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平成29年 6月定例会(第3号 6月13日)

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  1. 滑川市議会 2017-06-13
    平成29年 6月定例会(第3号 6月13日)


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    平成29年 6月定例会(第3号 6月13日)                  平成29年6月             滑川市議会定例会会議録 第3号 平成29年6月13日(火曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 3 号                       平成29年6月13日(火)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 青 山 幸 生 君    2番 角 川 真 人 君     3番 竹 原 正 人 君    4番 尾 崎 照 雄 君     5番 谷 川 伸 治 君    6番 水 野 達 夫 君     7番 高 木 悦 子 君    8番 原     明 君
        9番 岩 城 晶 巳 君    10番 中 島   勲 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                上 田 昌 孝 君  副市長               石 川 忠 志 君  総務部長              杉 田 隆 之 君  企画政策課長            岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱     下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)       元 起   修 君  総務部次長財政課長事務取扱     石 坂   稔 君  総務部参事営繕課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  税務課長              伊 井 義 紀 君  産業民生部長商工水産課長事務取扱  碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱   藤 田 博 明 君  市民健康センター所長        結 城 幹 子 君  生活環境課長            黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君  商工水産課主幹           長 崎 一 敬 君  産業民生部参事観光課長事務取扱   網 谷 卓 朗 君  産業民生部参事農林課長事務取扱   藤 名 晴 人 君  海洋資源振興課長          石 川 久 勝 君  建設部長              長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱  児 島   正 君  公園緑地課長            川 岸 弘 明 君  建設課長              岩 城 義 隆 君  上下水道課長            長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱     岡 本 修 治 君  監査委員事務局長          妻 木 朋 子 君  教育委員長             吉 田 達 郎 君  教育長               伊 東   眞 君  教育委員会事務局長         膳 亀   進 君  学務課長              石 倉 裕 子 君  生涯学習課長            地 崎 紀 子 君  スポーツ課長            落 合 真理子 君  子ども課長             石 川 美 香 君          ──────────◇──────────         職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長              菅 沼 久 乃          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(中島 勲君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(中島 勲君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  5番谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  おはようございます。  あらかじめ通告してあります3項目について当局の意見を求めます。  1項目目の姉妹都市シャンバーグ市との国際交流事業についてですが、上田市長の提案理由説明にもありましたが、8月17日から8月23日までの7日間の日程で、中学生、経済界関係者の派遣を予定しています。  特に中学生には、現地の学校訪問やホームステイ、郷土文化の紹介など、異文化・多文化に触れる体験活動を通して、明日の郷土を拓く人材の育成を図ることを目的に、シャンバーグ市役所への表敬訪問や姉妹都市提携20周年記念交流会のほか、日本企業の訪問、現地経済団体との意見交換等を行い、国際感覚・国際理解の精神を持つ地域経済産業人の育成につなげたいとして実施をされます。  そこで、最初の質問ですが、中学生20名の募集に対して応募者は何名だったのか、また、どのように選考して決定されたのかお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握された上で、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それでは、質問にお答えいたします。  海外派遣事業の中学生団員の募集を行ったところ、28名の応募があったものでございます。  選考については、学校長の推薦と、書類、作文により派遣団員を選考したところでございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  中学生20名の内訳についてですが、滑川中学校は何名で学年別の内訳はどうなっているのか、また早月中学校は何名かお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  中学生団員20名の内訳は、滑川中学校では1年生2名、2年生5名、3年生5名の計12名であり、早月中学校では2年生2名、3年生6名の計8名でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  次の質問ですが、今回のシャンバーグ市との交流事業は、一般団員と合わせて総勢何名になるのかお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  団長、参与、中学生20名、一般団員11名、引率5名、計38名でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  次ですが、今週木曜日15日から18日まで、シャンバーグドゥーリー小学校親の会の方々が児童9名と保護者8名で本市を訪問されます。  今回8月に派遣予定の中学生20名とドゥーリー小学校親の会の一行の方との交流は計画されているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  ドゥーリー小学校親の会が今月15日から18日にかけ来滑されますが、初日の15日には親の会と中学生団員の交流を計画しているところでございます。  8月に滑川市の派遣団がシャンバーグ市を訪問する際、親の会の方にホームステイの受け入れ先になっていただいたり、現地での同世代交流に参加していただいたりする予定となっていることから、今回の訪問をきっかけに交流を進めたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  ぜひとも中学生のお子さんたちには、ドゥーリー小学校の親の会の方々とそういう場を通じて、シャンバーグへお邪魔したときも快く受け入れていただけるようにということでお願いできればというふうに思います。  それでは、2項目目の急速冷凍によるホタルイカのブランド化についてですが、ホタルイカ漁のシーズン中に、生とボイルしたホタルイカを約1,600キログラム凍結したとあります。  3月定例会において、急速冷凍機「プロトン凍結機」で1時間当たり約30キロ、1日5回約150キロを凍結し、約3トンを保管する予定でありました。  ホタルイカの凍結の稼働日数は、4月は4月17日からスタートし、7日間稼動、5月は24日間稼動し、計31日間でボイルしたホタルイカを約1,000キログラム凍結し、その他、生と刺身で600キログラム、計1,600キログラムを凍結されたとありますが、予定していた3トンの目標をなぜ達成できなかったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  プロトン凍結につきましては、1回で30キロを処理可能としておりましたが、実際にやってみたところ、急速冷凍機の公称能力で処理できる量と区分けしたトレー等の容量も含めますと、予定どおりの数値とはならなかったということが1つございます。  また、1日当たりの実稼働時間を最大限勘案し3トンという生産目標を立てておりましたが、最大限の凍結量とした場合に、これもトレーが重なった状態での凍結となった場合、冷凍庫内の場所の違いで均一に凍結できないということもわかったところでございます。  これらを解消するために、いろいろ試行錯誤いたしまたが、凍結時間を長くすることでむらなくすること、それからトレーの数を減らすことで対応したところ、均一に冷凍処理するためには、1時間当たり15キロ程度の量が一番効率で最適と判断して適用したところでございます。  そこでまた、5月末までのホタルイカの漁獲量が不漁だった昨年よりは多かった状況にございますが、日々の漁獲量は変動することもたびたびございまして、予定した量を確保するに至らなかったということも一つの要因と考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  最初に、こういう取りかかりということで、試行錯誤のうえで、一番適した冷凍ということでこういう結果になったんだろうというふうに推察をいたします。  次の質問ですが、ホタルイカ約1,600キログラムを凍結するのに幾らの経費がかかったのかということで、ホタルイカの仕入れ金額、運搬費、人件費、電気代等の内訳及び合計金額をお尋ねいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長
    ○観光課長(網谷卓朗君)  まだ概算の段階ではございますが、ホタルイカの仕入れ代といたしましては約90万円、それから人件費相当分として、これが20万円、それからプロトン凍結機と保管用の冷凍庫の電気料、これが3万円、それから、ホタルイカを並べるプラスチックのトレーでありますとか、真空パックする際のパックの袋でございますが、これらの消耗品で約8万円、それからホタルイカの折への小分け作業ということで、水産加工業者のほうに委託しておりましたが、これが約10万円で、現在のところ、約131万円を予定いたしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  大体、概算で合計金額が131万円ということで、1,600キロであれすると、キロ当たりそこそこの金額がかかっているというふうに思います。  それで、3番目の質問ですが、今回のホタルイカ、1,600キロの凍結にかかった経費、この131万円を踏まえて、冷凍したホタルイカをどのように販売していくのか、急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会との協議はどのように今進んでいるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  急速冷凍いたしました1,600キロのうち、協議会のストックとして、生のホタルイカ650キログラムで、これは約7万8,000匹になります。これを250グラムのパックとして2,600パックの冷凍保存を確保しております。  残りの950キロについては、これは水産加工業者においてボイルしたホタルイカ商品の冷凍でございますが、これらの冷凍を行ったものを今後ストックした生のホタルイカの販売先は、協議会の構成員を中心として市内飲食店や旅館などを考えているところでございますが、さらには大手ホテルなどでも使用してもらえるよう協議を進めてまいりたいと考えております。  今後、協議会の中で、今現在、確保した経費等ございますので、適切な価格を設定したうえで、また販売させていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  せっかく凍結したホタルイカをやっぱりブランド化ということで今取り組んでいるわけなので、協議会と十分な協議を進めていただいて、このホタルイカを食べていただくというふうな形で進めていただければというふうに思います。  次の質問ですが、急速冷凍機「プロトン冷凍機」をホタルイカを凍結する約2カ月間だけ使用するのでは、せっかくの設備を10カ月近く運転しないで遊ばせることになり、もったいないというふうに考えます。  一部、野菜やタケノコの凍結を試験的に凍結されたとのこと、プロトンの冷凍機の運用要綱を作成し、一年を通してプロトン凍結機を有効活用すべきではないかというふうに思いますが、この点についてどのように検討されているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現段階ではホタルイカが中心ということでございますが、議員今ほどおっしゃいましたタケノコについても、春が旬の野菜でございます。今回、滑川産のタケノコを水煮したものを活用できないかということで、冷凍保存を試験的に試してみたところでございます。  そのほか、滑川市内でとれました野菜も実験的に急速冷凍で保管しておりまして、これらの凍結により学校給食で活用できないか等も含めたまた検討も今後していきたいというふうに考えております。  そのほか検討しているものとしては、滑川漁港に上がる魚やカニを冷凍できないか、それから和菓子や洋菓子の冷凍に活用できないかなど、幅広い分野において利用いただけるよう、今後、協議会の中で検討いただきたいというふうに考えております。  いずれにいたしましても、急速冷凍機の稼働率を高めて設備の有効活用ができるよう、今後さらに協議会や関係者と協議を進め、積極的な活用を図ってまいりたいと考えているところであります。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  有効活用ということで、いろんな方々がプロトンを利用して凍結したいというときに、先ほど申し上げましたが、運用要綱というものがないと、時間当たり幾らの使用料ですとか、そういうものがないと試験的にもできないということもありますので、この運用要綱についてはどのようにお考えでしょうか、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  最初のほうで、これまでかかった経費等をご説明させていただきました。ようやく、実際、電気代であるとかいろんな経費、これらがわかってきたところでございます。そういうものも含めて、今後、協議会の中で積算する中で、またご検討いただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ぜひとも運用要綱をまとめていただいて、プロトンが一年間通じて運用できるように、またご配慮のほうをお願いしたいと思います。  次の質問ですが、3項目目の空き家のアンケート調査と空き家の有効活用についてですが、滑川市空き家所有者(管理者)へのアンケート調査を本年1月から2月にかけて実施された結果についてお尋ねをしたいと思います。  調査の目的として、近年、適切な管理がなされていない住宅が全国的に問題となり、平成27年に空家等対策の推進に関する特別措置法という新しい法律が施行されました。  本市においても空き家が増加しており、積極的な対策を講じる必要があると認識しているところです。  そこで、空き家の所有者(管理者)の皆様に対し、空き家の状況の確認及び将来の利用・活用に関する意向をお伺いし、今後の施策検討の基礎資料とさせていただきたいということで、空き家の実態、特に所有者の意向を把握することを目的にアンケート調査を実施されました。  調査の方法として、平成27年6月、滑川市消防署において実施した空き家調査資料を参考に、748件に対し、アンケート調査項目、問1、空き家のこれまでの用途はから問13、空き家・空き地バンクへの登録についてまで、13項目について調査を実施されました。そのアンケート調査結果についてお尋ねをいたします。  アといたしまして、空き家調査対象748件に対し、アンケートを配布された件数と回収できた件数をまずお尋ねいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  平成27年6月実施の消防署空き家調査結果の748件のうち、固定資産税情報等により送付先が確認できたものは565件でありました。それで、アンケート調査を実施し回収したものは337件でありました。回収率は59.6%でございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  それでは、アンケート調査をされた幾つかの項目に関しまして質問をさせていただきます。  問3の空き家となった時期と問4の空き家となった経緯についてどのような結果だったか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  空き家となった時期につきましては、調査時点の空き家のうち64%がここ10年の間に空き家となったものであります。経緯としましては、所有者の死去に伴うものが45%と最も多く、それに次いで、病院や老人ホーム等への移転に伴うものが18%となっております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  次の質問ですが、問5の空き家の実際の管理者はどなたですかについてはどのような結果であったか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  お答えいたします。  空き家の実際の管理につきましては、自分で管理していると回答されたものが82%で最も多く、次いで親戚縁者が管理しているが10%という結果でございました。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  次にエで、問8の今後の空き家の管理・活用についてどのように考えているかについてはどのような結果だったか、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  今後の空き家の管理・活用方法についての結果は、売却したいが最も多く32%であり、自分や家族で活用していきたいと考えているものは26%、予定はない、現状のままというのは25%でありました。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  次に、8−1の問いに対して、空き家を他人に売却したいまたは他に賃貸したいと選ばれた方は、既に不動産業者へ相談していますかの問いに対しての結果についてお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  不動産業者への相談をしているかという問いについての結果でございますが、相談していないという回答が65%、相談しているが24%、相談し物件登録しているが11%でございました。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  カの、問9の空き家の今後の管理・活用について困っていることはありますかの問いに対する結果についてお願いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  空き家の今後の管理・活用については、売却したいが、適当な相手が見つからないということが最も多く31%で、次いで特にないが29%という結果でありました。また、利用予定はなく、どうしたらよいかわからないというものも22%でございました。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  次の、空き家の現在の状況についての問いに対する結果について、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  空き家の現在の状況につきましては、そのまま使用可能が31%、若干修繕が必要が28%で、6割、少々手を加えることで活用できる空き家があると思われます。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  次の問いですが、問11の空き家に関する市への要望についての問いに対する結果について、お願いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  空き家に関する市への要望につきましては、解体除却に対する補助が最も多く34%であり、次いで売却・賃貸にする場合の相手先等の情報が32%でありました。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  最後の問いに対して、問12の空き家・空き地情報バンクについてご存じですか、及び問13の空き家・空き地バンクへの登録についてどのような考えかに対する結果についてお願いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  空き家・空き地情報バンクについて知っていると回答した者が15%で、知らないが56%、聞いたことはあるがよくわからないが29%でありました。  また、登録については、今後、登録したいが12%、内容を見てから検討したいが37%でありました。  登録についての認知度がまだまだ低いものと考えており、情報発信について努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  今回のアンケート調査をした結果から、先ほど申し上げた問8−1、空き家を他に売却したい、または他に賃貸したいけど、不動産業者への相談をしていないとの回答が65%で66件でありました。  また、問9の空き家の今後の管理・活用について、売却したいが適当な相手が見つからないとの回答が31%、問10の空き家の現在の状況について、そのまま使用可及び若干修繕が必要ということで、合わせて60%がそういう現在の状況であるということで回答がありました。  産業建設委員会でことし4月17日から19日の日程で行政視察を行い、福岡県糸島市の空き地対策の取り組みについて視察をしてきました。  糸島市では、お盆の帰省時に合わせ空き家相談会を開催され、宅地建物取引業者は売買、賃貸に関して相談をし、シルバー人材センターは空き家の適正管理に関して相談に乗っていただくと。司法書士は相続について、銀行はローンの相談、そして糸島市等は移住全般について専門家が所有者に、そういうことで移住全般に関しては糸島市がやって、先ほど申し上げた宅地建物取引業者から、市当局、専門家が所有者に空き家の有効活用のためのアドバイスを行っていると、こういう空き家相談会開催の案内は納税通知証に同封して、通知して取り組みを実施されているということもあります。  このような今回のアンケート調査結果より、本市として今後どう取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  まず、現在調査済みの空き家についてですけれども、活用できる空き家も多く存在しており、放置される前に市場流通できるように対応することが空き家対策に最も効果的と考えております。近年は所有者の空き家に対する意識も高まっているので、空き家・空き地情報バンクへの登録の促進をするなど努めてまいりたいと考えております。  また、空き家についての相談は窓口や電話でも受け付けており、場合によっては現地を確認するなどの対応も行っているところであります。  また、広報やホームページなども活用し、空き家対策につながるよう情報発信に努めてまいっております。  また、今議員ご指摘の視察の内容の件でございますが、専門家の皆さんを集めた総合的な相談会はやっておりませんが、空き家相談会の件につきましては、今後そういうようなものも考えていきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  ぜひとも空き家相談会等もご検討いただいて、お願いをできればというふうに思います。  もう1点、空き家・空き地情報バンクを知らない方が56%、聞いたことはあるがよくわからない方が29%というアンケート結果でした。  糸島市では、「糸島市空き家バンクについて」という、(資料を示す)こういうチラシを作成されて配布して、空き家バンクへの登録のお願いを呼びかけておいでになります。  ちょっと紹介いたしますと、あなたの空き家、有効活用しませんか、糸島市空き家バンクへの登録のお願いということで、糸島市空き家バンクについてということで、「市では空き家の有効利用を図るため、空き家バンクを開設しています。この空き家バンク制度は、売買や賃貸を希望する空き家を市に登録し、市の空き家バンクホームページで紹介、空き家の購入や賃貸を希望している人とマッチングするものです」というふうなことで、こういうチラシを配布されて呼びかけをされているというふうなことで、それで糸島市では平成25年度から空き家バンクを開始し、これまで29件の登録があり、平成28年度までに23件成約したという実績があります。
