○
議長(原
明君)
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、
会議規則第84条の規定により、
議長において、6番
竹原正人君、7番
尾崎照雄君を指名いたします。
──────────◇──────────
◎会期の決定
○
議長(原
明君)
日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
(発言を求める者あり)
○
議長(原
明君) 10番
岩城晶巳君。
○10番(
岩城晶巳君) 本
定例会の会期を、本日から6月24日までの15日間としてはいかがかと存じますので、お諮り願います。
○
議長(原
明君) ただいま、10番
岩城晶巳君から、本
定例会の会期を本日から6月24日までの15日間ということでありますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(原
明君) ご異議なしと認めます。
よって、本
定例会の会期を本日から6月24日までの15日間とすることに決定いたしました。
──────────◇──────────
◎
議案第41号から
議案第52号まで及び
報告第2号及び
報告第3号を
一括上程
○
議長(原
明君)
日程第3、
議案第41
号令和元
年度滑川市
一般会計補正予算(第1号)から
日程第14、
議案第52
号地方自治法第179条による
専決処分の承認を求めることについてまで、
日程第15、
報告第2
号平成30
年度滑川市
繰越明許費繰越計算書及び
日程第16、
報告第3
号平成30
年度滑川市
下水道事業会計予算繰越計算書、以上14件を
一括上程議題といたします。
──────────◇──────────
◎
提案理由説明
○
議長(原
明君)
市長から
提案理由の説明を求めます。
上田市長。
〔
市長 上田昌孝君登壇〕
○
市長(
上田昌孝君) おはようございます。
本日、ここに
令和元年6月
定例市議会が開催されるにあたり、提出いたしました
補正予算案並びにその他の案件につきまして、その概要を申し上げ、あわせて当面の
市政運営について私の所信の一端を申し上げたいと存じます。
1 当面の
市政運営について
(1)
社会環境の
整備について
まず、
社会環境の
整備について申し上げます。
子どもは、次代を担うかけがえのない宝であり、
子どもが健やかに育つことができる
環境、
子どもを生み育てることのできる
環境の
整備が何より重要であります。
本年4月より
子ども課と
健康センターが連携しスタートした「
子ども未来サポートセンター」につきましては、
子どもとその家庭に関するあらゆる相談に応じ、
市民一人ひとりに寄り添った切れ目ない
子ども子育て支援を行っております。これまでに
子ども課においては、
子ども家庭支援員が各
保育園等に訪問し、延べ295名の園児との面談を実施したほか、
健康センターにおいては、5月末現在において50名の相談及び
支援プランの策定を行ったところです。
また、
宅地開発が進む
西部小学校区においてはさらなる児童の増加が見込まれ、
放課後児童クラブが、現在2箇所において実施されていることから、
共働き家庭等の「小1の壁」の打破、
子どもの安心・安全な居場所の確保、多様な体験や
活動を可能とする
活動拠点の充実を図るため、
小学校の
隣接地に新たな施設を
整備することとし、
所要の経費を計上しております。
国民健康保険事業につきましては、被
保険者の方々を対象とした
特定健康診査や
ミニドック検診が、前年度と同様、5月15日から
医療機関等で始まっております。
健康管理のためにも1年に1回は積極的な受診をお願いするものであります。
地方税法施行令の改正により、
国民健康保険税の
医療給付費分の
課税限度額が61万円に
引き上げられるとともに、低
所得者に対する
保険料軽減の
対象世帯を拡大するための
所得基準額の
引き上げがあり、5割軽減と2割軽減となる世帯が拡大されたところであります。
本市においても、低・
