黒部市議会 > 2015-06-05 >
平成27年第2回定例会(第1号 6月 5日)

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  1. 黒部市議会 2015-06-05
    平成27年第2回定例会(第1号 6月 5日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    平成27年第2回定例会(第1号 6月 5日)   平成27年第2回黒部市議会6月定例会会議録 平成27年6月5日(金曜日)                議事日程(第1号)                             平成27年6月5日(金)                               午前10時00分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第51号 平成27年度黒部市一般会計補正予算(第1号)    議案第52号 黒部市デイサービスセンター条例の一部改正について    議案第53号 黒部市立学校設置条例の一部改正について    議案第54号 黒部市立小中学校グラウンド夜間照明施設条例の一部改正について    議案第55号 専決処分の承認について    議案第56号 専決処分の承認について    議案第57号 専決処分の承認について    議案第58号 黒部市庁舎備品の購入について    議案第59号 財産の交換について    議案第60号 字の区域の変更及び廃止について
       議案第61号 市道の路線の変更について    報告第 3号 平成26年度黒部市一般会計継続費繰越計算書    報告第 4号 平成26年度黒部市一般会計繰越明許費繰越計算書    報告第 5号 平成26年度黒部市発電事業特別会計継続費繰越計算書    報告第 6号 平成26年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計繰越明許費繰越           計算書    報告第 7号 平成26年度黒部市病院事業会計継続費繰越計算書    報告第 8号 平成26年度黒部市水道事業会計予算繰越計算書    報告第 9号 市出資法人等経営状況について    報告第10号 専決処分の報告について          ( 11件 提案理由説明 ・ 8件 報告 ) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君     5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君    11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    15番 山 内 富美雄 君        16番 川 上   浩 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員     な し ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長                堀 内 康 男 君   副市長               中 谷 延 之 君   総務企画部長            柳 田   守 君   市民生活部長            中   伸 之 君   産業経済部長            林   高 好 君   都市建設部長            西 田 重 雄 君   上下水道部長            大 薮 勝 志 君   会計管理者             本 瀬 稔 夫 君   総務企画部次長企画政策課長     有 磯 弘 之 君   市民生活部次長福祉課長       山 本   勝 君   産業経済部次長農業水産課長     飯 澤 宗 晴 君   都市建設部次長都市計画課長     高 森 宗 一 君   総務課長              長 田 行 正 君   財政課長              村 田 治 彦 君   工務課長              熊 野 勝 志 君   総務課行政係長           越   雄 一 君  病  院   市民病院事務局長          内 橋 裕 一 君   市民病院事務局次長         山 本 真 也 君  教育委員会   教育委員長             村 田 聖 士 君   教育長               能 澤 雄 二 君   教育部長              滝 澤 茂 宏 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  御 囲 泰 晃 君  代表監査委員             福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長              寺 嶋 和 義 君   議事調査課長            鍋 谷   悟 君   議事調査課課長補佐         寺 林 佳 子 君   議事調査係長            橋 場 和 博 君   主任                武 田 圭 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告一般質問(代表) ■日本共産党 橋本文一議員  1 平和と憲法・安倍内閣安保法制について   (1)安倍政権は5月15日「安保法制戦争法案を国会に提出した。      二度と戦争をしないと誓った戦後のあり方を大転換させ、アメリカと一緒に日      本を海外で戦争する国に作り変えようとするものである。      まさに憲法九条の破壊であり、かつて、「満蒙は日本の生命線」だと言って中      国に対する侵略戦争に突き進んだ。過ちを再び繰り返してはいけない。