黒部市議会 > 2015-09-07 >
平成27年第3回定例会(第2号 9月 7日)

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  1. 黒部市議会 2015-09-07
    平成27年第3回定例会(第2号 9月 7日)


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    平成27年第3回定例会(第2号 9月 7日)   平成27年第3回黒部市議会9月定例会会議録 平成27年9月7日(月曜日)                議事日程(第2号)                             平成27年9月7日(月)                                  午前10時開議 第1 議案第63号 平成27年度黒部市一般会計補正予算(第3号)    議案第64号 専決処分の承認について    議案第65号 黒部市宇奈月温泉総湯条例の制定について    議案第66号 黒部市庁舎移転に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について    議案第67号 黒部市情報公開条例の一部改正について    議案第68号 黒部市個人情報保護条例の一部改正について    議案第69号 黒部市税条例等の一部改正について    議案第70号 黒部市国民健康保険税条例等の一部改正について    議案第71号 黒部市手数料条例の一部改正について    議案第72号 黒部市ふれあいハウス宮野条例の一部改正について    議案第73号 船舶上下架用ストラドルキャリヤーの購入について
       議案第74号 黒瀬川発電所水圧管路工事請負契約の締結について    議案第75号 桜井中学校校舎新築工事(建築主体)請負契約の締結について    議案第76号 桜井中学校校舎新築工事(機械設備)請負契約の締結について    議案第77号 桜井中学校校舎新築工事(電気設備)請負契約の締結について    議案第78号 黒部市公共下水道事業黒部浄化センター水処理施設等更新工事委           託に関する基本協定の締結について    議案第79号 新川広域圏事務組合規約の変更について    議案第80号 新川広域圏事務組合勤労青少年ホームの財産処分について    議案第81号 新川広域圏事務組合CATV放送センターの財産処分について    議案第82号 新川地域介護保険組合規約の変更について             ( 20件 質疑 委員会付託 ) 第2 一般質問(代表・個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   17人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君     5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君    11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    16番 川 上   浩 君        17番 新 村 文 幸 君    18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員    1人    15番 山 内 富美雄 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長                堀 内 康 男 君   副市長               中 谷 延 之 君   総務企画部長            柳 田   守 君   市民生活部長            中   伸 之 君   産業経済部長            林   高 好 君   都市建設部長            西 田 重 雄 君   上下水道部長            大 薮 勝 志 君   会計管理者             本 瀬 稔 夫 君   総務企画部次長企画政策課長     有 磯 弘 之 君   市民生活部次長福祉課長       山 本   勝 君   産業経済部次長農業水産課長     飯 澤 宗 晴 君   都市建設部次長都市計画課長     高 森 宗 一 君   総務課長              長 田 行 正 君   財政課長              村 田 治 彦 君   工務課長              熊 野 勝 志 君  総務課行政係長            越   雄 一 君  病  院   市民病院事務局長          内 橋 裕 一 君   市民病院事務局次長総務課長     山 本 真 也 君  教育委員会   教育委員長             村 田 聖 士 君   教育長               能 澤 雄 二 君   教育部長              滝 澤 茂 宏 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  御 囲 泰 晃 君  代表監査委員             福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事 務 局 長  寺 嶋 和 義 君    議事調査課長   鍋 谷  悟  君   議事調査係長   橋 場 和 博 君    主任       武 田 圭 一 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                開    議   午前10時00分 ○議長(木島信秋君) おはようございます。どなた様もご苦労様でございます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりでございます。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第1、「議案第63号から議案第82号まで」以上20件を一括議題といたします。  これより質疑を行います。「議案第63号から議案第82号まで」以上20件を一括して質疑を行います。  質疑ありませんか。              〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより議案の委員会付託を行います。  ただいま議題となっております議案第63号から議案第82号まで」以上20件は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第2、一般質問の代表質問を行います。  まず、新樹会を代表して12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君登壇〕 ○12番(伊東景治君) どなた様もおはようございます。昭和38年旧黒部市庁舎の増築が完成して以来、昭和から平成の今日まで五十数年間のこの議場では、市政に関する幾多の議論が交わされてまいりました。戦後70年の節目の年、市庁舎が新たに建設され、10月13日にオープンします。私個人としても、この庁舎にはいろんな思い出がありますが、この議場で質問するのも最後であります。  それでは、新樹会を代表しまして質問いたします。  質問項目は3点。国道8号入善黒部バイパスと道の駅の整備について。2点目が、人が育ち地域が生きる教育について。3番目、黒部市総合戦略と宇奈月大原台自然公園の活性化についてであります。  まず1点目の国道8号入善黒部バイパスと道の駅の整備についてであります。  念願であった北陸新幹線が開業して半年が過ぎようとしております。それに先立ち、3月1日に開通した国道8号入善黒部バイパスは、約6カ月間の車の通行状況を見ておりますと、開通当初の物珍しさによる大混乱はなくなったものの通常の交通量は予想以上に多く、特に貨物輸送をする大型トラックの台数は想定をはるかに超えているように感じます。新堂中新線の開通と相まって、県8号を始め周辺道路の交通量の変化には目をみはるものがあります。この8号バイパス沿線で、総合運動公園周辺に道の駅を整備するための調査費として今年度400万円が予算計上されております。  新樹会では、7月に帯広を中心に周辺市町の道の駅を視察してまいりました。浦幌町にある道の駅うらほろ、白糠町にある道の駅しらぬか恋問、音更町にある道の駅おとふけ、鹿追町にある道の駅しかおい、士幌町にある道の駅ピア21しほろ等を調査してまいりました。それぞれに特徴のある建物であり、観光の拠点として運営されておりました。市街地にある道の駅しかおいだけはレストランがありませんでしたが、とかち鹿追ジオパークが認定された地域にあるだけに、ジオパークに関する情報センターが常設してありました。道の駅おとふけは、会館がフレーム構造むき出しであり、レストランでは食べ放題の中華料理バイキングが1年を通じて行われておりました。道の駅しらぬか恋問では、地場産の野菜や海産物の販売は当然でありましたが、町民の手づくり作品コーナーが常設され、陶芸品、パッチワーク、トールペイント、民芸品など制作している各種クラブや団体がそれぞれのスペースに出品しておりました。道の駅しらぬか恋問は、タコ君とイカさんの恋物語伝説にちなんで名づけられておるそうであります。防風林や農村風景が美しい十勝平野の大地にある、道の駅ピア21しほろは、メルヘン的な赤いとんがり屋根が特徴的で、すぐ前にはジャガイモ畑が広がっておりました。物産館には、ジャガイモや肉、牛乳を使ったアイスクリーム等の特産品、士幌高校でつくられたハム、ソーセージなどの土産品も販売されておりました。道の駅うらほろは森林公園とオートキャンプ場、アイスアリーナ、町民球場が周辺にあり、連携が取られておりました。  これから計画する黒部の道の駅は、どんな道の駅になるのでしょうか。日本で誇れる施設となるよう、しっかり調査研究することを願うものであります。  そこで以下に質問をいたします。  1点目、道の駅とはどのようなものか、施設に要求される機能とは何か。その管理、運営は誰が行うのか。魚の駅生地、道の駅うなづき、道の駅うなづき食菜館はいわゆる道の駅といえるのか、都市建設部長に伺います。  2点目、魚の駅生地、道の駅うなづき、道の駅うなづき食菜館の利用状況はどうか、経済産業部長に伺います。  3点目、道の駅には、地域振興の面から、地場産品、地域ブランドなどを販売する施設を当然整備されると思うわけでありますが、魚の駅生地、道の駅うなづきなどとの競合関係はどうなるのか、相乗効果が期待できるのか、立山黒部ジオパークに関して近隣市町との広域的な連携も考えるべきと思うわけでありますが、市長に所見を伺います。  市総合運動公園に近く、総合体育館、美術館、少し足を延ばせば生地清水の里、石田フィッシャリーナパークゴルフ場もあり、結節点として利点を生かすべきと考えます。歩道の整備や駐車スペースの必要のないレンタル自転車等を観光の足として整備してはどうか、市長に所見を伺います。  5点目、道の駅の持つ機能を有効活用して、避難場所などの防災拠点施設として整備を検討すべきと思うわけでありますが、市長に所見を伺います。  6点目、北陸道・黒部インターチェンジ、新幹線駅、地域観光ギャラリーとの連携も考慮して、市内観光はもちろん新川観光圏の拠点として生かしていくべきと思うわけでありますが、市長の所見を伺います。
     7点目、斬新な道の駅を期待して、どれくらいの予算規模でいつごろを完成の目途としているのか市長に伺います。  8点目、開通以来8号バイパスの交通量がふえ、時間帯によっては混雑状況が発生しつつあることから、早期に4車線化を望むものであります。あわせて8号バイパス周辺の道路との安全を考え、今後の取り組みについて市長にお伺いいたします。  2点目、人が育ち地域が生きる教育についてであります。  少子化社会、人口減少社会と叫ばれて久しいわけであります。大都市圏へ若い人たちが流出すれば、高齢化した地方は疲弊し、人口はいよいよ減少します。やがては出生率の低い大都市も機能マヒに陥るという悪循環を断ち切って地方創生と好循環へかじを切ることが克服すべき大きな課題であります。人が仕事を呼び、仕事が人を呼び、まちに活力を取り戻す、これは政府が重点政策として取り組む地方創生戦略であります。日本の創生は地方の創生であり、地方の創生は地方の生活基盤を確保することであると思うわけであります。生活基盤の確保は子供たちの安心できる暮らし、家庭であり、地域の社会環境であります。  ところが現状はどうでしょうか。2月に川崎市で起きた中学1年生の男子生徒殺害事件がありました。働くことに昼夜忙しい母子家庭で、グループ仲間と知り合ってからは深夜の外出が目立つようになったといいます。8月13日深夜に発見された大阪府寝屋川市の中1男女の遺棄事件では、中学1年生の男女が深夜に帰宅せず、町をぶらついていたことが第一の問題であります。子供が深夜外出することは危険であり、なぜ家庭や学校が深夜の外出をとめられなかったのかと疑問が出されております。家庭にいられない子供あるいはいたくない子供であれば、このようなことはいつでも起こり得ると言ってよいのではないでしょうか。子供の居場所問題を改めて考えさせられました。そこで、教育長に質問いたします。  1点目、子供の放課後居場所問題について、3月議会の質問に対する答弁で、小学校は学童保育が6年まで整備されることで一応の条件は満たされている。しかし、中学については、帰宅時間が遅いこと、発達段階から考えて生徒のニーズの有無によると答弁されましたが、問題は居場所だけではなくて、いつまで、誰と、どこにいるかではないかと思うわけでありますが、所見をお伺いいたします。  2点目、岩手県矢巾町で中学2年の男子生徒の自殺問題を受けて、文科省はいじめ件数調査のやり直しを通知しました。自殺した生徒がいじめを受けたとアンケートに記入したのに、学校がいじめと認めなかったことを問題視した結果であります。本市も再調査になると思いますが、どのように実態を精査するのか伺います。  3点目、内閣府の平成27年版自殺対策白書によりますと、18歳以下の子供の自殺について、過去約40年間の統計を分析したところ、8月下旬から9月上旬などの新学期開始前後に急増する傾向があり、9月1日が突出して多いということであります。休み明け前後の自殺がふえる傾向があることから、8月26日鎌倉市立図書館の公式ツイッターから、もうすぐ2学期、学校が始まるのが死ぬほどつらい子は学校を休んで図書館にいらっしゃい。漫画もライトノベルもあるよ。1日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館を思い出してね、とツイートされました。共感を呼び、13時間で4万回以上のリツイートされているとのことであります。そこで、教育長の感想を伺います。特に、本市では新しい図書館の整備が検討されておりますが、子供の居場所としての役割について考えがあれば合わせて伺えればありがたいと思います。  4点目、4月21日に実施された平成27年度全国学力・学習状況調査の結果が最近公表されました。富山県は全科目で全国平均を上回り上位の結果でありました。特に理科が好成績で、ものづくり県として理科教育に力を入れた成果ということであります。ことしは黒部市を含め県内7市が結果を公表するということでありますが、黒部市はどのように扱うのか所見を伺います。  5点目、富山県は教育大綱策定に向けた有識者委員会を8月18日県庁で開催して素案を説明いたしました。6月一般質問の答弁では、本市でも総合教育会議の開催、教育大綱の策定が予定されているとのことでありましたが、県との整合性はとるのか、あるいは市独自のものとなるのか市長の所見を伺いいたします。  それから大きな3点目の項目であります。黒部市総合戦略と宇奈月大原台自然公園の活性化について。  先日、黒部・宇奈月温泉観光局宇奈月温泉旅館協同組合宇奈月温泉自治振興会の3団体から、宇奈月大原台活性化対策についての要望が議長に提出されました。私も過去2度、平成23年6月と平成26年9月に宇奈月大原台の活性化について質問を行いましたが、地方版総合戦略の重要施策の一つとして改めて質問いたします。  新幹線の開業によって宇奈月温泉の観光客が大幅に増加したとのことであります。市長も常々言っておられますが、開業効果を1年で終わらせることなく、持続させ、交流人口をふやすためにも新たな観光振興策が必要であります。ことしも9月19日から21日までの3日間、宇奈月温泉の町では国際会館セレネを中心にモーツァルト音楽祭が開催されます。山梨県からはオペラ・ルスティカーナの総勢三十数名が一昨年のフィガロの結婚に続き2回目の演奏に訪れます。今回はオペラ魔笛の演奏で、特に黒部市内からは、ことし3月に解散した雪ん子劇団の子供たち8人と、黒部市国際文化センターコラーレ劇団ドラマキッズの3人が出演することになっております。モーツァルトの生誕地ザルツブルクには市街地から高台メンフィスベルクにあるホーエンザルツブルク城まで1892年に開通したケーブルカーがあります。それでは市長に質問に入ります。  1点目、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車や関西電力の竪坑エレベーターとともに大原台に建立されております平和の像、その一円を観光スポットとすること、そこから見える黒部川扇状地や能登半島は魅力的だと思うのであります。また、宇奈月温泉郷を起点に県立自然公園となった僧ヶ岳の入り口である大原台自然公園一帯を整備、ブラッシュアップして登山やファミリースポーツをオールシーズン活用できるよう、観光振興につなげるべきと考えますが所見を伺います。  2点目、ご存じのように、ことし1月5日、スキー場の1号上山リフトの防護ネットが積雪の重みで落下し、リフトの使用ができなくなり、残念ながら市民スキー大会は中止となりました。防護ネットの修理は保険で対応できるからということで、ネット落下の危険性をそのままに現状維持し、老朽化の激しいリフトを今後も使用し続けるのでしょうか。代替設備を検討するべきであります。その候補として、峡谷鉄道前から平和の像までをつなぐゴンドラリフトを整備することが必要と考えますが、答弁をお伺いいたします。  本庁での最後の答弁、前向きな答弁をお願いいたします。質問は以上であります。             〔12番 伊東景治君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君登壇〕 ○都市建設部長(西田重雄君) おはようございます。それでは、新樹会、伊東議員の代表質問にお答えします。  まず1つ目の質問項目、国道8号入善黒部バイパスと道の駅の整備についての1点目、道の駅の機能、管理、運営についてお答えいたします。  道の駅とは、道路利用者のための休憩施設、道路利用者や地域のための情報発信機能、道の駅を拠点に地域内の者同士が手を結び合う地域の連携機能の3つをあわせ持つ施設であります。具体的には、休憩目的の利用者が24時間無料で利用できる駐車場、トイレが備わっていること。道路及び地域に関する情報を提供する案内所、または案内コーナーがあること。文化、観光、レクリエーションなどの地域振興施設が備わっていること。これら道の駅としての登録要件を満たし、国土交通省への申請、認定により、道の駅として登録されることとなります。  その管理、運営は自治体、第三セクター、財団法人、指定管理者などが行うこととされていますが、全国の例では、第三セクターまたは指定管理者によるものが約7割となっております。道の駅として登録されるには、先ほど述べましたように3つの機能を持った上で国土交通省に申請し、認定される必要があることから、そのよう手続を経ていない魚の駅生地は道の駅ではございません。また、道の駅うなづき食菜館は道の駅うなづきの区域に含んで登録されていることから、道の駅の施設の一つであります。           〔都市建設部長 西田重雄君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) おはようございます。次に2点目の魚の駅生地、道の駅うなづき食菜館の利用状況についてでありますが、8号バイパスが開通した3月から8月までの入り込み客数については、魚の駅生地が昨年の11万4,300人に対し、本年は10万4,800人で前年比92%、道の駅うなづきは昨年の2万9,182人に対し、本年は3万3,535人で前年比115%、食菜館は昨年の2万4,054人に対し、本年は2万4,910人で前年比104%となっております。なお、これらの施設の近年の年間入り込み客数の傾向ですが、魚の駅生地は平成21年の24万8,000人をピークに年々減少しており、直近平成26年は約20万3,000人となっております。また、食菜館も含めた道の駅うなづきにつきましては、食菜館がオープンした平成22年の14万3,000人をピークに年々減少しており、平成26年には約9万5,000人となっております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  それでは次に、3点目の道の駅うなづきや魚の駅生地との相乗効果及び近隣市町との連携についてお答えさせていただきます。  国道8号におきましては、カモンパーク新湊から越後市振の関までの、約70キロメートル間に情報発信施設・休憩施設となる施設がないことから、本市の道の駅には広域的な役割が期待されるものと考えており、新川観光圏として施設の一部を利用することも想定し、各市町と連携して検討を進める必要があるものと考えております。  今後設置いたします道の駅検討委員会には、農業、漁業、商業、観光、関係公共団体等の外部委員が含まれており、道の駅の登録要件とともに国交省が進める地域産業の振興及びインバウンド観光の促進等の機能を持たせることができないかなども検討することとしております。当然、魚の駅生地や道の駅うなづきとの相乗効果を目指すべきものでありますが、主要幹線道路に面する県東部唯一の道の駅として、総合的な機能のもとに、海の魅力は魚の駅生地、山の魅力は道の駅うなづきへ誘導する仕組みが必要と考えております。  次に4点目、市総合運動公園や生地地区、石田地区との結節点としての利点及び、レンタル自転車等についてお答えいたします。  道の駅の整備計画地は、総合公園など市の主要施設や海岸地域の多くの観光地に近く、交通の結節点となる利点を生かし、清水をめぐりながら風情のある街並みを楽しめる生地や、海風を感じながらフィッシャリーナなど海洋レジャーやスポーツを楽しめる石田などレンタル自転車も有効に活用できると考えられますので、その整備についてもメニューの一つとして検討してまいりたいと考えております。  次に、5点目の道の駅の機能を有効活用して避難場所などの防災拠点施設として整備を検討してはどうかについてお答えいたします。  道の駅の機能につきましては、先に都市建設部長が答弁したとおりでありますが、国土交通省ではこれらの機能に加えて災害緊急時における道の駅の活用を図ることを目的に、市が策定する地域防災計画への避難場所としての位置づけ等を前提に、地域に必要とされるメニューにより防災機能を整備するというコンセプトのもと、道の駅の防災拠点化を進めております。  このため、道の駅の計画に当たりましては、2004年10月23日に発生いたしました新潟県中越地震での道の駅の会議室や駐車場を被災者の避難場所に活用した事例や、2011年3月11日に発生した東日本大震災での自家発電装置による道の駅の24時間営業を続けた事例などを参考にしながら、市としてどのような防災機能が必要かを検討し、国土交通省とも協議の上、必要な整備を進めてまいりたいと考えております。  次に、6点目の道の駅を新川観光圏の拠点施設として生かしていくべきではについてお答え申し上げます。  北陸新幹線開業後の県東部の玄関口、フィールドミュージアムの玄関口、さらにはジオパークの拠点施設として黒部市地域観光ギャラリーを整備しており、今後もこのギャラリーを新川地域を紹介する拠点施設として活用していくことが大切であると考えております。  道の駅が地域観光ギャラリーを補完する重要なサテライトとして新川地域の観光情報を発信し、広域観光につながる施設となるよう整備を図ってまいりたいと考えております。  次に7点目、予算規模及び完成の目途についてお答えいたします。  今後設置します道の駅検討委員会等での道の駅の規模や地域振興施設の内容を検討することとしており、その検討結果を受けて整備にかかる概算事業費を算出することとしております。また、国道8号バイパスの道路施設との一体型整備を考えていることから、国土交通省とも協議の上、事業スケジュールを整理するとともに、黒部市総合振興計画にも位置づけ、一日も早い事業の完成を目指してまいりたいと考えております。  次に、8点目の国道8号入善黒部バイパスの早期4車線化についてお答えいたします。  3月1日の開通以来、本市の交通の流れが大きく変わり、従来の国道8号や県道などからより快適で便利な国道8号バイパスに交通量が移動しており、平日でもラッシュ時には交差点で混雑することがしばしば見られるようになってまいりました。  富山河川国道事務所による最新の交通量調査につきましては、現在データ解析中とのことでありますが、黒部市・魚津市間における交通量は、開通後で1日当たり1万9,700台と発表されていることから、現在は平常時においても今年度4車線化が完了する魚津滑川バイパスの交通量に比肩するものと考えており、富山河川国道事務所においても、4車線化の必要性については認識されているところであります。  本市では昨年度から重要要望事項としており、また魚津市・滑川市・入善町・朝日町とともに組織する朝日滑川間国道・バイパス建設促進規定同盟会としても積極的に要望活動を行っているところであり、今後も早期の4車線化に向けて引き続き取り組んでまいりたいと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君登壇〕 ○教育長(能澤雄二君) おはようございます。次に2つ目の項目、人が育ち地域が生きる教育についての1点目、問題は居場所ではなく、何時まで、誰と、どこにいるかではないかについてお答えいたします。  まずは寝屋川市の中1男女遺棄事件の被害に遭われた生徒に対し、哀悼の意を表したいと思います。  今回のこの事件に限らず、いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など児童生徒の問題行動等は憂慮すべき状況にあります。こうした問題行動等の状況や背景には、児童生徒の心の問題とともに、家庭、友人関係、地域、学校等の児童生徒が置かれている環境の問題が複雑に絡み合っているものと考えております。  報道によりますと、今回のケースは家に居場所がなく、深夜に街を徘回し、不幸な事態を招いてしまったのではないかとも言われています。  このようなことから、学校においては、日ごろより児童生徒の言動だけではなく、友人関係や家庭環境の変化を敏感に察知するとともに、児童生徒の悩みを十分に酌み取ることに一層努めていくことが大切だと感じております。しかし、学校だけではもちろん限界があります。そこで、家庭への協力を求めるとともに、教育委員会のみならず、関係部局や警察署はもちろん、青少年健全育成市民会議、民生児童委員、防犯協会など地域の皆さんが力を合わせて、これまでも児童生徒の見守りに取り組んでいただいております。今回の事件を教訓にして関係者が再確認するとともに、これからも児童生徒が心身ともに健やかに育つように、市を挙げて児童生徒が安全に過ごせるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2点目のいじめ件数調査の再調査に関する実態の精査についてお答えします。  議員がご指摘のとおり、文部科学省はいじめ件数調査の再調査をするため、8月17日付文書、平成26年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の一部見直しについてを、各都道府県教育委員会を通じ全国の各学校へ送付しました。  これを受け本市でも各小中学校において、今申し上げました文書に記載された見直しに当たり留意すべき点を踏まえながら、児童生徒の指導の記録等を見直すなどすることによりまして、いじめの認知漏れのないよう精査したところであります。  なお、見直しに当たり留意すべき点の内容には、初期段階のいじめやごく短期間のうちに解消したいじめ事案についても遺漏なく認知件数に計上すること、対人関係のトラブルと捉えていた事例の中に、いじめと認知すべきものがあった可能性を踏まえ、慎重に確認することなどがあります。ほかにも、いじめとして認知するかどうかを事例を挙げて示した資料も添付されています。  次に3点目の、鎌倉市立の図書館の公式ツイッターから、学校が死ぬほどつらい子は学校を休んで図書館へいらっしゃいとツイートされ、そのことに多くの共感が寄せられたことに対する教育長の感想はにお答えします。  学校が死ぬほどつらい子は学校を休んで図書館へいらっしゃいというツイートに対してこのように多くの反響があったことについては、教育行政を預かる者として真摯に受けとめております。  教育委員会といたしましては、2学期を迎えるに当たり、富山県教育委員会の8月21日付文書2学期初めにおける生徒指導の徹底について等をもとに、適切な指導に努めるよう各小中学校に指示しております。  具体的には、1学期に欠席が多かった児童生徒や夏季休業中に学校にほとんど登校していない児童生徒等、気にかかる児童生徒には必要に応じて始業式前に電話連絡したり、家庭訪問したりして、その都度状況を把握し声がけをしております。  また、2学期が始まった今は、児童生徒の出欠状況、授業への参加状況、友人関係等を的確に把握し、児童生徒の表情や行動等にあらわれる小さな変化やサインを見逃さないよう常にアンテナを高くし、いじめや不登校の兆候の早期発見・早期対応に努めております。  しかし、このような取り組みにもかかわらず、残念ながら登校できない児童生徒がいることも事実であります。そのような児童生徒のために、本市では適応指導教室を開設し、通所している児童生徒への支援を行っております。