滑川市議会 > 2018-03-12 >
平成30年 3月定例会(第4号 3月12日)

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  1. 滑川市議会 2018-03-12
    平成30年 3月定例会(第4号 3月12日)


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    平成30年 3月定例会(第4号 3月12日)                  平成30年3月             滑川市議会定例会会議録 第4号 平成30年3月12日(月曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 4 号                       平成30年3月12日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  予算特別委員会の正副委員長の選任について 第 3  議案の委員会付託 第 4  請願及び陳情の委員会付託          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 予算特別委員会の正副委員長の選任について 日程第3 議案の委員会付託 日程第4 請願及び陳情の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(14名)
        1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君     5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    9番 原     明 君     10番 岩 城 晶 巳 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君     14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     8番          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                上 田 昌 孝 君  副市長               石 川 忠 志 君  総務部長              杉 田 隆 之 君  企画政策課長            岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱     下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)       元 起   修 君  総務部次長財政課長事務取扱     石 坂   稔 君  総務部参事営繕課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  税務課長              伊 井 義 紀 君  産業民生部長商工水産課長事務取扱  碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱   藤 田 博 明 君  市民健康センター所長        結 城 幹 子 君  生活環境課長            黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君  商工水産課主幹           長 崎 一 敬 君  産業民生部参事観光課長事務取扱   網 谷 卓 朗 君  産業民生部参事農林課長事務取扱   藤 名 晴 人 君  海洋資源振興課長          石 川 久 勝 君  建設部長              長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱  児 島   正 君  公園緑地課長            川 岸 弘 明 君  建設課長              岩 城 義 隆 君  上下水道課長            長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱     菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長          妻 木 朋 子 君  教育委員長             吉 田 達 郎 君  教育長               伊 東   眞 君  教育委員会事務局長         膳 亀   進 君  学務課長              石 倉 裕 子 君  生涯学習課長            地 崎 紀 子 君  スポーツ課長            落 合 真理子 君  子ども課長             石 川 美 香 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長              岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  おはようございます。  冒頭、昨日3月11日は、東日本大震災が発生してちょうど7年を迎えた日でありました。一瞬のうちに約2万人もの尊い生命が失われ、30万人が家を奪われた未曽有の災害でありました。現在も避難者は7万3,000人に上っております。  ちょうどその災害が発生して1年半たったころですが、私はまだ会社員でありまして、その会社の事業所が宮城県のほうにありまして、会社のほうでボランティアを募集いたしまして、それに参加いたしまして、ちょうど宮城県の南三陸町のほうに瓦れきの処理ということでボランティア活動をしてまいりました。本当に何千人もの方が住んでおられた町が全く跡形もない状況でありまして、本当に作業しながら複雑な思いでやってきたことをきのうのように覚えております。  災害は忘れたころにやってくると言いますけれども、この震災の記憶を風化させないような日ごろの訓練が大切であると今さらながら考えております。今後とも安全・安心なまちづくりを訴えてまいりたいというふうに考えております。  それでは、本題のほうに戻りますが、質問通告書に基づき、4つの項目について質問をさせていただきます。  第1項目目は、中小企業支援について質問をいたします。  2月9日、国会に提出された生産性向上特別措置法案において、中小企業の設備投資に対する固定資産税の減免措置が規定されました。  本措置では、自治体の自主性に配慮する観点から、特例率をゼロ以上2分の1以下の範囲内において条例で定めることができるとされております。  また、国、市区町村が一体となって中小企業、小規模事業者の生産性向上を後押しする観点から、特例率をゼロとする自治体の事業者に対しては、ものづくり・商業・サービス補助金等の支援について優先採択されることになります。  ものづくり・商業・サービス補助金の1次公募で優先採択を受けるためには、中小企業庁から現在発出されているアンケートを通じて、自治体が特例率ゼロを3月中旬ごろに公表する必要があります。  また、減収額の75%は交付税により補填され、新たな投資が促されるので、中長期で見れば税収増につながり得ると考えられております。  そこでお聞きいたします。この法案に対する本市の対応についてお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いします。  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  おはようございます。  本法案の本市の対応につきまして、本法案の趣旨に沿いまして、中小企業の設備投資の支援を行うことにより、生産性の向上や事業の拡大、雇用の創出につながるものと考えることから、固定資産税の税額を3年間免除できるよう、課税標準の特例率をゼロとする方針で取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  ということで、この後のスケジュールということでございますけれども、あくまでも法案が成立後ということでございますけれども、スケジュールといたしましては、この6月議会で条例の制定になるというふうに考えておりますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  今おっしゃいましたとおり、6月に条例案のほうを提出したいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  わかりました。  では、次の項目の質問に移りたいと思います。  第2項目目は、地域包括ケアシステムについて質問をいたします。  団塊の世代が75歳以上になり、医療、介護などの需要の急増が予想される2025年に向け、国、地方は、住みなれた地域でサービスを切れ目なく受けられる地域包括ケアシステムの構築を進めております。  このテーマにつきましては、これまで何回か質問をさせていただいておりますけれども、ある新聞の記事によりますと、2018年度は同システムにとって正念場の年であると。医療や介護の制度改革が重なり、市区町村の役割も一層重くなるという記事が載っておりました。  そこで、いわゆる介護保険の4つの事業について、前年度と比較して、その取り組み内容についてお聞きしたいと思います。  まず、在宅医療・介護連携推進事業についてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  在宅医療・介護連携推進事業につきましては、今年度は在宅医療と介護の連携に関する相談窓口を市医師会に委託し設置しておりまして、さまざまな相談に対する情報提供や退院時における地域の医療関係者と介護関係者の連携調整を行うなどしているところであります。  このほか、顔の見える関係づくりを推進するため、市内の医師と医療・介護関係者が気兼ねなく話や質問ができる場として、医療と介護をつなぐ学習会を開催したところであります。  来年度につきましては、今申し上げた事業に加えまして、在宅高齢者の状態の変化などに応じて、医療・介護関係者間での情報共有や相談、指示が速やかに、そして正確に行われ、それぞれが適切に対処できるためのICTツールを新たに導入し、さらなる連携強化に努めてまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。
     次の質問ですけれども、それぞれ残り3つの事業、一括してご答弁いただければと思います。  イの認知症総合支援事業、ウの生活支援体制整備事業、エの地域ケア会議、それぞれについてお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  まず、イの認知症総合支援事業につきましては、国の新オレンジプランに基づきまして、認知症初期集中支援チームの設置、認知症地域支援推進員の配置、オレンジサロンの実施、認知症サポーター養成講座の開催、徘徊SOSネットワークの構築などの事業を展開しているところであります。  来年度のオレンジサロンにつきましては、現在、隔月で開催しておりますが、来年は毎月の開催に向けて現在準備を進めているところであります。  また、ウの生活支援体制整備事業につきましては、平成28年度から市内9地区で地域での支え合いの体制づくりに関する説明会を行っております。そのほか、老人クラブや町内会等にも出向き、各町内の現状や課題、その取り組みについての話し合いを行っておりまして、地域の実情に応じた介護予防や生活支援の取り組みが進められるように努めているところであります。  来年度におきましては、町内単位の意見交換会を継続しながら、住民主体の介護予防、生活支援の具体的な方法について知っていただくための勉強会を市内9地区で行っていきたいと考えております。  続きまして、エの地域ケア会議につきましては、東西2つの圏域ごとに会議を定期的に現在開催しているところでありまして、困難事例についての話し合いを行っているところであります。  来年度におきましては、これに加えまして、介護予防に力点を置いた個別会議の開催も検討しておりまして、新たにOT・PTのリハビリ専門職をはじめとする多職種が協力して、支援内容や新たな視点での課題解決方策を検討することによりまして、高齢者の意欲と生活の質の向上を目指すこととしているところであります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  2025年はもう本当に目前に迫っているということで、待ったなしということであります。  今回取り上げました「地域包括ケアシステムの構築」というテーマにつきましては、我が党としても非常に力を入れているテーマでございまして、何といいますか、国が掲げる、理想とするそういうシステムはあるんでしょうけれども、個々の自治体の力量といいますか実情、これがやはりあるわけでありまして、何としてもやはり滑川市に住んでよかったと言えるようなシステムの構築に向けて取り組んでいただきたいなというふうに切に願うところであります。  今後とも、提案できることがございましたら、どしどし提案していきたいというふうに考えておりますので、またひとつよろしくお願いをいたします。  3つ目の項目に移らせていただきます。  3項目目の教育についてでございますが、学校での心肺蘇生教育の普及及び突然死ゼロを目指した危機管理体制の整備について質問をいたします。  突然の心停止から救い得る命を救うためには、心肺蘇生、AEDの知識と技能を体系的に普及する必要があり、学校での心肺蘇生教育はその柱となるものであります。  我が国では、平成16年に市民によるAEDの使用が認められて以降、急速にその設置が進み、AEDの使用によって救命される事例も数多く報告されています。  しかしながら、いまだなお毎年7万人に及ぶ方が心臓突然死で亡くなっているとともに、学校でも毎年100名近くの児童・生徒の心停止が発生しております。  その中には、平成23年9月のさいたま市での小学校6年生の女子児童の事故のように、AEDが活用されず救命できなかった事例も複数報告されております。  本市においても、児童・生徒、教職員に対する心肺蘇生とAEDに関する教育を普及推進するとともに、学校での危機管理体制を拡充し、児童・生徒の命を守るための安全な学校環境を構築することは喫緊の課題であるというふうに考えております。  そこでまず、本市の小中学校におけるAEDの設置状況についてお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  それではお答えいたします。  小中学校におきましては、学校内での事故に対応するために、全小中学校にAEDを設置しております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございました。  では次に、教職員へのAED講習の実施状況についてどうなのかについてお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  教職員を対象としましたAEDの講習につきましては、毎年、時期としましては、プール開きの時期の前に行っております。  また、夏休み期間のプール事故に備えまして、PTAを対象とした心肺蘇生法とAEDの講習を行っておりますが、その際にも各学校の管理職を中心に参加をしているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  次の質問ですが、全国における教育現場での現状を見ると、全児童・生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は、平成27年度実績で、小学校で4.1%、中学校で28%、高等学校でも27.1%と非常に低い状況にあります。  そのような状況の中、既に学校における心肺蘇生教育の重要性についての認識は広がりつつあり、平成29年3月に公示された中学校新学習指導要領、保健体育科の保健分野では、「応急手当を適切に行うことによって、傷害の悪化を防止することができること」また「心肺蘇生法などを行うこと」と表記されているとともに、同解説では胸骨圧迫、AED使用などの心肺蘇生法、包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ、「実習を通して応急手当ができるようにする」と明記されております。  そこで質問ですが、本市の小中学校における児童・生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性についてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  まず、中学生の心肺蘇生教育についてですが、今、議員おっしゃいました中学校の学習指導要領の改訂において、心肺停止時のAEDの必要性、これが明記され、中学校では心肺蘇生法とAEDの講習を行っております。  また、小学生の心肺蘇生教育につきましては、高学年の保健の時間、けがの手当ての時間で学習しており、中には人形を使った実技も含め学習している学校があります。  今後につきましてですが、学校における安全教育を推進していくうえで、小学校のころからAEDを含む心肺蘇生教育に関する知識を学ぶことは大変有効であると考えておりまして、学校、消防等と協議調整しながら引き続き取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  確認ですけれども、中学生はやっているけれども、小学生については今後のテーマということで考えていくと理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  小学生につきましては、保健の学習、けがの手当ての中で、心肺蘇生教育とあわせてAED、これの役割というものを紹介して、知識として学習しているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  小学1年生から6年生までかなり幅のある学年の児童を対象にして、使い方というまではなかなか難しいのかなと、現実的にはそういうことかなというふうに思っておりますけれども、やはり知識としては、何かあったときにAEDを使ったら助かる可能性があるということは児童・生徒にしっかり教え込んで、そしてまた、すぐ先生を呼ぶとか、そういうことが大事じゃないかなということで、これもやはり危機管理ということで、しっかりとまた教えていっていただきたいなというふうに思います。  では、最後の4項目目の学童保育について質問いたします。  学童保育というのは、法律上の正式名称、調べましたら、放課後児童健全育成事業ということで、厚生労働省が所管をしております。  学童保育は、保護者の保育に欠ける児童の安全を守る場であるとともに、学齢期の児童が自立するための成長支援・健全育成を実践する場でもあります。  仕事と子育ての両立が国を挙げて課題となる中で、特に保育所を利用していた家庭にとっては、子どもが卒園して小学校に入学しても、保護者が安心して就労、介護、病気治療等を継続するうえで不可欠の制度であり、また、母親等が小学校入学を機に職場復帰を希望するケースも多いため、地域によっては申請が殺到して待機児童が生じるほど需要が高いと言われております。  最近の市民相談でございますが、子どもが卒園した後、小学校の入学式までの間、子どもを預かってくれるところがない。いわゆる約1週間ですから、空白の1週間があるということで、非常に大きな悩みになっているという相談を受けました。  そこでまず質問でございますが、この卒園してから小学校の入学式までの間の本市の受け入れ体制の現状はどうなのかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  それではお答えいたします。  学童保育では、新1年生の受け入れは入学式後としているクラブが多いのが現状であります。入学式前の受け入れをしていないクラブの小学校区の保護者には、卒園後入学式前まで受け入れをしている保育施設や、民間事業所の一時預かり、ファミリー・サポート・センターなどのサービスを利用していただいているところでございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございました。  先ほど申しましたように、この学童保育という事業の背景と目的を鑑みたときに、この受け入れ体制を整えるべきであるというふうに考えますが、当局の考えをお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  議員がおっしゃいますとおり、共働き家庭の増加に伴いまして、学童での新1年生の受け入れニーズというものが高まってきておりますので、今後、各クラブと協議してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  平成30年度の放課後児童対策事業費、これは平成30年度は4,439万円が計上されているところでありまして、いわゆる財源を見ますと、国・県支出金が2,872万円ということで、やはり国の施策ということで、それを、何といいますか、市が代行といいましょうか、そういうことであろうかというふうに思います。  と同時に、私、今回、この本会議の質問、このような学童保育の空白の1週間について質問するということで、ある方に言いましたら、やはり非常にそういうニーズが多いと。そういう対象児童を持っている親御さん、父兄のそういう要望が非常に多いということも聞きましたし、市長と語る会でもこの要望が出たというふうに聞いておるところであります。  今、3月も過ぎて、3週間後には4月1日を迎えるわけでありますので、これはきょう言うてあしたというわけにはいかないというふうに思いますが、せめて、1年後の猶予があるわけでございますので、滑川市はそういった切れ目のない子育て、そういった受け入れ体制もしっかり整えてある。安心して共働きをしてくださいと、こういう受け入れ体制をぜひともつくっていただきたいというふうに思うわけであります。どんなものでしょうか。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  できる限り全クラブで実施できるように、また働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  初日の中川議員の代表質問に市長は非常に力強く答弁をされておりまして、その言葉に感動したものですから、私、常に持ち歩く手帳に書き写しました。  今後4年間の思いは、市民の幸せのために何に取り組むのかという代表質問への答弁として、市長は、市民の皆さんが求める政策に、着実に、素直に取り組んでまいりたいと、こういうご答弁をされておりました。これは私、もう肌身離さず、書き写しましたので、何かあったら必ずこれを開いて、市長はこのように言っておられるから安心しろということを市民の皆さんにお伝えしたいなというふうに私自身思っているわけであります。  こういう市民の声が非常に多くあるということを、市長、どうか受け入れていただきまして、これはやはり行政がもちろんそういった協議会との打ち合わせとかあるのは必要だと思います。それは手続の問題でしょうけれども、行政がイニシアチブをとってやっていくんだと、やってもらいたいと、こういうことが求められるといいますか、できる、できないかを決めるのは、これはもう最終的には市長のご判断一つではないかなというふうに私は思うわけでありまして、来年また同じような質問をしなくてもいいように、よろしくお願いをいたしまして、市長答弁は求めませんけれども……いいですか。ぜひまたひとつ、ありがとうございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  にわかに褒められたような感じがしました。  そこで、原点はやっぱり大衆の真ん中に真理あり、中道精神の公明さんと私は一致しておることだけは申し伝えることができると思います。  行政は誰のもの、市民のものであります。  以上です。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  私、一を聞いて十を知るという者では、そういう能力はありませんけれども、きっと今市長がおっしゃったことは、やはり市民のニーズにしっかり応えていくというご答弁であろうというふうに受けとめました。  いずれにいたしましても、本当に喫緊の課題であるというふうに私自身も受けとめましたので、今回このような形で質問をさせていただきました。  以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まずはじめに、今シーズンの除雪についてでありますが、本市では除雪経費において、例年ですと、既定予算を立て、出動実績や降雪見通しを勘案したうえで補正予算での対応であります。今シーズンについては、12月には5回の出動実績、12月27日付で第1回目の補正予算の専決がなされました。  年が明け、翌1月には、寒波の襲来により、連日の積雪で除雪予算が足りなくなることから、1月26日に2回目の補正予算の専決がなされたわけであります。  新聞報道等によりますと、56豪雪以来だとも言われましたが、本市において2度の補正予算の専決は、直近では平成22年以来だというふうに担当課から聞きました。市民の安全を守る、加えて市民生活に支障がないよう、市の除雪班、また除雪に協力いただいている地元の業者の皆様に感謝申し上げます。  さて、今冬、今シーズンの豪雪、先日、質問では大雪だというふうに訂正されたので、私も大雪というふうに言わせていただきますが、この大雪に対しての除雪作業における対応はどうだったのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  土曜日の浦田議員のご質問の答弁と重複いたしますが、今冬の除雪状況につきましては、12月上旬から降雪が始まり、年末の寒波や1月中旬から2月中旬にかけての数年に一度レベルの寒波の襲来により近年にない積雪量となったことや、気温についても連日氷点下となり、県内の交通網が大幅に乱れ、物流の停滞など、市民生活にも大きな影響があったところであります。  市では、冬期間における地域の産業経済と市民生活の安定を図るため、道路交通の確保を目的とした除雪計画を策定し実施してきたところであります。  具体的な内容としましては、通常の早朝除雪に加え、断続的な降雪に対応する日中除雪、強い冷え込みによる圧雪対策、車線確保のための拡幅、さらに交差点の安全確保のための除排雪を実施しております。  残念ながら、1月には除雪トラックの事故があったものの人的被害には至らず、おおむね順調に道路交通の確保が図られたものと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  おおむねうまくいったというふうな答弁だったろうというふうに思いますが、やはりこのシーズン、除雪になりますと雪の捨て場に困る、あるいは道路に放置していく、民家の前に置いていったというような形で、市民の皆さんからたくさんの苦情や、あるかわかりませんが、お褒めの言葉等もあったかというふうに思いますが、それらについてはどれぐらいあったのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  市民の皆様からの声としましては、今シーズンは昨年の約5倍の200件のいろんな声をお聞きしているところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。
