滑川市議会 > 2020-09-08 >
令和 2年 9月定例会(第3号 9月 8日)

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  1. 滑川市議会 2020-09-08
    令和 2年 9月定例会(第3号 9月 8日)


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    令和 2年 9月定例会(第3号 9月 8日)                  令和2年9月           滑川市議会定例会会議録 第3号 令和2年9月8日(火曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 3 号                        令和2年9月8日(火)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  決算特別委員会の正副委員長の選任 第 3  議案の委員会付託          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 決算特別委員会の正副委員長の選任 日程第3 議案の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(13名)     2番 大 浦 豊 貴 君    3番 脇 坂 章 夫 君     4番 青 山 幸 生 君    5番 角 川 真 人 君
        6番 竹 原 正 人 君    7番 尾 崎 照 雄 君     9番 原     明 君    10番 岩 城 晶 巳 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(2名)     1番、8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                             上 田 昌 孝 君  副市長                            石 川 忠 志 君  総務部長企画政策課長兼務総務課長兼務財政課長兼務       石 坂   稔 君  企画政策課主幹                        相 沢 卓 巳 君  総務課主幹                          櫻 井 雄 一 君  総務部参事(消防署長)                    按 田 隆 雄 君  財政課主幹                          奥 村 勝 俊 君  営繕課長                           川 岸 弘 明 君  税務課長                           丸 山 浩 征 君  産業民生部長生活環境課長兼務観光課長兼務海洋資源振興課長兼務 網 谷 卓 朗 君  市民課長                           石 川 久 勝 君  産業民生部参事市民健康センター所長              結 城 幹 子 君  生活環境課主幹                        石 坂 康 仁 君  福祉介護課長                         石 川 美 香 君  産業民生部理事福祉介護課地域包括支援センター所長事務取扱   藤 田 博 明 君  商工水産課長                         長 崎 一 敬 君  観光課主幹海洋資源振興課主幹兼務               小 川 勇 二 君  産業民生部参事農林課長                    黒 川 茂 樹 君  建設部長建設課長兼務                     岩 城 義 隆 君  まちづくり課長                        高 倉 晋 二 君  公園緑地課長                         荒 俣 哲 也 君  建設課主幹                          北 島 利 浩 君  上下水道課長                         長 瀬   斉 君  建設部参事下水道整備推進担当                 澤 口 幸 二 君  会計管理者会計課長事務取扱                  菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                       伊 井 義 紀 君  教育長                            伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱            上 田 博 之 君  学務課長                           広 田 積 芳 君  生涯学習課長                         地 崎 紀 子 君  子ども課長                          落 合 真理子 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                           藤 名 晴 人          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。  昨日の中川議員の答弁について、副市長より訂正の申出がありましたので、発言を許可いたします。  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  おはようございます。  昨日の中川議員ダイビングスポットに関する質問に事実誤認の答弁をいたしましたので、訂正をさせていただきたいと思います。  その答弁の中で、ダイビング施設整備に関する陳情書の議会での議決について、平成27年趣旨採択されたと答弁いたしましたが、正しくは平成30年3月議会での採択でありました。  大変失礼をいたしました。訂正をしておわびを申し上げたいと思います。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(一般質問) ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  5番角川真人君。 ○5番(角川真人君)  おはようございます。  今日も暑くなりそうですが、1日よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして質問を行います。  初めに、大きな1番としまして、公共交通の利用促進についての質問を行います。  (1)コミュニティバスの停留所にベンチを設置するなど、落ち着いてバスの到着を待つことができる環境を整えてはどうかを伺います。  高齢化社会の中で高齢になった方が車を手放しても、移動手段に困らないようにするために、コミュニティバスをなくしてはならないと思っておりますし、そのためにもっと利用を促進しなければならないと思っております。  しかし、今のバス停を見ておりますと、滑川駅やエール前などごく一部だけがベンチや雨よけがされておりまして、腰を落ち着けて待つことができるところは限られております。  年々夏の日差しがきつくなっているようなそんな印象がある昨今で、そんな暑さの中で立ち尽くしてバスを待つ高齢者のことを考えますと、バスの利用が遠のいてしまうのではないかと心配になりますし、まさかとは思いますけれど、バスを待っていて熱中症になって倒れてしまった、そんな笑えないことも発生してしまうおそれもあるのではないでしょうか。  環境の整備を進めていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。答弁に当たっては、質問の内容や趣旨を的確に把握された上で、要点を簡潔にかつ明瞭に答弁されるようお願いをいたします。  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  現在、本市のコミュニティバスの停留所は、一部を除きベンチは設置されていない状況でございます。  ベンチを設置し、バスを待つ環境を整えることは、議員がおっしゃられましたように、コミュニティバス利用促進につながるものと考えられます。  多くの停留所は道路脇などに設置されており、ベンチを設けることのできる場所は限られている状況ではございますけれども、設置が可能な場合には、地元町内会道路管理者などと協議しながら検討したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  以前に本議会で取り上げたときにも、現地を確認して、その地区の町内会長と協議して、きちっと町内会と連携しながら検討したいといった答弁があったと思いますけれど、その質問の後、実際にそういった現地に行きまして、町内会長さんとお話をされたとか、そういったことはあったんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  ベンチが設置可能なバス停につきましては、こちらのほうでもいろんな場所、いろんな箇所に赴きまして、現地等を確認させていただいて、ベンチが設置できるかどうかの状況を確認はさせてはいただいているところではございますけれども、現在ベンチを設置することの可能な場所はちょっと確認できておりません。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  なかなかそんな急に言われても、地元の人も困ってしまうんじゃないかというのはありますけれど、実際に地元がそうやってベンチを置いてもらうとしまして、どういった負担をするのかなとか、そういったこととか、あらかじめ分かっていれば、要望を地元のほうからも出しやすくなるんじゃないかなと思います。  それで、実際に今屋外用のベンチというのは幾らぐらいするのかなとちょっと調べてみたんですけれど、よっぽど公園とかに置いた気取ったいいものを置こうとしなければ、大体5万円前後のもので売っているんですね。3人掛けぐらいのベンチですかね。そういったものの値段の例えば半分を市が負担するとか、そういった具体的なメニュー、そういったものがあれば、ベンチを置いてくれんかねというようなそういった要望なんかも、その地元のほうから声を上げやすくなるんじゃないかなと思うんですけれど、どう思われますか。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  今ほど議員がおっしゃられましたように、そういったような制度があれば、地元のほうもそういったような意見が出しやすいというふうには思います。  ただ、先ほども申し上げましたように、ベンチを設置する補助制度があっても、そこに果たしてベンチを設置できるかどうか、当然やはり交通の問題ですとか、除雪の問題、歩行者の問題もございますので、そういったものを鑑みた上で、検討する必要があるかというふうに存じます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そういった現地の状況を確認してもらう前に、やっぱりまずは地元からそういったものが欲しいというような声を上げてもらうことのほうが先なんじゃないかなと思うんですよね。そういった声を上げてもらった上で、実際にその場所を見てどのぐらいのものなら置けるのかとか、ベンチじゃなくても1人用の椅子でもいいんですよ、極端な話。そういったものでも置くことができないかといったことを当局のほうで検討していただけるような、そういった体制をつくっていただきたいと思いますので、ぜひともちょっと検討していただきたいと思います。  それで、ここまで地元町内会の方の協力でのそういった前提でお話ししてきましたけれど、例えば市役所前のバス停なんか、ああいった公共施設の付近のバス停ですね。そういったものを利用するのは、むしろ地元の町内の人よりも、外のほうから来る人のほうが多いんじゃないかなと私は思うんですね。  そうしますと、幾ら地元と協議していても、本当の利用の要望というのは見えてこないんじゃないかなと思うんです。特に市役所なんかは、もう年なんて関係なく、必要なときは来なきゃいけない場所ですよね。そういったところに、市民の方がもうバスで本当にいつでも役所へ向かってこられるような、そういった体制をぜひともまずは考えていただけないかなと思うんです。  今は何もないですけれど、かつて地鉄のバス停だった頃は、雨よけもベンチも置いていましたよね。たしかあったと思うんですが、私の昔の記憶によると。だから、スペースのことは多分置けば置けるんじゃないかなと思うんですが、その市役所前、検討、いかがですか。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹
    生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  今ほど議員がおっしゃられました市役所前のバス停につきましては、先ほども言いましたけれども、当然その交通量ですとか、当然学生さん、児童さんもやはり多く通られます。そういったその交通量、ましてや置く場所が市道ということで、当然、道路管理者もいることでございますので、こちらの一方的な案で設置することは難しいと思います。そういった関係機関と協議の上、設置できるようであれば、それは設置することが可能なので、設置できればいいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  これはこちらからの要望みたいなものなので、ぜひとも検討していただきたいなと個人的には思っております。  今回、改めましてこのバス停のベンチについての話ですね。これを取り上げたのは、今のバス停ですけれど、これは何というか、そのバス停のそばに見えるように立っておられないと、バスが来たタイミングでそこに立っていないと、バスが止まりもせずにスルーしてしまうと、そういったことがあるからなんですね。  なので、バスに乗ろうと思ったら、そのバス停のそばで到着時間の少し前ぐらいからずっとそこで待っていないといけない。あるいは、その到着時間を目がけて走っていかないといけないと。それで、本当に利用が大変なんですよというお年寄りからの苦情があったからなんですね。なので、余裕を持ってバスを待つことができる環境に今はなっていないんじゃないかなということで、これからの利用促進のためには、本当に腰を落ち着けられる場所、こういったものを設置することも検討が必要なことなんじゃないかなと思っております。  こういったお年寄りからの苦情に対してどう思われますか。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  やはりそういったようなご要望があれば、それに最大限応えるのがバスの利用率の向上につながるものというふうに考えます。  先ほども回答させていただきましたけれども、設置が可能な場合につきましては、地元町内会道路管理者等と協議をさせていただいた上、設置できるものであれば、設置させていただきたいというふうに考えます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  大体そういうことを言われる方は、役所に来たときが大変だと言われるんですね。なので、本当に市役所前だけでもちょっと一度そういったものを図っていただけないかなと要望を出しておきます。  では(2)に移ります。コミュニティバスの第1便ですね。主に上のほう……(せきき込む)失礼。すみません。ごめんなさい。 ○議長(原 明君)  水飲まれ。 ○5番(角川真人君)  大丈夫です。戻りました。マスクしておると、意外と喉が渇きますよね、すみません。  箕輪や大日室山、小森、栗山といった大体上のほうですね。そちらのほうから下りてくるルート、大体各便、7時少し前、6時50分などに出発しまして、滑川駅に7時30分頃に到着するようになっております。  たしか以前聞いたときには、大体7時40分頃の電車に合わせてのそういった時間設定だったと記憶しておりますが、以前はそれでもよかったんですけれど、今はその時間帯になりますと、魚津方面行きの電車は7時台にはもうありません。7時台は24分発で終わってしまいまして、これを逃すと8時までないんです。  そのためか、朝、車で駅に送ってこられる方を見ておりますと、大体7時20分頃が一番車が集まっております。それ以降は、大体電車の時間を目がけてちらほらとは来られますけど、それはそれほどの混雑にはなっておりません。やっぱりこれも、そういった時間に対応しているバスがないからというのが一因なんじゃないかなと思っております。  こういった方の利用を増やすということは、やっぱり利用促進につながると思うんですね。ダイヤの見直し、検討してみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹石坂康仁君)  それではお答えいたします。  コミュニティバスのダイヤや運行ルートにつきましては、日頃から町内会や利用者の要望、また議員各位からのご意見等をできる限り反映させ、利用者の利便性に配慮しているところでございます。  現在のコミュニティバスのダイヤは、市外へ通勤通学する方のため、あいの風富山鉄道への接続に配慮したものとしております。  議員がご指摘のコミュニティバス魚津方面への接続につきましては、運行体系全体の見直しや、現在のダイヤで利用されている方々への影響も考慮する必要があるため、今後、利用者の方々からの要望が多くあれば、現状を確認するとともに、来年度以降、検討したいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  来年度以降検討してもらえるという言葉が出たところで、大体ちょっと安心したかなということはあるんですけれど、大体魚津方面ですね。それに乗るホームというのは、改札を通ってすぐのところですので、現状の時間設定から10分ほど早くするくらいでも、問題なくバスが到着して、すぐに電車に飛び乗れるんじゃないかなと思っております。  富山方面行きの電車も7時28分にはすぐにありますので、それほど待たされることもなく、むしろ1便早く行けるんで楽になるんじゃないかなと個人的には思っております。  朝のそうした通勤通学に利用される方、そういったもの、そういった方を増やすためにも、ぜひとも来年度以降のダイヤ改正のときに、しっかりと調査して検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな2つ目の項目に移りたいと思います。  旧児童館跡にあるSLについてお伺いいたします。  まず(1)としまして、旧児童館が取り壊された後のSLがどのように管理されているのか伺いたいと思います。  詳しくは昨日、浦田議員が説明してくださったので、機関車に対する説明は要らないと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  それではお答えいたします。  昨日の浦田議員の答弁でもお答えさせていただきましたけれども、このSLに関しましては、過去数回にわたり、車両の塗装修繕を行っておりますけれども、現在は車庫内部への立入りを禁止としまして、外部から車両や説明看板をご覧いただくこととしているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ここの児童館、取り壊されましてから、人の目が届かなくなって管理できていなかった。する余裕がなかったんじゃないかなというのが直接見てきた感想なんです。  先週にちょっと見てきて、写真も撮ってきたんですけれど(資料を示す)、確かに黄色いロープが張られて、立入禁止というのが示してあるのかなとは思いました。  ただ、何といいますか、2012年にこの旧児童館にSLが譲渡された経緯について、車庫の入り口にこんなパネルが張ってあったんですね、いつの間にやら。知らんかったがですけど。  これに詳しくまとめてありまして、私が小さい頃にはこんなのはなかったものですから、そんな歴史的な価値があるなど知らずに、普通に運転席などを上っていって遊んでいたような思い出しかないんですけれど、今後そういった補修など、維持管理の予算をつける発言も昨日の答弁の中にはあったと思うんですけれど、滑川市としまして、今後このSLはどんな扱いになるんでしょうか。  今、塗装修繕など、そういった話もされていましたけれど、これはあくまで公園の一備品という扱いになるのか、それとも文化的な価値があるものとして扱うのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  お答えいたします。  今ほど角川議員がおっしゃいましたとおり、このSLは貴重なものでございまして、昭和46年に日本カーバイド工業さんから本市のほうへ無償譲渡された経緯もございます。  旧児童館とともに市民に親しまれてきたところではございますが、劣化も進んでいることから、現在立入禁止としているところでございます。  最終的な結論というものは出ておりませんが、現状を維持する形となっているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  現状維持と言われておりますけれど、これは先週の様子なんですね。(資料を示す)そのまま写真を撮ってきたんですけれど、クモの巣がかかっていて風で揺れていたり、何やら泥のような汚れも点々と見られております。  さらに言いますと、こちらの照明灯がついていたところ、ちょっと画面だと見づらいとは思いますけれど、何かドラえもんの時計がはめられているんですね。これは、まさか市役所でやったわけじゃないですよね、一応確認したいんですけれど。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  私のほうもその現在の状況というものを確認させていただいておりますけれども、その時計に関してはそうなった経緯等は子ども課のほうでは確認できておりません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  本当にこれは管理できていないでっかい証拠ですよね。汚れを取るだけならすぐにはできると思うんですけれど、これはたしかこの行田公園というところにこんな珍しい機関車があったよというのをブログで紹介されている方がおられたんです。そうした方の写真を見ておりますと、たしか5年ぐらい前の記事だったと思うんですけれど、この時計ははまっていなくて、割れた照明がそのままになっていたんですね。今後、それを維持管理すると言われますけれど、そういった元の状態に復元して維持管理するというふうにとってよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  今後の管理、運用等につきましては、修繕それから保全に係る費用等も勘案しまして、関係各課と検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ぜひとも元のとおりに戻していただきたいと思います。  何といいますか、ここまでこうやって質問させていただいて、今さらなんですけれど、あのSLというのは、旧児童館が取り壊された今でも、子ども課が担当しておられるんですよね、今も答弁されておりますし、旧児童館の跡地は今駐車場になって、その部分は行田公園の一部として公園緑地課が担当されているんですよね。  