滑川市議会 2018-03-02
平成30年 3月定例会(第1号 3月 2日)
第 13 議案第13号 滑川市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基
準等を定める条例の制定について
第 14 議案第14号 滑川市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につい
て
第 15 議案第15号 滑川市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に
関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につい
て
第 16 議案第16号 滑川市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の
制定について
第 17 議案第17号 滑川市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい
て
第 18 議案第18号 滑川市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
第 19 議案第19号 滑川市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設
備及び運営
に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
第 20 議案第20号 滑川市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備
及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護
予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条
例の一部を改正する条例の制定について
第 21 議案第21号 滑川市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定
介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の方法
に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
第 22 議案第22号 滑川市
公害防止条例の一部を改正する条例の制定について
第 23 議案第23号 滑川市
工業振興条例の一部を改正する条例の制定について
第 24 議案第24号 滑川市
企業立地の促進等による地域における
産業集積の形成
及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を
定める条例の一部を改正する条例の制定について
第 25 議案第25号 滑川市
都市公園及び
公園施設の
設置基準を定める条例の一部
を改正する条例の制定について
第 26 議案第26号
富山地区広域圏事務組合規約の変更について
第 27 報告第1号 平成28年度決算に基づく
財務諸表について
第 28 報告第2号
地方自治法第180条による
専決処分について
専決第2号
損害賠償請求に係る和解に関する件
──────────◇──────────
本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会 期 の 決 定
日程第3 議案第3号 平成30年度滑川市
一般会計予算
日程第4 議案第4号 平成30年度滑川市
国民健康保険事業特別会計予算
日程第5 議案第5号 平成30年度滑川市
後期高齢者医療事業特別会計予算
日程第6 議案第6号 平成30年度滑川市
介護保険事業特別会計予算
日程第7 議案第7号 平成30年度滑川市
工業団地造成事業特別会計予算
日程第8 議案第8号 平成30年度滑川市
水道事業会計予算
日程第9 議案第9号 平成30年度滑川市
下水道事業会計予算
日程第10 議案第10号 平成29年度滑川市
一般会計補正予算(第7号)
日程第11 議案第11号 平成29年度滑川市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程第12 議案第12号 平成29年度滑川市
水道事業会計補正予算(第1号)
日程第13 議案第13号 滑川市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する
基準等を定める条例の制定について
日程第14 議案第14号 滑川市
個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
日程第15 議案第15号 滑川市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営
に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
日程第16 議案第16号 滑川市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
日程第17 議案第17号 滑川市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
日程第18 議案第18号 滑川市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第19 議案第19号 滑川市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運
