滑川市議会 > 2019-03-11 >
平成31年 3月定例会(第4号 3月11日)

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  1. 滑川市議会 2019-03-11
    平成31年 3月定例会(第4号 3月11日)


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    最終取得日: 2021-09-21
    平成31年 3月定例会(第4号 3月11日)                  平成31年3月           滑川市議会定例会会議録 第4号 平成31年3月11日(月曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 4 号                        平成31年3月11日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  予算特別委員会の正副委員長の選任 第 3  議案の委員会付託          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 予算特別委員会の正副委員長の選任 日程第3 議案の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(13名)     2番 大 浦 豊 貴 君    3番 脇 坂 章 夫 君     4番 青 山 幸 生 君    5番 角 川 真 人 君
        6番 竹 原 正 人 君    7番 尾 崎 照 雄 君     9番 原     明 君    10番 岩 城 晶 巳 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(2名)     1番、8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                                    上 田 昌 孝 君  副市長                                   石 川 忠 志 君  総務部長                                  膳 亀   進 君  企画政策課長                                岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱                         下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)                           元 起   修 君  財政課長                                  石 川 久 勝 君  営繕課長                                  川 岸 弘 明 君  税務課長                                  妻 木 朋 子 君  産業民生部長                                石 坂   稔 君  産業民生部参事市民課長事務取扱                       藤 田 博 明 君  市民健康センター所長                            結 城 幹 子 君  生活環境課長                                黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱                     澤 口 幸 二 君  産業民生部次長商工水産課長事務取扱観光課長事務取扱海洋資源振興課長事務取扱 網 谷 卓 朗 君  商工水産課主幹                               長 崎 一 敬 君  産業民生部参事農林課長事務取扱                       成 瀬 久 之 君  建設部長まちづくり課長事務取扱                       藤 名 晴 人 君  まちづくり課主幹                              石 井 正 広 君  建設部参事公園緑地課長事務取扱建設課長事務取扱               岩 城 義 隆 君  公園緑地課主幹                               荒 俣 哲 也 君  上下水道課長                                長 瀬   斉 君  浄化槽整備推進担当課長                           石 川 美 香 君  会計管理者会計課長事務取扱                         菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                              伊 井 義 紀 君  教育長                                   伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱                   上 田 博 之 君  学務課長                                  石 倉 裕 子 君  生涯学習課長                                地 崎 紀 子 君  子ども課長                                 落 合 真理子 君          ──────────◇──────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                                  岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  おはようございます。  それでは通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まずはじめに、観光振興についての質問をさせていただきます。  前回の定例会でも同様の質問をさせていただきましたが、前回、外国人観光客の誘致について、今後の取り組みについて質問をさせていただきました。そのときの当局からの答弁は、既に多くの外国人観光客が県内を訪れており、今後さらに増加する外国人観光客を誘致するため、旅行コースの一部に市内施設等が組み込まれるよう、旅行会社等に本市の観光資源のPRと営業活動をしていくことが重要であるということを言っておられました。  それから早速、営業活動として、先月の18日から21日の4日間、観光キャラバンin台湾ということで、上田市長はじめ原議長、滑川市観光協会の会長さん、ウェーブ滑川の取締役、市の職員2名と私、合計7名で観光PRに行ってまいりました。  上田市長におかれましては、台湾への観光PRへ出発する2週間余り前に、全国市長会の視察研修での、某テレビ局のカメラ対応のおかげで、たちまち滑川市が全国に知れ渡ることもあり、再度パパラッチが来ていないか、私は空港や駅などであたりを見回し、不審な人がいないか、1人でそわそわすることもありましたが、私は市長に対して勇気を絞って言いました。見知らぬ人に声をかけられても、無礼者とか言ったらだめですよと。返答は苦笑いでありましたが、それだけに気を引き締めて観光PRに集中してまいりましたということをご報告いたします。  今回の観光PRについては、4日間の行程でありました。  初日と最終日は空港からの移動で、それぞれ1日ずつかかっておりますので、2日目の台中市内の観光PRでは台中市、南投市の市職員をはじめ、滑川有恒ライオンズクラブさんと大変友好がある南投ライオンズクラブほかライオンズクラブ関係者、また、台中市内の旅行業者さんを含め、合計約50名の参加のもと、パワーポイント等で滑川市の概要、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、海洋深層水、そして食としてのホタルイカをそれぞれプレゼンし、参加された皆様には、一定の理解を得られたことというふうに思っております。  その後、台中を後にし、新幹線で高雄市へと移動し、日台交流協会高雄事務所へ表敬訪問をし、意見交換をさせていただきました。  その後、高雄市内にある五福旅行社へ観光PRをし、夕食後、台湾ランタンフェスティバルを見学させていただき、ランタンの大きさや数、それから人出の多さ、スケールの大きさにびっくりし、帰路に着きました。  翌3日目は、高雄市から再び新幹線に乗り、台北へ移動し、台湾観光協会へ表敬訪問をし、ここでも滑川市の観光についてPRをしてまいりました。  その後、JEC台湾事務所へ訪問をし、インバウンドに関する取り組みについて、いろいろと事例を交えて紹介していただきました。  その後、立山黒部アルペンルートへの送客が台湾で五本の指に入る旅行会社3社へ、それぞれ観光PRをし、帰ってきたわけでありますが、総じて思ったことは、旅行会社の日本への送客担当者は若くて日本語も上手であります。コミュニケーションがしっかりとれますけども、肝心のホタルイカを見たこともなければ、食べたこともないということでありました。  担当者自らが見たこともない、食べたこともないホタルイカを、第三者である観光客の皆様に、果たしてよさを伝えることができるかというと疑問でなりません。  そこで、今回、観光PRさせていただいた台湾について、当局へ幾つか質問をしたいと思います。  はじめに、先日訪問した台湾の観光PRキャラバンについて、今回の目的の達成度の検証と、今後の課題、そして、どう観光客の誘致につなげていくのか伺います。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えさせていただきます。  まず、原議長、竹原委員長におかれましては、今回、ともに観光PRキャラバンにご参加いただきまして、PRいただいたことについて、まことにありがとうございました。  また、今、議員からおっしゃられましたが、滑川有恒ライオンズクラブ、そして台湾の南投・台中ライオンズクラブの皆様には、多大なるご協力を賜りまして、大勢の方に参加していただいたことについてもお礼申し上げます。  それではお答えいたします。  今ほども議員からもありましたが、2月18日から21日までの4日間の日程で、上田市長、原議長、竹原産業厚生建設委員長早川観光協会会長小林ウェーブ滑川取締役、そして観光課職員2名の7名で、台湾への観光PRキャラバンを行ったところでございます。  近年、台湾から毎年10万人以上の観光客が富山を訪れており、その旅行コースの一部に本市の観光資源が組み込まれるよう、トップセールスを行い、現地の旅行会社等へPRすることを目的としており、タイトなスケジュールの中、十分その目的を達成したものと考えております。  今後の課題といたしましては、多くの日本の自治体等が観光PRを行っている現状の中、目にとまる、選ばれる観光地となるよう、継続した情報収集や多彩なPR活動、現地旅行会社との連携・協力体制の構築、今ほどおっしゃいましたが、言葉の壁への対応が必要であると考えております。そして、ホタルイカを見たこともないという担当者が多い中、それらの情報もしっかりとPRすることが必要と思っております。  また、これらの課題に対応したPR活動等を実施し、間をあけず、スピード感を持って行っていくことにより、さらなる観光客の誘致につなげいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど課長のほうから、今後の課題ということで、本市が選ばれる観光地というお話がありましたけども、今回のPRでも、ほたるいかミュージアムホタルイカに関したこと、あるいは海洋深層水でPRということもありました。  海上観光、富山湾岸クルージングもそれぞれPRしてきたわけでありますけども、選ばれる観光地とはどのようなことを指すのか、教えていただけますでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  選ばれる観光地、日本全国、そして県内にもたくさんの観光地がございます。その中で、やはりぜひ滑川のホタルイカ、そして海上観光をぜひ体験してみたいという方たちに選ばれるということであるかと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  課長にとっては、基本的には春のホタルイカがメーンであるというようなニュアンスではなかったかなというふうに感じましたけども。  関連しますので、次の質問に移りますが、今回、一度訪問をして、市長がトップセールスをしたからといって、すぐに観光客が増えるわけではありません。さらなる営業活動として、台湾の旅行業者の富山県への送客担当者を滑川市へ招待して、実際にほたるいか海上観光やほたるいかミュージアムクルージングなど、見て、体験してもらい、PRすべきというふうに考えておりますが、見解をお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今回のPRキャラバン時には、本市の魅力を十分にPRしたところでございますが、やはり百聞は一見にしかずと申しますが、旅行会社やメディア、そして有名ブロガー等に実際に見ていただくことが必要で、議員ご提案の招聘事業は非常に有効であるというふうに考えております。  しかしながら、本市のみで実施するには、旅行会社等の参加数やコストの面から難しい面もございます。このことから、富山広域連携中枢都市圏、これは富山市、上市町、立山町、舟橋村、滑川市で構成しておりますが、広域連携、こういう中で周辺市町村と連携した事業の実施も視野に入れながら考えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  広域連携をしていくことも、一つの手だというふうに伺いましたけども、私、今回行かせていただいて、4社ほど旅行会社さんとお話をする中、やはり全ての旅行者に観光PRすることは大切なことでありますけども、やっぱり、今後おつき合いしていく旅行会社を選定していく必要があるのではないかなというふうにも感じました。  やはり旅行会社からしてみれば、内容が濃くて安ければ、それぞれ観光客の皆さんも参加しやすくて、人出は増えるというふうに思っていますけども、そればかりにとらわれて、足元をすくわれるようなことになっても困ります。やはり1社でも2社でもいいですから、しっかりとした信頼関係を結ばれる旅行会社とのきずなづくりというのが、私は大切であろうというふうな思いから、やはり送客担当者、民間でいえば接待ですね、営業に行う接待をして、しっかりと信頼関係を築くということも、私は大切ではなかろうかなというふうな思いであります。
     広域連携になって、ほかの市、町と連携して送客していただいたとしても、観光地として、最初は来ていただいたとしても、そのあとのリピーターということを考えると、やはりほかの市や町に観光客が取られてしまう懸念もありますし、滑川市だけということもありませんけども、やはり滑川市の特色を十分に生かして、PRしていくべきだなというふうに感じております。  関連していますので、次の質問に移りますけども、台湾観光協会へ表敬訪問した際、ことしの7月26日から29日の4日間のスケジュールで、現地では台湾美食展が開催されるというふうに伺いました。その際、富山県として紹介ブースを出展していただけるというふうにも伺いましたが、滑川市として、県と一緒に市内の旅館組合さんや、飲食店組合の代表者等にも同行していただいて、ホタルイカのPRを行ってはどうかと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  竹原議員には、前回の台湾訪問もご同行いただきました。そして、今回の質問はそれをまとめていただいているということでございまして、本当にありがとうございます。  今のご質問ですが、台湾の美食展に参加せよということでございますが、おっしゃるとおりでありますけども、全体といたしましては、今始まったばかり。ひとつ無理のない、無駄のないこともやらなきゃいけないんですが、初期とすれば、パンチのきいたことをやらなきゃいけないと思っています。  中途半端はやらないほうがいいという感じでありまして、今おっしゃったように、今後どのような方向で進めていくか、具体的につなげていきたいと思いますし、この美食展にはぜひ参加すべきだと思っています。  と同時に、今ありました県にも、そして場合によっては、昨今の台湾は新川広域圏も持っていったり、富山の広域圏の連携の組織で何とかしようという動き、さらに同時期に一緒に行っていたのは砺波市の市長でありました。向こうで会わなかったねと砺波市長と後で声を交わしていたんでありますけれども。  要は、春の観光の目玉のホタルイカ、春の観光の砺波のチューリップ、春の観光の目玉の立山、こういうものと合わせて無駄なく富山県観光の流れの中で、滑川のホタルイカが強調される、そういうことであってもらいたいなと思っております。  クルージングにつきましても、おっしゃるとおりでございますし、さらに滑川の特徴は企業が多い。産業観光の面でも開ける道はあるものとこのように思っておりまして、幅広く滑川のボリュームをしっかりとお示しし、台湾の観光会社、そしてまた協力いただいた台湾のライオンズクラブの皆さんにも快く来ていただけるように、準備をすべきだと、このように思っています。  時間をかけてばかりはおられませんが、早急にその体制を組んで、皆さんの協力を得ながら、頑張ってまいりたいと思います。  今回の台湾訪問は、議長と竹原議員が一緒にご同行願ったこと、このことは大変力強く、これからもぜひお願いしたいと思いますし、議会の皆さんの協力がぜひ必要でございます。よろしくお願い申し上げまして、答弁にかえさせてもらいます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市長、ありがとうございました。  パンチのきいたことをやりたいということでございますので、この美食展については現地で伺ったところ、4日間で例年16万人が訪れる美食展であるというふうに伺いました。  これだけ規模の大きいものは、私にとってはチャンスだと捉えて、せっかく滑川市はプロトンという最新鋭の冷凍機を持っていますので、台湾へは肉の持ち込みは罰金ですけれども、魚の持ち込みはどれだけしてもいいということでありましたので、洗面器1杯とはいわず、プロトンで2トンダンプいっぱい分ぐらい凍らせて、そのうち運べるだけ運べる分の冷凍したホタルイカ、あるいは刺身になったホタルイカを持っていって、美食展で徹底的に振る舞うこともひとつ考えていただきたいというふうに思いますが、再度どうですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほどご提案のありましたプロトン、これも滑川市のブランド化を進めるうえで大変な観光資源であるというふうに考えております。  ご提案のございましたこのことについても、しっかりと対応するように、準備を進めたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひよろしくお願いいたします。  最近はホタルイカの漁獲量も大変減っているということで、高いホタルイカの状態で冷凍するのはおとましいものですから、たくさんとれたときにしっかり抜かりなく、保存のほうをしていただければというふうに思っています。  続いての質問に移ります。4番目です。  今回、観光PRに伺った旅行業者からは、団体客の送客として、企業、会社ですね。社員旅行や、例えば営業目的達成のご褒美旅行については、多少金額が高くても、内容的に満足していただける旅行商品を求めているというふうにも伺いました。  私たちの地元の民間業者の企業努力に任せるのか、あるいは本市として取り組める、賛同できる企画等について、民間業者と一緒に事業展開していく考えはあるのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今回のPRでは、本市の観光資源を団体パッケージツアーのコースに組み込んでもらう提案のほかに、企業の社員旅行や、個人の自由に行程が組まれる旅行での本市への誘客も目的といたしております。  観光PRは市として取り組むべきものであり、旅行商品の開発については、旅行業をなりわいとする民間業者が主に行うべきものと考えておりますので、事業として連携や協力ができる部分は、積極的に協力してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  積極的に協力していきたいということでありますけども、では、どのくらいのことまでは協力できて、これは協力できないというものというのは実際あるのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  実際協力できる部分、それはどういうものがあるか、それらについてもしっかりと今後考えて進めてまいりたいと。今始まったばかりでございますので、それらについても確実に考えながら、進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今回、観光PRした中で、すぐにほたるいか海上観光に来ていただいても、既に席が埋まっているということで、旅行会社さんのほうには、ぜひ来年来てくださいという言い方で、営業PRを今回させていただきました。  ただ、立山黒部アルペンルートに行かれる際、あるいは帰ってこられる際の立ち寄りとして、滑川市においてはほたるいかミュージアムとか、湾岸クルージングとか、深層水を体験していただいたりとかいうことを、今回大きくPRさせていただきました。  実際に台湾の五本の指に入る旅行社3社については、合計すると、立山黒部アルペンルートについては4万人余りの送客がありますから、例えば1割でもいいですから、滑川市に立ち寄っていただくような仕掛けも私は必要ではなかろうかなと。  その後、インバウンド対応ということで、先ほどもありましたけども言語対応、こういったことについても、今回行かせていただいて思ったのは、スマートフォンで翻訳する機能もあって、使っている方もいらっしゃいました。また、翻訳機を借りて使っている方もいました。  じゃ、今後、外国人観光客の誘致については、言葉の壁があるのであれば、例えば市で翻訳機を購入して、各種貸し出しをするとか、翻訳機を購入する際、少しは補助してあげるとか、そういったことも今後進めていかなければならないのかなというふうに思っています。  特に観光客の皆さんが市内に来られても、看板等については、ミュージアム等は多言語対応ということになっていますけど、民間の飲食店だとか市内施設というのは、なかなかそういった対応になっておりませんので、ぜひ、そこの場所だけやるというのではなく、観光地あるいは飲食店、商業施設等々で対応できるような配慮もひとつ考えていただきたいなというふうに思っています。  そのほか、いろいろやっていただきたいことというのはたくさんあるんですけども、やはり地元の観光業者さん、旅行業者さん、それから旅館組合さんとか飲食店組合さんとか、いろいろやっぱりアンテナを張って、いろんな情報の行き来をして、何が必要なのか、どういったことをしてあげれば観光客の皆さん、地元の皆さんに喜ばれるのかということを十分に考えていただいて、行っていただきたいなというふうに思っています。  前回もお話ししましたが、ほたるいか海上観光については乗船するには5,000円の大人料金がかかりますけど、じゃ、夜の夜中に2時にタクシーを借りて、朝の6時まで送迎のために待たせていたら、大体2万円ほどかかるんですよ。そしたら、海上観光に5,000円出して喜びに来たはずなのに、タクシーの送迎で2万かかったと。どっちが思い出ですかと言えば、2万円のタクシーに乗ったことが思い出だと、費用対効果でいうと、言われかねないことにもつながりますので、以前にも申し上げましたとおり、旅館組合さんはそれぞれ一生懸命努力をされておりますけども、送迎についてはぜひ考えていただきたいなと。前回もお話しましたけれども、なかなか対応できないというお話でありましたが、今後、民間企業との連携事業ということで、こういったこともぜひ取り組んでいただければというふうに思っています。きょうは答弁は要りません。  次の質問に移ります。  ことし5月の日台観光サミット、それから10月の世界で最も美しい湾クラブの総会が富山県で開催されます。  滑川市はエクスカーションをするということになっておりますけども、その内容について、どのような計画なのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  2019日台観光サミットin富山は、5月23日から26日の日程で行われ、25日に本市でのエクスカーション、体験型の小旅行でございますが、それが予定されております。  