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平成24年第7回定例会(第2号12月10日)

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  1. 黒部市議会 2012-12-10
    平成24年第7回定例会(第2号12月10日)


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    平成24年第7回定例会(第2号12月10日)   平成24年第7回黒部市議会12月定例会会議録 平成24年12月10日(月曜日)               議事日程(第2号)                        平成24年12月10日(月)                               午前10時開議 第3 議案第70号 平成24年度黒部市一般会計補正予算(第5号)    議案第71号 平成24年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第72号 平成24年度黒部市水道事業会計補正予算(第1号)    議案第73号 平成24年度黒部市下水道事業会計補正予算(第1号)    議案第74号 黒部市公共下水道の構造の技術上の基準及び終末処理場の維持管理           に関する条例の制定について    議案第75号 黒部市水道の布設工事の監督及び水道技術管理者の資格に関する条           例の制定について    議案第76号 黒部市まちおこしセンター条例の制定について    議案第77号 黒部市税条例等の一部改正について    議案第78号 黒部市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部改正について
       議案第79号 黒部市立学校設置条例の一部改正について    議案第80号 黒部市立公民館条例の一部改正について    議案第81号 権利の放棄について    議案第82号 新川地域消防組合の設置について    議案第83号 新川地域介護保険組合規約の変更について    議案第84号 市道の路線の認定及び変更について             (15件 提案理由説明) 第2 請願第 3号 垂直離着陸輸送機オスプレイの配備、低空飛行訓練撤回の意見書採           択を求める請願書    陳情第10号 地方自治体の重度障害者(児)医療費助成制度及び自立支援医療費           の改善を求める国への意見書採択に関する陳情書             ( 2件 委員会付託 ) 第3 一般質問(代表・個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   19人     1番 川 本 敏 和 君         2番 中 村 裕 一 君     3番 村 井 洋 子 君         4番 山 田 丈 二 君     5番 小 柳 勇 人 君         6番 谷 口 弘 義 君     8番 辻   靖 雄 君         9番 寺 田 仁 嗣 君    10番 伊 東 景 治 君        11番 橋 本 文 一 君    12番 辻   泰 久 君        13番 山 内 富美雄 君    14番 松 原   勇 君        15番 山 本 達 雄 君    16番 吉 田 重 治 君        17番 川 上   浩 君    18番 新 村 文 幸 君        19番 森 岡 英 一 君    20番 坂 井   守 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員    7番 木 島 信 秋 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長                   堀 内 康 男 君   副市長                  中 谷 延 之 君   市長政策室長               中 田 博 己 君   総務企画部長               能 澤 雄 二 君   市民生活部長               太 田 孝 雄 君   産業経済部長               浜 屋 孝 之 君   都市建設部長               朝 倉   実 君   上下水道部長               小 崎 敏 弘 君   会計管理者                米 生 利 弥 君   市長政策室次長企画政策課長        中   伸 之 君   総務企画部次長総務課長          内 橋 裕 一 君   総務企画部次長財政課長          寺 嶋 和 義 君   市民生活部次長福祉課長          本 多   茂 君   産業経済部次長商工観光課長        能 登 直 幸 君   都市建設部次長都市計画課長        澤 田 悦 郎 君   工務課長                 西 田 重 雄 君   総務課行政係長              藤 田 信 幸 君  市民病院   市民病院長                新 居   隆 君   市民病院事務局長             沢 井 利 夫 君   市民病院事務局次長            飯 野   勇 君  消防本部   消防長                  佐々木   隆 君   消防本部次長               岡 島   茂 君  教育委員会   教育委員長                漆 間 中 郎 君   教育長                  中 山 慶 一 君   教育部長                 柳 田   守 君   教育委員会事務局次長生涯学習スポーツ課長 山 本 芳 夫 君  代表監査委員                勇 永 三 郎 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長                 米 陀 峰 信 君   議事調査課長               山 本   勝 君   議事調査係長               寺 林 佳 子 君   庶務係長                 山 口 真 二 君   主任                   若 松 真里子 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――               開    議   午前10時00分 ○議長(山内富美雄君) おはようございます。  どなたも続いてご苦労さまであります。  定足数に達しましたので、これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 日程第1、「議案第70号から議案第84号まで」、以上15件を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  まず、「議案第70号から議案第73号まで」以上4件を一括して質疑を行います。  質疑は、ありませんか。           〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) 質疑なしと認めます。  次に、「議案第74号から議案第80号まで」、以上7件を一括して質疑を行います。  質疑は、ありませんか。           〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山内富美雄君) 質疑なしと認めます。  次に、「議案第81号から議案第84号まで」、以上4件を一括して質疑を行います。  質疑は、ありませんか。           〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕  これより議案の委員会付託を行います。  ただいま議題となっております「議案第70号から議案第84号まで」、以上15件は、お手元に配付してあります「議案付託表」のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 日程第2、今期定例会において、11月26日までに受理した請願1件及び、陳情1件については、お手元に配付してあります「請願・陳情文書表」のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(山内富美雄君) 日程第3、「一般質問」を行います。
     まず、代表質問を行います。  まず、英の会を代表して、9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君登壇〕 ○9番(寺田仁嗣君) みなさん、おはようございます。  どなたも寒い中、ご苦労さまでございます。師走に入り、本格的な厳しい白い使者がとうとうやってきました。年末年始に向かってこれ以上降らない事を祈りつつ、アルコールは控え目にして体調を整えてこれから頑張りたいと思います。  今日は新議長のもと、トップをきりますので、よろしくお願いします。  今日は12月10日、ふと過ぎ去ったサラリーマン時代が頭に浮かんできます。10日は1枚の明細書を見るのを心待ちにしておりました。  今、国内は突然の解散から早いもので4日の公示のスタートに、もう選挙戦は中盤に入っております。むしろ期日前投票を考えれば中盤どころか終盤戦に近いのではないでしょうか。与野党問わず沢山の党首や代表代行のテレビ討論をみておりますとお互いにあげ足をとり、すさまじい中傷合戦に本当にウンザリします。  日本の有史以来、震災による原発という想定外の問題に直面しており、選挙の焦点は脱原発か経済と雇用か、そしてTPP、エネルギー、領土問題、増税問題など多数あり、なかなか有権者にとっては焦点がわかりにくくなっております。  師走の選挙からして、来年度の予算編成は少し遅れるのではないでしょうか。マニフェストで前方を見失った現政権は、一刻も早く退陣し、国民の求めている責任ある政治、信頼出来る政治、前へ進められる政治へ早くスイッチバックしてもらいたいものです。  それでは通告に従いまして、英の会を代表して今日は4点について質問いたします。  まず初めに、平成25年度の予算編成方針について伺います。  昨年の3月に発生した東日本大震災から明日でちょうど1年9カ月を迎えようとしています。国内を見れば、遅れる復興、長引くデフレ、円高等、大変厳しい局面に立たされ、今後2、3年は国内の景気は落ち込みは避けられず、経済情勢は後退局面に入ったと言われております。中でも景気の落ち込みによる雇用確保を最優先課題として、中小企業への支援とあわせて注意していかなければならないと思います。  本市も経済情勢は言うまでもなく、厳しい中にあって進められてきていることは充分認識して、対処していく肝要があると思います。政府はデフレから脱却のため全ての事務事業について聖域なく徹底的に見直しを行うとしています。なんといっても財源はどのようになるのか。経済動向や税制改正等の影響はどうなのか。冷え込む地方経済、社会保障関係の出費拡大、地方財政は苦しい運営が続いています。  今回の国政選挙で、さかんに各党はそろって自治体の税財源を見直すと主張しています。政策は隔たりが大きく、国が自治体に配分する地方交付税は廃止派と維持派とのぶつかり合いになっております。選挙後は交付税の存続、廃止の対立が浮上するのではないでしょうか。  また一方、国が使い道を縛る「ひもつき補助金」においても、原則廃止と、使い勝手をよくしたい、そしてまた、一括補助金の拡充、また、別の交付金を新しく創設するなど、さまざまな議論が展開されております。  本市にとって、後期の総合振興計画がスタートし、計画されている重点事業、及び2年後に開業する新幹線予算も大詰めにきており確保も大変大事だと思います。また、地域住民の生活に密着した通称、地区要望はどのようになるのでしょうか。市民の皆さんは、政治の実感が1番感じ取れる事業でもあり、充分認識して軽視しないで、地域の最小限の思いとおもって取り組んでいただきたいと思います。  25年度予算編成方針の概要については、本定例会の初日に発表がありました。7項目についてお伺いいたします。  1 来年度予算編成方針について  2 来年度の財政見通しについて  3 後期の総合振興計画の重点事業とは  4 26年度開業の新幹線駅周辺整備事業予算はどれくらい見込まれているの   か  5 市独自の景気対策の考えはあるのか  6 実質公債費比率は18%以下にはいつごろになるのか  7 地区要望の対応について。  以上、7項目よろしくお願いいたします。  続いて2点目、北方領土返還運動の取り組みについて伺います。  今月の1日、東京において第7回北方領土返還要求行進アピール行動に昨年に続いて参加する機会を得ました。全国47都道府県からそれぞれ500人を超す参加のもと、日比谷公園より京橋の交差点まで2.2キロのアピール行進でございました。残念ながら土曜日とあって、官庁街は人は少なく今いちの感がありました。  所期の目的は、我々黒部市議会及び根室市議会、そして魚津市議会の皆さんと一緒になって私は達成されたものと思っております。  また、先にも述べましたが、今はどこを見ても衆議院選挙一色で領土問題は解散前に比較して以前のような活発な言論が鳴りをひそめております。  9月、中国の国内において、尖閣諸島の国有化問題で、日本をターゲットとした反日デモの暴動が発生しております。  北方領土問題は、竹島や尖閣諸島とは同じ領土問題であっても、全く異質で根本的に違う問題であります。昭和20年8月15日終戦となったその半月後の9月2日から3日にかけて旧ソ連軍が島に上陸し、不法占拠してからこの北方問題が始まっており、67年という長い年月が経っても解決はいたしておりません。  市長は4年前にビザ無し交流で、色丹、択捉島を訪問されており、又、今年の8月に北方領土返還要求運動富山県民会議の設立30周年を記念した北海道訪問団に参加され、納沙布岬の原点の地に立ち、我々の大切な領土が返る日まで絶対にあきらめず粘り強く運動を続けることを誓ったと述べられております。  私は今回のアピール行動に参加して、選挙中というタイミングで仕方がないと思いましたが、あれでは私は100年経っても返還はおぼつかないと思います。 出発式で、来賓者は拉致の青いバッチを堂々とつけておられるが、北方領土のバッチは見えなかった。テレビに映る閣議での閣僚を見ても青いバッチだけがついております。決して私は拉致を否定するものではありません。国会議員は北方領土返還について無関心にみえてなりません。  8号線沿いにある北方領土の看板には「世論の輪を広げて四島返還、友好と理解で戻そう北方領土」とあるが、世論の輪はあまり広がっておりません。友好と理解で戻るような代物ではありません。  時代は刻々と変化しております。中国もロシアもトップは変わります。韓国ももう変わろうとしています。日本も早く変わって新しい政権のもとで、返還に全力投球してもらいたい。  市長は、竹島と尖閣諸島の両国については、戦略をもって根本から築き直す必要があると指摘されております。北方領土についてどのような思いをもって今日まで関係されてきたのか、日本でも、今後日本政府に地元の国会議員と根室市長と3人でタッグを組み、返還運動にひと波乱もふた波乱も起こしてもらいたいと思います。率直にこれからの対応と取り組みについてお聞かせください。  続いて3点目、三庁舎の跡地利用について伺います。  11月27日、待望久しかった黒部市の大事業の1つである新消防庁舎が耐震構造化されると同時に、非常用発電設備や耐震性防火貯水槽を備えるなど、また通報から瞬時に災害場所が特定できる高機能消防司令システムを導入するなど、防火体制の充実強化が図られ、国道8号線沿いにあった旧庁舎から植木地内の新庁舎に移動されました。旧消防庁舎を含めて、現在市内では市役所の黒部・宇奈月両庁舎と合せてまた、今年の3月議会で、両市役所庁舎の利活用についての質問がありました。  来年度から新庁舎の建設がスタートし、分庁方式による非効率的な行政運営に決着をつけ長年手狭で早い建設の要望が望まれております。  そこで問題は、その跡地利用について伺います。これまた、商店街の皆さんの関心も高く、早く利活用についての指針を示すべきとの声が関係者から聞こえてきます。特に現黒部庁舎は本市中心市街地の中央に位置し、今後のまちづくりの計画に大きく関連する事から、私は、新庁舎が完成してからそれでは、「次どうしますか」ではなく、1日も早く跡地利用は将来の中心市街地である三日市の活性化を見据えて最善の活用を図らなければならないと思います。  市長は、本市の中心市街地の実態をみてどのような所見をもっていらっしゃるのかお伺いいたします。  特に大黒町や椚町の区画整理事業も日を追うごとに進捗していることからしても、庁舎の跡地利用を早く示すべきである。商店街の皆さんの中には、今はシャッターをおろしているが、跡地利用計画が定まれば考えなおしたいとの事を聞きます。  先の議会答弁では、検討委員会等は新庁舎建設が着手する頃に立ち上げるとの答弁であったかと思いますが、早く利活用の答えを出して中心市街地の夢を描くべきであると思います。  宇奈月庁舎においては、昭和56年以前の耐震化が伴っていない部分も半数近くあり、より一層議論が求められております。消防署庁舎については、既に新庁舎に移っており、跡地利用の考えは既にあるのか、ないのか。魚津断層の話もあり、又隣接地は県有地であるとすれば市として県と連携してプラスになる事を率直にのべ、早く検討すべきではないでしょうか。  市長は今の段階で三庁舎の跡地利用については、個々に言及されないと思っておりますが、あえて所見を求めるものです。  次に最後の4点目、新駅周辺の開発について伺います。  去る5月13日の新駅の起工式から駅舎の建設工事が着々と進み、もう屋根も含めた外装工事も終わりに近づいて313メーターと巨大な物体が南北に横たわり、架線工事も敷かれ、下から見る限り、年明けにも白とブルーの2本の薄いピンク色を装った1番列車がさっそうと走ってくるような錯覚すら覚えます。  9月末に締め切られた新駅西側利用者利便ゾーン開発の民間業者を求める市の公募に対し、応募が1件もなくゼロであったと報道されました。先月2日、長野県の飯山駅と新潟県の仮称上越駅を視察する機会がありました。関心をもって両駅の開発状況を見てまいりました。両駅とも黒部とは大きく異なるのは、駅周辺事業の中に土地区画整理事業を計画し賑わいの原点を求めていました。  また、飯山駅については、300メーター先のJR飯山線の駅を25億を投じて移動させ新幹線駅舎に統合し、上越駅については、これまた40億円をかけ在来線を1.8キロも路線変更を行って新幹線駅舎に在来線の脇野田駅を移動させ、利用者の利便性を徹底的に計り、将来のまちづくりを模索しております。  それぞれのコンセプトが違う以上、他の駅と比較することは非常にナンセンスですが、どの市においても大きな新しいまちづくりの基本ベースに据え置いております。上越市では、百年先も愛される駅を目指して、まちづくりコンセプトは「百年まちづくり」としております。飯山市では、周辺の観光地が沢山あり広域観光に求めすぎても無理があり、千曲川を活かした企業誘致に全力投球し、周辺開発にはビジネスホテル等を計画しようとしております。  仮称新黒部駅においては、計画当初から高速道路は並行していることから、西側ゾーンには極力賑わいの機能を計ることが叫ばれていました。新駅周辺整備計画検討委員会の答申において、民間開発の促進と秩序化ということで、交通の拠点設置の結果、必ず発生する宿泊、商業、交流、教育、居住などの機能をもつ民間主体の地域開発力を誘導すべきと謳っております。  当市ではネットを含めて公募に対して力を注いできたとの事ですが、何件かの問い合わせがあり、期待していたが、結果的には応募がなかった。これらは必ずしも新幹線開業までに解決しなければならない問題ではありませんが、他のゾーンも含め、地権者は、事業の成功を切に望んでおります。自信をもって世紀の大事業に尊い地面を提供したのにという思いが強いようです。  そこで、これまでの誘致策に対してどのような問題点が浮き彫りになったのか、きっちりと検証し、再度改めてトライすべきと思います。  市長の力強い開発計画の指針を求めるものです。以上で終わります。            〔9番 寺田仁嗣君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  英の会、寺田議員の代表質問にお答えいたします。  まず1つ目の項目であります平成25年度予算編成についての1点目、来年度予算編成方針についてであります。  本議会の提案理由説明でも申し上げたところでありますが、本市の財政状況につきましては、平成23年度決算の経常収支比率は未だに80%台であり、実質公債費比率は適正化計画の策定が必要となる18%を超える水準が数年続く見込みであることに加え、扶助費や公債費などの義務的経費や物件費をはじめとする経常的経費が年々増加しており、極めて厳しい状況にあると言わざるを得ません。  このように、経常的に支出せざるを得ない経費が限られた財源を圧迫している状況にありますが、北陸新幹線の平成26年度末の開業を見据え、この歴史的な転換期に対応する諸施策をはじめ、来年度からスタートする総合振興計画後期基本計画を着実に推進するとともに、財政健全化に向けた取組との両立を図ることで、市政に課された使命を果たしていかなければなりません。  このため、平成25年度の予算編成にあたりましては、財政の健全化に配慮しながら、施策の厳正な選択と財源の重点的かつ効率的配分に徹することが肝要であると認識しており、長期的視点に立って事業の緊急性や優先度を総合的に判断したうえで、あらゆる施策に創意と工夫をこらしてまいりたいと考えております。  次に、2点目、来年度の財源見通しについてお答えいたします。平成25年度予算編成にあたり、税収見込みを取りまとめておりますが、法人関係では復興需要等を背景に堅調な動向となっており、加えて、個人市民税は扶養控除の廃止などにより約1億円の増収が見込まれ、税収全体としては今年度当初予算額を上回るものと見込んでおります。  また、地方交付税等その他の歳入につきましては、中期財政フレームにおいて今年度の地方の一般財源総額を下回らないよう確保するとしており、国の予算の制度内容や地方負担など不透明な部分はありますが、その他の財源を加えた一般財源総額では前年並の額は確保できるものと見込んでおります。  次に、3点目の後期の総合振興計画の重点事業とは、にお答えいたします。  第1次黒部市総合振興計画の基本構想において、本市が目指す将来像とその実現に向けた「共生」、「活力」、「安心」の3つの基本目標に向かって進むための戦略を、重点プロジェクトと位置づけ、自然と共生し水と緑の文化を創造するまちづくりから、市民と行政が一体となったまちづくりまでの6つのまちづくり方針のもと、この重点プロジェクトを推進するための施策を重点事業として取り組んでいるところであります。  後期基本計画におきましては、61の重点事業を掲げておりますが、前期基本計画から引き継ぐにあたっては、エネルギーの有効活用、北陸新幹線開業と新庁舎建設を契機とした活力あるまちづくり、防災体制の整備・充実、少子高齢化、人口減少への対応の4つの見直し視点を踏まえ、後期基本計画の重点事業のうち、例えば、新幹線駅前広場などの交流拠点と公共交通ネットワークの整備、防災体制整備としての新庁舎の建設など、今後、力点を置いて取り組むべき事業を掲げているところであります。  平成25年度予算の編成にあたっては、総合振興計画における都市将来像の実現を目指すため、同計画に係る重点事業については、シーリングの対象外としており、限られた財源を効果的に配分していきたいと考えております。  次に、4点目の平成26年度開業の新幹線駅周辺整備予算はどれくらい見込むかについてでありますが、新駅周辺整備事業については、平成26年度の新幹線開業に向け交通広場や仮称地域観光ギャラリー、交流プラザ等を計画的に整備しているところであり、今年度までに約25億円を予算措置しており、残事業費としては15億円強を見込んでいるところであります。このうち平成25年度については、所要額として、約7億円から8億円程度の事業費を計上することとしております。  次に、5点目の市独自の景気対策の考えについてでありますが、市としましては、引き続き総合振興計画を着実に推し進める観点から、新幹線新駅周辺整備や市の庁舎建設、学校の耐震補強、道路整備など公共事業の発注を計画的に行っていくこととしており、地域経済の活性化に有効であると考えております。  この他、事業者向けの施策として、運転資金や設備資金として活用されます県の制度融資等に対する保証料等への助成や小口事業資金融資に対する預託の実施なども継続的に行うとともに、空き店舗等への改装費などに支援を行う特定商業地域新規出店支援や、新商品、新技術開発などの取り組みに対する支援なども引き続き行ってまいりたいと考えております。  