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平成30年12月定例会(第2号12月10日)

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  1. 滑川市議会 2018-12-10
    平成30年12月定例会(第2号12月10日)


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    平成30年12月定例会(第2号12月10日)                  平成30年12月           滑川市議会定例会会議録 第2号 平成30年12月10日(月曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 2 号                        平成30年12月10日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑                     ◇ 出席議員(14名)     1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君     5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    9番 原     明 君     10番 岩 城 晶 巳 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君
        14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                                    上 田 昌 孝 君  副市長                                   石 川 忠 志 君  総務部長                                  膳 亀   進 君  企画政策課長                                岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱                         下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)                           元 起   修 君  財政課長                                  石 川 久 勝 君  営繕課長                                  川 岸 弘 明 君  税務課長                                  妻 木 朋 子 君  産業民生部長                                石 坂   稔 君  産業民生部参事市民課長事務取扱                       藤 田 博 明 君  市民健康センター所長                            結 城 幹 子 君  生活環境課長                                黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱                     澤 口 幸 二 君  産業民生部次長商工水産課長事務取扱観光課長事務取扱海洋資源振興課長事務取扱 網 谷 卓 朗 君  商工水産課主幹                               長 崎 一 敬 君  産業民生部参事農林課長事務取扱                       成 瀬 久 之 君  建設部長まちづくり課長事務取扱                       藤 名 晴 人 君  まちづくり課主幹                              石 井 正 広 君  建設部参事公園緑地課長事務取扱建設課長事務取扱               岩 城 義 隆 君  公園緑地課主幹                               荒 俣 哲 也 君  上下水道課長                                長 瀬   斉 君  浄化槽整備推進担当課長                           石 川 美 香 君  会計管理者会計課長事務取扱                         菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                              伊 井 義 紀 君  教育長                                   伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱                   上 田 博 之 君  学務課長                                  石 倉 裕 子 君  生涯学習課長                                地 崎 紀 子 君  子ども課長                                 落 合 真理子 君          ──────────◇──────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                                  岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  おはようございます。  会派自民を代表いたしまして、通告してあります諸点について質問をさせていただきます。  1項目目の質問として、2019年度予算編成についてであります。  今年度の予算は、市長当選後間もない3月議会ということで、思い切った予算編成ではなかったかと思います。継続的事業や義務的経費などの予算ではなかったかと思います。  今、日本経済は緩やかな回復が続くことが期待されるとともに、働き方改革の推進などに取り組まれているところであります。また、消費税の引き上げにより、地方消費税交付金は若干増加するとのことでありますが、その他の地方交付税については減額が予想されるということをお聞きしました。  市長におかれましては、課題はたくさんあると思います。子ども第一主義を先頭に、来年度の予算編成についてお聞きいたします。  1点目の質問として、2019年度予算編成の最重点事業は考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  中川さんの代表質問にお答えしたいと思います。  1点目は、新年度の、2019年度の予算編成の最重点事項、事業は考えているのかということでございます。  新年度予算編成につきましては、国や県の動向を注視し、新年度の事業として本市においても取り入れることができる新たな事業はないか探求しながら予算編成を行っているところでありまして、これまで同様、限られた財源を重点的、効率的に配分するよう努めることにいたしております。  その考え方といたしましては、やはり市民は国税を納めています。そして、県民は県税を納めています。でありますので、もちろん市民ですから市民税を納めているわけです。でありまして、国策は滑川にどれだけおりてくるか、県の施策がどれだけ滑川におりてくるか、市の政策を一緒に合わせて3つをトータルしたものが滑川の事業の大枠でなければいけないというふうに考えております。  そういうようなことでありまして、国、県とも歩調のとれるもの、そして、滑川市が容易に取り入れて実行できるものを今手探りで探っているわけでありまして、その点もご理解いただきたいと、このように思っているわけです。  新年度の最重点といたしましては、今は検討しているところでありますけれども、皆さんもお気づきのとおりだと思いますけれども、土木事業のうちの道路関係が随分と遅れているのが目立つと思います。要望がたくさんありまして、事業を消化すると次から次から湧いて出てくるのが道路予算であります。県や国に対する陳情もこれまでずっと長いこと、8割は道路関係であったことを皆さん日ごろ感じていただいていると思います。  そこで、今財政再建ということで、この財政再建のほうも皆さんと一緒に頑張ってきたわけです。そこで、少し安定をしている今の段階で、名前を挙げてあれですが、岩城課長の引き出しの中にたまり込んだやつを少し整理したいと、このように思っています。重点的に予算配分をやって、道路関係の遅れているものを回復することによって、市民の満足度をひとつ充填していきたいと、信頼を得ていきたいと、このように思っているわけでございます。  こちらから提案をする課題も多いのでありますけども、やっぱり市民が真ん中でありますので、市民のニーズにしっかり応えていかなきゃいけないと。全部やれるかどうかわかりませんが、できるだけ詰めてやりたいと。最低でも予算は、道路予算2億円はプラスアルファで盛り込んでいきたいなと、このようにも思っておるところでございます。  いずれにしましても、市民が真ん中ということを基本に予算編成にかかわっていきたいと思っています。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。  市民が真ん中の予算編成をということで、特に道路関係を重点的にやりたいというお話がありました。私も常々、よく岩城課長にはお願いに行っていますが、やはり道路がよくなればそのまちも絶対よくなると私は信じていますので、そのへんをひとつよろしくお願いしたいと思います。  次、2点目の質問として、日本、世界はことしも地震、台風、水害、雪害、火山の噴火など自然災害が発生し、大きな被害をもたらしました。当市においても豪雨による被害が出ました。  災害はいつ発生するかわかりません。市民の生命を守り、財産を守る。どのように図るか厳しいものでありますが、地域防災計画などを絶えず検証していくことが大切だと言われております。  そこで、来年度予算に自然災害に対する備えの強化事業はあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  自然災害、随分と長い歴史がありますが、なかなか解決しない問題がこの自然災害であります。  自然災害に備えたこれまでの取り組みとしては、治水対策としては、関係機関とともに整備した中川放水路、沖田川放水路に加え、継続的に行っている滑川漁港施設機能強化事業防災行政無線デジタル化などが挙げられます。  新年度においても、国、県、関係課からの情報収集に努め、市民の安全・安心のため先見性を持って対応してまいりたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともそういった面からもどんどん対策を講じていただきたいと思いますし、先般、市長の先導で早月川をずっと見てまいりました。そして、また、沖田川も上市川も見させていただきました。私も初めて見るところも何箇所かあったんですが、やはり昔からいろいろと対策を講じておられるということはよくわかりましたが、やはりこれからもああいった治水に対する意識を市民がみんな持たなきゃだめだと私は思います。  そういった面で、やはり地域の皆さんがいかにして、もし地震が起きた場合はどうする、どう対応するかを日ごろから身につけることが大切だと言われております。なかなか滑川市はそういった実際に大きな地震は発生しておりませんので、やはりもし起きた場合は皆さん本当に対応できるのかという心配をしておるところですが、先般、北加積地区では全校区挙げて防災訓練をやられておりましたが、やっぱりああいったことをどんどん各地域においてもやるべきではないかなと私は思います。ぜひともまた、そういうような行動を指導というか、やはり指導があれば地域の皆さんも動くと思いますので、そういった指導もぜひともやってほしいと思うんですが、どうでしょうか。やれますか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  各地区の安全・安心の地区センターを設けていただいておりますが、やはり地震などのことにつきまして、あるいは津波もそうですが、基本的には一人ひとりがやっぱり避難するという行動がとれるように、日ごろの訓練が必要だと思っています。  自助、共助、公助なんて言いますけれども、やっぱり自分の体は自分で守るという習慣づけが大切でありまして、いわゆる家庭の中で家族と一緒にここへ災害があったときに逃げるんだという行動を2回、3回と繰り返して、日ごろからそういう習慣づけをしておいていただければありがたいと思います。  災害は非常に、弱者を助けるとかいろんな問題はそれとして、やっぱり東日本大震災のときの教訓は、まずすぐ逃げる、生きていたら後で探せるけども、待っていて災難に遭ったらそれで終わりだというのが教訓であったと思いますので、市民の皆さんにはそれぞれ自分たちの家族、自分自身の安全を確保していただきたいと。そのうえでの地域ごとの対応については今やっていただいているとおりでありまして、あるいは弱者のための手当てをどうすればいいか、それもやってもらっているところでございます。  そういうことを総合的にまとめて、ひとつ皆さんと検討しながら、これから頑張っていきたいと、このように思っています。皆さんに対する指導というようなことじゃなくて、むしろ基本的なものを、DNAが働くまで頑張ってもらいたいなと、このように思っているわけでございまして、ご理解賜りたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ひとつよろしくお願いいたします。  それと、私、一番気になっておるのは、ことしもどこかの地区に火災があったと思うが、防災資機材ですね。それぞれの地区、町内に配布されていると思います。やられておると思います。やられておるところもあると思うんです。そういったところ、もらったところはやはりきっちりと点検をして、いざというときに使えるようになっておるかどうかというのを、私はこれが一番大切ではないかなと思う。  よく発電機も支給されておるようでありますが、発電機なんか、やはり1回使うと、ガソリンをみんな使わないと、次のときに絶対かからないということを言われていますので、そういった対策も皆さんは知っておるかどうか、そういうことを確認されたことはあるのかどうか、担当の方でないとわからんと思うんですが、わかれば答えていただきたいと思うんですが、市長。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いわゆる資機材が配布になったのは宝くじだったと思いますが、滑川市の消防組、その当時は19カ所ございました。今は18カ所。そこに100万円単位の資機材を配布されたところでございます。
     今おっしゃった投光器とか、それから担架までありましたね。のこぎり、おの、スコップ、角ズコ、剣ズコ、それぞれありました。いろんな器材をいただいておりましたが、はじめのころは自主的に点検もあったんですが、その後ちょっと点検がおろそかになっている可能性はありますので、町内ごとにやっていらっしゃって、やっておられるところは徹底してやって、なくなったものを補給するとか、そういうこともやっておられるところもあるわけでして、そこは19の町内が本当にしっかりやっているかどうか、点検を1回したいと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よろしくお願いします。  続いて、3点目の質問として、9月定例会において浦田議員の質問で公共施設のあり方についての中で、浜加積地区福祉センターの浴場施設の存続の検討状況についての問いに、澤口課長は、今年度、施設全体の耐震診断を実施したところ、倒壊の可能性が高いという結果が出されたというような答弁が出されました。私も初めて聞くことでありますのでびっくりいたしました。  ともあれ、あれから3カ月たっております。これまでに何か対応されたのか。運営委員会の皆さんにも正式に案内は行っていないと思うんですが、質問として、浜加積地区福祉センターが耐震不足と判断され、それに対応する事業は考えられるのかお聞きいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  議員の地区でありますので、ご心配はもっともだと思います。  それで、この施設は倒壊の可能性が高いと診断結果が出されたところでございまして、今後のあり方については、指定管理者である地元の全町内会長の皆さん、そして地区老人クラブ会長等で構成されている浜加積地区福祉センター運営委員会においてご意見をこれから伺おうと思っております。いろんな意見が出てくると思います。旧の校舎を潰して幼稚園に使わせてもらいましたので、大変古くなっていることも事実でございます。地区の皆さんのご意見をお聞きしながら今後の方向づけをしてまいりたいと、このように思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも地区の意見を聞いていただきたいと思いますし、ともあれ、利用状況が非常に私はいいと思うんですね。隣の公民館よりも本当にたくさん利用されております。土曜日なんかは子どもたちもたくさん来て何かゲーム等をやっていったということも聞いていますし、そういったことを考えますと、確かに古い施設ですが、本当に利用価値がある施設だと私は思っていますので、ぜひともそれらを含めて検討を進めていただきたいというふうに思っています。それ以上私はきょうは言わないことにいたします。  次、2項目目の質問として、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりについてであります。  1点目の質問として、12月も中旬になりました。ようやく昨日は雪が降り、少しは白くなったと思いますが、魚津のほうではかなり降ったというふうに聞いております。車のタイヤもスタッドレスタイヤに交換されたものと思います。予想では、今冬は暖冬小雪傾向であるとのことでありました。ともあれ、自然が相手でありますので、どうなることかわかりません。今冬の除雪体制について先般お聞きしましたが、市民の安心のためにも今シーズンの除雪体制についてお聞きいたします。  アとして、重点的にどこを除雪するのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  それでは、お答えいたします。  今年度の除雪計画路線につきましては、昨年同様に、近隣の市や町との連絡、物資の輸送及び市民生活の安定を図るうえで重要な路線を中心として除雪するとしたところでございます。  今シーズンは、昨年度の除雪計画路線に加え、除雪路線を2路線延長で0.9キロメートル増やしまして、396路線、延長194.6キロとしたところでございます。また、歩道除雪路線を2路線、延長で2.5キロ増やしまして、22路線、延長で33.7キロメートルとし、児童・生徒の安全・安心な通学路の確保に配慮したところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。本当に雪はどういう状況になるかわからないのが現在でありますので、もしも降った場合はどうするかということと、それと一番やはり私が重点的にやってほしいのは小学校、中学校の周辺ではないかなと。やはり最近は安心・安全のために、特にちょっと遠くなると家族の方が車で迎えに来られるという現状になっておりますので、そういった配慮もぜひとも取り組んでいただきたいなというふうに思っています。  次に、イとして、昨シーズンは豪雪となりました。いろいろとトラブルがあったものと思います。昨シーズンの反省を踏まえての計画かをお聞きいたします。特に市民からの要望もたくさんあったものと思いますが、それらも含めてお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  昨シーズンの除雪状況につきましては、12月上旬から降雪が始まり、年末の寒波や、1月中旬から2月中旬にかけての数年に一度のレベルの寒波の襲来により近年にない積雪量となったことや、気温も連日氷点下となり、県内の交通網が大幅に乱れ、物流の停滞など、市民生活にも大きな影響があったところでございます。  こういった昨シーズンの低温、豪雪を踏まえ、今シーズンは適切な除雪が実施できるよう、除雪パトロール等を強化するとともに、初動体制の徹底を図ることとしております。  また、先ごろ除雪業者向けの除雪計画説明会を開催し、除雪作業に関する留意事項等を伝えたところでございます。特に、昨シーズン中に受けた苦情等については十分注意していただくことや、除雪トラックの横転事故などを受け、オペレーターの体調管理や除雪車両の点検、整備等に十分配慮していただくことなど、昨シーズンの反省を踏まえ作業に臨むように依頼したところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも市民が安全に走行できるような、あるいは歩けるような状況に取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  次に、ウとして、住宅団地内の市道の除雪であります。  最近は、住宅団地内は地下水による消雪によられるところが多い状況であります。しかし、本来は市道でありますから、滑川市が除雪に応じなければならないものと思います。住宅団地内の市道の除雪はなぜしないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  議員ご承知のとおり、除雪業者数や実施時間に制限されることから、市道全てではなく、主要幹線道路等の重要な路線について除雪路線としているところでございます。  住宅団地内の道路は、主要幹線道路とは異なり、不特定多数が利用する通過交通が比較的少ないことから、除雪路線とはしていないものでございます。このことは開発の事前協議の段階で開発業者に十分伝えており、住民や開発業者等において業者への依頼や消雪施設の整備等の対応をしていただいているところでございます。  なお、住宅団地等の消雪施設の整備につきましては、一定の条件はあるものの、整備費用の一部を助成する制度を設けており、これまでに11件の利用があったものでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よくわかりましたが、やはりそういったところを納得していない団地内の皆さんもおられるということは理解していただきたいと思うんですが、私は一番、今回これを取り上げたのは、次のエとして、新聞の報道によると、大雪で消雪装置がフル稼働し、富山、高岡の市街地で過去30年で最も地下水の水位が低下したということがわかったとありました。井戸水が出なくなる地域もあったとのことであります。  そういうことでありますので、この滑川市においても、地下水位のデータを見ても、そんなに現実は下がっていないように見えるんですが、でも、ところによってはやはりかなり水位が下がっているのではないかなと思います。そういうことを考えますと、先般から地下水の問題を取り上げておられますが、こういったことを考えると、地下水は本当に大事にしなきゃならないと私は思います。  私、かつて会社に勤めていたころ、こういった分野の担当をしておったものですから、よく県の消雪装置のポンプが回ると会社の井戸水が出なくなるという状況が何度もありました。そういうことを常に考えると、やはりこの滑川市においてもどんどんどんどん開発する中で、将来的には恐らく足りなくなるのではないかなと思います。  県道では現在、農業用水を利用した融雪装置も出されておりますが、そういったことを考えていかなきゃならないのではないかなと思うんですが、本当にこのまま開発を進めていく中で、地下水の水量は大丈夫なのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  市が管理する消雪装置は増えておりませんが、開発行為等により造成された住宅団地内の道路において消雪装置が新規に整備されていることは認識しているところでございます。  市の消雪施設には、地下水の低水位を計測する機器があり、水位が下がるとポンプが停止することになっておりますが、現在のところ、低水位は観測されておらず、地下水量への影響は少ないものと考えております。  しかしながら、大雪の場合は消雪装置が一斉に稼働し、水位が低下しやすい状況にありますので、今後とも注視してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  先ほども言いましたように、どんどん開発される中で、どの時点で融雪装置をつけるという申請を開発業者が出されるのか、どこの時点で受け付けられるのか、そのへんをお聞きしたいと思うんですが。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  おおむね団地を開発、造成されるときにそういった申請がございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  中川さん、前の質問ですが、魚津市の除雪がなぜ悪い。これは魚津市内の消雪は地下水が枯渇するということで、地元の町内会が全部反対ですね。ご存じでしょう。魚津の融雪は海水が出ます。車の下がさびる可能性があります。そういうことを聞いておりますので、やっぱり地下水は非常に大事だと思いますし、滑川の状態は、今申し上げましたとおり、今のところ大丈夫ですが、これからそのもとをとめますとそういうことが起きる可能性がないということは言えないというふうに思っています。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  もう1つ、井戸の口径はどれぐらいまで許可をされておるのか。それとポンプはどれぐらいの大きさまで許可されているのか。ポンプが大きいとごーっと上げますから、そういうことを考えると、規制はないのかどうなのか。 ○議長(原 明君)  藤名建設部長。 ○建設部長(藤名晴人君)  消雪施設にはそういった規制はございません。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  大規模な団地だとかなり大きいのをつけなきゃならないかと思いますが、やはりある程度規制をしないと大変なことになると思うんですね。そのへんは、やはり十分皆さんでこの先研究、検討していただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  それと、先ほども言いました、できればやはり用水を利用した、用水を利用すれば水温は低いですから、かなり量は2倍も3倍も取らなきゃならないですが、そういったことも今後考える必要があるのではないかなと私は思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  では、次へ行きます。  2点目の質問として、水道事業についてであります。  滑川市の水道水は市民にとって、安全で安心しておいしい水を利用でき、また、地震など災害が発生してもびくともしない管路により常に供給できる体制づくりが進められているものと思います。  2月3日の北日本新聞に県内自治体の水道料金と管路の耐震化率が記載されておりました。当市の料金は県内自治体の中で2番目に安く、耐震化率も昨年3月末では65.9%になっており、射水市の78.8%に次いで2番目に高い耐震化率となっておりました。  アとして、当市では水道管の耐震化はどこまで進んでいるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  水道事業につきましては、現在、老朽管の布設がえにより耐震化を図っているところであります。特に、市内の小中学校や病院など、重要給水施設に向かう配水管の耐震化を優先的に進めているところであります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。  耐震化を進めておられるということはようわかっておったんですが、最終的には100%に達するのは何年後ぐらいになると想定されておられるんですか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  100%については何年後というのは今ちょっと明言はできないんですが、少しずつでも耐震化、更新に合わせて進めているところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  できるだけやはり計画的に進めてほしいと思いますね。ことしは2キロぐらいで終わりとか、来年は500メートルで終わらんまいかとか、そういうことではやはりちょっと市民は納得しないと思うので、あそこだけいいがになって、何でここはいいがにならんがかという話になりますから、やっぱり計画的に順次進めていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  次に、国会では水道事業法が採決、成立されました。これは、水道事業を民間企業に委託できるコンセッション方式を導入できる、また、広域連携を進め、協議会を設置するなど、いわゆる水道事業の経営基盤の強化に向け取り組むとのことでありますが、水道事業の民営化が一歩前へ出たと言われていますが、海外では民営化したことにより料金が高くなったり、水質が悪化したり、そういったことでまたもとへ戻すということが言われております。  水道事業の民営化が言われている中、滑川市は考えたことがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  本市におきましては、民営化について考えたことはございません。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  当市は井戸水でありますから、企業が参入してもそんなにメリットがないような気がしますから、私らとしては、ぜひとも市営の運営で進めていただきたいと願っておりますので、そのへんは理解していただきたいと思いますし、恐らく将来的には近隣市町村から広域何とかという話も来ると思いますので、そういったときにもきっちりと単独で進むということを進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、3点目の質問として、児童の安全対策についてであります。  