これまでには再登校できるようになった事例も見受けられます。  次に4点目、全国学力・学習状況調査についてにお答えします。  本市の今年度の全国学力・学習状況調査の結果については、市議会9月定例会後に開催されます全員協議会の場で、昨年と同じように、小学校、中学校それぞれ教科ごとに本市の平均を全国平均と並記した形で公表する予定にしております。今年度も学校ごとの結果の公表は考えておりません。  なお、文部科学省が出している平成27年度、全国学力・学習状況調査に関する実施要領には、教育委員会及び学校による調査結果の公表に関する配慮事項として、調査結果の公表を行う教育委員会または学校においては、単に平均正答数や平均正答率などの数値のみの公表は行わず、調査結果の分析を行い、その分析結果をあわせて公表すること。さらに、調査結果の分析を踏まえた今後の改善策も速やかに示すこととなっております。そこで現在、分析結果と改善策をまとめているところであります。             〔教育長 能澤雄二君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、5点目の黒部市の教育大綱は、県の教育大綱と整合性をとるのか、市独自のものとなるのかについてお答えいたします。  去る8月27日、第1回黒部市総合教育会議を開催し、教育の大綱について教育委員の皆様と協議、調整したところであります。大綱は、教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や根本となる方針を定めるものとされ、記載事項、対象期間など、市町村の判断によることとされております。今後策定いたします大綱は、黒部市総合振興計画と教育委員会が定める黒部市教育の方針の中間に位置づけたいと考えており、市独自のものとして策定してまいりたいと考えております。  しかしながら、富山県の教育に関する課題や方針は、多くの部分が共通しており、おのずと一定程度の範囲において整合性が図られるものと考えております。  次に3つ目の項目であります、黒部市総合戦略と宇奈月大原台自然公園の活性化についての1点目、大原台自然公園一帯を観光スポットとして整備、ブラッシュアップして観光振興につなげるべきについてでありますが、大原台自然公園は、昨年度に公衆トイレを再整備しており、10月中旬から利用を開始しております。また、平和の像広場及び遊歩道関係につきましては、適宜、修繕や草刈りを行い、維持管理に努めております。  大原台自然公園につきましては、僧ヶ岳登山の起点であり、なおかつ、宇奈月温泉街から気軽に散策して自然に親しめる場所であることから、市の観光振興を図る上で非常に魅力的な場所であり、整備、ブラッシュアップを行う必要性を認識いたしております。最大の魅力である自然を壊すことのないよう、年次的に整備を進めてまいりたいと考えております。  次に2点目、老朽化の激しいリフトの代替設備として黒部峡谷鉄道駅前から平和の像までゴンドラリフトの整備が有効ではないかについてでありますが、積雪により、ことし1月5日に宇奈月温泉第1ペアリフトの保護設備が落下し、その影響で市民スキー大会が中止になり、スキー場利用者並びに関係の皆様に大変ご迷惑をおかけしたところであります。  宇奈月温泉第1ペアリフトにつきましては、昭和59年の設置から31年経過しており、索道としては旧型のものでありますが、適宜、部品を交換し、安全運転に努めてまいりたいと考えております。第1ペアリフトの代替としてのゴンドラリフトは、通年利用もできるため、大原台自然公園、宇奈月温泉スキー場の活性化策として非常に魅力的ではありますが、巨額の整備費と維持管理費、有資格者の確保、整備後の採算性及び運営形態の検討など、さまざまな課題があるものと考えておりますが、夢を持ってまちづくりを進めることは非常に大切であると考えておりますので、さまざまな視点からの事業化の可能性について、今後とも研究してまいりたいと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 答弁ありがとうございました。ちょっと聞き逃したところ等もありますけども、まず、教育問題のところでありますけども、一つ、文科省がいじめの件数調査を精査せいということであり、8月休み中に精査したというふうなことの答弁でありましたけども、その結果というのは出ておるんですか。逆に言うと、ほかのところの話なんかを少し聞きますと相当件数がふえたと。いわゆる今までやってきた調査の結果に比べれば、今回の調査要件を見れば相当ふえたという結果も全国の学校の一部にはあるように聞いておりますけども、本市ではどうだったんでしょうか。              〔教育長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君起立〕 ○教育長(能澤雄二君) 26年度の報告についてでございますが、この件は最初に調査しましたのは、ことしの5月の時点でございますが、そのときには小中あわせて14人でございました。それをこの8月に再調査したわけですが、小中あわせて17人ということで、3人再調査の結果ふえました。そのふえた理由なんですが、3人ですが、一つはこれまでAという子供がBとCをいじめていたケースにおいて、これを1件というふうに数えておったんですが、これは2件というふうに数えるというきちっとした指導に基づき、これを1件ふやしたということ。それから、初期段階のいじめで大変軽微ないじめだというふうに認識しておったんですが、そういったものもきちっと報告するようにという指導のもとにこれが1件ふえたということ。それから、対人関係のトラブルというふうに見ていたものについて、よく内容を見てみてそれをいじめというふうに認定して、その3件ふえました。しかし、全体の17件についてはいずれも軽微ないじめではないかというふうに考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 精査すればやはり少しふえるということであります。今、教育長は軽微ないじめだというふうにおっしゃいましたけども、この軽微という言葉が一番くせ者でありまして、1年ずつ、小学校の場合6年間、中学校3年間ということで、軽微なものが少しずつ続けば子供たちにとっては、もう決定的なダメージにもなるということでありますので、軽微を軽微と捉えないで一つ考えていただければと思います。  それと、鎌倉での図書館のツイッターの件であります。私ちょっと聞き漏らしたんですけども、市内の不登校の子供たち等に対して、不適、適応児童何とか何とかというところでやっているということで、ちょっと聞き逃したんですけども、私も知らなかったものですから、もう一度説明をお願いできませんか。              〔教育長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君起立〕 ○教育長(能澤雄二君) 先ほどは適応指導教室とお答えいたしました。これは、不登校の子供たちと学校をつなぐ中間的な施設だと考えていただければいいんですが、いわゆるなかなか学校には行けないけども、そういう施設の中で一定の指導をするんですけども、そういうところで少しずつ指導して、学校に復帰できるような指導を、指導員も配置してやっているんですが、そういうものをほっとスペースと言っているんですが、そういう施設を黒部市は開設しております。現在ですと、3人いたんですが、2学期に入りましてそのうち1人は学校に復帰した、1人は転校したということで、現在ほっとスペースには1名の子供が在籍しております。そういう施設があるということでございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕
    ○12番(伊東景治君) 黒部市では現在図書館手狭であるということで、図書館をいろんな形で今公共施設のあり方検討会等を含めて、あるいはこの現庁舎の跡地利用の一つとしていろいろと検討されております。その中で、例えば、現在図書館のオープンの時間は8時まででしたね。ただ、私自身、コラーレの学習といいますか池の周りの図書スペースみたいなところでありますと、例えばコラーレの場合は10時半までオープンしていまして、結構高校生だとかあるいは年配の方含めて結構おられます。特に中学になってきますと、行動に対する、深夜の時間とかも含めて、図書館のいわゆる駆け込み寺みたいなところとして、なかなか居場所がないわけで、そういう面ではコラーレのあそこであったり、あるいは図書館にぜひこういうものがあればいいのかなと私自身この鎌倉図書館のツイッターから見て思った次第であります。そういう面から、図書館の中にはこのような、いわゆる駆け込み寺じゃないですけども、そういうふうな機能とかあるいはそういったものについては、教育長どのように考えておられます。              〔教育長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君起立〕 ○教育長(能澤雄二君) いろいろな観点から検討すべきものがあると思うんですが、まず一つは、鎌倉の図書館については、ちょっと見てみますと平日は5時までの開館時間だそうです。そのうち2日間だけは午後7時まで開館しているという中での、図書館もそういう子供たちの居場所の一つでもいいんじゃないかというこのツイッターの内容だったと思います。そういう意味では、夜間の徘回する場所の居場所として図書館をあるというふうに言っているわけじゃないんじゃないかなと思います。そういう観点では、図書館を夜間の徘回の居場所の、さっき言ったような居場所の代替施設的なものも兼ねられないかというのは、なかなかストレートにどうかなという部分があると思います。ただ、日中の子供たちの居場所として、それはある程度そういう機能があってもいいんじゃないかなとは思いますが、ただ、学校を休んでまでというような方になってくると、そういう図書館の中で代替的にどういうふうな見回りができるのかとか、そういったこともある程度検討しないと、すぐに図書館がそういう代替機能を備えられるものではないと思います。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。そうすると設備的には、要は今のお話ですと、例えば図書館でこういうふうなものを開設した場合でもやはりどういうふうな形でいるのかどうか、そういう調査とか、あるいは監視なり、そういう面での問題があるというふうに捉えてよろしいわけですね。  私も図書館ということで、新しい機能というものを、あるいはこういうこともあるのかなと、学校行くのが嫌で、ですから当然学校行かないわけでありまして、それにかわるどこか居場所というのは当然必要なわけで、学校行く子も学校が終わってからということであります。今、自殺なり非行、いじめなりいろんな面で低年齢化しているということもありますので、小学校の高学年になると当然考えられることかなと思っておりまして、今のように、小学校高学年であれば日中でも十分だろうと思います。学校行くのは嫌なんですが、学校の中にある学童保育も当然行きたくないわけでありまして、そういう面ではこれから特に大事かなと思います。  特に新幹線開業後いろんな面で、U、I、Jターンということで、市外からこれからいろいろ黒部市に住まれます。そういった中でいじめであるとかあるいは不登校であるとか適応できないような状況というのは考えられますので、ぜひならないようにまずやることが大事ですけども、もし出た場合でも早く対応できるものとして、図書館なりそういったものの機能としては必要かなと私自身は思っております。今教育長が言われましたので、ただそれは常に頭に入れてほしいと思っております。  私も全国学力・学習状況調査ということで毎回質問していることでありますけど、それぞれ学校の格差という問題は常について回ります。それについても今後の統廃合の問題とかいろんなこともありますので、そういう面では、お互いに今からそれぞれの連携とってぜひ隠さないようにやっていただきたいと思うわけであります。中学はそうでありますし、小学校も既に、三日市それからたかせの小学校、それぞれ統合になるわけでありますので、その後どうなるかわかりませんがまた予定もあるようです。その辺の連携については前回に確認したような気がしてますけど、改めてもう一度聞かせてください。              〔教育長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君起立〕 ○教育長(能澤雄二君) このテストの状況を踏まえた学力向上という面のご質問だと思いますが、先ほども申し上げましたように、いろいろなことを分析中でございます。こういったことを今校長会等で分析、共有しながら、例えば伸びた学校についてはどういう取り組みをしてそういったことになったかとか、いろいろなそういう取り組みを分析しまして、いい内容を共有しながら今後検討していくという、これまでももちろん26年度の結果に基づいてこういう取り組みをしてきたわけですが、今後もそういう取り組みを続けていきたいと思いますし、それから統合に向けてのいわゆる連携という話でございますが、学力テストだけではなくていろんな授業のいわゆる出張授業みたいなこともやっている学校もございますし、スムーズに統合に移れるような形でいろいろな取り組みを進めていきたいと思います。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。今8月27日に第1回の総合教育会議が開催されということで、恐らく来年、今年度いっぱいに大綱がつくられると思うんですけど、市の大綱は今年度中ということでよろしいのですか。              〔教育長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育長、能澤雄二君。              〔教育長 能澤雄二君起立〕 ○教育長(能澤雄二君) 今年度中で、今考えておりますのは、来年の2月ないし3月ぐらいまでに策定したいと考えております。したがいまして、策定した後については、そういったものを議会あるいは市民の皆さんに公表していきたいと思っております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 大原台の件であります。市長、ゴンドラリフト整備については、なかなか難しい答弁であります。ただ、私も魅力があるという、そして相当費用もかかるということで、経営のやり方とかそういうものをもう少し検討したいということでありますけども、実際にどうなんでしょう、今まで私は、先ほども言いましたけども、22年それから26年ということで、もう五、六年前からやっておりまして、その間検討はされておるんでしょうけども、具体的に何かこう、今回特に3つの団体も出ておりますので、その点も踏まえて今までの具体的な動きとかそういったものを少し聞かせていただけないでしょうか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 正式に具体的な動きをしているわけではございませんが、黒部峡谷鉄道さんの駐車場を起点とするというような計画でございますので、黒部峡谷鉄道さんとの少し、内々の協議をしているところでございます。具体的な市としての検討まではいっておりませんが、今後実際に運行している他のところの調査、それから事業の見通しがどの程度になるのか、そのあたり課題の整理をしながら進めさせていただきたいと考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) そういう検討もそうですけど、例えばですね、現状のリフトをだましだまし使っていこう、そして、防護ネットについても点検しながら使っていこうということでありますけども、例えば防護ネットにしても、点検については確か施設管理公社にお願いして管理してもらおうということであったというふうに思っておるんですけど、いずれにしてもこの一つを修理あるいはこうしながら、何年たってどうなるのか、その辺の採算性とか、あるいはそういったものを含めた採算性というのは検討されておるんですか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 現在のスキー場のリフトにつきましては、相当古くなっておるわけですが、それぞれの部品等を適宜交換いたしまして、法定基準に基づいて現在運行を行っているところでございます。将来的にずっとそこまでいけるのかとゴンドラリフトの関係でございますが、今後そのあたり収支も含めて検討していきたいと考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 今回、要望書が出された3つの団体の中に黒部・宇奈月温泉観光局が入っております。もともと観光局が言い出しっぺ的なところがあったかと思うんですけど、観光局と具体的に何か話し合いとか、どうしようかということを具体的に詰めた話されておるんですか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) これまでは具体的な話はしていないわけでございますが、今後ということになるかと思います。観光局では以前に、みずから計画について立案されたわけですが、その当時は民間での設置運営というような考え方での計画だったと思います。そのあたり今後、市のほうでの整理というような声もございますので、そのあたりも含めて今後検討させていただきたいと思います。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 今、概要ありましたけども、観光局にはもと市のOB、OBじゃないですね、とかいます。それと黒部峡谷鉄道も以前に比べてこの件については、少し前向きな姿勢だというふうにも聞いております。そういう面ではぜひ観光局だけではなくて峡谷鉄道とかそういうところとしっかりと、また、単なる駐車場の話だけではなくて、どうやってやっていけばいいかとかそういったことも含めてぜひ検討していただきたい。さらに関電だってあるもので言うと、のってくれるんじゃないかなと思っております。そういう面では幅広く、ぜひ観光局の局長を先頭にしっかりと検討していただきたいと思うんですけど、市長その辺、何か気持ちがあれば。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) ゴンドラの設置につきましては、これだけの大規模な計画でありますので、大事なことは第2次の総合振興計画にどう位置づけできるかどうかということでありますので、いろいろ提案なり議論を重ねながら、28年度、9年度でこれが第2次総合振興計画の中でどういう位置づけになるかということについて調査研究をしっかりとしていきたいと思います。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) もうそろそろ新しい第2次振興計画を作成するような、そういうのも少しずつ火がついてきているかなと思います。ぜひ、前向きと言いますか、率先して検討していただきたいと思います。  それでは、8号バイパスについて、道の駅についてであります。その前にバイパスを、私もちょうど古御堂の交差点のすぐそばでありまして、やはり大きい車の停発進の音というのは結構うるさいと思います。そういう問題はそれぞれのところであるかと思うんですけど、実は、この8号バイパスと同時にその周辺の道路、特に宇奈月、黒部宇奈月温泉駅から中新までの駅ですね、この道路についても相当危ないということでありまして、そういう面では8号バイパスが4車線になればさらに、周辺の道路の中でもそれぐらいの道路というのは安全という面では大事だと思います。余分なことですけど、8号バイパスの周辺もしっかりと安全を考えていただきたいと思います。代表質問で余り地域の名前出したくないですけど、しかしながらこれは、開通以来相当事故もありますし、堀高の信号の件ですけど何か動きでもありましたか。その辺確認したいと思います。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今議員おっしゃったように、8号バイパスが開通したということでかなり交通量もふえております。そういったことから、周辺の、おっしゃられました周辺の新駅中新線のほうも交通量はふえているという状況にあります。そしてまた、春先から数件の交通事故等もございまして、私どもも黒部警察署、県警の交通規制課等に出向きまして信号機の設置の必要性等も要望しながら、年内、予算的にはまだはっきりしておりませんが、そういったことも含めて一日も早い整備ということで要望してきているという状況でございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。関連質問どこまでかということになりますのでこの辺でやめときます。ただ、個人的にはあるところですけども、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。  道の駅についてであります。道の駅については本当に丁寧に質問させていただきました。特に避難場所については、せっかくこういう物をつくるということもありますし、特に海岸沿いに近いということもありますので、ぜひ広域防災拠点としてのものを考えていただければということで、我々の会としてもそのように考えているわけでありますけども、こういうふうな拠点ということになりますと、例えば、補助とかそういった面では何か特に、道の駅の中でも防災拠点というのは、管理とすればどちらがするんでしょう。もう一つは補助、国交省との兼ね合いでしょうけど、負担とかそういう面では相当になるんでしょうか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 防災拠点としての位置づけにつきましても、道の駅の中で捉えていきたいと。ただ、どういった施設を整備していけばいいかとか、まだまだ今庁内検討委員会、外部検討委員会のほうで提案した中で具体的な計画を立てていきたいと考えておりまして、ただ、今ほど言われた道の駅の補助メニューにつきましては国土交通省という部分もあったり、ほかの省庁といった部分での補助も考えられますので、その辺で検討していければと思っております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。道の駅は、まだ予算とかをいつごろやるとかということも市長の答弁では現在ありませんでしたけども、第2次振興計画も早い時期にやられるのかなというふうに聞いておったわけであります。そのように理解してよろしいのですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 先ほどの市長の答弁にもございましたように、施設の規模等を確定した上で概算予算も検討していきたいと。さらにスケジュールにつきましては、黒部市総合振興計画の中での位置づけをして、一日も早い整備を図っていきたいと考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。慌てて、そこらにあるようなつまらん道の駅ではいかんなという思いもしますし、ぜひいろんな面から考えていただければと思います。  防災のことですけども、以前、大崎市に行ってまいりました。大崎市は東日本大震災の海岸沿いではありませんので津波の影響はありませんでしたので、やはり地震そのものの影響が非常に大きいところでありまして、道路には電柱が倒れたり、あるいは道路に倒壊したものがあって車も通れない、そしてガソリンスタンドに行くこともできないという状況が続いたということであります。そう長期間ではありませんでしたが、短期的にはそういったこともあるということで、インフラ的には相当厳しいものがあると思います。同じように、例え避難場所であっても当然ながら上水あるいは下水の問題も解決しなければならんということで、市の公共施設である下水道なりそういった施設も停電とかで使えない、そういったときに簡易トイレだけではなくて簡単な発電とか、これは私の思いですけど、そういったものも必要かと思っております。下水の話で思い出したんですけど、市街地から離れたところについては、合併処理槽とかそういったことも検討の余地があるという話もこの場でも過去に話があったかと思います。そういう面では、単独なものも公共施設の中には必要かなという思いもしておりました。そういう面での公共施設における道の駅ということもそうですけど、公共施設についてのそういう考え方等について少しお話聞かせていただけますか。市長お願いします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) まず、道の駅の災害拠点化ということにつきましては、例えば大崎の場合なんかは非常発電を持っておられまして、それを24時間稼働させながら支援の拠点にしたというようなこともありますし、また道の駅を仮設住宅の場所として利用されたり、道の駅でも温泉がある道の駅もありますのでそういうものが災害時の憩いといいますか休憩の場所になったりというようなこと、たくさんの事例がありますので、どういうものを備えた道の駅が災害拠点としてふさわしいのかというようなことについては今後検討委員会の中で検討していきたいと考えているところであります。  今ほどあった、下水道といいますか合併処理浄化槽など、全部下水道で使ったら下水道が被災したときに使えるところがないということで、箇所箇所に合併処理浄化槽があったり、あるいは燃料なんかでもパイプラインではなくて、拠点ごとにその場所で使えるような燃料、いろんな方法がありますのでそういうものを備えたりということは、災害時の対応として検討しておく必要があるかと思います。いろんなものが全体でつながって共有しているというものは、被災のときには1カ所だめだったら全部使えないというようなことが多々ありますので、そういうようなこともしっかりと考え、そして道の駅としてどのような機能を備えればいいかということについては今後検討していきたいと考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 道の駅、我々にとってはぜひ夢のある、そしてキラッと光る日本に一つしかないといういい道の駅を目指して、ぜひ検討していただければとお願いして質問を終わります。 ○議長(木島信秋君) 次に、日本共産党を代表して13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君登壇〕 ○13番(橋本文一君) 私は日本共産党を代表いたしまして、4項目12点について質問いたします。  まず初めに、黒部市の議会でありますが、今参議院で安全保障関連11法案、いわゆる戦争法案の審議が行われております。安保法案について述べさせていただきます。