中間所得者の負担を軽減する観点から、国に合わせて
法定限度額まで
引き上げを行うなど、
国民健康保険税条例の改正を提案しております。
高齢者福祉につきましては、引き続き、
老人クラブと連携を図りながら、
高齢者ができる限り寝たきりなどの要
介護状態に陥ることなく、安心して暮らせる社会、
高齢者が
健康で長寿を喜びあえる社会の実現に努めてまいります。
介護保険事業につきましては、いくつになっても自分らしく暮らせる
地域社会の実現を目指し、
生きがいづくりと
介護予防の
推進をはじめ、安心して暮らせる地域の支え合いの充実など、2年目を迎える第7期
介護保険事業計画の確実な
推進に努めてまいります。
また、
所得段階の第1段階から第3段階における
介護保険料についてはこれまでも軽減を行ってまいりましたが、本年10月に予定されている
消費税引き上げに伴う影響を鑑み、国が示した
調整率に合わせてさらに軽減することとし、
所要の
予算並びに
介護保険条例の改正を提案しております。
本市の交通安全につきましては、本年に入り
死亡事故の発生はないものの、5月末現在、
人身事故件数は32件、
負傷者数は39名と、件数、
負傷者数ともに前年同期を上回る結果となっております。
高齢者の
交通事故割合が高く、さらに
薄暮期の事故が
増加傾向にあることから、
高齢者の
事故防止対策に加え、
反射材の配布による
薄暮期における
歩行者対策など、引き続き
関係団体や
関係機関と緊密な連携のもと、悲惨な
交通事故が減少するよう努めてまいります。
コミュニティバス「のる my car」の運行につきましては、一部路線の
ダイヤ改正及びバス停の見直しを行ったところですが、さらなる
利便性の
向上を図るため、新たに
回数券を導入することとし、
コミュニティバス条例の改正を提案しております。
また、導入から12年が経過し老朽化したバスについて、このたび
一般財団法人自治総合センターの
コミュニティ助成事業助成金の内示がありましたので、車椅子に対応した車両へ更新することとし、
所要の
予算を計上しております。
(2)産業の
振興について
次に、産業の
振興について申し上げます。
海洋深層水トマトについては、先月の26日から
市内スーパー等で今季の販売を開始し、5月末現在で58キログラムの出荷があったところであります。
農事組合法人営農笠木が
整備する2棟目の
栽培ハウスにつきましては、7月下旬の完成を目指しているところであり、更なる生産の拡大と
ブランド化の
推進に努めることとしています。
稲作につきましては、米の
産地間競争が激しくなっていることや米の品質に影響を及ぼす
温暖化が続き、
主力品種であるコシヒカリの
一等米比率向上のため、田植え時期の繰り下げが多くの農家に定着しており、今後とも高品質で美味しい
滑川産米を目指して、
関係機関と連携しながら、指導・
支援してまいりたいと考えております。
また、地域の担い手の育成・確保を
推進するため、
農業経営の発展・改善に取り組む
経営体へ
支援を行うこととし、今回、
農業用機械の
導入助成について
所要の
予算を計上しております。
本市漁業の中心となる
ホタルイカ漁につきましては、5月末までの
漁獲量は約130トンと不漁であった昨年同時期に比べても約89トンの減となっており、過去10年の総
漁獲量の平均約488トンとの比較においても大幅な減となったところであります。
ほたるいか
海上観光につきましては、
滑川漁業協同組合の協力のもと、3月21日から5月6日までの47日間を
運航期間として行うことができ、そのうち4月1日から28日までの間は、昨年に引き続き氷見市の
運航会社と連携し、2隻体制での実施となったところであります。
運航率は、24日間の出航で51%、国内外の
観光客1,292人にご乗船いただき、「
ほたるいかの
まち滑川」で、神秘の光を堪能していただいたところであります。
富山湾岸クルージングにつきましては、本年の運航を4月27日から開始し、
ゴールデンウィーク期間中には、1,277人で、昨年の2倍近い乗船があり、
