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平成29年 9月定例会(第2号 9月11日)

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  1. 滑川市議会 2017-09-11
    平成29年 9月定例会(第2号 9月11日)


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    最終取得日: 2021-09-21
    平成29年 9月定例会(第2号 9月11日)                  平成29年9月             滑川市議会定例会会議録 第2号 平成29年9月11日(月曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 2 号                       平成29年9月11日(月)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 青 山 幸 生 君    2番 角 川 真 人 君     3番 竹 原 正 人 君    4番 尾 崎 照 雄 君     5番 谷 川 伸 治 君    6番 水 野 達 夫 君     7番 高 木 悦 子 君    8番 原     明 君     9番 岩 城 晶 巳 君    10番 中 島   勲 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君
        13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                上 田 昌 孝 君  副市長               石 川 忠 志 君  総務部長              杉 田 隆 之 君  企画政策課長            岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱     下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)       元 起   修 君  総務部次長財政課長事務取扱     石 坂   稔 君  総務部参事営繕課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  税務課長              伊 井 義 紀 君  産業民生部長商工水産課長事務取扱  碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱   藤 田 博 明 君  市民健康センター所長        結 城 幹 子 君  生活環境課長            黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君  商工水産課主幹           長 崎 一 敬 君  産業民生部参事観光課長事務取扱   網 谷 卓 朗 君  産業民生部参事農林課長事務取扱   藤 名 晴 人 君  海洋資源振興課長          石 川 久 勝 君  建設部長              長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱  児 島   正 君  公園緑地課長            川 岸 弘 明 君  建設課長              岩 城 義 隆 君  上下水道課長            長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱     岡 本 修 治 君  監査委員事務局長          妻 木 朋 子 君  教育委員長             吉 田 達 郎 君  教育長               伊 東   眞 君  教育委員会事務局長         膳 亀   進 君  学務課長              石 倉 裕 子 君  生涯学習課長            地 崎 紀 子 君  スポーツ課長            落 合 真理子 君  子ども課長             石 川 美 香 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長              菅 沼 久 乃          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(中島 勲君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(中島 勲君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それでは、会派自民を代表いたしまして、通告してあります諸点について質問をさせていただきます。  1項目目といたしまして、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージング観光についてであります。  ほたるいか海上観光は、今年は昭和61年から早朝に実施されてから31年目の年に当たると思います。また、明治時代から行われているそうした歴史ある、そして滑川市にとっては大切な観光であります。  今シーズンのほたるいか海上観光は2月28日に中止と発表された。4月3日に民間共同ほたるい海上観光実行委員会が4月12日に再開と発表された。以前お願いしていた富山湾マリン「若潮号」での実施でありました。おかげで、4月12日から5月2日までの12日間の運航率は60%、464人が乗船されたとのことであります。「ほたるいかのまち滑川」にとっては十分にPR効果があったものと思います。実行委員会の滑川商工会議所滑川漁業協同組合、旅館組合の皆さんに心から感謝をいたしたいと思います。  このほたるいか海上観光の果たす役割は大変大きいものがあると思います。そのためにも、しっかりとした取り組みを進めるために質問とさせていただきました。  問題は観光船キラリン号であります。富山湾岸クルージング観光の運航を終了してから10カ月以上、滑川漁港に係留されたままであります。  今シーズンのほたるいか海上観光が実施された期間、キラリン号と若潮号が隣り合わせに係留されていたのを見ると、とても悲しい思いでありました。  8月28日の産業建設委員会協議会の説明では、これまでの運航会社に対して船舶検査証書などの書類の返還を求めてきたが、8月に入り運航会社が船舶廃船届を出したとのことで、ようやく運航会社と観光船キラリン号の関係がなくなり、今後は船舶検査、清掃、船舶点検を実施したうえで、新たな検査証書取得のための検査を受け、一日も早く富山湾岸クルージング観光を実施し、来春のほたるいか海上観光にも使用できる見込みであるとのことでありました。  1点目の質問として、来シーズンのほたるいか海上観光の実施において、観光船の運航めどは立ったのかお聞きいたします。  2点目の質問として、今シーズンの富山湾岸クルージング観光の運航においても運航体制はできたのかお聞きいたしたいと思います。  3点目の質問として、これまでに多くの議員がキラリン号の運航停止になった原因などを質問されてきましたが、「運営及び運航上の課題や問題について調整がつかなかった」あるいは「信頼がなくなった。プライバーの問題があるので話せない」などとはっきりしない回答だと思います。  これから新たに再出発する今、二度と繰り返さないためにも、今回の観光船キラリン号に対するトラブルの原因と責任をはっきりとさせるべきと思いますが、お聞きいたします。  2項目目として、市民の安全・安心に向けた取り組みについてであります。  8月29日午前5時58分ごろ、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは北海道上空を通過し、襟裳岬の東、約1,180キロメーターの太平洋に14分後に落下したとのことであります。これは、姉妹都市の豊頃町のごく近い上空を通過していることになります。豊頃町の皆さんは大変びっくりされたことと思います。  これは、地域住民を不安にする大変なことであります。許されない行為であり、暴挙であり、憤りを感じているのは私だけではないと思います。  北朝鮮のミサイルが日本列島上空を通過するのは5回目であり、ミサイル発射はことしで13回目であるとのことであります。  また、9月3日午後0時29分ごろ、6回目の核実験が強行された。これまでの5回に比べて、前例のない120キロトンの大きな威力で実施されたとのことであります。マグニチュード6.1と推測される地震波が観測されました。いつ発射されるかわからない北朝鮮のミサイル。市民は情報が一番欲しいのではないかと思います。全国各地で、ミサイル発射に伴い防災訓練を行ったという報道もありました。  今回の件については、滑川市は何の被害もなかったが、どう対応されたのかお聞きしたいと思います。  2点目の質問として、弾道ミサイルが発射された8月29日午前6時2分に、北海道から新潟の12道県の自治体では、全国瞬時警報システム(Jアラート)が一斉に作動したが、トラブルが多く発生したとのことであります。  Jアラートの情報の自動伝達機能が全く使えなかった自治体は16市町村。そのほか21市町村は、防災無線などが使えなかった、スピーカーが故障していた、あるいは3日前の落雷による停電で機能停止状態などのトラブルであったということでありました。  防災無線は、こういった有事に機能するための施設であります。もし当市が該当地域であった場合、防災無線は大丈夫か確認されたのかお聞きしたいと思います。  3点目の質問として、市長、副市長の2人とも姉妹都市シャンバーグに出張で不在の時期がありました。こうした有事があった場合はどうするのか決めているのか。また、大規模災害に備え、市長不在時の職務代理者の順番や業務の継続、早期復旧対応手順などを定めた業務継続計画(BCP)の策定は進んでいるのか、お聞きしたいと思います。  4点目の質問として、近年、地球の温暖化によるものと言われている記録的な豪雨が多く発生しています。大雨による災害は1時間に50ミリを超えると起きやすいと言われ、気象庁は1時間50ミリ以上80ミリ未満を「非常に激しい雨」、80ミリ以上を「猛烈な雨」と表現されています。この激しい雨、猛烈な雨は増える傾向にあるということであります。  この豪雨を引き起こしているのは線状降水帯の形成によるもので、豪雨をもたらす発達した積乱雲が同じ場所で次々と発生し、ほぼ同じ位置にとどまる現象であるとのことでありました。  3月4日に沖田川放水路が完成し竣工式が行われ、この7月の豪雨には放水路整備の効果が出たようであります。しかし、上流線路から上はまだまだ危険な状況があるというふうに思います。  また、大浦地内の山腹を流れる農業用水路が、山腹の崩壊により土砂が流入し、用水をせきとめるなどの被害が発生しております。  ゲリラ豪雨はどこで起きてもおかしくない状況であります。山間部だけでなく、市内全域にわたり用水の流量状況の調査把握が必要であります。特に蛇行している河川についても確認が大切であると思います。市民の中には一人で悩んでいる方がいます。その人たちのためにも日常点検が大切であります。豪雨災害が発生しないように検討しなければならないと思いますが、お聞きしたいと思います。  3項目目として、富山広域連携中枢都市圏形成についてであります。  先日、富山国際会議場連携中枢都市圏に関する地方創生推進セミナーが開催され、議員全員と幹部職員さんが参加してまいりました。私自身、詳しく説明を聞いたのは初めてでありました。しっかりと勉強させていただきました。人口20万人以上の都市と周辺自治体とが行政や産業、福祉などで協力していき、自治体間の利益を超えた取り組みをするとのことでありました。  富山県内では、高岡市を中心として、西部6市(高岡市、射水市、氷見市、小矢部市、砺波市、南砺市)によるとやま呉西圏域連携中枢都市圏が昨年10月に発足をしております。少子高齢化や人口減少が進む中、平成の大合併が終わった現在、どうしたら住民サービスを維持しつつ新しい行政ニーズに対応していくかという課題に対応するためでもあるということでありました。  今定例会において、富山広域連携中枢都市圏形成にかかわる富山市との連携協約が提案されております。富山市を中心として、滑川市、上市町、立山町、舟橋村の2市2町1村での連携をするものであるとのことであります。  1点目の質問として、富山広域連携中枢都市圏とは、市民にわかりやすく説明するとすればどのような内容なのかお聞きしたいと思います。  2点目として、連携協約を富山市と締結とあるがなぜか。また、他市との連携は考えられなかったのかお聞きしたいと思います。  3点目の質問として、広域連携によって何がメリットなのかお聞きしたいと思います。  4項目目として、第4期安田工業団地造成工事についてであります。  日本経済の進展により製造工場の拡張が続く中、滑川市においても工場建設用地の不足ということで、第4期安田工業団地造成工事計画が2年前に発表されました。そして、7月24日、第1回臨時議会において、不動産の取得ということで、地権者の合意を得たということで、5万1,853平米、3億3,269万4,000円が提案され可決をしました。  そして、今回、第4期安田工業団地造成工事5万1,853平米の入札が行われ、今定例会において議会に承認を求める議案が提案されています。  素朴な質問として、2点についてお聞きいたします。  先般、新聞の記事によりますと、魚津市の統合小学校建設工事の入札の件がありました。入札に参加したのは、建設会社3社による共同企業体を組んでの3企業体による入札でありました。参加する企業全てが魚津市内の9建設会社でありました。滑川市の活性化、滑川市の地域振興のためにも、地元企業の活用が必要ではなかったかと思います。  1点目の質問として、総合計画の基本構想スローガンに「ひと・まち・産業が元気なまち滑川」となっているが、なぜ入札を市内企業だけで行えなかったのかお聞きいたします。  2点目の質問として、過去には造成地を分割して行われていたと聞くが、今回はできなかったのか。  お聞きして会派自民を代表しての質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  上田市長。
    ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  中川代表の代表質問にお答えしたいと思います。たくさんの質問を頂戴しましてありがとうございます。  私のほうから、まず第2番目の質問、市民の安全・安心に向けた取り組みについて、8月29日の早朝の北朝鮮の弾道ミサイルの件でございます。滑川市としてどう対応されたかということでございます。  北朝鮮からの弾道ミサイルが日本の領海を通過したり領海に着弾するおそれがある場合や、核実験が実施され日本に影響が出るおそれがある場合は、全国瞬時警報システム(Jアラート)及び緊急情報ネットワーク(エムネット)等により各市町村に情報が流れることとなっております。  まず最初は、担当職員が初期対応しているのであります。そして、直近の対応としては、8月29日は午前6時02分に北朝鮮のミサイルの情報を、9月3日は午後1時54分に北朝鮮の核実験実施可能性の情報を受け、担当職員が市役所で待機し、市内の情報収集に当たった。いずれも市民に被害がないと確認されたので、対策本部等は立ち上げてはおりません。  そこで、市民の安全が脅かされており、たび重なる北朝鮮の常識外れの暴挙に対し、国には厳格に対応してほしいと考えておるところであります。  そこで、このことについて、私、市の代表する責任者としては、こういう体制がまだ不備過ぎるということで職員に注意を申し上げました。  Jアラートの色塗りの地図がテレビに映し出され、長野、新潟と隣まで来ているわけです。富山はその域に入っていないということは確認しているものの、北朝鮮問題だけじゃなくて、日ごろの防災に対する問題でありましても、素早い対応、そして責任者としての対応は自ら考えながら行動しなきゃいけないと。  今話ししましたように、防災担当の職員が連絡しようとしまいと、私自身がそういう意識で頑張っていることだけは理解いただければありがたいと思っております。  次は、3番目のご質問に対して申し上げます。富山広域連携中枢都市圏でございます。  市民の皆さんにわかりやすく説明するとすれば、どのような内容かということでございます。  先ほど中川議員は勉強させていただいたということで、詳しいあなたが改めて聞かれるまでもなかったんじゃないかと思います。でも、市民の皆さんにはわからないということの質問であります。  富山広域連携中枢都市圏の形成とは、少子高齢社会の進行や大都市圏への人口流出により地域経済が縮小やコミュニティ機能の低下など、住民生活への影響が懸念される状況にあることから、富山市を中心として滑川市、舟橋村、上市町、立山町が連携し、将来にわたって持続可能な行政サービスの提供を行うための拠点となる圏域を形成することでございます。  この取り組みにより圏域内の人口の流出を食いとめ、一定の人口を維持し、将来にわたって圏域全体が発展することにより、圏域住民の皆さんが生まれ育ったまち、住みなれた場所で安心して快適に暮らしを続けられるようにするものでございます。  続いて、連携協約を富山市と締結するとあるがなぜか。また、他市との連携は考えられなかったのかということでございます。  連携中枢都市圏の形成は、総務省が定める連携中枢都市圏構想推進要綱によりまして、圏域の中心となる指定都市または中核市と近隣の市町村が1対1で連携協約を締結することとされているため、本市は中核市である富山市と協約を締結する必要があり、また近隣市町村同士の協約締結は必要とはされていないわけでございます。  富山広域連携中枢都市圏の5市町村は、就学や就業、消費活動など、住民の皆さんの日常生活や経済活動の結びつきが強く、また、これまでも富山地域広域圏事務組合の構成市町村として、ごみ処理等共同で行っているほか、二次医療圏や高齢者福祉圏域とも区域が重なっていることから、この5市町村による平成30年度からの連携事業の開始を目指しております。そのタイミングでの他市との連携は考えていないところでございます。  続いて、広域連携によってのメリットは何かということでございます。  広域連携メリットとして、5市町村が連携して広域的な行政サービスを提供することで、連携する市町村の都市機能を相互利用することができ、医療、福祉、文化など、さまざまな分野で圏域住民の皆さんに対するサービス向上につながることが挙げられます。  具体的な取り組みについては、5市町村で協議を進めている段階でありますが、富山市がまちなか総合ケアセンターに設置している病児保育施設等を、富山市民だけではなく圏域住民の皆さんが使用できるようにすることや、子ども医療費助成制度について、中学生までの現物給付方式に圏域内で統一し、圏域内のどの医療機関を受診した場合でも現物給付を受け取れるようにすることなど検討されているところであります。  今後、有識者会議やパブリックコメントを実施し幅広い意見を聞いたうえで、連携中枢都市圏ビジョンを策定し、その中で連携協約に基づく具体的な取り組みについて示したいと考えておるところでございます。  いずれにしましても、今始まろうとしております。これから5市町村が一緒になって展開することによって、所期の目的が拡大して達成されることを願っておるわけでございます。  私からは以上でございます。ほかは担当からご説明申し上げます。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それではまず私のほうから、ほたるいか海上観光等についてのご質問にお答えをしたいと思います。  今ほどおっしゃいましたように、滑川市におけるほたるいか観光というのは、本当に滑川市にとってはなくてはならない事業であると、私も強くそう認識をしておるところでございます。  そういう中で、観光船事業につきましては、市民の皆様方に大変ご心配をいただきましたが、今回、運航会社との話し合いあるいは交渉等を重ねながら、運航会社が一旦キラリンの廃船届を提出することで合意をいたしまして、この後は、市が改めて船舶検査証書を取得することで旅客不定期航路事業許可の申請や航路申請ができるめどが立ったところでございます。  昨年11月以来、船を運航させていなかったことから、船舶検査等、現在、船舶検査証書の取得に向けての必要な整備を実施しているところでございます。  これらの手続と並行いたしまして、富山湾岸クルージングと来シーズンからのほたるいか海上観光の実施に向けまして、まず運航主体の選定から運航許可及び航路等、各種事業を同時に進めておるわけでございまして、一日も早い運航再開に向けて、鋭意、現在取り組んでいるところでございます。  それから、2点目の運航体制のお尋ねでございます。  運航体制を今後どうしていくかということは一番大きな課題だろうと、そういうふうに思っておりまして、二度と今回のようなことを繰り返さないようにするにはどうすればいいかということを、慎重にかつ早急に、相反することを言っておりますけども、そういうところでやっておるわけでございますが、現在、運航事業を委託する場合にいろんな観点がございますが、一つ一つのことを検討している最中でございまして、一日も早くその体制を確立していきたいと、このように考えておりまして、いろんな手続あるいはいろんな観点等を含めて鋭意事業を進めておる、そういうような状況でございます。  それから、今回のトラブルの原因と責任ということでございました。  3月議会、6月議会でも、多くの議員の皆さん方からお尋ねがございました。この観光船事業につきましては、市、観光協会、運航会社、滑川漁業協同組合と関係者が滑川で観光船事業を行うということで、当初、大きな熱意を持って取り組んできたところでございます。  実際にそういう中で具体的な運航の中身に入っていくと、やはり運航方法であったり安全体制であったり、あるいはまた事業に対する考え方、あるいは関係者間の協力のあり方等、いろんな面で考え方の違いが表面化をしていったと。  市といたしまして、そういう中で、何とか調整を図りながら、おかげさまで28年度の運航は事故もなく無事終了したわけでございますけども、次の29年度はどういうふうに運航をするかということで、いろんな関係者とも協議をしておったわけでございますけども、先ほど申し上げました、いろんな違いがさらに大きくなっておりまして、この事業に一番必要な関係者間の信頼関係がだんだん損なわれていったのではないかと、そのように考えておるわけでございます。  また、運航会社と契約に対する認識もだんだん大きく違っていって現在の事態に至ったものと、このように考えておるところでございます。  その責任ということにつきましては、関係者間の意見の違いについて、市といたしましてもいろんな努力を重ねたわけでございますけども、最終的には協議が調わなかったということで、そういう意味では、実施主体でございます市が調整できなかったということでございますので、市の責任といいますか、市民の皆さん方に大変ご心配をおかけしたということで、市といたしましても大変申しわけなく思っておるところでございます。  次に、安田工業団地のお尋ねでございます。  まず、安田工業団地の入札を市内企業だけで行えなかったのかと、そういうご質問でございます。  第4期安田工業団地造成工事の発注方法については、まず工事費用の面で、工事を分割して発注するよりも一括で発注したほうが安く抑えられ、今度売却をしなきゃならないわけでございますけども、売却単価を抑制できると、そういうことから一括で発注をしたところでございます。  また、約5ヘクタールの大きな造成でございまして、総費用が4億円を超える大規模工事でございます。かつ年度末までの約半年で確実に施工する必要があることから、技術の補完が図られ、天災や事故発生時のリスクが分散できるなど、円滑な工事の施工が見込める共同企業体方式を採用したものでございます。  共同企業体の結成にあたっては、半年間で確実に施工する必要があることから、相当程度の施工実績がある企業で構成された企業体による施工が適切であると判断をいたしまして、代表構成員の条件を、経営規模等評価結果通知書あるいは総合評定値通知書の総合評定値1,000点以上の県内に営業所がある者としたところでございます。  なお、構成員につきましては、市内企業の受注機会の確保等の観点から、参加条件を市内に主たる営業所がある者としたところでございます。  次に、以前は分割発注ということであったが、今回はできなかったのかということでございますが、工事を発注するにあたり、今ほども申し上げましたが、分割して発注するよりも一括で発注したほうが直接工事費に係る諸経費の比率が小さくなり、総費用を安く抑えることができるわけでございます。  そういう意味で、工事費が実際の売却単位に反映されるため、工事費が安く抑えられればその分売却単価も抑制でき、今後の企業誘致にあたり好材料と考えられることから、分割でなく一括で発注することとしたものでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  私のほうからは、2番目のご質問、市民の安全・安心に向けた取り組みについて、そのうちの(2)番目、全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動したが、トラブルが多く発生したということであった。もし当市が該当地域であった場合、防災無線等は大丈夫か確認したかというご質問でございます。  全国瞬時警報システム(Jアラート)につきましては、毎年、市内34カ所に設置しております防災行政無線のスピーカーを使った一斉伝達の訓練を実施しているところでございます。その結果、これまでふぐあいといったものは発生していない状況でございました。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、8月29日の弾道ミサイル発射に伴い一部の自治体でトラブル等が発生した事態もあったため、念のため、翌8月30日にJアラートの設定確認を行って万全を期したところでございます。その結果、当市は正常に作動するものと考えております。  今後とも、国からの緊急情報を確実に市民へ伝達するため、一斉伝達訓練等としてJアラートと連動した防災行政無線の動作確認を適時実施し、ふぐあいの防止に努めてまいりたいと、そういうふうに思っております。  続きまして、(3)のご質問であります。市長、副市長の2人ともシャンバーグに出張で不在の時期があったが、こうした有事があった場合はどうするのか決めてあるのかと。前段のご質問。それからもう1つは、こういった大規模災害に備え、職務代理者の順番や業務の継続、早期復旧対応手順を定めた業務継続計画(BCP)の策定は進んでいるのかというご質問にお答えをいたします。  現在、地方自治法におきましては、市長不在の場合は副市長がその職務を代理するという規定になっております。そしてまた、副市長も不在な場合について、各自治体でその対応を自治体の規則できちっと決めておきなさいよということになっておるわけです。  本市では、現在、市長の職務を代理する職員を定める規則というものを定めておりまして、その規定によりまして、現在のところ、総務部長がその職を代理することになっておるわけでございます。  総務部長も不在の場合は、部長の中からその職務を代理するということになっておるわけでございますが、それを受けて、8月18日に不在中の対応について、企画政策課長あるいは総務課長立ち会いのもとで、市長から直接、不在中の対応について指示を受けたところでございます。その間、土・日を含む4日間については、私は市外へ出ることなく、市内での待機に努めたところでございます。  それからもう1つのご質問、本市の業務継続計画についてでございます。  「BCP」と言っております。これはBusinesscontinuityplanningということでございまして、これにつきましては、本市は平成21年10月にその計画を策定しております。これは新型インフルエンザが流行したときがきっかけとなりまして、そのBCPを策定しておるわけでございます。  しかしながら、大規模災害につきましては、滑川市地域防災計画あるいは滑川市職員災害時初動マニュアル、そういったものに対応しておりまして、策定しておりましたBCPにも基づいて、現在のところ、その計画を適応しているとの考えでおるわけでございます。  しかしながら、多種多様化する大規模災害に備えて、今後そういった大規模災害専用のBCPについても、先進自治体の事例等を参考にしながら、専用の計画策定が必要かどうかも含めて見極めてまいりたいと、そういうふうに思っているわけでございます。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それでは、問2の市民の安全・安心に向けた取り組みについての4つ目の質問でございます。  大雨災害被害について、山間部だけでなく、市内全域にわたり調査する必要があるのではないかというご質問についてお答えいたします。  近年のゲリラ豪雨の多発により、山間部において毎年のように農地の畦畔等が崩れるなどの被害が発生しているところでございます。  ことしの7月の25、26日の豪雨では、大浦地内において山腹の崩壊が発生し、中腹を流れる農業用水、大崎野用水が土砂で埋塞するなどの被害が発生したところでございます。  土砂災害については、が実施した発生箇所の調査結果をもとに平成24年度に滑川市土砂災害ハザードマップを作成し、市民に危険箇所の周知を行っているところでございます。  また、水害等については、これまでに中川放水路や沖田川放水路が整備されておりまして、中川を中心とする市街地における浸水被害の軽減が図られたところでございます。しかしながら、局地的なゲリラ豪雨等が頻発していることから、議員ご指摘のとおり、市内全域において水路等の調査は必要と思われます。  このように、溢水等のおそれのある箇所の把握について、パトロールや情報の収集に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございました。  では、何点か再質問させていただきます。  ほたるいか海上観光の件でありますが、今ほどは、最終的には市が調整できなかったということで、市の責任であるということを言われました。  ただ、やはり調整ができなかったという文言の中に私は、以前から市長あるいは副市長の答弁の中から、業者、そしてまた漁協さん、滑川市が一緒になって協議する場がなかったというふうに聞いておるんですが、こういう大事なことを、中に市が入っても、次のところへ伝える、こっちから聞いた話をまた次の運航会社に伝える、こういうやり方は協議でも何でもないんですね。中に入ると絶対トラブルが起きる。中に入る人の伝え方によって、けんかでも仲よしでもどういうがでもできるんですね。  したがって、そういうことをまたやるのかなという思いで私は今回質問したんです。やはりしっかりと3者あるいはまた4者が同じ席で、いろんな提言事項、不満事項を言いながら、それを一つずつよくするように努力するのが協議であると私は思います。  今回、間違いなく皆さんの答弁の中には、そういった関係者が寄って集まる会はしなかったというふうに聞いています。なぜそういうことをしたのか、まずそれを聞きたいなと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  協議という問題でございますけれども、実際の契約というのは、市と観光協会と運航会社が実際の契約の当事者として運航事業を行っておるわけでございまして、そういう中で、ほたるいか観光あるいはクルージング等につきましては、滑川漁港あるいはホタルイカ定置網のところも着けるわけでございまして、そういう意味では、漁業協同組合の協力、理解がなくてはこの事業は成り立たないわけでございます。  そういう中で、4者の協議をすればどうかと、そういうふうな話でございまして、そういう意味では、今後そういうことも含めて反省する点もあるかと思いますけれども、基本的には、前の議会でも何回も申し上げましたけれども、漁港を使う、あるいは実際漁業者がなりわいのために定置網をかけておられると。そこを見させてもらうと。それが漁業会と協力をしながら滑川のほたるいか観光につながってきていると。  今までもそういうふうなことでやっておったわけでございまして、そういう中で、今後、やはりそういうような面での協議というのは、ただ、現実に4者がそこに集まって、ちょうちょうはっしと実際のその事業についてどこまでできるかという問題も、これはちょっと慎重にも検討しなきゃなりませんので、そこらあたりは今回の反省ということで、また今後いろいろ検討したいと思いますけども、今までにつきましては、やはり市が調整者ということで、お互いの言い分を聞きながら、何とかそこで妥結できないかということでずっとやってきたわけでございますので、そういう意味では、繰り返しになりますけど、今後またそういうような反省を踏まえながら検討させていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今までと違ったやり方をしないとまた失敗しますから、これは間違いないですよ。お互いに言い分がありますから、妥協するときはみんなして話ししないと、絶対妥協点は出てこないです。  現実に誰が調停役になられたのか私はあえて聞きませんが、中に入った人は本当に大変だったと思います。それ以上言いません。  ともあれ、先ほど言われましたように、漁協さんの網上げを観光で見せていただく、それはよくわかります。でも、このほたるいか観光があるから、マスコミの皆さんが、ほたるいか観光の様子、ホタルイカの光る様子をどんどん全国に発信してもらえるんですから、これがなくなるとホタルイカの値段も恐らく下がるんじゃないかなと私は見ています。  私はそう思いますので、滑川のホタルイカがブランド化された。これはやっぱりほたるいか観光のおかげだと私は思います。江戸時代から続いてきておるこのホタルイカのPR、よさを、続いてきていますから、ぜひともこれからもしっかりと、このほたるいか海上観光を守っていただきたいなと思います。  ぜひとも今回、海上観光、湾岸クルージングから始まると思いますが、始まる前に、やはり漁協さんと運航会社と市と3者、あるいはまた観光協会を入れて4者になりますか、4者が顔を合わせて、ひとつお願いしますというまずは挨拶から始まればと私は思いますので、それを言って次の質問に行きます。  豪雨の件でありますが、豪雨がこれからどんどん発生すると言われています。地球温暖化によって間違いなく突然雨が降るという状況に陥ると言われています。  したがって、でパトロールされているということでありますが、その用水が平常、天気のいい日はどれだけ流れて、山に雨が降ったらどれだけ流れておるということをきっちりと把握していかないと、突然雨が降ってから電話で呼び出されてやっと行くようでは私はだめだと思うんですね。  私も先日、魚津から来ていらっしゃるある方に、「土のうをどこへ行って借りればいいがか」と言われたんですね。魚津だと消防署へ行きゃ貸してくれるということで、「中川さん、土のうはどこへ行けばいいがか」と聞くもんだから、私は「土木へ行ってもらってきてください」と言ったんですが、ともあれ、それぐらい自分で自分のうちを守ろうという構えをされておるんですね。  よく聞くと、家の後ろに用水が流れていて、ぼんぼんぼんぼん上へ上がってくるんですよと。もううちに入る手前だったということを言われるものですから、そういった方が市内には何人もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですね。  そのようなこともあるものですから、やはり平生からきっちりと、この用水はどれだけの水が流れて、また用水自体欠損していないか、あるいは用水の底に土砂がたまっていないか、そういったこともしっかりと点検、把握する必要があるのではないかなと思うんですが、そういった川底に土砂がたまっているとか用水の土手が崩れているとか、そういった点検はされておるのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  今のご質問でございますが、私たち職員も、大雨注意報が出たり、そしてまた警戒警報ということで、そういうような情報がことしはかなりございました。その中で、やはり職員自らが現場を把握するということ、これが一番大事じゃないかと考えております。  日ごろからも市長のほうから、机上ではなくて現場を見なさいと。これにはやっぱり、第一には、地形を知っておられて、状況を知っておられます地域の方々からいろんな情報を聞いて、どういう状態になっているかということをまず把握すると、これが一番だと考えております。そういうことで、部長も自ら足を運びながら現地を見たいと思っております。  それと、土のうにつきましては、必ず市の車庫に何百個と持っております。それと、こういう雨のときには、必ずトラックに積んでいつでも対応できるような状況にしております。そういうことで、後からあってはならないということで、事前のこういう調査が一番必要と考えておりますので、これからも一生懸命努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  中川議員には大変心配いただきまして、ありがとうございます。  滑川市とすれば、以前、中央線のアンダークロスに水がいっぱいたまりました。車が浮きました。なぜあれが浮いたかといいますと、中央線から横の用水に流れる水はけのところにごみがいっぱい詰まっていて、道路がそのまま川になって真っすぐあそこへ入っていってしまった、こういう苦い経験でありまして、このことからしまして、河川という河川の点検をずっと重ねておるわけです。やっぱり雨の降るシーズン前にこれをやっておきませんと、それこそ負けるもんですから、やっていると。  それから、一部報告していたと思うんですが、滑川のまちの、いわゆる車が入らない路地、いっぱいあります。ここの点検も、8月末か、3班に分かれて、町部の路地、路地を、自治会長さんも含めて一緒に回っていただいた。地元の議員さんにも一緒に回っていただきました。
