滑川市議会 > 2018-09-10 >
平成30年 9月定例会(第2号 9月10日)

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  1. 滑川市議会 2018-09-10
    平成30年 9月定例会(第2号 9月10日)


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    平成30年 9月定例会(第2号 9月10日)                  平成30年9月           滑川市議会定例会会議録 第2号 平成30年9月10日(月曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 2 号                       平成30年9月10日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(14名)     1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君     5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    9番 原     明 君     10番 岩 城 晶 巳 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君
        14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                                    上 田 昌 孝 君  副市長                                   石 川 忠 志 君  総務部長                                  膳 亀   進 君  企画政策課長                                岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱                         下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)                           元 起   修 君  財政課長                                  石 川 久 勝 君  営繕課長                                  川 岸 弘 明 君  税務課長                                  伊 井 義 紀 君  産業民生部長                                石 坂   稔 君  産業民生部参事市民課長事務取扱                       藤 田 博 明 君  市民健康センター所長                            結 城 幹 子 君  生活環境課長                                黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱                     澤 口 幸 二 君  産業民生部次長商工水産課長事務取扱観光課長事務取扱海洋資源振興課長事務取扱 網 谷 卓 朗 君  商工水産課主幹                               長 崎 一 敬 君  産業民生部参事農林課長事務取扱                       成 瀬 久 之 君  建設部長まちづくり課長事務取扱                       藤 名 晴 人 君  まちづくり課主幹                              石 井 正 広 君  建設部参事公園緑地課長事務取扱建設課長事務取扱               岩 城 義 隆 君  公園緑地課主幹                               荒 俣 哲 也 君  上下水道課長                                長 瀬   斉 君  浄化槽整備推進担当課長                           石 川 美 香 君  会計管理者会計課長事務取扱                         菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長                              妻 木 朋 子 君  教育長                                   伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱                   上 田 博 之 君  学務課長                                  石 倉 裕 子 君  生涯学習課長                                地 崎 紀 子 君  子ども課長                                 落 合 真理子 君          ──────────◇──────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                                  岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  吉田教育委員長より本日の会議の欠席届が提出されておりますので、ご報告いたします。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  15番高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  おはようございます。  はじめに、先日9月6日深夜、早朝、北海道厚真町並びに安平町を中心とした北海道胆振東部地震の発生により被害に遭われた皆様方やいまだ安否不明者の方々及び死亡された方々には哀悼の意を申し上げ、一日も早い被害者救命と被害地の復旧を願うところであります。  それでは、会派を代表いたしまして、通告をしてあります諸点についてお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。  はじめに、今後の滑川市のまちづくりについて上田市長の考えをお伺いいたします。  市長は今日までの任期中、持ち前の指導力で、市政全般をはじめとして、子ども第一主義を主とした施策や、工業団地の振興や、健康寿命延伸都市を目指し、各種スポーツ施設、スポーツ・健康の森公園や室内練習場など、あわせてパークゴルフ場や公園の充実などをされ、市民の誰しもが高い評価をしているところであり、そこで、滑川市の市街地や市内全般を見極めたまちづくりについてどのような考えをお持ちなのかお伺いをするものであります。  そこで、まずはじめに、本市の市街地は、あいの風とやま鉄道滑川駅、駅前には「歩みいる人にやすらぎを去り行く人にしあわせを」との句碑をはじめとしたおもてなしの言葉が書かれているわけでありますし、近くには、ほたるいかミュージアムやタラソピアといった道の駅、または交流プラザや民間商店街、公園通りやパスタ等の商業地、あわせて公共的な役割の厚生連滑川病院もあり、滑川市の商業集積地として開発、指導してきた経緯もあるものの、今や郊外に大型店の進出が出始め、買い物客離れになっているのではないかと心配するのは私だけではないと思います。  そのほか、富山地方鉄道中滑川駅、あるいはさらしや通りや、常盤町から橋場、瀬羽町、高月までの旧北陸街道沿いは、明治、大正、昭和の時代まで滑川唯一の商業地であったものと思うわけでありますが、今、郊外に大型店舗が進出してきたこと等もあり、その時々の人の流れは変わってきているのが現状だと思います。  何も行政が市当局の責任というわけではありませんが、今後、議会も含め、少しのアイデアや指導力で昔のにぎわいを取り戻す施策ができないものかと思うところであり、今後早急にこの問題に取り組まなければならないのではないかと思います。  特にあいの風とやま鉄道滑川駅周辺、富山地方鉄道中滑川駅周辺には、それぞれ市有地もあるわけでありまして、早急にこれらの整備をも考えるべきでないかお伺いをするものであります。  次に、富山地方鉄道中滑川駅前の用地、JAアルプスの跡地について、我々議会の特別委員会で幾度となく現地視察や研修会を開催し取りまとめてきた結果について、議会特別委員会として提案書を市長に提出したところであり、具体化に向けて、いつごろまでに結果を出し整備ができるのか等々についてお伺いをするものであります。  次に、今、西加積地区、沖田新地内に建設中の大型店の進出についてであります。  当地は今や我が市内で一番の商業集積地となるのではないかと思いますが、この点について、旧市街地との相互関係について影響はないか、またその対策、対応をどのように考えておいでなのかお伺いするものであります。  次に、今建設中の大型店の開発に関してであります。  たしか平成11年に滑川市まちづくり条例が制定されていると思うわけであります。その条例にこの大型店の進出は該当しなかったのか、また、されてもその検討はどのようにされてきたのか等々についてお伺いをいたします。  次に、大きな2番目に、我が市の観光についてお伺いをいたします。  この種の観光については、毎回我々の会派の代表質問にも取り上げてきているところでありますが、それぞれ別の方向から質問をさせていただきたいと思います。  先日、富山市内で我々会派の研修会があり、参加した帰りに富山城脇のお堀の近くで見知らぬ観光客らしい女性二、三人に声をかけられ話をする機会がありました。どうも休暇を取って、新幹線、バスで、東京から北陸、五箇山、富山市、金沢市を回って帰るということでありました。富山市で宿泊して、おいしい魚料理、白エビ等を食べたいなという話もありましたので、我々会派と一緒に食事をとりました。その折、話の中に、滑川の観光PR、滑川のホタルイカや湾岸クルージング等の話をしたのですが、その方々は、ホタルイカは知っていても、富山湾岸クルージングといえば新湊や氷見でないのかという話でもありました。  そこで、改めて、我が市唯一の観光資源であるほたるいか観光を例えば通年観光として、遠方、県外からの観光客対応はどうなっているか。観光船が欠航となる場合、またはせっかく来てもらった観光客の行動、宿泊状況、その方々からの滑川市への経済効果は、官民一体となったPR活動がもっともっとできないものか、もう少し頑張って頑張ってPRをしたほうがいいのではないか等について、改めて考えをお伺いするものであります。  次に、観光船キラリンの有効活用について。  先日、議会で近隣市町村との交流の一環として、上市町議会との交流の折に、観光船キラリンで富山湾、早月川及び上市川河口までのクルージングを行いました。上市町議会の皆さんに大変感激をしていただき、よいPRの機会になったものと思っております。  この観光船キラリンには、いろいろと規制された航路とか許可があるものと思うわけでありますが、以前の質問にあったように、富山湾一円もしくは近県の港までの航路の許可が認可できないものか。また、申請しているのか、申請中となるといつごろまでに? 等々についてお伺いするとともに、私も今回一緒に乗船をさせていただきましたが、現状の設備で安全対策は万全か等々についてお伺いするものであります。  例えば安全策や船内乗務員の指導による指導は徹底しているものかどうかということも、少々不安な点がありましたので、お伺いするものであります。  次に、我が市が観光をホタルイカや観光船に固持せず、ほかの市にない施設や史跡等を一貫して観光コースとしてはいかがかということであります。  先日、魚津新川文化ホールで、滑川市出身、生誕の椎名道三のミュージカルが行われました。私も、椎名道三は滑川市小林、私の地が生誕の地だということもありまして、そのミュージカルにエキストラを小林からも3人、安田からも10人出して、そのミュージカルはどのようになっているのか見てまいりました。大変すばらしいミュージカルだったと思っています。そのとき新川文化ホールに来ておられた観客は、恐らく三、四百人の方がおられたのではないかと思います。  こういった事々を、この新幹線効果に便乗したPR、まだまだそういったようなことが少ないのではないか。あわせて、そういったようなことも含めた米騒動やいろいろな史跡等について、市の博物館を中心にした観光コースも取り入れていかなければならないのではないかと思うところであり、お伺いをするものであります。  次に、今まさに農家の収穫、取り入れの最中の時期となっておりますが、このところ雨続きで品質を大変心配しているわけであります。本年の農作物、米の作柄と鳥獣対策についてお伺いをするわけであります。  はじめに、ことしの夏は大変暑い日が続き、観測史上初とも言われる40度近くの猛暑日が続きました。それらの天候により、米作、米の作柄、収穫期がほぼ終わったてんたかくという品種や、これから収穫が始まるコシヒカリ、また、ことしから本格的に作付されている富富富の作柄について伺うものであります。  この県の農政課挙げての新品種「富富富」は大変前評判がよいということで、今いろいろな話題になっております。  そこで、ことし、一般に市内、県内にこの富富富がどの程度出回るのか、出るとするとどこで買えるのか等々について多くの市民からの問い合わせがあり、わかれば聞かせていただきたいものと思います。  次に、毎年議会ごとに質問になっている農家の一番心配している対策でありますが、鳥獣被害対策についてであります。  私もこの種の問題について幾度となく質問をしてまいりました。今や、山手の農家だけではなく、里近くまで大変な被害を及ぼすような状況になっているのは当局、関係課もご承知のことと思います。  毎年毎回これとした対応が得られない状況であります。しかし、野外しにしておくわけにはなかなかいかない問題であります。毎年毎年このような話をしていると、防護柵とかいろいろな施策を話しておられるわけでありますが、広域的にみんなで県内全体で今検討している等々の話があるのですが、このまま野外しにしていようものなら、また今の状況で行ったら増えるばかり、もう減ることがないような気がするわけでありまして、何かよい施策がないか、できないか、いろいろ行政で、猟友会に属したいろいろな施策も考えておられるようでありますが、できればそろそろ山へ帰ってもらう、また、このいろんな鳥獣被害がほかへ変わるような話、あわせて、鳥獣の中でもいまだに、昨日も夕方、滑川の消防署の旧8号線のあのあたりを通りましたら、雨が降っとんがに、あの電線にカラスが真っ黒になってとまっている。あそこは農家の被害ではありませんが、あそこを行き来する市民、県民の人たちが、カラスのふんやそういうことで大変迷惑している。ああいった事々も市の欠陥として何か考えて、みんな行政の責任だとは言いませんが、何か対策を考えなければならないのではないかと思っているところであり、改めて現状についてお伺いをし、私の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  北海道地震もうずっとニュースを続けています。本当に心配しております。亡くなられた方に心からご冥福を祈りたいと思います。  そして、豊頃町にはすぐ連絡をしましたが、今のところ停電以外の被害は見当たらないということでありましたので、今後も、また何かのときには遠慮なく言ってくれということをお伝えしてございます。  と同時に、翌日には滑川市役所の玄関に義援金の箱を準備いたしました。そういうことで、またたび重なる日本列島の地震、災害に対して、みんなで心を合わせて早い復興を祈りながら頑張っていきたいものと思います。  それでは、高橋議員の代表質問にお答えしてまいりたいと思います。  滑川市のあいの風とやま鉄道滑川駅前、富山地方鉄道中滑川駅前、そしてまちが常盤町から高月までの北陸街道の流れについてのご質問を頂戴しております。  その中にありまして、以前の質問者もありましたのでお答えをしてきたわけでありますが、滑川駅前については、ホテルとか医療とか住宅をもって少し考えてはおるわけです。これも前から言いましたとおり、金融機関も含めて、この対策に協力してもらいたいということで話には行きますが、結果的には決定的な答えが返ってこない。これも何か私、よくわかりませんけども、滑川市のいわゆる市の規模、人口の大きさ、そういうものにもよるものかとも思います。要するに、商業活動においては、採算が合わなきゃ絶対来ないと、これが原則でありますから、このあたりのことも考えながら、もう少し仕掛けについて工夫が必要なものと、このように思っておるわけでございます。  それから、中滑川駅前周辺につきましては、今、質問の中にありましたように、議会からの提案をいただきました。議会の提案は遅かったなと思っています。皆さんもそう思っているんでしょう。アンケートをとったのを発表してから随分たちました。ずっと考えていたわけです。で、このことにつきましては、今間に合ったということだけは申し上げておきまして、貴重な意見を頂戴しましたので、尊重しながら、これも織り交ぜながら、市民の心を大切にしながら案を練っているわけでありまして、いよいよ仕上げの段階に入るということをお伝えしたいと思っております。  地元、そして近隣市町の意見、そして若者の意見、それから青年の意見も伺っておるところでございまして、これに加えて議会からの提案も重ねていただきましたので、いろいろ考えさせていただきましたので、お礼を申し上げたいと、このように思っておるわけでございます。  にぎわいの創出等をいろいろ中心にマスタープランは言っておりますけれども、やっぱり憩い、にぎわい、そして交流の場、いろいろと目的を持って考えれば、いろんな角度で考えることによっていろんな方策も出てくるものと、このように思っております。  そういうことでございまして、このことにつきましては、滑川駅前、そして中滑川駅前については今、鋭意頑張っておるわけでございます。
     滑川駅前については、ちょっと急いだほうがいいのではないかということに対してはちょっと待っていただきたいと思います。慌てないほうがいい。急いでいいかげんなものをつくって後から後悔しないようにしなければいけません。  滑川駅につきましては、滑川駅前土地区画整理事業において住宅街になっておるわけでありまして、住宅としての分割販売をすればあっという間に売れるものと、このように思っております。これは簡単なことで早くなります。でありますが、あの土地は少し目的を持って考えなければいけないと、慎重に考えてみたいと、このように思っておりますので、皆さん方からもアイデア、ご意見があればまた寄せていただきたいし、間に入っていただければなおありがたいと思っています。  さきの中島議長は、ホテルについて一遍紹介してくれたことがあります。それも消えていきました。中島さんは仕事をやっていってくれたわけです。でも、相ならなかったということをお伝えしておきたいと、このように思っております。  次に、2番の西加積地区ということでの質問でございます。  大型店がいよいよ集中してきたということでございましょう。  そこで、西加積の40年前、考えてみてください。あそこはまだ旧8号線は田んぼばっかり。いっぱいありました。そうです。あそこは大型店が出てきた。プラント3が出てきた。その前はほかの業者の名前が上がっていた。反対運動が起きました。高橋議員がおっしゃったように、まちづくり条例で大型店を阻止しようと。これは滑川の商業者が大旗を振ったわけです。そこで議会は、このまちづくり条例で阻止できないかということを決定したわけです。9月議会です。  でありましたが、この市の条例は上位法をまさることはできない。上位法を超えることができない。どうあがいたって大店法に勝てるわけがないのであります。それは法律でありますので、またそのことをこれからも肝に置いてやらなければいけません。  でありますが、阻止するための手段としては、だめだと言われても、このまちの形を考えるときに、条例はだめだとわかっていてもやらなければ、つくらなければいけないものはつくっていきましょう。滑川の意思を表に出す、これが大事だと、このように思っておるわけでございます。  そこで申し上げますが、40年前のこのばらばらの状態だったところが今の集積になっていること、見られたとおりであります。新国道ができまして、プラント3ができました。一番最初はパスタが進出するだけで、今のエールと同じ業者が中に多く入りましたけど、これでも反対です。パスタができました。その後はプラント3。これに大反対であったわけです。  ただし、別の角度で見てみますと、それまでエール1カ所であったときは滑川の物価は10%ほど高かった。消費者物価が高い。値づけが高くもらいたい。もうけていたわけです。ところがその間、滑川の市民は魚津の大阪屋と富山の大阪屋へ行くと。上市のスーパー、森尻へ行くと。いっぱい外で買っておられた。滑川の物価が高かったからです。  そこでパスタが出没しました。そしてプラント3もできました。物価は世間並みに落ちついていると思っています。ところが、相乗効果があって、エールは客が減っておりません。しっかりしていますよね。エールが危ないと聞きますか。だから、これは一考を要する問題でありまして、滑川の商業を守るという観点だけではおさまらない話だと思っています。  全国の市長会の中で講演がありました。ある大学の先生が発表しました。今の時代、商業地、商店街を守ろうとしても無理なところがあるよ。デパート、大型店でワンストップショッピング、全部そろいますよと。そこでいくらあがいても、消費者が選択することでありますから、これを商業地だけの、商店街だけのことにおさめるということは無理じゃないかという説がございます。これも言われてみればそうかなと思います。厳しい話ですが、受けとめざるを得ない部分があるということをその学者が言っているわけです。  さて、西加積が繁栄したその中に、これはしっかりと皆さんに聞いてもらわなきゃいけない。古栃一夫さんがおった。元市議会議員、元県会議員の古栃一夫氏が上小泉に出て、あの周りに商業者をいっぱい呼びました。プラント3の場合は、上小泉のほうに開発会社がありまして、あっせんに出ておって誘導したわけですね。その貢献があって今の大型店が存在している。滑川の業者だったと思います。開発会社、ありましたよね、高橋議員、そうですよね。  それから、古栃さんは何をやったか。いろいろあそこに誘致する場合において、地主とのトラブルもいっぱい出てきます。大きなけんかが始まる。だけど、どれだけ悔しくても、僕は古栃一夫氏を褒めても切りがないのは何かというと、けんかしていて、もうたたき合いでたたかれるような感じでありましても、必ず頭を下げに行って、お願いしますと。彼の頭の下げ方が今の発展につながっていったということを私も目の当たりに見ておりましたのでよくわかります。いくら気に食わなくても、必ず直接会って頭を下げて、説得の結果が今の繁栄のもとにあるということを忘れてはいけないと、このように思っているわけです。一言で言えば、偉いやつやということであります。  そこで、今後においてはということになりますが、今の滑川の商業は製造業の大きさから言うと弱い。ここに7割が市外から来ている。この人たちを捉える商業って何だろうと私は思います。商売は人の集まるところに商業ありという原則があります。みすみすこれを逃す方法はないと思っています。そのことを中心にこれから一緒に考えていこうじゃないですか。力を合わせてこの商業開拓をやっていかなければいけません。  そして、この商業立地でもって活路を開いていく、そういう人たちに対する応援をしたいと思います。若い商業起業家に大きな期待を寄せたいと思っておるわけであります。青年会議所、商工会議所青年部、皆さんの起業家に私らは応援していかなければいけないと、このように思っておるわけでございます。  端的に言えば、いろいろ欲しいものがいっぱいあるじゃないですか。飲食店については中華料理の専門店がない。そして、いわゆる各企業が県外から来たお客さんを招待する料亭がない。これは指摘されておるところで事実であります。滑川に欲しいものがいっぱいあります。また、それを企業を起こして支えてくれる皆さんに対する支援を一生懸命やっていかなきゃいかんと、そういうことを考えています。  そしてもう1つは、まちなかのことになりますけれども、商業はいよいよ三ちゃん商売はなくなっていきます。高齢とともに商売をやめられる。これからも続きます。こういう状態ですね。私、本当に寂しい限りでありますが、この日常最寄り品のお店がしっかりと根づく、そういうまちにならないかなと、このようにも思っているわけです。日常生活を支える基盤がどうしても欲しゅうございます。でないと、ますます空き家が増えるもとにもなってくるわけでございます。  それと同時に、寿命が延びてきておりまして、今、人生100年時代。そこで、最近新しく「人生100歳時代のまちづくり」という言葉が出てきました。このことが新しいと思っています。人生100年の人たちが住むまちづくり。どんなまちづくりにしなきゃいけないか。これをしっかりと考えていかなきゃいけないし、協働のまちづくりを基本にして、皆さんの意見を聞きながら、協働でもってこのまちを起こしていかなければいけないと思っています。  また、一般に言われるヨソモノ・ワカモノ・バカモノがまちを起こすんだというこの一説、大事にしていかなければいけません。若い人たちの意見、とんでもないことを言うなと思う人の意見も、そこに大事なヒントがあるわけです。よそから来られた人が新しいアイデアを出してくれる。そこでまちが栄えている。全国にいっぱいそういうところがあります。  さて、高橋議員におきましては最後の質問を頂戴しました。私は先ほど上位法の話をしましたが、今、大型店と条例との関係はどうなったという話がございましたけれども、1万平米にはあたっていませんので、当局の見解ではこれに今かからないものと思いますし、先ほどから申しましたように、実際の流れはここだけに、この条例だけでおさまらないことになっている、そういうところであろうかと、このように思っております。  私からの答弁はこれだけです。以下、職員がお答えします。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  それでは私のほうから、問2の我が市の観光について、それから問3の農作物の作柄と鳥獣対策についてのご質問にお答えさせていただきます。  まず観光についてでございます。  (1)の我が市唯一の観光資源であるほたるいか観光をどのように考えるかというご質問でございます。  我が市最大の観光資源であるホタルイカを活用したほたるいか海上観光、それからほたるいかミュージアムなどは、本市でしか体験できない全国に誇れる観光であり、今後も本市を代表する観光として引き続き実施していくことが必要というふうに考えております。  それから、ご質問の中で、遠方からの観光客へのPRということでございます。  特に湾岸クルージング等々でございますけれども、観光課職員、それから観光協会、それから株式会社ウェーブ滑川、こういったところと連携協力し実施しておるところでございます。  県内の道の駅、ホテル、旅館業等の宿泊施設、観光案内所、また旅行代理店への営業活動等といったことで行っておるところでございます。  それから、次の(2)の観光遊覧船キラリンの有効活用について、富山湾一円もしくは近県までもの運用ができるよう努力すべきではないかと。また、キラリンの安全対策は万全かというご質問でございます。  観光遊覧船キラリンにつきましては、現在の体制で本年3月から運航を開始し、半年を経過したところでございます。  この間、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージングを実施しておりまして、通常運航のほか、特別運航として、タモリカップや花火大会、ネブタ流しの観覧なども行ったところでございます。また、小中学校の体験学習等においても活用いたしております。  ご質問の富山湾一円や近県への運航については航路申請が必要であり、目的地における船舶係留場所の調整が必要となるほか、船舶が1隻であることから、申請する航路の運航と通常運航との兼ね合いもあり、観光客等の需要を鑑みて慎重に検討してまいりたいと考えております。  現在、氷見市と連携した新たな航路申請に向け関係者間で調整をしており、できるだけ早い時期に実現できるよう努力してまいりたいと思います。  また、安全対策につきましては、ことしのほたるいか海上観光と富山湾岸クルージングにおける課題等を整理し、今回、補正予算にも計上させていただいておりますが、船舶の整備を行うこととしているほか、定期的に船長及び甲板員に対し安全統括管理者による安全教育を実施し、万全の体制に努めているところでございます。  それから3つ目、(3)の我が市の観光をホタルイカや観光船に固持せず、他市にない施設や史跡等を新幹線効果に乗せたPRが少ないのではないか伺うといったご質問でございます。  滑川市には、ほたるいか海上観光や富山湾岸クルージングなどの観光客に感動をもたらす観光資源がございます。しかし、ホタルイカシーズンが限られていることや、観光遊覧船の運航は天候に左右されることもあり、ホタルイカ以外の観光資源のPRについても積極的に行っていく必要があると考えております。  他市にない施設としましては、世界で初めて海洋深層水を使いました体験施設であるタラソピアや、全国でも数少ない高濃縮水を供給できるアクアポケットなどがございます。  また、文化財や史跡といたしましては、旧北陸街道の宿場町として栄えた瀬羽町地区に多くの文化財があり、これらの施設及び文化財につきましては、観光パンフレット「ぐるっと滑川」において紹介をいたしております。  新幹線効果を期待する観光につきましては、新川地域観光開発協議会とも連携しまして、首都圏の主要駅や北陸新幹線の停車駅である大宮駅におきまして出向宣伝を実施しており、観光パンフレット「ぐるっと滑川」などを配布することなどにより、ホタルイカ以外の観光資源も含めたPRを行っておるところでございます。  そのほか、大阪、京都、名古屋など大都市圏の主要駅におきましても出向宣伝を行っておりまして、本市の魅力を発信しているところでございます。  続きまして、3番目の質問でございます。  本年の農作物の作柄と鳥獣対策ということで、まず(1)本年の夏期高温における米作の影響はどうかということでございます。  コシヒカリにつきましては高温に弱い性質があり、ことしは特に出穂期における平均気温が高かったことから、白未熟粒の増加や胴割れなど品質低下の影響が懸念されているところでございます。  一方、富山米の新品種「富富富」につきましては、夏の気温が上がるほど米の成熟を促す酵素の働きが高まり、猛暑でも品質がよくなるという研究結果が県農業研究所から出されており、また、白未熟粒の発生が少ない品種とされているところでございますけれども、今後、品質への影響を注視してまいりたいと思います。  また、新品種の富富富につきまして、いつから出回るのか、またどれだけかというご質問がございました。先ごろ新聞報道等でもございましたけれども、10月11日に全国デビューということでお聞きをいたしております。その日以降、首都圏と県内を中心としたスーパーやデパート等の店頭に並ぶということでございます。  それから、それに先立ち、10月7日には県内で先行販売会ということで、グランドプラザで行われるというふうにお聞きしております。  あと、どれだけかというご質問でございましたけれども、ことしは約2,500トンが生産される見込みと聞いておりまして、そのうち1,000トン以上を県外で販売ということでお聞きしております。  それから、(2)の鳥獣被害の現状はということでございます。  農作物の被害状況につきましては、8月末現在におきまして、イノシシによる水稲の被害面積が506アール、被害金額では531万5,000円となっております。このほかに、猿やカラスによる家庭菜園等の被害を確認しているところでございます。  それから、特にイノシシについてなんですけれども、やはり行政区域を超えて移動するということで被害も広がっておるわけでございますけれども、広域的な取り組みといたしましては、新川地区の鳥獣被害対策協議会あるいは富山広域連携中枢都市圏、こちらのほうとも協議検討を重ね進めておるところでございます。  また、広域的な取り組みというところで、県への重点要望につきましても引き続き行ってまいりたいと考えております。  それから、カラスの対策ということでのご質問がございました。年に一度、一斉捕獲を実施しておるわけでございますけれども、効果的な方法がないかまた考えてまいりたいというふうに思っております。  私からは以上です。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございました。  代表質問ですので、あんまり細かいことを言うつもりはありませんが、一、二点質問をさせていただきます。  市長から、これからのまちづくりについて、いろいろ丁寧に今までの経緯も踏まえて説明をいただきましたが、この点について、私は何も大型店が来るのを阻止しなければならないとかということではありませんし、この時代背景に合った、富山市にしろ、上市にしろ、立山町やこの近隣は全部それなりに大型店が張りついて旧町並みが変わっていっているというのはどこでもだと思っているわけでありますし、既存の大型店が来ているのは、以前の県会議員さんが頑張って頑張ってこられたからというのは、私も市長もその当時おりましたので、その努力は覚えております。  そこで、そういった中ででも、この商圏、商売の範囲がいろいろ変わっていくというのも時代の流れだと思うのですね。民間はこうしていろいろ、ここへ来ると商売になるがでなかろうか、ここへ来ると商売にならんがでなかろうかという地域選定は、十二分にコンサルとかそういうものをとりながらやってきているので、恐らく今、西加積地区もあそこらにいっぱい集められると、滑川市の人口だけでなく、ほかからも人を呼び込めるのではないかという、当然、コンサルの判断もありながらそこに進出しているものと思うわけであります。  