内容については、富山湾岸クルージングの体験と、ほたるいかミュージアムの見学が予定されております。  もう1つの、2019年世界で最も美しい湾クラブ富山県総会は、10月16日から20日の日程で行われ、20日にエクスカーションが予定されており、本市における内容としては、ほたるいかミュージアムの見学が予定されております。  世界で最も美しい湾クラブにおいては、クルージングというのは滑川市ではございませんが、キラリンに乗るクルージングについては、海王丸パークから海竜マリンパークへのサンセットクルージングが、そこの総会で予定されております。  そこで、滑川市ではエクスカーションには組み込まれておりませんが、キラリンのクルージングを楽しんでいただくというようなことになっております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ありがとうございます。  では、5月の日台観光サミット、それから10月の世界で最も美しい湾クラブの総会についてのエクスカーションが、それぞれ5月の25日、10月の20日という日程をお聞きしましたけども、じゃ、実際、何名の方をエクスカーションに参加していただく予定なのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  エクスカーションにつきましては、現在のところ、その大会の参加者、これを県内の観光地、何グループかに分けての実施が想定されております。  その際に、どのコースを選ばれるかということは、まだ今のところはっきりしておりませんので、ただ受け入れ体制としては、キラリンの乗船が40名ということでございますので、40名とか、バス1台とかというような範囲にはなるかというふうには考えております。  また、できるだけ滑川市のコースに参加いただくようにというふうに考えております。  そして、台湾を訪問した際には、旅行会社の関係者からも、日台観光サミットに出席されるという方ともお話をしてきたというふうに聞いております。その中で滑川市にぜひお伺いしたいというような話も聞いております。  滑川のエクスカーションにできるだけ参加いただけるように、また取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  エクスカーションについて、ほたるいかミュージアムの見学等が盛り込まれるという話でありましたが、じゃ、ホタルイカなど滑川市の食についての提供というのはどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  エクスカーションは県がやるわけでございまして、現在、その中で検討しておるということでございます。  エクスカーションのほかにも、世界で最も美しい湾クラブにおいては、滑川市のホタルイカ、プロトンのホタルイカになりますが、それを提供するというようなことも含めて、現在進めております。  できる限り、そういうような滑川のブランドもあわせてPRしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  冒頭、私、申し上げましたが、台湾の旅行会社さんのほうに観光PRに行くと、送客担当者はホタルイカを見たこともなければ、食べたこともないというふうに言わせていただきました。  今回、ミュージアム等に行かれれば、ホタルイカの現物がいれば見ることができるかもしれませんけども、やっぱり食のホタルイカということで、せっかくのプロトンがありますから、そういったものをしっかり活用して、新鮮なホタルイカを提供できるように、また頑張っていただければというふうに思っています。  それでは、大きな2番目の質問に移ります。ことしの10月に消費税率の引き上げが予定されておりますが、本市において、今定例会で上程された条例改正について、適正と考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  それではお答えいたします。  今回の条例改正につきましては、本年10月からの消費税率の引き上げに伴い、各施設の利用料について、2%の引き上げ分を反映させるものでありまして、そういう意味では適正であるというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  2%分ということで、適正だというお話を伺いましたが、次の関連した質問に入らせていただきますが、入場料、入館料、使用料などの料金変更が市内全ての施設に当てはまっているとは見受けられません。適正な料金設定なのか、関係者としっかり協議を行ったのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  先ほども申し上げましたが、まず、本年10月から消費税率の引き上げに伴いまして、使用料について2%の引き上げ分を反映させたものであります。  ただ、100円などの、俗に言うワンコインで利用できる施設、例えばコミュニティバス、駅前、駅南の駐車場、フットボールセンターのシャワー、こういったものにつきましては、利用者の利便性を考慮いたしまして、据え置きとしたものであります。  また、ほたるいかミュージアム、タラソピア、アクアポケット、こういった施設につきましては、条例で利用料金の上限を定めておりまして、指定管理者がその範囲内で利用料金を定めることとなっており、今回の税率引き上げ分を反映させたとしても上限の範囲内であるということから、今回は改正は行わないというふうにしております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどの指定管理者の部分について、再度お伺いしますが、料金設定が上限だということであります。  今後、消費税率の引き上げが行われた際、ミュージアム等々の施設の入場料というのは、今後高くなる可能性はあるのかないのか伺います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  この上限の中で指定管理者が使用料を定めるということになりますので、これからそのへんにつきましては、指定管理者、それから市と協議をして定めていくことになるかと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  わかりました。  この料金設定については、先ほども100円バス、コミュニティバスの100円は値上げしない、それから駐車場についても300円から端数が出る煩わしさがあるから、値上げはしない、据え置きだというお話がありました。  私は、例えば利用頻度の少ない施設は、今後の維持管理費を捻出するためにも、利用料金を消費税増税分の2%を、ただただ上乗せするのではなくて、もう少し高く設定するとか、わかりやすく丸い数字にするとか、また、利用者の多い施設については、なぜ利用者が多いのかをしっかり検証して、価格の据え置き、あるいは値上げ、いろいろと私はやり方があるんではないかなというふうに思いますけども、利用料金の見直しなどについて考えていくべきだというふうに思っていますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  この利用料金については、幾つかの考え方があると思います。  例えば民間の場合ですと、建設から運営、維持に係る全ての経費を賄うということもあると思いますし、今回、この公の施設というものは、住民の皆さんの福祉を増進させるという一番の大きな目的がありまして、全ての住民の方に利用の機会を提供するということから、ある程度は低廉な負担で利用できることが望ましいというふうにも考えております。  利用料金そのものの見直しにつきましては、また利用形態の変更、あるいは建てかえ等の際には、検討はすべきものであるというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ということは、今回の条例改正についての料金の見直しというのは、全くなかったという解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。
    ○総務部長(膳亀 進君)  今回につきましては消費税率2%分を反映させるということで、料金そのものについては特に見直しは行っておりません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  せっかく私はこの条例改正をするのであれば、使用頻度等も鑑みて、2%にこだわることなく、しっかり見直しをしたうえで、議論したうえで、じゃ2%上乗せでいきますという答えを出すのが、私は筋道だろうなというふうに思っています。  このまま2%分、増税分でオンしました、10%でございます、じゃ、いつになったら料金設定の価格見直しというのは条例改正できるんですか。伺います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  利用料金そのものにつきましては、今ほども申し上げましたが、利用形態が大きく変わるとか、あるいは建てかえ、こういったときに行いたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  建てかえ等については、まだまだ先の話でありますから、あまり重くは受けとめていませんけども、なぜ見直しができなかったのか、残念でならないわけであります。  関連していますので、次の質問に移りますが、市内体育施設等、公共施設の利用料金について、以前より、市内、市外の利用者へ、利用料金の差をつけるなど、改善すべきというふうに提案してきましたが、条例変更しようとしている現在、そのような議論はなかったのか伺います。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  お答えいたします。  市内の体育施設におきましては、市内外より多くの方々に利用いただいておるところでございます。  また、昨年1月末にオープンいたしました屋内運動場につきましては、先月で利用者が1万人を超えるなど、にぎわいを見せておるところでございます。  体育施設の利用料金、利用方法につきましては、このたびの条例改正に際しまして、各施設の指定管理者とも協議を行ったところでございます。  市内、市外の利用者でも、料金差は特に設けておりませんが、大会等の施設予約について、市内関係者からの要望を優先し、年間利用調整をしているほか、冬季間に特に混雑いたします屋内運動場につきましても、市内の関係団体が優先的に予約できるなど、市民が利用しやすいように配慮しているところでございます。  また、市内のスポーツ少年団、中学校の部活動の練習につきましては、体育施設の利用料無料化ということで行っているところでございます。  今後も引き続き、スポーツを通じた健康なまちづくりを目指し、利用しやすい施設となるよう、指定管理者とも連携しながら努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、私が伺ったのは、体育施設の利用料金については、市内、市外の料金差をつけるべきだというふうな提案をしてきたうえで、どうなんですかというふうな質問をさせていただきました。  ただただ、言い逃れのような形の答弁だったのかなというふうに思いますが、今後、この市内、市外の利用者に対しての料金設定について、改善することができるのかできないのか伺います。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  利用者にとりましては、市内、市外を問わず、指定された料金を支払って、体育施設等を利用いただくことになっておりまして、その料金が使用する、しない、あいている、あいていないを選択する際の、重要なポイントであるかと思います。  多くの方々、それは市内の方々、市外の方々問わず利用いただくことによって、その使用料が管理している団体に入ってきたりということもございますので、一概に差を設けるとか、値段を下げるとかというようなことにはつながりません。多くの方々に利用いただく、また市内の方々には、いろんな部分で配慮して多く使っていただきたいというふうなことで、今回このようなことにしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  何やら遠回し遠回しで、聞いていたらわからなくなってきましたけれども、今回、市内、市外の料金設定の格差はつけないということで、私は理解させていただきました。  体育館に限らず、どこの施設でも利用時間区分というのが設定されています。午前、午後、夜間、全日――1日のことです――に区切られておりますけれども、午後の利用時間の定義が13時から17時、夜間の利用時間の定義が18時から21時になっています。  では、17時から18時の1時間が空白の1時間となっておりまして、利用する側は大変戸惑うわけであります。  これらのことも改善すべきだということで、以前から言っているにもかかわらず、お役所の事なかれ主義なのか、一向に改善もされず、ただ、消費税増税分の利用料金を上げるだけと。これでは、条例改正をする意味があるのか、疑問でなりません。  また、今後、施設案内等のパンフレット等、利用料金の記載が必要なものはつくり直しということで経費もかかってきます。まだ10月までには時間がありますから、今、慌てて条例改正をするのではなくて、関係者、利用者、それぞれ話し合いをして、きちんとした答えを出したうえで、条例改正をすべきだというふうに思っています。  利用者目線で言うと、先ほども課長さんが言われましたが、利用料金は安いにこしたことはありません。しかしながら、維持管理費には莫大なお金がかかっているということを、利用者の皆さんにしっかりお伝えして、理解してもらうことも必要というふうに考えておりますけども、いかがですか。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  議員がおっしゃるとおり、利用料は施設を管理、運営するうえで大切な財源でございます。そちらのほうの適切な料金の設定というのは、大きな問題であるというふうに思っております。そちらのほうも、指定管理者とも今後も十分協議をしていきながら、利用しやすい、管理に影響のないような形のものをまた考えていきたいというふうに思います。  また、利用時間帯の空白の時間の利用等につきましては、それらをまたがる団体等も多くいることから、運用等について指定管理者とも、今後、また詰めていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  利用区分については、17時から18時まで、1時間の利用料金の設定というのはありませんから、ちゃんと1時間分なのか、時間で区切るのか、そこらへんはしっかり協議をしていただいて、今後、パンフレット等、施設案内等については記載されると思いますので、しっかり対応していただきたいというふうに思っています。  先ほども、料金が据え置きなのは幾つか伺いました。でも、今回、例えばゲートボール場の個人利用130円を140円へ値上げすると、10円も値上げをするわけであります。けど、今ほどの体育館の使用料、個人利用者の利用料は据え置いて、私は公平性に欠けるというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  体育センターの個人利用料につきましては、消費税の2%アップ分を勘案したところ、現在の料金に数字が変わらないということで、今回、値上げをしておりません。数字等が利用者にとってわかりにくくないようなものということで、計算した結果のものでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私が言っているのは、ゲートボール場が130円から140円で10円値上げをはちはんでやって、体育館の使用料は数円なので値上げしませんというのであれば、最初からそこも10円上げればいかがですか。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  体育館につきましては、もとのオープン当初からの値段に対して、これまで消費税分を反映させてきたという経緯もございます。それらによって変わってきているものでございまして、ゲートボール場分の積算根拠の部分はちょっとわかっておりませんが、例えば8%のときに数字が変わらなかったものが、10%になったために10円を上げざるを得なかったというようなこともあるかと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほど、膳亀部長のほうから、利用料金についての据え置き等々のお話も伺いまして、ミュージアム等の入場料金については、今後、指定管理者に協議してということでありました。  ミュージアム等ウェーブ滑川さんには、ちゃんとした利用料金設定についての裁量権をお持ちでありますけども、今ほどの体育館に関しては、公益財団法人滑川市体育協会が指定管理者となっているわけなんですけど、そこには料金設定に関する裁量権というのは全くないのか伺います。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  体育センターにつきましては、条例で定めた金額をもって、指定管理者のほうに委託しているということでございますので、タラソピア、ミュージアム等との金額の設定のやり方とは違うものというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  体系が違うからというお話でありましたが、今回、先ほどもお話がありました屋内運動場、オープン1年目で1万人利用客が使われたということであります。  今現在、この屋内運動場というのは、丸い数字での利用料金になっているというふうに思います。数十円、今回、利用料金の値上げをするというのは、私はなじまないというふうに思っています。  市内業者さんの寄附も含めて建設されているものでありますから、指定管理者の事務手続き上の金銭のやりとり、それから利用者目線から見た利便性について、これはどう思いますか。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  屋内運動場につきましては、8%を含んだ丸い数字ということで考えておりまして、今回2%分の金額をアップしたというものでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この屋内運動場については、例えば市内スポーツ少年団、あるいは中学生の部活動等に使用すれば、利用料は減免というか、無料になりますけど、一般利用客が団体として使用した際、丸い数字だったのが50円値上げだとか、そういったことになっています。  子どもたちが使う分については無料でありますから、一切思わないんですけども、団体利用者についての何十円の値上げで、果たして利便性が保たれるのかというのは、先ほどコミュニティバスの100円、駅前、駅南駐車場の300円の駐車料金、これらは据え置きですと言っておきながら、こういったきれいな丸い数字を、甚だ難しく料金設定をするというのは、ちょっとなじまないんじゃないかと思いますけども、再度伺います。 ○議長(原 明君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  議員がおっしゃるように、丸い数字から端数の出る数字といいますか、何十円という数字になるところに、少し戸惑いはあるかもしれませんけれども、このたびの法改正といいますか、消費税の引き上げ分を反映するというところで、利用者の方々には理解していただくように、またPRしていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  あくまで消費税増税分の上乗せしか考えていないようなので、これ以上は申し上げませんけども、やっぱり公共施設の料金体系というのは、利用してもらって何ぼだというふうに思っていますので、これをハードルを上げて、何万も何千円も値上げをして使っていただけなかったというのも一つの考え方、でも、その施設じゃないと何も行えないということになれば、多少高くても利用者は必ずいるという物の見方、いろんな考え方があるわけでありますから、ただただ安ければ利用者が増えるだろうということで、値上げもせず、据え置きにした結果、数年後には、あのとき利用料を上げておけばよかったというようなことのないように、やはり利用者、それから施設管理者としっかり協議をして、料金設定は慎重に行うべきだというふうに思っています。  体育館については、それこそアマチュアスポーツとそれ以外のもので莫大な金額の差がついておりますから、そういったことも含めて、やっぱり利用者の皆さんにたくさん使っていただけるような施設管理のあり方を、今後も求めていっていただければというふうに思っています。  これ以上、再質問を申し出ても、返ってくる答えは多分一緒だと思いますので、これ以上は申し上げませんが、よろしくお願いいたします。  それでは、大きな3番目の質問に移らせていただきます。  子どもたちの安全・安心について伺います。  前回の定例会でも伺いましたが、昨年の夏に実施した通学路の点検後、危険箇所に対する対応について進捗状況を伺います。  これは、前回も通学路の修繕すべき箇所を把握し、対応しているかを質問しました。そのときの答弁では、道路パトロールのほか、住民の方からの連絡によって修繕箇所を把握しており、対応については、現場の緊急性等を考慮し、応急対策などの必要な修繕を実施している。  また、滑川市通学路交通安全プログラムに基づく合同点検結果から、修繕等が必要となった箇所についても、順次整備を行っていくということでありました。  修繕すべき箇所は全部終わっていないと思いますが、前回からの進捗状況について伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  平成30年8月に実施しました通学路の合同点検の結果といたしまして、28カ所の要対策箇所を挙げまして、公表しているところでございます。  県新川土木センターや滑川警察署等、関係機関との協議のもと、28カ所のうち、10カ所について対策を実施し、2カ所につきましては、今後、対策を実施することとしております。  残りの16カ所につきましては、引き続き関係課と連携し、検討しているところでございます。  また、その際、子どもたちの指導等で助言をいただいたことにつきましては、各学校の当日の参加者や、校長会で校長を通して、子どもたちに指導をしていただいているところでございます。  今後も、各関係機関と連携し、通学路の安全確保につきまして、注力していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど、昨年夏の点検で28カ所、怪しいところがあったと。そのうち10カ所は対策済みで、あと2件は今後行うと。  で、残った16カ所は、いつになったら対策するのか伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  残りの16カ所につきましては、それぞれ課題も多うございまして、すぐ対応できるものもあるところもございます。  あと、子どもたちの指導をしっかりしていけば、可能なところも一部に含まれておりまして、改善を図っているところでございますが、各関係機関と協力しまして、できるだけ早く対応していきたいと検討し、対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  そのできるだけ早くとはいつなのか、私は伺っているので、お答えください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  私のほうからは断定したことは、今、申し上げることはございませんが、関係機関と協議しまして、子どもたちの安全を最優先にして対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  すぐに対応できないということは、それ相応の予算がかかるということですかね。伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  予算がかかるものも一部に含まれております。  ただ、防犯カメラの設置等につきましては、すぐに対応していける予算がついているものもございますので、そういったことを順次積み上げていきまして、危険箇所を少なくしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  通学路の点検ですが、うちの娘はもう40歳。そのころから通学路の点検をやって、順次改善してきたわけです。永遠のテーマが通学路だと思っています。  PTA関係の皆さんと総合的に診断をしたということでございますけれども、優先順序というのもあろうかと思いますし、総合的に検討いたしまして、ことしの予算が、道路に少し傾注して予算を組んでいるという話をしたところでございまして、これらも含めて点検をして、できるだけ要望に沿うように、早くできるように頑張っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。