     そんなことで、日常の管理のあり方については、市民の皆さんと一緒に手を携えて、災害が起きないような事前の方策を実施しているところであります。  こうは言いましても、今、中川放水路ができました。沖田川もできました。先ほど指摘があったように、線路から上の滑川中学校前、ここも低いところでは危険水域を超えているような状況でありまして、これも提案説明で申し上げましたとおり、これから沖田川中流域の期成同盟会も発足させ、この対応にあたりたいと思っています。  のほうもよくわかっておられまして、改めての土木部長にお願いに先日行ってきたところでありまして、しっかりやるという確約をいただいております。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  市民の安心・安全のためにも、ぜひともお願いしたいと思っております。  次に、富山広域連携中枢都市圏形成についてでありますが、非常に長い名前でちょっと読みにくいんですが、ともあれ、この件については、いろいろ読んでいますと、最終的には担当している職員がそれぞれ少なくできるようなことも書いてありました。ぜひとも効率的に運用していただきたいなというふうに思っています。  やはり私が一番気になったのは、私らは比較的、富山へ行くよりも魚津のほうへ走ってしまうんですね。そういった関係上、隣の魚津とはどういう関係をこの先やればいいのかなという思いは1つあったんですね。  観光の面では、新川の関係の観光連携をされていますが、観光だけではなくて、いろんな面でもやはり仲よくしていかなきゃならないのではないかなという思いで、今回、他市との連携は考えられなかったかということを質問したわけでありますので、いろんな連携の仕方の中で、将来的には近辺の市町村とも連携してみるというようなことをこの間の研修会では言っておられたと思うんですが、そのへん、可能性はあるものかどうか聞きたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今は富山広域圏で形をつくっておりますので、先ほど中核都市という富山市の、そういう形のうえでの国からの形を言っておりますので、スタートとしてはこれで行きたいと、このように思っています。  ただ、いつも言っているんですが、東部消防組合、一緒に入りました。入ってはいますけども、本当は朝日町まで、立山町も全部一緒に入る予定だったんですよね、最初。これもばらばらになっちゃった。今、上市、舟橋、滑川、魚津市となっているわけです。  新川地区と言いますけども、中川さんは魚津に近いから魚津、魚津という話、いつも出とるがいちゃ。富山に近い人は果たして、寺家や田中町の人はそう言うかなと、こういう感じの滑川市であります。  いずれにしましても、今ほどは中川さん指摘のとおり、新川地区ということと富山広域圏ということと、滑川市の場合はあっちへ入ったりこっちへ入ったり、組織によっては股裂き状態だと。の市長会のところで私、よく言うんですが、どっちかはっきりしてくれよと。観光はあっちだ、広域圏はこっちだ。何で滑川は適当にあっちへくっつけられたり、こっちへくっつけられたりするのかと。  ここは本当に大変な問題でありまして、どれがいい悪いという結論は出ませんけども、そこらあたり見極めながらおつき合いしなきゃいけないと。だって、東部消防組は、黒部は一緒になるのは嫌だと言って断られたぐらいで、いずれにしましても、入善町もそうです。私見ですよ、これは。全部自分ところが中心の色合いが強いのが新川地区でありまして、なかなかこの調整はできないと思いますよ。魚津市だって、新幹線の問題でずっと粘られたでしょう。だから、俺のところが中心という話が強過ぎるんですよ。この人たちとつき合うのは大変難しい。この調整ができれば大したもんだと思います。  ただし、私どもは富山のそばにあって、富山のベッドタウンと言われている滑川市がその機能は十分果たしていると思っております。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  市長の言われることはよくわかりますが、私の周りには魚津から引っ越してこられた方がたくさんおられますので、なかなか思い切ってそういうことは言えんもんですから、比較的私も、今8号線ができたものですから、富山へ行くのは魚津より近いくらいに早くなったんですが、ともあれ、お互いどことも仲よくしていかなきゃならないなと私は思っています。  次でありますが、安田工業団地の件について、市内企業だけで行えなかった理由の一つに、工事費が安くなる。それは一括でやれば安くなるなというふうに私は理解しておったんですが、それ以上に、売るときにも安くできるということでありますが、実際に分割してやった場合と一括でやった場合とどれくらい単価が違ってくるのか、わかれば教えていただきたいなと思うんですが。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今回の事業を実際に分割したのと一緒のと、入札でやればそれは違いが出てくると思いますけれども、ただ、今まで一般的に、今までのいろんな入札等も含めながら経緯を見てみると、やはり共同企業体を含めて大きくやったほうが価格的には安くなっているというのが現状であります。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  安くあげるのは行政かもしれませんが、市内にはたくさんの業者がおられます。彼らのことを思ったことはありますか。市内業者が二十数社あるというふうに聞いているんですが。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  市のいろんな事業等も含めて、あるいは工事、あるいはまた物品等の購入等も含めて、愛市購買というか、基本的には、市内の皆さん方にいろんな入札に参加あるいは購入先になっていただきたいと。そういうことで、基本的には市の施策全体をそういうふうに進めておるわけでございますけども、工事とか、あるいは物品等も含めて、例えば工事なら技術的に市内だけではなかなかそれが賄えないとか、あるいは工期の問題があったり、いろんな観点があって、そのときそのときの工事について、例えば市内企業だけで行うかとか、あるいはもっと広い範囲で、例えば企業に参加していただくか、個々の事業につきまして総合的に判断して入札行為をやっておるわけでありまして、基本的には愛市購買というのは、本当にこれは私ども常に心に刻んでおるところでございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  理由はわかるんですが、今、技術的に遅れておるということを言われました。市内の業者も、どんどんそういった事業に参加すれば技術が上がっていくと私は思います。それを抑えていると、なお技術が上がらないんですね。ぜひともそのへんも踏まえて、今後もしこういった事業があった場合は、そのへんも考慮して取り組んでいただきたいというふうに思っています。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  行財政改革、やっぱり財政改革の目玉は入札であります。全て工事費、税金であります。効率よく納税者に応えるのが、やっぱりこの管理は大事だろうと、このように思っています。業者を守るのも1つなら、市民の税金を守る、これが大義であると、このように考えております。  そこで、ここに資料があるんですが、兵庫の小野市の入札結果、平成26年は76.8%、平成27年が76.8%、そして平成28年が80.3%、こういうようなところもあるということ。  滑川市の状況は、前にもどこかで話したと思いますが、私が市長になる前は歩切りをやって、7%を切っていたというふうに言われているわけです。7%を切ったうえで入札率が95%以上。歩切りをやっていないにもかかわらず、100%にして、やっぱり95%以上。場合によっては99%。果たしてこれが正しい入札かということも考えなきゃいけません。  そしてまた、下請企業が市外だったら滑川の税金がよそで使われる。公共事業はやっぱり滑川市で回って、ぐるぐると循環して初めて滑川が活性化するわけです。滑川市の業者が下請でなくて市外ばっかりだったら、これ、どうなります? 仮に市外から来ている業者でも滑川の業者をみんな使ってくれる。そういう業者だったら滑川市に貢献度はあるわけです。  そんなことも総合的に考えながら、この入札問題を考えなければいけないと、このような構造で考えているわけでして、その点もご理解賜りたいと、このように思います。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よくわかりました。ぜひともまた、大手の企業の皆さんに市内業者を使うように申し入れていただきたいなというふうに思います。  そういうことで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  7番高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  自民クラブを代表して、通告に従い3点の質問をいたします。  最初に、文化と中心市街地活性化の拠点整備を提言するです。  文化の拠点である文化会館の早期建設と中心市街地の活性化については、会派で国土交通省へレクチャーを受けたり先進地視察を行って調査研究を行ってまいりました。その調査研究に基づいて過去の本会議でも質問した中で、まちづくりに対する考えを述べて提案をしてきました。  中滑川駅前の農協会館跡地を取得して間もなく2年になろうとしていますが、まず、中滑川駅前の農協会館跡地などの活用について、まちづくり課で地域住民に行った要望調査の実施概要とその回答結果の集計はどのようになったかを教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  中滑川駅周辺の再開発の検討にあたりまして、6月9日から7月6日までの約1カ月間、田中新町町内会を皮切りに、中滑川駅近隣の9町内会にてまちづくり座談会を開催したところでございます。住民の皆様方の意見や要望、アイデア等を伺ったところでございます。  座談会には100名を超える方々、実際、私どもの集計では114名となっておりまして、175件のご意見をいただいたところでございます。結果は、スーパーマーケット等の小売店を求める声が最も多く、次に市民が集える公園や広場、そして3番目といたしましては、喫茶店や屋台といった飲食店の順でございました。  また、少数意見では、バスターミナルや自由通路、海側から山側へ向かっての通路でございます。それとか防災的な施設というのもございました。  そこでいただいたご意見等については、市民のニーズとして今後配慮してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今ほど114名ということだったんですけれども、3万3,000人の滑川市民のうち中滑川駅周辺の町内会のみを対象にされたということなんですが、先月の全員議員協議会の中では、私を含めて複数の議員が、市役所も近く、駅前であるし、議員とまちづくり課との意見交換会も行うべきではないかと主張したわけですが、残念ながら私たち議員との懇談会は拒絶されてしまいました。  そこで改めて質問なんですけれども、このまちづくり課が行った座談会で、参加者の性別とか年代とか偏りなく幅広い要望聴取ができたというふうに考えていらっしゃるかどうか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  まちづくり座談会の参加者につきましては、女性が多かった町内会もありましたが、性別についてはおおむね偏りがなかったと考えております。また、年代についてはやや年齢層が高かったように感じているところでございます。  再開発に係る要望やご意見等については、まちづくり座談会のみならず、市長へのメール等でも寄せられておりますが、今回、まちづくり座談会を実施した町内会以外の方や若年層の方のご意見等もより多く伺いたい思いから、さらなる意見聴取に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  本当に場所柄、その地域だけのものではなくて滑川市全体の財産になるべき場所と思いますので、ぜひ広く意見を聞いていただくことを今後も続けていただきたいと思いますし、早期にまた結論が出るような精力的な取り組みをお願いしたいところでございます。  3番目に移ります。  自民クラブでは、都市機能まちなか立地支援、賑わい空間施設整備事業といった国の補助制度を活用した官民の複合施設という視点で、1月に川越市を視察してまいりました。  また先月には、岩手紫波町のオガールプロジェクトの視察をしてまいりました。オガールプロジェクトを視察先として選びましたのは、過去に同僚議員が質問していたPFI、PPPという手法もさることながら、紫波町のオガールプラザなどが公共施設と民間施設の複合型施設であるということが要因でございました。  私たちが視察したときには敷地内に新たに保育園が建設されていて、オガールプロジェクトがほぼ完成をしておりました。座談会でも175件という意見が受けられたということで、バラエティー豊かな市民ニーズの声が寄せられたということだと思います。  それらの多種多様な要望に応えるうえで、紫波町が滑川市の参考になると私たちは考えました。  農協会館等の跡地は、中心市街地の中では広大な未利用地になります。1つの機能、単機能ではなく、複合型の施設を置くということに対する滑川市の考えはどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  議員ご指摘の公共施設と民間施設の複合型施設については、近年さまざまな自治体で整備されており、建設費や運営費といったコスト面や事業の継続性といったメリットがあることから、大変有効な手法と認識しているところでございます。  現在、民間事業者からの具体的な提案には至っておりませんが、市としても連携いただける民間事業者があれば、ぜひ協議をしたいと考えているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今ほどは民間事業者の提案があればというお話だったんですが、オガールさんの取り組みをちょっと紹介したいと思います。4番目に移ります。  紫波町では、公共施設としての町役場、そして民間施設としてのホテルもありましたが、中心となる官民複合施設のオガールプラザ―こちらですね(資料を示す)―は、図書館と音楽スタジオや多目的ホールという公共施設がキーになっておりまして、そして、スーパーマーケットの機能も備えた産直市場のほか、レストラン、居酒屋、歯科医院、眼科医院という医療機関など、市民のニーズに応じた業種を事前に選定したうえで、指定した業種のテナント募集という形をとられていたんですよ。民間からの申し出ではなくて、自治体のほうからこういう企業、手を挙げてくれませんかと、まず旗を掲げたという形をとっております。  中には、2階には子育て支援施設とか学習塾といったものも配置されていて、本当に複合型のきれいな建物でございました。  そして、指定管理者がテナントから家賃収入を得て建物全体の維持管理を行っていると。まさに長い目で見て、維持管理費用を民間のほうからのその収益で上げていくよという姿勢も参考になったと思っております。  175件、スーパーマーケットがメーンだったとはいえ、部長がおっしゃらなかった中にもいろんな意見があったんだと思います。そういった住民要望を全て何でもかんでも行政だけで応えるというのは難しい話でございますので、こういったテナントスペースに市民ニーズに応えることができる業種を募集したり誘致したりという手法も有益ではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  市民ニーズは大変重要であると考えており、できるだけ多くの意見等を取り入れたいと思っております。  また、一方では実現の可能性も考えなければならず、議員ご指摘のとおり、全て行政で賄うことはできないと考えております。  紫波町のように成功している事例もありますが、テナントを募集しても入ってくれる民間事業者がなく困っている事例も聞いているところであり、市民のニーズがそのまま成功するものではないと考えております。  民間事業者はあくまで採算性が最優先で、中滑川駅周辺の立地条件やニーズ、テナント料等、紫波町の条件をそのまま当市に当てはめることはできるものではございませんが、成功事例として注目しております。大いに参考にさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  紫波町は、事前に市民の方々が中心になって、こういったニーズがあるんですよと、こういった業種が来ていただければ私たちは使うんですよというのを示したからこそ民間企業も飛び込むことができたんだというふうに思うんですね。  そういった手法は本当に参考になると思いますので、できないではなくて、どういったニーズがあるのかというのをしっかりとリサーチする。114名なんていう話じゃなくて、そこに住む2,000人、3,000人からの声なんですと。この声があれば採算が合うじゃないですかという提案ができると思いますので、検討いただきたいと思います。  5番目に移ります。  市長は以前、農協会館跡地の活用について、民間に委ねる可能性も否定はされませんでしたけれども、7,444平米もの土地の開発を100%全て民間で開発をお任せするというのは、滑川市であの土地取得をした意味がないというふうに思います。  残念ながら、この8年間の間に中心市街地活性化の取り組みは足踏みをしてきたと言わざるを得ませんけれども、農協会館跡地を中心市街地活性化の拠点として整備するには、やっぱり公共施設を統廃合して整理することもこの際考えるべきではないかなというふうに思います。  また、この8年間で体育施設が充実してきた一方で、滑川市には市民念願の文化の拠点がございません。上田市長の言葉をそのままかりるなら、基礎自治体に文化の拠点がないというのは恥ずかしい話であります。  現在未利用となっている土地の隣接地には市民健康センターもありますが、それも古くて使い勝手が悪くなっているという声を聞いております。  しかし、9月議会の報告第11号で中期財政計画が示されましたが、これからの5年間で滑川市の貯金である財政調整基金は約12億円減少して将来負担比率も増えていくということが見込まれるなど、限られた財源の中で公共施設を安易に増やすべきではないというふうに私も思います。  したがって、滑川市に残された道は、国からの交付金や補助金を得られる形で、基礎自治体としてないことが恥ずかしい文化の拠点と、中心市街地活性化の拠点としての機能を持った複合型の公共施設をキーとして配置するしかないというふうに考えるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  将来にわたって持続可能な行政サービスを提供するためには、公共施設のあり方について、より効率的・効果的な維持管理、運営は当然検討すべきものと考えております。その中で、市民のニーズ等と合致するのであれば、中滑川駅周辺の再開発を民間事業者と協議することも選択肢の一つと考えているところでございます。  まちづくり座談会の中でも、市民健康センターや働く婦人の家等の統廃合という意見も出ている一方で、箱物は増やすなというような意見も出ているところでございます。こういうことから、複合型公共施設の配置については総合的に検討したいと考えております。  また、交付金や補助金についても、国の動向を注視して、有利なものは活用していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  総合的な判断ということなんですけど、本当に滑川市のまちをどうやってつくっていくかと。市役所のすぐ目の前ですから、本当にしっかり、一部だけのことではなくて、全体として必要なんだということを滑川市全体を挙げて議論していただきたいというふうに思うんですね。
     次に移りたいと思うんですが、平成28年度に100万円の予算がつけられた駅前再開発事業調査費というものを活用されて、これまでどのような研究・調査結果を得ているか教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  これまで先進地の再開発事例として、上越市の商業施設や住戸等の複合ビルやあわら市のテナントを備えたイベント広場等、ほかに3市を現地視察したところでございます。  このほか、他市町村への聞き取りや金融機関や不動産関係者との意見交換を行うほか、PPPの研修にも職員を参加させております。整備手法等の研究や民間事業者との連携の可能性を現在探っているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今ほど上越市とかあわら市を視察として選びましたということなんですけれども、市の職員の皆さんがどこに視察に行こうかなとその視察先を選定するためには、目標とするまちづくりの理念がなかったらば視察の選定もできないというふうに思うんですね。  また、駅前再開発事業の調査費には基本構想策定委託料というものも含まれているとのことでしたけれども、滑川市当局においてしっかりとしたまちづくりの理念がなかったらば、基本構想もできないというふうに思います。  そこで、中滑川駅前周辺のまちづくりについて、滑川市の理念といったものを問いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  都市計画マスタープランでは、安全・安心で快適に暮らし続けることができる機能集約型のまちを実現するうえで、中滑川駅周辺は重要と認識し、まちの顔となる地区でにぎわいを創出するような地区の形成が必要であると、その旨を記載しているところでございます。  このにぎわい創出の観点を基本として、土地の活用方法や立地、自治体の規模、整備手法等を総合的に考えることとしております。そして、このような基本的な考え方をもとに、こうあるべきという理想を持って構想を考えていきたいと思っているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ぜひその理想を実現していただくためにも、より多くの方の意見を聞いていただいて、ひとりよがりにならないような形をお願いしたいというふうに思って、次の質問に移りたいと思います。  まちづくりの財源として有利な国の交付金を受けるためには、ど真ん中でございますので、中心市街地活性化基本計画の認定が不可欠になっているかなというふうに思うんですが、残念ながら、この15年もの間、滑川市では国の認定を受けた中心市街地活性化基本計画というものはございません。  滑川市のまちをこのようにつくり上げたいという理念を持った基本計画を策定する意欲といったものが今の滑川市にあるのかどうかということで伺いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、国の暮らし・にぎわい再生事業といった中心市街地活性化基本計画の策定は必須である事業があることは認識しているところでございます。  国では近年、立地適正化計画等といった別の計画を必須とする事業も出てきており、国の動向を現在注視しているところでございます。  中滑川駅周辺の再開発にあたり、いずれの交付金、補助金を活用すれば有利かなど、市民のニーズや事業の継続性を考慮した計画を今後作成したいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  注視すると言いながら、何年注視してきたのかなという気がしてしようがないんですね。もういいかげん腰を上げていただきたいと思うんですが、いつまでに計画策定するぞという目標がありましたらお願いします。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  いつまでかと、議会でもいろんな方々から質問がございますが、これは計画を立てるということになりますと、市におきましても本当の大事業ということで、これを失敗しますと、私らもいろんな事例を見ていて、青森市の事例もあったりして、テナントが全く入らないということで、いざやったわ、後に禍根を残すというような事例の滑川市にはなりたくないということでして、今は腰を据えながら頑張っているということで、期限はいつまでということは申し上げられませんが、「頑張ります」という言葉でお答えさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  夏休みの宿題じゃないんですが、いついつまでという目標がないとなかなか人間って動かないんですよ。仮の目標であったとしても、まずはそれをつくって、タイムテーブルに乗せて動き始めないと、いつまでたっても注視しているから一歩も進まないと思いますので、ぜひ足を一歩踏み出すことを進めていただきたいと要望いたしまして、2番目に移りたいと思います。  次に、海洋深層水を活用して事業すべきは滑川市ではないのではないかについて質問をいたします。  この質問は、滑川市の海洋深層水を活用するなという趣旨でございません。滑川市が行政として行うべき海洋深層水など海洋資源の振興策の手法が、今の方法は間違っているんじゃないですかという趣旨で質問いたします。  1番目です。  4月から稼働した製塩施設で、5月末には約100キロの天日塩ができたとのことですが、海洋深層水天日塩製造の事業主体はどこですか。ちなみに、平成29年度の収支見込み並びに今後の収支見込み計画はどうなっていますか。お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、ただいまのご質問にお答えをいたします。  まず、事業主体はどこですかということでございます。事業主体につきましては滑川市でございます。  29年度の収支見込みにつきましては、予算上では7万円の赤字を想定しているところでございますが、製塩に係る時間、製塩量などのデータ取得を行うとともに、品質の安定化と製品のPRに努めているところでございます。  次の今後の収支見込みにつきましては、今データを一生懸命集めておりますが、今年度取得したデータをもとに、赤字とならないよう再計算をすることとしております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  予算書では、販売収入65万円と。で、製塩に係る費用が72万円で7万円の赤字という見込みだったんですけど、4月、5月、6月、7月、8月、5カ月たちました。今のところ収入は幾らですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  現時点での収入はゼロ円でございます。まだ販売をいたしておりません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  年度末の3月までに65万円の収入が上がる見込みということでよろしいですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  年度末までの65万という部分につきましては、今データをもとにして、気温とかそういったことによって量が違ってきます。それと、来年度以降の塩の販売に向けてPRをどんどんしていきたいというふうに今考えておりますので、そのPRのために、いろんなイベントとか市内各所のほうに無償で配っております。そういったことから、なかなかちょっとそこらへんについて、今この場で65万円どうこうというのは申し上げにくいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  予算に計上された65万の根拠って何だったんですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  単価が650円で、100グラム1,000個というふうに予算で見ております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  100グラムを650円で1,000個販売しますよということは、10キロということですか。違う、100キロか。今、既に100キロできたんですよね。既に販売に乗せるべきじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  先ほどちょっと申し上げましたけども、次年度に向けてのPRのほうにどんどん使っていただいて、とにかく今はPRをしておりますので、先ほども申しましたけども、まだ売り上げはしておりません。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  2番目に移りますけど、日差しがあった4月、5月で100キロの生産ということですけど、冬場は恐らくお日さまは当たりませんので生産できないんだろうなというふうに思うんです。うまくいって年間生産量500キロかなと思って、ただ、今100キロしか売る予定がないという話だったんですけれども、現在、海洋資源振興課の職員の方が製塩設備での製塩作業に携わっているというふうにお聞きしておりますけれども、実際、社会保険料負担も含めれば、平均で正職員の1人当たり年間給料が580万円程度かかるというふうな人件費でございます。  そういった人件費や建物など設備の減価償却費とか包装費など経費を含めて加味して赤字にならない天日塩1キロ当たり、今100グラム650円ということだったんですが、1キロ6,500円で売られるということなんですかね。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  現在、天日塩にこだわった塩づくりを行っておりますが、おっしゃったように、季節によって日照時間が違うなど、作業時間が大幅に変化するということから、現在、製塩に係る作業時間などのデータ把握を行っているところでございます。  販売価格につきましては、今後決定していきたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  当初予算の製塩施設運営費70万円は、職員の方の人件費が含まれた数字ですか。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  当初予算の中には、人件費は見込んでおります。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今、価格というお話だったんですけれども、国産の完全天日塩というものが幾らぐらいで今売られているのかというのを調べさせていただくと、約1キロ3,000円で私たち末端の消費者は手にすることができるんですね。これを通常の流通に乗せようと思うと、流通コストもかかりますし、中間のマージンといったのもあるものですから、卸価格は通常半分と見なきゃならない。そうすると、1キロ当たり1,500円で生産しなきゃならないんですよ。  今聞いていると、100グラム650円、1キロ6,500円の塩を誰が買うんだという話になってこようかと思うんですが、今、天日塩が幾らで販売されているかというのを事前に調査されて、採算が合うというふうに見込まれたのかどうか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  ここに手持ちはございませんが、事前に調査をしております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  それで出たのが100グラム650円という価格なんですか。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  当初の見込みではもう少し安く見込んでおりますが、ただ、今後の作業によって価格はちょっと変わってくるのかなということで考えております。  ただ、おっしゃったように、こちらのほうも当初は大体3,000〜4,000円ぐらいじゃないかなというようなことで考えております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  これくらいじゃないかなというのは、商売を始めた恐ろしさを今感じております。  次に移ります。急速冷凍プロトンを使ったホタルイカについてでございます。  ことし3月の時点では、2,150万円の整備をかけて、1時間に30キロ処理をして、3トン分保管できる冷凍庫とあわせて整備をした。夏以降に市内飲食店で提供しますというふれ込みでございました。  スーパーの店頭からホタルイカが消えて約3カ月になります。ところが、いまだに急速冷凍機プロトンを活用した冷凍ホタルイカが滑川市内のレストランで提供されたというニュースを耳にしないんですね。  この春の急速冷凍機プロトンの稼働状況と6月以降の冷凍したホタルイカの活用状況、並びに今期の収支見込みと今後の収支見込みについてどうなっているか教えていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  まずプロトンの稼働状況でございますけども、4月から5月にかけて実施したホタルイカ等の冷凍作業、約110時間運転しております。6月以降は週に1回のペースで、1回当たり5時間程度の運転を行っております。  冷凍したホタルイカの活用状況につきましては、現在、市内飲食店64店舗に試供品を提供して、あわせてアンケート調査を実施したところでございます。  また、滑川市漁業協同組合女性部の協力を得てほたるいかご飯などの試作を行っており、PRも兼ねて、10月に開催するキラリングルメの森での販売を予定しております。  なお、近日中に飲食店を中心に販売することとし、協議会で販売価格等の協議をしたところ、今年度は価格を低く設定して、ホタルイカの普及とPRをして販売をつくっていくべきとの意見を受けて販売価格を決定していくこととしております。  今期の支出見込みについてでございますけども、ホタルイカの購入費、作業に係る経費、設備の維持管理費、PR費用、合わせて200万円程度を見込んでおります。  収入につきましては、協議会への委託料と冷凍ホタルイカの売り上げを合わせて200万円程度を見込んでおります。  今後の収支見込みにつきましては、ことしの実績をベースとして凍結量を増加していきたいと考えており、支出に応じた価格設定により収支バランスがとれる運用を考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  次に移りたいんですが、2年後にこの事業に対する国からの補助金がなくなったとき、人件費とか設備の維持費など経費を全て加味しても赤字にならないよというホタルイカ1キロ当たりの販売価額は、最盛期のホタルイカの価格と比較してどうですか。  今ほどアンケートで、価格を安くしてまず出しましょうというお話があったんですけど、多分、赤字度外視で出していらっしゃるんだと思うので、赤字にならない、自立しなきゃならないときに一体幾らになるのか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。