最近、怖い事件が多く発生しております。3日午後10時50分ごろ、富山市で住宅へ銃弾が撃ち込まれ、富山市内の小中学校が臨時休校となる事件が発生しました。そのほか、子どもの身に危険が及ぶ事件や事故が全国各地で発生しております。  連日、学校、PTA、地域の皆さんが子どもの通学路の安全に向けパトロールをされております。安全100%、それでよいということはないと思うが、安全のため改善できる施設があれば改善しなければならないと思います。通学路が狭い、暗い、怖いなどなどのことが多くあると思います。今、私たちは、安全・安心のために何をすべきか考えるときだと思います。予算の問題もあるかと思いますが、改善されれば誰もが納得してくれるものと思っています。  ここで、地下道の安全通学のためにも防犯カメラや照明の照度アップが必要ではないかお聞きするものであります。お願いいたします。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  お答えいたします。  国道8号や県道富山滑川魚津線等の地下道につきましては、児童・生徒の通学路となっていることから、児童・生徒の安全な通学路の確保に向け、各道路管理者との合同点検を実施してきたところでございます。  その中で、防犯カメラの設置や照明の照度アップについても各道路管理者に要望してきたところであり、本年8月の通学路合同点検において指摘されました県道富山滑川魚津線四ツ屋地内の地下道については、道路管理者である富山県新川土木センターにより照明設備の更新工事が実施されているところであります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今、照明の照度アップをされるということでありますが、それでも十分に安全につながると思いますが、今現在、やはりどこへ行っても防犯カメラが設置されておりますので、ぜひとも防犯カメラ設置に向けた取り組みも、これはどこの地下道も一緒だと思いますので、子どもでなくて大人でも地下道をくぐってこいよと言っても何か怖いと言うんですね、皆さん。滑川駅の地下の通路にしてもやはりちょっと暗くて、1人で行くのは怖いということを言う人もおられますので、そういったことを考えて、効果的なのはやはり防犯カメラではないかなと思います。もしもあった場合はきっちりと点検できるということが現実にされておりますので、きっちりとそれはしていただきたいというふうに思っていますのでよろしくお願いします。そういった防犯カメラの話は出なかったんですか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  県警の防犯カメラに関する担当の方が役所へ来られました。私の部屋へ来られました。そこで、滑川でいろいろやっている防犯カメラは、駅に1つつけるとか、道の駅につけるとか、非常にテンポが遅い、いろいろと要望が大変強いところでありまして、年に1つや2つでは間に合わないわけです。それはわかっていることでありまして、できれば一挙に10カ所ほどつけてみたいと、特に議員がおっしゃったような子どもたちの安全なところにつけたいと、このように思っているわけです。  と同時に、話は変わりますけども、建設省の時代に言いましたのは、地下道は道路じゃないんですよと、あそこは建物だと、部屋なんですよと。だから、きれいにしてくださいというのが建設省の考えでありまして、地下道の空間は建物という感覚でまたきれいにして、皆さんが不安のない地下道にしていく努力を続けていかなければならない、そういうふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。ぜひとも地下道はきれいにしていただくことをお願いしたいと思います。私らもやはり心がけなければならないというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  次、3項目目の質問として、農業についてであります。  1点目の質問として、富山米の新品種「富富富」が発売されました。富山県が10年以上かけて開発したと言われております。作付希望者を募集され、富山県全体で535ヘクタール―ちょっと数字は自信がないんですが―にとどまったということでありますが、富富富は高温や病気に強いとのことで、そして、また、おいしいということも言われています。ことしの夏は猛暑となり、秋には台風があったが、大きな被害もなく生産されたということでありました。  滑川市において富富富の生産はどれだけあったのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  それでは、お答えいたします。  本市における富山米新品種「富富富」につきましては、平成30年産の作付面積が1,798アールで、収量は約85トンとなっております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  次に、質問として、コシヒカリは暑さに弱く、病気に弱く、背が高いので倒れやすいなどの欠点があるということであります。そうした中、コシヒカリの一等米比率は10月で80.9%、昨年の92.1%を大幅に下回ったということでありますが、このようにコシヒカリの一等米の比率が悪かったとのことであったが、来年度はどうされるのかお聞きいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長
    産業民生部長(石坂 稔君)  提案理由でも申し上げましたけれども、滑川市におけるコシヒカリの一等米比率につきましては、本年10月末現在で80.9%と、昨年よりも11.2ポイント低くなっており、出穂後の気温が異常に高く推移したことや、その後の長雨などにより、登熟期間における稲の成長力が低下し、心白粒や白未熟粒が多く発生したものと聞いております。  こうした状況を踏まえまして、来年度につきましては、田植え時期の繰り下げや病害虫防除、適切な水管理の徹底など、関係機関と連携し、農業者への情報提供を図りながら、滑川産米の品質向上に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  来年もこのような状況でコシヒカリを植えていかれるということですか。富富富は希望者がいないわけですか。そのへん、聞きたいんですが。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  今年度の一等米比率が下がったことにつきましては、出穂後の猛暑が影響したということでございます。県、それからJAなど関係機関とまた連携して、効果的な対策などを農業者の方へ情報提供して取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  確かにコシヒカリの情報をいろいろ聞いていますと、コシヒカリは中国へ輸出するということで、富山県も今年度と同じ生産量を目指すというようなことを聞いておるんですが、富山県が推奨するこの富富富が本当に全国的に人気があるということも聞いています。  そういうことを考えると、市ではこいがせいというのは難しいと思うんですが、やはり県が推奨しておる米を無視というのはおかしいんですが、ちょっと軽く見て、コシヒカリに重点を入れようという施策はおかしいのではないかなと私は思うんですが。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  富富富につきましては、ことし、これほどの猛暑であったといった中で高い品質が証明されておるわけでございます。県といたしましても、来年度、作付面積を倍にしていこうといった体制でおられるところでございまして、本市におきましても、高品質でおいしく、安全で安心な品種として富富富のほうの生産振興に努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よろしくお願いします。  では、3点目の質問として、6月議会において質問させていただいたのですが、生産拡大、ブランド化をより推進する取り組みなどをお聞きし、平成25年度から深層水を活用した栽培をしてきていることや、今年度はブランド化を目指した米に頼らない複合経営へのモデルになるよう努めるとのことでありました。  私たちも生産現場を確認し、試食もさせていただき、甘くて新鮮なおいしい深層水トマトをいただきました。何よりもハウスの中では、海洋深層水トマトが枝にたくさんついているのに感激をしたものであります。  マーケットなどでは人気も上々で、すぐ売れるとのことであります。ぜひともブランドを確立して、大きく成長してほしいと思います。  海洋深層水トマトの評判がよく、売れ行きがよいということだが、来年度は増産の予定があるのか。また、他の農家でも生産を考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  海洋深層水トマトにつきましては、農事組合法人営農笠木へ海洋深層水トマト栽培用ハウスの導入に支援を行いまして、生産拡大、ブランド化を目指しているところでございます。  今年度のできばえにつきましては、糖度も高く、直売、学校給食でも好評であり、市内の地場産コーナーでも早々に売り切れる状況でございました。  今後につきましては、3年をめどに栽培技術力やブランド化の確立を目指しているところであり、まずは農事組合法人営農笠木でのハウスの増設について検討しているところでございますけれども、他の農家からも要望がありますれば栽培の支援を行い、生産者を増やしてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  せっかくあのようにおいしい海洋深層水トマトがつくられるようになりましたので、ぜひともどんどんPRしていただきたいというふうに思っています。  次に、4点目の質問で、ことしはあまり被害に遭ったということを聞かなかったんですが、テレビや新聞では連日のように報じられております。イノシシが人を襲ったということもあります。鳥獣被害の状況と対策は効果があるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  鳥獣による農作物の被害状況につきましては、本年10月末時点で水稲の被害面積が1,041アール、被害金額が1,093万9,000円でございまして、このほかにも猿による家庭菜園等への被害も確認しておるところでございます。  捕獲状況につきましては、イノシシが74頭、猿が12頭、熊が2頭などとなっております。  有害鳥獣被害防止対策につきましては、滑川市鳥獣被害対策実施隊による銃器やおりによる捕獲、さらにパトロール活動など、有害鳥獣の捕獲体制強化に努めているところでございます。  加えて、講習会の開催、それから各町内会からの要望に基づく恒久柵の整備への支援のほか、今年度から新たな取り組みとしましてテキサスゲートの設置や放任果樹の伐採なども行っているところでございます。  なお、今年度の鳥獣被害額につきまして、昨年同期と比較いたしますと約400万円の減となっておりまして、一定の効果があるものと考えておりますけれども、引き続き鳥獣被害の軽減に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  12月8日、先日の新聞の報道にもありました。猿によって果樹園をわやわやにされたと新聞に大きく出ておりました。やはりこういうことを見ると、本当に気の毒でしようがないなと。猿の身になると、どこへ行けばおいしいものが食べられるか、恐らく回ってあるくんじゃないかなと思うんですが、どうしてもこういった生産者の皆さんのことを考えると、本当に気の毒でならない状況であります。  ぜひとも積極的にやはりこういった鳥獣対策は進めていただきたいと思いますし、ある人が冗談で言っておられたのですが、ぜひともヘリコプターで猿を追っかけてくれと。上から見るとどこにおるかすぐわかるんじゃないかということでありましたので、そういったそのへんもひとつ検討に入れていただいて、ヘリコプターまではいかなくても、今ではドローンがありますから、あれで、カメラで追うとか、音で追うとか、いろんな方法があると思いますので、そのへんも吟味して、いろんな皆さんのアイデアを取りながら対策を進めていただきたいなと思うんですが、新たな方法というのは考えられんものですか。対策に対して。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  鳥獣被害防止対策につきましては、これまでもいろんな、さまざまな取り組みを行ってきたところでございます。一つ一つの効果はどれぐらいあるかということになればちょっと難しい部分もあろうかと思いますけれども、確実に効果が上がっておるものというふうには思っております。  以前にもお話しさせていただきましたけれども、今年度、富山広域連携中枢都市圏、それからこれまで、引き続きなんですが、新川地域鳥獣被害対策協議会、こういったところで広域的な取り組みを実施しております。この中で、例えば捕獲方法や取り組み状況等の情報交換、それから効果的な方法の検討、協議といったことも実施していこうということでございますので、こういった中でこれまで以上のより効果的な対策といったことを講じてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも被害者の立場になって、積極的に対策に取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  次に、4項目目の質問として、観光についてであります。  1点目の質問として、今年度のほたるいか海上観光は、3月21日から5月6日までの47日間、2隻体制で行われる予定で営業されましたが、天候の関係で25日間運航され、運航率が53%、1,478名が乗船され、乗船者のほとんどが国内外の観光客であったということでありました。2隻体制は8年ぶりでもあったということでありました。  1点目の質問として、来シーズンのほたるいか海上観光の準備は順調に進んでいるのか。来シーズンも2隻体制で行うのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  ほたるいか海上観光についてお答えを申し上げます。  今ほど議員おっしゃいましたように、本年度といいますか、平成30年は8年ぶりの2隻体制ということで、1,478名の方、本当に多くの皆さんに滑川の神秘の光を堪能していただきました。  そして、平成31年の運航につきましては、市と運航会社でございます株式会社ウェーブ滑川、それと漁業関係者と協議を重ねて、鋭意準備を進めておるところでございまして、来年、平成31年の日程は3月21日―これは祝日でございますけれども―から5月6日、ここも休日でございますけれども、この47日間、ことしと日数は一緒でございますけども、運航を予定しております。そして、また、来年も2隻体制でぜひ実施をしたいということで、現在氷見の運航会社と協議をしているところでございまして、詳細につきましては現在調整中でございます。  なお、平成30年は2隻体制の発表が受け付け開始の直前となりまして、平日の乗船率が低うございました。そういうことから、平成31年のほたるいか海上観光は、観光客の方々が予定を立てやすいよう、また、旅行業者さん、エージェントが旅行商品として販売しやすいように、運航会社であるウェーブ滑川とも協議をし、予約の開始日をこれまでの3月1日から1月中旬に早めることとしたいということで、予約の増加に努めていきたいと、このように考えているところでございます。  また、予約方法につきましては、今まで電話受け付けだけでございましたけども、集中していますとなかなかつながりにくいとか、いろんな苦情も含めたご意見等もございましたので、31年からはこれまでの電話受け付けにあわせまして、ホームページ上での予約も可能としたいと、このように考えておりまして、現在、その準備を進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ことしも来年度も各関係団体と強力に連携をして、速やかな海上観光にひとつ持っていっていただきたいというふうに思いますし、それが観光客の増加につながるものと思っていますので、ぜひとも速やかに準備体制を進めていただきたいというふうに思っています。ともあれ、皆さんこれに期待していますので、ぜひとも頑張っていただきたいというふうに思っています。  次に、2点目の質問といたしまして、みのわ温泉・テニス村の活性化についてであります。  アとして、滑川市唯一の温泉、標高189メーターに位置するところにあります。ここの温泉はしっとりと肌になじむナトリウム硫酸塩泉は神経痛や高血圧に効果があり、心身ともに癒やされるということであります。周囲は自然豊かな景色のよいところでもあります。  温泉施設の利用状況はどうか。また、テニス村、クラブハウスの利用状況はどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  みのわ温泉は本当に、今おっしゃいましたように、いろんなことに効能があるということで、私なんかも腰の痛いのに非常によいという話もよく聞いておりまして、市外からも多くの皆さん方に利用していただいておるところでございます。  利用状況につきましては、平成27年度が、これは温泉のほうでございますけれども、4万543人、それから28年度が4万498人、それから平成29年度が3万7,898人となっておりまして、30年度につきましては、9月末―半年でございますけど―で1万7,954人となっております。  また、テニスコートの利用状況につきましては、平成27年度が1万5,266人、28年度が1万8,448人、29年度が1万7,238人となっており、30年度につきましては9月末現在で8,059人となっております。  それから、クラブハウスの利用状況でございますけども、27年度が362人、28年度が266人、それから29年度が253人、そして、30年度につきましては9月末現在で121人となっておるわけであります。  この3つを合計して、その年によって増減がありますけれども、大体合計5万5,000人前後の方がここの施設を利用していただいておる、そのように思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  私も最近ちょっと心に傷を持っておるんですが、傷があるものですから、それを何とかならないかと。医者の薬を塗ってもなかなか治らないということで、ある方からみのわ温泉がいいよということを聞きました。1週間ぐらい通っておりました。何とか少しずつ治ってきています。これは事実で、ちょっと見せれんですが、そういうことで、夜に行くと本当に少ないんですね。私は5時ごろに行くものですから、本当に五、六人しかいないという状況でありますが、せっかくのああいう施設がありますから、ぜひとも皆さんに知っていただきたいし、現在PRしておるのかというふうに思ったんですが、向こうの施設の事務員さんがこういう本の中に出していますよと。天然温泉シールラリーらしいんですね。お風呂に入るとシールをもらって、それを何枚も張って応募すれば何か当たるという、そういう企画をされた企業があって、こういった雑誌の中に載っておるんですね。だから、あそこは全国から人が風呂に入りに来られるというのを聞いたんですね。そうなると、やはりいろんな面で改善することが必要になってくるのではないかなというふうに思ってきました。特に、テニス村というふうにうたっていますから、確かにテニスのコートはたくさんあるんですが、私らも、先週の土曜日だったかな、そのときは町内の若い連中と忘年会をしようということで、10人余りで行ったんですが、みのわ温泉で忘年会をさせていただきました。別室がありますから、別室で静かに飲んでいましたが、ともあれ、彼らに何か思いついたことはないのかというふうに聞いておったんですが、確かに風呂はいい、それでも何とか露天風呂が欲しいねというようなことを言うんですね。露天風呂があれば、この景色を見ながら風呂に入るというのは最高だということを彼らは言っていました。口をそろえてみんなそれを言っていましたので、それはまた。施設の人に聞くと、かつてはあったというふうに聞いておったんですが、転倒の危険があるものだからやめたというふうに聞いております。  それらのこともありますので、やはり、せっかくすばらしい施設であって、特にテニスコートが14面もあって、そして、また、温泉もある。特にテニスは、ことしは大坂なおみさんの効果によってテニスブームであるということを聞いています。これを利用してPRすれば、まだまだたくさんの方が、テニスされる方がおいでだと思いますので、ぜひともそれらも呼び込む体制もやってほしいなというふうに思っています。  イとして、PR活動をされているのかどうか、そういった呼び込むPR活動をされているのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  このすばらしい温泉へ来ていただくには、やはりPRというのが非常に大事だろうと思います。現在もですけれども、県内外の学校へ職員が営業活動に出向いたり、あるいはまた、過去にご利用いただいた団体にパンフレットを送付したりするなどの営業活動を行っておるわけであります。  そのほかに、館内のイベントとして、これは数年前から行いましたけども、民謡の集いをやったり、あるいは演芸の方に来ていただいたり、あるいはまた、大正琴の演奏会をやったり、いろんなイベント等も行いましてPRもやっておるところでございます。  それから、テニス村の話もございました。ここで毎年2回、ジュニアソフトテニス大会、それからオープンテニス大会という大きな大会をテニス協会の協力もいただきながらやっておるわけであります。  そしてまた、これにあわせて、地元の皆さん方、東加積の皆さんに東考会の祭りということもしていただいておるわけでございまして、その中でいろいろPRも進めております。  それから、今ほどありましたシールラリー『ゆらん』、これは全国誌でありますので、ここに記事を掲載することによってPR効果も非常に大きいと思っておるわけであります。  いずれにしても、新緑あるいは紅葉が非常にすばらしいところでございますので、それからまた、泉質も非常にいいということで、これらのいい点をさらにPRしながら、一人でも多くの皆さん方に来ていただくような活動をさらに強めていきたいと、このように考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともPR活動を進めていただきたいというふうに思っています。  それから、このシールラリーのおかげで全国からも来られるというふうに聞いています。そうなると、ほとんど車で来られるわけでありますから、施設の方ともちょっとお話をしておったのですが、皆さん、車でカーナビを利用して来られると。そうなると、インターを抜けて真っすぐ山のほうへ向かっていくようなコースしか表示されないらしいんですね。そうなると、真っすぐ行くと大日公園へ行って、あの険しい狭い道を通ってみのわ温泉に入るという状況。これは何か大変な苦情を聞くらしいですね。  そうなると、やはり一番いいのは、インターを出て、スーパー農道を抜けて、そのまま上がっていって、博物館の前を通る。博物館の前を通って、杉本の交差点で右へ折れて、そのままみのわ温泉へ行くというコースはぜひともつくってほしいと。  何でかというと、博物館から東加積小学校、このへんまでずーっと行くと本当にすばらしい景色が眺められる、富山湾を一望できる。富山市あるいはまた滑川市の市街、魚津市まで見え、本当にすばらしい場所だと思います。皆さんも見たことがあると思いますが、あの景色は何かやっぱり人を寄せつける場所ではないかなと思うんですね。  だから、ぜひともあのコースをつくっていただきたいと思いますので、私の知った人も日中風呂へ行くんですが、私のところから行くとそういうところを通らんものですから、わざわざ帰りはその場所を、博物館の前を通っておりてくるということを言っていました。あの景色はすばらしいと。彼は県外から来ておる人なんですが、本当にあの景色は忘れられんと言いますので、ぜひともそれぞれの交差点ごとにみのわ温泉へ行く矢印をつけていただきたいなというふうに思います。まずスーパー農道のところは直進してほしいと。それと、博物館の折れるところにみのわ温泉行きというような矢印をつけていただく。杉本の交差点では矢印の看板がついておりましたので、ぜひともそういうようなことも取り組んでいただきたいなというふうに思っています。  それと、今言った景色を眺めるしかないおいしさでありますので、ぜひともみのわ温泉の、天気がよければ大日まで散歩コースを、私らも先般、浜加積の健康づくり推進員20名余りでみのわ温泉へ行って、それから大日公園までウオーキングをしました。本当にすばらしい景色でありますし、坂ばかりで大変なんですが、帰りは逆に下り坂ですからすーっとおりてこれましたが、本当にあそこの坂の、そんな奥まで、大日公園まで行かなくても、景色のいいところに展望場みたいなのを簡単に設置できないかなという思いもありました。  そういうようなことで、ウとしては、改善点はたくさんあると思うが、利用者からのアンケート調査等をしたことがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  利用者の皆さんからのアンケート調査につきましては、平成19年、それから平成26年度に実施をしておりまして、その結果をもとに施設の運営や整備を行ってきたところでございます。  例えば、アンケートでございましたエレベーターの設置だとか、あるいはバスタオルの貸し出し、あるいはまた、メニューの開発ということで山菜メニューも開発をしております。そういうようなことを行ってきたところでございます。  今後も施設にお越しいただいた利用者からの声をもとに施設の整備やサービスの向上に努めてまいりたいと、そのように思っております。  今ほど、インターからの全国からのお客様について、本当に提案ありがとうございました。博物館の道につきましては、富山湾が一望できますし、夜には本当にすばらしい夕日が見えたり、あるいは星が見えたり、すばらしい景観の通りだろうと思っておりますので、滑川市のPRのためにも、そのあたりも十分に検討していきたいと、そのように考えております。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともみのわ温泉の活性化、特に滑川市民の皆さんもぜひとも一度は温泉につかってゆったりとしていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。  以上で私の会派代表の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  はじめに、子育て支援について何点か質問をいたします。とりわけ学童保育、放課後児童健全育成事業についてであります。  たしか平成26年に厚生労働省がこの放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準というのを制定しておられまして、滑川市もこれに基づいた条例を制定されたと思っております。  例えば、学童保育には支援員という方が位置づけられまして、支援員は都道府県知事が行う研修を修了しなくてはならないというふうになっていると思います。その他の資格もいろいろあるのですが、研修が必要だということになっています。たしか16科目、24時間だったというふうに思っていますが、当初県が始めたころは参加者に制限があって、十分な受け入れ体制が整っていなくて、参加者の人数に制限もあったというふうに記憶しておりますが、現在、この研修への参加、そして修了というのが順調に進んでいるのかどうか、支援単位ごとにこの支援員が必要になっているわけでありますので、この件についてまずお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  平成27年4月からの子ども・子育て支援新制度の導入に伴いまして、学童保育については都道府県知事が行う放課後児童支援員認定資格研修を修了した支援員を配置することが義務づけられたところであります。  放課後児童支援員認定資格研修の受講状況につきましては、平成27年度から29年度の3カ年で計41名が研修会を受講し、支援員の資格を取得したところであります。  また、平成30年度につきましても10名の受講申し込みがあり、11月8日に計5日間の研修が終了したところであります。  平成30年度の受講者を含めますと、支援員の割合は研修修了者が全職員の6割ほどでありまして、来年度以降も支援員の資格取得を推進してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  この受講について、ちょっと確認をさせていただきたいのですが、この受講にあたっては支援員の皆さんへの負担といいますか、そういったものはないというふうに理解しているんですが、それで間違いないでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。
