滑川市議会 2021-06-14
令和 3年 6月定例会(第2号 6月14日)
令和 3年 6月定例会(第2号 6月14日)
令和3年6月
滑川市議会定例会会議録 第2号
令和3年6月14日(月曜日)
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議 事 日 程 第 2 号
令和3年6月14日(月)午前10時開議
第 1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
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本日の会議に付した事件
日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
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出席議員(13名)
2番 大 浦 豊 貴 君 3番 脇 坂 章 夫 君
4番 青 山 幸 生 君 5番 角 川 真 人 君
6番 竹 原 正 人 君 7番 尾 崎 照 雄 君
9番 原 明 君 10番 岩 城 晶 巳 君
11番 古 沢 利 之 君 12番 浦 田 竹 昭 君
13番 開 田 晃 江 君 14番 中 川 勲 君
15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
欠 員(2名)
1番、8番
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説明のため出席した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長
企画政策課長兼務総務課長兼務財政課長兼務 石 坂 稔 君
企画政策課主幹 相 沢 卓 巳 君
総務課主幹 櫻 井 雄 一 君
総務部参事(消防署長) 川 岸 修 君
財政課主幹 奥 村 勝 俊 君
営繕課長 川 岸 弘 明 君
税務課長 丸 山 浩 征 君
産業民生部長 網 谷 卓 朗 君
市民課長 石 川 久 勝 君
産業民生部参事市民健康センター所長 結 城 幹 子 君
生活環境課長 石 坂 康 仁 君
福祉介護課長地域包括支援センター所長兼務 石 川 美 香 君
商工水産課長 長 崎 一 敬 君
観光課長海洋資源振興課長兼務 小 川 勇 二 君
産業民生部参事農林課長 黒 川 茂 樹 君
建設部長 岩 城 義 隆 君
まちづくり課長 高 倉 晋 二 君
空家等居住対策課長 薮 岸 正 基 君
公園緑地課長 荒 俣 哲 也 君
建設課長 北 島 利 浩 君
上下水道課長 長 瀬 斉 君
建設部参事下水道整備推進担当 澤 口 幸 二 君
会計管理者会計課長事務取扱 菅 沼 久 乃 君
監査委員事務局長 伊 井 義 紀 君
教育長 伊 東 眞 君
教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱 上 田 博 之 君
学務課長 椎 名 千 里 君
生涯学習課長 地 崎 紀 子 君
子ども課長 落 合 真理子 君
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職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名
事務局長 藤 名 晴 人
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◎午前10時00分開議
○議長(岩城晶巳君) ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表)
○議長(岩城晶巳君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、発言を許します。
14番中川勲君。
○14番(中川 勲君) おはようございます。会派自民を代表いたしまして質問させていただきます。
1項目めとして、
スポーツアカデミーサッカー場人工芝についてであります。
スポーツアカデミーサッカー場は、2015年6月オープンで8年が経過しました。最近、利用者から、人工芝が傷んでけがが心配な状況であると聞きます。当時の契約では、滑川市に利用料が毎月支払われることで、それを原資に、10年を基本に人工芝の張り替えを滑川市が行うということでした。そんな状況の中、利用するのは子どもたちが多い。そして、10年にこだわらず安心・安全のために早めに張り替えを行うべきと思うが、当局の考えをお聞きしたく質問といたしました。
この施設は、県立高校統合第1弾として、市内の滑川高校と海洋高校の統合がなされ、その海洋高校の跡地利用策として、県と滑川市でお互い協力の下、サッカー場2面を建設し、残した高校体育館も整備した複合施設であります。運営は富山県サッカー協会が当たっており、目的は富山県のサッカーの普及、強化拠点として、そして富山県サッカー競技のレベル向上と
サッカーファミリーの拡大を目指すものということであります。滑川市としても大切で大事な施設であると思います。
1点目の質問として、オープンから8年が経過し、サッカー場の利用者はどれくらいおられるのかお聞きしたいと思います。
次に、最近、利用者からの声として、全体が長年の劣化で芝目が寝たままになっていて、ふわふわ感が全くないアスファルトの上でやっているような感じである。また、選手の攻防の激しいところは芝が薄くなっている。そしてまた、インターネットの投稿にも、施設としては日本海側にしてはよい施設だが、大切な人工芝がへたっていてプレーする選手がかなり滑っているので危険、人工芝の張り替えが必要ですと書き込みが出ていました。
2点目の質問として、人工芝がかなり劣化し、芝が糸状になりアスファルトの上でプレーをしている感じであるとのことであるが、現状を把握しておられるのかお聞きしたいと思います。
3点目の質問として、すなわち人工芝の傷みが多く目立つようになっているということであります。それだけ利用していただいているということでうれしいことだが、利用するのは子どもたち、高校生、中学生、小学生であります。それゆえに、子どもたちを預かる指導者の皆さんは、けがが心配で練習などには利用を避けているということであります。また、大会などの抽選でこの会場が当たれば、運が悪い、ついとらん、けがせんようにやらんならんと指導者がため息を上げる施設になっています。
このように、県内の指導者、選手からは、けがが心配なグラウンドとして悪評になっているということをご存じですか。プレーする選手が滑って危険であると悪評が出ているが、早期に人工芝を張り替え安全確保すべきではないか。当局の考えをお聞きしたいと思います。
次に、2項目めの質問として、
新型コロナウイルス感染拡大防止策についてであります。
新型コロナウイルス感染拡大から1年以上経過しました。ある国発と言われている
新型コロナウイルスが猛威を振るい、瞬く間に世界的大騒動となりました。現時点においても、いつ終わりを迎えるのか分からない状況にあります。また最近、変異株のウイルスの割合が高い水準を継続して、従来の株から変わったと推測されています。
こうした中、日本においては2月に入ってから
ワクチン接種が行われるようになりました。当市においても接種が行われ、3月から、医療従事者から順次75歳以上の高齢者、そして65歳以上の高齢者へ予定され、7月末までの予定とされています。また、6月9日の国会党首討論で菅首相が、
ワクチン接種を希望する国民全員が10月から11月にかけて終えることを実現したいと表明されております。
1点目の質問として、
拡大防止対策事務局は
健康センター職員のみで行われるのか。接種のPRや接種の案内状の発送、接種後の事務などいろいろあると思うが、お聞きしたいと思います。
2点目の質問として、
ワクチン接種はこれまでに医療従事者、消防署員、65歳以上の高齢者等が済まされたと思いますが、
ワクチン接種の予約、接種は順調に進んでいるのか。接種者、予約者は何人か。市内にたくさんの外国から来て仕事をされている人がおられます。どうするのかお聞きしたいと思います。
毎日のように接種方法や年齢が変わってきて、職場での接種もされるという報道がされてきております。毎日ニュースを聞いていないと分からない状況にもなるのではないかと思っております。
3点目の質問として、接種方法や接種年齢などが変更されてきているが大丈夫か。市民に分かるように広報すべきと思うが。また、防災無線も利用すればよいと思いますが、お聞きしたいと思います。
4点目の質問として、これまでに
ワクチン接種を多くの方がされましたが、接種後に体調に異変があった人はいたのかお聞きしたいと思います。
5点目の質問として、小中学校で長い期間、
新型コロナウイルス感染予防をすることは大変であると思います。予防対策は万全か。また、それらにしっかり取り組むとともに、常に監視をしながら授業に取り組む教職員の予防対策や負担の軽減などの状況はどうなのかお聞きしたいと思います。
6点目の質問として、
毎日新型コロナウイルスの怖い話を聞いたり、マスクを着用したり、外出を止められたり、新しい生活様式の取組などで児童・生徒は大変であると思いますが、そうしたことから学習面、精神面において変化は出ていないのかお聞きしたいと思います。
7点目の質問として、自粛生活の続く中、日常生活において変化が出た家庭はないのかお聞きしたいと思います。
次に、3項目めとして、
フレイル対策についてであります。
年を取って心身の活力が低下した状況を「フレイル」と言うそうであります。多くの人がフレイルを経て要介護状態になると考えられています。介護に頼らず健康で暮らせる期間、健康寿命を延ばすためには、病気を予防するだけではなく、体と脳の老化を防ぐことが必要であると言われています。
こうした質問をしたのは、コロナフレイルということがあるということで質問しました。コロナ禍で自粛生活の長期化により心身機能の低下が起きているとのこと。人とのつながり、地域交流の場も減少、そして食の不規則化に、たんぱく質とビタミンDなどの十分な栄養不足、そして運動不足による筋力の減少などによるものだと言われております。
新型コロナウイルスを正しく賢く恐れることが大切で、密を避け、マスクの着用や手洗いの予防などを取った上で趣味や運動を行うことが必要であるとのことであります。現実にこのようなフレイルになったということを聞いてはいないのですが、市民の皆さんにぜひ知っていただきたいと思い質問としました。
1点目の質問として、
新型コロナウイルス対策のために外出を自粛する生活をしていることにより心身が衰えていくとのことであるが、対策をPRすべきではないかお聞きしたいと思います。
2点目の質問として、コロナ禍になってから、体を持て余してならないとか、暇でならないとかよく聞きます。これは、会の主催者が安全を取って会合を中止にしたり延期にしたりすることが多い。そのことにより家でのんびりしようということになる。高齢者だけではないことだと思います。栄養、運動、社会参加は、コロナ禍であっても健康を維持するためには欠かすことのできないことだと思います。対策はあると思うがお聞きしたいと思います。
次に、社会とのつながりが少なくなると心身の衰えが始まる、外出自粛により筋力の衰えがある、食も衰えるとのことであります。
3点目の質問として、運動や食事、人とのつながりを続けた人は心身の健康を保つことができることをPRすべきではないかと思いますが、お聞きしたいと思います。
4項目めといたしまして、中滑川駅前
エリア整備事業についてであります。
この事業は、平成26年4月に
JAアルプス会館が解体されたことにより、平成27年12月定例会において、JAアルプスや富山地方鉄道などから中滑川駅周辺土地7,444平米余りを購入し、第4次滑川市総合計画に基づき、平成28年に
都市計画マスタープランの中に中滑川駅周辺の整備基本構想と滑川市地域防災計画が同時に設立され、これが基本構想の基礎となっている。
こうした中、議会は平成29年12月に中滑川駅
周辺整備検討特別委員会を設置し、平成30年9月に中滑川駅周辺の整備に関する提案書を市長に提出しております。また当局は、周辺町内の皆さん、
滑川商工会議所まちづくり委員会、あるいは滑川高校2年生、3年生の皆さんにアンケートを実施し、また、意見、要望、アイデアが多く出され参考にされていると思います。
こうした中、整備の基本方針として、1、駅前の好立地を生かした新たなにぎわい空間、2、緑豊かで心安らぐ空間、3、安全・安心な駅前環境の整備、4、公共交通の利便性向上のための
交通結節点機能の強化とされました。今回の入札不調を踏まえ、今後に進めるため、仕様や設備の見直しなどを行い次回入札に対応するとのことでありました。
1点目の質問として、(仮称)中滑川複合施設の入札がなぜ成立しなかったのかお聞きしたいと思います。
入札が近々に行われるということを聞いておりますが、2点目の質問として、来年3月まで完成するのか。また、完成しなかったら補助金などはどうなるのか。
次に、3点目の質問として、店舗への入居者は決まっているのかお聞きしたいと思います。
市民の皆さんは完成を楽しみに待っていらっしゃると思いますので、ぜひとも期待に応えていただきたいと思っております。
以上で、会派自民を代表しての質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(岩城晶巳君) 答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。
答弁に当たっては、質問の内容や趣旨を的確に把握された上で、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。
上田市長。
○市長(上田昌孝君) おはようございます。
中川代表から質問をいただきました。と同時に、今回の質問は
コロナ感染症のお話が非常に多うございますので、一つまとめたところで私の考えを少しだけ述べさせていただきたいと思います。
ただいまはG7、ニュースが毎日ありまして、今回もパンデミックというテーマでこのG7が出発したことはご存じのとおりであります。そしてまた、今回、10億人分の援助のためのワクチンを用意して世界に供給していくというG7の考えを発表されました。そしてまた、一番最初の元となった、要は中国から出たということについても再調査をすると言っております。でありますので、課題がもろに出てきまして、なかなかいいG7をやられたんじゃないかと、このように思っています。
世界は刻々と変わります。薬会社がいっぱいあるにもかかわらず日本発の薬が出てこなかったことが、やっぱり遅れた原因の一つに考えられるんじゃないかというふうに私は思っています。富山化学の話もありましたね。日医工の話もあったと思います。残念でなりません。と同時に、要は世界は刻々と変化をしている。そして日本もそうであります。結果としては、日本は対応が遅くなっていることを皆さん認識されているものと、このように思います。富山県が石川、福井よりも遅くなっているということは、数字、報道で皆さん知っているとおりだと思います。
さて、人の移動でどこから入ってくるか分からない感染症、そしてクラスターに悩まされてきました。また、以前に議会でも申し上げましたけども、初期の対応で、PCR検査は37.5度が3日続かないと原則として行わないという県のやり方について、僕は県庁へ行って随分と強く抗議をしたわけでありますけれども、37.5度の発熱から3日間も待たなきゃPCR検査をやらないというのは人災に近かったと。人災だろうとさえ私は思います。大変おかしな原則をつくったもんだと思っておるわけです。
今回のワクチンでありますけれども、7月31日までに65歳まで完了せいという国の方針でございまして、今、刻々と進めているところでございます。本当は8月の3日あるいは6日に終わる予定でありましたけれども、国が7月いっぱいということで、それに合わせて今準備をしているところでございます。
とにかく、急ぐものの、今は確実にワクチンが入ってきてスピードが速くなることを願うばかりでございます。私どもで操作はなかなかできません。そんなことで、また皆さんと共に注目もして早くなるように頑張ってまいりたいと、このように思っています。
市としましては、以前にこれも申し上げましたけれども、コロナ対策につきましては各部門、全庁挙げて総合対策をやっているわけでありまして、全庁体制で各部門とも関係のあるところとしっかりと頑張っていきたいと、このように思っているわけです。単に
健康センターだけというわけにはいきません。そんなことで、これもまたご理解を賜りたいと思います。
誰もが報道ニュースからの情報で思うところがいろいろあると思いますけれども、市民の協力の下にワンチームでコロナと闘っていこうではありませんか。一人一人が、一人残らず、うがい、手洗い、マスクなどが徹底され、生活習慣となって防御するしかないと思っています。誰のせいでもない、誰かが背負うわけにもいかない、一人一人が自分の自覚で防御するしかないということを市民にもしっかりと伝えなきゃいけないと、このように思っているわけです。もらわない、うつさない、これもそのとおりであります。
ただ、今、気になっていることが1つございます。職域での接種、これはなかなか、滑川の企業は、大手どころは7割が市外から来ておられますので、他の市町村との調整はどうなのかということもあります。
そんなことで、今、この調整をどうするかは県と早急にしっかりと打合せをして、会社内で、あるいは企業団地ごとにできるものならそのような方法を取っていかなきゃいけないと思います。なぜならば、各企業はよその市町村から来ている人たちが持ち込む危険性がいっぱいあるからです。でありますから、この対策は滑川市だけで対応するんじゃなくて、富山県全体が一緒になって考えていかなきゃいけないと、このように思っているわけでございます。
どうか議員の皆さん方にも、いろいろといい知恵がありましたり、あるいはいい情報がありましたらまた知らせていただきまして、議会と共に闘っていこうではありませんか。終わります。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) それでは、私のほうから、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策の個別の質問のところについてお答えを申し上げたいと思います。
まず、今ほど市長もちょっと触れましたが、感染拡大の事務局は
健康センター職員のみかということでございましたけども、本市における
新型コロナウイルス対策については、部課長以上の約40名が出席する対策会議を組織して必要の都度対応しておるところでございます。また、
ワクチン接種に関する情報につきましても、市民からの問合せに職員なら対応できるように、職員全員で情報を共有するなど、市を挙げて取り組む体制としておるところであります。そして、医師会との連携等、具体的な
ワクチン接種に関する業務あるいは
感染症対策業務につきましては、主として
健康センターの職員が行っておりますけれども、やはり教育とか福祉あるいは子ども関係等々、いろんな部門で
コロナ感染等の対策が必要になりますので、それぞれの担当部署においても感染症対策あるいは啓発活動を積極的に進めているところでございます。
なお、高齢者の
ワクチン接種目標が、今ほど市長からも申し上げましたが、当初は8月に入るということでありましたけれども、7月末と国のほうでされましたことから、接種体制を強化することとして、
健康センターに、これは5月20日でありますけども、兼務職員1名を配置したところでございます。また、7月10日と31日に集団接種をやろうということで医師会の協力をいただきまして、これは市民大ホールを予定しておりますけれども、その中の誘導等、いろんなスタッフが要るわけでありますけども、必要な人員を配置したいと、そのように考えておるところでございます。
いずれにいたしましても、
コロナウイルスの
ワクチン接種や感染症対策は現在最も重要な課題でございまして、これからも市を挙げて取り組んでいきたいと、このように考えておるところでございます。
次に、
ワクチン接種の予約接種は順調に進んでいるか、あるいは予約者は何人か、外国人はどうするかというご質問でございます。
高齢者の
ワクチン接種予約につきましては、市内の医療機関と
コールセンターにおきまして、75歳以上は5月10日から、65歳以上は5月31日から受付をしておりまして、開始当初は予約希望者の電話が集中してつながりにくく予約が取りにくい状況となっておりましたが、しばらくして落ち着いており、その後、順調に予約をされておるところでございます。
予約者につきましては、6月9日現在で65歳以上の高齢者7,688人の方が予約をされておりまして、予約率は78.7%となっておるところでございます。
それから、
ワクチン接種につきましては、5月24日から市内医療機関におきまして個別接種を開始して現在に至っておるわけでございます。
それで、6月12日現在、おととい現在でありますけれども、65歳以上の高齢者9,768人のうち、1回目の接種を終えられた方が4,503名で46%となっておるわけであります。本日から2回目の接種が始まっておるというところでございます。それから、この中に
高齢者施設入所者が415名おられますけども、この方たちの96%、399人が2回目の接種を終えておるところでございます。これが100%になっていないのは、後から入所されたとかいろんなケースがあるためでございまして、そういう96%の接種率ということになっております。
それから外国人――459名いらっしゃいますけれども――につきましては、市内に住民票を持っておられる人を対象としておりまして、国が定めた接種順位に基づいて接種をしていくこととしておるところでございます。
また、今、職域接種ということで市長からも話がありましたが、国への申込み、今日あたりは全日空が開始をするというニュースが出ておりましたけれども、今ほど市長が申しましたとおり、市内企業には市外からの勤務の方もたくさんおられるわけでございまして、接種するときは接種券というのがそれぞれの市町村から出されますので、その市町村によっては出す状況等も違っておりまして、そういう意味では、不透明とか連携しなきゃならない部分もたくさんあるわけでございまして、情報収集に努めまして必要な対策、対応に努めたいと、このように考えております。
それから、接種方法や接種年齢が変更されてきているが大丈夫か、市民に分かるように広報すべきと思うがということでございます。
これは16歳からということで当初言われておりましたけれども、最近これが12歳に変更ということでございます。ただ、これはニュース等でもございましたが、12歳からやったときに、まちの住民からいろんな批判の声がたくさんあったと、そういうようなこともあるわけでございまして、そこらあたりは今後またいろんな情報を収集しながら考えていきたいと、このように考えておるところでございます。
本市では、5月31日から65歳以上を対象とした予約を開始し、
ワクチン接種の機会の増加を目的として、先ほど申し上げました集団接種を7月10日、7月31日に市民大ホールでやるということを追加で設定して予約を受け付けてきたところでございます。
それから、市民の皆さん方への広報につきましては、それぞれのタイミングにおいて、ホームページや市広報による告知に加え、対象者には直接郵便での案内を行ってきたところでございます。
現在、対象者のうち79%の方が接種または予約済みということになっておりまして、集団接種につきましても、これは600人が可能でありますけれども、現在560人の方が予約をしておられまして93%が埋まっているということでございまして、そういう意味では、いろんな情報等もある程度市民の皆さん方に届いているのかなと、そういうふうにも思っておるわけであります。
これからもいろんな周知を行った上で接種率を向上させることが必要でございまして、提案がございました防災無線の利用等も今後検討してまいりたいと、このように考えておるところでございます。
それから、
ワクチン接種後に体調の異変があった人はいるかということでございます。
接種後に体調が悪化したケースが出た場合、医療機関から市のほうへ案内をしていただくということにしておりますけれども、現在のところ、そういう報告は受けておりません。そういう意味では、悪化した人の報告はないんだろうと思っておりますけども、ただ、いろいろ聞くところ、1日、2日、注射したところが痛かったとか、少し熱が出たとかというようなケースもあるように聞いておりますが、直接的には医療機関からの報告というのはございません。
それから、日常生活において変化が出た家庭はないかという質問でございます。
新型コロナウイルス感染症の拡大において、家庭における日常生活にもいろんな面で大きな影響が出ているものと考えておるところでございます。報道によりますと、外出機会の減少により家庭で過ごす時間が増え、これまで以上に家庭生活が充実したといったよい影響がある反面、やはり
コロナウイルスに対する不安感、あるいは外出自粛制限ということで、屋外でのスポーツ活動あるいは余暇活動、子どもたちの遊び等が制約されることや、家の中ばかりで過ごすことによる閉塞感など、やはり精神的、身体的影響が多々あるというふうに言われておりまして、本市でも同様の状況であろうというふうに推測をしておるところでございます。
また、経済的にはいろんな影響が多分あったんだろうということで、一例として、社会福祉協議会への緊急小口資金等の貸付け状況等を見ますと、家庭への影響が大きかった方がかなりいらっしゃるものと考えております。現在、緊急小口資金が149件、総合支援資金が55件、こういう貸付けの案件が出ておるわけでございまして、そういう意味では家計的に経済的な影響もあったのだろうと、そういうふうに思っておるわけでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 小中学校等においての予防対策、また教職員の予防対策や負担の軽減の状況はということのご質問であります。
感染症対策として、各家庭や登校時等におきまして児童・生徒の検温、健康観察を実施するとともに、手洗いとうがいの励行、マスクの着用を行っております。また、手すりや教室の机、椅子、トイレ等の設備の消毒や小まめな換気などの対策も行っております。
各教室におきましては、座席の間隔を広く取って、また少人数指導など2つの教室に分けて指導したり、あるいは広い特別教室等を使ったりしております。
実技教科では、体育はグラウンドで外での指導を行ったり、また、視聴覚教材やICTを活用するなどして学んだりすることもあります。音楽の歌唱指導では、広いスペースでマスクをしたまま歌うなどしたりして、また、家庭科の調理実習では食器や調理道具を小まめに消毒したりするなど、感染リスクを避けるために指導方法も工夫して密になる状態を避けて授業を行うなど、児童・生徒の学びを保障しております。
5月には、学童体育大会をスポーツ・健康の森公園陸上競技場を使って実施したところであり、密を避けるために今年度は6年生だけで行いましたが、大会新記録が3種目で出たところであります。また、5年生も各学校で記録会をグラウンドで実施しているところであります。
給食時においては、会話を控え、机の間隔を空けて、全員が前を向いて食べるなど感染予防を徹底しておりますが、本市ならではの地場産米と地場産野菜たっぷりのおいしい給食を引き続き提供しているところであります。
教職員は、毎日の検温、小まめな消毒、マスク等の着用を行うとともに、また、県外への外出や大勢での会食を自粛する等、県や国の呼びかけを遵守することを共通理解としているところであります。
新しい生活様式で増加しました教職員の業務負担の軽減を図るため、市内全小中学校にスクールサポートスタッフを配置しまして、校内のよく手を触れる手すりやドアノブ等の消毒作業、授業の補助、給食の配膳補助、児童・生徒の提出物の点検、教室掲示や統計資料の作成等を行うことで教職員の負担軽減につなげていると考えております。
児童・生徒の学習面、精神面においての変化でありますが、昨年度は年度当初から臨時休業で登校できず、特に1年生は学習習慣や学校での生活習慣にも慣れていないため戸惑うこともあったり、また、学校再開後も休みがちになる児童・生徒がいたり、自粛生活で自宅で体をあまり動かさないため、体力の向上が少なく学習意欲が低下したりする児童・生徒もあったと聞いております。
親学び講座で保護者の方々へのアンケートを実施しておりましたが、家庭においては、ゲームや動画を見る時間が増え生活習慣を乱す児童・生徒がいたり、ストレスで乱暴な言動が見られるといったようなこともあったと聞いております。
本市ではいち早く学校を再開し、児童・生徒が登校して先生と顔を合わせて対面で指導を受け、また、クラスの友達と一緒に教室で学び、児童・生徒の成長にとって大切な体験活動や集団行動、また、野外での運動を取り入れることで、児童・生徒が心も体も元気になるなど、学校での学びを保障してきたところであります。
今年度も引き続き感染対策を徹底しながら、学校の授業、学校行事、給食の提供を行っているところであります。休み時間には児童がグラウンドいっぱいに体を動かして友達と遊び、また、授業でも野外での苗植え、あるいはタブレットを持参しての自然観察なども行っております。また、今年度は宿泊学習もそれぞれ予定どおり行い、部活動では元気に体を動かして汗を流しております。このことから、児童・生徒の学習意欲は高まり、仲間と協力して課題解決する学習を通じた資質、能力の向上が図られ、運動技能、体力の向上も進んでいると考えております。
学校では定期的に面談を行い、心に悩みを抱える児童・生徒や家庭の状況にも把握に努め、一人一人個に応じた指導を行うとともに、学級担任、学年主任、生徒指導主事はじめ、校長のリーダーシップの下、学校全体で情報を共有しまして、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、心の教室相談員や子どもと親の相談員、カウンセリング指導員や養護教諭等と協力して支援の必要な児童・生徒への対応に努めているところであります。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) それでは、私から問3、
フレイル対策についてお答えいたします。
新型コロナウイルス対策のため外出を自粛する生活をしていることにより心身が衰えていくとのことであるが、対策をPRすべきではないかとのご質問でございます。
新型コロナウイルス感染症の流行が続いていることで、高齢者の外出機会が減り活動量が低下すること、活動意欲の低下と食欲減退等から体力や体重、筋力量が減少することなど、いわゆるフレイルにつながっております。
