黒部市議会 > 2014-03-03 >
平成26年第1回定例会(第1号 3月 3日)

  • 村井仁(/)
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  1. 黒部市議会 2014-03-03
    平成26年第1回定例会(第1号 3月 3日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    平成26年第1回定例会(第1号 3月 3日)   平成26年第1回黒部市議会3月定例会会議録 平成26年3月3日(月曜日)                議事日程(第1号)                             平成26年3月3日(月)                               午前10時00分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第 1号 平成26年度黒部市一般会計予算    議案第 2号 平成26年度黒部市国民健康保険事業特別会計予算    議案第 3号 平成26年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第 4号 平成26年度黒部市発電事業特別会計予算    議案第 5号 平成26年度黒部市簡易水道事業特別会計予算    議案第 6号 平成26年度黒部市地域開発事業特別会計予算    議案第 7号 平成26年度黒部市診療所事業特別会計予算    議案第 8号 平成26年度黒部市新川広域圏老人保養センター事業特別会計予算    議案第 9号 平成26年度黒部市牧場事業特別会計予算    議案第10号 平成26年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計予算
       議案第11号 平成26年度黒部市病院事業会計予算    議案第12号 平成26年度黒部市水道事業会計予算    議案第13号 平成26年度黒部市下水道事業会計予算    議案第14号 平成25年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計予算    議案第15号 平成25年度黒部市一般会計補正予算(第7号)    議案第16号 平成25年度黒部市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)    議案第17号 平成25年度黒部市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)    議案第18号 平成25年度黒部市下水道事業会計補正予算(第3号)    議案第19号 専決処分の承認について(平成25年度黒部市一般会計補正予算           (第6号))    議案第20号 平成25年度黒部市病院事業会計資本剰余金の処分について    議案第21号 平成25年度黒部市下水道事業会計資本剰余金の処分について    議案第22号 黒部市各種委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部           改正について    議案第23号 黒部市特別会計条例の一部改正について    議案第24号 黒部市保育所条例の一部改正について    議案第25号 黒部市デイサービスセンター条例の一部改正について    議案第26号 黒部市水産物地方卸売市場条例の一部改正について    議案第27号 黒部市道路占用料条例の一部改正について    議案第28号 黒部市社会教育委員に関する条例の一部改正について    議案第29号 黒部市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部改正について    議案第30号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び           規約の変更について              (30件 提案理由説明 ) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   20人     1番 川 本 敏 和 君        2番 中 村 裕 一 君     3番 村 井 洋 子 君        4番 山 田 丈 二 君     5番 小 柳 勇 人 君        6番 谷 口 弘 義 君     7番 木 島 信 秋 君        8番 辻   靖 雄 君     9番 寺 田  嗣 君       10番 伊 東 景 治 君    11番 橋 本 文 一 君       12番 辻   泰 久 君    13番 山 内 富美雄 君       14番 松 原   勇 君    15番 山 本 達 雄 君       16番 吉 田 重 治 君    17番 川 上   浩 君       18番 新 村 文 幸 君    19番 森 岡 英 一 君       20番 坂 井   守 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   な  し ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長                堀 内 康 男 君   副市長               中 谷 延 之 君   市長政策室長            中 田 博 己 君   総務企画部長            能 澤 雄 二 君   市民生活部長            本 多   茂 君   産業経済部長            浜 屋 孝 之 君   都市建設部長            朝 倉   実 君   上下水道部長            澤 田 悦 郎 君   会計管理者             米 陀 峰 信 君   総務企画部次長総務課長       内 橋 裕 一 君   総務企画部次長財政課長       寺 嶋 和 義 君   市民生活部次長市民環境課長     能 登 直 幸 君   産業経済部次長農業水産課長     林   高 好 君   都市建設部次長都市計画課長     高 森 宗 一 君   上下水道部次長工務課長       西 田 重 雄 君   企画政策課長            有 磯 弘 之 君   総務課行政係長           藤 田 信 幸 君  病  院   市民病院事務局長          沢 井 利 夫 君   市民病院事務局医事課長       能 島 芳 寿 君  教育委員会   教育委員長             柳 原 幸 子 君   教育長               中 山 慶 一 君   教育部長              柳 田   守 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  瀧 澤 茂 宏 君  代表監査委員             勇 永 三 郎 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長               平   正 夫 君  議事調査課長             鍋 谷   悟 君  