滑川市議会 2019-09-09
令和元年 9月定例会(第2号 9月 9日)
令和元年 9月定例会(第2号 9月 9日)
令和元年9月
滑川市議会定例会会議録 第2号
令和元年9月9日(月曜日)
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議 事 日 程 第 2 号
令和元年9月9日(月)午前10時開議
第 1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
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本日の会議に付した事件
日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
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出席議員(13名)
2番 大 浦 豊 貴 君 3番 脇 坂 章 夫 君
4番 青 山 幸 生 君 5番 角 川 真 人 君
6番 竹 原 正 人 君 7番 尾 崎 照 雄 君
9番 原 明 君 10番 岩 城 晶 巳 君
11番 古 沢 利 之 君 12番 浦 田 竹 昭 君
13番 開 田 晃 江 君 14番 中 川 勲 君
15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
欠 員(2名)
1番、8番
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説明のため出席
した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長企画政策課長兼務財政課長兼務税務課長兼務 石 坂 稔 君
企画政策課主幹 相 沢 卓 巳 君
総務部参事総務課長事務取扱 澤 口 幸 二 君
総務部参事(消防署長) 按 田 隆 雄 君
財政課主幹 奥 村 勝 俊 君
営繕課長 川 岸 弘 明 君
税務課主幹 高 倉 晋 二 君
産業民生部長福祉介護課長事務取扱生活環境課長兼務 藤 田 博 明 君
市民課長 石 川 久 勝 君
市民健康センター所長 結 城 幹 子 君
生活環境課主幹 石 坂 康 仁 君
産業民生部次長海洋資源振興課長事務取扱観光課長兼務 網 谷 卓 朗 君
商工水産課長 長 崎 一 敬 君
農林課長 黒 川 茂 樹 君
建設部長 藤 名 晴 人 君
まちづくり課長 石 井 正 広 君
建設部参事建設課長事務取扱 岩 城 義 隆 君
公園緑地課長 荒 俣 哲 也 君
上下水道課長 長 瀬 斉 君
浄化槽整備推進担当課長 石 川 美 香 君
会計管理者会計課長事務取扱 菅 沼 久 乃 君
監査委員事務局長 伊 井 義 紀 君
教育長 伊 東 眞 君
教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱 上 田 博 之 君
学務課長 広 田 積 芳 君
生涯学習課長 地 崎 紀 子 君
子ども課長 落 合 真理子 君
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職務のため議場に出席
した
事務局職員の職・氏名
事務局長 妻 木 朋 子
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◎午前10時00分開議
○議長(原 明君) ただいまから本日の会議を開き
ます。
本日の議事日程は、お手元に配付
してあるとおりであり
ます。
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◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表)
○議長(原 明君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行い
ます。
これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行い
ます。
通告があり
ますので、発言を許し
ます。
15番高橋久光君。
○15番(高橋久光君) おはようござい
ます。
はじめに、昨日から関東方面を中心と
した台風15号の上陸によって被害に遭われた皆様方にはお見舞いを申し上げ
ますとともに、一日も早い復旧にご
努力いただきますようお願い
する次第であり
ます。
それでは、会派自民を代表
して、あらかじめ通告を
してあり
ます質問をいたし
ます。
今回は第4次総合計画、平成28年から平成32年(令和2年度)までの予定で
後期基本計画が出されており
ます。その点について、何点かにおいて質問を
させていただき
ます。
この第4次
総合計画後期基本計画は、平成28年3月に発行
されており
ます内容で、1章、2章、3章、教育と文化の
まちづくり、まちが元気、産業が元気という3章からなり、それぞれ3項目の課題に分類
しての目次となって計画が
されており
ます。
この基本計画もそろそろ後期の後半、残すところ、あと1年余りとなり
ましたが、この成果が上がっていること、現状では道半ばであるもの、目標年度まで成果がなかなか上がらないのではないか、次の時代に引き継がなければならないのではないかという事柄がいろいろあると思い
ますので、そういった事々について質問を
させていただきたいと思い
ます。
はじめに、教育と文化の
まちづくり、この中でいろいろたくさんあるわけであり
ますが、芸術・文化の振興の中で、文化財の保護と活用について、我が市の
代表伝統芸能である新川古代神、松坂踊りといういろいろな芸能があるわけであり
ますが、この保存会の皆さん方には、
滑川まつりやいろいろなイベントで参加を
していただき、会場を盛り上げていただいている一端があるわけであり
ますが、当然、総合計画にも記載
してあるように、次世代への保存継承を
していくための調査研究を行い、
文化財保護条例に基づいて保護、保存を行っているとなっているわけであり
ます。
具体的にどのような対応を
されているのか、お示しを願いたいと思い
ます。
この件について聞くところによると、地域の歴史や文化、伝統を学ぶなどで市内の小中学校へ保存会から講師を派遣
して、地域の伝統芸能の保存と継承を
していただいているという事実もあるわけであり
まして、そういった中でも保存会は、会員数の減少や高齢化によって大変苦労
しているということも聞いているわけであり
ます。このままでは、今後の存続も危惧されるような状態だということも聞いており
ますし、その反面、今ちょうど運動会のシーズンになっているわけですが、運動会に
新川古代神踊りを4年、5年、6年生に披露
していただいているということは、大変滑川市にとっても
子どもたちのこれからの将来にもいいのではないかと思っているところであり
ますので、ご意見を聞か
せていただきたいと思い
ます。
次に、福祉と健康の
まちづくりの中で、少子化社会への対応で、保育環境、経済的な支援、子育て支援、子どもの遊び場、多世帯同居、婚活支援等があり
ます。
その中で育G・
育Bプロジェクトの項目もあるわけです。あんまり聞きなれない言葉であり
ますが、育Gは育てる
子どもたちのじいちゃん、ばあちゃんに協力を
していただく、そういった項目のものの例えでないのかなと思っており
ますが、基本は人(
子どもたち)が生まれて、育てて暮らす、その中で若者たちが寄り集まり、結婚
して市内に住んでもらわなければならないと思うわけですね。
そこで、そのような
状況づくりの一端に、地域全体の協力とともに、年ごろの若い男女が結婚を意識
して出会える場所や
環境づくりが必要だというのが、これは当たり前の話であり
ますが、そういう若者が出会うきっかけ、場所、人と人とのつながりや、男女お互いの関心度を高めるようなイベント、事業、または男女の中に入る人、昔は
仲人ばあさんとか、じいさんとか、
おせっかい屋さんとかと言ったわけであり
ますが、こういった方々が少なくなったのではないかと思っているわけであり
ます。少なくなった理由をいろいろこじつけているわけであり
ますが、もう自分のためだけで、人のためにはあんまりせっかいを焼かないという風習もあるのではないかと思い
ます。
そこで、この長期計画の中にある
婚活支援活動の状況と成果、今後の見通し等をお伺い
するものであり
ます。
次に、人が集う魅力ある
まちづくりの中から、居住・生活環境の整備の推進について、何点かに分けてお伺いをいたし
ます。
旧街道(旧
宮崎酒造跡地を中心と
した)瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備についてお伺いいたし
ます。
この地区は、改めて言うまでもなく、昭和初期・中期、昭和40年、50年、私どもの小さいころは、市内さらしや通りに次いで瀬羽町ということで、1番、2番の繁華街としてにぎわったところだと思っており
ます。
中でも、東地区の常盤町から橋場にかけて、橋場から高月にかけて、旧
北国街道沿線としてにぎわってきた場所でもあり、現在もなお当時の古民家や旧町屋住宅、また、国の
登録有形文化財が点在
しているところでもあり、東地区沿線にも点在を
しているわけであり
ますが、橋場を中心と
した西地区の
宮崎酒造跡地までの間には、その当時をしのぶ建物が多いことから、
NPO法人滑川宿まちなみ保存会と活用の会等で活用の企画を
していただいて、年々にぎわいを創出
していただいているところであり
ます。
この地区については、以前、今回の計画が出る前にも、
東地区開発計画、当時のJR滑川駅前、エールや交流プラザをいろいろ中心と
した開発も
されてきているところであり、今回、その当時の改革の中には、
西地区開発計画として市役所周辺を中心と
した市民会館大ホールも新しく
すれば、
中滑川駅前から橋場、瀬羽町までの開発も
すればという計画もあったやに思っているところであり
ますが、いずれに
せよ、市民のため、その時々の状況に合わせて、今日までそれぞれ進められてきていると思い
ます。
そこで、今回、瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備について特にお伺いをいたし
ます。
現状は、旧
宮崎酒造跡地で年1回開催
されているベトナム・
ランタンまつりが大変好評であり、県内各地から当時は
異国情緒たっぷりで、いろいろ外国人の方々、特にベトナムの方々が寄り添う場所としてにぎわっており
ます。
そのほか、平日でも訪れる人がだんだん増えてきているようであり
まして、訪れた方々に少しでも長く当市、当地に滞在を
していただくための
環境づくりも大事でないのかなと思っているところであり
ます。
よって、橋場周辺、現状は橋が2つになって、一方通行になっているわけであり
ますが、このロータリーの橋の欄干や橋の
状況そのものとか、その周辺、いまだにただのコンクリートの護岸や蛇かごがそのままになっている、こういったような状況がむき出しになっているわけであり
まして、過去、昔の北前船、米騒動の発祥の地、
北国街道沿いに相応
した環境とはかけ離れているわけであり
ます。
そこで、こういった状況をその過去のそういったようなことが思い起こさ
せる、また、旧北国街道にちなんだ観光地的に改修できないものか。
また、旧
宮崎酒造跡地も含めた隣接
した旧家の利用状況や、現在住んでおられる住民の反応、また利用、観光、イベント時の駐車場、人がだんだん多くなると、当然車の行き来があるわけであり
まして、駐車場や交通手段をどのように考えておられるのか、毎回何回もこの質問に出てくるわけであり
ますが、改めてお伺いを
するものであり
ます。
次に、
中滑川駅前(旧JA跡地)の進捗状況についてお伺いをいたし
ます。
この問題につき
ましても、この後の質問者からもいろいろ通告が出ているようであり
まして、また出てくるわけであり
ますが、私からは、さきの3月議会や6月議会に、
産業厚生建設委員会でもこの問題について、また去年、おととし、過去のJA跡地を購入
してからずうっと議論を
されているところであり
ます。特に6月に議会でも調査費、設計費も含めて承認
されているところであり、現状と進捗状況をお伺い
するものであり
ます。
次に、この滑川駅前、あいの風とやま鉄道周辺の旧
市営住宅跡地は、その後、どうなっているのかについてお伺いいたし
ます。
この地は、建物が老朽化、また入居者の減少、あわせて
雇用促進住宅等のかかわりで、解体跡地は現状は更地になっているわけであり
ます。いつまで市有地でありながら、駅前周辺でもあるこの地をこのままに
しておくのか。また、今後いろいろな計画を出されるのか、
しているのかについてお伺いを
したいと思い
ます。
次に、市営住宅の中にいろいろ北野や上小泉等々、駅前もあるわけであり
ますが、その中で耐震等の対応が
されているのかという通告であり
ます。
この地区は、瀬羽町の浜際にあるわけであり
ますが、旧街道沿いの古民家に観光に訪れた方々がたまたま裏道に入ると、一般民家もあり
ますが、市が管理
する市営住宅もあって、外観とかは景観で裏だからいいようなものの、あまりよくない。玄関に物が散乱
しているという箇所もある。こういった事々があるので、これらを少し整理
する。また、整備
する市としての行政指導が必要であるのではないかという市民の声もあり
ますので、お伺い
するものであり
ます。
その次に、
ゲリラ豪雨対策で、今ちょうど台風15号も来て、大きな雨が降っているようであり
ますが、長年の念願であった中川放水路、
沖田川放水路が完成をいたし
ました。その後、その近隣は集中豪雨とかいろいろな水害に十分安全が確保
されているのかについて再確認等を
させていただきたいと思い
ます。
豪雨による災害がいつ、どこで、どのような形で発生
するか、これはなかなかわからないわけであり
ますが、今我々の富山県や滑川市でも今のところは、全国的には低い、災害の少ない地域だと言われているわけであり
ますが、いつ、どこで、どのように発生
するかわからない。こういったような状況で、特に沖田川については、あいの風鉄道の線路より下は完成
して、多少安心
したものの、さきの雨でも線路脇から上流側は相変わらず、水があふれがちだということであり
ます。
線路をくぐる水路幅の拡張が以前にも当局からも拡張
しなければならない、こういった話も出ているわけであり
ますが、こういった事々が急務で、線路をくぐる水路を広く
しないと、上がこの沖田川に飲み込まないのではないかというのも当然だと思い
ますが、そういった事々も考え合わ
せてお伺いをいたし
ます。
次に、活力あふれる
まちづくりの中で、農業――林業は滑川には少ないわけであり
ますが、水産業、工業の振興の働き手の確保対策についてお伺いをいたし
ます。
はじめに、
耕作農家離れによる請負者、営農組合等の確保について、またそのような対策について、今後まだまだ離農者が増えるのではないかと思われるのですが、現状で賄い切れているか、働き手の確保が心配
されるところであり、これからの行政指導も踏まえた考えをお伺い
したいものと思い
ます。
現状は、滑川市には、田んぼとか畑を合わせて2,420町余りの耕作面積だということを聞いているわけであり
ますが、そのうち、水稲、水田を自作――自分で今までどおり、自分の耕地は自分で耕作
している面積、またはその中には現状、田んぼ
するが嫌になったからやめとくわというような耕作放棄地もあるようであり
ますが、そういったところを合わせると、2,423ヘクタールのうち1,280ヘクタール余りがいまだに自作農家、自分でつくっておられる。あと、利用権を設定
して、また委託者に委託
してつくっておられる面積がその残り、1,140ヘクタール余りだということを聞いているわけであり
ますが、その委託先である組合組織は、滑川市にどれだけあるのかというと、大体25組織だということを聞いており
ます。その25組織を単純に割り返すと、1組合当たり大体45から50ヘクタールになるわけであり
ますが、組合・組織の中には、1組合法人で約100から150ヘクタールを受けておられる組合員もあるようであり
ますが、年間を通して作業、設備投資の規模が一番の問題で、どの組合法人も高齢化が進んで作業員不足、今後、目先、5年後、6年後、7年後、もうすぐそこまでも大変心配
しているところであって、この組合法人も今やめようか、あしたやめようかという人ももう何人かおられるようであり
まして、その依託先が大変心配
される。
そこで、農家からの、まだまだ先ほどからも言っており
ますように、自作農家の方々が委託の中では、将来的にもっともっと委託希望が増えるのではないかと思っているところであり、一層の農業関係者の働き手不足が深刻な状況と思われるところであり
ますが、お伺い
するものであり
ます。
次に、工業・企業・工場の労働人口においても同じであり
ますが、農業人口よりも、市外からの労働人口の確保も多少可能なのかなと思っているところであり
ます。市内にも優良企業が多く張りついてきていただいて、頑張っていただいておるところであり
まして、より一人でも多く滑川に住んでいる人が滑川で働いていただけるような施策が大事だと思われるところであり
ます。そのあたりの行政、市の対応等もお伺い
したいと思い
ます。
次に、これらのこのいろいろな産業の中で、もう1点、伝統的産業をもう1つの中で、継続を心配
しているものがあり
ます。家庭薬配置業(売薬)の人口対応をどのように考えておられるかということであり
ます。
この
家庭薬配置薬業は、今はコンビニとかドラッグストアとかというものが普及
してきているわけであり
ますが、以前から何回もこの質問は私も
したことがあるのですが、
江戸元禄時代から300年余りの歴史と伝統を持って、今日まで全国津々浦々に普及
して、保健衛生の向上に大きく貢献
した産業だと思い
ます。
この産業については、我々の子どものころは、市内の半数程度の戸数が関係者もしくは従事者であったということもあり
ますが、この平成のはじめのころ、また10年前、20年前ぐらいまでは500人を上回る、また何千人という従事者がおられたのですが、今日では、高齢化や後継者不足で100人を切るような状況になってしまっているということであり
ます。
「先用後利」という独特なこの商法をこのまま消してもよいものかどうか、お伺いを
するものであり
ます。
次に、一瀉千里に話し
するわけであり
ますが、観光振興についてお伺いいたし
ます。
この件につき
ましても、後ほど会派会長のほうから観光についての質問が通告
してあり
ますので、簡単にお願いいたし
ます。
ほたるいか観光だけに固持
せず、市内各所に隠れた名所、旧跡地を掘り起こす必要はあるのではないかと思い
ます。
何もほたるいか観光に、力を入れるなと言っているわけであり
ませんが、この滑川市内には多くの名所旧跡、文化財があるはずであり
ます。こういった物事をホタルイカの観光は期間に限られている。年間を通して海上観光は朝だけ、その日の天候に左右
される。朝昼夜とは言わなくても、少なくても一年を通して観光を
していただける状況下をつくる必要があるのではないかと思い
ます。
隠れた観光とか、そういったような物事については、滑川市の文化財のこのいろんな史跡にも多くの文化財が載っているわけであり
まして、ぜひこういった中からでも観光地を掘り起こして、考える必要があるのではないかと思っており
ます。
次に、昨年からことしにかけて、特に台湾観光、台湾から滑川市に来ていただく観光に力を入れているわけであり
ますが、先月7月26日から7月29日までの4日間、台湾美食展に出展参加を
されており
ます。この記事については、この広報、ちょうど9月号の広報の中に4ページにわたって記載
してあるので、大変すばらしいPRをこの市民の方々にも
されたなと思って感心を
しているところであり
ます。
そこで、この団長として行ってこられた。この滑川市に、富山に、日本に来ていただいたら、ぜひ滑川のホタルイカのところへもひとつ寄ってくださいよという趣旨で行っていただいておるんだと思うわけであり
ますが、この成果について、今後の見通しについて、石川副市長団長にお伺いを
したいと思い
ます。
次に、我が市の人口、将来展望について簡単にお願い
したいと思い
ます。
ひとが元気、まちが元気、産業が元気、基本は地域に住む一人ひとりだと思い
ます。
そこで、全国的に県、市町村ともに、人口減少傾向については、避けられない問題と思い
ます。我が市においても、直近の発表では、人口は3万3,303人、前年同比では45人増えておる。増えているのは、県内10市の中でも滑川市が唯一というようなことも聞いており
ますし、そうだと思い
ますが、数字的にはそうだと思い
ます。
世帯数では、1万2,423世帯で、前年同期と173戸増ということであり
ます。単純に市外から滑川市に住んでいただいている大変ありがたいことの一端だと思い
ますが、人口増加
したというところの中で、戸数が173戸増えれば、少なくても人口は173人以上増えているのかなと単純に思うところであり
ますが、42人しか増えていない。自然減少が多いということになるのだと思い
ますが、こういった事々についての考えをお伺い
したいと思い
ます。
次に、鳥獣対策について。
はじめに、イノシシ、カラス、猿、その他、キジとか、そういういろんな小動物もあるわけであり
ますが、この鳥獣対策についても、私も今日まで何回も質問を
しており
ます。
今回の質問なんですが、最近、特に山手の農家だけの問題でなく、町場の住民にとってももはや穏やかでない状況、以前からカラスだけだと思っておったら、猿、イノシシ、カモシカ、熊、サギ、いずれも、今々新たにどこかから来たものではない、昔ながらの動物であり
ます。
そこで、ここ近年になってその数の多さと人里に出没
する農作物や住民への迷惑被害、我が市においてもイノシシはイノシシの被害、猿は猿の被害、そのうえ、ことしは熊が多く出没
するのではないか。とりわけカラスによる被害は、旧国道の滑川消防署前の交差点、ここは今々じゃなくして、以前から言われておるのですが、夕暮れどきになると、どこからともなく電線に群がるカラスがずうっといる。夏といえ、冬といえ、集まっている。もはや、行き来
する車は信号待ちを
すると、まさにふん害、もう運転手はみんな怒っとる、こういったような状況であり
ます。その対策について、これはどうしようもないのかどうか、ここは市の対応についてお伺いを
したいと思い
ます。
次に、イノシシ対策であり
ます。
このことについては、毎日のようにとは言わなくても、新聞ニュース欄を賑わしている家畜伝染病の豚コレラの媒介についての記事であり
ます。
我が市は大丈夫かという心配も市民からもあり
ました。
豚コレラに関する養豚場は、我が市には実質、荒俣地区に1カ所のみと聞いており
ますが、近隣、早月川上流、対岸とはいえ、養豚場があるわけであり
ますので、人ごととは言い切れないと思い
ます。
以前はカラスによる鳥インフルエンザ、今度はイノシシによる水稲への悪臭被害、今度はイノシシによる豚コレラの感染被害、家畜の伝染病のまき散らし、今度は猿が何を起こしてまき散らすか、熊は何をまき散らすか、これは大変心配
するところであって、こういった事々についての今後の対策対応についてお伺いを
し、通告
してある質問に
させていただきたいと思い
ます。よろしくお願いいたし
ます。
○議長(原 明君) 答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げ
ます。
答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握
されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁
されるようお願いを申し上げ
ます。
それでは、上田市長、お願い
します。
○市長(上田昌孝君) おはようござい
ます。
高橋代表の代表質問、頂戴いたし
ました。
数点につき
まして、私のほうからお答え
したいと思い
ます。
まず、第1問の(3)番のいわゆる
中滑川駅前の進捗状況についてということでござい
ますが、さきの委員会でも話があり
ました。予算も決めたのになぜやらんとおしかりを受けており
ます。
ですが、これは委員会のほうでも研究の結果、いろいろまた考慮
すべき問題であるのでというご指摘を頂戴
しましたので、それらも含めて改めて検討を続けているところであり
ます。議会の皆さんには、そういう意味では、熱心にいろんな角度から研究をいただくこと、ありがたく思っており
ます。
それから次の問題であり
ますが、旧市営住宅の跡地であり
ますけども、これも前に議会では途中の話をいたし
ました。
一番最初は、厚生連滑川病院に退院後の受け入れがないと、要するに病院だけだということで、非常に皆さんお困りになっている。これの受け入れの何といい
ますか、施設ができないかということを厚生連にもご相談申し上げ
ましたところ、厚生連はいわゆる厚生連といい
ますか、農業関係の病院であって、これを許可
しないというのは国の方針だということで、これを断念
せざるを得なかったと。
また、これについては、ホテルがないと。滑川に少ないということであり
まして、各企業へ来られる県外からのエンジニアが来て、いろいろ指導にも相談にも来るわけであり
ますけども、これらの人たちが宿泊はみんな魚津と富山へ流れると。これはタクシーの運転手が言っているわけですから、間違いあり
ません。
ということで、滑川にはホテルがやっぱり必要だということで問いかけており
ました。もちろん、金融機関、銀行にも相談を
したわけであり
ますが、紹介を
するということで、紹介は銀行では
してくれたのであり
ますけども、見に来ていってはいるんですが、決定的にはここに来ないと。やっぱり何か魅力が欠けているんだろうと、このように思い
ます。
単純な話が、滑川に宿泊
したいんだけど、滑川には料亭がないと。接待を
する場所が欠けているという話も決定的な要素だということも聞いており
ます。であり
ますので、こういう要件から、ホテルはなかなか定着
しにくいということでござい
ます。
でも、最近、民間のやっぱりホテルで問い合わせがござい
ました。今検討を
されていると思い
ます。朗報を待ちたいと、このように思っているわけです。
それから、あの地面につき
ましては、地元の企業がうちで使わ
せてくれということであり
ましたが、あそこは駅前の住宅街であり
ますので、製造業、これは果たして似つかわしいものかどうか、これも検討が必要だと思い
ます。
それから、場合によっては、こういうことがしっかりとどれも駄目だったときには、住宅分譲
すれば、これはすぐさま処分できると思ってい
ます。住宅分譲は、希望
される方は駅の近くであり
ますので、全くこの土地の処分については心配を
しないことに
したいと思い
ます。しっかり
した目標のある方に使っていただきたいというのが待っているこの状況の考え方のもとになっており
ます。
それから、第4次
総合計画後期基本計画をもとに伺うということの(6)番、「ひとが元気、まちが元気、産業が元気」の基本は、地域に住む人々ではないかと思うが、人口減少を踏まえ、本市の将来、5年後、10年後の推移をどのようになると考えているのかという問いでござい
ました。
高橋議員は5年、10年の話はなさい
ませんでしたよね。言葉がとまり
ましたね。問いは、活字はこうなっているんですが、おっしゃらなかった。
そこで、この先ほど人口の推移をおっしゃったわけですが、ちょっと申し上げておき
ます。
31年、ことしの1月1日、3万3,285、2月1日、3万3,269、3月1日、3万3,243、そして4月1日、3万3,236、ここまで落ちており
ます。5月1日には急に3万3,303、急に3万3,300台に戻ったわけです。そして、6月1日は3万3,315、7月が3万3,272――落ち
ました。8月1日は再び3万3,303、9月1日は3万3,313というふうになっており
ます。
ご存じのように、去年からずっと滑川市の状況は新築住宅が増えており
ます。去年だけじゃない、ことしに入ってからもとまり
ません。先ほどは何か鋭い質問があり
ましたね。うちの数ほど人間は増えておらん、こういうことであり
ますが、それは社会構造であり
ますから、それぞれの事情、比例
して必ず増えなきゃならないということ、これを分析できる人がおったら、大したもんだ。僕にはできない。指摘
することは簡単ですが、果たしてこれを分析
し、改善
する方法があったら教えていただきたいと、このように思ってい
ます。
ところで、言われなかった5年後、10年後の人口推移、これを言える人がいたら――いないと思い
ますよ。だって、社会変化は5年後、10年後なんかは予測
するのっていうのはちょっとおかしいんだ、それは。5年後、10年後なんて予測でき
ませんよ。社会変化が激しい。社会構造が変わる。だから、経済学者でもそういうことを言う人がおる。人口動態、だってそうじゃあり
ませんか。消滅都市があるということで、推計を意識
してきた滑川の推計の目標が3万1,000人になるという推計もあったんですよ。違っているじゃないんですか。だから、5年、10年という話はちょっとよしていただきたい、このように申し上げておきたいと思い
ます。
続けて、問の2であり
ますが、イノシシ、カラス、猿害の対策について伺うということでござい
ます。
イノシシ、カラス、猿等の有害鳥獣被害防止対策については、有害鳥獣の捕獲体制強化のため、滑川市鳥獣被害対策実施隊を設置
しており
まして、これまでも銃器やおりによる捕獲活動やパトロールの強化を図っているところでござい
ます。
近年、出没が増え、被害が特に大きいイノシシの対策として、これまでのおりによる捕獲に加え、地元町内会と連携
し、イノシシの侵入防止効果の高いグレーチングの設置に侵入防止柵などの整備活用を進めているところでござい
ます。
このほかに、やっぱり報道でいろいろ言っており
ますので、参考になるものはござい
ました。柵の要するに耕作地側の林側、要するに柵の手前、ここが草がぼうぼうであると、イノシシが隠れる、イノシシの体が見えなくなっておるんで、ここに近づいて柵の下をくぐるということでござい
ましたので、柵の手前5メートルほど草を刈る、こういう作業をやっておるわけです。これによってイノシシは大分侵入は防げたとは思ってい
ます。
そんなことで、いろんなやり方、これは日本中の課題であると思っており
ますので、この滑川だけが特別のやり方があれば、特許でも取って、宣伝
してやるというふうにも思うわけです。であり
ますが、これは日本中のといい
ますか、特に中部圏のこのあたりは、県境の石川と福井の何か引っ張り合いか押し合いかやってい
ましたよね。なかなか難しい問題であることは事実です。
そこで、私は高橋議員にお願い
します。あなたは自民党です。自民党でこの対策は国として対応できないか、この話をつけてください。お願いいたしたいと思い
ます。これは滑川市で決定的な対応はでき