地域包括支援センターでは、感染症対策を実施した上で介護予防教室を開催し、さらに体を動かす機会を増やすように、ケーブルテレビの「かがやきテレビなめりかわ」において体操の一部を紹介する予定としております。今後とも高齢者が以前のような運動習慣を取り戻せるよう、積極的にPRを行ってまいります。
次に、栄養、運動、社会参加は、コロナ禍であっても健康を維持するためには欠かすことができないと思うが、対策についてでございます。
市で開催している介護予防教室において、運動を行ったり栄養の話等を取り入れることで、高齢者の健康が維持できるよう努めているところであります。
また、キラピカ体操シューイチ倶楽部では、市の教室に参加できない人が身近なところで参加でき、運動だけでなく、人と人とのつながりを生むものとして、町内等において実施を進めております。加えて、脳トレ体操や口腔ケア体操などのDVDも同時に貸付けいたしまして、認知症予防や自分の口で食事を取れる大切さ等を伝えているところであります。
次に、運動や食事、人とのつながりを続けた人は、心身の機能を保つことができることをPRすべきではないかとのご質問でございます。
現在開催しております介護予防教室の中で、心身機能を保つことの重要性をPRするとともに、ホームページにおいても、運動やバランスのよい食事、人との交流を継続するよう啓発しているところであります。
また、キラピカ体操シューイチ倶楽部については、悠友クラブにおいても積極的に進めていただいており、市内19団体で立ち上げられて活動していただいているところであります。今後さらに実施団体が増えるよう、様々な機会を通してPRに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 岩城建設部長。
○建設部長(岩城義隆君) それでは、問4、中滑川駅前
エリア整備事業についての(1)から(3)についてお答えいたします。
まず(1)(仮称)中滑川複合施設の最初の入札がなぜ成立しなかったかでございます。
(仮称)中滑川複合施設の入札については、本年4月26日に公告し、5月24日を開札日として実施しております。一旦は入札参加申込みがあったものの、その後の辞退に伴い入札自体が中止となったものであります。入札が実施されていないため辞退理由の特定には至っておりませんが、入札公告期間中、設計図書に対する質問において、工事完成期限に関する質問が見受けられなかったことから、価格面で折り合いがつかなかったものと考えております。
次に2点目ですが、来年3月まで完成するのか。また、完成しなかったら補助金等はどうなるのかでございます。
再度の入札を実施するに当たり、市場における実勢価格の把握に努め、見積り単価や仕様、設備の見直しを行い、また、工事完成期限についても、当初の令和4年3月15日から15日間延長し、3月30日に見直したところであります。
施設の建設については、見直した期限を目標に鋭意進めることとしておりますが、万が一完成時期が遅れた場合、国庫補助金への影響としまして、防災に係る社会資本整備総合交付金については、制度上、翌年度への繰越しが可能でありますが、にぎわいに係る地方創生拠点整備交付金については、災害の発生などやむを得ない場合を除き、繰越しは難しいとのことであり、本年度内での出来高に応じた交付金となるものであります。
このことから、今後、建設が着工した場合は、地方創生拠点整備交付金に影響を及ぼさないよう施工方法の工夫に努めることとしております。
次に、3点目でございますが、店舗への入居者は決まっているのかでございます。
まちのにぎわい創出に協力いただける施設へのテナント事業者については、これまで市広報紙、ホームページ、タウン情報誌などへの掲載のほか、商工会議所、市内飲食店組合、喫茶店など約50の個人、団体へ協力依頼を行ってきましたが、昨今の
新型コロナウイルスの影響で、なかなか厳しい交渉を余儀なくされている状況にあります。
現在、申込みのあった事業者から、自立性や継続性などを審査するため事業計画書を提出してもらっているところですが、提出自体を延期してもらえないかとの相談もあり、事業者自身も出店に関し慎重になっているものと思われます。
中滑川駅前エリアに新たに幅広い世代の人が集い、滞在し、交流できる新たなにぎわい空間には、飲食や物販は必要不可欠な業態であることから、出店に向け事業者と協議を重ね、その中で必要な支援等にも努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 私のほうからは、問1の日医工スポーツアカデミーのサッカー場の人工芝についてのご質問にお答えをいたします。
まず1点目、オープンから8年が経過し、サッカー場の利用者はどれくらいかの質問でございます。
オープンいたしました平成25年度には5万7,043人、ピークの平成27年度には8万9,379人でございまして、昨年度までの8年間の平均ではおよそ6万8,000人の利用があったところでございます。当初見込み数といたしましては年間約4万人ほどを見込んでおりまして、想定より多くの方々にご利用いただいているものと考えております。
2点目といたしまして、人工芝がかなり劣化しておると。その状況について把握しておるかというご質問でございます。
当初は人工芝の耐用年数を10年程度と見込んでおりましたが、想定より多くの方々にご利用いただいていることもございまして、特にゴールエリア付近など、選手が集中するエリアの芝に劣化が進んでおると認識しておるところでございます。
施設を管理するフットボールセンター富山が年に一度、業者によるメンテナンス等を行っておりますが、近年、一部芝の劣化が進んでいるという報告も受けているところでございます。
また、現場の状況を確認しましたところ、人が密集するゴールエリア内での選手のスパイクによる摩耗で、芝の一本一本が細くなっておる状況も確認しておるところでございます。
3点目といたしまして、プレーする選手が滑って危険であるという悪評が出ているが、早期に人工芝を張り替え、安全確保すべきではないかというご質問でございます。
日頃より、プレーに支障がないよう維持管理に努めているところでございます。使用頻度が想定より多いため人工芝の劣化も早く見られ、安全にご利用いただくために、人工芝の張り替えについて施設管理者や県のサッカー協会とも協議しているところでございます。今後、早期の改修に向けて、各種助成制度の活用なども含めて検討してまいりたいと考えておるところでございます。
なお、改修に係る経費負担につきましては、フットボールセンター富山、県サッカー協会のほうで負担いただくということを確認し進めておるところでございまして、これら助成制度の申請等について、今後も協議しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。
以上であります。
○議長(岩城晶巳君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございました。
まず
新型コロナウイルスの関係でありますが、現時点でも全庁内挙げてやっておられると。これは当然だと私は思います。
その中で、事務的な部門になると、やはり本職の本庁職員の皆さんのほうが腕が上じゃないかなと私は思って今回質問にしておるんですが、特に東京の墨田区ですとか、そういう情報が入ったんですが、墨田区では事務的な作業を庁舎から送り込んでいるということで、特に選挙管理委員の皆さんの事務的なこういった受付、そして誘導というのは、選挙管理委員の皆さんが慣れておるということで、彼らを採用しておるということも言っておりました。特にこれから集団接種となりますと、やはり受け付けてその後どこへ行かれというようなことを言いますと、誰か一人中間にいないと誘導できないということも起きますから、そういった細かな対応というのはたくさんの職員の皆さんで協力しながらやっていただきたいなという思いでおります。
それと、現在の高齢者の予約状況も先ほど聞いたんですが、七十何%だったというふうに言っておられましたが、人数的には少ないかもしれませんが、残りの人も全員が接種できるように、みんなして声をかける必要があるのではないかなと思うんですね。それらをどうされるのか。ワクチン怖いから行かんわという人もおられると思う。1年もまだ実績が出ていないワクチンを本当にしていいのかという方もおられると思う。いろんな怖さで接種しない方もおられますし、全然気つかんだわという方ももしかしたらおられるかもしれない。その辺どうされるのか、まずお聞きしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) まず、事務的な件につきましては全庁単位ということでございまして、これにつきましては、コロナのいろんな作業等のスケジュールが立ってから、私のほうから総務課のほうにその都度、例えば今ほどおっしゃった、はがきの記載とかそういうことにつきましては、どうしても職員の数が要るものですから、それは総務課のほうで適宜、
健康センターから要請があった場合には全庁挙げて対応してもらいたいということを言っておりまして、そういう中で、個別接種ということで医療機関での接種でございました。そういう意味では、基本的には各医療機関が接種をされるということでございます。
それからまた、厚生連あたりにつきましては、市の
健康センターから専門職が応援に出たりはしております。それから、事務的なものにつきましても、それは市の各課から、今は数はそんな多くないですけども出ておったり、それから兼務職員を5月20日にそこに配置して事務を担当させております。それから、7月10日、31日に集団接種がございます。これはいろんな人員が必要になると思っておりますので、そこも必要に応じて職員の全庁体制でやっていきたいと、このように考えておるところでございます。
それから、100%を目指してというのは当然でございます。ただ、国のほうでも、希望者にということが大前提であったわけでございまして、そこにはいろんな方、安心感がなかなか取れないという方もおられただろうと思いますので、そういう意味では、接種が一般的になってくれば、そういう方々もまた接種をしようかなというふうになってこられると思うわけでございます。
そういう意味では、市のほうも、そういう方へのPRといいますか後押しを含めまして、例えば高齢者の場合だと民生委員の方にちょっとお願いをしたり、あるいは、今個別に誰が接種していないかというのは、時間がかかるものですから、そこらあたりもある程度落ち着いたところで調べながら、本人さん宛てに手紙でも出せないかなということも考えておりまして、基本的には100%接種を目指していきたいなと思っておるところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ぜひともそういうように100%を目指していただきたいと思います。
現在、
ワクチン接種後に体調が悪くなったという方はいらっしゃらないということでありましたが、ぜひともまたこの先、これからどんどん接種されますから、どういったことが起きるか分からないということになりますので、もしも体調が悪くなったときにどういう対応をすればいいのかということを、ぜひともまた今のうちに考えておいていただきたいなというふうに思っています。
いろいろな本を読んでいますと、このワクチン自体、先ほども言いましたように、まだ1年もたたないうちに接種して本当に大丈夫なのかということを書いている学者もいらっしゃいます。そういった中で接種をするわけですから、どういった現象が起きるか分からないというのがまずあると思います。そのためにも、やはりしっかりとした食事をすると。栄養のあるものを食べると。あまり酒ばかり飲まないで、しっかりと栄養のあるものを食べて体力を養って、その後接種することが一番大事ではないかということもおっしゃっていました。
学校においても現在、いろんなスポーツを集団でやっていらっしゃるということであります。先般、東部小学校で相撲教室が開催されましたので行ってきましたが、十五、六人の子どもたちが本当に楽しそうにやっていて私は安心しました。やはりああいうような取組をどんどんやらないと、子どもたちは委縮して、学校へ行く途中なんかも、何か怖いおじさんが変な声出しておると。おはようと言っているのに、変な声出しとるなと疑われているような感じがしてならんがですが、そういうことにならないように、やはり子どもは元気であってほしいと私は願っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
それと、
フレイル対策ですね。コロナ
フレイル対策ということになりますが、どうしても外出自粛になりますと、家庭でじっとしているということになると、やはり筋肉が萎縮するということであります。特に高齢者がそういった現象になるということでありますので、やはりこういったことがあるということを市民の皆さんに知らせることが必要ではないかなと思うんですが、そういったチラシ等を作って、市民にこういった病気というか介護予防策があるよということをPRする気があるのかないのか、まずそれを聞きたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) PRの必要性というのは十分認識しております。そういう中で、包括支援センターのほうでは、キラピカ体操シューイチのチラシについても作成して行っておりますので、今後継続して、またしっかりPRしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) キラピカ体操、私も3回くらい行ってきたんですが、恥ずかしながらやっていたんですが、平生ああいった体全体を動かすということはないと思いますので、ああいった機会をどんどんつくってあげていただきたいというふうに思いますし、これもやはり各町内会あるいはまた老人クラブ等にPRをどんどんすべきだと私は思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
中滑川駅前エリアについては、市民の皆さんがいつ建つのかと楽しみに待っていらっしゃる中、なかなか前へ進まないのは歯がゆいばかりでありますが、ぜひともスムーズに前へ進むように頑張っていただきたいと思います。
これについては、何か今日入札があるようなことを聞いていますが、本当にうまくいくのか、見通しはどうでしょう。
○議長(岩城晶巳君) 岩城建設部長。
○建設部長(岩城義隆君) 今ほど議員おっしゃられたとおり、今日入札があるわけですが、それについてのコメントにつきましては差し控えさせさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 最後に、
スポーツアカデミーサッカー場の件でありますが、人工芝を私も見てきましたが、当初大体5ミリぐらいの芝が立ち上がっていたんですが、それが現在、糸状になって寝てしまっている状況になっておるということでありますので、やはりああいったところでやると、たとえ専用のスパイクを履いていても滑るということらしいです。昔と違って鉄のスパイクなんか履きませんから、現在はゴルフと同じようなスパイクを使ってやっているということで、やはり何をおいてもけがをしないことが大切であるというふうに思いますし、インターネットで滑川のスポーツアカデミーのサッカー場は滑って危険だというような批評が流れているということになりますと、たとえ格好だけよくても危険だということになると使用しなくなるのではないかなと。現実に減ってきているということも聞いていますので、ぜひとも早急に張り替えをお願いしたいなと思います。
土のグラウンドなら自分らでならして、直して、補修して使えるわけですが、こういった人工の芝はどうしようもないんですね、素人は。どうしても業者にお願いする。やはり張り替えしかないんですね。部分的に張り替えしたら駄目なのかと聞いたんですが、部分的では駄目ですねということを言われます。そういうこともありますから、ここはぜひとも思い切って英断を下して張り替えをお願いしたいと思いますが、早急に張り替えはできませんか。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 議員のおっしゃるように、コートの使用の際にけが等があるのはよくない状況ではないかなというふうに思っております。ただ、改修するのに1面当たり七、八千万ほどの経費等がかかると見込んでおりまして、それらについて先ほども申し上げましたが、うまく補助事業等の活用を含めて検討していきたいというふうに思っておりますので、極力早めの対応ということは心がけながら取り組んでまいりたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) これも未来ある若者たちのスポーツでありますから、あまりがっかりさせないように前向きな取組をお願いして、私の会派代表の質問とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 先ほど
コロナウイルスのワクチン注射の中で副反応の話が出ました。やはりこれによって控えておられる方もあると思いますので申し上げますけども、副反応で一番危ないというのか危険なのはアナフィラキシーショックというもので、これは注射をしてから15分とか30分とか短い時間に発症する病気でございまして、その意味で、注射を打たれたら15分とか30分、医療機関で休んでいってくださいと。体調の変化はありませんかと。それを見るということでその時間を取っているわけでございまして、もしも変化があれば医療機関ですぐに対応できると。そういう手はずは整っておりますので、それは安心をしていただきたいと思います。
ただ、副反応がよくあると言われているのは、注射の後ですね。そのときじゃなくて、次の日とか二、三日後、頭痛がしたり熱が出たりとか、あるいは疲労感があったりとか、いろんな症状があるわけでありますけれども、それは人によりますけども、二、三日中にそれは治まっていくと。経験された方に聞いても治まっていったと。1日ちょっと打ったところが痛かったけど治っていったとか、そういう話はよく聞きますので、ただどうしても心配な方は、打たれた後また医療機関に問合せいただくとか、いろんな返事もいただけると思いますので、その点は安心をしてまた接種を受けていただければと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 暫時休憩いたします。
再開は午前11時20分からといたします。
午前11時11分休憩
午前11時20分再開
○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
11番古沢利之君。
○11番(古沢利之君) それでは、通告に従って質問をさせていただきます。
まず最初に、触れないわけにいかないので、新型コロナ対策についてであります。
今ほども質問があったとおり、今は65歳以上の高齢者を中心とした接種が進んでいるわけですが、この後、どの時点で高齢者の接種が完了かというのはいろいろあるわけですね、今もお話があったとおりで。迷っておられる方もおありでしょうから、いつの時点で完了かということは別にして、取りあえずめどがつけば、今度は64歳以下の方の接種に向かうということになるのだと思います。
それこそ先行している自治体では既に始まっているところもありまして、毎日の報道を見ておりますと、それぞれの自治体でそれぞれのやり方でやっておられるということが聞こえてまいります。例えば先ほど接種券の話もありましたけども、滑川市で65歳以上の皆さんへの接種券、75歳以上で1回切っていただいたというのは、あれはあれでいい方法だったというふうに思います。ほかのところで65歳以上の接種券を一斉に送ったところもありまして、かなり混乱したということもあって、その点ではよかったのではないかなと私は思っているのですが、この後、64歳以下の皆さんへの接種についてどうするのかということについて、あまり細かいことはお尋ねするつもりはないんですけども、高齢者とは違った特性もいろいろあると思います。いわゆる現役世代の皆さんにとっては接種券の送付あるいは接種の場所をどうするのか。高齢者の皆さんについては、基本的にはかかりつけ医でという個別接種だったんですけども、現役世代の皆さんでは、いわゆるかかりつけ医を持たないと、元気な方は持たないという方も多数おられると思いますから、この点について基本的な考え方について、まずお尋ねをいたします。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) それでは、ただいまのお尋ねにお答えをしたいと思います。
先ほども申し上げました、今、65歳以上の高齢者の方の接種ということで鋭意取り組んでおるところでございます。これを7月末めどということで、現在、集団接種等も含めながら考えておるところでございます。その後は、1つは基礎疾患を持っておられる方、それから60から64歳の方も対象にしていきたいと考えておるわけでございまして、それらの方が終わられると、その後、60歳以下の方、国のほうでは12歳からという話も出ておりますが、そこをどうするか、これから国等の動きも見ながら検討していかなきゃならないんですけれども、そういう順番でやっていきたいと。それから、場合によっては、どうしてもいろんな必要性があって優先接種ということもあるかも分かりません。そこらあたりも今後検討していきたいと、このように考えておるところでございます。
そういう中で、65歳以上の高齢者につきましては、平日の日中を中心とした各医療機関における個別接種を基本として、それから土曜日に実施する集団接種、これは7月10日と31日でございますけども、追加設定をして接種を進めておるところでございます。
それから、65歳未満の方の接種につきましては、議員ご指摘のとおり、平日、日中以外の時間帯で接種を希望される方が非常に多いだろうと思っておるわけでございまして、現在、滑川市医師会といろんな調整を進めておるところでございまして、例えば平日の夜間にできないかとか、あるいは土曜日、日曜日に個別接種で大々的にやれないかということも考えておるわけでございまして、これはどうしても医師会のご協力、ご支援がなければできないことでございますので、このあたりを今詰めているところでございます。
集団接種につきましては、いろんなニーズを見極めながら、曜日、時間帯、場所、それから実施頻度を検討しなきゃなりません。それらを検討しながら進めていきたいなと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 今お答えの中にもちょっとあったんですけど、気になっているところは、いわゆる優先接種をどのように考えるのかというところもあると思うんですね。それから、これも今お言葉にありましたが、基礎疾患をお持ちの方を先にということのようなんですけども、ちょっとよく分かりませんが、いわゆる64歳以下の方で基礎疾患を持っておられるかどうかというのは行政のほうで分かるんですかね。医療機関だったら分かると思うんですが、それは把握できるんですか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 基礎疾患を有しておられる方は市では分かりません。そういうことで、市の広報だとかホームページに上げながら、基礎疾患を持っておられる方で接種を希望される方は市のほうへご案内くださいという広報、啓発活動をやります。そういう中で、本人さんが、例えばこういう持病を持っていてコロナ
ワクチン接種を受けたいということであれば、その方に接種券を送る、そういうことで考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 自己申告していただくしかないということですね。行政ではどんな病気をお持ちかというところは分かりませんからね。それはある意味やむを得ないことなのかなと思いますが、もう一点の優先接種ですよね。ほかの自治体では、例えば職業を選んで、人と接触せざるを得ない分野の皆さんを先にするとか、そのような考え方を取っておられるところもあるようでありますが、本市ではそこまではまだ考えておられないということでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 優先接種につきましては非常に難しい課題がございまして、ぜひ優先接種してほしいという方が多分いろんな面でおられると思うわけでございまして、そこらあたりは市のほうでこれからまた検討しながら、やはりいろんな人たちと触れ合う機会の多い人とか、いろんな施設等も含めながら、クラスターの関係が出そうなところとか、そういうような方々を優先接種していかなきゃならないのかなということでございまして、詳細につきましては今後また詰めていきたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 私も気になっているところは、クラスターが発生する可能性のあるところです。つい先だっても県内で何か所かクラスターが発生しております。そういった点も慎重に検討せざるを得ないということなんだろうと思いますが、よろしくお願いします。
そもそもなんですけど、この間リモートで全国の知事会か何かあったときに、知事会から国に対する要望で、ワクチン送付のスケジュールを明確にしてくれというお話があったということも漏れ聞いているのですが、これはかなり先のほうまで滑川市にとってのスケジュールみたいなものは明確になっているんでしょうか。そうしないと計画がつくれないと思うんですが、どうなんでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 担当のほうで細かいことまで承知しているかと思いますけども、私のほうでは、一応高齢者の接種につきましては、国のほうできちっとワクチンは配布をするということを聞いておりまして、その後、当然ワクチンの供給があるものと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 知事会も同様なんだと思いますけど、日程が確定しなかったら、現場ではスケジュール、計画をつくりようがないですよね。漠然とした予定しかつくれないということになってしまうので、それはやっぱり早く明確にしてくれということは強く主張していただきたいと思います。
それから、これもさっきちょっとお話がありましたが、今、職場接種という話も出てきておりますが、さっき滑川市内では市外からの通勤の方も多いというお話でありましたが、滑川市内でこの職場接種を考えておられる職場というのは既にお聞きになっておられるんでしょうか。別に名前はいいですけど、あるんだったら。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 何社かその意向があるということは聞いております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 市内にも、いわゆる大手の出先とかがあるようですから、そういうところも対象にはなるんでしょうけども、さっきもお話があったとおりで、それぞれの自治体の接種券送付の関係、接種が済んだかどうかということの掌握も情報共有が必要なんだというお話でしたけれども、それも遺漏なきように十分検討していただいて、連絡を取り合っていただきたいというふうに思います。混乱が生じるというのが大変心配なところであります。
ワクチンはそのように大事な手段なのでありますけれども、市長も言われましたけど、ワクチンで全て解決というわけにはいかないということであります。さらに、今いろいろ変異株の話も出ておりますので、どうなるのかまだ完全に見通せているわけではないというふうに思います。
検査が後手に回ったと市長が先ほど冒頭におっしゃいましたけれども、これは引き続き検査の拡充も含めて予防策が必要だというふうに思います。変異株の話が次から次と出てくるわけでありますが、検査の拡充をぜひ県にも、あるいは独自にも検討していただきたいと思いますが、この点について何かお考えはあるでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 感染症の予防につきましては、
ワクチン接種に合わせながら、やはりこれまでの予防対策も着実に実施をしていかなきゃならないと、そういうふうに思っておるわけです。そういう中で、例えば密を避けることとか、やはり換気、手洗い、うがい、マスク着用など、新しい生活様式を家庭内や職場、学校における基本的な感染予防対策として今まで以上に確実に実施していただくようPR、啓発活動に努めていきたいと、このように考えておるところでございます。
それから、検査の拡充、今おっしゃったように、県のほうにも引き続き申し上げていきたいと思っておりますし、実は市のほうでも、これは現在やっておるんですけれども、高齢者で感染地域へ行ってこられて、あるいは家族が行ってこられてちょっと不安だなという方につきましては、厚生連のほうで検査を実施していただくということで、これは本人負担が一部ありますけれども、市のほうでも負担をして検査を受けていただいております。それから、体調不良でちょっと医療機関で検査をしてもらいたいと。これは医療保険の中で検査を受けられるということになっておりますので、市のほうでもそういう体制は取っておるところでございます。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 任意のPCR検査のことも、費用の問題もあるのですけども、今副市長がお話ししていただいた、希望者がPCRの検査を受けられるというのを知っておられる方はそんなに多くないんじゃないかと思うんです。ということも含めて対応策をお願いしたいというふうに思います。
それから、盛んに変異株の話が出てくるのですけども、この間の報道によれば、この変異株をめぐってのゲノム解析が県の衛生研究所でも可能になったと報道されておりました。そのときの報道では、県での感染者は今、従来株からイギリス由来株、アルファ型と言うそうですが、これにほぼ100%切り替わっているという結果が出ていると報道されております。関西や首都圏などでインド株の広がりも懸念されているわけでありまして、これも幅広い検査でいち早く見つけるということが大事になっていると思います。県の衛生研究所でのゲノム解析もぜひ広げていただくように、まだ検査の数自体は残念ながらそれほど多くないんです。だから、これも幅広く検査をしていただくということも併せて県に申入れをしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) おっしゃるとおり、変異株というのは本当に感染力が強いとか、従来の