    ○6番(竹原正人君)  ありがとうございます。早急な対応を期待しております。  それから、危険箇所についてに限らずなんですが、特に地元の方から、通学路の路肩の歩道となるべき、子どもたちが歩くべきところが、白線が引いてないということをよく聞きます。  そういったところが、地元の方々にすれば、自分の子どもや孫じゃありませんけども、自分の自宅の前を通る際、白線がついていないので、とても子どもたちが危険だという認識は持っておられます。  そういった要望について、幾つか伺っているというふうに思っておりますけども、そういった対応についてはいかがですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  そういった対応につきましては、新川土木センターを通して、お伝えしているところでございます。  子どもたちの安全を最優先に、早急に対応していただきたいと、これからも要望していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市道、県道、白線の消えかかったところもあると思いますし、最初から白線が引いてないところもあるというふうに思います。  通学路の点検、今回、昨年の夏行ったから終わりということではなくて、いろいろとやっぱりPTAの皆さん、地元の皆さんから情報を収集して、対応できるところはしっかり対応していただきたいというふうに思います。  もうすぐ新年度が始まりますので、新入園児、新入学児等々の子どもたち、事故などが起こらないよう、早急な取り組みをお願い申し上げて、私の質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  東部小学校の近辺の事故が多うございます。大変子どもたちが危ないということで早急にかかりたいと思っています。  議員にも1回、あの近辺の点検をお願いしたいと思います。  以上です。 ○6番(竹原正人君)  これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  5番角川真人君。 ○5番(角川真人君)  それでは、通告に従いまして質問を行わせていただきます。  はじめに、タラソピアの活用についてお聞きいたします。  おとといの中川議員の代表質問の中でも触れておられましたけれど、以前に公共施設のあり方検討特別委員会の中で、廃止の意見書を提出しております。その際に機関室の様子を見せていただいたんですけれど、壁は塩が浮いてがたがたになっており、実にひどいありさまになっておりまして、とてもまともに使っていける様子には見えなかったので、廃止に私も賛成いたしました。  しかしその後に、高齢者の健康増進の施設として活用していきたいという意向を示され、傷んだところも修繕されて、昨年の決算特別委員会で視察させていただいた際には、まだまだこの施設を活用していくんだという意気込みを感じるくらいに壁がきれいに直されておりました。  これだけしっかりと直したのなら使っていかないと、それこそ修繕にかけたお金が税金の無駄ということになってしまうので、これからの運営のためにどのように利用者を増やしていくのか、その取り組みなどについて尋ねたいと思います。  それでははじめに、今回の予算案の中に、タラソピアの外壁面看板設置工事費として300万円が上げられております。外壁塗装が剥がれていることを理由とした外観を整えるための工事費用とありましたが、まず外壁の塗装を直すのに300万円のうち、どのくらいを見ておられるのか。あわせて看板の設置というのはどのくらいの大きさのものを、いつくらいまで設置される予定なのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  タラソピアノの外壁は塗装が浮いてきており、場所によっては剥離しているところも多うございます。  道の駅ウェーブパークなめりかわの中心に位置して、多くの観光客等の目にとまる場所でありながら、現状においては観光地としての景観を著しく損ねており、道の駅を利用する市外の人から見ると、市のイメージが悪化することも考えられることから、外壁の修繕は必要不可欠というふうに考えております。  工事の内容については、塗装を一度全て剥がして塗り直すには費用がかかり、次回の更新も容易でないことから、現在の塗装を剥がす必要がない外壁の上からアルミ複合板等の資材を打ちつける方法で整備したいというふうに考えております。  またその際には、滑川の海をイメージしたデザインを描くなど、壁面の整備だけでなく、観光PRにもつながるような工夫をしてまいりたいというふうに思っております。  いつからかということでございますが、これらの内容を早急に検討して、早い段階で実施したいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  今ほど言われたとおり、確かにあちこちペンキが剥がれてしまっているんですけど、これを塗り直すんじゃなくて上から全面的に板を張る形でやられるんですね。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在考えている工法は、先ほども申し上げたとおり板を張るような、ただそこの上に、以前に市長が申し上げましたが高校生だとか、そういう美術クラブの人たちにまた考えていただくようなデザイン、先ほども言いましたが、海をイメージするような、滑川市の観光PRにもつながるような、そういうようなデザインにしたいということで今考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  それで、看板設置工事費となっておったんですね。塗装を直すわけじゃなくて。なるほど。そうなりますと、タラソピアの外面って結構面積ありますよね。300万で大丈夫なんですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在の予算の範囲内で整備できる手法について、またさらに検討したうえで、早急に対応したいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  予算の範囲内でしょぼい工事だけはしないようによろしくお願いします。ここは浜風が本当によく当たるところですので、塩害のないような材質でよろしくお願いします。  それでは、次の質問に移ります。  これまでの議会の中でも、先ほども言いましたけど、議会からはタラソピアに対して厳しい意見がかなり出されてきております。それでも現在利用されておられる方がおられますので、そうした方を思われて、高齢者の健康づくりのための施設として続けていきたいという意思を示されておられるわけですけれど、そのために滑川市としてタラソピアにどのような支援を行っていくのか。高齢者向けに使っていくというのなら、現在そうした高齢者の方に対してのPR活動などはされているんでしょうか。  ほたるいか観光施設管理委託費を見ますと、PRのための広告宣伝費もその中に含まれているようなんですけれど、そうしたPR活動というのは、施設任せになっているんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  昨日の中川議員の代表質問でもお答えしておりますが、タラソピアについては、健康増進を目的としてタラソピア運動教室やストレッチ、水中運動のワンポイントレッスンを実施しており、市の福祉事業の一つとして支援を行っているところでございます。  広告PRということでございますが、指定管理者であるウェーブ滑川、そして市も一緒になって連携してPRしております。中川議員のご質問にもお答えしておりますが、愛好会の皆様の活動、それから老人クラブの皆さんにもPRさせていただいてご利用いただくということ、さまざまなPR方法を実践しておりまして、継続してやっていくというところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ここに2月のカレンダーですけれど(資料を示す)、確かに金曜日のところに介護予防教室というのが毎週行われていたようですけれど、こういったことを応援しているというなら、それはそれでPRになっているのかなとは思いますけれど、どうも外から見ていると、こういったPR活動というのは、ホームページや庁舎の中だけで宣伝しているような、あるいは外に出たとしても、老人会などでのPRはちょっと弱いんじゃないかなと思うんですけれど、もう少し拡大、例えばイベントごとにそういった看板を持ったキラリンがそのイベント施設の中を回るとか、そういった目に見える広告活動みたいなものを積極的にもっとやっていけばいいんじゃないかなと思いますけれど、いかがですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  これまでもPRについては、ウエブのほうでキャンペーン、その都度、時期的にキャンペーンを開催して利用拡大を図ってきております。議員のご提案のありました内容についても、また参考にさせていただいて、さらなるPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  1人でも多く増えるように、目立つ広告をよろしくお願いします。  また、こういったタラソピアですけれど、なぜ行かないのか、あるいは行けないのかということをお年寄りの方にいろいろ聞いておりますと、行く手段がないということをよく言われるんです。これもPR不足の一つなんじゃないかなと私は思うんです。  タラソピアまでの交通アクセスというのをホームページなどで見てみますと、ホームページの行き方案内というのは、県外の方が対象になっているためか、滑川駅からの歩いて行く道順しか書いていないんです。あとは、地鉄とあいの風とやま鉄道のホームページにつながる、そういったリンクはありますけれど、駅からタラソピアまでの行く手段というのは特に書かれていないんです。  そこで見てみますと、たしか駅から800メートルほど海に向かって歩いて行って、それから右に曲がるといった、その程度の案内だったと思うんですけれど、そもそも歩いてタラソピアまで行ける方が、健康増進のためにタラソピアに通うと思いますか。だから本当に歩くのが大変だという方は行けないんですよね、現在。本気で利用者を増やしたいと思うんでしたら、せめて駅からタラソピアまでの往復のバスといったものも検討していかないといけないと思うんですけれど、いかがお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  角川議員、質問の通告にちょっと触れていないので。 ○5番(角川真人君)  すみません。  これもまたPRの一環として行く手段を増やして、それを市内の方にもっと知ってもらう、そういった活動もぜひとも行っていただきたいと思います。  では、次の質問に移ります。  最近になって気づいたことなんですね、これも。16歳未満の方はタラソピアを利用できないことになっております。この理由は何なのかをお聞きしたいと思います。  こうした海洋深層水を利用したプールやスパといったものは日本各地に幾つかありますけれど、そうしたところで売りにしているのは、深層水は成分が実に細やかで、肌からの浸透率がよく、皮膚病やリウマチなどにも効果があるかもしれない、そういった感じのことが書かれておりますけれど、もしそういった成分による身体的な問題が原因で16歳未満が使えない、浸透率が高過ぎるせいで体に悪影響が出るためにだめだと。もしそうだとしたら、体の抵抗力が弱いという点では、子どももお年寄りも変わらないと思うんですけれど大丈夫なんでしょうか。  実際、こうした制限を行っているほかのスパなどはあります。ありますけれど、そうしたところというのは、大抵エステなどを併設でやっているところで、そういったものがあるから子どもではなく大人向けだといった理由づけでやっておられるんです。今のタラソピアで、年齢制限を行っているはっきりとした理由があるんでしたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  タラソピアは、海洋深層水の恵みを活用して、ストレス解消や疲労回復、成人病予防、美容などに効果が期待できる健康増進施設であり、癒やしとリラクゼーションをコンセプトとしているために、施設オープン時に16歳未満の利用を制限したところでございます。  現在は、毎月第4土曜日、日曜日にキッズデイを設けて、親同伴の小学生、中学生が利用できるようにしており、子どもの健康に配慮した対応ではございません。  高齢者に問題はないかということではございますが、タラソピアは健康寿命延伸に効果が期待されていることは、これまでも説明いたしております。高齢者の皆様には、積極的に利用していただけるように、引き続きタラソピア運動教室をはじめ、今後もPRしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  確かにキッズデイがありますけれど、だとしたら、もう16歳未満の禁止は要らないんじゃないですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今の16歳未満ということでございますが、現在の利用者等のご意見も勘案しながら、まずこのキッズデイを設けさせていただいたところでございまして、今後また検討はしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ちょっと確認なんですけれど、このキッズデイというのは、お子さんと保護者のみの利用日なんですか。お年寄りは一緒には参加されないのですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  通常の利用者のお年寄りも当然、キッズデイというのは、子どもが保護者と同伴であれば、そこの施設を利用できるというところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そしたらなおさら、やっぱりふだんから若い元気な声が聞こえるほうが、お年寄りも運動に張り合いが出ていいんじゃないかと私は思うんですけれど、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今の議員のご意見、そういうようなご意見もございますし、一方では、リラクゼーションというコンセプトの中で運動したいというようなご意見もございます。それはご意見を勘案しながら少しでも施設の利用が上がるように、また取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  角川議員に私が知り得る話をします、知っているだけの話。  これは、以前から子どもも対応できないかということは、できた当時からその話がございました。理由は、子どもさんが使うことによって非常にアトピー等に効くという反面、逆転現象で悪くなる人がいるということで危険だということで、子どもをちょっととめていたわけです。  そしてもう一つは、医者の診断を受けて、そのうえで深層水を使うんだったらということで小さな浴槽を設けて対応してと、最初のころやっていたことはこういうことでございます。逆転現象で本当にかえって悪くなる人、この危険があるということでとめておったと、このように心得ております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ありがとうございます。  私も一応議事録で確認できる範囲で調べましたら、昔、神田議員でしたか、そういったアトピーについて使えるようにできないかといった質問があったことを発見しました。それを踏まえて健康状態に影響はないのかを確認させていただいたつもりだったんですけれど、やっぱりそういったものは慎重にならざるを得ないのでしょうかね。できましたら、そういった皮膚に疾患のある方ではなくて、本当にお年寄りというか、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にこういうのもいいよねというのを進めていくためにも、廃止とは言わなくても緩和させていくぐらいには目指していただきたいと思います。よろしくお願いします。  では、次の質問に移ります。  空き家、空き地の活用についてお聞きしたいと思います。  空き家対策推進事業に前年度とほぼ同じ予算が上がっております。これは、昨年の実績でどのくらいの利用があったのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  お答えいたします。  今年度の実績として、空き家の除却につきましては14件でございます。このうち4件は、危険な空き家を除却する際に費用の一部を補助する、危険老朽空き家除却支援事業費補助金を活用されたものでございます。残りの10件につきましては、補助の対象とならないものであり、所有者との交渉、協議等を重ねた結果、自ら除却対応を行っていただいたものでございます。  また、空き家発生防止の観点から、県と連携して作成した啓発パンフレットを民生委員の方のご協力を得ながら、高齢者世帯を中心に配布していただいているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そしたら、今回もまた同程度の利用があると見込まれて、ほぼ同額の予算となっておるわけですね。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹
    まちづくり課主幹(石井正広君)  現在の見込みとしましては、そのように考えたものでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そしたら、次の質問等に行きたいと思います。  空き家の所有者が、市外の方だった場合の取り組みはどうなっているかについてお聞きします。  私の近所だけでもそうした空き家が何件かあるんですけれど、もう何年も進展が見られずに、そのまま朽ち果てていっているのを眺めている状態となっております。例えばですけれど(資料を示す)、この家は、たしかおととしでしたか、台風で窓が落ちて板壁も剥がれてしまっていて、今ではその板の下にあった土壁も剥がれて、そのすぐ下の道に落ちている状態となっております。特にひどいのがこの家なんですけれど(資料を示す)、完全に外側の壁がなくなっていて、中の物が大風が吹くたびに飛び散ってしまい、今では軽い紙のものはほとんど残っておりません。この家も何年もそのままになっておりまして、以前に議会で取り上げたときの写真が残っておりまして(資料を示す)、あんまり変わっていないように見えますけれど、2階のほうのはりが落ちていたりして、もう屋根も抜けていて空が見えるんです。  こうした家がそのまま残っているんですけれど、所有者がどうも市外の方らしいんです。なかなか取り組みが行われているように見えません。こうした家の中には、春になるたびにシロアリが湧いて柱が立っているとか、風が吹くたびに物が壊れて、うちに飛んで来るんだといった、そんな苦情なども聞いております。こういった家に対する手だては、市としてどのように行っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  空き家所有者が近隣市町村に居住されている場合は、直接訪問して対応を行っておりますけども、県外など遠方に居住されている場合は、主に郵便で書面を送付し、対応について依頼を行っております。その後、必要に応じて電話等で交渉、協議を行っているものでございます。  今ほど議員がご提示されました家屋につきましても、当然市外の方ではありますけども、直接伺ったりお電話したりということで交渉、協議を進めているところであり、今後も引き続き進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  こうした事例というのは市内に何件ぐらいあって、どのくらい連絡がついているものなのでしょうか。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  程度のひどいものにつきましては数件、市内のほうにございまして、当然市外にお住まいの方であっても、お話はさせていただいているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  滑川市空家等対策の推進に関する条例という中でも、「適切な管理が行われていない空家等が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼすことがないよう、必要な措置が適切に講じられなければならない」とうたっておりますし、「適切な管理が行われていない空き家等に倒壊、崩壊、崩落その他著しい危険が切迫し、これにより道路、広場、その他の公共場所等において」云々とありますけれど(資料を示す)、これはどう見ても倒壊寸前ですよね。こうした家が本当に何年もほったらかしになっているわけです。本当に一日でも早い手だてをとっていただきたいと私は思っております。よろしくお願いします。  それでは、次の質問のほうに行きたいと思います。  まちなかの取り壊した跡地を利用して、緊急車両がスムーズに移動できるよう、道路改良を検討してはどうかという質問です。  旧町部では、昔ながらの車が通ることを考えていなかったころの道がそのまま残って使われております。そのために救急車などの緊急車両が目的地まで真っすぐ向かうことができず、大きく迂回している、そんなこともあると聞いております。  しかし、不要となった家が今どんどん取り壊されておりまして、家の跡地を挟んで表の路地と裏の路地がつながっているといった事例も幾らでもあるんじゃないかと私は思います。  先ほど言ったような緊急車両が通れるような道に直してほしいというのは、そこの町内の方が言っておられたこともあるんですけれど、(資料を示す)とりあえず私の家の近くといいますか、近隣ですけれど、昔ながらの細い路地の隣にあった家が真っすぐなくなっていまして、そのまま裏の通りが見えるようになっている、そういうところもあるんです。反対側から見ますと、やっぱりそちらのほうでも同じように(資料を示す)路地に沿った細い家がなくなって、そのまま道を拡充できるんじゃないかといったことを言っておられる町内もあります。  こういった昔ながらの路地を拡張するような、そういったふうに道路を改良するという検討をもっと進めていってはどうでしょうか、お聞きします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  お答えします。  現在のところ、空き家を取り壊した跡の空き地につきましては、線としてではなく点として存在しているものと認識しておりまして、道路改良は現在のところ検討はしておりませんが、また現場のほうは随時確認してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  点として確認していても、点と点がつながればちゃんと線になりますので、ぜひともこまめにそういった確認をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、大きな次の質問に移ります。  なめりかわ昭和今昔写真館についてお聞きいたします。  市制60周年記念で発行されたこの本ですね(資料を示す)、家に訪ねて来られた方が目にされると、初めて見たという反応をいまだにされるんです。これを初めて見たと言われたそんな方は、大概続けてどこで買えますかと聞いてくるんです。残念ながら、今ではもう在庫がないと聞いているんですけれど、そもそもこれは何冊ほどつくられていたのでしょうか。希望者もまた多いことですので、改めて出し直すのもどうなんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  滑川市制60周年記念事業の1つとして、平成25年に開催した企画展「なめりかわ昭和今昔写真館」は、多くの市民に来場いただくなど好評をいただき、展示図録も会期終了直後に完売いたしました。その後も展覧会の再開催や図録の再版を求める声も寄せられています。図書館で図録の貸し出しを継続するとともに、昨年9月15日から、なめりかわ昭和今昔写真館の写真パネルの一部を図書館3階催事室で展示しているところでございます。  今後、周年事業等の時期やタイミングを見ながら、新たな調査成果も加えた展覧会の開催や図録の発行を検討していきたいと考えております。図録につきましては、500冊印刷したものでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  500冊というのはちょっと想像以上に少なかったですね。3万人の滑川市で何世帯あるかちょっと忘れましたけど、たった500冊というのはあまりにも少なかったんじゃないかなと。