ませんので、自民党でやってください。お願い
しておきたいと思い
ます。
豚コレラにつき
ましては、おっしゃったとおり、滑川市に1棟の豚舎がござい
ますので、これは大変心配になっておるところでござい
ますが、県を挙げて一生懸命に頑張ってもらってありがたいと思ってい
ます。
日常の消毒や、そしてそのほかの対応につき
ましては、県も頑張ってもらっているということで、これも本当にありがたいと思っているわけです。
私どもでは、到底対応できる範囲を超えてい
ますので、これも自民党としてしっかりと押さえていただき
ますようにお願い
して、答弁にかえさ
せていただき
ます。
終わり
ます。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) それでは、私のほう、観光の振興についてのお尋ねにお答えを申し上げたいと思い
ます。
まず、滑川市の観光ということでは、やはりその中心をなすのは何といってもホタルイカを中心と
した観光であろうと、そういうふうに思っておるわけでござい
ます。
ほたるいか観光につき
ましては、長い歴史の積み重ねの中で、今日では世界中から観光客がおいでになり
ます。そしてまた、多くのマスメディアに取り上げられる本市のやはり最も基幹的な観光であろうと、そういうふうに思っておるわけでござい
ます。
しかしながら、滑川市にはこのほかにもいろんな多くの観光資源があるということでござい
ます。
例えば、湾岸クルージングやほたるいかミュージアム、タラソピア、そして宿場回廊には、旧宮崎酒造のほか、有隣庵、城戸家、廣野家など多くの国
登録有形文化財があるわけでござい
ます。
特にこれらの文化財につき
ましては、今ほど議員さんからもおっしゃい
ましたNPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会や、有隣庵の所有者でござい
ます山形大学の永井先生らのお力をおかり
して磨き上げてきたものでござい
ます。
このほか、行田公園あるいはまた東福寺野自然公園、そしてまたイベントではほたるいか海上観光をはじめ龍宮まつり、ねぶた流し、あるいはベトナム・
ランタンまつり、そしてまた秋にはグルメの森、そして冬にはそばまつり等々、季節ごとに多くの滑川市にはイベントがあるわけでござい
ます。
それで、さらなる観光客の増加や、特にインバウンド促進のために、見る、遊ぶ、食べる、あるいは憩うといった観点での新たな観光資源の掘り起こしというのはとても重要であろうと、そういうふうに考えておるわけでござい
ます。
現在ある資源の環境整備や磨き上げることも、もちろんこれは重要でござい
ますが、これからの観光客のニーズ等を考慮
しながら、新たな観光資源の掘り起こしについて検討
してまいりたいと、このように考えておるわけでござい
ます。
いずれに
しても、滑川市の基幹観光とあわせ
まして、新しい資源の掘り起こし、これをセットで滑川市を全国的にあるいは世界的に発信
するということは、観光面においても非常に大切なことだろうと思っており
ますので、これからもいろんな面での検討を
していきたいと、このように考えておるわけでござい
ます。
それから次に、台湾の美食展の参加についてのお尋ねがござい
ました。
今ほどおっしゃい
ました9月号の広報にも、そのことについて紹介を
しており
ますけれども、台湾への観光PRということで、滑川市、それから株式会社WAVE、そして市の観光協会合同で台湾美食展への出展、そしてまた旅行会社へのPR活動を7月に行ってまいり
ました。
この美食展は、台湾観光協会が主催を
しており
まして、毎年15万人の来場者がおいでになるということで、台湾の食の一大イベントということになっておるわけでござい
まして、ことしはちょうど30回目のイベントでござい
ました。こういう中で、この美食展の出展では、26日から29日の4日間、ホタルイカの天ぷらや海洋深層水天日塩「健好の塩」、それから深海ウォーターの販売、市観光パンフレットの配布、市紹介DVDの放映、SNSの投稿を促進
する写真スポットの設置やキラリンによるブース紹介、ホタルイカや滑川についてのアンケート調査等々、いろんな活動を行ってまいってきたところでござい
ます。
4日間で、天ぷらは約1,900食、健好の塩100個、それから深海ウォーター48本、持っていったものを全て完売
したところでござい
ます。
それから、市の紹介パンフレットが3,000部、それからキラリンの名刺が2,000枚の配布、それからSNS投稿200人の発信、それからアンケートは213人の方に協力をいただいて回収
したところでござい
ます。
その詳細につき
ましては、広報にも紹介を
しており
ますが、ホタルイカの天ぷらがおいしかったというのは、食べられた方の98〜9%がおいしかったということでござい
まして、私どもは、このホタルイカについて非常に自信を持って帰ってきたというところでござい
ます。
これらに加え
まして、現地では、テレビとか新聞、それからツイッターなど各種マスメディアの取材とか、キラリンによるメインステージのPR、またブースの活気や長い行列などにより、会場全体の中でもひときわ注目を集めていたと、このように考えておるわけでござい
まして、本市のPRにおいて、一定の成果があったものと、このように考えておるわけでござい
ます。
また、25、26日の2日間では、旅行会社8社へのPR活動を行ってきており
まして、これは本年2月に市長、議長、あるいは観光協会会長等の皆さんがPR活動
してこられ
ましたその第2陣として、それらに加えて新たな観光会社へも訪問を
したところでござい
まして、一部の旅行会社とはその場で商談等も行ってきたところでござい
ます。
それで、台湾でのPR後、今日までレストラン光彩の昼食で2回の利用が台湾からござい
ました。8月に33名、9月には37名の人が食事を召し上がっておいでになり
ます。
今後もこの予約があることから、これらをきっかけに、さらにほたるいかミュージアムや富山湾岸クルージングの利用にもつながるよう、台湾の旅行会社などの関係を大切に
していきたいと、このように考えておるところでござい
ます。
今後の見通しといたし
ましては、台湾観光客の誘客は、緒についたところであり、これから継続
した対応が大きな成果につながるものと、そのように考えておるところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 芸術・文化の振興の中で現状と課題について、特に新川古代神保存会や新川松坂踊り保存会の現状について伺うというご質問でござい
ます。
郷土芸能は、地域の歴史と伝統の中で生まれ、守り伝えられた地域の宝であり、将来にわたって保存継承
される必要があると考えており
ます。
新川古代神保存会、新川松坂踊り保存会は、市内全小中学校で毎年度、各学校を2回から6回程度、児童・生徒の踊り練習の指導講師となって、各学校の運動会、体育大会、ふるさと龍宮まつりなどで、小中学生の披露、発表に寄与
しておられるわけであり
ます。
また、地区公民館等で開催
されており
ます夏の納涼祭等の各種イベントにおいて、
子どもたちや地域の方々とともに、歌や踊りを披露
するなど、郷土芸能の保存継承に努めておられ
ます。
新川古代神保存会は、県内各市町村を巡回
して毎年開催
される富山県民謡民舞大会 ふるさと民謡民舞まつりに出演
するなど、県内外に滑川市の郷土芸能を精力的に発信
されており、今年度は11月10日に滑川市民会館大ホールにおいて、県内各地の民謡民舞とともにご出演
され、開催
される予定となっており
ます。
また、新川松坂踊り保存会は、東加積地区を拠点として、地域に密着
した活動を繰り広げられ、自然豊かな中山間部で継承
される歌踊りを郷土の宝として
子どもたちへ伝承
され、
子どもたちとともに地域で普及
する役割を果たされており
ます。
郷土芸能の保存継承のため、とりわけ本市の将来を担う
子どもたちの伝承はまことに大切なものであり
まして、両保存会とも協議
しながら、今後とも引き続き支援に努めてまいる所存であり
ます。
○議長(原 明君) 石坂総務部長。
○総務部長(石坂 稔君) それでは、私のほうから、問1の(2)婚活支援事業についてのご質問にお答え
させていただき
ます。
婚活支援事業につき
ましては、平成27年度から市内在住の独身の男女が継続的に集まり、イベントの企画などを通じて交流を深める「滑川!オトナ部活」などによる出会いの場の提供をはじめ、親が最近の結婚事情を理解
することで、家庭における子の結婚に向けた
環境づくりを目指した「親のための婚活講演会」の開催や、婚活イベントを実施
する民間団体への費用助成などに取り組んでいるところでござい
ます。
その成果といたし
まして、本年8月末までに、市主催の婚活イベントには延べ415名が参加
しまして、カップルが成立
しました37組のうち5組が成婚に至ったほか、3団体に対して婚活イベントの費用助成を行ったところでござい
ます。
総合計画におき
ます目標数値に照らしてみ
ますと、市主催の婚活イベントへの参加者数は目標に達しているものの、婚活イベント実施団体への助成数や成婚者数につき
ましては未達成であることから、今後、婚活イベントの費用助成についての周知を図り、幅広い出会いの場の提供による成婚者数の増加を目指してまいりたいと、このように思っており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 藤田産業民生部長。
○産業民生部長(藤田博明君) それでは、私のほうから、大きな1の(4)活力あふれる
まちづくりの農・(林)・水産業、工業、家庭薬配置業の振興、働き手の確保対策についてお答え
させていただき
ます。
アと
しまして、農業になり
ますけれども、
耕作農家離れによる請負者(営農組合等)の確保について、今後まだまだ離農者が増えると思われるが、現状で賄い切れるのか、働き手の確保ができるのかというご質問についてでござい
ます。
農業を取り巻く環境については、全国的に農業者の高齢化や後継者不足から農業者の減少が見られ、当市においても、今後の担い手確保が課題となっており
ます。
このまま離農者が増加
していけば、現状の農地の耕作を賄うことは困難であることから、市ではこれまでも、1つ目として、地域の中心となる担い手への農地の集積・集約化の推進、2つ目としまして、持続的な農業を実現
するための人・農地プランの更新、3つ目としまして、作業の効率化や規模拡大に必要な機械等の助成、4つ目としまして、中山間地域等直接支払制度や多面的機能支払制度による耕作放棄の防止や水路及び農道の管理などの保全活動、5つ目としまして、学校給食用野菜や深層水を活用
した農産品の栽培の推進などを行い、積極的に農業振興へ取り組んできたところでござい
ます。
高齢化などにより、農業者の減少に歯どめがかからない現状にあり
ますが、農業者が将来にわたり希望を持ち、安心
して営農に取り組んでいただくためにも、引き続き新規就農者の育成と農業用機械による農作業の省力化や自動化、もうかる農業の仕組みづくりなどに関係機関と連携
して取り組んでまいりたいと考えており
ます。
2つ目ですが、イと
しまして、当市は工場出荷額が人口1人当たり県内一と言われるが、市内労働人口について、今後減少が見込まれる。働き手と雇い入れについての今後の対応はというご質問でござい
ます。
現在公表
されている県内市町村別工業統計調査結果により
ますと、本市の製造品出荷額は約3,428億円で、県内の自治体では4位、人口1人当たりでは1,028万円で、トップを維持
しており、年々その額は上昇
しているところでござい
ます。
しかしながら、多くの企業が労働者の確保について苦慮
されており、設備の自動化や外国人労働者の雇用等で対応
されているところでござい
ます。
市と
しましても、雇用機会の安定化と人材の確保に向け、市内企業と地元での就職を希望
する学生やUターン就職希望者とのマッチングを図るための企業説明会の開催や、企業の設備投資とあわせて新規雇用があった場合には、工業振興事業補助金を交付
するなど、少しでも雇用につながっていくよう、事業を継続実施
してまいりたいと考えており
ます。
次に、ウと
しまして、我が市が唯一の伝統的産業とも言える家庭薬配置業(売薬)の人口減少についての対応をいかに考えているかというご質問でござい
ます。
本市の配置薬業は、300年以上の歴史と伝統を有しており、本市の経済の基盤を支えてきた産業であると認識
しているところでござい
ます。
本市の家庭薬配置業従事者については、平成30年12月現在で67名と、年々減少
し続けており
ます。その背景には、従事者の高齢化や後継者不足、一般用医薬品のインターネット販売の開始、ドラッグストアが広く普及
していることなどが挙げられ
ます。
この流れは、県内、さらには全国的なものであり、なかなか抜本的な改善策は難しいところでござい
ますが、滑川市薬業会において、「薬のまち滑川」のPR活動を今年度新たに実施
されると
されており、市と
しましても、連携を図りながら、業界の発展並びに後継者の育成確保に取り組んでまいりたいと考えているところでござい
ます。
私のほうからは以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 今の家庭薬配置のことについて一言申し上げておかなきゃいかんと思い
ます。
私のうちでは、昔は売薬の箱が4つも5つもあり
ました。今1個もないです。それだけ薬業従事者の皆さんが地元の販売をどのように考えておられるのか。
今、身近なことをちょっと申し上げ
ました。皆さんの家庭でもどうですか、売薬のこの箱はあり
ますか。
そんなことを考えると、やっぱり薬業界の人が後継者をどう思っておられるか、そこにあると思い
ますし、1つは、薬業界から市の行政に対する希望、要望は一回も出たことがない。これは問題だと思い
ますよ。やる気があるんなら、やっぱりそのように応援を頼むという話があってもいいと私は思い
ます。なかなか勇気のある発言を、私
しておるわけでして、決して軽んじているわけじゃなくて、やっぱり薬業の、今言った家庭薬配置業のこれまでの実績、そして社会的承認、これを大事に
しなきゃいけないというのは高橋議員と考えはおんなじだと思い
ます。
だけど、本人たちがその気になってくれなきゃどうしようもない話、そのように思い
ます。
以上です。
薬神神社はいつも参っており
ますからね。
○議長(原 明君) 藤名建設部長。
○建設部長(藤名晴人君) それでは、私のほうからは、問1の(3)のア、エ、オのお尋ねにお答えいたし
ます。
まず(3)のア、旧街道瀬羽町地区と橋場周辺の環境整備はというご質問でござい
ます。
瀬羽町地区と橋場周辺には、国
登録有形文化財の廣野家住宅や廣野医院、また近隣には小沢家、城戸家、旧宮崎酒造をはじめ、歴史的価値を有する建築物が多く残っており
ます。瀬羽町周辺にまつわる歴史を継承
していくこと、また歴史的価値が高いものの保存は意義深いものと認識
しており
ます。これまでもこうした地域資産の保存や活用に支援
し、また宿場回廊めぐり案内マップや説明サインなどの作成を行ってきたところであり
ますが、今後とも、こうした歴史的文化財の保存、継承、周知、周辺の修景整備に努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
その一方で、瀬羽町と橋場周辺においては、空き家や空き地が増えているところでもござい
ます。引き続き、空き家・空き地を活用
した店舗や飲食店の創業者に対し支援
するなど、対策を講じてまいりたいというふうに考えており
ます。
なお、ご質問の中でイベント時の交通手段についてのお尋ねがござい
ました。イベントなどの来訪者は車が中心であろうかと思い
ます。周辺の市有地を駐車場として使っていただいているところでござい
ます。
続いて、エでござい
ます。エの市内の市営住宅で老朽化が進み、入居者がいないところがあるのではということでござい
ます。
ご質問の中で、議員、浜町住宅のことをおっしゃい
ました。
浜町住宅につき
ましては、昭和55年から57年にかけて建設
された7戸の戸建て住宅でござい
ます。現在、7戸のうち5戸が入居
しており
まして、あとの2戸は退去後の次の入居に向けて修繕中、あるいは入居募集中の状況でござい
ます。
物があふれて見た目が悪い住宅があるとのご指摘でござい
ます。
確認いたし
ましたところ、その住宅に入居
されている方が庭先に自営業の商売道具を置いておられるということでござい
ます。
ご指摘のとおり、旧北陸街道の町並みに近く、市外からの観光客等も多いことから、そういうことも考慮
し、少し整理整頓
するように促したいというふうに思い
ます。
続き
まして、オの
ゲリラ豪雨対策で、長年の念願であった中川放水路、
沖田川放水路が完成
したが、その後は本当に安心
して大丈夫なのかというご質問でござい
ます。
中川放水路の完成により、鋤川、四間町川、中川、伝五郎川、沖田川の5つの河川の下流市街地における治水機能の向上が図られたところでござい
ます。
しかしながら、沖田川については残流域が多く、中川放水路完成後も河川氾濫が起きたことから、これを解消
するため、富山湾へ直接放流
する沖田川放水路が整備
されたところでござい
ます。
これにより、あいの風とやま鉄道の鉄道敷直下に設けられた
沖田川放水路の分流部より下流域については、浸水被害の軽減が図られたものの、分流部より上流に設置
されている観測地点におきましては、依然として氾濫危険水位をたびたび超えていることから、対策が急務な状況でござい
ます。
このため、今年度、県において、鉄道敷の横断部及び上下流の取りつけ部を含めた区間について詳細設計が行われ、放水路第2期工事が実施
される運びとなり、引き続き沖田川の総合的な治水対策が行われることとなっており
ます。
市としては、総合的な治水対策の早期完成に向け、関係機関に働きかけたいというふうに考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 高橋久光君。
○15番(高橋久光君) いろいろとご答弁ありがとうござい
ました。
細かく言えば切りがないので、また質問ですから、あんまり細かく言いたくあり
ませんが、今言われたまずその沖田川等の災害については、いつ、どこで、どうして起きるかわからないので、精力的に県等に要望
しながら、ことしから第2期工事が行われるというであり
ますので、これ、ぜひまた進めるようにお願いを
したいと思い
ます。
次に、いろいろ市長からの答弁の中ででも、中滑川の駅前、精力的に委員長からの報告も私どもも聞いているので、これは地元の田中町だけの駅ではなく、また施設ではなく、滑川市全体のものですので、いろいろ考慮
しながら、ひとつ検討をお願い
したいと思っており
ます。
それと、石川副市長が丁寧に台湾の美食展の説明もいただき
ました。こういったような事々が、私どもの全員協でもあんまり語られていなかったので、今いい機会だったなと思ってい
ます。
余談ではあり
ますが、市民からこのチラシを見て、これもいろいろ見ると、副市長がにわか仕立てではあったけど、現地の言葉で挨拶も
されたということも書いてあるので、これは頑張って頑張ってやってこられたんだなと思っており
ますし、この上の片方のここに、私も中国語、よくわからないので、ホタルイカ料理を売りに来た人がおると。で、1部と言うんでしょうね、例えば50元、それで先ほどの質問で1,900食売れたと。これ、ちなみにこの1部50元というのは、日本のお金で幾ら、これ、1匹50元ではないですよね。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 1元は約3.7円でござい
まして、50元ですと、200円までいかない額だろうと思い
ます。それで、匹数は、そのときのいろんな状態で、基本的には4匹ということでやっており
ました。場合には5匹出したときもあり
ますけれども、一応そういうことであり
ます。
○議長(原 明君) 高橋久光君。
○15番(高橋久光君) 余計なことであり
ましたが、そういったようなことをせっかく行ってこられたので、このチラシをそれなりによく興味を持って、市民の方々が見ておられて、中身まで見ておられるんだなと思いながら聞いており
ましたので、余計なことであり
ましたが、聞き
ました。
それと、観光についてなんですが、後からまた我々の会派会長も話し
すると思い
ますが、この滑川の文化財の市史というものもこう
してあるわけであり
まして、こういったようなものから、大げさとはあれなんですが、ひとつホタルイカにあわせて、またいろんな観光の掘り起こしをやっていく必要があるのではないかと思い
ます。
そこで、私ども、どこでも視察に行くと、いやいや、この程度の観光なら、滑川にもいっぱいあるのではないかというふうなところもいっぱいあるので、この目次の中には指定文化財は滑川には33カ所、未指定の文化財は42カ所、そのほか、指定、何もないようなところが、こことこことこういうようなものがいっぱいあるよということを書いてあるので、せっかくこういったような資料もあるので、ひとつ再度こういったような思いも勘案
しながら、考え方についてお伺いをいたし
ます。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 観光につき
ましては、その切り取り方とか発信の仕方によって、いろんなものがいろんな可能性を持つわけであり
まして、そういう意味では、今議員おっしゃったように、いろんな角度からいろんな素材を発信
すると、そしてそれを滑川の観光につなげていくということは非常に大事だろうと思っており
ます。
それともう1つ、先ほども申し上げ
ました、やはり基幹としてホタルイカを中心と
した観光を
しながら、プラスアルファとしてそういうふうな発信を
していって、市全体としていろんな文化財を含めた観光素材を発信
することによって、滑川市の観光がつくられていくんだろうと、そういうふうに思っており
ますので、そこらあたりも含めて、今後またさらに検討を重ねていきたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 高橋久光君。
○15番(高橋久光君) ありがとうござい
ました。
ぜひ資源を有効に使うように、また努力をお願い
したいと思い
ます。
では次に、もう時間も限られてきているわけであり
ますが、伊東教育長からの答弁の中で、郷土芸能、新川古代神と松坂踊り、この関係者の方々につき
ましては、平均年齢がもう80を過ぎておるような状況の方々が多い。
そこで、我々もたまにどこかの宴会場へ行くと、新川古代神の歌をまことに上手に歌う人も中に滑川市にもおられる。松坂の踊りを上手に踊る人も中にたまに見るわけであり
ますが、こういう人たちを取り込んで、もっともっとやっぱり郷土芸能に取り込む施策、方法はないのか、そういう努力は
しておられるのかについてお伺いを
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 議員おっしゃるとおり、県内には民謡に関して保存会にかかわる連合体と、また日ごろから趣味、そして活動として毎週のように稽古
されて、歌や踊りをいろんな全国各地のものを稽古
されて、大会に出場
される普及型の団体があるということは存じており
ます。それぞれそういった団体に対して、それぞれの支援の仕方があると思うんですが、例えば発表の機会をまた増やしていくということもあると思われ
ますので、今後とも、そうした普及団体のほうにも目を向けて発表の機会も考えていきたいと思い
ます。ありがとうござい
ます。
○議長(原 明君) 高橋久光君。
○15番(高橋久光君) ありがとうござい
ました。
ぜひその思いの中で努力をいただきたいものと思っており
ます。
次に、農業関係の中でなんですが、大変もう全国的にこれは滑川市だけでなしに、聞くところによると、隣の魚津も上市も立山も全部心配しとるがいちゃと。この営農組合とか受け手、農家の受け手の問題についてであり
ますが、本当にあした、あさっての真剣な取り組みの中で考えていかなければ、将来的に滑川、日本の農業の田んぼがなくなってしまうがじゃないがかと。耕作放棄田になってしまうがでないがかというようなことであり
ます。
こういったような事々も、この全部が委託農家になってしまうと、とんでもない話なので、100%とは言わなくても、今半分ぐらいは組合に委託を
されている。こういったような状況で、組合の充実ももうちょっと図れば、もっと安定
した、このいろいろな農業耕作者の経営にも寄与できるのではないかと思うところであり、ひとつこのあたりの検討も考え方をお願いいたし
ます。
○議長(原 明君) 藤田産業民生部長。
○産業民生部長(藤田博明君) それではお答えいたし
ます。
先ほどからお答え
しているとおり、農業後継者、農業者人口の減少ということについては、本当に大きな課題というふうに捉えてい
ます。
市のほうでは、引き続きということになるかと思い
ますが、経営体の育成と農地の集約化を進めておるということになり
ます。
国のほうでも、そういった問題、農業者人口の減少ということで、場合によればスマート農業の推進であるとか、あるいは外国人労働者、あるいは農福連携といい
ますか、農業と福祉関係の作業所との連携あたりも進めてはおり
ますが、あと、今集約化も含めてですけれども、既存の兼業農家の方についても意欲を持って取り組んでいただきたいというふうに思っており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 高橋久光君。
○15番(高橋久光君) ありがとう。よろしくお願い
します。
それで時間もなくなり
ましたので、最後にもう1点。
この鳥獣保護、鳥獣の害ですが、1点だけ、滑川消防署前交差点というところにカラスがこれで何十年、あそこの電線に夕方、ちょうど日暮れどきに、ざーっと集まっておる。ここの状況をこれ何とかならないものか、これはひとつあれですね。
過去に私もこういう話も
しましたら、行田公園からカラスが移ってきて、あそこが明るくてにぎやかしいから、あそこに車がいっぱい通るし、あそこの電柱にとまって休んどるがじゃないがかという話もあり
ましたが、信号待ちを
しておったら、ちょうどその上にとまっておるカラスがふんを
すると、その際、車が汚れる。それで「はあ、あのカラスのおるっちゅう交差点かい」とかという、大変その意味では名が知られているようであり
ますが、車が通るのはいいですが、これは日本中そういうのならそうでいいがですが、滑川市のイメージダウンにもなりかねない大変な問題だと思い
ますので、何とかぜひこの対策に取り組んでいただきたいと思い
ます。要望を
しておき
ます。
以上で私の代表質問を終わり
ます。
ありがとうござい
ました。
○議長(原 明君) 11番古沢利之君。
○11番(古沢利之君) それでは、通告に従いまして質問をいたし
ます。
項目、多くあり
ませんし、いずれも具体的なテーマであり
ますので、前向きな答弁を期待
するところであり
ます。
はじめに就学援助についてです。
言うまでもないことであり
ますけども、この就学援助については、学校教育法19条で「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなけなければならない」、このように規定
されているわけであり
ます。市町村が実施主体であり
ます。
せんだっていただき
ました平成30年度の主要施策の実施報告書によれば、小学校では30年度90名余り、中学校で60名余りが対象となっているということであり
ました。このうち、準要保護に該当
するのは、市町村の教育委員会が「要保護者に準ずる程度に困窮
していると認める者」というふうになっており
まして、この認定の基準は自治体によってさまざまであり
ます。
文部科学省の全国的な調査では、平成29年度の調査ですが、全国で約75%の市町村が生活保護基準に一定の係数をかけて、この認定基準と
しており
ます。その75%のうち約50%の市町村がこの保護基準の1.2倍から1.3倍を認定基準に
して一番多いという調査結果であり
ます。
さらに、それ以上のところ、1.4倍とか、そういうふうな認定基準をとっている市町村もあり
ました。
本市の場合は、生活保護基準の1.0倍を認定の基準に
しているというふうに認識
しており
ます。平成25年前後に生活保護基準がかなり大幅に引き下げられて、その引き下げられる前の基準でやっているということは認識を
しており
ますが、しかしそれにしても、この保護基準と同等、あるいはそれ以下の収入なんだけども、これは今回特に聞き
ませんが、何らかの理由によって生活保護を受給
していない、そういうところだけが対象になっているということだというふうに思い
ます。
県内でも、この1.0倍と
しているところは3つか4つ、滑川を含めてだったというふうに思い
まして、少数です。
前にも申し上げたんですが、この引き上げを求めたいと思い
ますけれども、まずお答えをいただきたいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 就学援助の所得による認定基準は、平成25年8月以前での旧生活水準基準額の1.0倍未満と
しており
まして、これまでも生活保護基準額に引き下げがあり
ましても、就学援助の認定に影響が及ばないように運用
しているわけであり
ます。
援助費目につき
ましても、要保護での援助費目が増えた際には、本市では準要保護につき
ましても、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費などを例えば追加
したところであり
ます。さらに、平成31年度からは、新たに卒業アルバム代等も要保護の援助費目として加わり
ましたので、本市でも準要保護の援助費目としてもつけ加えたところであり
ます。
今後とも、援助を必要と
している修学困難な児童生徒が教育を受ける機会が妨げられることがないように対応
してまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) ほかのところが1.0倍以上に
しているというのは、なるべく広く援助を
しようという姿勢だと思うんですね。
本市も、たしか平成17年までは保護基準の1.5倍ということになっていたと思い
ます。平成18年度からだったでしょうか、順次見直しが
されて、1.5倍からだんだん引き下げられて、現在の1.0倍になったというふうに思ってい
ます。
以前お聞き
しましたら、当時の担当課長さんは、比較的余裕のある家庭の
子どもたちも就学援助を受けているということもあったので、総合的に判断
したんだと、こうふうにお答えになったんですよね。
総合的というのは、どういう意味だったのか、私はよくわかり
ませんが、この1.0倍に引き下げてこられたというのは、やっぱり理由があるんだろうと思うんですが、この1.0倍とは適当と考えておられるんだろうと思い