営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定
について
日程第20 議案第20号 滑川市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設
備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る
介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定
める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第21 議案第21号 滑川市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指
定
介護予防支援等に係る
介護予防のための効果的な支援の
方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の
制定について
日程第22 議案第22号 滑川市
公害防止条例の一部を改正する条例の制定について
日程第23 議案第23号 滑川市
工業振興条例の一部を改正する条例の制定について
日程第24 議案第24号 滑川市
企業立地の促進等による地域における
産業集積の形
成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準
則を定める条例の一部を改正する条例の制定について
日程第25 議案第25号 滑川市
都市公園及び
公園施設の
設置基準を定める条例の一
部を改正する条例の制定について
日程第26 議案第26号
富山地区広域圏事務組合規約の変更について
日程第27 報告第1号 平成28年度決算に基づく
財務諸表について
日程第28 報告第2号
地方自治法第180条による
専決処分について
専決第2号
損害賠償請求に係る和解に関する件
──────────◇──────────
出席議員(14名)
1番 大 門 良 輔 君 2番 大 浦 豊 貴 君
3番 脇 坂 章 夫 君 4番 青 山 幸 生 君
5番 角 川 真 人 君 6番 竹 原 正 人 君
7番 尾 崎 照 雄 君 9番 原 明 君
10番 岩 城 晶 巳 君 11番 古 沢 利 之 君
12番 浦 田 竹 昭 君 13番 開 田 晃 江 君
14番 中 川 勲 君 15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
欠 員(1名)
8番
──────────◇──────────
説明のため出席した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長 杉 田 隆 之 君
企画政策課長 岡 野 博 司 君
(対前年度当初予算比425.6%増)
予算総額は、222億499万7,000円で、前年度と比較して1.0%減となるものであります。
次に、
基本施策別に予算の概要をご説明申し上げます。
(1)
社会環境の整備
まず、
社会環境の整備について申し上げます。
少子高齢社会が急速に進展する中で、
市民生活の安全・安心を確保するとともに、福祉や健康、医療の充実により、「ひとが元気」で暮らせる
健康寿命延伸の
まちづくりに力を注いでまいります。
① 市民生活の安全・安心
近年、全国各地で大規模な
自然災害が頻発しており、
土砂災害や河川の
氾濫被害などから市民の生命・財産をいかにして守るかが命題となっております。こうした
災害発生などの緊急時における市民の皆様への迅速かつ的確な
情報伝達手段の1つとして、市では
防災行政無線を活用しておりますが、設備が老朽化していることから更新を計画しております。
また、市内の
火災発生時に
サイレンの吹鳴を早急に実施してほしいとの要望が数多く寄せられていることから、この更新に際し、
防災行政無線を活用して
サイレンの吹鳴ができないか併せて検討するとともに、
整備計画を前倒しし、新年度においては、
デジタル化に向けた実施設計を行うこととしております。
空き家対策につきましては、空き家・
空き地情報バンクの利用を一層推進し、マッチングを促すとともに、倒壊の恐れのある空き家については、
相続代表者等に適切な対応をしていただけるよう粘り強く協議してまいります。また、今年度から取り組んでおります
危険老朽空き家の除却支援を新年度も継続し、市民の安全・安心な生活の確保と地域の良好な
生活環境の保全を図ってまいります。
本市の
交通事故につきましては、昨年の
人身事故件数は88件、
負傷者数は104名、
死亡者数は2名といずれも前年を下回りましたが、近年の傾向として高齢者が関係する事故が多いことから、自らの運転に不安を感じる高齢者が、自主的に免許を返納しやすい
環境づくりを整備するため、新年度より
高齢者運転免許自主返納支援事業の対象年齢を70歳以上から65歳以上に拡大し、高齢者の
交通事故防止対策を推進してまいります。
今後とも高齢者・幼児等の
交通安全教室を実施するなど、
関係機関や
関係団体と連携し、
交通安全対策に取り組んでまいります。
防犯対策につきましては、犯罪の発生を抑止し、市民を犯罪等から守るとともに、地域の自主的な
防犯活動を推進するため、
市防犯協会や各地区の安全な
まちづくり推進センター等の活動に対し支援を行ってまいります。
また、犯罪を未然に防止する観点から有効な手段の一つとされている
防犯カメラを新たに中滑川駅周辺に設置し、安全で安心して暮らせる
まちづくりを進めてまいります。
消費生活相談につきましては、はがきによる架空請求や悪質な訪問販売、