    ○6番(竹原正人君)  その市民の皆様からの声というのは、これは電話等で市の除雪班のほうにかかってくるということでよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  ほとんどが電話での問い合わせ等でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  例年以上にたくさんの降雪があったということで、それぞれ市民の皆さん、思うところがあってお電話をかけたことだというふうに思っております。  積雪に比例して苦情件数も増えるだろうと、私もそう思いますけども、やはり苦情の電話につきましては、大分頭にきてから電話をかけられる方が多いというふうに私は思っておりますので、市民の皆様の怒りを助長するようなものではなくて、逆に怒りを和らげるような対応をしっかりとできる電話のオペレーターの設置が望ましいというふうに私は思いますけども、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  除雪の体制としまして、3班体制でやっている中で、当然、それぞれの班には班長を指名しております。市民の皆さんの声の中にはお怒りの声も当然ありますので、そういったときの対応については、基本的なマニュアル的なものはこちらのほうでつくったりしております。  専用のオペレーター等については、現時点では考えていないところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ことしはかなりの積雪で苦情件数も多かったということでありますので、これが来年、再来年、続くかどうかもわかりませんけども、除雪班の皆さんがしっかり現場対応できるには、やはり電話のオペレーターも専属であるべきかなというふうに思っていますので、これについては課内でちゃんと検討していただければなというふうに思っております。  それでは、次の関連した質問に移りますが、すみません、もう一回戻ります。  除雪の対応ということでございますが、除雪業者さんについても、視界不良や路面の圧雪状況、雪質などの問題から、効率よく除雪ができず時間がかかってしまうこともあるやに思います。  また、除雪作業中の不可抗力で目印でもあるスノーポールを破損させた、あるいは歩道ブロックを壊した、アスファルトを削ってしまったなど、春になれば修繕しなければならない箇所がいろいろと出てくるというふうに思います。  これについては、先日の土曜日の浦田議員さんとの質問と重複する点もありますが、再度、市の対応としてどう行っていくのかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  今シーズンの道路に係る修繕等につきましては、現在、これまでも補修のほうを進めていますが、路面が剥離したような内容のものですけど、約30件ほど把握しているところでございます。  これにつきましては、既定予算の道路補修費等で対応しておりますし、軽微なものについては、うちの直営のほうで補修等も行っている状況でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  新聞等の報道でもございましたが、道路のえぐれだとか、そういったものについては除雪が原因ではない可能性もありますので、やはり道路のパトロールについては早急にやっていただいて、事故が起きないように、また取り組みをしていただきたいというふうに思っております。  関連しております次の質問に移りますけども、市の所有の除雪車が1台、シーズン中の事故によって、以降、使用不可能となりました。これについての今後の対応はどうしていくのか伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  お答えいたします。  今後の対応についてでありますが、事故車両の損傷が著しく、修理費が事故車の保険の査定額を大幅に超えることや、重症車両の修理を行っても不都合が残るおそれがあることから、高額の費用をかけて事故車の修理は行わず、新年度において、社会資本整備総合交付金を活用した更新を検討しているところであります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  車両の更新というお話でございました。  事故報告を受けた後、産業厚生建設委員会の中での質問では、この除雪車1台が使えなかったことによる除雪への影響はなかったのかというふうな質問がございました。当局からの説明では、除雪業者の所有する除雪車を使用し、除雪時間を早めて対応したということでした。かつ、以降、市民の皆さんからもここの路線に対する苦情もなかったという報告がありました。  であれば、今後は車両借り上げの対応で十分ではないかというふうに疑問にも思いますけど、今回の事故によって、先ほども言われました車両の更新も考えているということであります。市として、社会資本整備総合交付金を活用して除雪車を更新したいというふうに伺いましたが、ほかに道路整備など予算取りしなければならないことがたくさんある中で、車両更新を優先させた場合に、本来予定していた修繕等の予算が後回しになる。  また、市として所有している今回の車両以外の18台の除雪機のうち、更新予定を考えていたという車両もあったというふうにも思いますが、これらについて後回しになるおそれがないのか、再度お尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  一応、除雪機械の更新につきましては現在検討している段階でありまして、今ほどおっしゃいました更新することによって生ずる内容でございますけど、検討の中では当然、県との交付金関係の話もしております。その分については通常要求といいますか、要望しているプラス上乗せということで今調整を行っているところでございます。それができれば、今言われた他の事業には影響が出ないというふうに思っております。  あと、ほかの除雪機械の更新に支障という話でございますけど、これにつきましては、平成25年度だと思いますが、ある程度まとめて更新しておりまして、今、経過年数の古い除雪機械は、市で所有している分については現在のところない状況でありまして、特段、来年すぐ更新しなければいけないという除雪機械は今のところない状況でございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今回の事故については、除雪車両を業者さんに貸与していてのことでありますが、逆に自前の除雪車を使っている業者さんがこのような事故、大惨事となった場合は、自腹で当然対応しなければならないというふうに思っておりますけども、もし万が一こういった車両事故が除雪業者さんの自前の車両で発生した場合、市として救済措置というのは考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  業者の皆様の借り上げ機械と契約する段階では、一応、車両保険等に入っておられるか、そういったような写しもいただいておりまして、今おっしゃったとおり、業者の借り上げしている機械でもし事故があった場合は、業者のほうでの対応というふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  業者自前の場合は車両保険内で対応ということで、市の場合は車両保険内でも対応し切れず、足が出た分は市で対応、ちょっと不公平感が残るかなというふうに思っておりますが、やはり不公平が生じないようにしっかりと対応するには、車両借り上げについてのルールをしっかりつくって取り決めておかないと、自前の除雪車両を使用している業者さんは、市の除雪車両の貸与に対して不満の声が出てくるのではないかなというふうに思っていますので、これについてはしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。  次の質問に移りますが、今シーズンは出動回数も例年以上あって、除雪業者さんも仕事としては多少潤いがあったというふうに思っております。毎年決まった出動回数が見込まれれば苦労はしないわけでありますけども、当然、出動回数が思った以上に少ないと、除雪業者あるいは運転するオペレーターも全く育たないわけでありますので、今後、除雪業者やオペレーターの減少を防ぐため、固定費のあり方と就労体制についてどう考えているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  お答えいたします。  固定費については、稼働のありなしに関係なく、除雪期間中、機械を拘束することになりますので、固定的経費を支払うこととしているものでありまして、県や近隣の市や町を調査した結果、機械管理費の対象月数を平均値でありました3カ月とし固定費を支払っております。  また、就労体制についてですが、市からは除雪委託業者に対して特段関与はしておらず、それぞれが適正な勤務体系を講じておられるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  固定費の中については人件費が含まれていないだろうというふうに思いますけども、例えば今までの固定費、今現在の固定費にプラス人件費を相当額上乗せすることで、最低出動回数分を担保さえできれば、オペレーターを新たに育てることも可能かというふうに思っています。  ベテランと言われるオペレーターも、高齢になってくれば、暗い夜道の除雪も危ないですし、判断能力も鈍ってきます。担い手育成のためにも、若い人がシーズン中、除雪専門で就労できる体制づくりが必要かというふうに思っておりますが、再度これはいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  固定費以外の人件費の担保ということですけど、一応、先ほども言いましたが、県もしくは近隣の市や町と同じやり方で現在対応しているところでありまして、今言われたようなことが近隣市町村でもあり得るかどうか再調査し、オペレーターの減少を防ぐために、また努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ固定費については人件費も入るような配慮をしていただければ、今後の取り組みとしてしっかり行っていただきたいというふうに思っております。  それでは、大きな2番目の質問に移ります。  市内の公園等の緑地管理、街路樹の管理業務委託について質問をさせていただきます。  まずはじめに、3年前、本市が初めて導入した長期継続契約、いわゆる3年契約の契約が満了を迎えようとしております。この3年契約のメリットとデメリットを伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  長期継続契約についてのメリット、デメリットについてお答えいたします。  長期継続契約のメリットについては、委託経費の縮減や事務の効率化が図られ、年度初めに速やかに実施できます。  また、受注者は長期的に作業計画を立て、各公園における樹木、芝生など、植物の生育に合わせて管理や資機材の確保ができることとなり、質の高い管理業務が行えるとともに、利用者へのサービス提供ができるものであります。  現在、委託契約に基づき公園維持管理が良好な状態となっており、現在のところは支障は来しておりません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどメリットばかり言われましたけども、逆に長期継続契約することによってデメリットというのは発生しなかったのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  お答えいたします。  長期継続契約におきましては委託契約に基づいて行っており、それぞれ打ち合わせ協議、現場の管理、そして各公園への巡視、いろいろと受注者とも調整をしながら順調に進んでいるものと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今の答弁では、私はデメリットがなかったのですかと聞いているので、ありませんと言えばそれでおしまいだったんですが、一生懸命いい方向、いい方向に言わないで、デメリットはなかったのですか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  現在のところありません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  現在のところということで私は解釈をさせていただきました。  関連してございますので次の質問に移りますけども、行政側にとってはメリットがあり、これについてプラス契約業者さんについてもメリットがあれば誰もこのような質問はいたしません。  何ら改善の見込みがないので改めて質問しますが、これら委託の内容の設計は必要最小限で、いざ管理となると追加作業が多く、適正な価格での設計内容ではないため、設計の見直しを担当課に要望しているという業界の声でございます。  それ以来、一向に改善されないというふうに関係業者、業界からお聞きをいたしますが、実態はどうなのか、再度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  お答えいたします。  現在の設計については、以前からの基準に基づき積算しております。しかしながら、厳しい内容となっていることは理解しております。  今後については、現状調査を実施することとしており、実情に合わせた委託内容などについて検討してまいりたいと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  先ほど私も言いましたけども、追加作業が多いと。公園の芝刈りについても、伸びてみっともなくなったら、管理している業者が意地で設計以上の回数を行わざるを得ない。当然、作業費用はもらえません。街路樹の管理も10年や20年前の苗木の管理の設計のままで、すくすく育った樹木は葉っぱも枝もぼうぼうで、剪定作業も増えれば、始末しなければならない枝や葉っぱの処分代もかさんでくるわけです。  市の職員なら毎年昇給しますが、委託業者は人件費の昇給もなく、上がるのは消費税が上がったときの税金分だけと。生かさず殺さずで、業者を泣かせてばっかりで、知らん顔しているというふうに思わざるを得ません。いつになったら適正な価格になるのか。今後、取り組むというふうに言われましたけども、今まで予算要求に対してしっかりと財政課にお願いをしていたのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  財政課とは協議しております。  ご指摘のように、気候の変化や、芝生、樹木、草などは成長に合わせ回数が違うことや、暴風雨時のじんかい処理など、公園や街路の維持作業についてはいろいろと手数がかかり、作業日数がかかることは承知をしております。  今後、街路樹などの大きさや、芝や樹木の成長に合わせた積算については調査してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  しっかり調査をしていただいて、適正な価格での積算をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  昨年度、市が購入した乗用芝刈り機、これの使用状況はどうなのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  乗用芝刈り機の使用状況についてお答えいたします。  乗用芝刈り機は、昨年7月末に購入し、滑川運動公園堀江自然ふれあい広場パークゴルフ練習場において芝刈り作業を実施したところであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  では、何回使われたかわかりますか。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  回数は1回だけであります。8月初旬に堀江自然ふれあい広場パークゴルフ練習場のお披露目もあり、刈り込んでいたことや、秋に向けて芝の生育が弱くなったことから、施肥を抑えていたことによるものであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  1回しか使わなかったということで、もしかしたらもう既にガソリンが腐ってエンジンがかからないということも考えられるかもしれませんけども、では、1回の使用しかない実績の中で、当時、乗用芝刈り機を購入しようと決めた利用目的は何だったのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。
    ○公園緑地課長(川岸弘明君)  利用目的は、多様な市民ニーズに応えるためであります。芝は伸び方がそれぞれ違うものですから、パークゴルフ練習をするにあたり、長くなれば刈ってほしいという要望もこれから出てくるわけでございまして、きめ細かな市民ニーズの対応が図れるものと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  これから使用するというふうなことでありますが、昨年は1回しか使わなかったということでありますので、今後もぴかぴかに磨いて飾っておくのか、もう一回伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  お答えいたします。  新年度に向けまして、滑川運動公園堀江自然ふれあい広場パークゴルフ練習場において作業計画を立て、乗用芝刈り機の利活用を図りたいと思います。現在、約1万2,000平米ある芝でございますので、乗用芝刈り機の減価償却はできるものと思います。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、減価償却ができるという話でございましたので、じゃ、年間何回乗れば減価償却できるのか、もう一回伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  今現在、芝は4回から5回刈る予定としております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  これについては、乗る職員は市の職員という解釈でよろしいですか。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  市の職員で対応していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  使用頻度がそんなにも多くないだろうというふうに私は推測いたしますけど、市の職員の高い人件費を使って作業するくらいであれば、私ははじめから民間業者に委託したほうが、仕上がりも含めて安くおさまると思いますけども、いかがですか。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  その点につきましては、先ほども申しましたように、いろんな、何といいますか、電話の応対、そして市民ニーズがございます。刈りたいときにすぐ刈れると、その場で刈れるという、そういう体制にあるということで、細かな対応ができるということで、今現在、芝刈り機の利活用を考えておるところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市民ニーズに合わせてということでありましたが、本当にきめ細やかに小回りがきく対応ができるのか、もう一回伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  芝刈り機の習熟もあわせて頑張ってまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  では、民間業者さんには資格を持っているのかというふうに執拗にこだわっておられますけども、この芝刈り機を運転する職員については、資格取得状況、これについて伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  乗用芝刈り機については、これは小型特殊自動車でございますので、一般的な普通免許で運転ができるものでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  資格取得については探せば探すほどあらが出てきますので、職員に万が一何かあった場合には、責任は市にあるということは肝に銘じていただきたいというふうに思っています。  では、次の質問に移りますが、今定例会においても公園遊具の更新について予算計上がされておりました。  そもそも公園の遊具の利用状況を把握しているのか伺います。 ○議長(原 明君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  公園の遊具の利用状況についてお答えいたします。  利用状況は把握しておりませんが、毎年の保守点検の実施や公園巡視を行い、遊具が安全に利用できるよう努めておるところであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  遊具の巡視作業は、多分職員も含めて業者さんに外部委託ということもあるだろうというふうに思っていますけども、これら公園については、とりわけ子どもたち、親子連れで想定されますけども、より利用していただけるような取り組み、今ばやりの遊具へ更新することも含めまして、私は公園としての機能をきちんと維持整備して既存の公園の利活用に努めていただきたいというふうに思いますが、これについていかがですか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  過去に東福寺野自然公園で、壊れて子どもが大きなけがをしました。それから随分たちました。総合的に徹底して、春から総点検をしたいと思っています。  それで、市の公園ばかりじゃなくて、例えば町内の公園内における遊具、それらについても一斉に点検をしてみたいと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  市長、ありがとうございます。  これら遊具についても、事故につながる、けがにつながる、そういったことが多いものでございますので、春からしっかりと点検するというお話でございました。  やはり既存の公園はしっかりと管理をして、長いこと使っていただくのが私は筋道だろうと。やたらに新しい公園をつくるのも私は違和感を覚えていますので、既存の公園を、古くなっていようが、やはり芝の管理あるいは樹木の管理、遊具の管理をしっかりして市民の皆様に使っていただけるように、今後とも取り組みをお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。ほたるいか海上観光について質問させていただきます。  まずはじめに、8年ぶりの2隻体制での観光船の運航準備はしっかりと整っているのか、改めてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  ほたるいか海上観光については、2隻体制での運航は8年ぶりでございます。運航会社2社と漁業協同組合の関係者において、安全な運航体制について調整しているところでございます。  キラリンについては、2月26日に運航許可を受けまして、ウェーブ滑川において、3月1日に船長と甲板員を雇用いたしております。  3月20日の試乗会に向け、3月21日からの運航と、あわせて安全第一に万全な体制で実施できるよう運航準備を進めているところでございます。  もう一隻の富山湾マリンの若潮につきましては、3月20日からの試乗会から4月29日までの41日間の運航でウェーブ滑川と契約を結びまして、3月19日までに滑川漁港に入港して準備を進めることといたしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ことしの1月23日の全員議員協議会におきまして、この観光船運航委託業者の発表がありました。が、肝心の組織体制については、現在進行形で船長や甲板員の名前すら出てきませんでした。今ほどの答弁では3月1日に整ったということでありましたが、当時は旅客不定期航路運航許可も申請中で、はっきりといつ幾日、認可がおりるかわからないということでありました。  昨年の二の舞にならないか心配であるわけで、先日やっと運航許可が出た。今ほど2月26日ということでありましたが、これは私、新聞で知りました。  担当課からは、運航が間もなくという時期、今現在ですね、何の説明も今までなかったと。多額の予算が投入される事業に議員として私はめくら判を押すことはできません。これらについて何か言わなければならないことはありませんか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  運航許可の日程等について新聞報道でということでございますが、運輸局のほうからは、私どものほうもその当日、26日許可した日に連絡を受けたということもございました。  情報については、今後、いかなる情報についても、また議会に報告するべき情報はできるだけ早い段階で報告したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  多分、報告は今さっきだったろうなというふうに私は認識しておりますけども、今後、委員会もございますので、内容についてはしっかりと発表していただければなというふうに思っています。  関連しておりますので次に移りますが、観光船が2隻体制になるということは、観光客の皆さんが単純に倍に増える。当然、受け入れ体制、おもてなしも倍のお世話、労力が必要なわけであります。  先日の土曜日の一般質問の答弁では、土・日・祝日は予約でいっぱいだと。逆に平日はまだまだあきがあるというふうに伺いました。まだまだ営業努力が足りない、必要なことがあるというふうにも思いますが、観光客の受け入れ体制、おもてなしの準備は整っているのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  土曜日の岩城議員の答弁とも重複するところがございますが、確かに議員おっしゃるとおり、人員が倍ということで、当然、従事者も増員して対応することといたしております。  また、土曜日、日曜日以外の平日にあきがあるわけでございますが、これについては現在、ウェーブ滑川、そして観光協会、そういうところでPRに努めて、定員いっぱいの運航で実施できるように今鋭意努めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  土曜日の答弁では、例年ホタルイカのボイルをおもてなしとしてやっていたというふうなことでありましたが、ことしは人数が多いため手土産に変えようかというお話でありました。これは、ホタルイカのボイルについては振る舞わないという解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在、ホタルイカのボイルを振る舞わないということで考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  手土産も必要かとは思いますけども、やっぱり揚げたて、ゆでたてのホタルイカのボイルを提供するというのは私は一つの売りだというふうに思っていますので、これはやっぱり昨年、一昨年、それ以前にもやっていた内容でありますから、ことしも私はやるべきだというふうに思っていますけども、これについてはいかがですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ホタルイカのボイルについては、数年前から1隻体制の中での対応ということで、これまでのおもてなしという中で実施してまいりました。  議員おっしゃるとおり、観光客の皆様にはボイルを提供できればということなんですが、今回やっている中で、いろんな課題だとか問題点、出てくるかと思いますが、まずは簡単なお土産、商品ということで対応させていただいて、それらの課題についてはまた今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年までやっていたことをやめるということだろうと思いますけど、私はなぜ質問したかといいますと、2隻体制になる。先ほども言いましたが、お客様が倍に増えるわけです。それの対応はどうですかということで、お客様が増えるからボイルをやめました、そういった発想でしか私はないと思っていますので、2隻体制で行くのであれば、鍋1つで対応していた去年までのを、もう1つ鍋を用意して、かつ人員も配置すれば、倍のそれこそ労力がかかるよと言っていましたけども、それの対応について私は質問させていただいておるわけで、おもてなしという一つのボイルを振る舞うということをことしはやめてしまうのか。本当にやめてしまうのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  80名の受け入れということの中で、現在、ウェーブ滑川のテナントのスペース的な問題もございまして、さらなる鍋の用意だとか、そういうスペース的な問題も1つございました。  そこで、今年度については、新たな商品のお土産という形にさせていただきまして、ボイルについては実施しないというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  やらない方向でということでありますけど、私はほたるいかミュージアムの玄関先にテントを4つほど立てれば対応できるかなというふうに思っていますので、ことしできない、やらないというのであれば、それはそれでしっかりと検証して、私は来年以降、復活していただければなというふうに思っています。  あと、観光船に乗るためにですが、市内あるいは市外、県外も含めて、移動手段については、公共交通機関と言われる電車だとかバスは、早朝ですから運行しておりません。ましてやタクシーについては、完全に予約をしておかないと送迎はしてくれないわけであります。そして、タクシーであれば相当なお金もかかる。ほとんどの観光客、お客様は、自家用車かレンタカーを利用して現地に向かう方法しかないというふうに思っています。  この現地まで向かう移動手段については、車での移動がほとんどという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  まず一般の方については、ほとんどが車でお越しになっているという状況にございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、市内の旅館組合、宿泊施設の皆さんは、例年、観光船に乗るために宿泊をしていただいて、夜中、時間になれば、マイクロバスを使って送迎をしてあげている。あるいは、ない施設は徒歩でお客さんに現地に向かってもらうと。場合によっては、タクシーを予約して貸し切り運行をしてもらっておるのが現状であります。  では、何を言いたいか。観光船のチケットは大人1人5,000円であります。タクシーを三、四時間1台貸し切ってしまいますと、1台当たり1万円はオーバーしてしまうと。観光船に乗るよりも、タクシー代のほうが単純にお金がかかっているというふうな現状であります。  また、マイクロバスでの送迎も、旅館業者さん、店主自ら行っていれば、日中も働いて、夜中も働いて、労働時間についてはいわゆるブラック企業になってしまうわけです。そして、マイクロバスの運転を外部委託したくても人件費が高く。なおかつシーズン中、1カ月、2カ月ほどの期間でありますから、短期のアルバイトでしか望めません。運転手も集まらない。それが今の現状であります。  であれば、滑川市内の宿泊施設で、滑川にお金を落としていただく観光客の皆さんのささやかなおもてなしは何かと。送迎のためにグリーンナンバー、青ナンバーをつけたバスと運転手を雇えば、どえらいお金がかかります。しかし、例えば夜中車庫に眠っている市が所有するコミュニティバスを利用して、市内の旅館組合、加盟3社でありますが、宿泊施設を周遊して送迎をしてあげることで、宿泊施設の負担の軽減につながりますし、観光客の皆さんも安心してこのほたるいか観光に参加、宿泊できるわけであります。運転手の確保さえすれば、お金をかけずに送迎が可能だというふうに思っています。  お客さんの皆さんが市内の宿泊施設により宿泊していただける環境を整える。これについて見解はどうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員のほうからコミバスを活用した送迎サービスということでございますが、宿泊施設から送迎を行う場合は、当然、旅行業法でありますとか道路運送法等の法律との調整が必要になってくると考えております。  送迎については、宿泊サービスを行うホテルだとか旅館での対応が原則になるものと考えておりまして、現状においての送迎サービスというのは考えておりません。  今後、ご提案の送迎サービスを含めまして、当然、観光客へのおもてなし等の充実は必要不可欠でございますので、よりよい観光となるように、またご意見を伺いながら検討を進めていきたいと思っております。  以上です。
    ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  昨年、当初この観光船事業が頓挫をして、再開はしたものの、観光客の宿泊もなく、空白の3週間を過ごされた旅館業者さんがいらっしゃるわけであります。やはり市内の旅行組合さん、旅行業者さんは不利益をこうむっているわけでありますから、多少なりともばっかいする配慮をすべきではないかなというふうに思いますが、再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほど伺いましたご意見も含めまして、来年に向けた検討をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  来年に向けてということで、それはそれでいいんですが、まずはことしの、今シーズン、3月21日から始まりますが、観光船事業については手抜かりのないようにしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  それでは、次の大きな4番目の質問に移ります。  先日オープンいたしました屋内運動場の運営について質問いたします。  年度内は、運営については市がしっかりと対応するということになっておりましたが、現状の運営状況はどうなのか伺います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  滑川市屋内運動場(KENKO DOME)につきましては、1月28日のオープン以来、多くの方々にご利用いただいており、2月末までの実績で延べ90を超える団体、延べ1,500人を超える方々の利用があるところでございます。  今年度内は市が運営管理を行うこととしており、スポーツ課を中心として、利用申し込みの受け付け、利用調整、利用説明、施設の施錠管理、除雪、清掃、備品の整理整頓などを行っているところでございます。  また、屋内運動場の利用規定、利用の仕方、申し込みから利用の流れ、予約状況などをホームページに掲載しており、より多くの方々に屋内運動場を知っていただき、円滑かつ公平に利用していただく工夫を行っているところでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどは90団体1,500人以上の利用があったということでございますが、実際に日中の対応、あるいは夜間の対応、あるいは土・日の対応、それぞれスポーツ課の職員が責任を持って対応したのか、または担当課以外の職員が対応したのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  お答えいたします。  管理につきましては、オープン直後、施設や備品等の利用管理方法について十分周知を図る必要があり、また問い合わせなども多数あることなどから、それらに対応するため、安全面で特に危惧されるピッチングマシンの取り扱い、指導などについて習熟した市役所の野球部所属職員を含め、体制をとったところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私の質問は、スポーツ課の職員が対応したのか、あるいは担当課以外の職員が対応したのかということで、誰も野球部だとすぐ言わなくてもいいんですけど、野球部所属の他の担当課の職員が対応したということでありますが、では、かかった人件費はどれくらいだというふうに見積もっておりますか。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  具体的な金額等については、こちらのほうではまだ把握できておりません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  積算はしていないということであります。  私が言いたいのは、やっぱり土曜、日曜、職員が休日のときに、わざわざ管理のために、運営のために出勤していただくのは、これはそれ相応の人件費がかかるものだろうというふうに思っております。  ということは、今後、指定管理者制度のもとで利用収入を増やす努力をさせ、経費の圧縮ということで真っ先に来るのは私は人件費だろうというふうに思っています。担当課として、自分たちが今後できないだろうこの業務を次の委託先にやっていただくと。  人件費の圧縮のためにパートやアルバイトの人材でこれらに対応すると、はっきり言って職員は育ちません。人件費の待遇、処遇、それらの改善については、しっかりと今後検討していただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。  関連しておりますので次の質問に移りますけども、4月1日からこの屋内運動場の運営業務を委託する滑川市体育協会へは、きちんと引き継ぎができるだけのノウハウを精査したのか伺います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  お答えいたします。  2月、3月はオープン後間もないことから、施設の利用方法の説明や利用ルールの周知徹底、利用マナーの定着につながるよう、現場で直接利用団体に伝え、きめ細かく対応してきたところでございます。  2月、3月と直営で利用状況を確認しながら、利用規程や申し込みから利用の流れの内容等についても精査してきたところであり、現在のところ、特に問題等は生じておりません。  オープン直後ということで、厚めの人員配置、そういう体制をとったところでございますけれども、本施設は常駐の管理人を置かず、利用団体が責任を持って備品利用やグラウンド整備を行うことを基本としており、引き続き施設が安全かつ有効に利用されるよう、利用ルールや利用マナーの徹底と定着化を図り、4月から新しい指定管理者である滑川市体育協会へスムーズに引き継ぎができるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  スムーズに引き継ぎができるように行いますということでありましたが、この屋内運動場、野球、サッカー、ペタンク、それ以外にも使用目的はいろいろあると思いますけども、想定している競技以外での利用目的であった場合の対応というのはもう既に整っているでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  利用につきましては、利用団体が責任を持って使用するということで、指導者がいると思いますので、その方が責任を持って利用すべきというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  指導者等というふうに言われましたけど、団体に限らず個人での利用も可能でありますので、そういった点も次の受け皿である体育協会さんにしっかりと伝えていただいて、もし万が一というようなことのないように、しっかりと引き継ぎをしていただきたいというふうに思っております。  それでは、最後の質問に移ります。  水道料金、下水道使用料の滞納についてですが、まずはじめに、滞納状況について現状はどうなのか伺います。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  お答えいたします。  平成28年度末における水道料金の現年度分の収納率は98.53%、過年度分の収納率は55.35%、未納額については、現年度分が840万1,622円、過年度分が327万7,819円となっています。  下水道使用料の現年度分の収納率は98.67%、過年度分の収納率は33.97%、未納額については、現年度分が535万6,379円、過年度分が670万8,000円となっています。  農業集落排水施設使用料の現年度分の収納率は99.13%、過年度分の収納率は58.9%、未納額については、現年度分が45万5,224円、過年度分が22万359円となっています。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ありがとうございます。  それでは、今ほど言われました水道、下水道の滞納についてでありますが、滞納者、滞納金を減らす対策、市としての取り組みを伺います。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  上下水道料金につきましては、指定期日までに納付されなかった方に対して督促状を送付するほか、年4回催告書を送付して納付を促しています。  催告書を送付しても納付されない方に対して給水停止予告通知書を送付し、最終的に納付されない方については給水停止を実施しています。  経済的理由等により一度に納付ができない方については、状況等を伺ったうえで分納誓約書の提出を求め、計画的に納付するよう指導していますが、分納誓約を守らない方に対しては適宜状況を確認し、最終的に納付されない方に給水停止を実施しています。  また、納付が困難な利用者については、税務課とともに協力し、臨戸徴収を実施しているところでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  最終的に給水停止ということでありますが、これらについての実績というのはおわかりでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  6月の給水停止におきましては、督促状、催告状につきましては、312名に催告状を送り、その後、納付のない方に対しては給水停止通知書を40名に送っております。それでも反応のない方に対しては、給水停止を15名の方に行っております。そのうち、お話しした後、解除ということで、6月では2件が給水停止のままですが、そちらのお宅については空き家ということになっております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  空き家の件数も含めてということでありましたが、実際家主が住んでおられるところで、もう既に給水停止で水が一滴も出ないという家はあるのでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  現在はございません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ということは、しっかり水道料金、過年度分あるいは現年度分でお支払いをされたから水栓をとめるのをやめたという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  当時の約束で給水を停止してきております。ただ、その後、分納を守られない方がおるため、また年4回、給水停止等の措置を続けているものでございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  水道については、今ほどもありました給水停止ということで、栓を閉めれば対応できますが、ケースとして、上水道ではなく井戸水を使って下水道を使うというケースがあるというふうに考えられますが、そういった方というのは把握しておられますでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  おっしゃるとおり、ほとんどの方が水道使用者で下水道、ただ、井戸水使用者という方もございます。井戸水使用の方は、滞納者で38件ございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどですと、件数もそこそこ私はあるだろうと思いますが、そういった場合には、上水道、水の栓は閉められないわけですよね。そういったときの対応というのはどうやっておられるのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  そういう方に対しては、電話、あと自宅に訪問して支払いのほうを促しております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それらの対策をして、支払い実績というのはある、あるいはしっかり料金を払っていただいているという実績はあるでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  井戸水と水道の区分けは今現在持っておりませんので、申しわけございません。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  下水の公共ますに栓をしろとは言いませんけども、真面目に料金、使用料を払っておられる市民の皆さんが不公平感を持っていただかないように、しっかりと今後も対応していただくことをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  3番脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  今回質問の機会をいただきましたんですが、なかなかこういった場所はなれるもんじゃありませんので、今回もふだんのしゃべり言葉で質問いたしますので、ご了承をひとつよろしくお願いいたします。  まず1項目目ですが、手話について伺います。  1点目、来年度の予算の中の「みんなの手で育む手話のまちづくり」のところでですが、専任手話通訳者1人となっています。この方は、1カ所に固定してそこで仕事をなされるのか、あるいはフリーでいろんなところへ行って活動されるのか伺います。  2点目ですが、来年も手話講習会があります。 ○議長(原 明君)  脇坂議員…… ○3番(脇坂章夫君)  一括して私、質問しますので。 ○議長(原 明君)  一括ですか。 ○3番(脇坂章夫君)  ええ。 ○議長(原 明君)  一問一答ですから、大きい1番で答弁していただいてということで。 ○3番(脇坂章夫君)  ああ、そうですか。はい、わかりました。どうもすみません。  私はこの3つを1点でやろうと思っておったものですから、それでは伺います。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  来年度設置を予定しております専任手話通訳者につきましては、福祉介護課に配置しまして、来庁された聴覚障害者の方への手話の通訳の提供や、各種相談対応などにあたってもらうこととしております。今後いずれは、庁舎外への手話通訳の派遣についても想定しているところであります。  あわせて、今後は手話通訳が可能な職員の育成にも取り組むなど、市役所全体で手話の対応が可能となる体制を整備してまいりたいと考えておりますので、職員研修にもあたっていただくということを考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。
    ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  では次に2点目ですが、来年度も手話講習会が計画されております。参加者が多人数の場合、手話講座に参加申し込みが多い場合は、定員を増やすようなことは考えておられますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  現在、手話講座につきましては、市ろうあ福祉協会や手話サークルめばえの会の方に講師をお願いしているところでございます。講師の確保の問題もございますので、定員自体を増やすということは厳しいということを考えております。  しかしながら、今年度29年度におきましては、定員を若干超えて申し込みを受け付けしたところでございますので、来年度以降も可能な限り柔軟な対応をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  少しでも多くの方に参加をお願いいたしたいと思います。  それでは3点目ですが、来年度、何か目新しい取り組み、もしも考えておいでになれば一言お願いいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  目新しい取り組みということでございますが、先ほどご質問があった専任手話通訳者の配置というものが一番の目玉の取り組みであります。  また、新たな取り組みということではございませんが、ミニ手話講座につきましては、これまで開催実績のない自治会、町内会や企業において開催されるよう働きかけるなど、既存の事業にも引き続き取り組むことにより、市民の手話への理解の一層の促進に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  次は、児童の虐待について伺います。  近年、毎日のように小さい子どもが親によって虐待を受け、命をなくされているニュースがよくあります。この国はどうなっているのかなと思っておりますが、政府も一日も早く対応をとれるよう提案していきたいところでございます。  そこで、いずれにしましても、子どもは我が国の財産でありますし、本市に生まれた赤ちゃん、本市へ帰ってこられて育てている赤ちゃんについても本市の大事な宝でございます。本市が全力で大切に育てなければなりません。  悲しい出来事は起きてからでは遅いのでございまして、そこで、本市において子育てに悩んでいる親御さんへのアドバイスやケアはどのようになっているのか伺います。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  それではお答えいたします。  児童虐待への対応といたしましては、まず要保護児童地域対策協議会を設置するとともに、学校、保育所、健康センターなどの関係機関と連携し、早期発見・早期対応に努めているところでございます。  子育てに悩み困難を抱える保護者には、家庭児童相談員が寄り添い、話を聞く、相談に乗る、アドバイスするといった方法で支援をしております。  また、健康センターでは、産婦の孤立、育児不安の解消を図り虐待予防につなげるため、出産直後から生後4カ月未満の乳児を持つ母親を対象に、助産師に心配事を相談できるほっと安心産後ルーム、助産師の訪問、助産院の利用による産後ケア事業を実施しているところでございます。  子どもの健やかな育ちが、将来親となり子育てをしていくための基盤となるよう、子どもと子どもの親のための子育て支援策に子ども第一主義で取り組んでまいります。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  ちっちゃい子どもを本市で大切に育てていきたいと思っております。  次は、さきの市長選挙において、今も市の財政が破綻しているかのようなチラシが配布されました。名前は申しませんが、このようなチラシ(資料を示す)、見覚えがあると思います。  このチラシの中で、私と同じ年配の女性の人から、「滑川市、ありゃ潰れるがでないがか。市営バスが高岡みたいにないがなったら、おら、蓑輪へ行くがにどうしていいがやらわからん」、そういうことも言わっしゃる人がおられました。  そしてもう1つ、若い女性の方から、「うちの姉ちゃんが滑川へ来て子どもを生もうと思とるがに、財政が赤字になったらそのツケが回ってくるがでないがか」とか、こういう心配もされておりました。  そこで、財政について2点伺います。  まず1点目は、市の財政を一般家庭の通帳、いろんな通帳がありますね、そのように例えて説明をお願いいたします。  答弁は私個人にするんでなく、私の後ろにおられる大勢の市民の皆さんが、誰が聞いても「ああ、そうかそうか」とわかるように、語り言葉で説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  大変難しいご質問をいただきまして、なるべくわかりやすくお答えをしたいと思います。  一般家庭の通帳に例えてということでございますが、例えば直近の平成28年度の市の一般会計の決算額を2000分の1にしてみた数字で比較をしてみたいと思います。  そうしてみると、収入が679万円ありました。それから、支出が638万円ありました。差し引き41万円の黒字となったわけでございます。  その中身を見てみますと、主な収入はお父さんの会社からの給料や手当、それからお母さんのパート収入、それから前の年からのへそくりなど繰越金あたりを加えまして約9割を賄っております。そして、あとの1割の不足するお金につきましては、一部貯金を取り崩したり、また新たなローンを組んで補っているという状況でございます。  ただし、このローンの約8割につきましては、返済に合わせて毎年会社から補填をしてもらうこととなっております。  また加えまして、このローンの6割近くは、ちょっと難しいことを言います。臨時財政対策債と言いますけども、臨時財政対策債、これは簡単に言いますと、本来なら会社が借金をして給料を払わんにゃならんがですけども、会社も借金がたくさんあるもんですから、社員に借金させて、後から全額面倒見てやっちゃという約束のローンであります。返済金はもちろん会社が100%後々面倒を見ますと、そういう約束のもとで社員がローンをさせられているという、そういう借金があるわけです。これがローンの6割を占めているというふうに思っていただければ結構かと思います。そういう意味では、本当の借金はローンの4割だというふうに思っていただければ結構かと思います。  また一方、支出のほうでは、医療費、それから子どもへの仕送りが最近増えてきております。一方、食費や光熱費、日用品の購入でありますとか家の修理のお金、あるいは家電を新しくすると、電化製品を新しくすると、こういった購入にあたりましては、無理がないよう、やりくりして家計を回しているという状況でございます。  そしてまた、市の会計では、先ほど言いました黒字になった部分、41万円の分。これは繰越金になるわけですけども、その半分を翌々年度、次の年とその次の年までに貯金に回すかあるいはローンの繰り上げ返済に回す、こういうことがルールになっておるわけです。これ、また難しいことを言いますけども、地方財政法で、法律でそういうふうに定めておるわけです。  当然、家庭につきましては、このルールを守って貯金をして、また残るお金で家のリフォームや日用品の購入、あるいは家電の買いかえなどを行っている状況でございます。  こうしたことを見ますと、毎年の収入で必要な支出を賄い、さらにはローンの残高を減らしながら黒字の半分をまた貯金するなど、現在のところ、実に安定的な家計であるというふうに思っておるわけでございます。  わかったかちょっとあれですけども、簡単に言ったつもりですが、そういう状況でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  一部なかなか理解のできない言葉がありました。まず、私の後ろにおいでる大勢の市民の人はちょっとわからなかったんじゃないかなと。  ただし、黒字であったと。心配せんでもいいよと。その言葉はわかったように私は思います。それだけ私は受け取っておきます。安心いたしました。  もう1点伺います。このチラシの中で、本市は毎年…… ○議長(原 明君)  脇坂議員、通告はこの1点で通告してありますが、関連ではいいんですが、全く違った質問でありますと通告外というふうになりますので、よろしく発言をお願いいたします。 ○3番(脇坂章夫君)  これ、2つまとめて1点でやろうと思った。まあいいわ。はい、わかりました。  その次に、今度は市の職員の業務の遂行について伺います。  私も、職員の方々に挨拶の一声をできるだけかけるようにやっております。やっと大体この顔を覚えていただいたのか、少しずつ会話ができるようになってきました。日ごろの職員の活気が満ちているように私は感じております。今現在、市のほうで何か職員の方々が意識改革に取り組んでいるのかわかりませんが、とりあえず大変喜ばしいことだと思っています。  そこで、日ごろ市の職員の行動を見てどのように感じておられますか、一言お願いいたします。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今ほど、市の職員の日ごろの仕事ぶりについてのお尋ねでございました。  今、市を取り巻く環境というのは、少子高齢化の進行、あるいは人口減少時代等、大きな時代の転換期といいますか変化の中に、やはり市職員も一生懸命それに向かって頑張っておると、そのように考えておるところでございます。  そういう中で、市では「市役所は市内最大のサービス産業」と、これをモットーにして、日ごろから3Sサービス、1つはスマイル、ほほ笑み、それからスピード、やはりスピード感が非常に大事でございます。そして親切と、これを3Sと言っておりますけども、これを徹底的にやっていくということで職員が努めておるわけであります。  特にスピード感というのは、市の施策、行政については非常に重要なことだろうと、そういうふうに思っておるわけでございまして、そういう中では、最近、市民の皆さん方から市のスピードが非常に速くなったと、そういうお褒めの言葉をいただいたり、あるいは笑顔が多くなったなと。市役所へ、やはり多くの市民の方が年間に1回来るとか2回来るとか、非常に少ない回数だろうと思いますけども、そういう中でも、やはり笑顔で接して明るい市役所と、そういうようなことになれば、市民の皆さんもより頼りがいのある市役所になるのかなと、そういうふうに思っておりますので、そういう意味では、最近お褒めの言葉もいただいておるところでございます。  それから、職員の能力向上といいますか、研修というのは非常に重要でございまして、これも平成23年度から職員研修費、それまで年間100万円ほどだったわけでありますけども、それを500万に増やしまして、職員のいろんな力を上げていこうということで、それも、どこかの学校へ行ってただ勉強してくる、これも大事なことではありますけれども、いろんな先進の市役所とかへ行って、いろんな事業について、そこはどういうふうにやっている、どう先進的に取り組んでいる、滑川とどこがどう違うと、そういう実践に基づいた勉強もしてこようと。そういうことで、毎年、職員も積極的にいろんなところへ出向いて研修に努めておるわけであります。  そういう中で、滑川市は県内のほかの市と比べても、あるいは類似の市、全国にありますけども、そういう市と比べても職員数は少し少ないわけでありますけれども、そういうところを職員の能力で補っていきたいと、そのように考えておりますので、そういう意味では職員も一生懸命頑張っているだろうと、そういうふうに思うわけであります。  いずれにしても、これからも市民の皆さん方のいろんな声をお聞きする。そしてまた、いろんな情報を収集しながら、これからの滑川の未来に向けて、いろんな企画を職員自ら考えながら市政に反映をしていく、そういうことが非常に大事だろうと思っておりますので、今の市の職員の日ごろの仕事っぷり等も含めて、必ずやそういうふうにしていくものと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  市の職員の方々が大変な努力をされているということはよくわかりましたし、また、ここにおいでる役所の方々も一生懸命頑張っておられるのはその成果かなと、そういうふうに思っておりますので、今後とも市民のためにひとつよろしくお願いいたします。  次は5番目、市長の給料3割カット、そして退職金の全額返納について伺います。  私が先ほどから財政の質問の中で、冒頭でも言いましたが、さきの選挙で、市の財政について多くの市民が大変不安に思って心配だったところだと、そういうふうに思っております。このビラのおかげで財政が健全であるということが今わかりました。安心しております。  そこで、市長は今まで2期8年間、長い間、善政を柱に、市の財政の安泰のために給料を3割カットしてこられました。そしてまた、退職金の全額返納をされてこられました。私の試算では、2期8年で約7,100万円が市民のために使われていることになります。  隣接する首長さんの方々のどこを見ても、給料の3割カットや退職金の全額返納をされている方はおられません。私を含めて市民の皆さんからも、市長、もういいがでないがかと、そういうことを聞きます。  来月から新年度となります。給料の3割カット、退職金の全額返納について取り下げられる提案をされてはいかがでしょうか。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  8年前の市長選に出たときの選挙のこれは公約です。パンフレットにも載せてあります。3割カット。ある方は、5割カットにしたらどうやという意見もありました。3割カット、退職金1,842万円だと聞いておりました。これ、全額いただかないと。  なぜこの退職金ということにこだわったかといいますと、私は皆さんと同じ議員だったわけです。議員年金、掛けていましたね。そういうことでありますが、退職金が4年間で1,842万なんて民間じゃ考えられない。そんな高額なものがどうしてこうふうに載っているんだろうと、今でもわからないというのが私の実感であります。それが4年ごとにです。でありますから、2期の4年前もこのことをはっきり公約として申し上げてきたわけです。  じゃ、なぜこの3割カットしたか。もちろん、8年前のそのときの状況は、名古屋の河村市長、カットしていましたね。大問題。日本中の話題になっていました。もう1つは、隠岐の島の海士町の町長は、財政がすごい赤字になりまして5割カットを言っておられました。それはわかっています。  そして、海士町の場合は、町長が5割カットをすると、職員も私らも参加するということで何割かカットしました。幹部職員、そして一般職員もカットしたわけです。  町の人は島内のバスがただだったんですが、100円ずつ払うということで払いました。ところが、この海士町の町長は、島でありますから、周りは日本海という中にありまして、近海で魚がいっぱいとれる。大きな大きな町の冷蔵庫、倉庫をつくりました。そして、そこから例の箱型の11トン車が、魚をつけて、海を渡って、本土へ入って、築地へこの魚が行った。築地で隠岐の島の海士町の魚が飛ぶように売れた。町は一遍で黒字に復活しました。復活したから職員の給料は元に戻すわけです。短期間のうちに戻りました。なのに町長は、俺は5割でいい。それは町長さんの心意気だったんだろうと思います。  ところで、滑川市の財政状況は、何回も申し上げましたけど、危機的状況にあったと。23.1%の借金返済率を抱えていた滑川の財政を立て直すために、私がこの市長選に出たわけでありまして、自分自身の心をしっかりと縛ってこの対応をしたいという気持ちでカットをさせていただいたわけであります。  河村市長についても、海士町の町長についても、そういう前例はもちろんあったわけで、河村市長がその結論を出したのは、私がやると言う1カ月前にやっておりましたので、私のやることは決して目新しいと皆さん思っていなかったと思っています。そんなことで、それに踏み切ったわけです。  ところが、1期、2期と財政は健全化になってきましたので、これを今期は、提案は選挙のときからもうしておりません。これからの市長には、必ず私の後に市長が新しく来るわけですから、そういう方のためにもここで一回戻しておかなきゃいかんと。私の目的が達成されたということで戻させていただきたいと、こういう決断を自分に下したわけであります。  ましてや、今回の選挙で財政が危ないというようなことを言われて、しっかり大丈夫だというあかしにもしたいと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  市長の今までの気持ちも、私は当時の議員でありませんので、当時のことは全く知る余地もありませんでした。今ここで初めて理解させていただきました。どうもありがとうございました。  これをもちまして私の質問を終わるところでございますが、きのうちょっと新聞を見ておりますと、北日本新聞のほうでニュースがちょっと入ってきましたので、ひとつ紹介させていただきます。  県内の20市町村のベースでは、滑川市の1人当たりの借金が31万円やと。県下では一番借金の少ない市であることをここで一言つけ加えさせていただきたいと思います。これも財政のところでありますので、滑川市は先ほど言われたように健全であるということとともに、市民1人当たりの借金が31万円だと。本当にすばらしい市だと思っております。  そしてまた、きのう東日本大震災から7年目を迎えました。警視庁の調べでは死者、行方不明1万8,434人と、こうなっておりますし、避難生活の方も7万3,000人とも言われております。本市におきましても、まだ7名の方が避難生活をされております。  私は一議員として、犠牲になられました多くの皆様方のご冥福を祈って、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時15分からといたします。                 午後0時14分休憩                 午後1時15分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  15番高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  それでは、あらかじめ通告してあります諸点について質問をいたします。  昼食休憩後でありまして、大変リラックスしておられるところかもしれませんが、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。  今議会においての質問は、農業問題は私だけでありまして、担当課1カ所だけですので、担当課にはよろしくお願いしたいと思います。