議事調査係長             寺 林 佳 子 君  庶務係長               山 口 真 二 君  主任                 若 松 真里子 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告一般質問(代表) ■新樹会 吉田重治議員  1 平成26年度予算について   (1)例年に比べて今年度予算編成で苦労したことや特徴は   (2)今後、合併による特例措置「合併算定替」の終了による本市への影響は   (3)駆け込み需要や消費税の増税が経済に与える影響をどのように考えるのか  2 安全で安心な住みよい黒部市づくりについて   (1)海岸部で津波の影響を受けやすい海抜の低い地域の津波対策を考えているのか   (2)合口用水の断水時の河川水の確保対策について   (3)消火栓や貯水槽の整備方針は   (4)駐在所のあり方について改善を求めることができないか  3 黒部市は持続する新幹線の開業効果を出すために何をどうするのか   (1)黒部市の誘客対策をどのように進めるのか   (2)近隣の市や町でも新幹線の開業効果が期待されている。協働で進める事業など、      協力態勢がしっかりとれているのか   (3)黒部市民や行政の出来る「おもてなし」についての考えは  4 黒部市の公有資産について   (1)土地開発公社が所有していた土地の利用や処分の状況と現在の保有状況は
      (2)「塩漬け物件」は市の事業に活用するか、活用できないものは、早期に処分す      べきと思うが   (3)学校の再編で利用目的がなくなる、校舎やグラウンドの再利用や処分方法を考      えているのか  5 堀内市長が任期4年間で行いたい政策は   (1)市長は、マニフェストで何を訴えるのか   (2)郊外の大型店の進出や通販の拡大で、益々中心市街地の商店が弱体化している。      対策はないか   (3)都会の人が住みたくなるような住宅環境の整備に力を入れたらどうか   (4)市長は4年間で黒部市をどのように発展させたいのか ■日本共産党 橋本文一議員  1 黒部宇奈月温泉周辺整備について   (1)新駅周辺整備については、駅裏、駅表を作らないとの計画で、駅西口には、駐      車場、新駅西側駅利用者ゾーン、駅東側には新駅東口広場地域観光ギャラリ      ー、地鉄新駅前広場、地鉄新駅東側利用者利便ゾーンなどの計画で進めてき      た。西側駅利用者ゾーンについては、プロポーザルにて全国に呼びかけてきた      が、まったく応募がなかった。また、地鉄新駅東側利用者利便ゾーンについ      ては、事業者の募集を3区画で行ってきた。業者の申し込み状況と、今後の西      側・東側利用者利便ゾーンをどう進めていくのか   (2)新幹線及び公共交通対策特別委員会より、東口ロータリー広場コンクリート      の椅子の検討を求めてきたが、いまだに検討内容が示されていない。そもそも、      なぜコンクリートに直接座るということになったのか。また、ロータリー内の      歩行者通路は、傾斜勾配が強く雪等が積り、滑るとの声があるが、どうなのか   (3)新幹線が開通となれば車両等の通行が確実に多くなる。駅周辺道路の安全対策      として信号機等の設置が必要だが計画はどのようになっているのか。設置計画      を早く住民に知らせることが必要と思うが、どうなのか  2 新川育成牧場経営ビジョンについて   (1)6月議会で新川育成牧場運営計画策定業務委託費を活用し、今後、有識者会議      の設置等を行いながら魅力あふれるビジョンとなるよう、関係機関連携のもと      で策定していくとのことであった。有識者会議等で、どの様な協議を行ったの      か   (2)3月までには経営の自立と市民県民に喜ばれる施設となるような運営計画を策      定するとのことであった。運営計画は策定されたのか。また、基本構想や運営・      経営ビジョンが策定され次第、市民の皆様に随時発表するとのことであった。      どうなのか   (3)12月議会では、策定中の運営経営で今後の飼育頭数をもとに、採草放牧地の      規模や利用方法を決定するとのことであった。また、利用できない牧草地は、      農業体験や果樹の栽培による新たな特産物の販売や開発、牧場の優れた景観、      眺望と合わせ、魅力ある牧場となるよう取り組むと述べているが、どう決定し      たのか   (4)民間企業の参入について、経営の高度化を図りながら参入を促すとのことであ      った。どうなったのか   (5)冬期間も、モウガーデンの営業を行うとのことであった。これまで取り組んだ、      実績状況はどの様に評価しているのか。改善できることがあれば、どのような      ことか   (6)26年度予算から、黒部市牧場事業特別会計となり、未経産牛の導入及び搾乳      施設等増新設工事事業予算、1億2千4百60万が議案として提出されてい      る。運営・経営ビジョンが策定され次第、市民の皆様に随時発表するとのこと      であった。運営計画も市民や議会にも示さないで、事業をなし崩し的にすすめ      ていくのは納得できないと考えるがどうか   (7)地権者の方々の協力なしには事業を行うことができない。土地の測量が終わり、      地権者に発表済みなのか。また、地権者との賃貸契約はすべて完了済みなのか  3 基幹産業の農業について   (1)現在、減反に参加する農家に支給されている10アール当たり1万5千円の定      額補助金は14年度より7千5百円となり農家にとって死活問題である。市と      して農家への支援施策を、どのように考えているのか   (2)18年度には、補助金は全廃となり減反政策はなくなる。5年後のことである      が、市として、今の段階から農家への支援策や方針を、示すべきと思うが、ど      うなのか   (3)政府は、米粉や飼料米の作付によって、コメ余り現象の解消を図っていくとし      ているが、黒部市としてどう支援していくのか   (4)政府は、日本型直接支払の創設により、農家への支援をおこなうとしている。      資源向上支払いと、農地維持支払いとの違いは、どう違うのか   (5)政府は、農家に対する支援策として、「農地中間管理機構」を県で設けること      としているが、「農地中間管理機構」とはどのようなものなのか。また、その      業務委託を各市町村でおこなうこととしているが、市としてどのように進めて      いくのか 4 公的年金支給開始年齢の引き上げと雇用について   (1)本年度60歳定年となる職員は12名と聞いている。黒部市には、職員の再任      用を条例で定めているが、本年度、再任用として雇用する職員はいるのか。条      例が施行されてからの再任用は何名か。また臨時職員として雇用をおこなう職      員はいるのか。役所内での雇用となると、気を付ける点があると思うが、どう      なのか   (2)以前には外郭団体での雇用は、職員の天下りだとして議論されてきた。本年度      の定年退職者には外郭団体での雇用はあるのか   (3)外郭団体での雇用は、公的年金が支給されるまでの間なのか。また、給料及び      職員手当等外郭団体の前任者と同額になっているのか   (4)外郭団体臨時職員での雇用者とでは、給料や職員手当等の支給額に差はある      のか   (5)政府が公的年金支給開始年齢を平成25年以降段階的に60歳~65歳へと      引き上げたことにより、現行の60歳定年制度のままでは退職者は無収入とな      る期間が発生するので、再任用としての雇用や臨時職員となる。国は年金の支      給開始年齢を引き上げるならば60歳の定年制度と支給開始年齢との矛盾を解      決すべきと思うが、どうか ■会派清流くろべ 坂井守議員  1 空き家対策について   (1)対策が急がれる。地域に合った条例を定めるなど、具体的な対応を早期に実施      する、独自の黒部方式を立ち上げるべきではないか  2 林道の整備について   (1)林道は必要があって造られた道路であるはずだ。旧市町ともに維持管理に苦情      が多いと聞いている。政治に影の部分があってはならないと思うが  3 新幹線開業、そして10年後の黒部市は
