滑川市議会 > 2018-03-10 >
平成30年 3月定例会(第3号 3月10日)

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  1. 滑川市議会 2018-03-10
    平成30年 3月定例会(第3号 3月10日)


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    平成30年 3月定例会(第3号 3月10日)                  平成30年3月             滑川市議会定例会会議録 第3号 平成30年3月10日(土曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 3 号                       平成30年3月10日(土)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(14名)     1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君     5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    9番 原     明 君     10番 岩 城 晶 巳 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君
        14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     8番          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                上 田 昌 孝 君  副市長               石 川 忠 志 君  総務部長              杉 田 隆 之 君  企画政策課長            岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱     下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)       元 起   修 君  総務部次長財政課長事務取扱     石 坂   稔 君  総務部参事営繕課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  税務課長              伊 井 義 紀 君  産業民生部長商工水産課長事務取扱  碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱   藤 田 博 明 君  市民健康センター所長        結 城 幹 子 君  生活環境課長            黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君  商工水産課主幹           長 崎 一 敬 君  産業民生部参事観光課長事務取扱   網 谷 卓 朗 君  産業民生部参事農林課長事務取扱   藤 名 晴 人 君  海洋資源振興課長          石 川 久 勝 君  建設部長              長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱  児 島   正 君  公園緑地課長            川 岸 弘 明 君  建設課長              岩 城 義 隆 君  上下水道課長            長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱     菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長          妻 木 朋 子 君  教育委員長             吉 田 達 郎 君  教育長               伊 東   眞 君  教育委員会事務局長         膳 亀   進 君  学務課長              石 倉 裕 子 君  生涯学習課長            地 崎 紀 子 君  スポーツ課長            落 合 真理子 君  子ども課長             石 川 美 香 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長              岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  おはようございます。  会派自民を代表いたしまして、通告してあります諸点について質問をいたします。  まずは、上田市長におかれましては、3期目の当選、まことにおめでとうございます。これからも健康には十分注意され、滑川市政の発展と滑川市民の幸せのために頑張っていただきたいと思っております。  市長は「市民が真ん中の市政」をキャッチフレーズに挙げ、子ども第一主義の継続に取り組むとともに、財政の健全化や理数教育の推進などを訴えてこられました。そして、当選後、この3期目を「市議5期20年、市長2期8年の集大成」と位置づけしておられます。  この2期8年は、市長にとっては大変貴重な経験をされたのではないかと思います。議会とはすっきりしない議論が続き、自分の思いが通らないこともあったのではないかと思います。  そこで、1項目目の質問として、上田市長の今後4年間の思いはの1点目の質問は、市議会議員20年、市長8年の集大成であり、今までやってきたことを自信を持って継続するとのことであるが、最も重点的に取り組みたいのは何かお聞きしたいと思います。  次に、3期目においても多くの課題があると思います。課題を一つずつ確実に解決するよう、議会とともに努力していかなければならないと思っております。  1つには、中滑川駅前の整備、滑川駅前市営住宅跡地の整備、タラソピア等の公共施設のあり方、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージング観光などの観光問題、学校教育・情報化技術の推進、財政健全化の取り組みなど、確実に前へ進めなければならないものと思います。  2点目の質問として、新年度予算に新規事業が入っていないようだが、市長選挙が終わって間もない新年度予算であったので新規事業を入れられなかったと思うが、いつの時点から取り入れていかれるのか伺います。  3点目の質問として、どの自治体においても財政の健全化策に取り組んでいるが、上田市長の考えはであります。  高岡市の財政不足を機に、他自治体においても財政健全化に取り組まれております。昨年の12月議会にお聞きしておりますが、滑川市においては、財政はおおむね健全に推移しているとの答弁でありましたが、今議会では、固定資産税、法人市民税とも減収を見込み、市税全体では前年比2.6%減収であるとのことでありました。3期目の市政を運営されるにあたり、市長の考えをお聞きしたいと思います。  4点目の質問として、市民の幸せのために何に取り組むのかであります。  少子高齢化の中、人生100年の時代とも言われています。その中、それぞれの人生はいろいろであります。幸福感もそれぞれ違うと思っていますが、その目的を何にすれば皆さんが幸せになれるのか、市長の考えをお聞きしたいと思います。  2項目目の質問として、滑川市のまちづくりについてであります。  先日の新聞の記事によりますと、滑川市沖田新に整備される商業ゾーンの出店店舗の顔ぶれが2月21日までに固まったとありました。以前はショッピングセンターバローが出店するとは聞いておりましたが、今回わずかですが内容が報道され、びっくりしたのは私だけではないと思っております。  記事によりますと、食品スーパーのバロー、衣料品店のしまむら、ドラッグストアの中部薬品、ほか携帯電話ショップ、飲食店、そして現在営業している明文堂書店も含むとのことであります。オープンは10月14日の予定とまで記載してありました。  1点目の質問として、大規模ショッピングセンター建設計画があると聞くが、滑川市としてどう考えているかであります。  滑川市都市計画マスタープランの中に、アンケートによる市民の意向として、商業について、現在の商業施設の活性化に関する対策を優先しつつ、現在の商業施設との共存を図ることができる幹線道路沿い大型ショッピングセンターの誘致の可能性の検討とあります。また、課題の整理として、「現在の商業施設の活性化などによる商業拠点の形成とにぎわいのあるまちづくり」とされています。  このように、滑川市都市計画マスタープランによれば何の問題もないと思います。また、市民にとってよいことだと思っておりますが、滑川としてはどのように考えているのかお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、具体的にどのような内容であるかであります。  新聞の記事によると、10月14日オープン予定となっているが、もうほとんど決定しているように思います。具体的にどのような内容なのかお聞きしたいと思います。  3点目の質問として、このショッピングセンター開店後の滑川市の商業全体はどうなると考えているかであります。  滑川市都市計画マスタープランによりますと、第2章、都市の将来像の2、将来都市構造の拠点として、にぎわい創出拠点の中に滑川駅・中滑川駅周辺、一般県道富山滑川魚津線(旧国道8号)沿道の商業施設の集積地、国道8号沿道、主要地方道蓑輪滑川インター線(国道8号〜滑川駅・中滑川駅周辺間)及び市道上島上小泉線沿道は、「にぎわい創出拠点」として位置付け、まちの顔となる美しく魅力的な商業空間の創出を図るとともに、既存の商店街及び新たに形成される商業地の連携強化を図るとあります。  このショッピングセンターが開店すれば、他のショッピングセンターのお客さんの入り状況がどうなるのか。あるいは、しまむらがそこへ出店となれば、現在の店舗はどうなるのか心配になるところであります。このショッピングセンター開店後の滑川市の商業全体はどうなると考えているのかお聞きしたいと思います。  4点目の質問として、富山県のまちの未来創造モデル事業に上小泉地域が採択されているが、具体的には何かであります。  この件についても新聞の記事で知ったのでありますが、「富山県まちづくり事業 滑川・射水の2地域採択」と、大きな文字の活字で見出しとなっておりました。それによりますと、市町村のまちづくりを支援する県のまちの未来創造モデル事業に、滑川市上小泉と射水市海老江の2地域の計画が採択されたとのことであります。新年度から3年間、自然や祭りなど地域資源を生かしたまちづくりに取り組み、地域の主体的な活性化策を後押しするのが狙いで、事業費の4割から5割の補助があると記載されておりました。児童館の隣接地の(仮称)行田公園にこにこ元気広場であることがわかりました。いま一度、具体的に何か説明をしてほしいと思っております。  3項目目として、市民の安全・安心についてであります。  あすで東日本大震災から7年になろうとしています。3月に入り、連日のように被災地の現在の状況がマスコミで報道され、まだ避難住宅で生活されている方や、復興が順調に進んでいるが、高齢化が進む中、復興した住宅地への移住が進んでいないなど、報道されております。  今でも私はあのときの議会の様子を思い出します。ちょうどあのときも、私たち滑川市議会は一般質問の最中でありました。私はあのとき議長席に座っておりましたが、議長席は一段上の場所にあるため、揺れが大きく、亡くなられた野末議員さんの一般質問の最中でありましたが、暫時休憩をいたしました。  議会も、今後ああいった場合どうすればいいか、あるいは災害が起きた場合どうすればいいかの取り組みもこれからしていかなきゃならないとつくづく現在感じているところであります。  日本の国土の面積は全世界の0.28%にすぎないが、全世界で発生したマグニチュード6以上の地震の20%が日本で起きているとのことであります。台風被害や局地的豪雨も多く、大規模災害はいつ発生してもおかしくないと言われます。  災害発生の備えや発生時の対応は、国や県、自治体に責任がある。市当局の役割は大きく、職員の責務、役割も大きいと言われます。  当市は最近大きな災害もないが、市民にとって安全で安心なまちにするためにも、小さな問題であろうとも解決する努力、協力が必要と思います。  1点目の質問として、今や市民にとって災害時に最も有効な伝達手段は防災行政無線であると思います。しかし、近年、住宅の高気密化が進み、外部からの音が聞こえなくなり、あるいはまた、新たな住宅開発により子局から遠くなるなど、音声が聞こえない状況になっている。この施設は平成9年に整備され、親局が1カ所、子局が34カ所となっております。  新年度に防災行政無線デジタル化実施設計が予算化されているが、現状の拡声器の配置、子局の配置でありますが、聞こえない地域があるが、それを解決する設計もするのかお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、国のデジタル化への移行期限は平成34年11月となっているが、滑川市はいつごろまでにデジタル化にされるのかお聞きしたいと思います。  3点目の質問として、消防団員、市民も要望しています消防の火災発生時のサイレンの吹鳴も防災行政無線デジタル化によってできるのかお聞きをいたします。  4点目の質問として、滑川市内における火災件数が昨年は7件と、この4年間で最も多くなっているが、対策はしているのかお聞きいたします。  5点目の質問として、今、住宅密集地域で防災体制が大きな課題となっております。昨年の市内での火災の1件が住宅密集地域で発生し、死者1名が出る住宅全焼の火災でありました。条件が悪いと周辺に広がるものと思われましたが、連動式火災警報器はこうした地域に有効であるとのことであります。住宅密集地域における連動式火災警報器の設置に向け、取り組みはしているのかお聞きしたいと思います。  4項目目の質問として、産業振興についてであります。  産業の発展は、滑川市を豊かにするとともに、市民も元気になるものと思います。滑川市政の躍進の原点は、産業が元気そのものだと思います。  1点目の質問として、現在、優良な企業を誘致し工業が発展するように安田工業団地の造成工事が行われていますが、この冬の大雪で、予定されている工事が遅れたのではないかと心配するものですが、計画どおり完成するのか。また、造成が完成してから誘致活動をしていては遅いので、完成即工場建設となるくらいに企業誘致活動はされたと思いますが、めどは立っているのかお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、県内における市民1人当たり工業製品出荷額では圧倒的な1位であるとのことであるが、そのことで従業員の給料が高くなったなどの影響はあったのかお聞きいたします。  私たちも、会議での挨拶などにはこのことを入れ自慢をしておりますが、これは本当によいことだと思っております。  3点目の質問として、「ものづくりのまち滑川」を標榜する中、市民はそれぞれの会社で何をつくっているのか知っているのかであります。
     また、子どもたちにものづくりの現場を見学できる機会を設けるべきと思うが、そのことが将来、滑川市内の企業に就職するきっかけになるのではと思いますが、当局の考えをお聞きいたします。  4点目の質問として、「ものづくりのまち滑川」を標榜する中、産業観光の推進に取り組んでおられるのかお聞きしたいと思います。  5項目目の質問として、学校教育についてであります。  児童・生徒が生きる力を育むため、学校教育の充実に向け、各種事業を展開されることに感謝をしております。  1点目の質問として、新年度から小学校において道徳教育が実施されるが、何を重点に指導されるのかであります。  道徳の時間を「特別の教科 道徳」として位置づけされるとのことでありますが、人が人として生きるために必要な規範意識や社会性、思いやりの心を育み、自立した一人ひとりの人間として、人生を他人とともによりよく生きる人格を形成することを目指すものだということでありますが、教育委員会の考えをお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、小学校3年生以上の児童に対し、年15時間以上の外国語活動が実施されるということですが、どのように活動されるのかであります。  小学校では、聞くこと、話すことを中心として、外国語を導入し、なれ親しむこと、日本語と英語の音声の違いに気づくことなど、体験的に育成することであります。教育委員会の考えをお聞きしたいと思います。  3点目の質問として、教育情報化推進計画はどのように取り組むのかであります。  私たち会派自民4人と同僚議員4名、計8人で、2月6日、宮崎県小林市にICT教育の取り組みについて視察させていただきました。  小林市は、21世紀にふさわしい学校教育の実現に向けて教育の情報化を推進するとし、ICT環境を平成22年から整備され、現在、全小中学校(小学校12校、中学校9校)にコンピューターやタブレット、電子黒板、無線LANなどの整備がされた。児童・生徒はタブレットを使い、電子黒板に投光し、教師と話し合いをしている。児童たちは進んで取り組んでおり、1つできると自信を持ち、喜んで行っているとのことで、全員が取り組んでいるということでありました。  また、6年生は自分たちがつくったプログラムでロボットを制御する授業を行って、プログラミングコンピューターに入力することで入力どおりロボットが稼働することを確認し、コンピューターが自分たちの生活に役立っていることに気づくことで大きな学習効果があるとのことでありました。子どもたちの目が生き生きと輝いているとのことでもありました。  また、教職員のサポートを外部の専門スタッフのICT支援員が指導しているということで、ICT支援員は小中学校に週1回から2回指導に来ているということでありました。  ここで質問でありますが、滑川市において教育情報化推進計画はどのように取り組まれるのか、お聞きしたいと思います。  以上で、会派自民を代表しての質問とさせていただきます。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いします。  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  中川代表には丁寧なご質問を頂戴しました。特に私に配慮いただきましたこと、御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。  それでは、順番にお答えしたいと思います。  1番目の質問は、上田市長の今後4年間の思いはというご質問でございます。  市議会議員20年、市長8年の集大成であり、今までやってきたことを自信を持って継続するとのことであるが、最も重点的に取り組みたいことは何かというご質問でございます。  平成元年に私は市議会議員に当選しました。以来、地方自治ということで頑張ってきたところでございます。  重点的なことと言えば、政策はたくさんあります。今回の選挙で、マニフェストという形でパンフレットをお直ししましたが、40項目ほどの課題を投げかけておるわけでありまして、1期目は80個ほど、2期目も80個ほどのマニフェストの政策提案を申し上げて、大体8割5分ほどの消化をしてきたところであります。  まちが、要は、政治は形にあらわれて、市民の皆さんが目で確認できる、それを政治の基本とすると、地方自治体の基本とするということを思っておりましたので、これまでの時間の流れの中でやらなきゃならないこと、あるいは滑川になきゃならんことがこれまで置いてきぼりになっていた。そのことを埋めるように2期の政策がそこに重点が置かれていたわけです。  でありますから、スポーツ・健康の森公園、これは陸上競技場あたりは言い出してから45年ぶりにできました。そんなことを含めて、最終的には児童館の建設になったわけでありますけれども、その間、東日本大震災、今ほど議員から当時のことをお話しいただきましたが、東日本大震災の後、3年間で耐震工事をやれという国の指示がございまして、ほとんどの建物は耐震化が終わりました。もう残るは東福寺野自然公園の青雲閣の建てかえのほうに入っていかなきゃいかんと、こう思っております。  でありますので、今回40項目ほどのマニフェストの課題を載せておりますけれども、その前に、やっぱり本当の意味での基本になるのは財政の健全化であります。市長2期ということよりも、市議会議員の最後のほうで、議会の財政健全化対策特別委員会、これを提唱しまして、議会でつくっていただきました。初代の委員長が私でありました。  ということでありますので、この市長8年間プラス2年間、10年間で財政健全化に取り組んできたところでございます。  でありますので、これから質問の細部にわたってまたお答えする場面がございますけれども、一応財政は安定してきているという自負心でございます。過去の数値から見て、今回はしっかりとその数値が出ておりますので、これも今議会で皆さんにはしっかりと確認してもらいたい。自信を持ってお答えしたいと思っているわけです。  じゃ、具体的に何をするかというご質問でございましたけども、まず最初にやりたいのは、中川議員の質問にもありますとおり、防災無線であります。安全・安心であります。これが少し高額であります。場合によっては4億円ほどかかるんじゃないかと思いますので、果たして単年度でやれるかどうか。  そしてまた、今言いました東福寺野自然公園の中の青雲閣の建てかえは、辺地債を使うといいましても少し借金が出るものと、このように思っておりますが、耐震ということになりますと放ってはおけません。でありますので、東福寺野自然公園全体も見ながらひとつ整備をしてまいりたいと、このように思っております。  少しくどいような話で、議長からは簡潔にということになっておりますが、言わなきゃわからないと思いますので、マニフェストの中から拾って少しお答えしたいと思います。  まず西部小学校の放課後児童クラブ、2カ所に分かれております。これを1つにまとめて1棟建てなきゃいかんだろうと、このように思っているわけです。  これは、ちょうど今です。住宅建設の許可申請が出ておりますが、大変多くの数が出てきております。今は既に60戸ほど全体で上がっていると思いますが、西部小学校の横に住宅団地、大きなものができます。  ということで、今は住宅団地も西部小学校校下あるいは東部小学校校下に集中している。中川議員の北野もそうであります。そんなことから考えますと、西部小学校の子どもはまだ増えるということははっきりしておりますので、この対策を先にとっておかなきゃいけない。後で足りなくなってから対応していては遅いんじゃないかと、このように思っているわけです。西部小学校はただ1校、学校の中で半分の生徒の放課後児童クラブをやっておりますので、しっかりとその対応を考えなきゃいかんと、このようにも思っておるわけでございます。  あるいは、西部小学校、東部小学校も、駐車場が欲しいという地元要望が強うございます。これの対応もしていかなければいけないと思っておるわけであります。  学校関係のことを申しますと、あとは、今始めようとしているICT・プログラミング教育、ここにも力を入れていかなければいけない。当然のことであります。時代の流れにあって、遅れてはいけない問題はここにあると思っておりますので、科学・理数教育を標榜する滑川市にとって、この問題は具体的にしっかりと取り組むということでございます。教育委員会から、またこれについての説明もこの後あると思っております。英語教育についてもしかりでございます。  それから、中滑川駅前の再開発ということでございますが、できればこの問題は地元田中新町を中心にして、しっかりと地元の方と、中核はそこにありでありまして、それを中心にしながら、周り近辺の田中校下あるいは寺家校下の皆さんの要望の近いものからやっていく。そして生活に密着した形での対応策をとってまいりたいと、このように思っておるわけであります。  中学生、高校生の放課後の時間もそこで、今まで子どもたちが居場所を求めておったところでありまして、これらの子どもたちの対策も含めての中滑川駅前の対応になろうかと思っております。  そしてまた、長年懸案でありました坪川踏切の改良、そしてまた下島の踏切の改良、あいの風とやまが一応これの対策について考慮してくれるということでございますので、早速かかりたいと、このように思っておるわけでございます。  続けて、その隣に一緒に流れている滑川中学校通りの沖田川、これは完全ではございませんで、踏切から上流の対策をこの後続けていかなければいけない、そういうふうに思っておりますし、早月の地区での小善川を中心にした水害も下流域においては発生しておりますので、これも国等の補助をもらいながら事業を進めてまいらなければいけないと思っているわけでございます。  そしてまた、農業、漁業についても対策をとっていかなければいけません。いわゆる滑川の特徴ある農業、滑川の農業を進めてまいりたいと思っています。特に今、トマトの深層水栽培を中心にしながらやってみたいと思いますし、姉妹都市の那須塩原市を少し勉強させていただいて、おいしいトマト、そしてイチゴもそうです。とちおとめですか、いろいろおいしいものが姉妹都市にあるわけでして、これらの勉強をさせてもらって滑川市でブランド化ができればいいなと。プロトンもそのとおりであります。そういうことをやっていきたいと、このように思っているわけです。  それから、新しいこととしましては、各町内にも公園がいっぱいあります。お宮さんも含めて子どもの遊び場があります。少し皆さんの、いわゆる何といいますか、ボランティアの組織をたくさん応募いただきまして、市民の皆さんと居場所がきれいなまち、生活面の中での非常に使い勝手のいい居場所、そういう環境づくりに全市を挙げて、滑川市の点や線じゃなくて面でこれを皆さんとともにいいまちをつくっていけたらと、市民総参加のそういう形のボランティア体制をとれないかということを考えておるわけでございます。  ほたるいか観光の2隻体制、いよいよ始まります。始まることを大変うれしく思いますし、これからも皆さんに注目いただきまして、クルージングもあわせてですが、またお気づきの点がありましたらいろいろご指摘もいただきまして、改良に改良を重ねてよりいいものにして、これも滑川の特徴として内外に発信できるものにしたいと思っています。  ほたるいか観光は、特に滑川のほたるいか観光、富山県のほたるいか観光、日本のほたるいか観光、世界に足を伸ばしていきたいと、このように思っている大きな目玉でございます。  いろいろ申し上げましたが、環境問題でもう1つ、陸砂利の条例を再度6月議会あたりに出したいと思っています。外圧で1回、議会で潰れました、この問題。外圧で潰された。滑川市民が、この議会が判断しなきゃいけない、そういうテーマでありまして、再度この条例をかけたいと思っております。  水は悠久の早月川、立山から来る自然の水のきれいなこと、清水、浄水であります。この水は後世にしっかりと伝えていかなければいけない。汚すもの、そして滑川の地殻を、地面を入れかえて、汚す、これは人生上の許される行為ではありませんので、このことについて強く皆さんに訴えながらこれから展開してまいりたいと、このように思っておるわけでございます。  さて、中川議員もおっしゃっていただきました。市民が真ん中の政治であります。市民の要望優先の施策に取り組んでまいりますが、これまでのいろんな計画もありますけども、市民の皆さんが今必要とされている問題、これにも真摯に向かい合っていきたいものと、このように思っておるわけでございます。  次の質問に入らせていただきます。  新年度予算に新規事業が入っていないようだが、このようにおっしゃってくださいました。確かに薄い状態になっております。これも私が市長を継続しておる中で、今、新規を改めて意識してやらないと。これまでの流れの中でそういうものが全て入っているわけでありまして、これはこの市長がかわる時期に新しいものをがんがん入れるわけにいけなかったわけで、時間の関係もありまして、この後補正でまたひとつ入れさせていただきたいという考えでございます。よろしくお願いしたいと思います。  さて、3番目の質問は、財政健全化対策に取り組んでいるが、上田市長の考えはということでございます。  少子高齢化や人口減少など、自治体財政を取り巻く環境は今後も厳しさを増すことが予想され、財政健全化によって財政力を高めることは非常に重要なことだと認識いたしております。  本市における財政健全化に対する取り組みについては、全国的にも珍しい健全な財政に関する条例を平成23年3月に定め、実質公債費比率や将来負担比率の低減、財政調整基金の確保と地方債残高の抑制を目指し、早くから財政健全化に向けた取り組みを行ってきたところでございます。  条例に従い取り組みを行った結果、実質公債費比率は、市長になってからの年月、平成21年度の19.1%から平成28年度9.9%、その間9.2ポイント低下し、将来負担比率についても102.3から34.1と68.2ポイント低下したところであります。  また、財政調整基金残高は、平成21年度末10億円から平成29年度末には21億円程度になると見込んでいるところであります。  さらに加えて、普通交付税が平成28年に1億7,674万2,000円、これは国のほうで、国の基準に合わせてカットされました。29年には1億9,030万3,000円、これ、2つ合わせますと約3億7,000万円が国のほうでカットされてきたわけであります。財政力指数も上がっております関係もありまして、これは国のほうの、やっぱり税収のあるところからカットして足りないところを補填する。