「安保      法制」戦争法案をどのように思うか   (2)今月4日の衆議院憲法審査会で「立憲主義」をテーマに招集された参考人の憲      法学者が揃って、集団的自衛権を可能にする戦争法案について、与党も含めて      合意した参考人全員が「憲法に違反する」との違憲の判断を示した。当然だと      思うが、どうか   (3)戦後70年、日本国憲法は、アジア太平洋戦争での日本の敗戦からの2年後1      947年5月3日に施行された。侵略戦争を反省し、国民主義、恒久平和、基      本的人権の尊重などを原則に成り立っている。      とりわけ日本の憲法が平和憲法と言われている訳は  2 出し平ダム・宇奈月ダムの排砂について   (1)国土交通省は、2月25日の黒部川土砂管理協議会で海底の底質調査の報告を      した。報告によると2014年との過去の結果とを比較すると荒俣・生地・石      田では調査項目の数値が高くなってきている。これらが、海底の環境にどの様      な影響を与えているのか。住民、議会等にわかりやすく説明すべきでは。また、      市内海底調査地点を追加していくべきと思うが、どうか   (2)これまでの排砂影響報告書は、毎回、過去の排砂の測定値の範囲以内として、      大きな影響がないと述べている。すでに排砂の影響を受けているものとの比較      であり、ダム排砂を以前との比較ではない。これでは科学的ではないと思うが、      どうか。      より正確な影響調査のためには、排砂の影響を受けていない海底の調査を行う      べきと思う。昨年、県漁連は富山湾全域海底調査を行なったと聞いている。
         その結果と排砂実施機関が昨年行った調査結果を広範囲で比較し、その結果を      公表すべきでは   (3)出し平ダム・宇奈月ダム連携排砂では、環境と河川の安全のためにも粒径の      大きな礫を排出することが求められている。そのためには自然流下で礫などを      運搬するのが合理的と考える。宇奈月ダムでいち早く自然流下の状態にするた      め、連携排砂の際には、排砂が予想されるとき、事前に宇奈月ダムの水位を下      げて洪水調節にあたるよう働きかけては   (4)自然流下の回数、時間を増やすために、排砂・通砂は、雪解け時、梅雨時、台      風時等の出水時ごとに行い、排砂後は数日間ゲートを開放し自然流下を続け、      黒部ダムから放流し濁りを解消するなど可能な限り自然を取り戻すよう関係機      関に働きかけるべきではないか   (5)市長は、先の黒部川土砂管理協議会で「これまでの排砂はうまくいっている。      そろそろ黒部川をどういう河川にしていくかのビジョンが必要」と述べている。      黒部川のビジョンとは  3 北陸新幹線が開業して3か月、黒部宇奈月温泉駅の課題について   (1)送迎のため、駅東口ロータリーへの一般車両乗り入れを求める声が多い。送迎      への乗り入れを可能にすべきではないか   (2)駐車場の利用状況はどうなのか。無料駐車場の現状を見ると、除雪対策が大変      不安である。除雪対策は万全なのか   (3)駅周辺の散策や駐車場から駅への移動等に歩道がない。下垣内前沢線や舌山愛      川線の歩道整備が必要と思うが、どうなのか   (4)黒部宇奈月温泉駅は、森の中の駅、魅せる駅、見えない駅などの考え方で進め      られてきた。しかし、市内や市外の方から、「あのサーチライトは何なのか、      星空も消して森の中の駅とは、駅のコンセプトは言葉だけだったのか」等の声      が寄せられている。このような声をどう思うか  4 基幹産業の農業について   (1)昨年の12月議会で直接支払交付金の半額や米価の暴落で市内農家の減収額は      約3億円と聞いていた。そのうちナラシ対策加入者で約9,500万円、円滑      化対策約4,400万円が国費から支払われるとのことであったが、実際はど      うなのか   (2)農家に対する支援策として、昨年からの新たな制度「農地中間管理機構」を県      で設けたがその実績はどうなのか。また、その業務委託を各市町村で行うとし      ているが、市としてどのように進めてきたのか。その実績はどうなのか。それ      ぞれの実態、実績をどう評価しているのか   (3)農地の集積は限界にきているのではないか。意欲ある家族経営担い手農家に      も力を発揮してもらうことが必要である。国の経営体育成事業融資主体型補      助事業の選定基準は、家族経営には不利となっている。改善を求めるべきでは      ないか   (4)28年度の県への重要要望に「道の駅」の基本計画策定における支援や一体型      整備実施に向けた支援事業等がある。「道の駅」で特産物の展示・販売等を行      うには、地元産の海産物、農産物は欠かせない。現在のコメを除いた農産物の      作付状況では、問題があると思うが、どうか ■新樹会 伊東景治議員  1 黒部の特色をいかした再生可能エネルギーによるまちづくり   (1)宮野用水発電所に続いて、本年度より黒瀬川小水力発電所の建設が計画されて      いる。新たな小水力発電所について、さらに検討すべきと思うが   (2)宇奈月温泉地域における地熱発電の可能性については、宇奈月電気プロジェク      トの調査で良い結果が得られた。国の地熱開発支援では、大規模開発の候補地      を「重点開発地点」に指定し、発電用の井戸掘削への国庫補助率を「2分の1」      から「4分の3」に引き上げる、掘削の影響で周辺の温泉量が減った場合、温      泉業者らが代わりの温泉用井戸を掘削する費用を全額補助する制度も設ける、      開発が制限される国立・国定公園内でも、景観を損なわなければ発電施設の高      さ制限を緩和する等の後押しも考えられ、本市も積極的に電力会社開発会社      に働きかけるべきではないか   (3)小水力発電所地熱発電所観光資源として、発電設備見学ツアー等を企画      し、新たな誘客にいかすことができるのではないか。