     本市としても、こういう空き家バンクについて前向きに取り組んでいただいてということで、どのようにお考えかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  まず、空き家・空き地情報バンクの制度がまだまだ認知されていないところがあると思われますので、各地区の公民館、滑川市民交流プラザにポスターを設置するなど、より一層の周知に努めているところであります。  また、アンケートで登録希望があった方や検討したいと回答された方については働きかけるなど、登録促進に努めてまいりたいと考えております。  また、議員ご指摘の糸島市さんのパンフレット、僕ももらいましたけども、うちのほうもこういうようなパンフレットをホームページ、それと滑川市役所の両入り口にもA0判のものが張ってあります。また、公民館等にもA0判のものを張らせていただきました。それとホームページ、それから市民課の窓口、当然、うちの窓口にもこのようなものを置いて、気軽に持っていかれて、その後、うちのほうにどういうものかなというので電話される方もおられますので、もっともっと周知して、748件のうち現在40件少々しか登録がございませんので、やはり最低でも半分以上は登録願って、有効活用または売買されるような促進をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  本市においても空き家バンクに登録があるというふうなこと、またいろいろとPRなさっているということで、また今回アンケート調査を実施されましたので、その分析をしていただいて、空き家所有者の問題解決に結びつくよう、また空き家の有効活用に向けた施策を実施していただけるようお願い申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございます。 ○議長(中島 勲君)  8番原明君。 ○8番(原 明君)  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず1点目、農業の振興についてであります。  ゴールデンウイーク前後より始まった田植えも終わりまして、1カ月余りたちました。弱々しかった早苗もしっかりと活着して、秋の収穫に向けて太く大きく育っております。特に初夏の風を受けて、鮮やかな緑とともに、昔から変わらない水田風景に心を癒やされる方も多いと思っております。  そんな中、水稲栽培が中心の富山県にあって、新しい富山米新品種「富富富」の試験栽培の田植えの報道がされております。  この富富富の特徴というのは、コシヒカリの弱点であります高温やいもち病等、病気に強く倒れにくい稲を交配した新品種であると聞いております。そして、うまみと粘りがあって甘みが強いと。今までにない非常においしい米がつくれるということであります。  先月5月28日、全国植樹祭が魚津市で開催されました折に、展示がされてありました。確かにコシヒカリよりは、大きく言うと20センチ近く短いというものも展示してありました。  そんな中で、県ではことし県内全域から23カ所、7ヘクタールの面積で試験栽培が実施されておるわけでありますが、滑川市での試験栽培の状況についてお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  それではお答えいたします。  富山米新品種「富富富」につきましては、米の産地間競争が激化する中、富山米のブランド力を一層強化するため県で開発されました新品種でございます。  平成29年度におきましては、先ほどもありましたが、平成30年度からの一般栽培に向けた種子、1,000ヘクタール分ですが、これを生産するとともに、新品種の特性を生かした栽培技術の確立に向けた実証栽培、あるいは栽培マニュアルが作成されるというようなことで、あと当市においても荒俣地内において実証栽培が実施されており、順調に生育しているというふうに聞いております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  今、荒俣ということでお聞きいたしました。単純に思うのは、滑川市の中で特に荒俣に決定された経緯と、どれくらいの面積で栽培をされておるのかお聞きします。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  面積につきましては、1カ所で約26アールでございます。  そこが選ばれた経緯につきましては、実証栽培ということで、県のほうでいろいろと面倒なことをお願いすることもあり手間暇がかかるということで、きめ細かい管理ができる方がいいということで、聞きますところ、県の農林関係のOBの方の紹介で、荒俣のそこの実証田を作付しておられる方が選ばれたというふうに聞いております。荒俣地内は、28年度におきましても実験田として作付した実績があると。  そしてまた、その方につきましては、ちょっと名前のほうは伏せさせていただきますが、地元の生産組合長もしておいでになるということで選ばれたというふうに伺っております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  これも新聞報道だけでありますが、平成30年には、富山県内14ヘクタールでこの富富富を栽培して、5,000トンの生産を目指しているとのことであります。  18年度、来年でありますが、荒俣で今試験栽培されておる、そういった試験栽培データをもとに、滑川市ではどのような形で、聞くところによると、契約栽培というか、希望者全てつくられないということも聞いておるんですが、来年度、どのような方向で進んでいくのかお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  平成30年度から1,000ヘクタールの一般栽培が開始され、本格販売されるというふうに聞いております。  今後、富山米新品種戦略推進会議というもので栽培方法や出荷要件等を決定し、生産者を募集することとしておるところであります。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  そうすると、募集ということになれば、JAさんになるのか県になるのか、そのような情報というのはもう入っているんですか。例えば滑川市で何ヘクタールというふうなものも決まっておるのかどうか。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  そのへんのところにつきましては、これからというふうに伺っております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  新品種に関心を持っている方はたくさんおられると思います。これからどういったような情報でどのように発信されていくのか、きちっと農家の生産者の皆さんにもわかる形で情報を提供していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  2点目の、米の生産調整が2018年で廃止されるわけであります。滑川市の農地は約2,100ヘクタール、うち水田は約1,300ヘクタール、残り約800ヘクタールが転作、そして減反というふうになっていると聞いております。  この約800ヘクタール、転作あるいは減反でございますが、農地がどのように生かされていくのか、これから来年に向けてきちっと方向が示されていくものと思っておるわけでありますが、国は当然、今まで行ってきた目標設定、配分は行わないと。米の需給予測の情報提供だけにするということになると。そうなると、生産者の皆さんは米の直接支払交付金、10アール当たり7,500円もらっておるわけでありますが、それも当然廃止になる。そして減反が廃止ということで、米の供給の増加による米の価格の低下も心配されておるわけであります。  安心して農業に取り組んでいけるような対策が必要であると。その中で、新聞にも出ておりますが、農業再生協議会が、国が配分してきた生産数量目標にかわる目安を設定するという方針で協議されていくように載っておるわけでありますが、これにつきまして、農家の皆さん、生産者の皆さんへの周知と対応はどのように進められていくのか、これは県、そしてJAアルプスも含めての関係でありますが、どのように進んでいくのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  平成29年産米までの生産調整につきましては、毎年、国が米の需要に応じた生産数量目標を各県に配分し、その後、県から市町村へ配分されてきたわけでございます。  平成30年産米から国からの生産数量目標の配分が廃止されますが、これは生産調整の廃止ではございません。生産者自らの判断で需要に応じた米生産に取り組むことになるものでございます。  米の過剰在庫や米価の下落の発生リスクを軽減するため、平成30年以降も県レベルの国の生産目標が提示される予定であることから、これをもとにJA、市町村などで構成する地域農業再生協議会で生産目標の方針が決まり次第、生産者に速やかに周知を図って、混乱が生じないように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  新聞の報道によりますと、協議会の中でも、市町村ごとの目安量をさらに細かくして、今までどおりの減反を想定しておる、そういった協議会と、地域の判断に委ねるとして、2つに対応が分かれておるというふうに新聞に載っておるんですけれども、富山県、そしてJAアルプス、滑川市はどのような方向で今進んでいくのか、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  JAアルプス管内の諸団体で構成しておりますアルプス農業再生協議会によりますと、生産目標がこれまで国から提示されていたものが県レベルに変わったというだけで、その後の流れについては従来どおりとしたほうが農家の方も混乱がなくスムーズに取り組めるのではないかということで、従来どおりのやり方でやっていきたいという方針というふうに聞いております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ということは、今までどおりの減反ということの中で進んでいくということで考えればいいですね。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  おおむねそのような考えでやっていきたいということでございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  農地を今まで大規模経営者に集積するというふうな政策で、大規模農家を増やして米の価格の競争力を高めると。強い農業をつくるというシナリオの中で進んでいるわけでありますが、小さな農家や兼業農家も、農業をこれからもずっと継続できるような農政が私は必要だと思っております。小さい農家は小さいなりに、そしてまた大きい農家は大きいなりに、農地を生かして地域を元気にするのが米の力であると私は思っておるわけであります。  そういった中で、きのうの質問でもありましたが、これから滑川の農業、例えば少量で多品種の野菜づくりを今現在やっておるわけでありますが、進めていくのか、それとも大きな面積でブランド化を図るような作物、野菜をつくっていくのか、いろんな方向が見えると思うんですけれども、そういった市独自の振興策というのは、課長、どのように考えておられますか。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  国のほうも、30年産米からの生産数量目標の配分の廃止以降も、水田活用の直接支払交付金を継続するというふうにしております。  本市としましても、この交付金を有効に活用しまして、重点的に転作作物として奨励してきた大豆や大麦、あるいは需要の増加が見込まれる飼料用米などの非主食用米、それから野菜などの高収益作物、それらについて、地域の実情に応じて作付面積の拡大を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  いろんな農政がありまして、例えば今、飼料用米の国の補助が非常に高くなってきており、それに移行するという農家も増えておるやに聞いております。そうなるとまた米から飼料用米に変わるわけでありますから、今度また米が足りなくなるというような状況になるかもしれません。  そういったいろんな情報の中で、やっぱりJAさん、市も含めて、これからいろんな情報を的確にまた教えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  2点目の人口減少対策と子育て支援政策についてであります。  滑川市の人口の推移を見ると、平成17年の3万4,002人をピークに減少しておるわけであります。本年6月1日現在の人口は3万3,380人、12年で622人の減少となっておるわけであります。  これが多いのか少ないのかというのは、ちょっと私も判断がつきかねるんでありますが、人口減少の要因としてはたくさんの要因があると思っております。  若い人が滑川市から市外へ転出して戻ってこない。そして、最近特に言われているのは、結婚をしないあるいは結婚する年齢が遅いと。よって、出生数の減少や少子高齢化が進んでいると。  また、平成17年からは3万4,002人のピークでありますが、出生数310名に対して死亡数が326名ということで、死亡数が多くなっておるわけですね。これは意外だったんですけれども、人口減少にはこういったようなさまざまな要因が重なっておるわけであります。  昨日の高木議員の代表質問の中で、合計特殊出生率が1.54ということで教えていただきました。もう1つ、出生数は2016年どれだけだったのか教えていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤田市民課長。 ○市民課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  2016年の滑川市の出生数は230人でございます。  合計特殊出生率については、昨日もお答えしたとおり、今現在、市町村間の調整が行われているところであり、まだ数値が確定していないということでございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  そこで、ちょっと質問というか、この滑川市人口ビジョン、27年10月に発行されたものを見ると、合計特殊出生率が1.54というふうに2016年はなっておりますが、24年で1.41になっているんですね。1.41というのは県内でも大きい数値の位置に立っておるんですけれども、ちょっとそのデータはまだ出ていないということなんですけども、その年で言うとどれくらいの富山県内の位置におるのか、1.51になると上がっていますよね、4年前より。課長、それ、わかりますか。大体というか、大体ではだめなんでしょうけど。 ○議長(中島 勲君)  藤田市民課長。 ○市民課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  今ほどおっしゃいましたとおり、合計特殊出生率については、公表される市町村レベルの数字については、母数が小さいということで、5年間のトータルで発表されることになっております。  前回発表されたのは、今おっしゃいました平成20年から24年の間の5年間で、富山県の平均が1.43、滑川市はそのときは若干低くて1.41ということでございました。  それで、今出ておる数値といいますか、1.54というのは平成27年中のものをこちらのほうで計算しまして出した単年度の数値ではございますが、その1.54という数値、富山県の数字が1.51ですので、若干滑川市のほうが今度は高くなったという現状でございます。10市の中では中位以上、若干上のほうかなというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  県平均よりもいいということで喜ぶべきことだと思いますが、もらった資料によると、昨年2016年は230人の出生数でありましたが、年々やっぱり出生数も減少しているわけであります。  人口の将来推計と分析を見ておるんですが、合計特殊出生率が2.07まで上昇したと仮定した場合に、人口を維持していくには、自然減を抑えるための当然出生率の向上、それから社会減を抑えるための対策が必要となってくると思います。  安倍政権は、合計特殊出生率が2030年に1.8程度と目標水準、そして富山県は2030年に1.9という出生率を掲げておるわけでありますが、1.54から国が進める1.8の大きな開きがあるわけであります。  この人口減少対策、そして合計特殊出生率を1.8程度に進める。どういった対策を考えておられるのか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  お答えいたします。  国のまち・ひと・しごと創生長期ビジョンにおいては、2060年に1億人程度の人口を確保するため、人口減少の歯どめや東京一極集中の是正が掲げられております。  その中で、国民の希望が実現した場合の出生率が1.8と示されており、その希望の実現に取り組むとされておりますが、本市におきましても、第2子の壁の打破などにより出生率を向上させることを目指しております。  この出生率の向上のためには、子ども第一主義に基づき、子どもとその子どもの親のための支援、教育支援の充実を図ることはもちろんのことでございますが、若い世代が子育てに希望と安心が持て、誰もが健康で活躍できるまちづくりによる「ひとが元気」、心豊かに安心して住み続けたくなるまちづくり、訪れたくなるまちづくりによる「まちが元気」、企業とともに歩むまちづくり、企業が来たくなるまちづくりによる「産業が元気」、これら3つの元気とその好循環の確立が重要であると考えられますことから、引き続き滑川市ひと・まち・産業創生総合戦略に基づき各種施策を実施していくこととしております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  先日というか、4月でありますが、滑川市出身の厚生労働事務次官、二川一男さんとお会いする機会を持たせていただきまして、次官室で10分ほどお話しさせていただきました。  その中で二川さんが何を言われたかというと、滑川はいいところですねと。私が育ったころから3万人以上の人口を維持しておる。なかなかそういった市町村、いわゆる人口を維持できる市町村というのはないですよねと。何がいいんかなという話の中で、それは私らが住んでいていいなと思っておるわけですから、二川さんはもう滑川を離れられて大分たつと思いますが、逆にどんなもんですかねというふうな話の中で、私も次官の話の中で、なかなか全国的にもそんな市はないですよ、少ないですよという話を聞きまして、大変うれしく思って話をしてきました。  滑川市では、市長は子ども第一主義ということで、医療費の無料化、それから第2子保育料の無料化、いろんなところで子育て支援政策を進めておられるわけでありますが、それもあわせて、今課長からの答弁にもありましたが、いろんな施策の中で、年少人口の増加というのが今どのような状況、例えば増えているのか、横ばいなのか、まだその効果が見えないのか、そういった点、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  ではお答えいたします。  平成28年10月1日現在の年少人口は4,225人で、平成27年10月1日現在の4,341人から116人減少しています。  第2子保育料無料化の効果が出るのはこれからだと考えております。
    ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  人口の将来の展望ということで、先ほど言いましたが、合計特殊出生率が2.07をという想定でも、行くと、3万人は平成72年(2060年)までは維持できるというふうな総計が載っておるわけでありますが、なかなか厳しい目標であります。どういった政策が一番いいということは、これは非常に難しいわけでありますが、今後も市長が言われるよう、子ども第一主義のもと、いろんな施策を進めていっていただければ、滑川市の人口が3万人を切らないように頑張っていかなければいけないと私も思っておりますので、よろしく施策のほうをお願いをいたしたいと思っております。  それでは、3点目の行田公園の管理計画について質問させていただきます。  行田公園は、市内の中心に自然をそのまま残している大きな自然公園であります。旧児童館付近には、SL列車や遊具広場、ハナショウブ園、芝生広場、いろんな施設が自然の中にあります。  小学校や幼稚園の校外授業、それから市民の皆さんがレクリエーションを楽しむ、そして散歩を楽しむ、本当に自然の場になっておるわけであります。  6月10日からは花しょうぶまつりも開かれまして、たくさんの見物客、たくさんの人が訪れられておると。非常にすばらしい公園であります。  この質問については、昨年6月定例会でも、行田公園の整備と管理についてという質問をしておりますが、今回、管理について質問させていただきたいと思います。  ちょっと小さいんですが、行田公園の中の状況です。これは誰も見なくなってしまったようなSLとその車庫ですね、管理施設です。そして、これが雑草が茂る遊具広場という遊び場ですね。それから、これが湧水場所がわからない行田の沢清水と(各資料を示す)。  こういった現状であるわけでありますが、まだあと2枚あるんですけど、まずこれの状況について、課長、どう思われますか。お答えいただけますか。 ○議長(中島 勲君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  行田公園の管理についてお答えいたします。  行田公園内を横切る市道上小泉柳原線より海側は公園として概成しており、山側は自然生態系保全を基本に遷移の森と考えております。  中川の清掃については、長年、上小泉町内会の協力を得ながら行っているところであります。  しかしながら、議員ご指摘のように、除草や園路のクモの巣や草の繁茂など苦情があることから、公園巡視に努め、施設の保守、ハナショウブ、遊具などの維持管理を行いたいと考えております。  また、二級河川中川については、雑草の繁茂やごみなどが見受けられることから、対策を管理者である県新川土木センターへお願いしており、今後も要望してまいりたいと思います。  先般、原議員を中心に、中新川内水面漁業協同組合の皆様と市職員で、せせらぎ水路や中川などの清掃作業を行ったところであります。  今後とも維持管理に積極的に努めたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございます。  これが、6月3日に子どもたちがニジマスの手づかみをやるせせらぎ水路であります。これはその前の状態です。これが中川のバイカモの上に繁茂する雑草の写真であります(各資料を示す)。  今課長おっしゃったように、バイカモの上に繁茂する雑草につきましては、観光課、商工水産課、そして建設課の若い職員の皆さんが汗をかいていただきまして、本当にきれいになりました。御礼を申し上げます。  500名以上の釣りの人、それから手づかみの子どもら、父兄の参加を得て、ニジマスのつかみ取りと釣り大会が無事終わったわけであります。  その中でも、昨年も出ておったのですが、今課長が言われたように、中川は県の管理下にあるものですから、雨が降れば水位調整のために水が少なくなると。そういったことから、すぐ水位が下がって草が繁茂するんだということであります。  ですけど、やっぱりこれは管理しなければもうどうしようもないところでありまして、今、バイカモもなかなかうまく進んでいないというような状況にあるんです。この写真を見ていただければ一目瞭然でありますし、全体の管理というものをやっぱりきちっと計画していって予算をつけてやらないと、これだけ多くの人が訪れる、ましてや新しい児童館の流れもありまして、子どもたちも親御さんも含めて、たくさんの人が訪れる公園であります。きちっとした公園の管理を希望するものであります。  にこにこ元気広場整備計画というものも進んでいるわけでありますが、そこで新しい公園が整備されれば、管理されていない行田公園の中に果たして子どもたちが行くのか。ハナショウブを見るだけの公園になってしまうんじゃないかという心配をしております。  新しくビオトープをつくらなくても、今の公園の中を整備すれば、管理すれば、ビオトープはつくらなくても自然の生態がとことん見られる、そういった自然のあふれる公園でありますので、もっとその管理に十分配慮していただきたい。  公園の中にはミズバショウもあります。雑草の陰に隠れてわからないと思いますが、春一番、雪解けにはミズバショウも白い花を咲かせております。そういったものも全く通られる人はわかっていないんです。雑草の中ですから。  そういったものも含めて、これはもう一回、次年度の予算できっちり計画をつけていただいて、誰もが気軽に自然に親しめる公園にしていただきたいと思うんですが、課長、どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  原議員に私なりの考えを示したいと思います。  行田公園は、今ほど話がありましたように、県の河川、県の河川といって逃げていてはいけません。そういうことでございますので、行田公園の管理につきましては、管理主体の県は県として、利用する市民、滑川市として、こちらである程度の手を加えなきゃいかんと、このように思っています。  沢清水の関係も、実は婦人の方が20人ほどで手をかけて、直接手できれいにしていただいたのが長くありましたが、森先生の奥さんが会長でやってもらっていたんですが、ご高齢になられまして、体の都合が悪くなって手をかけられなくなったということでありまして、これはなかなか継続は、若い方でそういうことをやってくれる方がいないと申しますか、あるいは声をかけないからいらっしゃらないんだったら、少し広く募集をして、声をかけて公園をつくっていかなきゃいかんと、このように思っています。  