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令和 2年12月定例会(第2号12月14日)

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  1. 滑川市議会 2020-12-14
    令和 2年12月定例会(第2号12月14日)


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    最終取得日: 2021-09-21
    令和 2年12月定例会(第2号12月14日)                  令和2年12月           滑川市議会定例会会議録 第2号 令和2年12月14日(月曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 2 号                          令和2年12月14日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(13名)     2番 大 浦 豊 貴 君    3番 脇 坂 章 夫 君     4番 青 山 幸 生 君    5番 角 川 真 人 君     6番 竹 原 正 人 君    7番 尾 崎 照 雄 君     9番 原     明 君    10番 岩 城 晶 巳 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君
        15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(2名)     1番、8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                             上 田 昌 孝 君  副市長                            石 川 忠 志 君  総務部長企画政策課長兼務総務課長兼務財政課長兼務       石 坂   稔 君  企画政策課主幹                        相 沢 卓 巳 君  総務課主幹                          櫻 井 雄 一 君  総務部参事(消防署長)                    按 田 隆 雄 君  財政課主幹                          奥 村 勝 俊 君  営繕課長                           川 岸 弘 明 君  税務課長                           丸 山 浩 征 君  産業民生部長生活環境課長兼務観光課長兼務海洋資源振興課長兼務 網 谷 卓 朗 君  市民課長                           石 川 久 勝 君  産業民生部参事市民健康センター所長              結 城 幹 子 君  生活環境課主幹                        石 坂 康 仁 君  福祉介護課長                         石 川 美 香 君  産業民生部理事福祉介護課地域包括支援センター所長事務取扱   藤 田 博 明 君  商工水産課長                         長 崎 一 敬 君  観光課主幹海洋資源振興課主幹兼務               小 川 勇 二 君  産業民生部参事農林課長                    黒 川 茂 樹 君  建設部長建設課長兼務                     岩 城 義 隆 君  まちづくり課長                        高 倉 晋 二 君  公園緑地課長                         荒 俣 哲 也 君  建設課主幹                          北 島 利 浩 君  上下水道課長                         長 瀬   斉 君  建設部参事下水道整備推進担当                 澤 口 幸 二 君  会計管理者会計課長事務取扱                  菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                       伊 井 義 紀 君  教育長                            伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱            上 田 博 之 君  学務課長                           広 田 積 芳 君  生涯学習課長                         地 崎 紀 子 君  子ども課長                          落 合 真理子 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                           藤 名 晴 人          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(岩城晶巳君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(岩城晶巳君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  おはようございます。  それでは、会派自民を代表いたしまして、通告してあります諸点について質問をいたします。よろしくお願いいたします。  初めに、2021年度予算編成についてお伺いいたします。  県内、国内ともに、経済状況は新型コロナウイルスの影響により、個人消費は持ち直しが見られるが、企業関係は業績不振が続いているとのことであります。また、ここへ来て、新型コロナウイルスの第3波が押し寄せ、大都市圏で感染者が増加している状況であります。ますます景気回復に至らない状況にあります。  こうした中、2021年度の予算編成がなされていると思います。  1点目の質問として、来年度の最重点事業は何をされるのかであります。また、新規事業はあるのか。市民はコロナ禍の中、連日のように家庭で巣籠もり状況が続いていると思います。何とかコロナを忘れて市民が元気になれる事業が欲しいものであります。  2点目の質問として、市長提案理由説明の中にもありました、感染病の影響により地方税などの大幅な減収が見込まれ、極めて厳しい地方財政の状況で、自治体行財政運営に大きな影響がある。本市においても、地方税をはじめ、地方交付税地方譲与税などの大幅な減少が見込まれ、臨時財政対策債で補うと想定されるとのことであります。また、市税の減少で厳しい予算編成となるとのことでした。  改めて質問しますが、経済状況が不透明の中、税収入が大幅に減少するのではないかと思います。具体的にどの程度の金額か提示をお願いしたいと思います。  3点目の質問として、他市では財政状況が大きなテーマとなっているが、当市の財政状況は大丈夫かお伺いするものであります。  4点目の質問として、財政が厳しくとも、自然災害に対する備えはしておかなければならないと思います。沖田川の治水対策や用水路の整備などがあります。自然災害に対する強化事業は考えているのかお伺いするものであります。  5点目の質問として、今年も決算特別委員会において、今後改善を求める事項を提出いたしました。2021年度の予算に反映されるのかお伺いするものであります。  2項目めの質問として、新型コロナウイルス感染防止対策についてであります。  世界的なパンデミックとなった新型コロナは、職場や学校、家庭、あらゆるところに多大な影響を与えました。現在、新型コロナウイルスは拡散を続けているのが現状であります。医療現場は深刻な状況となっております。これから空気の乾燥が進み、冬期間、ますます感染拡大が心配されているところであります。また、インフルエンザの流行と重なることで医療崩壊につながることが危惧されている状況であります。  こうした中、私たちは日常生活の中で、密閉・密集・密接の3密を避けるとともに、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生など、基本的な感染対策を継続する新しい生活様式に取り組むことが大切であると思います。  1点目の質問として、全国では大都市圏で感染が拡大しております。北海道旭川市では、医療関係で大規模なクラスターが発生し、医療機関が逼迫しているとして、自衛隊が派遣され支援に当たっております。第3波が来たということでどう対策をするのか。高齢者や基礎疾患がある人が感染すると重症化するという危険性があるとのことであります。政府や富山県の指示や指導があるものと思いますが、滑川市としてどう対応するのかお伺いするものであります。  2点目の質問として、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が英国で8日から始まったとのことであります。また、アメリカでも始まったということでありました。ワクチンの効果に大きな期待が持てるとのことであります。日本では、早くても3月頃に接種開始になる見通しであるということであります。今後は、新型コロナワクチンが日本でも接種できるとのことでありますが、費用とPRはどうするのかお伺いするものであります。  3点目の質問として、今の時期、風邪の症状やインフルエンザが流行する季節であります。インフルエンザ予防接種については、当局のPRもよく、多くの方が接種されたものと思います。インフルエンザと同時に流行する可能性があると聞きますが、どう対応するのかお伺いするものであります。  3項目めの質問として、観光についてであります。  今年の観光は、どの市町村でも大変だったと聞きます。そんな中、キラリングルメの森が2日間開催され、大盛況であったということで大変うれしく思います。しかし、ほたるいか海上観光は中止となり、残念でなりません。  1点目の質問として、来シーズンは実施とのことであります。観光船はキラリン1隻のみで行うということですが、どうPRするのかお聞きするものであります。  2点目の質問として、キラリンで行われる富山湾岸クルージングは魅力のあるものであると思います。「川ではない、滝だ」と言われた早月川を海上から眺める景観は感激します。富山湾岸クルージングは例年どおり行うのか伺います。  3点目の質問として、行田公園にある蒸気機関車を整備中の中滑川駅前の一角に移動できないのかであります。  先月の新聞の記事に「「鬼滅」SL魚津に登場」と記載してありました。アニメ映画「「鬼滅の刃」無限列車編」が記録的なヒットをしているとのことであります。その列車が映画の蒸気機関車に似ているとのこと。それが村木公民館にあるとのことです。蒸気機関車は1923年(大正12年)ドイツ製で日本に2台しかないということであり、その1台が行田公園にあるとのことであります。  この質問は、前回、角川議員が質問しておりますが、私もフェイスブックをやっている関係上、フェイスブックの仲間から賛同を求められた記事が出ておりましたので、今回質問といたしました。当局の考えを伺いたいと思います。  4項目めとして、教育についてであります。東加積小学校における小規模特認校制度の導入についてであります。  私は、総務文教消防委員会での資料を見て質問をいたします。よろしくお願いしたいと思います。  もう既に見学会や説明会をされているとのことであります。  特認校制度とは、特定の学校について、通学区域に関係なく市内のどこからでも通学できるとのことであり、地域と連携して教育活動を推進している学校であること。そして、地元自治会やPTAから複式学級の回避などの要望があったとのことであります。  東加積小学校は年々生徒数が減少し、100名に達しない状況であります。この先どうするのか心配しているところであります。  学校がなくなると、若い人がその地域に住まなくなるという現象が起きているようであります。ぜひともこの小規模特認校制度校を成功させ、元気あふれる東加積小学校にしてほしいと思いますので、東加積小学校小規模特認校制度とはどのような学校なのか伺うものであります。  5項目めとして、市民の安全・安心についてであります。  今、日本中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、特に大都市圏を中心にたくさんの皆さんが苦しんでおられる状況であり、経済状況も不透明であると言われている。新成人者の皆さんにはお祝いをしてあげなければいけないと思いますが、この新型コロナウイルス感染症が第3波に入ったという中、この滑川市でもどうなるのか分からないと思います。  1点目の質問として、2021年1月10日に成人式が市民大ホールで開催されるということでありますが、大丈夫かであります。考えをお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、今年もツキノワグマが大量に出没したということであります。市内でどれくらい出没し、人には被害はなかったのかであります。  今年も、熊が住んでいる山には食べ物があまりないので、里に下りてきて食べ物を物色している。そして住民を脅している。また、時には害を与えていることが多かったと思います。滑川市では人に害を与えたとは聞いておりませんが、滑川市の状況はどうだったか伺います。  以上で会派自民の代表質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁に当たっては、質問の内容や趣旨を的確に把握された上で、要点を簡潔にかつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  中川議員の代表質問にお答えしたいと思います。  2021年度予算編成についてという大項目、そして最重点事業は何か、また新規事業はあるのかという質問からお答えしたいと思います。  私の答弁はこの1、2、3でお答えしたいと思います。  新年度予算編成においては、歳入面では新型コロナウイルス感染症の影響により、地方税をはじめ普通交付税などの減少は避けられません。歳出面では、社会福祉費や児童福祉費などの社会保障関係費は増加の一途をたどっておりまして、厳しい予算編成になると想定いたしております。  新年度の最重点事業または新規事業については、今後の予算編成の中で吟味をしていくこととしておりまして、現時点で申し上げられることはないのでありますけども、今後の感染状況によっては、新型コロナウイルス対策についても必要な一般財源を確保し対応する必要があり、新しい総合計画に相応しながら、市民が真ん中にある市政を基本といたしまして、各種施策の実現に向け取り組んでいきたいと考えております。  私といたしましては、3期目の4年目でありますので、これまでの今期の事業をしっかりとやることに集中するということを旨として、新年度はしっかりとやっていきたいと、これが基本中の基本であると思っております。
     また、新規事業といたしましては、ご案内のとおり、中滑川駅前開発、それから浜加積公民館など、それらについてひとつ取り組んでまいりたいと、このように思っております。  また、安全・安心の面では、道路、そして歩道についての事業も展開してまいりたいと。その他いろいろございます。  市の課題は際限なく、市民の要求も際限ない、これは当たり前でありまして、ずっと続いていくという中にあって、何を選択し何をやっていくかということを考慮しながら頑張ってまいりたいと、このように思っているわけでございます。  2点目の経済状況が不透明な中、税収入が大幅に減少するのではないかという話は、今も申し上げましたが、経済状況が不透明という中川議員の質問そのものだと思っています。そしてまた、税収入が大幅に減少する。これは誰もが予想し、誰もが心配している項目であります。とにかく会派だけではないと思います。オール市民がこのことを心配しているわけです。私もそのように思います。  ところで、総務省が本年9月末に示した地方交付税の概算要求時においては、地方税は6.8%減少するとされておりまして、また、本市中期財政計画においても市税全体で約11%減少するものと推定いたしているところでございます。  したがいまして、新年度の当初においては、初めから大きく予算を組むことは極力避けたいと。慎重に当初予算を組みながら、あとは補正予算等々で現状に合わせて対応していくのが進める手法の要であろうかと思っておるわけです。  各種予算編成については、今後の予算編成の中で詳細に積み上げを行うことになるものの、地方交付税地方譲与税の減収に加え、税収については、法人市民税に加え、個人市民税についても一定程度減少は避けられないものと思っております。  他市では財政状況が大きなテーマとなっているが、本市の財政は大丈夫かということでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響による税収入の減少分の一定額については、国において地方交付税臨時財政対策債により措置されることとなり、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源総額においては、令和2年度の水準を下回らないよう確保されることとなっております。  ところで、全国市長会からの国に対する要望が、皆さんにはなかなか見えないかも分かりません。かなり強力な財源確保をせよということ、前年を下回らないように最大の努力をせよという要求は再三行っているところであります。  全国議長会の動きが見えません。どうなんでしょうかね。議長会からとしての突き上げもやってもらえばありがたいと、このように思うわけです。  だけど、私は市長会等々の会合に出ておりまして感じますのは、市長会からの要求にかかわらず、国もそのことを同じ気持ちで対応してくれていると、このように思いますし信じておるわけです。  最近、日本経済新聞でこの逆説的なと申しますか心配する説が載っておりました。そこで、国であろうと地方であろうと、このまま対応、対応と言って借金を重ねるというようなところを強調していきますと、この先どうなるのかと。借金が頭に大きくかぶさっていると、この後の事業が縮小されることに決まっているわけです。パイの中で動くしかありません。そのことも考えながら、しっかりと財政を見極めていく。そして、国の動向を見極め、県の動向を見極め、国の施策を見極め、県の施策を見極め、それに呼応して滑川市がしっかりとやっていきたいと思いますが、滑川市はご覧のとおり、財政調整基金をしっかりと押さえているわけで、非常時のための財政調整基金だと思っておりまして、今回のコロナウイルスにおいても何らびくともすることはありません。  しかしながら、今後コロナが長引く中でどういうふうな予算編成を組み立てていかなきゃいけないか、これが課題でありますので、議員の皆さんと一緒に考えて進めてまいりたいと。しっかりとした財政があって、その上で安心した市民生活、主要事業が遂行されるものと思っておりますので、またご協力をお願いしたいと、このように思うわけであります。  沖田川の治水対策という話もございました。これは約束事でありますので、県のほうも順調に進めてくれる市の最大の課題だと思っております。  枕を高くして寝られるまち滑川、これは沖田川の完成によってほぼ達成されたと思っています。長年の懸案でありました本事業が完成したわけで、田中校下の皆さんが470戸も床下浸水に遭うということはもうなくなったと思っております。あとは、一千年に1回の洪水が、常願寺川があふれると滑川のほうにまで及ぶということを言っておりますが、これはばかげた話でありまして、間に上市川等々があります。白岩川があります。この対策でしっかりと滑川まで常願寺川の水が来ないように対策を練るように積み上げていかなければならない、こんなことも課題の一つだと思っているわけです。  いずれにしましても、財政の厳しいことを指摘いただきましたが、みんなの心配であります。一番心配しなきゃいけないのは自分だと思って頑張ってまいります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、私のほうから観光についてのお尋ねにお答えをしたいと思います。  先ほど中川議員もおっしゃいました。本年度はコロナ禍ということで、ほたるいか海上観光を中止せざるを得なくなり、大変残念な思いをいたしました。  そこで、滑川市の観光の最大の目玉である海上観光について、来年はぜひ実施をしたいということで、現在、船の整備点検を含めて、その準備を鋭意進めておるところでございます。  具体的な日程あるいはPR等についてでありますけれども、来シーズンのほたるいか海上観光につきましては、来年、令和3年4月1日――これは木曜日ですけども――から5月9日日曜日までの期間、39日間の運航を予定しております。  それからPRにつきましては、これまでもやっておりましたが、市及び運航会社、株式会社ウェーブ滑川、それから観光協会のホームページへの掲載やチラシの配布――これは県内道の駅とか観光施設、いろんなところに配布をしておるわけでありますけれども――とかポスターの掲示、SNS等の媒体も利用しながら広くPRできるように努めていくことにしております。  また、今年中止により乗船できなかった予約の方に対しては、ホテルあるいは旅館から個別に案内をすると、そういうふうに進めておるところでございます。  それから、2点目の湾岸クルージングの実施は例年どおり行うかということでございます。  来シーズンの富山湾岸クルージングにつきましては、令和3年4月16日から11月28日の期間、新型コロナウイルス感染症対策を行って実施をすると、そういう予定でおります。  感染拡大防止の取組といたしましては、1点目は、乗船者全員がマスクを着用の上、検温すること、2点目は、船内及び受付場所やライフジャケットの消毒、3点目は、船内の換気や手指消毒薬の設置、4点目は、船内ではソーシャルディスタンスを確保し、定員を減員して運航、これは定員40名でありますけども、個人の場合は20名、団体の場合は25名、それからイベント等では20名と、そういうことで定員を減員してやろうと、そういうことで考えております。  また、ほたるいか海上観光と重なる4月、5月の連休期間の運航につきましては、開始する4月16日、これは金曜日でありますけども、それから翌日17日土曜日、18日日曜日、23日の金曜日を予定しておりまして、このときは第1便と第2便を運航したいと、そのように考えております。  それから、4月24日からその後連休に入るわけでありますけども、5月9日までは毎日1便から3便の運航、それから5月10日以降は、現在と同様の第1、第3、第5便の運航を予定しております。これは今まで5便を予定しておりましたけども、その間に消毒等、船内のいろんな準備、次の方に乗っていただくための準備がございますので、現在、第1、第3、第5便ということで、5月10日以降はそういうふうにして運航したいと、そのようにも考えておるところでございます。  また、今後の新型コロナウイルスの状況によっては、定員の増枠、あるいは今までやっておりました通常1日5便体制の運航に戻していきたいと、このように考えておるところでございます。  いずれにしても、一日も早くコロナがなくなることを期待しながら滑川の観光を進めていきたいと、このように考えております。  以上であります。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  東加積小学校小規模特認校制度についてのご質問であります。  特認校制度は、従来の通学区域は残したまま、通学区域に関係なく、市内どこからでも通学を認めるもので、東加積小学校を小規模特認校として指定し、小規模校の特性を生かし、地域と連携した教育活動を推進するなど、児童の豊かな人間性を培い、それぞれの適性を生かした教育を推進し、学校の活性化を図ることを目的としております。  東加積小学校は、地区の皆様に支えられ、温かい人間関係を基盤に安心して学ぶことのできる風土環境にあり、地域の特性を生かした地域とともに歩む学校づくりを推進しております。  学校が小規模であり、学級が少人数であることから、一人一人の思いとよさを生かし、個を磨き育てる少人数指導のよさを生かした教育活動を行っており、ALTや英語活動支援員とも児童全員が英語で聞いて話す機会をより多く取れるということ、また、海外とICT機器を使ってリモートで英語による交流学習を行う、タブレット端末を使ったICT環境における情報教育でも、一人一人よりきめ細やかに対応して学習活動が行えるなど、充実した豊かな学びを保証する学校を目指しております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂総務部長。 ○総務部長(石坂 稔君)  それでは、私のほうから、2021年度予算編成についての、今年も決算特別委員会において今後改善を求める事項を提出したが、反映されているのかの質問にお答えをいたします。  これまでもいただいたご意見を可能な限り反映させた予算編成とし、決算特別委員会をはじめ、決算審査並びに定例監査で出された意見につきましても、予算編成方針に盛り込み各課に通知しているところでございます。  現在、予算編成の作業中でございますが、令和元年度決算におきまして不用額が発生している場合、積算の根拠を再度精査することや、各種団体への補助金が効率的に活用されているかなどの調査を行っているところでございます。  引き続き、いただいたご意見を反映いたしながら、市民が真ん中にある市政の推進を目指し、事業の合理化、効率化、事業の選択と集中に努めた予算編成といたしたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  それでは、私のほうから、市民の安心・安全についての、今年もツキノワグマが大量に出没したとのことだが、市内でどれくらい出没し、人に被害はなかったかとの問いでございます。  本市の今年のツキノワグマの出没件数については、熊の目撃、痕跡情報として、11月末現在、東加積地区で5件、山加積地区で20件、中加積地区で3件、早月加積地区で1件の合計29件の情報が寄せられております。昨年同時期と比較して19件の増加となっているところでございます。  また、熊の捕獲数については、11月末現在で11頭となっており、昨年同時期と比較して8頭の増加となっております。  熊の出没情報の第一報が農林課に入った場合、農林課から滑川警察署及び市鳥獣被害対策実施隊、関係各課へ連絡し、連携してパトロールや防災行政無線、市ホームページなどにより市民に注意を呼びかけているところでございます。  園児、児童・生徒へは、子ども課から保育所や放課後児童クラブ等へ学務課から各小学校へ連絡し、学校から保護者や安全パトロール隊に対し安全メールで情報提供し、注意喚起を行っているところでございます。  また、熊による人への被害件数は県内で5件――これは6名の被害でございます――発生しておりますが、市内においては、市鳥獣被害対策実施隊、滑川警察署など関係機関のご協力により、幸いにも人身被害は発生していない状況でございます。  地域住民の生活にも大きな脅威となるツキノワグマについては、今後とも市鳥獣被害対策実施隊を中心に、滑川警察署など関係機関とより一層の連携強化を図り、被害発生の防止に努めていくこととしております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  それでは、私からは、2021年度予算編成についての(4)自然災害に対する強化事業は考えているのかについてお答えいたします。  自然災害に備えたこれまでの取組としましては、治水対策として関係機関と共に整備した中川放水路や、先ほど市長からもお話がありましたが、沖田川放水路、また防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策として実施している早月川や上市川などの土砂の除去や樹木の伐採などが挙げられます。  国では、この防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策が今年度で期間を終えることから、新年度以降においても国土強靱化対策が継続されるよう、これも先ほど市長の答弁にもありましたが、全国市長会において国土強靱化、防災・減災対策等の充実強化に関する重点提言が行われるなど、機会を捉え国に強く要望されたところであり、先週11日に2025年度までの新たな国土強靱化5か年対策が閣議決定されたと報道があったところであります。  