ジオサイトとしても十分      学習効果の高いものになると思うが   (4)発電後の排熱水は融雪・暖房・養殖・栽培など地熱資源の二次活用として色々      考えられる。また、再生可能エネルギーを活かした生活や経済活動をすれば、      「環境にやさしいまち黒部」のPRにもなると思うが   (5)平成20年に国よりバイオマスタウンとして認定を受け、PFIを活用した下      水道汚泥利活用事業をはじめ色々な事業を行っているが、それぞれの事業の進      捗、効果はどうなっているか。新たな事業はあるか  2 人が育ち地域がいきる教育について   (1)平成26年度「教育委員会事務の点検・評価報告書」によると、平成25年度      の「全国学力学習状況調査学力テスト)」について、小学校11校におい      て、平均正答率に学校間のバラツキが大きいことが課題であると記載されてい      る。この課題を解決するための方策は。また、平成26年度における学力テスト      の結果はどうであったか   (2)学校評議員制度に準じた評議員会は、各小中学校に設置されているが、学校運      営にいかされているか   (3)黒部市は学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)を導入していないが、      導入について検討されたことはあるか。県教育委員会の見解はどうか   (4)平成26年に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正され、教育      委員会制度が改正された。経過措置として、在職する教育長は教育委員会の委      員として任期中に限り、従来の職にある、とされている。現教育長は2年目で      あるが、任期満了後の教育委員会について、市長はどのように考えておられる      か。旧制度から新制度への移行について教育長はどのような取り組みをするか   (5)県教育委員会は「ふるさと教育」を推進しているが、本市のふるさと教育の特      色はどのようなものか。また、どのように現場にいかされているか   (6)1万人が参加したカーター記念黒部名水マラソンは、黒部の扇状地を目で見、      足で感じていただけたと思う。県外からの参加者に対して黒部のPRをどのよ      うに行ったのか。黒部に対する参加者の思いをアンケート調査等を行って、黒      部のサポーターになってもらいPR、誘客等につなげられないか   (7)北陸新幹線の開業を記念して、黒部市を中心にロケが予定されている映画の進      捗はどうか  一般質問(個人) ■5番 中村裕一議員  1 災害に強い地域づくりについて   (1)昨年11月、隣の長野県北部地震は、家屋全半壊141棟、道路等の損害も大      きかった。しかし、人身事故は負傷者45人、死者はなかった。この災害状況      から市として学ぶべきことは何か   (2)石田こども園は、海岸から150m程の距離であり、建物は1階建て、市のハ      ザードマップの想定ではとても対応ができない。こども園に避難の対策はなさ      れているか
      (3)市では豪雨時の災害に備え、黒部市に特化した「防災気象情報サイト」を開設      し、また、土砂警戒区域ハザードマップも作成した。県は「土砂災害警戒情      報システム」を新年度から自動的に地区名を表示し、迅速な情報提供を進める      と聞くが、災害時には国、県、市との情報の共有が肝要である。その対応はで      きているのか   (4)国内の相次ぐ自然災害について、防災と減災の取り組みと市民への浸透につい      て伺う  2 子どもが健康で明るく育つ環境づくりについて   (1)国の子育て関連3法に基づいて、本年策定された「黒部市子ども・子育て支援      事業計画」について、特に核とした支援策は何か   (2)仕事と子育ての両立は、職場の環境づくりが重要である。県では51人以上の      企業について「一般事業主行動計画」で仕事と子育てが両立しやすい職場づく      りの条例を策定している。市の企業についても目配りがされているか   (3)保護者アンケートの中に「保育所や学童保育で金がかかり過ぎる」との意見が      あったが、所得との適正が図られているか。6人に1人が貧困家庭の子どもが      いると言われているが、貧困家庭の子どもの実態把握について市の現状はどう      か ■3番 高野早苗議員  1 鳥獣害対策について   (1)生息状況はどのように変わってきているか   (2)これまでの全国の危害状況について   (3)サルとイノシシのこれまでの対策と今後の取り組み計画について   (4)黒部市有害鳥獣捕獲隊及び黒部市鳥獣被害対策実施隊の今日的な課題について   (5)黒部市鳥獣被害対策実施隊に対する今後の支援策について  2 子ども達の生きる力を伸ばす対策について   (1)「14歳の挑戦」に親の働く姿を見せる機会を持てないか   (2)学校教育における食育の取り組み方針について   (3)子ども達体験ツアーについて ■1番 柴沢太郎議員  1 空き家等対策の推進に関する特別措置法全面施行を受けて   (1)5月26日に空き家等対策の推進に関する特別措置法全面施行された。現状、      市内の老朽危険空き家を含め、住民生活に危険な影響を及ぼしている空き家が      多々あり、市民の「安全・安心」を守るため行政手続条例の制定が急務である      と考える。こちらに関して、今後のスケジュールはどのような形で進め、いつ      頃条例を制定・施行するのか   (2)3月議会で市内老朽危険空き家49件のうち2件が自主解体されたとの報告が      あった。倒壊など極めて緊急性の高い空き家がまだ47件あり、所有者はほぼ      把握しているとのことだったが、現在の時点で所有者はすべて把握済みなのか。      