インターネットトラブルなど、本年1月末現在で49件の苦情や相談が市民から寄せられております。引き続き
消費生活相談員を配置するとともに、被害を未然に防ぐための啓蒙に努めてまいります。
消防力の向上につきましては、河端町地内の民有地に設置されている防火水槽を、
都市計画道路加島町下島線に面した市有地に移設し整備することとしております。
また、配備してから20年が経過し老朽化が進んだ第2分団の
消防ポンプ自動車について、
石油貯蔵施設立地対策交付金を活用し更新を予定しており、火災等の有事に備え万全を期してまいります。
養鶏場建設問題につきましては、本市の水道の水質と
生活環境を守るという強い信念のもと、引き続き市民、
議員各位と一丸となって、
建設阻止に向けて粘り強く対処してまいります。
② 子ども政策
「子ども第一主義」を掲げ、国、県に先行して子どもと子どもの親のための施策をこれまで全力を挙げて取り組んできたところですが、今後も子どもの健やかな育ちに必要な
環境整備や、子育てに関する
相談事業に注力して、手綱を緩めることなく
子育て支援事業を推進してまいります。
本年1月、
富山広域連携中枢都市圏における
連携協約が締結され、
子育て関連事業など
連携事業が4月からスタートします。
子ども医療費助成事業につきましては、圏域内の
医療機関等を受診する場合、現物給付での助成が可能となります。また、富山市
まちなか総合ケアセンターの
病児保育室及び
お迎え型病児保育も利用可能となり、その際利用した
タクシー代の一部を助成することとしております。さらに圏域内の
対象施設を、祖父母と孫が一緒に訪れた場合の
利用料等を免除する「孫とおでかけ
支援事業」など
各種施策を展開してまいります。
平成28年4月にオープンした児童館につきましては、いつでも楽しめる遊びの施設として広く周知され、先月25日には来館者が10万人を達成しました。今後も地域に根ざし、
子どもたちが情操豊かに育つ一助となる施設として利用されるよう努めてまいります。
③ 地域福祉
人口減少・
少子高齢化の進行に伴い、
家族関係や
地域社会におけるつながりの希薄化、経済的な格差の拡大などにより、地域における
社会構造は大きく変容しつつあります。
こうした中、
一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯の増加、
経済的困窮や
社会的孤立の状態にある方の増加、
社会的弱者に対する虐待、災害時における要支援者への
サポート体制の整備など、
地域福祉における課題が山積しております。
地域福祉の推進にあたっては、
民生委員・
児童委員や町内会長、
高齢福祉推進員などの皆様の協力を得ながら、引き続き、
ケアネット・
福祉見回り隊育成事業や友愛・地域支え合い活動などを支援し、地域の見守りと支え合い体制の強化に努めてまいります。
障がい者福祉につきましては、「障がいがある人もない人も、ともに自分らしく安心して暮らせる
まちづくり」を
基本理念に「第3次
障害者福祉計画」を今月末に策定することとしており、障がい者の
社会参加の機会の確保と
地域社会における共生、
社会的障壁の除去につながるよう、
日常生活・
社会生活の支援を総合的かつ計画的に実施してまいります。
生活保護につきましては、
生活保護受給世帯数は、昨年度に比べ減少したところですが、引き続き、ハローワークとの連携を図りながら、積極的に
就労支援を行うほか、
生活保護に至る前の段階における支援など、生活困窮者の自立の促進に努めてまいります。
④ 高齢者福祉
高齢者福祉につきましては、高齢者がいくつになっても住み慣れた場所で、自分らしく元気で安心して暮らせる
地域社会の実現に努めてまいる所存であります。
介護保険事業計画につきましては、3年毎に見直しを行っておりますが、このたび、平成30年度から32年度までを計画期間とする「高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画」を策定したところです。
住み慣れた地域で、心のふれあいや支え合いの中で安心して暮らせ、健康で長寿を喜びあえる「
健康寿命延伸都市」の実現のため、本計画では、いわゆる団塊の世代が、後期高齢期を迎える2025年を見据えつつ、引き続き
介護予防施策の充実を図ることにより、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化の防止に取り組んでいくこととしております。
本年11月に開催される「ねんりんピック富山2018交流大会」につきましては、県内外から約400人の選手をお迎えし、本市においてマラソン種目を開催することとしており、県をはじめ、主管団体である市陸上競技協会のほか、市体育協会や自治会連合会、悠友クラブ、滑川警察署等の
関係団体や
関係機関と連携を図りながら、鋭意、開催準備を進めているところです。
この大会の開催を契機として、高齢者の
健康づくりに対する意識がさらに高まり、健康寿命の一層の延伸が図られることを期待しているところであります。
⑤ 保健医療
本年4月から、新たな国民健康保険制度が始まります。これまで国民健康保険事業は、市町村単位で運営されていましたが、4月からは、県も市町村とともに国民健康保険事業の運営を担うこととなります。県は、国民健康保険の安定的な
財政運営や効率的な事業運営などにおいて中心的な役割を担い、市町村は、引き続き地域住民の皆様と身近な関係の中で、資格管理や保険給付、保険税率の決定、賦課・徴収、保健事業などを行ってまいります。