    ○教育長(伊東 眞君)  おっしゃるとおりであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  受講については勤務時間扱いですよね。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  おっしゃるとおりであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  では、2点目へ行きますが、その支援員の配置、先ほども答弁でもおっしゃっていただいた基準、決められた基準、支援員の配置も含めて設備についても基準が決められていると思うのですが、基準、並びに、あわせて運営指針というのもつくられているわけですけれども、この両方に基づいているというふうに思っていますが、それでよろしいですね。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  滑川市では、滑川市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例において、設備や運営、職員の配置などについての最低基準を定め、その基準に従い、学童保育を実施しているところであります。当該条例は従うべき基準として厚生労働省令で示されている現行の基準に沿ったものでありまして、基準に沿って行っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  さっきの1に戻るようで恐縮なんですけども、支援員の配置、たしか平成32年度までの経過措置もあったと思うんですね。あくまで経過措置なんですけど、先ほど、これまでの修了者、6割というお答えでありました。32年度終了するまでに、これはどこまでを目標としてやられるお考えなのかお尋ねをしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  できる限り多く研修を受講修了いただきたいと考えておりまして、進めているところであります。  各支援単位におきましては、ご存じのように研修を修了した支援員をそれぞれ単位ごとに2名配置ということでありまして、そのうち1名は補助員でも構わないということであります。ですから、現在60%を超えているという水準でありますので、ある程度、今後につきましてもその基準に従えるかと思いますが、より一層研修が進むように進めたいと思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  言うまでもないことなんですけども、今おっしゃったように、支援単位で2人以上で、そのうちの1人は補助員でもいいということにはなっているんですけど、本来から言えば、その基準の趣旨から言えば、補助員でもいいということではなくて、支援員が本来は配置されるべきだというふうに思っているんですが、この点についてはいかがでしょうか。基準がそこでとまらずにもっと上を目指すべきだと思いますが、どうですか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  それぞれ現在行っていただいている方々につきましては、保育士の資格を取得しているですとか、教員免許を持っていらっしゃるですとか、また、実務経験もあるということで、経験豊富でそれぞれ行っていただいております。  各事情によりまして研修を受けていらっしゃらない方もまだいらっしゃいますが、できる限り研修を受けていただくようにお願いしているところであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そういった点と密接に関係すると思うのですが、後からのことともちょっと関係をするんですが、ひところ、今、支援員と呼ばれる―昔は指導員と呼んだりしていましたけども―の確保がなかなか難しいという話があったんですよね。今は、例えばこの事業が始まって、正式にこの基準が定まってからはまだ4年ほどですけども、それ以前の事業から起算すればかなりの年数になってきているんですが、支援員の皆さんも世代交代というと適当かどうかわかりませんけれども、そういったことも進んできているのではないかと思うのですが、新たな人の確保という点でいうと不安はありませんか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  議員おっしゃいますとおり、支援員の確保というのが1つの大きな課題であります。それぞれ、特に滑川市の場合には地域が中心になって協議会をつくっていらっしゃって進めていらっしゃいますので、地域の方々を中心として、また、中には、特に夏休み等、該当の子どもたちが増える場合等でありますが、学生のアルバイトさん、あるいはかつてそこでお世話になった卒業生等も来てくれて、そういった意味で充実しているように思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  私はこれまでも何回かこの問題で、いわゆる従うべき基準、それから運営指針に基づいて運営をしてほしいというようなことを申し上げてきました。  3番目に入りますが、通告では基準の見直しについて通告しているのですが、基準が見直されたというふうに書いておりますが、これは正確ではありませんでした。政府が従うべき基準の見直し、平たく言うと基準を緩和する、そうした方針を固めたというふうに報道されております。そして、それに沿って、来年の通常国会で法改正を目指すというふうに報道されております。  先ほど来から申し上げているとおりで、この放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準というのが定められて、本市の条例もこれに基づいているわけだというふうに理解をしております。  報道によりますと、この基準を自治体が参酌、つまり参考にすべき基準に緩和する方針だというふうにも伝えられているところであります。理由として言われているのは、一部の自治体からは、人手不足などの理由で、地方の裁量で運用できるようにしてほしいと、こういうような声があるというふうに報道されておるわけですが、こうしたことが認められますと、自治体によって、例えば今、滑川市が一生懸命その充実に努めようとしている支援員の配置あるいは設備が自治体によって変わってくると、差が出てくるということになるおそれがあるわけであります。  先ほど来ご紹介あったとおりで、滑川市の条例でも支援員は支援の単位ごとに2人以上と、実際にはもっと多いところもあると思いますが、そのうち1人は補助員でもいいと、こういうことになっているんですが、この基準の緩和の動きに対してどう考えておられるのか見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  議員おっしゃいますとおり、地方からの要望で、全国一律ではなくて、つまり地方によっては非常に少ない児童・生徒に対する場合に必ずしも2人でなくてもよいのかといったような議論もありまして、地方の実情に応じてというのが事の理由ではないかと伺っております。  政府はそういったことから、先月19日の地方分権改革の有識者会議で学童保育の職員基準を緩和する方針を表明しまして、今月の閣議決定を経て、来年の通常国会に関連法案を提出するといった内容の新聞報道もされているところであります。  保育の質の底上げや確保を図り、子どもたちの放課後の安心・安全な居場所を確保するという観点から、国がこれまで示す基準があったわけでありますので、そうした基準に基づいた従来どおりの運営が基本であると考えております。  本市におきましても、この基準への対応について、これまで滑川市子ども・子育て会議や滑川市放課後対策事業運営委員会がありまして、そうした会や、あるいは学童保育の運営主体等、関係機関の意見なども踏まえて、今後とも判断していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  報道されているとおり、答弁いただいたとおりなんですけども、見直しが、言ってみれば政府の考えとしてはそのような方針であるということなんですけども、この方針に対しては、報道もされておりますが、現場などからは戸惑いだとか、関係者からは保育の質が保たれるのかといったような懸念が示されております。  今、教育長の答弁では、本市としては従来の基準を守っていきたいというふうな見解だというふうに受けとめたのですけども、そのような理解でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  ところによっては、先ほどの研修につきましても、十分まだ研修がされていないところもあったと聞いております。そうした意味で、条件に対する最低限度が満たせないというところもあると聞いておりますが、本市においては、先ほど申し上げましたように、60%以上の研修実績もあり、また、単位2人以上ということですが、市の基準の中でもさらに多くの支援員等も入って現在進められているところでありますので、そうした基準が基本であると考えておりますが、今ほど申し上げましたように、対応についてはそれぞれの主体、関係機関もありますので、意見も踏まえて判断したいと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  全国のいわゆる学童保育の指導員、そして保護者などでつくられております団体、全国学童保育連絡協議会はこの動きに対しまして、基準を早期に拡充することこそが必要で、参酌化することには反対だというふうに表明しておられます。本市でもこれまでの基準をもとに、市の条例、さらにそれを上回る状況を目指していただきたいというふうに思います。  次、4点目ですが、この支援員の確保ということとも関係すると思いますけども、支援員の処遇についてであります。これも何度も質問しておりまして、この3月にもお尋ねいたしました。その際、市長からは、今年度から支援員の方の労災保険に加入することにしたと、あわせて賃金についても検討したいというふうにお答えをいただいております。賃金その他についての処遇改善についての取り組みについてお答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  支援員の処遇改善につきましては、平成27年度に延長して開所する場合の賃金単価を見直したところであります。また、今年度から、議員おっしゃいますとおり、全クラブが労災保険に加入したところでもあります。  共働き世帯の増加や就労形態の多様化に伴いまして、学童保育に対する役割や期待も大きくなっておりまして、支援員に求められる期待も年々高まっているということも認識しております。支援員の確保、質の維持といった観点からも、処遇改善について、今後とも検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ということは、春から具体的な変更点はないということですね。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  検討しているというところでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほどの答弁の中で、平成27年から時間延長の場合は18時以降1,000円にしたと、こういうお話だったと思うんですが、そのときもそれ以外の時給については850円と。この850円がいつから850円になったのか確認をしておりませんが、たしか27年にお聞きしたときも850円だったというふうに思うんですね。ことしも同じだというふうに思っています。ですから、この間、時給についていうと変わってはいないと、こういうことなんですね。県下全体の状況も拝見しましたが、特別低くないけれど特別高いわけではない、こういう状況だと思います。低いところもあります。高いところもあります。  ただ、平成27年にお聞きしたとき850円というふうにお答えいただいたんですが、このときの富山県の最低賃金は平成27年の10月に上がりまして746円だったんです。次の年、28年の10月に770円になりました。昨年10月には795円、本年10月1日からは最低賃金821円になっているんです。  最低賃金は、さまざまな社会情勢もあって、このように富山県の最低賃金も引き上げられてきているのですが、この学童保育の支援員の方、これは多分支援員だけじゃなくて滑川市のいわゆる非常勤といいましょうか、アルバイトその他を含めてどのようになっているのか、全体は調べておりませんが、よく似た状況じゃないかと思いますが、あまり変わっていないのではないかと。平成27年の時点では最低賃金と104円の差があったんですね、10月1日時点でいうと。ところが、今の時点でいうと、最低賃金と29円しか違わないと。最低賃金を若干上回るという状況なんですね。  28年にお聞きしたときに、答弁では、最低賃金は上がったけども、その額をどうするかという協議をしたけど、最低賃金を超えるものについては今のままでいくという市の方針だというお答えだったんですね。そうするうちに、どんどんどんどん最低賃金との差が縮まってきているという状況であります。最低賃金を上回っているからこれでよしというふうなことでこれからもいかれるのかどうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  現在、それぞれ研修も進め、支援員としての充実を図っている意味からも、今後処遇改善について検討しているところであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  同じ答弁が続くんですけど、検討していただいておって数年たっているということなんですよね。  前にも申し上げましたけど、この考え方、結局、支援員の方に絞った話になりますけども、放課後児童健全育成事業の支援員についてどう考えているのかということと私は深く結びついているのではないかと思っているんですよね。  今、教育長が答えていただいたとおり、研修を受けて認定資格をとってもらわなきゃならないというふうになって、しかも6割ぐらい、認定資格をとっていただいているという状況になっているにもかかわらず、昔からの、こういう制度が正式に決まる前からのいわゆる学童保育の支援員の皆さんに対する考え方、前にも申し上げたことがありますけども、放課後子ども相手に遊んでくれればいいんだというような有償ボランティアの延長というふうな考え方を脱していないのではないかと思いますが、間違っていたらお答えください。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  議員おっしゃいますとおり、支援員というこうした制度をつくり、研修も行い、さまざまな、いろんな子どもたちの要望あるいは状況に応えて支援していくということでありますから、当然児童の遊び、それから、安全に保育するという観点のみならず、そうしたものが求められていると思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  放課後の子どもたちの生活の場という位置づけなんですよね。ただ遊ばせておればいいという話ではなくて、しかも対象はかつては小学校3年生まででしたけども、今は数はそんなにも多くないのかもしれませんけれども、4年生から上の子も対象になっていると。それぞれの子どもたちの発達段階に応じた対応が支援員には求められているわけでありまして、その役割というのは非常に大きくなっていると。私が言うまでもないことなんですけれども、そういうことだと思うんですよね。それにふさわしい処遇というのが求められるというふうに思いますから、多分、教育委員会としては財政措置も含めて要求しておられるんだろうというふうに思いますけれども、ぜひ実現のために力を尽くしていただきたいと思いますが、改めてお願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  子どもたちが安全・安心に生活の場で過ごすことができますように、また、もちろん学童のみならず、放課後子ども教室等での教育や保育の場もありますが、そうしたことも含めて進めていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひこれは実現を目指していただきたいと思います。きょうはあえて申しませんでしたが、時給以外にもいろいろもっと向上を目指す点があると思います。これは改めてほかの場でも含めて申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。  大きな2点目に行きます。市民の安全についてということであります。  1点目として、防災訓練に関連してなのですが、前回の9月議会、7月の豪雨に関連して、私を含めて防災についての質問が幾つも出ておりました。私からも、例えば今後の防災訓練についてというふうにお尋ねいたしましたら、膳亀部長からは、今後の市の職員の訓練については、従来招集訓練が多かったんだけども、避難所の開設あるいは運営の訓練をぜひやりたいというふうな答弁をいただいたところであります。  そうした点での見直しの検討、既に取りかかっておられるのでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  それでは、お答えいたします。  7月の豪雨の時点では、上市川の水位が避難判断水位を超えまして、避難準備等の情報を発令し、避難所を開設したところであります。  こういった豪雨、地震等はいつでも起こり得る状況であるということで、豪雨に限らず、地震あるいは台風を含めて災害への備えが必要であると考えております。  その後、7月に2回ほど検討会議を開催しまして、いろんな課題も見えたということで、まずはすぐできること、これをやっていこうということで、各避難所となる小中学校、ここには避難所の7つ道具といいましょうか、そういったもの、例えばマニュアル、あるいは受け付けに使用する名簿、あるいは筆記用具などなど、配置をしたところであります。  職員の防災訓練につきましては、これは平成22年度、27年度に県の防災訓練を実施した際には避難所の運営の訓練も行っておりますが、そのほかにつきましては、職員の参集訓練といいましょうか、そういった形で終わっております。今後は、実際に避難所を開設したということもありますので、今、避難所の開設、運営に係る訓練については準備をしておりまして、年度内には行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  年度内に取りかかっていきたいということでしたけども、ちょっとテンポがそれでいいのかなというような気がいたします。  それで、お聞きしたところでは、10月28日に市内3カ所で、自治会連合会だとか自主防災会だとかによって避難訓練あるいは防災訓練が行われたとお聞きをいたしました。その3カ所の中には、避難所の運営についても、住民の皆さんが中心になってなんですが、かなり突っ込んだ訓練に取り組まれたところもあったということでありまして、この3カ所のとりわけ避難所運営について、市はどのようにかかわっておられたんでしょうか。それとも全くかかわっておられなくて、全く自主的にやられたということなんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  10月に西加積地区のほうで住民の方々が避難所の訓練を行われました。市のほうは、事前にいろいろ相談とかそういったものには役員の方と相談なり、そういった形では参加といいましょうか、かかわっております。当日も職員がその訓練のほうに参加といいましょうか、視察といいましょうか、そういう形で行っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  どの程度かかわっておられたのかよくわからないのですが、ほかの2カ所についてはまだ避難所の運営といったようなところまでの訓練には至っていなかったような感じですね。いろんな形でやられることは、それはそれで十分意味のあることだと思いますが、これからの訓練についていうと、市役所のみならず、住民の皆さんがやられることについても、避難所の運営その他について、市が行政としてもっとかかわって、有機的なといいますか、そういった訓練になるように、事前に、あるいは当日の参加も含めてですけども、避難所を開設するには管理者が開設しなきゃならないわけですからね。行政のかかわりを外すわけにはいかないと思うんですが、もっと深くかかわって訓練の実施にあたるというふうなことを考えるべきではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  避難所につきましては、開設のほうは、まずは市と、あるいは施設管理者のほうで開設を行います。  運営につきましては、避難されております住民の方々へ徐々にシフトしていくことになると思われます。そういうことからも、市のほうも関係者と調整しながら、また、必要に応じて職員を派遣しながら、避難所の訓練ができるように進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それにつけても、今度の10月28日の3カ所での訓練というのはいい機会だったんじゃないかなと思うんですよね。そういう意味では、避難所の運営のところまで及ばなかったところについても、行政からの指導なり、援助なり、助言なり、協力なりといったものがもっと欲しかったなというふうに思うのですが、市役所内部の訓練といったものがまだ十分ではないからそこまで及ぶことができなかったと、このように理解せざるを得ないんですが、それで合っていますか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  市のほうでは、市の職員の訓練も含めて各地区で実施していただけるように、各関係の団体と地区の防災会と今後打ち合わせなり、進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひお願いしたいと思います。避難所開設して、行政がずーっと一から十までかかわるということは恐らく無理です。しかも広範囲な災害となればなおさらなのですけども、とっかかりがどうしても行政が中心になってといいますか、訓練も含めて。訓練もしながら、役所の中も改善をしていく。住民のほうも常に見直していくというのが訓練だろうと思いますから、年度内と言わずに、もう年末ですけど、これ、1回で済むという話じゃないと思うので、練って練って、何度も繰り返しになるかもしれませんけども、ぜひお願いをしたいというふうに思います。  では、(2)です。家庭用火災警報器の設置状況についてです。  家庭用の火災警報器の設置が義務づけられまして約10年というふうに思います。当初、設置状況の調査というのもよく行われておりまして、関心もそれなりにあったというふうに思います。ホームセンターなどでは山積みになっていたというようなことも記憶にあるのですが、現在は残念ながら、それほど話題にはなっておりません。私の記憶に間違いがなければ、滑川市の第4次総合計画では平成32年度までにたしか設置率90%を目指すというふうになっていたのではないかと思いますけども、現在の取り組みについて、まずお答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  お答えいたします。  火災警報器の設置状況でございますが、平成30年3月に設置状況の調査を実施したところでは、滑川市の設置率は86%でございました。
    ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  86%ということで、さっき私が記憶でいえばと言った、32年度までに90%ということで言えば、90%でいいのかということもありますけど、かなり進んできたのかなというふうに思います。  不幸にして火災が発生しても、この火災警報器がきちんと作動しているところでは、最低限命を救うということでは大きな効果があるというふうにはたびたび紹介をされているところであります。  今、86%ということでしたが、以前は設置状況について消防団の協力をいただくとか、あるいはアルバイトというと正しいのかどうかわかりませんが、そうした方も使って調査しておられたというふうに記憶しているのですが、今は日常的な推進という体制としては特にはつくってはおられないということでいいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  日常的な取り組みということでよろしいでしょうか。  日常的といいましょうか、1年を通して春の火災予防運動、秋の火災予防運動でひとり暮らしの高齢者宅を防火訪問して設置の呼びかけをしたり、県下一斉に実施しております住宅用火災警報器の設置促進キャンペーンでPRなどを行っております。  また、昨年の3月には「広報なめりかわ」に折り込みチラシを入れまして、警報器の交換などをPRしたところでございますが、今後もいろんな面におきまして、人が集まる防火広場であったり、街頭あるいは駅のそういうキャンペーン、そういうものを積極的に継続していきまして、PRしたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今後の取り組みということになるわけですけども、86%の設置は設置なんですが、あわせて、先日新聞報道もありましたが、当初設置されたものの中にはもう10年がたって、内蔵されている電池が寿命を迎えつつある、あるいは熱や煙を検知するセンサー自体が経年による劣化の心配があるということも報道されておりました。せっかく設置されたものが緊急時に作動しないとなれば重大であります。しかも、残念ながら、多くの市民の皆さんには、電池を含めてそうした劣化があるということについての認識、これが非常に少ないのではないかというふうに危惧をするわけであります。  いろいろ調査されても、我が家はもう設置済みだわということで、もう大丈夫だというふうに思っておられるところが多いのではないかと思うのですが、そうした懸念があるとすれば、ついていないところへの設置ということも含めて、今後の取り組みで放置はできないというふうに考えるのですが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  電池の交換ということでございますが、電池式のものについては1年で交換、あるいは3年で交換、10年で交換といういろんなタイプのものがございます。それぞれ取扱説明書には記載がございます。また、機器によっては機器の裏面にも記載がしてあるというものもございます。  そして、メーカーが推奨するのは、電池が最長のもので10年でございますが、機器も10年で取りかえてくださいということを推奨しております。そして、その旨を昨年度の3月に折り込みチラシの中に記載して、周知したところでございます。  今後もいろんなところでアンケートなどをとったりしまして、積極的に設置または交換のPRをしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  その点についてはよろしくお願いしたいと思うのですが、買いかえれば1個数千円、それこそ高いものから安いものまでいろいろありますが、設置すべき場所は熱源を扱う台所、あるいは寝室、階段の場合には踊り場でしたでしょうかね。そういったところに設置するようにということになっておりまして、何千円掛ける何個か必要になってくると、こういうことであります。電池の交換だけで済めば、しかし、これ、なかなか言っても実際には難しいですよね。どう思われますか。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  機器によっては、電池が少なくなってきますと、ピーという音が出たりとかして警報音を鳴らすということで、電池がなくなりましたよということを知らせてくれるというものが多分相当数あると思います。  そういうことを認識しておられながら機器を交換する、あるいは電池を交換するか否かということになりますと、個人の判断にもよりますけれども、ぜひ交換していただくよう、またPRしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  私、火災警報器の設置が義務づけになったころ、例えば高齢者世帯への費用助成とか、そういったことが考えられないのかということも申し上げたんですが、結局実現しないまま今日に至っております。  例えば、先般新聞報道では、これは富山県全体の話なので滑川市とはちょっと違うかもしれませんが、県全体では設置率が69.5%で全国11位だったというふうに報道されております。ただ、設置率が伸び悩んでいるということで、報道で県によるとという表現になっていますが、設置義務が十分にまだ認知されていない、もう1つは設置費用が原則として住民が全額自己負担するということがあるのではないかと、このように報道では県によるとということになっております。  こういったことも、改めて10年たって、課題、問題になってきているのではないかというふうに思います。とりわけ高齢者の世帯がこういったことで問題になってくるのではないかなというふうに思いますから、今直ちに費用助成をというふうなことはこの場では申し上げませんが、手間暇のかかることだろうとは思いますが、関係機関の協力もいただいて、更新あるいは見直しといったようなことについても訴求をぜひ働きかけていただきたいというふうに思います。  では、3点目、市民の健康についてということで、これは1点であります。  風疹対策であります。  報道では、首都圏のみならず、近年風疹の感染が広がっているというふうにされておりまして、首都圏中心なんですけども、首都圏から全国に広がっていると。ことし5年ぶりに2,000人を超す見通しだというふうに報道されております。人の往来はかつてと比較にならないぐらい激しくなっているわけでありますから、県内でも患者が確認されているということであります。  この風疹のワクチン制度がたびたび変わっているということでありまして、報道を見ますと、39歳以上の男性は定期接種を受ける機会がなかったと、このようにされておりまして、今回も30代から50代の男性患者が多いというのが特徴だとされております。さらに、31歳から39歳の男女は、中学生のときに自分で医療機関へ行く個別接種だったために、他の世代に比べて接種率が低い傾向にあるということなんだそうであります。  そこで、妊娠初期の女性が感染をすると、赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きるおそれがあるとされておりまして、抗体を持たない男性からの感染が心配されているというところであります。専門家によりますと、妊娠の可能性のある女性に対しては早目に抗体検査をして、ワクチン接種を勧めているということであります。  県は、妊娠を希望する女性やその配偶者などに無料で抗体検査が受けられるようにしているようでありますが、全国では多くの自治体が独自にこの予防接種にも助成をして感染を防ごうとしております。  本市でもこの予防接種への助成を検討すべきではないかというふうに考えますけれども、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  それでは、お答えいたします。  富山県では、風疹対策としまして、平成26年6月から妊娠を希望する女性やそのパートナーの方などを対象に風疹抗体検査を無料で実施しております。