また、所有者の動向はどのような状況なのか   (3)今後、空き家を管理していくためにもデータベースの整備が必要であると考え      る。平成25年度に空き家実体調査を実施しているが、特措法全面施行を受け      て今後空き家に関する多くのデータを管理・記録し継続的に把握していくため      にも再度調査を行う必要があると考えられるが   (4)「特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針(ガイ      ドライン)の基本指針」に沿って判断した場合、市内で相当数の物件が「特定      空き家」に該当することが考えられる。以前、タウンミーティングで市長から      「より強制力のある条例を制定する」と述べられているが、ガイドラインを元      に特定空き家を判断し所有者に指導・助言を行うという認識でよいのか。また      特定空き家の判断は誰が行うのか   (5)4月より空き家情報バンクが設置され募集が行われているが、正式な運用開始      はいつ頃を予定しているのか。また現在、売り手・貸し手の登録はどのような      状況か   (6)空き家情報バンクに登録を促すにあたり、空き家所有者の所在地が不明であっ      たり・誰が相続しているのか住民では把握困難な部分があり、町内会や近隣住      民の協力は一定の限界があるように思える。固定資産税納付状況から所有者      を調べるとしても守秘義務の問題も関わってくるため、市から空き家所有者に      登録を促すことは出来ないか   (7)今後、増え続ける空き家を抑制するためにも、除去事業活用事業をしっかり      行っていかなければならないと考える。空き家の活用事業に関しては、空き家      再生等推進事業における、空き家住宅及び空き建築物を地域の活性化に資する      滞在体験施設交流施設体験学習施設創作活動施設文化施設等の用途に      利活用し空き家増加を抑制していくことを推し進めていかなければならないと      考えるが   (8)また除去事業に関しては、地域の実情に応じた対策を講じる必要があると考え      る。更地にしても用途がない・売れない・新たに家を建てられない・固定資産      税が上がるだけの問題や、所有者の金銭的な事情の問題から解体したくても解      体出来ない、また倒壊寸前になって勧告を受けるまで放置した方が良い状況に      も陥る。除去に関してみれば土地・建物を市に寄付する代わりに建物を解体す      る制度を設けるべきでは   (9)老朽危険空き家の中で、条例制定に時間が掛かると倒壊が予想される物件が多      々ある。それら物件も含め、瓦が飛散し道路上に散乱している物件もあり、残      っている瓦も台風や強風が来ると飛散することが確実で通行人に大きな被害が      出ることも予想される。市民の安心・安全を守る大義名分のもと、条例制定前      に危険個所を一部撤去することは出来ないものか ■16番 川上 浩議員  1 ジオパーク認定により「名水の里」発信の再強化を   (1)ジオパーク認定を受け、庁内にジオパーク推進班を設けられたが、どのような      課題に取り組むために、どのような活動をするのか   (2)日本黒部学会黒部川扇状地研究所、黒部市水資源対策協議会や名水会など活      動されているが、その活動状況とそれぞれの関わりはどのようになっているの      か。また、庁内での担当部署が異なることによる課題も指摘されているが、ど      のように対応しているのか   (3)「名水の里黒部」と掲げて久しいが、インパクトが弱くなっているのではない      か。扇状地における壮大なる水の循環を自然のダイナミズムとして捉えた科学      的な発信も必要であるが、豊富な水、おいしい水(名水)としての分かりやす      い取り組みも必要であると思うがいかがか   (4)第29回全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会名水サミットin安曇野)      が8月28日に安曇野市で市政10周年を記念して開催される。平成元年8月      に当地で第5回名水シンポジウムサミット)が開催されている。ジオパーク      認定を受け、県東部ジオパークエリアの連携と情報発信具体的取組として名      水サミット開催に取り組んではいかがか  2 所蔵する美術品の管理について   (1)所蔵する美術品には購入したもの、寄贈されたものなどがあると思うが、購入      した美術品の累計額はどのくらいか。また寄贈されたものも含め特に美術品と      して、美術館として貴重と思われるものには何があるのか
      (2)管理する美術品として扱う基準は何か。管理するに当たり、台帳整理や整理票      の貼付、台帳と実物のチェックは定期的に実施されているのか   (3)展示保管施設の施錠、セキュリティ、防災面にはどのように対応しているのか。      また展示保管する場合の温度、湿度、防虫管理などは十分か   (4)今後の所蔵品の企画展や庁舎内などでの展示についてどのように考えているの      か ■8番 小柳勇人議員  1 上下水道料金改定について   (1)上下水道の料金改定検討委員会を設置した背景、理由について伺う。黒部市は      全国有数の上下水道料金が低額であることが一つの強み、インフラ更新、長寿      命化、新規埋設が求められていることは共通認識である。また、財政難が想定      される中での改定となるが、その背景や理由について伺う   (2)上下水道の料金改定の目的とその必要性についての考え方を伺う。      料金の統一化、適正化を目指すとされているが、市内画一の料金体系が必要な      理由や背景、何をもって適正化と考えるのか、その考え方について伺う   (3)現在の検討委員会の進捗状況についてと、今後の進め方について伺う  2 労働力不足について   (1)市内企業の産業別労働力の現状についてどのように把握しているのか。