ちなみに、柳原の公民館後ろの中川放水路は、やっぱり中川の連合会、地元の人たちが手を加えて守っていくと、環境を自分たちでつくっていくと、そういう流れが行田公園の中にも出てくるように何か手法を考えてみたいと、このように思っておりますし、今言いましたように、市の担当を、何といいますか、監視する担当をしっかりスタッフを決めましてこれから管理にあたりたいと、このように思っています。またご理解いただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  市長、今ほどはありがとうございました。  中新川内水面漁業協同組合の滑川支部も6月1日、早朝6時から草刈り、中川の縁をやっております。それから、せせらぎの清掃も行いました。6月11日、先日、日曜日には、上小泉の町内会の皆さんによる清掃も実施されておる。  私らも、やっぱりそういうふうにして市民が助け合うというか、どんどん協力してやります。ですから、そういったものも含めて、市と一緒にやっていくということを進めていきたいと思っておりますので、また今の市長の答弁のように、予算のほうも確保していただいて、よろしくお願いいたしたいと思います。  最後、富山湾岸クルージングの運航についてであります。  これは昨日からもたくさんの質問が出ておりまして、まだ何を聞くがかというふうな声も聞こえますが、滑川の市民の皆さんの声であります。  市外の人からも当然聞こえてくるんでありますが、キラリン号の富山湾岸クルージングは何が解決できれば運航再開できるのか、これは多くの人から聞いている声であります。  まずこれについて、きのうと重複するかもしれませんが、1点教えてください。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  昨日から岩城議員の代表質問でも答弁させていただいたとおり、まず船舶検査証書の船舶借入人が消去された書類を返還されることが第一に必要になります。そして、返還された後には、運航主体の選定から運航許可までとることが必要となってまいります。その手続を行ったうえで再開できるということになります。  そこで、世界で最も美しい湾クラブに加入している富山湾上から景観をごらんいただくために、市民の皆様には大変なご心配をおかけしておりますが、一日も早く再開できるように努力してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございます。  きのうの岩城議員の代表質問の答弁も大体そういったものでありまして、昨日の代表質問の答弁の中で市長は、漁港、そして漁場での漁業協同組合との信頼関係がなくなったことが一番大きいという答弁、そして副市長からは、昨年11月30日の運航終了後、平成29年度の運航計画を含めた話し合いの場での合意が得られなかった。こういった大きな2点、聞かせていただきました。  そんな中で、ほたるいか海上観光が一旦中止となりましたが、氷見の若潮の御協力によりまして、4月12日から5月2日までの二十日間実施されて、延べ464名の皆さんがほたるいか海上観光を体験されたという、これは大変私もよかったと思っております。  最後に1点聞くわけでありますが、一度なくなった信頼関係を取り戻すというのは、これは容易なことではないと考えますが、一日も早い湾岸クルージングというのは、当局も私たちも市民も皆さん望んでいることであります。  この湾岸クルージングの運航再開に向けて、一回信頼関係がなくなった人らとの、いわゆる関係者による協議は絶対不可能なのか、いわゆるだめなのか、可能なのか不可能なのか、この1点だけお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、ただいまの原議員の質問にお答えを申し上げます。  まず、先ほども申し上げました。船を運航するには船舶検査証書、これは必要なんです。これがないと船は運航できないんです。この船舶検査証書には所有者と借受人の欄がございます。この借受人が航路申請もやるわけなんです。借受人が航路申請をして許可をいただいて、初めて運航ができると。  そういう意味では、市のほうでは3月31日をもって契約が終了したということで、それから用船契約についても、今年度はゼロから見直すということで返してくださいと、そういうふうな通知もしておるわけでございまして、この船舶検査証書が手元にないと運航できないんです。  例えば、今縦につけてあるものを横にすることもできないということで、管理上も、もちろんバッテリーが上がらないように、エンジンをかけたりとかいろんなことはしておるわけでありますけれども、どこかへ動かすとか移送するとか、これもできないというような状況でございまして、まずはその証書を返していただくと。そのためのいろんな話を運航会社とは常にしております。  例えば何か条件があるのなら出してくれとか、いろんな話は常に、私も含めて、それから担当者も含めてやっておるわけでございますが、現実として、何回か話し合いも持っております。もちろん電話での連絡等もございますので、それらを含めながらも、一日も早く返してくださいと、そういうふうな話をしておりますけれども、現実にはいまだ市のほうへは返っていないということで現在のような状況になっておるわけでありまして、何に増しても、まずその船舶検査証書を返していただくための最大の努力をしなきゃならないと。そうしなければ湾岸クルージングもできないということになりますので、今市といたしましては、あらゆる方法、相手方への接触も含めて懸命に取り組んでおる最中でございますので、この努力をさらに引き続きしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございました。  苦しいのは重々わかりますが、やっぱり一日も早い運航再開に向けて努力していただいておることも理解できますし、またそれに向かって頑張っていただくことを心からお願い申し上げます。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  1番青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まずは、過去の質問について3問お聞きしたいと思います。  昨年12月には、臨時雇用者の処遇改善と職員のホスピタリティー向上について質問しました。その中で、通告を出したにもかかわらず前向きに調べていただかなかった、1、平成28年12月定例会で臨時雇用者の有給休暇消化率を質問しました。  当時の課長からは、今後については管理していきたいという答弁であったが、再度伺います。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えいたします。  昨年の12月定例会におきまして、臨時職員の有給休暇や勤務時間などは、実際に勤務している各課において適正に対処されているものと認識しているが、今後は総務課のほうでも臨時職員の有給休暇の消化率を管理していきたいと答弁したところでございます。  これを踏まえて、各課の臨時職員の有給休暇の消化率を総務課が把握できるよう事務改善を行ったところでございまして、平成28年度について臨時職員の有給休暇の消化率を集計した結果、約17%でございました。  今後とも、臨時職員の労働環境を適正に保つため、有給休暇の消化率の把握などに努めてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  課長、質問です。17%は多いでしょうか、少ないでしょうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  数字を見る限り、多いとは言えないと思いますが、現実問題として有給を100%使うというのは厳しいと思います。  それから、参考の数値としまして、28年度、同じく正規職員の有給休暇の消化率ですけれども、14.6%となっておりまして、それをどう判断されるかということですけど、同じような数字となっているという認識でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ちなみに、通告には入っていないんですけど、類似団体とかのパーセンテージとかというのはご存じなんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  すみません、類似団体のほうは、数字はちょっとつかんでおりません。  ただ、今ほど言いました正規職員の有給休暇の消化率ですけども、平成27年度は14.5なんですけども、県下平均の数字は17.8という数字をつかんでおります。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  今、去年よりは上がっていますよという話なんでしょうけれども、この質問をした後、多くの方から実は連絡をいただきました。  ある方からお聞きしたんですけれども、「私は臨時雇用者として長年働いておりますが、12月の質問があり、初めて有休が半日とれました」と。かなり長期で滑川市に貢献されている臨時雇用者の方です。長期と言っているので10年以上の方ですね。こんなに長期お勤めの方が初めてと言っている状態なんですね。他の職員さんたち、特に入ったばっかりの職員さんたちにしっかり伝えているのかどうかというところをちょっとお聞きしたいんですけれども。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  こちらとしましては、臨時職員を採用する各課のほうで、課長のほうがちゃんと伝えておるものと思っています。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  これからも、権利という部分ではありますので、全員が全員とれないとは思います。しかし、やっぱり地方公共団体なので、そういったところもしっかり、福利厚生も含めて、有給休暇がとれますよというところをこれからも明示していただきたいと思います。  次の質問に入りたいと思います。  さて、雇用契約書についてであります。  前回は、臨時雇用契約書の絶対的明示義務と相対的明示義務の話をして、労働基準法や契約法について遵守したひな形になっているかというところをお聞きいたしました。  そこで、今回は嘱託職員についてであります。  平成28年12月定例会で、臨時雇用者の雇用契約書の質問をしました。嘱託職員は雇用契約書の締結をしているのかどうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  昨年の12月定例会でも答弁いたしましたとおり、臨時職員につきましては、雇用契約の期間、雇用契約を更新するかどうかの区分、従事する業務の内容などの契約事項を盛り込んだ契約書により雇用契約を締結しております。  一方、嘱託職員につきましては、臨時職員のような雇用契約書ではなく、辞令を交付しており、その中で月額給与、嘱託期間、週の勤務時間数を明示しているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  今の答弁を受けまして、しっかりしたものでちゃんと示していますよという答弁だったと思うんですけれども、前回は雇用契約書の中身を労働基準法に沿っていろいろお聞きいたしました。  しかし、ある方からまた連絡をいただきまして、今ほどの話ですね、雇用契約書を交わしていないという話なんで、辞令がそもそも伝わっていないという状況だと思います。特に更新している嘱託職員さんと市との関係が、毎年のことだから、いいやみたいな後ろ向きになっていないか。
     また、こんなふうにも言っておられます。来年あるのかないのか全くわからない。いきなり切られる可能性があるかもしれないから不安になる。そして、上司に働いている側から聞くという状況であります。  当然のことながら、毎年同じぐらいの歳入があれば、議会側が人件費を否決するわけはありません。そうであるならば、嘱託職員さんとまた臨時職員さん、そうなんですけれども、予算可決を停止条件としたような雇用契約書を結べないものか、伺います。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  今ほども申しましたとおり、嘱託職員については辞令という格好でやっておりますので、今ほどの期限を切ってとかという話はちょっと厳しいと思います。  それから、パート職員、臨時職員の雇用契約については、今おっしゃいましたことを盛り込むことは可能です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  こういったいろいろな案をこれから出していきますので、少しでも明快にしていただいて、働いている側のモチベーションが上がるような形でぜひ取り組んでいただきたいと思います。不安なく働ける環境をお願いいたします。  次の質問にまいります。  3月定例会では、観光の黒字化に向けて競争戦略とマーケティングについて提案し、3月及び4月中には各課から提案を受けてほしいという質問をしました。  市長からは、基礎から、一からやり直すべき提案であったことを重く受けとめて、しっかり頑張ってまいりたいと力強い答弁をいただいたんですけれども、実際に提案はあったか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  議員ご提案の経営に関するコンセプトからターゲット層、商品サービス、会計、アプローチまでを含めた競争戦略からマーケティングの提案につきましては、現在のところ市職員からの提案は受けていないところでございます。  ただ、職員全体として、まちの魅力アッププロジェクトチーム、これは観光に関する提案を受ける組織でございますが、こちらでの検討も含めまして、今後、積極的な提案の募集を図ってまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  正直、非常に残念です、課長。  こういう言い方はあまりよろしくないんでしょうけれども、私みたいな者が2週間でつくれたあの提案を、200人以上いらっしゃる高学歴の職員さんたちが一個もつくっていないというのは、これはもうやる気の問題だと思うんですけれども、答弁お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  4月から観光課という中で、これは観光課の内部の中では、検討協議というはっきりした提案ではございますが、検討を始めておるということはございます。その中で、観光課の職員の中から幾つかの提案というか、案を持ちながら、今後これを形につくっていくという作業については進めているところでございます。  ただ、今ほど申しましたとおり、まちの魅力アッププロジェクトチーム、職員全体ということであれば、そういうようなものも活用しながら進めていきたいということで考えているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  何が問題なのかなってすごく不思議に思うんですよね。提案なので、材料費ゼロ円なんですよ。具体的に何月までにというのを、別に課長の課じゃなくてもいいんですよ。職員さん全体で、企画さんもそうですし、出せると思うんですね。何月までですか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほど申しました魅力アッププロジェクトチーム、これは年度末、当然予算も含めて検討いたしますので、大体それに合わせたところまでは結論が出せるというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  行ったり来たりは嫌なんですけど、年度末、すごく長いですよね。私は2週間ぐらいでつくりましたよという話で、どんなに皆さんの意見をかき集めても、3カ月ぐらいあれば2、3個出てくるような気がするんですけれども、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  予算要求が11月から始まりますので、当然、その前までには提案が整うような形を頑張ってみたいというふうに思っております。  いずれにしても、職員の皆様、何回か提案する中で集まっていただいたり、いろんな資料集め等もございますので、そのへんも調整も含めて、そのくらいの期間をいただきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  そんなに待つのであれば、じゃ、すごい提案を本当にお待ちしていますので期待しております。よろしくお願いいたします。  大きな2、平成30年度重点要望に関する一覧についてであります。  昨年も同じ質問をしております。(1)永代地上権抹消に係る法整備についての進捗はどうでしょうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  永代地上権は、まちなかの空き家対策や土地取引、公共工事等の障壁となっていることから、権利の抹消等について有効な方策がないか各所へ働きかけるため、昨年度から重点事業の1つとして要望活動をしております。  これまで富山地方法務局への現状説明を行っており、また市長が自ら法務省へ出向き、法整備に向けた働きかけを行っております。  法務省担当者の見解は、人の権利に関することであるため、勝手に権利を消してしまうことはできないため、必要な手続を踏んで処理すべき案件であることを了解していただきたいとのことでありましたが、本市の事情も十分理解できるため、少し時間をいただき検討させていただきたいという回答をいただいたところであります。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  これは全市挙げてという話なので、市長も一生懸命動かれているというのは本当に認識しております。頑張ってほしいんですけれども、重点事業にしたことは大きな一歩だと、そもそも思っております。  しかし、ここではぜひ、私から、これから要望を続けてと去年と同じことを言ってはいけませんので、具体的にどんなアプローチができるか模索したいなと思います。  まず1点目は、市町村と連携して国に話をしていくという案です。今、市長からという話なんで、1市でやっていますね。  ある方から教えていただいたんですが、千年地上権という存在です。お隣石川県輪島市門前町にあります。こういった自治体が他にあれば、その自治体、他に地上権が100年以上続けば、それはもうほぼ永続ですから、その自治体と一緒になって国へ訴えかけるという案ですね。  2点目は、相続人がどこにいるかわかっているが無視されている状態、そういった状態も多分あると思います。固定資産税の納付書は送付できないかという案であります。これは、地方税法343条1項で、固定資産税の納税義務者は固定資産の所有者であるとされております。  しかし、もう一方、書かれているんですね。質権または100年より長い存続期間の定めのある地上権の目的である土地については、その質権者または地上権者ともされております。  一度、納付書を送って、義務者でありますよという呼びかけは登記を変える動機になり得るかなと思います。  今の2点について、課長、どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  1点目でございますが、市の地上権というのは、先ほど言われました、ほかの市とはちょっと違う案件でございまして、市長が法務省のほうへ行かれたときも、全国的には非常に珍しい案件であるということで、その1つだけについて法整備というのはなかなか難しいと。議員ご指摘のとおり、同じような案件であれば、その方と協議して申し出というのも1つの案ではないかと思います。  それと、税務課の納税推奨につきましては、まちづくり課のほうではちょっとお答えできませんので、そこは差し控えさせていただきます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  まちづくり課じゃなかったら、どこか答弁できるところがあればお願いしたいんですけれども、どうでしょうか。いらっしゃいますか、いらっしゃらないですか。 ○議長(中島 勲君)  伊井税務課長。 ○税務課長(伊井義紀君)  青山議員の今ほどの質問にお答えさせていただきます。  実際、当税務課としても、この永代地上権の問題の関係については積極的に関与していきたいと考えております。  所有者の特定については、議員さんがおっしゃった方法も含めて、どういった方法が有効か、またほかの方法もあるのかどうか検討して対応していきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  急な対応、ありがとうございました。  あともう1点、これは多角的に言っていかないと厳しいという流れなので、今うちの党からもいろいろ、所有者不明土地等に関する特命委員会という形で、もちろんご存じだと思うんで、ここに国交省、法務省、総務省が入っておりますので、ぜひともまた、市長、行かれているので、頑張っていただいているのは重々承知なんですけれども、いま一度強い要望をお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  永代地上権は長いこと問題にしてきました。誰も手をつけなかったんですが、手をつけなければいけないと。  法務省へ行ったということですが、はじめは魚津の法務局、そして富山の法務局、そして法務省、段階を置いて全部手順であります。  魚津の法務省の役人さんが行ったら、それは間違いだと言って、富山のほうから慌てておわびに来られるという、こういう始末であります。  法務省に行きますと、やっぱり原則論は崩せないというお話であったわけです。  そこで、私は駅南の土地区画整理事業をやりました。そのときには、永代地上権はありませんけども、不在地主等の整理もかなりできたと思っています。  都市計画事業に合わせてできるかどうかということですが、今、まちなかの空き家がこれだけ多いと、相談相手に乗ってくれるかくれないかわからない状態でのこの作業というのは、相当に厳しいものと思っています。  ただ、永代地上権の権利の中身を見ますと、米何升、金額は万単位とか千円単位でもありません。昔の設定は米何升です。そういうのがいっぱい載っておりまして、これもどこにおられるかわからない。探してもわからない人も結構あるわけです。そんなことも含めて、こちらはまず、そういう台帳と申しますか、そういうものの整理をかけて、そしてまた区画整理事業が果たしてできるかどうかを検討しなければいけないと。  と申しますのは、駅南の区画整理事業ですと、いわゆる全国紙、新聞にみんな確認の広告を出さないと、そこで整理しないとこの区画整理の作業に入れないということでございまして、この作業が本当にできるかどうかも難しい状態にあることは間違いないと。  今、本当に空き家ばっかりになってきている中で、まちなかを大々的に変えるというのは難しいと思います。私の気持ちとすれば、夢のような話かわかりませんが、常盤町から加島町にかけて、ずっと100年計画の都市計画ぐらいできないかということも夢見ています。そういう整理が一歩でも進むように、また頑張ってみたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  また、議会側もいろいろな案をお示ししながら、私もですけども、一生懸命市長とともに改善に向けて頑張りたいと思っております。  次の質問にまいります。  次は、魚に関する学習環境の整備について、具体的にどのような取り組みか、これ、初めて聞きます。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  本市では、ふるさとの恵みの大切さについて、未来を担う子どもたちに教えていくことが大切であると考えております。  市内には、富山県農林水産総合技術センターの水産研究所、富山県農林水産公社の滑川栽培漁業センターの両施設があることから、魚に関する学習環境の整備について、平成25年度より本市の重点事業として県へ要望を行っているところでございます。  水産研究所におきましては、園児から小中学生までが遠足などで学習できる学習棟を整備していただき、富山湾の特徴や富山の漁業についての説明や、海や川に生息する多様な魚の生態を体感できる体験教室の実施について、また、滑川栽培漁業センターにおきましては、本県のつくり育てる漁業を学ぶため、ヒラメやアワビの種苗生産の様子等を見学できるような体制整備について、それぞれ要望しているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  体験教室も含めて、水産研究所といろいろ取り組んでいきたいという話だと思います。  私も漁業を最近ちょっと勉強しまして、日本の漁業制度はある意味遅れていることに気がつきました。ホッケはたった20年間で資源量は10分の1になっています。ウナギは既に絶滅危惧種。クロマグロも2014年、絶滅危惧種になっております。正月用のかずのこは、今ではほぼ外国産です。北海道ニシンではありません。  これは、日本の漁業は1950年ごろから沿岸から遠洋へと漁場を広げ、ある種、早い者勝ちの漁業が深く影響しております。当時は航海自由の原則ですから、世界中どこでも、沿岸3海里まで、5キロですね―までは魚はとり放題でした。そして、1973年に第三次国連海洋法の会議がニューヨークで行われまして、今の200海里、約370キロ、排他的経済水域になります。  ここでいけないのは、とる場所は格段に減ったのにもかかわらず、この早い者勝ちの漁業が是正されなかったことに今の魚の資源減少の問題があると研究者は言っております。  ノルウェー、デンマーク、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカのように、これではいけないということに気がつき、個別割り当ての漁獲枠を設定しているところは、海で魚を育てる方式に変えております。だからこそ、今話した各国の魚がここ数年スーパーに並んでいます。女性の方はよくわかると思います。  さて、話を戻しまして、滑川のホタルイカの漁法は、兵庫県とは違い定置網です。ホタルイカの大半が産卵後の成熟したメスであります。その産卵後のメスの一部を捕らえるので、貴重な資源を残す永続的、持続可能なエコ漁法であります。  こういったことを県にもう一度強く説明して要望してほしいですし、また、教室とかの子どもさんたちに教えていただきたいと思いますけど、課長、どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  長崎商工水産課主幹。 ○商工水産課主幹(長崎一敬君)  今、議員ご提案いただきましたホタルイカについても、現在、滑川市のほうでもホタルイカの解剖教室といったものを思っております。毎年、小学生の方にホタルイカの生態等を見ていただいておりますけれども、今後、県におきましても、ホタルイカも含め、いろんな魚についての生態について学べる場所を提供いただけるように要望してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ぜひ、ホタルイカだけとは言わず、今みたいな根本的なものの問題から子どもたちに次世代につなげていかなきゃいけないという側面も含めまして要望していただきたいと思います。地域を愛することにもまたつながりますので、よろしくお願いいたします。  次の質問にまいります。大きな3ですね。きのうも高木議員の代表質問、先ほどの原議員の一般質問、子育ての話だとか出生率の話が出ておりました。子ども第一主義の徹底についてであります。  最近のニュースでも、1人の女性が産む子どもの数の指標となる去年の出生率は1.44となり、前の年よりわずかに低下したことが厚生労働省の調査でわかりました。滑川も先ほど出生数は減っているという話でした。  少子化が進んでいる現状が浮き彫りになっております。私から言わせれば、1970年代に頭のいい方は将来の人口減少時代に突入するということに気づいておりましたから、それでも偏差値秀才を国家を挙げてつくり上げてしまったことにそもそも原因がありますので、今さらという感ですね。それでも、ポジティブにどうやったら増えるのだろうと創意工夫をしていったほうが当然いいんだろうと私は思っております。  そして、滑川市のやっている第2子保育料無料は、子ども施策は他の市町村より一歩進んだものだと思っております。「等」なので給食費も無料ですね。いろんなものも含めて一歩進んでいると、そういうふうに認識しております。  そこで、(1)第2子保育料等無料2年目に入り、初年度の出生数、また若年夫婦の転入数など定量的な分析、またアンケートなど市民健康センターなどでの声のような定性的な分析は、課長、していますでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  ではお答えいたします。
