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平成29年 3月定例会(第4号 3月11日)

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  1. 滑川市議会 2017-03-11
    平成29年 3月定例会(第4号 3月11日)


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    平成29年 3月定例会(第4号 3月11日)                  平成29年3月           滑川市議会定例会会議録 第4号 平成29年3月11日(土曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 4 号                       平成29年3月11日(土)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託 第 3  請願の委員会付託          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託 日程第3 請願の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 青 山 幸 生 君    2番 角 川 真 人 君     3番 竹 原 正 人 君    4番 尾 崎 照 雄 君
        5番 谷 川 伸 治 君    6番 水 野 達 夫 君     7番 高 木 悦 子 君    8番 原     明 君     9番 岩 城 晶 巳 君    10番 中 島   勲 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                 上 田 昌 孝 君  副市長                石 川 忠 志 君  総務部長               杉 田 隆 之 君  企画政策課長             藤 名 晴 人 君  総務部次長総務課長事務取扱      膳 亀   進 君  総務部参事(消防署長)        松 田 良 昭 君  総務部参事財政課長事務取扱      石 坂   稔 君  総務部理事営繕課長事務取扱      砂 田 光 幸 君  総務部参事税務課長事務取扱      嶋 川   渡 君  産業民生部長企業立地推進室長事務取扱 碓 井 善 仁 君  産業民生部参事市民課長事務取扱    濱 松 秀 子 君  生活環境課長             黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱  藤 田 博 明 君  商工水産課長             網 谷 卓 朗 君  農林課長               片 口 和 人 君  海洋資源振興課長           石 川 久 勝 君  建設部長               長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱   児 島   正 君  公園緑地課長             川 岸 弘 明 君  建設課長               岩 城 義 隆 君  建設部参事上下水道課長事務取扱    澤 口 幸 二 君  特命担当課長(空家対策)       長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱      川 原 啓 子 君  監査委員事務局長           妻 木 朋 子 君  教育委員長              吉 田 達 郎 君  教育長                伊 東   眞 君  教育次長生涯学習課長事務取扱     岡 本 修 治 君  学務課長               上 島 陽一郎 君  スポーツ課長             落 合 真理子 君  子ども課長              石 川 美 香 君          ──────────◇──────────         職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長               菅 沼 久 乃          ──────────◇──────────               午前10時00分開議 ○議長(中島 勲君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(中島 勲君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  8番原明君。 ○8番(原  明君)  おはようございます。  滑川市議会では初めてとなるこの土曜議会の開催であります。  幸いにもトップバッターとして質問させていただくことになりました。私自身、非常に緊張しております。市長さんはじめ当局の皆様方には、優しく前向きな答弁をお願いしたいと思います。  そしてまた、きょうたくさんの傍聴者の方々には、大変お忙しい中、傍聴に来ていただきまして、心から御礼を申し上げたいと思います。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、1項目目の市民議会の開催についてであります。  この質問については、3回目の質問になろうかと思います。2回目に質問したのが平成25年6月議会でありました。  当時と比べると、議員を取り巻く情勢は大きく変化しました。そして、市民の皆さんの議員を見る目も大きく変わったと思っております。  昨年9月定例会におきまして、滑川市議会基本条例の制定がなされました。市民に開かれた議会を目指し、また、傍聴者の皆さんを増やす取り組みの一環として、きょうこの土曜議会が開催されております。  きょうは本当に、冒頭申しましたけれども、滑川高校の生徒の皆さん、そして多くの市民の皆さんに傍聴していただいております。この生の議場での雰囲気を感じていただきたいと思っております。  そこで、市民議会の開催についてお尋ねをいたします。  選挙権年齢の引き下げにより政治が身近になった高校生の皆さんに地方自治への関心を高めてもらうとともに、高校生の視点から意見を聞く機会、そして滑川市民、青年層、女性層、中高年層など、幅広い世代の市民の皆さんに市政に対する関心を高めるとともに、意見を市政に反映し、滑川市のまちづくりを考える機会とする市民参加の市民議会の開催、これを進めていくべきと思うが、当局のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いします。  藤名企画政策課長。 ○企画政策課長(藤名晴人君)  おはようございます。  それでは、今ほどのご質問にお答えいたします。  市民参加による市民議会の開催については、県内自治体においても、「女性議会」や「子ども議会」などの名称で開催されており、本市においても、過去に青年団活動の一環として青年議会が開催されておりましたが、時代の流れとともに廃止になった経緯がございます。  現在、市民の声を聞く場としては、春、夏に開催している市長と語る会や市長への手紙、子どもサミットパブリックコメントなどを通じてご意見やご要望、ご質問、ご提言等をいただいており、特に市長と語る会では、地区別の開催だけでなく、乳幼児、園児の保護者や小中学校の保護者、女性、商工業者など対象者別でも開催しており、開催場所も各中学校や児童館を利用するなど、より参加しやすい環境で実施し、立場立場に応じた課題や問題などについてたくさんのご提言をいただいているところであります。  議員ご提案の市民議会の開催につきましても、行政に対する市民の関心を高めることや市民の声を聞くという場であること、議会に対する理解を深めていただくことや興味を持っていただくということに大変意義があるものと認識しております。  しかしながら、市政をより身近に感じていただき、今まで以上に多くの生の声を聞くため、市政に定着している現在の手法を継続、発展させていきたいというふうに考えておりますので、市民議会については今のところ考えていないものであります。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ありがとうございました。  私自身、青年団時代に青年議会を経験させていただきました。議員の中にも先輩がおられますが、この議場で自分の思いをきくという、質問する、そして、こういった答弁の中でまた議論をさせていただく経験というのはすばらしいものであると思います。  今課長が言われたように、市長と語る会、たくさんの意見を聞く機会があろうかと思いますが、きょうの議会をこれだけたくさんの方が傍聴されておるわけであります。高校生の皆さんや市民の皆さんに、きょうのこの傍聴、声を聞いて、今後、検討の一つとして私自身考えていきたいと思っておりますし、本年4月21日には議会報告会を開催するということで決定しております。そんな中でも意見を聞くことができると思っておりますので、また皆さんの意見を報告しながら、この市民議会の開催、市民の皆さんの意見があればやはり考えていかなければいけないと思いますので、そういったときにはまた前向きに検討をお願いしたいと思います。  2項目目であります。特色ある学校づくり推進事業の成果と今後の取り組みについてであります。  この事業は、児童・生徒の生きる力の育成、地域に開かれた学校運営など、それぞれの小中学校が地域に合った特色ある取り組みへの事業であると理解をしております。平成25年度から実施されております。4年間経過しました。  そこでお聞きしたいのは、各小中学校でどのような特色ある活動がなされているのか、児童・生徒にどのような成果があったと見ておられるのか、それぞれの小中学校での参加人数や何時間ぐらいの単位で指導、教室なのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  特色ある学校づくり推進事業についてのご質問です。  特色ある学校づくり推進事業につきましては、今議員さんがおっしゃったように、児童・生徒の生きる力の育成、開かれた学校づくり、地域とともにある学校づくりの推進のため、各小中学校が自ら創意工夫して取り組む特色ある活動を支援する事業であります。  これまでに実施した内容としては、夏季休業中の自主的な学習会の開催、学校独自の学習プリントの作成、地域人材を活用した地域の学習、合唱指導、書道教室、水泳指導、冬場のトレーニング教室等、各学校で特色を生かした多岐にわたるものとなっています。  各学校においては、学力向上、地域との連携の強化、学校現場で自主的に事業の内容を考えて取り組む姿勢が生まれ、それを継続していることなど、一定の成果があったと考えております。  各学校では4つから5つの事業に取り組んでおりまして、それぞれ2日間の実施であったり、夏休みの学習では2日から5日間の実施を各教科でやったりしておりますので、おおよそ各学校で10日間、それぞれの事業では、全学年が参加するもの、希望者が参加するものなど多岐にわたっているものでございます。  今後とも、各学校の特色が生かされるとともに、児童・生徒の生きる力の育成、開かれた学校づくり、地域とともにある学校づくりの推進に努めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  今、学務課長のほうからは、それぞれの成果が上がっておると答弁していただきました。  そこで何点か聞きたいんですけれども、先ほど言いましたけど、この事業が始まってから4年経過しております。その間、学校の先生主導なのか、例えば中学生にもなると、いろいろな興味もあって、自分たちがやりたいこと、希望があると思うんですけども、こういった小学生や中学生を含め、児童、それから生徒の意見というか声を取り上げた学習事業というのはされておるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  先ほどもお話ししましたが、各学校ではいろいろな事業をやっております。その中では、児童・生徒の要望に応えてやっている事業もございます。例えば中学校では、部活が冬の間、外での活動ができないということで、冬季のトレーニング教室を専門家を呼んで実施したりしております。  ただ、全てが児童・生徒の要望ではなく、教師の力量を上げるための事業ですとか、地域の活用でふるさとのよさをわかってもらうふるさと教育であったりしておりますので、児童・生徒の要望も捉えながら、学校の特色を生かすためのものを考えてやっているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  特色あるということで言うと、例えば早月中学校で、台湾の中学校とテレビ電話で交信しながら英語で会話をするという、これも多分こういった特色ある学校づくりの推進事業の一環かなと思ったりもするんですけれども、1校当たり予算的には20万と決まっておるわけですね。その事業によっては20万で足りるのか、足りないのか、余るのか。参加した人数、それから講師の先生方、いろいろな条件があろうかと思うんですが、この20万円というものの幅というか、そういうものは今後どういうふうにして、例えば機材にお金がかかるとなれば、そういったものも増やしていけるのかどうか、どういうふうに考えて進めていかれるのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  この特色ある学校づくり推進事業では、各学校に20万円の予算を配置しまして、学校が自分たちの創意工夫で取り組んでおります。  先ほど議員さんが言われた早月中学校の台湾との遠隔操作による英語での会話なんですが、これはこの推進事業の20万からは出てはおりませんが、それぞれほかの事業がありますので、例えばここでパソコンの充実を図りたいという場合は、市教委と学校とが連絡をとり合って、この事業費以外の予算から出したりして、相談をしてやっております。
    ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  違ったところからの金額の補助という話も聞きました。やっぱりしっかりそういった特色ある事業を進めるようなお金の予算の配分も、またひとつよろしくお願いをしたいと思います。  ただ、もう1つ、最後にあれなんですけども、小中学校独自で進めていかれるということなので、例えば新年度、こういった新しい取り組みというか、それから継続で取り組んでいくというか、そういったものはどういうふうに捉えておられるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  29年度の計画については、まだ学校から提出してもらっておりませんので把握しておりませんが、各学校におきましては、この事業は大変好評であります。やはり自分たちの学校で考えたことが特色ある活動としてやっていけるということで好評でありまして、事業につきましては、今後とも継続し、学校とも協議しながら、必要に応じて予算についても検討していきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ぜひ、小中学校で特色あるこういったことをやっておるぞというPR、それから地元の地域から協力するから頑張れという成果、こういったものが出るように、またひとつ進めていっていただきたいと思います。  3項目目の郷土芸能の活性化事業についてであります。  伝統文化の保存と継続をしていくということは重要であり、大切なことであると思います。特に地域にある郷土芸能の育成と保存は最重要課題であると私は思っております。  滑川市内の小学校では運動会、中学校は龍宮まつりや体育大会で新川古代神を踊って伝統文化の継承に取り組んでいるわけでありますが、後継者育成や郷土芸能を含む保存会は、この資料によると、新川古代神保存会、加島町獅子舞保存会松坂踊り保存会、3つのほうに補助をしておるというふうになっております。  これ以外の個人、それから団体というのはあるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  岡本教育次長。 ○教育次長(岡本修治君)  それではお答えいたします。  今ほどのご質問ですが、現在こちらのほうで把握しておるのは、新川古代神保存会松坂踊り保存会、加島町獅子舞保存会、そしてねぶた流し保存会ということでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ありがとうございます。  ねぶた流しはまた材料費も見たりしておるんですけども、この3つの保存会に、いわゆる補助で出しておられる金額というのは年間9万なんですよね、3つの団体に。それで、その団体が例えば楽器を直したり、獅子舞を直したり、浴衣をつくったりというような、ちょっと非常に寂しい気がするわけでありますが、保存会からの希望とか要望とかというのはないんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  岡本教育次長。 ○教育次長(岡本修治君)  それではお答えいたします。  今議員さん言われましたとおり、新川古代神保存会松坂踊り保存会、加島町獅子舞保存会ということで、補助金を、わずかですが交付させていただいております。  それで、各保存会のほうから、この額等については、ご要望につきましては、私のほうはちょっと聞いておりません。後継者不足とかそういった相談はありますが、額についてのご相談は今のところございません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  額についての相談はないということでありますが、ぜひまた相談に来られましたら、補助のアップをお願いいたしたいと思います。  また早月中学校の話なんですけども、早月中学校では、音楽の授業の中で三味線を習っていると聞いております。これは3日間ほどなんですけれども、ただ、こういった取り組みというのは、やはり後継者の育成、それから芸能の伝承に大変有意義なことであると思いますし、これを聞いて大変うれしく思いました。  それで、習っているのはやはり新川古代神と。ぜひこのような事業を続けていってもらいたいなというふうに話もしましたし、この中から一人でも郷土芸能に興味を持ってもらって、将来、後継者として頑張ってもらえる人ができれば幸いだと思っております。  ただ、残念ながら、中学校には三味線が1本もないということであります。3人に1つの三味線を指導者の方から借りて練習しているということを聞いております。  ということは、満足な環境が整っていないということで考えると、楽器、それから指導者、時間も含めた確保、それから継続的にこういった事業を進めていけるような、お金も含めて環境の整備というものをお願いしたいと思うんですが、いかがなものでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  和楽器の指導につきましては、学習指導要領でも、「3学年を通じて1種類以上の楽器の表現活動を通して、生徒が我が国や郷土の伝統音楽のよさを味わう」というふうに書いてあります。  それで、滑川市の2つの中学校では、三味線と琴、2つの楽器を音楽の時間に経験するということにしております。  琴は、2つの中学校に十何本ずつあって、習うときにお互いの中学校の琴を貸し合って授業でやっているということなんですが、議員さん言われるように、三味線に関しましては学校にはないということで、講師の方は県の特別非常勤講師の制度を利用して来てもらっているんですが、今は講師の方のものを借りてやっているということでございますので、市のほうでまたレンタルをするとか、何本ずつか年度を分けて購入していくなどをこれから検討していきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ぜひそういった環境の整備をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、4項目目の消防、防災についてであります。  まず1点目、火災発生時、サイレンによる市民への警報が今統一されていない状況だと思います。  そこで、富山県東部消防組合の状況についてお聞きをいたします。  東部消防組合になってから数年組織されましたが、サイレンが鳴ったり鳴らなくなったりというのは、いつごろからこの状況が続いているのか、そしてどんな理由で現在のようになったのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  それではお答えいたします。  東部消防組合の設立時から、火災発生時のサイレンは各市町村の判断に任されております。  組合管内の市町村では、魚津市、舟橋村はサイレンを吹鳴しておらず、上市町は消防署のサイレンのみ吹鳴している状況です。  滑川市においては、アナログ無線の廃止により各分団のサイレンを遠隔操作できなくなりましたが、滑川署のサイレンのみは通信指令課からの有線信号よって吹鳴をしております。さらに、火災が発生した分団では、招集した団員によって手動で吹鳴をすることとしております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  きのうの中川議員の代表質問でもこのサイレンの話がありました。きのうの署長の答弁で、火災発生時にとるべき手段としては、まず火災警報器による火災を知る手段が先だと。そして第2が初期消火、最後は避難というふうに答弁されたかと思います。  私もこの質問するときに、知らせる手段というのはやっぱりなかったんですね、答弁の中に。やっぱりサイレンというのは必要ではないかと。きのうの答弁も聞きながら非常に感じておったんです。  サイレンを鳴らして、近所、それから市民の皆さんに火災の発生を知らせる。また、防災の意識の高揚のため、私はサイレンを鳴らすことは大変必要だと思うんですけれども、今、答弁の中で手動で分団のほうは鳴らせるというんですが、徹底したという、こういうのはどういうふうに考えておられるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  お答えいたします。  今現在、先ほども言いましたように、消防無線、アナログ無線の廃止によって遠隔操作が物理的にできなくなっております。ですが、議員おっしゃったように、サイレンの吹鳴というのは今後も必要であるというふうに認識をしております。  今後、サイレンを遠隔で鳴らしていくという手段としては、将来、防災行政無線もデジタル化の整備を予定されております。それに合わせた形で、そのデジタル無線を使っての消防サイレンの制御という検討をしておりますし、また一方で、光ケーブルによるサイレン吹鳴装置も業者によって開発されたという情報もありますので、そのいずれかによって将来的にはサイレンを遠隔吹鳴していきたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  このサイレンにつきましては、ことし2月18日の夕方に私の近所で火災が発生しました。当時、北風が非常に強くて、しかもみぞれまじりということで、家の中も閉め切った状態ですので、滑川署のサイレンも多分聞こえにくかったと思っております。  火災の発生がわからないという人もたくさんおられました。その中で、後日、サイレンがなぜ鳴らなくなったのかというふうな市民の声を何人かから聞かされております。  サイレンを鳴らすということの、今署長も言われましたが、例えば毎月1日と15日、春なり年末、火災予防週間には、サイレンが朝と夜、鳴っておりました。それも徹底していただいて、ちょっと質問以外かもしれませんが、このサイレンというものを全体的にひとつ検討していただきたいと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  サイレン吹鳴につきましては、火災時の吹鳴、一方で火災予防啓発という意味合いもあります。  サイレンは消防法に定められた消防信号として、本来の意味は、消防団員の招集ということが主になりますが、長い期間サイレンを吹鳴してきたということで、同時に市民の皆さんに火災予防を訴えてきたというのも事実であります。  今、火災発生時のサイレンについては、いろんな方面からサイレンの継続ということでご意見をいただいておりますし、一方で、1日、15日、あるいは火災予防週間中のサイレンについては、特に若い方々からサイレンをやめてくれと。あるいは理解が得られないという、そういった面もありますので、今、自動吹鳴に移る際までに、どういった鳴らし方をするかということをまたちょっと検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  次の質問もまたサイレンに関係あるんですが、災害発生時における各団員への連絡方法についてであります。  きのうも署長が答弁されましたが、団員へはメールで連絡しているということでした。これでよろしいんですね。メールで連絡していると。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  災害発生時には、メールアドレスを登録している消防団員へ、災害の発生と出動メールが配信されております。  平成29年1月現在ですが、メールアドレスの団員の登録率は76%となっております。さらに、団員の登録率を高めるためにも、各分団長にも登録の協力要請を今現在しておるところでございます。  また、このほかに、消防団長、副団長はじめ消防分団の幹部の皆様には、43人が登録されておりますが、電話による順次連絡システム、これが整備されているところです。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  今署長が言われた電話によるというのは、どういう方法なんですか。ちょっと教えてください。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  通信指令から119番通報が入りまして、災害地点が確定される、災害種別が確定される。そして出動指令がかかると同時に、先ほどのメール配信が直ちにされます。それと並行して、登録している消防団幹部へは、音声合成音で「順次出動してください」という言葉で連絡が入ることになっております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  それは携帯ですか。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  携帯のほうに入ります。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  わかりました。  サイレン絡みなんですけども、私が小さいころは火の見やぐらに半鐘がありました。それから、サイレンを鳴らして市民へ知らせると同時に、消防団員の方も、先ほど言われたように、連絡方法としてそのサイレンを活用しておった。やっぱりしっかり伝えるには、消防団員もそうですが、市民の皆さんにもサイレンというのが私は大変重要だと思います。  この間の2月の火事のときに、後からの話で聞いておったんですけども、たまたま子どもたちと風呂へ入っておったら、上がってみたらメールが入っておったと、そういった方も実際おられます。  それから夜中、勤務体系によってはぐっすり睡眠されておる方もおられるだろうと思いますので、ひとつそういった方々に十分わかりやすく伝えるというのがこのサイレンの重要さだと思いますので、先ほどから申しておるように、十分また検討していただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  原議員のご質問、ありがとうございました。  この問題は、話が出てもう何年にもなっています。対応が遅れておりますことを申しわけなく思っておるわけです。  一番いやらしいのは、消防団員が火事がわからないと。団員が少なくて困っているうえに、まだ火事が起きていることがわからないと。これはいけないことでございまして、早急な対応策を考えさせていただきたいと思います。  アナログがデジタルに変わったとか、いろいろそういう理由を言っている場合じゃないということでございまして、しっかりと対応策を検討してまいります。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  市長、ありがとうございました。またひとつよろしくお願いをいたします。  3点目でありますが、消火栓、そして防火水槽の設置状況についてであります。  滑川市には現在、消火栓、それから防火水槽が何基設置されているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  平成29年3月1日現在、市内全域で消火栓590基、防火水槽96基を設置しております。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ありがとうございます。  糸魚川火災というのが昨年発生しました。住宅密集地で発生して大火となり、テレビ等で見ると、生コンミキサー車で消火用の水を運搬しておると、そういった状況を生々しく映しておったわけであります。  こういった住宅密集地の中で、当然、十分考えて設置されていると思いますが、滑川市の配置というのは十分なのか、そして29年度、新年度に計画はあるのか、どういった方向で進まれるのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  お答えいたします。  設置の計画としましては、毎年、消火栓1基、防火水槽1基を予定しております。
