滑川市議会 > 2017-12-19 >
平成29年12月定例会(第3号12月19日)

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  1. 滑川市議会 2017-12-19
    平成29年12月定例会(第3号12月19日)


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    平成29年12月定例会(第3号12月19日)                  平成29年12月             滑川市議会定例会会議録 第3号 平成29年12月19日(火曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 3 号                       平成29年12月19日(火)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託 第 3  陳情の委員会付託          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託 日程第3 陳情の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君
        5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    8番 水 野 達 夫 君     9番 原     明 君    10番 岩 城 晶 巳 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                上 田 昌 孝 君  副市長               石 川 忠 志 君  総務部長              杉 田 隆 之 君  企画政策課長            岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱     下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)       元 起   修 君  総務部次長財政課長事務取扱     石 坂   稔 君  総務部参事営繕課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  税務課長              伊 井 義 紀 君  産業民生部長商工水産課長事務取扱  碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱   藤 田 博 明 君  市民健康センター所長        結 城 幹 子 君  生活環境課長            黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君  商工水産課主幹           長 崎 一 敬 君  産業民生部参事観光課長事務取扱   網 谷 卓 朗 君  産業民生部参事農林課長事務取扱   藤 名 晴 人 君  海洋資源振興課長          石 川 久 勝 君  建設部長              長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱  児 島   正 君  公園緑地課長            川 岸 弘 明 君  建設課長              岩 城 義 隆 君  上下水道課長            長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱     菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長          妻 木 朋 子 君  教育委員長             吉 田 達 郎 君  教育長               伊 東   眞 君  教育委員会事務局長         膳 亀   進 君  学務課長              石 倉 裕 子 君  生涯学習課長            地 崎 紀 子 君  スポーツ課長            落 合 真理子 君  子ども課長             石 川 美 香 君          ──────────◇──────────         職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長              岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) それでは、質問通告書に基づき質問をさせていただきます。  当局におかれましては、前向きでかつ誠実なご答弁をよろしくお願いいたします。  第1項目目は、養鶏場建設問題について質問をいたします。  この問題は平成22年にさかのぼります。早月川入会橋右岸の魚津市鹿熊地内の山林3万2,000平米に、鶏舎6棟、卵を集めるところ1棟、48万羽の採卵養鶏場の建設が計画され、同年8月31日、県、魚津市、滑川市の関係部署に対して業者による事業説明が行われたことに端を発した問題であります。  以来、市議会では魚津市鹿熊地内の養鶏場建設検討特別委員会を設置し、市当局、市自治会連合会と建設反対を表明し、今日に至ったという経緯があります。  直近の市議会では、平成28年3月定例会で、岩城議員の質問に対し黒川生活環境課長が以下の答弁をされております。「魚津市の大規模養鶏場につきましては、建設を計画しているタカムラ鶏園が平成25年11月に県農業技術課から、鳥インフルエンザ対策である埋却地の確保について図面等を提示するよう求められていると聞いていますが、それ以降、地元松倉地区、県、魚津市のいずれにも新たな動きがなく今日に至っております。昨年―つまり平成27年―10月28日には、一昨年に続き早月加積地区自治会連合会から、魚津市鹿熊地内の養鶏場建設に反対する声明が書面で市長に提出されたところであります。タカムラ鶏園が建設計画の撤回を表明していないことから、今後とも、養鶏場からの発生が懸念されている排水、悪臭、粉じん、鳥インフルエンザ等から市民ときれいで安全な水道水源を守る立場から、引き続き県や魚津市と綿密に連携を図り、情報収集に努め、議会、市民と一体となって反対していく姿勢を強く外部に発信していくこととしております」という答弁でございます。  実は最近、ある市民の方から情報提供がありまして、株式会社タカムラ鶏園代表取締役と代理人弁護士を通知人、用地の地権者を被通知人とした内容証明郵便として、契約解約通知書が本年6月30日付で送られているということを知りました。  ここにその通知書のコピーがあります(資料を示す)。  まず、6月30日から約半年経過しておるわけでございますけれども、この通知書の存在を当局は知っていたかについてまずお聞きいたします。 ○議長(原 明君) 答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いします。  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君) おはようございます。  それでは、今ほどの尾崎議員の通知書の存在を知っていたかというご質問に答弁させていただきます。  滑川市としては、県や魚津市、地元松倉地区と綿密に連携を図り情報収集に努めてきておりましたが、議員ご指摘の通知書については、今回質問されるに至るまで承知はしておりませんでした。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 恐らくそういう答弁だろうというふうに思っております。  私もある知人を介しましてそういった情報を入手して、そして地権者の方にその存在を確認したという経緯がございます。  この契約解約通知書には、以下の内容が記入されております。ちょっとわかりにくいかと思いますけれども、読ませていただきます。  「株式会社タカムラ鶏園が、貴殿から平成23年8月1日、後記記載不動産を、養鶏場の建築物を建築し、事務所及びそれに付随する施設として使用することを目的とし、(中略)賃貸借契約を締結し、賃借して参りましたが、御存知のように松倉地区、滑川市や滑川市議会等の反対運動があり、沿線道路に数多くののぼり旗が立つ等反対運動が活発化しています」。そして、次にこのように書かれています。ここの部分は赤のアンダーラインを引いておりますが、「当社としては、多くの反対運動の中、計画を強行しても将来的にその計画目的を達成することが著しく困難であり、計画を中止せざるを得ない事態に陥りました」とあります。そして次に、「つきましては、土地賃貸借契約書第9条に基づき、契約を解除いたしますので、書面で解約申し入れをいたします。猶、第9条には12ケ月前の事前通告となっていますので、本書面到達後12ケ月の経過をもって、解約の効力が発生します。(後略)」とあります。つまり、法的にはあと6カ月後に解約ということになるということであります。  それで、この対象地がほとんど魚津市ということもある関係で、魚津市議会議員を通じまして、魚津市からタカムラ鶏園のほうに確認を入れてもらったところ、事実でありますという鶏園からの返事があったということを確認しております。  私はこの文面から、いわゆる計画中止宣言であるというふうに受けとめておるわけですけれども、この内容につきまして当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君) 碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君) 今ほどの当局の見解ということでございますけども、今議員おっしゃいました通知書の内容は、タカムラ鶏園と地権者との間で交わされた民民同士の通知書でございます。  そういったことでございますので、通知書の内容につきましての市の見解につきましては控えさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 内容についての見解は、民民だからということだろうと思いますけれども、もともと民民の契約に対して、市当局、市議会、そして住民、そして資料には76%の市民の反対があったというふうに記されておりました。  非常に、何ていいますか、そういうことに対して市としてアクションを起こして反対を申し入れたと、こういうことでずっと今日まで来たということを考えたときに、こういうものが現実に存在したということを受けたときに、見解を差し控えさせていただきますということは、逆にこの後、僕が聞きたいのは、我々滑川市としてもどうアクションを起こしていくのかということも含めて、非常に市民の皆さんも、じゃ、この後どうするのかと。それは民民との間のことでありますので、市当局としては、見解は控えさせていただきますかもしれませんけれども、何がしかのやっぱりアクションといいますか確認をする、そして今までやってきた反対運動の落としどころを探るといいますか、終息するのかどうなのかとか、次のアクションとしてどのように考えておられるのかということについて伺いたいと思います。 ○議長(原 明君) 碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君) 議員おっしゃるとおりでございます。  ただ、市といたしましては、県及び魚津市に確認いたしましたところ、農地転用の許可の取り下げが行われていないというのが現時点でございます。  このことから、タカムラ鶏園が建設計画の撤回を正式に表明したということは確認されておりません。そういったことから、引き続き今後の動向を注視してまいりたいと考えております。  市のほうの取り組みとしては、議員おっしゃったように、そういった取り下げがあるまで今までどおりというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) わかりました。  そういうことをお聞きしたかったわけでありまして、最初からそういうふうに言っていただけると非常にありがたかったと思いますけども、ということは、当然、今おっしゃったように、いわゆるげたといいますか、県のほうに多分農地転用の申請書類が行って、先ほどの県からの埋却地を用意しなさいということで今日まで来たと。いわゆる手続的に完全に取り下げた段階で、これでいわゆる建設計画が、明らかにタカムラ鶏園の行動というかアクションを起こしたという、そういう事実をもって、市としては晴れて、いわゆる計画の中止段階だというふうに認識するということでよろしいですね。 ○議長(原 明君) 碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君) おっしゃるとおりでございます。あくまでも農地転用の許可ということがありまして、それが生きている以上、市としては、先ほどの私の答弁のとおりでございまして、正式にそれが取り下げになれば、議員おっしゃったとおり、その時点ということになるかと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。
    ○7番(尾崎照雄君) わかりました。  そうしましたら、いわゆる申請手続取り下げを注視していくということでよろしいわけですね。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 私のほうから一言申し添えたいと思います。  このことにつきましては、県の農業関係、畜産のほうの技術課等も含めまして、そのほかに環境保全あるいは環境政策課、これもみんな絡んでおります。そこからの話も聞かないと滑川市当局の見解はちょっと出しにくいということでご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 市長、どうもご答弁ありがとうございます。  この問題につきましては、上田市長の非常に思い入れの深いテーマだろうと思いまして、私も市長に一言質問しようかなと思っていたやさきに市長からそういった答弁をいただきまして、ありがとうございました。  私も、そういうことであれば注視していくと。いつの日か、恐らくこの流れからすれば、あくまでも予想ですけれども、半年後の6月30日に晴れて契約解除ということになった暁にそういった手続がされていくんだろうと私は思っておりますけれども、このへんについては、市民の一人としてしっかりとまた注視していきたいというふうに思っております。  では、2項目目の質問に移らせていただきます。  2項目目につきましては、投票率向上について質問をいたします。  まず期日前投票についての質問でございますが、期日前投票とはご存じのように、選挙の期日、いわゆる投票日に投票できない有権者が、公示日または告示日の翌日から選挙期日の前日までの期間に、選挙人名簿に登録されている市区町村と同じ市区町村において投票することができる制度であります。  2003年の公職選挙法改正により、これまでの不在者投票制度のうち、選挙人名簿に登録されている市町村と同じ市町村において有権者が投票する場合について要件を緩和する形で新しく設けられた制度であります。  まず質問ですが、本市における直近5回の期日前投票率の推移についてどうであるかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君) 妻木監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(妻木朋子君) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。  期日前投票率の推移につきましては、投票者数における期日前投票者の割合で見ますと、平成26年執行の衆議院議員総選挙においては35.09%、平成27年の県議会議員選挙では33.36%、平成28年の参議院議員通常選挙では34.61%、同年県知事選挙では35.75%、そしてことしの衆議院議員総選挙では41.20%となっており、上昇の傾向にあります。  また、投票者数を見た場合、平成26年の衆議院議員総選挙では4,566人でしたが、ことしの衆議院議員総選挙では5,852人と約1,300人の増加となっております。  以上です。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ありがとうございます。  ちょっと事前には言っていなかったんですけども、私は滑川市の期日前投票の投票率というのは、他市町村に比べてもかなり高いのではないかというふうに認識しておるわけですけれども、県内において他市町村と比べてどのようなものなんでしょうか。 ○議長(原 明君) 妻木監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(妻木朋子君) ことしの衆議院議員総選挙の期日前投票者の数から見ますと、期日前投票者数の割合から言いますと、40%以上の市町村が6カ所、6市町村でありまして、滑川市は15市町村のうちで言いますと中ぐらいだと思っております。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 確認なんですけれども、いわゆる選挙管理委員会というか、そういう立場とすれば、投票率は当然、下がるよりも上がったほうがいいという立場でよろしいんですね。 ○議長(原 明君) 妻木監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(妻木朋子君) おっしゃるとおりです。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 投票率アップという観点からすれば、やはり期日前投票制度をよりやりやすくといいますか、そういう取り組みが大事ではないかなというふうに思います。  そこでまた次の質問なんですけれども、期日前投票に行かれた方からさまざまな声を聞いております。中でも、期日前選挙の中で、宣誓書の記入についてもっと簡略化できないかという声を多く伺いました。例えば期日前投票所の受付所に行ったら、時間帯によっては非常に混雑していたりとか、あるいは、そこで宣誓書に書こうとしたら、いわゆる対人というか受付の方がおられるものですから、非常にどきどきして、手が震えてなかなか書けなかったとか、そういう方も中にはいらっしゃるという、悪いことはしていないのに、何か人の前で書くということで、どきどきしてしまったとかという声も伺いました。  調べましたところ、全国の先進自治体では、投票率向上の一環といたしまして、投票所入場券の裏面に宣誓書を印刷して、自宅で事前に記入することで簡素化を図る取り組みが実施されております。  (資料を示す)これは4人家族の分の投票所入場券と裏面の宣誓書をコピーしたものなんですけども、はがきよりちょっと大きな感じのもの、ある市の事例、コピーですけれども、そこで提案でございますが、本市においても早急にこういった簡素化、簡略化といいますか、を取り上げていただいて、次回の選挙といいましたら滑川市は市長選挙でございます。市長選挙には間に合わないとは思いますが、ひょっとしたら入場券も要らない状況になりかねるかどうか私はここでは申し上げませんが、その後の選挙は、再来年の参議院議員選挙になるだろうと思っていますが、2019年ですかね。えっ、違いましたっけ。あっ、そうかそうか、統一地方選挙がありますよね。統一地方選挙ですから県会議員選挙が、失礼しました。できればそれまでに間に合うような形で、ぜひとも投票率の向上に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君) 妻木監査委員事務局長。 ○監査委員事務局長(妻木朋子君) ただいまの質問にお答えいたします。  ご存じのとおり、滑川市では、入場券の裏面に今のところ期日前投票用の宣誓書は記載しておりませんが、国や県の選挙の場合においては、転出者に入場券を送る際に不在者投票の宣誓書を同封しております。  なお、県内の2市2町において入場券裏面に期日前投票用宣誓書を記載しており、有権者が事前に記入した宣誓書を持参して投票しているということを聞いております。  今後ますます期日前投票制度の利用者が増えると思われることから、受付での混雑解消など、有権者がより投票しやすいように、本市においても入場券裏面の期日前投票用宣誓書の記載を検討しているところでございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ありがとうございます。ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいというふうに思っております。  それでは、3項目目の質問に移ります。3項目目は教育についてでございます。  今定例会の市長の提案理由説明の中に、「教育の情報化に向けて取り組んでいる」とありました。  そこで、教育の情報化とは一体全体どういうことかなということで、「教育の情報化」いうキーワードでちょっとインターネットで調べてみましたら、これは非常に広範囲にわたる内容で大きなテーマであるということがわかりました。  一口に教育の情報化と言っても、例えば教育の情報化に関する方針、取り組み、基盤整備などの大分類があって、それぞれにさらに細かな内容の項目が存在すると。きのうの質問にもありましたが、いわゆるプログラミング教育とか、そういうことも教育の情報化という中に含まれる1つのテーマであります。  いわば、調べれば調べるほど、これは国家プロジェクトと言っても過言でない、そういうテーマであるというふうに私は受けとめております。  そこでまた提案理由説明の中に、「ICT環境整備が急務となっていることから、文部科学省委託事業ICT活用教育アドバイザー事業」を実施し、山西潤一富山大学名誉教授加藤隆弘金沢大学准教授から助言をいただき」とあります。  そこで質問ですが、ICT環境整備の現状についてどうかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) お答えいたします。  本市は情報教育に関しまして、全国でもいち早くコンピューターを学校に導入しました経緯があります。  文部科学省の調査では、無線LANの普及率は本市は100%と全国1位であり、また1台当たりの児童・生徒数は、全国平均は6名、県平均では5.9名に対しまして、本市は1台当たり3.9名と恵まれた環境にあります。  また、校務支援システムはいち早く整備され、通知表や指導要録が電子化されたおかげで、教員の業務の軽減にもつながっております。  一方、新学習指導要領が示され、アクティブ・ラーニングや個に応じた指導に欠かせないタブレット端末の配置状況は市内では18台と少ない現状であります。  また、道徳科、外国語科の導入に伴い、新たな教科に対応するためのシステムの更新の必要性が生じております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ありがとうございます。  ここで、アドバイザー事業ということで今アドバイスを受けておられる山西潤一名誉教授インタビュー記事も載っておりますけれども、教育の情報化は主に3つのことを目標に進められていると。1つは、教科指導におけるICT活用による学力向上、もう1つは、時代が求める新しい能力の育成としての情報教育、最後に、校務の情報化という3つの目標ということで、山西名誉教授、このときはまだ副学長時代ですね、かなり古いんですけれども、非常にその分野での権威のある方というふうに受けとめておりますけれども、具体的にこの山西名誉教授から環境整備についてアドバイスを受けているということなんですけれども、このアドバイザー事業というのはいつごろ終わる予定なんでしょうか。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 今年度中に何とかまとめていきたいなと考えております。そして、来年度から5カ年にわたっての計画を考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) わかりました。  そうしますと、今、山西名誉教授をはじめとして加藤准教授にアドバイスをいただきながら、いろんな目標なり計画なり、そういうものをまとめ上げていくという作業が行われていると。  ICTの環境整備ということで、今ほども無線LANが100%ということなんですけども、教師全員が無線LANを使うということであれば、1人に1台のパソコンといいますか、それは確保されているんでしょうか。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) ちょっとデータは古いのですが、教員の校務用コンピューターの整備率は112.3%ということで、1人1台が100%であれば、12.3%の余裕があるということでございます。  以上です。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 今答弁を伺っていますと、そういう意味では、滑川市というのは環境の整備率が非常に高いというふうに認識いたしました。  調べていましたら、例えば教育用コンピューター1台当たりの児童・生徒数、これは国は1台当たり3.6人を目標に掲げておりますけれども、今聞いたら3.9人ということですから、これは全国的に見ても非常に高いレベルにあるなということを伺いました。  そこで改めて質問なんですけれども、教育の情報化という、私はこれは、いわゆる国家プロジェクトとして、そういう人材育成のためのプロジェクトだというふうに受けとめております。  そこで、滑川市としての教育の情報化の最終目標といいますか、このへんは、これから5カ年、これはいわゆる具体的にある目標に向かって計画を立てていくということだろうと思いますから、その最終目標を大体どのへんに置いているのかと。このへんについてお聞かせください。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 現在、滑川市教育情報化推進計画の作成に取り組んでいるところでございますが、まだ案の段階でございますが、そこで3つの目標を掲げております。  1つ、「滑川の未来を創る児童生徒の情報活用能力の育成」、2つ、「効果的なICT活用を通して、分かりやすく深まりのある授業の実践」、3つ、「情報セキュリティの確保と校務の情報化の推進」であります。  この3つの目標を目指し、最終的には児童・生徒の生きる力の育成と学校の教育力向上の実現を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 私も、今文科省のつくっている資料とか調べておりましたら、今の目標、今伺いましたけども、100点満点の答弁だというふうに思っております。  これ以上はないかなということで、やはりこれは国家プロジェクトでありますので、文科省でこういったICT、教育の情報化の目的とかいろいろと書かれておりますけれども、今ほど言われた3点が入っております。非常にいい取り組みでされているというふうに思っております。  そこで、最終目標に向けて、これは言葉としては、一番の最終目標は提案理由説明に書かれております。いわゆる21世紀を担う児童・生徒に必要な能力の1つとして情報活用能力を高めていくんだと、これに尽きるんじゃないかなと私は思います。そのためのいろんな環境整備であったり校務の情報化だったり、これはやはりあくまでも児童・生徒が最終目標だというふうに受けとめております。それ以外は全てその目標達成のための手段というふうに受けとめられるんじゃないかなと思います。  そこで、そのために、現状のICT化率ということも伺いました。その5カ年計画を立てる、それもわかります。目標もこれで決まりました。その目標に向けて、現状、課題は何であるというふうに認識されているでしょうか。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) ありがとうございます。  第1に、環境整備ということでございます。具体的な例を挙げますと、パソコンを導入して8年後に機器を更新し、最新のソフトや映像が対応できないといった声を聞いております。また、ネットワークを接続するルーターが古く、つながりにくいといった声も聞かれます。  これまでも、子ども第一主義のもと、教育の充実に温かく皆様方にご理解をいただいているところであります。  21世紀を担う子どもたちの情報活用能力などを育み、アクティブ・ラーニングに欠かせない道具として、教育の情報化についての環境整備について計画的に実施していく予定であり、ぜひご理解いただきたいと願っております。  第2は、サポート体制の構築でございます。現在、コンピューター・コーディネーターを2名配置しておりますが、そのコーディネーターをはじめ、サポートしていただける方による支援体制を整えまして、研修の充実を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ありがとうございます。  経営資源といたしましては、人、物、金ということがよく言われるわけですけれども、そういった環境整備に向けて、予算措置もしっかりと重点的に、子ども第一主義の名のもとにされていくんだろうというふうに確信をいたしましたが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 来年度の予算については今検討しているところですが、ぜひそういった推進計画が実現できるよう、また当局にも働きかけ、予算の実現化に全力を尽くしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ありがとうございます。  今ほどの答弁を伺いながら、市長のほうをちらっと見ましたら深くうなずいておられましたので、期待していいんじゃないかなというふうに思っております。3月議会を楽しみにしております。