     私は6月議会で、平和と憲法、安倍内閣の安保法制、戦争法案について質問し反対意見を述べてまいりました。市長は私の質問に対して、今後の日本の安全保障を大きく左右する重要な案件であると考えられることから、国民の理解を得るよう十分な議論をしていただきたい。慎重に進めていただくことを求めると答弁されております。  7月15日、大多数の国民が反対や懸念を示す中、自民党、公明党連立政権は集団的自衛権の行使を認める安全保障関連11法案を衆議院特別委員会で強行採決いたしました。安倍首相みずから国民の理解が進んでいる状況ではないと人ごとのように語っております。市長が答弁された国民の理解を得るよう十分な議論を尽くし、慎重に進めていくということにはなりませんでした。  法案審議の中で憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法案は合憲が違憲かが争点となっております。憲法学者が日本が攻撃されてもいないのに、他国を守るために武力を使う集団的自衛権を認めれば、戦争の放棄を定めた憲法に違反する、戦後60年以上にわたり個別的自衛権のみを認めてきた政治見解を一内閣の閣議決定で変えることは憲法で政治権力を縛る立憲主義に反すると指摘しています。衆議院憲法審査会で自民党の推薦する憲法学者を含め3人全員が集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法案について憲法に違反するとの判断を示しました。こうした憲法学者や野党の違憲との指摘に対して、安倍政権は憲法解釈の最高の判断は最高裁と顧みようともいたしませんでした。最高裁判所長官を5年間務めた山口繁氏が安全保障関連法案について、集団的自衛権の行使を認める立法は憲法違反と言わざるを得ないと述べました。安全保障関連法案いわゆる戦争法案は憲法にも違反と指摘され、若い自衛隊員の命を危険にさらすと同時に国民の暮らしを犠牲にするものであります。  命と暮らしを守るために戦争立法には私は反対であります。国民の多数が反対しているのに、今国会で成立させようという安倍政権のやり方は許せません。以上のことを述べまして質問に入らせていただきます。  まず、1番目の質問は合併10年を迎えるに当たり、残された調整項目についてであります。  平成18年3月に合併してから10年を迎えようとしています。合併時の課題であった旧宇奈月町と旧黒部市での住民サービス、料金、補助金等の調整項目も段階的な調整が行われ、平成22年度に全て完了いたしました。しかし、昨年の6月議会で市長は、経過措置として当面の方向性が決定されたものについても調整済みとした経緯がある、宇奈月地区事業系ごみの収集、ごみステーションの環境整備補助金、民間宅地開発補助金の対象区、上水道及び簡易水道の水道料金、公共下水道及び農業集落排水の下水道料金のおおむね5項目があると述べております。合併後10年を迎えるに当たり、合併における一体感、公平感から見ても統一すべきであります。また7登録ホテルへの、市税条例第62条の2の固定資産税の不均一課税も廃止すべきであります。答えてください。  次の質問は、宇奈月麦酒館の経営状況と貸付金についてであります。  新聞やテレビ報道等で新幹線が開通して、新幹線効果で県内の観光地への入り込み数もふえていると報道されております。ところで宇奈月麦酒館の入り込み数や経営状況はどうなっているのか答えてください。  私はこれまで、宇奈月ビール株式会社への貸付金の返済について述べてまいりました。27年度では5,800万円貸し付けとなっております。これまで毎年500万円ずつの返済を行うとのことでありましたが、2年間返済金が履行されておりません。返却されておりません。債務不履行となっております。  一般の株式会社としては約束手形が流れ倒産状態ではないかと思います。どうなのですか。答えてください。  今年度の返済はどのようにすると聞いているのですか。また返済は可能なのですか、答えてください。  次の質問は、くろべ牧場まきばの風についてであります。  慢性的な水不足の解消を図るために、今年度27年度事業予算で牧場水源基礎調査、既存水源の再整備、牧場周辺地域の水源を活用した場合や新たな水源の確保、牧場施設内での円滑で効率的な給水となるよう既存給水管施設についても調査する予算500万円を計上されましたが、現在どのような調査状況にあるのですか。また、中間報告など受けているのですか、答えてください。  調査結果をもとに水源から牧場への給水、牧場施設内での水道管施設の整理をより牧場に適した水道施設の設計を行うとしておりますが、どのようなことでありますか、答えてください。  畜産家や酪農家の方々から大量の水を必要とする牧場経営には水道水を買っていては採算が合わないはずと聞いております。自前の井戸が欠かせないものと私は思いますが、牧場の考えはどうなのですか。答えてください。  広大な牧草地を活用しながら、飼料代等の軽減を図らなければならないと思っておりますが、新川育成牧場当時と比較して牧草地の活用状況は現在拡大しておるのでしょうか。これについても答えてください。  市長は牧場の公設民営化を目指すとのことでありました。現在の状況では経営への資金が膨大になり到底できないと私は思っております。市長は本当に可能と思っているのですか、可能ならば何年後を目指すのですか、答えてください。  最後の質問は、6月議会でも質問いたしました。新幹線周辺整備の東口ロータリーと駐車場についてであります。  市内外の皆さんは、駅東口ロータリーはいつもがらがら、せっかく高い金をかけてもったいない、観光、観光と言っているのに、せめて旅館のバスだけでも利用できるようにとの要望と言っていいのか、苦情と言っていいのか、そういった声が非常に多いわけであります。駅東口ロータリーへの一般車両送迎や観光施設等のバスの乗り入れなどを行うべきであります。答えてください。  駅西口、遮断機がある無料駐車場についても、利用者からの苦情も多いのも事実であります。駐車スペースがあるのに遮断機が下り満車と表示されていることが非常に多い。早急に改善を図るべきでありますが答えてください。  住民からはそもそも無料駐車場に遮断機が必要なのかという素朴な声がありますがなぜですか。答えてください。  また、駅西口駐車場に障害者駐車スペースがあいているのに遮断機がおりて障害者が入ることができない状況が日常化しております。そもそも現在の駅西口障害者用無料駐車場より駅改札口まで約200メートル近くあり、非常に遠く、障害者用駐車場としてふさわしくありません。駅近くに移動すべきでありますが答えてください。  連休や日曜、祭日等にはそれぞれの駐車場において、駐車スペース以外の通路に駐車する車が非常に多いわけであります。現在の状況のもとでは、6月にも述べましたが、冬場の除雪に大変支障を来すと思われます。今のうちから対策を行う必要があると思いますが対策を考えているのですか、答えてください。  私の質問は以上であります。             〔13番 橋本文一君自宅に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、日本共産党橋本議員の代表質問にお答えいたします。  まず1つ目の項目であります、合併後10年を迎えるに当たり、残された調整項目についての合併調整事項で差異のあるものは不公平であり統一すべき。また、固定資産税の不均一課税を廃止すべきについてお答えいたします。  合併協議段階において1,560項目であった調整項目につきましては、一元化されていないものが、合併後の平成18年6月には84項目を数えておりましたが、その後においても段階的な調整を続け、平成22年度中に全ての調整を終えております。  その中には、宇奈月地域の事業系ごみの収集のように、当面の間、旧来の制度を維持することを確認したものもありますが、旧町の皆様の理解の上で適用されてきた制度であればそれを是として、差異を認める方向で調整してまいりました。  合併したそれぞれの地域で築き上げてきた歴史と伝統、生活と文化などの違いを寛容し、調整へと発展する中で新市の一体感が育まれるものと考えており、これら差異のある項目、具体的には、今年度から一元化されたごみステーション環境整備補助金を除く4つの項目については、いずれも市民の皆様の生活に密着した課題であり、合併における一体感とともに公平感も醸成していくためには、ある程度の期間を経ながら地域の意見をお聞きし、理解を得ながら調整していくことが肝要であると考えております。  また、固定資産税の不均一課税についてでありますが、国際観光ホテル整備法第32条及び地方税法第6条第2項の規定により、旧宇奈月町から継続して適用しております。本市におきましては、市税条例第62条の2及び市税条例附則第22条により、登録ホテル業等の用に供する建物については、固定資産税の税率を1.4%とすると定め、その適用期間を平成28年度までとしているところでありますが、平成29年度以降の適用につきましては、観光振興、地域の活性化等への効果等も踏まえ、改めて検討すべきものと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自宅に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 次に、2つ目の項目、宇奈月ビール館の経営状況と貸付金についての1点目、宇奈月ビール館の入り込み数と経営状況についてでありますが、まず、今期事業年度の始まりであります2月から8月までのビール館の入り込み数は、前年の3万349人に対し、本年は3万4,840人と前年比115%となっております。  また、うなづき食菜館につきましては前年の2万5,453人に対し、本年は2万6,163人と前年比103%となっており、北陸新幹線のPR効果などにより麦酒館、食菜館とも入り込み数は増加しております。  経営状況につきましては、レストラン部門では今期2月から8月の売り上げは前年比117%、地ビール等の外販・製造部門につきましては141%、食菜館は101%といずれも前年に比べ改善しており、全体の売り上げは8月末時点で前年比117%となっております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、2点目の宇奈月ビール株式会社への貸付金の返済についてでありますが、宇奈月ビール株式会社への貸付金につきましては、毎年年度始めの4月1日に貸し付けを行い、年度末の3月31日に元金と利子をあわせ全額返済を受けております。  しかし、貸付金については、近年500万円ずつ減額してきておりますが、26年度につきましては200万円の減額、27年度につきましては貸付金の減額を行っておりません。これは宇奈月ビール株式会社の経営状況が厳しく、貸付金の減額を行うことで経営が著しく困難になる恐れがあったため、宇奈月ビール株式会社からの要請により行った措置であります。来年度につきましては貸付金を減額したいと考えておりますが、最終的には今後の経営状況を見ながら判断してまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自宅に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 次に、3つ目の項目、くろべ牧場まきばの風についてお答えいたします。  1点目の牧場水源基礎調査の状況並びに中間報告についてでありますが、今調査は、牧場の水不足解消に向けた既存水源の再整備、牧場周辺地域の水源活用、新たな水源の確保等を総合的に調査・検討し、維持管理費を含めたトータルコストやメリット・デメリット等も含めた最適案の提示を行うための調査であります。現在のところ既存水源の水質調査を始め牧場周辺における水源地候補等の調査等を行っているところであり、最終調査結果につきましては契約期間である11月10日までに提出されることとなっております。  なお、中間報告等につきましては、まだ受けてはおりませんが、契約期間の中間となる9月中旬を目途に報告を受けることとしております。  次に、2点目の調査結果に基づく適正な水道施設の設計についてでありますが、現在進めております調査結果に基づき、水量、水質、給配水に必要となる施設等を見きわめた上で、既存水源の活用も含めた利用方法等を決定し、水不足解消のために必要な水道施設等の設計に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、3点目の牧場運営の採算性を考えれば自前の井戸が欠かせないのではについてでありますが、ランニングコストの面からみれば基本的には井戸を活用した水の利用が好ましいとは思いますが、水量や水質などによって利用できるかどうかわからないところもありますので、現在実施しております調査結果をもとにその可能性を模索してまいりたいと考えております。  次に、4点目の飼料代等の軽減に向けた牧草地の活用についてでありますが、現在、平成26年度からの5カ年の草地整備計画に基づき、長年更新作業が行われていなかった採草地を含め、毎年10ヘクタール程度の改良更新作業を順次進めているところであります。その結果、まだ改良1年目ではありますが、旧新川育成牧場から運営を引き継いだ平成25年度の牧草の収穫量は乾物重量で266トンでありましたが、平成26年度につきましては364トンを収穫し、441万円の飼料費を削減することができましたところであります。今後、整備計画が完了する平成31年度までには牧場で使用する牧草の約90%に当たる560トン程度の収穫と約1,350万円の飼料代の削減を目標に取り組んでいくこととしております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に5点目の公設民営化についてでありますが、牧場の民営化は将来的には必要であると考えております。牧場の民営化の条件は、牧場運営の採算性であります。採算性が見込まれれば民間へ移管することも可能であるという考えから、平成26年度において経営の基盤となる搾乳及び育成牛舎並びに特産物流通施設の整備や搾乳牛の導入等を行い、畜産物生産の拡大による収益の増大を図ったところであります。今後も、畜産物並びに乳製品の生産拡大による経営の安定化に努めるとともに、現在調査を進めております水不足の解消や老朽化施設の改修並びに不足している施設、機械の整備等を図りながら、今後3年間の収支バランスを見きわめた上で、民間への移管等について慎重に進めてまいりたいと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自宅に着席〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君登壇〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 次に、4つ目の質問項目、新幹線駅周辺整備についての1点目、駅東口ロータリーへの一般車両及び観光施設等のバスの乗り入れについてお答えします。  現在、タクシー及び路線バスは東口ロータリーを、観光バスは西口駐車場を、一般車両は南口広場を利用しており、また、宇奈月温泉へのお客様は新黒部駅から地鉄電車を利用することとして、それぞれ特に混乱なく秩序ある利用が図られていると考えております。これら利用方法は、さまざまな調査と議論を経て策定されました新幹線新駅周辺整備計画に基づき、それら目的のもと国等の補助を受けて施設整備をし、条例を制定して運用しているものであり、市といたしましてはこれに従って運用する必要がございます。  仮に、東口ロータリーに一般車両と観光バスが両方とも乗り入れるとなると、送迎が集中するときには、一般車両が二重三重に停車しているところに路線バスや観光バスが入るなど相当の混雑・混乱が生じる恐れがあります。  しかしながら、実際の利用が決して多いとはいえず、にぎやかさという点ではいささか寂しい感じもいたします。観光ギャラリー、その他周辺施設への来客数をふやすためにも工夫の余地はあると考えておりますが、運用を変更するには、国、県、交通事業者とその他関係者と協議の上、条例改正が必要な場合もあり、慎重に進める必要があります。  以上のことから、お客様がスムーズかつ安全に黒部宇奈月温泉駅を利用でき、かつ、黒部の魅力に十分ふれていただけるように、公共交通、二次交通の利用促進も図りながら、現状と今後の推移を見きわめた上で、よりよい運用方法について検討を加えることとし、当面は現行の運用を継続してまいりたいと考えております。  次に、2点目の駅西口無料駐車場の改善についてお答えいたします。  駅西口の第2駐車場については、無料駐車場の中で駅に最も近い駐車場であり、多くの利用があると予想されたことから、利用者が満車であるにもかかわらず、駐車マスを探している間に、新幹線に乗りおくれることがないよう、利便性向上のために満空表示灯を設置したところであります。  また、出入り口ゲートバーにつきましては、車両数の計測に必要な施設として設置しております。駐車マスがあいているのに満車表示となり、ゲートバーが開かないという状況が生じることにつきましては、原因を調査した結果、車両が2台連なってゲートを通過した場合、台数計測にずれが生じることがあると判明しております。現在は、毎日駐車台数を確認し、あわせて機械の計測誤差の修正をするなどの対策を行っております。今後も引き続き、正確な台数計測が行えるよう対策を検討するとともに、ほかの無料駐車場へ誘導する案内看板や満空表示灯を増設する等対応してまいりたいと考えております。  次に、3点目の駅西口無料駐車場障害者用駐車スペースの移動についてお答えいたします。  第2駐車場の身障者優先駐車マスにつきましては、議員のご質問にあるとおり現在利用しづらい状況であると認識しております。  今後は駅周辺において、現在の駐車場所より駐車しやすく、また安全に駅を利用できる場所を検討し、改善してまいりたいと考えております。  次に4点目の無料駐車場駐車スペース外への駐車及び冬期間の除雪対策についてお答えいたします。  無料駐車場の駐車ます外への駐車につきましては、利用者の安全性や利便性を妨げるため、特に冬期間は簡易バリケードや注意看板の設置等の対策を実施したいと考えております。  また、冬期間の除雪につきましては、先の6月定例会でも答弁しましたとおり、機械除雪を予定しており、各駐車場で雪置き場を確保するために、収容台数を制限することとしております。このことにより、目的の駐車場以外の駐車場へ回らなければならないことも想定されるため、新幹線をご利用の皆様には時間に余裕を持ってお越しいただくことや、公共交通機関の利用について、市報、ホームページなどを用い早い時期から周知したいと考えております。           〔都市建設部長 西田重雄君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 一般質問の途中ですが、昼食のため、1時まで休憩いたします。   休  憩  午前11時56分   再  開  午後 1時00分 ○議長(木島信秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  伊東議員から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。  12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君登壇〕 ○12番(伊東景治君) 先ほどの私の再質問の中で県の予算に関して言及した部分で不適切な発言がありましたので、発言の取り消しをお願いいたします。以上であります。 ○議長(木島信秋君) それではお諮りいたします。  ただいま伊東景治君から発言を取り消したい旨の申し出がありました。  会議規則第65条の規定により、この取り消し申し出を許可することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。よって発言取り消しの申し出のとおり取り消しすることに決しました。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、時間もたっぷりありますので、質問させていただきます。  まず初めにありますが、この6月議会でも質問いたしました。住民の皆さんからロータリーが本当にもったいないんじゃないかと、たくさんの予算を使って、あの利用状況は何なんだと。せめて一般車両等、送迎等はやるべきではないかと。観光、観光と黒部市は言っているんだけども、旅館の車ぐらいなぜできないのかと、それが住民の率直な考えであって、率直な言葉だと私は受けとめております。  とにかく答弁では、一般車両といろんな人がまざって大変なんだと、国の認可を受けているからそれを変えれないのは条例から何から変えないと大変なんだと。住民が変えてと言えばいいんじゃないですか。市民の要望であれば。その点答えていただきたい。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 答弁でもお答えしましたように、この東口ロータリーの使用に当たっては、公共交通と一般車両を分離していきましょうという、当初の委員会等での取りまとめの中で進んできたという経緯がございまして、その中で旅館の送迎バスを入れられないかという議員からのご質問でございますが、一応条例の中では、東口ロータリーの使用に当たっては、道路運送法に基づく自動車運送業を経営しているものとそれともう一つは、タクシー乗降所及びタクシー待機所に規定する一般乗用車旅客自動車運送事業の用に供される自動車というふうにうたわれておりまして、それらに基づいて今運営、運行しているところでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。
                 〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 住民の率直な声といいますのは、駅周辺事業に、工事もほとんど終わって残土的なものを今予算にも盛り込んであります看板等、そういった微々たるものはありますけど、では総額駅周辺にどれぐらい金かかったんですか。当初40億って言ったが、42億、私は42億5,900万円かかっとると思うんです。どうですかその辺。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今ほど言われましたように、42億5,900万という、これは土地の取得費も含めての費用でございますが、それだけ執行しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それではメーンとなります駅前のロータリー、そして水景施設、そしていわゆる芝生広場含めて幾らかかったんですか。私のこのいわゆる調査では当局にも協力していただいたんですけど、15億7,800万円、総工費のうちの私の計算もおうとるかどないかわからんけども、約37%も使っとんじゃないかなと思うんですけども、それは市民に言わせるもったいない、あるだけの銭つこてでやよ、そういう言葉になってきてると思うんですが、どう感じておられますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今ほど橋本議員さんが言われましたように、駅東口広場、多目的広場の整備に当たって、用地費含めまして約13億の費用を支出しております。それで15億ほどと言われたのは、市道、新幹線駅東線、通称アプローチ道路、その費用も含めて15億という思いでおります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) あのね、13億ってやけども、15億って、あんた素直じゃないですねえ。アプローチ道路も東口に通じる金なんでしょう。どうですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 東側に整備したという意味で言えばそれも含まれた費用だというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それが市民の率直な声であります。私も6月議案に質問いたしました、橋本さんの言われるとおりやわ、たくさんのいわゆる励ましの言葉、市に対する苦情ありました。だからこの前この議会で、この質問しているわけであります。  それでは公共交通と道路運送業法に基づいて行うんだと言ってるけど、これも住民の声ですよ、どうしてYKKの車だけが入れるんだ。私もよくわからんがですよ、それで、運送業上YKKはどうなるんですか。あの車はどうなんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) YKKさんのバスにつきましては、運送業の該当にはなっておるということでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) あやふやな答えだから、すぐ下へ行って調べてきてくださいよ、当局。それでYKKのバスは運賃取っておりますか。その辺もう一回聞きます。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) YKKのセンターパーク線は現在のところ無料ということでございます。それでなぜ入っているのかというご質問ですけども、当時料金を徴収していないということと、あといわゆる無料で駅とセンターパークの間を走っていただけるということで、公共性があるという判断のもとに東口ロータリーに乗り入れしたものと聞いております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私は公共性があるというのは、公共交通といわれるものは、どこででもっていうことではないんですけど、ある程度の停留所を設けていかれるってものが公共性だと思うんですよね。そこで伺いますが、現在YKKのいわゆる公共交通という、あなた方言っておられる部分については、どことどことどこにとまりますか。その辺お願いいたします。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 現在のところ、YKKの荻生製造所、そしてYKKのセンターパークというコースの中で走ってございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) そうすると、企業観光と言われまして金は取っとらんかもしらんけども、産業観光と言われますけども、私はせめてそこを毎日走るなら、その区間の間に停留所を設けて一般の者を乗せればいい。それがあるなら私は公共性と言いますよ。私はないんじゃないかなと思うんですけども。そういった点においてでも住民に対する説明、あるいは市長の言われる平等性、いつも言われる考え方からちょっとずれとるんじゃないかなと。私がずれとるかもしらんけども、思うには。それで伺いますが、今そこで調べてきてもらってるんですが、この駅東口に駐車場ありますね。何台とまりますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 駅東口広場ロータリーにはバス乗降用で3台、降車用で3台、待機用で4台、タクシーの乗降用で2台、降車用で1台、待機で12台というふうになっております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私の言ってるのは、U形ロータリーのぐるぐるととまってる入善のとこからとか、魚津とか、区市内の環状、いわゆるアルペンルート行くとこ、それ以外に真ん中にあいてるとこあるでしょ、あそこに何台とまるんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 最後に言いましたタクシー待機場所ということで12台でございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 本当に12台ですか。本当ですか。私の数え方間違えたんですかな。20台ほどとめれる状況じゃないんですか。間違いないですか。おらが間違えとったら改めて質疑取り下げますけども。常時そこに多くてタクシーが4台、あとは全然使われておらんですよ。そこで、私が言いますが、YKKの車、ロータリーと会社以外は行かないんですよね。100歩譲ったとしましょう。例えば、宇奈月の旅館の車の乗降客、ロータリーと宇奈月しか行かんがですよ。金太郎温泉の送迎バス、来てでもここから金太郎温泉、大半がですよ。一緒の条件だと思うんですが、それどう感じますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今宇奈月の送迎につきましては、一応いろんなバス等のタイプがございますけれど、西口の駐車場を利用している。あとは南口、あるいは地鉄新駅で利用していただいておるわけでございますが、一応開業当時はいろいろと煩雑であったかなというふうに思いましたが、一応ゴールデンウイークあるいはお盆におきましては職員配置もしながらおおむね順調に運行されているというふうな認識でおります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは駅東口の話をしててもなかなかわかっていただけないなというように私は感じました。それでは第2駐車場の件についてでございます。これも横におる辻議員さんからもそういうこともあったと。まして障害者が車で行ったんだけどとめることもできなかったと。それで聞いておきます。その住民の率直な思いとして無料であるのになぜ遮断機がついておるのか、それについても疑問だと。それについては当局が言われる、やはりそこに行って満車であって、またぐるぐると行かないといけないようになったんじゃ一番多く利用する人に対して大変不都合であると。それもある程度理由としてわかりました。では障害者が使いにくい状態にある、それはどういう意味なんですか。私は使えないと言ってるんですよ。使いにくい状態にある、どういうことなんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 身障者につきましては、確かに議員ご指摘のとおり満車という状況の中で、カウントの台数に含めておらんもんですから、満車の場合バーがあかないもんですから、そういったときは使用はできないという状況にはあります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それは使いにくい状態じゃなくて使えないというがですね。私は。そういう質問をしておるんですよ。それでは一つ言いますけども、この台数が合わない。2台続けて行ったちゃカウントに数えると。カウントに数えたとしても駐車スペースがあればそこに入るはずなんだけども、何か理屈が合わねえと私は思うんですけど、どうなんですか。2台続けてぱっと行ってでもあいてるとこがあれば入るはずなんだけど、それはカウントと数とちょっと理由が違うんじゃないですか。どう思われます。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 第2駐車場につきましては、全体で166台、そのうちの2台につきましては先ほどの身障者ということで164台、それで車が出入りするものですから余裕をもってバーをひらきたいということで、基本は162台という設定をしております。それで2台続けて入っていく場合、あるいは2台続けて出ていく場合というのは、正反するわけでございますが、例えば入った車が区画にとめていただければそれはカウントになってくるわけですけれど、そのまま区画外にとめられるそういったケースもございます。そういうことがあって、なかなか誤差が生じるということをご理解いただきたいと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それで先ほど、毎日行って駐車状況を調べているとこう述べられました。ここに皆さん方からもらった駐車場の図面がありましたね。1番からずっといって約62台と書いてあるんですけど、本当に毎日行って調べておるんですか。ここに1番にふってある場所、とめられるんですか本当に。1番にふってある場所。とめられるんですか。私はとめられんと思いますよ。なぜならばあなた方が1番として数に数えたとこ、使用禁止となってポールから土のうから置いてあるでしょ。十分にとまれますよ。そうなっとるんですよ、あんた。どうなんですか。それで毎日行って数を調べてるとか言って、試合にならんでしょうが。  もう一つ私言います。この冬場の除雪に対して大変なことが予想される。それは駐車スペース以外に車をとめていく。急いでおるから。そういうことだと思います。それではなぜ駐車場スペース以外に人の良心としてとめていくかと、私が考えるには、あの車両の通行、1台とめてもまだ2台も十分に通路として使えるんじゃね、そういうもんだから一般の方が駐車スペース以外にとめていくんじゃないかと私は思うんですけれども、通路幅広いやないけ、ちょっとその辺。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一応駐車マスの区画につきましては、道路構造令に沿った寸法で線引きしております。それで余裕があり過ぎるんじゃないかという部分ですが、確かに余裕を持って区画線は引いております。ただ、やはり一般的に運転上手な方もおられれば、なかなか区画に入れられないという方もおられるという中で少し余裕をもって線引きをしておるわけですけれど、ただその中で臨時駐車場、第6につきましては議員おっしゃるように、少し駐車場と駐車場の幅をとってあるもんですから、真ん中にとめていかれるという方もおられるということは状況的に見て今おるところでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 臨時駐車場については、ある程度、あれがどうして臨時なのか私もよくわからんけども、それについては何らかの手を打たないと大変なことになると思います。私の言っておるのは第2駐車場ですね。あなたの言われるのは多分国土交通省の駐車場のこの駐車法の施行令のとこだと思うんだけど、そうでしょ。あなた国土交通省の何やって言われるから。
                〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 道路構造令の指針にあります駐車場の整備というところで、一応駐車場の区画寸法は掲げられているそれを準拠しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 多分そう言われると思って私調べてもらいました。あのね、この駐車場は一方通行の印してあるけ、ないけ。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一応一方通行の矢印表示はされています。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) これも私の法の解釈間違ってたら間違ってると言ってもらわなんけども。この一方通行じゃない場合は5.5メーター以上となってるんじゃね。それで一方通行の場合は3.5メーター以上となってるんじゃね。じゃあうまい人も下手な人もおるからそれ以下はだめだよと。しかしそれを仮に4メーターなり4メータ50にすると、そういった不法的な所にとめる人は良心的にもないはずないちゃ、私は。それともう一つ、そうすることによってどうするかって言ったら、変形地帯の所に三角の所によってもう少し幅があればとめられると。こういった所の数が随分とふえていくと私は思っておるんですけども、そういったものを検討してみる価値があるんじゃないかなと。除雪の面も含めて。いわゆる外側線的なものを引いてはどうなのかということなんですけど、その点お願いいたします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一応再度現地を確認した上で、また余裕の所は除雪に使えれば除雪帯という形で使っていきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) もう一つ、先ほど調べたことについて、簡潔に答えてほしいんじゃけど。その前にこの駅周辺、全体に600台近くだったかな、どんなけ私も調べておらんのやけども、駐車場があるんですけども、そのうち障害者と言われるとこの駐車場幾つあるんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 第1駐車場の有料の部分に3台、第2駐車場に2台という合計5台というふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 入れない駐車場含めて5台、それと、キスアンドライドっていわれる所にもう2台あるわね。そうするとね7台なるんやね。全体としてあれだけの駐車できるところにあるとこに障害者の数、本当にそれでいいわけ。これは質問に沿わんから民生部長に聞いてもいいんだけど、私はどう考えても少ないと思うんだけどね。それにまして200メーターも歩かなけりゃならん。本当にこれ障害者のこと思っての行政なのかとこう思うんですけどね。約200メーターですよ。その辺ちょっとお聞きします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) すみませんが、その台数の算定方法等についてちょっと勉強不足で、今応えられません。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私は算定方法どうとかっていうがいけども。それはねえ、役所の言葉やってさ、常識的に考えてみたらえらい少ないんじゃないかなと。住民の皆さんも使いづらいのではないかなと。そう見とるわけですよ。それで申しますが、それならば駅前ロータリーだけ、せめて障害者の方だけの駐車場を移動させてはどうなんですか。台数もふやして。平日はタクシー4台ほどしかとまってませんよ。多いときでですよ。答えていただきたいなと思うんですけども。それと、ロータリーの中の駐車場、本当に12台でした。それとYKKの件についても答えてください。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 身障者の駐車マスということで、今東口ロータリーにということでございますが、ちょっとロータリーの条例等あるいは一般車両を入れるということに対しての条例では認められていないものですから、少し今後どのようにすればいいか検討してまいりたいというふうに思います。  それと東口ロータリーの駐車区画については再度確認したいと思います。  すみません、ロータリー内は20台ということでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私が言うのは、それは現場主義というんだよ。住民から言われたら率直に足運んでどうなのかこうなのか、あなた方毎日行って駐車場のこと調べてるって言うもんだから私聞いたんですよ。どうなんですか。本当に住民の声に耳を傾けてくれる行政、そう思っておるんですか。  YKKについてどうなんですか。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) YKKのセンターパーク線のことでいいですか。センターパーク線は先ほどもお答えしましたけれども、いわゆる無料であります。センターパーク線は産業観光のために資するということで東口ロータリーに入れました。  それと停留所でありますけど、先ほど申しましたとおり荻生製造所、そして8月1日から栃沢工場、古御堂工場、あとセンターパークということになっておりますので、一般住民の方も統計はとっておりませんけども、当然会社関係だけじゃなくて一般住民の方も一部乗っておいでになるということで聞いております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 道路交通法の運送上どうなのかっていうことについては、時間もないもんですから後からお聞きしたいと思います。  それでは2番目に、くろべ牧場まきばの風についてであります。  当初のいわゆる関係上から言うと、随分努力されて牧草地も随分ふやしていかれると。5年後には飼料の大体90%やっていくと、これはすばらしい計画だと思います。私も応援したいと思います。  そこで、牧場の現状、私も薄々と聞いてるんですけども、要するにイベント時に水洗便所を使用禁止にしていると。ことしから。どうですか、その辺。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 水の問題もございまして、大きなイベントがある場合は仮設トイレを設置しまして、本来のトイレは使用を止めているような状況でございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) やっぱり牧場を経営していればそれなりの心構えが必要ないちゃ。金もかかるわいな。住民はああいうもんしてどうすらかっていう声もあるけども、やはり水の確保は最重要な、最も早くするべき問題だと思いますが、中間報告まだ聞いてないって9月ながに、11月10日まで、聞いてそれから設計してなんやらってやろ。あんまりにも遅いんやないけ。この予算というものはいつついたんですか。いつから始めたのですか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 今回の契約につきましては7月15日からということで、11月10日までの契約となっております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私の言っておるのは契約じゃないんですよ。この予算はいつついたんですかっていうことですよ。当初予算だったでしょうが。わざわざ7月まで伸ばしたっていう理由は何なんですか。山に雪がいっぱいあってできないと、そういったもんじゃないでしょうが。11月に結果出してそれ検討して設計するんだって、それはやっぱりお役所仕事じゃないかなと私思うんですけども。何よりも早くやって、早く結論出していただきたい。  しかしその水源について幾つかの問題があるわね。布施山あるいは栗寺の上水道から送水ってことも考えられる。それについて懸念される問題はどういうことを懸念されるか。私はある程度の懸念されることは思ってるんですよ。ところで、仮に布施山や栗寺からの上水道から水を取ったら、現在の栗寺や布施山のとこの水源が、水が確保されるのかということの問題。それで牧場が大きくなっていくようなこともやっていく。そしたら最大1日に何十トンの水が必要だと考えておられるんですか。牧場では。使う水の量。そのうえで、どうやって水源の確保が必要だということじゃないですかね。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) まず全体に水量がどれだけ必要なのかという把握が必要であります。その現況の把握も含めて今調査できちんと行っているところでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) その全部を業者に委託するのですか。そういうもんじゃないと私は思うんですよ。そうじゃなかったちゃ、大体1日何トンいってどんだけいってどんだけいったってのは、普通事業をやってくときにはそれくらい考えるもんですよ。考え方として私が間違っとるけ。その辺、市長。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今さまざまな検討を行っているんですが、今いわゆる大体一日当たりの最大使用量等については推測はできますけども、今現在の使ってる沢水を集めたあれを残すか残さんか、あるいは井戸だったら量と質の問題、布施山から上げた場合のリスクの問題、いろいろあります。それらを含めて今検討しているということでありますんで、適正な方針を出していきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市長言われるのもわからんて、私はわかりたくないんですけど。やはりそれくらい普通の経営者は考えてはりますよ。畜産家や酪農家は。黒部で酪農家は2軒になりました。新川牧場ともう一つの酪農家だけになりました。大変重要な位置を占めておるいわゆる事業だと私は思いよるちゃ。それで市長が言われます公設民営目指していくんだと。牧場を精査する必要があると、3年間で収支バランスを考えて結論を出していきたいと述べられてるわけですけども、それには多額の資金がいるちゃね。牧草地をふやしていくふやしていくと言われるけど、この今現在牧草の近いとこはそういったものは、はっきり言ってどうなんですか牧場の機械そのものが経年劣化で使える状態なのか使えない状態なのか、それ聞かせていただきたいと思います。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 牧場の機械関係、トラクターにつけるもの、アタッチメントも含めて順次更新、リースで対応もしておりますので、それらでこの装置関係の牧草の増ができるという状況に今なってきております。
                 〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) やはりこれ一旦足を踏み込んだからにはある程度収支も考えながら、市民の血税も使わなければならんこともあると思いますが、市民の納得するきちっとした、いわゆる情報、今のように1日水何トンいるかって計算してみにゃわからんて言ってちゃそれでちゃ、私も市民の皆さんから聞かれたって答えれんがですよ。そういう簡単な考え方で牧場始めたんかと、こう言われるのは当然だと私は思うんですけど、部長あなたどう感じておられます、市民の声。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) それらのご心配もかけておるところでありますが、順次きちんと調査しながら進めてまいりたいと考えております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 先だって牧場のとこへ私もしょっちゅう行ってるんだけど、先だって行って場長とも話しすることがありました。大変喜ばしいことも聞かせていただきました。  ある企業からわしらも牧場に何か支援したいんだと、こういう申し出があったそうです。そうすると、牧場長は草刈るのが大変なんだと、あの長い、いわゆる牧場の道路の草を刈るのが大変なんだと、ぜひ会社の従業員含めて草刈ってもらわれんかって言ったら、快くやっていただいたと。皆さんも牧場を応援せんなんと思っとる人が多いんですよ。いっぱい。私もこういったことを言いつつ応援もしていきたいと思っております。しかしそれには何といっても牧場経営しておるあなた方の考え方が市民に届くか届かんてか。昨年度より牛を買うと言うとって最終的には決算で2頭しか買われんだと。住民に説明のしようがないでしょうが。市長、私はそう思うんですけど、市長どう思ってるんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 牧場については今若干スタート年度いろんな整備おくれましたけれども、ようやく軌道に乗りつつありますし、恐らく3年後の収支についてもかなり改善できるんではないかというふうに思っておりますので、それが今考えていること、取り組んでいることについての説明等につきましては、もう少し的確にやっていきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) ぜひそうしていただきたいと思います。  次に移りますが、これ私は何遍もいわゆるこの議会、あるいは決算特別委員会などでも言ってきた問題でありますが、宇奈月麦酒館の経営の状況なんですが、それでこの新幹線が開通してふえてきておると、117%。ビールの売上計が141%、食菜館では101%、全体で117%ふえているんだとこうなっておるんですけども、その内の利益といわれる部分についてはどうなのかなと。市長はことしの予算特別委員会で、いわゆる返済金の猶予含めてことし1年の考え方の問題なんだよと、こう述べられておられたんですが、若干今回の答弁違ったと思うんですが、その辺どうなんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 大変厳しい経営状況だったんですが、新幹線の開業に伴って若干経営改善の方向にあります。恐らく27年度、黒字にはなるだろうというふうには思いますが、それとキャッシュフローの話とは別問題ですから、キャッシュフローはその状況でもまだ厳しいだろうというふうに思っておりますので、先ほど申し上げましたように、いろんな経営状況、市も50%は切ったものの筆頭株主であるということには変わりありませんので、それら経営状況を見ながら適切に対応していきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 大変厳しいなと私も思っておるんですけども、これ通常一般、役所としては麦酒館との約束手形そういったものは切っては割れんと思いますね。しかし、口約束も通念上約束とみなされるちゃね。普通ね、口約束という言葉も法令的にはある程度の約束とみなされるんですね。そこで言うんですけども、本当にこのまま改善されんだら、国際会館セレネ、あるいは宇奈月の炊飯センター、あるいは黒部の土地開発公社のように莫大ないわゆる市民に負担をかける、こういった経営状況になるんではないかなと懸念せなならんわけです。そこで副市長に聞きますが、このいわゆる麦酒館についてはあなたがいわゆる宇奈月町の町長時代含めて、なされてきた経緯があると思うんですが、それについて今現在の心境どうなんですか。              〔副市長 中谷延之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 副市長、堀内康男君。              〔副市長 中谷延之君起立〕 ○副市長(中谷延之君) 現在は従業員も一生懸命やっておりますし、また市もある程度麦酒館地ビールとしての名声も勝ち得てきておりますので、黒部市にとっては貴重な観光資源の一つであると、そのように認識しております。その後は、願わくば採算性が取れるような状態になっていただければなおいいとそういうふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは一つ聞いてみますが、産業部長。麦酒館は現在減価償却というものを本当にやっておられるんですか、私はある情報によりますとやってねえんじゃないかという情報を聞いておるんですけど、減価償却やっておられますか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 麦酒館の償却資産につきましては、余りないような状況でございますが、毎年少しずつ減額はしております。市で整備した資産がほとんどでございますので、麦酒館としての償却資産は余りない状況でございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 決算委員会などでも聞いておるんですけども、確かに麦酒館の減価償却する部分については少ないと思うんですが、確実にやっておられるんですね。間違いないですね。そうならば間違いないです。市としては建物とかいろんなものについての減価償却、それはやっていかにゃならんと。心配するのはそれもやれてないんじゃないかなという声を聞くもんですから、今質問です。間違いなくやっているということですね。はい、わかりました。  それでは一番初めの合併を迎えるに当たりまして、いわゆる幾つかの協議があったんだけど、大変苦労なされたと思います。平成22年度中に、初めはこの合併協議の中で156項目、そして合併発足で1,560、合併の発足時に1,334、そして平成26年は22年度には全てなくなったということですね。しかし、一つ言えるのは市長がかねてから言われる公平さ、そういったものに鑑みると事業系のごみが一般ごみとして扱われるということは、本来本当に公共的ってものじゃなくてなぜそんなことになるのって思うんですが、これ本当に来年度含めて見直しの時期だと思ってるんだけども、きっぱりと私は廃止すべきだと思っておるんです。上水道・下水道についてもそのとおりだと思いますが、下水道・上水道については幾つの体系が今あるんですか。             〔上下水道部長 大薮勝志君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 上下水道部長、大薮勝志君。             〔上下水道部長 大薮勝志君起立〕 ○上下水道部長(大薮勝志君) まず上水道、簡易水道についてご説明させていただきます。平成23年7月に施行して単価完成されております。その内容といたしましては、まず口径別には市内は全部統一されております。それと料金単価といたしましては、上水道区域、布施山簡易水道区域で1つの単価がございます。それと3簡水といいまして旧宇奈月町の分でございますが、愛本簡易水道、宇奈月簡易水道、内山簡易水道が同じ単価を使用しております。あと宇奈月簡易水道が1種類ということで計3種類の単価の使用をさせていただいております。  それと大口逓減水道については2種類ございます。上水道と4簡水が500立米まで同じ単価を使用しております。宇奈月簡水については100立米までの単価を使用しております。  続いて下水でございます。下水については用途区分が6種類ございます。使用体系におきましては3種類、使用料単価については算出基準が9種類ございます。以上でございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私も前もって資料いただいてるんですけど、実際そのような状況であります。世の中によく十年一昔という言葉があります。まさに苦労して苦労して合併して、お互いに切磋琢磨そして住民福祉の向上、いろんなことを考えてやってまいりました。最も住民の身近な使う水や水道、そういったものについていまだにこの不均一な料金である、そりゃ私は果たしてどうなのかなと思うのは私だけではないと思います。後ほど市長にも聞きますが、いずれについても下水、水道、もう一つごみについてもやはり28年度見直しというような時でも、ごみの方法については現在どのような協議進めておられますか。民生部長。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 事業系ごみにつきましては特に宇奈月温泉地区でそこ独特の処理方法が続けられてきました。事業系ごみについては3月の委員会のやりとりを踏まえまして、地域との調整に当たっているところでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 地域との調整と言われますけど、本当にそれで一般的に許されるかと。私のうちで出すごみも隣のうちの出すごみも、一般家庭の出すごみも、旅館全体で出すごみも一緒ってことはあり得ないでしょうが。合併協議の中になかってでも一つの慣例として認めてきたんだけど、この際10周年を迎えるに当たってそれは私は廃止すべきだと思います。私は経営だけの問題じゃないと思うんですよ。一般の業者はどうしてますか。一般の方は業者と直接指定袋幾らか、キロ幾らかで年間契約をやっておられるはずなんだよ。協議の段階なのか、私はそれが不思議でならない。私のとこは一般ごみとして扱わないようになりますよと、これぐらいの決断が私は必要なるんだと思いますが、市長どうなんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今部長が答えたとおり、地元と協議をし、住民の皆さん方が全般に理解されるような方向に進めようということで、協議を重ねているところであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 協議協議と言われるから、そんな手法か知らんだけども、私はそうじゃないと思いますよ。はっきり言いまして。どう考えたって、どう考えてみたっておらちのごみとホテルからでるごみと一緒に扱われるって、ほかでは通用しませんよ。  それでも時間がないもんですから、もう一つ大きな問題、大きな問題って私が大きな問題にしてるかもわかりませんが、固定資産税の問題ですよね。  1.6のやつを1.4に7つのいわゆる登録ホテル、旅館やっておられる人のことについて減額しているんだと。これについてもちょっと一つの考え方があって、条例で定めることになっておるんですけども、これだってもう来年度見直しなんだから、やめていただきたいと私は思いますよ。ところでそこから、本来収入と上がってくる料金と減額している料金、幾らになりますか。減額している料金、正常に取った場合。正常に取ってという言葉は悪いかしらんね。正常に入れてもらった場合、どれくらいなんですか。時間がないから早くしてよ。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 金額ベースについては資料ございませんけども、1.4%と1.6%の0.2%が課税標準に掛ける部分でございますので、おおむね2,000万くらいかと思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 2,000万円ほどしかならんのかね、本当に。市民の皆さんびっくりするよ。私も前もってちゃんとちょっと計算したんだけど、私違ったらまた謝りますよ。だけどこんなぐらいじゃないんですか。大体600万じゃないんですか。私は持ってるんだけど、あえて聞いたんですけども。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 失礼しました。前回の平成19年から23年までの部分で、軽減税額1,200万でございました。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 1,200万、私の計算間違いですね。先ほど資料上大体600万だって私はだいたい思ってるんですけどね。それでは、本当に1,200万円って放送に流れてますからね。私ははっきり言ってるんですよ。私が間違っておりゃ間違っておると言いますし。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 失礼しました。平成27年度ベースで単年度でおおむね600万でございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私はそうだと思うんですけど、ここ出るときはもうちょっとやってもらわんと、住民がどんどん不安がわきますよ。時間がないもんですから。 ○議長(木島信秋君) 当局にお伝えします。あやふやな答弁はしないでください。数字ですので、はっきりした数字を伝えてください。
                 〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私は時間がないもんですから、今回の質問は本当に10周年を迎えるに当たって市民の皆さんが注目して、こういったものは何かしてもらわんなん、新駅ができて、まさに住民の皆さんの心の声であります。その件を聞き入れて実行していただくようよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(木島信秋君) 次に、新政会を代表して16番 川上浩君。              〔16番 川上 浩君登壇〕 ○16番(川上 浩君) きょうは農業委員会の岡田会長さんにも御足労願いました。ありがとうございます。  去る8月30日、村椿地区において多くの市民が参加して、市民の防災意識の向上と自主防災組織と連携した防災体制の確認を目的とした黒部市総合防災訓練が行われました。また、議会開会日9月1日は防災の日であります。富山県の呼びかけにより、全庁挙げてシェイクアウトを実施しました。我々も議場の机の下に姿勢を低くして、頭を入れる行動にて参加したわけであります。東日本大震災そして福島第一原子力発電所事故から4年半が経とうとしていますが、忘れてならない災害、事故、そして世界中の人々がつなぎ合う絆、一日も早い復興と被災者の皆さんに穏やかな暮らしが戻るよう、明日へという思いを願わずにはいられないわけであります。  それでは私は新政会を代表いたしまして、合併10周年の検証と優良農地を守る立場から市内の土地利用計画についての2点について質問をいたします。  平成18年3月31日、旧黒部市と旧宇奈月町が合併し、人口4万3千人の新市黒部市が誕生いたしました。あれから10年、平成27年10月10日には新市施行10周年記念式典が開催されます。ここで10年を機に合併の検証について質問いたします。  まず、合併に至る経過を振り返ってみたいと思うわけであります。平成15年5月、黒部市、入善町、朝日町、宇奈月町の1市3町が合併協議会を立ち上げ、精力的に協議を重ねました。しかし、残念ながら協議が整わず、平成16年6月に協議会が解散ということになったわけであります。その後、黒部市に新堀内市長が誕生し、その呼びかけにより黒部市民、宇奈月町民への住民説明会を開催し、協議会設立へと動き出したのであります。平成17年2月16日第1回の合併協議会から平成18年3月10日第16回の合併協議まで1年余りという短い時間に集中的に協議を重ねたのであります。合併協議に当たって、対等な立場で尊重し合い、信頼と審議に基づく協議、健全財政で負担の公平と市民サービスを低下させない、両市町のサービス格差は段階的に解消ということを基本姿勢として、合併のい5つの基本原則、一体性確保の原則、住民福祉の向上、負担公平の原則、健全な財政運営の原則、行政改革推進の原則を設けて協議をし、多くにわたる項目についての方向性を出してきたのであります。  両市町にとって合併を選択する背景には、少子高齢化の進展、社会経済のグローバル化、高度情報化社会の到来などといった急激な社会構造の変化があったこと、そして自己決定、自己責任といわれる地方分権の推進、三位一体改革など環境の変革により地方財政がますます厳しさを増しており、さらに住民ニーズの高度化、多様化に対応する効果的で効率的な選択と集中、負担と給付の公平の行政運営が求められていたことがありました。そして何といっても、8年後とされた北陸新幹線開業に新黒部市にとっても、県東部地域にとっても、劇的歴史的転換期との思いとともに、次の世代に誇りうる夢と希望の持てるそれぞれの地域の歴史と文化を継承しながら、地域の発展を進める選択として合併を選んだのであります。  そのキャッチフレーズが、「大自然のシンフォニー文化・交流のまち黒部」と掲げたのであります。  まず、この県東部地域の飛躍的な発展につながるとして、合併への大きな弾みとなった北陸新幹線が開業して半年を迎えようとしておるわけであります。今現実となった新幹線についてのこの思いについて市長にお伺いしたいと思うわけであります。  また、次にまさに合併は究極の行政改革であるとも言われた平成の合併を経たわけであります。平成18年12月に策定した黒部市行政大綱に基づき、市民との協働、財政構造の健全化、市民本位のサービスの提供を基本方針に、平成26年度まで2次の推進期間を設けた実施計画をPDCAサイクルを回しながら事業展開し、現在3次に入っているわけであります。  行革の実施方針としている市民とともに進める地域経営に行政の貢献、公正の確保と透明性の向上、3組織・機能の総点検、4定員管理と給与の適正化、5経営的視点に立った事業運営、6健全な財政運営の確保、7職員の意識改革と時代に対応した行政サービスの提供についての取り組みと成果を伺いたいと思うのであります。  続いて、合併に当たり確認した新市建設計画を具現化したのが第1次総合振興計画であります。この実施計画を財源的に支えたのが市税や合併算定外による地方校正、普通交付税でありますが、などと優位な地方債、合併特例債であります。