     水利の設置状況につきましては、市内、先ほど言いましたように590基、防火水槽96基ありますが、まだまだ十分とは言えないと思います。ですが、市街地の設置率を見ますと、この消火栓防火水槽の約3割が住宅密集地に配置をされております。従来から密集地火災に配慮して設置してきているということが言えると思います。  今後とも、水利不足の場所には、消火栓あるいは防火水槽の設置を順次進めていきたいというふうに考えます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  消火栓590基のうち3割は市街地ということでありますが、それで果たしていいのか。火災は住宅密集地で発生もしておりますし、十分考慮していただいて、大火災にならないように、きのうの代表質問でもありましたが、くれぐれも計画的に進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは5項目目、公園整備についてであります。  まず、行田公園の整備計画につきましては、昨日の代表質問にも出ております。  私、ちょっと違った観点から質問させていただきたいのでありますが、全体的な物の見方で、児童館利用者や公園利用者の人数が増えたということで、駐車場の整備も含めて今考えておるということでありますが、例えば、きのうも出ておりましたが、全体整備計画の中で旧児童館の跡地はどうするのか。  それから、公園内の中というのは自然公園であります。これは昨年6月にも私、質問させていただいておるんですが、公園内の園路、それから用水の清掃、整備、それから、園路でも、昔は通れたけども今は通れない。これが自然公園だと言われれば自然公園なんでしょうが、人が緑の中を進めない公園もいかがなものかなと思うわけであります。  こういったきのう出ておりました駐車場の整備もありますが、全体的に見て、きちっと計画整備をすると、これも大変重要なことだと思うのでありますが、その観点から答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  長井建設部長。 ○建設部長(長井孝芳君)  それではお答えいたします。  行田公園の整備計画につきましては、現在、公園はほぼ概成されたものと考えております。しかしながら、旧児童館跡地や周辺部分などの整備につきましては今後検討してまいりたいと考えております。  また、未整備となっております児童館に隣接する場所につきましては、早急に施設計画の詳細及び配置等についてお示ししたいと考えております。  また、東菖蒲園山側の自然エリア等につきましては、市街地に残る自然豊かな森として自然生態系を基本に管理をしておりますが、荒れたところもございますので、先ほど議員ご指摘のとおり、管理に努めたいと思っております。  また、利用者の中からも、歩きづらいよという、そういう声も聞いております。また、いろんな方面の方、特に森づくりクラブという団体がございますが、この方々に協力を願いながら森を保存していくと、こういう活動も行っておりますので、これからも樹木の剪定、または、いろんな面におきましても、ボランティア、そういう協力を得ながらこの森を残していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ありがとうございました。  用水なんかでも、これから各農村部へ行くと、町内では田んぼが始まる前に用排水の掃除、江ざらいをやります。きれいに上から下へ水が流れるように整備をするわけであります。  公園の中については、やはり清掃等も含めてなされていないというのを私は見ております。ですから、用水にごみがたまって、ごみの上を水が流れて、大きい水が来るとそのごみは池にたまると。池にたまれば沈殿され、その上水が川へ入って流れていくと。  やっぱり自然生態はきちっと管理してやらないと、やがて行き着くところは海のほうへ流れるわけでありますから、大事なホタルイカの生息にもやがて、大げさじゃなく影響を及ぼすのではないかなと思っております。  そういう点でいくと、やはりきちっとした整備、これも含めて計画を早急に立てていただきたいと思います。これは要望であります。  最後の、はまなす公園の整備と海岸部の一体的な整備計画をについてであります。  滑川市で一番の誘客、観光客を図れる場所は、私は、はまなす公園、ほたるいかミュージアムを中心とした海岸部一帯だと思っております。  何でかというと、体験できる環境がいっぱいあります。大小合わせて、深層水の足湯、深層水を使用したタラソピア、漁港、ダイビングスポット、キラリン号によるクルージングの体験、そして海岸部のウオーキングコースも設定されております。  また、新年度には製塩施設の建設も計画をされておるわけであります。例えばその製塩施設で、体験で塩をつくるとなったら、体験できる環境というのはものすごく幅広くなると思います。  そして、見る環境では、富山湾、富山湾に沈む夕日、対岸を一望できる海の景色、水橋から富山火力、射水市の橋、氷見、能登半島、そして立山連峰、ほたるいかミュージアムも見る環境であります。アクアポケットもそうであります。  そして、食事をしながら買い物ができるというのがパノラマレストラン光彩と。非常にたくさんのいい環境がそろっていると思っております。  車での皆さんにつきましては、道の駅の駐車場に加えて、新しく駐車場が整備されました。何よりも、あいの風とやま鉄道滑川駅からは徒歩約10分。これほどそろった観光の環境が海岸部一帯に集中している滑川市であります。  これは、私が思うに、海に隣接しておる市、それから町、ほかの市、町には絶対まねのできないすばらしいエリアであると思っております。イベントも開催されておりますし、知名度は抜群であります。  もっと家族連れや観光客の人に、最高の場所で時間を過ごしていただけるところだと思っておるわけでありますが、はまなす公園の整備について、これまで何度も質問をされております。今言ったようなすばらしい体験、見る、遊ぶ、こういった条件がそろっている場所にある公園の今のあり方としたら、非常にみすぼらしいというか寂しく感じるわけでありますが、この計画、整備を今どのように考えておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  はまなす公園の整備と海岸部の一体的な整備計画についてお答えします。  はまなす公園は、昭和54年に街区公園として都市計画決定され、その後、補助事業として整備を行い、昭和62年に供用開始を行いました。  また、この場所は、ふるさと龍宮まつり、ねぶた流し、マリンスポーツ愛好家などにぎわいの拠点となっており、ほたるいかミュージアム前に84台の駐車場を拡張したところであります。  公園については、供用開始後30年余り経過していることから、既存施設の老朽化が見受けられます。また、水はけ等が悪いという苦情も受けていることから、施設整備に対応してまいりたいと考えています。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  ありがとうございます。  確かに水がたまっております。木も自由に枝を伸ばしております。  課長に聞きたいんですけども、はまなす公園一帯にないものがあるんですよ。何だと思われますか。想像してください。  ベンチがないんですよ。公園とほたるいかミュージアムの周り、ベンチが一個もないというあれじゃなくて、公園から真っすぐほたるいかミュージアムのところへスロープがありますが、あそこの中段に木製のベンチがあります。3人座ればやっとということで、あとはほとんどベンチらしきものがない。  昭和62年ですから、30年たってベンチも古くなって撤去したと言われればそれまでなんですけども、あの近辺にまず子どもを連れていって遊ばせるところがないんですよというような意見が聞かれるんです。  先ほど言いましたように、たくさんのいい施設があって、観光客の皆さんや光彩でご飯を食べられた方がどこで景色を見られるかということを考えると、これもまたひとつ重要な整備の一つであろうかと思います。  スポーツ・健康の森や芝生広場にはやっぱり遊具があるものですから、小さいお子さん連れのお母さん方は、お金がかからない、遊ばせておける、安全・安心ということで、やっぱりたくさん来ておられるのが現実じゃないかと思います。  今のはまなす公園の整備によって、例えばほたるいかミュージアムや光彩を利用した観光客の皆さんが、海や山を眺めながら休憩できる、そして小さな子どもを安心して遊ばせることのできる芝生広場、また、潮風による塩害がありますので、ロープによる遊具というものもあるというふうに聞いております。  そういったちょっと違った観点から、遊具、芝生広場を整備されて、子どもたち、それから観光客の皆さんが交流できる箇所にするということであれば、私は点在しているあそこ、1キロ以内に、先ほど言いましたたくさんの施設があります。これを点じゃなくて線にすれば、もっともっとたくさんの観光客が訪れ、にぎわうところだと確信しておるわけであります。  イベントがたくさん開催されます。ほたるいかミュージアムの周りには、昔はカヌーが浮いたり、子どもが水遊びをするといったこともありました。本当にたくさんのいい施設があるわけでありますので、ぜひこのはまなす公園の整備と海岸部の一体的な整備計画を一日も早く実現していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  川岸公園緑地課長。 ○公園緑地課長(川岸弘明君)  今いただきましたご提言につきまして、皆様に利用いただきますよう施設更新や維持管理に努め、景観に配慮しながら、にぎわいの創出となるよう考えてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  原明君。 ○8番(原  明君)  私、冒頭言いましたように、はまなす公園、それからほたるいかミュージアムを中心とした一帯というのは、本当にすばらしく人を引きつける場所になると確信しておりますので、今後、きちっとした整備をお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  2番角川真人君。 ○2番(角川真人君)  おはようございます。  通告に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。  まずはじめに、コミュニティバスについての質問から始めます。  朝夕の利便性を高め、通勤通学に便利な市民の足となるような取り組みはどうかという質問について行います。  車を使えないような方や電車などでほかのところから来られた方にとって、バスというのは便利な交通手段と言えます。特定の場所に決まった時間に行けるというのは、時間の予定を立てるうえでも大事なことです。  しかし、バスに求められている需要というのは常に変化し続けるもので、これまでも何度もルートの見直しや変更も行われてきておりますが、どうしても不満の声というものはあるわけでして、そうした声をもとに今回は質問させていただきたいと思います。  まず、通勤通学に便利と質問に上げさせていただきましたが、特に朝のことです。  各方面から滑川駅に向かってバスは出ておりますが、その到着や発車する時間がどうも電車ではかみ合っていないために、あまり利用していないような方もおられると聞きます。  主に通勤通学に使われている7時台の滑川駅の電車なんですけれど、富山方面に出るのが7時20分と41分、魚津方面に出るのが7時7分と39分となっておりますが、市街地循環以外のバスというのは、滑川駅に到着する時間が7時31分と32分、市街地循環のほうは50分となっておりまして、特に電車通学をしている高校生が、部活動などのためにちょっと早めの電車で行きたいなと思っていても、その早めの電車に間に合わないということで、親に家から車で駅まで送ってもらっていると聞きます。  実際に、駅の前に朝、たまに立っていたりするんですけれど、そうしたときにもやはり天気に関係なく、晴れの日でも、雨の日でも、雪の日でも、家から送ってくる車が列をつくっております。順番待ちして、とにかくスペースがあくのを待っている、そんなこともよくあることですが、そうした家族の負担を軽減するという意味でも、電車の時間にもう少し合わせたような運行にならないものでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  コミュニティバスの蓑輪ルート、小森ルート、栗山ルート、大日室山ルートの第1便、第6便は、あいの風とやま鉄道とのダイヤ調整を行うことで、通勤通学の移動手段の確保に努めているところであります。  今議員ご指摘の時間につきましては、朝につきましては、富山方面7時41分、魚津は7時39分に間に合うような形態でダイヤを組んでおります。  また、一部のルートにおきましては、中学校への通学にも利用可能な運行体系となっております。  また、平成29年度策定予定の地域公共交通網形成計画におきまして、より利便性の高い運行体系が可能かどうか検証していくこととしております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  41分と39分の電車に間に合うような時間で運行しておられるということですけれど、やはりさっきも言いましたけれど、部活動などだと、やはり早めのという方が多いので、なるべくそちらのほうの電車にも考慮したような運行にしていただきたいと思います。  また、駅からバスが出発する時間に関してもなんですけれど、それぞれ電車が到着してからおよそ10分、富山方面から20分、魚津方面から7分とかで来ても、滑川駅から出発するのが31分、32分、循環型だと50分で、そちらのほうから行きますと、やはりよっぽど雪がひどいとかそういう日でないと待っている人があまりおられません。  滑川高校の生徒が市街地循環コースなどを使いそうな気もするんですけれど、割と近くに行きますので。ただ、それでもやっぱり、本当に雪がひどい日、そういうときにたまに連れ立ってゆっくり待っているというのを見かけたぐらいで、大抵の高校生はすぐに電車をおりて歩いていってしまいます。  それで、ルートのほうを見てみますと、地鉄バスが滑川高校の前を通っているため、それを考慮しているんでしょうかね、どうも高校のある前の通りを通っていなくて、1本向こうの道を走っている状態になっております。  50分に駅を出るというために、一番近い停留所に着くのも8時ごろ。そこから歩いていくとちょっと始業時間ぎりぎりに、よっぽどゆっくり歩かない限りそうはならないかもしれないですけれど、気分的にちょっとぎりぎりな感じになると思わないでしょうかね。  ほかの31分、32分のバスと比べても20分離れていますし、もう少しこの市街地循環型のバス、融通を効かせた時間にならないものかお聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  コミュニティバスにつきましては、いろんなご要望をいただいております。今議員ご提案の件につきましても、今後検討していきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  どうかよろしく検討していただきたいと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。  行きたいところがすぐにわかるような案内表示や路線図を検討してはどうかという質問です。  バスの運行ルート図、これは縮小したコピーなんですけれど(資料を示す)、こういったものが配られておりますが、これは各路線を区別するために色分けされておりまして、カラフルでわかりやすくなっているとは思います。  ただ、エールを中心とした町部のあたり、ほぼ全てのバスが通るということもありまして、大変込み入っていてわかりにくいものとなっていると思います。  拡大図もついてはいるんですけれど、これも停留所の名前の回りをぐるっと色が輪を描くような虹のような形になっておりまして、これは若い人ならいいですけれど、お年寄りとかが見ますと、どの色があるか、ぱっと見ただけでは識別するのは難しいんじゃないでしょうか。  昨今では、高齢者による事故の増加を受けまして免許の返納の動きなども進んでおりますけれど、そういった車を手放してバスを使おうと思った高齢者の方がこの図を見てバスを活用できるかどうか、ちょっと疑問だと思います。  そこで提案なんですけれど、こうやってわざわざ拡大図をつくるぐらいなら、あえてこの部分、路線を図であらわさなくても言葉で書いてしまったらどうでしょうか。  例えるなら、泉ケ丘・児童館口、こちらのほうだと蓑輪ルート、栗山ルート、あと黄色、大日室山ルートですね、こうしたものをわざわざ3色の色でぐるっと囲むんじゃなくて、もうそちらのほうに行くルートはこの3つの名前、滑川郵便局のほうに行くのも北部循環だの、そういったふうに名前で、文字で書いたほうがすっきりわかりやすくなると思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  コミュニティバスの運行ルートにつきましては、ルート図と発車時刻を掲載した、今議員に見ていただいております滑川市コミュニティバス時刻表を毎年全世帯に配布し周知を図っているところであります。  また、利便性向上のため、全てのバス停にルート図を表示しております。  なお、滑川市コミュニティバス時刻表につきましては、運行ルートとバス停の位置だけでなく、目的地の参考となるよう、市役所、病院等の公共施設も掲載したものとなっております。  また、どこのルートがどこを通るかということについては、ルートごとのバス停表示もしておりますので、そういったものを見ていただければ、ルート別でどこを通るかというのもはっきりしているかと思います。  今後とも、市民からのご意見、アイデア等を可能な限り取り入れながら、利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  バス停に路線図が掲載されているというのは、うちの前にあります滑川会館前といったバス停の写真をちょっと撮ってきたんですけれど(資料を示す)、確かに路線系統図、全部載っております。載っておりますけれど、何かこれだと、全路線図が書いてあるので、このバス自体がどこのバスかちょっとわかりにくいという気もします。  それで、よそのやつはどういうふうになっているのかなとちょっと見比べてみたんですけれど、例えば魚津市さん、これはウチマエくん、入善ですかね(資料を示す)、何かこちらのほうが滑川のものに比べてすっきり見やすくなっていると思ったんです、実際見たときに。  それで、何が違うのかと思ったら、よそのやつって、その走っているルートだけ書いてあるんですよね。これだと巡回ルートだけ。こちらも、駅から停留所を通るルートだけが書いてあるんですよ。それに比べて滑川のものは全路線、このバスと全く関係のないところも全部書いてありまして、かえってごちゃごちゃして見にくくなっているような気がします。
     それで、あえてなんですけれど、関係のないルートを省いてしまってもいいんじゃないでしょうか。こうやって関係のないところを省けば、スペースもあきますし、字も大きくなって、お年寄りにも見やすく、わかりやすくなると思うんですけれど、いかがでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今の議員の提案も含めて、市民にわかりやすいような時刻表の表示に努めていきたいと考えております。 ○2番(角川真人君)  少しでもわかりやすくなるようにお願いいたします。  ちょっと余談なんですけれど、あと違うところを見比べてみますと、大体こういったバスの路線図ってどこも色分けされているんですよね。滑川のものは大体全部同じ色になっているんですけれど、ほかのところはこうやって、そのルートの色でわかりやすくしております。またそういったことも考慮していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは次に、空き家対策についてお聞きいたします。  まずはじめに、まちなか居住推進事業を市内の企業にアピールし、社宅として運用してもらうのはどうかという質問について行います。  私が暮らしている町の周辺では、最近では空き家だった家がどんどんと取り壊されて、空き地が増えてきております。その中には、見るからに古びた家もあったので、それも時代の流れなのかなとも思いますが、道沿いに並んでいた家が、まるでくしの歯が欠けるようになくなっていくというのは、ちょっと寂しくも思います。できるだけ町並みを保存するためにも活用していただきたいと考えております。  そこで、まちなかの空き家を活用するために行っているまちなか居住推進事業、この取り組みを、個人だけでなく企業に向けても行ってみてはどうかという提案です。  これは、まちなか以外に居住している方が対象となっておりますが、そうした方は大概、そのまちなかの実家から独立して、新しい住宅地に家を建てたという方が多いのではないかと思います。  また、その家で育って、独立して家を構えるというころには、まちなかの空き家は、とてもじゃないけど、もう使える状態で残っているとは思えません。少しでも古くなる前に、活用するためのアピールにならないでしょうか。  実際に一軒家を使って市外からの従業員が共同生活しているといった会社も見ますし、空き家を買い取って従業員の休憩スペース、あとは寮みたいな感じで使っているところも私の近所にもあります。検討してみてはいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  長瀬空家対策担当課長。 ○空家対策担当課長(長瀬 斉君)  お答えいたします。  まちなか居住推進事業につきましては、まちなかの定住人口の増加を図るため、まちなか区域以外に居住する方がまちなかに住宅を取得された方に補助を行うものであり、社宅については適用されません。  なお、滑川市で、居住を希望される方に対して滑川市空き家・空き地情報バンクを設置し、ホームページで紹介しております。個人と個人とのマッチングとなっておりますが、企業の方にも活用できるよう考えてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  個人と個人のために、社宅として使うことにはなっていないというのは、こちらも調べていて気づいてはおりましたが、できましたら、そういった方面にもなるべく補助ができるようにまた考えていただきたいと思います。  それでは次に、宿場回廊に昔の滑川の写真を展示するなど、今と昔を比べられるようにするのはどうかという質問に対して行います。  空き家対策と宿場回廊の写真と何の関係があるのかと言われるかもしれませんけれど、そのへんは話をおいおい聞いて判断していただきたいと思います。  滑川市は以前から、この宿場回廊を案内マップなどでアピールしております。案内の人と一緒に歩いておられる方も時々見かけますけれど、そうした案内や説明の看板だけで昔の雰囲気を感じるというのはちょっと難しいのではないでしょうか。やはりその土地の建物を見るというのも、その地域を知るいい手だてだと私は思います。  私は特にこれまで何とも思わずに、普通に地元で生活していたんですけれど、たまによそから来た人などが私のうちなどを見まして、何て細いうちなんだと驚いたのを、逆にこちらがそれを聞いて驚いた、そういったことがありました。  私の家は狭いところに密集して建てていた、俗に言うウナギの寝床のようなそんな家でして、そうした家はやっぱりよそから見ると結構珍しいのかなと逆に感心したぐらいでした。また、表の道に面したところに格子戸がはまっている家などを見て、感動している県外の人も見受けました。地元の当たり前がよそではそうではないとたまに聞くんですけれど、実感したときでもあります。  そこで、宿場回廊の途中にある、そうした昔ながらの風情を残した空き家、大分取り壊されて減りましたけれど、そうした家を少し直したりしまして、さらにその近隣の写真を展示しまして、その地域の資料館とまでは言わないですけれど、そうした資料を見ながら休憩できるようなスペースをつくるというのはいかがでしょうか。  この宿場回廊のコースの中には海沿いも多くて、昔の漁師町だったころの資料などが展示できれば、滑川の歴史にも深く触れることができると思います。昔からのそうした漁師町としての普通、こういったものをよそから来た人にも感じてもらうためにも、今のうちから壊れる前に直して見比べられるような、そんなふうに取り組みをやってみてはいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  長瀬空家対策担当課長。 ○空家対策担当課長(長瀬 斉君)  空き家は個人財産であることから、所有者から話があれば相談に乗ってまいりたいと考えております。また、その中で写真の展示などの意向があれば協力してまいりたいと考えております。  なお、空き家対策につきましては、居住及び店舗としての活用を第一に考えているところであります。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  今回のこの提案は、居住とかそういった話じゃないので、すぐにうんとは言えないのはわかっておりますけれど、実際に、私、議員になりまして、あちこちの観光地を視察で回らせていただきました。そうしたら、やっぱりこういった、古民家とは言わないけれど、昭和の風情を残した家を写真展示に使ったり観光の休憩所に使ったりといったところも幾つか見受けましたので、またこうしたこともこれから検討していただきたいと思います。  橋場、大町、あのあたりだと、まだ今でも蔵を残したような昔の風情を残した家が幾らか残っているんじゃないかと思います。完全に壊れてしまう前に、またそうしたことも検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは次に、空き家が多い地域に連動式火災報知機の補助をという質問について行います。  ことしは既に3件の火災が滑川市でも起きておりまして、残念なことに死者も出てしまっております。そのうちの1件は三穂町、私の町内のすぐ近くで起きておりましたが、たまたまその日、私は家をあけておりまして、次の日のニュースで知りました。  そんなことがすぐ近くで起こっていたことにも驚いたんですけれど、そのことをうちの家族も気づかなかったみたいで、やっぱり周囲に気づかれにくくなっているのが問題だなとそのときは思いました。私の住んでいる地域は、高齢化も進んでいるうえに空き家が増えております。  今回の三穂町の火事、たまたま周囲への被害はそれほど出ていなかったようなんですけれど、高齢者のひとり住まいの家での火事ということで、まず気づけるか、気づいたとしても、逃げるのも消火するのも難しかったのだろうなと想像しまして、またこれも、この地域、どこでそれが起きてもおかしくなかったんだなと、そういうこともまた感じました。  そこで、もし火事が発生した場合でも、最低限発見が遅れないようにするための火災報知機。今回のこの火事は、たまたま通りかかった人が煙に気づいて通報したということなんですけれど、この家は表の通りから離れていて、海沿い、本当にたまたま通りがかりが気づいたおかげで類焼がなかったんだろうなと思いますけれど、そうしたことを防ぐためにも、その火が出ている家だけでなく、周辺の何軒かをカバーできるタイプのものの購入の補助をできないものでしょうか。  どういったタイプのものがあるのかちょっと調べてみたんですけれど、連動式火災報知機、調べてみると、どうも100メートル範囲で感知して、何軒かでも対応して使えるものもあると。こうしたものをその地域の防火クラブなどで共同購入して、ご近所でまとめて電池交換、またメンテナンス、そういったことを行っているところも実際にあるそうです。  最近は、全国ニュースでも、空き家からの不審火というニュースをよく耳にするようになっております。防犯の意味という、そちらの方面からでも言えるんですけれど、こうした連動式火災報知機の普及の促進、または補助、どうお考えでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  お答えいたします。  住宅用火災警報器は、居住する住宅に設置が義務づけをされておりますが、空き家に対する設置義務はないため、補助は難しいというふうに考えます。  連動式火災警報器とは、1軒の住宅に設置されている複数の感知器のうち、1つの感知器が作動した場合、全ての感知器が連動して警報音を発するものを言います。  現在、先ほどおっしゃったように、複数の家で共用して同時に警報が鳴るということでしたが、現在、市販のもので、そういった応用的な使用形態はあると思いますが、複数の家を想定した連動式の火災警報器は販売をされていないというふうに理解をしております。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  私が調べた中にはあったんですけれどね。半径100メートルぐらいで幾つかの家で使えるといったもの、実際に購入できるようになっておったんですけれど、ちょっと値段のほうが、オープン価格となっていたので、個人で使うのか団体で使うのかよくわからないものだったんですけれど、またそういったものもありますので、調査研究のほう、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  松田消防署長。 ○消防署長(松田良昭君)  現在市販されております連動式火災警報器、親となるものが1つありまして、最大で15個の子機を設定できるというものが一般的です。  それは、先ほども言いましたように、1軒の中を想定しておりまして、隣との共用というのはできないことはないんですが、それにはまた別の問題が生じると思います。ですから、お互いの承諾もあるでしょうし、例えば共用した場合に、一遍に鳴ったら、どこのうちが火事だという疑問も出てくるでしょうし、いろいろなそういった面もありますので、できないことはないと思いますので、また検討をさせてください。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  あったんですけれどね。何番の家で火事ですとか、そういうふうに出るというのがちゃんと紹介されていたんですけれど、そうしたものもこちらは見たということでまた調べてみてください。よろしくお願いします。  では次、介護について質問を行いたいと思います。  介護予防・日常生活支援総合事業が今度4月から開始されるわけなんですけれど、サービスの質は維持できると考えているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  4月から開始する総合事業において、現行のサービスに相当するサービスについては、訪問型及び通所型のいずれのサービスも、指定事業者から国の基準に基づき提供されることから、サービスの質は現在と同等と考えております。  また、基準を緩和したサービスについては、資格要件などの人員基準を緩和するものでございますが、訪問型及び通所型のいずれも研修を受けた職員や有資格者によりサービスが提供されるものであることから、サービスの質は十分確保されるものと考えております。  総合事業では、利用者が持てる能力を生かし、より自立した生活が送れるように実施する事業であり、どのようなサービスを組み合わせるかが一層重要になるため、ケアマネジャーやサービス事業所の職員等による事例検討会を行うなど、質の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  今、人員の緩和とか言われましたけれど、こちらの総合事業のほうでは、やっぱり滑川市でもミニデイサービス、半日利用ですね。大体2時間から4時間ぐらい、入浴や食事、運動などを利用時間で行うと、そういったものもあると聞きますけれど、滑川でもそういったものを考えているといったところは聞いておりますか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  通所型のサービスの基準を緩和したサービスについては、今現在2カ所考えております。要支援の方のサービスということで、例えば入浴が自分でできる方については入浴のサービスの部分を省くとか、そういったことで基準を緩和するといったサービスを2カ所考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  こうした半日利用とかそういったことになりますと、通常、全員一遍に送迎するときは、これまでの職員数でもできたけれど、施設に残っている人をお世話しながら送るといった形とかになりまして、送迎に出ている分、職員が足りなくなって施設の中が手薄になる、そうしたことで職員の負担がまた増えて、人員の緩和どころではなくなるといった話を先行でやっているところから聞いているんですけれど、そうした心配というものはないのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  基準を緩和したサービス、今、総合事業で要支援者に導入していくということになりますが、本人の希望であるとか、あるいは状態によって、本人との話し合いの中で、ケアプランの中でサービスを選択していくということで、多くの部分については現行相当のサービスが使われるというふうに考えております。  また、今ほどご説明させていただきました基準を緩和したサービスについては、現行相当のサービスと併用といいますか、両方とも同じ事業所で同時にやるということではなくて、基準を緩和したサービスのみで実施されるということで、送迎に関しても特に支障はないと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  無理なく働けるようなら、それはそれでいいんですけれど、どうも新川のほうでやっている話を聞いておりますと、そうやって無理に半日デイサービスとかを頑張っているせいで、職員がもう本当に限界を迎えてしまって、また経営のほうにもやっぱり、これまでより単価が下がってしまうということで、これ以上は経営できないということで手を引いてしまっている事業所も幾つかあると聞きます。  滑川でもそういうふうにならないように、どうかこれからもしっかりと目を配って、無理のない介護ができるようによろしくお願いいたします。  それでは、訪問に関してもシルバーのほうへの委託を考えているという話も聞きましたけれど、そちらのほうも問題はないと思っておられるのか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  訪問型のサービスにつきましても、今おっしゃるとおり、シルバー人材センターのほうがサービスを提供していただけるというふうに進めております。研修も終えまして、準備については順調に進めているというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  シルバーだけ? あとは、これまでもやっていた事業所もあわせてやっていくんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  すみません、説明が足りなかったかもしれませんが、訪問型のサービスの現行相当のサービスについては、今現在ヘルパーサービスをやっておる事業所が引き続き実施されます。  シルバーについては、基準を緩和したサービスということで、従来、軽度生活援助といった、掃除であるとか買い物であるとか、そういったサービスを実施していただいておりますが、それを総合事業のほうに移し、拡充して実施するというものでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  これも新川のほうの実例でちょっと聞いたんですけれど、現行どおりのサービスはこれまでどおりの事業所で行って、それ以外、日常は別のところに委託するというふうにやっていると、同じサービスなのに何で値段が違うんだという話になって、値下げ競争になって、さっきも少しちらっと言いましたけれど、経営が厳しくなったといった話も聞いております。そのへんも、またしっかりと気をつけて見ていただきたいと思います。  それでは次の、おむつ購入費の助成を要介護2に拡充してほしいといった質問について行います。  滑川市では、在宅で介護を受けている要介護3以上の高齢者を対象に、おむつ購入費の助成を行っております。今回の予算では、おむつ購入費の助成、43万円の予算となっておりますが、28年度では68万円となっておりました。下がった理由を伺ってもよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  29年度の予算につきましては、平成27年度、28年度の実績を踏まえて予算を措置、計上させていただいたものでございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  そしたら、あまり思ったほど使われなかったから減らしたと、そういったことですね。使わなかったからといって、はじめから減らしてしまうのも少しもったいなく感じます。  それで、今回の提案なんですけれど、これまで要介護3までとしていたのを要介護2に広げることはできないでしょうか。  この要介護度というのも、その方の身体状態や認知症はどうかといったことなどの総合的な判断によるものでして、要介護度が幾らだったからといって、その人はみんな同じような状態ではないというのはご存じだと思います。  今回のこのおむつ購入補助も要介護3からとなっておりますが、私の知っている要介護3の方の中にも、片麻痺で車椅子を使っている方や、時々ふらつくけれど、しっかりとつえもなしで歩かれる方、中には、認知症で5分前に話していたことを忘れてしまうような方もおられれば、全くそういったことは心配なく、日常生活をほぼ自分でやっている、そんな方もおられます。  これは要介護2の方でも大体同じようなもので、私の実感として、あまり要介護2と3にそんな大差はないんですね。実際、介護現場の職員でも同じように感じているのではないでしょうか。  また、頑張ってリハビリなどをしまして介護度が改善する、そんな方もおられます。  これも私が施設で見てきた中ですけれど、脳梗塞で片麻痺だった方がおられまして、初めて会ったときは車椅子で移動しておられたような方が、リハビリを頑張られることでしっかりつえ歩行されて、握力もなくなっていた右手で字が書けるぐらいに回復された、そんな方もおられます。  ただ、そんなしっかり回復された方でも、やっぱり握力が戻っても、指先を使うのはまた別の話でありまして、排せつに関してはしっかりと介助させていただいておりました。介護度がよくなったからといって、もとの本当に健康だったころに戻る、そんなことはあり得ません。  例えばこういった方のように、要介護3で補助を受けておられた方が頑張って要介護2になった。そしたら、要介護3だったころはおむつ、紙パンツなどの補助をもらえていたのに、それが全く受けられなくなってしまった。せっかく頑張ったのに、もらえんようになったら損したなと、そんなふうに思うとは考えられないでしょうか、お聞きいたします。
    ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  現在、本市では、介護者の経済的負担の軽減と在宅福祉の推進を図ることを目的として、在宅で介護を受けている要介護3以上の高齢者及び重度障害者に対し、おむつなどの介護用品の購入費の一部を助成しております。  このうち要介護度3については、高齢者人口の増加に伴う要介護者の増加、または施設整備抑制に伴う在宅要介護者数の増加が見込まれたことにより、平成26年度において新たに拡充したところでございます。  要介護度3の方でこの制度を利用している割合は、単純に計算することはできませんが、平成27年度では、市の要介護3の認定者数238名に対し約80名、約3割の方が利用されている状況でございます。  要介護度2の方の利用割合はさらに減少し、利用される場合でも、使用枚数が少ないものと考えられ、公平性の観点などから、今のところ拡充の予定はございません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  私はたびたび議会で、トイレを直せとか、そんなことをよく取り上げてまいりましたけれども、排せつというのは本当に基本で大事なことだと私は考えております。  実際介護を受けておられる方でも、送迎などでその方の部屋に行きますと、大抵消臭剤が置いてあるんですね。本人も気にしますし、介護している家族が一番そのにおいを気にするんですよ。そうしたにおいに関する心配というのは、やっぱり小まめに取りかえることである程度は改善されます。なるべくなら拡充できるように、これからまた検討していただきたいと思います。  本当に排せつに関することは大事なんですよ。本人がおられなくなっても、その部屋に何年もにおいが残る、そういったこともあるので、本当に前向きに検討していただきたいと思いまして、これで質問を終わりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  1番青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まずは、きのうに引き続き、ほたるいか海上観光の中止についてです。  私も知人から、情報はかなりいただいております。市を含めて、漁協、観光協会、運航会社、4者とも納得したうえでの合意だったのか、また決断だったのか。また、そうでなければ、今後、ちょっと嫌な話なんですけれども、紛争問題にも発展しかねない問題だと思っております。  そこで、(1)ほたるいか海上観光の中止の理由が、プライバシーの問題として公表されていない。市側からの一方的な解約だと認識しているが、契約上問題はないか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  ご質問の契約の解約ということでございますが、現在、市観光協会と運航会社が締結している運航業務委託契約は3月末をもって満了するものであるということで、3月末までは維持管理業務の委託をしており、契約期間中に解約することはございません。そういううえで、契約上の問題はないと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  課長、1点確認なんですけれども、いわゆる船を動かすという契約はそうなんだと思うんですけど、船の貸与に関しての契約とか、それもクリアになっていますでしょうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  船の貸与につきましては、来年の3月末まで契約期間がございます。  今回、中止に至る経過の中で、一から運航体制について見直すという中で、ほたるいか海上観光の中止。  ただ、その中で、今後、引き続きもう一度、運航開始に向けた協議を進めていくということで、全てを中止しておるわけではございませんので、その可能性も含めて、今後ゼロからもう一度全ての関係者で協議していくということでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  これは非常に大問題だと思うんですね。運航会社は正直このまま終わってしまうかもしれないというので、貸与の契約だけが来年まで残っているという、そういう考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  貸与の契約が残るかどうかということについては、実際、運航契約を交わさないということになりますと、貸与契約の中では船の使用はできないという契約になっておりますので、そのへんも含めて、今後問題があるとすれば関係者間でまた調整していきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  どちらにしても、人間関係がかなり含まれておりますので、そのへんをかなりクリアにした状態で次に駒を進めていただきたいと思います。  次の質問にまいります。  さて、きょうは観光の黒字化に向けて、競争戦略とマーケティングについて11点質問をさせていただいておりますが、これからの10の質問はかなり強い結びつきで構成されていますので、そのあたり考慮していただきながら答弁をしていただきたいです。  平成29年予算の概要を拝見しますと、予算編成の基本方針で、一般財源総額は前年度0.7%を上回るものとされたものの、地方交付税は2.2%の減、臨時財政対策債は6.8%の増とされ、近年になく大変厳しい状況になったところであるという説明でありました。  また、そういった中でも、子ども第一主義と健康寿命延伸都市の二大スローガンを掲げ、選択と集中を推し進めている決意が見えます。私も大賛成でありますし、評価も十分できるものだと思っております。  ただし、私が市議会議員にさせていただきまして早くも3年が経過いたしました。少し厳しい言い方になりますが、この3年間で不足しているなと感じるのは、市の観光の企画とPRです。クルージングにしても990万円の赤字で補正を組んだり、タラソピアにしても介護特会から予算を入れたりとか、本来の観光から離れたりするわけです。また、今回のほたるいか海上観光の中止。クルージングも正直やりたいという、きのうの答弁でありましたが、どうなるかわからない状況を考えれば、当局もお話ししているように、ただただ進めるわけではなく、一度根本からもうかる仕組みを構築しなければなりません。  そこで、(2)滑川市の観光について毎年、観光遊覧船運航費とほたるいか観光施設管理委託費の予算がついている。市の税金を投入している以上、各事業については黒字を目指すべきだと思うが市の見解は。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  収益性を求める事業においては、いかに売り上げを増やし費用を抑えるかが重要であると認識しております。少しでも損失を減らし利益に転じられるよう、今後とも努めてまいりたいと考えております。  しかし、ほたるいかミュージアムは、観光資源の少ない本市において、市民の要望により建設した経緯もございまして、現在、重要な観光施設であることから、収益性だけで判断できないものとも考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  そこらへんなんですね。そこらへんが課長、いわゆる黒字ありきで最初の話を力強く答弁していただきたいんですが、もう一度、市の見解は黒字でというところなんですよね。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  当然、黒字を目指して営業するということは基本であると思っております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  それを聞いて安心しました。  当然、赤字では、税金をただただどぶに捨てることになります。将来的なことも考えれば、必ず黒字化にしていただきたいです。  ちょうど10年前、私が東京の本屋でビジネス書を担当していましたら、すごい売れ行きの本がありました。アレン・B・ボストロムと広瀬元義共著の「イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則」という本です。そこには、黒字経営を実現し、その継続をしていくためには、大きく3つのキーワードが必要と記載されております。1つ目はマーケティング、2つ目はプロダクション、そして3つ目がアカウンティングです。  マーケティングとは、お客様へ買ってもらえる仕組みづくりであります。  プロダクション、生産は、販売に始まる顧客との関係を通して、顧客と継続的にかかわる機能であり、商品が生産される全てのプロセスのことを言います。  アカウンティングは会計なので、一体幾ら資源を投下して、幾らで売って幾らもうかりますかということです。  また、数字がわからないということは、計器のない飛行機を操縦しているようなものだと記載されております。  これに、私なりに10年間、書籍を読みあさり、経営を実践して、改良してプラスした内容が、これから質問する(3)から(7)までのステップ、1つずつ深掘りしていきたいと思います。  まずはコンセプトからです。コンセプトとは、創造された作品や商品の全体に貫かれた骨格となる発想や観点。私はさらに行動を起こすにあたって、その正当性を主張するための道理、根拠である大義名分にも通ずるものだと思っております。全ての源泉がここから始まります。  (3)富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、タラソピア、パノラマレストラン光彩のコンセプトは。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  コンセプトにつきましては、ほたるいかミュージアムはホタルイカが発光する姿を日中でもごらんいただけることを目的としたものでございます。  また、観光客の皆様には、「ほたるいかのまち滑川」「深層水のまち滑川」を堪能していただくために、タラソピア、パノラマレストラン光彩もあわせて整備したところでございます。  富山湾岸クルージングについては、世界で最も美しい湾クラブに加盟した富山湾から望む雄大な立山連峰をはじめ、滑川市の扇状地を含む立山黒部ジオパークを堪能していただくために運航したものでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  コンセプトを聞きましたが、タラソピアはありましたかね。タラソピア、もう一度お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  タラソピアの部分は、「ほたるいかのまち滑川」「深層水のまち滑川」を堪能いただくために、タラソピアもあわせてほたるいかミュージアムに併設させていただいたということでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  失礼しました。  関連しますので、次の質問にまいります。  ターゲットとは標的、的のことを言います。また、販売など、対象、年齢、性別、所得、興味、価値観、職業、その他の特性により、一定の共通したニーズのあるものを定めるんですね。さらにターゲットは、私の経験上、ある1人の人を頭の中で選び、その人のためだけに徹底してサービスが届くように考えるのがみそです。  (4)富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、タラソピア、パノラマレストラン光彩の想定しているお客様像、またターゲット層はどうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えします。  富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、パノラマレストラン光彩の3つについては、家族連れや友人等の旅行を楽しまれる方や団体旅行客など、県民も含め、富山県内を訪れる多岐にわたる観光客を想定しているところでございます。  タラソピアについては、県内外における健康増進に意欲を持たれる方や、取り組んでみたいと考えておられる方を想定しております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  私がすごく思っていますのが、ほたるいかミュージアム、タラソピア、レストラン光彩に関して言いますと、家族、友人、かなり広いターゲット層なんですね。そこに私は非常に問題があると思っているんですけれども、なぜそこまで広くしているのか、全体を網羅すると特化にならないと思うんですけど、そこらへんはどうお考えでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  今、ウェーブ滑川のほうでは、こういうターゲットにしておるということでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  いろいろ言いたいんですが、ちょっと我慢して先に進みます。  さて、ここでサービス、商品の話です。どんなに飾っても、サービスや商品が圧倒的に差別化していなければ黒字には到底なりません。  そこで、(5)富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、タラソピア、パノラマレストラン光彩の商品は。また、最近行った新サービスや商品開発はあるか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  ほたるいかミュージアムでは、ダイオウグソクムシの常設など展示物の趣向を凝らすことで、ホタルイカシーズン以外においても観光客を呼び込むこととしております。  パノラマレストラン光彩では、蛍烏賊刺身御膳を新たに用意し、来年度以降においては、急速冷凍機を利用して通年での提供を目指すこととしております。  タラソピアでは、市民健康センターや地域包括支援センターと連携し、健康増進のための講座や教室を開催しております。  富山湾岸クルージングでは、通常2コースの運航だけでなく、タモリカップ観覧などの特別運航やサンセットクルージングなどを平成28年度においては実施したところであります。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  タラソピアのホームページを見ますと、いわゆるメインゾーンの海洋深層水のジャグジープールは、ジャグジーなど12種類のアイテムでゆっくり体をリフレッシュという、今ちょっとおっしゃったような、どちらかというと介護のニュアンスっぽいことで言われたんですけど、そこはちゃんと整合性はとれていますでしょうか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  当然、タラソピアについては、これまでも施設を使っていただいた方々と今ほど申し上げました健康増進の部分、これらを整合性を持ったうえでご利用いただいているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  さっきのコンセプトのところで、ぼやぼやっとなっていますよという話をさせていただいたんですけど、ターゲットもそうなんですけれども、そのときに例えばこういうところで見えるんですね。  光彩の冬のメニューというのを印刷して持ってきたんですけれども(資料を示す)、非常に努力されて一品一品つくられているんです。それは理解できるんですけれども、売りが全くわからないんです。そのへんはどうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  メニューについての売りがわからないということでございますが、またウェーブ滑川のほうにもお話をして、一度確認させていただいて、またわかりやすいメニューの作成にも、また伝えたいと思います。
    ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  そのへんも今話ししていますのであれですけれども、しっかり売りを明確化にしていただきたいと、そういった形に思います。  関連しますので、次の質問にまいります。  その商品を一体何個つくって何個売れば、固定費プラス目標利益を生み出すことができますか。  まず、固変分解が必要になります。固変分解とは、費用を固定費と変動費に分類する手続を言います。売上高から変動費を差し引いた利益を限界利益と言います。さらに直接固定費を引くと貢献利益になります。固変分解と貢献利益は管理会計の基本であります。まずここらへんができているか。  (6)富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、タラソピア、パノラマレストラン光彩の損益分岐点は計算できているか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  それぞれの施設の事業において、損益分岐点は計算していないところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  課長、計器のない飛行機になっております。もう一度わかる範囲でお願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  今ほど申し上げたのは、施設ごと、タラソピア、ミュージアム、レストラン光彩、この3つがウェーブ滑川の事業でございます。  確かに、今ほど議員がおっしゃった損益分岐点の算定方法、これは損益計算書のほうをもとに算出は可能でございます。  お答えしたのは、それぞれの施設ごとということであればしていないと。したがいまして、ウェーブ株式会社であれば、当然、損益計算書を見て算出はできます。  あと、富山湾岸クルージングについては、まだ決算が1年たっていないということもございますので、そういう意味で計算していないというふうにお答えしたところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  すごい残念な話なんですね。損益計算書が出ているならば、逆算したら出るんですよ。  ということは、会計に特化した人とかが正直少ないのか、そこまで言うとちょっとあれなんですけれども、私の感覚で言うと、商業簿記、いわゆる日商の2級ぐらい持っていれば、これ、CVPできますけれども、どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  確かに私も今、損益分岐点を調べまして、計算式も把握しておりますので、算定についてはできるかとは思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  次に行きます。  もちろん金額も大事ですが、一番大事なのは損益分岐点人数なんですね。今ちょっと金額が出ていなくてびっくりしたんですけれども、これが仮に年間5万人とはじき出されたとします。年間60日休みだと仮定すると305日の営業、1日当たり164名。この164名のお客様に来ていただくために広告媒体に載せ、反応率と来客数を高めるのが次のステップであります。  そこで、(7)富山湾岸クルージング、ほたるいかミュージアム、タラソピア、パノラマレストラン光彩の各事業のPRをお願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  PRにつきましては、チラシやポスターという従来からの広報だけでなく、インターネットによる発信方法など、時代の変化に対応したPRも重要視しており、今後もより多くの方に情報発信できるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  次の話にもなってくるんですけれども、今の会話だと、今までの普通の広報に載せてという話と全く変わらないんですね。  今なぜこういうふうな話で組んできているかというのは、後からサンプルも出すのでわかると思うんですけれども、もうちょっと深掘りして、PRまで、全く一連性がないんですよ、一貫していないんですね。  次の質問はものすごく大事ですので、さらに深掘りしてまいりたいと思いますが、(8)、(2)の黒字化から、今(6)までと書いてありますけれども、厳密に言うと(7)までですね。整合性を考えて事業にあたっているか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  (2)から(6)を踏まえて、顧客層を把握いたしまして、顧客ニーズに合わせたサービスや商品を提供することが新たな顧客を増やすことにつながるものと考えております。  また、これらの情報や商品を提供するための費用を抑えることも、収益性を高めることには必要であると考えております。  各事業を遂行するにあたっては、少しでも損失を減らし、利益を得られるように努めているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  例えば、先ほどコンセプト、湾岸クルージングとかもいろいろ話をしていただきました。  例えば幻想的な光を見せたいというようなコンセプトもミュージアムにあったんですけど、それを例えばどういったPRでつなげているか、どういった紙面に最後なっているか、そこまでは関与されていますか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  ほたるいかミュージアム、タラソピア、光彩、これは株式会社ウェーブ滑川に指定管理をして、株式会社ウェーブ滑川が主体的に運営する中で、こういう経営感覚を持ちながら実際に実施していただいておるものと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ウェーブに主体性を持たせながらというところもあるんですけれども、結局、会計を含めたら、いわゆる共同という形になってくると思うんですよね。  なので、次へ行きますけれども、きょうは細かくこれまで深掘りしてまいりました。コンセプトからターゲット層、差別化された商品、損益分岐点、お客様へのアプローチをお聞きいたしました。  私の大好きな、2011年ビジネス書大賞受賞「ストーリーとしての競争戦略」という本があります。著者の一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授楠木健さんはその中で、「ストーリーの一貫性」と「一見して非合理に見える」という点を強調されています。  「ストーリーの一貫性」は今話したとおりなので何となく理解できると思いますが、「一見して非合理に見える」とは、きょうの質問で言う(2)から(6)、または(7)までの一連の流れを整えてみた場合、ストーリーから切り離していろんなサービスを見てみると、競合他社、また競合市町村からは、非合理でやるべきではないことのように見えるもの。しかし、ストーリー全体の中に位置づければ、強力な合理性の源泉になります。いわゆる全体のストーリーから見て、つじつまが合っているかどうかというところを経営のキーポイントとしておっしゃっているんですね。  私の例えなんですけども、ディズニーランドの敷地内から近代的なホテルは見えないように設計されております。これは、ディズニーランドのコンセプトである魔法の王国にはふさわしくないため、故ウォルトはすごいこだわりでこれを守ったんですね。  もしディズニーのようなストーリーがなければ、遊ぶところとホテルを近くしたほうが合理的なんですね。それでも経営を黒字化して競争優位に立ちたいコンセプトがあるのであれば、しっかりとした戦略を立て、他社からまたは他の市町村から見て、一見して非合理に見える状態にしなければならない、そこまで考えなければならないと。理解していただけたでしょうか。  ほたるいかミュージアムの決算を見ますと、ここ5年間で4年間が赤字なんですね。これは委託事業費を入れまして、5年間だけでもう4億7,319万円投入しています。そろそろ稼げる施設に変えていかなければ、やる意味さえ問われてしまうのではないでしょうか。  説明したとおり、コンセプトからアプローチまでの整合性やストーリーなど、今の話も含めてもう一度お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  今、ほたるいかミュージアムのウェーブの決算の話もございましたが、ほたるいかミュージアム自体は、先ほども申し上げましたが、必ずしも収益性を求める施設ではないということもご説明させていただいておりますが、今後もまた各事業を遂行するにあたって、損失を減らしたり利益を得るように努めていきたいということで考えております。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今ほど市のいろんな観光事業に、本当にいろんな提言をいただきまして、ありがとうございました。  そういう中で、やはり市のいろんな事業というのは、市民の皆さん方のニーズにどう応えるか、あるいはまた滑川市をどう発信するかと、こういうような仕事であります。そこに、民間の皆さん方は利益ということでやられるわけでありまして、市がそこで利益を得るというのは、これは公共と民間の役割分担というのも当然あるだろうと思います。  そういう中で、特にほたるいかミュージアムとか関連のここのあたりは、滑川市の観光、それは「ほたるいかのまち滑川」「深層水のまち滑川」をどう全国に発信していくかと、そういうことでいろんな事業を市としてやっておるわけであります。  そういう事業の中では、当然、いろんな維持管理費、人件費等も含めた経費がかかるわけでありまして、そういう中でもちろん、これは黒字化を目指すのは当然でありますので、市民の皆さん方の税金をいつまでも投入していいというわけではありません。  ただ、そういう中でも、やはりこのバランスといいますか、どういう費用がかかって、だけど収入はどうするかと。もちろんそれはいろんな努力をして、今おっしゃったように、いろんな人に滑川市へ来ていただく、滑川市を堪能していただくという努力は常にしていかなきゃならないと、そういうことでございまして、特にクルージングの話も出ました。やっぱり運航には一定の経費がかかる。それをどういうような収入あるいは運賃体系にするか、あるいはこうしたときにお客さんが増えるだろうか減るだろうか、そういうようなことを考えて現在の運賃体系にして、残念ながら、1年目は大きく赤字になって、それを29年はどういうふうに、少しでも黒字化にできないかということで、経費の節減だとか、いろんな運航についてのことを考えていろいろ検討してきているわけでございます。  それから、ほたるいかミュージアム、タラソピア、その関連施設につきましても、これは十数年前からやっておりまして、そういう面では、やっぱり滑川市がホタルイカのまちとか深層水のまちという、そういうことを全国に発信した、大きな役割を果たしたと、そういうふうに思っておるわけでありまして、観光事業は、赤字でいいわけではありませんけれども、市としても、これからも皆さん方の提言をいただきながら、何とか黒字になるように努めていくのは当然だろうと思っています。  一面では、観光という面で発信したという、そういう成果もあると思っておりますので、そこはバランスを見ながら、今後ともまた頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  副市長から言われる内容は非常によくわかります。第2次、第3次の産業からを含めますと、観光としては、そこで単体でちょっと赤字っぽくなっても、いわゆるその波及効果があるだろうという答弁だったと思うんですね。  ただし、そもそも来場者数を増やすような努力を今言っているんですね。で、おのずと黒字になるという話なんで。  せっかく答弁いただいたので先へ進みますけれども、今までの話は、学者さんが考えたものをベースにして私が言っております。本当に使い物になるのかというものもありますので、考え方としてですよ、市の観光用にサンプルをつくってまいりました。ただ、これをやってほしいというわけではもちろんありません。こういった考え方で戦略を練らなければ万年赤字になりますよというふうな考え方です。もしあなたが滑川市の観光のトップだったらと仮定してごらんください。  まず、表題から出させていただきます(資料を示す)。  まずコンセプト、ここで気をつけなければならないのは、誰でもわかる大義名分ですね。先ほど話したとおりであります。私が考えていくのをずらずらずらっと、サンプルなので言っていきますね。これを私は「富山湾をほおばる!!」とします。  次はターゲット層です。ここで大事なことは、一人に選ばれないものは大勢に選ばれないということであります。コンセプトは富山湾をほおばるですので、やはり海に面していない県を選びます。頭で想像していただきたいと思います。  想定ターゲット層は、岐阜県飛騨市に住む37歳男性。妻・娘1人、母の4人暮らしです。仕事は乾燥野菜を製造している会社にお勤めで、趣味はアウトドアでキャンプ。ただ最近は、山のアクティブに飽きてきたので、連休には富山、石川へと遊びに出かける。娘が釣りをしたいと言うが、初心者なので教えられないのが悩み。ちなみに、飛騨市はこれから連携中枢都市圏でも滑川市と一緒になります。  次は、商品・サービスです。ここで重要なのは圧倒的差別化です。ミュージアムでは、ホタルイカの生態と発光を楽しんでいただいた後、沖漬けと釜揚げ、旬の幸を試食できるようなブースをつくって、そのまま物販に誘導していただきたいと思います。  レストラン光彩では、増し増し刺身セットもしくは満腹海鮮丼。  タラソピアでは、深海魚を見る水槽、また活魚の室内の釣り堀、その場でさばいてイートインできるような状態ですね。  クルージングでは、定置網や早月川扇状地などを見ていただいた後、船上朝どれ刺身を堪能。  ちなみに、何度も言いますが、コンセプトは「富山湾をほおばる」です。  さて次は、アカウンティングです。  話を簡単にするため、今ほどの商品を全てフルセット価格3,000円プラス物販1,500円として、1人当たりの平均売価を4,500円。変動費がフルセット材料1,500円、物販700円、貢献利益2,300円、今の固定費2億円に1,000万円の人件費増と広告費1,000万円をプラスして2億2,000万円、そうすると損益分岐点来客数は9万5,652人。  上場会社をベンチマークにしまして、売上高営業利益率10%を目指します。そこで希望売上高営業利益率を10%にしたときの達成分岐点は11万8,919人、これは貢献利益率と営業利益率を引いた金額に固定費で割り返してください。これで出ますので。  そうすると、売り上げは5億3,513万円、端数は切ります。変動費が2億6,162万円、貢献利益は2億7,351万円、固定費は2億2,000万円、営業利益は10%なので5,351万円と。  営業日数305日で考えると、1日当たり390人、売り上げは175万5,000円。これを大きく見るか少なく見るかは経営者の判断でございます。  ちなみに、北日本新聞さんの記事では、ひみ番屋街には毎年100万人以上が訪れていると書いてありました。氷見さんの12%の来客数で、営業利益率10%を期待できます。そして、何といっても、毎年9,000万を入れている市からの委託料が、これ、ゼロの計算です。  さて、会計の次は最後になります。  今言っていた人数を目指す、そのためのアプローチです。もちろん、これだけの業態変更ですから、メディアは間違いなく紙面や映像に取り上げてくれることでしょう。来客数も見込めます。  ただし、ここでのポイントは、忠実に先ほど説明した飛騨市37歳男性のターゲットにアプローチ、PRすることで、コンセプトまでのつじつまが合います。飛騨市2万4,274人、車での所要時間は1時間45分。高山市8万8,381人、2時間6分。下呂市3万3,034人、3時間7分に狙いを定め、向こうのシェアが多い「月刊さるぼぼ」に毎月28日から配布、5万6,000部発行に載せる。  また新聞は、中日新聞が向こうはシェア1位、岐阜新聞が2位、合わせて90%以上のシェアを持っている新聞会社に対して折り込みチラシを年4回以上入れる。チラシにホームページを見たらお得の商品などをつけて、メディアミックスをする。また、ターゲット設定が乾燥野菜の工場勤務なので、企業向けに社員旅行用のDMを送付。JR高山本線に電車の広告などなどが考えられます。  地域に浸透してきたら、今度は同じパターンで上信越道沿い、そこも海がないので、小諸市、東御市、上田市、長野県を攻めるのもいいのかなというふうに思っています。これはランチェスター戦略という方法なんですけれども。  そして、これを視覚化したものがこれです(資料を示す)。今だらだらだらっと言ったので、早かったので覚えているかどうかは別として、まずはロゴです。今回はピッカに活躍してもらいます。コンセプトは「富山湾をほおばる」ですね。  次が外観イメージですね(資料を示す)。上に大漁旗をどーんと出してもらいますね。  次に行きます(資料を示す)。ちょっと引きなので、ここにロゴを入れてもらって、見た目がもう全然違います。  次、行きます(資料を示す)。満腹海鮮丼の写真ですね。これはイメージです。  次、行きます(資料を示す)。物販に誘導するための試食、ホタルイカの沖漬けであります。  次、行きます(資料を示す)。船上で朝どれのイメージです。クルージングを乗りながら朝どれしたものをさばいて、そのまま食べてください。  次、行きます(資料を示す)。室内釣堀イメージであります。こんなイメージで深海魚のところのブースもつくってください。  損益分岐点、CVP分析であります(資料を示す)。固定費2億2,000万円、売上高の10%になると11万8,919人、こちらが損失が出る分、9万5,000人を超えるとこういった利益の形になりますよというところであります。  次、行きます(資料を示す)。飛騨市、滑川市は1時間45分とさっき言いましたけれども44分になっています。  次、行きます(資料を示す)。PRイメージであります。先ほどの本線と「月刊さるぼぼ」、中日新聞、岐阜新聞に載せていきますよという内容です。  どんなものを載せるかというと、キャンペーンの一例をつくってまいりました(資料を示す)。中核都市圏スペシャルパスポート券。4月1日から5月31日にはすごいですよという形で、こういった形でやっております。  これをやってほしいというわけではありません。こういった考え方ですということを言っております。  こういったコンセプトからターゲット層、商品サービス、会計、アプローチまでを一気貫通していないと、黒字化など、はっきり言って無理なんですね。  また、ちまたであふれるPDCAサイクル、計画、実行、評価、改善の4段階を繰り返すことを強調するコンサルタントはいるんですけれども、そもそも計画が練られていないと、実行して赤字になり、それを評価し改善を行っても、それは戦術ベースの話であって、戦略ベースで失敗している場合が大半でございます。
