滑川市議会 2016-06-17
平成28年 6月定例会(第3号 6月17日)
平成28年 6月定例会(第3号 6月17日)
平成28年6月
滑川市議会定例会会議録 第3号
──────────────────────
平成28年6月17日(金曜日)
議 事 日 程 第 3 号
平成28年6月17日(金)午前10時開議
第 1
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
第 2 議案の
委員会付託
──────────◇──────────
本日の会議に付した事件
日程第1
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
日程第2 議案の
委員会付託
──────────◇──────────
出席議員(15名)
1番 青 山 幸 生 君 2番 角 川 真 人 君
3番 竹 原 正 人 君 4番 尾 崎 照 雄 君
5番 谷 川 伸 治 君 6番 水 野 達 夫 君
7番 高 木 悦 子 君 8番 原 明 君
9番 岩 城 晶 巳 君 10番 中 島 勲 君
11番 古 沢 利 之 君 12番 浦 田 竹 昭 君
13番 開 田 晃 江 君 14番 中 川 勲 君
15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
──────────◇──────────
説明のため出席した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長 杉 田 隆 之 君
企画政策課長 藤 名 晴 人 君
総務部次長総務課長事務取扱 膳 亀 進 君
総務部参事(消防署長) 松 田 良 昭 君
総務部参事財政課長事務取扱 石 坂 稔 君
総務部理事営繕課長事務取扱 砂 田 光 幸 君
総務部参事税務課長事務取扱 嶋 川 渡 君
産業民生部長企業立地推進室長事務取扱 碓 井 善 仁 君
産業民生部参事市民課長事務取扱 濱 松 秀 子 君
生活環境課長 黒 川 茂 樹 君
産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 藤 田 博 明 君
商工水産課長 網 谷 卓 朗 君
農林課長 片 口 和 人 君
海洋資源振興課長 石 川 久 勝 君
建設部長 長 井 孝 芳 君
建設部参事まちづくり課長事務取扱 児 島 正 君
公園緑地課長 川 岸 弘 明 君
建設課長 岩 城 義 隆 君
建設部参事上下水道課長事務取扱 澤 口 幸 二 君
特命担当課長(空家対策) 長 瀬 斉 君
会計管理者会計課長事務取扱 川 原 啓 子 君
監査委員事務局長 妻 木 朋 子 君
教育委員長 吉 田 達 郎 君
教育長 伊 東 眞 君
教育次長生涯
学習課長事務取扱 岡 本 修 治 君
学務課長 上 島 陽一郎 君
スポーツ課長 落 合 真理子 君
子ども課長 石 川 美 香 君
──────────◇──────────
職務のため議場に出席した
事務局職員の職・氏名
事務局長 菅 沼 久 乃
──────────◇──────────
◎午前10時00分開議
○議長(中島 勲君) ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
──────────◇──────────
◎
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(中島 勲君) 日程第1、
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
14番中川勲君。
○14番(中川 勲君) おはようございます。
では、通告してあります諸点について質問をいたします。
まず、1項目目といたしまして、
鳥獣被害対策についてであります。
6月11日の
北日本新聞の第一面に、大変ショックな記事が載っておりました。「熊襲撃か 死者4人目」の見出しであります。秋田県の山林で、熊に襲われたとみられる女性の遺体が見つかった。また、付近で男性3人も遺体で発見されたとのことでありました。
富山県においても5月に31件の熊目撃があり、昨年の倍にあるということであります。この6月になってからも連日のように、小矢部市、南砺市、立山町において目撃されております。いよいよ
有害鳥獣の出没する時期になりました。こうした中、私たちの住む滑川市はどうなのか心配するのは私だけではないというふうに思っています。
1点目として、
有害鳥獣の今年度における
被害状況はどうなっているのか。今年度はまだ2カ月半しかたっておりませんが、被害の状況があるのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 今年度の
有害鳥獣によります農作物の被害につきましては、猿やカラスによる家庭菜園への被害のほか、水稲への被害を確認いたしております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 被害が確認されたということでありますが、費用的には、わかれば答えていただきたいなと思うんですが、どれくらいの被害額があったか。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 具体的な被害額につきましては、水稲につきましてまだ1カ月ほど、また園芸作物につきましても、今からちょうど実がなるという時期で、具体的に集計、まだ把握等しておりません。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) では2点目といたしまして、イノシシ・熊・猿などの捕獲おりは現在何基設置されているのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 現在設置しておりますおりは、それぞれ、イノシシが7基、熊が0基、猿が4基となっております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 今、捕獲おり、箱わなと言うらしいんですが、非常に有効な効果があるということをうたってあります。今年度、この後まだ増設するのか、また誰が設置するのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 今後の設置につきましては、当然、イノシシなどの
出没状況の確認をいたしまして、捕獲隊が一応設置する形になります。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君)
出没状況ということでありますが、これからどれだけ出るかわからない、そんな中で、やはり想定されるところがあるのではないかなと思うんですが、そういった中で、予算の関係上もあると思いますが、予算的には何基の予定になっているのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) それぞれ今のところ、おりにつきましては、熊につきましては、設置はゼロですが保有は2基、猿につきましては8基、設置については4基、イノシシについては12基保有しておりまして、これらを今後
出没状況を見ながら設置することにいたしますし、もし足りないような場合がありましたら、当然、今後購入する形になっていくと思います。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 今回初めてこういった勉強をさせていただいたんですが、やはり設置するにはそういった許可を持っている人が一緒にいないとだめということもうたってありましたので、十分に気をつけていただきたいというふうに思っています。
そしてまた、おりを当然つけるわけですが、そういったおりの中あるいはまた周辺に餌をまくわけですが、誰が行ってまいておられるのか、それもまた確認したいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 捕獲隊の方々にお願いしております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) わかりました。
次に、3点目といたしまして、
有害鳥獣捕獲隊の方々で、猟銃免許あるいはまた
わな猟免許を持っていらっしゃる方が何人もいらっしゃると思うんですが、何人ぐらいおられるのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君)
有害鳥獣捕獲隊におきまして、狩猟免許の取得状況につきましては、銃猟の免許が11名、わな猟の免許が6名、網猟の免許が3名となっております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 今年度、当然、若い方あるいはまたそれなりの年齢の方が取得されようというふうに思っているんですが、ある程度の人数がいないと
鳥獣捕獲隊の隊員も維持できないと思いますが、今年度免許をとろうとしている方がいらっしゃるのかどうかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 一般の方は具体的にまだ聞いておりませんが、今年度、市の職員に免許をとらせようというふうに思っております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 職員の中でおられるということは非常に、この後、職員に希望者はいないのかと質問しようかと思ったんですが、おられるということで安心いたしました。
魚津や黒部市では、消防署員の方が何人も免許を持っていらっしゃるということを聞いております。その方が非常に協力的にしていただいているということも聞いておりますので、ぜひとも職員の中で元気のいい人は、また被害を防止しようという意欲のある方は、どんどんこういった資格をとっていただきたいなと思います。私らみたい年のいった者は無理でありますが、若い人はぜひともお願いしたいと思います。
4点目の質問として、被害防除に電気柵が非常に有効であるというふうに聞いております。今後、どの地域にどれだけ設置されるのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 今年度におきましては、国の事業を活用いたしまして、
上大浦地区に500
メーター、本江地区に1,900
メーター、安田地区に1,800
メーター、栗山地区に1,000
メーター、合計で5,200
メーターの電気柵を今設置する予定にしております。
また、今後につきましても、イノシシによる被害が発生した地域を中心に電気柵の設置を考えております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 現在、これまで設置されてあるところが何キロもあると思うんですが、そこで本当に効果があったという確認はしておられますか。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 効果というか、要は出なかったというような、どう言えばいいんですか、一応おりが張ってあるので、その中の被害はないということで確認をしているという形になります。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) わかりました。
設置に関してはかなり費用がかかると思うんですが、どのような割合で費用を捻出されているのかお聞きしたいと思いますが、それと、冬の間どうされているのか、それも聞きたいなと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君) 今申し上げました国の事業につきましては、全額国の負担で行っております。
また、冬場につきましては、この電気柵は
簡易電気柵ということなので、地元の皆さん、冬場、要は田んぼ等が終われば全部外していただいて、田植えが始まったころにまた設置するという形になっております。ということで、冬場は現場にはないという形になっております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございました。
次に5点目として、
鳥獣被害対策実施隊の設置は考えているかであります。
鳥獣被害防止特措法に基づき、「市町村は、
被害防止計画に基づく捕獲、防護柵の設置といった
実践的活動を担う、「
鳥獣被害対策実施隊」を設置することができる」というふうになっておりました。
全国で、昨年の10月時点で1,012市町村が設置されているということであり、富山県においても10の市町が設置されているということでありました。
滑川市においてもぜひこの
鳥獣被害対策実施隊を設置して、近辺の市町村と連携をしながら取り組んでいただきたいと思うんですが、その考えはあるのかどうかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
片口農林課長。
○
農林課長(
片口和人君)
鳥獣被害対策実施隊の設置につきましては、現在、市の
有害鳥獣捕獲隊の皆様と設置に向けて協議いたしているところであり、この協議が整い次第、今後設置していきたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ぜひとも設置に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。隊長は市長ということになっておるようでありますので、そのへんもひとつ加味して、市民の安心のためにぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、2項目目の質問として、
海浜公園についてであります。
かつて滑川市の公園と言えば、
東福寺野自然公園、行田公園、そして
海浜公園の名前で知られておりました。しかし、現在は
スポーツ・健康の森公園、
東福寺野自然公園、いをのみ公園、そしてまた
滑川運動公園と続いて皆さんに知られているところであります。
こういった中、いつの間にか
滑川海浜公園が聞かれなくなりそうになっているのが現実であります。
海浜公園は海岸に隣接した施設であり、海岸では釣りをされる方やウオーキングをされる方、公園内では
バーベキュー、そしてまた
芝生広場では
ボール遊びをされる親子などを時折見受けることがあります。
ところが、今では本当に公園は、きれいに芝生の手入れあるいは樹木の手入れはされておるんですが、閑散としているのが現実であります。時折
パークゴルフの練習をされている方が見られるというのが現実であります。
この公園の
利用状況をどのように把握されているのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君)
海浜公園の
利用状況についてお答えします。
バーベキュー施設の利用については使用届等により把握していますが、誰もが利用できるオープンな公園であることから、詳細な
利用状況の把握については難しいと考えています。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君)
想定どおりの回答だったんですが、現実に、
スポーツ・健康の森公園があるのになかなか
海浜公園には行けないというふうに私は思っています。あのすばらしい
スポーツ・健康の森公園に一度行けば、この
海浜公園は何かなというくらいの寂しい施設になってしまっております。
土地あるいはまたエリア的には広い公園になっているんですが、その中には防風林のエリアが多数あるということで、非常に今では使いにくい施設だというふうに思っています。
かつて私たちは、子どもが小さいころ、
児童クラブの
子どもたちを200人ぐらい引き連れて、あそこでゲームをした覚えがあります。今は恐らく行かないというふうに思っています。
そういったことから、新たにしっかりとした利用方法を考えていただきたいなという思いで今回質問させていただいています。
あのエリアを航空写真を引き出して公園を見ていますと、駐車場の利用は山側の1列のみのように見えます。したがって、この駐車場の半分以上を
芝生広場に拡充したらどうかなという思いをしております。
2点目の質問として、駐車場が舗装されていないままになっておりますが、その半分以上を
芝生広場に拡充できないかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) 駐車場においては昨年、敷き砂利を行ったところです。現在は
滑川運動公園堀江自然ふれあい広場を整備中であることや、他の公園の整備状況を見ながら考えてまいりたいと思います。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 現在整備中の堀江公園もあるわけですが、公園の配置を皆さん頭で想像していただきたいと思います。市の、それこそ
東部あたりは公園はない地域になっております。市を半分で割ってみますと、ほとんど富山側に公園が集中しているという現実があると思います。
したがって、
浜加積地区、
早月加積地区あたりは公園がない状況になっている。その中にこの
海浜公園があるわけでありますから、やはり皆さんが利用できるようにしてほしいという思いがあります。
この3点目として、公園と隣接する
衛生センターがあるわけですが、今回、解体工事が行われるということになりますと、この
衛生センターの施設自体もやはりフラットな形になるわけですが、この後の利用方法もまだ出されていない状況でありますから、ここを、できれば公園とこの施設、
衛生センターの敷地、そしてまた資源ごみの保管施設を一体的に考えていただきたいなということを思っております。
以前、この
海浜公園に通ずる
取り付け道路をきれいに拡充していただきました。皆さん本当に喜んでおられるところでありますが、ぜひともこの隣接する施設と一体になって整備をしていただければ、やはりこれからの時代、環境の、しっかりと市民に理解していただくためには、この
リサイクルセンター、
資源ごみ保管施設の前を通って公園を利用する、こういった形にすれば、自然と環境の大切さを理解していただけるのではないかなというふうに思っておりますが、3点目の質問として、隣接する
衛生センター解体後に
資源ごみ保管施設と
海浜公園を一体的に整備すべきと思うがどうでありましょうか。考えをお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君)
中川議員から今提案いただきましたいろいろですが、考えは同じだと。私も同じです。
そこで、このいわゆる滑川の公園は、私が市長になる前からも気がついていたんですが、人口1人当たりの公園面積が滑川市はワーストワンだと、こういうことから始まって公園に着手をしてきたわけです。
新しい公園ができ、
東福寺野自然公園もあれだけ立派になってくる、定着してくると、やっぱり
海浜公園は、以前利用されていた方の目的は、非常に皆さんに好まれて、
バーベキュー等盛んに使っていただいたと。地元の浜加積の皆さん方がたくさん使ってかわいがっていただいたということは事実でありますが、新しい公園ができたために人が移動していったなということも事実であろうと思います。
今おっしゃった駐車場のところのことですが、それでも
キャンプ場にはよほど遠いのでありますけども、
キャンプ場というような利用の仕方もないものかということをいつも頭に置いて眺めておるわけです。
キャンプ場というのは、5つ星を最高に、星の数で大体評価をしております。やっぱり
キャンプ場ですから、
バーベキューもできるようにする、水道の施設が整っている、公衆便所もできているということになると、5つ星に近い
キャンプ場になることになります。
それから、今おっしゃったような、今の荒俣の施設の跡なんですが、これも含めて少し考えなければいけません。
と申しますのは、少しこれ、時間をかけて考えなきゃならないのは、今の下水道の残土をしばらくためなければいかん、まだ出てまいります。それも含めて、
海浜公園とあわせて一帯を少しまとまった形にしていきたいなというのが私の頭にあることでございまして、これまた皆さんと相談しながら、使い勝手のいい、また外からも滑川市内からも評価されるゾーンに仕上げていきたいと、このように思っておりますので、これまたご理解いただき、地元の皆さんの意見もまた
中川議員が掌握して聞かせてください。一緒にやりましょう。
終わります。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございます。
市長に前向きなお話をお聞かせいただきましたので、ちょっと安心をしております。
最後の4点目として、
海浜公園を
パークゴルフが本格的にできるように整備してほしいという声が大変多くあります。そういった中で、近年、ご存じのように、
パークゴルフは大変盛んになってきております。
皆さんもご理解していらっしゃると思うんですが、
パークゴルフのよいところは、ルールが簡単で、子どもから高齢者まで誰もが身近な手軽にできる
スポーツであります。特に
高齢化社会の中、人生をより健康で豊かな生活を送るうえでも生涯
スポーツとなっております。それこそ市長がいつも言っておられるように、
健康寿命延伸にもなるというふうに思っております。
この
海浜公園を本格的に、練習程度でいいんですが、やはりだんだん高齢化になると運転するのが辛くなると。東福寺野まで行くのは大変だということをよく聞きますし、何とか自転車で行けるようなところができないか、あるいはまた歩いてでも行けるところがあればいいんじゃないかなという話もよく聞きます。