コロナウイルスと違ったようなことが報道されておるわけでございまして、そういう意味では、県内で衛生研究所がその任を担っておりますので、そこらあたりもきちっと市のほうから今後も伝えていきたいと思っております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 新種の変異株によって感染力が違うとかいろいろ言われておりますので、検査の充実をぜひお願いしたいというふうに思います。
次にウです。同じ項目の中に入っておりますが、これは福祉・介護事業者等々への経済的な支援という意味であります。
当初予算で、今年、医療従事者の皆さんに慰労金が計上されておったと思うのですが、もちろん額は十分ではないと私は思っていますが、他の分野、介護だとか福祉、児童福祉施設、こういったところの皆さんです。昨年、たしか介護施設の皆さんには、慰労金という名前だったかどうか、出していただいておったと思うのですが、新年度でも考えていただくわけにはいかないのかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 今おっしゃいました、昨年度は、例えば介護施設を含めて、高齢者とか障害者施設への感染症対策として1施設10万円お渡しをしたところでございます。また、そこの従事者の方に1人2万円ということで、全員の方に慰労金をお渡しをしたところでございます。それから、制度的なところでは、福祉・介護事業者に対する自立支援給付費及び介護給付費につきましては、
新型コロナウイルス感染症に対応するため、感染症対策経費――これはかかり増し経費と言うようでありますけども、これが必要となることを踏まえ、今年の令和3年4月から9月末までの間、基本報酬に0.1%の上乗せがなされたところでございます。
滑川市内で
新型コロナウイルス感染症の感染者が確認された昨年4月、5月は、デイサービスの休業や利用を控える利用者もいたなどの理由から介護給付費が減少いたしましたけども、それ以降、市内での感染者が確認された場合にも介護給付費の減少は見られていないことから、現在のところ、この福祉・介護事業者に対する新たな市独自の支援というのは考えておりませんけども、今後、必要性があれば当然それも考えていかなきゃならないと思っておるところでございます。
それから、中小あるいは個人事業者への支援として、地域経済の活性化を目的としたキャッシュレス決済促進事業を7月から実施いたします。さらには、昨年2回やりました、こちらは第3弾ということで、プレミアム付き商品券を7月31日から販売することとしております。
また、県におきましても経済活性化への支援を強化しておりまして、中小企業者が事業活動を再建し成長、発展するために活用できる中小企業リバイバル補助金を増額するとともに、小規模事業者が行う少額な投資にも活用できるミニリバイバル補助金の創出も予定されておるところでございまして、これらの支援策により売上げの回復につなげていただきたいと、そのように考えております。
以上であります。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) とりわけ介護だとか福祉従事者のところは、さっきかかり増し経費を見たという話ですけど、あれはあくまで経費ですよね。従来と違って、例えば介護のところは、入所も通所もですけれども、利用者と接するときの注意の度合いというのは従来と全く違うわけです。医療従事者の皆さんに出した慰労金みたいなことは、介護だとか福祉施設の従事者の皆さんにも考えていただいて当然だというふうに思います。今すぐ返事は出ないでしょうからこれ以上はしませんが、ぜひ検討いただきたいというふうに思います。
大きな2点目、国民健康保険についてです。
いわゆる県域化になって何年かたっているわけですが、当初から、県域化されたら保険料、滑川市の場合、保険税です。富山県下では保険料制度を取っているのは1市だけで、あとは全部保険税として扱っていますから保険税と言いますが、統一に向けた話がされるんじゃないかということは再三言われておったわけですが、今度、実際に統一に向けた協議が始まるのではないかと言われておるようであります。いずれはそうしたいというのは聞いている話ではあるのですが、この県下の保険料統一についての基本的な考え方についてお尋ねします。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。
国保制度が持続可能な医療保険制度となるよう、平成30年度より県が保険者に加わり財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等の中心的な役割を担うこととされたところでございます。
県と市町村が共通認識の下、一体となって国保運営を行うとともに、各市町村が事業の広域化や効率化を推進できるよう、県が県内の統一的な国民健康保険事業の運営に関する方針を定めているものでございます。
なお、運営方針の中では、市町村における保険料(税)の標準的な算定方法に関する事項として、保険料水準の統一についてなどが記載されているものでございます。
現状、市町村間で医療費水準や保険料水準に差異があり、保険料水準の統一に向けては医療費水準がある程度平準化していることが重要であり、また、市町村ごとに異なっている算定方式の統一や保健事業の標準化について議論を深める必要があることから、保険料水準の統一には課題が多いと考えております。
しかしながら、県が国保運営の責任主体となっていることや市町村事務の標準化等の取組も進めてきていること、県内どの市町村においても同様の医療サービスが受けられるよう、将来的には保険料(税)の統一を目指すものであり、引き続き議論されていくこととしております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 国保の運営責任の中心は県になったということなわけですけど、国保税の賦課徴収の役割というのは、私の認識ではあくまで市町村だと思っているのですが、私の認識は間違っていますか。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 議員おっしゃるとおり、市町村が主体というふうに考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) そのとおりなんです。これは国会答弁でも何度も確認されていることですので、押さえておきたいというふうに思います。
それから、県の速報値によれば、令和元年度、県下の国保税の1人当たりの調定額が最も高いのは、名前を出してしまいますが、お隣の魚津市、1人当たり10万9,700円余りです。最も低いのは氷見市で7万7,800円余りです。1.48倍になっております。ちなみに、滑川市は高いほうから6番目で9万6,970円、県下単純平均では9万5,479円。これよりも1,500円ほど高い6番目ということになっております。
今、網谷部長に答弁していただいたとおりで、15市町村では今、所得割の率、それから均等割の額、平等割の額もそれぞれみんな違っています。医療費、それから所得水準も違うということなので、これはとっても課題が多いということになっているのですが、全国的には統一的に進んでいると。私どもはこれには賛成できませんが、進んでいるところもあるやに聞いております。
さっきの国保運営方針によれば、市町村が個別に取り組んでいる保険事業も統一化に向けた議論が必要だというふうにしているのですが、これはまさに保険者が県になったわけじゃなくて、賦課徴収も含めて県と市町村が一体的に取り扱う事業だということなんだけれども、市町村が独自にやっている保険事業も統一的にやる議論が必要だということになってくると、市町村の独自性、自治本来の姿から離れていくのではないかと私は思いますが、この点についていかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 議員ご指摘のとおり、市町村独自の事業や軽減策などは尊重されるべきものとの認識は持っております。そういうことで、引き続き求めてまいりたいというふうに考えております。
しかしながら、さきの質問でもお答えしたとおり、県が国保運営の責任主体となったことから、将来的には統一を目指しているということでご理解賜りたいというふうに考えます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 独自施策は堅持する必要があるんですよ。これは、この県域化の話が出たときに私は大変懸念しておったんですよね。結局、市町村は保険税を集めて必要な給付を行って、県との間でお金のやり取りをするだけになってしまうんじゃないかということを大変心配していました。何かそれにどんどん近づいていくような気がして大変心配しております。
独自の軽減策、これは端的に言ってしまうと、国はそれぞれの市町村が保険税の軽減のために行っていた法定外の繰入れとかをやめさせるということも大きな目的だったんですよね。それで、県域化をやってきているわけですが、そのときに当たって知事会は、国からの公費を1兆円繰り入れてもらわないと駄目だという主張をしておったのですが、今のところは3,400億円にとどまっています。という認識でおります。したがって、市町村独自で様々な工夫をやるということは引き続き必要であります。
小さな3点目に行きますが、子どもの均等割の件です。
これは再々軽減廃止を求めてきました。そもそも均等割という賦課方式は、ほかの健康保険の制度にはありません。国保だけのものです。さらに、子どもに税をかけるなどということは本来あってはならないことだというふうに私は思っていました。
これまでも再々申し上げてきた子どもの均等割、国は来年度2022年度から、未就学児に限ってこれを50%軽減するという方針になっております。未就学児に限定している。あるいは聞くところによると、この軽減分の半分は国が出すけども、半分は地方、県と市町村で見てくれということを言うておられるようでありますが、大変課題も多い。
この均等割、とりわけ子どもへの均等割はなくすべきだと主張してきたとおりですが、国の来年度からの制度に上乗せをして、さっき市町村独自の軽減策が大事だと、尊重されるべきだとおっしゃいました。国に上乗せをして軽減を図る考えはないかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 子どもに係る均等割の軽減措置の導入については、子育て世帯の負担軽減を図るため、子どもに係る均等割保険税を軽減する支援制度を創設するとともに、必要な財源を確保するようこれまでも要望してきたところであり、今ほど議員おっしゃられたとおり、国が令和4年度から未就学児に係る均等割を減額し、減額相当を公費で支援することとされたものでございます。
市としては、この制度の導入に伴う国からの通知に基づき適切に対応していくこととしておりますが、さらなる均等割の軽減拡大につきましては、これまでどおり国の責任と負担において行うべきものと考えており、引き続き、県並びに県内市町村と連携を図りながら国に働きかけてまいりたいというふうに考えております。
なお、市独自の取組については現在のところ考えていないところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) これまでも紹介してきましたけども、全国的には独自に子どもの均等割を軽減したり廃止したりしているところがあるんですよね。ご存じだと思いますけど。県内の市町村で実現しているところは残念ながらないですけども、それに向けた議論をしておられるところはあると聞いております。
この間、私ども共産党議員団で県の担当の方とお話をする機会がありましてお尋ねをしたら、さっき答えていたとおりで、市町村が独自にやられる軽減策については尊重すべきものだというふうに答えていただいております。ですから、市町村の判断次第なんですよね。残念ながらそこまで踏み切っていただけませんが、国が行う軽減分は本来国が全部負担すべきだと、来年度からの未就学児の軽減分も本来は国が負担すべきだというふうに思うんですけども、この地方負担分というのは結局まだ残っているんですね。これは国が全額負担してくれというふうに、これは市長会だろうと知事会だろうとを通じて主張されるべきだと思いますが、どうでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 先ほどもお答えいたしましたが、国の責任というのは、先ほど議員おっしゃられたとおり、国が今2分の1、県が4分の1、市が4分の1という負担割合になるわけでございますが、この辺についても県並びに県内市町村と連携を図りながら、しっかり国のほうには働きかけてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) これはずっと大きい課題でして、地方団体にいる人にとってみたら、これは共通の思いのはずですよ。せめて子どもの均等割。均等割そのものも問題だと思いますが、子どもの均等割を何とかしてほしいというのは、これはみんな共通の思いだと思いますから、これは引き続き国に強く要望していただきたいと同時に、独自の軽減策もぜひ検討いただきたいというふうに思います。
では、大きい3番目、防災対策の件です。
提案理由の中にもあったとおりで、今年8月、県の防災訓練が市をメイン会場に開かれるというふうにお聞きしました。昨年はコロナの影響で図上訓練とならざるを得なかったわけですが、8月なので何とも言えませんけども、状況が許せば、参加を限定してでも実践的な訓練があることを期待したいというふうに思っています。
この8月の県の訓練と併せて、市としても市内の関係団体、機関と連携した訓練を検討しておられるのではないかと思いますけれども、具体的な考え方についてお話をいただきたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂総務部長。
○総務部長(石坂 稔君) それではお答えいたします。
本市をメイン会場としました富山県総合防災訓練につきましては、昨年度は
新型コロナウイルス感染拡大防止を図るため、規模を縮小し、情報伝達訓練に重きを置きました図上訓練を実施したところでございます。
今年度は、コロナ禍という状況に変わりはないところでございますけれども、実践的、総合的な訓練となるよう、引き続き本市をメイン会場に実施する予定であり、現在、県と協議を進めております。
訓練内容につきましては、スポーツ・健康の森公園の駐車場におきまして、自衛隊、警察、消防、DMATが連携して行う倒壊家屋や多重衝突事故からの救出・救助訓練をはじめ、船で滑川漁港に運ばれた物資をトラックで総合体育センターに輸送する緊急支援物資輸送訓練などを実施する予定でございます。
また、本市主体の訓練項目といたしましては、総合体育センターにおきまして避難所開設運営訓練を実施することといたしており、本来であれば住民の皆様にも運営訓練に参加いただきたいところでございますが、コロナ禍での開催という点を踏まえ、密を避けるため、避難者役も含めて全て市の職員で実施する予定でございます。
住民の皆様には、避難者の受付から避難スペースへの誘導、その後の市の職員役、それから施設職員役、避難者役の3者で組織する避難所運営委員会による避難者名簿の作成や、情報掲示板、救援物資受入れ場所の設置など一連の流れをぜひ見学していただき、避難所開設運営の動きを確認いただくとともに、お気づきの点がございましたらご指摘を賜りたいと、このように考えております。
そのほか、屋外では地震体験や土石流体験ができる装置なども設置する予定といたしておりまして、この機会にぜひ会場に足を運んでいただき防災意識を高めていただきたいと、このように考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) そこにア、イ、ウと3つ項目を羅列しておいたのですが、避難所の開設、運営、それから感染症対策、これも再三言われていることなので、この避難所の開設、運営について新たにいろいろ資材も準備していただいていると思いますから、そうしたものも含めた感染症対策ですね。
私がとりわけ心配しているのは、ウの福祉避難所なんです。これも何回も申し上げてきているところなんですが、今、福祉避難所として指定されているのは、主に高齢者施設です。あと医療福祉専門学校があります。
今、福祉避難所の対象者といいますか行っていただこうとするのは、特別配慮が必要な方ということで、病気の方だけではなくて、妊婦さんだとか様々な障害を持った方も対象ということになるのですが、規模が大きくなればなるほど対象者も増え、一方でこちらの行政側の対応も大変になる。
以前、福祉避難所に行っていただく方をどのように振り分けると言うと語弊がありますけれども、どういうふうにするのかと言ったら、一旦普通の避難所に来ていただいて、そこで保健師なり誰かが判断をして、本部と相談をして福祉避難所へ行っていただくようにするんだというふうにお聞きしたと思っているんです。
移動もありますし、それから、医療福祉専門学校なんかの場合には、例えば夜間だったりすると人的配置はほぼないと思うのですが、そうした点は、人の配置だとか行政側の配置も含めて大変私は不安なんですけども、どのように準備されるのでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂総務部長。
○総務部長(石坂 稔君) 今回の避難所開設、運営訓練でございますけれども、今ほど話にございました避難者の中で、一般の避難所生活が困難な要配慮者の方を福祉避難所へ移送する訓練なども予定をいたしております。具体的には、今ほど議員からお話もございましたが、避難所運営委員会の救護衛生班におきまして、福祉避難所へ移送が必要な要配慮者を把握して、福祉避難所となっている富山医療福祉専門学校への受入れ要請、その後移送するといった内容の訓練とする予定でございます。
福祉避難所の運営訓練につきましては、今回の訓練では、相手方の都合もございまして訓練項目に入れることは困難でございますけれども、指定避難所から受入れまでの動きを確認する内容としたいと考えております。具体的には、受入れスペースの確保、移送された要配慮者の受付、体調チェック、補助的な介助などを想定いたしております。
そして、今ほどございました夜間の配置等の話でございますけれども、福祉避難所につきましては現在市内で4か所ございます。各避難所と担当部局のほうで、またしっかりそこら辺の体制の確保につきまして、協議を詳細なところまで詰めていきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) なかなか具体的な姿が見えてこないので、あくまで想定、仮定の話ですかね。実際に起こらないことにこしたことはないんですけれども、想定外だったということがないように準備をお願いしたいというふうに常々思っています。
(2)に行きますが、内閣府のほうで避難情報の見直しということで、従来分かりにくいと言われていた避難勧告、それから避難指示ということが避難指示に一本化されたというふうに認識をしております。
思い出すのは、もう3年前になりますかね、上市川の増水で避難準備・高齢者等避難の避難情報が出されました。7月5日だったというふうに覚えておりますが、避難所が開設されたのは南部小学校と田中小学校でしたかね。実際に避難されたのは34人だったと後から報告をいただいたところですが、この避難準備・高齢者等避難の避難情報で34人というのがどういうふうに評価されるのかというのは、そのときもたしか、はっきりしたお答えはちょっと記憶していないのですけれども、今度避難指示に一本化されたことによって、防災計画、その他見直し等が必要になるのではないかと思いますが、これについてどう対応されるのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂総務部長。
○総務部長(石坂 稔君) それではお答えいたします。
災害対策基本法の改正により5月20日から避難勧告が廃止されまして、これまでの避難勧告発令のタイミングで避難指示を発令することになったところでございます。
これを受けて、本市におきましても新たな発令基準で運用していくことといたしておりまして、住民の皆様には十分認識していただく必要があることから、7月号広報の配布に併せて改正概要を記載したチラシを全戸配布する予定といたしております。
また、市の地域防災計画、それから防災情報・避難所運営BOOK、これにつきましても、できる限り早く見直しを行い修正してまいりたいと、このように考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 徹底するって、なかなか大変なんですけどね。よく言われるように、私自身もそうかもしれないんですが、災害が発生したときに働く、いわゆる正常性バイアスと言われるやつですね。危ない、でも大丈夫だろうというような、正常性バイアスと一口に言われますが、そうした意識が働く。多かれ少なかれ、これは多くの人に共通したものではないかと思うんですが、それを振り切って行動に移すためには、やはり日頃からの認識、そして訓練、人に声をかけるということが大事なんじゃないかと思いますので、避難指示と言われてもすぐにぴんとこないという方もこれまた実際だと思いますので、これは機会を捉えて、しつこいと言われるかもしれませんが、これは空振りを恐れないということなので、ぜひ徹底をお願いしたいというふうに思います。
では、最後に大きい4点目です。地域医療構想による公立、公的病院の再編についてです。
これは3月にもお尋ねをしたんですが、その後、先だって県への重点要望事項を拝見いたしましたら、その中に新たに「公的病院の機械的な再編統合は市民生活に大きなマイナス要因になる」という記述がありまして、私も同感であります。
通告では、国ではこの構想に基づいて、急性期病床を廃止した医療機関に支援金を支払おうとしているというふうに書いたのですが、その後見てみましたら、支払おうとしているというよりは、昨年度既に実際に行われておりました。
例を紹介しますと、ご存じのとおり、大阪は今、新型コロナの影響で医療機関の逼迫、非常に困難が続いているんですけども、ある報告によると、昨年、大阪府下で済生会病院や赤十字病院など5つの病院、いずれも地域の中核を担っている病院だとお聞きしましたが、それらの病院で、急性期病床を中心にして、一般病床合わせて123床が削減されております。そのうち104床が急性期の病床です。さらに、これは大阪だけではなくて、全国で2,700床が削減されたということであります。
それを進めるために、昨年度、病床削減支援交付金という国費が計上されておりました。中身によって違うんですが、病床を削減したら1床当たり114万円から228万円の交付金を支給するというものでありました。
調べてみましたら、昨年11月26日に厚生労働省の医政局長の通知が各都道府県知事宛てに出ておりました。そこでも触れられているのですが、「令和2年度地域医療構想を推進するための病床削減支援給付金の実施について」という通知なんですね。中身が書いてあるんですが、最後に「なお、貴管内関係者に対しては、貴職から周知されるよう御配慮願いたい」、知事から関係者の皆さんに徹底してくださいというふうに書いてあったんです。
さらに年が明けまして1月21日には、厚生労働省の事務次官の通達が出ました。これは中身がほとんど一緒でして、「令和2年度病床機能再編支援補助金の国庫補助について」ということで、中身はこれまた同じで、「地域医療構想の実現を図る観点から、医療機関の病床削減や再編統合に給付金を支給することにより、地域医療構想の実現に向けた取り組みを一層推進させることを目的とする」という補助金。補助金と言いますけど、これは100%国費ですから。こういう通達を出して、病床削減に拍車をかけろという指導をしております。この事務次官通達でも、知事から関係者に周知するようにと求めております。
市長もよく言われるとおり、厚生連滑川病院は市の病院ではありませんから、病院のベッドがどうなるかということは現実問題としてはよく見えないんですけども、少なくとも県からこういう働きかけがなされてはならないというふうに私は考えますが、いかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。
地域医療構想については、2025年に団塊の世代全員が75歳以上となる超高齢社会を迎えるに当たり、医療や介護を必要とする国民の増加が見込まれることから、地域の実情や患者ニーズに応じて医療資源の効果的かつ効率的な配置を促し、高度急性期から在宅医療・介護に至るまでの一連のサービスが切れ目なく提供される体制を確保することを目的に県において策定されております。
国は令和7年度までに構想の実現を目指しており、今回、急性期病床を廃止した医療機関への財政支援については、構想を実現するための促進策の一つであると認識しております。
市としては、広域的な医療提供体制として、医療機能の分化、連携を進めるための施設整備等については一定の理解はするものの、基礎自治体として、医療費の抑制や医療機能の縮小のために、市民の身近な地域の公的病院が機械的に再編統合されることは市民の安全・安心な生活の確保に大きなマイナス要因となるものと考えております。
特に当市は富山市を含む富山広域圏に含まれていることから、厚生連滑川病院が再編統合対象とされたところでございますが、基礎自治体ごとの特性を維持した医療提供体制を確保していくことを前提として議論が進められるよう、今年度の重点要望に記述したものでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 基礎自治体としての態度を堅持していただきたいと思うんですけども、3月にこの問題を質問したときにも答弁、今、部長に答えていただいたとおりで、これは県の文書か何かにあるんだと思うんですけども、2025年に団塊の世代が75歳となるというので、医療資源の効果的かつ効率的な配置を促し云々というのは全く同じで、これは県の文書か何かにあるんだろうと思います。それを引っ張ってきておられるんだろうと思いますが、じゃ、国がやっていることは一体何だ、病床を削減することが医療資源の効果的かつ効率的な配置になるのか。
さっき大阪の例を言いましたけど、今、大阪はコロナで大変ですよね。それで、コロナ対応の病床を増やしますと言って増やす努力をされているんです。ところが、コロナ対応病床に行くというのは、一般病床からコロナ対応の病床に移管させるということです。一方で、一般病床を削っているわけですから、一般病床が一層足りなくなる。だから、コロナ以外で救急搬送されても対応できないというようなことが現実にやってきているわけですね。
効率的な運用の名の下に病床を削減する、そのことによって医療費全体を抑制させよう、受診機会を減らして医療費を抑制させようというのが厚生労働省の考えではないかというふうに私は捉えています。
しかも、さっき紹介した交付金は昨年の倍、195億円計上されているんです。昨年以上の削減を進めようとしております。しかも驚くことに、この補助金の原資は消費税なんですよ。消費税はこれまで何度も増税されてきましたが、その都度に増税分は医療福祉の充実に使うんだというふうに私たちは聞かされてきました。ところが、このコロナという大変困難な時期に病床削減に使うというのですから、私は二重三重に許し難いというふうに思っております。
県にはこのように、厚生労働省から病床削減についてのハッパがかけられております。ぜひ部長に答えていただいたとおり、市民の命、健康を守っていただくために、こうしたことを許さないということを重ねて申し上げたいと思います。
何かあったらお答えください。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 議員おっしゃられるとおり、全国の中で、大阪の事例もございました。そういう中で、本来ならば国のほうにも要望したいということで、市長も上京したいところなんですが、こういうコロナ禍にあって、なかなかそれが実現しないとういうこともございます。
それからまた、市長のほうは厚生連高岡病院、そして滑川病院にも何度も足を運ばれまして要望しておるわけでございますが、なかなかそういうような状況もございます。引き続きこれについては、県への重点要望の中でお示したようなことをまた行ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) さっき紹介したとおり、厚生労働省は県にハッパをかけているんですよね。だから、少なくとも富山県知事が各医療機関に対してそのような働きかけが行われないようにということは強く要望していただきたいと思います。
終わります。
○議長(岩城晶巳君) 以上で会派代表による質問を終わります。
暫時休憩いたします。
再開は午後1時20分からといたします。
午後0時18分休憩
午後1時20分再開
○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(岩城晶巳君) これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
3番脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) それでは、あらかじめ通告してあります4項目についてお伺いいたします。
まず第1項目めのフードドライブについて、次の2点についてお伺いをいたします。
まず、現在までの提供物の状況はどうなのかお伺いをいたします。
○議長(岩城晶巳君) 石川福祉介護課長。
○福祉介護課長(石川美香君) それではお答えいたします。
フードドライブは、家庭などで食べ切れないで余っている食品を持ち寄り、食品を必要とする人、施設、団体に提供する活動です。
滑川市では市社会福祉協議会が昨年10月から開始したところ、5月末現在で155名の方から、お米約452キロ、缶詰、レトルト食品など2万5,533点、その他洗剤やマスクなど生活用品の温かい寄附があり、生活に困窮している方延べ68名と25団体にお渡しすることができたとのことでございました。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。
それでは、次の2番、各市町村も活動を行っているが、本市も寄附のPRをしてはどうかということをお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 石川福祉介護課長。