平成25年度の予算編成にあたりましては、総合振興計画の重点事業を除き、投資的経費については、一般財源ベースで24年度当初予算額の範囲内としており、市といたしましても地域経済の活力につながる予算の構築に努めてまいりたいと考えているところであります。  次に6点目の実質公債費比率18%以下になる時期についてお答えいたします。  実質公債費比率は自治体の借入金の返済額等が財政におよぼす負担の程度を示す法定指標であり、その算定にあたりましては、分母は標準税収入及び普通交付税等で構成される標準財政規模となっており、分子は主に市債の元利償還金と公営企業等への繰出金等の準元利償還金で構成されております。  このように、分母の標準財政規模につきましては、経済動向等による変動要素を含んでいるものの、分子の元利償還金につきましては、市債の適正な管理により、ある程度その推移を見極めることができる数値となっております。  本市の実質公債費比率の推移につきましては、元利償還金について今後新たに発行する起債額の影響とともに、これまでの市債借入に係る年度ごとの償還額の推移を見込んだ結果、平成27年度には18%を下回るものと見込んでおります。  さらに、実質公債費比率の低下に寄与する措置として、民間資金の繰上償還や低利債への借換等を着実に実施することにより、許可団体移行基準であります18%を、より早期に下回るよう、市債の適正な管理に最大限努めてまいりたいと考えております。  次に、7点目の地区要望の対応は、についてお答えします。去る10月3日から16日までの間に地区要望会を開催し、全16地区の振興会から計322件のご要望をいただいたところであります。地区からの要望につきましては、大型プロジェクトを着実に推進する一方で、地域の声を充分にお聞きし、反映する大変重要な機会と考えております。  昨年度の要望会には333件のご要望をいただき、本年度予算に項目数で125件、金額にして約3億1千5百万円を計上いたしております。  国、県の支援がないと進まないものや、地権者との協議が必要なものなどがありますが、来年度も要望件数の3分の1以上の予算化に努めてまいりたいと考えております。  なお、本年度から各地区からの重点要望事項を10件程度に絞っていただいており、その重点要望事項を最優先とし、継続事業の進捗の加速化や、緊急性の高い事業の予算化を進めてまいりたいと思います。  次に、2つ目の項目北方領土返還要求運動の取組みについての1点目であります、北方領土問題で一番求められるものは何かについてお答えします。  第二次世界大戦後67年が経過し、返還要求運動の担い手であります元島民の方々の人数が約4割まで減少し、平均年齢が78歳と高齢化してきておられます。そんな中、北方領土返還要求運動に求められるものは、日ロ両国にあるこの領土問題を風化させず、国民世論を喚起し、返還を要求する国民意識を高め、相手国であるロシアだけではなくて国際社会にアピールしていくことが重要であると考えております。  2点目の、これまでの返還運動に対しての感想でありますが、これまで島への訪問など様々な運動に私自身参加してまいりましたが、千島歯舞諸島居住者連盟をはじめとする関係者の皆様は、大変熱心に活動しておられますが、残念ながら国民世論の広がりまでには至っていないというのが率直な感想であります。しかしながら、それぞれの取組みは大変重要なものであり、引き続き運動の輪を広げるべく活動を展開する必要があると考えております。  3点目のあきらめず粘り強く運動を続けるにはと、4点目の世論の輪を広げるにはどのようにすべきかとのご質問につきましては一括してお答えを申し上げたいと思います。  今月1日の北方領土返還要求行進中央アピール行動には、議員16名がご参加になり、返還要求の声をあげられたと伺っております。  議員おっしゃる無関心な人々にも北方領土返還要求の情報発信がなされたことは、大変意義があったものと考えております。  また、先月の1日、2日には根室市の高校生2名によって北方領土問題の現状などを講義する出前講座が、鷹施中学校と高志野中学校で行われました。両中学校の生徒はこれまでの元島民による出前講座の知識に加え、同世代の活動を通して新たな視点や感銘を受けたものと考えております。  返還要求運動を先導してきた元島民の数は減少し、高齢化してきている中、運動を長く続け、世論の輪を広げるには、今申し上げたような関心が薄い方々への情報発信や若い世代への教育による問題意識の共有と運動を担う人材の育成といった地道な努力が必要であると考えており、そのことが領土問題を風化させず、国民意識を高く保ち続けていくことの骨格になっていくものと考えております。  5点目の地元国会議員と黒部、根室両市長3人で世論に向かってひと波乱起こすべきと思うが、とのご質問にお答えします。  北方領土問題は外交問題であり、政府の毅然とした交渉を望むものであります。  一方、それを後押しするのは国民世論であります。  去る、11月16日に開催されました富山県市町村長会議の席上、北方領土への知事を団長とした訪問団の結成などを呼びかけたところであります。北方領土返還要求運動をいかに国民運動にしていくかを考えた時、まだまだ、関係者にいたしましても温度差があるものと感じております。  すでに熱心に活動されておられる地元国会議員や根室市長と連携を取っていくことは勿論でありますが、返還要求運動に関心の低い各団体に積極的に働きかけ、まずは県内そして、富山県や北海道が中心となって全国へと運動の輪を広げていくことにより、国全体の熱のある運動となるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、3つ目の項目であります三庁舎の跡地利用についてお答えいたします。  まず、1点目の本市の中心市街地の実態を見ての所見についてでありますが、かつて市が開かれ宿場町として栄えた三日市地区周辺をエリアとする本市中心市街地は、住宅地とともに、商業・文化・教育・医療・金融・公共交通及び市役所黒部庁舎をはじめとする公共施設などが集積し、一定の都市機能を有しておると考えております。  さらなる充実を図るため、道路整備や土地区画整理事業をはじめ、様々な施策の推進に努めてきておりますが、一方で、商店街の衰退傾向や都市計画道路の未着工区間の存在とともに、地域公共交通のネットワ-ク化など、課題を抱えていることも事実であります。  将来を見据えた本市まちづくりにおいて、重要なインパクトをもつ中心市街地の活性化につきましては、今後とも、関係諸団体との連携強化を図りつつ、総合振興計画後期基本計画に基づく各種施策を着実に実行していくことが極めて重要であり、新庁舎の建設にあたっても、これらのことに大きく寄与するよう、最大限努力していかなければならないと考えております。
     次に、2点目以降の三庁舎跡地活用の活性化に関するご質問は関連がありますので、まとめてお答えいたします。  まず、現黒部庁舎、現宇奈月庁舎、旧黒部消防署の跡利用に関しましては、それぞれ考え方の視点や対応が異なりますので、別々に現時点における思いを申し述べさせていただきたいと思います。  まず、現黒部庁舎の跡地活用につきましては、先にもお答えしたとおり、来年度、新庁舎の工事着工の頃までには検討組織を立ち上げ、具体的な検討を開始したいという考え方には変わりはございません。その手法として、まずは庁内研究会を設置し、最善の活用策に向けての様々な可能性を掘り起こすとともに、あらゆる角度から分析を加えるなど調査・研究を進め、その上で、関係諸団体等を交えた検討組織に移行し、議論を深めていく必要があると考えております。  この現黒部庁舎跡地活用に関しましては、中心市街地の活性化にも重大な意味をもつことに繋がりますので、拙速に答えを求めるのではなく、将来を見据え、また、新庁舎の竣工時期をも念頭に置きながら、時間をかけ十分に議論を尽くす必要があると考えております。  次に、現宇奈月庁舎の活用についてであります。新庁舎建設基本構想において、耐震性を満たす新館部分を活用し、現在市民サ-ビス課が行っている各種サ-ビス業務につきましては新庁舎移行後にあっても継続していく方向性は既に示されておりますが、その他の建物の活用策につきましては、今後検討していく必要があります。具体的な検討時期、検討方法につきましては、新庁舎移行時を見据え熟慮してまいりたいと思います。  最後に、旧黒部消防署についてでありますが、まずは、来年度予算において取壊しを行いたいと考えております。その上で当面、さら地として管理にあたりたいと考えております。  その後の活用策に関しましては、必要に応じた県との連携も含め、今後検討してまいりたいと思います。  次に4つ目の項目であります新駅周辺の開発についての1点目、森の中の駅舎として西側利用者利便ゾーンにどのようなものが必要かについてお答えいたします。  新幹線新駅に関しましては、ご承知のとおり「見えない駅、魅せる駅」をコンセプトとしており、ロータリー外周や高速道路法面の植樹、また芝生広場の整備など森の中の駅をイメージした新駅周辺整備を進めているところであります。  この中で、利便ゾーンにつきましては新幹線新駅や地鉄新駅はもとより、黒部ICが近傍に位置するなど交通拠点性が高い立地環境を活かし、駅利用者の利便性向上のためのビジネス宿泊機能や物産機能を備えた商業業務施設が必要と考えており、こうした施設の誘致実現に取り組んでいるところであります。  次に2点目の、応募がなかった理由と何を反省点についてお答えいたします。  新駅西側利用者利便ゾーン約4,680㎡につきましては、民間資本の導入による商業、宿泊施設の整備を目指して、今年4月2日から9月28日まで、事業者提案の公募を実施したところであります。  周知につきましては、ホームページによる広報や関係団体、関連事業者への資料送付の他、開発事業者等への直接の事業趣旨説明についても16社程に対して実施したところでありますが、応募がなかった理由としては社会経済情勢の停滞がそもそもの根底にあり、大きく影響しているものと考えております。  また、新幹線の停車本数や乗降客数が不確定であることなど、開発事業者として、いろいろな面で先行き不透明な部分が多いことや、応募期間や市が期待する施設内容に制約が大きかったことも一つにあると考えているところであります。加えて、黒部ICなどの交通利便性を十分に説明しきれなかったことも反省しているところであります。  次に3点目の、誘導策と手段についてでありますが、今回の公募期間中において開発事業者の皆様から立地実現に向けたアドバイスも頂いており、それらにも配慮しながら新たな公募のあり方について検討いたしております。  具体的には、まず1点目に公募期間については、期限を定め、随時協議に応じること。2点目につきましては、計画開発地の細分化など立地条件の緩和。3点目につきましては、開発事業者に対する助成制度、などについて検討しており、関係者とも調整のうえ、より民間事業者が投資しやすい環境を整えて早い時期に再度、公募をかけていきたいと考えております。  また、事業所訪問など積極的にセールス展開をしてまいりたいと考えているところであります。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) たくさんの質問に対しアドバイスをいただきました。2、3点再質問をお願いしたいと思います。  まず、25年度の予算編成については、厳しい点が市長の方から淡々と出ていました。来年度以降も含めて、厳しい中にも、しっかりやれば予算編成は出来るんだという事でございました。しかし、世の中の景気は刻々と変わるので、今年は慎重にやっていただきたいという事を冒頭にお願いしますけれども、財源の見通しについてもう一度お願いします。復興の話もされましたけれども、この辺も含めて財源の影響はあるのでしょうか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 黒部市の一般財源に対する復興の影響は、無いというふうに考えております。市税収入は若干増と考えておりますし、一般財源総額は確保できると考えております。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 今年だったか一昨年だったか忘れましたけれども、復興に及ぼす影響があるような話をちらっとされたのを記憶しており聞いてみたのですが無いということであれば、安心ですが。今さかんに交付税の話が新聞に出ています。選挙中ですのでクローズアップされていますが、地方交付税については、党によって考え方が違っていますが、どのように落ち着くかはわかりません。まだ決定はしておりませんが、決定したとしても市には影響無いというニュアンスでいいのでしょうか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 来年度予算に対する地方財政につきましては、中期財政フレームの中で前年並みを確保するという事で、来年度につきましては確保されるという事であります。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 再編について、しっかりとやっていただきたいという事と、地区要望については322件でしたか、沢山の要望が16地区から出ておりますが、皆さん身近な問題を取り上げていると思うんです。地区の会合に行きますと、「あの件はどうなった」と話が出ます。  市長は、前の要望の時だったと思いますが、安全という事を主体に考えていきたいと話がありました。河川のガードレール辺りについてはキチンとやっていただきたいと思います。地域として要望のあるものは大優先をして取り組んでいただきたいと思います。沢山ありますから、大きな河川の淵辺りは市民の安全を守るためにもキチンとやっていただきたいと要望しておきます。  次に、北方領土の件についてですが、今回残念だったのは、行進の時に沢山の人が居なかったという事がありましたが、何分にも国会議員というと失礼ですが、担当する立場の人たちが、どうしても無関心のように見えます。少なくてもアピール行動の時、たくさんの前に出る時はキチンとバッチを着けてくるのが当たり前だと思うんです。総理も着けておられませんでした。世論の輪を広げる時は、皆さんがアピールをしてバッチを着けてもらうようにしてほしいと思います。一波乱も二波乱も起こせとはそういう事です。一緒になってもう少し頑張ればと思いますが、市長どうですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 北方領土問題のブラウンバッチができたのは、4,5年くらい前だったと思いますが、まだまだ北海道、富山県以外には認識が広まっていないだろうと思います。ぜひ国会議員の皆さん方にも着けていただいて、北方領土問題に対して強い関心を持っていただけるようにお願いしたいと思います。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 大変失礼な要望をしましたけれど、ぜひその点をお願いしておきます。特に富山県では黒部市が一番メインですので、黒部市が立ち上がらないと。ここに島民の松原議員もおられますが、先ほど、関係者が少なくなってきているという事に対して、若い人たちも繋げていこうという事ですが、これは黒部市だけの取組みなんでしょうか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 県内、北方領土返還要求運動富山県民会議として中学生の現地訪問などを毎年やっておりますので、最初の頃は新川地区が主だったんですが、今は全県的に参加をいただいております。そういう意味では北方領土問題などについての教育的な取り組みについては全県的に行っていると考えております。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) 時間がかかると思いますが、関係者が主体となって、後をついでいく人は若い方々だと思いますので、そういう協力もしっかりと引き継いでやっていただきたいと思います。  それから、3つ目の三庁舎の跡地については、大変無理な質問をしましたが、地元商店街の皆さんは、出来れば今はシャッターを下しているが、再度シャッターを上げて再構築したいという話もあります。  先ほど、新庁舎ができる頃という話もありました。この跡地は何に使われるのか、庁内検討会で協議をしていてこれから議論されるという事ですが、出来ればもっと早く関係者、市民の皆さんにアピールして、少しでも中心市街地がしっかりと賑わっていくような対策が必要だと思うんです。対策が遅いんじゃないかと思うんですが、先ほど市長はしっかりやるという話でありましたが、建物が建っているから跡地の話をするのは難しいと思うんですが、街自体のシャッターがどんどん下りて行っているんですよ。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほどお答えしたとおりですが、新庁舎が完成するのが平成27年度でありますので、これから色んな議論はやっていかなければならないわけです。この地域に活かされるように跡地利用をしなければならないと思います。十分慎重にやっていかなければならない問題であり、当局と議員さん方とだけで決める問題ではない、地域全体の問題でありますので十分検討させていただきたいと思います。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) あえて私は、三日市に住んでおりませんが、このことは前から気になっておりまして、今回質問をしたわけです。1つ言いますと新幹線駅周辺は街の形成はあえて造らないという前提があります。従って、今一番中心地になるのは、この地区だと思います。この地区がどんどん大きくなるのならいいですが、ここもシャッター、あこもシャッターという事について、私は新幹線駅周辺にいて、この点が非常に情けなく思っております。出来れば、新庁舎周辺を活力あるものにするために、夢のあるものを描いて商店街の皆さんにも賛同してもらって並行になって街が活性化していくような対策をぜひやりたいと思い、この質問をしました。庁舎の跡地が3つありましたけれど、特に黒部庁舎の跡、来年から工事が始まりますが、終わってからではなく、並行してお願いしたいと思います。  消防庁舎の跡地については来年壊すという事ですが、中には県に地面を買ってもらえばいいのではないかという話も聞きますが、出来れば県で支援していただいて相談して何かしていただきたいと思います。  4つ目の新駅周辺の開発ですが、地権者の立場から述べましたが、開業する頃にまだ新地だという事では申し訳ないと思うんです。駅周辺の東側の公園の部分にも何か建つんだと思っておられました。今は公園になっていますが。公園にするために私達は地面を提供したのか、という話もありました。それと同じく西側についても地権者はおられますが、黒部市に提供したらどのようになるか関心をもって見ておられます。現在まで何も話は無いのでしょうか。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 基本的な何を建てるとかについては宿泊機能、それに見合った商業施設。4月2日から9月28日までの応募期間で当初は応募があるだろうという事で進んでおりました。7月にはこちらからセールスに出向いております。  現在は、ある程度自由を持たせて色んな区画でも入れるように色んな検討を重ねております。12月末を目途に公募したいという事で、関係者の方と調整中でございます。             〔9番 寺田仁嗣君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 9番、寺田仁嗣君。             〔9番 寺田仁嗣君起立〕 ○9番(寺田仁嗣君) どの辺の方が関係者かわかりませんが、もう少し手広くやる必要があるんじゃないですか。ネットで出したら全国共通で向こうから来るだろうと待っていては駄目だと思います。積極的に中に入って誘導することも大事だと思います。  これで終わります。 ○議長(山内富美雄君) 次に、新樹会を代表して、16番、吉田重治君。             〔16番 吉田重治君登壇〕 ○16番(吉田重治君) 雪が降って大変寒い中、どなた様もご苦労さまです。  新樹会を代表して質問をいたします。  今、日本中で、にわかづくりに少人数の党が乱立して、先程も寺田議員さんからもありましたが、それぞれの政党がそれぞれの思いを訴えて戦っている最中であります。衆議院選挙も運動期間はあと6日になりました。今度の選挙は国運をかけた大変重要な選挙だと思っております。国民の皆さんには、棄権せずに何としてでも日本国を守り発展させる議員に、また信頼できる政党を選んでいただき、夢と希望の持てる日本になることを期待しています。  私は、去る11月に村椿地区自治振興会の視察研修で、宮城県石巻、松島海岸、瑞巌寺等を視察いたしました。被災地を回り、案内をしていただいた現地の語り部、佐々木さんという方の生々しいお話を聞き、多くの問題点を感じましたので、安全で安心なまちづくりについては4点。  次に、衆議院が解散前から大きな問題になっているTPPを含む農業問題について、9月にも質問をいたしましたが、今回も農地の多面的機能を守り、低コストで美味しいお米作りが持続できる農業の経営対策が大変重要なことから持続できる農業については3点。  最後に、黒部市民や来訪者の方々が求めるサービスのニーズは限りなく求められ、それらは多種多様であります。そしてそれを満たすために当局も相当に頑張ってこられ、私が子供の頃と比較すると行政サービスが良くなっていますが、人は更なる物やサービスを求めます。以上のことから行政サービスの向上については3点を質問いたします。  初めに質問の1番目に、安全で安心なまちづくりについてであります。先に話した語り部の佐々木さんのお話では、当日は金崋山という山を登山し帰宅中だったそうです。港で帰りの船を待合所で待っていた時に地震発生。尋常でない揺れがしばし止まらず、避難している目の前を鹿が山の斜面を斜めに駆け上がるのを見て、自分たちも落石、落木、倒木、がけ崩れを縫って逃げて助かった。鹿の動物的本能に助けられた、動物の感の良さを実感したとのことでした。「巨大地震と津波、その被害から考えると人間の物差しを使って地球の丈夫を図ることは出来ない。今、振り返ってみると、自分は無知倣慢、昨日今日が大丈夫なら明日も大丈夫だろうと、3.11の記憶も薄れがちになり、もはやこないだろうと侮りがち」だとも言っておられました。  石巻地方の死者、行方不明者約4千人のうち、介護を必要とするお年寄りを助けるために、若い介護労働の従事者が40名以上も死亡・行方不明になられた、犠牲になられたと話された時には、本当に胸が詰まる思いでした。  そこで、黒部市の老人福祉施設の避難体制は整っているのかお尋ねします。  次に、黒部市ではハザードマップの配布に向けて地区に出向きマップを説明していますが、ハザードマップの意義と目的、配布後の効果についてお尋ねいたします。  次に、東日本大震災では、一度逃げたが津波の情報が届かなかったために、津波がこないのでもう大丈夫と思ってまた家に帰って被災された方が多く出たことも聞きました。情報があり避難していればなんとも無かった人が、家に戻って命を落とされたことは非常に残念です。  そこで、屋外に設置されている防災無線の放送設備をもっと増やす必要があると思いますが如何でしょうか。  次に、東日本大震災以降、本市においても防災教育に取り組んでいると聞いていますが、「まず逃げよ」という釜石小学校の日頃の教育と、大川小学校の避難対応の違いをどのように分析しているのかを含め、小学校における市の防災教育の現状をお尋ねいたします。  次に大きな2番目に、持続できる農業についてであります。  現状でのTPPの参加は日本の農業が駄目になります。ただでさえ農業従事者の環境が悪いのに、農家の皆さんの生計がたたなくなるのは必至です。せっかくお金を掛けて整備され、環境の保全やダム機能などの多面的に利用される農地が活かされず、放棄田が多くなり田んぼは荒地になってしまいます。減反政策も何とかしてくれとの思いもあります。  兼業農家でも、趣味か老化対策でやっておられる方もいますが、そんな方は損得関係無しですので問題はないのですが、会社に勤めながらの兼業の方は、機械化の為に自腹をきっておられます。そんな兼業農家の跡継ぎのことが大変心配です。何とか自腹を切らずに兼業を続けられるようなことが出来ないかということで、今、すでに、黒部のJAに既設の施設もありますが、距離が離れすぎて不便なのと、能力不足が目立ちます共同乾燥調製施設の増設とか農作業の省力化に繋がる方法は無いかと言う事で、農作業の機械や設備の共同化を促進して生産コストを下げる支援が出来ないかをお尋ねいたします。  次に、私は食料の自給率を高めなければならないといいながら、兼業ではどうかなとの思いもありますが、兼業になる前の一時期、資金調達や経費を稼ぐために、しばらくは兼業やむなしとの思いもあります。私の知人で、兼業をやりながら中核農家として成功されている方もいます。  そこで、農閑期の一時期に季節工員とか臨時作業員として農外収入を少し稼ぐことが出来るしくみができないかという事で、営農組合や中核農家の農閑期対策についてお尋ねします。  次に、TPPについてでありますが、私は少なくとも、日本の農家の皆さんが米作りを継続できる仕組みが出来ないうちは絶対に参加を容認すべきでないと思っています。TPP参加に対する市長の考えを今一度お尋ねします。