      (1)総合振興計画が順調に進み、新幹線が間もなく開業する。未来の黒部市に、市      長としてどのような夢を描いているのか。そのためには、今後どのような施策      を実施することが必要か ■英の会 伊東景治議員  1 地域の特性を活かし豊かなまちづくり   (1)県産米の主力であるコシヒカリは、富山ブランド米として高い評価を得ていた      が、近年1等米比率、食味ランキングなどで苦戦が続いている。その原因と対      策は   (2)新たな農業・農村政策の転換の中で、本市の農業の進むべき方向は   (3)黒部市公共交通戦略推進協議会では、市内主要地から北陸新幹線黒部宇奈月      温泉駅へのバス運行を想定したアクセスルートの検討が行われた。その内容と      今後の展開は   (4)牧場経営として生産から加工販売までを一貫して取り組む酪農事業に転換を図      ることはあるべき姿かと思うが、将来的には民間への委託などを視野に入れる      べきと思うが   (5)観光とは、名所や人、文化と食・グルメの総体だと言える。それぞれの地域が      四季折々にそこでしかできない体験あるいはそこでしか食べられないグルメが      リピーター客をつくる。黒部の食の対応は十分か   (6)富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏(にいかわ観光圏)整備計画が平成2      1年度から25年度の5ヵ年計画として策定され、県及び新川地域の3市2町      が実施してきた。この3月で計画期間が終了するが、その成果と今後の課題及      び展望について。また、県東部9市町村をエリアとしたジオパークの取り組み      との関係は   (7)県は再生可能エネルギービジョンを示し、2021年度までに小水力発電所を      現在の2倍の45ヵ所以上とするほか、県内初の地熱発電所の建設を目指し、      特に温泉水を使ったバイナリ―式発電を導入する可能性を示した。再生可能エ      ネルギー資源が豊かな黒部市は、小水力発電や地熱発電の面で積極的に動く必      要があると思う。地熱発電に関しては電力会社の参画も視野に入れるべきと考      えるが 2 活力と創造のまちづくり   (1)文部科学省は2014年度、児童生徒に多様な学習機会を提供するため、土曜      日の授業や教育活動を推進する。県教委は国の事業を活用してモデル事業を実      施する予定で、土曜授業が実施できるよう施行規則を改正し、県予算案に80      0万円を盛り込んでいるが、本市は具体的に取り組む用意はあるか   (2)県教委は、体罰防止マニュアルを2万部作り、県内全ての小中高校、特別支援      学校の教職員のほか、部活動や児童クラブ外部指導者にも配布し、校内研修      や各種団体の研修での活用を促すようだが、本市ではどのように活用するのか。      また、その検証は   (3)公益財団法人黒部国際文化センターは26年度から市美術館の指定管理者と      なり、コラーレ、セレネと3つの文化施設を管理することになる。その狙いは      何か。文化活動の拠点として、有機的・効果的に活用し、子どもから大人まで、      本物の芸術とふれあえる機会につなげるべきと考えるが   (4)新しい図書館は、どのようなコンセプトでいつ頃までにどこに建設するのか。      現図書館周辺の環境を考えると早急に対応すべきと思うが   (5)黒部市と宇奈月町が平成18年に合併して8年が経った。当時8年後の新市は      どのように描かれていたのか。一体感の醸成の進展はどうか。また、市の財政、      職員など行政における推移からみて、合併による効果はどうか  3 互いに支えあい住みよいまちづくり   (1)介護保険事業は3年毎に見直すことになっており、第5期は平成26年度が最      終年度であり、第6期計画策定に向け26年度が見直し策定年度である。その      基本的な考え方は、地域包括ケアシステムを基本としたものになるのか。保険      料基準額の算定はどうか。市の障害者福祉計画高齢者福祉計画も時期が同じ      であるが、基本の考えは介護と同じか   (2)核家族化により世帯サイズが小さくなり、高齢化が大きい自治体では、老老介      護や高齢者一人暮らし世帯の増加が懸念される。黒部市における実情はどうか。      また、対策はあるか   (3)滑川市長は、健康寿命延伸市を公約としている。特に女性は平均寿命86歳と健      康寿命73歳と、その差が13歳ほどあると聞く。高齢者人口の増加が著しい      地方都市では健康寿命の延長に対する効果的な対策が喫緊の課題であるが、ど      のような対策が考えられるか ■新政くろべ 辻 泰久議員  1 北陸新幹線開業を1年後に控え諸課題への対応について   (1)黒部宇奈月温泉周辺整備や道路網の整備、地鉄駅の整備などの進捗具合は   (2)運行本数はどれくらい予想できるか   (3)駅利用者の更なる利便性の向上のために飲食店やビジネスホテルなどの誘致に      ついては、市経済界と一体となって取り組んでいくことが必要ではないか   (4)コンベンションの誘致や国内修学旅行の誘致は   (5)宇奈月温泉来訪を促す観光プロモーション活動の具体策は  2 公共工事の見通しについて   (1)25年度事業で入札中止や不調があったのか   (2)13ヵ月予算ということであるが4月~6月の端境期に発注できるのか   (3)新年度では単価見直しや経費率の引き上げを検討されたのか  3 農政について   (1)TPP参加への折衝中であるが本市議会も意見書を送付しているが現時点での      市長の見解を問う   (2)生産調整の廃止でコメ農家は先行きに大変不安を感じている。本市として支援      策はないものか   (3)飼料用米に転作を促すということであるが市内で全量消費できるのかを問う   (4)市内で消費できないものならどのように対処するのかを問う   (5)1等米比率の低下、食味度12年連続特Aならず、市長の見解を問う   (6)コシヒカリに変わって、暑さに強く、おいしい、コメの品種改良や導入など考      えられないものか 一般質問(個人) ■1番  川本敏和議員  1 コンパクトな街づくり公共交通・施設整備   (1)コンパクトな街づくりのまちなかや地鉄沿線の定住施策である住宅取得者支援      補助事業の実績と方針は   (2)コンパクトな街づくりで課題となるのが中山間部や遠方地域、公共交通空白地      域であるが、公共交通ネットワーク・サービスの政策は   (3)新庁舎を中心市街地に建設するが、将来の街づくりをどう考えているのか   (4)JR黒部駅周辺の道路整備で西側の8号バイパスから駅西のアプローチ道路拡      幅や駅東の県道石田前沢線拡幅整備が必要では   (5)JR黒部駅西側からの利用者数調査が今年度されたが、その結果と方針は   (6)あいの風とやま鉄道運行に合わせJR黒部駅の橋上化、西口整備など東西連絡