財政運営のしくみが大きく変わることになりますが、市民の皆様に行っていただく各種申請や届け出、国民健康保険税の納付などは、これまでどおり本市が担当窓口となります。また、平成23年度に改定した現行の保険税率も1人当たり医療費が増加している中で、据え置く方向で事務を進めており、市民の皆様には、国民皆保険を将来にわたり堅持していくために、国民健康保険事業の運営にご理解とご協力をお願い申し上げます。
乳幼児から高齢者まで全てのライフステージで、市民が健やかで心豊かに生活できるよう、「なめりかわヘルスアップ21推進計画(第2次)」に基づき、総合的に保健事業を展開し、健康寿命の延伸を目指し取り組んでまいります。
母子保健事業では、産後ケアと乳児期の相談体制の拡充を図るため、引き続き産後ルームと子育て相談会を開催するとともに、新年度からは、産婦健康診査の実施回数を増やし、産後の初期段階から精神面も含めた総合的な育児支援体制を整備してまいります。
また、
富山広域連携中枢都市圏における
連携事業の一環として、富山市まちなかケアセンターにおける産後ケア事業及び乳幼児発達
支援事業を実施することとしており、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を推進し、健やかで元気な
子どもたちの成長につなげてまいります。
成人を対象にした健康増進対策としましては、新年度は健診開始時期をこれまでの6月1日から2週間早め、5月15日から開始することとしており、各種健診の受診率の向上と健診を通した健康管理の推進により、健康寿命の延伸につなげる取り組みを強化いたします。
国民健康保険の被保険者に対しては、引き続き、特定健康診査やミニドック検診を実施していくこととしており、特定健康診査につきましては、一人ひとりの受診状況等から導き出したタイプ別に受診勧奨案内等をすることで、受診率の向上を図ってまいります。
がん検診につきましては、さらなる受診率の向上を図るため、無料クーポン券を交付することで、受診行動につなげ、がんの早期発見・早期治療により、がんで命を落とさないための対策に努めてまいります。
厚生連滑川病院につきましては、市内唯一の公的病院として地域医療の向上に大きな役割を担っていることから、今後とも市民の健康を守り、質の高い医療を提供してもらえるよう、引き続き支援を行うこととしております。
⑥ 食育
食育事業につきましては、「第2次生涯いきいき食育推進計画」に沿った実践活動を総合的・計画的に実施し、食育の推進を積極的に展開してまいります。
これまでの食育の普及・啓発の基盤を活かし、家庭や地域における食育の実践と定着につなげるため、幼稚園・保育所・児童館・学校・地域等で様々な食育事業を継続し実施してまいります。
昨年度に引き続き、小学校単位で、和食の基本献立の作り方を掲載した「おうちごはんメニュー集」を教材に、親子の料理教室を開催し、家庭における食育実践の定着につなげてまいります。
また、食育推進に活躍いただいているボランティアの食育サポーターをさらに10名養成し、市内全幼稚園・保育園年長児を対象に、幼児期における食育の中核事業として、キッズ料理教室を実施することとしております。一汁二菜の伝統的な日本型食事の献立を調理し、1食の全てを自分で完成させる体験を通し、自己達成感を味わうことで、生きる力につながる食育を実践してまいります。
⑦ 環境保全
廃棄物対策につきましては、ごみの減量化、再資源化をより一層推進するため、ごみの分別や排出方法の徹底などに引き続きご理解・ご協力をお願いするとともに、不法投棄が発生しないよう
関係団体と連携して防止活動に努めてまいります。
地球温暖化防止対策につきましては、地域レベルでの温室効果ガスの排出抑制が求められていることから、環境フェア、緑のカーテンコンテスト、こどもエコクラブ事業、住宅用太陽光発電システムの設置補助などを引き続き実施することとしております。
(2)産業の振興
次に、産業の振興について申し上げます。
市勢の躍進の原点は「産業が元気」なことにあります。
企業立地や地域産業の活性化は、就業機会の拡大と市民の所得の向上につながり、活力に満ちた豊かな
まちづくりに大きく寄与します。
① 農林業
本市における平成30年産の米の生産目標につきましては、富山県農業再生協議会から前年と同じ約6,875トンの配分を受け、これに基づき、アルプス地域農業再生協議会から各生産組合を通じて個々の生産者に提示されたところであります。市としましても、
関係機関と連携し、生産目標に沿った計画的な生産が行われるよう努めてまいります。
平成29年産のコシヒカリの一等米比率につきましては、前年を12.2ポイント上回る90.5%と大きく改善しており、この成果を踏まえ、引き続き
関係機関と連携し、滑川産米の品質向上に努めてまいります。
今年本格デビューを迎える富山米の新品種「富富富」(ふふふ)につきましては、県全体で531ヘクタールの作付けが予定されており、そのうち本市におきましては、17の生産者で約19ヘクタールの作付け予定となっております。高品質で美味しく安全で安心な品種として、コシヒカリを超えるブランド米を目指し、生産振興に努めてまいります。
農業の担い手対策につきましては、集落営農組織の設立や農業経営の法人化、新規就農者の育成・確保などへ支援するとともに、規模拡大による経営基盤を強化するため、農地中間管理事業等による担い手への農地の集積・集約化を進めてまいります。
また、農業の持続的発展を図るため、豊かな農村づくり推進事業による里芋などの特産物や学校給食用野菜などの蔬菜園芸作物の生産振興、土壌改良などの農作物の品質向上対策、農業機械の導入助成など、意欲ある生産者を支援してまいります。
農村環境の維持保全につきましては、多面的機能対策事業や中山間地域等対策事業により、地域の共同活動や中山間地域等での農業生産活動を支援してまいります。