駐車場にされたときに、SLも行田公園の中に含めて管理という話は出なかったんでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  先ほどもお答えさせていただきましたけれども、昭和41年に旧児童館のほうが建設され、その後、昭和46年に滑川市のほうへ無償譲渡されて受けたと。長年、旧児童館とともに市民に親しまれてきたという経緯もあり、今現在のところ、旧児童館の所管課だった子ども課が担当しているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  本当にこうやって話を伺っているだけでも、何かこう心苦しくなってくるぐらいなんですけれど、本当に滑川市は子育て支援に力を入れているじゃないですか。親御さんのそういった支援をしながら、こんな畑違いのSLの管理まで手が回らないというか、そもそもふだんの業務が大変で意識を向けたこともほとんどなかったんじゃないかなと思っております。  ほかの課の人から余計なことを言うなと言われるかもしれませんけれど、例えば公園緑地課なりあるいは文化価値を認めるんだったら生涯学習課とか、そういったところに管轄を回してしまうということも必要なことなんじゃないかなと思いますけれど、どう思われますか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  今はもちろん行田公園の中にございます。先ほど言いましたよう文化的な価値もございます。それも踏まえ関係各課と検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  答えにくい質問にありがとうございました。  本当にこれは昔からというか、昭和46年と言われると、生まれる前、私は昭和52年生まれなんで、生まれる前からもう行田公園にいた、本当に歴史的な価値がある大事なものだと私は思っておりますので、ぜひとも適切に管理できるように気を配っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  では、(2)のほうに移りたいと思います。  今の児童館や開発予定の中滑川駅の近くにこのSLを移動させて、滑川市のランドマークにしてはいかがかと、そういうことをお聞きしたいと思います。  今の児童館には置くスペースがなかったという答弁もありました。  ただ、中滑川駅の周辺というのは、まだ具体的にどうなるというのはしっかりと固まってはおりません。  今、人の目が届いていないということで、管理をできていない現状も考えますと、中滑川に人を集めるランドマークとしてSLを活用することができれば、鉄道ファンも喜びますし、施設管理の人やお客さんといった人目があれば、状態の監視も行うことができるんじゃないかなと思います。  これからもっとこのSL、活用してみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、移設に係る経費ですとかその方法、また総合的に勘案した結果、現在のところは現状維持というふうになっているところでございます。  今後の管理ですとか、そういったご提案等につきましては、関係各課と検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  公園に関わることをこうして子ども課と答弁を繰り返すと、何か変な感じがするんですけれど、大変なことだとは思っておりますので、よろしくお願いします。  今、滑川市のホームページ、こちらのほうでSLを検索しておりますと、自然公園にあるSLホテルしか出てこないんですね。こんな貴重な車体だというのに、存在感が全くありません。  今回、質問するに当たって、何度か現地に行きましたが、たまたま行った時間帯のせいなのかもしれないですけれど、車にも人にも全く出会わず、おまけにこれ、車庫が何といいますか、森のほうを向いておるんで、道のほうから見ても車庫しか見えない。車庫と駐車場しかないんで、本当にひっそりとしておるんですね。  このまま、人目にほとんど触れることなく、そのうち時間の経過で傷んでいって、廃車にするまで静かに放置していくのはもったいないと思わないでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  確かに貴重なものということで、その辺りも含め、関係各課と検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ぜひとも関係各課と検討していただきたいと思います。  本当にどうして子ども課なんかなと最初は本当に訳が分からなかったんですね、答弁を見ておりますと。それでもやっぱりもともと児童館に寄附されたというか、あそこに置かれた理由ですよね。  やっぱり子どもたちに鉄道に慣れ親しんでほしい、そばで見てほしいと、そういった思いがもともと寄附された方にはあったんじゃないかなと私は思っておりますので、今の子どもたちにも手軽に触れ合えるような、そんな環境をぜひとも整えていただきたいなと要望をしておきます。  では、大きな項目3に移ります。  インフルエンザの予防接種の助成についてお聞きいたします。  新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を防ぐために、県は生後6か月から小学6年生のインフルエンザワクチン接種について、1回3,000円、1人2回までを一括助成するといたしました。  これを受けまして、もともと各自治体で助成を行っていたところは、拡充することを検討するといった動きが県内で始まっております。  滑川市でも、現状でも満1歳から中学3年生まで、1人2,000円で2回までといった子どもが対象の助成と、65歳以上の高齢者へも自己負担1,200円での予防接種が受けられると、そういった助成が行われておりますが、今回のこの県による助成を受けて、独自の拡充、そういったものを検討されているのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  子どものインフルエンザ予防接種費用の助成につきましては、市では国や県に先行して平成26年度から市独自の事業として、満1歳から中学生までを対象に実施しており、接種1回当たり2,000円を助成しているところでございます。
     県では、今年度、未就学児や小学生を対象にしたインフルエンザ予防接種費用の助成を開始すると聞いております。  滑川市は、県の助成対象外となる中学生の助成を引き続き実施するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う予防対策の強化としまして、助成額をこれまでの接種1回当たり2,000円から3,000円に拡充し、助成期間も1か月延長して10月から翌年1月まで実施することとしております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  今、政府のほうでも、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えることに注視しておりまして、インフルエンザワクチンを高齢者に優先接種するような方針を示し、富山市でも、インフルエンザと新型コロナの発熱を混同することを避けるために、高齢者のインフルエンザの予防接種を完全無償化、子どもも中学生まで助成すると拡充いたします。  小矢部市のほうでは、中学生まで行っていた助成を高校生まで拡充し、高齢者の自己負担もなしにするとしておりますが、今年度だけということもありますけれど、滑川市でも高校生までの拡充など考えられないですか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  現在のところ、高校生の助成については考えておりません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  仮に今聞いて分かるか分からないですけれど、高校生まで拡充するとして、市内のそういった対象になるような高校生はどのぐらいおられるかというのは、急に聞いても分からないですかね。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  今年度、市のほうでは高校生医療費の無償化というものをしておりまして、高校生の医療の対象者は870名ほどとなっております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  870名ほど、今この県からの助成によって、お金は幾らか市のほうで予定していたのが浮いてくるんじゃないかなと思うんですけれど、それでできないのかなと思うんですけれど、どんなもんですかね。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  現時点では、まずは義務教育の場で感染拡大することを防止する対策に注力したいということでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  義務教育の方々も必要だと思いますけれど、高校生もやっぱりこれから進学あるいは就職といった社会のほうに出ていくようなそんな大事な時期ですよね。そういった時期に、コロナかインフルエンザかよく分からんような熱で病院に通って、発熱外来で足止めを食らって、そういったことになると、これからの生活にすごい影響が出ると思うんですけれど、どう思われますか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  教育の場で、感染の拡大を食い止めることは必要なことだというふうに考えております。  すみません。先ほど対象者数870名ほどと申し上げましたけれども、950名ほどでございました。申し訳ありません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  やっぱりこれからそういった大事な時期を迎えている高校生にも、ぜひともそういった支援の手を差し伸べていただきたいなと要望をしておいて、今回の質問はここまでにしたいと思います。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午前10時50分からといたします。                  午前10時38分休憩                  午前10時50分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  2番大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  それでは、通告に従い質問させていただきます。  昨日、中川議員のほうからSDGsについての質問がありましたが、私もSDGsのバッジをつけておりますので、飾りではありませんので、私は2010年に滑川青年会議所に入会しまして、当時、竹原議員が理事長で私は新入会員でありましたが、その上下関係は今も続いておりますけども、そういった意味で、私はSDGsの前のMDGs(ミレニアム開発目標)があったわけですけど、そこから携わっておりまして、当時はアフリカの方々をマラリアから救おうと、お金をどうやって生むかを探って、日本の蚊帳をアフリカへ送るということを手伝っていました。  SDGsに切り替わって、滑川市の施策、各自治体の施策も難しいことではなくて、もう既にSDGsに絡んで持続可能な開発に向けて進んでいると思っています。  なので、今回4つの事項を質問させていただきますけども、SDGsを絡めながら質問させていただきます。  では1点目、滑川駅前市営住宅跡地についてご質問させていただきます。  これは、SDGs目標11「住み続けられるまちづくり」、都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靱かつ持続可能にするという目標があります。  第5次滑川市総合計画案基本計画5年間の施策として、滑川駅前市営住宅跡地についての取組は見られないが、既存ストックの有効活用、空洞化対策やコンパクトなまちづくりを推進するに当たり、これまでもホテル誘致などの期待はあると伺ったが、変わりないか。  住宅ニーズは日々変化し、対応が遅れると失うことにもつながりかねないが、見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  過去には民間事業者から宿泊施設や集合住宅などについて問合せはありましたが、現在のところ、特に新たな問合せはございません。  民間事業者は、新型コロナウイルスの影響で先行き不透明なことから、新規事業の推進を見送っていることも一つの要因であると考えているところでございます。  これらを理由に、第5次滑川市総合計画案には具体的な跡地の活用策等を盛り込んでおりませんが、既存ストックの有効活用を図ることは重要であると認識しているところであります。  滑川駅周辺は、都市マスタープランではにぎわい創出拠点と位置づけていることから、民間事業者の活力を生かし、それにふさわしいホテルや商業施設が張りつくことを期待しておりますが、コロナ禍の中、時代に即した見直しも必要であると考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  この要望については、私は2年前にもしておりまして、今回質問するに当たり、また不動産関係者に問い合わせた結果、2番に書いてありますけども、20代後半からの駅前住宅ニーズも数年前から現在も継続してあると聞いています。人が集い、住み続けられる場所として提供できないかと通告しておりますが、今日、先ほど青山議員にも確認を取りまして、ニーズは確かにあるというふうに伺っています。  そういった意味で、やはり時間がたつと、これは2年前も同じことを言っているんですけど、このニーズがあるうちに早い判断をしていかなければならないというふうに思っています。いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。  滑川駅に近いことから利便性が高く、住宅分譲地としてもニーズがあることは認識しておりますが、先ほども述べたとおり、都市マスタープランではにぎわい創出拠点として位置づけていることから、当分の間は現状の方針どおりとしまして、それらを見直す場合は住宅分譲地も含めて検討してまいりたいと考えているところであります。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  住宅施策は非常に大切でありまして、柳原のほうで上田市長が一生懸命、定住地を探して交渉されているのも伺っております。  今、柳原のほうも非常にその住宅ニーズがあるようでありまして、そうやって定住していただける方々がどんどん滑川のほうへ来ていただければ私も非常にうれしいですし、人がいないと町は成り立たないものでありますので、そういったにぎわいのために、どうかこの定住、提供のことをまた考えていただきたいというふうに思います。  2番に行きます。栽培漁業振興についてご質問させていただきます。  これは、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」、海洋と海洋資源を持続開発可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する。  種苗放流事業に対し毎年助成し、滑川漁業協同組合分としてもクルマエビ6万尾を放流しています。滑川漁協でも、約10年前までは清伸丸という船がクルマエビを捕っていました。廃船以降、漁獲は現在ないのではないか。  また、富山県内でも1977年から本格的に種苗生産・放流事業が開始され、近年では600万尾の放流が行われているが、漁獲量が減少し、放流効果について疑問視されています。クルマエビの生息について、調査結果はどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  クルマエビにつきましては、他の魚種、ヒラメやアワビなどと同様に、本県全体の資源維持を目的とし、放流事業が実施されております。  県内ではここ数年、滑川、魚津、富山、氷見などで年間約80から150万尾が放流されておりますが、漁獲量のほうは1トン程度で推移しており、減少傾向が続いております。  水揚げ地は、主に県西部が中心で、滑川漁協での水揚げは年間数十キロと僅かでございます。  放流効果につきましても、県の農林水産公社が実施しました調査、少し前の調査になりますけれども、平成19年、20年の調査におきまして、回収率は0.01から0.1%と効果は低いものと推定されております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  この6万尾の放流を見たときに、私も市場へ行ったりもしますけども、クルマエビをほとんど見たことがありません。あっても、1匹いるかいないかとか、そういったもので、ですが6万尾が放流されているんですね。  それで、漁業協同組合に確認して、毎年のその種苗の数を確認されてやられていると思うんですけども、実際捕られていないのに、なぜこれは放流されているのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  今ほど議員がおっしゃられましたように、毎年漁業協同組合のほうから放流尾数を確認し、漁業協同組合のほうで放流されております。  それで、市のほうがその部分について助成しておるところでございますけれども、先ほども申し上げましたように、富山湾内全体の資源の維持という観点もありますので、漁業協同組合の要望に応じ、市のほうで助成しているものでございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今、クルマエビの数の話にみんなが驚いていることと思います。  できれば、もう一回久米島を視察したいと思います。大きな大きな1,000平米ほどの水槽で、クルマエビだけの養殖を単独にやっているわけです。もう久米島のクルマエビは恐らく出荷が日本一だと思っています。栽培ということで、漁業センターは自然の海へ放流すると。  滑川はやっぱり久米島のあの内容を見ていますと、そのプールの底に砂を敷いていますね。クルマエビは潜るんだと思います。そんなことから、基本的に滑川の海はクマエビの養殖にはちょっと現状は地形が向いていないんじゃないかという気もします。  そんなことも含めてちょっと研究したいと、すればいいと。せっかく栽培漁業センターが来ているんですから。久米島との共通は海洋深層水であります。そういう意味で夢のあるこの展開をしてくれる、できると。そういうような夢を持ちたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございました。  市長、私にも順番というものがありまして、終わってから出てきていただきたいなというお願いをします。  1番についての再質はやめますけども、2番を先にさせていただきます。  クルマエビの国内需要は非常に高く、養殖技術が格段に向上され、生きクルマエビでは対応できなくなり、プロトン冷凍を用い出荷されるも、高値で取引されています。  今後、浜の活力再生プランにおいても、漁業協同組合や県水産研究所などと協力し、地域ブランドの掘り起こしにつなげていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  今ほど市長のほうからも答弁がありましたけれども、クルマエビの産地であります沖縄県久米島では、今市長が申し上げましたように、海洋深層水を活用しまして、クルマエビの稚エビを生産し、久米島漁業協同組合が約7ヘクタールの養殖池でクルマエビの養殖を行っております。  また、急速冷凍施設――本市にもございますけれども、急速冷凍施設を活用した冷凍クルマエビの出荷も行っております。  本市の参考事例としまして、平成29年に市長自らが他の海洋深層水の関連施設の視察と併せまして、その状況を確認しております。本市と久米島では、気候や活用できる敷地など、同様の事業を実施するには多くの課題があるというふうに考えております。  また、滑川地区地域水産業再生委員会が策定いたしました浜の活力再生プラン案につきましては、現在その内容について水産庁と協議を行っているところであり、活性化の取組方針として、種苗放流による水産資源の維持・増大を図ることとしてはおりますが、養殖事業の実施についての計画は含めていないところでございます。  しかしながら、本市の地域ブランドの掘り起こしの観点から、市長が今申し上げましたように、そういったクルマエビの養殖などについても、事業の実施主体ですとか、場所を含めました養殖池の施設整備、継続的な種苗生産など、想定される課題につきまして、関係機関の協力を得ながら、その可能性について研究してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございました。  久米島のお話にありましたけども、今この新型コロナウイルスの影響で、久米島で養殖されているクルマエビも出荷が止まっておりまして、この養殖されているものをどうされているかというと、稚エビの段階の小さなサイズで販売をされているそうであります。  それが非常に好評であると、大きく育てるまではえさ代がかかったりとか、当然コストも水温も管理しなければいけないから、コストがかかっていたわけでありますけども、この稚エビまで、このクルマエビは生息スピードが非常に早く、寿命も1年とされております。  なので、稚エビの段階で販売すると非常に効果が上がるという、逆に新型コロナの影響のせいで新しい発見をされたそうです。皮も薄く、皮のまま食べられるというものであるそうです。  そういったこともありますので、養殖でコストをかけなくてもできる方法はあると思いますので、またこの浜の活力再生プランの中で話をしていただきたいなというふうに思います。  あと、先ほどクマエビの話が市長からありましたけれども、ちょうどおとといに神奈川新聞のほうに、神奈川県水産技術センターが種苗生産を試みているクマエビの稚エビ育成に、東日本では初となる成功をしたと報じられました。これは、温暖化による海水温上昇の影響を受ける中で、将来的な漁業者の選択肢や収入増につながればと着手されていたそうであります。  本市の漁業に対する温暖化の影響も今後懸念されます。海に面していない栃木県にはトラフグの陸上養殖所があったりもします。