富山湾から見る
立山連峰や
能登半島の景観を楽しんでいただいたところです。新たに氷見への運航が可能となったところであり、12月1日までの
運航期間において、魅力あるクルージングコースを紹介し、さらなる
乗船者増に向け、今後とも積極的な
営業活動に努めてまいります。
ほたるいか
ミュージアムにつきましては、
平成30年度の
入館者数は、6万3,588人で、
新幹線開業以後、4年連続で6万人を超え、好調を維持しております。
また、さらなる
外国人観光客の獲得を図るため、本年7月26日から29日まで、台北で開催される「
台湾美食展」に参加し、
プロトン冷凍による
ホタルイカを使用した天ぷらを販売することとしております。
「
台湾美食展」
参加期間中には、去る5月23日から26日まで県内で開催された「
日台観光サミット」において、台湾からの
参加者に
大変好評をいただいた
富山湾岸クルージングや
ほたるいか
ミュージアムを含めた
本市観光資源のPRに加え、本年2月に訪れた
台湾観光協会や現地の
旅行会社等を再度訪問し、継続した
観光客の
誘致活動もあわせて実施することとしております。
「
ふるさと龍宮まつり」につきましては、来る7月13日と14日の両日、
ほたるいか
ミュージアム周辺を中心に開催される予定であります。県内で唯一の正三尺玉を打ち上げる
海上花火大会や
新川古代神街流しなど、夏の
滑川を彩る
市民総参加の
一大イベントとして、本市の一層の
活性化とイメージアップが図れるよう
支援してまいります。
(3)
都市基盤の
整備等について
次に
都市基盤の
整備等について申し上げます。
県施行における主な
道路事業につきましては、
道路ネットワークの
整備を着実に
推進するため、
一般県道滑川自然公園線や
主要地方道宇奈月大沢野線などの
観光道路の
整備のほか、
主要地方道滑川上市線の
下梅沢地内や、
一般県道黒川滑川線の
下島地内における
歩道整備など、
市内幹線道路の
整備が引き続き実施されるとともに、
入会橋や
早月大橋、
新月形橋のほか、あいの風とやま鉄道に架かる
菰原跨線橋の
橋梁補修が実施されることとなっております。
市の
重点事業要望としていた
海岸保安施設整備については、このたび、三ケから
荒俣地先にかけての
吉浦海岸における護岸や
波消しブロックの
老朽化対策が、
新規事業として個所付けされたところであります。
市民のより一層の安全、安心のため、引き続き
事業の
推進を働きかけてまいります。
市道等の
整備につきましては、
市道江尻高月線において国の防災・減災、
国土強靱化緊急対策事業等の
増額内示があり、今年度完成に向け
事業の促進を図ることとしております。
中滑川駅
周辺整備につきましては、本年2月から3月にかけて開催いたしました
近隣町内会での
座談会をはじめ、
市議会からのご意見を踏まえ、具体的な
事業費や
維持管理費等もお示ししながら、駅前の好立地を活かした「新たな
賑わい空間」の創出、「緑豊かで心安らぐ空間」の創出、安全・安心な
駅前環境の
整備、
公共交通の
利便性向上のため、それぞれの交通をつなぐ機能を強化すること等を基本に取り組んでまいりたいと考えており、
基本設計着手に向け、
所要の
予算を計上しております。
また、
中滑川駅
周辺整備に合わせ、
通学路の
安全対策や
駅前広場整備などを含めた
都市計画道路橋場国道線の
整備につきましては、国の
社会資本整備総合交付金の内示を受けたことから、
詳細設計など実施することとしております。
民間による
宅地開発につきましては、今回新たに
菰原地内、
沖田新地内、
上小泉地内における
宅地造成計画が提出されたことから、
定住人口の増加と良好な
住環境整備を
推進するための
支援を行うこととし、
所要の
予算を計上しております。
東福寺野自然公園につきましては、年度初めの
施設点検において「ふわふわドーム」の外膜に亀裂が確認されたため、使用を中止しておりますが、
利用者から一日も早い再開が望まれており、7月末の完成に向け緊急に
修繕工事を実施しているところです。