     平成28年度の出生数は226人で、平成27年度の253人より27人減少、30歳未満の夫婦で子どもがいる世帯の転入は、平成28年度が7世帯で27年度の12世帯より減少しています。第2子保育料等無料化の効果が出るのはこれからだと考えております。  また、昨年度実施しましたアンケートや市民健康センターを利用されている方の声として、「無料化は本当にありがたい」「もう1人子どもが欲しいと思う」「育児休暇が終わったらすぐに子どもを保育園に預けたい」「滑川市は子育て支援がとても充実している」といった肯定的な意見が多数ありました。  一方、「育てやすい環境整備をお願いしたい」「ほかの支援にお金を使ったらどうか」といった意見もあります。  今後、より安心して子どもを育てられる施策が求められていると分析しております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  定量的にはちょっとまだ数字が出ておりませんと。定性的にはいい状況にはなっていると。意見はいいということだと思います。  内閣府によりますと、2014年時点の欧米の主な出生率と比較すると、フランスは1.98、スウェーデンは1.88と、子育てと就労の両立、また、支援などによって大きく回復しているのに対し、日本は依然としてイタリアやドイツと並んで先進国で最低水準になっております。  私はフランスの施策がいいなと思っておりまして、シラク3原則はすばらしい政策だと思っております。  シラク3原則とは、フランスが少子化問題を解決するため、シラク大統領の時代に導入した政策パッケージです。当時のフランスは、パリにディズニーランドができ、英語の大学院ができ、フランスワインを飲む人が減ってきたそうで、フランス人は非常に危機感を抱き、徹底的に議論を尽くしました。そして、フランス文化をできるだけ守りたいという結論になりました。  フランスの文化とは何か。それは、フランス語を話す人を増やすことでした。文化は言葉だからです。  よく言うのは、第2外国語でフランス語を勉強しても、母語じゃないのでだめだと言います。言葉は人間の思考道具なので、子どものころに覚える母語が鍵を握っています。この前提があり、赤ちゃんはフランス文化を守る社会の大切な宝だという市民の共通認識ができ上がります。  そこで、シラク第1原則です。男性は赤ちゃんが産めないので、この問題については男性には発言権がありません。きょういらっしゃるほとんどが発言権がないんです。赤ちゃんを産めるのは女性しかいません。そうであるならば、女性が産みたいときに産んでくださいよ、男性の意見を聞く必要はありませんよというのが第1原則です。  しかし、女性が若くして産むには、経済的負担のサポートを含め、社会が安心して子育てできる状態にしなければならない。そこで、お母さんも後々働いていただくことが前提なので、赤ちゃんを必ず預けられる場所を用意する。また、育児休業給付金の支給を1年間はほぼ100%にして、もらえる金額が変わらないのであれば、1年目だけは赤ちゃんと一緒にいようという気持ちにさせるのがシラク第2原則であります。  そこで、前述の赤ちゃんを必ず預けられるということは重要ですし必須であります。  (2)現在、滑川市の幼稚園及び保育園の待機児童はいるか。また今後の見通しは。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  現在、市内の幼稚園及び保育園の待機児童はいません。市内全体の定員には余裕がありますので、今後も待機児童は発生しないと見込んでおります。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  全体的には今いらっしゃらないという話で安心しておりますし、前日も大分前に聞いたときもそうだったと思うんですけれども、各園に対してのばらつきとかというのはありますでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  議員がおっしゃるとおり、各園についてのばらつきはやはり多少ございます。その園によっては、定員を超えまして利用できない方が数名おられる場合もあり、そういう場合には、第2希望、第3希望の園のほうへ入園していただいておる状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ここでやっぱり問題が出てくるんですね。  1点、もう一度確認なんですけれども、たまにきょうだいで今の状況みたいなことが起こって、違う幼稚園や保育園を勧められたということをお聞きします。そういったことがないようにうまく割り振りがしっかりできていますかとか、またそのシステムが何かできないものかというところをちょっとお聞きしたいんですけれども。 ○議長(中島 勲君)  石川子ども課長。 ○子ども課長(石川美香君)  きょうだいが同時に入園する場合においては、定員を超えても受け入れをしておる状況でございます。ただし、これはあくまで先生が確保できている場合に限ったことでございまして、園のほうでその超える人員について先生を確保できない場合にはお断りをしている状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  物理的な問題等いろいろありますので苦慮する部分はあると思うんですけれども、そこらへんをしっかりしていただかないとなかなか、やっぱり今のような人口増加という話にはなってこないので、今後もよろしくお願いしたいと思います。ぜひお母さんの心配がなくなるよう、今以上、徹底をお願いします。  次の質問にまいります。  それで、シラク3原則の最後は、育児休業をとった後、もとの人事評価ランクで職場に戻れることにしたことがシラク3原則です。  私が今まで5年、10年かけてつくり上げてきた役職が、社会の宝である赤ちゃんを産んできた女性が戻ってきたら、かつての部下に使われる状態では、進んで子どもを産むわけがありません。  フランスがやったことは、もとの人事評価ランクに戻れることを法律に明文化しました。さすがに自治体ですので、法律は無理でしょう。しかし、これと同じような意味合いのことを滑川で取り組めないかと思ったのが次の質問であります。  補足ですが、フランスはこのシラク3原則のおかげで、1994年には出生率が1.66だったものが、15年間で2まで回復しました。  そこで、(3)女性が育児休業をとった後、もとの人事評価の役職で職場に戻れる場合、戻した企業に対して女性活躍補助金などはどうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  少子高齢化社会へ向かう現在、育児休業後の女性が職場復帰して、育児をしながらも仕事を持ち、生き生きと働くために、ワーク・ライフ・バランスへの支援が必要であると考えております。  国では、事業主に対し、仕事と育児の両立を応援する両立支援等助成制度の中で育児休業等支援コースを設けており、活用していただけるように周知したいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  育児休業の支援金で対応していきたいという話なんですけれども、私はこういうことを考えれば、もちろんそういう制度はあると思うんですけども、子ども第一主義を前面に打ち出している滑川でもあります。  これ、市長、今の考え方はどうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  参考にさせていただいて検討します。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  さて、次は財政の問題であります。  今、私もこうやって要望したんですけれども、子ども第一主義でやりたいことはいっぱいあります。ただし、あれもこれもと要求が増えがちな部分でもあります。私、同世代なのですごくよくわかるんですけれども、そこで、そもそも滑川の財政は大丈夫ですか。第2子保育料等無料で1億2,538万円の予算。また、昨年は入札差金の話もたしかあったはずであります。  (4)より一層の子ども第一主義を進めるためには、財政の裏づけが必要となる。財政状況はどうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  それではお答えいたします。  保育料等の第2子完全無料化など、子ども第一主義を確実なものとするため、また各種事業に必要な一般財源を確保する必要があることから、特に平成29年度の当初予算査定におきましては、歳出の徹底的な見直しを図ることとして、大胆なマイナスシーリングを実施したところでございます。  現在、平成28年度決算につきまして整理分類作業を行っているところでございますけれども、例えば年度末の各種基金残高につきましては、前年度と比べまして若干の減少となる見込みでございます。  また、財政健全性の判断指標の1つでございます実質公債費比率につきましては、現在のところ、前年同程度というふうに見込んでおります。  また、今後の財政状況につきましては、毎年報告を行っております中期財政計画におきまして、平成28年度決算などをもとに最新の数値に更新し、財政見通しを作成していくこととしておりますが、これまで同様、歳出につきましては、地方創生を推し進めるひと・まち・しごと創生総合戦略などに掲げる各種施策を盛り込みながらも、不断の努力によって歳出削減に努めることとしており、また一方、歳入につきましては、税制改正や固定資産の評価がえを考慮しながら、企業誘致などによる税収確保や事業実施に伴う補助金などの調達を行い、歳入歳出両面から財源の確保に努め、引き続き健全な財政運営に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  入りと出を改善していって、実質公債費比率も改善に向かっているという話であります。  1点ちょっと確認、もう一度入れたいんですけれども、地方交付税の推移はどういった形でしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  地方交付税につきましては、平成28年度からでございますが、北陸新幹線の償却資産が大きく増えてまいりました。  また、そのほか市税につきましても、固定資産税をはじめとして増収の傾向にあるといったことで、普通交付税のほうは減少といったことになっております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  増えた分、減りましたよという考えだと思うんですけれども、ちょっとまた話を大きなところからスタートさせたいんですけれども、アメリカのジョン・F・ケネディが大統領をしていたころ、日本記者団の会見で「あなたが最も尊敬する日本人は誰か」と質問されたとき、ケネディは即座に「それは上杉鷹山です」と答えたとされております。  上杉鷹山は江戸時代中期の米沢藩主であり、もともと宮崎県出身の3万石の小大名で生まれました。縁あって上杉家の養子に入りましたが、鷹山が相続したときには、藩士の給与総額だけで藩収入の90%を占めたという構造的赤字になっており、一時は幕府に対して謙信公以来の名家の版籍奉還まで考えたとされております。  そして、鷹山は家臣である竹俣当綱に「全ての生産物に付加価値を与えよ」と命令し、漆100万本、桑100万本、コウゾ100万本の植樹計画を遂行しました。ところが、2年たっても藩士の役人の抵抗に遭いまして、3万本の植樹しか完成しません。そこで、鷹山と竹俣は漆の植樹に堪能な農民を「漆苗根ぶせ方頭取」に任命しまして、苗の植樹はどんどん進むようになりました。  この前提をちょっと話させていただいたんですけれども、そしてここからが大事でして、割り当て以上に苗を植えた人には報奨金、割り当て以下の者には1本幾らという罰金を科しました。そうすることで、藩庁の腹は一切痛まなかったとされております。  先ほどの質問で言うと、子どもは社会の宝です。事情があって子宝に恵まれないということもありますので、子どもがいない方という発想はもちろんだめです。自治体全体で見れば、支えれば、住民税の均等割を上げて子ども政策に使用するなど、そこまでは言わなくとも、ふるさと納税の未来を担う子どもたちのための事業を大きく拡大しまして、例えばニーズの高い病児・病後児保育推進事業などをつくるなど、より子ども第一主義の徹底をし、また財源を安定させるアイデアを考え政策に盛り込んでいけばと思いますが、そのへんはどうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  ふるさと納税を原資としまして、そういった事業を一層推進していくということでございます。市のほうとしましても、ふるさと納税をしていただく方々へそういったことをPRしながら、より多く寄附金をいただけるような形の施策を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  入りと出、そして施策をしっかりしていただきますと、やっぱり人口増加に行くと思います。ぜひとも取り組みを充実させていただきたいと思います。  次の質問にまいります。  同年代の児童館を使うパパ・ママから、駐車場を増やしてほしいという意見も数多く言われます。  (5)行田公園(仮称)にこにこ元気広場整備計画のテーマとコンセプトはどのように整備計画に反映させたか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それでは、にこにこ元気広場の整備計画についてというご質問でございます。お答えいたします。  新児童館は、オープン以来多くの来館者が訪れ、大変にぎわいを見せているところでございます。しかしながら、駐車場につきましては、土曜日、日曜日、そして祭日、またはイベント時におきまして大変混雑しておりまして、多くの利用者の方々から拡張が望まれているところでございます。  また、子どもたちが元気に遊び回れるアウトドア的な場も求められておりまして、今回、行田公園(仮称)にこにこ元気広場整備計画を策定したところでございます。  テーマにつきましては、子どもたちが本来持っている生きる力を引き出し、「のびのび遊び、自然に学ぶ、にこにこ元気広場」とし、コンセプトにつきましては、隣接地にある児童館と一体的な運用を図り、子どもが元気になれる場とするということにしております。あわせて、生物・生態観察などの場の提供ということも中に盛り込んでおるところでございます。  これらを踏まえまして、導入施設につきましては、子どもたちが集い遊べる場所として、土を基本にした広場、中央には芝生広場を設けまして、この場所で子どもたちがお弁当を食べたり、また休憩したりというふうな計画もあわせております。  また、行田公園ということでございまして、木製の遊具等を設けて、幼児から大きな子どもさんまでが元気に遊べるようなアスレチック的な施設も考えております。  また、屋外でございますので、雨等におきましては休憩施設、あずまやなども考えております。  それと、縦に小川が今の児童館と未整備地に流れておりまして、この小川を利用したビオトープづくりということで、子どもたちが水遊びやまたは昆虫採集などの自然観察ができる場、そしてまた、今の時期からですが、蛍が乱舞するような、そういう場もつくりたいと考えております。その場所につきましては、「蛍の小径」ということで、小川沿いに園路を配置しながら、または今の行田公園の自然の中へ誘導するアクセスとしても考えているところでございます。  そういう意味で、この中には、子どもたちがいつも元気で笑顔でいられる空間づくりということで、公園と児童館が一体的に利用できるような整備計画に反映したものでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  行田公園整備ということで原議員も質問をくれました。そこで、最初からの議会での説明がちょっと、私、聞いていて悪かったような感じがいたします。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  今、市長、明快に言っていただいて、やっぱりそうかと思ったんですね。私も最初に聞いたときに、行田公園は公園でしょうと。児童館は新児童館でしょうと。そこがどういうふうに整備の線引きになっていくのかもちょっとよくわからない状況になっていますし、ずっと思っていたんですね。  そこで、今、児童館の延長線上という話をいただきました。テーマには、既設公園の一体化というところもあります。先ほどの原議員の内容を見ましたら、遊具の写真が載っておりましたけれども、あんな状態であります。  普通に考えれば、児童館を使っている子たちが、もうピーカンに晴れてしまえば、外にわーっと走っていくところが私はもう目に浮かぶんですね。  そこで、私は整備計画のテーマを見まして、小川を利用した蛍の乱舞するビオトープ空間の創出と既設公園の一体化が特にいいなと思っております。  それで、既設公園との一体化は、これは歴史も含まれるだろうというふうに思っております。我々の世代の行田公園のシンボルといえば、ロケット型滑り台なんですね。ロケット型滑り台、多分皆さん大人だったんで、滑ったことないでしょうけれども、私はちょうどその時期だったんです。もうさんざん滑りました。  こういった形の滑り台だったと思います(資料を示す)。似たものがあったんですけれども、これがちょうど今の児童館から入った菖蒲園の先の、今ちょうど中州みたいなところにどーんとあって、子どもたちが集っていたと僕、記憶しているんですね。この記憶が強烈に印象に残っております。頂上までのわくわく感、頂上に上ったら自然の爽やかな風、そして一気に滑る爽快さ、これ、いい思い出です。できればこれを今回整備する芝生広場の真ん中にどかんと置けないものかと思います。今、子育て世代の滑川市民のパパ、ママは懐かしいと歴史を感じます。  また、児童館の屋根の形とも整合性がありますし、何よりも頂上まで上ったら、山手から吹く、蛍の小径から爽やかな風を感じることもできます。どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  今いただいたご提案でございます。ロケット遊具、これは、私、黒部なものですから滑ってはおりませんが、存じております。  今、木製遊具というお答えをいたしましたが、イメージ的には冒険とりでみたいなものを、少しばかりやっぱり行田とのマッチングということで、鋼製のものじゃなくて木製のもので配置したいと考えておりますし、ビオトープにつきましては、何度か申し上げておりますが、市でももう職員が4名、管理士を取っておりまして、これからもみんなに挑戦させたいということで、私も1号として取りました。  そういう意味で、自然に触れ合える場所を本当に多くの子どもたちに提供したいと、これが思いでございますので、そのような計画に盛り込みながら、子どもたちが遊べる場の提供をしたいと考えております。  以上です。
    ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  素材は問いませんので、ぜひ、せっかくいい児童館の横に中途半端な、いわゆるまちなかにあるような遊具があっても私は仕方ないと思うんですね。やっぱりあそこはシンボリックな大き目な遊具をどかんともう一度昔みたいに整備していただきたいと思います。ぜひとも、これは要望なのでお願いいたします。  最後の質問にまいります。  1メーターを超える粗大ごみについてはストックヤードへ持ち込みで間違いないか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  たんすや机、ベッドマットなど、1メーターを超える粗大ごみにつきましては、ごみ収集車への積み込みが困難なことから、町内会のステーションでの回収は行っておらず、直接ストックヤードへ持ち込んでいただければ処理することとしております。  なお、自転車やスキー板など、1メーターを超えるものであっても町内会のステーションで回収できるものもあるので、排出方法などにつきましては、平成27年4月に全世帯へ配布しました「ごみの分け方・出し方 心得手帳」を活用していただき、ごみの正しい排出にご協力をお願いしたいと思っております。  また、出し方がわからない粗大ごみ等につきましては、気軽に生活環境課のほうへ問い合わせていただければと考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  下調べどおりという話だと思うんですね。  まず、ご年配の方は、1メートル以上のものを家の前まで持っていくこともそもそも大変なんですね。また、トラックがないご家庭はどうやって持っていっていいのか途方に暮れるのではないでしょうか。1メーターを超えるということは、そもそも普通車では入りません。  私も昔、東京の近隣のところへ行って、結構いろいろな自治体もやっているところも多かったんですけれども、近いところでは、新潟市では粗大ごみシールを使用したよい事例があります(資料を示す)。1、電話などで収集を申し込みします。収集業者側から料金と収集日をお知らせします。2、粗大ごみ処理券を販売店で購入します。3、収集日に粗大ごみシールを張ったごみを自宅前に出します。4、収集車がご自宅まで収集に伺いますという流れです。  運転免許を返納したご年配の方は、これはもちろん助かりますし、また若い夫婦も、最近は軽自動車しか持っていないご家庭もあります。こういった取り組みはどうでしょうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  議員ご指摘のようなシステムにつきましては、平成26年4月より家庭ごみの個別収集、これは有料になりますけど、そういった対応を滑川市でも行っております。  これにつきましては、引っ越しなどに伴って多量に排出される家庭ごみや、今ほど言いましたたんすや食器棚、そういう1メーターを超えるもの、町内のステーションに出せないものなど、そういったものにつきまして、有料ではありますけれども、各家庭まで個別に収集に伺うというシステムを導入しております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  私も調べさせていただいたんですけれども、その金額がちょっと他の市町村よりも高いように見受けられるんですけれども、そこらへんちょっと、金額等々、もう一度お願いします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  金額につきましては、30キロまで3,276円、30キロを超えるもの、10キロごとに310円という設定にさせていただいております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  これ、多分全市挙げて、例えば300円とか500円とかという、いろいろまた市単でかかるかもわからないんですけれども、ある程度の日を決めまして、シールを張って家の前に置いて全市でやれば、そんなにコストがかからなくてもっと安くできるんじゃないかなという考え方なんですけども、もう一度お願いします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今、市のほうで取り組んでおります個別収集につきましては、今議員ご指摘のとおり、各家庭が委託業者のほうへ電話しまして、各家庭に日時を決めて取りに来ていただいておるというシステムでございます。  今ほど議員ご指摘のとおり、日とか曜日を決めてやればどうかといったようなご提案でありました。これらにつきましても、今ご提案いただきましたので即答はできませんけれども、ひとつ研究していきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ぜひ検討をお願いします。時代にも恐らくマッチしているんだと思います。さっき言った若者夫婦もそうですし、これから免許を返納される方もそうだと思っております。ぜひ検討をお願いします。  