     では、4項目目の質問に移らせていただきます。  4項目目は、富山広域連携中枢都市圏の形成について質問いたします。  これはきのうの代表質問の項目、内容でありますけれども、富山市との連携協約の締結を来年1月に予定されているということであります。  具体的取り組みとして、幾つかの事業が公表されております。ホームページで調べておりましたら、その中に有害鳥獣農作物被害対策事業があるということが出てまいりました。  従来であれば、各自治体単独で有害鳥獣対策ということを実施してきたという経緯がありますけれども、この富山広域連携中枢都市圏での取り組みとなると、今までの取り組みとどう異なってくるのかと。たしか何年か前に、ある県が、イノシシが侵入しないようにということで、隣の県境に進入禁止の柵をつけて、隣の県からクレームが来てまた取り除いたという、そういう自分のところだけ考えたようなことをやろうとしてひんしゅくを買ったということを私、記憶しておりますけども、今まではどちらかというとそんな感覚の、自分のところを守るんだみたいな、滑川市のということを重点的にやってきたのがその取り組みじゃなかったかなと思うんですが、そういった広域圏ということでの取り組みとなると、従来とどう違ってくるのかということについてお聞かせください。 ○議長(原 明君) 藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君) それではお答えいたします。  有害鳥獣対策につきましては、議員おっしゃるとおり、これまではそれぞれの自治体ごとに有害鳥獣の捕獲や追い払い活動、侵入防止柵の設置などを実施してきたところでございます。  ただし、有害鳥獣は市町村域を超えて移動するため、単独の対策では限界があることから、連携により有効な捕獲活動や侵入防止柵の効果的設置あるいは対策事例の共有化、こういったものを図るなどにより農作物被害の軽減等を期待できるものでございます。  今後は協約締結後に担当者会議を開催し、その方向性を確認するとともに、適宜連絡会議を開催いたしまして、被害状況に応じた情報共有体制の確認、それから課題の整理、そして連携事業の可能性などを検討していくこととしております。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) ここにダウンロードした計画事業の内容を見ていましたら、今言われた検討会議の参画等ということでありますけれども、これはテーマごとに、いわゆる連携中枢であれば企画政策課なんでしょうけれども、こういった有害鳥獣対策とかとなってくると、担当、つまり藤名課長が参加されるわけですね。 ○議長(原 明君) 藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君) はい。それぞれの項目ごとに担当課長なりが出席します。 ○議長(原 明君) 尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君) 時間もないので、最後に、今、世の中の流れといいますか、いわゆる捕獲した鳥獣の食肉の利活用ということで、農水省なり県の、いわゆるジビエと称して利活用、有効活用していこうという動きがある中で、獣肉処理場について、広域になれば、今、民間で上市と富山市にそれぞれ2つありますけれども、そういった検討はどうなんですか。 ○議長(原 明君) 藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君) 捕獲しました有害鳥獣の獣肉につきましては、現在は主に捕獲者による自家消費など適切に処理しているところでございますが、年に数件、連携都市圏の上市町にある民間の処理施設を活用しております。  獣肉の有効活用や流通の観点からも、今後の生息状況や捕獲状況等を勘案しながら、施設の整備等を検討課題に入れていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君) 尾崎君、質問時間が過ぎておりますので、よろしくお願いします。 ○7番(尾崎照雄君) どうもありがとうございました。ぜひ主体性を出してやっていただきたいと思います。  ありがとうございました。以上で質問を終わります。 ○議長(原 明君) 13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まず初めは、通学路の安全・安心についてでございます。  1番目といたしまして、まず(1)、上島地内の団地造成第2期工事についてでございます。  これは、今回のいろいろな活動の中で、地域の方から心配の声がたくさんありました。10月中ごろだったと思います。教育委員会のほうへ電話いたしまして、何か把握されておりますかということを伺いました。現状の把握として、ただいま実証実験をしているとのことでしたが、正直言いまして、まだ1期工事も建設中でございます。  最初に入られる方は、2月なのか3月なのか、それくらいだと思いますが、一軒の入居もない中でわからないんじゃないかなという思いをしておりました。  西部小学校の子どもたちの安全と安心のため、お伺いをいたします。  アといたしまして、現在、農道が通学路になっています。今後どのような形の通学路にする予定か、お伺いいたします。 ○議長(原 明君) 膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) それではお答えいたします。  通学路につきましては、子どもたちの登下校時の安全を確保するということから、既存の道路を通学路として各小学校で指定しているものでございます。  今の上島地内の住宅団地造成第2期工事につきましては、市に対しては、正式にはまだ計画の内容が示されておりません。そういうことで、判断できる状況にはございません。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 私、こういう図面(資料を示す)、ちょっとわかりにくいあれなんですが、ここが国道です。反対にしたのが(資料を示す)、ここが国道が走っています。そしてこっち側、ここは田んぼなんですね。このこっち側に西部小学校があるわけです。ですから、今ここは農道です。この図面をいただいてきたわけですが、農道を挟んで両側に団地が建ちます。家が建ちます。  この状態の中で、私が一番言いたいのは、今この農道を子どもたちが歩いているんですね。今度ここが団地になると市道になるでしょうということも含めて、地元の人たちは、そこに子どもがいっぱい歩いているのにということも懸念です。  ですから、滑川市に相談も何もない状態で宅地開発できるんですか。 ○議長(原 明君) 膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) 今、この宅地開発に係る件につきましては、計画がまとまった段階で、開発行為、それは面積の規模にもよりますけども、そういった開発行為の協議がされます。その中で、例えば道路の幅員、勾配、あるいは交差点の形状などの協議を行って、必要に応じましては指導、指示をして進んでいくということになります。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) そしたら、なおさらよかったです。正直言いまして、例えば団地になると農道が市道になる。そうしましたら、あそこを100人弱の西部小学校の子どもたちが歩きます。  それで、イの質問に入ります。  通学する児童の安全と安心は確保されますかということなんですが、今見ていただいたら、通学路側に直接車の出入りとか、そういういろいろな形で心配なことがいっぱいあります。  今まで田んぼの中を子どもたちは歩いていたんですね。今度は両面に家が建ちます。まして、こっち側、東側ですから、東南の玄関にしようかなと思ったら、全部こっち側を向いてしまいます。  そういうことを含めましたら、今何も聞いていませんだったらなおさらよかった。正直言って、子どもたちの安全のために歩道をつけてもらいたいってこの後言っていきますが、いろいろな形でこっちから注文を出せますか。 ○議長(原 明君) 膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) ちょっと確認ですけど、今のいろんな注文をこっちから出せますかというのは、市から出せますかということですか。 ○13番(開田晃江君) はい。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) 通学路につきましては、子どもたちの安全・安心を守るということが一番重要なことだと思っております。  今の第2期工事はまだ計画の内容がわかりませんが、今後、具体的な計画、当然開発行為なり、そういった中で協議が始まっていきます。  市としても、できる指導、指示というのは当然していきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) そうしましたら、まず団地になると農道になる。そうしましたら、子どもの通学路ですから、除雪もお願いしたいとか、あるいは通学する児童の安全のために、通学路側の車の出入りは差し控えてもらいたいとか、そういういろんなことを伝えていただきたいとまず思います。  それと、現在、ここの予定は、6メートルの道路と聞いております。車がひょいひょい出るというのも想定されて6メートルだと思いますが、ここへ子どもがじゃらじゃらといっぱい朝歩いてくるわけだし、帰りはばらばらに子どもが通ります。そうなると、本当にここって一番の危険な場所になると思うんですね。  そういう意味では、ウです。現在、予定では6メートルの道路に設定されています。歩道の設置はありますかという質問を入れましたが、聞いていないということですので、町内の説明では、通学路が設置できるように幅員を取ってもらいたい、道幅をしっかり取っていただいて子どもたちが歩く場所を確保してもらいたいと発言した方もあったと伺っています。  ただ、10月の時点で、危険を察知して実証実験をしています。ということは、何かの現状を把握されていたんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君) 開田議員、今の質問は、ウの答弁でよろしいんですか。 ○13番(開田晃江君) はい、ウの答弁でいいです。その幅に例えば歩道をつけてもらいたいという地域の皆さんの意見があったと。そういう意味で、まだ聞いていませんというがじゃなくて、10月の時点で実証実験をしていますというのを私、教育委員会さんから聞いています。となれば、歩道もきちっとつけてくださいねということは可能ですかということです。 ○議長(原 明君) 児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君) 次、私のほうになります。  上島地内における団地造成につきましては、第1期としまして都市計画法に基づく開発行為許可申請書が平成29年2月に提出され、同年4月に富山県知事の許可がなされ、議員ご指摘のとおり、第1期工事の住宅団地が建設されたものであります。  第2期につきましては第1期の東側で予定していると聞いておりますが、現時点では開発行為許可申請書が提出をされていないため、詳細はまだ確認できておりません。  議員ご指摘の歩道の設置については、開発行為に係る事前協議の中で業者と協議することになると思っております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 私、開発行為で住宅が来ることに反対しているのではありません。せっかく滑川市へ来られるので、私の知り合いも3月に入りますということで連絡もいただきました。本当にたくさんの皆さんに入っていただいてにぎわう、これも大賛成です。  ただ、一番子どもの危険な場所でしたよということを伝えたいんです。そういう意味では、今、業者と十分話し合うということですので、この図面が出ていますが、結局、この図面、6メートルの道路にすると歩道はどういうふうに取るんでしょうねと聞きましたら、白い線を引く、この程度かなというのも裏から聞いております。  ですから、本当に赤白パイプできちっと取るとか、あるいは車どめをしっかり張るとか、そういう車が道のほうへ出てこないような形を取るのか、そこらへんもひとつよろしいでしょうか。確認しながらしてください。 ○議長(原 明君) 児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君) 議員ご指摘のとおり、通学路というのはどこよりも安全でなければならないと思います。  そこで、第1期工事につきまして、開発行為の図面、当然、うちのほうは確認しております。その中で、第1期工事につきましては、一部7メートルになっております。7メートルになっておるというのは、議員ご指摘の図面の富山側のほうが県道になっておりますので、県道のところから何本も入ってもらっては弱るということで、7メートルのところからしか県道から住宅団地へ乗り入れできません。  それで、議員からご指摘がありましたので、第2期工事についてもちょっと確認をさせていただきました。そうしますと、第1期工事、第2期工事、つなぎ合わせますけども、県道から入れるのは第1期工事の7メートルのほうからしか入れません。ですから、議員ご指摘の赤いところの通学路については、県道沿いから直接乗り入れはできません。  それともう1つ、宮のちょっと下のほうの太い道路になっています、そのところもとめまして、そこから中へは入れないような構造になると聞いております。  なものですから、多分ですけど、1期工事と2期工事の道路、当然つなぎ合わせます。こちらが6メートルで、こっちが急に7メートルとか8メートル、急に4メートルということはございませんので、ほとんど中については6メートルになるんじゃないかと思います。  それと、これは中なものですから、まだ業者と折衝がないのに話はできませんけど、業者に6メートルの道路の両脇を1メートルずつ広げるということを仮にうちのほうが申し出たとしても、住宅団地の造成がそれでは多分成り立たないと思います。大体70坪ぐらいのうちを建てますので、1メートルずつ取ると、うちがかなり小さくなりますので、販売が結局それで、8つか10ぐらいに小さくなりますので、やっぱり協議の中で今、地元町内会のセッティングの中では、議員言われたとおり、白線で対応したいという旨の話と、県道沿いからは乗り入れさせないということなものですから、中を回るのはほとんど住んでいる方の車ではないかと思いますので、それについても、よく業者と話したりして安全なものになるように指導したいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 県道からの乗り入れというのは、それこそ外部からでわかります。  ただ、そこに住んでいらっしゃる方もあわせて危険になるんですね。ですから、車どめするかもしれないというのは、ここと聞いています(資料を示す)。お宮さんのところから入るところからここのところへ車どめするかもしれん。ところが、なら、災害があったときどうするの?とかいろいろなことを考えてみると、単に車どめしたからこの車、ここから、この皆さんは車をこっち側に出せないという形になるので、そういうところをきめ細やかに計画していただきたいと思います。特に車の出入りも含めまして。  それで、エになります。今ちょっとしゃべりましたが、町内への説明では車どめの設定もあるとのことです。通学路の確保はもちろんしっかりしてもらいたいんですが、新しく団地に来られる方、入居される皆さんの安全・安心も確保してもらいたい。その思いで、車の出入りなど本当にしっかりと計画を立てていただきたいと思います。  特に滑川へ引っ越してこられる皆さん、心を躍らせて入ってこられますので、いいものに準備していただきたいと思います。  これはまず全て要望にさせていただきます。お願いいたします。  それでは、大きな2に移ります。  西部小学校の前の道路に、緑の破線と「通学路・30」と標示されています。市内全ての小学校のメーン道路に「通学路・30」あるいは20と標示してもらいたいと思いますが、いかがですか。  特に寺家小学校の横ですね。市役所の間も緑の破線は書いてあります。「あれ、何け」と言われた人もおられますし、「何のことか全然わからんだ」と言う方もおられます。前の道も20キロ制限ですね、寺家小学校。そういうことを考えてみると、ここは子どもが通りますよという標示、滑川市中の学校にそういう子どもの通る道ですと標示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君) 膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) 西部小学校前の市道下梅沢上小泉線の「通学路・30」の標示につきましては、当時、地元のほうからも要望が出ておりまして、昨年度、標示をしたものであります。  今、議員からの提案、全ての小学校のメーン道路への標示につきましては、まず速度規制の問題がある、そしてまた、県道等の場合、道路管理者との協議が必要になる、そういうことで、単なる通学路だけの問題として捉えられない部分もあるというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 北加積小学校の前は県道でしょうが、30キロです。あるいは寺家小学校の前も県道であると思いますが、20キロです。東部小学校も、片側40キロですが、向こう側、反対側は30キロ制限。そういうことを考えてみますと、やはり危険だから速度制限がかかっていると思います。そこに子どもたちが歩きますよという標示、例えば県道はできないじゃなくて、県道は滑川市のために書いてくださいと言ったら嫌と言われるかもしれませんが、書かせてくださいというお願いはできませんか。 ○議長(原 明君) 膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君) もし「通学路・30」を標示するとすれば、県道であっても市でやっぱりすることになると思います。  一遍に全部同時にというのはなかなか難しいと思うんですが、そういった条件をクリアできれば、できる学校から検討していきたいと思います。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 田中小学校も寺家小学校も町なかですし、あるいは東加積小学校も速度規制になっておりました。本当にいろんなところで子どもを守るというのは、交通安全もそうですし、いろんな形で全部で守ってあげたいと思っております。ぜひ順番によろしくお願いいたします。  それでは、大きな2番目、市有地の活用についてお伺いいたします。  市道柴常光寺線の沿線に「市有地」と看板が掲げてあります。あそこは道路もきれいに整備していただきまして、また今新しく団地もできている最中で、ただいまの状況を見ると、とても変に目立っていますが、今後どのように整備されていくのですか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君) 石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君) それではお答えいたします。  ご質問の市有地につきましては、これまで主に建設業者の資材置き場や土砂の仮置き場として利用されてきたところであり、また、ことし7月からは、近隣住民のご理解のもと、市が発注する工事において発生する土砂を搬入し、敷きならしを行っているところです。
     今後の整備活用ということでございますが、周辺の環境などを勘案しますと、地域住民の憩いの場となる緑地広場としての整備がよいのではというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 緑地広場になるとすれば、とてもあそこもにぎわって、反対側にも団地が来るか、企業が来るか、楽しみの1つかもしれませんが、いつごろと考えていらっしゃいますか。 ○議長(原 明君) 石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君) こちらの敷地の面積なんですが、3,800平米ほどございます。これを整備するとした場合、やはり相当な費用がかかるものというふうに思っております。  現在、こちらのほうで新年度予算の編成作業をしておるところでございますけれども、さまざまな分野で大変多くのご要望をいただいておるところでございます。  財源には限りがございますので、その状況を見ながらということになりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 今の問題の土地でありますけども、以前は少し危ないものが入っていたと。ここは撤去して今危ないものはありません。でありますけども、あそこは民間宅地業者からも譲ってくれという話がありましたけど、危険は避けなければいけませんので、これを何とか緑地にしたいという、基本的な考えはそうでありますけども、下水残土等出ますので、それを盛り上げて大きく厚めのふたを完全にして、それで緑地にしていきたいと思っています。やれれば来年度にやりたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 市長さん、ありがとうございます。  私はあそこで日常、生活している者ですので、あそこがきれいになるとすると、あそこにやっぱり人が集うだろうし、うれしいことだと思っておりますので、期待して待っております。  次に、3番目でございます。タラソピアの今後についてお伺いいたします。  3年前まで公共施設の在り方検討特別委員会とか議会でも取り組んでおりましたが、その3年というのでもいろいろ考えることがあります。  ただ、タラソピアについては耐用年数は10年だろうと。金額は2億円ぐらいかかるかなとかだったと思いますが、もう一度しっかりと、タラソピアのこういうことにはどれだけお金がかかるかということを聞いてみたいと思います。  そこで、(1)今、海洋深層水を利活用するためにも、タラソピアについてしっかり考える時期ではないかと思っています。  今後、修繕に費やす経費はいつごろまでに、どれくらいかかるのか。また、建物、建築物そのものはどうですかということでございます。  この項目は幾らというふうに教えてください。お願いします。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。  タラソピアについては、観光・産業資源である海洋深層水を利活用した健康増進施設として、現在、滑川市公共施設等総合管理計画のタラソピアの具体的な方針について平成31年3月をめどに決定する予定としておりまして、検討しているところでございます。  現在、株式会社ウェーブ滑川が必要最小限の修繕、保守管理を行い運営しているところでございます。  今後の修繕に係る経費については、平成26年3月に策定いたしました海水系統施設の修繕計画では、10年で約2億円の修繕費を見込んでおります。  今後、設備の更新と必要最低限の維持管理及び保守管理を行えば、利用可能な施設と考えております。  この修繕の部分につきましては、タラソピアの委託の中の維持管理に入っておりますが、過去5年間の実績でございますが、約400万から500万円程度、これはウェーブのほうで維持管理をしておるという経費でございます。  それと、タラソピアの建物については、平成25年度に建物内部劣化調査業務を実施しておりまして、当時、鉄筋の主筋にはほとんどさびが見られず、建物の耐力にほとんど影響がないものという調査結果が出ております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 年間500万ぐらいの修繕費で持っていけるということで理解していいんですか。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) 今ほど申し上げたものにつきましては、ウェーブの委託の中でウェーブが行っておる修繕、保守管理という部分の金額でございまして、これについてはその年に応じて若干の変更は出てくるかと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 私はタラソピアに対して、これで早くやめられと言っとるがじゃないんです。この後の質問を聞いていただいたらわかりますが、ただ、修繕に費やす経費、これはいつごろまでかかりますかと言ったのは、例えば温水ボイラーの更新はいつごろまで使えて幾らかかるのか。  それに、深層水給湯用膨張タンクの交換、これはオープン以来一度も交換していない、経年劣化が生じているとも聞きました。  3つ目といたしまして、蒸気ボイラーの更新、これは温水ボイラーの補助ボイラーで、これもまた経年劣化をしていると。  あるいは4つ目、プール水質改善工事、循環形式ではないので、レジオネラ菌対策、これは保健所から指摘されておりますということも聞いております。かけ流し方式の設備に変えなければいけないということも聞いておりますが、これは大体全体で幾らぐらいかかって、どれくらいもちますか。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) まずボイラー関係でございますが、これは現在、更新が必要な時期に近づいてきておるということで、先ほど申し上げた計画の中には当然含まれております。  それからまた、配水管の関係の更新というものも、当然、先ほどの2億円の中に含まれております。一番最初に更新が必要になる設備になるかと思っております。  そのほか、申し上げられた部分については、先ほど申し上げた金額の中でウェーブが適切に管理している部分になるかと思っております。      〔発言する者あり〕 ○議長(原 明君) 不規則発言はやめてください。  