今後も国、県からの情報収集に努め、市民の安全・安心のため、先見性を持って対応していくこととしております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  それでは、私のほうからは、大項目の2、新型コロナウイルス感染防止策についてお答えさせていただきます。  まず1点目としまして、第3波が来たのではと言われる中、どう対策をするのか。高齢者や基礎疾患がある人が感染すると重症化するという危険性があるとのことという点でございます。  新型コロナウイルスの感染者のうち、8割は軽症または無症状のまま治癒するものの、2割は肺炎症状が増悪し、特に65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方は重症化リスクが高いとされております。  その対策としまして、無症状で重症化リスクが高い65歳以上の高齢者及び基礎疾患を有する方で、感染拡大地域の往来やその地域の在住者との接触により、新型コロナウイルス感染症の感染不安がある希望者を対象にPCR検査を受けられる体制を整備することとしております。  来月になりますけれども、令和3年1月4日から3月31日までを期間として、厚生連滑川病院と内田内科の2か所において、1件2万5,000円の検査料のうち、自己負担金を5,000円、残りの2万円を1人1回限り助成する予定でございます。  この対策により、感染不安の解消と流行時の感染拡大及び重症化予防を図ってまいりたいと考えております。  なお、新型コロナウイルス感染症の防止対策の基本は、マスクの着用、3密の回避、手洗い・消毒などの徹底した実践が重要であることから、継続した普及啓発を行い、市民の皆様のご理解とご協力が得られるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目でございます。今後、新型コロナワクチンが日本でも接種できるとのことだが、費用とPRはどうなるのかというご質問です。  新型コロナウイルスのワクチンは、現時点でその特性や効果が確立しておらず、開発や生産に関して不確定な要素もあることから、接種開始時期を具体的に見定めることは困難な状況であるとされております。  このような中、国からは新型コロナウイルスのワクチンの供給が可能となった場合には、速やかに住民に対する接種を開始できるよう、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業実施要綱案及び実施要領が通知されているところでございます。  その内容によれば、ワクチンの接種費用は全額国費負担であり、基準額は確定しておりませんが、市町村が実施する新型コロナウイルスワクチンの接種体制の確保に係る経費は10分の10の補助事業となっております。  ワクチン接種のPRについては、市町村が個人通知を実施するとともに、接種実施医療機関名や接種を受けられる時期などについて、広報やホームページ等を活用して住民に対して周知することとなっております。  次に、3点目でございます。インフルエンザと同時に流行する可能性があるとのことだが、どう対応するのかというご質問です。  新型コロナウイルス感染症インフルエンザの同時流行に備え、今年度はインフルエンザ対策の一つとして、高齢者のインフルエンザ予防接種の自己負担金を無料とし、接種率の向上を図ることにより、インフルエンザの罹患者をできるだけ減らす施策を行っております。  10月末現在、高齢者のインフルエンザの予防接種者は4,710人で、昨年の同期と比較して2,791人増加しており、市民の早めの予防行動につながったものと考えております。  また、発熱などインフルエンザ新型コロナウイルス感染症に似た症状がある場合の受診方法については、市広報12月号チラシやホームページにおいて、市内のかかりつけ医に直接電話で相談し、必要により検査を受けられる体制が整備されていることを周知しております。  今後も引き続き、2つの感染症の同時流行を防止するために的確な予防対策の周知と対策に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  それでは、私のほうから、まず問3、観光についての(3)行田公園にある蒸気機関車を整備中の中滑川駅前の一角に移動できないのかの質問についてお答えをいたします。  行田公園にある蒸気機関車につきましては、新児童館の建設、旧児童館の取壊しの際、その後の管理運用等について関係各課と協議検討したところ、移設に係る経費等も踏まえ総合的に勘案した結果、現在の場所でその状態を維持することとなったものでございます。  現状では、車庫の経年劣化が進んでおり、蒸気機関車本体の補修、保全等も勘案し、改めて検討が必要であることは認識しているところでございます。  議員のご提案も踏まえ、今後の管理運用等について関係各課と検討してまいりたいと考えております。  続きまして、問5、市民の安心・安心についての(1)2021年1月10日に成人式が市民大ホールで開催されるとのことだが、大丈夫かとの質問についてのお答えでございます。  令和3年成人式につきましては、新型コロナウイルス感染症対策のため、例年とは異なり、入場は新成人のみとし、保護者や関係者の方々には映像を配信することで、ご家庭等でご覧いただくこととしております。  また、感染症予防対策として、2週間前から体温測定と健康チェックを行ってもらうこととし、感染の疑いがある場合には参加をご遠慮いただくこととしております。  3密を避けるために、ホールの外で受付を行い、入場前に検温と手指のアルコール消毒を行い、あらかじめ郵送してございます連絡先を記入したカードで受付するなど、手続を簡素化することや、マスク等の着用をお願いし、会場内では座席の間隔を空ける、換気を徹底する、会話を控えめにするなどについて、成人者の皆様に呼びかけることとしております。  以上のような新型コロナウイルス感染症対策を徹底して、成人式を開催することとしておるものでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  どうもいろいろと回答いただきまして、ありがとうございます。  ともあれ、来年度の予算編成については慎重に鑑みて予算化するということでありますので、現状を見て、この先もちょっと見えそうな気もしますが、ともあれ、慎重に予算化をして、いや、えらいことになったじゃと言わんようにひとつ頑張っていただきたいというふうに思っていますし、新たな事業もなかなか考えられないということでありますが、中滑川駅前の整備についても、本格的に設計も始まるようでありますので、ぜひとも立派なものを、そしてまた市民に親しまれる施設にしていただきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  今年も、議会の予算特別委員会で審議した中で改善を求める事項を提出いたしましたが、例年要望を提出しておるわけでありますが、あんまりぱっとした内容が来なくて、例年同じような要望を出しているというのが現状でありますので、ぜひともしっかりと要望事項を精査して、改善できるものは積極的にまた改善をしていただきたいなというふうに思っています。  今回はコロナウイルス関係をたくさん載せましたが、いろんな事業においてもコロナウイルスの関係が影響していると思います。現在、第3波が来ているということで、東京あるいはまた大阪、そして名古屋、北海道辺りも大変なことになっているということでありますので、ぜひともまたその辺、この先滑川市はどうすりゃ、ああいうことにならないのかということを考えながらやっていただきたいというふうに思っています。  昨日テレビを見ていますと、あるお医者さんの偉い人が言っておられたんですが、要は、コミュニティー以外の人が入って話をした場合にそういった感染の可能性があるとということでありました。  私が一番ここで心配したのが成人式であります。成人式は大丈夫かというふうに申しました。  確かに、毎年成人式になりますと、県外へ行っている成人した皆さんが帰ってきて式典に参加されております。これはすばらしいことだと私は思う。ただ今年は、そういった平生、富山県以外の人としゃべったことのない人が、県内におられた方が帰ってきて、懐かしいもんだからおしゃべりするということが現実だと思います。そのことが感染の拡大の原因だと、夕べ、テレビである偉い先生がおっしゃっておられましたので、これをひとつ頭に入れておいていただきたいなと。コミュニティーが増えると、コミュニティー以外の人とお話しする機会が多いと可能性が大になるということでありますので、我々自身もやはり、観光に県外へ行くということがあれば可能性が大だということでありますので、それを頭に入れてこの先の事業に取り組んでいただきたいと思います。  成人式はぜひともやってあげてほしいなと私は思います。ただやはり、そういったことがありますので、それはしっかりと精査をしていただきたいと思います。  私も二十歳のときは成人式をやっていただきました。当時は、やはりたくさん私らのときはいましたので、寺家小学校の廊下か教室かちょっと覚えがないんですが、寺家小学校で成人式をしました。それでもまだ感激をしています。やはりそういった市当局の皆さん、あるいはまた市民の皆さんからお祝いをしていただくということは本当に感激するものだと思います。一生の宝だというふうに思いますので、そのようなことをまた頭に入れて考えていただきたい。
     大ホールではちょっと狭いような気が私はします。例えば総合体育館でやる。総合体育館では暖房も効きますし、換気も、換気扇がついていますし、戸を開ければ涼しい風が入ってきます。こういった暖房と換気をうまいこと組み合わせた施設でないと駄目だということでありますので、そういうような場所の変更等も考えながら、めでたい成人式を祝っていただきたいなというふうに思っていますので、十分に考えていただきたいというふうに思っています。  行田公園にあるSL列車でありますが、前回の議会で角川議員も質問されていましたが、現状のままというふうに回答されておりました。現在もそういうような内容だったんですが、ともあれ、「鬼滅の刃」という漫画が非常に人気が沸騰していると。そういう中で、非常にそれに似たSLがこの滑川にあったということでありますので、私はその漫画を読んだことはないがですが、日本中で人気で沸騰しているということでありましたので、できれば皆さんの目に見えるところがいいんじゃないのかというふうに思って、中滑川駅の整備中のところへ持っていければ、全国からも見に来るんじゃないかなという思いをしたものですから、今回、要望かたがた質問させていただきました。  ぜひともまた、現在の場所でそのままやると言うのなら、やはり十分に周辺の整備も、何か今整備されているようでありましたが、ぜひともあれ以上に、誰が行っても大丈夫というような、すばらしいなという思いを持つような整備をしていただきたいなというふうに思っています。  教育について、東加積小学校小規模特認校制度ということでありますが、その資料を初めて見て考えておったんですが、あるところへ行ったら、ある家の奥さんが言われました。ちょっと会合があったものですから。うちの校下にあった小学校が統合されてなくなったと。そうすることによって、子どもどもがみんなどっかへ行ってしもた。子どもというのは息子さんですね。息子さん家族がほかの地域へ行ってしもた。そういうところが何か最近あるようでありますので、ぜひともそういったことも考えると、やはり小人数学級でも滑川市として維持をしていかなければ、その地域が衰退していくような気がしてならないものですから今回質問とさせていただきました。  複式学級にならないようにということでありますが、1学級何人ぐらいを限度として少人数学級というふうに考えておられるのか、その辺はちょっと聞きたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  そういったことでありますので、こういった学校を守るような施策も、市長はかねがねそういうようなことを言っておられましたから私は安心しておったんですが、今回違った内容の文が出ておったものですから今回質問とさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  あとは言われたとおりだというふうに思っていますので、今言った成人式の開催の内容と東加積小学校の件をもう一度聞きたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  学級編制のところでありますが、これは県教育委員会の学級編制基準によりますと、2つの学年の児童で編制する学級が15人、また、第1学年を含む場合には8人というのが編制基準の区分となっておりますので、それ以上であれば1つの学年で構成できるということであります。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  議員ご指摘のとおり、この成人式について、県外から帰省されて受けたいという方々も多くいらっしゃるのではないかなというふうに思っております。  国のほうでも12月11日付で、年末年始における忘年会、新年会、成人式等の規制の留意事項というような事務連絡等もいただいております。そこには、成人式に対する提言ということで、こちらのほうは新型コロナウイルス感染症対策分科会からの提言でございますけれども、主催者のほうに対する注意点、あと参加者の方々への注意点ということで、それぞれ注意喚起について書いてあるものでございまして、主催者のほうについては、参加人数の制限や会場内での感染防止対策の徹底、あと参加者の方々には、体調の悪い方は参加しないでほしいとか、会場内やその周辺では密集を避けてくれというようなこと等が記載されているわけでございまして、成人式の開催、運営につきましては、主催者、参加者それぞれが気を配りながら対応していただいて開催できればいいなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  以上で私の質問は終わります。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午前11時10分からといたします。                 午前11時00分休憩                 午前11時10分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、通告に従いまして、このから質問をさせていただきます。  初めに、新型コロナ感染対策についてです。  先ほども中川議員の代表質問にあったとおりですが、大都市部を中心に、今重大な感染状態が続いているわけであります。次第に地方へも広がっているという実感を持って見ているわけでありますが、富山県内でもしばらくは落ち着いた状態であったかなと思っておりましたけれども、このところはほぼ連日感染が確認されていると報道されておりまして、予断を許さないという状況だと思います。一連の状況は皆さんよくご存じだと思いますので、これ以上は申し上げません。  初めに、PCR検査の拡充についてであります。  先ほどの答弁にもありましたけれども、今回の補正予算で、無症状者でも高齢者で基礎疾患がある方、そして不安のある方が検査を受けられるというふうに提案されていることは前進として歓迎をしたいと思います。  言うまでもなく、このウイルスの一番厄介なところは、無症状であっても本人の自覚がないままに感染している。しかも感染させてしまう。そういう可能性があるというところであります。さらに聞くところでは、発症する直前が最も感染させる可能性が高いというふうにも聞いているところであります。  そこで、検査をさらに拡充して、いわゆるクラスターが発生すれば重大なことになる高齢者施設等での定期的なPCR検査を検討できないかということであります。  県内でも、いわゆる第1波と言われる春に、高齢者福祉施設、そして医療機関でクラスターが発生して極めて深刻な状態になりました。現在、全国的にもそうしたクラスターの発生が報じられているところであります。  もう一段踏み込んだ対応は検討できないかということについてお伺いをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  それではお答えいたします。  新型コロナウイルスの感染状況につきましては、新規陽性者の増加傾向が顕著になってきております。おっしゃられるとおりでございます。  高齢者施設等への入所者や介護従事者に対する検査の徹底については、これまでも国から都道府県等に要請されてきたところであり、施設等でのクラスター発生防止のため一層の取組を進めるよう求められているところでございます。  厚生センターによる行政検査が行われない高齢者施設等への入所者や従事者のPCR検査については、自費で検査を実施した場合、富山県新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)の補助対象となることから、この制度の活用により対応していただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  対応していただきたいという場合には、それはあくまで高齢者施設でそういう判断をしてほしいということなんでしょうか。  それからもう1点、県の補助事業でというふうにおっしゃいましたが、これは全額補助ではないんですよね。確認をしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  お答えいたします。  検査については、国のほうが新型コロナ対策ということで行っておる事業のメニューの一つということで理解しております。  補助の申請については、それぞれの施設ということになりますので、施設のほうで取りまとめてということになるかと思います。そういった施設の方針の下に、従事者なり入所者の検査を取り組むと、そういったことで理解しております。  補助率については、ちょっと明確に理解はしておりませんけれども、以前のこのメニューの中には、衛生用品であるとか国の従事者等への慰労金等の事業、そういったものと同等であったろうというふうに理解しておりまして、ほぼ国のほうが対応するというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  その補助のあれはぜひ確認をしていただきたいと思うんですね。それと、申請は高齢者施設からということでありますけれども、例えば市から高齢者施設へそのように要請をするということは考えておられないんでしょうか。  先ほど国からもそういう話があるというふうなお話がありました。そのとおりでして、例えば厚生労働省は11月19日に事務連絡を都道府県、それから特別区などに出しておりますが、この中で、1週間当たりの新規陽性者数が人口10万人当たり10を超えている都道府県においては至急取り組むことと、こういう通達が出ています。  都道府県単位ということで言うと、富山県の場合は1週間当たりで100人ぐらいということになるんだと思うんですが、富山県内で1週間当たり100人発生するということは極めて重大かつ深刻な事態だと思います。  これは、行政とすれば、そういう高齢者施設をはじめとしたところでクラスターが発生しないように、先手先手を打っていく必要があると思いますけれども、どうお考えですか。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  それではお答えいたします。  先ほど中川議員の代表質問等にもございました北海道の旭川の例あたりでも、高齢者施設等でクラスターが発生した場合、入院を受け入れる、そういったベッドの数はあっても人的な対応がなかなかできにくいということで、施設等へのコロナウイルスの感染の侵入、こういったものにはもう本当に注意をしていかなければならないと、阻止しなければならないという理解をしております。  市内の高齢者施設等の施設長等、そういった管理者と意見交換なり情報交換をしておりますが、そういった侵入防止に向けて、検査も確かに重要なんですけれども、面会の制限等を設けて、施設にウイルスが入らない、そういった万全の対応を取っておるというふうに確認しております。  ただ、発熱等、そういったことがあればちゅうちょなく検査をしていただきたいと、そういうふうに思っておりまして、ぜひとも侵入を防止する、あるいは感染の拡大を阻止する、そういった対応を取っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  私はもっと積極的な検査が必要ではないかということをお話ししているんです。今も発熱があったらという話がありましたけど、冒頭でも申し上げたとおりで、発症する前に感染させてしまうリスクがあると。これがこのウイルスの特徴なんですよね。だから、広がっていっているわけですよ。  だから、さっき確認してくださいと言いましたが、全額補助だとするなら、市からも各高齢者に要請をして、さっきおっしゃったように、施設にウイルスが入らないようにすると、少しでも早く見つけると。そして、もし万が一感染者が発見されたら、早く保護をすると、広がらないようにするということがどうしても必要なんです。だから、もっと積極的な検査の対応を各施設に求めて、施設の負担がないんだとしたらなおさらですよ。ぜひお願いしたいと思います。どうですか。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  それではお答えいたします。  市のほうのスタンスについては、先ほど申し上げたとおり、感染防止あるいは拡散防止、そういったものに最大限の注意を払っていくということではありますが、ご存じのとおりといいますか言われているとおりでございますが、検査については1回検査したからというものではなくて、日々感染のそういったリスクがあるという中で、定期的に検査というお話でもありましたけれども、その検査体制等も含めてなかなか難しい面があるというふうに認識しております。  ただ、言われるとおり、先ほどのお話では、繰り返しになりますけれども、ともかく感染防止、感染拡大について取り得るべきそういった検査、今後また事業者等と打合せしながら検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今、全国的に大きな問題になっているところは都市部が中心ですよね。だんだん地方へも広がっているというふうにお話をしましたが、一般的に言って地方は大都市部に比べて医療体制は脆弱ですよね。ですから、地方で感染が広がったら大都市部も大変ですけれども、地方は対応がなかなかできないというのは実際だと思うんですよ。だからこそ、早め早めに対応する準備をしておくということが必要なんです。そうなってから慌てて対応しようと思っても遅いということにならないように、体制は準備しておくべきだということを強く申し上げておきたいと思います。  2点目、医療介護施設への追加支援です。  今はもう盛んに報道されているように、医療機関、特にですね。それから介護施設でも発生しているところもあります。そうしたところは春の1波から続いていて、いわゆる受診抑制、それから利用抑制、利用控えというのが続いているというふうに思います。  報道では、4割の医療機関で年末のボーナスが前年を大きく下回るというふうに聞いております。  この医療機関、介護施設そのものへの支援ということについては、後から角川議員も質問する予定ですので、私はこの医療機関、介護施設、とりわけ従事者への直接支援について、春、慰労金という形で出していただいたと記憶しておりますが、再度の追加支援ということについては検討できないかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田産業民生部理事。 ○産業民生部理事(藤田博明君)  それではお答えいたします。  これまで医療機関への支援については、衛生用品としてマスクを配布するとともに、市内病院、診療所に勤務する医師、看護師などに1人当たり2万円の慰労金を支給したところでございます。  また、厚生連滑川病院に対しては、市内診療所との医療体制の連携を図り、発熱患者等に対応するため設置された発熱外来の休日対応分の開設費に対し支援をしてきたところでございます。  介護保険事業所等への支援については、衛生用品として消毒液やマスク、除菌水を配布するとともに、市内介護事業所に勤務する職員に1人当たり同じく2万円の慰労金を支給したところでございます。  また、衛生物品等の購入に対し、1サービスのみの法人は上限10万円、2サービス以上の法人は上限20万円の補助も行ってまいりました。  現在、全国における新規感染者が過去最高を更新するなど、第3波とも言われる感染拡大の報道がなされている中で、各施設の利用状況や経営状況については、利用者も減少し、依然として厳しい状況にあると伺っております。  こうした中、どのような追加支援が必要とされているか、あるいは各施設と意見を交換しながら、可能な限り支援に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今の時点で明確なお答えがありませんけれども、状況は大きくは好転していないというふうに思っています。したがって、意見交換は十分していただきたいのはもちろんなんですけれども、その中で要望も直接聞き取っていただきたいというふうに思いますので、これ以上は申しません。  (3)に参ります。保育園、放課後児童クラブ等の児童支援施設への支援についてお尋ねをいたします。  この春に学校の一斉休校などの措置を取られました。その際、保育園、学童保育などは全面的な休園という措置は取られませんでした。感染危険にある中で職務に当たる大変さは同じであったにもかかわらず、処遇への待遇は改めては取られなかったというふうに承知をしておりますが、これは改善されてしかるべきではなかったかというふうに思います。遅きに失したとはいえ、今後もあり得ることであります。対応を検討されるべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  それではお答えいたします。  保育園、認定こども園、幼稚園や放課後児童クラブ等の従事者の方々につきましては、市内小中学校の休校期間や国の緊急事態宣言下の中においても開所継続にご尽力いただき、感謝しているところでございます。  いわゆる3密を避けることが難しい保育や学童の現場において、感染予防や対策のための業務量が増え、感染リスクの不安もある中、子どもたちを安全に預かるという使命感を持ち、新しい生活様式の定着に努め、対応をいただいている従事者の方々の負担が大きいことは認識しているところでございます。  市では国の交付金等を活用し、従事者の方々の負担軽減や安心・安全に少しでもつながるよう、新型コロナウイルス感染症対策に係るマスクや消毒液などの消耗品、空気清浄機等の備品等の整備のほか、感染対策に係る経費の補助や支援などを実施しているところでございます。  現在のところ、従事者の方々への慰労を目的とした一時金の支給等については実施の予定はございませんが、先の見えないコロナ禍にあって、引き続き安心して子どもたちを保育していただくことができるよう、市といたしましても環境整備に一層努め、支援してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  環境支援は当然といえば当然なんですよね。ただ、対応に大きな差があったということは確かなわけでありまして、学校は休んでいるけれども、子どもたちは預からなければならんと、こういう状況にあったわけです。その間の関係者の皆さんの、言わば配慮といいますか、それに伴うストレスも相当なものであったというふうにお伺いをしています。  そういった中で、環境整備については、だけども直接支援は今のところ考えていないということでは、同じ子どもたちを見る、そういう環境の中におられる皆さんにとってはかなり不公平感が残るといいますか、少し渡せばそれでいいという話ではありませんけれど、何らかの対応はどうしても必要なのではないかというふうなことでありますから、再検討をぜひよろしくお願いしたいと思います。条件整備だけではなくて、直接支援ということは考えられないでしょうかね。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  市ではこれまでも、環境整備的な部分にはなりますけれども、先ほど申しましたように、消耗品や備品等の購入や、また保育所につきましては副食費の無償化などの事業等も取り組んでおる中でございます。  議員がご指摘のとおり、人的な部分についてどうかという部分については、この後、国、県の状況等も見ながら研究等していかなければならないものと感じております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  学校が休校していたときもここは開いていたんですよね。預けておられたんですよね。そうせざるを得ない家庭環境の方も当然おられるわけでありますから、大変ありがたかったはずでありますが、残念ながら、そういった意味での直接支援は今のところないということであります。これはぜひ検討をいただきたいというふうに思っています。  では、続いて大きな2番目へ行きます。農業政策についてです。  県の農業再生協議会、来年度の県産の主食用米の生産数量を本年比で2.2%、17万トン余り減産する方針が決められたというふうに聞いております。本市では148トンでしたかね、減産が示されているようであります。市内全体では、単純に言いますと約3,000万円余りの減収ということになると思います。今のコロナ禍による需要の減少ということもあるわけですけれども、生産者米価の低迷と併せまして、生産意欲の減少が懸念されるわけであります。