     それでは、我が市の農業施策について、まず最初にお伺いするものであります。  基本的には、国や県の施策や方針に従って今日まで農業が行われてきているものと思っております。  そこで、我が市の地域性や特性を生かした施策は何かということ等について、3点ぐらいにまとめて質問をさせていただきたいなと思うところであります。当然、農家と行政だけの問題ではなく、JAとの相互性もあると思いますが、担当課としてのお考えをお伺いするものであります。  日本の農業とされる始まりは、私どもがいろいろかかわってからよく聞くのは、武士の時代から言うと、自給自足、武士の「士」、農業の「農」、工業の「工」、商業の「商」と言われる士農工商と言われた時代には重視された時代もあるのですが、今日の食料事情が大変変わってまいりまして、その言葉もあまり聞かれない今日であります。  そこで、滑川市の農業としての考えを改めて伺うわけでありますが、以前から滑川市、富山県の農業は、先ほども申し上げましたが、国、県の農業政策に伴って、米の生産調整に始まって今日まで来ているわけでありまして、いずれにいたしましても、ともにおいしい米の生産に努力をしてきたものと思っています。  たまたま、きょうの北日本新聞の社説に出ておりました。「常に最高評価を目指せ 富山米の食味ランク」という見出し、題目の中で、日本の穀物検定協会が発表した2017年の米の食味ランキングでは、富山県産のコシヒカリが2年続けて最高評価「特A」を逃がした。極めて残念な結果であった。関係者は大変ショックを受けていると。良質米生産県としての名前が不動のものになるためにも、18年度産コシヒカリに加えて、新品種の最近いろいろ話題になっております「富富富」でも特Aを獲得しなければならないと。そこで、県産の1等比率は91.2%、北陸3県では4年連続トップだったものの、それにもかかわらず、コシヒカリの食味評価が次点の「A」にとどまったのは、もみの成熟期に日照不足に見舞われたことが原因かなということが書いてありました。そこで、ことしデビューする「富富富」は、コシヒカリの弱点を克服した品種であって、これまで消費者のアンケート等は上々であるが、ことしはこれまで以上にきめ細かい栽培管理を徹底していかなければならないと書いてあるんですね。  そこで、はじめに、本年度から米の生産調整が撤廃された。それに伴って、滑川市の農家、営農組織に及ぼす影響は、市当局なり行政としてどのようなことがあるのか、まずお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  お答えいたします。  平成30年産米から見直された主な変更点といたしましては、ご存じのように、行政による米の生産数量目標及び米の直接支払交付金、1反当たり7,500円ですが、それが廃止されることであります。  これらの変更による影響といたしましては、生産現場の不安や混乱、交付金の廃止による経営不安や取り組み意欲の低下、そして米価の下落への不安等が考えられるものでございます。  主食用米の需要が今後も減少するというふうに見込まれておる中、農家の収入を確保するためには、米の過剰作付を抑制し米価を安定させる必要があると考えておりまして、滑川市においては、昨年末にアルプス地域農業再生協議会で平成30年産米の生産目標の参考値が決定され、農業者にも周知されたところでございます。  需要に応じた米生産とともに、産地交付金を活用して、飼料用米などの非主食用米、大豆、大麦などの戦略作物や園芸作物を生産する水田のフル活用が極めて重要であり、各種団体と連携し、農業者の所得向上に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  まさに、今課長言われるような水田のフル活用をいかにしていくかということでないのかなと思います。  それでは次に、そういったような事々を目標にするのであれば、なおさらのこと、今度は心配がいっぱい出てくるわけですが、我が市だけでないこの農家の担い手不足、フル活用するにはそれなりの担い手がきちんとしていないとなかなかできないものでありまして、担い手不足による耕作放棄田の増加または営農組織への委託がより進むということを思うわけでありますが、その組織や委託、受け手農家で滑川市農業の耕作面積を全部賄い切れないのではないかと心配するところでありますが、この点についていかがかお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  市ではこれまで、地域の中心となる担い手への農地の集積・集約化、作業の効率化や規模拡大に必要な機械の助成、中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払制度により耕作放棄の防止、水路や農道の管理など保全活動、学校給食用野菜や深層水を活用した農産品の栽培の推進を行うなど、積極的に農業振興へ取り組んできたところでございます。  しかしながら、農家の担い手不足については当市においても例外ではございません。高齢化による農業者の減少や後継者不足が見られるなど、今後の担い手が十分ではない状況にございます。  このため、今後も不安なく営農に取り組めるように、新規就農者の育成、農業用機械の省力化や自動化、もうかる農業の仕組みづくりなどに関係機関と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  そのとおりでありまして、今までもそのような方向づけで頑張ってきておられると思いますが、今後とも気を許すことなくやっていただきたいものと思いますが、そのほかにこの担い手不足の中で心配されること。  次に、今日まで地主が、田んぼを持っている人が代々、1代、2代、今の現状の農家だけではなく、息子の時代、孫の時代、自分の土地は自分で管理して耕作するというのは当たり前だったんですね。  ところが、今日、今どこの農家でも大分その方向になってきたと思うんですが、息子や孫になると、日ごろ手伝いもしていない、何もしていないものですから、引き継ぎがなかなかされていない。そこで、自分のうちの田んぼであってでも、農地であってでも、どこに田んぼがあるか、畑があるかよく理解していない孫や子どもがたくさん出てきた。  そこで、これから心配するのは、営農組織に委託した場合、こういったような引き継ぎがもっともっとされない無関心な後継者がたくさん増える。  そこで、当然のごとく、今まで地主が負担してきた農地の管理費や各種負担金、農家の人であればわかるわけでありますが、町部の方々は何のことかなと思っておられるかもしれませんが、土地改良区や水利組合が今まで基盤整備したものの返済金、負担金を払っている。  こういったものを賦課金として今まで地主が納めているわけでありますが、この賦課金は誰が負担するのか、責任を持つのか。先ほどから言っております子どもや孫に引き継がれていないので、こういう人たちが自分の地面でありながらその認識はない。こういうことを市として、これから負担または責任を誰が持つべきなのかという行政指導も必要でないのかなと思うところでありますが、この件についての見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  農地をめぐる費用については、議員がおっしゃったように、土地改良賦課金など、さまざまなものがございます。  万雑、草刈り費用等の法で定められていない農地の管理費については、当事者間の取り決めや地域の慣習によるものと考えております。  また、固定資産税は固定資産の所有者に課すると地方税法で定められております。  土地改良賦課金については、組合員に対して賦課徴収すると土地改良法で定められております。  特に議員おっしゃった土地改良賦課金については、最近、農地の相続人が非農家である場合や遠方に在住される場合が増えてきており、利用権を設定すれば賦課金は関係ないというふうに誤解され、徴収に苦慮していると土地改良区から聞いております。  このため、利用権設定の事務を行っております滑川市農業公社では、受け付け時に負担者について説明や確認を行っているところであります。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  課長言われたとおりでありまして、当たり前だと、我々の年代の農家の地主とか世帯主は当然だと、今課長言われるような理解はしております。  しかしながら、さっきから何回も言うように、その制度を後々引き継いでいない子どもや孫、こういう方々に、今いみじくも言われた土地改良区や水利組合や万雑の問題、正直言って、私どもの町内もこの次の日曜日に江ざらいをする。誰が江ざらいをするのか。町内にこの案内状を出してでも、昔は農家の人たちがみんなそれぞれに田んぼをつくっておったから全部出てきた。今、田んぼをつくっている人、私のところの町内でも、田んぼをつくっている人が100軒あってでも6軒、あとみんな委託してしまっておる。それで、江ざらいの声をかけても出てくれる人はほんのわずか、こういったような現状なんですね。こういった事々を、やはりきちんと農業公社なり、また地域で、また行政できちんとした指導をこれからもしてやってほしいなということを要望しておきたいと思います。  次に、農地を持っている地主、営農組織、受け手の調整役として、今も言いましたが、我々一般の農家は、農業公社に委託すれば、農業公社が多くの農地をいろいろ調整しながら各組織に分配しているという認識だったわけでありますが、近年、ことし、昨年、前からあるんですが、国、県の指導組織の中間管理機構となる農業会議が窓口となってこういった組織の受け手になっているということを聞いているわけでありますが、こういった仕組み、いろいろな思いなり、私どもは理解しているつもりなんですが、一般の農業者は、何のこと言うとんがやら、どうなんがやら、ただおら田んぼつくられんから、何々営農組合に任せりゃいいがや。農業公社に市役所の農林課へ行って頼みゃ、きちんとしてくれるがやということを思っているだけで、こういった組織がどうしてそうなったのか、国の組織がどうなのかということをわかりやすく行政の立場で説明してやっていただきたいものと思ってお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  中間管理機構でございますが、平成26年度に全都道府県に設置された農地中間管理機構は、担い手への農地集積・集約化を進める中核的な事業体であり、富山県では県の農林水産公社がその役割を担っております。  農地を貸したい方は、市農業公社を通して農地中間管理機構と契約し、農地を借りたい方は農地中間管理機構が実施する借り受け希望の公募に応募し、農地中間管理機構から農地が貸し付けられるものであります。  農地中間管理事業を利用する利点は、一定の要件のもとに行われる農地の出し手への協力金の交付及び固定資産税の軽減措置であります。  市の農業公社は、自身が中に入って借り受けする農地利用集積円滑化事業とともに、農地中間管理事業に係る受託業務も実施しており、農地の利用調整を一手に担う窓口となっております。  貸し手の状況に応じて、どちらの事業を利用するのが有利となるか説明を行ったうえで契約するので、まずは市の農業公社でご相談いただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございました。  そのような機構、猫の目が変わるとは言いませんが、その時々の国の施策、基本方針等によっていろいろ変わってきて、そういったような組織もなってくるのかなと思っていますが、そういうことをきちんと貸し手、地主、受け手の方々に誤解のないように、また説明をしてやっていただきたいものと思っております。  次に、食育についてお伺いをいたします。  少し余談ではありますが、食育についていろいろ調べてみると、食育イコール食材、食習慣、それと栄養などの食に関する教育のことと書いてあるわけでありますが、この言葉もあまり古くなく、2000年ごろから広く使われている言葉だということが書いてありました。  そこで、上田市長就任以来、食育を提唱しておられて、まさにこのごろ、近年になって訴えられてきた施策そのものが、先日もテレビの報道でありましたが、学校給食の食育体験を実施しておられるニュースも出ておりましたので、この件については他市に先駆けた施策であるということで大変上田市長の評価をするものであります。  そこで、学校給食を主体とした市内産の食材の利用アップに成果を上げて、これまでさまざまな学校給食とか、その言葉のとおり、頑張ってきておられるわけでありますが、こういった食材、食習慣、栄養の指導教育も兼ねた成果だと思っているが、そこで、年間を通して、滑川市の農家所得が上がるような施策、そういったようなものを見据えた農家への指導や一般市民消費者への啓蒙活動というものをもっともっと指導すべきでないのかなと思っているところでありますが、このあたりの見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  市内産農産物については、ひかる市や市内スーパーの地場産コーナー等で農産物の直売が行われているところでございます。  市民に対する地産地消の推進につきましては、市民を対象にさまざまな地産地消事業を行っていますが、特に市内で生産される特産物及びその加工品等を積極的に扱う市内の小売店、飲食店、団体に対し、「なめりかわ地産地消推進の店・団体」として認定し、認定された店や団体は認定証を来客者が見えやすい場所に掲げ、市内外へ滑川産食材のおいしさをPRするとともに、地産地消の取り組み拡大に努めてもらっているところでございます。  これまでなめりかわ地産地消推進の店・団体は7団体4店の計11件を認定しているところでございます。さらなる周知を図って販路を確保し、農家所得の向上にもつなげてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  まだまだ滑川市内の農家の所得向上にいろいろ結びつけられるものがあればと思うところでありますが、この件について今課長が言われた出店の店舗、認定店というものがあると。実際に小売の直売所となるようなものは、農家の朝どれをそのまま持ってきて直売されるJAアルプスさんが、ふれあい市ということで、西加積の旧スタンドの跡地で、限定ではありますが、やっておられるというのが一番大きいのかなと思っているところでありますが、ああいったような店は市民の消費者の方々に大好評だということであります。  正直言って、私も6月から11月まで、高柳の地内で、自家菜園で、または農家の余力野菜を販売する場所を提供して見ているわけでありますが、その折に、黙って見ていると、店に野菜を出す側、店に野菜を買いに来る側、それぞれにやっぱり思いを持って来られるわけですね。  そこで、少しでもお金を出す立場、今余力のある野菜を持ってくる農家は、お金はどれだけでもいっちゃ、量はいっぱいごぼーんと入れとかれというような農家がたくさんなんですが、そこらあたりの物の考え方のギャップがあって、農家はどーんとでっかい袋、1袋へ入れて、100円でもいいわ、50円でもいいわと言うておっても、買う側とすれば、今の消費者の奥さん方は、でかいとあってもどうもならん。おんなじ100円なら100円でも、1,000円でも、一回食べる分さえありゃいいわという感覚の、こういうギャップがあるんですね。  そこで、農家所得を上げるために、例えば農家の余力の野菜を販売するにしてでも、その手法、やり方で買う人が喜ばれるか、出す人が買ってもらっていいと言って喜ぶかという、その手法を指導する人のやり方次第でそういったようなものが決まってくるのではないかなと思うわけですね。  そこで、今も言いました値段が安ければいい、量が多ければいいということでなしに、当然、欲しい人が欲しいだけ、買いたい人が買いたいだけのものがそこにあることを求めて買いに来る。こういったような基本的なところを上手に仕切る指導者の確保と、生産農家が一体になることがこの地産地消の利便性でないのかなと思っております。  そこで、この農家の余剰野菜を有効に農家所得に結びつけるためにも、こういったような施策の指導をきちんとできるような人たちを養成する考えはないかどうかについてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  今ほど議員から大変貴重なご意見を頂戴いたしました。あさってひかる市の総会がございますので、またその場でも皆さんに話を諮っていきたいというふうに思います。前向きに検討させていただきます。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  よろしくお願いいたします。  もう1つつけ加えておきますが、私もそういうことをやってみましたら、2坪ほどのところで、6月から11月まで、あんまりこんなこと言うちゃだめなんかもしれませんが、誰も人がいないのに、近所の方々に野菜を持ってきてもらって、1袋100円、そういうことをやって、11月までに、何と売り上げが去年の暮れ85万ありました。誰もおらんがですよ。こういうことが、隣近所の余力の野菜を出した農家のおばあちゃんたちと言ったら叱られるのですが、お母さんたちが、種代だけになった、苗代だけになったといって大変喜んでおる。買いに来る人も、ことしの春からでも、「あんた、あらいつから、何月から、何日からあの店開かんけ」という人も出てくる。こういったような事々をやっぱり滑川市でもあちこちで広めていったほうが農家所得の向上にもなるのではないかなと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは次に、3番目の質問に入ります。平成30年度の有害鳥獣対策は万全かについてお伺いします。  この件については、私も過去に何回も何回も言っている。有害鳥獣という言葉の意味も聞いたら、4本足で体毛がいっぱいある、こういう動物を「獣(じゅう)」と言うと。「ちょう」は鳥なんですが、そういうことが書いてあるのですが、4本足、家畜もその中に入るということだったんですが、この4本足の体毛がいっぱいある獣なんですが、これは最近いろいろな問題がいっぱいニュースに出てくるわけであります。  毎年毎年のこの質問の中でよく言っているのは、毎年、こういう方法がいい、ああいう方法がいいと、去年も1年に何回かずつ、こうやって猿とかイノシシ、熊、最近は鹿等も出てきたりということをやって、その対策をそれぞれの自治体が頑張って頑張ってやっているのですが、最近、イタチはあまり目立たないんですが、まさにことわざの中ではイタチごっこ、やってもやっても、つんからばんからと、かわりの動物がその施策をくぐって被害を与えるというのが現状でないのかなと思っています。  そこで、毎年毎年出てくる数も、猿はどれだけでも出てくるが、猿ほどではないですが、凶悪化。ことしの春からも、どこか呉西のほうでイノシシが市街地に出てきて暴れ回った。ことしに入っても、そういったような意味で大変被害が目立っているわけでありますし、捕まえてジビエ料理で食べりゃいいがでないかという話もあるんですが、なかなか一般市民にはまだまだなじまないということで大変苦慮しておるわけであります。  こういったような事々を今年度、平成30年度では新しく担当課として、こういう方法でことしやってみればいいがでないがかとか、これは絶対にこの方法がいいんだというような新たな対策があれば聞かせていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  有害鳥獣被害防止対策につきましては、有害鳥獣の捕獲体制の強化のため、昨年の4月に滑川市鳥獣被害対策実施隊を設置し、銃器やおりによる捕獲活動やパトロールの強化を図ったところであります。  また近年、出没が増えているイノシシへの対策として、これまでのおりによる捕獲に加え、イノシシの侵入防止に効果の高いグレーチングの設置や侵入防止柵などの整備拡充を予定しておるところでございます。  イノシシ対策には、地域において、やぶなどの刈り払いを行って見通しをよくし、隠れ場所をなくして、鳥獣にとって住みにくい環境にするための対策が必要でございまして、中山間地域等直接支払交付金の活用など、地域の協力体制の構築を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  毎年毎年こういう話もしているわけでありますが、いろいろな対策をやっておられる、それはよくわかります。  そこで、先日、捕獲隊、猟友会のある方とまた話しておりましたら、おらっちゃにもうちょっこり補助金くれりゃ、力いっぱい回ってやんがやと。それと、人数も足りない。柵やおりに金かけるのも何ですが、捕獲隊の待遇とか、そういったようなものにもっと金をかける方法がないものかというような意見がありましたこともお伝えをしておきたいと思います。  いずれにしましても、今課長がいみじくも言われた、私も過去に言いましたが、自然の野生動物は餌を求めて、生きるために頑張って頑張ってどこへでも出てくる。おいしいものを食べたらまずいものは食べたくないというのは、我々人間界でも自然界でも一緒かなと思っているのですが、やはり我々はこの生活のためにいろんな作物をつくったりやっているわけでありまして、そのあたり割り切った対応を、少なくとも被害が及ばないような対応をこれからも努力しながら頑張っていただきたいと思っております。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして、以下の質問を行います。  上水道については初めてお伺いをします。何分、新たなことですけれども、未来を予測するには、やはり歴史の材料が一番重要だと思っておりますので、歴史を踏まえながら、また話をさせていただきながら、水の大切さについてお話しできればなというふうに思っております。  我が国の近代式水道は、1887年に完成した横浜市上水道を嚆矢としており、東京、大阪、京都と軍事的に重要な長崎、函館、新潟、神戸を中心に建設が進みました。これは1853年7月、米国ペリー提督率いる黒船に深くかかわっており、日米修好通商条約に基づき、横浜、長崎、函館、新潟、神戸が国際港に指定され、1859年に横浜港が最初の国際港として誕生しました。  当時、たった100軒足らずだった貧しい横浜村は、1889年には人口12万人の市になっており、現在、2017年の総人口は日本の市町村では最も多く373万人。上水道事業の町の発展、近代化への寄与は突出しております。  さて、水道事業の経営主体は、水道法第6条第2項により「原則として市町村が経営するもの」と定められております。  そこで、全国的な市町村の経営主体で近年の課題としては、職員の高齢化、技術承継の問題であります。全国平均では50代以上の職員は39%、20代の職員は11%とされております。  そこで、(1)滑川市では平均年齢39歳代と若くて安心している。しかし、職員数は減少しており、今後の対応に問題はないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  それではお答えします。  下水道専任の技術職員は現在1名であり、職員数が少ないことは認識しており、現在は下水道担当職員に指導し、人材育成に努めているところでございます。  漏水、緊急時対応の件数も年間かなりの数になることから、複数の人員体制となるよう努めてまいりたいと考えております。  すみません、下水道ではなくて水道でした。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  課長、私もごっちゃにならないように、この後、下水道の話もありますので、一生懸命整理しながら話しさせていただきたいなというふうに思っております。  今ほど技術者1名という話であります。その方に万が一ということもないことはないと思うんですね。何かあればすぐ対応可能なのかどうか、お願いします。
    ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  現在、下水道課にも元水道課の職員もおりますので、皆さんで協力して今対応しているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  一応技術者はほかにいるという話なんですけれども、そもそもの人員としてもう1人増やすという対応は、先ほどちょっと話しされていましたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  先ほどと同じになりますが、複数になるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  やはり水の供給源はすごく大事ですので、何かあったときにすぐ対処できるように、やはり1人だとちょっと心細いなという思いなので、ぜひ早急に人が増えるようにお願いしたいと思います。  次の質問にまいります。  (2)の2です。滑川市の水質検査等はどのようにしているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  水道法施行規則の規定に基づき、毎年、水質検査計画を策定し、原水、水源地でございますが、13カ所、浄水、給水栓で9カ所において検査機関に委託し実施しているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  プロの目でしっかり見ていただいているというところなんでしょうけれども、水道法第4条の検査が義務づけられている内容で、水質基準項目が51項目あります。  過去にちょっと悪いほうの基準に数字が出たときとか、それ以上のものが出たという例はあるでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  申しわけないです。古いことはちょっとまだ認識していませんが、ことしとか最近ではございません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ぜひ過去から調べていただいて、一番問題なところは水質でしょうから、またそこらへんもデータとして後ほどいただければなというふうに思っております。  管路の法定耐用年数は40年、実耐用年数は60年と考えられております。  (3)耐用年数を超えている管路はどのぐらいあるでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  平成28年度末時点における管路の総延長は248.32キロメートルであり、そのうち法定耐用年数(40年)を経過した管路延長は23.94キロメートルとなっております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  およそ1割ぐらいが40年の耐用年数は超えているというところなんでしょうけれども、今年度予算に入っている大崎野、寺家町、田中町、橋場町、河端町1.8キロメーター、予算にして2,050万円、ここの管路は経過年数は何年でしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  田中町のやつは、古いというわけでなく、排水本管の整備ということでやるものでございます。大崎野につきましては、耐用年数につきましては、まだこちらに達していないんですけど、漏水が激しいということで更新工事を行う予定としております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、その2カ所を抜いたほかの3カ所はどういった形でしょうか。管路の年数。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  寺家につきましても、漏水が大きいということでやるところでございます。橋場のほうも、これは配水本管の整備ということで実施するものでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  1点確認なんですけれども、その漏水はなぜ起こったか、原因とかわかればお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  先ほども言われたように、ダクタイル鋳鉄管とか、そういうやつは言われるとおり60年とか、もっともつ材料でございますが、塩ビ管とかああいうやつにおきましては、やはり衝撃とかに弱いものですから、そういう管心につきましては、そういう状況に応じた対応をしていくこととしております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、耐用年数以外でもやっぱり昔使っている材料が塩ビとかですと弱いもので、そういったことが今後増えるというふうに認識しておきます。  次は、会計の話であります。(4)ですね。今年度予算では、営業収益4億1,354万1,000円、営業費用が3億7,164万4,000円と、営業外収支を差し引きして加えても利益は出ています。  ただしですが、資本的収支を見ると、建設改良費の支出割合が多い。将来的に水道代が上がることは考えられないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  水道事業につきましては収益的収支と資本的収支があり、平成30年度予算における収益的収支においては、給水収益を主とする収入が水道施設の維持管理費を主とする支出を上回る見込みであり、3,942万5,000円の利益を見込んでいるところでございます。  その一方で、資本的収支においては、老朽管の布設替えを主とする支出が大きな割合を占めており、支出が大きく上回ることから不足が生じる見込みであり、その不足額につきましては、内部留保資金や企業債により補填する予定としております。  今後、水需要の低下による給水収益の減少が見込まれる一方で、災害に強い水道施設の整備のため、計画的な老朽管の更新事業により多額の支出が見込まれておりますが、現在の料金を維持できるよう効率的な事業運営と健全経営に努力してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  課長の課題の認識と私もそのように思っておりまして、私も計算させていただきました。現在、滑川市の予算ベースですが、水道開栓数は1万2,850栓、総平均にして1栓当たり年間3万2,182円の売価。変動費が9,534円。準固定費、こういうのもあるので、そのままというわけにはいかないと思うんですけれども、営業外収益、費用を加味しての差引固定費は2億3,600万円。ということは、損益分岐点水道栓数は1万424栓となり、営業売上3億3,546万円、変動費9,938万円、貢献利益が2億3,608万円、固定費同額というふうになります。この1万424栓に家庭用以外の580栓を引いた9,844栓を割り込んだら将来的に手出しが出てくるんじゃないだろうかというふうに私は試算しています。  そこで、滑川市の1世帯当たりの人数が2,7662人なので、人・まち・しごと創生総合戦略の社人研の2040年推計は、片方で3万人頑張ると言っているんであれですけれども、2万7,058人ですので、割ってみましたら9,781世帯になるんですね。そうすると、人口を増やす努力をしているのをちょっと置いておけば、先ほどの9,844栓を将来的には割ってくるという考え方なんですけれども、将来的にそういった認識、ありますか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  今現在、世帯数ということもございますが、現在、世帯数は増えている。それで、使用水量のほうは減っていっているという状況でございます。そういう認識はございますので、経営努力とかして現在の維持をしてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  推計として数字を出したかったわけです、私からすると。こういった形で将来的には危機になる可能性も今じゃなくてありますよということを数字として、ロジックとして言いたかったということをちょっと認識していただきたいなと思います。  これは企画政策課のほうになりますけれども、総合戦略になってくると2060年には3万人という話なので、要は結局、一蓮托生なんですよ。人口が減ればこういった水道事業にも最終的には問題が出てくるということをちょっとお話しさせていただきました。  もう1点、資本的収支の差額2億5,593万円の補填財源は、先ほど言われたとおり、内部留保の資金ほかとなっていますが、今度はBS上の現金預金4億3,200万円が底をついた状態になれば、水道事業も一般会計からの繰り出しになるという考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  そういう形になります。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そういうことになるということは、水道料金は上がらないように努力するという話だったんですけれども、結局は人口に伴ってということだと思いますので、我々もそうですけれども、市全体的にやっぱり頑張っていきたいなというふうに思っております。  次の質問にまいります。  市長の提案理由に、「養鶏場建設問題につきましては、本市の水道の水質と生活環境を守るという強い信念のもと、引き続き市民、議員各位と一丸になって、建設阻止に向けて粘り強く対処してまいります」という説明でありました。  今でこそ、蛇口をひねれば当たり前のように安心で安全な水が出ます。歴史をさかのぼれば、いかに水道がなければ都市が繁栄しないかは、先ほどの横浜市の例もそうでありますし、また衰退した話でいきますと、古代ローマ水道から始まりますね。有名です。ローマ帝国の滅亡で、ローマ水道は敵により徐々に破壊されました。古代では100万人以上いた人口から、水道が欠如しまして、3万人まで都市ローマの人口は中世には激減したという話であります。  最近の水道の話でいきますと、最近でもないのかな、1905年、ノーベル生理学・医学賞を受賞しましたロベルト・コッホが、「感染症には、目には見えない微生物の細菌が関与している」と主張し、結核菌とコレラ菌を発見し、世界中に衝撃を与えました。  実は日本にも暗い歴史があります。横浜市から遅れること11年後、明治31年に東京市に水道が入りました。その翌年から広島、神戸、岡山、下関、佐世保に水道が通りますが、明治32年の乳児の死亡数は何と21万3,000人。その後の死亡数はさらに増加し、大正10年には33万5,000人。たった1年間の乳児の死亡数であります。  ちなみに、現在は先進国の中でも乳児死亡率は飛び抜けてよくなり、2,000人以下という形になりました。もっと減ってほしいですけどね、やはり。  大正10年の死亡数33万5,000人がいかに多いかがこれでわかると思います。これを救ったのは、意外にも関係なさそうなロシア革命が関係しています。保土谷化学工業の前身の会社がシベリア出兵に際し、陸軍の依頼を受け、兵器用に液体塩素を開発します。大正7年に外務大臣でシベリアに渡った後藤新平は液体塩素と出会います。その後、東京市長となり、大正10年、軍事機密だった液体塩素を陸軍の力を権力で抑えまして民生転用させました。これが分水嶺となり、乳児の死亡数は年々減ってきました。そして、安全な水道水ができて、世界でもまれな長寿大国ができ上がったわけであります。  長々と説明しましたが、水道へ細菌混入はもちろんのこと、混入を懸念されることすらも許されないと考えております。  そこで、(5)養鶏場建設問題の影響で、水道にもたらす危険は何があるかお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  養鶏場建設予定地の下流には、伏流水を原水としている第1水源地があり、またその下流には水源地が11カ所あることから、水質汚染の危険があると懸念されます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  具体的に何かこういったことが考えられるというのが試算されていれば、内容があればお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  具体的なものはございません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  我々議会側も養鶏場の反対をずっとしております。市長からそこらへんで何か思うところがあればお願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  水は命、そう思うのであります。でありますので、養鶏場反対は私のほうから、市長になりすぐ発信したわけです。議会はすぐ応じていただきまして、のぼり旗を揚げてもらいました。最近は、さきの議会で尾崎議員から養鶏場の話は潰れたという話を頂戴しまして、決定的なところをまだ押さえ切れないということで、ちょっと見ているわけです。  でありますが、新たに今度はタテヤマファーム、豚のほう、これが大変な問題でありまして、先々々週ですか、3週間前、蓑輪の火祭りに行ってきまして、入会橋の上から川を見ますと原液が流れているような、何かそういうことを澤谷県会議員が見つけました。そこで、県のほうも呼びまして、環境、それから畜産のほうを呼びまして厳重に今抗議をしているところ、加えて警察にも連絡を入れているという状況に今なっています。  いずれにしましても、水道水源がすぐそばにありまして、すぐ上流から汚物を流すようなことでは大変困るわけでありまして、いわゆる化学的な物質による汚染か、生物学的といいますか、細菌等の、そういうものを含めて、厳重な検査と対応策について、県も今、大わらわになって対策を講じているというのが現状だと思います。両面をもって滑川の水道が侵されないようにしっかりと守っていきたいと、こう思っているわけです。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今そうやって確認事項で、いわゆる汚物等々も流れている可能性が高いというのであれば、やはり懸念される事項なので、必ずこれは議会側としても養鶏場に次ぐ問題として、今後はやはり一生懸命反対に対してまた運動していきたいなというのが私の個人の思いであります。  それでは、下水道の話であります。大きな2です。  私の家の周辺も大分整備してきております。予算の概要には、管渠建設改良に7億1,360万円ついております。  (1)平成29年度までの各地区の整備の進捗、また平成30年度の整備予定は、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  当市の下水道事業は、昭和54年度に事業着手し、事業計画区域面積1,183ヘクタールに対し、平成29年度末までに約930ヘクタールの整備が完了する見込みです。  今年度末では、県道富山滑川魚津線―旧国道8号線ですが―よりも海側の区域の整備が概成する予定でございます。  また、各地区の整備進捗率は、浜加積地区で約80%、早月加積地区で90%、中加積地区で25%、西加積地区で約95%が整備済みとなる見込みです。  平成30年度においても、今年度に引き続き、西加積地区の江尻、浜加積地区の北野、中加積地区の堀江、高柳及び早月加積地区の四ツ屋、追分の各地区を整備する予定としております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今言った各地区の整備をこれから順次進めていくというところなんでしょうけれども、それでは(2)一般会計から資金を入れている状態であり、収支はよくない。将来的に地方債の償還は行き詰まらないか、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  公共下水道事業につきましては、国の社会資本整備総合交付金を活用しながら、未整備地区の管渠築造工事を順次進め、あわせて浄化センター及び中継ポンプ場の長寿命化対策を実施していくこととしております。  これらの事業の実施に際し、資金調達に加え、先行投資に対する後年度利用者との公平の観点から、引き続き地方債を借り入れていく必要がありますが、各年度の投資額を調整し、地方債残高が増加しないよう努力してまいりたいと考えております。  なお、農業集落排水事業につきましては、整備が完了していることから、地方債残高は今後減少していく見込みでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今のところ、長い年月でいったら償還はできるんだろうという話だと思います。  浄化センター汚泥棟の耐震及び改築の委託料2億3,300万円の維持費がかかっております。今後、浄化センターやその他大きな資本的支出になりそうなものはどれだけありますか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  更新につきましては、来年度、汚泥処理棟の改築更新ということで今しております。それが引き続き31年度においてもやる予定としておりまして、実際31、32、3カ年で実施することとしております。  それ以降につきましては、今、長寿命化計画に基づきしておりますが、その後も新たな計画に基づきしていく予定としております。
     金額については今お示しできない状況でございますが、そういう計画で更新をしていく予定としております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちょっと調べ忘れなんですけれども、次に莫大な金額のかかるようなものとかは、金額じゃなくて、あるのであればお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  今後の計画策定ということでして、今は把握しておりません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  もちろん下水道については、川や海の環境の問題など住民に密接なことが多いものですから、会計だけ言ってはもちろんだめでしょうけれども、営業収益が4億5,300万円、営業費用が10億2,000万円、既にもう一般会計からの負担金が6億158万円充当しています。そして、企業債は開始で131億2,000万円。  もう一度聞きます。償還、大丈夫ですよね。力強くお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  未整備地区の整備がございますが、起債残高を増やさないようにやっていきたいと。努力してまいります。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  一般会計は先ほどのいろいろな質問の中で、安全だという話を財政で話しされていて、私が心配しているのは要は特会のほうでありまして、ちょっと金額が大きいものですから、こうやって会計の話も多く入れました。  平成29年度滑川公共下水道事業供用開始域図を確認すると、北陸新幹線のラインまでは供用開始になってきております。  先ほども各地区の浜加積80%、早月90%、中加積はちょっと下がって25、西加積がもう95%入っていると。ちょっと遅いような気がしますけれども、下水道計画の見直しは考えていないかお願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  下水道事業を実施するためには、全県域下水道化構想に基づき、滑川公共下水道事業計画の策定が国により義務づけられております。  現在、本市の下水道計画は平成32年度までの期間となっておりますが、事業の進捗を見ますと事業期間の延長が必要であり、新たな計画の策定が必要となることから、計画内容の見直しも検討したいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちょっと検討は、逆に言うと、ありがたいことでもありますけれども、意外な感じも正直しております。  ホームページに載っています経営比較分析表の経営の健全性・効率性について、「類似団体平均や全国平均を大きく上回っており、他の団体と比べると経営の健全性は高いと言えます」と記載されておりました。しかし、全体総括のところに、「特定環境保全公共下水道は、未整備区域の整備を進める一方で、施設の改築更新も行っていかなければならないため、更新投資の増加も見込まれることから、地方債償還金は増加していく見込みであり、今後も厳しい経営状況が続きます」とも記載されております。  これについては、類似団体はもっと悪いが、滑川市単体で考えれば油断できる推移ではないというような感じでしょうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  議員さんも指摘のとおり、起債残高も大きいということで、今後はそういう心構えで経営していく所存でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  これからまた計画もちょっと見直す方向も検討しているというところなんですけれども、例えば、各県でそこらへんの事情もあるんでしょうけども、やっている場所がいろいろあるのが、合併浄化槽のいわゆる30万から40万の補助を出し、残りの戸数で掛け算した代替方法の計算、シミュレーションとかはしたことがあるでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  合併浄化槽の試算等もしております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、今試算しているというので、何か数字とか今手元にはありますでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  そういうのはちょっと持っておりません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  私、ちょっとそこまで実はされていないのかなという思いもありまして、浄化センターなどの建物は、下水道も合併浄化槽もして、もう既にありますので埋没の原価になると思います。  これからかかわるかもしれない下水道整備費と今言ったシミュレーションの金額を見比べて、あまりにも下水道整備費が上回るようであれば、もちろん計画を見直すのも手だと思います。シミュレーションの比較検討の提示というのは我々には、今後、今のこの質問でもありますし、検討、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  長瀬上下水道課長。 ○上下水道課長(長瀬 斉君)  今後、計画の見直しのときに試算等、簡単な私の試算はしておるわけですけど、しますので、そのときに提示等は可能と考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  シンプルな、どっちがどうかかったというのは、よくいろいろシミュレーションとして出る数字だけ押さえてあればいいので、ぜひ提示のほうをお願いします。将来的に返済不能にならないよう、これからもよろしくお願いいたします。  次の質問にまいります。今度はがらっと変わりまして、大きな3、児童館についてです。  私が児童館の質問をさせていただいたのは、1期目の最初の質問ですので、平成25年12月定例会でした。基本コンセプトを「子どもたちが集い、遊び、学び、元気になれる場」「保護者が仲間とふれあい、交流し、元気になれる場」「地域住民が子どもたちとかかわり、元気になれる場」として、コンセプトどおりの運営を一貫されていて、うれしく思っております。  昨年5月は、小学生とその保護者24人が参加した子ども農園教室。6月議会では、駐車場整備を含む行田公園整備事業費2,809万円を可決。10月にはピザ窯が完成し、ピザを焼く体験。子どもたちも喜んでおります。  また、その都度、北日本新聞さん、各社に取り上げていただいておりますので、他市町村の親御さんたちの利用へのPRにもなっているのではないかと思っております。  さて、当時の子ども課長への質問で、建設後、何名ぐらいの来館者数を目指しますかと当時聞いたところ、当時の旧児童館ですけれども、合計1万4,634人、できれば現在の2倍程度を来館者数として見込んでおりますという答弁でした。2万9,000人程度を見込んでいたわけですが、実際それを上回る初年度5万5,000人、今年度は2月25日にオープンしてから来館者数10万人を超えました。恐らくこのまま行けば、今年度も5万4,000人から5,000人近くの来館者数となります。  そこで、今までいろいろな検証、今後の展望を含めて、(1)来館者数10万人を超えた要因と、今後、各種のイベントはどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  ではお答えいたします。  議員ご指摘のように、先月25日に来館者数10万人を達成したということで、子どもたちが元気に遊び、楽しめる施設として市内外の親子に親しまれております。  その要因といたしましては、土・日を中心に親子で楽しめるイベントを数多く開催していること、また、来館した保護者等からの口コミですとか、テレビ、新聞等の取材により市内外に広く周知され、来館者が増加したためと考えております。  今後のイベントといたしましては、今年度は3月17、18日に「じどうかん子育てフェスタ」や25日に「じどうかん寄席」を実施することとしております。  来年度の事業といたしましては、8つの土曜子ども教室を引き続き実施するほか、三世代交流事業、食育事業、新聞紙を使ったワークショップ、児童館父親の会の協力によるサマーキャンプ等の開催を計画しているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  今後、あそこの一体的な整備も含めまして、今ほどありました各種イベント、8つの土曜のイベントもそのまま引き続きやっていくと。これから多分ソフト事業が大事だと思っておりますけれども、ずばり来年度の来館者数はこれだけという何か思いがあれば一言お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  昨年度、今年度は、会館オープン事業とか1周年記念事業ということで、宝くじ助成とかも受けまして大型のイベントを幾つもやっております。それ以外に細かいイベントを数多くやっているということで、昨年度、今年度の来館者に比べますと、来年度以降はあまり大きな事業というのはちょっとできなくなるものですから、そういった意味では、ちょっとマイナス要因にもなるかもしれないんですけれども、今までずっといろんなイベントをやってきた中で、職員が考えたイベントが数多くあるんですが、それ以外に、来られた方からの提案ですとか利用者の方、父親の会とか、そういった方からの持ち込みの企画というものもいろいろあったりしまして、すごく児童館というものが周知された中で新たに出てきた取り組みというのもございますので、私といたしましては、来年度も今年度と変わらない来館者を見込みたいなと期待しておるところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  でっかい予算がいろいろあって来たというのもあるでしょうけれども、今ほど課長が言われたとおりに、すごいいい方向に行っているのが、結局、来館者からのボトムアップで新たなイベントができているというところで、そういった声は非常に大事にしてほしいですし、これからも続けていってほしいなという成功事例じゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひそう弱気にならず増を図っていただければと思います。  大いににぎわっているわけですが、そこで心配されるのは、子どもたちの感染症やウイルス対策です。  冬の感染症の有名なところは、インフルエンザ、ノロウイルス、ロタウイルス、接触感染がかなり強いものでありますので、玩具、遊具を清潔に保つことはかなり重要なことであります。  子どもも、子ども同士で体液や血液など病原体を含む感染源に触れて、その汚染された手で粘膜、目、鼻、口などに触ることでさらに感染が感染を呼びます。  そこで、(2)児童館での感染症やウイルス対策は万全か、お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  館内では、こどもの広場や多目的室、読書、パソコンルームに空気清浄機のほうを設置しております。また、開館時間前に、消毒液を用いて遊具やおもちゃの消毒を行っているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、空気全体をいわゆる清浄機とかでもきれいにしているという話なんですけれども、アルコールスプレーや最近はやりの次亜塩素酸系のスプレーなど、拭くこととかというのはあるんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  日常的にアルコール消毒のほうは行っておりますけれども、次亜塩素酸とかといいますのは、万が一ノロウイルスとかそういうのが発生した場合には、そういったものを用いて処理するという形になるかと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  基本はアルコールで拭いているというところなんですけども、調べましたら、プラスして効果があるのは殺菌庫というふうにも書いてあります。殺菌庫は整備してあるでしょうか。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  現在、殺菌庫はございません。ただ、殺菌庫ではノロウイルス等に効果がないというふうに聞いております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ノロは先ほど言ったように次亜塩素酸だとかいろいろでしょうけれども、そもそもいわゆる量が多くなったときに殺菌庫があれば非常に有効じゃないかなというふうに思っているんですけれども、子どもたちの安心・安全のために殺菌庫の設置は検討できますか、どうですか。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  今のところは職員の消毒のほうで賄っているんですけれども、今後の安全を考えて、また要求をしていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  もちろん、手でしっかり拭き取るという部分では非常に有効かと思いますけれども、来館者数が増えれば増えるほど、その使う量が増えていきますので、やっぱり最低限そこに置いてというふうに私は思っておりますので、ぜひとも検討をお願いしたいと思います。  次の質問、最後の質問になります。  来館者数が増え、市として考えなければいけないリスクをもう1点挙げるならば、遊具の事故であります。  先ほども公園の話が、春から点検するというのが出ておりましたけれども、最近の遊具事故は、神奈川県横須賀市で事故が起こりました。  少し新聞を読ませていただきます。横須賀市教育委員会は2月22日―最近ですね―市立小学校の校庭で遊具から2年生の児童が転落し、左手首と顔の骨を折る重傷を負ったとされております。女児は約1週間入院し、現在は自宅療養中。会見した市教委は、遊具の点検は不十分だったと認め、児童と保護者に対して申しわけないと謝罪した。  市教委によると、事故は7日午後3時15分ごろ―お昼ですね―木製アスレチック遊具の高さ2.5メートル、高いところの踊り場に座っていた児童が目の前のロープをつかんだところ外れ、バランスを崩して地面に落下したと。接続部分のボルトが緩んでいたと見られる。学校が昨年10月ごろに目視などで点検した際には、異常は見つからなかった。  学校の遊具は、学校保健安全法に基づき毎学期1回以上、異常の有無について安全点検を行わなければならないとされる。市内の各学校などは、市教委の指導に基づき、遊具の接続金具に緩みがないかなどを緊急点検しまして、34の小学校と2つの幼稚園に設置されているアスレチック遊具は、専門業者が3月改めて点検するというニュースでした。  話を戻して、滑川市も特に児童館のネット遊具は非常に高さがあります。私、身長が高いんですけども、さわれるぐらい高さがあります。万が一落ちた場合、大けが以上になる可能性は高いと感じております。  そこで、(3)児童館の遊具の点検はどのようにしているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  現在は、日本公園施設業協会が実施する日常点検講習を受講しました職員が、月2回の館内整理日に点検を行っておる状況でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、受講はしたけど、素人さんという形だと思うので、もちろん頻繁な目視は児童館の職員さんにやっていただかなければなりません。定期的に、やっぱりプロの目から点検のような、落下すると先ほどみたいな話にすぐなりますので、二重点検体制にはなりませんでしょうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  まずは職員が点検をして、その時点でふぐあいが見つかった場合にはプロの点検になるかと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  とすると、課長、ふぐあいが見つからなければずっとプロの目は入らないという解釈なんでしょうか。その点お願いします。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  今のところはそういうふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  これ、多分事故が起こってからでは本当に危ないと思いますので、高さがありますので、そこらへん、子どもの安心・安全を含めて、課長のほうもいろいろ予算立て、あると思いますけれども、市長はどういう思いでしょうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  児童館につきましては、東根市を参考につくりました。東根市では、児童館には垂れ幕といいますか横断幕といいますか、市長のメッセージが書いてあります。「多少のけがはお持ち帰りください」であります。  子どもは冒険ですから、多少のけがはするもんだと。重大事故がないように点検を怠りなくやることによるんですが、あまり警戒して冒険心も生まれないようじゃ困るんで、多少のけがは注意しながら、そこが親子の注意でもあるし職員の注意でもあろうかと思います。そういう自分自身が体を守るという、そういうのも一つの教育といいますか、そういう方向だと思っています。  以上です。
    ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そういったことで考えてみますと、私も昔は全然何も考えずにアスレチック遊具に上っていたわけですけれども、やはり行政としましては、大けがが起こるような高さのあるものだけでもいいので、何年かに一度ぜひとも点検していただければなというのが私の思いなので、また要望として伝えておきます。  ちなみに、子ども課長から答弁いただいていますので、先ほどの公園に関しては春からという形なんですけれども、今までもそういった向こうは、ちょっと施設が離れてしまいますけれども、わかる範囲で、どういう点検を全体的にされていたんですか。課が違うのかな。ちょっとお願いします、遊具関係。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  それは児童館でどういう点検かという意味なんでしょうか。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  保育園とか、ああいった子ども課が所管しているような遊具です。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  保育園に関しましては、業者委託で点検が入っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  本当に入っているならば、そのままずっと続けていってほしいなというふうに思っております。ぜひそのへんも、きょうこういう質問をさせていただきましたので、今後も徹底していただければなというふうに思います。  最後になりますが、先ほどの市長の話もありますけれども、大人が今度は守るほうですから、点検はやり過ぎぐらいが私はちょうどいいと感じております。子どもたちの安心・安全、これは一番のことです。  さらににこにこ笑顔の子どもたちが増えるようにお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まず、教育についてでございます。  土曜日の中川議員からの代表質問にもありましたが、これからの学校教育が大きく変わろうとしています。ある学校の先生は、道徳教育、英語教育やプログラミング教育など、平成の教育変革と呼べるくらいだと話しておられました。  平成32年―平成32年はないんですよね、どういう年号になるかわからないんですが、2020年には新学習指導要領が出ると聞いております。今は移行期間ということだそうですが、子どもたちを取り巻く環境は、うっかりしていたら置いていかれるくらい厳しいとも話しておられました。  そんな中にあって、滑川市が取り組もうとしている科学・理数・ものづくり教育は本当に大切であり、またうれしくも思っております。うれしいだけに、しっかりと子どもたちに身につくように、そしてまた、先生方があっぷあっぷにならないように準備をしてもらいたいと思って質問をいたします。  そこで、(1)としまして、科学・理数・ものづくり教育推進事業は、今後どのように進めていかれるのかお伺いいたします。  アとして、教科書との整合性についてお伺いいたします。  実験道具がそろっているのを見てきました。顕微鏡も1人か2人に1台ずつ使えるということで、たくさん棚にも並んでおりました。重さを感じるてこの道具であったり、地層の模型であったり、人体の血液の流れ方であったり、筋肉の動き方であったり、学校としては本当にうれしいと話しておられました。  備品の購入に対しても、平成28年度には決算として4,482万8,748円、約4,500万円、また平成29年度には予算として1,600万円の計上で進められていますが、私もこれらを見てすばらしいと思いました。  子どもたちは実験が好きだから、時間をとり過ぎて、次の授業がすーっと終わっていったなどということのないようにお願いしたいと思います。  先生方は皆さんプロなので、私たちのような素人が時間を割いてしまうということはないかもしれませんが、教科書との整合性をしっかりお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  温かい応援メッセージ、ありがとうございます。  平成28年度に理科備品を調えていただいて、今年度、教職員の研修会を各校開きまして、その備品の使い方については研修を深めたところでございます。全部把握はしておりませんけれども、そういった備品を使った理科の授業、今年度しっかりやっていると捉えております。  あと、科学の時間の教科書との整合性ということでございますが、科学の時間の年間指導計画は、教科書で学ぶ内容、つまり、学習指導要領をもとに、教科の学習内容と関連させて年度当初に作成しております。  例えば3年生の理科の場合ですが、風やゴムの働きの理科の学習を一通り終えた後、科学の時間において身近な材料を利用して、風やゴムで動く車づくりを設定しております。そういった形で学習指導要領に定められた学習の前や後に、時には中に科学の時間を設定し、子どもたちに学ぶ意欲を高め活用する力を育むようにしております。  各校では今年度の実践内容を検証しているところであり、各教科と科学の時間のつながりがさらに効果的になるように、年間計画、指導計画の見直しを図っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  私なんかはほとんどスポーツばっかりで、科学とかそういうのは非常に苦手な分野でしたので。実を言いましたら、顕微鏡がいっぱい並んでいました。2人か1人に1台と言われたら、昔でしたら4人に1台の顕微鏡で、これの細胞を調べましょうといったときに誰かがきちんと合わせてくれる。ところが、今1人だったら合わせられなくて、先生、何も見えん、見えんということがあるんじゃないかなという思いもしておりますが、そういう細かいところはいかがでしょうか。やっぱり順番にちゃんと指導してくださるんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  子どもたちは、体験を通して学ぶ力がすごくすぐれていると捉えております。例えば2人組で顕微鏡をさわったときに、教え合ったり、協力し合ったりして、1つの物体をしっかりと見えるように、一回そういう成功体験でコツをつかめばすぐにまた見ることができる。そういった意味で、たくさん備品をそろえていただいて、本当に子どもたちの能力、目をみはるものもありますし、ありがたいなと感じているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  小学校の先生もそのように言っておられまして、本当にそういう意味ではこれからが楽しみだと思っています。  では、イですが、デジタル教科書の活用は考えられませんかということですが、滑川市も電子黒板やデジタル教科書云々と言っていたときがあったかと思います。理科や算数、科学や数学にどのように生かされていくのかな、いっていないのかな。  また、都度都度買いかえなければいけないなどのマイナス面もあるとも聞いておりますが、それでも実験なんかには役に立つんじゃないかと思いますが、デジタル教科書、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  各学校、ちょっと実情は違うかもしれませんが、デジタル教科書は教材備品の購入の際に各学校の要望を受けまして配布しております。国語、算数・数学、理科、社会、外国語活動・英語等、デジタルで視覚的にわかりやすく学習しやすいものを中心に活用しております。  また、すぐれた無料ソフトやコンテンツを利用しているということも聞いております。理科教材に関しては大変豊富にございます。  今後、デジタル教材を含めまして、科学の時間でICTを活用した授業につきまして、各学校や教育センターとともに研究を進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  富山市でもやはりデジタル教科書を上手に活用して、いろいろな場面で、例えば5クラスある学年が同じものをしっかりと見て学習していく、そういうことも聞いておりますので、滑川市もぜひまた一歩進めた教育をお願いしたいと思います。  それでは、次はウでございます。  これは、私、未定稿の予算書をずっと見ておって思ったことなので、平成29年度は観察実験アシスタント整備事業の拡充とありますが、各学校にどのように配置されていましたか、また今後されていきますかという質問です。  これは、まず今年度は備品はそろいました。それをどのように使うのか、これからはここが大きなネックになると思います。  予算書の金額を見ていて、53万円でできるのかなという。平成29年度の拡充だって幾らだったのかわからない。30年度は拡充されていなくて53万なのか、拡充されたまま53万なのか。これ、上手に予算書と、未定稿の中に金額53万と今回初めて出たので、お金が非常に雲隠れしていますが、この後どのような形で動きますか、お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  まず、平成28年度のほうからお話しいたします。  平成28年度は、理科の観察・実験の学習の補助をする、いわゆる観察実験アシスタントは9校中7校の配置がありました。  今年度は拡充ということで、9校全部に配置し、理科や科学の時間に大学生や地域の人材枠の方にサポートしていただいております。そういった意味で、拡充ということでございます。  ちなみに、大学生は7名、地域人材枠の方は1名、大学生のお一人はちょっと2校兼務という形にサポートしていただいております。  新年度においても、市内全小中学校に配置しまして、理科や科学の時間のより一層の充実を図っていきたいと考えておりますが、大学生枠が富山大学、国際大学から派遣していただいているんですけれども、なかなか人数が足りないということもあり、でも、滑川市全部の学校に観察実験アシスタントを配置していただいたということで、大変優遇されているな、ありがたいなというふうに受けとめているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、大学生7名、一般の地域の方が地域枠で1名ということで、それで金額的には平成29年は幾らだったんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  すみません。ちょっと手元に今、調べればあるんですけれども、ほとんど金額は変わらないんです。実は単価が変わってきておりまして、28年度、今年度の途中までは770円で、学生は800円になりました。ということで、最低賃金の関係もありまして、単価が変わって若干金額が全体的に上がったということでございます。中身は変わりません。学生は1日4時間で14回が6名分と予算を見ておりました。地域人材枠は870円で、1日4時間で14回分で3人分を見ておりました。そういった金額で53万ということですが、学生のほうがたくさん派遣していただいたということで、学生枠が多くなったということでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、金額が少なかったら大丈夫かなというぐらいの思いなんです。  そこで、次は、この中で、中学校は教科担任、小学校は学級担任制ですので、そのことを考えると、中学校の理科というのは、やっぱり配置される支援員さんのような方々を上手に取り込んでやっていけると思うんですけども、小学校の先生方というのは、実験が終わったら、片づける時間もそこそこに、次の算数や国語や体育、音楽に入っていかなきゃいけないとなると、こんな状況の中では、やっぱり本当に必要なのは、このアシスタントだけではなくて、理科専科と呼ばれるような、そういう先生が1人いらっしゃることが大事じゃないかなという思いで、いかがかなと思っておりますが、ただ、30年、ことしこそ整備がそろった今が大切だと思っていますので、地域の人材を募集とありますが、もう来年度ですね、30年度は理科系研究職経験者という方々、きちんと準備と言ったら失礼ですが、されていますか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  今年度、専科教員は寺家小学校と西部小学校、県費負担で2名来ていただいて、理科の時間を受け持っていただいております。  来年度も、まだ連絡は来ておりませんけれども、専科教員の派遣ということを聞いております。そういった専科教員の方を有効にまた生かしながら、理科実験アシスタントとともに担任とチームを組んで、理科の実験や科学の時間を有効な実りあるものにしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、西部と寺家にはちょっと重きを置いて、そういう先生がおられたと。あとの小学校の皆さんにはどういうふうに対応されますか、この後。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  もし予算に少し余裕があれば、科学実験アシスタントの方にもう少し時間を増やせないかと交渉したりとか、あいている教職員にサポートしてもらうとか、そういった形でとにかく頑張っていきたいなと思っております。  今年度はもう予算要求、終わりましたが、次年度に向けて、またその課題を引き継いでいきたいと思っております。ありがとうございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に理科の専門の先生方というのは、実験も楽しいんですよね。実験の仕方が非常に楽しくて、興味のあるような表現で子どもたちを吸い込むように実験していらっしゃる姿を見たことがあります。ぜひほかの小学校にも、そういう指導員さんがおられるようにお願いいたします。  それでは、エに入ります。各小学校、中学校の進度ですね。  中学校は2つの中学校なので、理科の先生同士で連携しやすいと思います。教科担任制ですので、早月小学校と滑川中学校、ここまで来たわという話もできると思いますが、小学校はそういう点ではどうかなという部分も非常に思っています。  そういう点で、小学校、中学校の連携、まずそこをお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  この科学の時間を創設したことを機に、ある委員会というか、立ち上げまして、理数教育を通して基本的な知識技能の確実な習得を図るとともに、理数教育のあり方等について検討する理数教育推進委員会というものを設けております。その中におきまして、滑川中学校校区、早月中学校校区で集まる学園別委員会というものを設定し、小中学校の教員が一緒に集まって情報交換をする機会を定期的に設けております。  また、そのほかに科学の時間教材検討部会というものもありまして、今年度の取り組み事例を集めた冊子を作成したところでございます。各学校ですばらしい創意工夫された取り組み事例というものを参考にしつつ、小学校間や小学校と中学校で連携し、事例を共有することで、今年度の実践内容を検証して、より充実したものにしていきたいと考えております。  ということで、連携はしっかりと、まだまだのところは1年目ですからあるとは思いますが、そういった意味で連携はとれていると捉えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  先生、ありがとうございます。  実を言いましたら、私、理科の先生5人の方にお話を聞きに行ってまいりました。ある先生は、3年生、4年生、5年生で理科が入りました。ところが、1年生、2年生に生活科がしっかりできていないと、なかなか理解できないよという小学校の先生。  あるいはまた、算数も数学も、全部、理科も社会も。一番大事なのは国語力と言われた。今先生が言われたように、基本的な部分で、やはり全ての子どもにとって一番大事なことというのは、人間の体と一緒に、ビタミンの体にしようかなと思ってもビタミンだけではだめで、いろんなものの要素が要る。これも理数・科学も含めまして、全てバランスのいい教育ということを一番言っておられました。  今課長のほうから連携は十分できているということで、私は2、3年前に、中学校と小学校の連携、したらいかがですかという質問をしたことがあります。そういう意味では、もう既に始まっていたことも、これは非常にうれしいです。ありがとうございます。  私はこの質問を何でしたかといいましたら、宝の持ち腐れにならないようにという思いです。もうたっぷりといいものをそろえてありますが、どのような形で子どもたちがそれを吸収して、自分のものにして、いい小学校生活の、何というんですかね、基本的な物の見方、考え方、道理を考える、そういう子どもたちになってもらえたらいいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは(2)でございます。通学路の有金から上島の歩道設置の進捗状況はいかがですか。いつごろどのようにスタートできますかということをお伺いします。  ことしは、通学路の除雪は本当にしっかりとできておりました。いろんなことがあるかもしれませんが、あの道はしっかりと除雪されておりましたので、よかったです。  しかし、雪が多かったので、道幅がとても狭くて、たくさん降るのと、凍りついておるものだから、子どもたちが右側を歩いていたら、左にぶつかって振られて子どもにぶつかるんじゃないかというふうなことを、あまりにも遠い通学ですので、町内のおじ様たちが3日間ほど引率をしました。前から来る車は、子どもが通っているから、静かに、静かにと言ったら必ずスピードを落としてくださる。ところが、後ろから来る車は全くわからない。雪で音もしないという感じなので、これはやっぱり、交通量も相当増えているし、何かあっては大変だけど、一番大事なのはこの後の子どもと車と、歩く人と車の遮蔽をしてもらえないかということも地域の人の要望です。  そういう点では、昨年、上梅沢で市の職員の皆さんが状況把握のために写真を撮ったら不審者と間違われたということもありましたが、その後の進捗はいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。
    ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  歩道整備につきましては、これまでに各町内などからの要望を受け、小中学校の通学路を重点に整備を進めてきております。現在、魚躬地内の江尻高月線において国からの交付金を活用し、平成25年度から歩道の設置を含めた道路改良事業を鋭意実施しているところであります。  議員お尋ねの市道有金上島線の歩道整備につきましては、有金から上島までの整備延長が約1,100メートルと規模が大きい事業となることから、これにつきましても国の交付金を活用した整備を予定しており、今ほど申し上げました魚躬地内で進めている事業の進捗状況を見極め、市内全体での優先順位や財政状況など総合的に勘案し、早期事業化が図れるよう対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  すみません、課長、早期と言われましたが、その早期って大体いつごろをめどに、めどぐらいありませんか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  今現在、魚躬地内で進めている事業ですけど、こちらのほうが29年度末で、事業費ベースですけど約59%でございます。引き続き、前年度なりこれまでの交付金並みのお金がついてくれば、完成予定は32年度になる見込みと考えているところでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  平成32年度―ない年ですが、2020年、これまでに例えばゴーがかかる前に、こういうことをしたい、ああいうことをしたい、これだけのことをこうしたいという自主的な設計とかは、何かもうかかっていこうと思っておられますかどうですか。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  この有金上島線につきましては、かなり古くなりますが、25年度に4町内、町内名を言いますと上梅沢、有金東台、デイズイン上梅沢と有金の4町内合同による要望を受けたところでございます。  その後の動きといいますか進捗状況ですけど、市のほうで素案といいますか法線的なものを書きまして、歩道の設置を海側にするのか山側にするのかということで一応4町内に対して問いかけをしております。一応4町内からお答えをいただいているのは、海側に歩道を整備していただきたいというようなことで、それについても図面に落として、現在持っていますけど、先ほども申し上げましたとおり、ちょっと魚躬地内のほうの事業が予定より遅れているということで、それ以上は現在まだ動きはしていないところでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  平成32年といいましたら再来年ですので、もうそろそろ準備していただいて、少しずつ当市ができることを順番にお願いいたします。  それでは2番目、観光についてでございます。  今年度予算にキラリンの乗船案内看板300万円が予定されていますが、シーズンが始まる今になっても何も掲げられていないのはなぜかなと思っています。まさか3月21日の出航がずれ込むなんていうことはないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  観光遊覧船案内看板につきましては、12月に設置場所を予定しておりますところの廃棄物を撤去いたしたところでございます。その後、観光遊覧船の運航体制を決定した2月に入ってから入札を行ったところでございます。キラリンが今現在停泊しております前方の道路沿いに縦2.5メートル、横4メートルの看板を設置するもので、3月21日までに完成するよう、今現在、工事を進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  3月21日までもうあと1週間ぐらいしかありませんが、大丈夫ですか。いつですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今現在、業者のほうでは鉄骨、それから図案、それから基礎の部分、こういうものは2月の入札が終わった時点で内部的に発注はいたしております。  ただ、プリントの図案については若干の遅れがあったということで、その部分は遅れておりますが、3月21日の完成を目指して今進めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  春は滑川市のホタルイカで、滑川市民が一番喜ぶ時期じゃないかと私は思っています。滑川駅からあのメーンストリートには、「ホタルイカのまち滑川」、これが照明の後ろにずーっとかかっていますね。ところが、例えば滑川駅にホタルイカ大漁旗とか、あるいはほたるいか海上観光ののぼりとか、どんどんとそういうもので滑川市民が喜ぶ、まずそういうことから滑川市の盛り上げをしてはいかがですか。全く考えていませんか。案内看板、できないわ、できないわだけですか。ちょっとあわせてお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  滑川駅をおりられたまず最初のところに大きい看板が1つございます。これはシーズンを通して観光の看板、3カ月か4カ月に1回、そのとき折々の看板に表示を変えております。今、ほたるいか海上観光の看板に当然入れかえます。それから、そこから海岸に向かった道路のところには、ちょうど道路の真ん中のところに、今度は滑川の海洋深層水とホタルイカをプロムナードのところにイベントポールとして今年度も表示することにいたしております。  そのほか、ほたるいか海上観光が始まりますれば、当然、滑川インターから、それから漁港までの周辺のところに案内看板、それからのぼり等も表示することとしております。着実に今内部のほうでその準備を進めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ホタルイカ漁ももう始まってしまっていますので、まだ寒かったからたくさんとれなかった。でも、きょうから暖かくなるから、あした大漁かもしれん。そういうふうな夢のある滑川市にしてもらいたいと思います。  例えばシーズンが始まりました。一番喜んでくださるのが市民の皆さんであると当然思いますが、観光課の皆さんは海上観光復活に対してどんな喜びみたいなものを感じておられますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  観光課の職員としましても、昨年、市のほうで実施できなかったということもあります。この間1年間にわたっていろんな業務を進めてまいって、ようやく許可がおりて運航できることになりました。滑川市の代表する観光でございますので、これが実施できるということは大変うれしく思っておりますし、これをまず第一に成功させていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  課長の熱い思いを語らなきゃだめですね。自分だけで一生懸命心に思って、大事な大事な観光、思っておるだけじゃなくて、市民の皆さんに、平日はあいています、とにかく皆さん乗ってくださいって、これくらいはNet3で流すとか、いろんなことを皆さんの知恵を使って滑川市民の皆さんに伝えるということをしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。  よろしいですか。Net3で何日と何日、空席ありますとか流せませんか、そういうのもあわせて。看板もそうです。本当に大事なのは、この意気込みを市民の皆さんにまず伝える、市民の皆さんがよそへ伝える、こういうことだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ありがとうございます。今ほど議員さんからご提案ありましたので、この場をかりまして、今この議会を聞いておられる市民の皆様におかれましては、まだまだ平日ちょっとあきがございますので、あまりこういうことを言いたくないんですが、この際、滑川の観光というものをぜひ一度体験いただければと思っています。  それとまた、ウェーブ滑川のホームページ上には、当然、空き状況、予約状況等もまたお示ししてありますので、そちらのほうもご確認いただいて、この際ぜひ一度乗船いただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  とにかく駅をおりた途端、ホタルイカ漁、大漁旗、あるいはほたるいか観光船スタートとか、のぼりだったらそんな高くないじゃないですか。またぜひよろしくお願いいたします。  それでは(2)です。ほたるいかミュージアムがそろそろ20周年を迎えるころかなと思っています。何か記念事業は考えていらっしゃいますか。  澤田市長さんのときに、ほたるいかミュージアムができたと思います。あのときに、私はこういうものにしたかったけどこれだけになったとか、その経緯をいろいろ同じ地区ですので聞かせてもらっておりましたが、あれから20年、私が市会議員になる3、4年ほど前だったような気もしますが、いかがですか。20周年記念はいつになりますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ほたるいかミュージアムにつきましては、平成10年3月26日に開館しております。今月末には20年を迎えるところでございます。  記念事業はということでございますが、例年、ほたるいかミュージアム、ウェーブ滑川のほうではホタルイカ祭りというイベントを春に行っています。それから、通年通してミュージアム、ウェーブのほうではイベントを開催しておりますので、その際にまたいろんな催しも考えてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  先ほど子ども課長は、児童館の1周年記念事業も段ボールの迷路とか、いろんなことをやっていらっしゃった。それくらいに、記念事業というのはしましょうよ。3月26ってもうすぐですよ。