この10カ年の算定外による地方交付税の増額はどれぐらいだったのか伺いたいと思います。  合わせて合併特例債はどのような事業にどれくらい利用されたのかお伺いします。  続いて、優位な財源を元に一般財源を試算し、総合振興計画の建設事業費を10年間で300億円というふうに見込んでおったかと思うわけでありますが、実績としてはどのようになるのか、この見通しについてお伺いしたいと思います。  また、地方債残高がふえているわけですが、地方交付税の合併算定期間が終了後の事業実施への懸念はないのかということも伺いたいと思います。  大型事業が進展する中で少子高齢化が進み、人口減少も大きな課題となっております。また、新しい住宅建設の一方で空き家問題もクローズアップされてきております。まさに市民生活に密着した課題が多岐多様になっており、その対応への不満が多々聞かれるわけであります。合併10年を検証するに当たり、いわゆる市民の満足度、不満足度とも申し上げましょうかを計る必要があると考えるわけでありますが、その手だてについて伺いたいと思います。  そして合併10年は黒部市として次のステージのステップであると考えるわけであります。第1次総合振興計画の総仕上げ、地方版総合戦略の展開、第2次総合振興計画の策定と続いていくわけでありますが、この10年間振り返るならどのような姿勢で臨むのか伺いたいと思うのであります。  次に、土地の保全と農地の保全と土地利用計画についてであります。私たちが住む黒部川扇状地は、扇の角度が60度のきれいな扇方をしており、等高線も一定間隔でほぼ円形に描けるのが特徴であり、大変美しい扇状地系をしているというふうに言われております。また、扇状地の扇央部いわゆる扇の中心部でありますが、普通は水の浸透により水田には向かないと言われているのでありますが、先人のかんがい事業や客土などの事業により、その努力により見事な水田地帯として利用されてきているのであります。この好条件は農地としてばかりではなく、商工業地そして住宅地としても好適として開発も進んできたのであります。  特に近年各地区において農地転用を伴いながら郊外型の開発が進み、結果として中心街といわれた地域の人口減少につながっています。また、消費税増税への駆け込み需要による個人住宅や、所有財産である農地の有効利用にと集合住宅などの建設も目立ってきているわけであります。伺いますと、平成18年度から26年度までの新築住宅着工戸数が1戸建てで1,668戸、共同住宅で910戸とのことであります。農地転用により集合住宅の建設が進む中、優良農地の虫食い状況化を懸念するわけであります。また、経営規模拡大により経営の安定を図るには、農地の集積が欠かせないわけであり、混住化とともに農地の住宅との近接は農家の作業への影響も出てきているのであります。  新幹線開業に伴い、開発の進むことは歓迎されることでありますが、集積した優良農地をどのように確保していくかが大きな課題であります。もとより、農業委員会は市町村長から独立した行政委員会として、公正中立に事務を実施し、農業者の自主的組織として農地の集積などの利用調整に当たるという意味を持っているのであります。農地転用に係る権限移譲が進む中、独立した行政機関としてまさに農地の番人ともいえる立場にあります。今後の集積した優良農地の確保に対して、農業委員会の見解と土地利用計画について伺います。  農業振興地域の農地の転用が進んでいるわけですが、農業委員会としてどのような見解で臨んできたのか、また転用許可権限の委譲などにより、さらに進むであろう優良農地の転用に対してどのような見解を持って臨むのか、農業委員会会長に伺います。  また、黒部市総合振興計画において扇状地の恵みゾーンに位置するこの地域は、農業生産の振興を図る地域として関係機関と連携しながら無秩序な開発の抑制に努めます。合わせて集落の生活環境の向上に努めるとともに、田園景観の保全に努めますというふうにしております。優良農地の確保や保全について、土地利用計画の観点からこれまでの取り組みと合わせて今後の取り組みについて市長に伺いたいと思います。  以上2点であります。             〔16番 川上 浩君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、新政会 川上議員の代表質問にお答えいたします。  まず一つ目の項目であります、新市施行10周年の検証についての1点目、大きな期待をもって開業した北陸新幹線への半年を迎えた今の思いについてお答えいたします。  この北陸新幹線の開業につきましては、構想が浮上してから半世紀を経て開業に至る先人の苦労と努力によるたまものであり、今開業半年を経過して特に観光面でのにぎわいは新幹線開業効果を直に実感するものであります。また産業界においてもYKKの本社機能の一部移転やパッシブタウンの建設など、地域形態にとっての好循環の動きが本格化してきており、さらなる飛躍に向けた地域経済の活性化が順調に進んでいると考えております。今後は新幹線開業効果の維持・向上に向けたスピーディーかつ積極的な施策遂行が重要となってまいりますので、引き続き産官学、新川近隣市町との連携を取りながら機会を逸することなく対応してまいりたいと考えております。  今後とも北陸新幹線開業が目的の達成ではないということをしっかりと認識し、黒部宇奈月温泉駅を有する利点を最大限活用し、本市の拠点性向上や質の高いまちづくり、そして地域活性化に向け引き続き最大限努力してまいりたいと考えております。  次に、2点目の行政改革の7つの実施方針の取り組みと成果についてお答えいたします。  本市ではこれまで行政改革の実施計画について、平成21年度までを第1次推進期間、平成26年度までを第2次推進期間として行政改革に取り組んでまいりました。  第1次推進期間では、平成22年7月に公表いたしました黒部市行政改革実行計画アクションプラン実施実績報告にもありますように、目標達成度としまして目標を達成したもの及び計画どおり進捗したものは85の項目のうち63項目、74.1%でありました。また、財政効果としましては37億5,400万円であり、主なものといたしましては職員適正化計画に基づく職員数の適正化による2億5,600万、未利用地の売却による1億3,300万、繰り上げ償還や低利債への借りかえの金利負担軽減による10億2,700万円、合併特例債の有効活用による21億7,200万円などでありました。  第2次推進期間における目標達成度に関しましては、現在取りまとめを行っているところでありますが、目標を達成したもの及び計画どおり進捗したものは35の項目のうち21項目、約60%であります。取り組み項目にあっては目標に若干届かなかったものや、大型事業の実施などにより、職員の時間外勤務の抑制など計画どおり進まなかった項目も幾つかございましたが、おおむね目標を達成したところであります。当該機関の財政効果としましては、暫定ではありますが約10億9,600万円となったところであります。主なものといたしましては、一般職員の給与の適正化による約4億3,500万、未利用地の売却による約3億6,300万、繰り上げ償還や低利債への借りかえの金利負担軽減による1億7,200万円などであります。  これらの取り組みにおきましては、本市行政改革の基本方針である市民との協働、財政構造の健全化、市民本位のサービスの提供をできるだけ実現できるよう努力してきたところであります。今後社会資本整備費や社会保障経費が増大する中、行政改革にあっては、その社会的環境に応じた取り組みを継続して行うことにより、事業の執行に際し最小の経費で最大の効果を上げるよう努めていかなければならないと考えております。  黒部市行政改革大綱では、平成30年度以降の次期総合振興計画との整合性を図るため、平成29年度までの期間を第3次推進期間としており、取り組み項目の精査も合わせて現在検討しており、引き続き行政改革に取り組んでまいりたいと考えております。  次に3点目の普通交付税の合併算定替及び合併特例債の活用状況についてお答えいたします。  まず、普通交付税の合併算定替についてでありますが、市町村合併が行われても直ちに人件費や内部管理経費などの急激な節減は困難であることを考慮して、合併後10年間は旧の市町村が存続したものとみなして算定した普通交付税の額を保証し、11年目以降5年間で交付税の増加額を段階的に縮減していくこととされております。本市においては合併算定替による増加額はその年度により異なりますが、単年度で約4億円〜6億5,000万円程度であり、この10年間の総額では約55億円でありましたが、来年度から縮減期間に移行し、平成33年度には合併算定替の特例措置が終了となります。  次に合併特例債の活用状況についてでありますが、今年度予算をもって本市の発行限度額である約89億9,000万円のほぼ全額を充当することとしております。主な事業といたしましては、新幹線関連事業に20億円、新庁舎建設事業に17億円、消防庁舎建設事業に11億円、道路、農道、公園等整備に18億円、その他施設整備事業に23億円となっております。  合併特例債は充当率が95%と通常の負債と比べ、事業に要する一般財源を抑える効果があり、元利償還金に対する地方交付税算入率も他の記載と比べて高いことから、この間の単年度予算編成において最も有利な財源構造となるよう活用してまいりました。  次に4点目の総合振興計画における建設事業の実績及び市債残高の増加や普通交付税、合併算定替終了による総合振興計画への影響についてお答えいたします。  まず、総合振興計画における建設事業の実績についてでありますが、計画策定に当たり、その実効性を裏打ちする財政フレームとして、普通交付税を初めとする国・県の合併支援措置を加味し、一定の行革努力を前提に10年間でおおむね300億円台の投資が可能であると試算をいたしておりました。対する実績は平成26年度末までの7年間で約290億円、今年度から平成29年度までの最終3年間の実施計画額約110億円を合わせると、約400億円となり、計画額を大きく上回っております。その要因といたしましては、長引く景気低迷やリーマンショック後のたび重なる国の緊急経済対策や手厚い財政措置が取られる補正予算債の創設と活用、また東日本大震災を受けての緊急防災対策事業の活用などが挙げられます。  次に、市債残高の増加や普通交付税の合併算定替終了による総合振興計画への影響についてお答えいたします。  本市の市債残高が増加している最大の要因は、臨時財政対策債の発行が増高していることによるものでありますが、これについては後年度、国から全額財源措置されることとなっております。しかしながら、先ほどの補正予算債や近年では特例債による新幹線周辺整備や新庁舎建設など、大型建設事業の集中期間に伴い社会資本整備に係る市債も増加しており、後年度に財政負担を強いることになります。また、普通交付税の算定においては市町村合併した団体の実情に鑑み、合併算定替の減額幅が緩和される見通しとなりましたが、今後は減少傾向にあることは否めず、楽観視はできないと考えております。このような財政状況の見通しのもと、今年度からスタートした行革大綱第3次推進期間における財政面での個別計画として、従来の財政健全化プランの取り組みを補強して、新たに財政運営指針を策定したところであります。財政規律の堅持と将来にわたって本市が活力を維持していくための投資のバランスを図り、総合振興計画の実行を図る上でも収支均衡のとれた持続可能な財政運営を進めていきたいと考えているところであります。  次に、5点目の市民満足度を図る手だてについてお答えいたします。  本市においても少子高齢化や核家族化が進行しており、さらに今後本格的な人口減少時代の到来を迎えようとしております。このような中、議員からは空き家問題など市民生活に密着した問題の顕在化や、これらに対しての事業配分が少ないとのご指摘であり、合併後の10年の節目で市民の満足度を図ってはとのご提言でありました。この満足度調査につきましては、来年度から作業に入ります第2次総合振興計画の策定において、市民アンケートを実施し市民が満足している点や伸ばしてほしい点、さらには改善してほしい点などをお聞きし、その結果を第2次総合振興計画に反映させてまいりたいと考えております。  次に6点目、次のステージへのステップアップに向けての姿勢についてお答えいたします。  総合振興計画は我々の生活に関係の深い産業、都市基盤、医療・福祉、教育・文化に関することはもちろん、自然環境や行財政などあらゆる点から総合的にまちづくりの方向性を示したものであり、黒部市の最上位計画として位置づけております。第1次総合振興計画は平成20年度から29年度までの10年間を計画期間として、前期計画期間5年間と後期計画期間2年間が経過し、今年度を含め残り3年間となっております。この第1次総合振興計画では、主に合併後の黒部市の社会基盤づくりに重点をおいた施策を中心に取り組み、おおむね計画どおりに進捗しているものと考えております。続く第2次総合振興計画につきましては、さらなるステップとして市民の生活の向上、レベルアップに向けた取り組み、具体的な例を挙げますと医療や福祉や教育などの充実に重点を置くとともに、年内に策定予定の人口減少克服と地方創生を目的とした総合戦略の施策とも整合性を図りながら、必要な施策を計画性をもって盛り込み、魅力ある黒部市の創造に向けて努力してまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 農業委員会会長、岡田幸満君。            〔農業委員会会長 岡田幸満君登壇〕 ○農業委員会会長(岡田幸満君) まず初めに私の理解しておるところによりますと、農業委員会としてこの席に登壇させていただきますのは、多分初めてじゃなかろうかなと考えております。このたびの木島議長さん初め、議会の皆様方に深く感謝申し上げます。また、日ごろ当委員会の活動に対して議会の皆様方のご理解とご支援を賜ってますことをこの場をかりまして厚く御礼申し上げます。  私ごとでございますが、7月の農業委員会の改選によりまして選挙による委員ということで選任されまして、組織委員会におきまして7月に会長に就任したばかりでございます。まだ会長職1カ月足らずでございますので熟知していない点も多々あるわけでございますが、わかる範囲で答えていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。  それでは、2つ目の項目の土地利用計画と優良農地の確保と保全についての1点目でございます。優良農地の転用に対する委員会の見解についてお答えします。  農地法に基づく農地転用許可制度はその適切な運用を通じて、良好な営農状況の備えている農地を確保する一方で、社会経済上必要な土地需要に適切に対応する趣旨から設けられたものであります。そのため、許可権者であります富山県では、農地法の定めるところにより農地をその営農条件及び周辺の市街化状況から見て区分して許可の可否を判断する立地基準と農地転用の確実性、周辺農地等への被害防除措置の妥当性などを考慮して審査する一般基準によりその可否を判断しているところであります。立地基準、一般基準のいずれかの基準に適合しない場合は許可しないものと県の方法ではしておりますので、市農業委員会といたしましても同様にいたしまして、同意者として審議を行っているところでございます。特に黒部市農業委員会におきましては、地域の合意性、関係機関の合意形成がなされているという点を重要視しているところでございます。  また、集合住宅への転用につきましては、当委員会も近年その増加について危惧しているところであります。この案件につきましても、先日の委員会で少し調査すればということが出まして、現在調査中でございます。委員会といいましてもまだ、先ほど申し上げましたように組織して2回程度しか開いておりませんので、これからの状況かなということでございます。過去の転用案件につきまして入居状況の確認と住宅需要に関して調査した結果をまとまり次第、県の諮問機関であります富山県農業会議の常任委員会でも報告させていただきたいと思っておりますし、また、今年度の黒部市長さんへの建議の際にも、毎年一度建議をしておるわけでございますが、建議の際にも農業委員会の意見としてご報告させていただければと考えております。  農地の集積の件でございますが、農業委員のおおむね地区単位に農業委員がおられますので、農業委員を中心にしてJAの営農指導員さん並びに関係機関の地区の水田局の役員さん等々の連絡を図りながら農地の集積・有効利用を図っておるところでございます。今、後ほどまた出てまいりますが、次年度以降、農業委員会の中に地区推進委員なる者の設置も検討されておるやに聞いております。またそこらの方々とともに、次年度以降は農地の有効利用と言いますか、集積について検討していきたいなと、円滑な運用をしていきたいなと思っております。合わせてご承知のとおり、中間管理機構に利用するところによります離農者の助成対応につきましても、鋭意努力して取り組んでおるところでございます。  次に、農地転用許可権限の委譲につきましては、現在農林水産大臣が指定する市町村の指定基準等が議論されているところでありますが、権限移譲後も引き続き農地法に基づき農地転用許可制度が運用されますので、権限委譲をもってさらに優良農地の減少が進むとは考えられにくいと考えております。引き続き農地法の適切な運用を通じ、優良農地の確保と計画的な土地利用を推進してまいりたいと思います。           〔農業委員会会長 岡田幸満君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、2点目の優良農地の確保や保全のための取り組みについてお答えいたします。  農業生産基盤となる優良農地を確保しその効率的な利用を推進することは、合理的な土地利用と食料の安定的な供給を確保するために必要不可欠の要請であります。市といたしましても、農業振興施策を計画的、集中的に推進するための地域として10ヘクタール以上の集団的農業地や、土地改良事業等の対象地、農業用施設用地等を農業振興地域整備計画における農用地区域に設定をし、優良農地の確保や保全に努めているところであります。一方で、住民の住宅需要への対応や市の商工業のさらなる振興のため、地域経済上必要な開発等もあることから、農地転用を伴う開発が行われる場合には地域農業への影響が最小限になるよう配慮してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 16番 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 優良農地の件に関しまして、農業委員会会長さんがこの議場に来られるのは初めてだったということでありました。大変御足労をかけたこと、ありがとうございます。  さて、結局は優良農地をどう守っていくかという議論の場でありまして、かねて農業についての議論をしてくる中でもこういう話をしてきたかと思います。今農業委員会会長さんもおっしゃったように、一つには非常に集合住宅についていろいろと個で展開されているようでありますけども、これが果たしてどうなんだろうなと。これちゃんとそのままうまくいくんやろうなと。関係者もおられますから余りそれ以上はお話できませんけども、そういった面で農地としての財産的所有から、行政は優良農地を守るという観点をもっていなきゃいけないと思うわけです。実は黒部市のマスタープランの中でもアンケートをとっておられます。その中では、地域の自然環境や歴史的資源を保全をするか、それとも開発すらかと、どちらを重視すべきかという問いに対して72%の人がやっぱり自然環境や歴史的資源は保全すべきだと、いわゆる優良なとこはきちっと守っていってくれと、こういうような結果も出ているわけでして、そういう面からやはり私たちもその部分は受けて、優良農地を守るということが必要だと思うわけです。  この間伺いますと、合併して9年間の間に約64ヘクタールの転用があって、農振地域で44ヘクタール、農振外で10、用途地域で10とこういったようなお話しもいただいております。一方で中山間地域でのなかなか農業不利地での、農業がうまくできないという問題もある中で、特に農業振興地域を守るということが大切になるんじゃないかというふうに思うわけですが、今市長のお考えの中にもそのような答弁があったわけですけども、今後の開発に関して例えば今新幹線駅周辺のいろんな開発が進むであろうという地域、そこに対しても土地の総合開発事業みたいな開発じゃありません、農地の事業も入っております。そういう中でどういうふうに地域に対して働きかけをして守っていくのか、これについてのお考えを伺いたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 新幹線の開業に伴って駅周辺の地区においていろんな開発の話があるわけでありますけれども、実際には若栗北部南部そして荻生北部南部と、土地改良事業を認可されて今進められております。当然土地改良事業大きな予算を使って進めているわけでありますから、それらはやはり優良農地としてしっかりと守って、農業を行っていただきたいというふうに思っておりまして、この後もそういう事業が下流のほう、大布施のほうでも今議論されておりますので、そういう意味では優良な農地がその地権者や耕作者などがしっかりと守っていこうという意思表示の一つであるというふうに思っておりますので、我々行政としても一緒になって優良農地をしっかりと守っていくということについては行っていきたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それともう1点なんですが、先ほども農地転用の許可権限の委譲の話を多少申し上げました。この動向について多少いろんな県によって違うようでありますけども、今の状況はどうなっているのかその点お答えください。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 農地転用許可に係る権限移譲についてということで、今国のほうでも議論されているところでございますが、これまでは現行制度4ヘクタール以上の転用の場合は国が許可する、2ヘクタール超の4ヘクタール以下については都道府県が許可するというふうな現行制度でありましたが、今後は4ヘクタール以上につきましても都道府県で国協議の上許可をするというような、県に権限が委譲されると。ただ、指定市町村ということで、特に市町村で権限を委譲してほしいというふうなところがあればそこは協議するというようなことになっておりますが、この点についてはまだ市町村のほうにどういうふうな基準でやられるかはおりてきていない状況でございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) その点まだ権限移譲の話も十分進んでいないということでありますが、いずれにしてもこの優良農地を守るという点については、農業委員会が先ほど言いました農地の番人であります。番人と許可権限者がどうやって話をしていくか、この部分をきちっと話し合いを深めながらやっていただきたいというふうに思うわけであります。  それでは先ほどのもう一つ前に戻りまして、合併10周年の検証のほうに戻りたいと思います。まず行政改革の件であります。先ほど第1次の実績報告について項目がどうこうというご回答いただきましたが、その中で幾つかの点について数字というよりも進み方、考え方の整理という部分でお聞きしたいと思います。  市民とともに進める地域経営ということであります。これはかねてより議論のされている協働のまちづくりということであろうかと思います。協働のまちづくりについてはちょっとスタートし始めたところでありますが、この後どう進んでいくのかと、かねて私もこの議論の中で申し上げているんでありますが、協働のまちづくりの中に職員がどのようにかかわっていくかと、ここが非常に大きな部分じゃないのかと。後ほどの定員のほうにもちょっと関係してくる話にはなるんですけども、そういう、どうかかわっていくかというものについての考え方について、市長の考えをお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 市民参画と協働によるまちづくりにつきましては、黒部市のまちづくりの基本理念ということであります。この協働の部分については、なかなか理解が深まっていないという点があるというふうには認識しております。それは黒部市のこれまでの歴史において、やはり自治振興会や社会福祉協議会など、既に協働ということを意識しないで行政と一体となったまちづくりということについて大変深いご理解とご協力をいただいてきたところでありまして、そこで今市民参画と協働によるまちづくりを改めて推進しようとしたときに、なかなかこれまで以上に何をすればいいのかというような点で理解が進まなかった点があるわけであるわけですけれども、そのことについてはやはり仕組みとして基本的な考えとしてしっかりと今後やっていくには、やはり職員が現場に足を運んでその点理解を深めていくと、そして理解を深めながら考え方を統一した上で協働というものを進めていかなければならない、そういう意味では職員の理解と働きが非常に重要だというように考えておるところであります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕
    ○16番(川上 浩君) 職員がどのようにかかわるかということを伺った点についての答弁、この間とよく似た答弁ですよね。職員の理解を深めていかなきゃいかんということであります。合わせてですが、実は職員の問題に関してから言えば、職員の定数、もっといいますと職員の定年延長ということで、職員をどの場にどうはりつけていくのかと、その新たな活動の場所をどう見つけていくのかということも関係してくるんじゃないかと思うんであります。その中にこういった協働のまちづくりというものも位置づけられるんじゃないかと考えるわけです。こういう点についての検討はなされておりますか。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 川上議員さんには先にも同じようなご質問もあったと思っております。定年退職、いわゆる60が今公務員の定年でございますけども、年金との接続の関係もございまして、全国的に1歳なり2歳、実質的な定年が伸びております。雇用形態はそれぞれ各全国の都市で違いますけども、本市におきましても再任用や再雇用等々で、希望する職員に対して現在年金と接続で今来年の4月からは62歳ということでございまして、そういう職員を中心にいろんな形での雇用の一つとして今ほども言われましたように、協働とかそういうことを推進するための職員としてぜひマッチングするようなやり方を行いたいという思いはございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは続いてですが、行政の公正の確保と透明性の向上という観点から1点伺いたいと思います。実はここにも黒部市行政改革大綱の中にいろいろ整理してあるわけですが、その中にもありますように、広聴開かれた行政ということで、広聴制度いわゆる今タウンミーティングとかパブリックコメントを取っているんだと、この充実を図りたいんだということであります。実は我が議会においても開かれた議会ということでありまして、今盛んに議論をしておる最中でありまして、この観点については非常に興味を持っておりますし、また、互いにここの部分は考えて行かなきゃならない部分だというふうにも思っておるところであります。そういうことなんですけども、そこでですが、その2番目に個人情報の保護ということが出てきております。今いろんなところでマイナンバー制の話もあるんですが、それはともかくとして、かねてお話ししておったかと思うんですが、個人情報の保護が問題で、地域における地域の支え合いがうまくいかないという現実があるということをどのように理解しておられますか。感じておられますか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) それぞれ個人のプライバシーというものが尊重されて初めて校正平等な行政が行われるというのが原則であると思います。ただ地域に入りますと、それだけでは進まない現状があるということは十分理解しております。ただ地域に入れば少しその枠組みといいますか、縛りが少し緩くなる面も私はあるのではないかなというふうに思っておりますので、法令で決められたものについてはしっかり保護していかなければなりませんけども、それ以外のいってみれば自分の住んでいる近所のことは誰でも知っていることなので、これがプライバシーということに該当するかどうかっていうことについては、そういった面で地域づくりのためには必要な要件であるなというふうに認識しております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 確認だけしておきたいんですが、例えば地域の活動としてある一定の地域の中で、いわゆるひとり暮らしであると思われる人なり、障害者であると思われる人の状況について地域の方が伺って情報を得ると、その情報については地域での簡単に言えば支え合い事務に使います、それ以外には使いませんよということをお伝えして了解を得た中での情報というのは、そこの活動にかかわる人たちの共有情報としてももって構わないわけですよね。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) その情報を得るときに本人の同意があれば私は可能だというふうに思っています。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) この辺が大変、ものの考え方が絡まっておりまして、私らの持っておるある情報はそれは誰にも見せられんがいと。私たちでしか持っとれん。こっちいきゃまた同じこと言うとる。それは確かにそうかもしれんけども、目的が同じものについて了解得られればそれは共有して構わんがだという、そういうきちっとした整備をしてあげるということが必要だと思うんです。そこをぜひお願いしたいと思います。  それからもう一つであります。先ほど定員の適正管理の件をお話ししました。この定員の適正管理計画によりますと、平成24年367人を361人以下にすると。こういう計画が示されておるわけであります。