         強化を図り、駅周辺の定住促進と賑わいある街づくり政策を進めるべきでは  2 新川育成牧場の再生について   (1)新幹線開業に向けた牧場の運営・経営の柱は何か、また、来場者15万人、事      業売上150百万円の目標の策は   (2)牧場の再生に向けては、搾乳設備やMOOガーデンの予算案が計上されている      が、今後の投資計画並びに民営化は   (3)牧場への道路は狭く、県道の拡幅整備や市道の側溝などの整備が必要と考える      が   (4)来場者の倍増には、牧場の愛称名や案内看板整備、駐車場の整備が必要では   (5)現在の牧場の営業時間は、午後5時で終了するが、営業時間の延長を進め来場      者への便宜を図るべきでは   (6)牧場の将来的には、牛や山羊に限らず豚、養鶏など住宅地で共存が難しくなる      環境下を考え、総合酪農場拠点としては   (7)牧場の家畜のふん尿や植物、生ごみなどを自然発酵させることで発生するメタ      ンガスを利用し、バイオガス発電施設で電力供給に繋げては ■17番 川上浩議員  1 三日市保育所周辺土地区画整理事業の見直しについて   (1)平成8年から事業に着工し、平成19年に事業期間を平成29年まで延長して      いるが、平成25年度末見込みの進捗はどうなるのか。期間内での完工は見込      めるのか   (2)見込めないとすれば、どの様な見直しをするのか。また、見直しも含め市民に      対して改めて事業に関する説明が必要ではないか  2 農業施策の4つの改革への対応について   (1)4つの改革の中身と、それぞれに対する制度的に判明していない懸念事項はな      にか   (2)これまで進めてきた黒部市農業への影響をどの様に考えているのか。またその      ための対策をどの様にとるのか  3 再生可能エネルギーへの取り組みについて   (1)農業用水を利用した宮野用水発電所が稼働しているが、今後の水資源を利用し      た小水力発電所などの計画はどの様に進んでいるのか   (2)地熱(温泉水も含む)を利用した発電やその他用途への利用計画はどのように      検討研究されているのか。また黒部市としてどの様に関わっていくのか ■6番 谷口弘義議員  1 黒部市民病院、カリエールの運営、職員の処遇改善について   (1)患者への対応の改善は外来、入院を問わず求められている。病院は何を改善す      るべきと考えるのか。昨年11月の病院運営委員会で外来、入院患者の満足度      調査を行ったことが述べられた。その結果はどうだったのか。病院としてどう      生かすのか   (2)病院の入院患者10人に対して1人の看護体制から、7対1の看護体制への移      行を、「入院患者数が減った今が絶好のチャンスと考えている。現在の414      床を減らして319床にし、平成24年度末の病棟配置看護師228人を37      人増やすことが必要。入院できない人数が5%でる。」と報告された。病床を      減らして入院患者7人に対して1の看護師の体制を確立するのなら、新川地区      の中核病院として安易と考えるがどうか。入院できない人数が5%は何人にな      るのか。12月議会で「影響はない」と答えられたが、どうしてなのか。入院      できない人数が5%でることを問題と考えないのか。現在の10対1の看護体      制では看護師は忙しすぎる。患者さんに対する対応から見て増員が必要と考え      るがどうか   (3)病院は看護師の確保を、中長期的の解決策として7点挙げている。やろうと思      えばすぐ出来るものが多い。看護師宿舎の確保に民間のアパートを借り上げて      対応している公的病院もある。当院も考えるべきである。仮眠室の確保も挙げ      ているが、病院増改築事業で4部屋仮眠室のスペースがあるが何人分なのか。      病院増改築事業の完成を待つのではなく、今ある施設で仮眠室を作り看護師の      要望に応えるべきであると考えるがどうか   (4)看護師から、残業した時間が全部つかないと訴えがあったが、適正に処理され      ているのか。タイムカード方式の導入など必要と考えるがどうか   (5)看護師の離職率が6.7%と報告された。おおよそ何人になるのか。対策をど      うされるのか。「仕事に対する評価、対価が低い」と考えていることを看護師      から聞いている。このことも原因のひとつと考えるが、病院として対策の考え      はどうか   (6)来年4月から消費税が8%に増税される。増税はやめるべきである。今のまま      8%になると病院運営への影響はどうか。4月から診療報酬が改定される。今      回の改定は消費税増税に伴う医療機関の負担増を補うため、診療報酬に1.3      6%分上乗せした引き上げだが、消費税増税分から見るとマイナスとなる。市      民病院ではどのような影響があるのか。診療報酬改定には、救急(急性期)治      療を終えた患者の早期退院を促すため、在宅復帰率の高い病院を診療報酬で評      価する方針も入っている。患者追い出しにつながる恐れがあり賛成できない。      以上2点について病院の考えはどうか   (7)市民病院は2年後に患者7人に看護師1人の7対1病棟を目指しているが、安      倍内閣が今国会に提出した「医療介護推進法案」で、医療では、「機能分化」      の名で看護師配置が手厚い「急性期病床」を削減し「7対1病棟」を2年間で      36万床のうち9万床減らす計画となっている。また「病床機能報告制度」を      作って病床を「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」に再編すること      になっている。患者追い出しにつながる、国のこうした方針には反対であるが、      当病院への影響はどうか。国に対してものを言うべきと考えるがどうか   (8)カリエールの新老健棟建設で50床から80床に増床された。個室が増え「仕      事が厳しくなった」と聞いている。カリエール発足時全員正職員であったが、      今は臨時職員が増えてきている。正職員の人数は何名が適正と考えるのか。正      職員との比率、人数はどうか。臨時職員がいなかったらカリエールは運営でき      ないのではないか。臨時職員から正職員へ登用の要望に応えるべきと考えるが      どうか。残業時間の申請がしにくいと聞いている。適正な方法が必要ではない      のか  2 学童保育について   (1)「子ども・子育て支援法」の制定で、学童保育について、①学童保育を市町村      が行う「地域こども・子育て支援事業」として位置づけ、学童保育の整備計画      を含む「地域こども・子育て支援事業計画」の策定を市町村に義務づけた。市      として今後の取り組みはどうか。②法律の附則に「指導員の処遇の改善、人材      確保の方策の検討」が示された。指導員の確保が難しいことを聞いている。指      導員の確保には、指導員としての仕事の確立や財政的な保障、指導員が安心し      て働き続けられるような労働条件の向上等、市が責任を持つ臨時職員等の身分      保障を行い、指導員の社会的地位の向上を図ることが必要と考えるがどうか。      また市としてどう関わって行くのか患者への対応の改善は外来、入院を問わず      求められている。病院は何を改善するべきと考えるのか。昨年11月の病院運      営委員会で外来、入院患者の満足度調査を行ったことが述べられた。その結果
