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平成25年第3回定例会(第3号 6月14日)

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  1. 黒部市議会 2013-06-14
    平成25年第3回定例会(第3号 6月14日)


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    平成25年第3回定例会(第3号 6月14日)   平成25年第3回黒部市議会6月定例会会議録 平成25年6月14日(金曜日)                議事日程(第3号)                            平成25年6月14日(金)                                  午前10時開議 第1 一般質問(代表・個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   19人     1番 川 本 敏 和 君        2番 中 村 裕 一 君     3番 村 井 洋 子 君        4番 山 田 丈 二 君     5番 小 柳 勇 人 君        7番 木 島 信 秋 君     8番 辻   靖 雄 君        9番 寺 田 仁 嗣 君    10番 伊 東 景 治 君       11番 橋 本 文 一 君
       12番 辻   泰 久 君       13番 山 内 富美雄 君    14番 松 原   勇 君       15番 山 本 達 雄 君    16番 吉 田 重 治 君       17番 川 上   浩 君    18番 新 村 文 幸 君       19番 森 岡 英 一 君    20番 坂 井   守 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員     6番 谷 口 弘 義 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長             堀 内 康 男 君   副市長            中 谷 延 之 君   市長政策室長         中 田 博 己 君   総務企画部長         能 澤 雄 二 君   市民生活部長         本 多   茂 君   産業経済部長         浜 屋 孝 之 君   都市建設部長         朝 倉   実 君   上下水道部長         澤 田 悦 郎 君   会計管理者          米 陀 峰 信 君   総務企画次長総務課長     内 橋 裕 一 君   総務企画部次長財政課長    寺 嶋 和 義 君   市民生活部次長市民環境課長  能 登 直 幸 君   産業経済部次長農業水産課長  林   高 好 君   都市建設部次長都市計画課長  高 森 宗 一 君   上下水道部次長工務課長    西 田 重 雄 君   企画政策課長         有 磯 弘 之 君   総務課行政係長        藤 田 信 幸 君  市民病院   市民病院長          竹 田 慎 一 君   市民病院事務局長       沢 井 利 夫 君   市民病院事務局医事課長    能 島 芳 寿 君  教育委員会   教育委員長          柳 原 幸 子 君   教育長            中 山 慶 一 君   教育部長           柳 田   守 君   教育委員会事務局次長     瀧 澤 茂 宏 君  代表監査委員          勇 永 三 郎 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長     平   正 夫 君   議事調査課長   鍋 谷   悟 君   議事調査係長   寺 林 佳 子 君   庶務係長     山 口 真 二 君   主任       若 松 真里子 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                開    議   午前10時00分 ○副議長(伊東景治君) おはようございます。  どなたも続いてご苦労さまでございます。  議長の都合により副議長が議事を進めさせていただきます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○副議長(伊東景治君) 日程第1、前日に引き続き、一般質問の個人質問を行います。  3番、村井洋子君。               〔3番 村井洋子君登壇〕 ○3番(村井洋子君) 皆様、おはようございます。  3月初めに、障がい児親の会から、総会案内をいただきました。生活環境委員会委員長森岡議員と一緒に出席させていただきましたが、私にとっては2度目の参加です。  私から見れば、娘のようなまだ若い母親たちが常に心に大きな鉛を抱えて日々を懸命に生きている、そんな感じがして、私は彼女たちが本当に愛しくて胸が詰まる思いを禁じえません。  黒部市は、私が議員になりましてから多くの大型事業に着手し、完成をみたものもあります。そして、また、これから着手されるものなど大変な勢いで町づくりが進んでいます。市民の関心が、そして、市長の思いが、そちらに傾注すればするほど、私は弱者とその家族への配慮を忘れてはいけないと改めて思うのです。  障がい児親の会総会に戻りますが、その折に、「是非、伊達市のグループホームを見に来てください」とお話しがあり、それを受けて、生活環境委員会として、北海道伊達市を訪問することにいたしました。そして5月中旬、先に札幌市役所を訪問し、再生可能エネルギーについて説明を受け、活発な意見交換が行われました。次に、伊達市役所では、障がい福祉サービスについて説明を受け、ご案内いただいたのが重度障がい者グループホーム「野ぶどう」です。ま新しいホームは、細部にわたって、障がい者の安心・安全を考えて作られており、マンツーマンで一人に対し一人のヘルパーが付くという徹底したサービス支援が行われているという事でした。  このようなグループホームが伊達市には現在65カ所あり、そこにヘルパーなどの雇用がうまれ、経済もよくなるということも伺いました。  なかでも、就労・自立可能な入所者が地域での生活を希望し、「施設を出て町に暮らす」を基本理念に、生涯にわたる支援を目標とした地域生活支援の整備が行われています。施設から地域へ、単身アパート住まい、結婚生活、下宿、家族同居等、約600名の知的障がい者が地域で暮らしているという事もおっしゃっていました。そして、これを支えるのが、地域住民の理解と雇用支援、事業者団体、ボランティアです。  このような、たいへん先進的な開かれた取組みついて伺った後、私たちはなぜ、このように沢山のグループホームができたのかとお伺いしましたが、山の麓の方に町有林があり、そこを町が提供したという事でございました。そこに、太陽の園という福祉施設が、沢山出来ていったわけです。  ここで私からの質問を申し上げます。  1点目は、黒部市における障がい者向けグループホームは、現在何カ所あり、何人の利用があるのか。ホームは他の地域と比較して十分と言えるのか。  2点目に、支援学校卒業後の生活を家族は心配している。一生をしっかり支えていくために一人ひとりについて具体的な生涯プランをつくるべきではないか。  市民生活部長にお願いします。             〔3番 村井洋子君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長、本多 茂君。             〔市民生活部長 本多 茂君登壇〕 ○市民生活部長(本多 茂君) それでは、村井議員の個人質問にお答えいたします。  障がい者グループホームについての1点目、黒部市における現状についてでありますが、現在、黒部市内に1施設、魚津市以東の新川管内では19施設のグループホームやケアホームが存在し、その内訳は、主に知的障がい者向けの施設が9施設、精神障がい者向けの施設が10施設であります。  また、本年4月現在、黒部市から30名の障がい者が、グループホーム等を利用しており、その内訳は、身体障がい者1名、知的障がい者15名、精神障がい者14名であります。  さて、本年2月に、市内石田地区に、黒部市で初となる障がい者グループホームがオープンしたところでありますが、近年、親が年老いても障がいのある子どもを介護し続ける、いわゆる老障介護が社会問題化しつつあります。こうしたグループホームのニーズは、今後ますます増大していくものと考えております。  本市といたしましても、更なる施設整備が円滑に進むよう、県や実施主体となる関係事業所と連携を図っていく所存であります。  次に、2点目の支援学校卒業後の生活に関するご質問にお答えいたします。  平成19年度から平成23年度まで5年間の、にいかわ総合支援学校高等部卒業生の進路状況につきましては、全90名中、一般企業等への就職が23名、福祉作業所での就労が52名、施設入所等が11名、その他が4名となっており、過半数が、福祉作業所への進路を選択しております。  しかしながら、障害者雇用促進法の改正等により、一般企業の障害者実雇用率は、ここ9年間、過去最高を更新し続けておりますが、その一方、福祉作業所における工賃収入は、月額平均1万5千円未満にとどまっており、依然、多くの卒業生にとって、障害年金なしには生活が成り立たない大変厳しい実態にあります。  昨年4月から施行された障害者自立支援法の一部改正により、障害福祉サービスを利用される皆さんの計画相談支援が義務化され、徐々にではありますが、福祉作業所で就労される皆さんについても、それぞれの暮らしを踏まえたケアプランが策定されつつあります。  新川地域では、現在、8か所の相談支援事業所が、障がい者本人やご家族の要望を聞き取りながら、一人一人に応じたケアプランの策定を進めているところであります。           〔市民生活部長 本多 茂君自席に着席〕               〔3番 村井洋子君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 3番、村井洋子君。               〔3番 村井洋子君起立〕 ○3番(村井洋子君) ありがとうございました。黒部市もだんだん良い方向に向かって進めていらっしゃるんだとは思います。が、しかし、私は市長に、もう一歩、障がい者福祉の方に重きをむけていただきたいなと思っております。  市長、これからの障がい者に対しての思いは、何かお持ちでしょうか。お願いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 村井議員さんのご意見、ご要望につきましては、大変重要な事だというふうに感じておりまして、黒部市だけでいえば、障がい者向けのグループホームが1か所という事でありますが、こういう高齢者福祉あるいは障がい者福祉等につきましては、新川管内あるいは組合管内の中で、その施設等の状況について考えていかなければならないと思います。そういう意味では、やはり障がい者を抱えておられる家族の皆さん方の要望をお聞きしながら、必要に応じてしっかりと整備していきたいと思います。  ぜひこれからも、このようなご意見なりお話をしっかりとしていきたいと思います。               〔3番 村井洋子君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 3番、村井洋子君。               〔3番 村井洋子君起立〕 ○3番(村井洋子君) 私は、市長が障がい者の方たち、そしてご家族の方たちへ少しスタンスを向けていただいたらといつも願っております。  質問を終わります。 ○副議長(伊東景治君) 次に、9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君登壇