     国においても、農林省と水産庁主導の陸上養殖研究会や企業開発も行われています。漁業関係者のなりわいを守るためにも、クルマエビに限らず関係各所協力の下、効果的に行っていただきたいと思いますが、今後の、まずはこの種苗放流の魚種選定について、しっかりと検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課長。 ○商工水産課長(長崎一敬君)  今おっしゃられましたように全国的に水産資源が減少している中、こういった養殖事業というものは今後の水産業の中でも考えていく時期だというふうに考えております。  ただ、養殖については、今いろいろ技術的なものもたくさん考えることがございますので、そういったことも含め、今後研究してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  それでは3番に行きます。  不妊治療助成についてでありますが、これについてはSDGs目標3「全ての人に健康と福祉を」、あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。  ターゲットでありますが、全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く、安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含むユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成するという目標が出ております。  不妊治療件数の推移、経年的治療受診件数、また今後の治療需要について見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  不妊治療費については、体外受精及び顕微授精に係る保険適用外の費用のうち、1回の治療につき10万円まで、同一年度内において3回を限度とし、男性不妊治療については、不妊治療の一環として手術を行った場合に10万円を助成しております。  また、富山県においても、女性、男性の不妊治療共に1回の治療につき、初回に限りおのおの30万円までを上限とし、2回目以降の治療については、おのおの15万円を助成しております。  申請延べ件数については、平成27年度78件、28年度62件、29年度52件、30年度69件、令和元年度73件で推移しております。  助成制度開始以来、通算申請回数が4回以上の経年的治療を受けている方は65件、うち7回以上の方は23件と全体の約1割程度を占めており、今後も需要はあると考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  こういった問題が出てくるのは、よく晩婚化という言葉も出てくるんですけども、晩婚化も調べると、これは日本だけではなく世界的に広がって、珍しいことではないというふうになっていました。  平成23年、社人研から出生動向基本調査報告が行われまして、約30%の夫婦は不妊を心配し、その半数の16.4%が不妊治療を行っていて、子どもがいない夫婦は52.2%不妊を心配し、実際不妊治療を受けた夫婦は28.6%になり、治療は今ほど言われた増加傾向にあるということであります。  16.4%の6組に1組の夫婦が不妊治療に臨んでいる状況で、不妊治療はもはや特別な事情を持った人々の治療とは言えないと報告されています。  不妊治療を受けている人々を年齢別に見ると、35歳から39歳が39.9%、40歳から44歳が28.8%、45歳以上が3.8%存在し、35歳以上が約75%を占めています。  本市の年齢的な治療者の動向についてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  本市の制度開始以来の助成実績を分析いたしましたところ、一番多い年齢層は35歳から39歳で、全体の38.7%。この年齢層の中で一番多く申請をされている方は36歳の方でした。  次に多い年齢層といたしまして、30歳から34歳の年齢層の方で30.2%、この年齢層では34歳の方が一番多く申請されておりました。  次に、3番目に40歳から44歳の方で21.5%、この年齢層では40歳の方が一番多く受診されておりました。  次いで29歳までの方で7.4%、5番目が45歳以降で2.2%といった年齢層の分布であります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  最初は、やはりその35歳以上の方々に私も目が行ったんですけど、何かよくそのデータを調べていると、日本全体で先ほど35歳以上75%と言ったので、25%が35歳以下の方もかなりいるなと思ったんです。  今ほど、本市の状況を言われましたけども、30歳から34歳が30.2%、そしてそれより下が7%年齢的に下がるということは、これは日本全体のデータより本市のデータのほうが高いというか、需要が高いなと思ったんです。全体で34歳以下が37.2%になるんですよね。  だとすると、やはりいろんな問題が出てきたり、あと私が思ったのは、治療費がかなり高額だというふうに、ちょっと分からないんですけど……。調べても、治療費に関して出てこなかったのでお聞きしますけども、まず2番に行きます。体外受精、顕微授精によるこれまでの出生数はどうか。  また、助成拡充された男性不妊治療件数は、平成30年度、令和元年度0件であります。事業の効果的運用により、男性が受診されることで出生成功率は高まるのではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  体外受精等により、妊娠・出産された件数は、平成27年度11人、平成28年度10人、29年度17人、30年度15人、令和元年度9人となっております。  また、本市の男性不妊の助成実績は、平成27年に1件あったのみでございますが、富山県の助成制度の利用状況について問い合わせてみましたところ、県全体で年5件から6件の申請があるようでございます。  また、保険適用で行える薬物療法の受診状況については把握できておりません。  夫婦共に検査や治療を行うことで、妊娠・出生成功率が高まることから、今後も子どもを持つことを望んでいる夫婦が不妊治療助成を受けやすいように、相談窓口や制度の周知に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  ところで、この不妊治療の助成について滑川市のホームページにおいて、男性不妊治療の一環として行う精子回収術――精巣精子生検採取法(TESE)、精巣上体内精子吸引採取法(MESA)について、1回の治療につき10万円を上限に助成しているとホームページに載っています。  各医療機関でそれぞれ差はあると考えていますが、まずこのTESEとMESAにかかる治療費はどれくらいか分かられますか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  詳しい術式による費用の違いは分かりませんけれども、県の健康課のほうで提示されております資料によりますと、この精子回収にかかる治療1回当たりの費用は30万円から40万円程度ということで記載されております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  まず、治療費が分からないと、幾らの助成でその方々の経済的な負担を助けられるかが分からないと思ったのでお聞きしました。  そして、このTESEとMESA、2つの術式があるわけでありますけども、2015年にヒューマンリプロダクション誌という医学誌に、この閉塞性無精子症に対するTESEとMESAの妊娠率比較研究報告が出ておりまして、妊娠率は47%対30%、出産率も39%対24%と、MESAのほうが有利であると報告されております。これは2019年に一般社団法人日本IVF学会でもそのように報告されておりましたが、ただこのMESAに関しては手技が煩雑で時間がかかるデメリットがあると報告されていたので、手技が煩雑ということはその医療費が高いのかなという思いで、先ほども質問したんですけども、それで、この富山県内の指定医療機関で、このMESAの施術が行われた実績があるのか、まず聞きたいんですけども、もしこれが富山県内で行われていないということであれば、この不妊治療を――男性不妊ですが、行う方は県外へ行くことになって、さらに財政的な負担がかかってくると思っているんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  県の担当課のほうに問い合わせてみましたところ、これまでの助成の申請の中であった実際の内容につきましては、TESEのほうのみの申請でありまして、いずれも県内の医療機関は1か所、富山県済生会富山病院のほうの1か所と、そこの先生にかかっておられて治療された方がほとんどで、県外にあと1件あったということで聞いております。  その治療につきましては、ちょっと詳細は分からないんですけれども、どちらの術式で行うことが適正であるかとかは、その治療の対象者の方の状況でありますとか、検査の結果によりまして、適正なものをその術式として採用されていると思いますので、ちょっと一概にどちらのほうがというのは申し上げにくいんですけれども、県内の状況はそのような状況でありました。  以上です。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私もこの不妊、不育に大変関心を持っている一人であります。  そこで、今の大浦さんが言っている視点と、もう一つ加えて地球の汚染、これが精子の形を変形させてしまっている。こういう事実もありますので、昔から比べると精子の形が壊れている。こういうところにも目を向けなきゃいけないかと思っています。  それから、中学1年から3年まで、教育で、妊娠アドバイザー河合蘭さんを呼んで勉強会をやっているんですが、子づくりのときに、いわゆる排卵がスムーズにあって妊娠しやすい人、そして排卵がなかなか難しくて時間がかかる人、そのときの子づくりの個々の部分の時間差がありまして、あっさりとやめてしまっていればなかなかできないと。少し粘ってくれればできるというような、これは妊娠専門家が言っているわけですから、少しそのことも受け止めて、今治療費の問題もありますが、それ以前に対策ができないものかという心配をしているということだけ伝えておきたいと思います。研究課題でもあります。  本当に、例えば日本海の真ん中にある島の若い奥さんの母乳を調べたら、全く周りが海なのに母乳から非常に体に悪い、体に影響する悪い物質が出てくるというようなことでありますから、地球全体の汚染ということも視野にちょっと入れる必要があろうかと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  市長、ありがとうございます。  もう一つ待ってほしかったんですけども、3番へ行きます。  日本では不妊治療に対して保険適用されておらず、治療者に対し経済的負担軽減措置として、特定不妊治療費助成制度が運用されております。  不妊治療を受ける当事者団体NPO法人Fineのアンケートでは、それでも経済的理由で高額な治療を受けることをちゅうちょ、延期したことのある人は81%と報告されております。  経済的負担の課題は、今後検討していかなくてはいけないのではないかと考えておりますが、市長もこれに関しては非常に課題だと先ほど言われましたので、私も拡充についていろいろ考えておりましたが、私も素人ですので、関わっておられる健康センター各職員であったり、当局で議論していただければいいんですけども、この拡充についてまず検討していただけるかどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  不妊治療の費用は、その治療方法により異なりますが、これまで申請されている治療内容の実績から1回当たり40万円から50万円前後となっております。  現在の富山県及び市の助成制度を最大限に活用しても、回数が増えることで経済的な負担が大きくなることもあり、治療費助成の拡充については、今後検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  それで、先ほどの37%、34歳以下の夫婦の話なんですけども、基本的に何か考えたときに、若ければ若いほど、今度はその世帯収入が低くなってくると思うんですね。そうなると、やはりこの高額医療に関して諦める可能性も出てくるので、やはりそういった年齢的な問題であったり、その世帯の収入的な問題であったりも勘案しながら今後進めていただきたいという、これはお願いであります。  それでは、4番に行きます。  水道・下水道事業についてご質問させていただきます。  SDGsでは、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、全ての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する。  ターゲットB、水と衛生に関わる分野の管理向上における地域コミュニティーの参加を支援・強化するということであります。  水道事業を除く総合計画に沿う各施策は、滑川市人口ビジョン、将来展望・目標人口により組み立てられていると私は考えておりますが、この水需要予測では、社人研による将来推計人口により予測を立てられていますが、水道事業は人口減少から目を背けずに向き合い、間違えることができない事業であるからということか、見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  水道事業につきましては、使用料収入が財源の根幹をなすものであり、財源不足が生じることがないよう適正な水需要を予測する必要があり、社人研の人口推計に基づいて給水人口を予測し、確実な使用水量の見込みを立てたものでございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。私もそのように思います。  次に行きます。平成30年3月定例会では、長瀬上下水道課長より「給水収益の減少、老朽管の更新事業により多額の支出が見込まれるが、現在の料金を維持できるよう経営努力していく」とありました。  平成27年に策定された水道事業財政計画では、2020年頃に供給単価を7%上昇させ110円程度とすれば、2024年までの期間内における資金を確保できると予測し、中期財政計画でも供給単価を110円で組まれておりますが、供給単価が据え置かれた理由についてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  滑川市の人口につきましては、社人研推定ほどの人口減少となっていないことから、水道事業の給水収益についても、滑川市水道事業ビジョンの策定時に想定していたほどの落ち込みは起きておりません。  また、資金残高についても、平成26年度と同程度の額を確保していることから、料金改定を早急に行う必要がないと判断いたしました。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  そういうことなんだろうと思いましたが、新型コロナ感染症の拡大に伴い、市民生活・市内経済に対する対策として緊急的に第1次補正予算において、7月から9月請求分の3か月間、水道基本料金等の減免3,000万円を実施されました。  これは、当初計画にはなかった緊急的なものでありますが、これに対して、この財政計画においては想定し得なかったことが起きたわけですけども、これに対する今後の見通しについてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長
    上下水道課長(長瀬 斉君)  新型コロナ対策の関係で、3か月間の水道料金の基本料金の減免を行いました。当初予算よりも3,000万円の収入減が見込まれております。  令和元年度末の資金残高につきましては、約6億円を有しており、その5%程度等でございますので、大きな影響はないものと考えております。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  次に行きます。  管路の年代別分布状況・管路更新需要の算定から、布設年度延長は1990年から多く管路布設延長が行われたことに伴い、2030年から管路更新事業費は大幅に増える見込みである。  また、更新需要を勘案し資金計画を検討した結果、法定耐用年数の1.5倍での更新を行ったとしても、内部留保資金は2025年に約3,600万円不足し、起債に依存した経営は得策ではないと判断されております。  更新時期と同時期には、人口減少に伴い、さらに供給量縮小が予測されます。  平成30年3月定例会では「預金が底をついた状態になれば、一般会計からの繰り出しになるか」という青山議員の質問に対し、長瀬上下水道課長から「そういう形になる」と答弁されました。繰入れする計画であるのか、発言に対する説明を求めます。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  本市の水道事業については、独立採算制を原則とし、一般会計からの繰り出しによらず、ふだんより経費節減による歳出縮減や未納者等への収納対策に努めているところでございます。  収支の悪化が見込まれる場合においては、計画的な料金改定により収入を確保すべきものと考えておりますが、経営努力や料金改定等をもってしても財源が不足する場合には、やむを得ず一般会計からの繰り出しを行う必要があるという趣旨の発言であり、ご理解をお願いしたいと思います。  また、現在のところ、一般会計からの繰入れをする計画はございません。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  理解してくれということなんですけども、理解できなかったから、これ、通告で質問しているんですね。だとすれば、このときに言うことはですね、これは繰入れをしないように説明をするのが当然だと思いますけども、違いますか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  それにつきましては、説明不足でございました。申し訳ございませんでした。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  すみません。長瀬課長を責めているわけではなくて、これは長瀬課長が悪いわけではなく、これは当局全体としての発言ですので、本来は訂正を入れるべきだったんじゃないかなというふうに思います。  4番に行きます。  現在、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金・総合支援資金の特例貸付の貸付対象者・その他一時的に支払いが困難な方を対象に、水道料金・下水道使用料金の支払い猶予等に関する相談に応じる措置を取っております。相談件数・相談内容はどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  水道料金及び下水道使用料については、現在までに2件の相談件数があり、内訳としましては、1、コロナの関係で失業された方、2、自営業で仕事がほとんどなくなった方、その方に対して3か月の支払い猶予を行っているところでございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  内容としてはそのような、相談窓口からで分かります。  ただ、件数2件ということでありますが、この件数については、想定していたものに比べてどうだったかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  想定よりも少ないと考えております。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  この新型コロナウイルスに関してだけではなくて、こういった猶予に関しての相談にも対応されていると思っておりますけれども、そちらの件数に関してはどうか、お聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  コロナ関係でなく、従前からも支払いがなかなか滞っている。いろいろ事情を聞きまして、支払い猶予、あと分納等について相談を受けているところでございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  私も想定していたより件数が少なくてと思ったんです。  これに関しては、今、期限を設けてやっておられるか。また、期間ですね、いつ頃までやっていくのか。それとも、ふだんの窓口の相談に並行させて同時にやっていくのかどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  相談は並行してやっておりますが、1件につきましては、1回につき3か月ということで支払い猶予ということをしております。  そして、1件の方につきましては、延長したいという相談がございまして、延長を行っているところでございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  分かりました。ありがとうございます。  続きまして、5番に行きます。  ちょっと通告が長いんですけども、私はこれ、市長を初めて指名をさせていただきまして、本当はこの5番は細かく分けていたんですけども、長瀬上下水道課長が答えられるようなことではないと思ったので、市長を指名させていただきました。  水道は命に関わる生活インフラであり、水道法においても、安価な水の供給を目的としています。現在のような社会・経済状況の中、市民に負担を強いることは、当然抵抗感が強いと考えるが、水道事業の安定的な持続性、ライフラインの維持と将来世代への負担を先送りすることのないよう、市民に理解、協力を頂く周知を行うとともに、持続可能な料金水準を算出し、適期じゃなく速やかな料金改正を行う必要があるのではないか。  また、公共インフラは水道に限らず、下水道経営は水道以上に厳しく、赤字事業であり、既に一般会計からの補填で成り立ち、起債残高も大きなものであります。  滑川市下水道事業経営戦略で分析しているように、未整備地区の整備を進める一方で、更新投資の増加、地方債償還金は増加見込みだが、起債残高を増やさないように努力されているということであります。  下水道事業に適用される独立採算制の原則と、雨水公費・汚水私費の原則を踏まえ、私費負担部分については、適正に下水道使用料で調整していくことが必要であると考えております。  水道・下水道事業共に各研究が行われ、今後優れた技術革新や活用、手法、共同化、自動化などにより改善、好転していくかもしれませんが、それには時間が必要かもしれません。  将来的な見通しを鑑みれば、今できることは市民に理解、協力いただき、負担を先送りしないことではないでしょうか。上田市長任期期間中に料金改定に取り組む考えはあるか、お聞かせください。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  長瀬も言っておりましたとおり、水道事業につきましては、心配はいたしておりません。結果として、ちゃんと出ていますので。また説明が長くなるといけませんが、水道事業につきましては、老朽管の布設替え、石綿管の布設替え、随分と時間がかかりました。  そういう経過を置いて、今の状態で事業の進捗は、水道の関係は順調に来ているということが裏づけでありまして、その料金のほうの影響の心配は当分の間、する必要はないと思っています。  下水道につきましては、未整備地区、遅れている部分、ここに今入っておるわけですが、遅いために合併浄化槽も入れている方がいっぱいおられます。水道管を入れても、入ってもらえるかもらえないかという事情もありますので、ここの辺りは結果を見なきゃ、ちょっと不確定要素というところがありますので、これらにつきましても特別会計、独立採算ということも考えると、この料金改定はどこかの時点で出る可能性があると。改定になって、できるだけ負担がかからないような、最小限に収まるような努力は続けていかなければいけません。  市長の任期期間中という区切りはありませんので、努力を続けていく。この形を整えていきたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  いろんなご発言があったかと思うんですけども、私のほうは市長が言われたとおり、ご自身で下水道にすごく問題があるというふうな認識をされているというふうに思ったんですけども、最後のほうに、市長の任期期間中という発言もありましたが、その様子、結果を見て、下水道に関しては今後やる可能性もあるということでもよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  可能性はないということは言えません。