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令和元年 9月定例会(第2号 9月 9日)

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  1. 滑川市議会 2019-09-09
    令和元年 9月定例会(第2号 9月 9日)


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    最終取得日: 2021-09-21
    令和元年 9月定例会(第2号 9月 9日)                  令和元年9月           滑川市議会定例会会議録 第2号 令和元年9月9日(月曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 2 号                        令和元年9月9日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(13名)     2番 大 浦 豊 貴 君    3番 脇 坂 章 夫 君     4番 青 山 幸 生 君    5番 角 川 真 人 君     6番 竹 原 正 人 君    7番 尾 崎 照 雄 君     9番 原     明 君    10番 岩 城 晶 巳 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君
        15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(2名)     1番、8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                        上 田 昌 孝 君  副市長                       石 川 忠 志 君  総務部長企画政策課長兼務財政課長兼務税務課長兼務  石 坂   稔 君  企画政策課主幹                   相 沢 卓 巳 君  総務部参事総務課長事務取扱             澤 口 幸 二 君  総務部参事(消防署長)               按 田 隆 雄 君  財政課主幹                     奥 村 勝 俊 君  営繕課長                      川 岸 弘 明 君  税務課主幹                     高 倉 晋 二 君  産業民生部長福祉介護課長事務取扱生活環境課長兼務  藤 田 博 明 君  市民課長                      石 川 久 勝 君  市民健康センター所長                結 城 幹 子 君  生活環境課主幹                   石 坂 康 仁 君  産業民生部次長海洋資源振興課長事務取扱観光課長兼務 網 谷 卓 朗 君  商工水産課長                    長 崎 一 敬 君  農林課長                      黒 川 茂 樹 君  建設部長                      藤 名 晴 人 君  まちづくり課長                   石 井 正 広 君  建設部参事建設課長事務取扱             岩 城 義 隆 君  公園緑地課長                    荒 俣 哲 也 君  上下水道課長                    長 瀬   斉 君  浄化槽整備推進担当課長               石 川 美 香 君  会計管理者会計課長事務取扱             菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                  伊 井 義 紀 君  教育長                       伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱       上 田 博 之 君  学務課長                      広 田 積 芳 君  生涯学習課長                    地 崎 紀 子 君  子ども課長                     落 合 真理子 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                      妻 木 朋 子          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  15番高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  おはようございます。  はじめに、昨日から関東方面を中心とした台風15号の上陸によって被害に遭われた皆様方にはお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧にご努力いただきますようお願いする次第であります。  それでは、会派自民を代表して、あらかじめ通告をしてあります質問をいたします。  今回は第4次総合計画、平成28年から平成32年(令和2年度)までの予定で後期基本計画が出されております。その点について、何点かにおいて質問をさせていただきます。  この第4次総合計画後期基本計画は、平成28年3月に発行されております内容で、1章、2章、3章、教育と文化のまちづくり、まちが元気、産業が元気という3章からなり、それぞれ3項目の課題に分類しての目次となって計画がされております。  この基本計画もそろそろ後期の後半、残すところ、あと1年余りとなりましたが、この成果が上がっていること、現状では道半ばであるもの、目標年度まで成果がなかなか上がらないのではないか、次の時代に引き継がなければならないのではないかという事柄がいろいろあると思いますので、そういった事々について質問をさせていただきたいと思います。  はじめに、教育と文化のまちづくり、この中でいろいろたくさんあるわけでありますが、芸術・文化の振興の中で、文化財の保護と活用について、我が市の代表伝統芸能である新川古代神、松坂踊りといういろいろな芸能があるわけでありますが、この保存会の皆さん方には、滑川まつりやいろいろなイベントで参加をしていただき、会場を盛り上げていただいている一端があるわけでありますが、当然、総合計画にも記載してあるように、次世代への保存継承をしていくための調査研究を行い、文化財保護条例に基づいて保護、保存を行っているとなっているわけであります。  具体的にどのような対応をされているのか、お示しを願いたいと思います。  この件について聞くところによると、地域の歴史や文化、伝統を学ぶなどで市内の小中学校へ保存会から講師を派遣して、地域の伝統芸能の保存と継承をしていただいているという事実もあるわけでありまして、そういった中でも保存会は、会員数の減少や高齢化によって大変苦労しているということも聞いているわけであります。このままでは、今後の存続も危惧されるような状態だということも聞いておりますし、その反面、今ちょうど運動会のシーズンになっているわけですが、運動会に新川古代神踊りを4年、5年、6年生に披露していただいているということは、大変滑川市にとっても子どもたちのこれからの将来にもいいのではないかと思っているところでありますので、ご意見を聞かせていただきたいと思います。  次に、福祉と健康のまちづくりの中で、少子化社会への対応で、保育環境、経済的な支援、子育て支援、子どもの遊び場、多世帯同居、婚活支援等があります。  その中で育G・育Bプロジェクトの項目もあるわけです。あんまり聞きなれない言葉でありますが、育Gは育てる子どもたちのじいちゃん、ばあちゃんに協力をしていただく、そういった項目のものの例えでないのかなと思っておりますが、基本は人(子どもたち)が生まれて、育てて暮らす、その中で若者たちが寄り集まり、結婚して市内に住んでもらわなければならないと思うわけですね。  そこで、そのような状況づくりの一端に、地域全体の協力とともに、年ごろの若い男女が結婚を意識して出会える場所や環境づくりが必要だというのが、これは当たり前の話でありますが、そういう若者が出会うきっかけ、場所、人と人とのつながりや、男女お互いの関心度を高めるようなイベント、事業、または男女の中に入る人、昔は仲人ばあさんとか、じいさんとか、おせっかい屋さんとかと言ったわけでありますが、こういった方々が少なくなったのではないかと思っているわけであります。少なくなった理由をいろいろこじつけているわけでありますが、もう自分のためだけで、人のためにはあんまりせっかいを焼かないという風習もあるのではないかと思います。  そこで、この長期計画の中にある婚活支援活動の状況と成果、今後の見通し等をお伺いするものであります。  次に、人が集う魅力あるまちづくりの中から、居住・生活環境の整備の推進について、何点かに分けてお伺いをいたします。  旧街道(旧宮崎酒造跡地を中心とした)瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備についてお伺いいたします。  この地区は、改めて言うまでもなく、昭和初期・中期、昭和40年、50年、私どもの小さいころは、市内さらしや通りに次いで瀬羽町ということで、1番、2番の繁華街としてにぎわったところだと思っております。  中でも、東地区の常盤町から橋場にかけて、橋場から高月にかけて、旧北国街道沿線としてにぎわってきた場所でもあり、現在もなお当時の古民家や旧町屋住宅、また、国の登録有形文化財が点在しているところでもあり、東地区沿線にも点在をしているわけでありますが、橋場を中心とした西地区の宮崎酒造跡地までの間には、その当時をしのぶ建物が多いことから、NPO法人滑川宿まちなみ保存会と活用の会等で活用の企画をしていただいて、年々にぎわいを創出していただいているところであります。  この地区については、以前、今回の計画が出る前にも、東地区開発計画、当時のJR滑川駅前、エールや交流プラザをいろいろ中心とした開発もされてきているところであり、今回、その当時の改革の中には、西地区開発計画として市役所周辺を中心とした市民会館大ホールも新しくすれば、中滑川駅前から橋場、瀬羽町までの開発もすればという計画もあったやに思っているところでありますが、いずれにせよ、市民のため、その時々の状況に合わせて、今日までそれぞれ進められてきていると思います。  そこで、今回、瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備について特にお伺いをいたします。  現状は、旧宮崎酒造跡地で年1回開催されているベトナム・ランタンまつりが大変好評であり、県内各地から当時は異国情緒たっぷりで、いろいろ外国人の方々、特にベトナムの方々が寄り添う場所としてにぎわっております。  そのほか、平日でも訪れる人がだんだん増えてきているようでありまして、訪れた方々に少しでも長く当市、当地に滞在をしていただくための環境づくりも大事でないのかなと思っているところであります。  よって、橋場周辺、現状は橋が2つになって、一方通行になっているわけでありますが、このロータリーの橋の欄干や橋の状況そのものとか、その周辺、いまだにただのコンクリートの護岸や蛇かごがそのままになっている、こういったような状況がむき出しになっているわけでありまして、過去、昔の北前船、米騒動の発祥の地、北国街道沿いに相応した環境とはかけ離れているわけであります。  そこで、こういった状況をその過去のそういったようなことが思い起こさせる、また、旧北国街道にちなんだ観光地的に改修できないものか。  また、旧宮崎酒造跡地も含めた隣接した旧家の利用状況や、現在住んでおられる住民の反応、また利用、観光、イベント時の駐車場、人がだんだん多くなると、当然車の行き来があるわけでありまして、駐車場や交通手段をどのように考えておられるのか、毎回何回もこの質問に出てくるわけでありますが、改めてお伺いをするものであります。  次に、中滑川駅前(旧JA跡地)の進捗状況についてお伺いをいたします。  この問題につきましても、この後の質問者からもいろいろ通告が出ているようでありまして、また出てくるわけでありますが、私からは、さきの3月議会や6月議会に、産業厚生建設委員会でもこの問題について、また去年、おととし、過去のJA跡地を購入してからずうっと議論をされているところであります。特に6月に議会でも調査費、設計費も含めて承認されているところであり、現状と進捗状況をお伺いするものであります。  次に、この滑川駅前、あいの風とやま鉄道周辺の旧市営住宅跡地は、その後、どうなっているのかについてお伺いいたします。  この地は、建物が老朽化、また入居者の減少、あわせて雇用促進住宅等のかかわりで、解体跡地は現状は更地になっているわけであります。いつまで市有地でありながら、駅前周辺でもあるこの地をこのままにしておくのか。また、今後いろいろな計画を出されるのか、しているのかについてお伺いをしたいと思います。  次に、市営住宅の中にいろいろ北野や上小泉等々、駅前もあるわけでありますが、その中で耐震等の対応がされているのかという通告であります。  この地区は、瀬羽町の浜際にあるわけでありますが、旧街道沿いの古民家に観光に訪れた方々がたまたま裏道に入ると、一般民家もありますが、市が管理する市営住宅もあって、外観とかは景観で裏だからいいようなものの、あまりよくない。玄関に物が散乱しているという箇所もある。こういった事々があるので、これらを少し整理する。また、整備する市としての行政指導が必要であるのではないかという市民の声もありますので、お伺いするものであります。  その次に、ゲリラ豪雨対策で、今ちょうど台風15号も来て、大きな雨が降っているようでありますが、長年の念願であった中川放水路、沖田川放水路が完成をいたしました。その後、その近隣は集中豪雨とかいろいろな水害に十分安全が確保されているのかについて再確認等をさせていただきたいと思います。  豪雨による災害がいつ、どこで、どのような形で発生するか、これはなかなかわからないわけでありますが、今我々の富山県や滑川市でも今のところは、全国的には低い、災害の少ない地域だと言われているわけでありますが、いつ、どこで、どのように発生するかわからない。こういったような状況で、特に沖田川については、あいの風鉄道の線路より下は完成して、多少安心したものの、さきの雨でも線路脇から上流側は相変わらず、水があふれがちだということであります。  線路をくぐる水路幅の拡張が以前にも当局からも拡張しなければならない、こういった話も出ているわけでありますが、こういった事々が急務で、線路をくぐる水路を広くしないと、上がこの沖田川に飲み込まないのではないかというのも当然だと思いますが、そういった事々も考え合わせてお伺いをいたします。  次に、活力あふれるまちづくりの中で、農業――林業は滑川には少ないわけでありますが、水産業、工業の振興の働き手の確保対策についてお伺いをいたします。  はじめに、耕作農家離れによる請負者、営農組合等の確保について、またそのような対策について、今後まだまだ離農者が増えるのではないかと思われるのですが、現状で賄い切れているか、働き手の確保が心配されるところであり、これからの行政指導も踏まえた考えをお伺いしたいものと思います。  現状は、滑川市には、田んぼとか畑を合わせて2,420町余りの耕作面積だということを聞いているわけでありますが、そのうち、水稲、水田を自作――自分で今までどおり、自分の耕地は自分で耕作している面積、またはその中には現状、田んぼするが嫌になったからやめとくわというような耕作放棄地もあるようでありますが、そういったところを合わせると、2,423ヘクタールのうち1,280ヘクタール余りがいまだに自作農家、自分でつくっておられる。あと、利用権を設定して、また委託者に委託してつくっておられる面積がその残り、1,140ヘクタール余りだということを聞いているわけでありますが、その委託先である組合組織は、滑川市にどれだけあるのかというと、大体25組織だということを聞いております。その25組織を単純に割り返すと、1組合当たり大体45から50ヘクタールになるわけでありますが、組合・組織の中には、1組合法人で約100から150ヘクタールを受けておられる組合員もあるようでありますが、年間を通して作業、設備投資の規模が一番の問題で、どの組合法人も高齢化が進んで作業員不足、今後、目先、5年後、6年後、7年後、もうすぐそこまでも大変心配しているところであって、この組合法人も今やめようか、あしたやめようかという人ももう何人かおられるようでありまして、その依託先が大変心配される。  そこで、農家からの、まだまだ先ほどからも言っておりますように、自作農家の方々が委託の中では、将来的にもっともっと委託希望が増えるのではないかと思っているところであり、一層の農業関係者の働き手不足が深刻な状況と思われるところでありますが、お伺いするものであります。  次に、工業・企業・工場の労働人口においても同じでありますが、農業人口よりも、市外からの労働人口の確保も多少可能なのかなと思っているところであります。市内にも優良企業が多く張りついてきていただいて、頑張っていただいておるところでありまして、より一人でも多く滑川に住んでいる人が滑川で働いていただけるような施策が大事だと思われるところであります。そのあたりの行政、市の対応等もお伺いしたいと思います。  次に、これらのこのいろいろな産業の中で、もう1点、伝統的産業をもう1つの中で、継続を心配しているものがあります。家庭薬配置業(売薬)の人口対応をどのように考えておられるかということであります。  この家庭薬配置薬業は、今はコンビニとかドラッグストアとかというものが普及してきているわけでありますが、以前から何回もこの質問は私もしたことがあるのですが、江戸元禄時代から300年余りの歴史と伝統を持って、今日まで全国津々浦々に普及して、保健衛生の向上に大きく貢献した産業だと思います。  この産業については、我々の子どものころは、市内の半数程度の戸数が関係者もしくは従事者であったということもありますが、この平成のはじめのころ、また10年前、20年前ぐらいまでは500人を上回る、また何千人という従事者がおられたのですが、今日では、高齢化や後継者不足で100人を切るような状況になってしまっているということであります。  「先用後利」という独特なこの商法をこのまま消してもよいものかどうか、お伺いをするものであります。  次に、一瀉千里に話しするわけでありますが、観光振興についてお伺いいたします。  この件につきましても、後ほど会派会長のほうから観光についての質問が通告してありますので、簡単にお願いいたします。  ほたるいか観光だけに固持せず、市内各所に隠れた名所、旧跡地を掘り起こす必要はあるのではないかと思います。  何もほたるいか観光に、力を入れるなと言っているわけでありませんが、この滑川市内には多くの名所旧跡、文化財があるはずであります。こういった物事をホタルイカの観光は期間に限られている。年間を通して海上観光は朝だけ、その日の天候に左右される。朝昼夜とは言わなくても、少なくても一年を通して観光をしていただける状況下をつくる必要があるのではないかと思います。  隠れた観光とか、そういったような物事については、滑川市の文化財のこのいろんな史跡にも多くの文化財が載っているわけでありまして、ぜひこういった中からでも観光地を掘り起こして、考える必要があるのではないかと思っております。  次に、昨年からことしにかけて、特に台湾観光、台湾から滑川市に来ていただく観光に力を入れているわけでありますが、先月7月26日から7月29日までの4日間、台湾美食展に出展参加をされております。この記事については、この広報、ちょうど9月号の広報の中に4ページにわたって記載してあるので、大変すばらしいPRをこの市民の方々にもされたなと思って感心をしているところであります。
     そこで、この団長として行ってこられた。この滑川市に、富山に、日本に来ていただいたら、ぜひ滑川のホタルイカのところへもひとつ寄ってくださいよという趣旨で行っていただいておるんだと思うわけでありますが、この成果について、今後の見通しについて、石川副市長団長にお伺いをしたいと思います。  次に、我が市の人口、将来展望について簡単にお願いしたいと思います。  ひとが元気、まちが元気、産業が元気、基本は地域に住む一人ひとりだと思います。  そこで、全国的に県、市町村ともに、人口減少傾向については、避けられない問題と思います。我が市においても、直近の発表では、人口は3万3,303人、前年同比では45人増えておる。増えているのは、県内10市の中でも滑川市が唯一というようなことも聞いておりますし、そうだと思いますが、数字的にはそうだと思います。  世帯数では、1万2,423世帯で、前年同期と173戸増ということであります。単純に市外から滑川市に住んでいただいている大変ありがたいことの一端だと思いますが、人口増加したというところの中で、戸数が173戸増えれば、少なくても人口は173人以上増えているのかなと単純に思うところでありますが、42人しか増えていない。自然減少が多いということになるのだと思いますが、こういった事々についての考えをお伺いしたいと思います。  次に、鳥獣対策について。  はじめに、イノシシ、カラス、猿、その他、キジとか、そういういろんな小動物もあるわけでありますが、この鳥獣対策についても、私も今日まで何回も質問をしております。  今回の質問なんですが、最近、特に山手の農家だけの問題でなく、町場の住民にとってももはや穏やかでない状況、以前からカラスだけだと思っておったら、猿、イノシシ、カモシカ、熊、サギ、いずれも、今々新たにどこかから来たものではない、昔ながらの動物であります。  そこで、ここ近年になってその数の多さと人里に出没する農作物や住民への迷惑被害、我が市においてもイノシシはイノシシの被害、猿は猿の被害、そのうえ、ことしは熊が多く出没するのではないか。とりわけカラスによる被害は、旧国道の滑川消防署前の交差点、ここは今々じゃなくして、以前から言われておるのですが、夕暮れどきになると、どこからともなく電線に群がるカラスがずうっといる。夏といえ、冬といえ、集まっている。もはや、行き来する車は信号待ちをすると、まさにふん害、もう運転手はみんな怒っとる、こういったような状況であります。その対策について、これはどうしようもないのかどうか、ここは市の対応についてお伺いをしたいと思います。  次に、イノシシ対策であります。  このことについては、毎日のようにとは言わなくても、新聞ニュース欄を賑わしている家畜伝染病の豚コレラの媒介についての記事であります。  我が市は大丈夫かという心配も市民からもありました。  豚コレラに関する養豚場は、我が市には実質、荒俣地区に1カ所のみと聞いておりますが、近隣、早月川上流、対岸とはいえ、養豚場があるわけでありますので、人ごととは言い切れないと思います。  以前はカラスによる鳥インフルエンザ、今度はイノシシによる水稲への悪臭被害、今度はイノシシによる豚コレラの感染被害、家畜の伝染病のまき散らし、今度は猿が何を起こしてまき散らすか、熊は何をまき散らすか、これは大変心配するところであって、こういった事々についての今後の対策対応についてお伺いをし、通告してある質問にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いを申し上げます。  それでは、上田市長、お願いします。 ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  高橋代表の代表質問、頂戴いたしました。  数点につきまして、私のほうからお答えしたいと思います。  まず、第1問の(3)番のいわゆる中滑川駅前の進捗状況についてということでございますが、さきの委員会でも話がありました。予算も決めたのになぜやらんとおしかりを受けております。  ですが、これは委員会のほうでも研究の結果、いろいろまた考慮すべき問題であるのでというご指摘を頂戴しましたので、それらも含めて改めて検討を続けているところであります。議会の皆さんには、そういう意味では、熱心にいろんな角度から研究をいただくこと、ありがたく思っております。  それから次の問題でありますが、旧市営住宅の跡地でありますけども、これも前に議会では途中の話をいたしました。  一番最初は、厚生連滑川病院に退院後の受け入れがないと、要するに病院だけだということで、非常に皆さんお困りになっている。これの受け入れの何といいますか、施設ができないかということを厚生連にもご相談申し上げましたところ、厚生連はいわゆる厚生連といいますか、農業関係の病院であって、これを許可しないというのは国の方針だということで、これを断念せざるを得なかったと。  また、これについては、ホテルがないと。滑川に少ないということでありまして、各企業へ来られる県外からのエンジニアが来て、いろいろ指導にも相談にも来るわけでありますけども、これらの人たちが宿泊はみんな魚津と富山へ流れると。これはタクシーの運転手が言っているわけですから、間違いありません。  ということで、滑川にはホテルがやっぱり必要だということで問いかけておりました。もちろん、金融機関、銀行にも相談をしたわけでありますが、紹介をするということで、紹介は銀行ではしてくれたのでありますけども、見に来ていってはいるんですが、決定的にはここに来ないと。やっぱり何か魅力が欠けているんだろうと、このように思います。  単純な話が、滑川に宿泊したいんだけど、滑川には料亭がないと。接待をする場所が欠けているという話も決定的な要素だということも聞いております。でありますので、こういう要件から、ホテルはなかなか定着しにくいということでございます。  でも、最近、民間のやっぱりホテルで問い合わせがございました。今検討をされていると思います。朗報を待ちたいと、このように思っているわけです。  それから、あの地面につきましては、地元の企業がうちで使わせてくれということでありましたが、あそこは駅前の住宅街でありますので、製造業、これは果たして似つかわしいものかどうか、これも検討が必要だと思います。  それから、場合によっては、こういうことがしっかりとどれも駄目だったときには、住宅分譲すれば、これはすぐさま処分できると思っています。住宅分譲は、希望される方は駅の近くでありますので、全くこの土地の処分については心配をしないことにしたいと思います。しっかりした目標のある方に使っていただきたいというのが待っているこの状況の考え方のもとになっております。  それから、第4次総合計画後期基本計画をもとに伺うということの(6)番、「ひとが元気、まちが元気、産業が元気」の基本は、地域に住む人々ではないかと思うが、人口減少を踏まえ、本市の将来、5年後、10年後の推移をどのようになると考えているのかという問いでございました。  高橋議員は5年、10年の話はなさいませんでしたよね。言葉がとまりましたね。問いは、活字はこうなっているんですが、おっしゃらなかった。  そこで、この先ほど人口の推移をおっしゃったわけですが、ちょっと申し上げておきます。  31年、ことしの1月1日、3万3,285、2月1日、3万3,269、3月1日、3万3,243、そして4月1日、3万3,236、ここまで落ちております。5月1日には急に3万3,303、急に3万3,300台に戻ったわけです。そして、6月1日は3万3,315、7月が3万3,272――落ちました。8月1日は再び3万3,303、9月1日は3万3,313というふうになっております。  ご存じのように、去年からずっと滑川市の状況は新築住宅が増えております。去年だけじゃない、ことしに入ってからもとまりません。先ほどは何か鋭い質問がありましたね。うちの数ほど人間は増えておらん、こういうことでありますが、それは社会構造でありますから、それぞれの事情、比例して必ず増えなきゃならないということ、これを分析できる人がおったら、大したもんだ。僕にはできない。指摘することは簡単ですが、果たしてこれを分析し、改善する方法があったら教えていただきたいと、このように思っています。  ところで、言われなかった5年後、10年後の人口推移、これを言える人がいたら――いないと思いますよ。だって、社会変化は5年後、10年後なんかは予測するのっていうのはちょっとおかしいんだ、それは。5年後、10年後なんて予測できませんよ。社会変化が激しい。社会構造が変わる。だから、経済学者でもそういうことを言う人がおる。人口動態、だってそうじゃありませんか。消滅都市があるということで、推計を意識してきた滑川の推計の目標が3万1,000人になるという推計もあったんですよ。違っているじゃないんですか。だから、5年、10年という話はちょっとよしていただきたい、このように申し上げておきたいと思います。  続けて、問の2でありますが、イノシシ、カラス、猿害の対策について伺うということでございます。  イノシシ、カラス、猿等の有害鳥獣被害防止対策については、有害鳥獣の捕獲体制強化のため、滑川市鳥獣被害対策実施隊を設置しておりまして、これまでも銃器やおりによる捕獲活動やパトロールの強化を図っているところでございます。  近年、出没が増え、被害が特に大きいイノシシの対策として、これまでのおりによる捕獲に加え、地元町内会と連携し、イノシシの侵入防止効果の高いグレーチングの設置に侵入防止柵などの整備活用を進めているところでございます。  このほかに、やっぱり報道でいろいろ言っておりますので、参考になるものはございました。柵の要するに耕作地側の林側、要するに柵の手前、ここが草がぼうぼうであると、イノシシが隠れる、イノシシの体が見えなくなっておるんで、ここに近づいて柵の下をくぐるということでございましたので、柵の手前5メートルほど草を刈る、こういう作業をやっておるわけです。