それはそれで、あたりが大変にぎやかになるのは、私も、うちも近いし、線路から下までおりてくるよりも、あそこらへ行けば大変にぎやかしいなと思う者の一人でありますが、そうかといって、今までの既存の商店を失うのも、何か後ろめたい気持ちもし、市長もいみじくも言っておられましたが、そういうことも踏まえながらやっぱり対策をお願いしたいという趣旨で質問したわけでありますので、誤解のないようにお願いしたいと思います。  ぜひこれからもその趣旨を踏まえながら、いろいろ指導できるもの、またいろいろ行政としての手助けができるものを議会もあわせてやっていかなければならないものと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、まちづくり条例等につきましても、私もその当時おりましたので、いろいろ市長の言われるとおりであります。大型店舗を何とか阻止せんにゃあかんということは大変激しくて、私も議会におりまして、まだ若かったところでありますが、先輩議員からのいろいろな指導なり何なりもありながらやっていたこと等も今思い浮かべているところでありますが、何も規制をかければ、また法律を決めれば、決め事を決めればそれでいいというものではなく、やはりそれなりにやるもの、またそこにいる者の責任もかかってくるので、今、規制が1万平米以下であったので、特別その範囲に入らなかったということもお聞きし、それなりにこれからのいろいろな情報も視野に入れながら、ひとつ行政としての指導強化にも取り組んでいただきたいものと思っておりますので、よろしくお願いします。  次に、市の観光であります。  今部長から言われましたが、大変難しいと思うのですね。例えばホタルイカにつきましても年間4カ月余り、現場の観光そのものはそれだけなんですが、これを何とかひとつ年間を通して観光客を呼べないものか、こういった事々も大変厳しいところでありますし、それと、せっかく来てもらっても、来てもらったお客さんが有効に間違いなく観光ができればいいけど、天気が悪けりゃ、波が高けりゃ、風が吹けばという事々も自然相手ですからある。こういったことを毎回毎回同じことを言っておるわけですね。  そこで、これは何とかひとつ解消できないものか。今、ホタルイカの味については、プロトンとかいろいろ、今、頑張って頑張って機械も入れながらひとつ解消されて、おいしいホタルイカを食べていただくような、1つの起爆剤になっているのかなと思っているのですが、ホタルイカのとれないときに、県の水産研究所も滑川にあるのですから、このホタルイカにかわるべき魚でもあそこに水族館的に一時的に泳がしておくとか、単純な話ですが、せっかく来る人、最近、たまにあの道の駅を私も通るのですが、県外の車があそこへとまっている。何しに来たのかなと。聞きもしませんが、恐らく滑川はホタルイカとか漁業資源なり、そういった事々の観光ができる地域でないのかなという思いで来ておられる方も多いのではないかと思うんですね。  こういう方々にせっかく来ていただいたのに、ほたるいかミュージアムも頑張って今までやっておられるんですが、その時期その時期、1カ月に1回や10日に1回ぐらい違った、例えば魚介類の1つぐらい入れてはあると思いますが、そういうことや、違ったイベントも一つずつやって観光客に対するPRもできないものか考えてみていただいたらいいのではないかと思っているところであります。  それともう1点は、次は観光船キラリン、先ほども言いましたが、上市の町議会、その前に黒部の町議会もやったときには、天候があんまりよくなくて出られなかったんですが、上市町議会との交流にキラリンも乗せていただきました。先ほども言いましたように、上市町議会の方々には大変感激をしていただいて、これからも滑川はこういうことをやっとるよというPRもぜひやってほしい、またやってくれるものと思っているところでありますが、これは天気がよくてそこへ出られたらいいのですが、出られなかった場合、また、ほたるいか観光も1年、このキラリン、去年からやっておるわけですが、やっている中で、言い方がよくないのですが、船底1枚の下は泳げん者は沈んでいってしまうような状況下で観光をしてもらっている。こういったようなときに、万が一ということになれば安全が一番大事。そこで、あの安全のチョッキも着ているのですが、子どもたちとかそういうものを乗せた場合に、周囲の安全策、こういったものにはちょっと不安があるのではないか。また、乗組員の方々にもう少し安全に対する事前の説明があってもいいのかなと思っております。  これは万が一そういうことがあってはいけないので、念には念を入れながらそういったようなこともやって融通をきかすというのもいいのですが、出発したら、走り始めたら、外へ出てもいいですよ、潮風に当たってもいいですよというのはまことにありがたいことでありますが、そういった配慮をお互いに、お客さんにも来ていただくという配慮がちょっと欠けているのではないかなという感じがしたので質問させていただきました。  次に、このほたるいか観光船に限らず他の施設等々のあれなんですが、先ほども言いました、これから来た人たちに少しでもPRする。私のところの会派でも、東京に行ったときに、東京のアンテナショップにも寄って、滑川市はこういうことをやっているよ、ああいうこともやっているよとアンテナショップの所長さんにもお会いしながらPRをしてまいりました。  そういった中ででも、当然、当局の皆さん、市長をはじめとした方々はそういったPRも十二分にしておられるのだと思いますが、これは議会もあわせて、市の職員もあわせて、どこかへ出る機会にはぜひみんなでその気持ちを持ちながらPRを、これは民間ならテレビか新聞かラジオにチラシか広告を入れればいいのですが、行政はそういうわけにいかないと思いますので、全部でそういった気持ちになってほしいと思っているので要望をしておきたいと思います。  次に、最後のところに、毎年毎年取り上げている鳥獣被害、これは部長も言われましたが、私も広域でみんなやっているというのはわかるのですが、これも私は何回も何回も質問をしております。今や、例えば南部校下、中加積では、もう安田のスーパー農道までイノシシが来て、もう野菜なんか食べられるような状態でない、議員さん、何とかしてもらえんかと。私にイノシシを何とかしてと言われてもどうしようもないのですが、そういう状況は、これは中加積ばっかりでなしに、東加積のあのスーパー農道沿いとか早月も同じだと思うんですね。  そこで、公共的には防護柵とか有刺鉄線はその地区その地区でいろいろ補助金もいただきながらやっているのですが、一般の個人の自家菜園等々になると、そういうものは一切補助金も何もない。そこで、自分の自家菜園でも周りに自費を使って柵をした中で、どちらが鳥獣なのか、人間がその中へ入って畑しとったら、イノシシか猿みたいなもんで、外から見る人は、か、畑の中で何しとるがかと思うような状況で今現実はやっている。これはやはり、広域も大事ですが、地域で何とか守れる方法はないのかということもみんなで考えていかなければいけないと思います。  以前、この質問のときに、言っちゃ悪いのですが、どこかで一回餌をいっぱいやって、そこで集中して囲えばいいがでないがかと言ったら、当局の皆さん方はみんな笑われたんですが、やっぱりそれくらいの気持ちがないとなかなか解決できないのではないかなと。いろいろ聞くところによると、どこかの市町村では徹底してこれらを、恐ろしがらせるような方法を考えて今やっとるんだと。これ、鳥獣であってでも、自分の身に危機が迫るとそこへはおりてこない、これが動物の本能的な性質だということでありまして、そういうことも踏まえながら、それはこれからも考えていっていただかなければならないのではないかと思うので、これらの要望、意見についてもし意見がありましたらよろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  多岐にわたりご質問いただきましたが、まず観光ということでございます。  ホタルイカ以外の時期の観光についてということでございます。  今、議員さんの中にもございましたけども、プロトン、あるいはほたるいかミュージアムにおきましてほかの生物等も展示いたし、観光客の皆さんにごらんいただいておるわけでございます。  ただ、それだけではやはり心もとない部分もございますので、今後また新たなものがないのか考えてまいりたいというふうに思います。  それから、キラリンに関してでございます。  せっかく滑川においでになられたのに、天候の関係で乗船できないといったこともございます。市のほうといたしましては、今後、クルージングだけではなくて、また何らかのセット販売といったことも考えてまいりたいというふうに思います。  そしてまた、おいでになられた観光客の皆さんにできるだけ満足してお帰りいただくよう努めてまいりたいと思っております。  それから、観光遊覧船キラリンの安全策ということでございます。  私どもでは、現段階では大丈夫というふうに思っておるわけでございますが、改めていま一度確認をしてみたいというふうに思います。  それから、安全教育に関しては、これは非常に重要なことでございますので、今後も徹底してやっていきたいというふうに思います。  それから、鳥獣被害ということでございます。  家庭菜園に対する助成はないのかというお話でございますけれども、今現在そういったものはございませんで、今のところは考えていないわけですけれども、そもそもそういった被害が少しでも軽減するように、先ほども議員さんからお話がございましたけども、先進事例をまた研究させていただき、できることから始めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  いろいろ私も、もう数いっぱい言ったので、なかなか具体的なものはありませんので、いいアイデアも言いませんでしたので、ああ、それはいい、それはやりますということがなかったので残念なんですが、ひとつこういったような事々が、すぐに結論の出るような話ばかりでないので、ぜひこれからもこの点についてのご検討をよろしくお願いし、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、日本共産党議員団を代表して質問いたします。  今回も一問一答形式でやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。  はじめに、防災・減災対策についてであります。  今、高橋議員の代表質問にもありましたけれども、全国各地で多くの災害が頻発いたしております。滑川市でもせんだっての台風被害というのがあったわけですけれども、改めて日本は災害列島だなという思いを強くしているわけでありまして、まさによそごと、人ごとではないという思いを強くするわけであります。  7月5日の豪雨による一連の対応ですね、この際の対応について、先日の全員協議会で報告がありました。7月5日の午後からの豪雨によって上市川の水位が上昇して、18時48分に避難準備・高齢者等避難開始、この情報が発令されたわけであります。  先ほど申し上げたとおり、最近の全国で数多く発生しているこうした災害を見ておりますと、今回の7月5日の豪雨に対する市、それから住民の対応ということを考えると、今後の本市の災害対策にとって貴重な経験になったのではないかというふうに思います。  幸いなことに大きな被害はなかったわけですけれども、これまでやってきたような、いわゆる訓練というよりはまさに本番、被害はなかったけれども本番になったと、こういうことであります。  ですから、今回の経験をさまざまな観点から検証して、行政ももちろんですが、住民の側もここから教訓を導き出さなければならないというふうに思うわけであります。  そうした観点から、基本的なことについて幾つか質問をいたします。
     まず、報告によりますと、この日19時1分に開設された避難所の田中小学校と南部小学校の体育館には合計34人の方が避難されたということであります。18時48分に滑川西地区、中加積地区、西加積地区のそれぞれ一部に先ほど申し上げた避難準備・高齢者等避難開始の避難情報が出されたことに伴うわけでありますけれども、実際に避難された34人という人数を当局はどのように見ているかということについてであります。端的に言えば、多かったというふうに見ておられるのか、少なかったと見ておられるのか、対象とされた方を考えるとどうだったのか、この点についてまずお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  それではお答えいたします。  去る7月5日の豪雨によりまして避難準備・高齢者等避難開始を発令し、田中小学校体育館、南部小学校体育館を避難所として開設をいたしました。避難者数につきましては、今議員言われたとおり、田中、南部合わせて34人ということでございます。  そこで、避難に関する情報につきましては、避難準備・高齢者等避難開始、また避難勧告あるいは避難指示の3段階があります。  今回の避難準備・高齢者等避難開始は、まずは避難に向けた準備を、そして高齢者等の避難行動要支援者の皆様には避難の開始を呼びかけるものでございます。  結果として上市川の氾濫には至りませんでしたけども、この高齢者等避難開始の発令となった町内会には、これは年齢だけの単純な数だけでは判断できませんけども、80歳以上の方が379人おられます。避難された割合で言いますと9%。また、75歳以上では660人。率にしますと5%となります。  こういったことから、避難準備・高齢者等避難開始をはじめとする各種の情報につきましては、その内容、何を意味しているのか、また行動の仕方、どう動くべきか、こういったことをさらに周知する必要があると考えているところでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今ほど75歳以上、80歳以上のそれぞれ人数をお答えいただきました。これから見ると、やっぱり対象とされる人は全体から見たら少なかったというふうに見ておられるんだろうと思います。  そもそもこの避難準備・高齢者等避難開始ということになったのは、見ますと、平成28年の台風10号による水害で、岩手県の高齢者施設で適切な避難行動がとられずに多数の犠牲者を出したということから、高齢者等が避難を開始する段階であることを明確にするために、従来の「避難準備情報」というのを、この「避難準備・高齢者等避難開始」に名称変更したというふうに聞いております。  その趣旨に照らせば、高齢者等、あるいは高齢者だけではなく、さまざまな避難に困難を伴うあるいは時間がかかる方が避難を始めていただくための情報であったというふうに思います。  全国の災害もあったことから、メディアでは、今部長に答えていただいたさまざまな段階の避難情報、これは何を意味しているのかということも盛んに取り上げられるようになりました。しかし、私どもも含めて、従来からこの避難情報、それぞれの段階の情報についてきちんと認識をしていたかというふうに言われると、正直言って心もとないところがある。住民の皆さんもそうであろうというふうに思うわけです。ですから、今回のこの経験を踏まえて、先ほど申し上げた、繰り返しになりますが、行政も住民の側も情報をきちんと捉える、理解をするということがますます必要になってくるというふうに思うわけであります。  次に、今のに関連をするわけですけども、この避難準備・高齢者等避難の発令時期の問題であります。  報告によりますと、今回の場合、避難判断水位、上市川の場合は3.4メートルを超えたのが16時20分とお聞きしております。この避難判断水位は、その名のとおり、避難情報発表の目安になる水位だというふうにされているようであります。しかし、実際にこの避難準備・高齢者等避難が発令されたのは、3.4メートルを超えた16時20分の約2時間半後、18時48分でありました。  この避難情報の趣旨、部長も答えていただきました。私も申し上げたとおりなんですが、内閣府が定めております避難勧告等に関するガイドラインでは、判断基準の基本的な考え方として、「避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告の発令基準の設定にあたっては、避難のための準備や移動に要する時間を考慮して設定するものとする」と、このようにしております。  また、ガイドラインでは、判断基準の例として、「避難判断水位は、要配慮者の避難に要する時間等を考慮して設定された水位であることから、この水位―つまり避難判断水位ですね―に達した段階を判断基準の基本とする」と、こうされておりました。  こうした点から見ると、今回の場合、もっと早い段階で発令すべきではなかったかというふうに考えますけれども、この点についていかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  7月5日のときは、議員言われたとおり、避難判断水位3.4メートル、これが午後4時20分で、避難準備・高齢者等避難開始が午後6時48分ということで発令をしております。  この避難判断水位につきましては、当然、この数字だけを見ておるわけでありませんので、当時の上市川の状況、これは下流のほうから水位計のあります交観橋のほうまでパトロールして、現地の状況を見て判断をしたわけでありまして、今後につきましては、今議員言われたとおり、水位の目的、これがありますので、今回を検証してまた次につなげていきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  水位だけではなくて、さまざまな条件を見ながらということなのですが、報告では、避難判断水位を超えた16時20分以降、18時10分がピークで3.72メートルになったと、このようにお聞きをしております。  避難判断水位を超えた後も、発令はされなかったけれども、実際には水位が上昇していたということではないでしょうか。そういうことから言うと、率直に言って、やっぱり遅かったと言わざるを得ないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  数字だけから捉えますと、やはりちょっと遅かったというふうに捉えるところでございます。  ただ、現場の交観橋へ行きますと、水位、今どれだけに来ているか目で確認するスケールがついております。当時は、その現場の水位の状況、現地の状況、これも見ながらしたということでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほどご紹介したとおり、内閣府のガイドラインでは、避難判断水位を判断基準の基本とすると、このようになっているわけですが、それでは、もろもろの条件を見て判断と、このようにおっしゃったわけですが、滑川市において、例えばこの避難準備・高齢者等避難の発令の基準といったようなものはつくられているんでしょうか。事前に設定されているんだと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  具体的に何.何メートルになったら出すというような設定はありませんので、水位、それから今後の雨雲の動き、気象情報ですね、そういったものを現地も含めて総合的に判断するということになっております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  総合的に判断はそうなんでしょうけど、滑川市の地域防災計画では、これは避難勧告等の基準というのは決められていますよね。今の避難準備・高齢者等避難開始では、上市川、沖田川、中川、早月川とかについては、@として大雨洪水警報が発表されたとき、Aとして各河川の指定する水位観測所の水位が氾濫注意水位に達し、さらに同観測所の水位が上昇しているときと、このように書かれております。防災計画の651ページです。これから言うと、避難判断水位よりもさらに前の氾濫注意水位、上市川の場合、交観橋では2.7メートルというふうに設定されておると思います。防災計画に基づくとなれば、この時点で既にこの発令の基準というものに達していたのではありませんか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  そのとおりでございます。今後は、こういった情報を適切な時期に出せるようにまた対応していきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そのとおりですとあっさり言われると、ちょっと拍子抜けしてしまいますけどね。  この防災計画では、さっきおっしゃった避難判断水位に達してさらに上昇しているときというのは、避難勧告を出すと、このようになっているんですよね。ですから、この計画に基づいた基準で言えば、この間の発令も、避難準備じゃなくて避難勧告にあたっていたのではないかと思いますが、いかがなんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  そのへんも含めまして、総合的に今、幾つか課題もありますので、そのへんはしっかりと対応をしていきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほどから再々紹介しておりますとおり、内閣府のガイドラインは空振りの事態を恐れるなと、このように書いております。  今回のことを参考にいろいろおっしゃるわけですけれども、防災計画で基準が定められているのに、その防災計画に基づいた判断なりというのが出なかったということは、率直に言って、計画が計画だけになっているんじゃないかと思わざるを得ないんですが、いかがなんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  ただ1つ、それぞれの水位の基準があります。先ほども言いましたけども、現地へ行けば何.何メートルはどれだけかというものがはっきりと目に見えるわけでして、当時判断したのは、現場の状況と照らし合わせて判断をしたということで、今後はそのへんについてもまた検証していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ということは、そこの観測所の水位計とそれぞれの決められている氾濫水位、危険水位とか、そういったものとがうまくマッチしていないということなんですか。実際には大丈夫なんだけど、危ない水位ということになっているということであったら、それも含めて見直しをしなきゃならないんじゃないかと思いますが、計画は計画でそのまま行っているわけでしょう。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私が発言すると少し問題が残る発言だとわかっていてしたいと思います。  これは過去、私が市議会議員になった平成元年から、川の水位をずーっと30年間見守ってきました。過去の水位から見ると随分低い水位であったということが1つです。現場主義で行けば、現地確認すれば、ウェザーニュースあたりの情報だけで動けないんじゃないかと。いたずらに騒がせるのも問題であろうかと、このように思います。  もう1つは、上市川は上市もダム管の問題が1つ重なってまいります。そこで、今回の7月2日は、いわゆる白岩川と上市川が危ないと。特に白岩川が危ないから上市川も警戒せよというニュースが流れております。現地を回ってきました。上市川も早月川も、横の草の隠れぐあいを見ますと、水位はそれほど上がっていなかったということを、目視の段階であります。  そこで、担当課と話をしておりますが、今後は土木職員と対策本部と連携しながら、現地の確認は現地で確認するという担当を決めて、しっかりとその確認のうえで判断をしていきたいと、このように思っています。  ところが、あの日は私もパトロールに出ました。出ましたけれども、いわゆる現地確認を優先するという気持ちで出たんですが、出た途端に雨足がもう既に弱くなってきております。空が明るくなってきています。ですが、雨も雪もそうですが、山雨、里は降らない。そういうことが起きます。  川の水のあふれ方、過去30年間見ていると、おおよその方向が見えてくる。最近の天候は変わっているということは誰も言いたいところでありますけども、滑川の今回の雨は、そういう意味では、私の経験から言うと、オーバーな情報はかえって混乱になるという判断もしなければいけない。常に現場をしっかりと確認したいと思っています。  ところが、今回の雨でもそうです。沖田川が水位を少し超えました。ここは石積みの一番上の丸い石が半分隠れてもう超えそう。今回は角のブロックの1つ半低い位置で水位を超えたということになっています。沖田川の水位は高くなかった。現地の確認をしながら、そしてウェザーニュースも参考にしながら総合判断をしていかなきゃいかんと思っています。  ところで、古沢議員がおっしゃるとおり、日本列島、危険があります。だから、事前の避難勧告あたりはしっかりとしていくと。無駄があってもいいとは思っておりますので、そのあたりを、今回のことも踏まえながら、今後については、いわゆる基準、基準とあなたはおっしゃいますが、基準の確認もしながら、県の防災課とも話をしながら、上市のダム管とも協議しながら正しい方向を見つけてまいりたいと、このようにも思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ということになると、市長がおっしゃることをそのまま受けとめるとすると、上市川は県が管理している河川でありますが、立山土木ですけどね。これの水位でそれぞれ水防団、待機水位とか氾濫注意水位とかいろいろ決められておりますね。これの水位は現実と必ずしも合っていないと、こういうふうに理解しておられるということですか。そうであれば、しかるべき見直しというか、この防災計画もそうですけれども、そういうことが必要なのではないかと思いますが、これは県も絡むことですから何とも言えないのかもしれませんけれども、そういう見直しということも含めた対応が必要ではないかと思いますが、どうですか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今、古沢さんがおっしゃったとおりです。というのは、上市のダム管は操作できますね。人為的な災害にならんことを私は願っております。そして、ダム管の放出の仕方によっては、より安全に管理ができるものと。これをあわせて県のほうに申し上げたいと、このように思っているわけです。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  後ほども申し上げますが、防災計画、昔と言うと語弊がありますけど、防災計画をつくったら10年間ぐらいほとんどさわることがなかったんですよね。  後で見直しの話もさせていただきますが、最近はそういう意味で言うと、ことし、この防災計画は津波の問題で一度修正をしておりますね。全国各地のいろんな経験からその見直しというのが頻繁に必要になってきたんではないかと、このように思いますから、計画が計画だけにならないようにぜひお願いをしたいというふうに思います。  またこれも書いてあるもののとおりだとおっしゃるかもしれませんが、素朴な疑問として、さっき発令の基準もお聞きしましたが、発令をするというのは、これは市長の権限で発令されるんですよね。災害対策本部とかというのは今回の場合はつくられたんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  本部は立ち上げてはおりません。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そうすると、例えば消防団とか、そういったことに対しての連絡、後でまたお聞きしますが、そういったことも行政から、対策本部ということではなくて、市長部局という立場でさまざまな連絡をとり、あるいは発令をされたと、こういう理解でよろしいですか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  はい、そういうことです。消防団のほうも、3つの分団に対しては待機するよう指示をしております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  しつこいようですけれども、計画、実態に即してという言い方が適当なのかどうかわかりませんけども、それと空振りを恐れずということも含めてぜひ、この後の、検証もしておられるというふうにお聞きしているんですけども、検証していただいて、今後の対策に生きるようにしていただきたいというふうに思います。  続いてですけども、今の問題とももちろん関連をするのですが、先ほど住民の認識の問題もありました。住民の皆さんへの連絡はちゃんと行ったのかというようなことであります。  お聞きした報告では、緊急速報メールあるいは防災行政無線、ケーブルテレビ、広報車で周知を図ったというふうにされているわけですが、しかし残念ながら、日ごろからのそういう危機意識が薄いということもあるのかもしれませんが、対象とされた地域でも発令を知らなかったという方が少なくないというふうにお聞きをしております。  それから、防災行政無線も私の認識では、放送自体が遅かったのではないかという思いを私は持っているのですが、この点についても確認をしたいと思いますし、それから、再々言われておりますように、私も何度も指摘しおりますように、あの天候状況のもとでは、屋外スピーカーでの放送ではうちの中に届かないというのはこれまで何度も指摘をされてきているわけであります。  とりわけ今度の場合は、高齢者等に先に避難行動をとっていただくというのが目的の発令でありました。そうした皆さんへの周知に問題はなかったのか、この点での反省点はないかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  住民への周知につきましては、さまざまな手段を駆使して周知する必要があると考えております。  今回は、緊急速報メール、防災行政無線、市のホームページ、ケーブルテレビ、広報車などで周知をいたしました。  また、高齢者等の避難の際の要支援ということで、情報が伝達されますよう、町内会長あるいは民生児童委員へ連絡したところであります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  各種団体、それから防災行政無線ですね。何時にどのように連絡したのかということはわかりますか。細かい話で恐縮ですが。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  その何時何分、ちょっと細かい数字まで今手元にデータがありませんが、今回、恐らく滑川市で避難所の開設というのは初めてだったということだと思います。そういった意味では反省すべき点、今、情報の出した時間とか言われましたけども、それも含めて次につながるようにしていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  周知は最も大切ですよね。その点では、やっぱり受け手側も送り手側も準備不足といいますか、そういったものがあったと言わざるを得ないなというふうに思っております。  緊急速報メール、今、大抵の方が持っておられますが、高齢者の中にはそうでない方もおられる。それに対応できない方もおられるということも常に念頭に置きながら対応が必要だというふうに思います。  防災行政無線も屋外スピーカーでは不十分だということも申し上げてまいりました。戸別受信がどうしても必要だというふうに私は思っています。  いわゆる防災ラジオが、多分二千数百だったですかね、配備されていると思いますが、この3月議会でデジタル化にあたっての質問の際にこの点も質問をいたしました。そのときには、今の防災ラジオでデジタル化後も対応できるような方法がないか検討したいとお答えいただいたというふうに思うんですが、率直に言ってそう簡単ではないんじゃないかなというふうな思いを持っているのですが、いずれにしても、戸別受信はぜひ必要だというふうに思いますし、受信機を持っていても、送り手側、情報を送る行政側の努力とタイミング、こういったものも含めて努力を怠ってはならないというふうに思いますが、その戸別受信の件と情報を送る姿勢についてお答えいただけないでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  まず情報の件ですけども、やはり情報というのは、正しく、早く、わかりやすく、こうでなくてはならないというふうに考えております。  今回検証した中にも、あらかじめどういった場合はどういった放送を流す、これはもうパターン化しておくべきだということで、適切な時期に、もう開設するよう決まった時点で無線を流す、情報を出す、こういうふうにしたいと思います。  それから次、ラジオの件ですけども、今ちょうどデジタル化に向けての設計を行っております。その中で業者とも協議しておりますが、現在のラジオが使えるということで、ただし、国のほうの許可といいましょうか、認可をもらわなくちゃなりませんので、できるだけ長く使っていきたいということを考えておりますので、国のほうへはまた要望していきたいと思います。  またあわせて、現在、二千数百戸に行っておるわけですけども、これをまたさらに使えるとなった場合にはPRしていきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひきめの細かい対応で、こういったものを使っての訓練といったことも必要だというふうに思いますので、お願いしたいと思います。  次に、今までの話とも関連をするのですが、今ほど各町内会、その他の団体へ連絡をしたと、このように答えていただいたのですけれども、どういった団体というところはわかりますか。町内会あるいは高齢者等という場合には老人クラブ等も対象になったのかどうなのか、こういったことについてはいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。