    ○産業民生部長(碓井善仁君)  1パック250グラム単位で販売することとしておりまして、今年度の実績からいきますと、1パック大体800円から1,000円ぐらいではなかろうかなというふうに考えております。  民間の加工屋さんあたりの価格も大体それぐらいに設定されているのではなかろうかなというふうに考えておりまして、この場で皆さんの価格どうこうと言えませんので、そこらあたりに照準を当てていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先日、市内の飲食店の方と冷凍ホタルイカの話を実はさせていただきました。滑川市にはベニズワイガニとかブリとか季節ごとの旬の海の幸がありますよと。外から来られた人は、夏は「岩ガキ食べたいな」、秋から春だったら「おいしいな、滑川のカニ」と言われるし、冬になったら「ブリを食べたい」と言われると。  「冷凍ホタルイカが安けりゃメニュー提供ということもできるがやけれども、食べたいカニやブリやという魅力的な旬の食材を差し置いて、わざわざ高いホタルイカを食べたい人がおるかといったら、おらんまいろ」というのが飲食店の方の意見、ごもっともだなと思って聞いてきました。  プロトン導入前、する前に、飲食店の皆さんと、じゃ、キロ当たり幾らなら普通に年間通じて店頭にメニュー提供できますかといったことを事前にすり合わせされたのかな―これを市場調査と言うんですが、そういったのも当時されていたのかどうかというのをちょっと確認させてもらえますか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  市内のレストランの皆さん、店舗の皆さんとお話をさせていただいて、そういった話は市内の飲食店の方から出ておりました。  ただ、私どものほうで、なかなか材料がそろわなかったので、その折には、単価の設定等はもちろん、入札の価格等々もございますので、それも加味する必要があったということもありまして、そのときには単価的にはまだ話をしておりませんでした。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  民間企業は利益追求なわけですから、安ければお客さんを呼べるだろうと手を出しますけど、高ければ手を出さないんですよ。そういったものを事前にしないまま見切り発車してしまったという感が否めないなと。国からも補助金もらうし、やれるねけというのが見えるかなというような気がいたします。  次の質問に移ります。次の質問は、単純に民間が営む事業であったらという趣旨の質問でございます。  実際には、滑川市が施設管理委託費として収入と支出の差額を補填していたり、施設設備充実費として修繕費用の負担をしているのですから、答えはわかっているんですが聞きたいと思います。市民の皆さんに実態を知っていただきたいかなという趣旨で質問いたします。  5番目と6番目、一緒に質問します。  アクアポケッ卜は黒字ですか。深層水の販売金額だけで施設を維持できていますか。同様にタラソピアは黒字ですか。入場者からの利用料収入だけで施設は維持、運営できていますか。2つ、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  まず1つ目、アクアポケットでございます。  アクアポケットにつきましては黒字となっております。タラソピアにつきましては赤字となっております。  アクアポケットの黒字の金額は、77万1,000円となっております。タラソピアにつきましては、196万4,000円の赤字となっております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  それは施設管理維持費を投入した後の数字ということでよろしいですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  そのとおりでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際には、タラソピアには4,652万円、アクアポケットには428万円、さらにモジュールの交換費用などといったことで数百万円の投資がされているのが実態だということをここでちょっと申し述べたいというふうに思っております。  次に、7番目に移ります。  滑川市の職員の中に、利益を上げることを目的とした事業経営に携わった経験者はいらっしゃいますかということをお尋ねします。  私もですけれども、議員15名の約半数は、企業経営者の経験があったり、今現在も経営者の方もいらっしゃいます。  営利企業の従業員という立場じゃないですよ。あくまで経営者であったことがある人がいらっしゃいますかということをちょっと教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  私どもの現在の認識の中では、そういった職員はいないというふうに認識しております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、先ほどの価格を確認していません、そのまま走りましたといったことも、一般の経営者ならすることがやっぱりできないんだなということを実感させていただいたところでございます。  次の質問に移りたいと思います。  次に、東大の倉橋みどり准教授の研究室への500万円でございますが、この500万円、契約書に記載された委託業務内容の中身を教えていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  研究の中身でございますが、まず倉橋先生の研究につきましては、寄附講座というものを開設していただく必要があります。これはご存じのことと思います。その講座の中での研究の内容を明確にするための契約ということになります。講座の体制がまだ整っておりませんので、研究室との契約も交わされておりません。このことから、研究の内容につきましては、今のところまだ申し上げるまでに至っていないところでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ああ、びっくりしました。契約に至っていないという話なんですが、じゃ、仮になんですけど、契約を結んでいらっしゃらないからなんですが、どのような内容を委託しようとされているのかなということで9番目の質問をします。  その研究内容については、市内の企業、例えば農業者など事業者の皆さんからのリクエストに基づく中身ですか、それとも、ごめんなさい、素人考えで滑川市の職員が考えたものを提案しようとされているんですか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  研究の内容でございますけども、市内企業からのリクエストに基づくものではなく、もちろん農業者や事業者の方からのリクエストに基づくものではなく、倉橋先生の研究の構想に基づく内容と、滑川市での実現の可能性等を考慮のうえ想定しているものでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ああ、あわせてまたびっくりしました。  10番目に移ります。  倉橋先生には28年度も研究費の予算が計上されております。これから28年度の決算認定を行う予定なんですけれども、28年度決算で得られた研究成果を教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  28年度につきましては、委託先の都合で大規模な―どういった都合かといいますと、倉橋先生の大学の大規模な研究が急遽決まったということから、設立準備に時間を要するということから見送らせてほしいと、そういった申し入れがあったので、現在のところ未執行となっております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  たまたまなんですけど、きのうの北陸中日新聞さんの取材で、倉橋先生ご本人が500万円という金額を初めて聞きましたと答えていらっしゃる。  予算計上の根拠は何だったのか教えてください。500万円という数字の。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  500万円の根拠につきましては、一番最初のご質問のところで申し上げましたけども、倉橋先生の研究構想の中で、じゃ、どういった部分が滑川市で実現できるのかという部分で、まだはっきりしたことはありませんでしたが、漠然とといいますか、大まかなテーマで、微細藻類の研究、健康食品、水産養殖、そういったような部分の中で、滑川市に実現性の可能性の高いものというようなことを想定して、とりあえず500万という予算要求をさせていただいております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ことし6月の議会で、上田市長ご自身が中川議員の質問に答える中で次のように話をされておりました。倉橋先生個人ではなく、東大の研究科の事務を通さなければならない。深層水の裾野は広い分野で、新しい分野のチャレンジに私たち滑川市の未来をかけるという意味で必要なものと思うと話をされておりました。  市長のその話を聞いたらば、滑川市の個別の事案の研究委託じゃなくて、倉橋先生のバイオマス・ショア寄附口座で行われている研究に資金援助するだけなんじゃないかなと聞こえてきました。  さらに、ここにも倉橋先生のホームページを持ってきたんですけど(資料を示す)、当研究室では新たな寄附者の方を募集しておりますと。東大からの資金援助は得られないので、寄附に基づいた研究をしていますよと堂々と言っていらっしゃる。  上田市長はさらに質問に答える中で、東京の民間会社とともに、この研究に滑川市の500万を中に入れて、年間2,000万円の研究費を突っ込んで民間と協力して研究しようという話だとされているんですね。  聞くところによると、倉橋先生のバイオマス・ショア寄附講座、寄附1口の金額が2,000万円なんだそうでございます。6月の市長答弁から見えてくるのは、業務委託契約ではなくて、年間500万円の寄附をしてその研究結果のおこぼれを分けてもらおうということなのかなというふうに見えてしまうんですが、実態はどうなんでしょうか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  滑川市の500万というのは、先生の寄附講座が開講された後に、その寄附講座の中でどういった研究ができていくのかというところの中での500万というふうに理解しておりまして、とりあえず先生のほうの講座の1講座2,000万というものがまだ開設されておりませんので、それができて、その中で、じゃ、例えば富山県内の企業でありますとか、全国的にどういった企業がそこに賛同して入られるのか、その状況を見たうえでということになると思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今の碓井部長の話では、寄附なのか実際の業務委託契約なのか曖昧だったので、ちょっと財政課長に確認したいんですが、自治体が行う寄附行為についての見解を教えていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  通告外。 ○7番(高木悦子君)  言ってみれば寄附講座ですよというお話があったものですから、それに対して、じゃ、自治体で寄附というのはどう考えるかというのを関連でお聞きしたいんですが、じゃ、碓井部長で結構です。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  ちょっと私も曖昧な言い方をしておりますが、寄附講座の開設については滑川市はかかわらないというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、本当に今あやふやだなというふうに思うんですね。あくまでも業務委託ですよというお話だったものですから、私たちは平成28年度のやつも業務委託なんだと、契約書がしっかり交わされるんだという話を聞いていましたが、実質動いていないという状態。これに対してどう思われますか。去年も含めれば2年間ですよ。いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  私どもも倉橋先生の研究を当てにしておるという立場から、寄附講座が立ち上がらないという部分については、私ども自体もちょっと焦っておるようなところもあります。  かといって、じゃ、寄附講座に滑川が寄附をするかというとそうではなくて、民間の皆さんで寄附講座を開設していただくということでございますので、私どもも非常に不安に思っているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、上田市長が6月議会で、民間の企業とともに突っ込もうなんて話をされておると、2,000万のうちの500万円だけだったらば、果たして滑川市はどれだけの要望ができるんだろうか非常に不安なんですね。具体的な成果がないものに対して出しましょう。ましてこれが1年こっきりではなくて、その研究が続く間、3年も4年も続けましょうとなったらば、果たして4年後、答えがないものに対して市民の大事な税金を突っ込むという話なものですから、極めて不明確な話に私たち議会のほうも乗らされたなということで残念でなりません。  この質問に関しましては、水野議員もあした触れられるということなので、私はこのへんにして次の質問に移りたいというふうに思います。  11番目です。  今議会に再度上程された滑川蒲鉾の利用策の中に、ダイビングのための施設活用が掲げられております。  そこで質問するのですが、滑川市にダイビングで年間3,000名の訪問者があるということですけれども、富山県内で構わないんですが、何社が滑川市のダイビングを営業メニューとしているのか把握されているか、教えていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  県内でございますけども、2社でございます。あと、外で1社ということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、私もインターネットでどれくらいあるのか調べてみようと思って、「滑川」と「ダイビング」で検索すると、ほとんどの方がダイビングショップ海遊さんというところがひっかかってくるんですね。  本当に滑川市を全国PRしていただいているなということで、ありがたいことだなと思うんですけれども、逆に言うと、そのダイバーの方々に対するサービスを提供しなきゃいけないのは、本来は一義的には顧客サービスですから、このダイバーショップの方々がやるべき事業なんだろうというふうに私は思うんですよ。  滑川市民の税金を使ってほかから来られる方の、いわゆる営利企業でやっていらっしゃるダイバーショップの方々の環境整備をするというのは間違っているんじゃないかなというふうに考えるんですが、そのへん、考え方はいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  単刀直入に言えば、高木議員がおっしゃるのもわかると思います。ただ、行政として、滑川市をどういうふうに発信していくかということで、観光の一面という面を捉えて、そういった面である程度できることがあるのではないかということも考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  例えばそのダイビング会社さんが、こういった環境整備をしたいから市のほうに補助をお願いできないですかと言われるんだったら、それは私、ありなんだと思うんですよ。それもやっぱり、わずか富山県内2社、外1社という特定の方がやっていらっしゃるものに対してしましょうということは極めて疑問だなというふうに思います。  疑問は疑問として提示したうえで、次の質問です。  12番目、殿様商売という言葉をご存じでしょうか。お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  知っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  どういう意味でしょうか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。
    ○産業民生部長(碓井善仁君)  一般的には、売り手としての工夫、努力をしないで、買いたい人にお任せするといったような商売かというふうに認識しております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  本当に今おっしゃっていただいたように、商売の知識とか利益を上げようという努力も工夫もない商売のことというようなことでございます。  13番目に移ります。  6月議会で上田市長が久米島の例を挙げて、市が先に開いて民間の事業として下ろしていくという話をされておりました。  先ほども言ったように、市場調査もしていない、原価計算もできない、そういった行政が事業を起こして、利益を追求する営利事業として成立すると思っていらっしゃるかどうか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  市長が言うのは、確かに高木議員がおっしゃるのも一理ありますけども、民間企業というのは、よくご存じのとおり、もうかると思えばさっと来て、市場リサーチしてぱっとすぐ開店をされるというのが民間企業でございます。  その一方で、もうかるかどうか非常に微妙な部分、今回の件ですと、例えば滑川市と富山で取水をしておるというような、そういった条件つきのようなものがある場合、即座に飛びつける場合とそうでない場合があるというふうに思われるので、市長の思いは、滑川の発信と同時に、そういったちょっと手をつけることで民間の方がもしかしたら入りやすい部分もあるだろうということから、市が先を開くという意味で市長は言っているというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ただ、その先を開いた中身がどう見ても採算が合わなかったら、やっぱり誰も来ないんですよ。なので、そういったもうかるか、もうからないかというのを見極める目を持っているかという話で言うと、今のところ持っていないよねというのが私の見解なんです。  14番目に移ります。  滑川市民の皆さんの中から、滑川市も入善町みたいにカキレストランみたいなことをすればいいがにということをおっしゃる方がいます。何人も聞きました。  その深層水の活用例として話題になる入善町のカキレストランなんですけど、あれは入善町の自治体の事業でしょうか、それとも入善町の出資した第三セクターの事業でしょうか。わかっていて聞きます。教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  そのレストランにつきましては、入善町、いわゆる行政はかかわっていないというふうに聞いております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  15番目に移ります。  アクアポケットで、滑川市の海洋深層水を市民だけじゃなくて企業に対しても提供されていると思うんですけれども、滑川の海洋深層水を事業として活用している企業はどれくらいあるか把握されているか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  まず、の深層水協議会が承認しております富山の深層水を使った商品のブランドマークをつけている業者につきましては、平成28年度末で31社、110品あります。そのうち3分の2に当たる約20社が、アクアポケットにて継続的な分水を行っております。  なお、29年8月末時点で海洋深層水の分水承認を受けている事業者は98社となっております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今おっしゃったように、富山深層水協議会が「DEEP SEA」と書かれた富山の深層水ブランドマークを使っていらっしゃって、そのマークがついた商品ってよく目にすることがあるんですけれども、滑川市の海洋深層水ですよとアピールするのであれば、商品に「滑川」の文字が表示されていないといけないんじゃないかなと思うので質問するんですが、滑川市の深層水を活用されているその企業の製品にどれだけ滑川の海洋深層水としっかり明示されているものがあるか、把握していらっしゃれば教えてください。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  滑川の海洋深層水と明記されているものは、ウェーブ滑川が販売しております製品7品目のほか、千代鶴酒造さんの千代鶴というお酒などがございます。  そのほかの大半の製品には、先ほども申しましたが、富山の深層水協議会ということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今、千代鶴さんに載っていますよということだったんですけども、例えば滑川に北陸発酵さんがいらっしゃって、その焼酎の早月川には「富山湾の深層水使用」としか書いていないんですよ。  一方、入善町の林酒造さんの黒部峡というやつには、「入善海洋深層水仕込み」と箱にでかでかと書いてある。そこで入善町と滑川の違いが出ておるのかなという気がするんですよ。  まずは、滑川の深層水なんですとラベルに張ってほしいですという働きかけ、例えば北陸発酵さん、いっぱい商品を販売しておられますが、そういった企業に行ってお願いされたことはありますか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  直接的といいますか、メーカーさんのほうにお願いしたという経緯はありませんけども、ただ、企業名は言えませんけども、いや、これ、滑川の深層水なのにということで、ちょっとお話をさせていただいたことはあります。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際に滑川をアピールしようと思ったらば、やっぱり一般の消費者の方が手に取って目につくところに「滑川」と出てこないと、いかに滑川の海洋深層水をその二十何社が使っていますよと言っても、富山湾の深層水で終わってしまっているんですよ。それをするのが滑川市の商工水産課の仕事かな、観光課の仕事かなというふうな思いがあります。  ぜひそれを今後しっかり取り組んでいただかないと、倉橋さんでも500万円投入しましたじゃなくて、そのラベルをつけていただければ、市からラベル代、デザイン代は出しますよぐらいの話をしたほうがいいんじゃないかと思うんですね。その使い方がまず間違っているんじゃないかなということを実は思わせていただきました。いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  おっしゃることはよくわかります。相手もあることですので、今後そういったことにも目を向けてしっかり対応していきたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  富山湾の深層水のブランドマークがあるように、滑川の深層水のブランドマーク、アクアポケットのものですよというものをつくってもいいんじゃないかなというふうに思います。ぜひそういった形で滑川のアピールをしていただければなというふうに思います。  代表質問なのに細かい質問をしたんですが、これは市当局の皆さんに改めて自覚してもらいたいなと思うために行ったものでございます。  天日塩もなかなか採算に合いそうにないなと。急速冷凍ホタルイカも軌道に乗る見込みはちょっと見通せないな。アクアポケットやタラソピアも、施設管理委託費という税金から多額を補填しなければ大赤字という状態です。  海洋深層水の研究と言えば聞こえはいいんですけれども、具体的にこんなものをしたいという目標はないじゃないですか。砂漠の中で針を探すようなことをしておるなというようなことを実は今の答弁を聞いて思わせていただきました。  6月議会の中で、滑川蒲鉾跡地について質問させていただきました。市民生活のプラスになるんですかと。いや、特にプラスになるものじゃないですというお話でした。それをまだ言い値で買おうとしていらっしゃる。  滑川市民の税金を使った殿様商売をしていらっしゃるんじゃないかなという気がしてしようがないんですが、答えづらいかもしれませんが、部長、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  これを殿様商売と言われれば、そういった見方もできるのかもしれません。ただ、現時点において、滑川市をどういうふうに売り出すか、そして貴重な滑川の海洋深層水をどういうふうに商品化して世間に売り出して滑川を発信するかということで、そういうふうに見える部分も当然あると思いますが、市長以下、そういったことで力を入れて頑張ろうとしておりますので、どうかご理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  頑張っておるだけではだめなんですよ。頑張って成果がなかったら公のお金を使っていい事業じゃないんです。それをわかっていらっしゃいますかという話なんです。私ら頑張っとるが、頑張っとるがと言って、何も成果はありませんといったものを市民は評価しませんから。自分の資金でやられるんだったら、どれだけでも頑張ってくださいなんですが、これは公のお金なので、その意識が殿様商売じゃないですかという話をさせていただいております。  17番目に移ります。  今の滑川市は、行政としてすべきことと、民間に委ねるべきことと、あるいは民間の企業に滑川市の海洋深層水をアピールしてほしいですよと喚起すべきこと、滑川市の活性化のために事業にしている企業を応援して実施すべきことといったものの見極め、その線引きができていないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  見極めができていないんじゃないかというご質問ですけども、行政としてすべきこと、民間に委ねるべきこと、あるいは民間を喚起して実施すべきこと、こういった見極めについては行政運営を図るうえで当然のことであります。現在も見極めはできているというふうに考えておりまして、また行政で赤字を覚悟でやらなくてはならないという部分もあることもあると思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  見極めができているという自己判断がものすごいなというふうに思わせていただきました。私の目からはできていないというふうに思います。  恐らくここに企業経営者の方がいらっしゃいますけど、「何を甘いこと言っとんがや。おらっちゃの商売そんなもんじゃないじゃ」と思いながら聞いていらっしゃるし、恐らくケーブルテレビをごらんの方の中で、もしかしたらお昼休みをとっていらっしゃる経営者の方とか市民の方も、「何しとんが」と思いながら見ている方も絶対いらっしゃいます。  ちょっとそのへんの確度をもっと上げていただいて、今後の取り組みを極めてシビアにやっていただきたいという思いでございます。  最後、3番目の愛市購買を妨害している者は誰かについて質問したいというふうに思います。  9月議会でも決算特別委員会が設置されまして28年度の決算審査を行いますけれども、毎年議会が行っている決算審査において「今後改善を求める事項」を公表しております。その中で、愛市購買の観点から、全庁及び関係機関の各種物品等の購入及び工事等の発注にあたっては地元業者を最優先されたいと言い続けていることについてどう考えていらっしゃるか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、ただいまのお尋ねにお答えを申し上げたいと思います。  毎年決算審査や決算特別委員会でご指摘をいただいていることにつきましては、市といたしまして重く受けとめております。  そういう中で、建設工事の発注や物品の購入に際しては、適正な競争原理のもと、経済性や公平性を確保しつつ、できる限り市内業者への発注に努めてきたところであり、今後もそのように努めてまいりたいと、そのように考えておるところでございます。  先ほど中川議員のお尋ねにも申し上げました。基本的に愛市購買という観点で今後も努めていきたいと、このように考えております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  市議会も愛市購買、さらなるものを進めよという意味で決算特別委員会で声を上げていると。今のではまだ生ぬるいよと、愛市購買状況に至っていないよというようなレベルだと思うんですが、今の副市長のお言葉をおかりすれば、市当局も愛市購買の必要性を重く受けとめていらっしゃる、認識していらっしゃるということなんですが、そもそも何で愛市購買なんでしょう。その目的は何だと考えていらっしゃいますか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  地元あるいは地元企業でできること、可能なものについては、やっぱり地元企業を最優先して発注すること、そして、そういうことによりまして地元の経済の活性化あるいは地元企業の育成を図ると、そういうような面があると思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今の滑川市の入札の発注は、地元企業にできることを最優先してやっていらっしゃいますか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  入札の形態につきましては、先ほども申し上げましたけども、基本的には地元発注ということで考えておりますが、その工事の概要等によりまして、いろんな関係がございます。技術的な問題、工期の問題等々、いろんな問題があるわけでございまして、そういう中で、一つ一つの工事につきましては、その都度、指名委員会の中でいろんな検討を加えながら、入札の一般競争あるいは指名入札ということでやっておるわけでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今、「基本的には」という言葉がありながら、先ほどは「最優先」とおっしゃったんですね。基本的にはこうしているけど、でも最優先ながやという、その言葉のギャップが理解できないんですけど、説明をもう一回してもらっていいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  基本的にといいますか、先ほども最優先ということも申し上げましたが、そういう意味では、市内発注、愛市購買を基本に据えながら、その工事の業態、形態によっていろんなことを考えながらやっておるということを申し上げたわけであります。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  3番目に移ります。  入札参加資格申請を提出している企業の中で、屋内運動場建設工事の入札を公告した滑川市公告財第19号に掲げる入札参加条件を満たす企業は何社ありますでしょうか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  ここからはちょっと実務的なご質問になりますので、私がお答えをさせていただきます。  最初に公告した滑川市公告財第19号(資料を示す)、これは屋内運動場建設工事でございますけども、この入札参加条件を満たす企業は26社でありました。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ちなみに、その26社の中に滑川市内の業者は何社いらっしゃるかというのはわかりますか。無理ならいいですが、わかれば教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  ちょっと急なご質問で、もし違っていたら申しわけございません。2社というふうに理解をしております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  4番目に移りたいと思うんですが、この第19号の入札公告されたのは7月10日でございました。そのわずか1日後の7月11日に、滑川市公告財第20号というものが示されました(資料を示す)。本来、この入札の参加資格条件というものは慎重に検討されているはずなんですね。その条件をわずか1日で変更されるというのは異常なことだというふうに私は思うんです。  入札にうるさい議員時代の上田市長だったら大騒ぎされておったかなというふうに思うんですが、入札参加資格のうち地域の部分で、滑川市、富山市、魚津市及び上市町のいずれかに主たる営業所があることが19号の時点での条件だったんですが、その主たる営業所、つまり本店じゃなくて単なる営業所、つまり支店や支社があれば入札できますよというふうに入札条件の変更が行われました。  さっき聞いたら26社もあるということなんですね。それをさらに拡大しなきゃならなかった理由は何なのか、非常に不思議で不思議でしようがない。教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  確かに公告を出した翌日に変更というのはあまりない事例でございますが、今回につきましては、屋内運動場建設工事について、議員もご承知のとおり、システム建築工法という本市で初めて採用する特殊な工事であったこと。そしてまた、今年度の冬期、冬の期間中のオープンを目指すと。この2つの大前提があったところから、工事施工担当課―これはスポーツ課になりますけども―では、当初から外企業も入札に参加させる方針、外企業、わかりやすく言いますと、いわゆるゼネコン、ゼネコンにもぜひ入っていただこうじゃないかという方針でありました。  それを受けて入札公告の原案を指名委員会で審議したわけでございますけども、工事施工担当課、これはスポーツ課が、以前市内で行われた建築工事の公告様式を参考に案を作成したわけですが、その際、地域要件の主たる営業所をそのままコピーしたものですからそのまま残ってしまった。指名委員会の席上、審査におきまして、この点に委員から指摘があり、ゼネコンを入れるんだったら「主たる」を削除せよということになりました。