やっぱりこういったものは昔を思い出すツールとしては本当に優秀ですので、お年寄りを中心として欲しがる方も多いですし、郷土史の大事な資料としても使えますので、もうちょっと用意するべきだったんじゃないかなと思います。今からでも本当にこれは増刷するべきだと私は思っております。  今ちょっと周年記念にあわせてと言われましたので、そのまま次の質問のほうに移りたいと思いますけれど、この本は滑川町からの歴史を教えてくれる貴重な写真がたくさん掲載されておりまして、昭和のころを知る方が本当に懐かしがって喜んで見ておられます。資料的な価値だけじゃなくて、そういったツールとして本当にいいものとなっているんです。  ただこれを、今度はもう少し若い世代に向けて平成版をつくるというのはどうかなと私は思うんです。ちょうどことしで平成も改元されるということでいい区切りではありますし、市政としても65周年だったんですよね。ちょっとうっかりしていて、もうちょっと早く思いつけばよかったのになと思ったんですけれど、そういうあわせたものをつくれば本当によかったんですけれど、何だかんだで平成も31年で、元年に生まれた子どもは親になっている、それだけの時間経過が起こっているわけで、相当町の様子も変化しているはずなんです。ただずっとここに住んで毎日眺めていると、そうした変化にはなかなか気づかないものです。  こうした節目ということもありますし、移り変わりの様子を改めて確認するといううえで、本当に意義のあることだと思いますので、ぜひとも平成版、できたらそれにあわせて昭和の復刊もお願いしてみたいと思うんですけれど、検討はどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  昭和今昔写真館は、市制施行後の昭和30から40年代に懐かしさを感じる方々や、昭和レトロに関心を持つ方々に訴求する企画でございました。  今後、平成の滑川を歴史的に振り返ることができるタイミングを見て、展覧会の開催等を検討できればよいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  展覧会だとちょっと弱いと思うんですね、先ほどのそもそもこの本がなかなか手に入らないと言われる方は、大体の方がお年寄りなんです。何で知らなかったというと、そもそも博物館まで行くのがおっくうだったという、そういう方が多いんです。展覧会といいましても、昔みたいに図書館の上でそういった展示を行っていたというんだったら、まだ行きやすいと思うんですけれど、今の博物館で展覧会をやっても本当に元気な方だけがそちらのほうに行かれて、町でちょっと元気がなくなっているようなお年寄りは厳しいんじゃないかなと私は思うんです。  ですので、そういった展覧会を仮にやるとしてですけれど、行けない方のためにも、こういった手にとって見られる写真集というのはやっぱり必要だと思うんです。ぜひとも本という形でそちらも検討していただきたいと私は思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  展覧会にあわせて、図録もまた印刷を検討していきたいと思います。なめりかわ昭和今昔写真館の図録につきましては、販売だけではなく、各図書館とかの公共施設のほうにも配付しておりますので、そういうところでまた多くの方々にごらんいただきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そうしたところに出られない方のためにも本にしたいと思っているので、できたらそういったものは発売という形で、また改めて復刊をしていただきたいと私は思っております。ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、これで質問を終わります。 ○議長(原 明君)  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず1点目は、東福寺野自然公園研修センターについてでございます。  土曜議会での大浦議員の質問と重複するところもありますが、私もこの課題につきましては、以前から何度も質問してまいったところであり、過去長い年月放置されてきた課題であります。  ところが、先般2月8日の定例議員協議会におきまして、市長より東福寺野自然公園研修センターの今後の方針についてということで、研修センターの建てかえを含め、体育館、グランド、公園、パークゴルフ場等、全面的に見直すとの発表があったところでございます。これでようやくこれまでの課題が前向きに進むのかなということでよかったという気持ちで安堵しているところでございます。そして、また今後に期待をしながら何点か質問をさせていただきます。  そこで1つ目は、改めて東福寺野自然公園研修センターの公共施設等総合管理計画に基づく管理運営方針についての検討が最終年度でもあることから、その検討結果の詳細について、まずもってお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  研修センターは、耐震対策が必要であり、老朽化が進んでいることから、修繕費がかさみ、建てかえが適当な状況にあります。建設にあたっては、周辺施設の管理棟等も検討、統合するなど、周辺施設の配置を見直し、施設総量の適正化を図り、一体的な利用を促進できるよう考えていきます。  さらに、指定管理者制度を活用し、新たな施設で運営管理の一層の効率化に努めるとともに、利用者がより高いサービスを受けることができるよう利便性を向上するなど、検討した結果から方針を決定したものでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  2つ目にまいります。  市長の全面的な見直しの発表もあったことから、その見直し方針に基づき、今後の具体的な基本構想や基本計画、実施計画、そしてまた具体的な調査、設計、実施等のタイムスケジュール並びに概略の予算についてお伺いするものであります。今ほどの答弁の中でもありましたけども、これから相当の期間がかかるんだろうと思いますが、そういった内容についても含めてお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  現段階では、今後の具体的なタイムスケジュール並びに概略予算についてお示しすることはできませんが、できるだけ早く進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  1番目の検討結果という流れで行きますと、方針が出たということは、単なる方針だけでやりますよだけではなくて、やっぱりその先のことも十分私は考えられたゆえの方針だろうというふうに思っておりますので、これ以上言うても、これまでの過去の経緯からも含めると、答弁は返ってこないと思いますので、とにかくしっかりと前向きに詳細に検討いただければなと私は思っております。  3つ目に行きます。今後の全面的な見直しに際し、以前からご提案いたしております東福寺野自然公園とみのわ温泉テニス村との連携の観点から、東福寺野自然公園、護摩堂、蓑輪城そしてみのわ温泉への散策ルート構想、これらも含めて検討、議論を進めるよう、先ほどからも言いましたけども、まだ検討されていないところなんですが、検討組織等を設置されて、中長期的な観点から情報の共有と議論、検討する必要があるというふうに考えるわけでありますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  これまで教育委員会のほか、関係各課と連携し、庁内で検討してきたところでございます。整備計画策定にあたっては、市職員だけでなく、幅広くご意見を聞きながら進めてまいりたいと考えております。ある程度まとまった段階で、市民の皆様にもお示ししたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの答弁なんですが、検討してまいりたいというのはわかるんですが、私が言っているのは、組織をつくってとか、具体的にどうアクションを起こすかということをお聞きしているのであって、今ほどまでも話があるように連携を図ってきて、検討しながらと言いながら、結論は方針だけ、やりますよというだけの中身なんで、これからどうするかということの中での答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  今後につきましては、市職員だけではなく、例えば社会教育団体とかその他のスポーツ団体とかの方々の意見なども幅広く聞きながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  先ほどから言うように意見を聞きながらと。その意見を聞きながらの組織をつくったらどうですかという話を聞いているのであって、これ以上の答弁は答弁書にはないと思いますので、次、全体のまとめで再質問させていただきます。  東福寺野自然公園の継続方針という中で、将来に向けてやはり我々は誰もがよかったなと感じながら、そしてまた誰もが将来に向けていつまでも使えるような施設となるように、先ほど言ったような組織云々を含めて大いに議論をし、議会も含めて情報の共有化を図りながら計画的に事業を進めてほしいというふうに思うわけでありますが、改めて見解をお伺いいたしますが、これにつきましては教育長のほうから答弁いただければ幸いかというふうに思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  東福寺野の自然環境につきましては、議員もおっしゃいましたが、まだまだたくさんの可能性があると存じております。レクリエーションとしましても、都市化する中、現代化する中にありまして、やはり自然に復帰するということもあります。森林の紅葉、おいしい空気、ウオーキングや自然体験、あるいは立山黒部ジオパーク等々、そしてそういったことでのSNSの活用、また広い展望、それらにつきまして幅広くご意見も伺いながら、組織として固定的なことを考えずに、幅広い意見を取り入れながら、そして方向性に従って活用を図っていきたいと思っております。  しかしながら、基本的には現在バーベキュー、パークゴルフ、そして宿泊研修、スポーツ施設があるわけでありまして、基本はこうしたものをまず基本として捉えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。今後ともひとつよろしくお願いいたします。  次、2点目に入ります。  中滑川駅周辺地区整備についてでございます。  この課題につきましても、土曜議会の中川議員の代表質問並びに大浦議員の一般質問ということで重複いたしますが、他の議員さん方も、これまで長きにわたり再三、アイデアなり政策提案をしながら取り組み、質問をされて来られましたが、なかなか具現化につながらなかったのが、この課題ではなかろうかなというふうに思っています。  ところが、1月31日の中滑川駅周辺整備検討特別委員会の協議会で、当局より中滑川駅周辺地区整備基本構想の説明があり、続いて2月8日の定例議員協議会において、整備基本構想の説明があったことが報告され、全議員に周知されたところでございます。  それを受けて、周辺地区で地域住民を対象に整備基本構想の説明会が開催され、そしてまた、このたびの新年度予算案に新規事業として中滑川駅前再開発事業費が計上されております。そこで何点かお伺いをいたしたいと思います。  1つ目は、この新規事業の中滑川駅前再開発事業の測量業務並びに設計業務並びに基本計画の策定は、先般発表されました中滑川駅周辺地区整備基本構想に基づいて、策定実施されるものかどうか確認させていただきたいと思います。見解をお伺いします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  お答えいたします。  近隣住民の皆様にお伺いしたご意見やご要望、アイデアとともに中高生へのアンケート結果、商工会議所青年部や市議会特別委員会からのご提案等を踏まえて策定したものが基本構想でありまして、当然これに基づいて設計等を進めていくものでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  2つ目に入ります。市議会の説明の以後、各周辺地区で整備基本構想の説明会が開催されたわけでありますが、いつ、どこで、どの範囲で、何カ所で実施されたのか、先般の答弁でありましたが、再度よろしくお願いします。また、説明会での地域住民との質疑応答の中で、どのような意見や要望があったのか具体的にお伺いをいたしたいと思います。  また、土曜議会での大浦議員への答弁では、賛成で歓迎の意見が大半であったというふうな話もありました。そしてまた、一部反対の方があったという答弁でありましたが、私には、それは逆じゃないかなという感覚を持っております。賛成で歓迎の方が一部であって、反対の意見というか、そういった人が大半だろうかなという受けとめ方をしております。1カ所だけ私も説明会に参加させていただきまして、住民の方々の話も聞いたうえでの話なんですが、それも含めて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹
    まちづくり課主幹(石井正広君)  この基本構想を策定するにあたりまして、ご意見やご要望、アイデアを聞かせていただいた近隣9町内で、去る2月18日から3月7日にかけて再度まちづくり座談会を開催し、その中で基本構想をご説明したところでございます。  先日の答弁の際もご紹介しましたとおり、今回もさまざまなご意見やご要望、アイデアをいただいたことから、それらも設計の中に生かしていきたいと考えております。  賛成なり反対なり、また建設的なご意見なりにつきましては、先日申しましたとおりですが、説明に伺った者としましては、それぞれ賛否両論があったというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  先ほどから先日と答弁が違っていまして、賛否両論という言葉と、建設的な意見という話。この建設的な意見というのは、どう解釈するか。賛成ととるか、反対ととるかという解釈になるというふうに私は思っています。  次、3つ目にまいりたいと思います。  以前に、やはり周辺地区で事前に座談会が開催され、意見や要望を聴取されたわけであります。そしてまた今ほども言われましたように、アンケート調査による意見、要望が把握され、そしてまた地元地区からも要望書等が提出されているというふうに聞いております。それらの結果が、この整備基本構想の中にどのように生かされているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  以前開催しましたまちづくり座談会でいただいたご意見やご要望、またアイデア、中高生アンケートの結果等で多かったものは、小売店や公園・広場、飲食店等でございまして、これらは市議会特別委員会からもご提案をいただいているところでございます。  また、防災や交通といった重要な要素も考慮しておりまして、それらの機能を実現可能性も考慮しつつ、できるだけ基本構想に反映いたしました。現時点で考えている最良の案を提示したものと考えているものでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  この点については、また後ほど質問させていただきます。  4つ目に入ります。今回の整備基本構想の説明会について、今回は周辺地区9カ所ということですが、この周辺地区住民以外の地区住民並びに市民全体を対象とした説明会を開催して、整備基本構想の周知、意見、要望の聴取の機会を設ける予定があるのかどうか、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  前回のまちづくり座談会でご意見やご要望、アイデアを聞かせていただいた近隣9町内につきまして、再度これまでの経緯やこの基本構想について説明したいと考え、開催したものでございまして、特に他の町内会からの開催要望等もありませんことから、現在のところ、説明会の予定はございません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  要望がなければ開催をしないのかという話になっちゃうんですね。これの建設は地区だけの話、これもまた後から話ししますが、やはり市民、市全体の施設設備であって、基本構想でありますので、やっぱり市民全体に周知すべきじゃないかなというふうに考えております。  設ける予定がないということでございますので、本来ならやっていただきたいと思うんですが、再度確認したいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  今申したとおり、現在のところ予定はございませんというところですけれども、もしご要望があれば、逆に言いますと開催も考えたいと思います。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  要望がなければというのは不思議ですが、今後また検討させていただきます。  次、5つ目に入ります。  この整備基本構想からは設置される施設は単なる箱物の設置ではないかと、また他のこれまでの類似施設と変わらず、この建設予定の施設は、それこそ何のための施設で、誰のための施設なのか、そしてまたその施設で何をしたいのかというコンセプトが見えてこないという、この説明会の地域住民の意見も多かったように私は感じるわけでありますが、その点について改めて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  中滑川駅周辺地区の新たなにぎわいと、緑豊かなで心安らぐ空間を創出しつつ、災害時には近隣の住民の方の安全・安心のため、避難場所や避難所として活用できるような施設を整備したいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これ以上申し上げても意味がないかなということで、6つ目に入ります。  6つ目は、議会の中滑川駅周辺整備検討特別委員会での提案についても反映されていないのでないかなと私も感じておりますし、とりわけ公共施設の複合化、例えば市民健康センターと働く婦人の家との統合について、並びに中滑川駅裏の整備も含めて、今後の公共施設の統合等の観点、また、将来の公共施設の維持管理費の削減の観点からも、中滑川駅周辺整備構想については、市民の誰もが望み歓迎し、使用できるような施設となるよう、さらなる検討の余地があると思われ、議論、検討の場の組織である、これもまた改めて協議会等を設置されて、時間をかけ中長期的な視点に立って、さらなる検討見直しをされてはと思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  中滑川駅周辺地区整備にあたりまして、独自の組織を設置する予定はございません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  見直す予定もないわけですね。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  基本構想の見直しにつきましては、何度か答弁しておりますとおり、皆様のご意見やご要望等も踏まえまして、今後、設計の中でできるだけ反映していけるものはしていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  要するに基本構想に基づいて、今後の実施計画へ入っていきますよという理解でよろしいですね。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  はい。基本構想に基づいて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これ以上、お話ししてもしようがないなという気がしております。  それでは、次、3点目に入りたいと思います。  地区コミュニティセンターの利用についてであります。  この課題につきましては、統一地方選挙も近くなってまいりましたけども、政治にかかわる関係者の方々にも大変重要な課題でもあり、ここはしっかりと明確にしておく必要があることから、何点かお伺いをいたしたいと思います。  1つ目は、私の地区のコミュニティセンターで某政党地区支部の会議の開催のため、会議室の利用を事前に予約申し込みをさせていただきました。そしてそれに基づき各所案内、準備をしっかりと整え、完璧なところへ持ってきて、実施間際になってコミュニティセンターの利用はできないという連絡があったということを耳にいたしました。  この政党地区支部の会議実施のため、地区コミュニティセンターの利用の不許可の行政処分について、なぜ不許可の行政処分になったのかという地域住民の不満の声もあることから、この行政処分については行政不服申立てに該当する事案でもあることから、明確な処分された理由と根拠をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  東加積地区公民館については、社会教育法に基づき滑川市が設置しており、滑川市公民館条例に地区公民館として規定されています。また、農村地域における住民の交流促進及び生活文化等の向上に資することを目的として設置されたコミュニティセンターとしての機能も兼ね備えているものでございます。  社会教育法第23条第1項第2号には、公民館が行ってはならない行為として、「特定の政党の利害に関する事業を行い、又は公私の選挙に関し、特定の候補者を支持すること」が規定されています。教育委員会では、「地区公民館において、公職の候補者等の報告会、後援会の役員会や立候補予定者が記者会見を行うことは、特定の候補者を支持するとの誤解を招く恐れがあるため、そのような使用は控えること」と各地区公民館に通知しているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  それが理由と根拠ですよね。  なら、2つ目に入ります。  地区公民館の運営に関して、今ほども言われました「行ってはならない公民館の行為」について、社会教育法第23条第1項第2号に、今ほど言われました条文を私もそのまま申し上げます。「特定の政党の利害に関する事業を行い、又は公私の選挙に関し、特定の候補者を支持すること」という条文があるわけでありますが、その条文の解釈、先ほども公職とか云々の話がありましたが、施設利用に関してという限定でもいいですから、解釈についてお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  公民館は特定の政党、または候補者を支持することは禁止されており、政治的中立性を確保するべきであると解釈しているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど禁止されているという表現をされました。決して禁止されていると私は感じておりません。なぜなら、次、3つ目にまいります。  3つ目は、この社会教育法第23条第1項第2号の解釈について、文部科学省から平成30年12月21日付で事務連絡が富山県教育委員会のほうに寄せられております。そして、それをもとに12月25日付で市の教育委員会に県のほうから市のほうに配付されているわけであります。  その内容を申し上げます。「本規定の趣旨は、公民館の政治的中立性を確保するために設けられているものであり、例えば、特定の政党に特に有利又は不利な条件で利用させることや、特定の政党に偏って利用させるようなことは許されないが、公民館を政党又は政治家に利用させることを一般的に禁止するものではない」という文科省の見解が記されているわけであります。  さらに、この事務連絡の前文の中に何が書いてあるかといいますと、公民館の利用に関して、これも前文全部を読み上げます。「地域づくりの拠点として、公民館が地域の実情に合わせて柔軟に運営され、その活動が、一層活性化されるよう、必要な指導・支援をお願いします」、これは教育委員会の立場です。教育委員会が必要な指導・支援をお願いしますと頼まれているわけですと記されているわけです。このことについて当局の見解並びにこの文科省の事務連絡を受けて、今日まで2カ月あるわけでありますが、この2カ月の間の教育委員会の対応について、あわせてお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  平成30年12月21日付、文部科学省事務連絡では、社会教育法第23条第1項第2号の解釈について、改めて示されたところでございます。今後、文部科学省や県の指導を仰ぎつつ、他市町村の実態も把握し研究したうえで、地域の実情に合わせて対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今さらですよ。文科省から事務連絡、指導が出ているんですよ。今さら県や国に問い合わせてなんて、もう文科省から出ているんだから、それ以上でもそれ以下でもないというふうに私は感じておりますし、さらに今後研究していきますなんていう表現はおかしいですよ。