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  ちょっと予想していなかったことがありましたので……。  はい、分かりました、十分。これで滑川市におけるこの水道事業、下水道事業共に一つずつ問題を解決していっていただきたいというふうに思います。  以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。                  午前11時43分休憩                  午後1時00分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  1番といたしまして、教育についてでございます。  (1)GIGAスクール構想の中で、小中学校にそれぞれ予算計上されておりますが、12月までにタブレットの準備ができるとの報告がありました。初期対応経費との説明でした。そこで、各学校の無線LANの整備はどのような状況か、同時進行されているのかお伺いいたします。このGIGA構想の取組は、全国で用意ドンです。子どもたちの環境整備に漏れがあってはいけません。どのようになっていますか、お願いいたします。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  国のGIGAスクール構想の実現に向けて、1人1台端末の整備と並行して各学校の無線LAN環境の整備についても進めており、年度内の整備完了に努めることとしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  年度内となると、12月にタブレットがみんなの手に届きます。でも、3月まで3か月の間、子どもたちはタブレットだけもらって使えないとしたら悲しいですね。いかがされますか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  校内のLAN工事が完了しなければ、インターネットともつなぐことは難しいことであります。ただ、無償で学校現場に提供されていますサービスがございます。そちらのほうにつきましては、既存の端末を使って順次使ってみるといいますか、経験してみるような学習を展開できるのではないかと考えております。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  少し補足いたします。  これは、国のGIGAスクールの前に既に本市におきましては、市長とも相談しまして、おおむねほとんどの学校では1ギガ対応に通信工事をしたところであります。  ただし、今回のGIGAスクール構想において、各教室でスムーズにいくようにアクセスポイントというものをたくさん増やしたり、あるいは体育館でもいわゆる災害時の場合には使えるようにということで配線を増やしております。そして大本のところで、1ギガではなくて10ギガまで全体として使えるようにしたいということでありますので、現状でも多少は使っているわけでありまして、既に西部小学校ですとか一部の学校では始めております。  全部完璧とまでいかないので、今回の工事において完璧にしたいということでありますから、もちろん、全ての子どもたちが一斉に、どの教室でも同時に、いわゆる動画を使ってオンラインでやるというのはちょっと難しいですけども、それぞれ時間を分けたりしまして工夫して使っていけば使えるような環境にはなっているところであります。それをさらに完璧にしたいということでありますので、ご承知くださいませ。よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  無償のサービスって課長が今言われまして、教育長さんのほうから補足もありましたが、ほかの市町村では、もう同時に並行してどんどんと無線LANを一緒になって、12月にタブレットが子どもたちの手に届くまでに準備しているということも聞いております。そういうことになると、この無料のサービスというのはどういうものなんですか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  文科省のほうで、無償サービス3社を勧めております。そのうちの1社を、現在、滑川市の小学校、中学校では登録しまして活用しているところです。  例えばリモートでやり取りする、そういったものを、今現在各学校で、例えば集会の場面で密になるということで分けて行ったり、または見学先に行って、感染予防ということでなかなか行けないということで、見学先とやり取りしたりと、いろんな場面で今活用をしております。そのほかチャットなどもできますので、今後そうしたものを実際に教室の授業でも使えるかどうか進めていくところでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私、こういうのが本当に分からなくて、今年2月に広島のほうへ視察にも行ってまいりました。そのときもいろんなことを聞いてはきましたが、今、例えば無料サービス、3つの会社の中の1つと契約しておると。これ、ずーっといけるんですか。期限とかあるんですか。何かずーっといけるがなら、そんなでかいとお金かけて無線LANせんでもというぐらいのそんな感じなんですか。無償というのはただなんですよね。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  インターネット上のクラウドを利用したサービスでございます。無償で今のところ提供されているということで利用しております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ただほど高いものはありませんので、いろんな形でしっかりと無線LANを引いていただいて、子どもたちが用意ドンでスタートしたときにあれっということのないように、これはお願いいたします。  それと、2つ目です。今ほどのインターネットの接続状況なんですが、無線LANとインターネットってなかなか分からなくて、私もよく分かっていないところも多いです。ただ、現在、子どもたちが使っている新しい教科書は、QRコードを読み取って授業を進めることもあると思います。40台のタブレット端末が同時に動くためアクセスが多くなり、通信エラーなどあってはならないと思いますが、現状と対策、このまま今のような形でやれるんですか、お聞きします。お願いします。
    ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  児童・生徒1人1台端末が配備されたときに、同時に利用した場合、これまでの現状のネットワーク環境では、通信に遅れが発生する可能性が高いことが予想されます。その対策としまして、先ほど申しましたように、ネットワーク環境整備、アクセスポイントを増やすなどの工事を行いまして、児童・生徒が同時にインターネットにアクセスする場合を考慮した整備を行っておるところであります。1人1台端末を使用した授業が円滑に展開されることを見込んで進めております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、この整備、1人1台のWi−Fiの部分ですかね、これを使えるように今整備しているところですと言われて、いつまでに完了できますか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  10月の下旬から始まりまして、2月の下旬までには完了を見込んでおります。順次1校ずつ進めてまいります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私、こういうことを非常に言うのは、2年ほど前でしょうか、西部小学校にタブレット端末の予算が4月の新規予算でつきました。ところが、入ったのが次の年の3月20日だったということがあります。その当時の6年生は、全く見ることもなく、触ることもなく卒業してしまったということがありますので、今も、例えば10月下旬から工事を始めます、2月の下旬に終わります。そしたら、2月下旬から卒業までの20日間ぐらいはいいとして、その間、順次って言われるその順次をカバーするものは何かありますか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  先ほど教育長も話していたかと思いますが、現有の端末でも対応できる部分がありますので、そちらを活用して、実際に新しいものに出会ったときにはスムーズに使えるようにつないでいきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  例えば知り合いの先生なんかは、「インターネット取ろうと思ってもおそておそて」という言葉を非常に聞きます。その「おそておそて」というのは、ギガの対応が不足しているということなんですよね。いかがですか。その「おそておそて」はどこの段階でカバーできますか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  先ほども言いましたように、アクセスする数にもよります。例えば一遍にみんながインターネットにつながった場合、やはり現有のものでは難しいということであれば、つながる台数を少し限定するなりしていくとか、そういうふうな使い方の工夫をして今できる利用を十分に進めていきたいなと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私が聞いたのは、「おそておそて」というのはいつ解消できますかって聞いたが。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  完全に解消ということであれば、LAN工事が終わって新しく配備されたものを設定して、そこからはアクセスがよくなると考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、12月にタブレットがみんな来るなら、12月にはLAN工事が終わっているというくらいに――冷蔵庫を買いました、電気の線が来ていませんでした、ですから、同じ町内でも上手のほうから順番に電気を入れていきますよみたいなもんで、本当に一斉にしてもらいたいというものがあります。そこら辺のところの少し遅れはどんな意味なんですか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  議員のおっしゃるとおり全部一斉にできればいいんですが、限られた人数と作業工程の中で行いますので、一つ一つ順次工事を進めていかざるを得ないところでございます。  その中で何ができるかというところで、今ほど申しました現有の端末、そしてLAN環境の中で、これから使うであろう利用について先取りして学んでいけたらと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私にすれば、一斉にしてほしいわという思いを非常に持っています。というのは、私にすれば、予算がついているにもかかわらず、1年間子どもがそれに触れることがなかったという残念な結果が1回あったということです。ですから、今回もまた、12月に手元に入るタブレット端末に対して、最終的に、例えば寺家小学校なのかあるいは西部小学校なのか分かりませんが、2月の末にやっと完全整備ができるというのはやっぱり少し不公平で、これは町としては同じスタンスで子どもたちを眺めていただきたいと思っておりますし、これはICT教育が一斉に行われるわけですので、どの市町村も必死。一番お金もかけて、教育長さんはじめ滑川市も新しい学習のスタイルに今懸命に取り組んでもらっていると思いますが、お金のことも含めまして、なかなかうまいこといかないわということのないように、これはひとつ要望しておきます。本当に用意ドンで全国でやっている事業の一つですので、お願いしておきます。  それでは3番目です。教育現場のいじめについて。  これは、8月22日の北日本新聞に2019年度のいじめの報道がありました。滑川市のいじめと確認された件数はどれほどありますか。過去から見て多くなっていますか、少なくなっていますか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  市内小中学校でいじめと認知された件数は、令和元年度(2019年度)は、小学校で17件、中学校で11件であり、小中学校合わせて28件であります。  市内小中学校のいじめの件数や内容は、市教育センターで各校からの報告を受けて把握し、いじめ事案についての協議をいじめ防止対策推進委員会及び生徒指導連絡協議会で行っているところであります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  昨日、古沢議員もちらっと触れられましたが、9月4日の北日本新聞に子どもの幸福度順位が掲載されていました。それこそ古沢議員も、日本は38か国中の37位で、「日本の子ども 最低レベル」とありました。教育評論家の尾木直樹さんは、日本の学校教育を「いじめ地獄」と表現しておられます。偏差値ばかりに重きを置く受験戦争加熱とも相まって、子どもの自己肯定感が低く、幸福感が育たないのは必然的だと指摘されています。  子どもたちのいじめという部分に関しては、なかなか難しい部分がたくさんあると思います。家庭的な問題もあるでしょう。学業の問題も、友人関係の問題もたくさんあると思いますが、そこでイです。それに伴う、何というんですかね、いじめのための不登校というのはどれくらいと感じておられますか、お願いします。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  いじめや不登校の件数や対応については、毎年、問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査で県や国に報告しております。この調査では、不登校の主な理由として、いじめ、いじめを除く友人関係をめぐる問題、学業における不振など学校に係る状況、それから、家庭の生活環境の急激な変化、親子間の関わり方など家庭に係る状況、生活リズムの乱れや無気力など本人に係る状況、またそれら複合した理由が項目に挙げられております。  令和元年度にいじめを主とした理由の不登校は、小中学校ともに0件であります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  いじめということに関しては、本当に目に見えることばかりではないので非常に難しい分野が多いと思います。そういう意味では、いじめが理由で本当は学校行けんがだけども、いろいろ体調が悪いとか、そういうふうなところで理由を別に置いたり、いろんなことで子どもたちもある程度いじめられたからということに対する怖さみたいなものを持っていると思いますので、表面だけを見ていじめじゃないねというのは、もう少し思慮深く子どもと付き添ってあげてほしいなといつも思っておりますので、これはお願いいたします。  それではウです。昨年秋に神戸の教員同士のいじめ問題が話題になりました。滑川市は大丈夫かです。  神戸の事例は集団いじめだったように記憶しています。これも最悪です。でも、1人であっても悲しい出来事ですが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  各小中学校では、日頃からの教職員への観察や面談の機会を通じて、教職員間のいじめについて早期発見・早期対応に努めているところであります。昨年度から現在までに、教職員間のいじめに関する報告や相談はありません。今後とも風通しよい職場づくりや、セクハラ、パワハラ防止の取組を通して、教職員間のいじめの予防に積極的に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  いじめと言っていないからいじめじゃないわというのと、いじめられたわと言うからいじめだとか、いろんな形があると思います。でも、実際、力がなかったのねという表現で終わってしまうということもあるかもしれません。  ですから、そういう中には目に見えない、一円玉でも表と裏がありますので、いつも表も、そして裏も見てあげてほしいと思っております。先生方というのは、本当に夢と希望を持って、それこそ教職を目指して頑張ってこられた人たちですので、やっぱり志半ばで終わるということなんかは悲しい出来事ですので、先生方も含めて若い人も育ててあげてほしいということも、これもお願いをして要望しておきます。お願いいたします。  それでは2番目です。コロナ禍の中でということで、コロナ禍の中の日常生活支援についてお伺いいたします。  まずアです。市役所を中心に各公民館を利用したリモート会議ができる準備をということを思っています。  これは先ほども言いましたが、広島県を視察して子どもたちのリモート学習をずっと見てきました。こういうふうにコロナの中にありまして、本当に人に会えない、どこにも行けない、だんだんコミュニティーもなくなる。そういう意味では、新しい会合のスタイルの構築をしていただきたいと思っています。  若者たちはこのコロナのために、リモートでの会合や研修、学習は当たり前のようになったと思います。しかし、町をつかさどる会長さんたちにはちょっとなじめないことでしょう。市役所に親局を置き、各地区公民館を子局と位置づけて、自治会連合会の会長会議あるいは社会福祉協議会の会議、民生委員さんの執行部会議、公民館長も含めまして、本当に顔の見えるリモート会議に慣れるための練習、この顔の見えるまちづくりをしなければならないと思っていますが、準備とか考えておられませんか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  コロナ禍におきまして、市をはじめ各地域におきましても、多人数が集まる会合の開催が制限されたことにつきましては、議員おっしゃるとおり、顔を合わせたコミュニケーションの重要性、そういったものを改めて認識する契機となったところと考えております。  その中で、今ほどご提案がありました、市役所と外部をつなぐそういったリモート会議の仕組みにつきましても、顔を合わせたコミュニケーションの新たな形としまして、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に限らず、関係者の負担軽減、そういった観点からも、これからのICT社会におきましてその活用の拡大が想定されるものと考えております。  活用の実際の導入に際しましては、機械や通信設備といった環境の面、また特に地域との会合で活用するといった場合には、会合時の参加者の方への運用支援など、そういった課題も想定されるところでございまして、引き続き市職員にとっても今後の活用を重ねながら対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  私、本当にこれからの時代が変わっていくんじゃないかと思っています。特に若い人たち、県庁の職員は、どこにも行かんと全部リモート会議と言っています。滑川市でそういうリモート会議をしていらっしゃるという、そういう部分はありますか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  今ほどありました県の会議におきましては、県のほうからタブレットと通信設備、そういったようなものの貸与を受けまして、各種県との会合、そういった場合でリモートをする場合もございます。職員のほうのそういった会議で使う場合もございますし、市長会議等もリモートでされていると、そういったような事例もございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  このリモートに関しまして、それこそ広島へ行っていろいろ聞いたときには、やっぱり大きなディスプレイ、パソコン、カメラ、マイク、ソフトのライセンス料などが要ると聞いてきました。そういう意味では、コロナでないとできないこと、これを今もう一度、本当に、何というんですか、滑川市に定着するまでの準備を改めてお願いしたいと思いますが、この経費も含めて、準備するつもりはありますか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  今ほどの画面、具体的な機械もですけども、まず通信の設備の部分、そういったような部分でも、現状の機能ではなかなかスムーズな会合はできないと考えておりまして、そういったできるところから少しずつ、今具体的な計画というものは持ち合わせてございませんけれども、考えていく課題だというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ぜひお願いいたします。これからどんどん高齢化になってくると言いながら、若者たちもまたどんどんと出てこられますので、若者たちにとってリモート会議は当たり前で、そういう意味では、今ここしばらくの準備である程度スムーズになるんじゃないかと勝手に思っております。  それでは、次のイです。Net3の滑川版の番組改善をということを思っております。  例えば、ただいまNet3を見ていたら、「飛び出せ!元気‘S」、これ、再放送ばっかりです。保育園、幼稚園、認定こども園の紹介番組ですが、昨年のものばかりの再放送ですので、今コロナであったとしても感染症予防をしながら収録もできると思います。なぜなら、このコロナでいろんな会合が書面審査ばかりになっておりまして、本当に顔が見えない、去年の子どもたちの顔ばかり見ている状態になっておりますので、先日の定例協議会に、昨日もありましたけど、Net3は株式会社TAMに事業譲渡すると報告がありました。この後10年間は、Net3として経営していくということも聞きました。昨日、相沢企画政策課主幹も言っておられましたが、地域番組のさらなる充実ということもおっしゃっておられまして、私も同じことを思っておりまして、改めて質問いたします。  そこで、いみじくも昨日、市長さんがコロナの予防の動画をNet3に出すと言われました。これは市長がコロナの感染に対して、本当に最初に出た患者さん、あるいは2番目も1人出られましたが、本当に広がりがなかった。市民の皆さんに協力をいただいたおかげで広げないで済んだということに、市長からの感謝の言葉というのもあってもいいだろうし、あるいは4月の先生方の異動、これも総会も何にもないので、隣の先生がどういう先生かも分からないという保護者もおられます。あるいは、昨年11月に民生委員さんが交代されました。交代された民生委員さんは次の年の敬老会で皆さんに紹介があるんですが、敬老会もないので、自分の町内の民生委員さんが誰かよく分からないということも言っておられます。  そういうことも含めまして、人権擁護委員の会議の内容とか、また新しく9月26日に交通安全市民大会がございますが、この事前予告など、もっとタイムリーに顔の見える報道をお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  今ほどご指摘のとおり、コロナ禍の中でなかなか番組も、市役所または地域の行事が中止になった中で、どうしても再放送など、そういったような番組編成とせざるを得なかったことにつきましては、視聴者の皆様方には大変物足りないものだったかと思います。