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 私、金額は幾らですかと聞こうとしてきました。でも、きっと当局からきちっとその金額が出るでしょうということも聞いております。  私は、タラソピアについて本当にやめなさい、やめなさいと言っとるがじゃないがです。私は、この最後に書いておりますが、移設は考えられませんかと言いたいだけなんですね。正直に言います。  そこで、温水ボイラーの更新、それこそ多分当局は知っておられますと聞いておりますが、いかがですか。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) すみません、知っているとは、もう一度、すみません。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) そしたら、温水ボイラーの更新は幾らかかりますか。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) 温水ボイラーについては、今ここで資料を見ておりますと、350万程度というふうに見ております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 10年で2億円を要する。建物も、前もたらたらと皮膚がはぐれておるようなタラソピアだし、構築物には何ら、鉄筋には影響がないという話もありましたが、施設全体のさび、腐食あるいは天井の水漏れ、漏水など、本当にいろんな心配事、ありませんか。もう一度お願いします。2億円かけたら、心配なく10年使えますか。 ○議長(原 明君) 網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君) 適切な更新計画を立てた上で修繕、維持管理をすれば、10年使えるものと考えております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) そうしましたら、話をちょっと2番目に動きます。  2つ目、今後、市町村単位で介護度の改善を図り、介護度を下げると介護報酬の補助金上乗せがあると聞きました。深層水の出番ではないですかという思いなんです。  そこで、私、ある介護施設の施設長と話をしておりましたら、「滑川市の現在のタラソピアの活用は、健康センターの健康づくりや介護予防など、とても大事な取り組みをしておられていいですね。今後は、市町村単位で介護度の改善に取り組み、市町村単位でリハビリに力を入れ、介護度3が介護度2に改善されていくと、そういう市町村単位の取り組みが必要になりますよ。いよいよ滑川のタラソピアのような施設が必要になります。概要は、12月末ぐらいに出る予定と聞いている」と話しておられました。  これはいかがですか。その話は本当でしょうか。出番はありますか。お願いします。 ○議長(原 明君) 澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君) ただいまのご質問につきましては、介護報酬に上乗せされるものではございませんでして、市町村が実施しております地域支援事業に係る交付金に反映されるものというふうに聞いております。  自立支援・重度化防止の推進、介護保険運営の安定化の推進、保険者機能強化の推進といった多様な観点から評価指標が設定されまして、その評価指標の1つに、ただいまご質問の介護度の維持改善の状況等に関するものがあると聞いております。  ただいま深層水の出番ではということでありましたが、こちらにつきましては、さまざまな介護予防事業を実施しているところでございますが、平成28年度からは、タラソピアを利用しまして、理学療法士や健康運動実践指導者の協力のもと、タラソピア運動教室や10歳若返り教室、代謝アップ教室、ワンポイント水中レッスンなど開催しておりまして、今後も引き続き、自立支援や重度化防止に向けた取り組みを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) では、本当に出番はあるようですので、私は今、このタラソピアをどこかに移転すればどうかと思っています。  例えば、現在のタラソピアに人が行こうかなと思ってもなかなか行けない。そういうことになるとすれば、(3)です。市内の病院で、リハビリのため深層水を活用したリハビリテーション温浴施設の設置は考えられないでしょうかと思っています。  タラソピアの持つ機能を十分に発揮し、病院と一体になって市民の健康と医療費削減、そして介護予防、改善に大きな力が発揮できるのではないかなという思いです。タラソピアの移設の考えはございませんか、お願いします。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 移設の話は初めて聞きます。でありますが、病院との関係につきましては、私自身、厚生連といろいろ協力してくれと言ってお願いしたことがございます。ちょっと協力できないということを申し上げたいと思います。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) そうしましたら、私、現在のタラソピアがまず行きにくいということもありますし、建物も古くなっている。設備やいろんな機械ももう悲鳴を上げているとも聞いております。  ただ、先ほど市長さんのほうから、私は厚生連滑川病院は準滑川市民病院という位置づけだろうと思います。特に年間4,000万の補助金、まして大型医療機器を入れた場合も補助金が出ています。今年度は多分、電子カルテのあれに補助金も行っています。  そういうことを考えると、深層水をあそこへ引っ張ってどこかの空き地、どこかの場所に一番近いところでもいいですから、病院とタイアップすることに対して、私にすればすごく利用度が違うし、各介護施設からも、バスであったりいろんな形、あるいはデイサービスからであっても、そこへ行く、あるいは一般の人も入れる、窓口両方からにすると、私、本当にタラソピアの、今10年で2億円かかりますよというのを、2億円を3億円かけても、公設で、ただいまタラソピアにも2,000万から3,000万の補助金を入れているわけですから、4,000万払って2,000万払って、また大型の事業とすれば、ある程度滑川市の健康のためにもいいんじゃないかと思いますが、市長さん、もう一回お願いしてもらえませんか。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 今出た話でございますから、検討してまいりたいと思います。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 本当に老朽化をしているタラソピアを、もう一回どうのこうの、ああのこうの言う前に、31年までが使用期間ということになっているそうですけども、私、それまでにいろいろな形で試行錯誤して、いろんなことができるんじゃないかということを考えていただきたいと思います。  本当に現在のタラソピア、使っている人、使いたい人もたくさんいらっしゃいます。ただ、古いところでどうしようか、どうしようかというのだったら、思い切って移設も考えていただきたいと思ってこの質問を出させていただきました。  そしたら、ぜひお願いいたします。  4つ目、地区公民館についてお伺いいたします。公民館の管理者は誰ですかという質問です。  これはある町内会長から公民館の指導員の話がいろいろありまして、「市会議員なら実情をわかっとらんにゃあかんちゃ」と言われて、ちょっと恥ずかしい思いもしました。管理者はどちら様ですか。お願いします。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) お答えいたします。  社会教育法第21条において、公民館は市町村が設置することと定められていることにより、公民館の管理者は滑川市でございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 公民館の管理者は滑川市。滑川市のどちらさんですか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) 5条より、教育委員会は地方の必要に応じ、予算の範囲内で公民館の設置及び管理に関する事務を行うということになっておりますので、教育委員会でございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) それでは、そのまま2に行きます。  管理者は滑川市教育委員会ですね。滑川市の実情に疑問を持っておられますか。現在は、災害に対して、福祉に対して、子育てに対して、全ていろいろな形で公民館の役割は大きくなっております。  当然、管理者の教育委員会はわかっておられると思いますが、現在、滑川市の公民館の開館は火曜日、木曜日、金曜日、そして土曜日ですかね。近くの上市町は毎日夜9時まで、あるいは立山町、入善町もほとんど毎日開館です。その中でもお隣は9時までということで、非常に幅の広い公民館活動の中でありますが、今私が思っているのは、滑川市の広い分野にリーダーとして活躍してもらっていますが、週4日ではなく5日にして報酬をアップするべきと思います。あまりにも報酬が少ないと思われませんか、いかがですか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) 公民館は地域で集う場として、また、知識や技術を学び地域の人々や団体を結びつける地域コミュニティーの拠点施設として、地域にとって大変重要な役割を果たしているところでございます。  また、少子高齢化や人口減少等、地域を取り巻く環境が変化し、地域への帰属意識や地域とのかかわりが希薄化する中、公民館の担う役割は重要であり、指導員を含めた公民館職員に求める期待も大きいと考えております。
     公民館指導員の職務は、公民館の事業についての指導、学習相談、各種団体の育成でございます。  具体的には、各種講座や教室の実施及び公民館の利用に関する業務、各種団体との連絡調整等多岐にわたる業務を行っています。  現在の指導員報酬は月額8万5,000円でございます。報酬アップについては今後の検討課題でございますが、業務の内容や勤務日について地区の実態に合わせ見直すとともに、主事、主事補との業務分担や地区の活動の中で、みんなで協力してできるものがないかなどを検討し、指導員の負担軽減に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 今、報酬はアップしません、負担軽減はしますということだと思いますが、公民館指導員の活動は本当に年々活発になっておられるし、本当に広い分野でリーダーとして、今ほど言われたとおりのことをやっていらっしゃいます。  本当に子どもたち、特に滑川の場合は、公民館で学童保育をしていたり、いろんな形で、その子どもたちの世話やら汚した公民館の掃除やらも含めまして、大変な業務ですね。  そこで、私はほかの市町村と一緒にしてほしいと言っているんじゃなくて、魚津市は2人体制です。大体5日勤務で賃金は13万円、賃金です。時間給で言ったら、2人体制で行ったり来たりはしますが、簡単に割って866円。立山町は指導員と主事補さん、どちらも週18時間勤務です。指導員さんは8万7,500円、18時間でですよ。時間当たり約1,215円。この指導員さんは、今ほど課長が言われたように、いろんなことを、行事を決めたり実行したり最終的な報告書を上げたり、それらも含めまして時間給は高いと言っておられました。主事補さんは6万8,500円、この人は951円と。2人でお互いの18時間を持ち合いながら毎日開館しておられます。  上市町は主事は1人で、午前勤務、大体1日4時間。給料としては、報酬ですが、10万円程度。主事補が5人おられて、4時間を1こまとして考えて夜9時まで。ですから、毎日開館している。  上市町の考えは、やはり防災も含めて、いつどんなときにどうなるかわからないので、公民館は極力あけるということを言っておられました。  入善町は管理人として月13万8,000円。1人体制ですが、この方がどうしても都合が悪いとかいろんなことがあります。そのときはシルバー人材センターから人に来てもらう。そういう代用の方も用意しておられます。基本的には月曜日はお休みです。ですから、そういうことになります。  滑川市は、週4日の勤務で、簡単に7時間でしたら28時間勤務、月に112時間。そして報酬は8万5,000円。これは時間に直すと758円で、最低賃金よりも少ない。報酬が少な過ぎではございませんかというのはそこでございます。  先ほど言われました、本当にいろんな行事をしておられます。例えば11月26日に、西加積地区公民館では餅つき大会をされました。簡単に餅つき大会、私たちはそこへ行ってどの餅食べようかと言うとるだけかもしれませんが、公民館の関係の皆さんは、きねやら臼やら米やら、前の日に研がんならんし、それこそ空模様まで心配してこの行事に向き合っておられます。参加者は262人です。それくらいに地域の公民館というのは、いつも私が思っているのは、自分の家の次に入りやすい場所という思いがあります。  ですから、私が今思っているのは、公民館の館長をはじめ全ての関係の皆さん、特に地区公民館と滑川市教育委員会の関係が希薄しているんじゃないのかな、心の流通があまりないのかなと思っていますが、いかがですか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) 指導員の方々には日ごろいろんな業務に携わっていただき、本当に感謝しているところでございます。  また、公民館は地区の活性化の拠点となる重要なところでございます。  公民館職員がそれぞれの役割を今後も十分発揮できるよう、今ほどの議員さんの意見を踏まえて、また業務内容等を見直していきたいと思っております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) どうしても報酬って上げれんわという思いだと思います。  ただ、いろんなことをやってもらっています。  ただ、報酬払っとるしというだけではちょっと残念ですし、まずある関係、県の方ですね、公民館指導員研修会等が県の行事としてあるんですよね。そのときに、各市町村はバスを用立てて、各地区の公民館関係の人がみんな乗って、生涯学習課の人も一緒に帯同して行っておられると。でも、滑川市の場合は自分で行くと言っておられましたが、そこのところは本当ですか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) ちょっと私のほう、あれなんですが、今後とも教育委員会と公民館と一緒になって、また業務のほうをやっていきたいと思っております。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) ちょっと言いづらいんですが、県の公民館指導員研修会、そこに一緒に同行されたこと、ございますか。今まではありますか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) いつも行っているわけではございませんが、できるだけ行くようにはしているところでございます。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 本当に公民館も滑川市役所の分室みたいものです。いろんな形で、教育委員会のスポーツならスポーツ推進委員もおられます。健康センターなら、さわやか健康とかまちづくり健康とか、あるいはヘルスボランティアとか、いろいろな機関に対する枝葉のようなものというのは、私たち市民がやっていることの1つだと思いますね。  そういう意味では、地区公民館は地区の皆さんが一番頼りにする場所です。報酬アップ、考えられませんか、お願いします。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 今開田さんのおっしゃったことは、西加積の特に活動ぶり、私、よくわかっています。代弁としての意見が強かったと思います。  それから、最低賃金を割り込んでいると。このことにつきましても、これ、滑川市、独特ですよね。この原因は果たして何だったのだろうと今ちらっと考えました。もとは、市の職員も県下で一番低い給料であったと。人件費関係については、抑える、抑える、抑える、そういう習慣がついてしまっている。迎賓的な考えがちょっと持ちにくい体質になっているということを日ごろ私も思っておりますが、全体の今の外郭団体につきましても、報酬について再度検討してまいりたいと、このように思っています。  以上です。 ○議長(原 明君) 開田晃江君。 ○13番(開田晃江君) 最後に言おうと思っておりました。ある地区では、3月に定年退職した人が、定年退職しました。新しい人が来られました。こんなたくさんなことできないわということでやめられました。またその退職された方が復活しておられる、そういう公民館もございますよね。「ね」でいいです。  そういうわけで、今市長さんがこれから見直しますと言ってくださいましたので、市長さん、どうですかと言おうと思う前に言ってくださいましたので、私もいろんな意味で公民館のあり方、そしてまた、私たちも、地域住民も公民館に感謝する、そういうもののお互いの心の持ち方でますます発展していくと思います。  どうぞよろしくお願いしまして、私の質問を終わります。 ○議長(原 明君) 3番脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) さきの市議会選挙におきまして、市民ファーストで活力ある滑川市を、また水資源を守る、これは私たち水を守る会では養鶏場建設反対ということで、早月川の右岸側に松倉地区と一緒になりまして、でかい看板を立てております。また、安心で明るく暮らせるまちづくりを信条に立候補いたしました。無投票ではありましたが、新人議員となりました脇坂であります。どうか皆さん、よろしくお願いいたします。  ちょっと今、大変緊張しておりますので、途中ふだんの言葉になるかと思いますけれども、ひとつご了承を願います。  それでは、通告してある3点について伺います。  先日、議会の図書館において過去の議事録を読んだところ、市長選の時期の6カ月前でしたが、今となれば大体9月の本議会の場において市議会議員より市長に出馬についての意向を質問されるところでありますが、今回は聞いておりません。  そこで、各市町村の実態を見ましても、大体6カ月ごろ前に質問されております。  これ、見ておりましても、何かちょっと変だなと私は思います。どうしてこんなことになったのか私はわかりませんが、今回、この件につきまして、なりたての市議会議員の脇坂でありますが、市長、この本会議場の場で再度出馬の表明をいただきたいと思います。ひとつお願いします。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 脇坂議員には、どしっと来る質問をいただきました。本会議場でも出馬の意向は私の口から、質問は出ていませんが、私の口からも出馬のことにつきましては何回か話をしております。前の議員さんだったらみんなご存じのはずだと思っています。  そこで、質問いただきましたことにつきまして感謝を申し上げながら、一言言わせていただきたいと思います。  最近は、日ごとに出馬の意志を固めております。しっかりと固めている。それは何かといいますと、行き交う市民の皆さんに、頑張れ、体に気をつけろ、このことが余りにも多い、大きい。それは1つの風として受けとめておりまして、ありがたく思っているところでございます。  ということで、日ごとにその風が強くなってきているということであります。ありがたく思っています。  謙虚にいたしまして、政策課題に取り組んでまいります。市民の意思に沿った市民が真ん中の市政を展開してまいりたいと、このように思っているからです。  公正公平を旨といたしまして、しがらみのないオール市民のための民衆市政を目指していきたいと思っています。  足をとめることなく、足で政治を行ってまいりたいと、このように思っています。  それを決意の表明にさせていただきたいと思います。 ○議長(原 明君) 脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) 市長、どうもありがとうございました。  それでは2点目ですが、市長に3期目の決意と公約について伺います。  市長はこれまで、2期目の新しい4年間のお約束としまして、このような「善政」を出されておりますよね、市長ね(資料を示す)。  そこで、その中で、市長の基本方針である中から、子ども第一主義、今言われたとおり、そしてまた、常に住民が真ん中のまちづくり、そして健全な財政の確立、そしてこだわりの健康づくりなどなどのいろんな事業をなし遂げられてきております。市民の皆さんが一番よくご承知のところでございます。  そこで、今度は3期目についての決意をここでひとつ述べていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 今ほどは1番目の質問で申し上げましたとおり、決意のほどはそのとおりでございます。  政策につきましては、1期、2期と重ねてきました。市民の皆さんと一緒に協働のまちづくりに努めてきたところであります。  でありますので、これは新たなテーマもたくさんあるわけですが、今ほどの質問に対して答えるといたしますと、これからも同じでありますが、子ども第一主義、そして財政健全化、しかも器を考えながら、子どもに、孫にツケの回らないような財政運営に努めたいと、このように思っているわけです。  何でもやればいいというわけにいきません。限られた財政で、市民が求める、市民の意向に沿った政策を展開してまいりたいと、このように思っているわけです。  県や国からいろんな政策が提示されますが、そのために市の職員はもたもたです。議場に報告せいとか、撮影はいっぱい来る。そんな中にありますが、政策については市民の意思に沿った、こちらからこういうものをやるということもありますが、その前に、市民の意向に沿ったそういう展開をしてまいりたいと、このように思っているわけです。  今、開田議員に申し上げましたとおり、西加積地区の皆さんの動きは私、わかりますので、おっしゃる意味、その意味をとって回答、論議させていただいたわけでありまして、議員の皆さん方からいろいろ本会議場でも聞きますが、これは市民の皆さんの意思、こちらからじゃなくて、市民の皆さんが要望されるもの、それは何かということを的確に捉えながら、進める上では一つ一つをしっかりと固めていきたいと、このように思っているわけです。  ばらばらに四方八方に手を広げますと、集中してまとまったものができてこない。この8年間はそういうことで、私は前にも言ったことがあるかと思いますが、政治的なあかしは形にあらわれ目で確認できる、それが政治だということを改めて申し上げたいと思います。口でいろんな議論があるということはわかりますが、口先だけではだめです。市民が実感できる、それが形にあらわれてこそ、初めて滑川市の形が表に出てくるということでございます。  いろんな論客もおられるのはわかりますが、現実可能なものを提示いただいて、市民の意思に沿ったそういう形の展開をしていきたいと、このように思っているわけです。  健康寿命延伸都市、これも8年前から掲げてきた大きな柱です。市民と一緒に協働のまちづくり、スポーツ・健康の森公園、堀江運動公園を含め、市民の方々からの参加をいただきながら、一緒に植栽等をやっていただきました。「市民と協働のまちを」でこのまちをつくっていく。市民が手がけていただく。そのことによって自分の手がけたこの事業が、確認できながら、市民の皆さんに長々とかわいがっていただく。つくったものはかわいがって使われていないのではだめなのでありまして、それはスタートの、一緒に植栽から始まる、ここがかなめであったと、このように思っています。  そういう意味では、今でもできたものについての利用度が非常に高いのは、スタートから参画していただいたという、これが形になってあらわれているものとありがたく思っているわけでございます。  そして、市長と語る会、これは出前でこちらから出向いて、市民の皆さんの意向をしっかりと聞きながら、受けとめながら、一緒に共有してきた大きな柱であります。そんなことで、市の幹部職員が全部出ているというのは、それぞれのきめ細かな対応をすぐに、スピードを持ってやるスピード行政にもつながっているわけです。  まず何よりも、人口が安定することが時代の要求であります。日本全国でありまして、このことにつきましても、2人目の子どもの保育料を無料化にする。そして個別の家庭が、個々の家庭が、兄弟がいる、そういう家庭があって元気な家庭が生まれる、笑い声が聞こえる家庭が欲しいわけです。そして、それが地域の元気につながる。地域が元気になる。そして、将来ともどもに人口がしっかりしているまちでないと、このまちは継続、保っていけないことになります。  そういうことでありまして、述べればあしたの朝までかかりますので、この程度でちょっととめさせていただきたいと思いますが、掲げました人が元気、まちが元気、産業が元気の柱、たくましいそういう滑川をさらに強めていきたいと、このように思っているわけでございます。  それには、市の職員が資質を高める、スキルアップ、これが大事でありまして、これから職員一人一人が果敢に学び、そして果敢に政策に取り組んでいく、そういう職員を育ててまいりたいと思います。職員とも一緒に滑川市づくりに邁進してまいりたいと、このように思っておるわけでございます。  私は先ほど足で仕事をすると言いました。現場主義に徹します。部屋の中の机の上の空論を語りたくありません。現場に立てば答えが出ています。現場主義です。徹底して現場主義で行きたいと思います。そして、現場で市民の皆さんと目で確認し、意見を聞きながら進める行政にこれからも努めてまいります。続けてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君) 脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) 市長、どうもありがとうございました。市の職員の皆様方と一緒になって頑張るということがよくわかりました。  さて、そこで、今度は新たな公約について伺います。  3期目の出馬となりますと、市長は今まで流れをとめることのない市政を考えたいと申しておりますが、ここで、市民の皆様が今まで市長が市長と語る会、各地でたくさんやっておりましたよね。あれは大変よかったと思っておりますので、そういったことを今後も続けていって、そしてまた、今まで2期やられました中の、何といいますか、まだ道半ばといいますか、そういったところがたくさんあるかと思います。  そういったことを含めまして、何か新たな公約があるとすればここで伺いたいと思います。  市長、ひとつ公約があればお願いいたします。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) ただいまは、2月の選挙に向けて、公約をまとめておる最中でございます。日ごろから感ずるところがありますので、いっぱいあります。いっぱい。際限なく出てきます。とどまることがありませんで、次から次から湧いてくるのが政策というものだと、このように思っています。  そういうことで言いますと、市長と語る会をおっしゃっていただきました。1期4年間にやった回数は144回。2期目にやりました市長と語る会は135回であります。合わせて279回の市長と語る会であります。  1会場当たり約2時間でありますから、大変な時間と、そして皆さんの意見をたくさん聞いたわけです。でありますから、市長と語る会につきましては、スタートした時点では要望ばっかりでした。市役所にこういうことをやってもらいたいと、要望ばっかり。でありますから、1年半ぐらいそういう地区の要望ばっかりだったんですが、2回目、3回目、4回目と行きましたら、だんだん滑川市にいろいろある、将来こうあるべきだというようなまちのあり方についても広く皆さんの意見を聞くことができました。  