◎午前10時00分
開議
○
議長(原
明君) 直ちに、本日の
会議を開きます。
本
定例会における
説明員の
出席要求に対し、お手元に配付してあるとおり、それぞれ
出席者の
報告がありました。
本日の
議事日程につきましては、お手元に配付してあるとおりであります。
──────────◇──────────
◎
会議録署名議員の
指名
○
議長(原
明君)
日程第1、
会議録署名議員の
指名を行います。
会議録署名議員には、
会議規則第84条の規定により、
議長において、11番
古沢利之君、12番
浦田竹昭君を
指名いたします。
──────────◇──────────
◎
会期の決定
○
議長(原
明君)
日程第2、
会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
(発言を求める者あり)
○
議長(原
明君) 10番
岩城晶巳君。
○10番(
岩城晶巳君) 本
定例会の
会期を、本日から6月18日までの15日間としてはいかがかと思いますので、お諮り願いたいと思います。
○
議長(原
明君) ただいま、10番
岩城晶巳君から、本
定例会の
会期を本日から6月18日までの15日間ということでありますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(原
明君) ご異議なしと認めます。
よって、本
定例会の
会期を本日から6月18日までの15日間とすることに決定いたしました。
──────────◇──────────
◎
議案第32号から
議案第40号まで及び
報告第3号から
報告第5号までを
一括上程
○
議長(原
明君)
日程第3、
議案第32
号平成30年度
滑川市
一般会計補正予算(第1号)から
日程第11、
議案第40
号地方自治法第179条による
専決処分の
承認を求めることについてまで、
日程第12、
報告第3
号地方自治法第180条による
専決処分についてから
日程第14、
報告第5
号平成29年度
滑川市
下水道事業会計予算繰越計算書まで、以上12件を
一括上程議題といたします。
──────────◇──────────
◎
提案理由説明
○
議長(原
明君)
市長から
提案理由の
説明を求めます。
上田市長。
〔
市長 上田昌孝君登壇〕
○
市長(
上田昌孝君) おはようございます。
本日、ここに
平成30年6月
定例市議会が開催されるにあたり、提出いたしました
補正予算案並びにその他の
案件につきまして、その概要を申し上げ、あわせて当面の
市政運営について私の所信の一端を申し上げたいと存じます。
1 当面の
市政運営について
(1)
社会環境の
整備について
まず、
社会環境の
整備について申し上げます。
子どもは、次代を担うかけがえのない宝であり、
子どもたちが安心して育つことができる
環境、また安心して
子どもを生み育てることのできる
環境の
整備が何より重要であります。
このたび、国の
補助金等を活用して改築された
北加積幼稚園の
新園舎が完成し、4月1日より、新たに、幼保連携型きたか
づみ認定こども園として、スタートしたところであります。同じく、
上小泉保育園につきましても、
認定こども園に移行されたところであり、両園とも、多様化する
保育ニーズに応え、
幼児期の
教育・保育を一体的に行う
施設として機能し、
子どもの健やかな育ちを支える、ますます重要な地域の拠点となることを大いに期待しております。
国民健康保険事業につきましては、被
保険者の方々を対象とした
特定健康診査や
ミニドック検診の開始を前年度より約2週間早め、5月15日から
医療機関等で始まっております。1年に1回は
健康管理のためにも積極的な受診をお願いするものであります。
地方税法施行令の改正により、
国民健康保険税の
医療給付費分の
課税限度額が58万円に
引き上げられるとともに、低
所得者に対する
保険料軽減の
対象世帯を拡大するための
所得基準額の
引き上げがあり、5割軽減と2割軽減となる世帯が拡大されたところであります。
本市においても、低・
中間所得者の負担を軽減する観点から、国に合わせて
法定限度額まで
引き上げを行うなど、
国民健康保険税条例の改正を提案しております。
本市の交通安全につきましては、5月末現在の
人身事故件数は24件、
負傷者数は28名といずれも前年同期を下回っておりますが、先月27日に追分地内で
高齢ドライバーが亡くなるという
交通死亡事故が発生しております。
近年、
高齢者の
交通事故の割合が多いことから、
高齢者の
事故防止対策を重点に据えた
運動などを、引き続き
関係団体や
関係機関と緊密な連携のもと積極的に推進し、悲惨な
交通事故が減少するよう努めてまいります。
コミュニティバス「のる my car」の
平成29年度の
利用者数は、8万5,195人と前年度より3,819人の増加となり、5年ぶりに
利用者増となったところであります。運行につきましては、本年1月に完成した