     海上観光も中止になりました。ピンチはチャンスです。ぜひこういった考え方を参考にしていただきまして、この3月、また4月の間中に、市の職員、観光課もつくりました。1つとは言わず、これ、私、2週間ぐらいでぱぱぱっとつくったので、各課から提案を受けてほしいと思うんですけれども、市長、どうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今ほどの提案、ありがたくもらいたいと思っています。  もとより、例えばほたるいかミュージアムができた。見せるものが何にもないということで始まったわけです。採算度外視だったと思います。黒字化なんて考えたことがあったのかと思います。  ウェーブ滑川についても同じだと思います。マーケティングについてのプロがいないと同時に、プロを雇わなかった、ここに原因があると私自身は思っています。  申しわけないんだけど、私自身、今まで仕事を転々としましたけど、赤字にしたところはありませんので、とってもじくじたる思いでこの責任者になっているわけです。  無条件で市長がトップにつかなきゃいけないと。はじめから嫌です。今でもウェーブ滑川の責任者でありたいと思っていません。  それにしても、今回の提案は、基礎から、一からやり直すべきご提案であったことを重く受けとめて、しっかり頑張ってまいりたいと。  それともう1つは、長いことこんなふうに聞かされていました。黒字化ということは出てきません。公共がやるものは黒字をあまり出すなと。だから、いろんな事業を市なり県でやっているわけですが、料金はあまり黒字が出ないようにみんな抑えられるというのが一般論である。根底にあるところの考え方だということもちょっと知っておいていただきたいと思います。  完全な民間の商業ベースで行く商売だったら、今青山君が言ったとおりでありますけれども、公共がやる事業のそういう制約みたいなものが暗黙にあるということがありますので、それらも考慮しながら見てやっていただきたいと、このように思っています。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  経緯など、ありがとうございました。すてきな提案を受けていただきたいと思います。  次の質問にまいります。  また新たな横文字が出てまいりました。IoTやビッグデータ、フィンテック、KPIなど、ありとあらゆるところから新しい頭文字とか造語が出てきます。  CLT―いわゆる木材を重ね合わせたやつなんですけど―ぐらい、一目であっ、これだとわかればいいんですけれども、今回は日本版DMOです。  (9)とやま観光推進機構負担金の日本版DMO活動負担金150万円の具体的な概要は。お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  日本版DMO、これはディスティネーション・マーケティング/マネジメント・オーガニゼーションの略でございますが、これは地域全体の観光マネジメントを一本化する調整機能を備えた法人、オーガニゼーションであるという略でございます。  富山県内の日本版DMOとしては、公益社団法人とやま観光推進機構がその役割を担っております。その活動の負担金を計上しているものでございます。  活動内容の負担金については、大きく3つの要素があります。  1つ目として、日本版DMOとしての活動事業費であり、とやま観光推進機構が戦略的な観光地域づくりのためのマーケティング等を実施するための事業費で、この部分の負担金が40万3,000円でございます。  2つ目は、観光資源重点磨き上げ事業費で、県内旅行者の満足度向上、消費増、宿泊者増を目的に、質の高い「富山の食」のブランドイメージの確立を目指し、当機構と協議、連携して事業を実施するもので、負担金は60万円でございます。  3つ目は、市町村タイアップ事業で、年2回、各8万部発行しております「大人の遊び、33の富山旅。」と、市町村と連携した観光地を満喫できる魅力的な体験プログラム「新旅行造成プログラム」の開発、PR費の負担金として50万円でございます。  日本版DMOの活動負担金については、昨年、県が地方再生計画として認定を受けた「「海のあるスイス」をめざすALL富山観光プロジェクト」の一環であり、事業費全体の2分の1については、地方創生推進交付金の対象となっておるものでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  これは、いろいろ観光庁のホームページ等々を見たら、まだおぼろげな感じで、結局、機構をつくって、県側が申請、登録するという形でよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  先ほど申しました公益社団法人とやま観光推進機構というのはもう設立されまして、現在ここが中心となって、県内の観光についての役割を持ったものになるということになります。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  ちなみに、滑川市は海上観光がなくなりましたけれども、何かこちらから発信していって、市の協議があるということなので、市の協議の話はどういった話で、こっちから何か訴えかけられるものってあるんでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  現在、150万円の中身で、先ほども申し上げましたが、これまでも「大人の遊び、33の富山旅。」、これについては、以前からやっておる部分の負担の金額ですし、実際、ここの2つ目に申し上げました富山の食のブランドイメージの確立という部分で、今現在検討しておるところでございます。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  わかりました。広域でという話なので、滑川のブランドのものに関しては、食に関しても、今のブランドイメージも、しっかりこれからも一生懸命PR、こちらがPRして向こうにPRしてもらうような形をとっていただきたいと思います。  次の質問にまいります。  (10)急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会運営事業等委託費で、きのう話がちょっと、谷川議員でしたっけ、出ておりましたので、500万円の概要はという話だったんですけれども、500万が固定費だということがよくわかりましたので、実際問題、プラス300万で800万ないと、これ、3年後赤字になりますよという、何かどこかでまた聞いた話なんですけれども、それに関して言うと、まず3トンで何匹分とかって計算されておりますでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  ホタルイカにつきましては、大体1キロで100匹から120匹の計算となります。時期によって大きさが違ってまいりますので、約10万匹から12万匹ということになるかと……すみません、30万匹です。失礼しました。30万匹から32万匹になると想定で……36万匹でした、すみません。36万匹と想定しておる。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  そこらへんの計算を、担当課長だと思いますので、しっかりしていただかないと、これ、割ったときに採算が合わない事業になるんですけれども、そこらへんどうでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  計算間違いしておりまして、申しわけありません。  今後、この急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会の中でしっかり運営協議いただきまして、その中で頑張っていきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  私、きのうの答弁を聞いていまして、ささっと計算したんですね。何匹というのは、1キロ単位がちょっと違うんですけど、私が聞いていたのは130匹という話を聞いていたので、3トンで39万匹になるんですね。売り上げ800万で、そのまま割っちゃうと1匹単位、歩減りなしで20.51円になります。  居酒屋さんとかの皿に出てくると、大体7匹ぐらいで出てきますので、1セット143円。ということは5万5,714食分。そうなると、PRとして今度考えなきゃいけないんですね。計算は計算で、これは持っていなきゃいけない知識なんですけども、そうじゃなくて、これをもとに、どれだけこちらが利益を、向こうをもうけさせられるぐらいの利益をつけて、向こうにもうかってもらうために幾らで売れますよというのを提案してあげていただきたいんですね。  今の状態では、そういったことまでは考えていないと思いますけれども、協議会でぜひ市側から提案していただきたいと思うんですけれども、どうぞ。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  きのう申し上げたとおり、協議会が立ち上がって、竣工式を終えたところでございまして、今後、協議会の中で、ご提案のあったそういうようなものも、ただまだ実際の運用方法であるとか幾つも課題がございますので、それらを調整したうえで、当然、市場調査等も必要になってくるかと思いますので、それらも含めて協議会のほうで協議いただいて、しっかり対応していきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  きょうはいろいろ流れを話しさせていただきましたけれども、きょうの課長の答弁、本当に申しわけございませんけども、ちょっと心もとないと思います。  そういったことも含めて、今後やっぱり、どうしたらこうなってこういうふうに売らなきゃいけないんだろうかということを突き詰めて、1つの事業事業にやっていっていただきたいんですね。それは課題として当局側は受けとめていただきたいと思います。  きょうは観光ですけれども、全ての基本構想も含めてかなりボリュームが、僕はちょっと少ないんじゃないかなというふうに正直思っておりますので、きょうみたいな流れをちょっと考えていただきまして、いろんなものを具現化していただきたいなという思いであります。  最後の質問にまいります。11番ですね。平成29年度の観光について、改めて意気込みを問います。  これは課長ですか、市長でしょうか。できれば市長でお願いします。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  大変心配をかけておる観光でございます。観光は、幅の広い観光をも含めて、それこそ一から出直すという感じで今進めていかなきゃいかんと、このように思っておるわけです。  クルージングは、去年から鳴り物入りで始まったのに、全て素人の準備不足、悪条件がみんな重なった結果だという反省を強くしておりまして、ことしはより綿密に頑張りたいと。  ところで、きょうは経営学をしっかりやってくれましたけども、地道な昔からの商売のやり方、例えばクルージングについても、県内の幼稚園から保育所、小学校、中学校、全部観光に回れと、冬のオフシーズンに回れと言っておりますが、なかなかそこまで行っていません。極めて地道な足し算の手法、掛け算じゃなくて、あらゆることで、ポスターを全部引っかけるというのがありますけども、一つ一つ足でもって稼ぐ、そういう商売も極めて大事でありまして、両面の方法でやっていかなきゃいかんという例えばの例を1つ申し上げて、頑張りたいと思います。  終わりです。 ○議長(中島 勲君)  青山幸生君。 ○1番(青山幸生君)  市長のおっしゃるように、昔の営業さんですごい方は靴底を見ればわかるという話も伺っておりますので、これからも頑張っていただきたいというふうに思っております。  最後になりますが、ちょっとくどいようですけれども、観光は赤字でよいという方もたまに今みたいな感じでいらっしゃるんですね。それを表向きではっきり言ってしまうと、これ、本当にどうしようもないことでありまして、私は市の税金を投入している以上、一生懸命やった結果が赤字になるなら仕方がないとは思います。ただ、最初から赤字ありきの議論は違うということをお伝えしまして、私の質問を終わります。  本日はありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時40分といたします。               午後0時36分休憩          ──────────────────────               午後1時40分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き本会議を再開いたします。          ──────────◇────────── ◎黙祷 ○議長(中島 勲君)  ただいまから、6年前のきょう、午後2時46分に発生しました東日本大震災で被災し、不幸にして犠牲となられました数多くの方々のご冥福を祈り、議会、理事者側並びに傍聴者ともども、謹んで哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思います。 ○議会事務局長(菅沼久乃)全員ご起立願います。黙祷。      〔全員起立。黙祷〕 ○議会事務局長(菅沼久乃)黙祷を終わります。ご着席願います。          ──────────◇────────── ○議長(中島 勲君)  それでは、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を再開いたします。  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今ほどの黙祷の中で、私もあのとき議場におりました。急に目まいがしたような気持ちで、その後の大惨事というのを想像できないままこの議場にいたことを覚えております。本当に議長ともどもご冥福をお祈りいたしたいと思います。  それでは、通告に従いまして、以下の質問を行います。  まずはじめに、観光についてでございます。  きのうからたくさんの皆さんが、このキラリンのほたるいか海上観光の運航中止について質問しておられますが、市民の皆さんは日を追うごとにがっかり感が増し、真相を教えてもらいたいとの声は私にも役所にも十分耳に入っていることと思います。  皆さんは、目玉であるホタルイカの海上観光がなくなったことへのわびしさを今痛感されており、今後の滑川市に少し寂しさを覚えるとお話をしておられます。  そこで、まず1番、キラリンの運航中止についてお伺いいたします。  アとしまして、キラリンの購入には、富山県からも補助が入っていますが、まだそのほかにどのような補助金が入っているのか。また、運航中止と補助金の取り扱いについてどのような問題があるのか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、ただいまのご質問に答えさせていただきたいと思います。  今ほども話がございました、昨日からこの3月市議会本会議で、観光船の中止のことについて本当に皆さん方にご心配をいただきました。そしてまた、発表以来、多くの市民の皆さん方に本当に悲しい、寂しい思いをさせたこと、あるいはまた、楽しみにしておられた皆様方にも大きくその期待に応えられなかった。あるいはまた、旅館等関係の皆さん方にも大変なご迷惑をおかけいたしました。改めておわびを申し上げたいと思います。  それで、このキラリンの購入の補助金でございますが、今ほどおっしゃいました、これは27年の8月に観光船を購入したものでございますけれども、ここには、今ほどおっしゃいましたけども、県の補助金、これはまちづくり総合支援事業補助金ということで、これが入っておりまして、金額は1,046万円の補助が入っております。  それから、これは補助ではございませんが、市と漁業会で積み立てております漁業振興資金、これも1,000万ここに入れたわけでございます。  それから、県の補助金の対象につきましては、観光船の購入と整備でございまして、そういう意味では、今後、この取り扱いがどういう問題があるかということでございますけれども、現在、購入して整備をしたもので、観光船も運航しておりますし、今回残念ながら中止ということになりましたが、今後も継続して再開、運航していきたいと、このように考えておりますので、その問題はないものと、そういうふうに考えております。  ただ、本当に議会の皆さん方はじめ市民の皆さん、そして県、あるいはまた漁業協同組合の皆さん、多くの皆さん方のご支援、ご理解で船を購入したわけでございますので、一日も早い再開に向けて、皆さん方の期待に応えられるよう頑張っていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  わかりました。
     それではイに移ります。  昨年12月議会に観光船の運航委託料の補正予算を議決しております。運航直前の中止表明は、議会のみならず、多くの市民の皆さんを少し裏切ったかなという思いでございます。運航直前の中止表明まで、運航会社や担当者から当局はどのような報告を受けていらっしゃったのかお聞きします。  報告も何も心配をしない担当者はいないでしょうが、いつごろからどんな内容か、教えてもらえますか。お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  昨年の12月補正につきましては、28年度の運航事業につきまして、どうしても不足が見込まれたということでございまして、皆さん方にお願いをして議決をいただいたところでございます。  そして、11月30日にクルージング事業が終わりまして、もちろんその前からも、この船は新しい船ということで、28年度から運航を開始したわけでございまして、いろんな問題がその都度出ております。  昨日からもいろいろ話もしておりますように、実際、どういうふうにほたるいか観光の場合は網につけるかとか、あるいは風の読み方、あるいは波の高さとか、いろんなことを、より安全性を保つためにどうするかとか、いろんな話をしながら1年間運航してきたわけでございますけれども、それで、経費が不足をしたということで、12月議会で議員の皆さん方にも本当にいろんなご提言等もいただきました。  それらを踏まえながら、29年の運航につきまして関係者と協議を始めたわけでございます。もちろん、それは経費をどうするかという話もございました。1年目は1,000万近い補正予算をいただきました。それらも含めながら、例えば運航経費をもう少し縮減できないかとか、あるいはもう少し、もちろんこれは収入も非常に重要でございまして、どうすればもっと収入が増えるだろうかと、そういうことももちろん検討したわけでございます。  そのほかにも、より安全性を高めたり、就航率がやはり少し悪かった。これはもちろん天候の関係もあって、一概に過去との比較はなかなか難しいんですけれども、そこのあたり、もっと就航率が高められないかとか、いろんな課題等があったわけでございまして、それをずっと関係者と協議をしてまいりました。  そういう中で、やはりどうしても折り合えなかったというか、いろんな段階でいろんな場面は、これは当然あるわけでございますけれども、そういう中で、私どもは、昨日も出ておりましたけども、当然、当初予算にも29年事業として計上しておりまして、ぜひこれは継続してやっていかなきゃならない滑川の本当の観光の柱だということで、一生懸命関係者と協議をしてきたわけでありますけれども、どうしても合意ができなかったと。  それで3月1日、これは例年3月1日がほたるいか観光の受け付けを開始している時期でございまして、この開始を超えて中止の判断ということはもっと混乱が広がるだろうと、そういう判断もございまして、何とか努力したけども、2月中にどうにもならないと、見通しがきかなくなったということで発表をしたということでございます。  そういう意味で、途中の経過はどうかということで、もちろん私自身も、担当者からいろんな話し合いの結果について説明も受けております。それから、私のところへも運航会社の方、あるいは漁業会の方、あるいは観光協会、皆さん方とも折に触れ、いろんな話、課題等も含めて話もさせていただいております。  そういう中で、私も何とかこれが継続できないかということで、いろいろ努力も重ねましたけれども、どうしてもうまくいかなかったということで、その点についてはまことに申しわけないと、そういうふうに思っております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  わかりました。  それではウでございます。  過去数十年にわたり継続された観光船が、例年どおり運航されることを前提に予約を受け付けてこられた旅館業などの皆さん、また市の情報提供が遅かったことに対する損害賠償請求など予測はしておられますか。また、関係者とのトラブル、トラブったからこのようなことになったわけですが、業者から訴えられるなど心配はございませんか。お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今回の中止を受けまして、旅館の皆さん方、飲食店の皆さん方、特に影響を受けられた方々だろうと思っております。本当にこの方々については、重ねて申しわけないと、そういうふうに思っております。  2月28日に観光協会の理事会で中止ということを発表させていただきました。その翌日に、旅館の皆さん方のところへ事情を説明に回ったわけでございます。  そういう中で、もちろん各旅館では、例年ずっとやっておられますので、仮予約という形でもしておられました。そういうことで事情もお話をして、その際、旅館の皆さん方には、本当にありがたいことに、少しでもいろんなことで、また滑川のほうへ来ていただきたいと、そういう話もしているんだと、そういうことも伺いまして、本当にありがたく思っておるわけでございます。  それから、市のほうでも問い合わせがあるわけでございまして、そういう中で、ほたるいかミュージアムで、例えば生きたホタルイカの展示をしたりとか、いろんなこともしておりますので、そういうことも紹介をしながら、ぜひ滑川のほうへおいでくださいという、そういうPRもしておるところでございます。  それから、関係者からトラブルという話もございました。先ほども青山議員のところで説明も申し上げましたが、運航の契約というのはことしの3月31日までということでございまして、これは海上観光とクルージング観光、それから維持管理、これが3点セットというのはあれなんですけど、3点になっておりまして、それで、3月31日までは維持管理ということできちっとしていただくということで、そういう契約になっておりまして、運航会社もそういうふうに現在しておるわけでございまして、そういう意味では、途中で契約を解除したとかそういうことはございませんので、契約に基づいてやっておるということでございます。  それで、この事業につきましては、中止ということで、もう一回、根本から見直しをすると、そういうことも運航会社の方にお伝えをしたところでございます。  先ほどもいろんなことを言われましたけど、この後どういう問題が出るか、それはわかりませんけれども、それは真摯に対応していきたいと、そのように考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ、次のエですが、この事柄の社会的影響を見れば、運航決定は事前に発表して、責任を持って運航するという私の質問は、運航計画はいつ決定しますかというのは昨日答弁いただいておりますので、これは割愛させていただきます。  オに入ります。安定的に運航された昨年度までと今年度の違いは何か、教えてください。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  27年度と28年度の違いというのは、一番大きな違いは船が変わったということで、船が変わることによって、網のつけ方とか、性能も規模も違いますので、いろんな面で運航の違いがあるわけでありまして、もちろん、ほたるいか観光の前には、何回も練習をしながらということでやったわけでありまして、船が一番違ったということで、それから天候も、毎年これは違うわけでありまして、28年度は27年度と比べると出航率が低かったということもございます。  これは天候もありますけども、ただ、私どもは、もうちょっと新しい船でも出航率を高める方法がないかとか、いろんなことを協議したり検討したりもしておるわけでございます。  それから、定員が、前の船は一応50人定員ということでございました。それから、新しいキラリンは40人定員と、そういうふうにしまして、定員が違うということでございます。  それから、26年度までは、ほたるいか観光の実施を4月3日とか4日、4月の最初ごろからやっておりましたけども、27年度に北陸新幹線が開業したということで、これはぜひ、春の富山湾の代表はほたるいか観光だと、開業に合わせてできないかということで、試験的に3月に前倒しをいたしました。  それで、3月、前倒ししてもできたんだから、28年度も前倒しというか本格的に3月もやろうということで、28年は3月20日からやったということで、そういう意味では、実施時期とか、あるいは定員とか、そういうのも27年度と28年度では違いがあったということであります。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。本当にそのとおりだなと思います。  ただ、私はお金についても随分違うんじゃないかと思っています。例えば、今ほど副市長さんもおっしゃいました平成27年は、お金は、決算的には570万、平成25年、26年、あるいは私が市会議員になった当初から予算は390万、平成26年までずーっと390万円で来ています。  決算としては、平成25年、26年は290万ということで、あのときは4月のはじめから5月の半ばぐらいまでですから、一月簡単にざっくりと145万円。この船を買った今年度は1,847万6,000円、また990万も合わせて2,837万6,000円。ざっくりと315万円。  もちろん、早朝に船を出して氷見から来てくださった、そのときも一生懸命だったと思います。あるいは、キラリンを買いました、整備費も要ります、何やらも要ります、何やらも要ります。そのときは氷見から船を連れてきてくださいましたが、今そこに船があるにもかかわらず、やはり金額的には多いなとまず思っています。  そこで、今ほど質問してきましたが、私が思っているのは、こういう状態になっても誰も得しない。みんなで損し合っています。そういうことを考えて、少し切りかえたらどうかなというのが私の提案です。  例えば漁師さんになった気分、漁師さんは朝早くから、雨の日も、それこそ雪の日も、もちろん炎天下も、毎日海へ出て漁をして、不漁の日もあれば豊漁の日もあると思います。だけども、それを一生懸命仕事としてやっていらっしゃいます。  じゃ、運航会社の社長の気分、誰も乗らんから、悪いけど、乗らんかった分補償してよって言ったらあたる。そしたら、漁業の皆さんは、何で一生懸命生活でやっておるのにと、同じ海を介した生き方としては随分差があったのかなという気がいたします。  そういうところで、先ほど副市長さんも、例えば氷見のそれまでの操縦士さんというんですか、運転手さんというがかね、ちょっとわかりませんが、船を持ってきて、きょうの風はこっち方向だからここまで着けていいとか、きっとプロだと思いますね。そういうことを考えたら、ここでひとつ、先ほど市長もピンチはチャンス、市長じゃなかったっけ、失礼いたしました、間違えましたが、大打撃を受けた滑川市ですから、もう大改革のつもりで、この船を漁業組合に全面貸与、そして、漁業組合にあげても、これは運転手さんも、いろんな問題もあると思います。渡してしまえば漁業組合さん、何とでもされると思いますが、かといって、運航会社も「さいなら」というわけにはいきませんので、運航会社を漁業組合の営業部門で配下に入ってもらう。  そしたら滑川市も、そして観光協会にお金を支払って、観光協会は漁業組合へお金を渡して、漁業組合は運航会社へお金を渡す。そしたら、みんなで手をつなぎ合える新しい事業ができませんか。  私が言いたいのは、誰かに心を痛めたら、その心、腐ります。本当に今、人の心を腐らしたらいけないので、そういう1つずつ我慢してもらう。特に漁業組合さんに関しては、そういう面倒なことを持ってこんでと思われるかもしれません。また逆にシーブライトネスさん、せっかく会社つくって、もう滑川の仕事全部しようと思っとったがにと思われるかもしれません。でも、そこにひとつ我慢してよという融和材を滑川市から提案したらいかがですか、お願いします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  運航経費につきましては、今おっしゃったように、氷見から「若潮」を借りてきたときは、ほたるいか観光の期間だけの経費でございました。  それから、昨年からやった市での観光船事業では、春のほたるいか観光、それは継続して、富山湾のクルージング事業ということで一応11月までやったわけでありまして、通年ではありませんけども、維持管理から含めれば通年になるわけでありますけれども、実際の運航のときに、例えば今ほどおっしゃいました船頭さんだとか、安全運航管理者だとか、あるいは甲板員だとか、そういう人が要るわけでありまして、そういう人たちがそのときだけ、きょう来てください、きょうは出ませんからいいです、そういうわけにはなかなかやっぱり経営形態としてはいかないので、そういう意味では、氷見から借りてきたときよりもいろんな経費はかかっていると、そういうふうに思っておるわけでございます。  今ほど提案いただきました。相手のあることでもありますので、ここでどうこうと言えませんけども、その提案につきましてはしっかりと受けとめさせていただきたいと、そういうふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私、ほたるいか海上観光、一日も早く、一日も早くと、きのうの答弁からずっと一日も早くというのを聞いておりました。今のまま平行線で、あんたとこどうする? あんたとこどうする? と言っても、一日も早い解決はないんじゃないかと。  3月31日に委託契約が終わるとすれば、もう既に次の段階のステップで交渉に入らなきゃいけないんじゃないかと思います。そのためにも、やはりそこはひとつ、それこそトップの皆さん、市長、副市長さんが何とか漁業組合さんに頭も下げ、シーブライトネスの皆さんに頭も下げ、観光協会の皆さん、テレビのニュースで会長が頭を下げておられましたが、もう一度、滑川市の顔を取り戻していただきたいと思っております。  市長さん、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ご提案をお受けしたいと思います。いろんな方が関係しておりますので、総合的に判断しながら、今のご趣旨についても真剣に取り組んでいければと思っています。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  一番最初にこの観光船、それこそきのうの中川議員の代表質問の中には、本当に長い長い長い歴史、一番最初は、漁師さんがこんなきれいなものを皆さんに見せてあげたいという思いから漁船を運航されたのではないかと思います。そういう意味では、やはりここは漁業協同組合の皆さんにおんぶに抱っこも含めましてお願いをして、この歴史に汚点を残さないように、4月からだったら間に合うでしょう? そういうことをもう一度頭に置いていただいて、ことしは中止という報道を出しました。折り合いがついたと言ってまた報道を出せばいいと思いますが、またそこのところを、私は素人考えではありますが、私だったらそうしたいという思いでいっぱいです。これはこれで終わります。よろしくお願いいたします。市長さんに特にお願いします。  それでは、もう一度この話に戻りますが、カです。このような重要な問題は庁内会議の議題に上がっていますかです。  ほかの方々は知られんで、担当やその部課長さんの皆さんだけ汗を絞っていてはだめじゃないかな。みんなで知恵を出さないと、お家の一大事なんですね。庁内の部課長さんには、それくらいのエネルギーであったり、心配事であったり、みんなかけ合うと言うたら変ですが、みんなでわかって、みんなでスクラムを組んで解決する、そういうスタイルもとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  確かに、この重要な課題というのは、当然、庁内会議に諮って、いろいろ方針等も含めて出していくべきだろうと、そういうふうに思っております。  ただ、今回の場合、本当に担当者も含めまして、何とかできないか。あるいは、いろんな交渉の経過を、庁内であっても広げることによっての影響等もございましたので、そういう意味ではそんなに広げなかったというのが実情でございまして、そういう意味では1つの反省材料もあるかと思っておりますけども、何とかしていきたいということで、いろいろ担当者も含めて協議をしてきておったというような状況でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  わかりました。  