おわびを申し上げたいと思います。  Net3の地区別番組「かがやきテレビなめりかわ」につきましては、市政に関する情報や市内の各地域で開催された行事、そういったようなものをお届けするということで編集をしてお送りしております。  やはり編集方針といたしましても、市民に親しみを持ってもらえるような地域の出来事、また取組、そういったようなものを広く紹介すると、そういうことを目指しておりまして、どこまで細かなものまでご紹介できるかというのはなかなか難しいものもございますが、地域の動きなど、よりそういった地域に焦点を置いた情報をタイムリーにお届けしていきたいと考えてございます。  今ほどありましたNet3の民営化事業後の株式会社TAMさんにつきましても、同様の趣旨で番組提供をしていきたいというふうなご提案を受けておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  このNet3に関しては、本当に喜んで楽しく見ている人にすれば、すごく大事な報道の一つです。そして、例えば我が町内の話なんですが、あるおばあさんが、もうとてもじゃないけど動けんくなった。動けんで、それこそ近所の人に助けを求めて、お願いだから、お願いだからとは言うておられました。ところが、民生委員さんが代わったということが分からなかったんですね。そういうこともありまして、本当にいろいろな形で、今まで顔が見えるまちでしたが、今顔が見えない、そういうまちになっていると思いますので、本当に各地区番組とかできませんか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  滑川の中でもさらにいろんな、加積といいますか町部といいますか、そういった地区ごとの番組という形であるとなかなか難しいと思いますが、そういったお届けする内容で地区ごとにバランスの取れたといいますか、そういった内容を考えていくというのも1つの方法かと思いますので、また今後の編集方針の中で検討させていただきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  特に高齢者の皆さんに対しては、民生委員さんはなくてはならない役員の方ですので、そういう意味では、民生委員さんがこうやって代わったようという、西地区の民生委員さん、東地区の民生委員さん、西加積、北加積というて顔を出すだけでも、代わりましたというインタビューだけでも、有金は誰とか下梅沢は誰とか、こういうふうになると思います。番組をつくるにも、行事を追うだけの番組ではなくて、やっぱり担当者の皆さんがこういうことを知らせたいということをお願いしたいと思いますが、どうですか、難しい? ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  番組の制作の中でも、実際どういったものを記事といいますかニュースとして放送するか、そういったようなものの検討において、また今後どのような形で地域の皆さんと関わっていくか、そういったようなことを考えていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に今年は特に総会もなく、懇親会もなく、もちろん親睦会、懇談会、何にもなくなってしまいました。いろんな形で顔が見えなくなってくる滑川市に対しては、地域が沈没していくがじゃないかと思ってえらい心配しておりますので、何とかNet3ででも、ああ、見た見たという、そういうものも拾っていただきたいなと思っています。お願いします。  それではウです。新生児子育て応援事業費についてでございます。  4月27日を境に、給付金がもらえるともらえないに分かれていました。5月の連休に出産された若いママは、応援のための商品券が支給されることに大喜びでした。他の市町村の情報も入っていると思いますが、それは置いておいて、市長さんに私たちの思いを分かってもらえた、そのことがうれしかったと言っていました。  その中で、この応援のための商品券、これがいつからどのように支給されるのか、またどのような商品券を考えておられるのか、お伺いいたします。  もう一つ、さきのプレミアム付商品券はちょっと使いにくいとも話しておられました。ママの声です。どのようになりますか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  それではお答えいたします。  新生児子育て応援事業費は、国の特別定額給付金の対象外となる本年4月28日から今年度末までに生まれた新生児を持つ親を対象に、新生児1人当たり5万円分の商品券を送るものでございます。
     商品券の支給につきましては、郵送や子ども課の窓口で直接交付する方法を考えており、本定例会でご承認をいただいた後、速やかに実施したいと考えております。商品券につきましては、滑川商店連合協同組合が発行する市内共通商品券ナメリカードを送ることとしております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  本当に新生児を産まれたママは、赤ちゃんが生まれても家族が見にも行けない、病院にも行けない。それは4月27日も28日も同じですという話もしていました。そういう意味では、本当に滑川市がほんの気持ちだけということであったとしても、とても喜んでおられまして、おむつを買おうという声も出ておりましたので、本当にまずお願いしたいと思います。ありがとうございます。  それでは次です。エです。  今年は特に、インフルエンザとコロナウイルス感染症の症状が似通っていると聞いています。同時流行を防ぐためにも予防意識を高め、予防接種をしたからインフルエンザは大丈夫と、コロナに対してはしっかり対策を取り続ける。このことで精神的に安心な生活と医療費削減のために、高齢者のインフルエンザ予防接種を無料にできないかと思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  高齢者インフルエンザ予防接種については、例年10月から12月末までを期間とし、65歳以上の高齢者と60歳から65歳未満の一定の障害のある方を対象に定期予防接種を行っており、昨年度の接種率は61.8%となっております。現在、4,500円の委託料のうち3,300円を助成し、自己負担は1,200円でありますが、今年度はインフルエンザの罹患による医療機関受診を控えるため、また感染予防の行動の徹底を勧奨するとともに予防接種の接種率の向上を図ることといたしまして、今年度に限り自己負担金は無料にしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  高齢者と言ったら私も入るので、後期高齢者にしようかなと再質問で思っておりましたが、自分でも、これだけの年になりますと、いろんな器官が全部弱くなってきます。肺であろうと、どこであろうと。ですから、そういう意味では、本当にこれはとてもありがたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは3番、公園についてでございます。  2017年に全国植樹祭が行われた滑川運動公園植樹会場が、ちょっとみっともない状態になっておりました。公園全体としては、芝生もちゃんと刈られたり管理されているように思いましたし、ツツジやサツキも、少しは枯れていますが、一生懸命に管理されておられるのもよく分かりました。  ただ、パークゴルフを楽しむ人たちもとても多いと思います。朝行ってみますと、毎日4人か5人が使っておられますね。人が使っている、人が入り込んでいる公園ということをすごく感じています。ただ、あの植樹祭の会場には誰も入れませんので、そういう意味では、あそこは190名ほどの参加と500本の木が植えられておりましたが、今後どのように植樹会場を管理されるのか、今後の管理をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  堀江自然ふれあい広場内の全国植樹祭植樹会場につきましては、市内造園業者及びシルバー人材センター職員によって維持管理を行っていますが、土壌の栄養及び水管理等、樹木の定着に苦慮しているところであり、生育環境の適正化が必要であるということは認識しているところでございます。  今後につきましては、現在植栽している樹木の生育にもう少し注視し、状況に応じて土壌改良や樹種の変更、必要ならば地形の改良等、樹木の定着に向けた取組を行い、来園者には気持ちよく快適に利用していただけるよう公園管理に努めてまいりたいと考えています。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今年のこの暑さあるいは7月の初めの大雨、こういう自然に対して樹木も大変だと思います。ただ、本当にそういう中でも、木も生き物ですから、自然に対しての木の、何ていうんですか、育ち方もいろいろだと思いますが、ただ、あそこに来られるパークゴルフの皆さんに、一生懸命管理されている公園だというふうに分かってもらいたいなという思いもあります。ですから、やっぱり市民の方々が見て、ああ、ここで植樹祭やったんだよねというのを感じてもらうためには、十分頑張っていただきたいなと思っています。これは本当にこの後、また皆さんの力も、そして愛情も公園にかけていただきたいと思っておりますので、要望して終わりたいと思います。  高齢者のインフルエンザ無料、ありがとうございました。終わります。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時55分からといたします。                  午後1時45分休憩                  午後1時55分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  お疲れさまです。それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず今回の質問でありますが、新型コロナウイルス感染症に関する本市の対応、対策に併せて、今後もこの新型コロナウイルス感染症と付き合っていかなければならないことから、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えてということで幾つか質問をさせていただきます。  まず1番目の質問ですが、今定例会において、新型コロナウイルス感染症に対する感染予防備品購入費として、市内の幼稚園、認定こども園、保育所、小学校、中学校、子ども図書館、児童館、市民健康センターに予算措置がされました。  今後、市が管理する施設等にも対策が必要というふうに考えていますが、今後の取組について伺います。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策として、今定例会で予算措置した備品購入費等については、国の特例措置予算が編成され、各施設の実情に合わせた必要度を見極めて計上しているものでございます。  市が管理する施設への今後の対策については、各施設における追加の感染対策の必要性を適正に見極め、必要に応じて対応することとしており、市単独の予算措置も含め感染拡大防止に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今回、この予算措置は国からの交付金であるということでありました。今ほど所長さんのほうから、市単独で必要なものがあれば予算措置するというお言葉でありましたので、それに期待するんですが、各施設の状況、要望に合わせてということでありますので、例えば統一した何かを備品として購入したり対策を取ったりするというお考えはなくて、あくまでも現場現場で要るものがあれば精査して上げてくれということの解釈でよろしいんでしょうかね。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  これまでも第1波の発生の後、2波に備えてといったことで、備品購入でありますとか、ある一定の対策については行ってきております。それなりの備蓄もございますので、今後発生することにつきましては、議員さんが今おっしゃったような形で必要により対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  例えば市民課の窓口業務の際には、今はビニールカーテンがしてあります。例えばそれについても、やっぱりウイルス管理といいますか消毒はされていると思いますが、ある程度の日数がたてば当然傷みも出てくるでしょうし、やはり窓口で一番目立つところでありますので、昨日テレビを見ていたら、ほかの自治体のほうで、ちょっとハイカラなビニールカーテンがしてあるところもありましたし、そういったことも含めて、滑川市の取組としても、せっかくやるのであれば、ウィズコロナを見据えた形で目に見える対策というのもぜひアピールしていただければなというふうに思っていますが、まず窓口のビニールカーテンを変える予定はありますか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  今現在、ビニールカーテンに対する対応ということは想定しておりませんけれども、カーテンもそうですけれど、小まめにそこをきちんと消毒するとか拭くとかといった、そういう基本的な感染対策をまずしっかり行いまして、よい備品等がありましたら情報等も入れながらまた精査していきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほども申し上げましたが、ハイカラなビニールカーテンがいろいろ出ていますので、また検討してやってください。  じゃ、次の質問に移ります。  インフルエンザ予防接種について、先日、県はこのインフルエンザ予防接種について、本年度に限り助成するというふうに発表がありました。乳幼児については来年以降も助成するとのことでありますが、本市では既に中学3年生まで助成をしております。県の助成は、助成の金額も違えば対象となる子どもたちの年齢も違うことから、担当課の事務手続等が煩雑になって、以前に増して事務仕事が増えて職員の負担にならないか心配で見解を伺います。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  お答えいたします。  市では国や県に先行して、平成26年度から市独自のインフルエンザ予防接種費用助成を実施しております。市では満1歳の未就学児から中学3年生までを対象にして、満年齢が13歳未満までは2回分、13歳以上は1回分の接種費用を助成しており、助成額は1回当たり2,000円としているところでございます。  県では今年度、インフルエンザ予防接種費用助成を開始し、未就学児と小学生までを対象として、助成額は接種1回当たり3,000円、また小学生については今年度限りの助成であるというふうに聞いております。  滑川市では、県の助成対象外となる中学生の助成を引き続き実施するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う予防対策の強化として、助成額をこれまでの接種1回当たり2,000円から3,000円に拡充し、助成期間も1か月延長して、10月から翌年1月末までとして実施することとしているところでございます。  今年度は、市と県の助成事業を並行して実施することとなるため、その分追加的に生じる事務作業も想定されますが、市内の医療機関や県などの関係機関と連携をしっかり行い対応してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私が質問したのは、仕事が忙しくならんけと聞いたわけで、県と連携してやっていきますというのは答弁としてはちょっとというふうに思うんですけど、頑張ってください。  今回、中学3年生まで、中学生は3,000円補助するということで、市が1,000円上乗せするということでありますけど、県が今年度だけと言っているものを、市が今ほど便乗して中学3年生まで予算措置をしたとなった場合に、じゃ、来年以降元に戻して2,000円とするのか、はたまた3,000円のままにするのか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  来年度、このコロナの状況がどうなるかというのは現時点では分かりませんけれども、その状況を鑑み対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先月17日に富山県の市議会議長会で総会がありまして、私も出席させていただきました。ここでは知事との懇談会の中で、各市からの重要要望の回答がございました。滑川市は橋梁点検のことだったんですが、たしかこのインフルエンザの助成要望というのは小矢部市さんから出ていたというふうに認識しております。そのとき知事からの答弁は、助成については大変難色を示しておられたのが当時の印象で、その4日後の新聞には降って湧いたように助成するという記事が載りまして、大変びっくりしたわけであります。  今年度に限りというのが一番ネックでありますので、じゃ、今まで乳幼児も含めて1年生から6年生までの小学生分の予算を、今年は市で賄いしなくてもよい年になってしまうと。なおかつ中学生は負担増になってしまう。じゃ、不用額となり得るもともとの市が組んでいたインフルエンザ助成金、これはどういうふうなお金の使われ方に変化するのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  今ほど竹原議員がおっしゃいました、今年度のインフルエンザ予防接種費用の助成の残というか使わなくなった分といいますか、それにつきましては、中学生の助成の拡大等もございます。また、この予防接種費用の助成だけではなく、ほかのコロナ対策ですとか事業等もございますので、そういったものに充てさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今日の一般質問は、何か打ち出の小づちみたいような質問が幾つかあって、先ほども高齢者のインフルエンザ助成金を今年度に限り無料にしますというお話がありました。  中学3年生までの助成を拡充するのであれば、午前中角川議員も言われていましたけども、高校生の助成というのも、これはひとつ考えてもらわなければならないかなというふうに思っています。なぜかといいますと、小学生は2回打たなきゃ駄目なんですね。中学生以上は1回でいいがです。そしたら、2回分の予算が丸々小学生分浮いてくるということでもありますので、そこは考えていただきたいなというふうに思っていますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  確かに金額等のかかる費用の面から言えば、今年度未就学児の分で賄うだけのことは可能ではありますけれども、現時点では、まずは義務教育の場での助成の充実のほうを考えたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  午前中も同様の質問があって、1日のうちで答弁がひっくり返るというのは私は信じたくありませんけども、やっぱり高校生といっても、高校3年生は受験もあれば就職も控えて大事な時期でありますので、義務教育下でも大事ですけども、やはり滑川市民の一人として、一番大事な時期の子どもたちは高校3年生も私は一理あるというふうに思っていますので、そこはぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思います。  今後ずっと恒久的にこの対策をやるというのであれば、それはそれ相応の予算措置をしなければなりませんので、あまりそういうことは言いませんけども、今ほどあったように、県が今年度に限りというお墨つきでやっておるものについては、今年度に限り滑川市もしっかりとこの予算に便乗してやっていただければなというふうに思ったので言わせていただきました。また検討をよろしくお願いいたします。  それでは次の質問です。  先ほども開田議員さんから質問があったところでありますが、私もくじ引で質問順位が後ろだったばっかりに、こういうような2回も3回も同じ質問をしなければならないという、ちょっとふがいないところもありますけれども、一応私もしっかり考えた上で質問、通告しましたので再度改めて聞きたいというふうに思います。  ほかの自治体もこの県のインフルエンザ予防接種助成に便乗して助成範囲を拡大しております。本市は高齢者への助成の拡充についてどう考えているのか、伺います。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  先ほどの開田議員さんのご質問にもお答えしたとおり、インフルエンザの罹患による医療機関受診を抑制するために、感染予防行動の徹底を勧奨するとともに、予防接種率向上を図るため、今年度に限り自己負担金は無料にしたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今年度に限りやられるということなんですけど、私の1つの思いとすれば、コロナ感染の防止策として、やっぱりお金の取り扱い、私もそうですが、高齢者の方って、財布からお金を出すとき千円札をなめますよね。やっぱりそういった1つの行動で、お金にウイルスが付着してどこでも蔓延するという可能性もあるということで、無料にすることによってそういったやり取りがなくなるということだけでも感染予防の一つになるのかなということで、これはうれしいことなんですが、プラス、過去にたしか1,000円のときがあって、いつの日かワクチンが上がったときに1,200円になった記憶があります。じゃ、その1,200円はどこから財源を引っ張ってこられるのか教えてください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  財源につきましては、改めて事前に予算措置が必要であったかとは思いますけれども、考えといたしまして、まず既定の予防接種の事業費内で対応していきたいと思っております。  その中におきまして、不足分につきまして、予防費全体、こちらは健診等の事業費等が入っております2目の予防費ですけれども、その健診等の執行状況等も見ながら、不足分につきまして補正対応させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  所長は先ほど開田さんの答弁の中で、この高齢者のインフルエンザ予防接種の接種率が6割余りということを言われていました。当然、今年に限っては、このコロナ禍の中で、皆さん本当に予防接種率6割がぽんと跳ね上がる可能性だってあると思うんですよ。じゃ、そのときに市内の医療機関が予防接種で窓口がパンクするといったことも懸念されますし、あるいは、インフルエンザの方が医療機関にいて、たまたま予防接種に来た健康な方がうつってしまうといった懸念もなきにしもあらずだと思うので、そういった医療機関への注意喚起等々は今後どうされるのか教えてください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  あらかじめ、この接種につきましてはワクチンの供給量等も限られているという情報もありまして、こういったことを考えるに当たって医師会のほうに相談もさせていただいております。