かつて滑川市が夕張と同じように国の管理下になったときはそういうことで助けてもらっておりますので、この国のシステムがこうなっている限り、それに従わなきゃいけないし、また財政力が上がっているということを認めてもらっているわけでありますから、そのことについては滑川市に力がついてきているという判断をせざるを得ないと、このように思っておるわけでございます。  でありますが、財政については、一番肝心なのは油断大敵だということです。少し財政があるからといって乱暴な使い方をすると、それこそ高岡市になるよという話がありますが、私はあまり高岡市のことを言いたくない。高岡は高岡の事情がありますから、そういうことになったのであって、こちらからよそ様の行政体の批判をするなんていうのはとんでもない話。それは報道に任せておかなきゃいけない。私の口からは言えないです。  ただし、財政力は富山が1番、高岡が2番です。そして、滑川市が今3位に位置しているということ。財政力指数がそれをあらわしておるわけで、これについても皆さんに自信を持っていただきたいなと思っておるわけでございます。  さて、2週間前の月曜日、夕方、東京に行きました。特交をお願いに行ったわけです。そこで、いわゆることしの除雪に金がかかったと、ひとつお願いしたいというお願いに行ったわけです。  それから、第2子の子どもの保育料無料化、これについても、普通だったら、国がモデル事業としてやれということで少しお金をいただきたいところなんだけど、国や県にもかわって先行してやっているんで、これらについても少しお手盛りをいただけないかというお願いに行ったわけです。  ところがですよ、月曜日の晩に入って火曜日に総務省へ入りました。前の日、野田総務大臣の秘書に連絡をとりました。間に入ってくれたのは名誉市民、福田富昭氏であります。そこで秘書の方に言いましたら、秘書の方が東京にいなくて、連絡が入っておりまして、総務省の秘書、小川参事官という方が応対してくれるということで大臣室のほうへ出向いたわけです。審議官も来ておりました。担当の課長も来ておりました。滑川の事情をよく聞いてくれましたが、ここから問題です。滑川市の内容を見たと。国はさっと見てさっと滑川市の財政力、その他について、もう資料をちゃんと見てしまっている。これだけしっかりと財政がよくなっている、滑川市さんは立派ですよということは、総務大臣室の中からお墨つきでいただいた言葉でありますので、このことについては疑惑のある方が多くて、この選挙は大変な目に遭いました、私。上田になると5億円ずつ借金が増えて滑川の財政は破綻するということで選挙をさせられたわけでありまして、このでたらめはしっかりとその考え方を修正してもらわなきゃならない。  そして、翌日、福田氏からまた電話がありました。私が行ったときには野田総務大臣には国会に出ておられて会えませんでした。それで、野田総務大臣から福田さんのところへ連絡があったと。滑川はいいんじゃないかよって。だから、あんまり特交を期待しないでくれよという話だったということであります。それでも私は期待をしております。足を運んだだけのものはあると、このように考えておるからであります。  これまでは佐藤文俊という審議官の方に毎年挨拶に行っていたのでありますが、やっぱり特交のお願いにこの方に会っていたわけでありまして、ここでも一回足を運んだら運んだだけの効果があったということを、これまた初めて披露しますけども、記憶にとどめていただければと思うわけでございます。  次の質問は、市民の幸せのために何に取り組むかというご質問でございます。  今まで市民の皆さんの幸せを第一に考えて、市民と一体になって、市民の皆さんが求める政策を、そして目に見える形で取り組んできたところでございます。  今まで取り組みを発展させる、定着させることが市民の幸せにつながるものと考えておりまして、これからも市民の声をよく聞き、市民が求める政策に着実に素直に取り組んでまいりたいと、このように思っておるわけでございます。  やっている政策は全て市民の幸せ、その1点でございます。よく質問にまとめていただきまして、ありがとうございました。  さて、子ども医療費、中3までただ。そして保育料、第2子の壁を破る政策、これも県や国に先行して滑川市が一番先に取り組んだところでございまして、ほかの市、県も滑川市に追随してきているということも確認いただきたいと思っています。政策が先行しております。よその市も第2子、ただにしてきたじゃないですか。中3までの医療費、これも滑川市が一番最初にやりましたね。このことを思い起こしていただかないと、上田は何をやっとるんかと。これが当たり前になると、そういう感覚になるのが人の常でありますので、もう一回呼び起こしておきたいと思っておるわけでございます。  ちょっと笑える話になるかどうかわかりませんが、この後の4年間は市民のために頑張ると同時に、この4年間をしっかりと市長としてやり抜きたいと思っています。  例えの話で申しわけないんですが、水橋出身の林先生が大ホールに講演に来ました。スポーツの関係。北島康介になぜオリンピックで優勝できないんだろうかと言われたときに、林先生が北島康介に言いました。ゴールへ飛び込むだけでは勝てないよ。ターンしてもう5メートル先にゴールがあると思えと。いわゆるゴールがあるということになると、心のどこか、体の筋肉のどこかが緩んで、タッチの差で負けていた。北島康介がそれをやりました。オリンピックで優勝しました。金メダルです。  と同時に、私においても、このやりにくいときに、来期もやるつもりで最後までやりたいと、このように思っているわけです。笑いになりませんか。  これで私のところの答弁は終わりまして、職員のほうでまたお答えしたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  中川議員の学校教育について、まず道徳教育の実施に関する点のご質問であります。  人格の基盤となるのが道徳性であり、その道徳性を育てることが道徳教育の使命であるとして、道徳教育の中核として位置づけられるべきであるとした中央教育審議会の答申を受けて、教育課程上、「特別の教科 道徳」として位置づけられたものであります。  その目標、内容、教材や評価、指導体制のあり方等が見直されて、「特別の教科 道徳」を中心に道徳教育の趣旨を踏まえた効果的な指導を学校の教育活動全体を通してより確実に展開できるよう、教育課程を改善していくということが必要であるとされているわけであります。  具体的には、各学校の特色も生かした道徳教育が展開されるように指導計画を作成すること。また、全教育活動を通して豊かな心を育み、よりよく生きようとする道徳性を養うということなどであります。  道徳教育のかなめとしてその役割を果たすことができるよう、各学校の特色を生かした年間計画に基づき、年間35時間を確実に実施することとしております。  授業については、多様な価値観が時には対立し、答えが1つでないような道徳的な課題についても、一人ひとりの児童・生徒がそれを自ら自分自身のこととして受けとめて、例えば問題解決的な学習や体験的な学習を取り入れるなどして主体的に話し合うということ。また、互いの考えを比べて、それを聞き合わせながら多面的、多角的に考えて、そして自分の生き方について考えを一層深め向き合う、そうした「考える道徳」「議論する道徳」というものへ質的転換を図るものであるというふうにしておるわけであります。  各学校でも教材をさらに吟味し、他の教育活動との関連を踏まえながら学習指導について研究しているところであります。  本市では、平成30年度、市内2校について、小中各1校で研究の指定も受けて、さらに先行的に研究を進めることとしております。  次に、英語教育について、外国語活動の実施に関するご質問であります。  滑川市では、平成30年度、31年度の新学習指導要領実施の移行期間として、小学校3年生、4年生は年間15時間、小学校5、6年生は年間50時間の外国語活動の実施を予定しております。  県教育委員会からも、その1時間ごとの学習活動の展開例が示され、学校間でも差がなく、安心して教員が指導できるよう準備を進めているところであります。  また、本市では、国の中央研修を受けた英語の推進リーダーとなる教員が市の教育センター主催の研修会を開催して、各学校の教員にその指導のポイントや教材の使い方についても伝達するという機会を設けたところであります。  英語を使って子どもたちが積極的にコミュニケーションを図る。その素地を育むために、本市では既にALT3名を入れ、また小学校英語活動支援員4名を配置しているところでありまして、新年度は新たに英語専科教員1名が配置されることとなっておりまして、さらに体制を整え、充実した外国語活動の時間とするよう取り組んでいく予定としております。  次に、教育情報化推進計画についてでございます。  滑川市教育情報化推進計画については、滑川の未来を担う、未来を創る児童生徒の情報活用能力の育成、そして効果的なICTを活用したわかりやすく、深まりのある授業の実践、また情報セキュリティの確保と校務の情報化の推進を基本目標として策定するものであります。先月、2回目の教育情報化推進委員会を開催し、委員の皆様にもご意見をいただいたところであります。  議員ご存じのように、本市はいち早く両中学校でインテリジェントスクール、またインテリジェント・エコスクールということでありまして、子どもたちや教員にコンピューターを1人1台体制で設置し、また、教育に関する校務の推進についてもコンピューターを使うということをしてきたわけであります。さらに2名のコンピューターコーディネーターも設置しているわけでありまして、こうした全国的にもいち早く進めてきたところでありますが、一昨年、昨年度と、さらに普通教室でプロジェクタースクリーン、さらには実物投影機を導入して、一層どの教室でもコンピューターを使った学習が進められるように現在工夫しているところであります。  今後につきましてでありますが、こうした計画に基づいて、新年度、教育の情報化に向け、特別支援学級にタブレット端末を配布して、一人ひとりの実態に応じた学習の支援ができるよう、担当教員とともに研究を進めていくこととしております。  また、新学習指導要領で導入が明記されておりますプログラミング教育についても、本年度さらに研修会を開催するなどして、どのように取り組んでいくべきか研究を進めていくこととしております。  本年度も既に総務省の支援を受けて、1つの小学校で実践研究をしております。こうしたことをさらに進めながら、しっかりと取り組めるようにしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  私のほうからは、2番目のご質問、滑川市のまちづくりについて、(4)まちの未来創造モデル事業に上小泉地域が採択されているが、具体的には何かというご質問にお答えをいたします。  県のまちの未来創造モデル事業は、市町村の総合戦略に基づきまして、いろんな主体と連携しながら実施するまちづくりなどを通して、人口減少対策、これは自然増あるいは社会増を含めての人口減少対策の取り組みを支援する事業でございます。  補助対象となる事業につきましては、地域の特色や強みを生かした人口減少対策に資するソフト事業をはじめ、そのソフト事業と一体となって、特に大きな効果が見込める施設の整備などのハード事業も対象になるということでございます。  本市の上小泉地域につきましては、児童館と行田公園の一体的な整備によりまして利便性の向上を図り、そして地域と連携した子育て支援事業を実施することで、子育てに希望と安心が持てるまちづくり事業として県に要望を上げたところ、このほど県内で2カ所となるモデル地域として採択をされたものでございます。  具体的な事業の中身につきましては、その核となるハード事業といたしまして、芝生や遊具の設置による広場の整備をはじめ、駐車場の拡張、ビオトープの整備などの行田公園にこにこ元気広場整備事業でありまして、また、それに付随するソフト事業といたしましては、地元町内会などと連携して児童館で実施いたします子ども農園を活用いたしました地産地消、それから食育の推進事業、ビオトープを活用した生物・生態観察事業等の子ども育成関連事業を計画しているところでございます。
     今後につきましては、県が設置する検討委員会の委員から事業に対するご助言をいただいたうえで計画を完成させることとしておりまして、新年度、平成30年度から事業を実施するものでございます。  続きまして、3番目のご質問で、市民の安全・安心について。  (1)防災行政無線デジタル化実施設計の予算化をされているが、聞こえにくい地域を解決する設計もするのかというご質問でございます。  現在の防災行政無線は、議員も申されましたが、平成9年に設置したものでございます。当時はデジタルという概念がございませんで、当然アナログで整備をしたものでございますが、時が流れ、国では平成34年11月までに、無線設備規則の改正によりまして、全てこういった防災行政無線はデジタル化にせよということになりました。  それを受けて本市もデジタル化に取り組むわけでございますが、その実施設計にあたりましては、電波が届く範囲を改めて調査して、子局と申しますか、各町内なり要所要所に立っております子局の音量の確認などを予定しているところでございます。  整備してから20年が経過しているということで、市内の様相も、北陸新幹線あるいは新国道8号線等、大きな構造物、それらについても変化が見られることから、今後、子局の配置や増設あるいはスピーカーの方向等、そういったさまざまな面について検討が必要であるかというふうに考えております。  続いて、(2)のいつごろまでにデジタル化の運用ができるかというご質問でございます。  ご案内のとおり、新年度には実施設計を行うこととしております。それを受けて平成31年と32年の2カ年で整備工事を実施したいというふうに考えておりまして、現在のところ、遅くとも平成33年度からの運用を目指したいというふうに考えております。  それから、(3)の消防の火災発生時のサイレンの吹鳴もできるのかというご質問でございます。  火災発生時のサイレンにつきましては、消防無線のデジタル化、これが一足先になったわけですけども、そのデジタル化に伴いまして、滑川消防署屋上に設置してありますサイレンにつきましては、その機能は残っておりますけども、各消防分団に設置してありましたサイレンについては、デジタル化に伴いまして遠隔操作ができなくなりました。それを受けて、現在のところ、分団のサイレンは遠隔ではできないということで、手動で鳴らしている状態ということでございます。  これは、以前から多くの市民の皆さんから、以前のように火災発生時にサイレンが鳴らないのかということでご要望、ご指摘を受けているところでございますが、そういったデジタル化になって物理的に困難になったということも受けまして、このたびの防災行政無線のデジタル化にあわせまして、市内の子局のほうからもサイレンを鳴らすことができないかということも含めて検討していくことというふうに考えております。  私からは以上でございます。 ○議長(原 明君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、私のほうからは、問いの2番目、滑川市のまちづくりについて、(1)大規模ショッピングセンター建設計画があると聞くが、滑川市としてどう考えているのかというご質問にお答えいたします。  大型ショッピングセンターの建設計画の場所につきましては、議員の質問の中でおっしゃいました滑川市の沖田地区でございます。なお、これにつきましては都市マスの計画のとおりでございます。  小売業の健全な発展を図り、地域の経済及び社会の発展並びに生活の向上に寄与するものというふうに考えております。  また、大型店の社会的責任の一環といたしましては、地域コミュニティー、伝統行事への参加など、まちづくりへの貢献に関して自主的な取り組みを積極的に行われることを期待しておるものでございます。  (2)具体的にどのような内容かというご質問でございます。  平成30年2月13日付で富山県知事に提出された大規模小売店舗立地法の規定による届出書によると、届出者は株式会社バローホールディングス及び株式会社明文堂プランナーで、小売店舗の名称といたしましては滑川商業施設、所在地は、先ほど申しましたが、滑川市沖田新、小売業を行う者の名称、株式会社バロー他4社、店舗の新設をする日といたしましては、先ほどのご質問のとおり、平成30年10月14日、大規模小売店舗内の店舗面積の合計5,431平米、駐車場収容台数306台でございます。  店舗の種別は、スーパーマーケット(株式会社バロー)、ドラッグストア(中部薬品株式会社)、ベビー・子供用品(株式会社しまむら)でございます。あと、携帯電話ショップ、書店、飲食店でございます。  (3)このショッピングセンター開店後の滑川市の商業全体はどうなると考えているのかということでございます。  さきに今のしまむらはどうなるかというご質問もございましたが、今のしまむらがどうなるかということにつきましては、私どもは今のところ聞いておりません。  現段階におきましても、近隣市町の大型複合商業施設等へ市内消費者が流出しており、市内中小小売店等を取り巻く環境は厳しい状況にあることは十分認識をしているところでございます。  現在建設が計画されている場所の周辺には大型店舗や各種小売店舗が集積しており、これらの相乗効果による商圏の拡大に伴う吸引力の増大により市外からの集客も期待できることから、既存の商業施設においても共存していけるよう、個々の事業者においても消費拡大と購買促進につながるような消費者ニーズの変化に順応した商業活動を展開していただくことを期待しておるものでございます。  続きまして、問いの4番目でございます。産業の振興についてでございます。  (1)安田工業団地の造成は、計画どおり完成するのか。また、企業誘致のめどは立っているのかというご質問でございます。  第4期安田工業団地造成事業につきましては、平成29年9月19日から平成30年3月29日までの工期となっております。降雪等天候に恵まれてはおりませんが、おおむね順調に工事は進んでおり、工期内の完成に向けて鋭意取り組んでいるところでございます。  企業誘致については、現在幾つかの企業から問い合わせをいただいており、各区画の概要などの説明を行っているところでございます。  また、平成30年度から事業着手される土地改良事業である「早月川地区」国営施設応急対策事業、この事業期間は平成30年度から35年度でございますが、市内のほぼ全域が受益地となることで、市内における農業振興地域の整備に関する法律に基づく農振農用地からの除外行為が難しくなり、それに伴い大規模な工業団地造成事業等においても約14年間ほど実施することが難しくなることが予想されております。  本造成地につきましては、今後、新たな企業進出に対応できるよう大切に取り扱っていくこととしております。  (2)でございます。県内における市民1人当たりの工業製品出荷額では、圧倒的な1位であるとのことであるが、そのことで従業員の給料が高くなった等の影響があったのかというご質問でございます。  県内の製造品出荷額につきましては、平成28年分数値が2月28日に公表され、滑川市におきましては出荷額が3,363億3,234万円となっておりまして、前年の3,279億8,419万円、いずれも県内4位でございましたが、4位となりまして、人口1人当たりの出荷額といたしましては、1,000万円台に乗りました。1,007万円でございます。前年では979万円でございました。なので、圧倒的な1位を維持しているところでございます。  これらは、工場の増設や生産ラインの増、機能性の高い設備への更新などが要因と考えられますが、ご質問の従業員の方の給料との関係につきましては、各企業の個別事案であり、市としては把握しておりません。  しかしながら、政府が進める経済政策による給与のベースアップや、非正規雇用労働者の正社員転換や待遇改善のためのさまざまな取り組みの効果もあると思われるが、市民全体の給与所得額につきましては順調に伸びてきております。平成28年分の給与所得者の総所得金額合計は、5年前に比べ20億4,100万円増となっております。  (3)でございます。「ものづくりのまち滑川」を標榜する中、市民はそれぞれの会社で何をつくっているのか知っているのか。また、子どもたちにものづくりの現場を見学できる機会を設けるべきと思うがというご質問でございます。  平成23年9月から平成25年2月まで、「市広報なめりかわ」におきまして計18回、36社を「市内ものづくり企業紹介」といたしまして連載し、各企業の事業内容や主な商品などを紹介させていただいたところでございます。  掲載から数年経過していることから、市民の皆様に改めて市内企業を知っていただくためにも、新たな情報なども含めた企業紹介を検討してまいりたいと考えております。  また、子どもたちへのものづくり現場を見学できる機会については、教育委員会におきまして、平成24年度から小学生市内企業見学事業を実施しております。  市内各小学校の5年生が、科学・理数・ものづくり教育として、企業の生産工程や技術、そこで働く人々の姿を見学することによって、滑川市に対する認識を深めてもらうとともに、郷土滑川への愛着と誇りを涵養することを目的として行っているところであり、引き続き実施してまいりたいと考えております。  (4)番目でございます。「ものづくりのまち滑川」を標榜する中、産業観光の推進に取り組んでいるのかというご質問でございます。  このご質問につきましては、12月の定例会でも申し上げましたが、産業観光は重要な観光資源と考えております。現在も企業の協力を得て実施しております。  引き続き「ものづくりのまち滑川」として観光客を誘致するため、協力いただける企業の増加に向け、積極的に働きかけてまいりたいと考えております。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  私のほうからは、問3、市民の安全・安心について、(4)昨年の市内における火災件数が7件と多くなっているが、対策はしているのかのご質問についてお答えします。  昨年の火災件数7件のうち2件が車両火災でありました。  消防署、消防団では、毎月1日と15日に市内巡回広報を実施しており、火災予防週間中や自主防災訓練の中でも火災予防を呼びかけています。  また、消防署、消防団では、地域住民が参加する総合訓練を定期的に実施しております。  続きまして、(5)住宅密集地域における連動式火災報知器の設置に向けた取り組みはしているのかのご質問についてでございますが、連動式火災報知器は、火災が発生すると住宅内の感知器が連動するタイプのものと、エリアを決めた複数の住宅に設置されている感知器が一斉に連動するタイプの2種類がございます。  富山県では、今年度、富山県住宅密集地火災予防等モデル事業補助金を創設し、高岡市、魚津市が3カ年計画で実施しており、今後その結果を見ながら県にも要望してまいりたいと思っております。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  どうもいろいろと答弁いただきまして、ありがとうございました。  あまり再質問はないんですが、2、3点だけお願いします。  沖田新に建設される大型ショッピングセンターでありますが、以前から何かわかっていたのではないかなという思いがしておるんですね。やはり私たちが全然知らないというのは、「あんた知っとる?」とよく近所から聞かれるもんだから、こういったことはやはり議会にはある程度情報として流していただきたいなと思うんですが、全ての分野でそうなんですが、そのへんどう考えておられるのかお聞きしたいなと思う。あくまで秘密に抑えておこうという考えでやっておられるのか、そのへんをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  今ほどの質問でございますが、秘密にしておるということではございませんで、例えば今の大型店の出店の話の中から申し上げますと、業者さんとしても公にできる時期というものがあると思います。  それで、この件についての商工水産課だけのことを言いますと、商工水産課に事前の挨拶に来られた時期はありました。それは去年の7月の終わりでございます。これの時点で、じゃ、公にどうこうという時期ではありません。一番早くわかるのは土地の取得関係だろうというふうに推測できますが、決しておっしゃるような議会に対して秘密にしておるとか、そういうことではございませんので、議会に対して提示できる情報があればその都度提示しておりますし、相手のあることでございまして、どのタイミングでどういうふうに提示できるかということもございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よくわかりますが、たびたび担当の委員会も開いていますから、そういう機会にはやはり情報として流していただきたいなとの思いで言ったわけであります。  火災の件ですが、昨年は7件ということでありました。かつてはたくさんの時期もあったんですが、この4年の間では多いほうだというふうに思います。そういった中、消防団員の皆さんは、消防署の皆さんもですが、巡回広報をされておるというふうに思っています。  ただやはり、現在、火災が発生しても、先ほどの話じゃないんですが、サイレンが鳴らないということになると、やはり一般の家庭の方は、次の日のニュースを見てやっと気がつくという状況でありますから、そういった現状はしようがないとして、これをどう克服するかが私は大事だと思うんですね。  したがって、巡回広報もさっと流されるんじゃなくて、先ほども言ったように、今の家は高密化して外部の音がほとんど聞こえないという状況でありますから、そうなると、やはりゆっくり広報して、あれは鐘を鳴らしていくだけだったような気がしますが、そういったことですから、やはり丁寧に回っていただきたいなというふうに思いますし、先般、私、ある人に言われたんですが、最近、火の用心のポスターというか、ああいうのはないがかねというようなことを聞かれたんですが、これは台所とか、こんな小さい火の用心って、単なるそれだけ書いてあるんですが、やはりああいったちょっとしたことで家庭の皆さんは、火事というか火には気をつけようという思いになるのではないかなと思うんですが、そういったことも含めて、火事は一番恐ろしい、人命あるいはまた財産も奪うというようなものですから、ぜひともそれは丁寧に広報していただきたいなと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君)  おっしゃるとおり、大まかな道路を今までは広報していたというところがございます。ご指摘のとおり、丁寧に住宅地のほうを回ったりしながら、また各家庭に火の用心のパンフレットなり広報誌等、そういうものの配布等も考えて検討してまいりたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  「ものづくりのまち」を標榜する中で、産業観光の取り組みでありますが、何かあんまり前へ進んでおらんような気がするんですね。滑川市の観光協会のホームページを見ても、何も記載していないという状況ではないかなと思う。  先日、久しぶりにインターネットをのぞいて見ておったんですが、何も書いていないという状況で、今の時代、やはりこういったマスメディアを利用しないと前へ進まないんじゃないかなと私は思いますので、やる以上は、企業にまず了解していただかないとやれないと思うんですが、そういったPRをやはり市が率先してやると、こういうことはできないものかなと思うんですが、どうですか。 ○議長(原 明君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  中川議員おっしゃることは非常によくわかりますし、おっしゃるとおりかと思います。  市といたしましては、おっしゃるように、ホームページ等にも今後掲載をし、また市政バスでも29年度からそういった企業を回るコースも設置しておりますし、またその企業紹介も先ほど検討しておるというふうに答弁させていただきましたので、これらも新年度に入りまして、力強く市内の企業をどんどん宣伝し、また皆さんに紹介していきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では最後に、ことし、学校教育の中で、言うてみれば、英語もやらなきゃならない、情報化も進めなきゃならない、道徳もやらなきゃならないということで、新しい教科が出てきたわけですが、現時点でも大変だというふうに聞いておるんですが、本当にできるのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  平成32年度に向けて、早くから本市では取り組んできているところであります。  例えば研究指定をして早くから研究を進め、またその体制のために、人、それから施設、設備等を整えてきているわけでありまして、そういった意味で言うと、準備は進めてきていたということであります。  そうした意味で、学校でも聞きましたが、例えば英語教育についてどうかということでありますが、各校の英語の免許を持った教員の存在ですとか、いろんな体制がありますので、進めているということであります。  もちろん新たに取り組むことでありますが、これは本来であれば、やはり毎年毎年研究を重ね、新たな時代の要請と新たな子どもたちに対応した教育をすべきでありますので、これはやはりいつの時代もどの時点でも常に新たに取り組んでいくということは姿勢であります。そうしたことがやられているというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  いろいろと質問させていただきました。本当にありがとうございました。  私の質問はこれで終わりますが、ぜひとも来年度もひとつ皆様方の英知を結集して、滑川市発展のために頑張っていきましょう。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  日本共産党を代表して、通告に従って質問をいたします。  代表質問ではありますけれども、今回は一問一答形式でこの場から質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  質問に入る前に、上田市長には3期目の当選、まことにおめでとうございます。改めてお祝いを申し上げる次第でございます。  上田市長には今後の4年間、市民要望の実現、住民福祉の増進にご尽力いただきますようにご期待を申し上げる次第です。  日本共産党議員団は、上田市政に対しましては、これまで同様、是々非々の立場で対応してまいります。住民福祉の増進を図るということでは、目指すところは一致をしているというふうに思います。いろいろ意見の違いがある点も出てくるとは思いますけれども、議論を闘わせていきたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  さて、質問の第1点目は選挙結果についてであります。  極めて短い期間の選挙になったというふうに認識をしておりますが、結果、ご案内のとおりでありました。投票率自体も9ポイント以上下がったとされておりますが、相手候補との得票差、378票差という、メディアでも言われておりますように、僅差と言ってもいい結果だったんだろうと思います。  この結果をどう見るかということについては、人それぞれ、いろいろな見方がある。当然だろうと思うのですが、まずこの結果をご自身はどう受けとめておられるか簡潔にお答えいただきたいと思います。  おっしゃりたいことはたくさんあるんだと思います。しかし、ここで選挙総括を聞くわけではありませんので、簡潔にお答えください。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  古沢代表には温かいお言葉をいただきまして、ありがとうございます。是々非々ということでございます。肝に銘じて対応させていただきたいと、このように思います。  あまりごちゃごちゃ言うなという話でありましたが、本当はごちゃごちゃ、いっぱい言いたいことがあります。もちろんありますよ。  ですが、今回の選挙、私にとりましては不愉快な選挙でありました。なぜならば、言われていること、何か捏造したような話が主体になっておりました。市民の皆さんが選択するには、政策がどうも明白でない。そういうところが1つ不透明な部分、これが多過ぎたというふうに思います。  ましてや、第2子の保育料ただ、これも言ってみりゃパクりをされていたような感じがします。そういうことを考えますと、政策の相違点がなかなかない。  そして、年齢差だけでという話があります。これね、一言だけ言わせてもらいたいんですよ。選挙中に、上田、体、大丈夫かと。町のほうでうわさになっておると。何がうわさになっておるかといったら、私の健康が悪いんで、厚生連滑川病院へ夜そっと行って人工透析をしているという話、本当かと。全く関係のないこと。これが選挙の中身であったということを非常に残念に思っています。  僅差の話はここから答えます。これは私が公務を先行しておりましたので、時間がなくて挨拶に回り切れなかったというのが原因の主なものであります。  そこで、終わってからも随分叱られています。今でも叱られています。待っとったがに、おまえ来んだという話であります。動きが鈍かったことがその原因だというふうに、自分自身の大きな反省でございます。