     そういうことで決まったわけですが、これもちょっと単純なミスで申しわけないんですが、公告担当者、これは財政課になりますけども、公告担当者が誤って修正前の公告をネットに掲載、アップしてしまいました。その時点では公告案が2つあったわけです。「主たる」が入っているものと入っていないものが2つ存在したわけなんで、ネットにアップするときに「主たる」があったものを間違ってアップしてしまったということになります。  この公告当日、早速、工事担当課長がホームページに掲載された公告を確認したところ、指名委員会では「主たる」を除けよと、ゼネコンにも入ってもらうよということに決まったのに、まだ「主たる」が削除されていないと。こういったことを発見して契約担当課に連絡を行ったわけでございます。  いずれにしても、間違いとはいえ、一旦世に出たものですから、これはやはり正規の手続にのっとって変更しなければならないということで、直ちに臨時に指名委員会で対応を協議して、じゃ、即座に変更公告を行おうじゃないかということで、決裁行為も伴いますから、翌日に変更公告を行ったところでありまして、他意は全くございません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今杉田部長のほうから特殊な工事なんだというお話があったんですけども、実際、総務文教委員会の中でこのシステム建築というのが上がってきたときに、委員会の質疑でですよ、これ、システム建築というのをすると一般の建設業者の方はできないんじゃないんですかと私、質問しました。そうしましたら、いや、設計図がありますから、そんな特殊な工事ではなくて、設計図どおりにやっていただければ、建築、ある程度の点数とか持った方ならできますよという話だったんですよ。  今26社ありますよという話なんですね。26社あれば十分入札が成立するんじゃないかなと。そこでなぜゼネコンを入れなきゃならないという話が出てきたのか、そのへんの経緯を教えていただいてよろしいですか。  入れなくても入札できたと思いますし、最初、委員会では、いや、そういう方じゃなくても、特殊な工事じゃないという説明を聞いているんです、私たち。特定の企業しか受けられない中身にしたんじゃないですか、そうじゃないですというお話があったので、そのへんちょっと説明、どちらかな、よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えいたします。  その席上ではそういう話があった……私は出席していないものですからわかりませんけども、ただやはり、このシステム工法については、いずれの業者も経験がない、そういう中で、限られた工期、それも冬期間を含める工期の中で確実に履行していただくためには、やはり経験のあるゼネコンに入っていただいたほうが、より確実ですし、より競争も働くのではないかという判断のもとでそのように決定した次第です。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  そうすると、屋内運動場のこの事案が上がった時点で、もう滑川市内の業者とか県内企業じゃなくて、大手ゼネコンが前提だというので進んでいらっしゃったという理解でよろしいですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  はじめからそのようなゼネコンありきで進めてきたわけでは決してございません。そういう中で、だんだん工期が迫ってくる、冬期間も含まれてくる、天候あるいはシステム建築といった特殊な事情の中で、やはりこれはゼネコンに入っていただいたほうが、より安全ですし競争も働くと、そういう趣旨のもとで決定をした次第でございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ちょっと水かけ論になりそうなので、5番目に移りたいと思います。  屋内運動場建設工事を落札したのは、佐藤工業株式会社北陸支社でございます。実際には、最初からそのつもりだったという話なんですけども、仮に変更される前の入札参加条件の場合には、佐藤工業北陸支社は入札できていなかったということでよろしいですね。確認です。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  今、固有名詞、佐藤工業というお名前を出されましたが、私どもはあくまでもゼネコンに入っていただくか入っていただかないか、その趣旨で決定をしたわけでございまして、そういう趣旨であれば、変更前の条件では入札に参加できないということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  6番目に移ります。  この入札なんですけれども、佐藤工業さん、落札率87.1%ということで、低入札の調査対象となりました。低入札の失格基準価額と照らしてどのような内容だったのか、問題点は認められなかったのか、その点教えていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  今ほどおっしゃいました佐藤工業の入札価格につきましては、低入札価格調査を実施するための基準価格というものがありますが、それをわずかに下回ったものでございまして、失格基準価額と比較いたしますと1割程度上回っている、そういう状況の中で、私どもとしては、もくろみどおり、より競争が働いて低価格で落札していただいたものというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  次の質問に移りたいと思います。第4期安田工業団地造成工事の入札の質問でございます。  先ほどの代表質問でもあったんですけれども、7番、滑川市公告財21号の入札参加資格なんですが(資料を示す)、ここでも富山県内に営業所があることになっていて、主たる営業所となっていないんですね。不思議ですね。  売り上げの70%を取り分としている代表構成員を富山県内としているのですが、この代表構成員となれる市内企業はちなみに何社あったか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  まず、7割以上というその認識ですけれども、一応両者とも3割以上というふうに規定しておりますので、7割以下になることもありますし、そのへんはご訂正をいただきたいと思います。  そういう中で、第4期の安田工業団地の造成工事において、市内の業者では共同企業体の代表構成員となり得る市内企業はないということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  最初から滑川市内の企業を排除した設定の入札資格だったんだなと思って聞かせていただきました。  8番目でございます。  代表構成員の地域条件で、これまた主たる営業所ではなくて営業所となっておりますが、仮に主たる営業所とした場合に、1,000点以上の入札参加資格を申請する県内企業は何社あったんでしょうか、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  仮にですけども、今おっしゃいます代表構成員の地域条件で主たる営業所とした場合では、1,000点以上の要件を満たす県内企業は32社というふうに確認をしております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  入札資格を主たる営業所ではなく営業所とした理由は何でしょうか。32社もあるんだったら十分だろうという気もするんですが、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  ここでも本工事は、最近例を見ない大規模な造成工事であります。また工期も、ご存じのとおり半年というふうに限られております。  そういうことから、確実に完成させるためには、やはり施工実績のある企業による施工が必要である、ここでもこういう判断のもとで、幅広く入札参加者を募るために、今ほどおっしゃいました外に主たる営業所がある者についても入札に参加できるよう条件としたところでございます。  また、共同企業体を活用する際のその結成要件については、滑川市建設工事共同企業体取扱要領におきまして、県内に営業所を有する建設業者であることと規定しているということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ここ、ちょっと副市長に戻りたいんですけど、愛市購買の発想はどこに消え去ったか教えてください。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  先ほどから何度も申し上げております。愛市購買というのは基本だと。私どもはきちっと胸に入れておかなきゃならないことだろうと思っておりますけども、個々の事業によりましては、やはりいろんなケースがあるわけでございまして、今ほどもしておりますけども、非常に大規模な金額であったり、工期も限られているとか、いろんな要件がその工事ごとにあるわけでございまして、そういう場合は範囲を広げるということも当然あるわけでございます。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  確かにこの第4期、大規模な工事だと思うんですが、過去には1期、2期、3期の工事もやっている。これも決して小規模な工事じゃないと思うんですね。  10番目に移りますが、安田工業団地造成工事の過去の第1期から第3期工事まではどのような入札参加資格だったか教えてください。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  第1期から第3期につきましては、工区を幾つかに分けて実施をしております。それぞれ指名競争入札において施工業者を決めておったものであります。  ちなみに、今過去の例を出されましたから言いますけども、第1期が平成元年、第2期が平成4年、第3期が平成14年ということで、細かく分けて発注した経緯、もちろんございます。その結果、その工事の平均落札率が99.9%に近い、いわゆる100%の方も何社かおられた。この状況を私ども鑑みまして、全く競争が働いていない。こういうことも今回見直した要件の一つに入っているわけでございまして、先ほどからご議論があるとおり、愛市購買は基本でございます。基本でございますけども、愛市購買でできないもの、その事例としては、今ほども副市長が申しましたけども、それはやはり市内で取り扱っていないもの、これはできません。もう1つは、市内で取り扱っていても全くこのように競争が働かないもの、こういうものについては、やはりその都度状況をにらみながら、より競争の働く入札方式に変えていく、これが私どもに与えられた使命、指名委員会に与えられた使命だというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ただ、分割発注も可能だったんですよね。今回の工事も大規模とは言いながらも。それ、ちょっと確認させてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  可能か不可能かと言われると可能だと思います。ただやはり、これから冬期間に向かう中で、限られた工区を細かく分割すれば、それだけ作業効率も落ちますし、業者間の接触トラブル等も多くなってくるわけですから、そういうことも踏まえまして、今回は1社のJVで進めたということでございますので、そのへんはご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほど中川議員の代表質問で副市長のほうが、一括のほうが管理費も下がるから、そうしたら販売価格も下がるんだというお話があったんですけど、じゃ、一括と分割だったらどれくらい違うのかという試算をされたかどうか、ちょっと教えてもらっていいですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  これは私個人の試算でございますけども、大体工事費の5%から10%、ですから、この工事費を仮に4億円としますと4,000万、5%ですと2,000万、その間ぐらいの金額になるのではないかと。これは諸経費の率によってですね。細かく分ければ分けるほど諸経費率が高くなっていくわけですから、そのへんの金額が増えていくということになるかと思います。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  杉田部長個人としてではなくて、入札委員会の中で試算されましたかという質問をさせていただいているんですが、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  細かな計算は行っておりませんけども、今までの経験から言いますと、大体その範囲におさまるのではないかというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  11番は今ので質疑が終わっちゃったので12番に移りたいと思うんですけど、平成28年3月議会で、上田市長ご本人、自らの口で、私どもは入札については、いわゆる歩切りはやっていませんと。先ほども上田市長はおっしゃいました。自身の口で。歩切りはやっとらんがやという話をされました。  全国的にほかのところは10%ぐらい歩切りをやっとるよという話もされていて、上田市長は先ほど、滑川市は7%の歩切りをやっとったというお話をされました。  実際、本当に上田市長になってから歩切りはやっておられん、もう一回再確認してよろしいですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  先ほど市長がお答え申しましたとおり、本市では平成23年度途中から歩切りを完全に廃止して今日まで至っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  13番目に移ります。  これは平成25年3月議会なんですけども、これまた上田市長が、歩切りをしていないのに96%、97%という落札率ってあるかと。正当な入札をきっちり計算してやってくれと。地元企業の要望を突っぱねたときの話をご披露されておりました。つまり96%の落札率は高いと言っておられたわけです。  そこで質問でございます。  今回の第4期工事、96.5%という落札率、歩切りされていないということでございます。いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  結果から申しますと、本来はまだまだ競争が働くべきものであったと、私どもはそういうふうに認識をしております。  確かに、以前行ってきた工事と比べますと、社会、経済情勢が違います。建設業界の構図もさま変わりいたしました。それから、市内の建設業者の数も違います。それから、施工能力、保有している機械、そういったもの等々、もろもろに関して全然当時と違うわけなので、そういう中において、96.5%というのは、私どもが期待していた数字よりはまだはるかに高い。  先ほど市長は小野市の実例も申し上げました。そういうことも踏まえますと、まだまだやはり門戸を広げる必要はあるんじゃないかというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほど安田の第1期から第3期の平成元年から平成14年の例が99.9%という落札率ですよという話がありましたけども、これ、7%から10%の歩切りをやっていた時代ですよね。ということは、100で出していたらば、93とか92とか91だったわけですよね。で、今歩切りしていなくて96.5%、極めてバランスがおかしいんじゃないかなと。歩切りをやって99.9で配当、安かったんじゃないのという形が見えてきますよ。それについてはどうなんですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  ですから、私が申し上げましたとおり、この96.5%というのは私どもとすればまだまだ数字が足りない。本来ですと、やはり80%台、90%前半、少なくともそういった落札率を期待していたわけですから、今回はゼネコンまで広げましたけども、あまりにも参加する、手を挙げる業者さんが少なかった。こういうことも一つの要因になっているかと思います。  結果は結果として受けとめて、これはやはり市民の血税を工事に回すということを常に私ども肝に銘じまして、少しでも安価になるように、それから少しでも経済競争が働くように、そういったことでこれからも進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほど杉田部長のほうから、一括発注にするか分割発注にするかによって5%程度違ってくるだろうというお話があったんですよね。  そしたら、分割発注にして91%、92%であったら同じことだったんじゃないですか。実際に。これ、96.5は高いとおっしゃっているでしょう。その数%を吸収できたんじゃないですか。そのお金で滑川市内にもっとお金、循環、回ったんじゃないですか。  競争がなっておらんと言うけれども、実際にゼネコンが出てくるとなった瞬間にJVが組める。組めなくなったらもう手を引いたという方々がおられるんでしょう。競争できない状況をわざわざ滑川市が入札条件でつくられたんじゃないかと見えてしようがないんですよね。  同じ、わずか1,000万か2,000万円のことなのだったらば、愛市購買、滑川市のお金を何で回せんかったのかということを、ここにおる15人全員思っていますよ。思っています、思っています。思っていますよ。それがどうしてできなかったのか。愛市購買って何なんですか。もう一回教えてくださいよ、副市長。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  結果論を今おっしゃいました。結果的には私どもが思っていた数字には至りませんでしたけども、やはりこれは競争性をより上げてより安価に努めていくと。歩切りはもうやりませんので、そういう中で、やはり競争性を上げていくのは当然のことだと思います。そういうことで、これからも競争が働く入札に努めてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、愛市購買と競争というのは二律背反の話なんだと思うんですよ。でも、どこかで、この程度だったら滑川市に落とそうというのがなかったらば愛市購買なんて絶対できないですよ。1億1,000万の全体と3万の滑川市、競争しましょうなんていう話になったら。じゃ、そのときの愛市購買の基準って何なんですかという話をしておるんですよ。  最優先でするがやと冒頭、副市長がおっしゃったものですから、しなきゃならないでしょうと言って、私たちが毎年毎年、決算特別委員会で愛市購買、しなさい、しなさい、しなさいと言い続けてきている。今の滑川市のやっていらっしゃるその状態は愛市購買から離れていますよというふうに私は言い続けてきているんですよ。だから、15人全員がその思いですよという話もさせていただいたんです。いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  いろいろなお考えがあって、それは当然だと思いますけども、私どもはやはり愛市購買を基本としておる。市内でできるものについては市内に、市内でできないもの、あるいは市内だけだと全く競争が働かないもの、高くなってしまうもの、あるいは特殊工法で市内の業者さんでは少し荷が重いもの、こういうものについてだけ門戸を広げておるのであって、入札結果をごらんになればわかると思いますけど、入札の件数の中のほとんどが市内業者の要件を掲げた条件付き一般競争入札でやっておるわけですから、そのへんを見ていただいて、こういう例外の数件だけを捉えてそういうふうに決めつけるのはいささか当たらないというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。
    ○7番(高木悦子君)  数件だけと言いながら、金額で言ったら4億ですよ。金額基準でいきましょうよ。こういう大きいものこそ地元に下ろさなかったらどうするのかという話なんですよ。  それこそ点数の話もありますけど、私自身も申告しますから、経審の点数計算する企業もありますよ。結局、その企業が売り上げを上げて成長していかないと点数って上がらないんですよ。その売り上げを上げる機会、点数を上げる機会を滑川市が奪ってどうするんですか。企業を育てましょうということはそうだと思うんですよ。滑川市のお金で滑川市の企業を育てて、ほかの市にもどんどん入札に行けるような資格を持っているような企業を育てましょうという発想がないのかな。それが滑川市の愛市購買にどんどんつながっていくことになるんじゃないかな。そのために滑川市の税金を上手に使うという発想が何で起こらなかったのかな。すみません、くどいですがお願いします。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  繰り返しになりますが、今ほどの結果を捉えて、市内でできるものについては市内、それから今のこの工事みたいに市内の業者さん、2社エントリーされましたけども、そのほかの方、エントリーできないということであれば、それは点数を下げるしかないんですけども、今の工事の内容からすると、それはちょっとできない内容であるというふうな判断のもとでこういうふうにしたわけですから、それは工事の内容1つ、それから工期の内容、それから各業者が持っておられる手持ちの工事量、そういうことまで見たうえで手を挙げられなかったということは、やはりそれだけ競争も働かないという状況の中だというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際6カ月の工期ですよというお話があるんですけど、何でこの6カ月ぎりぎりになるまでこの入札の案件が出てこなかったのかなと。もっと早く出せたんじゃないかなと。そうしたらば、分割にすることによって、工期にゆとりを持つことによって、もっと競争ができる環境をつくれたんじゃないかなという話もありますよ。  それについては、この時期になってしまった、お尻がケツカッチンのところになってしまったという状況をどう考えられますか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  それはやはり相手のある話ですから、地権者の方々との交渉の結果ここまで日が進んでしまったわけですから、そのへんはご理解をいただきたいと思います。相手のある話ですので。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  なかなか進まない。  14番目の質問に行きたいと思います。  1日で変わったのは事務的ミスだというお話だったんですけれども、わずか1日で変更を行った屋内運動場建設工事の公告財第20号と、過去の1期、2期、3期と大幅に違った入札条件を出した第4期安田工業団地造成工事の公告財第21号で同じ業者さんが落札したということは全くの偶然と考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  先ほども申し上げましたとおり、私どもはいわゆるゼネコンに門戸を広げたわけでして、そのゼネコンの中で手を挙げられたのがたまたま2つとも佐藤工業さんであったというふうに認識をしております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、参加資格を、主たる営業所にしてみました、過去やっていた分割発注を一括発注にしてみました、入札の条件のさじかげん一つで、偶然じゃなくて必然にこうなったんじゃないかなというような疑念の声を結構聞くんですよ。あちこち行っておると、おかしないかいと。1日で修正出すちゃ、今まで分割していたものを一括で出すちゃ、何かあんがじゃないがかいというふうな話、いっぱい言われる。  さあ、疑念を払拭するために何か答弁があれば教えてください。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  こういった案件については、なかなかベストということには至らないかもしれないですけども、ただ、私どもに与えられた使命としては、やはり地元の業者の育成ということ、これももちろん大事。それから愛市購買、これももちろん大事。そういう中で、市民の血税をお預かりしている以上、やはりより競争が働いて、より安価でいいもの、工事を行ってもらう。これがやはり一番の基本だと思います。その一番の基本を外しては、私どものこういった指名委員会の存在する意味は全くなくなってしまうというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  議会も、今の愛市購買のレベルじゃだめですよという意思表示を毎年しているんですよ。それに対して応えてもらえないんですかと。それを邪魔しておるものは何なのかなと。誰がこい邪魔しとんがけと。杉田部長なのかなという気がするんですけれども、かつかつにしましょうと一方でやっておられるほうで、すみませんけど、殿様商売して税金使ってこんなことしておられるところがあるがですよ。締める方向違わんけって思うがですよ。ねえ、杉田部長、いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。 ○総務部長(杉田隆之君)  先ほども申しました。入札というのは制度一つでいかなることも改善できるものでございます。そういった中で、入札制度一つで何億円、そういった血税をほかの事業に回せるといった事例も出てきておるわけですから、私どもとしては、今までどおり、また今まで以上に、より競争性の働く入札、これは誤解されないように、これは愛市購買が基本にあってと。何回も申しますけども、愛市購買できないものは、取り扱っておられないもの、もう1つは市内だけでは著しく高くなってしまうもの、こういったものに限って、これからもより競争性の働く入札制度を検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  少なくとも今の安田工業団地は、著しく高くなるとか技術的にできないとかというものはないというふうな見解でおります。そういったものにまで市民の税金、ちゃんと滑川に回そうという意識がなかったらば、滑川市は成長しないんじゃないかなという訴えをして終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩をいたします。  再開は午後1時50分といたします。               午後0時46分休憩          ─────────────────────               午後1時50分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  日本共産党議員団を代表して、通告に従って質問を行います。  最初は、核兵器禁止条約の問題であります。  ご承知のように、今、北朝鮮の核ミサイル開発をめぐりまして、極めて緊張が高まっているところであります。先日も6回目の核実験を行いまして、世界の平和と安定にとって極めて重大な脅威となっております。  一方、核兵器をめぐる世界の大勢はどうかということであります。今年7月に国連会議で、核兵器禁止条約が国連加盟国193カ国中122カ国の賛成で採択されました。世界の大勢は明確に核兵器の廃絶を求める方向に動いております。  北朝鮮のこの間の行動は、これまでの数回にわたる国連安全保障理事会の決議にも、そして日朝平壌宣言にも違反すると同時に、核兵器の廃絶を求める国際社会の大きな流れに逆らう二重、三重の意味で許されない行為であります。強く非難するものであります。  さて、この核兵器禁止条約は、核兵器が破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章や国際法などに反するものであるとしておりまして、核兵器はこの条約で初めて違法なものとされたところであります。  また、この条約は、核兵器の開発、生産、実験、保有、使用とその威嚇に至るまで、核兵器にかかわるあらゆる活動を禁止しております。これは、被曝者をはじめとした核兵器廃絶を求める地道な、そして息の長い運動が国際世論を動かしたものであります。  ところで、滑川市議会は昭和63年6月に非核平和都市宣言を行っております。その中では、「核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず」のいわゆる非核三原則を将来にわたって堅持することとともに、全ての国の核兵器の緊急な廃絶を強く訴えております。  また、市としても、この非核宣言をした自治体で構成されております非核宣言自治体協議会に参加しているところであります。  上田市長も、この核兵器の問題には強い関心をお持ちと私は認識をしております。この核兵器禁止条約についてどう見ておられるかお尋ねするところであります。  次に、しかし残念ながら、日本政府は唯一の戦争被爆国でありながら、この条約についての会議に参加さえしておりません。このような態度は、当然のことながら、世界各国の驚きを持って受けとめられていると同時に、被爆者をはじめとする関係者の憤りを呼んでおります。  ことし8月9日の長崎における平和祈念式典の平和宣言で、長崎市の田上市長は日本政府に対して、「核兵器を持つ国々と持たない国々の橋渡し役を務めると明言しているにもかかわらず、核兵器禁止条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を被爆地は到底理解できません」、このように述べておられます。  非核平和宣言をした自治体として、政府にこの条約の署名、批准を求めるべきではないかと考えますけれども、見解を求めます。  大きな2つ目の質問として、放課後健全育成事業、いわゆる学童保育についてであります。昨年もお尋ねをいたしました。  まず、支援員の処遇改善についてであります。以前にも申し上げましたけれども、改めてお聞きしたいと思います。  ご承知のとおり、支援員の皆さんにはこの間、認定資格の取得が求められるようになりました。引き続き研修会への参加が行われているものと思います。児童を預かるに際しまして、さまざまな対応能力が求められてきているということだと思います。  そのうえで、まず時給の件ですけれども、現在は時給が850円、夕方6時以降については1,000円というふうに伺っておりますが、これは2年前に質問したときと変わっていないと思います。  昨年の答弁では、最低賃金を超えるものはそのままでというお答えであったと思います。しかし、この10月からはさらに最低賃金が引き上げられて、770円から795円になる予定というふうに伝えられております。  