この制度につきましては、本市におきましても、市のホームページに掲載するほか、母子手帳交付時などに説明をし、風疹抗体の数値が低い妊婦の配偶者等に風疹抗体検査を勧めてきております。  現在、厚生労働省では、対象者等の明確な内容については未発表であるものの、抗体検査を無料化する方針を固め、平成30年度の補正予算に費用を計上すると報じられておるところでございます。  市では、現行の県の制度とあわせ、今後、国の通知を受けて、適正な事業周知等に取り組んでまいりたいと考えております。  一方、風疹の予防接種につきましては、昭和52年度から中学3年生女子を対象として予防接種法に基づく定期予防接種となったところでございます。その後、これまでに5回、風疹ワクチン定期予防接種制度の変更がなされ、現在は1歳児と年長児の計2回接種を定期予防接種の対象として実施しており、それ以外の接種については任意接種となっておるところでございます。  また、国では風疹感染の危険性が高いとされる30歳から50歳代の男性も定期予防接種の対象とする方向で調整を進めておるということでございます。  このような状況から、市といたしましては、今後国の通知を受けて適正に対応していく予定としており、現在、風疹予防接種の助成については検討を行っていないところでございます。  風疹の感染予防につきまして、今後、市の広報、それから各種母子保健事業の機会を通じ、より広く市民の皆様に普及啓発をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  国の動向を見てということなんですけど、手遅れにならなきゃいいなというふうに思いますね。  例えば、市内で予防接種を受けた、あるいはとりわけ30代から50代といったような年代の患者が発生した、あるいはこの人は予防接種を受けたということは、個人情報もあることですから、市としてはこれは把握はできていないんですかね。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  風疹の患者の発生状況でございますけれども、県の調査では県内の人数はお聞きしておりますが、市内の患者数については把握できておりません。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  この間、テレビである女性が言っておられましたよね。ごらんになられた方もあるかもしれませんが、その方は自分が妊娠中に風疹にかかって、お子さんに障害が残ったんだったか、不幸にして亡くなったかだったんですよね。子どもにそういう目に遭わせたのは自分の責任だというふうに非常に自分を責めておられます。  子どもたちにそういう症状が残るとすれば、それは大人の責任と。子どもには責任がないわけですから大人の責任だと、これは防げるんだということを力説しておられました。本当にそうだというふうに思います。  ぜひ手遅れにならないように。現在、既に自治体独自に助成しているところはいっぱいあるんですよ。県内でもたしかあったというふうに思います。ですから、国の動向と言わずに、ぜひ独自に踏み出していただきたいと思います。もう一度お願いしても同じような答えしか出てこないんだろうと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  今ほどの予防接種の助成の件でございますけれども、県内の自治体では1市2町のほうで実施しておられるのかなというふうに承知をしておるところでございます。  先ほど申し上げましたけれども、今の国のほうで30歳から50歳代の方、ここらへんの予防接種について考えているということでございますので、まずはそれをもって今後の対応をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  こんなことを言うと嫌ですけど、ぜひ後の祭りにならないようにということを強調して質問を終わります。 ○議長(原 明君)  以上で会派代表による質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開は午後1時15分からといたします。                 午後0時12分休憩                 午後1時15分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。          ──────────◇──────────          市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  きょうは、いつもどおり30分の質疑応答がありますけれども、冒頭、教育委員会系で厳しく質問するようなこともあるかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  大きな1、本市の教育方針について伺います。  文部科学省のホームページでは、教育委員会制度の概要で、教育委員会とは、都道府県及び市町村等に置かれる合議制の執行機関であり、生涯学習、教育、文化、スポーツ等の幅広い施策を展開と記入してあり、その意義としまして、政治的中立性の確保、継続性、安定性の確保、地域住民の意向の反映、この3つが掲げられております。  そこで、滑川市もこの前提をしっかり捉えて運用しているか。  教育委員会は首長から独立した行政委員会ではあるが、本市の教育委員会は組織をどのように考えているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  教育委員会は、首長から独立した合議制の執行機関であり、教育の政治的中立性と継続性、安定性を確保しつつ、地域住民の意向を反映し、さらには地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携強化が求められているわけであります。  また、首長と教育委員会が構成し、協議、調整を行う総合教育会議を設置し、教育の振興に関する施策の大綱の策定、教育条件の整備等、重点的に講ずべき施策、緊急の場合に講ずべき措置について協議、調整を行うこととしております。  本市におきましても、市長は地域の実情に応じた大綱を定め、教育委員会がその大綱に則して教育行政の運営を行っているところであります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほど掲げられているとおり運用しているというところで、強調されていたのが首長との連携の強化というところでありました。  政治的中立性の確保では、教育行政の執行にあたっても、個人的な価値判断や特定の党派的影響力、また中立性を確保することが必要ともホームページ上で記載されております。そのような認識でよろしいか、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  教育委員会にもそうした要件があり、そうした認識であると思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  しっかり認識しているという答弁でありますが、もう1点、重要なことは地域住民の意向の反映です。  教育は、地域住民にとって身近で関心の高い行政分野であり、専門家のみが担うのではなく、広く地域住民の意向を踏まえて行われることが必要、先ほど教育長もおっしゃられているとおりであります。だからこそ、わざわざ仕組みとして、首長は議会の同意を得て、教育長及び委員を任命していると思っております。見解に間違いはございませんか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  教育における大綱そのものが首長が定めているということであり、そうした大綱に従って教育を行っているということであります。まさにそういった意味で、地域の実情に応じて意向を反映し、行われているものと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そういった認識があるということで、ここを本当に強く理解していいただきたいと思っております。  私が議員になりまして5年たちますが、いろいろな質疑応答の中で、教育委員会はたびたび保護者を見ているより、教育委員会の組織の内部を見ている節があるのではないかと、私、個人的には思っている節があります。だからこそ今、きょう、こういう質問を入れております。  ここで言う地域住民とは、実際に学校に行っている子どもとその保護者、または家族のことを言います。また、当たり前ですが、首長も議会も民意で選ばれております。そのへんのご理解を今後もよろしくお願いいたします。  次の質問に参りますが、部活動問題であります。  ことしの1月、スポーツ庁の有識者会議が行われ、中学では休養日を週2日以上とし、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間程度までとする指針が示されました。また、7月には、文化庁で、吹奏楽部や合唱部、演劇部などの一部の文化部では、コンクール出場に向けて、運動部と同様に長時間の練習が行われているケースがあり、生徒や指導教員らの負担軽減が課題となっているとされております。  そこで、休んでいただくのはもちろんよいことでしょうけれども、本当にこれで子どもたちの能力を最大限引き伸ばすことは可能なのか疑問であります。  (2)中学生の部活動は週当たり2日の休養日を設けているが、今後、文化・運動能力に支障はないか。スポーツクラブなど他の団体との連携はどうなっているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  スポーツ庁がことし3月に策定した運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインにおいて、成長期にある生徒が、運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、スポーツ医・科学の観点からのジュニア期におけるスポーツ活動時間に関する研究も踏まえ、週当たり2日の休養日を基準としているところであります。  文化部においては、ことし12月に文化庁の有識者会議が文化部活動の指針をまとめまして、運動部活動と同様、週当たり2日の休養日を設けるといった目安を盛り込んだとの報道もあったところであります。  市内両中学校におきましては、週当たり休養日を2日としているところであります。種目によっては、競技団体が中心となり、活動の機会を確保しているところもあり、スポーツクラブなどの団体とも連携し、希望者による基礎体力づくりのための場づくりについても検討してまいりたいと考えております。
     また、学校施設の開放等についても取り組んでいるところであります。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  十分他の団体等々とも教育委員会はしっかり連携をとりながら、前に進めているという認識だと思っておりますけれども、私は今、ジュニアですとか子どものためという話を受けておりますけれども、調べてみると、本当にそうなのかなという部分も正直ありまして、私は、この部活動問題が全国的に出てきたのは大きく2つあると思っております。  1つ目は、公立学校の教員の勤務には、皆さんと同じく労働基準法が学校の先生にも適用されております。しかしながら、時間外勤務や休日出勤については、労働基準法37条の適用外となっております。すなわち、残業代や休日手当など支給されておりません。では、何があるかといえば給特法です。  いわゆる公立の義務教育諸学校の教育職員の給与等に関する特別措置法、給特法は、教職調整額4%の給料を上乗せする一方、逆手にとれば幾らでも働いていいから、4%で我慢してねという法律であります。この法律によって部活動が全国的に加熱したのは、私は事実だと思っておりますし、また保護者側、子ども側に至っては、中学生になれば内申を気にして部活を一生懸命やる。すなわち入試業務でいう調査表のことを指しているわけですけれども、先生方は生徒が不利になるような評定を書くことはないのですが、保護者や生徒のほうは、忍耐力がないですとか協調性がないですとか、書かれないかを意識して部活動を加熱させている方向になっております。  しかしながら、スポーツは、私もスポーツ畑で来ましたので、心も体も非常に鍛えられて、すばらしいものだと思っております。現にスポーツが本当に大好きで、将来プロスポーツ選手やオリンピックを目指している子どもたちも大勢います。このスポーツ好きな生徒、部活に熱意を持って頑張る教員と、好きでもない部活を受け持っている教員、できればやめたいなと思っている生徒と、この2つの考え方に大きく溝があるのが、私はこの問題だと思っております。  部活動指導員も予算には限界がありますし、スポーツを学問の塾と考えたら、今後はスポーツクラブや任意団体を活性化させて、教育委員会や学校がそれぞれの立場でしっかり支援していただけるような仕組みづくりというのが大事だと思っております。そのへんに対して具体的に何か講じることがあればお願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  部活動は、議員おっしゃいましたとおり、大変意義あるものとして近年では教育課程外で行われる部活動と教育課程内の活動との関連を図る中で、その教育効果が発揮されるということも重要であるということが指摘されております。  そうした意味から、部活動には教育的な配慮、そして教育活動の一環であるということの中で学校の中で行われているということであります。一方で、部活動は任意であり、自発的、主体的に行われるものであるということでありまして、そういった二重の意味の観点があることが課題の1つとなっておるのではないかと思っております。  そうした意味で、部活動においては、しっかりと計画的に、また子どもたちがバーンアウト、つまり行き過ぎがなく、生涯にわたって、そのスポーツや文化を楽しむことができるよう、また学力の向上や体力、そして精神力、何よりも友情をしっかりと育めるような活動として行うべきであるということであります。  一方で、オリンピックを目指すであるとか、あるいはさらにそのことを将来のキャリアの一環としてやっていきたいという希望もありますので、それを全て部活動でやれるかというと、そうではありません。  一部には熱心な教員もおられて、一生懸命やっていただく、私も少しはそうしたことも努めてまいりましたが、やはりこれは社会教育や社会スポーツといった形での行われ方、例えば今現在、本市において、スポーツや文化で熱心なところはいずれもそうした社会教育、社会スポーツが大変熱心でありまして、小さなころから、子どものころから一貫した育成システムの中で育ってきている子たちが育っているわけであります。そうした子たちがたまたま学校におきましても、もちろん学校の指導の中で、教員との指導や、あるいはエキスパート、部活動指導員の指導の中でさらに能力を育成し、大きな大会で大活躍しているわけであります。  これは、やはり社会教育、社会スポーツと学校との連携が必要でありますが、さらに一層、そうした意味で、例えば、以前、市長も申し上げておりましたが、基礎的な体力トレーニングといったような活動、あるいは現在行っていますが、さまざまな活動についての留意を払いながらも、学校施設を開放して活動を行うといったこと、そういったことにも多くの指導者がかかわっていただいておりますが、さらにそういったことが進められるように努めてまいりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そのとおりの内容で今後も進めていただきたいなと思っておりますし、各それぞれでこういった仕組みが変われば、確実に困ってくることが現場単位で起こってまいりますので、ぜひそのときには支障がないよう、子どもたちが滞りなくスポーツに熱中できるような仕組みづくりというのをお願いいたします。  次の質問に参ります。  これは、以前、公欠の取り扱いについて、当時の上島学務課長へお願いさせていただきました。  当時はレスリング関係者からの相談で、全国につながる大会は、マイナースポーツであっても公欠になるよう相談し、当時計らっていただきまして、マイナースポーツであっても、全国大会につながる試合に対しては公欠扱いになるよう対応していただきました。  その後、きょうまで、どのスポーツでも全国大会につながる大会は、土曜授業の日に重なった場合、同様の対応がなされていると思っていました。しかし、今回、サッカー関係者の保護者から相談があった際、私はその方に公欠の取り扱いについて説明し、実際に担任の先生を通して確認をとっていただきました。その結果、公欠となるのは、全国大会と滑川市、滑川市教育委員会の後援、共催でなければならないとの新ルールができているため、公欠に該当しないとの説明を受けました。  その後、11月9日、9時40分からの石倉学務課長との話し合いで、私は前の話と違うのではないでしょうかという質問に対して、記録が残っていないのでわからない。新ルールは平成30年度の校長会で決めた要項から変更したので、公欠は無理という答えでありました。  しかし、今回、記録を残していなかったのは、私はそちらの問題だと思っていますし、また、それを理由にすることと、言った言わないの議論では前に進まないことが発覚しましたので、この議場で公欠の取り扱いについてどのような見解なのか、再度伺うものであります。  まず、(3)土曜授業日に公欠となる全国大会と滑川市、滑川市教育委員会が後援、共催しているものはどのぐらいあるか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  土曜授業における公欠の取り扱いにつきましては、学校長の判断で行っているところであり、判断の目安を共通理解として実施上の留意点を示しているところでございます。  例えば、中学校におきましては、1つ目として、県中学校体育連盟及び県中学校文化連盟関係、合宿などを含むものですが、そういった行事。2つ目といたしまして、国、県、市、教育委員会主催または共催による行事。3つ目といたしまして、前述に準ずる行事、または県代表として出場するなど学校長が認めるもので、主催者より依頼文があるものとしております。  小学校におきましては、1つ目として、国、県、市、教育委員会主催、または共催による行事。2つ目として、前述に準ずる行事、または県代表として出場するなど学校長が認めるもので、主催者より依頼文があるものとしております。  議員がおっしゃったように、今年度もマイナーとおっしゃられる範疇に属する競技団体からの申し出がありまして、公欠を認めているところでございます。  全国大会等へ出場のために公欠となった児童・生徒は、小中合わせて平成29年度で延べ112名、内訳といたしましては小学校58名、中学校54名。平成30年度は現時点で延べ106名、内訳といたしましては小学校36名、中学校70名となっております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  いわゆる今の話だと、県体育連盟等々の主催者にという話だったと思います。  まず、このいろいろ各団体あると思うんですね。滑川市独自がこの土曜授業だと思いますので、こういったことになるという、そういった案内を、じゃ、出してくださいねということをご案内していますでしょうか、こちら側から。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  毎年、小学校長会、4月当初で新しい方もいらっしゃるということで、基本線ということを校長会の皆様と確認しているところでございます。それぞれの学校にお任せしているところでございますが、文書、それからPTA総会、それからそれぞれのご質問に対して対応しているというふうに伺っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  私が言っていますのは、競技団体への連絡等々は行っているかということです。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  競技団体の皆様へは特には、すみません。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  先ほど議員おっしゃいました件につきましては、土曜授業ではなかったというふうには聞いているんですが、土曜授業に関して申し上げますと、おっしゃいますとおり、26年度から毎年、年度当初に保護者宛て、それから医師会の関係者宛て、そして厚生連滑川病院、それから学校保健会、また幼稚園、保育園、学校関係支援員の皆様へ、そして各町内会長、スポーツ少年団代表の方々、また競技団体等、それから4月当初にさまざまな会合がありますので、体協を含めて、そうした方へお願いしております。  ですから、市内におきましては、それぞれご協力いただいているんじゃないかと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今は教育長のほうからしっかり団体にも行っているという話なんですけども、正直浸透していないというのが私の実感でありまして、こういった話がありまして、いろんな保護者と意見交換を行いました。  この全国大会だけ公欠と聞いたとき、ふとまた疑問に思いまして、日本スポーツ協会のホームページでは、野球、ホッケー、剣道、バレーボール、サッカーの全国大会の日程が記載されておりまして、それを見ましたら、7月28日から31日ですとか、12月25日から29日ですとか、基本的に春休み、夏休み、冬休みのどれかであります。一体、土曜授業時に公欠になる全国大会って何を指しているのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  すみません、全部頭の中に入っているわけではございませんけれども、例えば昨年度で申し上げますと、全国植樹祭、ソフトテニスの県大会、それから野球、サッカー、水泳、バレーボール、空手の大会、それから県主催、県教委で行われている思考大会、そういったもので公欠扱いとなっておりました。  今年度につきましては、例えばソフトテニス、サッカー、野球、相撲に関しての県大会、それからナチュラリストの養成講座、そういったものも公欠扱いとして取り扱っております。  なお、議員がおっしゃったその日に関しましては、先ほど教育長も申し上げましたけれども、市が決めております土曜授業ではなかったということでご了承くださいませ。よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  この通告を出した後、課長から電話をいただきまして、いわゆるその当日は市が主催する土曜授業ではなかったという話だったんですけれども、私は、私から正直、これも後ほど触れるんですけれども、私から相談に行って、後日、挟んでからの回答だったことをもう一度伝えておきます。  話を戻しまして、そうしますと、私からすると、結局、では春休み、夏休み、冬休み以外で今先ほどのところの公欠があったという認識でよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  そのとおりでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  かしこまりました。  そうすると、いわゆるしっかりそういった手続を踏めばとれるという認識と、そこの今言ったとおり、県大会につながるものというところの線引きだと思うんですね。そのへんについては、今後明示していただく、後の質問にも入っていますので、後にさせていただきますけれども。  次に、学務課長の発言についての疑問であります。  11月9日9時40分、私のメモでは、最初の相談を教頭先生であれば結果が変わっていたかのような発言が学務課長からありまして、私が保護者からしたら、担任の先生が窓口ではないんですかというふうに言った際、驚くことに、課長の言葉から担任なんてとの返答でありました。  そこで、11月9日に公欠について学務課に相談に伺い、事の経緯を伝えました。その中で学務課長は担任なんてとの回答でありましたが、あれは一体何についてのなんてだったのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  ここで言いわけがましいことは言いたくありません。ただ、誤解を議員に持たれてしまったということに関しては、本当におわびを申し上げます。  土曜授業における公欠の扱いにつきましては、毎年、年度はじめに校長会と教育委員会とで共通理解をしているところでございます。それを目安に各学校長が判断しているところでございます。  特に平成29年4月におきましては、各学校間で少し違いがあるということでじっくり話し合われたという経緯がございます。  保護者が、児童・生徒が公欠にされて相談される場合は、担任に連絡し、相談していることと思います。今回もそのようにされていたんだと思いますが、ただ校長が判断するということでございますので、スポ少の指導者や関係者が相談される場合は、学校の連絡窓口となる教頭先生と相談される事柄ということで、担任の先生よりも教頭先生にということで申し上げたということで、本当に言葉が足りず、誤解を生じたということで申しわけなく思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  冒頭に厳しく話をさせていただきたいという話だったんですけれども、学務課長でありますので、いわゆる教育委員会の中でも重役でございます。私はその方に対して、市民から受けた内容を真摯に受けとめながらお願いだとか相談に伺っているわけですので、しっかりそのへんの対応をしていただきたいという認識がまず1点あるんですけれども、この発言について、明らかに教育委員会と我々の考え方が正直乖離していると感じました。  いろいろな方に、こういった返答だったけれどもと、どうかと率直に聞きましたら、皆さん、ふだん担任の先生と信頼関係があるので、いきなり教頭先生に相談することはないですとか、もっと言えば、そもそも教頭先生の顔を知らないという保護者さんもいっぱいいます。そういう声もありました。  私の感覚も、私も親ですから、こういった立場になって、いろんな先生、いわゆる教頭先生、校長先生だとかと仲よくさせていただいていますけれども、普通であれば、当然そういった意見なんだろうなというふうに思っております。  担任の先生については、いつも頑張ってくださっているなというのが本音でありますし、当事者のお子さんの連絡帳のやりとり、拝見させていただきました。しっかり管理職に伝えますとの返答が担任の先生とされており、またしっかり調べていただいた後日に、その結果についても、私が学務課で聞いた内容と同じ返答を連絡帳にしております。  しかし、1点違うのは、管理職とは校長先生、教頭先生のことを言いますので、学務課長の言う、教頭先生に直接言えばとか、私は返答はおかしいと感じております。ましてや、しつこいようですけれども、担任なんてと言った発言は、なんてですよ、私はその発言にショックを受けて、なんてですかと聞き直しましたら、教頭先生とかじゃないとと言う学務課長、笑顔で返されましたけれども、私、認識がちょっとどうなのかなというふうに正直思いました。  これは、一生懸命やっている現場を傷つける発言だと思っております。また、少なくとも学務課長の発言としては余りにもふさわしくない発言だと思っております。もし、この場で発言に撤回があればお願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  前後の脈絡があっての話でございまして、私の言葉が不適切であったと。担任なんかではなく、教頭先生にというその意味でだったんですけど、その言葉も適切ではなかったということで思っております。反省しております。担任ではなく教頭先生におっしゃっていただいたら、その意図も伝わりやすいという思いで伝えたということで、青山議員に申し上げたということはそういったことでございます。反省の意味も込めて撤回させていただきます。申しわけございません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今後の対応もよろしくお願いいたします。  関連します。次の質問に参ります。  (5)公欠の取り扱いについては、平成30年度、後ほどのこの電話だったのは29年度の要項だった、それを見たという話でしたけれども、当時はまだ通告の時点では知りませんでしたので、30年度の要項から変更との回答であったが、保護者にどのように周知したのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  先ほどもお伝えしましたが、例えば西部小学校であれば、2月9日の日付で、来年度の土曜授業の実施予定ということで、お便りの中にいつ、来年度は実施日があるということと、公欠の扱いについてはこのように判断しております。ただ、目安なので、また相談してくださいというような文書を流しております。  ほかの学校もそういったこととか、あとPTA総会とか、個別にご相談されたらお話しするとかということで、丁寧に対応していらっしゃるというふうに受けとめております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  学務課長、そこまで言っていただいていて、何となく私もそのプリントがあったような気もしないでもないんですけれども、ちょっと正直、保護者側の考え方と認識が違うなというふうに思っております。  もし本当に周知して徹底されているのであれば、相談に伺った際に、担任の先生がわざわざ管理職に聞くほどもなかったんだと思いますし、また管理職の校長先生も平成29年度の要項を見て答えたと、通告の後、先ほどのとおり、電話で回答がありましたけど、私、矛盾を感じております。要は、先生方にも周知されていなかったというか、徹底されていなかったのではないのかなというふうに思っています。  一方的に出して、いわゆる周知されているというのも、もちろんわからなくもないんですけども、その受け手が理解していないということ自体が私は周知されていないと思っているんですけれども、そのへんはいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  先ほども申し上げましたように、公欠の扱いにつきましては校長会で話し合い、あとは、それぞれの学校で校長の判断でしていただいているということであります。  なお、11月3日につきましては、西部小学校が学習発表会ということで実施された、土曜の日であるけれども、学校行事の一環として行われたということでございます。  市としては、土曜授業のようにやってくださいということは実は申し上げておりませんで、校長先生が判断されて、その校長会や教育委員会で決めた基準をもとに判断されたというふうに受けとめております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちょっと、ふと話がずれていくので、あれなんですけれども、1点だけ確認させていただきたいのは、教育委員会と、例えば学校長の話し合いのときに、いろいろ諸問題があったときに、どういったことをじゃ要望して、次に生かしているのかというのがすごく疑問に思うんですね。  いわゆる今の答弁ですと、学校長で決めましたと言われると、我々、先ほども言ったとおり、全く民意が反映しないんですよ。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  実は教育センターで土曜授業を終わった後、このような表をつくって、どれだけの公欠の方がいらっしゃったか、公欠以外の方にどれだけ、例えば旅行とか、お休みがあったかということを報告していただいています。