     市民と一体になってやるうえでは、やっぱり市民の皆さんとフェース・ツー・フェースでの関係をより重ねることしかないと思っています。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  多分そんなお話も出てくるんだろうなと予測をしておったのですが、メディアの指摘もそれぞれいろいろありました。この間の議会との関係はどうだったか、そういった話も出ておりました。  1番目と2番目は関係をするのですけれども、2点目といたしまして、選挙後の地元新聞のインタビューに市長が答えておられまして、議会との関係で言うと、議員と距離を置かず、議会と一体となった政策運営を心がけたいと。3期目は事前の概要説明を今まで以上に丁寧にしたいという旨のお答えをしておられたようであります。  市長おっしゃるように、私も地方議会、地方政治、自治体では、首長と議会というのは常に適度な緊張関係、牽制し合うという関係が大事だというふうに思っています。よく言われる国政での政府・与党対野党という関係とは違うというふうに考えています。  ただ、緊張関係というのは、あくまでも適度な関係でなければならない。お互いに信頼関係のうえに立って理解し合うという関係での緊張関係というものが必要だというふうに思うんですね。ですから、インタビューで市長が答えておられるように、お互いに理解しよう、あるいは理解してもらおうという姿勢、これが求められているというふうに私は考えています。  そのうえで、市長にはインタビューに答えておられるように、さまざまな場面、案件でこれまで以上に丁寧な説明、これは議会に対してもあるいは市民に対してもというふうに捉えていただけばいいと思いますが、必要ではないかというふうに思いますけれども、どうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この2期8年間は、私は議会のというより、議員の皆さんに根回しは一切やらないことに決めておりまして、裏の手配は絶対しないと。私も議員でありましたので、そういう一つの強い心の縛りをかけて、議員の皆さんにこれはイコール丁寧でなかったというふうにとられてもしようがないと、このように思っていますが、議員の皆さんは議会人としての判断をしてもらえばそれでいいと。でありますから、反対されたことにはみんな素直に従ったわけです。提案するのはこちら側でありまして、議会は決裁をする議決権を持っているわけです。議決権を尊重してこれまでおつき合いをしてきたということに尽きるかと思います。古沢議員にとっては、これがちょっとどうかなという考えも出てくるかと思いますけれども、私の考えはそうであったということを言っておきたいと思います。  ただし、根回しではなくて、少し丁寧な説明をしたいと思いますし、私からのお願いは1つあります。委員会等で職員が説明しておる。詰まったときには必ず私を呼んでください。委員会のときは市長室で待機していたいと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  誤解のないように言っておきますが、私もいわば裏舞台での根回しをしろと言っているつもりは全くありません。おっしゃったように、委員会なりしかるべき場での説明を丁寧にしていただきたいということでありますので、念を押しておきたいと思います。  2点目に入ります。  この向こう4年間、どう進めるかということでは、先ほど中川議員の代表質問もあったわけでありますが、先ほどもあったように、議員時代、そして市長8年間の集大成だと、この4年間は。このようにおっしゃっておられるわけですが、新年度予算、先ほどもあったとおりで、いわゆる準骨格予算ということで、新たな施策については今後の補正予算で具現化を図ると提案理由説明でも述べておられるところであります。  上田市長は就任以来8年間、施策の大きな柱の1つとして、いわゆる子ども第一主義、これを掲げてこられたわけであります。実際、子育て支援ということでは大変力を入れてこられたというふうに私も認識をしております。  そこで、今後のこの子ども第一主義の取り組みについて、幾つかの課題について、どう方向づけられるのかということでお尋ねをいたします。  1点目、これも再々出てきますが、保育料の無償化についてです。  第2子からの保育料の無償化、既に先行してやっているわけです。しかも所得制限なしということでやっているわけですが、報道では、先ほどもあったとおり、各地にそのような動きが出ていますし、県も、極めて限定的ですけども、これは低所得者対策ということなので趣旨がちょっと違うと私は思いますが、保育料の軽減策を予定しているというふうに伝えられております。  滑川市としては今後、この保育料の無償化、拡大する考えはあるかどうか、これをお答えいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今のところ先行はしておりますので、今のまま継続をしっかりしていきたいと、このように思っているわけです。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  具体化というのはなかなか難しいところはあるだろうとは思いますが、伝えられるところでは、国もそうした方向に、これ、消費税の引き上げとセットというような面がありますが、そういう予定にもなっている。  私は、滑川市は先行しているわけですけれども、あとの子どもの医療の無料化もそうですけども、子育て支援についてのさまざまな施策が住んでいるところによって違うというのは、これは日本に住んでいる者として、これは本来はあるべき姿ではなくて、本当は国の仕事だというふうに思っております。  そういう意味では、国がなかなか腰を上げないから、地方が先行してやっていって国を動かすんだと。多分市長もそういうお考えなんだろうと思いますけれども、そうした点で、引き続き地方が頑張るという姿勢が求められていると思います。  保育料の無料化拡大については当面現行のままというふうにお聞きしたのですが、ぜひそういう意味での課題として、引き続き検討していただきたいというふうに思います。  次、子どもの医療費の無料化の拡大ですが、現在、入院、通院とも中学生までと。これも全国的に非常に広く広がっております。  しかし、先ほど言ったとおり、国はこの子どもの医療費の無料化、実は内心では歓迎をしておりませんで、無料にすると気軽に医療機関に行って医療費が膨らむ、こういう考え方を持っておったのですが、現実は必ずしもそうではなくて、重篤化を防いでむしろ医療費は下がるという結果にもなっております。  残念ながら、国はこれまで、子どもの医療費を医療機関の窓口で無料にする、いわゆる現物給付を行っている自治体に対しては、国民健康保険会計の国の負担金―補助金と言ってもいいと思いますが―を減額する、いわばペナルティーを科してきておりました。  しかし、多くの声に押されまして、新年度から未就学分、小学校入学前の子どもたちの分に限ってですけれども、このペナルティーを廃止する予定になっています。これを受けまして、全国の多くの自治体では、この子どもの医療費の無料化を拡大する、年齢を引き上げていくという動きが広がっております。  本市でもこの無料化拡大の考えはないか。例えば18歳以下まで広げる考えはないかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今、国のほうも、県のほうも、いろいろ子ども政策について発表がございました。そこで、国も県も様子をちょっと見ております。18歳まで無料化、これは今、国、県のほうの形がしっかりしました結果で対応できればやりたいと、ひそかに思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  別にひそかに思っていただかなくてもいいので。  現行でも既に18歳以上までやっているところが全国にもいっぱいありますね。そういう意味では、子ども第一主義の1つの大事な切り口にもなっていると思います。  嫌なことを言いますけど、先ほど中学生までの無料化、県下で先駆けてというお話がありましたが、実は射水市のほうが先だったと私は認識しております。  一言申し添えておきますが、18歳までというのも今どこか、どこだったかな、やっているはずですよ。ぜひそういう点でも先駆けを走っていただきたいというふうに思いますので、年次的でも検討はされませんか。例えば来年は16歳、次と順番に上げていくというような。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  その前に、私はなぜ子ども政策をやっているかということをちょっとお話ししなきゃいけません。  私も、公費をいただきましてヨーロッパへ、議員時代に1回、市長になりまして4年に1回、ヨーロッパ市長会の調査団に入れていただいて行っております。ドイツ・フランクフルトは3回入りましたけども、これは現地に行っている滑川の方と向こうで会いました。  子どもは高校3年まで教育費、医療費がただ。外国人ですよ。ですが、帰化をすれば大学院までみんなただになるというのはヨーロッパのやっていることで、ドイツだけではありません。  そういうことから考えますと、国の予算が子どもとお年寄り1対1、日本はお年寄り2、子ども1という比率もありますし、なかなかその点は考え方が国によって違うのは当たり前なんですけども、考えさせられるところがございます。  子ども第一主義というのは、そういうようなことの中からも、何といいますか、ずばり集中してというよりも、広く捉え方についての参考になったところでございまして、先行するという意味は、そういう勉強の中から生まれたことと思っていただきたいと思います。  それから、市町村アカデミーに勉強に行きます。年に2回も議員時代は行っていましたけども、ここでの勉強も、各省庁や関係の人が来て講演や講義をやってくれます。国の動きもそういうところが参考になっているわけでして、先行できたということは、そういう勉強の中からも出てきたということを申し上げておきたいと思います。  今おっしゃったとおり、具体的なことを言っていただきましたけども、これは少し様子を見ながらということで検討させていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ前向きに検討いただきたいというふうに思います。  次、学童保育の充実の件です。これも私、何回か取り上げてきているわけですが、今、学童保育で専用施設になっているのは、東部の2つのクラブだけだというふうに思います。さっき西部についての整備をというようなご発言もありましたが、ほかのところは全部ほかの公民館、その他の施設をお借りしてやっている状況だというふうに思います。  以前もご紹介したとおり、そして教育委員会はご存じのとおりなんですが、厚生労働省が定めております放課後児童クラブの運営指針では、この施設について、「放課後児童クラブには、子どもが安全に安心して過ごし、体調の悪い時等に静養することができる生活の場としての機能と、遊び等の活動拠点としての機能を備えた専用区画が必要である」というふうにしております。  以前のお答えでは、児童が休養する場ということでは、簡単に間仕切りなどして各クラブで工夫をしているというお答えでありましたが、それで本当に休養できるのだろうかと。やはり間借りではない専用の施設、もちろんお金の問題は出てきますから、そう簡単ではないという認識はありますけれども、年次計画を立ててでも専用施設、専用の場所が必要ではないか。学童保育をやっている場所について問題はないという認識なのかどうかお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今古沢議員がおっしゃったようなことから言いますと、それぞれやっておられる地区から問題点はあまり出ていないと認識しております。そういうことから言うと、今まで順調に来ているものはこのまま並行していけばいいんじゃないかというのが私の考えです。  古沢議員のおっしゃったこともよく理解はできます。できますが、これは各地区の事情等も勘案しながら、必要ならばということになろうかと思いますけれども、果たして全部が全部要るのか。公民館であり、そして寺家小学校みたいに青志会館であり、その中で今対応はできているんじゃないかと、このように思っておりますが、間違いがあったらまた聞かせてもらいたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ちょっと確認をしたいと思うのですが、長期間、夏休みも預かっていますよね。今使っている場所でエアコンが機能するクラブは幾つあるかわかりますか。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  エアコンに関しましては、各クラブ全て機能していると見ております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  休養室も静かな環境―休養ですからね、遊び場じゃなくてね―確保はできているんですね、そしたら。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  早急に調べまして、ないところはすぐ対応したいと思います。いわゆる休養室といいますか、学校とかいろんな施設には医務室らしきものは必ずあるわけでして、あるかないかも含めて精査をしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ確認をしていただきたいというふうに思います。  現場の方はどう思っておられるか、一つ一つ確認したわけではありませんけれど、そうでなければいいなと思いますが、仕方ないと思っておられなければいいなと思う次第です。  次に、(イ)の支援員の処遇改善と支援の確保についてです。  これも何度も申し上げてまいりましたが、これまで支援員の皆さんの研修会だとか、あるいは時給についてだとか、各種の保険の加入だとかということについて申し上げてまいりました。  こうしたことについて支援を強める計画があるかどうか。それから、時給については、昨年質問したときには、引き続きの検討課題だというお答えをいただいております。  ここ数年、いわゆる最低賃金が毎年毎年上がってきているわけでありまして、この最低賃金と時給が変わっていないということ、多分変わっていなければ850円だったと思いますが、変えられたのかどうか、それを確認したいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  まず、処遇の改善については、30年度から、業務中のけがだけではなくて、けがにより働けなくなった場合などにも保障がある労災保険に加入することといたしたいと思います。  それから、処遇の改善の一端で賃金のほうですが、これも他市もひとつ調べまして遜色のないように対応したいと、このように思っています。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  県下の一覧、多分お持ちなんだと思いますけど、それほど低くないという認識ですよね。低くないという認識なので、高いほうではありません。  なので、再々申し上げているとおりなんですけども、支援員の皆さんには講習―何時間でしたかね―を義務づけて、資格を取ってもらわなきゃならんということになりました。  ですから、これまでは率直に申し上げて、前にも申し上げましたが、支援員の皆さんは放課後の子どもを見てくれればいいと。いわば有償ボランティアの延長という認識があったのではないかと私は思っています。もうこれからは研修も受けなきゃならない、いわゆる専門職になるわけですから、処遇が変わって当然だと思いますが、この点の認識はいかがですか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  古沢議員がおっしゃった趣旨はよくわかりますので、検討したいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひそういう見方での検討をお願いしたいと思います。  次、(エ)の市独自の給付型奨学金の創設です。これも前、お尋ねしたところなんですが、給付型奨学金の創設を検討いただきたいということであります。  現在の市の奨学資金は、無利子ではありますけれども、返済が必要な奨学資金、さらに高校を卒業して進学するという場合に最も利用が多いのは日本学生支援機構などの貸与式、つまり返済の必要な奨学資金です。しかも、利用が多いのは利息がついている奨学資金です。言うなれば、奨学資金というよりは教育ローンと言うべきものだと私は思っています。大学卒業と同時に数百万円の借金を背負うという状態も珍しくありません。  そこで、国も今、遅まきながら、しかも極めて極めて限定的ながら給付型の奨学資金の検討をして始まっておりますが、市独自にも給付型の返済の要らない奨学資金の制度を考えられないかということでありますし、あるいは前にもご紹介した、卒業後、地元に帰ってくることなどを条件にして、返済への援助、奨学資金の返済に対して援助をするという制度を検討できないかということをお尋ねする次第です。  前もご紹介したとおりですが、立山町などでは既にこういう制度をつくっておられます。いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  検討します。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ検討いただきたいというふうに思います。  以前にも言ったとおりで、市長は成人式でよく新成人に対して、地元には優良な企業があるんだから、大学卒業後はぜひ帰ってきてほしいと、こういうようなお話をされているわけでありまして、その条件を整備していただきたいというふうに思います。  ですから、保育料からこうした大学を卒業するまでの、よく切れ目のない子育て支援とおっしゃいますが、さまざまな年齢層に関しての支援策をぜひ検討していただきたいというふうに改めて申し上げておきたいと思います。  では、大きな3番目、いわゆる安全・安心についてですが、先ほどもあったとおりで、あすは3月11日で東日本大震災から7年目であります。先ほど中川議員の代表質問もありました。私もあの日ここにおりまして、覚えております。ここでも大きく揺れました。  正直なところ、あの震災を目にして、多くの皆さんの地震あるいは津波といったものについての認識は大きく変わったんだというふうに思います。  1番目の防災計画の見直しに関連してなんですが、2月28日の防災会議で滑川市地域防災計画の見直しがされたということであります。今回の見直しは、富山県が昨年度公表いたしました津波シミュレーション結果に基づいて、数値を最新のものに変更したということのようであります。  これについては、ホームページでは既にアップされておりました。今回の見直しを市民にどう周知して、しかもどう生かそうとするのかということです。計画が計画に終わっては意味がない。どう生かそうとするのかということについてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。
    ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  議員申されましたとおり、先月28日に市の防災会議を開催しております。そこで地域防災計画の変更を審議していただいたわけでございます。  中身につきましては、避難準備情報等の名称変更、あるいは今ほど申されました昨年2月に県が公表した津波シミュレーションの調査結果に基づく被害想定などについて修正をしたところでございます。  議員申されたとおり、これはやはり計画が計画で終わってしまうと何の意味もありませんで、この修正の概要や修正後の計画については、ホームページはもちろんのこと、今後、改訂版の津波ハザードマップというものも作成いたしましたので、3月末に「広報なめりかわ」と同時に全戸配布をする予定としております。  また、これらの修正や津波ハザードマップをこれからの防災訓練などに活用して、防災意識の啓蒙により一層役立てていきたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  東日本大震災以前、これは今も基本的には変わらないと思うんですけども、国の最大の関心事は、近い将来に間違いなく発生するであろうとされております南海トラフによる地震被害、津波被害です。  しかし、東日本大震災以後、日本海側の活断層の調査、それまでほとんどされていなかったんですが、東日本大震災以後は日本海側の調査も進められてまいりまして、一連の調査結果を受けて富山県もデータを修正したというふうに認識をしております。  申し上げたとおりで、防災計画は計画に終わっては意味がないわけでありまして、さまざまな場面を通じての周知といいますか、そうしたことも必要だと思いますが、昨年でしたかね、一昨年でしたかね、防災士協議会というのが設立されたというふうに思っておりますが、こうしたところとの協力も必要だと思いますが、こうした点については何か考えておられるでしょうか。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  防災士協議会につきましては、設立されたわけですけども、これは市の総務課と密接な関係を有しておりまして、その都度、情報交換をしたり、あるいは新しいこういった計画について説明をしたり、そういったことも手を携えてやっておるわけですので、今後も連絡を密にして状況について把握をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そうした関係諸団体、防災士協議会だけではありませんけれども、ぜひ協力関係、市民の目に見える、そうした活動にぜひなっていただきたいというふうに思っております。  次の(イ)ですが、災害時の備蓄品の確保と活用策についてです。  地域防災計画では、この備蓄品について、市民の備蓄という点では、最低3日分程度の食料や生活必需品の備えを呼びかけております。  同時に、公的な備蓄については、計画では計画的に備蓄の充実を図っていくとされておりますけれども、例えば市民には3日分となっているんですが、数量も含めて計画では具体的に示されておりません。  以前、日を忘れたんですけれども、議会の常任委員会として消防署横の備蓄品の倉庫を視察に行ったことがあります。正直なところ、これで大丈夫かなというふうな思いをいたしました。大震災の被災地の備蓄倉庫も視察させていただいたことがありますが、さすがに備蓄品の種類、数量、人口規模も違いますが、大きな開きがあるというふうに実感をいたしました。  備蓄品の種類、量といったものに基本的な基準というものを持っておられるのか。どういう考え方で備蓄をしておられるのか。同時に、この間テレビでもやっておりましたが、各自治体の共通の悩みは、この備蓄品、とりわけ食料品の消費期限、それから備蓄倉庫の確保だと。計画では耐震性のある備蓄倉庫の整備を図るとなっているんですけれども、そうしたことができているのかどうか。  食料品については、消費をしながら備蓄をするというようなことが必要なんだと思いますけれども、どういうふうに工夫しておられるのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  まず、災害時の備蓄品につきましては、ご承知のとおり、滑川消防署横の備蓄倉庫、そしてもう1つは、新しくなりました田中小学校の校舎内の備蓄倉庫、この2カ所に分散して備蓄をしているところでございます。  耐震性は大丈夫かということでありますが、消防署横は平屋ということで、万が一少し崩れてもそんな大きな影響はないということ。あるいは、田中小学校は耐震化の建物ということで、大きなそういう震災があっても致命的なダメージはないだろうというふうに思っております。  それと、備蓄品の内訳でありますけども、本年2月末現在では、非常食が1万560食、水が5,604リットル、毛布が1,365枚、簡易トイレが3,600回分など、日常の必要な生活用品を中心に備蓄をしているところでございます。  議員申されましたとおり、これは大丈夫かということでありますが、これで絶対大丈夫ということは絶対ありませんで、前から申しておりますとおり、備蓄品はあればあるほどそれはいいことでございますが、反面コスト等もかかるわけでありますので、特に食料品については、これはおっしゃいましたとおり消費期限がございます。それらについては、やはり市だけではなくて、そういった業者の方と災害協定を結ぶとか、あるいは近隣の市町村と応援協定を結ぶとか、そういった地域性を上げて取り組んでいかなきゃならないものだというふうに思っております。  そしてまた、この3月に、高齢者や障害者の方等、災害時の要支援者のために、各学校に段ボールベッド、これは指定避難所になっておりますので、こういった段ボールベッドも新たに配備をするという計画でおります。  そしてまた、消費期限が近づいている非常食の有効利用ということもおっしゃいました。これまでは、希望された場合、自主防災組織の訓練などに提供させていただいて活用をしてもらっておりました。  今後は、もっと有効活用を図るという観点からも、今までの活用方法に加えまして、例えば学校における防災教育の際に活用して、実際に子どもたちに食べてもらう、確認をしてもらうといったことも含めて、より一層の有効活用を図ってまいりたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  名案というのはなかなかすぐ出てこないんだろうと思いますけども、そうした有効活用をぜひ知恵を絞っていく必要があるというふうに思いますが、1点、この備蓄については、防災計画でも分散備蓄を図る必要があると。今、田中小学校と消防署横の2カ所ということになっておりますが、分散備蓄ということで言えば、この2カ所でいいということなのか。