○福祉介護課長(石川美香君) 市ではこのフードドライブ周知のため、市広報10月、2月、3月、4月号に案内を掲載したところでございます。また、3月の民生委員児童委員会長会で本事業への協力を依頼したところでございます。今後も本事業が継続できるよう、市社会福祉協議会と協力しましてPRに努めてまいりたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。この問題につきましては、生活困窮者の方の終わりのない闘いがずっと続いております。今後も活動を期待しております。
次に、2項目めのひとり親への補助について、3点お伺いいたします。
それでは1点目、本市においてひとり親の子どもたちへの補助金について、お伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 落合子ども課長。
○子ども課長(落合真理子君) それではお答えいたします。
本市では、死別により両親または片親の保護に欠ける中学生以下の児童に対して、市独自で遺児福祉年金の支給を行っており、また、母子寡婦福祉会の方々の協力を得て、ひとり親家庭等の児童の中学校卒業時に記念品の贈呈を行っているところでございます。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。
次は2点目の、本市において、今ほど説明がありました父母の会、母子家庭の会、父子家庭の会の支援につきまして、通称母の会という会が活動されていると聞いております。社会福祉協議会においても母子会と、それぞれ同じ立場でひとり親の子供たちに対する活動がなされているものと思いますが、そこで、お互いに同じ活動をするに当たりましてどのような協力体制が組まれているのか。福祉協会、母子会、それは完全に別々に作業をされているのか。共通点もあると思いますので、そこら辺、何か参考になるところがあればお聞かせ願います。
○議長(岩城晶巳君) 落合子ども課長。
○子ども課長(落合真理子君) 今ほど議員がおっしゃいました母子家庭の会、滑川市母子寡婦福祉会の方々には、地区の母子・父子家庭等の状況把握や、ひとり親の資質向上につながる各事業の周知や交流事業、学習支援事業等にご尽力いただいているところでございます。
子ども課には、ひとり親家庭の方々の様々な相談に応じ、その自立に必要なアドバイスや情報提供等を行う専門員「母子・父子自立支援員」が配置されており、滑川市母子寡婦福祉会と連携を取りながら、円滑な事業実施につながるよう支援しているところでございます。社会福祉協議会のほうとも連携しているところでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) 私の知人にも母子会の方がおられますので、いろいろと情報は聞いておりますけども、やはり行政と民間の違いが出ておるんじゃないかなと。やはり子どもを守るということは、お互いに助け合うところもあっていいんじゃないかと思いますので、この質問をさせていただきました。どうもありがとうございました。
それでは次に、ちょっとこれは今はまだということもありますけれども、子どもたちだけで食事している子どもがいるのかどうかということです。
この質問は、親の働く時間帯、その他のそれぞれ事情により兄弟で、男の子、女の子も含めてですけども、兄弟であるいは1人だけで食事をしている子どもが今もっているのかどうか、分かる範囲で答弁をお願いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 落合子ども課長。
○子ども課長(落合真理子君) お答えいたします。
昨年度策定しました第3次滑川市生涯いきいき食育推進計画策定のために実施したアンケート調査では、家族全員で夕食を食べる割合は、小学生、中学生ともに61%と増加しております。
令和元年7月、本市のひとり親家庭の保護者の方を対象として行った子どもの生活に関するアンケートでは、ひとり親家庭のうち、「夕食を家族そろって食べる」が57.1%、「夕食を子どもだけで食べる」が4.9%と回答があったところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。
この中には、コロナの影響で両親と一緒に食事が取れない人がおるかなと、そういうのがまたあるかなと思っておりましたので、今回の質問をさせていただきました。どうもありがとうございました。
次に、3項目めの行田公園について、次の5点についてお伺いいたします。
以前、私は行田公園の整理、手入れについて森の会の方に――これは私の知人なんですけども――確認したところ、市当局では、行田公園は自然公園なので自然なままの公園でいいんだと、そういうふうに聞きました。
それで、私は過去において、旧の国道8号線からずっと公園通りに入っていくところに、道路沿いに草むらがありまして、そこにタイヤ、U字溝、自転車などなどが付近の草むらに捨ててありました。それを聞いたときに、ああ、なるほどなと。自然のままだから自然にしておくんだなと。ということは、人が見とらんにゃごみを捨てるんかなと、そういう人がおられたんかなと、そういうふうに思っております。それで、私はそれについて納得しておったところでございます。
そこで1点目、ちょっと話は変えますけども、公園内に流れている中川の江ざらいについて、どのような考えがあるかひとつお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) それではお答えいたします。
公園内の江ざらいについては、毎年5月に実施しているニジマス釣り大会、本年は5月30日、第51回目の大会が実施されたところですが、その際に、事前に中川や池の周辺の除草やごみ清掃を行っているほか、状況を見て適宜実施しているところであります。
そのほかには、地元町内会でも年1回程度ボランティアで江ざらいをしていただいていると伺っております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) どうもありがとうございました。
これは今年の1月9日ですけども、滑川市においては36年ぶりということで、1メーター20を超える積雪がありました。園内の樹木についても、折れて川の中へ入っておる、そして引っかかっておるところがあるんじゃないかと。そこに、ごみあるいはごみ袋等や草が流れ込みますと枝に引っかかります。これから6月に入りますと、梅雨時期になります。農業用水ですから多くの水が入ってくるんじゃないかと、私はそのように思っております。そのときにごみにかかりますと、川の縁が洗われて土砂が流れて崩れる、そういうことを心配して、この質問をしたところでございます。
次に2点目の、平成27年の11月16日に寺家小学校の5年生が、「みんなで森を守ろう」をスローガンにドングリの木を植樹されました。植樹された箇所の木の下草刈りなどの手入れ等がなされているかどうか、ちょっとお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) それではお答えいたします。
平成27年に植樹された樹木の周辺につきましては、なめりかわ森づくりクラブによるボランティアのご協力をいただいておりまして、下草刈りや樹木の下枝処理などの管理を行っているところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。
私の記憶によりますと、たしか平成26年に、山に熊の餌となるドングリがなくなりまして、そして熊がずっと里のほうまで下がって出没したと、そのように記憶しております。高速道路の近くまで熊が来ておる。私ところのちょっと下まで出ているはずだったかなと。安田のほうで出ていたような気もしております。
そこで、子どもたちが今後も山のドングリがなくなるんじゃないかなということを心配してくれまして、熊のためにドングリを植樹したと聞いております。
親からはぐれた子どもが、これは安田でですけども、親子の熊が出まして、親が捕られまして駆除されまして、そして子どもが離れたときに、その子どもが東加積小学校のちょっと近くまで出て、そしてその後、冬を越したときには魚津市の鹿熊地内で、養豚場があります。あそこで冬眠しておったという記憶があります。そういったことで、ドングリに対する子どもたち、熊に対する餌について私は質問させていただきました。どうもありがとうございました。
では次に3点目の、公園内にいろんな野鳥がたくさんすんでいるというようなことをよく聞きます。そして、私の親戚の者も、あそこにいろんな鳥がおるんだと。バードウオッチングにたくさんの人が来て写真を撮られるし、市の広報にも載ったことがあるよと、そういうことを聞いております。
そこで、公園内にいろんな野鳥が数多くいるので、子どもたちと巣箱などを取り付けてはどうかと、そういうふうに思っております。巣箱については、作る楽しみ、そして巣箱の中に鳥が卵を産み繁殖してくれる喜びを検討されては、ちょっとあれなんですけども、そういう思いがありまして、検討をされてはどうかだけちょっと確認させていただきます。お願いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 公園内では、今ほど議員さんおっしゃったとおり、多くの野鳥を観察できることから、バードウオッチャーにも人気があり、数多くの方に来園いただいているところであります。
今ほどの巣箱を作る等の取組につきましては、そのようなお話がいただければ協力してまいりたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) ありがとうございました。
私の思いは、巣箱といいましても、子どもたちが考えることですから、斬新ないろんなアイデアで、また変わった巣箱を作ってきて取り付けてくるんじゃないかなと、そういう期待もしておるわけでございます。
では次に、公園内はまだまだ手つかずのところがたくさんあります。
そこで、4点目のカブトムシなどの昆虫の繁殖床、卵を産んでくれるところですね。そういったところを検討されてはどうか、お伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 公園内にはクヌギやコナラなど、カブトムシの繁殖に適した樹木も多く生育しておりまして、課外学習等で繁殖床を設置したいという要望があれば、ぜひ協力していきたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) どうもありがとうございました。
自分ところの近くにも栗の木がありまして、そこにカブトムシがたくさん来ておりますので、公園内にも多くのカブトムシだとか昆虫が来てくれれば、また子どもたちの昆虫採集の場にもなるんじゃないかという私の思いがあります。
それでは、次の5点目に入りたいと思います。
まず、先ほど言いましたように、私は中川をきれいにして、まちなか、これは公園から海までの範囲なんですけれども、ニジマス釣り大会も行われておりますので、川の中に魚が泳いでいる環境整備をされてはどうかなと。そういった検討ができないかということ、これは各町内の問題になるかと思いますけれども、そういうことを考えていけばどうかと、私はそう思って、今回この質問をさせていただきました。
○議長(岩城晶巳君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 行田公園は、自然に親しんでいただく公園という観点からも、魚がさらに多く生育できるようなきれいな川になって、魚が泳ぐよう環境保全に今後努めてまいりたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) 先日、5月30日にあった第51回ニジマス釣り大会には、188人の参加があり盛大に行われたと、そのように伺っております。
私の思いは、やはり川のすぐ近くに、私たちが子どもの時分は、うちのすぐ横の川にアユが上がってきておりましたので、そういった家のすぐ近くの川で魚が見られる環境も必要でないかなと、そう思って、今回の質問をさせていただきました。
それでは次に、4項目めの次期衆議院議員選挙についてお伺いいたします。
先月の13日ですけども、市長は上田英俊氏に、今年の秋に行われる次期衆議院選挙で富山2区からの立候補の検討を求められたところであります。このことについて、今後の滑川市政の運営に対する取組、そして期待、そしていろんな影響があるかと思いますので、上田英俊氏の立候補を依頼された率先躬行の考えをお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) この問題につきましては、既に民放テレビで2回も私、放映されておりますので、知っている方は知っていると思います。
そこで、順序は少し前後するかと思いますが、聞いていただきたいと思います。
まず去年の11月24日、これは滑川・朝日間、新国道の陳情に24日は新潟の北陸地方整備局へ行きまして、その足で東京へ行って、翌日は本庁の陳情、要望になります。
そこで、24日の晩は中華料理の店といいますか、南甫園で朝日、入善、黒部、魚津、滑川の5人の首長の会食がありました。そこで突然に、ある首長さんが上田英俊氏のほうに腹を決めて出なきゃ駄目だという電話をして、それが隣の首長に渡り私に電話が来る、私は魚津の市長に渡し、魚津の市長は黒部の市長に電話を回す、携帯でぐるっと回ったわけです。もう1周回りました。その間に上田英俊氏に、腹を決めて出なきゃ駄目だと。もう年齢的にも今回が最後だよということの激励があったわけです。
それから間がずっと開きましたけども、先般、富山市長が退任するということで私の部屋に来たわけです。そこで上田英俊さんが、実は黒部市長が宮腰さんの後援会の要請を受けたときに断ったと。断ったときにすぐ手を挙げればよかったのになというような含みのある言葉で、少し私に世話をしろというようなニュアンスを残していったわけでありまして、そこで私は少し動きました。県連の関係のトップの人たちにも会ったり連絡したり、それから経済界の人にも、農業関係者にも、それから市町村議員の方々にも少し話を聞いていましたけど、約30人に会ったり意見を聞いた結果、途中で北日本新聞の小林記者に見つかってしまいましたので、もっと会ってから、皆さんの意見を聞いて外堀を埋めた上で上田英俊氏を説得したいと思っていましたが、30人で終わりましたけれども、その30人のうちの1人だけが、次期の衆議院選で自民党のほうは現職優先もあるよということを言った。ほかの29人は交代すべきだと、こういう話でありましたので、それを上田英俊氏に知らせるべく、上田英俊氏の入善事務所で話をしたのが新聞に載ったいきさつでございます。
そこで、上田英俊君のことになりますが、早稲田の雄弁会を出ております。そして、長勢甚遠代議士が代議士になった平成2年、長勢事務所に2年ほど秘書でおりました。その頃からの付き合いでありまして、やがては必ず国会に出る男だという熱いまなざしで今日まで付き合ってきたわけです。それからまた、後で聞きましたが、綿貫さんの秘書もやったということを聞いておりまして、そういう準備の筋が整っておったんじゃないかというふうに私も思います。
それで、上田英俊君が県会議員に出たときの1回目は落選しました。準備が遅かったからです。その間に、入善町でありますけども、入善は富山県でも一番の米どころ。そこで、友人の大きな農家の友達のところで2年間、体を使って百姓の勉強をしたというのが彼の経歴で特筆すべきところじゃないかと思います。床屋の息子が田んぼをやったんですから大したもんです。
と同時に、野上浩太郎氏、柴田巧氏、南砺の山辺県議、それと上田英俊氏の4人で、砺波地区、高岡地区、富山地区、新川地区と県政報告に回っていたことがございます。極めて熱心に政治活動をやっていたということが言える、そういう男であります。県議会での汚点もありませんし、それから、私が特に感銘したのが、入善の町長がおっしゃるんじゃないけども、これまで県議会議員として入善の人が推したのは、やがて国政に出るために県議会議員としてずっと町民は支持をしてきたんだということでございまして、地元の信望も非常に厚い、期待が大きい、そういう彼であったと思っております。
それから、これは私、なかなか言いにくいんだけども、宮腰さんのことに少し触れたいと思います。宮腰さんが1回目の選挙に出たのは衆議院議員の補欠選挙で、その頃は野党と与党が拮抗している危ないときでありました。そこで、綿貫民輔県連会長じきじきに自民党の自連に置かれました。私ももちろん自連の役員です。そしてまた、そのときの滑川の議長は私でした。そんなことでありますから、管内の議長の代表として、出陣式の挨拶も私がやっております。
それから、その後、選挙制度が中選挙区制から小選挙区に変わったと。いわゆる第2選挙区で指名されれば、第2選挙区支部は保守の固いところ、ここでは絶対落ちることはありません。長勢さんが富山へ移ったわけです。
そういうことがありまして、私らも長勢さんと言われていながら宮腰さんの選挙をしっかりやった。そういう信頼関係を築いたつもりですが、時間も過ぎましたら、10年前頃から宮腰さんは第2選挙区支部のことを何もやってくれていないという評判が出てきました。とにかく、第2選挙区支部、朝日町から山田村まで、もちろん大山町、八尾、山田村、そして立山、上市、舟橋、滑川、魚津、黒部、入善、朝日、宇奈月町、こういう選挙区でございます。
そこで、各市町村のことを何もやってくれないということでございましたので、それがずっと引っかかるところでありますが、滑川の場合を言いますと、これは滑川に関係があることです。私の選挙のときに、相手候補はもちろん、自連の代表のほうへ応援に宮腰さんが来るわけです。そこで、個人演説会、決起大会の応援演説に来て私のことをぼろくそに言っていたわけです。もちろん私の陣営もそこの会場に入っていますから、正直にそういうことです。
それなのに、その後の宮腰氏の選挙に、秘書の松倉さんが私の市長室へ来て応援せよと。とんでもない話ですね。私のことをぼろくそに言っている上に。そして、私は松倉君に聞きました。あなたは住さんの親戚で国会議員秘書になった。住栄作さん、そして住博司さん、そして今は宮腰さんの秘書、3代の秘書をやっているけども、ここからです。滑川で宮腰さんがやった、住さんがやった、見える実績のものがあれば1つ挙げてくれと言いました。松倉氏はじーっと下を向いたまま。恐らく1分半は過ぎたと思います。頼まれんから何にもしとらんがやと。どう思います? 頼まれんから何にもしとらんがやと。やった実績がないがやと。私にとっては、ふざけんなよ、このやろうと。だって、毎年、要望、陳情に東京へ行きます。県出身の国会議員さんに要望書を持って説明をして事務所を訪れる。議長経験の皆さんはいつも一緒だったからお分かりのとおりです。そのときに毎年いっぱいお願いをしているのに、頼まれたことがないから何にもないがやと。こんな言い方ありますか。だから松倉君に言いました。滑川市の玄関はもうまたいではいかんよ、あんた。もう来るなと突き返しておったんです。事ほどさように、第2選挙区支部のいわゆる有権者、住民が国税をしっかり払っている。そして、事業を持ってこないということは、国家予算が地方へ下りてこない。地方がよくなるわけがないじゃないですか。ここが大変な問題なわけです。
何にもしたことはない。何にも見えるものがない。税金はいっぱい納めている。還元されるものはない。選挙区支部代表の代議士は、国の仕事が半分なら地方の仕事は半分やってもらわないと、選挙区支部の仕事をやってもらわないと、これは選挙区を代表する議員ではない。こういう感覚で、今回は、いろんな人と会いながら、皆さんが交代するべきだという本音はそこにあったというふうに記憶をいただきたいと、このように思っています。
とにかく、いわゆる選出の国会議員と市町村長も力を合わせて、この地区をよくしなきゃいけない、そういう宿命が私らの仕事だと思っています。とにかく……
○議長(岩城晶巳君) 市長、そろそろ終わります。
○市長(上田昌孝君) 終わります。このことを中心に、これからの国会議員は一緒にやりたいと思います。
最後に言います。市町村長、首長がそろって交代の時期だと言ったということは特筆される、これまでになかったことです。
以上。
○議長(岩城晶巳君) 脇坂章夫君。
○3番(脇坂章夫君) どうもありがとうございました。
まだまだ何かもう少し言いたそうなところもあったように記憶しますけども、一応市長の思いを受け止めました。滑川市についても今後非常にいい傾向になるんじゃないかなと、そういうふうに私も期待しております。
以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(岩城晶巳君) 暫時休憩いたします。
再開は午後2時10分からといたします。
午後1時59分休憩
午後2時10分再開
○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
2番大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) それでは、通告に従い質問させていただきます。
1点目、公共施設の利用・運営状況についてお聞かせください。
文化・スポーツ振興財団が受託管理する15施設の令和元年度使用・利用料収入は約1億3,800万円であったが、令和2年度は
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各施設使用・利用者が減少し、使用・利用料収入は約9,200万円となり約4,600万円減少した。令和2年度文化・スポーツ振興財団の管理・運営受託事業収入を除く経常収益及び令和元年度3億3,456万円だった経常費用はどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君) それではお答えいたします。
令和2年度の文化・スポーツ振興財団全体の経常収益につきましては2億8,506万8,000円で、市からの管理・運営受託事業収入を除く収益につきましては1億5,937万6,000円となっておりまして、同じ令和元年度の1億8,781万円と比較して2,800万円余りの減収となっております。
この収益の中には、各施設における使用料等のほか、共益費、自販機の売上手数料、それから令和2年度におきましては、国の持続化給付金、市の施設運営協力金なども含んでおります。
また、経常費用につきましては、雇用を維持していることから人件費の大きな変動はございませんが、施設の時短営業に伴いまして当然に減少する光熱水費などもありまして、前年度比86%となります2億8,764万3,000円となっているところでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
今ほど数字を言っていただきましたけども、年当初にある程度、財政課はじめ当局のほうで予測していたというふうに思っているんです。その予測した数字に対して、今上がってきた決算見込みになるのか分かりませんけども、どういう見解を持っていらっしゃるかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君) 今回、利用料金制を取っている各施設におきましては、それぞれやはりばらつきがあるかと思います。殊、限って文化・スポーツ振興財団で申し上げますと、12月議会でお認めいただいた施設の利用協力金、市の単独の部分でございますが、この部分について見込みよりも半分程度になったということから考えますと、収入が入らなかった一方で、支出も抑えられたというような状況が見て取れるかと思います。
以上ございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
次の質問に行きます。
市民交流プラザでは、平成30年度、令和元年度ともに年間利用者数は約18万人であり、うち、あいらぶ湯利用者は約13万人であった。令和2年度利用者数は約11万8,000人、あいらぶ湯利用者数も約9万4,000人に減少した。
令和2年6月定例会では、令和2年度4月、5月時点での利用料収入は前年度比74.3%減の1,066万3,000円の減収とされたが、今年度4月、5月利用料収入は令和元年度と比較してどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君) 令和3年度4月、5月の利用料収入でございますが、今ほど言われた令和元年度と比べまして23%減となる水準まで持ち直しておりまして、減少額は330万円余りということになっております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 次の質問に行きます。
令和2年度、文化・スポーツ振興財団が受託する各施設利用状況は、滑川市産業研修センターを除き大幅な減少が見られる。今後の利用者推移をどう見ているか。また、施設運営と市民サービス持続性のバランスについて見解をお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君)
新型コロナウイルス感染症に対する対応といたしまして、施設側におきましても感染症対策を行います。それから、利用者におきましても新しい生活様式が定着しているほか、今後の
ワクチン接種によります一部効果も期待いたしますと、文化・スポーツ振興財団が管理する施設全体の利用者というものは、改善傾向になるものというふうに予測をしております。
また、公の施設につきましては、住民の福祉を増進する目的をもちまして、その利用に供するための施設ということでございますので、国や県からの休業要請ですとか、外出の自粛要請などがない限り、各施設の設置条例に従いまして、できる限り開館いたしまして、利用していただくことが大切であろうかというふうに考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
今ほどいろんな説明をいただきましたけども、私が思っていたのは、経常収益であったりはもっと下がっているんじゃないかと思ったんです。そして経常費用もそれなりにかかってくるんじゃないかなと思って、今ほど説明を聞いていく中で、私が思っていたものよりは回復の兆しにあるというふうに思ったんですけども、ただ、減少していることには変わりありません。
そこで、私、1年前は、文化・スポーツ振興財団の分と株式会社ウェーブ滑川の分を一緒に財政課のほうに質問させていただいたんですけども、今回分けて書いたのにはちょっと理由がありまして、文化・スポーツ振興財団が受託する施設利用者の多くは市内在住の市民の方々なんです。
そこで、この利用者が各施設、減少し困るのは一体誰なのかという見解をちょっとお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君) 文化・スポーツ振興財団の収益が減りまして困るのは誰かというご質問でございますが、結果的には、令和2年度におきましても、国の交付金を受けながらでも施設の利用協力金という形での税を投入しているところがあるかと思います。全般的に需要が減れば、その原資につきましては回り回って税に考えられることから、全体といたしましては、国民全体、市民全体のほうに影響があるものというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
後で株式会社ウェーブも同じような質問をするかと思いますけども、私が思っていたのは、この文化・スポーツ振興財団が担っている事業というものは、市民サービスであり福祉増進だというふうに思っているんです。なので、
新型コロナウイルスによって自粛という決断をしたのは市民であり、私が思うのは、当然、本市財政には負担がかかってくるんですけども、市民全体で言えば誰も困らないんじゃないかというような見解を持っていたので、こういった話をさせていただきました。
また、私も施設でテナントに入っている人間ですけども、思ったのは、非常に苦しい状況には変わりないんです。ただ、人口減少という人流が止まるとどうなるかというような実験を今しておりまして、本市の数年後、もしかしたら人の流れはこの程度になるのかもしれないなと。そうすれば、じゃ、会社の売上げなり経費なりを下方修正していくことが必要になってくると。
こういったことをただ心配だ、心配だというようなものでなくて、例えば公共施設の運営状況を見ながら、この公共施設と総合管理計画の中で今後の施設運営の見直しを図っていくことができるんじゃないかなというふうに思っていますが、どういった見解をお持ちかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 奥村財政課主幹。
○財政課主幹(奥村勝俊君) 今回の
新型コロナウイルス感染症に係るいろんな影響につきまして、各公共施設についても、私どももある意味、大きな変換点であろうかと思います。今までどおりの生活ができない、今までどおりの会議ができないといった中で、施設側でどのような対策をすれば使ってもらえるのか。逆にこのコロナがやがて終息した後に今までどおりの同じような会議の仕方になるのか、それともやはり、デジタルと言われておりますが、そういった時代になっていくのかということも含めまして、今後については、次の時代を見据えながら公共施設の運営についても考えていかなければならないものと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
次の質問に行きます。
青雲閣は、年間平均利用者数約5,000人であるが、令和2年度利用者は850人に減少した。
新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでの学校やスポーツ等各種団体、企業研修等の利用者が自粛したものと考えます。現在の利用状況、予約状況はどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。
令和3年4月は、宿泊者数54人、日帰り利用者数18人で、企業研修や保育所の遠足で利用されております。5月は宿泊者数ゼロ、日帰り利用者数105人であり、保育園の遠足で利用されています。6月以降10月までの予約状況については、宿泊者数約800人、日帰り利用者数約150人であり、保育所、高校、スポーツ、文化芸術団体等が遠足、スポーツ、文化芸術活動のための利用予定でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
ここで青雲閣だけをクローズアップしたのは、この施設だけ施設運営が特殊であったり、経費の部分でも、使用されれば使用されただけ、どんどん経費がほかの施設よりも格段に上がっていく施設だったので、ちょっと今回クローズアップして通告もしてきたんですけども、次の質問へ行きます。