また、      対応策についての考え方について伺う   (2)長期的には市内労働力の減少が危惧されているが、「働くことを喜びとし活力      のあるまち」に向けて、市内企業の育成、労働環境改善、若者定住促進などの      方策があると考えられるが、どのような優先度で取り組むのか考え方について      伺う   (3)「働くことを喜びとし活力のあるまち」にむけて、地方創生の活用や成長産業      の育成支援を通して、黒部市内の企業や市民の日々の生活向上を目指す上で、      どのようなことに留意するのか、その考え方について伺う ■2番 成川正幸議員  1 市の情報発信について   (1)インターネット利用がどこでも気軽に出来るスマートフォンが急激に伸びてい      る、総務省平成25年度通信利用動向調査によると、スマートフォンは、自宅      パソコンよりもインターネット利用頻度が高い率で利用されている。      「知りたい情報を迷わず探せる」「いつでもどこでも必要な情報が共有できる      まち」になるためにスマートフォン対応の市ホームページが必要かと思うが、      見解を伺う  2 東京オリンピック・パラリンピック合宿誘致について   (1)今年1月15日に組織委員会は、応募要項を発表。      3月20日から誘致申請の受け付けを開始しているが、トレーニング施設、宿      泊施設などで要件を満たした候補地を、リオデジャネイロ五輪が開催される来      年8月ごろから公式サイトに掲載し、各国・地域の合宿地選びの参考にしても      らうとしている。      市長も12月定例会で、国際的なトップアスリートとスポーツを通じて交流を      深めることは地域が活性化するとともに、次世代を担う子ども達に大きな夢と      感動を与え、地域のスポーツの振興・発展にも大きく寄与するものと考えてい      ると答弁されている。      ぜひとも、スタートラインである立候補というアクションを起こしていただき      たいが、その後の進捗、本市としての考えを問う  3 ペットと暮らせる特色ある地域について   (1)中型犬からチワワなどの小型犬が主流の時代になり、犬の鑑札・狂犬病予防注      射済票の形状が合わなくなってきた。全国では小さいものが出てきており、更      新をと思うが本市としての見解を問う   (2)地域や旅行者にも楽しく利用でき、集客力のあるドッグランを総合運動公園や      道の駅(宇奈月麦酒館)などに整備してはどうか   (3)昨年9月、総合運動公園において富山県防災訓練が開催され、その中でペット      同行避難訓練も開催された。訓練の継続は、市民の安心と同時に市内外にPRす      る絶好の材料だと考える事から今後も引き続き実施してはどうか  4 農林水産業の振興について   (1)流通販路の拡大が振興に繋がると考える。      また、黒部ブランドのPRになると考える。      市外での農水産資源の流通・取り組みを問う   (2)地産地消の拡大と普及啓発が求められている。      市内での農水産資源の流通・取り組みを問う ■14番 辻 泰久議員  1 農業問題   (1)本市の2014年度の収入減少影響緩和(ナラシ)対策の支払いは   (2)本市の2015年度の主食用米の生産調整(減反)目標への対応状況は   (3)中間管理機構による本市の契約状況は   (4)小規模農家が先祖伝来の田畑を提供した場合のメリットは   (5)農業用用排水路施設の経年による老朽化が著しく、漏水などが起きている。農      道も狭隘で大型機械の作業効率が上がらず、また、農地の集約化が進捗しない      ことから、担い手育成の妨げになっている。その対策は  2 マイナンバー制度について   (1)マイナンバーとは何か。何のために導入されるのか   (2)自分のマイナンバーはいつわかるのか   (3)マイナンバーはいつから誰がどのような場面で使うのか。メリットとデメリッ      トは   (4)マイナンバーは自由に使っていいのか   (5)カードが配布されるのか。使い道は   (6)条例改正などは   (7)カードの書き換え(写真)は ■9番 谷口弘義議員  1 住民が安全・安心して暮らせる道路対策について   (1)県道六天・天神新線、市道新堂中新線の堀高地内の交差点は、市道開通(2月      26日)以来2か月間で交通事故が6回も起きている。市では対策をすぐに取      られたが、この交差点は一時停止しても見通しが悪く今の対策では安心できな      い。信号機の早期設置と岩井整形外科前の信号機(手押し式)が連動するよう      に住民が求めている。安全で安心して暮らしていくための当然の要望である、      いつ頃まで設置できるのか。      平成20年6月に、新堂中新線の建設の住民説明会が開かれた。市は、「県道      との交差点であり、背骨道路は市の幹線道路となる。信号機の設置は必要であ      り、されるべきもの」と説明されていた。住民は市の説明を信じてきた。遅れ      ている原因はなにか   (2)市道新堂中新線のコラーレ付近が道路標示や道路の設置物が多く、慣れない運