現実にこの質問をしたきっかけは、そういう人から直接散歩の途中で呼びとめられまして、何とかしてもらわんにゃだめやということを言われたもので、今回この質問をさせていただきました。
特に
海浜公園の海岸、何
メーターか知りませんが、ここはかつて温水が湧いていたという話も聞きます。したがって、この周辺は非常に土地的に温かいんじゃないかということで、冬も雪がそんなに積もらないということを聞きました。そうすると、一年を通して
パークゴルフができるところになるんじゃないかなという思いで、何とかしてほしいという声があったところでありますので、考えをぜひとも聞かせていただきたいというふうに思っています。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君)
海浜公園は、市長答弁にありましたように、自然豊かな海辺の環境の中、海辺の
レクリレーション施設の拠点として、
子どもたちの遊び場や
バーベキューなど人が集う憩いの場として利用されていることから、現在のところ
パークゴルフ場の整備などについては考えておりません。
なお、
芝生広場については、
パークゴルフの練習程度でのご利用をお願いしているところであります。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ぜひともこの先、隣接する施設と一体として取り組む中で、
パークゴルフの練習をきっちりとできるように考えていただきたいというふうに思っていますし、先ほど市長もおっしゃいましたように、
キャンプ場という話もいいのではないかなと。
先般、あるお店へ入ると、滑川のどこでキャンプすればいいかねという方がおられて、道の駅に聞いたらだめと言われて富山の岩瀬を紹介しましたという話もありましたので、そういったこともあります。
現在、
サイクリングが非常に盛んになっているということで、
サイクリングをしながらキャンプする方も多いというふうに聞いておりますので、ぜひともそれらも含めたしっかりとした計画を練って実践していただきたいということをお願いしたいと思っております。
次に、3項目目の質問をさせていただきます。3項目目も高齢者福祉についてであります。
我が国は急速に高齢化が進み、65歳以上の割合が26%以上になる見込みであるということでありました。高齢化により社会に与える影響は大変大きいというふうに言われています。高齢者になっても、住みなれた地域で生きがいを持って住み続けたいと思っているのが全ての人であります。
1点目の質問として、滑川市における高齢者福祉の現状はどうなっているかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) まず
中川議員には、北野町内の老人クラブの会長、そしてふれあいサロンの代表として、滑川市における高齢者福祉に大変ご協力いただいておりますことに対しまして感謝申し上げます。ありがとうございます。
それでは答弁させていただきます。
本市における高齢者人口は、平成28年4月1日現在9,528人で、高齢化率は28.5%、ひとり暮らし高齢者数、これは住民基本台帳の数字になりますけれども、1,549人、同じく高齢者のみの世帯数は2,882世帯、要介護要支援認定者数については1,649人でございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございます。
これまでの自治体は、高齢者の政策を優先させて実施されてきました。少子高齢化の中、これからは若者向けへの政策に切りかえていく必要があるということも言われております。私もそう思っております。上田市長の当選以来、子ども第一主義の政策を優先されているのは私は正解だというふうに思っています。
しかし、これまでしっかりと地域を支えてくれた高齢者、私はもうちょっと足りんと思っているので、私よりも上の人たちは一生懸命これまで頑張ってくれました。この人たちをしっかりと守らきゃならないというふうに思っています。
2点目として、高齢者が安全・安心して暮らせる支援について伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
高齢者福祉の支援としては、まず第1点目ですが、在宅支援事業として、配食サービスや軽度生活支援事業、緊急通報装置設置事業、こういったことをやっております。
2点目としまして、いきがい事業として、各種教室や老人クラブ等への支援、市民交流プラザにおいて毎月第3火曜日に実施しております「悠友サロン〜老人の日」における演芸や介護予防教室を。
3点目として、健康増進対策として、70歳以上の方に対しての高齢者福祉入浴券の配布を。
4点目としまして、介護保険給付や富山医療福祉専門学校のご協力によるはつらつシニアの介護実習講座、各種運動教室などを介護予防事業として実施しているところでございます。
また、高齢者がかかわる交通事故が増加するなど、高齢者の交通安全対策が重要となっていることや、近年、振り込め詐欺などの特殊詐欺においても高齢者が巻き込まれるケースが増えていることから、関係機関と連携を図りながら、高齢者が安全・安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 次に、これまでと違って、行政主体の福祉から地域が支える福祉社会になったというふうに思います。
この地域の中で、生きがいを感じながら安心して生活を送ることができるよう支援する仕組みが重要になってきていると思っております。
また、介護状態に陥らないための予防策や健康管理体制の充実が望まれております。
ちょっと話は違いますが、先日、キラリンに北野長寿会の36名を乗せていただきました。氷見まで行かせていただきました。本当に乗った人は感激をしてくれました。平生は畑へ出たり周りを散歩したりという状況の中、いつもと違った景色、雰囲気を味わうことが高齢者にとっては元気が出るもとではないかなと私はつくづく行って帰ってきてから感じました。本当に皆さん、感激していらっしゃいました。
ただ、残念ながら天候がいま一つだったので、すばらしい立山連峰は見えなかったんですが、もうちょっと工夫すればいいのではないかなと思いながら、せめて海岸線を走れば街並みがきれいに見えるなと後で感じていましたが、それでも皆さん、見えない中でも、ほとんど船内にいないで外へ出て潮風を受けて氷見まで行かせていただきました。本当に皆さん喜んでいらっしゃいましたので、一応報告だけさせていただきます。
そういったことで、3点目として、高齢者の居場所づくりとしてサロン活動を展開されておりますが、状況を伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
社会参加の機会が少なく家に閉じこもりがちな高齢者に対し、交流の場・健康づくりの場を提供することにより、高齢者の介護予防と生きがいづくりを支援するため、介護予防ふれあいサロンを市社会福祉協議会に委託し実施しているところでございます。
具体的には、介護予防の学習・体操や調理実習・食事会、レクリエーション・ゲーム、手芸教室などが実施されており、高齢者の生きがいづくりや閉じこもり予防、地域交流、地域の福祉力向上に効果があると考えております。
平成27年度においては、地区単位において5カ所、町内単位で26カ所、計31カ所において活動助成を行ったところでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) 次に、地域包括システムということが出てきました。先般、私も説明会に行かせていただいたんですが、いま一つわからなかったので、また質問させていただきます。
地域包括ケアシステムとは何かということを調べたんですが、介護が必要な高齢者が住みなれた家や地域で最期を迎えられるようにする仕組みであると。2013年の社会保障制度改革国民会議の報告書で提言されたということでありました。
1つ目として、介護サービスの拡充、2つ目として、医療と介護の連携、3つ目として、配食や見守りなどの多様な支援、4つ目として、高齢者の住まいの整備などが柱だということでありました。
2025年に我々団塊の世代が75歳以上となる高齢者の世帯の割合が26%に達するということであり、一方、医療機関のベッド数に限りがあり、長期入院する高齢者が増えれば必要な治療を受けられない人が出てくるのではないかと。痛みを抱えながらでも地域で暮らせる仕組みづくりが必至であるということで、今回、この地域包括ケアシステムが提案されてきております。
この取り組みについてどう具体的に進められるのかお聞きしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
住民がたとえ介護が必要になっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が求められているところでございます。
システムの構築には自助・互助・共助・公助それぞれが機能し、連携することが重要でございます。中でも、地域住民の取り組みが主体の互助は、意識的に強化を行わなければ機能することが困難というふうに考えております。
団塊の世代が75歳以上となる2025年には、本市でも30%程度が高齢者となる現状を知ってもらい、どのような地域を目指すか考えてもらうきっかけになればと、5月19日から「介護保険の現状と求められている地域包括ケアシステムとは」という内容で、市内9地区で説明会を行っているところでございます。
今後も、説明会等を必要に応じ開催し普及啓発に努めるとともに、新しい総合事業の平成29年度からの確実な実施や、本年10月から施行予定の認知症初期集中支援チームによる個別的な相談体制の強化、既に開始しております在宅医療・介護連携を推進するための協議など、より充実した体制の構築を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございます。
非常にいい制度だなと私は思いますが、ただやはり、現時点において、いざそれをやるとなると、かなり市民の皆さんの理解が得られないと前へ進まないのではないかなというふうに思いました。
前回も説明会に行っていたんですが、町内会の皆さんあるいはまた我々みたい老人クラブの代表等が行って聞いていたんですが、それ以上に、やはり一般の市民の皆さんにも、こういった制度があるので皆さんで協力しましょうという、要は広報というか知ってもらう機会をつくるべきではないかなと私は思いました。
いろんな世話をするのはわかるんですが、それぞれの皆さんのプライバシーもある中で、なかなか進まないのが現実であると思いますし、そういった中、何かわからないんだけど、その会の中にそういった方が入っていらっしゃるというような会をつくっていくことも必要ではないかなと。
何を言いたいかというと、そういった方のプライバシーを守りながら、一緒にいろんな活動を進めていくことが必要ではないかなと私は思っています。
そういった意味で、先ほども言いましたように、一般の市民の皆さんにしっかりとこういったシステムがあるよということも知ってもらう必要があるのではないか、担当の人だけわかっていてはだめだと私は思っていますが、そのへんどうでしょう。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) ありがとうございます。お答えさせていただきます。
今ほどの説明会については、市の広報にも載せまして広く市民に参加を呼びかけたところではございますが、実際、説明会に参加していただいた方々については、地域の中で実際福祉活動を実施しておられる民生委員に町内会長さん、ふれあいサロンの関係の方、こういった方が主だったということでございます。
議員のおっしゃるとおり、今後、先を見据えて、若い層も含めまして、広く市民の方に周知啓発していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 中川勲君。
○14番(中川 勲君) ありがとうございました。
そういうことでひとつまた、大変でしょうが、皆さんで手を合わせて前へ進んでいきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 1番青山幸生君。
○1番(青山幸生君) おはようございます。
それでは、通告に従いまして、以下の質問を行います。
平成29年度重点要望事業について伺いたいと思います。
特別警戒区域とは、警戒区域のうち、土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ、住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域であります。対策としては、擁壁工、のり面保護工、落石防護柵などが考えられます。
そこで、対策の規模、長さ等も含め、(1)本江地区の急傾斜地崩壊防止対策事業の整備促進について、具合的にどのような対策を求めるのか。また他の土砂災害特別警戒区域の状況は。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 岩城
建設課長。
○
建設課長(岩城義隆君) ただいまのご質問にお答えいたします。
本江地区は、がけ高が約20メートル、勾配が39度の急傾斜地であり、保全対象施設としては、県道黒川滑川線や人家24戸、公民館等があります。
これまで昭和48年から平成2年にかけて急傾斜地崩壊防止対策施設が設置されましたが、現在も土砂災害特別警戒区域が広範囲にわたり指定されている状況となっております。
このため市としましては、災害要因に伴う斜面崩壊等、甚大な被害を防止し、土砂災害特別警戒区域の軽減に努めていただくこととしております。
県新川土木センターでは、今年度から対策工法等の検討を行うための測量や調査が行われる予定であり、対策工法について地元の了解が得られれば本格的に事業が推進されるものと考えております。
他の土砂災害特別警戒区域につきましては、山加積地区及び東加積地区にありますが、これまでに急傾斜地崩壊防止対策事業や砂防対策事業などにより整備が行われたことから、区域内には保全すべき人家や道路等の施設は少ない状況となっております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ありがとうございます。これから測量予定という流れですね。
他の区域に関しては、人家等が少ないから緊急性がないというふうな捉え方でよろしいんでしょうか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 岩城
建設課長。
○
建設課長(岩城義隆君) 他の地区につきましては、対策事業が実施されている状況の中で、特別警戒区域が縮小といいますか、本当の森林地域等だけとなっておりますので、人家等が少ない状況となっております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) そうすると、本江地区がやっぱり一番メーンだというので重点要望というふうに解釈いたしました。
平成26年8月豪雨による広島市北部の住宅地を襲った大規模な土砂災害は記憶に新しいと思います。早期に実現できるよう、また県のほうに働きかけ、よろしくお願いいたします。
次の質問にまいります。空き家対策事業及びまちなか再生事業にも影響が大きい永代地上権についてです。
この永代に苦しめられてきたわけですが、おさらいも含め、そもそも地上権はどんなものか。工作物または竹木を所有するためなどの目的で他人の土地を使用する権利であります。普通の地上権の存続期間は、民法第268条第1項「設定行為で地上権の存続期間を定めなかった場合において、別段の慣習がないときは、地上権者は、いつでもその権利を放棄することができる。ただし、地代を支払うべきときは、1年前に予告をし、又は期限の到来していない1年分の地代を支払わなければならない」。2項は「地上権者が前項の規定によりその権利を放棄しないときは、裁判所は、当事者の請求により、20年以上50年以下の範囲内において、工作物又は竹木の種類及び状況その他地上権の設定当時の事情を考慮して、その存続期間を定める」。裁判所が定める。
永久ではないので今のような条文のとおりなんですけども、普通の地上権は。全部事項証明書を見ると、権利部に記載されております。永代の場合はしっかりそこに「永代」というふうに記載されております。今まで権利でしたので、もう誰も何も手を出せなかったわけですね。今回そこにメスを入れる要望になっております。
そこで、(2)永代地上権の抹消に係る法整備について、休眠状態とはどのような状態か。お願いします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
永代地上権は、明治33年4月施行の地上権に関する法律により、1年以内に登記をしなければ第三者に対抗することができないと定められたことで法の手続が必要となり登記されたものであります。
その永代地上権の中で、承継されずに権利者がわからなくなったもの、権利者の居所がわからなくなったもの等、その権利が行使されることなく登記のみが残っているものを休眠状態としております。
市内には約660筆の永代地上権が設定されており、その約2割が休眠状態となっているものと認識しております。
休眠状態の永代地上権は、まちなかの土地の流動及び集約、公共工事等の障壁となっていることから、重点要望事業として各所へ働きかけるものであります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 全体の2割程度が今のところちょっと厳しいという話なんですが、1点確認なんですけれども、やはりそれは相続等がなかなかできないですよというような状況、具体的にどんな状況かもう一度お願いします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 今ほど申しましたとおり、明治34年から、今からですと115年程度前に設定されてから、今議員言われるように、承継が、一般の登記であれば、代がかわれば、土地家屋は代々息子さんとかに法定相続人で相続されていくわけなんですけども、地上権というのは固定資産税もかからないし、そのまま放置されていっていると。な問題で、結局長い間、今言いましたように115年程度全く動いていないというものが2割程度あると。そういうものについては、何らかの措置をしないと、今後、永代地上権の2割程度のものというのは、財産権でありますけど、地主と地上権者の財産になると全く動いていないものですから、それについては何らかの処置ができるのではないかということで今回お願いする項目として上げたものでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 非常にわかりやすく、承知いたしました。
私は法律とは、その時代時代で不都合があれば変えていくものだと理解しております。実現したら、防災も含め、危険な老朽空き家の問題、多方面で解消していくと思います。実現するまで毎年毎年要望に入れてほしいと思いますが、そこらへんもう一度、ちょっとお願いします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 当然、今まで申しましたとおり、滑川市の旧町部というのは、これがあることによって全く動いていない、それから災害にも危ない、それから津波や何かのときに影響があるということで、工事をしようと思っても進めないという状況でありますので、当然、まあ手を加えたというのは初めてかと思いますけれども、やっぱりこのままずっと放置していけば、もっと100年、200年このまま放置ということになりますので、動くまでずっと頑張りたいと思います。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) よろしくお願いいたします。
大きな2、人命を守る防災についてです。
きのうの代表質問でもありましたが、私なりにまた質問させていただきたいと思います。
AEDは2004年7月より、医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。前回の尾崎議員の質問答弁では、市内に130台の設置があり、うち関連公共施設の設置は47台となっているとのことでした。
日本救急医療財団全国AEDマップがありまして、私もそれを拝見させていただいたんですが、まず滑川にあるのか。(1)滑川市版AEDマップは作成しているか。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 松田消防署長。
○消防署長(松田良昭君) 滑川市AEDマップについてお答えをいたします。
滑川市独自のAEDマップは現在のところ作成しておりません。日本救急医療財団のホームページ全国AEDマップに滑川市内130カ所、うち公共施設47カ所が掲載されておりますが、今後はより市民の皆様に周知するため、滑川市AEDマップを作成し各ご家庭に配布をいたします。またあわせて、滑川市のホームページからも滑川市AEDマップを閲覧できるようにしたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 前向きに検討されて、配布、ホームページに載せたいという話なんですけど、いつごろとか言えるのであればぜひ聞かせていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 松田消防署長。
○消防署長(松田良昭君) お答えいたします。