行政用語でいうと、「研究」というのは、もうやらないと同じなんです。これはやっぱりしっかりとやっていただかないといけないと私は感じております。これも後から再質問に行きますが、4つ目に入ります。  地区全体の住民が集える場所として地区コミュニティセンターしかない我々は、中山間地域において政治・政党・議員活動として、報告会やら意見交換会やら諸会議等の実施に地域の拠点である地区コミュニティセンターが利用できないということであれば、どこで実施していったらよいのか指導いただきたいなというふうに思っております。また、先ほども話がありましたが、何のための地区の拠点の地区コミュニティセンターなのか、それもあわせてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  現時点では、利用を許可している市内の公共施設や民間の会議室等をご利用いただきたいと考えております。なお、地区公民館の利用に関しては、今後検討いたしまして、方針が決まった際にお示ししたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  研究から検討に変わりました。先ほど私は2カ月間の間の中でどのように対応されたかということもお聞きしました。要は2カ月間、何もしなかったということじゃないですか。今後検討という話であって、これは早急に検討していただかなきゃいけないというふうに思っていますし、今ほどの公共施設以外は東加積にないです、そういった公共施設。具体的にどこを使わせていただけますか。具体的にお願いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  これまで政治的な活動を許しているような公共施設、今は詳しくは言えませんが、そういうところをお問い合わせいただき、使っていただきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ますます中山間地域は過疎化に入ります。これだけ覚えておいてください。  これは再質問させていただきますが、先ほどから政治、政治という話があります。政治に関する行事も、政治に関心を持ってもらうための大切な社会教育の一つであろうと私は思っております、社会教育ですよ。公民館の利用についても、政治にかかわる関係者は、やはり公平・公正に、そして中立的に利用できるように手順を踏んで早々に検討していただいて、方針を決めていただいて、公民館の担当の方々に周知、あるいは通知をしていただきたいと私は思っております。公民館が利用できるようにしていただきたい。これはやっぱりほかの場所がない地域は、特にそうなんです。そうでないと、コミュニティーが崩れますということを申し上げながら、これについての見解については、教育長のほうからひとつよろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  公民館の政治的な利用に関することについては、古くて、そしてまた新しい問題であります。  公民館はそもそもなぜできたかといいますと、ご存じのように戦後の民主主義というものをしっかり各地方に根づかせたいという趣旨からつくられたというふうに私も聞いております。  またもう1つは、当時は地域振興という側面もあったということで、民主主義の熱い思い、民主政治の熱い思いからつくられてきました。ところが具体的には、社会教育という関係で法の縛りもありまして、現在では議員がおっしゃいましたように、公民館は社会教育法の規定の中で活動を行っているわけであります。  しかしながら、おっしゃいますように、現在では何といっても少子高齢化の中で過疎化という問題が起こっておりまして、いかにして地域を活性化するか、そういう観点から今回の国の通知もあったのかと思っております。また、そうした問い合わせがたくさんあったということもありまして、出たものであります。  私どもはこれまでさまざまな生涯学習の勉強や研修の機会で、例えば公民館はどうあるべきかということで議論し、また学んでまいりました。いろんな各市町村が集まって、公民館に関する文科省の研修会にも参加してきたわけであります。もちろん教育基本法第14条では政治教育について、議員もおっしゃいますように、「良識ある公民として必要な政治的教養は教育上尊重されなければならない」と規定されているわけですから、一律にそうした意味で政治活動にかかわる利用が一切禁止されているわけではないということが、これまでも言われてきたわけであります。  なかなか難しい問題でありますが、文科省の見解におきましても、特定の政党の利害にのみ関するもの、あるいは当該使用が一般の利用とは異なった特恵的な利用に値するもの、また特定の政党に利用が偏するものであった場合には、この社会教育法第23号の規定に該当すると解せられるということであります。  そこで、多くの市町村では、例えばさまざまな考え方などを統一しまして、例えば公民館の利用者に対する示威的行為や勧誘を伴うものであること、あるいは公民館の利用者にスローガンを唱える等の示威的行為や、党員、政党紙の勧誘を行う等の行為を伴うもの。また、政治に関する学習会、講演会、討論会を行う場合、選挙運動としての演説会、集会、討論会、決起大会等、講演会の結成大会等、政治団体の運営にかかわる事務作業、公民館の政治的中立性に対する市民の信頼を損なう政治的な活動を行うとき、こうしたような事柄につきましては、いわゆる政治的なことであるということで慎重に、そして使用が限定的であったというのが全国的には傾向であります。  こうしたことから本市におきましても、平成29年10月の時点で選挙の前にほぼ同じように出しているのでありますが、通知文を出しまして、地区公民館におきましても、そうした公職の候補者等の報告会、後援会の役員会、立候補予定者が記者会見を行うことは、特定の候補者を支持しているとの誤解を招くおそれがあるため使用は控えること、そして教育委員会に連絡してほしいということを伝えておりました。  もちろん公職選挙法におきましては、学校や公民館、あるいは公会堂や選挙管理委員会が規定する施設につきましては使ってよいという規定があるわけであります。そこで使用の際には、選挙管理委員会の指定、届けを受けて活用してほしいといったことも言ってきたわけであります。  さて、今回のことについてでありますが、やはり国の規定は、そうした過疎化やあるいは地域の中での活用する場所の問題等も含めて、やはり政治的に公平な立場を置きながら活用していただきたいという趣旨であると思います。国や県にも、現在問い合わせをしているところでありまして、国のほうでは文科省でありますから、文科省の規定上はこういった点はよろしいが、しかし選挙に関しましては、公職選挙法や総務省の見解もあるでしょうから、それらも含めて、それについては文科省のほうでは預かるしかないと言っているわけでありますので、私どもはやはり県のほうに、ある程度市が示し得るようなしっかりした考え方をもって教えていただきたいということを現在問い合わせ中であります。  何よりも、この公的な施設につきましては、住民にとって公平な取り扱いが行われなければならない。一方、こちらのほうはよくて、こちらはだめだというのはいけないと思いますので、現在のところは公平な取り扱いをしているところでありますが、さらに国が言う地域にとって柔軟な対応ということでありますので、そこはよくしっかり勉強したうえで、法の中での利用の活用についていただけますように検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  今までの答弁の中で腑に落ちないのは、教育委員会から公民館に通知されて、控えること、禁止は表現されていないのです。控えることという抽象的な言葉。あるいは文科省、あるいは県に問い合わせをしていると。ならいつまでに回答が返ってくるんですかと聞きたくなってくるんです。返ってこなかったら検討しないのかということも言えるわけです。  我々としては、まずこの社会教育法の条文をまず前提に置いて、文科省の解釈を前提に置いて、私は早急に検討していただいて、方針を出していただいて、公平・公正に、皆さんがしっかりと使えるような形にしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  次に、4点目に入ります。  4点目は、海外視察による不適切発言についてであります。  この課題も土曜議会の中川議員の会派代表の質問と重複するわけでありますが、2月1日に全国的に放映されました「全国市長会の海外視察」のインタビュー番組での、市長の不適切発言・問題発言についてであり、多くの市民の皆さんが視聴されていたものと思います。その内容について放映終了後、多くの方々からさまざまな意見や苦情があり、私のところにも何点か寄せられたところであります。中でも、議会の対応はどうするんだという話やら、あるいは議員の対応はどうするんですかという市民の声も多く寄せられたところであります。また市民もまた我々の議会の対応を注目しているところであろうと私は思っております。そこで私も一議員として何点かお伺いをいたしたいと思います。  1つ目は、その市長の不適切発言・問題発言に対し、市民から市に対して批判やあるいは苦情、意見が多々あったろうというふうに思っておりますが、その実態そして内容並びにその問い合わせ等々についての対応についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  随分たくさんの質問をくれましたね。テレビを見られたその内容から、それでも全体が見えない中でのことでございます。不適切発言・問題発言、それは受けとめた方の見識でありまして、私は別に問題発言を出したわけではありません。不適切発言をしたわけではありません。流れの中できちんと答えたというのが、切り取ってそういう印象を与える番組をつくったフジテレビの構成に問題があると今でも思っています。  市民の皆さんが心配をしてくださったことに対しては、お礼を申し上げますけれども、私は間違ったことをしていないということだけは、中川議員の代表質問にも答えたとおりです。あの報道で全部が載っていない。要は私が悪人であるかのような構成になっているということ。別に私は市長として悪い人間でしょうか。あなたにとっては悪い人間ですか、そうではないでしょう。滑川市長は悪人が市長をやっているわけじゃないですよ。不愉快な話です。私が迷惑をした、これが結論です。
     流れの中での会話の中での私の発言がそうとれるとすれば、これは質問がちょっとひど過ぎる。最初から全国市長会調査団が公費でアルコールを飲んでいるというだけが目的。8日間もフジテレビの3人がカメラ2台で追っかけをやってきたわけです。市長会が選挙で言われた市長軍団が公費で酒を飲む、そう考えること自体が不愉快な話です。まともじゃない。市長会をなめるんじゃないとフジテレビに言わなきゃいけない。こういうことであります。  議会に報告したとおり、私どもは出る前に飲み物代として2万円を集めていったと、2万円以内で飲み物代が支払われておりまして、少しばかり最後に返ってきました。  どうして市長会調査団が公費で酒を飲んだというふうに最初から決めつけて追っかけ取材をやったのでしょうか。疑うこと自身がおかしいでしょう、これは。以前にどこかの番組で議員さん方がこういうことをやったというのが、それがもとになっているような気がします。議会では全国のどこでしたか、飲食をやっているということを問題にされたことがあった。市長会も同じだという見解で疑いをかけて、不愉快な追っかけ取材をやってきた、そういうことであります。  あの番組を見られたとおり、テロップには費用は五百二十何万ですか、3回も出てきた。実際は76万6,500円。番組を見た人は、五百何十万費用がかかっていると思っている。税金を使ったと思っている。でたらめの報道じゃありませんか。フジテレビはどんなことであんなつくり話をつくったんでしょうか。500万単位の費用を使って行っていますか、行っていないですよ。参加費としてちゃんと計算され、しかも市長会とJTBがその入札の結果、一緒に行ってくれたわけです。おかしいところは一つもありません。何で市長会が公費で酒を飲むのでしょうか。絶対にあり得ない。最初から狂った追っかけでありまして、以下質問がありますけども、そこから全部が始まっていると思ってください。それに対して私は反論したと。  言いましたように、滑川市長の市長室に行って、1時間10分くらいの取材を矢継ぎ早にやっていったわけです。矢古宇という報道の担当が「市長、視察に行ったことを覚えていますか」と言うから、あまりにもなめたようなばかばかしい質問するから、「なん、みんな忘れた」とわざとに言ったんですよ。これは2人の会話の流れの中で発したことでありまして、これを上手に向こうが使ったというふうに思いますが、私にとってはまことに迷惑。  もう一度言いますけども、中川議員のときに言いました、報道は正しいと思っているんです。報道は正しくなかった、今回も。報道が正しいという前提でお話をされるなら、報道の正義はどこに行ったんでしょうか。政治正義はどこに行ったんでしょうか。ここの判断をしなければ、いろいろ細かい部分の質問をされてもそれは部分的な質問であって、全体を捉えることはできない。市民の皆さんにいい加減な市長だと思わせたくないし、思われても困ります。そういう滑川市政を運営したいわけではない。断言して自信を持って、これからも頑張っていきたいと、このように思っているわけです。  ましてやクレームのメールが来ましたよ。だけど電話番号が書いてある人にはこちらから電話をしました。説明しました。「あれ、そんながやったんけ。市長、今までどおり応援しますよ、頑張ってください」と電話をした方、みんながそのように言ってくれています。見ていた方が「おら、見とった」と。「市長、堂々と返答していたじゃないか」と、「おらっちゃ、信用しとる、頑張れ」とこの声が圧倒的に多いということを、当事者の私でなきゃわからん世界。はっきり言っておきます。市民の皆さんがいっぱい応援してくれているということを言っておきます。  順番に質問が来ると思いますから、順番に答えてあげます。これを裏返しにすると、質問してくれてありがとう。私の弁明の機会をもらったわけです。そうです。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  るる話をお聞きしました。ただ、私の質問の中身になっていないのかなという気はします。批判、苦情、意見、実態は、内容は、そしてその対応はということで、当初担当課職員の答弁かなと思ったんですが、再度もしわかればお答えください。 ○市長(上田昌孝君)  何の話。誰に質問。私が答えた、それ以上の答えがあるんですか。 ○12番(浦田竹昭君)  1つ目の質問の中身。私の質問は実態、内容、そして対応についてお伺いしたいということで質問させていただきましたので。  以上です。 ○市長(上田昌孝君)  了解。 ○議長(原 明君)  市長、いいですか。 ○市長(上田昌孝君)  何の話。 ○議長(原 明君)  今の。 ○市長(上田昌孝君)  総合的な話だろ。それでいいんじゃないですか。 ○議長(原 明君)  浦田議員、それでいいですか。 ○12番(浦田竹昭君)  はい、しようがないでしょう。  2つ目に行きます。時間もないので早口でまいります。  歴代の市長に比べて、市長の海外出張があまりにも多過ぎるのではという市民の声もあることから、これをきっかけに歴代の市長さんが海外視察あるいは海外訪問、研修等々、海外出張の実績並びにこのことについての見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私が平成6年、全国議長会のヨーロッパ視察に参加しました。平成6年です。2週間、ヨーロッパ視察があったわけです。そこで私は本当に思いました。やっぱり外へ出てみなきゃ、海外に出てみなきゃわからないことがいっぱいあるな、参考になることばかりです。見聞を広げて、事業、推進の、その原動力にする、幅の広いところで対応していく、私自身が議員としての見聞を広げて、その中に、勉強した中身をもって議会活動をし、提言もし、そして形、姿にあらわれているものは決して少なくない。こういうことがありましたので、市長就任とともに、これは後の質問にもなるかと思いますが、いわゆる4年に一度、1年目に勉強して、後の3年間できちんと応用していく、これに努めたいと思います。  かつて、議員の視察のときにありました。四條畷の議員さん、80を超えた議員さん、この次の選挙に出ないんだと。何だか論功行賞みたいな、観光に行かれた議員さんがありましたよ。やっぱり視察、現地に行ったら、それを生かして、どれだけ使えたかが問題であります。観光旅行に行った、そういう議員さんもおられます。だけど私の場合は、そういうことも踏まえて、やっぱり初年度にきちんと勉強したいと。4年に1度は勉強させてもらいたいと、このように思っています。そのときの調査費は、滑川市議会で50万円が出た分は個人負担にしようという暗黙の約束がありましたので、50万円以上の部分、約30万円ほどは自分の懐から出して参加させていただいております。  その議長会の視察は全国でなくなりました。残ったのはアメリカ、オーストラリア視察がありましたけれど、それも今ないんでしょう。アメリカ、オーストラリアはないんですね。そういう流れになっております。でありますので、私は初年度にはしっかり勉強させてもらいたいと、見聞を広げて。  その結果として出ましたのは、もう一度言います。中3までの医療費をただにした。あるいは第2子の壁の負担の保育料をただにした。このことにもヨーロッパの考え方、ヨーロッパ思考が生きています。それが人口減の一番少ない、減り方の少ない10市のうちの一番少ない滑川市が今ここにあるわけです。ヨーロッパ視察もやっていないと、ヨーロッパ調査団に参加していないと、この考え方はもとからなかったと思っています。  福祉においても、教育においても、観光においても、見るもの全てが印象深く、私の心に残るわけです。でありますけれども、これは国情の違いとか、すぐに使えるものは意外と少ないということもわかっています。遠く及ばないもの、手が出ないもの、いっぱいあります。だけど、心にそれをとめながら使えるところでこの応用をしながら政策に生かしていく、こういう作業をやっているわけです。認めていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  2つ目の質問は……。 ○市長(上田昌孝君)  歴代市長でしょう。 ○12番(浦田竹昭君)  そうです。まずは質問に答えていただければなと思っています。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  歴代の市長の皆さんが行かれたという調査団、そうです。視察に行かれたということは、私は覚えていません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  3つ目に行きます。  市長は今ほどもるる話をされたわけですが、一応再度お伺いしますが、就任されるたびに1回目はデンマーク、ドイツへ、2回目はオランダ、スペインと、3回目はフィンランド、スイスと、そのたびに全国市長会の視察に行かれたわけであります。これは市民としてどうしてとか、あるいは何でとか、やはりご褒美かという市民の声もあるわけであります。そういった意見に対して、声に対して、見解を改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今申しましたように、歴代市長が行っていないから行かんでもいいという決めつけは勘弁してもらいたい。それ以前に1回ごとに、スケジュールが出る前に案内がありまして、それに応募しているわけです。市長会が選ぶテーマの国々、テーマは無駄がないと思っています。しっかりと参考になるものは受けとめてきたわけでございます。毎回ということではない、4年に一度です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  冒頭、私は就任されるたびと言っていましたので。  4つ目に入ります。  これはインタビューの中での発言の文言の中に、「日本に帰ったらあなた方、やった分だけ何かしますからね」とか、あるいは「何かありますよ」という発言があるわけでありますが、とりようによっては恐ろしい言葉でもあり、脅迫とも受けとめられるような発言だよねという市民の声もあることから、その発言の趣旨についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  冒頭申しましたように、取材は暴力的でありました。だから、これに対する反論であります。と同時に、報道です。皆さん、やったことないですか。新聞の不買運動、世の中にあるでしょう。報道がおかしかったらおかしいという宣伝をするということを言っているわけです。決して報道暴力に負けてはいけません。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  では、次、5つ目に行きます。  これもやはりインタビューの中の一つであります。先ほども話が出てきましたけども、「無礼者。楽しい時間を」という発言であります。これについてもマスコミに対して大変失礼な発言であり、マスコミにかかわらず、資質に欠けるねという市民の声もあるのもまた事実であり、その趣旨についてまたお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  不意にパパラッチのような取材を受けたわけです。脅かされたわけです。  それまでに7日間、毎日食事をする。視察先のことの話をすれば、ふだん全国の市長さんと一緒に行っているわけですから、日本の中における各市のいいところを交換しながら、食事も楽しい食事をしているわけです。本当にいい旅だったと、いい調査団の成果だったということを確認しているところに、公費で酒を飲んでいたんですねと。飲んでいたでしょう。気分が悪いに決まっているじゃないですか。とてもいい調査団の内容だったんですよ。みんな楽しく終わろうとしているのに、頭からこういうふうにひっかけられるのと一緒。知らないやつに不意に暴力的であります。そういうことを言っているわけです。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  わかりました。  次、6つ目に行きます。  これもインタビューの中での発言の一部分でございます。先ほども話ありましたけども、「私、全部忘れるの」とか「せこいことを考えないほうがいいよ」という発言がありました。これにつきましても、やはり市民からは資質が問われる発言だねとか、またこの表現につきましては、大人の人、一部だろうと思いますが、まねをすると、こういう表現のまねをすると。そしてまたその大人の表現をまた子どもがまねをしてという話で困っているよという市民の声も耳にいたしました。その発言も含めて、子どもたちの教育上の観点からも見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  インタビューは目の前です。そういうことを当たることを考えて、答えを出しているわけではありません。彼らの横暴さに素直に答えてあげただけです。他意はありませんよ。子どもたちのどこに行き渡ったんですか。9時過ぎの番組でしょう。あなた、この質問は作文でしょう。どうですか、逆質問しますよ。どうなんですか。 ○議長(原 明君)  浦田議員、今の市長の、これ市長、反問権ですか。どうなんですか。 ○市長(上田昌孝君)  反問だ。 ○12番(浦田竹昭君)  私は今ここで答える必要はないと思っています。  反問権は議会の中でも話がありました。これもまた事前通告の世界だろうと、私は理解しております。 ○議長(原 明君)  それでは、浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  次、7つ目に入ります。  2月1日のテレビ放映とタイミングをあわせるがごとく、同日に市のホームページに全国市長会海外視察の報告が掲載されたわけであります。これまでにないようなことが起こったなという話、あるいはなかったがゆえにおかしいねとか、どうしてなの、そしてまた逆に、これからは市長の海外視察等々、研修も含めて、出張の報告はホームページに掲載されるんですかねという声もありました。そういった面も含めまして、これまでの出張の報告も含めて、今後の出張等々の報告について、ホームページでの公開についての見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これは、あくまで私の研究でありますという気持ちで行っておりますので、公費を使っている分についての報告をせよということであれば、今後いたしたいと思います。  先ほども言いましたように、私は忠実に政策の中に生かしている、結果が出ているということでご理解をいただきたいと思っています。