     本市は10月からの接種ということで、他市よりも接種の開始が早くなっております。なるべく早く感染の予防ということに対応するために、なるべく早い接種ということを例年にも増しまして普及啓発いたしまして、接種を早くに受けていただくといったような普及啓発をしていければと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今回の高齢者の接種については、例えばクーポン券を配るだとかそういったことで対応されるのか、それとも窓口にぱっと行ってぱっと終わるというような形なのか、あるいは密を避けるために指定医療機関で何時から何時まで来てくださいということで誘うのか、どういった方法を取られますか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  例年、この高齢者インフルの予防接種につきましては、今ぐらいからなんですけれど、予防接種券というものを発送しております。それをお持ちになられて、大半の方は市内の医療機関で受けられるという形になります。実際、例年よりも多くの方が受けられるということも想定されますので、これまでは予約制という形を取っておられない医療機関も多いんですけれど、そういったところ、実際に向けまして、予約を取る形での周知がよろしいかということなども医師会の先生とご相談して、混乱がないように対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  予防接種を打ったから絶対かからないというものでもありませんので、そこはぜひ注意喚起といいますか、接種はしてほしいけども100%効くものではありませんと、どこか角に書いてもらったらなおよしかなというふうに思っています。  では次の質問に移ります。  3番目です。  次に、公共施設の今後の利用の仕方について、3密を避ける工夫等どのように考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  これまでも、「市内における事業・イベント等の開催基準と感染防止対策について」を指針といたしまして、それに準じた対応を行ってきており、今後も市の実情に合致した対応を進めてまいりたいと考えております。  また、換気等の対策については、当面は窓や扉の開放により対応し、必要に応じ修繕等の対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  次の質問の答弁までありがとうございました。  私は次の質問で本質を聞きたかったので、一応対応は市独自の対応ということで理解いたしますが、次に、公共施設でのイベント等、今後の運営マニュアルの策定や、換気等の対策で、先ほどは窓を開けるということでありましたが、そのほか、例えば換気をするのに大型の換気扇だとか扇風機だとか、そういったことも入ってくるだろうというふうに思っていますので、それに係る修繕が必要になってくるというふうに私は思っていますけれども、見解を伺います。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  新型コロナウイルス感染の防止につきましては、基本的な生活様式を習慣づけまして実践、定着することが何よりも重要と考えております。  それで、修繕等につきましては、まず換気等については、機械等の空調とかの換気でありますとか、2つ目には、窓の開放というものが大変有用であると言われております。空気の流れをつくって外気と入れ替えるということが大変換気について有効であるということで、そういったことを基本的に行った中で、修繕が必要な箇所がありましたら対応していきたいと思っております。  空調等があるところにつきましては、換気設備の整備でありますとか維持管理といったものが適切にできているか、そういったことも再度確認いたしまして、しっかりと機能するように確認していきたいと思います。  各公共施設においての管理につきましては、管理の部署において確認をしておりますけれども、その感染対策等について、また不十分なところがないかを確認しまして、不十分なところは対応していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどの答弁ですと、健康センターのほうで職員が各公共施設を見回って、不備がないかまず点検をするということでよろしいですかね。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  申し訳ありません。ちょっと私の言い方が不適切だったかと思いますけれども、各公共施設を担当している所管課のほうで、今回、様々な対応、閉館でありますとか開館でありますとか、そういったことを適切に考えるといったことで対応してきておりますので、その所管課において再度確認をいたしまして、もしその上で感染対策とかそういったことで、少し専門的なことの助言でありますとか対応等の質問がございましたら、また健康センターのほうでも確認させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  各公共施設にお任せして点検してもらうということよりも、市統一の見解を持った監督責任として、健康センターの方が専門で一回り各公共施設に行って見回りをして、不備がないか最終的な確認をすべきだというふうに私は思っています。  その中で、例えばホールだとかそういったことであれば、特に入場料をいただいて行うイベント、コンサート、寄席、演劇等になれば入場制限というのがかかってくるというふうに思いますけれども、そういった場合には入る人数が限られますので、興行収入が得られないという結果につながります。となれば、そこの会場で催物をしないほうが、誰も赤字をこくわけでもないので、今後、そういったコンサートも含めて開催が困難ではないかなというふうに思っています。じゃ、どういった条件になれば再度このホールを貸し切って、人数制限をどこまで元に戻して開催できるという、そういったマニュアル等をつくる予定はないんですかね。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  本日も新聞のほうに、大型イベントでありますとか収容人数の考え方について1面で出ておりました。具体的な人数ではなく、これまでの収容人数に対しての半分以下といったことを基準としてというようなことが書いてありましたので、またそれを受けまして、県のほうでもそういった指針がございます。そういったものも参考にしながら、これまでもそういった県の指針を参考として、市のほうに落とし込んでみてのそういった基準といったものを順次更新してきておりますので、そういったことを参考にしながら、マニュアルといったようなものまではいかないかもしれませんけれども、考え方の基準となるようなものを考えていければとは思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、富山県内はコロナについては落ち着いている状況だというふうには認識しているんですけれども、このままの状態がずっと続くことを願っていますけども、じゃ、どこの段階で今までどおりの催物が復活できるのかという手だてというか目標というものは今一切ないところで、屋外でのイベントであれば規模を縮小してどうのこうのというのはありますけど、屋内、特に大きいホール、中くらいのホール、人が入るようなコンサートホールなんかは、入場制限すればするほど利益にならないので、誰もアーティストも来なければコンサートも開けない状況になっています。  そういったことから、じゃ、いつまでこの状態が続いてしまうのかとなったときに、やっぱり市としては、大きなホールは大ホールと西コミ、あと交流プラザ等々ありますが、県の大きなものを参考にして考えるよりも、やっぱり中規模、小規模の密にならない工夫の仕方というのをぜひ考えていただいて、こういった状況になったらこの催物はやってもいいですよというぐらいまでの後押しができるちゃんとしたマニュアルが私は必要ではなかろうかというふうに思っていますので、すぐにとは言いませんけれども、状況を鑑みて私はつくるべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  やはり市の中でのイベントでありますとかそういったもの、ある程度の統一性を持って市としての取組といったことを考えていくラインというものはあったほうがよいと思いますので、またいろいろな情報も参考にしながら前向きに考えていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひお願いいたします。  では次の質問に移ります。  次に、一部民間事業者の間では、支払い時等のレジ待ちで密になっていると言われております。国は以前よりキャッシュレスを推奨しておりますが、本市として各種税金の納付、それから利用料金等の支払いに対するクレジット決済などのキャッシュレス化についてどう考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  丸山税務課長。 ○税務課長(丸山浩征君)  キャッシュレス化については、いつでも支払いができることや窓口に並ぶ必要がないことなど、納税者にとって利便性の向上につながるものと考えております。  現在、市税及び上下水道料金の納付方法に関するキャッシュレス化については、従来の口座振替に加え、令和2年4月からスマートフォンアプリでの納付を開始しております。  クレジット決済などのキャッシュレス化については、現在、全国銀行協会がQRコードをスマートフォンなどで読み取り、固定資産税や住民税などを支払う仕組みを検討しているところであり、こうした納付方法の導入などを含めて今後検討を進めてまいります。  また、市が徴収を行う各種手数料や使用料等の支払いについては、令和2年度から6年度までを計画期間とする第7次滑川市行政改革大綱・実施計画において、新たにキャッシュレスの推進の項目を設けたところであり、今後、導入について検討していくことであります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど検討していくということでありました。今までは現金を持って窓口に来られる方も若干いらっしゃって、銀行引き落とし、それからコンビニ収納ということも近頃は多くなってきたんじゃないかなというふうに思っています。  また、スマートフォンで今年度から納入できるということでありますので、手軽さは増えたとは思いますけど、今後、このクレジット決済等々、かなりの取扱いで手数料が跳ね上がる、あるいはシステム変更に莫大なお金がかかって、税金はもらったけどもシステム改修に何千万もかかって、結局何しとったやら分からんわといった事業であれば当然やめるべきだろうと思うし、私は、コンビニ収納で手数料納付は致し方ないと。ただ、それがクレジットの場合は、システムの改修というのが一番かかってくると思いますので、もっと手軽なものが出ればまたそちらにも傾注していただいて、税金の納付がスムーズに行われる、そしてお金を取り扱わなくても、利用者の方が窓口に行かなくても楽にできるといった方法をぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  丸山税務課長。 ○税務課長(丸山浩征君)  今竹原議員がおっしゃったようなことも含め、システムの改修等につきましては、今後、他の県内の自治体のクレジット決済とか、またほかにどんな収納方法があるのかを含めて検討していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひよろしくお願いいたします。  では、次の質問に移ります。  今年はほとんどの行事が、この新型コロナウイルス感染症によって中止や延期となりました。今後、以前のように行事ができるようになるために、市としての明確な基準を決めていくのか伺います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  極めて大事なことをきめ細かく質問いただきました。ありがとうございました。  今、コロナの問題で一番感じますのは、人の動きが止まっちゃう。交流がないもんだから心が閉ざされてくる。心も体も少し持て余しぎみになりまして、私、気がついたんですが、私一人かも分かりませんが、中学校の運動会へ行って、女の子が少し太っていると。ふだんのときの彼女らの体はスリムで、とっても元気がよくて、ばねがあってと思っておりましたけど、どうも体が重たい、そんな感じがします。  それから、お年寄りはサロンに行って会話する、それも閉ざされていると、心がやっぱりなかなか開かれないような状態で、ふんまんやる方ないというのが現状だと思います。  前に学校の話をしましたけど、コロナに対する認識、意識が個人によって随分と差があります。そんなことで、一概にこの形、この方法がいいと決めつけるのはなかなか難しいというふうに思います。  萎縮して動かないからコロナが広がっとらんがかなと、コロナが広がらないから、なーん、心配要らんがやという考え方と、どっちでしょうかね。これもなかなか判定が難しいと、このように思っています。  行事開催の市としての明確な基準については、これまで各行事の所管課職員が関係団体等と協議しながら適正に判断してきておりまして、今後の情勢の変化が見込まれる場合は、これまでの市の対応を基準に、その時点の状況を鑑み必要な対策を適正に判断し対応してまいりたいと。固定したものはまだございませんし、これからも流動的に対応するということになりますので、その都度しっかりと見極めて形を整えていきたいと。  例えば、私は最初から屋外でやるものは絶対止めるなと言うんだけど、スポーツ関係はみんな止めました。やっぱりコロナが怖いとビビっちゃっている。滑川にコロナが広がっていないのにコロナがそこにあるという、そういう見解の下にみんな足を止めてしまう。そのことによって、今言いましたように、心も体も疲弊してくるような状況を心配していて、あらゆる面でやれる形を考えてぜひやれと、できる範囲のことをやれという指示をずっと出し続けてきております。それでも応じてもらえないのは残念に思っています。  ふだんの健康管理がしっかりなってないところ、体が弱っているところには病気が入ってくる、それは当然でございまして、やっぱり何にもないときは、日常の今までの生活をきちんと続けること、これが大事だと思っておりまして、これからも、あんまり心配心配で閉塞感に閉じこもってしまうような、それを避けるように指導してまいりたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市長、ありがとうございました。  多分思いとすれば、それぞれの行事等々、主催者側でしっかりと判断をして、できるものであればやっていただきたい、できる自信がないものはやれないという判断が出ればやらないといったことで理解させていただきます。  では次の質問に移ります。  ずばり来年の成人式はどうなるのか、伺います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ちょっとまとめてきましたので読みます。  令和3年の成人式においては、3密を避けるため、ご家族に来場をご遠慮いただきたいと思っています。招待者も減らしたいと思います。成人者以外の来場者を極力少なくして成人者の座席を離し、会場内の換気を十分行い開催することを検討しておるところでございます。  ということは、大ホールで言いますと、後ろの階段席、あそこを目いっぱい広げて、成人者を主体に席の間隔をきちっと取りたいと、このように考えておるところでございます。  また、成人者には2週間前から体温測定をやっていただきまして、37.5度以上の場合は出席をお断りしたいと思っています。会場の入り口で検温と消毒をお願いし、歌の斉唱は声を出さないなど、新型コロナウイルス感染症対策を十分行った上で、1月10日日曜日、午前10時から市民会館大ホールで開催をする予定にしております。例年に比べ制限があるが、成人者にとって心に残る温かい式にしたいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  例年ですと、県外にいる二十歳の学生あるいは社会人に市民大ホールに集まっていただいて、セレモニーを行って、市長は必ず彼ら彼女らには滑川に戻っておいでというメッセージを送っておられます。でも、今年はコロナ禍だから、県外から人を集めるこの成人式については特に配慮が必要であるというふうに考えております。  先ほどは間隔を開けてということでありました。県外の彼ら彼女らが滑川に来た場合、もしかしたらウイルスを持ってきている可能性だってあるわけでありますので、こういったことで対策をもっとしなければならないというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  危険性は十分に考えられます。まだそこまで検討しておりません。早急に検討して方針を決めていきたいと思います。  以上。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  あと付け加えて言わせていただきますと、やはり一生に1回のセレモニーでありますので、特に着物を着た女の子たちは、マスクをすれば当然、朝から頑張って髪を結いに行って、着物を着せてもらって、顔も化粧をしてばっちりなのに、マスクを脱いだらファンデーションが取れただとか、そういったことでがっかりする可能性だってあるはずであります。でありますので、記念撮影のやり方、そういったこともぜひ頭の中に入れていただいて、ある意味思い出に残る成人式にぜひしてやっていただきたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな2番目の質問に移ります。  中滑川駅周辺地区整備事業について幾つか質問をさせていただきます。  まず、現在、実施設計業務委託中であり、フロア内の設計等、流動的なところがある中、賑わい創出協力事業者を募集しております。どのような交渉を行っているのか伺います。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  それではお答えいたします。
     中滑川駅周辺地区整備につきましては、まちのにぎわい創出に協力いただける施設への出店事業者を現在募集しており、これまで市の広報紙、ホームページ、タウン情報誌などへの掲載のほか、商工会議所、市内飲食店組合、喫茶店などへ協力や出店の依頼を行ったところであります。  その結果、8月末日現在で飲食区画への出店希望が2件ありまして、1件は喫茶店系です。もう1件はカレーなどの飲食店系であります。いずれも常時飲食を提供したいとの意向であります。そのほか、カルチャースクール事業者からの申込みや、常時ではありませんが、イベントなどが開催される際に物販したいなどの申込みが3件の計5件あったところであります。また、申込みまでには至っていませんが、飲食区画や物販区画への出店を検討している事業者とも協議を重ねているところであります。  申込みのあった事業者とは、どのようにしてまちのにぎわいにつなげるのか、現在計画している区画の規模で実施可能か、事業の継続性が見込めるかなどの観点を中心に協議を進めているところであります。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど申込みが飲食店で2件、その他3件ということで、プラスアルファということでありました。今後協議を進める中で、例えば今現在の思っているこのフロアの図面の中で、何店舗までなら入居可能なのか把握しておられますか。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  基本設計に基づきますと、1階で軽飲食区画が2区画、ラーメンやカレーなどの重飲食と言われるものに対しては2区画、あと、朝市関係を含む物販区画が3区画予定としてあります。1階部分では計7区画、2階のほうでは貸し事務所を想定したレンタル区画を3区画予定しておりまして、建物全体で合計10区画の予定としております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ということは、1階は別にして2階の区画については、例えばオフィスなどのテナントということも考えているのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  2階のレンタル区画につきましては、貸しオフィスなどを想定しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  関連しますので次の質問に移りますが、通年の維持管理費、これについて少しでも下げるためにも、先ほどのテナントオフィス、常時家賃を払ってもらえる事業者が必要というふうに考えますが、見解を伺います。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、施設の維持管理費の低減は重要な要素と認識しております。一方、事業者が継続して事業を展開することもまた重要な要素でありまして、それが継続的なテナント料として収入につながることになります。  飲食区画や物販区画は常時出店してもらうことを前提に協議しておりまして、テナント料につきましては、これまでの市有施設における出店事例なども踏まえ、基本的な考え方を示しながら、より事業者が出店をイメージできるよう配慮しているところであります。  なお、金額につきましては設置条例までに決定することとしておりまして、事業者側にはあくまで目安を提示し協議していく予定としているところであります。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ということは、先ほど冒頭のもう既に申込みされたという事業者、この方々とは家賃交渉しないまま行われたということでよろしいですか。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  申込みのあった方々については、それぞれ目安という形で提示させてもらっております。ただし、決定ではないので、変更の可能性はあるということもお伝えして協議しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  あくまで目安で交渉されて、申込みされた店舗さんが後々に、やっぱりこれだけの家賃ですよといって若干高くなった場合に、そんなに高いがやったら入らんわとやめるケースだって想定されると思いますが、この家賃について、安い家賃で入ってもらうのと、物販等であれば例えば売上げの何%を家賃にするとか、そういうやり方もあると思いますが、この家賃についての設定はどうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  具体的には、これまでの市有施設の例を基に、基本月額と今ほど言われました売上げに応じた加算額の二本立てになることで協議しております。  基本月額は平米当たり月額500円から1,000円の間になることと、あと、加算額につきましては、一定の売上げを超えた場合、数%を乗じた金額を負担してもらうということをあらかじめご説明させていただいております。あと、光熱水費は当然自己負担でお願いするということも併せて説明しております。  今のところテナント料を詳細に示してほしいとの問合せはありませんが、今ほども答弁したとおりでありまして、出店者側に配慮し、幅を持たせた金額ではなく、より出店イメージをシミュレーションしやすくなるよう提示して協議してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  分かりました。  