これは市役所の場合も含めてなんですけれども、最低賃金を超えていればそれでいいという話ではないと思います。緊急な改善を求めたいと思いますが、お答えをいただきたいと思います。  次に、各種の保険についてです。これも昨年お尋ねいたしました。  以前から児童、支援員ともに、スポーツ安全保険に加入しているというお答えをいただいております。しかし、2年前のの調査でも、支援員については労災保険に加入しているというところが多くなっております。  では新たな調査をまとめておられないようなのですけれども、さらに増えているのではないかというふうに推察をいたします。スポーツ安全保険に入っているからいいということで本当にいいのでしょうか。  以前にも申し上げたとおり、厚生労働省が定めております放課後児童クラブ運営指針では、労働環境の整備に関するところで労災保険に加入しておくことが必要であるとされております。  昨年のお答えでは、徐々にやっていく必要があるかなというお答えでありました。その後どう検討されているのか、徐々にとはどう進めるということなのか、お答えをいただきたいと思います。  次に、放課後児童健全育成事業の利用基準について伺います。  これは、どんな児童が学童保育を利用できるかを市が定めているものでありますが、就労、求職、出産、疾病、災害などが定められております。その具体的な運用についてお聞きをいたします。  求職については、2カ月が限度で、求職活動する日のみ預かるということになっています。しかし、実際にはこの求職活動が2カ月で終了するとは限らない、そういう場合もあると思いますが、このような場合にはどう対応しているのでしょうか。  出産については、産後1カ月ということになっております。これについてもさまざまなケースがあるというふうに推察されますが、どのように対応しておられるのか、お伺いいたします。  利用者の立場に立って柔軟な対応をぜひお願いしたいと思いますが、この件についての見解を求めるものであります。  3点目に、学校給食の無償化についてであります。  今、全国では、学校給食の無償化に踏み出すところが増えております。県内ではまだ少ないのですが、今年度から朝日町が中学生の無償化を始めたと聞いております。上市町では一部助成に範囲を広げたというふうに伝えられております。  全国紙でもこうした動きが伝えられておりまして、背景としては、子育て支援あるいは子どもをめぐる貧困化の問題が指摘をされております。  本市は子ども第一主義のもとで第2子保育料の無償化を実施しているわけですが、さらに一歩進めて、学校給食の無償化あるいは助成を検討されるように求めたいと思いますが、見解をいただきたいと思います。  大きな4点目は、国保の県域化です。これも再々お尋ねをしているところでありますが、改めて現在の見解あるいは認識についてお伺いをいたします。  8月末に地元新聞に、来年度からのこの国保の県域化について各自治体が行った調査結果が報道されておりました。全国調査は共同通信によるものとされておりました。  それによりますと、国保料、当市では国保税ですが、この上昇を予想しているところが全国では35%の自治体、県内では6市村とされておりました。本市ではわからないというふうに回答されたようでありますけれども、この問題は被保険者にとっては最も知りたい中身であります。  その中で、上がる理由として幾つか紹介されておりました。今でも被保険者にとってこの保険税負担が大きいというのが実感であります。  試算結果がまだわからないということのようでありますけれども、結果にかかわらず、一般会計からの繰り入れも含めて保険税の引き下げを改めて求めたいと思いますが、見解を求めるところであります。  次に、同じくその記事の中で示されておりましたが、県域化にあたって懸念される問題であります。  その中で、運営のいかんにかかわらず幾つかの懸念について書かれておりました。各自治体に取材したものと思われますけれども、本市はその取材に対してどのように答えているのか、どのような懸念を持っているのか、感じている懸念についてお答えください。また、それにどう対応しようとしているのかもあわせてお答えをいただきたいと思います。  何度も申し上げますが、来年春から県域化になる。市民にとって県域化の情報が全く知らされていないという状況であります。市民生活に直接かかわる極めて密接な問題であるにもかかわらず、市民無視の姿勢だと言わざるを得ないやり方だと私は強く感じております。  そうした市民の立場に立ってどのように考えておられるか、改めてお答えをいただきたいと思います。  以上で私の質問といたします。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  日本共産党議員団古沢代表の質問にお答えしたいと思います。  核兵器禁止条約についてということで、1、2と質問をいただきました。  古沢議員ご存じのとおり、日本非核宣言自治体協議会に参加している市長としましては、当然にこれを推し進めるべきでありまして、ましてや2番目を絡めますと、被爆国日本がとるべき態度というのは決まっているのでありまして、日本政府がとった行動についても非常に残念に思っているということ。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  放課後児童健全育成事業について、支援員の処遇改善について時給の見直しをということであります。  支援員の時給単価については、先ほどお話しされましたとおり、通常850円としております。午後6時30分以降開所しているところでは、午後6時以降の単価を1,000円としているところであります。  今後とも賃金面での処遇改善は課題であると考えておりまして、他市等の状況も見ながら検討していきたいと考えております。  次に、各種保険への加入についてのご質問であります。  放課後児童クラブは全小学校区におきまして、計10カ所で実施しております。うち9カ所は公設民営で、1カ所は民設民営となっております。  公設のクラブにつきましては、各小学校区の児童育成クラブ運営協議会に運営を委託して実施しているところであります。  厚生労働省の策定している放課後児童クラブ運営指針には、業務中の災害に対応するための労災保険の加入や、必要に応じて社会保険の加入などの労働環境整備について規定されております。  本市の公設クラブにおきましては、先ほどもお話がありましたとおり、業務中や通勤途中に災害があった場合の補償として、各運営協議会においてスポーツ安全保険に加入しているところであります。  業務災害等による休業や療養にも対応できる労災保険への切りかえにつきましても、今後、各運営協議会に働きかけてまいりたいと考えております。  社会保険につきましては、労働時間などの加入条件があり、現在、公設のクラブに勤務する支援員には加入条件に該当する者はおりませんが、今後、条件を満たすものがあれば加入するよう各運営協議会に指導してまいりたいと考えております。  利用に係る基準の運用につきましてであります。  放課後児童クラブは、保護者が労働等により、昼間家庭にいない児童を対象に適切な遊び及び生活の場を提供し、健全な育成を図る事業となっております。保護者が求職中や出産などにより家にいる場合の放課後児童クラブの利用についても、市で一定の基準を設けております。  各クラブにおいては、保護者から体調をはじめとしたさまざまな事情、状況もよく聞くなどして、必要と判断される場合には児童を預かるなど、各クラブで柔軟に対応しているところであります。  今後も引き続き、適切な対応を各クラブにも依頼してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、私のほうからは問いの4、国保の県域化についての1つ目の質問でございます。  一般会計の繰り入れの抑制、引き下げを考えるべきというご質問に答弁させていただきます。
     本市は、医療費水準、所得水準が県内では高いほうにあるため、国保事業費納付金と標準保険料率の算定に反映され、国民健康保険税率にも影響すると考えられております。  また、本市の国民健康保険加入率は、平成29年8月末現在では18.46%となっており、全体の約2割であります。  一般会計からの法定外繰り入れについては、現時点では本市が納める国保事業費納付金の総額や必要な国民健康保険税の総額が不明なため、県域化後の国民健康保険財政の状況を見ながら検討させていただきたいと考えております。  2つ目でございます。どのような懸念を持っているか、どう対応しようとしているのかということでございます。  から示される国保事業費納付金の額は、市町村ごとの医療費水準や所得水準等に応じて算出されることとされており、県内で医療費水準や所得水準が比較的高い本市は国保事業費納付金に反映され、国民健康保険税率が高くなることを懸念しております。  また、平成28年度から実施された保険者努力支援制度については、国民健康保険税の収納率や特定健康診査受診率、特定保健指導実施率、保険事業等に対する評価指標の点数の合計と国民健康保険加入者数に基づき各市町村に補助金が交付されるもので、このような保険者の努力により各市町村に交付される国庫補助金等の拡充を引き続きに要望したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  学校給食費の無償化または助成についてお答えいたします。  学校給食費につきましては、現在、1食当たり、小学校下学年が265円、上学年が271円、中学校では307円となっております。  学校給食法では経費の負担を定めております。学校給食に必要な施設設備や職員の人件費等は学校の設置者が負担することになっており、それ以外の経費、具体的には食材費や調理に係る光熱水費、これらについては保護者が負担することとなっております。  保護者の負担軽減のため、市では学校給食法で保護者負担とされている光熱水費につきましても市が負担し、保護者には食材費のみを負担していただいているところであります。給食費が食材費のみということからも、現行が適当であると考えているところであります。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  市長からは核兵器禁止条約についての見解をいただきました。評価しているというふうに理解をいたします。同時に、日本政府の対応については大変残念であるというお答えもいただいたところであります。  先ほど平和祈念式典での長崎市長の言葉を紹介いたしました。同じそれに先立っての広島の祈念式典でも松井市長は同様の主張をしておられまして、政府に対しまして、「核兵器禁止条約の締結促進を目指して核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」、このように言っております。  また、市長からもご発言のあった非核宣言自治体協議会、これは今の核兵器禁止条約が国連で議論されるにあたって、ですから、昨年の10月に、やはり日本政府がこの会議に参加しないという態度表明をしたときに、非核宣言自治体協議会会長として田上長崎市長が、「日本政府の態度は、唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界を目指す姿勢の信頼を著しく損ない、また核兵器廃絶を願う全国の非核宣言自治体を失望させるもので、まことに遺憾だ」というふうに述べておりまして、当時の岸田外務大臣に要請文を送っておられます。  市長には日本政府の対応について大変残念だというお答えをいただいたわけでありますが、ぜひこの非核宣言自治体協議会、今約300余りの自治体が加入しているというふうに私は認識しておりますが、そうしたところとぜひ連絡、協議、力を合わせていただいて、政府に対して強く働きかけをいただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  全国市長会の中で、この問題につきまして、考えはほとんどの市長さんが同じだろうと。加盟していようといまいと同じだろうと思っています。  市長会の議題は、各市長、そして単位でまとめ、ブロックでまとめ、全国の市長会に上がってまいります。それらに歩調を合わせながら、同じく行動を取ってまいりたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひそのようにお願いをしたいと思います。  今市長もお答えいただいたとおりで、いろいろな政治的な立場、見解は違っても、核兵器を廃絶しなければならないという思いは共通の思いだと思います。市長にはぜひ力強く進めていただきたいというふうに改めてお願いをしておきたいと思います。  放課後健全育成事業についてですが、支援員の処遇改善についてであります。  引き続きの課題で、他市の状況を見てというお答えでありました。  最低賃金が昨年、ことしと引き続きで、額とすればこれまでよりも大きな引き上げになっているわけですが、795円ということになりますと今850円、これまでの支援員、資格取得はまだ何年かかかると思いますが、これまでとは違ったスキルといいますか、そういったものを求めるということになってくるわけでありますが、その資格取得とは別に、底辺としての賃金を引き上げるということがあって当然ではないかと。それが最低賃金を引き上げるということの趣旨だと思いますが、これについて改めてお答えいただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  資格取得の件も話がありました。それも含めて、今後、他市の状況も見て検討してまいりたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ他市から見られるような対応をとっていただきたいと思います。  この間、担当課からいただきましたが、特に滑川市の時給が際立って低いという状況ではありませんが、ほかのところも上がっていないんですよね。だから、最低賃金を上げるということの趣旨から見れば、それはそれで問題だというふうに考えていただきたいと思います。  それから、保険ですけれども、再々申し上げました。スポーツ安全保険に入っているからいいという話ではないと。教育長にお答えいただいたとおりで、休業補償等はスポーツ安全保険には多分ないと思うんですよね。労災保険にはあると思いますので、スポーツ安全保険に入っているから労災保険に入らなくていいということではないというふうに思います。  教育長もおっしゃいましたとおり、運営指針の中では、労災保険、できれば必要に応じてその他の社会保険にも加入が望ましいと、求められるというふうにしておりまして、これまでのいわゆる学童保育の支援員の皆さんの活動とは、これまでよりも数段高いものが求められているというふうにもなっていると思うんです。それに合わせた対応ということが必要だと思いますが、改めていかかがでしょうか。  これは、委託をしているとは言いながら、実質的には、市が各運営クラブに対して、指導という言葉が適当かどうかわかりませんが、そういう立場にあると思いますから、ぜひお願いをしたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  今ほどおっしゃいましたように、事業主として労災保険に加入しておくことが必要であり、また必要に応じて厚生保険や雇用保険に加入しておくことが求められるということであります。  今後、各運営協議会に働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  ぜひ強く推し進めていきたいというふうに思うんです。  今のままですと、率直に言って、一昨年でしたかね、子ども・子育て支援新制度で学童保育のあり方、位置づけが大きく変わったというふうに思っているんですけれども、市の認識がこれに本当に追いついているのだろうかというふうな気がしてならないところであります。  市の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の中でも、第8条と第9条で事業者の一般的な要件というのを掲げているんですが、支援員の皆さんに対してはそれ以前の、まだ有償ボランティアの延長上の認識でおられるのではないかというふうに私は感じてしまうわけであります。  支援員の皆さんの役割が大きくなっているということを正面から捉えていただいて、それにふさわしい処遇を求めたいと思います。  改めてその進め方についてお願いしたいと思いますが、どうでしょう。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  27年度からそれぞれ支援員につきましては研修を進めているわけであります。16科目ということで、それぞれ支援員に必要な知識や技能を高めてもらっていると思っております。そうした意味で、支援員につきましても、今まで以上に認識は高まり、いろんな意味で向上しているのではないかと思っております。  また、各場所につきまして、巡回して相談に乗ったり指導したりするという体制も整えております。こうした新制度に見合った新たな形へと進んでいるものと理解しております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  資格取得も、5年でしたかね、もう2年目か3年目になっていると思いますが、期限が切られています。  そういう意味では、この処遇改善も、徐々にということではなくて期限を切った検討が必要ではないかと思いますけれども、それについていかがですか。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  32年度までにということで毎年研修に参加しているわけで、できれば希望する者が全員、研修を終えた段階で検討を進めたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  有資格者とそうでない方とのいろいろなことも出てくると思いますが、ベースとしての時給はぜひ上げていただきたいというふうに思います。保険のほかにもですね。  利用基準についてお伺いをいたします。  先ほど申し上げたとおりで、教育長からも答弁いただいたとおりで、必要に応じて柔軟に対応しているというふうにお答えをいただいたのですが、求職については、先ほど申し上げたとおり2カ月が限度ということになっています。  この場合でも、例えば2カ月を超えて求職活動が必要だという場合については、特別な場合にはというただし書きも一番下のほうにありますので、それについて対応していただけると思うのですが、2カ月を超えても実情に応じて相談に乗っていただけるという理解でよろしいですか。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  先ほど申し上げたとおり、放課後児童クラブは、保護者が子どもの養育ができないといった状況の児童において対象としているものであります。  一定の基準というのはやはりある程度必要であると考えておりまして、そうした基準に従って保育をしているわけでありますが、児童の保育に必要があると認められるということについては、それぞれご事情もあると思いますので、そうした状況あるいは事情、病気の場合ですと体調等もありますが、そういったことも聞きまして、必要と判断される場合には預かるというふうに対応していきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  出産についてですが、産後1カ月というふうに規定をされております。これはなぜ1カ月というふうに切ってあるんでしょう。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  基準では産後1カ月としております。これにつきましても、基準でありますが、やはり状況を見て判断したいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  柔軟に対応したい、ぜひそれはそのとおりやっていただきたいと思いますが、聞くところによると、児童クラブによっては、希望者が多くてかなり窮屈な状態になっているところもあるというふうに聞いております。そういったところは往々にして柔軟な対応がしにくいということも耳に入っておりまして、なぜ1カ月なのかということが私はよくわかりません。  出産について、産前産後のいわゆる産休というのがありますけれども、なぜ産休というのが決められているのかと。  私は男ですのでわかりませんけれども、やっぱり出産にまつわって、さまざまなリスクがある。それで、産前産後についてはしばらく、例えば労働基準法では前6週間、後8週間というふうになっていたと思いますが、その間は仕事から離れて体を休める必要があるからだということで、そのように規定されているものだというふうに理解をしているわけです。  ほかの自治体では、この出産後の利用基準についていろいろあるようでして、県内のクラブについて調べたわけではないのですけれども、そこまでなかなか載っていないので見えないのですけれども、ほかの自治体では、例えば出産の前後2カ月で最長5カ月というふうに決めているところでありますとか、労働基準法で定められていることに準じてというふうに定めているところですとかあります。  柔軟に対応していただくことと同時に、この1カ月という基準ですね、これもぜひ見直しが必要なのではないかと思いますが、検討いただけないですか。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  さまざまな事例があるというふうに今お伺いいたしました。それぞれの放課後児童クラブの状況を鑑みて、それぞれ話をしているものと思います。  しかしながら、やはり基本的には、子どもの養育ができない状況があるかどうかということでありますから、1カ月ということでありますが、そうした体調によっては、それぞれ個人個人違うことでもありますので、状況を聞きながら判断をして、場合によっては児童を預かるというふうに対応していきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  再々申し上げておりますとおり、以前と比較して、この学童保育、育成クラブの役割というのは大変大きくなっているというふうに思っています。そうした保護者の期待にぜひ応えていただくように、見直しも含めて、柔軟な対応をぜひお願いしたいと、利用者の期待に応えていただきたいというふうに思います。  学校給食の無償化についてですが、食材費のみだから現行が適当だというふうに答えておられますが、先ほどご紹介したとおり、朝日町では中学生の無償化が始まっております。全国では本当にいろいろです。  食材費は保護者の負担ということになっているとしても、文部科学省はたしかこの無償化について排除しないという対応をとっておられるはずであります。ですから、今進んでいるのは、さっきも申し上げたとおりで、子育て支援、そして子どもの貧困化というものが背景にある。  お聞きするところによると、滑川市での学校給食費の滞納はないというふうにこの間お聞きをいたしましたが、表に出ていないいろいろな事情があるのではないかということも容易に推察することができます。  いきなりの無償化ということは課題としても、一部助成ということも方法としてはあり得るものというふうに思いますが、これはぜひ検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(中島 勲君)  膳亀教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(膳亀 進君)  まず食費につきましては、一般的には個人の負担に帰するべきものと考えております。そういうことからも保護者が負担するべきものと思っております。  また、中学校は、中学3年生までの児童を養育する方に児童手当が支給されております。その目的につきましては、児童手当を支給することにより、生活の安定に寄与するとともに、児童の健やかな成長に資するとされております。  この児童手当には給食費という概念も含まれておるものと考えておりますので、給食費につきましては保護者に負担していただくのが適当であると考えるところでございます。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そういうふうに言ってしまうと、子ども第一主義の考え方がどこかへ行ってしまったような気がいたします。すぐ実現せよというわけではありませんが、考え方としていかがなものかというふうに言わざるを得ないと思います。これは引き続き求めてまいります。全国の例もこの後紹介を続けたいというふうに思っておりますから、引き続きの検討をお願いしたいと思います。  国保の県域化の問題です。再三にわたってお聞きをしておりまして、国が確定値を示さない、それに伴っての作業も遅れているというのが現実でして、一番割を食うのが現場、そして被保険者、知らないうちに高い保険税になっていたということになると、これは何をか言わんやだというふうに再々申し上げているとおりです。  さっき部長から答弁いただいたとおりで、前にも紹介したとおり、滑川市は医療費水準も平均より若干高いということから言うと、納付金のことから言って保険税を高く設定せざるを得ないのではないかと。  部長に前に答弁いただいたとおりで、被保険者にとって保険税が高いという実感は部長も認めておられました。共通の認識だろうというふうに思うんです。  国からのいわゆる助成交付金がいろいろ言われておりますが、県域化によって国保財政が潤沢になるという話では全くありません。そういうことから言っても、再々申し上げておりますとおり、国保は健康保険の最後のとりで、セーフティーネットです。  加入者が2割ぐらいだという話、それは承知しておるわけですが、いわゆる被用者保険に入っておられる人もいずれは国保に移行してくるということになるわけで、一般会計からの繰り出し、滑川市は経験しておりますから、これはぜひ、状況を見ながらということだったので否定はされなかったというふうに捉えたいと思います。早く試算結果が出なければというふうに私も思いますが、否定はされなかったという捉え方をしておりますので確認をしておきます。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  否定はしておりません。先ほどの答弁と同じでございまして、財政の状況を見ながら検討させていただきたいということでございます。 ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  さっき税率が高くなるのでないかということも懸念だとおっしゃったとおりでありまして、部長の懸念と同様に被保険者の大きな懸念であります。  だけど、正直言って被保険者は県域化になるということも知りませんよ。県域化になってどうなるのかということも、なおさらわかっていません。  だから、準備の遅れ、認識の遅れというのは、年が明けたらすぐ始まる。もう決まっていたと、こういうことになるわけでありますから、これは市のレベルから言っても、多分9月の頭に一度示されたんじゃないかと思いますけれども、お聞きすると、どうも変動要素が大きいのでというようなお話でした。それもわからないではないですが、ぜひ市民、被保険者に安心してもらえる、安心を与えるための国保なんですから、この問題でも安心を与えるように一層の努力を求めたいと思いますが、最後にもう一度お願いします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  のほうからいろんな情報がおりてきましたら、速やかに皆さんに周知できるようにしたいというふうに考えております。  以上です。
    ○議長(中島 勲君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  できたらこの9月のあれも議会に対して報告してほしかったんですよね。この間、私らは全く何も皆さんからは知らされておりません。これは大変不満です。  引き続きそのことを求めて私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  以上で会派代表による質問を終わります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(中島 勲君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  5番谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  それでは、あらかじめ通告してあります2項目についてお尋ねをいたします。  まず、1項目目の姉妹都市シャンバーグ市との国際交流事業についてですが、平成29年度海外派遣事業として、8月17日から8月23日の7日間の日程で姉妹都市のシャンバーグ市へ、竹原議員と私自身が一般団員として参加させていただくことができ、そして貴重な体験をすることができ、本当にありがとうございました。  簡単に今回の日程を申し上げますと、1日目、8月17日木曜日、朝の5時、滑川市役所玄関前で出発式。10時50分に羽田空港よりシカゴへ向けて出発。現地時間の午前11時、日本時間で言いますと午前1時に歓迎式典があり、午後はシャンバーグ市内をバス車中より見学。  2日目の8月18日金曜日、中学生団員はシャンバーグ市の公共施設、警察署、消防署、シャンバーグ高校、図書館等を見学し、夕方、同世代交流。そしてホームステイの引き合わせ式。それで、夕方の6時半から、こちらで言いますと富山サンダーバーズに近い、マイナーリーグのシャンバーグ・ブーマーズの試合をホームステイ先の家族と一緒に観戦し、試合終了後、ホストファミリー宅へ2泊3日のホームステイがスタート。  一般団員は、午前中はシャンバーグビジネス協会、日本の商工会議所に近い団体を訪問し、シャンバーグ市のビジネスの状況の説明を受けました。午後は日本企業のサンスターを訪問、夜は中学生団員と同様に野球観戦を行ったと。  3日目、8月19日土曜日、一般団員は、午後、シャンバーグ市のスポーツ複合施設及びスプリングバレー―シャンバーグ市が1880年、ドイツのシャンバーグから移民をしてきた当時そのままの家や農場の施設を見学してきたと。  4日目、8月20日日曜日は、夕方の4時に一般団員はシャンバーグ市のコンベンションセンター―シャンバーグ市が建ててマリオットホテルが経営をしている施設を見学。それで、5時から立食パーティー。そこで中学生団員と合流。それで、5時30分から姉妹都市提携20周年の記念交流会、サヨナラパーティーを実施。中学生団員は新川古代神踊りや空手を披露してくれたと。  そして5日目、8月21日月曜日は、9時半から全員でスギノマシンの現地法人スギノコープを訪問。その後、シカゴ市内を見学。  それで、22日の日に帰国の途についたと。  上田市長の提案理由説明にもありましたが、今回の訪問に対して、アルラーソン市長をはじめ、多くの方々に心温まる歓迎をいただきました。  特にシャンバーグ市姉妹都市委員会の皆さんには、中学生団員20名のホームステイ受け入れ先を見つけていただき、子どもたちも、言葉の不安を抱きながらも、2泊3日のホストファミリーとの時間を過ごし、貴重な体験ができたと思っています。  20周年記念交流会の立食パーティーで子どもたちに会ったときに、ホームステイは大丈夫だったかというふうに尋ねると、とっても楽しかったとみんな答え、帰りたくないとか、またすぐ来たいというふうに言ってくれました。  ホストファミリーの方々も、中学生を受け入れて楽しい時間を過ごせたというふうにおっしゃっていました。また、お子さんをお持ちの方は、子どもぜひ日本へ行かせたいともおっしゃっていました。  今回の交流が両市のきずなを一層深める機会になったというふうに思っております。  そこで質問ですけども、中学生20名が2泊3日のホームステイや公共施設の視察、スギノコープの会社見学などを通して、日本では経験できない貴重な体験をしたと思います。  今回の中学生の派遣事業を総括していただき、中学生にどのような成果を期待しているのか、まずお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今ほどシャンバーグ市訪問の行程につきまして細かく紹介をいただきまして、私は少し楽をさせていただきます。  今ほどおっしゃいましたように、平成29年度の滑川市海外派遣事業として、8月17日から1週間、シャンバーグ市を訪問したわけでございます。  今ほど話もございました。ことしがちょうど姉妹都市の提携をして20周年と節目の年ということで、シャンバーグ市の受け入れも本当に温かい心のこもった受け入れだったろうと、そういうふうに考えておるわけでございまして、シャンバーグ市の皆さんに心から感謝を申し上げたいと、そのように考えております。  そういう中で、今ほどおっしゃいました中学生団員が20名、一般団員が両議員さんを含めて12名、役職員等を含めて合計38名で訪問したわけでございます。  この訪問に際しまして、市議会をはじめ、滑川、早月、両中学校の関係者、保護者、商工会議所、青年会議所等々、多くの皆さん方にご協力をいただきました。厚く御礼を申し上げたいと思います。  おかげをもちまして、本当に団員の皆様方の熱い熱意とご尽力によりまして、友好親善がさらに深まったと、そういうふうに思っておりまして、大きな成果を上げて全員無事に滑川に帰ってきたということを報告させていただきたいと思います。  そういう中で、今ほど中学生団員の成果とか、そういうことについてのお尋ねでございます。  今回、中学生20名を派遣したわけでございますけども、事前に6回の研修会をやりまして、その研修会では、文化や習慣等の違いを学んだり、あるいは英語学習をやったり、あるいはまた日本、滑川の伝統文化等をどう伝えるかと、そういうことも本当に子どもたちは一生懸命頑張ってやりました。  そういう中で、現地でも中学生は規律正しく行動していたと、そういうふうに思って、私も本当に感心をしておるわけでございます。  それから、2泊3日のホームステイにつきましても、1人ずつホストファミリーのところに預かっていただきまして、やっぱり滑川を代表してということで、なれないアメリカの生活を体験しながら、そしてまた日本の文化、いろんなことを伝えると。  そういう意味では、一人ひとりが十二分な交流親善大使としての役割を果たしたのでないかなと、そういうふうに思っておるわけでございまして、今ほど感想の話もございました。一人ひとりが本当にホストファミリーに溶け込んで、そして相互理解とか、あるいは親善交流に大きな役割を果たしてきたと、そのように考えておるわけでございます。  