地産地消、食育につきましては、元気とふれあいの学校給食づくり事業、未来につなぐ「農」と「食」普及啓発事業、地産地消推進事業等を継続し、食育の普及啓発と地産地消の推進に努めてまいります。
有害鳥獣対策につきましては、イノシシ、サルによる農作物被害が拡大していることから、鳥獣被害防止計画に沿って、有害鳥獣の捕獲活動の強化や侵入防止柵、緩衝帯の設置等による被害防止対策を計画的に推進してまいります。
森林の整備につきましては、水源の涵養、
土砂災害の防止、大気の保全などの公益的機能の増進を図るため、間伐や枝打ち、竹林に覆われた里山林の整備を行うとともに、松くい虫等による森林病害虫被害の拡大防止に取り組んでまいります。
② 水産業
水産業につきましては、ほたるいか定置網漁が中心となっておりますが、稚魚や稚貝の放流事業等、つくり育てる栽培漁業の推進や漁獲共済掛金の助成など、漁業経営の安定化に資するための助成措置につきましても継続してまいります。
ほたるいか漁につきましては、いよいよ今月から解禁されたところであります。市としましても、例年以上の豊漁を期待するとともに、観光面との相乗効果とイメージアップを通して、さらなる販路の拡大と鮮度の高い急速冷凍ホタルイカを通年で供給することで、「滑川のほたるいか」ブランドの定着に努めてまいります。
③ 観光
本年の「ほたるいか
海上観光」につきましては、確実に運航できるよう新たな運航体制で実施することとしており、漁業協同組合をはじめ
関係機関と連携を図りながら安全運航に努めてまいります。
運航期間につきましては、3月21日から5月6日までの47日間で、4月29日までの40日間は、8年ぶりに2隻体制での運航とし、より多くの観光客に乗船していただけるよう受入れ体制を整えたところであります。
富山湾岸クルージングにつきましては、4月28日から11月末までの運航を予定しており、本市を訪れる多くの皆様に壮大な立山連峰を望む富山湾を堪能いただきたいと思っております。
また、富山湾から見る郷土の地形を船上から直に見ることや、富山湾に棲む魚を学ぶことなど、児童生徒が滑川の良さを実感できる校外学習に観光遊覧船を活用することとしております。
運航及び運営業務につきましては、株式会社ウェーブ滑川に委託し、ほたるいかミュージアムと連携した営業活動を行うことで、団体客の誘致を図るとともに、積極的なPRにより、乗船客の増加と安定した運航収入を確保したいと考えております。
④ 深層水
深層水体験施設タラソピアにつきましては、株式会社ウェーブ滑川、地域包括支援センター、健康センターが連携し、健康運動実践指導者による実技指導をはじめ、富山医療福祉専門学校理学療法学科のご協力をいただきながら、
介護予防に関する運動指導や、専門的な立場からのアドバイスなどを行う相談会の開催など、
介護予防や
健康づくりに関する各種教室を引き続き実施し、市民に親しまれる健康福祉施設となるよう、積極的なPRに努め、利用促進を図ってまいります。
⑤ 工業
工業の振興につきましては、市内製造業にかかる関係の皆様のご尽力によって、県内における市民1人あたりの工業製品出荷額では圧倒的な1位を維持するなど、「
ものづくりの
まち滑川」を標榜する結果となっております。
市といたしましても、元気な市内企業による設備投資が相次いでいることから、引き続き、増設等の設備投資に対して
工業振興条例に基づく補助金を交付するなど、積極的に支援をしてまいります。
また、第4期安田工業団地につきましては、関係各位のご協力のもと、今年度末に造成工事が完了する予定となっており、今後は市内外の企業活動情報を収集するとともに、立地環境など本市の魅力を十分アピールし、積極的に優良な企業の誘致に努めてまいります。
⑥ 商業
創業
支援事業につきましては、創業
支援事業計画に基づき、民間の創業
支援事業者と連携して、それぞれの専門性を活かしたサポートにより新規創業を促進いたします。
また、開業時の融資にかかる信用保証組合の保証料に対する助成や市内で初めて事業を始める際の初期費用に対する奨励金を交付するなど、地域の活性化のため
新規創業者を支援してまいります。
⑦ 労働・経済
最近の雇用情勢につきましては、有効求人倍率も上昇している中で、今後も
関係機関と連携を図りながら雇用の確保等についての情報交換や働きかけを行ってまいります。
就労支援対策につきましては、先般、高校生、大学生などの就職活動者を含む幅広い若者とその保護者を対象として、地元企業の魅力を紹介する「見よう!聞こう!話そう!市内業界研究フェス」を開催したところであり、引き続き、就労機会の創出と地元企業への就職を促進したいと考えております。
金融対策としましては、国のセーフティネット保証や県の経済変動対策緊急融資にかかる認定事務を迅速に行うとともに、小口事業資金の保証金に係る助成なども引き続き実施してまいります。
(3)
都市基盤の整備
次に、
都市基盤の整備について申し上げます。
私たちのふるさと滑川を、快適で住みよい「元気なまち」として発展させるため、未来のあるべき姿を展望しつつ、長期的な
まちづくりに向けた
都市基盤の整備を着実に推進してまいります。
① 都市計画
人口減少が進む中、持続可能な
まちづくりを進めるうえで、集約型の都市づくりへの取り組みが喫緊の課題となっております。
今年度において、用途地域の見直しに取り組んでいるところであり、これにより、用途地域内での民間宅地開発を誘導し、まちなか居住を推進してまいりたいと考えております。
また、客観的・定量的なデータに基づく都市計画の運用を行うため、新年度において都市計画基礎調査を行うこととしております。
② 住宅
将来人口の確保が本市の発展のため最も大切で基本的な要件であることから、人口流出の防止と定住人口の増加を図る住宅政策についても積極的に取り組んでまいります。