じゃ、関連して次の質問に移ります。  図面上、ピロティー、外部ホール、それから建物の外などの利活用についてどう考えているのか。先ほどは一時的なイベントで店舗として使いたいというお話もございましたが、こういった常時店舗として構えない外部スペースをどのように利活用していくのか伺います。 ○議長(原 明君)  高倉まちづくり課長。 ○まちづくり課長(高倉晋二君)  お答えいたします。  ピロティー兼外部ホールにつきましては常時開放することとしておりまして、通路としてはもちろんのこと、オープンテラスやフリーマーケットなどのイベントスペースとしてにぎわいを創出する多目的な利用を計画しているところであります。  また、建物周辺の緑地や広場につきましては、建物の内部と外部のスムーズな動線計画に加え、緑地ですが憩いの場、イベントや軽運動場などができるよう計画しているところであります。  一方、防災の施設でもあることから、広場にはマンホールトイレなどを配置し、災害時には仮設トイレや物資置場等を想定しておりまして、建物を含めて地域の避難所機能を発揮する整備計画としているところであります。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  以前は、外部通路といいますか建屋の外は移動販売車などを置くという計画があったというふうに思っていますけども、本当のにぎわいの創出は可能なのかということを肝に銘じていただいて、テナントが入ったからそれでゴールというわけではございません。継続して事業者が商売できるまでにならないと建てた意味がないというふうに思います。  朝市にしても、通年、常に商品が並ぶということもないのかなというふうにも思いますが、世の中、道の駅で今日取れの農作物を販売してにぎわっているところも全国に幾つもあります。いみじくもここは駅前なので、道の駅ではなく本当の駅でありますから、ネーミングも含めてインパクトのあるものでPRしていかないと、にぎわいは創出できないというふうに考えています。  万が一の避難場所でもありますが、日中しっかりと人の流れをつくっていただける事業者に私はぜひ頑張ってほしいと思いますので、事業者の選定についてはよく吟味していただきたいというふうに思っていますし、維持管理費を少しでも下げるためにも、家賃を滞納するような業者では駄目でありますので、しっかりとお客さんについていただいて、売上げをちゃんと立てていただいて、家賃としてしっかりお金を払っていただける、そんな優良な事業者さんをぜひ入れていただければというふうに思っております。  では、次の質問に移ります。  今も残暑が厳しく毎日暑いですが、あと3か月もすれば冬です。エアコンをがんがんにかけていた今日この頃ですが、もうしばらくしたらストーブにお世話になる時期が来ます。  さて、除雪についてですが、昨シーズンの除雪にかかった予算について今シーズンも同様と考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  除雪関係の予算につきましては、今シーズンも昨シーズンと同様としております。委託料については、稼働の有無によらず除雪期間中機械を拘束することに対する固定的経費を支払う固定費と、出動に応じて支払う除雪費の最低限の額を計上しているものであります。  なお、実績に応じて委託料などに不足が生じた場合には、これまで同様、専決で対応することとしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年も同様な質問をさせていただいて、昨年は固定費を約4%上げましたよといった答弁でありました。昨シーズンは本当に雪の降らない日だったものですから、特によそ様から機械をリースした業者さんはリース代がかさんで全くの赤字だったということも聞いております。  そんなことから次の質問に移りますが、一部民間会社の場合、除雪業者とシーズン契約を結んで、出動回数が少なくても機械の借上料等に赤字が出ないよう配慮されております。市の場合は逆で、シーズン中出動回数が少なければ業者は赤字で市の負担は少ない。除雪は市内業者の協力で成り立っていることを考えれば、もっと配慮が必要ではないかと思いますが、改めて見解を伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  除雪費だけの支払いでは、除雪の出動回数によっては除雪業者に赤字が発生することも考えられることから、市ではこれを防ぐことを目的として、先ほども説明しました固定費を支払っているところであります。  しかしながら、今ほど議員ご指摘のとおり、自己所有の機械ではなく除雪機械をリースして除雪業務を実施されている業者の方は、出動回数が少ないと特に赤字になるものと考えられます。  市では、固定費の対象期間の見直しなど、引き続き除雪業者の負担軽減を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今年の3月定例会で私は関係した質問をしていますが、そのときの質問は、除雪業者の赤字が続けば業者もオペレーターも育たないということで、当局にどう考えるのかというふうに質問をいたしました。  そのときの答弁は、固定費や機械のリースなどの経費は、その年によって降雪量や積雪量が変動するため、今年度のように暖冬となり除雪回数が少ない年は、除雪業者にとって負担となるのは認識している。市では、除雪業者の負担を軽減するため、降雪の多い少ないにかかわらず、業者の機械管理費の一部を固定費として支払うこととしているが、利益がなければ除雪を辞退することも考えられることから、対策を検討してまいりたいと考えている、というふうな答弁をいただいております。  それから何か考えましたか。伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  固定費につきましては、近隣市町村等に問合せを行いまして支給月等を確認しております。また県にも問合せをして、先ほども申し上げたとおり、固定費の対象月数の検討を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  検討されるということですが、私はこの降雪、積雪も、度を越せば災害だというふうに思っていますが、認識を伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  平成29年度のように大変雪の多い年もあったかと思います。29年度辺りは各幹線道路でも通行ができなくなったりということで、積雪災害というようなことも言われておりました。そういったようなこともありますので、繰り返しになりますが、固定費等見直しをして除雪業者の方の軽減を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  除雪業者の軽減ということでありますが、それを踏まえて最後の質問に移ります。  令和2年度除雪に関する事前調査書に、市民からの除雪要望に応えるため、除雪の委託先として、市外業者の参入を検討することについてご意見をお聞かせくださいと書いてありますが、何のために設問したのか伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  お答えいたします。  昨シーズンにおいては、オペレーターの高齢化や除雪機械の故障などといった理由から除雪業者は2社減少した一方、新規参入ということで1社の方から応募がありましたので、最終的には1社減の35社と除雪業務委託契約を締結し業務を実施していただいております。  市の除雪計画では、この35社で頑張って行っていただいているところでありますが、随時市民の方から除雪要望が出てくるわけですけど、これには当然、業者数等の問題もありまして応じ切れない状況であることから、今回、除雪業者が減少傾向となっている中、市民からの除雪要望にお応えする方法の一つと考え、今後の参考とするため除雪業者の方にご意見を伺ったものであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  やっぱり今の今まで地元の業者を育てなかった罰がこういうような設問の仕方になっているのかなというふうにも考えますが、地元の災害をほかの市の方に任せるという根性が私は気に入りません。地元の業者の泣きで対応していただいている状況を分析してほしいというふうに思います。  路線によっては除雪に苦労するところもありますし、歩道除雪との兼ね合いもあるというふうに考えています。民間会社の駐車場の除雪であれば、従業員さんが通勤してくる前にフラットな現場を除雪できますが、市道や歩道は、道路幅員やアスファルトの状況、マンホールの蓋、それから側溝、グレーチング、ブロックなど、道路を熟知したオペレーターでないと上手に除雪ができないというふうに思っています。今は出動して何ぼかもしれませんが、路線ごとの難易度もはかっていただきたいというふうにも思いますが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  今竹原議員おっしゃられたとおり、大変町内の道路が狭いところを頑張って除雪していただいている業者さんもおれば、それなりに幹線道路と言ったらおかしいんですけど、除雪のしやすい、しにくいというのは重々分かっているわけなんですが、それに対してなかなかちょっと単価に差をつけるというようなことは現状難しいかなというふうに思っております。  何度も繰り返しになりますが、やはり公平な除雪体制といいますか、そういった観点からすれば、何度も言っておりますけど、固定費の見直しが一番よいのではないかというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私は、固定費もそうですけど、プラスやはりオペレーターを育てないと駄目だというふうに思っています。先ほども高齢化で辞められる方、事業者もぽんぽんと出てくるというお話でありました。当然、車の免許もやっとかっと取っておられる方に除雪を任せるというのもいかがなものかというふうに思いますので、ぜひ若い方にやっていただけるようなお願いの仕方といいますか、ぜひやってほしいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設部長。 ○建設部長(岩城義隆君)  建設業界もやはり高齢化が進んでいる中、最近では結構若い方を雇用しておられる業者さんもおられますので、年配の方は当然、除雪も慣れておられるかと思いますが、そういった若い方を育てていただくように、また建設業界といいますか、そちらのほうに働きかけてまいりたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  やはり地元の建設業者さんに除雪もお願いするというふうなことであれば、年間を通じてしっかりと、市が土木の仕事だったり、いろんな意味で公共工事を発注して余力をつけさせないと、この冬場の言ってみれば面倒くさい除雪を受けてもらえないわけでありますから、そこら辺も考えていただいて、ぜひ若い人が育つ環境をつくっていただきたいのが1つ。あとは、固定費を再考されるということでありますから、それも1つ。あとはやっぱり、路線の関係上、ほかからリースで機械を借り上げてくるといった場合への配慮もぜひ考えていただいて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時15分からといたします。
                     午後3時03分休憩                  午後3時15分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き、本会議を開きます。  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それでは、私は今回最後の質問者となりました。もうしばらくの時間、お付き合い願いたいと思います。  質問通告書に基づき、3つの項目について質問をさせていただきます。  第1項目めは、教育について質問いたします。  まず(1)、今定例会の補正予算案に全額国の補助金で575万円が計上されておりますGIGAスクールサポーターの配置について伺います。  文科省が発表しておりますGIGAスクールサポーター配置支援事業の説明資料によりますと、サポーターの業務例として、ICT環境整備の設計、工事や納品対応、使用マニュアルの作成、使用方法周知などがあり、この人材としてはICT関係企業OBなど、ICT環境整備等の知見を有する者と資料には書かれておりました。具体的にどのような事業になるのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  それではお答えします。  国のGIGAスクール構想における1人1台端末の整備については、令和5年度までの整備計画とされておりましたが、今年度、全学年分の端末を前倒しして整備することとなりました。  12月までに全2,437台の学習者用端末が納入される予定であり、端末の納入に合わせてGIGAスクールサポーターを配置し、端末の初期設定や各学校でのICTの活用に関する支援体制を整えることで、学校のICT化の実現に対応したいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  先ほどの開田議員さんの質問と今回のサポーター配置ということでの質問、答弁、ちょっとおぼろげながら分かってはきたんですけれども、要するに、12月末までに端末は配置されると。がしかし、いわゆるWi−Fi環境は2月末ぐらいですかね。要するに今年度ということで、端末をフルスペックで使う環境はなかなか整わないという中にあって、このサポーターさんは、今何となく言葉では言われたんですけれども、例えば私が以前からもよく指摘というか提案させていただいているのは、いわゆる教える側の先生のICT機器の操作能力といいますか、これがなかなかばらつきがあるということで、例えばそういうことに精通している人を各学校からICT教育推進委員みたいな形で委員を選任して、そういう人をトップランナー方式で配置して、そしてほかの先生を引っ張っていくというようなことも提案させていただいておるわけですけども、事前にちょっと伺いましたら、そういうことは既に取り組んでおられるということでありましたので、そういう人とこのスクールサポーターとは、どういうような仕事のやり方をやっていくのかなというのはちょっとイメージとしてつかめないので、そこら辺の観点からちょっと説明をしていただけますでしょうか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  今回のGIGAスクールサポーターに関しては、各学校に納入される1人1台端末の初期設定に業務を中心となって充てていくことを考えております。と申しますのは、ご存じのとおり、パソコンを初めて起動させるとき、初期設定をするとき、大変な時間がかかります。  また、校内のLANとつなぐということにおいても、いろいろと経験がないと難しい部分もございます。そういった意味で、学校ではなかなかできないこの初期設定のところで、GIGAスクールサポーターの活用を考えております。  その上で、この初期の起動する部分で、必要な知見みたいものを使う教員が必要であれば、またそういうことも習っていくことも、もしも必要であればそういうことも考えてまいりたいと思っています。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  私も以前、そういった民間企業に勤めており、設計がCAD化ということでCADを導入したときに、当然メーカーのそういったサポーターが来て、初期設定だとか立ち上げ、それから使い方、上手な運用の仕方といいますか、そこら辺まではたしかアフターフォローもしていってくれたような記憶があります。そういうことを考えたときに、今のいわゆるサポーターは最初の設定、立ち上げ、それだけということですね。  運用というか、そこら辺のところはもう完全にいわゆる教師側というか、使う側というのは、学校側で上手にやってくださいと。主にこの最初の部分だけということでよろしいんですか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  GIGAスクールサポーターに関しましては、初期の部分と考えております。  ただ、これからの運用とか活用に関しましては、例えば先ほど言いましたメーカーのほうから派遣してというサービスがあるかどうか。これまで新しいソフトとかを入れた場合に、そういうサービスもあって活用しているということもございましたので、今回の場合もそういうことがあるかどうか確認したり、また県のほうとしましても、オンライン初級体験研修会というものも開催しております。そちらのほうに学校から代表で行くことによって、先ほど議員さんがおっしゃったように、学校の中核となって、またそのオンラインの技術等を広げていくということもできます。  こういったいろいろな運用に当たって研修の機会があるかと思いますので、そういった情報も収集して計画的に実施したいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  せっかくの国の予算ではありますけれども、大いに活用してコスパを上げていただきたいなと思っております。  いみじくも今、県のほうでもということをおっしゃいましたけども、やっぱり県もいわゆる教員のICT活用能力に非常に不安を感じておられるようでありまして、このマニュアルを作成するということで考えているというようなことが新聞に紹介されておりました。そこら辺も、県も当然いわゆる高校に1人1台端末を今年の9月の補正で導入を考えているということでありまして、やっぱり考えていることは一緒かなと。せっかく入れても、先生のどういいましょうかね、上手下手というか、そういうことでせっかくのこういった機能を満足に発揮できないということが、そういうことになっているんだろうと思いますので、よくそこら辺も県とも連携を取ってやっていただければと思います。  それでは、次の質問に移ります。  (2)ですけども、中学校のスマホの持込みについて質問をいたします。  文科省は、7月31日、従来は原則禁止としている中学生によるスマートフォンや携帯電話の学校への持込みを認める上で、トラブル防止に向け4つの条件を設定するよう求める通知を全国の教育委員会に発出いたしました。  通知では、生徒の利用料の上昇や部活動で帰宅が遅くなることなどを踏まえ、1、学校での管理方法と紛失時の責任の明確化。2、学校や家庭による危険性の指導。3、学校と生徒らが協力したルール策定。4、閲覧対象を制限するフィルタリングを保護者の責任で設定のこの4条件を提示しております。  これらを満たせば、持込みを認めるとしたということでありますが、そこで本市の中学校のスマホの持込みについての対応についてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  今ほどおっしゃっていただきましたのは、令和2年7月31日に文部科学省から発出された「学校における携帯電話の取扱い等について」によると、小中学校においては教育活動に直接必要ないものとして、スマートフォンを含む携帯電話の小中学校への持込みを原則禁止すべきであるとしております。  なお、遠距離通学や公共交通機関を利用した通学など、携帯電話を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合は、個別の状況に応じて例外的に持込みを認めることも考えられるとし、その際は申請の上、職員室で保管するなどし、学校での教育活動に支障がない範囲での持込みを校長の判断で認めることを許容しているものであります。  また、今回の通知で中学校における持込みを認める場合は、今ほどおっしゃっていただきましたように確認いたします。  1番、学校と生徒、保護者が主体的に考え、協力してルールをつくる機会を設けること。2番、学校での管理方法と紛失時の責任の明確化。3番、保護者の責任の下でのフィルタリングの適切な設定。4番、学校及び家庭における携帯電話の危険性や正しい使い方の指導の4つの条件について、学校と生徒・保護者との間で合意がなされ、必要な環境の整備や措置が講じられている場合に限ることが条件となっております。  市内中学校では、特別な理由が認められるとき、持込みを許可している学校がございます。この場合、持ち込むことによって、日常の教育活動に支障がないように、登校時から下校時まで学校での一時預かりを実施しております。  また、生徒会を中心に全校生徒が遵守するネットルールづくりに向けての取組を行うとともに、特別活動の授業でその取組を取り上げて話し合ったり、生徒や保護者を対象としたスマートフォンやインターネットなどの教室を開催したりして、適切な携帯電話の使用を促しているところでございます。  スマートフォンやSNSなどの利用によって、トラブルや犯罪に巻き込まれるおそれのあることから、生徒が犯罪被害など危険を回避し、情報を正しく安全に利用できるようにするとともに、人権を尊重し情報社会での行動に責任を持ち、健康に留意して情報機器を利用することができるよう、情報モラル教育にも努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  結論は認めないと、例外的に認めると。だから、原則、滑川市としては認めないということでよろしいですね。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  今ほど文科省の通知、それから学校でのルールに従うものと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  分かりました。  このアンケートによりますと、中学生のスマホの所有率、利用率といいますか、これは2017年度の内閣調査ですけれども、66.7%ということです。つまり、3人に2人はもう自分のスマホを持っておるという状況が、2017年度ということであります。  これからまた、何といいますか、いろんなそういう災害時だとか、そういうところには認めている市町村もあるということでありますけれども、原則、滑川市は認めないということでありましたので、それは分かりました。  それでは、次の質問に移ります。  (3)いじめの認知件数について伺います。  これについては、先ほど開田議員が全く同じ質問をされておりましたので、確認の意味で、令和元年、2019年度は28件だったということです。  この質問をするに当たり、過去に平成28年12月定例会で岩城晶巳議員が全く同じような質問をされております。  不登校絡みの問題と併せて、いじめの件数を尋ねておられました。  それによりますと、平成27年度ですから、これは2015年度ですか。先ほどの4年前ですね。これは小学校で24件、中学校で5件、合わせて29件とこういうことが答弁されておりました。  先ほどもちょっと開田議員が質問されかかったような記憶ですけれども、要するに増えているのかどうなのかという質問をされたかと思います。それにはちょっとお答えがなかったかなというふうに思っておりますが、この4年前とのデータを比較すると、これは中学校のいわゆるいじめの認知件数は、明らかに増えているというふうに考えていいわけですか。 ○議長(原 明君)  広田学務課長。 ○学務課長(広田積芳君)  今ほどお話しいただきました平成27年から先ほど紹介しました令和元年度、昨年度にかけて中学校は増加の傾向にございます。