下水道事業につきましては、
浜加積、
早月加積及び
中加積地区における
管渠築造工事に加え、
浄化センターの
耐震補強や
長寿命化対策を実施することとしておりますが、このたび、国の本
予算成立を受けて
増額内示がありましたので、
所要の
予算を計上しております。
(4)教育の
向上について
次に、教育の
向上について申し上げます。
学校教育につきましては、「
ものづくりの
まち滑川」の将来を支える人材を育成するため、観察・実験・
体験活動を通して学ぶ、科学・理数・
ものづくり教育を
推進しているところです。
県の
委託事業として
早月中学校及び
北加積小学校において、
ものづくりから販売までの
活動を企画し実行する
起業体験推進事業を実施することとし、体験を通じ、
チャレンジ精神を高め、地域とのかかわりの中で、「
ふるさと滑川」への愛着が深まることを期待するものであります。
学校施設の
整備につきましては、
独立行政法人日本スポーツ振興センターの
スポーツ振興くじ助成金を活用し、
滑川中学校の
テニスコートを人工芝と
夜間照明を備えた
コートへ再
整備することとし、これまでの
部活動での使用に加え、
一般開放を行うことにより、広く
市民の利用を促すことで、
スポーツの
振興を図ることとしております。
東福寺野自然公園研修センター「
青雲閣」につきましては、施設の
建替えに向け、豊かな自然を最大限に生かし、
周辺施設と一体的に利用できるような建物の配置、規模、
形態等について
調査研究を行うこととし、
所要の
予算を計上しております。
博物館では、7月20日から9月8日まで、過去に本市で発生した地震、風水害、
火災等について「なめりかわ〜災害の記憶〜」展を開催することとしておりますが、このたび
公益財団法人日本海事科学振興財団から
支援の決定があったことから、内容を充実させ実施することとし、
滑川で起きた災害を振り返り、防災・減災について今一度見つめ直す機会となることを期待しております。
スポーツの
振興につきましては、
県代表として
全国大会等へ出場する
市内児童・生徒が最近増えており、大変嬉しく思っております。
さらなる
競技力の
向上に努めるとともに、「
健康寿命延伸都市」の実現に向け、
市民の誰もが
健康で生涯にわたって
スポーツに親しむことができる
環境づくりを進めているところであります。
去る5月16日には
スポーツ・
健康の
森公園において、市内の小学5、6年生児童が一堂に会して
学童体育大会が開催され、6つの新
記録樹立や、学校を超えた児童間の交流が図られたものと考えております。
社会体育施設の
整備につきましては、
スポーツ・
健康の
森公園陸上競技場において
利用者の
利便性を
向上するため、走り幅跳び走路等の増設を行うこととし、
所要の
予算を計上しております。
(5)その他
ふるさと納税につきましては、昨年度は、返礼品や品数の見直しを図り、寄附件数は909件と一昨年度に比べ増加し、およそ1,400万円のご寄附をいただいたところです。地方税法の改正に伴う寄附金控除の指定を受けるとともに、今月からは、返礼品に海産物やりんごなどの品目を加えた寄附額2万円のコースも新設することとしたところであり、引き続き、本市の魅力や地場産品のPRに努めてまいります。
2 補正
予算の説明
次に、今回提案いたしました補正
予算の概要についてご説明申し上げます。
議案第41号は、
令和元年度
一般会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正
予算額は、3億2,714万6,000円であり、補正後の
予算額は、128億2,025万円となります。
歳入につきましては
国 庫 支 出 金 7,718万3,000円
県支出金 1,711万6,000円
繰 入 金 10万円
繰 越 金 1億1,047万3,000円
諸 収 入 6,937万4,000円
市 債 5,290万円
であります。
一方、歳出につきましては
総 務 費 1,300万円
民 生 費 5,903万円
労 働 費 300万円