     それらをもとに、例えばスポーツ少年団の6月の結団式、これはもう絶対に土曜授業を避けたほうがいいねという話とか、新川地区の大会があるときは、これはもう絶対避けたほうがいいねとか、大きな大会がある場合は、土曜授業の開催はずらしている、避けよう、それぞれの競技団体に問い合わせて、そういった事態を防ごうということで努力しているところでございます。それが民意を反映していることになるかと言われたら、100%ではないんですが、そういった形で反映して、計画を立てているということでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  私からすると、もう逆に言うと、今のとおり周知しているという話でしっかりそういった表も出しているという話なんですけども、曖昧が曖昧さを生んで、私はこの状態でいろんな保護者からこういったことを相談になるわけですね。  話を戻しまして、保護者の方々に尋ねましても、公欠の取り扱いが変更になったことすら、実は皆さん、知りませんでした。  私は、スポーツの熱心なお子さんをお持ちの方にやっぱりこういう事柄があるたびに相談を受けるわけです、同年代の子どもがいますので。  子どもにとって、公欠はスポーツに打ち込む後ろ盾にもなると思うんですね。それぐらい重いもんだと思っています。毎日出ている子からして、一生懸命スポーツをやって、なおかつしっかりそういった大会に出て、滑川市が独自にやっていることに対して公欠をやっぱりしっかりとっていただきたいと思っています。  中学生にもなれば、出席日数が内申に響くと思えば、スポーツに真面目にやっているほうが損みたいに思えてきてしまうのも、こういった曖昧さを生んでしまうと、あると思うんですね。  先ほどの(1)の質問のとおり、首長が議会の同意を得て、教育長及び委員を任命していると思っていますので、民意であるはずの子どもを持った保護者に目を向けていただきたいですし、また、土曜授業は県内では滑川市独自の施策です。寛容になるところは寛容にするべきだと思いますし、今の全国大会だけですとか、こういったものに対して県のものに対してだけですとか、私はいろんな各種団体をもう一回整理していただきながら、来年度に向けて公欠の範囲、再考していただけませんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  今議員がおっしゃったこと、それから今年度の実績等をまた校長会、教育委員会で総合的に判断させて、次年度、反映できたらと思っております。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  今回の問題は先ほど申し上げましたが、土曜授業ではなくて、学校の学習参観ということであり、それぞれの校長のほうで学校の実態、実情、生徒との状況、もちろん公欠にしますと学習フォローもありますので、判断されたものとして尊重いたしたいと思います。  平成26年度にこのことについて校長会から問われました。私も学校長として公欠扱いをさまざまやっておりましたので、例えばでありますが、地域の祭りや獅子舞ですとか、そうしたような行事がある学校の場合、私の場合、新湊や氷見の子どもたちについて公欠をしっかりと子どもたちの学習状況も踏まえ、先生方の意見等も相談したうえで認定したことがありました。それが今規定の中の最後にある条規、前述のさまざまな大会に準じた大会であり、校長が判断するものとするという規定を加えました。  これは、まさに解釈上、緩やかにする部分であります。こうしたことを踏まえて、学校長が判断していただきたいと思いますが、例えば部活動でもスポーツ少年団でもそうですが、どんどん強化練習や強化試合、さまざまな大会が増えているわけであります。  そうした中で、私は何といっても授業最優先ということが第一であり、しっかり授業をしたうえで、しかしやむを得ず授業に出られないというときに、校長が認めるという判断でありますから、やはり何といっても何においても公欠を認め、学校へ行かないというような実態は、平日であろうとも土曜であろうとも、いかがかと思っております。  先ほど最初にご質問がありました部活動におきましても、ややもすれば何といってもやはり大会が増えてまいりまして、特に中体連、高体連といわず、専門部でどんどん大会が増えていきまして、子どもたちが土・日にいろんな大会に出場して、むしろ練習する暇がないくらいであるというふうなことも言われております。  やはり何といっても、しっかりとどの大会に参加するのであるか、そういったことについても、今回の部活動に関するガイドラインにおきましても、学校単位でそうした大会をもう一度見直して、参加する上限の目安を決める等とも言われておりますが、やはりそれぞれの学校長がしっかりと各大会について、今ほど議員もおっしゃいましたように、これが全国につながり、あるいはキャリア形成にとって重要な大会であるというしっかり共通認識をすることが大事であり、やはり出場者、参加者においては、全てが大事だというのももちろんでありますが、そこはやはり学校教育をしっかりやっていく意味におきまして、それぞれ土曜授業であっても、平日であっても、あるいは学校の学習参観であっても、校長が判断すべきものと思っております。  教育委員会は、それに関してあくまでも土曜授業について目安を定めていると。さらには、それをやはり厳しく主催、共催、後援について明記するとともに、主催者からの書類が必要であるとか、あるいはそうしたものと準ずるものとして学校長が判断するという、そういったようなことを言っているわけでありまして、曖昧と聞こえたかもしれませんが、やはり緩やかな面もつけておかないと、それぞれの学校の事情もあると思います。  以上であります。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今、目安を学校長に対して示すというそこが非常に大事なところでありまして、緩やかな文言をしっかり条文に入れているというのはもちろんわかっております。  ただし、今は個別なことは避けたいんですけれども、今回相談にあったのは、私がちっちゃいころからある超有名な大会であります。私もサッカーをやっていましたので、当時、その大会に出るだけで心が躍るような大会でありますので、そういった歴史的な背景も含めながら、今後寛容になるところは寛容になっていただきたいということを要望ですが、お伝えしておきます。ぜひお願いします。  次の質問に参ります。  大きな2、交通事故ゼロを目指してです。  これは、既に各自治会連合会、各種団体から要望が出ている交通危険箇所であります。  まず1点目、県道黒川滑川線と市道下梅沢上島線との交差点、いわゆる上島公民館前の交差点なんですけれども、南側から進行した場合、東側から来る車が全く見えません。これを何とか解決できないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  今ほど議員ご指摘の交差点につきましては、先ほど言われたとおり、上島公民館付近の信号交差点で、南側から同交差点に至った場合、右方向に民家が所在するため、東側、国道8号線側から進行してくる車などが確認しづらい状況となっております。  同交差点の安全確認といたしましては、一時停止をきちっとしていただいて、上島公民館側に設置してありますカーブミラーを活用していただくことが唯一の現在、方法であるかと考えております。  今後、南側から進行する車及び東側から進行する車に対して注意を促す、交差点注意などの啓発看板の設置などにつきまして、警察署などの関係機関と協議検討し、より一層の交通安全に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ほどの答弁では、啓発の看板を今後つけていくというので目立たせたいという話でありますけれども、私、実はあそこ、この質問を入れるために、もう何度も何度も通りました。危ない思いをしたような感じもしますけれども、今まで歩行者の押しボタン信号を普通信号へと要望してまいりましたが、なかなか前に進まない状況であり、具体的に何か危険を生んでいるといえば、特に地元の方ではない方の場合、南側、いわゆる西加積学園側から西部小学校側へ進行した場合、市道と県道との道路幅員の差がないため、どちらが優先道路かわからず、一旦停止するもそのまま交差点に侵入してくるケースが多いかと思っております。  課長がお話しされたとおり、カーブミラーがありますが、コンタクトレンズで1.5の私でも、かなり小さく見えました。また、最大の難所は、右手を見て押しボタン信号機があるんですけれども、それと鉄柱と電柱とが重なり、全く見えないことです。(資料を示す)2本並んで車両が全く見えないんですよ、右から来ていることが。これについて、どちらかを引いたり出したりすることで、視界が少しは開けると思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほどのハード面での対策ということで今ご提案いただきましたけれども、県道につきましては県の管理、横については市道ですので、市の管理と。おのおの管理者がおりますので、そういったところとも十分協議しながら、そういったことが可能かどうかも含めて、今後検討していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今カメラワークがどうなのかわからないんですけども、図をアップしていただければ一発でわかるんですけれども、いわゆる一旦停止して右をよよよっと見たときに、本当にいい位置で重なるんですね、この2本がぴったり。それで全く見えなくて、それをよく見るがために、カーブミラーを見落とすんだと私は思っております。  そのへんも含めて、もう一回現場検証、お願いいたしたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  私も現場のほうを何回か確認させてもらっておりまして、そういったような現象も承知しております。  そういったこともありまして、再度もう一度、関係等も含めまして、現場のほうを確認したいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  よろしくお願いします。  次の質問に参ります。  (2)宮窪大島線と北野国道線との交差点は、今度は東部小学校の近くですね、近年事故が多発している。西側から進行した場合、南側から来る車が見えないと。これを何とか解決できないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほど議員ご指摘の交差点につきましては、東部小学校から南側にある信号機のない交差点であります。西側から同交差点に至った場合、右方向に新たな民家が新築されたため、南側、中野島方向から進行してくる車などは確認しづらい状況となっております。  昨年、これを受けまして、北野町内会さんのほうから、当該交差点の見通しが悪く、危険であるとのことから、カーブミラーの設置要望が出されております。それを受けまして、市では昨年12月に、当箇所の交差点にカーブミラーを設置したところであります。  また、ことし8月に行われた通学路点検におきましても、事故、危険性が指摘されたことから、東側並びに西側から進行してくる車に対して注意を促す、通学路注意などの啓発看板を設置したところであります。  同所付近は、東部小学校の通学路となっているほか、市道北野国道線を通行する車は、同小学校の児童を送り迎えする保護者の車で交通量が多い時間帯もあることから、今後も引き続き、警察署並びに教育委員会や東部小学校などと連携して注意喚起を行い、交通事故防止に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  地元の要望を受けてカーブミラーをつけましたよという話と、いろんな対策をこれからとっていくという話なんですけれども、ここは先ほど言ったとおり、向かって右手に川が流れていまして、その危ない箇所から出るときにですね。その先に今できたばかりの住宅の民有地がありますけれども、そこに物置があります。かなり前に出なければ、右手から来た車を目視では確認できません。  夜の写真はこんなぐあいです(資料を示す)。既にもう真っ暗なのでびっくりで、見えないと思いますけれども、こういった状況なんですね。見えないと思いますけれども、これが本当に目視で見たときの感じなんですね。ここにその民有地の物置がございます(資料を示す)。  この物置が民法上の建物や構築物に該当するかわかりませんが、もし該当するなら、民法234条の境界線から50センチメートル以上の距離を保たなければならないとか、指導するなど、そういったことも含めまして、事故の減少を考えられるすべを対策していくのも1つだと思っておりますし、そもそも危険な状況は共通点があります。  先ほどの上島と同様、右から来る車が全く見えない状況なんですね。ここも言ったとおり、目視では見えませんので、早く言うと、カーブミラーを大きいものに変えることはできませんかというところです。  メーカーに、つくっている製造元に電話しました。基本的に1車線道路はカーブミラー、直径60センチ、2車線で80センチが主流だというふうに聞いております。  メーカー規定の最大サイズは1メートルであります。1メートルサイズというのはどうでしょうか、この危険箇所。もちろん先ほどの上島もそうなんですけれども、もう私の視力でもばっちり見えるような大きさというのはどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほどカーブミラーの構造を大きいものにしてはというお話がありましたけれども、北野地内につきましては、昨年つけたばっかりということもありますし、大きなものにかえるということであれば、支柱からもう交換という話にもなりますので、できれば今のカーブミラーを活用いただいて、一人ひとりが交通安全に気をつけて、そこで一旦停止を必ずして確認していただくというようなことでお願いできればと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  課長のおっしゃることもわかるんですけれども、事故等々のことを考えれば、今、初期費用をかけたということのバランスには、私はちょっとならないのかなというふうには正直思っていまして、事故件数を調べました。  宮野窪大島線と北野国道線との人身事故、5年間で5件であります。年1回、人身事故です。物損事故は確認はできませんでしたけれども、地元の方に聞く限り、すごい数で事故が起こっていると聞いています。もはや緊急性があるレベルだと考えますが、もう一度聞きます。検討できませんか。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  先ほどお答えしましたけれども、事故につきましては、多いことは資料ももらって確認しておりますけれども、事故を起こす原因となるのは、やっぱりその人その人の交通安全の意識も大事かと思いますので、先ほど言いましたように、関係機関とタイアップしながら、そういったところの啓発も、学校を通じてでもですけれども、行っていければと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  しつこいようですけれども、支柱からといって大分径がその重みに耐えられるという、何か調査だけでもしてもらえませんでしょうか、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  また、専門業者に確認して、どういったような対応が可能かどうかも含めて調査したいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私から、余計なことに聞こえるかもわかりませんが、やっぱり交差点内最徐行、これは運転者の義務です。見える見えないはその次、私もその交差点に入りますが、本当に右見て、左見て、右見て、左見て、右見て、左見て、それは、出るときにはそういう慎重な出方しかありません。そういうことをみんな、やってくれれば、事故はないんだろうと思います。  もう1つは、標識の関係があると君は言いましたけども、やっぱり最徐行の看板を少しつけたほうがいい、前のほうから。事故多発交差点、そういうこともあります。  公安委員会は、こちらの言うことはあんまりよく聞きませんので、やっぱり自己防衛とすれば、できることは目いっぱいやってみようということにしかならないと思うんですよ。一方的な現象を見て、これが悪い悪いと言っても解決にならないので、総合的に判断しなきゃいけないということが1つ。  もう1つは、東部小学校の近くの事故というのは、交差点が、うちが建ち出したら急に増えましたよね。今はどうなんでしょうか。  5年間というけども、5年間、何年度に集中していたのかな。実は、上市街道、魚津街道の中新の交差点、交差点ができたら事故がばんばん起きました。しばらくたったら落ちつきました。ちょっと様子を見ましょう。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  総合的に、いわゆる交通事故を減らそうというところは私も一緒でございますし、実は27年度に3件連続して起こっておりますので、その年は住宅が張りついた後だったのかなというふうにも今は感じておりますが、いずれにしても危険箇所には変わりないので、また総合的な判断の中に盛り込んでいただければと思っております。  最後の質問に参ります。  ここも地元町内から横断歩道等の要望が出ているかと思っております。  ことし9月6日の19時には、水橋方向から魚津方向へ進行していた車両と山側から海側へ歩行していた方が事故でお亡くなりになりました。大体、同じ時間帯に現場を確認しましたら、このような感じになっておりました(資料を示す)。これも、やはり思った以上に暗いと。また、ここの区域は歩道を、これ、歩道を照らしているんですね、歩道側を。照らしている街灯はあるけれども、車道に照らしているほうはちょっと遠目にしかないんですね。山側には、要は向こう側、これ、海側なので、山側には広い間隔で街灯が設置してあります。今、この渋滞事故が起きております。  それを踏まえまして、(3)滑川富山線の緑町公民館周辺は近年事故が多い。街灯の向きの調整や、山側歩道の街灯を新設できないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  市道滑川富山線の高月町及び緑町地先において、昨年からことしにかけ、車と横断中の歩行者が接触する死亡事故が2件発生し、高齢者の方が犠牲となっております。  この2件の事故は、いずれも夕方から夜に発生していることから、市ではこれまでに海側歩道にLEDの道路照明を新設し、夜間の交通安全対策を図ったところでございます。  議員ご指摘の既存の街灯の向きや山側歩道への街灯設置につきましては、道路照明施設の設置基準等を参考に必要な対策を見極め、対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今、検討していきたいという話なんですけれども、このいわゆるこちら側が現場になったところなんですけども、真っ暗であります。歩道を照らしていて、歩道を歩いている人が急に動いたときには、これで対応できるんだろうなというふうに、もちろん思っているんですけれども、車道側にほかのところは全部車道向きにもついているんですね。なぜかここだけ、こっち側なんですよ。  逆側から写真を撮りましたら、奥側に街灯がついているんですけれども、山側のアパート側というか、集合住宅側には一個もないという状況と、この遠いところに1個、こっちを向いているんですけれども、なぜかこの事故現場のところだけ、車道に向いていないんですよ、一個も。それについて、早急に何とかならないのかなと思いまして、お願いします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  今ほど議員おっしゃられた、どちらかというと防犯灯的な街灯かと思いますが、向きの変更等について再度、夜間、現場を確認しまして、適切な対応等をとってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今、変更等もあり、変更していただいたら、もちろんうれしいんですけれども、山側に新設していただいて、2基ひょって入れてもらえれば、そこで車道は光ると思いますので、それも含めて、本当は新設していただいて増えれば一番地元町内会の方は安心して、何しろ公民館前ですから、本当は、先ほども言ったとおり、市長がおっしゃるとおりなんですよ。結局、その方が本当に気をつけて横断歩道で渡れば済む話だなと思うんですけれども、やっぱり何かの急ぎ事のとき、用事のときに、さっと渡られた拍子に、こういった重大事故が起きているという現状なので、もう一度、しっかりそこの照明の光の当たりぐあいだとか、そういったことを検討していただいて、地元町内会の意に沿うものと、また歩道プラス車道にしっかり明かりが照らされるようにお願いいたします。  事故は、被害者はもちろん、加害者も心が痛みます。行政にできることは、自然と事故が起こらないようにするインフラ整備だと私は思っております。  ぜひ事故ゼロに向けて、今後も改善していただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それでは、質問通告に基づき質問をさせていただきます。  まず第1項目目は、行政評価について質問をいたします。
     自治体に行政評価が導入されたのは、1996年の三重県の事例が最初だとされており、現在まで20年以上が経過しております。行政評価の導入目的としては、職員の意識改革、成果意識の醸成、業務改革の推進、説明責任機能の発揮など、幾つかの効果が期待されるところであります。  平成25年度の総務省自治行政局の調査では、全体で59.3%の自治体で行政評価を導入して、市区町村では82.8%の導入率となっております。  滑川市のホームページに書かれていることを引用いたしますと、限られた財源を有効に活用し、市民にとってどのような成果が得られたのかなどの視点から評価、検証を行い、効率的で質の高い行政運営を実現するための手法の1つですとありました。  また、市では、行政改革の一環として行政評価に取り組み、平成23年度から本格導入したともありました。  そこで、まず確認質問でありますが、この滑川市では、どのように行政評価を行っているのか、そのやり方についてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  本市の行政評価につきましては、基本的には前年度に実施した全事業を対象といたしまして、3年に一度、本評価を実施し、その間2年間は所属長による簡易評価を実施しているところでございます。  本評価におきましては、事業評価シートを用いて、必要性、有効性、効率性、公平性の観点から、所属長において一次評価を行い、その中で評価が低かった事業について、副市長を本部長とし、市幹部職員で構成する行政評価推進本部において二次評価を行い、各事業の縮小・統合等の方向性を判断しております。  直近では、平成29年度に本評価を実施しており、平成28年度の395の事業について、今後の事業の方向性を判断したところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  関連質問を用意しておったんですが、全部説明していただきましたものですから、もう一回確認ですけども、いわゆる推進本部のトップは副市長ということでよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  おっしゃるとおり、推進本部のトップは副市長ということで、市の幹部職員等で構成する推進本部というのを設けております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  それで、そのやり方等を事前に評価シートのフォーマットもいただきまして、見ておったわけですけれども、それで、当初の目的でありました、この次の(2)の質問でございますけれども、この行政評価をどのように活用しているのかということについてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  行政評価の実施結果につきましては、総合計画の進行管理に活用するとともに、翌年度の予算編成等に活用することとしております。  また、各課において、自己評価することを通じまして、所管する事業の必要性や改善点を洗い出し、事業の効率化等につなげるための機会としているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  すみません。一次評価は、いわゆる担当職員がするのではなくて、担当課長といいますか、所属長がやるということでよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  そのとおりでございまして、所属長が評価するということにしております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それは、例えば担当職員と一緒になって、例えば面談をしながら評価するという作業になるのか。はたまた、いわゆる所属長のみがその評価をするのか、どちらでしょうか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  評価者は所属長でございますけれども、所属長だけがというわけではなく、担当者と所属長とで一緒になって評価をしております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  それで、次は(3)の、いわゆる公開ということについての質問でございますけれども、今回なぜ行政評価の質問をさせていただいたのかといいますと、本年10月29日から31日の予定で、4年に一度の姉妹都市交流ということで那須塩原市と小諸市を訪問してまいりました。  那須塩原市では、議会改革についての行政視察を行いましたが、その折に配布された資料の中に、平成29年度那須塩原市行政評価(事務事業評価)の結果についてという表題の資料がありました。  内容は、1、目的、2、行政評価の実施状況、3、実施状況の推移、4、行政評価の結果に基づく検証、5、主な評価結果となっており、A4で22ページの内容のものでありました。  帰ってきてから、那須塩原市の担当の職員や議員の方にいろいろとるる質問をして、確認をさせていただきましたが、那須塩原市では、平成17年度の合併がございましたですけども、その合併と同時に公開しており、毎年3月の市議会定例会の開催前にホームページにアップしているということでありました。  そこで、では本市では、どのくらい行政評価についての情報公開がされているのかなということで、ホームページを確認させていただきましたけれども、例えば、今平成29年度の行政評価の結果ということで、全部で395事業の評価結果が出ておりますけれども、中身ではなくて、いわゆるA、B、Cということの評価結果の一覧表というようなこのような、ちょっと見にくいかもしれませんけれども、こういったものがホームページからは確認をすることができました(資料を示す)。  次に、この平成29年度行政評価、二次評価の結果ということで、今のは別紙1ということでありましたけれども、これは別紙2ということで、主にといいますか、5つの事業に関して二次評価ということで、二次評価結果、事業の方向性とか縮小とか維持とか統合とかという、そういう方向性とコメントが書かれている1ページのものがホームページに公開されている状況でありました。  滑川市の情報公開といいますのは、大体こういったものでありまして、先進市では、今ほど言いました那須塩原市の事例もございますけれども、調べましたら、秩父市ではこの評価シートそのものをホームページで公開しております。  ですから、もう全部見えるといいますか、そういうことが可能な先進市もあれば、やはりまだ公開していない、先ほどの総務省の実施状況は、先ほど言いましたパーセントでしたが、公開しているかどうかということについての情報は掲載されておりませんでしたので、どのぐらいの公開レベルなのか。また、はたまたその公開の内容も各自治体によってばらばらでないかなというのが現状であります。  そこで、私が申し上げたいのは、やはりこういった数だけの評価じゃなくて、先ほど活用の仕方にもあったように、いわゆる予算の増額、減額だとか、そういった形にも活用しているのであれば、やはりこれはどこまでできるかはまた検討していただくことにして、原則、公開をしていただきたいなというふうに思うわけでありまして、実はこの行政評価というキーワードで、滑川市議会の議事録検索をしまして、最初にこの行政評価という言葉が登場するのは、平成21年の6月議会、つまり、今ほどありました平成23年の本格導入に向けてということで、平成21年の6月議会の質疑、答弁の中から、当時の小幡財政課長がこの行政評価についてということで言われております。  そのときの質問者が誰かといいますと、上田昌孝議員であります。市長は議員当時、いわゆる翌年に市長選へ出馬されるわけであります、今から考えますと。