    ○9番(寺田仁嗣君) おはようございます。皆様、昨日に引き続きご苦労様です。  6月に入りました。一日千秋の思いで待ちに待った水無月、6月といえば雨にぬれた紫陽花の花が頭に浮かびますが、花ショウブの紫も美しく気品があって心を落ち着かせてくれます。  今年は北陸地方以外は梅雨入りが10日も早く、その後、あまり雨が降っておりません。北陸地方におきましても、まだ梅雨入り宣言はされていませんが、なんとなく雨に対する不気味さが感じられてなりません。台風3号の被害もなかったようですが、昔から、備えあれば憂いなしという諺があります。常に防災に対する備えの配慮を身に着けなければなりません。特にこの梅雨の時期は、集中豪雨による川の増水と土砂災害に対し、気象情報を心得て迅速な対応が求められております。  昨日、松原議員さんも話しがありました。先月の19日に黒部川において水防演習を拝見し、たゆまぬ先人からの知恵と消防団員の組織力や関係機関とのてきぱきとした連携動作等をみまして、あらためて心強さを感じました。  また、同時に実践演習の重要性も認識したところです。  それでは質問に入りますが、その前に私事ですが、今定例会の初日に議員各位のあたたかい議会決定によって辻議員と慣例といえども、在職10年以上の永年在職議員表彰を受け、大変恐縮いたしております。  これからも一議員としての役割をわきまえOne for all.All for oneの精神で一歩でも前進しなければなりません。  今日は質問も長くならないようにわきまえて3点に絞りました。よろしくお願い致します。  それではまず初めに、新幹線時代を迎えてこれからの求められる交流時代について市長にお伺いいたします。  先週、6月7日、市民の関心の高かった駅名も、黒部宇奈月温泉に決まり、観光局より、まっすぐくろべのフレーズのもとに北陸新幹線の開業まで655日となりました。  2015年春に長野―金沢間が開業し、東京―富山間は2時間7分で結ばれます。東京―黒部間では、1時間59分と2時間をきるとの事ですが、もっとも早い最速タイプの停車はどうなるのかわかりませんが、乗車と同時に新聞に目を通しても読みきらないうちに東京駅に着くことでしょう。かつては上野駅まで10時間以上かかった時代から見ると、隔世の間があり、まさに時速300キロ時代に向かっております。日本海と太平洋側との都市間交流も一段と活発化することでしょう。  朝、新聞に目を通しますと、もてなしや交流という文字の載ってない日はありません。多くの観光客やビジネス客を迎え入れる大交流時代は、もう目の前に来ています。何も交流は迎え呼ぶことだけではありません。当然、出向くことも大いに求められています。  当市の観光局におけるこれからのキャッチフレーズ、「まっすぐくろべ」をどのように推進していかれるのか、一過性のブームに終わらせない工夫はなによりも大切です。後戻りしたり、ためらっているときではありません。アクセルを思い切って踏みこまなければなりません。それには、もてなしの心をどのように行使して、美しい雄大な自然や四季折々の黒部らしさの魅力を多くの人々に伝えられるかにかかってくるのではないでしょうか。  これからの対応となる思索について、開業後も見据えた市長の考えと、庁舎内におけるまちづくり戦略会議の検討状況もお聞かせください。  次に少し長くなりますが、黒部川の両岸に展開する扇状地、特に比較的新しく造成された約6,000ヘクタールの地域は黒部川の急流によって押し出された花崗岩の砂礫  などを主体とした10センチから30センチの浅い、きわめて浸透性の大きい掛け流しの水田地帯でありました。  一方、灌漑水源となっている黒部川は、3,000メートル級の立山連峰と白馬山系の水を集めて峡谷を形成し、ことに両山系の積雪は、天然の調整作用をなして、春先から夏場を通して水量は特に豊富であると同時に、急流で落差が大きく水力発電の好条件となり、早くから電源開発に利用され、しかもこちらは全て長大トンネルによって結ばれた水路方式のため、水は太陽と外気に接することなく融雪水温のまま下流取水口に到達し、盛夏8月でも15度に達することはなく、全国河川中、最も水温の低い河川と言われておりました。  以上のことから、黒部川沿岸水田は、この水源の冷水温と水田の透水性という悪条件が重なって、水稲の生育上、直接あるいは間接に大きな障害となり、平均10アール収量が300キロに達しない低い生産でありました。老朽秋落田として代表的な早場米地帯でもありました。この低い生産の悪条件を改良し、栽培面の技術的効果を発揮せしめるようにするには、客土による土質改良が絶対必要な条件となり、客土によって直接耕地の保水力を増大し、浸透性を抑制して水田内の水温の上昇と共に土壌の還元が促進され、60年前からのこうした努力の成果が今日のくろべ米であり、10アールの収穫も550キロ以上が当たり前となっております。流水客土事業は、昭和26年より36年にかけ全国で初めて、当時のお金で4億円をかけた大事業であり、作業は秋の収穫が終了してから冬にかけてが中心で、延べ11万人近い方がこの大事業にかかわったとの事でございます。  黒部市が生んだ語りつぎたい黒部人の一人である伊東森作氏は性質の違う土を他の場所から大量に運び土壌に混ぜる客土に着目し、赤土を大量の水によって扇状地の下流まで流し食糧増産に寄与したとの事であります。当時の広川農林大臣が視察に来て、激励すると同時に絶賛したとの事であります。近年、世界農業遺産の哀退が懸念されております。  伝統農法は生態形など次世代に継承することを目的に、国連食糧農業機関が認定する世界農業遺産が叫ばれるようになってきました。  先月も金沢でフォーラムが開催され、石川県や新潟県では気運が高まってきています。日本で初めて試みられた黒部川扇状地流水客土事業は、朝日、舟見、下立、宮野山と実施されたが、その当時の水路となった水管やコンクリートのジョイント及び作業用に使用された階段等が今も宮野山北傾面の遊歩道に近いスーパー農道上部にしっかりと残っております。他の3カ所においては、そのおもかげは全く見ることは出来ません。  この現存する跡地をしっかりと受け継ぎ、日本農業の増収事業の基盤となった宮野山流水客土跡地を保存し、末永く後世に語り継ぐべきではないでしょうか。数年前にも保存の気運が上がったが高齢者がリーダーで実現しませんでした。  現在、既存の観光名所にとどまらず、県東部の自然景観の魅力を再発見し、教育や観光に役立てることで、地域の活性化に繋がるとしてジオパークの設立が話題になってきました。ジオパークは地形や風景に限らない、その自然をうまく利用してきた人々の歴史や食文化も地域特有の宝としております。ぜひ、黒部市として保存すべきではないでしょうか。市長の思いをお聞かせください。  次に3点目、新幹線の楽しめる空間の設置についてです。  先にも述べましたが、新駅の駅名も決まり、本格的に行動が伴って弾みがつく段階に入りました。小さな子供からお年寄りまで、1日も早く颯爽と走る夢の列車の到来が待たれてなりません。新幹線はほとんど走る鉄道でトンネルと高架のため、走る本当の姿は下からでは、早いというだけでなかなか見づらく、いまいちの感があります。  高岡市では、開業に向かって近くにある、おとぎの森公園の展望施設を新幹線を楽しめる空間として改装するリニューアル計画が話題となっております。  当黒部市においては、高岡市に優るとも劣らない宮野大地があります。この北の斜面、丘陵地で黒部川扇状地を全望でき、眼下正面に巨大な新駅舎に向かって10キロ先方、新潟方面から走ってくる多彩な高速自動車、そして新幹線と、手に取るようにせまってくるのを見ることが出来ます。  また、東西に走る富山地方鉄道レッドアロー号かぼちゃ電車も交われば3点セットとなり、子供にとっても大人にとってもたまらない居心地の良い最高の場所といえます。  現況の仏舎利塔展望台付近は、急傾面に対する安全柵の強化と樹木の剪定が必要ですが、駅周辺の整備の一貫としても大きな予算も必要とせず、黒部市のイメージアップを高める絶好の場所といえます。  新幹線で東京のスカイツリーを見に行くのも良いが、リアルに走ってくる夢の列車を高い位置より楽しむのも悪くないと思います。  保育所では、既存の展望台内では喫煙場所となっており、出来れば近くに子供が安全で楽しめるキッズコーナーを設けていただければとの要望もよく聞きます。  今回、再度質問をしましたが、市長には一度童心に返って現地で実感し、心を共有していただきたいと思います。その所見を伺うものです。以上です。             〔9番 寺田仁嗣君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。昨日に引き続き、どちら様も大変ご苦労様でございます。  それでは、寺田議員の個人質問にお答えいたします。  まず1つの項目、求められる交流時代を迎えての1点目、駅名が決まり開業を目指して機運を高めるために、まず、何をすべきか、とのご質問にお答えいたします。  去る6月7日に、JR西日本より北陸新幹線新駅の名称が黒部宇奈月温泉と発表されました。その前日に行われました仮称地域観光ギャラリー及び、仮称交流プラザ安全祈願祭北陸新幹線列車愛称募集のニュースも相まって、新幹線開業の期待感から全国的に本地域が注目される状況となっております。  また、本年度は宇奈月温泉開湯90周年、黒部ダム完成50周年の節目であり、これらに関連した各種イベントが本市においても実施されておりますが、新幹線開業CIロゴマーク「まっすぐ。くろべ。」の缶バッチや、のぼり旗によるPR活動等との相乗効果が出るよう、新幹線開業の機運醸成の一環として啓発事業を実施していくことといたしております。  今後は、平成27年春の新幹線開業日というクライマックスに向け、具体的な記念イベントやPR事業を実施すべく、市民総参加による実行組織を構築しながら進めていく必要があると考えております。  こうした中、黒部商工会議所など民間団体を中心に、市民主導の新幹線開業記念事業実行組織として、仮称でありますが、新幹線開業くろべ市民会議設立の動きがあり、市といたしましても、関係団体と連携を取りながら、円滑な事業推進を図っていくとともに、より一層、新幹線開業に向けた機運が醸成されるよう努めていきたいと考えております。  次に2点目のもてなしの心をどのように構築して行くのか、とのご質問にお答えいたします。  新幹線戦略とやま県民会議やその下部組織である新川地域会議をはじめ、新幹線開業対応を議論する会合においては、おもてなしの心が重要であるといったご発言を拝聴する場面が大変多くあります。  おもてなしの心は、多くの来訪者を迎えるにあたって、また、リピーターとして再訪していただくためにも、地域の人柄や地域力を印象付ける決定的な要素であると考えております。このおもてなし力の向上に向けて、平成23年度よりとやま観光未来創造塾が開催されており、黒部市からも旅館など観光事業関係者が参加し、接遇やサービス意識向上、人材の育成など、来訪者の満足度の向上を目指し、おもてなしリーダー養成が行われてまいりました。  さらに、滑川市から朝日町までのタクシー営業エリアの統合や新川地域会議の中での観光コース体験型観光検討会による観光ルートづくりの取組みなど、県東部の玄関口としてふさわしいおもてなしができるよう、新しい民間の動きも進められております。  また、おもてなしの心については、観光関係者のみならず、住民挙げての運動として広げていく必要があると考えており、まずは多くの市民自らが、黒部の良さを知り、黒部を愛し、黒部の魅力を積極的に発信・PRすることが大切であり、今回の新幹線開業は、改めて郷土黒部を見つめなおし、魅力を再発見し、認識を深め、さらに黒部の魅力にブラッシュアップするためのよい機会になると思います。  このビッグチャンスを活かし、来訪者の皆様を丁寧にお迎えする機運が、市民全体に醸成されるように、市民の皆様方と連携をするとともに、市といたしましてもケーブルTVや広報等各種媒体を活用しながら、啓発活動に取り組んで参りたいと考えております。  次に3点目の、交流を一過性のブームに終わらせない工夫をどのようにすべきか、とのご質問にお答えいたします。  北陸新幹線の開業を一過性のブームとして終わらせないためには、黒部を訪れた方がその魅力に引かれて、再訪するといったリピーターの確保が重要であると同時に、黒部の良さを他の多くの方に伝えてもらうなど、継続的、連鎖的に黒部の魅力が広がっていく仕組みが肝要かと思われます。  そのためには、滞在型・体験型の観光メニューのさらなる開発による安定的な商品の提供はもちろんですが、例えば、高齢者あるいは首都圏在住者などをターゲットとした出向宣伝や誘客プロモーション、さらには、先ほど触れました、おもてなし力の向上と来訪者の受け入れ体制の整備など、これまで以上に積極的な取り組みが必要であると考えております。  市では、黒部宇奈月温泉駅前の、仮称地域観光ギャラリーについて、広域的な観光案内機能を重視し、来訪者に対し満足度の高い旅先案内を提供すべく、展示空間を設備することとしておりますが、やはり、そこから先、各観光スポットや景勝地等での来訪者の満足度の向上、「ものすごく良かった、感動した」というリピーター率の向上につながるものと考えております。  本市の主要観光スポットである黒部峡谷、宇奈月温泉、生地などにおいては、最良のガイド力や、おもてなし力が求められ、常にブラッシュアップをしていく必要があります。  また、大都市圏等への出向宣伝や誘客イベントなど、これまでの取り組みを継承しつつ、第2種旅行業登録のある黒部・宇奈月温泉観光局における、着地型観光商品の販売力の強化など、積極的に新たな事業展開を図る必要があり、再訪者の増加に向けて持続的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に4点目の、新しく都市間交流には何かきっかけが必要と思うがとのご質問にお答えいたします。  平成27年春の北陸新幹線の開業に伴い、観光分野以外にもいろんな分野での交流拡大が期待されております。  例えば、各種学術会議などのコンベンション、スポーツ大会、学生などの合宿、TV番組のロケなどについては、関東地方からのアクセスの良さにより誘致の可能性がますます高まってまいります。  また、新幹線の延伸により、地理的な制約等から交流の乏しかった長野県など新幹線沿線地域との新たな交流の展開も想定されることから、多くのビジネスチャンスや就学チャンスなどが拡大し、雇用の拡大や地域経済の活性化が期待されております。  特に首都圏との結びつきを強化すべく、東京黒部会や東京宇奈月会など在京郷里会をはじめ、都市農村交流事業の提携先である千代田区など既存の結びつきを大切にし、さらに各種分野における交流拡大を図っていくことが必要であり、庁内のまちづくり戦略推進会議においても、各種誘致活動について検討しているところであります。  引き続き、首都圏等に向けては、黒部市コンベンション開催支援補助金制度のPR活動を展開するとともに、北陸新幹線停車駅都市観光推進会議「観光サミット」においては、平成28年春の北海道新幹線の函館開業に対応すべく、北陸新幹線沿線地域の連携による沿線全域としての魅力創出について働きかけていくなど、新幹線の開業効果が長く持続できるよう施策を展開し、交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。  