市の職員は担当課長は全部行っておりますから、聞いた要望につきましては1週間以内に大体7割はもう処理してしまいます。なかなか時間のかかるものがあります。それはちゃんと受けとめて継続してきたつもりでございます。  もちろんお叱りと、そしてお褒めをいただきました。褒められたのは何かといいますと、「上田、おまえが市長になってから市の職員が早くなった。事務処理も早くなった」、こういうお褒めの言葉をいただきました。  私、実はこんなことをやったんですよ。窓口に立つ職員、過去はずっと新人を並べたんですが、行政を完全にわかっていない人がおると。それで苦情が市民から来ました。「1回行って内容がわからんだから帰ってきて調べて、また何やら書類持っていったら、また何かわからんで帰ってきて3回も行って、私、もう腹立ってこれでやめた」と、こういう一番悪い例が幾つか聞こえたわけです。そこで、窓口は新人は置かないということを申しつけてあるわけです。そのために、やっぱり仕事に理解がありますから、市民の皆さんが用事で来られる。これは用事があるから来られるんです。スピード対応ができていたと、このように思っています。これは市長と語る会でも、もろにお褒めをいただく、その中身でございます。  そのようにしてあるわけでありますが、ここで申し上げるとすれば、やっぱりこれまでに難問題がありました。もちろんタラソピアの問題、あります。滑川蒲鉾の跡地の問題があります。キラリンの問題があります。難問がいっぱいございます。  そこで、これは市民の皆さんとも、議会の皆さんとも、お互いに相入れない部分があって当たり前です。人ですから考えることが違う。これはあって当たり前ですね。1つだったら大変なことになっちゃうよ。  そこで、どういう判断をするか。それは、議会の皆さんに採決権がございます。私どもは一生懸命に下調べをし提案をいたしてまいります。政策提言をしながら、議員の皆さんにいろんな意見を頂戴しながら、整合性を持って固めていきたいと、このように思っているわけです。  うぬぼれて謙虚さを失った政治は邪道であります。そういう意味では、しっかりとその点を、自分自身も肝に銘じて頑張っていく所存でございます。  ここで申し上げますことは、皆さんには夢のような話じゃないのかと、ばかじゃないのかと言われることが1つございます。これは私、前からの持論ですが、滑川の旧町部、これをどうするんだい。永代地上権の問題がありまして障害になっています。もう過疎化に近い、こういう町内も出てくるわけです。活気をどう戻してあげようか。これが問題です。議員の皆さん、特に地方の皆さんと共有をしたいと、このように思っていますので、よろしくお願い申し上げます。  常盤町から高月に至るまで、この旧市街地は百年の計を立てるつもりで今後構想を練りたいと、このように思っているわけです。何もしなければ、ますますまちが立ち直れない、空き家だけがあく、今でもそうです。ひとり暮らし、2人高齢者、もう今いっぱいあります。  ここで行政にみんなやれと言われても、これまた大変なこと。数が大き過ぎるからです。都市計画も含めて、永代地上権の問題を含めて、果たしてどうできるか。チャレンジをしていくテーマだと思っています。  ある国会議員に相談しました。永代地上権、俺やってみる。答えが出てきません。国会議員も出てきません。永代地上権、法務省へ行きました。魚津の法務局、富山の法務局を通じて本省まで行っているんです。これは権利の問題であるから勝手に触れないですよというのが、一番上の上の上の法務省の見解であります。  でありますから、これはなかなか難しいということですが、諦めてはこの先は開きません。だからこそチャレンジです。きっとやれる指標がなければいけません。人々は皆、まちが廃れることを期待しているわけがありませんので、こういう問題について、わかっていながらにしてチャレンジのしがいがあると、このように思っているわけです。  例えば、僕は夢を見ました。駅南土地区画整理事業、やりました。80ヘクタール。最初は56億円。終わったときには98億円の事業になったわけです。終わりました。中川放水路もつきました。やっぱりここが問題だと思います。やればできるんですよ。はじめからできると思った者は誰もいなかったんですよ。やる前から心配ばかり。ですが、私は都市計画においてやれば何とか乗り切れる方法があるんじゃないかと思っています。
     たとえ、はじめは都市計画法、大きな構想を策定しまして、10軒を何とかする。モデル地区はもう1つあるんですけども、その後継続しませんでした。瀬羽町の後ろ、ぴたりととまったまま。だけど、それは順番に少しずつでも伸びていく、まちが変わる、ああ、あそこはきれいになった、俺のところもと途中からそういうことになりますと、100年計画が50年になるか、あるいはもう少し途中から勢いがつけば財政的にも、可能な限りということになりますと大きな仕事になってくる、活用される、そういう期待もできるわけです。不可能じゃない政策についてのチャレンジをいたしてまいりたいと思います。  中滑川駅前再開発、これは喫緊の課題であります。そして、滑川の農業を確立したいと思っています。滑川独自の農業、農家の皆さんと相談しながらの話です。  漁港周辺、ほたるいかミュージアム、海岸、美しい湾クラブ、含めて、海のほうにも心をしっかりと向けて対応しながら、今回の議会でも出ておりますように、観光も含めた総合的なまとめをして、元気の出る、そういう滑川市にしなきゃいけません。内外にそれを示すべきだと私も思っています。  さらに、有事に備えた安全・安心なまち、どうするか。これは図面の上の訓練が始まりました。だけど、市民に届いていません。有事に関すること、欠かしちゃいけないと思っています。  以下、マニフェストについても、まとまり次第、市民の皆さんにお示ししたいと思っています。  いずれにしましても、繰り返しになりますけれども、市民の心に沿った、そういう市政展開で頑張りたいと思っていますので、議員の皆さんとともに、このまちを強力な形につくり上げれたら幸い、そして将来を担う子どもたちが、いつも申し上げておりますように、もとに戻りますけれども、子どもは未来、未来は子ども次第であります。  頑張りたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原 明君) 脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) どうも市長、ありがとうございました。  今の答弁を聞いておりますと、市長、あと1期で終わることのないようなことをいっぱい言われましたね。まだまだ頑張られるつもりであると思います。  市長は今言われたとおり、いろんな政策を考えておられます。市当局の皆さんも、今市長の発言をお聞きになったとおりだと思っております。ぜひ市当局の皆さん方も、市長と一緒になって滑川市民のためにひとつご協力をお願いいたします。  私はお願いするだけではありません。我々市議会議員の者も、やはり一声かけていただいて、一緒に物事を解決していく。市議会議員が文句ばっか、文句でない、細かいことばっかり言うとるがじゃ、私、だめじゃないかと思うがいちゃ。やっぱり私たちも市民に自分の公約を訴えて、そして議員になっておりますので、議員の皆様方もそれに応えることをしなければやっぱりだめじゃないかなと、そう思います。  市当局と一緒になって物事を一つ一つ解決するための議員でもあるかと私は思っております。ぜひそういうことで、一声かけていただければ、私以外の方もたくさんおられます。ぜひ一緒になって物事を解決し、市発展のために市民の皆さんに応えることができるんじゃないかと、私はそのように思っております。ぜひ声をかけていただきたいと思います。  市長の新たな公約につきましての答弁、どうもありがとうございました。またひとつよろしくお願いいたします。  それでは、3点目について伺います。今度は手話の普及について伺います。  私も昨年、そして今年と、滑川市が行っております手話の講習会に、4月から大体11月ごろまで2年間参加しました。これは毎週木曜日でありましたけれども、優秀な成績までとは行きませんでしたけれども、ほとんど出席いたしまして、一応修了書をいただいておりますが、これはなかなか難しい、ちょっと年も行っているところがありますけれども、なかなか覚えられるものではありません。  ところが、この手話というのは、聾唖者の皆さんにとっては大切な言語です。言うまでもありません。これも人にやさしいまちづくりの1つだと私は思っております。  さて、本市滑川では、手話言語条例が今年の4月より施行されております。また、富山県においても、春になったら言語条例がスタートします。何でも一番に物事をやるとなれば、よそから注目されるのはこれは当然だと思っています。  いずれにしましても、滑川市はトップランナーです。トップランナーとなっておりますので、これからもその手腕を発揮するときがいろいろと来るんじゃないかと思っております。  そこで、滑川市手話講習の実態について伺います。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君) 澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君) それではお答えいたします。  今ほど脇坂議員のご発言にもございましたが、手話奉仕員養成講座には、脇坂議員、積極的に受講していただきまして、手話の習得や聾者の方々との交流を深めていただいておりますこと、心から御礼を申し上げます。  本年4月の滑川市手話言語条例の施行をに、広く市民が気軽に手話に触れることができる機会を提供し、市民の手話への理解と手話の普及を目指すミニ手話講座を新たに始めたところでございまして、これまでに7回の講座を開催しており、多くの市民の皆様に手話に触れていただいているところでございます。  また、来月以降につきましても、民生委員の研修や町内会のほか、商店に従事しておられる方々を対象にした講習会等の開催も予定しているところでございます。  また、保育所、保育園などにおきましては、市内の手話サークル「めばえの会」の皆さんのご指導をいただき、園児による手話コーラスが発表されているほか、市社会福祉協議会におきましては、小中高生を対象に開催されております夏休みボランティア体験におきまして、手話の学習を取り入れたところであるということでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) どうもありがとうございました。  先日、聾者の方と話をしておりましたところ、聾者の方が病院へ行きますよね。そしたら、これは女の人なんですけども、どこかこのへんが痛い、あそこが痛い、こういうふうに痛い、こいが言うても、なかなか先生に通じんと言うがいちゃ。わしはみっともないと思うがいちゃね。ここがちくちくする言うたって、どの程度ちくちくやらわからんし、ましてや、聾者の方ですから表現ができません。そして、いろんな先生が来られて、裸にはされんと思うがですけども、上から触ったりすると大変恥ずかしい思いをしますよと。これを何とかしないと、聾者の方は安心して暮らせんがじゃないがかと。医者へ行っても、お医者さんは大抵難しいことはしゃべっしゃんがいちゃね。あんた、何じゃらだ、かんやらだ、こうやって難しいことはしゃべるけど、わしらでも、心配で行っとるがに医者にそいが言われたら、何言うとるがやらさっぱりわかりませんよ。  だから、先生、か、どういうふうな状態でどうながかということをやっぱり適切に聞いて、そして自分も今現在の病気の状態を判断する。そうすると安心してこうやと。  例えば腸捻転になったとします。腸捻転になったって、腸のここだけじゃない、医者は難しい医者用語でしゃべられます。ところが、聾者の方が行かれた場合は、それを説明しても理解できません。そして入院してくださいと、こう言われますね。そしたら、怖くてかなわんがに、入院するといったらますます心配になられるそうです。  そういったことを私、聞きましたので、これからもますますそういった方々が、聾者の方がおられます。ますますこれを普及していただいて、滑川市のどこへ行っても滑川市は聾者のために快く、また話をしていただく、行ったときには相談に乗ってくれる、そういう人にやさしいまちになっていただきたいと思っております。  これは聾者ばかりではありません。障害者の方もたくさんおられます。車椅子の方もおられます。高齢者の方もおられます。そういった人たちのために、滑川市が第一歩、第一番であっていただきたいなと、そういうふうに思っています。  そういったことから、今度は、まだまだ多くの方々に手話を広めていただくために何か考えがあるか伺いたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(原 明君) 澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君) お答えいたします。  多くの市民の方に手話に触れていただくために、実際に手話を目にして手話に触れていただくことが大変大切であるというふうに考えております。  まず、そのためには、ポスターによる啓発をはじめ、市の広報やNet3などを用いた簡単な手話の紹介や、より多くのグループ、団体などにミニ手話講座を開催していただけるよう働きかけていきたいと考えております。また、市主催の行事における手話通訳などを実施することとしております。  このほか、手話に関心を持った方々がさらに深く手話を学ぶことができるように、引き続き手話奉仕員養成講座を開催するほか、今年度からは手話の習得度を確認し、手話習得への意欲の向上につなげていただくため、手話検定料の2分の1の助成を始めたところでございます。  これからもいろんな取り組みを通じて、今後も本市における手話の一層の普及が図られるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君) 脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君) どうもありがとうございました。  ことし、私、手話講習に行ったところ、これは西部小学校のところですけれども、1年生の男の子が手話講習に入ってこられました。この子はかわいい子でありまして、私もその子と遊ぶために手話講習に行っていたようなところもありますけれども、やはり小学校1年生の子どもは手話を覚えるのが早いです。私はさっき何を言うとったかと言ったら、まだボクに習っているくらいです。孫と一緒に手話を学んでいるような状態でありましたけれども、やはりお母さんがそういった1年生の子どもを連れてきてくれる。そして、そこで勉強していく。そしてまた、中学校の子どももこれまた2人来ておられました。そして、高校生の方も来ておられました。やはり少しずつそういった手話が市民の方に広がっておるんだなと、そういうことを感じておるところでございます。  来年も手話講習会をやられると思いますので、さらに多くの手話講習会を開いていただけるよう、ひとつ私のほうからお願いいたします。私も協力できるところは協力しますので、ひとつよろしくお願いします。  以上申しまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君) 暫時休憩いたします。  再開は午後1時20分からといたします。               午後0時24分休憩          ──────────────────────               午後1時20分再開 ○議長(原 明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、大きな1番目でございますが、子育て支援の充実であります。  4年前、私が市議会議員に当選してから、子育て中の親としての目線で、少子化対策の一環として、子育て支援策の提案については幾つも訴えてまいりました。  このたび議員として2期目となりましたが、いまだ我が子も社会人にはなっておりませんので、同世代の子育て中のお父さん、お母さん、そして祖父母の皆様のさまざまな意見を集約し、限られた財源の中でやるべき新たな施策を模索しながら、今後も頑張っていきたいと思います。  本市でも、国が提唱する子ども・子育て支援新制度への移行により、滑川市子ども・子育て支援事業計画を作成し、滑川市ひと・まち・産業創生総合戦略、また第4次総合計画後期基本計画と、それぞれに、市長の子ども第一主義に関して、子どもたちとその家族、地域が元気になる施策がいろいろと展開をされておりますが、その中の1つとして、幼保一元化等の推進施策として、「就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する認定こども園の設置促進」というふうにあります。  現在、市内既存幼稚園の認定こども園への移行についての現状はどうなのかをお伺いいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) それではお答えいたします。  平成30年4月に北加積幼稚園が認定こども園へ移行する予定であり、幼稚園から移行の認定こども園は北加積幼稚園を含めて4園となります。  なお、希望幼稚園につきましても、今後の認定こども園への移行について検討されているところであります。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 今ほど4園が移行ということで、残り1園が今後検討しているということでございますが、市としては認定こども園になっていただきたいのかどうなのか、そこの見解をまずお聞かせください。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 市といたしましても、多様な保護者のニーズに応えるために、認定こども園に移行していただきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 認定こども園への移行について積極的にまた取り組みをしていただければというふうに思っております。  では、関連しておりますので次の質問に入らせていただきますが、当然、子育て支援も大事なことでありますが、同時に少子化対策への対応も私は表裏一体というふうに考えております。  第4次総合計画後期基本計画では、この少子化社会への対応の現状と課題について、真っ先に保育環境の充実を挙げております。「保護者の就労形態の多様化に対応した乳児保育、延長保育、障害児保育、休日保育、病児・病後児保育等の特別保育や一時預かり事業を行う保育所のさらなる拡充が求められている」というふうにうたってあります。  これらの保育環境の充実について、本市の取り組みをお伺いいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 本市におきましては、今ほど申しました認定こども園への移行の推進や老朽化した保育施設の改修費助成などによる施設整備、保育士確保のため、毎年賃金改善を行うことによる保育士の処遇改善、発達障害などの気になる子どもを保育する職員に対する相談・助言を行うため、保育施設への専門員の派遣、保護者の就労形態の多様化等に伴い、延長保育、休日保育、体調不良児を受け入れる病児保育などの対応の拡充といった保育環境の充実に取り組んでおります。  また、在園していない児童を受け入れる病児・病後児保育につきましては、現在、民間事業者が企業主導型保育施設を市内に建設中であり、事業所以外の児童の病児・病後児保育も実施することとしており、平成30年春ごろからは対応が可能となる予定です。  また、富山広域連携中枢都市圏に係る連携事業により、平成30年4月からは富山市まちなか総合ケアセンターの病児保育施設も利用できるようになる予定です。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) ありがとうございました。  病児・病後児保育の対応ということについては、昨日、質問があって答弁されておるわけでもありますけども、現在、今ほどの答弁でもありました民間事業者が企業主導型プラス附帯施設での病児・病後児保育に取り組んでいただけるということでありました。  滑川市子ども・子育て支援事業計画の中では、この病児・病後児保育に関することについて、滑川市の医師会、それから市内病院等への働きかけを進めるというふうに書かれてありました。  実際に子ども課でこのような医師会あるいは市内病院等への働きかけは行ったのか、そのへんについてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 昨年度、市内の病院のほうに対しまして病児保育の開設についてお願いにまいりました。しかしながら、そこでは実現に至らなかったという状況にございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 市として、取り組みということで、医師会あるいは病院のほうにお伺いを立てたということでありますので、結果的に残念ながら実は結ばなかったにしろ、行動は取っていたということであります。たまたま民間事業者の方が、棚からぼた餅とは言いませんけども、こういった市として取り組んでいこうというような事業について民間業者が対応してくれたわけであります。  今後、病児・病後児保育については、子どもの送迎の問題あるいは看護師の確保、いろいろ課題はあるというふうに思っていますが、子どもたちがみんな元気であればこういったことはサービスとして成り立たないわけでありますけども、毎日のニーズがあるかわからないこのような事業を、保育室の確保と人件費をかけて民間業者にやっていただくということでありますから、国のほうから昨日も運営費は直接配分されるというふうに伺いました。  市として保護者への周知はやっていきますよということでありましたけども、保護者への周知はもちろんでありますが、サービスが維持できるようにしっかりと連携を図っていっていただきたいというふうに思っておりますが、それについて見解を伺います。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 民間事業者ではございますが、市内で唯一の病児保育施設となりますので、市としても後方支援をしていきたいと考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 通常であれば、お金は出して口は出すというのが通常であります。今回は直接市からの支払いはございませんけども、口だけはしっかり出していただいて、連携できることはしっかり連携していただいて、よりよいサービスに努めていただきたいというふうに思っております。  話は戻りますけども、先ほどの保育環境の充実についてでありますが、保護者の就労形態の多様化に対応するためだけを考えれば、夫婦共働きで子どもの面倒が見られないともとれますし、身近なおじいちゃん、おばあちゃんが協力してくれれば対応できることも保育についてはたくさんあるというふうに思っております。  そこに多世代同居等の推進策を見つけ出すことも考えられるというふうに考えておりますが、今ほどの施設の充実あるいはサービスの向上以外に取り組むことについてどう考えているのかお聞かせください。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 多世代同居につきましては、昨年度も竹原議員のほうからご質問をいただきましたけれども、それに関しましては、現在は、滑川市は選択と集中ということで第2子無料化を選択したことでもあり、そちらの事業については今のところはちょっと考えておりません。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 昨年みたいに同じ轍は踏みたくありませんので、私はこの保育施設の充実あるいはサービスの向上というのはもちろんのことなんですけども、やはりこれらは夫婦共働きで、ある意味、働くお母さんを応援する施策でもあるかなというふうに思っています。  私はその反面、子どもを育てるにあたっては、まずは家庭内保育の充実を図るべきだろうというふうに思っておりますので、以前より、身近にいるおじいちゃん、おばあちゃんに保育を手伝ってもらうというのもいかがかなということで言ってまいりました。  今の答弁ですと、第2子無料化ということで、今一番力を入れているということでありますので、あっちもやりこっちもやりとなりますと集中力が欠けるということで、あまり強くは言いませんけども、やはり第2子無料化の財源の確保と取り組みも大事ではありますけども、家庭内保育についての充実ということもひとつ考えていってほしいというふうに思います。これはお願いということでおさめさせていただきます。  関連しておりますので、次の質問に入ります。