一方で、分散するとそれだけ管理が難しいという側面もありますが、考え方をお尋ねします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  田中小学校のことについて言いますが、田中小学校は新築、全面改築をやりました。文科省に私、行きまして、東日本大震災のときの経験からして、備蓄倉庫が欲しいというお願いをしたわけです。  津波シミュレーションは、田中小学校で50センチ来るという予測がありましたので、田中校下だけのことを考えて、新築でありますので、教室の1室を備蓄に使わせていただけますかということを言ったら、今回の災害については各省庁、横の連絡をとりながらやるので、学校教育とは別の対応にもなるかと思うが、田中小学校についてはやってあげますという結論で田中が生まれたことであって、分散を意識的にやったわけではございません。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  田中小学校のはわかりましたけど、さっきの質問に答えてください。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  現在のところ、基本的には2カ所に分散して保管するということで考えております。  なぜかと申しますと、滑川市はごらんのとおりコンパクトな地形でございまして、議員申されましたとおり、細かく分散すればするほど管理が難しくなる。これは食料品の場合、特にそうなんですが、そういうことも考えまして、2カ所に分散してより細かく管理をしていくという方針でおりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  2カ所でいいのかどうか、ちょっと即断できませんけれど、いろいろこれからも検討いただきたいというふうに思っております。  次、(2)防災行政無線のデジタル化の話です。これもさっき中川議員の代表質問にありましたけれども、ちょっと違いますのでお願いをいたしたいと思います。  今回の新年度予算に、このデジタル化の実施設計の委託費が計上されているわけです。先ほどあったとおりです。しかし、見たときに「ん?」と思ったのです。建物の場合でもそうだと思いますが、実施設計に入る前に、普通は基本構想であったり基本設計であったりというものがあって、それを検討されたうえで実施設計に移るというのが普通の段取りではないかなというふうに思うのですが、これまでこのデジタル化ついて基本構想、計画も含めてですが、検討してこられたんでしょうか。どのように検討してこられたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  防災行政無線のデジタル化ということなんですが、防災行政無線のシステムそのものについては大分前からあるわけなんで、それらの基本構想と今おっしゃいましたけども、基本構想というものは、ああいう建物とか施設と違いまして、目的はもうわかっているわけなんです。その中で、どういうふうに配置すればより効率的でより経済的にできるかといったものは、やはり実施設計に入らないとなかなかわからないわけでございまして、そういう意味でも、実施設計ということで考えておるわけでございまして、どこの自治体でもそうですが、この件に関しては、基本構想ですとか基本設計というものはまずないというふうに理解をしております。実施設計があって実行に移すということでございますので、そのへんはご理解をいただきたいと思います。  そしてまた、これまでデジタル化の検討はしてきたのかということでございます。もちろんデジタル化の期限というものは定まっておりますので、それに向けて、例えばこれまで聞こえにくい地域等はどういう原因で聞こえにくかったか、あるいは新たに津波対策への対応をどうするとか、あるいは、先ほども申しましたが、消防のサイレン吹鳴、どういうふうにこの中に盛り込んでいくか、そういったこと等につきまして、担当課等の関係部署との協議を今までも進めてきたところでございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  基本設計は要らないんだというお話だったですね。  今から10年以上前の平成17年に、北陸総合通信局が行った北陸地域におけるデジタル防災情報ネットワークに関する検討会というのがありまして、これでは基本設計に1、2年を要するというふうになっているんですね。これから10年たっていますから、しかも県内でも周辺の自治体はかなりもうデジタル化してきておられますから、そういった先行のノウハウがあるんだろうとは思いますけども、滑川は確かにコンパクト、面積は小さい。しかも深い山合いも少ないというようなことで、ある意味、非常に有利な地形にあると思いますが、しかし、端末にどういったものを準備するのか、どういう使い方をするのかというようなことは、これは実施設計のうえでやるという考え方でよろしいんですか。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  今ほど議員おっしゃいました当時は、やはりデジタル化に向けての不明な点もございましたし、あるいはわからない点、そういった多々含めて手探りの面もあったかと思います。現在では、やはりこれだけデジタル化が一般的になってきております。そしてまた、今現在、アナログではありますが、そういった通信網ができているわけですから、それをもとに、ふぐあい点あるいは改良点を実施設計で見極めていくということになります。  また、今ほどおっしゃいました端末とか親機はもちろんですけども、そういうことも実施設計の中で検討して決めていくということになります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  じゃ、実施設計にはどれくらいの期間を考えておられるのか。  それと、次のイになりますけれども、全体の整備にはどれくらいの費用がかかるというふうに想定をしておられるのか。  今の話ですと基本設計も要らないということですから、ほぼ大まかな、ある意味ざくっとした数字というのを持っておられるのではないかと思いますが、既に多くの自治体でもやっておられますから想定しておられるんだと思いますが、どれくらいかかるというふうに見込んでおられますか。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  まず期間ですが、平成30年度、1年間かけてというふうに思っております。  そしてまた、どのぐらいの費用が必要と想定しているかということでございますが、整備に際しましては、防災行政無線の同報系あるいは移動系という2つの系統があるわけです。  また、これまでに防災ラジオというものをお配りしてきました。そういったことが使用できるようにするにはどうしたらいいかという検討も必要になるかと思います。  また、放送内容がわからない、何を言うとるやらわからんというご指摘もあったわけでございまして、そういった場合に、例えば電話等で聞けるシステムがあるのかどうか、メール配信サービスに連携させられないかと、いろいろなそういった検討をするわけでございます。  じゃ、どのぐらいかかるのかということでございますが、先ほど市長のほうから4億円という金額が出ました。これはもちろん子局の数ですとか、あるいはシステムの内容について変わってくるわけですけども、大体3億から4億円程度という目安を持っております。  これはほかの自治体についても同様、これは細かく分ければ分けるほど高くなりますし、山が多くなればまた高くなりますし、そういったことも含めて、本市の場合、大体そのぐらいにおさまらないかというような感じで思っております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  どの程度かかるかというより、どの程度かけるかというような話になるのかもしれないですね。端末、それからその周辺整備をすればするほど高くなるのは目に見えておりますし、さまざまなパンフレットそのほかを見ると、いいことがいっぱい書いてあるんですけども、どこまで装備を広げるかということにかかわってくると思いますが、肝心なことは次の質問になりますけれども、じゃ、市民にとってどういうメリットがあるのかということが具体的に見えませんと、デジタル化は、自治体の都合というよりは、電波の周波数の再編の兼ね合いもありまして、いろんなことが結びついてデジタル化が進められているんですけども、住民にとっては、災害時にどういうメリットがあるのか、あるいは日常的にどういうメリットがあるのかということが見えませんと住民の理解は得られないということにもなる。「やらなきゃならないんだ」だけではちょっと進まない、進められないというふうに思うのですが、先ほど現行の防災ラジオも使えるようにするにはというような話もありましたけども、どういうふうにされるのかよくわからないんですね。現行の防災ラジオはまさにアナログなので、デジタルの電波をアナログで直接受信できるわけはありませんので、どういうふうな方法をやられるのかわかりませんが、個別受信というようなことについてもどう考えておられるのか。今の防災ラジオが使えるのかどうなのかわかりませんけど、そういったことについていかがお考えでしょうか。 ○議長(原 明君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  市民の皆さんにとってのメリットということでありますが、一番のメリットは、このままですとアナログが使えなくなるということですから、これは国策ですので、必然的にデジタルに変えなきゃならないと、これが大前提であるかと思います。  その大前提をもとにデジタル化した場合、例えば現在のアナログ無線に比べましてノイズの少ないクリアな放送が期待できると、あるいは流せる情報が多くなると、こういったメリットが考えられるわけですが、ただ、これは議員もよくご承知だと思うんですが、今まで聞こえにくかったところが格段に聞こえやすくなるということはなかなか難しい。そういうところは、やはり個別受信機、防災ラジオで対応していくしかないんだろうなというふうには思います。  ですが、今の防災ラジオは、議員申されましたとおり、これはアナログということで、このままだと使えなくなるということですから、例えばデジアナ変換、デジタルをアナログに変換して無線で流すことができるかどうか、こういったこともこの実施設計の中で検討していくこととしております。それが可能なら、今現在お配りした防災ラジオもそのまま使えるようになるということも想定できるわけですので、そういったことも含めて、十分に検討しながら設計に入っていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  技術的にどういった方法があるのか。やっぱり個別受信は私は基本的に必要だと思うんです。先ほども代表質問でありましたが、気密性が高くなっていますから、屋外の子局の拡声だけではとても聞こえません。ですから、個別受信、それから避難場所に指定されているところでも個別受信ができたほうがいい。デジタルになると、音声だけじゃなくていろんな機能がというようなこともいろいろ書いてあるわけですけども、そういった点も直接利用できるように、細かい話は除きますが、現行の防災ラジオの周波数と今つくられるであろうデジタルの無線設備との周波数は多分違うはずなので、そこをどうされるのかというのは何か工夫があるのかもしれませんけども、個別受信についてはぜひできるように対応していただきたいというふうに思います。  この1年間、実施設計をやられるということでありますので、しかも、期限ということで言うとあまり余裕はないというのもまた1年ですね。そういったことから言うと、慎重にかつ早急にといいますか、検討を進めていただく必要があるというふうに思います。  では、最後の質問です。滑川駅前用地の今後についてです。  先ほど市長のお話にもありましたが、中滑川の駅前用地については今さまざま検討が始まっておりまして、今年中ですか、大方の方向が決められるというふうに聞いているところですが、一方の滑川駅前用地について今後どのように進められるのか、スケジュールその他ですね。  今、中滑川の駅前用地の問題については、周辺の自治会などでの意見を聞いておられたり、あるいは高校生などの意見も聞いたりというようなことをしておられるわけですけれども、滑川の駅前用地については、いつごろまでに方向性を出そうと考えておられるのか確認をしたいと思います。 ○議長(原 明君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それでは、滑川駅前市営住宅跡地につきまして、中滑川駅前再開発事業の検討の後になるかというご質問についてお答えさせていただきます。  約4,000平方メートルの滑川駅前市営住宅跡地につきましては、中滑川駅前再開発とあわせて検討を行ってきたところでございます。  民間業者からマンションや宅地分譲等の問い合わせがあるものの、具体的な提案には至っていないのが現状でございます。  また、駅前というものの、駅から少しばかり距離がありまして、都市計画用途地域が住居系ということで、周辺には住宅地が多うございます。そういうことから、滑川駅周辺については、民有地の土地利用も注視しながら今後進めていかなければならないと考えているところでございます。  今後も滑川駅前市営住宅跡地の利活用方法について、よりよい形となるよう、地域の方々、市民の方々からも多くの意見を聞きたいと思っております。  また、議会ともご相談しながら進めてまいります。またあわせて、担当部署の中でもいい方法がないか、今後検討したいと考えております。  また、新年度においては、先ほど市長の答弁にもございましたとおり、重点的に取り組む事業として、中滑川駅前再開発について基本構想を策定する予定としております。まず、そちらに力点を置いて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ということは、いつまでにというようなことはまだ決めていないと、中滑川の駅前がある程度形が見えてくるまでは今のままになる可能性が高いと、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  お答えいたします。  今までは並行的に進めておりました。しかしながら、にぎわい創出という観点で、まず中滑川のほうへ入らせていただきまして、地域の座談会または子どもたちから意見を聞きました。しかしながら、この場所については同一的なにぎわい創出の場所ではないと捉えておりまして、まずは中滑川にぎわい創出を重点的に、また滑川駅、今の住宅跡地については、幾つかそういうような提案をいただきながら、業者さんからも問い合わせがございます。ですが、順を追ってやるということでなくして、私どもとすれば、並行的にはやりたいんですが、力点、力の置き方は中滑川の整備に置きたいということで順位制はついておりません。一緒にまたこちらのほうも検討したいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  さっき市長もお話しになられましたが、あそこの近く、近くと言えば近く、第1坪川踏切が改修をされるということになると、車の動きもこれまでと少し変わるのかなというふうな思いもちょっと持っているのですけども、いずれにしても、市民の貴重な財産で、駅からちょっと離れておるとはおっしゃいましたけども、鉄路で言えば滑川市の玄関口ということにもなります。住宅地域ということでもあるわけですけれども、市民の貴重な財産でありますので、地域も含めてぜひ慎重な検討していただきたいというふうに重ねて申し上げて、私の質問を終わります。 ○議長(原 明君)  以上で会派代表による質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開は午後1時30分からといたします。                 午後0時35分休憩
                    午後1時30分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  10番岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  では、一般質問のトップバッターとして質問を4点させていただきたいと思います。  まずはじめに観光についてでありますが、これについては去年いろいろとトラブルがありながら、期間が短いとは言いながら、多分4月12日ごろから二十日間、緊急的な措置で氷見の業者さんにお願いしたということでありまして、考えてみれば、よくぞ運航したもんだなということであります。当局の皆さん方が一生懸命になって、今までの伝統を守り続けたのではないかなという思いでおります。  かと言いながら、ことしのように3月21日からという観光ではなかったわけで、最初は中止かという雰囲気もあったわけなんですが、何とか滑川市のイメージが保たれたのではないかなという形でおります。  そういういろんなトラブったことが去年1年間、マスコミもにぎわせておりましたものですから、今年、ホタルイカの海上観光の乗船申し込みはどんな状況になっているのかなとちょっと危惧をいたしておりましたので、そこらあたりの関係をちょっとお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  ほたるいか海上観光の申し込みの状況につきましては、この3月1日から受け付けを開始いたしたところでございます。  現在の予約数は、運航日数47日間の最大乗船数が3,480人でございまして、それらの予約及び仮受け付けを含めまして、現在、約50%の申し込み状況となっております。  土曜、祝日、ゴールデンウイークについては予約がほぼ満席になっておりますが、まだ平日に空きがある状況になっております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  今の答弁を聞きますれば、定員が乗れる人数が延べ3,480人のうち半分ほどという形で、そのかわり祝日・土日が満杯ということだと思います。  かと言いながら、8年ぶりの2隻体制ということで、どちらかというと、平日の観光はなかなか今までも大変だったかなという形でおりますけども、かと言いながら、滑川市のほたるいか海上観光がこれほどマスコミにいつも取り上げられるものですから、やっぱり2隻体制という形で運航するのがいい形ではないかなと思いますけども、しかしながら、ちょっと確認いたしますが、ウイークデーといいましょうか、月曜日から木曜日あたり、金曜かな、そこらあたりは何%ぐらいの申し込みになっておるものですか。大体でいいですけども。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  正確な数字というのはちょっと今まだ資料も……。ただ、その日によって違いますので、ただ、土曜日、日曜日、祝日がほぼ満杯でございますので、50%ということになりますと、かなり低い10%とか20%という割合になっていくと思っております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  それだけ余裕があるということを、今テレビで見ておられる方もおられると思いますので、やっぱり関心を持っていただいて、滑川市の人でもまだ乗っていない方もおられるのではないかなという気でおります。ひとつ乗船率を上げるように、これからでも一生懸命頑張っていただければという思いであります。  しかしながら、これは自然相手でありますので、毎年毎年いつも結果を見れば5割前後の出航率かなということであります。その中で出航がなかったとき、毎年いろいろと、かわりに何か、要はそれにかわるものということで記念品みたいなものを渡しておられるということを聞いております。そういうところから見れば、毎年毎年、何か同じものを渡しておるのか、ことしはそういう乗船できなかった方々に、出航できなかったということで、ことし改めて変わったものを渡しておられるのか、そこらあたりはどうですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  観光遊覧船が欠航した場合の対応といたしましては、例年同様のおもてなしを実施することとしております。  ほたるいかミュージアムのライブシアターでホタルイカの発光をごらんいただくこと、それとあと記念写真を撮影いたしまして台紙につけてお渡しすること、そのほかホタルイカの商品をお土産で振る舞うということなど、これらを全て無料で行うことといたしております。  また、中止になった場合においても、市のイメージダウンにつながらないように、観光客のおもてなしをしっかりとしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  例年のことから、シアターとか、多分ホタルイカの釜揚げを食べさせてあげているのではないかなという気でおりますけども、できれば手土産に何かホタルイカ関連みたいなものは、どういうもんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  例年ホタルイカの釜ゆでということで、これまで40人程度の人数であったことから、そのような対応をとらせていただいておりましたが、今回80人ということになりまして、その部分については、ホタルイカの手土産というか、簡単な小袋に入れた品物にかえてお渡しするような対応を今現在考えておりまして、そういうふうにしていきたいと思っております。  そのほかですが、来られた方には、今回ウェーブ滑川での対応ということになりましたので、みちcafeのほうでも新たに早朝から営業を開始しまして、深層水のコーヒーの販売であるとかホタルイカのフライ、こういうものも新たに販売していくというようなことを進めております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  いろいろと毎年毎年同じものじゃなくして、アイデアを考えながら、出航しなかったときの対応は一番大事だと思いますので、お客さんの要望も聞きながら次年の分を考えていただければということであります。  しかし、質問の中には入れていませんでしたけども、滑川の駅へおりて、やっぱり「ホタルイカのまち滑川」というイメージが大事だと思うので、滑川の駅前には、どう言うたらいいか、ホタルイカが泳いでおる大きな写真があると思うんですけども、どーんとでかいホタルイカのモニュメントぐらいつくったらどうですかね。  これはちょっとお客さんから言われたことですが、「ホタルイカのまち滑川」と言うておるのに、駅前に何かもうちょっと目立つようなモニュメントぐらいつくられたらどうですかねというお話を聞きましたので、私はこれはひとつ要望として、目立つホタルイカのまちを宣伝していただきたいと思います。  次に、富山湾岸クルージング、おととしやっておったわけなんで、去年は全く行われなかったということなんですけども、ことしは改めてやりたいという話を聞きました。内容的には、おととしと似たようなことになるのか、金額的にはまたどういうことになるのか、運転する業者さんも違うということですから、中身も違ってもいいのではないかなという気でおるんですけど、そこらあたりちょっと確認をいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  湾岸クルージングの内容については、一昨年と同様のコースとしております。これは、そのコースがふるさとの山、地形、そういうことを見るというコースに設定しておりますので、同様のコースとしております。  通常運航のほかに、団体客による貸し切り運航の設定であるとか、サンセットクルージング、タモリカップの観覧等の特別運航というものの実施も考えております。  それと、料金につきましては、通常運航を大人1,200円、子ども600円の金額として見直しを図ったところでございます。  それからまた、貸し切り運航についても料金の見直しを図りまして、1便相当、約1時間の運航になりますが、これを2万5,000円、2便相当を3万5,000円、半日を4万円、1日6万円の料金を設定いたしております。  まずは安全に運航することを第一に考えておりまして、新たな航路の申請や特別運航の企画については今後検討していくこととしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  富山湾岸クルージングに対しましては、おととしも私も何回か乗った覚えがあります。それこそ、びょうぶのような立山連峰がすばらしい売りだと思っております。  そういうことから、海上観光も大事ですけども、この湾岸クルージング、これも一つの柱として成功に導いていただければという思いでおります。  航路は前と一緒ということで聞きましたけども、これをもし変更したいとか何とかということになれば、いつでも簡単に変更ちゃできるもんなのか、そのへんはどっかへ言わんとだめなのか、そこらあたりはどういうことになるんですか。 ○議長(原 明君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  クルージングにつきましては、一昨年、昨年、皆様方の期待になかなか応えられなかったということですが、ことしは、ほたるいか観光の終了時点と少し重なりますけれども、一昨年のようにクルージングをやりたいと、そのように考えております。  それから、コースにつきましては、今ほど申し上げましたけども、基本とすれば、一昨年やったコースはもちろんそういうふうにありますけども、今後いろんなコースの設定を考えていきたいと。  例えば、これは私だけの案でありますが、富岩運河とあそこをどう連携できるかとか、あるいは逆に朝日とか入善とか、あそこのほうへも行けないかとか、それから、一昨年は氷見のところもやりましたけども、それらを含めながら、もっと広い範囲で、基本は基本として、いろんな広い範囲で設定ができないかということで、これはもちろん陸運の許可が要るわけでありまして、いろんな手続がありますけども、今年度はそれに基づいてまた新たなコースの設定もしていきたいと、このように考えておるところであります。  それから、料金につきまして、今ほど話がありましたけども、例えば個人では一昨年は1,800円ということで、非常に大きいなと思われる人もおられたわけでありますので、市民価格1,200円ということにしておりましたけども、一応全部1,200円でことしはやろうということで、あと、そのほかに団体の金額も下げておるわけでありまして、できるだけ利用していただきやすい料金設定ということで考えておりますので、またよろしく乗船のほうをお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  副市長、どうもありがとうございました。  実を言うたら、今、富山の運河とか、そこらあたりのことをちょっと聞きたかったわけなんで、せっかくああいうこともやっておられるわけなんだから、そういうようなことも活用してということで、すぐ変更できるのかなということでちょっと確認をいたしたわけであります。  何よりも、ほたるいか観光と第2子保育料無料は滑川の一番の売りだと思っておりますので、観光課の皆さんには、大変かもしれませんけども、重々頑張っていただければということであります。  では2番目、プロトン凍結機についてであります。  これについては、急速冷凍によるホタルイカをブランド化することで、ホタルイカの通年供給を目指して、急速冷凍機プロトンの凍結機、約3トンを冷凍して市の農村研修センター内に整備したと。  一年を通じてホタルイカを供給するため、運営していくホタルイカブランド確立協議会をつくって、そこに事業を委託していくということで去年発足したわけなんですが、ちょっと私はそこらあたりの中で1つわからなかったのは、業者さんと書いてありますが、飲食店さんですね。現在、それを出荷していただきたいというときには、どのような手続になるのかということをちょっと確認させてください。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  まず、市内の飲食店のほうにチラシで周知させていただきました。その中で、申し込みについては、電話またはファクスでの対応といたしまして、注文書等をいただくというような形にいたしております。  注文書をいただいた場合、事務局において配送日時を調整いたしまして、直接または宅急便での配送ということにしております。  その後、料金の支払いについては、配送時に現金での支払いまたは口座振替での対応といたしております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  飲食店さんにファクスか何かで申し込んでいただいて、事務局というのは市役所にあるというもんだね。そしたら、その日に欲しいということには今の感じでいけば間に合わんがかな。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  事務局は観光課内にございますが、電話申し込みがあれば即時対応するようにできるだけしております。できるだけ利用いただくということを第一に考えて、すぐの対応に今努めているところであります。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  また緊急対応もお願いをいたしたいと思います。  次に、3トンまで冷凍できるということであったんですけども、多分、去年は3トンちゃ、やっとらんだと思うがで、1.5トンか1.6トンぐらいだったと思うんですけども、それはみんな省けたのですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  昨年のプロトン、凍結したホタルイカは、議員おっしゃったとおり1.6トンでございます。そのうち協議会のストックとして、生のホタルイカを650キログラム、250グラムの折で2,600折、これを凍結したところでございます。残りの950キロは、水産加工業者が自社のホタルイカを商品として凍結したものでございます。  協議会の部分のこれまでの販売促進の試供品やイベントにおいて、約400折を使用いたしました。  それから、飲食店には約800折を販売しておりまして、これまで合わせて約1,200折を出荷しております。  現在の出荷分としては約1,400折でございますが、この部分については3月中に全て出荷できる見込みで、最終的な売り上げ販売数は2,200折を予定いたしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  通年、このホタルイカを食べたいということでありますので、3トンを冷凍するという、これは随時するわけにはいかんがで、とれるときにまとめて3トンしか、要は1年は3トンしかできないという形だと思うがいちゃね。これは7月、8月に別にとるわけないから、順番に、出ていったから冷凍する、出ていったから冷凍するというわけにちゃいかんと思うがで、3トンを省くのにはいろいろと大変な感じかなという思いでおります。  しかしながら、多分2,000万ほど、二千何百万やったけ、このプロトンをつくるのにある程度の費用もかけておりますけども、かというて、その分の回収ということになれば割高になってしまうということも考えられるし、やっぱりなるべく安価な形で供給せんにゃならんというのも一つの業務ではあるのかなという思いでおります。  そういうことも考えれば、市内で消費するというのもなかなか難しい。都会といいましょうか、大手のホテルとかどっかそういうようなところに売り込みにも行かんにゃならんがでなかろうかという気ではおりますが、そこらあたりはどういうような気持ちでおられますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  2月15日に協議会を開催したところでございます。その中で委員からは、幅広く販路を拡大していくことが必要であるとの意見もいただいております。まずは、県内のホテルや旅館、飲食店において営業活動を行ったところでございます。  先ほど、予定、残り1,400折がさばけるということは、県内の旅館、飲食店、こちらのほうの営業活動によって今見込みが立ったところでございます。  今月に入って、今ほど申した市内のホテルとかレストラン、そのほか東京の日本橋とやま館からも注文をいただいているところでございます。引き続き積極的な営業活動で安定した販売につなげてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  せっかくでありますので、営業活動を積極的にやっていただいて滑川のイメージアップを図っていただきたいと思います。