今、マップの作成に試験的に取りかかっております。具体的にいつごろとは申せませんが、なるべく早い段階で作成をしたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 待っております。
関連しますので次の質問にまいります。
本当に急病の方が目の前にあらわれたときAEDを使用できるか。2004年前に運転免許を取得された市民の大勢の方は、使い方がわからない方も非常に多いかと思います。
そこで、(2)AED救急講習会は、どのぐらいの期間に一度開催されているか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 松田消防署長。
○消防署長(松田良昭君) AED講習会の開催についてお答えいたします。
AED講習会は年間を通して実施しておりまして、企業、町内会、各種団体、個人からの申し込みに随時受け付けし対応しております。
また、9月の救急医療週間には、消防署から広報で受講を呼びかけて実施しております。昨年は48回の講習会を開催し1,241人が受講されており、ことしは5月末までに13回、401人が受講をされております。月平均では3、4回のペースで実施していることとなります。
以上です。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) かなりの方が受講されているというので安心したんですけれども、今、使い方の話をされたと思ってちょっとほっとしているんですけども、先日テレビを見ていましたら、まちで歩く方にAEDを5分以内で見つけられますかという案内に、一生懸命頑張っていたんですけれども、実際やっていただくと、5人中4人の方が5分以内に見つけられなかったという。成功の可能性が1分ごとに7から10%低下するということで、一刻も早く電気ショックを与えたいと思います。
また、使用実験では、焦りが募り、音声ガイドに驚いたり、聞きなれていない部分で聞き取れなかったりだとかいろいろあったんですが、そういった、5分以内にAEDを見つけて、各企業だとか公共施設の周りでいいんですけれども、実際探していただいて、それをまた、ほかの所管だと思うんですけど、走って見つけたりしますので、「キラリン健康ポイントゲット!」というイベントを考えていただきたいなと思うんですけど、そこらへんはどうでしょうか。
○議長(中島 勲君) 松田消防署長。
○消防署長(松田良昭君) お答えいたします。
5分以内にAEDを探し出せということなんですが、たまたま発生場所がAEDを設置されている対象物の近くであったとかということであれば、5分以内の確保は可能であると思います。ただ、その表示を見つけられるか、あるいはAEDマップで設置してあるところが頭の記憶にあるかどうか、こういったことも問題になると思うんですが、AEDを早く見つけ出せる、そういった講習の中にそういったことも取り入れていけばどうかなというふうに、検討してみたいと思います。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ありがとうございます。ぜひ検討していただきたいと思います。
逆に5分超えてくると、コンパクトな市なので消防署が来ると思うんですね。その間が勝負だと思いますので、ぜひそこらへん、しっかり検討していただいて、見つける人が多ければ早いほど処置が早くなるという意味でお伝えしていますので、ぜひ検討をよろしくお願いいたします。
次の質問にまいります。
先月、総務文教委員会の行政視察で福島県相馬市に行ってまいりました。昨日もその話をされていましたけれども、改めて津波の脅威を感じたところであります。
そこで、(3)危機管理班はどのような津波対策をしているか。また防災無線は適切に機能しているか。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) それではお答えいたします。
今年度より、あらゆる危機に対応できる危機管理体制を構築するために、市職員9名で編成する危機管理班を設置したところであります。
具体的な活動はこれからではありますが、まずは危機管理の知識習得のため、今月末に県の危機管理課から講師を招いて危機管理研修会を開催することとしております。
そこで、この研修会の中で、津波災害対策も含めた今後の危機管理体制について検討していくこととしております。
また、防災行政無線については、スピーカーから放送が届く範囲を調査したうえで、平成9年度に市役所の親局と市内34カ所の子局を設置したところであります。しかしながら、一部では、風向きや住宅の遮音性能の向上などによりまして、聞こえにくいという声があったことから、平成24年度に防災ラジオを導入し、市内全域に情報が届くようにしたところであり、聞きにくい場合には防災ラジオを利用していただくようPRを行ってきているところでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 今、これから始めて研修していきたいという答弁だったかと思いますが、ちょっとそこから離れて防災無線の話なんですけども、相馬市では伝承鎮魂祈念館を拝見させていただきました。祈念館の中では、海沿いで民宿を営んでいた語り部さんの話を聞いていたのですが、震災当日は消防団は回ってきたが、防災サイレンもアナウンスも聞こえなかったといいます。私は当日の状況を詳細に説明していただきましたので、本人の記憶違いではないと思っております。しかし、相馬市さんの話では、防災無線は海沿いにしっかり何基も設置してあると。事前にマップを見せてもらったんですけれども、見ました。きっと風の流れや、当時、停電だったそうなので、何かのふぐあいか問題があったとももちろん思います。
滑川市の防災無線は海沿いのほうで6基ありますが、聞こえづらい場所など、また有事にも大丈夫なのかというところをもう一度お願いします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) お答えいたします。
現在設置してある防災無線につきましては、市内全域をカバーしたいということで、半径700メートルから約1,000メートルの間隔で設置してあります。
そこで、先ほども言いましたように、何らかの事情で聞き取りにくい、こういった場合には防災ラジオをぜひ活用していただきたいと思います。
あわせて、デジタル化という問題も近い将来発生してくるわけなんですけども、今、相馬市のほうでは、防災無線の内容を電話で確認できるというようなシステムになっておるというふうにもありました。そういったことも今後、デジタル化に向けて検討していきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) いろんな分野でもそうですけども、今、ラジオだとか電話だとかのいろんな新技術がありますので、一番大事なのは、並行して、その人が危険だとそのときわかればいいと思いますので、どんな形でもいいので、しっかりそこらへんの対応をこれからも進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは次の質問にまいります。
熊本県は一連の地震で、これまでにおよそ13万7,000棟の住宅で全壊や半壊などの被害が確認されたと発表されております。
調査データによると、4月16日、本震発生時では、家が倒壊した建物が旧耐震基準である昭和56年5月以前の家屋で35%、昭和56年6月以降の新耐震基準の家屋で12.6%と比較して非常に高くなっております。
そこで、滑川市でも耐震を強化していかなければというふうに思っております。
本市でも滑川市域耐震改修促進計画を掲げ、平成27年度末までに住宅・特定建築物の耐震化率を90%にすることを目標に明記されております。
方針には、住宅耐震改修の阻害要因、1、費用・労力負担、2、技術的知識の不足、3、効果のわかりにくさ、4、想定される地震被害への意識の低さ、5、ライフサイクルとの不適応、大きく5つ出ております。私は、1の費用・労務負担、2の技術的知識の不足が大きいと思っております。もっとわかりやすく、かつ明確にできないか。
そこで、(4)木造住宅の耐震改修工事費用の補助について、耐震診断で総合判定が1.0以上になる改修工事とはどのような工事か。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
滑川市木造住宅耐震改修支援事業費補助金については、住民の生命と財産を地震から守るため、住宅の耐震化を進めることを目的として、平成17年度より実施しており、1件60万円の補助を行っております。
また、高齢者世帯等の増加に伴い近年、住宅の部分改修のニーズが高まったことから、木造住宅の耐震化を一層推進するため、平成27年4月に滑川市木造住宅耐震改修支援事業補助金交付要綱を改正し、住宅の部分改修も補助金交付の対象にしたところであります。
工事の内容につきましては、耐震診断の結果に基づき、各住宅の大きさや壁の量等を見て、筋交いや接続金具、構造用合板が入った耐力壁を建物全体にバランスよく配置することにより補強を行うものであります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 今課長のおっしゃるとおりなんですけども、そこが見えないからなかなか進まないのと、費用の問題が非常にでかいんじゃないかなというので、いろいろ計算式があると思います。しかし、よりシンプルに説明をしていただければいいのかなと思います。
すなわち、具体的にどんな改修をしなければならないのか、わからなければ補助を使って耐震はしないと思います。例えば6畳間の間取りなら、方筋交いやたすき掛けがおよそ何個入ればいいのかだとか、今お話しのとおり、面材の耐力壁に構造用合板を張ればもっと上がりますね。
また得意なサンプルを持ってきたんですけれども(サンプルを示す)、今、要は56年以前はこういった状況なんですね。皆さん、これ、ねじのとめ方は一緒ですよ。こうなるわけですよ。で、ばたんと倒れて崩れるんですけど、ここに方筋交いだけでも1本入れることによって、同じとめ方ですよ。説明が要らないぐらいですよね。これに構造用合板を張ればどうなるかというのも非常によくわかるんじゃないですかね。
何を言いたいかといいますと、一番問題なのは、外部を触ってしまうとサイディングやトタンにとんでもない費用がかかってしまいます。
そこで、内側から柱、桁をつなぐ金物、また柱、土台をつなぐ金物、さらには構造用合板を張り、その上から耐火のためのプラスターボードを張ればどうでしょうか。これで耐震はぐっと上がるはずです。外を触らなくても少ない費用で耐震できますよと伝えることがよいのではないでしょうか。
例えば今のような室内からできる方法は、90万円あればかなり改修できると思いますし、最大補助が60万円ですので、手出しが30万円。すごく現実的な値段で耐震ができると思います。
6月の広報なめりかわにもでかでかと、「「地元は大丈夫…」の意識は捨てよ!」と地震について載せてありました。今みたいな状況を今度載せていただきたいと思っておりますが、昨年の答弁では、56年以前の建物は、7,218棟中、補助を使ったのが3棟と非常に少ない状態になっております。もう一歩進んだ費用がかからない改修の研究などをしていただきまして、新たに広報に載せて耐震補助のアピールをしていただきたいと思いますが、そこらへん、課長、もう一度お願いします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、前回まででは3件だったんですけど、現在のところは4件と1件増えたわけなんですけども、ただ、今言われる中で、まず耐震の診断を受けていただかないことには次のステップに行くことができません。なものですから、やっぱり広報の中では、耐震診断を受けていただいて、どこをどうすればいいのかというのを明確に個人の方にしますということだと思います。
それで、平成23年の5月に、今議員お示しされたようなこういうものを全戸に配布しております。(資料を示す)この中には、示されたような筋交いとか鋼板とかを入れれば、こんな感じで耐震アップになりますよというのがあります。
ただ、今耐震される4件の方を見ていると、今議員言われるように、部屋の中とか、そこだけじゃないんです。やっぱり外壁から屋根から全部直されるんですね。そしたらやっぱり60万では直らないんです。1桁上ぐらいのお金になるものですから、耐震はされるけども次のステップに行かないということがあります。
ですけど、今議員言われるように、中だけでも、何部屋だけでも直すというのはやっぱり今、お知らせして、どこか逃げるところだけでもつくっておかなければならんというのはお示ししなければならないというので、また広報の中にも頑張って出したいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 今話した内容、課長にすごくよくわかっていただいたので、これから楽しみにしております。広報等でお願いします。
いつ、どこで起こるかわからない。日本がいかに世界で一番地震国であるかを示すデータがあります。頭の中でちょっとパーセンテージを描いてほしいんですけども、日本の国土面積は約38万平方キロメートルで、全世界の陸地面積1億3,500万平方キロメートルの約0.28%でございます。頭の中の円グラフ、0.28を描いていただければいいと思います。その0.28しか占めていないこの小さな日本で、マグニチュード6以上の大地震に限定すると、何と世界で起こっている大地震の22%が日本で発生しています。
グラフの中で22%の0.28、考えていただければすぐわかると思うんですけども、東日本大震災の津波の例外を除けば、ほとんど建物内で亡くなっております。阪神・淡路大震災では、神戸市内でお亡くなりになった方の場所、死因は、83.3%の方が建物の倒壊や家具の転倒を原因とする窒息死、圧死、頭部や内臓の損傷などでした。次に多い死因は、火事による焼死が12.2%、これらは家の倒壊によって避難できなかった方が尊い命を奪われてしまったという結果でございます。
足しますと、95.5%の方が建物の倒壊が原因でお亡くなりになっている。100%中95.5%です。言いかえれば、倒壊しなければこれらの方がほとんど死ななくて済んだのではないかと思います。
きょうの質問は、防災についてではなく人命を守る防災にしたのは、そういった思いで質問させていただいております。これは市単独で補助を上乗せするぐらいでもいいのではないかなと思うんですが、課長、どうでしょうか。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 議員ご指摘のとおりでございますが、市の補助とか県の補助に対する、県30万、市30万でやっておりますので、県の動向を見ながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 予算の話等々も絡むので、しつこく課長にお願いするのもあれなんですけど、要は、耐震化率を今90%に持っていきたいという話なので、3件が4件に上がったというのもまた微妙なところだと思います。それ以上は突っ込まないので次に行きますが、また検討のほうをよろしくお願いします。
次の質問にまいります。
滑川市地域防災計画の一部修正について、書面を先日拝見いたしました。提案していました危険度レベル表を追加していただいたことをうれしく思っております。今度はそのレベル表を市民に周知していかなければなりません。
そこで、(5)危険度レベル表をこれからどう周知するのか。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) 昨年6月定例会におきまして議員から提案のありました避難指示等のレベル表示につきましては、避難準備情報をレベル1、避難勧告をレベル2、避難指示をレベル3とする3段階の危険度レベル表示として、先月の地域防災計画に追加したところであります。
危険度レベル表示を含む地域防災計画の修正内容につきましては、今月より市のホームページで確認することができます。また、今後につきましては、市広報でも周知をしていきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 課長に言っていただいたとおり、そうやっていろいろPRしていっていただきたいと思っております。
私がレベル表を提案した理由は、「冷静に正しく恐れてください」です。レベル3の避難指示になりましたら、市民が迅速に避難できるよう、また広報等、今お話しいただいたとおりにアピールをお願いいたします。
次の質問にまいります。
きのうの答弁では、これから検討していくという話もありました。せっかくですから、防災も含めてプランを立てられないか質問させていただくんですけれども、3月予算で駅前再開発事業調査費として中滑川駅前及び解体を行う駅前住宅跡地の再開発について、調査研究費で100万円計上されました。
(6)中滑川駅周辺の跡地利用はどうか。防災も含めた施設にできないか。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
きのうの副市長の答弁にもありましたけど、内容は特にあまり変わらないんですけども、中滑川駅周辺はまちの顔となる地区であり、にぎわいを創出するような地区の形成が必要であると考えております。
再開発事業の実施に向けて調査研究しているところであります。議員ご指摘の防災も含めた施設の整備も含めて検討してまいりたいと思います。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 今ほどそういった、どんなものを建てるか、規模等々もいろいろこれからなんでしょうけど、検討していただきたいと思っております。
限られた財源などの資源を投入してつくった施設を、平時はもちろんのこと、有事にも利用する考え方が国土強靱化も含めて基本的な考え方だと思います。いわゆる平時活用、有事活用です。
例えば、提案なんですけれども、中滑川駅前に公共施設を建てる場合、屋上を駐車場にしたり、歩行者もスロープで上がれるようにして、平時では駐車場、有事では津波の避難場所、その屋上に公衆電話等の設置、他には耐災害性の高い無線LANの機能、そういったものがいっぱいいろんな会社から出ておるんですけれども、太陽光パネルと蓄電池をつけるなど、有事の際には自律的に周辺のスマホ等に災害情報を提供することができますし、そして平時のときには、住民または外国人を含む観光客にさまざまな情報を発信するまちの情報端末としても使えます。IoTの技術も進んでおります。東京大学教授の坂村健教授も、平時活用、有事活用をともに考えない対策は費用倒れと言っていらっしゃいます。ぜひこのようなことを検討できないか、ちょっと先ですけれども、お願いします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 議員おっしゃるとおり、今からつくるものでございますから、できた後に、あれも足りなかった、これも足りなかったと言われるようなものでないようなものを調査研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 跡地も含めて、たしか1億8,000万ぐらいでしたっけね。これから建てる金額もばかでかい金額になりますので、ぜひともそこらへんを考慮に入れて、有事、平時の利用を考えながらまた検討をよろしくお願いします。
次の質問にまいります。大きな3、子育てしやすいまちづくりについてです。
4月23日の開館から早くも2カ月弱がたちました。連日、
子どもたちの笑顔でにぎわっております。私も子どもと行きました。すてきな新児童館だと思います。
当時、私が初めての質問で、児童館だったと思うんですけれども、
子ども課長だった砂田課長から、来館者数を旧児童館より2倍程度にしたいという答弁をいただいたのを覚えております。きのうの話ですと、まだ始まって八千幾つぐらいの人数なのに対して、多分旧児童館、僕の記憶が間違っていたらすみません。延べ1万4,000人ぐらいだったと思うんですね。完璧にその2倍以上の推移で、うれしい報告だと思うんですけれども、そうなってくると、今度は職員の数が気になってまいります。
(1)想定外も含めてですけれども、新児童館が開館して入館者数が増えたが、職員は足りているか。お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 石川
子ども課長。
○
子ども課長(石川美香君) それではお答えいたします。
児童館におきましては、職員は現在5名体制で対応しており、また土・日につきましてはアルバイトも含めて対応しているところでございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 5名で、土・日に関してはアルバイトも含め対応しているという流れなんですけれども、例えば子どもの日だとか、ああいったわーっと集まるときに、今始まってまだ2カ月弱なんですけども、始めてみてのトラブルとか何か思い当たる節があればお願いします。
○議長(中島 勲君) 石川
子ども課長。
○
子ども課長(石川美香君) 今のところ特段思い当たることはないんですけれども、やはり祝日ですとかそういう繁忙期に関しては、アルバイトの方を要請しまして、何とかトラブルがないようにしていきたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 安心しました。
言い方は違うかもわからないですけど、恐らくバブル的にわーっと一瞬過熱している状態だと思うんですね。これから、極端に減ってほしくもないですけれども、少しずつ緩やかになっていくのかなというふうに思っております。
これからもイベントや祭り、大会がありますので、