この計画の実行に当たっての市民サービスへの影響というものは余りないんでしょうか。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 川上議員ご心配なのは、その人員を削減することによって市民サービスの低下につながるのではないかなという議論もございます。確かに平成25年くらいをピークとして非常に自治体業務、市の、特に黒部市においては非常に多くの業務が重なってございました。それについて今平成27年4月1日段階で目標を達成することはできません。未達でございましたけれども、これにつきましては今後の状況等も勘案しながら、目標といたしましては361名ということで、ぜひそれをやり遂げたいという思いを持ちながらも、必ずしも住民サービスの低下を招くようなことにはならないような方策でいきたいということで考えてございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 定員管理という点からすると行政的な定員という定義の中でいろいろ出てくるんでしょうけども、決してどんどんふやせっていうことを言ってるわけじゃなくて、過去から既に80人近く減ったわけですか、それくらい近くが合併以後減ってるかと思うんです。その中で一方では市民サービスの低下やという声も聞こえてきてるわけなんで、そういうことを懸念してお話をしておるわけで、検討していただきたいということを言ってるわけであります。  それともう一つどうしても言っておかなきゃいけない点、これ全て市民の皆さんから我が会派のほうにいろいろ寄せられてる話を合わせた中での質問をしておりますので、職員の意識改革、毎回議論になるところであります。職員が暗い。役所に入ってしたら職員が暗い。これは皆がそう言っております。市民の声もそうであります。暗いという表現がどういうことなのかということを感じるわけでありますが、暗いというだけで何かサービスが受けれないような印象になってることも市民感情としてあるようです。市長この点についていかがでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 大変難しいご質問でありまして、職員が暗いということについては正直感じるところがございます。この点についていろんな仕事の状況等あると思いますが、いずれにしても明るくなければならない。このことについては、新入職員研修でもとにかく明るさというものについては強調しているわけでありますが、入ってなれたころには大抵暗い顔になると。大変プレッシャーを感じながら仕事をしてるのかなと思いますが、そのことについては今後ともしっかりと指導していきたいというふうに思います。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 感じられておるということでありますので、しっかりとそれは、本当に市民サービスへの第一歩はやっぱり笑顔じゃないですか。本当にそう思いますよ。そこをぜひお願いしたいと思います。新しい庁舎にも移りますし、お願いします。  さて先ほど来、総合振興計画の進捗並びに財政面の話をさせていただきました。正直申しましていろいろ今回の質問に当たり、財政的なこともかねて会派ではいろいろやっておるんですが、改めて見させていただきました。その中では先ほど答弁にもありましたように、建設事業にかけるものを300億と見とったものが400億ほど余りになるという、100億もふえとるということでありますけども、これまさに今の国の例えば財政出動でありますとか、いわゆる経済対策、これにのったということなんだなということ改めて感じました。と同時に、合併の効果が非常に大きかったということではないかと思っとるんであります。ですからある意味ハード面での大型事業がここまで進んだことは時期を得たということにもなるんじゃないかと思うわけでありますけども、ただ一方で懸念するのは今始められたとこでありますけども、過去からの遺産、持ってるもの、この整理が進んでなかった部分が残されとる。それと同時に今新しいものもできたときから経年劣化していくという問題を抱えておる。ここは大きな問題じゃないかなと思うんであります。  そして合わせて非常にこの大型事業が進んだ一方で、いわゆる市民の方が願う身近な要望や福祉向上に対する思いという部分との多少この10年間には乖離があったんじゃないかなと思うんです。そしてその溝が深まった結果がいわゆるそんなに大型事業ばかりやっとってどうすらよという声。合併ちゃ何やったんけという声。そんなふうな声につながってるんじゃないかと考えるわけであります。先ほど伺うと第2次総合振興計画では市民の身近なところでのサービスの向上をやるんだという市長の答弁でありましたが、これからも大型事業がたくさん抱えておる中で、そういうものをどうやって取り組んでいくんだと。今そのためにどんな準備をしていくんだという部分について少しお聞かせいただけませんか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) これまで10年間大型事業と言うよりも総合振興計画の最重点事業あるいは重点事業などを計画どおり進めてまいりました。そのときからずっと言い続けてきたのは、今やらなければならない新幹線関連事業などを含めてやるべきときにはやるということでありますが、合わせて地元の地区要望とのバランスをバランスよくやっていこうということでやってきたつもりであります。合併してそれまで各地区の要望というのはばらばらにその都度聞いておったものを制度化しようということで、要望会というものを初めて実施いたしました。各地区平等にいろいろ議論していただいた上で、各地区の要望をお聞かせいただいて、そしてまたそれに対する考え方やその計画をお伝えするというようなことをずっと重ねてきたわけでありまして、それが少し形骸化してきたんではないかというご意見もありますし、また地区要望が少し足りないのでは、実効が足りないんではないかというような点もございます。それらにつきましても真摯に受けとめておりまして、地区要望の中での優先順位などをしっかりとお聞かせいただければ必ず聞いてからこれくらいの期間では実現するということであります。そういうような信頼関係をしっかりとつくっていきたいと。ただ、要望の中にはいろんな制度を利用しないとできないものや地元地権者との調整等があるものもたくさんありまして、そういうものについてもしっかりとお互い理解をした上でできるだけの要望については実現していきたい、そのバランスを今後ともやっていきたいなというふうに思っております。  今後第2次の総合振興計画期間につきましても、大型事業がなくなるわけではないというふうに思っておりますし、また専門については市全体の今後の目標を課題としてやはり大型事業というのは持たなければならないというふうに思います。例えば道の駅にしてでも現庁舎の跡地の問題にしてでも、午前中も出ておりましたように宇奈月地区の将来の夢プランなど、いろんなものがあります。そういうものをどういうふうに実現していくかというようなことについても計画的に、市全体の課題については計画をしっかりと立てていくことと、地区要望とのバランスというものはこれについては変わっていかないんではないかなというふうに思っておりますので、その要望の聞き方等について今後のあり方等にいろんな意見があるとすれば、それについてもまたお互いに協議させていただきたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 川上浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今地区要望の話でご回答いただいたわけですが、地区要望という話もある一方で、やはり今少子高齢化の問題を抱えておる、現実的に今介護をやっている方、病気の方を抱えている方、そういう方が直面している問題もあります。そしてまた、これから20年はまさに高齢化が著しくなって誰がやるがやと、誰面倒見るがやと、こういう問題も顕著になって出てくるのは間違いありません。そういう中で市民の意向というものをきちっと捉えるべきではないかということで伺ったところ、総合振興計画のアンケートでやりたいというこういうお話でありました。実は第1次総合振興計画のアンケートも見てみました。合併のそれ以前にも合併時のアンケートも読んでみました。どういう点に満足しているのか、一番満足している、やっぱり医療・介護・健康、この部分なわけであります。これが非常に、当時充実してほしいしだけど一定水準にあるというふうな回答も出ておるんです。この部分を今一体どうなったのかっていうことが本当に大切な部分だと思うんです。この後総合振興計画でアンケートをされるということでありますが、そのアンケートの中でもどういうふうな視点でアンケートをとるかというのは大変重要になってくると思うんです。アンケートっていうのはどういうふうにも誘導できますから。こういう部分で市民目線に立った、今市民の周りに起きている状況に立ったアンケートをきちっと組み立ててもらいたいと思うんです。どうですか、市長。そういう考えで、今大型事業もやらなきゃいけない、バランスが大事だということでありましたけども、まずは市民目線はどうなっているかということをきちっと把握する。この部分が、そしてそれを比較してみる。これが大切だと思うんですが、いかがですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 第2次総合振興計画の策定に当たってアンケートをする。そのアンケートの中身につきましてもどちらかというと答えていただいてる方が高齢者の方が多いような、年配の方が多いような気がいたしております。そういう方々の今後の自分たちの生活医療や福祉や介護の問題などが非常に関心の高いところであります。そういう方々の意見も聞かなければならないし、大事なのは子育て世帯の人たちがどう考えてどういうような社会・地域を望んでおられるのかというようなこと、それをバランスよく聞いてまとめていかなければならないというふうに思っておりますんで、子育て世代、高齢者、そして現役世代というか、実際この地域で働いて、この地域経済を支えていただいておる方々、その辺の意見をしっかりとバランスよく聞いてアンケートをとって、そして今後の次期の計画につなげていきたいというふうに思いますんで、今の言われるような偏った意見、聞き方はどうでもできるというようなことにはならないように、気をつけてやっていきたいというふうに思います。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 大切な今の思いのもとに、きちっとやっていただきたい。私は決して、高齢者のことだけがどうとかという話をしてるわけじゃなくて、市民目線がどこにあるかというところの把握が、しっかりしなきゃいけないんだよということを話しておるわけであります。  いよいよ、今、後期が2年半、進んできているわけであります。先ほど、地方版総合戦略の話も出ておったわけであります。これらの事業が、この10年の検証の上に、その10年の検証から第2次総合振興計画につなぐための、一つの大きな役割を果たすんじゃないかというふうに考えております。今回、総合戦略の素々案というものもいただいたわけであります。後ほど、我が会派のほうからも、細かくそのものについての質問が出ようかと思いますけども、そのとりあえず素々案についても、今の考え方これをお話しいただきたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 総合戦略、地方の活性化と人口減少対策、それは、今、言われたように次期の総合振興計画との中間でつなぎになるというふうに思います。  ただ、一方で総合戦略に財源措置がきちっとしてない、なかなか見えない、ここが非常に難しいところでありまして、そういう意味では、いろいろこういうことに取り組みたいという計画を120程度、今、素案で出ておりますけれども、その中でもやはり目玉としてこれとこれはしっかりやらなきゃいけないというようなものを決めて進めていきたい。めり張りというものを、職員には私はめり張りと言っておるんですが、総合振興計画みたいに全ての分野があって、しかも財源見通しもあってというものとはちょっと違って、国のほうもかけ声はよかったんですが、特別交付税交付金が何と1,000億円ちょっとしかないみたいなことで、これで何かできるのかなと。しかも、ソフト事業には使ってもいいけども、ハードはちょっとどうかなというような話も聞いたりもしますんで、なかなか思ったほどあれもこれもできるわけではない、その辺についてはしっかりと決めてやっていきたいなというふうに思います。  もう1点、人口減少対策で一番大事なのは、出生率1.9にどうするのかということについては、これは真剣に具体的に考えてやらなきゃいけない。その先の2.07みたいな話はその後の話であって、何としてでも1.9に持っていくにはどうするのかということについては、これは具体的な施策が非常に影響、効果をあらわすと思いますんで、そこは何とか人口減少が下がり続けるところの踊り場をどうやってつくるかということが、ここが最も大事ではないかなというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今、総合戦略の話を伺いましたけども、ともかく今、合併10年を迎えて、その10年間にそれぞれの地域にも大きく変化しました。人口動態についても、また後ほどのほうに出てくるようでありますから申し上げませんけども、皆さんご存じのとおりです。地域の方が一番よくご存じです。そういう中にあって、この後をまちづくりをどうしていくかということが、大変大きな課題になってくると思うわけであります。  この10年を一つの、今回は大きな区切りであろうと私自身も考えております。そして、10月10日には記念式典、13日からいよいよ新しい庁舎で、執務が始まると。大変大きな転換期といいますか、いい機会を迎えてるというふうに思うんです。まず、職員の笑顔を期待したいと思います。そしてまたあわせて、最初に話しておりました土地利用計画についてでありますが、この地域をこの扇状地を守るという点から考えても、水と土と人をということを忘れてはいけないと、そういうことをやっぱり意識しながら、土地利用計画を考えていかなきゃいけないのかなと思うわけであります。  ぜひ、その点についてのご配慮をいただきたいということをお願いして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(木島信秋君) 一般質問の途中ですが、3時20分まで暫時休憩いたします。   休  憩  午後 3時10分   再  開  午後 3時20分 ○議長(木島信秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  都市建設部長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 先ほど橋本議員さんからのご質問で、有料駐車場の身障者の台数、3台というふうにお答えしたわけですが2台であったということで、大変申しわけございませんでした。 ○議長(木島信秋君) それでは、一般質問を続けます。  次に、個人質問を行います。  ただいまのところ、通告者は8人であります。  念のため、発言順を申し上げます。  1番目、川本敏和君、2番目、成川正幸君、3番目、山田丈二君、4番目、村井洋子君、5番目、小柳勇人君、6番目、谷口弘義君、7番目、柴沢太郎君、8番目、高野早苗君、以上であります。  順次発言を許可いたします。  初めに、4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君登壇〕 ○4番(川本敏和君) どなた様もお疲れさまです。  9月1日は、防災の日です。1923年に発生しました関東大震災や、1959年に発生した伊勢湾台風の教訓として、国民が台風・洪水・地震・津波などの災害について認識を深め、自然災害に対する備えを十分強化することにより、災害の未然防止と被害軽減に役立てる目的で、1960年に制定されました。  東日本大震災から4年半になろうとしていますが、「地震は起こると思っていた」「でも、まさかそれがきょうだったとは」の話が多かったそうです。最近、災害が少ない、富山県は自然災害に強い安全な都市など、行政、住民が油断する町ほど、甚大な被害を招くことがあると私は考えます。先日、村椿地区で雨の中、開催された黒部市総合防災訓練や、町内単位の実践的な防災訓練など、日常的な防災訓練が大切と考えるところであります。  それでは、9月定例会発言通告により行います。  初めに、新幹線開業に伴う観光行政についてであります。  黒部・宇奈月温泉観光局は2011年3月に設立され4年余り。黒部・宇奈月温泉の観光の戦略司令塔として、行政と民間が一体となった観光施策を推進しているところであります。また、立山黒部ジオパークが昨年8月に日本ジオパーク認定を受け、1年余りです。そして、今年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸され、富山県に新幹線が走行し、はや6カ月になろうとしております。知名度が高い黒部と宇奈月温泉が、富山県の東玄関口として新幹線の駅名となり、注目されているところであります。このタイムリーな時期に、来訪者をおもてなしで歓迎することが、次につながるリピーターとして大切と考えます。また、山・川・海の自然豊かな観光資源を生かし、市民本位のまちづくりを推進することは、市民のみならずに市外からの方にも、住み続けたいなどの永住促進による人口減少対策となり、本市の発展につなげることも重要と考えます。  そこで、観光行政や観光施策等について質問したいと思います。
     1点目に、黒部・宇奈月温泉観光局が設立されて4年目です。行政と民間が一体となった観光施策を推進してるところでありますが、新幹線開業6カ月余り、1日平均約2,000人の乗降客が利用しているとも言われてますが、観光局の経営や運営の状況はどのようになっていますか。また、今後の課題についても伺います。  2点目に、昨年6月から1年間で、観光案内所に立ち寄られた方が6万8,000人余りと、前年度に比べて9倍近くにふえていますが、お客様からの主な意見や要望、苦情などはどのような内容が寄せられていますか。また、その内容について対応や対策は、市として図られてますか。お伺いします。  3点目に、新幹線開業に伴い、明らかに本市に来訪客が増加していると感じますが、おもてなしの観点から、黒部市地域観光ギャラリーや、地鉄宇奈月温泉駅前、魚の駅生地の3カ所の観光案内所が重要と、私は考えます。現在、来訪される方々に対応されておられるスタッフの人員は足りているのか、お伺いします。  また、市内のまち歩きは生地を初め、三日市、宇奈月、石田、若栗など各地区でまち歩きが盛んに開催されつつあると伺えますが、支援団体が幾つかに分かれており、それぞれ活動しているのが実態と言えます。本市に観光などで来訪される方にわかりやすくするためにも、観光ガイド・まち歩きガイドの連絡協議会を結成し、受け入れ窓口の統一を進め、活動の活性化やサービス向上を図ってはと考えます。  これら3点については、産業経済部長にお伺いしたいと思います。  4点目に、今後の黒部市観光振興計画については、3月議会の成川議員の質問で、新幹線開業後のお客さんの動向等を見きわめ、今後、検討すると答弁がありましたが、黒部・宇奈月温泉観光局の観光施策の運営に当たり、スピード感ある対応が必要とされてます。本市の、観光行政の柱と方向性を示すためにも、早急な本市の観光振興計画の策定が必要ではと考えます。  5点目に、国は観光を成長戦略と位置づけている中、2014年のインバウンド、訪問外国人旅行者数は過去最高を更新し、1,341万人に達しているとのことです。本市は、インバウンド誘致や受け入れ体制の強化を図る必要があると考えます。そのために、特に滞在型観光における着地型観光商品が大切と思いますが、その観光メニューは図られているのか、お伺いしたいと思います。  6点目に、インバウンドの受け入れで、本市のジオサイトは観光資源として有効であると考えます。そのジオサイトにおけるジオポイントでの説明看板や案内看板などのハード面は、おもてなしから考えても大切であります。また、外国語を話せるジオガイドなどのソフト面も同様に大切であります。これらの計画的な整備は図られてるのか、お伺いします。  7点目に、近年、観光が団体旅行から個人旅行へとシフトしつつあり、観光ニーズも多様化、高度化してると考えます。国内観光旅行に期待することとして、温泉などの癒やしの旅、地域の食文化を楽しむ旅、自然風景を楽しむ旅の順と聞きました。観光行政は、本市の特徴を生かせるまちづくりにつながると考えますが、着地型観光の推進に、地域住民との連携が不可欠と考えます。その対応や育成が図られてますか。  これら4点を、市長にお伺いします。  2項目めに、農業を取り巻く環境と農業政策についてです。  日本は年々、少子高齢化が深刻化していますが、日本の農業も就農人口の高齢化や若者の農業離れが進み、後継者不足が色濃くあらわれてます。現在の日本の農業は、老年人口が支えてますが、このまま時期がたてば日本の農業は衰退の一途をたどると言っても過言ではありません。その対策が、迅速かつ効果的な農業政策が不可欠であります。  現在、日本政府は環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加しており、また先日の28日に、参議院で全国農業協同組合中央会(JA全中)の、4年後までに一般社団法人化へ、地域農業の経営の重要度を高めるなどの農業法改正案が成立しました。規制緩和が進む日本経済にあって、農業改革も前進していくと言えます。  しかし、農業を取り巻く環境が今すぐに変わるものでもなく、地域農業の課題や農業施策との地域農業の活性化に向けた取り組みについて質問したいと思います。  1点目に、中山間地における荒廃農地や、市内全域で見られる耕作放棄地の対策としてあります、日本型直接支払制度の中山間地域等直接支払や、耕作放棄地再生利用対策の活用状況はどのように進んでいるのかお伺いしたいと思います。  2点目に、集落営農の法人化が進められてますが、土地改良が進んでいない農地や山間部の農地は、耕作業者の引き受けがなく耕作放棄地に拍車をかけ、農業の生産性を高める大規模化を阻む一因となってると考えますが、その対策は図られてるますか。お伺いします。  3点目に、農業の競争力強化や大規模農家の施策だけでは、日本の農地は守れないと感じます。日本型の専業農家や小規模農家、それから兼業農家などの連携が生かされるよう、農業施策が必要ではと考えます。市の所見をお伺いしたいと思います。  4点目に、農業の維持管理は食生活の安定供給や環境保全等、地域生活に不可欠と考えます。農業の多面的機能維持等や農業振興の施策である日本型直接支払制度が、今年度より法律に基づく制度になりましたが、この法律について農家のみならず地域住民への啓発は図られているのか、これら4点について産業経済部長にお伺いします。  5点目に、農地を守り、国土資源の合理的な利用を図る農業振興地域制度や農地転用許可制度による優良農地の確保と計画的な土地利用の推進を目指していますが、本市の農業振興地域指定面積の農用地面積は確保されているのか、お伺いします。また、生産性の高い優良農地の区分指定が必要ではと考えます。  これに関しては、川上議員の代表質問でありましたので答弁は割愛していただいても結構です。  6点目に、本市の農地土壌は流水客土による農地や水はけのよい農地、それから湧き水が出る農地などの幾つかの農地に区分できると考えます。これらの土壌特性を生かした農産物の生産を進めてはと、私は考えます。  また、布施川沿いの農地は積雪が多く、僧ヶ岳の雪解け水の伏流水、つまり地下水がある点で、おいしいコシヒカリで有名な新潟県南魚沼市の君沢や大沢地域に地形がよく似ています。布施谷の地形を生かした、仮称布施谷米等の農産商品開発を図ってはと思います。  これら2点についても、市長の見解をお伺いいたします。  私の質問は以上です。市当局の明快な答弁をよろしくお願いいたします。             〔4番 川本敏和君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 川本議員の個人質問にお答えいたします。  1つ目の項目、新幹線開業に伴う観光行政についての1点目、黒部・宇奈月温泉観光局の経営や運営の状況と課題についてでありますが、北陸新幹線開業に伴い、新たな観光拠点施設、地域観光ギャラリーの運営や、土日祝日のみの対応ではありますが、生地観光案内所の運営などのほか、とちの湯の指定管理や欅平パノラマ展望ツアーの取り扱いなど、観光局には、山から海までの本市の魅力の発信、観光客の案内などを担っていただいております。  経営としては、これまでの市・県からの補助金に加え、新たに指定管理の受託やツアーの取り扱いによる手数料の収受など、自立に向けた取り組みが進められておりますが、一方では、急激な観光客の増加と管理施設がふえたことにより、スタッフの確保と人材育成が課題となっております。  観光局とは月1度、定例会を開催しておりますので、その場で課題等について情報を共有し、解決に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の観光案内所のお客様の主な意見や要望、苦情等とその対応についてお答えいたします。  観光案内所には多くの観光客が来訪し、問い合わせやご意見・ご要望をいただいております。  問い合わせの主なものといたしましては、乗り換え先の地鉄黒部駅やトロッコ電車の駅の場所、休憩や食事処、カフェ、ごみ箱、手荷物預かりなど、移動手段や施設・設備等に対するもののほか、海の幸や地元ならではの「食」など、地元の名産品に対するものが多く寄せられております。  対応につきましては、マップ等を用いて飲食店の紹介や乗かえ先の案内をしており、休憩場所としてテーブルセットの設置やごみ箱の設置等、きめ細やかな工夫を重ねながら観光客のご要望に合うよう努めております。  次に3点目、3カ所の観光案内所のスタッフは足りているのか。また、観光ガイド連絡協議会を結成して活動の活性化とサービス向上を図ってはについてお答えいたします。  市内には、県内随一の宇奈月温泉や、トロッコ電車の出発点がある宇奈月温泉観光案内所と新幹線駅に隣接し、県東部の玄関口の機能を持つ黒部市地域観光ギャラリー、富山湾の海の幸を味わえる魚の駅に併設する生地観光案内所の3つの観光案内所があります。  これらの観光案内所のスタッフの確保と人材育成は課題となっており、現在、限られたマンパワーを効率よく配置し、ローテーション等を工夫しながら、運営に当たっていただいているところであります。  また、観光ガイド団体の連絡協議会の設立につきましては、本年度、第5回観光ボランティアガイド北陸大会in黒部がコラーレで開催される予定であり、市内の観光ガイド団体と連携、協力しながら準備を進めております。この大会での連携を通じて、連絡協議会の設立がなされるよう働きかけ、市内観光ガイドの資質向上、市の観光振興に寄与していただくことを考えております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に4点目、観光局の観光施策の運営に当たり、観光行政の柱と方向性を示すためにも早急な本市の観光振興計画の策定が必要ではについてお答えさせていただきます。  平成19年3月に策定いたしました黒部市観光振興計画は、合併後の黒部市にあって、行政・民間・市民等が連携して観光振興を計画的効率的に進めるための指針として、北陸新幹線開業を目途にした8年間の計画を定めたものでありました。  いよいよ北陸新幹線が開業し、人の流れ、交通、着地型旅行商品など、観光を取り巻くニーズや環境も大きく変わっているものと感じており、まずは十分な現状分析が大切であると考えております。  一方で、北陸新幹線開業は、新たなまちづくりのスタートでもありますので、開業効果が持続するよう、早い段階での観光振興計画の策定を検討してまいりたいと考えております。  次に、5点目のインバウンド誘致や受け入れ体制の強化と滞在型観光における着地型旅行商品について、お答えいたします。  少子高齢化による人口減少が懸念される我が国において、地域の活性化と雇用機会の拡大のためには、訪日外国人旅行者の誘致も必要と認識いたしております。  来年度の誘客に向け、県や観光関係者等とも連携を図りながら、台湾へのトップセールスを、現在検討しております。  また、受け入れ体制の整備としては、平成25年度に英語、韓国語、繁体字のパンフレットを作成し、翌26年度には簡体字のパンフレットを作成したところであります。  今後は、海外からの個人旅行客がふえることも想定されますので、国や県の動向を見ながら案内看板等を初めとした施設整備や情報発信を進めてまいりたいと考えております。  また、外国人旅行者に向けた着地型観光商品について、ラフティングやキャニオニングなどのアクティビティがありますが、日本文化を楽しめる新たな商品についてもニーズ等を調査しながら進めてまいりたいと考えているところであります。  次に6点目、インバウンドの受け入れで、本市ジオサイトにおける説明看板や案内看板などのハード面と、多言語が会話できるジオガイドなどのソフト面の計画的整備は図られているのかについてお答えいたします。  ジオパークの拠点施設でもあります黒部市地域観光ギャラリーでは、展示や体験等を通してジオサイトの説明や解説を行っており、こちらには英語に対応できる職員が配置されております。  また、ジオサイトに設定されている箇所はおおむね、従来から観光地として整備されてきたスポットであり、かねてより多言語化に取り組んでいるところでもありますが、ニーズ等を見ながら、必要に応じて対応してまいりたいと考えております。  次に7点目、着地型観光の推進に地域住民との連携が不可欠と考えるが、その対応や育成を図られているのかについてお答えいたします。  着地型観光の推進には、地域住民との連携が不可欠であり、観光局を通じて、地元まち歩きガイド団体の育成や、各種イベント等への支援を行ってまいりました。  宇奈月温泉街では総湯建設を契機として、地域住民の皆さんがワークショップを開催し、その運営等について真剣に議論をしていただいております。  