     次に、大きな質問の3番目、行政サービスの向上についてであります。  今日何かと気忙しい時に、電話が繋がらないとか目的地に駐車場が無かったり、あっても狭かったりして駐車が困難な時は大変イライラします。役所や病院に電話しても繋がらず、やっと繋がってもタライ回しにされたりすると益々イライラします。そんな事を無くすこともサービスの向上と考えます。  そこで、市役所や市民病院の電話の混雑を避けられないか、また混雑の原因は何かを見極め、早急に対処すべきではと思いますが、如何でしょうか。  次に、今までも何回か質問をしたことがありますが、国際文化ホール・コラーレ、セレネ、市民会館等で、大ホールや会議室の利用が多い施設は駐車場の整備をすることで利用が多くなると考えられます。計画的に駐車場の整備を進めるべきと考えますが、公共施設の駐車場の拡充についてお尋ねいたします。  次に、交通弱者の利便性を向上するために、現在、地鉄バスの運行やデマンドタクシー、コミュニティバスの運行がなされていますが、現状を見て、公共交通対策をお聞かせください。質問は以上です。           〔16番 吉田重治君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市民生活部長、太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君登壇〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) 新樹会、吉田議員の代表質問の1つ目の項目、安全で安心なまちづくりについての1点目、老人福祉施設の避難体制については、私からお答えをさせていただきます。  施設における災害時の避難対策として一般的に挙げられることは、施設内の体制づくり及び、施設外との連携体制づくりの2点であり、施設内の体制づくりとしましては、施設職員の防災意識の高揚や非常時の指揮系統の整備、日頃からの役割分担の取り決め等が重要と考えられ、具体的には施設防災マニュアル整備やマニュアルに基づく防災訓練の実施等の取り組みが挙げられます。  施設外との連携体制づくりといたしましては、地域との災害協定締結や、地域の協力を得た防災訓練の実施等の取り組みが挙げられます。また、東日本大震災のような大規模災害の教訓から、県内や近隣県の類似施設間との災害協定締結や交流ネットワーク構築等の広域支援体制づくりが重要と考えております。  例えば、市内の特養施設においては防災マニュアルの整備、防災訓練の実施等が行われており、さらに一部施設では地域との災害協定も結び、要援護者避難支援の取り組みを図っておられます。  しかしながら、現実的には自力避難ができない方が多数おられる老人福祉施設での避難対策は極めて難しく、全国先進事例を参考にしながら、施設職員の方々と意見交換し情報共有しながら、入所者及び職員の安全対策についての研究を進めてまいりたいと考えております。          〔市民生活部長 太田孝雄君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長、能澤雄二君登壇〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 2点目の、ハザードマップ配布の意義と目的および配布後の効果についてお答えいたします。  昨年の東日本大震災を踏まえ、現在、本市が進めている「黒部市地域防災計画」の見直し作業の一環として、県の津波シミュレーション調査結果に基づき、津波ハザードマップの作成を進めております。津波ハザードマップは、本市に甚大な被害をもたらすおそれのある津波を想定し、浸水が予想される区域を示したうえで、津波避難所・避難ビルの位置や主要避難経路等の各防災情報のほか、津波の特徴や危険度等の基礎知識を記載しており、津波による浸水被害が想定される市内の海岸部3地区の住民の皆様に対し、津波に関する各種情報をお知らせすることで地震に伴う津波災害への備えや避難行動の目安としていただくことを目的としております。  現在、津波ハザードマップの素案を海岸部3地区の住民の皆様に提示のうえ協議を行ったところであり、各地区のご意見を踏まえ修正を加えながら完成を目指しております。このマップについては、地区ごとに住宅や道路が見やすくなるよう作成した地区版と、3地区全体を網羅した全体版の2種類を作成し、完成後は、海岸部、石田・生地・村椿の3地区の各世帯には地区版と全体版の各1部ずつ、海岸部以外の地区には、全体版を各世帯にそれぞれ配布する予定としております。  この津波ハザードマップの配布により、万が一の大きな地震や、それに伴う津波の発生に備えていただくほか、日頃からの海岸地区の自主防災組織が行う自主避難訓練の参考資料として活用していただくなど、市民の皆様に津波災害を含む防災意識の向上と減災に向けた取り組みや活動に活用していただきたいと考えております。  次に3点目の、防災行政無線屋外拡声子局の増設に関する質問にお答えいたします。  現在、市内の屋外拡声子局、いわゆる防災行政無線の屋外スピーカーについては、旧黒部地区に22局、宇奈月地区に18局が設置されております。この屋外拡声子局については、従前より風向きや天候に左右されやすく、高気密住宅が増えてきていることなどの要因により放送が聞き取りにくいとの問題がありました。防災無線の放送設備を増やすことについては、屋外拡声子局1局の増設につき約500万円程度の費用が必要であることや、今後、通信設備のデジタル化が進む中で、通信設備設置の許可権限を扱う総務省がアナログ施設の設置を許可しない方向にあること、デジタル化に改修していくには、多額の費用が掛かると考えられます。  このような状況を踏まえ、市では、今年度と来年度の2カ年をかけて、旧黒部エリアを中心に防災行政無線の受信を可能にする防災ラジオの有償配布を実施しているところであります。  現在、屋外での情報伝達については、消防団伝達システムによる屋外スピーカー放送のほか、携帯電話による緊急情報メール、ラジオミューの緊急割り込み放送などにより情報を発信しており、今後とも、より効率的、効果的で、それぞれを補完する情報発信手段の重複化など、緊急時等の情報発信体制の構築に努めてまいりたいと考えております。          〔総務企画部長 能澤雄二君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 教育長、中山慶一君。             〔教育長 中山慶一君登壇〕 ○教育長(中山慶一君) 次に4点目の小学校における市の防災教育の現状は、についてお答えいたします。  東日本大震災後、黒部市の小中学校において、防災教育、特に地震発生後、津波を想定した避難について見直しを図りました。海沿いの学校と山沿いの学校ではそれぞれ対応が違いますが、例えば、避難場所をグラウンドにしていたものを体育館へ、その後、3階や屋上などへ避難するよう変更したり、訓練回数を増やしたりしました。また、保護者への連絡や児童の引き渡し方法についても検討を加え、地域の避難場所として、保育所等と一緒に訓練も行っております。さらに、休業日の対応等について自治振興会とも連携を図っているところです。避難経路の安全性を確保するための整備や屋上の安全柵の設置など、環境整備にも努めています。  生地・石田小学校においては、富山県が実施する防災に関する指導方法等の開発・普及等のための支援事業の一環として設置された緊急地震速報受信システムを使用し、11月28日に避難訓練を行いました。  次に、釜石小学校と大川小学校の違いの分析のご質問ですが、文部科学省では、東日本大震災で大きな犠牲者が出た大川小学校について、遺族、宮城県教育委員会及び石巻市教育委員会の4者で会議を開き、事故検証委員会を設置し、1年後に最終報告をまとめる方針で、明らかな事故究明は今後の課題となっております。  一方、釜石市においては、津波襲来時に小中学校の管理下にあった小中学生は全員が無事でありました。震災前より、避難の3原則である、想定にとらわれるな、最善を尽くせ、率先避難者たれの教えが、教師や子どもたちに忠実に伝わっていたからと考えます。  本市におきましても、日頃からの安全教育活動を通して、自ら考え、判断し、行動する力を身に付けるための力を醸成していく教育を行っていきたいと考えております。           〔教育長 中山慶一君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君登壇〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 2項目目の持続できる農業についての1点目、農作業の共同化の促進についてお答えいたします。  市内農業者の農業機械設備の整備につきましては、黒部農協、黒部市信用農協、富山県新川農林振興センター等と協議・検討を図りながら、認定農業者を中心に、国・県の補助事業等を活用しながら適時導入を図っているところでございます。  特に、施設機械の共同化をめざす集落営農組織や、作業の効率化を図る農作業受託組合等への取り組みにおきましては、地域農業を担う農業者を含め十分協議・検討を重ねたうえで導入を図っているところでございます。  今後も平成24年度より新たに始まりました国の施策「人・農地プラン」の策定と併せ、地域の中心となる農業者を中心に機械設備の導入を図るとともに、機械の共同利用等につきましても関係機関、農業者と協議検討してまいりたいと考えております。  次に2点目の、農家の農閑期対策についてでありますが、集落営農組合や認定農業者におかれましては、農閑期において一時的に季節工員や臨時作業員として雇用されている方もおられますが、市といたしましては、農閑期において育苗ハウス等の施設を利用しながら、野菜等を作付・出荷する複合経営による農業所得の向上を各農家に働きかけているところであります。  しかしながら、複合経営より確実に収入を得ることができる一時的な雇用も大切な分野であり、今後、農業者を一時的に受け入れる職場に関する情報等の把握に努めながら、農業者の要望や労働関係機関等との協議を踏まえ、マッチングなどの取り組みに対する需要の把握に努めてまいりたいと考えております。          〔産業経済部長 浜屋孝之君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に3点目の、TPP参加に対する市の考えについてでありますが、これにつきましては6月議会の谷口議員の質問にもお答えいたしましたが、TPPへの参加の是非は、農業等への影響をはじめ、医療、食料の安全など、国の将来、地域の将来を左右する重要な問題であります。  今後も、政府の徹底した情報開示を求めるとともに、国民をはじめ様々な分野においての取り組みについてもっと議論を重ねながら、国民生活の安定が図られるよう、慎重な判断をすべきであると考えておりますので、引き続き、政府の対応なきTPP参加には、はっきりとノーサインを出していきたいと考えております。  次に、3つ目の項目であります行政サービスの向上についての2点目、公共施設の駐車場について私のほうからお答えいたします。  市内公共施設のうちでも、特に議員ご指摘のコラーレ、セレネ、市民会館は、施設建設時と比べて、対象利用者、交通アクセスの想定などが、現在の利用形態と違ってきていることは否めないものと考えております。  駐車できる台数は、概数でコラーレ300台、セレネ200台、市民会館50台でありますが、慢性的に不足しているというよりも、大きなイベントがあった時、利用人数が大幅に増えた時、どう対応できるかが問題であります。  コラーレは、現在、隣接する職業能力開発センターのご協力をいただいているほか、ここには約100台駐車場がございます。また、市道新堂中新線が暫定2車線で運用されており、当面は十分な安全対策を図りながら対応できるものと考えております。ただし、将来4車線運用後の対応は課題として残っております。  セレネにつきましは、平成22年に旧宇奈月保育所の跡地に、市民が利用できる30台の駐車スペースを整備いたしましたが、今後、旅館協同組合等、関係機関と協議しながら、駐車場利用の融通ができないか検討してまいりたいと考えております。  市民会館につきましては、隣接の働く婦人の家の駐車場のほか、週末、祭日及び平日の夕方以降は、黒部庁舎駐車場と職員駐車場の活用で対応は可能であります。  施設駐車場に入りきれないときは、近隣駐車場へいかに円滑に誘導できるかによって、利用者の利便性は大きく変わっていくものと思います。  それぞれの施設でより一層工夫し、利用者の皆さまに不快な思いをおかけしないように、スムーズな誘導に努めてまいりたいと考えているところであります。  また、特にセレネと市民会館については、公共交通機関利用の周知や、ダイヤを考慮したイベント開催時刻の設定などを通じ、なるべく自家用車に頼らない施設利用を促していく必要があるものと考えております。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君登壇〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 質問項目3、行政サービスの向上についての1番目、電話の混雑についての質問にお答えします。  まず、市役所の代表電話に関する現状ですが、代表電話の交換機は、12回線あり、うち2回線は外部からの受信専用回線になっております。電話が混雑する時間帯は、朝8時半頃や13時頃、業務終了時の17時15分頃が多く、また、休み明けの月曜日にも特に電話が集中する状況となっており、また、職員が外部と連絡している間は、回線数が減るため電話回線の絶対数が不足していることも混雑の原因と考えられます。電話回線の混雑時には、お待たせコールで対応しているところですが、お待たせしている時間や混雑の程度について、さらに実態を調査したうえで回線数の増加等により改善を図りたいと考えております。  また、たらい回しの解消については、ご指摘の点も踏まえ、これまでもそのようなことが無いよう適切な対応について職員に周知しておりますが、今後さらに徹底してまいります。  次に、市民病院の代表電話については、回線が16回線ありますが同様に混雑している時間帯があり、その原因としましては、午前中の早い時間に患者様からの電話が集中すること、患者様の病状に応じた診療科を判断するのに時間が掛かる場合などがあります。  現在、その対策として、診療科の判断については、総合案内に電話を繋ぎ対応するようにしていることや、代表電話への電話を減らすため、職員が病院や院外へ電話を掛ける際は、代表電話を使わず業務用電話を使用するよう周知に努めているところであり、今後は職員に対しさらに徹底を図ってまいりたいと考えております。          〔総務企画部長 能澤雄二君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長、朝倉 実君登壇〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 次に行政サービスについての3点目の、公共交通対策として行われている市内コミュニティバス等の現状と今後についての考えについてお答えいたします。  市では平成23年3月に作成いたしました黒部市公共交通総合連携計画に基づきまして、既存の交通網の再生・活性化、需要に応じた輸送サービスの実施等、新たな交通体系づくり、利用する仕組みづくりについて総合的かつ戦略的に取り組んできているところであります。  コミュニティタクシーにつきましては、昨年7月から本格運行を4路線で開始し、現在5路線で運行しております。デマンドタクシーにつきましては、三日市地区と前沢及び田家地区間で運行しております。また、既存路線バスの生地三日市循環線、池尻線につきましては、新たなルート、運賃体系の設定に取り組んでおります。  利用状況でありますが、コミュニティタクシーにつきましては、1日平均18名程度、主力の愛本本線では1台当たり平均4名程度の利用状況となっており、デマンドタクシーにつきましては、1日平均6名程度、1台当たり平均2名程度の利用となっております。  路線バス生地三日市循環線につきましては、平成23年10月よりJR生地駅への新規乗り入れをはじめ、パターンダイヤを取り入れた運行を開始したところであり、利用状況は1日平均50名程度で、変更前の40名程度に比べ利用者数は増加傾向にあります。また、路線バス池尻線につきましては、今年10月より、おでかけサポート便として日中の6便で200円上限運賃を導入したところであり、利用者の皆様から好評を得ており、ただ今、乗降調査を実施し利用状況の分析を進めているところであります。  なお今後につきましては、新たなコミュニティ交通の運行エリア、ルート、運行方法等を地域の皆様とも話し合いながら、持続可能な運行のあり方を検討し、交通不便地域の解消に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。          〔都市建設部長、朝倉 実君自席に着席〕             〔16番 吉田重治君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 16番、吉田重治君。             〔16番 吉田重治君起立〕 ○16番(吉田重治君) ご答弁ありがとうございました。すべて前向きに検討するという話でしたので、1つだけ再質問をしたいと思います。  安心・安全なまちづくりについては色んな事がかみあっていますので、大変難しい話ですが、釜石の子どもたちが全員助かったという話は、金崋山へ登って下りてきた時に、鹿が駆け上がっていったと。動物的感覚というのは人間には無いんじゃないかと。まず逃げる事に対する意識を市民の方が持てるようなハザードマップ、ちょっと見にくかったりで、お金をかけてせっかく作るのですから宝の持ち腐れにならないように。またハザードマップを活かす安全教育、防災教育をしていただきたいと思います。  40名以上の介護職員が高齢者の方とともに行方不明になったと。自分だったらどうするだろうかと非常に悩みます。テレビで見たのですが、まず自分が助かって、それから残った人の面倒を見るのが本当の仕事ではないかなと。自分の親でも兄弟でも子でも、動けない時はおいて逃げなければならないのかと、倫理観とか本当に難しい問題だと思います。  越之湖の安全対策ですが、日本海で起きる津波は大したことが無いと思いがちですが、回りを囲むとか何か対策をしないと石巻と同じようになるんじゃないかと思います。あまり心配ばかりするのも駄目ですが、機会をみてそんな事ができるように。海抜の低いところですので、なったら大変ですが、なったらどうするを考えていただきたいと思います。市長、その辺どうですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 色んな災害等を検討していかなければならないと思いますが、県が示した津波の発生シミュレーションなどについてもそうですし、他にも検証されていない活断層などもあります。どの程度の津波があるのか、それにどう対応するのか等がありますので、必要以上の対策をとることもできませんが、今後も検討してまいりたいと考えております。             〔16番 吉田重治君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 16番、吉田重治君。             〔16番 吉田重治君起立〕 ○16番(吉田重治君) 災害の程度は想定しにくい部分がありますが、対策をしていただきたいと思います。  それから屋外の防災施設に500万円もかかると、もっと簡易なものはないもんですかね。おそらく家の中にいても聞こえない、外に出てでも聞こえにくい。もっと簡単にラジオで受けてそれを放送するとかすればいいんじゃないんですか。そこをまた研究しておいてください。  次に農産業の共同化についてですが、営農組合や近くの中核の人たちも乾燥調製施設を若栗、大布施に運んでいるんですね。稲刈り時期が土日に集中していっぺんになるもんだから、どうも対応できない状態。そんな中で、乾燥調製はお金でなる部分もあるかもしれませんが、設備が沢山かかるし、使う時間がわずかなんですね。1町歩入る乾燥機がいくつあるか、保存する物がいくつあるかによっても違うんですが、12ヘクタールくらいの担い手の皆さんだったら2,3日で稲刈りが終わるんじゃないかと思うんですが、共同乾燥場を調整した図面に基づいてやれば、もう1,2カ所増やしてもいいんじゃないかと思うんですが。調製が出来なければ乾燥だけでもいいんです。保存してもらうだけでもいいんです。若栗へ持っていかなくても大布施の方を大きくするとか。乾燥施設は場所もお金がかかるし、1年で使う時期も少ない。兼業が少なく中核が増えてくる、担い手が増えてくる。飯沢地区についても乾燥施設を作りましたが、非常に大きい経済的負担を抱えているわけです。負担をしなくてもいいように、もう少しJAと協議して農家の方が負担にならないようにできないですか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 事業主体が農協になるものですから、農家の方と市の方で、それが必要かどうかを慎重に協議したいと思います。             〔16番 吉田重治君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 16番、吉田重治君。             〔16番 吉田重治君起立〕 ○16番(吉田重治君) 話がどんどんずれていってしまうんで。本当に農家の人や地主の人を守ってあげるためには、それからTPPの問題もそうですが、低コストの農業をやらないと米価を下げないと国際価格に対応できないという思いで言っているので、米の輸入、外食産業等、そんな事にならないように。米を安くしないと成り立たない状況になってるんで、それにどう対応するかという事で。営農組合、中核農家で農繁期をどうするかが問題です。ビニールハウスにしても、ここでは雪が降ったりしますので。  それから、コラーレ、セレネの駐車場ですが、何かあるとガードマンを用意しないと成り立たないのでは困りますし、道路に停める話も一時的ですが、道路に停める癖がついたら停める事になるし、隣の駐車場を借りるのも難しいと聞きました。簡単には停めれないと。大きいイベントの時にコラーレにきちんと停めれるようにお願いしたいと思います。