ますが、なぜ引き下げてこられたんでしょうか。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 当時の国の制度、方針の変更に伴ってこうしたことが行われた思っており
ますが、現在も1.0倍であり
ますが、実質的には1.1倍以上の把握を
しているということでもあり
ます。100名程度の
子どもたちの保護者についての支援を
しているということであり
まして、こうした規定で進めており
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 実際には1.1倍ぐらいで拾っていると、今お答えあり
ましたけど、具体的にはどういうことでしょうか。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 平成25年8月以前での旧生活保護基準額の値をとっており
ますので、実質的に現在のものに
すれば、1.13倍程度になるということであり
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 先ほど県内で幾つもの市町村がこの1.0倍以上、1.2倍、1.3倍という数値を基準に
しているというふうに申し上げ
ましたが、県内の多くの市町村でも引き下げ前の保護基準を基準に
しており
ます。そのうえで1.2倍、1.3倍というふうに
しておられるわけであり
ます。
今ほど国の制度でということがあり
ましたが、具体的にはどういうことでしょうか。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 当時は国の補助として行われていたものが、現在は市の市単で行っているということでござい
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) お答えがあったように、就学援助については、実施主体が市町村、準要保護者の援助については、以前は国がたしか半分だったと思い
ますが、補助金で交付を
しておったんですね。ところが、平成17年度か18年度かぐらいから、いわゆる三位一体改革ということで、この補助金を廃止
して交付税措置を
すると、一般財源を
して、市が単独で実施を
するというふうに変わったのではなかったかというふうに思い
ます。
そこで、市の単独事業として、交付税措置は
されているけれど、形のうえでやらなければならなくなったので、歳出の見直しで基準を引き下げてきたというふうに私は理解
してい
ますが、間違いあり
ませんか。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) はい、そのようであると思っており
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 明らかに、これは就学援助に対する考え方の後退だというふうに私は思い
ます。
全国的に子どもの貧困化が言われて久しいものがあるわけであり
ます。
市長は、今定例会の提案理由の中でも、これまで子ども第一主義を施策の柱と
してきたというふうに述べられ
ました。
私も第2子からの保育料の無料化などを評価
しており
ますし、市外の方からは「滑川市、子育てに力を入れているね」というふうにおっしゃっていただく方もあり
ます。
しかし、保育園、幼稚園を卒業
して、小学校に入ろうと
したら、困窮
する世帯にあって、他の自治体では受けられるであろう就学援助が、本市では受けられない人が出てくるということであり
ます。
基準の見直しを改めて強く求めたいと思い
ますが、お願い
します。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 先ほど申し上げ
ましたが、クラブ活動費や生徒会費、PTA会費、卒業アルバム代等も含めて、現在費目と
しており
ます。
議員のご意見につき
ましては、またご要望として受けとめておき
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 今おっしゃった、改めてつけ加えられた費目については、他の市町村もつけ加えており
ます。そういう意味では、極めて残念な姿勢だと言わなければならないというふうに思い
ます。実際にこの基準が引き上げられて、どれくらいの世帯が増えるかということは実際にはわかり
ませんよ。しかし、ハードルを最初から高く
してしまっているという姿勢は、極めて問題だということを強調
しておきたいと思い
ます。
引き続き、この基準の見直しを求めていきたいと思い
ます。
次に、同じく就学援助のいわゆる入学準備金――新入学児童生徒学用品費と言うようであり
ますけれども、これについてであり
ます。
これについても、過去何度も取り上げてまいり
まして、従前は入学後に修学援助の申請を受け付けて、認められても支給が7月ぐらいにずれ込むということで、実際の入学準備の費用としては間に合わないという問題があり
ました。
こうした世帯に最も出費がかさむ、例えば小学校1年生、ランドセルだとか制服だとかを用意
するのは大変だということを何度も申し上げてまいり
まして、30年度、昨年度の入学時からだったでしょうか、事前に申請を受け付けて3月に支給を
すると、新入学に間に合わ
せてもらえるということになり
ました。前進
したと思ってい
ます。ただ、認定基準の問題は別として……。
申請から支給まであまり時間的な余裕がない中で事務作業、それからご本人たちも準備を
していただくことになるわけであり
ますが、ともかくよかったというふうに思っており
ます。
せんだって、教育委員会でその実績、入学前の支給の実績も教えていただき
ました。同時に、これは全国的で広がっており
まして、7割以上の市町村で今これが実施
されるようになっており
ます。
同時に全国的な問題もあり
まして、先ほど来取り上げてきた認定の基準、生活保護費の基準、この計算は年齢と家族構成によって変わり
ます。まちまちです。その世帯によって違い
ます。
小学校の1年生は6歳で入学
するわけであり
まして、以前は4月に申請
しており
ましたから、6歳児で基準額が計算
されており
ました。
ところが、申請が入学前の2月に申請
しているということで、当該児童の年齢を5歳児、あるいは申請時の年齢によって計算
しているところがあるということが全国の事例で明らかになり
ました。
そこで、本市では、この入学前の申請基準を、年齢をどういうふうに扱っていたのかということをまず確認
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 本市では、就学援助に費目のうち、新入学学用品費につき
まして、平成30年3月から入学前に支給を行っており
ます。平成30年3月は小学校入学予定者8名、中学校入学予定者17名に支給
し、平成31年3月は小学校入学予定者9名、中学校入学予定者17名に支給いたし
ました。
就学援助の認定は前年の所得をもって認定を
しており、需要額を判断
する年齢もその前年の所得時点のものとして計算
しており
ます。
小学校入学前の支給認定におきましては、その判断基準とできる所得がさらにその前年の所得となり
ますため、認定の基準と
する所得時点の5歳児の需要額をもとに計算
しており
ます。
入学前年時に不該当となり
ましても、入学後に改めて新年度の就学援助に申請
することは可能であり、そのときは前年の所得により計算
され、認定
されることもあり得
ますので、受け付けの際に入学前と入学後の2回の申請機会があることにつきまして周知徹底
することといたし
ます。
今後、本市の年齢基準日につき
ましては、現在県に確認
しているところであり
まして、その回答を受けて検討
することと
しており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 通告
した文章にも書いておき
ましたが、生活保護の基準生活費は子どもが5歳と6歳では基準額が変わり
ます。5歳児のほうが低く計算
され
ます。
したがって、世帯の所得が同じであっても、6歳児で計算
すれば援助対象になるのに、5歳児として計算
すると、認定の基準金額が低くなって、援助が受けられないということが起きる可能性があり
ます。
実際に、そういう例があったかどうかということは私にはわかり
ませんが、対象の範囲が狭まるということは間違いのない話であり
ます。
制度の趣旨からいえば、当然入学時の年齢である6歳で計算
すべきだというふうに思い
ます。
今、県に問い合わせているというお話でもあり
ましたが、この質問の通告にあたって、この問題が報道
された資料もお渡しいたし
ました。
それによると、文部科学省の担当者は、「前倒しの支給の基準年齢を5歳に設定
することは想定
していない。生活保護基準で計算
するなら、本来6歳でしょう」と、このように答えたというふうに報道
されており
ます。
今、5歳で算定
していたということであり
ますが、これは早急な見直しを求めたいと思い
ますが、改めてお答えください。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 本市におきましても、県内他市町村同様な計算で行っており、文科省からもこの件についての指示や通知はなかったわけであり
ますが、現在問い合わせを
しており
ますので、議員おっしゃい
ますように、この問い合わせを確認
した後、必要があれば検討
したいと思っており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 実際には全国では、もう最初から6歳で計算
している市町村もあったんですよね。あったんですよ。あまりにマニュアルどおりというか、その規定どおりというか、本来の趣旨を忘れられたところで事務作業が
されているのではないかというふうに言わざるを得ないと思い
ます。これは改めて確認できればですが、滑川市で5歳と6歳で、多分これ、言っていないので、確認
しておられないと思い
ますが、5歳と6歳では、この児童だけで扶助費、幾ら違っているか、何か確認
され
ましたか。
○議長(原 明君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 正確には確認はこれからまた必要かもしれ
ませんが、およそで言い
ますと、生活扶助で6,000円余り、教育扶助で6,000円余りで、1万2,000円余りとなると想定
されており
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) それぐらい保護基準が下がってしまって、それを超えたら対象外になってしまうんですよね。だから、これは早急に改めていただきたいということを確認
しておき
ます。これは、独自に、ほかのところはどうであろうと、6歳でやっていただくということをぜひ進めていただきたいと思い
ます。
就学援助の趣旨からいったら、6歳ですよ。入学のための学用品費なんですから。改めて強調
しておきたいというふうに思い
ます。
では、引き続き検討
していただくということをお願い
して、2つ目の国保税の問題です。
これは6月議会でもやり
ましたが、毎回のようにお尋ね
しており
ます。6月議会が終わり
ましてから、国民健康保険の加入世帯の所得分布、本年7月現在のものを資料としていただき
ました。私はここ数年来、毎年無理を言って、お願いを
していただいており
ます。
改めて、この国保世帯の所得が低くなっているということを感じ
ました。
例えば、6年前の平成25年との比較で言い
ますと、平成25年では100万円以下の所得の世帯が46%でした。ことしいただいた資料では、これが59.2%に13%増えており
ます。200万円以下の世帯も25年では69.2%でしたけれども、ことしは81%、8割以上の世帯が200万円以下の所得であり
ます。担当課の方はこうした実態はよくご存じだと思うのですが、国保加入世帯、こうした所得状況の中で国保税の負担を重く感じているというふうに思うわけであり
ますが、今回改めて求めたいのは、先ほどの就学援助の話ではあり
ませんけれども、子どもに対する均等割の負担の軽減であり
ます。
本市の場合は、被保険者1人当たり、たしか2万5,500円の均等割が賦課
されることになり
ます。これは、0歳の子どもから対象になり
ます。世帯構成員が多ければ多いほど賦課金額が多くなるという仕組みであり
ます。現代のいわゆる人頭税と言われるゆえんであり
ます。
さらに、子育てを
している世帯には重い負担となっているというふうに思い
ます。もちろん、こうした所得世帯、滑川市全体でいっても加入世帯の半分以上が、2割から5割、7割の軽減世帯になっているわけですから、子育て世帯としても、多分、軽減世帯の対象になっているところはたくさんあると思い
ます。しかし、実態がどうなっているのかと、詳細は、私にはよくわかり
ません。
しかし、全国では、この国保の均等割を独自に見直す自治体が増えており
ます。
例えば、石川県の加賀市では、18歳以下の子どもに係る均等割を2分の1に減額
しており
ます。2割、5割、7割の法定軽減の世帯も、それぞれ2分の1に軽減を
しており
ます。
さらに、福島県の白河市だけではないんですが、18歳以下の均等割を全額免除というふうに
しているところもあり
ます。そこまで行かなくても、18歳以下の均等割を3割減額
するとか、2人目以降の分を5割軽減
するなど、こうした子育て世帯の保険税の軽減を図る考えはないかということをお尋ねいたし
ます。
○議長(原 明君) 藤田産業民生部長。
○産業民生部長(藤田博明君) それではお答えいたし
ます。
平成30年度から、県が国民健康保険財政の運営主体となっており、国民健康保険運営方針を策定
するとともに、県内各市町村の標準保険料率を算定
しているところでござい
ます。
この運営方針に基づき、県において将来的に県内の保険料水準の統一化を目指し、協議を進めているところであり、現時点では、本市独自の子どもに係る均等割の減免措置は難しいと考えているところでござい
ます。
子育て世帯支援の観点から、子どもに係る保険料(税)均等割の軽減制度と、軽減分に係る国の財政支援制度を創設
していただくよう、全国市長会から要望
しているところでござい
ます。
また、ことし7月に開催
された東海北陸地方都市国保主管課長研究協議会においても、国への要望が採択
され、要望
されたところであり、実現に向け、引き続き国に強く要望
してまいりたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 今ご紹介あったように、市長会、その他も、この子どもの均等割については、改善を国に求めているということなんですけども、これはすなわち、この子どもの均等割の制度そのものが極めて不合理なものであるということを認めておられるんだというふうに思うんですね。
さっき幾つか紹介いたし
ました自治体で独自の見直しをやっておられるところも、県が国保の運営にかかわってきたというのは同じ状況であり
ます。
しかし、最終的に国保の課税をどう
するかを決めるのは、市町村ということになっているはずであり
ます。ぜひこれは独自性を発揮
して決断を
していただきたいというふうに思い
ますが、重ねてどうですか。
○議長(原 明君) 藤田産業民生部長。
○産業民生部長(藤田博明君) 重ねてのお答えということになるかと思い
ますけれども、子どもの均等割については子育て世帯支援の観点から、滑川市も子育て支援を推進
していると、そういったところから、国に対して子どもの均等割を軽減
する場合の制度の創設、あるいは助成制度、支援制度について創設を、これは全国一緒ですけれども、求めているところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 滑川市の場合は国民保険税も税と名前がつく税金なんですよね。ゼロ歳、1歳、2歳の子どもにまで税金がかかる。誰が考えても不思議な制度だなというふうに思い
ますよ。
引き続き、これは独自のその立場を発揮
していただきたい。何回も申し上げているんですけれども、ぜひお願い
したいというふうに思い
ます。
3番目、これも子どもの関係ですが、子どもの医療費無料化の拡大の件であり
ます。
この件も、昨年9月に市長にお尋ねいたし
ましたので、端的にお尋ね
します。
市長は昨年、そのときの答弁で意思は示してきたつもりだと、決断の時期はすぐそこに来ているというふうにお答えになったわけであり
ます。
決断なさったのかどうか、どう決断
されたのか、端的にお答えください。
○議長(原 明君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 今ほどおっしゃったとおり、これは考えており
ますが、10月の消費税の後の財源がどうなってくるか、それを見て決めたいと思ってい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 大変不安といい
ますか、私から言わ
せれば、消費税の増税が、政府が言うように福祉に使うんだということは眉唾物だというふうに思っており
ますから、これがそのほうに充当できるかどうかというのは大変不安だと思い
ますが、仮にそうでなかったとしても、これはずっと市長が言ってこられたことであり
ます。決断を促したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) ですから、10月の結果を見て、あなたも眉唾物だということをおっしゃったとおり、そこを確認
して決めたいと思い
ます。
○議長(原 明君) 古沢利之君。
○11番(古沢利之君) 実は内心は期待
しているんですよ、私は。
○市長(上田昌孝君) 私も期待
してい
ます。
○11番(古沢利之君) 今回は、先ほども申し上げ
ましたが、冒頭で、提案理由説明で、市長が子育て支援に力を入れてきたというふうにおっしゃった。それを受けて幾つかの問題、子どもに関係
する問題をお尋ね
したわけであり
ます。
引き続き、その子ども第一主義という旗を高く掲げていただくという期待を込めて、私の質問を終わり
ます。
○議長(原 明君) 以上で会派代表による質問を終わり
ます。
暫時休憩いたし
ます。
再開は午後1時からといたし
ます。
午前11時53分休憩
午後1時00分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き本会議を開き
ます。
石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 午前中の高橋議員の代表質問の台湾美食展に関する答弁中、一部不正確な部分があり
ましたので、改めて回答
させていただきたいと思い
ます。
そこは、1皿当たりといい
ますか、実際は小さいカップに入れて売っていたわけであり
ますけども、何匹当たりというときに、4匹とか5匹と申し上げ
ましたが、当初は3匹で売っており
ました。初日と2日目の中ごろまで3匹で売っており
ました。
これは、やはりそのときの皆さん方のホタルイカに関するいろんなご意見、あるいは販売の状況、それからプロトン、急速冷凍
しており
ますので、これを水で解かさなきゃならないわけであり
まして、その解かした状況等を踏まえながら、これを4匹に
したり、あるいは5匹に
したりと、そういうことをやっており
ました。
一部その点が抜けており
ましたので、改めて補充答弁を
させていただき
ました。よろしくお願い
します。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(原 明君) これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行い
ます。
通告があり
ますので、順次発言を許し
ます。
14番中川勲君。
○14番(中川 勲君) それでは、通告
してあり
ます諸点について質問をいたし
ます。
まずはじめに、連携中枢都市についてであり
ます。
1点目といたし
まして、富山市と滑川市、上市町、立山町、舟橋村の5自治体が富山広域連携中枢都市圏を締結
したのは平成30年1月10日であり
ます。早くも1年と8カ月が経過いたし
ました。
この連携中枢都市圏は、中枢都市圏の富山市が中心となり、周辺市町村と連携協約を結び、人口減少、少子超高齢化社会にあっても地域経済を持続可能なものと
し、住民が安心
して快適な暮らしができるよう各種事業を行うものであり
ます。
こうした中、孫とお出かけ支援事業や有害鳥獣農作物被害対策事業等、幾つかの事業が展開
されてい
ますが、その効果が出ているのかお聞きいたしたいと思い
ます。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたし
ます。
連携中枢都市圏につき
ましては、その効果の一つとして、広域的な行政サービスの提供や、連携
する都市機能の相互利用により
ます圏域全体の生活関連サービスの向上を目指しているところでござい
ます。
そのための代表的な取り組みといたし
まして、昨年度には、富山市が設置
するまちなか総合ケアセンターで提供
されており
ます障害児支援事業や病児保育事業などの共同利用、こども医療費助成事業につき
まして、圏域内の全ての医療機関におきまして、窓口負担を必要と
しない統一的な取り扱い、こういったようなものが可能となったところでござい
ます。
また、今年度につき
ましては、新規事業といたし
まして、高齢者虐待などの発生時におき
ます一時保護のための施設の共同利用、そういったようなものが新たな取り組みとして可能となるなど、広域連携によりますスケールメリットがあらわれてきているものと考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 今ほどたくさんの事業をおっしゃい
ましたが、果たして滑川の市民の皆さんがどれくらい利用
されているか把握は
されておるんですか。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) 実際の利用実績等につき
ましては、現時点のところ、広報等での周知等は
されていないところでござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともあれ、どういった状況なのか、1年8カ月もたってそういった状況もわからないというのでは、なかなかPRのしようがないのではないかなというふうに思ってい
ます。
では、次の質問にまいり
ます。
2点目といたし
まして、富山広域連携中枢都市圏ビジョンを見させていただき
ました。多くの事業を計画
されてい
ますが、ほとんど聞いたことのない内容となってい
ます。事業の反省点もあるのではないかというふうに思い
ますが、どうでしょう。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) 今ほどの周知の部分にも関連
するものではござい
ますが、施設や事業の共同利用、そういったようなものにつきましては、こういった広域連携中枢都市圏としてのそういった連携事業であるという圏域の住民へのPRが不足
していると考えてござい
ます。
その点につきましては、本年5月に開催
され
ました広域連携推進協議会の幹事会、これは各連携都市の中枢連携の担当課長の集まり、会合でござい
ますが、この場におきましても、その旨を今後対応
すべき課題として提案
したところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 今ほどPRが足りないとまずおっしゃい
ますが、私の質問にも市民への積極的なPRが足りないのではないかということを質問と
したんですが、ともあれ、まず当局の皆さんがこの事業に対する認識を深めてもらわないと、やはり市民にも伝わらないと思い
ます。
ともあれ、こういったビジョンがあるということを知っているのは本当にわずかな人ではないかなと思い
ますし、当局の職員の皆さんも全員知っておられるのかどうか、それらもひとつ把握を
していただきたい。そしてまた、理解も
していかないと、やはり市民には浸透
していかないというふうに思い
ます。
市民の皆さんに富山まで行けと言われても、なかなか行けないのが現状かもしれ
ませんが、やはり何か困ったこと、あるいはまた相談
することがあれば行くのではないかなと思い
ますので、それらも含めて、きちっと、言うてみれば、市民だよりの連載ぐらいに
してどんどんどんどんと事業のPRを
する、これがやっぱり市民の皆さんも目につくのではないかなと思い
ます。
単なる1回限りのチラシでは終わってしまうんじゃないかなと思い
ますので、せっかくこういった市長が行って提携
されてきた事案であり
ますから、しっかりと後を追いながら進めていくのが必要ではないかなと思い
ますので、積極的なPRをどう
されるのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) 特に市民の方の利用を想定
しており
ますそれぞれの連携事業につき
ましては、事業ごとのチラシやリーフレット等によりましてPR等を行っておるところでござい
ます。
ただ、そういったようなPRの中でも、全てにおきまして、これが広域連携の連携事業だよというようなものがわかるように示されておるものばかりではないということもござい
まして、さきに申し
ましたとおり、また今後、圏域の住民の皆様に広域連携にによるそういった成果を認識
していただけるよう、積極的なPRに努めてまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともかく、先ほども言い
ましたように、しっかりと市民にわかるように
していただきたいなというふうに思ってい
ます。
次の質問にまいり
ます。令和の時代の観光についてであり
ます。
先般、ある会の講演でお聞き
したことをちょっとだけお話し
したいと思い
ます。
その中には、昭和、平成、令和の時代にどういった形態で旅行が行われたとか、行き先を決めるのはどう
したかというようなことを報告
されてい
ました。
1点目として、旅行形態ですが、昭和の時代は団体旅行、会社旅行、平成時代は個人旅行、令和の時代はこれからですが、個人旅行の徹底化ということだそうです。
2点目として、旅行先を決める主体はということで、昭和の時代は大手の旅行会社、平成はネット情報を得た個人、これからの令和は、AIが個人の興味・関心に合わせ柔軟な旅行プランを複数提示
し、そのプランを吟味
する個人だそうです。
3点目として、旅行先に選ばれるにはということで、昭和は行政や大手企業に団体旅行を引っ張ってきてもらう。平成時代はネット情報の充実、インスタ映えというふうになってい
ます。令和の時代はAIに検索
してもらい、安い情報をネットに提供
しているということです。
4点目として、観光の目的の宿泊・食事についてであり
ます。昭和は、大部屋、食堂・客室で刺身、鍋をつつく。平成は、値段に応じたさまざまな宿泊、その土地の食事。令和の時代は、値段に応じたさまざまな宿泊、その土地の食事、「朝飯がすごい」などの特定PR。
5点目として、風景についてですが、昭和では山や海をバックに集合写真、平成では都会にない風景、令和では都会にない風景。
また、体験については、昭和は近辺を散歩、海水浴、平成は工芸品づくり、季節行事、花火や祭り、令和の時代は、工芸品づくり、季節行事後、花火や祭りについて。ついでに、何か仕事と一緒に
するらしいです。
そこで、令和の時代の観光で選ばれるには、そこでしか味わえないおいしい料理、酒、そこでしか見られない風景、そのときにしかできない体験など、その土地ならではの伝統的ライフスタイルを含めた宿泊、食事、風景、体験ができることが前提であるそうであり
ます。
それで、この先の質問であり
ますが、先ほど会派代表質問の中で台湾での観光PRの問題があり
ました。先ほどの石川副市長の答弁で十分に私も理解
させていただいたのであり
ますが、具体的にこれからどういうように
するということが言われていなかったと思うんですが、もう行ってこられてから1カ月余りたつ中で、日がたつとだんだん記憶も薄れていくという中で、やはり早急な今後の対策という、台湾美食展からの反省、そしてまた、どう
していくべきかということも早いうちに検討
していかないと、当時の記憶も薄れてくるのではないかなと思い
ますので、その具体的な何をどう
したいということを決めておられるのなら言っていただきたいなと思い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) それではお答えいたし
ます。
成果の部分については、午前中の高橋議員の代表質問で副市長のほうから答弁
しており
ます。今ほど、今後どのように活用
していくのか、また具体的なことはということでござい
ますが、今後も台湾美食展への出展については、今回の出展の経験を生かし
まして、継続
して出展
したいというふうに考えており
ます。
またあわせて、旅行会社へのPR活動を引き続き行うとともに、台湾旅行会社担当者を本市に迎えるモニターツアーの実施や、旅行会社との連携による旅行商品の開発など、こういうものをいち早く検討
してまいりたいというふうに考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうござい
ます。
ともあれ、そういった具体的な案に沿って、どんどん進めていただきたいなというふうに思ってい
ます。
滑川市は「ほたるいかのまち」であり
ますから、ホタルイカをまず頭に置いていただきたいというふうに思い
ますし、それプラス何かをまた見出すことが必要ではないかなというふうに思ってい
ます。
それで、2点目であり
ますが、本市は日本海に面し、海、川、山などの自然、そしてまた、みのわ温泉、東福寺野公園、ほたるいかミュージアム、タラソピア、そしてまた城戸家や廣野家などの国登録文化財19件、龍宮まつりや
ランタンまつり、花火大会などを活用
することにより、多くの観光資源ができるのではないかと考え
ます。
市内で限られた観光資源をどう活用
するか、計画
しているのか、特に宿場回廊のPRと全面協力
されているのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
本市の観光の中心は、ほたるいかミュージアム、海洋深層水を利活用
したタラソピア、アクアポケットでござい
ます。これらの施設については、指定管理者のウェーブ滑川が計画的に運営にあたっており
ます。
そのほかの観光資源としては、子どもから大人まで楽しめる東福寺野自然公園や行田公園、旧宮崎酒造を中心と
した宿場回廊がござい
ます。
宿場回廊のPRにつき
ましては、パンフレットの「宿場回廊めぐり」や「ぐるっと滑川」の中でも多くの文化財を紹介
しているほか、市と観光協会のホームページやフェイスブックにも掲載
するなど、計画的に実施
しており
ます。
あと、宿場回廊の協力につき