精神論であったり、見定めたい状況ってなかなか難しいものだと思っておりますが、ほかの部長さん、課長さんたちが、いやぁ、知らんがで、知らんがでと言われたらちょっと心配になりますので、これからよろしくお願いいたします。  それでは次です。今のままでいくと、ことしは一年だめかなという予想だけつきますね。そしたら、早い段階で、来年はいついつから出航するということも、あるいは先ほどから私が言っているのは、4月5日からの、あるいは3日からの、例年のような海上観光ができればいいと一番思っていますが、もしできなかったら、ほかの市町村が喜ばれるんじゃないかなという思いがあります。  これは、昨年の1月5日に中日新聞から出ています、「魚津観光船復活を検討」とか「滑川2隻目購入で拡充」とか、新聞の報道なんですけども(資料を示す)、昨年の夏前、ホタルイカ漁のテレビ放送が、そういう特番みたいので出ておりました。滑川かなと思っていたら水橋漁港でした。それくらいにみんな手を挙げて、うちもやっとる、うちもやっとる、うちもやっとると、これからどんどんとそういうものが広がっていったら、せっかくの滑川市で、それこそ群遊海面も有しているこのときですから、力いっぱい、これをもう少し心を込めて来年に向けた政策もしていただきたいと思いますが、いかがですか。来年もです。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  他市町村のことにつきましては特にここでコメントは、それぞれの市町村がそれぞれの事情でやられることであります。  ただ、滑川市は、きのうも話があったように、この海上観光、その前は陸上から見るとか、その前は、また明治から海上観光がありましたけども、本当に長い歴史の中で海上観光をやってきておりまして、それも、先ほど申し上げました。50人体制とか、その前では2隻体制でやったこともあります。  そういう意味では、富山湾のほたるいか海上観光をずっとリードしてきたと、そういう自負もあるわけでございまして、今回、こういう結果でまことに残念でありますけども、一日も早い再開ということも考えております。もちろん、それはこれからの努力次第のところもありますけれども、少なくとも、来年の話もされました。事前にきちっとそこのあたり、市民の皆さん方にお伝えをしながら、皆さんと一緒になってこのほたるいか観光を盛り上げていきたいと、そのように考えておるわけであります。  それから、例年のほたるいか観光協会の発表というのは、前の年の理事会でやっておったんですけども、船を買った後、やっぱり整備とか運航方法とかいろんなことが手間取りまして、それはまことに申しわけないんですけども、昨年も2月の終わりごろの理事会で発表ということになりました。  今後はそういうことのないように、前の年に何かこう、来年はこういうふうにやるぞと大きく打ち上げるような、そういうふうな方法を考えてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今、来年はこうしたいよという中に、ついでにというか私の質問の中の一部です。  今こそ、先ほども特別天然記念物ホタルイカ群遊海面という話をしましたが、これを前面に打ち出してほしいなと思っています。  それと、遊覧船では、昨年9月議会で提案しておりましたが、急速冷凍機も今買っていただきました。船内でのサービスの見直し、そしてキラリンの運航コースの見直し、それらをしっかりともう一度、来年に向けて見直していただいて、例えばキラリンの中で、あのとき、ホタルイカ丼を出してほしいとか話をしたと思います。そのときに課長はどういうものかわかりませんと言われましたが、ホタルイカをお刺身で食べると、お年寄りの皆さんは食べにくいんです。ですから、ちょっと食べづらいなという方にはホタルイカの天丼、あるいはホタルイカを含めた海鮮丼、これらをしっかりと、レストラン光彩さんの力をかりて、この遊覧船のあり方も予約を取りながらしてもらいたいなという思いがあります。  特に滑川市民が、「あんた、船に乗って食事してこようよ」という、こういう楽しい企画を滑川市で打ち出してください。市民が、誰か来られたら、「船に乗って食事に行こう」と言うくらいの大胆な政策をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  ピンチをチャンスに変えると、先ほどおっしゃいました。本当にこれからの滑川市のほたるいか観光、そしてクルージングをどういうふうに皆さん方にかわいがってもらうか、より多くの皆さん方に利用していただけるか、いろんなことをもちろん考えていかなければなりません。  それから、コースの話も出ました。あるいはまた、特別運航とか、あるいはナイトクルージングとか、去年もちょっとやったわけでありますけれども、そういう中で、船内で飲食をして、例えばホタルイカも含めて、どう味わっていただくかと、そういうことを総合的に考えながら、よりよいものにしてまいりたいと、より利用していただくためのサービス提供に努めていきたいと、このように考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当にせっかくですから、大胆で、奇抜で、すごいと言われるくらいまで、速攻でお願いします。机の上で一生懸命考えています、考えていますではちょっと寂しいですから、速攻でお願いしたいと思います。  その次、質問の(2)に入ります。キの質問、読みませんでした。ごめんなさい。  質問の(2)観光課の設置についてでございます。  観光課の設置、これは私も過去何回も、観光課を設置してほしいということをこの議場で話をしてきました。  観光の中心を担うべき観光課は必要だということを一生懸命言っておりましたが、2月28日に新聞報道で「滑川市観光課の新設」とか出ていましたね。そしたら私に電話をしてくださった方もおられまして、「開田さん、よかったね。観光課できたね」という話で電話が来ました。ところが、そのときオフレコ、委員会がありまして、口に出してはいけないということで、次の日の新聞、今度は「がっかりしたわ」という電話も入ってきました。  そこで質問をいたします。  観光の中心が不安定になっている中、新設する観光課はどの程度の人員配置を予定しているのですか。また、どのように取り組んでいかれるのか、お伺いたします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  観光課の設置につきましては、今までも議会の皆さん方から、ぜひ観光課を独立させればどうかと、そういう提言も過去に何回もいただいてきたわけでございます。  そういう中で、今この地方創生の中で、いかに滑川市を全国に発信するか。そういう意味では、1つのファクターとして、やはり観光、このホタルイカを含めた観光、あるいは富山湾、美しい湾クラブに加盟をしたこの富山湾をどう全国に発信していくか。それから、富山湾から見る立山連峰、ジオパークも含めた立山連峰をどう発信するかということで、そういう意味では、滑川にいろんな素材がたくさんあると。その素材を地方創生の観点、あるいはほかの市町村との差別化も含めてどう発信をしていくかということで、観光の役割というのは非常に大きいだろうと、そういうように考えまして、ことしというか29年から観光課を設置したいと、そういうふうに考えておるわけでございます。  そういう中で、今のほたるいか観光、それからクルージングのことももちろんメーンになりますけれども、今までのいろんな観光行政をもう一回、一から見直しをしようと。先ほど言いました。滑川のいろんな素材をどう発信していくか、そしてまたどう来ていただくか、そういうことを、観光協会等も含めながら一緒になって、市が観光行政の役割を担う先頭に立ってやっていこうと。  そういうことで今回の観光課の設置を決めたものでございまして、そこで人員につきましては、実は今、人事が真っ最中でございますので、今の段階でここに何人とかなかなか言えないので、全体のバランスも見ながら、ただ、経験を持ったり、あるいは適性を持つ者を観光課に配置していきたいと、そのように考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  わかりました。とにかく観光課ということは滑川市の観光の顔です。しっかりお願いしたいと思います。  それではイに移ります。  市の観光を振興するために、専門知識を持った人材が必要と考えるが、予算に計上されている人件費278万円はどのような業務を担う人材なのか、お伺いいたします。
    ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  メーンとして、やはりクルージングについてどうPRをしてお客さんに来ていただくかということを考えております。  28年度は、先ほど市長からも答弁がございましたけども、各学校とか幼稚園とか、富山県中のそういう方々にぜひ滑川に来て船に乗っていただきたいとか、学校の遠足等もございますので、やはりそういうことをPRしていかなきゃ、本当は28年度もやりたかったんですけど、なかなかそれは現実にできなかったということもございます。  それから、秋の行楽期には、各老人クラブの皆さん方がいろんなところへ旅行に行っておられます。そういう方々も、ぜひ滑川の船に乗って富山湾から見る立山連峰を堪能していただきたいと。そういうことも含めて、特にこのPR活動に重点的についていただきたいと、そういうことで雇用しようとする経費でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、人件費278万円は少な過ぎるんじゃないかなという思いです。例えば、新卒者の給料でも、法定福利費を入れると不足です。本当に役に立ってもらえる人が入ってくださるなら、この給料では受けてもらえないでしょう。税金を使ってその業務を預けるのです。滑川市の役に立てる人かどうか。今から募集されるんですか、お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  予算は新年度予算でございまして、実は商工水産課のほうに3月から来ていただいております。それは別の経費でございますので、新年度はその方に継続して勤めていただきたいと、そのように思っております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  すみません、無知でした。  じゃ、もう1つ、何といってもマンパワーです。人が人を呼んできます。笑顔がよくて人に好かれる人、そして効果が上がれば。お金ではありませんので、人ですので、ホタルイカのような顔をした、きらきら光る人をぜひ期待したいと思います。答弁は要りません。  では、次の質問に入ります。(3)です。  急速冷凍機の質問も以前に、こういうのを買いましょう、滑川市に来たらいつでもホタルイカが食べられる、そういうことで急速冷凍機の質問も以前させていただきました。私としては、町の顔になり得る大切な事業だと思っております。  ただ、先日の新聞を見る限り、「オール滑川で通年供給」「官民で協議会設立」というこの新聞を読んで、あれっと思って、伺いたいと思います。  そこで、アといたしまして、市と市内の水産業、飲食業などの関係者でつくる急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会への参加者は、きのうの答弁でいただきましたが、1つだけ、飲食業3名という答弁がありました。どんなお店の人が入っていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  昨日、ホタルイカを提供する関係者として、飲食店経営者3名とお答えいたしております。  飲食店につきましては、飲食店組合の代表者と、かっぽう料理店の経営者と、もう1軒はお酒を出す店の経営者ということで夜の関係と、それで3名の飲食店ということでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  それでは、この協議会の中には光彩さんとか、一番お店で出したい人、旅館業さんとか、この皆さんは入っていらっしゃらないんですか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  構成メンバーの飲食店につきましては、全ての飲食店さんにまず声をかけさせてはいただきました。その中で、人数が3名の委員としての申し込みがあったと。その中で光彩も当然話はさせていただいておりますが、まず全てのところに。  それからあと、旅館のほうでございますが、飲食店の関係の中には、当然、かっぽう料理であるとか、旅館もそういう関係で含めております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは、今(3)の急速冷凍機のお話をしておりますが、イに移ります。  機器を漁港近くではなく、農村研修センターに設置した理由は何ですか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  先ほどの宿泊業者でございますが、1名委員の中に入っております。申しわけありませんでした。  機器を農村研修センターにしたということにつきましては、設置場所については、既存の建物を利用して財政的負担を抑えることを選定条件といたしておりまして、空きスペースがあった農村研修センターにおいての整備をしたところでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  農村研修センター、私、プロトンはどういうものになって、どういう附属品があるのか見たいと思って、3月7日に行きました。鍵が閉まっております。そこで、いつあくんですかと言ったら、お願いせんにゃ見られないようなことでしたが、海のものを「農業」とつくそういうところへ持っていったら、イメージがダウンしませんか。  私が一番思っているのは、ホタルイカは深層水と並んで、深層水でさっと洗ってきちっと急速冷凍する。そしたら深層水もあわせてPRできるし、ホタルイカの新鮮味もそこで出てくると思いますが、空いていたから海のものというのはちょっと残念ですが、いかがですか、課長、もう一度答弁お願いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  議員おっしゃるとおり、当然、漁港周辺であれば一番よかったのかなという思いはありますが、まず交付金を活用する中で、また設置させていただく中で、今現在、空きスペースがあった、まずここでさせていただいたということでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今こういうことを言っていいのかわかりませんが、2月の終わりで、滑川市で唯一のかまぼこ屋さんもなくなってしまいました。あの滑川蒲鉾には、多分深層水、こうやって蛇口をひねったら出てくるんじゃないかと思うんですね。そういうことを考えたら、あの場所を借りて、滑川市のこの急速冷凍の一番のいい活用法だと思います。  あそこでお金を使って設置してしまいましたが、この後、急いで海へ持ってきて、この春からこれを活用したいわけですから、損して得取れです。お金はかかります。でも、それこそ損して得取れで、得があればいいと思いませんか。いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  先ほども申しましたが、交付金事業を活用した事業でありますので、早急な移設というのは今は難しい状況にございます。現状の場所でまず実施させていただいて、ホタルイカブランドの確立を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは次のウです。  協議会は、ブランド確立に向け、今後どのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  まず、市内飲食店で流通していただきまして、訪れる観光客がシーズン以外であっても旬の味わいのホタルイカを食すことができて、「ホタルイカのまち滑川」のブランドイメージを強固なものにすることを目標といたしております。  その実現に向けては、関係者との協議や協力が不可欠となってくることから、今後、ホタルイカの安定した供給や提供の仕方、運営方法などについて、協議会の中でご意見を伺い、着実に進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、このブランド確立に対して、こういう資料の中から、地域ブランド開発、やるべきこと、やってはいけないことというのをいただきました(資料を示す)。  その中に、やってはいけないこと、1、画一的な商品性の選択。例えば、ジュースとかジャムとかそういうものはやったらだめですよと書いてあります。  やってはいけないこと、次、2、自分たちの都合の現材料調達、これもだめですよと書いてあります。  やってはいけないこと、3つ目、加工技術への過信、新技術を導入すれば売れると勘違いしてしまうということがあるのです。新たな冷凍技術といった高額の製造設備を導入するものの、結局、冷凍は冷凍と言われて、市場では値がつかず、設備投資損となったりしますと書いてあります。  私は何をしてもらいたいかというと、本当にこのプロトンを活用、活躍してもらいたいんです。  例えば今の状態で、また持ってきました(資料を示す)。このプロトンを、このような包装設備とか、あわせて機械を導入しましたか、お伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  現在の設備については、プロトンの冷凍庫、そしてそれを保管する冷凍庫、これは3トンの容量になります。  そのほかに真空パック、今議員さんお見せいただいた真空パックの機械であるとか、あとは当然、作業用のテーブルであるとか、そういうようなもの、そのほかにも、鮮度を保つために保冷庫をリースするとか、そういうものも含めて整備をしております。  今後またそれらを着実に実施するために、委員さんの中には、専門家も含めて、経営面の専門家、そして加工の専門家、そういう方たちのご意見を伺いなから確実に進めてまいりたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  だんだん時間がなくなって焦っておりますが、例えばレストランとか、あるいはホタルイカを提供する業者さん、この皆さんからはどういうふうな形でホタルイカを供給してもらいたいとか、そういう意見は伺っておられますか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  第1回の設立の際にいろんなご意見を伺いました。今後、その伺ったご意見をもとに、また第2回目以降の協議会の中でしっかりと協議していただきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  滑川市へ行ったら、いつでもホタルイカが食べられて、お店に行ったら、冷凍ならいつでも買える。ホタルイカの10匹パック、お刺身なら15匹パック、そういう意味で、どういう形ででもホタルイカが買えるよ、そういう滑川市のまちだよというのは、そういう市民の皆さんの消費販売活性化組織みたいなものが自然発生的にできればいいと思っています。  それくらいに、市民の皆さんが、いつでもお魚屋さんへ行ったら買えたわ、あるいはほたるいかミュージアムへ行ったら、9月にホタルイカ刺身の御膳が出たわ、そういうことを考えると、要望に合わせた形をお願いしたいと思います。これは要望で結構です。それこそ、この後、協議会でという話になると思いますので、私にすれば、みんなで力を合わせて、滑川市にそういう組織が自然発生的にというのが自分たちの力でできたらいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まちづくりについてに移ります。  サイクリング道路についてでございます。これは、この後、4月のサイクリングコースについてだと思いますが、ア、サイクリング道路について全体計画はありますか、お伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  市内のサイクリング道路としましては、県で整備された富山湾岸サイクリングコースがあります。コースは、三ケから笠木方面までは、海岸線沿いに整備された県道富山朝日自転車道線を通り、その後、少し内陸部を走る県道富山魚津線を抜けるコースとなっております。  しかしながら、現在のルートは海岸線を通る区間が少ないことから、県では荒俣や高塚地内の海岸線に整備されている堤防の水たたきを通り、滑川漁港内を通り抜け、道の駅ウェーブパークなめりかわに至る新たなルート計画が検討されているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  それではイです。今後の整備の見通しはどうですか、です。  滑川市の海沿いをずっと全部網羅できるのか、整備されるのか、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  今後の整備予定につきましては、今ほど申しましたウェーブパークなめりかわまでのルートが正式に決まれば、平成29年度から転落防護柵やナビゲーターラインの設置など、サイクリングコースとしての整備が実施されることとなっております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ウでございますが、現在、整備途中ではございますが、三ケのあそこのほうを通りましたら、水色の破線だけになりました。  私、それこそ無知で、急いで建設課へ電話いたしましたら、サイクリング道路の区切り線ということで聞きましたが、ここに、こういう自転車のマークをつけたらいかがですかって(資料を示す)、ここに自転車のマークが書いてあるんですね。富山って書いてあります。富山県中ずっと網羅した自転車道路ですので、このサイクリング道路に車の運転手さんの注意喚起も含めて、ドライバーさんにも伝えられると思います。  自転車があったらここに自転車が通っているかもしれんと思って、ドライバーも気をつけると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  お答えいたします。  水色の破線ラインにつきましては、今ほど議員さんおっしゃったとおり、富山湾岸サイクリングコースのルート案内として外側線の内側に設置されているものでありますが、市民の皆様からも何の表示かといった問い合わせもあり、ドライバーも含め第三者の方もわかりやすいよう、議員ご提案の自転車マークの設置など、対策を県に働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ぜひ課長のほうから富山県のほうへ伝えていただきまして、富山県中にサイクリングマークがついたらうれしいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは(2)です。  平成28年度に計上された観光客誘致事業費の中の看板の予算、昨年1,000万と聞いておりましたが、議決されております。しかし、今議会では繰越明許費に上がっております。  私は、看板については、平成24年、25年3月議会において、「ようこそホタルイカのまち滑川へ」という看板をつくってくださいということを言っておりました。夜でも見えるように電飾看板にしてほしいということも言っておりました。  しばらくして部長のほうから、一緒に車に乗って、ここはだめ、ここは遠いね、ここは低いね、ここも近過ぎだねということで、いろいろ滑川市を見て回っておりましたが、昨年の4月には、あっ、どこか設置するところが決まったのかなという思いでうれしく見ておりました。  そこで、この看板の設置、現在どこまで進んでいるのか経過を伺いたいと思います。お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  北陸新幹線から見える看板の設置の場所やデザインなど、まちの魅力UPプロジェクトチームで検討してきたところでございます。  昨年の11月に結果報告を受けまして、その結果を踏まえて、12月末には実際に新幹線に乗車いたしまして、黒部宇奈月温泉駅から富山駅を往復して、改めて見え方の確認を行ったところでございます。  設置場所については、大掛地内及び有金地内の2カ所としております。ただ、両予定地とも早月川、上市川の河川に近い場所でありまして、看板の設置が可能かどうか県土木センターに確認を行っていること、また、どのような形状が適しているか検討している段階でありまして、調整に時間を要すると判断したことから、来年度へ予算を繰り越すこととしたところでございます。  以上でございます。
    ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に魚津から出て早月に新幹線が入った途端、富山湾一望で、何とも言えないきれいな景色です。ですから、大掛地内にも、有金と言われたらやったと思ったりして、そういうこともいろいろ考えたんですよ。今まで聞いたことがありませんでしたので、本当にいろいろ滑川市が自分たちで輝けるような、そういうものを一緒に考えていただきたいと思います。  それ、電飾になりますか、どうですか、そこもあわせてお伺いします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  議員さんご提案の電飾でございますが、現在のところ、予算的にも厳しいものでございますし、またいろんな問題等もございますので、現在のところ電飾については考えておりません。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  夜に富山へ入る人、たくさんいらっしゃいますので、電気代ぐらい各地区で出してくださいと言ってください。それくらいにエネルギーを持って、滑川市は自分たちで輝かなきゃ、そういう意味で、いろいろなことを、さっきホタルイカのところでも感じておりましたが、ちょっとまたもとへ戻ります。ホタルイカの話をしてしまいますが、富山湾の宝石、シロエビ、すごくマッチングですよね。ところが、私、富山湾のダイヤモンドはホタルイカじゃないかと思っております。いろんな意味で、自分たちで勝手に物を大切にして、光り合わんにゃいかんがじゃないかと思っておりますので、電飾、もう一回いかがでしょうか、課長。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  また今後考えさせていただきたいと思います。広告物になりますので、そのへんの規定も踏まえましてまた考えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  これは本当にお願いしておきたいことの一つです。  最後でございます。  今定例会の予算説明の福祉の中で、障害者福祉給付費や老人のための福祉のまち推進費はどれも一本化していると説明がありました。  お金の出どころも、そしてまた利用する市民の皆さんのサービスも、福祉券として一本にできるかどうかお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  高齢者福祉利用券や障がい者福祉利用券などについては、高齢者や障害者の外出機会の確保や衛生保持に資することなど、それぞれの目的のために、財政負担を考慮しつつ、その一部または全部を助成しているものでございます。  これらの券の共通化を図るには、交付枚数や助成額の設定が難しいことから、来年度も高齢者と障害者を区分して利用目的ごとの券を交付することとしております。  しかしながら、来年度は、かねてからの利用先の拡大の要望を受けて、タラソピアを対象施設に加えるとともに、高齢者については、高齢者福祉利用券にかえて「のる my car」の利用券を選択できるように見直したところであり、今後も市民の皆様に利用していただける福祉券となるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  課長、うれしいです。まずタラソピアへそれを持っていけるということもうれしいですし、また入浴できない女性の方、いっぱいいらっしゃいます。その皆さんが「のる my car」で買い物に行きたいということも、これもある種の一本化のスタートだとすれば本当にうれしいと思っております。  この優しいサービスが、滑川市にも心のサービスを含めて浸透していければいいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  3番竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  今回、私が質問する大きな4項目に対しましては、昨日あるいは本日と、それぞれの議員さんの方々が、たくさん重複した点、ございます。  いよいよ出しがらになってしまいましたけども、見方、視点を変えて、また同様な質問かもしれませんけども、お答えいただきますよう、よろしくお願いいたします。  まずはじめに、観光振興についてであります。  本市の観光のかなめでありました、ほたるいか海上観光並びに湾岸クルージングの中止の知らせに、市民の皆様の落胆の様子、そして、なりわいとして経済効果を期待していた方々には気の毒としか言いようのない事態となったことは、残念どころの話ではないというふうに思っております。  先月27日の定例議員協議会におきまして、平成29年度組織機構再編案が提出をされました。その中の一つに観光課の設置があったわけであります。なぜ今のタイミングなのか理解に苦しむのと、この翌日には観光協会の理事会において、本市の観光のかなめでもあるほたるいか海上観光が中止をしました。  後に戻れない状況と観光行政に対する不信感とイメージダウンが高まる中、あえて新しく観光課を設置する意味、理由があるのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  それではお答えいたします。  観光課の設置につきましては、これまでも幾度となく議会からも提案があったところであります。これまでは、商業、工業、水産業、観光業など、各業務を担当する職員が同じ課にいることのメリットを生かし、それぞれが連携を図り、実効性の高い執行体制の確保に努めてまいりました。  しかしながら、立山黒部ジオパークの認定や富山湾の世界で最も美しい湾クラブへの加盟など、これまで以上に地域の観光資源の有効活用が求められていることから、市民や観光諸団体と連携しながら、地域が一丸となって観光振興を総合的に推進していくことが重要となっております。  そのため、その役割を担う観光に特化した新たな部署を設置するものであり、今シーズンのほたるいか海上観光の実施の有無にかかわらず計画していたものでございますが、今回、混乱を招いたことも踏まえながら、さらに行政が主体性を持って取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  今ほどのご説明、ありがとうございました。  このときの資料の中で、観光課の設置目的を見させていただきました。これには、「世界的にも貴重なホタルイカを主としながら、早月川扇状地や東福寺野ジオサイト、滑川の海から眺める剱岳など、地域の誇りとなる資源の活用や、ほたるいか海上観光、富山湾岸クルージング及び市民総参加型のふるさと龍宮まつり等、本市独自の観光を総合的に推進する体制を整備するために、産業民生部内に「観光課」を設置するもの」というふうに書いてあります。  さて、この中のほたるいか海上観光と富山湾岸クルージングの事業については、事業も予算については2,000万以上使う理由が現在なくなったわけであります。  そして、営業の専門員の配置とする、積極的なPRを行うための営業活動に係る人件費として、このたび278万円の予算が計上されています。ある意味、ほたるいか海上観光あるいはクルージングのこういった事業についてのPR、営業については、やるのであれば理解はできるのでありますが、これらが次年度、営業できるかどうかもわからない状況にあって、果たして1つの課として独立する理由が見つかりません。  先ほど、今までは商工水産課内でということでありましたが、じゃ、逆に、そこの中でできなかった、間に合わなかったから新たに新しい課をつくるのかどうなのか、改めて聞かせていただきます。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  観光課につきましては、これまでの観光業務を専門的に行う部署として設置するものでありまして、例えば富山湾岸クルージング、これらの乗船客の誘致に向けて、もちろんPRもやっていきますし、総合的に滑川市の観光を強化して進めていくために設置するものであります。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  来年度の観光の目玉であった海上観光あるいはクルージングということで、それがなくなった現在進行形ということでありますから、それらの対応も含めてしっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思っておりますので、次の質問に移らせていただきます。  例年、ほたるいか海上観光シーズンにおいては、滑川市内のホテルや旅館、あるいは飲食店のほか、さまざまな業種で観光客のにぎわいによる経済効果があったわけであります。  ことしは観光船の運航中止で各業種の損失はどれくらいのものと試算するのかお尋ねをいたしますが、これについては、昨日の一般質問においても、経済的損失についての見積もりという質問がございました。金銭的な損失についての金額的なものについては計算していないということでありましたが、いろんな業種が絡んでいるということをどこまで把握して、経済的損失についての波及がどこまであるというふうに把握しているのか、お聞きをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  各業種の損失については、今ほど議員言われましたとおり、試算はしていないということで、その波及をしている業種ということでございますが、まず宿泊業のホテル、旅館、そして飲食店、そして観光客が来られた際に利用されるタクシー業、それからホタルイカの加工業、魚屋さん、それからお土産屋さんなど、多岐にわたるものと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  次の質問に関連しておりますので、次の質問に移らせていただきますが、特に市内のホテル、旅館など宿泊施設においては、観光客の宿泊数の激減が予想されます。