各自治体が保有する少年自然の家の例を参考に各区分の料金を設定していると私は認識していますが、間違っていれば指摘してください。
施設の維持管理に関しては、行政の市民サービスの持続と利用者から適正な料金収入を得て維持していくものと考えております。見解はどうか。
また、青雲閣の各利用料金の見直しを図ることは検討できないかという質問でありますが、質問は新たな施設整備に合わせて料金を見直していくという類いの質問ではありませんので、現施設のという話ですので、よろしくお願いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。
青雲閣の宿泊料金や食事料金等の利用料金は、国立の少年自然の家等と同等でございますが、県やほかの同様の施設と比べると、一般、大学生、高校生の宿泊料金が安価となっております。各料金の見直しにつきましては、今年度において既に多くの予約をいただいており、今後検討したいというふうに考えています。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
先ほど利用状況とか予約状況を聞いたのは、そういった予約が入っている段階ではもう変えることができないんですよね。でも、これは変えてこなかったほうが私は悪いんじゃないかなという思いを持っております。
経済財政運営と改革の基本方針の中であったり、滑川市公共施設等総合管理計画の中でも、「安定的、持続的な公共投資を維持するためにも、適切な維持管理の観点から、受益者負担の適正化を図る」とされています。
地域施設の実情に応じ、検討する運営状況では今までなかったのかと思いますけども、各計画にこういった方針が出ているわけでありますけども、なぜ今までされなかったのかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) これまで全くしなかったわけではなくて、やはりちょっと年度ごとにどうするかということで検討はしてきたものでございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
私の認識は、今まで上がってきたのは税率の変更がかかったときだけ上がってきたと思っています。
各自治体の例えば少年自然の家なんかは、各自治体、廃止がすごく増えてきているんですよね。市でやっているところは非常に少なくなってきている。県外で見ても、先ほど言われたとおり、国立である立山、県立である呉羽が出てくるんですけども、料金はそれと比較して大体同じぐらいなんです。
じゃ、青雲閣になぜ今でもそれだけニーズがあるかといえば、今の社会情勢から言ってもあり得ない金額で宿泊できるんですよね。だって200円とか300円代とか400円代、食事は朝四百何十円、昼食五百何十円、夜は六百何十円だったと思いますけども、そういったもので今泊まることはできないですね、民間で。
ただこれも、当然市民サービスで数十年前に建設されたものだと思うんですけども、やはりそれからある程度、例えば倍の金額で料金収入を得ても、それでも民間企業には絶対に出せない料金設定になってくるんです。
青雲閣に対しては令和3年3月31日で指定管理が切れますけども、その後の運営をどうされるか分かりませんけども、それ以降、もし現施設で運営をされる際は、ぜひともこういった料金の見直しを図っていただきたいと思いますが、そういったことは検討していただけますか。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) 議員のおっしゃったように、今後、引き続きまた利用料の見直し、そしてまた経常費用の固定費の見直しなど、収支のバランスなどを検討して料金設定に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
本当は決算の中で、またいろんな問題、私、この施設にあると思ったんですけど、これはまた9月の決算の委員会でさせていただきたいと思います。
次の質問に行きます。
株式会社ウェーブ滑川の令和元年度受託事業収入を除く売上総利益は1億1,808万円、一般管理費は2億3,666万円であったが、令和2年度はどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) お答えいたします。
株式会社ウェーブ滑川の令和2年度の決算につきましては、今後の株主総会で承認されることから、詳細な金額については控えさせていただきますが、令和元年度と比較して受託事業収入を除く売上総利益は約4割、一般管理費は約8割となっています。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
数字でなくてパーセントで言われましたけども、そういった見込みであると言われて、担当課としては、どういうふうな考えをお持ちなのか、何が問題なのかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 収入が下がっているのは何が原因かと言われますと、一言で言えばコロナ禍というのが一番だと思っております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 何が原因かということを聞いたつもりはないんですけども、後で同じような質問をしますので、次に行きます。
令和2年6月定例会では、財政課より、ほたるいかミュージアムでは、年間利用料収入の約6割を占めるホタルイカシーズンの4月、5月に休業を余儀なくされたことから、前年対比98.1%減で2,486万円減収したと報告されました。
今年度の4月、5月のほたるいかミュージアム利用料収入は、令和元年度と比較してどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 今年の4月、5月につきましては、コロナ禍ではありましたが回復の気配も見せており、ほたるいかミュージアムの入館料収入につきましては、令和元年度の約59%減、約1,500万の減収となっております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 次の質問に行きます。
提案理由説明では、令和2年度入館者数は2万320人で、前年度から5万24人減少し、対前年比71%減となり、毎年入館者が最も多い4月、5月の休館や観光そのものの自粛等影響したとあったが、ホタルイカシーズン以外の集客率向上が課題ではないか。4月、5月以外の入館者数、利用料収入に対する見解についてお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) ほたるいかミュージアムは、その施設名称からもホタルイカが最大のコンテンツでございまして、ホタルイカシーズンに観光客が集中することは、その注目度を表しているものと考えております。
シーズン以外の集客につきましては、コロナ禍に限らず以前からの課題でございまして、これまでも発光性プランクトンの発光ショー、ヒカリキンメダイやダイオウグソクムシ、チンアナゴなどの常設展示及び撮影スポットの設置、それから2階ギャラリーやシアター映像のリニューアルなどを行ってきたところでございます。
今後も指定管理者である株式会社ウェーブ滑川と連携協力して、ホタルイカシーズン以外においても、より魅力ある施設になるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
売上げの部分は多少やはり回復傾向にあると言われましたけども、これも減収していることには変わりません。
先ほど事前に言っておりましたのでお聞きしますけども、このほたるいかミュージアムの利用者が減少したことにより影響を受けるのは、本市財政、株式会社ウェーブ、ウェーブ出展、出品事業所以外にどこが影響を受けると考えるかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 今おっしゃられたところを除きますと、ウェーブのおみやげマーケット、お土産屋さん、当然減収になります。その減収になることによりまして、それらに卸しておられる業者さんも当然減収ということになります。中には加工業者さんがいらっしゃいますが、ホタルイカの利用が減るということになれば、ホタルイカの価格自体にも影響してくるものではないかと思います。さらに、ミュージアムの利用者が減るということは、市を訪れる観光客の方も減るということでございますので、近くの飲食店含め影響があるものと思っております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
これも、例えば宿泊事業者であったり、飲食店組合であったり、小売業者の組合であったりと話をしているときに、よく話に出るのは、今市がやっている観光推進事業で何がストップすると一番困るかというと、ほたるいか海上観光なんです。なので、ほたるいかミュージアム単体の施設の利用者が減っても、まず地域の身近な小売店、宿泊施設、飲食店はさほど困らないんです。だけど、ほたるいか海上観光に関しては、やはり宿泊者がいることと、やはり滞在時間が、時間帯ですね。出航時間もちょっと変わった時間帯の出航なので、上がってから近くにどこかやっているところもないので、滑川に滞在される時間が当然長いんですよね。そうすると、今やっている観光推進事業で一番広域的に滑川市の経済を活性化させているのは、私はほたるいか海上観光だと思っているんです。
ほたるいかミュージアムに関しては、本市の広域的な経済の活性化にはまだ至っていない。今7万人ぐらいの入館者では至らないというふうに思っているんですけども、ただ私も、じゃ、年間通しての利用者を上げるために何をしたらいいんだろうかというふうにずーっと考えていたんですけど、出なかったんです。考え方を変えたときに出てきたのは、今のほたるいかミュージアムがほたるいかミュージアムである以上、ホタルイカシーズンと同一水準の施設利用者を年間通して迎えることは絶対できないんじゃないかなと。スキーをしたくて雪山へ行って雪がないのと一緒なんじゃないかって、そう思ったことがあったんです。
ここで思ったのは、あまりにもホタルイカに依存したPRが今の現状をつくったんじゃないかなと思うところがあるんですけど、どうお考えかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 議員のおっしゃることも分かりますが、ほたるいかミュージアム、それは世界にたった一つのホタルイカをテーマにしたミュージアムでございます。それを売りにしてたくさんの観光客の方に来てもらっているのもこれまた事実でございます。おっしゃるとおり、生きたホタルイカがいないシーズンにつきましては、入館者のほうが減っているのもまた事実でございますので、これをいかに増やしていくかということが一番の課題だと思っております。
やっぱり滑川は「ほたるいかのまち滑川」ということでこれまでも来ておりますし、取材のほうもたくさん来ていただいております。今後もホタルイカをメインとしてやりながら、何か来ていただくようなことを考えていくことが大切かなと思います。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
そこで、私、日本で人気のある博物館、何でそんなに人気があるんだろうかといって、日本で一番利用者が多いのが、福井県の恐竜博物館が出てきたので、私も一度だけ行ったことがあるのでちょっと考えたんですけど、福井県の恐竜博物館に行くと、数メートルあるティラノサウルスの模型がメインになって迎え入れてくれるとかとなっているんですけど、ティラノサウルスは北アメリカに生息していたと言われて福井県は関係ないんですよね。お土産なんかで売っているものも、福井県に全く関係ない恐竜のグッズが売られて、それが恐竜博物館の売上げのトップファイブとかにまで入っている。そしたら、もう何でもありなんじゃないかというふうに思ったりもするんです。
各自治体は市の特産をメインに考えて、それを観光資源として生かしていきたいという考えは当然あるんだと思うんですけども、観光で来られる方々は楽しければ何でもいいんじゃないかというふうに思ったんです。なので、そこに利用者側と自治体側、観光を推進する側の差があるんじゃないかなというふうに思わせていただきました。
そこで、滑川市に何があるかといえば、やはり深層水であったり、深海と、深海ウォーターがあったりするんです。そう思ったときに、富山湾全体で考えれば、富山湾は駿河湾、相模湾と並んで日本三大深湾であると言われているんですね。ならば、そういったコンテンツを使っていけばいいんじゃないかと。また、深海生物なんかもいるんですよね。多分子どもたちなんかは、恐竜を好きな子はいますけども、深海の未知の生物、模型であったり何でもいいんですけども、想像性を膨らませることができるんです。ホタルイカは、イカはイカなので想像できる。そういった深海魚なり何なりのコンテンツを用いることも一つなんじゃないかなと思いますけども、見解をお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 議員ご提案のとおり、今現在もミュージアムの中に深海プロムナードというところがありまして、薄暗くしまして深海をイメージしたような通路もあります。
おっしゃられる深海をテーマにしたコンテンツというのも、今後、指定管理者と共に研究してまいりたいと思います。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
また、よくよく考えてみれば、滑川市の――海のものです――名産とされているバイガイであったりベニズワイガニも深海の生物なんですよね。逆にそういった、この三大深湾というものを使うのか富山湾全体で考えるのかというふうになれば、またこの滑川市の特産品をPRできる場になると思うんです。そのほたるいかミュージアムという名前で行くかどうか、それもちょっと考えたりもしたんですけど、今そういった意味でも浜の活力再生プランも出てきて、ベニズワイガニやバイガイのそういったものも計画に乗っていますので、ぜひともそういった観光資源というものをフル活用していただければ、また違った方策が見つかるんじゃないかなと思います。
次へ行きます。
台湾美食展への出展を断念したが、提案理由にある「引き続き情報収集に努める」とは、何に対しての情報収集に努めるのか。「様々な方式での誘致活動を実施できるよう準備する」とあるが、準備する様々な誘致活動とは何かお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 小川観光課長。
○観光課長(小川勇二君) 提案理由にあります情報収集につきましては、インバウンド、とりわけ台湾の状況や旅行意欲、他自治体等の動向、PR方法などについて行いたいと考えているものでございます。
誘致活動につきましては、台湾の旅行会社等への招待旅行(ファムトリップ)の実施や、旅行会社へのオンラインでのPRなどの新しい試みも含めて、検討していきたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
今、台湾人の方々も、コロナが終息したらどこに行きたいかといえば、日本が圧倒的に1位だというふうな報告も出てきました。
ただ、台湾の方が中国の方とちょっと違うのは、中国の方は大都市圏に行く傾向があるというふうに観光庁からの報告でも出ていたんですけど、台湾の方は逆に地方のほうに行きたがるというふうに出ていました。ただ、リピート率が非常に悪いというか、行ったことのないところにどんどんどんどんと分散して行かれるので、同じ箇所に何度も足を運ばない傾向もあるというふうになっていたので、その辺もちょっと確認していただきたいと思います。
すみません、時間がないので次の質問に行きます。日医工スポーツアカデミーについてお聞かせください。
2012年に海洋高校跡地に建設されたフットボールセンターの命名権を日医工が取得し、滑川市、富山県サッカー協会と協定を締結したが、協定期間は2023年3月31日までとなっています。今後のネーミングライツ契約は、どこが、どのようにして進められるかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) それではお答えいたします。
ネーミングライツにつきましては、施設の管理運営のための財源となり得ることであったり、相手方企業等にとっても宣伝等のメリットがあったりということで、双方の理解、合意が大切なものであると考えております。
今後、施設の所有者である市が、施設管理者や関係団体とも協議しながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 今ほどちょっと分からなかったので確認しますけども、今、市が協議するか、ちょっと分からなかったんですけど、市がネーミングライツの契約の募集を図るということなんですか。ちょっとお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 今後の契約等につきましては、市が中心となって施設管理者や関係団体と協議しながら進めていきたいと考えておるというふうに申し上げました。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 分かりました。
このネーミングライツの契約なんですけど、各自治体を見れば、この契約料なんかも公表されたりしているんですけど、スポーツアカデミーに対しては情報の開示がほとんどされていないんですよね、このネーミングライツの契約に関して、開示されているのは命名権利者と協定期間のみなんです。なので、その他更新事項や契約解除事項等、また契約料が分からないので、こういったことがどういった基準で、約10年前ですか、9年前ですか、組み立てられたのかお聞きしたいんですけど、よろしいですか。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 当時の書類等を見てみますと、フットボールセンター整備に際して、県のサッカー協会等とも協議をされた中で、ネーミングライツの話が出てきたというところでございまして、内容的なものについては、平成24年の4月1日から令和5年の3月31日までの期間だということを示し、金額等もこうやって決められたものでございます。
お尋ねのネーミングライツの期間が切れたときの対応につきましては、例えば、1年前までには意思の確認等を市のほうにしてくださいよ、といったもの等は記載されております。
以上であります。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) 私も以前、富山県のサッカー協会の会長とお話をさせていただきまして、富山県のサッカー協会、理事の方々はほとんどもう総取っ替えになって、当時のこの契約を知っている方はほとんどいらっしゃらない。また、当局にしても、当時のこの契約に関して細かなことを知っている方はもういらっしゃらないということで、県のサッカー協会の会長が、もう一度滑川市側と細かな打合せをしたいというふうに言っていらっしゃったので、ぜひともその協定の中身というものをもう一度話を詰めていただきたいと思います。
それでは、次の質問もさせていただきます。
現在、富山県サッカー協会でもスポーツアカデミーの人工芝張り替え事業の計画が役員会でも議論されており、スポーツ振興くじによる助成事業としても検討されています。しかし、
コロナウイルス感染症の影響によりスポーツ振興くじの販売が止まったことや、収益が減ったことによる助成事業の対象縮減の可能性も考えられますが、本市の協力体制をお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 先ほど中川議員の代表質問でも、整備についての助成制度等の活用について少しお話をさせていただきました。
スポーツ振興くじ等につきましては、助成事業の金額等について、現在、ホームページ等でも、収益が減ったからといって来年度の事業云々というようなことは示されておりません。
例年秋頃に募集要項等が示されるということでございまして、そちらのほうを注視しながら、助成申請等について施設所有者、サッカー協会等とも連携を取りながら、申請に向けて準備していきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
私は、なぜ県立高校の跡地を滑川市が所有して、滑川市が管理者となって指定管理を入れたかという根本がちょっと理解できないんですけども、それは置いておいて、このフットボールセンター富山の管理に関する協定書の第7条第2項に、管理物件の修繕については、1件につき100万円以上のものについては、甲乙協議の上、費用と責任を決定し実施するものとし、1件につき100万円未満のものについては乙が自己の費用と責任において実施するものと明記されているんですね。
先ほどフットボールセンター富山、県サッカー協会が、芝生の張り替えは100%そちらでやられるというふうにおっしゃいましたけども、この協議、既にされたのかどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 今年の3月に県のサッカー協会及びフットボールセンター富山の方とお話をしております。その前にも、1年前ぐらいだったと思いますけれども、定期的に打合せ等は行っております。
施設の老朽化等によってお金がかかる部分等はあるかと思いますけれども、大原則は、市のほうで指定管理としてスタートする前の部分について、しっかり市のほうで整備させていただいた。その後はしっかり指定管理者のほうで管理運営をしてくれというスタンスで進んでおるものと思っております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
今ほどのそういった説明を受ければ分かるんですけども、この指定管理の協定書を見れば、100万以上の修繕は滑川市ももしかしたら関わってくるかもしれない、でも県のサッカー協会かもしれない、どちらか分からなくなってくるんですよね。そういった説明を受けなかったら、もしかしたら滑川市で予算化して芝生の張り替えをする可能性もあると。なので、こういった協定書に関しても、もう一度見直していてもいいんじゃないかなというようなことを思ったので、質問させていただきました。ありがとうございます。
次の質問をさせていただきます。
すみません。大幅に割愛させていただきますけども、ネーミングライツについてお聞かせください。
ネーミングライツパートナーの募集を図り、地域づくりの活用に取り組む考えについて見解をお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたします。
ネーミングライツにつきましては、自治体にとっては自主財源の確保につながるものでありまして、また、パートナーとなっていただけます企業の側といたしましても、施設を広告媒体として活用することにより企業の認知度や社会貢献性、そういったものを示しまして、企業イメージが向上するということが期待されるものでございます。そういったようなことから、官民の連携として双方にメリットがあると考えられるものでございます。
令和元年度末に策定いたしました第7次滑川市行政改革大綱の実施計画におきましても、ネーミングライツなどの自主財源の活用の検討をうたっておりまして、現在はコロナ禍におきまして、こういった広告効果への企業投資、そういったようなものも難しい時期と考えられるところでございますが、全般的な方向性といたしましては、そういったような活用が可能かについて継続的に検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
こういったネーミングライツの一つの目的として、公共施設なんかの維持管理の部分、やはり自主財源というものがよくキーワードで出てくるんですけど、私も今回、企画なり財政なり、どちらの感じで行こうかなと思ったんですけど、私はやはり企業側の、前回協働のまちづくりの話もさせていただきましたけども、どちらかといえば、やはり官民連携の思いが私の中では強いんですね。だから、ネーミングライツをしたからといって自主財源が潤うかといえば、私はそんなに潤わないと思っているんです。
ただ、やはりそういった企業側の応援をしてもらって、何とか滑川市全体でこの市民サービスの持続につながっていけばいいなという思いで、ネーミングライツ、もうすごく古い制度なので、今さら持ってきたのが恥ずかしいんですけども、ただ、全然やっていないというふうに思ったので、質問させていただきました。
次の質問をさせていただきます。
企業側からすれば、宣伝効果や社会・地域貢献につながり、行政側は財源確保による持続的な施設運営を行うことで市民サービスの持続と向上に資するものであるが、投資する以上、企業側は効果を期待すると考える。そのため、利用者の多い施設やメディアにより多く取り上げられるものが重点的に考えられ、首都圏や大都市の施設がネーミングライツ契約は優位であるとされていたが、地方自治体が苦戦しながらも契約を増やしている。
要因としては、従来ネーミングライツを用いていた大規模なスポーツ・文化施設だけではなく、企業側からの提案の受付やあらゆる地域資源の活用を模索し、自主的な取組に努め、細分化されたパートナー募集を図っていることにある。
本市が所有する各施設や事業、道路、公園等、様々に生かすことはできると考えるが、差し当たって新たに整備予定の浜加積福祉センター及び浜加積地区公民館、中滑川駅周辺整備建築施設にネーミングライツの取組は考えられないかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたします。
ネーミングライツの対象施設の選定というものに当たりましては、法令等の制限がないか。また、施設の設置目的や利用実態、施設の名称の経緯や定着度、また地元を含めた市民の理解が得られるか、こういったようなことに照らしまして、そういった当該施設に愛称を付与することの適否の検討が、必要であるものと考えてございます。
今ほど議員ご質問にありました両施設へのネーミングライツの導入につきましても、今ほどの視点を踏まえまして、施設ごとにその適否を検討することが必要であると考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
この館全体のネーミングライツという契約の仕方もあるんですけど、細分化というふうに書かせていただいたのは、例を挙げると、もう多過ぎて挙げられなかったので、こういった新しく建設予定の2施設を書いてきたんですけども、例えば会議室であったりに企業名を載せることも一つ、もうやっていらっしゃる自治体があるんですけれども、また、こういった地区公民館なんかは、新しく施設建設されることによって、ほかの地区公民館のモデルケースになればいいなというような思いもあったので、質問させていただきました。
次の質問に行きます。男女共同参画についてご質問します。
平成30年5月23日に政治分野における男女共同参画の推進に関する法律が公布、施行され、衆議院、参議院及び地方議会議員の選挙において、男女の候補者の数ができる限り均等となることを目指すことなどを基本原則とし、国、地方公共団体の責務や、政党等が所属する男女のそれぞれの公職の候補者の数について目標を定める等、自主的に取り組むよう努めることが定められました。
今後、議会や政党等で議論を深めることが必要だと思うが、議会のみならず、民間も含めた広い分野においてこの趣旨を取り込むことはできないかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。
本市の男女共同参画計画では、基本目標に「男女がともに活躍できる社会づくり」「女性が安心して産み育てる環境づくり」「人権の尊重と安全・安心な暮らしづくり」を挙げ、それぞれの目標に重点課題があり、基本施策の数値目標を設定しております。
基本目標の「男女がともに活躍できる社会づくり」では、重点課題の一つとして、政策・方針決定過程への女性の参画促進を掲げ、議会の傍聴を通した市政への関心を高めることや、各種審議会等への女性登用、事業所・団体等に対し女性管理職への登用・活躍促進に向けた働きかけを行うこととしております。
数値目標としては、女性委員の割合や職場での女性管理職の割合を設定し、個人、家庭、職場、地域において男女共同参画の意識の向上に努めているところでございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
〔「議長、すみません、外させてください」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩城晶巳君) はい。
○2番(大浦豊貴君) すみません。何とかここまで来たので、後はゆっくりやろうかなと思います。
今ほど言っていただいたものと、つい先日まで、富山県の事業である富山県青年議会の募集がかけられていたと思っているんですけども、これを私、確認すると、数年行っていないんじゃないかなというふうに思っているんですけども、こういった政治分野に関わるこの青年議会の制度というものは非常にこの分野に関しての向上につながるというふうに思っているんですけども、まず富山県青年議会で今年度募集がかけられて、その募集に対して来られたかどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) 募集をかけましたが、応募はありませんでした。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
県の事業だから、ただ、県の事業に対してはやっぱり協力体制をつくっていかなきゃならないと思いますし、こういったことに滑川市民の方が出ていくことによって、やはりそういった共同参画であったり、また政治に興味、関心を抱く方々を少しでも増やしていくことにつながると思うので、「来ませんでした」じゃなくて、じゃ、どうやったらその募集に対して応募が来るんだろうかというような取組も考えていただきたいと思います。
次の質問をさせていただきます。
滑川市男女共同参画計画「第3次ときめき かがやき ひかりのプラン」の重点課題4「政策・方針決定過程への女性の参画促進」、現状と課題に「各分野で女性の登用を促進し、女性が能力を十分発揮し活躍できる環境をつくることは、これからの滑川市の活力を創造する上でも必要不可欠なことです」「事業所においても性別による固定的な役割分担意識が根強く残っている傾向にあります」と挙げられています。