     最近は何も作付されない圃が増えてきたなというふうなことも実感として持っているわけですが、さらに増えるのではないかというふうなことを危惧しているところであります。  主食用米からの転換ということも必要になったりするわけでありますが、こうしたことへの支援等については何か考えておられるのかどうかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  人口減少による主食用米の需要量減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響等による業務用米の需要急減を受けて米の需給が緩和する中、今後とも県全域で需要に応じた米生産に取り組む方針が富山県農業再生協議会で承認され、当市の令和3年産米の生産数量目標は約6,726トンと、前年から約148トンの減産目標が示されたところでございます。  米の生産過剰による過剰在庫や米価下落が発生すれば生産者の経営に大きな打撃を与えることとなるため、アルプス地域農業再生協議会でも同様に取り組むこととし、地区別の基準単収から管内市町村の生産目標を設定し、12月17日開催の臨時総会を経て、その後市内の生産者へお伝えする予定といたしております。  県内では、主食用米の計画生産を見据え、農業経営の安定と農業の成長産業化を図るため、非主食用米や大麦、大豆、地域特性を生かした園芸作物等の生産拡大による水田フル活用に取り組んでおり、当市においても産地交付金等を活用しながら、国や県の動向を注視しつつJA等関係機関と連携し、農業経営の安定に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  最後のところで取り組んでいきたいというふうにおっしゃったんですけど、具体的に何をどう取り組むかということは全く見えなかったんですが、何か考えておられますか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  具体的な内容については、これから国や県の動向、こういうものを注視しながらということで考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ここしばらくは生産数量目標はあまり変わらないで来ていたというふうに承知をしているんですが、来年度は2.2%、17万トン余り、県全体ではですね。滑川でも約2.何%、同じような率だったというふうに思います。148トンの減産ということでね。  一方で、この間、海外からのいわゆるミニマムアクセス米というのは継続して同じ数量が入ってきています。中には、主食用米に回らないということに建前上なっているんですが、中には回っているものもあるというふうに言われております。  国内の生産はそのように押さえておきながら、ミニマムアクセス米はそのまま入っていると。極めて矛盾した話だと私は思っていますが、この後の生産意欲といったようなものについても、ただでさえ高齢化で、さっきも申し上げたとおりで、放棄田と言われるようなものが増えているわけですが、生産政策でなおさらそれに拍車がかかるのではないかというふうに危惧をしているところであります。  依然として滑川市の農業の基幹作物は水稲であります。金額的にも大きなものがあるというふうに思いますが、富山県全体でもこの間、これは戦後ずっとと言ってもいいですけれども、水稲が柱になってきた。いわゆる新産都市の計画、吉田県政以来、兼業化を進めてきたその柱、それが水稲だったんですよね。だから、圃も水稲に特化した圃になっているというふうに私は認識をしています。そうしたことを、はしごをずっと外されてきたというのが私の正直な思いでありまして、市段階ではこうしたことに対して今、何ら具体的な手だては示せないということなんだろうと思いますけれども、滑川にとっての農業の基幹作物である水稲がこれからも維持できるよう、行政としてもぜひ力を尽くしていただきたいというふうに思いますが、具体的な手だてもぜひ示していただいて、生産意欲が損なわれないようにというふうにお願いしたいと思いますが、改めて何かありますか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今ほど議員おっしゃられたとおり、生産者にとって農業経営の安定化ということは大変重要であるということを思っております。  議員のご指摘のように、高齢化、放棄水田、多くの課題もございますが、こういう内容も含めて、市として何ができるか、そしてまたJAの関係機関とも連携して、できるものがあれば実施してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今後も期待を持って注目をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に(2)に行きます。富富富についてです。  先月開かれましたこの富富富の戦略推進会議で、県は富富富を将来的にコシヒカリに代わる主力品種として位置づけるとしたというふうに報道されておりました。一方、その席上では、主力品種として流通させながら高価格帯で販売することの両立は難しいのではないかと、こういう意見も出たというふうに報道されているところであります。  私の認識では、この間、富富富については、その作付に当たって、生産者を事前に登録することをはじめ、肥培管理も含めてかなり厳しい管理を求めてきたというふうに思っています。そのためかどうか分かりませんけれども、富富富の作付面積は聞くところによると、事前に確認いたしましたら、本市でも主食用米の5%ほどというふうにお聞きいたしました。将来的とはいえ、コシヒカリに代わって主力品種にというのは大きな方針転換だというふうに思いますが、市としてはこれについてどのように受け止めておられるのかお聞きをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  富富富は、高温に弱いコシヒカリに代わる品種として、平成30年から本格生産され、特徴としては、草丈が短く倒伏しにくい、そして高温に強く白未熟粒が少なく高品質である、いもち病に強い、農薬、肥料が低減できる等というふうにされております。  富山米のブランド強化に向けて県が推奨しており、市内の令和2年産の作付状況は25経営体で面積約40ヘクタールと、本格生産開始時の平成30年の17経営体、面積約18ヘクタールからいずれも増えている状況にございます。しかしながら、コシヒカリの作付状況と比べるとまだまだ少なく、現在のところ主力品種とはなっていないところでございます。  議員がご指摘のとおり、課題についても様々なで議論されていると聞いており、アルプス農協管内でも12月8日に栽培反省検討会が開催され、その中で生産者との意見交換があり、生産者から収量と玄米たんぱく含有率の関係性や直まきでの栽培、堆肥の活用等について質疑があったというふうに聞いております。  県では、令和3年産富富富について12月23日まで生産者を募集しておりますが、生産に当たっては、JAの一元集荷に限定せず、保有米の数量制限をなくすとの変更点もあり、今までより生産者が取り組みやすい募集内容となっていることから、今後、経営体や作付面積が増えていくということを期待しているところでございます。  また、今後県から示される富富富の次期戦略を注視し、引き続きJA等関係機関と連携しながら生産振興に協力してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  米の生産については、かつてと違って、行政はかなり手を引いているというのが正直なところですから、具体的なお答えをいただくというのはなかなか難しいのかもしれませんけれど、しかし、先ほど申し上げたとおりで、滑川市の農業生産の基幹は水稲であります。  この長年にわたって栽培されてきたコシヒカリに本当に代わるということであれば、よほどのことが打ち出されなければ、そうはならないというのは誰もが分かることだというふうに思います。本当に県がこの富富富をコシヒカリに代わる主力品種にするんだということであれば、それなりの県としての、あるいは行政も含めた決意、対策といったようなものが見えないと、そう簡単にはいかないというふうに思いますが、私の考えは間違っていますかね。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  確かに議員がおっしゃるとおり、これまでも先ほどの会議の中でも、なかなか難しいたくさんのご意見が出ております。そういうご意見を踏まえますと、議員がおっしゃられる部分も当然あるものというふうに思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  繰り返しになりますが、滑川市の農業の基幹作物はやっぱり水稲です。これは当分といいますか変わらないだろうというふうに思いますので、この扱いについては、今後とも注視をして、行政としてもぜひ知恵を絞っていただきたい。生産者も共々に悩むところでありまして、よろしくお願いしたいと思います。  課題はたくさんあるというのはさっきも言っていただきましたとおりで、コスト削減なども含めて、例えば直まきなども、まだ富富富については直まきの栽培技術というのはほとんどされていないんですよね。そういったことも含めて栽培技術の確立といったことが避けられないと思いますから、それについても働きかけをお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  今ほどおっしゃいました直まき栽培、そういうこれからのこと、それからたくさんご意見をいただいております中で、やはりコシヒカリとの比較というものも当然大きいものかというふうに思っています。そういう点について、今後やっぱり県、それからJA等と連携しながら、またしっかり進めてまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  引き続き、私も取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、大きな3点目の用水事故対策についてであります。  昨年3月議会で、この農業用水の事故の取組について質問いたしました。その後、6月議会で中川議員からも質問があったところでありますが、その時点では、平成19年度以降で市内では3件の死亡事故があった。今後、県で設置される農業用水路事故防止対策推進会議の動向を注視して対策の推進に努めたい、このように答えていただいたと思っています。  私がこの質問通告したすぐ後に、先日11日の地元新聞によれば、市内で70歳代の女性が用水で死亡しているのが発見されたという報道がありました。私はこの詳しい状況を承知しておりませんので、これ以上は述べられませんが、大変残念な事故だったというふうに思います。  そこで、先日の事故も含めて、昨年答弁いただいたその後の事故の状況についてどう把握しておられるかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  令和元年度に県内の農業用水路で発生した死亡事故は、県のまとめでは13件と聞いております。  市内の農業用水路の多くは土地改良区で管理されている施設になりますが、令和元年度から令和2年12月11日、議員がおっしゃられた先週の金曜日までですけど、発生した市内の死亡事故は残念ながら1件ということでございます。  なお、転落事故の件数について消防に問い合わせたところ、10件と報告を受けております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  この死亡事故以外というのは、消防との連携というのも当然あると思うのですが、重傷あるいは軽傷事故ということについては掌握しておられないんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  消防に問い合わせた結果としましては、重傷事故と軽傷等も含めて報告をいただいております。  10件の内訳としましては、60歳以上の方が6件ございました。それ未満の方等がけが等をされたのが4件でございます。自転車に乗っている途中で側溝あるいは水路へ転落したという事故が2件と報告を受けております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  何で死亡事項以外もお聞きしたかといいますと、ご承知のとおりですけども、昨年12月に県の農業用水路安全対策ガイドラインがまとめられました。ここでも事故としてカウントされているのは死亡事故の件数だけなんですが、そのガイドラインの中にハインリッヒの法則というのが紹介をされておりました。  そのガイドラインによれば、これは用水事故だけではなくて、事故全般について言えることのようでありますけれども、1件の死亡、重傷災害が発生したとすれば、それと同じ原因で29件の軽傷災害が起きている。そして、同じ性質の無傷害、けがのない事故が300件伴っているというふうに言われているそうであります。これは、アメリカだったかな、損害保険会社からのハインリッヒという人が統計を取って経験則的に導き出した法則だそうであります。用水事故だけではなくて、事故全般についてこのようなことが言えるというふうにされているようであります。  つまり、死亡事故といえばこうなるんですけれども、それ以外の軽傷を含めたけがの事故はその約30倍あるということなんですね。だから、そういう重傷、軽傷の事故についても、関係機関と連携して状況の把握に努めていただいて、事故の要因分析につなげるべきではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  今ほど議員がおっしゃられたとおり、消防ですとか、あと施設管理者のほう、土地改良区さんがほとんどかと思われますが、そういったところへの被害相談といいますか、事故があった場合の相談等、各機関との連携を強化しまして、傾向等もまた把握していきたいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほどもお話ししたとおりなんですけども、昨年12月に県は用水事故安全対策ガイドラインというのを策定しておられます。この中で、県内全体の事故の状況と分析を行って安全対策の方針を示しているわけでありますが、具体的な対策というのは、ソフト、ハード両方とも、行政、関係団体、地域組織等の連携を通じて総合的に展開することが重要だとして、私に言わせれば現場に委ねているんですよね。  そこで、このガイドラインに基づいて昨年12月に作られたわけですが、この1年、何か当局として検討してこられたのかどうなのか、どのように対応していくのかの見解をお尋ねいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  県が策定したガイドラインでは、危険箇所が多数存在していると考えられることから、施設管理者と県、市町村、関係団体や地域組織などとの連携を通じた取組の推進が必要とされたところであります。  ガイドラインに基づく具体的な対策としましては、地域ぐるみの安全点検を進めるためのワークショップを開催することとされており、積極的な取組を希望された滑川中部土地改良区管内の野町地区と滑川南部土地改良区管内の赤浜地区においてワークショップを開催し、危険箇所の合同点検を実施、その結果を基に転落事故防止につながる啓発を行うための危険箇所マップの作成や、恒久的、簡易的対策の必要性など、整備手法について協議を行ったところであります。  今後は、対策方針に従い、それぞれの管理者において、転落防止柵の設置などのハード対策や注意喚起看板、ポールコーンの設置などのセミハード対策を実施することとしております。  また、令和3年度には滑川東部土地改良区管内でワークショップを開催し、対策を講じていく予定と聞いております。  このほか、啓発活動としまして、チラシの配布や広報4月号と8月号にチラシの内容を掲載するなど周知を行ったところであります。これらのハード・セミハード対策とソフト対策がより効果的な取組となるよう、関係機関と連携強化を図り、ガイドラインで示されている安全対策に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  連携していただくのは当然だというふうに思います。ハードだとかセミハード対策に利用できる事業制度もこのガイドラインの中に紹介をされているんですけれども、多くの事業はいずれも農家負担が伴うというものが多いんですよね。土地改良区負担もあったりするわけですけれども、幹線水路などの対策ではその土地改良区でも対策を検討されるかもしれないんですけれども、ガイドラインでも事故の多くは支線あるいは末端水路での事故が約7割を占めているというふうになっているんですね。幅1メートル未満での水路の発生は約半分というふうに指摘されています。そうした小さなところまではとても大きな土地改良区では手が回らない。お金の問題も含めてですね。こういったのが実情だというふうに思います。  今後の課題というのはたくさんあると思いますけれども、こうした点での費用負担の問題も含めて、今後それぞれの、例えば滑川全域で防災対策といいますか、危険箇所といいますか、そういったものの点検というのは、先ほどそれぞれの地域からということもありましたが、全体として網羅的に確認しているということではないですよね。それを確認したいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  市内全体を把握はしておりません。各改良区のほうから申請等、要望等があったことについては把握しておりますが、市のほうで全ての用排水路等についての危険箇所等は把握していないところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そういう取組が行われているということも、必ずしも全市的に承知されているわけではないと思うんですね。今申し上げたような事故があったところの周辺は、こういった問題に敏感になっておられるかもしれませんが、そうでないところはうっかり思っている。若いときには元気で何ともない行動ができたんだけれども、高齢化に伴って事故につながっているというふうなこともよく言われております。こういった点で注意喚起、例えばこういう課題があるといったようなことも折に触れて啓発をしていただきたいというふうに思いますが、そういったお考えはないでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  今ほど議員おっしゃられたとおり、農業用水路は農業の生産には必要不可欠であり、地域にとっても身近な生活環境の一部となっているかと思います。  あと、ご存じのとおり、市内の農業施設、幹線水路でも、報告を受けているのでは40キロメートル余りあると伺っております。あと支線水路、その先の末端水路を合わせますと数百キロという延長になるかと思います。これら全てに対してハードあるいはセミハード対策をするには費用や時間が当然かかりますので、今ほど議員がおっしゃられたとおり、事故防止対策としては、これまで以上に機会を捉え、チラシやポスター等の配布を実施し市民の皆様へ周知を図るとともに、ガイドラインに従った対策を関係機関と連携して対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  用水は例えば土地改良区の管理だったりするわけですけども、並行して市道が走っていたりというところもたくさんあるわけでありまして、これはぜひ連携をして安全対策を引き続き求めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、最後、4点目の教員の負担軽減についてです。  この問題は昨年12月にも質問いたしました。今年はコロナ禍という大きな事態の中で、教育現場も大変な事態になっているというふうに思います。その上で、変化について質問をいたします。  12月初旬に、とやま学校多忙化解消推進委員会というのが開かれたという報道がありました。そこで、県の教育委員会から本年の教員の勤務実態の調査が報告されたということでありました。それによりますと、中学校の教員では、今年度から1か月の残業の上限として設定された45時間を上回る教員の比率が70%を超えているということが分かったということでありました。今年、こうした新型コロナという特殊事情がありますが、臨時休校がありました。その臨時休校から授業を再開した6月以降、夏休み期間の8月を除く6月、7月、9月で、その45時間を超えた教員の比率が70%以上になっているということでありました。
     再三申し上げたとおり、今年、新型コロナという特殊な事情もあるわけですが、市内の実態についてどうだったのかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  県教育委員会が取りまとめました本年4月から9月の実態調査によりますと、県内の小中学校全体で、在校等の時間が45時間を超えた教員の割合が70%以上となった月は、県全体で小学校においては6月と7月の2か月、中学校では6月と7月、9月の3か月でありました。  市内小中学校におきましては、タイムカードで出校・退校時刻の記録を取って出退時間を把握し、各校から教育委員会に毎月報告しているところであります。その報告によれば、本市では本年4月から9月について、在校等の時間が45時間を超えた教員の割合が70%以上となった月は小学校ではございません。中学校では、土曜、日曜、休日における部活動の時間も含めますと、6月と7月、9月の3か月あったところであります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  昨年の12月にもこの問題をお尋ねいたしまして、そのときには非常に多くて、全県的に残業時間が70時間、80時間になっているというふうに申し上げました。報道では、今年は春にこの新型コロナのために臨時休校になったこともあって残業時間が減少したと考えられるというふうにされているようです。  文部科学省は昨年、勤務時間の上限に関するガイドラインを策定しておりますが、勤務時間という場合に、同じ定義に基づいて継続して管理、比較をしなければ実態は分からないというふうに思います。昨年の残業時間で申し上げましたけども、その資料では時間管理の方法が各市町村教育委員会で違うようでありました。  本市でもやられているようにタイムカード、タイムカードも本市では昨年あるいは一昨年、中学校では一昨年からでしたかね、というふうにお答えいただいたと思います。そのほかにパソコンのログイン、ログアウトの記録や、エクセルシートで時刻申告している自治体もあるということなので、同じ土俵での比較ということには必ずしもなっていないんですね。  先ほども申し上げたとおり、本市の場合は、今から言うと、中学校で一昨年9月でしたか、小学校では昨年の3月からタイムカードによる時間管理を始めたということでありました。  時間管理は、経年的にも、あるいは横ということも含めた比較検討が行われることが望ましいと思うわけですけれども、本市の場合、今後はタイムカードということなので、この推移が確認できていくというふうに考えてよろしいですね。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  本市におきましては、全ての小中学校においてタイムカードを設定して、そこで確認しておりますので、一層正確さが増しているものと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  私も民間企業で働いたことがありますが、学校の先生の場合の勤務時間とかというのは、普通の職場で言うのとちょっと何か色合いが違うようなんですよね。民間職場の場合は、勤務時間イコール労働時間なんですよね。何か見ていますと、今新しいものが示されて、勤務時間イコール在校時間ということらしいですね。ただ、勤務時間は普通に言う労働時間とはちょっと違うということらしいです。  教育長、これまで学校の先生にいわゆる残業という概念はなかったんじゃないかというふうに私は思っているんですけれども、違いますか。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  労基法でいう勤務時間と異なりまして、今回管理しておりますのは、いわゆる超勤の4項目以外のものも含めた学校にいる時間、学校に来てタイムカードを押して学校から帰る退勤時間、そうしたものを含めた中から休憩時間を除いたもの、それに本市においては土曜、日曜、休日における部活動も含めて申請があったものを含めた時間を把握しているところであります。  議員おっしゃいますように、小中校長会等でそれぞれ実態等を聞いているところでありますが、やはりより一生懸命仕事をして、あるいは準備をして授業に臨みたいですとか、そういったこともありますので、そういったところについて、それぞれの教員が行っているというところであります。  ただし、教員が自主的に研修しているというものについては、こうした在校の時間から省かれるということの趣旨であります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  大変分かりにくいんですよね。何か見ておりましたら、勤務時間は、今教育長がお答えいただいた在校等時間と言うんだそうですよね。勤務時間と私らが一般に思っているような労働時間ではないと。勤務時間というのは、今教育長にお答えいただいたとおりで、超勤4項目というのがあって、超勤を指示することができるような項目が4つあるんだそうですね。そこがやっぱり民間の職場と違うところなんですけども、所定の勤務時間と超勤4項目を命令した、その超勤4項目に従事した時間が労働時間だと、こういうことのようなんです。とっても分かりにくい。聞いておっても分からないですね。聞いただけでは分からないんですけど、昨年の3月に文部科学省から公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインというのが出ておりまして、さっき申し上げた45時間というのはここで一応示されているんだろうというふうに思うんですけど、それに合わせてQ&Aというのも出ておりまして、先ほど今年度の時間が45時間を超えたのが70%というか何か月かあったというふうにお答えもいただいたり、私もお話をしたのですが、この縮減に向けた努力ということについての責任はどこにあるか。  Q&Aが出ておりまして、縮減に向けた努力を行わないまま引き続き在校等時間――今出てきた在校等時間ですよね――が上限の目安を大幅に超えるような場合には、校長・教育委員会は、こうした学校の管理運営に係る責任を果たしているとは言えないと考えられますと、文部科学省はこのように言っておりまして、つまり教員の時間管理、45時間めどというのは教育委員会に大きな責任がありますよというふうに言っています。  