最後になりますが、行政サービスや福祉向上はアイデアの時代になっていると思います。これからも当局とともに知恵を絞り、よりよい滑川にできるようお願いしまして、私の質問を終わります。  本日はありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時30分からといたします。               午後0時26分休憩               午後1時30分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き、本会議を開きます。  15番高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  それでは、通告をしてあります事項について質問をさせていただきます。  きのうからの質問で、この時間、このくらいの順番になると、質問内容の重複や、いろいろ午前中からの答弁にお疲れのことと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。  答弁については、いろいろ、きのうからの質問内容の重複したものに答弁された、そのほかのことがあれば、また言い忘れたことがあれば答弁していただければそれでいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  まずはじめに、公共施設に関してお伺いをいたします。  この種の質問につきましては、昨日の自民クラブ高木議員の代表質問の中でもかなり細かな答弁がありました。改めて、このほかの観点から見据えた質問をしたいと思いますし、答弁のほどもお願いしたいと思います。  我が市においては、各施設、スポーツ、文化、教育、公園、その他いろいろなインフラの整備とかいろいろあるわけでありますが、こういった各施設がバランスよく整備されているかどうかについて、まず当局からの答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  それではお答えいたします。  本市の公共施設は、庁舎をはじめ、耐震化を全て終了した小中学校、児童館や子ども図書館などの子育て支援施設等、また総合体育センターやフットボールセンターをはじめとするスポーツ施設、スポーツ・健康の森公園をはじめとする各種公園、さらには、道路や河川、上下水道などのインフラ施設、市民交流プラザや市民会館大ホールなど、その時代や機能ごとに必要な施設を整備してきたところであり、さまざまな行政サービスを提供するための施設をバランスよく有していると考えております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  そこでですが、議会でも公共施設等のあり方について、検討特別委員会を立ち上げて、いろいろ市内各所の施設に古いものや新しいものに対し、あわせて、改善、廃止等についての検討も提言をしているところであります。  限りある財源の中で、各部署において、配置施設が各種団体等で協議や意見聴取をされて整備されているかについてもお伺いをしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  公共施設の整備につきましては、それぞれ所管施設を中心といたしまして、それぞれその時代に合った、また住民要望に応えるための施設の計画等を立てまして、庁内全体でまた協議し整備してきておるところでございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  当然そうだろうと思っております。  先日、第5回の滑川市民スポーツフェスタが開催されました。開会式に私も参加をしてきたところであります。大変多くの関係者の出席のもと、他市に誇れるすばらしい開会式であったと私も自負しているところであります。  そのような中で、一市民の中には、スポーツ施設については、スポーツ・健康の森公園を中心とした施設や公園が整備されて、また、子どもたちには新しい児童館がつくられたり、今後、室内運動場の建設も決まっているとの話も聞いている。新しく充実した施設をうらやむ声も聞かれたのも現実でありました。  そこで、市民の中には、今後、文化施設、市民会館大ホールや文化的な生活の基盤となるインフラ整備、下水道整備等の完成はいつになることやらと心配をする市民の声もあったのも現実であります。  難しいとは思いますが、本市の各施設をバランスよく、今財政課長のほうではバランスよく整備をしているということでありましたが、配置して市民に不平をもたらさないような管理はなかなか難しいものと思うわけでありますが、当局におかれては、その対策、対応についてどのようにお考えなのか、改めてお伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  近年の整備につきましては、今ほどお話がございましたけれども、スポーツ・健康の森公園の整備、それから児童館、スポーツあるいは教育施設等、整備を図ってきておるところでございます。  そのほかでは、例えば文化面でございますけれども、図書館につきましては、2カ年をかけましてリニューアルをいたし、カフェコーナー等の設置もいたしておるわけでございます。  それから、インフラ面でございますけれども、生活道路の新設あるいは改良、それから浸水対策などに重点を置きました河川等の整備、あるいは水道の老朽管の更新をはじめ下水道管渠の整備等につきましても、限りある財源の中でやってきておるところでございます。  なかなか一度にというのは難しい面もございまして、限りある財源の中で、必要な施設整備あるいは維持管理面におきましても対応してまいりたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。  次に、(2)番目の東福寺野自然公園、青雲閣管理棟、体育館、グラウンドの今後の整備計画について、以前にも質問した経緯があるわけでありますが、改めてあるかないか、近々どうするのかということについてお伺いをしたいと思います。  この公園については、県内唯一の宿泊研修施設を持った自然公園のはずであります。建設当初は、子どもを持つ家族に大変人気の公園だったはずでありますが、現在は、公園もさることながら、パークゴルフ場のほうが知られているのではないかと思います。  この問題は我々の議会の検討特別委員会においても、だんだん利用率も下がっていることだし、耐震工事の整備も多額の費用がかかるなどで、取り壊し、またはほかに施設を移転したらどうかという提言も行ってきたところでありますが、現状での当局の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  滑川市の公共施設の維持管理については、滑川市公共施設等総合管理計画を昨年10月に策定し、公共施設全体の維持管理に関する基本的な方針を示したところでございます。  この計画に基づき、青雲閣管理棟や体育館、グラウンド等について、耐震補強または建てかえを含め、費用面、利用方法、運用面などから総合的に勘案し、今後の整備方針を決定したいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  とかく、施設の担当者や所長、そういった方々がかわられると、かわられた途端に、再検討とかという話が出ると、その利用者なり、その方々が張り切って営業したりなんかするので、利用者が増えたりなんかすることが往々にしてあるわけでありますが、再検討をするということでありますので、利用を望む声も多々あるので、ぜひ検討をお願いしたいものと思うところであります。  次に、3番目に、本市の公共施設は年間どれだけの管理費をかかっているかについてであります。  一言で本市の施設といっても、多種にわたって大変幅広い話だと思っております。例えば建物、公園、グラウンド、河川、道路、水路等について、概算で、滑川市の一般会計の予算が当初予算で119億7,700万、この中の大体何%ぐらい、どれだけぐらいはこの管理に、滑川市のいろいろな物件管理にかかっているものか。  きのうの高木議員の代表質問の中でも、平米当たり幾ら、1人当たり幾らという話もありましたが、市民にわかりやすい、これだけの1軒の我々の住宅であってでも、年間これだけぐらいのいろいろ施設管理費、また維持管理費がかかるのだということを思いながら、それなりの家庭なり住宅を管理していることと思っております。  そういう意味では、市民は一般に市役所のやることはみんなただだと思っているような、勘違いをしている方が往々にしてある。滑川市の税金が高いとか、滑川市はそういった利便者に不都合を来しているという勝手な思いをする方が多々あるうえに、こういったものの維持管理を、建物を建てればこれだけの管理がかかる、また、あるもの、持っているものにはこれだけの維持費がかかる、こういったようなことの指針を示していただければいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  まず、市が所有する主な建物のうち、庁舎、住宅、学校、公民館などの71の施設につきまして、公共施設カルテといったものを作成しておりまして、その中で年間の維持管理費用を把握しておるところでございます。  施設管理に必要な小修繕や光熱水費、それから清掃、保守点検などの各種委託料等、維持管理費用の総額につきましては、平成27年度の実績でございますが、概算で10億円というふうになっておるところでございます。  このほか、実績として積み上げたものではございませんが、今ほどおっしゃいました道路、河川、それから公園、上下水道施設などのインフラについてでございますが、平成29年度予算での概算でございますが、約4億円ということで見ております。  ただ、これは実際にかかる費用の総額でございまして、例えばその建物につきましては、一部使用料等をいただいておるわけでございます。  それから、水道、下水道施設の維持管理につきましては、基本的にはそれぞれの使用料で賄うといったこととしておりまして、それらを総費用から差し引きいたしますと、約8億1,000万円ほどになろうかというふうに見ております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  事が事だけに、我々の個人のものとはあまり比較にならない金額でないのかなと思っています。  つくったもの、そこにあるものは、いずれかは古くなったり、壊れたり、なくなったりするのは当然であります。まれに価値が出るものも中にあるわけでありますが、市の公共建物で価値が出るものはまずないと思いますが、こういったようなものを、基本的には、日ごろ、毎年、それなりに手入れをすることによって、耐用年数が、長くもてるものもあれば、なかなか維持できないものも中にあると思うわけであります。  我々の任期も4年4年で、市長の任期も4年4年なんですが、こういったようなことで、現状、5年後、10年後、こうなると、滑川市のこういったような建物は今日まで、毎年毎年新しい施設や建物が建てられている。これは要らなくなったから壊した、こういったような施設は少ないのではないかと思うわけでありますが、そういうことから勘案して、5年後、10年後にはこの管理費がどの程度増えるのか増えないのか、こういったような試算もする必要が、もうしておられるかもしれませんが、何らかの見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石坂財政課長。 ○財政課長(石坂 稔君)  先ほど、主要な建物につきましての維持管理費用が総額で10億円ほどかかると申し上げたところでございますが、公共施設のカルテのほうで、10年先までの維持管理費用について年度ごとに試算をすることとしております。各年度におきまして、また各施設についてばらつきがございますけれども、総額としては毎年10.5億円、10億5,000万円ほどのお金が必要だろうというふうには見ております。  そのほかの経費等につきましては、毎年、中期財政計画というのを作成しておるわけでございますが、この作成作業の中で、建物以外の施設設備等の維持費等につきまして、物件費でありますとか維持補修費ということで区分し、今大まかな試算は行っておるわけでございます。  これは個々の施設等のあるいは設備等の積み上げではなく、これまでの実績を考慮して試算しておるものでございますけれども、具体的な規約はあれですが、毎年1%強、強というか、1.数%程度上昇していくものというふうには見ております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  それなりに、幅広い状況下ですので、数%といっても大きな金額になるのは当然だと思います。  それでは次に、大きい2番目の子どもたちの安全・安心についてお伺いをいたします。  誰しもが安全だと思い切っている場所、またものが、ある日突然、凶器や危険箇所に変わることもあるわけであります。  先日からのテレビ報道等の中では、子どもの安全見回り隊の隊長が地域の大事な子どもを殺してしまった。また、住民の安全・安心を守る仕事についている家庭のお父さんが、家庭のお母さんやかわいい子ども2人を殺害してしまったとの話が報道されております。はたまた、通常、安全に気をつけて運転しているはずの車が、飛行機か鳥だけが空を飛ぶのかと思ったら、車まで空から飛んできて、対向した車にぶち当たって事故を起こした。  こういったような何が起こるかわからない状況下が最近あるわけでありますが、そこで、我々の将来を担う子どもたちのために、通学路や公園、学校に危険箇所がないのか、改めて見回りはどこまでされているのかについてお伺いをいたします。
    ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  それでお答えいたします。  学校敷地内の危険箇所については、学校と連絡をとり合いながら把握に努め、順次対応しているところでございます。  通学路につきましては、これまでも学校、地区、保護者の要望を受け、関係各課においてそれぞれ対応してきたところでございますが、次々と新たな要望も出ているところでございます。  各学校においては、現在も保護者や地域の方々などのご協力をいただき定期的に安全点検をしており、また、市関係各課、警察署、新川土木センター等により構成された通学路安全推進会議による通学路合同点検を、平成27年度から中学校区ごとに2年に1回実施しており、昨年度は滑川中学校区4校で実施し、必要に応じて対応しているところでございます。  今年度は早月中学校区3校で実施予定であり、滑川の未来を築く子どもたちのため、引き続き通学路の安全確保に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ぜひお願いをしたいと思います。  そこで、関連もありますが、次に(2)番目の子どもたちが通学、下校、外で遊んでいる際に、野鳥、カラスに襲われるケースが時々あると聞いております。  正直言って、私のところの町内は今南部校下で、1町内として一番生徒数が多い22人、堀江は大きい大きいと言っておったんですが、私のところの小林町内が一番子どもが多いんです。  そこで、子どもが通学するときに、柴の町内を通ったりなんかしていくと、大きい屋敷林の近くを通るとカラスにたまたま襲われる。  カラスの特性もよく熟知しながらいろいろ対応しなければならないと思っているところでありますが、先日、機会があって野生鳥獣被害対策研修会が上市の文化研修センターで開催されておりましたので、参加をしてまいりました。  この種の問題については、昨日の浦田議員からも野生鳥獣問題の毎度いろんな質問も出ておりましたが、この主催は県の農林振興センター、県東部地区では富山と上市と立山が会場だったので、そういった受講をしてまいりました。  その研修会、講習の当時の講師は、野生鳥獣に対して正しい知識を知ることが大変重要だということを特に強調しておられました。基調講演では、兵庫県の県立大学教授の講演があって、その中でも、今まで山里におりてきて作物や人的被害が多かった地区が行政的に地域住民とチームワークをとって対応したところ被害がゼロになった。村に鳥獣がおりてこなくなった例を講師の方が言っておられました。  この中で農林課長はこういう研修を受けたことがありますか。あるかどうかわかりませんが、顔を見なかったので、山加積地区から3人ほど行っておられたと思います。そのほか滑川からはあまり顔を見なかったのですが、大変興味深い話をしておられたので、ちょっとだけこの内容について、どう言っておられたかというと、前に私も猿の問題で高崎山の猿は餌づけしとるから、ほかへ行ってあんまり悪いことせんがやという話をしたら、当局幹部の皆さん、みんな笑っておられたんだけど、それと同じことを、野生鳥獣、動物は本能的に危険、食べ物、こういったようなものを自分で自覚、察知しながら部落へおりてくると。  そこで、そういったような被害をなくすときはどうすればいいのかといったら、餌場があるからおりてくるんだと。きのうの質問でも、捕まえる、鉄砲で撃つ、こういう話もしておられたが、餌があるから動物が大変おりてくる。正しい囲いをしなければならない。対策として魅力的な餌場をなくす。隠れ場所がたくさんある。正しい追い払いをしなければならない。捕まえるのなら効果的な捕獲をしなければならない、こういうことを言っておられた。  そこで、対策は餌場をなくす、簡単。隠れ場所をなくす、これも簡単。正しい囲いをする、これも一生懸命に電気柵とか何とかをやっている。細かい話になったら、興味深い話はいっぱい言っておられたんですが、安心して餌を食べられるところがいっぱいあるから上からおりてくる。だから、そういうことを逆手に考えて、農林課長はきちんと市民なり農民なり被害者に説明する機会を与えんにゃだめだと思うんですね。そういうことをきちんと言っておられました。  そこで、山里におりてきた、こういった野生動物の被害を人的に防ぐには、今ほど言ったような、行政や地区の住民のチームワークで被害がなくなった例が何カ所かあるとこの研究者の方が言っておられました。  そこで、こういうことを行政できちんと対応していただくことが大事だと思っております。こういった研修をより徹底して、我々の滑川市においても、そういったような鳥獣被害のあるところにやっぱり指導していかなければならないのではないかと思うところでありますが、ぜひ見解をお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤名農林課長。 ○農林課長(藤名晴人君)  お答えいたします。  議員さんがおっしゃった講習会ですが、すみません、私、ちょっと承知しておりませんで、今度そういった機会がありましたらぜひ受講して勉強させていただきたいと思います。  あと、有害鳥獣、鳥の関係でございますが、やはり今議員さんが言われたとおり、食べるもの、あとすみかですね、ごみ等をそこへ置かない、あるいは木の剪定、こういうのも住民の皆さんにきっちり頼んでいきたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ぜひ担当課におかれましては、野生動物の生態もよく熟知しながら指導をしていただきたいものと思っております。  この教授は、兵庫県立大学の自然・環境科学研究所の教授であって、山端直人さんというお方でありましたね。こういったような方が幾つかの事例をスライドで見せながら言っておられました。  ちなみに、イノシシやカラスは、私はカラスの話をしたついでに言ったんですが、呉東では、カラスの被害の数も言っておられました。富山市は金額で、カラスは4,960万の被害があった。イノシシが1,295万、ニホンザルが65万。ちなみに、滑川市は書いていないのですが、上市は被害額が、カラスはゼロ、イノシシが214万、ニホンザルが2万円と書いてあるね。  そこで、県内全体では、カラスが5,132万円、イノシシが3,885万円、ニホンザルが154万円、そのほかニホンジカも大変たくさん出てくるようになったようでありますが、こういった自然動物の生態をきちんと勘案して、指導して捕まえる方法、また、捕まえてばっかりおってもだめなので、来なくなる方法、ちなみに、カラスの話も私、質問しましたら、カラスは対応性が非常に高いので、追い払うことによって、これは危ないと思ったら、それを繰り返すことによって、人への攻撃もしないそうです。これは実証されているそうですね。  ですから、1人や2人で追い払ってもだめなので、地域ぐるみでカラスを追い払うとだんだん、あほうの例えをよくカラスと言うのですが、カラスは鳥獣の中でも一番賢い鳥だそうでありまして、そういうことも言っておりましたので、また研究して指導してやっていただきたいものと思います。  それでは、次の質問に入ります。  3番目の質問、観光船キラリン、またかという話になるかと思いますが、この種の問題については、言うまでもなく、きのうから我々会派自民の代表質問をはじめとして竹原議員、浦田議員、原議員、各議員から一般質問でも取り上げられてまいりました。  この観光船キラリン、一昨年購入にあたっては、議会も購入に同意したところでもありますし、当時の経緯については、少し話しますと、県に補助金を申請したという話で話があったのだと思いますが、これ当時、新たな補助金申請であって、県の自民党政調会では採択されなかったのではないかと思います。そういったようなことを聞き、即、我々自民党滑川市連としては、県議会の自民党県議員団室へ出向いて、当時の中川幹事長や山本政調会長等に陳情をするとともに、特に今は亡き高平公嗣先生がおられたので、この方々に特別に配慮いただいて復活予算づけをしていただいたものと理解をしているところであります。  そこで、この件について、きのうの質問の中でも、県への対応はということの答弁はなかったように思うのですが、今日、午前中からの質問の答弁もいろいろ聞かせていただきましたが、県との対応についても、運航せずに滑川漁港に係留されたままもう既に半年近く、昨年の夏から言うと1年近くもとまっている、こういった状況を、運航不能ということになろうものなら、それこそ県の補助金や私ども滑川市の多額の税金を投資しての船であり、税の無駄遣いと言わざるを得ないのではないかなと思っております。  市民への説明もつかないような状況にならない先に、改めて、今までの答弁とか、そういうことの中で答弁漏れがあったり、また別の角度から答弁がありましたらお願いしたいと思うわけでありますし、特に県との対応をお互いに県と市とのこの件についての信頼感というものはどうなっているのか、この件についてもお伺いするものであります。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この件について、昨日の岩城代表からの質問から始まりまして、るるご説明申し上げました。その後、会議が終わって、この議場の外で報道に囲まれて私の発言の真意について聞かれたわけです。  そこで、申し上げますが、きのうからいろいろ言っておりますので、端的に申し上げますと、いわゆる船の運航会社と漁協の関係です。そこで、いわゆる漁港の中の問題はやっぱり漁協が管理しております。それからもう1つは、漁場においては、いろいろ両者の話が前にもあったようでありますけれども、きょうの運航ができるかできないか、それも漁協のほうの指示を待とうということでありましたが、この運航会社のほうがきちっと打ち合わせをしないままに勝手に動いたということで、漁協の皆さんが非常に怒っています。  それから、港のほうにおいては、船が早く入ってくると、引き波というんでしょうか、波が起きる。ちょっと乱暴だということで漁師の皆さんが注意したら、逆に怒り返してきたと。そういうことで、漁師の皆さんは、この運航会社はほたるいか観光には参加してもらいたくないと、これは総意であります。漁業長の意見ではありません。漁協総意であります。何しろホタルイカとほたるいか海上観光でありますから、セットでありまして、漁協がうんと言わないものはできないという、これが原因の真ん中にあります。  これまでの報道は、運航会社のニュースだけで発表がありましたものですから、市民はみんなこのニュースそのものは全部正しいと、100%正しいんだと思っていたと思います。報道ですから、報道というのは信頼が高いものでありますから、真偽の奥のほうをなかなか探求できないままに発表されますと、この報道が全て正しいということになっているわけです。  そしてまた、議員の皆さんの中にも直接聞かれた議員さんが何人かいらっしゃるはずです。そういうこともわかっています。  そんなことで、この関係は、私どもが間に入っても越えられないというふうに判断したわけです。そして、漁場をちゃんとやっておられる漁協さんに対して迷惑のかかること、それはやっぱり越えてはいけない世界になっているわけです。  それからもう1つ、高橋議員のほうで言い漏れがないかという話でありますから申し上げますと、キラリンがこの港に着いてからの漁港の話でありますけども、何が問題だったかわかりませんが、折に触れて、もう網谷君が叱られっ放し、言葉は悪いんですが恫喝です。そしてまた、市役所の中に来て、おまえらを訴えてやると。しかも会話は録音をとりながら会話をすると、こういうことが続いたわけです。1回、2回じゃない。そういうさまも漁協の皆さんが漁港で見ていて、こういう乱暴なことをやる人たちにはほたるいか海上観光をやってもらいたくないという結論になったわけであります。  きのうはテレビに出ていたそうですが、この乱暴なと私どもは言いたいんですが、この態度についてはテレビ局だけがやってくれました。新聞にはこれが出なかった。  そういうことで、このあからさまに申し上げたことについて、報道は全部上げてもらいたかったと私も思いますし、それを見ていた漁協の皆さんも、何で全てのことをきょうの新聞で発表しなかったかということで大変不満を持っていらっしゃる。そういうふうになっております。一応こういうことでございます。  それから、県との関係の話をなさいました。これは、きのうから言っておりますように、一日も早くです。法的な手続も、あるいは船舶の協会のほうの手続についても、私どもでは決められない世界。やっぱりルールに従って、そのうえでも一日も早くということで努力していることを理解してやっていただきたいと。ほったらかすわけにいきません。ましてや、知事がうんと言ってくれました。ホタルイカ観光船を買おうよという話、漁協の組合長も最初に言ってくれました。