     第4次総合計画後期基本計画の中では、一番はじめに子ども行政の一元化ということが挙げられております。現状と課題ということで大きく2つの項目があるわけですが、幼保一元化等の推進と放課後児童対策の充実であります。  幼保一元化等の施策については、先ほどの質問にもありました認定こども園の設置の推進でありました。目標数値については、平成32年度までに5園に増やすと設定をしてあります。  これについては、先ほどの答弁でございました私立幼稚園からの移行ということで、おおむね順調に推移しているというふうに私は認識をしております。  しかしながら、生まれてくる子どもの数が増えなければ、当然どこの園でも園児の確保に苦労するわけであります。それぞれの園が特色を出して保護者の皆さんに選んでいただける取り組みをしなければ、これは死活問題でもありますので、市としてもしっかり対応をしていただきたいというふうに思います。  そして、2つ目の課題であります放課後児童対策の充実でありますが、これについては過去何回も本会議等で質問があったかというふうに思っております。  内容について、放課後児童対策事業の時間延長と実施日数の拡大、放課後児童クラブと放課後子ども教室との連携促進、土曜子ども教室の開設、放課後児童クラブの実施場所の継続検討、子ども図書館・児童館の活用と5つの事業がありました。  そして、これら目標数値に掲げられている指標については大きく4つあるわけですけども、1つ目は放課後児童対策事業の一体的連携実施数を4カ所に、2つ目は放課後児童クラブの学校内での実施数を3カ所に、3つ目は放課後児童育成クラブ数を7校区10クラブでの実施、4つ目は土曜子ども教室の開設数を1カ所8教室の実施であります。  これらの施策の内容に対する目標数値の進捗状況についてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 先に認定こども園に関してなんですけれども、幼稚園から認定こども園に変わったのは4園なんですけれども、それに加えまして、平成30年4月に上小泉保育園も認定こども園となります。保育園から認定こども園へ移行される予定の園が2つということで、平成30年度には合わせて認定こども園は6園となる予定でございます。  それから、放課後児童クラブと放課後子ども教室のほうに関してでございますが、現在、全小学校区での放課後児童クラブ、放課後子ども教室の実施に加えまして、小学校区に関係なく参加できる子ども図書館での放課後子ども教室、児童館での土曜子ども教室を実施しております。  総合計画での32年度までの目標値であります放課後児童クラブ数、7校区10クラブと児童館で行っております土曜子ども教室開設数の8教室におきましては、既に目標に達しております。  数値的には総合計画の目標値に向かって着実に進捗しているところでございますけれども、今後も児童数の推移やニーズを把握しまして、認定こども園への移行の推進や放課後児童対策事業の内容の充実に努めたいと考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 今ほどの答弁ですと、おおむね目標を達成したところもあるということでありました。目標数値は平成32年までというふうな書き方をしてありましたので、この目標を今現在達成されている部分については、前倒しで達成をしたというふうに私は認識しております。  では、次の目標、平成32年度までの目標は達成したけども、次の目標についてはあるのか再度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 数値的なものはございませんが、現在、校区にかかわらない放課後児童クラブといたしまして、子ども図書館での放課後子ども教室を増やせないか今のところ検討中でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 私の言いたかったのは、数字がクリアしたうえで、やったやったで終わりじゃなくて、もっと先を見越して、ほかにできる事業があれば、関連してもっと頑張りますと言っていただければそれでよかったんですが、放課後子ども教室を増やそうと努力をしておられるということなんで、それぞれのやっぱり放課後児童クラブの課題も校区によっては、公民館でやっておられるところがあって、やっぱり学校の近くあるいは学校の敷地内でという要望も過去から何件もあったというふうに私は認識しておりますので、そこらへんもやはり頭に入れながら、利便性のいいところをやっぱり改善していただいて、より子どもたちが安心・安全に生活できる場所の確保というのもひとつ考えていただきたいなというふうに思います。  関連しておりますので、次の質問に入ります。  この放課後児童クラブについての児童の登録人数、あらかじめ登録されているというふうに思っておりますけども、この登録人数と、実際の参加児童との差異の把握、それから子どもたちあるいは保護者へのニーズ調査等を行って、子どもたちが参加しやすい環境を提供しているのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 毎月の登録人数と実際の利用人数につきましては、各クラブから毎月報告書を提出してもらっておりまして、ニーズにつきましても各クラブの支援員と連携しながら把握に努めております。  27年度から放課後児童クラブの利用対象者が小学校低学年から全学年に拡大されたことや、共働き世帯の増加などにより利用希望者数は増加傾向にありますけれども、対応するための支援員の確保ですとか実施場所の確保などの課題もあります。各クラブと連携しながら、より利用しやすい環境を提供できるように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 私も過去に放課後児童クラブについては、参加しやすい、利用しやすい、そんな環境を整えるために、指導員さんの確保はもちろんでありますけども、時間延長、あるいは外で行う運動メニューだとか空き教室を利用した―小学校の空き教室ですね、そういった対応の拡大ということも提案してまいりました。  あまりこれらについては環境の整備が進んでいないのではないかなというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 議員がおっしゃるとおり、なかなか時間延長も含めまして進んでいない部分ではございますが、これからも少しでも改善できるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) ぜひ改善してください。  それでは、関連しておりますので次の質問に入ります。  放課後児童クラブの指導員の確保ということで、この指導員の確保を高めるためにも処遇改善が欠かせないというふうに考えております。  午前中、開田議員さんのほうからも、地区公民館の処遇改善ということもありました。市長からは外郭団体を含めて検討するというお話もいただきましたので、何かしらの処遇改善はしていただけるものというふうに認識をして質問をさせていただきます。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 質の高い人材を確保するためには、賃金面の処遇改善は欠かせない課題と考えておりまして、研修受講や資格取得の状況、他市の状況も踏まえながら検討してまいりたいと考えております。  なお、支援員が今までは、今年度も含めまして、スポーツ安全保険のほうに毎年加入をしておりますけれども、来年からはより保険でカバーできる範囲の広い労災保険へ切りかえる予定でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) これについて、研究じゃなくてよかったです。検討ということでありましたので。  どこの業種、業界も、人材確保というのは大きな問題であります。仕事の内容と手当の妥当性が均衡した形になっているのか。特に働きにくい時間帯という放課後児童クラブの場合は、そういうふうなことも影響しますので、人材確保はとても大変なことだろうというふうに思っています。  若い保育士を正規雇用で指導員として受け入れることもできていない状況も踏まえて、今後、十分に賃金面でも改善をして対応していただきたいというふうに思っていますので、これは午前中と重複するところがありますから、処遇改善については要望とさせていただきます。  それでは、大きな2番目の質問に入らせていただきます。子どもたちの学力向上についてであります。  まずはじめに、市長の提案理由にもありましたICT環境の整備であります。  文部科学省委託事業ICT活用教育アドバイザー事業を実施するということでありました。  今後の展望についてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたように、本市は情報教育に関して全国でもいち早くコンピューターを学校に導入した経緯がございます。  文部科学省の調査では、無線LANの普及率は100%と全国1位であり、1台当たりの児童・生徒数は、本市は3.9名と大変恵まれた環境にあります。また、校務支援システムはいち早く整備され、通知表や指導要録が電子化されたおかげで、教員の業務の軽減にもつながっております。  一方、新学習指導要領が示されまして、アクティブ・ラーニングや個に応じた指導に欠かせないタブレット端末は市内で18台と少ない現状であります。  また、道徳科、外国語科の導入に伴い、新たな教科に対応するためのシステムの更新の必要性が生じております。  こういったことにつきまして、ICT活用教育アドバイザー事業、ご助言を受けたことをまた反映してICT環境整備に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) ありがとうございました。  午前中、尾崎議員さんのほうからこれとよく似た質問が出されて、答弁も全く同じだったのであれなんですけども、そのときは5カ年計画だということをおっしゃいましたが、この中身についてはどのようなものか、説明がなかったもので再度質問させていただきます。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 言葉でご説明申し上げるのは大変難しいのでございますが、今のところは13ページをかけて教育の情報化につきまして、なぜ必要なのか、本市の課題は何なのか、そしてどのように教育の情報化について進めていくか、5カ年にわたって、その計画につきまして、1年目はこういうふうに、2年目はこういうふうにというような形でわかるように示しているところでございますが、まだ完成はしておりませんで、よかったらまた議員の皆様にもお示ししてご意見を伺える機会があればと願っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) ありがとうございます。  中身が13ページということで、大平紙13ページなのか、A4の紙13ページなのかわかりませんけども、私はてっきり5カ年計画で、先ほどタブレット端末が18台しかないということでありますから、年間30台ずつ買って、5カ年で150台買います、そういう話かと思っていたらそうではなかったということでございますので、私自身、勘違いをしておりました。申しわけございません。  これについては、ICTの機器ということで、一昨年、私も質問させていただいております。  ICTの活用によって、当時は実物投影あるいはプロジェクター、マグネットスクリーン、この3つを整備してわかりやすい授業に努めるということで、どちらかというと先生方が使いやすい環境、そして子どもたちがわかりやすい環境ということで取り組みをされたというふうに思っています。  今後も学校からの要望を踏まえてICT教育の推進に努めるということでありますが、時代の変化に対応するためにも、このタブレット端末の活用については大いにしていただきたいなというふうに思っていますが、この備品の18台ということの、少ないというふうな認識でありましたが、これについて再度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 21世紀を担う子どもたちにとっては、創造力や論理的な思考力、批判的思考力、それからコミュニケーション能力など、さまざまな資質能力を育成することが学校現場では求められていると考えております。  そういったときに、教育を見直しまして、新しい授業スタイルというものを築くことが考えられるのではないかなと思っております。  そういったときに、タブレット端末を例えば2人に1台持って、いろいろなところに調査活動に行ってインタビューをしたり、画像を撮りますよね。それから写真を取り込んだり、それから2人でインターネットで検索をしたり、さまざまな活用の仕方がタブレット端末では考えられるのかなと考えております。  そういった意味で、アクティブ・ラーニングと先ほども申し上げましたが、動きながら、コミュニケーションをとりながら新しいスタイルの授業をつくっていくといううえで、考えていくうえで、タブレット端末、固定型のパソコンではなく、そういったものが有効であるのではないかなということで申し上げたということでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) ただいまの質問ですが、私が口を切ると石倉課長が恥をかくかもしれません。でありますが、5年間という期間にわたってというのは長過ぎます。  私がいつも考えているのは、やるんなら全小学校、全中学校、一斉にスタートしなきゃいけません。学校によって5年間も差ができると。子どもたちに差をつけたくございません。ということで、5年というのは3年以下にしたいと、このように思っています。  以上です。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 市長、ありがとうございました。  学務課長、そういうことでございますので、ぜひ取り組みはスピード感を持って、かつタブレット端末のよさをこれだけ言われているのでありますので、ぜひそういったことの備品導入にも力を注いでいただきたいというふうに思っています。  次の質問に移ります。  小学校における英語教育について、2020年度からの次期学習指導要領に対応するための取り組みについてお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) これまでも中央研修に1名派遣したり、ALTの増員、英語活動支援員の充実、それから県からの専科教員の配置など、環境整備に努めているところでございます。  新学習指導要領が示され、平成32年度から3、4年生に外国語活動、5、6年生に外国語科が実施されることとなっております。平成30年度には、その移行のために、3、4年生で新たに外国語活動が年15時間実施され、5、6年生では15時間増え、年間50時間の外国語活動が実施される予定であります。  実施に向けまして、今年度も英語中核教員が県内外の研修会に参加し、英語教育の最新の情報を得るようにしております。  また、1月中旬に、県の小学校英語教育研修会に市内各小学校の教員に加え市内各中学校の英語教員も参加し、小学校の英語教育について理解を深めることとしております。  2月には、県のほうから外国語活動の指導計画、実践例が具体的に示されることとなっており、それをもとに、新年度はどの学校も安心して自信を持って取り組むことができる環境を整えていくというふうに進めております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 今、小学校では、現在5、6年生は外国語活動を実施しておりますけども、今ほど答弁にもありました、3、4年生にも前倒しをされて、5、6年生は教科書を使っての教科になるということであります。  私がちょっと懸念しているのは、通信簿の対象になるということもありますけども、英語の免許を持っていない小学校の教員が、果たして英語の勉強を教える、あるいは到達度を評価することができるのかどうか、対応をお伺いいたします。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 自信を持って「できます」と言いたいところですが、実際のところ、小学校の教員も不安を感じているのが実情ではないかなと思っております。  英語の中核教員というものを設けておりまして、そういった教員を含め、各校大体1名は英語免許を持っている教員がおりますので、そういった教員を中心に、各学校のほうでは英語教育の本格実施に向けて研修も進めていると聞いておりますので、教育委員会としては、そういった進捗状況などを伺いながら、しっかりと英語教育について進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 英語教員の人材が乏しいというのは今ほどお伺いいたしましたので、しっかりとこれは対応していただいて、小学生のレベルでありますから、すぐ日常会話ができるほど英語を習えということはございませんので、やっぱり身近なところから、親しみやすいところから入って、英語を嫌いにならないような取り組みをぜひお願いしたいなというふうに思っております。  それでは、次の質問に移ります。  今まで何度も質問をしてきたこの土曜授業でありますけども、くどいと思われるかもしれませんけども、この土曜授業についての検証を伺います。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長
    ○学務課長(石倉裕子君) 昨日もお答えいたしましたが、重複になるかもしれませんけれども、今年度は各校、これまでの取り組みを踏まえまして、従来の基礎・基本の定着を図る取り組みのほかに、本格的に始まった科学の時間を土曜授業に実施しまして、発展的な実験、体験的な活動がたくさん取り組まれております。  例えば親子で実験に取り組む事例、専門家を招き、震災や南極の話を伺う事例など、保護者も参加するなど貴重な時間となっております。  ほかにもさまざまな事例がありまして、ただ、従来ありました学校行事を土曜授業にも組み入れたりして、それぞれの学校が工夫しながら、よりよい土曜授業に努めていらっしゃるというふうに受けとめております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 昨日も2名の議員さんのほうからこれらに関する質問がございました。  そもそも、現在取り組んでおります土曜授業推進事業の目的については、昨日、課長さんのほうからもありました。学力の向上についてを特にうたっているんですけども、3つほど書いてありましたが、先日、12月は小学校、土曜授業がありました。私の息子も小学生でありますので、土曜授業ということで行ったわけであります。後日、息子と土曜授業について親子の会話をしたわけなんですけども、きっと学力の向上を目指す授業ということで、さぞかしすばらしい授業だったかというふうに聞いてみました。すると、帰ってきた言葉は大縄跳びやったと。大縄跳び、その一言でした。  私にしてみれば、縄跳びをするために土曜日に学校へ行ったのかと思うと、せつなくて仕方がありません。なぜか。12月の寒い日に、長靴を履いて、手袋をして、襟巻きをして、厚手の防寒具を着て、ヘルメットをかぶって、ランドセルを担いでいく。重装備ですわ。それで、てくてく歩いて学校へ行くんですね。  土曜授業の大縄跳びのためにというふうに言わざるを得なかった。ただ、普通授業もあったということでそこは安心をしておりますが、今ほども答弁の中にありました授業参観等も組み入れてということであります。  本来の目的は、学力向上のために普通授業ということで始まったわけでありますので、各学校それぞれ、外部人材の活用などを使って、きのうもプログラミングという活用の仕方もありました。  学校で授業内容を決めているということは聞いておりますけども、この土曜日を利用しても、授業の内容と質、これについては改善を求めざるを得ません。  今後の道徳の教科化、あるいは先ほどの英語の授業が増えるという中で、年間の授業時間の精査が私は欠かせないというふうに思いますけども、いかがですか。 ○議長(原 明君) 石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君) 大縄跳び大会を土曜授業にするかということに関しましては、例えば保護者の方が参観される場で子どもたちの様子を見たいただくというのも大変有効であると学校が受けとめられ、考えられて実施されたものだと思います。  通常の時間の中で取り組まれるよりも、土曜授業の中で、張り切っておうちの方の前で運動する機会を設けるのが有効であるというふうに受けとめられて実施されているものと思います。  回答にはなっていないかもしれませんけれども、来年度、平成30年度、外国語活動が3年生以上は15時間増えることになっています。そして2020年、平成32年度には、3年生以上、実は外国語活動、外国語科が入ることによりまして35時間増えることになっております。  そこで、どういったカリキュラムを組めばいいのか、マネジメントをしていけばいいのか、地域に開かれた皆さん方に納得していただけるようなカリキュラムにするために、各学校、知恵を合わせて今取り組んでいらっしゃるところだと受けとめております。  教育委員会も、まだどういった方向性がいいのか、各学校相談しながら、情報交換をしながら、子どもたちが生き生きと、どういったカリキュラムであればいいのかということを検討しながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 私、以前も言わせていただきましたけども、せっかくの土曜授業でありますから、やっぱりわくわくするような授業の内容というのも1つ入れていただきたいなと。  普通授業だということで取り組みを始めましたけども、せっかく行くのであれば、先ほどの科学の時間だとかプログラミングだとか、いろいろな外部人材、外部団体を活用しての取り組みというのは、子どもたちがとても興味、関心を持つことでありますので、そういったものも上手に組み入れながら、授業時数が減らないようにぜひ取り組みをしていただきたいなというふうに思っています。  この実施内容のマンネリ化についてですが、マンネリ化が起こると誰も喜びませんので、もっと授業時間、時数というものを大切にして取り組んでいただきたいなというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、次の大きな3番目の質問に移らせていただきます。  コミュニティバスの利便性の向上であります。  1番目の質問として、利便性の向上は図られているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君) 黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君) それではお答えいたします。  本市のコミュニティバスは、高齢者や自動車を自由に運転できない方々の安全・安心な交通手段としての重要な役割があるとともに、通勤通学者の移動手段としての役割も果たしております。  コミュニティバスの運行につきましては、地域や利用者から寄せられる要望等を調査検討し、地域公共交通会議に諮って、ルートの見直しやバス停の新規設置、移設等を行っているところであります。  また、あいの風とやま鉄道の毎年のダイヤ改正に合わせ、鉄道への乗り継ぎの利便性を考慮したコミュニティバスのダイヤ改正も行い、できる限り利便性の向上に努めているところであります。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) いつも同じ答弁ありがとうございます。  関連性もございますので次の質問に移らせていただきますが、修繕費が当初予算よりも大幅に増えつつあるということで、本定例会でも修繕費の予算計上がありましたけども、車両の更新についてどう考えているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君) 黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君) コミュニティバスは、現在29人乗りの車両5台、うち予備車1台ですけれども、これで7ルートを運行しております。  5台の車両の中には、老朽化が進み、安全かつ安定した運行が困難になっているものもあり、車両の更新が必要なものもあると認識しております。  車両の更新にあたっては、できるだけ有利な財源を活用し、コミュニティバスの使用年数、走行距離、修繕状況を勘案した計画的な車両の更新を図っていきたいと考えております。  また、ルート別、便別の利用状況などより、小型車両でも対応可能な便があることや、本年7月に実施しました公共交通に関する市民アンケートで小型車両導入の要望があったことから、車両更新の際は小型車両の導入も検討していきたいと考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 有利な補助金等があれば更新したいということで、以前と変わらない言い方であったというふうに思っていますが、今回、先ほども申し上げました。100万円の修繕費の予算計上をしております。100万円を稼ぐには、利用者を1万人増やさないと元は取れません。  車両の定期的な更新をしていかないとスムーズなダイヤ運行に支障を来しますし、外見もぼろくなれば誰もが乗る気がなくなるなど、利用者増は見込めないわけであります。  それと同時に、高齢者の自動車運転免許証の自主返納も同時に考えてのこの事業でありますから、利便性がよくないと当然、利用者、返納者が増えないわけであります。  それに伴いまして、先ほども通勤通学の足の確保ということで答弁がございました。  次の質問でありますが、日常の通学の足として利用してもらうために、中学生、高校生の利用促進に努めるべきだというふうに考えていますが、見解を伺います。 ○議長(原 明君) 黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君) コミュニティバスの蓑輪・小森・栗山・大日室山ルートの第1便及び第6便につきましては、あいの風とやま鉄道のダイヤの調整を行うことで通勤通学者の移動手段の確保に努めているところであります。  また、一部のルートにおきましては、中学校への通学にも利用可能な運行体系となっています。  今年度策定中の地域公共交通網形成計画におきまして、通勤通学者が利用している朝夕の便につきまして、より利便性の高い運行体系にできないかを含めて検討を行うこととしております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) なぜ私は学生が通学に使ってほしいかといいますと、学生は毎日、学校へ通うために使うわけであります。仮に1人、年間200日このバスを利用するといたしますと、往復ですから、年間4万円の運賃収入が入ってくるわけです。  以前、全体の利用者をお聞きしたのでは、年間利用者が8万人ということでありましたので、割り算をすると、確実に毎日使っていただける学生、休日を除いてざっくり計算したら、200人の学生さんに利用していただければ、年間のそれこそ全体の利用者数と同等レベルに持っていけるわけであります。  高齢者の病院やお風呂あるいは買い物等の日常の足としての確保は大変大事でありますけども、コンスタントに毎日の利用が見込める高校生などの利用促進が重要であるというふうに私は考えております。  子育て支援の位置づけで、学生の通学の移動手段、駅を利用して遊びに行く移動手段として大いに利用してもらわないと、滑川市在住の学生が、電車は1時間に1本、バスは白ナンバーのバスでもうける気が全くなく、駅に行くためにこのバスに乗ったら山へ向かうと。みんな都会に憧れて進学で県外に行ったら、それこそ帰ってこなくなるおそれが、この公共交通の不便さも理由の1つに私は挙がるというふうに思っています。  少し予算がかかってでも、先ほど課長さんの答弁にありました朝夕のダイヤの増便、これを含めてですが、お得な回数券、あるいは期間限定、冬季限定のフリーパス、それぞれ何かしらの対応をしていただければ、この学生、子どもたちが将来このバスを利用して大変よかったと思ってくれていれば、きっと滑川市に恩を感じて、たとえ県外に進学してもUターンして帰ってくるかもしれませんし、利便性がよければ、保護者も子どもに対して利用を促すというふうに私は思います。  そもそも、市が運営しているコミュニティバスですが、市の職員も通勤にさほど使わない現状も見受けられますし、民間企業なら従業員が自分のところの会社の商品を買ったりサービスを受けるのは当たり前のように私は思いますけども、市の職員さんもなかなか使っていただけていない現状を踏まえてどうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君) 黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君) 今議員ご指摘のとおり、一人でも多く乗ってもらうためにコミュニティバスを走らせているわけなものですから、学生さんの利用につきましては当然大事な利用の1つだと考えております。  そういった意味もありまして、なかなか限られたバスで限られた財源の中でやっておりますので、朝便の便数の増加などはすぐには無理かと思いますけれども、先ほど言われましたフリーパスや回数券、そういったものについては今のこの計画で検討していく予定としておりますので、そういった実施できるものについては前向きに検討していきたいと考えております。  また、市職員のバス利用につきましては、もっとPR、利用していただけるような体制づくりも今後検討していきたいと考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 市の職員さんの利用については、私は多分利便性が悪いから乗らないのだろうと、1つに考えられると思いますので、やはりぜひ利便性の向上、あるいはダイヤのさらなる改正に向けた取り組みというものをしっかりとしていただきたいというふうに思っております。  時間もありませんので、次の質問に移ります。  大きな4番目の質問に移りますが、市内体育施設の利用者増に向けてということで、1つ目の質問は、おおむね滑川市総合体育センターのことを指すわけでありますけども、現状の利用状況に対しての専用利用料の利用時間区分による利用料金、これについての妥当性をどう考えているのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。  総合体育センターの専用利用料につきましては、9時から21時までなどの丸一日の専用利用区分のほか、9時から12時まで、13時から17時まで、18時から21時までという午前、午後、夜間の利用区分を設定し、それぞれに利用料を設定しております。  1時間単位の専用利用料を設定しておらず、1時間や2時間の利用であっても、利用者は午前、午後、夜間のいずれかの時間区分の利用料を納めることとなっております。  