その前年の平成21年の6月に、いわゆる財政白書を市職員につくらせてはどうかという質問とあわせて、やはり公開すべきだということで当局をやんわりと追及されておる議事録が残っておるわけでありますけれども、ここにも今の市長の、いわゆる行政の指針といいますか、これが見えてくるわけですね。要するに、そういうものを、これはあくまでも財政白書をつくって、コスト意識をやっぱり職員に持たすべきだろうと。  次に、これをつくって市民に公表し、理解を求めると。非常に当時から公表する、これが非常に大事だということをやっぱり市長、当時の上田市会議員は訴えておられます。  そして、最後にそれが確立することによって、市民と協働でこのまちをつくっていくことが、形ができ上がってくるということを訴えておられました。  やはり、今、市長はこれで3期目で、やはり市民と協働というその言葉がもうこの議員時代から出ているということで、私は、ああ、なるほどなといいますか、それが今、結局、市長の政治信条といいますか、なっているんだなというふうに思うと同時に、ここに出ています、やはり市民に公表し理解をすると、理解を求めると、これがやっぱり求められる姿勢じゃないかなというふうに思うわけでありまして、そこで、3番目の、本市でも公開をすべきであるというふうに私は考えますが、市当局の考えをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  現在の評価結果の公表につきましては、先ほど資料をお示しいただきましたけれども、評価別のA、B、C、Dの件数などの概要に今とどまっているという状況でございます。  二次評価を行ったものにつきまして、広報誌やホームページなどで詳しく載せておりますけれども、それ以外も含めた全事業につきましては、それぞれの評価結果はわからないという状態になっております。それは、事業数が多く、約400事業ありまして、それを全て内容を載せたとしましても探すのも大変ということにもなりますので、今は公表しておりませんけれども、各事業について評価結果はどうだったのかというものは、その事業ごとにお知らせしたほうが、この行政評価に基づく改善の実効を上げるためにも有効であると考えておりますので、今、ご指摘を受けまして、その各事業の評価結果、ちょっとどのような形にするかは、また検討が必要かと思いますけれども、その評価結果をわかりやすくお知らせするように改善してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  非常に前向きなご答弁をいただきました。ありがとうございます。  実は那須塩原市議会は、いわゆる議会改革の全国20位になっている、非常に改革がある意味進んでいるということで、前回の行政視察が余りにも時間がなかったものですから、来月に議運のメンバーと議長と一緒に、もう一度議会改革、今いわゆる条例の検証ということをやろうということで、主にそのことについて訪問して教えてもらうというようなことも計画しております。  せっかくの姉妹都市でありますので、またそのへんはまた当局で検討していただいて、那須塩原市さんにも、どういうようなことをやっておられるのかもちょっと確認していただいて、参考にしていただければなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  それでは、2項目目の質問に移ります。  2項目目は、今の行政評価と同じような内容でございますけれども、教育委員会の事務の点検及び評価についてであります。  ここに平成29年度教育委員会の事務の点検及び評価結果報告書(平成28年度分)があります。これは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、報告書を市議会に提出するとともに、公表も義務づけられておるわけであります。  そこで、質問ですが、この報告書は平成29年12月に公表されておるわけでありますが、これを、この時期を、いわゆる例えばでありますが、我々議員の立場から言わせてもらうならば、決算特別委員会が開催される9月に間に合わせることができないかという質問であります。  どうしてかといいますと、いわゆる決算審査での審査すべき重点事項、2つほど指摘されております。これは、歳入歳出予算額と決算額との比較、それと成果の検証と、この2点であるというふうに言われております。  市民への説明責任を果たすというためにも、ここにも書かれております、市民への説明責任を果たすためにというふうに書かれておりますけれども、その目的にかなうべく、また私ども議員の責任を果たすためにも、9月に何とか間に合わないかというふうなお願いなんですが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  議員がおっしゃったように、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、平成20年度から、教育委員会はその権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、公表することとなっております。  市教育委員会においても、効果的な教育行政の推進に資するとともに、教育行政の実施機関として、点検及び評価について客観性を確保しつつ、市民への説明責任を果たすため、事務の管理及び執行の状況について、点検及び評価を行い、公表しているところでございます。  来年度につきましては、できる限り早く公表できるように進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  大変前向き―と受けとめてよろしいんでしょうか―なご答弁いただきましてありがとうございます。  ちなみに、いろんな、インターネットで各市の教育委員会の報告書がいつごろ作成されているのかなということで見ましたら、確かに滑川市と同様に12月の市もありました。11月の市もありました。しかし、9月4日に公表していたり、お隣の市ですけれども、あることにはありました。  やはり、しかもこれ、外部評価も入っておりますので非常に、そういう外部評価ということも含めてのスケジュール的な問題もあってなかなか大変だとは思いますけれども、ぜひともよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  3項目目の質問に移らせていただきます。  3項目目の質問は、安全・安心について質問をいたします。  9月定例議会に引き続き、ブロック塀の安全点検についてであります。  10月31日に行われた参議院本会議の場で、我が公明党の山口代表は、防災・減災・復興について、政治の主流に位置づけ、防災意識を高める教育を含めて、社会の主流へと押し上げなければならないと力説をいたしました。それに応えて、安倍首相は、防災・減災対策は、人間の安全保障における重要なテーマだと応じ、復旧、復興とあわせて取り組む考えを示しました。  党といたしましても、防災・減災は政治の最重要課題として捉え、国会でも大きく取り上げ、政府を動かしております。  そこで、今定例会で再び質問をいたします。  9月議会でこの問題を取り上げ、質問をいたしましたが、結局判明したことは、通学路に面した民間のブロック塀の安全点検はやっていなかったということであります。  8月27日、28日と、2日間にわたって行われた通学路の安全点検は、学務課長の答弁を読み返しますと、学校からお申し出があった32カ所の中にはありませんでしたということでありました。  6月の大阪北部地震で、児童が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡するという、大変痛ましい事故があったにもかかわらず、学校からお申し出があった、なかったということではなく、教育委員会として点検対象にしなかったことの責任は非常に重いと思います。猛省を促したいと思います。  この後の答弁、学務課長が答えられるかどうかはわかりませんけれども、決して学務課長を責めているわけではありませんので、誤解のないように、教育委員会としての見解をお聞かせ願いたいということで、あの後から、いわゆる通学路に面しているブロック塀の安全点検について、点検は実施したのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  9月議会を受けまして、猛省しまして、市内全7小学校の通学路のうち、学校から報告のあった箇所を中心としたブロック塀の安全点検につきまして、11月21日に教育委員会学務課とまちづくり課にて実施しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  11月21日にやられたということであります。仮にもしやられていなかったら、これはまた青山議員に続いて厳しく追及することになったかなと思うんですけれども、やられたということでありますので、その結果はどうだったんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  今回対象としましたブロック塀は、民有地にあるということから、まちづくり課と学務課、道路側から外見上のみの点検となりました。その中で、一部のブロック塀におきまして、傾き、ひび割れ等の懸念すべき状況が確認されたことから、その対応につきまして、各小学校及び関係各課と協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  この後、いわゆる通学路と、もう1つ、避難路に面したブロック塀の質問もさせていただくことを予定しておりますけれども、これも結論からいいますと、2つとも、私は対応は一緒なのかなと思うわけですけれども、たまたま、私、今回の質問原稿を書いておったその日、12月9日の日曜日の新聞に、つまり8日の出来事でありますけれども、いわゆる国交省が危険ブロック塀撤去補助を拡充するという国交省の方針が固まったみたいな報道がなされております。  9月の議会では、例えば県のいわゆる無利子の融資制度とか、そういうものを検討されているとか、そういうものを紹介するとかというような答弁がありましたけれども、国交省は、いわゆる耐震強度が不足するなど、危険なブロック塀の撤去や改修を促進するため、国土交通省は8日、工事費用の補助事業を来年度から拡充する方針を固めたということで、中略しますけれども、このへんは国の施策を注視していく必要があるかなというふうに思いますし、私もいち早くこういった情報をまた入手してお知らせしていきたいなというふうに思っておりますので、ぜひまた検討していただきたいというふうに思います。  最後に、これは大阪府北部地震で小学校のブロック塀が倒れ、女児が死亡した事故を受けた再発防止策の一環ということで、交付金の使い勝手をよくして、所有者の負担軽減につなげ、危険性の除去に向けた自治体の取り組みを後押しする狙いだというふうに書かれておりますので、ぜひまたひとつ関係機関とも十分協議して、今後の取り組みも速やかな対応をお願いしたいというふうに考えております。  次の(2)の避難路のブロック塀の安全点検について質問いたします。  これも、いわゆる山口代表の質問に対して安倍首相は、通学路、そして地方自治体が指定する避難路についても、要するにそのブロック塀の点検云々というような答弁もなされたものですから、新たに避難路のブロック塀の安全点検についての取り組みについて質問するものであります。  また、11月1日に行われた衆議院予算委員会では、そのブロック塀の安全について、公明党の石田祝稔政調会長の質問に対して、石井国土交通大臣は、ブロック塀の安全対策は喫緊の課題と認識している。国交省は、これまで塀の所有者に向けた安全点検のチェックポイントを公表した。さらに今後の対策として、通学路や避難路の沿道にあるブロック塀に、建築物と同様に耐震診断を義務づけることができるよう、耐震改修促進法等の改正に向けてパブリックコメントを実施しているところだ。あわせてブロック塀の耐震診断や撤去する場合の費用に対する支援も、2019年度予算の概算要求に盛り込んでいる。今後も安全対策について、関係業界や地方公共団体と連携して対応するというふうに答弁されております。  でありますので、この新たに出てきました避難路、このブロック塀の安全対策についてご質問いたします。 ○議長(原 明君)  石井まちづくり課主幹。 ○まちづくり課主幹(石井正広君)  お答えいたします。  自治会単位の各自主防災組織における防災計画では、避難経路等が定められておりますが、避難経路沿いの民有地にブロック塀を設置されているものにつきましては、設置者の責任で点検を行うものと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  きょうの段階では、そのぐらいの答弁しかできないのかなというふうに考えます。もうじき、来年度のこういった予算の概要、あるいはそういうものが見えてきた段階で、また改めて国の指針に沿った形でどう対応していくのかということについて質問をさせていただきたいというふうに思います。  では、4項目目の東福寺野自然公園について質問をいたします。  滑川市のホームページには、標高300メートルの台地に広がる自然豊かな公園です。園内にはパークゴルフ場、バーベキュー広場やSLハウス、芝生広場などがあり、子どもから大人まで一緒に楽しめる施設ですとあります。私も、よくパークゴルフ大会に参加したり、バーベキューで利用しております。
     最近、ある市民の方から、東福寺野自然公園全体をじっくりと散策したことがあるのか。いろいろなものが見えてくるはずだよという謎かけにも似たご意見を頂戴いたしました。  そこで、ある快晴の日に、約半日間かけて公園内を回ってきました。日ごろパークゴルフ場を利用して帰るぐらいでしたので、じっくり見て回って自分なりに気づいたことが幾つかありました。  もし、公園がなかったらどうなるのだろうかなど考えると、本市にとって東福寺野自然公園はかけがえのないものであるというふうに確信をいたしました。そこで、今定例会での質問のテーマにしたわけであります。  (1)最初の質問ですが、この東福寺野自然公園の存在を上田市長はどう受けとめておられるのかについてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  東福寺野自然公園は、今申されましたように300メートルの丘陵地に位置しておりまして、アルプス立山連峰、眼下にはホタルイカで知られる有磯海を望みということですが、ここは海が見える時計台を中心にして見ますと、富山平野が一望できます。そして、新湊、煙突が見えますね。伏木も氷見も能登半島、全部見えます。これ以上の景観はないと思うくらいな風光明媚なところだと思っています。  そして、公園でありますので、公園の代名詞はいつも言っておりますように癒やしです。心を癒やされる、そういうのは公園でありますから、そういう意味では、その中心の目的はすごく達成できるどころじゃない、ほかにはない滑川市の財産だと、このように思っておるわけです。  名前のとおり、自然を満喫できる森林浴も兼ねてはいると思いますし、そして遊園地、子どもと子どもの親がにぎわっております。ふわふわドームもそのとおり、長い滑り台もそのとおりであります。  そしてまた、パークゴルフにおいては、高齢者の皆さんが健康、体力づくりに頑張っておられる。そして、楽しく、すばらしい交流の場になっておるということ、それからSLホテル、バーベキュー広場、ここも全て、人が集まる、人が集う場所としてすばらしいもんだと、このように思っているわけです。  そしてまた、研修所、青雲閣も含めて、ここは研修する市内の小学生、中学生、そして県内の小中学生、あるいは高校生、そしてスポーツ選手もここで泊まっていろんな研修をし、そして、ましてや女子の野球大会の至学館大学がここで泊まったりして頑張ってくれているわけです。  それから、春には自然公園の中でフキノトウが出てまいります。そして、梅の木もあります。そして、ワラビがなっているのをご存じですか。あそこはワラビもあります。そんなことで、自然にも恵まれたところだと思っています。そしてまた、下へおりますと、穴の谷のところまでけもの道があります。穴の谷の水、そして護摩堂の水、これらの背景地も非常にいいと思いますし、東福寺ブドウ園もそばにあるわけです。だから、本当にそういう意味では公園内も公園の外も複合的に見ると、本当にすばらしいなと思わざるを得ない、そんな感じがいたします。  そして、動物は熊も出てまいります。鹿も出てまいります。ハクビシンもいます。イノシシもいます。そんなことで、あそこはやっぱり自然の動物まで遊びに来るところですから、人も動物も楽しむ場所になっていると思います。猿はパークゴルフの球を持って逃げます。私もとられました。  そういう意味では、開発の仕方によってはまだまだ開発して楽しい展開ができるところだと思っておりまして、総合的に見まして滑川市の宝だというのは、東福寺野自然公園だと、このように思っておるわけです。人の集う東福寺野自然公園、これからも頑張って育てていくべきだと思います。ありがとうございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  市長、どうもありがとうございました。  最後に市長は、東福寺野自然公園は滑川市の宝であるというご答弁をいただきました。その宝にもっと価値をつけるための質問をこれからさせていただきたいというふうに思います。ちょっと、時間も迫ってきておりますので、ぱっぱぱっぱと質問していきますので、よろしくお願いいたします。  まず、青雲閣の計画については、前回の質問にもありましたけれども、本年度中に決定ということでありますけれども、その後の現在の進捗状況についてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それでは、お答えいたします。  青雲閣の整備計画は、東福寺野自然公園、不水掛遺跡公園等の一体的な利用を含む計画であり、利用方法、運用面、費用面などを総合的に勘案し策定することとしております。立地環境を生かし青雲閣を整備することで、公園一帯がより活用されるよう、整備方針決定に向けて、関係課と連携し方針案について検討しているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  3カ月前と似たような答弁、ありがとうございました。  では、3つ目の公園内にある岩城家について質問いたします。  この間、散策、半日かけて見たときに、写真を撮ってまいりました。  問題は、この屋根のいわゆるカヤぶきの屋根の状態でありますけれども、調べましたら、8年前に一応ふきかえてはいるんですけれども、今、五箇山でも問題になっているのは、カヤぶき職人が、非常に技術を持っている職人がどんどんどんどん減っているということが大きな問題になっております。  8年前にやられたわけでありますので、今後もうじきこのふきかえの時期が来るのではないかというふうに思いますので、そのへんについて計画がありましたらお聞かせください。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  岩城家住宅は、江戸時代後期の旧野尻村の肝いりであった岩城家を市が譲り受け、昭和51年に東福寺野自然公園内に移築したものでございます。  移築後は、文化・スポーツ振興財団が管理しており、来園者の休憩場所として利用に供するとともに、土間や縁側部分を使って農具や民具を展示しています。  平成27年には、県東部地区の村役人屋敷の特徴を残す建造物として貴重であるとし、市指定文化財に指定いたしました。貴重な文化財構造物であることから、今後も屋根を含め、維持補修し、公開、活用に努めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  今言いましたように、職人が不足しております。そして、計画的に発注をかけないとできないということも考えて対応していただきたいというふうに思います。  次に、バーベキュー広場について質問いたします。  これは、バーベキュー広場の写真であります(資料を示す)。これをごらんになったらわかるように、屋根が非常にさびてきております。改修の時期が来ているのではないかなと。内側から柱を眺めましても、すすとか、かなり老朽化が進んでいるんじゃないかなということで、補修の時期が来ているのではないかなというふうに考えますが、計画をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  それでは、お答えいたします。  バーベキュー広場につきましては、市内の町内会や各種団体のレクリエーション等に利用していただいておりまして、夏休み期間や休日、土曜、日曜などにはたくさんの子どもたちでにぎわっているところであります。売り上げにつきましても、ここ10年間で収入が倍増しておりまして、今後も増え続けることが予想される施設でありますことから、引き続き安全対策を中心に管理してまいりたいと考えております。  また、今ほど議員おっしゃった屋内のバーベキュー施設につきましても、開園当初から40年余り経過したことにより老朽化が進んでいます。今後、施設の更新も含めまして、また皆様に愛される施設であり続けられますよう、対策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  滑川の宝でございますので、ぜひよろしくお願いいたします。  では、これは不水掛遺跡公園展示館の入り口であります(資料を示す)。タイルが剥がれ、一部は浮いてきております。これはちょっとひどいと思います。今後どうするのか、対応をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  不水掛遺跡は、昭和53年に東福寺野自然公園の駐車場増設計画に伴い、発掘調査が実施され、縄文時代の住居跡や多数の土器、石器が出土しております。  調査の結果、県内でも貴重な縄文時代の遺跡であることが判明したため、日本宝くじ協会の全額補助により遺跡の保存整備を実施、昭和56年から展示館を持つ遺跡公園として市民に開放しているところでございます。  展示館は、ガラスケースやパネルを使い、不水掛遺跡をはじめ、市内の遺跡出土品を展示しており、自由に見学もできるようになっています。  展示館の管理につきましては、施設修繕や展示内容は博物館が担当し、入り口の鍵の開閉、電気料、草刈り等は東福寺野自然公園を管理する文化・スポーツ振興財団の指定管理料の中で実施しております。  平成25年、26年に展示内容の見直しや案内看板も新しくしたところでございます。東福寺野自然公園、青雲閣とあわせ、遺跡公園や文化財も適正な、今ほど言われましたタイルの件につきましても、適正に維持管理に努めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君、時間がもうありません。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございました。  とにかく早くタイルをしないと、お化け屋敷みたいになっていますよ。本当によろしくお願いいたします。何しろ本当に宝物ということで、ぜひとも金をかけるところは金をかけて、維持管理をしていっていただきたいということをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時20分からといたします。                 午後3時10分休憩                 午後3時20分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  3番脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  それでは、通告に従い4項目についてお伺いいたします。  まず、大きい1番目の観光についてお伺いいたします。  さきに中川議員のほうから、東加積地区はすばらしいところだと申されまして、そしてまた、尾崎議員からも質問がありましたが、東福寺野自然公園について質問がありました。私もここを質問しようかなとちょうど思っておったところでございますので、多少ダブっておるところがあるかもしれませんが、私の質問に入らせていただきます。  東福寺野自然公園にあるSL列車―蒸気機関車―SLですが、これについて、私は質問いたします。  これは、旧国鉄、1940年に長野工場で製造されたD51260号、通称デゴイチです。35年の貨物輸送に使用され、1976年に引退し、滑川市のほうに翌年、寝台列車と連結され、宿泊設備として多くの方に利用されておるところでございます。今でも聞いておりますと、多くのSLマニアさんたちは見学によう来られるそうでございます。  さきに、東福寺野自然公園の時計台のところで、富山湾に沈むあかね色の夕日を眺めたところ、大自然のすばらしさを感じました。尾崎議員は、昼間見られたそうですけど、私は夜のほう、夕方のほうを見てまいりました。  そこで、そこに沈みかけている夕日、まさにその東加積から見る夕日もすばらしいです。そこの沈みかけた夕日に向かってSLハウスが走り出して、そして夕日が沈む。やがて銀河の世界になっていく。そこへ上っている蒸気機関車を想像しますと、まさに銀河鉄道999を思わせるところでございます。  この2つを融合して、観光について何かできるんじゃないかなと、そう思いますので伺います。  ちなみに、横にある鐘の鳴る時計台、あそこも眺めてみますと、まさに始発駅のそのものに私は感じました。そういったところから、鐘の鳴る時計台の発車駅の鐘でも鳴れば最高だったかなとそう思っております。その3つを観光になるスポットとして考えることはできないかということを私は思いまして、質問にさせていただきます。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  東福寺野自然公園につきましては、市外からも多くの人が訪れる観光スポットで、青雲閣やSLホテルなどの宿泊施設も利用いただいているところでございます。  富山湾を一望できる圧巻のパノラマと能登半島に沈む夕日の景観のすばらしさは、ここ東福寺野自然公園でなければ体験できないものでございます。  この夕日のすばらしさを楽しむイベントといたしましては、東福寺野自然公園を管理運営している文化・スポーツ振興財団においても開催されております、夕陽・夜景のひとときや、有志による夕焼けカフェとフリーマーケットなどもございます。その中で多くの来場者があったというふうにも聞いております。  この地から見る夕日と夜景、そして満天の星空は本市の貴重な観光資源であり、先ほど市長からも、滑川市の宝であるというふうに考えております。  議員からいただきました銀河鉄道999を思わせるSLハウスと富山湾に沈む夕日を融合した観光、そして、鐘の鳴る時計台の時計の音、この3つ、これらを大変夢のあるご提案だと考えておりますので、今後の観光PRの参考とさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  夢がある、私も夢があります。よろしくお願いいたします。  次に、市長の提案理由の説明の中で、今季の道路の除雪について、機動力で効率的な除雪計画を策定したと発表されております。  降雪時には道路パトロールの強化、情報収集や関係機関との連絡を密にし、除排雪に対して、その他、交差点等の除雪、凍結防止など、市民生活や産業の活性化に支障が生じないようにと力強い意気込みを伺いました。  ところで、大きい2番目の私のほうの除雪についてお伺いいたします。  先ほどの中川議員と重なるところもありますが、ここは少し簡単にお答えを願いたいと思います。  それでは、(1)の通学路の除雪について伺います。  昨年、見ておりますと、除雪状況を見ておったところ、小中学校の子ども、特に小学校の子どもですけども、うちの前を通って学校に行っております。ところが、歩道の除雪ですが、子どもが学校に着いたころに除雪が行われた。そういった状態になったかと思います。  そこで、近所の人も言われましたんですけども、あら、何とかせんにゃならんがでないがかのと、こういうことでありますし、この除雪については、いろいろと問題があるかと思いますが、通学路については、除雪は児童・生徒が学校に行く前に何とか除雪をしていただきたいなとそういうふうに思っております。今期の考えをお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  通学路の除雪につきましては、例年、入学前の3月に通学路を把握するため、各小中学校へ調査を行ったうえで除雪計画を策定し、実施することとしております。  また、シーズン中におきましても、教育委員会や学校と連携を図り、適正な通学路の除雪に努めてまいりたいと考えております。  今ほど脇坂議員おっしゃられました家の前につきましては、県道になりますので、また県のほうへ、子どもたちが行く前に除雪をしていただくよう、また要請したいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  よろしくお願いいたします。  私のところでなくて、杉本のほうから北加積小学校のほうへ行くところも、あこも県道でありますので、あこらたへんも、ひとつよろしく考えてやっていただきたいと、そういうふうに思っております。  次に、(2)のところの県道、市道等への横断歩道の除雪について、県道と歩道とのこのアクセスするところ、これが高齢者の方が県道、市道から横断歩道に出入りするときに、雪ででこぼこになっておるところで横断するのに大変苦労されておるところでございます。  特に私、山のほうをパトロールしましたところ、ごみ収集の日、この日に年配の私の親ぐらいの人ですかね、手押し車にごみを乗せて、あこへ何とか出よう、何とか出ようと一生懸命になっておるんですが、これ、またなかなかうまいわけにいかんようなあんばいでございました。そういうことを考えますと、ここばかりでありません。まちのほうでも、ごみ収集所が近くにあると思います。そういったところの除雪について、今季の考えを伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  お答えいたします。  横断歩道の除雪につきましては、横断歩道として個別に除雪を実施している箇所はなく、通常、車道除雪によって実施しているところであります。  これによって、今ほど議員おっしゃられたとおり、路肩には車道の雪が山になり、歩行者の横断に支障を来していることは認識しておりますが、横断歩道は交差点など、必要箇所に多数設置されていることから、雪と汗のひとかき運動など、地域ぐるみでの除雪を推進するとともに、除雪作業につきましても県と連携を図り、交差点付近ではより丁寧な除雪に努めてまいりたいと考えております。  なお、歩道が整備されている箇所につきましては、歩道除雪にあわせて横断歩道の入り口といいますか、部分についてもあわせて、除雪は歩道除雪業者のほうに指導はしているところでございます。