子どもたちが伸び伸び遊べるように、また適切な人員配置をこれからもよろしくお願いいたします。
それでは、最後の質問にまいります。
県内初所得制限のない第2子保育料完全無料化。16年度は約430人分、事業費1億969万円。
私も子育て世代であります。3月の議会では、岩城議員の、勇気ある政策を支持する、少子化対策にはインパクトのある決定打が必要だとの意見に賛同したところでもあります。
さて、実際に第2子保育料完全無料化になり、さまざまな方面でいろいろな意見が聞かれると思います。
そこで、実際の意見等も含めて、(2)第2子保育料完全無料化の反応はどうか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 石川
子ども課長。
○
子ども課長(石川美香君) 実際に保育所等の施設を利用しておられる保護者の方々からは、経済的負担の軽減を喜んでいらっしゃる声ですとか、育休期間を短縮して早目に職場復帰をするという方もいらっしゃいます。さらに、もう1人産みたいという声もいただいております。
また、市外に住む未就学児の保護者の方からは、滑川市に転居したいという声も聞かれておりまして、第2子保育料無料化の反響がうかがわれるところでございます。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 予想以上のすばらしい反響だと思うんですね。
今、いい内容ばかりなんですけども、当然、今の流れだと、生み育てる側からすると非常にありがたいことだと思うので、そういった意見になるんだろうなと思いますし、何を言いたいかといいますと、次、今度、じゃ、これをどう情報転換させていくのかなというのが気になるんですね。
同年代の―私も同じ年代なので―情報によりますと、最近滑川へ転入される方に多いのは、言われたとおり既に第1子がいて、これから第2子を考えたいというパパ・ママが多いと聞きます。もちろん、しっかりマイホームも購入されているとも聞いております。
市民からも称賛の声が今のように多数聞かれております。他市から引っ張ってくるだけの政策と勘違いする方も多少いらっしゃいますが、個人的には、そもそも他の市で2人考えなかったご家庭が、滑川市の第2子保育料無料化を知り、転入し、子どもを授かっていただければよいかと思っております。
少子化問題は県はおろか国の問題であり、滑川市なのか、魚津なのか、黒部、上市で産むのかの問題よりも、社会構造的に、将来にわたり我が国の船に乗る人間が一人でも多くなればよいと考えております。
そして、子ども第一主義の滑川市が先頭を切ってやっていく、そういったところはもっとPRをしていただきたいなというところなんですけれども、そこで、最近あることに気づきました。30代の、いわゆる我々の年代は、第2子保育料無料になったのはほとんど知っております。かなり率が高いですね。ほとんど聞いても、なったんでしょと、こちらから言わなくても向こうから提案していただける、聞いてくださるぐらいなので、詳細を伝えるだけという形なんですけれども、先日、いろいろまた、今度若い知り合いの方も増えてきまして、25歳以下の男性、女性ともにまだまだ認知度が低いです。
そこでまた提案なんですけれども、「静かで平和なまち なめりかわ」、あのポスターですね。定住するにはすばらしいポスターだと思っております。しかし、やはり第2子保育料無料ほどインパクトのある施策はないですよね。これをやって伝えない手はありません。
そこで、いつものとおり、3枚、ポスターのイメージサンプルをつくってまいりました。またちょっと対照的な部分も用意したのでごらんください(スケッチブック示す)。
キャッチコピーも私なりに振り絞って頑張ってきたんですけど、大切なのは次世代につなぐこと、県内初第2子完全保育料無料化、バックが保育園のもので、別にどこの保育園でもいいんですけれども、こういったほのぼのとしたものか、もしくは、はたまた若者になじみのあるようなフォントを使っていただきまして、某携帯会社のまねと言われるとちょっと辛いんですけれども、ごらんください。第2子も第3子も県内初保育料0円。これは非常にわかりやすいと思うんですね。こういうのが出てくると非常にわかりやすいと思います。
もう1点が、今度はもうちょっとかわいらしく、3つそろえばこんな感じで、対照できるものを持ってまいりました。
何を言いたいかというと、またいつものとおりなんですけれども、富山県初です。差別化したものを伝えるのは発展させるための鉄則でもあります。どちらか検討できないでしょうか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 石川
子ども課長。
○
子ども課長(石川美香君) とてもいいポスターだと思いました。大切なのは次世代につなぐこと、すごく私の中にしみじみと入りまして、とてもいいキャッチフレーズだと思いました。ぜひとも議員のご提案のほうを私は採用させていただきたいなというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) これ以上ない答弁をいただいたので、ありがとうございます。
ぜひ採用していただきまして、これから全国に向けて子ども第一主義、そして、いつかは人口減少克服日本一の滑川をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 5番谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) あらかじめ通告してあります諸項目についてお尋ねをいたします。
最初に、熊本地震を受けて各町内会の自主防災のあり方についてですが、4月14日に突如発生した熊本地震から2カ月が過ぎましたが、まだ避難所生活の方々が6,431人、家屋の全壊、半壊、一部損壊の罹災証明書の申請が約10万4,500件あり、想像をはるかに超える大規模な地震災害になりました。そして、いまだに震度5弱の余震も発生しており、地震が鎮静化して一日も早い復旧と復興を願うばかりです。
熊本県は、富山県と同様に地震が発生しにくい地域として、地震保険の掛金が最も少ない地域とされていて、地震とは無縁と思われていた地域でしたが、その安全神話は崩壊してしまいました。
私たちが住んでいる富山県も災害の少ない地域と考えていますが、熊本と同様に、いつ大きな地震が起きてもおかしくない、決して他人事ではないというふうに思います。
今回の熊本地震を期に、富山県、そして滑川市は大丈夫という意識を捨て、災害時の被害を最小限にするために、各自が災害にどう備えるのか、そして、特に各町内会の自主防災のあり方をもう一度見直してみる必要があると思います。
昨日の高木議員の代表質問に、自助、共助を促すための取り組みについて質問がありましたが、私からは特に自主防災組織について質問をさせていただきます。
1番、阪神・淡路大震災以降、本市においても各町内ごとに自主防災組織が結成されてきました。平成28年3月現在の自主防災組織の数は、いただいた資料から、平成8年に3町内会からスタートし、平成11年に27町内会、そして平成17年に34町内会、それで、平成18年から一気に増えて、平成21年の3年間で99町内会になりました。その後、少しずつ増えて、現在、104町内会がこの自主防災組織を結成されております。
世帯に占める割合及び人口に占める割合でいきますと92%近くということで、ほとんどの町内会でこの自主防災組織が結成されてきたというふうに思います。
そして、定期的に自主防災活動や防災訓練を実施されている町内もあると思いますが、一方では、私の町内会のように、結成当時のままの組織表でそのまま見直しをしていない町内会も多いのではないかというふうに思っております。
例えば炊き出しの担当部署は、私の町内では婦人会になっていたわけですが、既に婦人会はなくなってしまっております。そして、私自身が町内会長をしているときに組織の見直しを提案いたしましたが、そのまま現在に至っております。そこには、富山県は災害がないところだとの意識があったからではないかということで、私自身も本当に反省をしておる次第でございます。ほかにも同様に、婦人会がなくなった町内会も多くなってきているというふうに思っております。
今の自主防災組織のままで災害が発生した場合、混乱して、全く機能しないで甚大な被害が出るのではないかと不安になります。
今回の熊本地震は、町内会としての自主防災組織の見直しをするチャンスだと考えて、有事に対応できる自主防災組織の見直しを行政サイドから促すべきだと思いますが、この点についてお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) それではお答えいたします。
今ほど議員が言われましたとおり、市内の自主防災組織につきましては、平成8年に3つの組織、そして現在では104の防災会が組織されております。
そこで、各自主防災会では、設立当時に規約とそれぞれの防災計画が定められております。特に防災計画のほうでは、日ごろの組織の活動のほか、災害発生時の行動のあり方、それから各役割分担が定められております。しかし、その防災組織の半数が設立から10年以上経過し、今ほど言われました役員の交代や内部組織の変更等もあります。
そこで、まずは必要な見直しを行うとともに役割分担等を再認識していただきますよう要請していきたいというふうに思います。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) ありがとうございます。
後でまた、それにかかわることで質問したいと思いますので、次に移ります。
次に、防災訓練、防災資機材の整備、点検、修繕などの防災活動に対し、また、一時避難場所の公園などに街灯を設置する費用の補助など、本市では自主防災活動補助金制度がありますが、近年、各町内会においてどのような防災活動に活用されているかお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) 自主防災活動補助金の件でございますが、最近では、平成26年度は15の自主防災会、そして昨年度では12の自主防災会が補助金を活用しておられます。
その主な活動としましては、防災資機材の整備や修繕、避難訓練、消火訓練、防災講話などであります。
また、訓練の開始を知らせる花火、それから自主防災会独自の避難経路マップの作成にも活用されております。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) ありがとうございます。
次に、豪雨災害の場合と、地震災害の場合と、避難ルートや避難場所が異なってくる場合も考えられます。また、災害弱者の避難を誰が手助けするかなど、各町内会で自助、共助、もう1つは、昨日高木議員もおっしゃいました近助の力をかりるということで、これについて見直しをする必要があるというふうに思っております。
そのためのひな形、サンプルを作成して、これまでの組織の見直しなどを促してはということで、自助といたしましては、当然、先ほどありましたように、建物の耐震化、家具の転倒防止など、地震が発生したら、まず自分自身の安全を確保し、地震の揺れがおさまってからガスの元栓を締め、電気のブレーカーを切るなど、災害を最小限にとどめるには自主防災の意識を高める必要があると考えております。
共助、近助についても話し合いをするためにも、昨日、高木議員が提案されていた滑川版の「東京防災」を早急に作成して、各町内会で自主防災について話し合いをしていただけるように、この作成をお願いできないかお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) 滑川版「東京防災」につきましては、きのうの質問にもお答えしたとおり、検討させていただきたいというふうに思います。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) 前向きなご回答をいただいて、もう1点お聞きしますが、いつごろまでに作成できるか。中身的には、多くのことではなくて、先ほど申し上げました自助、共助に係る点で、自主防災を主にまとめていただいて話し合いができるようにしていただくということで、項目的にはそんなに多くなくていいのではないかなと。「東京防災」ですと相当なページ数になっているということですが、そういうことでご検討いただけないか、もう一度ご回答のほうをお願いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 膳亀総務課長。
○総務課長(膳亀 進君) これまでも市のほうでは、家庭で日ごろからできる防災対策として、広報とか防災マップとかにも掲載してお知らせをしてきておるところでございまして、いつごろまでにかというのはこれからということもありますので、早々に検討させていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) やはり一日も早く作成をしていただいて、それぞれの町内会で自主防災について話し合いをしていただくということで、いつ地震が起きてでもというふうな備えをするという意味で、また早急に対応していただきたいというふうに思います。
次に、2番目の大きな項目の滑川市の海上観光についてですが、まずはじめに、ほたるいか海上観光について、3月20日から5月8日までの50日間の実施期間でしたが、天候不順による欠航で、残念にも23日間の運航になり、延べ889人の乗船者数で対前年で91人減という結果になりました。
やはり、ほたるいか海上観光は滑川市でしか体験できない本当に重要な観光資源です。本年度から市で購入した観光遊覧船「キラリン」で運航しましたが、定員が40名とこれまでより10人減となり、切符の販売も数日で完売となるほどの人気があります。
来年度ですが、各週末、ゴールデンウイークの期間だけでも、期間限定で2隻運航ができないかとの要望があります。
2隻運航に向けて、今後の課題は何かお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。
本市を代表する観光資源であるほたるいか海上観光を一人でも多くの方に見ていただきたいという思いは強く持っておりまして、観光遊覧船運航会社と検討協議する中では、船長等の手配が難しい状況にあるということもございまして、それらの課題について今後も検討してまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) ぜひとも、やはり2隻運航が可能になるように、先ほども申し上げましたが、本当に3月20日から5月8日の50日間ではなくて、短期間でのということで、また前向きにご検討をお願いしたいと思います。
次の質問に移らせていただきますが、富山湾岸クルージングについてですが、これ自身は4月29日よりスタートしたわけですが、PR不足もあって、実績的には乗船者数は19日間の実績で237人、これ自身は、4月29日から5月8日までの10日間、それと5月21日から5月31日までの9日間、19日間の実績ということで、それで、何を申し上げたいかというと、先般、こういうことを受けまして、滑川市観光協会の総会が6月10日にありまして、そのときに新聞記事に載っている項目ですが、この富山湾岸クルージングのPRを強化し観光振興につなげることを確認したと。そして、名誉会長の上田市長のほうからは、「滑川市の観光はまとまりがないと言われるが、私自身もそう感じ反省している。今はチャンスであり、力を合わせて取り組みたい」という新聞記事がありました。
そして、この富山湾岸クルージングについてですが、市民の方で、この運航時間であったり乗船料金、市民には割引料金があるわけですが、このことについてご存じのない方も多いと思います。
今後、市民に対して、観光誘致に向け、近隣市町村に対しどのようなPR活動をしていくのか、まずお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 議員おっしゃいましたとおり、キラリンにつきましては4月29日から運航したところでございます。
ご指摘のとおり、乗客数が伸び悩んでいるところでございますが、最近では各種団体からの乗船予約やお問い合わせもいただいているところでございます。
そこで、PRにつきましては、現在、滑川工場倶楽部のメンバーに対しチラシを配布しております。また、市民の皆様には、7月広報にあわせてチラシを全戸配布する予定としておりまして、この中で市民料金等についても含めたもので配布することといたしております。
また、観光協会と運航会社がおのおののホームページで宣伝を行います。また、観光協会、運航会社、市が連携して営業活動を行うことといたしております。
今後また積極的なPRということで、県内の観光協会、道の駅等のPR活動にも努めてまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) ありがとうございます。
次に申し上げるのは、提案に近いようなことなんですが、富山湾岸クルージングに団体予約をされた方に対し、もし天候不順で欠航になった場合、代替案として、漁港にある滑川かまぼこのかまぼこをつくる体験などができれば、せっかくおいでいただいた方に喜んでもらえるのではないか。
ただ、かまぼこの体験は当日行ってできるものではないということで難しいこととは思いますが、欠航した場合のいろいろな代替案を検討することにより、観光客の増加に結びつくのではないかというふうに思っておりますが、この点に対してはどうお考えでしょうか。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 海上観光につきましては、欠航というリスクが当然出てまいります。
議員ご提案のかまぼこであるとか近隣の観光につきましては、幾つかの課題もございますが、どういうものが可能であるか今後検討してまいりたいと思っております。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) 今ほど申し上げたように、欠航になって、それぞれせっかく来ていただいた観光客の皆さんにがっかりさせるということなので、またいろんな知恵を出していただいて、少しでも満足してお帰りいただけるようにというふうに思っております。
それでは、最後の質問は、ちょっと重複しますので、1点だけ確認をさせていただきます。
昨日の岩城議員の代表質問にもありましたホタルイカの急速冷凍機器の導入により、年間を通しておいしいホタルイカを食べてもらえると。そして、今後、協議会を設立して運営体制を構築していくと。そして、東京の日本橋とやま館でPRするということできのう答弁もあったわけですが、そのとやま館でPRするためのパンフレットはいつごろまでに作成をする予定かお尋ねをしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) きのうの部長のほうの答弁でありましたが、運営体制についてはこの後設立するということで、その中で、いろんな協議をしていただく中で運営していきたいということでございますので、日本橋のPRについては、秋ごろに滑川市の設定になるというふうに聞いておりますので、それまでに協議を進める中で準備をしていきたいと思っております。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) そのパンフレットの中身で、せっかくのこのホタルイカをどこで食すことができるか、そういうふうな場所的なものも折り込んでいただけるものかどうか、ちょっと最後にお尋ねをしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) ホタルイカのPRということでございますので、今市内で急速冷凍したホタルイカを食していただけるという内容、それらも協議したうえで、そういう内容に沿ったものでPRしていきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 谷川伸治君。
○5番(谷川伸治君) 一人でも多くの方に、せっかく設備をしておいしいホタルイカを食べていただくということで、いろんな形で観光客の方においでいただけるように、またパンフレットの内容も充実をしていただきたいというふうに思います。
以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 暫時休憩をいたします。
再開は午後1時といたします。
午前11時54分休憩
──────────────────────
午後1時00分再開
○議長(中島 勲君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
2番角川真人君。
○2番(角川真人君) それでは、通告に従って質問させていただきたいと思います。
はじめに、空き家等の対策についての質問を行います。
今回の市長の提案理由説明の中にも、空き家対策について触れられておりました。
空家等対策計画の策定や本市における総合的な空き家対策について協議を行っているところであり、また、危険な空き家等への適正管理や解体などの助言・指導により、6件の取り壊しが行われたとのことで空き家対策を進めてこられたのがわかりました。
以前は、窓が割れていてもそのまま放置されているような家もたまにありまして、そういうものは結構気になっておりました。また、そんな窓が割れているような家、そういった建物を放置していると、それが誰もその地域に対して関心を払っていないというサインとなり、犯罪を起こしやすい環境をつくり出すといった割れ窓理論といったものも聞いたことがあります。