ましては、異国情緒漂うベトナム・
ランタンまつりでは、2日間で約1万8,000人が訪れており、市としてもイベント開催補助金の交付やゆるキャラキラリンの出演など、そういう面で協力
しているところでござい
ます。
また、NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会と連携
して、映画ロケ地の誘致を行っているほか、周辺では空き家を活用
した飲食店などが出店
され、市内外から多くの人が訪れており、駐車場が不足
していることから、周辺市有地を駐車場として貸し出すなど、そういう面でも協力を行っており
ます。引き続き協力
してまいりたいというふうに考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともあれ、今ほどおっしゃい
ましたように、全面的にまたPRあるいは協力を進めていただきたいと思い
ます。
特に私が一番思ったのは、あの街道沿いへ行っても、なかなか駐車場が見つからないというのが私の感想であり
ます。やはり今どき、イベントがあるときは通行どめになり
ますから、よそのところへとめられるということになり
ますが、平日、ちょっと一服
していこうかということになると、近くに駐車場がないと利用が不可能になるのではないかなと思い
ます。
そういったことから、平日どこにでも簡単にとめられるような駐車場の確保というのはあるのかないのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 観光客というか、町並みを訪れる方がすぐに駐車
するようなスペースがなかなか多くないという中で、市が所有
している土地をお貸し
しておると。今現在のところ、ここを訪れられる方については、そういうふうな土地を駐車場として利用
されてきており
ます。
日曜日であるとか、そういうときには不足ぎみでもござい
ますが、平日であれば、またそういうような町並みも楽しみながらのスペースにはなっておるというふうに考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 利便性のよいように
してあげていただきたいと思い
ます。やはり市外にはかなり人気のスポットになっておるということをSNSなんかで飛ばしておられるようであり
ますので、ぜひともそのへんも配慮
していただきたいというふうに思い
ます。
それと、先日、櫟原神社で、宮崎酒造の関連の宿場回廊の皆様の主催によって、神社の歴史等の勉強会をやられたというふうに聞いており
ます。私のところにも案内が来ておったんですが、なかなか行けなかったんですが、フェイスブックの内容を見
ますと、20人ぐらいの方が参加
されて熱心に聞いていらっしゃると。
これもやはり、神社の歴史あるいはまた国指定の文化財、こういった勉強会に参加
する人がこれから出てくるのではないかと思うんですね。これも1つの観光につながっていけるんじゃないかと思うんですが、どう思っていらっしゃるか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 今ほどお聞き
しましたまち部分については、観光協会のほうで、やはり街歩きという中で、櫟原神社の歴史であるとか、それから徳成寺さん、それと旧宿場回廊、宮崎酒造を中心に
した部分、こういう部分についても観光協会で随時モニターを集めて実施
しており
ます。
こういうような歴史に関心を持っておられる方もたくさんおられ
ますので、そういう面についても、今後も引き続きまたPR
して実施
していきたいというふうに考えており
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) それともう1点、きのう気がついたんですが、きのうは東福寺野自然公園で町内のパークゴルフ大会があり
まして、午後からだったんですが、非常に暑い中、何を
させるがかと思いながら行ってきたんですが、帰りに時計台の前のほうにたくさんの方がいらっしゃった。これは何の団体かなと思いながら見てい
ますと、白いネクタイを
されておる方から、にぎやかしいネクタイを
されておる方がたくさんおられ
ました。要は、時計台の前で結婚式を挙げられるということをお聞き
しました。いや、これもいいアイデアだなと思い
ます。こういったことも観光PRの一つにつながるのではないかなとそこの場で感じたんですが、どうでしょう、この企画は。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) ご提案ありがとうござい
ます。
これまで観光ということで、そういう結婚式、例えばキラリンの乗船
した結婚式であるとかということも含めて考えてはおり
ます。
いただいたご意見をまた参考に
させていただいて、そういうものを十分検討
させていただきたいというふうに思い
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) では、次の3点目といたし
まして、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージングにおいて、新しい取り組みを
するのかであり
ます。
今年度は新たに魚市場を見学
され、評判がよかったということをお聞き
してい
ますが、来年度はどう
されるのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 観光遊覧船の取り組みについては、今議員おっしゃられた市場見学を
して大変好評でござい
ました。
富山湾岸クルージングについては、シーズンはじめに無料モニター乗船を実施いたし
ました。また、夏休み特別企画として、船上で絶叫
する大声大会を実施
して、18名の参加がござい
ました。
それからまた、今後なんですが、今富山湾で遊覧船を運航
している氷見「若潮」、それから射水の「万葉丸」、本市の「キラリン」の3社の遊覧船が連携
して、富山湾満喫「船の乗り歩きスタンプラリー」を実施
することといたしており
ます。これは、3つの遊覧船を乗船
したら、もう一度乗船できるというようなスタンプラリーになっており
ます。
そのほか、ウェーブ滑川のほうでは、観光船グッズとしてオリジナルフェイスタオルを販売
しているところでござい
まして、今後も乗船者の満足感を高める取り組みを行ってまいりたいというふうに考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともあれ、乗船
された方が本当に喜んでいただけるような企画を考えていただきたいなというふうに思ってい
ます。
次の4点目ですが、滑川市ならではの旬の食材を味わう旅の企画を考えるべきと思うがであり
ます。
滑川市にはたくさんのおいしい食材があると思い
ます。特に魚を中心と
した食材が多いのではないかなと思うのであり
ますが、私、1年に1回当たり、女房に引っ張られて白馬ハイランドホテル、名前を言ってしまい
ましたが、こういうところへ連れていかれてしまうんですね。ここは本当にいつ行っても満員なんですね。そんなに小さいホテルではないんですが、なぜこんなにたくさんいるのかなということを考えると、やはりホテルの食堂から見る白馬の山々が本当にすばらしいんですね。それが一つの売りではないかなと思い
ます。
本来、あのへんだと登山
する客が多いのかなと思いながら、家族連れがたくさん来ておられる。やはり白馬を見ながら食事を
する、お酒を飲む、これが一つの最高のおいしい味ではないかなと思い
ますし、ともかく食べ物も本当においしいものをたくさん出しており
ます。
そういった点、やはり食べ物がおいしいと人が集まる、あるいはまた風景もきれいだと人が集まるというのは本当かなというふうに思い
ますので、こういったこともやはり考えるべきではないかなと思い
ます。
光彩においても、最近すばらしい日本海、曇った日はさっぱりの光彩になってしまう。本当に天気のいい日、夕暮れどきは本当にすばらしい光彩になってい
ます。人としゃべっている以上に、夕日を眺めているほうがおいしいというような時間帯があると思い
ます。
そういったようなことを、やはりどんどんPR
することが必要ではないかなと思うんですが、そういうようなことはどうでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
議員おっしゃられるとおり、レストラン光彩からガラス越しに見る能登半島、この海の景観というのは大変すばらしいもので、これまでもウェーブではそういうものを全面的に出してPRを進めており
ます。
最近では、本市でブランド化
した急速冷凍ホタルイカ、そして深層水の天日塩「健好の塩」、こういうものを食材として前面に押し出して、旅行会社にも営業活動を行っているところでござい
ます。
また、民間の飲食店においても、通年で楽しめるホタルイカ料理尽くしの旅行企画をお願い
したいというふうに考えており
ます。
今後も、観光客のニーズに沿ったメニューだとかでPR
してまいりたいというふうに考えており
まして、ご提案のあったようなことについてもまた参考と
させていただきたいというふうに思い
ます。ありがとうござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 5点目といたし
まして、観光を力強く発信
する戦略プロジェクトの設置が必要ではないかということであり
ますが、今ほど課長がおっしゃい
ましたように、観光協会あるいはまた観光業者といろいろと相談を
しながらやっていらっしゃるということもお聞き
しているんですが、それ以上に、庁内の若い人たちの斬新な企画等を聞いてみたらどうかなと私は思ったものでこれを書いたんですが、どうでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) ご提案のあり
ました戦略プロジェクトに宛てがう職員ということでござい
ますが、その役割については観光課が担っているというふうに考えており
ます。
観光課については、これまで商工水産課であった時代、これは人数も限られており
ますが、平成29年から観光業務の専門として実施
していく課として設置
され
ました。その際に観光課の職員も増員
され
まして、それ以降、ほたるいか海上観光、ふるさと龍宮まつり、キラリングルメの森など、これらについては観光課が主体として実施、そしてまたPRも
しておるところでござい
ます。
ただ、事業の規模が大きくなったときには、これは各課職員の協力で対応
しており
ますし、年間を通してイベントを実施
している中では、これ以上の拡大は難しいというふうに考えており
ます。観光課の中でできる範囲で今考えているところでござい
ます。
それから、従事者以外の市職員は積極的に各種イベントに参加
して盛り上げていただいており
ます。
また、議員各位におかれ
ましても、開催時にはぜひご来場いただいて、にぎわいの創出にご協力いただきたいというふうに思っており
ます。
そして、新たな事業では、関係各課との協力体制を構築
して実施
しており
ます。
引き続き関係者の皆様のご意見、ご協力をいただきながら、力強く観光を発信
してまいりたいというふうに考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともあれ、皆さんと協力
しながら、そしてまたアイデアを出しながら前へ進んでいただきたいというふうに思ってい
ます。
次に、3項目目といたし
まして、公園についてであり
ます。
1点目として、海浜公園芝生広場に隣接
する広場に、下水道工事の残土と思われるものがどんどん積み上げられており
ます。今後どう
されるのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) それではお答えいたし
ます。
現在、盛り土
されている残土につき
ましては、今後の海浜公園整備にそのまま有効活用
するものと考えており
まして、今年度は敷きならし及び整形等の工事を行う予定であり
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 私たちが小学生や、あるいはまた高塚の町内の皆さんと海浜公園の周りの海岸のごみ拾いをやったときは7月二十日過ぎぐらいだったと思うんですが、ごみはたくさんあるわけですが、あのときは残土は3分の1ぐらいで、車も十分にとめられたという状況であり
ますが、今行くと、公園へ遊びにくる、あるいはまた海岸で釣りを
する方の駐車場はほんのわずかしか残っていないというのが現状であり
ます。
本来、そういうふうに使わないのかもしれ
ませんが、やはり現実的にはあそこは駐車場という形になっていたかと思い
ます。
そういったことを考え
ますと、地元の皆さんは、この土地はどうだ、コースということは知っておられると思うんですが、ちょっと離れた町内の皆さんは、あら何
するがや、あら何かいというようなことを質問
され
ます。私は大体わかってい
ますからそういうふうに説明を
するわけですが、やはり見て、これはどうなっておるのか、いつまでかという期限つきの表札ぐらいできなかったのか、それをお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 今盛り土
してある残土につき
ましては、その盛り土
したそのままの形をそのまま利用
しまして、ちょっと高台をつくって今後整備
していこうかなというふうに考えており
ます。
当然、駐車スペースにつき
ましては、確保
しながら整備を行っていく予定ではあり
ますので、いつまで盛ってあるとか、そういうんじゃなくて、そのまま盛った状態の山みたいな形で整備を考えているところでござい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 写真を写してきたのを忘れていた。(資料を示す)このように現在、以前から早くから盛り土
されたところは、草が生えてもうこういった状況になっており
ます。もう最初からあったような形になっており
ますが。
これも同じです(資料を示す)。この木はもともとある木で、ここが通路あるいは駐車場という形になって、どう言っていいのか、非常に変なところやなということを私は思い
ます。
(資料を示す)これは最近埋め立てた後、雨が降って少し崩れた状況になっており
ます。
おかげさんで、恐らく県外からこういうところへ来る人はいないと思うんですが、やはり市内、市外の方が釣りに来られると、これは何かなというふうにちょっとよけていくんじゃないかなと思い
ます。
これも一緒です(資料を示す)。本来海が見えるはずのところが、この土砂で海が見えなくなっていると。やっぱりあそこまで行ったら海が見えないと、ここへ上らないと見えないというのはおかしい。
これも一緒です(資料を示す)。最近地盛り
された積み上げた土砂、そして遠慮
して車がとまっているという状況であり
ます。
ともあれ、そういうことであり
ますので、本来ですと、やはりこの場所は、今、残土を積み上げており
ます、いつまで迷惑をかけ
ます、そういった掲示板はつけるべきだと思い
ます。役所の皆さんはこういう分野は得意だと思うんですが、全然そういうことがなっていないというのを1つ私は指摘
したいと思い
ます。今からでも遅くないから、看板を上げたらどうでしょうか。
○議長(原 明君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 議員おっしゃられるとおり、今後の整備計画等、簡単なものをお示し
したようなものを示し
まして、いつまでとはちょっと今ここで申し上げられないのですが、そういったものも表示
していくように努力
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 2点目の残土は今後どう
するかは先ほどお聞き
しましたから、これはそのまんまなら
して整地
するということを聞き
ました。
じゃ、次の4項目目の質問にまいり
ます。
選挙についてであり
ます。
近年、各種選挙において、年々投票率が低下
しているようであり
ます。2016年6月からの選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられ
ました。若者の投票率の向上は、我が国の健全な議会民主主義にとって重要なことであり
ます。昭和22年の第1回統一地方選挙、市町村議会選挙の投票率が80%だったそうです。昭和26年の第2回統一地方選挙が90%だったそうです。現在は50%前後ということであり
ます。2012年衆議院選挙では、60歳代が68.28%、20歳代が32.58%、18歳が51.17%、これは家族と同居
しているので、アドバイスがあって、投票に行くぞといって連れられていくということだそうです。19歳になり
ますと39.66%、周囲からの働きかけがない、就職
して知らない土地で生活
する、あるいはまた不在者投票の制度を知らないということで、本当に低い数字になったということであり
ます。
今、若い世代に政治へ関心を持ってもらうには何が必要なのか答弁願いたいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊井
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(伊井義紀君) それではお答え
させていただき
ます。
若い世代には、政治は難しい、政治は面倒だ、政治に興味がないといった、政治から遠ざかる風潮が少なからずあり
ます。しかし、若い世代が政治から遠ざかると、いつまでも若い世代のための政治が行われないのであり、有権者として、政治に参加
するための政治的教養を学ぶ主権者教育が必要かつ重要であると考えてい
ます。
投票は身近な政治参加の方法ではあり
ますが、若い世代が投票に行かない主な理由として、投票に行くのが面倒だ、誰に投票
したらいいかわからない、自分の1票で何かが変わるとは思えないといった意見が挙げられ
ます。
すぐに何かが変わるわけではあり
ませんが、何も
しなければ何も変わらないのであり、若い有権者の一人ひとりが少しでも政治や選挙に興味を持ち、主権者として大切な1票の権利を行使
していただきたいと考えてい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 2点目であり
ますが、選挙年齢の18歳までの引き下げによる効果はどうであったか、また投票率はどうであったのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊井
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(伊井義紀君) 選挙権年齢を20歳から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が平成28年6月に公布
され、本市では、平成28年7月執行の参議院議員通常選挙より適用
しているところであり
ます。
市選挙管理委員会では、滑川高校で選挙に関する出前授業を県選挙管理委員会と共催で開催
し、投票
することの大切さを学ぶとともに、模擬選挙により実際の投票を体験
してもらう等の啓発活動を実施
してきたところであり
ますが、投票率の向上にはつながっていない現状でござい
ます。
令和元年7月執行の参議院議員通常選挙では、市全体の投票率は46.42%、18歳から19歳は29.24%でござい
ました。
また、平成31年4月の富山県議会議員選挙では、市全体の投票率は53.89%、18歳から19歳は29.13%でござい
ました。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ともあれ、若い世代の皆さんの投票率が低いということであり
ます。
ある組織が、2015年7月に18歳前後の若者1,000人にアンケートを行ったそうであり
ます。選挙がどのように変わったら投票
しようと思うか」の質問で、インターネットで投票できたらということが54.6%であり
ました。マイナンバー制度ができた現在、将来可能になるのではないかなということもコメント
しており
ます。投票先を選ぶ基準は、政策・公約がトップであったということであり
ました。
2点目として、4人に1人が、もっと政治について知ること、学べる機会があればという回答を
しており
ます。きちんと
した情報提供と教育が重要、若者の得意なSNSなどを駆使
した取り組みをということで、アンケート回答の70%が投票に行きたいという回答を
されているということであり
ました。
それと、期日前投票所の開設については、ショッピングセンターにあれば投票率を高める工夫や知恵が必要であるが、ショッピングセンターのほうがいいということも書いてあり
ます。
4点目として、28年7月10日の調査では、学生が85.2%、社会人が11.1%、その他が3.7%で、家族と政治の話を
するかに対して、36%が
する。友人と政治の話を
するかということで26%。子どものころ、親が行く投票所についていったかということに対して、50.2%がついていったということです。
それで、投票に行ったかということで、高校時代、選挙について授業を受けたかということで、「ある」と言った人たちが投票所に行ったのは55.7%、授業を受けたことがないという方が投票所に行ったのは48.5%。親と一緒に住んでいるが、投票に行ったというのは61.5%。親と一緒に住んでいない、でも投票に行ったというのは32.6%。親と一緒に住んでいないが、住民票を現住所に移していないで投票に行ったというのは39.5%。親と一緒に住んでいない、住民票を現住所に移していないというのは29.9%の方が投票に行ったということです。
投票に行った方の理由を聞き
ますと、国民の義務ということで、39.9%の方が投票に行った。政治をよく
するために行った、33.9%、選挙年齢引き下げで初めての選挙だからということで33.5%、家族と行った、62.2%、1人で行った、32.4%、友人と行ったは4.7%ということになったそうであり
ます。
これを見ても、やはり高校時代の政治に対する、社会に対する授業が1つのポイントになっているのではないかなと思い
ますし、やはり家庭においても、親とたまに政治の話を
することも必要ではないかなと。それこそ中学校の時代から政治の話を
することも必要ではないかなというふうに思い
ます。
先般の香港のデモを見てい
ますと、中学生の子もデモに参加
してい
ましたから、やはり進んでいるところは進んでいるんだなというふうに思い
ます。
そういったことで、これからも政治を高めるには、やはり若い皆さん方の投票が必要であるというふうに思い
ます。
3点目として、期日前投票所をもっと身近にできないのか。駐車場が確保できて、買い物もできる気楽な場所などということであり
ますが、期日前投票所をほかの場所に移せないのかお聞き
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 伊井
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(伊井義紀君) 期日前投票所は、選挙当日に何らかの理由により投票所に出向くことができない有権者のために設置
されており
ます。
本市においては、期日前投票所を市庁舎東別館1階に設置
し、期日前投票者数は全投票者数の3分の1を超えている状況でござい
ます。
期日前投票所の増設は、有権者の利便性向上に効果があり、投票環境の向上を図る有効な手段であると考えており
ます。一方で、適地の確保、選挙事務に必要なネットワークの構築とセキュリティーの確保、人員配置の問題等、解決
すべき課題もあることから、これらを整理
したうえで選挙管理委員会において検討
したいと考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) いろんな障害があるようであり
ますから、ぜひとも早急にそういった障害を排除
して、身近な場所で投票できるように配慮を願いたいというふうに思ってい
ます。
4点目の質問として、各種選挙における投票率をどう
すれば向上できるかお考えですか。
○議長(原 明君) 伊井
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(伊井義紀君) 一般的には、投票率は選挙の争点、候補者の顔ぶれなど、さまざまな要素が総合的に影響
するものと考えられ
ますが、本市に限らず、投票率の低落傾向の原因として、やはり政治への関心が薄らいでいることもあると考えてい
ます。
選挙は民主政治の基盤をなすものであり、国民が主権者として政治に参加
する最も基本的かつ重要な機会であり
ます。
市選挙管理委員会では、小中学生を対象と
した明るい選挙啓発ポスターコンクールの開催、小中学生保護者宛ての啓発チラシの配布、成人式での啓発冊子の配布、各種イベントでの投票呼びかけ等、さまざまな形で啓発活動を実施
してきたところでござい
ます。
投票率を一度に向上
させる即効薬はなかなかあり
ませんが、今後も市明るい選挙推進協議会と協力
しながら、啓発活動を粘り強く、創意工夫を凝らしながら行っていくことで投票率の向上に努めてまいりたいと考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) いろいろと回答いただき
まして、本当にありがとうござい
ました。ぜひともまた投票率が上がるように、ひとつまた皆さんの力をかしていただきたいというふうに思い
ます。
私の質問は以上で終わり
ます。どうもありがとうござい
ました。
○議長(原 明君) 6番竹原正人君。
○6番(竹原正人君) それでは、通告に従いまして質問
させていただき
ます。
まずはじめにですが、大きな1番、森林環境譲与税の活用について質問
させていただきたいと思い
ます。
これにつき
ましては、昨年の9月定例会において、この森林環境譲与税について施行前段階として質問
させていただき
ました。このたび、この譲与税の予算化、そして条例の制定と具体化が図られてあり
ますので、改めて伺い
ますが、今回、基金条例の制定により、今後当局としてどのような運用を目指すのかお聞きいたし
ます。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) それではお答えいたし
ます。
滑川市森林環境譲与税基金条例につき
ましては、今年度より国から譲与
される森林環境譲与税を受け入れるにあたり制定
するものであり
ます。
基金の使途については、間伐などの森林整備、森林整備を促進
するための人材育成と担い手の確保、木材利用の促進及び普及啓発等の事業に充てることと
されており、税本来の趣旨に従い、林業振興の財源として有効に活用
していくことと
しており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 関連
しますので次の質問に移り
ますが、今定例会において、基金条例の制定とともに、基金積立金として140万円の予算計上が
されており
ます。来年度以降、この譲与税の増減をどのように見込んでいるのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 奥村
財政課主幹。
○
財政課主幹(奥村勝俊君) 森林環境譲与税でござい
ますが、森林環境税が実際に個人住民税と合わせて課税
され
ますのは令和6年度からとなっており
ますが、当面は国における譲与税特別会計におきまして借り入れを行い、地方公共団体に譲与
されることとなっており
ます。
現在の試算では、今年度、令和元年度から令和3年度までは毎年約140万円ずつ、令和4年度から令和6年度までは約200万円ずつ、それから令和7年から令和10年度までは約300万円ずつになるものと見込んでおり
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 昨年、この譲与税の概算ということで聞いたときには、人工林面積、林業就業者数及び人口等により案分
され譲与
され
ますので、初年度はおおむね150万程度だということをお伺い
して、本年度は140万円ということであり
ます。
見込んでいた数字に近いわけであり
ますけど、今ほどの答弁では、初年度から3年間はおおむね140万、その後の3年間は200万、その後は300万ということであり
ますが、この増える要素というのはどのようなものが原因で、年々3年ごとに増えていくのか、ちょっと教えていただけ
ますでしょうか。
○議長(原 明君) 奥村
財政課主幹。
○
財政課主幹(奥村勝俊君) 最初の3年間におきましては、国において200万円を譲与税特別会計で借り入れるそうです。令和6年度におきまして、その税収が大体600億円程度入るというふうに見込まれており
まして、それを前年度まで借り入れたものの償還に充てる。実際に課税が始まってから、その分を償還に充てて残った分をそれぞれの市町村に譲与
すると。
最後のほうにおきましては、その借り入れの返済がなくなった状態で、課税
された森林環境税がそのまま市町村に交付
されるという観点から、少しずつ上昇傾向にあるということでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) ありがとうござい
ました。
ということは、令和7年から10年度までの300万円という予測値のもとで、それ以降も人口あるいは森林面積がそんなに変わらない場合は増え続けないということでよろしいでしょうか。確認です。
○議長(原 明君) 奥村
財政課主幹。
○
財政課主幹(奥村勝俊君) 詳しいところまでの資料につき
ましては、国からまだちょっと出ていない部分もあり
ますが、最終的には300万円は令和10年度までですが、その後ももう少し増え
まして、400万円程度で最終的に落ちつくのではないかというふうに考えてい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) それでは、次の関連
している質問に移り
ます。
基金として積み立てる以上、どこかの段階で取り崩しを
して事業に充当
するというふうに考えてい
ますが、どのような条件が整ったらこの基金を活用
して事業を行うのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) それではお答えいたし
ます。
今年度につき
ましては、今ほど言い
ましたように基金に積み立てを行い
まして、来年度以降、森林経営管理制度の中で実施
する事業の財源として活用
することを今現在、検討
しているところであり
ます。
事業の取り組みとしましては、経営管理が行われていない森林について、市町村が仲介役となり、森林所有者と林業経営者をつなぐシステムを構築
し、森林整備を進めていくものとなっており
ます。