次に5点目の、これからの対応となる施策は、また庁内におけるまちづくり戦略会議の検討状況はとのご質問にお答えいたします。  黒部宇奈月温泉駅の名称も決定し、市民の皆様が、より身近に新幹線の開業を実感していただくことが大切であります。市民の皆様、また各種団体の方々、事業者と市が一体となって、開業に向けた取組みを行い、全国に向けて、この駅名も含めて地域の魅力を発信してまいりたいと考えております。  庁内におきましては、まちづくり戦略推進会議を中心として、駅周辺整備事業の調整や開業に向けたソフト事業についての議論を深め、必要なものにつきましては予算化を図りながら、取り組みを進めてきたところであります。  昨年度は、新幹線開業に関する情報発信専用のホームページを開設したほか、開業プロモーション事業の一環としてのCIロゴマーク「まっすぐ。くろべ。」を作成し、のぼり旗や缶バッチの製作・PRなどに努めてきたところであります。  今年度におきましても、CI戦略年賀はがきやプロモーションCMの制作を予定しており、さらに今後、新幹線試運転時の式典、開業日当日のイベント、各種コンベンション・スポーツ大会やTV番組の誘致についても検討を重ね、1つでも多くの開業記念事業が実現できるよう、取組みを進めてまいりたいと考えております。  先ほど触れましたが、仮称新幹線開業くろべ市民会議設立の動きをはじめ、黒部商工会議所、黒部まちづくり協議会、黒部・宇奈月温泉観光局など、ご関係の皆様方と連携を深めながら、さらに市内各種団体に参画の輪を広げ、市民の皆様方が主役となったソフト事業が幅広く実施できるよう体制整備に努めて参りたいと考えております。  また、新幹線戦略とやま県民会議新川地域会議におきましては、6次産業推進、エコのまち形成、観光ルート、体験観光、新川地域プロモーションの5つのテーマを柱とする検討会が設置され、民間主導による取組みが進められておりますが、行政としてもこれらの事業を支援しながら交流人口の拡大を目指してまいりたいと考えております。  次に2つめの項目、世紀の事業・流水客土跡地の保存についてお答えします。  かつて、黒部川扇状地の水田は、ざる田と呼ばれるほど水持ちが悪く、また、水は雪解け水のため、古くから冷水害に悩まされておりました。この過酷な条件を克服し、今日の穀倉地帯に変えたのが流水客土事業であります。  先日、5月27日にNHKで紹介されたところでありますが、当時、大布施の農業技師 伊東森作氏が、宇奈月町の医師 藤田与次氏との対話をヒントに、流水客土工法を考案し、当時の桜井町長 荻野幸作氏らとともに国や県への強い働きかけを行ったことにより実現できたものであります。  事業の概要は、赤土を水圧ポンプで溶かした泥水を、かんがい用水に流して運搬するもので、車両運搬、いわゆる搬入客土とくらべ、低コストで、かつ作業効率のよい技術として注目されたものであります。  赤土により、水田の保水力が確保されたため、水温も上昇し冷水害は減少いたしました。また、赤土に含まれる鉄分は、水稲の品質を格段に高め、収穫量の向上につながりました。  事業は、昭和26年から36年にかけ、富山県が事業主体となり、黒部川沿岸冷温障害改良事業として計画され、市内では、宮野、下立、明日の3か所において実施されました。  施設の保存という観点では、役目を終えた施設は、ほとんどが姿を消してしまいましたが、現在、宮野山北側斜面に、コンクリート製の導水管が残っているほか、若栗城址跡地付近にもその一部が保管されております。  市では、宮野山から流水客土により整備された水田を一望できる位置に、事業概要を記した説明看板を設置しており、また、宮野山公園そのものが、事業により形作られたものであり、先人が成し得た歴史的事業を後世に伝える役目を果たしているものと認識いたしております。  引き続き、施設の維持に努めるとともに、市民の皆様に施設の位置等がわかるよう、案内看板の設置についても、今後検討してまいりたいと考えております。  次に3点目、新幹線の楽しめる空間についてお答えいたします。  宮野運動公園の展望台付近につきましては、今までも、黒部川扇状地を見渡すことができる絶好の場所であり、新幹線開業により並行して走る北陸新幹線、北陸自動車道、そして交差する富山地方鉄道を一望できる場所となり、他に類を見ない素晴らしい眺望点として期待されるところであります。  この広場の整備は一応完了しており、大規模な再整備の予定はございませんが、新幹線開業に伴い、走る新幹線が手に取るように見れる場所として、子供から大人まで多くの人がこの広場を訪れることが予想されますので、さらに魅力ある眺望場所となるよう、特に安全施設等の整備を検討するとともに、北側斜面の樹木の剪定等適切な維持管理の実施に努めてまいりたいと考えております。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) いくつか再質問をお願いしたいと思います。市長は沢山言われましたので、どれがどれかごっちゃになっておりますが、一番最後の宮野山展望地の話からしますと、林道があるという事で、それほどお金をかける必要がないかなと思っております。  しかし、沢山の人、また黒部市外、色んなところからお出でになると思いますので、ぜひ新幹線駅から宮野山までの途中の事も含めて、整備も必要だという思いもあります。上部の方にどのような設備を設けるかは、あえて申し上げなかったのですが、やはり幼稚園、保育所の子供たちが本当に楽しめる場所というのを、一番、宮野山の北斜面に設置したらいいのではないかと思います。  先ほど市長もそのように認めておられましたけれども、新しい展望台がかなり上の方にあります。もう少し、下の方に、中間くらいにいきますと駅の正面になりますので、全貌を見るためには、ちょうどいい所がいくつもあります。展望台は展望台として残しながら、改めて、子供のチビッ子ランドのような一画が安全である事を捉えて、そういう場所をぜひ求めたいなと思います。  できれば、望遠鏡の1つくらいは、あってもいいと思います。朝日町の方までも見えますし、ずっと下までくれば道路も全部見えます。そこまで行かなくても、黒部川扇状地が全て見える位置から望遠鏡が1つ備えてあればと思います。  市長、どうですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 望遠鏡もゼンマイ式の望遠鏡等、黒部で作られたものも色々ありますので、その事も含めれば非常によいアイデアではないかなと思います。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) それと、質問の中に述べなかったのですが、市長は知っておられると思うんですが、ずっと下の田んぼの方にライスフィールド・アートと言って、田んぼの稲を植えて芸術のアートをやっている若い農業後継者の方たちが、かなりおいでになると聞いています。そういった方たちが、宮野の下の方にアートをどんなものを書かれたのか私は現地へ行って見たけどわかりませんが、秋になれば、それは見えてくると思います。  そのようにして沢山の方が、宮野大地というものを心意気しながら取り組んできておりますので、できればそういう方たちが末永く協力していただけるものなら、私はそれなりの支援をしていく必要があるんじゃないかと思います。田んぼに入って稲を植えられたという事なんですが、かなり四苦八苦されたと聞いております。時間も多少かかったという事ですが、それなりの支援をしていけば、さらに宮野山の眺望を聞いて、イメージのアップという事になるのですが、市長の気持ちはどうですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今の田んぼアートの話につきましては、若手の農業者の方々が新幹線の開業を自分たちの手で何か祝ったり、情報を発信するという事で、大変熱心に取り組んでおられます。出来るだけの支援をしてまいりたいというふうに考えております。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕
    ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) いくつかのお願いをしましたけれども、大きな予算にならないと思いますので、ぜひ実現していただきたいと思います。  それから、宮野山と直接ではないのですが、新幹線の駅舎内に、北アルプスの眺望できる図は出来るものでしょうか。これは、都市建設部長ですか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) まず、駅のホームにはございます。ただ降りたところ、外に出たところに必要かどうかも含めて、どの辺がいいか現場で現在検討をしているところでございます。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 地元の皆さんがお願いした時に、かなりこの点でギクシャクしました。向かいのホームから北アルプスが見えます。ホームには、いつまでも電車から降りてじっと見ている人はいないと思います。下に降りてくれば下の位置で、どこかにそんなものを作るべきだと思います。場所はなかなか難しいと思いますが、地域住民の方もそのつもりでおられます。どんなものができるか私も具体的に話した事はないのですが、それも考えておいていただきたいと思います。  いずれにしろ、宮野山の展望地というのは、高岡市には絶対に負けないものだと思います。おとぎの森公園を見てきましたけれども、確かに31メーターか32メーターあるそうですけれど、宮野山から見る新幹線とは全く違います。  宮野山の場合は、高速自動車それから地鉄電車も皆見えますので、県下一の素晴らしい位置にしてほしいと要望をしておきます。  次に、2つ目の流水客土の件ですけれど、上の方には看板とかありますが、木が生い茂って存在価値がなかなか見えない状態になっているので、まずそういったものをしっかりと整備していただいて、一番下の方から上にあがっていくスーパー農道沿いの所には全く看板らしいものはありませんので、その辺に設置していただきたいと思うのです。高い所に無いのですが、スーパー農道沿いに、ここにこんなものがあるんだという明示は必要だと思うんですが、先ほど話がありましたが、具体的にどのようにされるのかお願いします。             〔産業建設部長 浜屋孝之君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 産業建設部長、浜屋孝之君。             〔産業建設部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業建設部長(浜屋孝之君) 実際に宮野山には、詳細を記した看板というか案内板はありますが、そこへたどり着くための道案内的な部分を、どこが一番いいかという事で検討しながら進めていきたいというふうに考えております。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 先人が非常に苦労したという、そういう文章がはいるような内容にしてほしいとお願いしておきます。  ちょっとお聞きしたいのですが、この流水客土というのは過去に教科書か何かに載ったことがあるんですか。ちらっと聞いた事があるんですが、どうなんですか。              〔教育長 中山慶一君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 教育長、中山慶一君。              〔教育長 中山慶一君起立〕 ○教育長(中山慶一君) 教科書に載ったかどうかは正直把握しておりませんが、現在の教育センターの籠浦所長が、平成19年に小教研で作ったものを見せてくれていました。そういうわけで学校では使っていますし、先ほど議員から紹介がございました、語りつぎたい黒部人ですが、これに伊東森作さんが出てまいりますし、昨年、県教委でも発行した物の中にも伊東森作さんが出てまいりますし、それで子供たちが勉強をしています。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) これについては、私は黒部市民として自信をもって、こういうものをやってこられたんだという気持ちがあってもいいんじゃないかと。先人の伊東森作さんあたりが、話によると、上から下まで泥んこになってやっておられたという写真も見せていただきました。すごいなぁと思ったんですが。とにかく、我々の先人が、そういう苦労をして現在があるんだという事を、出来れば子供たちもですけど、かなり年配の方も内容をあまり知りませんので、子供も大人も見れるような看板をお願いしたいと思います。要望しておきます。  流水客土については、これくらいにしておきます。  次に、交流についてですが、先ほど市長は沢山話をされました。実行委員会を設けてやるとか、会が出来たとか、今これを調整しようとしているとかという事ですが、なかなか見えてこない、そういう分野だと思うんですね。大きな物を作るとか、そういう事ではありませんので、新幹線が100年に1度と言われるくらいの事業ですので、これを契機にして黒部市が一転して変わったというくらいにならなければならないと思いますが、市長、先ほど沢山の事を話されましたが、これだと思う事は何かないですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 開業イベントで、でっかい花火みたいイベントを行えばいいという事では無いと私は思っております。