また、先ほど話がありました現地の図書館とか、あるいは高校とか、それからスギノコープもお邪魔しました。スギノコープの質問のときに、一般団員より先に手を挙げて中学生が次から次といろんな国際経済状況も含めながら質問をしたと。非常に感心をさせられたわけでありまして、そういう意味では、中学生の意識あるいは国際交流にかける意気込みというのは非常にすばらしいものがあると、そのように思ったわけでございます。  そういう中で、今回の訪問について、やはり国際的視野を大きく一人ひとりが広げ、そしてまた将来の夢を膨らませたのではないかなと、そういうふう思っておるわけであります。  それから、今ほど紹介がありましたが、一番圧巻だったのは、20周年記念のパーティーの席で、滑川の文化、日本の文化を紹介ということで、空手、あるいは日本手ぬぐいの使い方、そしてまた新川古代神踊りをそれぞれ班に分かれて紹介したわけでありますが、本当に参加者、シャンバーグの方120名と、私たちが40名ぐらいですから160名おったわけでありますけど、万雷の拍手喝采とはこのことを言うのかなと、そういうふう思いまして、本当にシャンバーグの人に感動を与えたのではないかなと思っておるわけでございます。  今回、20名の子どもたちは本当に一生懸命、自分が頑張って経験をしてきたわけでありまして、ぜひこれからは、この経験を同級生とか仲間とか、あるいは地域の人とかいろんな方に伝えて、滑川市全体が国際化の先頭を行くまちとして、いろんな国際的視野を広めたり、あるいは国際理解を図ったり、そういうことで、これからの国際化時代に対応した人づくり、仲間づくりに大きく寄与してもらえれば大変ありがたいと、そういうふうに思っておりまして、子どもたちのこれからの活躍に心から期待を申し上げたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  どうもありがとうございます。  今ほど石川副市長のほうからもありましたとおり、スギノコープでは本当に中学生団員の皆さんが、やはり初めてそういう設備というか機械を見たりということで非常に関心を持ってくれて、スギノコープの方々も、中学生の団員の皆さんに国際的に活躍してくれることを期待していますとおっしゃっていただいたというふうに思っています。  本当に中学生団員の皆さんが今回の交流に非常に力強くやってくれたということで、事前研修の英語の研修もあったりして、ある程度子どもたちは不安に思いつつも、本当にホームステイを楽しんでくれたんじゃないかなというふうに思っております。  そういうことで、帰国後、小学生の子どもさんを持つお母さんから、この次の派遣事業はいつごろ実施されるのかというふうに聞かれました。  今回は20周年記念事業として中学生団員20名という多くの団員で構成されましたが、今後は7名から8名程度の派遣事業として、シャンバーグ市へ3年ごとぐらいで派遣する継続事業として検討できないか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今回の派遣事業につきまして、親善交流と国際的視野を広めるということで大きな成果があったと、このように考えておるわけでありまして、今、例えば3年ごととかという話がございました。今回、この大きな成果を踏まえて、そういう意味でも、今後の海外派遣事業につきましてはぜひ継続をしていきたいなと、このように考えておるわけであります。  ただ、何年ごととか、何名にするかとか、どういうふうにするか、これはいろんな観点をまた検討しなきゃならないので、これはこの後また検討させていただきたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  今回の中学生団員の選考は、1年生から3年生までということで募集をしていただきました。  なぜ3年ごとというふうに申し上げたかといいますと、3年ごとであれば、中学生全員の方にシャンバーグ姉妹都市交流に参加できるチャンスが公平にあるかなという意味合いで申し上げておりますので、また前向きにご検討をいただきたいというふうに思います。  次に、外国語、英語の指導者についてですけど、現在、中学校2校、小学校7校、計9校に対し、ALTが3名、英語活動支援員4名で英語を指導されておりますけど、指導者は十分と考えておいでになるか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えします。  現在、小学校5、6年生は年間35時間、外国語活動の時間が設定されておりまして、市からは3名のALTと4名の英語活動支援員を配置し、からは1名の英語専科教員が配置され、担任とチームを組んで授業を展開しております。  平成27年度からはALTを1名増員し、英語活動支援員については1名分の時間数を増やしております。  へは引き続き専科教員の配置を要望するとともに、小学校では英語の免許を持っている教職員は10名現在おります。や市教育センターでの研修の充実を進め、小学校の外国語教育を充実させていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  十分ということに対してはご返答いただいていないんですけども、その点について、もし学務課長、何かご意見があればお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  申しわけございません。  週1時間、外国語活動の時間がございまして、ALT、英語活動支援員は配置できる数を確保しておりますので、今は十分と考えております。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  先月初め、姉妹都市の那須塩原市へ行政視察に行ってきまして、外国語指導者について伺ってきました。  那須塩原市は特に外国語教育に力を入れていて、今現在、小学校20校、中学校が9校、義務教育学校1校、計30校に対して、ALTは全ての小中学校に配置し、大規模校には2名を配置ということで、英語能力として、中学3年生で英検3級程度の英語力を身につけさせることを目標にされております。  また、那須塩原市では、姉妹都市オーストラリア共和国リンツ市へ、派遣事業として、毎年中学2年生を各学級から1名ということで、計37名から38名を毎年4月に派遣されている。  那須塩原市の外国語教育は別格というふうに思いますが、本市においても、もう少し外国語教育に力を入れてもいいのではないかなというふうに感じました。  そこで、2020年より外国語授業が小学校3年生から実施されるわけですけど、ALT及び英語活動支援員の指導者をどのように考えているのか。  特に小学校では、英語ができない教諭、先ほど英語の免許を持っている方が今10名おいでになるということだったわけですが、英語ができない先生もおいでになるのではないかということで、小学校の教諭への負担が増えないようにするために、ALT、英語活動支援員の配置をどのようにすべきか早急に検討する必要があるのではないかというふうに思います。この点についてお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  小学校では、平成32年には、3、4年生は年間35時間の外国語活動、5、6年生は年間70時間の外国語科の学習が始まる予定でございます。  また、移行措置として、来年、平成30年度には、新たに3、4年生は年間15時間、5、6年生は15時間プラスし、年間50時間の外国語活動を行う予定でございます。  今後、新学習指導要領での外国語指導に対応し、21世紀の次代を担う児童への英語教育の充実のため、や国へ英語専科教員の拡充や支援員の配置等の制度を要望するとともに研修の充実を図るなど、小学校における英語教育の推進に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  私自身、今回シャンバーグ市へ訪問をさせていただいて、私自身も海外勤務の経験があって、多少英語がしゃべられるかなというふうに思っていましたけども、30歳の後半で赴任して生活できる程度の英語、向こうで生活していたわけですから、英語をちょっとしゃべっていましたけども、今回行って話しすると、やっぱり英単語を忘れていて、なかなかスムーズに会話ができないということを今回本当に痛感させていただきました。  ところが、私ごとで申しわけありませんが、私の娘たちは、小学校のときに現地の学校へ行ったということもあって、英語に関しては全く抵抗なく、現在も海外へ行くことは全く抵抗がないというふうな状態でおります。  ですから、今回のシャンバーグの派遣事業を機に、やはり本市においてでも外国語教育にもっと力を入れていってもいいのではないかというふうに思いますが、この点について最後にお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  他市の教育長さんとお話をするんですが、滑川市は本当に恵まれているということで、1つの教室に担任がおり、支援員がおり、ALTがおり、専科教員がおるという形で授業を展開しております。  それでも課題はまだまだあります。それぞれの打ち合わせの時間がとれないですとか、ALTを全てのところに配置できないとかといったことはあります。しかし、大変恵まれており、おかげさまで進んでいると思っております。しかし、やはりこれからもっともっと英語教育に力を入れる必要があります。  昨年は小学校で、ことしは中学校で、を代表するようなリーダーを決めて国へ勉強に行っております。ことしの新教材の研究会では、本市のリーダーがを代表して国へ行ってお話を聞いてくると。いち早くそうした時代の移行の流れを受けとめております。  これからやれることは何でもしたいと思っておりますので、国やにも要望しながら、ぜひ本市の英語教育について、さらに進めていけるように頑張って努めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  伊東教育長、どうもありがとうございます。  やはり英語教育、外国語教育にも力を入れていただいて、子どもたちがシャンバーグ市へ行くことを楽しみにするようにしていただけることをお願いし、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  8番原明君。
    ○8番(原 明君)  それでは、通告してあります4項目について質問いたします。  まず、松くい虫被害対策についてであります。  この質問については、平成26年3月定例会で質問をさせていただいております。27年12月定例会でも古沢議員から質問されておりますが、松枯れの原因につきましては、マツノザイセンチュウが松の木の中に入り発生する病気だということであります。マツノザイセンチュウ病と言いまして、このマツノザイセンチュウを運ぶのがマツノマダラカミキリという虫だと。これが体内にマツノザイセンチュウを取り入れて、若い松の木に入ってセンチュウを分散するということであります。  平成26年3月の答弁では、被害木の伐倒駆除、それから対策として薬剤の樹幹注入を行うということでありまして、私もこの質問の後、海岸線をよく歩いておりましたので、処理されているというふうに判断しておったわけでありますが、最近また、再発生というか赤い松の木が目立つようになってきました。  現在の状況では、高塚、滑川漁港から滑川海浜公園、そして荒俣、浜四ツ屋、笠木、市の浄化センターから吉浦、カモメ荘あたりまでの海岸部の松が、何本かずつ赤く枯れている木が今見受けられる状況であります。  松につきましては、防風、防砂、塩害の防除効果、それから自然景観のうえで、海岸と松は切っても切れない大切な関係であろうかと思っております。  特に海浜公園での松食い虫の被害が今見受けられておるんですが、この海浜公園での松枯れ対策はどのようにされていくのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  海浜公園での松枯れ対策について回答します。  海浜公園において、松くい虫被害の対策として、平成27年度に樹幹注入49本、平成26から28年度にかけて、松の立ち枯れによる17本の伐倒処理を実施したところであります。  しかしながら、現在も松くい虫被害による立ち枯れが発生していることから、健全な松に害虫が移らないよう伐倒処理などを早急に実施することとしています。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございました。  海浜公園だけではありませんで、先ほど言いましたように、距離が大分長くなっております。  今年度の予算の中でも、森林病害虫等防除事業費として、の支出が多いわけでありますが、172万円予算計上されております。こういったものが簡単に1年で解決していくものではないというふうに思っております。  今課長言われたように、処理は処理でわかるのでありますが、海浜公園にも出てきたというのは、どこからか飛んできたものが寄生して今の病気を起こしておるという状態であろうかと思います。全体を通して駆除、防除をしていかなきゃいけない問題だろうと思っております。特に海浜公園だけじゃなくて、広い範囲でまた防除をお願いしたいと思います。  伐倒後の保安林の維持管理と整備についてであります。  今ほど言いましたように、松くい虫による被害の防止については、3年、4年前に駆除してあるところがまた発生してきたということで、いわゆるセンチュウを繁殖というか移動させる運び屋のマツノマダラカミキリの防除、それから今ほど言った松の樹幹注入を中心に、やっぱり根気よく年数をかけてやっていかなければならない必要な駆除作業であろうかと思います。  伐倒後の松の植林も含めて、保安林の管理、それから整備、今後どのように対策を進めていかれるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  それではお答えいたします。  本市の海岸保安林につきましては、これまでもにおいて被害木の伐倒処理を行ってきたところであり、今年度においても来春に伐倒処理を予定しております。  また、予防対策として、の新川農林振興センターと合同で毎年現地確認を行っているところでございまして、市において、平成25年度から27年度にかけて、国、の補助事業を活用しまして、薬剤約1,400本の樹幹注入を実施しており、この冬においても薬剤370本の樹幹注入を行うこととしております。  伐採後の補植につきましては現在のところ予定されておりませんが、保安林の機能の維持向上のためにも、密度や生育状況等を考慮しながらに要望したいと考えております。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  原議員ね、今藤名のほうから話がありました。何が確定しているか。来年の春じゃ遅いんで、今たたかなきゃいかん。来年の春になったら拡大するだけ。これはずっとうちの滑川市はだ、だと言ってきたの。がすぐやることないの。これは絶対いけませんので、私は強力に動きます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  今ほどは市長、ありがとうございました。  ここの答弁を聞いていると、それぞれの町内の皆さんが自発的に駆除されたり、いろんなことで協力をしていただいておるということでありますが、やっぱり聞いてみなければわからないもので、マツノザイセンチュウが松の中に入って木を枯らすという、これを理解している人が少ないと思います。それから、運び屋のマツノマダラカミキリがどういう生態なのか、やっぱり技術的にも必要な情報はきっちりと流してあげて、そして、今藤名課長も言われました、市長も言われましたが、と早い協議のうえで対策をお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。  続きまして、有害鳥獣被害防止対策についてであります。  1点目、イノシシによる農地への被害状況と捕獲状況、そしてその対策についてであります。  イノシシの生息が滑川に確認されてから、捕獲頭数は平成25年度の9頭から28年度は50頭になっていると聞いております。あっという間に捕獲頭数も増えたということは、イノシシの生態、生息数も増えていると思っております。  農地への被害は増加しておるんですが、捕獲された頭数、ことしの5月では9頭というふうに報告されておるわけですが、その後、捕獲された頭数、それから農地への被害状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  捕獲状況と被害状況ということでございます。  今年度における8月末現在の有害鳥獣による農作物の被害状況については、イノシシによる水稲の被害面積が452アール、被害金額が505万6,000円であり、このほかに猿やカラスによる家庭菜園等への被害を確認しております。  捕獲状況につきましては、8月末時点でイノシシが30頭、猿が1頭でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  今ほど課長のほうから説明がありました。5月末で9頭が、恐ろしい勢いで8月末には30頭ということになっておると聞きました。  ちょっと見えにくいかもしれませんが(資料を示す)、この写真を見ていただきますと、これはことしの8月、滑川市本江地内で撮影された写真であります。これは夜の10時ごろというふうに聞いておるわけであります。  車の中から携帯カメラで徐々に近づいていって、本当の至近距離で撮られたものと。この写真を見てみると、民家の前の道路でありますから、親が4、5頭、それから子どもも4、5頭と。  上市方面、これは一家団らん、休んでおったところかもしれませんが、車のライトによりまして上市方向へ帰っていったと、そういった写真であります。10時前後でありますから、まだ高校生や遅い部活の帰りを歩いて、あるいは自転車に乗って帰る子もいるかもしれません。  このような報告とか、イノシシのこういった相談、市のほうには入っていないでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  ご町内の皆様からは、そういった出没があって田んぼを荒らされるといった被害報告は受けております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  この写真を見ていただければわかるんですが、田んぼへは電気柵があって入れない状態です。  農道におるわけでありますから、これから一番心配しなければいけないのは、当然、電気柵があって農地へは入れません。でも、実際今のところは452アールの水田が被害を受けておる。  効果が全くないということではないんでしょうが、これだけのイノシシが頻繁に農道で寝そべったり親子で闊歩するということでありますと、やっぱり人や物に危害を及ぼす事例が今後出てくるのではないかと心配をするわけであります。  この対策が今後、本当に必要になってくると思うのでありますが、その対策と、そして上市町、それから魚津市、近隣市町村との情報、生息場所、目撃情報、そういった情報交換というか連携が、今までもやっておられると思うんですが、今まで以上に重要になってくると考えるわけですが、市のほうとしてどのような対策をしていかれるのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  有害鳥獣対策に関する情報につきましては、新川農林振興センター管内の自治体で組織する新川地域鳥獣被害対策協議会において、情報交換を行うなど連携に努めているところでございます。  ただ、野生鳥獣は市町村境を越えて移動することもあり、特に上市町とは中山間地域で地続きであることから、鳥獣が容易に移動できるため、情報交換はもとより、捕獲活動や侵入防止柵の効果的設置などの広域的な取り組みについても連携してまいりたいと考えております。  また、今後は、富山広域連携中枢都市圏においても有害鳥獣対策に関する連携を行うこととしております。  また、地域住民の方々には、イノシシの隠れ場所をなくして住みにくい環境にするため、草やぶや侵入防止柵周辺の下草刈りをあわせてお願いしているところであります。地域を挙げて実践していただいている町内もございます。  今後も引き続き、そういったことを呼びかけていきたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございます。  出会い頭にイノシシとぶつかったとか、これから本当にこれが心配になるわけでありますので、1つ情報が入れば今みたいに町内会へ流すとか、いろんなわなを道端につけるというのもこれはいかがなものかと思いますし、やはり全部で協力しながらやっていかなければいけないことかなとも思っております。  ただ、市町村連携の情報交換につきましては随時進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  地場産野菜の学校給食への使用状況についての質問に入ります。  滑川産野菜の学校給食への質問については、平成19年の9月議会で私、初めて質問をさせていただいております。平成19年の実績では、11品目で使用率が3.7%というふうに聞いておるわけであります。  ただ、その後、20年度には14品目、6.1%、それから21年度、15品目、6.6%、そして22年度には23品目で10.9%の使用率が報告されて、非常に増えていると思っておりましたら、26年度には74品目で53.9%と、非常にすばらしい勢いで品目が増えて使用率も増えていることにびっくりしております。  これは、上田市長の大きな政策の柱に、地産地消の推進、それから食育教育の充実がもちろんあるわけでありますが、学校給食への地場産野菜使用品目や使用率、この26年度からどれくらい増えているものなのか、使用状況と使用率についてお聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えします。  平成28年度末の学校給食の地場産野菜の使用状況につきましては、全体の使用量が95.9トンで、うち滑川産食材は51トンであり、71品目、全体の53.2%となっております。  また、滑川産食材で使用量の大きいものとしては、タマネギ、大根、ニンジン、ジャガイモ、大豆の順となっております。  全て滑川産で賄っているものとしては、大豆、里芋、トウガン、ミカン、リンゴなどがあります。  今後とも生産者や関係機関と連携し、安全でおいしい滑川産食材を一品でも多く供給してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございました。  やっぱり日ごろから食育に力を入れておられる市長さんはじめ生産者の皆さん、そしてさまざまな皆さんの取り組みが、その協力の中ですばらしい71品目、53.2%の使用率が達成できたと思っております。  今後も一品でも多く使用が増えればいいと思うんですけれども、使用率が増えれば当然農家の皆さんも潤うわけでありますので、この使用率の目標というのは教育委員会はどのように掲げておられるんでしょうか。100%というのはあれなんですけども、目標であります。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  なかなか難しい数字かもしれませんが、大体60%を目指しているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  目標というよりも、今七十何品目出してもらっておりますが、まだ少ない品目がございます。根菜類はちょっと弱いんじゃないかと思っています。  それからもう1つは、地区によって、山、中、西加積からの提供がちょっと弱いものですから、また協力いただけるところをお願いして増やしていけば75までは行くんじゃないかと。私の予想です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  使用率が増えれば当然、地元での生産量も増えるということでありますので、市長言われたように、75%という大きい目標に向かって、また皆さん協力してお願いしたいと思っております。  子どもたちも滑川産の安全・安心な野菜で給食をとれるというのはすばらしいことだろうと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  2点目、小中学校における学校田の活用と、生産された野菜などを給食の食材としてどのように利用されているのかお伺いいたします。  食べることの大切さ、食はどのようにつくられ給食や食卓に届くかなど、食を通して心の教育を目指すことが食育であろうかと思います。毎日普通に口にしている米や野菜がどのように栽培され加工されているかを、どれぐらいの子どもたちが理解しているのだろうかと考えたとき、地元で栽培された食材への関心がなければ、地元への愛着や感謝の心は湧かないと思うわけであります。  市ではそういったところから、生産者の皆さんと、農作業の苦労話やら、食べ方を交えながら、季節ごとに元気とふれあいの学校給食づくりの中で、学校給食を通し会食会もされております。  そこで、小中学校の学校田の活用、先ほど言いましたが、どういったものを生産され、給食の食材としてどの程度活用されているのか、利用されているのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  学校田(農園)につきましては、野菜等の栽培活動を通して、成長の様子や世話の仕方、収穫の喜びを感じるとともに、自分の食生活について考え、食に対する意識を高めるために、理科、生活科、総合的な学習の時間や特別活動の時間を通して取り組んでいるところでございます。  栽培活動につきましては、最後に「食べる」ということを目標にしておりまして、収穫した野菜等は学校で調理し、食の楽しさや大切さを学んだり、家庭へ持ち帰り、家庭で食、地産地消について考える機会としております。  また、食育や地産地消の一環として、自分たちが育て収穫した野菜等を学校給食へ提供している学校もございます。  昨年度学校給食へ提供したものは、寺家小学校がサツマイモ24キログラム、東部小学校もサツマイモ37キログラム、東加積小学校がキャベツ、大根、白菜等1,359キログラム、滑川中学校が大根65キログラム、早月中学校が大根、白菜、キャベツ400キログラムとなっております。  今後とも学校田(農園)を活用し、食育、地産地消を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  今ほど課長のほうから聞いて、東加積小学校がサツマイモが1,359キロですか。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  早口だったと思うので、すみません。
     東加積小学校はキャベツ、大根、白菜が1,359キログラムでございます。まだほかにも種類はあるようです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ちょっと勘違いしていました。これはやっぱり地元の人の協力というのが必要なんですよね。それが主ですよね。  北加積小学校ではことし、地区の協力を得まして田植えも体験しておると。刈り取ったお米は餅つきを行って地域の皆さんと味わうと、こういったような活動をしております。うちの孫もとれたキュウリ、ナスを持ってきて、うちで一緒に食べて喜んだことを思い出しました。  つい最近なんですが、ことしは家庭の畑が不作なのに小学校の畑が非常に豊作ということで、私の家庭もびっくりしております。そういったことで、子どもたちにも、つくる喜び、食べる喜びというのはどんどん体験させてやっていただきたいなと思っております。  学校田の作物の生産を通すというのは、今ほど言ったように、給食の材料として栽培することで、食育、それから食の農業につながっていくと思います。食の関心から農業、農への関心、そしてその関心を持った子どもたちが、将来の後継者の育成にも期待できると思うわけであります。  こういった学校田の利活用、もう少し工夫をしていただきたいと思いますので、来年また知恵をひとつ工夫していただきたいと思っております。  3点目、実のなる樹木の植栽事業についてであります。  この事業は平成18年度に実施されまして、それぞれの小中学校で実のなる樹木が植栽されております。これは情操教育の一環として行われた事業ですが、あれから11年が経過しております。若干枯れた木や弱った木や成長の遅い木もあろうかと思いますが、普通でいくと、さぞ大きく成長しているものと思うわけでありますが、現在の状況と教育の一環として利用されているのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えします。  実のなる木の植栽事業につきましては、市議もおっしゃったように、平成18年度に情操教育の一環として小中学校において実施したものでございます。  樹種につきましては、姫リンゴ、クリ、柿など7種類、20本を植栽したところであります。  植栽から10年経過した現在では、実がなっており、葉のつき方、実のなり方などを観察し、理科や家庭科の実習材として活用している学校もございます。  今後とも、食べ物の大切さや、育て、見守っていくなど、情操教育に役立ててまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございます。  ぜひ子どもたちに、全学校にクリだとか柿だとか姫リンゴはないと思いますが、私らが小さいころは、よく学校の帰りですとか遊びの時間に、柿を取って服で拭いてそのまま食べたり、クリをどのようにして食べるかというのは、歯で皮をむいて、渋皮を親指の爪で取って生で食べた。そういった経験というのは今の子どもたちはしているのかなと。  すぐそれをやれというわけじゃないんですが、食べ物の食べ方というものも、こういった食べ方もあるんだぞというような、これは情操教育にはならんかもしれませんが、果物、いわゆる出たものを楽しく食べられるというような貴重な体験にもつながるのではないかなと思いますので、もしそういう機会があれば、先生方に子どもたちと一緒にクリをこういった形でむいて食べるやり方もあるぞとか、柿は皮のまま食べたほうがうまいぞとか、いろんな形でそういったことも教えてやっていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。これは要らんことでございます。  4点目の観光の振興について。  まず、観光行政推進事業として、飲食店マップの更新や観光パンフレット「ぐるっと滑川」の更新を予定されておるわけでありますが、その更新の状況についてお聞きをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  観光行政推進事業の飲食店マップにつきましては、現在、商工水産課と観光課が連携して、7月中に市内の飲食店へ掲載に関する照会を行っているところでございます。  現在、校正中でございまして、観光パンフレット「ぐるっと滑川」については、市観光協会への委託事業でもございます。  そして、ことし6月に登録された国登録有形文化財の追記と市内店舗の掲載内容を見直しまして、年内に更新する予定といたしております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございます。  6月に登録された国指定重要文化財が幾つあるのかと、暮れまでに部数はどれくらいつくられるのか、ちょっとわかれば。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  6月に登録されました新たな国登録文化財については、5件で10棟でございます。  まず、有隣庵、菅田家の住宅の主屋、衣装蔵、養照寺の本堂、滑川館の本館、道具蔵、櫟原神社の本殿、拝殿、一の鳥居、二の鳥居の10棟になります。  それから、飲食店マップの印刷部数については5,000部を印刷することといたしております。  それと、「ぐるっと滑川」でございますが、これは3万5,000部を印刷することといたしております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  3万5,000部ということなんですけれども、これは当然、滑川の観光パンフレットでありますから、主にどういったところに配られるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  まず観光協会の案内所に配るものと、市内でございますと市の施設、市民交流プラザであるとか、そういう市内の重立った公共施設のほうにも配布すると。そのほか、県内の道の駅、観光施設、そういうようなところにも配布するということで、一応3万5,000部を印刷するということでございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  今出ているものを見ているんですが(資料を示す)、若干必要のないPRの写真もあるわけでありますので、また一回精査してやっていただければと思います。  課長には前に言っていたかと思いますが、観光に関係のないスポット的な写真も出ておりますので、これもまた一回見直しをかけてやっていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在、観光協会のほうに委託いたしまして精査いたしておりますので、校正中でございますので、ご意見のあった部分について、さらにまた精査したうえで発行いたしたいと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  それでは、観光客誘致事業として、キラリンの乗り場案内看板の設置、それからパンフレットの作成、中国語や外国語等も含めての作成なんですけれども、この実施状況、まだ看板は立っておりませんが、どのような状況で進んでいくのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ご質問のキラリンの乗り場案内看板の設置につきましては、県道1号線沿いの道の駅、滑川漁港周辺の市有地を予定いたしております。  ただ、現在、海上観光事業を実施していないため、看板設置に至っていないのが現状でございます。海上観光事業の早期再開とあわせて看板の設置を進めてまいりたいと考えております。  それと、多言語版の観光パンフレットについては、これも市観光協会の委託事業で、今ほどお示しになられました「ぐるっと滑川」をベースとして、英語版のパンフレットを2,000部作成することといたしております。  