また、12時から13時までと17時から18時までの間については利用料の設定がないため、17時から19時までを専用利用する場合は、18時から21時までの利用料で利用していただいているところでございます。  現在の利用時間区分は、団体での専用利用を効率的に受け付けるのに適しているものと考えております。  施設利用の形態は多様化してきており、利用者の方々のニーズや要望もさまざまであるという状況は認識しているところでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 認識はしておられるということでありますのでわかりましたが、関連性がありますので次の質問に入りますけども、私はさらなる利用者を増やすためにも、料金区分、これについては1時間単位で設定すべきというふうに思いますが、見解を伺います。 ○議長(原 明君) 落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君) お答えいたします。  料金区分につきましては、利用者にわかりやすく、かつ明瞭なものが望ましいと考えております。  利用者が利用しやすい施設運営を行い利用者の増加につながるよう、今後、指定管理者である滑川市体育協会と協議し、利用実態や利用ニーズも踏まえた対応についても検討してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 今、検討してまいるということでありましたが、今現在の、例えば1日1,000円はわかるんですが、3時間単位で使っているもの、あるいは12時から13時までの穴のあいている時間、17時から18時までの1時間の穴のあいている時間を埋めるためにも、私は1時間単位の設定が必要ではないかということで提案させていただいているので、検討してとは言わずに、これはぜひ前向きに1時間単位の利用料金という体制に持っていけないのか、再度伺います。 ○議長(原 明君) 落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君) 料金区分を1時間単位で設定した場合ですけれども、利用料収入や運営、予約方法等にも大きく関係してくることから、メリット、デメリットを勘案しながら、指定管理者とも十分協議のうえ進めていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 何か改善したくないような答弁であるような気がしてならないんですが、何回聞いても同じ答弁だと思いますので、これ以上は距離が縮まらないというふうに私は思いますから、ぜひそこは指定管理者としっかりと話し合いをして、より利用者が利用しやすい環境を整えていただければ、やっとでさえ収入が見込まれていないこの施設に、少しでも利用者を増やすという取り組みが私は大事だろうなというふうに思っています。  また、来年からは電気代も上がりしますし、財政を圧迫するのは目に見えております。いかに無駄な経費を節約しても、施設の老朽化あるいは修繕にお金がかかると、利用者増の取り組みについてはますますしていかなければ、収入が確保されないとだめだということは皆さんおわかりだというふうに思っております。ぜひ改善していただけるよう、よろしくお願いをいたします。  それでは3番目、最後の質問に移ります。  現在建設中の屋内運動場についてですが、名称も「KENKO DOME」という名称になりました。さきの9月定例会でも質問させていただきましたが、来月28日のオープンの予定でございます。年度中は市直営で準備を進めて、来年度からはスポーツ・健康の森公園とあわせて効率的、一体的に管理を行っていきたいということでございました。  施設の維持管理、運営等についても、支障のないよう関係団体と連携をとりながらしっかり対応しますというふうに言っておられましたが、現在、オープンを間近に控えながら、来年度以降の屋内運動場について、指定管理者による施設の維持管理と運営はしっかり連携がとれているのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君) 落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。  滑川市屋内運動場(KENKO DOME)につきましては、来年1月28日のオープンに向け工事を鋭意進めているところであり、完成後速やかに市民の方々に利用していただくため、3月までは直営で行うよう準備を進めているところでございます。  屋内運動場につきましては、スポーツ・健康の森公園の一施設として効率的、一体的に管理を行っていきたいと考えており、来年4月以降の指定管理者の指定についての議案を今定例会に上程しているところでございます。  事前に利用想定団体に屋内運動場に関するアンケートも実施しており、それに基づき、具体的な利用調整や受け付け方法などを検討し、利用規程として取りまとめ、指定管理者へも説明し協議することとしております。  9月定例会で議決いただいた滑川市屋内運動場の設置及び管理に関する条例に基づき、利用の手続などを規則で定めることとしており、今後、利用団体への説明会も予定しております。  オープン以降は、実際の利用者の方々の意見や利用状況を見ながら、より利用しやすい施設となるよう、指定管理者と協力、連携を図り、維持管理や運営等についても支障のないよう、しっかり対応してまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) しっかり管理していくということでございますが、私はこの屋内運動場を運営するにあたって、やはり本年度中は市直営だということでありますので、運営マニュアルあるいは安全マニュアル等、利用料金の徴収の仕方―利用料金は設定されて条例で決まりましたが、徴収の仕方だとか、鍵の管理、利用後のグラウンド整備など、新しい事業でありますので、想定しなければならないこと、あるいは対応しておかなければならないことは私はたくさんあるというふうに思っております。  年度中は市直営と言われましたので、それらのマニュアル等々はスポーツ課でしっかりとしていただけるのか、再度お伺いをいたします。
    ○議長(原 明君) 落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君) 今ほども申し上げましたが、利用想定団体にアンケートを実施しており、その利用者の方々の声も反映した利用規程の案というものをスポーツ課でつくっております。その案を先日、スポーツ・健康の森公園の現在の指定管理者である滑川市体育協会にもお示ししたところであり、ほかの管理方法ですとか運用方法についてご意見を伺うこととしております。 ○議長(原 明君) 竹原正人君。 ○6番(竹原正人君) 年度中、市直営ということをたくさん強調されておりましたので、やはり指定管理者に渡す前にしっかりと筋道をつけていただいて、次の管理者に手渡すときにはしっかりとした形で運営できるように取り組んでいただきたいというふうに思っております。ぜひオープンに向けて頑張っていただきたいというふうに思います。  それでは、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君) 12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。  まず1点目は、北アルプス横断道路構想推進についてでございます。  この課題につきましては、私、これまでたびたびお伺いしているところであります。  市議会においても、任意でありますが、関心を持って、推進に向けてともに活動をしていこうと賛同する議員で北アルプス横断道路推進研究会を平成23年12月に立ち上げてから、ちょうど6年が経過したところであります。その間、視察、研修や勉強会、そしてまた要望、陳情等、さまざまな活動をしてまいったところであります。  また、当市においても、平成27年度から重点要望事項に取り上げていただくこととなり、以後、要望活動がなされているところでございます。  また、県議会の県東部地域産業活性化議員協議会が中心となり、先般、県東部の9市町村と議会、そしてまた経済団体関係者らによって、新組織であります北アルプス横断道路構想の実現を目指す推進会議が設立され、ようやく推進に向けた一歩を踏み出したのかなということで私も喜んでいるところでございます。  そして、今後はその推進会議の中で、ルートの一本化に向けて調査研究等の取り組みが始まるのかというふうに期待をいたしておるところであります。  そこで1つ目は、このたび設立された新組織の会議に当市からも参加されているというふうに思っておりますが、その北アルプス横断道路の実現を目指す推進会議の概要について詳しくお伺いをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) お答えいたします。  県東部の行政機関や関係団体等が一致結束し、北アルプス横断道路構想の実現に向けて強力な運動を展開するため、去る11月22日に北アルプス横断道路構想推進会議が設立されたところでございます。  この会議は、県東部の9市町村及び9市町村議会、県東部選出の国会議員及び県議会議員、さらには構成市町村内の商工会議所、商工会、青年会議所、観光協会の関係団体で構成されておりまして、宮腰光寛首相補佐官が会長に、また各市町村長が副会長に選出されたところでございます。  この推進会議の設立によりまして、現在3つの案があるルートを一本化し、構想の実現に向けて活動していくというものでございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。  まず組織が立ち上がったということで、先ほども申しましたが、本当にうれしく思っておるところであります。  と同時に、今ほど説明がありましたように、まずは3ルート一本化に向けてということで進んでいくのかなというふう思っております。  そこで2つ目は、北アルプス横断道路構想候補には今ほど言われました3ルート、新川ルート、上市ルート、立山ルートの3ルートがあるわけでありますが、今後、推進会議では、今ほど言われましたように、ルートの一本化に向けて調査研究、検討され、最適ルートの選定に向けて取り組みがなされるものと思います。  そしてまた、期待もするところでありますが、当市といたしましては、やはり早月川水系を軸として、上市町馬場島から剱岳の下を抜けて長野県の大町市に抜けるルート、いわゆる上市ルートを推奨していかなければならないものというふうに考えているところでございますが、改めてお伺いをいたします。  当市のスタンスにおきましても、その考え方でよろしいか確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 本市では、以前から上市ルートの実現に向けて、市の重点事業として国や県に対して要望活動を行っておりまして、引き続き上市ルートを推進していきたいと考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。  その上市ルートということで、次の3つ目の質問に入りたいと思います。  上市ルートを推進する立場ということで、上市さんも同様なのでありますが、上市さんは以前から、相当以前ですけども、町並びに議会ともども一つになってこの上市ルート推進に取り組んできておられるわけであります。  そしてまた、早月水系ということとなれば、当市はもちろんのこと、やはり隣接する魚津市さんもという形になろうかなというふうに思うわけであります。  そこで、その3市町が連携を図り、やはり一つになって取り組んでいかなければならんというふうに考えているところであります。  そして、この3市町が一つの組織をつくって、上市ルートの調査研究あるいは啓蒙啓発活動並びにPR活動、そして何よりも、県はもちろんのことでございますが、国等々も含めて要望活動を行っていかなければならないというふうに考えますが、これらについて見解をお伺いするものであります。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 先般、北アルプス横断道路構想推進会議が設立されましたが、この推進会議におきましては、今後、国や県に対して推進会議の周知と構想実現への要望活動を行うほか、講演会の開催ですとか、あるいは重要なルート一本化に向けた情報交換や研究に取り組んでいくこととしております。  こうした推進会議が設立されましたことから、その活動の中におきまして、本市が推進している上市ルート実現に向けて、隣接市町村と手を携えて、協力して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 今ほど、隣接市町村と協力しながらという話がありました。隣接市町村とただ連携というんじゃなくて、やはり連携を図るにはどういうような形で連携を図られるのか、改めてお伺いいたします。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 推進会議の設立の趣旨としましては、9市町村や関係団体と一致結束してということで、これまでばらばらに活動していたものが一堂に会してということでこれから取り組んでいこうとしておりますので、基本的にはその枠組みの中での連携の取り組みを進めていくことが必要になるというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 今、この横断道路は3ルートあるわけであります。立山ルートは恐らく立山町さんのみだと思うんですが、上市ルートについては、やはり本家本元の上市さん、そしてまた我が市、そして隣接する魚津市さん、朝日ルートについては、やはり黒部さんから入善、朝日という枠組みになるんだと思いますが、それぞれやはり上市ルートは上市ルートで、ここをお願いしますよ、あるいはここがいいですよという形のアピールをするのが必要じゃないのかなと。滑川市あるいは上市さん単独でただ声を上げるんじゃなくて、やっぱり一つになって声を上げるのが常道かなと思うのでありますが、そしてまた、前に進めるためには、やはりしっかりと一つになることが肝要かと思っておりますが、今後の取り組みも含めて、もう一遍お答えいただけませんか。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 現在、構想については3つのルートがあるということでございますけれども、滑川市としましては、その中で上市ルートが最善だというふうに考えているからこそ、そちらを推進してきているところでございますので、この推進会議におきましても、意見交換あるいは調査研究ということで、どのルートが最善であるのかということを研究していくことになりますので、その中で滑川市も主体的に取り組みまして、上市ルートが最善であるという主張を隣接市町とともにやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) これ以上言ってもしようがないんだなというふうに思います。  私の思いでは、やはり上市ルートを推進するためには、別に滑川市が主導じゃなくて、やはり主導は私は上市町さんだと思うんですが、上市さんとまず連携を図りながら、あわせて魚津市さんとも連携を図るような組織をつくって、これから声を上げていただければなというふうに思っております。  この課題につきましては、30年、40年あるいは50年先の長期の構想であります。今後、私もそういうつもりで、まずは粘り強く取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、またひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  次、2点目、東部山麓道路の整備についてでございます。  この課題につきましても、これまでたびたびお伺いをいたしているところでございます。  この東部山麓道路、いわゆる早月川左岸道路でございますが、これは魚津市さんから滑川市、上市さんへと早月川左岸に沿っての道路でございます。当市の年度重点要望事項にも毎年取り上げられているところであります。  今現在、一部では以前から工事が進められておりますが、全体像としていまだに形が見えてこないのが現実であろうというふうに思っています。  そしてまた、地元周囲からは、左岸道路はどうなっとんがよと。あるいは、役所はやる気があるのか、あるいはしっかりと要望しているのかと。そしてまた逆に、本当に県あるいは国から予算とってこれんがかという話まで意見が聞かれるところでございます。  そこで1つ目は、この東部山麓道路の現状についてお伺いするわけでありますが、これまでなかなか進まない、工事が遅れているということ、あるいはなぜできないのか、そういった理由も含めて、あるいは何がネックなのか等々も含めて、現状の中で見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) それではお答えいたします。  東部山麓道路につきましては、県道宇奈月大沢野線のバイパス路線として平成20年度に事業を開始し、平成22年度からは、盛り土等の工事に着手して以降、計画的に事業を進めていますが、多額の事業費を要することから、整備には時間が必要とのことであります。  整備状況としましては、整備計画延長約2.5キロメートルのうち、これまでに入会橋付近の一部を除く下流側から約1.6キロメートル区間の道路盛り土工事や横断構造物の一部が整備されたところでございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 今ほど簡単に説明をいただきました。  7、8年工事が進んでいるわけでありますが、先ほど質問の中で言ったのは、なぜ遅れているのかなと。お金がないからというだけの理由なのか、あるいはほかに理由があるのか、遅れているその理由、あるいは何がネックになっているのかも含めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) 今ほども申し上げましたが、まず膨大な事業費がかかるということで時間が必要だということと、あと関係機関が多いため、協議等に日数を要しているということも県のほうから聞いております。  具体的には河川管理者、お互い県ですけど、やはり河川管理者との協議も必要ですし、当然、土地改良区関係の施設も隣接しているという状況もあります。あと、当然、滑川市のみのわテニス村等との協議、あと北電ですとか地元との協議が必要で、そういったような形で日数を要しているというふうに聞いております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 当市はそれで納得されているのかなというのが1つ不思議なところであります。  2つ目の質問に入りますけども、私も現場を見ておりますが、中途半端な現場が目の前にあるわけであります。と同時に、施工図あるいは設計図書についても、これはルート線引きも含めてできているわけであります。そしてまた、地元への説明も含めて終わっているわけであります。あとやるのは、予算をつけていただいて着工して施工するだけの話かなと、単純に言うとそういう感じになると思うんですが、今ほどできない理由をずらずらっと言われましたが、その理由で、ああ、そうですか、わかりましたと納得するわけにはいかないんだろうなというふうに思っております。  そこで、今後の整備促進の予定、あるいはずらずらっと言われたできない理由の中、完成までのスケジュール等々がわかっておいでるんであればお聞かせいただければなと。 ○議長(原 明君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 浦田議員の質問は、何回もやっているとおっしゃいましたとおり、あなたの口からおんなじ質問をいっぱいもらいました。何でできんがかと。決定的に私らが遅いからだとあなたは言いたいらしい。そうなんでしょう? これは県庁が決めること。  そこで、過去、今、入会橋から出て蓑輪へ向けてやってくれという話、声を上げようと思ったら、県からそれを言わないでくれと。何でだ。魚津市が今の右岸側の道路、どうなるのかということで、左岸道路の声を大きくすると、魚津の反対に遭うと左岸道路が進まないと。このようなおどしにも近いようなことを言われたのは、もう10年前からです。そういう事情をあなた、知っていたんでしょう? あなたに一回言ったと思いますよ。  あなた、上市町とよく話をされる。アルプスについても。あなたが一番よくわかっているんじゃないですか。わかっていての質問なら、もう少し聞きやすい形で、もっとこうしたらいいという具体案をちょっと示してもらえればありがたい。  と同時に、もう1つあなたに前にも言いました。これ、嫌味のように聞こえるかわかりません。このアルプス縦貫道についても、呉東地区の県議会議員の皆さんが、体を使ってサッカーしてくれということを持ってこられたわけです。魚津の議員さん、稗苗さんも高野さんも、滑川市というのは眼中に入っていないと思いますよ、僕は。3市でやれということはなかなか難しいと、このように思います。  でありますから、浦田議員にひとつお願いをします。お願いですよ。自由民主党のほうでその道をつけてください。こういう問題は党としてもやれるはずだと思っています。行政の私どもにとっては限界がありますことをしっかりと申し伝えておきます。過度の期待はこちらに求めないでください。  浦田議員、いかがですか。あなたがどういう努力をされるか。それによって一歩前へ進むんじゃないかと思います。  と同時に、この話をもう少し進めます。  東部山麓道路は、私、早くやってもらいたいということをいつも言っているんですよ、毎年毎年。個別に土木部長、じきじきに直訴をしていること、何回あると思います? 少なくとも4回以上は年間にあると思いますよ、毎年。毎年です。でも、これは進みません。そんなに簡単にいかない問題だということをちょっと知っていただきたいと、このように思いますね。  だけど、これは今の高速インターからあなたのうちの横を通って蓑輪へ抜けて、早月川の川の中を通って蓬沢に早く抜ける、これを上市の伊東町長も期待をしておりました。一緒になって頑張ってきたけども、なかなか前へ進まない。努力していないんじゃないです。しているんです。  と同時に、この高速インターからの山麓道路につなげて、あとは馬場島まで道路を引っ張る。観光地馬場島。滑川の馬場島にしたいということでも伊東町長とお互いに頑張ろうということで、表に出ていないけども、しっかりと頑張ってきたつもりです。これからも続けなきゃいけないと思っています。それが北アルプス縦断道路の剱ルートに結びつく構想でありますから、これを一連の山麓と絡めて一体化としてやっていかなきゃいけない。議員の皆さん方もこのことをよく認識いただきまして、一緒に運動していただきたいと。あなた一人で上市町へ行っていてもだめですよ。ひとつお願いします。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 今ほど市長のほうから心強い言葉をいただきました。私も頑張ります。と同時に、市のほうもこれからしっかりと取り組むという話をいただきましたので、ありがとうございます。  ただもう1つ、魚津市右岸道路については私、存じておりませんので、この場ではっきり申し上げておきます。  3つ目の質問に入りたいと思います。  30年度要望事項にも今のこの左岸道路が入っておるわけでありますが、あわせて、今ほど心強い答弁をいただいたんですが、今後の整備に向けて具体的な働きかけ、取り組みについて改めてお伺いをさせていただければなというふうに思っております。  これ、担当のほうからで結構です。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) 本路線は、平成19年度から市の重点事業として、毎年7月に関係機関へ出向き、今ほど市長が申し上げましたとおり、事業の一層の整備を要望してきております。  また、年度当初に行っている県との事業調整会議においても、早期完成をお願いしているところでございます。  この東部山麓道路につきましては、今ほど市長も申し上げましたが、馬場島へのアクセス道路としても利便性が高く、観光拠点を連絡する道路であり、引き続き事業の推進を県に強く要望してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。  今後とも県のほうに強く要望していただければなというふうに思っております。  ちなみに、私一人で歩いているわけでございませんので、改めて申し上げますが、改めて研究会を立ち上げて、研究会の中でまた一生懸命取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に3点目に入ります。3点目は博物館の利活用についてでございます。  この課題につきましても何度かお伺いしているところでございます。前向きなよい答弁、これまでいただいたとの記憶はないわけでありますが、この博物館は丘陵地、高台に位置しておりまして、富山湾から富山平野が一望できる絶景であります。また、逆に富山平野のどこからも、あれが滑川市の博物館だとわかる自然環境のすばらしいところにあるわけであります。  そんな地の利に恵まれた施設を一つの観光資源として大いに活用し、博物館のPRとして滑川の地から富山平野を発信し、滑川の地を知ってもらう効果として大いに博物館を利用すべきだというふうに私は考えているところでございます。  そこで1つ目は、博物館のイベントあるいは催し物等を含めて、利用あるいは活用の現状、あるいは来館者等々の集客状況についてお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。