それも必要なんですが、各分野、各地域において新幹線を祝って色んな取組みをする。まずは、その取組みが、市内外の方々に見ていただき、幅広く、しかも継続してやらなければならない。特に開業1年目は、言い方がまずいかもしれませんが、黙っていても人は来ると思います。2年目以降、先ほど言いましたように、北海道新幹線が開業する頃には長崎ルートが開業するという事で、前々から言いますように、北陸新幹線が全国で注目されるのは少なくとも1年間。その後どうするかという事が大事でありますので、本当に幅広くそれぞれの分野、地域、市全体とした継続的に色んな取組みをしていくという事が大事なので、1度だけ大きな花火をあげえばいいという事ではないと、それも必要だけれども、今言った継続性という事がより大事だと言う風に思います。もう1つは、沿線が今連携をして北陸地方に目を向けて足を運んでもらうという事が大事だというふうに思います。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) それから、先ほど交流の話の中で、千代田区の話とかございましたが、お隣の話をしてはマズイのですが、魚津市あたりは、犬山市と海産物をとったりおいたりするという事の協定を結んだという事です。決して私は魚津市の事を中心に話をするわけではないのですが、具体的に何かきっかけと言いますか、そんなものを整理して、思い切って活発に交流するのが一番末永く続くと思うんですよ。現在、姉妹都市として交流している、そんな風にもっていかれるには、現在の黒部市との何かきっかけがあるところでは、大いに、協定を結ぶというところまでいかなくても、それに近い事をすべきだと思います。例えて言いますと、大野市では防災協定を結んでいるとか、トキの絡みからいきますと佐渡市と協定をと。トキの件で市長も色々取組んでおられました。佐渡市もそれを望んでいると聞いています。何かきっかけがあって、それをもとにして大きく広げていくと、それが一番末永く続いていく原因になるのではないかと思うんですが、市長、その考えはどうですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 佐渡市さんも、この北陸新幹線の開業に非常に大きな期待をよせておられます。どんな取組みをしておられるかというと、上越妙高駅に沢山の方に乗降りしていただこうという事で、越後の地域、上越、妙高、柏崎、十日町、佐渡、この5つの自治体が連携して上越妙高駅に沢山の人が乗降りしていただいて、そこからその地域全体に訪れていただくという取組みをしていて、佐渡市も決して新幹線の開業に期待をしていない離れた地域ではないというふうに思います。  先ほど言いましたが、長野とか上越、妙高、越後地域などとの連携も必要だと思っておりますので、どういうふうに、その辺交流するかという事については、これからもう少し検討させていただきたいと思いますが、特に長野の善光寺等とうまく連携すれば、かなり大きな人が動くのだろうと思いますので、その事も検討していきたいと思います。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 富山市あたりは飯山市と、雪の関係だろうと思うんですが鎌倉の里交流というのを企画していると聞きました。具体的に取組んでいく必要があると思うんです。これから首都圏とやる時は、新しい生活スタイルを示しながら、大都会と地方との交流も大事だと思います。もちろん観光を主体にした交流も大事なんですけれど、ビジネス交流も黒部市にとって大事だと思うんです。観光を主体にした交流だけでは長続きしないと思います。定住、半定住に繋げていけるところまでやっていかなければならないと思います。  それから、市長は、修学旅行の関係で誘致に行かれたと思うんですが、台湾あたりとは、4月でしたか、黒部峡谷鉄道が向こうの阿里山森林鉄路と姉妹鉄道としての協定を結んだと新聞で見ましたが、それをきっかけにして進めていく必要があると思うんですが。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 台湾からの来客が増えていると言われておりますし、黒部峡谷鉄道さんなども今年は海外からのお客さんが増えております。と言う中で、阿里山森林鉄路と姉妹鉄道を結ばれたので、色んな事を大事にしながら、交流を深めていくという事は大事だと思います。  立山黒部を愛する会で、今年の秋に、阿里山森林鉄路の視察に行こうという事で計画が組まれましたので、そういうものも1つのきっかけにしながら、基本がお互い双方向で交流を深めるという事が基本だと思いますので、そういうものもきっかけにしながら、台湾との交流を活発にしていきたいと思います。               〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 9番、寺田仁嗣君。               〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) わかりました。いずれにしろ、実現に向かって皆さんと一緒になってやるべきだと思いますので、その点、リーダーシップをとっていただきたいと思います。終わります。 ○副議長(伊東景治君) 次に、8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君登壇〕 ○8番(辻 靖雄君) どなた様もご苦労様でございます。いよいよ季節は梅雨に入ってまいります。しかしながら、雨降らず あやめ あじさい 出番無し、昨日は32度の猛暑日で、熱中症対策が必要となってまいりました。  さて、北陸新幹線開業まであと655日。6月7日、吉報が届きました。待望の駅名が黒部宇奈月温泉駅に決定しました。駅名にふさわしい、駅名に負けない、乗降客の賑わう駅になればと思います。この駅名を追い風に私達は観光産業の振興に一層努力したいものであります。しかも、宇奈月温泉は開湯90周年、また、くろよん50周年の佳節でもあり、先人のご苦労に感謝しつつ、更なる発展を誓い合いたいものであります。  さて、安倍内閣の3本目の矢である成長戦略の具体的政策が出そろいました。  しかしながら、経済環境は為替相場や株式市場がジェットコースターのように乱高下し、マネーゲームそのものであります。まだまだデフレ脱却には程遠く、地方にも、中小企業にも、そして私達庶民の生活にもその恩恵は巡ってきません。むしろ、物価は値上がりするのに、給料はあがらない、商売は儲からない、これが実態であります。  最近の黒部商工会議所の景況調査によれば、景気回復の動きについてアンケートした所、感じられるが23%、変化なしが35%、感じられないが42%であり、景気回復をなかなか実感できない現状であります。  7月の参院選、秋の消費税アップの決断を控え、全力をあげてきめ細やかな具体策を示してほしいものであります。  ところで、子供たちに夢と希望と目標を与える2020年オリンピック、パラリンピックの招致活動に、心より期待をするものであります。決定は9月7日、まさに正念場であります。ぜひ、イスタンブールやマドリードに打ち勝つ、東京開催を決めてほしいものであります。  また、先月5月23日午前9時、冒険家の三浦雄一郎さんが80歳の史上最高齢で、3回目のエベレスト登頂に成功されました。高齢化社会に勇気と希望を与える快挙であり、私も思わず拍手を送っておりました。日本人男性の平均寿命を超え、持病の不整脈や76歳での骨盤骨折、しかもヒマラヤへ出発直前の心臓手術等々、加齢による衰えを乗り越え乗り越えての壮挙であります。  さて、この6月定例会に、私は4つの質問を致します。  1 市内大手企業の投資構想について  2 次なる新川育成牧場の公設民営について  3 確実な視察観光の推進について  4 投票率の向上を目指して  まず、1 市内大手企業の投資構想についてでありますが、先日6月10日に宅地構想の概要を発表し、テレビや新聞で大きく報道されました。  吉田忠裕会長は「東日本大震災後のエネルギー問題がある中、少ない電力消費で生活できる日本初のパッシブタウンづくりに挑戦したい」と語っております。  また、本年4月にはファスナー工場を再編する計画を発表しました。100億円を投資して、耐震化、生産効率化、新ライン化、リニューアル化し、4年間で製造コストを2割削減したいとしております。  更に、建材溶解工場の排水処理場のスクラップアンドビルド計画、APの中央研究所設立等々の構想も、すでに発表済であります。  50年に1度、100年に1度と言われる新幹線開業に向けて、ビッグチャンスととらえ、市内大手企業が積極果敢に取り組んでいる姿勢は本市のまちづくり活性化に多大な影響を与えております。  そこで、市長にお尋ねします。市内大手企業の大きな動きをどのように捉えているのか、以下の3項目にご答弁を求めます。  1 250世帯モデル住宅建設の計画内容をどれくらい把握しているのか  2 超大型設備投資計画の内容を、どれくらい把握しているのか  3 本市のまちづくりビジョンに与える影響は  次に、2、次なる新川育成牧場の公設民営についてであります。  昨日も橋本議員から質問がありましたが、新川育成牧場は、滑川市、魚津市、黒部市の3市共同運営から、本市に任される方向であります。  この新川育成牧場は、標高240メートルから424メートルの丘陵地にあり、約85ヘクタールの敷地があります。牧場からは南側に僧ヶ岳や朝日岳などがパノラマのように広がり、眼下には黒部川扇状地や片貝川を臨み、更に富山湾のかなたに能登半島を展望できる景勝地であります。  5月のゴールデンウィークに開催されるイベントでは、美味しい特製アイスクリームを求めて、長蛇の列ができるほどの盛況ぶりであります。まさに、発展の可能性を秘めた観光資源であります。  例えば、年間50億円の稼ぎをしていると言われている三重県伊賀の里のモクモク手づくりファームに体験視察に行ってきた方の報告によりますと、やり方次第ではそれこそ大化けするかもしれないと。  そこで、以下5つの質問を致します。市長に明確なるご答弁を求めます。  1 民間企業の公募の計画はあるか  2 育成牧場から、観光・学習牧場への脱皮の考えはあるか  3 6次産業化へのチャレンジ構想はあるか  4 某会社のヤギのチーズ、生産販売はいつ頃か  5 観光バスの往来可能な道路整備の予定は  次に、3、確実な視察観光の推進についてであります。  昨年稼働した宮野用水小水力発電所に見学・視察にこられた人数は、昨年平成24年度は、58団体1,010人であり、今年度3カ月間は3団体33名でありますが、9月までの予約は7団体304名であります。  今や、福島原発事故以来、朝から晩までエネルギー問題で、百家争鳴であります。脱原発・自然エネルギーの活用・再生可能エネルギーの実用化等々、まさに「電気なくて生活なし、電気なくして生産なし、電気なくして商売なし」であります。  本市は、自然に恵まれ、人材に恵まれ、創意工夫と努力で成果を出したもの、只今調査・研究中のもの、こうした個々のエネルギー発電を線で結び、交流し、エネルギー観光巡りを整備し、ツァー商品化を提案したいと思います。
     しかも、各種団体の見学・視察旅行は大体、土日を避け宿泊を伴うのが常であります。そこで以下、5つの質問を致します。  1 小水力発電所建設の第二弾計画は  2 民間特許の、いわゆるタライ発電の可能性は  3 でんき宇奈月プロジェクトが取組む地熱発電の支援状況は  4 黒部浄化センターのバイオマス発電の稼働率は  5 本市の再生可能エネルギーを結ぶエネルギー観光の推進を  1,2,3は産業経済部長、4は上下水道部長、5は市長のそれぞれ明解なご答弁を求めます。  最後に、4、投票率の向上を目指してであります。  今や、時代、社会はハイスピードでIT化の流れであります。5月国会でネット選挙運動の解禁が可決成立し、来る7月の参議院選挙から実施されます。少し心配ですが、良くも悪くもやってみないとわからないと言われております。  一方、期日前投票が有権者に少しずつ浸透してきました。ともかく、1票の重みを大事にしたいものであります。  しかし、期日前の投票所、市内2カ所へ行くと、大勢の人がいて、極度に緊張する。せめて、宣誓書を事前に書いて持っていけば、投票だけで済まされるから、大変気楽である、との声が高齢者や若者からも聞かれます。  そこで、以下2点の質問を致します。選挙管理委員長のご答弁を求めます。  1 期日前投票の簡素化へ、宣誓書の事前配布を  2 ネット選挙解禁のねらいは  以上であります。             〔8番 辻 靖雄君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、辻議員の個人質問にお答えいたします。  まず、1つ目の項目であります、市内大手企業の投資構想についての1点目、YKK茅堂住宅開発の内容についてでありますが、先日の報道にもありましたが、YKKさんでは、現在の茅堂社宅跡地で新しい住宅団地開発の計画を進めておられます。  その内容といたしましては、既存のエネルギー消費に過度に依存しない、太陽や風など黒部の自然のポテンシャルを最大限に活かした、21世紀の持続可能な社会にふさわしいローエネルギーのまちと住まいづくりを目指すこととし、規模は、敷地面積約3.6ha、総住戸数約250戸、総入居者数約800人を予定されております。スケジュールといたしましては、2015年春の北陸新幹線開業に向けて第一期60戸を完成させることとし、計画全体では2025年までに250戸完了する予定となっております。  