         はどうだったのか。病院としてどう生かすのか   (2)「児童福祉法」の改定で、①対象児童が6年生までの「小学生」に引き上げる      ことになったが市としてどう対応されるのか。②国としての学童保育の基準を      省令で定め、市町村は国の基準に従い、条例で基準を定める。「指導員の資格」      と「配置基準」は国が決めた基準に従って市町村の基準を定めると示された。      市が条例で基準を定めることで、これまでと違った責任があると考えるがどう      か。③市町村は、保護者が必要な利用が出来るように情報の収集、提供、相談、      助言、あっせん、調整などを行うとなっている。市が責任を持って学童保育に      関わっていく必要があると考えるがどうか   (3)厚生労働省の専門委員会は、①2人以上の指導員をおく。うち1人以上の有資      格者を配置。有資格者は保育士、児童福祉の仕事を2年以上経験した人などで、      都道府県が行う研修を受けた人。②静養室を設ける。③児童の集団の規模はお      おむね40人まで等を基準としてまとめた。厚労省は専門委員会がまとめた基      準を省令で定めることになるが、市として、今後、対応はどうされるのか   (4)学童保育に関わる国の制度の変更によって、今後、市が学童保育の量的・質的      な事業計画を立て、学童保育の質的拡充が図られる基準を定め、十分な財政措      置を行っていくことが求められるが、市の考えはどうか  3 コミュニティ交通の運行と交通空白地域の解消について   (1)市内で運行されているコミュニティタクシー、バスの利用状況はどうか。地域      住民がさらに利用しやすくするため、改善すべき点は何と考えるか   (2)地鉄のバス路線が廃止された地域、交通弱者の多い団地や交通空白地域の住民      からコミュニティタクシー、バス運行の要望が寄せられている。今後の拡充計      画をどのように考えているのか。市長は2012年3月議会で、「交通空白地      域の解消に向けては、急速に進む高齢化社会に対応したまちづくりに必要なツ      ールとして、コミュニティ交通の導入は必要と考えている」と答弁されている。      都市建設部長が「議員が言われる地域につきましては努力をしたい」と答弁さ      れている。村椿、大布施地区についてどのように検討されたのか。今後の拡充      計画をどのように考えているのか ■8番 辻 靖雄議員  1 本市の大介護時代の対応策について   (1)本市の地域包括支援センターの役割と課題は   (2)地域の生活支援の担い手育成の取り組みは   (3)国は平成27年度から3年かけて「要支援」の「予防給付」を廃止し「地域支      援事業」に移す計画である。本市の取り組みは   (4)地域包括ケアシステムの確立の本格的な推進協議会の設置は   (5)「足こぎ車イス」の導入で、介護予防支援を  2 新時代の黒部市民病院の取り組みについて   (1)黒部市民病院の目指すべきものは何か   (2)「新・扇状地ネット」の導入で地域医療は充実するか   (3)「7対1」看護体制は実現可能か。いつごろまでに達成か   (4)看護師不足の抜本的解決策は   (5)消費税の増税により診療費はどれ位上がるか。また、病院経営に影響はあるか  3 新幹線駅周辺の整備について   (1)駅前広場の近くに「トロッコ電車」のモニュメントの設置計画は   (2)駅構内、ふれあいプラザ、地域観光ギャラリー等々の防犯カメラ等セキュリテ      ィ体制は万全か   (3)駐車場500台へのわかりやすい誘導案内標識の設置計画は ■3番 村井洋子議員  1 新川地域での看護大学又は看護専門学校の設置について   (1)新川地域の首長間で話し合い、看護大学等の設置に向けて動き出してほしいが、      どうか   (2)上記について病院長はどのように考えているか   (3)奨学金制度の創設を考えてはどうか   (4)看護師の出産後の離職率は高く、その面での環境整備が進まない。どのように      改善を図るのか  2 安心・安全な黒部市であるために   (1)現在、市内の防犯カメラ設置状況はどうか。どのような場所に、何台設置され      ているのか   (2)今後、防犯カメラ設置について、どのように考え、計画し、実施するのか   (3)魚津市での取り組みは参考になると思うが、地域のために民間への働きかけを      してはどうか  3 宮野山の活性化に向けて   (1)自由に使える電気が必要である。しかも、クリーンエネルギーがよいのだが黒      瀬川小水力発電の電気はどうか ■5番 小柳勇人議員  1 中学校再編計画について   (1)中学校再編計画の現状について   (2)再編後スムーズな移行に向けて、市民への説明状況について   (3)学校耐震化など新中学校予定地のハード整備について   (4)校区見直しと通学路整備について  2 子育て支援策について   (1)病児、病後児保育施設の新設計画について   (2)現在の本市における子育て支援策の現況について(出産から乳幼児期)   (3)現在の本市における子育て支援策の現況について(児童期、生徒期)   (4)本市における子育て支援の考え方について(特に、結婚出産支援策、夫婦共働      き支援について) ■4番 山田丈二議員  1 地区市街地の活性化を左右する、幹線道路網の整備について   (1)都市計画道路前沢植木線の歩道整備は   (2)道路除雪重要幹線である市道三日市堀切線の消雪装置設置について  2 子育て支援について   (1)「子ども・子育て支援会議」設置の意義、支援計画策定について   (2)エコチル調査の概念、市としての関わり及び市内の協力者は   (3)病児保育、病後児保育について ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――              開 会 の 宣 告   午前10時00分 ○議長(山内富美雄君) 皆さん、おはようございます。  本日、3月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、これより、「平成26年第1回黒部市議会3月定例会」を開会いたします。