    ○総務部長(膳亀 進君)  まず関係機関との連携でございますけども、まず消防分団、これは第1、第3、西加積に待機を指示いたしました。また、避難の対象となった町内会の会長さん、それから対象となる地区の民生児童委員、それから田中小学校、南部小学校が避難所となったわけですが、それぞれの学校の先生方と連携を図ったところでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  今回の高齢者等避難準備、高齢者等という中には、高齢者だけではないんですよね。これまでも、いわゆる福祉避難所といったような問題についても質問してきたことがありますけれども、こういった場合の避難誘導にあたっても、高齢者だけではなくて、乳幼児、疾病を持っておられる方、妊婦等、避難行動に支援が必要な方ということもこれは防災計画に書いてあります。  こういった点でのさまざまな団体、協力者といったような方との連携といったようなことも、今回そういう意味では、部長答えていただいたとおり、こういった発令、ほぼ初めてといったようなことで混乱、戸惑い、不なれといったようなこともあったんだろうと推察をするわけですが、今後の訓練等にあたって、訓練というと、えてして、何かシナリオができていて、そういった流れに沿っていくというようなことが往々にしてあるわけですけど、今回の場合は、本番のいわば訓練といったようなことを踏まえた訓練が必要だと思いますが、さまざまな団体との連絡、連携、こういった点について改めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  先ほども申し上げましたが、今回が恐らく初めてのことであったということで、各団体なり機関との連携、これもやはり今後もっと煮詰めていくべき点があるだろうというふうに思います。  なお、まず訓練につきましては、まずは市の職員の訓練、これまでは招集訓練がほとんどでありました。抜き打ちの訓練。今回は避難所の開設、運営の訓練をぜひしていきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ多面的な訓練をお願いしたいというふうに思います。  この問題の最後に、先ほどもちょっと申し上げました洪水ハザードマップの見直しが必要ではないかということであります。  今、各家庭に配布されている洪水ハザードマップを見ますと、今回、外れ対象となった地域で色塗りしていないところもありますよね。そういった点では、これはやっぱり見直しが必要ではないかというふうに思います。  報道によれば、県は、県が管理している河川について浸水域を見直すというふうに報道されております。既に9つの河川の見直しが公表されております。  本市の関係では、上市川、早月川、沖田川、中川についてが対象になるようでありますが、これまでの50年に一度ということではなくて、最大規模の降雨があった場合の浸水被害を想定して、県は今年度中に公表するということにしておられるようであります。  これに基づいて、当然、本市の洪水ハザードマップについても見直しが行われるものだと思いますが、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  27年に水防法が改正されまして、国や県では想定し得る最大規模の豪雨を想定した1000年に一度の雨ということで、洪水浸水想定区域図の作成を進めております。  今議員言われたとおり、本市に関係のある川、上市川、早月川、中川、沖田川、この河川について今年度中に公表するということを聞いております。当然、恐らく浸水範囲、深さ、これも大きく変わってくるだろうというふうに思っておりますので、公表の後にはハザードマップ、地域防災計画の修正を行っていく予定としております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  浸水域が変われば、今、例えば避難所として指定されているところも果たしてそれでいいのかというようなことも出てくるというような、さまざまな課題が出てくるんだろうというふうに思いますから、早く対応していただくようにお願いをしておきたいと思います。  先ほど部長がおっしゃっていただいたとおり、今回のこの避難準備・高齢者等避難開始といった避難準備情報が発令されたのは恐らく初めてだろうというふうに思います。冒頭申し上げたとおりで、今回の経験、行政も、住民もそうなんですけども、教訓にしなければならないということを強調しておきたいと思います。  避難情報の意味するところというのも、住民にとってわかりやすい手段で伝えていただく、理解をしていただくということが必要です。  今回対象になったところだけではなくて、今の見直しの問題も含まれますけど、全市的に災害は人事ではないということを改めて認識する機会にすべきだというふうに思います。  7年前の東日本大震災で私たちは、地震あるいは津波といったものについての認識を改めさせられたというふうに思っています。頻発する豪雨災害についても、例えばこの間の西日本の災害もそうでしたけれども、全国の経験で我々もそういった災害についての認識を改める、そういう機会にしなければならないというふうに思っております。  2つ目の問題に入ります。会計年度任用制度についてであります。  平成29年(2017年)の地方自治法と地方公務員法の改正によりまして、2020年、元号が変わるわけですけども、便宜的に平成で言いますと32年4月から会計年度任用制度というのが始まることになるとお聞きをしております。  これまでは市役所の非常勤の職員などに関して、法律上の定義が不明確であったということとか、自治体によってさまざまであったということで、全国的に統一的な取り扱いとするというようなものであります。  しかし、この導入にあたって、再来年の春からということになるわけですが、多くの懸念も指摘をされておりますので、当局の見解を質問いたします。  まず、その制度実施に向けては、それぞれ条例の制定が必要だというふうにされているわけですが、その時期についてどのように考えておられるのかお答えをいただきたいと思います。総務省が何かマニュアルみたいなものも出しておられると聞いておりますが、どう考えているかお答えください。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  会計年度任用職員制度につきましては、議員言われたとおり、地方公務員法の改正によりまして、平成で言いますと32年4月から運用されるということになっております。  現在は国の事務処理マニュアル、こういったものを参考にして、制度の対象となる数の調査あるいは条例の内容について検討を進めているところであります。  そこで、条例の制定につきましては、遅くとも平成31年の12月までには制定をしなければならないというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  正直申し上げて、私もこの制度について十分理解をしているとは言いがたいのが正直なところであります。  条例が具体的に日程に上ってきたときには改めて議論もさせていただきたいと思いますが、2つ目に、この制度が始まることによって対象とされる方の処遇がどうなるのか、これも条例待ちということになるのかもしれませんが、今の時点での考え方をお答えいただきたいと思います。  期末手当などの支給も可能だというふうにされているとお聞きしていますが、この財源も含めてきちんと確保されなければならないというふうに思います。どのようにお考えお聞かせください。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  このフルタイム会計年度職員につきましては、法の改正によりまして、まずフルタイムの職員については給料、旅費及び一定の手当を支給できると。それから、パートタイム会計年度任用職員につきましては、給料に相当する報酬、費用弁償及び期末手当を支給されることとされております。  先ほど言いましたその一定の手当につきましては、フルタイム職員は時間外勤務手当、通勤手当、期末手当、また退職手当も支給することができるとされております。  パートタイムにつきましては、勤務時間外手当に相当する分を報酬として支給。通勤手当は費用弁償として、期末手当につきましては一定の条件を満たすものに対して支給できるということになります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  非常勤の職員の皆さんといっても、大事な業務を支えていただいているというのは間違いのないことだというふうに思います。それに応じた処遇というのが必要だというのは当然のことなのですが、退職手当等についても支給できるということになっているようでありまして、自治体の判断という含みが残るのではないかと思いますが、これは原則支給という考え方で理解してよろしいですね。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  それにつきましては、今後、国あるいは他市の状況、動きを見ながら判断をしていきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  次に行きますが、会計年度ということで、任期は長くて1年というふうに読めるわけですが、再任もあり得ると、このようにされているようですけども、心配なのは、会計年度1年ということで、いわゆる雇いどめにつながっていかないのかということを懸念しているわけですが、どう対応される予定でしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  この制度の職員の任期につきましては、採用の日からその日の属する年度末の範囲内ということで定められております。  ただ、雇用された方が平等取り扱いの原則あるいは成績主義、そういったことで客観的能力の判断をして再度任用されることはあり得ると思います。  その場合におきましても、再度の任用ではなく、新たな職に改めて任用するという扱いになるということで、長期にわたって継続して勤務するといった誤解を招かないよう、募集の段階あるいは任命の際には制度について十分に説明をしていくべきだろうと思います。そういったことから、雇いどめにはならないというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  実際の運用はこの条例がどういう表現になってくるのかということも注目をしていきたいと思いますが、この改正の法案が国会の審議にされていたときには、総務大臣は、雇いどめを行うとか処遇を引き下げるといったことは今回の改正法案の趣旨には合わないと、このように答弁しておられます。この答弁に沿った対応をしていただきたいということをお伝えしておきます。  次に、かつて公務の運営は、本来、任期のない常勤職員を中心とした運営が原則とされていたというふうに認識しているのですが、この制度の導入によって、正規の職員を減らして任用職員、その代替になってはならないというふうに考えるわけです。本市の職員は従前から極めて少ない職員でやってきているわけですけども、正規職員の少なさというのは既に限界を超えているのではないかというふうに私は思っていますが、この点についてお答えいただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  現在の嘱託職員あるいは非常勤職員につきましては、一時的な業務量の増加、また正規職員の産休、育休などの代替職員として雇用をしております。この制度が運用されても、正規職員を減らして会計年度任用職員を増やすという考えはございません。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほど言及になった総務省のマニュアルでも、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心とするという原則を前提とすべきであるというふうにもなっているようでありますし、衆院段階での附帯決議では、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心としていることに鑑み、会計年度任用職員についてもその趣旨に沿った任用のあり方の検討を引き続き行うことという衆議院での附帯決議、これは全会一致で決議されているようであります。ぜひその趣旨に沿った運営、運用、対応をしていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。  大きな3つ目、種子法の廃止に関連してであります。  既に種子法は本年3月末をもって廃止をされております。この種子法は、戦後の食糧増産を目的にいたしまして、1952年―昭和27年だと思いますが―につくられたものであります。  この法律のもとで、都道府県はそれぞれの気象条件あるいは土壌の条件に合わせて、稲、麦、大豆などの奨励品種を決めてその種子を増やし、農家に安定的な、そして安価な種子を供給するという務めを課されてきたわけであります。  国もそのために農業試験場などに財政支援も行ってきたわけですが、そうしたもとで富山県は日本一の種もみ産地と。滑川市内にはあまりありませんけれども、全県的には種もみの全国的な産地となっております。  この種子法の廃止が決まった後も、農水省が各地で開いた説明会などでは、種がきちんと確保できるのかという懸念が相次いでいるということであります。  そのために都道府県では、これまでの開発の体制を維持するということを明らかにしたりしておりますけれども、安定供給への不安は消えたとは言いがたい、また価格が高くなるのではないかというようなことも心配されております。  そこで、市としてこの種子法廃止についての基本的な認識をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  それではお答えいたします。  主要農作物種子法の廃止につきましては、規制改革の一環といたしまして、品種改良を国の主導ではなく、民間活力を利用して官民連携で行う趣旨であると認識しておるところでございます。  県におきまして、これまで種子法及び関連通知に基づいて定めておりました富山県主要農作物採種管理事業実施要領、富山県主要農産物種子審査実施要領及び富山県主要農作物奨励品種協議会設置要領が本年4月にそれぞれ改正され、引き続き高品質で優良な主要農作物の種子の安定供給を図っていくこととされており、現状では安定供給に影響がないものと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  お答えいただいたとおり、富山県も体制を維持するというふうに言っておられる、各都道府県でも引き続き安定供給の体制をとるとしておられるわけですが、新潟県などでは要領にとどまらず、条例を制定して県の役割を明確にしようとしておられます。既に条例は制定されたと聞いております。  本市としても、この種子法の復活あるいは富山県での条例の制定を求めるべきではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。  知事もこの条例制定には前向きというふうに報道をされております。市としても背中を押すべきではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  富山県におきましては、種子法に定められておりました県の業務につきまして、これまでどおり実施することを基本にまとめた主要農作物種子生産条例案を今9月県議会へ提出されると聞いており、今後も引き続き、国、県の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  市長も農業生産者と自ら言い続けておられるように、この種子法の問題は全国的に非常に大きな問題になっています。それぞれの都道府県がそれぞれの努力をやっておられるわけですけども、市としても、今お答えいただいたとおり、県の姿勢を後押ししていただきたいというふうに思います。  大きな4つ目、子育て支援についてであります。これは従来何度も申し上げてまいりましたので、細かなことは申し上げません。  はじめに、子どもの医療費の無料化の拡大についてであります。  3月にもお伺いをいたしました。市長は、概要は国、県の動向を見るとしながらも、私としては前向きな姿勢を示されたものというふうに受けとめております。  報道によりますと、黒部市が来年度から18歳までに拡大するというふうにされるようであります。黒部市のみならず、この18歳までの拡大に踏み切る自治体というのは年々増えております。市長の決断の時期だというふうに思いますけれども、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  このことにつきましては、以前から意思はある程度示したつもりでおります。決断の時期がすぐそこへ来ているということだけ申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  すぐそこというのが10メートル先なのか100メートル先なのかよくわかりませんけれども、期待をしておきたいというふうに思います。  報道では、黒部市では新たな助成額1,800万増というふうに見込んでおられるようであります。本市でも規模から言ってそう変わらないのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひ具体化に向けた歩みを早めていただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今ほどは黒部市の話をなさいました。それ以前は朝日町、既にやっております。他市のまねはしたくありません。滑川独自のもので行きたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ他の自治体を上回る制度設計をお願いしたいというふうにお願いをしておきます。  2つ目、学校給食費の無料化あるいは助成についてであります。  文部科学省はこの7月27日に、平成29年度段階での学校給食費の無償化等の実施状況について全国調査をいたしまして、その結果を公表いたしました。それによりますと、小学校、中学校ともに、あるいは小中いずれかを無償にしている自治体は82自治体で4.7%。一部を無償あるいは何らかの助成をしている自治体は424自治体で24.4%だということであります。合わせますと、回答のあった1,740自治体のうち29%の自治体が無償あるいは助成を行っているということになります。  別の調査では、無償化の理由として、子育て支援や定住しやすい環境づくりに加えて、最近は給食を、市長よくおっしゃる食育、教育の一環と捉える食育の推進を挙げる自治体が増えているというふうにされております。  昨年お尋ねしたときには、材料費の負担だけお願いしていて適正なものだと考えるというお答えだったと思います。しかし、今回、文科省が全国調査をしたのも無償化あるいは助成制度が全国的に広がっているということを裏づけるものだというふうに考えます。実施に向けての考えをお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  学校給食費につきましては、ご存じのとおりでありますが、現在、1食当たり小学校下学年で265円、上学年で271円、中学校では307円となっております。  学校給食法では、学校給食に必要な施設・設備や職員の人件費等は学校の設置者が負担することとなっておりますが、おっしゃいましたとおり、それ以外の経費、具体的には食材費や光熱水費等については保護者が負担することとなっているわけであります。  学校給食費で保護者負担とされている光熱水費につきましても、保護者の負担軽減のために本市では市が負担し、保護者には食材費のみを負担していただいているわけであります。
     また、経済的理由により就学困難と認められる児童・生徒の保護者には、給食費等の費用を援助しているところであります。援助の対象者へは、実際の徴収額分の費用を援助し支給しております。平成29年度における給食費の援助の支給実績は、小中学校合わせて146名で、734万871円となっております。こうしたことから、現行のとおりが適当であると考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  学校給食法では、材料費その他、保護者負担というふうになっているということでありますけれども、しかし、文部科学省の見解としては、学校給食を無償とするか否かについては、地域の実情等に応じて各学校の設置者が判断すべきものと考えているという、これは答弁書です。そのように考えております。すなわち、自治体の姿勢ということであります。もちろん財源が必要ですから、どう判断するかということは当然あり得ることでありますけれども、全国に広がっているということは改めて申し上げておきたいというふうに思います。改めて何かあればお答えください。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  平成30年7月27日付で文科省のほうの調査結果をいただいているところであります。私どもも拝見、見ましたけれども、議員おっしゃるとおり、4.9%で実施していると聞きました。ほとんどが人口1万人未満の自治体、非常に小規模な自治体で策として実施しているということであります。参考にいたしたいと思いますが、まだ大きく広がっているということではないと受けとめております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  先ほど紹介したとおり、完全無償化だけではなくて、さまざまな形での助成ということに踏み切っておられるところもあります。市段階でもあります。確かに、規模の小さな行政、自治体が多いんですけども、市段階で言うと3万人から7万人というところが多いというふうにされております。例えば第2子、第3子について無償にしているとか、さまざまな取り組みが行われております。  これは都道府県によってかなり格差がありまして、進んでいるところはかなり進んでいるんですけども、進んでいないところは極めて少ないというのが実情になっています。ぜひ研究を続けていただきまして、早期の実施を求めて私の質問を終わります。 ○議長(原 明君)  以上で会派代表による質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開は午後1時10分からといたします。                 午後0時10分休憩                 午後1時10分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  5番角川真人君。 ○5番(角川真人君)  皆様、お疲れさまです。これから、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まずはじめに、防災対策について行いたいと思います。  近年は気象が大変変わってきたのか、数十年に一度と言われるような異常気象が非常に乱発するようになってきております。ことしもその例に漏れず、1月からほぼ毎月のように、日本各地で地震や大雨、台風などによる甚大な被害に襲われております。  幸い滑川市では、そうした自然災害による人命にかかわるような甚大な被害というものは今のところありませんが、それでも7月の上市川の増水時には滑川西地区、西加積地区、中加積地区に避難警報が出され、避難所を開設するという事態が発生しました。大雨などによって冠水や浸水被害があったことはあっても、実際に避難所を開設して避難が行われたというのは私が知る限りでは初めてのことでした。  さきに述べましたように、異常気象が起きやすくなっている昨今では、こうした機会もまた発生するかもしれません。したがって、今回、実際に避難所開設を行ったうえでの改善を図っていく必要があると考えております。  そこで、(1)の質問ですけれど、災害時の避難所開設をスムーズに行う体制はきちんとできているか。これは先ほど避難所の開設を訓練に取り入れるといった答弁がありましたけれど、本部の設置などのそうした体制づくりについても聞きたいと思います。また、場所の周知は十分かお聞きします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  去る7月5日の豪雨により、避難準備・高齢者等避難開始を発令し、田中小学校の体育館と南部小学校の体育館を避難所として開設いたしましたが、初めての開設であったことから、内部の関係者を集めて検証を行い、今後の対応を検討したところでございます。  検証結果を踏まえ、避難所開設時に最低限必要となる受付名簿や懐中電灯、防災情報・避難所運営BOOK、そういったものをセットにして、第一段階で開設する可能性の高い小中学校に配備したところでございます。  また、市では小中学校など44施設を指定避難所に指定しており、その場所につきましては、市のホームページや広報誌、各種ハザードマップ等に掲載をして周知しているところでございます。  8月号の「広報なめりかわ」におきましても、避難勧告等の発令の種類やご家庭での備蓄品のリスト、そういったものを交えて掲載したところでございまして、引き続き避難所等の情報の周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  今、避難所の開設にあたって、受付名簿とか懐中電灯とか、そういったものをセットして用意したと言われましたけれど、そういった必要なものというのはあらかじめ今回開設にあたっては用意されておられたんでしょうか。マニュアルというか、そういったものはきちんと準備ができていたのか、今回実際に開設された小学校でお話を聞いてちょっと疑問に思ったんですね。  話を聞いてきましたら、どうもそれぞれ避難された方のために椅子とか体育用のマットで避難してこられた方に対応されていたそうなんですけれど、南部小学校の場合、はじめ体育館の板の間のところにござだけを敷いていたら苦情が来たのでマットを出しましたとか、そういった話も聞きました。こちらは後々、段ボールベッドも使って臨機応変にちゃんと対応されていたそうなんですけれど、その話を聞いてなおさら、あらかじめ必要な物品を想定されていなかったのかなと感じたんですね。  また、体育館の中での話を聞きますと、情報を得るための手段といったものも、体育館の中なので、当然、テレビの端子もなくて使えない。無線LANも電波が届かなくて使えなかったということで、不安の声があったと聞いております。  今後に備えて、そうした避難所の物品などのマニュアルとかそういったものの対応、検討を行っておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほどもちょっとお話ししましたけども、初めての開設ということで不備な点が多々あるということは内部でも痛感しておりまして、そういった反省を踏まえて検証を2回行っておりまして、今言われた必要な物品をすぐに配備できるような仕掛けとか、テレビとかWi−Fi、そのあたりはすぐできるかどうかあれですけども、できるところから急いでやりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  今回、実際にそうやって足りなかったものなど、またきちんと書き出してしっかりと準備をしていただきたいと思います。  また、そうした避難されてきた方の話を聞いておりますと、高齢の方も多くて耳が聞こえづらい方もおられたということで、その対応が必要だという意見もありました。手話通訳ができる人とかがいたらいいんじゃないかなといった意見もありましたので、そうしたことも検討していただきたいと思います。  避難の場所についてなんですけれど、今回避難所に指定された田中小学校、南部小学校以外にも、後から西部小学校も検討していたという話も説明のときに伺ったんですけれど、今回の避難対象地区の広さから言いますと、それはもうはじめからあってしかるべきだったんではないかなと私は思います。  上市川の増水が案外早くおさまって、夜遅くなる前に解除できたのは幸いなことだったんですけれど、今の気象は予測できないことも多々ありますので、そうした想定外に備えた動きをこれからも研究していただきたいと思います。  もし雨が長引いて、不安を感じた市民の方が自主的に避難しようとした際に、低い土地に住んでいて近くの公民館では不安だと、市が指定している近い緊急の避難場所へ行きたい、そんな方も中にはおられたと思います。そうした避難所に指定された建物というのは、広報とかホームページ、ハザードマップなどで周知しているという話でしたが、どのくらい実際に市民の方に認識されていると考えておられるでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  数字的なものをつかんでおるわけではないので、何%というのはちょっと厳しい回答になるんですけども、機会を捉えて周知していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  高齢の方だとホームページを見るということはあんまりないんじゃないかなと。ふだんからパソコンになれ親しんでいる人ならホームページを見ることはありますけれど、パソコンに触れない、あるいはスマホを持っていない、そういった人のためにも、もっと直接対面で教えてあげるような手だても、しっかりととっていただきたいと思います。  今回は、市のほうから具体的に指定された避難場所というのは2つの小学校だけでした。そのため、例えば西地区の方でも、本当に川の近くの町内の方からは、今回、田中小学校の手前にある滑川高校や海洋高校の跡のところに避難できなかったのかといった声があったと、そういったことも聞いております。  今回は小学校が指示されていたので、開設されてそちらへ避難されたということなんですけれど、指示が出されていない場合でも、こうした指定避難場所への避難というのはいつでも可能なんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  基本的には、施設の管理者のほうへ連絡してあけていただくのが順番としたら自然な流れかなと思いますので、私はここへ行きたいからといって思い思いに、例えばばらばらに行かれても、なかなか対応は厳しいのではないかと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そうしますと、本当に緊急のときにわざわざ管理者に連絡をとっている余裕があるのかというのも疑問なんですけれど、ハザードマップなどにそういった場所の紹介をしますよね。そういったところにそうした連絡先というのは書いてありましたっけ。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  書いてございません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そしたら、できましたらそうしたところへの連絡先というのもまた記録していただきたいと思います。本当に緊急なときやる余裕があるかどうかというのは正直こちらも疑問なんですけれど、それでもやっぱりそういった連絡先がわかると安心感がありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、(2)の質問に移ります。  (2)の避難所に指定されている施設のトイレやバリアフリー等の環境についてお聞きしたいと思います。  災害というのはいつ起こるか本当にわかりません。昼間の明るい時間ならまだ足元も見えていいんですけれど、今回のように夜、そういった時間になりますと、十分な明かりもない中で避難場所に逃げ込むことになります。  今の高齢化が進んでいる状況で、せっかく安全な避難場所へ行ったつもりだったのに、避難場所の階段、段差につまずいて転倒、骨折なんて笑い話にもならないと思います。  現在の避難場所のバリアフリー等の状況をお聞きします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  現在、44施設を市の指定避難所として指定しておりますが、そのうち28施設、63.6%は出入り口等に段差のないバリアフリー化がなされております。また31施設、70.5%は車椅子対応トイレが整備されておりまして、避難行動要支援者にも対応した環境となっております。  ただ、一部の施設ではバリアフリー等が未整備でございますが、私立の施設も含まれておりますので、全ての施設を現段階で早急に改善というのはなかなか困難かと考えております。  バリアフリー等が未整備の指定避難所を開設する際にはスロープ等で対応することといたしておりまして、避難行動要支援者で指定避難所での生活が困難と判断した方には、必要性の高い方から優先的に、福祉避難所であります清寿荘、カモメ荘、なごみ苑のほうへ移送したいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そうですね。私立のところは、さすがに市のほうで勝手にバリアフリー化というのは難しいとは思いますけれど、それでもできるだけ多く整備を進めていただきたいと思います。  緊急時の避難となりますと、洪水だの、津波だの、水の災害というのが想定されることが多いと思うんですけれど、市民の皆様がみんな足腰が達者なわけではないうえに、車が使えないということも想定できます。日ごろから車椅子で長距離移動される高齢の方も当然おられます。介助してくれる家族の方が一緒にそのときにおられればいいんですけれど、仕事へ行っている日中とかだったら、そんなことも必ずしもあるとは言えません。  今回指定された小学校の体育館はどちらも入り口にスロープがついておりまして、先ほど言われましたように、トイレも車椅子で使えるように広い多目的のものとなっておりましたが、残念ながら、スロープで上に上がって戸をあけて中に入ったところ、上がり口のところは段差がそのままになっているんですね。それほど高い段差でもないんですけれど、車椅子を自走していったと考えますと、それを自力で上がるというのはちょっと無理のある段差となっておりました。  今も少し言われましたけれど、ぜひとも避難場所に指定されているようなところには、家庭で使っているような短いスロープ、持ち運びできるようなそういったもので十分だと思いますので、置いておくようにしていただきたいと思っております。  また、途中で転ばれたりすることもひょっとしたらあるかもしれません。歩けなくなった人を運ぶための車椅子、そういったものも先ほど言いました必要な物品の中に検討していただきたいと思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほど検証しましたよということを申し上げたと思います。その中で、緊急に準備しないといけない物品とかをとりあえず準備したわけですけども、それもたまたま9カ所だけです。全部のところとはなっていませんし、まだまだ準備しないといけないものがあると思います。また検討していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。  それでは、(3)の質問のほうへ移ります。  避難行動要支援者の把握と介助のために体制は整っているか、具体的な取り組みはあるかをお聞きいたします。  この質問をするのは、先ほどの7月の上市川の増水時の報告の中で、特にこうした避難行動要支援者といったものに触れられていなかったのが気になったからです。  8月29日の定例議員協議会の中で受けた報告では、18時48分に避難準備・高齢者等避難開始を発令したとありました。先ほど答弁の中で、各町内会長、民生児童委員に連絡をしたというのは聞きましたけれど、こうしたときに、実際にそうした避難行動要支援者の対象となっている方への介助は行われていたのか、あるいはそうした支援のための施設への連絡というのは特にされなかったのか、具体的な取り組みがあったのかお聞きします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  市では、災害発生のおそれや災害が発生した場合に備え、高齢者や障害者など自ら避難することが困難な方、いわゆる避難行動要支援者の支援に必要な情報をあらかじめ登録しておく制度を設けております。  毎年、民生委員や町内会、自治会長さんなどに、避難行動要支援者の登録情報の確認や新たに支援が必要な方の掘り起こしをお願いしているところでございまして、また、地域住民など身近な方の中から支援をしていただく人を選任していただいて対応しているところでございます。  また、登録された情報につきましては、民生委員をはじめ町内会、自治会、社会福祉協議会、消防署にも提供しながら情報の共有を図り、安全かつ迅速な避難行動につなげられるように努めているところでございます。  また、今回の7月5日の大雨につきましても、民生委員さん、町内会長さん、そしてこういった支援をしていただける方が連携して、高齢者宅を訪問されるとか電話連絡をされるなどして避難行動につなげていただいたというふうに思っております。  また、福祉施設につきましては、清寿荘にお願いして受け入れ体制を整えていただいておりました。  以上で答弁を終わります。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そうしますと、防災計画の中で、こうした避難行動要支援者の施設ということで、上市川浸水のところにチェックがついているたかつき保育園、高野接骨院デイサービスきらきら、こうしたところは今回は特に連絡は行っていないんですかね。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今回につきましては、特に要請はしてございません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ちなみに、この要請する施設というのは、そうした人の避難行動の介助をするためにお願いをしておられるのか、それとも避難された後に受け入れるために要請するのか、どちらなんでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。