そこで、昨年質問した際にも教育長からいろいろ答弁があったところなんですが、例えば部活動支援員、スクールサポートスタッフ等々を挙げられておったわけですけども、今年度コロナという特殊な状況はあるんですけれども、昨年から例えばサポートの体制などで具体的に進展したことがあるのか、軽減への取組についてどのようにしておられるのか、取組についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  先ほども申し上げましたが、小中学校長会で、こうした業務改善の取組についてそれぞれ話を聞いたところであります。  やはりタイムカードをもって把握するということは、教員にとっても、学校にとっても大変分かりやすいところでありますので、そうした意識改革といいますか、意識をして働くということが少しずつ行われていったというふうなことを聞いております。また、校長や管理職からも、月の半ばあるいは1日のところで、そうしたことを意識するように伝えているところであります。  こうしたことで、常に業務改善の取組を進めているところでありますが、部活動について、以前申し上げましたとおり、部活動指導員、スポーツエキスパートを配置するとともに、また複数の部活動の顧問で交代で取り組むといったことも行っているところであります。  授業についても、理科教育については実験・実習を支援する観察実験アシスタントを全校で配置しているほか、英語活動、英語教育につきましても、小学校英語活動支援員、そしてALT、さらには大学生による英語学習パートナーも配置しているところであります。  また、ICTの活用に関しては、コンピューターコーディネーターがさらに研修を深めて、プログラミングあるいはICT機器の活用について実際に授業や教育活動の支援を行っているところであります。  本年度につきましては、特に理科及び英語等につきまして専科教員の加配を行っておりまして、さらには少人数指導教員が個に応じたきめ細やかな学習指導を行っているところであります。  また、土曜授業コーディネーターが、既に本市におきましては各中学校区で校区の小学校を巡回して、理科や算数の教科授業の支援をしているところであります。  特別な支援を必要とする児童・生徒に対しまして、スタディメイトを市内全校に配置しておりまして、また子どもの心への支援としてスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、これも全校に配置しているところであります。  また、それに加えて相談員やカウンセリング指導員等を配置し、県の教育事務所や県総合教育センターからの支援を受けて、学校や教員が問題を抱え込むことがないよう、チームによる対応を進めているところであります。  先ほどの小中校長会で聞きますと、やはりそうした形で予防的支援を行うこと、また生徒指導等に初期から対応することが結果的には時間の軽減に進んでいるというふうなことも聞いております。  本年は、新型コロナウイルス感染症による学校業務の負担軽減のために、今年度は全小中学校にスクールサポートスタッフを配置しまして、感染予防のための消毒や教員及び学校事務の業務補助を行うことで負担軽減を図っているところであります。  また、昨年度からICT機器の活用に関する業務改善につきまして、国のアドバイザーも来ていただいて指導を受けているところでありますが、保護者との連絡やアンケート調査、学校内の連絡調整、会議や文書作成の効率化、短縮化等の場面で、ソフトやデータをネットワーク経由で活用するクラウドサービスの利用方法をそれぞれ現在試行しているところでありまして、調査研究を進めているところであります。  休暇の取得促進に向けましては、今年度は夏季の学校閉庁日を8月11日から14日までとすることで、9日間まとまった休みを教員が取ることができるということも可能にしております。  また、保護者に向けては、学校におけるそうした働き方改革を見直す取組につきましても理解を求める文書を配布しているところであります。  引き続き、今後も学校現場の業務状況を把握しながら、小中校長とも連携を取って学校の業務改善に取り組んでまいる所存であります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  様々な取組をしていただく、大いに結構だと思いますが、結果として教員の負担が軽くなったと、時間が短くなったという結果が求められていると思います。  タイムカードで時間管理がされるようになったということもあって、私の思い込みかもしれませんが、従前よりも時間管理の比較が容易になったのではないかというふうに思います。  引き続きこの教員の負担軽減については注目をしていきますので、その結果が見えるようにぜひしていただきたいということをお願いして私の質問を終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  以上で会派代表による質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開は午後1時15分からといたします。                 午後0時17分休憩                 午後1時15分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(一般質問) ○議長(岩城晶巳君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。いつもどおり持ち時間30分の中で、本日は4つのテーマで質問させていただきます。途中で提案になる質問もありますので、よい答弁を期待しております。  それでは、大きな1、通学路の安全についてです。  滑川市は、日頃の皆さんの意識の向上や地域の見守りのおかげで、10月には滑川署管内で交通死亡事故が450日間発生しなかったとの朗報もあったところであります。そして、11月には日没が早くなる冬場を迎え、滑川署と交通安全協会で市のイメージキャラクター、キラリンとピッカをあしらった反射材シールを作成しております。私も早速バッグにつけております。1,000枚ほど作成されたということで、子どもたちのランドセルやふだんの習い事バッグなどに活用していただければなというふうに思っております。  こういったソフト面からの取組も重要ですが、今日はどちらかというとハード面、道そのものの質問をさせていただきます。  そこで、(1)学校関係者、道路管理者及び滑川警察署との市内道路等の合同点検の進捗及び改善状況をお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  平成27年度に国の実践的安全教育総合支援事業で、田中小学校区における通学路合同点検を実施して以降、滑川市通学路交通安全プログラムに基づいて毎年合同点検を実施し、点検内容及び対策メニューを市ホームページで公表しております。  危険箇所については、横断歩道のカラー舗装や地下道における防犯カメラの設置などの具体的な対策が実現されるなど、通学時における安全性が向上しているものと認識しております。  また、大規模な改良を必要とする対策メニューについては、各関係機関の整備計画に盛り込むよう要望しつつ、工事を行うまでの間においては、看板や路面標示による注意喚起など暫定的な対策を行うほか、児童・生徒に対する安全指導や安全パトロール隊による見守りの強化など、ソフト面における対策を充実させることにより、通学時の安全確保を図っているところであります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほどの説明だと、ホームページでも公表しているということで、各それぞれのところから要望をいただいていると思います。それぞれのところで、今ほどの説明のとおり対処しているというところですけれども、内容によっては、例えば大きな予算が伴うというものもあると思いますけれども、そういったところで、例えばすごい大きな予算がこれはかかるなというところは何か所ぐらい具体的にありますか。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  今ほどの質問についてですが、大きなということは、明確に何をもって大きなということは言えませんが、例えば踏切に関すること、道路拡幅に関することなどは時間がかかります。また、信号機の設置という案件も今年度ございました。これも時間がかかるものでございます。そのほか時間がかかるものとしましては、通行時間帯の変更ということも、近隣住民のご意見とか同意を得た上で進めるということで、こういったことも時間がかかるものと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  信号とかですとやっぱり警察署が絡みますし、予算自体も大きくかかりますから、時間がかかるのは仕方ないなというところなんですけども、把握して順調に今後も進めていただければなというふうに思っております。  各地区から様々な交通安全の要望書が出ていると思います。平成31年度は道路改良費が大幅に予算づけされて、大分改善されたものと思っております。各要望を出していた団体等の反応、公表も含めてですけど、団体等の反応はいかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  この合同点検を実施しての改善点につきましての具体的な反応については直接話は聞いておりませんが、安全パトロール隊の皆さんが集まって協議する市民間パトロール隊協議会などにおいて、パトロールの現状等をお話しする機会がございますので、そういった折にも、またこの合同点検の成果、課題等を聴取したいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  市長も常々おっしゃられているとおり、市民の要望は果てしないというところだったと思います。でも、やったことに関しては、やっぱりしっかりやりましたということで公表して、市民の方に浸透させていただければなというふうに思っております。  次の質問も要望書を通じて国の内示を受けて予算づけされた案件であります。(2)市道有金上島線の歩道整備について、上島、デイズイン上梅沢、上梅沢、有金町内会への説明状況はとしていますが、上梅沢については私、所有者でもあるので、入れなくても内容は分かっておりますので、それ以外でお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  北島建設課主幹。 ○建設課主幹(北島利浩君)  それではお答えいたします。  市道有金上島線の歩道整備につきましては、地元要望を受け、平成31年度に事業に着手し、現況測量を行い、道路の基本設計を作成し、各町内会に計画を説明してきたところでございます。  説明会は有金、上梅沢、上島町内会で実施しており、デイズイン上梅沢に関しましては、町内会長と協議の上、地権者のみに対して個別に説明を行ってきたところでございます。  また、説明会に参加していただけなかった方々につきましては、戸別訪問等で事業内容を説明し、おおむね事業の実施について了解が得られたところでございます。  しかしながら、道路整備に際し家屋の移転が必要となる方や、既存の一画地での機能の回復が困難と思われる方などからはご意見をいただいておりますので、今後、事業の必要性を十分に説明し早期に解決が図られるよう、交渉を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  順次個別交渉ということで進めてまいるということですけれども、実は昨日も上梅沢町内会で境界の立会いをしておりまして、今日みたいな雪じゃなくてよかったなというふうに、日柄がよかったなというふうに思っておりますけれども、当町内でもそうですし、多分他の町内でもあると思うんですけれども、やはり十字路ですよね。十字路が重なるところの、いわゆるRの部分の拡幅についてのご意見等々は出ていると思います。うちの町内でも、これで駐車場がなくなってしまうという方が出てきておりまして、私にどうにかならないかというのでお聞きにこられる方が非常に多いんですけれども、その人たちへの説明というのはどういうふうになっているでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  北島建設課主幹。 ○建設課主幹(北島利浩君)  これまでも事前に、ちょっと物件移転補償等でご迷惑をかけそうな方々には個別に相談してきております。今後、今回の測量を受けまして、実際どの程度用地が必要になるのか、物件がどの程度支障になるのかということを踏まえまして、個別具体に話をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今までの中で考えれば、町内会長が立会いでということもあったわけでありますから、いわゆる言いたいことも言えない個別の方っていっぱいいらっしゃると思うんですね、今の現状で考えれば。そういった方々にできるだけ、そちらの要望も聞きながら事の整備はしなければいけない大事な事業だと思うんですけれども、そこら辺をしっかり配慮していただきたいと思いますけれども、もう一度お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  北島建設課主幹。 ○建設課主幹(北島利浩君)  今いただいた意見を踏まえまして、なるべく地元の要望、個別の要望に応えられるようにしていきたいと思いますが、やはりルールがございますので、それとの調整を考えながら進めていきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  よろしくお願いします。  次の質問にまいります。
     今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの自治会や団体で書面総会やイベントの中止が相次いでおります。そういった対応をせざるを得なかったというのが正直なところでしょうけれども、もちろんPTA活動も同様でありまして、各単P、市P連、県P、そして実は全国大会もご用意していたんですけれども、それも富山開催中止となり、残念な結果になっております。  しかしながら、11月28日土曜日に、参加者を限定して第8回富山県PTA会員大会が開催されました。私も参加してまいりまして、そこで今年の研究発表の1個は黒部市立石田小学校PTAさんの取組を拝聴させていただきました。資料に目を通しましたら、小学生の歩行中の事故の傾向調査では、全国的に年齢として7歳が一番登下校中に事故に巻き込まれるケースが多く、時期にしましたら5月、6月、意外や4月じゃないんですね、気が張っているので。5月、6月、10月、11月に事故件数が増える傾向にあります。そこで石田小学校は危険箇所を洗い出し、共有、対策として全校保護者に向けて通学路危険箇所アンケートを実施しました。その後、現地調査を行い、危険内容、対応策、現地写真が一覧できる資料をまとめて生かしたそうであります。  そこで、危険箇所を共有するために活用したのがあんぜんmyマップというものでして(資料を示す)、非常に優れているものであります。多分事前に通告を入れているのでご覧になられているだろうと思っていますので、そこで、あんぜんmyマップを保護者に浸透させて危険箇所を把握できないかお願いします。先ほどの古沢議員も、いわゆる水路の話をしていましたけども、解決できそうだと思っています。答弁をお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  市内小学校では、児童や保護者が危険箇所を把握し、危険を回避することを目的に、交通量の多い地点、見通しの悪い地点、危険な用水路などの危険箇所を示した交通安全マップを作成し、掲示や配布をしております。作成したマップを基に、どうすれば危険を回避し安全に通行できるかなどについて学校で指導しているところでございます。  また、通学路合同点検の際に、各校で危険箇所をあらかじめ出していただき、対策の検討を行い、合同点検の後に対策などの結果を今ほど申しましたように市のホームページに公表し、危険箇所の周知に努めているところです。  AIG損害保険株式会社が提供するあんぜんmyマップは、利用者が自ら危険箇所を投稿することで危険箇所を利用者が把握することのできるオンライン地図サービスです。活用に当たっては保護者が投稿する必要があり、提供される情報が多く集まり利用されていることが前提になっております。オンライン上での危険箇所の共有については、誰でも情報提供ができ、コンピューターやスマホの画面からどこでも見ることができるなど利点もあることから、今後、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど調査研究という話もされていましたし、マップは作っているので別に作る必要はないというふうにも聞こえなくもなかったんですけども、私、PTAのほうもさせていただいているので、浸透しているかというとどうかなというのが正直なところでありまして、滑川市は全く普及しておりませんので、これに関しては。私、1か所だけ、上島交差点は危険なので、仮にどんなものかと思って入れてみました。こういったマップについてその現地の写真が出てくるんですけども(資料を示す)、このサイトは本当によくできていまして、投稿者が写真を撮らなくてもグーグルの映像が勝手に添付されるんですね。まだあまり普及していないせいか、黒部市の石田地区以外は結構入力されていない状況です。でも、すごい便利でした。使ってみた感想ですが。私はそのように今、上島交差点にチェックしたんですけれども、このように実際に児童を持つお父さん、お母さんに入力していただければ、経費がかからずに危険箇所が一発で把握できます。これ、教育委員会のほうで、あんぜんmyマップの活用のチラシだとかを一斉に入れて浸透を図れば、リモートの時代なので、吸い上げの声が非常に多く集まるのではないかと思っていますけれども、その辺の意見をお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  これまでも、学校によっては安全マップを作る際に、保護者の方が現地で危険箇所を撮影された写真を添付ファイルにして、なぜ危険かという文面もつけて送ってそれを地図にしたという事例も聞いております。これからクラウドを活用したり、またはホームページ等でいろいろ情報をやり取りしている時代でございますので、いろいろなやり方等もあると思いますので、その一つとしてぜひ検討させていただきたいと思っています。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  検討という言葉を聞いてちょっとほっとしていますけれども、言うまでもなく、危険箇所への対策には自治会連合会や振興会の連携が欠かせません。このあんぜんmyマップで抽出された地図を使い、地区ごとに落とし込み安全対策に生かしているというのが石田小学校のすばらしい取組でしたので、ぜひ見ていただいて、使えるものであれば、今検討という言葉が出ましたのでこれ以上は言いませんけれども、ぜひともしっかり調査して、これは本当にお金がかからずに皆さん投稿できるサービスですので、フォーマットがあるのであればぜひ利用していただきたいなというふうに思っております。ぜひ検討をお願いします。  次の大きな2にまいります。  11月10日に公共施設マネジメント特別委員会がありまして、滑川市個別施設計画の説明をいただきました。長寿命化、建て替え等の検討フローでは、機能評価でCが5個以上となれば廃止・統合・譲渡などに向け検討、それ以外の評価で簡易劣化診断の健全度75未満で部分的に劣化、必要に応じ適宜修繕の実施となっております。  そこで、(1)管理計画は計画期間を令和12年とし、概算対策費用は4億3,429万円と見込んでいる。どのように見積りされたか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  奥村財政課主幹。 ○財政課主幹(奥村勝俊君)  それではお答えいたします。  個別施設計画の策定に当たりまして、市が有する118の施設について、180の建物ごとに、屋根、外壁、内部仕上げ、電気設備、機械設備の5つの部位に分けまして、各施設担当課を中心に営繕課の協力も得ながら施設の点検を行い、簡易劣化診断を行ったところでございます。  簡易劣化診断の結果、C評価以下となった部位につきましては、その建物ごとに参考見積りを徴収したり、同様の修繕を行った他施設の修繕費なども参考に概算費用の積上げを行ったところでございます。例えばですけれども、屋根や外壁の舗装修繕につきましては、さび落とし作業に加えまして塗装費用、それから作業に必要な足場費用なども含めた積上げとなっております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  118か所、この金額が多いのか少ないのか非常に難しい問題でありますけれども、量や面積を考えるとしたら、なおさら今の積上げ方式ということになってくると思っております。  令和元年度、1年度の児童数は1,631名ですので、それを簡易的に計算しますと、将来人口が2万2,881人ですから、今より市の人口は1万人減少することになります。人口動態は大幅に変わることはありませんので、いずれ必ず公共施設は縮小せざるを得ないと思っております。  しかし、私はある条件が必要だと思っておりまして、それは少なくとも、近隣の市より公共施設の再編を遅らせてより便利な状態にしておくという条件です。いわゆる市民サービスの低下を緩やかにすることによって、滑川市は子育てにも力を入れているし雇用を生む企業も多い。休みには公園があり、集える公共施設も多い。すなわち、住みやすさになります。私はいろいろな方から寄せられる声をいただいて、市民のニーズはやはり便利な公共施設やスーパーが、そして学校が近くにあるということを痛感しております。最近はよく公共施設の再編、学校の再編、無駄な税金をなくそうなどの新聞や書籍の見出しを見ますが、はっきり言って、そう大声で言っている自治体こそ衰退の憂き目に遭っていると思っております。  特にランニングコストがあまりかからない施設はできるだけ残そうという持論を持っていますが、市の考え方はどうか。そこで、人口動態と市の公共施設の在り方について見解を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  奥村財政課主幹。 ○財政課主幹(奥村勝俊君)  お答えさせていただきます。  本市における人口動態につきましては、平成30年10月から令和元年9月の1年間を通じました富山県の人口移動調査におきましても、いわゆる出生と死亡の差の自然動態は134人の減少ですが、転入者と転出の差である社会動態は140人ということで増加になっておりまして、県内でも本市と舟橋村のみが純増ということになっております。  国におきましては、人口減少と過去に建設されました公共施設が更新時期を迎えることなどを背景に、新しく造ることから賢く使うことを念頭に、各地方公共団体に対しまして、公共施設等総合管理計画、それから本計画に基づきます個別施設計画の策定を要請したところでございます。  本市におきましては、総合管理計画におきまして、適切な維持管理と長寿命化の推進ということを公共施設マネジメントの基本としております。人口減少を見据えながらも、現在有する施設に適時適切な修繕を実施し、できる限り長い期間利用し、ライフサイクルコストを抑えていくことが必要であると考えております。  本市における人口減少のスピードは、議員ご指摘のとおり、他自治体に比べても緩やかであることから、個別施設計画を策定するに当たりまして、次期の大規模改造、それから単体での建て替えを行わないとした施設につきましても適切な修繕を行いまして、できる限り長い期間、市民の皆様に使用していただける機能を保っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  既におっしゃられたとおり、政策がしっかりうまくいっていますので、かなり市外の方は、私はたしか前々回の議会でも、滑川市がどこから人口移動しているかというのを表まで作って出したと思うんですけれども、今、自然減の人数だけで簡易的に出したんですけれども、これから社会増、純増しているということで期待はしております。  関連しますので、次の質問にまいります。  公共施設マネジメント特別委員会で頂いた資料では、市庁舎の外壁の写真から駅前3号公園内装まで45ページにわたり写真を頂きました。この写真を頂いて真っ先に思ったのは、正直、劣化の具合よりも共通点でした。どれもほぼ塗装工事で済む内容であります。「はけむら」という言葉をご存じですよね。今は大きい面を塗装するときに、はけで塗る方はいません。ローラー塗りになっております。吹きつけもありますけれども、基本的にはローラー塗りになっております。基本的に、2回以上塗りましたら、はけむらみたいなものは起こりません。特に早月加積分団の車庫階段や、早月加積地区公民館、階段や屋根の写真、寺家小学校の屋根、西部小学校の特別教室棟の階段、図書館の屋根の目地、まだまだありますが、屋根なら例えばタケトップというような材料がありまして、それに類似する簡易防水、階段ならハードナーからのハイアート塗料、目地ならプライマーの後シリコンコーキング。足場の要らない危険ではないところであれば、道具さえちゃんとしていれば正直誰でもできます。これで10年から20年は耐久性が上がります。特に意匠ではなく耐久性を持たせるだけですから、出来映えは正直80点でもよいかと思っております。  今、民間のテーマパーク・ハウステンボスは職員にちょっとした塗装を行わせていますし、はままつフラワーパークでは職員に花を植えさせています。同じ民間の発想でこういったことができないかと思います。もちろん足場が絡むところはプロですが、それ以外は自前でできる方がいればコストは半額以下で済むと感じています。  そこで、(3)公共施設の維持班をつくれないか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  川岸営繕課長。 ○営繕課長(川岸弘明君)  公共施設の維持班をつくれないかについてお答えいたします。  現在、公共施設の維持管理については、日常的あるいは定期的に目視や打診、異音の確認などの点検や、ドレン・エアコンフィルターの清掃など、簡易な維持作業について、施設課を中心に営繕課と連携して実施しております。  また、建物に不具合があり、防水、機械や空調機器類、電気設備など多様な専門の知識と対応が必要な場合は、業者へ業務委託または工事請負により維持管理を実施しているところであります。  議員ご提案の公共施設の維持の設置については、今後の施設の維持管理を行っていく上で必要な手だての一つとして考えており、施設の老朽化の進行状況や将来的な修繕費用の縮減等を総合的に勘案し、小修繕などを行う職員の配置などについて今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど、必要なことだと思うので検討したいという言葉でほっとしておりますけれども、一昔前では、私はホワイトカラーに憧れて役所に入ったのにという方もひょっとしたら多いのかもしれません。しかし、今は朝の「ZIP!」で、健二郎さんもそうですし、芸能人のヒロミさんもそうですけども、DIYでちょっとしたものを造る流れがもう主流となってきてまいりました。DIYで維持班ということで、もう一度できないかということで、検討とおっしゃられましたけども、具体的に動けそうですか。 ○議長(岩城晶巳君)  川岸営繕課長。 ○営繕課長(川岸弘明君)  お答えいたします。  この公共施設は不特定の方々がご利用いただく建物でございますので、DIYという形で簡易に修繕して例えばけつまずいたり、そういうこともありますので、DIYという形ではなくて、今後、この施設運営については、各課の施設担当課とも力を合わせて小修繕などを実施してまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  私は無理な大工事をしろというふうには言っておりませんので、簡易なところ、塗れるところがあれば、先ほど言いましたとおり、写真を見ましたところ、ほぼ塗装業務になっています。