小学校は逆に減少の傾向がありまして、両方合わせると大体同じぐらいの数で例年推移しているというふうになっております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  中学校では、少しずつ増えてきているということ。それと、先ほども言いましたように、中学生のスマホ保有率がどんどん増えているということで、いわゆるスマホを用いたいじめというか、これが非常に増えてきているということでの次の質問に移りたいと思います。  いじめ対策としては、先ほども答弁の中にありましたけれども、教師間の連携だとか、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置など様々な取組がなされているかと思いますが、近年スマホなどのいわゆるSNS上でのいじめが増えてきており、陰湿化、高度化していると言われております。  そこで、次の質問をいたします。  本年行われました滑川市第43回市民大学講座の最終日、3日目の講師は、滑川市柴生まれの谷山大三郎氏でありました。  谷山氏は、ストップイットジャパン株式会社の代表取締役という立場で、アメリカで開発されたスマホ用いじめ通報アプリ「ストップイット」を2016年に日本式スタイルに完成させ、その後、国内での導入実績が広がっております。既にアメリカでは約6,000校、266万人が利用しております。  2018年10月の日本経済新聞の記事によれば、2017年5月に自治体として初めて千葉県柏市が採用し、全中学校に導入されました。  その後、2018年10月中旬時点で岡山県や名古屋市、京都市など、11自治体が採用しております。私立の中学校、高校では先行して広がっており、生徒数の総計で約6万1,000人がアクセスできるSOSのインフラに育ちつつあると記事では紹介されておりました。  私が、調べたところによりますと、茨城県取手市でも採用されております。  実は、昨年、総務文教消防委員会の行政視察で訪れた大阪府高石市の私立羽衣学園中学校では、既にストップイットを導入しておりまして、実績を上げておりました。その際、私どもも谷山氏の存在を知ることとなり、行政視察報告書で紹介させていただきました。  そこで、滑川ゆかりの谷山大三郎氏が滑川出身だからということではないんですけれども、こういう非常に有効なものでなかろうかと私は思いますので、本市でもこのストップイットの導入を検討されてはいかがかと思いますが、見解を伺います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  すみません。質問の途上で、さきの質問の件、ちょっと気になりましたので、ご報告申し上げます。  27年とR元年の比較をされましたが、あまり細かなこともと思うんですけれども、具体的に言いますと、R元年度は中学校が11件なんですが、平成30年度は6件、平成29年は8件でありますので、徐々に増えたというわけではないということであります。  元年度につきましては、1年生で増えましたので、未認知が増えたのではないかというふうに思っております。ほとんどが、悪口、からかいということでありまして、全体を見て、過去3年を見ても、いわゆるスマホ、ネットに関するもの、認知だけかもしれませんが、ほとんどなくて1件程度ぐらいであります。ちょっと訂正しておきます。失礼します。 ○議長(原 明君)  広田学務課長、よろしいですか。 ○学務課長(広田積芳君)  お答えします。  SNSを使って匿名のいじめ相談を行うアプリ「STOPit(ストップイット)」は、事前に研修を積んだ教育委員会の相談員や委託先の外部相談員などがチャット形式でやりとりして相談に対応するシステムで、生徒が望む場合は学校に報告するなどの対応を取ることもできると聞いております。  県教育委員会では、別のシステムにより、平成30年度、令和元年度の2年間、SNSを利用したいじめ相談モデル事業を行い、その結果によると、SOSを求める生徒にとって相談のハードルを下げるという成果が見られたと聞いております。  一方、面談や電話相談につなげていくことが難しい、スマートフォンの所有や利用を推奨することにつながりかねないとの課題もあると聞いております。  児童・生徒が、学校以外でいじめ相談を求める場合は、県や民間の各種団体による電話相談やファクス、メール相談、法務局によるミニレターなどを活用しております。  こうした相談窓口について、ポスターを掲示したりカードを配付したりして、児童・生徒や保護者に案内しているところであり、児童・生徒が一層利用しやすいための周知の仕方などを工夫するとともに、児童・生徒がいじめのSOSを発信しやすい環境づくりに今後とも努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ストップイットの導入、要するにみんな似たような、要は匿名で相談ができるというラインアプリか何かだろうとは思うんですけれども、そういうことを子どもたちにも親にも周知徹底していくということで受け止めましたけれども、今後もその辺の周知徹底をしていただければと思います。その辺、よろしくお願いいたします。  では、2項目めの子育てについて質問いたします。 ○議長(原 明君)  尾崎議員、5番目。 ○7番(尾崎照雄君)  5番目、すみません。ありがとうございます。どうも大変緊張いたしまして、忘れていました。  5番目に移ります。  新型コロナウイルス感染症対策として、学校のトイレの手洗い場の蛇口を自動化にしてはどうかということであります。  新しい生活様式の実践例では、一人一人の基本的感染対策として「手洗いは30秒ほどかけて、水と石けんで丁寧に洗う」とあります。  せっかくきれいに洗っても、ハンドル水栓に触れると効果が減ってしまうことは自明の理だと考えます。これは地方創生臨時交付金の対象にもなるかと考えております。当局の考えをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  広田学務課長
    学務課長(広田積芳君)  お答えします。  9月の定例会で予算計上している学校再開に伴う感染症対策・学習保障などに係る支援事業を活用し、寺家小学校を含め7小中学校のトイレの手洗い場に設置する予定としております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  少しずつ対象を増やしていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、2項目めの子育てについて質問いたします。ア、イまとめて質問いたしますので、よろしくお願いいたします。  今回の補正予算の中に新生児子育て応援事業として、4月28日以降来年の3月31日までに生まれた新生児を持つ親を対象に5万円の商品券を配付するとあります。  国の特別定額給付金10万円は、給付対象者が4月27日時点で住民基本台帳に登録されている者ということで、基準日以降に生まれた新生児は対象外ということでありました。  しかしその後、同じ学年になる新生児にも、同じく10万円を給付する自治体が全国的に広がっております。  開田議員は、この事業に対して「若いママは大喜び」ということを紹介しておられましたが、中にはほかの地域に住むママと情報交換しましたら、滑川は5万円、ほかの近隣の市は10万円ということで、何で滑川は半分なのかということで、滑川の若いママが思うこともあるかと思います。私も立場上、そのママからどうしてと尋ねられることも今後あるかと思いますので、そのママに説明するような形で、この5万円の根拠の説明をお願いいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長落合真理子君)  お答えいたします。  先ほど開田議員の質問にもございましたけれども、新生児子育て応援事業費は、国の特別定額給付金の対象外となる本年4月28日から今年度末までに生まれた新生児を持つ親を対象に、新生児1人当たり5万円分の商品券を送るものでございます。  なぜ5万円なのかということなんですが、コロナ対策や子育て支援には、市としても様々な事業を実施しておりますけれども、限りある財源等も鑑み、新生児1人当たり5万円としたものでございます。  そして、なぜ商品券なのかということでございますが、商品券につきましては、滑川商店連合協同組合が発行する市内共通商品券ナメリカードを送ることとしております。子育て世帯の家計を支援するとともに、市内経済を喚起することの効果も期待できることから、このナメリカードを送ることとしたものでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  尾崎議員、コロナ対策は各市町村それぞれ独自で考えています。  トータルでは、コロナ全体の対応は決して全体では負けているとは思っていません。1つずつ取り上げると滑川よりも高く設定したところはいろいろあります。だけど、全体を見ると、滑川には追いつかないのだと思うところはいっぱいあるはずです。トータルで見てやっていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  分かりました。  また、若いママに尋ねられましたらトータルで見てくれと、滑川が絶対ほかの市町村に負けていないということだということであります。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  あるママさんがありがとうとそう言っています。 ○7番(尾崎照雄君)  中にはそういうママさんもいるかなと、今後そういうことを受けたときに、今市長が言われたことも、しっかりまたそのママさんにお伝えしたいと思います。  では、3項目めの防災について質問をさせていただきます。  (1)ですけれども、コロナ禍における避難所運営について伺います。  この質問は、前回6月定例会でも質問をさせていただきましたが、その後の対応についての質問であります。  6月の議会答弁に基づき、7月中には「防災情報・避難所運営BOOK」の改訂版が作成されました。7月29日付で私どもの手元にも届きました。  そこで質問ですが、まずこの改訂後に第一段階として、市職員に対するマニュアル見直しの周知ですとか、研修、私はこれが極めて重要であると考えておりますが、そこら辺のことについてどのように対応されたのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  お答えさせていただきます。  避難所運営マニュアルにつきましては、防災情報についても盛り込んだ「防災情報・避難所運営BOOK」を通しまして、平成30年3月に作成したところでございますが、本年に入り、新型コロナウイルス感染症が世界中に脅威をもたらしている状況を受けまして、去る7月に感染症に対応した避難所運営マニュアルに改訂したところでございます。  改訂版の避難所運営BOOKにつきましては、避難所44か所のほか、自治公民館用として全町内会長、また滑川防災士連絡協議会の各会員、そのほか市の各課等にも配付するとともに、市長と語る会や9月号広報、市ホームページ等を通じまして、広く市民に周知を図らせていただいたところでございます。  市職員におきましてはというところでございますが、先ほど申し上げさせていただいたとおり、各課にこの改訂版ブックを配付した際に、主な改訂内容についても案内しているところでありまして、職員がそれを各自、目を通して確認しているものと理解しておりまして、今のところ、全職員を対象にしました研修会の開催は考えていないところでございますが、災害時には各職員が迅速に対応することが肝腎だと考えておりますので、改めて職員に周知徹底してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  自覚のある市職員であるがあるがゆえに、しっかり読んでおるだろうという性善説に基づく答弁だったかというふうに思っておりますけども、とはいうものの、市はやっぱり旗振り役といいますかね、そういう立場でありましょうから、まずはその辺の市職員への周知徹底を何らかの形でやっていただきたいなというふうに思います。  それと併せて、次の質問になりますが、防災訓練であります。  これも、昨日の古沢議員の代表質問でもあったかと思います。この辺も、やはりこれからの何といいますか、防災に対する当局の姿勢として非常に重要なことであると私は認識しておりますので、再度当局の考えをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  では、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえました避難所の開設訓練につきましては、早期に実施する必要があると考えて検討を重ねておりました中、今月27日に西加積地区自治会連合会さんで防災訓練が実施されることから、この訓練とタイアップさせていただきまして、総務課職員や実際に避難所開設運営に携わる市の職員、滑川防災士連絡協議会が連携しまして、改訂した避難所運営BOOKに基づき、市職員らが段ボールベッドや感染防止にも役立ちます間仕切りの組立て等を実演指導することで、万が一災害が発生した際におきましても、住民の皆さんたちが自ら避難所を開設できる体制を築くことができるよう、一緒に支援してまいりたいと考えております。  また、地区主体で行われます避難所の受付時におきましては、非接触型の体温計を実際使用されまして、検温されることと聞いておりまして、体調不良者の動線の確認もそこで行われる予定でございます。  多くの住民の皆様が参加される中で、地域防災力の向上が図られるものと考えております。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  西加積につきましては、要は実践といいますか、経験をしないで頭の中だけで分かっては何もならないと。いざというときに、頭の知識だけでできるもんじゃありません。  そういうことで、まず西加積が今回やられるというものですから、そこに乗っけてもらうと、そして各地区それぞれ全部が順番に訓練をやってもらうと、体験をやってもらうと、こういうことにしております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  今の市長もまさに、私は乗っかかっただけじゃないかということを言おうと思ったんですが、市長が乗っかかったといみじくもおっしゃいましたので……。  私が常々申し上げているのは、市主体、市が主催をして、そして市内の各地区の代表、関係者を集めて、そしていわゆるコロナ禍における避難所運営の例えば段ボールベッドだとか、仕切り板だとか、そして体温計で高温の方はあっちこっちと分けたりとか、そういうことをやっぱり市が主催者となってやる。  そして、地区の市内から全域に関係者を集めて、そしてそれからまた広げていくというようなやり方がまずは理想じゃないかなということで、やはり市の災害対策本部長は、これは市長だと思います。市長がよしやろうと、こういうことがやっぱり一番大事かなというふうに思いますので、そういうことでやっていただきたいなということを切にお願いしたいと思います。  それで次ですけども、これは(2)ですけども、マイ・タイムラインの作成について質問をさせていただきます。  マイ・タイムラインとは、住民一人一人のタイムライン、これは防災行動計画と言いますけれども、台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇するときに、自分自身が取る標準的な防災行動を時系列的に整理し、自ら考え、命を守る避難行動のための一助とするものです。  その検討過程では、市区町村が作成、公表した洪水ハザードマップを用いて自らの様々な洪水リスクを知り、どのような避難行動が必要か。また、どういうタイミングで避難することがよいのかを自ら考え、さらには家族と一緒に日常的に考えるものであります。  各自治体では、ホームページに作成の仕方などを紹介し、市民へこの作成を呼びかけております。  本市でも、広く市民にこのようなマイ・タイムラインの作成についての周知啓発を行ってはどうかと考えます。本市でのこのマイ・タイムラインの作成について当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  マイ・タイムラインにつきましては、議員が今ほどご説明していただきましたとおりでございますが、台風や豪雨といった災害に襲われた場合に、河川の水位が上昇したときに住民自らが命を守るために、各自が取るべき行動を時系列に整理したチェックリストのことでございまして、本市においても、各自がいざというときに避難行動を判断するために、各自・各家庭で作成しておくことが望ましいものと考えております。  そこで、マイ・タイムラインの作成に際しましては、今年の5月号広報の6ページでも市民の皆様にお知らせさせていただいたとおりでございますが、富山市の水橋にある富山防災センターにおきまして、マイ・タイムラインの作成コーナーが用意されておりまして、まずハザードマップや説明動画により水害の危険性を10分程度学習した後、「逃げキッド」と呼ばれますマイ・タイムラインの作成を支援する入門的なツールを用いまして、説明動画と併せ、20分程度で作成できることから、ぜひそちらをご利用していただきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  分かりました。  先ほども、質問で申しましたけども、マイ・タイムラインというキーワードでヤフー検索をいたしますと、各自治体のホームページにそのマイ・タイムラインの作成の仕方とか、ハザードマップだとか、そういうことと関連して防災コーナーのところに載っております。  そこまで今の段階ですぐというわけにはなかなかいかないとは思いますけれども、そういうことを参考にしながら、著作権の問題もあろうかと思います。そこら辺、できますれば、そういったホームページまでの掲載ということで、これはあくまでも載せることが目的じゃなくて、市民にそういった手法を学んでもらって、そして自分の身は自分で守るというような啓発活動に結びつけていただきたいというふうに思いますので、この辺もよろしくお願いいたします。  では、次の質問に移ります。  (3)市指定避難所のWi−Fi環境について伺います。今後の避難所における情報収集や情報伝達の面で機能強化のためには、ますますWi−Fi環境の整備が求められております。  そこで、まず現状はどうかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  現在、市で指定している44か所の避難所のうち、Wi−Fi環境が整備済みの施設は3施設、市民交流プラザ、図書館、青雲閣といった現状でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  最後ですけれども、では残りの41か所の市指定の避難所のWi−Fi環境について、今後どのような計画で整備を考えておられるのかについてお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  今後の避難所におけるWi−Fi環境につきましては、今年度中に小中学校9校に整備が計画されておりまして、平時の利用につきましては制限されますが、災害時には避難者がWi−Fi環境を利用できるように整備される予定でございます。  市では、今後とも避難所におけるWi−Fi環境の整備充実を順次検討していくとともに、現在デジタル化整備工事を進めております防災行政無線やメール配信サービス、緊急速報メール、ケーブルテレビなど、あらゆる情報伝達手段を用いまして、市民の皆様に迅速かつ的確に情報伝達できるように努めてまいりたいと考えています。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  今の市内の小中学校のWi−Fi環境というのは、これはGIGAスクール構想の環境整備と併せて、そういった災害時に当然避難所にもなりますので、何といいますか、共用するという考え方になるんですか。 ○議長(原 明君)  櫻井総務課主幹。 ○総務課主幹(櫻井雄一君)  お答えします。  先ほど学務課からありましたけど、学校のそういったネットワーク環境を整備する中で、併せましてこういったWi−Fiの整備にも今現在取り組んでいるものでございまして、確かに議員がおっしゃられたとおり、学校では平時には児童・生徒がWi−Fi環境を利用して学習したり、教職員の皆さんは授業用のデータを作成するなどといった活用を考えられまして、災害時にはそういった平時のWi−Fiのネットワークとは別に分離した、お互い行き来できないようなネットワークを構成するなどしたセキュリティー対策を講じたものを今整備する予定でございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この間の上市川の水害避難、南部小学校と田中小学校、このときに既に避難された方からWi−Fiが何でないんだという指摘を受けておりまして、特に避難する体育館等、その場所でしっかりと使えるようにしたいと。今お話をしてくれたとおり、今年いっぱいにきちっとやりたいということであります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  何しろ、いわゆる災害に対しては、まずは自助、共助、そして公助という形でありますけれども、原則は自分の命は自分で守るということが言われておりますけれども、やはりその公助といった部分も非常に重要な部分であるかと考えます。  市民の安心・安全のためにも、速やかにそういった環境も整えていただくことをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎決算特別委員会の正副委員長の選任 ○議長(原 明君)  日程第2、先般設置されました決算特別委員会における正副委員長の互選の結果をご報告いたします。  決算特別委員会委員長に岩城晶巳君。  同副委員長に大浦豊貴君。  以上のとおり選任されました。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(原 明君)  日程第3、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されております議案第50号から議案第66号までにつきましては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び特別委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  お諮りいたします。  議案調査等のため、9月9日から11日、14日から18日の8日間を休会といたしたいと思います。
     これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(原 明君)  ご異議なしと認めます。  よって、9月9日から11日、14日から18日の8日間は休会とすることに決定いたしました。  なお、9月12日及び13日、19日から22日の6日間は、市の休日のため休会となっております。  9月23日、午前11時から本会議を開き、各委員長の報告を求め、質疑、討論、並びに採決を行います。  討論を希望される方は、9月23日、午前9時まで、議長宛てに通告願います。  本日はこれにて散会いたします。                  午後4時08分散会...