現在、英語の翻訳を進めているところでございまして、外国人観光客が最も多く訪れるホタルイカシーズン前に作成して、外国人観光客に本市観光の魅力を積極的にPRしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  結構外国の方も来ておられます。ほたるいかミュージアム等で見かけることが多くなりました。なるべく早く英語版、中国版、多国語でパンフレットをつくっていただければ、もっともっと滑川の隅々まで見ていただけると思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  最後になりますが、3点目の滑川市を訪れた観光客の推移と観光客誘致に向けた営業の取り組み状況についてであります。  北陸新幹線が開業して2年が経過いたしました。いっときの新幹線開業ブームも一段落したかなと思っておるわけでありますが、今後また新しく滑川市に来ていただける観光客の増加に向けて、どのようなPRや企画を進めていかれようとしているのか、あわせてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  当市の主要な観光施設であります、ほたるいかミュージアムの入館者数は、平成26年度の北陸新幹線開業前は5万1,232人の入館者でございました。開業後の平成27年度は6万1,623人で、前年度と比べまして1万391人の増になっております。平成28年度は6万7,241人で、これも前年度と比べまして5,618人の増となっております。  また、ことしのホタルイカシーズン中の来館者数についても、昨年と比べまして約5%の増加となっております。  観光客誘致に向けた取り組み状況については、海上観光事業の早期再開を最優先として取り組んでいるところでございます。  そのほか、市内イベントの充実や外への出向宣伝による観光PRを実施しているところでございます。  そして、今年度から、嘱託職員による営業活動といたしましては、4月から8月までに、県内の宿泊施設、観光施設、さらに県内の学校等、延べ約300件を訪問して、実際に訪問先の生の声をお聞きしながら進めておるということでございます。  今後また、さらなる観光PRに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  営業努力のあらわれが1万391人の増になったのかなという思いもいたしますが、代表質問でも出ておりましたキラリンの運航については、来年度からきちっとなるということを私自身確信しておりますし、たくさんの観光客が滑川を訪れてくれることも期待しているわけであります。  ことしできなかったクルージングにしても、来年やっぱり、一つの大きなほたるいか観光、そしてクルージングは本当に大きな目玉商品、観光であると思っておりますので、ぜひ1万人が2万人増えるような形で観光客に来ていただくことを、またそれに努力していただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩いたします。  再開は午後4時といたします。               午後3時46分休憩          ─────────────────────               午後4時00分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  9番岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  では、通告してあります4つの項目について、皆さんのお答えをよろしくお願いをいたしたいと思います。  まずはじめに、観光についてということであります。  観光は、皆さんご存じのように、滑川市だけでは非常に難しいということで、新川地域、そしてまた富山地区といろいろな連携をしながら、来客を一生懸命お願いするということでありまして、滑川の観光については、やっぱり富山、新川圏との連携が大事なのではないかなということで、その中でも滑川市はちょうど中継点ということで、非常に大事な位置を占めているつもりでおります。  その中でちょっとお聞きをいたしたいと思います。  1の(1)ですけども、ことしは残念ながらキラリン号の富山湾岸クルージングができなかったということで、去年とことしということで、この夏、ほたるいかミュージアムの入館数について何か影響があったのかということをお聞きしたいと思います。  これは先ほど原議員の質問の中にも若干入っておりましたが、新幹線の開業前と開業後では1万人ほど多くなったということであります。  私は、去年、ことしということで、湾岸クルージングが何か影響したのかなということをお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  ホタルイカシーズン終了後の6月から8月の入館者数は1万2,976人で、昨年の同時期1万2,889人と比較いたしまして87人の増となったところでございます。  北陸新幹線開業後の入館者数は、先ほどの原議員のご質問でお答えしたとおりでございますが、依然として好調に推移しているところでございます。  富山湾岸クルージングができなかったことの影響を心配いたしましたが、ほたるいかミュージアムでダイオウグソクムシの展示、それから営業活動をされておりまして、昨年並みの入館者が確保されたところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  今の課長の返答によれば、影響はなかったということだと思います。影響がなかったというよりも、湾岸クルージングをしなかったということの危機感を持って一生懸命誘客に励まれたのではないかなという、いいように解釈すればそうだと思います。  その中で、来年クルージングが行われるということを聞いております。ということはもっと来客数が増えるのではないかなという考え方に立つわけなので、これは緊張感を持って誘客に、来客に、広告をよろしくお願いをいたしたいと思います。  次の(2)番目、女子アナウンサーをレポーターとして市内各所を訪問し、体験していただき、その様子をSNSかフェイスブックかいろいろな形で発信するという事業だったと思います。これはどういうふうな状況になっていますか。 ○議長(中島 勲君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  お答えいたします。  女性アナウンサー等による滑川市プロモーションツアーにつきましては、レポーター及び委託業者を決定したところでありまして、今月末に市内各所を訪問いただき、体験をしていただく予定としております。  現在、委託業者等とプロモーション先の選定や調整などを行っており、円滑に、またより効果の高い事業を行えるように努めているところでございます。  そして、プロモーションの実施の後、訪問、体験の様子を番組として制作し、年内に完成させる予定としておりまして、その完成した番組につきましては、動画投稿サイトYouTubeの滑川ちゃんねるですとか、キラリン&ピッカのフェイスブックをはじめとしたさまざまな媒体で積極的に発信したいと考えており、それにより本市の魅力のPRに努めていきたいと考えております。
     以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  今、9月末ということでありますね。そしたら、その成果については12月議会で聞けるのではないかなと。もし私が帰ってくれば、12月末にまたもう一遍質問させていただきたいと思います。  (3)番目、観光協会があいの風とやま鉄道に入ってはどうかという考え方です。  去年の湾岸クルージングという考え方もあって、道の駅の休憩所に今観光協会があるということになっております。どちらかといったら一番はなっぱしのほうに観光協会があって、市の観光を紹介するのにはどういう感じなのかなという思いで見ておったわけなんですが、これは私の考えではありますけども、あいの風とやま鉄道滑川駅の中に入って、市の観光のかなめとして、滑川へ来られる方々をいろいろ案内、紹介できるいい場所ではないかなということでありまして、ついでに、こう言っては何ですけども、あいの風の切符の販売も兼ねてやっていただければ一石二鳥じゃないかなという気でおりますが、直接観光協会がやっておるわけじゃありません。しかしながら、市としては、どちらかといえば財政的にも支援をしておるということでありますので、そこらあたりの考え方はどういうものでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  本市を訪れる観光客につきましては、圧倒的に自動車の利用が多いことがございます。現在、道の駅ウェーブパークなめりかわ休憩室での観光案内をしているところであります。  昨年、ほたるいかミュージアム駐車場を整備いたしまして、今後さらに案内件数の増加が想定されることから、現在の場所における観光案内は必要なものと考えております。  ただ、滑川市の玄関口であるあいの風とやま鉄道滑川駅における観光案内については、本市を訪れる観光客にとってわかりやすいものであるというふうに考えておりますが、一方で、現在の市観光協会の人員体制ではなかなか対応できないということも思っております。  ご提案の滑川駅内の観光案内所設置につきましては、市観光協会にもお伝えいたしましてご検討いただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  せっかくの滑川の観光を紹介するということでありますから、何か海のほうに向いて、お尻を向けてお客さんを待っておるような感じという雰囲気になるものだから、一番わかりやすいのは、あいの風の駅の滑川駅を間借りしてでも、あそこを利用すればどうかなという思いで言ったわけでありまして、ついでに言えば、民間の旅行会社も一緒にそこへ入っていただければまことにいいのではないかなという気でおります。ひとつ提案として、検討していただけるのならまた考えていただきたいと思います。  では、次に行きたいと思います。  大きい2番、姉妹都市訪問について、これは先ほど谷川議員が質問をされておりまして、谷川議員は行かれた方の感覚での質問ということでありますが、私は行かなかったというか、行けなかった立場での質問をさせていただきたいと思います。  シャンバーグ訪問については、8月17日から23日までということでありました。いろいろな成果を先ほど述べられておりましたけども、これからの考え方ということであります。  先ほど答弁で漏れたところもあったかなというところも拾っていただて、そこらあたりの答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、シャンバーグへの派遣について、ちょっと言い足りなかったところ等を含めて答弁をさせていただきたいと思います。  シャンバーグ市への訪問ということにつきましては、最近では、平成23年に上田市長、当時の中川議長等が訪問をされたところでございます。ただ、訪問団ということでは、平成12年の第3回少年の翼、相当前になりますけども、これ以来の訪問ということでありました。  今回、シャンバーグ市と滑川市の姉妹都市提携20周年という節目の年に、中学生並びに一般団員、合計38名が訪問したわけでございますけども、先ほどもちょっと話が出ておりました、シャンバーグ市のアルラーソン市長さんをはじめ姉妹都市委員会、それからシャンバーグ親の会等々、本当にシャンバーグ市の多くの皆さん方に心温まる歓迎、そしてまたおもてなしをいただきました。厚く御礼を申し上げたいと思います。  そして、市長さんからは、私たちが訪問した2017年8月を「なめりかわの月」とするという声明文、そしてまた、いつでもシャンバーグ市へおいでくださいという思いを込めたシャンバーグへの鍵をいただきまして、シャンバーグ市の滑川市に寄せる大きな思い入れを感じてきたところでございます。  今後、それらを含めながら、より交流を深めていくと、そういう思いを私どもも再確認してきたところでございます。  それから、中学生団員の活躍につきましては、先ほど申し上げました。そういう意味では、相互理解と交流の深まりに大きな役割を果たしたものと、そのように考えております。  それから、一般団員につきましては、今回の目的のもう1つは、現地の経済事情に触れるということが大きな目的でございまして、そういう中で、シャンバーグビジネス協会、それからサンスター・アメリカズ・インク、サンスターの北米の拠点の会社でございます。それからスギノコープと、この企業等を訪問したわけでございます。  施設の見学を含めて、いろんな説明等もいただきながら、その後、意見交換をしたわけでございますけれども、一般団員からも活発な意見が、時間が延長、延長ということで出まして、そういう中で、やはりものづくり人材をこれからどう確保していくかと、それはアメリカも一緒のような状況でございました。あるいは技術の継承という問題もございました。それからまた、日々変化していく世界経済の中にあって、企業としてどう対応するかと、そういうようなことも話し合われたわけでございまして、意見交換は皆さん方にとっても大いに参考になったのではないかなと、そういうふうに思っておるわけでございます。  そういう意味では、一般団員の皆様方も、世界の産業や経済事情に触れることができて、国際感覚を養うよい機会になったのではないかなと。そういう意味では大きな成果があったんじゃないかと、そのように私自身は考えておるところでございます。  それから、今後の交流でございます。  今までもやっておりました。例えば東加積小学校の小学生、ドゥーリー小学校との文通とか、今回、中学生団員を派遣いたしました。先ほども谷川議員のところでこういう派遣を継続的にしていきたいと、そのように申し上げました。  それから、例えばシャンバーグからもおいでになったりしたときにホームステイの受け入れ、今までもドゥーリー小学校親の会が保護者と子どもさんと一緒に来られたときにホームステイも経験していただいております。そういう中で、ホームステイでの受け入れ、あるいは、今回、経済界による交流ということを新しく行ったわけでありますけども、これは今後どう進化していくか、進んでいくかということもございます。  そういう意味では、いろんな形でこの交流を発展させていきたい、進めていきたいと、このように考えておりますので、市も関係機関の皆さん方と一緒になって、国際化の時代と言われて久しいわけでありますけども、今後ますますここらあたりを積極的に進めていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  どうもありがとうございました。  シャンバーグ訪問ということで、中学生の子どもたちが将来、社会人になった後、こういう経験が大きく役立つのではないかなということであります。継続的にこれからもということで、谷川議員からは3年に一遍ずつという発言もありましたが、予算的なこともありますので、途切れないように、また継続的にやっていただければ、大きな成果がまた滑川市に返ってくるのではないかなという思いであります。  聞いておりましたら、よかった、よかった、よかったという話でございますが、何かありゃ、か、失敗したなということとか、もうちょっと市で負担してやりゃよかったとか、いろいろな反省点はあるのではないかなと思いますが、どういうものでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  本当によかったというのが私の偽らざる気持ちでございます。  ただ、反省点がないわけではございません。特に私が感じているのは、やはり派遣時期ということでございます。8月ということで、現地の小中学校は夏季休暇中でございます。あるいはまた、企業についても夏期休業中の企業等もございまして、そういう意味では、訪問とか視察につきましてちょっと難色を示されたところもあるわけでございます。  それから、私たちのほうも、ちょうど各企業さんはお盆に休まれて、長期休暇が非常に多い企業さんなわけでありますけども、その終わった後、また1週間会社を休まなきゃならないということで、特に一般団員の皆さん方には非常に参加しにくい時期だったのではないかなと、そういうふうに思っておるわけであります。  ただ、中学生と一緒に行ったものですから、夏休み期間中ということもあって、そこらあたり、今後どういうふうにこの時期をやっていくか、あるいは別々にするとか、そういう方法も当然あるわけでございまして、それらを含めながら、今後より充実した事業とするために、派遣時期等についてはまた十分に検討していく必要があるだろうと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  今言われたように、多少なりとも反省点があるのではないかなということであります。そこらを踏まえて、より一層充実した派遣事業にしていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これは小さく捉えれば小さいことかもわかりませんが、20周年ということで、訪問した際、イリノイ州の領事がわざわざ出席してくれています。それから、日本の各企業の会の代表、三谷さんという方もお祝いに駆けつけてくれました。シャンバーグ市との直接のことに加えて、広い意味でシカゴを中心としたイリノイ州との交流がここにあったわけでありまして、国際的にもこれは意義のあることと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  市長、ありがとうございました。  より一層の姉妹都市との交流を、できれば子どもたち中心にという感じでおります。充実したもので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  (3)番目でありますが、派遣された団員の皆様の感想、反応、大人の方、子どもの方、いろいろと感想はあると思いますけども、何かそういうふうなことで言っておられたことがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  中学生はホストファミリーということでホームステイをしたわけでありますけれども、やはり現地といいますか、アメリカの方々はホームステイに対する意識というのは非常に高いと、私自身はそういうふうに感じたところでございます。  そういう意味では、子どもたちも、本当に家族の一員として迎えていただいたと、そういう気持ちを多くの子どもたちが持っておりまして、感想としては、もうしばらくここにいたいとか、またすぐ来たいとか、そういう感想が何人もの子どもたちから聞こえてきました。  そういう意味では、子どもたちもこのホームステイを通してアメリカの文化に触れたことは貴重な体験であるし、また、そういうのも個性的視野を広めるという成果として自分自身も力強く感じてきたのではないかなと、そういうふう思っておるわけであります。  あるいはまた、一般団員から、先ほど申し上げました、いろんな皆さん方から心温まるご歓迎をいただいたということで、やはり20周年という節目の年に、シャンバーグと滑川のきずなをこれからもっともっと強くしていかなきゃならないと。先ほど申し上げましたが、ちょっと期間があいたということもございまして、そういう意味では、姉妹都市ということについて、もっとシャンバーグとのきずなの確認といいますか、そういうことができたと、そういうふうな感想が聞かれたところでございます。  それから、先ほど企業といいますか経済も今回の目的の一つということで申し上げました。そういう中で、実際に世界の最前線で活躍しておられる企業、あるいは商工会議所といいますかビジネス協会等、話をすることによって、日本もアメリカも共通する課題がいろいろあると。そういう意味では、お互いに情報交換なり連携をしながらこれからも進んでいく必要があると感じたと、そういうふうな意見をおっしゃる団員の皆さんもございました。  全員の皆さんから感想を受けたわけではございませんけども、私は聞いた中ではそういうような感想でございました。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  海外との姉妹都市交流ということは、これから大事にしていかねばならない大切な事業だと思います。これからも継続して、子どもたちに夢を与えていただければという思いであります。  続いて3番目、新規採用職員についてということであります。  この件に関しては、ことし採用された方、5名かな、インターネット上に載っておりました。一般職2人、学芸員1人、保育士さん2人となっておりました。  この件については去年も質問の中に入れておりまして、ことしはことしでまたいろいろと考え方もあるのかなという思いで、改めて問いただしております。  まずはじめに、今年の応募者、最初に申し込まれた応募者は何人ほどだったのかなということであります。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  それではお答えいたします。  今年度の新規採用職員に係る応募者数は、各職種とも1名程度の募集に対し、一般行政は18人、学芸員は13人、保育士は5人でございました。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  ありがとうございます。  一般職18名というのは、去年より少ないんじゃないのかな。どうです、去年と比べて。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  すみません、昨年の数字は今手元に持っておりませんが、少ないかもしれません。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  何やら去年は採用枠が多かったから応募者が多かったという話を聞きましたので、多分去年は五、六十名だったような気がいたしております。その中で、一般職18名、学芸員13名、保育士が5人ということであります。  まずはじめに、第1次合格は何名ずつの合格にしておられるんですか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  第1次試験を合格した内訳でございますが、一般行政は12人、学芸員は6人、保育士は4人でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  どうもありがとうございます。  ということは、一般職12名、学芸員の方が6名、保育士が4名第1次試験に受かられたということは、その次に行うのは面接試験ということですか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  おっしゃるとおり、1次試験を合格した者に対して2次試験である面接を実施したところでございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  そのことから考えれば、最後に12名が2人、学芸員さんは6名を1人、保育士さんは4名を2人と、特に学芸員さんは厳しい競争だったのかなという形で見ております。  4番目の、本年はどんな方針で面接に挑んだかということでありまして、これは受験生の方々の挑んだじゃことじゃなくて、面接される方々の心がけというか、毎年どういう気持ちで面接に挑んでおられるか。ことしはこういう子を採りたいとか、そういう考えがあるとは思いますが、滑川市としてはどういう新採を採りたいという思いでおられますか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  面接にあたりましては、毎年そんなに変わっておりませんが、人物本位を旨としておりまして、限られた職員で市民ニーズに的確に対応していくために、積極性、堅実性、表現力などバランスのとれた人材確保に努めております。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  すみません、ちょっと3番目が抜けました。  4番へ行く前に3番目で、面接は誰と誰がやっておられるのか、何人でやっておられるかということを聞かんにゃならんがやった。失礼いたしました。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  面接につきましては、市長、副市長、教育長、総務部長、総務課長の5名で行っております。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  どうもすみません。3番と4番が逆になってしまいました。  その5名でやっておられるということで、私はわからんけども、同じ人が毎年やっとったら、似たような性格の人しか採用せんがじゃないかなという気があるんですが、そこらあたりはどういうものでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  ちょっとお答えしにくいようなご質問でありますが、先ほど言いましたとおり、毎年面接にあたってどんなことを考えて採用を検討しているかという話でありまして、その方針を変えていないということで考えています。
    ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  ことしは5名ということであります。滑川をこれから背負っていく大事な職員の皆さん方を、やっぱり先輩の皆さん方も、4月から来られるということで育ててあげて、市民の皆さんの要望に応えていただく大切な職員だと思います。大きく育ててやってあげればという思いでおります。  別に今この新規採用ということで、ことしやかましかった山梨市のことを質問しているわけではありませんので、滑川市は決してそういうことはないと思っております。  そういうことで、新規採用職員を大きく育てていただきたいなという思いで、この質問をさせていただきました。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  岩城議員がおっしゃったとおり、面接は非常に難しいです。  ところが、毎年そうでありますが、5人は別々に評価して紙を集めるわけです。大体共通していい人はいいということで、5人がずれた見解になることは少ないということだけ申し上げておきたいと思います。  と同時に、もう1つは、最近、面接の練習をやってきた人、めちゃくちゃ元気、明るい。採用すると全然違う。これは怖いんですよ。大原簿記学校系統、特に面接を繰り返してやっている。めちゃくちゃ面接はいいですよ。だから、フェイントをかけた質問をするとちょっと困っています。  そんなことで、間違いない人材とは思っていますけども、なかなか難しいということだけは言えると思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  今市長が言われるように、面接は非常に難しいという感じですね。  それこそ、最近の事件を見ておりましたら、学校の教員の犯罪、警察官の犯罪、それにも増して国会議員のいろんなことが一番あれでございますけども、面接だけではわからない面がいろいろとあります。そこらあたりまた鑑みて、市民の皆さんのためになる職員として大きく育ててあげればという思いでおります。  続いて、社会の整備についてということであります。  私の地元の早月では、「明日の早月を考える会」という組織がありまして、安心・安全で豊かな郷土のために、日ごろから地域の人々と膝を交えて早月の未来、地域の将来の活性化、発展の手助けになればということで、そういうふうに組織された会であります。  その中から提言されたことをちょっと、6項目あります。この組織に関してはいろいろな事業もやっておりまして、6月には早月加積認定こども園で、ヤギとのふれあい事業ということで、幼稚園の子どもたちに、ヤギを連れてきて、一生懸命草をあげたり、絵を描いてもらったり、そういうふうなふれあい事業を行っております。  そしてまた、7月の末には小学生の子どもたちに絵手紙の講習を開いて、子どもたちは夏休みの宿題のつもりでたくさん参加していただき、それぞれの絵を描いて、8月末に子どもたちは学校へ宿題として持っていっております。  今週の土曜日は早月の桜、公民館にあります市の天然記念木になっております桜の木ですけども、市のおかげで、あそこをアスファルトをはぐって養生しております。今はただ周りをロープで囲んでいるものですから、これでちゃ、せっかくの市の天然記念物がもったいないということで、今、早月の会であそこを、垣根をつくって、とりあえず見ばえのいいようにしようということを企画しております。これに関しては市の助成金もいただきまして、それこそ今週の土曜日、昼から作業をするつもりでおります。  その中で出てきた、発足して5年間ですけども、社会整備についてということは毎年毎年提言を受けておりまして、その中から幾つかをこの場で示してみたいと思っております。  まずはじめに、早月川の雑木・雑草、これ、滑川に集中しているんじゃなかろうかなという考え方がありました。それはこれでございまして(資料を示す)、カメラで撮ってもらえりゃまことにいいがだけど、これは何かと言うたら、旧8号線からすぐ、滑川から行けば右折する堤防沿いの道です。入ったらすぐこういうふうに草むらになってしまって、堤防の道路が全く見えなくなってしまっておるということですね。それほど雑草・雑木が多くなってきておるということであります。  さっき、竹原議員じゃないけど、栗山までイノシシがおりてきていると言っておりましたが、まだよう旧8号線までおりてこんなという感じの草むらになっております。  次、ア、イ、県道135号線の歩道、これが雑草が伸び放題になっておるということです。こういう感じですね(資料を示す)。これは早月川から旧8号線、滑川のほうへ向かって右手の歩道です。ここらあたりはこういうふうな雑草だらけであると。整備がなっていないというお話でした。  次、県道魚津上市線の路肩の整備、これは滑川が遅れているんじゃなかろうかということで、このように(資料を示す)、魚津のほうから来たら、旧8号線から上市のほうへすぐ向かう道であります県道です。路肩の横がすぐ田んぼになってしまって、雨水がみんな田んぼのほうへ入っていってしまっているという線。  それとエ、三ケ、吉浦、笠木の海岸線沿い(資料を示す)、これは左岸の雑草・雑木がそのまま延長して海岸線へこいがなって、海が林になっておるという、左手に見えるのは堤防であります。  次、これはいつも言っているんですが、早月川左岸堤防のえぐれ、こういう形(資料を示す)、これは旧月形橋の下のほうですね。護岸堤の下のほうからえぐれてしまって、ここから水が浸透して堤防が決壊するがじゃなかろうかと、いろいろな中で話が出ております。  次、最後、月形橋の橋脚の基礎部(資料を示す)、こういうふうに橋脚の下が早月川の水でだんだんえぐれてしまって、橋脚は大丈夫なのかという話であります。  この6件でありますけども、これはどちらかといったら、市が直接関係しているのはそんなにはないような、ね、岩城課長、とは思いますけども、私らも土木のほうへ言ってはおりますが、市からもひとつ土木のほうへ力強くこういうふうな話を聞いたということで言っていただければと思います。  全部一遍にせいとは言いませんけども、雑草か雑木ぐらいいいがにしてもらわんにゃ、あれでちゃ道が全然見えんがになってしもて。成瀬課長が横で首振っとられるけど、あんたとこの地区だ。非常に見ばえが悪いということです。  そういうことで、ひとつまたこういう話があったということで、多分また市を通してへということで要望書も上がってくると思います。ここらあたりのことを考えて、住みやすいまちにしていただきたいという思いで、今ここで紹介をいたしました。  課長、何かちょっと返事いただければまことにいいがですが。 ○議長(中島 勲君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  まず、アの早月川の雑木・雑草は滑川側に集中しているでございます。  河川内の雑木については、これまでもに対し伐採等を要望してきたところであります。  では年次計画に基づき実施しているとのことであり、議員ご指摘の早月川については、昨年、滑川側の県道富山滑川魚津線―旧8号ですけど―にかかる早月大橋付近で実施され、今年度においても滑川側の上大浦付近で実施されており、いずれも滑川側で実施されている状況でありますが、範囲が狭いということで、なかなか実績があらわれていないような状況でございます。  また、雑草については、早月大橋や新月形橋など主要な橋梁の上下流の堤防除草をで行っているほか、地元町内会などの団体が報償草刈制度を活用して、一部堤防除草が実施されているとのことであります。  市としましては、豪雨時の洪水対策や、今ほどありました熊、またイノシシ対策などのためにも、適切な維持管理に努めるように強く働きかけてまいりたいと考えております。  次に、イの県道135号線、歩道の雑草が滑川側が伸び放題であるでございます。  議員ご指摘の歩道の雑草状況については、市でも道路パトロール等により確認しているところであります。  では、稲作におけるカメムシによる被害など、第三者に実害を与えるおそれがある道路法面を中心に、年2回程度の除草を行っていると聞いております。  なお、ご指摘の歩道上の雑草については、地元の要望を受け、交通安全の観点から必要に応じて対応しているとのことでありますので、市としましては、歩行者の安全確保のため、これも適切な管理に努めるように働きかけてまいりたいと考えております。  次に、ウの県道魚津上市線の路肩の整備が滑川側が遅れているということでございます。  議員ご指摘の県道については、現地を確認しておりますが、道路中央に消雪施設の設置がされており、降雪期には当然、排水対策が必要であると考えられることから、排水施設の設置など、路肩整備の実施について、これもに働きかけてまいりたいと思っております。  次に、エの海岸線の整備が遅れているということでございますが、海岸線の整備については、において、これまで荒俣から三穂町付近までの滑川漁港海岸の整備を平成24年度までに完了しております。  その後、三穂町付近から高月付近までの滑川海岸高月地区の整備が実施されており、平成28年度までには堤防かさ上げ工や耐震対策工を終え、今年度では橋場から高月方面にかけて既設堤防の老朽化対策工事が実施されることとなっております。  残る荒俣から三ケまでの海岸整備についても、寄り回り波や高波対策が必要であり、の海岸保全基本計画では、離岸堤や緩傾斜護岸を組み合わせて防護機能の確保をする計画となっているところであります。  これらの海岸整備につきましては、ご存じのとおり市の重点事業要望としており、引き続き早期整備についてに働きかけてまいりたいと考えております。  