    ○生涯学習課長(地崎紀子君) お答えいたします。  今年度の入場者数は11月末現在で1万1,870人であり、昨年同月と比べ4,291人増加しております。  増加の要因として、春に開催した「追悼郷倉和子展」によるものと考えられ、現在開催中の滑川の製鉄遺跡展や今後開催予定の企画展等により、さらに増加するものと見込んでおります。  そのほか、滑川市小中学校科学展・創意工夫展には574人、滑川市小学校絵画展には835人の入館者がありました。  教育普及活動では、主なものとして、化石、植物、天文などの子ども科学教室には9回実施し204人、米騒動プレイベントには、講演会に79人、現地見学会34人、夕焼けコンサートには2回実施し220人、小学生を対象とした出前講座、文化財見学会等には3校5回実施いたしまして231人の参加があったものでございます。  今後も魅力ある展覧会や多様な講座等を企画し、より多くの方々に博物館を利用していただくよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。  私も博物館友の会の会員でございまして、その都度イベント等のご案内をいただいて、私も参加しているところでございます。やはりイベントをやればやるほど集客力が上がる。ましてや、先ほど言いました小中学校の子どもたちを含めたそういう展示、展覧、これはやっぱり、子どもだけじゃなくて、父兄あるいはおじいちゃん、おばあちゃんも含めて集客があるものというふうに思っております。今後また数多くのイベントを企画いただければなというふうに思っております。  それを踏まえて、2つ目、博物館に定点カメラの設置についてでありますが、この課題につきましては、滑川市商工会議所さんからも要望書が上がっているところでございます。  定点カメラによって、滑川市の高台に位置する博物館からの富山平野の景色のすばらしさを発信し、滑川市を、そしてまた博物館をPRできる手段になると考えられるわけであります。  博物館の屋上での定点カメラの設置について見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。  NHKや民放放送の定点カメラについては、技術的に滑川市のイメージアップにつながるような映り方、見え方など、さまざまな課題もあると考えており、設置については各放送局の判断によるものと思っております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 先ほど私、商工会議所さんからの要望書も出ているかなというふうに言わせていただきました。商工会議所さんに対しての答弁も、そのような答弁で返答されるおつもりでしょうか。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) 商工会議所さんに対しても同じように答えたいと思っております。  定点カメラにつきましては、博物館横のNet3の屋上にも設置されており、Net3で放映されているところであります。  また、交流プラザの屋上にもNHKの放送局のものが設置されているところでございます。  今後またほかの放送局よりお声がかかった場合は、いろいろ課題もある中で、また設置するかどうか検討していきたいと思っております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) これは再度確認いたしますが、先ほども各放送局さんにお任せするという話がありました。ということであれば、各放送局さんでつけさせてくださいよといった場合に、市のほうでは、いろいろな課題というのはどういう課題かわかりませんが、その課題も聞かせていただければいいんですが、やはり課題があれば課題を解消するような形で対応するという形になるんだろうと思います。  と同時に、民放さん、NHKさんも含めて、つけさせてくださいよという話になればつけさせていただけますねということの確認をお願いします。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) それにつきましても、実際お声がかかった場合、また設置するかどうか、課題といいますのは、例えばイメージアップにつながるような映り方になるかどうかとか、見え方とか、その後カメラに写る民家等のことなどもありますので、またそこらへんは検討しご返事をしていきたいなと思っております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 民放さんはイメージアップにつながらないようなことは自分からやらないと思います。一応つけさせていただくということの確認がとれたということだけ、ひとつまた確認しておきます。  次、3つ目に入ります。  博物館の西側外構に滑川市をイメージしたデザインによるイルミネーションの設置についてでありますが、そのことで「ひかりの街 滑川」を大いにPRするためにも、富山湾から、富山平野から見ていただいて、あるいは新幹線の車窓や高速道路の走行車窓から見ていただいて博物館を知ってもらう。そしてまた滑川を知ってもらうと。そんな効果が大いに期待できるものというふうに確信をいたしております。これも何度も質問させていただいていますが、当局の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。  夜間のイルミネーションについては、遠く離れてしまうと見えないことから、博物館の光照明では規模が小さく、イメージアップ効果があまり期待できないものと思っております。  効果的なイルミネーションの方法、周辺地域の景観や光害の問題等、近隣への影響も考慮し、慎重に検討することが必要であると考えるものでございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) できない理由を長々と言われました。  私はイメージアップにつながらないようなことは提案いたしません。イメージアップにつながるゆえに、こうして提案をさせていただいているということだけご理解いただきたいなと思います。  次に、4つ目は博物館の屋上の開放であります。  博物館の屋上の一部を利用して、その中で当然、安全対策、できない理由をまた言われると思いますが、転落防止やあるいは監視カメラをつけた形で、そういった形で設置しながら、そしてまた望遠鏡の設置、そしてまた屋外用のベンチあるいはテーブルを設置しながら、先ほど言いましたように、安全対策をしたうえで展望スポットとして開放できないかであります。  その丘陵地の高台から富山湾と富山平野のすばらしい景色を見ていただく。これを一つの観光スポットとして活用できないのか。そうすれば博物館のPRにもつながりますし、また滑川市全体のPRにもつながるものと私は考えるわけであります。  とりわけ、私も市外の人たちから言われるのは、市外から高台が見えるよと。何であそこを利用しないの?という声を多く聞くところであります。ぜひ検討いただければと思うわけでありますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(原 明君) 地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君) それではお答えいたします。  博物館の屋上は歩行を前提としておらず、防水シートは非歩行用が貼付されており、アスファルト防水も保証期間10年を経過しており、開放することにより雨漏りの危険性も考えられるところでございます。  また、避難通路は屋内からの階段のみであり、2方向の避難通路が確保できていないという防災上の問題もあり、現時点での開放は考えておりません。  平成27年から、博物館3階展示場からの眺望が見られるよう期間を設けており、今後も3階展示室からの眺望を開放することといたしたいと考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 今ほどはありがとうございます。  できない答弁、いろいろ理由がありました。できない理由を解消すればできると、考え方によってはそういう形になるのかなというふうに思っております。  まだまだ今後の課題でございますので、今ほどできない理由を述べられた点につきまして解消できる方法がないか、私も改めて考えながらまたしっかりと質問してまいりたいと思いますが、その前に、再質問ではありませんが、先ほどから定点カメラ、イルミネーション、そしてまた屋上の開放、何度も言いますが、博物館のPRあるいは滑川市のPR、そしてまた商工会議所さんが言われるような一つの観光資源としての見方、利活用という形で、やはりセットで考えるべきであろうというふうに思うわけであります。  また、イベントの企画と同時に、集客の増加にもつながる一つの提案であろうというふうに思っております。私は、もしいつかこれが実現したとしたら、この議場の答弁は何だったんだろうという形になることを期待しながら次の質問に移ります。いつかなると思っていますから。  次、4点目は子どもの貧困対策についてでございます。  近年、子どもの貧困に関しては社会問題となっているわけでありますが、そして、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図り、全ての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指し、子どもの貧困対策を総合的に進めることを理念、目的として、子どもの貧困対策の推進に関する法律が平成25年に制定されているところであります。  また先日、新聞にも掲載されていたわけでありますが、昨年、全国で179の市町村が参加する子どもの未来を応援する首長連合が平成28年に設立され、富山県では氷見市さんが加盟されているということでございます。今後の人口減少社会において、少子化問題の対応の1つのまた大きな対応課題であろうかというふうに私も認識しているところでございます。  そこで1つ目は、当市において、子どもの貧困に関して喫緊の課題ということで調査研究をしなければならないなという思いの中から、貧困には絶対的貧困と相対的貧困という形で要因があるんだろうと思いますが、子どもの貧困については、どちらかというと相対的貧困が一つの指標だろうというふうに言われております。  その指標を踏まえて、当市はどういう形の指標かはわかりませんが、現在、子どもの貧困の実態把握として、当市の子どもの貧困世帯の現状を把握されているのかどうか。そしてまた、把握されているのであればどういう状況かをお聞かせいただければなと思います。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) それではお答えいたします。  経済的困窮状態にある家庭や生活面での課題がある子どもにつきましては、主に地域の民生委員や児童が通っている学校や保育所等からの情報提供により把握しているところでございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。  把握されているのはわかりました。その把握されている中身、内容を聞きたいんですよ。どうぞ。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) それぞれの家庭によって異なりますけれども、家庭の状況、例えば離婚したですとか引っ越ししたですとか、そういういろんな要因によって、環境や金銭的な状況が変わったりして困っているというようなご相談を受けたりとかする、そういうそれぞれの個別の事例に対して聞き取りをしているような状況でございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) その中身を知りたかったんですよ。例えばご相談があるよ、あるいは、要は援助、そういうSOSを出しておる、発信しておる、そういう世帯、あるいはそういう母子家庭とか父子家庭もあるかなというふうに思います。  あるいは身体障害者云々で世帯が困窮しておるとか、そういった形の中の子どもたちもいますよという相談という、もし相談件数が何件かあるのであれば聞かせていただきたいのと、実際滑川市においても子ども貧困世帯があるということを認識されていることは確かですね。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 件数についてはしっかり把握しているわけではございませんで、それぞれ個別のケースについて、子ども課の窓口等に相談に来られましたり、民生委員さんを通しての相談があった場合には対応している状況でございます。  例えば資金的な面で母子等の貸付金の紹介をしましたりですとか、今現在無職であるという方については、ハローワークにこちらの職員が同行しまして、一緒に就労に対しての支援をしたりですとか、それぞれケース・バイ・ケースでございますので、具体的に何が何件というようなお答えはちょっとできかねます。すみません。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) まさにそこなんですよ。  そこで、今言われた答弁を踏まえて2つ目の質問に入りますが、子どもの貧困対策、先ほども言われましたように、子どもたちの教育支援、あるいは子どもたちの生活支援、あるいは保護者への経済支援とか、いろいろ支援政策があるわけであります。  そういった形で、今ほどちらっと話しされました中で、私は当市はまだぼんやりの世界だろうというふうに思いますが、この貧困対策としてどういった取り組み、今ほど具体的に言われたものが全てでしょうか。そういった対応をされているかということを確認だけさせてください。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 個別のケースではなくて、一律の基準的なものといたしましては、経済的な理由によって就学困難な児童または生徒の保護者に対して学用品費や給食費の一部を助成する就学援助の制度がまずございます。その他、ひとり親家庭の子どもに対する学習支援事業等がございます。学習支援事業につきましては、母子寡婦福祉会の協力により、今年度からは対象児童を小学校の高学年から中学生までに広げたところでございます。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 関連して3点目に入ります。  我が市は子ども第一主義を掲げている市でございます。子どもの貧困対策もまた大事な施策であろうかというふうに思っているわけであります。  そこで、当市において、先ほど言いました子どもの未来を応援する首長連合に加盟し、全国の市町村とともに連携を図りながら、子どもの貧困対策として、さまざまな施策を総合的に推進してはと思うわけでありますが、見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(原 明君) 石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君) 子どもの未来を応援する首長連合は、子どもたちが自らの可能性を信じて前向きに切り開いていける社会をつくるため、地域が広域的な連携を図り、その特性を生かした取り組みを推進することによって貧困の連鎖を断ち切り、子どもたちの明るい未来の実現を図ることを目的に設立されたものであります。  現在のところ、本市では加盟の予定はありませんが、子どもたちの明るい未来の実現のために必要な支援に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) そこなんですよね。支援に努めてまいりますということなんで、これからの時代を―あまりよくないんですが、想定するに、そういった貧困の世帯がこれからまだまだ少しずつであるが増えてくるのかなという懸念をいたしております。  ならなければ一番よろしいんですが、そういった場合の対応として、いろんな支援が個別にあるんですよ。あるんですが、子どもの貧困に対するという一つのテーマで、こういう形で、そのためにこういうメニューがありますよという形の体制をつくれないかということを提案させていただきたいんですが、見解をお伺いします。 ○議長(原 明君) 伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君) 子どもの貧困に関連するということで言いますと、もう少し総合的に言いますと、学務課と子ども課の両方で対応し、それぞれ連携して協議して進めているわけであります。  先ほどの話にもありましたが、例えば今週は養護児童の対策協議会というものを開催しておるわけでありまして、これはどこでもやっていることでありますが、こうした中で、具体的に個々のケースをそれぞれ共有し合って、そこには関係者が集まって会議をしているわけであります。まさにこれが貧困対策の1つであります。  そして、先ほど就学支援についても話がありましたが、これも学務課のほうで集約しまして、それぞれ個々のケースについて経済的支援をしているわけであります。これらが総合的に行われているという状況でありまして、しっかりと対策がとられているというふうに考えております。  現在、政府のほうで進めているものにつきましても、子ども・若者支援地域協議会といったような組織づくりといったことで、内閣府で進められ、私ども担当者も一昨年出席して早くから情報を得ております。  これにつきましては、さらにこうしたものに加えて、40歳までの就職への支援に向けたような、いわゆるニート、引きこもり、発達支援障害、さらには幅広くさまざまな問題点を総合的に対応しようということであります。ちょっと広がりが大き過ぎるものですから、今は具体的に個々に詰めながら進めているところでありまして、さらにその先につきましては、もう少し研究を進めて、しっかりと把握をしてやっていきながら進めております。  本市は子ども課を中心として、まず窓口が1つになっているということでありますので、そういった点で、警察、それから社会福祉の各関係機関、また個々のソーシャルワーカー、それから児童相談所等々の関係機関と協議をして、そろって進めているわけであります。  それ以上の就職支援その他につきましては、少し高等学校や上のほうへ上がっていきますので、これは県のほうで現在、例えばヤングジョブとやまサポートシステムですとか、それからさまざまな就労支援等を進められております。また、特別支援のほうでも県で進めていますので、このあたりはかなり県で進めておられます。そうしたところとも今後必要であれば連携をとっていきたいと思っております。  以上であります。 ○議長(原 明君) 浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君) 教育長、ありがとうございました。  まさにそこなんですよ。今ほど教育長が言われましたように、教育だけの問題ではなくて、経済的な問題も含めて幅広くあるということが1つ。そしてまた、総合的に判断しなきゃいけない、あるいは総合的に対応しなきゃいけないというのも1つ、それから情報をしっかりと共有しなきゃいけないというのも1つ。そういう意味も含めて、連合に加入されていろんな情報を得ながらそれぞれの対応をしたらいかがですかというのが1つなんですよ。  私が言うのは、先ほども言いましたように、これから貧困対応、まだまだ―これ、貧困世帯というのはなかなか口に出せないんですよね、うちは困窮しているというのは。やはり陰に隠れたSOSを見出しながら、やはりそこで救済していくというのが行政の役割でないのかなという思いの中から、やはりそういった形のものを行政が体制を整えていく必要があるんでしょうということで提案をさせていただいております。
     こう言ってもなかなか答えが出ませんので、これはこれからまだまだ長く取り組む課題であろうかなというふうに思っておりますので、今後も1つの私のテーマとして取り上げさせていただきます。  終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君) 5番角川真人君。 ○5番(角川真人君) それでは、通告に従って質問させていただきます。もうしばらくの間、どうかよろしくお願いいたします。  まずはじめに、滑川駅の利用増加のための取り組みについて伺いたいと思います。  滑川駅はあいの風とやま鉄道と富山地方鉄道がそろっており、朝夕の通勤通学に多くの市民から利用されている駅となっております。  それ以外でも、富山市などでの用事がある際に、駐車場の問題などを避けるために電車を利用される方も多いですし、今のシーズンでは、お酒の席に行く際にも飲酒運転をしないためによく利用されております。  また、新幹線で富山に観光に来られる方が滑川市を訪れるような際にも、その玄関口となる大事なところでもあり、これまでの議会の中でも、私はトイレの改修やコインロッカーの設置を求めるなど、駅を利用する方が不自由しないように、あるいは市の外から来られた方に恥ずかしくないような駅にするような、そんな整備を求めてまいりました。  ただ、これまではそうした施設のほうにばかり目が行っていたような気がします。地元の利用者から最近いろいろと聞かされまして、あまり目を向けていなかったなとちょっと反省しております。  最近、高齢によって免許証を返納された方が知り合いにいるんですけれど、その方は地鉄のほうをよく利用されているそうなんですけれど、高齢による免許証自主返納、それによりまして、地鉄を利用する際の料金に補助を受けるような制度を利用しているといった話を聞いたんです。  そこで、富山県全体で運転免許証自主返納での駅利用に関する取り組みをどこで行っているのか調べてみましたら、黒部市、富山市のほうで、地鉄でのICカード「えこまいか」の購入や入金の補助2万円分、あるいは富山地方鉄道での高齢者用のゴールドパス、そういったものの購入費の助成などが行われておりました。  免許証を返納して、生活の足となる車を使わなくなった高齢の方の新しい生活の足として鉄道を利用してもらえるように、滑川市でも鉄道利用者に対する、そういった助成を考えてみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 市民の皆様に生活の足として利用していただく公共交通としましては、まず本市ではコミュニティバスを運行しておりまして、そのコミュニティバスでは、高齢により免許証を自主返納された方に対して、高齢者運転免許自主返納支援事業として、70歳以上で有効期間内に運転免許証を自主返納された市民の方に対して3年間のフリーパスを交付しているところでございます。  鉄道に関して言いますと、あいの風とやま鉄道と富山地方鉄道においては、運転免許証を自主返納した方を対象とした割引制度等は設けられておりませんけれども、先ほど議員からもご指摘ありましたように、富山地方鉄道において高齢者を対象としましたお得な定期券の販売がなされているところでございます。  市といたしましては、滑川駅を発着する列車とコミュニティバスがうまく接続できるように調整に努めるとともに、各鉄道会社に対しまして、高齢者に対する割引制度の拡充を働きかけることで、鉄道とバスがお互いに市民の生活の足としてますます機能すると考えておりますので、今後は引き続き関係機関と連携を図り、そのような取り組みを進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 高齢者に対するそういった支援というのは、実際にもうかなり普通に行われているんですよね。さっき言いましたゴールドパスというのも63歳以上の方が対象で、1カ月、3カ月、6カ月、12カ月と4種類、この期間の間、バス全線、市内電車、そういった鉄道などが乗り放題になるといったチケットですし、あとは、これ以外でもたしかほかにもあったんですが、ちょっと今資料を持ってきていなかったな。  そういった取り組み自体はもう既に行われています。だから、今私が求めているのは、そういったお年寄り向けの取り組みがどういうふうに行われているかというのを市としてもまた周知を図って、またそういったものの購入を手伝ってほしいというのはそういうことなんですね。  私、これまで公共交通のいろいろなセミナーなどにも参加しまして、その中の講師の方が言っておられたのが、免許証を手放して、手放した人がすぐに公共交通を使えるかというと、使い方がわからないという人が多いという話なんですね。  そういうわけで、いきなり私も議員になって初めて、あいの風のICOCAでしたか、ICカードを使ったんですね。これまで車でばっかり移動していたんで使う機会が全くなくて、どこで買ってどういうふうにお金をチャージするのか、そういったことを知らなかったんですね。  そういったことに触れるといいますか、そういった新しい、それまで使ったことのない仕組みに対する入門料としてのそういった助成をちょっと考えてほしいなと思っているわけです。検討していただけないでしょうか。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) まず、市民の足としましては、コミュニティバスを利用していただきたいというのを考えておりますけれども、もちろん鉄道を利用してほかの市に行きたいという方もおられると思いますので、まずは公共交通の利用について、コミュニティバスだけじゃなく鉄道に関しても車を運転されない方に呼びかけいたしますとともに、また、よりそういった公共交通を利用しやすい取り組みということで、今後どういった取り組みがよいかというのを、ご提案を参考にしながら考えてまいりたいと思います。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) それでは、まずはそういった制度があるということを、またじっくりと周知を図っていただきたいと思います。またよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  利用者を増やすための取り組みとしまして、これも何度か取り上げましたが、世代を問わずに駅を利用できるように、エレベーターの設置を求めたいと思っております。  滑川駅のホームをつなぐ跨線橋、この階段が高いため、高齢の方や体の不自由な方が不便を訴えております。今の状態では、手すりにつかまって歩ける方は頑張れば上れますけれど、車椅子の方は絶対にあの階段を上ることはできません。高齢化が進んでいる今、免許証を返納された方がどんな状態になっていても安心して使える生活の足とするためにも、病気やけがなどで体が不自由になってしまった方でも、気兼ねなく外出できる社会にできるように、またバリアフリー化を進めることは必要なことと考えております。  ぜひとも滑川駅へのエレベーター設置を進めていただきたいと思うのですけれど、いかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 鉄道駅のバリアフリー化につきましては、国が定めた移動等円滑化の促進に関する基本方針によりまして、1日当たりの平均的な利用者数が3,000人以上である駅は、平成32年度末までに、原則として全ての駅にエレベーターやスロープの設置による段差解消や点状ブロックの整備等を実施することとされておりまして、これについては国の補助も用意されているところでございます。  滑川駅について見てみますと、平成28年度の1日当たりの平均的な利用者数が2,806人となっており、わずかなところでその基準を満たしておらず、このままですと国の補助の対象にもならないという状況でございます。  市といたしましては、今後も市民におけるマイレール意識を高めることにより駅利用者の増加を目指すとともに、エレベーターの設置について、あいの風とやま鉄道に働きかけ、また国や県にも支援を引き続き要望していきたいと考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 国土交通省のバリアフリー化の推進ということで、これですよね(資料を示す)。私も調べていたんですけれど、たしか1日当たりの平均的な利用者数が3,000人以上の鉄軌道駅、これが支援の対象となっているのはわかるんですけれど、その下に、1日当たりの平均的な利用者数が3,000人未満の駅でも、地域の実情に鑑み、利用者数のみならず、高齢者、障害者等の利用の実態を踏まえ、可能な限り実施というのもまた別にあるんですね。  ただ現状では、今の跨線橋の高さを見てタクシーを使っているといった高齢者の方の話も聞いておりますし、そのために今基準となる利用者数に足りていないということなんでしょうけれど、こうした方も、エレベーターがついて移動に苦労しなくなるようになれば、お金のかかるタクシーよりも安くなる鉄道を利用するんじゃないかと思うんですが、どうお考えでしょうか。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 駅においてエレベーターがありましたら利用しやすくなる方がおられるというのは間違いないところでございます。  また、国の補助につきましても、3,000人に満たないと一切補助を受けられないというわけではなく、例外的ではありますけれども、補助の可能性はあるということですので、今後とも関係機関と話ししながら、エレベーターの設置ができるように努力してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 参考までにお聞きするんですけれど、仮にエレベーターを設置するとして、幾らぐらいかかりそうだと思われますか。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 正確なところはわかりませんけども、1基2,000万ぐらいではないかというふうに考えております。 ○市長(上田昌孝君) あいの風は2億円と言ったよ。 ○企画政策課長(岡野博司君) すみません、1桁違って2億円です。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) ちょっと今、2,000万円と聞いて驚きました。こちらが調べたときも、大体エレベーターそのものの代金が2,000万円で、工事費を含めれば1基当たり1億円かなという話だったんですね。  そしたら、このバリアフリー法による補助ってどのぐらい出るものなんでしょうか。書いていないもので、金額が。 ○議長(原 明君) 岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君) 補助につきましては負担割合が定められておりまして、国のほうが補助対象経費の3分の1ということになっています。国が3分の1、地方公共団体が3分の1、事業者が3分の1という負担割合が示されております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) そうなると、さすがに滑川市単独で設置というのは難しい話ですね。  そしたら、なるべく利用者が増えるように、またいろいろと考えていきたいと考えております。2,800人台、そこまで惜しい数字だとはちょっと正直思っておりませんでした。またこれからも滑川駅が利用しやすいような、そんな提案をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。  また、それにあわせまして、駅周辺も含むバリアフリー化と歩道にある点字ブロックなどの整備、最近ちょっと駅から離れたところですけれど、中央公園の信号を待っているところにも、点字ブロックが長い間剥がれたまんまほったらかしになっているといったところもあります。そういったものもなるべく手早く整備して、どんな体の不自由な方でも安心してあのあたりを交通できるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、次の防災についての質問に移りたいと思います。  まずはじめに、水害が起こった場合の避難場所について伺います。  水害といいましても、この場合、想定しているのは地震などによる津波のことです。  私が暮らしている中町は海抜が2メートルくらいのところで、海のすぐ目の前となっております。なので、近隣の方と話をしていますと、「波が来たら逃げる間もないな」なんて、冗談半分、諦め半分な感じでよく皆さん口にされております。  滑川市のハザードマップでは、特に海沿いの地域をピックアップして「避難所になるところは浸水しません」と強調しておられますけれど、海沿いの方の認識では、そもそも本当に波が来たら避難所まで行く暇がないと皆さん思っておられます。  そこで伺うんですけれど、避難場所は現状のもので十分だと考えておられますか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君) 下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君) お答えいたします。  市では、津波や洪水などの水害発生時の指定緊急避難場所として、公共施設や公園など市内55カ所を指定しておりまして、現状の指定緊急避難場所のほうで対応していただきたいと思っております。  今ほどありましたように、時間がないということでしたら、とりあえずは線路の方向にとにかく上がっていただきたいというのがこちらの思いでございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) そもそもその避難所が、線路の手前にある市役所だったり寺家小学校だったり、線路まで行く時間があったら余裕でそこまでたどり着けるんですよね。  何ていいますか、避難場所に設定されている建物というのは、その性格上、当然なんですけれど、海から少し離れております。そんなわけで、海辺の人は避難所まで逃げる自信がないということなんですけれど、旧町部のほうでは今、危険老朽家屋の除去も進んできて、あちこちに空き家も見られるようになりました。  一時避難できるような避難タワー、そういったものは検討できないでしょうか。 ○議長(原 明君) 下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君) 今ほどもちょっと説明がありましたけども、津波が発生して避難するときに、高いところという発想ももちろんありますけども、線路の方向、とにかく海から離れる方向に早く逃げていただくというのが先ではないかなと考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 海から離れる間がないから少しでも高いところにということで避難タワーを提案したんですけれど、なかなかそういうことも難しいようですね。残念です。  実際問題、避難場所に行く前にどのぐらい、大体このハザードマップで見ていますと、本当にすごく水がつくというわけじゃないんですけれど、どうしてもやっぱり上市川周辺とか橋場のあたりのああいった河口部分からは多少水が入ってくるようになっておりますが、そういった近くにあんまり避難所ってないんですね。旧海洋高校のあたりから滑川高校まで、なかなか逃げる間もないだろうし、橋場のあたりでも、一番近いやつは寺家小学校か、あとは大ホール、田中小学校ですか。ちょっとやっぱり離れているもんで、海から離れるよりも高いところへ逃げるほうが早いと思うんですけれど、そのへんはおいおいとまた研究していただきたいと思います。  実際問題、そうやって海から離れる間がないということで、避難場所に行く前にまず自分の身の安全を確保しないといけないんですけれど、大きな波が来た場合に、水につかってしまって避難どころじゃないんですね。  そういったときにあると心強いのが、ライフジャケットやヘルメットなどの身につけるものです。水害に遭った際の訓練などでも、最近は、着ている衣服に空気を入れて浮き袋にして、救助が来るまで水に浮かんで耐える、そういったものも行っていると聞いております。こうした風潮からも、今、海辺のまちでは、ライフジャケットなど水に浮くための備品があれば相当な安心感を得られるものだと考えております。  そこで伺うんですけれど、滑川市では町内会を単位とした自主防災組織などに対する補助を行っておりますけれど、そういった補助でこうした直接身を守るための用具、備品、そういったものは十分にそろっているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(原 明君) 下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君) ライフジャケットにつきましては、津波対策ということで、滑川の東地区、それから西地区の津波浸水想定区域内にあります12の自主防災会が県の補助事業を活用して整備されたところでございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 何といいますか、そういったライフジャケットの購入助成を検討したといった町内で話を聞いたんですけれど、購入できても各家庭に1着ずつぐらいで、何か話を聞いていると、「あんまり意味ないね」という話をしておられたそうなんですね。  実際にそういった購入の助成を受けたところってどうされていたんでしょうか。知っておられます? ○議長(原 明君) 下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君) 基本的には、町内会のほうからあるいは自主防災会のほうから要望を取りまとめて整備したということでありまして、基本的には各家に1着程度しか整備されておらんというふうに聞いております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 今は核家族化も進んでおりまして、1着あれば何とか足りるんかな、不安かなみたいな、そんな感じもしますけれど、でもやっぱり、どうせなら1人1着ずつ欲しいですよね。そういった補助、また改めて考えていただきたいと思うんですけれど、どうお思いでしょうか。 ○議長(原 明君) 下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君) 今ほど説明したのは県の補助事業でありまして、市のほうでの補助事業については今のところちょっと考えておらんのですけども、ライフジャケットは1着3,000円程度ということで、購入が本当に厳しいという家庭は少ないのかなということも1つ思っております。  それはちょっと置いておきまして、補助事業についてはまた考えていきたいと思います。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) こういったライフジャケット購入に対する壁というのは、値段というよりも、まずどこで売っているか一般の人は知らないということなんじゃないかなと思うんですね。ですから、またそういったものの周知を図っていただきたいと思いますし、できればそういった購入の補助も考えていただきたいと思います。  あとは自主防災組織ですか、町内会単位の自主防災会か、こういったものもいろいろと進めておられるようですけれど、旧町部のほうでは、今若い人はほとんど外へ出ていってしまって、若いといっても60代とか、そういった町内がかなり増えております。そのために実際に活動する人がいなくて、つくりたくてもこういった防災組織がつくれない、そういった声もまた聞くんで、またそういった方にも相談に乗っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  住宅密集地におきまして、火災に備えて連動式火災報知の検討を行ってはどうかと伺います。  昨年の火災を教訓として、糸魚川市では、飲食店などの屋内で火災が発生した際に、隣家や屋外の警報器に無線でつながる連動式火災報知、これを活用する総務省消防庁のモデル事業が今始まっております。  富山県でも、高岡市、魚津市で、今、住宅密集地での火災を予防する県のモデル事業として、連動式の火災報知の設置が始められております。  滑川市にも昔からの木造住宅が密集する地域があり、また、そういった地域では高齢化が進み空き家も増えているなど、防災に対する不安が大変強くなっております。こうしたモデル事業を参考に滑川市でも検討してみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君) 元起消防署長。 ○消防署長(元起 修君) それではお答えいたします。  連動式火災報知については、大まかに分けて2種類ございます。1軒の住宅内で感知器が連動するタイプのものと、隣接の住宅に設置されている感知器が連動するタイプの2種類でございます。
     富山県では、今ほど議員がおっしゃいましたように、今年度から富山県住宅密集地火災予防等モデル事業補助金を創設し、高岡市、魚津市が2年から3カ年計画で実施しておるというふうに聞いております。  今後、その結果を見ながら県のほうにも要望してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 思った以上に前向きな意見ですごくうれしいんですけれど、今本当に空き家が多い地域ほど木造住宅が多くなっております。そういったところでは、今高齢化によって住民も少なくなっており、空き家が増えております。そんなまちの中で、失火や放火があっても、人が少ないために発見が遅れて燃え広がってしまう、そんなおそれが大変強くなってきております。  実際問題、無線型で隣の家の火事がわかるというのも、もしも誤作動があった場合、ちょっと迷惑かなといった問題や、コスト、更新時期、そういったものなど、いろいろと問題があるとは思うんですけれど、せっかく今それを実際にやっていただけるモデル事業が始まっているということなんで、またそういった問題点などもわかりましたら、解決できるように考えながら検討していただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  それでは、町なかのことについて質問したいと思います。  まず除雪のことなんですけれど、ことしも雪が降り始めて、雪かきをしている方の姿を見るようになりました。車の交通量が多い道路では、早朝から除雪車が出動されておりまして、交通に支障が出ないように頑張っておられます。  しかし、昔ながらのまちでは、人がすれ違える程度の細い路地が多く、融雪装置もつけられないために人力で除雪しております。  こういった地域では、さっきから何回も言っておりますけれど、高齢化が進んでおりまして、空き家が大変増えております。昔なら隣近所総出で自分の家の前だけを雪かきしていればよかったものですけれど、今では数軒ごとに人が住んでおられる、そんな状態のうえに、雪かきをする元気がないような、そんな高齢化も進んでおりまして、一握りの若めの方が頑張らないといけない。実際問題、それでたまにどなり込んでこられる方もおられるんですけれど、そういった町内の話を聞いております。  きのうの答弁の中で、社会福祉協議会でのそういった雪かきのボランティアの募集、シルバーなどへの依頼など、そういった話を聞きましたけれど、実際に活動しているような取り組みとしてはどのようなものがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) お答えいたします。  市ではこれまでも、広報などを通じて地域での除排雪活動についてPRを行ってきておりますが、より一層の普及を図るため、昨年度、県単事業を活用し、高齢者や女性の方でも操作しやすい幅0.7メートルの小型除雪機械1台を導入したところでございます。  この除雪機械を、今ほど議員さんおっしゃいました、狭い道路が多い町部を対象に貸し出しを行っております。そこで、2町内会から使用の希望があり、利用実績があったところでございます。  市としましては、今後も広報など機会を捉え制度について周知し、地域ぐるみでの除排雪活動の推進に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 小型の除雪という話ですけれど、それって雪を横に飛ばしてよけていくようなタイプですよね。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) テレビのコマーシャル等でもよくありますが、ロータリー式の小型除雪機械でございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) すみません、ちょっとロータリー式がよくわからんかったもので。要するに、イメージでは、ラッセル車みたいな感じでよけていくような、そんな感じなんですかね。トラクターかそんな感じ? イメージでは。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) 前面にかき入れる歯車でもないんですけど、そういったものが回りまして、最終的にはちょっと簡単な煙突状のものから雪を吐き出す構造のものでございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) すみません。実際使ったことがないもので。  ただやっぱり、そういったものでも、実際問題、裏手の道というか、そういった狭い路地でも本当に使えるのかなというのが正直なところなんですけれど、そもそもそういったものを使うような人もいない町内もあるわけなんですね。  具体的に町名は言いませんけれど、本当に3軒、4軒ごとにしか人が住んでいないような、そういった町内など今ありますので、なるべくならそういった機械よりも雪かきのボランティアというような、そういった人を頼めれば一番いいなと私は思うんです。  昔といいますか豪雪のころには、ひとり暮らし高齢者宅などを対象にして、雪おろしなどの作業を手伝ってくれる方に助成をしていたと聞いているんですけれど、それは今でも続いているんでしょうか。 ○議長(原 明君) 澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君) 制度としましては、雪の降りぐあいを見て、単年度、単年度で補助制度、要綱を制定しておりまして、雪の降りぐあいを確認しながらということでございます。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) それも豪雪のときだけなんですよね。そういったものもあると心強いとは思うんですけれど、社会福祉協議会だって、ボランティアの募集をかけても人が集まらないといった、そんな話もきのうありましたけれど、そういったボランティアなどと言わないで、ハローワークなどでアルバイトという形で募集をかけたほうがよっぽど市民からの協力を得られるんじゃないかと私は思うんですけれど、そういったものはどうでしょうか。 ○議長(原 明君) 岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君) 今ほど議員がおっしゃっている高齢化等の対策の1つとして考えられるといいますか、やはり地域での取り組み、または地区単位での支援体制が必要ではないかと考えられます。  その中で、今ほど申し上げました地域ぐるみ、協働により活動いただくため、200万円を限度として購入費の4分の3を補助する小型除雪機械の導入の補助制度も活用いただいて、地域づくりに取り組んでいただくことも重要でなかろうというふうに考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) あんまりそういった機械ばっかり補助を出してもらっても、実際人が動いているほうが、何というか、その手伝ってもらった方からもまた感謝の気持ちがわかりやすいような、そういった気もしますので、できたらそういった人的なほうの補助もまた考えていただきたいと私は思います。また検討していただきたいと思います。  それでは次の質問です。  今では町なかにほとんど商店を見なくなってしまいました。以前はお店だったところでも、今では店舗部分を改修して普通の住宅となっております。  若い世帯が新しい住宅地に家を建てることによる、そうした購買層の移動によるものなのでしようがないところもあるんですけれど、その結果、残された方が買い物などに外出したりご近所とつながるような、そんな機会が減ってしまっております。  アパートなど隣に住んでいる人を知らないといった話はよく聞きますけれど、今では昔からの町内の中でも人づき合いを絶ってしまっている方もおられ、町内会の方が苦労している、そんな話も聞きます。なので、ご近所とのつながりを持つ場をつくる必要があると考えております。  滑川市では、公民館などでふれあいサロンという形で交流の場を設けておられるとも聞いておりますけれど、そういった特別なイベントではなく、日常のふれあいを行う場としてのサロンがあるといいのではないでしょうか。  何となく暇になったから、気軽に出かければ何となく知った人に会える、そんなところがあれば、家の中で寝ながらテレビを見て過ごす、そんな生活にもならないんじゃないかと思います。  町部では、外観はきれいでいかにも人が住んでいそうなのに、入院や施設入所などの理由で空き家になってしまっている、そんな家も幾つもあります。そうした空き家を活用して、いつでも利用できるサロンをつくってみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(原 明君) 澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君) 現在、中央公民館や各町内の公民館等の身近な場所で、高齢者の介護予防や生きがいづくり、交流を図ることを目的に、介護予防ふれあいサロンが地域の自主的な活動として、今年度は36の団体で実施されているところでございます。  議員ご提案の地域にある空き家などの資源の活用は大切なことであると考えますが、サロンの実施場所や内容等の運営につきましては、おのおのの団体にお任せしているものでございまして、実施場所といたしましては、地区公民館等の利用が5サロン、町内会の公民館の利用が28サロン、自宅の利用が2サロンのほか、空き家となっていたものの利用が1サロンとなっておりまして、それぞれで活動いただいているところでございます。  サロンにつきましては介護予防に取り組む場として有効であるということから、歩いて通える場の設置など、サロンの普及に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 何か今、自主的な行動ということを強調されてしまったような気がするんですけれど、自宅でやっている方もおられるんですね、話を聞きますと。正直、うちでもしばらくやっているんですけれど、そういったご近所同士でのお茶を飲む適当な場というのが、昔の喫茶店を思い出すような感じで、懐かしがって利用される方もおられますので、またそういった身近なサロン、特別なイベントじゃなくて、何となく人に会える、そんなサロンをまた進めていただけるように、よろしくお願いいたします。  それでは最後に、今市内にある空き家の中で倒壊の危険があるものをどのぐらい把握して、どのような手だてをとっておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君) 児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。  滑川市において、消防署調べで約800件、平成29年度の町内会調べにより約130件、合計約930件が空き家として存在しております。  調査物件については、図面上でマッピングし把握しております。  今まで倒壊のおそれのある空き家は27件把握しており、うち昨年度までに9件、所有者において取り壊されているところであります。  今年度より危険老朽空き家除却支援事業に取り組んでいるところであり、これまで2件、本制度を利用し取り壊されているところであります。  引き続き倒壊のおそれのある空き家については、相続代表者等に適切な対応をしていただけるよう粘り強くお話をしてまいります。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) そうしますと、具体的な町名は出さないんですけれど、今古くなった家がだんだん壊されまして、空き地が増えて、昔と風の流れが変わってしまったところなどたくさんあるんですね。そういったことを要因としまして、それまで何ともなかった家が一気に傷んでしまう、そういったところがあるんですね。  (資料を示す)この写真の家なんかもその典型的なものなんですけれど、この部分、ちょっとこれだとよく見えないと思うんですけれど、アップにした部分がこれなんですね(資料を示す)。ここにあった壁がみんな腐り落ちてしまって、家の中も丸見えになっているんです。ここのところ、実はこれ、2階の床なんですね。2階の床も崩れ落ちていまして、いつこの上のものが下に落ちてくるかわからない、そんな状態となっている家もあるんです。  この家、たまに子どもが忍び込もうとして危ないということで、近隣の方なんかも注意しているそうなんですけれど、どうも持ち主に連絡がつかないということで、どこに文句を言えばいいがやらということで、ちょっと相談を受けたことがあります。  また、こういった家もあるんですけれど(資料を示す)、ここからこちら側は壁にトタンが張ってあるんですね。ここから先がただの板張りの壁となっております。      〔「角川さん、こっちのものが一つも見えんよ」と呼ぶ者あり〕 ○5番(角川真人君) すみません。      〔「置けばいいがでないがか」と呼ぶ者あり〕 ○5番(角川真人君) 置けばいい。一見、これ、2つの家が並んでいるようになっているんですけれど、この板張りになっている部分、浜風でトタンの壁がさびて落ちて風で飛ばされてしまっていると。つながっている家なんですね、これ。  (資料を示す)これもアップにしたところなんですけれど、裏手の裏の部分なんですけれど、もう本当にただ板しか見えない。もう土壁が丸見えになっている部分もありますけれど、風が当たらないところにはトタンが残っているんですね。こういった家が結構普通にまちの中にまだあるんです。  こういった家に対して、所有者がわかっているけど連絡がつかない、そういったことを相談されているんですけれど、また市としてそういった相談というのは受けることはあるんでしょうか。 ○議長(原 明君) 児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君) 議員ご指摘のそういううちについては、当然ですけども、町内会長なり近所の人がうちのほうへ住宅地図とかを持ってこられます。現地へ行きまして、実際どうなっておるか担当者が確認しまして、すぐに所有者を割り出しまして、電話なり、もしくは電話が通じん場合は、固定資産税の納付書を送っておる場合は、納付先の相手がわかりますから、即こういう事情になっておりますよという写真を出しまして、すぐ連絡してもらうか、手当てをしてくださいという連絡をします。  ですから、まずまちづくり課のほうにどこの場所かという連絡と、できれば一緒に行ってもらって、このうちのどこだよと案内いただければわかります。  一番最初に出されたところは、道路から海まで抜けているところですよね、あれね。大体のところは把握していますので、ほとんどの方はうちのほうへ来られますので、上だけというのは普通ないので、必ず地面の上に建っていますから、下の所有者を把握して、もし上に貸している場合であれば、誰に貸しているかというのも把握できますので、100%とは言いませんけども、ほとんどは把握して連絡できるような体制はとっております。 ○議長(原 明君) 角川真人君。 ○5番(角川真人君) 先に見せた家のほうは、ことしの台風、実に強い風が吹いていまして、私の近所でも窓が飛ばされたり、天窓が破れたり、雨どいが落ちたりと、そういった被害もあったんですけれど、この家の場合は、この部屋からこぼれ落ちた本だの領収書だの、そういったものがみんな道路のほうまで吹き飛ばされていまして、大変なことになっておりました。  実際問題、何で2階が崩れ落ちないのか不思議なぐらいなんですけれど、こうしたものも、もう何カ月も前から町内の方から相談を受けて見ているわけなんですね。あまりにも何もされないし、ブルーシートなどで覆ったりもしないというのが何とも、本当に相談を受けているのかなと不思議に思ったわけです。  滑川市の空家等対策計画の中でも、「空家等は、あくまでも個人財産であるという点に留意するとともに、空家等が存在する地域コミュニティーへの影響も踏まえながら対応していく必要がある」とありますし、特定空家等についても、「そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態」、まさにこれだと思うんですよね。なるべく早くまた手だてをとっていただけるよう、よろしくお願いいたします。  それでは、これで私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(原 明君) これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(原 明君) 日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第71号から議案第89号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。          ──────────◇────────── ◎陳情の委員会付託 ○議長(原 明君) 日程第3、陳情の委員会付託を行います。  議長宛てに提出されました陳情については、お手元に配付してある陳情文書表のとおり、総務文教消防委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  12月20日から12月24日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  12月25日、午前11時から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、12月25日、午前9時まで議長宛てに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。               午後4時04分閉会...