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  今後公開していくということで、期待をしておりたいと思います。  8つ目に入ります。一連の中で、市民として恥ずかしいねとか、あるいは滑川市のイメージが落ちたねとか、並びに滑川の観光のイメージも落ちたねという市民の声も聞かれ、また我々は、これについてやはり影響があるものというふうに懸念するところでありますが、その対応、見解をお伺いするとともに、そのイメージダウンの対応について、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  前から言って、きょうも言ったとおり、市民の皆様全部がそうは思っていませんから。激励の言葉をいっぱい受けている、本人が受けているんです。悪い話ばかりでありません。堂々とやってくれという声が、圧倒的に私の場合は強うございます。あなたがおっしゃった、そういう意見の方も多いのは承知しております。だけど激励のほうの市民の皆さんが多いということだけは、私が直接受けている、そういうことであります。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  これも答弁になっていないと思うんですが……。 ○市長(上田昌孝君)  なっとる。 ○12番(浦田竹昭君)  まあいいです。  最後に、この質問をさせていただきます。  この一連の事案、私も批判とか云々じゃなくて、誰が悪いとか正しいということを言っているんじゃなくて、誰に非があるとかないと言うんじゃなくて、やはり海外視察でのインタビューでの不適切発言・問題発言があったということは事実なんです。その事実の発言に対して、市民は問題にしているのであって、その報道の全国配信でのその発言によって、市内外に広く反響、影響も大きいということ、そしてまた市民の関心度が高いということで問題視されているというのも事実なんです。それに対して、どう対応されるかというのが、我々議員に対する問いかけの立場なんです。  したがって、最後に申し上げますが、この不適切発言・問題発言に対する、市民への説明の機会、あるいは市民への謝罪の機会、これは先日の中川議員も申し上げたと思いますが、改めて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ですから、私が申し上げて、るる説明をしたとおり、はじめは公費で酒を飲んでいたという追跡でフジテレビの3人の者が8日間も追っかけ。そしたら公費で酒を飲んでいないということがわかったら、矛先をかえて調査内容について覚えているかと、ばかにしたような話。どこからどこまで人を食ったような、はじめから市長会の調査団の団員が悪者だという決めつけで迫ってきているわけで、これに対して私は怒ったわけです。その一連の流れがわからない方に一々言われたくない。  でありますが、今議員がおっしゃったとおり、市民の皆さんが心配されたとありますが、これだけのご説明をしたわけで、質問の内容、ありがとう。聞いておられる方は、少しはわかってもらえたと思っているわけです。  中川議員のときの答弁のとおり、わびるのはフジテレビが私と私どもの市民、滑川市民にわびてもらいたい。私に非はどこにありますか。決めつけはやめてもらいたい。誘導したんですよ、全て。こういうことになるなんて想像して、一々計算しながらやりとりをやりますか、あなた。作為的にやったことは一つもない。人をばかにするのもいい加減にしろというしかないんですよ。侮辱されて、黙っていたら悪い取材を認めたことになるでしょう。黙っているということはどういうことですか、怒らないって、それは認めたことになるんですよ、大人の世界は。大人としては黙っていたら認めたことになるの。その結果が表現の仕方云々ということについて、いろいろな見方があると思います。先ほども言いました、堂々としてあれでよかったという人が多いの。市民の皆さんに感謝して、答弁を終わりたいと思う。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  説明の機会、謝罪の機会はないというふうに理解させていただきました。 ○市長(上田昌孝君)  不当だよ。訴えたいね。 ○12番(浦田竹昭君)  冒頭申し上げましたように、今の最後も申し上げましたが、悪いとか云々の世界じゃなくて、私は一議員として、やはり疑問に思うことはしっかりとこの議場で問うてみたい、また問うのが議員だろうというふうに思っておりますし、また、この不適切発言・問題発言、フジテレビ云々、市長云々じゃなくて、事実は事実として受けとめて、その事実をどうするかということをはっきりさせていただければなという思いで質問をさせていただきました。  長々とやりましたけども、これ以上云々でありますけども、わかりました。  以上で質問を終わらせていただきます。あとは市民が判断することだろうというふうに私は思っております。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時50分からといたします。                 午後0時51分休憩                 午後1時50分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を再開いたします。          ──────────◇──────────
    ◎黙祷 ○議長(原 明君)  ただいまから、8年前のきょう、午後2時46分に発生しました東日本大震災で被災され、不幸にして犠牲となられました数多くの方々のご冥福を祈り、議会、理事者側並びに傍聴者ともども、謹んで哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思います。 ○議会事務局長(岡本修治)  全員ご起立をお願いいたします。黙祷。      〔全員起立。黙祷〕 ○議会事務局長(岡本修治)  黙祷を終わります。ご着席願います。          ──────────◇────────── ○議長(原 明君)  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を再開いたします。  10番岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  では、提出してあります諸案件について質問させていただきたいと思います。  まずは、観光についてということであります。  富山に春の到来を告げるホタルイカ漁が始まりました。最初の3月1日には、市長さんも出ておられましたけども、漁獲量1.5キロで非常に少ない、ことしはどうなのかなというお話だったと思います。その後の感じで、漁師さんに聞きましたら、400キロとか200キロとかと、割と多くとれてきて、ひょっとして、ことしはいい漁獲になるのではないかなと、一個人の私の気持ちですがという言い方をされておられました。  本当に、滑川の春を告げるホタルイカ漁だと思います。その中でいよいよホタルイカの海上観光も行うわけでありまして、この前の商工水産課の話を聞きますれば、インターネット予約でも好調で、遊覧船の予約が好調であるということをお聞きいたしました。非常に安堵しているわけであります。  その中で、まず最初は、先月も観光誘致に当局と、そしてまた議会の皆さんが台湾を訪問されたわけですが、かといって、すぐそれこそ乗客申し込みということになるとは思いませんけども、それ以外の外国からの予約のようなものは来ているのかどうなのか、そういうことをちょっとお聞かせください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  ことし1月中旬から、ほたるいか海上観光のインターネット予約を初めて実施したところでございます。今月1日からは、例年同様電話予約を開始しておりまして、直近の予約人数は1,900人を超えており、最大乗船人数3,000人に対し、約63%の予約率となっております。  また、外国人乗船客の予約者数は約150人で、台湾は現在のところ1名でございます。そのほか、主な国といたしましては、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、ロシア、ニュージーランドなど、外国の乗船客の予約が入っておるところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  私の思っていた国以外に、たくさん来ておられるなという感じを受けますね。それだけ、やっぱり注目されているのかなという感じであります。  それ以下の質問は、先ほどの竹原議員と大分ダブる面もありますが、確認の意味で順番に質問をさせていただきたいと思います。  予約からの状況を見れば、多分平日が少ないんだということを聞いております。平日の乗客率をアップする、何かことしは考えをお持ちでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ほたるいか海上観光の予約状況につきましては、土日や祝日の予約は、ほぼ満席となっております。  4月から2隻体制となり、定員が80名となった平日の予約は、まだ余裕があるところでございます。  今後も、観光課、ウェーブ滑川、旅館組合、観光協会が連携協力してPRに努めるとともに、問い合わせに対し、平日への誘導を行うなど、努力してまいりたいというふうに思っております。  また、3月4日から10日まで、富山県のアンテナショップである日本橋とやま館において、ホタルイカ・ナメリカワ展を実施しております。ホタルイカの水産加工品の試食販売や、滑川のホタルイカに関する観光、食のPRパネルの展示、8日、9日には、生きたホタルイカの発光ショーを行ったところでございます。  ほたるいか海上観光のPRもあわせて行っておりまして、生きたホタルイカを実際に見てもらうことで、首都圏からのほたるいか海上観光の予約の増加にも努めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  去年も同じような質問をしたわけで、平日は少ないから料金を割り引いてはどうかなという話もいたしましたけども、考えてみれば、割り引いたからといって、なかなかそう増えるわけでもないような感じもいたしますけども、商工水産課としては、そういうふうな平日の割引みたいな、そういうようなことはやらないね。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在のところ、平日の割引ということは考えておりませんが、その分、最大限のおもてなしでお迎えしたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  何せ、平日は大体いつもからからの感じで船を見ておりますので、土日はどうしても満杯になってしまって、そういう人たちをそちらのほうへ流すか何か、考えてやっていかねばならんのではないかなということで、また、いろいろとアイデアを出していただきたいと思います。  それと、次に、各方面の努力により、予約は好調であるということは先ほども申しましたが、例年の運航率を考えれば、大体半分ぐらいの運航率だと思うがですね。ということになれば、1,900人予約を受けとるということは、950人しか乗られんがなかろうかという推測が立つわけであります。  ことしはそういう方々に、去年と一緒の何か特典みたいになるのか、去年とまた違ったことをやるのか、どちらかお話しください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  昨シーズンのほたるいか海上観光の出航率は53%でございました。  例年の運航率は、ここ10年ぐらい平均しますと約60%という数字になっておりますが、これも天候に左右される観光でございます。  これからも、欠航時のおもてなしに努めてまいりたいというところでございます。  欠航時の対応といたしましては、ほたるいかミュージアムにおいて、無料でホタルイカの発光ショーを見てもらうこととしております。これは、これまでも実施しております。  そのほか、出航、欠航にかかわらず記念写真のサービスと、昨年は姿干しを振る舞っておりましたが、ことしは、みちcafe wave内でゆでたホタルイカの桜煮を、ゆでたて、あつあつで提供することということにいたしております。  また、漁師さんからの提案もあり、こちらも出航、欠航にかかわらず、希望者の方にホタルイカ漁の水揚げ見学を実施し、実際にホタルイカのざるが市場に並ぶ様子、これは漁師さんが船からざるをおろす様子や、その後の作業の様子など、ふだん見ることができないところを見ていただくということで考えております。  欠航となった場合においても、精いっぱいのおもてなしで対応してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  わかりました。平生は運航率は6割ながだ。どっちにしても、5割近くの方々が涙をのまんならんということで、せっかく遠いところから来とられるがにという形になりますけども、今、言われたホタルイカの漁をしたやつを見せるというのは、非常にいいのではないかなということであります。  4年に1回ずつ、姉妹都市の方が来られて、いつも予定しておるんですが、ここずっと中止ばかりで、おかげさまで前の日はゆっくりとお酒を飲んでおられるのではないかなという気でおりましたけども、ことしも姉妹都市で来られますので、せっかくなら希望どおりに遊覧船に乗っていただいて、発光ショーを見せてあげたいなという形でおります。そういうときにも、またおもてなしのほどをよろしくお願いいたしたいと思います。  続いてエです。  5月に日台観光サミット、10月には世界で最も美しい湾クラブ総会が富山で開催されるということであります。体験型見学会を実施したいとのことでありますが、去年から言うておりましたように、クルージングで滑川市内を行ったり来たりするんではなくて、せっかくなら他市へも行って、富山湾、立山の美しさをなお一層見られる形にしたらいいのではないかなということであります。そういうことから言えば、他市への乗り込みは、ことしからはオーケーということなんですね。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  先ほどの竹原議員への答弁の中でも、日台観光サミットの中でエクスカーション等を実施するということは答弁させていただいております。  今ほどご質問のありましたほかの市の航路、これは氷見市への臨時便の航路事業についてでございますが、運航委託している株式会社ウェーブ滑川が、北陸信越運輸局に旅客不定期航路事業届出をもう済ませております。それで、4月以降は氷見漁港に寄港する旅行企画が可能となっておりますので、実施できるというところでございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  前も委員会で氷見まで行ったりして、氷見でゆっくり見学して、帰ってきたということもあったと思います。あれを見ておったら、こういうのを皆さん方に、機会を捉えていただければいいのではないかなということで、観光のもう1つの目玉になるのではないかなということで、また宣伝のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。  続いて(2)であります。  有磯海サービスエリアの裏口から入るアクセス道路の整備をしたいとのことだったが、その後の状況はどうなっているのかという質問でありますが、これはちょっと舌っ足らずの質問でありまして、これは先月の2月の20日だったと思いますけども、県道から直接入れる道路が完成したということを確認いたしております。  それはそれでいいんですが、1つは何かといいましたら、去年の6月議会の竹原議員の質問の中で、石坂部長が答えたのかな、アクセス道路につきましては、これまでも中日本高速道路株式会社へ要望してまいりましたが、なかなか進展が見られんと。今、議員もおっしゃいましたが、商工会議所からも毎年要望をいただいておると。駐車場の整備とあわせて、今後、市において具体的な整備内容を検討していきたいということが答弁で出ておりました。  問題は何かといったら、入場路が簡単に入れるということになれば、駐車場の整備をせんことには全く意味がないということであるんですね、今までのまんまでは、駐車場が満杯になってしまって、やっとさえ満杯ながに。  それともう1つは何かといったら、今の入り口は従業員の方々の仮の駐車場みたいになっとるがいちゃね、今までは。その分を通路として使ったもんだから、従業員の方々は車をどこにとめりゃいいがかなという、非常に困惑しておられるということでありまして。  これは、入り口を便利にすれば、駐車場もセットにして整備せんにゃだめなんじゃなかろうかなと、私はそう思ってこれを書いたわけであります。どうでしょう。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  今ほど議員がおっしゃいましたように、2月20日ごろから現在、接続部分について整備を終えまして、通行が今、可能となっておるところでございます。  今ほどの駐車場につきましては、道路については一応市のほうで今、整備させていただいたということで、サービスエリア自身が中日本高速道路株式会社のサービスエリアでございますので、とりあえずは市のほうで整備させていただいたということで、今後、もともと市の施設ではございませんので、まず中日本高速道路株式会社のほうに駐車場の整備について、要望していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  何のせ、入りやすくなったのはなったのでいいがだけども、たくさん車が来るということは、駐車場も整備せんにゃ全く意味がないがかなと、私は思いまして、そういうことから考えれば、高速道路の会社には力いっぱい駐車場の確保をお願いしていただきたいなという思いでおります。  今までの仮の、本当言うたら道路のところにとめておって、仮の駐車場にとめとられる従業員の方が、二、三十人かどうか知らんけど、十五、六人ほどの方々が、駐車場の脇にとめとられたのが、それができなくなってしまって、どこへ持っていったかということになれば、今までの駐車場に持っていってしまったらお客さんの入る駐車場がなくなると、そういう論法になりますので、整備は喫緊の課題だと思いますので、力強くお願いをいたしたいと思います。  (3)番目。  那須塩原市では、市の主催で懇親会、私ら去年行ってきたと思うんですけども、懇親会は宣伝を兼ねて、特産品の牛乳で乾杯するということをやっておられます。  これは非常に理にかなっておりまして、酒を飲む前に牛乳を飲むというのは悪酔いをしないという、牛乳が胃袋に膜をつくって、まことに、私も割と飲む前は牛乳を飲んだりもするわけなんですけども、理にかなっておることかなという思いでおりました。  しかし、滑川市は特産品はありませんが、深層水がありますので、飲む前に水1杯飲むのも、これも体にいいのではないかなという思いでおります。そういうことから見れば、深層水で乾杯ぐらいやって、それから、懇親会に入るのはいかがかなということで載せていただきました。  誰が答えられるのかわからんけど、お願いいたします。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  現在、市内で開催している懇親会等におきましては、それぞれの主催者の判断により乾杯の飲み物を決定しておりまして、多くの場合はビールなど、一般的な飲料で行っているものと認識しております。  那須塩原市につきましては、那須塩原市牛乳等による地域活性化推進条例というのを制定されまして、牛乳の消費拡大や普及を促進し、市民、事業者も参画して地域活性化に取り組んでおられると聞いております。  本市においては、こういった条例制定の予定はありませんけれども、市の特産である海洋深層水、さらには市の特色のPRにつながる可能性もあると考えられますので、特に市外から訪れる方が出席される懇親会などにおいては、深層水で乾杯するということも検討していく必要があると考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  最近は、富山の深層水も入善のほうにちょっと宣伝をとられておりますので、ここらあたりで滑川市の深層水を宣伝していただければ、今、言われましたように、市の外から来られた方々への懇親会などはいいのではないかなという思いでおりますので、またご検討のほどをお願いいたしたいと思います。  次は、防災対策についてであります。  これに関しましては、きょうは、先ほど話がありましたように8年前の東日本の大震災の日であります。そういうこともあり、先ほど鎮魂の黙祷をしましたけれども、これは、私たちは会派で8年前、当時、2カ月過ぎた5月に東北のほうに視察に行かせてもらっております。  特に、その2年前に富岡町に行ったわけなんで、富岡町もどうなっているのかなということでありましたけども、富岡町は一番ひどいとは言いませんが、惨状がひどい部類に入る町だったということで、入れるわけもなかったわけであります。そのとき、駅前やら、駅が流されてしまっていたということをマスコミから聞かされておりました。  そういうこともありまして、この東日本の大震災より、この自主防災というものがなお一層我々の周りのほうで騒がれる、騒がれるというとおかしいけれども、立ち上げに積極的になってきたのではないかなということであります。  自主防災は、地域の皆さんの組織であって、いざ何かあるというときには、身近な方々が声をかけながら避難をするという、非常に初歩的な組織でありますけども、かというて一番頼りになる組織ではないかなと思っております。  そこで最初に、滑川市において、自主防災組織率はどの程度なのかということをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  現在、市内の自主防災組織につきましては、142の町内会のうち、114の町内会で設置されており、組織率は80.3%でございます。  なお、2つの町内会で1組織というところもございますので、組織の数としては106でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  組織率が8割ぐらいだということをお聞かせいただきました。県全体的にいっても、非常に組織率が高いのではないかなという気がいたしますけども、残りの20%の町内の方々には、アクションを起こしておられるわけですか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  町内会の研修会ですとか、機会を捉えて周知といいますか、啓発はしておるんでございますが、例えば町部のほうですね。高齢化のちょっとひどいようなところにつきましては、なかなか立ち上げというのはうまいこといっていないと。  1つの町内会でだめだということであれば、2つあるいは3つで立ち上げればいいということも話をしているんですけれど、実態はなかなか進んでいないという状況です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  2割のところは大体声をかけておっても、なかなか、年齢が高くなってしもて、それどころじゃないという形で、ここらあたりが限度になっていくのかなという思いです。