土地の利活用という面だけではなく、まちのモラルの向上を図って地域の振興を行っていくといった面でも、こうした空き家への対策や取り組みは大事なことだと認識しております。
しかし、まちなかにある空き家には、そうした危険な家屋だけではなく、少し手直しすればまだまだ使えるような家もたくさんあります。
そこで、こうした空き家を、これから結婚して家を持とうとするような若い世代に活用してもらってはどうでしょうか。
まだ若く、これから親元から独立しようとする世帯が、地域にある空き家を活用することによって、またそういうことで地域に溶け込みやすくなるような気もしますし、もしかしたら実家のそばにあるような空き家を使って親の近くでまた暮らすといったこともできるかもしれません。いかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長瀬
特命担当課長。
○
特命担当課長(長瀬 斉君) お答えいたします。
滑川市結婚新生活支援補助につきましては、空き家の購入や賃貸についても助成されるものであり、空き家対策の一環として活用してもらいたいと考えており、補助担当課と連携をとりながら空き家対策の推進に努めていきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ありがとうございます。
私も今回この提案をするに従いまして、滑川市の支援制度を確認していて、その新婚世帯の新生活を補助しますといった補助制度を見つけて見ておりました。
これは、ほかの自治体でも似たような取り組みをしているようなんですが、そちらのほうを見ていると、その自治体でやっている空き家バンクに登録した空き家を購入するときにそういうものが発生するといったものもあったのですが、滑川市の場合は、空き家バンクと関係なく活用することができるんでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長瀬
特命担当課長。
○
特命担当課長(長瀬 斉君) 滑川市につきましては、空き家バンクに登録とかそういう条件はございません。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ありがとうございます。
また、こうしたことを広く周知していただきたいと思います。
ただ、この補助制度なんですが、何といいますか、夫婦の所得が300万円未満で、夫婦の満年齢の合計が60歳未満といった世帯に対して補助が行われるといったものです。
個人的なことになるんですが、私、今月で39になります。そうなると、この制度を利用するとしたら、相手の女性の年が二十歳ということになってしまうんですが、せめてこの枠を10歳広げるといったことはできないものでしょうか。お聞きいたします。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) それではお答えいたします。
この制度は、国の結婚新生活支援事業を活用いたしまして、低所得者向けに結婚に伴う新生活の支援を行うものでございまして、目的が、結婚していただいて、そしてお子さんを産んでいただいて少子化を克服するといった目的がございます。
ある程度の年齢になりますと、そのこともちょっとかなわない場合もございますので、今回は年齢制限を設けさせていただいて、夫婦合わせて60歳ということにさせていただいておるところでございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 少子化対策というのもわかるんですが、今どきは結婚するタイミングがどんどん遅くなっていまして、30歳で初めて子どもを産むといった方もまたそれなりに多くなってきているのではないかと思います。また見直しを検討していただきたいと思います。
それでは、これはここまでにしておきまして、次の質問のほうに移りたいと思います。
新世帯への補助の制度などで定住の促進などを図っておるようですが、こうしたものはまた外から移住してこられる方に対しても活用されるべきものだと思いますが、そうした補助の一環としまして、またリフォーム助成制度をあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
周辺の自治体の取り組みをまた見比べてみましたが、魚津、上市、立山、黒部、大体この周辺の自治体はどこでも、移住、定住促進のための支援策として、こうした住宅取得のための支援制度を行っているようです。
先ほどもちらりと言いましたが、黒部市のほうでは、空き家バンクに登録された空き家というくくりですが、リフォーム費用の2分の1、上限50万円といった助成を行っています。立山町でも移住・定住に伴う住宅のリフォーム費用の一部の助成を行っています。朝日町でも、移住の政策とはまた別のものですが、2012年からずっと住宅リフォーム助成制度を設けて、経済活動の一部としておるようです。
こうした活動を大きく打ち出しているような周辺の自治体に、せっかくこの付近を調べておられるような移住の希望者を持っていかれないようにするためにも、滑川市でもリフォームの助成制度を検討してみてはいかがでしょうか。お聞きいたします。
○議長(中島 勲君) 長瀬
特命担当課長。
○
特命担当課長(長瀬 斉君) 現在、空家等対策協議会において、空き家の利活用方法についても協議しているところでございます。これにあわせて考えていきたいと思っております。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。
こうしたリフォーム助成制度では、対象となっているような工事が、朝日町の場合では、建物の増改築、水回りの整備、屋根や外壁の補修、内装の張りかえ、壁や屋根の断熱改修、手すりの設置やバリアフリーのためのスロープの設置とか、とにかく多岐にわたったものとなっております。
それだけこの制度を利用しますと、電気だったり配管だったり内装のクロスだったりと、さまざまな業種にまた仕事が増えるのではないかと、そういった取り組みになっているようです。
せっかく補助があるのなら使ってみようかなといった気分にも恐らく市民の方はなるのではないでしょうか。そうしたことでまた、市内に限った業者にそういった仕事を頼むようにすれば、市内の業者にとっても仕事が増えて、市民の方にとっても業者にとってもいいことずくめのそんな制度になるような気がいたします。ぜひともしっかりと検討していただきたいと思います。
では、次の質問に移りたいと思うのですが、ちょっとこれは厳密には空き家とはちょっと関連がなさそうに見えるんですが、今回この移住・定住について調べていて思ったことですので、ちょっとまとめさせていただきました。
今回、この定住の取り組みを調べるために、この周辺の自治体のホームページを参考にさせてもらったわけなのですが、どうもそれと見比べてみますと、滑川市のそういった移住、定住に対する取り組みはホームページ上では少し弱いのではないかなと私は感じました。
ちょっとプリントしてきてみたのですが、例えばこれは魚津市さんのホームページです(資料を示す)。魚津市さんは、これはトップページですけど、ちょっと見づらいですが、こういうところに「魚津市定住促進サイト」というのがありまして、そちらをクリックしますとどんと、地域おこし協力隊とか、魚津市はこんないいところ、働いてみませんか、移住&定住してみませんかと。こういったものをクリックすることで、またそうした詳しい制度のところにジャンプすることができます。
上市町は、最初、間違えて別のところを見てしまったのかなと思ったんですが(資料を示す)、どうもこれがトップページのようでして、大胆なことに、暮らしの情報、定住、移住、観光情報、たったこれだけがトップページにあってびっくりしましたが、こちらの「定住・移住」というところを押しますと、どんと剱岳の写真がありまして、上市町の魅力、家を探す、暮らす、働く、よくある質問といったことで、また上市町に移住した人の感想なども書いてあります。ただ、ちょっとこれ、うちのパソコンだと、どうもソフトが対応していなかったのか、写真がうまくプリントできていなくて、せっかくたくさんきれいな写真があったのが見られなくて残念でした。
こちらは立山町のホームページのトップページです(資料を示す)。こちらは一番上に「立山暮らし」といったものがありまして、そちらを押しますと、「立山町で暮らしてみませんか?」、町の紹介や住まい、仕事、暮らし、移住者の声、こちらはちょっと変わったことに、田舎暮らしのちょっと不便なことも書いてありました。電車が少なくて、都会から来た人はびっくりするかもしれませんとか、流しのタクシーはございませんとか、そういったことでも、そういった環境を求めている人はちゃんと来てくださっているようです。
今度が黒部市です(資料を示す)。黒部市はここに「くろべで住もう定住サポート事業」。そちらを押しますと、こちらは写真は一切なくて、移住に関する制度、担当課のところに直接ジャンプできるようになっておりました。
ただ、こう言いますと、滑川市のホームページでもちゃんとこういった取り組みはやっているよと言われる方もおられるとは思いますが、滑川市の場合、こちらの滑川市で暮らしてみませんかといった写真をクリックすることで、確かに移住・定住を求めるような、そういったページに行くことができます。
ただ、こちらのほうでは、PDFで定住促進ポスター、イメージアップポスターといったものと、あとこういった移住のためのパンフレットも紹介はされております。紹介はされているのですが、よそのホームページと比べてみますと、よそのものはトップ画面から直接こういった移住・定住にかかわる制度の説明のあるページ、あるいは担当課のそういったところに直接行けるようになっております。
滑川市のこうした移住パンフレットも、関連する制度が本当に見やすくまとまってはいるんですが、今回、この件にあたりまして調べてみますと、滑川市の場合は、どこの担当課にどういった制度があるのか調べるのが正直ちょっと面倒くさかったです。例えば、移住なんだから引っ越しかな、暮らしかなと思いながらこういったところを調べていたんですが、クリックすると、5ページ、6ページ、「そんなめくってかんならん?」というような感じで、先ほどの結婚する新世帯の応援のものも一番最後にあったので、なかなか見つけるのに苦労いたしました。
こうした探す苦労というのは、何といいますか、これから子どもを田舎で育てたいなというような若い世帯に対しても、私と同じと言ったらあれですが、面倒くさがるんじゃないかなと思うところがあります。
それで、こうした苦労を解消するためにも、この紹介するためのページをもう少し、担当課のところに直接ジャンプするとか、そういった親切なつくりに直すことはできないでしょうか。お聞かせください。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) 議員ご指摘のとおり、まだ不十分な部分もあるかと思います。今後もわかりやすい移住情報の提供、PRに努めたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ちなみに、ちょっと私、こうしたホームページの作成、素人なのでよくわからないんですけれど、こうしたページを手直しする場合って、時間とか費用というのはどのくらいかかるものなのか、参考までに教えていただいてよろしいでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) 大きなフレーム以外のところに関しましては市の職員で対応できますので、費用はかかりませんが、時間もそんなにかからないと思います。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) なら、なるべく早く便利なように直していただきたいと思います。
あと、今回やたら皆さん、子ども第一主義と言われるもので、提案を取られるんじゃないかと内心どきどきしていたんですが、せっかく手直しするんだったら、こうした移住・定住のところに、子ども第一主義だと、子どものための取り組みをこんなにやっているんだとすぐに見られるように直していただきたいと思います。
今都会のほうでは、子どもの声まで騒音扱いされているような世の中です。子育て支援を本当に強く外に対して押し出していって、子どもを抱えているような、あるいはこれから子どもをつくって育てていこうかといった若い夫婦が滑川市に住んでみたいねと思えるような、そういったホームページにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
では、次の質問に移ります。介護について質問いたします。
今回の提案理由説明の中にも、現在、要支援認定者に利用いただいている介護予防訪問介護及び介護予防通所介護のサービスが円滑に新事業に移行できるよう、現行サービスに相当する新たなサービスの実施に向け準備を進めているところとありました。
もう大分期限が迫ってきているのですが、どのような準備が進められているのか、これまで何度も質問してきたとは思うのですが、改めて教えていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
本市では平成29年度から、いわゆる新しい総合事業を開始し、現在、要支援者が介護予防給付として利用している訪問介護・通所介護を新しい総合事業に移行することとしております。
現在の準備状況としては、昨年6月以降、必要に応じて適宜、市内事業者と意見交換会を実施し、その内容等を参考に市の枠組みを検討しているところでございます。
また、去る6月2日、生活支援サービスの多様な主体による提供体制を構築し、地域の支え合いの体制づくりを推進するため、滑川市生活支援・介護予防サービス体制整備協議会の第1回会議を開催したところでございます。
現行の通所介護や訪問介護に相当するサービスに加えて、地域の実情に応じて設定することが可能とされた、緩和した基準によるサービス、住民主体によるサービス、短期集中予防サービス等の多様なサービスについて市の考え方を説明し、移行後に要支援者が利用できるサービス内容やサービスの単価等の課題について、さまざまなご意見をいただいたところでございます。
新しい総合事業を効果的に展開し、地域住民が住みなれた地域でその有する能力を活用して、生きがいを持って生活できる地域の実現を目指していく中で、現在の要支援者が新事業移行後も必要なサービスが受けられる制度の構築に向けて準備を進めているところでございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 今、市内にある事業者と説明会を行ってきたと。以前にもそれはお聞きしたと思うのですが、その説明会のときの事業所からはどういった意見が上がってきたのか、具体的に何かありましたらお聞かせ願えないでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) 今、要支援者の新たなサービスにつきましては、基準を緩和したサービスということで、現在の人員であるとか設備だとか、そういった国のほうが定めている指定基準の緩和ということで、緩和するということは、サービスの報酬についても引き下げるということが含まれておりますので、緩和する内容あるいはサービスの単価等についてご意見をいただいたということです。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) サービス単価が下がってしまうと介護の報酬もやっぱり下がってしまうわけですよね。ちょっと念のためにお願いします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) お答えいたします。
繰り返すようになりますが、基準を緩和するということで、今まで、例えば要支援者何人に対して1人の介護職員を置くといったような基準があったとすれば、その基準を緩和するわけで、サービスを提供する原価も下がるということになると思います。
事業者の経営といいますか事業運営が成り立たないような、そういったことを当然考えているわけではございません。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) いまいちよくイメージできないんですが、なるべく利用者さんを煙に巻いて不当に利益を上げないように、また気をつけていただきたいと思います。
また、こうした新事業への移行といったものは、滑川市にとって何かメリットはあるとお考えですか。一応お聞きいたします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
今、要支援に係る予防給付の給付額については年間おおむね9,000万円程度で、その中の通所介護あるいは訪問介護の給付額については大体5,000万円程度になっております。
今、基準を緩和したサービスを一部入れれば、その5,000万円のものについて若干給付費相当分が下がるといったことになるかと思います。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 無理をして赤字経営で事業所を潰すようなことになっても困りますので、そのへんはおいおい様子を見てやっていただきたいと思います。
これまでも何回もこの件では質問してきたので、繰り返しになるとは思いますが、要支援の方というのは、まだ要介護じゃない元気な人というわけではなく、少し病気をしただけ、少しけがをしただけで、そういったちょっとした体の変化によって寝たきりになってしまったり、そういった一歩手前の人だと、そういうふうに認識していただきたいと思います。
そうしたちょっとした体調の変化など、そういったものをいち早く捉えるためにも、今の流れですと、生活支援などは、ヘルパーさんじゃなくて、ボランティアさんとかシルバーでもできるんじゃないかといった話も上がっているようですが、そうした素人の方ではちょっとわからないような、ヘルパーさんは一応、私も2級ヘルパーの資格をとったことがあるので勉強はしたんですが、身体介護のやり方や栄養学、そういったものもヘルパーさんはちゃんと勉強しておられます。そういった専門知識で体調を見守るといった意味でも、ヘルパーさんによる生活支援は大事なことだと言えます。
そういったものを予算の都合とか国の制度だからと、そういうふうなものであっさり変えてしまうのではなく、何とか今の状態を維持して、これまでどおりのサービスを受けられるように何とか努力していただきたいと訴えまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 13番開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。
まず最初に、福祉についてでございます。
先ほどの
中川議員、そして今の角川議員、よく似たところを捉えて質問されていると思いますが、私はもう少し地味なところで質問を行いたいと思います。
まず(1)といたしまして、包括支援ケアシステムの構築の中でということでお伺いいたします。
この包括支援ケアシステムについては、昨年度の民生環境委員会の視察に、介護にかかわる重点視察と位置づけて、3カ所の視察を行ってまいりました。
滑川市も今回の市長提案理由説明にもありましたが、来年29年度の立ち上げが最終年でございます。
そこで、たまたま9地区の説明会の日程表を目にいたしました。西加積は5月26日午後7時からということで開催されましたが、何日かたってから、私、老人会の会長じゃなかったので当日参加しておりませんでしたが、会長さんから、「何の話だったんか、なーんわからんが。この後こういうことをシリーズで開催してもらわないと、どういうふうに捉えていいかわからんがだけど」という質問がありました。また、ほかの町内会長は、「10年、15年先いうたら、自分らも支えられる側やから、なってみんにゃわからんちゃ」という答えもありました。
私はそこで、こういうような苦情を何件か耳にしましたので、アといたしまして「地域包括ケアシステムとは」と題して、9地区で説明会が行われておりますが、住民の皆さんに何を求めていらっしゃるか。今後シリーズで開催されて、地域の皆さんに理解を得られるのかどうか、お伺いいたします。お願いします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、地域の実情に応じた効果的・効率的な介護予防の取り組みと、生活支援サービスの充実、担い手の養成が必要となってきております。
地域包括ケアシステムの説明会は、介護保険制度の現状と求められる住民主体の活動について普及啓発を図ることを目的に開催しているところでございます。
地域包括ケアシステムが効果的に機能するためには、地域等でお互いを助け合う互助が必要でありますが、地域によって社会資源や住民ニーズはさまざまであるため、地域ごとの取り組みは異なるものと考えております。
そのために、今後、地域で介護予防や生活支援について話し合える場ができ、各地域の実情に応じた取り組みが進められるよう取り組んでまいりたいと考えております。
市政講座の一つに、題名としまして「2025年に向けた地域づくりについて」という講座を組み込み、町内会や老人会、サロンなどの地域団体に出向くことを考えておりますが、シリーズで開催する予定は今のところございません。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 今ほど課長の、それこそ本当にこの問題はこれから大変地域の者としては重要な話になると思います。
例えばこの4月3日の新聞では、要介護になる前の要支援1、2の人への訪問介護と通所介護は、2015年以降の3年以内に従来の介護保険から市町村事業に移されるということで新聞記事にあります。