それで10年、15年延びるわけですから、あまりにもコストがかかるのであれば、そういったことをやれる班をつくれないかという趣旨で言っております。その辺についてはどうですか。 ○議長(岩城晶巳君)  川岸営繕課長。 ○営繕課長(川岸弘明君)  塗装に関しましては、ちょっと私、調べてはございませんが、例えばそれを仕事としてするならば労働安全衛生法も入ってまいります。ですから、塗料を扱うとか、そういう仕事になると、またちょっといろいろと中のそういう準備作業が要りますので、今後いろいろとそういういろんな作業についても考えさせていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  役所の中のそういった問題、いろいろあろうかと思いますけれども、民間企業が普通に今やっているようなことを我々もやっていかなければ、今後、維持費ばっかりかかって結局取壊しという憂き目に遭うということだけは言っておきます。そういった部分で、できるところからしっかりやっていただくということでお願いします。  次の質問にまいります。大きな3、海岸ごみについてであります。  昨年の12月議会で海岸のごみについて質問をいたしました。当時の答弁では、次から次へとごみがたまって切りがないよというような見解だったかと思います。なかなか難しい案件だなというふうに1年感じていましたら、今月の12月の「広報なめりかわ」の表紙に非常に刺さるキャッチコピーが記載されておりました。「海岸漂着物はどこから来るの?」。サブコピーは「海外・市外からだけではなく市内の川からも流れ出ています」。そして、海浜公園付近に漂流したペットボトルが散乱した、ちょっと言い方が悪いですけど、おぞましい写真が表紙になっておりまして、非常にインパクトがありました。  これで分かったことは、海外の漂着物などではなく、大半が我々のふだん出したごみが風散していったごみでした。  そこで、(1)漂着ごみの回収されたものの約8割が陸から流れ着いたものと認識していると思うが、今回の河川実態調査での詳細をお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  国のシミュレーション調査では、本県の海岸漂着物等の約8割が県内から流出したものと言われております。今回、中川及び中川放水路の2河川でそれぞれ約2週間、網を設置いたしまして、流れてくるごみ等の調査を実施した結果、草や枝などの自然物が275キロ、ペットボトルや菓子袋などの人工物が26キロでございました。  なお、人工物の内訳につきましては、ペットボトルや食品トレイ、菓子袋、レジ袋などのプラスチック製品のほか、空き缶、空き瓶、使用済みおむつなどの日常生活で生じたごみでありまして、これらは河川に不法に投棄されたもの、あるいは道路等に不法に投棄され、雨風により河川に流れ込んだものが河川を通じて海へ流出していることが確認できたと考えてございます。  なお、先ほど議員もおっしゃられましたけれども、この調査結果につきましては、市の12月広報におきまして、4ページ半にわたって詳細を掲載しております。また、Net3においても放映しているところでございます。さらに、YouTubeの市の公式チャンネルにおきましても、今回の調査について動画を配信するなど注意に努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  中川と中川放水路で、たった2週間の検査で26キロものペットボトル類が出てきたということで、これが川に流れていくということはそのまま海に流れ着くということで、よって漂着物になると思っております。  次の質問に入っていきますけれども、昨年はスケッチブックを用いまして提案させていただいたごみボックスですが、当時の主幹の答弁では、提案についても有効な手だてだと思っているという認識をしておりますと力強く答弁しておりました。  そこで、令和元年12月定例会では海岸にごみボックスの設置を提案しました。設置をして大々的に環境に関する式典を催せないか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  海岸漂着物対策につきましては国、県でも提唱されておりますけれども、不法投棄に対する啓発活動や清掃活動の取組が有効手段であると考えてございます。  まずは、市民の皆様方に、海岸漂着物に関する意識の啓発に今回の調査結果を生かしていきたいと考えてございます。また、現在の海岸清掃が今後より促進されるよう取り組むことが大切でございまして、その意識が市民の皆さんに広く浸透した後に、先般の議会におきまして、議員が提案されましたごみボックスの設置がより有効な手段になるというふうに考えてございます。  なお、ごみボックスを設置する際には、啓発活動の一環といたしまして広く周知することも検討したいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  取り入れていただいて、非常にありがとうございます。  これ、本当にモラルの問題も結構ありますので、というのも、ちょっと現実的な話をすると、ご存じだと思うんですけども、某大手さんだとかがどーんとごみボックスも廃材費で上げましたよね。そういったこともあって、今後、ごみの処理に関して非常にだんだんだんだん市民がシビアな感じを持っていけば、今後、モラルが低い方はやっぱり流されていくという状況になってきますので、ここで1回ちょっと市民のモラルを上げるためにも、大々的にも催しが開催できればと思っていますので、ごみボックスの設置をお願いいたします。  次の質問にまいります。中滑川駅周辺地区整備事業についてです。  産業厚生建設委員会を離れておりまして、詳細はなかなか触れる機会がなかったのですが、このたび全員協議会で、委員会報告を詳細に受けて質問することにいたしました。  そこで、事業の元となるのはもちろん、平成31年1月の中滑川駅周辺地区整備基本構想であります。滑川市の基本計画またはマスタープランにのっとり、地区整備構想には4つのコンセプトが掲げられております。1つ目が、駅前の好立地を生かした新たなにぎわいの空間の創出、これは市民のアンケートでニーズ調査を実施しておりますが、中滑川駅にあったらいいと思うという設問では、回答のうち飲食店、娯楽施設、小売店の3つだけで80.4%を占めており、1のコンセプトについては、図面を見る限り、飲食店や朝市や物販でにぎわいの施設と整合性がしっかりあると思っております。2の緑豊かで心安らぐ空間の創出では、キッズコーナーの外にしっかり芝生広場を設置する予定になっております。3の安全・安心な駅前環境の整備については、3階部分、676.3平米ですので、204.5坪の多目的ホール兼避難所を設けています。  ただ、質問に入れました1階部分の吹き抜けは正直必要なのかと思いました。  そこで、(1)1階のピロティーへの自然光を多く取り入れるために吹き抜けにしたと聞いているが、どうしても自然光を取り入れる理由は何か。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  まず、今回の施設における1階ピロティーにつきましては、朝市の拡張、屋内イベント、災害時炊き出しスペースなどに活用することとしております。  基本設計におきましても、省エネルギーの観点から、図面には反映しておりませんが、自然採光を有効に取り入れることとしておりました。また、より一層の開放的なにぎわい空間となるよう実施設計で変更したものであります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど開放的なというので入れられたということで、(3)の安全・安心な駅前環境の整備のコンセプトをもう一度読みますと、防災・減災意識の高まりを踏まえ、地域防災計画等の整合も図りながら安全性、防災性の向上を推進すると明記されておりまして、安全・安心して利用することができる環境の整備を目指し、災害時には一時避難場所及び避難所として機能させると記載しております。  私のサンスケで測ったのでぴったり数字が合っているかは分からないんですけども、約132平米、吹き抜け部分があるんですね。40坪の床面積が正直減ります。共用部分や飲食、備蓄倉庫、調理スタジオを抜いた床面積は1,731平米、523坪。「起きて半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」のとおり、1人雑魚寝で2平米と換算しまして、865人分避難し寝ることができます。ただし、避難対象を500メートル圏内に絞っても、その基本構想に書いてあるとおり、1,000世帯2,500人となります。全然足りないと思っております。一人でも多くの避難所をできるだけつくるというふうに考えたときに、この吹き抜けは要らないという判断にはなりませんか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  まず、吹き抜けにしたことにつきましては、先ほど申し上げたとおり、にぎわいの創出のためであります。避難者数の影響につきましては、極力、施設全体で対応することを考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  よろしくお願いしますと言われても、私からすると、開放的なものでにぎわいだと言われると、ちょっと避難のせっかくつくる1つの大きいプロジェクトの中でお話しさせていただいておりますので、約132平米の吹き抜けですよ。先ほどの計算で言えば、66人分の避難場所が減るということなんですけど、66人分もったいなくないですか。もう一度見解をお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  当該施設におけます計画避難者数は300人を見込んでおりました。3階のフロアだけで300人は避難できるものと計画してあります。しかしながら、コロナ対応のため、スペースがある程度必要になってくる場合も想定されます。2階の避難スペースも活用して避難スペースを確保すれば、多くの方が避難可能と考えます。
     ただし、災害は想定外がつきものです。計画していた避難者数より多くの方が避難されることも十分考えられます。そのような場合には、吹き抜けにしたことによる避難者数への影響はないとは言い切れませんが、先ほども言いましたように、施設全体で考え円滑な避難に努めたいと考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ここでなかなかうんとは言い切れないでしょうから、1つだけ言っておきますと、人命が大事なのか、いわゆる開放的なにぎわいが大事なのかということで、また部内で再考していただければうれしいなというふうに思っております。  最後の質問にまいります。これも新たな変更点であります。山側、前面道路に駐車場を設けることへ変更された。利便性の考慮とは何か。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  基本設計における施設の山側につきましては、もともと緑地、身障者用駐車場及び朝市物販搬入エリアとしていたところであります。ですが、設計作業を進めていく中で、朝市の利用など一時的に施設を利用される方、また、高齢者や子ども連れなどより多くの市民が気軽に利用していただけるよう考慮しまして、駐車スペースを拡大し利便性の向上を図ったものであります。  なお、駐車スペースは14台分とし、うち2台につきましては身障者用の駐車場として整備する予定であります。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうしますと、基本の想定ターゲット層は、日中は地元の中高年の方だったと正直思っておりまして、今朝市も含めてということだったんですけども、対象を近隣住民以外にも拡大してという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  近隣住民以外の方も含めまして、この施設につきましては、より多くの市民の方に利用していただけるよう考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  対象を広げたということであれば、コンセプトからちょっとずらしてもいいのかなというふうに思うんですけれども、対象を近隣住民以外の範囲に広げるのであれば、14台広げることは、そうなるとむしろマストな選択になるかと思います。  ミュージアム前の駐車場を広げていただいた翌年には、ふるさとセンターの売上げが、駐車場を広げただけで5%も伸びたと聞いております。実は統計的に証明されておりまして、「ストア・コンパリゾン 店舗見学のコツ」では、実際にサービスを受ける売場に対し5坪から3坪に車1台が適切だということがもう統計上出ております。  仮に店舗、物販、キッズコーナー、防音室を含めて、人が集まる場所は361.1平米ですので、5坪で計算しても22台あれば適切ということになり、正直14台でも足りないぐらいだと思っております。  対象を広範囲に広げるというふうに今お話しされましたので、広範囲の住民までとなる場合は、私、あの図面を見ながら、芝生広場をもう少し駅舎側に近づけて、駐車場をもう何台か増やしてもいいのではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  もともとこの整備計画の駐車場につきましては、今の施設の富山側に今現在も駐車場としてありますが、あそこで約90台の駐車スペースを見込んでおります。あわせまして今回の14台ということで、より多くの範囲対象に広げましたが、約90台とこの14台で十分さばけるものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今のところ新たな増設はしないという答弁だったと思いますけれども、私も東京にいたときは、もう駅まで10分歩くのは当たり前のように歩いていたんですね。帰ってきまして車社会に慣れてしまったら、ちょっと離れた駐車場は止めなくなりました。できるだけ歩くようにと思って遠くに止めるんですけれども、やっぱりちょっとの買物をするときは近くに止めてしまうということで、もうちょっと何かずらせないかなと思ったんですけれども、もう一度お願いできますか。 ○議長(岩城晶巳君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  今ほど駐車台数の拡大ということでのご提案なんですが、既に今現在、実施設計のスケジュールでは、事業費の積算のほうに入っております。ですので、今から設計の内容を見直すということは設計期間の延長、事業費の増大に結びつきますので、現行では、先ほど申しましたとおり、富山側の90台と今回の増設の14台で進めていきたいというふうに考えております。どうぞご理解のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ご理解しました。そういった部分で言うと、無理強いしても仕方ないので、ただ、基本的な内容を、今日お話ししたとおり、統計上出ておりますので、今後、いわゆる新設する人が集まるに関しては、今言った統計上の数字をしっかり意識していただきまして整備事業としていただきたいと思っております。これは各課全員にお話しさせていただきたいと思います。統計上出ておりますので、人が集まる場所には必ずそのぐらいの台数を見込むということを基本的に見ていただきたいと思っております。  コロナ禍の時代にも市民サービスを継続し、滑川市が次世代に向けて発展できるようにこれからも提案してまいります。今後もよりよい滑川市を当局と共につくっていきたいと思っております。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午後2時15分からといたします。                 午後2時07分休憩                 午後2時15分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  5番角川真人君。 ○5番(角川真人君)  それでは、通告に従いまして質問を行います。  まず初めに、大きな1番です。介護報酬改定により予想される問題について質問を行わせていただきます。  まず(1)としまして、昨年12月に示された社会保障審議会、そこで示された素案によりますと、能力に応じた負担を利用者にしてもらおうと、そういった観点から、補足給付の細分化を行うということか検討されております。具体的には、非課税世帯の負担段階のうちの第3段階、これを本人年金収入額と合計所得金額、これを段階分けしまして、第3段階を①、②の2つに分けまして、その第3段階の②、これに対して第4段階との本人支出額の差額平均のおおむね2分の1を負担限度額に上乗せすると、そういった案が出ております。  この第3段階②というのは、世帯全員が市町村民税非課税で、年金収入額と合計所得金額、それが併せまして、それ以外の収入ですね、年金以外の、そういった金額が120万円以上で、かつ預貯金が500万円以下、夫婦の場合は1,500万円以下、そういったものになります。  先ほど言いました第4段階との差額平均、これによる上乗せとなる見直し額は2万2,000円にもなる予定となっております。もしこのままの案が通ってしまいますと、収入が120万円以上となってはいるんですが、これがもし本当に年金収入しかない方で120万円、月10万円になりますね。そういった人にもこの見直し額が預金がない場合は適用されまして、月2万2,000円もの負担が増えてしまう、そういったおそれがあります。  預貯金の額も本当に今かなり厳しく見直されておりまして、これの対象になる方、減額の対象外とされ、預貯金があった場合ですね。そうした場合も、これまでより厳しくなっておりますので、この補足給付の対象外とされる可能性も出てまいります。  現在、滑川市内にある特養、老健施設といいますと、清寿荘、カモメ荘、なごみ苑がありますけれど、この利用者の中でどのくらいの方が該当する見込みになるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川福祉介護課長。 ○福祉介護課長(石川美香君)  それではお答えいたします。  まず補足給付等は、住民税非課税世帯など一定の要件に該当する低所得者が介護施設に入所した際等の居住費、食費の負担額を軽減する仕組みです。  昨年の12月に開催されました第88回社会保障審議会介護保険部会におきまして、補足給付の細分化について議論が行われたところでございますが、現時点でこの補足給付の細分化を実施するとの決定はされていないところでございます。  仮に補足給付の細分化が実施された場合、市内には負担額の増加が想定される方は、現在補足給付の対象となっている方を基に算定いたしますと約80名と見込んでおります。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  80名、案外おられたような気がします。全国的なデータで言いますと、この非課税世帯の方は大体3分の1、30%ぐらいが該当するようなことが書いてありましたので、意外といたのかなと。  第2段階、第3段階の①の方におかれましても、今言った資産要件の見直しですね。これまでこれって、ずっと第3段階まで含めまして預貯金が1,000万円以下、夫婦の場合2,000万円以下となっていたのが、細分化されまして、第2段階では650万円、夫婦で1,650万円以下、第3段階の①では550万円、夫婦で1,550万円以下と、これ以上の預貯金を持っている人も対象外となってしまうわけなんですけれど、こちらの該当される方というのは調べておられますか。ちょっと分かりましたらお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川福祉介護課長。 ○福祉介護課長(石川美香君)  正確には把握しておりません。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  こうした方も幾らかおられるかもしれないので、ぜひとも確認をお願いします。  本当にこの補足給付、ないと困りますよね。これまでのやつでも、第1段階でも5.9万円、第2段階で4万5,000円、第3段階の①の場合でも今3万7,000円になるんですかね。これだけのお金が補助していただけなくなると、本当に年金だけで、施設費を払っていくだけでもう本当にぎりぎりになってしまうんじゃないかなと心配しております。これ、本当に、介護施設の施設長とか、そういったのをやっておられる方が心配して持ってこられた案件ですので、本当にしっかりと確認をしていただきたいと思います。  それでは、(2)のほうに移りたいと思いますが、特に先に聞きました第3段階の②ですね。さっきも言いましたが、最悪の場合で年金が月10万円で預貯金もほとんどない場合、これまで補足給付のおかげで何とか施設を利用できていたのに、負担が2万円も増えてしまうことになってしまうと、施設から退所せざるを得なくなるといった場合もあるのではないでしょうか。  あるいは、これから入所を考える場合でも、預貯金がどれだけあるのか、施設側が細かくこれまで以上に確認をする必要も出てきますし、それを調べられる利用しようとする人も受け入れる施設側も、本当に負担が重くなることが考えられます。  こうした負担増を理由にサービス利用を諦めてしまうような、そういった事態を防ぐためにも、今から、もしもこれが本当に通ってしまったらどうしようとそのときになって慌てるのではなくて、今から自治体側で対策を検討しておく必要があるのではないかと思います。  施設を利用し続けることができて、安心して、人によってはこういった施設はもうついの住みかになってしまいますよね。こういったところで老後の生活を安心して送れるようにするためにも、何とか援助を考えていただきたいと思っております。  今度の改定により新しく第3段階の②とされる方、また、資産要件の見直しによって対象外とされてしまう方に対して、例えばですけれど、滑川市独自の手だてとしまして、これまでどおりの基準での補足給付を維持するような、そういった補助など、今のうちから検討してみてはいかがでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川福祉介護課長。 ○福祉介護課長(石川美香君)  この補足給付の細分化につきましては、国において決定されていないものでございますので、現段階では食費、居住費の補助については考えてございません。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  本当に決まってしまってから慌てて考えていても間に合わないので、今のうちにこうした案が通った場合のことも考えてしっかりと検討を進めていただきたいとお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、大きな2番目へ移りたいと思います。  もう丸1年にもわたって続いている、いまだに終息の見えない新型コロナウイルス感染ですが、これの影響によって医療機関の経営が非常に厳しいものとなっていると報道されております。コロナ感染を恐れるために受診控えをしてみたり、発熱外来のために通常と違ったシフトで人員を動かしている病院側の負担も増えております。そうしたふだんと違う神経を使う、そういった仕事を続けているために、医療従事者も精神的な負担によって離職するなど、理由は様々ではありますけれど、実に厳しいものと言えると思います。  滑川市では、幸いコロナ感染者はごく数名しか出ておりませんので深刻な事態にはなっていないと思いますけれど、それでも市外や県外へ外出する、あるいは人が集まって会議をするといったことは、今でもやはり皆さん神経質にならざるを得ないと思います。  当然、感染リスクがありそうな気がする病院、そういった医療機関、出ていないとはいっても、何となく行きにくい、そう感じている市民の方は多いのではないでしょうか。  そこで(1)なんですけれど、滑川市内にある医療機関、現在の運営状況がどのような様子なのかお聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  滑川市内にあります医療機関の運営状況につきましては、正確な減収率等について把握しているわけではございませんけれども、新型コロナウイルス感染症によりまして受診者が減少するなど、経営にも影響が出たと伺っております。特に春先には、平均して2割から3割の減収と伺っていたところでございます。  感染が一時的に終息傾向が見られました6月、7月頃には、受診者数も持ち直す傾向にございましたし、また、健診の開始も始まりましたので、病院関係についてはそれなりに人の持ち直しはあったものの、全国的に第3波と言われる感染拡大の報道がなされている中、受診者数も再び減少する状況にあり、依然として厳しい状況にあると伺っております。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  やっぱり今の第3波、少し気が緩んだところでまた本当に拡大が進んでいます。なかなか皆さん安心できない状況が続いていて、本当に疲れているんじゃないかなと心配しているんですけれど、(2)のほうですが、そういった今改めて大変な事態に直面している医療機関ですね。通常診療の激減によりまして、一旦は持ち直していたのではないかといった言葉もありましたが、やはり深刻な経営危機、これに陥っております。そんな中でも、地域の医療のために奮闘されておりますけれども、各自の経営努力だけではどうしても限界があります。午前中の答弁でもありましたけれど、慰労金など、そういったもので援助もしておりますけれど、それでもやっぱり地域の医療崩壊を防ぐといったものには足りていないのではないでしょうか。特に、やっぱり市民の皆様の中でも、最後のとりでというようなポジションなんじゃないですかね。厚生連滑川病院、滑川市唯一の公的病院でもあるんですけれど、ここは特にしっかりと下支えをする必要があるのではないでしょうか。  地域のお医者様も少ない人員で頑張って回しておられますけれど、ちょっと年を召されたお医者さんも大分増えておりますので、かなり疲れておられるんじゃないかなと。そういったお医者様がもしも動けなくなってしまった場合、そうしますと、厚生連があるかないかでは大きな違いがあると思います。勤めておられるお医者さんや看護師の皆さん、こうした方々の奮闘に応えるためにも、ぜひとも緊急の支援を考えていただけないでしょうか。直接的な支援は難しいような答弁もありましたが、もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  厚生連滑川病院につきましては、市内唯一の公的病院としまして、市民の健康管理と地域医療の向上に大きな役割を担っていただいているところであり、感謝申し上げる次第でございます。  これまでも支援等々についてはいたしてきたところでございますが、特にコロナ禍における支援といたしましては、午前中の古沢議員の代表質問の際にもお答えしたとおり、衛生用品のマスク配布ですとか、従事者に対しての慰労金1人当たり2万円というようなことも支援としてしてきたことをはじめ、そのほかにも市内の発熱外来の体制を整備していただくということで、開設費などの支援も行ってきたところでございます。  今後、新たな支援策みたいな話はありますけれども、どのような支援策が必要とされているのか医療機関等とも意見交換をしながら、引き続き市民の健康を守り、質の高い医療を継続して提供してもらえるように、可能な限りの支援に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  確かに病院側は、物資も足りない、お金も足りない、人も足りないと、本当にないない尽くしで頑張っておられるんですけれど、何よりもやっぱり必要なのはお金だと思うんですね。これまでと違った苛酷な環境で働いているのに、給料は下がる、ボーナスも下がる、下手したらもらえない、そういった状況で、仕事を続けるモラルというのは続かないと思うんですね。ぜひとも本当に緊急的なお金の支援をお願いしたいと思うんですけれど、今から言っても急には難しいと思います。  そこで、財政調整基金など、こうしたものも活用しまして、できたら来年度の予算での病院への支援を、これまでの例年どおりの支援額ではなく、多少色をつけたコロナ対策のための大きめの支援を考えてみてはいかがでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  お答え自身が同じ繰り返しになるかと思いますけれども、基本的に、じゃ、幾ら支援したらいいのかという部分もあります。当然、病院側で求めていること、実施していきたいと考えていることなどいろいろ意見交換をしながら、できることを精いっぱいやっていきたいというふうに考えておりますので、議員さんがどの程度支援すれば満足していただけるかという部分はございますけれども、見捨てるつもりは全くございません。市民の安全を確保していく上でも必要なことだと思っておりますので、引き続き可能な限りの支援に努めたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  なるべく一つでも多くの病院からそういったお話を聞取りをしていただいて、必要な額がどのぐらいなのかしっかり見た上で、ぜひとも増額を検討していただきたいと思います。やっぱり何よりもお金がないと病院が回りません。ぜひともよろしくお願いします。  それでは、大きな3に移りたいと思います。市道滑川駅前区画25号線についてです。  こうやって名前で聞いても、正直どこの道か分からないんですけれど、私の場合は。建設課で確認したらこういう名前でした。はまなす公園のほうから富山方面に向かっていくところで、県道から右に分かれて堤防沿いに走っていく道のことですね。  この道なんですけれど、アスファルトで舗装されている部分とコンクリの部分が混在しておりまして、その素材の差のせいなのか、境目の部分などに亀裂やアスファルトが剥がれているところがあちこちに見られてがたがたになっております。この道は海に最も近い道ですので、花火大会のときには市内から市民の方が本当に大勢集まってまいりますし、ダイビングをする人もこの道に車を止めてちょっと海のほうに行ったりとか、そういったこともしておられます。水産業者の方もたくさん車を走らせているような、そんな道ですね。朝方や夕方にはウオーキングの方もいっぱいおられます。せめて見栄えがもう少し悪くない程度に直したほうがいいんじゃないでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  北島建設課主幹。 ○建設課主幹(北島利浩君)  それではお答えいたします。  議員ご指摘の市道は、滑川駅前区画25号線のほか、橋場常盤町海岸線、滑川駅前区画10号線等が合わさった延長約1.5キロの道路となります。  市道の管理に関しましては、道路パトロールを中心に道路の損傷度合いの把握に努めているところでございますが、現状を確認しましたところ、経年劣化によるひび割れや部分的な舗装の剥離が見られる箇所が多数ございました。