     これより、諸般の報告を行います。  まず、監査委員から例月出納検査の11月分、12月分、1月分及び、定期監査の結果報告がありました。  お手元に配付したとおりであります。  説明は省略をさせていただきます。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                  開    議   午前10時01分 開議 ○議長(山内富美雄君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、村井洋子君及び山田丈二一君を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月20日までの18日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、18日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 日程第3、「議案第1号から議案第30号まで」以上、30件を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) どちら様も、大変ご苦労様でございます。  本日ここに、平成26年第1回黒部市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、平成26年度予算をはじめとする市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  議案の説明に先立ち、諸般の状況等について申し上げます。  富山第一高等学校の全国高校サッカー選手権大会の優勝に始まり、理化学研究所・小保方晴子さんのSTAP細胞の発見、ソチオリンピックにおける日本人選手の活躍など、快挙に沸き感動に包まれた数ヶ月でありました。特に、オリンピックでは、年齢を克服してメダルを獲得しオリンピック史の伝説となった選手、自ら東日本大震災の被災者から立ち上がり世界の頂点を極めた選手、メダルには届かなかったものの集大成の演技で日本中を感動させた選手など数々の尊い姿がありました。3月7日からは、障害を乗り越え、自己に打ち克ってパラリンピック出場を果たした選手たちのドラマが始まります。  これらいずれにも共通することは、「あきらめず頑張った」ことであります。幾度の困難にも自分を信じて努力し続けたことが成果へとつながったのであります。優れた指導者や多くの協力者の支援も要因でありましょうし、偶然や幸運に恵まれたことも事実でありましょう。しかし、そのひたむきな姿勢が指導者や協力者を動かし、途中であきらめず努力し続けたからこそ偶然や幸運を逃すことがなかったのであります。「あきらめず頑張る」という、この素朴かつ明快で日本人が古来大切にしてきたはずの信条を、今改めて私たちの精神的支柱として見直すことが必要であると考えるものであります。  次に、その他の情勢等について申し上げます。  平成25年通年の経済成長率が予想を下回り、4月の消費税率の引き上げを前に景気の先行きが懸念されております。外交においては、中国・韓国が反日政策に固執し、世界中で反日キャンペーンを展開するなど、両国との関係が戦後最悪と言われるまで悪化したことは大変遺憾に思うものであります。北方領土問題は、首脳同士の信頼関係構築から始めようとしておりますが、解決の糸口は未だ見えておりません。国内の政策においては、地方行財政や農業行政が急激に転換されるたび混乱が生じ、相当な労力を費やして実行された市町村合併や地方分権の効果が出るには今少し年月を要すると考えられます。法的には対等・協力関係にはあるものの、結局のところ、地方は国の方針に従わざるを得ず、しかし、直接・間接にその影響を受けるのは、私たち地域に暮らす生身の住民なのであります。  私は、市議会において、国の政策に対して幾度と意見を述べてまいりました。国は三権分立により水平的に統制されてはおりますが、国家運営を地域で担う主体である地方が、各々地域の立場から国を監視するという垂直的な権力分立も欠かせないと考えるからであり、この姿勢は今後も変わるものではありません。しかし、経済・外交・国内制度は、地方にとってはある意味外部環境であり、我々の努力では如何ともし難いものがあります。それらに翻弄され一喜一憂するより、既存の法則や体制を前提とし、地域の資源と可能性を最大限に活かしながら、住民の幸せをいかに実現していくか、そのために可能な努力をすべて行えるかが自治体としての勝負どころであると考えております。  私は、市長の執行機関としての役割は当然ながら、政治家として、市の方針や政策を決定し、それらを日々実践する責任者としての立場を改めて認識し、法によって課せられたその使命を存分に果たす覚悟を今新たにしているところであります。判断基準は、「過去よりも今、今よりも将来、市民がより幸せになること」であります。二元代表制の下、同じく市民の代表として崇高な役割を託された議員各位と共に、素晴らしい黒部市を創ってまいりたいと考えるものであります。  次に、平成26年度予算編成の基本方針等について申し上げます。  我が国経済は、昨年10月から12月期のGDP速報値で4四半期連続のプラス成長となったものの、年率換算で1%と市場の予測を下回りました。また、消費税増税前の駆け込み需要の反動が懸念されるなど景気の先行きは予断を許さない状況にあります。政府においては、好循環実現のための経済対策を取りまとめ、それに基づく各種施策により、消費税引き上げによる反動減と景気の下振れリスクに対応し、デフレ脱却と経済再生に向けた道筋を確かなものとすることを目指しております。  本市においても、国の補正予算に呼応し、追加公共投資事業による前倒しを平成25年度3月補正予算に計上するとともに、平成26年度当初予算においても地域活性化に必要な社会資本整備の費用を盛り込み、13ヶ月予算として一体的に対応することにより、切れ目のない経済対策を実施してまいりたいと考えております。  このような中、平成26年度の本市の財政状況につきましては、歳入面では、市税において、一部の業種における業況の回復により法人市民税の増収が見込まれ、また、地方交付税等は、厳しい地方財政に対して一定の配慮がなされることから、本市における一般財源は、前年度に比べ2%程度の増加が見込まれます。一方、歳出面では、扶助費や公債費などが高い水準で推移していることに加え、特別会計への繰出金や施設の維持管理経費などが年々増加いたしております。  こうした状況を受け、予算編成にあたりましては、本市のまちづくりの総合指針であります第1次黒部市総合振興計画の着実な推進を基本に、市勢のさらなる進展と市民福祉の一層の向上を目指し、施策の厳正な選択と財源の重点的かつ効率的配分に努めたところであります。なお、市長選挙が新年度早々執行されることから、新たな政策的判断が求められる施策は当初予算から除いた、いわゆる骨格予算として編成したところであります。  また、平成26年度は、北陸新幹線開業という本市にとっては百年に一度とも言える転換期を迎えることから、開業に向けた施策の総仕上げを行い、開業後の黒部の未来創りに向けてさらに地域の総合力を磨き上げていくスタートとなる重要な年であります。また、このような大型事業のみならず、市民生活に欠かせない身近な社会資本整備に対しても、緊急度及び重要度等を勘案のうえ地区要望を精査しながら、可能な限り予算化に努めたところであります。  