例年稼ぎどきと期待していた繁忙期が、いわばなくなってしまうわけであります。  そこで、市として何かしらの対応を考えているのかをお尋ねいたしますが、先ほどは観光船の中止によるごめんなさい行脚はしたというふうに伺いましたが、何かしらの対応ということで、これ以外で何か思っていらっしゃるのか伺います。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  市内の宿泊施設では、ほたるいか海上観光の中止に伴って、仮予約をキャンセルされた方に対して、少しでも滑川へ来ていただけるような対応をされておるとのことでございました。  そんな中で、市としてできることとして、従来、海上観光の際に実施していた欠航時と同様の対応、ライブシアターでホタルイカの発光を見るであるとか、ホタルイカのボイルを提供するとか、そういうような対応が可能かどうかまた検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  今ほどは、昨年同様の欠航時における対応と同等なものを検討したいということでありました。  私もやっぱり、市外、県外から楽しみにしてこのほたるいか海上観光に乗船されるお客様に対しては、乗っていただければ、それはそれでよろしいんですけども、例年ですと、悪天候で出航できなかった場合の対応ということで、早朝からほたるいかミュージアムをあけて中で見てもらうなど、いろんな対応をしておりました。  それらの対応ができることであれば、もしかしたら旅館業を営む皆さんにとっては、観光客の皆様を呼ぶ一つのきっかけとして商売につなげていただければという思いでもおりますけども、せっかくですから、例えば早朝にできるのであれば、一緒に漁港周辺で市場のほうを見ていただくとか、そういったこともツアーの一つに組み込んでいただけるような配慮もひとつしていただきたいなというふうに思っております。  個々に観光客との信頼関係を構築してこられた業者の皆さん、あるいは旅行業者との信頼関係がなくなるおそれも今現在はありますので、かなりダメージにつながる大変な事柄だというふうに思っています。観光客の呼び込みについて、あるいは対応については、行政として最大限努力していただきたいというふうに思っております。  次の質問に移らせていただきます。  きのうもきょうもこのような話が出ましたが、このほたるいか海上観光、富山湾岸クルージングの中止についてでございます。  関係者との調整がつかなかったことを理由に挙げていますけども、なぜオフシーズン中、約3カ月の間にさまざまな課題を解決できなかったのか。そして再開できる可能性はあるのかをお尋ねいたします。若干重複しますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  昨年の運航実績における問題点や課題を踏まえて、新年度における運航について、関係者においてぎりぎりまで協議を重ねてきたところでございまして、最終的に調整がつかなかったことから、中止の決断をしたということでございます。  ほたるいか海上観光は、本市の魅力を全国に発信できる貴重な観光であることから、早急に再開することが最大の責務であると考えております。  そこで、観光遊覧船運航事業全般について根本から見直しすることが一番必要なことであると考え、これまで取り組んできた観光事業の問題点と課題をいま一度しっかり整理し、一日も早く確実に再開するため、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。  そして、これまで実施してきた事業でございますので、問題の解決にあたれば再開できるということで、しっかり調整しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  私もこの観光船事業については、前回の12月定例会においても、約990万円の損失を補填で何とか次年度への事業継続へと道筋をつけたはずであったというふうに思います。  見方を変えれば、約1,000万が今回おとましくて、けちったばっかりに、その何十倍もの経済効果を逃がしたというふうに解釈せざるを得ません。  きのうも、再開に向けての可能性についてはそれぞれの議員さんが伺って、答弁はいただいております。あえて深くは聞きませんけども、責任の所在についてもいまだはっきりしないまま、そもそも関係者との調整がつかなかったのは、予算、お金の問題であったのか、はたまた感情的な問題であったのか、単純にお伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  端的にということでございますが、お金の問題というのは、きのうからの答弁にもありますが、当然そういう面もございます。それから、意見の違いがあったという中でのことで、それらトータルして最終的に調整がつかなかったということでございます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  きのうも、4者会談ができていないと、一緒の机の上でやっていないというお話も伺いました。  それぞれの立場立場での言い分はそれぞれあると思います。それらをまとめて調整するのが私は市の担当課であったろうというふうに思っていますので、これ、このまま来年度は観光課をつくられるということであります。考え方も取り組み方も再考していただいて、一日でも早くというのは皆さん全てだと思いますけども、この業者それぞれ、4者間の意思疎通もしっかりとっていただきながら、相手は観光客を含めて第三者でございますから、一回来たらまた来たくなるリピーターとなっていただけるような取り組み、そして宿泊客を増やして市内の業者が潤う、そんな流れになっていただきますように取り組みをお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  今ほどは観光船の運航中止で悲観的になり、後ろばかりを振り向いていても仕方がありませんので、がらっと視点を変えて、新たな観光客誘致の取り組みについてお話をさせていただきたいと思います。  今後、さらなる観光客の誘致、交流人口の拡大を目指すために、道の駅の再編を含めた、例えば今現在、ほたるいかミュージアム周辺が道の駅となっておりますが、これを漁港周辺に設置も視野に入れた海の駅の新設、あるいはみのわ温泉を拠点とした山の駅の設置、今までの道の駅を高速道有磯海サービスエリア内に拡張、拡充する起爆剤として、スマートインターチェンジ化や次世代エネルギーとしての期待をされております水素ステーションの設置など、企業誘致にも関係する取り組みが必要であるというふうに考えておりますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、ただいまのスマートインター化、水素ステーションの設置などの取り組みということに答弁をさせていただきます。  全国的にもスマートインターが増えてきている中、滑川インターと魚津インターの中間にある有磯海サービスエリアのスマートインター化につきましては、地元の方や近隣の企業―当地区は大きな企業が集積しておる地区でございます―の利便性が向上するというふうに考えております。しかしながら、滑川インターや魚津インターに距離的に近いことが懸念されるところでございます。  ちなみに、大きな企業は、日本カーバイド工業株式会社をはじめ7社ぐらいあるということでございます。スマートインターができることによって企業誘致のための条件が整うものと考えられ、また、有磯海サービスエリアの利用が増えれば観光客や交流人口の増加が見込まれます。  加えて、水素ステーションを設置することで、その利用者についても増加するものと考えられます。  スマートインターや水素ステーションの設置につきましては、財源の問題やFCV、いわゆる燃料電池自動車の普及の問題などがあり、今回は貴重な提案として承り、今後、所管省庁等の意向、財源など含めて研究してまいりたいと考えております。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  ありがとうございました。  質問の中に道の駅、山の駅、海の駅ということでありましたが、これについての答弁はないのでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  道の駅の再編を含めた海の駅、山の駅の設置につきましては、現段階ではそういった構想はちょっと考えておりません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  予算も相応のものがかかりますし、いろんな障害があるというふうに認識をいたしました。  ただ、先ほどのサービスエリアの利便性ということにつきましては、一般のお客様が往来しやすいように、毎年、ことしも商工会議所さんからの要望にもあるように、裏の引き込み道路の新設をかねてより要望してまいりました。現在も、ナシのつぶてであります。猫の額ほどの面積の引き込み道路であります。予算がないということ、もう聞き飽きましたね。
     それじゃということで、今ほど一大プロジェクトを模索していくことも検討事項として取り組んでいかなければならないということで、このスマートインターチェンジ化と水素ステーションの設置という提案をさせていただいたわけであります。  これらにつきましては、今現在、観光問題・交通アクセス等検討特別委員会においても調査研究を進めていくところでもございますので、改めてまた進めていけたらなというふうに思っております。  それでは、大きな2番目の質問に移ります。子どもたちの学力・体力の向上についてであります。  これまでも、土曜授業モデル事業については、本当に子どもたちの学力の向上につながっているのかという疑問を持たざるを得ない時間の使い方と、各学校の采配で行っているゆえに、取り組む授業内容もいろいろであります。当然、先生方のモチベーションというと、年々下がる一方であると認識をしております。  私自身、小学校、中学校に通う子どものいる親として、以前より、いろいろな提案あるいは不備、改善点等を訴えてまいりました。しかしながら、抜本的な改善もなく、トップダウンの塊の事業にしか見受けられません。  昨年も3月及び9月定例議会において、この土曜授業についての質問を幾つかさせていただきました。今後も、この土曜授業のあり方を検討あるいは改善すべきことは、改めて訴えていきたいというふうに思っています。  昨日も、何人もの議員の皆様方から同様の質問が投げかけられたわけであります。帰ってくる答弁はいつもと同じでありますので、昨日、上田市長のほうからは、この事業が軌道に乗れば強いというふうに言われましたけども、今現在の取り組みのままでありますと、軌道に乗るか不安でなりません。軌道というレールはあるかもしれませんけども、現在は枕木のない状態であって、レールの幅も高さもばらばらであるという認識を持たざるを得ないということであります。  さて、1つ目の質問であります。  今年度も、昨年と同様の土曜授業に対するアンケートをとられました。このアンケート結果をどう分析しているのか、きのうと同じ答弁になるかと思いますが、お尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  本年度の12月に、児童・生徒と保護者を対象にアンケートを実施したところであります。  アンケートの結果としましては、昨日の質問で教育長が答えたものと重複いたしますが、土曜日、小学校の下学年、下学年というのは1、2、3年生でございますが、土曜日の特色ある授業が楽しかった、それから、平日の授業を減らしたことでしっかり勉強ができた等の回答が多くありました。  保護者の回答としては、土曜授業のあった日は規則正しい生活ができた、学校の行事に参加しやすいという回答がありました。  次に、土曜授業の内容についてですが、小学生は、専門家の人から運動や音楽、書道や料理など技術を教えてもらう学習を望んでいる児童が多い。  それから次に、わからないところを復習したり、発展的な学習をしたりすることを望む児童も多いことがわかりました。  中学生ですが、やはり専門家の人から技術を教えてもらう学習、講演会で話を聞いたり、コンサートで音楽を聞いたりする学習を望む生徒が多く、その次に、わからないところを復習したり発展的な学習をする希望が多いことがわかりました。  学校としては、土曜日に実施した授業において、児童・生徒の学習、態度は良好であったとする学校が多く、さらに、平日の授業時数を減じた日の放課後の活用について、多くの学校が、面接や学習指導、職員会議、職員研修などを行いやすくなったとも回答しております。  また、児童・生徒が土曜授業のあった日にもスポーツ少年団や部活動があり、月曜日に疲労感のある児童・生徒が見受けられるといった教員の意見もありました。  勤務の振りかえについては、昨年度に比べてとりやすくなったと回答する教員が小学校で43%、中学校で46%でしたが、全体的にとりにくいと答える教員が約55%あったというようなことがわかっております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  ありがとうございます。  私も、昨年のアンケート結果、そしてことしのアンケート結果を見比べてみました。設問に対する回答はほとんど前年と変わっていないというふうに判断をしております。  ただ、気になるのが、今後、土曜授業で学習したいことは何ですかという問いに対しまして、小学生の児童については、専門家による学習がしたいという回答が一番多いと。中学生の生徒については、突出して希望するものはある意味伺うことはできませんでしたが、専門家による学習を選んだ生徒が若干多いというふうに判断をしております。  ただ、反面、保護者の回答については、復習発展や教科を学習させたいと、いわゆる通常授業をさせたいというものが多くて、子どもたち、生徒のリクエストと保護者のリクエストとが合致しているかというと、少しかけ離れているなという感じはいたします。  また、アンケートの最後の注釈欄については、昨年度のアンケートでは、児童・生徒の発達の段階を踏まえて、教科の学習と特色ある学習とのバランスやその内容を考えていく必要があると。  そして、ことしの場合は、児童・生徒の興味、関心、保護者の願い等も考慮して、子どもの発達の段階に合わせて、教科の学習と特色ある学習をバランスよく計画していくことが大切であると書いてありました。  どちらも書いてある中身は一緒であります。ということは、昨年もその前も何にも変わっていないということが私は判断できるというふうに思っております。  関連しておりますので、次の質問に移りますけども…… ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  土曜授業は私の言い出しっぺから始めておりますことを先に申し上げておきます。  きのうからも話がありますように、一日の授業数が6時間目までというのは、子どもの負担が大きいだろう、先生も負担が大きいだろうと。一日の中での負担の大きい部分を平均化して、土曜日、吸収させて、学力の向上のためのそういうシフトをするということが目的で申し上げたわけです。  ところが、今、アンケート問題ばっかりに何か話が行っていることが私としてはちょっと不満なんですよ。学力が上がることを期待してやったわけです。子どもたちも先生方もお互いの負担を少なくする。上島課長が言っているように、子どもとの時間も生み出す。そういうことが中心であって、希望する授業は何かということばかりに集中しますと、生きる力をつけようとしている義務教育の基本的なものを真ん中にベースに置かないと、これは土曜授業をやった意味がないわけです。  でありますから、きのう申し上げたことは何かというと、基礎学力が上がったという証明が今後なされるだろうと。と同時に、今、外国語講師ももちろん、科学の時間なども求めていますけども、その中にありましても、基礎学力だけは真ん中から外してはいけない、そういうことであります。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  まだまだアンケートに限らず私は評価をさせていただきますので、続けてやらせていただきます。  アンケートを踏まえてでもありますけども、次年度の土曜授業の実施については、既に日程は決定をされております。昨年から改善された授業内容あるいは対応はあるのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  日程について、各校から意見を聞き調整をいたしました。昨年は小学校と中学校の実施日を同じにしておりましたが、次年度は中学校からの要望で、1月の実施日を小学校と違う日に設定したところでございます。  それから、内容については、児童・生徒の希望する特色ある授業、保護者が希望する教科の学習、復習問題等をバランスよく実施することが必要であると考えています。  もう1つ、次年度から、新教科「科学の時間」が実施される予定です。小学校3年生以上で週に1時間の実施の予定ですが、観察・実験を重視し、体験的な活動を取り入れるという学習になりますので、平日の科学の時間を土曜日に移して、まとめて行うこともできると思っております。そのように、子どもたちの体験的な活動の確保に土曜授業をつなげていきたいと考えています。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  通年ですと、通常授業を土曜日に移すということで、昨年も3対7の確率といいますか分散をしてやられたと。それに基づいて来年度も行いたいということでありますが、この授業に取り組み出して3年がたちました。教育委員会は、先生方あるいは先生方が児童・生徒と向き合う時間が増えたというふうに言っておられますが、果たして学校の先生方が生徒としっかり向き合っているのかという疑問の前に、私は、これらの問題については、先生方と教育委員会とがしっかり向き合わなければならないことだろうというふうに思っていますが、昨日、教育長のほうからは、教員についてはアンケートから意見をいただいておるということでありました。  実際に顔と顔を合わせて話し合いと改善等についての場は設けられているのか、議論したのか、再度お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  さまざまな場で、先生方、それから管理職の先生方と話をする機会がありますので、また、組合の場でも土曜授業の話は出ております。やはり市教委から校長先生方によく話をし、校長先生方から先生方にわかってもらえるようにしていくということがまず第一であろうと。  きのうも教育長からありましたが、春には小教研、中教研の総会がありますので、その場では教員全員にお話をする時間がありますので、その場でも土曜授業について話をしていきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  わかりました。  先生方の負担が増えたからいろいろ陳情なりが出てくるわけでありますので、ゆとりが生まれたのであれば誰も何も文句は言わないというふうに思っています。現場の声もしっかり聞いていただいて、最善の取り組みをしていただければというふうに思っています。  関連して次に行きます。  何らかの理由で公欠扱いを含めて欠席した児童・生徒についての実態の把握、そしてその対応はどうなのか伺いますが、前々回の9月の定例会においては、平成26年度と27年度についての実態を答弁として伺いました。  本年度においては、この事業についてはもう既に事業過程が終了しておりますので、平成28年度についても含めた検証をお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  本年度、終わっておりますので、出席、欠席、出ております。土曜日の授業の欠席状況については、教育委員会として把握しております。  公欠についてですが、平成26年度は0.4%でした。27年度が1.1%、今年度、28年度は1.2%でございました。  病気以外の欠席、事故欠については、平成26年度が1.3%、平成27年度が2.1%、今年度、平成28年度は1.8%でございました。  事故欠については、昨年からわずかであるが減っております。保護者も3年目を迎え、家庭での予定を土曜授業に合わせて調節することになれてきたのではないかと考えられます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  数字的なものでありますので、これらについては公欠という扱いがどこまで対応できるか、あるいは、このパーセンテージについてもそのほかの行事等で左右されますので、改めてまた検証していただければというふうに思います。  次の質問に移ります。  この事業は、土曜授業モデル事業としてスタートいたしました。そのはずが、いつの間にか最近では、「土曜学習推進モデル事業」や「土曜授業推進事業」など、名称がすり変わっているような気がいたします。なぜですか、お願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  平成26年度からやっておりますこの土曜事業なんですが、実施の趣旨はあくまで土曜授業としてやってきております。  事業名が土曜学習となっているのは、国や県の土曜学習モデル事業推進事業を活用したためでございます。この土曜学習モデル事業推進事業では、土曜学習推進事業と土曜授業研究事業の2つがあり、滑川市の土曜事業は、この2つのうちの土曜授業研究事業として3年間、研究開発をしてきたということでございます。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  県の補助等々での名称が違うということでありました。  少なからず、この土曜授業については、保護者の皆さんは、普通授業で対応する土曜授業と、いわゆる自由参加で参加する土曜学習の違いを知らないわけでありまして、ただ何月何日土曜日が学校ですよと言えば、親は子どもを学校へと送り出すわけでありまして、それらを考えると、保護者の皆さんには改めてこの事業内容については丁寧に説明していただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  保護者にとって土曜授業が教育課程でやる事業のこと、土曜学習が自由参加で外部講師がやる任意な学習であるというようなことなど、そういうことは校長会等で伝えまして、きのうも言いましたが、4月、PTA総会がありますので、各学校のPTA総会で土曜授業についても話をしていただきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、2番目の質問に移らせていただきます。学校部活動についてであります。  子どもたちの勉強以外の活動の場として学校部活動がありますが、今後、運動部、文化部ともに、生徒のニーズ等を把握して、統廃合についてはどう考えているのか、検討していくのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  本市内の両中学校においては、既存の運動部、文化部の中から、部活動紹介や見学、体験入部を経て、本人の希望により入部することとなっております。  市内の中学校では、部員が少ない状態でも活動を続けている部もあります。生徒の希望により部を存続させるということはありますが、生徒の希望により部を統廃合するということは現在行われておりません。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  部の統廃合については考えていないということでありますけども、関連していますので次の質問に移ります。  今まさに人口減少ということが社会問題化とされ、さまざまな形で影響が出始めております。  この学校部活動について考えますと、将来的に生徒数が増えない中で、今後、部員の確保、あるいは団体スポーツの競技であればチームとして活動ができなくなり、1つの学校単位では部の維持ができなくなるおそれ、時代が来るというふうに考えます。  簡単に言えば、日々の練習は何とかできますが、チームとして部員が足りなくて試合に出られない等、実際に深刻な問題が発生する可能性があります。市内には中学校が2校で、現在はそれぞれの学校単位のチームとして活動をしておりますが、今後、市で1つの部活動種目といった統合を考えていくのか、見解をお聞きします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  これまで、市内の中学校の団体スポーツ競技において、試合の規定人数に達しないという部はありました。しかし、中学校体育連盟の規定により、複数校合同チームを編成し、地区大会に出場した実績があります。  この規定では、単独チームの編成が困難な2校によるチーム編成で、同一郡市内での編成が原則ですが、合同チーム編成可能な学校が同一郡市にない場合、隣接する郡市の学校と編成が認められています。  現状の制度では、単独での活動が可能であれば、市内の2校で1つの部活動種目とすることは考えておりません。  また、運動部活動だけではなく、クラブチームでの活動や、部活動にない種目を各種競技団体の活動として取り組む生徒もおります。  市としては、生徒たちが希望する活動が行えるように、学校、地域、各競技団体と連携をとりながら環境を整えていきたいと思っております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  今ほどの答えですと、合同チームは今のところ考えていないということでありましたけども、今後、切迫した場合には、2つの中学校で1つの部活動という考え方のもと、各種試合に出られるチームとしての可能性はあるのかお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君)  中体連の規定で、各学校に人数が少なくても、その学校に部として存続し、試合に出るときにその部2つが一緒になって合同のチームをつくって大会には出られると。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  理解させていただきました。そんなことにならないような取り組みも必要ですし、もしなった場合の取り組みもひとつ考えていただきたいなというふうに思っています。  それでは、大きな3番目の質問に移ります。  コミュニティバス事業についてでありますが、このたび、地域公共交通網形成計画を策定するということであります。  まず、抜本的な見直しを図るというふうにありますが、どのように考えているのかお伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。
     今回策定予定の地域公共交通網形成計画は、コンパクトシティの実現に向けたまちづくりとの連携や、地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築を目的とし策定するものとなっております。  具体的に、計画では、コミュニティバスの現状を分析し、市内全域における多様なニーズを把握したうえで、できる限り交通機関相互の連携を図り、交通網の形成を目指すため、コミュニティバスの運行体系の見直しを図るとともに、デマンド交通等新たな公共交通の導入も検討したいと考えております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  この計画策定については、平生このバスに乗らない大人が地域公共交通について議論していては、抜本的な見直し、改善は無理だというふうに思っています。年々利用者が減っているという現実をもとに、もともと車の免許を持っていないお年寄りが今現在利用しているのが大半でありまして、現役で免許と車を持っていればこのコミュニティバスには乗りません。これは当たり前のことです。それを、免許を返納したから3年間バスに乗り放題といっても、これはまた免許を返さないわけであります。なぜか。自家用車を運転する自信があるからです。車を自分で運転できないほど弱ってしまえば、当然、歩いてバス停に行くことすらできるのかという疑問が残ります。  利用客の掘り起こしとして、やはりお年寄りの日常の足という確保は大事でありますが、プラスアルファとして、学生の日常の足としての取り組み、あるいは土・日は出かけやすい環境の整備など、はたまた、お店とのコラボレーション企画を模索して、いろいろとバスに乗るだけのための事業ではなくて、バスに乗ってどこどこに行って、何か若干プチツアーみたいなものも計画していただけるように、また、お得な回数券の導入など、バス単体で考えずに、市外からの観光客も乗っていただけるような乗りやすさの追求に努めていただきたいというふうに思います。  これも、多分作成については、行政以外にも有識者会議等の会議があるかと思います。その際には、市役所で会議をする場合、委員の皆さんにはぜひコミュニティバスに乗って会議に来てくださいだとか、そういった取り組みもしっかりしていただいて、利便性の向上にさらにつなげていただきたいというふうに思っております。  それでは、次の質問に移りますが、現在、休日ダイヤは策定しておりますが、今後、児童、学生向けのスクールバス的な役割を含めて、運行ダイヤ、冬期ダイヤなど真剣に考えて、乗車人数の拡大を図る考えはあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  本市のコミュニティバスは、高齢者や自動車を自由に運転できない方々の安全・安心な交通手段としての重要な役割があるとともに、通勤通学者の移動手段としても役割を果たしております。  蓑輪・小森・栗山・大日室山ルートの第1便、第6便は、あいの風とやま鉄道とのダイヤ調整を行うことで移動手段の確保にも努めているところであります。  また、一部のルートにおきましては中学校への通学にも利用可能となっていますが、今回計画策定を予定しております計画において、休日ダイヤも含め、児童・生徒の利用についての検証も行っていきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  ぜひ、子どもたちの日常の足プラスレジャーで外出でき得るようなダイヤについても考えていただければというふうに思っています。  それでは次、大きな4番の質問に移らせていただきます。屋内運動場の建設計画でございます。  この屋内運動場ですが、昨年から1年以上の時間をかけて建設計画を立てています。どのような計画の進め方をして現在の結果なのか、伺います。 ○議長(中島 勲君)  落合スポーツ課長。 ○スポーツ課長(落合真理子君)  それではお答えいたします。  屋内運動場は、スポーツ少年団の子どもたちや保護者の強い要望等により、冬場でも土の上での十分な内野守備や打撃練習を可能とする場を整備するという趣旨で計画したものでございます。  華美ではなく簡素なものをできるだけ安価に整備できるように、さまざまな建築工法等の調査研究をしてまいりましたが、屋内運動場とするに必要な柱のない大規模空間を整備するには大きな建設コストがかかることがわかったところでございます。  子どもたちがしっかりとした守備練習などをするのに、どの程度の広さ、高さの空間が必要か、また有用な財源についても模索してきたところでございます。  その後、議会からの意見等も踏まえ施設規模の見直しを検討する中、地元企業からの協力、支援が得られることとなり、安全な柱のない大規模空間を低コストで確保できる見通しがつき、約1,300平米の具体的な計画、構想として提示することが可能となったものでございます。  さらに、平成28年度国の第2次補正予算に盛り込まれた地方創生拠点整備交付金の情報を得て検討した結果、事業目的に合致すると判断し、申請することとしたものでございます。  現在、面積は約1,300平米、間口32.4、奥行き40.4メーター、高さ約8メーターの計画案で事業を進めており、天候に左右されず、健康・体力づくりができる場、子どもたちの冬場の練習拠点として、早期完成を目指して取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  このことにつきまして、大変議員の皆さんに心配をいっぱいかけてきました。  いろいろころころと変わったと思われるのは当然でございまして、この間の計画は、はじめからこれがわかっていればよかったんですが、最初に考えたのは木造で、豊頃町にある倉庫のほうで、とよころ産業まつりをやっている倉庫、ありますね。あそこは室内練習場になっているということで、あの程度のものでいいだろうと思ってやったんですが、今度はスポーツ庁の関係の予算を少しいただきたいということでやりましたら、それこそ会議室をつくれ、それから、トレーニングジムじゃないけど、練習場もつくることが条件で、ハードルが高いものが要求された。ここで考えがころっと変わってきたと。  いわゆる会議室とかトレーニングルームはスポーツ公園の周りに全部あるわけですから、全体としての野球場はあるんだから、会議室とかトレーニングルームはあるので、この新しい室内運動場に入れんでもいいだろうということでの長い交渉が始まったわけでありますが、とうとうスポーツ省では、それがハードルが高くて、しかも、国の事業はほとんどそうですが、こういう種の予算要求の数が多いと、どうしても条件の合うところからしか採択にならないと、こういうのが流れであります。  と同時に、今話をしましたのは、総務省の関係で年末からお願いに行ったんですが、先般、野上さんの事務所で秘書とちょっと話をしておりまして聞こえてきたのは、国の交付金とか、いろいろな事業がありますけれども、これを第1回目で発表すると、何か市町村はあまり気がつかんと。そこで、こんなんあるがんぜと案内すると、どどっといっぱい要求が来ると。