         転者から不安の声が寄せられている。安全上からも問題があると考える。4車      線化など抜本的な改善が必要である。この状態はいつまで続くのか   (3)高橋川左岸の道路が市道高橋歩行者線になった。この道路の道幅は2.8mと      狭く、高橋川と幅1mの農業用水に挟まれた道路となっている。車が通ると人      の通行が非常に危険である。高橋川沿いのYKK社宅横から熊野神社付近まで      はロープが2段に張ってある簡易なもので、付近住民からは「子ども達、住民      の安全を守るため道路の拡幅、安全柵を設置してもらいたい」との要望を聞い      ている。市道管理上からも、住民の安全を守る上からも当然の要望と考える。      道路の拡幅、安全柵の設置について市の考え、対策はどうか  2 黒部市民病院について   (1)厚生労働省は後発医薬品(ジェネリック薬品)の普及率を、数量ベースで17      年度目標60%を2020年度末までに80%にすることを示した。資料によ      れば、黒部市民病院の使用割合は54.8%。県立中央病院56.6%、富山市民      病院60%以上、高岡市民病院60%以上となっている。      市民病院は「診断群分類包括評価(DPC)を導入しているので安定した診療      報酬と増収につながる」と述べている。ジェネリック薬品価格は先発薬の5割      から6割とされており、使用拡大は患者負担を軽くする。このことからも使用      拡大を進めることが必要と考える。今後の取り組みはどうか。      院外薬局のジェネリック薬品使用率は60%〜70%となっている。市民病院      の使用割合54.8%と大きな開きがあるが、その違いはどこにあると考える      か   (2)病院の駐車場は、午前中満車状態でなかなか駐車できない。駐車場の拡充が必      要と考えるが、どうか。      北側駐車場、職員駐車場を兼ねた南側臨時駐車場は行き止まりとなっている。      通り抜けができるよう改善すべきと考えるが、どうか。      南側臨時駐車場は未舗装で雨の後は水たまりができている。早急な対策が必要      と考えるが、どうか。      臨時駐車場は病院の建設・整備終了後、どうされるのか。      平成28年度5月から今の外来棟・管理棟の解体工事が行われることになって      いる。このことで病院前の駐車場が制限されると聞いている。その対策はどう      か   (3)今年度9月から高度医療棟・東西病棟の改修が来年3月末まで計画されている。      どのような改修が行われるのか。      外来棟・管理棟の解体工事、高度医療棟の改修工事に伴い医療機器の移動、設      置が必要となってくると思うが、その対策はどうか  3 社会保障、介護保険制度、市の総合事業について   (1)介護保険制度が4月から変わった。今議会で黒部市デイサービスセンター条例      の一部改正で、所得によって利用料を1割負担から2割負担に引き上げること      を提案している。国が介護保険制度を改悪したからと、市が追随することはな      い。市が独自に行う総合事業として要支援者に該当する利用者のサービス利用      料は引き上げるべきでないと考えるが、どうか   (2)基本チェックリストにて総合事業によるサービスを受けられる者も利用者の範      囲に含めるとなっている。基本チェックリストだけで総合事業に入れるか、介      護事業に入れるのか判断できるのか   (3)一定所得者の見直しについて、65歳以上の被保険者で本人の合計所得金額が      160万円以上、同一世帯の第1号被保険者の年金収入プラスその他の合計所      得金額が単身280万円、2人以上346万円で2割負担にする条例案だが、      市内で対象者は何名か   (4)市は要支援者の通所・訪問介護を市の事業として行うことになった。3月議会      で、市で行う総合事業のサービス利用料は、これまでと同様なのか、との質問      に対して、「サービスの利用についてはこれまでと同じサービス事業所で同じ      サービスを提供していく。利用料や市の負担につきましても、考え方はこれま      でと同様である」と答弁されていた。事業所にはミニデイサービスを受けられ      るかどうかアンケートが来ていると聞いているが、これまでと同じ質と量のサ      ービスは受けられるのか ■4番 川本敏和議員  1 住みたくなるまち黒部の施策について   (1)昨年3月の新庁舎建設に伴う将来のまちづくりについて、中心市街地の施設の      集約や町なか居住を促進し商業の活性化を図り、魅力ある市街地として、都市      機能の整備・充実に努めると答えているが、その具体的な整備計画は   (2)本市は、新庁舎を中心としたコンパクトなまちづくりを進めているが、その賑      わい創出に緑化道路の整備や歩道整備を行い、安全快適な歩行者空間の整備が      必要では   (3)まちづくりの理念に住み続けたい・訪れたい魅力的なまちづくりとあるが、具      体的な取り組みは。また、東洋経済新報が公表している「住みよさランキング      2014」で本市は21位であるが、上位を目指し魅力アップに繋げては   (4)本市の農山村再生に小さな拠点とふるさと集落生活圏の形成推進を行い、本市      が行う都市農村交流事業の名水の里くろべ「こども自然体験村」に加え若者を      対象とした都市農村交流事業を実施しては   (5)都会に進学した学生は、卒業後に都会で就職し住居を構える事が多いが、その      対策としてUIJターンへの就職や住居支援制度、また、創業塾や異業種交流      会を通じ起業コンテストを企画し、創業支援を通じた人材誘致を図っては  2 健康寿命を延ばすための施策について   (1)健康を維持するのに朝夕に歩く方々が多くなったと思うが、歩道等の損傷や段      差がある箇所があり安全に歩行するための整備が必要では   (2)本市の地域福祉計画のアンケートで自分や家族の悩みや不安について、「健康      について」が5割強となっているが健康増進を進めるにあたり柱は何か   (3)健康寿命を延ばすためには、自覚症状のない生活習慣病の一次予防が重要であ      る。健康に関心がない方に関心を持ってもらう施策として「健康マイレージ制      度」を導入しては   (4)健康な方がそうでない方を支える地域が重要と考える。民生委員や見守り員な      どの方々にご苦労をお願いしているところであるが、見守り体制事業とケアネ      ット事業について市民に対し充分な説明が必要では   (5)当市は、平成20年9月に「スポーツ健康都市宣言」を行い、「市民ひとり1      スポーツ」を合言葉に生涯にわたりスポーツに親しむことで、自らの健康増進      と地域の振興などを図ってきたが、その成果と課題は ■7番 山田丈二議員  1 防災について   (1)改めて、災害情報の伝達手段は(黒部市に限定した「防災気象情報」とは)   (2)立体交差の道路(アンダーパス)冠水対策は    2 公共施設再編(事業間連携)について   (1)社会基盤系(インフラ)について   (2)現国道8号線沿いの下水道整備に合わせた連携について ■6番 村井洋子議員