このような基本方針の下に予算編成をした結果、予算規模は新市発足後最大となり、一般会計は220億2,500万円で、前年度と比較して、額で16億250万円、率で7.8%の増となりました。また、特別会計と企業会計を加えた予算総額は473億1,980万2千円となり、前年度と比較して9.9%の増となりました。  続きまして、平成26年度の主要施策の概要について、総合振興計画における6つのまちづくり方針に沿って、その主な内容をご説明申し上げます。  まず、第1の方針「自然と共生し、水と緑の文化を創造するまちづくり」についてであります。  自然環境の保全につきましては、雄大な北アルプスの景観と清流黒部川がもたらす良質な水資源などを守り育むため、自然保護と環境保全を積極的に推進してまいります。また、立山黒部ジオパークの認定取得に向けた活動を支援することを通して、黒部の自然景観の魅力の再発見と地域の活性化につなげるよう取り組んでまいります。  水を活かしたまちづくりにつきましては、全国屈指の水に恵まれた環境を将来にわたって守り伝えるため、保全意識の高揚を図ってまいります。また、「黒部」の名称が持つ知名度と名水のイメージを活かした特産品の開発や企業誘致など「黒部ブランド」を観光・産業に積極的に活用してまいります。  自然エネルギーの利活用につきましては、東日本大震災の教訓から持続可能エネルギーの重要性が増す中、再生可能エネルギーの利活用をさらに推進していく必要があります。新年度では、宮野用水発電所に続き、黒瀬川での小水力発電施設の建設に向けた取組みに着手してまいります。  第2の方針「地域特性を活かした産業育成のまちづくり」についてであります。  農業の振興につきましては、今後、農業を取り巻く情勢の急激な変化が予想される中、売れる米づくりの推進を中心に、規模拡大や新規組織化に向けた担い手の経営改善や地場産品の販路拡大に対する支援をさらに推進してまいります。また、昨年10月から本市で運営しております牧場事業につきましては、搾乳施設等の整備や生乳処理設備の更新を図り、従来の預託を中心とした育成事業から、生産から加工販売までを一貫して取り組む酪農事業への転換に取り組んでまいります。  商工業の振興につきましては、新幹線開業を契機とし、新幹線駅がある自治体であることを強みとした企業誘致活動を推進してまいります。また、引き続き、特定地域新規出店支援事業により商店街の賑わい創出を図り、地域経済の活性化に努めてまいります。  観光の振興につきましては、新幹線の開業効果を最大限に取り込むため、欅平周辺の魅力アップとして登山道等を整備するとともに、宇奈月温泉街において温泉利用多目的施設の建設を進めてまいります。また、宇奈月温泉誘客対策として、北陸新幹線開業プロモーションなどによる首都圏等での誘客活動や受入体制の整備、おもてなし向上の取組等に対し、引き続き支援してまいります。  第3の方針「快適な暮らしを支える都市基盤の充実したまちづくり」についてであります。  黒部宇奈月温泉駅の周辺整備につきましては、平成26年度末の開業に向けて、県東部の玄関口にふさわしい交通・交流の拠点づくりの総仕上げを進めます。また、新幹線と接点となる地鉄新駅の整備を促進し、さらに、新幹線と連携したバス・コミュニティ交通のネットワーク形成を推進してまいります。  道路の整備につきましては、生活道路等の整備を図るとともに、安心快適な歩行者空間の確保にも配慮してまいります。また、幹線道路の整備といたしまして、引き続き市道新堂中新線や都市計画道路前沢植木線の整備を計画的に進めてまいります。  市街地・住宅の整備といたしましては、良好な居住環境の形成を目指し、引き続き三日市保育所周辺土地区画整理事業を推進してまいります。また、市外からの転入者や指定区域内への市内転居者に対する住宅取得者支援制度により、引き続き定住促進を進めてまいります。  水道施設の整備につきましては、安全安心でおいしい水を安定供給するため、漏水対策や老朽管の更新並びに設備の改良工事を計画的に行い、普及率と有収率の向上を図ってまいります。また、下水道の整備につきましては、引き続き下水道整備率の向上を目指す中で、より効率的で効果的な整備手法を検討しながら、公共下水道事業や農業集落排水事業を推進してまいります。  第4の方針「健やかに安全で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。  保健・医療の充実につきましては、己の健康管理と増進に自ら心掛けていただけるよう、基本健診やがん検診などの健康診査を実施してまいります。また、健康相談、健康教室などの健康づくり事業を進めるとともに、生活習慣病の予防や心の健康づくりを推進してまいります。  新川地域の医療拠点であります市民病院につきましては、引き続き医師など医療スタッフの確保と育成に力を注ぐとともに、地域医療における安全安心を確保するため、高度な医療レベルを維持するほか、引き続き新外来診療棟等の増改築事業を進めてまいります。  高齢者福祉の充実につきましては、要援護者やひとり暮らし世帯への対応、生きがい対策の充実等に努めるほか、新たに認知症地域支援推進員を配置し、認知症カフェの開設など認知症高齢者及び家族の支援に取り組んでまいります。  障害者福祉の充実につきましては、地域社会で障害者が自立した生活ができるよう、障害者の自立支援や生活支援事業に取り組んでまいります。  子育て支援の充実につきましては、市内全小学校下単位での学童保育を継続するとともに、市内保育所における乳幼児保育サービス等により、地域に密着した保育・教育活動を実施してまいります。このほか、病児・病後児保育室の整備を進め、引き続き保育施設・保育環境の充実に取り組んでまいります。  消防・防災体制の充実につきましては、引き続き、安全で安心して暮らせる消防体制を維持し、複雑・多様化する消防ニーズに応えられるよう新川地域消防組合と一体となって消防力の強化に取り組んでまいります。また、防災意識が高まる中、市民の皆さまに対する迅速な情報伝達システムの構築と有効に機能する避難体制づくりが重要であります。9月には県総合防災訓練を市内で実施するほか、引き続き自主防災組織の訓練や防災士養成に対し支援してまいります。  また、最近、悪質商法や振り込め詐欺に代表される特殊詐欺などの被害が後を絶たず、市内においても被害が出るなど大変憂慮される状況にあります。それら被害を防止するため、現在設置している消費生活相談窓口を継続しその利用を促進するとともに、市民の皆さまに対する被害予防のPRに努めてまいります。  第5の方針「個性と創造性を伸ばし豊かな心を育むまちづくり」についてであります。  学校教育の充実につきましては、学級運営を支えるスタディメイトの配置を拡充し、豊かな体験活動事業のほか、英会話科を軸として実践的な英語コミュニケーション能力の育成を図る国際化教育の推進などにより、感性と創造性豊かな人材の育成に努めてまいります。  教育施設の整備といたしましては、中学校施設の耐震化を計画的に実施するほか、桜井中学校建設工事の実施設計を進めてまいります。  生涯学習の推進につきましては、公民館をはじめとした各種公共施設を活動拠点として、誰もが自主的に学ぶことができる学習機会を提供するほか、浦山交流センター建設事業を進めてまいります。  文化遺産の活用といたしましては、黒部宇奈月温泉駅周辺のシンボルの1つである松桜閣の庭園整備を支援するほか、芸術文化活動への支援を進めてまいります。  