     以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  これについては、十二分に除雪をしていただきたいと、そしてまた、ひとかき運動につきましては、市民の方々にご協力を願わなければ、何も前へ進むことはないと私は思っています。私も同感でございます。  次は、大きい3番目の滑川市の水源について伺います。  私は、滑川市民の大切な水資源を守ることから、(1)の魚津市鉢地内の養豚所について、3つの項目順に伺っていきます。  まず、11月17日、中日新聞を見ますと、岐阜市椿洞の市畜産センター公園で、11月15日午後3時ごろに1頭の豚が発熱し、体調不良の豚が見つかったと。翌16日未明、県の遺伝子検査によって、別の1頭を含む2頭が陽性とわかる。国の検査で感染が確認され、岐阜県は、午前4時半ごろから、公園内にいる23頭の飼育されていた豚のうち21頭の殺処分を行い、同日午後4時に殺処分をした豚の埋却や公園内の消毒など、初動の防疫作業が終わり、約12時間で完了をされております。  簡単に言いますと、11月15日の午後4時に1頭の豚が調子が悪くなって、翌16日の午後4時に埋却が完了したと。約12時間でぴたっと終わったと、こういうふうに書いてあります。  また、公園周辺のほうでは、イノシシの侵入を防ぐ柵がばっちりとされておると、そういうふうに書いてありましたし、また岐阜県のほうにおいても、防疫体制はしっかりしていたと説明されています。また、イノシシが接触した可能性は非常に低いとの見解も示されております。しかしながら、豚コレラは、いつ、どこで発生するか、全くわからない状態です。  滑川市では、魚津市鉢地内の養豚場では、イノシシの侵入を防ぐ対策は全くないのです。防疫体制は全く皆無ですと。この養豚場からわずか数百メートル下流に本市の第1水源があります。しっかりと目配りをしておく必要があるのではないかと思っております。  それで、1つ目のアですが、豚コレラで殺傷された場合の処理についてです。  滑川市では、埋却の場所を聞いているのか。また、殺処分された廃棄物―これは豚が処分されたら何か廃棄物と言うそうです―や豚コレラに感染した豚、それらを移動するときに、市内を通るのか、通らないのか、確認をしておくべきと思うのですが、考えをお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  お答えいたします。  魚津市鉢地内の養豚場に係る県への報告内容について、本市から県に対し照会を行い、去る11月6日付で回答をいただいたところであります。  その中で、埋却の用に供する土地については、他自治体において用地を確保し、移動については自己所有のダンプを利用するとのことであります。  また、移動経路についての記録はないものですが、市内を通ることも想定されています。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  次は、2つ目のイですが、豚コレラで汚染された農場内の消毒物、汚染物の処理についてですが、これも埋却場所を聞いているのか。  また、農場外を移動するときは市内を通るのか、これも同じく確認をいたします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  豚コレラで汚染された農場内の消毒物、汚染物についても、先ほど回答したと同じ埋却にて処理されると考えております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  それは、私も情報を読んだら、そのとおりになっておりました。了解いたしました。  次は、3つ目のウです。  豚コレラが発生したときの地域対応、これは埋めるのはその地域の問題だというふうに、今言われましたけれども、魚津市鉢地内とは行政区が、ここが私のところとは違いますので、それで、生活圏から見ますと、鉢地内よりも農場に最も近いのは東加積地区の大浦地区、そして農場横の県道を生活道としている蓑輪地区、これはみのわ温泉も含めてですけれども、どうなるのか。そういうことを心配されておりますので、住民の安心のためにも、本市への情報の遅延がないように確認しておくべきだと私は思っております。  次に、(2)早月川付近での埋却にされないよう、県のほうに注意喚起をすべきと思うのでということで伺います。  何であれ早月川付近に埋却されますと、廃棄物になった豚、これがあそこにはたくさんおりますので、豚をばしゃっと埋めると、いずれそこから豚の汁、汚染された汁、いろんなものが流れ出て、早月川のほうの地下水にまざるのではないかと、そう思っております。  絶対に早月川付近では埋却されないように、県のほうにしっかり注意喚起すべきだと私は思いますので、その考えをお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫議員、今のウの質問と(2)の質問、一緒の答弁でよろしいですか。ウの答弁は出ていないんですが、ウの答弁、飛ばして2に行かれたものですから、ウの答弁はどうされます? ウと2つ一緒にやってもらいますか、答弁してもらいますか。 ○3番(脇坂章夫君)  先ほどの……。 ○議長(原 明君)  いや、大浦地区、蓑輪地区はどうなるのかという質問の答弁は、まだされておりません。  ウの答弁と、今の(2)の答弁は一緒で。 ○3番(脇坂章夫君)  一緒でお願いします。 ○議長(原 明君)  じゃ、成瀬農林課長、お願いいたします。 ○農林課長(成瀬久之君)  最初の豚コレラが発生したときの地域の対応について、大浦地区と箕輪地区はどうなるのかという質問の答えなんですけども、豚コレラが発生した際には、県や関係機関との連携を十分に図るとともに、地元地区へ速やかに正確な情報提供を努めてまいりたいと考えております。  引き続きまして、(2)の早月川付近で埋却されないよう、県のほうに注意喚起すべきと思うがの答えなんですけども、家畜伝染予防法の規定により、埋却の用に供する土地については、人家、飲料水、河川及び道路に接近しない場所であって、日常、人及び家畜が接近しない場所との制限があること。また、県への報告内容にも、他自治体に確保してあるとのことから、早月川付近には埋却されないものと考えていますが、本市としても埋却されることのないよう、県にさらに働きかけてまいりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  ちょっと順序を間違えまして、申しわけありませんでした。  それで、昨日の中日新聞を見ておりますと、岐阜県においては、8日に同県関市の山中で1頭の豚コレラに感染したイノシシが発見されたそうでございます。これも新聞等々でだと思います。岐阜県においては、もうお手上げの状態でないかなと私はかように思っております。  こういったことで、もし、あっては困るんですけども、この早月川沿いでこういったものを埋却されるということになりますと、非常に滑川市は困惑しますので、そういったことについて、もし市長のほうで何か考えがあれば一言お願いいたします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  岐阜はすぐそばです。情報は、富山県の影響について何も語られていませんが、危ないと思っています。県としっかりと確認をして対応していきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  市長のほうもひとつ、私たちも一緒に頑張りますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次は大きい4番目の市内の湧き水マップについて伺います。  滑川市内の道路で水色の点線が引かれているところがあります。それは、この道路は、富山県が富山湾岸サイクリングコースとして、県内外から富山県を訪れ、富山湾の景色を楽しみながらサイクリングをしていただけるように、湾岸沿いの展望のよいところをコースとしておるところでございます。  区間は氷見の阿尾から朝日町の宮崎駅まで、その区間にある滑川市は湾岸と立山連峰のパノラマが一望できるすばらしいところあります。  海洋深層水のほかに、地元のおいしい湧き水でおもてなしすることはどうかと、私の思いから、市民の大切な地下水のまた管理ができるのではないかとの思いから、質問に入らせていただきます。  (1)湧き水の箇所は何カ所ほどあるのかなと。そういうことでひとつお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  市内におきます湧き水としましては、行田公園内にあります行田の沢清水が、全国の平成の名水百選に選定されているところであります。  ご質問の市内の湧水箇所数につきましては、現在のところ把握していない状況であります。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私が小さいときからの柳原の話をします。  これまでは、今の法澤商店、鈴木商店、ちょうど真ん中ごろに掘り抜きが、水がとうとうと出ておりました。これは、もうずっと下のほうに下がって踏切のちょっと上、浦田鉄工所あたりに今少し出ております。随分と下まで出なくなってきているということが言えると思います。  それから、滑川市のそれを見るときに、まだ、いわゆる水道水を通さないで自然水で生活していらっしゃる方、そこはみんな出るんだろうと、このように思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  行田公園の、あそこの清水のところへ、私、去年の夏に行ったら、行って出てくるまで、蚊に7カ所ほど食われまして、大変かゆい思いをしたことがあります。あそこはもうやっぱりちょっと草を刈って、ちょっと爽やかにされたほうがいいじゃないかなと、おいしい水ですから、人に飲んでいただくときには、ちょっと環境を整備したほうがいいかなと私は思っております。  次は、(2)近年、水位について、これは把握していないということですから、わかるわけありませんわね、水位がどれだけか。  わかりましたら、ひとつよろしく答弁をお願いいたします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  湧き水の水位観測はしていないため、把握しておりませんが、市内には県管理分を含めて、地下水の水位観測する観測井戸を5カ所設置しております。そのうち4カ所につきましては、昭和63年以前から観測しておりまして、昭和63年と平成29年を比較しますと、4カ所全てにおいて、観測井戸で地下水位が低下している状況となっております。  以上です。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私のほうから補足できる部分は、私が農協のガソリンスタンドをつくったときの話です。  滑川には、浅いところの水の層が30メーターぐらいの層が結構あります。それから、70メーター層、70メーターの低いところに大きな水の層があります。そして、今度は100メーターを超えたところに水が豊富に出ます。この100メーター以下のところに出てくる水は、常願寺川から入ってきている水だというふうに言われております。これは、井戸掘りをやっている北陸鑿泉が、あちこちの井戸を掘ってきて、順番に追求しているもんで、間違いないと思っています。  深く入るほど、水の質がよくなっていきます。常願寺川から来ているという110メーター層ぐらいの水は、やかんでお湯を沸かすと、内側に石こうみたいのがついてくると、長く炊いていると。そういう水であります。いい水がそうして浅いところへ来ると、やっぱり浅いほど純水に、きれいな水ではなくなってくるというのは実態だと、このように思っています。  それでも、上層部の水もきれいです。  私、ちょっと話をすれば長いので、今度また委員会でも説明申し上げたいと思います。東海カーボンの地面を水平にカットしたら一番上流部、今KENKO DOMEのあるところ、ばすっと切ったところの壁が大体2メーター50から3メーターありましたけど、田んぼに水が入ったら、ナイヤガラの滝のようにざーっと水が出たもんです。そんなことを考えますと、今は本当に水が出なくなっているということは寂しいことであります。  その水が出て、少し湖みたいになって、今のスポーツ・健康の森の芝生広場の一番下のほうまでずっと少し浅い湖ができていたのを思い出します。生えてきた草は、何時代の草かわかりません、歴史があります。そういう自然の中にある滑川の地下水だというふうにご理解いただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  わかりました。  この水についてですけども、今、市長が言われたように、私は前、会社に勤めておった当初のことから、ちょっと今思い出しましたけれども、常願寺のほうの砂は建設に使うなと一度聞いたことがあります。  なぜかといいますと、鉄分が少しまざっておるよと。それがコンクリートにまざって、鉄筋コンクリートの建物を建てると鉄筋が腐るというふうに聞いておりますので、今は大丈夫だろうと思いますけれども、そういうこともちょっと気になっておるところでございます。  次に、これも今言うた問題と重なりますが、湧き水の地下水、塩水化がなっておるののかなっておらんか、今見たところの5カ所の水位のところで確認をされておるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  地下水等の塩水化調査につきましては、県が年2回10地点で実施しており、調査結果においては、現在のところ市内での塩水化は見られていない状況であります。  なお、5カ所の井戸については、水位を測定するだけの井戸なものですから、ちょっとそこでの水質調査は実施しておりません。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  わかりました。  地下水の深さですけども、何メーターのところ、私、わかりませんが、もし塩水化になっておるもんとすれば、滑川市もいよいよ地下水が塩水化になったかなと。入善、黒部に次いで、あこらあたりはもうなっておりますので、何はともあれ、おか泥を取ると塩水化になるということを含めて、今後考えていかなければならないと、そういうふうに思っておりますので、これをもって私の質問を終わります。 ○議長(原 明君)  本日の会議を延長いたします。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、あらかじめ通告してあります諸点について質問をさせていただきます。  まず、観光振興についての質問をさせていただきます。  午前中の代表質問と若干重なる点もございますが、確認の意味を込めて再度質問させていただきたいというふうに思います。  まずはじめに1番目、ほたるいか海上観光の今シーズンの実績を踏まえて、来シーズンへの取り組みをどう考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  平成30年のほたるいか海上観光は、8年ぶりの2隻体制で乗船者数が1,478人でありましたが、平日の乗船率が低かったことから、平成31年のほたるいか海上観光は、観光客の方々が予定を立てやすいよう、またエージェントが旅行商品として販売しやすいように、運航委託業者である株式会社ウェーブ滑川において、予約の開始日をこれまでの3月1日から1月中旬に早め、平日の予約増加に努めることといたしております。  また、予約方法についても、これまでの電話受付だけでなく、ホームページ上での予約を可能とし、利用者の利便性を図る予定といたしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私も、前々回の6月の定例会において、ほたるいか海上観光における実績の評価、それから来年以降の運航、おもてなしについて質問させていただきました。
     その際、当局からは、まず出航率については、自然相手でありますが、例年並みのことであったということであります。  また、次年度以降の課題は、今ほどもありましたが、乗船者数の増加であるということがまず第一に挙げられており、早い時期からのPRなど、平日の乗船者数を増やすことが特に重要であるというふうな答弁であったと思います。  それから、おもてなしについては、台紙つきの記念写真、それからホタルイカの素干しの提供や漁師さんの協力によるホタルイカの網焼きの提供、これらは大変人気があったと、好評であって、来年以降も引き続き実施をしてまいりたいということでありました。  私は、ホタルイカのボイルを振る舞うことも以前していたということもあって、ボイルの振る舞いを復活させるべきだというふうに主張してまいりました。当時の答弁では、再度検討してまいりたいということでありましたが、もう既に今ほどのお話でありますと、1月中旬から予約を受け付けるとなると、もう既に1カ月先になります。  となれば、いろんな形である程度根固めをしておかないと、間近になってあたふたすることが懸念されるわけでありますが、まず1点目、ホタルイカのボイルについては、来年度行う予定なのか否か、お聞きをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今ほど議員からありましたとおり、ホタルイカのボイル、これはいろんな方からも復活というご意見は伺っております。そういう中で、今、来年のほたるいか海上観光をどうしていくかということは、ウェーブ滑川と一緒になって進め、協議しておりますが、その中でやはりホタルイカのボイル、温かいものを食べていただかないとこれは意味がないということで、その手法についても今現在いろいろ協議しておりまして、そういうことが可能であれば、ぜひまたボイルを復活させたいなとは思っておりますが、今まだちょっと研究させていただいておるところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほどの答弁ですと、1月中旬にはインターネット予約を可能にしたいというお話でありますが、インターネット予約をするということは、もう既に告知PR用のひな形ができたうえでの話であるだろうというふうに思います。  となれば、滑川のこのほたるいか海上観光については、来ていただければこういったおもてなしがありますよという告知も同時にしなければならないわけであって、乗船可能な日数は3月21からというお話でありましたが、PRについては、それ以前に決定しておくべき事項だというふうに思いますので、ボイルは再復活ということで検討ということになりますが、もう既に1カ月前であります。それまでに整うのかどうか、再度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今現在、市の観光課、そしてウェーブ滑川と来年の運航に向けて協議を進めておりまして、受け付けまでには詳細を詰めた状態でPRをしていける状況に持っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひボイルについては復活していただいて、観光客の皆さんをおもてなししていただければというふうに思います。  それでは、次の質問に移りますが、次に、富山湾岸クルージングについて伺います。  富山湾岸クルージングの乗船客数については、市長提案理由説明にもあったとおり、一昨年に比べて、今年度は大きく増加したと。増加した要因の検証と今後の事業展開についてどう考えているのか、伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  富山湾岸クルージングは、平成28年度の3,223人から約2倍の6,527人に増加したところでございます。増加の要因につきましては、運航開始前に市内小学生親子対象の体験試乗会を実施したほか、黒部宇奈月温泉女将の会「かたかご会」や旅行代理店の招待クルージング体験など、メディア取材を活用したPR活動を行いまして、報道等で取り上げていただいたことも大きな要因かと思っております。  また、観光課と株式会社ウェーブ滑川が連携協力して、県内外の旅行会社への営業活動や市内ショッピングセンター、県内及び隣接県の道の駅、サービスエリアにポスター、チラシ等を設置したほか、県内外のイベント等における出向宣伝を行ったこと、それから県内観光協会、観光施設、ホテル、旅館、市内企業や富山市、射水市内の全公民館にも積極的なPR活動を行い、認知度の向上に努めたこともあります。  さらに、クルージングで受付場所をほたるいかミュージアム内にしたことで、運航会社である株式会社ウェーブ滑川の社員がミュージアム入館者等に直接呼びかけしやすくなったこと。また。乗船料を大人1人当たり1,800円から1,200円に見直したことなどが大きな増加の要因として考えられます。  来年度もより多くの方に富山湾岸クルージングを体験していただけるよう、積極的なPR活動を継続し、富山湾岸クルージングだけでなく、ほたるいかミュージアムやパノラマレストラン光彩などのウェーブ滑川が運営する施設とのセット販売を企画する事業展開も考えておりまして、ほたるいかミュージアムなどの施設との相乗効果も期待しているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ありがとうございます。  これにつきましても、ことしの6月の定例会において、私も質問させていただきました。思い切って乗船料金の値下げをして、乗船客数を延ばそうということだったろうと思いますが、私は値下げした分、採算が合うのか、心配して質問をしたわけであります、当時は。  当局からは、波及効果が期待できることから、この湾岸クルージングのPRをしながら、観光客増加の1つの方法として、先ほども答弁ありました、レストラン光彩等々とのセット販売、割引サービスを検討したいという答弁で、今の答弁でもセット販売については行っていきたいということでありました。  これ、実際、現実としてセット販売する予定なのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  これまでウェーブ滑川と協議を進めておりまして、今ほど申し上げましたこのセット販売、これを実施していくという方向で進めております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ、目的がクルージングの乗船ではなかったとしても、ほたるいかミュージアムに来られて、ここでクルージングの体験できますよという職員からのPR、あるいはお土産物を買いに来たときに、チラシなどが張ってあって、ついでにクルージングをしていこうかという観光客も、それ相応にいらっしゃるというふうに思っていますので、ぜひそういったPRは欠かさずやっていただきたいというふうに思っていますし、それ以外にもやはり乗船客を増やすという取り組みとしては、以前からほかの議員さんたちも言っておいでですけども、周遊コースについてもいろんなやり方があるというふうに思います。  今現在の2コースに限らず、貸し切り運航では、また別の形でやっておいでですが、コースについてもしっかりと開拓をしていただいて、それプラス貸し切りによる臨時運航も含めて、幅広く検討していただきたいという思いでもありますが、先ほども課長さんからの答弁で、今シーズンは乗船客数が6,527人、一昨年は3,223人、約2倍に増えたということでありました。増えたからといって喜んでおってはいけない話でありますが、実際の費用対効果を考えますと、まだまだ私は努力していかないと収支は合わないと思っております。その点について、どう思っていらっしゃるか、お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今ほど、人数については6,527人ということでございます。その中で売り上げについては、大人1,200円、子ども600円でございまして、平均的にあれすると、乗船者数1人当たり約1,000円になりまして、収入、売り上げについては約650万円になります。  ただ、燃料費の高騰であるとか、いろんな要因もございます。最終的な決算というのはこの後になるかとは思いますが、費用対効果を考えて、それ以上の乗船をいただくことで、また収益を出したいというふうには考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私、本心で聞きたかったのは、今現在の乗船客数で一昨年から増えたといって喜んでいる場合じゃなくて、どんどんもっと1万人、2万人とまでは言いませんが、乗船客数、お客様を増やす努力が私は必要ではないかという質問をさせていただいたわけであって、1,200円の乗船料金、大人が1,200円、子どもが600円、ならせば1,000円で、6,500人で650万ですと言われても、赤字は赤字なわけであります。  黒字にするには、どういった取り組みが必要なのかお伺いしたかったわけで、それをよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  先ほどの答弁でも申し上げましたが、ウェーブ滑川と市のほうの観光課のほうで積極的なPRに取り組んでおります。  やはり、まずは地道な取り組みというのは必要不可欠だと思っております。その中で観光課の専属の営業員、これも毎日のように地道に各県内、至るところに回ってチラシを配布しております。その成果も大きかったというふうに思っております。  そういう中で、少しでも乗船客を増やす努力に努めまして、6,500人でございますが、それ以上の効果を上げるように、また頑張ってまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  乗船客数を伸ばすには、かなりの営業努力が必要であるというふうに思っています。  私も以前、一昨年ですか、クルージングの際には、やっぱり幼稚園児だとか小学校の遠足、それから中学校、高校の修学旅行だとか、そういったことも含めて、平日使っていただけるお客様の伸び代をちゃんと見極めて、PR活動をすることが大事ですよというふうに言わせていただきました。  改めて聞くことはございませんけども、そういったことも含めて、やっぱり乗っていただく方、それからリピーターの方を増やしていただきたいなというふうに私は思っています。  次に、関連した再質問させていただきますけども、本年度の予算では、観光遊覧船運航業務委託費が約1,100万円であったと思います。これは、ほたるいか海上観光と富山湾岸クルージングを合わせての予算でありましたが、海上観光事業を切り離して単純にクルージングだけの委託費はどれくらいだったのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  すみません。ちょっと今、手持ちの資料はございませんが、クルージングの委託料……。すみません、ちょっと今、手持ちの資料はございません。申しわけありません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この金額についても、私の言いたいのは、観光客数、乗船客数が多くならないと委託料も今後減っていきませんよということを言いたかったわけでありますので、詳細な金額は出なくても、この委託費が少なくなるよう、自力で収入を増やしていただきたいという思いでありますので、ぜひ酌んでやっていただきたいというふうに思います。  それで、今からPRに努めるということでありますが、では、来シーズンも今シーズンと同様の内容、コース設定も含めてですが、行うのか、はたまた新たな取り組みが期待できるのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ほたるいか海上観光の新たな取り組みということでよろしい……。あっ、クルージングですか。  クルージング、2年目になりますが、ウェーブ滑川のほうにおいて、運航会社のほうで新たなものを今現在考えております。一緒になって考えていくと、1年目は最初でございまして、とにかく走りましたが、2年目に移行して、1年目の反省点や課題等も踏まえまして、新たな取り組みも今現在ウェーブ滑川のほう、それから市のほうで一緒になって考えているところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  新しい取り組みについては、まだ4月下旬以降の話でありますので、若干時間はあるかなというふうに思っていますが、それもあっという間にもう3カ月、4カ月もすれば決めておかなければならない事業内容だというふうに思っていますので、そこは、しっかりウェーブ滑川さんと協力をしながら、毎年毎年同じものではリピーターのお客さんは来ないだろうし、物珍しさも少なくなってくるというふうに思いますので、ぜひそこらへんは取り組んでいただきたいというふうに思っています。  それでは、次に関連して、次の質問に移りますが、今度は外国人観光客の誘致について、今後、滑川市はどう取り組んでいくのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  県内主要宿泊施設における外国人宿泊者数は、平成24年が8万1,277人であったのに対し、平成29年は28万2,286人と3倍以上に増えているところでございます。  既に多くの外国人観光客が県内を訪れており、今後さらに増加する外国人観光客を誘致するため、旅行コースの一部に市内施設等が組み込まれますよう、旅行会社等に本市の観光資源のPRと営業活動をしていくことが重要であると考えております。  また、あわせて受け入れ側の体制についても整えていきたいと考えているところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど8万人から24万人、約3倍増えましたよということですが、滑川市に来ていただく観光客数を、延べで年間どれくらいを見込んでの取り組みなのか、再度伺わせていただきます。