毎年のホタルイカ祭りだとか、ミュージアムのいろんなイベントだとか、これは毎年じゃないですか。何かしてもらいたいと思って、私から提案でございます。何もしておられないということもわかりましたので、別に20周年はことしで、今計画することで記念事業といって位置づけてもらってもいいと思いますよ。  まず1つ目の提案、イです。2階のミュージアムシアターというんですか、昔はイリュージョンシアター、室井滋さんが「さあ、みんなホタルイカ」って、これですね。これが今全然動いていませんので、これを全面改築して、3D画面で子どもたちが何回でも見たがるような新しいブースはつくれませんか。  またおんなじこと言うとるばっかりだと思われるかしれませんが、3D画面でぱっと見たときに、ホタルイカがひゅっと飛んでくる。そういうふうな楽しいものをゆっくりと時間をかけて、20周年記念事業としてこれらをつくってもらいたいと思います。  それでまた、子どもたちというのは、昨年も言ったと思いますが、魚津の水族館に、こうして手を入れたらぴゃーと魚が食いついてくるところがありますね。それを見てすごいねと言ったら、子どもが、滑川のほたるいかミュージアムはエビやら魚やらカニからホタルイカ、何でもさわれるって、滑川の子どもたちは滑川の自慢をするんです。そういう意味では、こういうおもしろいものがあれば、子どもだけでは来ませんので、大人も入りますので、いろいろな意味で、入場者数も増えるし、滑川の名物も増えるし、子どもが喜ぶ、あそこへ行きたいというものも増えるし、いかがでしょうか。まず、こっちのほうをお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  2階のミュージアムシアターの活用方法について、今議員ご提案の3D画面ということでございますが、これについては、施設の管理運営をしているウェーブ滑川のご意見も伺いながら、ちょっと検討させていただきたいと考えます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ウェーブ滑川さんは委託されているだけですので、滑川市が3D画面で、ここに子どもたちの、何というんですか、遊園地へ行かなくても楽しいところがある、こういうのも演出してもらいたいのは、やっぱり滑川市、母体が感じなければだめだと思います。  それと、ホタルイカは3カ月だけですが、こんなシアターがあれば通年観光の1つになると思っています。そういう意味で、滑川市がこれをやりたいと思わないとできないと思いますが、課長、「僕だけではできません」でしたら、市長さん、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  先ほどからいろいろアイデアをありがとうございます。  まず20周年に関する問題、網谷君、あしたまで案を持ってこい。  終わります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  じゃ、あしたの案にもう1つ間に合うように。  レストラン光彩にはエレベーターがなくて、ほたるいかミュージアムの中のエレベーターを使ってほしい。ところが、中のエレベーターを使っても、あそこ、通路をいいがに動かしたりせんにゃいかんので、やっぱり予約していくような形になると思いますが、多少の体の都合が悪い人でも、お年寄りでも気軽に食事に行けるように、エレベーターをつけてもらったらどうかなと思っています。  現在、やっぱりふらっと食事しに行こうかといっても、足の都合が悪い人は、やっぱりほかへ行こうとエレベーターのあるところへ行きたがります、私もそうですけど。そういうことを考えると、今はプロトンのホタルイカもあります。シーズンしか食べられないホタルイカなんですが、これから夏でも秋でも食べられる。これもまた通年名物料理になるとしたら、エレベーターは必要じゃないでしょうか。私は厚かましく2つお願いしとるがです。お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  レストラン光彩のエレベーターの設置につきましては、平成28年3月の定例会においても答弁させていただいております。  現在までエレベーターが必要なお客様にはご不便をおかけしておりますが、職員が丁寧な対応でほたるいかミュージアムのエレベーターを利用してご案内しておるところでございます。  エレベーターの設置については、建物の構造上やスペースの問題もございます。それから費用の問題もございますが、施設を抜本的に見直しする時期に、その際にまた検討させていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  丁寧に一生懸命、ミュージアムのエレベーターに乗ってレストランまで行くとなると、行った人が気の毒だと言われるんです。お世話になった人が。  ですから、だからこれで行けんちゃ。これは私、前にもその話をしたと思います。そういうこともありまして、つける場所がないということですので、あそこの海にでもいっぱいありますので、ぜひ考えてください。これもお願いします。  それでは次、3つ目です。  新幹線から見える滑川PR看板設置の予算1,000万円、これは平成28年だったと思いますが、その後どのような状況になっていますか。  あのとき、私も質問したときに、設置場所も決定していました。なぜ何もできない。看板だけでもできているのかどうか。どこかにできているか探しにも行きましたが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  新幹線から見える看板の設置については、今ほど議員言われたとおり、平成28年度の予算を繰り越しして29年度になっておりますが、大掛地内の早月川左岸に設置することで進めてまいりました。  ただ、新川土木センターに設置場所の確認をしたところ、霞堤の一部であったことが判明いたしまして、構造上、その場所に設置することはできないとの回答があり、困難な状況になっております。  また、見えない看板を設置しても意味がないということで、看板をできるだけ大きくなることによっても工事費が増加するということで、予算の範囲内で施工できないというような理由で、今年度設置できないということになったところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、課長さん、これは1,000万円の予算がありましたけど、できないわ、この後も仕方ないわで終わるんですか、お伺いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  看板の設置につきましては今年度できませんので、今度再度新たにしっかりと計画を立てまして、新たなものでまた提出したいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  やりましょう、やりましょうというときは一生懸命、できなくなりましたというたら黙って、私、こういうのもちょっといかがかなと思いますよね。  やっぱり、例えば秋ぐらいに、あるいは県からだめねと言われたときに、「だめだと言われたんだけど、皆さんの知恵をください」ぐらいは問いかけてくださいよ。市民の皆さんに知恵をもらえばいいじゃないですか。  あれ、どうなったんだろうかと思わんかったらそのまんま流れてしまって、このお金ありません、もう一度ゼロから、一からやり直しですという形になるとすれば、せっかく1,000万円予算、じゃ、わかりましたよといって財政さんが充ててくださったとすれば、責任を持って物をつくりたい、そういう意識を皆さんにも伝えていただきたいと思います。  そこのところどうですか。もう一回お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今回、観光課のほうで設置するということであれしておりましたが、できなかったということ、報告も皆様にすることをしておりませんでした。  今後、確実に実施できるようにまた努めてまいるとともに、今後、報告等についてもしっかりさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。
    ○13番(開田晃江君)  もしどうしてもできないなら、できないですということも言わなきゃ。そういうふうにして、予算は1,000万つくってくださったけど、探して探して探してもできなかったということも、これもしっかりと伝えてくださればいいし、あるいは、どこだったら場所を提供できるよという人もおられるかもしれませんので、ぜひそういう点では、報告もまたこの後の計画も課長の腕にかかっていますので、よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  看板につきましては、今、早月川の話をしておりましたが、上市川沿い、有金球場あたりに何かいい場所をもって設置できないか、それも検討のうちにありましたので、これも検討したいと思います。開田さんのうちを覆い隠すように立つ可能性はあります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  また有金と言われたら、「うーん、よろしく」と言うて終わってしまうんですが、よろしくお願いいたします。  それでは3番目、地区公民館についてまた質問いたします。  これは昨年12月議会にも質問いたしましたが、今回の予算は市長さんのとても忙しい中で組まれたということで、私、もう一度落ちついて考えていただきたく質問いたします。  まず1番目ですが、地区公民館の指導員の報酬面、それこそ本当にあのときは、課長の答弁は、今後の検討課題である、あるいはまた指導員の負担軽減に努めていきたいとありました。  そういう意味では、今、新年度に向けてスタートするために、それこそ担当課の中で「公民館の指導員の報酬、どう?」というのはテーブルに上がったことがありますか、お伺いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  現在の指導員報酬は、月額8万5,000円でございます。公民館指導員の業務は、学習指導、各種団体の育成、行事の準備等多岐にわたり、その役割は公民館活動を推進するうえで大変重要でございます。  負担軽減のための業務見直しや報酬アップ、勤務時間、休日等の待遇改善は、各地区の状況も踏まえ、引き続き検討課題であると考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  課長、12月とほとんど一緒の答弁でありがとうございます。  私は、その後テーブルの上に、どういうふうにしたらいいかしらということを、何かお互いのこの予算要求に対して、そういう問題視されましたかということを聞いています。お願いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  議員さんが議会で質問されたときから、いろいろ課内でも今後どうしていくか検討したり、また関係課とも協議しながら、今現在も検討しているところでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  これは、今課長だけが悪いとかそういうことではなくて、長年この8万5,000円、10年ほど続きますか、お伺いします。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  この報酬につきましては、平成19年からこの金額でいっているものでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私の記憶も10年かなと思っております。それくらいにやはり、あのとき、市長さんの言葉にありましたが、滑川の12月の議会で市長さんが、滑川の体質として、抑える、抑えるというこの習慣が身についてしまったと。全体の今の外郭団体についても報酬について再検討したいということを市長さんが言ってくださいましたので、私、今の機会に出したんです。  新しくもう一度市長の思いと、少しのゆとりを持ってこの後を考えていただければいいと思って出しましたので、誰かを責めておるとかそういうことではありませんので、よろしくお願いします。  その次、2つ目です。あわせて考えていただくときにお願いしたいのは、(2)ですね。働き方も含め、市民の皆さんの要望など聞いていらっしゃいますか。  例えば私の耳に入っているのは、日曜日が休みなので、月曜日に開館してほしい。市民の皆さんは、公民館へ行かんにゃと思っても、月曜日は休みなので、月曜日から開館してもらいたいということが1つ。  次、災害や緊急対応のために毎日開館しておってくれればいいがにということもいっぱい耳にしております。  その次、現在は1人体制なので、休日行事、例えば運動会だとか、あるいはスキーだとか、そういう日曜日に行事があるとすれば、行事の振りかえ、指導員さんの振りかえはどのようになっているのかというのも聞いておりますが、この3点はいかがでしょうか、耳にしておられますか。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  月に1回、生涯学習センターで、中央公民館、各地区公民館の指導員が出席し、指導員定例会を実施しております。各地区からの連絡事項、そして施設修繕の要望等、指導員からいろいろ自由に発言してもらい、その後の検討事項としているところでございます。  また、各地区では、市長と語る会で市民の方からの要望をいただく機会としております。  今ほど議員さんがおっしゃった日曜日が休みなので月曜日を開館してほしいということにつきましては、地区公民館は指導員の週4日勤務に合わせて午前9時から午後9時まで開館しております。日曜日は全館、月曜日は東地区公民館と東加積地区公民館を除き、指導員が休日のため閉館しております。しかしながら、あらかじめ予約すれば利用できるものでございます。  それと、災害や緊急対応のため毎日開館してほしいということにつきましては、地区公民館では、閉館日、閉館時間も災害や緊急時に対応できるよう、職員の緊急連絡網を整備し、いつでも地区公民館へ職員が急行できる体制となっております。  最後の点ですが、現在は1人体制なので、休日行事の振りかえはどのようになっているかということですが、休日行事の場合は振りかえ対応としていることから、振替日は閉館となっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  振替休日と言ってもなかなか休めないというのも現実だと思っています。なぜかといいますと、私たちが例えば木曜日行事を予定していると、この間、日曜日、運動会だったんに、火曜日なのか、木曜日なのか、いつか休む? 休めないんですという声もやっぱり返ってきます。そういう意味で、私がきょうこの質問を出したのは、それらも全部ひっくるめて、一度ゆっくりと周りを見て、報酬も、そして働き方も考えてあげてもらいたいなという思いです。  ですから、誰が悪いとか、誰がどうのとか、何でしてくれなかったかということを言っとんがじゃなくて、この後してあげてもらいたいという思いで質問に出しましたので、ぜひこの後は、あら、うれしいわという、そういうスタイルになるように期待しておりますので、よろしくお願いをいたしまして私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時50分からといたします。                 午後3時39分休憩                 午後3時50分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  1番大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  皆様、お疲れさまです。本日の質問の大トリを務めさせていただきます。しっかりと気合いを入れてやってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、通告に従いまして、3つの質問をしてまいりたいと思います。  それでは、災害時の対応についてでございます。  災害はいつどこで起きるかわかりません。市民の生命や財産を守るために、地震や津波、洪水など、あらゆる災害を想定しておかなければいけないと思っております。  また、余談ですが、私は消防団に所属をしておりまして、消防出初め式でははしご登りをやっております。はしご登りの練習場所は実は備蓄倉庫でございまして、私のホームグラウンドは備蓄倉庫でございます。ですので、備蓄に関しては少しほかの議員よりも思い入れが強いので、備蓄に関していろいろ質問をまずはしてまいりたいと思います。  まずは、1番の非常食の備蓄量はどのように決めているのか、お答えください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  非常食の備蓄量につきましては、平成23年6月に県が公表しました呉羽山断層帯の地震を想定した調査結果をもとに積算しております。  内容といたしましては、避難者数として約6,000人、疎開者数として約3,000人、合わせまして合計9,000人が見込まれ、そのうちの約3,000人に非常食が必要と見込んでおります。  3,000人に1日3食3日間分を準備するとなると、食料は約2万7,000食、水は約2万7,000リットルが必要な備蓄量となります。  市ではそのうち40%、物資の災害時応援協定を締結しております12の企業には10%、それから残り50%は県で対応していただくことを想定しておりまして、市で備蓄する40%は、食料では約1万800食、水では約1万800リットルが目標備蓄量となります。  2月末現在の備蓄量は、非常食1万560食、水は5,604リットルでございまして、食料はほぼ100%、水は約50%の達成率となっておりまして、今後も備蓄を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  非常食につきまして、いつも備蓄倉庫にある備蓄量を見てみますと、若干少ないのではないかなと個人的には思っておりました。  それで、他市の状況をちょっと調べてみました。  こちらが他市の備蓄量の状況となっております(資料を示す)。先ほど言われたとおり、滑川市は1万560食です。すみません、1万5,010食になっていますけども、そういった状況です。人口割でいくと大体31.5%の備蓄量をしております。  ほかの市を見てみますと、小矢部市がすごいんですけれども、人口3万人に対して3万1,726食、大体104%の備蓄量を持っております。これはちょっと多い量かなと思うんですけれども、続きまして多いのが射水市43.5%となっております。その次が滑川市ということで、富山県内の他市の備蓄量から比べると、滑川市はどちらかというと備蓄をしているほうかなというような印象を受けました。  それで、先ほども言われたとおり、企業間協定でスーパーなどから食料を供給していただけるということで、そこらへんに関してはいい状況かなというふうに思っております。  備蓄品についていろいろ調べていたんですけれども、他市と滑川市の違いが、生活必需品に対してちょっと弱いのかなという印象を持っておりました。他市では、例えば粉ミルク、紙おむつ、そして生理用ナプキンなど、そういったものを備蓄しておりました。そういった部分に関しては滑川はちょっと弱いのかなという印象がありますので、そういった生活必需品に対して、もうちょっと精査をして検討していただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  他市の状況というお話ですけども、内部でまた必要な量を検討していきたいと思います。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。ぜひとも検討していただいて、備蓄をしていただけたらありがたいと思います。  続きまして、備蓄場所について伺ってまいります。  これに関しても、先日の古沢議員の答弁もあったと思うんですけれども、滑川市は田中小学校と滑川消防署の2カ所で備蓄をしております。  他市の状況を見てみますと、富山市で18カ所、高岡市で27カ所、魚津市が3カ所あったんですけども、これを13カ所に増やす検討をしているということでした。そして、多いところで言えば、射水市が30カ所で、氷見市が1カ所だったんですが、これは分散を検討しているということでした。  それに対して滑川市は2カ所ということで、先日の答弁でいきますと、管理のしやすさから2カ所で管理をしていきたいというような答弁だったと思うんですけれども、きょうは運搬の観点から、本当に2カ所でいいのかということをちょっと伺っていこうかなと思っております。  被害があった時点で、避難場所、そういったところに情報をどのように集約して、どのように運搬をするのか、お答えください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  対策本部のほうで必要な量を取りまとめて運搬ということになると思います。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  そういった必要な備蓄量の情報を誰がその対策本部に伝えるのでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  避難所を運営していただくのは、自治会の会長さんとかそういった方をある程度想定しておりますが、そういった方に集約をしていただいて、量をまとめてという格好で取りまとめる格好になると思います。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  まずは避難をして、そこから情報を集約して対策本部に連絡するということでした。  それでは、ちょっとある仮定をしたいと思うんですけれども、例えば蓑輪地区、土砂崩れが発生して道路が寸断されました。そして携帯が使えません。そういった状況も起きると思います。そういった場合、どうやって情報を伝えるのかわからないんですけれども、そういった場合どうするのかお答えください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今ほどの例で言いますと、非常に通信手段が厳しいということは重々わかります。まして、そういった災害が起きたときに、必ず携帯電話が使えるかどうかという話もあります。  一応こちらのほうでは、移動用の防災行政無線のそういう移動系の通信手段も持っているんですけど、今ほどの話ですと、そちらのほうへ車が行くことも厳しいということでありますと、通信というか情報収集についてはかなり厳しい状況なので、最悪の場合、自衛隊の要請とかヘリコプター、そういったような体制をとらないといけないということも想定されます。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。やはり災害はどんなことが起きるかわからないですし、そういったものを想定しなければいけないと思います。  田中小学校の備蓄庫もそうなんですけど、50センチの津波が来るという想定をされていると思います。そういった場合、津波と同時にいろんな瓦れきも一緒に来ると思いますし、道が寸断されると思います。そういったときに、車で運搬するのはなかなか難しいと思います。やはりリスク軽減ということで、備蓄場所を、今2カ所なんですけれども、数カ所に分散していただきたいなと僕は思っております。  今回、私と古沢議員が同じ質問をしているんですけれども、そういった議員が2人同時にしたということを重く受けとめて、再度分散を検討していただきたいですし、できれば山手のほうにもう2カ所ぐらい追加していただきたいなという要望ですが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  保管場所につきましては、土曜日の答弁でも申し上げましたとおり、現状の2カ所でとりあえず対応したいと思っております。さらに場所を確保したり建物の確保ということになりますと、当然、予算的なものも伴いますし、管理上のいろいろな問題が出てくると思います。そういったこともありますので、現状は2カ所でということで考えております。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  予算のこともありますので、なかなか難しいということだったんですけれども、命にはかえられないと思いますので、ぜひともそこは前向きに検討をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
     続きまして、賞味期限切れの対応についてお伺いをします。  賞味期限切れの対応について昨日も答弁がありまして、今後いろんな利活用をしていきたいというような答弁だったと思います。  それで、私の質問なんですけれども、ここ最近の食品ロスといいますか、賞味期限が切れたものに対して廃棄をしているのかどうか、そういった状況をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  賞味期限が近づいております食料関係につきましては、基本的には、土曜日の答弁でも申し上げましたとおり、なるべく自主防災会ですとか、そういったところで活用していただいておりますが、どうしても余るというか対応できないものについては業者のほうで廃棄していただいておるのが現状でございます。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  やはり食品の廃棄というのは、すごくもったいないことだと思います。そういった意味では、賞味期限が切れる大体6カ月前ぐらいに、またいろんな各市町村の話を聞いたんですけれども、6カ月前ぐらいに配布をするというような状況でした。特に射水市なんですけれども、すごくそういった非常食に対して人気だそうで、各自治体が順番待ちといいますか、それぐらいの状況だそうです。  そういった部分に関してはやはり情報をしっかり各自治体、そして学校に伝えるということが必要だと思います。そういった情報をしっかりと伝えていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  もちろん、小中学校等でそういった活用をしていただく際には、事前に小中学校さんに、いつごろどういったことで、例えば防災の教室とか講座を開きますかといったことも加味しまして、問い合わせをして活用していっていただく方向で今考えております。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ぜひともそういうふうにしていただきたいと思います。先ほど言いましたように、私のホームグラウンドは備蓄庫ですので、消防署の方によく聞くんですけれども、「これ、賞味期限切れ、どうしているの?」「廃棄しています」というような回答がよく返ってきます。そういったことがやはりないようにしていきたいですし、また11月、12月になったら僕、備蓄庫に缶詰になりますので、また聞いてみたいと思いますので、またそこらへんの対応をよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、次の質問にまいりたいと思います。  次の質問ですが、津波が発生した場合、一時避難場所として民間企業に避難できる企業間協定について状況を伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  民間企業との一時避難場所の協定につきましては、地元等から要望がありまして、日医工株式会社様とは付近住民の一時避難場所として協定を締結しておるところでございます。  そのほかにも、地元から要望がございまして、それに基づきまして、民間企業を一時避難場所として活用できないかということで、数社の民間企業さんと協議をしておりますが、会社のセキュリティー関係、それから会社自身が浸水想定区域にあって本当にいいのかと、そのあたりの問題等いろいろありまして、実現というか締結には至っておらんというのが状況でございます。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  需要があれば協議をしていきたいというような前向きな話なのかなと思っております。  そういう話であれば、私の地区でもそういった需要が実はございまして、話は聞いておるかもしれないんですけれども、私の地区で言えば、高月南台、そして魚躬、緑町、そういった方々が、津波が発生した際、避難場所になっているのが日医工スポーツアカデミー、そして滑川高校となっております。その町内の方が逃げようと思ったら、やはり海のほうに行くんですよね。海のほうに学校があるので、海のほうに逃げなければいけないんですよ。  そういった意味で、やはり線路のほうに逃げたいということで、線路の上にはいろんな企業、そして自動車学校がございます。そういったところに例えば一時避難ということで避難できればありがたいという要望がございました。そういった案なども踏まえまして、またもし可能であれば、その企業と交渉していただいて企業間協定を結んでいただきたいなと思いますので、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  実際、今ほどおっしゃった近くの会社では、ちょっと相談をして、うまいこといっとらんというところもあるんですけども、それはちょっと置いておいて、また要望でこちらの会社はどうでしょうかという話がございましたら、また相談に乗らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ぜひともそういった需要があるということをわかっていただいて、また協議をしていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。  それで、先ほど日医工が一時避難場所になっているというふうになっていましたけれども、これですね(資料を示す)。こちらは滑川市の防災マップになっております。これはホームページから拾ってきたものなんですけれども、一時避難場所として日医工がされていると言ったんですけれども、ここには一時避難場所として日医工が記載されていないんですよね。