そういうことで、県も漁協も滑川市も心が一つになったときにこの購入を決めたわけでありまして、最初からのこれについてはそのように発表したいと思います。  もう1つあります。これもゆゆしき問題。  購入時に運航会社が私のところに来ました。碓井部長がどこかの船舶紹介のブローカーを知っていると。彼が紹介した船は割高になるからやめてくれということを言っておりました。碓井君から、みじんのかけらも紹介という話は出てきません。ましてや、船を見に行ったときに一緒に同行して、彼が薦めるということは一切なかったということ、このこともお伝えしたいと思います。これがあらましでございます。  以上。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございました。  いずれにいたしましても、きょうの日になると、きのうからずっとたくさん、くどいようですが、言っているように、一日でも早いクルージング、また来年に向けての観光事業ができるような対応、対策をお願いしたいものと思っております。このまんまずるずるっといくと、キラリンもつながれたまま、そのうちいつか沈んでしまう、こういったことにならないように、ぜひよろしくお願いし、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それでは、通告してあります諸点について質問をいたします。  1項目目といたしまして、海洋深層水の利活用についてであります。  私たち会派自民は、1月17日から19日にかけて沖縄県久米島町へ視察に行ってまいりました。久米島町は、人口8,192名、3,915世帯、63.5平方キロの町であります。海洋深層水利活用事業を積極的に取り組んでおられるところであります。市長も行ってこられたということで、その後、私たちも行っております。  ここは、久米島町、企業、そして研究機関など40団体で構成する国際海洋資源エネルギー・利活用推進コンソーシアムが、雇用、観光など幅広い分野で活用するプロジェクトの具現化に取り組んでいるところであります。  1つ目として、海洋温度差発電であります。私はこれに一番興味があったわけですが、海洋深層水と表層水の温度差を利用して発電する海洋温度差発電は、現在、実証実験プラントを稼働中であり、出力100キロワットで、世界で唯一の実証実験設備であります。連続運転中でありますが、水量1日当たり1万3,000トンであります。将来的には1,000キロワットにするということでありますが、水量が10万トン必要であるということでありました。  これについては、私の感想を言いますと、非常にこれは無理な設備だなというふうに思ってきました。  ともあれ、水量がまず1万3,000トンでありますから、現在、滑川市は2,000トン取水しておるわけでありますから全然足りない状況で、ほんのわずかの発電しかできないということでありますので、費用対効果を考えると非常に無理な設備ではないかなというふうに思ってきました。  次に、2つ目として、海ブドウの養殖であります。  海洋深層水と表層水を混合し海ブドウを養殖するということで、24度から27度で成長がよいというのは聞いてまいりました。これは非常に立派に育っておりました。これはできるんじゃないかなというふうに見てきました。  3つ目として、クルマエビの母エビの養殖技術の確立ということで、深層水を利用して母エビを養殖して、ウイルスフリーのクルマエビにするということで、現在、7万500平米の水槽で600万匹を養殖、そして年間240トンを出荷しておられ、3億円を売り上げているということを聞いてきました。  4つ目としまして、夏場に葉野菜を生産するということで、これは農業用ビニールハウスで土壌にパイプを敷設して、深層水で冷やした真水を通して夏場に野菜を栽培するということであります。あそこのほうは、夏になると非常に高い気温になるということで、なかなか野菜が育たないということで、こういった冷熱ハウスを利用されたということでありました。  これについては、私らが考えるのは、深層水を利用するのは、やはり一次利用しか考えたことがなかったんですね。例えば深層水を水槽にためて、その水槽の中にコイルのパイプを入れて、真水をコイルの中へ通して、この真水を冷やすと。その水を土の中へ、パイプを埋めて土を冷やすというような装置であります。二次的利用ということでありますから、これだといろいろ使い道があるのでないかなというふうに思いました。  次に5つ目として、カキの陸上養殖であります。(資料を示す)このようにいろいろとやっておられましたので、一応コピーしてきました。  カキの陸上養殖であります。これも海洋深層水はウイルスフリーということで、カキの陸上養殖に取り組んでおられると。私らが見てきたのはまだ小さい稚魚のカキでありましたが、将来的には立派なカキをつくりたいと。2、3年後には本格的に陸上養殖をスタートさせたいということでありました。現在、入善町でカキの浄化工場をやっているところが、このカキ養殖の関連の会社だというふうに聞いてきました。  6つ目として、化粧品の開発であります。  海洋深層水に含まれる豊富なミネラルを活用して化粧品を開発するということで、従業員は40名、売り上げも40億あるということを聞いてまいりました。化粧品の種類もたくさんありまして、買った同僚の議員もおられますが、効果はどうだったか私は知りません。  このように、海洋深層水を発電、農業、水産などいろんな分野で利用し、製品の開発や研究が行われておりました。  海洋深層水を活用しての一次利用や二次利用、間接利用などといった活用が行われて、使用していなかった水あるいはまた使ったきれいな深層水はまた海へ帰すということでありました。  ここで、1点目の質問として、今年度予算に調査費・研究費として535万円が計上され、東京大学農学生命科学研究科に委託されたとのことでありますが、進んでいるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  深層水の利活用研究につきましては、東京大学の倉橋みどり博士をはじめ、各種研究機関などと連携して、漁業、農業利用から発電に至るまで、多彩な分野での調査研究を進めることとしております。  研究の進捗状況につきましては、先生が現在取り組んでおられます研究が7月末をもって一段落するというような状況がございますので、8月から取り組む予定としておるところでございます。  なお、去る5月31日には来滑いただきまして、研究の進め方や内容等について意見交換をしたところでありまして、現在、最終の調整を行っているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  わかりました。  私らも視察をして、こういった深層水の利活用の方法があるんだなということがわかりました。やはり当局の皆さんも、先進的なところはしっかりと見て提案をしていくべきだというふうに思いますし、大学の皆さんが研究をされると思いますが、やはり私たちもある程度提案をしていく必要があるのではないかなというふうに思って、そういう意味で、大学の先生が結果を出す前にしっかりと当局の担当者は勉強しに行くべきだと思うんですが、そのへん、ノウハウは何かつかんでおられるわけですか。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  深層水の研究ということで、私も市長に随行しまして久米島のほうへ行かせていただきました。  今議員さんからもご紹介ありましたとおり、深層水を有効・利活用するためには、多分多段階利用するのが一番有効であると思っております。その中で、多段階利用が滑川市においてどういうふうに使えるのかということを真剣に考える必要があるだろうと思います。  現状としましては、ホタルイカという形で一次的な利用、夏場においては一時的な冷房利用等々には使っておりますが、単品、単品ではなくて、継続して使えるような体制づくりも必要かなとは考えております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  わかりました。  ともあれ、先日ちょっと感心したのは、アクアポケットの横にコンテナハウスがありまして、あそこを通ったときに一生懸命野菜を入れている方がおられて、何しとるがけと聞いたら、学校給食用の野菜をここでストックしとるがやということを言われました。その中へ入ると涼しいんですね。何で涼しいがかなと思って聞きましたら、海洋深層水を利用して冷却に使っておると。あれはすばらしいことを考えておられるなと思ったんですね。  ただ、使った後は側溝へ流しておられましたが、ああいったことをやはりしっかりと利用されれば、もっともっといろんな分野で使えるんではないかなというふうに思います。ああいった冷房に使った後、タラソピアへ回せば、燃料費がちょっと安くなるのではないかなというふうに感じました。  次の2点目といたしまして、きのうからいろいろと質問が出ておりますが、滑川漁港のかなめの位置であります、水産業のみならず観光の観点から大変重要な場所であることから、深層水の利活用研究のもと、そしてまた地産地消のさらなる推進を図るために取得するということであるが、滑川蒲鉾(株)の事務所、工場、敷地などを具体的にどう活用するのかであります。  きのうも質問の中でいろいろと提案を回答されておりましたが、アとして、海洋深層水の利活用にかかわる研究とあるが、専門家によるものか、それとも東大からのデータをもとに関係者が行うのかという質問を考えたんですが、同じような質問になると思いますが、回答できれば回答してください。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  中川議員には、鋭いところを突いていただきましてありがとうございます。  まず深層水につきましては、やはりこれはこれから研究のうえ前を展開していけば非常に大きな利用があると。先ほどおっしゃいました発言から始まりました海ブドウがあって、それからクルマエビがあって、見てこられた野菜のほうはホウレンソウがあって、ホウレンソウは年10回とれると言っていましたから、すごい勢いです。それから化粧品もありました。  ところで、これは東大のほうの研究の先生と話しておるんですが、東大の研究は倉橋先生個人技ではありません。東大の研究のほうということで、東大の事務を通さないとこれはいけないことになっておりまして、もちろん東大には深層水学会の会長、高橋先生もいらっしゃいます。そういうことで、深層水研究をこれから深く掘り下げていくと。そして、滑川市の深層水はこの先、裾野が広い、こういう分野でありまして、新しい分野へのチャレンジは、私どもは未来にかけるという意味では大変必要なものと思いますし、そのやさきにこの滑川蒲鉾さんの好意で利用してもらえば一番ありがたいというお話も承ったわけです。  そして、今、倉橋先生との関係と、それから東京の民間の会社でありますけれども、この研究に私どもの500万円もこの中へ入るかどうか検討しているんですが、年間に2,000万円研究費を突っ込んで、民間とも協力して研究しようという話でございます。  それからもう1つは、五洲薬品がある会社と来て、海ブドウの話ということで、一度お邪魔したいという話も出てきております。民間のほうの積極的なそういう働きかけもございます。これは滑川にとっては極めて重要なことでありますので、頑張っていきたいと。  それから、深層水の多段階利用、おっしゃるとおりです。どうしてこの深層水を使ったときに、タラソピアに使うのは暖房をがんがん炊いて赤字になっているということをやったんでしょうか。おととしの夏に、いわゆるタラソピアの前の広場で、ホースで自然の光を浴びて温めてみました。やっぱり37〜38度、40度近くになります。自然に温めることによって、利用すればいくらでも使えたのになというふうに思います。  それから、今中川議員がおっしゃったように、あそこの小さな箱の中に野菜を収納していたと。あそこは大体9度に温度が保てる。これは前の一級建築士の川村さんと市の職員がつくった掘っ立て小屋みたいなものでありますけども、安定的な9度という温度で野菜が保てると、こういうことをまず実証しておるわけでございます。  できれば、構想があれば、ほたるいかミュージアムの売店、あるいは2階もそうですが、夏は冷房、そして冬はタラソピアの温度を上げたわけですから、上がった温度をこれまたパイプを通した地下暖房に使って、そして、利用するものは2段階、3段階に使いながら海に帰すという方法をとるべきだろうと、このように思っております。なかなかそういうことに気づくのが、やっぱり思いつかなくて、これは後の祭りとはいえ、これからもまたそういうことで、多段階利用ということで、前のほうを開かれるものは大きなものがあると、このように考えておるわけです。いずれにしましても、滑川の将来をかけた一大研究、そして前に開く。
     それからもう1つ重要なことは、行政が先行していますけども、久米島でごらんになったように、海ブドウは、あそこに若い男の人が6、7人おりましたね。そうだったですね。あの人が請け負うわけです。民間の人がやらせてくれということであれば、市が先を開きますけども、民間の事業として下におろしていくと。これらについても国のほうにいろいろ相談しますが、地方創生の意味では、雇用の拡大ということがメーンテーマになっております。その点についても期待が持てるものと、このように思っているわけです。  多方面にわたりまして、多段階にわたりまして利用を拡大していきたい、そんな気持ちで提案を申し上げておりますので、よろしくご理解のうえ、賛同を賜りたいというふうな気持ちでいっぱいです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今ほどはありがとうございました。  私も名刺のキャッチフレーズに「ホタルイカと深層水のまち滑川」とずっと入れておるものですから、なお深層水、頑張ってもらわんにゃあかんと思っておるんですが、イとして、滑川蒲鉾の工場をどうするかということでありますが、まだ中は私ら見ていないもんですから、よいものとして利活用方法はないかということで私は今回質問に上げさせていただきました。  中を見てまたどうなるかちょっと心配なんですが、この工場をどう利用するか、しっかりと考えるべきであり、また、事務所についても有効利用すべきであると思うが、私は工場や事務所など外観しか見ておりませんが、このような質問をしたわけであります。内部を見たら、また、先ほども言いましたように、考えは変わるかもしれませんが、ともあれ、研究には十分なスペースを取ることと、そしてまた見学をしてもらうことがやはり消費にも経済的にもいいということもありますし、そしてまた、あの周辺は本当に景色がいいところであります。これを逃してはならないというふうに思っていますので、それらを考えてまた取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、この有効利用をどうするか、まず質問をさせていただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  滑川蒲鉾の跡地につきましては、有効利用というような形の中で、天日塩の検品ですとか袋詰め等の作業場所、製品の保管場所、学校給食用野菜の一時保管場所、これまでも説明しておりました深層水利活用に係る調査研究場所としていろいろ活用していきたいなと考えております。  当然、将来的には、プロトンの移設場所としての活用が可能なのかどうかも含めまして、有効活用をしていければと思っております。  なお、最後、質問にもありました事務所の有効活用という話ですが、当然、工場全体を有効活用しなければ取得する意味というものも薄れてしまうものでございますので、事務所の活用も含めて対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これは小さくとられるかもわかりませんが、滑川蒲鉾さんの事務所の2階、これは展望が非常によろしゅうございました。この利用があると思っております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  きのうからいろいろと話を聞いておる中で、一番ネックは買い取り金額の問題だと私は思います。それらも含めてやはりしっかりと、要らないものは要らないというふうに切っていけばある程度安くなるのではないかなというふうに思いますし、特に空調関係は、やはり深層水がありますから、それを利用した方法もあるのではないかなというふうに思っています。ともあれ、しっかりとこれも議論を進めていきたいというふうに思っています。  2項目目の質問といたします。指定文化財・登録文化財についてであります。  3月11日、国登録有形文化財に、富山県では7カ所、12件が選ばれました。そのうち滑川市では、5カ所、10件の歴史的建造物が登録されたと新聞等にも報道されていますし、私らも資料をいただきました。  このことにより、富山県内で56カ所、110件が登録され、そのうち10カ所、19件が滑川市の施設であります。これは大変すごいことだと私は思います。  登録有形文化財は、急激に消滅しつつある近代の建造物の保管にあたっては、国レベルで重要なものを厳選する重要文化財指定制度のみでは不十分であることから、幅広く保護の網をかけることの必要性から、重要文化財指定制度を補うものとして、文化財登録制度があり、これを登録有形文化財とされているということでありました。  1点目の質問として、3月に国登録文化財として、滑川市で5カ所10件の歴史的建造物が登録されたが、市民へのPRは行ったのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  昨年、登録文化財建造物の申請を行った市内の養照寺、菅田家、有隣庵、滑川館、櫟原神社の5カ所の歴史的建造物10件について、3月10日の国の文化審議会において登録有形文化財(建造物)として登録するよう答申があったところであり、近く登録される見込みでございます。  申請に際しご協力いただいたNPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会では、既に「滑川宿まちなみガイド」のリーフレットを改訂し、今回の登録文化財を含め、旧街道沿いの歴史的建造物の紹介をされております。  市では8月に「米騒動100年展」プレイベントを開催予定であり、あわせて周辺の歴史的建造物の紹介や、国の登録後には、市広報、ホームページ等さまざまな形でPR活動を行っていきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  2点目の質問として、今後、保存と活用をどう生かしていかれるのかお聞きしたいと思います。  現在、NPO法人の皆さん方が必死になって取り組んでおられますが、やはりしっかりとサポートが必要だと思いますが、今後どのように活用されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  登録文化財は、いずれも個人や宗教法人が所有者となっているので、文化財所有者や管理しているNPO法人の方々が適切に文化財を保存されるよう、相談に応じるとともに、保存措置が必要な場合には、補助制度や技術的処置方法の情報提供等支援してまいりたいと考えております。  既に登録文化財となっている市内の建造物とあわせて、市内の登録文化財は10カ所19件となる予定でございます。  NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会によるイベントの実施のほか、観光ボランティアの活用や、「米騒動100年展」プレイベント等の実施を通じ活用に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、こういったすばらしい建造物がある中、なかなか市民の皆さんは知らないのが現実ではないかなと思います。特に私らみたいにちょっと山手のほうへ行くと、全然こんなん、わからんがですね。  町場の皆さんはわかっておられると思うんですが、先日、日曜日の日もちょっと用事があってあそこのほうへ行きますと、20名ぐらいの方が旧宮崎酒造の建物の中でガイドによる説明を受けておられました。誰かなと見ますと、北加積公民館の皆さんであります。ああいった皆さんに知ってもらう、あるいはガイドによって説明してもらう、こういった機会をどんどん、やはり当局ではお勧めすればどうかなと思うんですね。単なるスポーツだけではなくて、こういった文化施設も知ってもらう。  先ほど、これまでの質問の中で、文化施設が足りないということがアンケートの中に書いてあったということも答弁の中であったんですが、こういったすばらしい文化財があるんですから、これはしっかりとPRしていただきたいなというふうに思います。これからの時代、間違いなくこの世界になると思います。特に外国人の皆さんは、こういった古い建造物は本当に飛んで来られますから、しっかりとPRをしていただきたいというふうに思います。  3つ目の質問として、他の文化財とともに市民に関心を持ってもらい、観光、そしてまた文化・歴史において利活用すべきと思うが、どうでありましょうか。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  市内には、登録文化財を含めて、米騒動ゆかりの場所など、歴史的な遺産が数多く残っており、明治から昭和の町の雰囲気が感じられる場所もあるので、このような歴史・文化的な遺産を、「米騒動100年展」プレイベントのほか、博物館での展示、観光ボランティアによる案内、文化財見学等により市民や子どもたちに周知し、まちづくりや観光、ふるさと教育につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  これは、これまでに登録された文化財であります(資料を示す)。このように、NPO法人滑川宿……何やった、名前が難しくて。NPO法人が保存と活用の活動を展開されております。やはりしっかりとサポートしてあげないと、特に市長は観光は市が率先してやるということを観光協会の総会でも言っておられます。やはり、このへんもしっかりとカバーをしてあげていただきたいなと。  私はいつも思っているんですが、観光は滑川にはそんなにないと思うので、これも観光の資源になると私は思いますので、その面でしっかりと応援をしてあげていただきたいなと思うんですが、どのように支援されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  お答えいたします。  NPO法人滑川宿まちなみ保存と活用の会では、旧街道沿いの歴史的建造物の修復事業や建造物を活用した各種演奏会や酒蔵アート展など、さまざまな事業を実施されております。  市ではベトナムランタン祭り開催に際し、実行委員会へ補助を行っているほか、国などからの文化財建造物の保存・活用に関する講習会や、保存・管理・運営に関する補助事業等の情報提供を行うなどの支援をすることとしております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  先日、宮崎酒造の前にある有隣庵にお邪魔させていただいて食事もさせていただいたんですが、中はすばらしい建物になっています。100年以上前の建物だと思いますが、ああいった中で、食事は本当に雰囲気があるというかすばらしいものだというふうに思いますし、若い皆さんも本当にすばらしいと言っておるようでありますので、ぜひともまたそのへん、ここにおられる幹部の皆さんも一回、あのへんをゆっくりと回っていただきたいなというふうに思っています。  そういう意味で、あそこへ行くと、いま一つ足りないのが駐車場であります。ちょっとここ、見たいなといっても、どこに車を置けばいいのかわからんがですね。日曜日に行ったときも、ちょっとだけ用事があったんですが、あの前に車を置いたら、「いや、あんた、ここ駐車禁止だよ」と言われてちょっと弱ったんですが、それくらい駐車場が必要だと思います。  この間の北加積公民館の皆さんは、交流プラザに車を置いて、そこから歩いてこられたというふうに言っておられました。そういう方法もあるんですが、ちょっと急いでいるときは無理なので、ちょっと駐車場が不足、足りない、欲しいなというふうに思います。  というのはやはり、先般、寄附でいただいた酒井の歯医者さんの建物がもう壊されてなくなっていました。見てみますと、なくなっていました。舗装はしていないけど、更地になっていた。  ところが、その前は、あそこへ行くときは大体、ちょっと用事があるときは、歯医者さんの前で車をとめさせていただいて、用事があってそこへ行くということができたんですが、現在はもうバリケードが張ってあるんですね、入り口から。ああいうのはやはりいかがなものかと私は思うんですね。  同じNPOの皆さんが必死になってこのまちを盛り上げようとしているのに、バリケードを張られると手も足も出んがですね。何でか私は聞いていないんですが、どうしたのかなという思いなんですが、そのへん、状況がわかる人に答えていただきたいなと思うんですが。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  駐車場が足りないのは最初からです。駐車場のないところで認定していくわけで、最初から駐車場はどこにもありません。  そういう意味では、酒井さんのところをいただきましたけども、これまた、申し込みはございましたけど、その前に、酒井さんのところのうちを壊すときも、半分残せとか事務所に使うんだとか言われますけども、酒井さんのところの地面はまるで自分たちのもんみたいな、私物のような感覚でおられるもんだから、ちょっと意地悪く抵抗しております。そういうことなんですよ。もう少し共有するというか、そういう気持ちになってもらえればいいんだけど、自分たちの私物という感覚でやられると、ちょっと困るということも言えると思います。  今、あそこの北側の隣の隣に、T字路のところの隅っこ、あの角っこにも市の地面がありまして、一時停止はそこでもできます。いわゆる酒井さんの跡についても、この後どう利用するか、また方向づけをしたいと思いますし、希望とすれば、これ、困ったもんですよ。よくあるじゃないですか。隣のうちが欲しいんじゃなくて、こっち側の隣のうちが欲しいって、こうなってくるんですよ。これまた個人の色彩の強い話をなさるもんだから、私はちょっと判断に困っているというのが本当なんですよ。そういうことがいろいろありますので、その点も含めてお願いを申し上げたいと思っています。  