そこで、その競争にといいますか、なかなかその枠に入らないと、こういうことが起きてくるんだということを野上秘書が申しております。  そんなことがありますが、副長官の話もありましてお願いをしたんですが、ちょうど年末の28日に僕は東京へ行っておりました関係で、正月に入ったと。なかなか窓口が開かれないということで遅れてきたんですが、どうも今の交付金の関係でいくと、今、仕事の創生とか、いろいろそういう効果があるものなんだと。これまた、ハード、ソフトという使い分けは省庁もやっておりまして、なかなか地方ではその分析ができないということでありましたが、今どういうふうになっているかというと、そう言いながらも、滑川市さん、一回出てこいということで、うちの若い人たちと一緒に国のほうへ行って説明を申し上げたわけです。  その中でもやっぱり、子どもを増やしたいとか産業が盛んだとかいろんな話をしましたら、それもちょっと参考になるねと、みんなメモを取ってもらっておりますが、最終的にはどういうふうになるかというと、このお願いをされる作文が、国がこういう要件を満たさないとだめですよということで、指導は、3回ばかり更新しながら今まだ継続しているところでございまして、きのうからきょうにかけても、だめだったらどうすんがいという話はありますが、今そういうことで継続交渉をやっているところであります。  totoの話は、いろいろありましたけども、中へ入っていただく方がありまして、前の芝生広場の補助金ももらいました。スポーツアカデミー、サッカー場、これも1億円以上の大きなお金をいただいておるわけでありまして、あのときは日本で一番たくさんもらったのが滑川市だったわけです。  そんなこともありましたが、どうも私どもの担当課でやっておりますとらちが明きませんので、最終的な結論を上げていただけないということですが、だめになってはいないんです。  そこで、私、この木曜日の委員会の2日目が終わり次第、また上京しまして直接お願いに行くことになっております。  ちょっとその背景をご理解いただきたいと存じます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  竹原正人君。 ○3番(竹原正人君)  市長、ありがとうございました。  先ほどの質問では、部活動の統廃合について見解をお聞きいたしました。また、コミュニティバスの利活用についても質問をさせていただきました。  何でこれらを質問したかといいますと、屋内練習場、屋内運動場を、スポーツ・健康の森公園あるいは滑川市総合体育センターを拠点としたところにつくろうとしているからであります。  子どもたちは、その拠点に行くまでの足がないということであります。親の送迎に頼らなければならないという現実があって、平日の利用についても促すためには、バス等の活用が不可欠であるというふうにも思っています。  私は、将来的に少子化を迎え、先ほど言いました2つの中学校の部活の統合、あるいは新しい部の創立などを含めて、高齢者の健康維持のための施設の一部として捉えて、もちろん本命の野球のスポーツ少年団やソフトボール、サッカーのそれなりのスポーツ競技に対応し得る、そういった施設については必要であるというふうに思っていますので、十分に将来を見据えた議論をしながら、誰でも使っていただける施設にしていただきたいというふうに思っておりますので、ぜひよくよく考えていただければというふうに思っております。  質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  暫時休憩します。  再開は午後4時といたします。               午後3時51分休憩          ──────────────────────               午後4時00分再開 ○議長(中島 勲君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  15番高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  それでは、通告をしてあります諸点についてお伺いをいたします。  余談ではありますが、人の集中力は時間を増すごとに落ちてくる。きのうからきょうまで、理事者側の皆さん方には、何か1点について大変質問が起こったように思っていますが、この後、私を含めて2人、よろしくお願いしたいと思います。  まずはじめに、この種の質問は、環境という話になると大変幅が広く、今回まで議員もあまり質問をされていないのではないかと思います。  市民誰しもが関心を持って取り組んで、今や当たり前のように行われている事柄だと、またいろいろ言われていることだと思い質問に取り上げた次第でありますので、よろしくお願いします。  まずはじめに、今や、全世界で先進7カ国と言われるような国々や開発途上国においても、この問題についてないがしろにして渡るわけにはいかないと思い質問するわけでありますが、当然ながら、我が市においても、今予算の中で、配慮しないというわけにはいかない。いろんな精査のうえで事業に反映されているのではないかと思うところであります。  今年度、平成29年度の当初予算、一般会計予算は119億7,760万余りの中で、一番環境に配慮した事業は何か。本市の取り組みについてまずお伺いをしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  本市の公害防止対策につきましては、1つとして、大気汚染監視として、県と協力し、西部小学校敷地内に大気汚染常時観測局を設置し、大気汚染物質、浮遊粉じん濃度と光化学オキシダント濃度の測定、2として、騒音監視として、環境騒音8地点、交通騒音9地点での測定、3、地下水の監視として、3カ所の観測井戸による地下水位の測定、4として、水質汚濁監視として、12河川(19地点)の水質調査、15事業所の排水の水質調査、海域の水質調査、平成27年度より早月川水系での水質監視の強化を図るため、早月川水系での水質調査を継続的に行っております。  また、エコ活動としましては、資源ごみの分別収集、食用油、小型廃家電の拠点回収、生ごみ処理機器の購入補助事業、ストックヤードにおいて再利用品の応募抽選会などを行っております。  さらに、地球温暖化防止対策として、緑のカーテン事業、住宅用太陽光発電システム設置に対する補助事業、こどもエコクラブ事業、エコクッキング事業、環境フェアの開催などを行っており、これらの活動により総合的な環境保全に取り組んでいるところであります。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  今後、環境に関しての幅広く公害や汚染の問題、特に公害汚染といいましても、ちょっと趣旨が違うのではないかなと思います。人為的に改善しなければならないこと、必要に応じて使うけども、少しでも減らす努力をしなければならないこと、これは趣旨がちょっと違うのではないかなと思っています。  こういったような事々を、市民に今後どのような対策、対応、啓蒙活動をやっていかれるのか、この点についてお伺いをいたします。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほど申し上げました公害防止対策につきましては、市が主体となって実施しておるものであり、エコ活動なり地球温暖化防止対策につきましては、市民の協力のもと、滑川市がよくなるようにと行っておる事業でありますので、エコ活動、地球温暖化防止対策、エコ活動につきましては資源ごみの分別収集ということで、ごみの分別収集の徹底、あと、リサイクルということで、食用油、また廃家電の燃えるごみとか不燃物に捨てるのではなくて、こういったもののリサイクルを行うための拠点回収を行っているとか、例えば生ごみの処理機器の購入補助事業ですとか、こういったものにつきまして、できる限り市民の方にPRし環境保全に努めていきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  そのとおりでないのかなと思いますし、これから我々議員としても地域から代表者として選出されている以上、それぞれの立場でこの問題について取り組んでいかなければならない切りのないことだと思っています。  それでは、次の質問に入ります。  年々、食の変化に伴う食品ロス、食べ残し、こういったことをどう思うか。これは以前から、いろいろな場所とか関係の方で言われているところでありますが、我が市といたしまして、この対応について伺うところであります。  たまたま、この質問をしようかなと思って考えておりましたら、3月7日の北日本新聞の朝刊に、県内の年間食品ロスの発生量が出ておりました。実態調査をしたと。この試算でいくと、食品ロスが県内で2万8,000トンだという数値がまとめられたということでありますし、その結果に基づいて試算をした結果、4割が一般家庭から出たものだということであります。約1万2,000トン。その後の6割が事業者から出てくる食品ロス、食品に関する、言ってみれば残飯、残りですね、だということでありますが、事業者から出てくる食品ロスの8割が肥料や飼料などに再利用されている。一般の家庭から出てくるロスで再利用されているものは、昔は農家の方々は家畜を飼っていたので、牛や豚に食べ与えていたのではないかなと思うわけでありますが、今はほとんどされていない。生ごみ処理のところに出しておるところでないのかなと思っているところであります。  たまたま新聞を見て、新聞に書いてあるのは、「県は、昨年5月の環境相会議で採択された富山物質環境フレームワークに盛り込まれた食品ごみの削減を県民運動に発展させたい考え。新年度予算に生産から消費までの関係者でつくる県民会議を設置して、具体的な削減目標を定めるほか、専用のホームページとかを開設して、協力事業者を募集したりして機運を高める」という記事が載っておりました。  そこで、この食品ロスについて本市の取り組みを伺うところであります。 ○議長(中島 勲君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  市では、食材ロスの削減、生ごみの減量化、地産地消の推進、また地球温暖化防止などを啓発するため、食材を無駄なく使うエコクッキング事業を平成21年度から実施しているところであります。  また、家庭から排出される食品残渣を堆肥化し、生ごみの減量化を図る観点から、コンポストや電動生ごみ処理機の購入者に対し補助制度を設け、食品残渣の有効利用に努めているところであります。  今ほど議員おっしゃったとおり、県では家庭から排出される食品ロスの実態を把握するため、平成28年11月と平成29年1月にごみの組成調査を実施したところであり、結果、県内の家庭から排出される食品ロスは可燃ごみの6.1%で、発生量は年間約1.2万トンであったとの報告がなされたところであります。そこから、本市の発生量については年間約420トンと見込まれております。  市としましては、現在実施しております事業を継続していくとともに、県及び関係機関と協力連携し、今後、県等が実施する食品残渣の削減に向けた取り組みについて積極的に協力していきたいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  案外うっかりして毎日暮らしているご婦人方と言うと語弊があるので、最近はスーパーなりに行くと、男性、ご主人も大変たくさん買い物をしておられるわけでありますが、余計なものは買わない、余計なものはつくらない、つくったものはきちんと食べる、こういった習慣が、我々の子どものときはきちんと親から教えられてやってきた。今日は、そういうことが案外ないがしろに、ないがしろというのはおかしいですが、たくさん食卓にごちそうがないと子どもが喜ばない、食べない。またそういったような風習で、残るのが当たり前になっておるように思うわけであります。  そこで、この1万2,000トンの食品ロス、家庭が出てくるものを例えば金額に換算したら、業務用のロスから何から全部合わせてやると、私もたまたまスーパーに買い物に行くと、細かい話ですが、食材は大体100グラム当たり150円ぐらいの単価になるようですね。そういうものを単純に掛け算すると、富山県で4,200万のものがみんな捨てられておる、こういったような事々を再認識して我々も今日生活をしていかなければならないのではないか。何もけちけちするなということを言っているわけではありませんが、そういうこともやっていかなければならないものと思っているところでありますので、今回の質問に上げました。  それでは、いろいろな時間の制約もありますので、次の質問に入ります。  3番目の質問は、昨日の浦田議員のご質問にも関連しておるわけでありますし、私も去年の12月議会の代表質問でも話をしておりますが、改めて通告した諸点について質問いたします。  本年度の農林予算にも改めて鳥獣対策費が計上されているわけでありますが、まずはじめに、12月定例議会にも言ったとおりの鳥獣被害地に設置された電気柵、捕獲おり、わなの対策をしたことによって得られた効果と、あわせて、できれば想定された被害額とそれを行ったことによる被害減少額がどれくらいなのか、わかればお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  片口農林課長。 ○農林課長(片口和人君)  市及び市有害鳥獣対策協議会では、イノシシおりを12基、くくりわな7基、猿おり9基、熊おり6基を保有しておりまして、それぞれ出没箇所、状況を勘案しながら、これらを設置して被害防止に努めているところでございます。  また、被害防止には電気柵の設置が有効であることから電気柵の整備を進めておりまして、これまでで約55キロメートルの電気柵を設置したところでございます。  これらの対策によりまして、今年度の被害状況は、2月末現在で被害面積が344アール、被害金額が376万円となっておりまして、昨年の607アール、703万円より減少しております。特に被害金額の想定等はいたしておりません。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  今、課長の話では、被害面積が減ったということはそれなりの効果があったことと思っております。  そこで、さっきも言いました、電気柵とかそれは何ですが、捕獲おりとかわなとかをされているわけでありますが、滑川市で捕獲された数、鳥獣、鳥、猿、イノシシ、熊、こういったような数は、滑川市はどれだけ昨年捕獲隊によって捕獲されたのか、この数についてお伺いいたします。 ○議長(中島 勲君)  片口農林課長。 ○農林課長(片口和人君)  今年度の捕獲実績につきましては、こちらのほうも2月末時点で、熊2頭、猿9頭、イノシシ50頭となっております。
    ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  一説、聞くところによると、熊2頭、猿9頭、イノシシ50頭の中で、イノシシは50ぐらいじゃないちゃと言う人も中におられるわけでありますが、近隣の例えば魚津さんの話を聞くと、魚津がイノシシを168やらとったと。上市は103とったと。なら、とったやつをどうしているのかといったら、上市はそれなりの民間の方々にお願いをして、何とかかんとか処理をしてもらっている。魚津は、これからどうしようかと考えて、どこかに持っていっているんだと思いますが、そこで、こういった処理場が今後まだまだ、これだけとったらイノシシがこれでおらんというわけではありませんので、とってもとっても増えてくるとすれば、これはできれば何とか行政で始末をしてもらえないかというようなことでもある。こういったようなことの対応をどのように考えておられるのか。できれば県下一円、広域でこういったようなものの処理場をつくらなければならないのではないか、こういったようなことを思うわけでありますが、当局の見解をお願いいたします。 ○議長(中島 勲君)  片口農林課長。 ○農林課長(片口和人君)  捕獲個体の処理につきましては、現在、捕獲者の方によって自家消費する等、適切に処理をいたしております。  今のところ、市内での処理施設の整備予定はございませんが、上市町に獣肉処理施設があることから、この施設の利用も図ってまいりたいと思っております。  また、現在、新川農林振興センター管内におきまして鳥獣食肉生産組合の設立、獣肉加工施設の整備について検討も行っているところでございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ぜひそういったような検討をしていただきたいものと思っています。今までは、いろんな捕獲隊の方々、関係者に聞くと、捕まえたやつをどうすりゃいいか、親戚のうちに配っても、なかなか、1回や2回なら喜ばれるけど、その後は嫌がられると。こういうことも言ってくどいている人もおられるわけでありまして、これが現実だと思います。ぜひ広域なり行政で始末をできるものなら、やるような方向でお願いしたいと思います。  次に4番目の、今まで捕まえたとか、だめになったとか、こういう話ばかりしておるわけでありますが、少し夢のある提案とお話をさせていただきたいなと思って取り上げました。  市内の中小河川、小川に淡水魚、メダカやフナ、コイ、また通告書には二、三年と書きましたが、四、五年で帰ってくる回遊魚、サケの遡上する地域として企画、施策はできないものかということであります。  これについても、これは言おうか、言おうかと思っていたら、きのうの北日本新聞の記事に、「サケ 元気に帰って」という見出しで舟橋小学校のかわいい記事が載っておりました。  この記事をほとんどの人が見ておられると思うんですが、ちょっとだけ紹介しますと、舟橋小学校は絶滅危惧種の淡水魚トミヨ―トミヨというのは恐らく、我々が昔「アブラハエ」と言っていたやつだと思うんですね。このトミヨの保護に取り組むなどの環境学習に力を入れていると。小学校5年生が昨年11月からやっていると。  そこで、サケは四、五年で生まれた川に戻るとされているので、回帰率は一般的には低いが、一匹でも多くのサケに戻ってきてほしいという願いで子どもたちは頑張って放流した、こういうほのぼのとした記事が載っていたわけであります。  市長は子ども第一主義、子どもを生み育てる施策に今日まで力を注いでおられるわけでありまして、いろいろ保育料、医療費の無料化や食育、地場産野菜の学校給食化、理数教育、土曜学習、子どもサミットによる夢や要望の集約等、いずれにしてでも、市長のすばらしい施策だと私も共鳴するところであり、多額の予算を幾ら費やしてでも将来の子どもたちにはやらせてあげたいなと思うところであり、市長並びに当局の見解をお願いしたいものと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  高橋議員には、予算を幾らでも使えと。なかなか出ない言葉でありまして、大胆に言っていただきまして、ありがとうございます。  私、この質問で思いますのは、上市川に例のウスイさんのところ、ちょっと上のほうを草を刈って中を見たら、サケがいっぱいうようよしていると。上市川は昔からだにけね。サケの遡上が。今も多い。それから、5月か6月ごろ、産卵のときに腹の色が変わるウグイ、あれが小さな枝川へ来ているところへ真っ黒になって上がっている。もう手で追い上げりゃ、ほかへみんな上がってしまう。こういう状態でありますし、それから、その水系である郷川、ここには魚が昔からあれですが、アユもおりゃ、フナもおりゃ、コイもいた、こんな川でありますし、どういうことかというと、今、いをのみ公園をやりました。ビオトープを入れました。そこで何を期待しているかというと、昔からいたフナ、コイ、そして上市川ですからナマズ、そういうものが再び戻って、おらっちゃのほうの魚やと。おらっちゃのほうのカニだということで、よそのものを入れないで地場のものを入れると。  この基本はビオトープでありまして、そういう意味では、きのうから言っております、職員の中でビオトープの管理士の資格を取りましたのは、これは設計と施工と2つの資格であります。これは造園業者の方も多い資格でありますけども、これらを取りまして、滑川の自然環境を考える、そういう一つの基礎をつくってくれる職員が出てきましたので、それと今、児童館のありました公園のところのビオトープもみんな入ってきます。でありますので、淡水魚に関する政策は、そういうふうに気を使っておりますし、これからも進めていって、滑川の小川へ入って、子どもたちがきゃっきゃ、わいわいがやがやと大いに飛び跳ねてくれる、そんなことを期待したいと思います。  早月川にはやなはありますけれども、上市川にやなはないですよね。そんなことで、自然の川が生きているということで、確認をちょっとさせていただきたいなと思っております。  これでよろしいでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ありがとうございます。  市長も力強く言っていただきましたので、これは誰しもがそのように共鳴、同感しているのではないかなと私も自負しているところであります。  こういったような問題も、さきに質問に出しました環境づくりの一環としても大変重要な問題でないのかなと思っています。  農家の昔から見ると、我々の小さいころは心配なかったんですが、近年では、農家の農薬の規制や用排水路の整備、あわせて下水道事業の推進等による給排水路の浄化によって、市内のほとんどの江川、江川って、わからん人も最近、子どもたちで「江川ちゃ何け」と言う人もおられるんですが、小さい川に小魚がすめるのではないかと私も思っているところであります。  私のところの近所でも、メダカが現実に江川におるところもあるので、こういった江川、小川に小魚がすむ、またあわせて、先ほども言っておりましたように、住みなれた川に戻ってくるとされるサケの放流をぜひ実現して、子どもたちの夢をより一層育む体験学習の一端を担っていただければいいのではないかなと思っているところでありますので、ぜひお願いをしたいと思います。  それでは、次の質問に入ります。  次は、先ほどから神経をとがらせて嫌な質問がずっと続いておるわけでありますが、昨日の会派代表の質問や各議員からの質問にもありました滑川市の代表的な観光、ほたるいか海上観光中止に関して、今議会では質問者が、私を含めて全部で14人いるのに、代表質問も入れて9名がこういった質問を通告して、大変心配をし、当局の皆さん方には誠意を持った答弁をいただいているわけでありますが、この市の観光事業については、誰しもが火を消してはならない滑川市唯一の事業でもあることから、言うまでもなく、他社からの観光船に頼っていたものを自船、市保有の船を確保しての事業、我々も全会一致で、他社の観光船はだめなら船を買ってでもやらなければならないという腹づもりの思いも、全会一致で認めて観光船を購入した。  購入にあたっては、富山県への補助金、過去に我々、自由民主党の滑川市連も県連を通じて再三要望し実現したことと認識しており、我々も今回の中止については大変残念に思っている問題で、重要な問題と思い、改めて質問をさせていただいた次第であります。  昨日からの質問にいろいろと答弁がありました。私は、昨日からの質問、本日の答弁で、おおむねできること、できないことが尽きたのではないかなと思っているところで、何かこの事柄について補足があれば、この種の質問は私が最後でありますので、言い残したことがあればぜひ答弁をお願いしたいなと思うところであります。笑い事じゃないですよ。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  ただいま議員さんから力強いお言葉、やっていかなきゃならないということで応援していただいておるというふうに受けとめさせていただきました。  その中で、市所有の船、全員一致で購入させていただきまして、これは県補助金、そして漁業協同組合の基金、そしてもう1つは寄附金ということで、この3つの支援があったところでございます。  これからだと思っております。今後また職員一丸となって、話し合いに向かって頑張ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。  駄弁ではありますが、昨日から今日までの質疑の中でも、引き続きの話し合いを早急にほたるいか海上観光を実現できるようにやりたい。あわせて、湾岸クルージングだけでも今年度中に再開できるように頑張っているという力強い副市長の答弁もありました。  そこで、クルージングだけでも再開できるように努力すると言っておられるわけですが、この点について少々、私も個人的ではありますが心配している点があります。  何かというと、今回購入した船キラリンの目的、許可は、観光船という許可じゃないのかなと思っております。  そこで、現在のキラリンの係留地、本拠地は滑川漁港。滑川漁港は漁業を目的とした漁港の認識でないのかなと思っています。  そこで、船及び漁業を目的とした漁港は、漁業を目的とした船及び漁具の搬入とか搬出、そういった処理を目的として活用する施設という認識なのではないかなと思っています。  そこで、我が市の船キラリンは、観光船なので、その目的にちょっと反するのではないかなと心配するところであって、この問題についての議論、話というのはきちんとされるべきでないか、また、そういったようなことができるのかできないのかについてもひとつ答弁をお願いしたいなと思うところであります。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  船舶の停留場所ということについては、県の水産漁港課で、漁港の入港届、係留届というものがございます。そこできちんと届け出しております。届け出する際には、漁業者である漁業協同組合の同意書を添付して届け出を出すということになっております。それらの手続を終えて、許可があれば係留しても問題はないということでございます。 ○議長(中島 勲君)  高橋久光君。 ○15番(高橋久光君)  そういったようなことも現実化してくると、いろんなことが詳細に言われないと、感情論や意見の食い違いが出てくることもあるのではないかと心配するので、余計なことかもしれませんが質問させていただきました。  いずれにせよ、昨年からこれまでの外部の観光船にかわってデビューした我が市所有のキラリン号は、今日まで関係各位の多くの方々の努力や協力によって実現し、ワンシーズン、全部ではなかったかもしれませんが、海上観光を中心とした市の観光発展に寄与して頑張ってきたものと認識をしております。  今後、末永い航海に出たばかりのキラリン、ここで沈没しにかかっている。これを沈没させてはだめだということを我々がきのう、きょう議論をしているわけでありまして、誤解をしてもらってはならないと思います。  そこで、ぜひ一日でも早く、安心して運航、航海ができるように、沈没させないような努力を当局にお願いいたしまして、もうちょっと時間が残っているわけですが、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島 勲君)  6番水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  それでは、集中力をもう少しだけ持続させていただいて、土曜議会のラストバッターということで、クリーンヒットのような回答を期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、通告に従いまして、3点について質問したいと思います。  まず1点目、防災対策の推進についてであります。  本日、午後一番に黙祷もささげられましたけども、平成23年3月11日に発生した東日本大震災からきょうで丸6年の月日が流れております。  お悔やみ等は先ほど申しましたので割愛させていただきますが、これを防災を見直すきっかけの日にしたいということでの思いから質問をしたいと思います。  きのうの尾崎議員にもありましたけど、災害は忘れたころにやってくるとよく言われておりますが、全国的にも、東日本大震災以外でも、さまざまな災害が全国各地で発生もしております。富山県内においては、一番新しいところでは、利賀村の地すべり等も挙げられると思います。  滑川市において想定される災害なんですけど、私なりに考えてみたところ、地震による家屋等の損壊がまず出てくると思います。地震が原因で起こり得る液状化現象、あとは地震による津波の被害、地震に関してはそんなところが考えられると思いますし、豪雨による水害、寄り回り波、あとは山手に行きまして急傾斜地の崩壊、少ないですけども、地すべり等も起こり得るような気がしております。  いつ、どこで起こってもおかしくないあらゆる災害に備えて、住民の防災意識の高揚を図るために、滑川市では近年、防災講演会を実施されたり、各小学校区や自主防災組織単位での避難訓練への支援等もされてきておりますが、まだまだ地域住民の方々の防災意識が高まったと言える段階ではないものと私なりには考えております。  そこでまずは、防災意識の高揚と地域防災力の向上を図るために、例えばですけども、子どもたちや若いファミリー層を対象とした防災体験プログラム等、より実践的な防災訓練を開催できないか伺いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  それではお答えいたします。  防災につきましては、日ごろから意識することが重要であると考えております。  また、子どものころから防災訓練等に参加し、災害時に必要な知識を身につけることも効果的であるというふうにも考えております。  児童館では、今月の27日に、滑川防災士連絡協議会の防災士を講師に防災教室を開催し、自然災害が起きたときの注意や行動について学ぶこととしております。  今後については、滑川防災士連絡協議会と連携を図りながら、子どもたちや若いファミリー層を対象としたこういった体験プログラムなど、防災訓練等について検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  幾つか紹介させていただきますと、これも1つの例ですけど、カエルキャラバンというNPO法人が、これは阪神・淡路大震災以来なので、これまで10年間で250回以上開催されておりますという、子どもたちにゲーム感覚で防災教室をということで、近々、石川県の輪島市で3月25日、26日、午前中ですけども、2日間、輪島市のほうでもこういったことが開催されますし、3月9日の読売新聞なんですけど、今、震災6年、防災力を高めるというシリーズの中で、ここにも避難訓練にゲームの要素ということで書いてあります。  ここには、広報でもやっていますAR、拡張現実みたいな、何かカメラを使って見るとか、ここにも写真があるんですけど、双眼鏡みたいなものをのぞくと、自分らが水の中に浮いているような、こういうゲーム感覚での防災訓練等も新聞に紹介されておりますし、こういったことも1つ参考までにやっていただければなというふうに思うんですけど、そのあたりいかがですか。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  議員紹介のカエルキャラバン、私も内容を見させていただきました。漫画とかゲームを通じて防災訓練を体験するというものでございます。  当然、予算も関係すると思いますので、また検討してみたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  私、何で子どもにこだわるかというと、子どもが防災訓練に参加するときは、やっぱり親が連れてきますし、それにじいちゃん、ばあちゃんもついてくれば、それなりにどんどん大きな防災教室、防災訓練になるのかなという思いで、子どもを対象にしたこういうゲーム感覚のものも考えていただければなという思いで質問をさせていただきました。  次に行きます。  平成27年10月に策定された滑川市ひと・まち・産業創生総合戦略の中には、自主防災組織の数値目標が掲げてあります。これは基準値、平成26年で78%、それを平成31年度には100%にするということで掲げてあります。  そこで、まずこの計画を策定して今1年半がたちましたけど、現時点での自主防災組織の組織率を伺いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  現在の滑川市内の自主防災組織については105組織、町内会の数で言いますと、全142の町内会のうち113町内会であり、組織率としては79.6%となっております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  79.6というと、これより1.6%今上がっている状況ですけど、平成31年度まで、このままいくと100に行くのかなというふうな不安もありますけども、そのあたりのまた組織率の強化も図っていただきたいと思っております。  現在、自主防災組織、町内会とかある程度の集合体ということで、113町内会、105組織が今組織されているわけなんですけど、それぞれ、ここにもやっぱり温度差があると思います。  それぞれ積極的に活動されている組織もあれば、そうではない組織もあると思いますし、そういう意味でも、地域防災力を高めて、地域コミュニティーを維持、活性化させるためにも、今ある自主防災組織を活用して、平成25年の災害対策基本法の一部改正によって、平成26年4月から創設された市町村内の一定の地区の居住者や事業者が行う自発的な防災活動に関する地区防災計画制度という取り組みを推進したらどうかなという思いもあるんですけど、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  この地区防災計画でございますが、阪神・淡路大震災、それから東日本大震災によって、自発的な自助・近助・共助の重要性が改めて認識されまして、平成25年6月の災害対策基本法の改正によって、一定の地域内の居住者、事業者の方が自発的な防災活動に関する地区防災計画制度が想定されたものであります。  この地区防災計画では、地域の実情に即して考える「密着性」、何よりも自発的に取り組む「率先制」、みんなで力を合わせて展開する「連帯性」、日ごろのコミュニティ活動として展開する「日常性」など、地域の特性や強みを生かした計画が要求されるものであります。  そこで、自治体レベルの地域防災計画に基づく防災活動とコミュニティレベルの地区防災計画に基づく防災活動が連携することにより、自助・近助・共助が強化され、地域防災力の向上につながるものと期待されることから、この制度の周知に今後は努めてまいりたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ぜひ周知に努めていただきたいんですけど、これ、なぜ言うたかというと、昨年末の糸魚川の大火でありまして、昨日来出ています密集市街地での火災、それぞれ災害の出ぐあいは違うと思うんですけど、滑川市の密集市街地において、火災に関してもそういったことも考えられますので、まずはそのあたりから、密集市街地の防災まちづくりみたいな形で、この地区防災計画制度を活用した取り組み、それに対する周知も含めてやっていただければなというふうな思いで質問したんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  今ほど答弁したとおりでございまして、地域防災力の向上には効果があるというふうに思いますので、また周知していきたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  それでは次、3番目に移りたいと思います。  地域の防災力を活性化するためのもう1つの施策として、防災士の活用が挙げられると思います。  先ほどもありましたけども、防災士とは、地域の防災意識の啓発、防災力の向上に努め、災害発生時には避難誘導や救助に当たる人のことで、日本防災士機構の認定する民間資格であります。  これが今、平成15年の認定開始以来、全国たくさんの防災士の方々がいらっしゃいます。こちらも温度差があり、やはり日々、防災意識の啓発等に活動している人から資格を取っただけの人、いろんな方がおられます。