そういった部分では、日医工ということはまだまだ市民の皆様に周知をされていない部分があるのかなと思っております。ですので、そういった場合、どういったものを見て日医工とわかるのか、情報は公開されているのかお教えください。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今ほどのマップに載っていないというのはちょっとまた確認させていただきたいと思いますが、基本的には、地元町内の方、近くの方ということに限定されると思いますが、そういった方にこちらがいっときの避難場所ですよという周知をまたしていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ぜひともその情報公開と周知のほど、よろしくお願いをいたします。  それでは、次の質問にまいりたいと思います。  次の質問は、中学校の部活動についてでございます。  スポーツ庁は中学校の部活動の時間について、平日は2時間、土・日は3時間以内とし、平日で1日、土・日のどちらかで1日の休みをとりなさいという指針を出しました。  その理由としましては、短時間で効果的な練習を促すことで、生徒のけがの防止、勉学などの部活動以外の機会の確保、また、先生の働き方改革の一環で多忙な業務負担を減らすことが目的と言われています。  それでは質問してまいります。これも前の質問とちょっとかぶる部分があるのですが、滑川市は3学期からこういった休みをとっていると思います。それで、先生や子どもたちの反応はいかがだったでしょうか、お伺いをします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  それではお答えいたします。  土曜日の答弁でもお伝えいたしましたが、市内中学校の部活動の休養日につきましては、「週休日を含む週2日以上の休養日の設定に努めること」と指導計画に明示しまして、3学期から実施しております。  議員のお尋ねの反応ということでございますが、最初のうちは、一部の部活動顧問や生徒の中でもっとやりたいなという部活動時間に対する不足感というものもあったようですが、教師の長時間勤務の解消のほか、成長期にある生徒が運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、合意のうえで取り組まれていると学校からは聞いております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  初めての取り組みなのでわからない部分が多いと思いますが、いろんな課題が出てくると思います。そういった課題を一つ一つクリアして、子どもたちにしっかりと部活動、そういったものを提供できたらなと思っております。  それでは次の質問にまいります。  国は、中学校の部活動の休みと同時に、部活動指導員についても制度化をいたしました。その部活動指導員なんですけど、これも重複する部分があると思いますが、部活動指導員の目的についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  部活動指導員につきましては、教員の負担軽減、それから競技力の向上を含む部活動の質的な向上といった効果を狙って、平成29年4月1日、文部科学省が制度化したものでございます。そういった効果を狙っているものと捉えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  しっかりとそういった効果が私も出ると思っていますし、そういった効果を狙って部活動指導員の導入に向けて動いているんだと思います。  それで、滑川市の30年度の予算を見てみますと、部活動指導員は入っていないんですよ。エキスパートの部分は入っているんですけれども、部活動指導員の部分に関しては入っていません。  これに関しても他市の状況を調べてまいりました。他市はほとんどの市がこの部活動指導員について30年度導入に向けて予算を入れていると。この議会に通れば導入に向けて動いているというような状況でした。滑川市は予算にも入っておりません。これは補正で入れる予定なのかわからないですけれども、もし導入に向けて課題があるのであれば教えていただきたいです。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  先ほどちょっと申し上げることをうっかりしまして、つけ加えさせていただきます。  中学校の教諭の部活動に係る1日当たりの勤務時間は、平成18年度から10年間で、土・日で1時間4分増加しております。  また、中学校の運動部活動担当教員のうち、担当教科が保健体育でなく、かつ担当部活動の競技経験がない教員の割合が45.9%であり、教員に係る負担が課題となっているとのことです。  そのため、文部科学省では運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインというものを策定中であり、適切な練習時間や休養日の設定など、部活動の適正化を促すこととしているところでございます。  部活動指導員は学校職員として位置づけられており、スポーツエキスパートや外部指導者とは異なって、単独での部活動指導や大会引率が認められるということを聞いております。  顧問教員に競技経験がない場合あるいは乏しい場合は、技術の習得や指導が重荷となって指導困難となることがあります。部活動指導員の配置は、教員の負担軽減のみならず、生徒たちの安全確保、活動の充実や練習の質の向上、競技力向上にもつながるものと考えております。  ということですが、今予算計上をしていないということですが、まず人事異動が4月にあるということです。そして、子どもたちが一体どういう部活動に入部するか、そしてどういった部活動が指導員が必要になっているかということがまだ未確定ということもございまして、生徒のスポーツ環境充実の観点からも、スポーツエキスパートの派遣に加えて、部活動指導員の配置も含めて、各競技団体との連携、それから地域と協働した地域のクラブ活動、それから学校の実態や実情に応じてスポーツ環境の整備や充実、部活動のあり方について別に検討し、調査研究していきたいなと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  先生の負担の軽減ということで、やはり重要な施策の1つなのかなというふうに理解をいたしました。  それで、今の段階では、情報を収集してどのように向かうのかというのは今から決めるというような方向だと思うんですけれども、やはりこれは先生の負担軽減ということで、先ほども言いました49.5%、半分の方が自分の今まで経験をしたことのない競技について指導しているということで、その負担軽減に関してもやはりお願いをしたいなと思います。  それでは、この部活動指導員はどのような人材が適任とお思いですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  まず、競技に関して習熟している方が必要になってくると思います。それから、安全、障害予防に関する知識、それから技能のそういった指導を習熟していらっしゃる方、それから生徒の引率ということもございますので、そういった人格を持ち合わせた方、なかなか難しいと思いますが、あと、用具や施設の点検や管理ができる方、それから部活動の管理運営、会計も含めてそういったものもご経験がある方、いろいろなことが考えられます。  あと、部活動指導員に関しましては、保護者への連絡や年間の指導計画、月間の指導計画など作成していただくということも出てきております。生徒指導に係る指導も出てくることもありましょう。それから、事故が発生した場合の対応をしっかりとやっていただくということも必要が出てくると思います。  国のほうとしては、研修の機会を設けてしっかりと取り組んでいただけるというふうに聞いておりますが、そういった人材をまた議員も探していただいて教えていただけたらありがたく思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  やはり人材確保というのはなかなか難しいように思います。また、そういった人材を確保したところで、その競技にもいろいろ問題が出てくるのかなと思いますので、ここは少し大変な作業になりますが、人材確保に向けて努力をしていただきたいなと思います。  また、すみません、また他市の状況なんですけれども、魚津市なんですけれども、滑川市と同じ2つの中学校を持っております。魚津市は30年度に2校に対して部活動指導員を配置したいという意向を持っておられました。そして、次年度になればまたもう1人、その次年度になればもう1人というような格好で、先生の負担軽減ということを考えておられるようです。ですので、滑川市もそういった先生の負担を減らすためにも努力していただけたらなと思います。  それでは、次の質問にまいりたいと思います。  今後、部活動は、趣味や健康志向で部活動をする子どもたち、ちょっと極端なんですけれども、それと、県や全国で活躍を目指して積極的に部活動といいますか、その競技をやりたい子、その二極化が進むのではないかなと思っております。  そういった積極的にその競技をやりたいという子に対する環境の整備についてどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  これも土曜日に話題となりましたけれども、より高い目標を持つ生徒、それから活動意欲が高い生徒たちに対しまして、各競技団体や地域、保護者との連携によって、部活動以外でも活動できる機会や環境を確保・充実させていくことも競技力向上の方策の1つであると考えております。関係課や各競技団体と連携しまして、調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  いろんな地域の団体とまた連携を組んで、そういった子どもたちの環境の整備をお願いしたいなと思っております。  で、今ちょっと出したい資料があるんですけれども、こちらになります(資料を示す)。これはスポーツ庁が出した部活動の骨子なんですけれども、ここには「都道府県、学校設置者及び学校は、運動部活動を持続可能なものとするため、学校や地域の実態に応じて、総合型地域スポーツクラブやスポーツ少年団等地域のスポーツ団体との連携や、保護者の協力や民間活力の活用等による学校と地域が協働・融合した形での地域におけるスポーツ環境整備を進める。学校管理下ではない社会体育に位置付けられる活動については、活動場所が確保できるよう、各種保険への加入に留意しつつ、学校体育施設開放事業を推進する」となっております。  一応こういったことが書かれているんですけれども、地域の部活動ができない子どもたちは、やはり地域のクラブ活動に行くんですよね。ただ、そのクラブ活動に行った際、場所の確保ができないときがあるというふうに聞いております。  そういった場合、こちらに書かれているように、学校の開放、例えば野球部であれば大きなグラウンドをなかなかすぐ確保できない。テニスコートもなかなか確保できない状況があると思います。そういったときに学校を開放していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  これまでも学校開放につきましては、社会体育ということで開放したところでございます。  中学校につきましては、種々の部活動が土・日もやっているということもございますが、ただ、そういった場合、また連携して調整しながら開放できるのではないかなと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  重なればできないんですけれども、重ならなかった場合、開放していただけたらなと思いますので、前向きにお願いしたいなと思います。  それでは、もう1つあるんですけれども、こちらです(資料を示す)。これもスポーツ庁が出しているやつなんですけれども、「運動部顧問は、技能や記録の向上といった生徒の目標が達成できるよう、各競技種目の特性を踏まえた科学的トレーニングを積極的に導入し、適切な休養を取りながら、短時間で効果が得られる活動を実施する」とあります。ここに書いてあるとおり、量より質の時代になってきます。ですので、科学的トレーニングを導入したらどうかというような内容だと思います。  これに対して科学的なトレーニングと、何か導入とか考えておられますか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  昔、根性論がよくはやりました。今はそういう時代じゃないです。科学的トレーニング、これは専門家がやっぱりやらなきゃいかんですね。
     それから、さっきからの話を聞いておりまして、今、学校現場は専門の先生がいないですよ。子どもたちが少なくて先生の数が制限されて、専門の先生そのものの数が全部小さくなっている。競技の数に合わせたような先生が確保されない。それが現状だと思います。小学校も中学校も高校もそうです。  高校は、滑川高校は陸上競技、男子が13連勝、女子が9連勝していたのに、県の体育課は、スポーツ課は滑川高校から陸上競技を消しました。滑川高校の競技は野球と女子ソフトとレスリングとウエート、この4種目、弓道はむしろ体育課が言っておるんじゃなくて、あれは強いからそのまま存続して頑張っておられると。弓道は大したもんだと私は思います。  例えば高校の話もありましたけども、そういうことで、県の体育課長に、私、この15年、何度も体育課へ通っていますけども、私どもは民間の、もちろん滑川にはやり投げの日本チャンピオン、山本久男がいるわけです。そういう連中も一緒に、指導者がいるから高校の陸上部を立ち上げてくれと。顧問の先生は、今ほどの話、素人でいいと、こちらで責任を持つと言っても、これは絶対許可がおりません。  こういうような状況でありますので、私、今ここに立ったのは、現状をお伝えしたくてちょっと立っているわけで、大門さんの質問を総まとめしたような回答にはならんかと思いますけども、現状だけはそのように知ってやっていただきたいと思いますし、例えば生徒にとりまして、専門家じゃなくても、試合だけでも一緒に連れていってもらいたいと。先生がおらんから試合に出られなかったと、こうなってはもう本当に涙ですよ。  それを考えると、滑川の今の現状は、さきにもちょっと言いましたが、金曜日に全国大会に行く子どもが小中高23人、激励費を渡して行ってもらいました。滑川の子どもたちは全国大会へいっぱい行きます。そういう関係から言うと、やっぱり民間のほうで各協会がやっているその努力に対して頭が下がる思いでありますし、責任を持って頑張ってもらいたいと。  今の働き方改革を含めての話は、少し様子を見ながら整理していかないと、大上段に構えて、あれはだめ、これはだめとずばっと切ってしまうと対応ができない状況にあると思っていますので、少し時間をいただきたいと。これが私の回答になります。お願いします。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  私もまだまだ現状に対して把握できていない部分もあると思います。そこらへんに関して、現状ありがとうございます。しっかりとそういった部分に関して現状を把握して、子どもたちにしっかりとスポーツに対して環境の整備というものをまた改めてお願いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、大項目に移りたいと思います。介護福祉についてお伺いをしてまいりたいと思います。  介護福祉にとっては大きな問題、先ほどから何回も言っていますが、2025年問題です。2025年問題は、日本全国で約800万人いる団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者に達することにより、65歳以上が日本の人口の3分の1の割合、そして75歳以上は5人に1人または4人に1人の割合となり過去最大となります。  そういったときに、やはり介護医療費などの社会保障の問題が懸念されるというような問題でございます。  75歳を超えてきますと、やはり病気や介護のリスクが高まることがわかっておりますし、少しでもその負担を減らす意味でも、上田市長が言われる健康寿命の延伸はすごく大事な施策だと僕は思っております。  そして、今後、社会保障費が増加することによって、財政のバランスもしっかりと注視していかなければいけない課題なのかなと思っております。  それでは、質問をしてまいります。  2025年に向けて、滑川市の75歳以上の割合は今後どのように推移するとお考えでしょうか、お願いいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  平成29年10月1日現在の75歳以上の後期高齢者数は4,819人で、人口に占める割合は14.5%であります。  第7期介護保険事業計画では、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には5,918人で、人口に占める割合は18.1%になると見込んでおります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  2025年、やはり75歳以上の方が1,000人ほど大体増えるということがわかりました。やはりそういった2025年には多いかなというような印象でしたし、日本全体の割合からして滑川市はちょっと割合的に少ないのかなというような印象も持ちました。  それでは、逆に65歳以上の割合はどのような格好になるかお教えください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  平成29年10月1日現在の65歳以上の割合は29.1%であります。2025年には30%になると見込んでおります。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  65歳以上の割合はそんなに変動しないということがわかりました。ただやはり、75歳以上に関しては多く推移するということが改めてわかりました。  そこで、医療費、介護費、そういった問題がいろいろあると思いますが、今回は介護の現場の人材不足にちょっとフォーカスをしてお伺いしていきたいと思っております。  今後ますます介護の需要が高まる一方で、介護職の人材不足が加速してまいります。2025年、需要があっても職員が足らず受け入れできない可能性がございます。  介護福祉第7期の今後のコメントを読みましても、「居宅介護支援事業所につきましては、利用者数が年々増加しており、今後も同様に増えていくことが見込まれます。一方で、28年度と29年度に1業者ずつ廃業しており、ニーズに対応するうえでも、介護支援専門員の確保が必要となります。第7期では、新たな介護事業者の見込みはなく、介護支援専門員の補充について各種事業所に働きかけ、対応するものとしています」と書かれておりました。  やはり滑川市においても、介護の現場では人材不足が出てくるのではないかなと考えておりますが、そこらへんに関しまして滑川市はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど議員ご指摘のとおり、滑川市におきましても介護人材の不足は問題になるというふうに認識しております。  それで、今から、市長も言っておりますように、健康寿命の延伸ということで、比較的元気なうちから介護予防に取り組んでいただきまして、介護を必要とする人が増えないように、また、高齢者が介護の受け手ではなくて介護の担い手となるように活躍していただくことにより、人材不足の解消につながっていくのではないかと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  やはりそういったときに、予防というものが大事な施策の1つかなと思いますし、介護を必要とする人が少しでも減れば人材不足にも寄与するのではないかなと考えておりますので、そちらのほうもしっかりとよろしくお願いをいたします。  それで、介護職なんですけれども、あまり人気がないというふうに聞いておるんですけれども、離職率というのは把握されておりますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  すみません、今、離職率については手持ちの資料がございませんので、答えは控えさせていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  恐らく、これは推測なんですけれども、やはり給与も安いというふうに聞いておりますし、あまり人気のない業種とも聞いておりますので、そういった部分に関しても何か対策をとれればいいのですが、無理であれば、やはり国のほうにもしっかりと訴えていかなければいけない問題だと思っております。  そこで、人材確保のうえで、滑川市には富山医療福祉専門学校がありまして、ここには介護、看護、作業療法、医学療法の4つの学科がありまして、多くの人材がここで学び羽ばたいていったと思います。  また、この学校は滑川市だけではなく、新川地区で唯一の介護や医学を学べる場でもありまして、新川地区の人材育成、そして輩出に対する重要な拠点だと私は認識をしております。  しかし、こちらの学校なんですけれども、実は生徒数が激減をしております。  こちらが生徒数をまとめた表となっております(資料を示す)。介護に関しては、定員40名に対して1年生が9人、2年生が10人とあまり人数がいないような状況でございます。  理学療法、作業療法、全ての学科、全ての定員でいきますと440人いればいいんですけれども、今現在256人と、現在で184人足りないような状況となっております。  それを踏まえまして、この富山医療福祉専門学校の位置づけ、滑川市はどのように捉えているのかお答えください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど言われましたように、福祉の専門の学校であるというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  もちろん福祉の学校は学校なんですけれども、新川地区、そして滑川市の先ほど言いました人材の育成の場、そして輩出の場と重要な拠点と捉えているのかどうかお答えください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  これまでも多くの人材を育てていただいておりまして、医療、福祉のほうに大いに貢献していただいているものと思っております。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ここで専門学校のことを少し、大門さん、どこまでご存じかということで話をします。  今、家庭介護力を上げようということで、もう既に5年ほど前から、介護科の金谷という女の先生にお願いして公民館を回っていただいて、夫婦で、お父さんかお母さん、どっちかが弱られると、元気な人が家庭の中で介護できないかということでの実質的なトレーニングを公民館でやってきました。年間30、3年間で90カ所。4年目からは学校のほうでその講習会をやってもらっています。いわゆる、滑川にそんないい学校があるのに連携しないのはおかしいということで始めたことでありまして、もう既にそういうことをやっておるわけです。それがまず1つになります。  それから、今人数が減っているという表を出されましたけど、やっぱりほかの専門学校あるいは短大、大学が出てきますと、どうしても専門学校が押されます。なぜならば、卒業後の資格は同じものを持っているんだけど、待遇が非常に悪い。専門学校というだけで悪い。こういうことがありまして、なかなか学生が集まらない、そういう現状になっているかというふうに思っているわけでありまして、今、学校のほうは、1学科は存続できないということで、1学科を1つやめたいというお話が最近ございました。  そんなことも含めて、これも流動的であるということと同時に、学校は大学資格といいますか、そういうものをしっかりと取る手続を今やるということをおっしゃっているので、大学じゃなくて大学校ですか、何かそういう名前の方向へ進むということの今努力をされているところでありまして、期待もしておりますし、ぜひ学校が存続してくれることを願っております。  滑川にとってはほかにない福祉の専門学校でありますので、これをこのまま大いに使っていきたいと、このように思っています。  それから、タラソピアの運動教室、ここにも食育、足育の先生に実践トレーニングに入ってもらっておりまして、これは大変人気がありますし、学校との連携で、官学の連携プレーがここに花咲かんかというふうに頑張っているわけです。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  今ほど、次の質問の医療福祉専門学校の連携状況も答えていただきましたし、専門学校が大学に向けて申請をしているという新たな答弁もいただきました。それは専門職大学校のことだと思うんですけれども、たしか来年度か再来年度に向けて、そういった格好で新たに開設する学校が全国で13校、短大が3校だったかな、あったと思います。そういったことに向けて、滑川にある専門学校も動きをされるというようなことだと思います。  今の回答で、僕の質問、結構しなくてよくなったんですけれども、今からそういった医療福祉専門学校、学長さんが1年前にかわられまして、新たな取り組みをしたいということで精力的な思いを持っておられます。僕もそういった思いを聞いております。  ですので、そういったことで言いますと、やはり今はもっと連携できる時期かなというふうに僕は思っております。やはり滑川市当局から学校側に言えば、向こうも真剣に考えてくれると思いますし、もしかしたら向こうから提案が来るかもしれない。そういった状況に来るのかと思っております。  ですので、そういったときに、しっかりと市当局も前向きに学校と連携をする、前向きに取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますので、これに関してちょっと一言お願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど市長が申し上げましたが、学校におきましても種々検討しておられるということでございますので、今後の推移を見守ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。ぜひ前向きに捉えていただきたいなと思います。  それでは最後の質問にまいります。  富山医療福祉専門学校と民間企業、滑川市が今以上にタッグを組み、産学官で取り組めば、人材確保、そして移住・定住、地域住民の介護や介護予防の面で成果が期待でき、これこそ地方創生の1つではないかと私は考えております。  先ほどの答弁もあったとおり、今からいろんな取り組みができるのではないかなと思っております。そういった産学官の取り組みでモデル事業となっていることは、全国各地でいろんなところがございます。ですので、そういったモデル事業がもし滑川市もできれば、その学校に人が集まるでしょうし、滑川市に人が集まり、そしてその人たちが「やっぱり滑川ちゃいいとこやね」ということで住むかもしれない、そして滑川市で働いてくれるかもしれない、そういった効果があります。  そういったことを前向きにいろんなアイデアを出していきたい。そういったことが私たち議員の仕事の1つだと思いますし、市当局の仕事の1つだと思います。そういったことをお互いにアイデアを出し合い、いい形をとっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをしますと言ったら終わりなんですけれども、そういった意味で、前向きに取り組んでいただきたいので、一言お願いをいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  議員さんからもご提案をいただきまして、また学校のほうからもいろんなご意見をいただいて、それぞれ意見を集約しながら、何かできることがあればやっていきたいなというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  大門良輔君。 ○1番(大門良輔君)  ありがとうございます。  ぜひともいい形をつくって、滑川がさらに選ばれるまちになるように、議員側も、そして市当局側も一緒に頑張っていきたいなと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎予算特別委員会の正副委員長の選任について ○議長(原 明君)  日程第2、先般設置されました予算特別委員会における正副委員長の互選の結果をご報告いたします。  予算特別委員会委員長に、高橋久光君  同副委員長に、尾崎照雄君  以上のとおり選任されました。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託
    ○議長(原 明君)  日程第3、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第3号から議案第26号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。          ──────────◇────────── ◎請願及び陳情の委員会付託 ○議長(原 明君)  日程第4、請願及び陳情の委員会付託を行います。  議長宛てに提出されました請願及び陳情については、お手元に配付してある文書表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  3月13日から3月21日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  3月22日、午前11時から本会議を開き、各委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、3月22日、午前9時まで議長宛てに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。                 午後4時44分散会...