     セレネの駐車場も増えたと言うけれど、大ホールで何かあった時に沢山こられると有料駐車場へ行かなければならないと、これが問題なんです。これから峡谷のお客さんを増やさなければならない中で、立体駐車場を作ってはどうかと言った事があるんですが、ぜひ色々の行事をする時に参加される人に利便性を図るとか、せっかく峡谷に来たお客さんが停めれない事にならないように。皆さん時間との戦いですから、停めれない事にならないようにお願いしたいと思います。  公共交通対策についてですが、稼働率や利用状況からみると大型バスではもったいないと思います。地鉄は小さいバスは持っていない、大きいバスしかないという事ですが。黒部にはスクールバスの利用もありますが、それらの運用を青ナンバーの事業者に委託されてないんでしょ。委託してないのであれば、それを回すなどして検討をしていただきたいと思います。終わります。 ○議長(山内富美雄君) 代表質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。   休  憩  午後 0時04分   再  開  午後 1時00分 ○議長(山内富美雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  初めに、先ほどの吉田議員の一般質問における答弁において、市長、堀内康男君より訂正したい旨の申し出がありましたので、発言を許可いたします。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほど吉田議員の代表質問におきまして、行政サービスの向上についてにおける答弁の中での、セレネの駐車台数を誤って200台と申し上げましたが20台でありますので、訂正をさせていただきます。 ○議長(山内富美雄君) それでは一般質問を続けます。  日本共産党を代表して、6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君登壇〕 ○6番(谷口弘義君) 私は日本共産党を代表して、発言通告に基づいて3項目にわたって質問をします。  衆議院が解散され、12月4日から選挙戦に入っています。今度の選挙戦は、住民の生活をどう守るのか、日本の進むべき方向はどうあるべきかが問われる選挙であると考えています。  また、平和都市宣言をしている黒部市民として、憲法9条を変えて軍隊を持つ、核武装をするなどの考えをいかがなものかと思わざるをえません。  領土問題であります。先ほども述べられました。私の方で考えを述べさせていただきます。日本は領土について毅然とした態度をとる事が必要であります。尖閣諸島は日本の領土であり、竹島の領有権の主張は正当なところであります。この尖閣諸島、竹島については平和的な外交手段で外交交渉で対応することが必要であると考えております。  北方領土は国後、択捉、歯舞、色丹、この4島だけではありません。歴史的に見てもカムチャッカ半島の北千島列島も日本の領土であります。北千島の返還もロシア政府に求めるべきであります。  さて最初の質問は、第三セクター会社による並行在来線の運営についてであります。  11月12日に開かれた富山県並行在来線対策協議会幹事会で、最終的な経営計画の概要が発表されました。その後、11月21日に行われたJRと石井知事との交渉で、JRは譲渡施設を151億円から110億円にすることで合意したとの事であります。人件費に40億円、施設の改修などに10億円。新型車両譲渡による20億円の縮減効果。さらに国の貨物調整金による40億円の支援などを合意すると、知事は譲渡資産は実質、無償化になると成果を強調したことが新聞報道されています。  資金計画の初期投資額であります。これまで初期投資額はJR鉄道資産と設備投資の額の合算で209億円とされていました。11月21日に行われたJRと石井知事との交渉でJRの鉄道資産が40億円安くなりました。当初の209億円から40億円差し引くと168億円になります。県は初期投資額185億円と発表しました。なぜ185億円になるのか。金額の根拠は何かと考えられるのか答えてください。  第三セクター会社スタート時の運賃は、125%の値上げが必要だとしてきました。それは、初期投資額を209億円とし、10年間で44億円の赤字になるので運賃値上げが必要と見ていました。今回の県とJRの譲渡資産が実質無償化と発言されています。譲渡資産が実質無償化になるのだから44億円の赤字の分がカバーできる事になります。このことからも、第3セクター会社スタート時の運賃値上げは不要となるのではないか。スタート時の運行を現行のままとするように、県並行在来線対策協議会に求めるべきと考えますが、併せてこたえてください。  富山県と県内15市町村は11月28日、第三セクターへの出資金を40億円とし、経営安定化基金に計60億円拠出することで合意したと報道されているが、県、市長会、町村会との合意内容に市は同意されたのか答えてください。  初期投資額が209億円から185億円に、経営安定化基金が79億円から60億円の抑制になったことで、市からの出資金、経営安定化基金への拠出金も減らせることになるのではないでしょうか。  黒部市では出資金、経営安定化基金への拠出金がいくら減ることになると見ておられるのでしょうか、併せて答えてください。  富山新聞11月23日の社説では、並行在来線の経営分離は見方を変えれば不採算部門を切り離しの側面を持つ、JRにとっては採算性のいい新幹線に乗り換えるメリットは小さくないはずと掲載されています。この社説はJRの優位性を強調しています。こうした見方は的を射ています。並行在来線の運営に、さらなる支援をJRと国に求めるべきと考えますが、答えてください。  2項目目の質問は、市の防災対策についてであります。  昨年3月11日の東日本大震災から2年になろうとしています。市は東日本大震災を教訓として防災対策に取り組んできました。だが、市の取組みは見えてきません。石田、生地、村椿地区などの海抜の低い地域の津波避難場所、避難場所の見直し、避難経路等の対策はどのように進んでいるのか答えてください。  市では低海抜地域の住民に、防災ラジオを購入するよう進めていました。どのような計画で、購入状況はどのようになっているのか答えてください。  家庭の事情等で防災ラジオが求められない家庭があったのか、あったとすればどのくらいの家庭があったのか。また、防災ラジオが求められない低所得者の家庭対策はどうするのか、併せて答えてください。  飛砂防備保安林に指定されている大島キャンプ場の松枯れ対策として、昨年に続き伐倒処理が行われています。昨年は100本の伐倒処理を行い、薬剤の樹幹注入も行いました。関係職場の職員は松林を守ろうと真剣に取組みました。それでも今年は80本余りの被害木が出ています。昨年の松くい虫対策は十分であったのか答えてください。  高橋川河口から出戸川河口までの民有地の松林に被害木が多く見られます。防潮、防風、防砂の役割を持つ民有地の松枯れ対策について、市が援助等、積極的に関わることが必要と考えます。そのことによって大島キャンプ場の松枯れ対策も進みます。このことについて答えてください。  伐倒処理は、薬剤の樹幹注入だけではなかなか被害は防げませんでした。松くい虫に強い松が必要と考えられます。この研究を県に働きかけるべきと考えますが答えてください。  最後の質問の安心、安全のまちづくりについてであります。  防災上も防犯上からも、老朽化した空き家対策が求められています。川本議員への答弁で、黒部市内では500件程度の空き家を確認しているとのことであります。そのうち倒壊等の恐れがある家屋、小屋等は何件あるのか答えてください。市としてどのような空き家対策を考えているのか、これにも答えてください。  老朽化した空き家の土地を活用するために、家屋の取り壊しに市が補助すれば、その半額を国が空き家再生等推進事業として支援することになっています。住宅密集地で水利の悪い地域では防火水槽等を設置することなど考えらないでしょうか、答えてください。  老朽化した空き家を撤去し、休憩所、憩いの広場として活用してはどうだろうか。市として空き家再生等推進事業をどのように活用できるか、研究する考えはないか併せて答えてください。以上であります。            〔6番 谷口弘義君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、日本共産党、谷口議員の代表質問にお答えいたします。  まず1つ目の項目であります第3セクター会社による並行在来線の運営についての1点目、県が示した初期投資額の185億円の根拠についてでありますが、県からの資料によると、車両を含めた鉄道資産の譲渡額としての110億円に、開業前設備投資を加えて初期投資額が185億円となっているものであります。開業前の設備投資の内訳は明らかにされておりませんが、開業準備費に加え、運転保安施設や車両基地、交通ICカード、事務機器等の整備費用が含まれているものと考えております。  次に2点目の、JRの譲渡資産の事実上無償化で会社スタート時の運賃値上げは不要となったのではないか、現行のままとするよう協議会に求めるべきと考えるについてでありますが、これまで示されている運賃の値上げ根拠は、開業後の経営収支から計算されており、今回示された事実上無償化の内容は、経営収支に大きく影響するものではありませんが、報道によれば、値上げ抑制においても検討されているということであり、今後、県並行在来線対策協議会において必要な協議を重ねていくことといたしております。  次に3点目の、初期投資額、経営安定基金についてお答えいたします。  先の11月28日、県知事、市長会長の森富山市長、町村会長の伊東上市町長の会談において、JR西日本から鉄道資産の譲渡額が引き下げられたことを受け、初期投資に充てる出資金と経営安定基金の拠出額を抑制することで合意されたところであります。  出資金につきましては、42億円から40億円へ2億円の減額で調整されることとなっており、黒部市としては、200万円程度の減額となる見込みであります。  また、この経営安定基金につきましては、開業後約10年間で約61億円~79億円としていたものを、県と市町村の負担として60億円とすることで、今後、各市町村の出資割合も含め調整されていくこととなっており、市としては、必要な出資につきましてはやむを得ないと考えておりますが、今後示される内容を精査し、判断していきたいと考えております。  次に4点目の、さらなる支援をJRと国に求めるべきと考えるがについてでありますが、並行在来線の経営分離につきましては、北陸新幹線の実現に向けた国との折衝の中で、1990年、平成2年に新幹線の着工条件を申し合わせた「政府・与党合意」が根拠となっており、これは富山県知事が、平成の不平等条約と評論しているように、私も先行する新幹線と比べ地方にとって大変不利なスキームであると思っております。このため、これまでも県が主体となって国やJRと交渉し、貨物調整金制度の拡充など支援制度の見直しを実現してきているところでありますが、今後もさらなる支援がなされるよう、国並びにJRに要望するとともに県にも強く働きかけてまいりたいと考えております。  次に2つ目の項目であります、市の防災対策についての1点目、海岸部の避難対策に関する質問でありますが、海岸部の避難対策として、平成23年度には、海抜、海岸からの距離表示を避難所及び海岸部の電柱に設置し、今年度は県の津波シミュレーション結果に基づき、津波ハザードマップを作成中であります。  この津波ハザードマップへの記載内容につきましては、先に吉田議員に答弁した内容と同じでありますので割愛させていただきますが、津波避難所の指定については、現行の避難所のうち、津波への対応が可能な避難所を津波避難所としたうえで、津波が短時間のうちに到達する恐れがあることから、身近な2階以上の堅牢な建物への避難を考慮し、一時的な避難所としての役割を民間施設13カ所にも協力を依頼し、津波避難ビルに指定する予定といたしております。  津波ハザードマップの作成の進捗状況は、現在、避難所などについて地元住民の皆様と意見調整を行ったところであり、今後、防災会議での了承を得て完成させ、市内全世帯へ配布する予定といたしております。また、配布の際には、主に海岸地区の住民に対して説明会を開催することも検討いたしております。併せて避難経路の表示看板等についても、表現方法、設置方法も含めて今後検討していくことといたしております。  この津波ハザードマップを基に、市民の皆様には、万が一、大きな地震が発生した際は、津波の発生を想定し、日頃からどの避難経路を用いて、どの避難所へ逃げればよいのかを自ら考えご確認いただき、迅速に避難行動に移っていただきますことをお願いするものであります。  次に2点目の防災ラジオの配布状況及び低所得者への対策について、お答えいたします。  防災ラジオの配布は、平成24年度は、まず、津波対策も含めて海岸部である生地、石田、村椿地区を対象に行っております。各地区の振興会、町内会のご協力を得て有償配布を行ったところであり、その申し込み配布状況は、12月5日現在、2,944台、振興会加入世帯比で77.8%、住民基本台帳世帯比で60.6%の申し込みがあり、配布を終えております。  防災ラジオの申し込みをされていない世帯は、住民基本台帳上、約1,900世帯あり、現在、申し込みをされていない方への追加申し込みの呼びかけを市報くろべ、ケーブルテレビ等で行っており、順次申し込みをいただいているところであります。  個人負担金の額については、お求めやすく、かつ、大切に使っていただきたいという考えから、市場価格が1台約7,000円であるところを、黒部市自治振興会連絡協議会とも協議のうえ、負担金との差額を市が補助するという形で、1,000円という額を設定させていただきました。また、低所得者への対策として、生活保護世帯の方には、無償配布を行うことも決めております。  防災ラジオの有償配布については、財政的な面ももちろんございますが、自らの命は自らが守るという自助の精神を持っていただくという考え方を含んでいることをご理解いただきたいと思います。  次に3点目の大島キャンプ場の松枯れ対策、昨年の効果についてでありますが、大島キャンプ場におけるマツノマダラカミキリに付着するマツノザイセンチュウによる被害と考えられる松枯れ木については、平成23年度に127本の伐倒処理を行うとともに、その予防対策として、森林・林業再生基金事業を活用し、本年1月から2月にかけ443本の健全木に対し、薬剤の樹幹注入を実施したところであります。  しかしながら、今年度の被害としては、現時点で101本の伐倒処理を実施したところでありますが、薬剤の樹幹注入を行った松につきましては、効果が見られた状況でありました。  松枯れの原因となるマツノザイセンチュウについては、今年度の伐倒時に5本の松の木から木片を採取し、県森林研究所へ調査を依頼したところ、5本の内3本の木片からマツノザイセンチュウが確認されております。  夏の異常高温や水枯れなどといった複数の要因が重なり、松の樹勢が弱まったところに、夏場に活動が活発となるマツノマダラカミキリが侵入し、そのカミキリからマツノザイセンチュウが乗移ったことにより、松枯れ被害が多く発生した残念な状況であると考えますが、昨年度の対応としては、適切なものであったと考えております。  続いて、周辺民有地の松林の被害木の状況とその対策に関する市の対応についてのご質問でありますが、周辺民有地の松枯れにつきましては、高橋川河口から出戸川河口部までの間において、松の大小あわせ50本程度の松枯れを確認いたしております。  これら民有地の中においては、飛砂防備保安林の指定を受けている箇所もあり、今後の伐倒処理などの対応策につきましては、保安林の指定者である富山県と連携を図りながら検討して参りたいと考えております。  このほかに松枯れの対応策としては伐倒だけでなく、本年6月に地元石田自治振興会における、県の水と緑の森づくり税を活用した「未来に残す美しい森づくり事業」として、同キャンプ場内において松苗300本を植樹し、地域と一体となった松林の育成事業にも取り組んでおります。  今後とも県関係機関等とも連携を図りながら、マツノザイセンチュウによる松枯れ被害の防止に努めて参りますが、更なる有効な予防方法などの情報があれば、ご教示いただき情報を共有しながら、共に被害の拡大防止に努めて参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に4点目の松くい虫に強い松の研究を県に働きかけるべきではないか、のご質問でありますが、現在、富山県では、抵抗性のあるクロマツの生産は行っていない状況でありますが、近隣県の生産・供給状況を検討するとともに、森林研究所における研究を検討していきたいとの旨を伺っております。  市といたしましては、これまでの被害状況やその防止に鑑み、抵抗性のあるクロマツの研究と生産を富山県に対し、強く要望して参りたいと考えております。  次に3つ目の項目であります、安心、安全のまちづくりにつきましては、市長政策室長から答弁をさせます。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長政策室長、中田博己君。           〔市長政策室長 中田博己君登壇〕 ○市長政策室長(中田博己君) 次に3つ目の項目であります、安心、安全のまちづくりについての1点目、黒部市内における倒壊等の恐れがある家屋、小屋等の件数に関するご質問にお答えいたします。  先の3月定例会でもお答えしたとおり、空き家と推定される建物は、市内で500件程度確認されておりますが、消防本部が防火上から行った目視や聞き取りによる確認のみの把握となっております。倒壊等の恐れがある建物につきましては、外部からの目視のみで判断することができず、家屋内部からの調査も必要であることから、実数について把握できていないのが現状であります。  防災・防犯上、また、定住促進の面からも、空き家実態把握の必要性を認識しているところであり、今後、実態把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、市としての空き家対策と、2点目の老朽化した空き家の土地活用に関するご質問にお答えいたします。  総務省「住宅・土地統計調査」によれば、国内の空き家は増加の一途を辿り、長年放置されることにより老朽危険家屋化し、防犯、防災、景観、環境衛生等の面で全国的な問題となっているところであります。  本市におきましては、本年6月、企画政策課、総務課、市民環境課、商工観光課、都市計画課、消防本部予防課の関係6課の担当職員で構成する、空き家対策庁内研究会を組織し、黒部市における空き家に関する施策のあり方について、多面的な視点や実現性の観点からの制度研究を開始したところでございます。  その中で、老朽危険家屋の除却についても議論をしておりますが、私有財産は所有者が管理することが大原則であることから、補助することそれ自体の是非、あるいは補助対象の範囲など、非常に難しい問題があり、補助制度の構築にあたっては、問題を1つ1つクリアしていく必要があります。富山県が10月に設置しました、空き家対策検討ワーキンググループ等に職員を参画させるなど、県や国の最新の動向を注視していくとともに、国の制度であります、空き家再生等推進事業について研究を重ねて参りたいと考えております。          〔市長政策室長 中田博己君自席に着席〕             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) それでは再質問をさせていただきます。市長の答弁を聞き洩らしましたので、再度お願いしたいのですが、当初209億円から40億円を差し引くと168億円になります。しかし県は185億円と発表しましたが、なぜ185億円になるのかを聞き洩らしましたので、もう一度お願いいたします。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 185億円の内訳ですが、JRからの資産譲渡が110億円、残りにつきましては開業前の設備投資として75億円。その内容については、現在、明らかにされておりません。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) なぜ、こんな質問をしたかと言いますと、新聞発表にJRと石井知事との交渉があって、その後、森市長、上市の伊東町長、ようするに市町村長の代表者との合意がされたと思うんですが。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 富山県市町村長の協議の中で、経営安定基金30億円については説明がなされて協議をいたしました。もっと縮減してほしいという事で、市長会長に県との交渉を依頼しました。その後、報道にありますように27億円という事で1割減になった事については、報道では見ておりますが、直接の説明はまだいただいておりません。その中で、各市町村がどんな配分になるかは今後の協議に委ねられているわけです。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 今後の協議に委ねられているという事ですが、少なくとも合意する時には、その事をおっしゃっておると思うんですよね。これからも、市長が言って来られた事について、黒部市民に負担がかからないようにしていただきたいと思います。  125%の値上げの件ですが、これは開業後の事だと。根拠は、全協で配られた資料で44億円の赤字になるという事でしたが、間違いないですね。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕
    ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 開業後の投資等を全て含めまして10年間で44億円という事でございます。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 44億円のマイナスというのは、あくまでも209億円の初期投資が根本的な所にあります。初期投資額が減ったんですから、その分を44億円にあてるという風に計算できるわけです。だから、スタート時に値上げの必要が無いんじゃないかと言ってるんです。わかりますか。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 数字で44億という事でございますので、そういう解釈もできるのではないかと思います。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 相手が県の事ですから、ここで答弁してても駄目ですから。なかなか難しいですが、でもこんな考えも出来るという事を理解できますね、部長。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 理屈的には理解できますが、初期投資あたりも171億と県の発表でしたが現在150億となっております。これらからも、40億軽減されたとしても、実際209億から185億になったように、24億でございますので中身について県から説明を受けてないので、その辺はわかりません。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) もう少し大きい事でいきましょう。石井知事の発表ですが、JRの譲渡資産は実質無償化と言われました。それは、事実上、ただになったという事ではないのですか、部長。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) これも報道にございますように、貸付料40億、人件費40億、施設整備10億等、合わせまして110億でございます。その中でどんな風に補助を受けるか、資産を受けるか、わかっておりませんので、実質という範囲を超えていないのかなと思っております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 私は石井知事が自慢しすぎだと思うんです。だいたい譲渡資産の中に40億の人件費がある。安心させるためにやったのなら、安心させる事実をもって応えよという事なんですよ。  次に、経営安定化基金の拠出金ですが、黒部市は減ることになるんですか。出資金の計算方式でいくと、これも全協で配られた資料ですが、このままでいくと黒部市は減る事になります。計算方式わかりますね、部長。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 出資金につきましては、当初42億、そのうちの27%が市町村負担うち4.7%が黒部市の負担となっております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) この計算でいくと、567万円減ることになります。このことを求めていってください。回答はいりません。  JRと石井知事との交渉の中で、この根拠が変わったという事があるんですか。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 今までどおりの計算だと思います。ただ500万ではないと思います。200万程度という風に私どもは試算しております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 私も計算したものを持っているんです。どうしてこんなに違うんですかね。私の計算が違うんですかね。  こんな、細かい質問をするのは、あなた方を困らせたくてじゃないんですよ。いかに黒部市が無駄な税金を出さないか、市民に対して負担をかけないか、運賃の値上げについて利用者の負担をどう避けるべきか、その事を念頭において質問をしております。その事をご理解願いたいと思います。朝倉部長そのことについて。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 言われた事は理解したつもりでございます。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 次の質問、市の防災対策であります。先ほどの答弁の中で低所得者の家庭にも配慮したという事でしたが、それも生活保護の家庭だけと限定されました。ではお聞きしますが、生活保護世帯の件数は何件ですか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 黒部市内全体で70世帯程度と把握しております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 先ほどの答弁で、求められていない家庭が1,900世帯あるという事でしたが、そのうちの70世帯ほどに支給したという事ですが、残りの世帯については、なぜ求められないのか理由を聞かせてください。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 先ほどの答弁の中で、生地、石田、村椿地区で現在求められない世帯があると申し上げましたが、70世帯については黒部市全体でございます。  現在1,900世帯あるわけですが、この配布につきましては振興会と連携をしながら、振興会に加入しておられる世帯については78%ほど申し込んでいただいたわけですが、問題は振興会に加入しておられない方が相当おられるので、そういった方には12月広報で呼びかけもしておりますし、アパートにつきましては大家さんを通じて加入の申し込みをお願いしているところでございます。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 市が進める事については大変良い事だと思います。ただ、立場の弱い人、生活保護世帯、非課税世帯、そういう方々が購入出来無い時に、市はどうするか考えられない事なのでしょうか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 実際にこの防災ラジオは7,000円くらいするわけですが、低所得者の方に対し助成をしたいといいますか、低所得者の方にも購入していただきたく7,000円のところ補助をいたしまして1,000円負担していただいていると、こういう面も考慮しているところでございます。軽減している事が低所得者対策でございます。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) 確かにおっしゃるとおり7,000円のところ1,000円の助成をしています。生命を守る、財産を守る。生命を守る時にどうするか。考えたら、ここに行きつくんじゃないかと思うんです。その辺をよく考えて対策をとっていただきたいと思います。  次の質問に入ります。大島キャンプ場の松枯れ対策につきましては質問の中でも言いましたが、職員の方は大変一生懸命やっておられます。これで絶対に枯れないという風にも思いました。ところが先ほどの答弁の中で、簡単に言うと、松くい虫がおったんだという事です。今年も去年も松の木の根っこを見ております。15センチの切株が地上に出ているわけですけども、そこにいっぱい穴があいてるんですよ。今年もまた見に行きました。まだ松くい虫の跡があります、根っこの方に。それが原因じゃないかと考えるんです。というのは、昨年100本あまりの伐倒処理をして完璧だと思いました。でも原因はそこにあったんじゃないかなと考えるようになりました。  では、浜屋部長。今年は、この10センチから15センチの切株をどのように処理される気持ちでおられるのかお願いします。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) いままで伐倒して根株をそのままにしておりました。  谷口議員さん言われるとおり、根株にも松くい虫が入った形跡があるという事で、今からでもブルーシートで囲うなどで根株対策を講じていきたいと考えております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  今年、伐倒処理を手早くやられましたので、これについては、とやかく言う事はないんですが、ただ新川森林組合の職員の方に話を伺いました。「山の木をどうして切れないのか」と聞いたら「切れという指示はでておりません。赤く枯れたやつだけ」という風に聞いておりますと。  なんでそんな質問をしたかと言うと、ちょっと赤味がかったので松くい虫がいっぱい入っているのがあるんですよ。それらも切れという指示が完璧に書いてないから切らないと。それと樹幹注入された松にも相当弱ったのがあります。だから質問の中で樹幹注入しても完璧じゃありませんよと言ったのです。そういう物も切るべきではないんですか。現場行けばわかるんですよ、松くい虫が入ってるのがわかるんです。それも切るべきじゃないんですか、部長。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 被害の拡大等を考えますと、積極的に切るべきだとは思います。
                〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) ぜひ、そのような対処をしていただきたいと思います。それと同時に近くの方から苦情が寄せられております。「あなた達が、対策をしっかりしないから家の松が枯れてしまった」と。「どうしてくれるんだ」と。民有地の松についても、すぐ近くですから対策を取らないとまた広がる恐れがあります。民有地の松だから切らないという事は無いと思うんですが、その辺どうですか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 周辺の民有地については、県の指定で防風林という指定を受けてますので、県と連携をはかりながら民間の人たちにも支援できるような形でいきたいと思っております。             〔6番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 6番、谷口弘義君。             〔6番 谷口弘義君起立〕 ○6番(谷口弘義君) ありがとうございます。そのようにしてください。  それと高橋川から出戸川まで50本。よく調べたなと。私が調べたのとまったく同じでした。民有地の所を見てきたんですが、枯れた松を切ったのを松くい虫の温床のように積み上げてありました。あれではやっぱり上手くいきませんね。それと民有地の松林について県の指定を受けておるから県の方と一緒にやっていきたいという事ですので、ぜひそのようにやってください。民家の方からも言われましたけども「立派な松どうしてくれるが」という声が届いております。そうならないように防潮・防風の役目を果たしている松林についてもきちんと対策をされる事を願うのであります。浜屋部長、ぜひ頑張ってください。  最後の質問ですが、空き家対策、これは川本議員さんも言われまして、どうするかという事ですが、県の事業もありますので、ぜひ活用してくださいという事でした。ただ、先程中田室長が言われましたように私有財産の権利というものもありますので、なかなか難しいという事もわかります。ただそんな事を言ってたら、持ち主がいない状態で倒れたら横の人の私有財産を壊すおそれもあります。それを防ぐためにも市の方で空き家対策をしっかりとやっていただきたいと。私有財産ももちろんわかりますが、黒部市の土地をほうっておくと管理者の所有権だけでも相当になるんでしょ。そんな時にでもどうできるかという事をぜひ研究して空き家対策をしっかりと取り組んでいただきたいと思います。以上です。 ○議長(山内富美雄君) 次に、会派清流くろべを代表して5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君登壇〕 ○5番(小柳勇人君) どなた様も大変お疲れ様でございます。  現在、第46回の総選挙が行われています。政権与党の民主党は、こども手当、農業者戸別補償制度に代表されるバラマキ型政治、竹島・尖閣諸島に代表される領土問題、そして普天間基地の最低でも県外、トラスト・ミー発言が象徴的だった場当たり的な日米関係の悪化など、3年間の政権としての評価が問われています。一方、自民党、公明党もその旧態依然とした体質に対して3年前の総選挙で国民はノーを示しました。乱立した新政党も、どこか3年前の民主党の姿を見ているようで安心感がある政党と感じることができないのが大多数の意見ではないでしょうか。  前回の総選挙で、民主党は16.8兆円に及ぶ予算再編を訴えましたが、医療・年金・介護など社会保障費の増大や最低限必要と考えられる公共事業など、これまでの人口増加型、経済成長型の社会を前提とした現在の日本の仕組みでは大幅な予算編成は難しく事業仕分けも頓挫した歴史を忘れる事ができません。  今回の総選挙では、本当の意味での日本の将来。安定した安全保障は勿論、エネルギー政策、これから急激に変化する人口形態に対応した「持続可能な成長社会とは何か」、そして、国民が納得できる負担と給付のバランスについて活発な政策論争が求められています。  清流くろべの代表質問を行うに当たり、市民の皆様方には、今回の選挙で是非とも大切な一票をしっかりと行使して頂き、自ら政治に参加することを強くお願い申し上げ質問に入ります。大きく3点について質問を致します。  大きな項目の1つ目は、来年度予算編成の方針についてです。提案理由説明では、地方交付税については今年度同額を見込み、歳出に関しては総合振興計画の重点事業を除き、投資的経費については今年度当初予算の範囲、その他の経費はマイナス3%のシーリングを予算要求基準とされています。また、決算特別委員会での指摘を受け、歳出全般にわたり精査を行い、事務事業をゼロベースで見直すと示されました。  新政権の予算編成は本格化する前であり、地方財政への影響が不透明な中ですが、以下の項目について質問を致します。  1番目の来年度予算編成方針についてと、2番目の来年度の財政見直しは、先の英の会の代表質問で寺田議員が質問された内容と重複しますので割愛をお願いいたします。  3番目に、総合振興計画後期計画の財源見通しについてです。  来年度から後期計画では、着実な進行が求められています。一方で、市民生活に直結する公共サービスの維持向上も当然不可欠であります。提案理由説明にもありましたが、本市の経常収支比率は80%台であり予算硬直化が進んでおります。大型計画が目白押しの後期計画の推進と公共サービスの維持向上の両方を、経常収支比率が高い中で行うには、安定した財源と確実な計画が必要になります。そこで、後期計画の財源見通しについてお伺い致します。  4番目は、決算委員会、監査報告の反映方法についてです。  議会の決算特別委員会が、平成21年11月から9月に移行され4年が経過いたしました。この間、平成22年、23年、24年度と3回の予算編成が行われております。この効果として、新規予算についての細部説明や目標値設定など以前より改善されたことや、以前に比べ地区要望に対して柔軟になったことを実感しております。  しかしながら、今年の決算委員会では、予算執行についてより効率化を求める意見や多額な執行残額に関しての声が委員会より出されております。  そこで、決算委員会、監査報告を来年度予算編成にどのように反映するのかをお答えください。  5番目は、公共施設の料金体系の見直しについてです。  公共施設使用料基本方針の提言が9月6日に提出され、来年度からの見直しを始める報告がありました。第一は公共サービスの公平性の見直しが必要です。また、同時に受益者負担や、更なるサービス向上のために投資を行うためにも、私は公共施設の料金体系の見直しは必要と考えて参りました。公共施設の料金体系の見直しについて、その目的と詳細についてお伺いを致します。  6番目は、公共インフラストック 安全管理と長寿化についてです。  12月2日、中央自動車道の笹子トンネルで天井板が崩壊するという大惨事が発生しました。笹子トンネルは、1975年昭和50年完成、昭和52年に供用開始されております。  富山県でも、12月5日に小矢部市の国道8号倶利伽羅トンネルの照明枠が落下する事故が発生いたしました。照明枠は、93年度から95年度に更新されています。報道内容からは、この2つの事故は施設の老朽化がその原因と言われております。高度経済成長時代に計画建設、供用された公共財が老朽化により事故を起こすことは対岸の火事ですむ話ではありません。便利な道路が、ある日突然に事故を起こし不便になる。テレビで何度も実況中継された笹子トンネルの悲惨な事故映像は公共財の老朽化に対応するよう警鐘を鳴らしているように感じてなりません。  9月議会での代表質問でも、将来負担と公共ストックについて質問を行いましたが、これらの事故からは、本市においてもやはり早急に公共ストックの安全管理と長寿化のための施策が必要であることを明白に示しています。全ての公共ストックに関して再投資が必要との考え方もありますが、現実的には選択と集中により優先度を検討しながら早急な点検と整備が必要と考えております。  これらを踏まえ、「公共インフラストック 安全管理と長寿化について」伺います。  続いて大きな項目の2つめ、市民一人1スポーツを合言葉としたスポーツ健康都市宣言をさらに推進する振興策についてお伺いをいたします。  先日、富山県内でフルマラソンを開催したい方向を示す報道が流れました。現在、全国各地でマラソン大会が開催され、空前のランナーブームであり、本市のカーター記念黒部名水ロードレースも6000名を超す沢山のランナーの方に愛好されて29回開催をしております。フルマラソンの開催には、運営方法・開催時期・コールなどなど沢山の障壁があると考えられますが、富山県内でフルマラソン大会を開催する意義は大変大きいと期待されております。  そこで、黒部市内でフルマラソン大会を開催する可能性について伺います。続いて、開催に向けての課題についてもお伺いをいたします。  さて、スポーツを行うにあたり一番の心配はやはり怪我であろうと考えられます。生涯にわたり健康にスポーツを行うためには、怪我が少ない競技活動にすることがまず第一と考えられます。また、特に怪我の対処ではなく、その予防が重要視されていることは言うまでもありません。  本市における、健康、健全な生涯スポーツに向けた支援体制について、特に怪我予防の視点からお伺いを致します。  3番目の大きな項目は、黒部峡谷の観光振興についてです。  来年は、黒部ダム完成50周年、宇奈月温泉開湯90周年を迎えます。北陸新幹線開通に向けた首都圏のアンケート結果では、黒部峡谷が訪れたい観光地として非常に高い評価をいただきました。本市において、来年は黒部峡谷の観光振興にとって非常に大切な年になり正念場を迎えます。そこで、議場でも何度も議論があったことですが、改めて黒部峡谷の観光振興についてお伺いを致します。  さて、宇奈月温泉80周年記念事業で、欅平の堅坑エレベーターを限定開示したところ大変好評を得ました。新たな観光資源として、トロッコ電車で欅平へ到着してからその次の観光に大変な期待がかかっております。ロープウェイ構想もあるところですが、まずは堅坑エレベーターの開放など関電ルートの一部開放の可能性についてお伺い致します。  今朝の宇奈月は大変な雪景色となりました。降雪の隙間に差し込む光に照らされる雪景色は、なんとも言えない絶景であります。この冬の観光資源を活用して、富山県や宇奈月温泉旅館組合などが、富山ー台湾便を活用して更なる観光客誘致を冬をメインに目指しておられます。冬の観光シーズンの目玉として、一部区間でも冬期間の黒部峡谷鉄道の運転の可能性について伺います。  さて、10月に自然・観光振興特別委員会の視察において、黒部奥山の土砂崩壊現場の視察に行ってきました。11月には同会派の川上議員、木島議員と欅平、黒薙の現地視察に行って参りました。改めて、黒部峡谷が日本でトップクラスの自然観光地であることを再認識して参りました。黒部峡谷の魅力を訪れる方々に実感して頂くには、ニーズに併せた観光地整備が急務であります。そこで、欅平、鐘釣周辺の整備計画と現状についてお伺いを致します。  12月議会の議案第84号に宇奈月9号線の市道変更議案があります。地権者同意に伴う終点の変更がその内容であります。長年の懸案事項であった今回の路線認定を一つの契機に、宇奈月温泉駅周辺の環境整備について、好機ととらえ促進するべきと期待をしています。  現在、地鉄宇奈月温泉駅からトロッコ宇奈月駅周辺は施設老朽化が目立ち、訪れられる観光客に優しい環境とは言い難い状況であります。一方で新規出店される店舗が複数あるなど、今後発展が期待できるエリアでもあります。このエリアの環境整備について当局の取組みをお伺い致します。  以上、大項目3点にわたり代表質問を行いました、大項目となり、大変大雑把な質問もありますが、市当局の考え方について、市民の皆様にわかりやすい答弁を求めます。            〔5番 小柳勇人君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは会派清流くろべ、小柳議員の代表質問にお答えを申し上げたいと思います。  まず1つ目の項目であります平成25年度予算編成方針についての1点目、来年度予算編成方針と、2点目、来年度の財源見通しにつきましては、先に寺田議員の代表質問にお答えしたものと内容が同じですので、割愛をさせていただきます。  次に、3点目の総合振興計画後期計画の財源見通しについてお答えをいたします。  本年3月に、総合振興計画後期計画の策定にあたり、普通会計の一般財源ベースによる平成29年度まで5年間の財政見通しを作成したところであります。  まず、歳入から申し上げますと、税収は現行制度を基本に実績の推移と今後の経済見通しを踏まえて推計をしており、固定資産税では評価替えによる落ち込みが続くことから、税収全体では徐々に減少していくものと予想いたしております。地方交付税につきましては、現行の地方財政制度を前提にし、税収減に一定の配慮がなされるものと認識いたしております。これら一般財源ベースの歳入合計額は135億円前後で推移するものと推測いたしております。  一方、歳出につきましては、義務的経費において、扶助費が少子高齢化等により増加すると見込まれ、経常経費では施設の老朽化に伴う維持補修費や各事業会計への繰出金が増加傾向となると予想いたしております。  歳入合計額から歳出の義務的経費及び経常経費を差し引いたものが純粋投資的経費に充当可能な一般財源となるところであり、平成25年度から29年度までの5カ年の累計額で約25億円と見込んでおり、後期基本計画の5年間に位置付けられた主要事業の財源は概ね確保されるものと考えております。  なお、今回ご説明申し上げた見通しにつきましては、過去の決算額の推移を基本に、一定条件のもとで推計したものであり、今後の経済動向や国県の制度改正等により変動するものでもあります。今般、次年度の予算編成にあたり、その後の状況変化を加味し、財政見通しを一部見直したところでありますが、税収に若干の増が見込まれるものの、この増分は地方財政制度上、地方交付税で調整されることから、5年間の財源見込総額では大きな変動はないものと考えております。  次に4点目の決算委員会、監査報告の反映についてお答えいたします。  市議会において平成21年から、これまで11月に行われておりました決算特別委員会による審議を各課による予算要求前の9月定例会に早めていただいたことで、委員会での議論が速やかに予算編成につなげることが可能となったところであり、委員各位からのご意見等につきましては、次年度予算編成に、よりきめ細かに反映するよう努めているところであります。今回の決算特別委員会や監査報告におきましても、過大な不用額がある事業のご指摘や実質収支が過大でないかとのご意見に加え、住民に身近な社会資本整備に関する多くのご意見をいただいております。  予算編成方針では、予算執行に関して、年度末での執行不能や予算の繰り越しが生じないよう事務事業の再点検を指示したところであります。  また、全ての事務事業について徹底的な見直しを聖域なく行うことにより、経費の節約合理化に努め、新たな財源を生み出し、限りある財源を地区要望など市民満足度を高める施策に可能な限り配分するよう努めたいと考えております。  次に5点目の公共施設の料金体系見直しについてお答えをいたします。  公共施設の使用料につきましては、住民負担の公平性及び受益者負担の適正化の観点から、公共施設使用料基本方針策定委員会において公共施設の使用料のあり方について検討いただき、基本方針が本年8月に策定されました。これを受けて、市では、見直しガイドラインを策定し、全庁的に公共施設の使用料の見直しに取り組んでおります。  まず、現在使用料を設定していない17の施設について設定をし、平成25年度からの適用を目指し、優先的に検討を進めているところであります。  さらに、現在使用料を設定している施設については、現行の使用料の水準が利用者負担の公平性の点から適正であるかの検討を平成26年度以降の運用を目途に来年度において見直しすることとしております。また、以降、公共施設を取り巻く社会経済環境の変化に応じて、全ての施設において、現行の使用料が適正か否かの検証を継続的に実施する事といたしております。一方で、使用料の見直しにあたっては、適切な施設の維持管理とともに、施設利用者へのサービスの充実についても併せて進めていく必要があると考えております。  施設の使用料は利用者に対するサービス提供に直結するだけに、見直しに際しましては、利用者や地域住民の皆さんの声を十分にお聴きするとともに、丁寧に説明を尽くすことに十分配慮しながら検討を進めてまいりたいと考えております。  次に6点目の公共インフラの安全管理と長寿命化についてお答えをいたします。  先ほどありましたように、中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故につきましては、老朽化が事故原因である可能性も指摘されており、高度成長期に集中して造られた道路や橋など建造物の老朽化の深刻さを浮き彫りにしたところであります。当市に限らず全国的に社会インフラが集中的に整備された結果、近い将来にその更新時期が集中して到来すると見込まれており、こういった社会インフラの老朽化が国民全体で共有すべき課題となっております。こうした状況に対応するためには、集中する老朽化対策の平準化を図る必要があり、構造物の不具合が見えてから対処するのでなく、計画的に予防措置し、長寿化を図ることが限りある財源の最適配分の観点や市民生活の安全の確保からも重要であります。  現在、市においても橋梁の長寿命化修繕計画を策定しておりますが、社会インフラの老朽化に対し、将来負担を平準化するために、長寿命化対策に取り組むことが必要であると考えております。予算編成方針におきましても、市民生活に関連した公共施設やインフラ資産の長寿命化に関する維持補修費につきましては要求基準枠のシーリングの対象外としているところであります。  次に2つ目の項目でありますスポーツ振興についての1点目、市内でフルマラソン大会を開催する可能性についてお答えします。  本年度開催されましたカーター記念黒部名水ロードレースでは、北陸最大級の大会として過去最高の6,602名もの選手にご参加いただいたところであります。  この大会をさらに発展し、また新幹線開業に合わせ、より市民と一体となった一大イベントとするために、開業年度である平成26年度の第31回大会においてフルマラソンを開催したいと考えております。現在のハーフマラソンの部をフルマラソン化することで、合併により全国に誇りうる地域資源であります山・川・海が一体となった大自然のシンフォニーを体感できるよう、市総合体育センターを発着点とし、愛本橋を折り返すコースを設定し、マラソン愛好家が全国から黒部の地に訪れるような大会にしたいと考えております。そして、翌年の第32回大会では、県内初となる日本陸上競技連盟公認のフルマラソン大会として開催できるよう、市が先頭に立ち、関係機関と連携を図り、準備を進めて参りたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 教育長、中山慶一君。             〔教育長 中山慶一君登壇〕 ○教育長(中山慶一君) 次に、2点目のフルマラソン開催に向けての課題についてでありますが、大きな課題としてあげられるのは、まず大会を運営するためのスタッフの確保であります。本年度開催されましたカーター記念黒部名水ロードレースでは、多くの市民の皆様のご理解とご協力により、同規模大会としては大変恵まれた人数で約860名の方々に役員あるいはボランティアとしてご参加いただいておりますが、フルマラソンとなると約1.5~2倍のスタッフが必要になるものと考えられます。また、マラソンコースについても、新8号バイパスの開通に伴うコース変更や新たなコースの設定により、交通規制箇所や規制時間の増加も考えられます。その他、マラソンとしては暑い時期となる5月での開催や参加者の増加に伴う会場の受け入れ体勢等の課題はありますが、現在、公益財団法人黒部市体育協会や市陸上競技協会と連携し、課題の把握や検討、フルマラソン大会の視察等を行いながら市が一丸となった協力体制・運営体制づくりに向け準備を進めているところであります。  次に、3点目の生涯スポーツに向けた支援体制についてでありますが、昨年度、市少年野球協会の依頼を受けて市民病院臨床スポーツ医学センターが全選手の野球肘検診を行っております。地域全体の少年野球選手への野球肘検診は全国的にも数少ない取り組みであり、自覚症状がないケースも含め約3割の選手に野球肘の所見がみられております。この結果を指導者や保護者が認識し、適切な対処ができるようにするためにも、市が主体となって定期的な検診の継続をするとともに、年齢や野球経験年数と野球肘の所見数が比例していることから、中学生まで検診を拡大していきたいと考えております。  成長期におけるスポーツ障害は、野球肘のみに限ったものではなく、この結果を踏まえ、他の競技におけるスポーツ障害の予防を啓発していくためにも、指導者や保護者に向けたスポーツ障害に関する講演会を開催する予定にしております。これを、足がかりとして市民病院との連携を深め、医科学的なスポーツ障害予防や指導者を育成するための体制を構築したいと考えております。           〔教育長 中山慶一君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、3つ目の項目であります黒部峡谷の観光振興についての1点目、関電ルートの一部開放の可能性についてお答えいたします。  欅平から上流の黒部ダムに至る輸送設備いわゆる黒部ルートは、関西電力の発電施設の保守・工事用として使用されておりますが、水力発電事業に理解を深めるため、平成8年から公募による見学会が開催されております。年間34回の見学会には、抽選に当選された約2,000名の方が参加されています。  来年は、くろよん50周年と宇奈月温泉開湯90周年の節目を迎える事から、黒部ダム建設という世紀の大事業・先人の偉業と電源開発の歴史をしっかりと学び、後世に伝える意味でも、若い世代を対象とした黒部ルート特別見学会の開催及び、黒部ルートの一部を利用した竪坑見学会の実施などについて、関西電力へ要望してまいりたいと考えております。  次に、2点目の冬期間の黒部峡谷鉄道運転の可能性についてのご質問にお答えいたします。  黒部峡谷鉄道は、4月下旬の一部区間運行を皮切りに、11月末日まで営業されており、国内外から多くの観光客が訪れ、宇奈月温泉をはじめとする市内観光施設への誘客に大きな役割を担っていただいております。  しかしながら、12月から4月の営業再開までの期間は、黒部峡谷鉄道が運行されないことなどから、観光入り込み客数が減少する傾向にあります。  このため、市といたしましても、平成20年8月に冬期間の新たな観光資源の発掘、魅力創出のため、黒部峡谷鉄道に対して冬期間のトロッコ電車の運行をお願いいたしたところであります。これを受けて黒部峡谷鉄道からは、冬期運行の可能性を前向きに検討したものの、各種法的規制をクリアするための新たな安全対策や雪・雪崩対策のためのスノーシェッドの整備が必要なこと等に加え、冬期休業中の車両整備と厳冬期における除雪体制や凍結した橋梁部、勾配部の列車運行を総合的に判断した結果、冬期運行は不可能との回答を書面にていただいておるところであります。  これらの課題解決は、今現在も困難と伺っており、今後の冬期運行は、大変残念ではありますが、不可能と認識いたしております。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君登壇〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 次に3つ目の項目の3点目の、欅平、鐘釣周辺の整備計画と現況についてお答えいたします。  平成26年度の北陸新幹線の開通を間近に控え、本市の観光振興を図るうえで全国的にも知名度の高い黒部峡谷を、より魅力あるエリアとなるよう推進していくことが、本市の観光施策を進めるうえで、大変重要であると認識しております。  しかしながら、現在の黒部峡谷は、観光客の立場から考えますと落石事故の危険が常に付きまとう他、滞在場所が限られるなどの課題を抱えているのも事実でございます。  このため、これらの課題を改善しなければ、北陸新幹線開業による一時的な集客増があったとしても、訪れた観光客に満足感を与えることができず、リピーター客として訪れる方が増えないのではないかと考えております。