滑川市
屋内運動場(
KENKO DOME)を利用される方の
利便性の
向上を図るため、
スポーツ・健康の
森公園駐車場内にバス停を新設し、
蓑輪ルート、
栗山ルート、
北部循環ルートのそれぞれ一部路線の見直しを行うとともに、安心で安全な運行を行うため、老朽化したバスの更新について
所要の
予算を計上しております。
消防団の
装備充実につきましては、団員の
安全装備品として、
防火衣等の
整備を図ることとし、
一般財団法人自治総合センターに助成を申請しておりましたところ、このほど
採択内示がありましたので、
所要の
予算を計上しております。
また、減少する
消防団員の対策につきましては、県の
消防団活動活性化補助金を活用し、
団員募集のポスター、チラシを作成して配布することとし、
所要の
予算を計上しております。
(2)
産業の
振興について
次に、
産業の
振興について申し上げます。
農業につきましては、
主力品種であるコシヒカリの
一等米比率向上のため、田植え時期の繰り下げが多くの農家に定着しており、今後とも高品質で美味しい
滑川産米を目指して、
関係機関と連携しながら、指導・支援してまいりたいと考えております。
米の
生産調整につきましては、
アルプス地域農業再生協議会から各
農家等へ通知された
生産目標面積を基に6月1日から
生産組合長各位のご理解とご協力のもと、
現地確認作業を実施しているところであります。
地域資源として新たに県の指定を受けた「
海洋深層水トマト」の
生産拡大・
ブランド化をより一層推進するため、生産に意欲的に取組む
経営体へ支援を行うこととし、今回、
農業施設等の
導入助成について
所要の
予算を計上しております。
ほたるいか
海上観光につきましては、8年ぶりに2隻体制で実施し、
滑川漁業協同組合の協力をいただき、3月21日から5月6日までの47日間を
実施期間として行ったところであります。
運航率は、25日間の出航で53%となったところであり、国内外の
観光客1,478人にご乗船いただき、「
ほたるいかの
まち滑川」で、神秘の光を堪能していただいたところであります。
また、4月28日からは
富山湾岸クルージングを再開したところであり、多くの
観光客を始め悠々
クラブ滑川の皆様などにもご利用いただき、
富山湾から見る
立山連峰や
能登半島の景観を楽しんでいただいているところであります。引き続き、積極的な
営業活動に努め、
乗船者増に繋げてまいります。
ほたるいか
ミュージアムにつきましては、
平成29年度の
入館者数は、前年度並みの6万6,313人となっており、
新幹線開業以来、依然として好調を維持しているところであります。更なる
入館者増を図るため、
富山湾岸クルージングを含めた
ほたるいか
観光施設の新たな魅力を
県内外に発信し、多くの方に来館していただきたいと考えております。
「
ふるさと龍宮まつり」につきましては、来る7月14日と15日の両日、
ほたるいか
ミュージアム周辺を中心に開催される予定であります。県内で唯一の正三尺玉を打ち上げる
海上花火大会や
新川古代神街流しなど、夏の
滑川を彩る
市民総参加の
一大イベントとして、
本市の一層の
活性化とイメージアップが図れるよう支援してまいります。
本市漁業の中心となる
ホタルイカ漁につきましては、5月末までの
漁獲量は約219トンと、昨年同時期に比べ約177トンの減となっており、過去10年の総
漁獲量の平均約533トンと比較しても約314トンの減と、近年にない不漁となったところであります。
ホタルイカの
ブランド化につきましては、
ホタルイカを通年、旬の状態で食べることを可能とするため、昨年、
急速冷凍技術を導入したところですが、本年は
漁獲量が少なく、
ホタルイカを購入できない日が続いたことから、最終的に前年度の6割程度の確保にとどまったところであります。確保した
ホタルイカにつきましては、
市内飲食店を中心に提供することで、
観光客誘致に繋げてまいりたいと考えております。
市管理の
高月漁港海岸につきましては、
保全施設の効率的・効果的な
維持管理を推進するため、
施設の点検及び評価を行い、その結果を踏まえた
長寿命化計画を策定することとしており、このほど
補助内示があったところであります。
また、
高月漁港海岸保全施設耐震点検調査の結果をもとに、
海岸護岸の補強による
耐震性の確保を図るため、
耐震対策工事にかかる
実施設計を行うこととし、
所要の
予算を計上しております。
(3)
都市基盤の
整備等について
次に
都市基盤の
整備等について申し上げます。
県施行における主な
道路事業につきましては、
一般県道滑川自然公園線や
主要地方道宇奈月大沢野線などの
観光道路の
整備のほか、
主要地方道滑川上市線の
下梅沢地内や、
一般県道黒川滑川線の
下島地内における
歩道整備など、
市内幹線道路の
整備が引き続き実施される一方、早月川に架かる
入会橋や
早月大橋において、
橋梁補修が実施されることとなっております。