次に、2点目の超大型設備投資計画の内容についてでありますが、まず市内大手企業であるYKKさんにつきましては、ファスナー事業で2013年度から4年間で100億円を黒部事業所のファスナー専用機械の製造工場再編に充てる計画であります。現在の3工場を2工場に集約するとともに、生産ラインの長さを4分の1に短縮し工程間の部品の移動を自動化するなど効率化に努め、製造コストを2割程度削減する予定であると伺っております。  しかし、従業員数につきましては生産量の拡大や開発強化を見込むため、開発生産に携わる約1,200名体制は変わらないとのことであります。  また、YKKAPにつきましては、2013年度は225億円の設備投資を予定しておられ、黒部事業所の押し出し機などの更新を考えておられます。このほか、黒部荻生製造所内に中央研究所を設置され、窓工学や建築物理に関する調査・研究などがおこなわれる予定と伺っております。  このほか、先ほども触れましたが、YKK不動産による茅堂社宅跡地再開発事業、パッシブタウン黒部モデルが発表され、投資額は公表されておりませんが、新幹線開業を契機に、自社従業員にとらわれることなく一般の人も入居できる住環境空間の創造が行われると伺っており、人口減少の時代に、黒部に移り住んでもらえることは大変ありがたいと考えております。  YKKグループのこれらの設備投資や取り組みは、地域経済や就労・生活環境に大変大きな影響を与えるものと考えており、新幹線開業を見据え、民間活力による地方でのまちづくりの手本となる取り組みをしていただいているところであります。  次に3点目、本市のまちづくりビジョンに与える影響はとのご質問にお答えいたします。  去る、2011年7月、YKKグループから、北陸新幹線の開業に伴い、東京の本社に勤務する社員の約2割にあたる230人程度を黒部事業所に移動させる方針が発表されました。  これは、黒部・東京間のアクセスが飛躍的に向上することや、東京一極集中による大規模災害発生時のリスク軽減を図ることが目的とされており、黒部事業所においては、YKKグループの製造・開発拠点として、意思決定など中枢的な役割の一部を担うことが想定されております。  さらに、今週10日には、YKK茅堂社宅跡地再開発事業パッシブタウン黒部モデルも発表されたところであります。  これにより、新規住宅着工等の設備投資や社員家族の消費額の増加をはじめ、海外からの来市者数及び宿泊需要の増加、税収増などの経済波及効果はもちろんでありますが、新しく住民となる皆様方が新たな黒部のマンパワーとして活力を生み、地域全体の活性化に繋がることが期待できるなど、様々な分野において大きな効果をもたらすと考えております。  本市におきましては北陸新幹線の開業を大きな転機とし、今後さらに、北陸地方で最初の駅玄関口として、東京から約2時間という地理的優位性を大いに活かし、定住人口、交流人口の増加や企業誘致等に向けて官民挙げて行動していくことが大切であります。  行政の役割としても、選ばれる黒部市となるためには、教育や医療・福祉体制の充実をはじめ、街の魅力づくりとしての産業振興、また鉄道を活かした利便性の高い公共交通ネットワークの構築、芸術・スポーツの振興、自然エネルギーの利活用など、黒部市総合振興計画におけるまちづくりのテーマであります、大自然のシンフォニー文化・交流のまち黒部の実現を目指していく必要があると思っております。  そして、黒部へお越しになられる方々に「黒部に住んでよかった」と実感していただき、それが評判となり、さらなる定住者が確保できるよう、クオリティの高い1ランク上の魅力あふれるまちづくりに取り組んで参りたいと思います。  次に2つ目の質問項目であります、次なる新川育成牧場の公設民営についての1点目、民間企業の公募計画についてお答えいたします。  新川育成牧場の運営につきましては、橋本議員の代表質問でお答えいたしましたとおり、現在、魅了あふれるビジョンを関係機関連携のもとで策定していくこととしておりますので、今後の運営体制につきましても民間公募、公設民営等を含め、協議検討してまいりたいと考えております。  次に2点目の、観光・学習牧場への脱皮の考え方についてお答えいたします。  新川育成牧場では、黒部市街地を眼下に一望できる素晴らしい景観を持ち、市内外から多くの人々が訪れる景勝地であるほか、中央酪農会議の酪農教育ファームとして県内唯一の認定を受け、搾乳体験等の事業に取り組み、年間1千名を超える児童生徒らが来場しております。  新幹線の開業が間近にせまった今、牧場を広域観光の拠点施設として位置付け、牧場の持つ魅力や教育的価値を最大限に活かした体験型・教育学習牧場としての運営ビジョンの策定をめざしてまいりたいと考えております。  次に3点目の、6次産業化へのチャレンジ構想は、についてでありますが、現在牧場が取り組んでいる、ふれあい事業、搾乳体験やジェラート・ソフトクリーム等の販売は、すでに6次産業であります。  今後も、牧場の魅力を活かした体験型・教育学習牧場等の事業展開を強化し、牧場の更なる発展に努めてまいりたいと考えております。  次に4点目の、某会社のヤギチーズの生産販売についてでありますが、会社側によりますと今年度中はチーズの試作やマーケティングなどを行い、正式な販売は来年度以降になるとお聞きしております。  次に、5点目の、観光バスの往来可能な道路整備の予定についてお答えいたします。  新川育成牧場へのアクセスといたしましては4ルートありまして、1つは宮野運動公園から栗寺を経由するルート、2つ目には吉城寺から大谷ダムを経由するルート、そして3点目にはスーパー農道枕野交差点から十二貫野湖を経由するルート、4つ目には浦山から大谷ため池を経由するルートの4ルートなどが考えられますが、大型バスの通行確保のためには、スーパー農道の枕野交差点から十二貫野湖を通るルートが事業費的に改良しやすいと考えております。  このルートは、県道中山田家新線1.8キロメートルと市道尾山中山線0.3キロメートル、市道新川牧場線0.9キロメートルの合わせて約3キロメートルとなっております。  県道中山田家新線につきましては、カーブや狭小部、狭い所も多いことから、過去から県へ改良の要望をしているところであり、これまでも局部改良や待避場の設置などが実施されてきているところでありますが、今年度から新たに、県道改良事業により、大型車の通行確保のための待避場の設置や路肩改良が実施されることとなっております。  また、市道尾山中山線、市道新川牧場線につきましても、必要に応じて待避場の設置や見通しの確保などを平成26年度を目途に実施したいと考えており、これにより、スーパー農道から新川育成牧場間の大型バスの通行が確保できることとなります。  なお、浦山地内から新川育成牧場へ至る市道栃屋金毘羅線につきましては、東部山麓道路構想のなかで県道宇奈月大沢野線として改良するよう県に対し引き続き要望してまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 産業経済部長、浜屋孝之君。             〔産業経済部長 浜屋孝之君登壇〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 次に3つめの項目、確実な視察観光の推進についての1点目、小水力発電所建設の第2弾計画はについてお答えします。  市では、低炭素社会の構築と再生可能エネルギーの利活用を推進するため、さまざまな事業に取り組んでおります。  その1つとして、小水力発電事業があげられます。昨年来、宮野用水発電所の運転を開始したところでありますが、今年度は、新たな発電事業の可能性を探るため、候補地点となる黒瀬川での調査を実施しております。調査内容は、流量観測や路線測量など、基礎的な調査となります。調査区間は、若栗大越付近から同地区舌山までの約1.5キロメートルの区間で、この区間には、約20メートルの高低差があり一定の発電量が見込まれると考えております。  また、発電所の位置を旧舌山公民館跡地とすることで、新幹線駅に隣接した周遊施設、視察観光スポットとしての効果も期待できると考えております。  調査期間は一年を予定しており、今回の調査結果を基礎資料とし、水利権等の手続上の課題整理も含め、事業を進めてまいりたいと思っております。  次に2点目の、タライ発電の可能性はについてお答えいたします。  このタライ型発電は、円筒形たらい装置の上部から水を取り込み、排水時に生じる渦の力を利用し発電するもので、市内企業の川端鐵工㈱さんが開発した日本で新しい発電システムであります。システムの構造は、低い落差でも発電することを可能としており、浮遊物等の詰まり障害がなく、発電システム内での魚の往来が自由にできる等、環境にも配慮された優れた特徴を有しております。  このシステムの開発には、市としてもかねてから注目しており、市と富山高等専門学校との包括連携に基づきまして、市内企業と同校による研究開発に対しまして平成24年度黒部市イノベーション創出事業補助金により支援させていただいた事業もございます。  現在のところ、川端鐵工㈱さんが、発電システムの簡易な設置方法や安定した取水方式の特許を取得され、長野県茅野市において実証実験を重ねておられ、全国の自治体や企業等からの注目も高く、問い合わせや事業提案もいただいていると伺っております。  今後、市内での実証実験も検討されているとのことであり、タライ型発電の今後の利活用に対し大いに期待しているところでございます。  次に3点目の、でんき宇奈月プロジェクトが取り組む地熱発電の支援状況についてお答えいたします。  地熱発電につきましては、東日本大震災以降、国内における再生可能エネルギーの開発が推進されるなか、注目を集めているエネルギー源の一つであり、県内での地熱資源の潜在性も見込まれております。  しかしながら、地熱資源が多く眠るとされる地域は、国立公園等による規制が存在する地域であり、また、温泉資源の利活用は、事業実施者が地元温泉事業者をはじめ、各関係者と十分な利害調整を図り、地元での事業に対する理解を得られることが前提であります。  市といたしましては、これら再生可能エネルギーの利活用を図り、民間による地域活性化への取組みには、引き続き理解をしてまいりたいと思いますが、事業実施者が各関係者や地域住民等と十分に協議調整され、民間の利点を生かし、民間主導で進められることにより、効率的な事業の進展が図られ、継続的な取り組みが行われるものと考えるところでございます。           〔産業経済部長 浜屋孝之君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 上下水道部長、澤田悦郎君。             〔上下水道部長 澤田悦郎君登壇〕 ○上下水道部長(澤田悦郎君) 次に4点目、バイオマス発電の稼働率についてお答えいたします。  バイオマス利活用施設は、下水道汚泥とディスポーザで処理された生ごみや事業系食品残渣、主にコーヒー粕等でありますが、を混合し、バイオガスを取り出し、そのガスを汚水の処理過程で最後に残る消化汚泥の肥料化・燃料化のための乾燥と発酵槽の加温に使用しております。  余ったガスにつきましては、マイクロガスタービンによる発電を行っており、その電力は、利活用施設及び浄化センターですべて使用しております。  それでは、バイオガス発電の稼働率についてお答えします。  稼働率は年間計画発電量38万キロワットに対し、平成23年度では、試験運転期間があったことから、総発電量25万5千キロワットで約67%となりましたが、平成24年度では、36万5千キロワットで約96%と、ほぼ計画どおりの発電量となっております。  また、この施設は、全国的にも稀な施設であることから、平成23年度では58団体、705名、平成24年度では63団体、572名、2ヵ年合計で121団体、1,277名の視察がありました。  そのほか、平成24年度からは市内企業を廻る産業観光ルートに組み入れており、8回で180名の参加がありました。           〔上下水道部長 澤田悦郎君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に5点目の、本市再生可能エネルギーを結ぶエネルギー観光の推進についてでありますが、市内には、市が行うバイオマスエネルギーの利活用や小水力発電の宮野用水発電所があり、また、民間の取り組みでは、今ほどありましたように川端鐵工株式会社さん、東洋ゼンマイ株式会社さん、YKK株式会社さんなど、市内複数の企業が再生可能エネルギーの利活用に関する研究開発や商品化に向け努力をされておるところであります。  一方、このような先進的な取り組みに対する視察も多く、宮野用水発電所では昨年度1年間で58団体1,010名もの方々が同施設を訪れており、バイオマスエネルギー利活用施設でも、先ほど上下水道部長が答弁した人数等の視察を受け入れております。特にバイオマスエネルギー利活用施設にありましては、産業観光のコースの中に入っており、先の視察受入人数の他に180名の方々が訪れており、地域の要素を活かした再生可能エネルギーの取り組みは、市の魅力を外部に発信できるものと考えております。  この再生可能エネルギーに関する官や民の特色ある取り組みが、新幹線開業後には、黒部を訪れる多くの観光客やビジネス客にとって、魅力ある観光資源のひとつとなり、他の観光資源と組み合わせることによる相乗効果に期待するとともに、観光ルートのなかで立ち寄れるよう関係機関などとの協議や調整を検討してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 選挙管理委員会委員長、本崎洋子君。           〔選挙管理委員会委員長 本崎洋子君登壇〕 ○選挙管理委員会委員長(本崎洋子君) 次に4つ目の項目、投票率の向上をめざしての1点目、期日前投票宣誓書の事前配布についてお答えします。  