     1 健康長寿社会の実現に向けて黒部市の取り組みは   (1)「健康寿命」という言葉の市民の認知度は   (2)健康寿命延伸のための具体的な取り組みとは   (3)企業や団体などは、どのように特色ある取り組みを行っているのか   (4)ライフステージに応じた健康づくりとは   (5)10年後(団塊の世代が75歳に達する時)を見据えた、目指す黒部市の姿は  2 女性を特有のガンから守るための取り組みについて   (1)がん検診については、それまで30歳以上対象から、平成17年より20歳以      上を受診対象としたが、受診の状況は順調か   (2)20歳代で子宮頸ガンを発症することについて、その若年化の背景はどのよう      に考えられるか   (3)学校教育の中で、子宮頸ガンを防ぐ、もっと効果的な指導や教育が行えないか   (4)20歳からの受診を進めるために、どのような取り組みが行われているか   (5)医師の立場から、積極的指導を教育現場などで行うことは考えられるか ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――              開 会 の 宣 告   午前10時00分 ○議長(木島信秋君) おはようございます。  本日、6月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、これより、平成27年第2回黒部市議会6月定例会を開会いたします。  これより、諸般の報告を行います。  まず、監査委員から例月出納検査の2月分、3月分及び4月分の結果報告がありました。  お手元に配付したとおりであります。説明は省略をさせていただきます。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                  開    議   午前10時01分 開議 ○議長(木島信秋君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、「谷口弘義」君及び「伊東景治」君を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から6月23日までの19日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、19日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第3、「議案第51号から議案第61号まで」及び「報告第3号から報告第10号まで」以上、19件を1括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  本日ここに、平成27年第2回黒部市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  議案の説明に先立ちまして、諸般の状況等について申し上げます。  まず、先月24日に開催されました「第32回カーター記念黒部名水マラソン」について申し上げます。北陸新幹線開業記念として1万人の参加者を目標として開催した今大会は、10,485名の方のエントリーをいただき、当日は全国各地から9,518名の方が参加され、うち8,888名の方が完走されました。特に今回は、フルマラソンのコースを前回から一部変更し、新庁舎周辺の市中心市街地を通るほか、川風が感じられる河川敷をほぼ一直線に走り抜け海岸沿いに出るなど、黒部川や扇状地など黒部の大自然を存分に体感できる42.195kmでありました。昨年に引き続き、これほど大きな大会であるにもかかわらず、また、ところによっては気温が26度を超えるという、マラソンとしては大変厳しい気象条件の中、大きな事故等も無く大会が運営できましたことは、市民の皆様や市内企業、各種団体など2,700名を超えるボランティアスタッフによるサポートのほか、強い日差しの中、選手の皆さんに沿道で温かな声援を送られた多くの皆様方のご尽力の賜物であります。「参加する人、それを支える人、沿道で声援を送る人」の皆さんが笑顔で大会に参加されており、改めて、今大会を支えていただきました多くの方々に深く感謝を申し上げる次第であります。新幹線開業を契機とした参加者1万人規模の大会を、市民の皆様とともに継続的なものに育て上げ、この歴史と伝統のある大会が、黒部の新たな魅力のひとつとなるよう、改善するところは改善し、地元や全国から多くのランナーが参加する国内有数のマラソン大会を目指し、引き続き全力で取り組んでまいります。  次に、経済状況等について申し上げます。国内につきましては、内閣府の発表によりますと、今年1月から3月期の実質経済成長率は、速報値において前期比0.6%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算では2.4%増となり、2四半期連続のプラス成長となりました。また、先月末に発表された月例経済報告では、緩やかな回復基調が続いており、個人消費は持ち直しの兆しがみられるとの報告もでております。  北陸地域に関する景気状況につきましても、緩やかな回復基調が続いており、個人消費は持ち直しの動きがみられるものの、鉱工業生産は増加の動きに一服感がみられると報告されております。  黒部商工会議所による今年1月から3月までの市内の景況調査では、消費税増税前の駆け込み需要があった昨年同月期と比べると悪化しているものの、採算や資金繰りの面で持ち直しの動きがみられるなど、昨年の駆け込み需要による影響を除けば、足元の景況感にやや明るさが戻りつつあります。