まずは、森林所有者に対しまして森林経営についての意向調査を行い、その結果に基づき、関係機関と連携
し、森林整備を進めていくことと
しており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 昨年、この譲与税の質問を
させていただいて、時の財政課長からはこの基金、どれくらい積み増しを
してというお話も聞き
ました。当然、今の140万円を基金に積み立てを
して、毎年毎年積み立てを
してもそんな大きな予算は発生
しませんので、大きな事業は私はできないだろうというふうに思ってい
ます。
今ほど森林経営管理制度に附随
して取り組みを
したいというお話であり
ますが、次の質問に重複
してい
ますので行き
ますが、森林経営管理制度について、いろいろと全国的にも境界不明の土地等々で苦慮
されており
ます。
ただ、それらを使って今後事業展開
していくということであり
ますが、私は今年度のこの林業の予算を見ており
ますと、林業費は全体で940万あり
ました。これは一昨年よりも減っておるわけであり
ますが、水と緑の森づくり事業費や森林整備対策費、森林病害虫等防除対策費などがほとんどで、国、県の支出金で、滑川市の一般財源の投入は約360万、そのうち事務費が100万円であり
ますから、300万円を切る市の予算が投入
されてのこの林業整備費であり
ます。
これに先ほどの譲与税をプラス
しても、まともな森林整備、間伐事業、それから林業従事者の担い手の育成が果たしてできるのかというふうに思い
ますけども、これについて、森林経営管理制度は次の質問であり
ますので、この譲与税を使った基金の活用でどこまで事業展開ができるというふうに思っていらっしゃるのか再度伺い
ます。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 先ほど森林環境譲与税の入ってくるお金につき
まして、今ほどおっしゃったとおり、限られた財源であり
ます。その限られた財源の中で、滑川市の森林、山林をどのように
して整備、管理
していくか。
また、税で賄われており
ますこの環境譲与税、あくまでも使途の公表、どういったものに使ったか、納税者等への説明責任等もござい
ますので、しっかりこれはこれと
して、どういったところに使うべきかということを判断
しながら森林整備に努めていきたいと考えており
ます。
いずれに
しましても、限られた財源であり
ますので、一度に全ての森林を整備
するということは不可能でござい
ますので、そういったところも十分見極めながら実施
していきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 財源が決まっていて、公表も
しなければならないというお話はわかり
ましたが、私が聞きたいのは、基金として積み上げていく以上、ある程度の時期を見て、大きなプロジェクトで間伐を
するだとか、林業の担い手を育成
するためにどんどんどんどん講習会などを開いて事業展開
していくだとか、間伐材を搬入
するために林道整備を
しなければならないだとか、幾つも課題が出てくると思い
ますが、年間数百万円の予算規模でできる範囲というのは限られてき
ますので、じゃ、何年たったら、例えば1,000万、2,000万というお金が積んだ時点で、じゃ、半分を取り崩してこの事業に充て
ましょうといった明らかなビジョンというものは今のところ担当課でお持ちではないんでしょうか。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 今現在のところ、その何千万とか積むという計画はござい
ません。今140万入ってき
ますけれども、その次も140万ということで、その2カ年ぐらい積む中でできる範囲の、例えば先ほど言い
ました森林経営についての意向調査の実施だとか、それに伴い
まして森林整備できるところの森林整備を実施
していくといったような形で、この基金を利用
していきたいと今のところは考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 昨年質問
した際には、当局からは、今後この森林環境譲与税について活用も視野に入れて林業振興につなげていきたいということで、当時の農林課長さんは言われてい
ました。今現在、今後については検討
されているということで解釈
しており
ますが、次の質問に移り
ます。
森林経営管理制度についてであり
ますが、山林の所有者も亡くなれば、相続などでもめる原因が、山の土地、銭にならない土地を要る、要らないを含めて、森林の境界が問題になってくるというふうに思い
ます。
全国的に所有者不明の山林が多くある中、本市として経営管理が行われていない森林について、森林経営管理制度をどのように活用
して取り組んでいくのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 先ほども少しお話し
させていただき
ましたけれども、森林経営管理制度の取り組みにつき
ましては、まず森林所有者に対して、森林経営についての意向調査を実施
することから始めていかなければならないと考えており
ます。
その中で、当然、所有者不明の山林とか、そういったものも出てくるかと思い
ますので、そういった場合については、国、県等にどういった仕組みでそれを解決
すればよいのかもあわせて、対応策等を今後聞きながら対応
していきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今、課長の答弁では、不明な土地については県、国に相談
してということであり
ました。きっとどこの山林でも、この境界の問題等が出てき
ましたら所有者不明の土地というのは出てくると思い
ます。
この森林経営管理制度で、国はこの境界だとか所有者不明の山林を何とか
してうまく機能
させたいという思いのもとでこの制度をつくってあるので、仮に所有者不明の土地で、法律上、広告を打って何カ月以内に何もなければ市の所有になるというふうな形になると思い
ますが、所有者不明の山林を今後誰も要らないと言ったときに市が所有
していくのか、そういった考えはあるのか、ちょっと伺わ
せていただき
ます。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 今ほどの森林経営管理制度の中では、そういった所有者不明のところも市で管理できるように
するという、国のそういう仕組み図等もこちらの資料としてついておるわけなんですけれども、果たして本当にそういったものを全て市のほうで管理
していくべきなのか、それとも限られた財源の中ですので、当然そういったもの全てを管理
するというのは不可能かと今のところは考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) それでは、この制度を利用
して、じゃ、どこまでの山林の所有者に
告知を
してこの制度について自分で管理
していただくのか、あるいは経営管理を他の第三者に任せるのかという意向調査というお話があり
ましたけども、どこの範囲まで、いわゆる山林の山奥まで行くのか、それとも民地に近い、いわゆる山里ぐらいまでの土地所有者にアナウンス
するのか、どういった形でやられるのか、ちょっとお聞か
せください。
○議長(原 明君) 黒川農林課長。
○農林課長(黒川茂樹君) 森林所有者への森林経営についての意向調査につき
ましては、今初めて実施
する事業であり
ますので、最初から全てのところというわけにはまずいかないと思っており
ます。
また、新川森林組合等が持っておるデータをもとに、まずはやりやすいところから意向調査をかけていき
まして、どういった結果になるかもあわせて十分把握
して次の段階へ進みたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 当然、林道が整備
されていて、間伐
するに
しても、優良な材木が豊富なところ、最終的に言えば、販売価格でちゃんと経営がなされるような優良な材木の産出地でないと、なかなかこの制度の活用というのは難しいのではないかなというふうに思ってい
ます。
やっぱり1次産業、林業につき
ましては、本当に担い手の方が少ないのが現状であり
ますので、何で担い手にならないかというと、やっぱり収入が担保
されないというのが最大の理由だというふうに思ってい
ますので、こういった制度を利用
しながら、もしか
したら市内、市外、県外から、こういった経営制度で乗ってくる民間業者ももしか
したらいるかもしれ
ませんので、そういった際にはまたいいアドバイスを
していただければというふうに思ってい
ます。これは要望と
させていただき
ます。
それでは次に、大きな2番目の質問に入り
ます。
午前中もこの観光振興についてはいろいろと、ほかの議員さんからもお話があり
ました。
さきの台湾美食展へ本市がブース出展いたし
ました。成果について先ほども少し触れられたところであり
ますが、改めてどう考えているのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) それではお答えいたし
ます。
午前中の高橋議員の代表質問でも、副市長から成果については答弁いたしており
ます。その中にもござい
ましたが、会場全体の中でもひときわ注目を集めていたこと、こういうことから
しても、一定の成果はあったものというふうに考えており
ます。
そのほかの成果としては、やっぱり現地で直接体験
してみなければわからないことも数多くござい
ました。食に対する考え方など、こういうものを体験できたということも1つは大きな成果であるかなとは思っており
ます。
今回、2月のキャンペーン、今回の培ったノウハウ、今後誘客を進めるうえで、これも大きな成果になるものというふうに考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 私もこの2月のキャンペーンの際にも同行
させていただいて、今回の7月下旬のこの美食展、私、個人的にお客さんとして参加
してまいり
ました。
ほかの議員さんは広報だけの情報で質問
されたと思い
ますが、私は、現地に行って見てきた者の一人として、少し質問
させていただければというふうに思い
ます。
先日の9月広報には、表紙を飾って大々的に記事となってい
ました。まずホタルイカのてんぷらの販売価格も上手に書いてあり
ませんし、アンケート結果についても疑問に思うことが幾つかあり
まして、改めて聞かなければならないこともあるというふうに思ってい
ます。
食材を現地に持っていく苦労が、持っていく前からいろいろと、税関の話、検疫の話ということでお伺いは
しており
ましたが、もっと詳しく成果のほうは聞きたいなと思ってい
ます。
まず、メーンのホタルイカのてんぷら、これは何匹幾らと言われると、先ほど3匹、当初は100元のはずでした。この広報にも100元/50元。ということは、バナナの叩き売りのように、最初は100元で売っていたけども、50元に値を落とさなければ売れなかったという結果が私は見えているというふうに思ってい
ます。
それで、このてんぷらの販売の価格については後ほど説明いただくとして、どれだけのキロ数、何匹というよりもキロ数がいいのか、当初予定
していたキロ数、現地で料理
していて失敗
したものもあると思い
ますが、実際に1,900セットということであり
ましたが、どれだけのキロ数を持っていかれたのかお伺い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
当初、ホタルイカにつき
ましては、200折、50キロ販売
するということに
しており
ました。ただ、リスクの観点から、現地で何がどのようなことになるかわからないということで、予備を10キロ持っていき
まして60キロということで、約7,000匹のホタルイカを現地のほうで調理を
したということでござい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) では、最初に質問
した、もともと出だし100元の販売価格が50元に価格変更
された理由をお聞か
せください。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) やっぱり現地へ行ってみて、いろんな方たちの状況だとかを見る中で、現地のコンサルであるとか実際の売り子さんのご意見、そういうもの、やっぱり現地に行ってみないとわからないことが多々ござい
ました。
そういう中で、現地へ行って一番びっくり
したのが隣の駅弁なんですが、これが1個100元、感覚から
すると、ホタルイカのてんぷら3個と駅弁が一緒の価格であるということもござい
ました。
ただ、現地のほうではやっぱり高級感、ホタルイカ自体が高級だという認識は持っていただき
まして、値段が高いとやっぱりなかなか売れないと。
それと、やはりホタルイカ自体がどういうものかわからないということで、実際食
されると、これはおいしいもんだということであったんですが、そういうことを初日、2日といろいろやる中で、それと先ほど申し
ましたが、いろんなコンサル、それから売り子さんの意見なども勘案
したうえで、50元での販売というふうに
したところでござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) ということは、珍しいものに付加価値をつけ切れずに、妥協
して50元で売ったというような解釈でよろしいのですかね。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 妥協ではござい
ませんが、ブランド化
したこの食材を知っていただく、そして滑川を知っていただくということが今回の美食展の出展への最大の目的でござい
ます。そういう中で、50元にはいたし
ましたが、この目的については達成
されたというふうに思っており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) このてんぷらについては、行かれる前のお話ですと、4日間にわたって開催
されるので、例えば初日、2日目で全てを販売
して、3日目、4日目は何も出さないというのはいけないだろうという話もあったかと思い
ますが、4日間ならしての販売を目的としてやられたのか。それとも、初日から売るだけ売って、4日目にはもう完売の看板で引き上げてこようと思ったのか、そこらへんの内容を聞か
せてください。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
当初、行く前については、大体4日間、平準化
して販売を
していくということでご説明
しており
ましたが、実際そちらのほうに行って、やはり平日の金曜日、土曜日、日曜日、これは当然、お客さんの来場者も違ってくるだろうと。
そういう中でホタルイカを揚げる量、これはやはり土曜日、日曜日に最大になっており
ますし、結局やっぱり日曜日が一番販売が多かったというふうな実績にはなっており
ます。
ただ、解凍
した以上、全部ホタルイカのてんぷらにいたし
ますので、そういう中で、その日の終わりには、午前中、副市長も申し上げ
ましたが、3匹のものを4匹、そういうようなことでサービスを
したということでござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先ほどの副市長の話と今の話で、4匹、5匹というお話がやっと理解でき
ました。ありがとうござい
ます。
それではもう1つ、この広報に出ているアンケート結果についてであり
ますが、まずこの「ホタルイカのてんぷらはおいしかった?」の質問に、「非常においしかった」また「おいしかった」が8割程度。ただ、「おいしかったか」と聞いているのに「食べていない」というこの答え方というのは私は回答としてはおかしいというふうに思ってい
ますし、市民の皆さんの中でも「ちょっとおかしないけ」という指摘もあるというふうに思い
ますが、これについて反論はいかがですか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
今回のアンケートにつき
ましては、ホタルイカのてんぷら、これも含めて、あと、滑川のことを知っているかという内容で滑川に関するアンケートも含まれており
ます。
会場にはたくさんの方が来られ
まして、その中で、まずこのホタルイカのてんぷらを食べる前に、SNSでの配信であるとか、ブースのほう、まずそちらのほうで滑川の魅力を知っていただく方にもアンケートをとっており
ます。その方が先にSNSでの配信という、そちらのほうを先に
されたということもあって、ホタルイカを食べていない状態でのアンケート結果になった部分が何人かおられたということでござい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 広報にはそういった講釈がついていないので、勘違い
される方はいっぱいいらっしゃったのかなというふうに思ってい
ます。
また、次のアンケートには「健好の塩はおいしかった?」とあり
ます。塩は塩です。甘かった、酸っぱかったはないわけで、塩の味を求めてもしようがないアンケートではないかなと私は思い
ました。
実際のところ、この塩、午前中の副市長の答弁では、健好の塩100袋と深層水48本持っていって、全部売れたということであり
ました。
この塩、例えばホタルイカのてんぷらにこの塩をかけて出されたと思い
ます。塩を買われる方の買われる根拠というのは、塩がおいしいとかまずいとか、そういう話ではないと思うんですが、この塩あるいは深層水を買っていかれる方の反応、これはどうだったんでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) アンケートについては、一般的においしいと感じたかどうかというところを調べたわけで、実際の細かい感想というのはもっといろいろあるかとは思い
ますが、外国人に現地で、最低限おいしかったか、おいしくなかったかという観点でアンケートをとら
せていただいており
ます。
それから、塩の販売については、やはり現地に行ってこれもわかったことなんですが、富裕層と一般の方に若干の考え方の違い、それから購入の量も違いはあるかと思い
ます。直接私のほうで塩の販売については中心的に行っており
ましたが、やはり関心を持って来られる方、そういう方については多くの質問もいただき
ましたし、実際なめていただいて、これはステーキに使ったらいいねだとか、それからサラダに使えるねとか、そういうような意見もたくさんいただき
ました。おおむね台湾においても、この塩が販売できるのかなというふうな感触を持ってまいったところでござい
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) この塩のアンケートなんですけど、「あまりおいしくなかった」という答えがあるんですけど、私は塩は塩だと思うんですけど、塩でおいしくないってどういうことだと思われ
ます?
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) ちょっと私も、この「あまりおいしくなかった」という、これはどういうことなのかなと。ただ、先ほども申し
ましたが、人それぞれの食感があるかと思い
ますので、アンケートの結果では大半の方がおいしかったというようなご意見で、「あまりおいしくなかった」というのが1.9%ということで、そのへんについてはまだちょっと把握は
しており
ません。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) この塩のおいしい、おいしくないは設問として果たしてふさわしかったのか、今後課題が残るというふうに思い
ますので、またこういったアンケートの際には、わかりやすいものをつくっていただければというふうに思い
ます。
それでは、最後のアンケートの中で、ブースの写真だとかパンフレットを見て、「滑川へ行ってみたいと思った?」という設問があり
ます。アンケートですから、現地の人も皆さん気を使って回答を
されていると思い
ます。それらを大々的に披露
するよりも、一歩踏み込んで、滑川に行ってみたいけども、行けない理由は何ですかと聞かないと、私は今後の対応はできないと思い
ます。
そういったことを含めて、やっぱり検証
するのであれば、ただただアンケートをとってこういった結果が出
ましたというのではなくて、今後の進め方として、やっぱり滑川に行ってみたいという方が大変おられて、その中には行けない理由がきっとあるはずなんです。それを聞き出さないと、取り組みとしての成果は私は出ないというふうに思い
ますが、このへんについてどう思われ
ますか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 今回初めての出展とアンケートをとら
せていただいた中で、どのくらいの方が関心を持っていただけるかというデータにはなったかというふうに思っており
ます。
来年以降もまた継続
して出展
したいというふうに考えており
ますので、その中で今ほどのアンケートのとり方についてもまた十分検討
したうえで、今後引き続きまたやっていきたいというふうに思っており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 次、関連
しますので、2番目の質問に移り
ますが、来年度以降、今回のブース出展も含め、台湾との観光振興をどう進めていくのか伺い
ます。
先ほどの答弁では、来年もぜひブース出展をやりたいというようなお話でござい
ましたが、再度伺い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
台湾美食展について、今年度の出展の経験を生かして、来年度以降も継続
して出展
したいと考えており
ます。
また、あわせて旅行会社のPR活動、それから台湾旅行会社の本市のツアーモニター、これらも旅行会社との連携による旅行商品の開発などを進めていくということで進めてまいりたいというふうに考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) このブース出展なんですが、ことしは市当局から、あるいは観光協会、ウェーブ滑川さんから代表者がこぞって参加
されたわけであり
ます。
私も現地に行って、とある自治体が出していた札幌市が出していたブースへ行き
ましたけども、市の職員は2名程度、あとは民間から派遣
されて、10名余りでチームを組んでブース出展
されてい
ました。
お話を伺ってい
ますと、私は滑川市の関係の者なので、滑川市はみんな市の職員と関係
する観光協会あるいはウェーブ滑川で、関連
した方々ばっかりですよということでお話を
して、札幌の市の職員の方は「わあ、すごいですね」というお話でもあり
ましたが、私、以前このブース出展に関しては、市から職員が大々的に行くのではなくて、例えば地元の飲食店組合の方々だとか、旅行社の方々だとか、いろいろな関連
した方を同行
させて現地を見に行くべきだというふうに以前は提案
させていただいており
ました。
今回、このブース出展である程度ノウハウを得られた中で、来年度以降、じゃ、どういった形が滑川市にとってプラスになるブース出展なのかというのを考えたときに、ことし行かれた担当課の方々がまた来年こぞって行かれるのがいいのか、あるいは、少しは民間事業者から行く方を募って、一緒に相乗りでPRに行くといった考え方も私はあるのではないかなというふうに思うんですけど、それらについてどう思われ
ますか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
議員が今おっしゃったとおり、札幌市の例がござい
ましたが、やっぱり完全委託に
すると、もう任せっきりという部分も見えてまいり
ますし、なかなか問題点もあったのかなと。そういう中で滑川市は、職員、観光協会、ウェーブ滑川、これらが連携
した中で活気があったと。
今回培ったノウハウ、これを完全にまた移行
するということになると、それをまた生かし切れないのかなと。その辺のバランスも含めて、今後どういうスタイルで行けばいいのか。出展
するということはあれなんですが、そのへんも含めてまた考えてまいりたいというふうに思っており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 私も現地に行って、滑川市のブースの筋向かいが九州のうどん屋さん、あったと思い
ます。私も昼間を目がけていったものですから、ちょっとおなかがすいて、そのうどんでも食べようかなと思ったんですけれども、行列ができてい
まして、何の行列かなと思ったら振る舞いの行列だったんです。ただなら行列になって、待ってでも食べたいのかわかり
ませんけど、滑川市の取り組みとして、今回3匹100元を50元に値下げ
して販売
した。これらを踏まえて、例えばタイムセールスじゃないけども、振る舞いの時間を設けるだとか、3匹を5匹に
して幾らに
するとか、いろんな考え方が想定
されると思い
ますが、今後どういう販売の仕方、てんぷらだけがいいのか、あるいは真空で持っていくわけであり
ますから、その場でもしか
したら刺身という考え方も出てくるのかなというふうにも思い
ます。それから、加工品を持っていって、そこで販売
するというのも一つの手かと思い
ますが、それらについてどう思われ
ますか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) これも現地でわかったことになり
ますが、やはり会場では、振る舞いと今議員おっしゃられたうどん、それからあとかき氷、マンゴーのかき氷になり
ますが、これもやっぱり振る舞いのところに大変な行列ができており
ます。
ただ、やっぱり実際お金を払って購入
するというところは行列のできるまでには至っており
ませんが、そういう中で、滑川市のブースについては、お金を払うブースにもかかわらず行列ができたということで、ただ値下げ、50元で振る舞いということでござい
ますが、これにも1つやはり問題があって、大変な混雑になり
ますし、今確保
したブースの広さ、こういうものも問題になってくるかと思い
ます。
ただ、やっぱり今回初めてホタルイカのてんぷらを紹介
したという中で、やっぱり来場者は、ホタルイカのてんぷらってどういうものだろうとわかっていなかった部分もあり
ます。これを継続
して出展
していく中で、去年もホタルイカを食べたよという方がまた来ていただければ、それはまたそういうような形にはなるかと思い
ますので、これは値下げとかという、振る舞いというのは問題もあり
ますので、それはまた今後考えていくことは必要かとは思い
ますが、現在のところは考えており
ません。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 先ほど台湾との観光振興についてどう進めていくかという話の中で、現地の旅行社のモニターツアーというお話もあり
ました。
私も以前、2月のPRキャラバンに行った際には、旅行社の担当者が、立山黒部は行ったことがあるけども、ホタルイカは見たこともないし食べたこともない、ましてや光っているのも見たことないという答えが大半であり
ましたので、であったら、やっぱり現地のエージェント、旅行社の担当者が滑川に来ていただいて、旬のホタルイカを味わっていただいて、いろんな体験を
したうえで、台湾に戻って観光客にPRを
してお客さんを獲得
するといった流れが私は地道な活動でいいのではないかという提案は過去
させていただき
ました。
今回、モニターツアーを今後やっていきたいというお話であり
ますので、これらを具現化
するために、どういった形でモニターとして来ていただいて、どういったコースで参加
していただく予定なのか、もし計画があればお聞か
せください。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) モニターツアーの実施については、現在のところ滑川を知ってもらうということで考えており
ますが、まだそこまで具体的な内容については、これから精査
したうえで、この後予算化ということも、予算の話もござい
ますので、そういう中でしっかりと確保
していきたいというふうに思ってい
ます。
現在のところ、そこまではまだちょっと詰めており
ません。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 今回の台湾美食展の出品につき
ましては、市、そして観光協会、株式会社ウェーブとも海外で出展
するというのは初めてのことでござい
まして、本当にいろんなことを勉強
させていただき
ました。
まず、ここにいたときに、例えば取り分ける皿とか箸を送ったときに、現地でひっかかり
まして、なかなか許可がおり
ませんでした。そういうことがあったりとか、あるいはほかの市内のいろんなお店の方と行けないかということで少しお声かけを
したところもあるんですけれども、この4日間、出入り含めて、やっぱり五、六日になり
ますので、そこらあたりなかなか行けないという、そういうふうな話もござい
ました。
そして、現地に行ったときに、やはり最初に言われたのは、大きいイカでももっと安いのに、この小さいホタルイカが何で高いんだと。ホタルイカということを知らないというか、そこのあたりのPRもまだ行き届いていないということもあり
まして、初日はやはりあまり、先ほど話があり
ましたけど、4日間なら初日はこのくらい売れるだろうということで、一生懸命凍ったやつを水を流して解かしていたんであり
ますけれども、やはり最初の日はそういうふうなこともあって、売れ行きというのはそんなに多くはなかったというのが実情であり
ます。
ただ、食べていただいた方は非常においしかったということで、次の日からまたリピーターということで来ていただく方も非常にたくさんおられたわけであり
まして、今ばやりの言葉で言い
ますと、台湾の方々はポーズを
して、「めっちゃおいしい」というような、そういうような話を
されておる方もたくさんおられたわけでござい
まして、そういう中で実際にホタルイカのてんぷらをやったわけであり
ますけども、現地のブースの火力というのが非常に弱くて、1回当たり10匹ぐらいを揚げるのが精いっぱいなんです。それから、目玉もそのとき取っていたんですけども、特に日曜日は非常にお客さんが多くて、2人がかりが丸一日かかって目玉取りだけをやってい
ました。
そのくらいの時間がかかるというか、それから、てんぷらを揚げるのも時間がかかって、そして滑川のブースがたくさん並んだ。三重ぐらいに並んだときもあるんですけども、やはり提供
するのがそれに追いつかないとこともあり
まして、当初、1日500ぐらいは売れるんじゃないかと、そういうふうな話もあり
ましたけども、現実にはなかなか時間がかかって、それだけ用意できないというようなこともござい
ました。
そういう意味では、今回いろんなことを勉強