     これらの対策として、市では老朽化した欅平ビジターセンターの更新について、平成18年度より地元関係者の皆様と一体となり強力に要望した結果、環境省の直轄事業において、平成21年度より新築工事が進められております。  現在は、来年6月のオープンに向けて、本体工事もほぼ完成し、映像関係の展示施設の一部を残すのみとなっております。  また、猿飛遊歩道の落石対策として本年度、富山県において危険箇所の測量調査が行われており、これまで懸案事項であった観光客の安全対策がいよいよ本格的に進み始めている状況でございます。  このような中にあって、市といたしましても、欅平ビジターセンターを核とした景観整備を総合振興計画に基づき推進することとしており、まずは本年度、名剣温泉横広場公衆トイレのリフレッシュ化を図ったところでございます。  今後の整備にあたっては、欅平周辺が特別保護区、特別名勝のため、工事実施に伴う関係許認可に時間を要することも想定されることから、北陸新幹線の開業に向けて、河原園地整備や黒部川の名水に親しむことができる親水エリア等の整備をスピード感をもって推進し、更なる黒部峡谷の魅力創出を図っていくこととしております。  次に、4点目の宇奈月温泉駅周辺の環境整備についてでありますが、県の単独事業であります歴史と文化が薫るまちづくり事業に宇奈月温泉街が選定され、9月補正にて計画策定費予算のご承認を頂き、平成25年度から3年間の予定で県の支援を頂きながらハード、ソフト事業を行うことができることとなります。現在、地元宇奈月温泉街の皆さま方と、県の検討委員会の意見も伺いながら事業計画を策定中であり、年度内に取りまとめの予定でございます。  この歴史と文化が薫るまちづくりや他の補助制度等も活用し、宇奈月温泉街の更なる魅力の創出に努めてまいりたいと考えております。          〔産業経済部長 浜屋孝之君自席に着席〕             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 大変多くの事に関して、大変丁寧なご答弁でありました。私の方で何点かにわたり再質問をさせていただきたいと思います。  まず、最初のところに戻りますが、平成25年度予算編成方針について確認でございますが、来年の予算見通しの所で、寺田議員のところでも交付税関係と市税、市民税、法人税はあったと思うのですが、固定資産税についての話は無かったと思うのですが、来年度の見通しについて、市税に関して市民税、法人税、固定資産税について見通しをお聞かせください。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 現在の段階の試算でございますが、個人市民税については約1億弱の増でございます。法人市民税については3,000万円の増加、固定資産税につきましても3,000万円の増加でございます。それから、たばこ税について今年度予算よりも7,000万円ほど増加ということでございまして、市税全体では2億円程度増加になるものと見込んでおります。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 近年、市税の減少は結構顕著にみられておりまして、先程もありましたが義務的経費が上昇しているもんですから、特に市税の収入について危惧をしておりましたが、市民税は扶養控除の関係だと思われますが、法人税と固定資産税、固定資産税は評価替等がありますが、法人税は3,000万円の見込み増ということで間違いないでしょうか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 特に、法人市民税の近年の状況ですが、法人割はこれまで多くなかったわけであります。そんな中での推移でございまして、若干法人税割の部分が少し増えた事によって増加となったわけでございます。これにつきましては、企業等のアンケート等で確認をいたしております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 話はそれますが、ぜひ企業に元気になっていただいて、これを増やして税収を増やしていただきたいと思っております。  1番目の予算編成方針についてですが、事務事業をゼロベースで見直すと言われております。これは具体的には事業数を見直すのか事業費を見直すのか、どういった所を見直されたのかお答えをお願いいたします。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) このゼロベースで見直すという事でございますが、特に財政当局の方からこういう様式、手法でもって見直すと、具体的な事は指示はいたしておりませんが、基本的に前年の積み上げではなくて、常に実績等、必要性等をその時々で精査をしながら予算編成にあたると、こういう意味でございます。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 市長にお伺いをいたします。事務事業ゼロベースで見直すとは、どういう観点で見直しを行われたのかお答えください。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) ゼロベースで見直すという事につきましては、これまで継続的に行ってきた事業なども含めて、財政課の査定、今後の市長査定等で既存的な事業などについて、特に根本的に見直すという事で、特に基準があるものではなくて計画的なものを中心として判断をしていきたいと思っております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 私はてっきりゼロベースという事ですから、こういう観点でゼロベースに合わせてくださいというものがあったのかと思ってました、今の話を聞きますと、あがってきた査定をするところでそれをもう一度ゼロベースに見直すという事であります。入口と出口とずい分話が違うようですが。何度も言ってますように選択と集中とか、政党の話もしましたが、日本の社会が変わりある所で、地方自治体も変わらなければいけない。これは市長も何回もおっしゃっておられます。では、どこを変えるのか明示されずに予算編成をする事自体が、私は全面主義だと思うんですが、その辺もう一度お答えください。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) それぞれの分野において、長年取り組んできた経緯やそれぞれの思いがありますので、そういうものをきちんと説明をし、理解を求めた上で見直すところは見直していきたいという風に思っております。大事な事は、今の黒部市の力でどの程度の事が可能かという事を判断していく必要があると思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 次の問題ですが、3番目の総合振興計画後期計画の財源見通しについて、だいたい投資的で25億円、おおむね後期計画ができるところは財源は確保されたという答弁をいただきました。大型事業が目白押しですので、その辺は心配をいたしております。一方で、大型事業はできるけれども市民生活に直結するところは削られると、そのバランスがどうなのかなと。市民の皆さんの声は本当に届くのかなというのを心配しております。例えば、先日庁舎の基本設計の最終版を提示いただきましたが、当初の計画からみるとコンパクトに簡素化された感を覚えました。あんなのを見ますと、最初計画したときから比べるとお金が足りないんじゃないかという不安がでてきます。今聞くと、あるという事なんで私も確信をしております。前回9月にお伺いした時に本市が一番心配なのは、合併の交付税措置が終わった10年から15年経過措置が終わった後の社会だと思うんですね。そのために、今投資すべき物に投資しないと余計火の車になるという所を危惧します。そこで先ほど、実質公債費比率の見込みは平成27年に18%という話がありましたが、例えば平成30年だったらどのくらいになるのですかね。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 平成30年度ですと少しずつ減りまして、現在の試算ですけれども16%程度ではないかと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) それなら安心なんですが、分母分子に交付税が入ってきますので、その辺のところが心配で危惧をしております。綿密な計画を皆さん立てられると思うので、市民にわかりやすいような情報提供をお願いしたいと思います。  次に、決算委員会・監査報告についてですが、議論があったとおりで丁寧にやっていただいて私達もきめ細かい決算審議をしていきたいと思っております。  その中で、市長のほうから執行状況の話がありましたが、ここで市民の声をお伝えしたいと思います。たまたま今日大雪が降りました。昨日も工事中の道がかなりあります。市民の声は、「なぜ今の時期にあそこを工事しているのか」という声です。今年は色々選挙もあった年ですから仕方がない部分もあるかと思いますが、こういった市民の声があがっていますので、当局の方では来年予算の執行にあたってはその辺を十分加味されて市民生活に影響の無い執行をお願いしたいと思います。  続いて、公共施設の料金体系について具体的なスケジュールを明示していただきました。私も、手元にある基本方針を見させていただきました。公平性を第一に考えるという事でよろしいでしょうか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) そのとおりだという風に考えております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) ちなみにこの計画というのは、市の審議会ですとかコンサル等にたたき台を作ってもらったと理解してよろしいでしょうか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) そういう意味でいいますと、全く内部の手作りでございます。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 内部の方でみてという事でもちろん納得性はいくところなんですけれども、一つ疑問に思うのは施設使用料の目安に施設整備費は入れないと。施設整備は公共が整備をしたもので公共の財産だからそれを利用料に転嫁はしないと。施設の運営管理費については皆さんにお願いをしていくと。それに施設の状況・目的に合わせていくという事でよろしいでしょうか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) コストに何を見るかという議論で色々あるかと思いますが、それを作りましたのは施設整備費というものはいれないと考え方で取り組みました。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 私が思うのは、これを見ますと、100%から0%まで16分割をして施設の場合、表示されております。私が思うのは、100%のものはある程度施設建設費も利用料に組み込んだらいいのではないかと。75%、50%、公共が必要なものは必要だと思いますが、100%のものは建設費も含めて民間並みにお願いしてもいいのではなかろうかと思うんですが、その辺、市長どうですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) そこまでいくと民間がやるべき事業になってしまうので、公共サービスとして民間がなかなか出来ないような部分についてしていくという事で、施設整備費から運営費までいただくとなったら、民間の事業として成り立つという事になりますので、それは我々が行っている公共サービスの中では少し違いがあるのではないかと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) わかりました。提案ですが、もしそんな施設があれば逆に民間に売却を考えてはいかがでしょうか。そうすることによって民間に活動してもらえば民間の活力も得ますし、市としての負担も減りますし、そんな視点も必要かなと個人的には思っております。  もう一つは、受益者負担の視点であります。施設使用料を新たにお願いする施設に関しては、その施設のサービスをはかっていくという考えでありますが、これも必要な観点だと思います。具体的な策とか声があがっていたらお願いします。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。
              〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 具体的な声もありますし、施設からの使用料につきましては、施設整備や運営の充実等に還元していくべきだと思います。施設を利用する方々からは、色々な改善点も伺っておりますし、そういうところからやっていければと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) ぜひ、よりよい施設となるように努力をお願いしたいと思います。  6番目の公共インフラストックについてであります。今回、代表質問をするにあたって、これが一番大きなテーマであろうかと思っております。9月も同じような質問をしたのですが、先程ありましたように12月2日の事故というのはまさに象徴的な出来事だったと思います。私の考えは、点検費用、整備費用を後期振興計画で見ているかという点であります。これについてお願いします。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) もちろん、そういう維持補修費というものについては確保してあります。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) では、維持補修費とは具体的にどのような範囲の事なんでしょうか。市民の皆さんが心配なのは、いわゆる大きいトンネルもありますが、市道、林道、農道、上下水道、農業用排水路、いろいろな公共の所が整備されておりますが、今言われた後期振興計画に入れておられるのはどの範囲までなのかお答えをお願いいたします。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) たとえば、今のトンネルの事故では、当然、国として点検をするという事になってきますが、市では、橋の長寿命化計画をやっております。当然こういったことに基づいて一定の投資が必要だと思いますが、そういったものについては新規の投資部分としてカウントするという事になってくると思います。今ほどの維持補修費を後期振興計画の中にみてあると言いましたけれども、そこでそういったものが必要になってくるのではないかと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) では、あえて各現場の部長にお伺いをいたします。  まず朝倉部長ですが、例えば市道、その辺の関係はいかがでしょうか。           〔都市建設部長 朝倉 実君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 都市建設部長、朝倉 実君。           〔都市建設部長 朝倉 実君起立〕 ○都市建設部長(朝倉 実君) 今ほどありましたように、トンネルにつきましてはすぐに調査いたしました。橋梁につきましては今ほど総務企画部長からもありましたように点検をして将来の計画を策定するという事です。それから市道の舗装についてはパトロールをやっている事、住民からのお知らせにより現場へかけつけて補修したりしているところでございます。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 次は浜屋部長に、林道と農業用排水路についてお伺いをいたします。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 農地の用排水路につきましてはストックマネジメント事業という事で取り組んでおります。林道につきましては、緊急を要するものについては整備をするという考えでおります。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) それでは、上下水道についてお伺いをいたします。           〔上下水道部長 小崎敏弘君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 上下水道部長、小崎敏弘君。           〔上下水道部長 小崎敏弘君起立〕 ○上下水道部長(小崎敏弘君) 上下水道については、計画的に直に保守をしているという事でございまして、今、長事業化という事でストックマネジメント事業、これをたてるべく、台帳整備を今鋭意進めているところでございまして、さらにもう少し効率的なものにしたいという事で取り組んでいるところでございます。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 12月2日に急に起きた事件もありますので、地域の皆さんからの声からするとやっぱり心配は心配なんです。今まで安全と言われていたものが安全でなくなった。あのニュースの映像は怖いものでした。あんな大きな事故ではないかもしれないけれど、穴が開くかもしれない、目の前の融雪が止まるかもしれない、農業排水が壊れるかもしれない、自分の今の生活が施設の老朽化で駄目になるかもしれないというのが皆さん共通の危惧だと思います。早急に点検、補修が必要ですし、長寿化のための予算も必要だと思います。  先ほど聞いたところでは25億の投資的経費は確保していると、さらにこの部分はシーリングの枠外だと聞いて安心をしておりますが、選択と集中という観点である程度ルール作りを進めるなり、市民の皆さんにも厳しい事と言いつつ、やはり整備するものは整備する方向性を示すことが私は必要だと思います。  市長、あの事故をご覧になられてその辺の感想はいかがですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今回の笹子トンネルの事故につきましては、国土交通省が前々からこの事については十分危機感を持っておりまして、それをうけて我々は橋梁の長寿化計画を平成22年度から立ててまいっておりました。それまで15メーター以上の橋梁幅があるものから順番に計画作りをやっておりまして、一番言われていたのは橋梁でした。そこを中心にやっていたのですが、ここへきてトンネルという事であります。大変ご心配いただいておると思いますが、まず市道においてトンネルは黒部市内に6本あります。この6本は建設後30年以下のわりと新しいものですが、これも当然10年、20年経ちましたら老朽化していくのは当然でありまして、計画的に点検をきちんとするという事と、それをきちんとメンテナンスしていく事が大切だと思っておりますので、この事故を受けてそれぞれ市道、林道、上下水道、橋梁、トンネル、全てにおいて定期的な点検と今後のメンテナンスの計画をきちんとしてそれに基づいてメンテナンスをきちんとしていきたいと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) そうするとですね、この先限られた財源、大きい大型プロジェクト、そして市民の皆さんの声に答えていく中で、新規に建設するのと、古い施設を改修するのと、どっちを優先するか、こういう選択と集中も出てくると思います。両方やらなきゃいけないんですが、無い財政を市民の皆さんにお願いするのか、どんなルールづけをするのか。庁内でルールづくりの検証をお願いしたいと思いますが、その辺いかがですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほど言いましたように、例えば総合振興計画後期計画の中で、老朽化した市が管理するインフラは現在無いという事でありまし、大型事業とバッティングすることはないだろうと。その後これから5年、10年と経っていく毎に市が管理しなければいけないトンネルにしてでも老朽化が進んでいきますので、点検をしながらやがて対応していかなければならないと考えております。橋については市内に大変老朽化して懸念されるものもありますが、県の管理のところは県に聞いて整備しておりますので、できるだけ早く調査をし、その対応に当たっていただきたいと考えております、             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 事件、事故が起きてからでは改修費が高くつきますので、長寿化を進められる所は迅速に進めていただきたいと思います。  続いて、スポーツ振興についてお伺いをいたします。  今ほど市長から大変明るいニュースで平成26年度第31回大会においてフルマラソンを、第32回において公認のフルマラソン大会をしていきたいと明るいご提案がありました。大変明るいニュースで、これを黒部市民で出来れば大変素晴らしい事だと思います。一方で教育長から色々な懸案事項がでてきてまいりました。コースにすれば制限時間が大きくなったり交通に影響を及ぼすと。時期についても大変暑いのではないかと。運営方法についても、会場など今から検討する事が課題であると。  そこで改めて市長にお伺いしますが、現在カーター記念名水ロードレースは黒部市体協が主催だと思います。新しいマラソンの主催者はどういう考えでおられますか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) このフルマラソン化した上での、今関係団体の方々にご苦労をいただいておりますが、その方々と力を合わせながら現行の組織でやっていかなければならないという風に考えております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 市長は黒部市が先頭に立ち協議をするとありましたが、どのように先頭に立っていかれるのですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) これは市をあげての一大イベントだと思いますので、市も市の職員も総力をあげてやっていかなければならないと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 今市長は、黒部市を黒部市の一つの企業とすれば、社長として決意を述べられたと思いますが、黒部市の職員は何名くらい参加しておられますか。            〔教育部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 教育部長、柳田 守君。            〔教育部長 柳田 守君起立〕 ○教育部長(柳田 守君) ボランティア、業務にあたっている者を含めて90名程度。約職員の3分の1程度という事です。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) その3分の1は市役所本体の職員という事でしょうか。            〔教育部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 教育部長、柳田 守君。            〔教育部長 柳田 守君起立〕 ○教育部長(柳田 守君) 出先機関を含めた病院等を除く職員という風に理解をしております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕
    ○5番(小柳勇人君) 黒部市民が4万ちょっとで3万5千人が有権者数で。やるとすると1,300人から1,700人のボランティアが必要になりますが、市役所の人が90名という事では市民は納得いかないと思うんですね。やるとすると、市全体がボランティアの先頭として参加していくという事なんですね。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 当然、市職員も出れるかたは全員出ていただきたいと考えておりますし、やはり新幹線開業というもの、黒部の活性化に繋がるようなイベントを行う上では市はもちろんでありますし、各種団体、市民の方々が力を合わせて心を一つにしてやっていきたいと思っております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) マラソン大会も全国で数々増えてきましたのでこれからはある程度競争する時代となってきます。やるとすれば5年、10年継続して人気大会になるようにしたい。そのためには市長がおっしゃるところでは黒部市の皆さんが先頭に立ってという事だと思いますが。やるとすると1年半しか準備期間ありませんが、今からこれをしたい、あれをしたい、この地域で何かしたい、何が出来るか今からやっていかないと間に合わないと思うんですが、その辺はどんなもんなんですか。            〔教育部長 柳田 守君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 教育部長、柳田 守君。            〔教育部長 柳田 守君起立〕 ○教育部長(柳田 守君) 先ほど、主催が体育協会と言われましたが、主催は黒部市、財団法人黒部市体育協会、その他共催に富山県陸上競技協会等であることをご理解いただきたいと思います。それから、今ほどの市の中でという事でありますが協力体制等については、今後の大きな課題の一つで、このフルマラソンをどんな大会にするか。一つは制限大会というものございます、何名にするか。人数もございますが、なるべく多くの皆さんに走ることも含めて参加いただき、そして裏方、役員、ボランティアでご参加いただき、市も事業所の一つとしてやっていくという事で考えてございます。  先ほど市長の答弁でもございましたが、860名、これは同規模の大会としては大変恵まれた会でございます。この黒部市が、特にカーター記念黒部名水ロードレースにかける市民の意気込みが出ている大会ではないかなという事でございまして、これからも沢山の人がいりますが、ぜひ市民の皆さんにご協力をいただき、そして、今市役所内部の問題も質問されましたが、事業所として市もほとんどの方が参加・協力できるような体制も含めて、今後検討していきたいと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) この辺り、総務企画部長はどうですか。人事等からみて職場環境もあると思いますがどうですか。           〔総務企画部長 能澤雄二君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 総務企画部長、能澤雄二君。           〔総務企画部長 能澤雄二君起立〕 ○総務企画部長(能澤雄二君) 命令とかではなくて、こういった事業をするのでみんなでやろうよ、という感じで思っております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 先ほど、病院は除外という話でしたが、やはりそうなると病院の方も積極的に参加が必要だと思いますが、事務局どうですか。          〔市民病院事務局長 沢井利夫君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市民病院事務局長、沢井利夫君。          〔市民病院事務局長 沢井利夫君起立〕 ○市民病院事務局長(沢井利夫君) 今現在、カーターマラソンでは医療班が協力しておりますし、事務方は市の要請に基づいて協力しております。そういう意味で、医療を365日やっているわけですが、その時に非番で協力できるものがあれば積極的に声掛けをしていきたいと思っております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 一つ実態をあえて言いますが、ボランティア、各競技団体、各地域にお願いをして出てもらっています。その地域の方が言われるには、「メンバーが毎回同じ」だと。同じメンバーが毎回でているわけです。これが現状なんです。  ボランティアの数を2倍に増やすとなると、もっともっと皆さん積極的に来てもらわんなんって事ですよね。今いただいた話ですと、職場環境が整えば出すわと。みなさん一緒なわけですよ。1日休んで出られる方もおられるわけですよ。  市が先頭にたってやらないと盛り上がらないですよ。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 職員もこの件について初めて聞いたというのがほとんどだと思います。内部的は1年をかけて調査をしてきました。それで、なんとかやれるだろう、いろんなコースの設定、警察等の調整などを含めて、当局としてはやれるだろう、やりたいという風に意思を固めてまいりました。これから職員の皆さん方におきましては、業務という事では無くて、ボランティアとして出来るだけ参加していただけるように、そういう体制作りはしっかりとっていきたいと思いますし、また職員の皆さんの協力もいただきたいし、ある段階にきたらお願いにいったり、きちんとご説明に伺いたいと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 一つ実例をあげて提案をしたいと思います。私も消防団に入っております。実際に黒部市の職員の方で消防団に入ってる人は少ない、これが実態であります。一部では、災害が起きたら市の職員は中央で機能する必要があるという議論も確かにありますが、4万2000人の市でまずボランティアというところで参画していただかなければと思います。  もう一つは、私はスポーツ推進委員をやっております。スポーツ推進委員は、ボランティアと参加で最初に皆さんのゼッケンとパンフレットの袋詰め、そこからゼッケンの受付、翌日はゼッケン配布、最後は記録証の配布を一連でやっております。皆さんその日2日間は予定が空く方は必ず空けて、自分たちのプライドをかけてなるべくおもてなしをしようと頑張ってやっております。このような体制を全市的に作るには、今各部長さんがお答えいただいたものでは弱いと思うんですよ。やるからには全国有数の大会にしていきたいと私は思っておりますので、平成26年度第31回フルマラソン大会を試みようということですので、ぜひ市民として協力、参加をして楽しんでいきたいと思っております。ただ一つだけですが、やる前提条件としては皆様方が積極的に提案をし、行動をし、市民の皆様をひっぱって良い大会にするというのが必要不可欠な要素だと思うんですが、市長の決意があればお願いします。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) この大会、フルマラソンにつきましては時間をかけて色々調査をし、その上で私はやりたいと考えておりまして、今教育委員会等々と色んな検討をしているところであります。もう少し、皆さん方に説明できる段階になったらきちんと説明とお願いをし、平成26年5月は新幹線開業のプレイベントにしたいと思います。本当はここから公認コースにしたかったわけですが、8号バイパスの整備によってコースの変更が出てくるという事でありますので、それらが整備された上で公認コースとして改めてコースの認定をさせていただきたいという風に思っておりますので、よろしくお願いいたします。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 続いて、スポーツ医師についてお伺いしましたが、具体的に検査をされたのは誰がどんな場所でされたのかを具体的にお答えいただいてもいいでしょうか。             〔教育長 中山慶一君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 教育長、中山慶一君。             〔教育長 中山慶一君起立〕 ○教育長(中山慶一君) お答えします。黒部市民病院臨床スポーツ医学センターの今田光一所長がやられたわけでありまして、市内の少年野球チーム約180名の検査をしていただきまして、約3割に症状がみられたという事でございました。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 先ほどのご答弁でも大変好評だったと、中学生まで拡大したいという事と。もう一つこれをシンボル的にして啓蒙にも力をいれて健康で怪我の無いようにしていただきたいと。もう一つは、いま市民病院のドクターがやられているという事ですが、黒部市が市民病院をもっている特典だと思うので十分活用をはかっていただきたいと思いますが、その件について沢井市民病院事務局長いかがですか。          〔市民病院事務局長 沢井利夫君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市民病院事務局長、沢井利夫君。          〔市民病院事務局長 沢井利夫君起立〕 ○市民病院事務局長(沢井利夫君) 私どもとすると、もっている医療資源を市の別の部署が、活用していただければ非常にいいと思いますし、積極的に協力していきたいと思っております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) その時は当局の皆さん、財政的な支援や協力が必要だと思いますが、その辺強くお願いしたいと思います。  次に大きい項目3つ目の、黒部峡谷鉄道についてであります。最初の2つの関電ルートの開放、冬期間の黒部峡谷鉄道運転はこれまで長き間議論されてきたところですが、これは、皆で願い、なんとかしていかんなんなという思いをこめて質問をさせていただきました。答えとしては、「夢を諦めることなく」という事を実感しております。ただ、観光客の皆様の非常に大きな要望の声があるという事、市長が言われたように関西電力さんにお願いをしに行くという事ですので、黒部峡谷の良さを少しでも広めていただいて。ちなみに関西電力さんへは、どちらにお願いにいかれるのですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 関西電力北陸支社へお願いにいくつもりです。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 今言われた北陸支社が窓口かと思うんですが、黒部市としては一種のステークホルダーとして関西電力さんはかなり重要なパートナーだと思いますが、ちなみに意思疎通は上手くとれてるもんなんですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 意思疎通は十分とれているという風に思っておりますし、意見交換、情報交換をきちんとやらさせていただいております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 宇奈月温泉開湯80周年、90周年の時には大々的にやっていただきたいなと思っております。  ビジターセンターについてですが、平成25年6月にオープンされると聞きましたが管理はどなたがされるのでしょうか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 施設設置者である環境省と、施設管理者とある黒部市が協定を結びながら、管理運営していくとなっております。施設には館長及びナチュラリストを常置する予定と考えております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) 館長さんやナチュラリストが大変だと思うんですね。設備をよくしても、中にいる館長さんやナチュラリストが直接お客さんと話すわけですから。たとえば雨が降ったり雪が降ったり、あのビジターセンターに多くの方が押し寄せた時にどうするか。例えば、バリアフリーを望む障害をもったお客さまが来られた時にどう対応するか、そのところが黒部市も関与しておりますので大きいところだと思いますが、その辺は、協議会を持つとか、こんな訓練をするとか、そんな予算措置をするお考えはあるのでしょうか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 予算につきましては、運営方法につきましても協議会の中で検討しております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕
    ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) その辺の所は、お客さまが喜ばれるような施設と配慮をお願いしたいと思います。  欅平については、今言われたビジターセンターが出来るわけですが、では鐘釣についてはどんな整備計画をお持ちでしょうか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 先ほど答弁しましたように、整備については環境省、林野庁等がありまして協議はしておりますが、この場で整備内容については申し上げることはできません。申し訳ありません。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) では、市長にお伺いをいたします。お願いなんですが。私も色々情報を取り寄せて調べると、難しい地域で市長も大変苦労をされていると、黒部市も産業経済部も商工観光課も大変苦労をされていると改めて伺いました。必要なのは、やはり責任を持ってどう関与していくか、その方針を示すことだと思うんです。市長は国立公園の協議会の会長をされている立場でありますので、ぜひ環境省、林野庁に通っていただいて突破口をつくっていただきたいと思いますが、その辺はいかがですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今言われるように、国交省、環境省、林野庁、県等は、それぞれ今後の維持管理等の責任分担についてはなかなか難しいと思いますが、今の状況ですと環境省が責任をもって周辺の維持管理などを今後はしていただきたいと思っております。今言われたように環境省の審議委員もやらさせていただいておりますので、自然観光局長には直に何度もお願いをいたしております。ぜひ方向性を見出したいと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) ぜひ、黒部市単体とは言わず、富山県、近くの長野県大町、立山を含めて陳情活動をしていくべきだと思うんですが、お手数ですが市長はリーダーシップを発揮していただいて周辺市町とタックルを組んでこの問題の解決へと導いていただきたいと思います。  もう一つ、確認してなかったのですが、黒部峡谷鉄道さんが昨年にバリアフリー対応の車両を入れられまして、私達がビジターセンターへ行った時も、バリアフリーの所が多いような少ないような話がありました。新しいビジターセンターはバリアフリー対応になっているようですが、鐘釣周辺等、広範囲まで行けるような方向も検討をお願いしたいと思います。  その辺、部長いかがですか。           〔産業経済部長 浜屋孝之君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 産業経済部長、浜屋孝之君。           〔産業経済部長 浜屋孝之君起立〕 ○産業経済部長(浜屋孝之君) 新しい欅平ビジターセンターにつきましては、全館バリアフリー対応となっております。今まで以上のサービスに努めていきたいと思います。しかしながら、その先につきましては、バリアフリー化は難しいのではないかと感じております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) ぜひ、問題があると思いますが、交渉をお願いしたいと思います。  最後になりますが、来年は黒部ダム50周年、宇奈月温泉開湯90周年の記念の年でありますが、なかなか見えてこないわけです。大町ではこの50周年に合わせて順次計画を練っておられるわけです。この辺の差は大きいと思うわけです。言われるように交流人口等があると思いますが、市としては観光局、旅館組合、商工観光課とタックルを組んで関西電力さん、黒部峡谷さんを巻き込んでこの90周年、50周年を1つのシンボルとして。その辺、市長いかがですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) おっしゃる通りであります。非常に動きが遅い。それぞれ観光局、旅館組合、商工観光課等、うちの担当には早く計画を作って準備を進めるよう言っているのですが、なかなかそれぞれ皆さん方、考え方があるようでありますので、出来るだけ早くまとめて皆で準備を進めていきたいと考えております。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) その通りだと思います。市長は遅いと言われますが、商工観光課、観光局も市長は関与しておられますので、私は市長の取組みも遅いと思うんです。行動が遅いと感じてしまうんですね。もちろん旅館組合さん、関西電力さんありますが、市長のリーダーシップを発揮していただいて実行委員会を作って実行委員長になるというくらいの気構えを見せていただきたいと思います。もう一度、いかがですか。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 私に委員長をやれと言うのなら、やってもいいのですが、それぞれ担当もいますし、色んな仕事もあるのでしょうけれども、前回の80周年の事も聞いておりますが、やはりスタートが遅いんだろうと思います。その点についてはもっと早く準備を進めるようにしっかりとやっていきたいと思います。             〔5番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(山内富美雄君) 5番、小柳勇人君。             〔5番 小柳勇人君起立〕 ○5番(小柳勇人君) ぜひですね、強力なリーダーシップをお願いしたいと思います。  今回、大きい項目3つに渡りまして、右に行ったり左に行ったり迷いながら質問を致しましたが、市長をはじめ部長の皆さま方の解りやすいご答弁をいただいた事に感謝を申し上げ、私の質問は以上で終わります。 ○議長(山内富美雄君) これにて、一般質問の代表質問が完了いたしました。  10分間休憩をし、次は個人質問に入りたいと思います。   休  憩   午後 3時20分   再  開   午後 3時30分 ○副議長(伊東景治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  議長の都合により、副議長が議事を進めさせていただきます。  一般質問を続けます。個人質問を行います。  ただいまのところ通告者は、5人であります。  念のため発言順を申し上げます。  1番目、辻 靖雄君君。2番目、橋本文一君。3番目、中村裕一君。4番目、村井洋子君。5番目、川本敏和君。以上であります。  順次発言を許可いたします。  8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君登壇〕 ○8番(辻 靖雄君) どなた様もご苦労さまでございます。  寒い中、忙しい年末、お師匠さんも走る師走の季節であります。  今年は、世界の主だった国の指導者が交代・再選されました。アメリカのオバマ大統領、中国の習近平総書記、ロシアのプーチン大統領、フランスのオランド大統領等々。更に、日本、韓国でもその可能性大であります。  今年の流行語大賞トップ10にも選ばれた、野田総理の「近いうちに」が11月16日にようやく実現し、衆議院の解散総選挙に突入、12月16日の投票日をもって3年3か月にわたって民主党政権に対し、国民の審判が下ります。幾つもの政党が離合集散を繰り返し、新党を立ち上げ、台風の目となり、激戦の様相を呈しております。経済の停滞、外交の迷走により、危機的状況にある日本の再建をどの党に託せばよいのか。  私は、国会議員はすべからく、平和的信念と隣国との友好に意欲と情熱が必須条件であると思います。更に、1、政権担当能力があるか、2、具体的な景気経済対策があるか、3、地域に深く根ざしているか、を基準にすべきであろうと考えております。将来の子どもたちへの安心・安全な国づくりを目指して、清き一票を投じたいものであります。  さて、私は、12月定例会に2点の質問を致します。  1 子ども、子育て支援の充実について  2 英語教育の推進について  まず、1、子ども、子育て支援の充実についてであります。  今年はノロウィルスが流行しております。三島保育所では28名の園児が感染しました。厚生労働省や国立感染症研究所は、手洗いや、調理の際の十分な加熱を呼び掛けております。同研究所が、全国3,000ヶ所の小児科で定点観測したところ、1医療機関当たりの平均患者数は、11月12日~18日で11.39人、2006年の同時期の16.46人に次ぐ多さだったと報告しております。  感染すれば、嘔吐や下痢、脱水症状を起こしやすく、親にとって特に働く親にとって最大の難関であります。病気の子どもは保育所へ預ける事はできません。37.5度以上の発熱で預かってもらえない所がほとんどであります。当然、子どもの病気が治るまで、親は子どものそばで世話をしなければなりません。  ところが、今は核家族が多くなり、人口減少ではあっても世帯数は増えております。若い夫婦は、共働き、住宅ローン、車のローン、教育ローン等々、その返済で経済的に大変であります。  0歳から1歳の子どもは、発熱すると3日から4日は続きます。水ぼうそう等の感染症に罹れば、1週間はお休みしなければなりません。夫婦交替で休みを取ることもできますが、子どもが小さいうちは病気続きで、あっという間に有給休暇がなくなってしまったという若夫婦の悩みをよく聞きます。  一方で、いま親学というのが静かなブームになっていますが、その背景にいじめ問題があるといいます。  国家100年の大計は教育にありと言いますが、家庭教育、学校教育、社会教育の3本柱の中で、一番大切なのが家庭教育だと言われます。「3つ子の魂、100まで」という諺もあるように、子どもは一番身近な親から学ぶものであり、親が変われば子どもも変わるのであります。例えば、様々なしつけ、挨拶、笑顔、子守唄、手弁当、抱きしめ等々、家庭教育の本領発揮であります。  昔、「国会の予算委員会で、教育の責任は国にあるのか、それとも地方にあるのか」との質問に対して、時の総理大臣が「それは親にある」と答弁したことが、今でも強く印象に残っております。まさに、保育の本質は親になるための準備教育といえるかもしれません。  以上を踏まえまして、以下8つの質問を致します。1から5までは市民生活部長、6から8までは市長に、わかりやすいご答弁を求めます。  1 子育て支援センターの現状は  2 仮称さくら幼稚園の統合の意義は  3 保育所の公立から民営化への目的は  4 浦山保育所の民営化への現在の取組み状況は  5 三島保育所を民営化するには課題は何か  6 病児保育・病後児保育の体制整備を  7 保育所の各部屋の面積の拡大を  8 子ども・子育て支援会議の設置を  次に、2、英語教育の推進についてであります。  先月11月、黒部市内の中学校・小学校で英会話科の公開授業が行われました。私は、14日から15日の2日間、桜井中学校の3年と、三日市小学校の6年、1年の授業を参観させていただきました。  小学校では、担任・ALT・スタディメイトのチームワークがよく、フレンドリィで活発に盛り上がっておりました。教科書はなく、ゲーム、音楽を使い、元気溌剌の授業風景でありました。  中学校は日本語を全く使わず、英語のみで3分間から4分間の対話実践をしておりました。ALTの存在も大きく、いつもにこやかに、本当に教えるのが嬉しくてたまらないという根っからの教育者魂に感銘を受けたものであります。  恐らく日本人なら一度は、1カ国くらい外国語をマスターできたらいいなぁと夢見た人が多いと思います。しかし、実際必死にチャレンジしたけれども、結局挫折してしまい、あまりよくしゃべれない人がほとんどでありましょう。その分、子どもたちに期待している側面も多いかと思います。  国際的には、国家戦略として、小学校段階における英語教育を実施する国が急速に増加しております。  例えば、アジアの非英国圏を見ますと、1996年にタイが必修化し、97年には韓国、2001年には中国が段階的に必修化を開始しております。  11月12日、米国際教育研究所は、米国内の大学の外国人留学生数を発表しました。出身国、地域別では、中国が19万4,000人で3年連続の首位、日本はかろうじて7位を保ちましたが、前年度比6.2%減の約1万9,900人で2万人を割り、7年連続で減少しました。若者の内向き志向に歯止めがかからない現状が改めて浮き彫りになりました。  日本人留学生の数は、ピークだった1997年から1998年の約4割。同研究所は、日本人留学生の減少傾向の背景として、高齢化と日本企業の採用サイクルの指摘。少子化のほか、米国の大学を卒業すると、帰国が夏以降になることで、就職活動が不利になることも原因になっていると分析しております。  これらを踏まえて、次の4点の質問を致します。1から3は教育長、4は市長に、明解なるご答弁を求めます。  1 英会話科公開授業の評価と課題は  2 7年間の英会話授業の効果と成果は  3 高校の英語教育との連動性はあるか  4 国際化都市へ、人材育成につながると考えるか