    ○福祉介護課長(澤口幸二君)  受け入れのためのものであると考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そしたら、ちょっと名前でこれは勘違いしていたんですね。てっきりそうした職員が介助のための手伝いをしてくれるものかと思い込んでおりました。  それでも清寿荘というのもちょっと微妙なところかなとは思うんですけれど、上市川と南部小学校の間にあるので、むしろ南部小学校のほうが水がついてきたら、途中にある清寿荘も水がついてしまうんじゃないかなと思うんですけれど、何ともなかったので結果的には大丈夫でよかったと思いますが。  そうしますと、緊急災害時に備えて、実際に対象者の方への避難訓練とかそういったものは行っておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  市では、特にそういった方々を対象にした避難訓練は行っておりません。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  要支援ということで、いきなりぶっつけ本番でお手伝いが必要な方の避難を手伝うというのも大変だと思いますので、そうした想定をした避難訓練というのはぜひとも行ったほうが私はいいと思います。  こうした対象とされている方の中には、高齢者や障害者の方だけでなく、市の生活保護を受けている難病患者というものもあるのですけれど、そうした方の場合の移動手段の確認、医療側の受け入れ体制の確認、そうしたものもスムーズに行うことができるようになっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  移動手段の確保ということでございますが、そういった点につきましては、今後の検討課題かなというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  これから本当にどういったケースが出てくるかわかりませんので、ぜひとも多岐にわたるケースを想定していろいろと検討していただきたいと思います。  それでは、(4)の質問のほうへ行きたいと思います。  以前より、有金下梅沢線に沿って流れる用水、これが大雨のたびに増水しているのを見かけております。本当にひどいときには用水からあふれた水が道路までかかっておりまして、道の端が見えないようになっていることも経験したことがあります。特に水の合流するような地点、そちらのほうには民家や田園、ほたるの里といった施設、お店がありまして、そうしたところが浸水しないのか非常に心配になっております。  市として早急な対策をとれないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  議員ご指摘の水路につきましては、大雨による増水時の溢水状況など、市としましても把握しているところでありますが、この溢水する施設は農業用の排水施設でありますので、施設管理者であります土地改良区で改修等の対応を検討されたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  一応どんな状態になっているのかというのを見ていただくために、ふだんの晴れている状態と、9月1日早朝の雨のときの様子を写真に撮ってみました。  (資料を示す)ちょっと暗くて見づらいんですけれど、大体こちらの本当のコンクリートの上のところまで水がもう来ているんですね。こちら、9月1日のほう。  ちなみに、その向かい側のほたるの里のほうでは、あと10センチかそこらぐらいのところまで水が迫っておりました。  私が以前勤めていた介護施設のほうでも、川の近くにあったせいか、大雨が降ったら水がつきまして、職員が一生懸命水をかき出したり、ポンプで水を出したり、そうしたものをお年寄りの目の前でやっていまして、せっかくデイサービスに遊びに来ておられる方の前でその慌ただしい姿を見せるというのもなと思っておりました。  そういった思いをこちらのほたるの里の方たちにもしてほしくありませんし、できるなら実際に水がつく前に―この合流した後のところが受け口が狭いために流れていかなくてたまっているという状況らしいんですね。私、一応土地改良区のほうでお話は聞いてまいったんですけれど、ここを何とか改修できるように、また市のほうからも力をかしていただけるようにお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、大きな2番のほうへ行きたいと思います。  平和行政について。  戦争や核兵器について考える機会として、再び滑川市で原爆写真展の開催を行っていただきたいと思っております。  以前の議会でも述べたことなんですけれど、滑川市は昭和63年に非核平和都市宣言を行いまして、平和首長会議にも平成22年から加盟しております。このことを受けまして、図書館でも市の協力によって原爆写真展の開催をさせていただきましたし、被爆70周年の年には当局主催で原爆ポスター展も行っていただきました。毎年の平和大行進のほうにも協力していただいており、核兵器の廃絶のための行動や平和活動へのご理解に感謝しております。  その被爆70周年ということで行われた原爆ポスター展なんですが、その後は周年事業に合わせて開催すると、その当時の課長さんは答弁されておりました。周年となりますと、近いところでは、ことしが73年目でしたので2年後の75周年になるのではないでしょうか。  そこで、確認の意味を込めまして、先ほど言いました戦争や核兵器について考える機会として、再び滑川市で原爆写真展の開催をお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  原爆写真展に関しましては、平成26年12月に市立図書館にて開催された際に市が後援いたしましたほか、先ほどご指摘がありましたけれども、被爆70周年の節目にあたる平成27年度には、市としても原爆ポスター展を開催したところでございます。  こうした催しにつきましては、今後、周年の節目などに合わせて、写真展に限らず、何か市民が戦争や核兵器について考える機会となる企画を検討してまいりたいと考えております。  そして、節目といいますと、5年刻みで考えていきますと次が2年後となっておりますので、そのようなときを捉えて平和について考えるような機会を持てる企画を検討したいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  間を5年も置いてしまうと忘れてしまうんじゃないかとちょっと不安になったもので確認させていただきました。できたら、周年ごとと言わず毎年実施していただきたいなと私自身は思っております。毎回図書館のフロアーで大きく開催と言わなくても、例えば交流プラザの1階などで、8月6日などに写真やポスターの展示を行うなど、そうした簡単な展示だけでも毎年行っていただけないかなと思うのですが、いかがなものでしょうか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  原爆写真展などとなりますと、子どもたちも含めて広く一般の方々の目に触れるとなると、それなりに配慮も必要かなと考えておりますので、どういったやり方がいいのかちょっと慎重になっているところでございますけれども、そうした考える機会が多くなるということは大事であると思いますので、何かできることがあればやっていきたいということと、あとは、節目の年であれば、そこで広く呼びかけてできるかと思いますので、そういったときにはしっかりと行っていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  では、節目の75年目を期待して待っていたいと思います。  それでは最後になりますが、(2)子どもたちに平和について考えてもらうために、原水爆禁止世界大会へ子どもの派遣をしてはどうか、お聞きしたいと思います。  滑川市でも平和教育の一環として、修学旅行で広島へ行き学習をしてきていると以前から聞いております。  確かに、原爆資料館などに詳しい資料もありまして、いつ行ってもある程度の原爆被害などの学習はできます。原爆のむごさを感じることもできるとは思います。  しかし、世界大会中に行われる平和記念式典は、落とされたその当日、その時間に行われ、街の空気が本当に一変しております。世界中から核兵器の廃絶を目指す人が集まり、参加する全員が深く平和について考える、そんな空間に変わっております。これは当日その場所にいないと感じられない貴重な空気だと私は思っております。  今回、この質問にあたりまして、入善町で行われている小学生平和大使といったものの報告書をいただいて、担当者からもお話を聞いてまいりました。  この企画の中では、直接被爆者の方から体験談を聞く時間もその中に設けてありまして、どの子の感想文からも、見て聞いて感じたことを一人でも多くの人に伝えたい、自分がこうした目に遭ったらショックで到底人の前には出られないとか、こうした原爆の悲惨さを家族や友達、悲惨な出来事を知らない人たちに伝えていきたい、そうした切実な感想が載せられております。  ただそうした原爆の実態を知ってショックを受けただけではなく、今の感想文にもありましたように、それが自分だったらとか、家族や身近な人だったらと想像し、繰り返してはいけない、周りに伝えないといけない、そういった思いを皆さん書いておりました。  ぜひとも滑川市からも子どもたちを派遣して、こうした思いを共有して広げてほしいと私は考えております。いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  平和に関する学習につきましては、今ほど議員もおっしゃられたように、滑川市では市内の両中学校において、修学旅行で広島を訪問し原爆ドームを見学するなど、原爆についての学習を継続して行っております。また、小学校においても、国語や社会科などの授業の中で平和について考える学習活動を続けているところであります。  このような形で、市内の全ての子どもたちにそうした学習する機会を提供しておりまして、原水爆禁止世界大会へ代表の子どもを派遣するということについては現在は考えておりませんけれども、今後も教育委員会と連携して、滑川の子どもたちが平和について考え認識を深めるための学習の機会を継続してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  先ほども言いましたけれど、その当時、その時間に、その現場でそういった時間を共有するというのはなかなかできない体験だと思っております。こうした滑川の地で勉強するのも悪いことではないんですけれど、やっぱり遠く離れたところと、その場にいる当人から話を聞ける、そういった機会というのは本当に貴重で、なかなかないものだと思っています。  富山県にもそうした被爆された方がまだ何人かは生き残っておられるんですけれど、そうした方も病気などで最近はちょっと接触が難しく、やっぱり直接広島へ行かれたほうが、さすがに高齢ということで、被爆者の方も二世と代がわりをしながら語り部をやっているという方もおられるとは聞いておりますが、その現場での話はやっぱり違うと思うんですね。ぜひともこれは行く方向で検討を行っていただきたいと私は思っております。  実際に広島へ行ってこられた市長はどうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  遠足等で対応はしていると思っています。意識の問題ですから、直接送る送らないの問題、行く人がそれだけ深い理解をすると思いますが、行かない人が大変になるとこれまた問題だと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ありがとうございます。  差別というのとはまた違うんですけれど、行った人と行っていない人でのそういった認識の差というのはどうしても生ずるかもしれないですけれど、そうしたものを友達から伝え聞くというのでも、やっぱり大分感じ方は違うと思うんですね。ぜひともこれから考えていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それでは、通告してあります諸点について質問いたします。  1項目目として、災害対策についてであります。  はじめに、9月6日午前3時8分に発生した震度7.0を記録した北海道地震9月4日に上陸した台風21号で被害を受けられた皆様には心からお見舞いを申し上げたいと思っております。  台風21号により、市内でも多くの被害があったことをお聞きしています。また、北海道地震は震度7を記録し、大変多くの被害があり、土砂崩れや家屋の倒壊が多くある。また、地震により北海道全域295万戸が停電をしたということであります。姉妹都市の豊頃はどうなったのか心配でありますが、先ほどの市長の話では大丈夫だというようなこともありました。  ことしは災害の多い年でもあります。年明けは大雪、6月には大阪府北部地震の発生、そのことによってブロック塀が倒れ、登校中の小学生が下敷きになり死亡したということで、滑川市はいち早く寺家小学校のブロック塀を撤去したということであります。7月には、西日本を中心に広域豪雨災害が発生しております。8月は猛暑で大変厳しい暑さが連日続き、熱中症患者が多く出るという状況になりました。この9月になりますと、4日は台風21号の被害、6日は北海道地震災害が起きております。  ともかく、大きな地震や集中豪雨など、これまで経験のない災害が相次いで発生しております。  被害をできるだけ減らす対策が必要となっています。何よりも大切にしなければならないのは人の生命と身体であります。そのために何をしなくてはならないのかが課題であると思っております。  1点目の質問として、水害、地震雪害、台風などの災害に対する備えは万全かであります。  防災訓練は各町内会で実施されていますが、現状はどうなのか。西日本を中心にした広域豪雨災害において、まさかそのような災害が起きるとは自治体も住民も想像することができなかったということであります。大雨の特別警報が発表されても何もできなかったということでありました。その結果、高齢者の犠牲者が多かったということも聞いております。  どんな災害でも逃げるが勝ちだと言います。家に大切なものを置いたまま避難することは大変勇気が要るということでありました。  1点目の質問のお答えをお願いいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  市の職員は、勤務時間外に災害が発生した場合には緊急連絡網や参集メールによる参集、または自主参集することとしておりまして、参集した後は各職員が名札の裏に災害発生直後3時間以内に行うこと、それから災害発生から24時間で行うこと、そういったことを記載したカードを所有しておりまして、各自がそのカードに基づいて行動することとしております。  防災訓練につきましては、災害時に市民自らが適切な行動ができるよう実施していただいておりますが、各自治体の自主的な取り組みが重要であると考えておりまして、昨年設立された滑川防災士連絡協議会とも連携することで、さらなる地域防災力の向上を期待しているところでございます。  市といたしましては、今後とも職員の派遣や関係機関の調整など、側面からの支援に努めてまいりたいと考えています。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今の中で防災訓練をされている状況というのは聞けなかったんですが、各町内それぞれやっているところがほとんどだと思いますが、どういうような状況になっておりますか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  自治体のやつ、数字的なものをちょっと手元に今持っておりませんが、このしばらく災害が多いという状況を皆さんご存じだと思いますので、積極的にやっていただいておると思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  本当に防災訓練は大事な訓練だと思います。ただやはり、近年やりやすいのは、消防署にお願いして火災訓練等が簡単にできるということで、その方面に皆さんが目を向けておられますが、それも大事なんですが、やはりこういった大雨、あるいはまた地震がもしも発生した場合どうすればいいかということをしっかりと地域の皆さんと話すことが、今の地震あるいはまた豪雨によってそれぞれの皆さんが感じていらっしゃることだと思いますので、町内会あるいはまたそれぞれの企業、また団体でこういった訓練はやってほしいという運動はぜひともやっていただきたいと思うんですが、呼びかけはしていただけますか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  いろいろな機会を捉えて、またお願いしていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では、2点目の質問でありますが、気象情報を的確に知らせる手段は何かであります。ケーブルテレビNet3の活用はできないかであります。  近年、SNSやインターネットは個人への情報であります。高齢者はまず持っていないと。持っていらっしゃる方もおられますが、対個人ではなく防災無線の活用、あるいはまたNet3で詳しく放映できないかでありますが、ITとみんなで声をかけ合う組み合わせ、確実に伝達する方法はないかであります。ぜひともお答えいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  災害情報を市民の方にお伝えする方法として、今ほど議員がおっしゃられた個人の方にメール等で配信するという方法、あるいは防災無線で一斉に放送する方法等がございますが、特に大雨の場合ですと、防災無線はちょっと聞こえにくいということで防災ラジオなどを活用していただいております。  現在、ケーブルテレビNet3におきましてデータ放送の導入が検討されておるそうで、もしデータ放送が導入された場合には、気象情報や防災行政無線からの伝達情報などを連動して伝えていただけないかということで検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ひとつよろしくお願いします。  3点目でありますが、視覚・聴覚障害者への速報、避難体制はできているかでありますが、いかに安全に避難させるかが大切であります。そのために誰が誰を案内するか決めておくことが必要ということであります。  先ほどの角川議員の質問の中にもありましたが、再度ひとつまた、何か言い忘れていることがありましたらお願いいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。
    ○福祉介護課長(澤口幸二君)  お答えいたします。  視覚・聴覚障害者の方々への速報手段は、災害情報配信メールや防災行政無線、広報車等により情報を伝達しているところでございます。  また、避難誘導につきましては、民生委員、町内会、自治会のほか、身近な地域住民の中から選任してもらっている支援者にご協力をいただくとともに、避難行動要支援者見守り台帳の情報を活用しながら、安全かつ迅速な避難行動につながるように努めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも安全に避難をされるように、皆さんで協力しながらやることが大切だと思っていますので、よろしくお願いいたします。  4点目でありますが、身の安全を確保する、このことを優先して日常的に備えをしておく啓発をすべきと思うがであります。  必ず命は守れると希望を持ち、みんなで議論することが大切であります。  地域で助け合う仕組みをつくる。公助・自助を超え共助の世界をつくる。コミュニティーを高めるにはワークショップを繰り返す、みんな一緒に集まり誰がどう逃げるかなど話し合う。防災から仕掛けてコミュニティーを強くする。日常の高齢者の見守りなどにつながるのではないかということがある雑誌に書いてありました。  そういった中で、身の安全のために、このことを優先して日常的に備えをしておく啓発をすべきと思うがでありますが、お答えをひとつお願いいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  ことしは特に台風ですとか大雨、地震などの災害が多発しております。  こうした災害から自分の身を守るという観点から、市では地震や風水害への備え、ご家庭での備蓄品リスト等につきまして、市のホームページですとか「広報なめりかわ」、それからハザードマップなどを通じて周知をしておるところであります。  今後とも、いろいろな機会あるいは方法を使って広報していきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  先般の上市川の避難の情報が出たということでありますが、あるところから聞いたんですが、やはり地域の皆さんはいろんな警報が出る中で何が何やらひとつもわからんということが聞かれたわけですね。  ことしの3月に発行されたハザードマップでありますが、この中に警報の発令時の行動、これは前に出ていたんですが、きのう見つけて読んでいたんですが、やはりこういったことをしっかりと市民の皆さんにもうちょっとわかりやすく、時々発行しないと、1年に1回発行されてもどこかへしまわれて終わりと。大事なものはどこかへぶら下げておくようなうちならまだいいんですが、「避難準備・高齢者避難勧告が出たけどどうすりゃいい?」あるいはまた「避難指示が出たけど、今逃げりゃいいかね?」、そういうような情報の中身がわからないということなんですね。これをわかりやすく、こういったパンフレットとかそういうのをしっかりと発行されればいいんではないかなと私は思ったんですね。  なかなか警報の種類を私らも平生から言えと言われても言えませんから、ぜひともこういうのをしっかりと発行していただきたいなと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  パンフレットの全戸配布等、また検討していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では、5点目の質問といたしまして、地球の温暖化は確実に進んでいると言われます。最近の雨の降り方が変わってきております。急激に気候が変化するなど、雨が降れば一気に河川の水位が上昇いたします。  質問といたしまして、日ごろから市内を流れる河川、排水路、農業水路の点検をしているかであります。また、住宅団地などの調整池の確認もすべきと思うがでありますが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  市内を流れる川には、県が管理する早月川や上市川などの二級河川、市が管理する準用河川や用途地域内を流れる普通河川並びに都市下水路等があります。さらに、土地改良区が管理する農業用の用排水路があります。  それらの川の整備や点検については、それぞれの管理者において鋭意実施されているところでありますが、近年、計画をはるかに超えるゲリラ豪雨などにより溢水被害が発生しております。  このような被害の軽減には、議員ご指摘の日々の点検、整備が最も需要と考えており、各管理者と連携を強め、総合的な雨水対策が図られるよう情報交換を行い、課題や緊急性などについて共通認識を持ち、豪雨対応に努めてまいりたいと考えております。  また、近年造成された住宅団地を中心に、降雨時には調整機能や管理状況について確認しており、引き続き適正な調整機能の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。  確かに、先般の豪雨のときは沖田川が警戒水位を超したという情報も聞きました。私も確認に行ってきました。沖田川はまだ十分に余裕があるなと、まず見てきました。警戒水位を超しておりながら十分にあるなと。これはおかしいなと。  私は最近、そういった農業用水路の横に住まいしている方から聞きまして、これを何とかしてよということで見てまいりました。そこはやはりちょっと雨が降れば農業用水の上まで行く。あと、この間の豪雨のときも一番川のふち、天端まで約10センチぐらいまでになっていました。また、ちょっと下がったところではもうオーバーしているところもありました。あそこは水量も沖田川よりかなりあるなと。水の流れ方が全然違いますから、水の流速ですね。あんな量を見ると本当に怖くなると思います。落ちれば恐らく流されるのではないかなという流量でありますし流速でもあります。  ぜひともああいったところを―担当が違うと言いますけど、やはり最初に声をかけるのは市役所の皆さんにお願いをするということが市民の常識ではないかと思います。誰があの川を管理するか、そんなのは誰も知りませんから、しっかりと理解をしていただきたいなと。  私も担当の団体のほうへお願いに行けばよかったんですが、やはり役所の皆さんにお願いするのが一番だということで、いつも建設課長には申しわけないけどお願いしておるわけですが、確認だけしていただいたということでありますので、ぜひともあの用水を―先ほどの質問の中でもありました、ほかの農業用水でもオーバーしておるところもあったということでありますから、やはりこれだけの豪雨が、用水の建設当時とかなり雨水の量も違っているという時代でありますから、いま一度見直していただく方法を提案していただきたいなと思うんですね。  私のところの町内を走っている農業用水は、カーブばっかりあるんですね。あの100メートルの間にカーブが6カ所ぐらいあるんですね。これはどこかで必ずオーバーしますよ。  そういうこともひとつ見ていただいて、ぜひとも市役所のほうから改善の提案をしていただきたいと思いますので、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  今ほど議員おっしゃられたとおり、繰り返しになりますが、各管理者と連携を強めて、情報共有等を行いながら対応に努めてまいりたいというふうに考えております。  市内を流れる用水、農業用のそういう水につきましては、ご承知のとおり、蓑輪で取水しておるということで、当然、豪雨等が予想される際には、蓑輪頭首工のほうでゲートを閉めて、市内には水が来ないような状態にしていただいているんですが、今ほど言われたとおり、当時の整備状況と今現在の雨の降り方では随分変わってきていますので、今後、各管理者とまた連携を強めて、行えることから実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともよろしくお願いいたします。  それと、どこの町内でも一緒ですが、よく用水の江ざらいをしますが、そのときに川底にたまっている土砂は排出しております。用水の底にたまっている石ころや泥を排出するだけで流速が倍ぐらいになるというデータも出ているようでありますので、ぜひとも水が少ないときに川底の状況を確認していただいて、泥を上げなきゃならないところはぜひとも上げるようにひとつ提案をしていただきたいというふうに思っています。  次の質問にまいります。  2項目目の質問として、働き方改革であります。  日本以外の先進国は残業が少ない、勤務時間が短いなど、残業が発生しにくい構造にあるということであります。外国の職員採用は即戦力の人を採用するとのことです。  日本は一括採用し内部で育成していくということになっています。これを変えるのが働き方改革であるというふうに言われています。  例えば部下が上司に向かって、「時間が来たので帰ります」とはなかなか言えないのが現状ではないかと思います。これが長時間労働の要因の1つだというふうに言われております。  1点目の質問として、組織をつくって働き方改革をしなければならないということであったが、進んでいるかであります。  6月議会でも質問いたしましたが、その中でも言っておられましたが、6月の質問の中で市長の答弁がありました。本当にすばらしい内容の答弁でありました。というのは、やはり女性の残業が非常に多くなっている、あるいはまた妊娠・出産・子育ての一環の仕事にしても、健康センターあるいは福祉課のほうは目いっぱいでありまして、残業は嫌と言っても強いられているような状況にありますというようなことを、今の時代をそのまま見ていらっしゃって言っておられるのではないかなというふうに思いました。  そういうことで、厳しい女性の長時間就労継続、あるいはまた就労時間形態の原因による家族形態の相違、妊娠・出産に対する意識、男女の長時間労働などが少子化の原因と言われております。こうした中、働き方改革は進めなきゃならない事項だと思っております。  ぜひとも答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  職員の働き方改革につきましては、平成28年から週休日等に勤務した場合には、振りかえ休日を取得したり、毎週水曜日をノー残業デーにするなど、職員の勤務時間が短くなるよう、あるいは職員の健康保持に努めておるところでございます。  働き方改革の実施に向けて課内では検討をしておりますが、時差出勤をするゆう活ですとかフレックスタイムなどを実施しようとした場合、滑川市役所の場合はほとんどの部署で窓口を抱えておりますので、実施がなかなか困難ではないかという意見もあり、引き続き検討しているところでございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  6月の答弁と大体一緒だと思うんですが、表題にもしておりましたが、ぜひともそういった改革をするというような内容の組織をつくっていただきたいと思うんですね。  やはりそれぞれの立場の人、数人で、どうすればいいか、どうなればみんなが働きやすい職場に、現実は働きやすいかもしれませんが、それ以上に働きやすい職場にしていただくには、ぜひともチームをつくっていただいて、相談をしながらあるいは議論をしながら進めていただきたいというふうに思っています。  そういうことは考えられませんか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほども申し上げましたとおり、課内では検討しておるんですけども、実際組織をつくるまでには至っておらんということで、今後また時間をつくっていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも前へ進んでいただきたいというふうに思っています。  次に、2点目の質問でありますが、小中学校の先生の勤務時間状況はどうなっているかであります。  勤務時間の管理はどうなっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  小中学校の教職員の勤務時間の状況につきましては、本市は校務支援システムを県内でいち早く構築しまして校務の効率化を図ったほか、専科教員や今年度からはスクールサポートスタッフ等の配置、中学校における部活動指導員の配置、部活動に休養日を週当たり2日設けるなどにより減少傾向にあります。  勤務時間の管理については、小中学校ともに勤務自己管理シートによる自己管理、あるいはタイムレコーダーによる勤務時間管理を行っているところでございます。  今後も教職員の負担軽減を図るための取り組みを進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  これまでも小学校の勤務状況を聞いたことがなかったんですが、いつも学校は電灯がついていつまでも明るい状況になっておったものですから、気にして聞いてみました。最近、朝日町とか氷見市の状況が新聞に載っておりましたので、議題にさせていただきました。  特に部活動についてもやはり週に2日以上休養せよという国の通達もありますし、平日は2時間、あるいはまた週末は3時間以内で部活はやめろというようなことも聞いておりますので、ぜひとも子どもたちの健康のためにもこれを守っていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  次でありますが、3点目の質問といたしまして、障害者雇用の水増し問題についてであります。  今後どうされるのか、そしてまた企業の見本となるべき市役所だと思っています。  障害者雇用制度では、雇用・就業は障害者の自立・社会参加のための重要な柱であると言われます。障害者が能力を最大限に発揮し、適性に応じて働くことができる社会を目指すということでありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  一言申し上げます。  私自身も人事を民間の会社でやっておりました。徹底して数の達成に頑張ってきたところでありますけども、市役所は役所でありますので完璧なものと思っておりました。うっかりしておりました。そのことにつきまして深く反省し、おわびをまず申し上げたいと存じます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それこそ、最近は障害者の雇用で不適切算出ということがあります。私のところも不適切な算出だったということでありますが、読んでみますと、職員の総数が何か滑川は少ないような気がするんですね。174名だったと思うんですが、ほかのところは300、400という数字を出されとるがですね。滑川は正職員だけだと思いますが、ほかのところはやはり常用で長時間やっていらっしゃる方も入れての計算式だというふうに、それもしっかりと国のほうの基準にはそういうようになっていました。  うちはあのままでいいがですか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先日の定例議員協議会のときにパートの関係はどうなのかというご質問があって、私はパートは関係ないと申し上げたかと思いますが、ちょっと私の説明不足でした。  パートでも過去1年以上引き続き雇用している場合はカウントしないといけないということで、カウントしておりますということで、ちょっと人数は少ないですけど適正に計算しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  私、いろいろとインターネットで引っ張り出して考えとったんですが、やはり一緒に働いて、同じような時間帯を働いているのに、算出をしないとだめじゃないかなと思うがですね。そうなるとまた率が下がってくるがですね。  だから、そのへんはしっかりと算出して、足りない分はやはり速やかに、いつの時点で採用されるのか、一括して試験されていますから、その中で採用するということになると思うんですが、今言われたやり方では違うと私は思うんですが。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  私の説明が伝わらなかったようですので、分母を積算しておる176名の中には1年以上のパートの職員を含んでおります。ということで、それを私が勘違いして関係ないですよと説明してしまったので訂正させていただきたいと、そういう趣旨です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  わかりました。ちゃんと入っておるのなら問題ないと私は思っています。  では、次の質問に移ります。  3項目目の質問といたしまして、滑川市の活性化の推進であります。  活性化の推進はどこの自治体も考えていることだと思います。  市民が安全で安心して暮らせ、住んでよかったと心から喜べるまちにする。また、2年後に東京オリンピック・パラリンピックが開催され、多くの外国人が日本にやってきます。それに向けて、皆さんに選んでもらえるまちに取り組まなきゃならないと思っています。  1点目の質問として、観光を力強く発信する戦略プロジェクトの設置は考えられないかであります。ほたるいか観光とともに宿場回廊等を積極的にPRする。