して、非常にこの台湾の出展はよかったなと思っており
ます。
それから、先ほどアンケートの話もござい
ました。多分、不十分な点も多々あっただろうと思い
ますけども、例えば塩については、どうぞ試しに食べてみてくださいと、そういうふうに皆さんに振って、いただいてもらい
ました。
私が思ったのは、向こうの人はものすごい塩辛いのが好きなんです。ホタルイカのてんぷらに塩をかけても、まだそれが塩辛くないということで、もっとかけてくれ、もっとかけてくれと、本当に多くの方が二重三重に塩をかけていかれ
ました。
そういう中で、たくさんかけたのがおいしいのか、あまりかけなかったのがおいしくなかったのか、そこのあたりはよくわかり
ませんけども、そういう文化の違いというあたりも勉強
させていただき
まして、これを特にこれからの、来年の海外出展の話もどういう形態になるかはこれからいろいろまた検討
してまいり
ますけれども、それらを含めて、ことしを参考に
しながら、また滑川を発信
する、ホタルイカを中心として、そのほかのことも発信を
する、そして滑川へ来ていただくと、そういうようなことも今後頑張っていきたいと、そのように考えており
ますので、今後ともまたよろしくお願いを
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 副市長、ありがとうござい
ました。
台湾との交流ということで、今現在、滑川市においても、台湾の皆さんに来てください、来てくださいというPRが主たるものではないかなというふうに思ってい
ます。やっぱりお互い観光振興を図るのであれば、こちらから台湾のほうへ行ってしっかりお金を落として、一つの義理を果たしてくるのも一つのやり方だというふうに思ってい
ます。
ただただ来てください、来てくださいと言って待っていても、来てくれないのが現状ではなかろうかなと思い
ますので、こちらから行くような仕掛けというのは何かお考えでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) こちらから行くということでござい
ますが、まずこの美食展については継続
した出展、それから、今後どのようなPR方法、継続
したPRということでござい
ますが、どういうふうに
すれば一番いいのか、やはりこちらのほうからお伺いを
して
するのも一つでござい
ますし、さらに台湾のほうに旅行として送り込むということもあるかと思い
ますが、そういうことについていま一度もうちょっと研究
したうえで、そういうような対応をまた考えてみたいというふうに思っており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 台湾だけが観光地ではあり
ませんし、観光客でもないというふうに思ってい
ますので、次の質問に移り
ます。
台湾に限らず、訪日外国人が滑川市へ観光客としてたくさん来ていただけるように、国が進めるクールジャパン戦略について、本市はどのように考えているのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) クールジャパン戦略については、外国人がクール、これは格好いいというふうに捉えられる日本の魅力を戦略的に展開
していくことというふうに思っており
ます。
情報発信、海外への商品・サービスの展開、それからインバウンドの国内消費の各段階をより効果的に展開
して、世界の成長を取り込むことで日本の経済成長につなげるブランド戦略のことになるかと思っており
ます。
このほど、今月に入ってでござい
ますが、新クールジャパン戦略が決定
されたところでござい
ます。その詳細については、今後も情報収集を行って、本市へのインバウンドにつながるよう研究
してまいりたいというふうに考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) このクールジャパン戦略であり
ますけども、とあるアンケート結果により
ますと、外国人から見た日本への関心ということで、「あなたが日本に興味を持ったきっかけは何ですか」という設問に対して、ヨーロッパ系は、アジアも含めてなんですが、アニメ、漫画、ゲーム、これを通じて日本を知ったという回答が多々占めており
ます。北米については、このアニメ、漫画、ゲームと同等に日本食、それから歴史ということで寺社仏閣、こういったことに興味を持って日本を知ったということであり
ます。
それらを踏まえると、例えば私たちが訪日外国人、どこの地域かわかり
ませんけども、来てくださいといったPRを
する際に、ありきたりのことをどれだけPR
していても、今まで以上に人は来ないという現実が私はあるというふうに思ってい
ます。
このクールジャパン戦略においても、国は、例えば日本で生活
されている外国人の方に何十人も参加
していただいて、とあるアンバサダーではあり
ませんけども、日本のどのようなところに魅力を感じ
ますかだとか、関心があり
ますかだとかといった話し合いの場をしっかり設けて取り組んでおられ
ます。
滑川市においても、例えば滑川市に住まいの外国人の方に、滑川の魅力ってどうですかねというざっくばらんな会議、会合というのを今後私はやっていくべきではないかなというふうに思うんですが、取り組みとしてどう思われ
ますか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 議員ご提案の外国人の意見を聞いてはどうかということについては、やはりクールジャパン戦略、こういうことを考えていく中では、まず外国人のご意見を聞くことも必要だというふうには考えており
ます。
また、滑川市のクールジャパンの魅力の中には、食は当然ホタルイカ、それから伝統文化というのはこのホタルイカ漁ということ、これは長い歴史、わら網を使った網でござい
ますし、こういうものも含めて、やはり外国人にとっては魅力あるものになっているのかなというふうに思っており
ます。
ほたるいか海上観光だけとってみ
ましても、最近は欧米人の単独、団体でのツアーではなくて二、三人、こういうような旅行が主体になってきており
ます。
それから、メールでの問い合わせについても、ロシアであるとか、世界各国至るところからの問い合わせがござい
ます。そういう面からも、このほたるいか海上観光は外国人にとって非常に魅力あるものなのかなというふうに考えており
ます。
ありきたりにならないように、またいろんな方からご意見を聞くことは必要であるというふうに考えており
ます。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 今ほどの話ですと、ホタルイカに関連
したものを観光商品として思っていらっしゃるというふうに思い
ますので、そこに来られた外国人観光客の皆さんに、少なからず、なぜ来られたか、どうして滑川を選んでくれたのかといった意見をちゃんと聞いたうえで、より来ていただけるような仕掛けを
していただきたいなというふうに思ってい
ます。
京都みたいにたくさん来過ぎてごみだらけになったと言われると、それはそれで、いわゆる公害という形に、観光公害という言い方を
されてい
ますけど、そこまでは求め
ませんけども、やっぱり希少価値のあるこのホタルイカを資源と
したものをどんどん外国人、地元の人も含めてです。来ていただいて、やっぱり観光客というのは地元でお金を落としていっていただくことが私は大事だというふうに思ってい
ますので、それを手助け
するために行政、市が手を差し伸べてくれればなというふうに思ってい
ますので、今後の取り組みに期待をいたし
ます。
それでは次に、大きな3番目の質問に移り
ます。
シャンバーグ市との姉妹都市交流についてであり
ます。
このシャンバーグ市については、前回、20周年の姉妹提携の節目ということで2年前参加
されたわけなんですが、このシャンバーグ市との姉妹都市交流について今後どう進めていくのか伺い
ます。
○議長(原 明君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 2年前、2回目の訪問をいたし
ました。1回目も大変
子どもたちが有意義な交流をやってきてくれてい
ます。そして2回目は、特に産業、経済界の皆さんも行っていただいたと。一般市民の皆様に入っていただいた。特に1回目は、いろんな団体の代表みたいな方がこぞって行かれたという形で行っており
ます。
それから、滑川へ来られたときに何をやってくれたかといい
ますと、向こうの、あれは中学生ぐらいだったと思い
ますが、ブラスバンドが来
ました。滑川へ入る前に横浜で演奏会をやって、そして滑川へ入ってい
ます。
そんなこともあり
まして、やっぱり姉妹都市の交流は、せっかくスギノマシンさんの仲介をいただき
まして滑川とご縁があったわけです。そういうおかげで姉妹都市の交流が始まって、あらゆる面で、一遍で大きなことはでき
ませんけども、お互いの何か感ずるものがあって、しっかりとやっていきたいと、このように思ってい
ます。
特に向こうの小学校は、日本語とドイツ語によってクラス分けを
しており
まして、日本語のクラスの親の皆さんは、親の会というTシャツまでつくって、日本びいきの皆さんが、あるいは日本の
子どもたちの関係の親が1つのグループをつくっており
まして、この人たちも2年前に行く前に滑川へ来てくれたわけです。そんなことがあり
まして、この方たち、20周年のときに行き
ました。日本へ来た方がみんな出てくれ
まして大歓迎を
してくれ
ました。そんなことを思い
ますと、滑川とシャンバーグは非常に近い関係になったと、このように思ってい
ます。
特に2回目が終わり
ましたら、中学生が言い
ました。20周年記念で、私は後で追っかけたわけですけども、歓迎レセプションの後、中学生は何を言ったかといい
ますと、「市長、来年も来れんがけ」ということを彼らは言うわけです。それほどに印象深かったと。ホームステイによって英語を少し使わ
せてもらう、そして異文化になれる、アメリカの生活習慣を肌で感じてくる、こういうことがとってもよかったということになろうかと思い
ます。もちろん、一般の皆さんには、シャンバーグ市が持っているゴルフ場でゴルフをプレー
していってくれということで、プレーを1回
させてもらったわけです。
そんなことで、言ってみれば私は、やっぱり姉妹都市ですから、家族のつき合いというような非常に身近な感覚を持た
せていただいてありがたいと、このように思ってい
ます。
であり
ますが、いよいよ次の質問にはあるんです。先を越して悪いんですが、中学生の交流は3年に1回はセットで入れて継続
していきたいと、このように思っており
ます。これからのシャンバーグとの関係はこれまで以上に幅が出てくるものと、このように思ってい
ます。
先般、滑川市と日医工が協定を結び
ましたときに、田村社長が「滑川市さんは近くに姉妹都市があんがか」と言うものだから、「いや、近くじゃなくてシャンバーグです」と言ったら、「私の会社が3年前に行ったよ」と。であり
ますので、シャンバーグには日医工の会社がそのときにもうあったわけです。だけど、なかなか準備ができなくて見ることができ
ませんでしたが、今回行けばますます、いわゆるスギノマシンプラス日医工、こういう関係になり
ますと、経済界からの今度の派遣によりまして、さらにまたシャンバーグのほうへ滑川の企業が出ていくというチャンスにもなろうかと思い
ますし、経済的な拡大についても大変期待の大きいところでござい
ます。
いずれに
しましても、アメリカ人のスケールの大きい、心の大きなシャンバーグの皆さんであり
ます。学ぶことが非常に多うござい
ますし、これからも継続
していくべきだと思い
ますし、もう1つつけ加え
ますが、シャンバーグのトム・デイリーさんという方が今度、いわゆるアル・ラーソン市長に引き続き
まして新しい市長になられたということで、ぜひ滑川を訪れるように要請
したいと、このように思ってい
ます。
そんなことで、これから拡大の方向で進めたいと、このように思っているわけです。
以上です。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) 市長、ありがとうござい
ました。
次の質問で、市内中学生がシャンバーグ市へ訪問
してもうこれで2年、来年で3年たつということで、今ほど3年に一度は交流
したいという答弁であり
ました。
ということは、来年度、訪問団を結成
して交流を図るという解釈でよろしいのでしょうか。確認です。
○議長(原 明君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) そのとおりです。
○議長(原 明君) 竹原正人君。
○6番(竹原正人君) となれば、やはり来年、前回行った派遣がお盆明けということで、日程的にも、向こうさんの都合だとか、えらい苦労
したという帰ってきてからのお話があり
ました。それらも含めて、じゃ、今の中学生が夏休みの間がいいのか、ほかの休みの間がいいのか、いろいろと考えられて、やっぱり現地へ行ってホームステイを
するというのが私は一番の国際交流だと、いい体験だというふうに思ってい
ますので、時期も含めて、来年度やるという前進の言葉をいただいたので、時期、それから団員の人数、それから引率の先生なのか、ほかの団体の方なのか、それらも含めて、前回行った経験からもう1つ積み上げを
して、より
子どもたちに参加
していただけるようなしつらえをつくっていただきたいというふうに思ってい
ます。
これは要望といたし
まして、来年度、中学生1、2、3年生のうちいずれかの学年からそれぞれ出てくれるということを祈念
して、質問を終わら
せていただき
ます。ありがとうござい
ました。
○議長(原 明君) 暫時休憩いたし
ます。
再開は午後3時10分からといたし
ます。
午後2時56分休憩
午後3時10分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き本会議を開き
ます。
なお、本日の会議を延長いたし
ます。
4番青山幸生君。
○4番(青山幸生君) それでは、通告に従いまして以下の質問を行い
ます。
大きな1、観光戦略についてです。
この質問を
させていただいたのは、平成29年3月定例会で、アレン・B・ボストロムと広瀬元義共著の「イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則」という本をもとに、観光の黒字化をマーケティング、プロダクション、そしてアカウンティングに分解
し、私が12枚のパネルを用いて、観光の黒字化戦略について答弁を求め
ました。
そして、課長からは平成30年6月定例会で、SNSを駆使
した滑川で〇〇映えを観光戦略のコンセプトに据え、説明を受けたところです。
その説明から1年以上がたち、改めて伺うものです。
そこで、(1)平成30年6月定例会で観光戦略を伺った。課長の答弁では、食事、自然、景観、温泉などのコンテンツを使用
したSNS映えをコンセプトに掲げたとのことだったが、その後どのような展開を
したかお願い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
平成30年6月定例会において、SNS映えをコンセプトに掲げた観光戦略を1つの案として提案いたし
ましたが、具体的なツアープランやセット料金の設定には至っていないところでござい
ます。
SNS映えの観点からの展開として、ほたるいかミュージアムでは、生きたホタルイカ、ホタルイカシーズン外には珍しい魚と一緒に写真が撮れる水槽の展示や、来館者がSNS投稿
した際には、ノベルティーのプレゼント、館内で投稿
してもらえるようなパネルの設置等を実施
したところでござい
ます。
また、富山湾岸クルージングでは、雄大な立山連峰と富山湾の景観を同時に楽しめることから、写真撮影とSNS投稿を促しており
ます。
このほか、台湾美食展においても、SNS投稿を促すための写真撮影スペースを設置
しており
ます。
また、市観光協会では、市内の桜の名所を取りまとめ、市内スーパーでの展示・発信を行い、ハナショウブの季節にはライトアップ
し、写真を撮りやすく
するなどの事業展開を
したところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 今ほどの課長の話だと、撮影スペースをつくってみたりだとか、またパネルで顔抜きのやつですかね、そういったものをつくって、SNSにできるだけ載りやすいような状況で努力
されていたという話だと思うんですけれども。
今さらですが、先ほどちょっと部長との談笑であり
ましたSNSの定義から行か
せていただき
ます。
今さらですが、SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略です。主にインスタグラム、ツイッター、フェイスブック、ライン、最近の若者は、私、使ったことがないんですけど、スノーですかね、そういったアプリを使い、スマホやタブレット、パソコンなどを使って、インターネットを介して、家族や友人、恋人、さらには不特定多数の人とコミュニケーションをとることができるものと
されており
ます。
企業などの広告以外は、基本的にユーザーの利用は無料でできており
ます。
本市のSNS戦略は、職員の手間はかかり
ますが、あまり金額的な予算は必要なかったかもしれ
ません。見落としているのかもわかり
ませんが、平成31年度未定稿を見ていても、これかなという具体的な予算がなかったようにも思い
ます。
確認も含め
まして、(2)(1)について所要の予算づけを
されたか、お願い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 台湾美食展のSNS、これを除き
まして、観光戦略に直結
した予算措置は行っており
ません。
ただ、ほたるいかミュージアム等の指定管理料や市観光協会の委託料、これらについてはその都度、その事業者が判断
して行っており
ますので、その中に含まれておるという形で予算措置を
されており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 台湾は先ほど出
ましたので、もうそのへんでという形で、ほかのものは、所要の予算は各分配
して入っていたものを流用
しているような格好だと思うんですね。
調べ
まして、「#滑川市」とインスタグラムのほうで入力
しましたら、1万5,000件でヒット
します。つるの剛士さんやチューリップテレビのアナウンサーの天野なな実さんなど、有名人なども投稿
していただいており
ます。
「#滑川市」の内容を見
ましたら、断然多いのは飲食店の料理ですね。カフェのパフェやラーメン、焼き肉などの投稿です。最近ではベトナムランタンも映えるので、載せている方が多いように見受けられ
ます。
他のいろいろな市町村を「#」をつけて検索をかけたとき、大体ご当地の祭り、飲食店が非常に多いです。
そこで、(3)現在、本市のSNS映えを
するものは何か。それを仕掛ける工夫はあるかお願い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
当市のSNS映えを
するものとしては、まずはホタルイカの光があり
ます。
景観という観点からは、3,000メートル級の立山連峰や世界で最も美しい湾クラブに加盟
している富山湾がござい
ます。特にレストラン光彩からの景色は、SNS映え
するものというふうに思っており
ます。
また、自然という観点では、桜やハナショウブ、こういうものもあるかというふうに思っており
ます。
食事の観点からは、ホタルイカ料理、それからホタルイカソフトクリーム等があり
ます。
そのほかにも県内では、本市でしか見ることができない正三尺玉を打ち上げる海上花火大会、それとベトナム・
ランタンまつり等もSNS映え
する要素であるというふうに思っており
ます。
これらを発信
してもらうための取り組みとしては、ホタルイカに関しては、生きたホタルイカと一緒に撮れる水槽展示や、ミュージアムに関するSNS投稿を
するとノベルティーをプレゼント
する企画を実施
しているところでござい
ます。
桜やハナショウブについては、市観光協会においてさくらマップを作成
し、市内施設での発信、ハナショウブについては期間中のライトアップを行っており
ます。
立山連峰や富山湾については、富山湾岸クルージングの乗船者に対し、SNS投稿の呼びかけを行っているところでござい
まして、各ソースについて工夫を凝らしながら実施
しているところでござい
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 先ほど話したとおり、食材、ホタルイカの光もそうですけれども、それは食材じゃないか。立山、また花火、そしてベトナムランタンだとか、そういったものが映えるのではないかというところで、1点、先ほどノベルティーを渡していたって、内容はどんなものでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) ノベルティー、記念品だとかお土産みたいなようなものでござい
ますが、これはミュージアムですと、ミュージアムのオリジナルグッズであるとか、それから観光協会であればキラリングッズ、これは観光協会で作製
しておるものもござい
ます。
それから、台湾の場合ですと、専用に持ちたいエコバッグ、簡単なものでござい
ますが、そういうものをお渡し
しておるところでござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) いいですよね。撮ってプレゼントをもらえるなら、じゃ、撮ってみようか、そして拡散
してみようかという、拡散
してみようかとは思わないですね。載せてみようかというふうに思われるんだろうなというふうに思っており
ます。いいアイデアだというふうに思っており
ます。
私はいろいろ考えて、今、観光資源、いろいろおっしゃられ
ました。SNS映えは、もちろん今あるものでもいいんですけれども、自らつくってもよいのかなと思い
ます。
例えば最近話題になった西日本新聞のニュースを読み
ますと、「誰がどんな目的で? 博多駅屋上に謎のオブジェ 「かわいいけど…」SNSに投稿相次ぐ」という見出しで、JR博多駅の屋上にある「つばめの杜ひろば」のことが紹介
されており
ました。地上約50メートル、約2,000平米の屋上には駄菓子屋や広場があるそうで、
子どもたちが乗れるミニ電車も走っていると。奧にある鳥居をくぐると、参道の先に旅の安全を願う鉄道神社が見えたと。さらに進むと、神社の前に何やら小さくて、かわいらしくて、ちょっぴり不思議なブロンズ像、これのことですね(資料を示す)。
一列に並んだ裸の童子7人がロープの輪っかの中に入り、九州の地図を模
したような形の上で笑顔で駆け回っていると。身長はちょっとちっちゃいみたいで、158センチの記者の膝ほどということで、しゃがんで見ると、にんまりと
した笑顔の今にも動き出しそうな躍動感に、思わず「かわいい」という声が出ているそうであり
ます。
タイトルは「縁結び七福童子」、これ、読み方が書いていないので「
しちふくどうじ」だと思い
ます――といい
ます。作者が、あの話題となった奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」を制作
した彫刻家の藪内佐斗司さんだということであり
ます。これをインスタグラムで見
ましたら、もう既に100件以上ヒット
しており
ます。
博多観光サイトでは、コラムに「童子の頭をなでると願いが叶う」と書かれており
ました。
もちろん、こういったオブジェはすごく考えられているなと思い
ますし、私がこういったオブジェで一番記憶に残っているのは、大分昔ですけど、東京に行っていたころのもので、皆さんも知ってい
ますよね、これなら(資料を示す)。何だこれはというふうになったんですけれども、新宿のLOVEですね。これは、ニューヨークやシンガポールにも同じものが設置
されているみたいです。初めて通りかかる方は思わず写真を撮っていき
ます。
何を言いたいかといい
ましたら、意図的に観光に来た人が写真を撮り、各SNSへ投稿
していただける仕掛けが必要だと思っており
ます。
和田の浜のあそこのコンクリートのところに、突如、滑川市版のオブジェなんかはどうでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 議員がおっしゃられたとおり、確かにつくり上げていくSNS映えというものもあるかと思い
ます。
ただ、和田の浜にオブジェということでござい
ますが、ご提案は承ら
せていただき
まして、また研究
させていただければと思っており
ます。ご提案ありがとうござい
ました。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) もちろん、自然なもので押したいというのは当然あるんですけれども、本当につくってもいいと思うんですね。
もう1つ事例を言わ
せていただき
ます。
アートの町、香川県直島町は、草間彌生さんの黄カボチャが有名なんですね。「#黄かぼちゃ」と入れていただき
ますと、これはすごい件数の投稿がござい
ます。インスタグラムで入力
していただきたいんですけども、人の写真が写っていたやつはさすがに使えないのものですから、いなかった写真をちょっと使わ
せていただいて(資料を示す)、これ、突如、先端に黄カボチャがいるんですよ。皆さん、見ると、若い女の子たちが周りにいて、写真を撮ってアップ
されているんです。すごい件数でした。
カボチャの前で楽しそうにポーズをとって、もう自然にタグ投稿
しているんだと思い
ますけれども、もう一度どうですか、検討にならないですか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) SNS映え
するオブジェクトというのは、市内にも至るところにいろいろあるかとは思い
ます。ただ、それは気づかないだけ、もしか
すると、観光客が来てそれを写してSNSで非常に人気になる、そういうような素材もあるかと思い
ます。
そういう面も含めて、まずこのオブジェどうですかと、現在あるものから含めて、今後またどういうものが必要なのかも含めて考えてまいりたいというふうに思っており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) いきなりだったものですから、突飛な意見だとは思うんですけれども、何ていうんですかね、実際問題、見ていただいたらすぐこういったところで、滑川らしいものをつくって、さらにそれでお客様が「おっ」となれば、勝手に先ほど言ったようにSNS映え
して、コンセプトどおりの動きに行くんだろうというふうに思ってい
ますので、また研究、そしてまた検討のほうに行っていただければなというふうに思っており
ます。
次の質問にまいり
ます。
(4)滑川市の特産物については、本市出身の谷井孝行さん、つかさ学さんをはじめ5組の著名人、著名団体にそれぞれPR
していただいた。波及効果の数字を把握
しているか、お願い
します。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたし
ます。
著名人による市の特産品のPR、SNSを用い
ましたPRにつき
ましては、市のイメージアップの取り組みとして実施
しておるところでござい
ますが、平成28年度から、ツイッターをはじめと
するSNSを通じたPRにご協力をいただいているところでござい
ます。
今年度につき
ましては、5組の著名人から、合わせて2万1,273人のフォロワーに対して、本市のベニズワイガニやホタルイカの魅力について写真やコメントが発信
されたものであり
まして、これに対して、フォロワーなどからは1,083件の「いいね!」やコメントなどの反響があり、「おいしそう」だとか「自分も食べたい」などといった好意的なコメントが寄せられているところでござい
ます。
これらの反響が具体的な購買活動にどれだけつながったかということについては、把握できておるところではござい
ませんが、不特定多数の人に発信
される広告とは異なり
まして、各フォロワーにとっては、自分が応援
している著名人、そういった方から発信
される情報ということもあり
まして、単なる広告媒体よりも強いPR効果が期待できるものと考えているところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 今ほど1,083件の「いいね!」がついていたということで、初めての試みだったと思い
ますし、おもしろいことを考えるものだなというふうに思っており
ます。
また、今回送る方の選考は、滑川やまた富山にゆかりの方々だというふうに思っており
ます。その考え方ももちろん残しておきつつなんですけれども、次はより発展
させるために、その方々にプラスできないかなというふうに考えており
ます。
失礼ながら、おのおのツイッターの「いいね!」の数を見たら、全員で1,083なんですよね。そう考えると、結構すごい芸能人さんって、1人でも全然楽勝でこれを超える数字なんですよね。
そういうふうに考えたら、「いいね!」の数も選考規準に入れたらどうでしょうか。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) ご協力いただく著名人につき
ましては、毎年度、新たな方にお願いできないかとか、そういったようなことは、議員ご指摘のとおり、そういった「いいね!」といい
ますか、そういった発信効果も含め
まして考えているところでござい
ます。
ただ、実際お願いを
する中で、こういった取り組みの趣旨をご説明
させていただき
まして、基本的にはホタルイカとか、そういったようなものはこちらからお送り
させていただくんですけども、あと、SNSのほうでそういった宣伝についてご協力をお願い
したいというときに、ギャランティーの発生のことを言われる場合もござい
まして、そういったような部分でなかなか新しい方にお願いできかねるというような状況でござい
ますが、今後、何かしら滑川市もしくは富山にご縁のある方々、もしくはそういった波及効果のある方を中心に、またどういったような方々にご協力をお願いできるか考えていきたいと思っており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 選んだ方々が別に発信力がないとは言っており
ません。ただ、発信力のある方もすごい量の方がいらっしゃい
ますので、ぜひ声がけしていただいて、誰がいるかというのをもう一回洗いざらい、著名人、スポーツ選手だとか見ていただければなおさらいいのかなというふうに思っており
ますので、これは要望でござい
ます。よろしくお願い
します。
次の質問にまいり
ます。
最近、何かと話題になっており
ます。きょうの話も最終的にPRとなれば、ほとんどSNSだとかインターネット媒体の話、確実に出てき
ます。
次の話は、また一から説明