本市においても、女性職員の管理職への登用を推進し、割合目標を立てているが、女性管理職または女性職員の配置について見解をお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 櫻井総務課主幹。
○総務課主幹(櫻井雄一君) お答えいたします。
職員の幹部職員への登用や人事配置につきましては、人事評価制度や異動希望調査等を活用し、常に客観的に本人の職務遂行能力や勤務態度、希望する業務等を基に総合的に判断し、男女の区分なく行っているところであります。
滑川市男女共同参画計画「第3次ときめき かがやき ひかりのプラン」に掲げる市の女性管理職の割合の数値目標につきましては、現状においては2023年時点における目標達成は難しいものと見込んでおりますが、若手のうちに公務の魅力、仕事の面白さを認識できるよう多様な職務機会を付与するように努めるほか、女性職員のキャリア形成やマネジメント能力の向上を支援する研修を充実させるなど、管理職の職責を果たすことができる経験や能力を身につけた女性職員をより多く育成するよう努めているところでございます。
今後も女性職員が最大限能力を発揮できるよう、適材適所の人事配置を基本としながら、意欲と能力のある女性職員の管理職への登用を積極的に推進し、計画期間の終期である2028年の目標達成に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
私も、最優先されるものはやはり能力だというふうに思っています。
ただ、例えば滑川市の場合で言えば、子どもを産み育てやすいまちづくりというものもあります。
ただ、今、例えば管理職の皆さんで言えば、やられているのが適材適所と言われる場所に配置されているのかなと思うんですけども、私は男なので、さっき観光の部分で恐竜というものとかが出てきたのは、やはり男だから「恐竜」というワードが出てきたり、男だから男の子目線の観光の部分を考えたんじゃないかって、この質問をつくりながら思ったんです。
なので、例えば都市計画であったりとかハード面の部分でも、もしかしたらこのまちづくりの分野において、女性の産み育てやすいまちづくりって、またいろんな考え方があるんじゃないかなと思ったり、今ほど言った観光に対しても、私の考えたのをよくよく考えれば、男目線の観光の在り方で、また女性だと観光面に関しても違った考え方が出てくるのかもしれない。だから、それは私にはやっぱりできないことなので、またそういった面も、適材適所ということはありますけれども、女性だから、これも各女性職員の希望というものもあると思いますけども、そういったものも今後検討していただきたいと思いますけども、そういったハード面に関しても、今急に聞いて返ってくるものじゃないと思いますけども、どうお考えかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 櫻井総務課主幹。
○総務課主幹(櫻井雄一君) お答えいたします。
今ほど言われたことはもっともなことだと思います。
観光課に分かれる前の商工水産課の時代においては、商工水産課にも女性職員が配置されまして観光を支えていたという実績もありますし、建設課にも過去のまちづくり課にも女性職員、建設課には今も女性職員が配置されていますけど、そういった面でハード的な部分にも女性職員が在籍している、配置されているといったこともございますので、そういった視点を今後とも取り入れながら、本市の魅力のあるまちづくりに職員一同取り組んでいければなと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
配置されても、しっかりとそういったボトムアップに対して受け入れる姿勢というものも非常に重要になってくるかと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に行きます。
基本施策①行政における女性の参画促進では、「各種審議会等委員への女性の登用を促進します」と計画され、取組は各担当課でされています。先月末まで滑川市総合計画審議会委員の市民公募が行われ、400字程度の作文により選考に諮るということでありましたが、選考方法に対する見解並びに女性の参画促進へどう取り組まれたか。また、募集結果、選任結果はどうかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたします。
総合計画審議会につきましては、市民からの意見、提案を直接総合計画に反映させることを目的といたしまして、平成21年度から審議会委員の一部を公募としているものでございます。この公募委員の募集に当たりましては、テーマを設けた作文の提出を求めておりまして、まちづくりに対する意見なども参考に委員を選定することを目的とするものでございます。
今回の公募では、幅広い方々からの応募を期待したことから、特に女性の選定を念頭に置いた公募というものは行わなかったところでございますが、今後、各種団体に委員の推薦を依頼する際には、そういった女性の参画にも努めてまいりたいと考えております。
なお、今回の公募につきましては、市の広報、ホームページのほかケーブルテレビなどで周知を行いましたところ、2名以内の募集枠に対しまして2名、うち1名は女性からの応募がございまして、選考の結果、その2名を委員として選任したところでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 大浦豊貴君。
○2番(大浦豊貴君) ありがとうございます。
私がなぜ議員に立候補したかといえば、後押しとなったのは、例えば私の場合は、社会教育委員会の委員であったり、総合計画の委員であったり、N+D=!に関わらせてもらったり、そういった経験があって、そこに興味・関心を持ったことも1つですし、また市長と語る会でほとんどの部課長の方がいらっしゃったのがあったので、そういった経験も1つ後押しになったと思います。
なので、こういった市長と語る会で声をかけるのも1つだと思いますので、またご検討いただくようお願いいたします。
以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(岩城晶巳君) 暫時休憩いたします。
再開は午後3時20分です。
午後3時09分休憩
午後3時20分再開
○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
12番浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。
まず1点目は、男女共同参画の推進についてでございます。
先ほどの大浦議員と重複するところもあると思いますが、私なりの質問でさせていただきたいと思います。また、私も男女共同参画推進を支持する立場でお伺いをいたしたいと思います。
まず、男女共同参画に関する法令についてでございますけども、憲法第14条に「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と明記されているところであります。そして、この憲法の理念にのっとり、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を図ること等を目的として、昭和47年に雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律、いわゆる男女雇用機会均等法が制定され、男女共同参画が注目されるようになってきたわけであります。以後、平成11年には男女共同参画社会基本法が制定され、その基本理念にのっとり、平成27年には女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法が制定され、そして平成30年には政治分野における男女共同参画の推進に関する法律が制定され、「議会議員の選挙において、政党、政治団体等の候補者の選定、候補者の立候補、他政治活動等の自由を確保しつつ、男女の候補者の数ができる限り均等となることを目指して」と明記されているところであります。
さて、先般4月9日開催の定例議会全員協議会におきまして、市長はクオータ制について説明をされ、議員定数の女性の数について6月議会に提案したい旨伝えられ、続いて5月10日には当局要請による定例議員協議会終了後の勉強会が開催され、滑川市議会における男女共同参画の実現を目指す条例案の骨子案について説明があり、6月定例会に上程の予定であることを明言されたところでございます。
その協議会、勉強会の折にも、議員定数に関わることは議会の専権事項であって越権行為ではないかと、あるいは議論の場もない一方的な請求ではないのか、そしてまた、憲法を含む関係上位法に抵触するのではないか等の意見があったところであります。
そこで、1つ目にお伺いするんですが、当局提案予定でありました市議会における男女共同参画の実現を目指す条例案に、「市議会議員の定数の10分の3未満とならないこと」と具体的な数値が挙げられてあるわけでありますが、このことについて平等原理の侵害に当たらないのか、また逆差別化に当たらないのか、いろいろ議論もあるところでございますが、市当局の認識について見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 櫻井総務課主幹。
○総務課主幹(櫻井雄一君) お答えいたします。
今定例会に上程を検討しておりました滑川市議会における男女共同参画の実現を目指す条例案につきましては、5月10日に勉強会を開催していただき、骨子案について説明させていただいたところでございます。
条例案は、平成30年に国において制定されました政治分野における男女共同参画の推進に関する法律、これに基づき検討しまして、その中で、基本理念の一つとして「市議会において、男女のいずれか一方の市議会議員の数ができる限り市議会議員の定数の10分の3未満とならないことを目指すこと」を掲げたところでございます。
法の第3条では、地方公共団体の責務としまして、「政治分野における男女共同参画の推進に関して必要な施策を策定し、及びこれを実施するよう努めるものとする」とありますことから、条例案に様々な施策を規定することは問題ないものと考えております。
また、平等原理の侵害や逆差別化に当たらないかというご指摘につきましては、政治分野において男女共同参画の実現を目指す上で、ある程度実効性のある積極的改善措置を図らなければならないことを念頭に置いて検討したものでございまして、この積極的改善措置についても、男女共同参画社会基本法第2条の中でもしっかり定義されておりますので、何ら問題ないものと考えておるところでございます。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。一応認識はお伺いいたしました。
ただ、こういう問題は全国的にもいろんなところで議論されているところでございまして、1つの法令と、そして法令に基づいた計画の中身との差異について、いささか疑問に感じるところがあるのかなというふうに思っております。
2つ目に入ります。
政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の基本原則にある男女の候補者の数ができる限り均等になることを目指すには、政治分野における男女共同参画の推進についての啓発・啓蒙活動、あるいは政治や社会の環境整備、そして男女を問わず人材の育成等に対する施策の検討、議論が必要だろうというふうに私もずっと考えておったところでございますが、この勉強会の後、翌日でありますが、具体的な理由も説明もないまま、市議会における男女共同参画の実現を目指す条例案を取り下げるということの電話連絡があったところであります。
改めてその具体的な理由について、見解をお伺いいたしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 櫻井総務課主幹。
○総務課主幹(櫻井雄一君) お答えいたします。
5月10日開催の勉強会におきまして、議員の皆様方から「新たな条例として検討するには時間をもっといただきたい」「議会としても今後の課題と捉え、まずは議論を深めたい」といった様々なご意見をいただいたところでございます。
勉強会終了後、議員の皆様方の思いを市長に伝えましたところ、議会が自らの課題として捉え意識してもらい、今後、議会改革の一つとして議論を重ねていくのであれば問題ないとの見解であったことから、後日、議長及び副議長に今定例会への上程を取り下げる旨を伝えたところでございます。
その後、議長から議員一人一人に電話にて取り下げる旨の報告をされ、5月24日の議会運営委員会においては、議長から委員の皆様に、6月2日の定例委員協議会においては、議会運営委員長から議員の皆様方全員にその旨を報告されたと伺っております。
これら一連のやり取りは議会事務局とも相談しながら行っておりまして、特段問題ないものと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
今ほど理由は、議会、議員も意識を持ってもらうのであれば、議会において任せるあるいは問題ないんじゃないかという答弁であったかなというふうに理解しておるわけでありますが、中身的な具体的な理由というのにはなっていないんじゃないかなと私は個人的に思うわけでありますし、また、そのような理由というのは、私個人だけかもしれませんが、議会議員に対してあるいは議会に対してあまりにも失礼な話じゃないかなと感じているところでございます。
次、3つ目に入ります。
当市では、男女雇用均等法の成立や女性の進出分野の拡大等、女性をめぐる社会環境が大きく変わり、来るべき男女共同参画社会を目指して、平成9年に「ときめき かがやき ひかりのプラン」が策定され、以後、平成16年、平成21年に改定され、そしてまた、平成31年に「男女共同参画計画 ~第3次ときめき かがやき ひかりのプラン」が改定されて、今日まで約四半世紀、様々な施策を計画的に推進してこられたことと存じております。
そこで、これまでの様々な活動、取組等々について、何点かに分けてでありますが、まず1点が家族・地域、2つ目が子育て・教育、3つ目が仕事・職業、4つ目が余暇・生きがい、そして5つ目が人権等々、それぞれに基づいて取り組んでこられたと思いますが、それぞれにおいての効果・検証、評価、総括についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。
市民を対象とした意識調査の結果では、家庭において男女の地位が平等と感じている人の割合は、平成14年22.5%から平成29年33.5%と上昇しております。
若い世代を中心に家事や育児を協力して行っている世帯が増えており、従来の価値観から変化が起こっているところでございます。
子育て・教育については、学校教育の場において男女の地位が平等と感じている人の割合は、平成14年51.6%、平成19年54.2%、平成29年47.4%と、約半数の人々が平等と感じています。
職場において男女の地位が平等と感じている人の割合は、平成14年16.1%から平成29年22.7%と上昇しており、職場において男女平等の認識は進んでいるところでございます。
余暇・生きがいについて、近年、仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランスという考えが広く浸透し、仕事と家庭を両立させたいと考えている方が増え、男女共に意識が変わりつつあります。
人権について、近年「ハラスメント」という言葉が浸透し、職場、学校及び地域等において意識が向上しております。
滑川市では、性別にかかわらず一人一人が輝けるまちを目指し、平成9年3月に「ときめき かがやき ひかりのプラン」を策定し、その後、2次、3次計画を策定し、共に認め合い、支え合う、光り輝く社会の実現に向けた取組を推進することとしております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
四半世紀にわたって、男女意識の高揚あるいは価値観、平等意識が高まってきたのかなという思いをいたしております。
もともと男女共同参画推進というのは、我が国だけじゃなくて全世界、国において、やはり歴史と文化の違いがあってということで、日本においてはこれまでの過去の文化、風習を変えていく必要があるんじゃないかなと常に思っているところでございます。政治的、経済的、そしてまた社会的に環境を変えていくよう、やはり人の意識改革、醸成に地道に取り組んでいくことが大切だろうというふうに思っておりますので、引き続きしっかりと取り組んでいただきますことをお願い申し上げたいと思います。
4つ目に参ります。
男女共同参画推進条例についてでございますが、富山県では平成13年に、また富山市では平成18年に、そして隣の魚津市さんでは平成16年にそれぞれ制定されておりまして、また県内では、高岡市、射水市、砺波市、南砺市、入善町、朝日町にそれぞれ制定されているところでございます。そして、制定されていないのが当市を含めて僅かかなというふうに思っております。
そこを踏まえて、当市においても男女共同参画社会基本法に基づき、地方公共団体の責務として、まず目的、理念、方針を示していただいて、それから計画的に男女共同参画社会を目指し実践する観点から、当市においても男女共同参画推進条例を策定すべきであるというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。
男女共同参画社会基本法では、「地方公共団体は、基本理念にのっとり、男女共同参画社会の形成の促進に関し、国の施策に準じた施策及びその他のその地方公共団体の区域の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有すること」としています。
本市においては、滑川市総合計画、男女共同参画計画に基づき各施策に取り組んでいることから、条例を作成することは今のところ考えておりません。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 後ろ向きの答弁であったかなと思います。
先ほども申し上げましたように、県内のほとんどの市町村がつくっておるわけでございます。と同時に、やはり当局がまずもって男女共同参画の意識を持って取り組んでいただくのが肝要かというふうに思っています。と同時に、先ほど言いましたように、法令と計画は違いますよということだけ認識していただきたいなと。まず法令があって、それから理念に基づいた形で計画をつくるのがプロセスだろうと思っておりますので、まずは当局のほうが男女共同参画の意識を持っていただきたい。よろしくお願いします。
次に、2点目は浜の活力再生プランについてでございます。
浜の活力再生プランにあります「漁港周辺エリアの土地・建物を活用した「漁港・観光振興エリア」の整備」とは、滑川蒲鉾の土地と建物施設のことと思いますが、その滑川蒲鉾の土地と建物施設の取得について、平成29年3月に滑川蒲鉾さんが廃業されてから、平成29年6月、そして9月の定例会において、海洋深層水利活用研究、ダイビングスポット、学校給食用野菜保管等の利活用計画が示されて、購入のための予算4,800万が計上され、これは2回とも否決になっておりますが、続いて令和元年12月定例会、そして翌年の1月臨時会では、海鮮食堂、休憩所・カフェ、海産物販売、トイレ・シャワー、天日塩作業所、プロトン設置、漁具倉庫等の利活用計画が改めて示され、その折の購入金額が2,000万円の予算を計上されたところでありますが、このいずれも否決となり、結局、令和2年6月に所有者より市に寄附されたところでございます。
そこで、それを踏まえて、まず1つ目は、この滑川蒲鉾の土地と建物施設の取得に際し、今日まで様々な議論、経緯があったわけでありますが、第三者に渡れば大変なことになるとか、購入価格が4,800万円から2,000万、そして寄附って何だったんだよ。利活用計画も思いつきのようにころころ変わり、すぐにでも実施するのかなと思えば今日までほっかりと。その検証、総括を踏まえて浜の再生プランが策定されたと思いますが、見解をお伺いいたしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 浜の活力再生プランは、漁業所得の向上を通じた漁村地域の活性化を目指し、漁業者が中心となり、地域自らが策定する浜の活力再生のための行動計画とされております。
本プランの中で、漁港周辺エリアの土地・建物を活用した漁港・観光振興エリアの整備により滑川漁港周辺のにぎわいの創出を図ることを、漁業収入向上のための取組の一つとしているものであり、その他の取組も含め、現段階における地域の総合的なプランとして位置づけられるものでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。一般的な答弁かなというふうに思っております。
2つ目に行きます。
浜の活力再生プランの取組方針に漁港周辺エリアの土地・建物を活用してのまず1つ目が、漁港・観光振興エリアの整備に関連した臨港食堂及び直売所の整備、休憩所及びトイレの整備、天日塩作業所の整備、漁具倉庫の整備等々について、いずれもタイムラグがあるように感じてならないのでありますけども、このそれぞれの構想について、検討、計画、実施、そして維持管理という形で一覧でまとめておられるわけでありますが、その具体的タイムスケジュールについてお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) プランにおきまして、今年度からエリアの整備計画の検討及び策定を進めまして、令和4年度には休憩所及びトイレ、漁具倉庫、令和5年度には天日塩作業所、臨港食堂及び直売所の整備、プランの最終年度であります令和6年度から食堂及び直売所の運営をプラン上では考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。タイムラグがあるというのはそこなんです。4年度が漁具倉庫、休憩所・トイレ、そして5年度が臨港食堂、直売所、天日塩とばらばらなんですよね、整備するのが。
それを踏まえて、3つ目に行きたいと思います。
今の説明でいきますと、要するに、ニュアンスでいけば、既存の施設、建物を流用してというふうに受け止めざるを得ないのでありますけども、この滑川蒲鉾の既存の土地と建物の取扱いについての見解をまずお伺いいたしたいと思っております。
私、個人的には、公共施設というのは、現在、今から将来に向けて、市民にとって福利も含めて本当に必要であるものを、あるいは必要な規模で、そして目的に基づいて構想、計画、検討するものだと、私はずっとそういうふうに認識しておったわけでありますが、そういった観点からも、この既存建物、施設について、私は解体撤去して一旦土地を更地にして、先ほど言いました必要なものを必要なときに必要な規模で建てられるような構想、今の構想で結構だと思うんですが、まずはゼロベースから施設整備への構想、計画を検討されてはと思うわけでありますが、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 過去から議会で、当該箇所につきましては、滑川漁港の要に位置し、漁業者、水産関係者にとって漁業振興の拠点として、さらには海洋深層水の活用も含め、観光事業との連携を図るためにも重要な場所であるというふうに認識しております。
既存の土地、建物施設の活用につきましては現在のところ未定でございます。これらを含め、エリア全体での整備が今後どのような形で地域の活性化に結びついていけるのか、もう少し時間をかけまして、議員おっしゃられましたように、建物の活用も含め、ゼロベースで浜の活力再生プランを参考にしながら考えてまいりたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。
ただ、ゼロベースの考え方が多少違うような気がするんですが、しっかりと、今4年度、それで3年度はプランでいけば構想、計画というスケジュールになっているかなと。要するに今年度ですよ。今年度にはもうそういうのが上がってくるんだろうというふうに思っていますので、しっかりと検討いただければなと。
もう一つ、これはいろんな方々から聞くわけでありますけども、既に滑川蒲鉾は市有財産、普通財産になってしまっておるわけでありますけども、いつまで滑川蒲鉾の看板を立てているのかなという声が聞こえてまいります。寄附されて市有財産となったからには、もう看板ぐらいは撤去しておかないといけないんじゃないかというふうに思うわけでありますが、もし答弁があれば答弁いただきたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 看板につきましては、何か危険な状態だとかというような状況であればすぐ撤去ということも考えなければいけないと思いますけれども、今後、改修計画等する中で看板についても考えていきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ぜひ考えて早くやっていかなければ。みっともないんですよ。
次に、3点目へ行きます。人・農地プランについてでございます。
今、農家にとって稲作の田植えも終わりまして、今は麦の収穫で何かと忙しい時節であります。私も稲作、田植えが終わりまして市内を回っておりますと、水張りのままの田畑あるいは草の生え茂った田畑が昨年よりも目立ってきたなと、増えてきたなと感じてならないわけであります。そしてまた、年々増えていくのではないかと本当に真剣に危惧するところであります。
そこで1つ目は、今ほど田植えも終わったところなんですが、今春の耕作農地の総面積並びに水稲作付面積、遊休農地面積、これは表現が違うと思うんですけど、耕作放棄農地面積等々の実態について、推移が分かればなおよろしいんですが、その現状についてお聞かせいただくとともに、その現状についての考察というか見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) それではお答えいたします。
令和3年3月末現在、本市の耕作農地のうち畦畔を含む田の総面積は2,296ヘクタールであります。本年の水稲作付面積及び遊休農地面積につきましては、現在、富山農林振興センターやJAアルプス等の関係機関と協力し、現地確認を行い、面積を把握しているところであります。
アルプス地域農業再生協議会より、令和3年産米の生産目標が昨年より減産で示されたことから、本年の水稲作付面積は昨年の1,425ヘクタールを下回り、調整水田や自己保全管理の遊休農地は昨年の180ヘクタールを上回るものではないかと予想しております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
今ほどの180の遊休農地に耕作放棄農地が含まれるのか、含まれないのかお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 含まれております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) すみません。一遍に再質問すればよかった。その現状についてどのように感じておられるか、簡単で結構です。お答えください。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 議員ご指摘の、周りを見ると、水稲作付が終わったのにまだ遊んでおる田んぼが増えてきている状況じゃないかというご質問がありましたけれども、今から大豆の播種等があるところもあるかと思いますので、まだその結果等については今調査中、現状は確認中であります。
また、草の生えたままの田も増えてきているのではないかという質問等もありましたけれども、そういうところについては少しずつ増えてきているのではないかと思っております。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。
2つ目に参ります。
3月に7地区の実質化した人・農地プランが公表されたところであります。人・農地プランと申しますと、5年後、10年後の後継者不足あるいは耕作放棄地の増加など、農業の様々な問題を解決するために農業の将来の在り方などを明確化するもので、今後の農業政策に大いに参考になるものと私も認識しているところであります。
そこで、実質化した人・農地プランにおいて、アンケート等の内容になるかと思いますが、70歳以上の農業者の耕作面積、現状推移、並びにそのうちの後継者未定の農業者の耕作面積の実績、推移、並びに農地面積集積率の推移について、現状と見解についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 国では人・農地プランの実質化を進めており、昨年度、本市においても、人・農地プランの実質化に向けた取組として、北加積地区、西加積地区においてアンケート調査の実施、地区の話合い等を行ったところであります。
また、本年3月18日、滑川市人・農地プラン検討会を開催し、北加積地区、西加積地区の2地区について実質化した人・農地プランとして、ほか5地区についても既に実質化していると判断する地区として、ホームページ等で公表を行ったところです。
市内における70歳以上の農業者の耕作面積は、令和3年3月末現在で約488ヘクタールであり、うち後継者未定の農業者の耕作面積は、アンケート調査の結果から北加積地区15.5ヘクタール、西加積地区19.2ヘクタールで、その他の地区につきましては、今回アンケート調査を実施していないため把握しておりません。
プランに位置づけられた地域の中心となる経営体への農地の集積率は、市全体で令和2年度末現在63.3%となっており、前年度と比較し、微増ではありますが、農地の集積が進んでいる状況にあります。
今後も引き続き、農用地を最大限に有効活用し不作地の解消に努めるとともに、中心経営体への農地の面的集積を行い、効率的、安定的な農業経営が営まれるよう努めていくこととしております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。
農地の集積率が少しずつアップというのは私も理解できるところなんですが、そのアンケートです。70歳以上の農業者がやはり年々増えているかなと。70歳以上となると、あと何年農業ができるのかなと心配をする。私も含めてですけど。
その中で、後継者のいない農地面積も、北加積と西加積さんだけなんですが、もう既に15ヘクタール、19ヘクタールという数値があります。この方々が農業ができなくなったらどうなるのかなと。耕作放棄地になるのかな、休耕遊休地になるのかなと危惧するところでありますし、またこの数値は、この先、10年先どんどん増えていくんだろうなというふうに危惧しているところであります。