     今や、交流人口の拡大や観光振興は欠かすことのできない施策であるものと理解をしています。当市にとっては、ほたるいか海上観光は最も重要な観光であります。しかし、シーズン以外はどうなのかと考える。湾岸クルージング、行田公園のハナショウブ、東福寺野自然公園、産業観光、そして国登録文化財に登録されている宿場回廊等があるものと思います。  これはどう発信すればいいか。プロジェクトをつくればいいのではないかと思うが、また米騒動滑川に関する取り組みも考えられるのではないかなというふうに思っていますが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  観光PRにつきましては、観光課において観光協会や株式会社ウェーブ滑川などと連携を密にして、ホタルイカのまち滑川のイメージをより強化してまいりたいと考えております。また、ホタルイカ以外の観光資源をPRするために、営業活動や出向宣伝を積極的に実施しているところでございます。  本市の観光資源には、今ほど議員がおっしゃられた観光資源のほかにも、サーフィンやスキューバダイビング等、マリンスポーツが楽しめるスポットもございます。これらの資源を有効に活用するために、新たに用地を取得して整備することも必要だというふうに考えております。  観光課と海洋資源振興課が連携して、皆さんからのご意見を聞きながら新たな事業を推進してまいりたいと考えております。  現在のところ、戦略プロジェクトチームの設置については考えていないところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  現在のところ、考えていないということでありますが、やはり今、市民はみんな観光に注目しとるがですね。いやぁ、クルージング、本当によかったという方もたくさんいらっしゃいます。  そういったことで、やはり一観光課だけで考えていては前へ進まんがですね。みんなの協力をもらわないとだめながです。  例えば産業観光。商工会議所あるいはまた産業界の代表の方に来ていただいて、あるいはまた観光協会の代表、あるいはそれぞれのいろんな施設の代表の方に来ていただいて話し合う。話し合ってこの滑川を何とかしたいという思いを伝えないと、みんな協力してくれんです。自分ところだけやるがで、ひとつ協力してよと言われたって、なかなか腰は上がらんと思うがですね。私はそう思っとるがです。  だから、みんなして―忙しいかどうかわかりませんが、市長が座長になるとか、いろんな方法があると思うがですね。やはりみんなしてこの滑川を何とか盛り上げよう。確かに工業はたくさん工場が進出して、1人当たりの工業出荷額がナンバーワンということでありますから、それ以上にやはりそういった観光資源が産業観光の中にあると思いますし、ぜひともそういったいろんな団体の皆さんと協議を持つ場をつくって前へ進んでいただく方法ができないものか考えていただきたいと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  一昨年、観光課ができまして、以前、商工水産課で取り扱っていたものを今、観光課でやっております。そういうこともございまして、私、商工水産課長も兼務いたしております。  そういうこともございますので、また企業の皆さんに観光についてもいろんなご意見を伺いながら推進してまいりたいというふうに考えます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  私の意見ですから別段問題ないと思うんですが、ぜひとも前へ進む方法を考えていただきたいというふうに思っています。  次の質問でありますが、広域観光の推進は進んでいるかであります。  例えば、今はやりの観光列車を広域観光として富山から宇奈月まで走らせるとか、いろんな方法があるような気がするんですね。先ほど新川観光で各地へPRに行っているという話も聞きました。それよりも、この富山県の人、あるいはまた地元の住民、市民が、いやぁ、おもしろいがやっとるぞということを、そしてまた協力しようというようなイベントを考えていただきたいと思うがですね。  確かに、滑川はホタルイカ祭りとかいろいろとイベントはたくさんやっておられますが、やはりもっとみんなで協力できるようなことを考えていただきたいなというふうに思っておりますので、どうでしょう。広域観光がどう進んでいるかをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  広域での観光連携につきましては、公益社団法人とやま観光推進機構の県下全市町村が参加している市町村タイアップ事業において広域での旅行プログラムの造成を行っておりまして、10月中にはそのガイドブックが完成して県内外に設置される予定となっております。  また、新川地区の3市2町で構成される新川地域観光開発協議会では、新川エリアの観光パンフレットを作成して配布するとともに、7月には神戸、大阪での合同観光のPRの出向宣伝を行っており、今後も首都圏で合同観光PRが予定されているところでございます。  このほか、ことしから2市2町1村で構成される富山広域連携中枢都市圏において滞在型観光連携事業に取り組んでおりまして、これまで立山黒部アルペンルートでの合同観光PRの実施や、新たな観光ルートの造成のための視察、検討会を行っているところでございます。  今後も他市町村と連携して広域での観光の充実を図ることにより、より一層本市をPRしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも一生懸命PR活動に進んでいただくことをお願いしたいと思います。  次に3点目でありますが、富山湾岸クルージングの積極的なPRが必要ではないかということであります。  クルージングはすばらしいものだと思います。私はこれまで3回乗船しましたが、あの立山連峰は1回ごとに違った姿を見せてくれます。  今回、上市町議会と一緒に乗ったときにはかなりのスピードを出してくれました。時速40キロだそうでありますが、本当にスリルもあって大変楽しい時間を過ごすことができました。  これをぜひとも市民の皆さんにも乗っていただきたいなという思いで質問をさせていただいておりますが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  富山湾岸クルージングのPRにつきましては、観光課職員と運航委託先である株式会社ウェーブ滑川とで連携協力して実施しているところでございます。  具体的には、県内の道の駅やホテル、旅館等の宿泊施設、観光案内所などにポスターやチラシを設置し、また、運航開始前に市内小学校の親子対象の体験試乗会を実施したほか、黒部宇奈月温泉女将の会「かたかご会」や旅行代理店の招待クルージング体験、メディア取材を活用したPR活動などを行ってきたところでございます。  このほか、県内の小中学校に校外学習や遠足での利用促進のための営業活動や、県外においてイベントでのチラシ配布やPR活動、旅行代理店への営業活動を実施しているところでございます。  PRの内容については、富山湾からの景色だけではなく、乗船者から好評をいただいている観光遊覧船キラリンだからこそ味わうことができる爽快感、議員さんもスピード感というご表現がありましたが、これらもポイントの1つであるというふうに思っております。  今年度の乗船者数は8月末までで4,477人であり、平成28年の同時期の乗船者数である1,792人を大きく上回っております。  より多くの人に乗船いただけるよう、今後も多彩かつ積極的なPR活動を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともたくさんの皆さんに乗っていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  では、最後の質問にまいります。  地元で産したものは地元で消費する、徹底した具体案の推進はできないかであります。  滑川でしか食べられないおいしいもの、昔からのおいしいものを守りながら提供することではないかなと思うんですが、先日、Net3で放映しておりましたが、倉本先生の料理教室を見ていました。プロトンのホタルイカを利用してのホタルイカのカレーライスをつくっておられました。ちょっと変わったカレーライスだなと思って見とったんですが、ホタルイカを釜揚げされてピンクになるんですが、それをカレーライスの上に乗せるとか、あるいはまぜて料理するとかという放送でありました。  ああいうのはなかなか滑川でしか食べられないのではないかなと思うんですね。ぜひともああいうのをどんどんPRしていただければ、ホタルイカはやっぱり滑川がいいねということになって、どっか行って食べんまいか、どこへ行きゃ食べれるんかということにならないかなというふうに私は思って今回質問をさせていただきました。  いろいろと滑川には特産のものがあると思います。それらを利用した、そういった地元の野菜やら魚等で料理をしたお店の提案ができないかなというふうに思いますし、もう1点はやはり、この滑川の食材を使った放送をぜひとも滑川の皆さんが見るか、あるいはまた先生を呼んで講演してもらうか、そういった方法もみんなでやればいいんではないかなというふうに思っています。 ○議長(原 明君)  中川勲君、質問の時間がもう過ぎています。 ○14番(中川 勲君)  ごめんなさい。じゃ、そういうことなので、ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  地産地消の取り組みとしては、市内で生産される農作物やその加工品を積極的に取り扱う小売店や団体などをなめりかわ地産地消推進の店・団体として認定し、滑川市内外へ滑川産のおいしさをPRしているところであります。  食育講座や一品料理コンテストなどでは、なめりかわ食育サポーター等100名以上の方々の協力を得ながら、滑川産食材を積極的に使用し、旬の食材のよさや身近な食材の大切さを知ってもらうなど、地産地消の推進を図っております。  また、学校給食においても地場産食材の使用を積極的に進めており、平成29年度実績では総量50.9%を達成しており、県内一となっております。  今後も、生産者の顔が見え、安全・安心な地元食材を地元で消費できるよう努めたいと考えています。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  先ほど言おうとしたのはこれながでひとつ(資料を示す)、これ、いいなと思って見せようと思ったんです。  これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それでは、質問通告書に基づき質問をさせていただきます。  第1項目目は、安全・安心について質問いたします。  今回の定例会でも、調べましたら、13人の質問者のうち8人が防災に関する質問を上げておりまして、重なっているテーマもあれば、やはり今一番関心の高いテーマでないかなというふうに思います。  ことしは豪雨に伴う洪水や土砂災害、地震台風など、多くの自然災害が発生しております。災害で犠牲となられた方に対しまして、謹んで哀悼の意を表するものであります。  昨日のNHKでも、「どこでも起きる“災害新時代”のリスク」というテーマの番組が放送されておりました。災害は忘れたころにやってくるという言葉がありますが、今や災害は忘れる間もなくやってくるという状況であります。  災害対策は、これだけやれば万全というものではありません。ハード面はもちろんですが、今後はソフト面での対策が重要になってくるものと考えております。  さて、6月18日に発生した大阪府北部地震では、通学途中だった高槻市の小学4年生の女児がブロック塀の倒壊で犠牲となりました。  このことを受け、文科省から都道府県教育委員会などに安全点検等状況調査が依頼されました。滑川市では、学校施設関係のみならず、市内の152の市有施設についてブロック塀の緊急状況調査が実施されました。  地震発生の4日後の6月22日には、寺家小学校でひび割れの見つかった塀の撤去作業が行われました。そのことは当日のテレビニュースや翌日の新聞等でも大きく報道され、即断即決の素早い対応に、さすが上田市長のやることは早いという市民からの声も聞きました。  まず1点目、確認の意味で質問させていただきますが、文科省から依頼のあった学校施設におけるブロック塀等の安全等状況調査において、安全性に問題のあるブロック塀等を有する学校は何校あったのかお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  市内小中学校において、安全性に問題がある可能性が認められたブロック塀がある学校は寺家小学校1校でありました。  議員のお話にもありましたけれども、速やかな対応が必要と判断したことから、早急に取り壊しを行っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  では次の質問ですが、その後、学校防災マニュアルに基づいて通学路の確認をされたと思います。その結果についてお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  8月27日、28日に、市内全小学校の通学路のうち学校から要望があった32カ所を小中学校、関係機関とともに点検いたしました。  今後、それぞれの箇所において、児童・生徒の安全の確保のため、意見の出た対応について各関係機関とも協議をさらに進め、ハード・ソフト面の両面で対策を講じたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  次の質問は、通学路を確認されたときに安全性に問題のある通学路をどうするのかという質問を事前に通告していたんですけれども、通学路において安全性に問題があった箇所はあったわけですね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  現在、学校が指定している通学路につきましては、安全性に重大な問題はないと判断しております。  今回の点検箇所をはじめとして、さらなる安全性の向上を図るため、関係機関と連携しながら対策を講じていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  そうしますと、重大な問題はなかったというご答弁でありました。  たしか、大阪の高槻小学校では、専門家が指摘した、危ない危ないと言っていながら、要するに、資格のない人が大丈夫だろうと判断したことが最終的には事故につながったというような報道もされておりましたけれども、その安全点検のときに、いわゆる有資格者といいますか、見たらちゃんとわかる、そういう専門家はいたんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  安全点検に参加した者としましては、警察の方、生活安全や交通課の方、それから県の新川土木センターの方、この方が資格を持っていらっしゃるかということは把握しておりませんけれども、あとスクールガードリーダー、防災士の資格をお持ちの方でございます。あと建設課、まちづくり課、生活環境課、それから市教委の者ということで、専門的な観点から見る者はいたというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  ということは、すみません、次の質問とかにいろいろとかかわるものですから、そうしますと、特に今、滑川市における通学路に面した、例えば何カ所か私も確認しましたけども、民家でブロック塀をされているうちはありました。今、私がイメージしているところが確認されたかどうかはわからないんですけれども、そういうところも含めて全くないと断言されるわけですね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。
    ○学務課長(石倉裕子君)  建築士の観点から中にしっかりと鉄筋が入っているか、そういった細かいところまで見ることはできませんので、安全であるということは断定できないと思うんですけれども、次の答えでお話しさせて……。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  4番目に移っていいんですね。  32カ所をそういう関係の方と一緒に2日間にわたって回られたということでありますけれども、高槻市の事故が起きたときには、やはり専門家もさることながら、鉄筋が入っているとかどうかというのは目視ではわからないわけですよね。したがいまして、そういうところも含めたしっかりとした調査も必要ではないかなというふうに考えます。  ですから、文科省の依頼もあって早急にそういったこともやりなさいということでの点検だったとは思いますけれども、さらにもっともっと安全を考えるならば、いわゆる非破壊検査装置なんかもありますから、そういうようなものを使って検査することも必要ではないかなというふうに思います。  これは少し関連しているかなと思うので許してもらえるかと思いますけども、そこらへんはどうですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  民有地に建っているブロック塀につきましては、それぞれの設置者が自らの責任で行うというふうに考えております。  今般、県におきまして、撤去費用を無利子で貸し出す制度が創設されるというふうにも聞いておりますので、そういった利用促進についての周知等も検討するよう関係課と協議して進めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  順番が後先になってすみません。私は、4番目の通学路に面している民間のブロック塀等の撤去費用を支援すべきと考えるがどうかというような質問を事前に通告しておりましたけれども、ということは、今の石倉学務課長の答弁によりますと、32カ所の中には民間のブロック塀は入っていないということでいいんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  民間のブロック塀は、学校から危険であるというような要望の中には実は入っておりませんで、それ以外の防災の観点、交通安全の観点、防犯の観点で危険であるといった箇所につきまして、専門家の方も交えながら点検したということでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  そうしますと、もう一回確認なんですけれども、民間のブロック塀は点検の対象ではなかったということですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  対象でありました。ただ、学校側からは危険であると、点検が急務であるというようなリストの中には上がっていなかったということでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  私が見ているところでは、私自身は何カ所かちょっとやばいんじゃないかなというような箇所もあったんですけども、これは今この場では言いませんので、いずれにしても、私は仮にあるという前提で質問を考えておったんですけども、仮に民間の方の所有されているブロック塀が通学路に面しているといったときには、やはりあなたのところのは危ないから撤去しなさいということまでは、これはあればという前提での話ですけれども、やっぱり行政としてしっかりと所有者に言うべきではないかなというふうに思うわけですよね。でも、今回は全くなかったということでよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  教育委員会としましては、児童の安全確保の観点から、通学路に面するブロック塀のうち外観上特に危険性が認められる場所がある場合は、地震のある際は安全な場所に身を寄せる、それから注意が必要な際には自分自身の判断で避難できるなどの指導をするようにということで通知をされておりますし、学校側にもそういった指導をお願いしているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  次の質問に移りますけれども、今、仮にあればということで、国もそういった民間の方がブロック塀を撤去する助成を、市が補助するときに国からもそういう部分を支援するということも考えているということで、私どもの党としても、菅官房長官にそういった要望書も出しておりまして、やっぱり撤去費用は市単独ではなかなか厳しいかなという、そういった財政的な支援も国にお願いしているところでありまして、今後はこういった事例が出た場合は、そういった制度も積極的に活用していただきたいなというふうに思っております。  ちょっとかみ合わなかったので、次の質問に移らせていただきます。  5番目ですけれども、冒頭申しましたように、今後、いつ自然災害が発生してもおかしくない時代になってくるのではないかと考えます。  そこで、防災拠点としての小中学校の体育館の役割を考えたときに、冷暖房装置を設置してはどうかというふうに思いますが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  体育館への冷暖房の設置につきましては、熱中症予防等に一定の効果があると考えますけれども、設置に多額の費用が必要となること、電気代や修繕等の維持管理にも一定の費用がかかることから、今後の研究課題といたしたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  一応提案はさせていただきましたけれども、今おっしゃるとおり、いわゆる経費のかかる話でございますので、何を優先的にやるかということでございますから、また今後とも検討していただきたいということをお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。  6番目ですけれども、ことしの夏は異常とも思える猛暑日が相次ぎ、富山県の幾つかの市が全国的に最高気温トップ5に入ることも幾日かありました。  この猛暑現象は、日本だけでなく世界的に見られております。今後、世界的にこのような現象が続くと見る専門家もおります。  2020年に開催される東京オリンピックの大会組織委員会が政府にサマータイムの導入の検討を申し入れるなど、熱中症対策が検討され始めております。  昨日、市内の中学校の運動会に参加させていただきました。あいにくの雨で、途中、後半は延期となりまして、あすまた開催するというふうに聞いておりますけれども、生徒のみならず、関係者はこの夏休みの間もいろいろと準備をしていたのではないかというふうに考えております。  そこで質問ですが、これからの気象状況も考慮して、熱中症対策として運動会の開催日を見直してはどうか。また、何も土・日開催にこだわる必要はないのではないかと。  今、天気予報も非常に確率が高いわけでありまして、天気予報もしっかりにらみながら、平日開催も視野に入れて、それこそ生徒ファーストの視点で考えていくことも大切ではないかと思います。  100メートル先に雨が降っている。それに目をつぶって、竹やりを持って、行け、進めと言って雨の中に突っ込んでいくというようなことはやめて、今の時期でしたら、秋晴れのすがすがしい天気のもとで生徒たちにしっかり力を発揮してもらうと、こういうことも大事な観点ではないかというふうに思います。  これについて当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  小中学校の運動会につきましては、児童・生徒が1学期に学習、習得した成果を2学期になって保護者の方や地域の方に披露するという側面もあり、体力づくりや集団づくりを経たうえで、ほかの学校行事、それから対外的な行事との兼ね合いや地域とのかかわり等も踏まえて9月の開催としてきたところでございます。  現在の開催日程を大幅に変更する予定はありませんが、開催にあたっては熱中症対策を十分に講じ、児童・生徒の安全に配慮していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  よろしくお願いをいたします。  では、第2項目目の質問に移らせていただきます。  2項目目は、AEDについて質問をいたします。  我々の日常生活においては、いつ、どこで突然の病気やけがに襲われるか、誰にも予測はできません。  市民の皆様の大切な家族や友人が病気で倒れられたり大きなけがをされたときなど、命に危険が迫った場合には、近くにいる人の救命手当てが迅速に行われるかどうかがその後に大きく影響します。  昨今、AEDが不特定多数の人が出入りする民間施設や公共施設などに広く設置され、万一の事態が発生した際には、その場に居合わせた人が自由に使えるようになっていることは周知されていると思います。  AEDは、心室細動などのけいれんから正常な心拍に戻すために一般市民が使用できる唯一の医療器具であります。日本では救急車が現場到着するまでに平均で約8分を要するとされていますが、心室細動の場合は一刻も早く電気的除細動を実施することが必要とされ、救急車到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊や医師が駆けつけてからAEDを使用するよりも、救命率が数倍も高いことが明らかになっております。  そこで確認の質問ですが、本市のAEDの設置状況について、現在何台設置してあり、そのうち24時間対応のものは何台あるのかお聞きをいたします。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  それではお答えいたします。  現在、滑川市内のAEDの設置状況は103事業所に118台が設置されており、そのうち24時間対応が可能と思われる事業所は11カ所でAEDは11台となっております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  関連なんですけども、その24時間対応の事業所11カ所というのは、ほとんどが、いわゆる民間の工場といいますか会社というか、そういうところですか。11台のうち公共施設は何台かおわかりでしょうか。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  公共施設という分野で言いますと、消防署、警察署、あと厚生連滑川病院あたりがそれに該当するかなというふうに思います。  その11カ所に関しては、滑川市のホームページからAEDマップの一覧表を見ることが可能なんですけれども、その中から24時間職員がいらっしゃるところで24時間開業している事業所というところをカウントさせていただきました。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  それでは、次の質問に移ります。  市内の小中学校のAEDは、ほとんどが体育館玄関内や校舎内など全て屋内に設置してあるため、休日、夜間などの教職員不在時やAED設置建物が施錠された状況において、小学校ではグラウンドを利用するスポーツ少年団の子どもたちなど、中学校では部活動に参加する生徒など、また、学校施設の夜間開放事業を利用する市民などに万一の事態が発生した際には、AEDの本来の使用目的を考えたときに役に立たないということが危惧されます。  そこで提案ですが、市内の小中学校に設置してあるAEDを屋外に設置して、24時間365日使用可能にしてはどうかと考えます。  現在、既に屋外型収納ボックスというものが開発されて、もう既にそういうことをやっている県もございます。屋外使用に耐えられる防じん、防水性を有し、ボックス内の温度をAEDの使用環境条件の0℃から50℃以内に保つなど、AEDの性能を維持することが可能で、かついつでも容易にAEDの取り出しが可能なものであります。  この件につきまして、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  小中学校のAEDにつきましては全て屋内に設置してあり、施設施錠後は使用できない状況となっております。  議員のご指摘のとおり、AEDを屋外に設置することにより、学校が閉まっている休日や夜間でも、グラウンド利用者や一般通行人にも利用できるようになると考えております。  屋外設置につきましては、気候や気温の変動に対応するため、屋外用のボックスの購入やAEDの細やかな管理、点検が必要となることから、利用状況等を見ながら検討することとしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それは非常に前向きなご答弁だというふうに受けとめてよろしいわけですね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  そのとおりでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  先ほどもAEDの屋外設置ということで、特に小中学校に設置するということについては誰も反対しないと思います。これは、私が提案したら皆さんから拍手喝采でももらえるのかなと思いましたけれども、ただ、そういった費用の問題ですとか、それはしょっちゅう稼働してもらっても困るわけでありまして、ですから、そういう専用の屋外ボックスも実際あるわけでございますので、これは体育館の冷暖房装置よりもはるかに予算的にも安いものであろうというふうに思います。  安いからどうだこうだという話ではありませんけれども、これはなぜこういうことを言うかというと、2014年に、ある県において、校舎に鍵がかかっていたため、夜間の部活動中に倒れた生徒がAEDが使用できなかったという事例があったということで、それを受けて屋外に設置をしたということでありました。  我が市でも、取りに行こうと思ったら体育館のドアに鍵がかかっていたと。目の前にAEDが見えていると。残念な思いをしてということが起きないためにも、ぜひまた検討していただきたいということを切にお願いいたしまして次の質問に移ります。お願いすることばっかりですけれども、よろしくお願いいたします。  では、3項目目のドクターヘリについて質問をいたします。  これも市民の安全・安心に密接につながるテーマであります。  新聞報道によりますと、5月15日に県のドクターヘリが、一旦は上市町のA小学校に着陸しようとしたにもかかわらず、校長と教頭が不在であったため着陸を見送り、場所を変更したケースがあったことがわかった。ヘリは結局、2.5キロ離れたB小学校グラウンドに着陸したということでありました。ドクターヘリの目的は、一秒でも早く患者へ駆けつけることが求められております。ドクターヘリが県に導入されて、市内でもそのドクターヘリが離着陸する場所、すなわちランデブーポイントが現在25カ所指定されているということでありますけれども、この上市町のことを他山の石として受けとめれば、今回の事案は多くの教訓があると思います。  ランデブーポイントに指定されていても、責任者の所在、いない場合の対応、周知徹底、そして万全な危機管理対応など、もう一度確認するべきではないかというふうに思います。  本市では同様のことが絶対起きないことを願うわけでありますけれども、大丈夫なのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  小中学校でドクターヘリのランデブーポイントとなっている学校は、東加積小学校を除く小学校6校、そして中学校2校となっております。  小中学校では、校長、教頭が学校を不在にする事態になった場合でも、市民の子どもたちの安全・安心を第一に考え、学校にいる教職員がドクターヘリの着陸について許可をできる体制となっております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それを聞いて安心いたしました。  今のケースはたまたま小学校で起きた事案であったということで、今、学務課長さんがご答弁をしていただいたと思うんですけれども、それ以外の25引く8とすれば17カ所ですね。ここらへんの、先ほど言いました「いやぁ、今責任者おらんがで来てもらっても困るちゃ」とか言われることのないように、そのへんは大丈夫なんですかね。それはこういった……元起さんなんですか。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  今ほどのドクターヘリを要請した場合のランデブーポイントの連絡先ということですけれども、ドクターヘリを要請するというのは消防機関と病院でありますが、まず119番が入った時点で、キーワードと言いまして、重症を推測されるようなキーワードが119番で言葉で発せられますと、すぐに通信指令課からドクターヘリを要請します。救急車も出るのと同時ぐらいにもうドクターヘリを要請するわけですけれども、そうしたときに救急隊はまだどこに行くかわからないと、どこのポイントで受け渡しをするかというのはまだわからない状況です。  一番近いところを多分通信指令課は選定して、そちらのほうにまず連絡するというふうにドクターヘリにも伝えると思います。ドクターヘリはそちらのほうへ向かって飛んできますが、そこに連絡がつかないという場合は、また次の場所、次の場所、二十何カ所もあれば、次の場所、次の場所というふうに連絡がとれる場所を選定するわけでありまして、救急隊にとってみれば、決まった後に連絡を受けるということになります。決まった後なものですから、救急隊にとってみれば実際はランデブーポイントへ行く引き継ぎというのはあまり支障がない。