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほど申し上げた数字、これ、県の数字でございますが、滑川の数字というものは、なかなかちょっとはっきりいたしませんが、滑川市ほたるいかミュージアム、今現在で約6万3,000人の入館者数がございます。  その中で外国人の来館者も増えております。そういう中で、やっぱり滑川市においても、この伸び率並みに外国人が来館していただければというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今シーズンのほたるいか海上観光でも、聞くところによると、外国人観光客の方、1割まではいきませんが、それに近い方がおいでになったということでありますので、それ以外の観光スポットなり、観光についての取り組みについては、しっかり日本人の誘致もさることながら、外国人の方にも積極的に来ていただけるよう取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それでは、次の質問に移りますが、さらなる観光客の誘致を進める中で、本市で宿泊しての滞在型、あるいはほかの市町村との観光地、観光スポットとの連携による通過型の観光客誘致の取り組み方について、今後の展開を伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  本市の宿泊施設を活用した滞在型観光については、観光客の本市での消費や滞在時間の増加に寄与することから、非常に重要であると考えております。  本市の観光資源を活用し、市内宿泊施設の利用を推進するため、平成31年のほたるいか海上観光の予約については、市内宿泊施設とのセットプランを優先して販売するなど、新たな試みを行う予定といたしております。  他市町村との観光地の連携については、富山広域連携中枢都市圏や新川地域観光開発協議会において、互いの観光資源を活用した新たな周遊ルートの造成や県内外における出向宣伝などに取り組んでいるところでございます。  今後の展開については、海外の旅行会社や記者の招聘事業など、訪日旅行客向けのPRをより一層強化し、本市のほたるいか海上観光や富山湾岸クルージング、東福寺野自然公園など、魅力ある観光資源を世界にアピールしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  滞在型、通過型ということで質問させていただきました。  私は、滞在型というのは滑川市に観光に訪れていただいて、滑川市内のホテルや旅館に泊まっていただいて、じっくり滑川を堪能していただくことが滞在型の観光だというふうに思っています。  通過型といいますと、観光バスに乗って、ともすれば宇奈月温泉に行くついでに、ほたるいかミュージアムに寄って、トイレ休憩だけして行ってしまう、こういったことも考えられるわけでありますので、やはり観光客の皆さんに滑川市でお金を落としてもらう取り組みというのは、私は大事だろうというふうに思っています。  先ほど、ほたるいか海上観光については、1月中旬からのネット予約も含めて地元の旅行社といいますか、旅館組合の加盟店に優先的に、特にチケットのほうを予約できるような配慮をしていただきたいなというふうにも思っていますが、再度この件についてどう思っておられるのか、お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  滞在型の観光というのは、重要性は今ほどおっしゃったとおりかと思います。  その中で、地元の宿泊施設、これらを優先して販売するという試み、今回初めてでございますが、ぜひ実施して継続していきたいと。また、これまで宿泊施設、そして飲食店、まず地元のそういうところに利用いただける観光客、そういうところにも、さらにまた広げていくような仕組みも考えてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  このシーズン中前には、平日の観光客がたくさん来ていただけるように、ぜひ取り組みをしていただきたい。  また、くどいようですが、地元の旅館組合の皆様方のお店に宿泊していただける、それから地元の飲食店で食事をしていただけるなど、それ相応の対応をぜひPRしていただきたいなというふうに思っています。ホタルイカに限らず、当然滑川市はホタルイカが一番の観光資源ではありますが、自然景観、あるいは食については自慢できるところはたくさんあるというふうに思っています。  実際に市外、県外、国外のお客様に一度滑川市に訪れていただいて、終わりではなくて、やっぱりリピーターになっていただくことが、私は重要だというふうに思っています。
     通年を通した観光客誘致に向けて、担当課としてどう進めていくべきか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  滑川市は、まず第一の観光、ホタルイカでございますが、そのほかにも湾岸クルージング、そして、先ほど東福寺野自然公園の景観、これらも本市の宝物でございます。そういうものを多くの人にPRしていく中で、滑川市の観光というものを推進してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、年間を通しての観光客誘致ということの関連で、飛行機だとか新幹線、電車、それから観光バス、自家用車など、さまざまな移動手段、交通手段を使って、滑川市に訪れていただけるような仕掛けというのは何かお考えでしょうか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在、富山空港のほうには、デジタルサイネージということで、滑川市の魅力を映像にしたもので提供いたして、そこで見ていただいております。  また、新幹線というところは、ちょっとなかなか今なっておりませんが、今後PRしていく中で、いろんな表示の看板であるとか、そういうものついても当然今後整備していくことが必要になってくるのかなというふうに思っております。  ただ、まず多くの方にPRしていく営業活動が一番大事なのかなというふうに感じております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私ら地元の人間としても、やはり友人のつてだとか、市外、県外の友人だとか、取引先等ございますので、そういった際には地元の飲食店を使っていただいたり、クルージングに乗せたりなどしておられる方もたくさんいらっしゃいますし、担当課としてのPRのやり方もたくさん考えられると思いますから、ぜひそこらへんもまた十分検討いただいて、たくさんの観光客が訪れていただけるよう取り組んでいただければというふうに思っています。  それでは、大きな2番目の質問に移らせていただきます。  子どもたちの安全・安心についてであります。  小学校、中学校の空調設備導入による、今後の維持管理をどう行っていくのか伺いますが、本定例会において小学校空調設備整備事業費、それから中学校空調設備整備事業費、合わせて約4,000万円が予算計上されております。  初期導入については補助金等の対象になりますが、後々のメンテナンスや電気代、いずれ古くなってくれば、導入時期が同じものであれば一斉に故障し始めると考えられます。  今後、相当の予算がとある時期に必要となってくるというふうにも思われますが、それらについての対応をどう考えているのか、お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  児童・生徒が快適な環境のもとで授業を受けることができるよう、市内小中学校には空調設備を整備しております。  設備の維持管理につきましては、定期的な清掃、それから点検等に努めるとともに、設置から年月が経過した設備もあることから、今後、経年劣化によるふぐあいが発生しないように、とにかく早期発見、早期対応を心がけていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど早期発見、早期対応ということでありましたが、誰がそれをやるのか伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  もちろん学校を管理している学校の校長、教頭をはじめ、各教職員の方々にも気をつけていただきたいとは思っておりますが、学務課の設備担当、それから学務課全体でそういったものをきちっと情報集約して、対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、定期メンテナンス等々については、多分専門業者さんに委託されると思いますが、そういったサイクルについては、例えば年1回だとか、シーズン前に1回だとか、シーズン後にも1回するだとか、そういったサイクルについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  必ず業者の方に年に1回メンテナンス、定期点検を行う業務をやっていただいております。清掃業務も稼働する前に必ず清掃していただくというように、そういうサイクルを設けまして、委託しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  設置する空調設備が増えてくると、それ相応にメンテナンスにも費用がかかるというふうに思っていますが、教育予算で今後増えてもいいから維持し続けるために予算措置をするのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  もちろん予算範囲内で対応していきたいと思っておりますが、時として支障が生じた場合は、関係各課と相談し、教育長も含め検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私が懸念しているのは、予算がないから修理できませんというたわ言は言わないでほしいということが1点。機械ですから、いずれ壊れるのは壊れるので、これは当たり前でありますから、壊れたときの対応の初期行動が、お金がないから直せませんというのは、ぜひ言っていただかないように。やっぱり子どもたちも、暑いところで勉強していても熱中症になるだけでありますし、寒いところで勉強していても身につかないだろうし、そういったことも含めて、予算範囲内でということは一切言わずに、やっぱり壊れてしまったものは仕方がないということで、そこは十分後々予算措置をしていただけるように配慮していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  竹原議員にお答えしたいと思いますが、議場でも言っておりましたけども、滑川市の学校だけじゃなくて設備そのもの、市民の皆さんが十分に使えるようにするために、今まで非常にメンテナンスがおろそかであったという反省から営繕課をつくったわけです。そういうことで、ありとあらゆる設備は快適に使っていただけるように配慮したいと、今の議員がおっしゃったとおり、壊れればすぐ対応すると、当たり前のことだと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市長、ありがとうございました。  壊れたらすぐ対応していただくということでありますので、石倉課長、よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。2番目であります。  通学路の歩道における路面のひび割れ、それから路面のうねり、歩道ブロックの破損など、修繕すべき箇所を把握して対応しているのか伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  歩道を含む道路の修繕につきましては、道路パトロールのほか、住民の方からの連絡によって修繕箇所を把握しております。対応につきましては、現場の緊急性等を考慮し、応急対策など必要な修繕を実施しているところでございます。  また、滑川市通学路交通安全プログラムに基づく合同点検結果から、修繕等が必要となった箇所についても、順次整備を行っているところでございます。  なお、通学路には市管理以外の道路もあることから、通学児童の安全確保のため、関係機関と連携を図り、適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  歩道については、私も何カ所か危険な場所はあるというふうに把握しておりますし、市役所前の線路沿いの歩道を今工事しておりますが、以前、歩道に植栽をして長年樹木の維持管理にお金をかけて、今さらになって樹木をこいで、歩道のつけ直しをしております。最初から植栽をせずに歩道をつくっていれば、無駄なお金は発生しなかったとも思う市民の方もいらっしゃるだろうというふうに思いますが。  また、滑川のメーン道路でもある中央線の樹木、これについてもすくすく育って、季節になるとたくさん葉っぱも落ち、ここの歩道も直しても直しても根っこが盛り上がって路面がうねっております。これらについても今後どうしていくのか、再度伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  中央線のケヤキの落ち葉につきましては、今年度購入しました路面清掃車にて定期的にやっておりますが、どうしても晴天といいますか、天候を見て乾いた状態でないと、なかなか路面清掃車での回収もできないということで、ちょっと時期を見ながら対応してきております。  また、歩道等の舗装の持ち上がり等につきましては、以前一度、植樹ますを、ちょっと横方向といいますか、縦断方向に広げて対応してきたところでございます。しかしながら、横断方向といいますか、横方向にはやはりうねりが再度発生しておりますので、今後、木にも優しい歩道づくりがどういったような形になるかということで、ちょっと検討、調査研究といいますか、してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  竹原議員は今、中央線の話を、けやき通りをおっしゃっていただきました。あそこのケヤキ道路は、県の造園組合の会長も、よそにはない美観、景観、すばらしいものだというお褒めをいただいております。やっぱり街路は、そのまちの品格をあらわすと思いますし、場合によっては、金がかかっても残さなきゃいけないものは残していこうと、このような感覚でおります。  ところで、銀座の話をしますが、銀座のヤナギ、非常に歌にも歌われているとおりでありますが、今、銀座のヤナギが3代目か4代目、大きくなり過ぎたら切って、伐採してしまって新しい苗を植えて順繰りにやるという手法もございますので、これからも検討して進めていきたいと、このように思っています。  とにかく、センターラインと両側のケヤキというのは、どこにもあまりない光景でありまして、これは消防署から下の線路までの話でありますので、これは滑川の貴重な財産だと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  景観についてはすばらしいものであるというのは重々承知でありますので、根っこの部分の歩道の持ち上がり、これについては毎年毎年やっても、また修繕しなければならないというふうに思いますが、子どもたち、あるいは高校生の皆さんが安心して歩いたり、自転車に乗ったりできるような対応をとっていただきたいというふうに思っております。  それでは、次の大きな3番目の質問に移らせていただきます。  コミュニティバス事業についてでありますが、コミュニティバス事業の利便性の向上に向けての取り組みについては、以前から何回も質問をさせていただいております。  今定例会において、コミュニティバスの修繕費が300万円計上されています。これは、当局の説明ではバスの老朽化が原因だというふうに伺いました。小出しに修繕をしても、いずれは新しいバスを買うほど修繕費をかけなければならないというふうに考えております。以前から補助金頼みで、バスの更新が計画的に行えているとは感じられません。  いつ更新できるかわからないコミュニティバスをだましだまし走らせるくらいなら、補助金に頼らないで年1台ずつ更新をして、1台のバスを7年償却で走らせれば、予備車、あるいは市政バスとしての活用を含めて、今後、維持管理については改善されるというふうに思いますが、見解をお尋ねします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  コミュニティバスの修繕につきましては、今ほど議員さんおっしゃったとおり、車両の老朽化に合わせまして、走行距離の増加に伴う部品等の劣化により、年々修繕費がかさんできている状態であります。  コミュニティバスの車両の更新につきましては、財源の確保、修繕状況及び走行距離等を勘案しながら、今ほどの議員さんの意見も参考にし、今後、車両更新計画の策定を行う予定としておりますので、計画的な更新に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど、また、計画的にバスの更新を行いたいということの答弁でありましたが、私は何で7年償却かといいますと、確かコミュニティバスは年間7万キロ、8万キロを走行するわけでありますので、それらを含めて修繕費をこんこんと考えたら、乗り潰しを考えたら、極めて無駄なお金が発生するのではないかなという思いで提案をさせていただいたわけであります。乗り潰しを考えますと、当然、維持費も相当かかりますので、いわゆる下取りとしての価値のある間に随時更新をしていけば、初期投資が少なくて済むということであります。  利用者がたくさんいて、収支が黒字になるぐらいなら、そもそも民間業者は撤退しませんでしたし、新規参入も考えられなくはありませんけど、このバスについては市民の足でありますから、絶対黒字になるということはありません。だからこそ、市が責任を持って、高齢者あるいは自動車免許証をお持ちでない方々の交通手段、移動手段として、このコミュニティバスを運行しているはずであります。  年数がたてば、当然外観も傷んできますし、走行距離が増えれば増えるほど、故障のリスクが上がります。利用者も見ておりますと、年々減ってきているような状態で、当然利用者が減れば運賃収入も減ります。  結果、事業の縮小は目に見えているわけでありまして、利用者増に向けた取り組みということをしていただきたいという意味を込めて、次の質問に移りますが、先般、地域交通網形成計画を策定されました。ここでは、運営収支の現状が書いてありますし、市内各ルート別の経費、それから運賃収入、収支率が記載されていました。  当然利用者の多い地域、あるいは少ない地域は、既に担当課は把握しておると思いますが、これからのルート再編、既存のルート以外のルートということであります。ハブ的な役割を持つものは別として、ルートの再編をどうするかという計画には記載はなかったわけでありますが、現行ルートでダイヤ改正があったとしても、利用状況の調査や把握をするだけで、いわゆる新規願客は開拓しない。民間業者で、このやり方で営業をしていれば、とうの昔に潰れています。  いかに新規のお客さんに利用していただけるか、真剣に考えてもらわないと困るわけでありますので、そこで、以前から何度も質問をしておりますが、毎日利用していただける可能性を秘めた新規願客であろう高校生などの学生向けの利便性の向上も、早急に対応できないものかということでお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  本年3月に策定しました滑川市地域公共交通網形成計画におきましては、利用者のニーズに合ったコミュニティバスの運行形態の見直しやフリーパス、回数券、乗り継ぎ割引券の導入の検討を挙げております。  運行形態の見直しとしまして、朝夕の時間帯に直行便など、速達性を重視したルートについて検討することとしております。また、回数券や乗り継ぎ割引券等の導入につきましては、他市町村の取り組みを調査し、導入に向けて現在検討中であります。  今後、学生向けの利便性の向上を図り、学生さんの利用を促進するための事業を、できるものから早急に実施するよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど回数券、それから乗り継ぎフリーパス、これも地域交通網形成計画を見ますと、調査研究、調査研究と、何を調査して研究しているのか、私には全くわかりません。ほかの地域の動向を見ながらだとかって言っていますが、そうこうしているうちに、高校1年生の学生は、高校を卒業して車の免許を持ってしまうわけです。早急に手を打っていただかないと、日常の足として、例えば駅だとかに通学したいお子様、学生が随時随時、毎年毎年変わるわけでありますから、それを指をくわえて、乗っていただけるうちに乗っていただかないと、取り組みとしては棚上げになってしまうのではないかなという懸念があります。  次年度以降、繰り越し検討事項というような解釈で私はいますが、いつまでたっても改善されないというふうに私は認識しております。これ、いつまでこの回数券、フリーパスを含めたもの、調査研究をするのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  フリーパス、回数券につきましては、予算等も絡むことから、財政当局等も慎重に協議しながら、早い時期に実施できればと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  だから、早い時期というのはいつか、私はお尋ねしているのでございます。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  ここでちょっとまだ実施時期を明言することはできませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  何年もかかって、この回数券については検討されておりますので、やっぱり早く実施に向けた取り組みをしていただきたいというふうに思っています。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、次に、大きな4番目の質問に移らせていただきます。  有害鳥獣被害対策についてであります。  午前中にも若干重複した点がございますが、私の質問とちょっと、質問はちょっと違いますので、再度伺いたいと思います。  まずはじめに、今年度導入され、設置したイノシシ対策としてのテキサスゲートの効果、手応えをお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  お答えします。  道路からのイノシシの侵入対策に効果があるとして、今年度設置したテキサスゲートについては、自動撮影カメラを設置し、その効果検証を行っているところであります。これまでイノシシが渡る様子は写っていないものの、地元町内からイノシシが来なくなったとの感謝の手紙やお言葉をいただいており、効果はあるものと考えております。来年度も引き続き、テキサスゲートの効果検証を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。
    ○6番(竹原正人君)  今ほど課長さんからカメラの設置をしたというお話がありましたけども、これについては、ずっとカメラをそこに設置をして、イノシシの動向を確認するという意味合いでよろしいんでしょうか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  カメラについて、設置については有害鳥獣の歩行、移動を検証している最中で、常に設置してあります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  では、後日、映像等を確認して、実際のイノシシが侵入しそうになったものを侵入せずに戻っていったという風景等も確認できるということでよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今ほど議員が言われたとおり、イノシシが写れば、当然イノシシの確認ができるんですけども、今のところイノシシが写っていなくて、タヌキとかほかの動物が写っています。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほど手応えということで、地元の方からイノシシが来なくなったという報告を受けて、大変喜ばれたということでありますが、じゃ、次年度以降、ほかの地区に幾つか設置する予定というのはあるんでしょうか。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  この事業は、国の交付金事業で100%国の事業で、作業については地元で行うという話で、作業については中山間地域の交付金を活用することができます。  それで、ある町内から道路に1つ設置してほしいというような要望は、今のところ出ております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今回の設置を踏まえて、しっかり検証して、いいものであれば、苦肉の策としてグレーチング、テキサスゲートを設置するように、今後もやっていただければというふうに思っています。  それでは、次の質問に移りますが、今ほどの効果等も含めて検証したうえででありますが、今後のイノシシ駆除に対する取り組みをどのように考えているか伺います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  イノシシ駆除に対する今後の取り組みについては、滑川市有害鳥獣被害対策実施隊の協力のもと、おりの増設を行うなど、今後も捕獲体制の強化に努めてまいります。  また、地域住民の協力体制についても、有害鳥獣の出没情報の提供や追い払い、捕獲おり設置場所の提供などにご協力をいただいているところであり、さらに有害鳥獣のすみかや餌となる山里の竹林や雑木林の伐採、里山にある放任果樹の伐採など、有害鳥獣を寄せつけない環境づくりを地域住民とともに進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  以前と相も変わらぬ答弁のような気もいたしましたけども、本年度、産業厚生建設委員会の行政視察では、島根県の美郷町というところに行って、イノシシの農業被害対策について勉強させていただきました。ここでは、農業者と狩猟者が一緒になって駆除班を編成して、わなによってとるわけでありますが、わなによって集積、生体搬送、生きたまま移動させて、捕獲したイノシシは、肉の部分については精肉販売によるジビエ料理の普及、残渣は家畜の飼料原料、皮はなめしてクラフト工芸として活用し、販売している取り組みを見させていただきました。  捕獲したイノシシを、そこでは資源というふうに捉えて、循環型社会を形成していて、かつ環境にも配慮したこの事業体系というのは、参考になるものというふうに感じはいたしました。  ただ、ここ滑川市で、このようなことを単独でするような事業というのは困難であるというふうに認識していますが、近隣の新川地区獣肉加工施設との連携で、少しは先が見えてくるというふうにも思いますが、当局の見解を伺います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今の食肉処理施設の関係の話だと思うんですけども、ことしの5月の神戸新聞にちょっと書いてあったんですけども、全国的に大半の施設が採算がとれていないよと。それでその大きな理由といたしまして、猟師が持ち込む獣肉の質がよくないと。それで、10月から2月にかけてイノシシは脂が乗っていますから、それはもう自家消費に回って、食肉加工処理施設へは持ってきていないと。それと、それ以外の期間だとサイズが小さいとか、銃弾で食べる箇所の肉が傷ついているとか、血抜きがうまくできていないとか、それとか処理施設までの搬送時間がものすごいかかるとか等々で、よって大半の施設が赤字だと聞いております。  滑川市の場合は、先ほど話があったんですけれども、上市町にK・MEATというところがあるんですけれども、そこで食肉処理の実績がわずかにはあります。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私は、とったイノシシをそういった形で食肉に回すという考えは、市として今後どう取り組んでいくのか、展望はあるのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今ほども言いましたとおり、イノシシの肉が大量に出てくるような状態になれば、その時点で、またいろいろなことを検討しなければならないと思いますけど、今現在では自家消費にかなり回っているということです。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほどのテキサスゲートもそうですが、いわゆる追い払いの部類に入るというふうに思います。根本的な個体調整をしないと、イノシシはどんどんどんどん増えていくわけであって、最近も全国的に住宅地にイノシシが舞い込んでくるケースもニュースで見たとおりであります。  滑川市においても、中山間地だけが被害に遭っているかと言われても、今は大分住宅街まで下がってきているのも現実であります。したがいまして、そういったイノシシ対策、午前中、答弁では被害額については、昨年比400万円減ったというふうに見積もりをされておりましたが、中山間地で家庭菜園をつくっておられるお母さんたちにしてみれば、日当を含めれば、かなり高い家庭菜園だと思いますので、それらの被害を足しますと、400万どころの騒ぎじゃないと私は思っております。  大切に育てて、昼夜問わずお世話をした野菜物がイノシシや猿に食い荒らされるというのは、かなりの怒りを持っておいでだというふうに思っていますので、それらを含めて、頼むからイノシシを何とかしてくれという地元の要望がたくさん上がってきているわけであります。  ぜひ、個体調整、これについては猟友会駆除班、駆除隊の皆さんのご協力なくしてはできないわけでありますけども、個体調整もしっかりしていただいて、山里から人里にイノシシが舞い込むことのないように、しっかりと検討していただいて、次の策を打っていただきたいというふうに思っております。ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  本日の会議はこれまでといたします。  12月11日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                 午後4時55分散会...