それから、中川議員、よく言ってくれました。市の皆さんもよく見たらどうだということですが、実はここの幹部全員で5カ所、見て回りました。どうぞ議会の皆さん、こぞって一回、半日ほど使ってくれませんか。この文化財の宣伝は、コマーシャルはみんなそうですが、内輪の理解があって初めて外へ宣伝が行くわけです。矢印の方向はこうです。この内輪が理解できないのに、今の観光、そういうものは、役所のみんなが理解していないのに外側へ向けて宣伝ばっかりやっている。役所のみんなで、あるいは議会の皆さんも一体になって、内輪がまず理解をして、そして外の方向へ向かって、みんなで宣伝すれば大きな宣伝効果が出てきますし、それだけ真剣なものになると、このように思っています。  まず、百聞は一見にしかずでありまして、一回見ていただいて、またいろんなご意見を、それこそわいわいがやがや言いながら、楽しく皆さんと協議をしたいなと、このように思っています。また協力のほどお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも、私らもゆっくりと歩いて回りたいなと思いますが、ともあれ、皆さんが一生懸命やっておられますし、こういった歴史と文化の薫り高い地域でありますので、やはりみんなして応援をしてあげる。特に行政はしっかりと応援をしてあげたいと思いますし、心の広い思いで、ひとつ駐車場の問題もやっぱり考えていただきたいなというふうに思っています。  次に行かせていただきます。働き方改革であります。  きのう水野議員も質問をされておりましたが、私は私の考えでひとつやらせていただきます。  電通の過労自殺問題で、政府は社会的制裁を強めた長時間労働緊急対策に取り組み始めたということであります。  また、29年3月には働き方改革実現会議により、働き手の健康を守り、仕事と家庭の両立を実現するとされるということであります。  依然として長時間労働が問題となっており、長時間労働の削減や、喫緊の課題であるこの働き方の見直しに向けた企業への働きかけや、疑わしい企業に監督指導を行っておるということであります。  政府は働き方改革推進本部を設置し、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進策など、働き方改革について発信をされております。  富山県においても、県庁働き方改革推進チームを立ち上げ、現状と課題、これまでの取り組みの検討や視点と今後の取り組みを検討されているというふうに聞いております。  水野議員の質問の中でも回答されておりましたが、時間外労働の現状をお聞きしたんですが、その対応はされているのかという質問を今回設定させていただいたんですが、きのう聞いた数字は、あれは1日か、1カ月か、1年か、はっきりわからなかったんですが、どうでしょう。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  お答えします。  きのう水野議員さんの質問にも少しお答えしたこととちょっと重複するかもしれませんけれども、職員の超過勤務につきましては、職員の健康管理への配慮、勤務時間の適正化などの観点から、過度とならないよう各課に周知しておるところでございまして、市役所全体の超過勤務の時間数は、平成27年で職員1人当たり月平均7.7時間、それから28年は職員1人当たり月平均5時間となっております。  超過勤務の縮減を図ることは、職員の健康保持につながり、心身のリフレッシュを促進し、結果として職員の士気を高め、公務能率が向上すると考えておりますが、平成28年からは、特に職員の健康保持、それからワーク・ライフ・バランスの推進に重点を置きまして、これまで以上に超過勤務の縮減に努めてきたところでございます。  さらに、平成29年からは、ほかの部署からの要請により、イベント等の従事者として週休日等に勤務を命ぜられた場合は、振りかえではなく手当を支給するなど、その都度その都度、制度の見直しを行い、勤務条件の改善に努めているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  これから市としてもどんどんイベントが多くなるといった中で、今、職員の皆さんは、ボランティアなのか時間外なのか、駆り出されておりますが、ああいった場合どうされているのかお聞きしたいと思いますが。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  基本的に、所管をしておりますところの事業につきましては振りかえで対応していただいております。  そちらの応援している職員のほうは、今ほど言いました手当を支給するというふうな方法で対応しております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  聞く限りでは、いいやり方をされておるなと思うんですが、それをしっかりと代休あるいはまた賃金で支払われているのかどうか、間違いなくやられておるんですか。 ○議長(中島 勲君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  きちんとそのようになるように指導しております。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  よく「うちの子はよく出ていくわ」って親御さんから聞くものですから、「どうなっとるがかね」というようなことをよく聞かれるものですが、そのへんはしっかりと対応をしてあげていただきたいなと思っています。  そしてまた、2点目として、教職員の残業時間の減少と対策はされているのかということをお願いしたんですが、土曜授業でいろいろ大変だというのもこの間聞いたんですが、そのへん対応されているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  残業時間削減の対策といたしましては、管理職は早目の退校を呼びかけ、校務分掌を見直し、特定の教職員に分掌が集中しないように配慮しております。  また、会議資料の事前配付を徹底しまして、会議の効率化を図っており、水曜日はリフレッシュデーとして、残業をしないで早く帰る運動も実施しております。  土曜授業に至りましては、必ず振りかえということで対応しております。1学期の間にとれない場合は、夏期休業中に必ずとるようにとしております。  中学校では、テスト期間中の部活動のない日は定時に退校、ノー部活デーを設定しまして、教員も体調管理・維持するようにしております。  また、国や県からのさまざまな調査について、市教委で回答できるものは学校に調査をかけないで回答したり、国や県からの事業について学校が多忙化にならないよう、取捨選択をしたりして対応しております。  4月からの残業時間削減の取り組みの進捗状況については、ほとんどの学校は少しずつ進んでいると聞いております。業務改善の意識や対策につきましては、少しずつ進んできていると捉えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  これは北日本新聞の記事でありますが(資料を示す)、日本人は長時間労働を非として、企業文化が根づいているということで、上司や同僚に気兼ねして、必ずしも必要のない残業をする人も多いというふうに聞いております。  私らサラリーマン時代もそうだったと思うんですが、特に役所の皆さんは、長いこと電気をつけておる部署もあるようでありますので、それらをしっかりと解消していただきたいなというふうに思っています。
     これもやはり、県庁と同じく、市のほうでも働き方改革検討委員会を設置すべきじゃないかと思いますし、民間のほうもどんどん、休み方改革も進んでおるようでありますので、ぜひともそういった市職員の働き方の改革も進めていただきたいなというふうに思っています。  時間がないので次に行きます。  次は観光についてで、先ほどの文化財の問題もここへ入れればよかったんですが、今回、観光として、北陸新幹線の開業から2年経過いたしましたが、依然として北陸地方への観光客は高水準に推移しておるということであります。  各自治体においては、観光面においては、いろいろと趣向を凝らして観光客の受け入れを図っているようであります。  富山県では、立山黒部エリアを世界的な観光地にするため、ロープウエーの整備や関電黒部ルートの利用策などを検討されているようであります。  さて、我が滑川市では、ほたるいか海上観光が民間による実行委員会により実施され、長い歴史のある海上観光が継続され、私らとすれば本当に安心しているところであります。  1点目の質問として、ほたるいか海上観光と富山湾岸クルージング観光の今後の交渉はどうするのかお聞きをしたいと思います。  これまでたくさんの皆さんが質問をされておりますが、ぜひとも今後の取り組みを前向きに回答できればしていただきたいなと思いますが、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  昨日の岩城議員の代表質問から、これまで多くの議員の皆様からご質問があったところでございまして、この交渉をどうしていくかということにつきましては、先ほど市長のほうからも答弁がございましたが、こういうような事情もございますので、今後、法的手段も含めた、あらゆる手段を用いた手法ということが必要になっていくものと考えております。  そういう中で、至急返還されるように最大限の努力に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともしっかりと交渉を進めていただきたいというふうに思いますし、ただ、1つ私が気になったのは、観光協会の総会において市長は「突然起きたことであって、原因は難しくない」ということを発言されておるんですね。そういうがなら早く解決できるがじゃないかなと私は思ったんですが、新聞にも書いてあるんです、これ。 ○市長(上田昌孝君)  何のこと? ○14番(中川 勲君)  このほたるいか観光が中断になった原因が、突然起きたことであって、原因は難しくないという発言をされているんです。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  先ほど申し上げたとおり、原因は極めて単純であります。だけど、感情というものは複雑であります。そういう関係であったわけです。でありますので、これも、いわゆる氷もさっぱりと解けてくれればよかったわけですが、そうはいかんかったということです。当事者の中にうちの職員も入っておりますので、こちらがいいって行政側から、それはなかなか言いにくいと、こういうことであったわけです。努力をしたけども、結果としてはそうはいかなかったということで、その点について申しわけなかったということで、おわびをしているわけです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、必死に交渉してください。お願いします。  次に行きます。  2点目の質問として、富山湾の夕日・夕焼けに染まった立山連峰は感激するほどすばらしいと思います。1カ所で両方を見られる場所を市民に公募し、展望所あるいはいろんな聖地にすればどうかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員ご提案ございました1カ所で海と山を臨める場所といたしましては、よく写真を撮りに来られる方もおられます市民交流プラザの展望台、これには多くの人が来ておられます。  また、海浜公園などからも山と海が両方見える場所でございます。これら市内にもまだまだたくさんのそういうポイントがあるかと思います。市民の皆様からいろんなご意見を伺いながら、また観光協会、市、ホームページなどで積極的な紹介に努めてまいりたいと考えております。  それと、先ほど市長のほうから、滑川蒲鉾の2階からの展望もすばらしいと。こちらのほうからも山も見えますし、また漁船が出入りするような様子、それから夕日のほうも見えるということで、本当にたくさんのポイントがあるというふうに感じております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、市民の皆さんから応募をしてやることによって、皆さんが感心するんだから、これをやれば絶対、このちょっと今沈んでいる滑川を盛り上げると私は思うんで、ぜひとも応募を皆さんにしていただきたいなと私は思っておりますので、ぜひとも滑川を盛り上げるため、いろんな取り組み、また前向きな取り組みをお願いすることにして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩します。  再開は午後3時25分とします。               午後3時12分休憩               午後3時25分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まずはじめに、保険医療についてでございます。  滑川市の健康寿命の延伸への取り組みは、健康センターを中心に、さまざまなグループでの啓発で随分進んでいると感じられます。  受診率の向上や減塩への意識のため、各町内への出前減塩料理講習会など、食生活改善推進員の皆様も、今年度の予定を順調に立てていらっしゃいます。  そこで、1番といたしまして、3月議会の市長提案理由説明の中で、「医療機関と連携を図りながら糖尿病対策の体制づくりを整備し、重症化予防に努めていく」とありましたが、新年度になり具体的にどのように進めていらっしゃいますかですが、受診率を上げることが最終目的ではなく、結果に対して正しく向き合う。早期発見・早期治療、それが医療費削減にもつながることでしょう。そのことが、健康である、また幸せを感じるもとのように思います。とても大切な事業だと思います。いかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  平成28年度から富山県中部厚生センターが実施主体となり、滑川市における糖尿病性腎症重症化予防ネットワーク推進事業に取り組んでおります。  この事業は、滑川市医師会、厚生連滑川病院、歯科医師会、滑川市が協力機関となり、滑川市における医療機関間及び保険者の地域連携の枠組みを構築し、受診勧奨や保健指導及び患者教育、かかりつけ医と専門医との連携等の強化を図り、糖尿病性腎症の重症化予防を推進するものでございます。  富山県立中央病院糖尿病専門医の臼田里香先生を講師に研修会を開催するとともに、関係機関の取り組み状況を相互に把握し、症例検討会等を実施してきたところであります。  平成29年3月に、事業の取り組みのまとめとして、「糖尿病重症化予防のための手引書(案)」を作成し、今後、事業を推進していくために関係機関で共有する連携のルールづくりが完成したところでございます。  今年度からは、昨年度の取り組みを基盤として、手引書の運用をはじめ、市の糖尿病重症化予防計画に沿った取り組みを展開するため、4月に市医師会総会において連絡調整を行ったところであります。  具体的な取り組みとしては、これまでに引き続き、健康センターにおいて毎月1回、食事療法を中心とした糖尿病健康相談日を設定し、そのうち年4回は夕方5時から7時までのイブニング相談を行っております。また、優先度の高い指導対象者32人のうち9人に訪問栄養指導を行ったところでございます。  今年度も6月1日から12月28日までを健診期間としておりますが、市医師会との連携体制を機能させ、健診結果を生かしたかかわりをタイムリーに的確に実施していくことにより、糖尿病性腎症の重症化予防に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  糖尿病は正しくつき合えば怖くない病気と聞いております。食事と運動が基本で、教育入院をし、自分を知ることが大切とお医者さんも話しておられます。  そこで、2番といたしまして、糖尿病性腎症重症化予防プログラムは作成してありますか。これは県内各市町村で取り組んでいると聞いていますが、滑川市の現状はいかがかなと思っています。  富山県の中でも南砺市や高岡のように呉西のほうが進んでおり、黒部、入善などはこれから進めていくと聞きました。滑川市の予定をお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  本市では、県に先駆けて平成25年3月に「第2期重症化予防計画 〜糖尿病編〜」を策定し、健診後の保健指導対象者を明確にしたうえで、糖尿病の重症化予防対策の優先順位に沿った指導に取り組んでおります。  平成29年3月に富山県の糖尿病性腎症重症化予防プログラムが策定されたところでありますが、このプログラムは、糖尿病の未治療者、また、治療中断者のうち糖尿病性腎症の可能性の高い患者を優先的に医療に結びつけることを目的に作成されたものでございます。  また、重症化の危険が高い治療中の患者に対しても、進行予防に向けて主治医の指示内容に基づいて保健指導を実施するとともに、医療連携のさらなる推進により透析療法への移行を防止することを大目標としております。  市としては、今後、県のプログラムの内容を確認いたしまして、従来作成しております計画に糖尿病性腎症の重症化予防対策の視点をさらに強化した内容を盛り込みまして、改訂してまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ、富山県に先駆けてこの取り組みが進んでいることも今伺いました。  その割には、ちょっとだけ耳が痛いのは、昨年、滑川市は糖尿病、受診後のフォローがちょっと弱いのよねというのを聞きました。ですから、3月の市長の提案理由説明の中で、あっ、ここに着眼点が行ったなと思っておりましたので、さらに進めていただきたいと思います。  3番目です。国がこのプログラムを作成することを推進し、通院中の未受診者に適用すれば、一定の評価がされ高い点数がもらえると聞きました。取り組みにはどのような問題があるのか。あるいは、富山県も今プログラムができました。そういうプログラムを滑川市流に置きかえられるのか、すぐできるものなのか、難しいものなのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  昨日の古沢議員の代表質問にもございましたが、平成28年度から医療費適正化への取り組みや保険者機能の役割を発揮することにより、国保の財政基盤を強化する観点から、適正かつ客観的な指標に基づき、保険者としての努力を行っていると評価される市町村に対し交付金を交付する保険者努力支援制度が実施されております。  その指標の1つに糖尿病の重症化予防の取り組みの実施状況があり、対象者の抽出基準が明確であることなどを含めました5つの項目により評価されることとなっております。  本市はその項目を全て満たしていたことから、40点満点の加点を得ることができ、取り組みについては問題ない状況となっております。  今後も、さきにお話しした連携体制を生かした糖尿病重症化予防対策を強化し、重症化による生活の質の低下を防ぎ、健やかな中高齢期を送れるとともに、医療費の適正化に向けた取り組みに努めてまいりたいと考えております。  今ほどおっしゃったプログラムにつきましても、従来市にございました計画にその視点を盛り込んで、同じような国、それから県が示されたプログラムに準じた内容のものを市で作成して、それにのっとって適正に努めてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  よろしくお願いいたします。  私は何よりも、市民の皆さんが安心して受診できたり正しい指導を受けることが一番の目的ではないかと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  それでは、2番目に地域交通網についてお伺いします。  今年度の視察に、地域交通ということで、いろいろな先進地を訪問させていただきました。どの先進地と言われるところも、計画からしっかり取り組んでスタートさせていらっしゃいました。  この地域交通というものは、まず1番にお金のかかる事業なんだなということもよくわかり、自治体全体がコミュニケーションがしっかりとれていること、取り組む担当者がこの事業が好きなこと、市民を愛していることと感じて帰ってきました。  いろいろな制約や問題も一石二鳥に解決できないことばかりだと思いますが、腰を据えて取り組んでほしいと思います。  そこで、(1)です。まちづくりとの連携や地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築を目的とし、滑川市地域公共交通網形成計画を策定するとありますが、何年ほどかけてつくり上げたいと考えておられますか。長期的計画をお知らせください。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  地域公共交通網形成計画は、コンパクトな都市構造の実現に向けたまちづくりとの連携や地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築を目的とし、策定するものであります。  本市におきましては、コミュニティバス「のる my car」の現状を分析し、市内全域における多様なニーズを把握したうえで、できる限り交通機関相互の連携を図って交通網の形成を目指すこととしております。  計画期間につきましては平成30年度から平成34年度までの5年間としており、コミュニティバスの運行体系の見直しや、本市に合った新たな公共交通の導入も検討したいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に5年間かけて、しっかりと、そしてゆっくりと、市民の人が喜ばれるものをつくっていただきたいなと思いますが、(2)です。まず最初は職員の皆さんの熱い思いかと思います。どのようなところから進められますか。また、いつからスタートされますか。アンケートからだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  滑川市地域公共交通網形成計画の策定にあたり、まずコミュニティバスの利用状況を分析し、また市民約2,000人を対象としたアンケート調査を実施することとしております。  利用状況の分析結果からはコミュニティバスの課題を、アンケート調査の結果からは市民ニーズを把握し、さらに先進事例や類似事例を整理し、これらを地域公共交通網形成計画の策定に反映させたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそいろんな形で、デマンド交通なのか、タクシー会社との連携なのか、路線バスとの整合性はどうかとか、バスの大きさ、きのうの角川議員にもありましたが、小さい車ということも必要だと思います。  いろいろなものが見えてくると思いますが、今回、民生環境委員会の視察研修の中では、公共交通の最終判断は市長であったり、または市長の公約とのことでした。  上田市長はどのような青写真を描いておられるのか、お伺いいたしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今に始まった問題ではございません。市民の皆さんの地域の事情、個人の事情を勘案しながら、その都度対応しておりますので、これからもそういうふうに進めたいと。市民のニーズに合った、そういう運行ができればいいと思います。