     ただ、ドクターヘリは119番と同時にすぐ飛んでくるということになれば、すぐそちらのほうまで飛んできます。もし場所が決まっていなければ、そこの上空で旋回しているわけですが、場所が変更になればまた次のところへ飛んでいくということが上市さんの場合にも起きたという状況でありまして、救急隊の連絡にとっては支障はあまりない。ランデブーポイントの連絡にとっても決まった場所へ行くということになりますので、救急隊にとっては支障はございません。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございました。  ぜひともドクターヘリが上空で旋回して待っておるというようなことのないようにお願いしたいと思います。  今の元起署長の答弁を聞きまして、私もいつ何どきどうなっても大丈夫かなというふうな安心をいたしました。  そういうことで、次の質問に移ります。  では、最後の4項目目の市民サービスについて質問いたします。  北陸新幹線開業に伴い、並行在来線としてあいの風とやま鉄道株式会社も開業いたしました。  その際、並行在来線の利用者の利便性の確保と運営会社の経営安定に資することを目的に、県及び市町村は平成25年度から平成37年度までに富山県並行在来線経営安定基金に拠出することに合意をいたしました。また、滑川市も株主として株式も保有しております。  まず確認質問ですが、この拠出額は幾らで保有株式の額面は幾らなのかお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  富山県並行在来線経営安定基金につきましては、並行在来線の利用者の利便性の確保と運営会社の経営の安定に資するために、県と市町村の合意に基づき、平成25年度から37年度までの13年間にわたって拠出することとしているものでございまして、当市の合計の拠出額は、県下市町村全体の30億円のうちの1億9,300万円となっておりまして、現在までのところ5,000万円を拠出しております。  また、株式につきましては、富山県並行在来線準備株式会社の設立にあたりまして平成24年度と25年度にわたり出資したことで取得したものであり、580株を保有しております。1株5万円ですので、580株掛ける5万円ということで2,900万円ということになっております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  1億9,300万円、それから2,900万円ということでございますが、それでは次の質問に移ります。  これは、ある女性の方からの市民相談であります。ことし3月に、所用で富山市に行くためにあいの風とやま鉄道を利用されました。電車を待っているときに尿意を催されたそうであります。洋式トイレに腰かけた途端、そのあまりの便座の冷たさにびっくりされ、思わず立ち上がったということでありました。その方いわく、あまりにも冷たくて心臓がとまりそうになったとのことでありました。  あいの風とやま鉄道滑川駅は、滑川市の大事な玄関口であります。利用者のほとんどは市民であります。経営安定基金も保有株式の財源も、もとはといえば市民の税金であるということを考えたときに、いわゆる株主という立場で、あいの風とやま鉄道にトイレの便座を早急に暖房便座にするように申し入れ働きかけをしていただきたいと強く思うものであります。  これについて当局の考えをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  あいの風とやま鉄道の駅のトイレにつきましては、昨年度、滑川駅と東滑川駅のトイレが洋式化され利便性の向上が図られたところでありますけれども、便座には暖房機能はついていないということから、特に冬季間の利用においては不便を来すことがあると思われます。  今後さらに鉄道駅の利便性が向上され快適にご利用いただけるように、今お話にありました暖房便座の設置については、あいの風とやま鉄道に対して要望してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ぜひ申し入れをしていただきたいと思います。  ここに、滑川市の重点事業ということで国、県への要望をまとめられたものがある中で、あいの風とやま鉄道の新駅設置などへの支援及び富山地方鉄道路線の維持確保についてというものが書かれている中で、こんなふうに書かれているんですね。「新駅の設置や駅舎トイレの改修、滑川駅構内のエレベーターの設置など、県民が鉄道を利用しやすい環境を整え、あいの風とやま鉄道の利用を促進することで、地域の期待と信頼に応えられる事業者の伸展を目指すことが重要であると考えております」というふうにここに書かれております。  ここの駅舎トイレの改修というのは、今ほど言われた和式から洋式に変えるということをこのときは考えておられたということですか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  確かに洋式化というのも念頭に置いて要望しておりますけど、それに限ったものではございませんで、現在あるトイレの場所とか、外のほうから入ったりとかというのもありますので、洋式化も含めて快適に利用できるような改修といったことで、もろもろという形になっております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ぜひ、寒いときに利用されて、便座に座った途端、すぐさまAEDを使わなきゃいけなくなったりとか、はたまたドクターヘリも呼ばなきゃいけなくなったりとかすることのないように、そういうところになかなかあいの風とやま鉄道の経営者が気づいていないのかというふうに思ったときに、非常に情けないなというふうに思うわけでありまして、これは何度も言いますけれども、滑川市という株主の立場で、しっかりと物言う株主となって経営のほうに言っていただきたいということを切にお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時40分からといたします。                 午後3時28分休憩                 午後3時40分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  大きな1、商品開発と販売について伺います。  平成29年3月定例会で初めて海洋深層水を利用した天日塩製造販売の説明があり、1年半が経過しました。6月定例会ではねんりんピックで配布したいとの説明でしたが、いまだに販売の話は聞いておりません。商品はできていると思っております。  そこで、(1)海洋深層水天日塩の進捗はどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  海洋深層水天日塩については、平成29年度末で約500キログラム、今年度も8月末までに約400キログラムを製造し、各種イベントでの試供品の配布や学校給食等に使用しているところでございます。  現在、これまでに収集した製塩に係るデータをもとに販売価格等を検討するとともに、名称、パッケージデザイン等の選定も進めており、引き続き早急な販売に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  塩自体は確認させていただきました。パッケージと、あとはどういった売り方でという話だと思っております。  前回の課長の答弁では価格が高くなることも予想されるとの説明でしたが、何グラム幾らで売るのか、また海洋深層水でつくった天日塩はその他の塩とどこが違うのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  塩の価格でございますが、原価計算をしたうえで、それと、いろんな塩がございますので、そういう価格との競争面もございます。そういう面で、今、価格のほうの検討をいたしておるという段階でございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  価格を検討しているということなんですけれども、競争力が働くぐらい安くコスト的にはつくれているんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  コストについてはできるだけ安くということで、経費の節減も図りながら進めておりますが、当然、販売ということになると流通ということもございますので、現在、そのへんも含めた検討を重ねているというところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  検討だという話なんですけど、課長の答弁を伺っていると、一切数字が出てこないのに不安を感じておりますけれども、キログラム幾らかとかというのは原価計算できると思うんですけれども。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  現在、100グラム当たりの原価計算というものは、当然かかった人件費であるとかそういうものも含めて、約300円程度の原価というふうに想定はいたしております。  ただ、これに当然100グラム当たり販売の手数料であるとか、いろんな考慮する面がございますので、最終的な価格というのはこれからの検討になるということでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  100グラム当たり300円アッパーというふうに原価がかかっているという話なんですけども、職員が一生懸命つくっているというふうに伺っております。  ことしの6月13日に交付されました食品衛生法等の一部を改正する法律では、原則として、全ての食品事業者にHACCPに沿った衛生管理に取り組んでいただくことを盛り込まれております。  今後の対応とかがあればお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  当然、昨年、職員も従事しておりましたが、ことしに入ってからは、シルバーのほうに委託をする部分についてはシルバーを活用しながら製塩作業にあたっております。  そういう中で、今後販売するということになれば、衛生面というのが当然一番重要になってくると思いますので、そのへんにも十分配慮しながらまた進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今ちょっとびっくりしたんですけれども、今シルバーの話が出まして、シルバーはもともと塩をつくっていて、また新たにシルバーにちょっとお願いしているような格好なんですかね。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  塩の製造という中で、雇用の中でシルバーにも委託をしておるということでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  もともとつくっていらっしゃったのでノウハウがあるんだろうなということで、進めていらっしゃるんだろうなというふうに思っております。  その昔、塩が高価だったことは有名です。例えば、本当に昔ですね。1200年代だとフビライ・ハンの時代。兌換紙幣というので塩引、まさに塩のことですが、引換券として発売されておりました。また、日本においても、日露戦争の戦費調達のため1905年、塩専売法が開始、1996年、塩事業法に変わり、2002年にようやく販売の自由化、本当の自由化がされました。  今ではそのおかげで、ネットで検索しますと、中国福建省の天日塩は1,700グラム850円、業務用だと粗びき天日塩25キログラム1,200円と、グラム当たり0.048円で売っております。もはや普通に売ったのでは、もうかる商材でも何でもないことがわかります。  そこで、素材のまま売るのはやめてみたいと思っているんですけれども、そのへんはどうなんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  議員がおっしゃられるとおり、まず塩の販売ということでございますが、今考えておりますのは、まず滑川の海洋深層水を使った塩を多くの皆様にご利用いただきたいと。当然いいものであるということは、これまでの試供品の配布であるとか、それも周知されておるというふうに思っています。  そういう中で、できるだけ早く、まずこの精製した塩をお使いいただきたいというふうに考えています。  その後、高価格帯のものであるとか、いろんなものも考えていく必要があるかとは思っておりますが、まずは早急に飲食店であるとか市民の皆様に塩を使っていただくというふうに進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  価格が高くなって、せっかく職員まで使って、市のPRになっていかなくて、そのまま飲食事業者に何に使われたかわからない格好になると、もうブランド化もないなというふうにふと思ってしまうんですけれども、私、この後提案させていただくんですけれども、例えばことしの夏は40度、先ほど尾崎議員の質問にもありました。全国各地で観測史上初という酷暑に見舞われる事態が起こりました。恐らく、地球温暖化を考えれば、これから40度は普通になっていく可能性が高いと考えます。  そこで、熱中症予防に大活躍の塩タブレット、これを製品開発してみたらどうでしょうか。海洋深層水でつくった塩タブレットは、子どもからお年寄りまで喜ばれます。また学校に配布することもできるでしょうし、結構あるんですよ。塩タブレットは最近人気なので出ています。また、同じものをつくってはだめとかねがね市長は言っておりますので、塩ブルーベリータブレットも同時につくったらどうかなというふうに、これは提案ですけれども、こんな感じでですね(資料を示す)。  ブルーベリーは滑川でも栽培されておりますし、現代人はスマホで目が疲れております。海洋深層水と天日塩とのコラボレーション、間違いなく日本初になると思います。塩のまま売るのではなく、こういった商品開発はどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  ご提案ありがとうございます。  今後、塩の活用方法についてはいろんなことが想定できますし、また可能性も含んでいるのが海洋深層水の天日塩だというふうに思っておりますので、ご意見を参考にさせていただいて、また検討いたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  さっき言ったように、なかなか塩ではもう商材として売りづらいと思っておりますので、今後そういったことも、商品開発ですので、滑川市を売るための商品開発を知恵を絞ってやっていかなきゃいけないというので、私、今2点ご紹介させていただきました。ぜひ取り組んでいっていただきたいと思います。  次の質問は、既に商品化されましたプロトン冷凍ホタルイカです。  ことしはホタルイカの不漁が響いていると思います。市長の提案理由でも219トンと、昨年と比較して178トンの減少という説明を受けました。課長の6月定例会の答弁では、250グラム1,600折を確保したという説明を当時伺っております。  そこで、(2)プロトン冷凍ホタルイカは何折売れたのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今年度の急速冷凍ホタルイカの販売数については、急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会において7月より販売を開始しております。  8月末現在において、予約数も含めて571折を販売しているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  見込みも含めて571折ということで、ことし1折250グラム1,000円で販売していると思っております。
     昨年は1折たしか400円だったんですね。グラム数も違ったと思うんですけども、教えていただければ。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今おっしゃっられたとおり、ことしの販売価格については1,000円で販売いたしております。昨年は1折400円。これはいずれも250グラムということでございます。  ただ、若干中身の匹数については、250グラムですが、ことしのホタルイカは大きいということもありまして、約26匹前後というふうになっております。昨年はホタルイカがちょっと小さかったので、二十七、八匹になったということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  時価のことなので、なかなかそういったことを操作できないんでしょうけども、ブランド確立協議会運営事業費等で委託料が100万円ついております。  時価がこれだけ変わってはブランド確立はなかなか難しいんじゃないでしょうか。何か打開策とかあればお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  時価が漁獲量に応じて、それから冷凍凍結量に応じて当然変わってくるということでございますが、その中でも、今回協議会の中で1,000円という価格を設定させていただいております。そういう中でも571折の予約をいただいておりますし、なかなか価格的にも妥当な価格であるという評価も受けております。  そういう中で、少しでもホタルイカのブランドを引き続き推進していきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ことし少なかったことを考えれば、グラムは妥当だったという話で、私も妥当だと思っております。  兵庫県のプロトンホタルイカは、計算するとグラム当たり5円で販売。こちらはグラム当たり4円ですので、価格では負けておりません。そして、定置網漁と天然の生けす富山湾、知名度でも負けていないと思っております。ぜひ多くの方に広めていただきたい。  しかし、ホームページには一般の方はご購入できませんと最初の1ページ目に書いてあります。これはどうしてでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ことしは漁獲量で1,600折ということもございまして、まず昨年ご利用いただいた飲食店を中心に販売させていただいておるということでございます。  来年以降どういう漁獲量になるかわかりませんが、今後たくさんプロトン凍結できれば、今後そういうことも含めてまた考えていきたいというふうには思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  専門店に根づかせる戦略というのは私は悪くないと思うので、少ない場合はそのままそういった形になっていくというふうに理解しておきます。  ぜひ滑川ほたるいかブランドをしっかり広めていただきたいと思っております。  次の質問にまいります。  昨年9月定例会では、課長の答弁では絵本「キラリン光の旅」の在庫がなくなったと説明をいただき、その際、来年度増刷したいという答弁でありました。  3月定例会では増刷の予算40万円をつけております。版があるので、そのまま刷るだけなので、作業はほとんどかからないと思っております。  (3)「キラリン光の旅」増刷、販売の進捗をお願いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  絵本「キラリン光の旅」につきましては、販売用とブックスタート事業活用分と合わせて300冊増刷したところでございます。  販売につきましては、9月末ごろから販売開始できるよう準備を進めているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ということは、今300冊増やすということで販売も考えているという形なんですけれども、私はミュージアムに置いてほしいという話を前にさせていただいたんですけれども、販売側のミュージアムとかに、実はもしやと思って現場を見に行ったんです。本当はもう置いてあるんじゃないかなという淡い期待を抱いて見に行ったんですけれども、やっぱり置いてありませんでした。  向こうはそういったことは伺っておりませんという話だったんですけれども、すぐこの後取りかかっていただけるのか、確認をお願いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  できるだけ早く取りかかりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  現場に来たらすぐ置いていただけますかと言ったら、置くだけなのですぐ置きますという話だったので、早急にやっていただきたいと思います。  そしたら、次の質問にまいります。  (4)深層水トマトの生産、ブランド化の進捗はどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  それではお答えいたします。  海洋深層水トマトについては、平成25年度から3名の生産者の方が海洋深層水を活用した栽培を行い、品質の確立に努めてきたところであります。  現在、農事組合法人営農笠木により海洋深層水トマト栽培用ハウスが新たに建設され、海洋深層水トマトの栽培を始められたところであります。  出荷先につきましては、直売、市内スーパーの地場産コーナー、学校給食共同調理場、市内レストランなど、まず市内での出荷を想定しているところであります。  本市の貴重な固有資源である海洋深層水を活用した海洋深層水トマトの生産の確立により、ブランド化の推進を目指してまいりたいと思っております。  海洋深層水トマトの製品につきましては、10月の上旬にはもうとれると思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  もう目の前という話だと思うんですけれども、私が心配しているのは、生産もそうだと思いますが、今の塩の話だとかプロトンの冷凍と同じように、販売の内容を深く考えているのかなということで、どういった戦略で売っていき、ブランド化を浸透し、地域の特産物としていくのか、再度お願いします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  先ほども話ししましたとおり、まず直売、それと学校給食共同調理場とは8月の下旬ごろからもう既に打ち合わせをして、価格帯もある程度まで詰めております。  それと、市内のスーパーなんですけども、みずまるとかひかる市とかのほうにも話をもうかけてあります。  あと、市内のレストランは、光彩さんのほうへ話をかけて販路の拡充に努めています。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  思いつくところをかねがね回っていらっしゃるみたいな話なんですけれども、6月定例会の市長答弁では、課長以下5人全員で栃木のトマトの勉強を今行ってきたところというふうに聞いておりますし、栽培方法、今の話では10月上旬という話だったので、品質には問題ないと思っております。  もちろん私は農家ではありませんので、栽培方法についてとやかく言うつもりはありません。しかし、心配しているのは、ただおいしいものをつくってもそれだけで売れないのが今の時代ですので、マーケティングのほうを心配しております。  そこで調べましたら、さきの中川議員が前の議会でも言っていましたとおり、既に滑川市の深層水を使って先行している小矢部市の業者さんは、約16年前から取り組んでいらっしゃって深層水トマトを栽培しております。商品はケチャップやトマトジュース等をつくっており、またネットですぐ販売できるようにしております。小矢部市の農林課の所管でもありますし、小矢部特産品にもなっております。  これと同じような6次産業化戦術で市場に出していくのか、また違った方法で何か模索できるものを独自で持っていらっしゃるならお聞きします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今ほど議員ご指摘のあるとおり、6次産業化はある程度目指しているんですけども、まずミニトマトと大玉トマトで勝負して、ある程度余るようであれば、それを加工品のほうへ持っていって6次産業化を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ミニトマトと大玉で、それ以上であれば加工していくというのでブランド化していくという話なんですけれども、もう1点、私が大事だと思うのは、商品の方向性ですね。今、ミニと大玉という話を聞いたんですけれども、これまで答弁では、思ったより甘くならなかったという市長の答弁ですとか、いろいろ模索していたのを聞いておりますが、私は正直、別に甘くても、酸っぱくても、多少しょっぱくても、何となく青臭くてもよいと考えております。ただし、大事なのは、他のトマトと差別化できており、味がやっぱりちょっとおいしいなと。そのおいしいなというのが大事だと思っております。  問題なのは、例えば、これはブランド化としてですよ。西出式微生物農法みたいに収量を見込んで生産に取り組んでいくのか、収量を捨てて味一本、永田農法みたいなぎゅっと締まったもので取り組んでいくのか、この方向性の指針を出すのが市のブランド化だと思っております。考え方を伺います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  まず栽培方法なんですけども、今までの栽培方法によりますと、同じ面積で大体600ポット栽培していたのを、今は1,260ポット、倍生産するという形で新しい技術を取り入れています。  あと、食味のほうなんですけども、食味もいろいろ微調整しながら、おいしい方向へ向かわせていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今回10月出荷されるものはどういった方法で出荷でしょうか。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  まず、既存の海洋深層水トマトの平成25年からやっておられるやつを参考にした希釈率で今行っていまして、それをどんどん重ねていっておいしいものにしていきたいなと思っています。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  楽しみにしております。  当初予算では地域農業推進費として、6月には農業施設等の導入助成を拡大して、今のハウスの件の予算を可決しております。ぜひ今後もしっかりしたプランでブランド化してほしいと思いますので、よろしくお願いします。  次の質問にまいります。  かなりの議員さんからも話が出ております防災について、大きな2であります。  7月5日の気象情報をまとめまして、先ほどからあるんですけれども、もう一度おさらいで、午前0時23分には洪水注意報、6時20分には大雨警報、13時20分に洪水警報を発表しました。18時30分には田中小、南部小の体育館に避難所を開設、指示しまして、18時48分には西加積地区、中加積地区、西地区の一部に避難準備・高齢者等避難開始を発令し、緊急速報メール、防災行政無線、ケーブルテレビ、広報車での周知を行ったというふうに伺っております。  そこで気になりました(1)7月5日の上市川の増水の対応について、避難準備情報になった理由は何か。先ほどメーターの話も大分出ておりましたけれども、もう一度お願いします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  7月5日は午後4時20分に上市川の水位が避難判断水位の3.4を超え、水位がさらに上昇を続けていたことから、それ以降の気象予測ですとかパトロールした現場の状況を総合的に判断いたしまして、6時48分に避難準備・高齢者等避難開始を発令したところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  先ほどと同じ答弁になりますよね。そうなんですけれども、なぜこんなことをお聞きするかといいますと、防災計画の第9節「避難勧告・指示、避難誘導等」を確認しました。そこには、避難準備情報は災害時要援護者等、特に避難行動に時間を要する者が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害が高まった状況のときとされます。  先ほどは水位、雨雲レーダーを見ながらトータル的に判断したという話でしたが、もし仮に今回の上市川の増水、そして破堤した場合、避難準備対象者だった各地区の方々が一瞬にして濁流にのみ込まれてしまうかもしれません。大切な人命が脅かされる状態にすぐなります。要はスピードが水のスピードなので、そのことを言っているんですね。  どのレベルで避難準備から勧告に変わるのか、再度お尋ねします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今ほどご指摘されましたとおり、防災計画上で言いますと、避難勧告というのも、私が先ほど説明しました避難判断水位に達した段階でということになっております。  具体的に何メートルになったら避難勧告を出すかについては、今後もうちょっと詰めていきたいと思っています。もちろん市民の生命にかかわることですので、早急に検討したいと思っています。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  先ほど古沢議員からの話もあったとおり、超えていたんだけれども、実際見に行ったときには違ったんだと。30年間見ていらっしゃった市長がそうやって言うふうに、本当に危ない状態じゃなかったというふうに伺いましたけれども、定例協議会でもお話しさせていただきました。自主的に町内会公民館へ避難している方々が多くいらっしゃいました。  西加積地区でも魚躬、江尻、有金、有金新町は河川から目と鼻の先の公民館なんですね。市指定緊急避難先では、割と河川から近い西加積地区公民館や下梅沢テニスコートなども洪水の避難場所として〇となっております。  (2)市指定緊急避難場所の精査は今後どのように進むのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いろいろと意見が出ておりますけれども、今この話で上ってこないのが、上市川の中に雑木が大きく立っているということ、そしてあなたは西加積にいるんですから、西加積のこれまでの洪水になったときの経験をされた方は、この雑木、土砂のたまり、ここにものが引っかかると洪水になるよということ、これは立山土木へ何回言っても大丈夫だと聞きません。大丈夫だと言っています。  そこで、このことをよく考えてみたいと思います。上市川は昭和44年に決壊しました。そのときは川が蛇行していました。これはきれいに真っすぐになっています。郷川も拡幅しました。古栃さんがいたとき、川の改修に私自身が機械に乗ってやっていましたので、これもきれいになっています。でも、郷川は奥は深い。五位尾のほうから来る水、それでも郷川そのものの水位が随分と上がったときがあります。  でも、今回の郷川の水はそんなに水位が上がっていません。上市川もしかりであります。そういうことを総合的に、のめるかのめないかということを中心にして、そういう一面での見方もしていかないと、この話は表面の水位がどうだこうだという話がありますけれども、なかなか判断しにくいということでありまして、立山土木へ何度も、あるいは県庁河川課に何度も言っておりますけれども、大丈夫だと言って聞かんということ、これは議員の皆さんも1回正確に現場を見て調べて、しっかりと県に訴えてもらいたいと、応援してもらいたいということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  少し党の話になるんですけれども、雑木についての要望は自民党の西加積からも出しているんですけれども、議員活動としてどうだったかというと、私もちょっとクエスチョンがつく部分もあるので、今市長がおっしゃられたように、今後、立山土木にしっかりした認識を持って私らも訴えていきたいというふうに思っております。  ぜひ実情に合わせて市指定の避難所をもう一回、マップ上がそうなっていますので、見ていただきたいなというふうに思っています。  当たり前ですが、水は高いところから低いところに行きます。前にも見せましたけれども、浸水マップ、自治体が出しているのではなくて、結局、土地の高低差なんですね。これ、3メーターの浸水で私はつくってまいりました(資料を示す)。  滑川市の市民の方が多く間違っていらっしゃるのが、皆さん、山がこっち側だとすると、こうあると思っているんですよね、海に向かって。でも違いますよね。こうですもんね。それを認識していらっしゃらないんですよ。こうなっているから、例えば佐伯から大掛を8号線で渡ってきて富山側に向かうと、稲泉のところで1回どーんと下がって、そのまま真っすぐ行くと、結局、有金高架橋の高いところに来る。あれは高いわけじゃなくてあっちが低いんですよね。江戸時代から80個の用水が引かれていますので、川がこう流れていて、3反田がこう続いている状態ということを滑川市民の方は多分認識されていないんです。こっちは低いんですと話をしても全然伝わっていないんですね。