それを踏まえて3つ目の質問に入ります。
同じく近年において、農業従事者の高齢化、農業の担い手不足並びに遊休農地の増加、耕作放棄田の増加、そして用排水路の維持管理の困難等々に、将来含めて、5年、10年先も含めてですが、現状課題の認識について見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 全国的に農業者の高齢化や後継者不足から農業者の減少が見られ、本市においても今後の担い手確保が課題となっており、このまま担い手が減少していけば、農地が利用されず遊休農地、耕作放棄田が増加する懸念があります。
担い手の確保は喫緊の課題であり、この課題の解決のため、富山農林振興センターやJAアルプス等関係機関と連携しながら、地域の中心となる若手農業者の掘り起こしや経営継承、新規就農者の支援等に取り組み、担い手の確保に努めているところであります。
また、耕作放棄田の防止や水路、農道の保全については、国の中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払交付金を活用し、地域の活動組織や集落において取り組んでいただいているところであります。
農業者が将来にわたり希望を持ち、安心して営農に取り組めるようにしていくため、引き続き、新規就農者の支援、認定農業者の育成、耕作放棄田の防止や水路、農道の保全等、関係機関と連携し、国、県の交付金等も活用しながら取り組んでいくこととしております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。
そういった現状と、そしてまた認識を踏まえて、4つ目に入るわけでありますが、一部今既に答弁で対策のほうも述べられたので、私からも同じような形になるかと思いますが、4つ目の質問として、現状把握並びに現状認識の上で、今後の対応、対策として、先ほども言われましたように、若手の認定農業者の育成、新規経営体の育成、そして農地面積集積の向上、併せて若手担い手の育成、新規就農者の受入れ促進等の政策対応はもちろんのことでございますが、農業用機械、施設整備、新技術導入への支援のさらなる拡充、そして国や県、市の支援補助事業活用について、しっかりと説明、PR、周知をしていただいて、そしてまた中間管理機構の積極的な遊休農地バンク化、空き家バンクと同じようなものだと思いますが、そんな感じで、さらには外部からの新規就農者の受入れ対応として、農地並びに住居等の提供支援の取組等々について見解をお伺いするとともに、そして何よりも、これらの施策と対応について、やはり農業者にしっかりと周知して、内外への積極的な情報発信、PR、周知が必要であろうと思うわけでありますが、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 認定農業者の育成、経営体の育成等につきましては、先ほど述べさせていただきましたが、農業用機械、施設整備の支援事業につきましては、国等からの募集を受け、認定農業者といった地域の担い手に随時情報提供を行うとともに、要望調査を行っているところであります。
農地中間管理機構の遊休農地バンクについては既に運用されており、本市では現在、1件申請準備中であります。
新規就農希望者の相談や就業先の紹介等は、富山県農林水産公社で全県的に取り組まれており、市内の農業経営体においても就農者の求人募集情報を掲載しております。
農地並びに住居等の提供支援については、他市町村の先進的事例等を調査し、研究していきたいと考えております。
これらのことについて関係機関と情報を共有して連携を密にし、認定農業者といった地域の担い手に対し、積極的な情報発信を行うとともに、PR、周知に努めていくこととしております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。
まさにそのとおりかなと。私も5年先、10年先を危惧しながら質問させていただいたところなんですが、農業の維持というのは、やはり農地の保全、あるいは国土の保全、そしてまた地域、自治体の維持発展の基盤であろうと私は思っております。これを逆に申し上げますと、農業の衰退は農地の荒廃につながり、国土の荒廃にもつながり、国土強靱化に逆行し、強いては地域自治の衰退にもつながるものと認識しているわけであります。
農家、地域、今ほど言われましたように農協さん、あるいは市、県、行政が連携を図るのはもちろんでございますが、やはりここは行政が主導的な立場で政策的に、積極的に取り組んでいただきたいと願うばかりでございます。どうかしっかりと対応、5年先、10年先を見越してお願いしたいと思います。
もし見解があればお答えいただければなと思います。
○議長(岩城晶巳君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 先ほどもお答えさせていただきましたけれども、全国的に農業者の高齢化、後継者不足、農業者の減少が見られる中で、担い手の確保は喫緊の課題となっております。どこの市町村も一緒かと思いますけれども、この課題の解決のため、県、JAアルプス等関係機関と連携しながら、地道ではありますけれども、そういった若手農業者の掘り起こし、経営継承、新規就農者の支援等に取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
以上で質問を終わります。
○議長(岩城晶巳君) 暫時休憩いたします。
再開は午後4時15分からといたします。
午後4時04分休憩
午後4時15分再開
○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
なお、本日の会議を延長いたします。
6番竹原正人君。
○6番(竹原正人君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
今回については、開会時、市長提案理由説明の順番で気になる点を質問していきたいというふうに思います。
午前中の代表質問の中にございました
新型コロナウイルス感染症ということで、若干重複する点もございますが、まず初めに、
新型コロナウイルス感染症の収束に向けた
ワクチン接種について、何点か質問をさせていただきます。
現在、高齢者への
ワクチン接種については、順調に
ワクチン接種が行われているというふうに伺っておりますが、若年層、64歳以下への
ワクチン接種について、先行きはどうなのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) それではお答えいたします。
本市では、国の接種順位に従い、高齢者に次ぐ接種順位として、60歳から64歳の方、基礎疾患を有する方、高齢者施設などの従事者等の方としております。
現時点では、対象の方に接種券を6月下旬以降に発行し、7月上旬頃から予約を開始する予定でございます。
高齢者から次の接種順位への移行については、高齢者の接種状況や予約の空き状況等を踏まえ、各市町村の判断で順次、国が示す優先接種を含めて、広く一般の方にも接種を開始してよいとされております。
本市といたしましても、県内の感染事例等を踏まえ、障害者施設等の利用者、従事者、保育教諭等及び小中学校の教職員等を優先接種として考えており、接種券の早期発行に向けて調整を考えているところでございます。
今後のワクチン供給量の見通しや企業、大学等における職域接種が開始されることも踏まえ、円滑な
ワクチン接種ができるよう、幅広い年代の方に接種券を発送するとともに、接種時期についても状況に応じて案内することを考えております。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 午前中の答弁とまた別に優先接種についての説明があったかというふうに思っています。
私も優先接種については、おおむね賛成なんですけども、最初、所長のほうからもあった64歳から60歳という年齢が下がってきたということであれば、私は47歳です。いつになったらワクチンがもらえるのか不思議で、ちょっと不安でたまらないんですけど、その後の年代、55から60にするだとか、50から55にするだとか、そういった区切りでいくのか。また、午前中にも副市長からお話がありました、基礎疾患をお持ちの方は自己申告だと。今月末から接種券の発送を考えているということであれば、基礎疾患をお持ちの方も早々と案内を受けて、早めに接種券を配る段取りをしなければならないというふうに思っているんですけど、この点についてどうお考えでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) 午前中の副市長さんからの答弁もありましたけれど、基礎疾患の把握には本人さんからの自己申告ということがございますので、今、6月の中旬以降にホームページのほうに掲載するんですけれども、事前の申告をしていただくやり方についてご案内をいたします。また、7月の広報につきましても、紙面での発信ということでお知らせをいたします。事前に自己申告をいただいた方から順次接種券を発送するということになります。
基礎疾患につきましては、16歳以上の全ての方が入られますので、その基礎疾患という規定があるんですけれども、それに該当すると思われる方は事前に申告をしていただくことになります。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) あと1点、伺っていた年齢を5歳ずつで切って受けてもらうということでありますが、今後の年齢を引き下げるに当たっての順番といいますか、そういう時期についてもし分かれば教えてください。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) まだ確定しているわけではないんですけれども、今この優先順位の方がおられましたら、基本的には年齢の高い方から順に発送する予定ではありますが、今、県内では一斉発送という提案もございまして、そこのところを各市町村での意向調査ということで調整されております。
発送された中において、やはり一時に全ての方、接種の受皿としてはないわけですので、そこのところは年代を区切って進めていかなければいけないと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 次も関連しますので、次の質問に移ります。
働き盛りの年代となると、仕事を休むなどして
ワクチン接種に挑まなければなりませんけども、速やかに
ワクチン接種ができる環境を整えるため、市としてどう考えているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) 高齢者接種については、基礎疾患を有する方が多いことから、かかりつけ医による個別接種体制を進めてきたところでございます。平日、日中の接種が難しい働き盛りの世代に限らず、幅広い年代の方が接種できる機会を多く設けられるよう調整しているところであり、現在、平日の夜間や土・日における個別接種での実施について、滑川市医師会と調整を進めているところでございます。
また、集団接種についても、ニーズを見極めながら、曜日、時間帯、場所や実施頻度を検討いたしまして、対応してまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 当然、若い人たちは健康ですから、かかりつけ医はありません。それこそ、先ほど所長さんからもお話がありました県内一斉に接種券を発送するという流れに乗ってしまえば、混乱を招くのは目に見えていると私も思っています。
職域での接種だとか、先ほども集団接種というお話もありました。やっぱり夜間の接種だとか、土・日の接種、祝日の接種というのは、各お医者さんの協力がなくてはならないことではありますけども、逆に労働環境としては極めて苛酷になるという反作用的なものもあると思いますので、そこは慎重に図っていただきたいのと、もし集団接種を今後も考えているのであれば、前回資料でお示しをした市民大ホールでの午前300回、午後300回というもの掛ける何回するだとかという予定というのはあるのでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) その頻度につきましては現在検討中であるんですけれども、市内の医療機関の中で、曜日を決めて定例的に接種を開催してくださる、土・日の開催等のご意向もありまして、そこのところの調整も含めまして進めていきたいと思っております。
大ホールで実施するような集団接種につきましては、今度は高齢者の方よりも対象が2倍ほどになりますので、接種の機会を増やしていくということが大変重要になってきますので、そういったところも、今までよりは回数を増やしてというところなんですけれど、実際、何回行うといったところはこれから決めていきたいと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) ちなみに、ワクチン供給については見通しが立っているのかどうなのかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) ワクチン供給については、見通しは立っております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 関連しますので、次の質問に移ります。
ワクチン接種後の倦怠感、痛みなどが高い確率で発生していると発表されております。大企業や理解のある中小企業は
ワクチン接種休暇を創設するなど取り組んでおられますが、休暇を取ることが難しい企業、職種についての配慮として、夜間や休日の対応は考えていないのかということを伺ったつもりですが、先ほど来、医師会との相談で行う方向で進めるということでありますので、あえて答弁は要らないということでお願いいたします。
次に、子どもは
新型コロナウイルスに感染しにくいと最初の頃言われましたが、今となればもう都市伝説になってしまいました。
市として、当初
ワクチン接種については当面は16歳以上ということでありましたが、現在、ワクチンの種類によっては中学生、12歳以上も接種可能であるというふうに報道されております。
午前中、副市長のほうから12歳以上についてはちょっとというお話もありましたが、本市は
ワクチン接種をどの年齢までを想定しているのか、あくまで16歳以上でこのまま行くのか、折を見て年齢を引き下げるのかどうなのかお答えください。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) 今ほど議員さんおっしゃったように、現在、国で薬事承認され要望接種法に基づいて接種できる
新型コロナウイルスワクチンは、ファイザー社と武田/モデルナ社の2種類であります。
ファイザー社のワクチンの対象年齢は、5月31日に16歳から12歳以上に引き下げられ、武田/モデルナ社のワクチンの対象年齢は18歳以上となっております。
文部科学省では、児童・生徒の接種について個別接種を原則としていることから、本市においても、今後、国からの具体的な通知に基づいて対応することとしております。
対象人口として、12歳以上という対象の年齢が出ておりますので、本市でも12歳以上対象ということを想定していかなければいけないと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 12歳以上の接種については考えるけども、ここ直近では、周りの自治体の動向を見ながら、おおむね16歳以上で
ワクチン接種を予定するという考え方でよろしいのでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 結城市民
健康センター所長。
○市民
健康センター所長(結城幹子君) 現在のところ、そのような考えで進めております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 若い人にもワクチンが行き届くように、また配慮をしていただきたいなというふうに思っています。
それでは次の質問に移ります。空き家対策について質問いたします。
今年度、建設部に空家等居住対策課を新設されました。市長提案理由説明の中では、市内全域の空き家調査を実施し、実態を把握するとともに、市民等に空き家の適正管理の重要性を認識していただく啓発を積極的に行うなど、空き家対策を一層強化するとありましたが、去年までと何が違うのか、違いを伺います。
これについては、新しく課長さんができたということで、抱負を込めて聞きたかったんですが、昨年まで何も携わっておられなかった方に去年と何が違うのかと聞いても、きっと答えが返ってこないと思ったので、岩城建設部長に通告をいたしました。大変失礼いたしました。
○議長(岩城晶巳君) 岩城建設部長。
○建設部長(岩城義隆君) それではお答えいたします。
本市では、これまでも空き家対策は重要課題の一つと認識しており、昨年度まではまちづくり課で各種施策に取り組んできたところであります。
例えば、安全面で特に問題のある空き家の所有者に対する解体費用を支援するなど、老朽化が著しく危険な空き家を減らす取組を継続的に進めてきた結果、これらの空き家は少しずつ減ってきている状況にあります。
一方で、高齢者のみの住宅が増えていることから、将来的には空き家になる住宅も増え続けると考えられるため、空き家が放置される状況を未然に防ぐ対策を講じることが一層必要となっております。
そのため、新たな課を新設することで、これまでの危険な空き家の解体を中心とした取組に加え、適正管理に関する啓発や利活用の促進など、放置される空き家を防ぐための施策にも積極的に取り組むことができるものであります。具体的には、出前講座の実施や啓発チラシの作成、配布、さらに空き家の売買、賃貸を促進する仕組みづくりの検討も実施してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今ほど啓蒙活動のお話がございました。もう既に空き家になっているところというのは、今後も手がつかない、つけようもない空き家もあるでしょうが、空き家予備軍と言われる今後空き家となり得る可能性のあるお宅については、こういった啓蒙活動を強くして、なるべく所有者が次の方に相続される、あるいは第三者が中古住宅として買っていただけるといったサイクルを今のうちにつくっておかないと、空き家になってしまって誰も家主がいなくなってからでは、相当手後れになるというふうにも考えております。
まちのほうに行けば、やっぱり危険老朽家屋と言われるような、もう今年の雪で潰れた家もあるでしょうし、大変外観からしてもみすぼらしい建屋が散見されている状況でもあります。
部長にちょっと再質問させていただきますが、なぜこれ、空き家になってしまうかって考えたことありますか。
○議長(岩城晶巳君) 岩城建設部長。
○建設部長(岩城義隆君) やはり少子化といいますか、家庭といいますか家族自体が少なくなっているといいますか、家族自体が分散といいますか分かれていくということと、あとはやはり相続の問題も当然あるかと思います。さらに、今まで住んでいた居住のスペースが若い方にとっては狭いといいますか、そういったような問題、とにかく空き家になるということについては、多種多様の原因といいますか要素があると認識しております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 私は、個人的なんですけど、空き家の原因は跡取りがいないからと、ざっくりそういう問題だと思っています。県外の大学に行って子どもたちが帰ってこない。そのまま旅の人と結婚して実家に戻らない。そうすれば勝手に空き家は将来的に発生するわけでありまして、そういったことで、やっぱり少子化対策も含めてこの空き家対策も一緒になって考えていかなければならないというふうに思っていますので、ぜひまた、しっかりとした担当課ができたということでありますから、しっかり検証して少しでも空き家が減るように、また空き家となってでもすぐに次の人の手に渡るように努力していただきたいというふうに思っています。
それでは次の質問に移ります。コミュニティバス事業について質問させていただきます。
初めに、今年度コミュニティバス運行業務委託の入札が中止となりました。どういうことなのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
コミュニティバス運行業務の委託期間が5月末で終了することから、業務を継続するため入札を実行したところでございますけれども、指名した業者2社のうち1社が辞退し、入札が成立しなくなったことから中止となったものでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 2社のうち1社辞退されたということですが、その理由についてご存じでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) 辞退された理由は確認してございません。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 多分、私の憶測では、委託料がそんな赤字運行になるようなぎりぎりの線だったということで、辞退も考えられたのかなというふうにも思います。毎年毎年委託料、予算書等で見ていますと、あんまり変わっていないようにも思います。
民間の企業であれば毎年毎年、昇給があるわけですが、こういった委託となると、どれだけ頑張っても給与は上がらないという負の作用がありますから、今後このような事態に陥らないように、やっぱりしっかりとした単価を提示してあげられるように、また頑張っていただきたいというふうに思いますが、5月の契約で切れたということで、6、7月と随契になったというふうにも伺っておりますし、また再度入札が行われたということも伺っております。この経緯について、また説明できるものがあれば教えてください。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今ほど議員がご説明されたように、5月末で委託契約期間が満了ということになりまして、再度入札を行うまでの期間、暫定的な2か月間の期間を随契という形で業者のほうと委託業務を交わさせていただきまして、その期間におきまして再度入札の準備をいたしまして先般入札が行われたところでございます。
今後につきましては、今回のような事例を踏まえまして、発注の際には設計書等の見直しも含めて、検討していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 業者さんにしてみれば、今回の入札の在り方については、何か市役所に振り回された感が強いというふうな形でお話も伺っております。
やっぱり1年間、無事故で運行してもらわなければならない、人の命を預かっているコミュニティバスでありますので、やっぱりそこら辺はしっかりと考え直してもらって、今後こういうことがないように、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っています。
次の質問ですが、今定例会でバスの更新予算が計上されております。
市長提案理由説明の中では、導入から10年が経過し、老朽化したコミュニティバスを更新するとありますが、以前策定された地域公共交通網形成計画では、今年度バスを更新する予定ではありません。老朽化が分かっていれば年度当初の予算で対応すべきだったとも思っていますが、今回予算計上した意味がよく分かりません。どういうことなのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今回更新対象のバスは、予備車両として使用しているものでございますけれども、老朽化等により多額の修理費用が必要となったことから、地域公共交通網形成計画で定めました車両更新の計画を前倒しし、新規バスを購入するものでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 多額の修理代がかかるということなんですが、修理代の見積りを取られたと思うんですが、どれぐらいの修理代がかかると言われたんですか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今ほど説明させていただきました予備車両につきましては、業者のほうに見積りを徴収したところ、各部品の交換等を含めまして約270万円程度の修理費用がかかるというようなお話でございました。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 関連しますので次の質問に移りますけど、予算ではバスの購入費のほかに代替バスのレンタル料240万円が計上されておりました。今ほど予備車の修理代が270万ほどと聞いて驚いたんですが、現在の予備車は車検が通らないほど高額な修理代がかかるのか伺いたいんですが、270万ってどういった修理なのか、内容をちょっと説明できますか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今ほどお話しさせていただきました修理費用につきましては、エンジン部品、エンジンオイルや冷却水の漏れ、車両の足回り関係などの故障が判明してございまして、それら車検の費用等を含めまして、約270万円程度かかるというようなことでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) そんなに修理代がかかるということでびっくりしていますけど、本来であれば、エンジンを取り替えても100万ほどだろうと私は推測していますので、もう少し頑張れば、例えば240万のレンタル料のバス、借上料を計上しているのであれば、これ以内で収まる修理代であれば、予備車を直してバスの新規購入は今回見送ってもいいのではないかなというふうな思いもありますので、今さら再見積りはできないというふうに思っていますけど、見積りの信頼性についてはまた伺いたいというふうに思っています。
次に、地域公共交通網形成計画の中では、バスの小型化やデマンド交通等への調査研究を年度年度、毎年行っていますが、何を調査して研究しているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
バスの小型化やデマンド交通につきましては、運行ルートごとの利用乗車客数などの状況を毎年度調査するとともに、他自治体の導入状況を確認しているところでございます。
今回も新規バスの購入に際しまして、小型バスの検討を行ったところではございますけれども、小型化による乗客定員数の減少に伴いまして、乗りこぼしの発生等が懸念されることから導入を見送ったところでございます。
バスの小型化やデマンド交通は、効率的な市民への公共交通サービスの向上を図る上で、有効な手段の一つであると認識してございますけれども、導入に際しましては、運行ルートの大幅な見直しなどが必要なことから、今後も継続して調査していくこととしてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) コミュニティバスは乗られる方が大体決まっておられるというふうに思いますが、毎日毎日、バスのドライバーは、ここの停留所には何人とかというのを多分把握されておると思います。
となれば、バスの小型化については、それこそ乗車人数の少ない時間帯だとかルートだとか、そういったものの現状確認は可能だというふうに思っていますので、私はこの1,300万のバスの予算があれば、14人乗りの小型のマイクロバス2台買えると思っています。そういった意味で、利便性を考えたら、やっぱり小型バスのほうが、細い路地に入っていったり、今後のルートの見直しに大変強みが出るのではないかなという認識を持っています。
乗りこぼしがあるということで、それは迷惑をかけられないという意味は分かるんですが、乗りこぼしの出るような路線は従来どおり29人乗りのバスで走らせばよろしいかと思いますけど、ルートあるいは便、何便目によっては少人数のバスで可能だというところもあると思います。そういったところに小型バスを導入して試験的に運行するというのも、私は更新するにはそういったことも含めて考えていただきたかったなというふうに思いますが、見解はいかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今ほど議員が提案いただきましたような検討は当然有効でございますし、必要なことだというふうには認識してございます。
ただ、現状からしますと、運行ルートにつきましては、費用対効果等も含めまして1台のバスで複数のルートを走行しているということもございまして、1つのルートで乗降人数を小型バスでクリアできたとしても、その次のルートのほうでクリアできないということで、現在の走行ルートの中では、なかなか小型化による乗りこぼしの発生を防ぐことは難しいというふうに考えます。
そのため、今後、ルートの見直し等を含めた上での小型バス等の導入が有効ではないかというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先ほど来、乗りこぼし、乗りこぼしと言っておられますが、では逆にたくさん乗っていただく取組というのはどうお考えでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
バスの乗客数の増員の取組につきましては、具体的な例を申しますと、昨年のイベント等でバスを展示いたしまして、そちらのバスに乗客の方、イベントに来場された方に乗っていただくなりして、コミュニティバスの普及に努めたところでございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 展示会をしたからバスの乗客数が増えるというお話は聞きたくありませんので、例えば、今後小型のバスは検討するけども、乗りこぼしが発生しては駄目だから従来どおりのバスを購入して使いますというのであれば、空気ばっかり乗せるバスではなくて、人を乗せるバスとして有効活用していただきたいと私は言っているので、どうやったらたくさんの人に乗ってもらえるのか。バス停から家まで遠くて歩くのが嫌で乗らない人だとか、そういう人もおられます。したがいまして、バスに乗るお客様を増やすという取組をどう考えているのか、再度見解をお伺いいたします。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