定住促進住宅につきましては、市民の低廉な住宅要望に応えるとともに、地域で働く幅広い所得層の住民が安心して暮らせる住宅として活用していただけるよう、あらゆる媒体を活用したPR活動に加え、企業等と連携するなど、今後とも入居率の向上に努めてまいります。
③ 市街地活性化対策
市街地の活性化につきましては、まちなか再生事業として実施してきた成果を踏まえ、引き続き平成31年度までの予定で実施しているところであり、中でもまちなか住宅取得
支援事業は、今後も市街地の定住人口の増加に一定の役割を果たすものと考えております。
地籍調査につきましては、引き続き田中新町地区において、調査を実施することとしております。地籍の明確化を図ることで、今後さらなる土地取引の円滑化とまちなか居住の推進に寄与するものと考えております。
また、中滑川駅前用地の今後の利活用につきましては、
まちづくり座談会やアンケート調査等の結果を踏まえ、子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しめる施設の整備を目指し、基本構想をまとめたいと考えております。
市街地空き地空き家活用
支援事業につきましては、これまでも瀬羽町地内等において各種商品小売業等の店舗創業者に対し、改装費用等の一部を助成しており、空き地空き家の有効活用を図り、賑わいの創出と地域商業の振興を図るため、継続して実施していくこととしております。
④ 公園・緑地
滑川運動公園「堀江自然ふれあい広場」につきましては、これまで多目的広場をはじめ、パークゴルフ練習場、花木園や果樹園など市民の憩いの広場となるよう整備を進めてまいりましたが、新年度においては、
整備計画に基づく最終年度として、芝生広場やビオトープのほか、地元ゆかりの堀江城をイメージした築山、エントランスの整備など、事業完成に向けた総仕上げを行うこととしております。
また、柿の木公園や大和公園など市内
都市公園につきましては、「公園
長寿命化計画」に基づき、順次、老朽化した複合遊具の更新を行うとともに、その他の公園につきましても園路橋や照明設備など
公園施設の改修などを行い、来園者の安全で快適な利用の確保と施設の機能保全、ライフサイクルコストの縮減に努めてまいります。
⑤ 地域交通
コミュニティバス「のる my car」につきましては、本年1月末までの乗車数は約7万人で、前年同期と比較しますと約2,900人、4.4%の増となっております。
今年度、策定する「地域公共交通網形成計画」に基づき、市民の利便性・コストなどを適切に見極めながら、運行体系の見直しや新たな公共交通の導入の検討などを行い、今後とも、より一層市民が利用しやすく、安全で安定した運行に努めてまいります。
あいの風とやま鉄道につきましては、増発や乗り継ぎの改善など利便性の向上に努めた結果、1日当たりの平均利用者数が前年度を上回る見込みとなりました。今後もさらなる利便性の向上のため、東滑川駅への券売機の設置などが予定されております。
また、富山地方鉄道におきましても、児童期から公共交通の魅力を学ぶことで、将来に向けた利用促進につなげるため、沿線自治体と協力して、夏休みに
子どもたちに公共交通を体験する機会を提供する「親子でおでかけ事業」を実施することとしております。
市といたしましても、引き続き、公共交通の利用促進を図るとともに、利用者の利便性向上などについて、
関係機関に働きかけてまいります。
⑥ 道路交通網
県施行における道路事業につきましては、東福寺野自然公園への重要なアクセス道路である一般県道滑川自然公園線や、県東部の山麓に点在する観光拠点を結ぶ主要地方道宇奈月大沢野線など、観光道路の整備のほか、通学路の歩行空間を確保するフレッシュアップ事業や歩道の新設など、本市の重点事業要望路線を中心に引き続き整備が進められることとなっております。
市道の整備につきましては、安全で快適な
生活道路の整備を推進するため、優先度などを総合的に勘案し効果的な整備に努めるとともに、市道に架かる橋梁の
長寿命化対策や道路ストックの総点検に基づく舗装路面及び
道路付属施設の修繕を引き続き実施してまいります。
また、魚躬地内において実施している市道江尻高月線の道路改良工事につきましては、地元関係者のご理解とご協力により、これまでに事業用地の確保や支障物件の移転を概ね終え、新年度からは改良工事を重点に実施することとしており、早期完成に向け事業の推進に努めてまいります。
このほか、昨年1月に改良すべき踏切道として指定された第一坪川踏切の整備と併せて、市道中野島坪川線の拡幅改良を行っていくこととしており、
生活道路における歩行者等の安全な通行の確保に努めてまいります。
⑦ 河川・海岸
中川水系沖田川につきましては、放水路の完成により下流域における治水対策が図られ、昨年の豪雨時には放水路整備の効果が実証されたところでありますが、線路より上流の下島地内や上小泉地内の中流域においては、依然、はん濫危険水位を度々越え、治水対策が急務となっていることから、引き続き
関係機関に働きかけてまいりたいと存じます。
砂防改良事業につきましては、蓑輪地内の早月川水系西谷川において、砂防施設である堰堤工を築造するための基礎地盤の改良工事が鋭意行われております。また本江地内の急傾斜地においては、
土砂災害を未然に防止するため崩落土砂防止柵工が実施されることとなっており、市としましては、今後も早期完成に向け、国・県等に対して積極的に働きかけてまいります。
海岸事業につきましては、滑川海岸高月地区海岸総合整備交付金事業により、これまでに三穂町地内における堤防嵩上工や高月町地内における耐震対策工事を終えたところであり、引き続き高月町から浜町地内にかけて既設防潮堤の
長寿命化対策が実施されることとなっております。