     議員ご指摘のとおり、花火大会等には多くの人が集まる場所でございますし、ランニング等でも利用されている方がたくさんいらっしゃいますので、利用者の安全を確保するため、舗装の補修や整備について検討したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  検討していただけるということで、ありがとうございます。  この道は本当にがたがたになっておりまして、大体ここの道をよく歩く方は、特に雪が降ったとき、この亀裂部分や剥がれているところにたまった雪が凍結してしまいまして、うっかりそこでつるっといってしまったといった、そういった話も聞いております。今から雪が降るので、またそういった様子も確認していただきたいと思いますけれど、なるべくなら一日でも早く直していただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午後2時50分からといたします。                 午後2時39分休憩                 午後2時50分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず1点目は、千鳥スキーの土砂搬入についてであります。  この千鳥スキーの土砂搬入の件につきましては、様々な方から声が上がっております。例えば、毎日のようにダンプで大量の土砂を搬入しているけども、一体何をなされているのかとか、あるいは、あんな急斜面に土砂を積んで危なくないのかという声もあります。また、きちんと仕上がるのはいつになるのかねとか、あるいは、仕上がりはどのような形になるのかねとかという声があります。と同時に、10トンダンプや4トンダンプが、上りはよいんですが、下りは猛スピードで下りていかれ、危なくて恐ろしいよと。また、何かあったらどうするのという様々な声がありました。  それらを受けて、何点かお伺いをいたしたいと思います。  まず1つ目は、行政財産施設である千鳥スキーで、毎日のように大量の土砂を搬入され、形状変更、改良されることについてです。  我々議会には報告がないわけでありますが、一体本当に何をされるのか、何をするつもりなのか、またその目的や内容、そしてまたその改良される事業名、並びにスキーの形状変更される必要性が今あるのかどうか、まずもってお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  千鳥スキーの土砂搬入については、個別に事業立てして実施しているものではなく、公共工事で発生する土砂を有効活用し、千鳥スキーのくぼ地を整形するものであり、工事ごとに計上している土砂の運搬や敷きならし費用で対応しているものでございます。また、これにより今後の維持管理がしやすくなるものと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどいみじくも、公共残土の廃棄場所とおっしゃられたかなというふうに私は理解をいたしております。  次に2つ目、もう既に千鳥スキーに土砂を大量に搬入をされているわけでありますが、その搬入されるに際して、公共残土、要するに捨になりますが、当然そういった形で、ただ捨てるだけじゃなくて、先ほど整地等々話もありましたけども、当然設計書なり、また縦横断図なり、あるいは最後の完成図等々も策定された上での捨場所というふうに考えておりますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  設計書等は作成しておりませんが、隣接する農道、それから約ゼロから1メーター上がりの高さで、農道の勾配に合わせて盛土整形したいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  設計書もなければ完成図もないというふうに理解をさせていただきました。  3つ目に行きます。  ならば、設計書もなければ計算書もないという中で改めてお伺いいたしますけども、このスキーの盛土整地の総面積、あるいは、図面がないので計算しようがないとは思いますが、最大の高さ、今ほど1メーター上がりとおっしゃいましたけども、平均なのかどうなのか、全体の高さ、それから施工後の勾配、どのような勾配を想定されるのか、あるいは考えておいでるのか。そしてまた、あそこのスキー全体にどれだけの土砂容量を残土捨として想定されているのかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  千鳥スキーの面積は、台帳で1万5,160平米でございます。施工後の盛土高さの最大は約3.5メーター、平均2.3メーター、盛土の斜面の勾配は農道の勾配と同程度で、最大19%、最小12%、平均17%、盛土量は約2万5,000立米を予定しております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの数量、分かりましたけども、図面もなければ設計書もない段階でどうしてこういう計算が出てくるのか、私は不思議でならないなと思っております。いずれにいたしましても、2万5,000立米入るということなので。  それで、4つ目の質問に入りますけども、この千鳥スキーの土砂搬入による盛土整地、一連の事業じゃないとおっしゃいましたが、関連で、全て埋まる2万5,000立米が入ってきちんとした形でやられるのが、完成予定はいつまでですか。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  各年度及び各事業で発生する土量が異なることから、確定した完了時期は申し上げられませんが、現在のところ令和2年度から5年度頃までと考えております。  なお、図面につきましては、都市計画図の等高線図面、あと現地で簡易な測量に基づいて土量及び盛土高等を出しております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  2年度から5年度までということでございますけれども、5年度まであのような、私から見れば、下大浦からよく見えるんですが、ばたばたな感じなんですけども、ああいう状況で置かれるということであるんですよね。  続いて5つ目に移りたいと思います。  5つ目は、近年、各地で想定外の未曽有の集中豪雨による災害が発生しておるわけでありますけども、平地での土砂搬入、盛土、整地であればさほど心配しないわけでありますが、千鳥スキーのような緩斜面、急斜面ということで、傾斜があることから皆さんも心配しておられるわけでありますが、集中豪雨等災害時対策としての土砂崩壊防止対策等についてということで、例えば緩斜面、急斜面での土砂崩壊防止柵を設置される予定があるのかどうか。  あるいは、斜面、のり面に、当然広範囲な敷地ですので水道ができてまいります。水道ができたところから土砂が流出してまいります。そういった浸食、土砂流出防止のための防護壁の設置施工の予定があるのかどうか。並びに、広大な敷地での点検保守、維持管理が楽になりますという話がありましたが、ただ斜面じゃなくて、やはり維持管理、保守用の踊り場とか、そういうのも当然必要になってくるかと思っております。そういったものをお伺いするとともに、もし万が一集中豪雨で土砂崩壊やあるいは流出が起こるような災害が発生した場合、どのように対処されるのかまずお伺いしたいと思います。設置も含めてですね。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  斜面の下側において、土砂の流出防止用のポケットや斜面の途中において土堰堤等を設置したいと考えております。また、集中豪雨などが見込まれる際はパトロールなどの点検を実施することとしており、未然に災害の防止を図ることとしております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  災害が起きたらどうするか、対応という話を聞いたんです。パトロールで災害に対応できるのかどうかなと。もし土砂が流出すれば大崎野川へ流れてまいります。ずっと。そういった場合の責任も含めてですが、対応についてということで、これは後ほどまた質問させていただきます。  次に6つ目ですが、周囲、これは周りじゅうが稲作の田んぼでありますので、農家の方々は、やはりあれだけの草が生えますと外来種の雑草が生えるんじゃないかということで、盛土整地完了後のこのスキーの斜面の後処理を心配されておられます。  例えば、全部整地されて完成した暁には、しっかりしたのり面保護のための防草シートでも敷かれるのか、あるいはのり面の植生施工がされるのか、そういう点も含めてお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  整形後は、農道と同程度の勾配であり自然植生で安定するものと考えており、防草シート等を施工する予定はございません。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これは先ほど言った土砂流出、崩壊等も関係があるんですが、何も対策はしないという段階で、何もしなかったときの対応ということもこれは考えなきゃいけない。これらも含めて考えていただかないと、やはり地域住民の安心・安全は保たれないと私は考えておりますので、これも後ほどまた質問させていただきます。  次に7つ目は、盛土、整地整備の期間中は、令和5年まではスキーとしては機能しないわけでありますが、盛土、整地して完全に完成した段階には、この千鳥スキーを一体どのようにされるのか、そしてまた活用方法は考えておられるのか。また、活用方法を考えておられるから土砂搬入して整地されるんだろうと思いますが、いかがなものですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  千鳥スキーにつきましては、近年の温暖化による降雪量の減少やスキー利用の減少などによりまして、積雪時には近隣の子どもや家族による雪遊びのとなっておりますが、夏期には未利用な状態となっております。  これまでも夏場の利活用について調査研究等してきたところでございますが、整地に係る経費などを含めますと多額の経費がかかることなどから、残土搬入、整地後の利活用について、経費や管理面も含めまして、幅広い分野での有効利活用策について、今後関係団体等とも協議していきたいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  要するに、何も考えなしに今、整地、残土処理をされているというふうに理解してよろしいわけですね。総括で再質問させていただきますが、この一連の事業、事業化はしてないという話でありました。にもかかわらず残土処理して整地するとかという話。また、整地等々については残土処理業者がやりますよということになりますと、一体、最後の整地完了、エンドは誰が施工されて誰が責任を持ってやられるのか、まずそれをお聞きしたい。と同時に、行政の行為として、これは適切な行政行為なのかどうかの2つ。それから、対策も何もしないという話なんですが、最後に、先ほど言った災害が発生した場合、これは誰が責任を取られるんですか。その3つ、きちんと説明願いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  千鳥スキーの土砂搬入につきましては、建設発生土、それの有効活用が第一でございます。安全対策としてということで、先ほども申し上げましたが、土砂が流出しないように、カーブでは土砂流出防止ポケットを造ったり、途中で土堰堤を造って流出防止を事前に図っていくこととしております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  3点の質問の答えにはなっていない。少なくとも、最終的に何かあった場合の責任は誰が取られるかだけ。  それともう一つ、こういった事業名もない、予算化もしていない、誰が完全な施工をされるのか分からないというような、そういう行政行為は適切なのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  目的とすれば、先ほど申しましたとおり、発生土の有効活用をするということでございます。そして、スキーに対しても不整形な土地が整形になる、維持管理がしやすくなるということでございます。あと、最後の整形につきましては、まだ決定はしていませんが、建設部で整地等を行うこととしております。こちらにつきましては、建設発生土を用いたということで違法行為等はないと考えております。  事故防止ですが、万が一にもそういう事故がないように事前にそういう対策を取ってまいりますが、もしそういう状況が起きれば、直ちにその状況に応じた対策については建設部で対応してまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  要するに、責任所管は建設部というふうに理解してよろしいわけですね。と同時に、それ以上は回答が出てこないと思いますのでこれ以上言いませんけども、やっぱり責任問題というのが。もう一つ、違反行為という、私はそういうことを言っていないんで、行政行為として適切かどうかという話をしているんです。これは一連のプロセスを含めて、予算化もされていない、業者も分からない、責任の所在も分からない、そういった中の今の処理の仕方が、これは行政行為なんですが、それは本当に適切なのかどうか。また、災害が起きた場合に誰が責任を持つかも含めて、そういうのもきちんとしていないというのが私は疑問に感じてならないということを言っておきます。  最後の8つ目に行きます。  毎日4トンダンプ、10トンダンプが県道滑川インター線を往復しているわけですが、上りは低速度でそんなに気にしないんですが、下りなんですよね。空荷で勢いつけて猛スピードで下がっていかれるわけですよ。地域住民からも、本当に恐ろしい、危ないよという話があります。それこそ、もし交通事故が起きた場合、これは誰が責任を取るのかなと。これは請負の話なんですから、例えば発注者責任も含めて、これはしっかりと検討していただかないといけないし、事故防止の安全対応等々について確認をさせていただきたい。 ○議長(岩城晶巳君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  一般道における交通安全対策として、土砂の運搬業者に対して、交通規則の遵守、安全運転、通学時間を避けた朝8時以降の運搬などを指示しております。また、ちょっとそういう状況があるとすれば、再度こちらから厳しく指導したいと思います。  また、土砂搬入口においては、道路のコンクリート舗装、路肩など危険な箇所の明示のためのポールの設置、バリケードによる場内侵入防止対策などを行っております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これだけに時間を費やすわけにもいきませんので、とにかく交通云々につきましても、やはり発注者、請負者を含めて、責任の所在だけしっかりしておいていただきたいなというふうに思っております。  次に2点目に入ります。厚生連滑川病院の分娩休止についてであります。  去る10月22日付の新聞に、「厚生連滑川病院の分娩休止 医師高齢、後継確保できず」との見出しで、厚生連滑川病院は産婦人科での分娩を休止し、そしてまた、同市内では分娩できる医療機関がなくなったと大きく報道されておったわけであります。この報道を見られた方々からは、厚生連滑川病院は唯一の準公的総合病院なのにどうしてとか、あるいは人口減少、少子化なのに、ますます子どもが少なくなるねとか、将来のためにも、市がもっと積極的に助成、援助、支援してでも継続しなきゃいけないんじゃないのとか、様々な声が聞かれるわけであります。私も情報の一つとして耳にはしておりましたが、突然の報道に驚いています。  そういうところから、何点かお伺いをいたします。  まず1つ目は、これまでも分娩の採算性が厳しいとか、また医師の確保も厳しいということは耳にしておりましたが、今日の分娩休止に至るまでの当市と厚生連滑川病院との話合いの経過並びに実際分娩休止になったのはいつからなのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  厚生連滑川病院の分娩休止に至る経緯につきましては、産科の先生が体調を崩されたことによるものであり、3月19日に市長に報告があったところでございます。その際には、先生の業務への復帰は6月を予定しており、4月、5月の分娩は富山大学附属病院に依頼中であること、それから、ハイリスクな場合は県立中央病院のほうへ依頼する予定とのことでございました。  産科の先生は6月1日から業務に復帰されたようでございますが、先生の体調などを見ながら、当分の間分娩については見送られていたようであり、業務復帰後の3か月が経過する8月末に病院内で改めて検討され、9月11日に病院での分娩の再開が難しい旨の報告が市長にされたところでございます。その際には、大学病院からの医師の派遣の見通しや、令和6年4月からは医師の働き方改革により3人体制の維持確保が必要となってくることから、今後も難しい状況であるとの内容でございました。  なお、分娩の正式な休止時期につきましては、4月中旬を最後に行われていなかったというふうに伺っております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  4月中旬から行われていなくて報道が10月と、約半年後に報道されたということで、その間市民は分からなかった、私らも分からなかったんですが、そういうことになるんですよね。  2つ目に行きます。今日の人口減少、そしてまた少子化対策の観点、並びに当市のメインテーマである子ども第一主義、妊娠から出産、育児までの一連の子育て施策の観点から、この分娩休止の影響についての認識、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  本市の政策の柱として子ども第一主義を掲げ、妊娠から出産、育児に至るまで一連の子育て施策を多岐にわたり実施しており、身近に分娩できる施設が存在するということ自体が市民の安心につながっているものと考えていることから、そういう面での影響は大きいと考えております。  ただ、人口減少、それから少子化の観点から見た場合の分娩休止の影響については、1つの要因としては考えられるものと考えておりますけれども、これまでの市の取組が覆るほどの大きな影響であるとの認識は持っておりません。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  安心が少しずつ欠如してきますよということと、少子化には影響しないような言い方でございますが、果たしてそうなのか私は疑問に感じるところであります。  次に3つ目、当市の分娩、出産の拠点としての位置づけとして、市のさらなる積極的な助成、援助、支援施策を行い、並びに積極的な交渉による医師人材の確保による分娩の再考について見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  厚生連滑川病院につきましては、市内唯一の公的病院として、市民の健康管理と地域医療の向上に大きな役割を担っていただいておるところでございます。市としましても、市民の健康を守り、質の高い医療を継続して提供してもらえるよう、従来から支援を行ってきたところでもございます。  中でも市内にある産科を維持するとともに、市民が安心して子どもを産むことができる環境を確保するために、令和元年度からは新たな補助ということで産科補助を実施してきているところでございます。  分娩につきましては、病院側も新たに医師を確保できれば再開したいとの考えを持っておられるが、さきの質問でもお答えしたとおり、医師の働き方改革により3人体制の維持確保が必要となってくることなどから、見通しが立っていない状況にあるとのことでございます。  市としては、どのような支援が可能で、どのような支援が適切か検討中でございます。できる支援を精いっぱい行ってまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。
    ○市長(上田昌孝君)  少し私のほうから解説したいと思います。  これまで、産科の先生が1人体制では難しいということで、私が市長になった11年前から、厚生連滑川病院、そして厚生連高岡の役員さんも一緒に富山大学へお願いに上がったことが3度あります。金沢の大学病院にも行きました。  そこで、産科の先生が今いないと富山大学は初めの頃言っていたんですが、今度新しい産科の女医さんが、卵がいるんで何とか見通しがあるよという話をしておられましたけど、今の若い産科の先生は免許を取った途端に奨学金を丸々すとんと返して東京へ行ってしまうということで、この道は絶たれてしまいました。こういう背景を1つ想像してみていただきたいと思います。なかなか、私たちの努力で、そして金銭的な解決は、できる範囲を超えていると思っています。このほかに、二川一男厚生労働省事務次官にもお願いに行ったり厚生労働省にも入っております。なかなかこの解決策についての名案は出てきません。  ところで、いま一つ、この背景は、産科については、いわゆる拠点病院化が話として出てくるわけです。県の厚生部は、黒部で1か所、富山で2か所、高岡2か所、砺波1か所、これだけしか頭にないようであります。でありますが、果たして妊婦さんが産気づいて分娩にさあ行こうといったときに、遠距離で置いていかれる地区はどうなるんだと、一般の病気と違うよという話を再三言っておりますが、県の厚生部はだんまりしかありません。これが背景の現状だということを認識いただきたいと思う。だから、あなたは私に責任を求めるような話の質問をされますけれども、なかなかそうはいかないんだと。努力の限りやっているんだということをまず伝えておきたいと思います。  と同時に、あなたがここで質問されている、じゃ、どうするんだよ、当分の間もどうするんだよ、これにつきましては、やはり一応、日頃の妊娠、出産、子育てのつなぎでありますから、妊娠された方、厚生連で診て分娩だけは外でやっていただく方、産後も分娩したところへ通わなきゃいけない、そういう人たちの交通費等、援助すべきことはないかということも今検討しているところであります。これは厚生連とこれから協議に入りますので、まだ途中でありますので、今回の質問に対して答えるべきかと思いましたけども、途中経過だけお伝えしておきたいと思います。最大の努力を払っていくということで回答に代えます。  以上。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  市長、ありがとうございました。最大限の努力をされていることは私も今理解をさせていただきました。ありがとうございました。  そこで、4つ目にまいりたいと思います。  今後、市内の妊婦さん並びに里帰り出産を予定されている妊婦さんですが、どこで分娩あるいは出産されたらいいのかなと。これは誰しもが悩むところだろうと。  今後、滑川では分娩、出産できないということについて、先ほど半年のブランクがあったという話をさせていただきました。これから出産を予定されている妊婦さんや市内在住のとりわけ若い夫婦の方々への情報提供を含めて、あるいは今ほどの分娩をどうするかという説明も含めて、周知についてどうされているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  厚生連滑川病院で市民が分娩した件数というものは、年間出生者数のおおむね3分の1から4分の1という数字でございます。それ以外の方は市外の病院やレディースクリニックなどで分娩されている状況でございますが、県内における分娩施設につきましては、厚生連滑川病院を入れますと21あったという状況でございます。厚生連滑川病院では現在分娩は休止しておりますけれども、特定健診、定期検診といいますか、32週までにつきましては一応検診を実施した上で、妊婦さんが希望されるところへ紹介状等を書いているというような状況もございます。  当然、どこどこの施設での分娩という形を私どもがお知らせることはなかなかできないんですけれども、分娩が可能な施設等の情報については当然周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  十分周知して情報提供していただければなと。  今市長の答弁もありましたので、5つ目はカットさせていただいて、総括で再質問させていただきます。  私も最大限努力されていることは理解しておりますが、分娩、出産こそが、当市の将来にとって最も重要課題ではないかなというふうに考えております。また、これこそが最優先すべき、それこそ米百俵の精神でもって取り組むべき課題ではないかなというふうに思っております。やはり出産、そして育児、育成、一連した子ども、一番大事なのかなという観点からそう思うわけであります。  改めて、今まで努力されていることは十分理解できますが、諦めることなくさらに努力いただければなというふうに思っております。市長の答弁をいただいたので、担当のほうから改めて見解をお伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川市民課長。 ○市民課長(石川久勝君)  それでは担当の見解という話ですが、市長から説明されたとおりでございまして、私どもにつきましても、妊娠、出産、育児、育成の一連のシステムの構築という話は、当然、人口減少対策の一つでもございます。ましてや、まちづくりの根本をつかさどる政策でもあります。当然、重要な施策の一つだと思っておりますので、引き続き体制整備には尽力してまいりたいですし、市民の皆さんが安心して暮らせる体制づくりにも努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  よろしくお願いします。  