     どういったことを言いたいかというと、その地形上の問題があるから、この赤の点、これは何かというと、私が大体思いつく限りの自治会の公民館の場所をあらわしています。3メーター浸水で全部ほとんどやられちゃっていますので、これを誤認して、一回市の発令があるまで町内会公民館にいましょうよとなったときに危ないんじゃないでしょうかということを思っているんです。  私も議員としてこれは言わなきゃいけないでしょうし、市側もこういう地形状なんだよということをもう一回改めて言う機会とかというのは何かできますでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今すぐどういった機会でということはちょっとお答えできないんですけど、また機会を捉えて滑川市の地形、あるいは先ほどおっしゃっていた公民館は本当に安全なのか、それはもちろん市民の方にもお願いしたいんですけど、こちらのほうでも危険性についてちょっとまた注意していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ぜひお願いしたいと思うんですけれども、今地理の話を少しさせてもらったのでちょっとさせてもらうと、例えば川の防波堤に最初に桜とかを置いたのは徳川家康なんですね。彼は何を思ってそうしたかというと、要は、花見のために歩く人たちにモグラや動物で荒らされているのを知らないまま歩いてもらって気づいてもらうための、そういったアイデアで家康が取り組んだそうです。  こういった地理と歴史がすごい防災を守ると思っているんです。滑川市には近藤さんというすごい方がいらっしゃいます。ぜひ防災計画の中に近藤さんとか、そういった有識者に入ってもらうことはできますかね。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  そういった有識者の方がいらっしゃるということですので、またいろいろな機会で、会合とかにもしあれでしたら来ていただきたいと思うんですけど、近藤さんというのはちなみに下のお名前というか。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  学芸員の近藤さん。米騒動のね。もちろんわかっていらっしゃいますよね。すごい方なのでぜひとも、本当に滑川の地形も歴史も全て知っている方なので、そういった方が一人いるだけで本当に、もちろん市長も土木はすごい詳しいのでいろんな地形を知っていらっしゃいますけれども、多分近藤さんもすごい古い時代から理解されている方なので、ぜひアイデアというかアドバイスをもらっていただきたいと思います。  ちょっと話がまた行ったので戻しますけれども、次の質問にまいりまして、今回、指示系統がどのように来るのか全くわからない状態でした。  先ほどいろいろ消防団も含めて発令した順序をお聞きしましたけど、町内会の役員の方が、町内会に言ったんでしょうけれども、今回このようなことがあってはどう動いていいのかわからないということをお聞きしました。  そこで、滑川市全体として、(3)町内会・自治会の自治防災マニュアル作成を推進してはどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  災害が発生した際に一番頼りになるのは、自宅のご近所の方ですとか町内会の方との連携、いわゆる共助であります。  そうしたことから、町内会や自治会が自主的に避難場所ですとか避難方法などをあらかじめ定めておきます自主防災マニュアルを作成するというのは非常に有意義なことだと考えております。機会を捉えて啓発していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  啓発ということは、もうつくっていただくように促すという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  そのとおりでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちょっと安心しました。  京都府の宇治市の町内会自主防災マニュアルはすごくよくできております。これなんですけれども(資料を示す)、地震や洪水などの大きな災害が起こったとき、市や消防署などの救援活動はすぐに対応できない状況になることが多く、そういう状況になったとき、自治会など地域でどのような活動が重要になるということがはじめに書いてありまして、今のものは町内緊急連絡網、災害発生時の役割分担、資機材の配置図、避難経路図、防災関係事業日程などをまとめる内容になっています。  このひな形は誰でも引っ張れます。ぜひ滑川市版として、ただつくってくれと言われても多分右往左往すると思うんです。今言ったことがこういう連絡網まで入れられるような状況で、結構しっかりつくってありますので、ぜひこういったものを促すと同時に、自治会として配付して、ここからが大事なんですけど、つくったかどうかを町内ごとに把握していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今おっしゃられるのは、どんどん普及啓発する、あるいは市のほうで確認するようにという趣旨だと思いますが、まず啓発のほうをどんどん進めていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちなみに、この京都府宇治市のマニュアルというのは課長は見られましたか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  すみません。勉強不足でちょっと見ていません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  すぐ引っ張れますので、ぜひ目を通していただいて、活用できるところをがんがん活用していただきたいと思います。  大きな3のほうに移ります。学力向上についてであります。  任期は4年ですが、就任されてから4年半、これまでさまざまなことがあったと思います。  新学習指導要領の改訂、ICT教育や英語の必修、理数教育に基づく教育課程特例校、土曜授業。ハードについては、田中小学校の全面改築を含めプールや駐車場、それぞれの学校で進められてまいりました。  そこで、(1)伊東教育長の任期終了により、この4年間の取り組みの総括を伺います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  上田市長の子ども第一主義のもと、教育・保育環境の充実、スポーツと食育を通じた心身の健康づくり、読書環境の充実やふるさと教育を推進してきたところであります。  学校教育では、議員おっしゃいましたとおり、小学校の改築、特別教室、プール、グラウンド、駐車場等の整備、そしてまた耐震化や空調、トイレの洋式化、学校備品、さらには英語指導助手、学校司書、特別支援教育支援員等の充実にも努めたところであります。  また、科学の時間や土曜授業等での地域の自然や文化を学ぶ学習、あるいは水産研究所やクルージング等でのジオパークの学習等、体験型の学びを通して、本市の将来を担う児童・生徒がふるさとを愛し、ふるさとを知る機会を充実するよう努めたところであります。  さらには、図書館のリニューアルに加えまして、児童館、子ども図書館、屋内運動場の整備、保育料等の第2子以降の無料化など、子どもたちが心身ともに健やかに育つよう、子育て支援と学習、運動の環境の充実に努めたところであります。  子どもたちがこうした恵まれた環境のもと、先生や地域の方々との信頼関係を築き、将来への夢やふるさとへの思いを育むことで、地域を支える人づくり、郷土づくりにつながるものと願っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  教育長、ありがとうございました。  人づくり、教育の原点はそこだと思っておりますので、いろんなところへ視察に行かせていただきましたけれども、滑川市はかなり進んでおりまして、先進地といえども滑川市のほうがよかったんじゃないかなというところも結構いろいろありましたので、本当にご尽力されたんだなというふうに思っております。  次の質問にまいります。  4月17日火曜日に実施しました平成30年度全国学力・学習状況調査では、滑川市の小学校は国語A・B、数学A・B、理科と、全ての領域で全国平均を上回りました。また、中学校では国語A・B、理科の3つの領域は全国平均と一緒でしたが、他の17領域でプラスとなっており、優秀な成績だと認識しております。  そこで、(2)全国学力・学習状況調査の結果についてどのように考えているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  本年度の全国学力・学習状況調査は、4月17日に小学校6年生と中学校3年生を対象にしまして、国語、算数・数学、理科の3教科と児童・生徒、学校への質問紙により実施されております。  本市では、議員おっしゃいましたとおり、小中学校とも全ての教科区分において全国の平均正答率を上回り、小学校ではほとんどの領域で県平均を上回っております。小中学校とも、とりわけ算数・数学で県平均を2から3ポイント上回っておりまして、そのほかの教科についても下回るものはありませんでした。子どもたちが毎日努力しているとともに、学校での授業改善の成果のあらわれと捉えております。  児童・生徒質問紙では、学校の授業以外に平日勉強する時間に関して、小学校では1時間以上という児童が増加しております。一方、中学校では2時間以上という生徒は減少しておりますので、日々の生活習慣の見直し、家庭での学習課題を工夫するとともに、保護者へのリーフレット等も活用しまして、家庭と連携して学習習慣の確立に粘り強く取り組んでいくこととしたいと考えております。  また、「先生はあなたのよいところを認めてくれていると思いますか」という質問では、「当てはまる」とする児童の割合が全国と比べ10ポイント高く、昨年度よりも14ポイント高い結果となっております。また、「将来の夢や目標を持っていますか」という質問では、「当てはまる」また「どちらかというと当てはまる」とする生徒の割合を両方合わせますと、全国と比べて6ポイント高く、昨年度よりも9ポイント高い結果となっております。  こうしたことは、児童と教員との信頼関係が築かれ、安定した学級・学校運営がなされており、また同時に、生徒の進路意識が比較的高い結果であると捉えております。  また、「教員がほぼ毎日ICTを活用して授業を行いましたか」という質問では、全国、県のいずれの割合とも比較して小中学校ともに高く、現在整備しておりますICTを活用した授業づくりを今後も推進していくこととしたいと考えております。  現在、学校ごとに成果と課題についてそれぞれ吟味しております。そしてまた取り組んでいるところであります。  今後とも学校、関係機関、家庭、地域と連携し、子どもたちの学力の向上、生きる力の育成を目指してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今の教育長の話だと、学習時間の低下が全国的に見られてというので、低いほうのラインで懸念されている話もちょっとあったんですけれども、逆に言うと、3時間以上勉強している児童・生徒は全国平均のほうが多いんですよね。滑川市に関しては、3時間以上勉強していないにもかかわらず点数がいいんですよね。効率よく勉強しているんだろうなというふうに思うんです。  いい成績には何か理由があるのかと思っておりますが、先ほど教育長が言われたとおり、子どもたちに夢や希望という話でパーセンテージを見ますと上がっております。去年よりもポイントもかなり上がっているんですけれども、1学年変わったのであれなんでしょうけれども、子どもたちにいきなり夢や目標を持てと言っても増えませんよね。きっと長年の取り組みの蓄積だとか、キーマンになる先生やリーダーシップをとれる生徒の増加だとか、そういった現場単位で何か検証されていますでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  本市においては、小学校5年生と中学校2年生にユメセン、夢の教室というものを全ての学年の児童・生徒に行っておりますが、こうしたことや、あるいはもちろん中学校では14歳の挑戦、さらにはそれ以外にもさまざまな体験型のイベント、あるいは社会に関心を持つような直接的に経験する行事を増やしております。  こうしたことで、実際にいろんな方々、地域の方々あるいはアスリート、また一流と言われる方々に接する機会も多いので、中学生においてはそうした夢、目標を具体的に持つということが比較的増えてきたのではないかと思います。  もちろん、おっしゃいますように、学年ごとに違うという傾向もありますので、教員がそうした夢や目標、希望を語ったり、あるいは授業の場面でいろいろと感動する、その感動の声を表現するという機会を増やせるように進めていきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  夢先生は市長も思い入れがあって取り組んでいて、私も大賛成なんですけど、こういったことにあらわれたんじゃないかなというふうに私も認識しております。  将来の夢や目標を持っている、これが私は一番人生を左右する原動力だと思っています。大きな夢や目標を早く持つことはすばらしいことです。また、時には挫折することも人生では大事なことだと思います。  ぜひ夢や目標を抱きやすい方法を、今のように、ハード的にも内面から的にも充実していっていただきたいと思っております。  最後の質問に入らせていただきます。  平成26年5月10日から土曜学習推進モデル事業がスタートしました。開始から4年が経過し、そろそろ統計的に検証していかなければならない時期に来ていると思います。  また、学習指導要領の改訂ポイントで示されております主体的・対話的で深い学び、すなわちアクティブ・ラーニングのことです。この2点について伺いたいと思います。  (3)土曜授業とアクティブ・ラーニングの効果はどう認識しているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  土曜授業につきましては、専門家や地域の方々の応援もいただきまして、特色ある授業、発展的・体験的活動を実施しているわけであります。また、保護者のご協力も得まして、教育活動を進めるうえでも効果が出ていると考えております。  市内小中学校では、教員と児童・生徒相互の信頼関係や温かい学級づくりを基盤としまして、児童・生徒同士の学び合いの学習について、これまで数年かけて教育研究を行ってきたところであります。  アクティブ・ラーニングについてはまさに能動的な学習ということで、それぞれの学校で主体的・対話的で深い学びを目指し、児童・生徒の実態に応じて熱心に取り組んでいるところであります。  こうしたことから、児童・生徒が自ら意欲的に授業に取り組んでいるものと捉えております。  全国学力・学習状況調査の児童・生徒質問紙では、「課題の解決に向けて自分から取り組んでいたと思いますか」という質問では、「取り組んでいた」という小学生は全国から見て3ポイント高く、中学校でも6ポイント高いという結果、また「算数・数学で諦めないでいろんな方法を考えますか」という質問では、「当てはまる」あるいは「どちらかといえば当てはまる」とする割合は、小学校、中学校とも全国より4ポイント高い結果となっております。  こうしたことから、児童・生徒は課題について主体的に粘り強く取り組む姿勢、つまり課題を設定し、それについてどのように取り組んでいくか、多様な意見も聞き、考えて、そして自らの得た知識を活用して探究的にそれを進めていくと、そうしたアクティブ・ラーニングの効果が出てきていると見ております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今の教育長の話だと、学び合いの研究をし、また主体的に取り組むポイントも全国より高くなっているということで、すごいいい効果があらわれてきているんじゃないかなというふうに思っています。  私のほうも統計を少し調べてみたんですけれども、例えば小学生の平成30年度と29年度の滑川市と全国との正答率の差は、平成30年度の国語は107.4%、平成29年度は104.9%、両方プラスとなっております。1年で2.5%ポイントアップしております。  こういったように、各年度の全国とのパーセンテージでの比較、そして土曜授業開始前の4年間の平均値だとか、開始後の4年間の平均値などの検証は行っていますでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  土曜授業やアクティブ・ラーニング、現在取り組んでいる科学の時間等が、すなわち即、直接、いわゆる見た目のこうしたテスト型の学力につながるかということを短絡的に見るということではないと思いまして、むしろ中長期的に、本当に子どもたちが社会へ出て、また40年後に役に立つかという点が大きなことではないか。また、ふるさとへ帰ってきて、あるいはふるさとで活躍する人が増えるか、こうしたことも評価のポイントではないかと思っております。  しかしながら、議員おっしゃいましたことにつきましても、これからも取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  土曜授業についてもそのような考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  土曜授業についてこれまで何度か申し上げたところがありますが、平成32年度からの新学習指導要領では、これまで以上に授業時間数も増えてくるわけであります。何といっても、前回の学習指導要領の改訂において多くの授業時間が増えたものが、十分それを子どもたちが消化し得るか、あるいは教員がしっかりとそれを指導できるかという点において、土曜授業を実施して平日の余裕時間を増やし、子どもたちと触れ合ったり、自分たちで研究し合ったり、あるいはリフレッシュしたりといったことも踏まえて行ったわけでありますので、そうした目で考えるならば、いよいよ32年度からが新学習指導要領本格実施でありまして、そうした授業時間の確保という点でも何らかの土曜授業の効果があるのではないかと、これから期待しております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  なぜポイントにこだわるかというと、私も長期的に見ていくのはもちろんだと思っているんですけども、私の年代、要は子どもを現在進行形で入れているんですね。土曜授業に対してご両親が賛否両論なんです。なので、統計的にしっかりあるのであれば、よくなったものはやっぱり伝えていってほしいという観点で申し上げていますので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。  そして、アクティブ・ラーニングについては、背景からいろいろ教育長に話していただいているんですけれども、もう一回確認したいと思います。  OECDの教育・スキル局長、アンドレアス・シュライヒャーは、かつて教育といえば、単に生徒たちに何かを教えることを意味していた。しかし、今や教育といえば、それはますます不確かで、移ろいやすく、先が見えなくなっている社会という海で、自分たちのコンパス、海路を見つけるために、生徒たちが確かに磨けるようにすることを意味する。最近は、世の中がどのように進んでいくのかを正確に把握することができなくなり、しばしば驚かされ、また予想もつかないことから学ばなければいけない場面もある。時には、その過程で間違いを犯すこともある。しかし、正しい理解にたどり着くのであれば、その間違いや失敗こそが、しばしば学びや成長の流れを生み、そういったことを促すのだ、という前書きをしており、アクティブ・ラーニングとは、学びが中心となって、関係づくりを促し、学習者が主体的に学ぶのを助けられる。学びが社会的で協働的なものであることを確かにする。個々の違いや学習者のニーズに対応する。学校の内外で、実際の活動と教科を横並びに結びつくことが進められる。これらの学習環境をつくり上げる強力なツールとなる、ということで、学習指導要領も新改訂になりました。  それも用意してきたんですけれども、あまり時間がないので少し割愛しますけれども、いわゆる基本・基礎を確実に身につけさせ、自ら学び自ら考える力などの生きる力の育成、これは単に詰め込み学習とゆとり教育の学習の枠を飛び越え、どんな状況に置かれても乗り越えられる強くしなやかな人間性の構築、イコール生きる力だと私は思っております。  その中で、例えば具体的にテーマを絞り、資料を集め、考え、そのことを互いに発表する。そして、多様性を認めながら、言語面や内容面で自らの学習をまとめ振り返りを行う。こういったことを児童・生徒に促すのはほかならぬ先生一人ひとりであります。  先生側の人材育成の狙いですとか教える技能の向上、今後の取り組みがあればお願いします。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。
    ○教育長(伊東 眞君)  昨年、文科省のほうで、そうした資質能力を求めるためにどのような教育を行うかという国際的なシンポジウムがありまして、私も参加してまいりました。一傍聴者でありましたが、そのときに、おっしゃったOECDの教育局長もいらっしゃいましてお話をしておられました。  その中で、日本、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、さらに幾つかの先進的な国の教育方針が語られておりましたが、やはり焦点となったのはSTEM、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティックス、あるいはアート。エンジニアリングのEをエンタープライズというふうに考える場合もありますが、いずれにしても我が市が取り組んでおります科学の時間と同じでありましたので、つまり、人々はこれからの社会においては、文系、理系にかかわらず、分断するのではなくて、みんながそういった科学に取り組めるような視点あるいは基礎力をつけるべきだというふうな考え方であります。  早速、参加者の先生方にも本市の取り組みをお話ししましたら、大変感銘を受けておられました。  まだまだ、やはりそこには教員という、そうした教育技術をしっかり学んで、あるいは目標を共有して取り組むということが必要ですので、もっともっと勉強して、そういった方法論、あるいは何を行うかという勉強も必要かと思います。あんまり目標を上げても大変なんですけれども、方向性としてはそういう方向でやっていることは間違いではないということを確信したわけであります。  例えば文系でも理系でも、国語でも社会でも理科でも、仮説を設けて、そしてそれを検証して、そこから探究的な学習をするということで、必ず授業では先生方は国語や社会でも1つの結論をまず話して、それは何かという根拠を言いなさいというふうな指導をしています。こうしたような一つ一つの指導や、あるいは子どもたちがそれに答えて発表し合うということ自体が大きな力になっていると思っております。  こうした大きな目標に向けて、一つ一つの積み重ねが必要ではないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今、教育長がしっかりそういったシンポジウムに行かれたという話で、全滑川市の教員の方にその熱意が伝わってすごい伸びることを楽しみにしていますし、また、科学の時間のおかげもありまして、中学生に関しては理科の点数がすごい上がっています。それを確認しております。  ぜひ子どもたちが生きる力を養えるよう、学校教育の向上をより一層お願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず第1点目は、公共施設のあり方についてでございます。  この課題につきましては、これまでたびたびお伺いをしているところでありますが、今年度ももう上期が終わろうとしており、年度半ばということで、あえてお伺いをいたしたいと思います。  議会では、公共施設のあり方検討特別委員会で平成27年11月に公共施設のあり方に関する提言書を提出して、ことしで3年を迎えようとしております。また、平成26年4月には、総務省より公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進についての通知があり、かつ今後の公共施設等の管理方針等を定めた計画の策定の要請により、当局では平成28年10月に公共施設等総合管理計画を策定されたところであり、これにつきましても今年度で3年度目に入っているところであります。  したがって、今年度もあと半年となろうということで、そろそろそれぞれの個別の検討課題において検討組織を立ち上げ、そしてまた、ある程度具体的に検討に入っているものと思われ、また公表いただける内容もあろうかというふうに思いますので、個別の課題それぞれについてお伺いをいたすものであります。  まず1つ目は、市民会館大ホールの今後の運営方針の検討についてであります。  総合管理計画書では、文化会館建設基金の残高が10億円に達する時期をめどに、市民ニーズ、建築場所・規模などを総合的に勘案し、今後の方針を決定するということであります。  したがって、その時期をいつごろと想定されているのか、いわゆる基金の残高が10億円になるのがいつごろと想定されているのか、そしてまた総合的に勘案するということでありますが、どのような内容なのかをまずもってお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  市民会館大ホールの今後の方針決定につきましては、これまでもお答えしてきているとおり、文化会館建設基金の積立額が10億円に達する時期に検討を始めていきたいと考えております。  基金につきましては現在9億円となっておりまして、これまで毎年5,000万円ずつ積み立てているということからしますと、あと2年ぐらいで10億円に達するのではないかと見込んでおります。  なお、市民が大規模な舞台芸術公演を鑑賞するための支援といたしまして、今年度から新川文化ホールの大ホールでの公演で市が指定するもののチケット購入費用の助成を始めたところでございます。  当面はこうした取り組みを行いつつ、改修した市民会館大ホールを活用していくことになろうかと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  それでは、一応2年後ぐらいからは検討に入るという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  10億円に達する時期といたしまして、これまでの積み立て状況等を勘案しますと、あと2年であろうと思っておりますので、その時期から検討できるのではないかと思っております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、2つ目でございます。  みのわ温泉テニス村についてでありますが、提言書では周辺の道路整備を絶好の機会と捉え、機能の拡張・充実を含めた対応策を検討すべきとしております。また、総合管理計画書では、今後、施設の長寿命化も計画的に行うとともに、営業活動やソフト事業の充実を図るとし、また東部山麓道路の整備を予定されておることから、先行して施設の充実について検討を行うということであります。  したがいまして、これにつきまして、計画的な長寿命化のその計画についてまずもってお伺いするものであります。と同時に、長年私もずっと質問している中で、この東部山麓道路の行方ということでありますが、東部山麓道路の整備の予定あるいは進捗めどについて、この2点についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  みのわテニス村につきましては、これまでもファミリーハウスのボイラーや貯湯タンク、レストランの換気設備、グリーンハウスの客室エアコン、屋外の水道管など、故障や老朽化に伴う更新について緊急性の高いものから随時取り組んできたところでございます。また、平成28年度にはエレベーターを設置し、利便性の高い施設となるよう努めてきたところでございます。  今後につきましては、平成31年度に辺地に係る総合整備計画を新たに策定するなど、計画的な施設の長寿命化に努めていきたいと考えております。  また、東部山麓道路整備との関連につきましては、剱岳をはじめとする登山客やアウトドア愛好者など新たな利用者ニーズが見込まれることから、道路整備の進捗状況にも注視しながら、効果的な施設運営と維持管理に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  今ほどの答弁では来年度という話なんですが、計画的にということは計画書をつくるということで理解してよろしいのか。もう1点、この東部山麓道路については、県とどういうふうな話になっているのか。進捗、進捗と毎回毎回言っておいでますが、全然進捗が見えないという状況の中で、私の今の質問は、その進捗はどういうめどが立っているのかということを質問しておりますので、詳しくお願いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  長寿命化に向けた計画につきましては、これまでも施設の状況等を見ながら計画等を策定しておるところでございますが、進捗しておる施設を再確認等しながら、新たな対応が必要となる箇所等も踏まえた新しい整備計画について、31年度に向けて準備をしていきたいというふうに考えておるところでございます。  また、東部山麓道路の整備につきましては県の事業でございまして、そちらのほうの進捗につきましても、こちらのみのわテニス村の施設周辺を通る主要な道路ではございますので、そちらの整備状況を注視しながら、みのわテニス村自体も少しずつ対応していく予定にしておるということでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  31年度の計画に期待をしたいと思います。と同時に、東部山麓道路は進捗注視じゃなくて、県と積極的に進捗あるいは推進を含めて確認いただければなというふうに思っておりますので、これ以上言ってもしようがないなと思いますので、とりあえず県との折衝をよろしくお願いしたいと思います。  次に、3つ目は東福寺野自然公園研修センターについてであります。  これにつきまして、提言書では既存施設について耐震補強工事及び建てかえを行わないということになっております。  私、個人的には、耐震補強工事あるいは機能を見直しての建てかえ等について検討いただきたいというふうに思っているわけでありますが、あわせて総合管理計画書でも施設の更新、機能集約等の実施の有無については、費用面、運営面などを総合的に勘案し、3年をめどに今後の方針を決定するとのことであります。  よって、その3年をめどというのは今年度がその期限だろうというふうに思っておりますが、もう半年ということであります。  方針の決定の具体的な時期と、並びに半年ですので、これまで相当検討もされていると思いますが、その検討の具体的な内容あるいは途中経過も含めてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  東福寺野自然公園研修センターの管理運営方針は、平成30年度末までに方針を決定することとしているものでございます。  今のところ、教育委員会事務局内で話し合っているほか、東福寺野自然公園研修センターと一体的な利用ということで、関係課と打ち合わせを行い、たたき台としての方針案を作成しているところでございます。