それにつきましては、先ほどお話しさせていただきましたように、バスのルート等の見直しを含めて乗っていただくような方策も併せて考えていく必要があるのではないかというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 毎年毎年、ルートの変更等も含めてお考えになっておられるようですけども、実際、毎年毎年、利用者は減り続けています。昨年はコロナの影響でもっと減ったわけでありますけども、じゃ、増やす努力は運行ダイヤだけなのか、もうちょっとかゆいところに手が届くような運行体系にすればいいのか、あるいは乗り継ぎ、ハブ化といったこともこの計画の中に入っていますけども、どういったことが有効なのかというのを担当課の中でしっかり調査研究を行っているのか、再度伺います。
○議長(岩城晶巳君) 石坂
生活環境課長。
○
生活環境課長(石坂康仁君) それではお答えいたします。
今ほどおっしゃられましたデマンドやハブ化などにつきましては、他市町村の導入状況等を確認いたしまして、その中で滑川市に取り入れることが可能なものがあるのかどうかというものを踏まえて検討してございます。それが実際、検討が可能ということでございましたら、見直しの際にはそういったものを導入していきたいというふうには考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 答弁を聞いていますと、まだまだ先の話かなという思いでありますが、ぜひちゃんとしっかりとした地域公共交通網形成計画を立てたわけですから、計画が計画でなかったと言われないように、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。何か言いたいことがあれば伺いますけど、大丈夫ですね。
じゃ、次の質問に移ります。キャッシュレス決済促進事業について質問をいたします。
まずこの事業については、利用する決済サービスが入札によりPayPayになったと伺いました。市内の事業者への利用促進について、もう既にPayPayを導入している場合は手続に時間はかかりませんが、今までキャッシュレス決済を導入していない事業者あるいは利用者には、説明、周知を考えると、7月1日からの事業開始について早いのではないかと思っておりますが、妥当であると当局は考えているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 事業の周知につきましては、現在、市のホームページや事業の専用ホームページを開設して実施しているところであります。また、
コールセンターの設置や市民交流プラザにおいて、臨時相談窓口を事業実施までに6回設置することとしており、事業者及び利用者どちらからの相談も受けられる体制を整えております。
今後の事業者向けの周知としては、商工会議所だより6月号の折り込みチラシでの周知を、また利用者向けの周知としては、新聞やケーブルテレビのチャンネルガイドへのチラシの折り込み、広報なめりかわ7月号にて事業の周知をする予定でございます。
利用する決済サービスの公表から1か月余りの周知期間があることから、7月1日からの事業開始については妥当であるというふうに考えております。引き続き、事業開始に向け準備を進めてまいります。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今ほど周知について、7月広報にも案内を出すというふうにありましたけど、7月広報ではちょっと遅いのではないかなと、私は思っています。
一番気になるのは、やっぱりこの事業をちゃんとしない業者さん、あるいは利用したいと思われる市民の皆さんに幅広く周知をして、これを機会に、じゃ、キャッシュレスを導入しようかという機運が高まっていただければ、私はそれでこの事業は成功したんじゃないかなというふうには思っていますので、期間は妥当だと言われても、7月の広報で折り込まれても、それを見て初めて知った人は、もう既に事業が終わっているという可能性もあると私は思っておりますので、そういった形ではなくて、やっぱりPayPayの業者側が、どれだけ営業をかけて利用していただく事業者さんを募るかというのも一つの課題ではなかろうかなというふうに思っていますが、市内で事業者数、おおむね今はこれぐらいのPayPayを導入しているけども、この事業をきっかけに、あと上積みでどれぐらいの事業者さんを協力していただける事業者として対象としているのか、もし数字があれば教えてください。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 現在、市内でPayPayを導入していると思われる店舗なんですけれども、こちらのほうは中小規模以外にも大手等もございます。約400店舗というふうに伺っております。
今回対象となる店舗につきましては、そのうちの約300から350店舗になるものと思われます。その300から350に対しまして、今、受託事業者並びに決済サービス事業者、PayPayですけれども、営業マンが約10名ほど市内のほうで加入促進のほうを図っております。
こちらの店舗につきましては、目標とすれば加入店舗、中小事業者で400店舗から450店舗ぐらいを目指したいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 次の質問も同じようなことなんですけど、事業対象となる店舗について、周知方法、受託事業者が営業に回るということもお話で伺いましたけども、先ほどの数字では該当する、もともとPayPay導入が350ほどですか、それで目標450と言われると、約100店舗を新規でこの決済サービスを導入していただくという目標でよろしいんですかね。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 今回の対象店舗、中小事業者でいきますと、100店舗ほどの増加を目指しております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今ほどは事業者についてのお話であったかと思いますが、今度は利用すべき市民の皆様に、例えばガラケーからスマホに替えてPayPayのこのキャッシュレス決済を導入しようかという、この機運を高めるために何か手だてを考えておられるのか、それとも数字目標で、高齢者の何%以上はこの決済を導入してほしいという目標値、そんなものがもしあれば教えてください。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 今回のキャンペーンにつきましては、まずこういった非接触型の電子決済サービスを利用できる店舗を増やすことをまず第一の目的としております。
利用者につきましては、これはPayPay側からの情報ですけれども、全国的には3,600万人、現在PayPayを利用されているというふうに伺っておりまして、国民の約3割ぐらいになりますか、それがありますので、利用者の方については、いろいろな決済サービスがある中で、このPayPayをというのはなかなか指定はできないですけれども、利用者の方についても、市のほうでこういったポイント還元事業をやることでこういったサービスを利用していただけるように、いろいろ周知活動、広報等を利用しながら、利用者についても増えるように努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先日、全員協議会で委員会の資料が提示されたところでございますが、この対象外店舗の中に、資料の中では「その他事業の目的にそぐわない店舗等」と記載されておりました。「そぐわない店舗等」というのはどういう店舗なのか、改めて伺います。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 本キャンペーンの目的の一つであります市内での消費喚起の後押しに直接的に結びつかないと思われます、健康保険料が関わります調剤薬局ですとか福祉サービス事業所、あとは学習塾など教育に関わる事業者、郵便事業者などがそうであります。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 「目的にそぐわない店舗等」の「等」は、今説明があったそれらの業種、業界という認識でよろしいのでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) そのとおりでございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 対象外店舗の中には、大手大型食品スーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストア、全国チェーン、フランチャイズ店等書いてありますけども、やっぱり市民の皆さんからしてみれば、主婦層であればドラッグストア、コンビニエンスストアで使えれば一番うれしい、これはキャンペーンになったのではないかなというふうに思っております。
市として、そぐわない店舗を除いてですが、中小の市内店舗、どういったところの業種、業界にてこ入れをしてこのポイント還元を使っていただきたいという思いというのはありますでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) やはり市内の中小事業者、市内の消費喚起の後押しということで、
新型コロナウイルスの影響を受けています市内の小売業者ですとか飲食店、それらの店舗について、こういったキャッシュレスサービスの還元事業をご利用いただければというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) ほかの自治体でも、こういったキャッシュレスのポイント還元ということで、予算はたくさん取ったけど、事業開始、用意ドンですぐ予算が底を尽きて、いわゆる地元の市民の皆さんが恩恵を受けなかったという事例も発生しております。
今回このポイント還元率20%、1万円までですが、これの事業終了をおおむねいつ頃と見込んでいるのか。1日から始まって1か月間のキャンペーンですけども、私、その前に終わるような心配もしております。当局としてどれぐらいが進捗状況として上げられるのかお聞かせください。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) 今回、本市のほうで実施するキャンペーンにつきましては、今ほどおっしゃられましたように、大手のスーパーですとかドラッグストアは除かせていただいております。
先ほど申しましたように、市内の中小の店舗の支援という観点もございます。どれだけポイント還元がどれだけの期間まで大丈夫かということは、正直、業者からの推測というか推定値ももらっておるんですけれども、なかなか県内でもこういった事業が結構多くありまして、消費者の方は結構こういった事業に活用されるというふうに聞いております。
ですので、できるだけ長い期間、市内での消費活動が行われるように、こういった設定をしたつもりですけれども、できれば1か月間、何とかもてばいいかなというふうには思っていますけれども、実際のところはどれだけもつか分からないということで、ポイントの還元状況によっては、キャンペーンのほうはその時点で終了させていただくということはキャンペーン開始時から公表しているところでございます。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) では、この2割キャンペーンがいつ終わったというのは、スマホなんか見て分かるものなんですか。
○議長(岩城晶巳君) 長崎
商工水産課長。
○
商工水産課長(長崎一敬君) こちらの決済サービスを入れる際に、PayPayをスマートフォンにアプリで登録していただく必要がございます。その中で、キャンペーンが終了した場合は、そのアプリ内でキャンペーンが終了した旨について分かるようになっております。
また、店舗についてもそういった情報について、もうキャンペーンが終了したということについてお知らせすることとしております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 1か月間、細く長くもてばいいという考えもあれば、早く消費喚起につながって、1週間、10日ですぐになくなってくれればいいと思うこともありますし、一長一短のところがありますけども、ぜひこの決済サービスについては、地元の事業者が少しでも導入機運を高めてもらって、今後ずっと継続して、たとえ手数料が取られても、ちゃんと継続してこのキャッシュレスサービスができるように、またご助言していただければというふうに思っています。
では、次の質問に移ります。観光振興について質問をいたします。
まず、今年度のほたるいか海上観光について、1隻体制での実績と課題についてどう検証しているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) お答えいたします。
今年度のほたるいか海上観光は、4月1日から5月9日までの39日間の実施期間中、出航した日数は20日間で約51%の出航率、乗船者数は485人でございました。予約率は975人の定数のうち965人ということで、99%で全日ほぼ満席となっております。
ゴールデンウイーク期間中には、キャンセル待ちが数十人になる日もあり、コロナ禍においても好評を得ていたところでございます。
1隻体制での課題としては、安全運航に努め、運航上は特に問題はありませんでしたが、定員40人から25人と削減していることから、市内への経済効果を考えると、現在の予約数の約35%を占める市内宿泊施設利用者を増やすことが必要というふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) おおむね1隻体制ではあったものの、予約のほうも100%に近い状況で、打率が5割ということで、昨年はありませんでしたけども、例年同等の出航率だったかなというふうに思っています。
ただ、うわさで聞いたのは、4月の中旬に風が強いということで予定欠航したというふうに伺いましたけども、これはどういう経緯だったのか伺いたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 4月の欠航につきましては、波浪警報と警報が事前に出ていたということもありまして、直前になって中止のご案内をするよりも、利用者のほうには事前にご案内したほうが利用者のニーズからするといいのかなということで、これは以前の海上観光の中でも、やはりこういうケースがございました。そのときは2隻体制で実施しておりましたが、やはりそういう中から、観光客のほうから警報が出ているのに案内できないのかというようなお問合せもあったということで、今回についてもそういうような対応をさせていただいたところです。
しかしながら、いろんな考え方がございまして、基本的には2時、深夜のほうに出航、欠航の判断をするという基本がございますので、今回のケースも踏まえて、今後またどのような対応にするかについては検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 欠航については、今ほど部長から答弁があったとおり、よしという見方、駄目という見方それぞれあると思いますけど、今後の進め方としては、深夜2時に判断するというのは妥当ではあると思いますが、逆に警報が出てどうにもならない状況なのに出航するのかというご意見が過去にあったというお話ではありますけど、急遽、このような天候不順でこの日は出航しませんというのをお客様が聞いたら、やっぱり遠いところから来られる方というのは、船に乗れないんだったら行かんわという判断になると私は思います。
1週間、10日前にそのような判断はできないというふうに思っていますので、予定して欠航するのであれば、直近の前日だとか前々日にそういった判断はできるかもしれませんが、もう受入れとして予約をいただいている旅館さんあたりは、当日キャンセルと同等の扱いで、せっかく準備していたのにおもてなしができないといった格好も出るというふうに思っています。
せっかくなら、来ていただいてホタルイカを食べていただきたいという思いもあると思いますので、そこら辺、今後の進め方については、旅館組合さんとウェーブ滑川さんでしっかりと協議できるような場をつくっていただきたいというふうに思いますが、これについていかがでしょうか。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 今回の中止の判断の際には、旅館組合さん、それから運航のウェーブと協議させていただいて、こういう対応を取らせていただきたいということで、了解を得た上でしております。
ただ、今議員おっしゃられたとおり、今後の在り方については、また関係者と十分協議した上で進めさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) では、次の質問に移ります。
今年度は
新型コロナウイルス感染症対策で乗船人数を減らしての運航でありました。来年度も現在のような対策を講じての運航体制であれば、市内の旅館組合さんだけで宿泊とのセットで十分受入れが可能であるというふうに考えていますが、当局の見解を伺います。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) お答えいたします。
今後の感染状況等によりますが、来年の運航体制は現時点では分からないことから、仮に今年と同じ25人の定員として考えると、人数的には市内の宿泊施設だけで受け入れることは可能というふうに考えております。
市内での宿泊と海上観光の乗船券をセットにして販売する方法は、市内宿泊者の増加につながる有効な方法と考えられますが、乗船客の中には、市内や県内在住者、本市在住者宅に遊びに来られた友人だとか親族など宿泊を希望されない方も多く、セット販売のみに限定することは観光客のニーズにそぐわない内容となるものと考えております。
これまでも宿泊付きプランを先行して予約受付を実施するなど、できる限り市内宿泊施設の利用につながるよう工夫しているところでございます。
今後さらなる宿泊者の増加に向けて、どのような方法が有効であり実施可能か、関係者と協議を重ね研究してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今年と同様、来年度も同じやり方にするのか、あるいは、また2隻に復活という可能性というのはあるんでしょうかね。
○議長(岩城晶巳君) 網谷産業民生部長。
○産業民生部長(網谷卓朗君) 現在コロナ禍にあってこういうような対応を取っておりますが、今後ワクチンの接種でまた状況が変われば2隻体制、それから今現在、先ほど申しましたが、定員を減らしておりますが、これも最小限、コロナ後の対応ということで、また増員すると、原状に戻すということも考えられますので、それらについては今後の状況を見て適切に判断してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先ほどもほたるいかミュージアムのお話がございました。やっぱりこの時期というのは、観光客の皆さんにたくさん来ていただきたいという思いもありますし、昨年、全然お客さんが来ていただけなかった、あるいは海上観光もできなかったという状況でありますので、来年は状況を見ながら、できるものはできる限り元のやり方に戻していただければいいかなというふうに思っております。また引き続き各業者との調整をよろしくお願いしたいというふうに思います。
次に、GIGAスクール構想について伺いたいというふうに思います。
昨年度、GIGAスクール構想による1人1台端末の整備は、全児童・生徒への配布が完了したというふうに伺いました。現在、実際に使っているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 椎名学務課長。
○学務課長(椎名千里君) 各学校では、1人1台タブレットを使ってインターネットを利用した調べ学習やアンケートフォームを使用した小テスト、クラウドサービスを活用し、画面に子どもたちの考えや作品などを映し、見合いながらの意見交換、デジタル教科書の活用など、様々な活用方法を実践しているところであります。
小学校の低学年におきましても、カメラ機能を使って植物の成長の様子を記録したり、教科書のQRコードを読み取り視聴できるデジタル教材を活用するなど、指でのタッチ操作で使用できるツール等を主に活用しております。
各学校、各学年の授業におけるタブレット端末の活用事例につきましては、市内教職員間で情報共有しており、他校での実践事例等を参考にしながら、各学校で工夫して活用しているところであります。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今ほど各学校で取組がなされているということでありましたが、学校間で端末に対する使いこなす温度差というのはどれぐらいあるんでしょうか。把握しておられますか。
○議長(岩城晶巳君) 椎名学務課長。
○学務課長(椎名千里君) 温度差ということではないとは思うのですが、各学校のタブレット使用につきましてのスタートはそれぞれでございます。各教科で学力向上や探求学習に役立つツールとして、活用について計画を立てて進めるところでありまして、各学校それぞれ使いたいと思っているのですが、先進的に使っている学校を研究しながら進めているところであります。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 取組半ばでありますから、使いこなしから順次進めていくというふうにも考えております。
関連しますので次の質問に移りますけども、オンライン学習まで使いこなすのは、今の状況だとまだまだほど遠いというふうに思っております。この今後の使い方をどう考えているのか伺います。
○議長(岩城晶巳君) 椎名学務課長。
○学務課長(椎名千里君) オンラインでの活用につきましては、既に現在、市内小中学校で
新型コロナウイルス感染症の感染予防として、密を避け、リモートで学校行事や集会活動を体育館から各教室へ配信するなどしております。
また、オンラインにより、姉妹都市であるシャンバーグ市の小学校や台湾の小学校と英語を使った交流学習に継続して取り組んでいる学校もあり、英語を使ったコミュニケーションへの意欲が高まる児童の姿も見えてまいりました。
また、これまで対面形式で行ってきました一流のアスリート等を講師とした夢の教室においても、コロナ禍における子どもたちの安全を第一に鑑み、昨年度から学校と日本サッカー協会がZoomを使ってオンライン形式で行っております。
今後は、インターネットを利用した調べ学習やクラウドサービス、デジタル教科書等による個別最適な深い学びを実現させるためのツールとして活用するとともに、各教科等の授業において、市内学校間での交流学習をはじめ、県内外の学校との交流にも活用できるものと考えております。
今後さらにICT機器を有効に活用していくため、ICT教育に関する有識者を中心としたICT活用推進協議会を設置したところであり、情報教育に関する講師やコンピューターコーディネーターによる支援の下、これまで以上に児童・生徒の力を引き出すことができるような活用方法について、一層研究してまいりたいと思います。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) これからの取組はたくさんあるというふうに思っていますけど、昨年は前任の学務課長さんが、「各学校の実態に応じた対応を図りながら、家庭でもオンライン学習に参加できるような環境づくりを支援してまいりたい」と答弁を閉めておられました。もうどこかに行かれましたけど、この環境づくりについてどうお考えなのか、改めて伺います。
○議長(岩城晶巳君) 椎名学務課長。
○学務課長(椎名千里君) 学校と家庭をつなぐオンラインにつきましても、県や他自治体の先進事例、活用例を参考にしながら、現在、各学校と市教育センターで活用について研究を進めているところであります。まず、安全に安心して使えるように今研究しているところでございます。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) ぜひ使いこなせるように、少し前に進めていただきたいという思いで次の質問に移ります。
授業に限らず、休憩時間などを使って端末に触れる時間も必要ではないかと思います。決まった授業だけに使うのはもったいないと考えますが、見解を伺います。
○議長(岩城晶巳君) 椎名学務課長。
○学務課長(椎名千里君) 各学校では、子どもたちが1人1台端末を適切、安全に使いこなすことができるよう、タブレット端末活用のルールを作成し、適正な運用に努めているところであります。
ゴールデンウイーク中に家庭に持ち帰って活用したり、朝学習や休み時間での個別学習に活用するなど、授業時間以外での活用についても各学校で工夫して行っております。
また、朝の健康観察や課外活動においても、1人1台端末を活用することで容易に調査や集計、情報収集が可能になるなど、様々な場面で児童・生徒が端末に触れる機会を創出できるものと考えております。
議員のご指摘のとおり、様々な場での子どもたちの学びにつながる活用は大切なことだと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) せっかく1人1台の端末でありますので、しっかりと使いこなせるように、また応用学習ができるように取り組んでいただきたいというふうに思っています。と同時に、先生方もやっぱりこういったものに興味を持ってもらって、より先進的な授業を行えるように、また取組をしていただければというふうに思います。
それでは、最後の質問に移ります。
今月6日に市民スポーツフェスタが開催されました。私も関係者として参加いたしましたが、総合体育センターアリーナの床の表面のウレタンの剥がれがひどく、利用者に気持ちよく使っていただくには気の毒な状態でした。もう修繕しなければならない時期に来ていると思いますが、天井照明もいまだ水銀灯です。照明のLED化も含めて同時に修繕すべきと考えますが、見解を伺います。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 市総合体育センターにつきましては、竣工から35年ほど経過している中、来館者が安全利用しやすいように、適宜、修繕や改修などを実施するなど、維持管理に努めているところでございます。
今ご指摘のアリーナの床につきましては、平成11年に改修し、毎年ポリウレタン等の塗布や床面の剥離などの補修を行ってきておるところでございます。
しかし、長年塗布を重ねたことによる床表面の凹凸が確認されたり、塗布剤等により剥がれやすくなり、状況によっては利用に支障が出る場合も考えられます。
また、天井照明につきましても、今後、老朽化や老朽化に伴う修繕の際に、部品や電球の調達が困難になることも予想され、省エネやコスト削減の面からも、照明のLED化が必要になるものと考えております。
総合体育センターは市の防災拠点施設でもあることから、アリーナの床及び天井照明のLED化等について、補助金の活用など検討してまいりたいと考えております。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 検討していきたいということでありますが、いつ検討するのか、それがまず見えないのと、滑川市公共施設等総合管理計画の中では、総合体育センターはスポーツ・レクリエーション系施設に位置づけられております。「重大な損傷となる前に、予防的修繕を実施することにより、長寿命につなげ、ライフサイクルコストの縮減を図ります」というふうに書いてあります。
財政状況は厳しいとは思いますが、今定例会で公共施設整備基金積立金を5,000万円積み増しをしております。公共施設の修繕等に活用すべき基金ですが、積み増しすることだけでなく適正に使うことも考えなければ、何のための基金なのか分かりません。再度見解を伺います。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) いろんな施設がそれぞれ老朽化等によりまして、長寿命化の対策なども必要になってくるかと思います。
今回の総合体育センターにおきましても、35年経過した古い施設ではございますが、それこそ維持管理や利用者のマナー等によって利用されてきた施設でございます。安全に利用いただけるように、また早期に改修等ができるよう検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先ほどから検討する、検討すると言われますけど、いつ検討するのかまだ答弁が返ってきていないような気がするんですけど、やりたいのはやまやまだというような解釈なのか。私は今回、公共施設に整備基金を積立金として5,000万積み増しするのであれば、今後この基金、4億円近いお金ですから、そのうち幾ばくかはアリーナの修繕に充てるべきだと思っているので質問させていただいただけで、いつ修繕するか分からないものを答弁してもしようがないと私は思っています。
局長は、いつ頃が適正なのか、補助金があればすぐやるのか。はたまた、コミュニティバスは補助金は一切ありませんが、すぐさま対応をしております。アリーナは駄目なんでしょうか、再度伺います。
○議長(岩城晶巳君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 高額な改修工事にもなります。補助等も活用できるように研究しまして、早期の改修にということで対応していきたいと思います。一緒に頑張ります。よろしくお願いします。
○議長(岩城晶巳君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) その早期もいつになるか分かりませんけども、やっぱり利用者側からすると、最近はコロナで合宿等の誘致もできませんでしたが、これが落ち着くと、やっぱりアリーナ、投てき場、スポーツ・健康の森公園とか、いろんな使い方ができると思いますので、スポーツの合宿誘致に向けてだとか、そういったこともできると思いますので、あのアリーナの床では使う人は残念がるというふうに私は思っていますので、ぜひ早急に修繕のほうをよろしくお願い申し上げて、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(岩城晶巳君) 本日の会議はこれまでといたします。
6月15日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後5時29分散会...