次に3点目に入ります。  3点目は、地域の魅力を生かしたまちづくりについてであります。  このたび発表されました第5次滑川市総合計画基本構想の前期基本計画、先般、滑川商工会議所さんから提出されました令和3年滑川市行政施策に対する要望に関連してお伺いするものであります。  そして、私もこれまで、中山間地域の振興並びにみのわ温泉テニス村や東福寺野自然公園、そしてまた箕輪城を含めた遊歩道等々について、これまでも度々質問をさせていただいたところであります。しかしながら、なかなか政策に反映されてこなかったのかなというふうに思っております。しかしながら、今回、商工会議所さんから要望に取り上げていただき大変私も心強く思っているところであります。ところが、それらの課題について、先ほど言っていました第5次総合計画には政策的課題としてこれらの案件の記載が見当たらないのであります。という観点から改めてお伺いするものであります。  1つ目は、中山間地域のレジャー施設並びに自然環境と資源を活用した観光振興についての取組でありますが、例えばみのわ温泉テニス村、そしてまた東福寺野自然公園の施設整備、並びに歴史的遺産である箕輪城跡地等の環境整備、また先人の築いた室山野用水、そしてそれらを結ぶ自然遊歩道の整備等も含めて、併せてこれらについて総合計画、基本構想あるいは基本計画に反映できないのか、見解をお伺いたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  みのわテニス村や東福寺野自然公園など中山間地域の各施設については、市内外より多くの方々にご利用いただいておるところでございます。  これらの施設につきまして、安全にご利用いただけるように、適宜整備、修繕等を行いながら維持管理に努めているところでございますが、一部において経年劣化や自然環境等の要因によって休止しているエリアもございます。施設の近くには、議員おっしゃるように、箕輪城跡地や室山野用水などの文化資源もございまして、豊かな自然と歴史文化に触れ合うこともできると思っております。  現在、みのわテニス村と東福寺野自然公園を結ぶ区間を含むルートにつきましては、県が定める中部北陸自然歩道の一つである「東福寺野と穴の谷霊水を訪ねるみち」として指定されており、市が管理する林道区間について安全・安心に利用いただけるよう整備及び維持管理に努めるとともに、それぞれ各施設の利用者の増加や文化資源の周知などを含め広くPRできるよう、関係各課とも協議、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今までとよく似た答弁で、せめて検討、前向きとかという話があればなと思いますが、それにしても、商工会議所さんにもそのような答弁をされるんだろうなと私は想定しております。  次に2つ目に入ります。  2つ目は、中山間地域では人口減少と少子化で地域を担う人材不足が著しく、この先耕作放棄地が年々増大し、しいては国土の崩壊につながりかねない現状であります。地域の損失だけではなく、これは市全体の損失につながるものと考えておるところであります。  また、富山の私のお付き合いしている方々からは、滑川市の中山間地域は富山平野や富山湾、能登半島と一望できる風光明媚な地の利があるよと。そして、富山のほうから滑川を見た場合、滑川の中で見えるのは唯一中山間地域ですよと。なぜこの滑川の中山間地域の地の利を活かさないのか不思議でならないよというふうに言われてもおります。  そこで、今後の中山間地域の活性化としての、産業振興を含めて、また定住促進も含めて、支援施策についての見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  国の第2次総合戦略では、地方とのつながりを構築する施策としまして、定住に至らないものの、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人々であります、いわゆる関係人口の創出、拡大を掲げ、副業、兼業としての地域に関わる人材を活用した地域活性化の方向を示しております。中山間地域の産業振興を通じ、地域と市外の方々との新たな関係が生まれれば、それを契機とする将来的な移住・定住も期待されるところでございます。  市の総合計画では、今後の定住推進の取組の一つとして、20代の若者の転出が多い本市の現状を踏まえまして、特に本市から転出して首都圏をはじめとする県外で暮らす若者の将来的なUターンのきっかけとなる仕組みの構築を掲げているところでありますが、中山間地域における定住促進策を検討する際には、さきに述べましたように、産業振興の取組とも組み合わせた施策の検討が必要となるものと考えております。  中山間地域は、豊かな自然や景観、観光資源といった地域特有の魅力を有しておりまして、市としても、Uターンなどの移住相談会をはじめ、各種の機会を捉えた情報提供を行うとともに、新たに創業を希望される際には市の創業支援制度を活用いただくなど、幅広い方々に本市の中山間地域での暮らしに関心を向けていただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いろいろと浦田議員は指摘が多いんですけども、原点は、浦田議員、あなたね、人を呼ぶ住宅政策、何かやっていますか。東加積のほうで子どもを生んでいただかなきゃ、外から求めるってなかなかできませんよ。自助努力をされる地域こそ伸びる元だと思っています。だけど、外へばかり求める、行政にばかり求めるのでは解決になりません。  学校から開の道路を広げろと提案をいただきました。これも1つだと思いますので、これには一応かかりますけれども、ここに住宅などが張りつくという保証をしてもらいたい。このことだけは言っておきますよ。あなたがやらなきゃ誰がやる。この覚悟を持って質問をいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  市長、ありがとうございました。  今ほど道路の要望の件のお話が市長のほうからありました。私は行政に関しては、いろんな箱物造りは、道路を造るのが行政の仕事だろうと、私は一番に思っています。道路幹線を造れば民間は黙ってでもついてまいります。というのが私の持論であります。しっかりと道路を造っていただいて、そこに民間を誘致すると。やはり何もないところに民間は来ません。一番必要なのは道路です。ゆえに道路を造ってくださいというのが私の今のところの持論。そして私もしっかりと取り組んでまいりたいと。また、行政のほうも計画を立てて協力いただければ地域も潤うんじゃないかなというふうに思っております。と同時に、やはり地の利を生かさない、内にいる人は地の利は分からない、しかし、外から内を見た人は地の利は分かります。そういうことを理解していただいて、滑川市の発展に皆さん方も協力いただければなというふうに私は思っております。  次に、最後の4点目に入ります。4点目は犯罪被害者への支援についてであります。  この課題につきましては、平成26年6月定例会にて安全・安心なまちづくり条例の制定についてお伺いをし、そのときに答弁として、他市町村の動向を見て研究をしていくということで、やる気のない答弁であったかなと思っていますが、また、平成27年6月定例会では、犯罪被害者支援条例の制定について、これもお伺いをいたしました。このときも、条例ありきではなく日頃からの地道な取組、交通安全や犯罪を出さない取組に力を入れるということで、的の外れた答弁だったかなというふうに思っております。  そこで改めてお伺いをいたしたいと思います。  まず1つ目は、犯罪として、殺人や傷害、強盗、そしてまた性犯罪、パワハラ、DVという軽犯罪を含めて、加害者は逮捕、確保され、容疑者、被疑者となって留置されるわけでありますが、留置されても待遇は保障をされております。また、出所しても更生保護として法律によって温かく守られておりますが、一方、被害者は誰にも守ってもらえないのであります。そしてまた人権もないのです。そして、ただただ泣き寝入りするばかりでありまして、心を悩み生活に苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃるのも事実であります。  そこで、そんな犯罪に遭遇した被害者の境遇や心情、状態、現状についてどのように認識されているのかどうか、まずもって見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  犯罪に遭遇した被害者の方々の声や境遇につきましては、国のホームページ等に掲載されてございます。その中に、家族等大切な方を失った喪失感や絶望感、あるいはいわれのない風評被害等が挙げられており、その心中は察するに余りあります。  市としては、このような犯罪被害者を出さないためにも、警察、防犯協会、安全なまちづくり推進センターなど関係機関と連携を図りながら、犯罪のないまちづくりを目指すことが必要と考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。前段のほうは合っているんですが、後段のほうは後ほどまた再質問をさせていただきます。  次に2つ目に入ります。  国では平成16年12月に犯罪被害者等基本法が制定されまして、その第5条には、基本理念にのっとり、犯罪被害者等の支援等に関し、地方自治体の役割として、地方公共団体の地域の状況に応じた施策を策定し、実施する責務を有すると明記されているわけであります。  また一方、富山県では平成28年12月に犯罪被害者等支援条例が制定され、その第20条に、市町村の犯罪被害者等支援施策の策定及び実施に対し、情報の提供、助言、その他必要な協力を行うと明記されているわけであります。  今日誰もが犯罪被害者等になる可能性がある時代にあって、犯罪被害者の視点に立った施策を講じ、その権利利益の保護を図られる社会の実現を目指す観点から、当市においても、独自の犯罪被害者支援条例の制定の必要性について見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  被害者支援に関する条例につきましては、今ほど議員もおっしゃられましたけれども、平成29年に富山県犯罪被害者等支援条例が施行されております。また、県内におきましては、本年10月から富山市におきまして犯罪被害者等支援金給付事業が開始されたと聞いてございます。  犯罪被害に遭われた方の権利利益の保護を図ることが大切であることは十分承知してございます。一方で、犯罪被害者の方への支援制度は国や被害者支援センターなどの関係機関により整備されている状況を鑑みるに、本市の役割として大切なことは、防犯活動や防犯行事を地道かつ継続的に実施し、犯罪が起きないまちづくりを目指して関係機関と連携を図りながら取り組んでいくことであると考えてございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  私が聞いたのは、犯罪被害者条例の制定の必要性についてどうですかという質問をさせていただいたので、その点ちょっと再度お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  今ほどもお答えさせていただきましたけれども、条例の制定につきましては、条例よりも、まずやはり犯罪の起きない体制づくりが必要だというふうに認識してございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  後ほどまた再質問させていただきますが、今ほどの答弁で、一部私の質問を先に言われたところがあるのであれなんですが、3つ目に入ります。  3つ目なんですが、今ほども言われたように、富山市さんでは実際、平成23年3月に条例をつくっておられます。富山市安全で安心なまちづくり推進条例というのが制定されております。その第12条に犯罪被害者等の支援について明記されておるわけでありますが、そしてまた、それに基づいて、今ほども言われました富山市さんでは、今年の10月から、犯罪被害者の遺族や犯罪行為により重傷病を負った方を対象に、迅速な支援を行うために、申請に基づき支援金を支給する犯罪被害者等支援金支給事業、そしてまた、もう一方、県内の大学等へ進学を希望される方への犯罪被害者等奨学資金支給事業制度があって、それを行っておるわけであります。  そこで、犯罪被害者等が平穏で安心して生活が営めるように、当市においても具体的な支援施策が推進できないか、また、そういった支援体制の必要性についてお伺いをするものであります。先ほど一部言われましたが、改めてお伺いをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  犯罪被害者の方への支援につきましては、国や被害者給付金制度などの支援制度や被害者支援制度による病院や裁判所等への付添い、また関係機関によるそれぞれの内容に応じました相談窓口が多数設けられているというふうに認識してございます。  市としましては、こういった制度を利用していただくために、市民の方々に対し、これらの制度の利用方法や相談窓口の情報等を広く周知することが大切かというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  前向きな答弁じゃないなというのが私の実感です。  先ほども言われましたように、犯罪被害者の心境、心情、先ほども答弁いただきました。そういった方々がいらっしゃるということを理解しておいでるならばこういった支援を考えてもいいのかなと、私はそう思うんですが、総括して再質問させていただきますが、安全で安心なまちづくりをキャッチフレーズに、先ほどからも話がありますが、防犯対策と犯罪が起きないように取り組みますよというふうにおっしゃいますが、現に犯罪が起きている、あるいは犯罪が起きた、そういったときに、加害者、容疑者が確保されて、それで安心してこれで終わったねというんじゃなくて、先ほど言いました心情とか云々の犯罪被害者の方々をしっかりと支援、フォローして、初めて安全・安心で平穏な暮らしが取り戻せることができて、初めて安全・安心なまちづくりになるんじゃないかなと、私はそう思っています。犯罪が起きないような対策だけじゃなくて、起きたときのことも考えて安全・安心のまちづくりをするべきだと、私はそう思うんですが、改めてお伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  まず、当市としてやはり考えるのは、犯罪の起きないまちづくりだというふうに認識いたします。当然そのために、先ほど申しましたが、警察や防犯協会、安全のまちづくり推進センターなどと協力しながら連携を図りまして、犯罪の抑止に努めていきたいというふうに考えております。現在、市内におきましても、犯罪件数、何件かは起きておりますけれども、こういった支援制度を利用されるような状況にある方は現在こちらのほうでは確認しておりません。  また、そういった犯罪に遭われた方に対する支援制度につきましては、先ほども申しましたけれども、国等で十分な制度が確立されております。そういった制度をご利用していただくために、必要な情報等を市民の方々に周知していくことが重要かというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  最後になりますけども、犯罪被害者もそうなんですが、今ほどの答弁をずっと一連で見ていますと、被害者というのは犯罪あるいは交通災害も同じ。交通災害が起きないように取り組みましょう。だけど、実際発生しているんです。発生して、例えば死亡事故があって、その遺族、家族がどのような思いをされているかということをフォローするのがこの被害者支援になるわけです。ただ防止だけして、被害が起きてあとは知りませんよというんじゃ安全・安心なまちづくりにつながらないと、私は先ほども言いましたようにそう思っていますので、どうか私は、行政も被害者、交通事故も含めて、犯罪被害も含めて、やはり被害者の立場に立って、自分がそうなったときのことを考えながら政策を推進していただければなというふうに思っております。  このお願いを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午後4時からといたします。                 午後3時49分休憩                 午後4時00分再開
    ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症に関する本市の取組の一つとして、本年7月に滑川商工会議所において、地域経済対策の一環として、市内事業者の売上げ回復と事業継続を目的としたプレミアム付商品券を発行したところであり、このたび、年末年始及び年度末の消費活動が多い時期に合わせ、地域経済のさらなる活性化を図るため、プレミアム付商品券の追加発行を行うと、このたびの市長提案理由説明がありました。  そこで、今回、追加発行されるプレミアム付商品券発行事業について幾つか質問をしたいと思います。  まず1つ目として、今回のプレミアム付商品券発行事業は前回7月発行のものより発行枚数、冊数が多いということであります。しかしながら、利用期間が短いというお話を伺いました。7月発行のプレミアム付商品券の販売実績と利用実績を踏まえての判断なのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  今ほどありましたように、7月17日に販売、利用開始いたしました前回の発行分につきましては、発行総額が1億5,000万円、利用期限のほうを令和3年1月31日としております。  今回発行分につきましては、12月の26日土曜日からの販売を予定しておりまして、発行総額が2億4,000万円、前回の1.6倍の発行額となっております。こちらのほうは、利用期限を令和3年3月21日とするものでございます。前回発行分の発行実績につきましては、7月17日金曜日に販売を開始しまして、8月の6日に商品券が完売したところでございます。  また、利用の実績につきましては、12月7日までの利用金額が約1億3,200万円、1億5,000万円に対しまして利用率のほうは約88%となっております。利用期間が約2か月間を余すところではございますが、ほとんどの商品券が既に利用されている状況でございまして、商品券への需要は高いものと推測されます。  今回は年末年始及び年度末の消費活動の多い時期に合わせ、地域経済のさらなる活性化を図るため、前回の実績を踏まえまして追加発行に至ったところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ありがとうございました。  あとの質問も関連しますので次の質問に行きますけども、先ほどもご説明がありましたとおり、今回の追加発行のプレミアム付商品券、利用期間は来年3月21日までと伺っております。年度末ぎりぎりまで使えないのであれば、いっそのことゴールデンウイーク終了まで利用できるよう利用期間の延長は考えていないのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  地域経済活動の停滞が懸念される中、消費喚起の即効性に期待することから、利用期間を令和3年3月21日までの約3か月間としたところでございます。  加えまして、本事業は全額国の地方創生臨時交付金を活用して実施することとしておりますので、プレミアム付商品券事業におきましての令和3年度への繰越しのほうは認めておりませんで、年度内3月末日までに事業者への換金を含めました経理を行う必要があることから、利用の期限を3月21日までとしたところでございます。したがいまして、利用期間の延長については今のところ考えてございません。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  交付金の絡みでできないということでありますので、ここでどれだけたんたんまいても、年度末までの換金と言われてしまえばそれまでなんですけど、やっぱり今回の追加事業については、約3か月間の間で前回発行数の1.6倍の金額をプレミアム付商品券として販売するわけですから、年末年始あるいは年度末ぎりぎりまで使えないと思っていても、3か月間で果たしてこの商品券がはけるのかという心配が1つございます。  私が思っていたのは、やっぱり年度末になると入学シーズンということで、制服だとか学用品だとか、いろいろ物入りの親御さんたちがたくさんいて、せっかくならこの商品券で買いたいわと思っていても、3月21日で終了してしまえば、本当の年度末あるいは年度初めの4月頭に購入予定だったものを、いわゆる前倒しで購入しなければこの恩恵を受けられないということも考えられるというふうに思っております。  でありますので、やっぱりこの商品券は3月21日までの短期決戦であるという旨をしっかりPRをして、全部使っていただける、市内で消費していただける、そういった取組も必要じゃないかなというふうに考えておりますけど、やり方としてどういうふうなものを考え、想定されていらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  今ほど議員おっしゃられましたように、4月からの新しい生活に向けていろいろ準備されることと思います。今ほどおっしゃられましたように、学生服ですとか自転車等、そういったものの準備のほうにこういった商品券をご活用いただければというふうに考えております。  販売のほうは12月26日土曜日から販売することとしておりまして、土曜、日曜と販売することとしております。今回、販売のほうは、エール、パスタ、あと市のほうでは特設の販売場所を準備しようかと考えております。販売する前々日ぐらいには、新聞広告で市内の皆様のほうに周知を図りたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど市で特設販売ゾーンを設けるということでしたけども、どこを想定していらっしゃいますか、教えてください。 ○議長(岩城晶巳君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  東別館のロビーで販売できないかというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  できれば、期間も迫っておりますので、1月上旬には全て完売できればいいんですけども、ずるずると完売しないまま、とある業者さんにしてみれば、現金のほうが欲しいんだけど、商品券ばっかりもらっても業者に支払うこともできないしといった悩みもありますので、そこら辺は十分気をつけていただいて、満遍なく市民の皆さんに買っていただけるように、ぜひご配慮のほどお願いいたします。  それでは、次の2番目の質問に移ります。ケーブルテレビのFTTH化整備について伺います。  市長提案理由説明では、滑川中新川地区広域情報事務組合におけるケーブルテレビのFTTH化整備について、年明けの工事着手に向けて準備が進められており、整備費用については、事務組合と国、県との間で協議がされ、先月末までに国の無線システム普及支援事業費等補助金並びに県の光ファイバー網整備推進事業費補助金の交付決定があったことから、放送部分の構成市町が負担すべき費用を予算計上したとの説明がありました。  これらを踏まえ、今定例会で光ファイバー網整備推進事業費負担金が計上されております。市内FTTH化は2021年度中に完了するというふうに伺っておりますが、各家庭への引込み等、計画はどうなっているのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  Net3のFTTH化整備につきましては、局舎や送受信の設備、伝送路などの整備を令和3年度末までに終えまして、令和4年4月からの新サービスの提供開始を見込んでいるところでございます。  各家庭への引込みにつきましては、令和3年度末から順次行いまして、既存の契約者の新サービスへの移行を、インターネット利用者は令和7年度末まで、またテレビの利用者は令和8年度末までに終える計画としております。  特にインターネットにつきましては、現行の料金から負担増になることなく、現行より速い通信速度を提供することとしておりまして、最大で1ギガを超える高速サービスの提供も予定しているところでございます。  こういった先行する光サービスに対する優位性を生かしまして、移行促進キャンペーンの実施による既存加入者の速やかなサービス移行、そういったようなものを目指すとともに、電話とのセット割の導入や新築予定者に対するハウスメーカーへの営業展開、そういったようなことをはじめまして、新規加入者の獲得に向けました積極的な営業活動を予定しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど、ネットにしろ、テレビにしろ、令和7年、8年までの整備というお話でございましたが、やっぱりインターネットの環境については誰しもが早い整備を望んでいるというふうに思っています。  素朴な疑問なんですけれど、幹線はFTTH化がすぐにされると。じゃ、その後の各家庭への引込みは、今のところ予定として、この地区からやってこの地区、この地区という、そういう優先順位というのは考えられていますか。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  宅内の引込みについては、どのエリアごとから進めていくとか、どういったような形で進めていくというのは、現在こちらのほうは承知していないところです。Net3のほうからの説明は、例えば予約の段階で、ある程度まとまった地区については優先にしていくなど、そういうようなことをしながら、分散してといいますか効率よく宅内の工事をやっていくのも1つの考え方だというふうには聞いておりますが、具体的なものにつきましては、Net3と今後、譲渡予定事業者を含めて検討をされているところだと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  あまり宅内の引込みにスピード感を期待できないのであれば、私はもう一回4Gの携帯電話を買おうかなという思いで今います。やっぱり今ばやりものをすぐ導入して、さくさく動く携帯、それから通信網もすぐ見られる何かすごいいい時代になりましたので、そんなにスピードを期待できないのであればちょっと考えものかなというふうに思っています。  先ほど営業活動もされるということでありましたけど、やっぱりケーブルテレビを導入される方のほとんどは北陸朝日放送が見たいのであって、それに伴っていいサービスがくっついてくるというのであれば、それは皆さんそれに乗り換えるだろうし、あるいは民間業者でまた別の形でサービスを提供された場合に、金額とサービスの内容を見て、やっぱりNet3やめたわという方も出てくるだろうし、いろんな考え方があると思いますので、しっかりそれはPRに努めていただいて、加入率、これについてはそんなによくない現状もありますので、どういった形で加入率を高めていくか、今現在の思いを聞かせてください。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  加入率の上昇につきましては、もちろん各種キャンペーンにおきますセールスの積極的な営業展開、そういったようなものも必要と考えておりますが、先ほど言いましたように、例えばインターネットであれば、そういった1ギガを超える新サービス、料金の負担を大きくすることなくそういった高速サービスを提供するといった優位性、また、テレビのほうには触れておりませんでしたが、例えばホーム共聴工事をしているということが前提ですけれども、今後、現在ではセットトップボックスをつけているテレビのみBS放送等が見られるということになっておりますが、FTTH化をした他局の例を見ますと、BS、もちろんBS4K、そういったようなものもホーム共聴工事をしている場合は家庭内の全部のテレビで見られると、そういったような利点もございます。料金等、そういうものについては今後検討されていくところかと思いますが、そういった光化の優位性をまた前面に押し出しまして、できるだけ早い周知活動、営業活動、そういったようなものも進めていければというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ早期の完成に向けて努力していただきたいというふうに思います。  