これによってイノシシは大分侵入は防げたとは思っています。  そんなことで、いろんなやり方、これは日本中の課題であると思っておりますので、この滑川だけが特別のやり方があれば、特許でも取って、宣伝してやるというふうにも思うわけです。でありますが、これは日本中のといいますか、特に中部圏のこのあたりは、県境の石川と福井の何か引っ張り合いか押し合いかやっていましたよね。なかなか難しい問題であることは事実です。  そこで、私は高橋議員にお願いします。あなたは自民党です。自民党でこの対策は国として対応できないか、この話をつけてください。お願いいたしたいと思います。これは滑川市で決定的な対応はできませんので、自民党でやってください。お願いしておきたいと思います。  豚コレラにつきましては、おっしゃったとおり、滑川市に1棟の豚舎がございますので、これは大変心配になっておるところでございますが、県を挙げて一生懸命に頑張ってもらってありがたいと思っています。  日常の消毒や、そしてそのほかの対応につきましては、県も頑張ってもらっているということで、これも本当にありがたいと思っているわけです。  私どもでは、到底対応できる範囲を超えていますので、これも自民党としてしっかりと押さえていただきますようにお願いして、答弁にかえさせていただきます。  終わります。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、私のほう、観光の振興についてのお尋ねにお答えを申し上げたいと思います。  まず、滑川市の観光ということでは、やはりその中心をなすのは何といってもホタルイカを中心とした観光であろうと、そういうふうに思っておるわけでございます。  ほたるいか観光につきましては、長い歴史の積み重ねの中で、今日では世界中から観光客がおいでになります。そしてまた、多くのマスメディアに取り上げられる本市のやはり最も基幹的な観光であろうと、そういうふうに思っておるわけでございます。  しかしながら、滑川市にはこのほかにもいろんな多くの観光資源があるということでございます。  例えば、湾岸クルージングやほたるいかミュージアム、タラソピア、そして宿場回廊には、旧宮崎酒造のほか、有隣庵、城戸家、廣野家など多くの国登録有形文化財があるわけでございます。  特にこれらの文化財につきましては、今ほど議員さんからもおっしゃいましたNPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会や、有隣庵の所有者でございます山形大学の永井先生らのお力をおかりして磨き上げてきたものでございます。  このほか、行田公園あるいはまた東福寺野自然公園、そしてまたイベントではほたるいか海上観光をはじめ龍宮まつり、ねぶた流し、あるいはベトナム・ランタンまつり、そしてまた秋にはグルメの森、そして冬にはそばまつり等々、季節ごとに多くの滑川市にはイベントがあるわけでございます。  それで、さらなる観光客の増加や、特にインバウンド促進のために、見る、遊ぶ、食べる、あるいは憩うといった観点での新たな観光資源の掘り起こしというのはとても重要であろうと、そういうふうに考えておるわけでございます。  現在ある資源の環境整備や磨き上げることも、もちろんこれは重要でございますが、これからの観光客のニーズ等を考慮しながら、新たな観光資源の掘り起こしについて検討してまいりたいと、このように考えておるわけでございます。  いずれにしても、滑川市の基幹観光とあわせまして、新しい資源の掘り起こし、これをセットで滑川市を全国的にあるいは世界的に発信するということは、観光面においても非常に大切なことだろうと思っておりますので、これからもいろんな面での検討をしていきたいと、このように考えておるわけでございます。  それから次に、台湾の美食展の参加についてのお尋ねがございました。  今ほどおっしゃいました9月号の広報にも、そのことについて紹介をしておりますけれども、台湾への観光PRということで、滑川市、それから株式会社WAVE、そして市の観光協会合同で台湾美食展への出展、そしてまた旅行会社へのPR活動を7月に行ってまいりました。  この美食展は、台湾観光協会が主催をしておりまして、毎年15万人の来場者がおいでになるということで、台湾の食の一大イベントということになっておるわけでございまして、ことしはちょうど30回目のイベントでございました。こういう中で、この美食展の出展では、26日から29日の4日間、ホタルイカの天ぷらや海洋深層水天日塩「健好の塩」、それから深海ウォーターの販売、市観光パンフレットの配布、市紹介DVDの放映、SNSの投稿を促進する写真スポットの設置やキラリンによるブース紹介、ホタルイカや滑川についてのアンケート調査等々、いろんな活動を行ってまいってきたところでございます。  4日間で、天ぷらは約1,900食、健好の塩100個、それから深海ウォーター48本、持っていったものを全て完売したところでございます。  それから、市の紹介パンフレットが3,000部、それからキラリンの名刺が2,000枚の配布、それからSNS投稿200人の発信、それからアンケートは213人の方に協力をいただいて回収したところでございます。  その詳細につきましては、広報にも紹介をしておりますが、ホタルイカの天ぷらがおいしかったというのは、食べられた方の98〜9%がおいしかったということでございまして、私どもは、このホタルイカについて非常に自信を持って帰ってきたというところでございます。  これらに加えまして、現地では、テレビとか新聞、それからツイッターなど各種マスメディアの取材とか、キラリンによるメインステージのPR、またブースの活気や長い行列などにより、会場全体の中でもひときわ注目を集めていたと、このように考えておるわけでございまして、本市のPRにおいて、一定の成果があったものと、このように考えておるわけでございます。  また、25、26日の2日間では、旅行会社8社へのPR活動を行ってきておりまして、これは本年2月に市長、議長、あるいは観光協会会長等の皆さんがPR活動してこられましたその第2陣として、それらに加えて新たな観光会社へも訪問をしたところでございまして、一部の旅行会社とはその場で商談等も行ってきたところでございます。  それで、台湾でのPR後、今日までレストラン光彩の昼食で2回の利用が台湾からございました。8月に33名、9月には37名の人が食事を召し上がっておいでになります。  今後もこの予約があることから、これらをきっかけに、さらにほたるいかミュージアムや富山湾岸クルージングの利用にもつながるよう、台湾の旅行会社などの関係を大切にしていきたいと、このように考えておるところでございます。  今後の見通しといたしましては、台湾観光客の誘客は、緒についたところであり、これから継続した対応が大きな成果につながるものと、そのように考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  芸術・文化の振興の中で現状と課題について、特に新川古代神保存会や新川松坂踊り保存会の現状について伺うというご質問でございます。  郷土芸能は、地域の歴史と伝統の中で生まれ、守り伝えられた地域の宝であり、将来にわたって保存継承される必要があると考えております。  新川古代神保存会、新川松坂踊り保存会は、市内全小中学校で毎年度、各学校を2回から6回程度、児童・生徒の踊り練習の指導講師となって、各学校の運動会、体育大会、ふるさと龍宮まつりなどで、小中学生の披露、発表に寄与しておられるわけであります。  また、地区公民館等で開催されております夏の納涼祭等の各種イベントにおいて、子どもたちや地域の方々とともに、歌や踊りを披露するなど、郷土芸能の保存継承に努めておられます。  新川古代神保存会は、県内各市町村を巡回して毎年開催される富山県民謡民舞大会 ふるさと民謡民舞まつりに出演するなど、県内外に滑川市の郷土芸能を精力的に発信されており、今年度は11月10日に滑川市民会館大ホールにおいて、県内各地の民謡民舞とともにご出演され、開催される予定となっております。  また、新川松坂踊り保存会は、東加積地区を拠点として、地域に密着した活動を繰り広げられ、自然豊かな中山間部で継承される歌踊りを郷土の宝として子どもたちへ伝承され、子どもたちとともに地域で普及する役割を果たされております。  郷土芸能の保存継承のため、とりわけ本市の将来を担う子どもたちの伝承はまことに大切なものでありまして、両保存会とも協議しながら、今後とも引き続き支援に努めてまいる所存であります。 ○議長(原 明君)  石坂総務部長。 ○総務部長(石坂 稔君)  それでは、私のほうから、問1の(2)婚活支援事業についてのご質問にお答えさせていただきます。  婚活支援事業につきましては、平成27年度から市内在住の独身の男女が継続的に集まり、イベントの企画などを通じて交流を深める「滑川!オトナ部活」などによる出会いの場の提供をはじめ、親が最近の結婚事情を理解することで、家庭における子の結婚に向けた環境づくりを目指した「親のための婚活講演会」の開催や、婚活イベントを実施する民間団体への費用助成などに取り組んでいるところでございます。  その成果といたしまして、本年8月末までに、市主催の婚活イベントには延べ415名が参加しまして、カップルが成立しました37組のうち5組が成婚に至ったほか、3団体に対して婚活イベントの費用助成を行ったところでございます。  総合計画におきます目標数値に照らしてみますと、市主催の婚活イベントへの参加者数は目標に達しているものの、婚活イベント実施団体への助成数や成婚者数につきましては未達成であることから、今後、婚活イベントの費用助成についての周知を図り、幅広い出会いの場の提供による成婚者数の増加を目指してまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  藤田産業民生部長。 ○産業民生部長(藤田博明君)  それでは、私のほうから、大きな1の(4)活力あふれるまちづくりの農・(林)・水産業、工業、家庭薬配置業の振興、働き手の確保対策についてお答えさせていただきます。  アとしまして、農業になりますけれども、耕作農家離れによる請負者(営農組合等)の確保について、今後まだまだ離農者が増えると思われるが、現状で賄い切れるのか、働き手の確保ができるのかというご質問についてでございます。  農業を取り巻く環境については、全国的に農業者の高齢化や後継者不足から農業者の減少が見られ、当市においても、今後の担い手確保が課題となっております。  このまま離農者が増加していけば、現状の農地の耕作を賄うことは困難であることから、市ではこれまでも、1つ目として、地域の中心となる担い手への農地の集積・集約化の推進、2つ目としまして、持続的な農業を実現するための人・農地プランの更新、3つ目としまして、作業の効率化や規模拡大に必要な機械等の助成、4つ目としまして、中山間地域等直接支払制度や多面的機能支払制度による耕作放棄の防止や水路及び農道の管理などの保全活動、5つ目としまして、学校給食用野菜や深層水を活用した農産品の栽培の推進などを行い、積極的に農業振興へ取り組んできたところでございます。  高齢化などにより、農業者の減少に歯どめがかからない現状にありますが、農業者が将来にわたり希望を持ち、安心して営農に取り組んでいただくためにも、引き続き新規就農者の育成と農業用機械による農作業の省力化や自動化、もうかる農業の仕組みづくりなどに関係機関と連携して取り組んでまいりたいと考えております。  2つ目ですが、イとしまして、当市は工場出荷額が人口1人当たり県内一と言われるが、市内労働人口について、今後減少が見込まれる。働き手と雇い入れについての今後の対応はというご質問でございます。  現在公表されている県内市町村別工業統計調査結果によりますと、本市の製造品出荷額は約3,428億円で、県内の自治体では4位、人口1人当たりでは1,028万円で、トップを維持しており、年々その額は上昇しているところでございます。  しかしながら、多くの企業が労働者の確保について苦慮されており、設備の自動化や外国人労働者の雇用等で対応されているところでございます。  市としましても、雇用機会の安定化と人材の確保に向け、市内企業と地元での就職を希望する学生やUターン就職希望者とのマッチングを図るための企業説明会の開催や、企業の設備投資とあわせて新規雇用があった場合には、工業振興事業補助金を交付するなど、少しでも雇用につながっていくよう、事業を継続実施してまいりたいと考えております。  次に、ウとしまして、我が市が唯一の伝統的産業とも言える家庭薬配置業(売薬)の人口減少についての対応をいかに考えているかというご質問でございます。  本市の配置薬業は、300年以上の歴史と伝統を有しており、本市の経済の基盤を支えてきた産業であると認識しているところでございます。  本市の家庭薬配置業従事者については、平成30年12月現在で67名と、年々減少し続けております。その背景には、従事者の高齢化や後継者不足、一般用医薬品のインターネット販売の開始、ドラッグストアが広く普及していることなどが挙げられます。  この流れは、県内、さらには全国的なものであり、なかなか抜本的な改善策は難しいところでございますが、滑川市薬業会において、「薬のまち滑川」のPR活動を今年度新たに実施されるとされており、市としましても、連携を図りながら、業界の発展並びに後継者の育成確保に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今の家庭薬配置のことについて一言申し上げておかなきゃいかんと思います。
     私のうちでは、昔は売薬の箱が4つも5つもありました。今1個もないです。それだけ薬業従事者の皆さんが地元の販売をどのように考えておられるのか。  今、身近なことをちょっと申し上げました。皆さんの家庭でもどうですか、売薬のこの箱はありますか。  そんなことを考えると、やっぱり薬業界の人が後継者をどう思っておられるか、そこにあると思いますし、1つは、薬業界から市の行政に対する希望、要望は一回も出たことがない。これは問題だと思いますよ。やる気があるんなら、やっぱりそのように応援を頼むという話があってもいいと私は思います。なかなか勇気のある発言を、私しておるわけでして、決して軽んじているわけじゃなくて、やっぱり薬業の、今言った家庭薬配置業のこれまでの実績、そして社会的承認、これを大事にしなきゃいけないというのは高橋議員と考えはおんなじだと思います。  だけど、本人たちがその気になってくれなきゃどうしようもない話、そのように思います。  以上です。  薬神神社はいつも参っておりますからね。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  それでは、私のほうからは、問1の(3)のア、エ、オのお尋ねにお答えいたします。  まず(3)のア、旧街道瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備はというご質問でございます。  瀬羽町地区と橋場周辺には、国登録有形文化財の廣野家住宅や廣野医院、また近隣には小沢家、城戸家、旧宮崎酒造をはじめ、歴史的価値を有する建築物が多く残っております。瀬羽町周辺にまつわる歴史を継承していくこと、また歴史的価値が高いものの保存は意義深いものと認識しております。これまでもこうした地域資産の保存や活用に支援し、また宿場回廊めぐり案内マップや説明サインなどの作成を行ってきたところでありますが、今後とも、こうした歴史的文化財の保存、継承、周知、周辺の修景整備に努めてまいりたいというふうに考えております。  その一方で、瀬羽町と橋場周辺においては、空き家や空き地が増えているところでもございます。引き続き、空き家・空き地を活用した店舗や飲食店の創業者に対し支援するなど、対策を講じてまいりたいというふうに考えております。  なお、ご質問の中でイベント時の交通手段についてのお尋ねがございました。イベントなどの来訪者は車が中心であろうかと思います。周辺の市有地を駐車場として使っていただいているところでございます。  続いて、エでございます。エの市内の市営住宅で老朽化が進み、入居者がいないところがあるのではということでございます。  ご質問の中で、議員、浜町住宅のことをおっしゃいました。  浜町住宅につきましては、昭和55年から57年にかけて建設された7戸の戸建て住宅でございます。現在、7戸のうち5戸が入居しておりまして、あとの2戸は退去後の次の入居に向けて修繕中、あるいは入居募集中の状況でございます。  物があふれて見た目が悪い住宅があるとのご指摘でございます。  確認いたしましたところ、その住宅に入居されている方が庭先に自営業の商売道具を置いておられるということでございます。  ご指摘のとおり、旧北陸街道の町並みに近く、市外からの観光客等も多いことから、そういうことも考慮し、少し整理整頓するように促したいというふうに思います。  続きまして、オのゲリラ豪雨対策で、長年の念願であった中川放水路、沖田川放水路が完成したが、その後は本当に安心して大丈夫なのかというご質問でございます。  中川放水路の完成により、鋤川、四間町川、中川、伝五郎川、沖田川の5つの河川の下流市街地における治水機能の向上が図られたところでございます。  しかしながら、沖田川については残流域が多く、中川放水路完成後も河川氾濫が起きたことから、これを解消するため、富山湾へ直接放流する沖田川放水路が整備されたところでございます。  これにより、あいの風とやま鉄道の鉄道敷直下に設けられた沖田川放水路の分流部より下流域については、浸水被害の軽減が図られたものの、分流部より上流に設置されている観測地点におきましては、依然として氾濫危険水位をたびたび超えていることから、対策が急務な状況でございます。  このため、今年度、県において、鉄道敷の横断部及び上下流の取りつけ部を含めた区間について詳細設計が行われ、放水路第2期工事が実施される運びとなり、引き続き沖田川の総合的な治水対策が行われることとなっております。  市としては、総合的な治水対策の早期完成に向け、関係機関に働きかけたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  いろいろとご答弁ありがとうございました。  細かく言えば切りがないので、また質問ですから、あんまり細かく言いたくありませんが、今言われたまずその沖田川等の災害については、いつ、どこで、どうして起きるかわからないので、精力的に県等に要望しながら、ことしから第2期工事が行われるというでありますので、これ、ぜひまた進めるようにお願いをしたいと思います。  次に、いろいろ市長からの答弁の中ででも、中滑川の駅前、精力的に委員長からの報告も私どもも聞いているので、これは地元の田中町だけの駅ではなく、また施設ではなく、滑川市全体のものですので、いろいろ考慮しながら、ひとつ検討をお願いしたいと思っております。  それと、石川副市長が丁寧に台湾の美食展の説明もいただきました。こういったような事々が、私どもの全員協でもあんまり語られていなかったので、今いい機会だったなと思っています。  余談ではありますが、市民からこのチラシを見て、これもいろいろ見ると、副市長がにわか仕立てではあったけど、現地の言葉で挨拶もされたということも書いてあるので、これは頑張って頑張ってやってこられたんだなと思っておりますし、この上の片方のここに、私も中国語、よくわからないので、ホタルイカ料理を売りに来た人がおると。で、1部と言うんでしょうね、例えば50元、それで先ほどの質問で1,900食売れたと。これ、ちなみにこの1部50元というのは、日本のお金で幾ら、これ、1匹50元ではないですよね。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  1元は約3.7円でございまして、50元ですと、200円までいかない額だろうと思います。それで、匹数は、そのときのいろんな状態で、基本的には4匹ということでやっておりました。場合には5匹出したときもありますけれども、一応そういうことであります。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  余計なことでありましたが、そういったようなことをせっかく行ってこられたので、このチラシをそれなりによく興味を持って、市民の方々が見ておられて、中身まで見ておられるんだなと思いながら聞いておりましたので、余計なことでありましたが、聞きました。  それと、観光についてなんですが、後からまた我々の会派会長も話しすると思いますが、この滑川の文化財の市史というものもこうしてあるわけでありまして、こういったようなものから、大げさとはあれなんですが、ひとつホタルイカにあわせて、またいろんな観光の掘り起こしをやっていく必要があるのではないかと思います。  そこで、私ども、どこでも視察に行くと、いやいや、この程度の観光なら、滑川にもいっぱいあるのではないかというふうなところもいっぱいあるので、この目次の中には指定文化財は滑川には33カ所、未指定の文化財は42カ所、そのほか、指定、何もないようなところが、こことこことこういうようなものがいっぱいあるよということを書いてあるので、せっかくこういったような資料もあるので、ひとつ再度こういったような思いも勘案しながら、考え方についてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  観光につきましては、その切り取り方とか発信の仕方によって、いろんなものがいろんな可能性を持つわけでありまして、そういう意味では、今議員おっしゃったように、いろんな角度からいろんな素材を発信すると、そしてそれを滑川の観光につなげていくということは非常に大事だろうと思っております。  それともう1つ、先ほども申し上げました、やはり基幹としてホタルイカを中心とした観光をしながら、プラスアルファとしてそういうふうな発信をしていって、市全体としていろんな文化財を含めた観光素材を発信することによって、滑川市の観光がつくられていくんだろうと、そういうふうに思っておりますので、そこらあたりも含めて、今後またさらに検討を重ねていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございました。  ぜひ資源を有効に使うように、また努力をお願いしたいと思います。  では次に、もう時間も限られてきているわけでありますが、伊東教育長からの答弁の中で、郷土芸能、新川古代神と松坂踊り、この関係者の方々につきましては、平均年齢がもう80を過ぎておるような状況の方々が多い。  そこで、我々もたまにどこかの宴会場へ行くと、新川古代神の歌をまことに上手に歌う人も中に滑川市にもおられる。松坂の踊りを上手に踊る人も中にたまに見るわけでありますが、こういう人たちを取り込んで、もっともっとやっぱり郷土芸能に取り込む施策、方法はないのか、そういう努力はしておられるのかについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  議員おっしゃるとおり、県内には民謡に関して保存会にかかわる連合体と、また日ごろから趣味、そして活動として毎週のように稽古されて、歌や踊りをいろんな全国各地のものを稽古されて、大会に出場される普及型の団体があるということは存じております。それぞれそういった団体に対して、それぞれの支援の仕方があると思うんですが、例えば発表の機会をまた増やしていくということもあると思われますので、今後とも、そうした普及団体のほうにも目を向けて発表の機会も考えていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございました。  ぜひその思いの中で努力をいただきたいものと思っております。  次に、農業関係の中でなんですが、大変もう全国的にこれは滑川市だけでなしに、聞くところによると、隣の魚津も上市も立山も全部心配しとるがいちゃと。この営農組合とか受け手、農家の受け手の問題についてでありますが、本当にあした、あさっての真剣な取り組みの中で考えていかなければ、将来的に滑川、日本の農業の田んぼがなくなってしまうがじゃないがかと。耕作放棄田になってしまうがでないがかというようなことであります。  こういったような事々も、この全部が委託農家になってしまうと、とんでもない話なので、100%とは言わなくても、今半分ぐらいは組合に委託をされている。こういったような状況で、組合の充実ももうちょっと図れば、もっと安定した、このいろいろな農業耕作者の経営にも寄与できるのではないかと思うところであり、ひとつこのあたりの検討も考え方をお願いいたします。 ○議長(原 明君)  藤田産業民生部長。 ○産業民生部長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  先ほどからお答えしているとおり、農業後継者、農業者人口の減少ということについては、本当に大きな課題というふうに捉えています。  市のほうでは、引き続きということになるかと思いますが、経営体の育成と農地の集約化を進めておるということになります。  国のほうでも、そういった問題、農業者人口の減少ということで、場合によればスマート農業の推進であるとか、あるいは外国人労働者、あるいは農福連携といいますか、農業と福祉関係の作業所との連携あたりも進めてはおりますが、あと、今集約化も含めてですけれども、既存の兼業農家の方についても意欲を持って取り組んでいただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとう。よろしくお願いします。  それで時間もなくなりましたので、最後にもう1点。  この鳥獣保護、鳥獣の害ですが、1点だけ、滑川消防署前交差点というところにカラスがこれで何十年、あそこの電線に夕方、ちょうど日暮れどきに、ざーっと集まっておる。ここの状況をこれ何とかならないものか、これはひとつあれですね。  過去に私もこういう話もしましたら、行田公園からカラスが移ってきて、あそこが明るくてにぎやかしいから、あそこに車がいっぱい通るし、あそこの電柱にとまって休んどるがじゃないがかという話もありましたが、信号待ちをしておったら、ちょうどその上にとまっておるカラスがふんをすると、その際、車が汚れる。それで「はあ、あのカラスのおるっちゅう交差点かい」とかという、大変その意味では名が知られているようでありますが、車が通るのはいいですが、これは日本中そういうのならそうでいいがですが、滑川市のイメージダウンにもなりかねない大変な問題だと思いますので、何とかぜひこの対策に取り組んでいただきたいと思います。要望をしておきます。  以上で私の代表質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  項目、多くありませんし、いずれも具体的なテーマでありますので、前向きな答弁を期待するところであります。  はじめに就学援助についてです。  言うまでもないことでありますけども、この就学援助については、学校教育法19条で「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなけなければならない」、このように規定されているわけであります。市町村が実施主体であります。  せんだっていただきました平成30年度の主要施策の実施報告書によれば、小学校では30年度90名余り、中学校で60名余りが対象となっているということでありました。このうち、準要保護に該当するのは、市町村の教育委員会が「要保護者に準ずる程度に困窮していると認める者」というふうになっておりまして、この認定の基準は自治体によってさまざまであります。  文部科学省の全国的な調査では、平成29年度の調査ですが、全国で約75%の市町村が生活保護基準に一定の係数をかけて、この認定基準としております。その75%のうち約50%の市町村がこの保護基準の1.2倍から1.3倍を認定基準にして一番多いという調査結果であります。  さらに、それ以上のところ、1.4倍とか、そういうふうな認定基準をとっている市町村もありました。  本市の場合は、生活保護基準の1.0倍を認定の基準にしているというふうに認識しております。平成25年前後に生活保護基準がかなり大幅に引き下げられて、その引き下げられる前の基準でやっているということは認識をしておりますが、しかしそれにしても、この保護基準と同等、あるいはそれ以下の収入なんだけども、これは今回特に聞きませんが、何らかの理由によって生活保護を受給していない、そういうところだけが対象になっているということだというふうに思います。  県内でも、この1.0倍としているところは3つか4つ、滑川を含めてだったというふうに思いまして、少数です。  前にも申し上げたんですが、この引き上げを求めたいと思いますけれども、まずお答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  就学援助の所得による認定基準は、平成25年8月以前での旧生活水準基準額の1.0倍未満としておりまして、これまでも生活保護基準額に引き下げがありましても、就学援助の認定に影響が及ばないように運用しているわけであります。  援助費目につきましても、要保護での援助費目が増えた際には、本市では準要保護につきましても、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費などを例えば追加したところであります。さらに、平成31年度からは、新たに卒業アルバム代等も要保護の援助費目として加わりましたので、本市でも準要保護の援助費目としてもつけ加えたところであります。  今後とも、援助を必要としている修学困難な児童生徒が教育を受ける機会が妨げられることがないように対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ほかのところが1.0倍以上にしているというのは、なるべく広く援助をしようという姿勢だと思うんですね。  本市も、たしか平成17年までは保護基準の1.5倍ということになっていたと思います。平成18年度からだったでしょうか、順次見直しがされて、1.5倍からだんだん引き下げられて、現在の1.0倍になったというふうに思っています。  以前お聞きしましたら、当時の担当課長さんは、比較的余裕のある家庭の子どもたちも就学援助を受けているということもあったので、総合的に判断したんだと、こうふうにお答えになったんですよね。  総合的というのは、どういう意味だったのか、私はよくわかりませんが、この1.0倍に引き下げてこられたというのは、やっぱり理由があるんだろうと思うんですが、この1.0倍とは適当と考えておられるんだろうと思いますが、なぜ引き下げてこられたんでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  当時の国の制度、方針の変更に伴ってこうしたことが行われた思っておりますが、現在も1.0倍でありますが、実質的には1.1倍以上の把握をしているということでもあります。100名程度の子どもたちの保護者についての支援をしているということでありまして、こうした規定で進めております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  実際には1.1倍ぐらいで拾っていると、今お答えありましたけど、具体的にはどういうことでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  平成25年8月以前での旧生活保護基準額の値をとっておりますので、実質的に現在のものにすれば、1.13倍程度になるということであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほど県内で幾つもの市町村がこの1.0倍以上、1.2倍、1.3倍という数値を基準にしているというふうに申し上げましたが、県内の多くの市町村でも引き下げ前の保護基準を基準にしております。そのうえで1.2倍、1.3倍というふうにしておられるわけであります。  今ほど国の制度でということがありましたが、具体的にはどういうことでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  当時は国の補助として行われていたものが、現在は市の市単で行っているということでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  お答えがあったように、就学援助については、実施主体が市町村、準要保護者の援助については、以前は国がたしか半分だったと思いますが、補助金で交付をしておったんですね。ところが、平成17年度か18年度かぐらいから、いわゆる三位一体改革ということで、この補助金を廃止して交付税措置をすると、一般財源をして、市が単独で実施をするというふうに変わったのではなかったかというふうに思います。  そこで、市の単独事業として、交付税措置はされているけれど、形のうえでやらなければならなくなったので、歳出の見直しで基準を引き下げてきたというふうに私は理解していますが、間違いありませんか。
    ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  はい、そのようであると思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  明らかに、これは就学援助に対する考え方の後退だというふうに私は思います。  全国的に子どもの貧困化が言われて久しいものがあるわけであります。  市長は、今定例会の提案理由の中でも、これまで子ども第一主義を施策の柱としてきたというふうに述べられました。  私も第2子からの保育料の無料化などを評価しておりますし、市外の方からは「滑川市、子育てに力を入れているね」というふうにおっしゃっていただく方もあります。  しかし、保育園、幼稚園を卒業して、小学校に入ろうとしたら、困窮する世帯にあって、他の自治体では受けられるであろう就学援助が、本市では受けられない人が出てくるということであります。  基準の見直しを改めて強く求めたいと思いますが、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  先ほど申し上げましたが、クラブ活動費や生徒会費、PTA会費、卒業アルバム代等も含めて、現在費目としております。  議員のご意見につきましては、またご要望として受けとめておきます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今おっしゃった、改めてつけ加えられた費目については、他の市町村もつけ加えております。そういう意味では、極めて残念な姿勢だと言わなければならないというふうに思います。実際にこの基準が引き上げられて、どれくらいの世帯が増えるかということは実際にはわかりませんよ。しかし、ハードルを最初から高くしてしまっているという姿勢は、極めて問題だということを強調しておきたいと思います。  引き続き、この基準の見直しを求めていきたいと思います。  次に、同じく就学援助のいわゆる入学準備金――新入学児童生徒学用品費と言うようでありますけれども、これについてであります。  これについても、過去何度も取り上げてまいりまして、従前は入学後に修学援助の申請を受け付けて、認められても支給が7月ぐらいにずれ込むということで、実際の入学準備の費用としては間に合わないという問題がありました。  こうした世帯に最も出費がかさむ、例えば小学校1年生、ランドセルだとか制服だとかを用意するのは大変だということを何度も申し上げてまいりまして、30年度、昨年度の入学時からだったでしょうか、事前に申請を受け付けて3月に支給をすると、新入学に間に合わせてもらえるということになりました。前進したと思っています。ただ、認定基準の問題は別として……。  申請から支給まであまり時間的な余裕がない中で事務作業、それからご本人たちも準備をしていただくことになるわけでありますが、ともかくよかったというふうに思っております。  せんだって、教育委員会でその実績、入学前の支給の実績も教えていただきました。同時に、これは全国的で広がっておりまして、7割以上の市町村で今これが実施されるようになっております。  同時に全国的な問題もありまして、先ほど来取り上げてきた認定の基準、生活保護費の基準、この計算は年齢と家族構成によって変わります。まちまちです。その世帯によって違います。  小学校の1年生は6歳で入学するわけでありまして、以前は4月に申請しておりましたから、6歳児で基準額が計算されておりました。  ところが、申請が入学前の2月に申請しているということで、当該児童の年齢を5歳児、あるいは申請時の年齢によって計算しているところがあるということが全国の事例で明らかになりました。  そこで、本市では、この入学前の申請基準を、年齢をどういうふうに扱っていたのかということをまず確認したいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  本市では、就学援助に費目のうち、新入学学用品費につきまして、平成30年3月から入学前に支給を行っております。平成30年3月は小学校入学予定者8名、中学校入学予定者17名に支給し、平成31年3月は小学校入学予定者9名、中学校入学予定者17名に支給いたしました。  就学援助の認定は前年の所得をもって認定をしており、需要額を判断する年齢もその前年の所得時点のものとして計算しております。  小学校入学前の支給認定におきましては、その判断基準とできる所得がさらにその前年の所得となりますため、認定の基準とする所得時点の5歳児の需要額をもとに計算しております。  入学前年時に不該当となりましても、入学後に改めて新年度の就学援助に申請することは可能であり、そのときは前年の所得により計算され、認定されることもあり得ますので、受け付けの際に入学前と入学後の2回の申請機会があることにつきまして周知徹底することといたします。  今後、本市の年齢基準日につきましては、現在県に確認しているところでありまして、その回答を受けて検討することとしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  通告した文章にも書いておきましたが、生活保護の基準生活費は子どもが5歳と6歳では基準額が変わります。5歳児のほうが低く計算されます。  したがって、世帯の所得が同じであっても、6歳児で計算すれば援助対象になるのに、5歳児として計算すると、認定の基準金額が低くなって、援助が受けられないということが起きる可能性があります。  実際に、そういう例があったかどうかということは私にはわかりませんが、対象の範囲が狭まるということは間違いのない話であります。  制度の趣旨からいえば、当然入学時の年齢である6歳で計算すべきだというふうに思います。  今、県に問い合わせているというお話でもありましたが、この質問の通告にあたって、この問題が報道された資料もお渡しいたしました。  それによると、文部科学省の担当者は、「前倒しの支給の基準年齢を5歳に設定することは想定していない。生活保護基準で計算するなら、本来6歳でしょう」と、このように答えたというふうに報道されております。  今、5歳で算定していたということでありますが、これは早急な見直しを求めたいと思いますが、改めてお答えください。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  本市におきましても、県内他市町村同様な計算で行っており、文科省からもこの件についての指示や通知はなかったわけでありますが、現在問い合わせをしておりますので、議員おっしゃいますように、この問い合わせを確認した後、必要があれば検討したいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  実際には全国では、もう最初から6歳で計算している市町村もあったんですよね。あったんですよ。あまりにマニュアルどおりというか、その規定どおりというか、本来の趣旨を忘れられたところで事務作業がされているのではないかというふうに言わざるを得ないと思います。これは改めて確認できればですが、滑川市で5歳と6歳で、多分これ、言っていないので、確認しておられないと思いますが、5歳と6歳では、この児童だけで扶助費、幾ら違っているか、何か確認されましたか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  正確には確認はこれからまた必要かもしれませんが、およそで言いますと、生活扶助で6,000円余り、教育扶助で6,000円余りで、1万2,000円余りとなると想定されております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それぐらい保護基準が下がってしまって、それを超えたら対象外になってしまうんですよね。だから、これは早急に改めていただきたいということを確認しておきます。これは、独自に、ほかのところはどうであろうと、6歳でやっていただくということをぜひ進めていただきたいと思います。  就学援助の趣旨からいったら、6歳ですよ。入学のための学用品費なんですから。改めて強調しておきたいというふうに思います。  では、引き続き検討していただくということをお願いして、2つ目の国保税の問題です。  これは6月議会でもやりましたが、毎回のようにお尋ねしております。6月議会が終わりましてから、国民健康保険の加入世帯の所得分布、本年7月現在のものを資料としていただきました。私はここ数年来、毎年無理を言って、お願いをしていただいております。  改めて、この国保世帯の所得が低くなっているということを感じました。  例えば、6年前の平成25年との比較で言いますと、平成25年では100万円以下の所得の世帯が46%でした。ことしいただいた資料では、これが59.2%に13%増えております。200万円以下の世帯も25年では69.2%でしたけれども、ことしは81%、8割以上の世帯が200万円以下の所得であります。担当課の方はこうした実態はよくご存じだと思うのですが、国保加入世帯、こうした所得状況の中で国保税の負担を重く感じているというふうに思うわけでありますが、今回改めて求めたいのは、先ほどの就学援助の話ではありませんけれども、子どもに対する均等割の負担の軽減であります。  本市の場合は、被保険者1人当たり、たしか2万5,500円の均等割が賦課されることになります。これは、0歳の子どもから対象になります。世帯構成員が多ければ多いほど賦課金額が多くなるという仕組みであります。現代のいわゆる人頭税と言われるゆえんであります。  さらに、子育てをしている世帯には重い負担となっているというふうに思います。もちろん、こうした所得世帯、滑川市全体でいっても加入世帯の半分以上が、2割から5割、7割の軽減世帯になっているわけですから、子育て世帯としても、多分、軽減世帯の対象になっているところはたくさんあると思います。しかし、実態がどうなっているのかと、詳細は、私にはよくわかりません。  しかし、全国では、この国保の均等割を独自に見直す自治体が増えております。  例えば、石川県の加賀市では、18歳以下の子どもに係る均等割を2分の1に減額しております。2割、5割、7割の法定軽減の世帯も、それぞれ2分の1に軽減をしております。  さらに、福島県の白河市だけではないんですが、18歳以下の均等割を全額免除というふうにしているところもあります。そこまで行かなくても、18歳以下の均等割を3割減額するとか、2人目以降の分を5割軽減するなど、こうした子育て世帯の保険税の軽減を図る考えはないかということをお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  藤田産業民生部長。 ○産業民生部長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  平成30年度から、県が国民健康保険財政の運営主体となっており、国民健康保険運営方針を策定するとともに、県内各市町村の標準保険料率を算定しているところでございます。  この運営方針に基づき、県において将来的に県内の保険料水準の統一化を目指し、協議を進めているところであり、現時点では、本市独自の子どもに係る均等割の減免措置は難しいと考えているところでございます。  子育て世帯支援の観点から、子どもに係る保険料(税)均等割の軽減制度と、軽減分に係る国の財政支援制度を創設していただくよう、全国市長会から要望しているところでございます。  また、ことし7月に開催された東海北陸地方都市国保主管課長研究協議会においても、国への要望が採択され、要望されたところであり、実現に向け、引き続き国に強く要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今ご紹介あったように、市長会、その他も、この子どもの均等割については、改善を国に求めているということなんですけども、これはすなわち、この子どもの均等割の制度そのものが極めて不合理なものであるということを認めておられるんだというふうに思うんですね。  さっき幾つか紹介いたしました自治体で独自の見直しをやっておられるところも、県が国保の運営にかかわってきたというのは同じ状況であります。  しかし、最終的に国保の課税をどうするかを決めるのは、市町村ということになっているはずであります。ぜひこれは独自性を発揮して決断をしていただきたいというふうに思いますが、重ねてどうですか。 ○議長(原 明君)  藤田産業民生部長。 ○産業民生部長(藤田博明君)  重ねてのお答えということになるかと思いますけれども、子どもの均等割については子育て世帯支援の観点から、滑川市も子育て支援を推進していると、そういったところから、国に対して子どもの均等割を軽減する場合の制度の創設、あるいは助成制度、支援制度について創設を、これは全国一緒ですけれども、求めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  滑川市の場合は国民保険税も税と名前がつく税金なんですよね。ゼロ歳、1歳、2歳の子どもにまで税金がかかる。誰が考えても不思議な制度だなというふうに思いますよ。  引き続き、これは独自のその立場を発揮していただきたい。何回も申し上げているんですけれども、ぜひお願いしたいというふうに思います。  3番目、これも子どもの関係ですが、子どもの医療費無料化の拡大の件であります。  この件も、昨年9月に市長にお尋ねいたしましたので、端的にお尋ねします。  市長は昨年、そのときの答弁で意思は示してきたつもりだと、決断の時期はすぐそこに来ているというふうにお答えになったわけであります。  決断なさったのかどうか、どう決断されたのか、端的にお答えください。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今ほどおっしゃったとおり、これは考えておりますが、10月の消費税の後の財源がどうなってくるか、それを見て決めたいと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  大変不安といいますか、私から言わせれば、消費税の増税が、政府が言うように福祉に使うんだということは眉唾物だというふうに思っておりますから、これがそのほうに充当できるかどうかというのは大変不安だと思いますが、仮にそうでなかったとしても、これはずっと市長が言ってこられたことであります。決断を促したいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ですから、10月の結果を見て、あなたも眉唾物だということをおっしゃったとおり、そこを確認して決めたいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  実は内心は期待しているんですよ、私は。 ○市長(上田昌孝君)  私も期待しています。 ○11番(古沢利之君)  今回は、先ほども申し上げましたが、冒頭で、提案理由説明で、市長が子育て支援に力を入れてきたというふうにおっしゃった。それを受けて幾つかの問題、子どもに関係する問題をお尋ねしたわけであります。  引き続き、その子ども第一主義という旗を高く掲げていただくという期待を込めて、私の質問を終わります。 ○議長(原 明君)  以上で会派代表による質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。                 午前11時53分休憩                 午後1時00分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  午前中の高橋議員の代表質問の台湾美食展に関する答弁中、一部不正確な部分がありましたので、改めて回答させていただきたいと思います。
     そこは、1皿当たりといいますか、実際は小さいカップに入れて売っていたわけでありますけども、何匹当たりというときに、4匹とか5匹と申し上げましたが、当初は3匹で売っておりました。初日と2日目の中ごろまで3匹で売っておりました。  これは、やはりそのときの皆さん方のホタルイカに関するいろんなご意見、あるいは販売の状況、それからプロトン、急速冷凍しておりますので、これを水で解かさなきゃならないわけでありまして、その解かした状況等を踏まえながら、これを4匹にしたり、あるいは5匹にしたりと、そういうことをやっておりました。  一部その点が抜けておりましたので、改めて補充答弁をさせていただきました。よろしくお願いします。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それでは、通告してあります諸点について質問をいたします。  まずはじめに、連携中枢都市についてであります。  1点目といたしまして、富山市と滑川市、上市町、立山町、舟橋村の5自治体が富山広域連携中枢都市圏を締結したのは平成30年1月10日であります。早くも1年と8カ月が経過いたしました。  この連携中枢都市圏は、中枢都市圏の富山市が中心となり、周辺市町村と連携協約を結び、人口減少、少子超高齢化社会にあっても地域経済を持続可能なものとし、住民が安心して快適な暮らしができるよう各種事業を行うものであります。  こうした中、孫とお出かけ支援事業や有害鳥獣農作物被害対策事業等、幾つかの事業が展開されていますが、その効果が出ているのかお聞きいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  連携中枢都市圏につきましては、その効果の一つとして、広域的な行政サービスの提供や、連携する都市機能の相互利用によります圏域全体の生活関連サービスの向上を目指しているところでございます。  そのための代表的な取り組みといたしまして、昨年度には、富山市が設置するまちなか総合ケアセンターで提供されております障害児支援事業や病児保育事業などの共同利用、こども医療費助成事業につきまして、圏域内の全ての医療機関におきまして、窓口負担を必要としない統一的な取り扱い、こういったようなものが可能となったところでございます。  また、今年度につきましては、新規事業といたしまして、高齢者虐待などの発生時におきます一時保護のための施設の共同利用、そういったようなものが新たな取り組みとして可能となるなど、広域連携によりますスケールメリットがあらわれてきているものと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今ほどたくさんの事業をおっしゃいましたが、果たして滑川の市民の皆さんがどれくらい利用されているか把握はされておるんですか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  実際の利用実績等につきましては、現時点のところ、広報等での周知等はされていないところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、どういった状況なのか、1年8カ月もたってそういった状況もわからないというのでは、なかなかPRのしようがないのではないかなというふうに思っています。  では、次の質問にまいります。  2点目といたしまして、富山広域連携中枢都市圏ビジョンを見させていただきました。多くの事業を計画されていますが、ほとんど聞いたことのない内容となっています。事業の反省点もあるのではないかというふうに思いますが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  今ほどの周知の部分にも関連するものではございますが、施設や事業の共同利用、そういったようなものにつきましては、こういった広域連携中枢都市圏としてのそういった連携事業であるという圏域の住民へのPRが不足していると考えてございます。  その点につきましては、本年5月に開催されました広域連携推進協議会の幹事会、これは各連携都市の中枢連携の担当課長の集まり、会合でございますが、この場におきましても、その旨を今後対応すべき課題として提案したところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今ほどPRが足りないとまずおっしゃいますが、私の質問にも市民への積極的なPRが足りないのではないかということを質問としたんですが、ともあれ、まず当局の皆さんがこの事業に対する認識を深めてもらわないと、やはり市民にも伝わらないと思います。  ともあれ、こういったビジョンがあるということを知っているのは本当にわずかな人ではないかなと思いますし、当局の職員の皆さんも全員知っておられるのかどうか、それらもひとつ把握をしていただきたい。そしてまた、理解もしていかないと、やはり市民には浸透していかないというふうに思います。  市民の皆さんに富山まで行けと言われても、なかなか行けないのが現状かもしれませんが、やはり何か困ったこと、あるいはまた相談することがあれば行くのではないかなと思いますので、それらも含めて、きちっと、言うてみれば、市民だよりの連載ぐらいにしてどんどんどんどんと事業のPRをする、これがやっぱり市民の皆さんも目につくのではないかなと思います。  単なる1回限りのチラシでは終わってしまうんじゃないかなと思いますので、せっかくこういった市長が行って提携されてきた事案でありますから、しっかりと後を追いながら進めていくのが必要ではないかなと思いますので、積極的なPRをどうされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  特に市民の方の利用を想定しておりますそれぞれの連携事業につきましては、事業ごとのチラシやリーフレット等によりましてPR等を行っておるところでございます。  ただ、そういったようなPRの中でも、全てにおきまして、これが広域連携の連携事業だよというようなものがわかるように示されておるものばかりではないということもございまして、さきに申しましたとおり、また今後、圏域の住民の皆様に広域連携にによるそういった成果を認識していただけるよう、積極的なPRに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともかく、先ほども言いましたように、しっかりと市民にわかるようにしていただきたいなというふうに思っています。  次の質問にまいります。令和の時代の観光についてであります。  先般、ある会の講演でお聞きしたことをちょっとだけお話ししたいと思います。  その中には、昭和、平成、令和の時代にどういった形態で旅行が行われたとか、行き先を決めるのはどうしたかというようなことを報告されていました。  1点目として、旅行形態ですが、昭和の時代は団体旅行、会社旅行、平成時代は個人旅行、令和の時代はこれからですが、個人旅行の徹底化ということだそうです。  2点目として、旅行先を決める主体はということで、昭和の時代は大手の旅行会社、平成はネット情報を得た個人、これからの令和は、AIが個人の興味・関心に合わせ柔軟な旅行プランを複数提示し、そのプランを吟味する個人だそうです。  3点目として、旅行先に選ばれるにはということで、昭和は行政や大手企業に団体旅行を引っ張ってきてもらう。平成時代はネット情報の充実、インスタ映えというふうになっています。令和の時代はAIに検索してもらい、安い情報をネットに提供しているということです。  4点目として、観光の目的の宿泊・食事についてであります。昭和は、大部屋、食堂・客室で刺身、鍋をつつく。平成は、値段に応じたさまざまな宿泊、その土地の食事。令和の時代は、値段に応じたさまざまな宿泊、その土地の食事、「朝飯がすごい」などの特定PR。  5点目として、風景についてですが、昭和では山や海をバックに集合写真、平成では都会にない風景、令和では都会にない風景。  また、体験については、昭和は近辺を散歩、海水浴、平成は工芸品づくり、季節行事、花火や祭り、令和の時代は、工芸品づくり、季節行事後、花火や祭りについて。ついでに、何か仕事と一緒にするらしいです。  そこで、令和の時代の観光で選ばれるには、そこでしか味わえないおいしい料理、酒、そこでしか見られない風景、そのときにしかできない体験など、その土地ならではの伝統的ライフスタイルを含めた宿泊、食事、風景、体験ができることが前提であるそうであります。  それで、この先の質問でありますが、先ほど会派代表質問の中で台湾での観光PRの問題がありました。先ほどの石川副市長の答弁で十分に私も理解させていただいたのでありますが、具体的にこれからどういうようにするということが言われていなかったと思うんですが、もう行ってこられてから1カ月余りたつ中で、日がたつとだんだん記憶も薄れていくという中で、やはり早急な今後の対策という、台湾美食展からの反省、そしてまた、どうしていくべきかということも早いうちに検討していかないと、当時の記憶も薄れてくるのではないかなと思いますので、その具体的な何をどうしたいということを決めておられるのなら言っていただきたいなと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  成果の部分については、午前中の高橋議員の代表質問で副市長のほうから答弁しております。今ほど、今後どのように活用していくのか、また具体的なことはということでございますが、今後も台湾美食展への出展については、今回の出展の経験を生かしまして、継続して出展したいというふうに考えております。  またあわせて、旅行会社へのPR活動を引き続き行うとともに、台湾旅行会社担当者を本市に迎えるモニターツアーの実施や、旅行会社との連携による旅行商品の開発など、こういうものをいち早く検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。  ともあれ、そういった具体的な案に沿って、どんどん進めていただきたいなというふうに思っています。  滑川市は「ほたるいかのまち」でありますから、ホタルイカをまず頭に置いていただきたいというふうに思いますし、それプラス何かをまた見出すことが必要ではないかなというふうに思っています。  それで、2点目でありますが、本市は日本海に面し、海、川、山などの自然、そしてまた、みのわ温泉、東福寺野公園、ほたるいかミュージアム、タラソピア、そしてまた城戸家や廣野家などの国登録文化財19件、龍宮まつりやランタンまつり、花火大会などを活用することにより、多くの観光資源ができるのではないかと考えます。  市内で限られた観光資源をどう活用するか、計画しているのか、特に宿場回廊のPRと全面協力されているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  本市の観光の中心は、ほたるいかミュージアム、海洋深層水を利活用したタラソピア、アクアポケットでございます。