しますけど、5Gの話ですね。5ジェネレーションということで、5世代のまずGです。
我々の小さいころは、固定電話で家電に連絡
しており
ました。「何々ちゃん、遊び
ましょう」という電話ですね。しかし、1980年代、1Gの到来ですね。外で電話ができる。箱みたいな携帯電話が出てき
ます。よくテレビでやっている「
しもしも」のやつなんですけれども。1990年代、今度は2Gですね。今度はメールができるまでになるんですね、携帯で。ポケベルが消え
ました。ポケベルをどれだけ公衆電話で早く打てるかというのを競い合っていた世代なので、非常に懐かしく思うんですけれども。そして、2001年3G、携帯で情報を受け取れるようになったと。iモードやEZweb、私はもう本当に感動
しましたね、最初出てきたときは。しかし、やっぱり今思えば、カクカクとスクロール
するほど画像が非常に遅かった時代であり
ます。2012年、4Gとしてスマホが登場
しました。当時、ちょっと前ですね、2012年の1年前、アメリカから購入
してきた友達のiPhoneを見て私は震え
ましたね。iPodが入っているし、パソコンがポケットに入っちゃっているようなことに驚愕
したのを覚えており
ます。しかし、それはもう今や普通ですね。皆さん、使っていらっしゃるとおりであり
ます。そして、いよいよ5G、高速大容量通信ができるようになり
ます。
(5)第5世代移動通信システム「5G」が2020年に予定
されている。観光課は次世代ツールの理解を
しなければならないと考えるが、情報収集はどうかお願い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたし
ます。
第5世代移動通信システム5Gは、現在の第4世代通信移動システムと比べ、通信・処理速度が飛躍的に向上
することにより、ありとあらゆるモノ・人をインターネットを通じてつなぐことができるものであり、さまざまな分野で活用できるシステムであると認識
しており
ます。
この5Gですが、日本では現在、多くの分野で活用のための実証研究段階で、デバイスやアプリケーション等のインフラ整備コストが不明確であり、具体的な活用を検討
するにはまだまだ情報が不足
している状況にござい
ます。
今後も継続
して情報収集を行い、政府や他自治体の状況等も参考に
しながら研究
してまいりたいというふうに考えており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 課長、今ほどの説明で、いろいろ書いてあるとおりなんですね。
観光課として、これの設備を使って、今ぱっと
したアイデアとかって何か出てくるものですか、お願い
します。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 観光課としてというところはまだちょっとそこまで研究を進めており
ませんが、私もまだ5G、最近、世間でいろいろ5Gが出てき
ますので、少しずつ勉強
させていただいており
ます。その中で、この観光課として何ができるかということも、喫緊の課題でござい
ますので、また調べてまいりたいというふうに思っており
ます。
以上です。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 5Gの難しいところは、今までみたいに、メールができ
ますとか、これができ
ますと先ほど僕が言っていた説明みたいなことじゃないんですよね、5Gの話って。ほぼ全てのことができる。多数、同時接続で低遅延ですので、今みたいにギガ不足になることはないという話ですし、話によると、2時間の映画を3秒でダウンロードできるまでになるそうですので、格段に違い
ますということであり
ます。
例えば、将来「のる my car」を自動運転に
して、超高画質の観光映像が車内の壁面に写り、行きたくなったらそれをタッチ
して自動運転でそこまで行くとか、そんな時代が来るかもわかり
ません。どこまで先なのかもわからないです。
そこまで進まなくても、目の前の5Gの大容量は確定
しており
ますので、高画質、低遅延なので、4K、8Kの高画質で滑川の観光動画をつくっておくのもよいと思い
ます。フェイスブックのキラリン&ピッカを見ても、最近は動画のアップ頻度は活発ではないような感じが
します。
とりあえず4K、8Kの高画質観光動画の制作などはどうでしょうか。
○議長(原 明君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 議員おっしゃるとおり、確かに5Gに向けて、当然、観光行政にどう生かしていくかという取り組み、これをまず進めておくということは必要でござい
ます。
あと4K、8K、この画像については、これはウェーブ滑川で現在放映
しておる画像、たしか高画質のものがござい
ます。こういうものがいずれこの5Gになれば配信できると、そういうことも可能でござい
ますので、遅れることなく、そういうような体制についてもまた研究を進めてまいりたいというふうに考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) いっぱい用意
しておけば、一気に整備が来たときにどーんと出せ
ますので、非常にいいのかなと思っており
ます。
ちょっと余談になり
ますけれども、インターネットって本当にすごいものだなと思うのが、人類が発明
した中でも、私、一番いいときに存在
しているなと思うのが、名前が合っているかどうか忘れ
ましたけども、例えば紙をつくった中国の蔡倫とか、グーテンベルクの活版印刷だとか、あとはルカ・パチョーリの複式簿記――税金を取るためにつくったわけですよね――とか、産業革命のジョン・ケイの飛び杼ですか、ああいうのとかも産業革命を起こしたわけですから、それに匹敵
するぐらい、マイクロソフトだとかそういったところのIT革新で、今ようやく整備
されてきて、花が開いている状態なんですね。これを活用
する人が、やっぱり次の自治体とか、もちろん企業もそうなんですけれども、勝っていくんだろうなと思ってい
ます。
きのう「壬生義士伝」というちょっと古い映画を見てい
まして、古くもないか、新撰組の話なんですけれども、新撰組って結局、刀で最後勝負
しに行って、薩長に鉄砲で撃たれてだめだったんですよね。要は、革新に乗れなかったということはそういうことになろうかと思うので、観光課は最先端で私はいるべきだと思うので、ぜひそういったことも含めて、答弁は求め
ませんけれども、技術革新をしっかり追っていっていただきたいなというふうに思っており
ます。
次の大きな2ですね。人口増加についてあり
ます。
これも本当に非常に大事な話で、先ほど中川議員のときですかね、3万3,313人、5年、10年後はわからないという市長の答弁があり
ましたけれども、多角的に行き
ますので数についてはあれでしょうけれども、滑川市については水がおいしくて、土地が安くて、富山方面、魚津方面には8号線に乗ればすぐだし、公園もいっぱい整備
されている。そして、児童館やこども図書館も新設
されていて、保育園は待機児童ゼロ、最近はスーパーも多くできていて暮らすのに不便はないですし、だめ押しは第2子保育料完全無料化です。
正直、社会増になることも先ほどの話のとおり納得でき
ますし、しかしながら、ことしの3月定例会でも同じような質問を実は
しており
ます。第2子、第3子保育料無料の国、県負担分と市負担分をお聞き
し、その影響差額は2020年度1億7,000万の4分の3である1億2,750万円となる予定との答弁、計算は私が
させていただき
ました。そして、今後の本市最大の差別化がなくなるので、次の施策はとの問いには、今後に引き続き、親御さん、子どもと親の施策ということで、いろいろニーズを聞きながら、子育て環境や子育て支援施策の充実等を検討
し取り組んでまいりたいとのことでした。
今回、目の前に迫っており
ます。
再度伺い
ます。(1)国の幼児教育無償化に伴い、第2子保育料無料の本市最大の差別化が消える。次なる手は。お願い
します。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたし
ます。
この10月から国の幼児教育無償化のほうが始まるわけでござい
ますが、今回この無償化とならないゼロ歳児から2歳児までの低所得世帯以外の世帯の第2子以降の子どもに係る保育料無料化につきましては、引き続き本市独自の施策として継続
するものでござい
ます。
また、制度上これまで、私立保育所への運営費に含まれており
ました3歳児以上のおかず等代につき
ましても、10月から原則、制度上は実費負担となるところでござい
ますが、市といたし
ましては、実費の負担とならないように、引き続き本市の特色ある子育ての施策として費用助成を始めることと
しており
ます。
こういった取り組みにつき
ましては、この10月以降につき
ましても、引き続き本市の独自の充実
した子育て支援の一つとして捉えていただけるものと考えてござい
ます。
本市の社会動態が3年連続でプラスである一因といたし
まして、市のイメージアップポスターにおきまして「静かで平和なまち 滑川」というふうにPRも
させていただいており
ますとおり、議員ご指摘のとおり、本市のこういった子育て支援の施策の評価に加え
まして、地価の安さ、都市部への良好な交通アクセス、そういったことをはじめと
する住環境、生活環境、子育て環境のよさ、こういったようなものが総合的に評価
されている結果であるというふうに考えてござい
ます。
目玉の施策と言われ
ますと、今後、次年度以降の継続的な検討と
させていただきたいところでござい
ますが、市といたし
ましても、目玉の施策はもちろん一つ一つの施策を全体的にボトムアップ
していくという中で、そういった形、人口増といい
ますか、人口減少を食いとめる、そういったような取り組みを今後
していかなければいけないというふうに考えてござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 完全無料化の完全の部分は、給食費も含めて守り
ますよというところが継続ということで、先ほど市長もおっしゃったように、人口増加に対しては特効薬がないと。特効薬を教えて欲しいぐらいだと。それはそうですよね。皆さん、それをやれば増えるんだったらやり
ますので、こんな社会現象にはならないはずなので。
関連
しますので、次の質問にまいり
ますけれども、ここからの質問は、私なりに人口増加につながるような提案の質問になり
ます。
平成29年9月の定例会で、都市計画マスタープランと早月川地区の幹線水路に伴うトンネル工事に係る農地除外申請の整合性の質問を
しまして、当時の答弁では、5要件がマッチ
していれば農振除外はできるという回答であり
ました。
しかしながら、5要件の中には、土地改良事業等を行った区域内の農地に該当
する場合は、工事を完了
した翌年から起算
して8年が経過
していることが入っており
ますので、そもそも農振除外ができ
ませんという帰結になり
ます。すなわち、新たな宅地は生まれないということです。
住環境創出地区――マスタープランでお示し
しているやつですね――をごらんください。
(資料を示す)ご存じのとおり、この紫色の部分がその住環境創出地区なんですけれども、紫のところ、ほとんど小学校の周りと、旧市街地とか旧、何と言うんですかね、栄えたところの場所をこの紫色で当時認定
されたんだと思っており
ます。
この一番下は東加積小学校です。中加積の空き家が多いところは、どこかこのへんですね。堀江のほうですかね、になっており
ます。
市の作成
した都市計画マスタープランは、ここに人を誘導
したいということですから、そういった施策も
していかなければならないと当然思い
ます。人口増加にももちろん響き
ます。
そこで、(2)滑川市計画マスタープラン住環境創出地区の老朽空き家を買い取り
し、新たな若者向け戸建てアパートの建設はどうか。特に東加積地区、中加積地区。お願い
します。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) お答えいたし
ます。
市では現在、低所得者向けである市営住宅及び定住促進住宅の管理運営を行っているところであり、新たな若者向けアパートの建設につき
ましては、民間事業者に担っていただきたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) あくまでも民間でやっていただきたいと。当然そういうふうに、今聞いただけだとそうなると思うんです。金額、すごいばかでかいですから、そうなんでしょうけれども、児童数の見込みを見
ましたら、例えば東加積小学校の令和7年度児童数見込みは35名、前回の開田議員の答弁のときもあり
ましたね。そのときの35名のときの人数は、推移ですよ、6年生は5名、5年生は4名、4年生は11名、3年生は6名、2年生は3名、1年生は6名というぐあいです。将来的にひょっとしたら、これ、ゼロになる年も近いような気も
します。
小学校は、正直残せるものは残したほうがよいと私は思っており
ます。なぜなら土地を購入
して、周りですよ、その周りでも、土地を購入
して新たに家を建てる方は、必ず小学校は近くにあり
ますかというのは聞かれるワードなんですね。
逆に地域から小学校が消えてしまったら、たちまち過疎化が始まると考えてよいでしょう。東加積小学校の周りにも空き家がぽつぽつですけれども見られ
ます。そこに若者向けの戸建てアパートを建てるのは理にかなっていると正直思っており
ます。戸建てに
する理由は、なぜなら、もし住んでいる場所がこのままいいなと思えば、切り売り
して資産売却できるということですね。すなわち、所有
して定住
している道も残しておけばなおさらよいのではないかと考え
ます。皮算用はよくないでしょうけれども、10軒建てて子ども2人なら20人、そうこう
しているうちに農振除外の8年縛りも終わって、うまく人口増加につなげられると思い
ます。
再度いかがでしょうか。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 今ほど議員さんもおっしゃられ
ましたように、東加積小学校につき
ましては、小学校機能を維持
してその充実を図っていきたいと
しており
ます。
また、ご承知だと思い
ますけども、住環境創出拠点につき
ましては、富山地方鉄道駅の周辺地域や小学校等の周辺で生活道路や下水道等の社会インフラが整う地域等を住環境創出拠点として位置づけており
まして、本市の市街地や鉄道沿線都市との連携強化によって公共交通の利便性を確保
しながら、新たな住環境の創出に向けて、誘導を市として図ると
しており
まして、繰り返しにはなり
ますけども、直接市ではあり
ませんでして、民間事業者のほうで担っていただきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 少し厳しい言い方を
させていただき
ますけれども、例えば東加積とかって、もう田んぼの造成はでき
ませんよね。そう考えたときに、空き家をいかに活用
していくかという議論になってくるんだろうなというふうに思っているんですけれども、そういった部分で、何かこちらからカンフル剤とかという考え方というのはお持ちじゃないんでしょうかね。お願い
します。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) なかなかこれといったカンフル剤はないかもしれ
ませんけども、例えば他の市町村ですとか全国的に見
まして、空き家・空き地情報バンクに登録
してあり
ます空き地を取得
されて、そこをリフォーム
されるといったときに、その民間なりの方に市として助成を行うといったことも
しており
まして、そういったことも研究は
していきたいと考えており
ますし、また行政でお手伝いできることがあれば検討
してまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 細かいことを言ってもあれなんですけれども、例えば空き家を直すに
しても、例えば住宅ローンを借りるのに、いわゆる減税対象になるためには、非常に厳しいんですよね、20年以上たった木造建築というのは。そういったことを考えたら、そのもの自体を何とか
するという方向性を見出さないと、正直これは、ただただ見ていて、最終的に、今喫緊で言ったら東加積が一番対象なんだと思うんですけれども、そのへんの考え方をもう一度、しつこいようですけどもお願い
します。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 空き家につき
ましては、今ほど東加積のほうでお話し
され
ましたけども、旧町部ですとか市内全域に存在
してい
ますので、そういった市全体のバランスも見ながら検討は
していきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 検討をお願い
します。本当にこれは民間ではなかなかできないからそういう話を
しているわけで、できるのであれば、もうさっさと解体
して更地になってすぐ売れていっているんだと思い
ます。それができないからこそ、壊す側もそうですし、買う側もそう、ニーズとしてそうなんですけども、できないからこんな話を
させていただいてい
ます。ぜひ本当に検討の課題に入れていただきたいと思っており
ます。
次の質問に行き
ます。
上田市長は、過去の答弁を見ても、公園は癒や
しと言っておられ
ます。私もそう感じており
ます。市長は公園に力を入れられており、スポーツ・健康の森公園、いをのみ公園、堀江ふれあい公園、行田公園などを順次整備
されてまいり
ました。
そこで、(3)行田公園の整備をはじめ、堀江ふれあい公園、スポーツ・健康の森公園など、市民の憩いの場が充実
していると。もっと公園都市滑川をPRできないかお願い
します。
○議長(原 明君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) それではお答えいたし
ます。
滑川市では、近年、スポーツ・健康の森公園、いをのみ公園、滑川運動公園が完成
し、さらに今年度は行田公園の整備が完了
する予定であり
ます。
このことから、市内外にPRできる大規模な公園が複数あり、市民の憩いの場として充実
しているものと考えており
ます。
毎年、行楽シーズンの時期には、情報誌等で東福寺野自然公園や行田公園などのイベント情報を掲載
しており、来場者数や問い合わせ数が年々増加
していることから、効果が上がっているものと考えており
ます。引き続き実施
していきたいというふうに思っており
ます。
そのほか、行田公園は花しょうぶまつり、スポーツ・健康の森公園はほたるいかマラソンやキラリングルメの森等のイベントを開催
しており、イベント会場として利用
していただくことにより公園をPRできているものと思っており
ます。
今後につき
ましては、今ほど議員さんにご提案いただき
ましたとおり、それらを踏まえ
まして、公園の特色を生かしたようなポスターやチラシ、パンフレット、SNSの投稿などの手段を用い
まして、「公園都市滑川」まではいき
ませんが、積極的にPR
していきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 今ほど話もあり
ましたとおり、本当にすてきな公園をたくさんつくっていただいたわけですけれども、この質問はもちろん人口増加についてなので、そちらを中心に話を
させていただいて、家を建てられる人のニーズに、公園というのはかなり付加価値を高める効果があるのは間違いないです。いろんな情報を得てい
まして、付加価値を上げるんですね、そこの地域の。
今ほど答弁にもあり
ましたとおり、キラリン&ピッカのフェイスブックページを見
ましても、行田公園の花しょうぶまつりや東福寺野自然公園のゴールデンウイークイベントなどを載せてあり
ます。
しかし、通常時のイベントがないときの公園の写真もいっぱいアップ
して、今ポスターの話もいただき
ましたけれども、そういったところ、要は、常に整備
されていて、常にきれいな状態で、日曜日になったら行け
ますよというところの、この滑川市の付加価値を上げる材料となるのではないですかね。
「緑豊かな滑川」という形のキャッチコピーをつけていただき
まして、また公園のホームページ、フェイスブックページに随時アップ
していただくような、今のプラスアルファ。もう一回答弁いただいてよろしいですか。
○議長(原 明君) 荒俣
公園緑地課長。
○
公園緑地課長(荒俣哲也君) 今ほど市のホームページはちょっと寂しいというようなご意見でござい
ましたが、今後につき
ましては、市内の小さな公園もみんな含め
まして、こんなところにこんな公園があるんだよみたいなこと、写真つきでといったようなホームページの整理も進めてまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) よろしくお願い
します。
最後の質問にまいり
ます。
この質問は市民の方々、年齢で言えば少し先輩の年代、私よりちょっと上の年代の方々から言われている要望であり
ます。小さい子どもの支援はあるけれど、高校生ぐらいの年齢の支援策が少ないという意見です。多分お耳に
したことがあると思い
ます。
私は最初、第2子保育料を無料に
しても、別に税金をばらまくためのものではないんですよね、皆さんわかっているとおり。人口減少歯どめのための施策なんです。なんですけれども、子ども全てというわけにはいかないだろうというふうに、今のとおり考えており
ました。
しかし、今回、国の幼児教育無償化に伴い、子どもの支援の年代層を広げていくこともできるように予算的になったのではないでしょうか。
そこで、近年最も多かった要望の一つであり
ます(4)スポーツで輝く生徒が増加
している。高校生へ県外通学支援はどうか、お願い
します。
○議長(原 明君) 上田スポーツ課長。
○スポーツ課長(上田博之君) お答えいたし
ます。
近年、本市の小中学生及び高校生の全国大会出場者が増えてきており
ます。また、そのような中、上位入賞者や優勝
する選手も見られ、ジュニア層の育成が進んでいるものと考えているところでござい
ます。
また、中学卒業後、さらによりよい環境でスポーツに取り組むために、県内外の強豪校へ進学
する生徒もいるというふうに聞いており
ます。
現在、市から市内在住の高校生への支援といたし
ましては、インターハイや高校の選抜大会、国民体育大会の出場者に対しての激励費の支給、また県外の高校に進学
した選手については、日本代表として国際大会等に出場
する際に激励費を支給
しているところでござい
ます。
県外で活動
している高校生に対して、今ほどご質問いただき
ました通学支援というものに対しては、これらの支援事業については行っており
ませんが、活躍
しておるその状況を把握
したり、それを市民にPR
したりというようなことで、スポーツで活躍
する本市出身の高校生への応援、支援に努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 今ほどあり
ましたが、インターハイの出場時ですとか、国際大会は奨励金、それも親御さんのほうから本当に助かり
ましたという、うれしい声ももちろんいただいており
ます。そこから、拡充ということで今言った提案の話なんですけれども、市長と語る会では、各市内の小中学校のスポーツ大会で優秀な成績をおさめている児童・生徒の一覧を拝見
しました。すごい量で本当にびっくり
しました。
どのスポーツでもすごい力をつけてきたと思ってい
ます。ぜひ通学支援をお願い
したいと思い
ます。
これは、将来滑川市にとってもよいことだらけだと実は考えており
まして、例えば県外に今通学
している生徒の中で、将来オリンピックで金メダルを取る選手が仮に出れば、その選手は滑川市出身ともちろん延々と言われ
ますし、また高校生まで滑川市に住んでいたことで、より地元愛が生まれて、直接的ではないに
しても、必ず何かの恩返しを
してくれるはずです。
通学支援について、もう一度どうでしょうか。
○議長(原 明君) 上田スポーツ課長。
○スポーツ課長(上田博之君) これまでも、本市出身の中学生が県外の高校のほうに出て、そして活躍
したり、大学に行ったり、日本代表になったりという選手もいらっしゃい
ます。ただ、基準的にどこまでの成果を求めて県外に行っておるぞというようなことで、市のほうでまた応援をどうしていけばいいかというようなところまでまだ実際煮詰まっており
ません。
大体は、強豪校と申し
ますと全寮制であったり、そのような形で、戻る時間もないまま、そこで一生懸命活動
したりという場合が多いのではないかなというふうに思ったりも
しており
ます。
どちらかといい
ますと、スポーツ課的に考えられると
すれば、今ほど議員もおっしゃい
ました、もしか
したら将来、オリンピック選手になるだとか、日本代表になるような、そういう方々を対象と
した強化指定とか、そういうような部分で今後検討
していければいいなというふうに考えておるところでござい
ます。
○議長(原 明君) 青山幸生君。
○4番(青山幸生君) 違った形で、ちょっと見えづらい部分で、じゃ、本当にそのままスター選手になるのかといったら、それはもちろんわかり
ません。わかり
ませんけれども、今ほどおっしゃられたとおり、スポーツを一生懸命応援
した滑川だよということがその近隣市町村にも伝われば、これまたPRにもなり
ますし、非常にいいことだと思い
ますので、1つ、2つ、その年代にもいわゆる手厚く
していただくような格好を取っていただければなというふうに思っており
ます。
もう既に住みやすい滑川ですが、ますます定住
していただける滑川へ、人口減少時代に活気があり、やる気がみなぎる、そんなすてきな滑川を当局の方々と我々議員とともにつくっていきたいと思っており
ます。
これで私の質問を終わり
ます。ありがとうござい
ました。
○議長(原 明君) 12番浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) あらかじめ通告
してあり
ます諸点についてお伺いをいたし
ます。
まず、1点目はシャンバーグ市との交流についてでござい
ます。
この課題につき
ましては、先ほど竹原議員の質問と重複
し、またその折、市長より前向きな、そしてまたありがたい答弁があったところであり
ます。よって、答弁も同様かとは思い
ますが、再確認の意味で改めてお伺いを
していきたいというふうに思っており
ます。
その1つ目は、2017年8月に姉妹都市であるアメリカのイリノイ州シャンバーグ市へ、姉妹都市提携20周年記念という節目の年でもあり、親善交流の一環として、滑川中学校と早月中学校の
子どもたち20人が7日間の日程で派遣
されたところであり
ます。
そして、
子どもたちはホームステイや施設見学を通して、シャンバーグの人たちや文化、暮らしなどの理解を深めるとともに、また海外へ目を向ける機会、英語圏での生活の機会の経験の中から、将来において1人でも2人でも語学に目覚め、海外で活躍
する人材の育成につながればと私も評価
するところであり
ます。
そこで、行政側として、この
子どもたちの親善交流事業に対し、どのような評価を
されているのかお伺い
するものであり
ますが、先ほど市長からも一部評価、答弁がござい
ました。改めてつけ加えるところがあれば、つけ加えていただければ幸いかというふうに思っており
ます。
○議長(原 明君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 平成29年度の海外派遣事業においては、20名の中学生が2泊3日のホームステイを通じ、現地の家庭生活を経験
したほか、現地の公共施設の見学、スギノコープの訪問などを通じ、日本との違いを学び、国際感覚を養うよい機会となったと聞いており
ます。
また、記念交流会では、空手の型や組み手の演武、
新川古代神踊りの披露を通して日本文化の発信を行うとともに、相互理解と交流の深まりに大きな役割を果たしたものと考えており
ます。
帰国後には各中学校の学園祭で活動報告を行ったほか、子どもサミットにおいても、海外派遣事業を通して学んだことを生かしてどんな滑川市に
していきたいか、おのおのの考えを発表
したところでござい
ます。
また、訪問団の団員数名が、富山県立大学のアジア人留学生に英語で滑川市の観光施設を案内
する交流学習に参加
するなど、積極的に国際交流活動に貢献
したところでござい
ます。
本市や学校において国際交流の大きな役割を果たすとともに、今後、シャンバーグのドゥーリー小学校の児童、保護者等の滑川市来訪時の受け入れをはじめ、継続的な両市間の国際交流活動につながることも期待
され、将来の滑川市を担う
子どもたちがグローバルに活躍
することにもつながることが期待
されるなど、人材育成にとっても大変有意義な事業であったと評価
しておるところでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。まさに私もそのように思っており
ます。
それを受けて、2つ目に入りたいと思い
ます。
これから、おっしゃられたとおり、国際化の時代を迎えて、人材育成の一助となる親善交流事業のこれからの滑川市を背負う中学生の
子どもたちのシャンバーグ市への訪問事業を今後も継続
すべきというふうにお伺い
したいと思ったんですが、先ほどの答弁では継続というありがたいお言葉をいただき
ました。
改めて力強い答弁をお伺い
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 今ほど申し
ました事業の成果、効果はあったということでござい
まして、今後とも継続
すべき事業であるというふうに考えておるところでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。
次に、3つ目へ入り
ます。
これにつき
ましても、3年ごとの継続という答弁をいただいたところであり
ますが、これにつき
ましても以前からそのような提案もあったところでござい
ます。
また、私からは親善交流事業の継続の観点から、各中学校から1年、2年、3年と各学年、募集・選考
し、3年ごとに訪問事業を実施できないかという提案を
するところでござい
ましたが、今ほど言い
ましたように、3年ごとの継続ということでござい
ます。
よって、そうなれば、もう来年が令和2年度、これは実施年度となるわけであり
ますが、これにつき
ましても、もう1年というふうになろうかと思い
ます。今からその準備が必要かと思い
ますが、その点に関して見解をお伺い
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 上田教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(上田博之君) 前回の事業成果を踏まえ
まして、派遣