また、北陸新幹線開業を契機とした各種イベントを「新幹線開業くろべ市民会議」が主体となって盛大に開催していただいており、行政ではなかなかできないような点も、先日も夏のイベントとして食の祭典や盆踊りなど、地域住民の皆さん方のパワーを感じさせていただいたところであります。  着地型観光の推進を初め、まちづくりの推進に向け、引き続き、さまざまなまちづくり団体の皆さんの取り組みに対する支援を通じて、その育成を図ってまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 次に、2つ目の項目、農業を取り巻く環境と農業政策についての1点目、中山間地域等直接支払や耕作放棄地再生利用対策の活用状況についてお答えいたします。  中山間地域等直接支払制度は、傾斜地が多く農業の生産性が劣る地域において、耕作放棄防止や生産コストの補正をするため、平成12年度から開始されています。本市では、東布施、田家、前沢、宇奈月地区の急傾斜地等の農用地において、本制度に取り組まれており、平成26年度では、20集落、421.6ヘクタールが交付対象となっております。取り組み集落におきましては、交付金の一部を共同取り組み活動経費に充て、草刈りや江ざらい、農道・水路の補修をし、農用地の維持管理を行っております。  荒廃した耕作放棄地を引き受けて、作物生産を再開することを支援する耕作放棄地再生利用緊急対策の利用状況につきましては、平成22年及び23年に生地地区において、44アールの再生実績があります。  今後も、農用地が適正に維持管理されていくよう、市といたしましても、制度の周知を図り、地元と協力し取り組んでまいりたいと考えております。  次に、質問の2点目、土地改良事業が進んでいない農地や山間部の農地の耕作放棄地対策についてでありますが、現在の農業は、耕作者の高齢化が進み、その担い手も不足している状況下で、より経営効率を目指した安定的経営を実現するため、国の施策として、圃場の大規模化や大型機械の導入、集落営農の法人化等が進められています。  現在、市内では、おおむね土地改良事業は完了しておりますが、さらなる大規模圃場への移行につきましては、将来を見据えた地元の農業に対する意欲と事業実施の合意形成が必要であります。今後、地元合意が得られるならば、事業化に向けて取り組んでまいります。  また、中山間地域におきましては、地形の関係上、大規模圃場への移行は不可能であり、1点目の質問でもお答えしました、中山間地域直接支払制度のさらなる周知と促進を図ることで、放棄田の防止に努めてまいります。  次に、3点目の専業、小規模及び兼業農家の連携が生かされる農業施策についてでありますが、近年、大規模農業の政策が推進されている中で、小規模及び兼業による農家は、今後ますます経営が苦しくなることが予想され、何らかの支援策が求められるところであります。日本型直接支払制度では、このような農家が中心となった活動も想定されており、農家同士の連携による草刈りや、用水管理等の費用に交付金を充てることができ、市内でも多くの活用事例があります。本制度は、集落の皆様より好評をいただいていますので、市といたしましても、参加者のさらなる拡大を図ってまいりたいと考えております。  次に、4点目の地域住民への日本型直接支払制度の啓蒙は図られているのかについてでありますが、日本型直接支払制度は今年度より法制化されましたが、旧制度から移行があった昨年度より随時、地元説明会等で周知を図っております。  市といたしましても、地域住民の活動参加が、より一層、促進されるよう、成功事例の紹介や提案等をしてまいりたいと考えております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、5点目の農業振興地域指定面積における農用地面積の確保についてお答えいたします。  川上議員の代表質問の際にもお答えしましたとおり、農業振興地域整備計画の農用地利用計画において、農業振興を要する農地を農用地区域と定めております。ただし、社会経済上の理由により必要とされる場合についてのみ、農振除外をすることができるとされており、市といたしましても、優良な農地面積を確保しつつ、転用許可基準等を満たした土地に対してのみ、富山県の同意を得た上で、農業振興地域の農用地区域から除外をさせていただいております。  また、優良農地の区分指定につきましては、周辺の状況等により農地区分が設けられており、生産性の高い農地等については第1種農地とされ、他の第2種、第3種農地などと比べ、農地転用に要する基準が厳しく定められております。  市といたしましても、優良農地の確保と地域経済上必要とされる開発のバランスを鑑み、地域農業の振興を図ってまいりたいと考えております。  次に、6点目の土壌特性を生かし農産物の生産を進めてはについてお答えいたします。  本市の農業は、その豊潤な土壌特性を生かし、水稲作付を中心としてまいりましたが、近年は農家所得の向上と経営の安定化を目的として、園芸作物の生産振興も図っております。現在は、県事業を活用した1億円産地としてのネギを筆頭に、アルギットニラ、ニンジンなどの生産に力を入れており、直売所やインショップでの販売、学校給食での活用といった、少量多品種の農産物も含めた園芸作物の生産及び販売の底上げにも力を入れております。  また、先ほどありました、仮称布施谷米等の農産商品開発を図ってはにつきましては、黒部農業協同組合が平成19年に地域団体商標として黒部米を登録しており、本市といたしましては、個別地域のブランド米として新たに商品化するのではなく、現状のJA出荷米である黒部米をブランド米として、引き続きPRしてまいりたいと考えております。なお、農産商品開発につきましては、布施川沿い地域において既に、山菜の水煮が販売されておりますが、昨年より行者ニンニクの加工品も開発され、道の駅、市内インショップなどで販売されております。  市といたしましては、今後も引き続き、地域に適した作物の生産指導とその商品開発支援を行ってまいりたいと考えてるところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) それでは、幾つか再質問させていただきます。  それでは、1番の新幹線開業に伴う観光行政についてなんですけど、黒部・宇奈月温泉観光局の経営に関しては、まだまだ県・市の補助金を使いながらやってるということでありまして、まだまだ今後も、手厚い支援が必要かなと思います。その上で、私、思うんですけれど、3点目の件と思うんですけれど、人材・スタッフ不足というのは、この新幹線開業のスピード感ある時期に、しっかりとやっぱり、来られる方のもてなしが必要だと思います。市長も先ほど、スピード感あるそういった対応が絶対に必要のような言い方をされましたんで、そういう点ではもっとやっぱりスタッフの充実というのを図らないと、来られた方の不満が募るような気がしますけれど、その人材に関して、こういうときは集中という言葉が大事だと思うんですけれど、そういった手厚い人材の援助なり、それからスタッフの市としての派遣なり、そういったことはお考えとしてあるのかないのか、ちょっと答弁のほうお願いします。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 新幹線開業に伴いまして、地域観光ギャラリーは観光局に委託、観光案内所もみずからやっていただいてるところでございまして、急激にその人材を養成する必要があったわけでございまして、それは計画されておりましたので、その前の年から計画的に人材も確保してきたところでございます。開業の当初は、たくさんのお客さんが来られまして、少し問題もあったところもございますが、少し落ちついてきましたので、今現在、限られたマンパワーを効率よく配置して工夫しながら運営を行っております。英語に対応する職員も4人を配置しておりまして、その点でも今、工夫を重ねながらやっているところでございます。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) 現場さんの意見とは、大分違うような気がしますが、秋季、秋のシーズンも入ったばかりなんですけれど、これからはやっぱり、黒部峡谷のすばらしい自然を見ていただくことでは、たくさんの方が来られるということは期待と、実際に来られるんじゃないかなとそのように考えておりますんで、そういうときに、緊急性で足りないからどうしようというようなことよりかは、今から、アルバイトでもそれは臨時でもよろしいんで、そういった対応をぜひ、してあげてほしいと思うんですけれど、マンパワーを生かしながら、今の現状でやるというようなことで言われましたけれど、私は、現場から見てはそのようには感じなかったんですけれど、ぜひとも1人でも2人でも、そういった人間がいることがおもてなしにつながるんやということでは、観光局からも意見が出るんですけど、部長、本当に回ってると思いますか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。
                〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 観光局とは定例的にも、先ほども述べましたが、意見交換、協議会を開催しております。その点、最初の、当初3月、4月からの問題点等もお聞きしておりますので、その中で今、観光局では限られたスタッフの中で回していっていただいておるということで、今、把握しておるところでございます。年間的には、観光局のスタッフは、きちんと確保する必要があると思いますんで、その予算措置も考えていきたいと考えております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) その対応だけはおくれないようにしてください。たくさんの意見ですよね、行ったけれど人がいなかった、来られた方に対応してたらそこがあいたとかいうことで、それがやっぱり言ってみればイメージの、第一印象というのはいろんな意味でたくさんの方々が、第一印象を伝える恐れもありますんで、第一印象がいいとやっぱり次につながることがあると思いますんで、そういうことを十分考えてやっていただければと思います。  あと、観光ギャラリーの中に、いろんなたくさんの設備があるわけなんですけれど、ダイナマップの下のほうに情報端末があるんですけれど、それが最近、ちょっと見当たらないんですけど、これはいつごろ設置されるわけなんですかね。修理していただいてるんですかね。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 地下の部分の情報端末でございますが、少しやはり操作上、ミス等もあるということで、少し調整を行っておるということは聞いておりますが、ちょっと今、配置状況を確認しておりません。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) 機械はありません。それから修理に出してると伺ってますんで、それがいつごろ来るのかまた、そこまではちょっと確認してませんので、入り口のところにそういったおことわりの、来られるお客さんに対する丁寧な説明等をちょっと挙げていただければと思います。していけばある程度、何といいますか、地図が足元で見えるからそれはいいと思うんですけれど、この機械ってどういうんのだろうなということを期待する方にがっかりさせないように、看板で説明をしっかりしていただければと思います。  あとは、インバウンドの関係なんですけど、私はこの施策というのは黒部にとって絶対に必要だと思います。何か、中国系のちょっと私は国を忘れましたけれど、宣伝というか調べに来られて、あれは台湾でしたか上海でしたかな、どこかのテレビ局が来られて黒部をしっかりと宣伝していったということでありますんで、そういったことをこちらからも、ぜひ宣伝をしていただく意味で、やっぱり外国人の方に来ていただくときには、もちろん結構、勉強してこられる方も多いんですけれど、黒部市内を回るときにやっぱりトロッコ電車の宇奈月駅のように、看板にせめて3カ国語とか4カ国語ですかね、英語と中国語、韓国語それから中国語の田舎のほうの言葉だと私は聞きましたけれど、そういったことが市内のほうに、ぜひとも私は必要だと思うんですけれど、何かそれが国の動向を見ながら、今後、対応していくということなんですけど、それでしたらもう遅いんじゃないですかねと思うんですけど、部長、再度答弁。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 先ほど答弁いたしましたとおり、パンフレット等につきましては、黒部を紹介するパンフレットはできているんですが、その施設での看板等につきましては、少しやはり遅れていると、私も認識しておりますので、順次、進めさせていただきたいと考えております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) 看板の設置については、もともとあれ看板なんで、私の知るとこによると、シールで張ることもできるんですよ。もちろんそれは時間がたてば劣化しますけれど、そういったこともちょっと知恵を使っていただいて、費用がかからない程度に張りつけたりとかする程度で、十分に対応できるはずなんですよ。また、そういった来られた方は、努力してるなということがわかるはずなんですよ。シールは何百円ですよ、1,000円ぐらいしかかからないはずですよ、横文字をつくるぐらいなら。そういった知恵をぜひ使っていただいて、既存の看板に張るだけでもいいんじゃないですか。看板からつくるということになるから、費用がかかるとかいろいろ思うわけなんで、その看板の所有者の関係もありますから、それは許可がいると思いますけど、市の看板に関してはそういうことはできるんじゃないですか、部長。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) そのご提案された方法につきましても、どのようにやるか検討して、早くやりたいと考えております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) ジオパークのほうは、認定ありきで今、進んでるような気がします。それは、いろんな問題があろうかと思うんですけれど、この開業と一緒にジオパーク、ジオサイト、ジオポイントといろいろあるわけなんですけど、もともとあるところは生かしてると。十二貫野用水にしろ、古い十二貫野用水のところもあります。それはまだ未知数で、そのままになってるということもあります。そういった歴史のほうも、しっかりと把握しながら、今、その認定を受けた名にふさわしい体制づくりを市としてもしっかりと段階を踏んで、考えていただきたいと思うんですけれど、市長もある程度、このジオパークには熱意を持ってやっておられたと思うんですけれど、いきなり訂正というのは難しいと思うんですけれど、このジオパーク、そういったことと観光とどのようにつなげていこうというふうに思っておられるのか、ちょっと考えだけでもお聞かせください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) まず、ジオパークにつきましては、立山黒部ジオパーク協会が運営推進しておるということでありまして、我々の今の立場は、支援自治体会議としてのそれを支えていくということでありまして、特に黒部が積極的に事務局体制等も含めて、今、支援をして進めておるところであります。  観光とどう結びつけるかにつきましては、この大自然のいろんな特性という、そのものがジオサイト、ジオポイントになっておりますんで、今現在も、例えば魚津の埋没林なり蜃気楼なり、入善の沢杉なり、そういうものはそれぞれ観光資源として生かされている、それもそのままジオサイトでありますんで、そういう意味では非常に今、活用されてるんではないかというふうに思っておりますんで、そういうものをどうやって磨いてそれをまた連携させながら発信するかということでありますんで、かなり一生懸命協会のほうがやっておられますし、先日も1周年記念、公演を中心として非常に盛大に開催されましたんで私自身も行って、また、いろんな情報収集なりいろんな協議をしてきたところであります。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) 市長の考えの中に、何と言ったらいいのか、違う組織だという言い方はちょっと語弊があるかもしれませんが、せっかく認定を受けた日本ジオパーク認定なんですから、それは市としてもそこの組織に頼る部分と、もともとある資源を観光とどう生かしていくかということに関しては、私は人がこの町に来ていただくということは重要だと思うんで、そういうとこが黒部だけ飛び抜けてあると、ほかから何か言われるのか、そうではないと思うんです。それは積極的に、日本ジオパーク認定を受けたんやから、それに関しての市としてのやるべきことをしっかりとやって、観光客をそこに誘導する、そういったときに説明もしっかり受けられる、そういった体制を市民レベルまでしっかりとやっぱり構築することが私は大事だと思います。それが、非常に難しいとこもあるんですけれど、そういうことを見据えた施策を、ぜひ進めていただきたいと思うんですけど、市長はそれについて、どのように思われますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) ジオサイトなりジオポイントを生かして、いろんな観光振興につなげていくということは、それはそれでいいんです。認定の協会のことについては、それは別組織です。これは明らかです。その民間組織として、全国で初めて日本ジオパークの認定を申請したということが、高い評価を受けたということでありまして、それをどうバックアップして周辺自治体、その地域がどう支えていくかと、この連携はしなければならない。そして、それぞれの自治体がジオサイトなりポイントをどう生かしていくか、磨いていくかということは、また、それはそれで別問題としてやっていかなきゃいけない。そこを整理して、理解していただかなかったら、それはやっぱり本来の民間が申請したという、この大きな特徴を生かしていけないということになりますんで、そこはそこで、また、理解をいただきたいなというふうに思います。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) そのわけは、一応、理解してるつもりなんです。それで、市の役目ということなんですけれど、そういうことで、市のやることをしっかりと、今後つなげていかれればというふうには思います。  それでは時間もあれなんで、2番のほうの農業を取り巻く環境と農業政策についてということで、ちょっとそっちのほうに行きたいと思います。  国のほうは、40万ヘクタールですか、ちょっと私の数字違ってたら、また指摘してください。放棄地になるようなことを、今年度になって、その対策が本当に急務だということで打ち出してきました。  しかし、地域の実態は、先ほども言いましたように、なり手がいない、人手がないと。私は、この中で一番言いたかったのは、大きい組織で小さいやる気のある人たちが潰されないように、また、大きい組織は大きい大規模農家で生き残っていかれるようなそういったすみ分けをできたら、一番理想やなと。生活ということになりますと、それは兼業農家という、富山だけじゃない全国的にも珍しい一つの働き場所があって、60日ぐらいで農業ができて、その農地を維持管理していける。これは、すばらしい兼業農家のこの姿、これをやっぱりしっかりと育成といいますか、まだまだこれに関しては先ほど部長から、そういったいい事例があるということなんですけど、それちょっと、もっと具体的に説明していただいて、どういった人のパワーによってその地域を支えてるのか、具体的に教えていただければと思います。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 先ほどお答えいたしました中身は、地域住民への日本型直接支払制度を活用する、具体的にいい事例ということでの紹介をしていきたいということでお答えしたわけですが、これまでも、皆さん方の活動事例を冊子にして、皆さん方に紹介したりもしております。その中でやはり、地元の共同作業という中でのいろいろな農道・水路の補修、草刈り、江ざらい等を皆さん方でやってると、そういう事例を紹介しながら、この制度の拡大を図っていって、地域を守っていただきたいと考えているところでございます。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) あと、ここに欠かせないのが農地中間管理機構でありますが、黒部としては、どのように今現在、利用しておられるわけなんですか。部長、答弁お願いします。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 昨年から中間管理機構、県でも組織されまして農地の集約化が進めているところでございます。これにつきましては、皆さん方にこの制度を紹介し相談にも応じ、また、担い手の方もこういう制度があるということで、周知を図りながら市内で進めさせていただいております。ただ、これまでも農地の集約化につきましては、市内でも行われてきたわけでございまして、少し昨年は事例が少なかったわけですが、その前の年、2年前も集約化ということで離農される方の面積も集約されたところでございまして、順次、進めてまいりたいと考えております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) この土地の所有者の関係が最大の問題になってると思います。なかなか大きい地面でしますと、自分の地面がどこにあると線引きがわからなくなって、それが書類上だけになりますんで、そういった問題があろうかと思うんですけれど、特に、先ほど言いました1種農地、こういったところに関しては、こういう大きい農地に進んでいる状況なんでしょうか。数字でわかれば、1種農地の規模と面積をお願いします。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 10ヘクタール以上の農地がまとまっているというのを第1種農地としておるわけでございますが、今現在、第1種農地がどれだけある、第2種、第3種はどれだけというような把握ではなく、その転用農地で農振除外の事例が出てきたときにおいて、その時点をきちんと把握して、ここは1種農地、2種、3種というふうに区分けしておりますので、面積的な数字は把握しておりません。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) わかりました。それはいいです。  それで、黒部米ということで、現在、つくっておられるということで、大変、名古屋の関係では人気があるということで、知名度もあるということで私は思っております。それで、黒部でも広いもんですから、それは農協さんを通じて窓口にJAくろべが開拓されたということは大変、評価するとこなんですけれど、これの品質といいますか、私ちょっと南魚沼のところに行ってきたら、そんなに大きな何といいますか、農業者はおらんがですよね。個々に誇りを持ってやっておられるんですよね。そういう意味では、黒部米というのは品質、例えば失礼なんですけど、一生懸命やってる方もおれば、ちょっと品質が劣る方もおられるんで、そういうのはちゃんとしっかり区分けされて、消費者のところに行ってるわけなんでしょうか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) JAくろべを通じた黒部米につきましては、品質のすばらしいものが名古屋食糧等を経由して、消費者のほうに行き渡っていると考えております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) この狭い黒部の中でも、やっぱり地域の差によって、育て方じゃなくて地域の環境によって、コメの品質が違ってくるということは聞きました。特に、伏流水という、私はちょっと初めて勉強させてもらったんですけど、そういうこととか、寒暖の差とか、朝の露を払ってくれたりとか、それから東の太陽がそそりくる農地とか、そういったところの特性というのはもっと分析しながら、いいコメを私はつくっていくべきじゃないかなと思います。そういう意味での、生産物の商品開発をよりレベルが高いものにしていったらどうかなと思って。市長、最後にどう思われるか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) まずその、地域商標登録はなぜされたかということを十分理解して。  全国で初めて黒部米と京都米が、地域商標登録されました。申しわけないけど、有名な産地のものは申請していないかといったらしてるんです。でも、認定されない。そこが、なぜかということなんですね。品質とか、おいしいとか比率とかとあるんですが、もう一つ大事なことは信頼なんです。信頼というのは、作付面積決まってるんですから、生産量はわかるんですね。それに対して、流通する量がどれだけあるかといったら、かなりずれがあると。ということは、信頼がどうされるかどうか、そういうことも含めて地域商標登録というものが、おコメというのは非常に難しいところがありまして、全国で初めて黒部米と京都米が商標登録された。そこが信頼、もちろん味とか品質、それと信頼なんです。本当にそこでつくられたコメかということが、やはりそういうことが大事だというふうに思いますんで、私は、全国で初めて地域商標登録を受けた黒部米というものに誇りを持って、きちっと生産する。  黒部の中でも、さっき言われたように、水とか風とか温度差とかいろんなことで、味の多少の違いはあって、どこのコメが一番おいしいかと。私はもうやっぱり、あんたどこのコメ食べとらがと聞かれますけども、実は山手のコメ食べとったりいろいろあります。そういうことはそういうこととして大事にしながらも、全体として黒部米が信頼を得るおいしいおコメだということで、しっかりとそれを守ってそれを発信するということが大事かなというふうに思っております。               〔4番 川本敏和君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 4番、川本敏和君。               〔4番 川本敏和君起立〕 ○4番(川本敏和君) 市長の強い決意をいただきました。  ただ、私が思うのは、農協さんのおコメというのはまぜるんですよ、生産者のを。そこを、きちんと区分けするということも、品質管理でやっていく。農業生産者も、自分のコメは自分のコメというような捉え方、それに誇りがあるんですよ。まぜると農協には出さなくなることもあるんです、こともあるってことなんですよ。そういうことも、やっぱりちょっと参考にしていただければと思います。  以上で、私の質問は終わります。 ○議長(木島信秋君) 次に、2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君登壇〕 ○2番(成川正幸君) どなた様もご苦労さまです。