これらの施設については、指定管理者のウェーブ滑川が計画的に運営にあたっております。  そのほかの観光資源としては、子どもから大人まで楽しめる東福寺野自然公園や行田公園、旧宮崎酒造を中心とした宿場回廊がございます。  宿場回廊のPRにつきましては、パンフレットの「宿場回廊めぐり」や「ぐるっと滑川」の中でも多くの文化財を紹介しているほか、市と観光協会のホームページやフェイスブックにも掲載するなど、計画的に実施しております。  あと、宿場回廊の協力につきましては、異国情緒漂うベトナム・ランタンまつりでは、2日間で約1万8,000人が訪れており、市としてもイベント開催補助金の交付やゆるキャラキラリンの出演など、そういう面で協力しているところでございます。  また、NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会と連携して、映画ロケ地の誘致を行っているほか、周辺では空き家を活用した飲食店などが出店され、市内外から多くの人が訪れており、駐車場が不足していることから、周辺市有地を駐車場として貸し出すなど、そういう面でも協力を行っております。引き続き協力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、今ほどおっしゃいましたように、全面的にまたPRあるいは協力を進めていただきたいと思います。  特に私が一番思ったのは、あの街道沿いへ行っても、なかなか駐車場が見つからないというのが私の感想であります。やはり今どき、イベントがあるときは通行どめになりますから、よそのところへとめられるということになりますが、平日、ちょっと一服していこうかということになると、近くに駐車場がないと利用が不可能になるのではないかなと思います。  そういったことから、平日どこにでも簡単にとめられるような駐車場の確保というのはあるのかないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  観光客というか、町並みを訪れる方がすぐに駐車するようなスペースがなかなか多くないという中で、市が所有している土地をお貸ししておると。今現在のところ、ここを訪れられる方については、そういうふうな土地を駐車場として利用されてきております。  日曜日であるとか、そういうときには不足ぎみでもございますが、平日であれば、またそういうような町並みも楽しみながらのスペースにはなっておるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  利便性のよいようにしてあげていただきたいと思います。やはり市外にはかなり人気のスポットになっておるということをSNSなんかで飛ばしておられるようでありますので、ぜひともそのへんも配慮していただきたいというふうに思います。  それと、先日、櫟原神社で、宮崎酒造の関連の宿場回廊の皆様の主催によって、神社の歴史等の勉強会をやられたというふうに聞いております。私のところにも案内が来ておったんですが、なかなか行けなかったんですが、フェイスブックの内容を見ますと、20人ぐらいの方が参加されて熱心に聞いていらっしゃると。  これもやはり、神社の歴史あるいはまた国指定の文化財、こういった勉強会に参加する人がこれから出てくるのではないかと思うんですね。これも1つの観光につながっていけるんじゃないかと思うんですが、どう思っていらっしゃるか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほどお聞きしましたまち部分については、観光協会のほうで、やはり街歩きという中で、櫟原神社の歴史であるとか、それから徳成寺さん、それと旧宿場回廊、宮崎酒造を中心にした部分、こういう部分についても観光協会で随時モニターを集めて実施しております。  こういうような歴史に関心を持っておられる方もたくさんおられますので、そういう面についても、今後も引き続きまたPRして実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それともう1点、きのう気がついたんですが、きのうは東福寺野自然公園で町内のパークゴルフ大会がありまして、午後からだったんですが、非常に暑い中、何をさせるがかと思いながら行ってきたんですが、帰りに時計台の前のほうにたくさんの方がいらっしゃった。これは何の団体かなと思いながら見ていますと、白いネクタイをされておる方から、にぎやかしいネクタイをされておる方がたくさんおられました。要は、時計台の前で結婚式を挙げられるということをお聞きしました。いや、これもいいアイデアだなと思います。こういったことも観光PRの一つにつながるのではないかなとそこの場で感じたんですが、どうでしょう、この企画は。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ご提案ありがとうございます。  これまで観光ということで、そういう結婚式、例えばキラリンの乗船した結婚式であるとかということも含めて考えてはおります。  いただいたご意見をまた参考にさせていただいて、そういうものを十分検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では、次の3点目といたしまして、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージングにおいて、新しい取り組みをするのかであります。  今年度は新たに魚市場を見学され、評判がよかったということをお聞きしていますが、来年度はどうされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  観光遊覧船の取り組みについては、今議員おっしゃられた市場見学をして大変好評でございました。  富山湾岸クルージングについては、シーズンはじめに無料モニター乗船を実施いたしました。また、夏休み特別企画として、船上で絶叫する大声大会を実施して、18名の参加がございました。
     それからまた、今後なんですが、今富山湾で遊覧船を運航している氷見「若潮」、それから射水の「万葉丸」、本市の「キラリン」の3社の遊覧船が連携して、富山湾満喫「船の乗り歩きスタンプラリー」を実施することといたしております。これは、3つの遊覧船を乗船したら、もう一度乗船できるというようなスタンプラリーになっております。  そのほか、ウェーブ滑川のほうでは、観光船グッズとしてオリジナルフェイスタオルを販売しているところでございまして、今後も乗船者の満足感を高める取り組みを行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、乗船された方が本当に喜んでいただけるような企画を考えていただきたいなというふうに思っています。  次の4点目ですが、滑川市ならではの旬の食材を味わう旅の企画を考えるべきと思うがであります。  滑川市にはたくさんのおいしい食材があると思います。特に魚を中心とした食材が多いのではないかなと思うのでありますが、私、1年に1回当たり、女房に引っ張られて白馬ハイランドホテル、名前を言ってしまいましたが、こういうところへ連れていかれてしまうんですね。ここは本当にいつ行っても満員なんですね。そんなに小さいホテルではないんですが、なぜこんなにたくさんいるのかなということを考えると、やはりホテルの食堂から見る白馬の山々が本当にすばらしいんですね。それが一つの売りではないかなと思います。  本来、あのへんだと登山する客が多いのかなと思いながら、家族連れがたくさん来ておられる。やはり白馬を見ながら食事をする、お酒を飲む、これが一つの最高のおいしい味ではないかなと思いますし、ともかく食べ物も本当においしいものをたくさん出しております。  そういった点、やはり食べ物がおいしいと人が集まる、あるいはまた風景もきれいだと人が集まるというのは本当かなというふうに思いますので、こういったこともやはり考えるべきではないかなと思います。  光彩においても、最近すばらしい日本海、曇った日はさっぱりの光彩になってしまう。本当に天気のいい日、夕暮れどきは本当にすばらしい光彩になっています。人としゃべっている以上に、夕日を眺めているほうがおいしいというような時間帯があると思います。  そういったようなことを、やはりどんどんPRすることが必要ではないかなと思うんですが、そういうようなことはどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  議員おっしゃられるとおり、レストラン光彩からガラス越しに見る能登半島、この海の景観というのは大変すばらしいもので、これまでもウェーブではそういうものを全面的に出してPRを進めております。  最近では、本市でブランド化した急速冷凍ホタルイカ、そして深層水の天日塩「健好の塩」、こういうものを食材として前面に押し出して、旅行会社にも営業活動を行っているところでございます。  また、民間の飲食店においても、通年で楽しめるホタルイカ料理尽くしの旅行企画をお願いしたいというふうに考えております。  今後も、観光客のニーズに沿ったメニューだとかでPRしてまいりたいというふうに考えておりまして、ご提案のあったようなことについてもまた参考とさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  5点目といたしまして、観光を力強く発信する戦略プロジェクトの設置が必要ではないかということでありますが、今ほど課長がおっしゃいましたように、観光協会あるいはまた観光業者といろいろと相談をしながらやっていらっしゃるということもお聞きしているんですが、それ以上に、庁内の若い人たちの斬新な企画等を聞いてみたらどうかなと私は思ったものでこれを書いたんですが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ご提案のありました戦略プロジェクトに宛てがう職員ということでございますが、その役割については観光課が担っているというふうに考えております。  観光課については、これまで商工水産課であった時代、これは人数も限られておりますが、平成29年から観光業務の専門として実施していく課として設置されました。その際に観光課の職員も増員されまして、それ以降、ほたるいか海上観光、ふるさと龍宮まつり、キラリングルメの森など、これらについては観光課が主体として実施、そしてまたPRもしておるところでございます。  ただ、事業の規模が大きくなったときには、これは各課職員の協力で対応しておりますし、年間を通してイベントを実施している中では、これ以上の拡大は難しいというふうに考えております。観光課の中でできる範囲で今考えているところでございます。  それから、従事者以外の市職員は積極的に各種イベントに参加して盛り上げていただいております。  また、議員各位におかれましても、開催時にはぜひご来場いただいて、にぎわいの創出にご協力いただきたいというふうに思っております。  そして、新たな事業では、関係各課との協力体制を構築して実施しております。  引き続き関係者の皆様のご意見、ご協力をいただきながら、力強く観光を発信してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、皆さんと協力しながら、そしてまたアイデアを出しながら前へ進んでいただきたいというふうに思っています。  次に、3項目目といたしまして、公園についてであります。  1点目として、海浜公園芝生広場に隣接する広場に、下水道工事の残土と思われるものがどんどん積み上げられております。今後どうされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  現在、盛り土されている残土につきましては、今後の海浜公園整備にそのまま有効活用するものと考えておりまして、今年度は敷きならし及び整形等の工事を行う予定であります。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  私たちが小学生や、あるいはまた高塚の町内の皆さんと海浜公園の周りの海岸のごみ拾いをやったときは7月二十日過ぎぐらいだったと思うんですが、ごみはたくさんあるわけですが、あのときは残土は3分の1ぐらいで、車も十分にとめられたという状況でありますが、今行くと、公園へ遊びにくる、あるいはまた海岸で釣りをする方の駐車場はほんのわずかしか残っていないというのが現状であります。  本来、そういうふうに使わないのかもしれませんが、やはり現実的にはあそこは駐車場という形になっていたかと思います。  そういったことを考えますと、地元の皆さんは、この土地はどうだ、コースということは知っておられると思うんですが、ちょっと離れた町内の皆さんは、あら何するがや、あら何かいというようなことを質問されます。私は大体わかっていますからそういうふうに説明をするわけですが、やはり見て、これはどうなっておるのか、いつまでかという期限つきの表札ぐらいできなかったのか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  今盛り土してある残土につきましては、その盛り土したそのままの形をそのまま利用しまして、ちょっと高台をつくって今後整備していこうかなというふうに考えております。  当然、駐車スペースにつきましては、確保しながら整備を行っていく予定ではありますので、いつまで盛ってあるとか、そういうんじゃなくて、そのまま盛った状態の山みたいな形で整備を考えているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  写真を写してきたのを忘れていた。(資料を示す)このように現在、以前から早くから盛り土されたところは、草が生えてもうこういった状況になっております。もう最初からあったような形になっておりますが。  これも同じです(資料を示す)。この木はもともとある木で、ここが通路あるいは駐車場という形になって、どう言っていいのか、非常に変なところやなということを私は思います。  (資料を示す)これは最近埋め立てた後、雨が降って少し崩れた状況になっております。  おかげさんで、恐らく県外からこういうところへ来る人はいないと思うんですが、やはり市内、市外の方が釣りに来られると、これは何かなというふうにちょっとよけていくんじゃないかなと思います。  これも一緒です(資料を示す)。本来海が見えるはずのところが、この土砂で海が見えなくなっていると。やっぱりあそこまで行ったら海が見えないと、ここへ上らないと見えないというのはおかしい。  これも一緒です(資料を示す)。最近地盛りされた積み上げた土砂、そして遠慮して車がとまっているという状況であります。  ともあれ、そういうことでありますので、本来ですと、やはりこの場所は、今、残土を積み上げております、いつまで迷惑をかけます、そういった掲示板はつけるべきだと思います。役所の皆さんはこういう分野は得意だと思うんですが、全然そういうことがなっていないというのを1つ私は指摘したいと思います。今からでも遅くないから、看板を上げたらどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  議員おっしゃられるとおり、今後の整備計画等、簡単なものをお示ししたようなものを示しまして、いつまでとはちょっと今ここで申し上げられないのですが、そういったものも表示していくように努力したいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  2点目の残土は今後どうするかは先ほどお聞きしましたから、これはそのまんまならして整地するということを聞きました。  じゃ、次の4項目目の質問にまいります。  選挙についてであります。  近年、各種選挙において、年々投票率が低下しているようであります。2016年6月からの選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられました。若者の投票率の向上は、我が国の健全な議会民主主義にとって重要なことであります。昭和22年の第1回統一地方選挙、市町村議会選挙の投票率が80%だったそうです。昭和26年の第2回統一地方選挙が90%だったそうです。現在は50%前後ということであります。2012年衆議院選挙では、60歳代が68.28%、20歳代が32.58%、18歳が51.17%、これは家族と同居しているので、アドバイスがあって、投票に行くぞといって連れられていくということだそうです。19歳になりますと39.66%、周囲からの働きかけがない、就職して知らない土地で生活する、あるいはまた不在者投票の制度を知らないということで、本当に低い数字になったということであります。  今、若い世代に政治へ関心を持ってもらうには何が必要なのか答弁願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊井監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(伊井義紀君)  それではお答えさせていただきます。  若い世代には、政治は難しい、政治は面倒だ、政治に興味がないといった、政治から遠ざかる風潮が少なからずあります。しかし、若い世代が政治から遠ざかると、いつまでも若い世代のための政治が行われないのであり、有権者として、政治に参加するための政治的教養を学ぶ主権者教育が必要かつ重要であると考えています。  投票は身近な政治参加の方法ではありますが、若い世代が投票に行かない主な理由として、投票に行くのが面倒だ、誰に投票したらいいかわからない、自分の1票で何かが変わるとは思えないといった意見が挙げられます。  すぐに何かが変わるわけではありませんが、何もしなければ何も変わらないのであり、若い有権者の一人ひとりが少しでも政治や選挙に興味を持ち、主権者として大切な1票の権利を行使していただきたいと考えています。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  2点目でありますが、選挙年齢の18歳までの引き下げによる効果はどうであったか、また投票率はどうであったのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊井監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(伊井義紀君)  選挙権年齢を20歳から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が平成28年6月に公布され、本市では、平成28年7月執行の参議院議員通常選挙より適用しているところであります。  市選挙管理委員会では、滑川高校で選挙に関する出前授業を県選挙管理委員会と共催で開催し、投票することの大切さを学ぶとともに、模擬選挙により実際の投票を体験してもらう等の啓発活動を実施してきたところでありますが、投票率の向上にはつながっていない現状でございます。  令和元年7月執行の参議院議員通常選挙では、市全体の投票率は46.42%、18歳から19歳は29.24%でございました。  また、平成31年4月の富山県議会議員選挙では、市全体の投票率は53.89%、18歳から19歳は29.13%でございました。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、若い世代の皆さんの投票率が低いということであります。  ある組織が、2015年7月に18歳前後の若者1,000人にアンケートを行ったそうであります。選挙がどのように変わったら投票しようと思うか」の質問で、インターネットで投票できたらということが54.6%でありました。マイナンバー制度ができた現在、将来可能になるのではないかなということもコメントしております。投票先を選ぶ基準は、政策・公約がトップであったということでありました。  2点目として、4人に1人が、もっと政治について知ること、学べる機会があればという回答をしております。きちんとした情報提供と教育が重要、若者の得意なSNSなどを駆使した取り組みをということで、アンケート回答の70%が投票に行きたいという回答をされているということでありました。  それと、期日前投票所の開設については、ショッピングセンターにあれば投票率を高める工夫や知恵が必要であるが、ショッピングセンターのほうがいいということも書いてあります。  4点目として、28年7月10日の調査では、学生が85.2%、社会人が11.1%、その他が3.7%で、家族と政治の話をするかに対して、36%がする。友人と政治の話をするかということで26%。子どものころ、親が行く投票所についていったかということに対して、50.2%がついていったということです。  それで、投票に行ったかということで、高校時代、選挙について授業を受けたかということで、「ある」と言った人たちが投票所に行ったのは55.7%、授業を受けたことがないという方が投票所に行ったのは48.5%。親と一緒に住んでいるが、投票に行ったというのは61.5%。親と一緒に住んでいない、でも投票に行ったというのは32.6%。親と一緒に住んでいないが、住民票を現住所に移していないで投票に行ったというのは39.5%。親と一緒に住んでいない、住民票を現住所に移していないというのは29.9%の方が投票に行ったということです。  投票に行った方の理由を聞きますと、国民の義務ということで、39.9%の方が投票に行った。政治をよくするために行った、33.9%、選挙年齢引き下げで初めての選挙だからということで33.5%、家族と行った、62.2%、1人で行った、32.4%、友人と行ったは4.7%ということになったそうであります。  これを見ても、やはり高校時代の政治に対する、社会に対する授業が1つのポイントになっているのではないかなと思いますし、やはり家庭においても、親とたまに政治の話をすることも必要ではないかなと。それこそ中学校の時代から政治の話をすることも必要ではないかなというふうに思います。  先般の香港のデモを見ていますと、中学生の子もデモに参加していましたから、やはり進んでいるところは進んでいるんだなというふうに思います。  そういったことで、これからも政治を高めるには、やはり若い皆さん方の投票が必要であるというふうに思います。  3点目として、期日前投票所をもっと身近にできないのか。駐車場が確保できて、買い物もできる気楽な場所などということでありますが、期日前投票所をほかの場所に移せないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊井監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(伊井義紀君)  期日前投票所は、選挙当日に何らかの理由により投票所に出向くことができない有権者のために設置されております。  本市においては、期日前投票所を市庁舎東別館1階に設置し、期日前投票者数は全投票者数の3分の1を超えている状況でございます。  期日前投票所の増設は、有権者の利便性向上に効果があり、投票環境の向上を図る有効な手段であると考えております。一方で、適地の確保、選挙事務に必要なネットワークの構築とセキュリティーの確保、人員配置の問題等、解決すべき課題もあることから、これらを整理したうえで選挙管理委員会において検討したいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  いろんな障害があるようでありますから、ぜひとも早急にそういった障害を排除して、身近な場所で投票できるように配慮を願いたいというふうに思っています。  4点目の質問として、各種選挙における投票率をどうすれば向上できるかお考えですか。 ○議長(原 明君)  伊井監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(伊井義紀君)  一般的には、投票率は選挙の争点、候補者の顔ぶれなど、さまざまな要素が総合的に影響するものと考えられますが、本市に限らず、投票率の低落傾向の原因として、やはり政治への関心が薄らいでいることもあると考えています。  選挙は民主政治の基盤をなすものであり、国民が主権者として政治に参加する最も基本的かつ重要な機会であります。  市選挙管理委員会では、小中学生を対象とした明るい選挙啓発ポスターコンクールの開催、小中学生保護者宛ての啓発チラシの配布、成人式での啓発冊子の配布、各種イベントでの投票呼びかけ等、さまざまな形で啓発活動を実施してきたところでございます。  投票率を一度に向上させる即効薬はなかなかありませんが、今後も市明るい選挙推進協議会と協力しながら、啓発活動を粘り強く、創意工夫を凝らしながら行っていくことで投票率の向上に努めてまいりたいと考えております。  以上です。
    ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  いろいろと回答いただきまして、本当にありがとうございました。ぜひともまた投票率が上がるように、ひとつまた皆さんの力をかしていただきたいというふうに思います。  私の質問は以上で終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  まずはじめにですが、大きな1番、森林環境譲与税の活用について質問させていただきたいと思います。  これにつきましては、昨年の9月定例会において、この森林環境譲与税について施行前段階として質問させていただきました。このたび、この譲与税の予算化、そして条例の制定と具体化が図られてありますので、改めて伺いますが、今回、基金条例の制定により、今後当局としてどのような運用を目指すのかお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  滑川市森林環境譲与税基金条例につきましては、今年度より国から譲与される森林環境譲与税を受け入れるにあたり制定するものであります。  基金の使途については、間伐などの森林整備、森林整備を促進するための人材育成と担い手の確保、木材利用の促進及び普及啓発等の事業に充てることとされており、税本来の趣旨に従い、林業振興の財源として有効に活用していくこととしております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  関連しますので次の質問に移りますが、今定例会において、基金条例の制定とともに、基金積立金として140万円の予算計上がされております。来年度以降、この譲与税の増減をどのように見込んでいるのか伺います。 ○議長(原 明君)  奥村財政課主幹。 ○財政課主幹(奥村勝俊君)  森林環境譲与税でございますが、森林環境税が実際に個人住民税と合わせて課税されますのは令和6年度からとなっておりますが、当面は国における譲与税特別会計におきまして借り入れを行い、地方公共団体に譲与されることとなっております。  現在の試算では、今年度、令和元年度から令和3年度までは毎年約140万円ずつ、令和4年度から令和6年度までは約200万円ずつ、それから令和7年から令和10年度までは約300万円ずつになるものと見込んでおります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年、この譲与税の概算ということで聞いたときには、人工林面積、林業就業者数及び人口等により案分され譲与されますので、初年度はおおむね150万程度だということをお伺いして、本年度は140万円ということであります。  見込んでいた数字に近いわけでありますけど、今ほどの答弁では、初年度から3年間はおおむね140万、その後の3年間は200万、その後は300万ということでありますが、この増える要素というのはどのようなものが原因で、年々3年ごとに増えていくのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。 ○議長(原 明君)  奥村財政課主幹。 ○財政課主幹(奥村勝俊君)  最初の3年間におきましては、国において200万円を譲与税特別会計で借り入れるそうです。令和6年度におきまして、その税収が大体600億円程度入るというふうに見込まれておりまして、それを前年度まで借り入れたものの償還に充てる。実際に課税が始まってから、その分を償還に充てて残った分をそれぞれの市町村に譲与すると。  最後のほうにおきましては、その借り入れの返済がなくなった状態で、課税された森林環境税がそのまま市町村に交付されるという観点から、少しずつ上昇傾向にあるということでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ありがとうございました。  ということは、令和7年から10年度までの300万円という予測値のもとで、それ以降も人口あるいは森林面積がそんなに変わらない場合は増え続けないということでよろしいでしょうか。確認です。 ○議長(原 明君)  奥村財政課主幹。 ○財政課主幹(奥村勝俊君)  詳しいところまでの資料につきましては、国からまだちょっと出ていない部分もありますが、最終的には300万円は令和10年度までですが、その後ももう少し増えまして、400万円程度で最終的に落ちつくのではないかというふうに考えています。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、次の関連している質問に移ります。  基金として積み立てる以上、どこかの段階で取り崩しをして事業に充当するというふうに考えていますが、どのような条件が整ったらこの基金を活用して事業を行うのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  今年度につきましては、今ほど言いましたように基金に積み立てを行いまして、来年度以降、森林経営管理制度の中で実施する事業の財源として活用することを今現在、検討しているところであります。  