市道等の
単独事業につきましては、
効率性、
緊急性などを考慮しながら、
事業効果が早期に現れるよう
路線ごとの完成に重点を置き、
生活関連道路や歩道の
整備を行うとともに、今般、
浸水対策として
堆積土砂により
流下能力が低下している
伝五郎川等の浚渫を実施することとしております。
また、
社会資本整備総合交付金を活用し
除雪機械の更新を行うこととし、
所要の
予算を計上しております。
行田公園につきましては、隣接する
児童館の
来館者も10万人を超えるなど、大変多くの皆さまにご利用いただいているところであります。このたび県の
まちの
未来創造モデル事業の採択を受け
駐車場の拡張及び「にこにこ
元気広場」を
整備することとし、
所要の
予算を計上しております。
東福寺野自然公園につきましては、
高齢者の心身の
健康保持及び増進を図るため、
市内在住の80歳以上の方について、
パークゴルフ場利用料を無料とすることとし、今回、
関係条例の改正を提案しております。
下水道事業につきましては、今年度において、
浜加積、
早月加積、
中加積及び
西加積地区において、
管渠築造工事を行うこととしておりますが、このたび、国の本
予算成立を受けて
増額内示がありましたので、
事業の推進を図るとともに第3
中継ポンプ場において
ポンプの増設をすることとし、
所要の
予算を計上しております。
(4)
教育の
向上について
次に、
教育の
向上について申し上げます。
学校教育につきましては、「
ものづくりの
まち滑川」の将来を支える人材を育成するため、これまで購入した算数・数学・
理科備品、
ICT機器の活用に加え、
プログラミング教育の導入や
ジオパーク読本の活用などを行い「科学の時間」の内容をさらに充実させ、科学・理数・
ものづくり教育をより一層推進してまいります。
学校施設の
整備につきましては、かねてから要望がありました
東部小学校並びに
西部小学校の
駐車場用地を取得し粗造成を行うこととしており
所要の
予算を計上しております。
中学校教育推進費につきましては、
運動部の
活動を支援する
スポーツエキスパートに加え、
市内両
中学校に1名ずつ
部活動指導員を配置し、
競技力向上を目指していくこととしております。
また、
文化部の
活動を支援するため、
市内両
中学校の
吹奏楽部が所持する楽器の補充・更新に
所要の
予算を計上しております。
博物館において、来る7月28日から9月2日まで、『
米騒動100年
滑川から全国へ』を開催いたします。期間中には、
現地見学会や
シンポジウム等も開催し、
全国各地へ騒動が飛び火する直接的なきっかけとなった
滑川の
米騒動を紹介してまいりたいと考えております。
スポーツの
振興につきましては「生涯
スポーツ社会」、「
健康寿命延伸都市」の実現を目指し、
市民の誰もが健康で活躍でき、生涯にわたって
スポーツに親しむことができる
環境づくりを進めているところであります。
去る5月17日に
スポーツ・健康の
森公園において、
市内小学校5、6年の
児童が一堂に会して開催された
学童体育大会では、学校を超えた
児童間の交流を図るとともに、日頃の練習の成果が存分に発揮された大会となったところであります。
一流のアスリートを「
夢先生」として迎え、小中学生と交流を深める「夢の教室」が、本年度もいよいよ明日から始まります。
滑川市の未来を担う
子どもたちが、夢を持つことの大切さや仲間と協力することの大切さを学び、自らの夢や目標を育み、将来を考える機会となってくれることを大いに期待しております。
今年度より新たな生涯
スポーツ種目として、
日本サッカー協会相談役の
川淵三郎氏より紹介いただいた「
ウォーキングサッカー」の
体験会を、
悠友クラブ滑川のご協力を得て開催したところ、
大変好評を得たところであります。引き続き、競技の普及や
高齢者の
体力づくりの
機会拡大に努めてまいりたいと考えております。
本年1月に竣工いたしました、
屋内運動場(
KENKO DOME)につきましては、野球、ソフトボール、
サッカー、
ペタンクなど、
子供達から
高齢者まで多くの皆様にご利用いただいており、
陸上競技場、
多目的グラウンド等を含めた、
スポーツ・健康の
森公園の
通年利用の
定着化に向けて、
市体育協会等の
関係団体とさらに連携を強めてまいりたいと考えております。
2
補正予算の
説明
次に、今回提案いたしました
補正予算の概要についてご
説明申し上げます。
議案第32号は、
平成30年度
一般会計補正予算(第1号)であります。
今回の
補正予算額は、2億3,032万9,000円であり、
補正後の
予算額は、117億1,467万9,000円となります。
歳入につきましては
国 庫 支 出 金 2,460万円
県 支 出 金 2,455万8,000円
繰 入 金 500万円
繰 越 金 1億6,947万1,000円
諸 収 入 670万円
であります。
一方、歳出につきましては
総 務 費 1,710万円