     1つ気になったのは、東京のとやま館へ送ったということですけども、今、本当のやつがとれとるがに、今の時期に冷凍を送ってもいいがかと。向こうはそれでもいいと言うておられるわけですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  日本橋とやま館のほうで、滑川市の日ということで、このプロトンの凍結ホタルイカのPRも、きょう、あす、1週間かけてやっておるところでございます。その中で、ちょっとこのプロトンのホタルイカも試食いただくという中でご利用いただくということで、今回提供しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  冷凍のやつという了解済みで出しておられるということ、食べられる方は今とれたやつを送ってきたのではないかという気にもなられるのではないかなという気がいたしますけども、そこは誤解のないように徹底していただければということであると思いますので、答弁ありますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  すみません。ちょっと抜けておりました。東京の日本橋とやま館のほうで、生きたホタルイカも持っていっておりまして、夜の7時半から30分間隔で2回程度、きょう、あす、発光もお見せしてこのPRに努めるということにいたしております。間違いのないよう、また積極的に確実にPRしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  東京の人に誤解のないように、また提供してあげてください。  では、3つ目に行きたいと思います。学校教育についてということです。  これは教員の働き方改革で、部活動の指導の見直しが本格化してきているということですね。国は部活の時間に上限を設け、学校外の人材が技術指導や大会への引率を行う部活動指導員という職も拡充を目指すということになっております。これから部活はどうあるべきかということを議論していかねばならないという形であります。  自民党のほうでも、スポーツ立国調査会というものが6日に行われたそうであります。中学の運動部活動を民間スポーツクラブやスポーツ少年団と一体化すべきだとする緊急提言を行っております。その中から委員の方も、部活には教員のボランティア精神に甘えてきた面があると。部活には生徒を成長させる教育と、その反面、勝利を目指す選手育成の側面の2つ両面性があるということを言っておられます。教員の負担軽減ということを考えれば、これからは部活動指導員というものが拡充されていくのではないかなという気でおります。  滑川市においても、スポーツエキスパート派遣事業ということもやっております。ここらあたりの充実も考えていかねばならないのではないかなということで、県からも各市には、部活に対しては週2回の休みという指導があったということを聞いております。中学、高校、滑川にも高校1校、中学が2校あります。滑川市内においての状況はどういうような形になっておるのか聞かせてください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  市内中学校の部活動の休養日につきましては、教師の長時間勤務の解消のほか、成長期にある生徒が運動、食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、週休日を含む週2日以上の休養日の設定に努めることと指導計画に明示しまして、3学期から実施しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  これは中学も高校もですか。中学だけかな。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  申しわけございません。高校は把握しておりませんが、市内中学校2校で実施しているものでございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  高校はまた別といたしまして、中学は週2回、部活を休んでおるということで、この3学期からその認識でよろしいわけですね。  今言われたように、県からの指導ということ、これを忠実に実施すれば、滑川市のスポーツレベルがなかなか上がらないのではないかなということであります。競技力の向上に力を入れている市としてちょっと見解を聞きたいわけなんですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  にわかに週5日制、出てまいりました。働き方から生まれてきたと思っています。  それで、選手の強化というところとの二面性があるわけでございます。先生方の働き方については、さきの土曜を休みにしたとき、町村文部大臣、富山県に関係がありました。ゆとり教育ということでそれが出てきたわけです。それで、いろいろと加重平均をしながら、土曜授業をまたこっちが復活させたということもございます。  そこで、スポーツの強化の面で言いますと、子どもはやっぱり力が余っておりますし、そういう意味では、強化すべき面に2日休まなきゃならないというようなことじゃなくて、1日だけでも別の形で強化していかなきゃいかんのじゃないかと、このように思っております。  いわゆる専門種目じゃなくて、週の1日は体力トレーニング、総合体力づくりをやるということになりますと、やっぱりその専門家で、学校の先生を抜いてその強化にあたる体制をつくれるかどうかこれから研究してまいりたいと、このように思っているわけです。  例えば体育学部を出て、ことし先生になれなかったという若い指導者がおる。あるいは体育の学校の先生を退職されたという方も大いに利用できる、そういう範疇にはございます。でありますから、専門の種目プラス成長期でありますから、総合体力をどう高めていくか、それが即、選手の強靱な体をつくる、基礎体力をつくることによって、いわゆる競技成績を上げていくという格好にならんかということを考えているわけです。  昨日は、全国大会に行く小中高生の激励をやりました。23人の選手が全国大会にまたこの春、今月末から全国各地に散らばって各種目出かけることになっておりまして、滑川は確かに県下でも人口当たりの対外試合に出る選手が多くなっていることは事実でありまして、これはまた私らの自慢でもあるかと思います。  そういう意味では、今申しましたように、体育専門家を入れて、5日分の先生の休みの分をカバーしていけんかと、このように思っているわけです。  あとは、やっぱり種目によってはクラブ関係のところへ入っている選手がおりますし、場合によっては、中学生ぐらいになると、自主トレーニングでその1日を使うと。自分のスケジュールを持っていて体力づくりをやるということも可能になってきますし、そういうトータルとしての指導力を高めていくことは肝要だろうと思っています。  もう1つは、先ほど言いました週5日制のときの話をちょっとしたいと思うんですが、学校の先生方は土曜休みによって、自分の住んでいる地域で大いに活躍するということになっておりましたが、学校の先生は自分の休みを取ると。休息日にただ変わっていっているだけで、地域の中に入って地域の人と地域の授業を展開するところまでは行っていなかったと思っています。  そういう意味では、5日制は単なる先生の休養日をつくるということだけではちょっと相済まんところがあるんじゃないかと。土・日の休みについては、先生方が自分の住んでいるところでの暮らし方、生き方、社会的貢献にどう参加していくのか、そういうことも問題にしなきゃいけないと、このように思っております。いろんな面からもこれをトータルとして検討してまいりたいと、このように思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  滑川市はせっかくスポーツ施設、充実させてきておりますね。野球場3つ、サッカー場も5つから6つもできると。ことし春先には屋内運動場もつくったというところで、どちらかといえば、私らの認識とすれば、スポーツに力を入れておるなという形でおります。  もう一言わせていただければ、水橋高校がなくなるということを聞いております。北部と一緒になるということになりますけども、体育科コースでも滑川高校へ持ってこれんもんかなという、私はそういう気持ちでおります。またひとつそういう機会があったら捉えて、滑川高校へ体育コースということ、これは一つの要望でありますので、県の仕事でもありますから、これ以上は言いませんけども、富山県としても、野球の話になりますけども、高校野球で夏の大会でベスト4が目標という形でいつも取り組んでおって、中学時代をこういうふうな形で何かスポーツすることがやりづらくなるような雰囲気では、言うておることとやっておることと全く真逆になっておるんではないかなという気でおりますので、ここらあたりを充実して、市としても、そこらあたり2日間を有効な使い方にしていただければということであります。  もう1つ、落合課長に聞きたかったのは、富山県ではまだ部活動指導員というのはないのではないかなという気がしております。それで、滑川市は今、スポーツエキスパート派遣事業ということをやっております。よく似たような感じだと思うんですけども、ここらあたりの違いというのはわかりますか。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  今ほどの岩城議員のスポーツエキスパートと部活動指導員との違いということでございます。  主な違いとしましては、部活動指導員は学校職員として位置づけられていることから、スポーツエキスパートや外部指導者では認められていない単独での部活動指導や大会引率が可能となっているところでございます。  スポーツエキスパート派遣事業は、学校部活動の充実、生徒の体力向上及び地域社会と運動部活動との連携の促進を図るため、中学校に派遣している外部指導者であり、本市では今年度、両中学校に15名を派遣しております。  顧問教員に競技経験がない場合あるいは乏しい場合は、技術の習得や指導が重荷となり、指導困難となることもございます。スポーツエキスパート派遣などの制度は、教員の負担軽減のみならず、生徒の安全確保、活動の充実や練習の質の向上、競技力向上などにもつながるものと考えております。  スポーツ環境充実といった観点から、スポーツエキスパート派遣などの制度も含め、各競技団体との連携や、地域と協働した地域クラブなど、学校の実態や実情に応じたスポーツ環境の整備や充実、部活動のあり方などにつきましては、国の動向も見ながら研究し進めてまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  課長、結局、3番目に答えられたような形になっておるんではないかなという気でおります。そういうことも含めて、ひとつこれから働き方改革が提言されておりますので、ここらあたり、滑川市もやっておるようなスポーツエキスパート派遣事業とか部活動指導員、これは富山県でもまだやっておられないということを聞いておりますけども、あわせて充実を図って、滑川市のスポーツレベルが落ちないように推進をしていただきたいと思います。  では、4番目の質問に行きたいと思います。  各町内にはサロン活動ということで、いろいろと町内の年寄りのお世話を、特にひとり住まいのお年寄りのお世話ということで、各町内にサロン活動というものを設けております。これは近くの公民館でするということで、目の届きやすさ、顔見知りという安全性などから、町内の中で町内の人の世話をするという形の体制だと思っております。  地区によれば、加積の公民館でやっていらっしゃるところもあるということを聞いておりまして、それこそ、このサロン活動の充実がこれからの福祉の大事な柱になっていくのではないかなという気でおります。  それで、滑川市内において、このサロンの結成がどの程度実施されているのか確認させてください。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  平成29年度のサロンにつきましては、地区公民館等で活動されているサロンが5サロン、町内の公民館等で活動されているサロンが31サロンの計36のサロンが活動されているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  地区では5サロン、町内ごとでは31サロンということであります。滑川市の町内の数からいけば144やったかな、あるということになれば、まだまだ2割強という形で少ないのではないかなという形に聞きます。私の地元の早月では半分ほどやっておるというのは確認しております。  これからはやっぱり、お年寄りの皆さん方がひきこもりがちになるところを、身近な町内の公民館で顔を合わせながら、話し合いながら、いろいろな世間話をして、心の和みという形で健康な日々、それこそ生きがいのある生活をしていただきたいという形になるのではないかなと思います。  しかし、憩いの場として、それぞれお年寄りの方々の世話をしているのを見ておりましたら、お年寄りを元気なお年寄りが世話をしておるという形で、極端に言えば老老介護みたいなような感じになっておるんですけども、そのお世話をしておる人たちがいよいよそういう形になれば、それを世話する人たちがいるのかなということでちょっと危惧をいたしております。  お世話をする方々は、それこそ滑川というよりも、ほかの市ではどういう方々がやっておられるのか、そこらあたりはわかりますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  他市の状況につきましては、当市と変わらないような状況でございまして、地域の主体にお任せしておりますので、ほかの市につきましても、社会福祉協議会と連携しながら、町内会あるいは老人クラブといった団体が協力しながら活動を行っているというふうに聞いております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  このサロン活動ですけども、今、初めてスタートしたところがここ2、3年であると思いますね。次の世代のことを考えれば、やっぱりそこらあたりの持っていき方といいましょうか、市としても、これからは地元で地元の人を世話するんだよというような形で、ある程度の年の方々にもこういう勉強会みたいものをやっていかんにゃならんがでなかろうかなという気でおります。  今の人たちの世話が終わったら、もっともっと多くの世話をせんにゃならん方々が出てくるという形でおりますので、もっと若い方が参加できるような雰囲気を、市としてもそうですし、我々もそういうふうな雰囲気で町内として言っていかねばならないのではないかなということであります。  今市としては、このサロンに対して、社会福祉協議会を通じて一律に4万円の助成ということになっておると思いますね。町内の規模、先ほど31サロンと聞いておりますけども、参加人数、やっぱり大中小あると思います。それを一律4万だけでいいのかなという気でおりますので、そこらあたりはどういう見解ですか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほどのサロンへの助成につきましては、町内で活動しておられるところには今議員おっしゃった4万円ということで、それと、地区の公民館で活動しておられるところは8万円ということでお渡ししております。  サロンの活動につきましては、高齢者の介護予防に大変有効であるということから、今議員が提案されましたサロンの規模、活動回数とか参加者数とか、そういったものを加味した何か補助を考えられないかということをちょっと検討していければというふうに思います。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  ひとつお願いをいたしたいと思います。  4万は渡すから、規模によって違わせるもんだから、今4万持っておるところを少なくするという考えじゃなくして、最低は4万以上渡して、それ以上プラスどうにか色をつけていただければという、これは私の思いであります。ひとつまた考えてみてください。  続いて4番目、滑川市の第2子保育料無料化については、人口の減少の切り札として28年度より実施しております。  私は先ほども言いましたように、ほたるいか観光と第2子保育料無料化、これは滑川の二大イベントといいましょうか、売りではないかなという思いであります。これを大きく宣伝して、人口の削減の速度を遅くさせる。減るのは大体わかっておるんですけども、速度を少しでも和らげたいという思い、これは市長の思いだと思います。  そういうこともありまして、うちのところの、こども園はありますが、来年度の、うちのところは定員90名だと思っておりますが、もう満杯だということで、これはどこから来ておるのかといったら、東部小学校と早月中学校に住宅がずらずらと並んでおります。そこのほうからみんな引っ越してこられて、こちらのほうへ来ておられるということをよく聞いております。多分隣の町から来ておられるんじゃないかなという、名前だけ確認したらそういうような感じだと思います。それだけ第2子保育料というイメージは定着しているのではないかなという思いであります。一つの売りだと思いますので、これからも、各市、町、県が何か追随してやっておるということを聞きますけども、所得制限なしということを考えて、いい売りになるのではないかなということです。  去年の秋に成果があらわれていたということを聞きました。プラスして、その後はどうなっているのかということを確認いたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  それではお答えいたします。  出生数そのものは増えておりませんけれども、出生数に占める第2子以降の割合は、平成28年度の48%から平成29年度、2月末の数字なんですけれども、59%に上昇しており、第2子保育料無料化の成果があらわれていると言えます。  また、人口動態調査によりますと、平成29年は28年に引き続き転入超過であり、特に29年は30歳代及び0から14歳において転入超過となっております。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  今課長が言われましたように、要は、成果として第2子の子どもさんが増えてきておるということ、転入も2月末で多くなってきておるということ、これはやっぱり第2子保育料の打ち出した成果ではないかなという気でおります。これからもそういうふうな形で、人口減の歯どめに切り札として使っていただければということであります。  先ほど市長も国のほうへ特区として陳情してきたというお話を聞きました。そういうことも含めて、自信を持って滑川市の宣伝をしていただければということであります。  それと、最後になりますが、国、県の保育料無償化を打ち出してきていますが、違いとしては、何か所得制限があったりというような形があるんですけども、それ以外に何か違いということはあるんですか。ほかの市でもいいです。ほかの町でもいいですけども。 ○議長(原 明君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  主な違いとしましては、やはり所得制限ということになろうかと思います。  国におきましては、昨年12月に閣議決定されました新しい経済政策パッケージの中で、幼児教育の無償化について方向性が示されまして、3から5歳については全ての子どもの無償化、ただし、0から2歳児につきましては住民税非課税世帯の子どもの無償化を行うこととしております。  この方針を踏まえまして、県のほうでは、平成30年度後半から年収360万円未満世帯の子どもの無償化を行うこととしたところでございます。  本市におきましては、平成26年度の第3子以降保育料無料化、28年度からの第2子の無料化、いずれも所得制限や年齢制限ということを設けることなく、全ての子どもを対象としてきたところでございます。 ○議長(原 明君)  岩城晶巳君。 ○10番(岩城晶巳君)  何でこれを聞きたかったかといったら、各町、国がこういうふうな第2子無料化ということを言い出してきたものですから、滑川市の特異性が消えうせるのではないかなという形でちょっと確認をしていたわけです。  今の段階で行けば、まだまだ滑川市の優位性ということは、今言われたように完全無料化ということでありますので、自信を持って人口減の歯どめの施策としては有効なのではないかなという思いでおります。  そういうことも含めて、各施策についていろいろと質問いたしましたが、新年度、始まります。また、皆さん方にも滑川市のイメージアップにつなげていただくよう頑張っていただければと思います。  私の質問はこれで終わります。 ○議長(原 明君)  5番角川真人君。 ○5番(角川真人君)  それでは、通告に従いまして順に質問を行いたいと思います。
     まずはじめに、雪害対策についてお聞きいたします。  今回の大雪は、累積降雪量が547センチと過去10年間の平均の1.5倍となっておりました。山沿いだけでなく平野部でも大雪となりまして、1、2月の雪の事故による死者は5人、重軽傷者は48人と新聞に載っておりました。滑川市のほうでは、除雪によるけがや雪を原因とする事故はどのくらいあったのでしょうか。  また、今回の雪は断続的に続くことが多くて、何といいますか、実感的には毎日雪かきをしていたようにも感じますが、人が住んでいるところはそうやって雪かきされるんですけれど、空き家の前には、長く雪が積もったまま放置されていたのもよく見受けました。当然、屋根の雪おろしなどもされるわけもなく、雨どいや窓ガラスなどが屋根から落ちる雪などの圧力で壊れる、そういったこともよくあります。  人家以外でも、ビニールハウスなどの農業ハウスなど、そういったものへの被害も考えられますが、そういった被害はどのくらいだと見ておられるでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  2月末現在ですが、報告を受けている大雪による被害状況につきましては、空き家の屋根の崩落が1件、公共施設の窓ガラスの破損が1件、倒木が1件、水道管の凍結、これは市内の公園なんですけども、凍結が30件など被害の報告を受けておりますが、幸いにも人的被害ですとか農作物の被害はなかったと聞いております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  水道管の破裂は氷見市が大きなニュースになっていましたけど、滑川のほうは川村水産でしたか、そこが何か水道管が破裂して営業ができなかったというのがニュースになっていまして、そのぐらいしか聞いていなかったんですけど、案外あったんですね。  あとは、農作物に対する被害は今のところないとは聞いておりますけれど、これから雪がなくなって今から出てくるとか、そういったものもまたあるかもしれないので、引き続きそういったものへ目を配っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、改めまして聞くんですけれど、今回の雪、先ほども言いましたとおり、累計降雪量で見ますと、昭和38年の38豪雪の607センチに次ぐものとなっておりました。  滑川市の29年度除雪計画の中に豪雪に対するものは何かあったかなとちょっと改めて見ておったんですけれど、そしたら、歩道除雪の出動基準のところに「豪雪時等状況によっては」とありましたが、そのぐらいしか記載がなく、どのくらいから豪雪と言うのか、ちょっと私にはよくわからなかったもので、そこで確認なんですけれど、今回の雪は豪雪だったのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  豪雪には、降雪量や積雪量による定義はないとのことから、今冬の積雪について気象台に問い合わせたところ、豪雪の用語説明としては「著しい災害が発生した顕著な大雪現象」となっており、これには該当しないとの見解でありました。  しかしながら、市としましては、近年にない降雪量となったことや、気温が連日氷点下となったことなど、災害は発生しなかったものの大雪であったと認識しているところでございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  そうしますと、新聞の記事ですけれど、38豪雪のこれよりももっと雪が多かった平成17年度653センチというところ、ここも豪雪と書いていなかったので、そういった基準に当てはまっていなかったということなんですかね、そういうところは。そしたら、ことしもそういった基準で、豪雪には届かなかったけど大雪だったと理解いたしました。ありがとうございます。  そうしますと、豪雪地における在宅要介護高齢者等の生活の安全を確保することを目的とした屋根の雪おろしへの補助、そういったものも過去には行っておったと思うのですけれど、そういった補助事業、今回は残念ながら豪雪ということじゃなかったようなんですけれど、そうしたもののほかにも、除雪機の貸し出しや購入の補助、そういったものをこれまで滑川市として行ってきたと思いますけれど、そういった地元の人の力に頼るようなやり方は、少子化が進んでいる今ではそのうち限界が来るのではないかと。  そうした現状を踏まえまして、この先の緊急時、今の場合、大雪が降った話をしておりますけれど、そういったときに、今の市役所の職員だけで市民の皆さんからの緊急の要望に果たして応えていくことができるのか少々疑問に思っております。  少数精鋭でやっておられるのもいいんですけれど、どうもいろいろと話を聞いておりますと、例えば坂になっているようなところで、急な坂道ですね、路面凍結しているために車が上れない、何とかしてくれといった要望があったときに、市の職員がスコップを持っていって対応した、そういったお話も耳に入れました。もしそういったことが同時に複数のところから来た場合、果たして対応していくことができるのか、ちょっと疑問に思っております。  それで私は、庁舎でそういった要望を把握する者は常に残しておく必要があると思いますけれど、そのために実働部隊をもっと確保しておく必要があると考えております。  また、そうして人数が確保できていれば、空き家の多い地域、高齢者の多く暮らしている地域の除雪を手伝いに出すことも可能になるのではないでしょうか。  何も正規の職員を増やせというのではなく、冬期だけの、例えるなら年賀状配達のアルバイトのようなもの、あるいは消防団みたいなものでしょうか。