また、利用者アンケートを実施し、利用者の意見をまとめるところでございます。  今後、外部の方々の意見も聞きながら、庁内での検討委員会を開催し方針を詰めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。今年度ということで検討しているということであります。  先ほども言いましたが、あと半年ということなので、できるだけ早く検討いただき、そしてまた、できるだけ早く議会にそれもまた報告いただければなと思いますが、議会に報告いただけるのはいつごろかなと思いますが、わかればお聞かせください。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  できるだけ早く議会へも報告したいと思っております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  できるだけ早く議会に報告いただければなというふうに思っております。大いに期待をいたしております。  次に、4つ目はタラソピアの施設についてでありますが、これにつきましては、提言書では廃止すべきということであります。また、総合管理計画書では施設の利用状況あるいは運営状況を見極め、施設のあり方について、これにつきましても3年をめどに方針を決定するとのことであります。よって、この件につきましても今年度がその期限であろうかというふうに思っております。  したがいまして、これにつきましてもその方針決定の時期、具体的にいつごろなのか、そしてまた具体的な検討内容、そしてまた同じく議会への報告の時期について、この3点お伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  タラソピアは、現在、高齢者の運動の場所として、また運動とあわせて健康相談の場としても活用されております。  特に医療福祉専門学校の先生による個別相談は、予約が1カ月以上先まで埋まっており、非常に好評であるなど、健康増進施設としての健康寿命の延伸に重要な施設ということになっております。  これらを検討いたしまして、タラソピアのあり方方針決定については、平成28年10月に策定した滑川市公共施設等総合管理計画では3年を目途に方針を決定することとしておりまして、具体的には平成31年3月を目途にしているところでございます。  議会への報告については、ただいま生涯学習課長も言いましたが、できるだけ早い段階でまた報告させていただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  どうもありがとうございます。  これにつきましては、提言書と総合管理計画書にちょっと差異があろうかと思いますので、議論になるかなというふうに思っておりますので、あわせて議会への報告をなるだけ早くお願いしたいなというふうに思っております。  次に、5つ目でございますが、浜加積地区福祉センターの浴場施設についてであります。  これにつきましては、提言書では浴場の利用者が特定少数に固定していることから、浴場施設については廃止すべきとの提言であります。そしてまた、総合管理計画書では利用状況や今後の維持管理費等を勘案し存廃を検討するとのことであります。  そしてまた、これにつきましても時期を絞っての検討ということでありますので、その課題につきましても、検討の内容あるいは方針決定の時期についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  浜加積地区福祉センターにつきましては、平成15年度に地元から強い要望もあり、旧浜加積保育園園舎を市が取得し、高齢者の健康増進と介護予防の促進を図るために整備したものでございます。  年間の入浴者数につきましては、平成27年度延べ681名、平成28年度につきましては延べ838名、平成29年度につきましては延べ884名と、近年は若干の増加傾向となっております。  また、入浴者の大多数が近隣のひとり暮らし高齢者であると聞いておりますことから、本施設の存廃につきましては、地元浜加積地区の関係者のご意見も伺いながら慎重に検討すべき課題であると考えております。  また、今年度、施設全体の耐震診断を実施したところ、倒壊の可能性が高いという結果が出されたところでございまして、施設の安全性も考慮し、浴場施設のみならず施設全体の今後のあり方について地元のご意見をいただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  これにつきましても提言書は廃止ということでありますので、結論状況によっては議論になるかなと思いますし、この時期につきましては、3年とか云々という時期は限定されていません。ただ、総合管理計画書には時期をはかってという項目の中に入っているということなので、いつごろまで検討されるのか一応確認したいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今から地元の方々と耐震診断の結果も踏まえたもので意見交換をしていくということでございますので、いつまでにということはちょっと今申し上げることはできない状況であります。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  できるだけこういうものは長々ではなくて、時期を切って検討いただければなというふうに思っております。  それでは次、2点目に入りたいと思います。  2点目は、公共施設設備の補修・修繕についてであります。  日常の私の活動の中で、さまざまなところ、あるいはさまざまな人を捉えて、市民の方々からの声として素朴な問いかけが何点かありました。その中から何点かについてお伺いをいたしたいと思います。  1つ目は、ゲートボール愛好家の方からでございますが、市のゲートボール場が、今日の大雨になるわけでありますけども、大雨になるたびにコートに穴があくほどの雨漏りがするのになぜ修理できないんですかねという問いかけであります。  この課題につきましては以前私も質問したことがありますので、それから相当期間がたっているわけでありますが、まずもって確認したいのは、その質問以後、雨漏りについて改善されたかどうかまずお伺いしたいと。そうでないのであれば、なぜ改善されないのかなというのが2つ。そして、不備があるのであれば、部分的に改修あるいは全面改修も含めて早々に検討し実施する必要があるのではないかなということでありますので、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  雨漏りの改善につきましては、現在のところも議員が先ほどおっしゃられたとおり改善はしておりません。  これまで修繕につきましては、屋根あるいは外壁の補修など、緊急性の高いものから順次取り組んできたところでございます。
     本施設につきましては既に築20年以上が経過し、特に屋根が老朽化していることは承知しておりまして、先ほど言われたとおり、強風を伴う大雨等の悪天候時には雨漏りが生じております。これを完全に塞ぐためには、屋根全体の見直し等、抜本的な改修も考えていかなければならないものと考えているところであります。  いずれにしましても、今後とも限られた予算の中で施設の維持修繕に努め、利用者サービスが低下することのないように対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  まずもって利用者に支障があるから質問させていただいておるので、雨漏りして支障がなかったら質問しないんですけども、支障があるゆえに質問しております。  と同時に、緊急性という話がありました。緊急性のランクはどの程度になっておるのか。そしてまた、今ほど全面的な改修も必要という話なので、そういうふうな認識であれば、全面的な改修も含めて早々に検討されてもいいのかなというふうに思っております。  と同時に、先ほど言いました緊急性というのは、緊急性がないということでほっかってあるのか、どういう認識なのか改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  雨漏りにつきましては抜本的な屋根の見直しをしていかなくてはいけないということで、かなりの費用がかかるんじゃないかというふうに考えております。  緊急性はどの程度かとおっしゃられますが、必要最低限の維持補修に努めているところであるということで、ご寄附をいただいた企業さんともいろいろと話をしていかなければいけないということもございまして、今後、話を詰めていって、施設の改修なりに向けていきたいなというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ひとつ抜本的な改修も含めてよろしくお願いしたいと思います。利用者から見れば、滑川市ということでみっともないねという話もあります。ぜひお願いをいたしたいと思います。  2つ目は、コミュニティバスの乗車のために市民交流プラザで時間待ちの方からでありますが、以前は大型スクリーンのテレビが放映されていたかなと思います。その中で、今なぜ放映されないんですかねという問いかけなのでありますが、まずこのテレビがなぜ今放映されていないのかお伺いをするとともに、もし壊れているのであれば、壊れたままなぜ放置されているのかというのと、壊れているのであれば直ちに修理する必要があるんだろうなと。あるいは修理不能であれば取りかえるとか、また全くだめであるのならば完全に撤去するとか、これも含めてしっかりと検討する必要があるんだろうなというふうに思っておりますので、この3点ほどについて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  市民交流プラザ1階の大型ビジョンにつきましては、平成19年のオープン当初からケーブルテレビ等の放映をして、また2年前のリオオリンピックの際には、本市出身の谷井孝行選手が出場した50キロ競歩のパブリックビューイングとしても活用してきたところでございます。  当然、多くの方々に視聴していただいていたところでございますが、ただ問題がございまして、なかなか自分でチャンネルを切りかえることができないとかそういったような問題の中から、大型ビジョンは来館者が自由にチャンネル操作できないということで、隣に液晶テレビを設置したという状況がございます。  これを機会に、通常時には液晶テレビを、それからパブリックビューイング等の限定的なときには大型ビジョンを活用するとされているところでございまして、ビジョン自体は現在も視聴可能な状況にございます。  当然、ビジョンの活用方法につきましては、指定管理者であります文化・スポーツ振興財団のほうと協議しながら、来館者の利便性の向上に努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  平常時、日常は放映しないという理解でよろしいですね。  では、どういった場合に放映されるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  放映基準につきまして明確に持っているわけではございませんが、例えば今年度、第100回の全国高校野球選手権大会の県の高校の放映時間等々については大型ビジョンを活用して放映していたという状況がございますので、市民の皆様が興味を示すものについては大型ビジョンで放映するような体制をとっている状況にあるということをご理解いただければと思います。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  事情はわかりました。細かく私は申しませんが、その事情をやはり市民の皆さんにわかるように、テレビの前に表示するか、やっぱり周知だけしておかなきゃいけないんだろうなと。やっぱり利用される方々はおかしいと思うのが当然だろうというふうに思っております。そういう配慮もやっぱり行政としては必要であろうというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。  3つ目に入ります。  3つ目は、市役所の窓口に来られ入り口の前の池でお休みされる方からの問いかけでありますが、市役所入り口の池でありますけども、以前は池にはたっぷりと水が張ってあり、そしてまた真ん中の噴水からは水が湧き上がり、休んでいると癒やしの場所であったというふうにおっしゃいます。今は池には水もなく、噴水からは水も上がらず、ただただ池の中には砂と乾いた泥が放置されたままであると。みっともないねという話でございます。  まずは、なぜ池に水が張られないのか、そしてまたなぜ噴水から水が上がらないのかお伺いをするとともに、この状態をいつまで放置されているのか、そしてまた今後どのように対応されていくのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  市役所東側の池の噴水につきましては、噴水用のポンプ自身が故障しているというのは事実でございます。また、送水管が漏水するなど、修繕に多額の費用がかかるという観点から使用を中止しているという状況にございます。  現在のところ、それらを修理して再開するという予定はございません。ただ、これらにつきましては、これまで大ホールでのイベントの際には、寺家小学校のグラウンドを駐車場として活用していたという状況がある中で、グラウンドの改修後につきましては駐車場が少なくなっているという状況もございますので、市役所の駐車場が慢性的な不足状況にあることから、了解が得られるものであればという勝手な思いでございますけれども、駐車場として整備できていかんかなぐらいの意見は持っておるところでございますが、まだいつ改修をするとかそういうことについては不明の状況でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの答弁でいきますと、まずは池は修理しないという見解が1つ。それから、今後の対応については駐車場等を含めて検討するというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  そのとおりでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  そういうことであれば、議論は別として、早々に検討いただければなと。先ほども言いました。市民の皆さんはあの状態じゃみっともないでしょうと、入り口の看板ですよという話があります。  私は早々にどういう活用をされるのかも含めて検討いただいて、議会にも当然報告いただいて議論をさせていただいて、やはり前向きに検討をいただければなというふうに思っておりますが、見解をお伺いします。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  当然、そこの活用につきましてはご相談をさせていただきながら検討していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  よろしくお願いいたします。  4つ目は、市所有のバスのエアコンについてでありますが、これにつきましてもイベント等で乗車された方の声です。と同時に、議会においても同様な話がありました。ことしの猛暑の夏にエアコンがきかないバスを運行し、もし熱中症等々が発生したらどうするのかねということでございました。  もし壊れているのであれば、その時点で修理するのが当たり前だろうということでありますが、ましてや、ことしのような猛暑となればなおのことであります。  したがいまして、この点検も含めてなぜ修理しないのかが1つ。そしてまた、もう暑い夏は終わるわけでありますけども、今後の対応をどうされていくのかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  市バスのエアコンにつきましては、記録的な猛暑の中、ききぐあいが悪く、利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけしたところでございます。  運転手の報告のもと直ちに修理を依頼したところ、作動状況などから電気系統のふぐあいの可能性も考えられるため、専門作業員による対応が必要とのことでありました。そういった中、専門作業員にも相談しておりますが、季節柄、作業員のスケジュール調整が難しくて8月末での修理となったところでございます。  現在、エアコンは正常に作動しておりまして、今後も定期的にメンテナンスを行うなど快適にご利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  バスのエアコンについては8月末で直ったというのでよろしいんですね。ありがとうございます。  いずれにしても、市民が利用するような施設あるいは設備というのは市民が見ているということを配慮いただければなと。やっぱり市民は率直に物を言います。そういうことで、早い対応を今後もよろしくお願いしたいと思います。  5つ目は、東加積小学校のストーブについてであります。  この課題につきましても以前質問させていただいたところであります。と同時に、PTAの方からも、夏も終わり、すぐまた寒い冬がやってまいります。その前にしっかりと子どもたちの暖房について対応をお願いしたいということでありました。  また、子どもたちの机に座って勉強する姿勢ですね。大人が机に座って事務をする高さ、子どもと大人では四、五十センチ違うわけです。そういう差があるということ。と同時に、子どもたちはそれだけ床に近いところで勉学に励んでいるということで、また床に近いことから冷える位置にあるということであります。直接冷気を受けやすいところで勉強している状況にあって、ストーブが壊れれば、先般の答弁ではエアコンだけで対応していくということでありますが、寒さの厳しい真冬になりますと、エアコンだけでは対応し切れないというふうに思うわけであります。  大人の感覚ではなく、子どもの姿勢、位置も含めて、子どもの感覚で現場を見ていただいて、本格的な修理あるいは取りかえを含めて検討いただきたいと思うのでありますが、見解をお伺いいたすものであります。  と同時に、先般も、本当に寒くなれば家庭用ファンヒーターで対応していきたいというお話もございました。例えば滑川市内の小中学校においてどれだけの学校にストーブがあるのか知りませんが、ストーブが壊れたら、ほかの学校等々も含めて、今後は家庭用のファンヒーターで対応していきますよというのが教育委員会の方針なのかも含めて、2点お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  東加積小学校は、全ての市内小中学校同様、適切な環境のもとで授業が受けられるよう、全ての普通教室及び特別教室にエアコンが設置してあります。FF式ストーブにつきましては、議員もおっしゃるように一部が故障しておりますが、使用可能なほとんどのストーブにつきましては、天候状況によりエアコンと併用可能としているところでございます。  学校のほうでは工夫してファンヒーターを入れられたりしているとも聞いておりますが、設定温度が少し低かったということも聞いております。そういったものも工夫していただいて、暖かい風が循環するように環境を整えていただいて対応できるものと考えております。また、個別にお話を伺いながら対応を考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  ところで、市内小中学校でFF式ストーブも含めて、ストーブのある小中学校は何校ありますか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  詳細は把握しておりませんけれども、市内小中学校でFF式を使っている学校は東加積小学校だけではないかなと思いますが、間違っているかもしれませんのでまた確認はしたいと思いますが、ほとんどの学校はエアコンもしくは蓄熱暖房で対応しております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ほかの小学校はストーブが入っていないという理解でよろしいですね。と同時に、ほかの小学校はエアコンで対応できなくて、かつ蓄熱も含めてということでございます。  先ほど言ったように、例えば蓄熱が故障したらばどうするのかなと。先ほど言いました家庭用ファンヒーターで対応しますよという方針なのかどうかということをお聞きしたいんです。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  基本的にはあるものを修繕して使用するということでございますが、議員のおっしゃるFF式のものにつきましては部品調達が不可能であるというふうに伺っております。部品調達が不可能なので、FF式ストーブは今のところは修繕できないということなので、エアコンと備品として置いてありますファンヒーターやブルーヒーター等を使用して対応していただきたいと考えております。もし寒ければということで、お願いします。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  もし寒ければじゃなくて、寒いからということで質問させていただいているので、これ以上言ってもしようがないかなというふうに思いますけども、絶対に直らないと、その絶対という確証はできますね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  これも業者に確認しておりまして、部品は全くないということで、今の置いてあるFF式のものは修繕できないということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  絶対なんですよね。 ○学務課長(石倉裕子君)  はい。 ○12番(浦田竹昭君)  絶対なんですよね。どこの業者か教えてください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  システムは東芝で、撤退しているということで部品もないということでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今なぜ私は質問するかといったら、今はまだ全部じゃないんですよね、故障は。何台かなんです。いずれ老朽化して壊れていきますよということで、今のうちに言っておかなきゃいけないなという思いでやらせていただいています。  したがって、私は今後はこれから毎年何台かずつ壊れていくだろうというふうに思いますから、やはり抜本的に、絶対に直らないのであれば取りかえを検討いただければなというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、3点目に行きたいと思います。  3点目は、市職員の適正人員・配置・育成についてであります。  当市の職員の皆さん方につきましては、本当によく働いておられると私も感心をいたしております。あわせて職員の体調について、肉体的な面あるいは精神的な面も含めて大丈夫なのかなと心配もいたしております。  今日のように多様な問題が発生し、課題が山積みし、業務量が増加している現状において、行政サービスあるいは行政事務は大丈夫なのかなというのも心配をいたしているところであります。  職場を見渡しますと、何となく暗い空気が漂っているなというふうに感じますし、明るさがなく活力も感じられないというふうに、職員は疲れ切っているように見えるのは私一人だけでしょうか。  そして、職員数はこれでよいのかなと。あるいは仕事量にとって職員配置はこれでよいのかなと。職員が明るく楽しく伸び伸びと余裕を持って仕事ができ、そしてまた職員が前向きに意欲を持って仕事ができるよう指導、教育、育成をしなければなという思いで何点か質問をさせていただきたいと思います。  1つ目は、現在の職員数は、正職員が204名、嘱託職員が51名、合計255名だろうと思います。5年前と比較いたしますと、正職員は10名減少しております。一方、嘱託職員は15名増加しております。  あわせて超過勤務につきましては、平成29年度が1万6,214時間、昨年度よりも2,799時間、時間外超過勤務が増加している状況です。  そしてまた、産休等や長期休暇取得者数につきましては15名の状況ということであります。  まず、この状況についての見解をまずもってお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。
     職員数につきましては、今ほどおっしゃられたように、平成30年4月1日現在で正規職員が204名、嘱託職員は51名でございます。それから、超過勤務につきましては、平成29年度は職員全体で1万6,214時間でございました。それから、産休等長期休暇の職員は平成29年度で11名でございます。  年度年度で数字が変わります。特に今ほどご指摘があった超過勤務につきましては、職員が途中でやめてしまったりというようなイレギュラーなこともありまして、そういったことのフォローにあたったり、選挙の関係で超勤が増えるということもあります。幾つかの要素で増えたということで認識しております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  私は、職員数が少なくなった、あるいは超過勤務が多い、それから休暇の取得者数が多いという話の中で、もう少し深刻に捉えてほしいなという思い、なぜかという話じゃなくて、やはりこういう状況になっているということを真剣に深刻に捉えてほしいなというような思いで質問したんですが、あわせて2つ目に入ります。  現在の職員数が、とりわけ正職員について、204名なんですが、適正人員と考えておられるかどうか。また、現在のように組織を細分されて、私の目から見ると本当に消化できないほどの量で頑張っておられるなという評価も含めてなんですが、この業務量と業務内容について、本当に適正配置されているというふうにお考えかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  職員の配置につきましては、先ほどもちょっと説明しましたが、現在、産休等による休職職員ですとか、それから年度の途中で退職する職員等がおりまして、こちらのほうで計画的な職員数のコントロールをするのがちょっと厳しくなっております。  そういったときには一時的に適正人員を下回っておるという状況でございまして、その都度、嘱託職員を募集するなどして適正になるように努めているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  この答弁につきましても、あまり深刻性が感じられないなという気がいたします。  3つ目に入ります。  有給休暇の取得の状況を見ますと、29年度は延べで971日ということで、5年前と比較いたしますと、これについても526日も減少している状況であります。先ほど言いました超過勤務が増加して有給休暇取得数が減少しているという状況であります。  本来ならば、超過勤務時間を減少させて有給休暇が取得しやすい職場環境にしなければならないというふうに、これは誰しもが思うわけでありますけども、そういった状況の中で、先ほどからの1、2の質問の経緯も含めて、業務量も含め業務内容あるいは服務規程の見直しも必要ではないのかなと感じるわけでありますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  超過勤務につきましては、職員の健康管理への配慮、それから勤務時間の適正化の観点から、過度にならないよう各所属長に業務管理と進行管理の徹底を周知しておりまして、減少させるように努めておるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  4つ目に入ります。  これまでの3点の質問に関連ですが、現状の組織体制あるいは業務内容に合わせて、職員数並びに職員の配置についてもやはり見直す必要があるんだろうなというふうに感じますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  多様化する住民ニーズに的確、迅速に対応するために、各部署に適正な人数を常に意識し、計画的に職員数を管理して職員の適正配置に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  答弁で言いますと、現在、適正配置、適正人員というふうに聞こえてならないのでありますが、そのように理解してよろしいかなというふうに思っております。  次に、5つ目に入ります。  職員の教育予算の執行状況でございますけども、平成29年度は355万3,000円でありました。3年前と比較いたしますと142万2,000円の減少となっているところであります。  また、職員の教育の実績状況を見ますと、延べ日数では平成29年度は298日と、3年前と比較いたしますと105日の減少をしている現状であります。と同時に、受講職員数は延べでありますが160人と、同じく3年前と比較しますと62名の減少となっております。本来ならばプラスに転じなければいけないところでありますが、こういう状況であります。  と同時に、職員の資格取得の状況でありますが、職務に直接かかわる資格あるいは自己啓発、スキルアップのための資格、多種多様あると思いますが、そこで、職員の職能教育並びに資格取得のこの現状を踏まえて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  市民ニーズに対応するため、職員は自らの職務に応じた研修を自ら進んで受講し、研修で得た知識や技術を日々業務に生かしているところでございます。  また、資格取得につきましては、職務に直接かかわりがあるものとして、保健師や保育士、調理師、土木施工管理技士、造園施工管理技士、ビオトープ管理計画士、測量士補、排水管技能者などを有しているほか、危険物取扱者、大型特殊免許、簿記など、多種多様な資格を有しているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  教育の関係でありますけども、この減少等々について見解を改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほどご指摘がありましたように、職員数が少なくなっておる、中途でやめていく職員、いろいろな要素がありますが、そういったことで、現在の職員数が少ないということも職員の研修の受講のほうに影響していると考えられるところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  6つ目にまいります。  今までの質問を含めて、職員には教育研修の機会をしっかりと与えていただいて、リーダー的な存在という形で専門的な知識を習得していただいて、スキルアップあるいはレベルアップしていただきたいというふうに私は思うところであります。  また、資格取得につきましても、直接職務に必要な資格はもちろんのことでありますけども、それぞれの職員の自己啓発あるいはスキルアップのために、あるいは市職員全体のレベルアップのためにも、やはり教育、研修は必要だろうというふうに思いますし、職場の活性化のためにも積極的に推奨していただきたいというふうに思っておりますし、またバックアップしていただきたいと、これは予算面も含めてしっかりとやっていただきたいというふうに思うわけでありますが、改めて見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  平成23年度から職員研修費を100万円から500万円に増額し、職員の能力の向上に取り組んでいるところでありまして、今後も引き続き、資格取得を含め職員研修を推進していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  予算が500万円になったから、500万円だけども350万円ほどしか使っていないでしょうと思うがゆえに質問させていただいているので、それを理解していただきたいんですよ。別に全部使いなさいよと言っているんじゃなくて、私は職員のレベルアップあるいはスキルアップのためにはどんどん使っていいんじゃないかという趣旨で質問させていただいているということをご理解いただきたいなというふうに思っております。  最後に7つ目は、これまでの質問に関連して、現状の職員並びに組織体制、そしてまた、そんな形で市民サービス並びに住民サービスの満足度が十分と考えられるかどうか見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほどもお答えしましたとおり、市役所のサービス内容を充実させ市民の満足度が少しでも高くなるよう、各部署における必要な職員数を常に意識して適正な職員配置になるように努めていきたいと思っております。  また職員の募集についても、現在の職員数を意識して職員の募集を増加するとかそういったことで、現状の職員数が204名というのは適正だと思っておるわけではございません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  最後の質問は、市民サービス、住民サービスの満足度は十分だとお考えかどうかということをお尋ねしているので、十分かどうか一言だけでいいんですよ。もう一回お伺いします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  市民サービス、住民サービスの満足度につきましては、市民の方から市民のニーズに対する対応がすごく早くなっておるとか、いい評判をたくさん聞いております。少ない職員で一生懸命頑張っておるというふうに私のほうでは認識しております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  少ない人数で頑張っているというのは私もよく見えております。本当に頑張っております。ただ、それが負担にならないように適切に管理いただければというふうに思っております。  それを提言させていただいて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  本日の会議はこれまでといたします。  9月11日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                 午後5時40分散会...