そういう意味で、私は今回のこの事業は、この図のこれにあたるのかなと思っています(資料を示す)。生活支援、介護予防、地域で支え合うというのはこれのことだろうなと思っておりまして、そういう意味では、やっぱり地域の各皆さんに了解してもらわなきゃいけないと思っています。
そこで、地域とか住民、本当に皆さんのまち、どうされますか、2015年にはお年寄りばっかりになりますよという話はよく言われております。そのような苦情というのは課長のところに届いておりませんか。今の話、なーんわからんだとかという。ございませんか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
苦情というような捉え方をすればいいのかどうかあれですが、地域の中の支え合いが必要だと、そういったことは理解するけども、具体的に何をすればいいかと、そういったようなご相談あたりは聞いたりもします。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 本当に地域の皆さん、「なら、どうするが?」という答えだけ今疑問符で持っておられます。
それでは、イの質問に入ります。
市の福祉介護課が介護を含めた地域包括の柱を立てていくべきではないかと思いますが、ご意見はいかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
地域包括ケアシステムの要素としては、医療・介護・住まい・介護予防・生活支援の5つを挙げることができまして、現在、本市ではそれぞれを充実させるため、次の取り組みを進めているところでございます。
医療につきましては、平成24年度に在宅医療推進協議会を立ち上げ、医療と介護の連携強化と在宅医療の拡充に向け取り組んでいるところでございます。
介護については、認知症高齢者の増加が見込まれることから、平成23年度から実施している認知症にやさしい地域づくり支援事業における徘徊SOSネットワークづくりなどの取り組みをさらに進めるとともに、今年度は認知症初期集中支援チームを設置する予定でございます。
介護予防については、これまでの専門職による介護予防教室だけでなく、今後は歩いて通える範囲に、集いの場の意味合いも含めた介護予防の場づくりを進めてまいりたいと考えております。
また、生活支援につきましては、地域の実情に応じた支え合い体制づくりを進めることで、日常の生活支援の充実を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 今ほど課長の言葉に、歩いて集える、そういうことを一つの目的にもしていますよということでした。私はもろにそれを地域の皆さんにお伝えしなきゃいけなかったと思います。
例えばこの地域包括ケアシステムを築くうえで中心的な役割を担うのが、各地方自治体に設置されている地域包括支援センターですと、こうして書いてあります。
その中で、今から当然されようと思っておられたと思いますが、せっかくたくさん地域の人が何かが始まるよという思いで集まられたと思います。その中で皆さんどうしますかというだけの30分ではちょっと寂しくて、いろんな町内で取り組んでおられる自慢の取り組みとかを聞かれたらどうだったのかなという気がいたしております。
例えばうちの町内です。映画鑑賞会、月に1回。それこそ歩いて、映画、昔の「愛染かつら」だとかドリフターズだとか、そういうのを毎月1回、映画鑑賞会をしておられる。あるいは、健康のための健康マージャン、これ、2週間1回しておられるところもある。そういう我が町の自慢の集い、そういうのもいろいろ提案されれば、役所も、そしてそこに集まっておられる方にも大きなヒントになるんじゃないかなという思いで、今この質問をしました。
その柱です。例えば歩いて集える場の提供のために、皆さん、何とか何かを考えてほしい。これ、しっかりとここを中心に柱にされたらいかがですかと思いますが、課長、いかがですか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
地域包括ケアシステムについては、先ほどの冒頭のご説明にも少し加えさせていただきましたが、地域の実情に応じてというところがございます。
これは、東京近郊とこういう地方の滑川は当然違いますし、状況も違います。いろんな人間関係も含めた、家族関係も含めた、そういうものも違います。滑川においても、あの旧町部と今新興の住宅が多い西加積ともまた状況が違うと思います。
それで、地域の話し合いの中で、お互いの支え合いの事業ですから、市は支え合いを皆さんすべきですと、そういうことはなかなか言いにくい面もございます。ちょっと言葉といいますか、話し方を中間的に置いたという面はあります。
ただ、集いの場、そういった集まる場について意識を持ってもらう意味で、支え合いの活動の中にこういったことがありますと。ごみ出しの話、いろんな話はありますが、集える場の話もしましたし、資料の最後に、黒部市、南砺市で実際取り組みがあった新聞記事等もつけまして、こういった取り組みも参考にして地域の中で考えていただきたいというご説明をしたつもりでおります。
以上です。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 例えば東京とか富山とかと言ったら、もう既に西加積町内の皆さんは自分のところじゃないわという意識になってしまったかもしれません。そういうこともありまして、すぐそばにあるものを拾っていただきたいなという思いでおります。
それでは、次のウの質問に行きます。
昨年、民生環境委員会の視察に課長が同席されました。埼玉県和光市を訪ねたわけですが、感想はいかがでしたでしょうか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
昨年、委員会の視察に同行させていただきました。ありがとうございました。
埼玉県和光市は、
渋谷まで急行で28分という時間で交通の利便性が高いことから、現在は30代、40代の世代の流入が多いため、高齢化率は16.9%ぐらいで、若い世代の多い市でございます。
ただ、今後、急速に高齢化の進展が見込まれることから、介護を将来に向けた大きな課題と捉え、市民の介護予防や健康に関する意識の向上と、介護予防事業、要介護状態になった場合でも、その有する能力の維持向上に努めているということでございました。
また説明では、和光市は特に目立ったことを行っているわけではないと。市民に介護予防を理解いただき、基本に忠実に、高齢者の日常生活能力の維持改善を図る視点で介護保険のサービスを提供しているということで、地域の状況や市民のニーズは本市と異なっていますが、大きな施設に頼らない在宅介護を推進しており、本当に必要な方に必要なサービスを必要な量だけ提供していくことが、介護保険の趣旨に照らしても本来のあり方かというふうに感じて帰ってきた次第でございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 課長とともに視察先で研修をしたわけですが、私たちは委員会の視察ということで、中島議長が委員長、私が副委員長として、同僚議員のアイデアもいただきながら各方面を選ばせてもらったわけです。
課長は福祉のエキスパートですので、滑川市の包括支援の立ち上げは、本当にこれから大きな事業としてお願いしていきたいと思っております。
ただ、富山県が「とやま地域包括ケアシステム」と題しまして、こういうものを出しておられますね(資料を示す)。これは県で行う事業、各市町村が行う事業、そして事業所が行う事業と全部振り分けてあるわけですが、こういう中にも、やっぱりいろいろな形で、リーダーシップは各自治体がとりましょうということも十分書いてありました。
そこで、次の質問に移ります。
例えば埼玉県和光市は、職員の取り組みの中からこの事業がスタートしたという説明もあったと思いますので、今後10年後の未来にどのような人員構成が望ましいか。
例えば、この間のように、老人会、町内会、あるいは民生委員さん、あるいはボランティアの代表の皆さんという形で皆さん寄られたわけですが、この組織づくりをもう少し地域として考えてはどうかという思いがあります。
次の日、課長はおられませんでしたが、私たちは長野県茅野市の視察へ行ってまいりました。この茅野市の組織表の中には、私が一番目に入ったのは、消防団あるいは
児童クラブの保護者も含めて、若い人たちもその組織にちゃんと組み込まれて、グループとして組んでありました。
そういう意味では、一工夫した体制づくりも必要かと思いますが、「今後、いろんな形で説明します」はいいんですが、各地区である種の組織をつくるときのアイデアとして、皆さん、行政の主導ということで考えていけませんか。お願いします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
現在行っている説明会には、町内会や老人クラブ、民生委員など、実際、地域で高齢者支援を行っておられる方々を中心に参加いただきました。
ただ、今後10年後、20年後を見据えた場合、幅広い年代の方々にも現状を知っていただき取り組みに参加いただく必要があり、若年層に対しても、先ほどもありましたが、普及啓発に力を入れる必要があるというふうに考えております。
地域の支え合いの活動については、既存の組織を生かしながら行うことを考えておりして、新たな組織づくりについては、地域の実情に応じて進めていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 課長、本当にそういうことを多く期待いたしております。
例えば公民館の方々が、「包括支援の説明会あったんだけど、出られた?」と聞いたら、「やっぱり声がかからないからわからないわ」ということで、公民館のまだ若い人たちも中へ混ざっていただきたいなという部分もあります。
次は、オに移ります。どのような区分けで進めますかと書いていますね。これ、2つの中学校
区か9つの地区か、また、今後はその組織に補助体制として予算化していかれるのかどうかお聞きします。
和光市でも説明がありましたが、中学校
区に分けて日常生活区域にし事業を進めると話しておられました。日常生活区域というと、中学校
区なのか、あるいはこの9地区なのか、それに関しては、課長、どのようなスタイルでいかれるのかお伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
昨年12月に2つの中学校
区を圏域として、介護予防と生活支援について検討する研究会を立ち上げ、ひとり暮らし高齢者等の生活実態調査を行い、地域のニーズの把握に努めてきたところでございます。
滑川市においても、地域によってニーズや既存の取り組みなどが違うことから、取り組みの区分については、そのニーズの地域性の有無や高齢者の利便性、取り組みの効率性などから判断すべきものと考えております。
今後7月に設置することを予定しております圏域ごとの協議体の中で、生活支援サービスの区分けについて検討していきたいと考えております。
予算化については、現在検討中でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) では、7月の判断の中に日常生活区域ということも頭に置いていただいて、どちらか選ばれたときにはまたお知らせいただきたいと思います。お願いします。
あと、予算化のことなんですが、今から20年から25年ほど前に、健康づくりの推進費として地区に30万円のお金が来ました。これは健康づくりのために30万円くださいと西加積さんが言ったわけではないんですが、西加積地区として、健康である滑川市をつくるためにということで予算が来たわけですね。それに合わせてもう必死に、必死にという言い方は変です。いろんなことの取り組みをずっとやってきまして、現在は補助金も非常に少なくなっております。
そうしましたら、補助金が少なくなったからやらんでもいいねかというんじゃなくて、健康に関してはみんなが欲しいものですから、やっぱり光のプランだとか、自治会連合会はもちろん、ヘルスボランティアとか食改の皆さん、みんなが少しずつお金を出し合ったり行事を出し合ったりしながら、西加積地区はさわやか健康を非常に上手に進めておられると思っております。
でもやっぱり、これも、県であったり、市であったり、行政の仕掛けのおかげだと思います。滑川市の包括支援でも補助体制をしっかりと組んで、いろんな組織の中にこういうものをこういうふうな活動で使ってもらいたいということもお願いしたいと思いますが、課長、いかがですか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) 今後また検討していきたいと思っております。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 例えば、今ごみを出す、そういうグループを西加積のどこどこの町内がつくった。あるいは、ひとり暮らしの皆さんに声かけ運動をこういうふうにして事業とした。そしたら、中には月に1回の地区の合同ミーティングをしなきゃいけない。そういうふうにどうしても、お金という言い方は変なんですが、ボランティアだけで済まない部分として出てくると思います。
そういう意味では、包括支援が各地区の状況をピックアップして滑川市をつくっていくがごとく、今度は例えばこれを簡単に西加積地区でやったとすれば、各町内が持ち寄ったものを地区に集めて、これを市に持っていく、こういう段取りというか段階があると思います。そういう意味でも、少しの補助体制も同時に考えていただきたいと思います。
私は、この地域包括センターは、各地区でもう既に取り組んでいらっしゃることがたくさんあると思っています。見回りであったりいろんな意味で、やっていることを上手に抱き合わせてこれをやっていくのが今からの地域包括の住民福祉のもとではないかと思っておりますので、またよろしくお願いいたします。
もう既にやっておられますよね。ということで、この問題はこれで終わりまして、(2)に移ります。
現在、入浴券、理・美容券、福祉タクシー券に「のる my car」の乗車券、あるいは軽運動室の入場券などをプラスして福祉券にしてはいかがですかという質問をしました。
3年も5年も前にも一回したと思いますが、そのときは用途が違うということでしたが、もう既に全てが包括、包括、みんな周りで手を組みましょうということで動いていると思います。いかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
今ほど議員もおっしゃいましたが、「障がい者福祉利用券」については障害者の衛生保持を目的に、「障がい者福祉タクシー券」及び「のる my car障がい者無料乗車券」については障害者の行動範囲の拡大、社会参加の促進を目的に実施しているところでございます。
個別に対象者と助成額を設定していることから、共通券化を図るには、助成額の整理などの課題があると考えて今来たところでございます。
ただ、これらの券については、現在、利用率が低迷していることもあり、来年度に向けて、共通券化も含め、事業内容の見直しを検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) たまたまきょうの新聞に、「銀行と自治体 連携活発」ということで、「富山県内でも各金融機関が自治体との連携を広げている。北陸銀行は一昨年に産業振興などを掲げた連携と協力に関する包括協定を県と締結。南砺市や滑川市などとも地方創生に向けた協定を結んだ」とありました。
私は、本当にこれからは仲よく手を結んでまちづくりをしないといけないと思っております。
そういう意味で、例えば入浴券をもらってもお風呂に入れない。体の都合もあって入れない人もたくさんいらっしゃいます。でも、やっぱりお買い物には出てもらいましょうよ。そしたら「のる my car」にも使える。あるいは床屋にも美容院にも行ける。バスで行ったけど、帰りは体調不良だったわといったら、障がい者タクシーじゃなくても、これをタクシーにも使えれば安心してお買い物にも行ける。元気な方は風呂へ入って、それから軽運動室で自分に合わせた運動をして健康を維持する。
そういう意味で、私はどうしてもこの福祉券ということを、何年か温めておりましたが、いよいよするべきじゃないかと思って、こういうものでもどうですか(資料を示す)。これは100円券です。これを例えば風呂の400円の券を15枚6,000円だとしましょう。これを6枚つづる。あるいは、それに福祉タクシー券だと7,000円だとしたら全部で13枚。あるいは美容院、もちろん形によっては違いますが、そういう意味で、1人に15枚あたる人もおるかもしれんし、あるいは風呂だけだったら、70歳の我が夫だと6枚ですから2,400円、これを全部切り捨てて2,000円2枚分、こういうふうな感じで、これだと帰りバスで、年寄りだし、みんなで交流プラザへ行くのにバスに乗った、そして風呂で4枚払った、また帰りに1枚でバスで帰った。何にでも使えるこの福祉券、私、本当にいよいよ滑川市は福祉課と教育委員会を足して子ども課ということで、非常に上手に連携されていると思います。そういう意味で、この福祉券、来年しますと言ってくださいよ、課長。どうですか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) 今ほど答弁させていただいたとおり、事業の見直しも含めて検討させていただきたいということで、ただ、財政的な面も相当大きな面がございまして、特に高齢者の福祉入浴券につきましては、予算とすれば1,200万円を超えるような金額だったと思います。その金額についてはほぼ市の福祉の予算で執行しますが、大部分は市民交流プラザの収入だったり、みのわのほうの収入だったりということで、内部の振りかえ的な要素が強い面もございます。それを外部に出ていくとなると、大きなまた影響もあったりしますので、ただ、言われることもごもっともといいますか、受けとめさせていただいて、また利用率の低い部分も考慮に入れて、事業の見直しを検討させていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 内部で使うのはよくて、床屋さんとか美容院に出すのはもったいないわみたいのでは、ちょっと課長、寂しいですよ。
私はこれは、課長がお年寄りの皆さんの福祉のために何としてでもするちゃ、市長にタンタン振ってでも許可をもらうって、これくらいしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか、課長。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) 心強い応援をいただきまして、ありがとうございます。内部で、福祉の立場でまた協議したいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) きょう、ひょっとしたらお年寄りの皆さんが見ておられたら、「そいがなったらうれしいわ。バス代も入るわ」となれば、これもまた期待を持たせる課長のいい言葉だったと思いますので、本当に来年は期待しております。よろしくお願いします。
それでは(3)に移ります。救急キットの推進をです。
これは全地区で救急キットの推進は終わっていますか、どうでしょうか、お伺いします。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
救急医療情報キットについては、各地区が主体の取り組みで、地区によって対象者が多少異なりますが、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯を中心に配布されているところでございます。
その内容は、かかりつけ医や持病などの医療情報と緊急連絡先などを記入した救急医療情報シートや健康保険証の写しなどを筒状の入れ物に入れて冷蔵庫などに保管し、万が一に備えるものでございます。
救急隊員が駆けつけたとき、本人が説明できない状態でも、救急医療情報キットがあれば、救急隊員が適切で迅速に処置することが可能となります。
今、何地区かということですが、こちらで把握しているのは9地区のうちの6地区で、既にケアネット福祉見回り隊事業などを活用して実施していると把握しておりますが、今後、全地域に広がるように働きかけたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) あとの3地区の皆さんには、福祉課が先頭を切って、命を守るための大事なものだということも伝えていただきたいと思います。
それで、もう1つ、冷蔵庫って、何で冷蔵庫なんでしょうか。
冷蔵庫の中のどこにあるのかわからないというのも聞きましたが、どうして冷蔵庫なのかもう一回聞いていいですか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) お答えいたします。
何で冷蔵庫かというのはちょっと把握していませんが、全国的な取り組みだと思っております。こういったものについては、冷蔵庫でやっておるのが一般的だろうと思います。
ただ、筒状の入れ物に入れて冷蔵庫の中へ入れる場合もあれば、冷蔵庫に磁石で外に張りつける方法もあるやに聞いております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 冷蔵庫の中に入れておいたら、いろいろ探すのに大変じゃないですか。
私は玄関のちょっとした裏に、全部が一定の場所に大体ここらへんというところにあれば、家の台所の奥まで行って探さなくてもいいんじゃないかなという思いがしております。