事業の取り組みとしましては、経営管理が行われていない森林について、市町村が仲介役となり、森林所有者と林業経営者をつなぐシステムを構築し、森林整備を進めていくものとなっております。  まずは、森林所有者に対しまして森林経営についての意向調査を行い、その結果に基づき、関係機関と連携し、森林整備を進めていくこととしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年、この譲与税の質問をさせていただいて、時の財政課長からはこの基金、どれくらい積み増しをしてというお話も聞きました。当然、今の140万円を基金に積み立てをして、毎年毎年積み立てをしてもそんな大きな予算は発生しませんので、大きな事業は私はできないだろうというふうに思っています。  今ほど森林経営管理制度に附随して取り組みをしたいというお話でありますが、次の質問に重複していますので行きますが、森林経営管理制度について、いろいろと全国的にも境界不明の土地等々で苦慮されております。  ただ、それらを使って今後事業展開していくということでありますが、私は今年度のこの林業の予算を見ておりますと、林業費は全体で940万ありました。これは一昨年よりも減っておるわけでありますが、水と緑の森づくり事業費や森林整備対策費、森林病害虫等防除対策費などがほとんどで、国、県の支出金で、滑川市の一般財源の投入は約360万、そのうち事務費が100万円でありますから、300万円を切る市の予算が投入されてのこの林業整備費であります。  これに先ほどの譲与税をプラスしても、まともな森林整備、間伐事業、それから林業従事者の担い手の育成が果たしてできるのかというふうに思いますけども、これについて、森林経営管理制度は次の質問でありますので、この譲与税を使った基金の活用でどこまで事業展開ができるというふうに思っていらっしゃるのか再度伺います。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  先ほど森林環境譲与税の入ってくるお金につきまして、今ほどおっしゃったとおり、限られた財源であります。その限られた財源の中で、滑川市の森林、山林をどのようにして整備、管理していくか。  また、税で賄われておりますこの環境譲与税、あくまでも使途の公表、どういったものに使ったか、納税者等への説明責任等もございますので、しっかりこれはこれとして、どういったところに使うべきかということを判断しながら森林整備に努めていきたいと考えております。  いずれにしましても、限られた財源でありますので、一度に全ての森林を整備するということは不可能でございますので、そういったところも十分見極めながら実施していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  財源が決まっていて、公表もしなければならないというお話はわかりましたが、私が聞きたいのは、基金として積み上げていく以上、ある程度の時期を見て、大きなプロジェクトで間伐をするだとか、林業の担い手を育成するためにどんどんどんどん講習会などを開いて事業展開していくだとか、間伐材を搬入するために林道整備をしなければならないだとか、幾つも課題が出てくると思いますが、年間数百万円の予算規模でできる範囲というのは限られてきますので、じゃ、何年たったら、例えば1,000万、2,000万というお金が積んだ時点で、じゃ、半分を取り崩してこの事業に充てましょうといった明らかなビジョンというものは今のところ担当課でお持ちではないんでしょうか。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  今現在のところ、その何千万とか積むという計画はございません。今140万入ってきますけれども、その次も140万ということで、その2カ年ぐらい積む中でできる範囲の、例えば先ほど言いました森林経営についての意向調査の実施だとか、それに伴いまして森林整備できるところの森林整備を実施していくといったような形で、この基金を利用していきたいと今のところは考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年質問した際には、当局からは、今後この森林環境譲与税について活用も視野に入れて林業振興につなげていきたいということで、当時の農林課長さんは言われていました。今現在、今後については検討されているということで解釈しておりますが、次の質問に移ります。  森林経営管理制度についてでありますが、山林の所有者も亡くなれば、相続などでもめる原因が、山の土地、銭にならない土地を要る、要らないを含めて、森林の境界が問題になってくるというふうに思います。  全国的に所有者不明の山林が多くある中、本市として経営管理が行われていない森林について、森林経営管理制度をどのように活用して取り組んでいくのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  先ほども少しお話しさせていただきましたけれども、森林経営管理制度の取り組みにつきましては、まず森林所有者に対して、森林経営についての意向調査を実施することから始めていかなければならないと考えております。  その中で、当然、所有者不明の山林とか、そういったものも出てくるかと思いますので、そういった場合については、国、県等にどういった仕組みでそれを解決すればよいのかもあわせて、対応策等を今後聞きながら対応していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、課長の答弁では、不明な土地については県、国に相談してということでありました。きっとどこの山林でも、この境界の問題等が出てきましたら所有者不明の土地というのは出てくると思います。  この森林経営管理制度で、国はこの境界だとか所有者不明の山林を何とかしてうまく機能させたいという思いのもとでこの制度をつくってあるので、仮に所有者不明の土地で、法律上、広告を打って何カ月以内に何もなければ市の所有になるというふうな形になると思いますが、所有者不明の山林を今後誰も要らないと言ったときに市が所有していくのか、そういった考えはあるのか、ちょっと伺わせていただきます。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  今ほどの森林経営管理制度の中では、そういった所有者不明のところも市で管理できるようにするという、国のそういう仕組み図等もこちらの資料としてついておるわけなんですけれども、果たして本当にそういったものを全て市のほうで管理していくべきなのか、それとも限られた財源の中ですので、当然そういったもの全てを管理するというのは不可能かと今のところは考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、この制度を利用して、じゃ、どこまでの山林の所有者に告知をしてこの制度について自分で管理していただくのか、あるいは経営管理を他の第三者に任せるのかという意向調査というお話がありましたけども、どこの範囲まで、いわゆる山林の山奥まで行くのか、それとも民地に近い、いわゆる山里ぐらいまでの土地所有者にアナウンスするのか、どういった形でやられるのか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(原 明君)  黒川農林課長。 ○農林課長(黒川茂樹君)  森林所有者への森林経営についての意向調査につきましては、今初めて実施する事業でありますので、最初から全てのところというわけにはまずいかないと思っております。  また、新川森林組合等が持っておるデータをもとに、まずはやりやすいところから意向調査をかけていきまして、どういった結果になるかもあわせて十分把握して次の段階へ進みたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  当然、林道が整備されていて、間伐するにしても、優良な材木が豊富なところ、最終的に言えば、販売価格でちゃんと経営がなされるような優良な材木の産出地でないと、なかなかこの制度の活用というのは難しいのではないかなというふうに思っています。  やっぱり1次産業、林業につきましては、本当に担い手の方が少ないのが現状でありますので、何で担い手にならないかというと、やっぱり収入が担保されないというのが最大の理由だというふうに思っていますので、こういった制度を利用しながら、もしかしたら市内、市外、県外から、こういった経営制度で乗ってくる民間業者ももしかしたらいるかもしれませんので、そういった際にはまたいいアドバイスをしていただければというふうに思っています。これは要望とさせていただきます。  それでは次に、大きな2番目の質問に入ります。  午前中もこの観光振興についてはいろいろと、ほかの議員さんからもお話がありました。  さきの台湾美食展へ本市がブース出展いたしました。成果について先ほども少し触れられたところでありますが、改めてどう考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  午前中の高橋議員の代表質問でも、副市長から成果については答弁いたしております。その中にもございましたが、会場全体の中でもひときわ注目を集めていたこと、こういうことからしても、一定の成果はあったものというふうに考えております。  そのほかの成果としては、やっぱり現地で直接体験してみなければわからないことも数多くございました。食に対する考え方など、こういうものを体験できたということも1つは大きな成果であるかなとは思っております。  今回、2月のキャンペーン、今回の培ったノウハウ、今後誘客を進めるうえで、これも大きな成果になるものというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私もこの2月のキャンペーンの際にも同行させていただいて、今回の7月下旬のこの美食展、私、個人的にお客さんとして参加してまいりました。  ほかの議員さんは広報だけの情報で質問されたと思いますが、私は、現地に行って見てきた者の一人として、少し質問させていただければというふうに思います。  先日の9月広報には、表紙を飾って大々的に記事となっていました。まずホタルイカのてんぷらの販売価格も上手に書いてありませんし、アンケート結果についても疑問に思うことが幾つかありまして、改めて聞かなければならないこともあるというふうに思っています。  食材を現地に持っていく苦労が、持っていく前からいろいろと、税関の話、検疫の話ということでお伺いはしておりましたが、もっと詳しく成果のほうは聞きたいなと思っています。  まず、メーンのホタルイカのてんぷら、これは何匹幾らと言われると、先ほど3匹、当初は100元のはずでした。この広報にも100元/50元。ということは、バナナの叩き売りのように、最初は100元で売っていたけども、50元に値を落とさなければ売れなかったという結果が私は見えているというふうに思っています。  それで、このてんぷらの販売の価格については後ほど説明いただくとして、どれだけのキロ数、何匹というよりもキロ数がいいのか、当初予定していたキロ数、現地で料理していて失敗したものもあると思いますが、実際に1,900セットということでありましたが、どれだけのキロ数を持っていかれたのかお伺いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  当初、ホタルイカにつきましては、200折、50キロ販売するということにしておりました。ただ、リスクの観点から、現地で何がどのようなことになるかわからないということで、予備を10キロ持っていきまして60キロということで、約7,000匹のホタルイカを現地のほうで調理をしたということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  では、最初に質問した、もともと出だし100元の販売価格が50元に価格変更された理由をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  やっぱり現地へ行ってみて、いろんな方たちの状況だとかを見る中で、現地のコンサルであるとか実際の売り子さんのご意見、そういうもの、やっぱり現地に行ってみないとわからないことが多々ございました。  そういう中で、現地へ行って一番びっくりしたのが隣の駅弁なんですが、これが1個100元、感覚からすると、ホタルイカのてんぷら3個と駅弁が一緒の価格であるということもございました。  ただ、現地のほうではやっぱり高級感、ホタルイカ自体が高級だという認識は持っていただきまして、値段が高いとやっぱりなかなか売れないと。  それと、やはりホタルイカ自体がどういうものかわからないということで、実際食されると、これはおいしいもんだということであったんですが、そういうことを初日、2日といろいろやる中で、それと先ほど申しましたが、いろんなコンサル、それから売り子さんの意見なども勘案したうえで、50元での販売というふうにしたところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。
    ○6番(竹原正人君)  ということは、珍しいものに付加価値をつけ切れずに、妥協して50元で売ったというような解釈でよろしいのですかね。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  妥協ではございませんが、ブランド化したこの食材を知っていただく、そして滑川を知っていただくということが今回の美食展の出展への最大の目的でございます。そういう中で、50元にはいたしましたが、この目的については達成されたというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  このてんぷらについては、行かれる前のお話ですと、4日間にわたって開催されるので、例えば初日、2日目で全てを販売して、3日目、4日目は何も出さないというのはいけないだろうという話もあったかと思いますが、4日間ならしての販売を目的としてやられたのか。それとも、初日から売るだけ売って、4日目にはもう完売の看板で引き上げてこようと思ったのか、そこらへんの内容を聞かせてください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  当初、行く前については、大体4日間、平準化して販売をしていくということでご説明しておりましたが、実際そちらのほうに行って、やはり平日の金曜日、土曜日、日曜日、これは当然、お客さんの来場者も違ってくるだろうと。  そういう中でホタルイカを揚げる量、これはやはり土曜日、日曜日に最大になっておりますし、結局やっぱり日曜日が一番販売が多かったというふうな実績にはなっております。  ただ、解凍した以上、全部ホタルイカのてんぷらにいたしますので、そういう中で、その日の終わりには、午前中、副市長も申し上げましたが、3匹のものを4匹、そういうようなことでサービスをしたということでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほどの副市長の話と今の話で、4匹、5匹というお話がやっと理解できました。ありがとうございます。  それではもう1つ、この広報に出ているアンケート結果についてでありますが、まずこの「ホタルイカのてんぷらはおいしかった?」の質問に、「非常においしかった」また「おいしかった」が8割程度。ただ、「おいしかったか」と聞いているのに「食べていない」というこの答え方というのは私は回答としてはおかしいというふうに思っていますし、市民の皆さんの中でも「ちょっとおかしないけ」という指摘もあるというふうに思いますが、これについて反論はいかがですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今回のアンケートにつきましては、ホタルイカのてんぷら、これも含めて、あと、滑川のことを知っているかという内容で滑川に関するアンケートも含まれております。  会場にはたくさんの方が来られまして、その中で、まずこのホタルイカのてんぷらを食べる前に、SNSでの配信であるとか、ブースのほう、まずそちらのほうで滑川の魅力を知っていただく方にもアンケートをとっております。その方が先にSNSでの配信という、そちらのほうを先にされたということもあって、ホタルイカを食べていない状態でのアンケート結果になった部分が何人かおられたということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  広報にはそういった講釈がついていないので、勘違いされる方はいっぱいいらっしゃったのかなというふうに思っています。  また、次のアンケートには「健好の塩はおいしかった?」とあります。塩は塩です。甘かった、酸っぱかったはないわけで、塩の味を求めてもしようがないアンケートではないかなと私は思いました。  実際のところ、この塩、午前中の副市長の答弁では、健好の塩100袋と深層水48本持っていって、全部売れたということでありました。  この塩、例えばホタルイカのてんぷらにこの塩をかけて出されたと思います。塩を買われる方の買われる根拠というのは、塩がおいしいとかまずいとか、そういう話ではないと思うんですが、この塩あるいは深層水を買っていかれる方の反応、これはどうだったんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  アンケートについては、一般的においしいと感じたかどうかというところを調べたわけで、実際の細かい感想というのはもっといろいろあるかとは思いますが、外国人に現地で、最低限おいしかったか、おいしくなかったかという観点でアンケートをとらせていただいております。  それから、塩の販売については、やはり現地に行ってこれもわかったことなんですが、富裕層と一般の方に若干の考え方の違い、それから購入の量も違いはあるかと思います。直接私のほうで塩の販売については中心的に行っておりましたが、やはり関心を持って来られる方、そういう方については多くの質問もいただきましたし、実際なめていただいて、これはステーキに使ったらいいねだとか、それからサラダに使えるねとか、そういうような意見もたくさんいただきました。おおむね台湾においても、この塩が販売できるのかなというふうな感触を持ってまいったところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この塩のアンケートなんですけど、「あまりおいしくなかった」という答えがあるんですけど、私は塩は塩だと思うんですけど、塩でおいしくないってどういうことだと思われます? ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ちょっと私も、この「あまりおいしくなかった」という、これはどういうことなのかなと。ただ、先ほども申しましたが、人それぞれの食感があるかと思いますので、アンケートの結果では大半の方がおいしかったというようなご意見で、「あまりおいしくなかった」というのが1.9%ということで、そのへんについてはまだちょっと把握はしておりません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この塩のおいしい、おいしくないは設問として果たしてふさわしかったのか、今後課題が残るというふうに思いますので、またこういったアンケートの際には、わかりやすいものをつくっていただければというふうに思います。  それでは、最後のアンケートの中で、ブースの写真だとかパンフレットを見て、「滑川へ行ってみたいと思った?」という設問があります。アンケートですから、現地の人も皆さん気を使って回答をされていると思います。それらを大々的に披露するよりも、一歩踏み込んで、滑川に行ってみたいけども、行けない理由は何ですかと聞かないと、私は今後の対応はできないと思います。  そういったことを含めて、やっぱり検証するのであれば、ただただアンケートをとってこういった結果が出ましたというのではなくて、今後の進め方として、やっぱり滑川に行ってみたいという方が大変おられて、その中には行けない理由がきっとあるはずなんです。それを聞き出さないと、取り組みとしての成果は私は出ないというふうに思いますが、このへんについてどう思われますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今回初めての出展とアンケートをとらせていただいた中で、どのくらいの方が関心を持っていただけるかというデータにはなったかというふうに思っております。  来年以降もまた継続して出展したいというふうに考えておりますので、その中で今ほどのアンケートのとり方についてもまた十分検討したうえで、今後引き続きまたやっていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  次、関連しますので、2番目の質問に移りますが、来年度以降、今回のブース出展も含め、台湾との観光振興をどう進めていくのか伺います。  先ほどの答弁では、来年もぜひブース出展をやりたいというようなお話でございましたが、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  台湾美食展について、今年度の出展の経験を生かして、来年度以降も継続して出展したいと考えております。  また、あわせて旅行会社のPR活動、それから台湾旅行会社の本市のツアーモニター、これらも旅行会社との連携による旅行商品の開発などを進めていくということで進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  このブース出展なんですが、ことしは市当局から、あるいは観光協会、ウェーブ滑川さんから代表者がこぞって参加されたわけであります。  私も現地に行って、とある自治体が出していた札幌市が出していたブースへ行きましたけども、市の職員は2名程度、あとは民間から派遣されて、10名余りでチームを組んでブース出展されていました。  お話を伺っていますと、私は滑川市の関係の者なので、滑川市はみんな市の職員と関係する観光協会あるいはウェーブ滑川で、関連した方々ばっかりですよということでお話をして、札幌の市の職員の方は「わあ、すごいですね」というお話でもありましたが、私、以前このブース出展に関しては、市から職員が大々的に行くのではなくて、例えば地元の飲食店組合の方々だとか、旅行社の方々だとか、いろいろな関連した方を同行させて現地を見に行くべきだというふうに以前は提案させていただいておりました。  今回、このブース出展である程度ノウハウを得られた中で、来年度以降、じゃ、どういった形が滑川市にとってプラスになるブース出展なのかというのを考えたときに、ことし行かれた担当課の方々がまた来年こぞって行かれるのがいいのか、あるいは、少しは民間事業者から行く方を募って、一緒に相乗りでPRに行くといった考え方も私はあるのではないかなというふうに思うんですけど、それらについてどう思われますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  議員が今おっしゃったとおり、札幌市の例がございましたが、やっぱり完全委託にすると、もう任せっきりという部分も見えてまいりますし、なかなか問題点もあったのかなと。そういう中で滑川市は、職員、観光協会、ウェーブ滑川、これらが連携した中で活気があったと。  今回培ったノウハウ、これを完全にまた移行するということになると、それをまた生かし切れないのかなと。その辺のバランスも含めて、今後どういうスタイルで行けばいいのか。出展するということはあれなんですが、そのへんも含めてまた考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私も現地に行って、滑川市のブースの筋向かいが九州のうどん屋さん、あったと思います。私も昼間を目がけていったものですから、ちょっとおなかがすいて、そのうどんでも食べようかなと思ったんですけれども、行列ができていまして、何の行列かなと思ったら振る舞いの行列だったんです。ただなら行列になって、待ってでも食べたいのかわかりませんけど、滑川市の取り組みとして、今回3匹100元を50元に値下げして販売した。これらを踏まえて、例えばタイムセールスじゃないけども、振る舞いの時間を設けるだとか、3匹を5匹にして幾らにするとか、いろんな考え方が想定されると思いますが、今後どういう販売の仕方、てんぷらだけがいいのか、あるいは真空で持っていくわけでありますから、その場でもしかしたら刺身という考え方も出てくるのかなというふうにも思います。それから、加工品を持っていって、そこで販売するというのも一つの手かと思いますが、それらについてどう思われますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  これも現地でわかったことになりますが、やはり会場では、振る舞いと今議員おっしゃられたうどん、それからあとかき氷、マンゴーのかき氷になりますが、これもやっぱり振る舞いのところに大変な行列ができております。  ただ、やっぱり実際お金を払って購入するというところは行列のできるまでには至っておりませんが、そういう中で、滑川市のブースについては、お金を払うブースにもかかわらず行列ができたということで、ただ値下げ、50元で振る舞いということでございますが、これにも1つやはり問題があって、大変な混雑になりますし、今確保したブースの広さ、こういうものも問題になってくるかと思います。  ただ、やっぱり今回初めてホタルイカのてんぷらを紹介したという中で、やっぱり来場者は、ホタルイカのてんぷらってどういうものだろうとわかっていなかった部分もあります。これを継続して出展していく中で、去年もホタルイカを食べたよという方がまた来ていただければ、それはまたそういうような形にはなるかと思いますので、これは値下げとかという、振る舞いというのは問題もありますので、それはまた今後考えていくことは必要かとは思いますが、現在のところは考えておりません。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほど台湾との観光振興についてどう進めていくかという話の中で、現地の旅行社のモニターツアーというお話もありました。  私も以前、2月のPRキャラバンに行った際には、旅行社の担当者が、立山黒部は行ったことがあるけども、ホタルイカは見たこともないし食べたこともない、ましてや光っているのも見たことないという答えが大半でありましたので、であったら、やっぱり現地のエージェント、旅行社の担当者が滑川に来ていただいて、旬のホタルイカを味わっていただいて、いろんな体験をしたうえで、台湾に戻って観光客にPRをしてお客さんを獲得するといった流れが私は地道な活動でいいのではないかという提案は過去させていただきました。  今回、モニターツアーを今後やっていきたいというお話でありますので、これらを具現化するために、どういった形でモニターとして来ていただいて、どういったコースで参加していただく予定なのか、もし計画があればお聞かせください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  モニターツアーの実施については、現在のところ滑川を知ってもらうということで考えておりますが、まだそこまで具体的な内容については、これから精査したうえで、この後予算化ということも、予算の話もございますので、そういう中でしっかりと確保していきたいというふうに思っています。  現在のところ、そこまではまだちょっと詰めておりません。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今回の台湾美食展の出品につきましては、市、そして観光協会、株式会社ウェーブとも海外で出展するというのは初めてのことでございまして、本当にいろんなことを勉強させていただきました。  まず、ここにいたときに、例えば取り分ける皿とか箸を送ったときに、現地でひっかかりまして、なかなか許可がおりませんでした。そういうことがあったりとか、あるいはほかの市内のいろんなお店の方と行けないかということで少しお声かけをしたところもあるんですけれども、この4日間、出入り含めて、やっぱり五、六日になりますので、そこらあたりなかなか行けないという、そういうふうな話もございました。  そして、現地に行ったときに、やはり最初に言われたのは、大きいイカでももっと安いのに、この小さいホタルイカが何で高いんだと。ホタルイカということを知らないというか、そこのあたりのPRもまだ行き届いていないということもありまして、初日はやはりあまり、先ほど話がありましたけど、4日間なら初日はこのくらい売れるだろうということで、一生懸命凍ったやつを水を流して解かしていたんでありますけれども、やはり最初の日はそういうふうなこともあって、売れ行きというのはそんなに多くはなかったというのが実情であります。  ただ、食べていただいた方は非常においしかったということで、次の日からまたリピーターということで来ていただく方も非常にたくさんおられたわけでありまして、今ばやりの言葉で言いますと、台湾の方々はポーズをして、「めっちゃおいしい」というような、そういうような話をされておる方もたくさんおられたわけでございまして、そういう中で実際にホタルイカのてんぷらをやったわけでありますけども、現地のブースの火力というのが非常に弱くて、1回当たり10匹ぐらいを揚げるのが精いっぱいなんです。それから、目玉もそのとき取っていたんですけども、特に日曜日は非常にお客さんが多くて、2人がかりが丸一日かかって目玉取りだけをやっていました。  