出動のあったときだけ日当を出すような形でも雪かき隊を検討してみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  市では、12月1日から建設部に除雪実施体制として除雪本部を開設し、その日から翌年3月31日までの期間において3班体制を編成し、緊急時の対応も含めた体制を整えております。  なお、顕著な大雪となり雪害の発生が予想または発生した場合には、滑川市地域防災計画に準ずる雪害対策本部体制とし対応することとしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  一応班を分けて対応しておられるということですけれど、今回のような雪がこれからも続かないとは限りませんので、またなるべくそういった人数を増やすような対応も検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次の障害者支援についての質問に移りたいと思います。  私は以前から、障害者手帳を持つ方から施設利用料の相談をよく受けておりました。そこで、どんな割引が滑川市で行われているのかと障害者ハンドブックを見てみますと、市内では、ほたるいかミュージアムに割引制度がありますとだけ書かれておりました。確認しましたら、ほたるいかミュージアムのホームページの料金表に割引についてちゃんと触れてありましたが、しかし、ほかにもこうした割引をしているところはあるのかなと思って、ほかの施設の利用料金、そちらを確認しておりましたけれど、特にそういった記述はなく、果たして障害者手帳による割引制度を行っているのは実際どのくらいなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  市の施設におきましては、今ほど議員言われましたほたるいかミュージアムのほか、サン・アビリティーズ滑川、あいらぶ湯の3施設におきまして、障害者手帳による料金の割引を行っております。このほか、博物館で開催される有料の企画展におきましても料金の割引を行っているところでございます。  また、蛇足でございますが、市の施設ではありませんが、滑川室内温水プールやなめりCANクラブにおきましても料金の割引などを行っているというふうに聞いております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  サン・アビリティーズはちょっと見落としたかもしれないです。すみません。  ただ、見ておりますと、タラソピアとか総合体育センターとか、そういったものにはあまりそういったものがなく、せっかくの障害者の方がスポーツをしたいという意欲があっても、そういった補助がされていないのではないかなとちょっと私は思っておりまして、滑川市障害者福祉計画(第3次)、そちらのほうを見ておりますと、基本目標の5、スポーツ・生涯学習・文化活動の充実のページに、「障がい者本人の健康づくりや生きがいづくりのためだけでなく、障がい者の社会性の形成のためにも重要なものです」とありますので、またそういった施設の利用の必要を訴える声、アンケートにも何かそういったものがたくさん書かれておりましたようですが、そういった今後の取り組みとして、こういった活動を行う機会や交流の機会の提供に努めるとあったんですけれど、今のところどんな補助や支援を考えておられるのか、具体的なものがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  支援の補助ということ、料金的なものということであれば、今現在やっておるもので十分足りているのかなというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  十分ですか。  私に相談されていた方は水泳をやっておられるんですけれど、その方は、温水プールの料金が先ほど補助されていると言っておられましたけれど、それが高いんだと言っておられるんですね。確認しましたけれど、18歳以上の料金は420円で、障害者とその付き添いの方は半額減免となっておりました。  それを踏まえまして、比較でその人がよく言われていたのが東富山温水プール、そちらのほうの料金を見てみますと、障害者の方は無料でやっているんですね。ほかのプールとかもどうなのかなと富山市のところをちらほらと見ておりましたら、富山市のスポーツ施設は大体障害者は無料という形でやっているみたいなんですね。ほかの自治体はといいますと、魚津市のほうでは新川文化ホールとか、そういった文化施設で障害者に対する減免が行われていたようです。  滑川市でも、富山市のように全面無料とは言わなくても、さっき言いましたけど、タラソピアとか、そういった健康づくりのために必要なところあるいは活用されやすいところでまた減免、考えてみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど議員おっしゃった室内温水プールにつきましては市の施設でございませんので、こちらはそちらの施設のほうで考えていただくということになるかと思います。  あと、ほかの市の施設につきましては、利用料の減免につきましては条例の規定に基づき運用されているところでございまして、先ほど申し上げた割引の状況で足りているというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  なかなか「うん」と言ってもらえないのはわかっているんですけれど、それでも、やっぱりこうした社会進出のきっかけになるようなものは少しでも多く行っていただきたいと思いますし、そうすれば、タラソピアとかそういった施設の利用人数だって結局は増えることにつながると思いますので、ぜひとも検討していただきたいと思うんですけれど、もう一回どうですか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほども申し上げましたが、これは条例で決まっていることでございまして、私がどうこう言うことではないかなというふうに思います。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  この場ではどうしようもないみたいですけど、これからもまたそうした人の声を集めて訴えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次のみのわ温泉のことについて質問を行いたいと思います。  私はみのわ温泉のことを、滑川市にある温泉施設としてもっとアピールする必要があるんじゃないかなと考えておりました。なぜかといいますと、たまたまこのみのわ温泉のことを市内の若い人と話していたときに、「何それ?」という反応を返されたことがあったんですね。どうも町から離れた山のほうにあるため、そういったこともあるのかもしれないですけれど、このままそうやって若い世代にあまり認知されていないというのが続きますと、何というか、そのまま忘れ去られたために利用が減ってしまうなんて、そんな情けない事態にもなりかねないんじゃないかなと思っております。  そうならないためにも、少しでもお客さんに快適に過ごしてもらって、口コミでしっかりと広げてもらうのがいいんじゃないかなと考えます。  そうは言いましても、実際に利用されているのはお年寄りがほとんどと言ってもいいんですかね。若い人はまれだと言っておられました。なので、お年寄りが利用するうえでもっとこうしたほうがいいのではと、実際にお風呂に入ってみて思ったことを提案させていただきたいと思います。  まずは、何をおいても浴室の話ですね。あまり大きくないですけど、浴室の写真ですけれど(資料を示す)、手すりなどもう少し増やしたほうがいいんじゃないかなと率直に思いました。浴槽に1本ずつ2カ所ついているんですけれど、できれば、こういった手すりというのは左右に1本ずつあったほうがいいんですね。2本しっかり左右でつかまることができますと、長い距離を歩くことができないような、ふだん車椅子を使っているような方でも安定して前に進むことができますし、バランスを崩すこともありません。  そうしたわけで、ちょっと知り合いの介護施設のところでお風呂の写真を撮らせていただいたんですけれど(資料を示す)、これは介護施設のお風呂なので、しっかりと手すりがついているのは当たり前なんですけど、たしかこのぐらいの幅ですね、軽く手を広げた幅の手すりが左右についております。こういったものをこのみのわのお風呂でも、入り口のところだけでもまた考えていただければどうかなと私は思いました。  次に休憩室ですね(資料を示す)。こうした畳敷きのところと、板張りのところにカーペットを敷いて、床にじかに座る形の休憩室になっているんですね。そうしますと、お年寄りに限らず、腰痛を持っている人ならわかると思うんですけれど、一度下にぺたんと座ってしまうと、そこから立ち上がるのって大変なんですね。  そこで、ここの休憩室にはテーブルと椅子を置いて、下にしっかり座らないような、そういったものも考えみてはいかがでしょうか。  一応中を見ておりますと、座椅子も置いてあるんですけれど、お客さんの様子を見ておりますと、横になっている方もいっぱいおられましたけれど、廊下に置いてあるフットマッサージ機、そうしたところで座る椅子があるんですけれど、そういったところで休んでおられる方も何人か見られましたので、もしかしたらそういった腰の都合の悪い人だったのかもしれないなと思いながら見ておりました。  さすがに全面そういうふうにする必要はないと思うんで、先ほども言いましたけど、横になって休まれる方もおられますから、そういったカーペットのところの半分ぐらいをそうしたテーブルのスペースにするのもいいのではないかなと私は思いました。  あとはやっぱり、私、何回この議会でトイレと言ったかわからないんですけれど、トイレのことですね。これは男性のところの洋式便器なんですけれど(資料を示す)、広々としたスペースはいいんですけれど、やっぱりここにも手すりが欲しいなと。お風呂に入って、体が温まって、血のめぐりがよくなっている状態でトイレに座りますと、血圧の変動が実に大きいんですね、そういうところって。  そういうわけで、お風呂場のトイレというのは、足が滑る以外にも、そういった体に対する調子を狂わせるような、そういった危険なところとも言えるわけです。  そこで、少しふらついてもすぐにつかまることができるような手すり、そういったものをつける必要があると思います。  ちなみに、これは介護施設にあるトイレの写真なんですけれど(資料を示す)、こうした座式のトイレですと、立ち上がる際に、少し前に手すりがあると、それにつながって体を引っ張ることで立つのも楽になるという、そういった利点もありますので、こうしたお年寄りが使われる施設にはそういうものは必須だと私は考えております。  これまで利用者目線で考えてみたつもりなんですけれど、ぜひともこれら一つでも多く検討していただければどうかと思います。いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  お答えいたします。  高齢者の方や体の不自由な方へのバリアフリー対応としまして、昨年度、ファミリーハウスにエレベーターを設置し、浴室や休憩室のある2階への行き来に対する負担の軽減や利便性の向上を図ったところでございます。  安全で快適にご利用いただくために、今議員おっしゃいました手すりなどの見直しも重要であると考えており、今後とも利用者の要望や利用実態を踏まえ、指定管理者とも協議しながら対応を検討し、安全で快適に利用していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  角川真人君。 ○5番(角川真人君)  ぜひとも一つでも多く検討していただきたいと思います。  これまで私が述べてきたことは、介護施設でもないのに大げさなことを言っているなと正直思っておられるんじゃないかなと思っておりますけれど、病気の発作やけが、そういったものは本当にいつどこで起こるかわからないものです。少しでも安心して利用者の皆さんにくつろいでいただけるように、安全対策はぜひとも進めていただきたいと考えております。  そして、利用されている方に、これまでよりもいいところになったよと口コミで広めてもらえるように、またそんないいところに変えていただきたいと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。  あとは、せっかくのこうした温泉施設なんですし、特にここには書いていないんですけれど、孫とお出かけとか、そういったものを対象に入れるのもいいんじゃないかなと私はちらっと思いましたし、そういったものもぼちぼちと要望として聞いていただきたいと思います。  最後に、あとは利用者さんの安全ということで、今の大雪で、前から気になっていたんですけれど、雨どいの壊れていたところがまたひどくなっているみたいなんですね(資料を示す)。雨どいを支えていた骨が雪で落ちてしまったみたいで、施設の人も、もういっそ取ってしまえと言っているぐらいなんですけれど、またこうしたものも利用者の方の安全につながりますので、ぜひともご検討をよろしくお願いいたします。  では、これで私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(原 明君)  2番大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  本日通告してあります質問に対して、昨年行われました9月の定例会におきましての質問点と類似する点が何点かあります。これは会議録また議会動画を拝見させていただき、当局が明確な回答をなされていないという判断をいたしましたので、今回、再度質問をさせていただきます。  余談ではありますけども、皆さんご存じのとおり、この質問書は事前に滑川市ホームページにて閲覧することができます。恐らくそちらを見られて、とある方が私のところへ来られました。地元の議員でもないのに地元の話をするなとご意見をいただきました。私は、こういった質問をすると恐らく批判が来るだろうということは覚悟しておりましたけども、その地元の議員でもないのにということには全く理解できませんでした。  ですので、私の自宅は滑川市の辰野にあります。辰野は何地区かといえば東地区にあります。私は滑川市東地区議員ではないとお話をさせていただきました。滑川市全域の諸課題に対して積極的に取り組んでいきたいとお話しさせていただいたわけでありまして、今回のこの質問も覚悟を持って質問させていただきますので、その覚悟に応えていただきたいというふうに思います。  それでは、通告に従いまして質問のほうに移らせていただきます。  事項1、小規模化する市内小学校についてご質問させていただきます。  全国的に、人口減少、少子化による公立小中学校の児童数の減少が進んでおります。滑川市内でも平成20年から平成28年までの期間で、緩やかではありますが、減少傾向にあります。  ただ、緩やかになっている要因の1つとして、子ども第一主義、そして少子化対策、これが成果を上げているものだというふうに判断させていただいております。  その中で、平成29年5月現在で、滑川市内小学校1,728名の児童数から今後6年でどう推移されていくと予想されるかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  平成29年度4月1日現在のデータでございますが、平成29年度1,728名から少しずつ減少し、6年後の平成35年度では1,502名で、226名の減になると見ております。  先ほど石川子ども課長の話にもありましたが、人口動態調査によりますと、平成29年は前年に引き続き転入超過であり、平成29年は30代及び0歳から14歳において転入超過となっております。新たな住宅建設も進んでおります。児童数の人口減少が抑制されるということを期待しております。  以上でございます。
    ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  今ほど平成35年には1,502名になるという推移、お聞きいたしましたけれども、今取り組んでおります少子化対策、やはり緩やかにすることはできても、この人口減少、少子化に歯どめをきかすことはできないと私は判断しておりますけども、課長も同じような認識を持っておられるのかどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  私は、上田市長の施政の方針のもと進めていけば、今1,502名となっておりますけれども、この数は確実に上回り、緩やかな減少になるというふうに今は期待しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  この後の質問もありますので明確にお答えいただきたいと思いますけども、最後に緩やかに減少していくと思われると言われました。歯どめがきかないかどうかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  これにつきましては、歯どめがきくかどうかということは、占い師ではございませんし、私の立場からは何とも言えません。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  226名減っていくということで、ただ、減ってはいくけども、この市政の施策が成果を出して歯どめがきくというように聞こえましたけども、この後の質問も、こういった予想をされている中で、減少傾向にある中で、全く今ほどのご答弁は根拠がないというふうに判断しておりますけども、この1点目と2点目に関しましては確認事項ですので、これ以降の質問に対してはしっかりと根拠を持って明確に答えていただきたいというふうに思います。  2点目、他の市区町村では学級数での学校規模基準を定めているところがあります。滑川市では学級数での学校規模基準を定めているのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  学校規模基準は国の基準としておりまして、市で特に定めてはおりません。  学級編制につきましては、富山県の学級編制基準に基づいて学級編制をしております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  私の調べたところによると、文科省では、市区町村で学校規模基準を定めているところは17%あるというふうに調べさせていただいたんですけども、今ほど国が基準をつくっているということで、私も再度確認したいと思いますけども、じゃ、この学級数での学校規模基準を定めている理由、課長はなぜこういった基準を定めていると判断されておりますか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  学校規模の適正化ということで、国のほうから方向性を示したものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  再度お聞きします。  適正規模とはどういったことなのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  子どもたちが学習しやすい環境ということだと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  今ほどのは、子どもたちの教育環境というものを守っていくためには、やはりこういった基準を定める必要があるという認識を持ちましたけども、今首をかしげられたのでお聞きしますけども、そういった認識でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  国の一定の基準ということで、どういったものが適正であるかということは個々の市町村の判断ということでございますが、一定の方向性、基準を示したものが適正基準ということだと考えます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  わかりました。  次の質問に移らせていただきます。  平成28年度に、文科省による学校規模の適正化及び少子化に対応した学校教育の充実策に関する実態調査が行われました。調査によれば、全国市区町村の82%が小中学校の小規模化を認識しているが、そのうち42%の市区町村が課題を放置していると報告されました。滑川市の認識はどうか。課題を放置していないか。  そこで、東加積小学校に関しては、将来的に存続していく方針を示されたと聞いております。方針決定の根拠は何かお聞かせください。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  大浦議員から、基準、基準という話が出ます。基準というのは一体何でしょうか。  東加積小学校のことについて私から答えます。  東加積小学校の子どもは素直で優秀、元気があります。教育効果が上がっている、それを現認することができますので、このまま続行したいと思います。私の市長の後どうされるかわかりませんが、私が市長でいる間はこれを守っていかなきゃいかんと思っています。東加積小学校の子どもたちに何か支障があるんでしょうか。見受けられません。  と同時に、もう1つ文科省の言っていることを言います。文科省の施設担当に会いました。震災のときの話、学校統合は歓迎しますと。田中小学校を新しく建てると言うんですが、寺家と田中と一緒になれば、新しいのを建てるとなれば、建てたばかりの小学校も壊すと。合併を優先しますよという話もありましたので、ここらも、寺家小学校、田中小学校ですら小規模学校に見えてきて、文科省にそういう強固な考えがあるということも頭に置いておいてください。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  上田市長、ありがとうございます。  市長は選挙のときに、東加積のほうで小学校を存続するということを言われたというふうに聞かせていただいております。今市長から、任期中は小学校を存続させると。  再度お聞きしますけども、そしたら任期中はこれに対しての対応は全くされないという認識をしてよろしいのでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今のところは、東加積小学校から何らおかしな方向に行っているということが私には見受けられませんので、統廃合の話はないと思ってください。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  今ほど市長から説明いただきましたけども、申しわけないですけども、私はこの後の質問もありますので、市長にもまたこの後、質問を聞いていただいて、今ほどのもので言えば、滑川市はこの問題に対して、少子化に対して放置しているこの42%の中に入ってくるかというふうに思います。  少し待っていただきまして、質問のほうを続けさせていただきます。  平成29年9月定例会において、東加積小学校は現在児童数67名、5年前は83名、未就学児数から6年後の児童数推計が41名という状況報告もあった中、そのような状況に危機感があるかという質問に対し、石倉学務課長は市職員全員が危機感を感じていると発言されました。これは何に対する危機感なのか、再度お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  会議録をもう一回見ていただきたいんですけど、危機感は少子高齢化問題に関しての危機感を感じていると申し上げたところでございまして、市として子どもを安心して生み育てやすい環境づくり、住んでみたい魅力ある滑川市として、市民の皆様と協働してできるところから取り組んでいるというところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  会議録を見てくださいと言われましたけども、会議録を見ましたし、議会動画も見させていただきました。そのとき、その質問に対して答弁されていないんです。そのように答えられていたんです。  子どもたちが減っていく環境の中にあって、これは次の質問にも書いてあるんですけども、少子化対策を進めている。今の施策に対して進めていくことによって、少子化というものに危機感を感じているという認識だったんです。  私、そのときの議員さんが言われた質問に対して思ったのは、児童数が41名というふうに減っていくんです。そういった中で、じゃ、単純にこの41名から数年後もしかしたら二十数名になるかもしれないということに危機感をどう感じているかというような質問だったのかなと私は認識をしておりますけども、私のその見解がおかしいのか、そういった質問として捉えていなかったのかどうかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  今、手元に会議録がないので申し上げにくいところはございますけれども、そのときの答弁では、滑川市、富山県、日本国の少子高齢化のことを危機感というふうに申し上げたというふうに記憶しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  そしたら、再度、確認の意味でお聞かせ願いたいと思います。  今ほど私が質問しております、児童数は6年後41名、今の67名から26名減ります。そうした後、この6年後以降、三十数名に下がる可能性もあります。これに対して危機感を持っておられるのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  小規模学校だからよくないということはないと思います。私、実は小規模学校の経験が5年間ございまして、その中で豊かな教育実践がなされていました。人数はどうなるかわかりません。上田市政の間は、必ず東加積小学校をこのまま存続させるということでありますので、その中ですばらしい教育実践をしていただくのが教育委員会の使命だと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  質問を続けます。  少子化に伴う学校小規模化は、児童の社会性育成や教育上の諸課題がこれまで以上に顕在化することが懸念されております。  学習面、生活面、学校運営面等メリットもあるが、さまざまなデメリットも指摘されております。指導改善資料作成、複式学級や特認校制度、統合による対応が考えられますが、9月定例会では、伊東教育長、石倉学務課長ともに少子化対策を進めるとの答弁、これは先ほどから私に会議録を見てくださいと言われていますが、見させていただいてこの質問を通告しておりますことを今この場で話をさせていただきます。  そのような選択肢の中から教育環境をどう整備されていくのか質問させていただきます。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  少子化対策は、先ほども申し上げましたように、市として他市町村に先駆けて取り組んでいる中学校3年生までの医療費の給付、所得制限なしの第2子保育料等の無料化等、人口減少に歯どめをかける施策を展開しているところでございます。子育て世代の人口流入もあって、少しずつその成果も見えているところでございます。  少子化対策は、滑川市、大変頑張っていると私は捉えております。  学校小規模化に対する特認校制度、統合等は、先ほども申し上げましたように、今のところ考えておりません。むしろ、学校を統合することによって、地域の衰退化、人口の流出を招くと考えております。デメリットが今の段階では大変大きいと考えます。  東加積小学校では、学年の異なる集団で学習する活動が大変多く取り入れられ、子どもたちの思いやりの心や社会性、郷土愛を育んでいると捉えております。学力的にも大変高うございます。  県内の小規模学校の中には、似たような規模の学校が数回集まって学習する集合学習といった形態を取り入れているところもあります。学習形態については、学校の意見を聞きながら、工夫しながら研究してまいりたいと考えております。  東加積小学校については、これまでも行われた魅力ある教育活動の取り組み、きめ細やかな教育、一人ひとりの子どもたちの個性や能力を育む学校づくり、それが学校の特色であり、それを前面に打ち出して発信することをまず重視していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  私も今回、今の東加積小学校の現状を踏まえて質問しているのではなくて、将来的な東加積小学校の状況についての質問をしているんです。先ほどから、上田市政の間は統合はしない。特認校制度もない。特認校制度につきましては、前回、教育長から大変難しい問題であると。教員の加配配置についても難しい問題であるという説明をいただきましたし、この後ありますけど、複式学級のことは後でご質問させていただきますけども、これもいろいろと難しい問題があると思います。  そしたら、先ほどから上田市政の間はそういったことはしないと言いますけども、じゃ、その後、課長はこういったことを含めることを考える必要があると思っているんじゃないんですか、お聞きします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  今の学務課長としては考えておりません。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  今の学務課長としての立場はわかります。だけど、学務課長もいつかかわられますよね。次の学務課長に引き継ぎするとき、知らん顔するんですか。責任についてどう思われるんですか、お聞かせください。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  私がお答えしてよろしいでしょうか。  文科省が言っている適正規模・適正配置等に関する手引ということ、読まれてご存じのとおりでありますが、児童・生徒の教育条件をよりよくする目的で行うものであるということであります。  それは、学校統合を行うということを目的にするものではなくて、学校統合を行うのか、学校を残しつつ小規模校のよさを生かした学校づくりを行うのか、それはそれぞれ地域の実情に応じて各設置者が主体的に判断するものであると。その理由は、学校はコミュニティーの核としての性格があると。そういったことを踏まえて判断が尊重されているわけであります。  もちろん、この自治体設置者というのは、市民の力によってつくり上げられているものでありますから、これは市民の皆様や地域の方々の十分意思、意見、考えのもとに進められるものと思っております。