する学校側、受け入れ側のシャンバーグ姉妹都市委員会等との、それこそ日程調整、団員、それら諸準備に時間がかかるというふうに考えており
ます。鋭意それに向けて準備を
していきたいというふうに考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 1年かけてじっくりと準備いただければなと、また
子どもたちもそのような気持ちで動機づけに
していただければなというふうに思っており
ます。
次、4つ目は、シャンバーグ市のドゥーリー小学校と東加積小学校の
子どもたちの文通交流が行われているところであり
ますが、2017年6月に、先ほども紹介あり
ましたように、ドゥーリー小学校から
子どもたちや保護者の一行が訪問
された折に、東加積小学校でも歓迎集会が行われたところであり
ます。それ以後、この文通交流がどのように行われているのか、現状並びに今後の予定、そしてまた、これにつき
ましても継続等々について見解をお伺い
するものであり
ます。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたし
ます。
シャンバーグ市ドゥーリー小学校との文通交流は、平成20年度から毎年秋ごろ、東加積小学校の5年生、6年生の児童が自己紹介や学校紹介、また市の紹介など、そういったことを手紙の交換を通じて交流を深めているものであり
ます。この交流をきっかけに、議員おっしゃられたとおり、平成25年にはドゥーリー小学校の児童や保護者の一行が本市を訪れるなど、両市の交流において大きな役割を果たしており
ます。
市といたし
ましても、東加積小学校の特色ある取り組みの一つと認識
しており
まして、また学校現場からも、今後もこの活動を継続
していきたいという意見もあり
ますことから、引き続き文通を通じた両校の交流を深めていただきたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) また、課長のほうからもご指導よろしくお願い
したいと思い
ます。
それでは、次に2点目に入り
ます。2点目は、自転車活用推進施策についてでござい
ます。
1つ目は、国では平成28年に自転車活用推進法が制定
されたところであり
ます。それを踏まえて、富山県においてもことしの3月に、自転車の活用を総合的かつ計画的に推進
することを目的と
し、富山県自転車活用推進条例が制定
され、県の責務並びに県民及び事業者の役割について明らかに
され、そしてまた、市町村との連携並びに施策の策定についても明記
されているところであり
ます。
そこで、それらを踏まえて、自転車の活用の推進として、環境負荷への低減や交通機能の維持、スポーツとしての機会創出、また安全・安心環境の創出等々、当市としての計画的に進める施策の策定について見解をお伺い
するものであり
ます。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) お答えいたし
ます。
自転車の活用の推進につき
ましては、今ほど議員ご指摘のとおり、国や県におきましても法律や条例の制定、またそれらに基づき
ます各種計画、それを定め
まして、自転車交通の拡大やサイクルスポーツの振興など、自転車の活用の推進に向けて幅広く取り組んでおられるところでござい
ます。
このような多岐にわたる施策を総合的に推進
する際には、こういった計画的な施策を通して行うことが自転車の活用の一層の推進につながるものであろうと、そのように考えておるところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。
ただ、県のほうでも自転車の活用推進につき
まして計画的に施策を進めるよう促しているところでござい
ます。当市としてもまた取り組んでいただければなというふうに思っており
ます。
次に、2つ目に入り
ます。
自転車対自転車、そしてまた自転車対人、自転車対自動車の事故防止の観点から、一般の大人の方々はもちろんのことであり
ますが、とりわけ小中高校生の
子どもたち、あるいは高齢者の方々を対象と
した自転車関係法令の遵守並びに自転車の適正な利用・マナーの知識習得等々、自転車交通安全教育の充実について見解をお伺い
するものであり
ます。
○議長(原 明君) 石坂
生活環境課主幹。
○
生活環境課主幹(石坂康仁君) それではお答えいたし
ます。
自転車事故防止の対策として主に、議員さんが今言われ
ましたように、小中学生や高齢者を対象と
した交通安全教室を実施
しており
ます。
小中学生を対象と
したものとしましては、毎年4月から5月にかけて、市内の小中学生を対象に、自転車の乗車方法や交通ルールについて指導を行っており
ます。
高齢者の方を対象と
したものとしましては、毎年1回、自転車大会を実施
しており、交通ルールの筆記テストや自転車の実技テストを通じて、自転車の安全な乗車方法や危険予測について指導を行っており
ます。
また、春・秋の全国交通安全運動期間中の自転車安全利用の日に、自転車利用者に対する交通安全の呼びかけを行うなど、滑川警察署や市交通安全協会と連携
しながら、さまざまな交通安全の関連行事を通じ、市民に対しまして自転車事故防止の広報を行っており
ます。つき
ましては、今後も自転車事故防止のための指導や広報を継続
して行ってまいり
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。
これから自転車の使用頻度も増加
してくるかなというふうに思うところであり
ますし、また、とりわけ気になるのが、やはり中高生、高齢者も含めてなんですが、自転車のマナーの悪さが目立つところであり
ます。
そこで、3つ目に入るわけであり
ますが、近年、自転車にかかわる事故も多発
しているところであり、また、それに際して高額な損害賠償請求につながる事案も珍しくないのも現実であろうかというふうに思っており
ます。
そしてまた、あってはならないことであり
ますが、この自転車事故に関しましては、先ほどのマナーの件もあり
ます。特に自転車対自動車等々の場合、確実に悪くなるのは自動車であって、自転車が悪くても自動車が悪くなるというのも現実であり
ます。そしてまた、誰もが加害者にも、そしてまた被害者にもなり得る可能性があるということでござい
ます。そしてまた、それに伴って自転車損害賠償保険等の加入への必要性、並びに事故事案を含めた情報の提供、あるいは普及啓発施策が必要であろうかというふうに思っており
ます。
先般、ホームページのほうでも、損害賠償保険の加入へのPRもホームページに載せられたところであり
ますが、積極的な損害賠償保険に加入
するよう、先ほど教育等々あるいは研修等々の話がござい
ました。その折にも、やはり啓蒙啓発をしっかりと
していただければなというふうに思うわけであり
ますが、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石坂
生活環境課主幹。
○
生活環境課主幹(石坂康仁君) それではお答え
します。
市民の自転車保険への加入は任意でござい
ます。しかし、昨今の自転車事故による高額損害賠償の事例に鑑み
ますと、安全に安心
して自転車を利用
するためには、自転車保険への加入は重要なものであると考えており
ます。
交通事故白書により
ますと、市内における自転車と車が関係
する事故の件数は、平成28年は12件、平成29年は8件、平成30年は1件となっており
ます。なお、それぞれの事故の状況につき
ましては、現在市では把握
しており
ません。
県では、本年3月に、先ほど議員がおっしゃられ
ましたように、富山県自転車活用推進条例が施行
され、その中で自転車利用者に対する損害賠償保険加入の努力義務が規定
されており
ます。
そのため、本市におきましても、ホームページ等で自転車保険加入の広報啓発を行っているところでござい
ます。
今後も、滑川警察署等と連携
した交通安全教室等を通じ、市民に対し、自転車の損害賠償保険への加入について広報、啓発を
するとともに、他の自治体の取り組みを参考に市民への有効な啓発に努めてまいり
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。
自転車所有者あるいは使用者にかかわらず、自転車を販売
する事業者等々の方々にもやはり自転車損害賠償保険の加入、確かに任意ではござい
ますが、先ほど言い
ましたように、高額賠償というのが現実でござい
ます。そういうのを考え
ますと、事業者の方々にも入っていただけるよう、勧めていただけるよう、またご指導いただければなというふうに思っており
ます。
そして、次に4つ目であり
ますが、先ほど富山県の条例の件を申し上げ
ました。その条例制定を踏まえて、当市でも自転車活用推進条例の制定を検討
されてはいかがかなというふうに思うわけであり
ますが、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 相沢
企画政策課主幹。
○
企画政策課主幹(相沢卓巳君) 自転車活用推進条例につき
ましては、議員ご指摘のとおり、富山県をはじめと
した県レベル、また市町村レベルでも条例制定が
されてきているところは承知
してござい
ます。
本市といたし
ましても、自転車のスポーツとしての機会の創出、もしくは自転車交通機能の拡充、もしくは、今ほどあり
ましたような自転車に乗ることでの安全・安心環境の整備など、いろいろな取り組みを今後進めていくところかと思っており
ます。
ただ、現時点におきましては、県条例等が定める多岐にわたる取り組みの検討までには至っていないため、現時点では条例の制定につき
ましては考えていないところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 考えていないということでござい
ます。無理強いはいたし
ません。いずれ考えるときが来るんだろうと私は期待をいたしておるところであり
ます。時間をかけ慌てずというふうに思っており
ますので、ただ一言、事故が起きた時点では遅いですよということだけ申し上げておきたいと思い
ます。
次に、3点目に入り
ます。ドクターヘリのヘリポートについてでござい
ます。
1つ目は、平成27年8月からドクターヘリの運用が開始
され、5年目となったところであり
ます。そして、ドクターヘリの要請件数も平成30年には25件、29年には28件、28年には36件と、ほぼ毎年30件前後で推移
しているかなというふうに聞いており
ます。
また、さまざまな事故種別もあるわけであり
ますが、その中でも最も多いのが急病対応であろうかと思われるところであり
ます。
そして、近年、特に災害や事故対応、そして高齢化の進展による急病対応の増加傾向の観点から、ドクターヘリの救急搬送の必要性、重要性、そしてまた安全性が期待
され、ドクターヘリの搬送要請も年々増加
するものと思われるところであり
ます。
そういった観点を含めて、今後のドクターヘリのニーズ、需要といい
ますか、そういう傾向並びに対応・対策について見解をお伺い
するものであり
ます。
○議長(原 明君) 按田消防署長。
○消防署長(按田隆雄君) お答えいたし
ます。
近年、救急件数は右肩上がりで推移
し、増加の一途であり
ます。救急事案も多様化
しており、119番入電時、また救急隊が早期の医療介入が必要と判断
した場合は、ドクターヘリを要請
しているため、ドクターヘリの需要は高まってきており
ます。
滑川市の昨年における着陸件数は19件で、そのほとんどが市中心部にある滑川消防署をランデブーポイントと
しており、ドクターヘリ着陸前に、砂のグラウンドであるため散水を
して対応
しており
ます。
また、ランデブーポイントの増加に努め、ドクターヘリとの連携訓練を実施
して対応
しているところであり
ます。
以上であり
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ました。
今、状況をお伺い
したところで2つ目に入り
ます。
今ほども話があり
ましたけども、当市内においてはヘリのランデブーポイント、これは25地点が指定
されているということでござい
ます。その多くの指定のランデブーポイントの中でも、救急搬送の拠点、そして当市の中心地点でもある滑川消防署のグラウンドが最も多く利用
されているというふうに今ほども説明があったところであり
ます。
ヘリの安全運航で最も気をつけなければならないのは、飛散物と、そしてまた粉じんであり
ます。滑川署のグラウンドにはヘリ専用の離着陸
するヘリポートが整備
されていないため、今ほど話もござい
ましたように、ヘリ要請の受け入れ時には、その対策・対応、準備に大変苦労
していると今ほど説明があったところであり
ます。
そんなところから、人の生命にかかわる施設であり、安全確保の観点からも最も優先度の高い施設であろうというふうに思われるところであり
ます。
そんな観点から、滑川消防署のグラウンドのヘリポートとしての専用施設整備について見解をお伺い
するものであり
ます。
○議長(原 明君) 按田消防署長。
○消防署長(按田隆雄君) お答えいたし
ます。
消防署周辺への砂じん等の飛散が多く、現在アスファルト化への措置を検討
しておるところでござい
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほどの答弁で、アスファルト化を検討
しているということでござい
ます。検討、現実に具現化はいつごろというふうにお考えでしょうか。
○議長(原 明君) 按田消防署長。
○消防署長(按田隆雄君) 来年度、予算要求を出すつもりではおり
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほどの答弁、ありがとうござい
ました。
ぜひ予算要求
していただいて獲得
していただけることを私も願っており
ますし、当局のほうもひとつご配慮いただければなと、私からもお願い申し上げたいというふうに思っており
ます。
それでは4点目ですが、
中滑川駅前周辺整備事業についてでござい
ます。
まず1つ目は、ことしの1月に中滑川駅周辺地区整備基本構想が発表
され、議会でも大いに議論
され、もっとも私は一貫
して反対の立場ではござい
ますが、結局、6月定例議会でこの基本構想が承認
され、また、この基本構想に伴う計画策定の1,000万の予算が承認
されたところであり
ます。
ところが、承認
されたはずの基本構想について、本来ならば採決前に議論
すべき内容についていまだに議論
されており、おかしいのではないかなというふうに私は思っているところであり、そしてまた、今後の議会運営にも疑問を感じるところであり
ます。
そこで、そもそも基本構想とは、事業の実現に向けて、規模、機能、施設内容、事業予算等の設計与件、すなわち設計に向けての条件、仕様であり、設計者はこの基本構想に基づいて設計を行うものと私は認識
しているところであり
ますが、当局の行政としての基本構想の位置づけ、認識について明確な見解をお伺い
するものであり
ます。
そしてまた、あわせて当局の提案
された事業の議案に対してですが、議会で審議
され、そして採決により可決・承認
されれば、当局はそれに基づいて粛々と事業の執行業務に進められると、私はそのように認識
しているところであり
ます。
ところが、いまだに執行
されていないのもおかしいのではないかなというふうに思うところであり、当局の行政の事業事案の議会での可決から事業の執行へのプロセスの認識について、明確な見解をお伺い
するものであり
ます。
2点について、よろしくお願いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君)
中滑川駅前周辺整備事業のお尋ねの中で、基本構想の行政としての位置づけと、そのお尋ねでござい
ます。
これは一般論的な話を言われたんだと思い
ますけども、基本構想は施策や事業における基本概念でござい
まして、今ほどおっしゃい
ましたように、その後の設計のもととなるものと、そういうふうに認識を
しておるわけでござい
ます。
そしてまた、実際の事業の執行にあたりましては、やはりコンセプトとか基本方針、あるいは規模とか、あるいは機能等々を含め、その事業によってはいろいろ観点が違い
ますけども、それらを基本構想の中で示しながら市民の皆さんの意見、もちろん議員の皆さんの意見等もいただきながら理解をいただいて、その後、基本設計に入っていくと、一般的にはそういう流れの中でござい
ます。
その後、詳細設計、建設、建設の場合は建設ということになるわけであり
ますけども、もちろん補助金の見極め等というのはその間にも非常に重要なことでござい
ます。
そういう中で、中滑川駅周辺地区整備に係る基本設計につき
ましては、6月定例会で議員の皆さん方の賛同をいただき
まして、可決を
していただき
ました。そして、その内容は可決をいただいたということで、基本構想につき
ましても承認をいただいたものと、そういうふうに理解を
しておるわけでござい
まして、基本的には速やかに事業を進めるべきものと思っており
ます。
ただ、6月の定例会の中でも、議員の皆さん方から本当にいろんなご意見等もいただき
ました。
中滑川駅前のまちの顔となる場所でのにぎわい創出という非常に大きなプロジェクトの一つでござい
ますので、本当にたくさんの皆さん方の意見もいただき
ました。
そしてまた、その後の
産業厚生建設委員会協議会の場においてもいろんな意見をいただいたところでござい
まして、非常に傾聴に値するご意見もたくさんあったかと、そういうふうに思っておるわけでござい
まして、現在、基本設計の中でのこれらのご意見がどう反映できるかということで、面積だとか階段、階数、あるいは財源等も含め
まして、多くの観点から再度いろんな検討を重ねているところでござい
まして、その検討を踏まえて速やかな基本設計に入りたいと、このように考えておるところでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。
考え方はよくわかり
ました。ただ、今ほど私の発言を一般論というふうに言われ
ましたけども、改めて一般論です。でも、されど一般論です。でも、一般論は大事です。私は一般論を大切に
しながら、しっかりと取り組んでまいってきたつもりでござい
ますので、やはり一般論は曲げることはできないだろうというふうに私は思っており
ます。
そんな観点から、何のための基本構想なのか、そしてまた何のための議会審議だったのか、そして何のための採決、議決だったのか、やはり争点が曲がらないように、ぶれないように、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思い
ます。
次に、2つ目は、議員各位の責任ある判断のもと、基本構想並びに設計予算が可決・承認
されたところであり
ますが、今ほど言われ
ましたように、行政の手続、ルールとして、粛々と次のプロセスである設計業務に進めるべきであると考えており、また6月定例議会では、時間がない、日にちがないので早く基本構想の承認、設計予算を通していただきたいということであったかなというふうに思っており
ます。
にもかかわらず、これまで3カ月が経過
するにもかかわらず、今ほど言われ
ました基本・実施、あるいはそれぞれの設計業務を依頼
する設計業者を決める入札行為がいまだに実施
されていないと。そしてまた、インターネットを見
ますと、入札実施予定にも入っていない状況であろうかと思われ
ます。なぜなのか、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 6月議会では、基本設計の建設費についてご承認をいただいたわけでござい
まして、そういう意味では、基本構想についても、いろんなご意見等も3月議会を含め
ましてござい
ました。
基本構想についてもおおむねの理解をいただいたうえで、この実際の基本設計にあたってよりよいものに
するときには、やっぱり議会の皆さん方にもいろんなご意見があるわけでござい
まして、当局といたし
ましても、やはりそのいろんなご意見を踏まえながら、検討
しながら、やっぱりつくり上げていく必要があるんだろうと、そういうふうに思っており
ます。
私も勉強会の中では、皆さんの中で基本設計もご承認いただいたので、いろんな観点から含めて、速やかにその後進めさせていただきたいと、その旨も申し上げ
ましたが、いろんな議論の中で、先ほど申し上げ
ました、やはりいろんなことを検討
する必要性がある意見も幾つもあったわけでござい
まして、そういう意味では、入札業務というのは少し遅れておるということでござい
ますけども、よりよいものに
するためには、やはり皆さん方のご意見も取り入れながら検討
して、建設を
してよかったと言われるような施設に
していきたいと考えており
ますので、よろしくお願いを
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほどの建設
してよかったなと思われる施設、それが現在提出
されておる基本構想じゃなかったんですか。まるで自信のない基本構想であるかのごとくのような発言に聞こえてなり
ません。
もっとも、今ほど言われたように、このような事案は私も経験があり
ません。しかしながら、これからの議論がどうなるかわかり
ませんが、私は粛々とルールに基づいて進められるのが行政の仕事であろうというふうに思っており
ます。足踏み
されて、変な形あるいは変な前例、変なケースをつくらないよう、お願いを
しておきたいと思っており
ます。
続いて、次に3つ目に入り
ます。
中滑川駅周辺地区整備基本構想の内容、現構想ですよ、内容に基づいて、先ほど言い
ましたように設計与件、すなわち設計に向けての条件、仕様等の確認事項について何点か、細かいことではござい
ますが、お伺いをいたしたいと思い
ます。
アとして、駅前施設のコンセプトの一つが災害時の避難拠点施設とのことであり
ますが、いろいろな災害がござい
ます。地震とか津波とか台風とか、いろんな災害があり
ますが、これ、一応最大限、最大という話になってくると思い
ますので、主にどのような災害を想定
されているのか、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) お答えいたし
ます。
災害時の一次避難場所及び避難所として機能
させるため、さまざまな自然災害を想定
しており
ますが、特に短時間での避難が重要となる津波を想定
しており
ます。
以上でござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうござい
ます。地震ではなくて津波なんですよね。
それでは、それを前提に
してこれから進めさせていただき
ます。
イとして、災害拠点施設として、避難者の最大収容人数、そしてまた最大どれだけの収容期間を想定
されているのか、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 現在のところ、避難所として300人程度の収容人数を想定
しており
ます。収容期間につき
ましては、災害の状況等にもより
ますが、応急仮設住宅など、住まいが確保
されるまでのつなぎとして想定
しているところでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 仮設住宅ということでござい
ますと、数カ月というふうに想定
されるかと思い
ます。それで間違いないですね。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) おおむねそういったところでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 次、ウに入り
ます。災害時、停電を想定
して、その停電に伴う電源確保対策として、太陽光発電設備やそれに伴うバッテリー設備、あるいは仮設発電設備、燃料貯蔵設備等の設置、並びにその規模、そして要するに出力容量の想定について見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 太陽光発電につき
ましては、市議会特別委員会からも提案をいただいており、設置
したいと考えており
ますが、どれだけの設備を導入
するかは、設計の中で費用等も含めて検討
してまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今、太陽光発電設備は考えており
ますがということなんですが、他の設備に関しては考えていないというふうに考えてよろしいですね。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 今ほどお答え
しましたとおり、この後、設計の中で費用等も含めて検討
してまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 私の思いは、一次避難箇所とはいえ、避難拠点施設でござい
ます。やはり災害時の避難施設でござい
ますので、緊急の場合を想定
した形で、そういった面は、これは避難所としては最低限必要なものであろうと私は認識
しており
ますし、これがない避難所は私には想定できないのが私の思いであろうというふうに思ってい
ます。何のための避難施設なのかなと疑問を感じるところであり
ます。
次に、エとして、災害時、情報ラインの混乱を想定
して、避難者の情報の収集手段や、相互連絡受発信等の情報システムの確保対策としての対応について想定
され、また設備を検討
されているのかどうか、見解をお伺いいたしたいと思い
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 災害時でも効果的に情報を受発信できる通信手段と
しまして、Wi−Fi設備は有効であり、導入
したいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) これ以上申し上げ
ません。この程度かなと。本来ならもう少しシステムの設備を充実
しておく必要があるんだろうなと、緊急の場合どのように対応
されるのかなという疑問の残るところでござい
ます。
では次に、オとして、災害時、水道ラインの停止を想定
して、水源確保対策としての貯水設備の設置並びにその貯水量、容量について想定
されているのか、あるいは検討
されるのかどうか見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 飲料水につき
ましては、備蓄倉庫に一定量を確保
することと
しており
ます。また、災害時は給水車での対応も想定
しており
ますことから、今のところ特別な貯水設備は考えており
ません。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 給水車程度の施設ということで理解
しておき
ましょう。
次にカとして、災害時、避難生活に欠か
せない仮設トイレ設備、仮設入浴設備、そしてまた仮設厨房設備等の設置、あるいはその規模、あるいは設置を想定
されながら検討
されるのかどうか、これについても見解をお伺い
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) トイレ設備につき
ましては、マンホールトイレを想定
しており
ます。入浴設備は仮設でも対応可能であり
ますので、想定
しており
ません。厨房設備につき
ましては、炊き出し等のため調理設備を考えており
ます。それぞれの規模につき
ましては、設計の中で詰めてまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 一番頻度が多いのは仮設トイレだというふうに思っており
ます。このマンホールトイレ、当然これは外になるんだろうと思い
ますけども、それでよろしいんでしょうか。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) そのとおりでござい
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 設備の中ではないということですね。
次にキとして、備蓄倉庫について、食料品あるいは避難仮設備品等の収納種類、あるいは数量も含めて、どの程度の規模を想定
されているのか、あるいは検討
されているのか見解をお伺いいたしたいと思い
ます。これは備蓄倉庫の大きさ、ボリュームも含めてです。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 備蓄倉庫につき
ましては、主に食料と飲料水の備蓄を想定
しており、少なくとも300人分は確保
したいと考えており
ますが、ほかにも生活必需品等もあり
ますことから、見極めていきたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほど300人分というふうに話があり
ました。300人分で何日分かお伺いを
したいと思い
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) 具体的に何日分というのはちょっとないんですが、周囲の状況、周りから物資が届くなど、そういったことに間に合う分というふうに想定
しており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ファジーなところでござい
ますが、次の質問に移り
ます。
最後の4つ目、これまでの答弁を聞か
せていただいて、私も不安でならないんですが、これは本当に避難拠点施設としてのコンセプトにつながるのかなという思いがいたしており
ます。
そして、災害時の避難拠点施設として、先ほども言い
ましたように、一次避難所とはいえ、被災者、避難者が安心
して安全に過ごせる避難拠点施設であってほしいなと私は願うものであり
ますが、そしてまた期待
するところであり
ますが、立派な施設ができたなというふうに、外だけじゃなくて、今ほど答弁いただき
ました、中身も含めて充実
してほしいなというふうに思うわけであり
ますが、見解をお伺いいたし
ます。
○議長(原 明君) 石井
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(石井正広君) あらゆる災害を想定
しまして、災害時にその機能が効果的に発揮
されるよう、よく検討
してまいりたいと考えており
ます。
○議長(原 明君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) これ以上申し
ません。
どうもありがとうござい
ました。これで質問を終わり
ます。以上です。
○議長(原 明君) 本日の会議はこれまでといたし
ます。
9月10日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたし
ます。
本日はこれにて散会いたし
ます。
午後4時48分散会...