⑧ 上下水道
上水道につきましては、横道配水池と旧町部を結ぶ重要幹線の布設替えのほか、田中町・橋場町地内、大崎野地内などにおいて、老朽管の布設替えを行い、安全でおいしい水の安定供給に努めてまいることとしております。
下水道につきましては、公共下水道建設事業として、浄化センターの耐震補強や
長寿命化に向けた対策を講じてまいります。
また、特定環境保全公共下水道建設事業として、引き続き、浜加積、早月加積、中加積及び西加積地区において、管渠築造工事等を行うこととしており、川や海などの水環境の保全など、市民の皆様の快適な
生活環境の確保に努めてまいります。
(4)教育文化の向上
次に、教育文化の向上について申し上げます。
教育は全てに優先すると考えます。明日の郷土づくりを実現する鍵は、まさしく人の力であり、豊かな人間性と創造性を兼ね備えた「元気な人」を育成するため、今後とも教育と文化の
まちづくりを推進してまいります。
① 学校教育
新学習指導要領に基づく小学校の新しい外国語教育が、平成32年度から本格実施となりますが、新年度においてはその移行措置として、小学校3年生から外国語に慣れ親しむ外国語活動等を実施することとしております。
現在、年間指導計画を作成するなど、準備を進めているところですが、引き続き外国語教育における新学習指導要領の円滑な実施に向け、万全を期してまいります。
今年度から実施した「科学の時間」につきましては、各学校の創意工夫による実験観察や、専門家を招いての体験型出前授業など、児童生徒の科学への興味・関心がより高まるよう取り組んできたところですが、教員による検討会や理数教育推進委員会での有識者、地域の方々からのご意見なども踏まえ、さらに充実した時間となるよう努めてまいります。
教育の情報化につきましては、「教育情報化推進計画」の初年度として、効果的なプログラミング教育の実践研究や、教員のICT活用指導力を高める研修を実施するほか、特別支援学級にタブレット端末を配布し、児童生徒一人ひとりの特性や学習状況に応じた効果的な授業を推進してまいります。
ふるさと教育につきましては、小学生の企業見学や市内文化財等の見学を引き続き実施するとともに、滑川のジオパークについての学習用読本を作成、配布し、郷土への愛着と誇り、感動や感謝の心の育成に努めてまいります。
② 生涯学習・文化
生涯学習の振興につきましては、働く婦人の家、福寿大学、ふるさと市民大学などの多彩な教室や講座を引き続き開催するほか、コミュニティの推進や生涯学習の拠点施設としての役割を担う地区公民館においては、ふるさと学習など地域における学習機会の充実を図りながら、住民の身近で気軽な交流の場として一層利用していただけるよう、施設等の整備充実や活動の推進に努めてまいります。
芸術・文化の振興につきましては、今年は米騒動から100年目にあたることから、博物館において「米騒動100年展」を開催し、滑川の米騒動を県内外に広く発信してまいりたいと考えております。
このほか、市内の登録文化財を紹介する「登録文化財写真展」や、市美術展の開催65回の節目に行う「市美術展大賞作品展」、市内寺院に伝わる貴重な宝物等を公開する「滑川の社寺宝物展 徳城寺」などを開催することとしております。
また、市内全小中学校において、新川古代神踊り等の指導を引き続き実施するほか、ネブタ流し行事への支援など地域に伝わる民俗文化の保存と伝承活動を進めてまいります。
図書館につきましては、ミニコンサートなどを開催し、誰もが気軽に立ち寄れる雰囲気づくりとその
環境整備に努めてまいります。
子ども図書館においては、学校と連携し、授業に関連した図書の提供や調べ学習への活用など学校教育を支援し、施設の利用促進を図ってまいります。
また、保育所、幼稚園、認定こども園等で実施している出張おはなし会を、新たに市内小学校でも実施するなど、
子どもたちが本と親しみ、本を楽しむ
環境づくりを推進してまいります。
③ スポーツ
スポーツの振興につきましては、市民が「いつでも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる
環境づくりに努め、市体育協会や
関係団体との連携のもと、引き続き、生涯スポーツの推進及び競技力の向上に取り組んでまいります。
去る1月28日、待望の滑川市屋内運動場(KENKO DOME)がオープンし、天候に左右されず、冬期間においても健康・体力づくりやトレーニングが計画的に実施できる新たな拠点として、整備されたところです。建設にあたり、多大なるご支援、ご協力を賜りました関係各位に、心より感謝申し上げる次第であります。
本施設は、「冬でも、思いきり練習がしたい」との子供たちの声を受け、構想したものであり、滑川市の未来を担う子供たちが、たくましく元気に育ち、雪国のハンディを乗り越え活躍してくれることを期待したいと思います。
また、ジュニア選手の育成・強化のほか、高齢者をはじめ、市民の健康・体力の保持増進に寄与できる施設として、多くの方々に利用していただけるよう、さまざまな施策をこの「KENKO DOME」から展開していくこととしております。
社会体育施設の整備につきましては、昨年に引き続き、総合体育センターの老朽化に伴う修繕、トイレ改修やロッカーの更新等を実施することとしており、本年11月に開催される「全国健康福祉祭ねんりんピック」に備えたいと考えております。
また、市内唯一の温水プールである、滑川室内温水プールにつきましては、経年劣化による外柱の梁の老朽化が著しいことから、修繕工事が行われる予定であります。市といたしましても、市民の健康増進と水泳競技力向上のための施設として、費用の一部を助成することとしております。
(5)その他