そのくらいの時間がかかるというか、それから、てんぷらを揚げるのも時間がかかって、そして滑川のブースがたくさん並んだ。三重ぐらいに並んだときもあるんですけども、やはり提供するのがそれに追いつかないとこともありまして、当初、1日500ぐらいは売れるんじゃないかと、そういうふうな話もありましたけども、現実にはなかなか時間がかかって、それだけ用意できないというようなこともございました。  そういう意味では、今回いろんなことを勉強して、非常にこの台湾の出展はよかったなと思っております。  それから、先ほどアンケートの話もございました。多分、不十分な点も多々あっただろうと思いますけども、例えば塩については、どうぞ試しに食べてみてくださいと、そういうふうに皆さんに振って、いただいてもらいました。  私が思ったのは、向こうの人はものすごい塩辛いのが好きなんです。ホタルイカのてんぷらに塩をかけても、まだそれが塩辛くないということで、もっとかけてくれ、もっとかけてくれと、本当に多くの方が二重三重に塩をかけていかれました。  そういう中で、たくさんかけたのがおいしいのか、あまりかけなかったのがおいしくなかったのか、そこのあたりはよくわかりませんけども、そういう文化の違いというあたりも勉強させていただきまして、これを特にこれからの、来年の海外出展の話もどういう形態になるかはこれからいろいろまた検討してまいりますけれども、それらを含めて、ことしを参考にしながら、また滑川を発信する、ホタルイカを中心として、そのほかのことも発信をする、そして滑川へ来ていただくと、そういうようなことも今後頑張っていきたいと、そのように考えておりますので、今後ともまたよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  副市長、ありがとうございました。  台湾との交流ということで、今現在、滑川市においても、台湾の皆さんに来てください、来てくださいというPRが主たるものではないかなというふうに思っています。やっぱりお互い観光振興を図るのであれば、こちらから台湾のほうへ行ってしっかりお金を落として、一つの義理を果たしてくるのも一つのやり方だというふうに思っています。  ただただ来てください、来てくださいと言って待っていても、来てくれないのが現状ではなかろうかなと思いますので、こちらから行くような仕掛けというのは何かお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  こちらから行くということでございますが、まずこの美食展については継続した出展、それから、今後どのようなPR方法、継続したPRということでございますが、どういうふうにすれば一番いいのか、やはりこちらのほうからお伺いをしてするのも一つでございますし、さらに台湾のほうに旅行として送り込むということもあるかと思いますが、そういうことについていま一度もうちょっと研究したうえで、そういうような対応をまた考えてみたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  台湾だけが観光地ではありませんし、観光客でもないというふうに思っていますので、次の質問に移ります。  台湾に限らず、訪日外国人が滑川市へ観光客としてたくさん来ていただけるように、国が進めるクールジャパン戦略について、本市はどのように考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  クールジャパン戦略については、外国人がクール、これは格好いいというふうに捉えられる日本の魅力を戦略的に展開していくことというふうに思っております。  情報発信、海外への商品・サービスの展開、それからインバウンドの国内消費の各段階をより効果的に展開して、世界の成長を取り込むことで日本の経済成長につなげるブランド戦略のことになるかと思っております。  このほど、今月に入ってでございますが、新クールジャパン戦略が決定されたところでございます。その詳細については、今後も情報収集を行って、本市へのインバウンドにつながるよう研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  このクールジャパン戦略でありますけども、とあるアンケート結果によりますと、外国人から見た日本への関心ということで、「あなたが日本に興味を持ったきっかけは何ですか」という設問に対して、ヨーロッパ系は、アジアも含めてなんですが、アニメ、漫画、ゲーム、これを通じて日本を知ったという回答が多々占めております。北米については、このアニメ、漫画、ゲームと同等に日本食、それから歴史ということで寺社仏閣、こういったことに興味を持って日本を知ったということであります。  それらを踏まえると、例えば私たちが訪日外国人、どこの地域かわかりませんけども、来てくださいといったPRをする際に、ありきたりのことをどれだけPRしていても、今まで以上に人は来ないという現実が私はあるというふうに思っています。  このクールジャパン戦略においても、国は、例えば日本で生活されている外国人の方に何十人も参加していただいて、とあるアンバサダーではありませんけども、日本のどのようなところに魅力を感じますかだとか、関心がありますかだとかといった話し合いの場をしっかり設けて取り組んでおられます。  滑川市においても、例えば滑川市に住まいの外国人の方に、滑川の魅力ってどうですかねというざっくばらんな会議、会合というのを今後私はやっていくべきではないかなというふうに思うんですが、取り組みとしてどう思われますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員ご提案の外国人の意見を聞いてはどうかということについては、やはりクールジャパン戦略、こういうことを考えていく中では、まず外国人のご意見を聞くことも必要だというふうには考えております。
     また、滑川市のクールジャパンの魅力の中には、食は当然ホタルイカ、それから伝統文化というのはこのホタルイカ漁ということ、これは長い歴史、わら網を使った網でございますし、こういうものも含めて、やはり外国人にとっては魅力あるものになっているのかなというふうに思っております。  ほたるいか海上観光だけとってみましても、最近は欧米人の単独、団体でのツアーではなくて二、三人、こういうような旅行が主体になってきております。  それから、メールでの問い合わせについても、ロシアであるとか、世界各国至るところからの問い合わせがございます。そういう面からも、このほたるいか海上観光は外国人にとって非常に魅力あるものなのかなというふうに考えております。  ありきたりにならないように、またいろんな方からご意見を聞くことは必要であるというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどの話ですと、ホタルイカに関連したものを観光商品として思っていらっしゃるというふうに思いますので、そこに来られた外国人観光客の皆さんに、少なからず、なぜ来られたか、どうして滑川を選んでくれたのかといった意見をちゃんと聞いたうえで、より来ていただけるような仕掛けをしていただきたいなというふうに思っています。  京都みたいにたくさん来過ぎてごみだらけになったと言われると、それはそれで、いわゆる公害という形に、観光公害という言い方をされていますけど、そこまでは求めませんけども、やっぱり希少価値のあるこのホタルイカを資源としたものをどんどん外国人、地元の人も含めてです。来ていただいて、やっぱり観光客というのは地元でお金を落としていっていただくことが私は大事だというふうに思っていますので、それを手助けするために行政、市が手を差し伸べてくれればなというふうに思っていますので、今後の取り組みに期待をいたします。  それでは次に、大きな3番目の質問に移ります。  シャンバーグ市との姉妹都市交流についてであります。  このシャンバーグ市については、前回、20周年の姉妹提携の節目ということで2年前参加されたわけなんですが、このシャンバーグ市との姉妹都市交流について今後どう進めていくのか伺います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  2年前、2回目の訪問をいたしました。1回目も大変子どもたちが有意義な交流をやってきてくれています。そして2回目は、特に産業、経済界の皆さんも行っていただいたと。一般市民の皆様に入っていただいた。特に1回目は、いろんな団体の代表みたいな方がこぞって行かれたという形で行っております。  それから、滑川へ来られたときに何をやってくれたかといいますと、向こうの、あれは中学生ぐらいだったと思いますが、ブラスバンドが来ました。滑川へ入る前に横浜で演奏会をやって、そして滑川へ入っています。  そんなこともありまして、やっぱり姉妹都市の交流は、せっかくスギノマシンさんの仲介をいただきまして滑川とご縁があったわけです。そういうおかげで姉妹都市の交流が始まって、あらゆる面で、一遍で大きなことはできませんけども、お互いの何か感ずるものがあって、しっかりとやっていきたいと、このように思っています。  特に向こうの小学校は、日本語とドイツ語によってクラス分けをしておりまして、日本語のクラスの親の皆さんは、親の会というTシャツまでつくって、日本びいきの皆さんが、あるいは日本の子どもたちの関係の親が1つのグループをつくっておりまして、この人たちも2年前に行く前に滑川へ来てくれたわけです。そんなことがありまして、この方たち、20周年のときに行きました。日本へ来た方がみんな出てくれまして大歓迎をしてくれました。そんなことを思いますと、滑川とシャンバーグは非常に近い関係になったと、このように思っています。  特に2回目が終わりましたら、中学生が言いました。20周年記念で、私は後で追っかけたわけですけども、歓迎レセプションの後、中学生は何を言ったかといいますと、「市長、来年も来れんがけ」ということを彼らは言うわけです。それほどに印象深かったと。ホームステイによって英語を少し使わせてもらう、そして異文化になれる、アメリカの生活習慣を肌で感じてくる、こういうことがとってもよかったということになろうかと思います。もちろん、一般の皆さんには、シャンバーグ市が持っているゴルフ場でゴルフをプレーしていってくれということで、プレーを1回させてもらったわけです。  そんなことで、言ってみれば私は、やっぱり姉妹都市ですから、家族のつき合いというような非常に身近な感覚を持たせていただいてありがたいと、このように思っています。  でありますが、いよいよ次の質問にはあるんです。先を越して悪いんですが、中学生の交流は3年に1回はセットで入れて継続していきたいと、このように思っております。これからのシャンバーグとの関係はこれまで以上に幅が出てくるものと、このように思っています。  先般、滑川市と日医工が協定を結びましたときに、田村社長が「滑川市さんは近くに姉妹都市があんがか」と言うものだから、「いや、近くじゃなくてシャンバーグです」と言ったら、「私の会社が3年前に行ったよ」と。でありますので、シャンバーグには日医工の会社がそのときにもうあったわけです。だけど、なかなか準備ができなくて見ることができませんでしたが、今回行けばますます、いわゆるスギノマシンプラス日医工、こういう関係になりますと、経済界からの今度の派遣によりまして、さらにまたシャンバーグのほうへ滑川の企業が出ていくというチャンスにもなろうかと思いますし、経済的な拡大についても大変期待の大きいところでございます。  いずれにしましても、アメリカ人のスケールの大きい、心の大きなシャンバーグの皆さんであります。学ぶことが非常に多うございますし、これからも継続していくべきだと思いますし、もう1つつけ加えますが、シャンバーグのトム・デイリーさんという方が今度、いわゆるアル・ラーソン市長に引き続きまして新しい市長になられたということで、ぜひ滑川を訪れるように要請したいと、このように思っています。  そんなことで、これから拡大の方向で進めたいと、このように思っているわけです。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市長、ありがとうございました。  次の質問で、市内中学生がシャンバーグ市へ訪問してもうこれで2年、来年で3年たつということで、今ほど3年に一度は交流したいという答弁でありました。  ということは、来年度、訪問団を結成して交流を図るという解釈でよろしいのでしょうか。確認です。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  そのとおりです。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  となれば、やはり来年、前回行った派遣がお盆明けということで、日程的にも、向こうさんの都合だとか、えらい苦労したという帰ってきてからのお話がありました。それらも含めて、じゃ、今の中学生が夏休みの間がいいのか、ほかの休みの間がいいのか、いろいろと考えられて、やっぱり現地へ行ってホームステイをするというのが私は一番の国際交流だと、いい体験だというふうに思っていますので、時期も含めて、来年度やるという前進の言葉をいただいたので、時期、それから団員の人数、それから引率の先生なのか、ほかの団体の方なのか、それらも含めて、前回行った経験からもう1つ積み上げをして、より子どもたちに参加していただけるようなしつらえをつくっていただきたいというふうに思っています。  これは要望といたしまして、来年度、中学生1、2、3年生のうちいずれかの学年からそれぞれ出てくれるということを祈念して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時10分からといたします。                 午後2時56分休憩                 午後3時10分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  大きな1、観光戦略についてです。  この質問をさせていただいたのは、平成29年3月定例会で、アレン・B・ボストロムと広瀬元義共著の「イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則」という本をもとに、観光の黒字化をマーケティング、プロダクション、そしてアカウンティングに分解し、私が12枚のパネルを用いて、観光の黒字化戦略について答弁を求めました。  そして、課長からは平成30年6月定例会で、SNSを駆使した滑川で〇〇映えを観光戦略のコンセプトに据え、説明を受けたところです。  その説明から1年以上がたち、改めて伺うものです。  そこで、(1)平成30年6月定例会で観光戦略を伺った。課長の答弁では、食事、自然、景観、温泉などのコンテンツを使用したSNS映えをコンセプトに掲げたとのことだったが、その後どのような展開をしたかお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  平成30年6月定例会において、SNS映えをコンセプトに掲げた観光戦略を1つの案として提案いたしましたが、具体的なツアープランやセット料金の設定には至っていないところでございます。  SNS映えの観点からの展開として、ほたるいかミュージアムでは、生きたホタルイカ、ホタルイカシーズン外には珍しい魚と一緒に写真が撮れる水槽の展示や、来館者がSNS投稿した際には、ノベルティーのプレゼント、館内で投稿してもらえるようなパネルの設置等を実施したところでございます。  また、富山湾岸クルージングでは、雄大な立山連峰と富山湾の景観を同時に楽しめることから、写真撮影とSNS投稿を促しております。  このほか、台湾美食展においても、SNS投稿を促すための写真撮影スペースを設置しております。  また、市観光協会では、市内の桜の名所を取りまとめ、市内スーパーでの展示・発信を行い、ハナショウブの季節にはライトアップし、写真を撮りやすくするなどの事業展開をしたところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほどの課長の話だと、撮影スペースをつくってみたりだとか、またパネルで顔抜きのやつですかね、そういったものをつくって、SNSにできるだけ載りやすいような状況で努力されていたという話だと思うんですけれども。  今さらですが、先ほどちょっと部長との談笑でありましたSNSの定義から行かせていただきます。  今さらですが、SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。主にインスタグラム、ツイッター、フェイスブック、ライン、最近の若者は、私、使ったことがないんですけど、スノーですかね、そういったアプリを使い、スマホやタブレット、パソコンなどを使って、インターネットを介して、家族や友人、恋人、さらには不特定多数の人とコミュニケーションをとることができるものとされております。  企業などの広告以外は、基本的にユーザーの利用は無料でできております。  本市のSNS戦略は、職員の手間はかかりますが、あまり金額的な予算は必要なかったかもしれません。見落としているのかもわかりませんが、平成31年度未定稿を見ていても、これかなという具体的な予算がなかったようにも思います。  確認も含めまして、(2)(1)について所要の予算づけをされたか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  台湾美食展のSNS、これを除きまして、観光戦略に直結した予算措置は行っておりません。  ただ、ほたるいかミュージアム等の指定管理料や市観光協会の委託料、これらについてはその都度、その事業者が判断して行っておりますので、その中に含まれておるという形で予算措置をされております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  台湾は先ほど出ましたので、もうそのへんでという形で、ほかのものは、所要の予算は各分配して入っていたものを流用しているような格好だと思うんですね。  調べまして、「#滑川市」とインスタグラムのほうで入力しましたら、1万5,000件でヒットします。つるの剛士さんやチューリップテレビのアナウンサーの天野なな実さんなど、有名人なども投稿していただいております。  「#滑川市」の内容を見ましたら、断然多いのは飲食店の料理ですね。カフェのパフェやラーメン、焼き肉などの投稿です。最近ではベトナムランタンも映えるので、載せている方が多いように見受けられます。  他のいろいろな市町村を「#」をつけて検索をかけたとき、大体ご当地の祭り、飲食店が非常に多いです。  そこで、(3)現在、本市のSNS映えをするものは何か。それを仕掛ける工夫はあるかお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  当市のSNS映えをするものとしては、まずはホタルイカの光があります。  景観という観点からは、3,000メートル級の立山連峰や世界で最も美しい湾クラブに加盟している富山湾がございます。特にレストラン光彩からの景色は、SNS映えするものというふうに思っております。  また、自然という観点では、桜やハナショウブ、こういうものもあるかというふうに思っております。  食事の観点からは、ホタルイカ料理、それからホタルイカソフトクリーム等があります。  そのほかにも県内では、本市でしか見ることができない正三尺玉を打ち上げる海上花火大会、それとベトナム・ランタンまつり等もSNS映えする要素であるというふうに思っております。  これらを発信してもらうための取り組みとしては、ホタルイカに関しては、生きたホタルイカと一緒に撮れる水槽展示や、ミュージアムに関するSNS投稿をするとノベルティーをプレゼントする企画を実施しているところでございます。  桜やハナショウブについては、市観光協会においてさくらマップを作成し、市内施設での発信、ハナショウブについては期間中のライトアップを行っております。  立山連峰や富山湾については、富山湾岸クルージングの乗船者に対し、SNS投稿の呼びかけを行っているところでございまして、各ソースについて工夫を凝らしながら実施しているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  先ほど話したとおり、食材、ホタルイカの光もそうですけれども、それは食材じゃないか。立山、また花火、そしてベトナムランタンだとか、そういったものが映えるのではないかというところで、1点、先ほどノベルティーを渡していたって、内容はどんなものでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ノベルティー、記念品だとかお土産みたいなようなものでございますが、これはミュージアムですと、ミュージアムのオリジナルグッズであるとか、それから観光協会であればキラリングッズ、これは観光協会で作製しておるものもございます。  それから、台湾の場合ですと、専用に持ちたいエコバッグ、簡単なものでございますが、そういうものをお渡ししておるところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  いいですよね。撮ってプレゼントをもらえるなら、じゃ、撮ってみようか、そして拡散してみようかという、拡散してみようかとは思わないですね。載せてみようかというふうに思われるんだろうなというふうに思っております。いいアイデアだというふうに思っております。  私はいろいろ考えて、今、観光資源、いろいろおっしゃられました。SNS映えは、もちろん今あるものでもいいんですけれども、自らつくってもよいのかなと思います。  例えば最近話題になった西日本新聞のニュースを読みますと、「誰がどんな目的で? 博多駅屋上に謎のオブジェ 「かわいいけど…」SNSに投稿相次ぐ」という見出しで、JR博多駅の屋上にある「つばめの杜ひろば」のことが紹介されておりました。地上約50メートル、約2,000平米の屋上には駄菓子屋や広場があるそうで、子どもたちが乗れるミニ電車も走っていると。奧にある鳥居をくぐると、参道の先に旅の安全を願う鉄道神社が見えたと。さらに進むと、神社の前に何やら小さくて、かわいらしくて、ちょっぴり不思議なブロンズ像、これのことですね(資料を示す)。  一列に並んだ裸の童子7人がロープの輪っかの中に入り、九州の地図を模したような形の上で笑顔で駆け回っていると。身長はちょっとちっちゃいみたいで、158センチの記者の膝ほどということで、しゃがんで見ると、にんまりとした笑顔の今にも動き出しそうな躍動感に、思わず「かわいい」という声が出ているそうであります。  タイトルは「縁結び七福童子」、これ、読み方が書いていないので「しちふくどうじ」だと思います――といいます。作者が、あの話題となった奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」を制作した彫刻家の藪内佐斗司さんだということであります。これをインスタグラムで見ましたら、もう既に100件以上ヒットしております。  博多観光サイトでは、コラムに「童子の頭をなでると願いが叶う」と書かれておりました。  もちろん、こういったオブジェはすごく考えられているなと思いますし、私がこういったオブジェで一番記憶に残っているのは、大分昔ですけど、東京に行っていたころのもので、皆さんも知っていますよね、これなら(資料を示す)。何だこれはというふうになったんですけれども、新宿のLOVEですね。これは、ニューヨークやシンガポールにも同じものが設置されているみたいです。初めて通りかかる方は思わず写真を撮っていきます。  何を言いたいかといいましたら、意図的に観光に来た人が写真を撮り、各SNSへ投稿していただける仕掛けが必要だと思っております。  和田の浜のあそこのコンクリートのところに、突如、滑川市版のオブジェなんかはどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員がおっしゃられたとおり、確かにつくり上げていくSNS映えというものもあるかと思います。  ただ、和田の浜にオブジェということでございますが、ご提案は承らせていただきまして、また研究させていただければと思っております。ご提案ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。
    ○4番(青山幸生君)  もちろん、自然なもので押したいというのは当然あるんですけれども、本当につくってもいいと思うんですね。  もう1つ事例を言わせていただきます。  アートの町、香川県直島町は、草間彌生さんの黄カボチャが有名なんですね。「#黄かぼちゃ」と入れていただきますと、これはすごい件数の投稿がございます。インスタグラムで入力していただきたいんですけども、人の写真が写っていたやつはさすがに使えないのものですから、いなかった写真をちょっと使わせていただいて(資料を示す)、これ、突如、先端に黄カボチャがいるんですよ。皆さん、見ると、若い女の子たちが周りにいて、写真を撮ってアップされているんです。すごい件数でした。  カボチャの前で楽しそうにポーズをとって、もう自然にタグ投稿しているんだと思いますけれども、もう一度どうですか、検討にならないですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  SNS映えするオブジェクトというのは、市内にも至るところにいろいろあるかとは思います。ただ、それは気づかないだけ、もしかすると、観光客が来てそれを写してSNSで非常に人気になる、そういうような素材もあるかと思います。  そういう面も含めて、まずこのオブジェどうですかと、現在あるものから含めて、今後またどういうものが必要なのかも含めて考えてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  いきなりだったものですから、突飛な意見だとは思うんですけれども、何ていうんですかね、実際問題、見ていただいたらすぐこういったところで、滑川らしいものをつくって、さらにそれでお客様が「おっ」となれば、勝手に先ほど言ったようにSNS映えして、コンセプトどおりの動きに行くんだろうというふうに思っていますので、また研究、そしてまた検討のほうに行っていただければなというふうに思っております。  次の質問にまいります。  (4)滑川市の特産物については、本市出身の谷井孝行さん、つかさ学さんをはじめ5組の著名人、著名団体にそれぞれPRしていただいた。波及効果の数字を把握しているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  著名人による市の特産品のPR、SNSを用いましたPRにつきましては、市のイメージアップの取り組みとして実施しておるところでございますが、平成28年度から、ツイッターをはじめとするSNSを通じたPRにご協力をいただいているところでございます。  今年度につきましては、5組の著名人から、合わせて2万1,273人のフォロワーに対して、本市のベニズワイガニやホタルイカの魅力について写真やコメントが発信されたものでありまして、これに対して、フォロワーなどからは1,083件の「いいね!」やコメントなどの反響があり、「おいしそう」だとか「自分も食べたい」などといった好意的なコメントが寄せられているところでございます。  これらの反響が具体的な購買活動にどれだけつながったかということについては、把握できておるところではございませんが、不特定多数の人に発信される広告とは異なりまして、各フォロワーにとっては、自分が応援している著名人、そういった方から発信される情報ということもありまして、単なる広告媒体よりも強いPR効果が期待できるものと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど1,083件の「いいね!」がついていたということで、初めての試みだったと思いますし、おもしろいことを考えるものだなというふうに思っております。  また、今回送る方の選考は、滑川やまた富山にゆかりの方々だというふうに思っております。その考え方ももちろん残しておきつつなんですけれども、次はより発展させるために、その方々にプラスできないかなというふうに考えております。  失礼ながら、おのおのツイッターの「いいね!」の数を見たら、全員で1,083なんですよね。そう考えると、結構すごい芸能人さんって、1人でも全然楽勝でこれを超える数字なんですよね。  そういうふうに考えたら、「いいね!」の数も選考規準に入れたらどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  ご協力いただく著名人につきましては、毎年度、新たな方にお願いできないかとか、そういったようなことは、議員ご指摘のとおり、そういった「いいね!」といいますか、そういった発信効果も含めまして考えているところでございます。  ただ、実際お願いをする中で、こういった取り組みの趣旨をご説明させていただきまして、基本的にはホタルイカとか、そういったようなものはこちらからお送りさせていただくんですけども、あと、SNSのほうでそういった宣伝についてご協力をお願いしたいというときに、ギャランティーの発生のことを言われる場合もございまして、そういったような部分でなかなか新しい方にお願いできかねるというような状況でございますが、今後、何かしら滑川市もしくは富山にご縁のある方々、もしくはそういった波及効果のある方を中心に、またどういったような方々にご協力をお願いできるか考えていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  選んだ方々が別に発信力がないとは言っておりません。