次に、オの早月川左岸堤防のえぐれでございますが、これにつきましても、市でも認識しており、へ確認しております。確認したところ、河床低下により、今ほどの写真のとおり、根固めブロックが少しおじぎをしたような状態となっていますが、現状では護岸の機能上、問題ないとのことであり、引き続き河川パトロールにより注視するとともに、必要に応じて対応するとのことであります。  市としましては、先ほどの雑木等と同じ洪水時の機能確保など、適切な管理に努めるように働きかけてまいりたいと考えております。  カの旧月形橋橋脚基礎部の保護についてでございます。  早月川にかかる旧月形橋については、新月形橋開通後の平成12年から、橋梁の中央より滑川市側の延長117メートルについて市が管理を行っております。  ご指摘の橋脚基礎部については全長が10メートルあり、現在、河床低下により露出している部分が3メートル、根入れ部分はまだ7メートルあることを確認しており、現時点からすると対策の緊急性は低いと考えておりますが、橋梁保全の観点から、引き続き河床変動等について河川管理者と連携し注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  課長、ありがとうございました。  ほとんどはへということでありますが、最後の旧月形橋は市の管理になったということで、今、橋の下の埋めてあるところが10メーターで、そのうちの3メーターが見えていて、その下にまだ7メーターあるという判断でいいがかな。 ○議長(中島 勲君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  橋脚の下に、基礎部分という橋脚より一回り大きいサイズのものがありまして、その橋脚の基礎部分が延長10メートルあるということで、今、橋脚基礎部分の露出部分が3メートルで、残り7メートルはまだ根入れとして河床に入っているという状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  岩城晶巳君。 ○9番(岩城晶巳君)  基礎部分が7メーター埋まっておるということで、現状としては安全なのかもわかりませんが、かといって、3メーターほどそれだけえぐり取られておるという形でありますから、また注視してパトロールのほどをよろしくお願いをいたしたいと思います。  そういうことで、アからオに関してはのほうの要望ということになります。ひとつまた、のほうへ要望のほどよろしくお願いをいたしたいということであります。  以上で質問を終わります。 ○議長(中島 勲君)  4番尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  それでは、質問通告書に基づき質問をさせていただきます。  最初に、きょう配られました質問事項の中に、私の質問内容が7項目書かれておりますが、3項目目の教育について、これはもう既に取り下げてありまして、ホームページにアップされています質問事項には削除されたものが載っておりまして、全部で6項目の質問でございます。ちょっと事務的に手違いがあったのだろうと思いますが、よろしくお願いいたします。  それでは、1項目目は、滑川蒲鉾用地等取得議案について質問をいたします。  この議案は6月定例会でも提出され、産業建設委員会で審議され、4,800万円を全議員で減額修正可決されたものであります。  私も産業建設委員として何点か質問をいたしましたが、本定例会で再度提出されましたので、この本会議の場で改めて何点か質問をいたします。  まず、(1)建物の耐震診断についてであります。  この建築物は昭和46年10月30日に新築され、同年12月増築、平成1年11月に再び増築をされております。  この建物を購入するにあたり耐震診断はされたのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  建築物の耐震診断につきましては、耐震改修促進法において、耐震診断が義務づけられた特定建築物等には該当せず、耐震診断は滑川蒲鉾としては実施していないと聞いております。  また、建物の過半が耐震基準の見直された昭和56年以降に増築されたものでありますが、それ以前に建築された場所におきましても多くの場所が改修されております。  その1つとしましては、屋根のピラミッドがある場所につきましても古い時期に建てられたものですが、平成4年に建てられたでありますとか、それから保冷室、冷蔵庫等につきましても、平成元年の増築時に部屋を仕切って設置しているというような状況も判断しまして、耐震診断は実施しないというような状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  私の質問は耐震診断はされたのかということでございまして、つまり、耐震診断はされていない物件を購入するということでよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  そのとおりでございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  この後も一緒のことを質問しているんですけれども、少なくとも税金を投入して購入しようとする場合、例えば電化製品でも、1万円を切るものを買う場合は、品質保証書ですとか、そういうものがついてくるのが当たり前だと思うわけでございます。  4,800万円もの税金を使って購入するにあたり、例えばそういった保証書的な診断書、こういうものはやっぱり必要ではないかと私は考えますが、必要ないというふうに思っておられるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  先ほどもお答えいたしましたが、あくまでも56年度以降に増築されたものが大半であるということ、それから、古い場所におきましても、各部屋を整備されたとか、そういったような形の中で、地震には耐え得るものという判断の中で必要ないというふうに考えているものでございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  何度も申し上げますが、血税を投入して買おうということでございますので、本当にそれが大丈夫なのかどうなのか、これはやっぱり市民誰しもが思うことであろうと思います。  同じく、この建築物のアスベスト診断についてであります。これも昭和46年ということでありますので、過去あるいは最近でもアスベスト診断は行われたのかどうか聞かせてください。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  アスベスト診断についても行われてはおりません。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  電化製品の品質保証書の話になりますけれども、アスベストも心配ないよと。耐震診断もされてばっちり大丈夫だと。それで初めて税金を投入して買うと。これは常識だと思いますよ、私は。  そういうことも含めて、6月の委員会の場でも、まだほかにも何点か指摘をさせていただきましたけれども、やはりこういったものを買う場合は更地にして買うというのが一般的ではないかということを、私、市民の方何人かとお話ししますけれども、更地購入が一般的だろうなという声を多く耳にいたします。  そのようなことで、今回も提案されたわけでございますけれども、ここでもう一度確認しておきたいことがございます。  いわゆる首長と我々議員がそれぞれの選挙で選ばれる二元代表制の意義を考えると、たとえ与党であっても、是々非々で行政に臨むのが選挙で選ばれた我々議員の責務であると考えます。  今回の滑川蒲鉾の用地等取得の議案は、冒頭申しましたように、6月定例会で取得予算を全額減額修正され、全議員で修正可決されたものであります。この議決は非常に重たいものがあると私は考えるわけあります。  しかしながら、本定例会において、ほとんど同じ内容の議案が提出されたということであります。  これはやはり、この議決の結果を受けとめれば、もっと6月のときの、どうして全議員がいわゆる修正したのかということを当局は受けとめるべきではなかったかというふうに考えるわけであります。  やはりもっともっと当局でもんで、どうして反対されたのか、どういった点が修正された原因なのかということを、やはりもんでまた提出するべきではなかったかというふうなことを考えたときに、これは今回の9月定例会で提出するべきではなかったのではないかというふうに思いますが、この質問は冷静沈着なる総務部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  杉田総務部長。
    ○総務部長(杉田隆之君)  お答えをいたします。  せっかくのご指名でございますが、この議案を再提出するにあたりまして、去る8月28日の産業建設委員会協議会でよくご説明するようにという指示のもとで動いているやに聞いております。  残念ながら、私はその産業建設委員会協議会に出席しておりませんので、私がお答えするのは適当ではないという判断から、お答えは控えさせていただきます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  それでは、どなたが答弁をしていただけるんですか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  6月定例会におきまして、この滑川蒲鉾の用地等の取得に関して、本会議、それからまた委員会の中でも本当にいろんなご意見等をいただきました。そういう中で、もちろん金額の話も出ました。それから深層水の利活用と、そういう話もたくさん出たわけでございます。  そういう中で、実際の指摘といいますか、産業建設委員会のほうで、これは目的、用途とか計画がはっきり示されていないと。そういう附帯がついて否決ということになっておりまして、そういう意味では、その後、この利活用をどういうふうにして図るか、もっと皆さん方にわかりやすい、あるいは市民の皆さん方に理解してもらえるようなということで、いろいろ担当課でも検討して、8月28日の産業建設委員会で、実際の滑川蒲鉾の建物を出しながら、ここでこういうようなことをやりたい、こういうようなことをやりたいということを申し上げたわけでございまして、そういう意味では、6月議会に深層水の利活用についてもうちょっとわかりやすいようにきちっと説明をしてくださいと、そういう指摘であったかと思っておりまして、私どもは一生懸命したつもりではございますけども、研究も含めながら、これから進んでいくということもございまして、そういう面では一部不十分な面があるかもわかりません。  ただ、私どもは、ホタルイカと並んでこの海洋深層水をもう1つの滑川ブランドとして全国的に発信していきたいと。そういう意味では、将来の滑川の活性化にかける一つの意気込みも含めながら、ぜひこれを何とかしていきたいと、そういう強い思いの中で、この前の産業建設委員会協議会で報告をさせていただいたわけでございます。  それから、もちろん価格につきましては、6月にお出しした金額と一緒ということでございまして、私どもはいろんな観点、土地の金額、あるいは建物を使うことによって建物の金額等、実際の評価価格より非常に少なくしたつもりでございますけども、今ほどおっしゃいました更地にして買うというご意見も何人もの委員の皆さんから出ました。  そういうようなことを含めながら、今も引き続き、滑川蒲鉾の方とは、議会の皆さん方のいろんなご意見、状況等も、もちろん皆さん方は、滑川蒲鉾は新聞等でも知っておられるわけでありますけども、そこも含めながら情報を伝えて、具体的なこの金額をこうする、こうするという、そこまでの話し合いには至っておりませんけれども、そこのあたり、やはり議員の皆さん、市民の皆さんの理解を得ながら、私どもとすれば、ぜひこの施設を購入していきたいと、そのように考えておりまして、現在もそういうことについては相手方と話をしておると、そういうような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  再三申し上げますが、耐震診断もアスベスト診断もされていない建物を買うということはいかがなものかというふうに考えるわけであります。  私も委員会の場で、建物について、まだほかの角度からの質問もさせていただきましたけれども、やはりその建物というのはちょっといかがなものかなというふうに思うわけであります。  まさかこのような議案が、ほとんど同じものが提出されるなどとは夢にも思わなかったわけでありまして、先ほど総務部長に質問を投げたのは、議会と当局との関係をつかさどるのは総務部長でなかろうかなということを考えたときに、もうちょっと提出に対して何とかならなかったかなということで質問させていただいたわけでございまして、そこを賭してでも、やっぱりそれはまずいと、こういうことをおっしゃらなかったかなというふうに考えたわけでございまして、次の質問に移らせていただきます。  次は、2項目目の中滑川駅周辺の再開発について質問いたします。  このまちづくり座談会についての質問でございますけれども、座談会の中で出た意見や要望、アイデアについての質問を考えておりましたけれども、先ほど高木議員の代表質問の答弁もありましたので、大体の内容はわかりました。  それで、集計表ですね。紙でいただけますか。年齢別だとか、具体的に114人、175件の提案だったと聞いていますけど、大体男女比が半々ぐらいで、若干高齢者だったという説明でございました。それも含めて、若干高齢者というその内訳とか、要するに、それだけのことをまとめて7月10日の全員協で今現在集計中ということでありましたので、もう2カ月もたっておりますから、百十何人、百何十件ぐらいのまとめ作業は既に終わっているものと思います。その資料はもらえますか。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  今尾崎議員言われますように、座談会の説明について資料を持っていたんですけど、先ほど説明の中で資料の内容はよろしいということなものですから、それで今お見せしますが、こういう資料は当然ながらつくって持っております。  ただ、今言われる中で、年齢層、名前はこういう小さい紙に書いてもらっていますけれども、女性とか年齢とかは書いていないんですよ。それで、うちのほうは、確認はしていますけども、年齢が幾つかというのはちょっと、細かくは書いていただいていないものですから、私が持っているこの集計表というのは、町内会名と内容ですね、項目、そういうようなものはお見せすることはできるんですけども、さっき高木議員のときに部長が言いました若干の男女比とか年齢についての、普通、こういう表でこうやってあると思うんですけど、そこまではちょっと出ていないもので、こういうようなものでよろしければ提出することはできます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  では、出せる程度で結構ですから、それともう1つは、今、9町内で114名でやられたということなんですけれども、たしか答弁されたと思うんですが、幅広い層、もっと若い層から、もっともっとエリアを広げてとか、今、9町でスタートしたばかりと考えれば、もっともっと対象を広げて、広く市民の意見を聞くという作業をする予定はございますか。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  前回の質問の中でも答えておるわけなんですけども、当然、今、町内会としては、旧町部の一番近いところで9町内会回ったわけなんですけど、当然、幅広い意見を聞くときには、やっぱりいろんな団体とかの意見もお聞きしたいなと思っておりますので、商工会議所さんも今座談会みたいなのをされるというのを聞いていますので、その中で、うちのところが聞きに行けるものか、そこはまた話をしたり、まだ各種団体さんのほうで、こういう話があるから来てくれよという話をいただければ、また積極的に参加してお話は聞きに行きたいなと思っております。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  よろしくお願いいたします。  平成28年3月定例会の市長の提案理由説明で、本市の玄関口である滑川駅及び中滑川駅の両駅前付近と言っておられますので、やはり我が滑川のいわゆる玄関口であると。ですから、やっぱり近くのエリアのみならず、もっともっと広げて、全市民から聞くというようなことも必要であろうかと私は思います。  (2)ですが、協議会について質問をいたします。  同じく平成28年3月定例会での水野議員の質問に対し児島まちづくり課長は、多様な関係者等が計画策定に参画できる機会として協議会を設置する予定としておりますと答弁をされております。  あれから1年と半年が経過いたしましたが、協議会設置の今後の計画はどうなっているのかをお聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  中滑川駅周辺の再開発に係る協議会につきましては、地域の皆さんをはじめ、さまざまな年齢層の方々から市民の皆さんのご意見を取りまとめたうえで設置を考え議論を深めてまいりたいと考えております。  このため、近隣町内会でのまちづくり座談会のみならず、幅広いご意見を伺うため、多方面からのご意見を聴取したいと考えております。  市としましては、方向性がしっかりできてから協議会を設置して次のステップとしたいと考えておりますので、まだ市としての、こうやりますよ、こういう方向ですよという方向性ができておりませんので、先ほど尾崎議員が言われたように、聴取の段階がまだ最終段階にも入っていないという時期なものですから、まだ協議会の設置にはちょっと至っていないという状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  そういうご答弁をされますと、じゃ、いつごろその方向が定まるのかというふうなことをお聞きしたくなるわけなので、これは関連質問でお聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  当然そういう質問が出ると思っておりますけども、今ほど言いましたように、町内会のところへお話に行ったときも、結局、紙に書いていただいて、その中で言われるのは、「ごっついもんつくらんでもいいから、いいもんをつくってくれよ」ということで、「しっかり考えろよ」と言われております。  ですから、今ほども尾崎議員言われたように、一番の窓口のところにつくるということになれば、今まで何かつくるというときよりも、それ以上にしっかり考えたものでやりたいと思っていますので、時間が3カ月後とか1年後とかというのは、なかなかこの場で申すことはできませんのでご理解いただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  わかりました。ではまた、定例会のたびに聞くこともあろうかと思いますので、またよろしくお願いいたします。  では、次の質問で、3項目目の子どもの健康について質問をいたします。  まず、(1)市内の小中学生の虫歯の現状と対策についてお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  それではお答えいたします。  平成29年度健康診断の結果、歯科検診受診者2,610人のうち、未処置の虫歯を保有する児童・生徒は494人で、割合は18.9%でした。  小中学校で、未処置の虫歯を保有する児童・生徒には、各学期終了ごとに治療勧告カードを配布し、家庭へは保健だよりにより早期治療を促しております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  では、それを受けて、(2)の口腔崩壊についてお尋ねをいたします。  つい最近のNHKでも、この口腔崩壊について報道がされておりました。  口腔崩壊とは、10本以上の虫歯や歯根しか残っていない未処置歯が何本もある状態。学齢期の子どもの場合、よくかむことができないため、必要な栄養を効率よく吸収できず、顎や体、脳の発達に影響を与える可能性があると、インターネットで調べましたら出ておりました。  口腔崩壊によって引き起こされるリスクとしては、永久歯の歯並びが悪くなる、歯周病を引き起こす、顎がしっかり発達しない、しっかりかめないために食べるものが限られ、栄養のバランスが乱れる、外見を気にして他人とコミュニケーションをとることが減る、歯がないことや口臭でいじめの原因などになる可能性があるなど、そういうリスクが指摘されておるわけであります。  原因として、NHKの番組では、子どもの貧困という角度で言っておりましたけれども、いわゆる経済格差というよりも、子どもの親の虫歯に対する情報・教育不足であるというふうに指摘されております。  中身まではよくわからないんですけれども、虫歯の状況ということで、今課長のほうから平成29年度の検診結果ということでありましたけれども、虫歯を10本以上有する人数ということで、この資料には、小学校で9名、中学校で2名、計11名がいると。すぐそれが10本以上だから口腔崩壊ということではないだろうとは思いますけれども、予備軍かもしれないわけであります。  したがって、滑川市として子どもの口腔崩壊を一人も出さないんだという、行政としての積極的な姿勢、施策が必要であるというふうに考えておりますが、これに対しての当局の考えをお聞かせください。 ○議長(中島 勲君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  今ほどおっしゃいました口腔崩壊につきましては、市の予防対策といたしまして、これまでに引き続き、幼児期からのフッ素塗布事業をはじめ、1歳6カ月児健診、3歳児健診時の歯科検診及び保護者への歯磨き指導、また幼稚園、保育園、学校における歯科検診及び虫歯予防指導等を通じて、正しい歯磨き習慣をしっかりと身につけることや、虫歯の早期治療の定着等、口腔衛生の重要性を普及啓発してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  調べておりましたら、もう既に幾つかの自治体では、そういう口腔崩壊に陥っているような児童を対象に集団受診、要するに歯医者に行かせる、こういうことに取り組んでいる自治体もあるということが紹介されておりました。  やはり子ども第一主義という、「ああ、滑川に生まれてよかった」という子どもが一人でも多く、そういうふうに実感するためにも、もっともっと積極的な取り組みが必要ではないかというふうに考えますので、よろしくお願いして次の質問に移ります。  4項目目の人件費についてでございます。  新聞報道によりますと、総務省は、自治体で働く一般職の非常勤職員に支給する期末手当について、常勤職員の支給月数と同水準にするよう全国の自治体に通知した。待遇の格差縮小が狙い。一般職の非常勤はボーナスの対象外とされてきたが、民間企業の「同一労働同一賃金」を目指す政府方針を踏まえ、今年5月に成立した改正法に基づき2020年度から支給できるようになるとの記事内容でございました。  まだ先のことではございますが、今仮にそういった対象者が増減なしという前提で、このことによって、滑川市にとってどのくらい人件費が増えることになるのかについてお聞かせください。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  今ほどの質問では、期末手当の支給額はどれくらいの見込みかというようなご質問かと思います。そういった数字は現在ちょっとつかんでおりませんで、現状についてご報告申し上げたいと思います。  先ほど説明されました今回の法改正に伴いまして、当市における嘱託職員についても対象となると見込んでおりまして、対象者数は9月時点で51人でございます。  主に調理員とか保育士の産休代替職員、それから一般事務等で資格の必要な方を含めると今言った人数でございます。  金額については今積算をしておりません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  質問通告も、もうちょっと具体的に書いておけばよかったなと今思っておりますが、これについてはざっくり大体、これは新聞によりますと、国家公務員に準じており、現状はおおむね2.6カ月分というふうな記事が出ております。  そういうところをベースにされればおのずと出てくるのではないかなということで、この場ではこの質問は終わりますが、また後日、直接課長のほうに出向きましてお聞かせいただければというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、次の5項目目のふるさと納税について質問をいたします。  地方を応援する仕組みとして2008年に創設されたふるさと納税でありますが、近年、過熱する返礼品競争が問題となり、総務省から高額品や換金しやすい商品券などの取り扱いを自粛するよう求めた通知がなされました。返礼品の金額も、納税額の30%以内をめどにするよう求められております。  そこで、(1)滑川市のふるさと納税の、この通知に基づいた返礼品の現状についてどうなのかお聞かせをください。 ○議長(中島 勲君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  お答えいたします。  ふるさと納税の寄附者に対する返礼品の贈呈は、滑川市においては平成27年1月から開始しておりまして、当初は8品だったものが、リニューアルを重ねて、現在では32品となっております。  そして、そのリニューアルの中でですけれども、今ほど議員からご指摘がありましたように、ことしの4月に総務省から返礼品の送付に関する通知がございまして、これを受けて市では、5月から返礼品の価格割合を3割以下に引き下げるなど、その通知に沿った見直しを行っております。  そして、現状におきましては、総務省の通知に書かれているような、ふるさと納税制度の趣旨に反するような取り扱いはないということで、適切に運用しているところでございます。  また今後もそうした適切な運用に留意したうえで、返礼品の充実ですとか必要な見直しを行っていきまして、このふるさと納税制度を活用して、滑川市の魅力をPRすることに努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  次に、(2)として、ふるさと納税の使い道についてお聞きをいたします。  共同通信社がふるさと納税で2016年4月以降に集めたお金について行ったアンケート調査結果が新聞報道されていました。  その使い道について、このような記事が載っていました。富山県内では氷見市を除く15自治体がアンケートに答えた。ふるさと納税で集まった寄附金の使い道について、と黒部市、上市町、朝日町はまちづくり、市民活動、南砺市と入善町、舟橋村は子育て支援と回答したと。富山市と射水市は基金への積み立てと答え、高岡市と小矢部市は寄附の際に制度利用者が選択するとしていると。立山町は主に国立公園の自然環境保護とし、滑川市は特定の分野はなく広く活用したとしていると。砺波市は福祉、教育、産業、環境、まちづくり、魚津市は今後検討すると回答したと、こういうような記事が出ておるわけであります。  やはりいただいた寄附金を満遍なく使ったということもあろうかと思いますが、例えば子ども第一主義を言っている滑川市としては、子育てのこれこれに使いますというような使途目的を明確に打ち出してはどうかと。我が滑川市のふるさと納税は子育てに使うんですと。で、年々こういうふうな使われ方をしておりますというはっきりとした使い方にしてはどうかなというふうに思いますが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(中島 勲君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  寄附金の使い道につきましては、本市では活用する事業の区分を示しまして、活力と活気のあるまちづくり事業、香り高い文化のまちづくり事業、安心・安全なまちづくり事業、福祉のまちづくり事業、未来を担う子供たちのためのまちづくり事業、この5つ、または指定事業なしの合計6種類の中から寄附者の方に選択していただいております。  中には指定事業なしというものがございますので、結果としては、広く市政全般に使えるというような形になっております。  そして、この事業区分ごとの具体的な活用事業や寄附金額等の実績につきましては、市の広報誌や市のホームページにて公表しているところであります。  また、ふるさと納税のサイトにおきましても、どのような使い道をしているかという活用事業について精査したところでございます。
     この使い道につきましては、返礼品にこだわらずに寄附金の使い道に共感して寄附金を集めることですとか、あるいは寄附者から興味、関心を集めるという広報施策について、ほかの自治体でも独自の取り組みをされているところがありまして、それにより寄附を伸ばしたというようなことも聞いておりますので、そうした先進事例について研究してまいりまして、本市のふるさと納税の活用のあり方の改善にもつなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  わかりました。よろしくお願いいたします。  それでは、最後の6項目目の防災について質問をいたします。  これも新聞報道によりますと、文部科学省が8月29日発表した公立学校の防災機能に関する調査結果によると、避難所に指定された県内の学校で、備蓄、飲料水、通信、トイレの機能整備が遅れていることがわかった。都道府県別では、富山は断水時のトイレを備えた学校が23.4%だったとありました。  ここで見過ごせないのは、断水時でも利用できるトイレの確保であります。言うまでもなく、排せつへの備えは、水や食料の備蓄とともに避難所に求められる最大の役割であります。  過去の災害では、断水で避難所のトイレが機能せず、衛生面で問題となったり、トイレを心配して水分を控え、エコノミークラス症候群や脳梗塞につながった例が相次いだということです。  断水時でも使えるトイレは、下水道のマンホールに置いて使うマンホールトイレやプールの水などを洗浄に使えるもの、簡易型、携帯型のものなどであります。  そこで、まず(1)ですが、市内の小中学校の防災トイレの整備状況についてお聞かせください。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  災害が発生した場合に使用できる防災トイレにつきましては、避難所を開設した際に使用するものとして、消防署横の備蓄倉庫で保管している仮設トイレの利用を想定しておりまして、小中学校に防災トイレは整備しておらん状況でございます。この仮設トイレは移動が可能なダンボールトイレでありまして、水も排せつ用の配管等も必要はございません。現在150セットを保管しております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  聞き間違いですかね。150ですか。ちょっと少なくないですかね。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  150というのはトイレの数でして、実際トイレを使う回数としましては3,000回分を準備しております。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  わかりました。  ということは、滑川市はこの文科省の例えばアンケート調査に対して、こういったいわゆる断水時でも使えるトイレの整備というのは、これはアンケートに対してはどのような見解というか、例えば何%、これは我が滑川市は、要するに小中学校、9校ですか、全部備えてあると、こういうふうなことで受けとめてよろしいんですか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  現在こちらのほうで考えておりますのは、防災トイレといった設備を準備しようということでなくて、移動式の仮設トイレみたいなものをどこの場所で発生しても持っていって使えるようなトイレをたくさん準備しようと、そういう考えで整備しております。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  要するに、災害が発生しました、各避難所、小中学校に、いわゆる住民が避難しますと。そういったときに移動式のトイレを順次持っていくと、運ぶと、こういうことでいいんですね。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  そのとおりでございます。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  わかりました。  そしたら、整備状況については滑川市はばんばんやと、こういうことでございますね。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  トイレの数が幾つあったらばんばんだと言うのか、なかなか判断は難しいと思います。少しずつ整備、あるいは数が足りんようなら少し補足するとか、そういったこともまた少しずつ進めていきたいと考えています。 ○議長(中島 勲君)  尾崎照雄君。 ○4番(尾崎照雄君)  調べておりましたら、こういった災害対応型トイレの導入費につきましては、一部を補助するという国の制度があるということが紹介されておりました。そういったことも活用しながら整備していっていただきたいというふうに思います。  今の文科省のアンケートに基づいた整備状況というものと、今下野課長が答えられたいわゆるトイレの整備状況というものと、認識の違いが若干あるのかなという気がして、富山の整備は23.4%になっているんだと、こういうことになっているのかなというふうに思いますので、そこらへんももう一回再認識、再確認して、これは私自身も確認させていただきたいなというふうに思ったわけであります。  いずれにいたしましても、やはり備えあれば憂いなしということでございますので、こういった災害時への対応については怠りなく取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  本日の会議はこれまでといたします。  9月12日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。               午後5時39分休憩...