     以上で、私の質問を終わります。            〔8番 辻 靖雄君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長、太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君登壇〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) 辻靖雄議員の個人質問にお答えいたします。  まず1つ目の項目、子ども子育て支援の充実についての1点目、子育て支援センターの現状についてでありますが、市では、宇奈月健康福祉センターと黒部ショッピングセンターメルシーの2ヶ所で子育て支援センターを開設しております。  子育て支援センターでは、育児サロン、子育て相談、育児講座、地域や保育所等に出向く地域支援活動等を行っております。今年7月31日移転しました黒部子育て支援センターについてですが、移転前の保健センターにあったときは保健センターの業務との関係で育児サロンは月6回、午前中の開設であり、乳幼児の利用者数は、月平均237人、1日平均40人でしたが、移転後のメルシーでは、土日祝日を除く平日に開いており、月平均625人、1日平均31人となり、気軽に利用できると好評を得ております。  また、同センターでは毎月、保健師・栄養士・歯科衛生士による専門相談日を設けて、専門的なアドバイスも行っております。  「午前10時から午後4時まで開所しているので非常に助かる」、「地下駐車場があり、雨や風の心配がいらない」、「いつでも衛生的な施設で身長や体重計測をしてもらえる」などの声が多く聞かれます。  今後も親子の交流の場所、子育てに関する悩み事を気軽に相談できる場所として、宇奈月子育て支援センターや民間保育所の子育て支援室とも連携し、子育て支援の充実を図ってまいりたいと考えております。  次に2点目の、幼稚園統合の意義につきましては、統合することで100人程度の規模の幼稚園になり、一定の集団規模を持った同学年での複数クラスの編成ができ、そのことにより、適切な集団生活の経験の中で切磋琢磨することで、子ども達の社会性を育む集団での保育・教育環境の充実が図られると考えております。なお、統合にあたりましては、PTA等関係者と十分協議しながら進めてきたところであります。  次に3点目の、保育所の民営化の目的についてお答えします。  近年の家庭での共働き、核家族化の増加傾向により、保育所は保護者の方々から休日保育、延長保育、一時預かり事業など多様な保育サービスの充実を求められてきました。このような多様な保育サービスを、公立保育所だけで充実させるには、人的に限界がありました。そこで、公立保育所の一部を民営化することにより、公立保育所でも民営化した保育所でもサービスの充実を図り、保護者が、より安心して仕事などに従事できるようにしたいと考えました。また、引受先の判断で保育ニーズに応じ、他の保育事業を実施することも期待して民営化を行ってきております。  保育所の民営化は、これらのことによって市民にとって利用しやすい保育所作りを図ることを目的としております。先に民営化した3保育所では、入所児童数の減少は見られず増加している状況であることから、民営化が保護者に評価されている結果であると確信しております。  次に4点目の、浦山保育所の民営化の現在の取り組み状況につきましては、今年3月27日に黒部市保育・教育あり方検討委員会から提言があって以来、議員各位や保護者等関係者へ取り組み状況を報告しながら進めてまいりました。  8月の市議会全員協議会で民営化を進めることを説明した後、地元自治振興会や浦山保育所の保護者へ説明し9月10日から10月10日まで引受け法人の募集を行いました。その後、10月31日には引受け法人選考委員会設置要綱を制定し、翌11月1日から22日までの日程で委員の一部を公募し、12月6日に第1回選考委員会を開催したところでございます。  今後は、委員会の答申を受けて適切な法人を選んだのち、平成25年度の1年間は法人との間で十分な引き継ぎを行い、平成26年4月から民営化に移行する予定といたしております。  次に5点目の、三島保育所を民営化するための課題についてお答えします。  三島保育所は、黒部市保育・教育あり方検討委員会での提言で民営化に適合する保育所となっております。民営化するかどうかは、市で十分検討し市議会にも相談しながら決定していきたいと考えているところですが、仮に民営化するとなると、課題となるのは保育所の敷地の4分の3が借地である点であります。  その他、三島保育所が市街地にあり市民病院と接していることから、病児・病後児保育や各種特別保育など市の保育行政の拠点になりうる可能性があることなども検討すべき課題であると考えております。          〔市民生活部長 太田孝雄君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に6点目の、病児保育等の体制整備についてお答えをいたします。  現在、市内の二本垣医院内「こばと保育室」で実施している病児・病後児保育の利用は、平成23年度実績で延べ719人の利用がありました。そのうち、回復期に至らなく、かつ、当面の症状の急変が認められない場合において保育いたします病児保育の利用が約500人、回復期にあり、かつ、集団保育が困難な場合の病後児保育の利用が約220人でありました。  また、現在保育所等で発生いたしております感染性胃腸炎のための利用実績は、11月には9人ありました。  市といたしましては、病児・病後児保育の安定的な運営を考えますと、複数施設の実施が必要と考えているところであります。  現在、保育所併設型・病院併設型の設置方法やどの地域で整備すればよいかなどについて、県内の病児・病後児保育の現状を視察し検討しているところでありす。  次に7点目の、保育所の各部屋の面積の拡大についてでありますが、保育所の各保育室の面積は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準で定められております。乳幼児一人あたり満2歳未満児につきましては、歩行する幼児は1.65平方メートル、歩行前のほふくする場合には3.3平方メートル、満2歳以上の幼児につきましては、保育室または遊戯室の面積が1.98平方メートルとなっております。  この児童福祉施設の設備及び運営に関する基準につきましては、地域の実情にあった保育所環境が整えられるように、平成24年度は国から県の条例へと委任されることになっており、富山県はこれまでの国の基準に準じて条例を策定準備中であります。  これまでも市内保育所施設においては、全施設で児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を守っており、これからも国や県の法令に準じて保育所施設の子どもたちの環境を守っていきたいと考えております。  次に8点目の、子ども子育て会議の設置についてでありますが、8月に国会において、いわゆる子ども・子育て関連3法が成立し公布されたところであります。  この中の子ども・子育て支援法は、市町村及び都道府県は、国の定める基本指針に即して、5年を1期とする教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保、その他業務の円滑な実施に関する計画である子ども・子育て支援事業計画を定めることとされております。  ご質問の子ども・子育て会議は、努力義務として、市町村が条例で定めるところにより、特定教育・保育施設の利用定員の設定や、子ども・子育て支援計画等について意見を聞く、審議会その他の合議制の機関として置くよう努めることとされております。  現在、国の定める基本指針は策定されておらず、詳細は平成25年度半ばごろに分かると伺っております。  このことから、子ども子育て会議の設置については、今後、国、県、他市の動向を見極めて検討していきたいと考えているところであります。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 教育長、中山慶一君。             〔教育長 中山慶一君登壇〕 ○教育長(中山慶一君) 次に2つ目の項目、英語教育の推進についての1点目、英会話科の公開授業の評価と課題は、についてお答えします。  授業公開の成果の1つ目は、その目的である英会話科の授業を保護者や地区住民等に公開することにより、市民全体の英語教育への関心を高めることが概ね達成できたことであります。  11月5日から11月29日の授業公開月間では、例えば生地小学校で、120名、児童数の61.5%の保護者や地区住民等の皆様が、授業を参観されました。この数値からも目的は、概ね達成されたと思っております。  成果の2つ目として、授業を参観された保護者等の皆様からの感想の1つを紹介いたします。「このような英会話の授業を受けられる子どもたちは、本当に幸せだと思います。前向きで自信をもった子どもたちの様子が印象的でした。コミュニケーションの態度、ジェスチャー、リズム、伝えようとする気持ち、大切なものが楽しくギュッと詰まっていました。子どもたちも楽しそうでしたが、観ているこちらもわくわくして楽しさが伝わってきました」。その他、「早い時期から英語に慣れ親しむことの大切さを感じた」「黒部市の子どもたちは恵まれている」「外国人と接しながらの英会話の授業は、よい試みである」「録音と違って、ALTとの生の会話ができるので、とてもよい」というものが多数ありました。  成果の3つ目として、担任の授業力、つまり本市の特長であるALT英語指導助手や日本人英会話講師と連携して授業をする力が向上したと思っております。子どもたちが十分コミュニケーション活動を行うことができる授業を展開したり、担任が英語で子どもたちを認め励ましたりと、子どもたちの学ぶ意欲を向上させる授業を展開しておりました。  また、平成25年度以降、より充実した英会話科の授業を行うために、小学校と中学校との連携のあり方を工夫するなど、課題も見つけることもできました。これからその課題解決に向けて、協議して、より充実した英会話科の授業を行うことができるよう方策を立てていきたいと思っております。  次に2点目の、7年間の英会話科授業の効果と成果は、についてお答えします。  7年間の英会話科の効果と成果は、子どもたちが英語でコミュニケーションをとることに慣れ、親しみ、活用するようになってきていることであります。さらに、中学3年生の英語検定3級以上の取得率が、平成19年度17%だったものが、平成23年度は、32.5%と上がりました。中学校英語科教員からは、「小学校から英会話科を学んでいると、中学1年生の入学時点での英語の語彙力が、英会話科を始める前と比較にならないほど、高くなっている」という声も聞いております。  また、東部教育事務所の外国語活動指導員からは、「黒部市は、他地区の小学校外国語活動と比べると、表現したい内容、語彙、類推する力、習った英語表現を活用すること等、すべてにおいて、レベルは高い」という声もいただいております。小学校1年生から、ALT英語指導助手・日本人英会話講師とともに英会話に取り組んできている効果と成果が表れてきていると思っております。  次に3点目の、高校の英語教育との連動性はあるか、についてお答えします。  来年度から実施される高等学校の新学習指導要領・英語科の目標は、外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、情報や考え方を的確に理解したり適切に伝えたりするコミュニケーション能力を養うとなっております。さらに、英語科の授業は英語で行うことを基本としています。小学校の英会話科の目標は、英語を聞いたり話したりする活動を通して、英語に慣れ親しみ、コミュニケーションを図るであり、高校での英語科の目標の素地を醸成していると考えております。           〔教育長 中山慶一君自席に着席〕 ○副議長(伊東景治君) 市長、堀内康男君。             〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に4点目の、国際化都市へ人材育成につながると考えるかについてお答えいたします。  私も中央小学校の英会話科の公開授業に参加し、子どもたちの楽しそうで生き生きとした姿をみて、英会話科の必要性を改めて感じたところであります。英会話科の授業や英語サマーキャンプ、姉妹都市交流事業を通して、コミュニケーション能力を育成したり、異文化に触れて自国や他国の関心と理解を深める活動を推進したりすることで、豊かな国際感覚とコミュニケーション能力をもち、世界で活躍する人材の育成につながると考えております。  今後とも、充実した英語教育の推進を積極的に図ってまいりたいと考えております。            〔市長 堀内康男君自席に着席〕             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 今ほどのご答弁、ありがとうございました。少しお時間がありますので再質問をさせていただきます。  最初に、子ども・子育て支援の充実についてですが、3つ目の保育所の公立から民営化への目的について、ご答弁をいただいたわけですが、最初の保育園の民営化の準備の時に、何回も出席をしたのですが、そこで言われた目的を一つ確認をさせていただきたいのですが、人件費の削減がかなり達成できるとお聞きしましたが、現在どの程度達成しておりますか。           〔市民生活部長 太田孝雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長 太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君起立〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) 民営化の目的の中の人件費という事でございますが、民営化の大きな目的は先ほどご答弁を申し上げましたが、多様な保育ニーズに応じたような保育を、民間の力を借りながら可能な限り実施してまいりたいという事であります。当然、議員おっしゃられましたが、公立の保育所を民営化する事によりまして、市の職員がその保育所に勤務しなくてもいいという事になります。人事的な感じからすれば、人件費の軽減にもつながるかなと思います。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 確かに色んな皆さんのニーズの対応等、いろいろあるんですが。  よく定例会や委員会等で質問してたんですが、正規職員と臨時職員の賃金の格差ですが、そこら辺はかなり違ったんでしょうか。           〔市民生活部長 太田孝雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長 太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君起立〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) 本議会での9月定例会でも議会議員さんの方からありましたが、保育所ばかりではございません、黒部市に勤務する臨時職員の対応について努力しているところでございます。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 市長にお伺いします。待遇改善策として、臨時職員の給料をあげてほしいと要望があるわけで、具体的にいつまでいくらくらい上げるのか、予定があったらお願いいたします。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長 堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今のところ具体的には、ありません。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) ぜひ、モチベーションをあげるためにも、子ども達は宝ですから、待遇改善を行って、安心して子ども達を預けれる環境をぜひお願いしたいと思います。  それから、三島保育所については地面の問題も言っておられましたが、実際に民営化への予定についてはだいたいこの頃だと、来年度の計画の中であればお願いしたいと思います。           〔市民生活部長 太田孝雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長 太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君起立〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) 先ほど申し上げました土地の問題、これからの黒部市の保育等、色んな事を合わせまして、今のところ申し上げれるような計画はございません。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 議会でも何度か話が出ておりましたが、病児保育、病後児保育の体制整備について、二本垣医院におんぶに抱っこという事で、ずいぶん長い間お世話になりながら今日を迎えているわけですが、先ほども、研究をしながら視察にも行ってこられたわけですが、市長この辺で腹をくくって、具体的にどう体制を整えるか具体的に決意をお願いいたします。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長 堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今の三島保育所の今後の在り方についても関係してくるわけですが、病児・病後児保育の今後のあり方、こういう施設が必要だという事は十分理解しておりまして、出来るだけ早く今後のあり方について検討をしていきたいと思いますが、今のところ、医師との関係もございますので、具体的にはまだご説明できる状況ではございません。
                〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 二本垣先生も、だいぶんご高齢という事を聞いております。先ほども利用者数、沢山の方がお世話になっているとお聞きしました。  提案ですが、三島保育所は市民病院に近いわけですが、そこら辺を受け皿の一つとして早急に検討していただきたいと要望をさせていただきます。  それから、最後の子ども・子育て支援会議の設置についてですが、小さいお子さんには色んな問題点があります。新聞を見ていても出てきますが、例えば、子どもに対する虐待、それも結構新聞でも取り上げられております。また、黒部市で誕生するお子さんは300人くらいですか。3歳未満となると1000人くらいのお子さんがいらっしゃる事になるわけですが、どれくらいの割合で保育所で預かっておられるのか市民生活部長お願いします。           〔市民生活部長 太田孝雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市民生活部長 太田孝雄君。           〔市民生活部長 太田孝雄君起立〕 ○市民生活部長(太田孝雄君) お答えいたします。まず0歳児ですが、ここ数年20数%という数字でございます。1歳児、2歳児になりますと50%から70%程度のお子さんが保育所に入所しておられます。3歳、4歳、5歳となりますと90%のお子さんが、保育所、幼稚園も含みますので、施設を利用していただいているという事でございます。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 保育所の存在、幼稚園の存在を含めて、ますます重要になってくるように感じます。お子さんの場合は特にインフルエンザ、ノロウィルスとか感染症があっという間に感染するという事で、このような問題が子どもさんにはついてまわります。あるいは、子育て相談の利用状況の中で、子育てサロンや、最近は障害のあるお子さんが少しずつ増えてきていると、こういった事を含めて子どもさんに関する取り組みとか、そういう意味ではこの子ども・子育て支援会議の設置というのは、専門家とか地域の人とか保護者とか色んな人を入れて、いつでも対応できる会議的なものを設置できるような環境を作っていただいて、即時対応できるような体制作りについて、市長、率先してどうでしょうか。大事な子どもたちを守るという点からも、そこら辺の思いをお願いいたします。             〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 市長 堀内康男君。             〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 国、県の動向等を見ながら設定について検討していきたいと思います。その前に、子ども・子育て支援事業計画をまず定めて、その上で会議の設置をしていきたいと考えております。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 順番としては、そんな風に事業計画も作りながらと言うことですが、ぜひ前向きに進めていっていただきたいと思います。  2番目に、英語教育の推進についてですが、7年間の英会話授業の効果と成果の中で、何度も議論をさせてもらったのですが、英語教育を進めると大事な日本の国語の教育の向上が妨げられるのではないかという議論もあったと思います。そんな中で、英会話授業の推進は、国語教育の向上に役立っているのかどうか、教育長お願いします。             〔教育長 中山慶一君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 教育長 中山慶一君。             〔教育長 中山慶一君起立〕 ○教育長(中山慶一君) 議員がおっしゃったように、国語教育に対する影響を懸念しておりました。実際に、小学校の国語科の先生、あるいは国語の専門であります校長に聞きますと、むしろ英語教育をするようになってからも国語の力もついてきたと、こんな力強い言葉も聞いておりますので、私は英語教育はマイナスになったとは思っていません。             〔8番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(伊東景治君) 8番、辻 靖雄君。             〔8番 辻 靖雄君起立〕 ○8番(辻 靖雄君) 安心しました。ますます強力に推進していっていただきたいと思っております。  以上で、私の質問を終わります。 ○副議長(伊東景治君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日に延会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ○副議長(伊東景治君) ご異議なしと認めます。  よって本日はこれにて延会することに決しました。  明日、12月11日は午前10時開議、残る一般質問のうちの個人質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労様でした。   散会 午後 4時15分...