ただ、発信力のある方もすごい量の方がいらっしゃいますので、ぜひ声がけしていただいて、誰がいるかというのをもう一回洗いざらい、著名人、スポーツ選手だとか見ていただければなおさらいいのかなというふうに思っておりますので、これは要望でございます。よろしくお願いします。  次の質問にまいります。  最近、何かと話題になっております。きょうの話も最終的にPRとなれば、ほとんどSNSだとかインターネット媒体の話、確実に出てきます。  次の話は、また一から説明しますけど、5Gの話ですね。5ジェネレーションということで、5世代のまずGです。  我々の小さいころは、固定電話で家電に連絡しておりました。「何々ちゃん、遊びましょう」という電話ですね。しかし、1980年代、1Gの到来ですね。外で電話ができる。箱みたいな携帯電話が出てきます。よくテレビでやっている「しもしも」のやつなんですけれども。1990年代、今度は2Gですね。今度はメールができるまでになるんですね、携帯で。ポケベルが消えました。ポケベルをどれだけ公衆電話で早く打てるかというのを競い合っていた世代なので、非常に懐かしく思うんですけれども。そして、2001年3G、携帯で情報を受け取れるようになったと。iモードやEZweb、私はもう本当に感動しましたね、最初出てきたときは。しかし、やっぱり今思えば、カクカクとスクロールするほど画像が非常に遅かった時代であります。2012年、4Gとしてスマホが登場しました。当時、ちょっと前ですね、2012年の1年前、アメリカから購入してきた友達のiPhoneを見て私は震えましたね。iPodが入っているし、パソコンがポケットに入っちゃっているようなことに驚愕したのを覚えております。しかし、それはもう今や普通ですね。皆さん、使っていらっしゃるとおりであります。そして、いよいよ5G、高速大容量通信ができるようになります。  (5)第5世代移動通信システム「5G」が2020年に予定されている。観光課は次世代ツールの理解をしなければならないと考えるが、情報収集はどうかお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  第5世代移動通信システム5Gは、現在の第4世代通信移動システムと比べ、通信・処理速度が飛躍的に向上することにより、ありとあらゆるモノ・人をインターネットを通じてつなぐことができるものであり、さまざまな分野で活用できるシステムであると認識しております。  この5Gですが、日本では現在、多くの分野で活用のための実証研究段階で、デバイスやアプリケーション等のインフラ整備コストが不明確であり、具体的な活用を検討するにはまだまだ情報が不足している状況にございます。  今後も継続して情報収集を行い、政府や他自治体の状況等も参考にしながら研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  課長、今ほどの説明で、いろいろ書いてあるとおりなんですね。  観光課として、これの設備を使って、今ぱっとしたアイデアとかって何か出てくるものですか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  観光課としてというところはまだちょっとそこまで研究を進めておりませんが、私もまだ5G、最近、世間でいろいろ5Gが出てきますので、少しずつ勉強させていただいております。その中で、この観光課として何ができるかということも、喫緊の課題でございますので、また調べてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  5Gの難しいところは、今までみたいに、メールができますとか、これができますと先ほど僕が言っていた説明みたいなことじゃないんですよね、5Gの話って。ほぼ全てのことができる。多数、同時接続で低遅延ですので、今みたいにギガ不足になることはないという話ですし、話によると、2時間の映画を3秒でダウンロードできるまでになるそうですので、格段に違いますということであります。  例えば、将来「のる my car」を自動運転にして、超高画質の観光映像が車内の壁面に写り、行きたくなったらそれをタッチして自動運転でそこまで行くとか、そんな時代が来るかもわかりません。どこまで先なのかもわからないです。  そこまで進まなくても、目の前の5Gの大容量は確定しておりますので、高画質、低遅延なので、4K、8Kの高画質で滑川の観光動画をつくっておくのもよいと思います。フェイスブックのキラリン&ピッカを見ても、最近は動画のアップ頻度は活発ではないような感じがします。  とりあえず4K、8Kの高画質観光動画の制作などはどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員おっしゃるとおり、確かに5Gに向けて、当然、観光行政にどう生かしていくかという取り組み、これをまず進めておくということは必要でございます。  あと4K、8K、この画像については、これはウェーブ滑川で現在放映しておる画像、たしか高画質のものがございます。こういうものがいずれこの5Gになれば配信できると、そういうことも可能でございますので、遅れることなく、そういうような体制についてもまた研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  いっぱい用意しておけば、一気に整備が来たときにどーんと出せますので、非常にいいのかなと思っております。  ちょっと余談になりますけれども、インターネットって本当にすごいものだなと思うのが、人類が発明した中でも、私、一番いいときに存在しているなと思うのが、名前が合っているかどうか忘れましたけども、例えば紙をつくった中国の蔡倫とか、グーテンベルクの活版印刷だとか、あとはルカ・パチョーリの複式簿記――税金を取るためにつくったわけですよね――とか、産業革命のジョン・ケイの飛び杼ですか、ああいうのとかも産業革命を起こしたわけですから、それに匹敵するぐらい、マイクロソフトだとかそういったところのIT革新で、今ようやく整備されてきて、花が開いている状態なんですね。これを活用する人が、やっぱり次の自治体とか、もちろん企業もそうなんですけれども、勝っていくんだろうなと思っています。  きのう「壬生義士伝」というちょっと古い映画を見ていまして、古くもないか、新撰組の話なんですけれども、新撰組って結局、刀で最後勝負しに行って、薩長に鉄砲で撃たれてだめだったんですよね。要は、革新に乗れなかったということはそういうことになろうかと思うので、観光課は最先端で私はいるべきだと思うので、ぜひそういったことも含めて、答弁は求めませんけれども、技術革新をしっかり追っていっていただきたいなというふうに思っております。  次の大きな2ですね。人口増加についてあります。  これも本当に非常に大事な話で、先ほど中川議員のときですかね、3万3,313人、5年、10年後はわからないという市長の答弁がありましたけれども、多角的に行きますので数についてはあれでしょうけれども、滑川市については水がおいしくて、土地が安くて、富山方面、魚津方面には8号線に乗ればすぐだし、公園もいっぱい整備されている。そして、児童館やこども図書館も新設されていて、保育園は待機児童ゼロ、最近はスーパーも多くできていて暮らすのに不便はないですし、だめ押しは第2子保育料完全無料化です。  正直、社会増になることも先ほどの話のとおり納得できますし、しかしながら、ことしの3月定例会でも同じような質問を実はしております。第2子、第3子保育料無料の国、県負担分と市負担分をお聞きし、その影響差額は2020年度1億7,000万の4分の3である1億2,750万円となる予定との答弁、計算は私がさせていただきました。そして、今後の本市最大の差別化がなくなるので、次の施策はとの問いには、今後に引き続き、親御さん、子どもと親の施策ということで、いろいろニーズを聞きながら、子育て環境や子育て支援施策の充実等を検討し取り組んでまいりたいとのことでした。  今回、目の前に迫っております。  再度伺います。(1)国の幼児教育無償化に伴い、第2子保育料無料の本市最大の差別化が消える。次なる手は。お願いします。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  この10月から国の幼児教育無償化のほうが始まるわけでございますが、今回この無償化とならないゼロ歳児から2歳児までの低所得世帯以外の世帯の第2子以降の子どもに係る保育料無料化につきましては、引き続き本市独自の施策として継続するものでございます。  また、制度上これまで、私立保育所への運営費に含まれておりました3歳児以上のおかず等代につきましても、10月から原則、制度上は実費負担となるところでございますが、市といたしましては、実費の負担とならないように、引き続き本市の特色ある子育ての施策として費用助成を始めることとしております。  こういった取り組みにつきましては、この10月以降につきましても、引き続き本市の独自の充実した子育て支援の一つとして捉えていただけるものと考えてございます。  本市の社会動態が3年連続でプラスである一因といたしまして、市のイメージアップポスターにおきまして「静かで平和なまち 滑川」というふうにPRもさせていただいておりますとおり、議員ご指摘のとおり、本市のこういった子育て支援の施策の評価に加えまして、地価の安さ、都市部への良好な交通アクセス、そういったことをはじめとする住環境、生活環境、子育て環境のよさ、こういったようなものが総合的に評価されている結果であるというふうに考えてございます。  目玉の施策と言われますと、今後、次年度以降の継続的な検討とさせていただきたいところでございますが、市といたしましても、目玉の施策はもちろん一つ一つの施策を全体的にボトムアップしていくという中で、そういった形、人口増といいますか、人口減少を食いとめる、そういったような取り組みを今後していかなければいけないというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  完全無料化の完全の部分は、給食費も含めて守りますよというところが継続ということで、先ほど市長もおっしゃったように、人口増加に対しては特効薬がないと。特効薬を教えて欲しいぐらいだと。それはそうですよね。皆さん、それをやれば増えるんだったらやりますので、こんな社会現象にはならないはずなので。  関連しますので、次の質問にまいりますけれども、ここからの質問は、私なりに人口増加につながるような提案の質問になります。  平成29年9月の定例会で、都市計画マスタープランと早月川地区の幹線水路に伴うトンネル工事に係る農地除外申請の整合性の質問をしまして、当時の答弁では、5要件がマッチしていれば農振除外はできるという回答でありました。  しかしながら、5要件の中には、土地改良事業等を行った区域内の農地に該当する場合は、工事を完了した翌年から起算して8年が経過していることが入っておりますので、そもそも農振除外ができませんという帰結になります。すなわち、新たな宅地は生まれないということです。  住環境創出地区――マスタープランでお示ししているやつですね――をごらんください。  (資料を示す)ご存じのとおり、この紫色の部分がその住環境創出地区なんですけれども、紫のところ、ほとんど小学校の周りと、旧市街地とか旧、何と言うんですかね、栄えたところの場所をこの紫色で当時認定されたんだと思っております。  この一番下は東加積小学校です。中加積の空き家が多いところは、どこかこのへんですね。堀江のほうですかね、になっております。  市の作成した都市計画マスタープランは、ここに人を誘導したいということですから、そういった施策もしていかなければならないと当然思います。人口増加にももちろん響きます。  そこで、(2)滑川市計画マスタープラン住環境創出地区の老朽空き家を買い取りし、新たな若者向け戸建てアパートの建設はどうか。特に東加積地区、中加積地区。お願いします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  お答えいたします。  市では現在、低所得者向けである市営住宅及び定住促進住宅の管理運営を行っているところであり、新たな若者向けアパートの建設につきましては、民間事業者に担っていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  あくまでも民間でやっていただきたいと。当然そういうふうに、今聞いただけだとそうなると思うんです。金額、すごいばかでかいですから、そうなんでしょうけれども、児童数の見込みを見ましたら、例えば東加積小学校の令和7年度児童数見込みは35名、前回の開田議員の答弁のときもありましたね。そのときの35名のときの人数は、推移ですよ、6年生は5名、5年生は4名、4年生は11名、3年生は6名、2年生は3名、1年生は6名というぐあいです。将来的にひょっとしたら、これ、ゼロになる年も近いような気もします。  小学校は、正直残せるものは残したほうがよいと私は思っております。なぜなら土地を購入して、周りですよ、その周りでも、土地を購入して新たに家を建てる方は、必ず小学校は近くにありますかというのは聞かれるワードなんですね。  逆に地域から小学校が消えてしまったら、たちまち過疎化が始まると考えてよいでしょう。東加積小学校の周りにも空き家がぽつぽつですけれども見られます。そこに若者向けの戸建てアパートを建てるのは理にかなっていると正直思っております。戸建てにする理由は、なぜなら、もし住んでいる場所がこのままいいなと思えば、切り売りして資産売却できるということですね。すなわち、所有して定住している道も残しておけばなおさらよいのではないかと考えます。皮算用はよくないでしょうけれども、10軒建てて子ども2人なら20人、そうこうしているうちに農振除外の8年縛りも終わって、うまく人口増加につなげられると思います。  再度いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  今ほど議員さんもおっしゃられましたように、東加積小学校につきましては、小学校機能を維持してその充実を図っていきたいとしております。  また、ご承知だと思いますけども、住環境創出拠点につきましては、富山地方鉄道駅の周辺地域や小学校等の周辺で生活道路や下水道等の社会インフラが整う地域等を住環境創出拠点として位置づけておりまして、本市の市街地や鉄道沿線都市との連携強化によって公共交通の利便性を確保しながら、新たな住環境の創出に向けて、誘導を市として図るとしておりまして、繰り返しにはなりますけども、直接市ではありませんでして、民間事業者のほうで担っていただきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  少し厳しい言い方をさせていただきますけれども、例えば東加積とかって、もう田んぼの造成はできませんよね。そう考えたときに、空き家をいかに活用していくかという議論になってくるんだろうなというふうに思っているんですけれども、そういった部分で、何かこちらからカンフル剤とかという考え方というのはお持ちじゃないんでしょうかね。お願いします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  なかなかこれといったカンフル剤はないかもしれませんけども、例えば他の市町村ですとか全国的に見まして、空き家・空き地情報バンクに登録してあります空き地を取得されて、そこをリフォームされるといったときに、その民間なりの方に市として助成を行うといったこともしておりまして、そういったことも研究はしていきたいと考えておりますし、また行政でお手伝いできることがあれば検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  細かいことを言ってもあれなんですけれども、例えば空き家を直すにしても、例えば住宅ローンを借りるのに、いわゆる減税対象になるためには、非常に厳しいんですよね、20年以上たった木造建築というのは。そういったことを考えたら、そのもの自体を何とかするという方向性を見出さないと、正直これは、ただただ見ていて、最終的に、今喫緊で言ったら東加積が一番対象なんだと思うんですけれども、そのへんの考え方をもう一度、しつこいようですけどもお願いします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  空き家につきましては、今ほど東加積のほうでお話しされましたけども、旧町部ですとか市内全域に存在していますので、そういった市全体のバランスも見ながら検討はしていきたいと考えております。
    ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  検討をお願いします。本当にこれは民間ではなかなかできないからそういう話をしているわけで、できるのであれば、もうさっさと解体して更地になってすぐ売れていっているんだと思います。それができないからこそ、壊す側もそうですし、買う側もそう、ニーズとしてそうなんですけども、できないからこんな話をさせていただいています。ぜひ本当に検討の課題に入れていただきたいと思っております。  次の質問に行きます。  上田市長は、過去の答弁を見ても、公園は癒やしと言っておられます。私もそう感じております。市長は公園に力を入れられており、スポーツ・健康の森公園、いをのみ公園、堀江ふれあい公園、行田公園などを順次整備されてまいりました。  そこで、(3)行田公園の整備をはじめ、堀江ふれあい公園、スポーツ・健康の森公園など、市民の憩いの場が充実していると。もっと公園都市滑川をPRできないかお願いします。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  滑川市では、近年、スポーツ・健康の森公園、いをのみ公園、滑川運動公園が完成し、さらに今年度は行田公園の整備が完了する予定であります。  このことから、市内外にPRできる大規模な公園が複数あり、市民の憩いの場として充実しているものと考えております。  毎年、行楽シーズンの時期には、情報誌等で東福寺野自然公園や行田公園などのイベント情報を掲載しており、来場者数や問い合わせ数が年々増加していることから、効果が上がっているものと考えております。引き続き実施していきたいというふうに思っております。  そのほか、行田公園は花しょうぶまつり、スポーツ・健康の森公園はほたるいかマラソンやキラリングルメの森等のイベントを開催しており、イベント会場として利用していただくことにより公園をPRできているものと思っております。  今後につきましては、今ほど議員さんにご提案いただきましたとおり、それらを踏まえまして、公園の特色を生かしたようなポスターやチラシ、パンフレット、SNSの投稿などの手段を用いまして、「公園都市滑川」まではいきませんが、積極的にPRしていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど話もありましたとおり、本当にすてきな公園をたくさんつくっていただいたわけですけれども、この質問はもちろん人口増加についてなので、そちらを中心に話をさせていただいて、家を建てられる人のニーズに、公園というのはかなり付加価値を高める効果があるのは間違いないです。いろんな情報を得ていまして、付加価値を上げるんですね、そこの地域の。  今ほど答弁にもありましたとおり、キラリン&ピッカのフェイスブックページを見ましても、行田公園の花しょうぶまつりや東福寺野自然公園のゴールデンウイークイベントなどを載せてあります。  しかし、通常時のイベントがないときの公園の写真もいっぱいアップして、今ポスターの話もいただきましたけれども、そういったところ、要は、常に整備されていて、常にきれいな状態で、日曜日になったら行けますよというところの、この滑川市の付加価値を上げる材料となるのではないですかね。  「緑豊かな滑川」という形のキャッチコピーをつけていただきまして、また公園のホームページ、フェイスブックページに随時アップしていただくような、今のプラスアルファ。もう一回答弁いただいてよろしいですか。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課長。 ○公園緑地課長(荒俣哲也君)  今ほど市のホームページはちょっと寂しいというようなご意見でございましたが、今後につきましては、市内の小さな公園もみんな含めまして、こんなところにこんな公園があるんだよみたいなこと、写真つきでといったようなホームページの整理も進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  よろしくお願いします。  最後の質問にまいります。  この質問は市民の方々、年齢で言えば少し先輩の年代、私よりちょっと上の年代の方々から言われている要望であります。小さい子どもの支援はあるけれど、高校生ぐらいの年齢の支援策が少ないという意見です。多分お耳にしたことがあると思います。  私は最初、第2子保育料を無料にしても、別に税金をばらまくためのものではないんですよね、皆さんわかっているとおり。人口減少歯どめのための施策なんです。なんですけれども、子ども全てというわけにはいかないだろうというふうに、今のとおり考えておりました。  しかし、今回、国の幼児教育無償化に伴い、子どもの支援の年代層を広げていくこともできるように予算的になったのではないでしょうか。  そこで、近年最も多かった要望の一つであります(4)スポーツで輝く生徒が増加している。高校生へ県外通学支援はどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  お答えいたします。  近年、本市の小中学生及び高校生の全国大会出場者が増えてきております。また、そのような中、上位入賞者や優勝する選手も見られ、ジュニア層の育成が進んでいるものと考えているところでございます。  また、中学卒業後、さらによりよい環境でスポーツに取り組むために、県内外の強豪校へ進学する生徒もいるというふうに聞いております。  現在、市から市内在住の高校生への支援といたしましては、インターハイや高校の選抜大会、国民体育大会の出場者に対しての激励費の支給、また県外の高校に進学した選手については、日本代表として国際大会等に出場する際に激励費を支給しているところでございます。  県外で活動している高校生に対して、今ほどご質問いただきました通学支援というものに対しては、これらの支援事業については行っておりませんが、活躍しておるその状況を把握したり、それを市民にPRしたりというようなことで、スポーツで活躍する本市出身の高校生への応援、支援に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほどありましたが、インターハイの出場時ですとか、国際大会は奨励金、それも親御さんのほうから本当に助かりましたという、うれしい声ももちろんいただいております。そこから、拡充ということで今言った提案の話なんですけれども、市長と語る会では、各市内の小中学校のスポーツ大会で優秀な成績をおさめている児童・生徒の一覧を拝見しました。すごい量で本当にびっくりしました。  どのスポーツでもすごい力をつけてきたと思っています。ぜひ通学支援をお願いしたいと思います。  これは、将来滑川市にとってもよいことだらけだと実は考えておりまして、例えば県外に今通学している生徒の中で、将来オリンピックで金メダルを取る選手が仮に出れば、その選手は滑川市出身ともちろん延々と言われますし、また高校生まで滑川市に住んでいたことで、より地元愛が生まれて、直接的ではないにしても、必ず何かの恩返しをしてくれるはずです。  通学支援について、もう一度どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  これまでも、本市出身の中学生が県外の高校のほうに出て、そして活躍したり、大学に行ったり、日本代表になったりという選手もいらっしゃいます。ただ、基準的にどこまでの成果を求めて県外に行っておるぞというようなことで、市のほうでまた応援をどうしていけばいいかというようなところまでまだ実際煮詰まっておりません。  大体は、強豪校と申しますと全寮制であったり、そのような形で、戻る時間もないまま、そこで一生懸命活動したりという場合が多いのではないかなというふうに思ったりもしております。  どちらかといいますと、スポーツ課的に考えられるとすれば、今ほど議員もおっしゃいました、もしかしたら将来、オリンピック選手になるだとか、日本代表になるような、そういう方々を対象とした強化指定とか、そういうような部分で今後検討していければいいなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  違った形で、ちょっと見えづらい部分で、じゃ、本当にそのままスター選手になるのかといったら、それはもちろんわかりません。わかりませんけれども、今ほどおっしゃられたとおり、スポーツを一生懸命応援した滑川だよということがその近隣市町村にも伝われば、これまたPRにもなりますし、非常にいいことだと思いますので、1つ、2つ、その年代にもいわゆる手厚くしていただくような格好を取っていただければなというふうに思っております。  もう既に住みやすい滑川ですが、ますます定住していただける滑川へ、人口減少時代に活気があり、やる気がみなぎる、そんなすてきな滑川を当局の方々と我々議員とともにつくっていきたいと思っております。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず、1点目はシャンバーグ市との交流についてでございます。  この課題につきましては、先ほど竹原議員の質問と重複し、またその折、市長より前向きな、そしてまたありがたい答弁があったところであります。よって、答弁も同様かとは思いますが、再確認の意味で改めてお伺いをしていきたいというふうに思っております。  その1つ目は、2017年8月に姉妹都市であるアメリカのイリノイ州シャンバーグ市へ、姉妹都市提携20周年記念という節目の年でもあり、親善交流の一環として、滑川中学校と早月中学校の子どもたち20人が7日間の日程で派遣されたところであります。  そして、子どもたちはホームステイや施設見学を通して、シャンバーグの人たちや文化、暮らしなどの理解を深めるとともに、また海外へ目を向ける機会、英語圏での生活の機会の経験の中から、将来において1人でも2人でも語学に目覚め、海外で活躍する人材の育成につながればと私も評価するところであります。  そこで、行政側として、この子どもたちの親善交流事業に対し、どのような評価をされているのかお伺いするものでありますが、先ほど市長からも一部評価、答弁がございました。改めてつけ加えるところがあれば、つけ加えていただければ幸いかというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  平成29年度の海外派遣事業においては、20名の中学生が2泊3日のホームステイを通じ、現地の家庭生活を経験したほか、現地の公共施設の見学、スギノコープの訪問などを通じ、日本との違いを学び、国際感覚を養うよい機会となったと聞いております。  また、記念交流会では、空手の型や組み手の演武、新川古代神踊りの披露を通して日本文化の発信を行うとともに、相互理解と交流の深まりに大きな役割を果たしたものと考えております。  帰国後には各中学校の学園祭で活動報告を行ったほか、子どもサミットにおいても、海外派遣事業を通して学んだことを生かしてどんな滑川市にしていきたいか、おのおのの考えを発表したところでございます。  また、訪問団の団員数名が、富山県立大学のアジア人留学生に英語で滑川市の観光施設を案内する交流学習に参加するなど、積極的に国際交流活動に貢献したところでございます。  本市や学校において国際交流の大きな役割を果たすとともに、今後、シャンバーグのドゥーリー小学校の児童、保護者等の滑川市来訪時の受け入れをはじめ、継続的な両市間の国際交流活動につながることも期待され、将来の滑川市を担う子どもたちがグローバルに活躍することにもつながることが期待されるなど、人材育成にとっても大変有意義な事業であったと評価しておるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。まさに私もそのように思っております。  それを受けて、2つ目に入りたいと思います。  これから、おっしゃられたとおり、国際化の時代を迎えて、人材育成の一助となる親善交流事業のこれからの滑川市を背負う中学生の子どもたちのシャンバーグ市への訪問事業を今後も継続すべきというふうにお伺いしたいと思ったんですが、先ほどの答弁では継続というありがたいお言葉をいただきました。  改めて力強い答弁をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  今ほど申しました事業の成果、効果はあったということでございまして、今後とも継続すべき事業であるというふうに考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  次に、3つ目へ入ります。  これにつきましても、3年ごとの継続という答弁をいただいたところでありますが、これにつきましても以前からそのような提案もあったところでございます。  また、私からは親善交流事業の継続の観点から、各中学校から1年、2年、3年と各学年、募集・選考し、3年ごとに訪問事業を実施できないかという提案をするところでございましたが、今ほど言いましたように、3年ごとの継続ということでございます。  よって、そうなれば、もう来年が令和2年度、これは実施年度となるわけでありますが、これにつきましても、もう1年というふうになろうかと思います。今からその準備が必要かと思いますが、その点に関して見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  前回の事業成果を踏まえまして、派遣する学校側、受け入れ側のシャンバーグ姉妹都市委員会等との、それこそ日程調整、団員、それら諸準備に時間がかかるというふうに考えております。鋭意それに向けて準備をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  1年かけてじっくりと準備いただければなと、また子どもたちもそのような気持ちで動機づけにしていただければなというふうに思っております。  次、4つ目は、シャンバーグ市のドゥーリー小学校と東加積小学校の子どもたちの文通交流が行われているところでありますが、2017年6月に、先ほども紹介ありましたように、ドゥーリー小学校から子どもたちや保護者の一行が訪問された折に、東加積小学校でも歓迎集会が行われたところであります。それ以後、この文通交流がどのように行われているのか、現状並びに今後の予定、そしてまた、これにつきましても継続等々について見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  シャンバーグ市ドゥーリー小学校との文通交流は、平成20年度から毎年秋ごろ、東加積小学校の5年生、6年生の児童が自己紹介や学校紹介、また市の紹介など、そういったことを手紙の交換を通じて交流を深めているものであります。この交流をきっかけに、議員おっしゃられたとおり、平成25年にはドゥーリー小学校の児童や保護者の一行が本市を訪れるなど、両市の交流において大きな役割を果たしております。  市といたしましても、東加積小学校の特色ある取り組みの一つと認識しておりまして、また学校現場からも、今後もこの活動を継続していきたいという意見もありますことから、引き続き文通を通じた両校の交流を深めていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  また、課長のほうからもご指導よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次に2点目に入ります。2点目は、自転車活用推進施策についてでございます。  1つ目は、国では平成28年に自転車活用推進法が制定されたところであります。それを踏まえて、富山県においてもことしの3月に、自転車の活用を総合的かつ計画的に推進することを目的とし、富山県自転車活用推進条例が制定され、県の責務並びに県民及び事業者の役割について明らかにされ、そしてまた、市町村との連携並びに施策の策定についても明記されているところであります。  そこで、それらを踏まえて、自転車の活用の推進として、環境負荷への低減や交通機能の維持、スポーツとしての機会創出、また安全・安心環境の創出等々、当市としての計画的に進める施策の策定について見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  お答えいたします。  自転車の活用の推進につきましては、今ほど議員ご指摘のとおり、国や県におきましても法律や条例の制定、またそれらに基づきます各種計画、それを定めまして、自転車交通の拡大やサイクルスポーツの振興など、自転車の活用の推進に向けて幅広く取り組んでおられるところでございます。  このような多岐にわたる施策を総合的に推進する際には、こういった計画的な施策を通して行うことが自転車の活用の一層の推進につながるものであろうと、そのように考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  ただ、県のほうでも自転車の活用推進につきまして計画的に施策を進めるよう促しているところでございます。当市としてもまた取り組んでいただければなというふうに思っております。  次に、2つ目に入ります。  自転車対自転車、そしてまた自転車対人、自転車対自動車の事故防止の観点から、一般の大人の方々はもちろんのことでありますが、とりわけ小中高校生の子どもたち、あるいは高齢者の方々を対象とした自転車関係法令の遵守並びに自転車の適正な利用・マナーの知識習得等々、自転車交通安全教育の充実について見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えいたします。  自転車事故防止の対策として主に、議員さんが今言われましたように、小中学生や高齢者を対象とした交通安全教室を実施しております。