     さて、そういうわけで、東加積小学校のみならず、各地区の今ある小学校を、しっかりと耐震の工事も終え、そして学校環境の改善に取り組んでいるわけであります。  もちろん、議員おっしゃいますように、社会性の課題、人間関係のこと、固定化、さまざまな課題も言われます。  一方では、やはり小規模校ならではの少人数を生かした教育活動、あるいは個別指導や繰り返し指導の徹底、さらには地域の自然、文化、産業、資源等を生かしたカリキュラムや校外学習、体験活動あるいは近隣の博物館の見学、こういったことが実際に行われているわけでありまして、私はむしろ地域の方々にもっともっと、もう入っていらっしゃるんですが、学校にかかわっていただきたい。これは東加積のみならず、そうした地域と学校との連携をお願いしたいわけであります。  現在進めております教育情報化に基づいて、ICTという観点でも、そうした施設設備をこれから進めていきますので、例えば学校間での交流、東加積はシャンバーグとのペンパル活動をしているんですが、そうしたことも行って、いろんな方々の多様な考えや、あるいは多様な意見、あるいは多様な出会いができるような環境づくりにも努めていきたいと思っております。  また、科学の時間では小中一貫教育を進めているんですが、そうした意味で、小中での一貫としてのカリキュラムのみならず、さまざまな交流も進んでいけばと期待しております。こうしたことについて努力して、小規模校ならではのよさについてこれからも進めていきたいと思っております。  こうしたことで、今後とも各学校の特色ある活動を生かしていきたいと、こんなふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  では、この3点目の質問をさせていただきます。  複式学級のことでありますけども、複式学級には教員数減につながることや指導計画の構成の難しさ、学習指導上の問題も多いと聞いております。教育効果をどう考えているか、また教職員と児童、相互にかかる負担についてお聞かせ願いたいと思いますけども、これは9月定例会で、3年後の東加積小学校の未就学児を見た場合に4名、その後の年も4名、1年生と2年生で8名になることが9月の定例会でもう出ております。  複式学級が始まるのか、地元の皆さんからは単式というお話も出ておるわけでありますけども、先ほど質問の選択肢の中で複式学級という言葉も出なかったので、こういったことをもし検討されるのであれば、複式学級を用いてやるのであれば、この質問に答えていただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  市内では複式学級にあたることは、今のところはございません。人口流入によって、そういった基準が緩和されるかもしれません。  仮定という話でお答えしたいと思います。自分の実体験をもとにお答えいたします。  教員の立場から言うと、2つの学年の内容を準備して同時並行で指導する難しさというのは確かにあります。複式学習での指導力の向上を目指して、小規模学校を対象とした研究会、研修会というものが別にあります。私も参加しておりました。その中では、これまでの指導技術のノウハウの蓄積や強固なネットワークがあり、そういったところから指導の不安は解消することができると考えております。  実際、複式学習を取り入れている学校の授業では、昨年度見てきたんですけれども、子どもたちは自分たちで学習する力が大変育って、子ども同士で学び合い、支え合って、大変よく、深く学習しておりました。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  オの質問も続けさせていただきます。保護者、児童、教職員に教育環境調査を行っているのか。  先ほどから、今のところ全く何もしないという、今現在で言えば、もう十分な教育環境があると、先ほどから何度も説明いただいているので、もちろんされていないと思いますけども、確認のためお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  行っておりません。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  3番について一通り全部終わりましたので、最後にもう一度だけお聞かせください。  41名という児童数になることがわかっていても、20名になるかもしれないということがわかっていても、子どもたちの教育環境に影響はない。複式学級ということは考えていない。複式学級でも、ほかの規模、基準を満たす学校と同じ教育環境ができていく。そして、危機感を感じていないから、保護者、児童、教職員、もちろん教育環境調査は行っていない。  私の認識は、やはりこれから数年後、極端に言えば10年後、これは学校規模が非常に小さくなって、じゃ、10人とか、そこまで減っても守られていくのか。  先ほどから、今は問題ない、今は問題ないと繰り返されているんです。私は将来のことを考えて質問しているにもかかわらず、今の現状で答弁されているんです。これは放置じゃないんですか。 ○議長(原 明君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  教育というのは、常に時代の変化と子どもたちの実情に応じて変化していくものと思っております。そうした中で、それぞれの課題に応じて対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  なかなか納得するような答えを私はいただけていないと思っておりますので、質問のほう、まだ続けます。  滑川市内では、学校教育法施行規則により、標準とされる学級数を満たしていない小学校は7校中5校が該当しております。小規模化が今後も進むと私は思っております。学校教育の充実を図るためにも、現在取り組まれている少子化対策を推進していくことはもちろんでありますが、教育委員会重点施策として取り組み、課題解決施策を創出し、教育要覧にも明記していかなくてはならないと考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  滑川市は、科学の時間の創設、教育の情報化の推進、土曜授業の実施と学校教育の充実に向けまして、他市町村にはないさまざまな取り組みを行っております。教職員の皆さんも大変頑張っています。  教育委員会の重点施策として網羅されていると今のところ考えておりますが、議員の指摘された点からも再度検討してまいりたいと考えます。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  私、先ほどから質問させていただいておりますけども、統合しろと言っているわけではないんですよ。もしかしたらやれと言っているように聞こえるのかもしれないんですけども……      〔発言する者あり〕 ○2番(大浦豊貴君)  ああ、聞こえますか、すみません。  それも含めて検討している、自分自身、考えはもちろん持っています。ただ、今現在すぐに取り組むべき問題でもないというふうなものは思っています。  ただ、今67名という児童数でも非常に少ない。こういった例えば今現在問題ない小学校でも、今後同じような問題を抱えてくるであろうという認識をしております。その中で、例えば今の現状で言えば、東加積小学校の生徒たちがほかの学校の子どもたちと交流授業をしているのか。  こういった小規模学校のデメリットとして、やはり人と切磋琢磨する機会がないとか、人と人とのつながりが大切であると。市長は今回の市長提案理由説明の中でも、教育・文化の向上で、あすの郷土づくりを実現する鍵はまさしく人の力であると。やはり人と人とがしっかりとフェース・ツー・フェースですか、会って初めて子どもたちの心が養われていくものだというふうに思います。  平成29年度の教育要覧を見たときに、なかなかそういった小規模校としての認識が先ほどからないと言われているので、その学校に対しての施策が載っていない。であるならば、しっかりとそういったものを施策として取り込んでほしいなというふうに思うんです。やはり、そういった問題を抱えているのであれば、教育要覧のほうにしっかりと、じゃ、年何回、どこどこの小学校と交流の授業を育むことによって、子どもたちの人のつながり、コミュニティーを創出していきますよというものを書いていただきたい。今言っているのはそういうことでありますけども、それに対しては検討していただけるのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  議員のおっしゃることは大変よくわかりました。要覧のほうは委員会、それから各学校とも連絡調整しまして、再度しっかり見直していきたいと考えます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  この5に入る前に、いろんなお顔と声を拝見して、非常にしづらい質問となりますけども、「子ども第一主義、教育はすべてに優先する」との基本理念を掲げる滑川市において、起こり得る課題に対しての取り組みとして、統合を含めた規模適正化・適正配置を検討する組織の立ち上げが必要だと私は思っております。いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  これまでも申し上げましたように、今のところは統廃合等は考えておらず、組織の立ち上げにつきましても考えておりません。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  これに関して、上田市長、先ほど少し待ってくださいと私、とめさせていただきましたけども、先ほど学務課長にも、学務課長はいつかかわられると。上田市長も任期の4年間はそういったものを検討することもしないと。  では、市長もこの4年間の後、かわられるか続けられるかわかりませんけども、その後の後任にこのツケを回す可能性が私はあると思います。市長の中で子どもにツケを回さないと…… ○市長(上田昌孝君)  次の人にツケは回さない。 ○2番(大浦豊貴君)  最後に、その質問に対してお答えをいただきたいと思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  少子化問題にも絡んでこういう問題が出ますけども、いわゆる東加積小学校のそばにログハウスの団地があります。随分建ちました。東加積校下の中で住宅が張りつくような住宅施策を展開するとか、人口が東加積に集まるような方策を探っていくべきが先だろうと思っています。  以上です。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  わかりました。  私もこの人口減少、少子化問題にも歯どめがきいて、これまで以上に各小学校に児童が増えることが一番いい目標だというふうに思います。  ただ、私が今回これを質問させていただいたのは、やはり全国的にもこの人口減少、そして少子化問題というものがある中で、じゃ、滑川市は選ばれる市になるのかどうか。これももちろんそのために上田市政が動いているわけで、重々わかっております。  ただ、それが実現するのが非常に難しいというような判断をして、一つの選択肢として、今、全国的にもこの学校の統廃合の問題、いろいろと言われているわけであります。そうしたときに、統廃合することも、もちろん地域住民の方々から反対することが出てきます。そして、時間も相当かかると。文科省の報告によれば、6年、7年かかって統廃合を進めるというのが15%で、全て推移していっているわけであります。  そうすると、じゃ、上田市政が4年後終了した際にこういった問題が出てきて、もうやらなきゃいけなくなったときに、そこから6年、7年とたったとき、その教育環境の中で子どもたちはどんどん学校を卒業する。もしかしたら悪循環の教育環境になっているかもしれない。こういった議場で話をしている間にも、そういった問題がどんどん時間が経過していくという思いから、私は今回、早い段階で検討していく組織が必要になってくるという案を出させていただきました。  そして、その中には、廃校が地域の衰退を招いていくと。実は昨日、浦田議員と1時間半ほど熱い話をたくさんさせていただいたんですけども、そういった話も浦田議員から伺わせていただきました。地域の衰退を招かないための施策も進めるのであれば、同時並行で考えていかなければならないというふうな思いを持っております。  これは関係ないかもしれませんけども、青雲閣の建てかえということを上田市長は先ほど言われたわけでありますけども、地域の衰退を招かないためにも、私は、前の定例会におきまして、公共施設等総合管理計画の中のこの青雲閣のことを平成32年までに経営面、運営面を勘案して答えを出すと言われた中で、こういったことを検討していく中には、この青雲閣の機能を東加積小学校に持っていくことも一つの地域衰退を防ぐ案かなと。また、東加積公民館の機能も小学校に移していく。そして、コミュニティーの拠点として生かしていくことができるんじゃないかなというような案も考えておりました。  また、今現在そういったことを検討されないということでありますけども、ぜひともこの教育のツケというものを残さないようにまた検討していただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  大浦さんのおっしゃりたい趣旨がやっとわかりました。心配の余りだと思います。頭につく言葉がこの後心配だと、衰退だという言葉が先に来ておりますので、衰退とかそういう心配が先に立てば、あなたの理論はもっともだと思います。じゃ、政治は全てそうですが、そういうマイナーなイメージのあるものをどうするんだよというのが政治だと、このように思っています。  想像されて、ではどうするの? 具体的なものを出して解決していくのが市政の身近な基礎自治体の仕事だと思っていますので、その点はご指摘いただきましたことも参考にしながらこれから進めていかなきゃいかんと、このように思っているわけでございます。  先ほど言いました住宅問題、東加積にもっと家が建てばいいなといつも思っています。ただ、背景を見ますと、小森には子どもが1軒のうちに3人ぐらいずついるという部落もありますね。同じ蓑輪はもう3軒になりました。全然減らない地域、東福寺、火祭りに行きました。この部落にも子どもが5人いましたね。公民館へ来ていました。あそこの部落も、下へおりた人、県外へ出ていった人もありますけども、減り方が少ない町内もあります。  だから、こういうことを考えますと、滑川は全部一様に同じレベルで判断できないと、このように思っているわけです。東加積だけ特出してという話でもないような気がしますので、市全体を眺めて、総合判断のうえで今後の方向を定めていくべきだろうと。知恵をかります。お願いします。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  私の質問の仕方が下手くそなせいで、なかなか趣旨が伝わらずに申しわけありませんでした。私も次回から勉強させていただいて、しっかりと伝わるようにお話しさせていただきます。ありがとうございました。  続きまして、2点目の事項のほうに移らせていただきます。共生社会実現の推進についてご質問させていただきます。  今月末に第3次滑川市障害者福祉計画が策定されます。その中で、第2次障害者福祉計画において取り組まれた障害理解の促進と交流促進の成果についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  平成24年度に策定しました第2次障害者福祉計画におきましては、障害理解や交流の促進を基本目標の1つに掲げ、福祉教育等の充実や障害者週間等の啓発、地域交流の促進などに取り組んできたものであります。  具体的な取り組みにつきましては、小中学生を対象に障害者を講師とした各種の体験講座、手話奉仕員養成講座やミニ手話講座、毎年12月の障害者週間に合わせた啓発イベント、レクリエーションを通じた障害者とその家族、地域のボランティアとの交流行事の開催などに取り組んできたところであり、徐々に市民の間での障害理解や交流の広がりが見られていると感じております。  しかしながら、第3次計画の策定に向けて市内の障害者を対象に行いましたアンケートでは、「障がいのことを健常者に理解してもらい、たくさんの方の関心を集めたい」というご意見も寄せられました。  まだまだ不十分であるのかなということでございますので、引き続き障害理解や交流の促進に向けて取り組む必要があると考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  ありがとうございます。  この1番と2番は関連していることでありますので、2番の質問もさせていただきます。  このPDCAサイクルのプロセスに基づき、庁内関係所管により評価・検証を行われたと思いますが、第3次計画では対応されているかどうかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  第2次計画における取り組みにつきましては、各関係課に照会して取り組み事例あるいは達成状況等々を確認しておりました。そういう取り組みの状況やアンケートの結果を踏まえ、第3次計画における取り組みとして、引き続き障害理解や交流の促進を掲げております。  このほか、新たに障害者への合理的配慮の普及・啓発や当事者団体への支援の取り組みを盛り込んだところであります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。
    ○2番(大浦豊貴君)  この(2)で、評価・検証を行われたと思うがと書かせていただいたのは、本当にこれが行われているかどうかなんですね。何を調べても出てこないのと、今、私の手元にその福祉計画の素案がありますけども、ここでも計画進行管理、庁内関係所管による評価・検証を行うほか、滑川・中新川障害者地域自立支援協議会に対しても情報提供をし、進行状況についての意見を行うというふうに計画されております。  ただ、何を調べても出てこないので、私、この協議会に出たことがある方に、どういったことに対してやっているのかと聞いたときに、なかなか言われないんです。それだけの情報提供、いや、あるかなとか、意見あるかなと言われるんですよ、出たことのある人が。そうすると、本当にこの評価・検証がこの協議会で行われているのかどうかなんですね。私は、そういった方の声だけ聞けば、「あれ?されていないんじゃないかな」と判断せざるを得なくなっておりますけども、課長のお言葉でもう一度説明していただけますか。実際にどのような状況で行われているかということに対して。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  お答えいたします。  各課には文書でどういった行事をしたということで、どういった実績があって、どういった達成度であったかというものを照会しておりまして、広く皆様方に知らされていないということにつきましては事実でございまして、内部の中で協議をして取りまとめてという話でありましたので、今後、こういった評価結果でありましたよということについてホームページ等々でお知らせしていければというふうに思います。 ○議長(原 明君)  大浦豊貴君。 ○2番(大浦豊貴君)  今は、恐らく全くそういった情報の公開がなされていないのですね。ただ、これ、関係所管も多分非常に多いというふうに思っております。  ただ、全部とは言いませんが、ある程度の主な取り組みとしては公開していただければ、市民の方々、また障害者をお持ちのご家族の方々もわかりやすいというふうに思っております。  そして、先ほど成果のほうでアンケート調査のことを言われましたけども、私もこのアンケート調査が気になっておりまして、20歳代男性、精神障がいをお持ちのご家族の方が、障がいのことをもっとたくさんの人に知ってもらいたい。どんなことに困っているのか、特性を健常者に理解してもらいたいというご意見。また、この福祉活動の推進について、健常者と障がいがある人との交流を増やしてほしい。交流を多くすることで健常者の理解が深まると思うと。10歳未満の男性の知的障がいをお持ちのご家族の方から。  これを見る限り、やはり成果としてなかなか上がっていないというふうに判断せざるを得ないんです。本当にこの成果が上がったとすれば、こういったアンケート調査を行ったときに、健常者と障害者との交流が非常に増えたと。交流を多くしたことによって理解が深まったというアンケート調査が出てくること。理解についても、滑川市の施策が成果を出して、こんなにも健常者の方々に障害に対しての理解を深めることができた。こういったことができたときに初めてこの成果が上がったというふうに市民の皆さんが判断されると思います。  ぜひともそのようなアンケート調査がこの第3次計画において施策が行われて出てきますことを非常にご期待申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。  本日は多々失礼な点もあり、申しわけございませんでした。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩します。  再開は午後4時といたします。                 午後3時47分休憩                 午後4時00分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず第1点目は、除雪体制の見直しについてであります。  3月に入りまして、春の陽気となり、温かな日が続いております。という中で、あっという間に雪も解けまして、昭和56年豪雪に匹敵するほどの今年度の豪雪、大雪が何であったのかなというふうに思われるきょうこのごろでございます。ただ、本当に今年度の大雪は大変でございました。  私も、朝に1時間半、夕に1時間半の除雪の毎日が続いておりました。また、ほかの人たちも同様だろうというふうに思いますし、また除雪においては、足腰が痛いと訴えられる方も多々あったのかなというふうに思っております。  当市の今年度除雪予算につきましては、補正予算を2回も組み、最終予算が1億5,500万という形で、久々の1億円を超える大きな予算となったわけであります。そして、何よりも除雪にかかわる市の職員の皆さん方はもちろんでございますが、除雪の委託業者さんや、さらには除雪機械のオペレーターの皆さん方には、朝早くから日中も含めて出動され、不眠不休で道路除雪やら、あるいは公的施設の敷地の除雪に取り組んでいただいたことに改めて感謝を申し上げたいというふうに思っております。  そこで、質問の1つ目は、豪雪と言われた今年度の当市の除雪体制、並びに除雪対応の実績並びに反省を含めて総括についてお伺いをするものであります。  また、雪も解けますと、ことしは特に道路のあちこちにアスファルトが剥がれた、そして穴があいているようなところが見受けられますし、また、コンクリートの縁石や側溝が壊れているところが見受けられるわけであります。  これらについても当課では当然巡視点検されて現状把握され、そしてまた、早々修理・修繕の予定、計画されていると思いますが、改めてその内容、そしてまた対応についてお伺いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  これまでの実績については、除雪延長が394路線で193.7キロメートル、歩道除雪が20路線で31.2キロメートル、そのほか学校などの66の施設の除雪を実施しております。  出動日数につきましては、12月では全社の出動が4回、1月には全社が8回、2月には全社が4回、3月は現在のところなく、計、全社の出動は16回、山間地の一部の業者の出動は5回となったところでございます。  総括としましては、12月上旬から降雪が始まり、年末の寒波や1月中旬から2月中旬にかけての数年に一度レベルの寒波が襲来し、近年にない積雪量となったことや、気温についても連日氷点下となり、県内の交通網が大幅に乱れ、物流の停滞など、市民生活にも大きな影響があったところであります。  市では、冬期間における市の産業経済と市民生活の安定を図るため、道路交通の確保を目的とした除雪計画を策定し実施してきたところであり、除雪トラックの事故があったものの人的被害には至らず、おおむね順調に道路交通の確保が図られたと考えております。  また、除雪における道路等の損傷箇所につきましては、既に道路パトロールの実施や住民等からの連絡を受け、路面や道路附属物等の修繕を順次実施しているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  道路補修・修繕につきましても、これから順次、早々にお願いしたいというふうに思っております。  先般、新聞にも出ておりましたが、ことしはアスファルトが剥がれて、穴があいて、パンクが急増しておるという話もございますので、そういった点も、やはり責任問題等々にもなろうかというふうに思っておりますので、早々にまた修繕をよろしくお願いしたいと思います。  次、2つ目の質問でございます。  今年度のこの豪雪によりまして、他の地域のあちこちで被害も多く発生いたしまして報道もされているところでございます。そしてまた、改めて豪雪の対応、対策がクローズアップされております。  そこで、当市において、今ほど総括も含めて報告をいただいたわけでありますが、ことしの教訓を生かしつつ、これからということで、除雪路線あるいは除雪延長、それから除雪用機械配置、ことしの事故も含めて、それから除雪委託業者並びにオペレーター等について、現状と今後の傾向、対策は後ほどまた質問いたします。傾向についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  除雪路線と除雪延長については、今ほど問1(1)でお答えしたとおりであります。そのほかの除雪委託業者については36社あり、除雪機械借り上げについては52台、オペレーターの数は71名で実施していただいております。  今後の傾向については、除雪路線数や除雪の延長の要望は増え、除雪用機械や除雪業者並びにオペレーターについては、横ばいまたは減少傾向にあると予想されます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  次、3番目に行きます。  3つ目は、来る2025年問題、我々のような団塊の世代が迎える超高齢化時代を迎えまして、ますます高齢化世帯、そしてまた高齢者ひとり暮らしの世帯が増えてまいります。  そしてまた、現在もそうでありますけども、高齢者のデイサービスやショートステイの送迎、あるいは急病対応の救急車の搬送やら、はたまた万が一の火災発生時の消火活動等々、不安と心配が絶えない状況であります。  そしてまた、今年度のように豪雪になりますとなおのこと、搬入路の除雪要望が絶えないのであります。とりわけ中山間地域におきまして住居が点在をいたしているところでは、やはり幹線道路から枝線の路線確保が要望されてきているわけであります。  このような除雪路線確保が、中山間地域の人口減少にも大きくかかわりがあると言っても過言ではないのかなというふうに思っております。  そこで、これらを踏まえて、高齢化・人口減少時代を迎え、福祉と市民の安全・安心の確保と市民ニーズに即した中長期的な除雪計画の見直しが今必要であろうかというふうに考えるわけであります。  そういう観点から、それぞれの点でお伺いをするものであります。  まず、除雪路線並びに除雪延長につきましては、今ほどもおっしゃいましたけども、5年前は24年度になりますけども、366路線の188.4キロであったわけでありますが、今年度につきましては、今ほど言われましたように394路線、193.3キロと、5年間で28路線、4.9キロ増加したわけであります。  これのほとんどが大体3種、4種の増加であります。今後も将来において、3種、4種のますますの増加が想定されるのではないかなというふうに思っておりますし、また要望も増えてくるものというふうに思っております。とりわけ中山間地域においてはなおのことかなというふうに考えております。  また、先ほど言われました市保有の除雪機械におきましても、5年前の24年度はグレーダー1台、トラック2台、ロータリー7台、ドーザーが4台、ホイルローダーが3台、凍結防止剤散布車が1台ということでありますが、この除雪機械の台数等々につきましては、今年度は変わらない台数でございます。  なお、1台減になっているのかなという思いはありますが、これにつきましても、今後は委託業者の保有台数、先ほど52台というふうにおっしゃいましたけども、これからは減少傾向にあるのかなということが懸念されるところであります。  そういった中で、市保有の台数の増加、拡充の必要性も想定されるのではないかというふうに思われるわけであります。  また、除雪委託業者につきましては、5年前の24年度は32業者であったわけでありますけども、今年度は36業者ということで、先ほど言われましたように、4業者増加しているわけでありますが、今後は業者の減少はあっても増加は難しいのかなというふうに想定されるわけであります。  