     ただし、今の状況では、もう少しきめ細かく回ってくれということでございますが、バスを増便するというか台数を増やす、なかなか難しいことでございます。  これも、予算のあんばいも見ながら、そして、地域においては、例えば早月の三ケのほうからの要望あたりはかなり厳しいものがございます。子どもは途中まで、学校まで行かないで乗っけていってくれないかという要望もあるくらいです。  こういうところにきめの細かい配慮ができればいいと思いますが、全体の中で今のバスの運行を考えますと、限られた台数ではちょっと無理がある部分もあります。そういう点も再検証しまして、対応できるものから頑張ってまいりたいと、このように思っています。  とにかく、コミュニティバス、そして福祉バス、そういう要素も非常に強いものですから、皆さんの意見を聞きたいと思います。  個人的には、中滑川の向かいの佐々井タクシーの、あそこのテトラポッドの花壇をやりに、田中町のお母さんたち、おばあちゃんたちと一緒に花を植えに行ったんですが、やっぱり「ここにバスがとまらんもんやから、私ら、バスとまってほしい」と、こういう話が途中の通過点においても出てまいります。  そういうようなことで、意見とか要望がいっぱいありますので、この点も含めて総合的に、その都度やってはいますけども、総合的に判断して対応したいと、このように思うわけです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  平成35年でしたらまだまだたくさんの時間がありますし、各町内会への聞き取りも、いろんな形での皆さんの意見も十分聞いてもらえてできていくんじゃないかと思います。  私たち民生環境委員会も、3月議会中に「のる my car」に乗ってみました。すぐに何かが解決できたり何かが見えてくるものではありませんが、ここはひとつ、本当に職員の皆さんの情熱と地域の皆さんのコミュニケーションを大事にしていただいて、この「のる my car」がこれから来る高齢者社会にとてもありがたいと思えるようなバスになってもらったらいいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは3番目、急速冷凍機の活用についてでございます。  これは、けさの谷川議員からもよく似た質問が出ておりましたので、また私なりの角度といろんな形で質問をさせていただきます。  急速冷凍機のプロトンについては、3年ほどかけて本格始動する予定だろうかなと思っております。でも、どんなすばらしいと言われるものでも、使いこなすことが一番大切ではないかと。鳴り物入りで購入したプロトンです。使う準備、またどのように使いたいなど、それらの思いが形になっていないのではないかとちょっと心配しています。  そこで質問をいたします。  まず1番といたしまして、どのような形で冷凍保存してあるのかお伺いいたします。  朝の答弁にもありましたが、どのような活用の仕方でホタルイカの生冷凍をしていらっしゃるのか。何キログラムあるのか。キロは先ほど聞きましたが。また、ボイルはどれだけなのか。利用する業者さんからの注文冷凍など、ボイルとしてしてあるのか、生としてしてあるのか。どういうふうなところに力点を置いて冷凍されているのかお伺いします。  あわせて、誰がどのように作業しておられますか。食品を扱う資格は持っていらっしゃいますか。お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  谷川議員の質問と重複する部分がございますが、まず凍結されたホタルイカについては約1,600キロでございます。協議会のストックとして、生のホタルイカ650キログラム、約7万8,000匹を冷凍保存いたしております。冷凍の仕方といたしましては、250グラムごとのパックで行っております。残りの950キログラムについては、これは水産加工業者からのホタルイカ商品の冷凍代行という形をとっております。  それから、作業員の確保、ことしはちょっと難しかったということもございまして、一部を水産加工業者に委託した実施にいたしております。  そのほかについては、担当課の職員が主体となって作業を行っております。観光課の職員2名が食品衛生の資格を取りまして作業にあたっておるところでございます。  それと、ホタルイカは小さい魚で傷みが非常に早いこともございます。そういう中で、朝一番にとれたホタルイカをまず確保して、そこで、海洋深層水に漬けた状態で鮮度を保つというような努力もいたしております。  その後、加工場のほうに持ってまいりまして250グラムずつ区分するわけですが、区分したものについてはすぐに冷蔵庫のほうで保管すると。保管が終わった後にまとめて、先ほど申し上げましたように、15キロずつプロトンの冷凍をかける。そして、プロトンの冷凍にかかったものについては、今度は真空パックを行いまして最終的な作業が終わると。で、保管用の冷凍庫に保存をしておるということでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  250グラムというのは何匹ぐらいいますか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  4月のとき、私も実際やってみて数えてきましたが、4月の時点では約30匹でございました。その後、5月に入ると、やはり25〜26匹ということで、若干大きくなることによって匹数は変わっていくということでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  これは生冷凍ですね。ということは、お刺身という考え方ですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  基本的に、生で冷凍したものの活用方法といたしましては、お刺身にもできますし、さらに、しゃぶしゃぶというような熱い状態で食べることも可能になるということで、通常の生のホタルイカの活用方法は解凍すれば全てできると想定いたしております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  30匹のトレーに入ったホタルイカをお刺身にするときって、もう一度なれてしまう。お刺身にした状態で冷凍しないと食べられなくなるんじゃないですか。お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  水産加工業者のほうに冷凍委託した部分については、ボイルのホタルイカと刺身の状態での冷凍というものも試験的にされておるということで、これらの方法を試験的に行うことで、今後どのような方法が一番いいかということも含めてまた検討させていただきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ホタルイカは本当に、お客さんが注文されました、冷凍室から出しました、3分ぐらいで解凍できると思いますね、小さいですから。それくらいに、そのままお皿にどうぞというくらいに鮮度を保った、特にホタルイカをずっと研究しておられる料理の先生は、あのシャリシャリとしたのを食べてもらいたいのよねとおっしゃっております。  ですから、例えばこれからもこのお刺身用を滑川市でずっとこういう運営なり営業なりされるのか、これもあわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  これからの検討になるかと思いますが、まず冷凍の生のホタルイカの確保ということで、今年度についてはまず最優先にさせていただきました。  ホタルイカの刺身の加工ということになりますと、作業員の確保であったり、衛生の問題であったり、ほかの問題も出てきますので、それらの問題も含めて、今後検討していく中で対応はいたしたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  先ほど市長さんも、いろいろな形で民間へおろしていきたいという話をなさっていました。  私は、このプロトン冷凍ホタルイカですか、本当に大切なのは、滑川市で一生懸命観光課の皆さんが刺身にして、はい、冷凍しました、刺身なら1人分15匹ぐらいで1パック幾らとか、そういうふうなニーズに合わせた取り組みも必要ではないかと思います。  もちろん、ことしははじめの一歩ですから、ただ、だだっとやってしまったちゃという、それだけではなくて、何かの形で、例えばゆででも、業者さんからの依頼だからって、トレー1枚何百ほどホタルイカは入るんですか。ゆでホタルイカで。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  トレー1枚につきましては、約380グラムのボイルのホタルイカを冷凍しておるというふうに、匹数については、約10グラムですので35〜36匹になるかと思います。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  トレーって、1つ30匹ぐらいしか入らないトレーなんですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  はい。テナントのほうで通常販売されておりますが、このくらいのところに3段、きっちり並べると7匹ずつ、3段に並べて21匹入っておるという、そういうトレーでございます。  今回そのトレーに、通常きちんと並べば21匹なんですが、そのトレーに250グラムずつはかって約30匹入るというような体制にいたしております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ、冷凍しました、販売できました、それくらいにやっぱり、せっかくのホタルイカであり、またプロトンであります。高いお金をかけて急速冷凍機を買っておりますので、そこらへんはお客様のニーズ、そして、どんなことがうれしいのかなということもぜひ把握していただきたいと思います。お願いします。  それでは、(2)です。ホタルイカのシーズンは、ことしはこれで終了しました。審議会と私、書いておりましたが、協議会の運営、委託料の予算500万円は機能していますかです。  これは、先ほどの人件費幾ら、何とか幾らという意味でしょうか。お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  先ほど谷川議員のご質問でもお答えいたしましたが、これまで131万円の経費がかかっておるということでございます。  そしてまた、今後、冷凍保管庫の電気料であるとか事業PRを行うような、これらの経費がまたかかってきて、当初予算で500万見てございます。  そして、この500万の中には、当然、交付金事業でございますので、2分の1の国の交付金が入ってくるということでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは、ホタルイカの漁も終わって、いろいろな形でプロトンの活用、ここまでしました。シーズンが終了して、協議会を開催して、皆さんにいろんな形で、状況説明を含めきちっと伝えること、会合なんかは開かれておりますか。お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  まずこの間、ホタルイカの漁期においては、先ほど申したとおり、職員が主体となってやっておりまして、現在のところ協議会については開催しておりません。  ただ、これまでの経費でありますとか冷凍の実績等、これらも含めた内容について詳細に説明することで、今後、協議会の中で検討いただきたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  協議会のメンバーの方から、「ホタルイカ終わったがに、何にも連絡もないちゃ」ということでございました。いろんな形で、皆さんはこのホタルイカに対して期待もしておられるし、滑川市の誇りとも思っていらっしゃいます。  ぜひ協議会の皆さんには都度都度お知らせをして、いろんなアイデアもいただいていかれればいいと思いますので、いかがでしょうか。早めに協議会を開いてもらいたいと思いますが、予定を。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  協議会の開催が遅れたことについてはあれなんですが、至急、また皆様には声をかけさせていただいて、少しでもブランド化の進展につながるような対応をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  先ほどちょっとだけ話ししましたが、市長さんは先ほど、深層水もそうですが、民間へおろしていきたいという話をされましたが、このプロトンを使ったホタルイカ事業、これは、ちょっと私、聞き漏らしたのならごめんなさい。もう一度お答えください。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  プロトンの事業につきましては、これは協議会の中で、生のホタルイカ、冷凍したホタルイカを民間の飲食店を中心に販売していくということが大きな主眼でございます。  その中で、またいろんな活用方法、ホタルイカシーズン以外の活用も含めて、協議会の中で協議いただいて、どのような活用ができるか、そして、いかにプロトンの機械を有効に活用するかということも含めた検討をしていくということでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私の思っているのと課長とちょっと違うのは、例えば加工しました、こういうことを販売する形もできました、これはわかります。だけども、これをずっと観光課が担うんですかという意味なんです。第三セクターのような食品加工部分を滑川市でつくったり、あるいは指定管理者のようにどこかへ出して、このプロトンの大活躍という場所をつくらないんですかということを聞きたかったんですが、いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  将来的な部分で、まず試行的にこの量でやらせていただいたというところでございます。  今後この事業が軌道に乗れば、議員おっしゃるような点についても十分検討したうえでの対応となるものと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ、このホタルイカというのは、とれる時期であったり、日ごろはほたるいか海上観光であったり、あるいはそれが終わった後も、本当は遊覧船が出たり、観光課は目まぐるしいと思いますが、現在の人員でできますか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今回、ほたるいか海上観光の早朝の時間も当然ございました。そういう中で、ホタルイカの冷凍の処理ということもございましたが、これは観光課だけではなく、商工水産課、産業民生部の皆さんの協力も得ながら、ローテーションしながら何とか実施したというところでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ無理をしないで、少しのゆとりがないと、自転車でも何でも、少しの遊びがないとどこにでも突き当たってしまいますので、少しのゆとりがいいものをつくったり人に優しいものができたり、アップアップではいけないような気がいたしますので、またSOSをたくさんの皆さんに出しながらしてもらいたいと思います。  それでは、私の3番目ですが、先ほどの谷川議員さんとかぶりますので、これはスルーさせていただきます。(3)です。  次、4番目に入ります。ホタルイカを通年、旬の状態で食べることで食の観光ができ、滑川市のどのお店でもホタルイカの料理が提供されている、この状態をつくり上げるには初年度から取り組むべきではないかと思いますが、どのように考えておられますか。お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員おっしゃるとおり、ホタルイカブランドを一日も早く確立することが本市観光の推進にもつながるものと考えております。  初年度の取り組みが大変重要であるという認識は持っておりますが、ホタルイカシーズン終盤も迎えまして閑散期になると、これからどのような形で市内飲食店などに利用いただけるかということも重要になってまいります。  皆様方のご意見を聞きながら、早急に供給できるような体制を取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今までたくさんのホタルイカ料理を提供されて、ホタルイカグルメパーティーとか、ずっと開催しておられますね。
     この中で、この料理を滑川市の統一メニューにしようとか、これでまちづくりをしようとか、これ、いいねという着眼点がないのかなと思っております。  ただ食べさせていただいて「おいしかったね」では、何のためのこれからのホタルイカの通年観光にしたいのか、どこを売りにしたいのかということを考えておりますが、そういうことで、こういうメニューとか、こういうものをとか、課長の考えの中にありますか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  まずは、市内飲食店の皆様からどのような料理があるかご意見を伺いたいと思います。そういう中で、これまで冷凍してきたホタルイカ、何度か飲食店の皆様にもちょっと相談させていただきながら、どのようなものがあるかご意見は伺っているところでございます。  生のホタルイカ、しゃぶしゃぶにした状態、熱い状態で食べるというのが一番手軽でいいのではないかというご意見も伺っております。  ただしょうゆで食べるのではなく、しゃぶしゃぶにしたときに、滑川市の海洋深層水の塩をかけるとまた一段と違うというようなご意見も伺っております。  それらいろんなたくさんのご意見を伺いながら、滑川らしいメニューというものを今後考えてまいりたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私も議員生活が大分長くなりました。このようにいろんなところへ視察に出させていただいて、いろんなところで、いろんな形で行政、まちづくりが進んでいることを感じたときに、職員のアイデアでまちがつくられていくということを非常に感じています。  特に、ここしばらくで話をするとすれば、包括支援で埼玉の和光市へ行ったとき、減塩活動の広島の呉市へ行ったとき、深層水の先ほどの沖縄の久米島町、あるいは路線バスで行ったときがわ町の職員の人たちの情熱、こういうものがまちをものすごく引き立てたり、楽しくさせたり、喜ばせたり、そういうふうなことを非常に感じております。  特に観光というところでは、おもしろかったり、うれしかったり、おいしかったり、美しかったり、きれいだったり、本当に滑川市へ行ってよかった、食べ物を食べてよかった、これはきのうの岩城議員のホタルイカはおいしかった料理の2番目だということも聞いておりますね。そういうことを含めたら、職員の皆さんのあり方、これが一番重要かと思います。  課長、観光課をしょって立ちました。いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ことし4月から観光課になりまして、2カ月たったところでございますが、引き続き議員さんの期待に応えられるように、また市民の皆様の期待に応えるように頑張ってまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に楽しく頑張ってもらいたいの。何をどういうふうにしていいかわからんで、頭の中かんかんではだめです。本当にゆとりを持って、自分だったらどういうものがうれしいかな、自分の子どもだったらどうかな、お母さんならどうかなという、私は政治は家庭であると思っていますので、そういう意味で、行政の皆さんも、まちづくりイコール我が家づくりだと思って取り組んでいただきたいと思います。  それでは、(5)です。現在、冷凍保存されているホタルイカを市内のレストランや料理旅館でホタルイカ料理の有料試食会を行ってはいかがですか。  市民がプロトンの機械で冷凍されたもの、これ、おいしいねと思って、自信を持って、お料理食べよう、ホタルイカ食べよう、この秋に食べようということがお勧めできるような、そういう有料で、1,000円でも1,500円でもいいです。持って食事に行く。このホタルイカを利用したこういう試食会、いかがですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  貴重なご提言ありがとうございます。  まずは、市内飲食店の皆様にご利用いただくための体制づくりが不可欠であるというふうにも考えております。  その中で、商品の利用方法を検討いただき商品化となれば、議員ご提案のご試食会につきましても、消費者への認知度を高めるための有力な手法であるというふうにも考えております。  実施による効果は非常に大きいものと思っておりますので、今後、協議会の皆様からもご意見を伺いながら、前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  飲食店やレストランの皆さんも、本当においしいかどうかわからないじゃない? 全部で一回食べてみる、そういうのはいかがですか。本当に滑川市中に声をかけて、有料試食会です。無料じゃありません。ぜひ本当にお願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  まず、皆様にお試しいただくということが一番必要なことだと思っております。  品質につきましては、先ほど時間を最短にして冷蔵庫に入れて、プロトン、最短の時間で行っておるということで、品質については非常にすばらしいものができたというふうに、観光課の職員が試食いたしましたが、その中で、昨年のものと比べても品質のよいものができたというふうに思っておりますので、ぜひ皆様に一度ご試食いただけるような体制をまた考えてみたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  これは損して得取れ精神です。わけわからんけどやってみましょうよ。ここにおられる皆さんからここにおられる皆さんで行くと、ざっとこれで40人、50人。その皆さんが、それこそ有料ですから、お金を持って、ホタルイカを食べることによって、滑川市も好きになる、お料理も好きになる、みんなで愛し合うための1つの、表現が悪かったですね、ホタルイカを愛するために、滑川市を愛するためにぜひやっていただきたいと思います。  まず自分たちが好きになる、このことが一番大事かと思いますので、ぜひ期待しております。  それでは、はや6つ目です。今後、この冷凍保存されているホタルイカをどのように利活用しブランド化していくか。将来的に全国に向けた販路の計画はありますか。  プロトンを買いましょうと提案した私といたしましては、これを使いこなすための職員の皆さんの努力とお客さんのやりとりの中に見えてくるものであると思います。滑川の食のブランド化のためにだけ高いものを買ったのではなく、本当の意味でブランド化するためには、どのように全国へ向けた顔をつくられますか。お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  市内の取扱店を増やすということがまず一番大事かなと思っております。そういう中で、ホタルイカの魅力を最大限にPRできるものと思っています。  これらの発信を通しまして、全国からホタルイカを食べるために、これは閑散期ではございますが、閑散期であっても全国からホタルイカを食べるために滑川市に行ってみたいと思われるような取り組みを行ってまいりたいと考えております。  あくまでも将来的な展望でございますが、急速冷凍ホタルイカはいつでも旬の時期そのままにおいしいホタルイカが食べられるといった宣伝文句で、全国に販売展開できる強みを持った商品であると思っております。  市場の需要は確実にあると考えておりまして、将来的には東京のアンテナショップでの取り扱いとかネットショッピング、そういうようなものも視野に入れた展開も可能な事業になってくるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ここでニコニコとしている私です。本当にそのとおりになればうれしいなという思いでこの質問を入れました。  もう一度言いますが、昨日の岩城議員の質問の中にもありましたが、ホタルイカは食べておいしいものの2位ですと言われましたよね。      〔「はい、言いました」と呼ぶ者あり〕 ○13番(開田晃江君)  ホタルイカは食べられる宝石です。それくらいにすばらしいものを滑川市が持っているんです。食べられる宝石、本当に大切にするためには、私も実を言いましたら、この後の活用として提案したいのは、ふるさと納税の返礼品に冷凍したホタルイカが行きました。ちょっと外してお皿に載せたらすぐ食べられるという刺身用を返礼品にしてもいいし、今のアンテナショップにも、例えば冷凍ですぐ食べてください、あるいはゆでたものをすぐどうぞ、酢みそあえのメニュー、このホタルイカはこうして食べるんですよという優しいメニュー表もつけた、そういうホタルイカにしたいと思いますが、いかがですか。面倒だって言わないでね。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  貴重なご提言ありがとうございます。  いずれにしましても、このプロトン事業、始まったばっかりでございまして、まだまだ多くの問題であるとか課題であるとか、たくさんあります。これらを一つ一つ解決しながら、ご提案があったことにつきましても前向きにまた対応させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私はいろんな意味で、皆さん、これで終わったと思っておられるかもしれないんだけど、実を言うたら、ここに私はホタルイカのためのボランティアを募る、それくらいの意気込みで、プロトンホタルイカのボランティア隊、これくらいを募集していただいて、いざというとき、これは瞬時に処理しなければいけない大変なホタルイカの特性だと思います。ですから、忙しいときあるいはお願いと言える人、そういう人材も必要だと思うし、また、ボランティアさんで、滑川市が大好き、こういう方々、いっぱいです。そういう皆さんに、福祉ボランティアや観光ボランティアや、それこそ中川の掃除あるいは行田の掃除という、本当にボランティア精神でまちがつくられております。  このホタルイカも、有資格者の皆さんもおられるし、いろんな形の皆さんにボランティアを募って、観光課がいろんな力をもらって、通年供給するプロトンの冷凍をしっかりと販売してもらいたいと思いますが、このボランティア隊をつくる予定はどうですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  貴重なご提言ありがとうございます。また十分考えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に自分一人では何もできませんので、そういう意味では、市民の皆さんにお力をいただいたり、あるいはレストランなりお料理屋さんに、ニーズの把握をしたり、たくさんの皆さんの意見をもらうことによって、その意見にみんな真心がついてきます。これがホタルイカを介した滑川市を好きになるもとになるんじゃないかと思っていますので、このホタルイカブランド化ボランティア、こういうのも早めに立ち上げていただいて、滑川市中のホタルイカが全国へ散らばって、海上観光のホタルイカは相当確立されております。ただし、通年供給するプロトン冷凍ホタルイカの販売はこれからです。ですから、ぜひ専門家の皆さんに携わってもらって確立してもらいたいと思います。  観光課長、どうですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ホタルイカのブランド化確立のために、今後も一生懸命頑張ってまいりたいと考えておりますので、また皆様方のご協力、ご支援を賜りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に滑川市にホタルイカがなかったら大変です。でも、逆にホタルイカがあってよかったです。本当にこれからの観光の目玉に、それと食の目玉になるように、ぜひ皆さんの知恵と、皆さんの行動で、食べるということから参加したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(中島 勲君)  日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第29号から議案第37号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  6月14日から6月19日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  6月20日、午前11時から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、6月20日、午前9時まで議長宛てに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。               午後4時20分散会...