     国道8号線バイパス、そして北陸新幹線が開業し、来月には新庁舎での業務がスタートします。私たちの住む黒部市は、人の流れが変わり、町が変わっていきます。10年後、20年後の黒部市は、どんなふうになっているんでしょうか。ちゃんと、今の子供たちは黒部に住み続けてくれるのでしょうか。  私は、この黒部市が発展し、誰もがうらやましがる地域になっている姿を想像し、発言通告に従い3項目の質問をいたします。  まずは、子供の貧困対策です。  全国で、子供が巻き込まれる事件がふえています。事件があるごとに、親は何しているんだ、学校は何しているんだ、地域は、いろんな声が聞こえてきますが、多くの事例の根本には貧困があると言われています。  全国で6人に1人と言われる子供の貧困。黒部市も例外ではありません。給食費を払えない、学級費が払えない、ランドセルや制服を買ってもらえない、食事を3食食べられない、親に学校へ行かせる力がなくて、学校に行けない。これらはみんな、どこかの遠い地域のことではなく、身近に起きている話です。ここまで子供たちを追い詰めるのは、親の責任と言う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、誰が悪いかとか議論しても、何の解決にもならないのです。この現状を何とかしたい。黒部に生まれてきた、育ってきた全ての子供たちが、未来に希望が持てるようにしたい。教育の現場で、毎日奮闘しておられる先生方、何とか相談に乗ってあげたいと頑張っておられる民生・児童委員の方、町内会の方、生活支援をと頑張っている市役所職員。教育、福祉、地域、行政、それぞれの現場で全力で取り組んでおられますが、問題を解決するにも、プライバシーの問題や抱える問題が異なることから、一つの方向からだけでは解決が難しい状況にあります。  そこで、福祉、教育、地域、行政などの壁を少しでもなくし、かかわっている方々が、もっと連携しやすい環境を整えることこそが解決の第一歩であり、かかわっている方同士をつなぐ地域包括ネットワーク形成が重要と考えます。  そういったことからもスタートして、定期的に交流意見交換会、また、気軽に話し合いができるディスカッション形式の会議を、地域包括の観点で開催していただきたいと考えますが、市民生活部長に伺います。  次に、公共文化施設の充実についてです。  選ばれる地域になるために、公共文化施設の充実は地方創生戦略の一つと考えます。みんなが集い、安心して利用でき、子供たちが夢と未来、希望を見ることができる施設にするため、2点について質問します。  まず1点目、文化観光の拠点として、国際文化センター「コラーレ」、国際会館「セレネ」などは、多くの市内外の方に利用されています。施設はイベント主催者、来場者の両方が安心して利用できることが不可欠です。そのためには、設備機器を常にベストな状態にしておかなければならないと考えます。  そういった観点から、機器の定期的な改修が重要であると考えますが、長期の改修計画はありますか。また、あるとすれば、今まで適正に執行されていますか。公共文化施設の予防保全の考え方を、総務企画部長に伺います。  2点目です。行政視察において、幾つもの文化施設を見学させていただきました。そこで見た光景は、施設内にはドラムセットやアンプが常設してある防音部屋があり、入り口前には、バンドメンバー募集の紙がぎっしり張ってありました。そこに誰もいなくても、人の会話や夢を持って生きる若者たちの姿が見えるようでした。音楽を通じて、仲間をつくっていく一端を見て、人と人とのつながりが少なくなっている現代に、一番欠けているものではないかと思いました。  現在、市内には披露するステージはコラーレを初め、多く存在します。しかし、練習場所が少なく、防音設備はいつも予約で埋まって使えない状況です。子供たちが、スポーツや文化活動を通じて、さまざまな体験活動によって、地域での人とのつながりや、夢と未来、希望を見ることができる地域。活気が生まれ、黒部からいろんなものが生まれ、ここに住んでよかったと思える地域に。それは今、町にかかわっている私たちが未来につながる土台をつくっていく使命があると思っています。  そういったことから、防音設備のある音楽室を整備し、バンド練習、そしてダンス練習の場を整備してはどうかと考えます。公共施設のあり方の観点から、総務企画部長に伺います。  次に人口減少時代の観光戦略についてです。  人口減少において、マーケットが縮小するのを見据えて、交流人口の増加はとても有効な施策だと考えます。  その中でも、特に有効とされるのが、外国人観光客の誘致です。観光庁推計では、定住人口1人当たりの年間消費額121万円を旅行者の消費に換算すると、国内日帰り旅行者81人分、国内宿泊旅行者26人分、外国人旅行者11人分になると発表しています。統計的に、旅行者は宿泊の有無、そして出発地からの距離の遠いほうが消費金額が多いと考えられています。出発地からの距離の遠い訪日客がふえれば、雇用創出や若者の定住にもつながり、地域経済を底上げする効果が期待できると考えます。  政府は、東京オリンピック・パラリンピックの開催の2020年までに、訪日客を年間2,000万人にする目標を掲げています。日本は、今まで国際大会の開催時には、入国ビザの緩和はなされてきています。東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、入国ビザの緩和などにより、今後、日本の地方に興味を持つ方がふえ、黒部に訪れる外国人旅行者も、今まで以上にふえることが予想されます。  10年、20年後の訪日客、インバウンドの重要性をしっかり理解し、真っ先に取り組んだ観光施設が繁栄すると予想されます。黒部市総合振興計画でも、国際観光交流事業として、外国人観光客の誘致及び受け入れ体制の強化が設定されていることからも、誘致活動の今後の取り組みについて、2点質問します。  1点目です。地方に訪れる訪日客は、初入国の方より、何回も訪れたことがあるリピーターが多い傾向にあります。現状では、訪日客の旅行先のほとんどが、ゴールデンルートと呼ばれている東京や京都、大阪、富士山に行き、地方には数パーセントの方しか来ていないのが現状です。そういった現状から、専門家からは今後、限られた旅行経路だけでは、訪日客目標の2,000万人の達成は難しいとの指摘もあり、政府は訪日客を地方に分散させる方策をとり始めています。そういったこともあり、日本の玄関口である空港でのPRを継続的に行っていくことで、再入国の際に、本市を選んでもらうきっかけになると考えますが、経済産業部長に伺います。  2点目です。本市を訪れた方の満足度を高める施策の一つに、言葉の問題があると考えます。専門家の中には、訪日客をもてなすためには地方への集客拡大には地域の歴史や文化、食などを訪日客にきちんと伝える、見せる工夫に加えて、予約や手配がしやすい、つなぐ工夫が重要になると提言している方もおられます。  しかし、市内観光業施設の現状を見ていますと、国内の誘客で手いっぱいのところもあり、訪日客まで手が届いていないのが現状だと思います。資金面から有効な手段だとわかっていても、外国語のサイン表示やパンフレット制作ができないのが現状です。各事業者で訪日客を視野に入れた取り組みをすることになれば、黒部市全体の観光の底上げになると考えます。  そこで、民間観光事業者の各施設が行う外国語のサイン表示やパンフレット制作に、市として支援してはどうかと考えます。経済産業部長に伺います。  以上で、私の質問を終わります。             〔2番 成川正幸君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君登壇〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 成川議員の一つ目の質問項目、子供の貧困問題を解決するために、教育・福祉・地域などをつなぐ交流意見交換会を定期的に実施してはどうかについてお答えいたします。  子供の貧困につきましては、親の経済的環境の改善に向けた支援や子供の生活環境の見守りなどが大切であると思っておりますが、実際に貧困と思われる家庭や児童の対応に携わっておられる方々への支援やノウハウの共有体制も重要な役割を担うものと思います。  子供の貧困が児童虐待やネグレクト(育児放棄)に密接にかかわっている場合もあることから、これらのケースにつきましては、担当者と関係機関が随時検討会を開き、定期的にネットワークによる支援を実施しておりますが、教育や保育の現場、また地域の民生・児童委員など、個々に子供の貧困問題に取り組んでおられる方に対しては、ネットワーク形成ができていない状態であり、その方々をサポートする体制は整っておりません。将来的に継続して貧困問題に対応していくためにも、ネットワークをつくり、みんなで支えていくことも必要でありますので、今後検討してまいりたいと考えております。           〔市民生活部長 中 伸之君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田 守君。             〔総務企画部長 柳田 守君登壇〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 次に、二つ目の項目、公共文化施設の充実についての1点目、市内の文化施設の機器類の改修計画など予防保全の考え方についてお答えいたします。  総合振興計画で「文化・交流のまち 黒部」を掲げる本市には、コラーレ、セレネのほか美術館や歴史民俗資料館など、さまざまな種類の文化施設があり、市内外から多くの方に利用されているところであります。  この利用者の方々に施設を安心して気持ちよく使っていただくためには、施設自体はもとより音響や映像照明などの設備機器類を適正な状態で提供することが重要なことは申し上げるまでもなく、貸し館としての当然の責務であります。  このため、各施設は不具合が生じる前に機器を更新するなど、先を見越した予防保全に努めているところであります。黒部市国際文化センター「コラーレ」を例にとりますと、建物本体のほか設備機器類のメンテナンスを毎年実施しているほか、耐用年数や更新推奨期間などを考慮した年次更新計画を立てております。最近の事例として施設の中心となるカーターホールの舞台周りでは、照明や反射板等をつり下げる舞台制御機器を平成25年から26年にかけて更新し、また舞台音響に欠かせないワイヤレスマイク一式を平成25年に、スタッフの連絡装置となりますワイヤレスインカムを、ことし更新しております。  財源的な理由から、改修には優先順位をつけて実施せざるを得ず、翌年度以降に繰り越して実施している例があることも現実ではありますが、利用者の皆様が満足できるサービスと安全で快適な利用を確保し、今後とも、計画的な設備更新に努め、信頼される施設運営に努めたいと考えております。  次に、2点目の防音設備のある音楽室の設置についてお答えいたします。  子供たちがさまざまな活動を通じて地域の人たちとの交流を深め、未来に希望を持てる環境をつくっていくことは、地方創生における大切な目的の一つでもあると思います。その活動の中で、バンド練習やダンス練習などでは防音された特殊な施設が必要なものもあると認識しております。  現時点での公共施設においては、防音のレベルはさまざまですが、防音のある施設といたしましては、国際文化センター「コラーレ」のリハーサル室(90平方メートル)やマルチホール(240平方メートル)、勤労青少年ホームの音楽室(109平方メートル)があります。  これらの施設の利用状況や、既存の施設の防音設備の状況を確認するほか、その利用者ニーズについても確認し、さらに検討してまいりたいと考えております。           〔総務企画部長 柳田 守君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君登壇〕 ○産業経済部長(林 高好君) 次に、3つ目の項目の1点目、空港でのPRを継続的に行うことについてお答えいたします。  にいかわ観光圏では、平成21年度から23年度に、県、糸魚川市、白馬村、小谷村の北アルプス周辺エリア4団体と連携し、羽田空港での観光振興プロモーションを実施しており、ポスター掲示やパンフレット配布、アンケートや抽せん会を行っております。  空港での観光PRにつきましては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた外国人観光客の誘致に有効であると考えておりますので、県や近隣市町と連携しながら、PR手法を工夫して取り組めるように働きかけてまいります。  次に、2点目の外国語のサイン表示やパンフレット制作に市として支援してはどうかについてお答えいたします。  外国語のサイン表示やパンフレット制作につきましては、市では訪日外国人旅行者の誘致や情報発信、受け入れ体制の整備に対応するため、平成25年度に英語、韓国語、繁体字の、平成26年度には簡体字の4カ国語のパンフレットを作成しております。観光施設や旅館等へのこれらの支援につきましては、ニーズを調査しながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。           〔産業経済部長 林 高好君自席に着席〕               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) それでは、順番に再質問させていただきます。  まず、子供の貧困対策についてです。  まず、この貧困なんですけれども、全国で6人に1人と言われています。黒部市でも、例外ではないと言いましたけれども、その認識でよろしいでしょうか。市民生活部長、よろしくお願いします。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) しっかりした調査を市で行ったわけではございませんけども、全国的なことと黒部市とは、そう差がないというふうに認識しております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) それでは、それぞれ各部署で対策を打ってるというふうに思います。教育、福祉、地域、行政、いろんな立場で子供の貧困対策について、一生懸命取り組まれていると思いますけれども、例えば教育の現場、学校では児童の貧困という問題を、どう捉えてどんな対策をしているのかというのを、教育部長、お願いします。              〔教育部長 瀧澤茂宏君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、瀧澤茂宏君。              〔教育部長 瀧澤茂宏君起立〕 ○教育部長(瀧澤茂宏君) 教育委員会では、児童生徒の貧困というような対策につきましては要保護、準要保護という制度がございます。この制度は、親がなかなか経済的に苦しいというような世帯について、申請によりまして、教育委員会に申請していただきまして、その状況により一定の額を支援していこうというものでございます。  もちろん、この申請には民生・児童委員の方も絡んでおりますし、また母子家庭等であれば、こども支援課とも連携を深めながら、申請をやっているというような状況で、現在、約200世帯余りの児童生徒の方々に援助していってるというような状況でございます。これにはもちろん、学校の給食費を初め、学用品、通学の用品、また新入生には新入生の学用品なり、中学生には修学旅行の経費、あるいはPTA会費、体育と実技の用具、クラブ活動費というようなことで、支援をやっているというような状況でございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今、学校の教育委員会で対応されていることを教えていただきましたけども、次は、福祉、地域、行政でどんなことをやっているかというのは、市民生活部長、よろしくお願いします。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 市民生活部ということではございませんけども、いわゆる貧困の問題につきましては、平成26年度、県が事業主体となって、この県の東部に生活困窮者自立支援法に基づき相談窓口を設けております。そういったところの中では、当然、貧困の本丸は私は雇用問題というふうに捉えておりまして、そこを確保していくことが必要であるというふうに思っております。支援の中身といたしましては、そういったような相談員がハローワークに一緒に行って、仕事のあっせんをしていただくとか、そういうような活動もしておられますので、そういったことをやること、やり続けていくことに対して、貧困の連鎖というかそういうようなものが、断ち切れるのではないかというふうなことを思っております。そういったことで、また児童虐待とかそういうケースの場合は併発するケースが結構ありますので、そういった問題については従来のこの関係者が一体となった組織で、それぞれのケース会議を開催しながら、関係者がそれぞれの立場でネットワークを通じて、それぞれの守備範囲の中で対応をとっていくというようなことを、定期的に行っているところでございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今、部長の答弁の中から、貧困の連鎖という言葉が出てきたんですけれども、この貧困の連鎖ですね、独立行政法人労働政策研究・研修機構による、第2回子育て世帯全国調査というのを行われまして、その結果にも貧困の連鎖の一端というのはあらわれてます。何を書いてあるかというと、成人する前に親が生活保護を受けていたと回答した保護者が、生活保護を受けている割合は12.2%で、成人する前に親が生活保護を受給したことがないと回答した保護者より10.6%高いということなんです。ですから、生活保護を受けたら、その子供も親になったらまた生活保護を受けるとそういうような連鎖といいますか、時代が変わっても、どんどんどんどん同じようなことで貧困というのにはまってしまって抜け出せなくなるというような状況が言われているといったところです。それを何とかして断ち切りたいなというふうに思います。全ての子供たちが、この黒部に生まれてよかった、先ほども言いましたけれども、住んでよかったと思って、希望を持って生きてもらいたいというふうに思ってますので、現在、多くの方が本当にいろんな立場で取り組まれている。私もいろんな方にヒアリングしました。一生懸命やってるんですね。しかしながら、やはりうまくいかないんですよ。全然よくならないんです。じゃ、どうするか、それぞれ事例が異なってまして、またプライベートとかという問題もいろいろ重なってまして、なかなか一つ一つ解決するのが難しい問題です。そういったことで、私は何がまず手っ取り早いというか、一番最初かというので、連携だというふうに思ったんです。みんなそれぞれ、一生懸命頑張ってたんです。それが、それぞれ携わっている方たちが、みんな悩んでる、そういったものを話し合う機会があれば、ちょっとは前進するんじゃないかなというふうに思い、この提案をさせていただきました。  これについて、市長、どう思いますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) ネットワークをつくって、いろんな悩みやいろんな相談をする場所をつくるということについては、大変意義のあることではないか。そこに、どれだけの方が参加できる環境をつくるかと、雰囲気をつくるかということが、最も大事ではないかなというふうに思っております。  貧困の連鎖のことについて、私は子供たちの教育の機会を、どう与えればいいのか。連鎖するのを防ぐためには、子供たちの高等教育が非常に大事。なかなか勉強する機会を思ったように与えられなかったり、進学ができなかったりというようなところを、これはいろいろ研究して、そういう環境の子供たちを、ぜひ高等教育が受けられるようなそういう支援ができればいいなというふうなことは前から思っておりまして、そのことによっていろんな就業機会を得ることができれば、連鎖を断ち切ることが可能かなというふうに思っておりますんで、特に大学進学について何とか支援をする、そういうことが考えられないかなというようなことについては、研究していきたいなというふうに思っております。 ○議長(木島信秋君) お知らせします。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひ、黒部から貧困の子供をなくしていただきたいなというふうに、切にお願いいたします。  次に移ります。2番目の公共文化施設の充実についてです。  先ほど、答弁の中で毎年メンテナンスをやってると。それから年次更新もずっとやってるというような説明をいただきました。改修計画というのは、全ての機器が対象になってるんでしょうか。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田 守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 一つの事例として、コラーレの例を挙げさせていただきましたけども、必要と思われる機器については全て、先ほど申しましたように、同じ年にできるかどうかというのはちょっと、財源的な問題もありますし、その次の年、場合によってはその翌々年ということで、必要な部分から改修してるところでございます。
                  〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 県内で最近行われたので、何か印象に残ってるのが教育文化会館と県民会館が思い浮かびますけれども、そのときしばらく休館して工事を行っていたと思うんです。そういった大規模なオーバーホールでもないですけども、そういったものも将来的に黒部市として視野に入れて計画されているのかどうか教えてください。             〔総務企画部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務企画部長、柳田 守君。             〔総務企画部長 柳田 守君起立〕 ○総務企画部長(柳田 守君) 先ほど、機器という話でございましたので、施設全体ということであれば、今、時を同じくして公共施設のあり方検討ということで、今、基本計画の作成の準備を進めてるとこでございます。こちらのほうは、限定される施設、限定されない施設、あわせて104施設を今一律に考え方を統一しておるところでございますけども、当然、ある時期においては、そういう更新というのは出てまいります。今は、その短期中期を中心にやってますけど、長期的にも今言われたコラーレとかセレネとか、場合によっては、総合体育センターとか、もうしばらく時間はかかると思いますけども、当然、更新ということが考えられるとこでございます。一般的な議論になると思いますけども、当然、大きなお金がかかるということも考えられます。そういうために、今、公共施設維持補修基金、平成28年度までに5億円積み立てるとか、いろんなできる施策というか、そういう前倒しで積立金的なものも考えながら、今後に備えるということは必要でありますし、当然、各それぞれの施設において、どれぐらいの時期にそういうものが来るのかというのは、それぞれの施設できちっと考えておいでになると思っております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今、黒部市でも公共施設あり方検討というのをされていまして、公共施設を存続するか、廃止するかという議論がなされているところなんですけれども、その中でもランドマークになっているしっかりした市民が誇りを持てる公共施設というものの改修というのも、ちゃんと計画に入れて行っていただきたいなというふうに思っています。  次に、2番目の防音施設の件なんですけども、現在、先ほど答弁にありましたけども、コラーレのマルチホールとかリハーサル室、それから勤労青少年ホームの音楽室というふうに言われましたけれども、これの利用率を見てもほぼ100%じゃないかなと、私は思っています。100%の中に新しい人たちが利用しようと思っても、なかなか利用できないというのがあります。また、黒部市だけじゃなくて、新川地区全体で見てもなかなか施設がない。今あるのが、魚津の学びの森交流館、あそこへ行って聞いてみたんですけれども、社会人は来るんですけど、やっぱり交通手段がない高校生は来れないというのがありまして、また、あの施設自体も今、あり方検討に入っているというような施設であります。そういう中にあって、新川地区で、それも黒部市で夢が持てる施設があればいいなというようなことで提案いたしました。ぜひ、ご検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、3番目に行きます。人口減少時代の観光戦略についてです。  黒部はすごくいいところだと、私は思ってます。全国にも誇れる、世界にも誇れるところだというふうに思ってます。でも、なぜ外国人観光客は少ないんでしょうか。受け入れ体制が整っていないというのもあるかもしれませんが、知らないからじゃないのかなというふうに私は思ってますけれども、部長、どうでしょうか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) まず、外国人の方の入り込み数でございますが、新幹線が開業し、北陸がPRされたということもありまして、昨年は宇奈月温泉の宿泊が9,500人ほどでございました。ことしに入りまして、7月末段階ですけど、約1万4,700人ということで、大幅にふえている状況でございます。外国からのお客様が大変多くなっているところでございまして、そのあたり、これからますますPRもしていかなければならないですけど、受け入れ体制もきちんと対応する必要があると考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 実は、以前、ちょっと随分前なんですけども、北海道の小樽の方を東北に招待したことがありました。そのときに言われたのは、小樽に外国人はたくさん来てるんですね。来てるんだけど、黒部のほうが絶対来ると言ってるんです。ただ、来ないのは、やっぱりその方たちも言ったんですけども、小樽よりも知名度がないんですね。  じゃ、どうするか。ホームページで知らせましょう。来ますかね。ホームページは、知ってる人じゃないと行けないんです。まず、ホームページに行くために、ホームページを見る興味を持たさなきゃいけないのじゃないかなというふうに思います。  マーケティングという手法の基本に、AIDMAの法則というのがあります。AIDMAというので、Attention、Interest、Desire、Memory、Actionという頭文字を取って、AIDMAの法則というんですけども、注目させて、興味を持たせて、欲しがらせて、心に刻みつけさせて、物事購入とか行動を起こさせるというそういう法則なんですけれども、その法則からすると、ホームページだけやるとか、ただここだけ整備するとかだけでは、お客さんは来ないんです。全てのものが整ってこそ、人の心が動いて黒部に来るというふうに思っています。  そういったこともあり、先ほど答弁の中で、台湾のトップセールスも検討されているとかそういう話もありました。それもすごく重要なことだというふうに思います。ただ私は、台湾のトップセールスは台湾の方だけのものだというふうに思っていますので、そう意味では空港にキャンペーンを張って、日本に訪れた人にPRして、また今度来たときに黒部に来ようというふうに思わせるのも一つではないかなというふうに思っています。それが先ほど言われました、以前に平成21年から23年まで羽田空港でキャンペーンをやっていたと。それをぜひ、今、新幹線が来るということで、そういったところによさを持っていったというのもわかるんですけれども、もう1回、こういうのを見直してしっかり行っていただいて、海外のお客さんを呼んでいただければというふうに思います。  まず、知ることだというふうに思います。それについてどうでしょうか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 確かに、今、外国人の方は東京、大阪、京都がほとんどでありまして、地方には本当に少ない数しか来てないというような状況でございます。外国の方に黒部を知っていただくという方法、空港でのPRもあると思います。また、いろんな方法も模索しながら戦略を考えていかなければならないと思います。  ただ、黒部だけでこれを行うのは大変なPRの費用がございますんで、県や、近隣市町と連携しながら、どのようにやっていくか検討していきたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひ、よろしくお願いします。  では最後に、2番目のサイン表示、パンフレット支援ということで質問いたします。  まず、現在、先ほど市のパンフレットをつくっておられると言われましたけど、民間で外国語、多言語と言われるパンフレットなんですけど、それからサイン表示をしている施設を把握されていますか。どれだけありますか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 市内の宿泊施設での聞き取りを行ったわけでございますが、2施設程度が、英語や中国、台湾の言葉に対応したパンフレットをつくっていらっしゃるということで把握しております。しかし、やはりこれからというところが多い状況でございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) それでは、先ほどの黒部市のパンフレットなんですけども、英語、韓国語、中国・北京語と台湾語と4カ国持ってるよと、つくったよと言われましたけれども、どれだけ作成して、今現在どれぐらいの在庫を持っているのか教えてください。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 作成した部数については、ちょっと今、把握しておりませんが、まだ在庫はございますのでPRに使っていきたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 先ほど答弁の中で、去年、宇奈月温泉に宿泊された方は9,500人、ことしはもう1万4,700人来てるという答弁をされました。1万4,700部以上持ってないと、黒部のPRはできないということになるというふうに思ってます。そういったものも、これからどんどんお客さんがふえてくると予想されます。昨年、黒部峡谷鉄道で約1万8,000人ぐらいの方が、外国人、来られてます。パンフレットをつくるのも、昨年どれぐらい来たか、それからことしどれぐらい来るかなというので、パンフレットを発注します。黒部は総合振興計画で、平成29年度に5万人にするという計画があります。そういったことから、今1万8,000人、それから5万人を引いたら3万2,000人なんですね。一気に来ると、それぐらい呼ぼうとすると、それぐらいのストックが必要だというふうに思ってます。そういうのも、これからどんどんふえるということを考えると、このパンフレットをつくるのも行政だけでつくるというのも、行政で持ってるのもいいんですけれども、各施設に、今2施設しかないという市内で。つくってないということを言われてました。そうするとどうするかと言ったら、ほかの施設は、黒部市のパンフレットをちょうだいという話になるんです。それで、今のこれだけふえていくお客さんに対応できるのか。多分、これ宇奈月温泉だけですよね。これから生地とかいろんなところに来ると思うんです。そういった方に対応するために、そういうところにも多言語、外国語のパンフレットとかサイン表示とか、そういったものを整備してもらうというのも一つだというふうに思ってます。そのためには、なかなか資金面もかかりますので、そういったことを支援していただければというふうに考えました。それについて、部長、どうでしょうか。             〔産業経済部長 林 高好君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業経済部長、林 高好君。             〔産業経済部長 林 高好君起立〕 ○産業経済部長(林 高好君) 外国語のパンフレットを最低限整備するというのは、大変必要だと思っております。それら、各旅館、宿泊施設等で整備するのも大変ということもあります。そのあたり、ニーズを調査しながら要望がありましたら、検討していきたいというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 施設に依頼されて、在庫がないと言われないように、しっかり在庫管理もしていただきたいなというふうに思いまして、私の質問を終わります。 ○議長(木島信秋君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日8日に延会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。よって、明日に延会することに決しました。  明日8日は午前10時開議、残る一般質問のうちの個人質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。   散会 午後 5時08分...