期日前投票をしようとする選挙人は、選挙当日に投票に行くことができない見込みであることの宣誓書を提出する必要があり、本市では、期日前投票所の受付において、係員が必要な説明を行いながら選挙人に記入をしていただいているところでございます。高齢者の方等にとっては、投票所の雰囲気に緊張され、その場で記入するよりも自宅等で事前に記入して持参するほうが気楽であるという場合も想定されることでありますし、また受付がスムーズにいくという利点も期待されております。こういった事から考えまして、宣誓書を事前配布することには一定の効果が見込まれております。  事前配布の手段の1つとして、各世帯へ送付します投票所入場券の裏面に宣誓書を印刷する方法も考えられますが、本市の入場券は、郵送料の節減の観点からハガキサイズのものを採用しており、かつ1枚のハガキにその世帯の選挙人6人分の入場券を印刷していることから、各入場券の裏面に宣誓書を印刷するには、あまりにもスペースが小さいものになっております。  また、実施に向けては、投票所入場券の形態の見直し及びシステム改修費や郵送料等の費用対効果についても十分に検証を行う必要があり、今後の課題として選挙管理委員会において検討を進めてまいりたいと考えております。  なお、来たる参議院議員通常選挙におきましては、従来より市ホームページから宣誓書を入手できることに加え、新たに黒部・宇奈月の両庁舎、各地区公民館、福祉センターなどに宣誓書を配置することとし、これらを利用して宣誓書を事前に記入して持参することができることについて、積極的に周知を図ってまいります。また、期日前投票所の受付においても、選挙人が宣誓書を記入しやすい受付事務従事者の柔軟な対応を目指してまいりたいと考えております。  次に、2点目のネット選挙解禁のねらいについてお答えします。  本年4月26日に公職選挙法の一部を改正する法律が公布され、5月26日に施行されました。これにより、施行日以後初めて公示される国政選挙から、インターネット等を利用する方法による選挙運動が解禁されることとなります。  その内容としましては、有権者は、ホームページ、ブログ、ツイッターやフェイスブック等のソーシャル・ネットワーキング・サービス、動画共有サービス、動画中継サイトといったウェブサイト等を利用した選挙運動が可能となります。  また、候補者・政党等におきましては、ウェブサイト等を利用した選挙運動に加え、電子メールを利用した選挙運動が可能になります。  これは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスや動画共有サービス等の急速な普及をはじめとした近年のIT社会の進展に鑑み、選挙運動期間における候補者に関する情報の充実、そして有権者の政治参加の促進等を図ることが目的とされており、特に、情報の取得手段が新聞やテレビからインターネットに変化している若年層の有権者に対しては、大きな効果を発揮するものであると期待されていると考えております。         〔選挙管理委員会委員長 本崎洋子君自席に着席〕               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) それでは何点か再質問をさせていただきます。順序は逆になりますが、選挙管理委員会委員長、ありがとうございました。1点質問をさせていただきます。選挙管理委員長は、投票率の向上を目指してについて、なかなか上がらないという事で、随分苦労をされているわけですが、何かよい方法があったら、ぜひお願いいたします。           〔選挙管理委員会委員長 本崎洋子君挙手〕
    ○副議長(伊東景治君) 選挙管理委員会委員長、本崎洋子君。           〔選挙管理委員会委員長 本崎洋子君起立〕 ○選挙管理委員会委員長(本崎洋子君) はい、大変、懸念されている事についてのご指摘ありがとうございます。投票率をあげるという事に関して、色々事前の周知、期日前投票所の開設の周知につきまして、色々手配しているところでありますが、まだまだ行き届かない点は多々あるかと思います。  そういった点で、広報やみらーれテレビを利用した案内や、出来るだけ高齢者の方も来やすい投票所作り、緊張していても入ったら気楽に投票できるような雰囲気作りを、今は事務局とともに考えているところでございます。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) そういう環境の中で、質の良い努力をお願いしたいと思います。  それでは、時間がありますので、市内大手企業の6月10日に発表されたパッシブタウン構想について、少し市長にお聞きしたいと思います。  実を言えば、今の茅堂の地域は小学校、中学校時代に夏休みにカブトムシやクワガタムシ等の昆虫を獲りに毎日のように行った地域でありました。ここには火葬場がありまして、度胸試しするそんな地区であったんですね。今、それがパッシブタウン、国内で初めて理想的な住宅を作ってみたいという事でありまして、懐かしさやら、思いがあるんですが、そういう宅地36,000平米ですか、そこに10年計画、初めての建築という事で、市長はどういう風に理解していらっしゃるかお願いします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) パッシブという言葉が出てきた時に、マスコミが日本語でわかりやすく、どう表現するかという事で、色んな新聞でまちまちの表現されました。  これまで、化石燃料とか電気、ガス等、使いやすいエネルギーを使ってきたんですが、これからは、太陽とか風とか地下水とか、そういう地熱みたいものを利用して非常に使い辛いものですけれども、それらを使った住宅とかタウンになると思いますんで、今までの概念からすれば、かなり大きく変わると思いますが、基本的には日本の昔の住宅はパッシブだったんだろうと思います。茅葺で、土間があって、自然の風が通ってエアコンも無しに、それなりに快適に生活をしていたんだと思います。そういう昔の生活、住宅に逆戻り、そんな発想なんだろうと思います。エネルギーが削減できるという事でありますんで、これからこういうものがモデルタウンとして黒部に出来て、それを1つの参考にした民間の住宅などが広がっていけば有難いというふうに思います。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) パッシブとは、受身の、受動的な、受動態、活動的でない、不活性な、言いなりの、従順などというような訳が出ております。市長が会見後、感想をきかれた記者会見でこのように述べておられますが、一般の人も入居すると自然エネルギーの懸念するきっかけになってほしいと、人口減少の時代に黒部に移り住んでもらえる事は大変ありがたいと、こんなコメントを述べておられます。それで、我々のスローガンとして黒部市は「大自然のシンフォニー 文化交流のまち 黒部」と言ってきたし聞いてきたんですが、そこで具体的に行政として一般的な我々も手をあげていいって話ですから、いろんな構想が具体的に新聞にも書かれておりますが、特にあの通りは、前沢植木線で、これから拡幅事業をさらに進めていく必要があるわけで、そこら辺の影響は色々と出てくるんでしょうか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 都市建設部長、朝倉 実。             〔都市建設部長 朝倉 実起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 今後、YKKさんの計画を聞かせていただいて、市で出来る事はできると、駄目なものは駄目という事で、今後、協議をしてまいりたいと考えております。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) あそこには図書館もあるし、商工会議所もあるし、郵便局もあるわけで、公共施設的な建物があるわけで、こういった中で色々と考えていかれると思うんですが、こういう大きい1つの地域に250世帯ですから、かなりの大きな自治振興会のあるような感じですが、こういうものを作り上げていくには、色んな建設検討委員会みたいなものを考えておられる事はありますか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 都市建設部長、朝倉 実。             〔都市建設部長 朝倉 実起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 例えば、電柱があったりするとYKKさんは無電柱化という事で、もし要望が出てきた場合に、住宅だけでなくて路線の話、それから町内の話、色んな問題が出てくるんだろと思います。そういうものを周辺住民の方々と、意見を聞きながら調整を進めてまいりたいと考えております。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) これから検討に入ってかれると思うんですが、駐車場もある、小規模な商業施設も設置するという事もあります。聞いた話では、フランスの料理店、居酒屋、イタリア料理店とか、そんな構想も聞いたんですが、そういった事は、他の三日市の周辺の商業施設に影響があるのか無いのか、逆に相乗効果があるのかわかりませんが、そういった事も検討する必要があるのではないかと思います。  そこで、ちょっと思ったのは、高橋川から水を取り入れという事も書いてありました。そこら辺の取組み、あれは2級河川ですから、だいたいのわかる範囲でお願いします。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 都市建設部長、朝倉 実。             〔都市建設部長 朝倉 実起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 私どもが伺っておりますのは、報道程度のものでございまして、どんなふうに水を摂ってとか、その辺まではまだお聞きしておりませんので、よろしくお願いします。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 1つ確認をしておきたいんですが、3.11の東北の大地震、大津波で、東京本社が機能しなかったという反省から、一部機能移転ということで230名の方たちが黒部へ来て働くと。それは2015年までにきちんと終えると。それと、そのための住宅対応ではないと。これはあくまでも、新たなパッシブタウン構想。そういう挑戦であると、ある程度考えていいわけですね。市長、これはどんなふうに解釈をしておられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今の方法については、本社機能の一部移転の方々も入居できるし、一般の方々においても希望があれが、集合住宅ですから全て。賃貸の集合住宅ですから、お金を払えば、どなたでも入居できるというふうに聞いております。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 日本初めてのパッシブタウン構想という事ですが、もし、わかりましたら世界でそういうパッシブタウンみたいモデルがあるかどうか、お願いします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今回の発表の時に、マスタープランナーで児玉先生と宮城先生が参加されて、今の高橋川の話も先生がされたというふうに聞いております。利用者側から話をしているのではなくて、そういう水を生かして地熱も使いたいという話はされたようですけれども、宮城先生におかれましては、かなり前からこういうものを持っておられて、こういうまとまった住宅地でやられるのは基本的に初めてだろうと思います。  世界的には色んな国で取り組んでおられるというふうに伺っております。               〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。               〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) いずれにしても、他の自治体が羨むような、そんな話題であります。  これは要望ですが、市内大手企業は沢山儲けていただいて、ぜひトップセールスとしてお願いしたいなという思いでいっぱいです。かつては15億、17億、19億くらいの法人市民税を収めていらっしゃったと。また調べてみると、5、6年前には15億くらい収めていらっしゃいます。最近は、3年間は我慢してくれと、こういう話も随分聞かせてもらいましたが、もう5年くらいになります。そこら辺は、市長、お金がかかりますので、精一杯ぶつかっていただければと。  それともう1つは、地元の若い人たちの雇用をなんとか1人でも2人でも多く採用していただくように、これは要望でございます。  以上で、質問を終了いたします。 ○副議長(伊東景治君) 一般質問の途中でありますが、午後1時10分まで休憩いたします。   休  憩  午前12時08分   再  開  午後 1時10分 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けます。2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君登壇〕 ○2番(中村裕一君) どちら様も、2日間にわたり、ご苦労様でございます。