そういう意味では、本当にこの救急キット、大変効果がいいものと思っておりますし、たまたま1カ月ほど前に町のほうで、2日ほどわからなかった。おられんね、おられんね。でも、どこか行かれた感じちゃ聞いとらん。じゃ、どうしようかということで、民生委員さんとか町内会長とかが集まって、救急車を呼んで、戸を割って入ってもらったら倒れておられたと。ただ、脳梗塞とか心臓じゃなかったものだから、救急キットを探したらちゃんとあったと。そして、すぐ厚生連へ行かれたということがありましたと聞きました。
それくらいに、やはり救助に対しては円滑に進むものと思っておりますので、これは社会福祉協議会の何とかかんとかで任せるんじゃなくて、滑川市の福祉の真ん中だと思います。福祉課でどんどんと推し進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤田福祉介護課長。
○福祉介護課長(藤田博明君) それではお答えいたします。
今までもこの医療情報キットですか、こちらについては高齢者を緊急の事態から救う有効な手段ということで、民生委員の会長会、あるいは、今ほど言われましたが、地区の社会福祉協議会等にこういった内容を周知して取り組みを進めてきておりますが、今後ともなお一層、そういった情報提供するなり進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) すみません、市長さん、ちょっと戻りまして、福祉券のアイデアはいかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) アイデアはアイデアとして受けとめさせてください。
以上です。
難しい。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 魚津市はとっくの昔に、黒部市も今これからというところで、いろんな市町村が福祉に対して非常にやわらかいスタンスで取り組んでおられますので、ぜひお願いします。
それでは、大きな2番目、まちづくりについてお伺いいたします。
富山県が実施した陸砂利の発掘調査の結果を市民に向け公表すべきではないかと思っております。また、結果を受けた今後の取り組みをお聞かせください。お願いします。
○議長(中島 勲君) 岩城
建設課長。
○
建設課長(岩城義隆君) それではお答えいたします。
富山県が実施した過去の砂利採取に係るボーリング調査等の結果については、平成28年2月24日に公表され、新聞記事等により報道されたところであります。
議員ご指摘の市民への公表につきましては、市内で行われた調査結果を市民の皆さんにお知らせするため実施したいと考えております。
市の今後の取り組みにつきましては、平成29年度の滑川市の重点事業要望にも記載しているところでありますが、引き続き市への意見聴取等の関与機会の義務化、さらには砂利採取法に基づく砂利採取計画の認可等に関する事務の権限移譲を県に対し強く求めることとしております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) ぜひ滑川の土地も守っていただきたいと思いますので、お願いいたします。
それでは、2つ目、(2)といたしまして、ふるさと納税企業版が行われていると聞きました。
6月15日の新聞報道にもあったように、納税額が4.3倍となっていると。あるいは、これは安倍総理大臣、私も前回からこういうふるさと納税を言っているわけですが、大体取り組みは思惑どおりだ、順調であると書いてありました。
そこで、滑川市のふるさと納税のアといたしまして、現在、納税企業版はどのように取り組んでおられるのかお知らせください。また、一般のふるさと納税とはどのように違うのかお聞かせください。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) お答えいたします。
企業版ふるさと納税は、地方創生の取り組みの実効性を高めていくため、地方創生事業に対する民間資金の新たな流れを起こすことが必要であるということから、平成28年度税制改正において創設されたものでございます。本年4月に、改正地域再生法でその仕組みが定められたものでございます。
従来のふるさと納税は、原則として個人を対象としており、ふるさとに限らず、自由に地方自治体に寄附することができますが、企業版ふるさと納税は、対象は企業でありまして、地方版の総合戦略に位置づけられた地方創生事業に対して、地域再生計画という事業計画を策定し、国の認定を受けた事業が寄附の対象になるものでございます。
また、1回当たり10万円以上の寄附が対象であり、本社が所在する地方公共団体への寄附、あるいは既に着手されている事業については対象にならないなど、制約が多いものとなっております。
しかしながら、非常に有効な制度であり、ぜひ導入してまいりたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) そうしましたら、ちょうどぴったり急速冷凍設備機器、地方創生であわせてという考え方でよろしいんですか。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) 国の補助金が入っておるものは対象外ということになっておりますので、今現在、急速冷凍庫につきましては国の地方創生交付金を予定しておりますので、対象にはならないというふうに認識しております。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) そうしましたら、それこそ地方版に対してこれがだめだとすれば、一般だったら、こういうホタルイカの地場産発送もいかがかなと思って持ってまいりました(資料を示す)。これは生です。これはゆでです。こういうふうにしてある程度、滑川市がホタルイカをというところで、乾いたものとか味つけたものではなくて、解凍したらすぐ食べられる、こういうふうなものは、それこそふるさと納税に一緒になってふるさと滑川を全国に発信するべきだと思うんですが、いかがでしょうか。この冷凍設備を使って。どうですか。課長、いかがですか。
○議長(中島 勲君) 碓井産業民生部長。
○産業民生部長(碓井善仁君) ただいまのホタルイカの冷凍の件でございますが、確かにプロトンという冷凍機を入れて冷凍するという、まだ機械も導入しておりませんので、どういった形での冷凍ということもありますので、ただ、議員おっしゃったことも念頭に置きまして、そういったことも参考にさせていただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 企業版のふるさと納税はまたこの後しっかりと考えていただくということと、たまたま、これは6月15日の新聞に、ふるさと納税の急成長で、お礼に送る特産品の生産が増えたり、あるいは地域活性化の財源にしたりといった成果があらわれ始めたということで、北海道の話ですが、保育料は無料だし、夫も私も働く場所がある。北海道上士幌町の認定こども園「ほろん」に4歳の長男を預ける田尻さんという方の意見ですね。ことし4月から保育料は無料になって、第1子ですから無料だそうです。ふるさと納税で町に寄せられたお金のおかげだということと、北海道は田尻さんが勤める地元のアイス工房ドリームは、夫が始めた牧場内にあるふるさと納税の特典に送っているジェラートが人気となり、工場もさらに新設するなど、非常に地域が活性化されているということがここに書いてあります。
富山県もその中に、このふるさと納税は県内の、企業版とちょっと違いますが、ごめんなさい、県内の金額、件数が全国2番目の少なさとあります。県内では、1番が射水市、これは4,418件、7,681万円、2位は氷見市、1,857件、5,548万円ということでありまして、射水市はシロエビ、氷見市はブリ、これは今度3位にホタルイカと、これくらいに頑張っていただきたいと思いますが、私たち市民の全てのリーダーは職員だと思います。職員の皆さんの温かい思いやりと発想と強いリーダーシップに導かれていくと思いますので、新しい発想でまちの活性化に頑張っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 藤名
企画政策課長。
○
企画政策課長(藤名晴人君) 一般のほうのふるさと納税でございますが、これからも魅力ある返礼品等を準備いたしまして頑張りたいと思います。
○議長(中島 勲君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 私たちは、滑川に住んでよかったと思える滑川にしましょうよとみんなで口をそろえて言っているわけですが、皆様は滑川に住んでよかったと思っていただいていますよね。私はいつも滑川にお嫁に来てよかったと思っております。
そういうこともありまして、ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんは、著書の中に「幸せはあなたの心が決める」と言っておられます。本当にそのとおりで、自分が幸せ、その置かれた立場で花が咲く、そういう思いで滑川をしょって立ってもらっている市長さんはじめ職員の皆さん、あるいは行政の皆さんが滑川市中の皆さんに幸せをもたらす大きな事業の、肩の荷が重たいかもしれませんが、頑張っていただきたいということを改めて思っております。
よろしくお願いして終わります。ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 8番原明君。
○8番(原 明君) それでは、通告してあります諸点について質問をさせていただきます。
まず1点目であります。新設された海洋資源振興課の今後の取り組みについてであります。
本年4月より新設されました海洋資源振興課、滑川市の海洋資源というと何かと言えば、私が思うのは、代表的な魚介類、そして観光資源でもあるホタルイカ、続いて海洋深層水、そして今注目、人気が出ております銀塩、最後は注目されておりますダイビングスポットではないかと思うわけであります。
新設されましてから2カ月が経過しておるわけでありますが、滑川市の海洋資源はどのようなものと考えておられるのか。そして、課として資源をどのように生かして事業に取り組んでいかれるのかをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) それではお答えいたします。
今ほど議員さんからもお話がありましたとおり、海洋資源振興という話の中で、資源とは何ぞやと、私も4月以降たくさんの方に言われてきたわけでございますが、海洋資源振興課につきましては、去る3月定例会、市長の提案理由の中でもありましたとおり、新たな観光資源として期待できるダイビングスポットの整備や、海洋深層水のさらなる利活用を進めるための調査研究、タラソピアの今後の運営方針など、本市の海洋資源に関する担当部署として4月からスタートしてきているところでございます。
これまでのところ、所管事業としまして、ダイビングスポットの整備、製塩施設の整備という整備項目がございますので、それらの施設整備についての整備箇所、それから建物の規模などを決定するため、関係各所への要望の聞き取りですとか相談等々を行いながら検討を進めているところでございます。
また、海洋深層水の利活用という調査研究ですとかタラソピアの今後の運営方針につきましては、私どもも過去に実施してきております研究内容ですとか成果等々もたくさんございますので、それの把握に現在努めておるというようなところでございます。
今後の取り組みにつきましては、今年度の整備施設等々もございますので、それらの年度内整備はもちろんのほか、当然、それらの整備の運営方針ですとか新たなタラソピアの今後の運営方針についても検討していかなければなりませんし、一方、海洋深層水の利活用につきましては、最近、五洲薬品さんのほうで化粧品での利用ということで、CMを活用しながら全国展開を図っていかれるというような情報もいただいておりますので、さらなる利活用も期待できるところでありますから、引き続きそういった化粧品分野、水産分野、昨日以来質問に出ておりますトマトの農業分野等々を含めながら、各分野での利活用を調査研究に努めていきたいと考えているところでございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) ありがとうございました。
この深層水については、私も議員になりたてから質問を何回かさせていただいております。
この利活用については、今化粧品という話も出ましたが、いろんな企業の、いわゆる特許に係る問題でなかなか難しいということも答弁の中で聞いておりますが、今課長もおっしゃったように、タラソピア、それからダイビングスポット、いろんな海洋深層水を含めて振興していくということの中で、1つトマトという話が出ました。
私、滑川市には、海洋資源振興課ですから海洋資源でもいいんですが、まだまだ農業分野でもたくさんの資源があると思います。ぜひ、先ほどから出ております急速冷凍庫というような導入もあります。例えばリンゴ、今トマトが出ましたけれども、リンゴだとかブドウだとか、そういった滑川市全体の資源を捉えて、ぜひ農林課あるいは商工水産課、そして滑川市内、市役所の課を全て総合してリードしていくような課になればいいなと思っているんですが、どんなものでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 今ほど、今後、全部まとめていくような意気込みでというようなお話もありますが、現在、確かにでき上がったばかりですので、深層水トマトは農林課がそのまま所管しておられるですとか、今後新たなホタルイカのプロトン計画ですとかという話の中で、厳密に言えば海洋資源の一部だと思いますので、垣根をつくるつもりは全くございませんので、逆に言うと、全部持っていってくれとほかの課の課長に言われるくらい頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) 私はそういう点から言えば、「海洋資源」というのを取って、やがては「農林漁業資源振興課」というような形で、滑川のあらゆる資源を利活用していく、そしてPRしていく、販売していくというような課になっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。頑張ってください。私もまたこの点では質問させていただこうと思っております。
それでは、2点目の選挙権の年齢引き下げによる取り組みについてであります。
これは、選挙権年齢を二十歳以上から18以上に引き下げると公職選挙法が改正されたのは、ちょうど1年前の6月17日、きょうでありました。
この間、1年、小中高校生への選挙啓発を機会あるごとに取り組んでこられたと思いますし、私は昨年6月にもこういった内容の質問をさせていただいております。
そしてまた、1年後になりまして、第24回の参議院議員の選挙が6月22日公示、7月10日投票日という日程で決まっております。あと投票日まで23日間となりました。
5月はじめに県内大学生にアンケートをしたところ、富山県の大学生は7割の人が投票に行くと答えたそうでありますが、最近の新聞を見ておりますと、投票に行くという数字がものすごく低くなっておるというふうな情報、記事も出ておるわけであります。
若い人の選挙離れ、前も言いましたが、昨年4月に行われた県議会議員選挙の二十歳から24歳の投票率が26.78%という状況であるというふうに報告されております。
そこで、小中高教育について、取り組みをどんな形でされてきたのか、そしてまたこの投票率の向上をどのように進めていかれるのか、お聞きをしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 妻木
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(妻木朋子君) それではお答えします。
公職選挙法の改正により、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての選挙である参議院議員通常選挙が7月10日に執行されます。
これまで滑川高校の3年生を対象に、滑川市選挙管理委員会や富山県選挙管理委員会が出前講座と模擬投票を行い、選挙の大切さを伝えてきたところでございます。
また、選挙に関心を持ってもらうため、滑川・早月の両中学校の生徒会役員選挙の際に投票箱や投票記載台を貸し出し、投票の雰囲気を身をもって感じてもらっているところでございます。
今年度は小学生にも選挙への関心を持ってもらうため、生涯学習課において、子どもサミット参加者による議場の見学を予定しております。
選挙管理委員会といたしましては、学校現場における選挙の模擬投票に対する協力など、政治や選挙に関心を高める機会として、今後とも教育委員会と連携を図っていくことで、
子どもたちには早い段階から選挙に関心を持ってもらい、将来の投票につなげたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) 今、課長のほうから、政治がいろんなことで
子どもたちが学んで模擬投票等も教育しておるということでありました。
やっぱり
子どもたちにはしっかりと選挙の大切さというのは教えて、教育していかなければいけないと私は思います。やっぱり政治が
子どもたちに無関係ではなくて身近なものであるということ、あわせて保護者に、期日前投票とか選挙の大切さというものを子どもに教えてやるといった啓発の仕方も重要であろうかと思うわけでありますが、選挙に直接かかわっておられるこういった説明なり、親御さんに対するPRというものを選挙の投票のアップにつけてどのように進めていかれるのか、もし何か考えておられればお聞かせください。
○議長(中島 勲君) 妻木
監査委員事務局長。
○
監査委員事務局長(妻木朋子君) 18歳未満の子どもを連れて投票所に入ることができるようになり、議員さんがおっしゃるように、親が子どもを連れて投票へ行くということで、行政だけでなく、親が投票している姿を見せることも有効な啓発活動の一つであるとは思います。それらを機会を見てまた啓発していきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) 子どもさんに聞くと、部活があるとか大会があるとか、大会は避けているというふうなことを聞いておるんですが、やっぱり期日前投票においてもなかなか部活があって行きにくいとか、子どもは子どもの理由でなかなか行きたがらないような感じも聞いております。ぜひ今局長言われたような、保護者の方にきちっと教育というかチラシ等を配っていただいてPRしていただきたい。そして滑川市が、18歳以上の子どもらの投票率がよかったぞというような結果が出れば一番いいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それでは3点目であります。行田公園の管理と整備についてであります。
行田公園は、四季折々に多くの種類の草花が咲き、自然を体感できる唯一の公園であろうかと思います。そして、市中心部に近いことから、幼稚園・保育園児の散歩があったり、家族連れや高齢者の皆さんがウオーキングされるコースの場として愛されております。
特に6月からはハナショウブが満開となりまして、今は西側のほうが満開になっておろうかと思います。市内外から訪れる皆さんの目を楽しませておるわけであります。
私も実際行きましたが、やはり家族連れから高齢者の方々、そしてカメラマン、たくさんカメラを担いで来ておられます。非常に静かでいい公園だなと思っておるわけであります。
ただ、5月29日に中新川内水面漁業協同組合の滑川支部によりますニジマス釣り大会と手づかみ大会が行われているわけでありますが、ことしは29日に開催されております。市内外、県外から参加者がたくさん来られて、釣りで100人以上、手づかみになりますと、小学生が300人、400人と集まってくるわけであります。
そんな中、公園の中の中川を見て驚いたことがあります。すごいごみの量でありました。バイカモの上には、ペットボトル、苗箱、プランターの箱、肥料袋、杉の枝、草、ありとあらゆるごみが流れてきて、バイカモの上に乗っかっておりました。清水でしか生育しないと言われているバイカモでございますが、何とも無残な姿で中川の中にたたずんでおりました。
やっぱり釣りをされる方も、当然、ごみに針が引っかかったり、いろんな障害になるわけでありますが、5月29日にはもう東側のショウブが咲いておりまして、ショウブを見に来るお客さんもおられたわけでありますが、それを見て、「いや、すごい汚いね」と、そういったことを口々に言われておったのが現状でありました。
それで、6月14日にこの質問をするために中川を確認しに行きましたら、ちょうどその2日前、6月12日に上小泉町内会の皆さんによる清掃が行われたということで、ごみは多少ありましたが、見事にきれいになっておりました。
そこで疑問に思ったのは、これは市としてどういう管理をしておられるのかなと。市のほうが先頭を切ってバイカモの管理というのはなかなか難しいと思うんですよね。それはどういうふうに、樹木で言うと剪定ですが、どれぐらいの管理をすればいいかというのはなかなか難しいと思うんですが、この行田公園内を流れております中川の管理、ごみの撤去、バイカモの管理、市としてどのようにされているのかお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) 中川の管理についてお答えいたします。