次の質問に行きます。  第5次滑川市総合計画基本構想、前期基本計画の中では、滑川市を取り巻く現況に技術革新の進展がうたわれております。当然、今回予算計上したFTTH化があったということでありますが、今後市として、5Gと言われるICT、AI、IoTをどう活用してスマート自治体としていくのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  例えば、今ほど議員ご指摘いただきました中にありますIoT、モノのインターネットと呼ばれるものでございますが、それにつきましては、コンピューターに限らないモノとモノがインターネットを経由しましてデータを相互通信するという仕組みでございますが、こういった仕組みを活用しまして、例えば民間ベースでは、農業分野では温度や土壌の水分の管理といったようなもの、また工業分野では機械の稼働状況や工場内の工程管理といったもの、また福祉の分野では高齢者、介護を必要とする方の見守りなど、民間行政サービス、将来において幅広いそういった活用が想定されるものでございます。  また、このIoTにつきましては、モノとインターネットとの接続手段といたしまして、無線の活用やローカル5Gなど大容量のデータ、そういったような取扱いも想定された高速の通信環境が必要となるところでございます。  先ほども申しましたが、このたびNet3のFTTH化整備につきましては、最大1ギガを超える高速サービスの提供を見据えた通信方式を採用するとともに、無線Wi-Fiの普及も目指すところでございます。  市としましては、滑川中新川地域内にこういった高速の通信インフラが整備される利点を踏まえまして、Net3とも協力しながら、情報通信技術を活用した市民の暮らしの向上に向けた取組について今後も検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私はちょっと触れていませんでしたけども、本当に聞きたかったのは、この技術を使って、市の庁舎内でどういった応用の仕方、活用の仕方を想定されているのかということを伺いたかったんですけど、ちょっと道が外れたものですから、再度伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  行政における活用につきましては、総合戦略の目標の一つに、未来技術を活用した地域課題の解決というものを定めているところでもございます。例えば、学校や市役所窓口でタブレットなどといったデジタル端末を活用していく、医療費などのデータ分析を活用した各種の保健事業の実施や、無線センサーから取得しました情報を利用しまして、例えば河川の水位の監視をするなど、そういったデータを活用した施策の展開など、そういったようなものが今後想定されているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それらについては、めどとしてはいつ頃というふうに想定されておられますか。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  どのものを何年度についてやっていくといったような具体的な年度を踏まえた計画といいますかスケジュール感は、今現在は持ち合わせておりません。ただ、例えばそういった整備環境、そういったようなものの進捗を踏まえまして、随時活用について検討していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  多分担当部署、部署で、こういったものが欲しいなといいますか、情報端末を使ったこういうものがソフトとして欲しいだとかというのは全てばらばらだと思うんですよ。じゃ、そういった意見の集約を企画がして企画のほうで全部統一するのか、それとも関係部署で担当課からこういったリクエストがありますというのを集約するのか、どういった手法で今後取り組んでいかれますか。 ○議長(岩城晶巳君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  例えば具体的な導入の仕方とすれば、各担当課のほうが、例えばいろんな民間事業者さんのほうからの提案を受けて動かれるというケースもございますし、企画政策課のほうで市全体として、例えばそういったいろんな情報を収集しまして、関係する課のほうに情報提供するといったようなやり方もあるかと思います。企画政策課としましては、各担当課のほうとそういったような情報連携といいますか、連絡を密にしながら進めていきたいというのを1つ考えております。  また、企画政策課としましては、そもそも今こういった情報通信技術がどういうふうな活用を想定されるのか、そういった総論的なものを一度市の職員が知識として得るということを目的に、市の職員を対象とした研修会の開催も今月下旬から来月にかけて予定しておりまして、そういったような中で、企画政策課も関係しながら、庁内全体のそういった情報化について検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ効率が上がるような、そういった取組にしていただきたいというふうに思います。  では、次の質問に移ります。観光振興についてであります。  まず、今シーズンのほたるいか海上観光は残念ながら中止となりましたが、先日、新聞報道があったように、来シーズンはキラリン1隻での実施と発表がされました。県外観光客が多く占めるこの事業を進める根拠について伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  今シーズンのほたるいか海上観光については、国が示した2月25日の基本方針や新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を踏まえ、海上観光関係者と検討し、最終的に中止の決定をしたところでございます。  来シーズンについては、氷見市の観光遊覧船若潮の運航会社である富山湾マリンと協議した結果、現段階では新型コロナウイルス感染症の今後の感染状況が見通せず、ほたるいか海上観光の実施を確定できないことから、来年はキラリン1隻での実施を決定したところでございます。  例年、乗船者の8割以上が県外からの観光客であるほたるいか海上観光は、世界中から観光客を集める本市における最も重要な観光資源の一つであることから、コロナ終息後を見据え、継続してホタルイカのまち滑川を全国にPRし、大勢の観光客に本市に訪れてもらうため、できる限り実施したいというふうに考えております。しかしながら、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況によっては、運航期間の短縮や中止もやむを得ない状況があるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど答弁で、できる限り実施したいということでありましたが、じゃ、どういうふうな状況になったら開催をする、あるいはどういうふうな状況になったら中止を選択するという基準はお持ちでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  現在、第3波ということで、これは全国のほうで拡大されておると。こういうような状況の中、今年においても、感染が拡大された際には関係者にお集まりいただいて、皆様のご意見を聞いた上で最終的に判断させていただいております。  どのようになったかというところでございますが、これはやはり、最終的には市民の安全、従事者の安全、あと乗っていただく乗船客の安全と、こういうものを最終的な中で判断した上で、最終的な運航の中止と、そういうような判断はしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  午前中もクルージングに関しての答弁の中で、乗船定員を半分程度にしてやっていくというお話もございましたけど、今の状況で、東京に行ったら駄目、Go Toトラベルの場合も規制がかかっている中で、日本全国、外国からというのは今回ないと思いますけど、首都圏あるいは感染拡大が止まらない地域からの受入れというのは、私はリスクがあってたまらないんですけど、要は緊急事態宣言じゃありませんけれども、そういったものが出た場合の対応というのは今のところどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  議員おっしゃられるとおり、確かにほたるいか海上観光については、特に大都市圏、東京、大阪、名古屋、こういうような今感染拡大の状況にあるようなところからもたくさんご利用になっております。そういう観点からすると、現状においては確かに危険性はあるというふうに思っております。しかしながら、やっぱり一方で、今後の経済対策、滑川市の観光関係の方たちの部分もあると考えると、これから継続していくことも、やはり今後を見据えた上では必要であるのかなと思っています。そういう中で、まず安全第一を考えた上で実施したいというふうに思っておるところです。
     以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  関連していますから次の質問に移ります。  新型コロナウイルス感染症対策を行っていても、無症状の観光客が本市に訪れていれば後になって感染拡大が懸念されます。大丈夫なのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  新型コロナウイルス感染症対策として、マスク着用や検温、体調確認、手指消毒、船内消毒、ライフジャケットの消毒のほか、定員を40名から25名に減らし、船内では換気のためドアを開放した状態で運航するなど、対策を講じて運航することといたしております。  これらの感染症対策を講じても感染を完全に防げるとは言い切れませんが、旅館やホテルなどの市内観光事業者とも連携して感染拡大防止に取り組み、感染リスクをできる限り減らしたいというふうに考えております。  また、乗船者は予約時に連絡先等を記載してもらっていることから、万が一感染者の乗船が発覚した際には、迅速に連絡等の対応が可能というふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  例年ですと、1月に入って地元旅館さんのほうから先行して予約受付ということだったというふうに思っていますけど、今回定員を約半分に抑えて、なおかつ市内で泊まっていただける観光客の方が果たしてどれだけいるんだろうと。例年ですと、やっぱり富山市に泊まって滑川の海上観光に乗られる方もあるやに聞いています。こんな状況だからこそ、地元の旅館組合さんに、全てとは言いませんけども、大方の方にここで泊まっていただいて朝出港していただく、そちらのほうが感染リスクを高めないやり方の一つではないかなというふうに私は思うんですけど、当局ではどのようにお考えでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  議員おっしゃるとおり、例年ですと、申込みを開始すればすぐにでも埋まるような観光事業でございますが、今年に至っては、都会の感染状況、これらも一体どういう状況になるか、まだちょっとはっきり見えないところもあります。そういう中で、できる限り最低限の人数、これはやっぱり安全・安心をまず第一に考えた定員でというふうに考えておりますので、その中でやっていきたいというふうに思っているところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私が言いたかったのは、少ない人数で乗船されるので、やっぱり来ていただいた方に滑川市でお金を落としていってもらうという、そもそもの観光事業について行政がもっと後押しをしないと、赤字の事業は赤字のまんまで、それこそ旅館さんだとか、土産物屋さんだとか、市内飲食店が潤わないというのであれば、この事業をやる意味が私はないというふうに思っていますので、どういった形で市内の事業者さんに観光客の皆さんがお金を落とすかという流れをどう思っていらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  議員おっしゃるとおり、滑川市のほうでお金を落としていただくということについては、今年も民間の関係者からたくさんご意見を伺う中で、まずほたるいか海上観光については、人気のあった市場の観光、そういう中で、民間の加工屋さんあたりからは、加工業者さんのゆでているところとか、そういうところも見ていただくような案もいただいております。様々なそういう、いろんなイベントですとか観光を含めた中で、少しでもお土産を買っていただくとか、ほたるいかミュージアムも見ていただくというような中で観光を進めていければなというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  来シーズンは事業規模を少なくせざるを得ない状況での開催ですけども、豊漁も期待しながら、まちの活気に少しでも寄与できる事業にしていただきたいなというふうに思っています。  次の質問に移ります。  ほたるいか海上観光の2隻体制はできなかったものの、キラリン1隻だけで乗船定員を半分にして、赤字営業覚悟での事業を進め、ゴールデンウイーク中の富山湾岸クルージングの開催についてできるのか伺いたいと思います。午前中、代表質問でもありましたが、やる方向で調整しているということでございましたが、改めて伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  午前中の中川議員の代表質問でも答弁いたしておりますが、来年については4月16日金曜日から11月28日の日曜日までの期間について実施したいというふうに考えております。  富山湾岸クルージングについても、やっぱり感染拡大のリスクというものは当然ございますので、そういう中で、消毒であるとか、マスクの着用であるとか、こういうものを精いっぱい対応した上での実施ということで考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  4月16日からということは、おおむね朝は海上観光、日中はクルージングという流れになるかと思いますが、私が心配しているのは、船長さん、甲板員の皆さんの労働条件、ちゃんとできるのかどうか心配なので再度伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  4月については、早朝にほたるいか海上観光を実施することから、午前中だけの対応ということで、労働時間については問題はないと、対応できると。この間については、船長、甲板員が十分体調面に留意しながら運航していくというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  例えば万が一ほたるいか海上観光で、クラスターとまでいきませんけども陽性者が出た場合、当然即刻中止にしなければならないという判断も必要になってくると思います。また、船長、甲板員の皆さんも、当然感染のおそれがありますので検査をしなければならない。そういった想定というのはされているのでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  網谷産業民生部長。 ○産業民生部長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  万が一感染者、これはあってはならないと思いますが、そういうリスクはあります。そういう中で、従事者に感染があった場合、それから乗船者が感染した場合、これは言われたとおり、当然、最低2週間は運航できないという状況になるかと考えます。ただ、そういう中で、少しでもそういうような状況にならないような安全対策というものに心がけて努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひそのような事態にならないよう鋭意努力していただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移ります。  前回9月定例会でも私は除雪について質問させていただきました。その後の進展があったのか、確認の意味も込めて幾つか伺います。  市長提案理由説明では、今冬の除雪、道路除排雪については、道路交通に支障を来さないよう、機動的で効率的な雪処理を基本とする除雪計画の策定を終えたとありました。本当に機動的で効率的な除雪計画なのか伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  除雪計画においては、今年も昨年同様に近隣の市町との連絡、物資の輸送及び市民生活の安定を図る上で重要な路線を中心として除雪することとしており、気象情報を基に出動基準に従い、3班体制でパトロールや除雪作業などを実施するとしたところであります。  また、除雪延長の増減はないものの、児童・生徒の安全・安心な通学路の確保を図るほか、市で除雪機械を1台リースし、資格を有する職員――現在8名おります――が操作することとしており、きめ細やかで機動的な除雪の実施にも配慮したところであります。  さらに、今年度からはLINEを活用した連絡体制により除雪実施本部の職員間の情報共有の効率化、迅速化を図ることとしており、除雪業務における機動性も向上するものと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、LINEの活用とありましたけど、これは職員間だけの活用という解釈でよろしいですか。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  そのとおりでございます。職員間でのLINEの活用での情報共有を図ることとしております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  最近降雪を見ていますと、山だから降るということもなく、海のほうでもたくさんゲリラ的に降る場合も想定されることから、しっかりした観測といいますか、観測点は3つほどあったと思いますけど、どういったパトロールのやり方で迅速にできるとお考えなのか伺いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  気象情報につきましては、前日に県のほうから降雪予測があります。それを基に、市の出動基準は10センチ以上ということで、それ以上の降雪が予想される場合におきましては、まず防災センター前で積雪量を測り、次に改養寺、スーパー農道付近で1か所、あとは山間地ということで大日で測って、出動箇所、平野部も出動するのか、中間地点から上を出動させるのかという判断をしております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほども申しましたとおり、山だからたくさん降るという方程式が最近ないのかなというふうに思っていますので、やっぱり十分なパトロールをして、雪が邪魔だったという苦情が出ないようにまた取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、前回9月定例会で、除雪は市内業者の協力で成り立っていることを考えれば相当の配慮が必要だと思うと質問させていただきました。そのときの答弁は、固定費の対象期間の見直しなど、引き続き除雪業者の負担軽減を検討してまいるとのことでありました。今シーズン以降の配慮を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  安定的な除雪体制を維持するため、除雪期間中の機械の拘束について、固定的経費の一部を負担するものとして、これまでも固定費を支払っているところであります。今シーズンからは暖冬の場合の除雪業者の負担軽減をさらに図るため、固定費の対象期間を3か月から4か月へ見直したところであります。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  一昨年はたしか固定費を4%増額していただいたというふうに思っていますし、今回は固定費3か月から4か月分ということで、若干固定費で赤字を出していた業者さんにとってはうれしいことだろうというふうに思っております。  ただ、次の質問に行きますが、来シーズン以降、余力のある業者あるいはやる気のある業者についても担当路線等の見直しなどを考えていかなければならないというふうに私は思いますが、当局の見解を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  例年8月から9月にかけて、除雪業者に対して、除雪に関する事前調査として余力の有無などについて照会しており、余力なしあるいは路線を減らしてほしいという回答があった業者から、余力ありの回答をいただいた業者へ除雪路線を振り分けるなどの調整を行ってきております。  来シーズン以降の除雪計画の策定に際しましても、事前調査を行い除雪業者との連携を密にして、見直しが必要な部分についてはできるだけ柔軟に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  業者の選定についてはいろいろやり方があるというふうに思いますけど、やっぱりもう高齢になって辞めたいって言われる業者さんもこれから出てくるだろうと。でも、新しく新規参入してきても、余力があるよとアンケートに書いてもなかなか路線が回ってこない現実。それから、自分ところの会社から近いところの路線ならどれだけでも短期間でできるからやりたいんだけど、遠いところの路線に排土板上げて、バケツを上げて走っていては、そこの近隣の住民から、あんたその排土板下ろしてずられと言われると、それは目も当てられんという業者さんの嘆きもありました。  そこら辺を考えれば、やっぱり地元業者というのは地元を大変重要視されておりますので、近い路線を与えてあげることも1つの手法だと私は思っています。遠いところだから除雪したくないと業者が言っているわけではありませんので、誤解がないようにしていただきたいんですけど、そういったことも含めて、路線の各業者への割り振りについては今後ちゃんと話合いをしてぜひやっていただきたいなと。今の現状を見ていますと、辞める業者さんが誰か探すということになると、昔の牛乳配達のおばちゃんみたいなやり方になってしまいますので、そういったことではなくて、市が中に入って公平にぜひやっていただきたいというふうに思います。  では、次の質問に移ります。GIGAスクール構想について伺います。  児童・生徒への1人1台の情報端末が整備され、今後はそれらを活用していかなければなりません。GIGAスクールサポーターを活用しながら、最終的には教員が扱いこなせる環境を早急に進めなければならないと考えますが、見解を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  1人1台端末のソフトウエアなどについては、今までも教員が校務で使用しているものと同様のもので整備しているため、授業で活用する場合においても、基本的な操作などについて支障はないものと考えております。  今後さらなるICT活用能力の向上を図るため、理数教育推進協議会ICT活用推進部会のメンバーとコンピューターコーディネーターや教育センター職員などがチームになって、ICT機器や教育用ソフトウエアなどの実践的な活用方法について12月25日に研修会を行います。  各校では、ICT活用推進員が中心となって、コンピューターコーディネーターや教育センター職員が学校に出向いて、ソフトウエアの操作方法や授業での活用方法について各小中学校における校内研修を推進することとしています。配置予定のGIGAスクールサポーターを活用して端末の初期設定を行うとともに、教員のICTの活用についても支援を受けることとしております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今現在、端末が来て設定している最中だというふうに私は認識しているんですけど、じゃ、それらを活用し始めるのは、小学校、中学校それぞれ、いつから活用を始めるのか時期を伺いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  現在、タブレットは各学校に届いております。校内のLANの工事が12月から始まるところでございます。LANの工事が終わった学校から順次端末の設定を行いますので、3学期から使用開始というふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  時間的なずれを考えますと、今の中学校3年生あたりは触る程度で卒業してしまうのかなという思いがありますけども、やはり今後の使い道として、次の質問に移りますが、土曜授業の日程を活用して外部講師等に端末を使った応用学習などを進めて、児童・生徒がより端末を使いこなせる環境を提供することが端末を使いこなせない教員への配慮でもあるというふうに考えています。見解を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  既に各校において整備済みの実物投影機や大型提示装置などを活用し、ICT教材や教師用デジタル教科書を用いて授業を行っているところであり、1人1台端末を整備することでICTを活用した教育の幅が一層広がることと期待しております。  県から配置される情報教育特別非常勤講師や地域ICTクラブなどの外部講師も活用し、さらなるICT活用能力の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私は以前にもお話しさせていただきましたけど、やっぱりこういった端末を使いこなせている現在の教員の方と、そうではなくて、アナログ出身でなかなかこういった時代の流れに沿って端末を使いこなせない先生だってきっといるはずでありますので、子どもたちにとって、あの先生やったら授業聞きたないわというような、そういったことが起きないように、やっぱり教える側も、誰に教えるも一緒というような形にしてスキルを高めていただきたいと私は思っています。  また、こういった端末というのは、スマートフォンでもそうですけど、子どもたちのほうが手に取れば使いこなすのが早いですから、そういったことも含めて、教員の皆さんも逆に子どもたちに教えられるような端末の操作であっては、これもまた、先生と生徒・児童の関係でありますから、そういったことも配慮しつつ、しっかり応用学習に努めていただきたいというふうに思いますが、これらについて、先ほど外部講師も使うという話だったんですが、私は外部講師を平日に呼ぶのではなくて、せっかく土曜授業をやっていますので、土曜日に応用授業としてやったほうが、わくわくするような授業というのが展開できるのかなというふうに思いましたので質問させていただきました。改めて見解を伺います。 ○議長(岩城晶巳君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  外部講師、特に指導力のある方をお呼びすることによって、子どもたちとその外部講師による授業が行われます。それを教員が見ることによって、授業の仕方、または操作の仕方、または子どもたちへの関わり方、どういうところで褒めたり励ましたりするか、あとはつまずきやすいところも分かると思います。  そのように実地で外部講師の授業を見ることによって少しずつ指導力を上げて、そして自分でできるようになるというふうな意味でも、外部講師の活用は教員の研修にもつながるものと考え必要だと考えています。  土曜日ということで、外部講師の方が土曜日のほうが出やすいということもあるかもしれません。いろんなお勤めを持っておられる方の場合はそういうことも考えて、土曜日の活用ということも検討してまいりたいと考えております。
     以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ端末を使いこなせる環境が一日でも早く整うように、また努力していただきたいというふうに思います。  これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  本日の会議はこれまでといたします。  12月15日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                午後4時53分散会...