     かといいながら、いざというときには大事なことですから、また、いろいろとアドバイスしながら、増えるように、組織率が高まるように、いろいろお願いいたしたいと思います。  それと、イの設立後の財政的支援がしてもらえなかったと聞いたが、条件はあるのかということなんですが、私はこの意味合いがちょっと違っておりまして、一応、これで答えてもらっていいんですが、委員会のときにまた質問をさせていただきたいと思います。  そしたら、イについてちょっと答えてください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  市では、各自主防災組織に対しまして、自主防災活動の補助金ということで、財政的支援を行っております。  設立した年度は3万円から10万円、所属するといいますか、構成する世帯の数によって金額をちょっと変えておりますが、3万円から10万円、2年目以降は1万円から3万円の補助金を出しておりまして、条件としましては、事前に活動計画書を出していただくとか、それから防災資機材を整備する費用や、防災訓練等にかかる経費など、自主防災活動に直接要した経費が補助対象ですよというようなことが条件となっております。  年度内に支援できる補助金の額は上限がありますので、ご理解をいただきたいということと、それから自主防災組織の設立やその活動を充実させたいという思いがありますので、今後もこの事業を支援して続けていって、災害時に備えていきたいと考えています。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  多分そういう条件を満たさなかったのかなという方の発言かなと思います。また一遍、こちらのほうでも確認をいたしたいと思います。  続いてウの、平成28年度から5年間で50人の防災士を養成すると聞いていたがということでありますが、聞くところによれば、そういう目標はなかったということを、ちょっと聞いておりまして、私の思いとしては、防災士をたくさんつくっていかにゃなかろかなという思いで、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  本市では、防災士を養成する具体的な目標人数については、設定はしておりませんけども、市内全地区において防災士の資格を持った方を配置したいということを考えておりまして、防災士の資格取得にかかる経費の助成を、引き続き行っていきたいと考えております。  平成28年度以降では、この助成事業を活用して12名の方が新たに防災士の資格を取得しておられます。  防災士につきましては、今後も引き続き、「広報なめりかわ」などを活用しまして、消防団ですとか町内会等に、防災士の資格取得について啓発してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  何のせ、魚津のほうは積極的に防災士をたくさん養成しておられるということを聞きますので、魚津に負けないように、たくさんの防災士を養成していただいて、安心・安全のために活躍を願えればということであります。  イに関しては、また改めて委員会のところで、もう一遍、聞かせていただきますのでお願いいたします。  続いて問3、教育についてであります。  子どもたちのスマートフォンの学校への持ち込みについて、国がある程度認めてもいいのではないかなということを、何か所信で、ことしだったか去年だったか、そういう話を聞きましたが、滑川市においてはどういう方針で行くのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  学校における教育活動に直接必要のないものとして、スマートフォンを含む携帯電話の小中学校への持ち込みを禁止する通知について、学校を取り巻く社会環境や、児童・生徒の状況の変化を踏まえ、文部科学省が見直しを検討すると報道があったところでございます。  市としては、平成21年の文部科学省の通知を踏まえまして、現在、小中学校で携帯電話を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合には、申請のうえ、例えば職員室で保管するなどして、学校での教育活動に支障がない範囲での持ち込みを、校長の判断で認めているところでございます。  今後の取り扱いにつきましては、文部科学省や県の動向を注視しまして、対応していきたいと考えております。  なお、スマートフォンやSNSなどが児童・生徒に急速に普及し、これらの利用によってトラブルや犯罪に巻き込まれるおそれがございます。児童・生徒が犯罪被害など危険を回避し、情報を正しく安全に利用できるようにするとともに、人権を尊重し、情報社会での行動に責任を持って、情報を適切に取り扱い、健康に留意して情報機器を利用することができるよう、情報モラル教育に努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  結局、ほかの市の動向を見てということで、現在はスマートフォンに関しても、持ってきてもいいけども、教室で預かるよという考え方でいいがですか。携帯と同じ考え方でいいがですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えします。  持ち込みによる問題点ということも実際あるというふうに聞いております。  あくまでも保護者が申請のうえ、学校長に判断していただきまして、それで責任を持って、学校内では保管し、そして子どもに返すというような形で、今の形で進めても支障はないというふうに聞いておりますので、先ほども申し上げましたように、文部科学省や県の動向を見て、また検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  学校におる間は安心・安全なので、要は、登下校中のことかなということでありますので、私に関して、考えていけばそれでいいのかなという気ではおります。  しかし、また、親によっては、どう言ったらいいか、授業中というのはおかしいけども、学校におるときも持たせろということを言う人もおるかもしれませんけども、そこらあたりは徹底していただければということであります。  続いて2番目でございます。  これもきのうの質問の中に入っていましたが、全国的に親による子どもへの虐待が報道されております。  きょうの朝も入っておりまして、6歳の子どもが、母親が、一生懸命蹴ったり、殴ったり、次男が蹴られておるのを長男が撮影して、それを流しておったという形で、親が逮捕されました。これも、市長が嫌いなフジテレビから入っておりまして、そういうことも報道しておりました。  そういうことでありますけども、かといいながら、調べてみましたら、民法822条かな、親の懲戒権というのがあるがですね。親は子どもをたたいたり、食事を抜きにしたり、どなったり、そういうことをしつけのためにはいいとは言いませんが、認められていいという条文が懲戒権ということで載っております。それを盾に、第三者が、警察とか児童相談所の方が、しつけだということでなかなか入りにくい面があるということで、国のほうでも、ここらあたりを改正するということをちょっと聞いておりますが、今国会でやるのか、いつになるのかわかりませんけども、そういうこともあるということで、なかなか第三者が入りにくいということであります。  そういうことも含めまして、この前の新聞を見ておりましたら、富山県でも19人が安全確認ができていないということでありました。  滑川市においてはどういう状況なのか、わかりますでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  お答えいたします。  本市におきましては、乳幼児健診の未受診や未就園、不就学等で、福祉サービス等も利用していないなど、関係機関が安全確認できていない児童はいないということでございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  滑川市ではいないということで一応安心をいたしました。かというて、今までなかったから、これからもないということもありませんので、またそこらあたりは市の関係各部署、そしてまた警察の方々にもお願いをして、それこそ目を光らせておかねば、いつどうなるかわからないということでありますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  続いて3番目。  4小学校に1クラス分のタブレットを購入して、これで全ての学校にそろったということで、これもきのうの質問にもありましたが、これらを活用した教育方針ですね、私ら、きのうの質問の中にも、佐賀県の神埼市に行きまして、美術の時間にタブレットを使った授業を見させていただきました。  えらい先進的だなということでありますので、滑川市においては、どういうふうな方針でタブレット教育をするのかなということをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  土曜日にもお伝えしましたけれども、タブレット端末は持ち運びができることから、コンピューター室だけではなく、学級やさまざまな場所で学習することが可能でございます。  また、タブレット端末はカメラ、ビデオ機能、インターネットによる調べ学習、グループ内での討議等、多様な活動ができるICT機器でございます。  実際、今、タブレットを小中学校で一部配置している学校に伺いますと、例えば体育のマット運動を録画して振り返りをする。それから理科の実験、観察を、ビデオを撮って録画機能を生かして、実験を録画する。それから音楽の発表の際、最初と最後と、どういったふうにうまくなっているか検証する等々、さまざまな活用の仕方をしていると聞いております。  また、子どもの考えを大型モニターに映して、全体で考え合うといったこともやっております。  そういったふうに、本市は全校に無線LANが整備されておりまして、児童・生徒が主体的に学ぶ環境が整えられていると考えております。これらの利点を生かしまして、効果的なICT活用を通して、わかりやすい、主体的、対話的で深い学びにつながるよう授業の実践を通して、滑川の未来をつくる児童・生徒の情報活用能力の育成を目指していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  わかりました。  これからの滑川を背負っていってもらわなければならない子どもたちでありますので、こういうような活用もしながら、それこそ理数科教育をあわせて、育んでいただければということであります。  次の4番目、防犯についてであります。  これは、多分、何カ所か聞いておったんですが、ちょっともう一遍お聞かせ願いたいと思います。  新年度予算で防犯カメラ12基設置ということになっております。地下道を中心にということでありますが、どことどこの地下道、そしてまた、12基はどこなのかということをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  新年度におきまして、子どもの安心・安全及び犯罪防止に資するため、通学路の地下道や公共施設の駐車場などに、防犯カメラを12基設置することとしております。  具体的な設置場所と設置基数は、通学路の地下道で、県道富山滑川魚津線――旧の国道8号線です――の四ツ屋地下横断歩道、柳原横断地下道、西加積横断地下道にそれぞれ1基、国道8号線の野町地下横断歩道、上島横断地下歩道にそれぞれ2基の設置を予定しております。  また、公共施設の駐車場などでは、スポーツ・健康の森公園の駐車場に2基、あいの風とやま鉄道東滑川駅前に2基、滑川運動公園駐車場に1基の合計8カ所で、12基を設置する予定としております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  これは、私が直接課長のところへ行って聞けば、一番簡単なのかもしれませんが、こういうことを言うて、ケーブルテレビに流して、どこに設置しますよということを理解していただくために質問を言って、その場所を説明していただいたものですから、これも防犯の役に立つのではないかなということで、一応ケーブルテレビを見ておられる方々の周知のために、ちょっと質問をさせていただきました。  次に、県警が実施している防犯カメラのレンタル事業についてでありますけども、レンタル期間が終了した後、地域で買い取る場合は補助するということであります。  そういう場所は滑川市において何カ所あるのかなということです。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  現在、市内で県警の地域防犯設備効果体感事業、防犯カメラレンタル事業を実施しているところは、北加積地区安全なまちづくり推進センター1団体であり、北加積地区公民館にレンタル期間3月末までとして、防犯カメラ1基を設置、レンタルしております。  北加積地区安全なまちづくり推進センターでは、県警に対し、レンタル期間が終了した後の防犯カメラの買い取りを希望されていると聞いております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  希望があるからということであります。1カ所だけということですね。  価格的にはどれだけで販売、販売ちゃおかしいけれども、どれだけの価格になるのかなということはわかりますか。どれだけ補助するのか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  県警においては、レンタル期間が終了した防犯カメラを買い取る場合、買い取り費用として1台当たりおおむね12万円としております。  市では、1台当たりの買い取り価格の2分の1で5万円を限度として、補助することとしており、地元負担は7万円程度となる見込みであります。  また、そのほか、維持費として電気料が地元負担となります。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  市の負担が5万円限度でということでありますね。わかりました。  大体つけられたらみんな、そのまま取り外して持っていくわけないがで、大体地元の人が購入されるのではないかなということで。私はまた、レンタル事業というものですから、滑川にたくさんまだあるのかなという気でおりましたら、北加積だけということでありますので、ちょっとびっくりいたしております。  補助は補助として活用していただけるのがいいのかなということであります。  それと3番目の、県内各駐在所には防犯カメラが設置されているということを聞いておったんですが、滑川市においてはどういうことになっておるんでしょうか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  市内には現在、滑川駅前交番、早月加積駐在所、浜加積駐在所、北加積駐在所、中加積駐在所の、1カ所の交番と4カ所の駐在所が設置されております。  駐在所などの防犯カメラの設置状況につきましては、富山県警に問い合わせたところ、設置の有無も含めまして、保安上の観点から公表はできないとのことでありました。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  公表はできないということは、設置してあるのでということも何も関係なしで、あるともないとも言えないということだね。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  そのへんも滑川警察署を通じて、県警のほうへ問い合わせましたけれども、今ほど言われましたとおり、設置の有無も含めてということで、回答がありました。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  私のところの近所にもありますので、確認はいたしております。これ以上は言いませんけども。言うなということなんですから、一応そういうことにしておきます。  では、最後になります。産業についてです。これもきのう質問に入っておりました。  安田工業団地の第4期工事がこれで完成して、1年たちます。進出の相談もあり、急いで造成したかなと思っておりますが、その後の話がちょっと聞こえてこないということにあります。
     現在、あそこは1年もたつものですから、植栽も大分枯れてきておるし、草もぼうぼうになってきておるんじゃないかなということを、この目で見ました。  そこのあたりもありますので、早目の招致というか、話はどうなっているのかなということを聞かせてください。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  第4期安田工業団地につきましては、造成後、企業や不動産業者などから問い合わせがありまして、現在、造成した4区画全てにおいて、幾つかの企業と交渉を行っているところであります。  企業としての投資の時期も含め、具体的な事業計画を確認するなど、交渉を重ねている企業もありますので、今後、売却に向け、段階的に準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  市長がいつもよく言われるように、やっぱり座布団を敷いて待っとるという造成団地であります。かといって、いつまでも座布団を敷いておりましても、湿っぽなって、傷んでしまいますから、早目に有効活用をお願いいたしたいなということで、幾つか来とるということでありますので、何とか夢が結べばという思いでおります。  続いて2番目の、早月加積地区に進出していただくロキテクノでございますが、今、工場を一生懸命つくっておられまして、工場完成がことし末と聞いております。  来年の春より、4月か5月ごろには操業ができるのではないかなということであります。  滑川市も、この会社に対しては進出助成金というたら、あまりにも露骨な言い方でありますけども、県の補助であれば企業立地助成金かな、市単独であれば工業振興事業補助金、要は助成金を払うことになるのではないかなという思いであります。  この前聞きましたら、投資の金額によって補助金の金額が違うということであります。実際は、聞いておりましたら、80名の採用ということを聞いておりますので、せっかく滑川市の税金も投入するということであります。ひとつ、地元採用のほうを、また力強く推進して願えればと思います。どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  今ほど議員おっしゃられましたように、株式会社ロキテクノにおきましては、本年12月の工場の完成が予定されております。  新工場の総工費は約30億円、従業員数につきましては、今ほどおっしゃられましたように80名程度で、福岡県にあります九州工場、上市町にあります北陸工場からの異動と、新規の採用を予定すると伺っております。  予定どおり事業が進めば、県の企業立地助成金、県が2分の1、市が2分の1の対象になるものと考えられます。  地元の採用の件につきましては、市民の雇用について配慮いただくよう働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  せっかくの企業進出であります。地元雇用を優先的に、またお願いをいたしたいと思います。  そういうことで、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(原 明君)  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それでは、質問通告書に基づき質問をさせていただきます。  第1項目目は、これまでも何回か質問をさせていただいておりますが、認知症対策について質問をいたします。  団塊の世代が75歳以上になる2025年には、高齢者人口は3,500万人に達し、そのうち認知症高齢者は320万人に達するというふうに推計されております。認知症対策は、今後ますます重要になってくるものと思われます。  それでは、本市の認知症対策について順次質問をさせていただきます。  まず、滑川市内の認知症の診察医療機関は、どこで何カ所あるのかについてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  認知症は、原因となる疾患によっていろいろな種類がございまして、その疾患の絞り込みや、認知症の進行ぐあいなどの専門的な診断につきましては、市内では厚生連滑川病院の精神科に担っていただいております。  また、相談しやすいという理由から、ふだんから通っておられるかかりつけ医である市内の開業医におきましても、相談や診察を行っていただいているところでございます。ということで、市内の医療機関で診ていただけるということで、数については今ちょっと申し上げられないので、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  そうですね。通告書には数は書いておりませんでしたので大変失礼いたしました。  つまりそうしますと、いわゆるかかりつけ医ということになれば、ほぼ市内の医療機関がそういった診療というか、診察ですか、最終的に認知症であるという診断もかかりつけ医がするのか、はたまた、やはりそういった最終的な診断は厚生連でしてもらうのかということなんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  ふだんかかりつけ医におきましては、相談あるいは診察ということで、最終的な認知症であるかどうかというのは、やはり厚生連滑川病院の精神科に行っていただいて、精密な診断を受けていただくということになるかと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  次ですけれども、(2)としまして、認知症に係る相談窓口はどこかという質問でございます。  これはやはり、今いわれましたように、かかりつけ医に行ったりとか、厚生連に行ったりとかする方もいらっしゃいましょうし、はたまた、ちょっと心配だなということで行政のほうに相談に来られるという方もいらっしゃるのではないかというふうに思うわけであります。そういったときに、行政としての窓口があるのかどうなのかという意味の質問であります。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  行政としての窓口につきましては地域包括支援センターが担っておりまして、来庁あるいは電話による相談のほか、こちらからその方に訪問するなどしながら相談に応じているところでございます。  そのほか、民生委員さんとか市内の介護保険事業所の方にも相談を受けていただいておりまして、身近な場所で相談できるような体制をとっているところでございます。そして、そういった相談が寄せられたものにつきましては、地域包括支援センターに情報提供していただきながら、関係の方々と協力しながら認知症の相談体制を整えているというところでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  そうしますと、この次の(3)ですけれども、これは地域包括支援センターが掌握されている件数ということになるかなと思いますが、まだ終わっていませんけれども、平成30年度の4月以降の相談件数は現在まで何件かお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  平成30年4月から平成31年1月末までで、273件の相談を受けております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ちょっと予想よりも非常に多いなという実感でございます。  そこで次の質問ですけれども、初期集中支援チームについて何点か質問いたします。  初期集中支援チームとは、複数の専門職が家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行うチームをいいます。  そこで調べましたら、本市では、平成28年10月に地域包括支援センター内に設置されているということで、認知症高齢者の早期発見、早期対応に取り組んでいるというふうに書かれておりました。  そこで、(4)でございますが、初期集中支援チームの、昨年4月から現在までの活動件数は何件かお聞かせください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  地域包括支援センターに寄せられた相談のうち、認知症初期集中支援チームでの対応が望ましいと判断したケースについて介入しておりまして、平成29年度は5件、平成30年度は2件となっております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ここに、滑川市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画ということで、平成30年度から32年度までの冊子がありますけれども、ここにちょうど認知症の初期集中支援チーム事業について書かれている内容をちょっと見ますと、指標ということで、認知症初期集中支援チーム訪問件数ということで、第7期の計画目標値ということで、平成30年度は15件という目標がここに記載されておるわけでありまして、それに対して、今の答弁からしますと、現在まだ2件であるということでございます。これはどういいましょうか、非常にある意味、そこまでチームが出動しなくても割と医療機関につなげたりとか、そういうことなのか、ここらへんの数値目標はそれなりの根拠があっての15件ではないかなと見たときに、この2件ということについてどのように受けとめておられるわけでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  2件につきましては、包括支援センターの中で、このケースについては集中支援チームにつないでいったほうがいいだろうという件数を集中支援チームで話し合っていただいておるところでございまして、15件につきましては、あくまでも目標ということで掲げさせていただきました。現在2件であるということは、それだけ認知症の方々のいろんなところにつながっていっているということを考えておりまして、とりあえずは2件で済んでいるのかなということで考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  次の(5)でございますけれども、まだ市内におきまして、このいわゆる認知症の初期集中支援チームの存在といいますか、役割、そういった情報が市民の皆様に周知徹底されているのかなというふうに考えたときに、どうなのかなという角度での質問でございまして、やはりもっともっとこういうチームが滑川市にもあって、そして、早期発見、早期対応というかたちで取り組んでいるんだよというようなことをもっともっと知らしめていく必要があるのではなかろうかなという思いでの質問でございますけれどもいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  地域包括支援センターが作成したパンフレット「認知症/笑顔で/安心ガイド」、こういったものでございますが(資料を示す)、これにつきましては平成29年の3月に全戸配布させていただきました。