     先ほど来言いますように、災害がいつ、どこで起こってもおかしくない現代社会において、防災士の増員というものは必要不可欠だと思っております。  そういう意味で、隣の魚津市にもこの前訪ねていって、防災担当係長と話をさせていただいたんですけど、魚津市はまち・ひと・しごと創生総合戦略において、平成28年度より5年間で50人の防災士を養成すると掲げておられます。  そこで、滑川市の防災士養成に対する見解及び支援策についてどう考えているか伺いたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  防災士につきましては、今ほど議員申されたとおり、NPO法人日本防災士機構が認証する資格を持った方でありまして、防災意識の啓発あるいは災害に備えた訓練、災害時の被害軽減、こういった活動によって地域防災力を高める活動が期待されております。  そこで、現在、市内の防災士については31名おられまして、その必要については認識しております。  当市においては特に目標人数については定めておりませんけれども、新年度におきましても、防災士資格取得に係る費用の一部を助成することとしておりまして、引き続き防災士の養成に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  実は私、ことし取ってきました。2日間みっちり講習を受けて、ここにある防災士教本(資料を示す)、これだけのものを予習も含めてやりながら、11月の末にこれが送られてきて、1月14、15の2日間、いろんなところの新年会を断りながら、2日間缶詰で受けて、最後に試験もあって、こういう資格を取ってきました。  自分から実践したいと思ってまずこの資格を取ってきたんですけど、そこで、先ほど膳亀課長が言われましたけど、今回67人受けに来ておりまして、女性がそのうち12人、結構女性が多いなというふうな思いがありました。  67人取った中で、実は滑川市は2人だけだったんですけど、私らだけが自己負担なんですよね。ほかの65人全員が何かしらの補助をもらって、自主防災組織であったり、市の公費であったり、自己負担全くゼロの状態で受けに来ておられる方が67人中65人なんですよ。ことしの防災士の養成の助成の予算も4万なんですよね。また2人ほどの予定しかないと思うんですけど、魚津市は今一緒に67人のうち10人受けられまして、10人とも合格しているというのはこの前聞いてきましたけど、やはりそのへん、防災士を増やそうという、本当に必要だと思うので、そういう人を増やしていくためには、私らはもう自己負担、私らにまでくれとは言いませんけども、これから受けられる人にも、やはりそのへんも考えていただいて、市のほうで防災士を、目標はないでしょうけども、防災士を増やしていく意味で、そういった補助制度等も、防災士連絡協議会に対する助成も一緒ですけども、防災士をもうちょっと活用する、活躍できるような形を考えていただければなと。別に利益誘導で言っているつもりはないんですけども、そういったことを考えていただければなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  防災士の養成に関する助成につきましては、富山県内15市町村のうち半分が全額補助をしておる状況でございます。  当市においても、その補助のあり方の見直しについて検討していきたいというふうに思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。補助の見直し、ぜひ検討していただきたいなと。  あわせて、防災士連絡協議会のほうにも、今年度、3月26日、私も一応案内はもらっていますけども、協議会が立ち上がります。設立に合わせて約10万円の予算ということは聞いておりますけど、来年度以降が聞くところによると2万円ずつ、そのへんももうちょっと何かできないかなというふうには思っているんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君)  活動状況をちょっと見させていただきまして、検討してみたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。  次に行きます。中滑川駅周辺の土地利用計画についてであります。  この質問、今回私、きょうで30回目の定例会を迎えるわけなんですけど、今、私なりには最も重要なテーマとして位置づけてもおります。  これまで連続30回質問している中でこの質問を取り上げたのが、平成24年の9月定例会、4年半前以降、今回で10回目になります。  半年前の9回目も同様の質問をしておりますけども、その際の答弁でも前向きな答えというのは私なりには返ってきていないような気がしますので、改めて質問したいと思います。  まずは、今年度、平成28年度の当初予算に計上された駅前再開発事業調査費100万円での中滑川駅周辺の土地利用計画策定に向けた執行状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  駅前再開発事業調査費は、中滑川駅前地区の旧駅前住宅跡地の再開発事業の実施に際して、好事例を学ぶための視察や進出誘致活動の旅費、土地利用の方針を定める基本構想策定委託料などを計上しております。  これまでに、駅前の工場跡地を利用した広場整備の事例や商店街の空き店舗を多目的広場として再整備した事例などを視察し、旅費等を執行しております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  具体的に、どこを視察してこられたか教えていただければと思います。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  視察の内容としましては、日帰りがほとんどでございまして、上越市のほうとあわら市のほうに行っております。これにつきましては、副市長をはじめ建設部長、うちの課員の4名で行っております。  それと、県内の視察については、黒部、高岡について担当者を派遣して内容を確認させていただいております。  以上でございます。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  私もあわら市へ行ってきました。駅前にこういったaキューブという(資料を示す)、キューブ型のボックスですね。広場に5つ置いてありまして、1つは喫茶店として利用されております。  本当の芦原駅のすぐそばに、これも1つのアイデアかなと思って見てきて、私も飛び込みで行って、市役所と商工会のほうにお邪魔してお話も聞かせていただいたんですけども、今、たたき台の1つとなるかどうかはこれからの話ですけども、こういった事例等も参考にしてだとは思うんですけど、先ほどの児島課長の答弁の中で、土地利用構想を策定する費用もあったという話なんですけど、今されたんですか。そのへんをお聞かせ願えますか。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  今ほどご説明いたしましたけども、28年度で執行したのは視察の旅費等だけでございまして、都市構想につきましては、予算としてはいただいておりましたけども、計画はしておりません。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  次に行きますけど、新年度にも同じように、駅前再開発事業調査費約100万円が今ついております。  これについての内訳をお願いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  新年度予算につきましては、市民や事業者等が計画策定に参画できる機会を設ける予定であり、その運営費や好事例を学ぶための視察、進出誘致活動等の費用を計上しております。  このほか、今年度実施できなかった協議会の運営や土地利用の方針を定める基本構想策定の委託などを行う予定としております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  関連しますので次に行きますけども、これまで4年半にわたる私に言わせれば平行線の議論の中で、土地利用構想のたたき台を先につくってから意見を吸い上げたいという答弁が多々ありました。  私はその最後にも、いまだ構想が定まらないならば、市民の方々の意見を先に聞くのもどうかということも申し上げておりまして、議事録を読んでもその旨が書いてあります。  そういった形で、今、土地利用の基本構想を策定するという話なんですけども、まだつくっていなければどういった形で市民の意見を聞くのか。例えばですけど、ゾーニングだけでも案を示して、あそこは駐車場ゾーン、広場ゾーン、にぎわいゾーンになるのか、そういったゾーニングだけでも示したうえで、市民の方々から意見を吸い上げる場を早急に開催すべきだと思うんですけども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  お答えいたします。  中滑川駅周辺の土地利用計画の策定につきましては、幅広い見地からの意見や提案を受けられるよう、地域の方々やまちづくりに関する有識者などの多様な関係者が計画策定に参加できる機会が必要であると考えております。  新年度には、地域の皆さんをはじめ、さまざまな年齢層の方々など、幅広く市民の皆さんのご意見を聞く機会を設ける予定であります。今後の計画策定の参考にさせていただきたいと考えております。  議員ご提案のゾーニング案については、まず、市民の皆様の自由なご意見を聞いた後で検討したいと考えております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  そこでなんですけど、今まではたたき台をつくってから意見を聞くというのが、この4年半ずっとだったんですよ。今の児島課長の言い方を聞くと、先に意見を聞いて、それからたたき台の作成にかかりたい。そのあたりが何で180度変わってきたのか、そのへんをちょっとお聞かせ願えればと思います。 ○議長(中島 勲君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  議員ご指摘のとおり、前回の質問の中でも、うちのほうはたたき台を先に出して、それからお示しするということをずっと言ってきたわけなんですけども、いろんな視察とか先進地の事例なんかを確認していますと、やはり住民ニーズに基づいた計画が一番ではないかということもちょっと認識し出すようになりましたので、ことしにつきましては、できるだけ幅広い箇所を回りまして、先ほど言いましたけども、年齢層も若い方から年寄りまでの方のご意見を聞きたいと思っております。  建物はどういうものをつくるかについても、年齢層が当然、何年後、何年後と変わっていきますので、ある程度の年代の層の方々のご意見を聞いて、参考にして、議員が言われるゾーニングについても、どういうゾーニングの仕方が一番いいかということをその後で検討したいというふうに今考えております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  きのうの中川議員の代表質問の中で、長井部長の答弁ですけど、広く市民の意見を聞く場を設けたい、協議会の立ち上げを視野に市民協働でという話もありました。  そういう方針転換をされたのであれば、早急に幅広い市民の方々の意見を聞く場をたくさん設けていただきたいと思うんですけど、もう一度そのへんの決意をお願いしたいんですけど。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  水野議員には、地元の問題であるから殊さら真剣であるということは、私、ひしひしと感じております。  遅れているという指摘でありますが、これは時間を要するところも非常に大きくて、つくってしまえば後、修正できない、こういう問題だろうと思います。  それから、水野さんと一緒に紫波町のほうも行きましたね。あそこは100回ぐらい市民の皆さんといろんな意見を聞いたと。都市計画をこれからやるという、そういう要素も強かったと思います。  そこで、10回ほど市民の皆さんの意見をいろんな形で聞きたいというのがことしであります。今まで受けた希望というのは、一般からばらばらと入ってきたことを少し申し上げます。銀行とスーパーの組み合わせとかという話は、金融機関からの提案でちょっと来ていたりしました。それも聞くにとどめておるので、決まったわけではありません。  それから、田中新町のほうの奥さんで、喫茶店みたいのが欲しいんだと。憩える場所をぜひつくってくれということをおっしゃっております。  もともと中滑川駅前のスーパーがあったところでありますから、生活必需品のそういうコーナーの要るものを選択もしていかなきゃいかんと思っております。  それから、都市づくりということになると、にぎわいがやっぱり欲しいという要素もあろうかと思います。滑川高校の生徒や中学生が少し回遊もして時間を潰せる、そういうスペースも欲しいんじゃないかというようなことをいろいろと、もともといっぱいあると思うんですよ。  そういうものをまとめていくために、その前に、田中新町あるいは田中町、それから寺家も上小泉も、近隣の町内を中心にして方円状にいろんな意見を聞きながらこの構想をまとめていくべきだろうと思っていますので、今後のやっぱりまた案内のときには、水野さんもぜひ出てくれて一緒にまた考えてもらいたいなと。町内の方にも案内をもらって、なるべくたくさんの人の意見を聞きながらまとめてみたいものだと、このように思っているわけです。  以上であります。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  市長、ありがとうございます。  本当に、私にすればスタートがちょっと遅かったかなというふうには思うんですけど、走り出したと思っていますので、市長から10回、私は20回でもいいと思うので、そのあたり、たくさん意見を吸い上げながら、本当に実のある計画にしていただいてというのが希望です。  あともう1つ希望なんですけど、協議会のメンバー、私、以前から言っています。「バカモノ」「ヨソモノ」「ワカモノ」じゃないですけども、外部の視点の目線、「ヨソモノ」の登用のほうもぜひお願いしたいと思います。これは要望です。  では次、3つ目に行きます。滑川漁港周辺の活性化についてであります。  今定例会において、昨日、きょうと議論の集中している中に、ほたるいか海上観光中止、全国的なニュースにも流れて、私なりにも残念に思っております。  このことに関しては、昨日来たくさんの議員の質問や答弁でもいろいろありましたけども、私もやっぱり一日も早い再開を切に願っている一人であります。  そんな折なんですけども、漁港周辺においてもう1つ残念なニュースが飛び込んできました。それが、かまぼこ屋さんの廃業であります。ホームページを見たんですけど、ここにもホームページの頭をコピーしてきましたけど、(資料を示す)「長年のご愛顧ありがとうございました。滑川蒲鉾は、昭和31年3月創業以来、皆様より格別なご厚情を賜り今日まで営業を続けてまいりましたが、平成29年2月末日をもちまして営業を終了いたしました。皆様の長年にわたるご愛顧に心より感謝申し上げます。ありがとうございました」ということで、ホームページの冒頭に書いてあります。  まず、このことに関して市の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今の本吉さんのところのかまぼこ屋さん、漁港周辺には滑川市の用地が全くありません。何もできない滑川市になっておりますので、できれば取得できないかと思っております。これからです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  すみません、びっくりしたんですけど、市で取得するような考えで考えておられるでしょうか。 ○市長(上田昌孝君)  そのとおりです。 ○6番(水野達夫君)  それはまたこれからの議論に出てくると思いますけど、私も3月7日、質問通告をしたその午後に滑川蒲鉾さんに行って、本吉社長と1時間ちょっと話をしてきました。  アポなしだったんですけど、快く引き受けていただきまして、1時間程度話をしてきた中で、女性の、年を言っていいのかわからないですけど、83歳の女性社長、あれだけ元気にまだ活躍しておられるのかなというふうな思いもありまして、感謝感謝、感謝という言葉が本当に連発する1時間だったんですけど、そんな中で、2階にも案内していただいて、2階の会議室から見えるこの風景が女社長は大好きなんだということで、(資料を示す)2階の会議室から漁港を見ると、ちょうど扇のかなめに位置するんですよね。漁港の扇のかなめで61年間商売をさせていただいた、そのことにまず感謝をしたいし、今後は滑川市の発展のためにぜひこの地を使ってほしいということも、別に滑川市が買う買わないじゃなくて、滑川市が発展するために使ってほしいという女性社長のお言葉だったので、そのあたりをつけ加えさせていただいて、本当にいつ買われるんですか。そのへんもう一回、ちょっと確認だけしたいんですけど。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いつ買うって、早く買いたいね。  実は、今ダイビングのほうの関係とか、開田議員からも、何で野町や、農業のほうに何でやという話があるとおりでありまして、プロトンにしましても、漁港と魚市と一体に活用できればいいんじゃないかと、このように思っております。  それから、今まで本当は漁港方面で土地が欲しかったんですが、伊勢魚問屋の跡がなかなか難しいということがあります。あそこの入り口に滑川市の地面があるんですが、狭い地面がありまして、べったりと塞ぐ格好になるものですから、果たして今の営業を少しやっておられるところへ、私どもがうちの地面のところにずばっと建物を建てますと、迷惑をかけるつもりじゃないんだけど、彼らは営業ができなくなるとかいろいろありまして、これも少し変なトラブルがなけりゃいいんですが、あったときに困るものだから、手を出すのにちゅうちょしておったというのが現状です。  いずれにしましても、漁港近辺で、前に話しましたとおり、深層水利用に関しては、やっぱりこれはどうしても地面が要ることです。発電所にしましても、貝の養殖とか、これからいろんな深層水の展開が始まりますので、土地がなければ何にもできませんので、このあたりは早急に確保できるものはぜひしてみたいなと、こういうふうに思うのは普通だろうと思うんです。  以上です。
    ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  社長と話している中で、一部はあそこは県有地、漁港の施設にもなるということも聞いておりますし、そのあたりまた慎重にというか、そうされるのであれば、またそのへんの課題もクリアしていかなきゃいけないですし、関連しますので次から次に行きたいと思います。  漁港周辺の活性化に向けた新たな地域資源として、平成27年9月定例会において提案したダイビングスポットの件でありまして、滑川漁港のダイビングスポットには年間約3,000人が、珍しい魚を見たり写真や動画を撮影するために滑川を訪れておられます。  平成28年度当初予算において、ダイビングスポットの整備で2,080万が計上されておりますが、これを平成29年度に繰り越すということで今提案もされております。  その翌年度に繰り越された理由も含めて、ダイビングスポットの現状をお伺いしたいと思います。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  ダイビングスポットの整備につきましては、県補助を活用して、今年度中にシャワー、トイレ等の施設を整備するとしていたところであります。  その中で、場所の選定等に関しましては、利用者などと意見交換を行い、検討を進め決定していくこととしていたところですが、ダイビングの最適地である深層水取水管付近の土地は、保安林や漁港施設用地のため土地利用に制約があること、それから、先ほどちょっと市長からもありましたが、市有地が若干あるんですが、そういうところを活用した場合には、規模が制限されるなど利便性が図りづらいということなどから、なかなか場所を決められなかったという現状がございます。  現在は、県の補助内示自身も12月にございまして遅かったこともありますが、その時期から整備を行った場合、ホタルイカ漁の準備期や漁期と重なるということもございますので、年度内の整備が困難と判断して予算の繰り越しを行ったところでございます。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  前も見せましたけど、こういった深海魚ですよね(資料を示す)。こういったものが見られる海がすぐそこにある。  よく言われる、日本海に生息する魚介類約800種類のうち約500種類が富山湾には生息しており、神秘の海、まだ見ぬ生物の宝庫とも言われており、この秘めたポテンシャルに大きな期待が寄せられているとダイバー仲間でも言われているところでありまして、これを新たな地域資源にしない手はないと思いますので、そのあたりぜひ、また整備に向けた、前向きに検討も含めて、用地等も含めて検討していただければなというふうに思います。  関連しますので次に行きますけども、深層水の利活用についてであります。  これも何回も質問をしているわけなんですけども、今ある水深333メーターに入っている約2,600メーター取水管を入れたのが平成13年、14年ぐらいだったと思うんですけど、そこで入れた管において日量2,000トンがくみ上げられております。  その2,000トンのうち、当時の協定で滑川市で1,000トン、今名前は変わっていますけども、富山県水産公社で1,000トン、それぞれ使うような形で今協定も策定されて、その1,000トンをどう使うかというのは、図書館へ行って借りてきましたけど、滑川市海洋深層水利活用基本計画、平成14年1月に、その1,000トンの深層水をどういった形で使うかという利活用計画がその当時つくられています。  一部私もかかわったところもあるんですけど、そういったものもありますけども、限りある1,000トンのうちの500トンが産業振興分野への利活用ということで計画書にはまとめられておりますので、その500トンをどう使うか。  その中で、例えばなんですけども、私、前も1回同じようなことを言いましたけど、深層水の取水管が入っているあの沿線、漁港の中もありますけども、アクアポケットから県道伝いにタラソピア、ミュージアムまで取水管は向かっています。  あの沿線の土地利用に関して、例えば水産加工業者、何か飲食店をしたい、深層水を使って何かやりたい、そういったお店や起業者がいれば、そういった形に水産振興の補助金等を創設して、そこからまた深層水を分けて、それでお金をもらう。そういったことも考えられないのかなというふうな思いもあるんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  深層水の利活用研究につきましては、これまでも県や大学等と共同で、健康分野ですとか農業分野等の研究を実施してきたところでございます。  新年度においては、市長提案理由にもありましたとおり、東京大学の倉橋みどり博士をはじめ、各種研究機関などと連携して、漁業、農業利用だけにかかわらず、発電みたいなものに係る多様な分野での調査研究を進めていきたいなと考えております。  その中で、本市における実現の可能性を探っていきたいと考えているのが研究の主なものでございます。  その中で、今ご提案ありました水産振興補助金制度等につきましては、土地利用の活性化にはとても効果的ではあると思っているんですが、市長からもありましたとおり、なかなかあのへんについては利用可能な土地が今現在ないというような状況がありますので、引き続き企業等の動向などの情報収集に努めるとともに、進出の動きがある場合には支援として検討していきたいなと考えております。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  3番目の最初の質問、何をどう研究するのかということで、私、抜かしていたんですけど、答弁、ありがとうございます。  農業、漁業の利用、発電というのもありました。今、市長も含めて、沖縄県の久米島のほうへ行かれて、温度差発電を見てこられて、議会側も9名の方が、温度差発電等いろんな深層水の利活用、久米島も見てこられたんですけど、今ほど言うように、滑川市では今1,000トンしか使えない。久米島では1日1万5,000トン、15倍の開きがある。  温度差発電に関して言えば、これも私、聞いた話ですけども、表層水との温度差が20度以上ないと温度差発電ができない。富山湾においては、20度以上の差が出るのは12カ月のうち6カ月ぐらい。半年は20度の差がなければ温度差発電もできない。そのへんの実現の可能性もことしの調査研究でされると思うんですけど、その500万を使うだけのメリットというか、そのあたりも含めて、取捨選択しながらやっぱり研究はしていただきたいなという思いもあるんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  石川海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(石川久勝君)  研究費用として予算づけしております費用につきましては、一括して全部をという形ではなくて、1つの項目について、これについてはという形で進めていきたいと考えております。  今ほどありました温度差の発電については、久米島のほうはあくまでも表層水と深層水の温度差、20度の差でやっていっているという形はありますが、うちのほうでは、当然、年間20度の差というのはありませんので、それ以外でできる方法がないか、例えば地熱を使えないかですとか、タラソピアで使っている、温度を温めていますので、それを利用できないかですとか、そういったものも含めて活用について検討していきたいということでございます。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  ありがとうございます。  それでは、次に行きたいと思います。  これまで挙げてきたように、ダイビングスポット、深層水も含めてですけど、きょうのトップバッターの原議員の質問にもいろいろありましたけど、あの滑川漁港周辺というのは地域資源、観光資源があふれていると思っております。もちろん観光の目玉は、これまで、きのう、きょうと議論されているほたるいか海上観光でありまして、ホタルイカも本当にイの一番に挙げられる地域の大事な宝であります。  今後やっぱり、これらの地域資源を効果的かつ有機的に結びつけていただいて、滑川の観光ここにありというような形で、大々的に発信できるようにすべきだと思っております。  そういう意味で、平成27年11月に市議会の当時の公共施設のあり方検討特別委員会より提出した提言書、この中には滑川漁港周辺の一体的な再生整備計画を策定してほしい旨も書いたと思うんですけど、先ほど市長の言われた漁港周辺に市が自由に使える土地がない、それもわかります。  それも含めて、滑川漁港周辺、今の部分も含めて、道の駅ウェーブパークなめりかわ、きょう出たはまなす公園、あのあたり一体的な、再生整備計画というのかリニューアルというのか、そのへんを含めて全体計画というものをやっぱり示さないと、この後立ち行かないのかなというふうな思いもありますので、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  現在、滑川漁港周辺について取り巻く環境が変化しており、どのように活用すべきか考えてまいりたいと思っております。  その中で、今後、漁港周辺の環境を再確認するとともに、まず漁港関係者の意見を第一に考え、滑川漁港周辺の一体的な再生整備計画を検討する必要性を感じているところでございます。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  もちろん、今言われた漁港関係者の意見も尊重していただきたいんですけど、やはりあのへん、観光課も設置したこの折、はまなす公園も含めて、先ほど原議員からありました点から線へ、私は線から面へ、そのあたりも含めて、ぜひ新しい観光課で、このあたりのV字改革も含めて計画の策定を早急にしていただきたいなと思いますけど、もう一度どんなものでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  水野議員がおっしゃるとおりです。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  前向きな答弁ありがとうございました。ぜひ策定に向けて早急に動いていただければなというふうな思いがあります。  そこで最後の質問なんですけど、それをつくるにあたり、やはりスペシャリストというか、そういう方のアドバイスというものが、私はそこも視野に入れたほうがいいのかなという提案で最後の質問なんですけど、外部の人材の活用、先ほど238万の営業という話があったんですけど、例えばですけども、今全国的にも話題というか事例もある地域おこし協力隊みたいなものを公募して、そういった方々に、観光のスペシャリストになるかどうかわからないんですけど、そういう方の人選をしながら、この計画策定に向けて外部の人材の活用というものも考えられないのかなというのが最後の提案なんですけど、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(中島 勲君)  網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君)  滑川漁港周辺の活性化については、漁業関係者並びに漁港周辺の水産研究所等の関連施設のご意見も踏まえ、外部人材の活用が必要かどうか検討してまいりたいと思っております。  また、ご提案のありました地域おこし協力隊の活用については、関係機関及び住民等の調整や活動内容の方向性及び計画が必要となるほか、受け入れ体制の整備や定住・定着のための支援も必要となってくるため、活用の可能性について今後また研究してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(中島 勲君)  水野達夫君。 ○6番(水野達夫君)  最後は、可能性の研究ということで、検討じゃなかったのがちょっと残念なんですけど、いろんなハードルもあると思いますので、全国的には地域おこし協力隊、成功事例もありますが、それ以上に失敗事例もあります。そういったことも研究されながら、そのへんも検討していただければなというふうな思いであります。  ラストバッターとしての質問、先ほどびっくりしたのは、やっぱり滑川蒲鉾の土地を取得したいという、私にしてみればクリーンにヒットかなというふうな思いもあるんですけど、それも含めて、あのあたりのV字回復を含めた整備計画等を早急にお願い申し上げて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございます。 ○議長(中島 勲君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(中島 勲君)  日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第1号から議案第27号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。          ──────────◇────────── ◎請願の委員会付託 ○議長(中島 勲君)  日程第3、請願の委員会付託を行います。  議長宛てに提出されました請願については、お手元に配付してある請願文書表のとおり、総務文教委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  3月12日から3月22日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  3月23日、午前11時から本会議を開き、各委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、3月23日、午前9時まで議長宛てに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。               午後5時29分散会...