スポーツの振興につきましては、市民の皆さまの健康増進とスポーツによる交流人口の増加に向けて各種スポーツ教室や大会を充実するとともに、県内初の公認フルマラソンとなるカーター記念黒部名水マラソンの開催を通じて、市外から訪れた選手や観客の方々に黒部の素晴らしさを体験していただくなど、スポーツを通じた地域活性化を進めてまいります。  第6の方針「市民と行政が一体となったまちづくり」についてであります。  開かれた行政への取り組みにつきましては、市民の皆さまと行政が一体となったまちづくりを推進するため、広報くろべ、みらーれテレビ、ラジオ・ミュー、インターネット等のメディアを活用し、分かりやすい情報の提供に努めてまいります。  市民活動支援への取り組みにつきましては、地域コミュニティ活動やまちづくりNPO活動など、市民の皆さまが取り組む様々なまちづくり活動を支援してまいります。また、新幹線開業くろべ市民会議を中心として、市民主導・市民総ぐるみにより準備が進められている開業イベントの実施を引き続き支援してまいります。  地方分権の進展により、自己決定・自己責任の地域経営を可能とする条件整備が進む中、市民と一体となった計画的・効率的な行政運営が求められております。人材、施設、財源といった限られた資源を有効に活用し、行政改革を進めながら、市民の皆さまの視点に立った分かりやすく満足度の高い行政サービスを推進してまいります。また、新庁舎の建設は、平成27年度中の完成を目指し鋭意進めてまいります。  健全財政の推進につきましては、財政健全化法に則した財政運営を常に念頭に置き、選択と集中により真に求められる施策を着実に進めてまいります。また、公共施設の現状を市民の皆さまに知っていただき、将来あるべき姿について考えるための基礎資料として、今年度は公共施設白書を作成いたしましたが、今後は、市民意識調査等で市民の皆さまと課題を共有しながら、具体的な実行計画の策定に取り組んでまいります。  以上、施策の一端について申し上げました。  次に、歳入予算のうち、主なものについて申し上げます。  一般会計におきましては、市税収入として76億2,402万円を計上いたしております。各税目の見積りにあたりましては、これまでの本市の経済動向に加え、地方財政対策などを総合的に勘案し、計上したところであります。地方交付税につきましては、地方財政対策における国の地方交付税総額や本市の基準財政収入額及び需要額の動向などを総合的に勘案し、見込み得る額を計上いたしております。国及び県支出金につきましては、事業の内容、採択の見通しなどの精査、把握に努め、それぞれ事業に見合った額を計上いたしております。利子割交付金、地方消費税交付金、地方特例交付金などの各種交付金につきましては、地方財政対策などを基礎として積算のうえ計上いたしております。市債につきましては、公共事業などの財源として必要な額を計上したほか、国の制度による財源対策として臨時財政対策債を発行することといたしております。また、合併特例債につきましては、公共施設整備分として10億6,210万円を発行することとし、その他、基金造成分として3億530万円を発行することといたしております。以上のような歳入の状況でありますが、なお不足する額につきましては、財政調整基金の繰入をもって編成したところであります。  また、特別会計及び企業会計につきましても、それぞれ見込み得る財源を計上したほか、一般会計からの繰入れをもって財源調整を行ったところであります。  次に、平成25年度補正予算について申し上げます。  まず、フィッシャリーナ事業について、施設整備事業の本格的な着手に併せて、新たに特別会計を設置し、所要の経費及び財源を計上いたしております。  次に、一般会計の補正予算についてであります。補正額は18億7,880万2千円の追加で、補正後の予算総額を229億6,493万4千円とするものであります。国の大型補正予算等を積極的に活用し、新幹線新駅周辺整備事業をはじめ、鷹施中学校体育館耐震補強事業や市営住宅外部改修工事等を前倒しするものであります。また、篤志寄附による基金積立金の追加を計上するほか、将来にわたる市財政の健全な運営に資するため、減債基金への積立金を計上いたしております。その他の補正といたしましては、土地区画整理事業における事業費の更正や新川広域圏事務組合分担金の減額などを計上いたしております。歳入では、地方交付税のほか分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、市債を追加するほか、財政調整基金の戻入れの調整を行うものであります。継続費は、新庁舎建設事業及び浦山交流センター建設事業の総額と年割額を補正するものであります。繰越明許費は、年度内に完了しない見込みの事業費を翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。  特別会計及び企業会計においては、事業収入の実績等を勘案のうえ、所要額を計上いたしております。  専決処分は、除雪対策事業に係る補正予算の承認をお願いするものであります。  また、平成25年度の病院事業会計及び下水道事業会計における資本剰余金の処分につきまして、議会議決を求めるものであります。  予算以外の議案につきましては、条例関係として、「黒部市各種委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例」等一部改正が8件、その他議案が、「富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について」の1件であります。  以上、本日提出いたしました議案につきまして概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、質疑、委員会でご説明申し上げます。なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げ提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) お諮りいたします。  「議案第1号 平成26年度黒部市一般会計予算」については、委員会条例第6条の規定により、議長を除く19名の委員をもって構成する「予算特別委員会」を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) ご異議なしと認めます。  よって「議案第1号」については、議長を除く19名の委員をもって構成する「予算特別委員会」を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、3月4日から7日までの4日間は、本会議を休会することにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) ご異議なしと認めます。  よって、3月4日から7日までの4日間は、本会議を休会することに決しました。  なお、3月8日及び9日の2日間は、市の休日でありますので休会であります。
     3月10日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、一般質問の代表及び個人質問を予定しております。  一般質問の通告書は、5日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。 散会 午前10時37分...