また、除雪機械のオペレーターあるいは除雪等々の要員におきましても、先ほど71名という話がございました。今後、高齢化の進捗から人材の確保は難しいというふうに想定されるわけであります。愛市購買の観点からも、委託業者の育成並びに要員確保について、やはり必要性が想定をされるわけであります。  これらを含めて、それぞれ今年度のような豪雪を機会に、今後の将来を見据えて、総合的な除雪計画の見直しについて、単年度の計画はもちろんでございますが、中長期的にかつ計画的に検討しなければならないのかなというふうに考えるわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  市内の除雪については、主要幹線道路を主体として、隣接する市や町との連絡、物資の輸送など、市民生活の安定を図るうえで重要な路線を中心に、防災面における緊急性、交通量や沿道状況、延長や幅員、そして除雪業者の能力等、これらの諸要素を勘案し除雪路線を決定しております。  除雪路線や除雪延長の拡充については、委託業者数や除雪機械保有数が増えない中で、平成27年には市職員2名が資格を取得し、現在、比較的容易な箇所の除雪を実施しているところでございます。  除雪機械の配置・拡充の見直しについては、これまでどおり除雪業者からの借り上げ機械や市所有の建設機械の貸与での対応を基本とし、除雪業者数やオペレーター数の動向に応じて対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  どうもありがとうございました。  今ほど説明がありましたけども、今年度は豪雪だったわけでありますが、来年度において改めてまた検討いただきたいというふうに思います。  と同時に、私が言いましたように、将来を含めますと、とりわけオペレーター等々の確保、これが一番問題なのかなというふうに思っております。これも含めて、そしてもう1つは、やはり3種、4種路線が、これから要望が多々出てくるのかなというふうに思いますし、これはやっぱり市民ニーズであろうというふうに思っておりますので、それに対応できるような形で、またひとつご検討いただければなというふうに思っております。  次に2点目、みのわ温泉テニス村の利活用についてでございます。  この課題につきましては、私もこれまでライフワークのように取り組んでまいりました。そしてまた何度も質問させていただいたところでありますが、しかしながら、一向に前に進んでいないのが事実かなというふうに思っております。それにもめげず、あえて質問をさせていただきたいと思います。  ここ数年、みのわ温泉テニス村においては、施設あるいは機械設備の不備、損傷、故障による保守・修繕が毎年のように行われているわけであります。  また、故障や修繕によって利用者の皆さん方に大変ご迷惑をかけているのも事実かなというふうに思っておるわけであります。  例えば25年度にはグリーンハウスの屋根の雨漏り修理、そしてまた26年度には源泉槽の水中ポンプの取りかえ、それから27年度には2台あるうちのボイラーの1台の取りかえ、屋外水道管更新、そしてまた28年度は、先ほど言いました2台目のボイラーの取りかえ、それから井戸取水ポンプの更新、そして29年度、今年度ですが、井戸給水ポンプの更新、そしてまた源泉送湯管の埋設、手直し、そしてつい最近は貯湯タンクの更新と。いずれも支障発生後の対応であります。このように毎年何件かの、いわば事故対応という形で保守・修繕工事が行われているのが現状であります。  これらを踏まえてまず1つ目は、みのわ温泉テニス村のファミリーハウス及びグリーンハウスの機械・設備並びに施設も含めて、それらの点検が定期的に行われているのか。また、その点検の結果を踏まえて、保守・修繕が適切に、そしてまたかつ計画的に検討を実施されているのか、その現状についてまずもってお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  それではお答えいたします。  ファミリーハウス、グリーンハウスの機械・設備の点検、保守につきましては、法的に義務づけられている消防設備や浄化槽などをはじめ、機械ポンプや源泉管などの機械・設備につきましても毎年度、指定管理者が実施しております。  修繕につきましても、緊急性が高く営業に支障が出るものにつきましては、指定管理者と連携して速やかに対応しているところでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  指定管理者が実際行っているというふうにおっしゃったわけでありますが、全てが何か指定管理者が、指定管理者がという話になろうかと思うんですが、当局としてそれをしっかりと確認されて、把握されて対応を、あるいは指揮指導云々等々をされているのかどうか確認させてください。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  施設の修理及び改修などにつきましては、軽微なものについては施設で早急に対応し、日ごろからふぐあいの有無などについては施設のほうで行っておるところであります。  市側としましては、指定管理者と連携しながら、優先度の高いものについて改修・修繕を行っているところでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  質問とちょっと違うかなと。現状をしっかりと把握されておられますねということをお聞きしたかったわけでありますが、再質問みたいな形で、ちょっとつけ加えでついでに申し上げます。  ファミリーハウスの機械室には、先ほど貯湯タンクは先日修理していただきました。まだその機械室には老朽化した貯湯タンクがもう1基あります、同じ年代に設置されたやつが。並びにもう1つ、ろ過タンクがまだ2基あります。これも相当老朽化しているわけでありますが、これにつきましては大丈夫なのかなという思いがいたしております。  と同時に、壊れる前に、あるいは壊れてお客さんに迷惑をかける前に、更新など検討されてはいかがかなという思いがあるわけでありますが、この現状も含めて把握して、かつ何か予定をされているかどうかお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  今おっしゃいましたファミリーハウスのポンプ、今言われた設備などにつきましては、現状のほうは確認しております。  また、それの修繕・更新等につきましては、費用も伴いますので、順次計画的に更新を検討したいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  設備等々については、やはり相当年数がたっておるわけであります。これまでも、先ほども言いましたように、壊れてから修理というんじゃなくて、やはり壊れる前に事前に点検をして、これはだめだなというときは、やはり前向きに検討していただければなというふうに思っております。ひとつよろしくお願いいたします。  2つ目に入ります。  グリーンハウスにおいてでありますが、今のところ、男女の風呂場、それから厨房施設、それから機械室のボイラー設備が使用されていない施設、機械・設備があるわけでありますが、これらは使用されなくなって放置されたのはいつごろなのかというのが1つ。
     また、これら施設、機械・設備は現在どういうふうになっているのかなと。今も使えるんでしょうかというのが2つ。  そしてまた、この現状について、また今後これらの機械・設備、施設も含めて、どのようにしていこうというふうにお考えなのか、その見通しについてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  それではお答えいたします。  グリーンハウスの浴場につきましては、配管の老朽化による故障のため、現在利用しておりません。浴場は平成20年度ごろから使用しておりません。  また、浴場の湯沸かしのほか、暖房としても使用可能なボイラーにつきましては、冬期の宿泊者が極めて少ないことから使用をとめております。  また、厨房につきましても、業者の撤退に伴い使用をとめている状況でございます。厨房の使用につきましては、業者の撤退が平成27年度ということで、そのころから使用をとめている状況でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今後どうしていこうかなという見通しについて。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  こうした現状への対応として、グリーンハウスの利用者の入浴や食事につきましては、隣接するファミリーハウスの温泉や食堂をご利用いただいており、また客室エアコンを平成25年度に全面改修し、冷暖房に十分対応できるようにしたところでございます。  今後とも2つの施設、グリーンハウス、ファミリーハウスを一体的に有効活用し、円滑な運営に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの答弁を聞きますと、グリーンハウスの、まずお風呂は使えませんよと、厨房施設も使えませんよ、それから機械室も、ボイラーも使えませんよということで理解してよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  グリーンハウスの浴室また厨房に相当する施設がファミリーハウスにあるということで、両施設を有効に活用するといった点で考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  次、3つ目にまいります。  グリーンハウスの利用者、いわゆる宿泊者でありますけども、お聞きするところ、毎年ですけども、テニスクラブの子どもたちが合宿に利用されているというふうに聞くわけでありますが、それも季節限定ということで、7月、8月、9月に集中し、また利用者は市外の子どもたちが主だそうであります。市内じゃないんです、市外ですね。  そして、たまには大人のグループの方々も利用されるということでありますけども、詳しくはわからないですけど、大体250名程度だなという話であります。  それで間違いないのかどうか。さらに、もし詳しい宿泊者数の現状がわかればお伺いしたいのと、また私から見れば宿泊者数が少ないなという思いから、その現状の分析等々についてお聞かせいただければなというふうに思います。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  お答えいたします。  グリーンハウスの宿泊者数につきましては、平成26年度の314名が過去10年間で最も多く、ここ数年は減少傾向にございます。  テニスコートを含めました利用者数は年々増加しておりまして、宿泊を伴わない日帰りの団体利用が増えているものと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  そこなんですよね。テニスをされるお客さんは増えているということでありますけども、宿泊者数が逆に減っているんですよという話。これはまた後から言いますけども、何で宿泊しないのかなということを分析してほしいなという意味で質問させていただいたんですけど、後からまた質問します。  4つ目に行きたいと思います。  とかく公共施設というのは、我々も常に言われるわけでありますが、これはどこの公共施設も一緒であります。とかく何かにつけて利用者の増加の推進をしなさいよと、並びに増加に向けてPRしなさいよと、どうやってお客さんを集めるんですかという話が問われるわけであります。  しかしながら、グリーンハウスの現状を見ておりますと、今ほども説明がありましたように、施設や機械・設備が使用されなくなって放置されております。私も何度も行きますけども、施設全体が暗くて陰気くさい、そういう状況でございます。  その中で宿泊するとなれば、やはりお世話をする人も要るわけであります。おもてなしをする人が必要であるわけでありますが、その配置すらままならない状況を見ておりますと、先ほど私も言いましたように、PRとか、お客さんを増やそうとかという話もありますが、私自身、ほかの皆さん方に、宿泊利用してくださいよというのはとても言えるような状況じゃないなという感じでおります。それが現実だろうというふうに思っています。  ましてや、今回の定例会にも報告されておりますが、転落事故・事件で多額の損害賠償の和解の案件が出ております。安全面においてもかなり問題があるのではないかなというふうに思っております。  先ほども言いましたように、安全で安心して宿泊、利用できるような、また利用者の皆さん方をおもてなしできるような、そしてまたお客さんが来てよかったなと思えるような宿泊施設となるように、環境整備も含めて、このグリーンハウスのリニューアルについて検討する必要があるのかなというふうに思うわけでありますけども、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  お答えいたします。  これまでも、テニスコート、外部トイレなどの修繕や客室エアコンの改修を実施するなど、利用者がテニスを楽しみ、できる限り快適に宿泊できるよう取り組んできたところでございます。  今ほど議員さんがおっしゃいましたグリーンハウスのリニューアルにつきましては、今後、利用者の要望等も踏まえたうえで、施設の長寿命化とあわせて検討してまいりたいと考えております。  また、先ほどグリーンハウスでの事故についてございました。残念なことであったと感じております。来館者の安全等確保のため、その箇所へ今月中に柵の設置を行う予定としております。また、センサーつきの照明なども出入り口付近に設置したところでございます。施設の安全等に危惧される点があれば、指定管理者と協議しながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  部屋のエアコンとか云々でお客さんを集めるわけじゃないんですよ。今ほど言いました設備全般について、ならどう評価するかという形でお客さんを集めなきゃいけないということでお伺いをしているわけであります。  最後に、5点目に入りますけども、このみのわ温泉テニス村、この滑川市にとって大事なテニスのスポーツ施設であります。それから、滑川市唯一の温泉施設でもあります。そしてまた、グリーンハウスのように気楽に宿泊できるような宿泊施設でもあるわけであります。そしてまた、山合いの唯一の観光施設でもあります。そして何よりも、何かというと、滑川市の大事な公共施設の1つであります。  これまで何度も提案してまいりました。テニス村、ファミリーハウス、グリーンハウス、一体的に、中長期的に利活用構想を検討されてはどうかなと改めて見解をお伺いいたします。そしてまたつけ加えて、先ほど角川議員がおっしゃいました。私が言うほかに、施設の風呂場の手すりやら、あるいは休憩所の椅子、机、ソファーの設置やら、あるいはトイレの手すりも含めて、そういった点もやはりこれがお客さんのニーズなんですよ。  先ほどもお客さんの要望を踏まえてとおっしゃいました。これはずーっとお客さんのニーズが我々の質問に反映されているということを知っていただいて、利活用構想を検討されてはいかがかなというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  テニスコートの利用者につきましては、平成26年度から小中学生の練習での利用を無料としていることもあり、年々増加しており、今後もにぎわうものと期待しております。  一方で、温泉利用や宿泊についてはここ数年伸び悩んでいることから、新たな客層の掘り起こしが必要であると考えており、今後、営業活動を強化していくとともに、レストラン、テニスコートとの連携を図り、一体的な施設運営に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  指定管理と連携をとって運営してくださいよという話はしていないんで、これからみのわ温泉テニス村の全体の構想をどうしていくかということを検討してくださいよと、また検討する機会をつくってくださいよという質問をさせていただいているんであって、それについての答弁をいま一度お願いしたいなというふうに思っております。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  一体的な利活用構想につきましては、グリーンハウスのみならず、みのわ温泉テニス村全体の施設の長寿命化に係る修繕や維持管理なども考える必要がございますので、有利な財源確保等もあわせて検討してまいりたいと考えております。  また、滑川市公共施設等総合管理計画の方針にのっとり検討していくこととなると考えております。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  しつこいようでありますけども、今すぐとは申しません。時間をかけてでも構いませんが、とにかく検討に入っていただきたいなと、あるいは計画策定に取り組んでいただきたいというふうに思うわけあります。そしてまた、改めて実施に移せるようにしっかりと取り組んでいただければなというふうに思っております。  別に課長を責めておるわけじゃないんで、これも公共施設、既存の施設をどうやっていくかの1つなんですよ。みのわ温泉テニス村を、これでほっかっておくがか、ほっかっておかんがかというのも1つなんですよ。これ、正直、何年もほっかってあるんです。これからもほっかっておくのかどうかというのも含めて申し上げたいところなんですが、とにかく計画策定に取り組んでいただけるよう要望しておきます。回答せいと言うても無理かなと思いますので、ひとつ教育委員会で検討いただければなと、市の公共施設であることを認識していただければなというふうに思っております。笑わんでよ。  次、3点目に行きます。東加積小学校の機械・設備整備についてであります。  冒頭、先ほど大浦議員の質問で、上田市長からは東加積小学校の件に関して心強いお言葉をいただきましたことを私からも感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。  と同時に、東加積人口増加対策ということで、住宅の開発、これも私も同様の話でございまして、また力をおかしいただければなというふうに思っております。どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  今、滑川市は土曜授業の実施や理数教育の充実、そしてまた、今ほども話がありましたように、英語教育の充実、そして子ども第一主義ということで、子どもたちの教育に力を注いでおられます。私も大いに評価するところでございます。  一方、子どもたちの学びの場である学校、教育環境について少し見てみたいなというふうに思っております。  1つ目は、小学校の施設点検並びに機械・設備の定期点検についてであります。  当然、怠りなく実施されているというふうに思うわけでありますが、その実態並びに結果、そしてその後の対応、保守・修繕が適切に実施されているのか、現状についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  それではお答えいたします。  学校施設の点検につきましては、年度当初に営繕課の皆様のお力をおかりしまして、市内全小中学校、点検を行いました。そのほか、各学校、月1回施設点検があり、修繕の必要があれば随時報告を受けているところでございます。そのほか、定期的な法定点検や教育委員会による現地確認等を行い、劣化状況の把握に努めており、人に被害を与えるおそれのあるものから優先的に対応しているところでございます。  今後も関係部署と連携を図りながら修繕を実施し、教育環境の充実に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  次、2つ目に行きたいと思います。  東加積小学校のPTAの保護者の皆さん方にお聞きしたことなんですけども、ことしの冬のこの豪雪の寒さの折、東加積小学校のストーブが故障いたしまして、寒い教室で寒さに耐えながら子どもたちが勉強しているんだというふうにお聞きをいたしました。  おまけに、子どもたちが遊び回る教室の外の廊下というよりも遊び回る空間―オープンスペースですね―のカーペットがすり減ってぼろぼろなんだよというふうにもお聞きをいたしました。  そこで、私も一応父兄から聞いたものですから、学校にお願いいたしまして、見させてくださいねという形で学校へ行ってまいりました。そして現場を見させていただきました。やはりストーブが故障をいたしておりました。実際、小学校にはストーブが全部で35台あるんですけども、その10台が故障して、修理不能とか管理不能とかという状況でございました。  そしてまた、教室には家庭用の我々が部屋に使っているようなファンヒーターあるいはだるまストーブが置いてありました。という形で、寒さをしのぎながら勉強している状況でありました。  また、オープンスペースにおいても、カーペットがぼろぼろにすり減っており、部分的にカーペットタイルというんですかね、先生方が張られたというふうにもお聞きいたしました。  そして、ついでに校舎を見させていただいて、トイレの換気扇スイッチを入れてみました。トイレの換気扇スイッチを入れると、バーンとうなるんですね。とても使えるような状況じゃなかった。そういうのが何台もございました。久々に行って状況を見させていただいて、私もびっくりさせていただきました。  そこで、これらを踏まえて、ストーブの故障や換気扇のふぐあい、そしてまた床のカーペットの損傷等、先ほど点検をして報告を受けておるというふうにおっしゃいました。その現状も報告を受けておられるのかどうか、そして把握されているのかどうか。そしてまた、その現状を報告いただいて、どのように対応・修繕を検討されていたのか見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  学校からの報告や現地の調査によりまして状況は把握しております。大変申しわけなく思っております。  FF暖房につきましてはエアコンで対応するということにしておりまして、ストーブにつきましては、新たな設備の購入ということで対応しているところでございます。  換気扇のふぐあいにつきましては、今、業者と相談を進めているところでございます。申しわけなく思っております。  限られた予算の人員の中で修繕を行っておりまして、関係部署との連携を図りながら、特に緊急性のあるものにつきましては、できる限り迅速に修繕を実施するように努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  私に申しわけなくと言われたって、私がその場で勉強するわけじゃないんで、申しわけなく思われるんなら子どもたちに言ってやってください。ストーブのない寒い中で勉強している東加積の子どもたちに申しわけありませんと言っていただければ幸いかなというふうに思っています。  それと同時に、ストーブ10台がいろんな形で損傷しております。この10台を修理する気があるのかないのか。あるいは、先ほど緊急性があるものからという話がありました。これは緊急性がない話なのかどうかというのを含めてお尋ねしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  FF暖房は、ほかに設備設置してある学校もございますが、年数がたっているということもございまして、故障した場合は、修繕をせず、FF暖房から普通のエアコンに移行していただいているということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  エアコンでは寒さに耐えられないゆえに、教室に小さいストーブを持ち込んだり云々するわけですよ。  と同時に、逆に父兄の皆さんから言うたら、せっかくストーブがあるのに3分の1が故障して使えないという話なんですよ。「これ、おかしいんじゃないの?」って、これ、誰でも思いますよ。FF暖房だから、修理にお金がかかるからできませんよという問題じゃないじゃないですか。私は再度検討していただきたいなと。  と同時に、先ほど申しわけないという話がありました。ことしの冬はこれで終わります。でも来年の冬、子どもたちにせめて暖かいところで勉強させてやれるように対応をお願いしたいと思いますが、見解をお伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  FF暖房は、既に年月がたっておりまして、部品が入手できないということを聞いております。ということで、修理が困難であるということでございまして、学校のほうにはエアコンで対応ということでお願いしているということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  どうしても修理はできない。修理ができないのであれば、改修云々、取りかえとか云々の方策もあるじゃないですか。できない理由ばっかり言われましたので何ですけども、とにかく子どもたちが寒さに耐えなくて済むようにしていただきたいというふうに思っております。子ども第一主義の滑川市です。平等に子どもたちの教育を育むように、よろしくお願いしたいと思います。  そして最後に3つ目、構造物の長寿命化、そして延命対策として定期的な点検、そしてまた構造物においては、やはりペンキ塗装、外構補修等々が必須であろうかというふうに思っております。  昭和60年に建設され築33年を迎えている東加積小学校では、体育館の屋根のさびも相当進んでいるようであります。先般行ったときに見させていただきました。それから、校舎の外構においてもモルタルの剥がれが見受けられるところであります。
     これらを踏まえると、もうそろそろ学校施設全体の点検整備並びに保守・修繕を計画的に実施する時期に来ているのではないかなというふうに思っております。  先ほどのストーブも一緒です。全体的に勘案して、そういう必要性を感じるのでありますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  滑川市公共施設等総合管理計画において、施設の長寿命化を図るため、劣化や損傷が致命的になる前に適切な措置を実施する予防保全の考え方による計画的な維持管理・更新を実施することとしております。  議員もおっしゃいましたが、屋根や外壁など外構部の劣化が進みますと、雨漏りや外壁の剥離などの問題につながることから、経過年数や劣化状況などから総合的に判断しまして、適切な時期に修繕するよう努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  まさに予防保全ということを言っているわけでありまして、適切な時期というのはいつごろなんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  専門家の方にまた判断していただきまして、また考えて研究していきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  こういう問題は研究じゃなくて検討でしょう。専門家じゃなくて自分らでも十分できますよ。構造物の時期、何年になったらやろうという話は基準があろうかと思います。これ以上申し上げません。  とにかく、これまでの10年、そしてこれからの10年、全く違う時代なんですよ。人口減少が進みます。それから、自治体の財政も縮小してまいります。それから、拡充の時代から、これから施設の保守・修繕の時代にと移行いたします。とりわけ、子どもたちの教育、その学びやというのは、これは永遠に維持しなきゃいけない場所であります。そういう観点から、先ほど言いましたように、定期的に、計画的に保守・保全、管理をしていかなければならないというふうに思っております。  今ほどの当局の姿勢というものにちょっと違和感を感じるところでありますが、当局のこれからの姿勢について見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  施設・設備につきましては、先ほどと同じ答えになるかもしれませんけども、経過年数、それから施設の状況、こういったことを総合的に判断いたしまして、支障の出ないように取り組んでいきたいと思います。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  時間もありません。最後に、その経過年数とは何年でしょうか。ひとつ教えていただきたいと思います。よろしく。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  その物、設備、それぞれの年数を調べてということでございます。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  じゃ、小学校の校舎の耐用年数は何年でしょうか。 ○議長(原 明君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  すみません、今ちょっと頭にありませんので、申しわけございません。 ○議長(原 明君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  後ほど個別に教えていただくことで、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  本日の会議はこれまでといたします。  3月12日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                 午後4時50分散会...