このほか市の広報で掲載しているとか、随時開催しております市政講座におきましても、認知症初期集中支援チームの設置場所あるいは役割について周知を行って来ているところでございます。  また、昨年8月に開催いたしました在宅医療講演会の参加者に、改めてこのパンフレットを配布させていただき、周知を図ったところでございます。  また、地域包括支援センターが主催する地域包括ケア推進研修会におきましても、介護支援専門員や介護保険関係の事業所職員といった専門職に向けてのチームの説明などを行っており、多方面にわたって周知に努めているというところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  今後もまたしっかりと周知に努めていただきたいというふうに思います。  今回の答弁等を伺っておりますと、地域包括支援センターの役割といいますか、これが非常に重要だなというふうに痛感いたします。何かあったら地域包括支援センターということも、気軽に相談してくれということも、市民の皆さんに周知していくことも必要でなかろうかというふうに思いますので、これは今後ともひとつよろしくお願いいたします。  次ですけれども、新オレンジプランに認知症サポーター制度ということで、これはどんどん全国的にも増やしていこうという動きが当然ありまして、これについても私何回か質問させていただきました。この認知症サポーターのさらなるレベルアップということで、ステップアップ講座というものがあります。これについて、本市の計画といいますか、はどうなっていますでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  本市では、国に先駆けまして23年度から認知症サポーターに対しまして、市独自のフォローアップ研修として「ささえあい地域づくり活動研修会」を年1回、開催しているところでございます。  今後は、認知症サポーター自身が、認知症の方への対応の仕方について自分で考え、行動できるような内容とした応用編としてのステップアップ講座を開催していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  国に先駆けてやっておられるということで、非常に心強い思いをいたしました。ちなみに、このステップアップ講座の受講数といいますか、受講者数の延べ人数は掌握されておりますでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  ステップアップというか、フォローアップ研修については、毎年多くの方々が参加しておられまして、人によっては毎年参加しておられる方もいらっしゃいますので、人数的にはちょっと今は把握しておらず、今申し上げることはちょっとできません。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。いずれにしましても、割と認知症サポーターというのは、わずかな講習を受けたらなれて、オレンジリングだとか、中学生だとか小学生に受けさせて、サポーターをどんどん増やしていけばいいじゃないかというような質問もさせてもらったことがありますけれども、やはりもっともっと増やすと同時に、レベルアップしていくということも大事ではないかと考えておりますので、ぜひともそういったところへの取り組みもやっていただきたいなというふうに思います。  認知症対策の最後、(7)ということですけれども、オレンジカフェというものがありまして、たまたまオレンジカフェというキーワードをインターネットで調べたら、真っ先に滑川市のホームページがヒットしまして、オレンジカフェがオープンしましたというところにたどり着いたわけですけれども、これは昨年の4月28日付で更新された記事がアップされていたのがヒットしたわけですけれども、これは、今後どんどんと認知症の方が増えることを見越したときに、そういった家族の方が集い合えるような場所ということでのオレンジカフェということだと思います。このオレンジカフェの今後、これはどちらかといいますと、行政というよりはそういった施設関係とかが開設されていくケースが多いのかなと、NPOとか、そういうケースが多かろうと思いますけれども、どういった計画なのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  オレンジカフェにつきましては、議員さんが今おっしゃられたように、昨年の4月から開催しておりまして、これまでオレンジサロンというものもやっておったんですが、オレンジサロンの開催頻度や相談体制を見直しましてオレンジカフェを新たに立ち上げて、ふれあいほーむ“なめりかわ一休庵”で行っております。こちらにつきましては、毎月第3日曜日の午前中に開催しているところでございます。  そしてまたこのカフェに合わせまして、地域包括支援センター職員による相談窓口も開いているということでございます。今後につきましては、高齢者の増加に伴い、認知症高齢者も増え、これによりまして、認知症介護に関する相談も増えることが予想されることから、開催頻度や新たなカフェの立ち上げについても検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。しっかり取り組んでいっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2項目目の教育について質問させていただきます。  平成31年度予算案には、ALTを1名増やして3人から4人にするというふうになっておりますが、このALTについて質問をいたします。  我が国の国際化が日々進展する中、これからの時代を担う子どもたちが、外国の人々に対して、恐れや偏見などを持たずに、同じ人間として分かり合え、ときには議論や励ましを送り合う、そのような関係を結び合えば、すばらしいことだと思います。  しかし、我が国は島国であり、一般的に言って日常的に外国人と接する機会はまだまだ多いとはいえません。  そのような中、30年以上前から、総務省、外務省、文部科学省と一般財団法人自治体国際化協会の協力によって続けられてきたプロジェクトにJET(ジェット)プログラムがあります。  このプログラムは、世界各国にある大使館などの在外公館において、日本で英語を教える若者などを募集、面接し、旅費や給与を日本が保障したうえで招聘する事業ですが、現在では54カ国から約5,500人の若者が日本全国で活躍しています。基本は1年間の期間ですが、最長5年間プログラムに参加することもできます。  彼らは、日本の文化に触れ、ますます日本が好きになり、帰国後もさまざまな形で日本と母国との懸け橋になっております。  招聘する業種は、ALT(外国語指導助手)、CIR(国際交流員)、SEA(スポーツ国際交流員)の3種類ですが、そのほとんどがALTによる招聘です。  このALTは、小学校教師や、中・高等学校の英語教師とともに英語の授業に加わり指導を行うものですが、中には、学校の諸活動にも積極的に参加し、子どもたちと日常的なふれあいを持つ場合もあります。  ご存じのように、小学校においては、新学習指導要領の全面実施が2020年4月に控えており、2019年度まで3、4年生の外国語活動、5、6年生の教科としての外国語が先行実施されております。そのような中、ネーティブスピーカーの発音を子どもたちに聞かせることは大変有効であり、本市の子どもたちが、直接的に外国生まれの人と触れ合う体験は、国際人を生み出す意味においても貴重な教育になるのではないでしょうか。  調べますと、彼らを任用した市区町村などの地方自治体は、その人数に応じて国から普通交付税(1人当たり約500万円)が加算されます。しかも、近年は、日本文化への関心の高まりによって応募する外国青年も多く、選抜により来日しますので、自治体の必要人数は100%満たされ、その質にも定評があると伺っております。  現在、本市においては3人ですが、全国においては、群馬県高崎市のように、市内の小中学校1校に1人の割合で任用している市もあります。  そこで提案ですが、本市の小中学校においても、2020年度からの新学習指導要領の全面実施を見据えた、また各学校での生き生きとした国際教育の展開を期待する意味からも、1校に1人を目標にこのJETプログラムによるALTのさらなる任用を検討し、英語教育の充実を図るべきであると考えますがいかがでしょうか。見解をお聞かせください。
    ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  議員もおっしゃったように、JETプログラムは、日本の外国語教育の充実及び地域レベルでの国際交流の促進を図ることを目的に、外国青年を日本に招致するプログラムであり、昭和62年8月から実施されております。  現在、本市では、ALT3名がJETプログラムを活用し配置しており、ALT以外に英語活動支援員を2名、英語専科教員を1名配置し、担任とチームを組んで授業を行っております。  平成32年度から開始される小学校3、4年生の外国語活動(年間35時間)及び小学校5、6年生の英語教科化(年70時間)に対応できるよう、ことしの夏からALTを1名増員し、4名体制とする予定にしております。  ネーティブの英語に直接触れ、外国人と積極的にコミュニケーションできる機会をつくることで、外国語で自分の気持ちを表現し伝え合うことができる児童・生徒を育成することが重要であると考えております。  また、本市では、外国語教育の本丸は中学校であると考え、4名体制になってからは、滑川中学校に1名、早月中学校に1名、そして滑川中学校区の小学校に1名、早月中学校区の小学校に1名配置する予定にしております。  児童・生徒が国際化社会に対応することができるよう、体制の整備を含め、外国語教育の推進についてALTの活用を含めさらに研究を進め、児童・生徒が生きた外国語を習得でき、多様な価値観を認め、理解し、言語能力を向上させるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  私が一生懸命用意してきたこの質問の文章も、石倉学務課長が今ほどご答弁された内容も、非常に重なるところがあるなというふうに聞いておりました。  しかし、私が質問したかったのは、1校に1名、これは国の国税措置もされるんだということを申し上げたうえで、どんどん活用していけばいいのではないかという質問をさせていただいたわけでありまして、そのことについてどうでしょうか。研究というよりは、速やかに予算措置の努力をしていくべきではなかろうかなと私は思うわけでありまして、きょうはどこまで答弁できるかわかりませんけれども、是非ひとつ前向きなご答弁をいただきたいなと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  先ほども申し上げましたように、各学校の受け入れ体制、体制整備ということがまず先にあるかなと考えております。4名体制でどうなるかということを、そして、より効果がある活用の仕方ということを工夫することを先決に考えていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  これ以上質問しましても、なかなかそれ以上の答弁をもらえそうにないので、このへんで終わりにしますけれども、一言だけ。  受け入れ体制云々かんぬんというのは、それはALTの問題ではなく、受け入れる側のいわゆる滑川市の問題でありまして、常々市長が、子ども第一主義を目指すというふうにおっしゃっておられる以上は、子どものために一刻も早くそういった受け入れ体制を整えて、ALTが滑川市を縦横無尽に動くようなそういう市に早くなれたらいいなという希望を持って次の質問に移ります。  次は、ICT教育の環境整備の充実ということですが、平成31年度もタブレットの導入などの予算が計上されております。これは、平成30年度に教育委員会がまとめられた滑川市教育情報化推進計画に基づくものと理解しております。  昨年の総務文教消防委員会の行政視察で、佐賀県神埼市のICT教育の取り組みについて視察をしてまいりました。これにつきましては、先ほどの岩城議員もおっしゃっておられました。そのとき痛感したことは、ハードの充実はもちろんなんですけれども、ICT機器を使い教える側のいわゆる人間のレベルがどうであるか、これが最も大事であるということを痛感してきたわけであります。  それで、この質問に際しまして、いろいろと、一昨年の12月にもこのICT教育について質問させていただいた折に、当時の答弁で、滑川市教育情報化推進計画をまとめているところであるという答弁を見つけまして、これ、できているのかと言いましたら、できているということで、学務課長からいただいたわけですけれども(資料を示す)、これを読んでおりましたら、非常に滑川市のICT教育についての現状分析といいますか、されておりました。非常にいいところを突いているなといいますか、分析されているなというところを見つけましたので、ちょっとここを読ませていただきます。  その他の課題というところで、このように書かれております。  全ての教員がICT機器を効果的に使った授業を日常的に展開できるようにするためには、活用スキルに不安を感じている教員をスキルの高い教員がサポートし、学校全体で力を伸ばしていこうとする管理職のマネジメントや、各種の研修や教材研究等の取り組みを改善、強化していくことが求められています。現状では、市で配置している2名のコンピュータコーディネーターがその役割を中学校を中心に担っていますが、今後はコンピュータコーディネーターがそれぞれ担当する校区内(滑川中学校区、早月中学校区)の小学校へ定期的に出向き役割を担うとともに、各校の情報教育担当者と協力して、ICT機器の使い方を指導できる体制をいかに支援していくかが、活用の定着を図るうえでの重要なポイントになります。  このようにこれに書かれておるわけですね。私、これを、学務課長が書かれたわけではないだろうとは思いますけれども……石倉さんが書いたんですか。大変失礼いたしました。取り消します。  これは、このように分析されている以上は、ここの人間のレベルアップといいますかもっともっとコンピュータコーディネーターを充実させる必要があるというふうに石倉学務課長が認識しておられるということを、これは、教育長なり市長への提言書であるというふうなものでないかというふうに思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  昨年度ICTアドバイザー事業を受けまして、有識者の方のアドバイスをいただきながら本市の実態を踏まえ、それで作成したものが議員が今持っていらっしゃる情報化推進計画でございます。こうであったらよりよいICT活用、これからの教育の情報化が図られるということを願って作成したものでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  先ほどのALTも一緒なんですけど、人材のレベルアップといいますか、質、量的なレベルアップ、これが全ての、何といいますか、ICTの活用のキーポイントではないかというふうに思っておりますので、ここらへんは当局の上層部のほうでしっかりとまた認識していただいて取り組んでいただきたいなというふうに思います。  それでは、3項目目の児童虐待について質問いたします。  千葉県野田市の小学4年女児虐待死亡事件を受け、国は関係機関の情報共有システムの構築への取り組みや、児童福祉法の改正に向けた動きをとっております。2016年の児童福祉法などの改正でも、児童虐待防止は早期発見、早期対応から発生予防にかじが切られております。  この質問については、初日の9日の本会議で2人の議員から、そして本日、岩城議員からも質問がありましたが、滑川市の体制に問題はないのかという質問でありました。それで、9日、そして今ほどの議会答弁を私なりにまとめて確認をさせていただくような質問の仕方をさせていただきます。  地域で虐待を受けた子どもらの情報を関係機関で共有する、要保護児童対策地域協議会の充実を図っていくということ。それと、職員のレベルアップへの取り組みを行っていくということ。それと、これも、政府の対応ということで、2022年度までに、子育ての悩みなどの相談に応じる子ども家庭総合支援拠点を、全市区町村に設置する目標を掲げているということなわけですけれども、それを受けた形で、今度4月からスタートする子ども未来サポートセンターにその機能を持たせていくというような形の答弁でなかったかなというふうに受けとめております。私なりにまとめたわけですけれども、それでよろしいですね。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  お答えいたします。  児童虐待への対応につきましては、先日の古沢議員や開田議員への答弁にもございましたように、滑川市要保護児童対策地域協議会のネットワークを活用し、保健、福祉、医療、教育、警察、児童相談所など子どもや家庭を取り巻くさまざまな地域の関係機関や関係者が、情報共有、役割分担を行い、連携した対応をしていくということでございます。  今ほど議員のおっしゃいました、来年度から子ども未来サポートセンターを立ち上げるということでございますが、母子健康包括支援センターの機能を市民健康センターが担い、また、今ほど議員がおっしゃいました、子ども家庭総合支援拠点の機能を子ども課が担うということで、双方がお互い連携協力することで、総合的な相談窓口の役割を果たしていくということを考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  私のまとめでよかったんだなというふうに思っていますけれども、もう一つ、9日の答弁の中で、児童福祉司認定という言葉が出てきたのではないかと思いますけれども、これはどのような内容といいますか、児童福祉司の資格を持っている人を採用していくのか、はたまた現状の職員の方にレベルアップということでそういった認定資格といいますか、それを取ってもらうようにするのか、どっちでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  お答えいたします。  児童福祉司というのは、児童相談所に置かなければならないと定められております任用資格でございます。市の職員ということでございますので、例えば、公立保育所の保育士ですとか、児童館、子ども図書館にもおります保育士で、児童福祉司の任用資格を得る研修等を受講してもらって、資格を取得するという方向を考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  そうしましたら、そういう人を選別して受けてもらって、資格を取られたらその人は、適材適所といいますか、それにふさわしいところにまた再配置するということでよろしいですか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  保育所ですとか子育て支援センター、それから児童館、子ども図書館等につきましては、そういう子ども子育て相談の第1次窓口、一番最初に相談を受け付ける場所と捉えております。そういった意味で、そういった知識を持った職員が対応することで子ども課のほうに情報を集約しやすくする。そういった意識を持った職員を配置するという意味で、現在の職員等に資格の取得を進めているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  いわゆる情報の一元化と、要するに職員のレベルアップで対応していくというふうに受けとめました。ぜひよろしくお願いをいたします。  それでは、最後の4番目の質問でありますが、市長のテレビ発言についてという質問をさせていただきます。  たまたま私、くじで今回の議会の最終質問者になりまして、最後の質問がこの質問でございまして、まさに締めくくりにふさわしい質問になったかなというふうに受けとめておるわけであります。すみません、時間ももうないので、どうか市長におかれましては、落ちついて冷静なるご答弁をよろしくお願いいたします。  マスコミの偏向報道につきましては、私も認識しているところであります。  はじめに番組の方針があり、その方針にのっとり番組が編集、制作されていくわけであります。今回は、私はまさにそのターゲットにされたものだというふうに思っております。壁に耳あり障子に目ありということわざがございますが、海外視察にカメラということでございまして、これは、私も含めて公人という立場にある者は、やはり常々そういう注意を持って行動をしなければいけないという戒めではなかろうかなというふうに受けとめております。  市長におかれましては、中川議員の「謝罪すべきと思うが」との代表質問に対し、「フジテレビのやらせであり、私に非はない」「私は悪くないから謝罪は要らない」というふうに答弁をされましたが、私はそれを受けとめたいというふうに思います。  しかし、一点だけ申し上げたいことがございます。それは、このいわゆる虎視眈々と狙っている、何かすきあらばと狙っているそういったマスコミに、つけ入るすきを与えてしまったのではないかなという側面もあったのではないかというふうに今回のことを受けとめております。  パパラッチがカメラで襲撃してきたときも、落ちついて冷静にあなたたちどうしたのとか、そのような冷静さぐらい持って、しかも後からのインタビューにも答えられたということも、これはちょっと今になって思うと、問題だったかなと思います。そのことを含めて市長答弁よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  尾崎議員には、最後の質問ありがとうございます。  いわゆる私を支援していただく市民の皆さんは、ひるむなと、堂々としっかり市長をやればいいんだという激励があまりにも多いということだけは改めて申し上げたいと思います。  私は謝りません。謝罪する必要はないからです。だけど、心配かけて市民の皆さんに激励を受けたことに御礼を申し上げたいとの心でいっぱいです。だけど、謝るということは、私が非を認めたということになりますので、そういう性格のものではないということをここで改めて申し上げたいと存じます。  最後に、初心忘れずという言葉を頂戴しました。もともとは、私の政治スローガンは善政であります。市民が真ん中にある政治、初心を貫いております。ひるむことは絶対ありません。おごりはいけません。初心すなわち、はじめに志した柱は、崩れることは絶対ないということを断じてここで宣言させていただかなければいけません。政治はやっぱり謙虚性あって何ぼのもの。市民と一緒に前に進むこと。停滞は後退に一致します。ときは流れます。遊んでいる暇はありません。首長がやる政治、つまりシティ・マネージャーは、前を向きながら、とまることなく、一生懸命に市民と一緒に進むこと。私は、引っ張るなんて生意気なことはいいません。市民と一緒に進むこと。そのことを忘れないで、これからも市民に忠実な私でありたいと、このように思っております。  以上でございます。終わります。 ○議長(原 明君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎予算特別委員会の正副委員長の選任 ○議長(原 明君)  日程第2、先般設置されました予算特別委員会における正副委員長の互選の結果をご報告いたします。  予算特別委員会委員長に、浦田竹昭君  同副委員長に、角川真人君  以上のとおり選任されました。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(原 明君)  日程第3、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されております議案第1号から議案第39号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び予算特別委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  3月12日から3月21日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  3月22日、午前11時から本会議を開き、各委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、3月22日、午前9時まで議長あてに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。                 午後3時34分散会...