連携中枢都市圏の形成につきましては、去る1月10日に、舟橋村、上市町、立山町とともに、富山市との間で
連携協約を締結し、あわせて、圏域で連携して行う具体的取り組みなどを示した「
富山広域連携中枢都市圏ビジョン」を公表したところであります。
本年4月からは、ビジョンに掲載した12の事業について、5市町村で連携した取り組みを開始することとしており、少子・超高齢社会にあっても、活力ある社会経済・生活関連サービス等を維持・向上し、住民が安心して快適に暮らせるよう取り組んでまいります。
インターネット上の市の顔となる市ホームページにつきましては、リニューアル作業を完了し、去る2月8日に、7年4カ月ぶりに新ホームページとして、公開したところであります。
新ホームページは、誰もが情報や機能を支障なく入手・利用できるよう、ウェブアクセシビリティに配慮しているほか、見やすく、分かりやすく、使いやすいようデザインを一新するとともに、スマートフォン用のページを作成し、小さな画面でも快適に情報が入手できるようにしております。
このほか、多言語に対応した観光サイト「トラベルなめりかわ」を新たに構築しており、日本人だけでなく、外国人観光客にも来訪してもらい、本市の魅力に存分に触れていただきたいと考えております。
3 歳入予算の概要
次に、歳入予算の概要について申し上げます。
まず
一般会計につきましては、歳入予算の見積りにあたり、国の経済見通しや制度改正、
地方財政計画などの状況を踏まえながら、各財源の確保に努めたところであります。
市税収入につきましては、景気の回復基調を背景に個人市民税は僅かながら増収が見込まれるものの、企業の減益や固定資産の評価替えにより法人市民税、固定資産税についてそれぞれ減収となることから、市税全体では前年度と比較して約1億2,600万円、2.6%減の約47億1,600万円を計上しております。
地方交付税は、
地方創生の取り組みや歳出特別枠の廃止など
地方財政計画に示された国の指針等をもとに、前年度の決定額や基準財政収入額及び需要額を試算のうえ計上しております。
国・県支出金など、それぞれの事業に伴う特定財源は、交付金等の動向を見極めながら歳出に見合う額を、使用料及び手数料については、過去の実績などから見込み得る額を計上しております。
新たな市債の発行は、交付税措置のある有利なものなどに限定するとともに、下水道事業や国民健康保険事業など企業・
特別会計への負担や繰出し、広域事業等の負担、道路改良等
都市基盤の整備などに対処するための財源として財政調整基金を、緊急防災・減災事業債などの償還財源として減債基金を、また、
公共施設の整備を推進するための財源として
公共施設整備基金をそれぞれ取り崩し、充てることとしております。
また、各
特別会計等につきましても、それぞれの使用料、国県支出金、市債などの見込みや実績を基に精査のうえ計上しております。
4 予算以外の案件
次に、予算以外の案件について申し上げます。
条例関係といたしましては、新たに制定するものとして「
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例」を、改正するものとして「
個人情報保護条例の一部を改正する条例」など12件を、その他の議案といたしましては、「
富山地区広域圏事務組合規約の変更について」を提案しております。また、報告案件は「平成28年度決算に基づく
財務諸表について」など2件であります。
5 平成29年度
補正予算
次に、平成29年度
補正予算について申し上げます。
議案第10号は、
一般会計補正予算(第7号)であります。
今回の
補正予算額は、8,898万8,000円であり、補正後の予算額は126億1,345万1,000円となります。
補正予算の主な内容としましては、国の
補正予算に伴うものや、基金の積み立て、その他事業の執行見込みを精査のうえ、増額するものなどであります。
このほか、繰越明許費の設定が9件、地方債の追加が3件を提案しております。
議案第11号は、
下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第12号は、
水道事業会計補正予算(第1号)であります。
以上をもちまして、本定例会に提出いたしました諸案件の説明といたします。
なにとぞ、慎重ご審議のうえ、適正な議決をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(原 明君) 暫時休憩いたします。
午前11時09分休憩
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◎議案の補足説明
○議長(原 明君) 直ちに全体委員会を開きます。
議案第3号から議案の順序により、補足説明を求めます。
(議案の補足説明が行われる)
─────────────────────
午後3時10分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き、本会議を開きます。
なお、本日の会議を延長いたします。
暫時休憩いたします。
午後3時10分休憩
─────────────────────
○議長(原 明君) 直ちに全体委員会を開きます。
議案の順序により、補足説明を求めます。
(議案の補足説明が行われる)
○議長(原 明君) 以上で全体委員会を閉じます。
─────────────────────
午後4時43分再開
○議長(原 明君) 休憩前に引き続き、本会議を開きます。
─────────────────────
○議長(原 明君) 本日の会議はこれまでとし、3月5日午前10時から会議を開き、議案に対する当局の補足説明を求めます。
本日はこれにて散会いたします。
午後4時44分散会...