一般質問も私の後には誰もいません。どうかよろしくお願いいたします。  皆様、ご承知のように、今年富山県は置県130年を迎えました。住民の命や台地を守る治水予算の獲得をめぐる、越中人の熱い願いが明治政府を動かし、明治16年5月9日石川県より富山県が誕生したのです。このように富山県は先人の時代から治水に対する思いがが脈々と引き継がれ今日に至っております。  そして今年は、宇奈月温泉開湯90周年、黒部ダム完成50周年と記念すべき年でもあります。待望の北陸新幹線の開通もあと2年を切りました。駅名も黒部宇奈月温泉と決定し、いよいよ、まっすぐ黒部のロゴマークで求めている、首都圏や県外の方々が新幹線で、まず、富山の玄関口黒部で第一歩とのキャッチフレーズで、観光誘致に色々と取組んでいる所であります。  また、欅平ビジターセンターも6月30日オープンということと相まって、一層観光への拍車が加わることと思います。  このように観光のまち黒部をアピールするには何よりも安心、安全なまちであることが最も肝要なことは申すまでもありません。  最近国内でおきた公共施設の事故や災害は、1950年代から1970年代の高度成長期に造られたものが多く、いわゆる建築物、道路、橋梁、水道施設等が更新時期を迎えているわけです。  市でも、3月議会で、辻靖雄議員が質問した公共施設の老朽化の度合いを数値化した白書を今年度中に整理したい、ということを聞きました。今、鋭意進められていることと思います。  このようにインフラ高齢化時代が到達する一方で、人口減少の時代を迎え地方自治体としては税収も今後ますます減る見通しであります。  しかし、公共施設の老朽化は容赦なく進んできます。  今年度の予算編成の中で、公共施設維持補修基金を新しく創設し、初年度は1億2,800万円を積み立て、電源立地交付金を活用し、同程度の額を4年間積み立てることを決定いたしました。このことは、黒部宇奈月温泉駅周辺整備事業や新市庁舎建設等、大型事業を推進している中で市民生活の目線に立った対策と評価いたします。  多くの災害や事故を通して、私たちは事後的な修繕から、予防的な修繕への転換が求められていることを強く認識するものであります。  それで、市民一人一人の皆さんが平和な暮らしが営まれるように生活に心を配り、安心、安全なまちづくりを目指して次の7点について質問いたします。  1点目は出水期を迎え、人力で浚渫できない河川の対策はどうなのかお伺いします。  2点目は、黒部川水防演習の成果がどうだったのかお伺いします。  3点目は、市内の都市公園並びに、開発行為に基づき造成された公園の遊具等の安全管理はどうなっているのかお伺いします。  4点目は、石田フィッシャリーナに保管されているプレジャーボートが破損され内部の物が盗難にあっているが、予防対策はどうなのかお伺いします。  5点目は、災害の避難に対しての市の防災資機材の備蓄は充当されているか。また、黒部市津波ハザードマップ保存版配布後の市民の意識をどう深めていくかお伺いします。  6点目は、消防団員OBによる災害支援団員制度の現状はどうなのかお伺いします。  7点目は、今冬、中国からの飛来が問題となっていた微小粒子状物質PM2.5のその後の汚染状態はどうか。また基準値を超えた場合の市民への周知はどのようにするのかお伺いします。  以上です。             〔2番 中村裕一君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君登壇〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 中村議員の個人質問にお答えします。安心・安全なまちづくりの2点目、黒部川水防演習の成果についてでありますが、さる5月19日、日曜日、午前8時30分から正午まで、黒部川左岸四十八ケ瀬大橋上流の河川敷において、国土交通省北陸地方整備局、富山県、2市2町、黒部川水防連絡会が主催し、黒部川では10年ぶりとなる水防演習が開催されたところでございます。  本演習は、出島地先において堤防からの漏水や欠損等の想定のもと、2市2町の消防団や自衛隊など28機関、約1,300人が参加し、積み土のう工や川倉工など、各種水防工法をはじめ、救助、搬送、炊き出し訓練等が実施されたほか、六天町内会による住民避難訓練や特別養護老人ホーム越之湖の入所者避難訓練も事前に実施されております。  演習当日は、洪水時の本番さながらの緊迫感の中で行われ、その成果は、水防団員の士気の高揚と水防技術の向上、団員相互の連携を確認できたほか、関係機関相互の連携が確認されたものと考えております。  また、演習には地域住民約700人が来場され、訓練の模様を見学されたほか、黒部・魚津市内の小学生が会場内の体験コーナーでの降雨や地震などの体験をしたところでございます。  これら会場の様子は、ラジオでの生中継や国土交通省のホームページでのライブ映像の配信により、広く地域住民の皆さんに広報されており、今回の水防演習により数多くの方々が防災に対する意識や関心を高め、大変意義あるものになったと考えております。  次に3点目の市内の都市公園並びに開発行為に基づき造成された公園の遊具等の安全管理に関するご質問にお答えします。
     都市公園の遊具の安全管理については、市が、業者委託により定期的に点検を行っております。点検により、不具合等があれば、指定管理者等関係者と協議をしながら、補修等の対応を行っております。  また、開発行為に基づき造成された住宅団地内の公園については、市が施設の帰属を受けますが、遊具を含めた施設管理につきましては、居住者等地域で実施していただいているところでございます。  しかし、近年、遊具による子供の事故が相次いで報道されており、安心安全のまちづくりの観点から、こうした住宅団地内の公園の遊具についても、市による定期的な点検の実施について検討してまいりたいと考えております。           〔都市建設部長 朝倉 実君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。             〔産業経済部長 浜屋孝之君登壇〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) ご質問の項目、安心・安全なまちづくりについての1点目、出水期を迎え、人力で浚渫できない河川の対策はについてでございます。  市内には、市が管理する準用河川や農業用水等の中小の河川が存在しております。出水期においては、水路に堆積している土砂等が流れを阻害する可能性があることから、溢水被害が発生しないように現地の状況や水路断面等の諸条件を確認し、自治振興会や地元の皆様の協力を得ながら機械作業、人力作業を使い分けて浚渫、江ざらい等を行っております。しかしながら、江ざらい等で人力で対応できない水路等に関しましては、個々に地元の皆様と協議し、機械作業等での対応を実施してまいりたいと考えております。  あわせて、今後とも関係各位のご理解、ご協力をお願いいたします。  次に4点目の、石田フィッシャリーナの船舶の破損・盗難予防対策についてでありますが、本年4月に発生いたしました破損・盗難事件を受け、事件の再発防止・予防対策として、まずは警察による周辺地域のパトロールを依頼しているところであります。  また、市といたしましては、現在進めております石田漁港の再整備計画の中に防犯機器等の設置による抑止効果を高める対策を盛り込み、施設利用者に安心してご利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。           〔産業経済部長 浜屋孝之君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。             〔総務企画部長 能澤雄二君登壇〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 次に5点目の防災資機材の備蓄状況並びに津波ハザードマップの市民への浸透についてお答えいたします。  市の防災資機材については、石田近隣公園、三日市小学校、黒部消防署、宇奈月小学校、宇奈月庁舎の5か所の備蓄庫に、発電機や投光器、チェーンソーなどの救助工具のほか、調理用具、毛布、オムツなどの生活用品を備蓄しております。これらは、定期的に点検を行い、必要資機材の補充や消費期限のあるものについて順次更新しているところであります。  また、町内会を単位とする自主防災組織が104組織結成されておりますが、これらの組織には、平成22年度までに各自主防災組織の意見を聞きながら資機材の整備を行っており、現在は、地区単位で結成されている自主防災連合組織を中心に、自治総合センターのコミュニティ助成を活用しながら資機材の整備を進めているところであります。  このほかにも、津波対策資機材や緊急浸水対策資機材を県の補助制度を活用しながら整備を行っており、今後も国や県の補助制度も活用しながら、整備していきたいと考えております。  また、津波ハザードマップの市民への浸透については、各自主防災組織が中心となって行う津波避難訓練の際に活用していただくことなどで、避難場所や避難経路を住民自らがこのマップを基に考え、家族で話し合うことのきっかけとなり、住民意識に浸透していく最も効果のある方法の一つと考えております。  6月9日、日曜日には、生地地区の自主防災会が主催となって津波ハザードマップを基にした津波避難訓練が行われており、こうした取り組みが津波ハザードマップの浸透に繋がるものと考えております。  市といたしましては、こうした避難訓練に対しての助成、防災アドバイザーや職員の派遣を通じてバックアップしていくとともに、ご要望があれば、この津波ハザードマップに関しての研修会等への職員の派遣も行っていきたいと考えております。  次に6点目の、災害支援団員制度の現状についてお答えいたします。  災害支援団員制度は、災害時に活動する消防団員の確保が困難な地域において、現場で不足する消防力を補完することを目的とし、特に昼間の災害時における地域の消防力の維持を期待できる制度であり、消防団員経験者にその就任をお願いしております。  現在、災害支援団員は4地区5名の団員がおり、災害時、主に火災時でありますが、のみ出動することとなっております。  消防団員の確保については、基本団員の確保を基本としつつ、その確保が困難な場合や会社等への勤務などにより昼間の消防力の確保が難しい地域については、この制度を活用し、団員経験者のご協力をいただきながら、地域の消防力の維持に努めていきたいと考えております。           〔総務企画部長 能澤雄二君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市民生活部長、本多 茂君。             〔市民生活部長 本多 茂君登壇〕 ○市民生活部長(本多 茂君) 次に、7点目の微小粒子状物質PM2.5の汚染状態と市民への周知についてお答えいたします。  富山県では、県内6か所において観測所を設置しており、常時観測してホームページ上で公開しております。その情報に基づき、担当課で注視しながら確認しております。今のところ、市民に周知するような注意喚起を行う数値には至っておりません。  注意喚起を行うには、濃度の日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラムを超えると予想される場合と、そのおそれがある場合であります。  注意喚起方法として、富山県ではホームページ、テレビ、ラジオで周知されます。市では富山県から情報を受け、学校教育課、こども支援課、福祉課、黒部市民病院へ情報提供して、各所管施設へ周知してまいります。  また、防災危機管理班と連携しまして、防災無線やみらーれテレビの活用及び広報車による周知をしてまいります。           〔市民生活部長 本多 茂君自席に着席〕               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) それでは、再質問をさせていただきます。  1番目の河川の対策についてでありますが、これは、石田の駅前の事を言っているわけであります。石田の駅前は地面が低い事もあるんですが、小学校のグラウンドと地鉄の線路の間に、幅1.5メートルくらいの川があるんです。そこには民家がないので、ずっと何十年も江ざらいをやっていないんです。そこで農家組合の方が、今年の4月頃にやったところ、30センチ以上川の中に入ってしまいました。その川がずっと出戸川の方へ流れていってるんですけれでも、それが原因で、大雨が降ると石田の駅が水が溢れて駅前まで流れてくるのです。これを、先ほど機械作業等での対応をやっていただけるとの事でしたが、やっていただけるのでしょうか。             〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。             〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 担当の方と話をしまして、しっかりと対応したいと考えております。すぐにでもかかっていきたいと思います。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) すぐにとは、いつやるんですか。             〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。             〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) まず、関係者の方に連絡をとりまして、いつやるかについて確認をとってやっていきたいと思います。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 私は、「今でしょう」という言葉が欲しかったです。  はい、わかりました。  それでは、次に2番目の水防演習の件です。私も黒部川水防演習に消防団員として地元より参加しました。川倉工とか色んな工法がございまして、これは次世代に残していくべきものであると実感いたしました。  ただ、先ほど一般のお客さんが700名来られたと言っていましたが、私にはそんなに沢山の観客が来ていなかったように感じたのですが、700名をどうやって数えられたのでしょうか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 一般の方のために準備しておりました資料を配布した数でございます。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 700名の方が資料をもっていかれたという事でございますか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) そういう事で算定をしておるものと思っております。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 私の目には、700名はいるとは思えませんでした。役員の人が多いだけで、一般の観客の人は少ないように見えました。やはり、多くの人に見てもらう事が安心・安全の1つだと思います。  次に行きます。市内の公園並びに開発行為に基づき造成された公園の遊具等の安全管理の件でございます。開発行為に基づき造成された公園でございますが、30年ほど前にジャングルジムができた公園でございます。それが今年、ジャングルジムがボロボロになって危ないとおっしゃっておられました。見てみますと錆びてボロボロになっています。市の方に行きますと、都市公園と開発行為に基づく公園は違うという事ですが、どうなのでしょう。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 基本的に開発行為に基づいて設置されたものは市内に9カ所ございます。そういうものについては、開発化が終わった時点で地元管理となっております。数が少ないので、点検についてはこちらで実施するという事で、今後危ないとか再編が必要となった場合には協議をさせていただきたいと思います。今回のジャングルジムにつきましては、たまたま他に代わりのものがございますので、それと取り替えたいという事でございます。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) その言葉を聞いて、安心して皆さんに報告したら喜んでおられました。  都市公園の場合、点検して駄目なら撤去するのでしょうか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 具合によるんだろうと思います。撤去した方がいい場合もございますし、修繕して引き続き使ったほうがいい場合もございますし、その程度程度によって違ってくると思います。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 私は子供のころ、よく遊具で遊びました。幼き日の朝倉少年は遊具で遊んだ事はございませんか。             〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 私はザイゴの方でございましたので、遊具で遊ぶというよりも、山や川で遊ぶといった事のほうが多いです。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 差があると思いますが、私たちは学校が終わってから遊具で遊んで今日1日こうだったとか、明日の勉強の事とか、女の子の話をしたりとかしたりしてたんです。それを駄目だから撤去という事では、子供にたった目線ではありません。子供の目線とは、この辺にたった目線が子供の目線です。ぜひ、そんな風に、子供にたった目線で遊具を残していってほしいと思いますが、いかがでしょうか。
                〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。             〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) そういうご意見があったという事で、できるだけ考慮しながら点検等、対処してまいりたいと思います。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 私は、この遊具の事で、いくつかの公園を見て回りました。そしたら、滑り台に3人の男の子がいたんです。そこへ行って一緒に滑り台に登って話をしていましたら、しばらくしてパトカーがきました。良い世の中になったと私は思いました。近所の人が、不審者がいると通報したんですね。こんな所にも、安心・安全があると私は実感いたしました。  それで次の質問に入ります。石田フィッシャリーナのプレジャーボートの件ですが、4月に4件まとめて鍵など壊され、中の釣り道具を盗まれたとハーバーマスターの方から聞きました。そして犯人は、よく出る船を狙い、道路側の船は狙わず海側の船、係留されている船を狙うそうでございます。  今後3年間をかけて石田フィッシャリーナが改修されていく予定になっているわけで、ぜひとも中を今よりも明るく、そして防犯ビデオ等を設置してほしいと思いますが、いかがでしょうか。             〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。             〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 答弁の最後に申し上げましたが、期待できるテレビカメラとか中を明るくするとか、対応を図っていきたいというふうに考えております。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 色々調べてみましたところ、ちなみに水橋、新湊には、鍵がついているという事でございました。そしてフェンスも囲んであるという事であります。石田の場合はフェンスは無理かなと思いますが、そういった制限をしていてほしいと思います。  5番目にいきます。黒部市地域防災計画の52ページには、「市は自主防災組織の活動のため資機材を積極的に貸与する」と書いてあります。今、積極的に貸与しておいでになりますか。             〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。             〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 先ほども申し上げましたが、今現在、市内には104の自主防災組織がございまして、その全部にそれぞれ資機材はすべに配布済でございまして、さらに、校下ごとに連合組織というのがありまして、現在、その連合組織に対して整備をしていくという状況でございます。  また、災害の種別において例えば、孤立集落であるとか、それから津波が心配される、そういう地域については、そういう方面での別な形で整備をはかっていきたいという事でございます。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 東日本大震災の災害の時には、学校が避難場所として多く使われたそうです、実際に。災害用生活必需品の備蓄場所は先ほど言われたとおり黒部市に5カ所ございます。その中に小学校が三日市小学校と宇奈月小学校と2カ所しかないのは少ないように思います。石田は石田近隣公園にございます。村椿小学校、生地小学校などにも備蓄品を置いたらどうでしょうか。             〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。             〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 先ほど説明しましたように、現在は市内の5カ所に備蓄品を置いているわけでございますが、もっと数が多ければいいという面もございますし、それからそういった事になりますと、配分といいますか、全体の量をどうするのか、経費の面等を考えて、どの程度の場所に配置したらいいかという事を考えていきたいと思います。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 予算もあるとは思いますが、私が調べたところでは、学校の防災対策は校舎の耐震化にばかり重点を置いて、長期的避難を見据えた災害の備蓄までは手がまわっていない状況にあると考えます。国の支援が乏しいと考えます。  生地小学校か村椿小学校かどちらかに考えられませんか、海に近いのですから。             〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。             〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 備蓄につきましては、県全体でトータルとして考えている事がございまして、例えば、県で受け持つ部分、市で受け持つ部分という事で、分担している部分がございます。そういう意味では、生地小学校には県で配布している部分がございます。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) わかりました。  それでは、6番目の消防団員OBの災害支援団員制度で5名おられるという事ですが、昨日のある新聞の社説に、私がこの質問をすると思って書かれたかどうかは、わかりませんが、消防団員の幹部の地域を守る活動は尊いという社説が書かれていました。書かれた人は、元消防団員か消防団ファンだと思います。私の言いたいことが社説に全て書かれていました。  1つだけ、こういう制度が出来たという事は、団員は、被雇用者が約7割という事で日中、人間がいないので黒部市が県内初で作ったという事でございますか。             〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。             〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) そういう意味であります。ちなみに黒部市のサラリーマンといいますか、被雇用者の割合というのは74%でございます。それから、県内では、舟橋村と黒部市があります。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 平均年齢もだんだんと上がってきていますし、企業にも色々お願いをして優遇したりしていますから、市でも若い職員に消防団員になってもらうというのはいかがなものですか、市長。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 色々、地域性もあったり、職員の中でも災害発生時で色んな役割等もありますので、出来るだけ若手で参加可能な者については、現時点で加入している職員は6名いるという事でございます。               〔2番 中村裕一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 2番、中村裕一君。               〔2番 中村裕一君起立〕 ○2番(中村裕一君) 今後また、若い意欲のある人がいれば、消防団に入られる環境を整えていってほしいと思います。  それでは、7番目のPM2.5ですが、これは世の中どうなるかわかりません。大気がどうなるかもわかりません。  チェックを環境課の皆様によろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(山内富美雄君) 以上で、通告による質問は終わりました。  これをもって一般質問を終結いたします。以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、6月17日から20日までの4日間は、本会議を休会といたしたいと思います。  これに、ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) ご異議なしと認めます。  よって、6月17日から20日までの4日間は、本会議を休会とすることに決しました。  なお、6月15日及び16日の2日間は、市の休日でありますので休会です。  休会中、17日午前10時から産業建設委員会、同日午後1時30分から生活環境委員会、18日午前10時から総務文教委員会、同日午後1時30分から新幹線及び公共交通対策特別委員会、19日午前10時から自然・観光振興特別委員会が、それぞれ開かれます。  各委員会において審査する議案等は、既に付託してあるとおりであります。  この際、執行機関に申し上げます。各委員会への出席を求めます。  6月21日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、表決を予定しております。  本日は、これをもって散会いたします。ご苦労さまでした。   散会 午後 1時52分...