     小中学生を対象としたものとしましては、毎年4月から5月にかけて、市内の小中学生を対象に、自転車の乗車方法や交通ルールについて指導を行っております。  高齢者の方を対象としたものとしましては、毎年1回、自転車大会を実施しており、交通ルールの筆記テストや自転車の実技テストを通じて、自転車の安全な乗車方法や危険予測について指導を行っております。  また、春・秋の全国交通安全運動期間中の自転車安全利用の日に、自転車利用者に対する交通安全の呼びかけを行うなど、滑川警察署や市交通安全協会と連携しながら、さまざまな交通安全の関連行事を通じ、市民に対しまして自転車事故防止の広報を行っております。つきましては、今後も自転車事故防止のための指導や広報を継続して行ってまいります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  これから自転車の使用頻度も増加してくるかなというふうに思うところでありますし、また、とりわけ気になるのが、やはり中高生、高齢者も含めてなんですが、自転車のマナーの悪さが目立つところであります。  そこで、3つ目に入るわけでありますが、近年、自転車にかかわる事故も多発しているところであり、また、それに際して高額な損害賠償請求につながる事案も珍しくないのも現実であろうかというふうに思っております。  そしてまた、あってはならないことでありますが、この自転車事故に関しましては、先ほどのマナーの件もあります。特に自転車対自動車等々の場合、確実に悪くなるのは自動車であって、自転車が悪くても自動車が悪くなるというのも現実であります。そしてまた、誰もが加害者にも、そしてまた被害者にもなり得る可能性があるということでございます。そしてまた、それに伴って自転車損害賠償保険等の加入への必要性、並びに事故事案を含めた情報の提供、あるいは普及啓発施策が必要であろうかというふうに思っております。  先般、ホームページのほうでも、損害賠償保険の加入へのPRもホームページに載せられたところでありますが、積極的な損害賠償保険に加入するよう、先ほど教育等々あるいは研修等々の話がございました。その折にも、やはり啓蒙啓発をしっかりとしていただければなというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石坂生活環境課主幹。 ○生活環境課主幹(石坂康仁君)  それではお答えします。  市民の自転車保険への加入は任意でございます。しかし、昨今の自転車事故による高額損害賠償の事例に鑑みますと、安全に安心して自転車を利用するためには、自転車保険への加入は重要なものであると考えております。  交通事故白書によりますと、市内における自転車と車が関係する事故の件数は、平成28年は12件、平成29年は8件、平成30年は1件となっております。なお、それぞれの事故の状況につきましては、現在市では把握しておりません。  県では、本年3月に、先ほど議員がおっしゃられましたように、富山県自転車活用推進条例が施行され、その中で自転車利用者に対する損害賠償保険加入の努力義務が規定されております。  そのため、本市におきましても、ホームページ等で自転車保険加入の広報啓発を行っているところでございます。  今後も、滑川警察署等と連携した交通安全教室等を通じ、市民に対し、自転車の損害賠償保険への加入について広報、啓発をするとともに、他の自治体の取り組みを参考に市民への有効な啓発に努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  自転車所有者あるいは使用者にかかわらず、自転車を販売する事業者等々の方々にもやはり自転車損害賠償保険の加入、確かに任意ではございますが、先ほど言いましたように、高額賠償というのが現実でございます。そういうのを考えますと、事業者の方々にも入っていただけるよう、勧めていただけるよう、またご指導いただければなというふうに思っております。  そして、次に4つ目でありますが、先ほど富山県の条例の件を申し上げました。その条例制定を踏まえて、当市でも自転車活用推進条例の制定を検討されてはいかがかなというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  相沢企画政策課主幹。 ○企画政策課主幹(相沢卓巳君)  自転車活用推進条例につきましては、議員ご指摘のとおり、富山県をはじめとした県レベル、また市町村レベルでも条例制定がされてきているところは承知してございます。  本市といたしましても、自転車のスポーツとしての機会の創出、もしくは自転車交通機能の拡充、もしくは、今ほどありましたような自転車に乗ることでの安全・安心環境の整備など、いろいろな取り組みを今後進めていくところかと思っております。  ただ、現時点におきましては、県条例等が定める多岐にわたる取り組みの検討までには至っていないため、現時点では条例の制定につきましては考えていないところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  考えていないということでございます。無理強いはいたしません。いずれ考えるときが来るんだろうと私は期待をいたしておるところであります。時間をかけ慌てずというふうに思っておりますので、ただ一言、事故が起きた時点では遅いですよということだけ申し上げておきたいと思います。  次に、3点目に入ります。ドクターヘリのヘリポートについてでございます。  1つ目は、平成27年8月からドクターヘリの運用が開始され、5年目となったところであります。そして、ドクターヘリの要請件数も平成30年には25件、29年には28件、28年には36件と、ほぼ毎年30件前後で推移しているかなというふうに聞いております。  また、さまざまな事故種別もあるわけでありますが、その中でも最も多いのが急病対応であろうかと思われるところであります。  そして、近年、特に災害や事故対応、そして高齢化の進展による急病対応の増加傾向の観点から、ドクターヘリの救急搬送の必要性、重要性、そしてまた安全性が期待され、ドクターヘリの搬送要請も年々増加するものと思われるところであります。  そういった観点を含めて、今後のドクターヘリのニーズ、需要といいますか、そういう傾向並びに対応・対策について見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  按田消防署長。 ○消防署長(按田隆雄君)  お答えいたします。  近年、救急件数は右肩上がりで推移し、増加の一途であります。救急事案も多様化しており、119番入電時、また救急隊が早期の医療介入が必要と判断した場合は、ドクターヘリを要請しているため、ドクターヘリの需要は高まってきております。  滑川市の昨年における着陸件数は19件で、そのほとんどが市中心部にある滑川消防署をランデブーポイントとしており、ドクターヘリ着陸前に、砂のグラウンドであるため散水をして対応しております。  また、ランデブーポイントの増加に努め、ドクターヘリとの連携訓練を実施して対応しているところであります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  今、状況をお伺いしたところで2つ目に入ります。  今ほども話がありましたけども、当市内においてはヘリのランデブーポイント、これは25地点が指定されているということでございます。その多くの指定のランデブーポイントの中でも、救急搬送の拠点、そして当市の中心地点でもある滑川消防署のグラウンドが最も多く利用されているというふうに今ほども説明があったところであります。  ヘリの安全運航で最も気をつけなければならないのは、飛散物と、そしてまた粉じんであります。滑川署のグラウンドにはヘリ専用の離着陸するヘリポートが整備されていないため、今ほど話もございましたように、ヘリ要請の受け入れ時には、その対策・対応、準備に大変苦労していると今ほど説明があったところであります。  そんなところから、人の生命にかかわる施設であり、安全確保の観点からも最も優先度の高い施設であろうというふうに思われるところであります。  そんな観点から、滑川消防署のグラウンドのヘリポートとしての専用施設整備について見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  按田消防署長。 ○消防署長(按田隆雄君)  お答えいたします。  消防署周辺への砂じん等の飛散が多く、現在アスファルト化への措置を検討しておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの答弁で、アスファルト化を検討しているということでございます。検討、現実に具現化はいつごろというふうにお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  按田消防署長。 ○消防署長(按田隆雄君)  来年度、予算要求を出すつもりではおります。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの答弁、ありがとうございました。  ぜひ予算要求していただいて獲得していただけることを私も願っておりますし、当局のほうもひとつご配慮いただければなと、私からもお願い申し上げたいというふうに思っております。  それでは4点目ですが、中滑川駅前周辺整備事業についてでございます。  まず1つ目は、ことしの1月に中滑川駅周辺地区整備基本構想が発表され、議会でも大いに議論され、もっとも私は一貫して反対の立場ではございますが、結局、6月定例議会でこの基本構想が承認され、また、この基本構想に伴う計画策定の1,000万の予算が承認されたところであります。  ところが、承認されたはずの基本構想について、本来ならば採決前に議論すべき内容についていまだに議論されており、おかしいのではないかなというふうに私は思っているところであり、そしてまた、今後の議会運営にも疑問を感じるところであります。  そこで、そもそも基本構想とは、事業の実現に向けて、規模、機能、施設内容、事業予算等の設計与件、すなわち設計に向けての条件、仕様であり、設計者はこの基本構想に基づいて設計を行うものと私は認識しているところでありますが、当局の行政としての基本構想の位置づけ、認識について明確な見解をお伺いするものであります。  そしてまた、あわせて当局の提案された事業の議案に対してですが、議会で審議され、そして採決により可決・承認されれば、当局はそれに基づいて粛々と事業の執行業務に進められると、私はそのように認識しているところであります。  ところが、いまだに執行されていないのもおかしいのではないかなというふうに思うところであり、当局の行政の事業事案の議会での可決から事業の執行へのプロセスの認識について、明確な見解をお伺いするものであります。  2点について、よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  中滑川駅前周辺整備事業のお尋ねの中で、基本構想の行政としての位置づけと、そのお尋ねでございます。  これは一般論的な話を言われたんだと思いますけども、基本構想は施策や事業における基本概念でございまして、今ほどおっしゃいましたように、その後の設計のもととなるものと、そういうふうに認識をしておるわけでございます。  そしてまた、実際の事業の執行にあたりましては、やはりコンセプトとか基本方針、あるいは規模とか、あるいは機能等々を含め、その事業によってはいろいろ観点が違いますけども、それらを基本構想の中で示しながら市民の皆さんの意見、もちろん議員の皆さんの意見等もいただきながら理解をいただいて、その後、基本設計に入っていくと、一般的にはそういう流れの中でございます。  その後、詳細設計、建設、建設の場合は建設ということになるわけでありますけども、もちろん補助金の見極め等というのはその間にも非常に重要なことでございます。  そういう中で、中滑川駅周辺地区整備に係る基本設計につきましては、6月定例会で議員の皆さん方の賛同をいただきまして、可決をしていただきました。そして、その内容は可決をいただいたということで、基本構想につきましても承認をいただいたものと、そういうふうに理解をしておるわけでございまして、基本的には速やかに事業を進めるべきものと思っております。  ただ、6月の定例会の中でも、議員の皆さん方から本当にいろんなご意見等もいただきました。中滑川駅前のまちの顔となる場所でのにぎわい創出という非常に大きなプロジェクトの一つでございますので、本当にたくさんの皆さん方の意見もいただきました。  そしてまた、その後の産業厚生建設委員会協議会の場においてもいろんな意見をいただいたところでございまして、非常に傾聴に値するご意見もたくさんあったかと、そういうふうに思っておるわけでございまして、現在、基本設計の中でのこれらのご意見がどう反映できるかということで、面積だとか階段、階数、あるいは財源等も含めまして、多くの観点から再度いろんな検討を重ねているところでございまして、その検討を踏まえて速やかな基本設計に入りたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  考え方はよくわかりました。ただ、今ほど私の発言を一般論というふうに言われましたけども、改めて一般論です。でも、されど一般論です。でも、一般論は大事です。私は一般論を大切にしながら、しっかりと取り組んでまいってきたつもりでございますので、やはり一般論は曲げることはできないだろうというふうに私は思っております。  そんな観点から、何のための基本構想なのか、そしてまた何のための議会審議だったのか、そして何のための採決、議決だったのか、やはり争点が曲がらないように、ぶれないように、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。  次に、2つ目は、議員各位の責任ある判断のもと、基本構想並びに設計予算が可決・承認されたところでありますが、今ほど言われましたように、行政の手続、ルールとして、粛々と次のプロセスである設計業務に進めるべきであると考えており、また6月定例議会では、時間がない、日にちがないので早く基本構想の承認、設計予算を通していただきたいということであったかなというふうに思っております。  にもかかわらず、これまで3カ月が経過するにもかかわらず、今ほど言われました基本・実施、あるいはそれぞれの設計業務を依頼する設計業者を決める入札行為がいまだに実施されていないと。そしてまた、インターネットを見ますと、入札実施予定にも入っていない状況であろうかと思われます。なぜなのか、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  6月議会では、基本設計の建設費についてご承認をいただいたわけでございまして、そういう意味では、基本構想についても、いろんなご意見等も3月議会を含めましてございました。  基本構想についてもおおむねの理解をいただいたうえで、この実際の基本設計にあたってよりよいものにするときには、やっぱり議会の皆さん方にもいろんなご意見があるわけでございまして、当局といたしましても、やはりそのいろんなご意見を踏まえながら、検討しながら、やっぱりつくり上げていく必要があるんだろうと、そういうふうに思っております。  私も勉強会の中では、皆さんの中で基本設計もご承認いただいたので、いろんな観点から含めて、速やかにその後進めさせていただきたいと、その旨も申し上げましたが、いろんな議論の中で、先ほど申し上げました、やはりいろんなことを検討する必要性がある意見も幾つもあったわけでございまして、そういう意味では、入札業務というのは少し遅れておるということでございますけども、よりよいものにするためには、やはり皆さん方のご意見も取り入れながら検討して、建設をしてよかったと言われるような施設にしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの建設してよかったなと思われる施設、それが現在提出されておる基本構想じゃなかったんですか。まるで自信のない基本構想であるかのごとくのような発言に聞こえてなりません。  もっとも、今ほど言われたように、このような事案は私も経験がありません。しかしながら、これからの議論がどうなるかわかりませんが、私は粛々とルールに基づいて進められるのが行政の仕事であろうというふうに思っております。足踏みされて、変な形あるいは変な前例、変なケースをつくらないよう、お願いをしておきたいと思っております。  続いて、次に3つ目に入ります。  中滑川駅周辺地区整備基本構想の内容、現構想ですよ、内容に基づいて、先ほど言いましたように設計与件、すなわち設計に向けての条件、仕様等の確認事項について何点か、細かいことではございますが、お伺いをいたしたいと思います。  アとして、駅前施設のコンセプトの一つが災害時の避難拠点施設とのことでありますが、いろいろな災害がございます。地震とか津波とか台風とか、いろんな災害がありますが、これ、一応最大限、最大という話になってくると思いますので、主にどのような災害を想定されているのか、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  お答えいたします。  災害時の一次避難場所及び避難所として機能させるため、さまざまな自然災害を想定しておりますが、特に短時間での避難が重要となる津波を想定しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。地震ではなくて津波なんですよね。  それでは、それを前提にしてこれから進めさせていただきます。  イとして、災害拠点施設として、避難者の最大収容人数、そしてまた最大どれだけの収容期間を想定されているのか、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  現在のところ、避難所として300人程度の収容人数を想定しております。収容期間につきましては、災害の状況等にもよりますが、応急仮設住宅など、住まいが確保されるまでのつなぎとして想定しているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。
    ○12番(浦田竹昭君)  仮設住宅ということでございますと、数カ月というふうに想定されるかと思います。それで間違いないですね。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  おおむねそういったところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  次、ウに入ります。災害時、停電を想定して、その停電に伴う電源確保対策として、太陽光発電設備やそれに伴うバッテリー設備、あるいは仮設発電設備、燃料貯蔵設備等の設置、並びにその規模、そして要するに出力容量の想定について見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  太陽光発電につきましては、市議会特別委員会からも提案をいただいており、設置したいと考えておりますが、どれだけの設備を導入するかは、設計の中で費用等も含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今、太陽光発電設備は考えておりますがということなんですが、他の設備に関しては考えていないというふうに考えてよろしいですね。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  今ほどお答えしましたとおり、この後、設計の中で費用等も含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  私の思いは、一次避難箇所とはいえ、避難拠点施設でございます。やはり災害時の避難施設でございますので、緊急の場合を想定した形で、そういった面は、これは避難所としては最低限必要なものであろうと私は認識しておりますし、これがない避難所は私には想定できないのが私の思いであろうというふうに思っています。何のための避難施設なのかなと疑問を感じるところであります。  次に、エとして、災害時、情報ラインの混乱を想定して、避難者の情報の収集手段や、相互連絡受発信等の情報システムの確保対策としての対応について想定され、また設備を検討されているのかどうか、見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  災害時でも効果的に情報を受発信できる通信手段としまして、Wi−Fi設備は有効であり、導入したいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これ以上申し上げません。この程度かなと。本来ならもう少しシステムの設備を充実しておく必要があるんだろうなと、緊急の場合どのように対応されるのかなという疑問の残るところでございます。  では次に、オとして、災害時、水道ラインの停止を想定して、水源確保対策としての貯水設備の設置並びにその貯水量、容量について想定されているのか、あるいは検討されるのかどうか見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  飲料水につきましては、備蓄倉庫に一定量を確保することとしております。また、災害時は給水車での対応も想定しておりますことから、今のところ特別な貯水設備は考えておりません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  給水車程度の施設ということで理解しておきましょう。  次にカとして、災害時、避難生活に欠かせない仮設トイレ設備、仮設入浴設備、そしてまた仮設厨房設備等の設置、あるいはその規模、あるいは設置を想定されながら検討されるのかどうか、これについても見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  トイレ設備につきましては、マンホールトイレを想定しております。入浴設備は仮設でも対応可能でありますので、想定しておりません。厨房設備につきましては、炊き出し等のため調理設備を考えております。それぞれの規模につきましては、設計の中で詰めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  一番頻度が多いのは仮設トイレだというふうに思っております。このマンホールトイレ、当然これは外になるんだろうと思いますけども、それでよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  そのとおりでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  設備の中ではないということですね。  次にキとして、備蓄倉庫について、食料品あるいは避難仮設備品等の収納種類、あるいは数量も含めて、どの程度の規模を想定されているのか、あるいは検討されているのか見解をお伺いいたしたいと思います。これは備蓄倉庫の大きさ、ボリュームも含めてです。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  備蓄倉庫につきましては、主に食料と飲料水の備蓄を想定しており、少なくとも300人分は確保したいと考えておりますが、ほかにも生活必需品等もありますことから、見極めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど300人分というふうに話がありました。300人分で何日分かお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  具体的に何日分というのはちょっとないんですが、周囲の状況、周りから物資が届くなど、そういったことに間に合う分というふうに想定しております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ファジーなところでございますが、次の質問に移ります。  最後の4つ目、これまでの答弁を聞かせていただいて、私も不安でならないんですが、これは本当に避難拠点施設としてのコンセプトにつながるのかなという思いがいたしております。  そして、災害時の避難拠点施設として、先ほども言いましたように、一次避難所とはいえ、被災者、避難者が安心して安全に過ごせる避難拠点施設であってほしいなと私は願うものでありますが、そしてまた期待するところでありますが、立派な施設ができたなというふうに、外だけじゃなくて、今ほど答弁いただきました、中身も含めて充実してほしいなというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課長。 ○まちづくり課長(石井正広君)  あらゆる災害を想定しまして、災害時にその機能が効果的に発揮されるよう、よく検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これ以上申しません。  どうもありがとうございました。これで質問を終わります。以上です。 ○議長(原 明君)  本日の会議はこれまでといたします。  9月10日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                 午後4時48分散会...