特に製造業につきましては、業況、売上ともに前期に比べて改善しており、全国や北陸信越と比較しましても、黒部の製造業の好調さがうかがえます。  先行きにつきましては、建設業で一服感が出始めておりますが、小売業では売上や採算面で改善傾向が予想され回復の兆しがみられるほか、製造業は、好調さを維持できるとの見通しが示されております。しかし、全業種にわたり仕入は高止まりで推移しており、本格的な回復はまだ先と予想する事業所が多く、仕入負担の増加が長引けば持ち直しつつある景況感にも影響が出る恐れがあります。また、有効求人倍率を見ましても、4月末時点での魚津公共職業安定所管内は1.6倍と、ピーク時を下回っているものの、県内6公共職業安定所のなかで、依然一番高い水準にあり、事業者の立場からは、人手不足感が強く、人材確保に苦労されている事業所も少なくない状況であります。今後は、賃金や物価の上昇による影響、消費の回復、為替や株価などに瞬時に影響を及ぼすアメリカの利上げなど不透明な点があることから、今後引き続き国内及び市内経済の動向等に注視してまいりたいと考えております。  先月29日に鹿児島県の口永良部島の新岳が、マグマが地下水に直接触れて爆発する「マグマ水蒸気噴火」を起こし、全島民137名の方が屋久島に避難されました。噴火警戒レベルが一番高い「レベル5・避難」を発令し、翌日には噴火は停止したものの、引き続き厳重な警戒が行われています。島民の皆さんは、昨年8月の噴火の際に自主避難された教訓を生かし、事前の準備を怠らなかったといわれており、日頃からの心構えや準備の大切さが伝わってくる出来事であります。火山噴火予知連絡会では、噴火活動の長期化もあり得るとの見解を示しており、避難生活を送られている方々のご心中をお察しするとともに、1日も早く噴火や影響が収まり、普段の生活が送られるようご祈念申し上げるものであります。  また、先月30日の夜には、小笠原諸島の西方沖を震源とするマグニチュード8.1の地震があり、震源の深さが約682キロと深かったため津波は起こらなかったものの、観測史上初めて47都道府県で震度を観測するほど広範囲に影響した地震でありました。黒部市の震度計では揺れは観測されなかったものの、県内では13の自治体で震度2又は震度1を観測し、北陸新幹線も開業以来最大の3時間10分の遅れが生じ、約5,000人に影響が出ました。さらに今回の地震では、地震の規模が大きくなるほど発生しやすく、震源から遠く離れた場所でも高層ビルなどを大きく揺らす「長周期地震動」が観測され、高層ビルやマンションではエレベーターが止まり閉じ込められた方々が救出されるなど、都市型災害として起こりうる危険性に関して改めて考えさせられるものでありました。  東日本大震災から4年が過ぎ、未だ被害の凄まじさが記憶に残るなか、日常生活と災害とは常に隣り合わせであり、何時でもおこりうるということを忘れず心がけておくことの必要性を痛感しているところであります。今回黒部市では、地震の影響はありませんでしたが、日本列島での地震や火山、気象等による災害の発生が増加するなか、防災に対する継続的な意識が必要であると再認識したところであります。  それでは、本日提出いたしております議案等につきましてご説明申し上げます。  まず、予算関係について申し上げます。  議案第51号は、「平成27年度黒部市一般会計補正予算(第1号)」であります。補正額は、9,748万9,000円でありまして、補正後の予算総額を221億4,048万9,000円とするものであります。  歳入歳出予算の補正の概要について申し上げます。  総務費は、自治総合センターコミュニティ助成によります自治振興事業費及び防災対策費を計上したほか、篤志寄附によります、ふるさとサポート基金の積立金やケーブルテレビ事業の組織移行に係る準備経費を計上しております。  民生費は、篤志寄附によります、社会福祉振興事業基金の積立金を計上しております。  衛生費は、環境衛生の推進に向けた基金積立金を計上いたしております。  農林水産業費は、明日キャンプ場における野生鳥獣からの安全を確保するための電気柵設置工事費等を追加したほか、漁業振興基金活用事業補助金を追加しております。  商工費は、北陸デスティネーションキャンペーンでのPR事業費を計上したほか、地域観光ギャラリー整備事業費、僧ヶ岳県立自然公園トイレ等整備事業費等の計上や宇奈月温泉スキー場の第1リフト保護設備損壊に係る復旧工事費を追加しております。  土木費は、市道神谷柳沢線改良に係る用地購入費等を追加するほか、地域公共交通網形成計画に基づく新規路線への運行補助金を計上しております。  教育費は、指定文化財の保護活用のための活性化事業運営協議会に対する補助金を計上しております。  これらの補正の財源といたしましては、県支出金、財産収入、寄附金、基金繰入金、諸収入、市債のほか、繰越金をもって充当することといたしております。  条例関係議案といたしましては、一部改正が「黒部市デイサービスセンター条例の一部改正について」等6件、契約関係が2件、その他の議案が2件、報告が8件であります。  以上、本日提出いたしました議案等につきまして概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げます。何とぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、6月8日から11日までの4日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。  よって、6月8日から11日の4日間は、本会議を休会とすることに決しました。  6月12日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表及び個人質問を予定しております。  一般質問の通告書は、8日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。   散  会 午前10時17分...