主たる河川管理は富山県ですが、園内の草刈りやごみ清掃など維持管理は市が行っております。ハナショウブの季節には、景観にも配慮しながら維持管理に努めてきたところです。
また、長年にわたって上小泉町内会にご協力のもと、中川の清掃などを行っていただいています。
また、貴重な水生植物であるバイカモについては、生育状況を見ながら適切な管理に努めたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) 課長から、適切な管理に努めておるというふうな答弁でありましたが、課長も見られたと思うんですけど、ひどい状況であります。
あれだけの川の中のごみを1日でというか、1時間か2時間だろうと思いますが、町内会の皆さんに毎年お願いというのは、さすがにすごい労力だなと思って、私も感心をしました。
その中で、バイカモの話、水生植物なんですけれども、町内の皆さんとバイカモの管理、いわゆる少し少なくしようとか、これはこうしておこうかというような管理をしていく方法というのを上小泉の町内の皆さんと打ち合わせしておられるのか。例えば、これは言い方は悪いんですが、全部取ってしまえば取ることも可能ですし、きちっとした管理というのは、そのときに話し合い、打ち合わせをなされておるのか、そういった市の指導はどういうふうになっておるのか、もし決まっているのであれば教えてください。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) バイカモの管理につきましては、上小泉町内会への指導は市のほうから行っておりません。一般的には川の掃除のできる範囲、そして見苦しくない範囲で上小泉町内会がバイカモのほうを取っておられるという意識でおりますので、それで、川のほうにつきましては、市のほうでは今状況を見ながら対応していきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 原議員には心配いただきましてありがとうございます。
バイカモはご存じのように水の中にあって、2メートルや3メートルの長いものがゆらゆらと泳いでいるような感じで、しかも、バイカモは梅の花が咲いているような白い花が咲きます。とってもきれいです。この間引きといいますか、適当な間引きができればいいんでしょうけど、これは自然の中にあって、ほとんど今まで何もしないでもよかったということです。
それから、今回の質問のすり合わせのときにも話に出ましたのは、ごみがいっぱいたまっていたと。これは上流の中川の水量を調整する県の調整が自動になったために、通常の川の水が流れていないと、それでたまってしまったというのが一つの原因であります。ごみがあること自体がちょっと問題だと思いますけれども、水量が少ないためにバイカモの上にたまり込んでしまったと。これは、魚釣り、そしてつかみ取り、これらのイベントに対して、事前に会場をしっかりと把握していなかったことはこちらのミスだったと思います。イベントでありますから、会場はきれいな状態で迎えられるように今後注意してまいりたいと、こういうふうに思っております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) ありがとうございました。
市長からそういうふうに言っていただければ、非常に心強く思っております。市長も多分見られればわかると思うんですが、次の質問でございますが、中に池と用水があります。
公園内の池というのはあずまやの前にどんとありまして、唯一の大きい池なものですから、
子どもたちはその中の生き物を見ておるわけですが、今の池の状態はコイがなかなか見つけにくい。泥がたまって藻が繁茂して、ちょっとひどい状況であります。
上流へ歩いていくんですけども、池に向かって流れてくる用水というのは、行田の沢清水あたりから確認できるんですけども、今、用水の中には泥、杉の枝、葉っぱ、落葉樹の葉っぱも含めてですが、ずっと堆積しておるんです。
私が見たときよりも、町内会さんの掃除も多分そこにも手が入っておると思うんですが、幾分はきれいになっておりましたが、やっぱりこの用水、池も掃除するときは当然上からですので、用水と池の管理を少し定期的に実施していただかないと、池としての機能はなっていかないんじゃないかなと思います。
課長とも話しておったんですけども、前からそんな汚いわけじゃないんで、前回の池の清掃、いわゆる用水も含めて、そういった実績というか過去に残っているものでしょうか。例えば何年置きにやっているとか、もしわかれば教えてください。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) 私のほうでは、何年置きというのはちょっと言いづらい部分もございますが、適宜に池の清掃をしていたという思いでおります。
ご指摘のとおり、今、東菖蒲園から西菖蒲園に向かって園路沿いを流れる用水及び西菖蒲園付近の親水池は土砂が堆積している状況であり、アオコ、青い藻が底のほうにある状況であります。
今後は、ご指摘のとおり、しゅんせつ、清掃、これはコイをよかしながらになりますが、順次対応していきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) ぜひ課長、一回、大分費用がかかると思います。春はホタルイカの漁があるために、河川とか池の掃除は恐らくできないと思います。あれだけの大きさですので、泥もたまっておりますので、できれば、例えば秋口の冬の前にでも一回きちっと清掃していただくようにお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
続きまして、3番目の公園の案内看板の整備についてであります。
公園内には、行田公園のハナショウブマップがA4判ぐらいの大きさで、くいの打ち込みで5、6カ所設置されております。大きな行田公園案内図が1枚、それから行田の沢清水の説明看板が1枚、新しい児童館の駐車場から入園される人も今増えております。
公園に来る人の目にとまるところにきちっとした看板の設置がちょっと足りないと私は今思っております。今の行田公園案内図は、公園の入り口、トイレの手前にあります。それと、行田の沢清水の説明看板がありますが、両方とも、いわゆる生け垣というか、ツツジとか草が邪魔になっておりまして近づいて見られないと。特に沢清水のところは実際そこまで入っていけないわけで、下の草が伸びておりまして、説明が読み取れないという状況であります。
これも一回見直しをかけていただいて、西側の菖蒲園の入り口も含めて、あわせて看板の見直し、設置を考えていただきたいと思うわけでありますが、課長、どうでしょうか。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) ご指摘のとおり、園内に設置されている案内や看板は、老朽化したものや見にくいものがあることは現地で確認をしております。
公園内外の現状の設置状況を見ながら、整備について対応してまいりたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) きのうの質問の中で、旧児童館の取り壊しなり跡地の問題についても質問が出ておりました。それの使い方、利用の仕方によっては、当然、案内看板の案内も変わってこようかと思います。
ただ、早急にお願いしたいのは、西側の新児童館のほうから入ってくるところに看板を1つつけていただければなと私は思います。
そして、4番目の、児童館の駐車場から入園される高齢の方も結構おられました。私もこれで2回ぐらい行っております。ほかのところからおりてくる階段にはきちっと手すりが整備されておるわけでありますが、西側の新児童館の駐車場から来る階段だけはいまだまだ手すりが整備されていないということです。課長、見られていると思います。
もう1つ、手すりの整備もそうなんですが、できれば、これは多分前に出ていたかと思うんですが、公園の中にあと1カ所、何か利便性のいいところで、目立たないようなところという言い方は悪いんですが、トイレの設置もあわせて考えていただけないかなと思っておりますが、どうでしょうか。
○議長(中島 勲君)
川岸公園緑地課長。
○
公園緑地課長(
川岸弘明君) ご指摘のとおり、西菖蒲園からおりる階段には手すりの設置はまだしておりません。
今現在、公園入り口階段については、水生植物園前、グラウンド横、旧老人センター横に手すりを設置しているところであります。
しかしながら、児童館が建設され西駐車場より利用者が増えていることから、手すりの設置を考えてまいりたいと思います。
あわせて、園内の施設点検や整備に努めてまいります。そして、今ご指摘のトイレについては、今後課題として考えてまいりたいと思います。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) これからやっぱり、小学校も行っていますし、町内の方々がグラウンドを使われたり、いろんな形でたくさんの人が来られるわけでありますので、ひとつ全体を見ていただいて管理をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、観光の振興についてであります。
1点目、富山湾岸クルージングの運航について伺いたいと思います。
これについては、きょうも質問が出ておりました。またちょっと違った観点から質問させていただきたいと思っております。
まず、昨年8月に滑川へ来た観光遊覧船、滑川での整備、それから運航、手続作業、そしてことしのほたるいか海上観光の営業と、それが終わって湾岸クルージングの運航というふうに実現しておるわけでありますが、本当に限られた日数の中で漁業関係者、そして観光協会、運営するシーブライトネス、当然、当局も含めてでありますが、本当に短い日数の中で、よくこれだけの営業ができるようになったということに対して、ご苦労さまでしたと敬意を表したいと思います。
また、ほたるいか観光、日数は少なかったとはいえ、無事故で観光が終了したことにも敬意を表したいと思っております。当局の皆様方、関係者の皆様方には、本当にご苦労さまでございました。
富山湾岸クルージングの実績については報告を受けております。乗客数が伸びないのは、先ほどありましたように、PR不足だと私も思います。
ただ、連休中に私のところに入ってきた電話は、チケットの販売所や問い合わせ場所がわからんがですね。名称が市民や観光客に知られていないというのが現状かなと思っておりますが、先ほど課長答弁の中で、いろんな方面にチラシ等を配っていくというふうに答えておられたわけでありますが、他市町村のほうも当然PRしていただきたいと思うんですが、ちょっと私、先ほどのその中で、他市町村のほうにどういった形で働きかけていかれるのか、聞き漏らしたかもしれませんが、どういうふうにやっておられるのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) それではお答えさせていただきます。
午前中の谷川議員の中でも答弁させていただいておりました。PRにつきましては、滑川市内については午前中答弁したとおりでございますが、市外につきましては、県内の観光協会、それと道の駅、それから各自治体の観光担当課について、観光協会の職員、そして運航会社の社員、これらと連携したうえでPRしたいと。その際には、こういうチラシを現在配布いたしておりますが、チラシを配布したいと(資料を示す)。
また、ポスターはまだちょっとできておりませんが、ポスターとあわせてチラシを持ってPRに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) ありがとうございます。
やっぱりどこへ頼めば、どこへ行けばいいかというのがわからないわけでありまして、チラシも含めて市内、各それぞれ世帯へ配るということを先ほど言われておりますので、その対応をまたしっかりとしていただきたいと思います。
2点目は料金についてであります。
先ほども出ました。一般で1,800円、小中学生が900円の設定の中で、滑川市の市民であれば、大人が1,200円、小中学生が600円という設定をされたと聞いております。
ただ、市内はひとつまた後から考えるにして、市外の利用者がこの1,800円、900円という金額設定で、これからまた乗ろうというような金額、ちょっとほど遠いんじゃないかなと私は思います。コースなり時間が違うとはいえ、氷見のほうは大分安いはずでありますし、どういった考えでこういうふうな設定になったかはわかりませんが、この料金の見直しということ、これはこれからの話でしょうけど、今担当課としてはどのように考えておられますか。
例えば市内の人が1,200円、市外が1,800円となれば、チケット販売の中で大分不公平感が出てくるんじゃないかと思うんですが。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) クルージングの料金につきましては、世界で最も美しい湾クラブの登録でございますとか日本ジオパークに登録されたこの景観、本市でしか体験できないという景観、これらの魅力を勘案したものでございます。
それと、各運航会社の運航料金、安いところにつきましては、大体20分から25分程度で1,000円であるとか30分程度で1,500円ということもございます。本市のキラリンについては40分程度の運航という中で、これらも勘案したうえで、1,800円、900円という設定をさせていただいたところでございます。
あと、滑川市の市民については、これはやはり本市で購入したキラリンでございますので、ふるさとの景観を多くの市民の方にごらんいただきたいということで設定したものでございまして、公平感がということは、捉え方ではあるかと思いますが、こちらのほうとしては、できるだけ多くの方に見ていただきたいという思いで設定させていただいたところでございます。
○議長(中島 勲君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) これは初めてやることですから、しかも、富山湾の中では、過去に魚津も黒部もやって失敗したという例はありますけども、ほたるいかの観光については、旅行会社が安過ぎるということで上げた経緯がございます。
ですから、地元の感覚は、今始めたばっかりで、高いの安いのというのはちょっと予測がつきません。今の状態ではそういう判定はちょっと難しいかと思いますので、少し様子を見させていただきたいと、このように思っています。
以上です。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) わかりました。
それでは次の質問でございますが、チラシに書いてある特別運航とサンセットクルージングでございます。
これはこのとおりでございますが、例えば目的地が県外にまたがるというか、新潟とか石川県での運航が可能なのか。
それから、サンセットクルーズというふうになっておりますが、私の思いとすれば、サンセットというのは、いわゆる夕日が沈む夏場ぐらいの感覚かなというふうに思っているんですが、これには期間というものがうたってありません。これをどういうふうに捉えていけばいいのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 最初の貸し切りの場合の県外ということでございますが、これは富山湾岸クルージングということで、まず富山湾内のクルージングとしております。
ただ、七尾であるとか、石川県になりますが、これらの運航につきましても、運輸局への申請が必要になる場合もございますが、一定期間、1カ月以上前に相談、予約いただくということであれば、それらの手続を得て出航することは可能となります。
午前中の
中川議員の質問の中でもございましたが、氷見市に行かれたということも、これについても貸し切りの枠の中で氷見市の申請を行ったうえで実施しておるものでございます。
新湊、氷見、それから七尾、あと黒部、入善、朝日、そういうルートも、貸し切りの中で相談いただければ対応は可能ということでございます。
あとサンセットクルーズにつきましては、日没の30分前に出航する約1時間程度のクルージングでございます。チラシのほうでは期間限定ということでございますが、これは7月の中旬から10月の中旬の期間を想定いたしております。その中で、あらかじめ予約していただいて乗船するということで、能登半島に沈む夕日を楽しんでいただくというものでございます。
以上です。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) わかりました。
もう2つ、予約はどれぐらい前から可能なのか。それと、午前中の
中川議員の質問でもありましたが、例えば立山が見えなくて残念だったというお客さんの話がありました。これも市長が言われたようにやったばかりなので、例えばやがて山が見えなかったときに、どこか湾の近いところで、あそこは何々だよとかという説明ができるようなルート設定ができるのかどうか、あわせて2点お聞かせください。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 山が見えない日というのは、当然、天候に応じてでございます。その中で、現在、キラリンの乗船、客室の中には、雲があっても、こういう山がありますよということで、窓際のほうに山の写真等を張っておりまして、そこから見える山が立山ですよ、剱ですよというような写真を載せたうえで説明していくということにしております。
あと、これまで団体の中で高校生、それから
子どもたちにも乗船していただいておりますが、高速艇でありまして、20ノット程度で走行した際、
子どもたちもかなり、ただ船に乗っただけも喜んでいたというようなご意見も聞いております。
それと今現在、アンケート調査、運航会社のほうで乗船いただいたお客様から意見をいただいておりますので、これらの意見をもとに、改善するべき点があればまた改善していきたいと考えております。
それと予約でございますが、貸し切りの場合は、運航申請の手続の関係もある場合もございますので、その場合は1カ月以上前に予約、相談いただきたいと。通常の予約については随時受けておるということになります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) サンセットクルーズの期間、それから予約という、これにないものだけ私、ちょっと書いてほしいなと思って今質問させていただきましたので、これを見られてすぐ予約できるように、質問がかかってこないような感じで出していただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、ふるさと龍宮まつり、新川古代神踊り街流し、花火大会についてであります。
ことしも、7月16日、17日の2日間にわたり開催が決定しております。盛りだくさんのイベントが企画されて、年々参加される人も増えておりまして、滑川市のPRをはじめ、すごい大きな祭りとなってきておることをうれしく思っております。
この中で、再三定例会において質問しておるわけでありますが、古代神踊りの街流しの参加と協力依頼についてであります。
自治会連合会、市内幼稚園、中学校、そして新川古代神踊りの保存会の協力によって行われておるわけでありますが、いつも言っておるとおり、やはり踊り手が少ないと寂しい祭りでありますので、市内企業などへの協力依頼を毎年私は言っておるわけでありますが。参加者の確保に向けてどのように今進んでおるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 本年のふるさと龍宮まつりにつきましては、7月16日土曜日、17日日曜日に開催することとしております。その中で、各種イベントと花火大会を実施することとしております。
今議員ご指摘の新川古代神踊りの街流しでは、自治会連合会や市内幼稚園・保育園・保育所、小学校、中学校、新川古代神踊り保存会などのご協力により行っているところでございますが、実行委員会では参加者確保が難しいとのご意見もいただいているところでございます。
実行委員会における協議の中では、自発的に参加できるような仕組みづくりを数年かけてつくっていくこと、市内企業などへの参加呼びかけなどの意見が今回、実行委員会の中で出たところでございます。
今後、参加者確保に向けて工夫していくこととしております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) やっぱり祭りは人が多いほうがにぎやかしいですし、いろんな企画の中で踊っていただくという企画があっても、やっぱり楽しく人が集まってくる祭りであろうかと思いますので、これは毎年言っておりますが、また一人でも多くの人が参加して踊っていただけるように、確保に向けて努力をしていただきたいと思っております。
そして、花火大会でございますが、見ている人に聞くと、「滑川の花火は年々短くなってくるがじゃないがか」というふうに言われる人が多くなりました。
水橋の花火が単発的で、こう言ったら叱られますが、量は少ないかもしれないんですけど、時間的には非常に長い間やっておるというような話も出てくるかと思いますが、「県内最大の正三尺玉」というキャッチフレーズであります。
ことしの皆さんの集金状況、集金と言えばおかしいですが、花火を盛り上げてやろうという気持ちの金額がどれほどなのか。そしてまた、お金もありますが、ことしはどういうふうな花火大会になっていくのか、課長、また状況を教えてください。
○議長(中島 勲君) 網谷
商工水産課長。
○
商工水産課長(網谷卓朗君) 花火の協賛金につきましては、市内各企業、市民の方から多くの協賛をいただいております。
本年度の協賛金の状況につきまして、最終的な集約はまだ上がってきておりませんが、ちょっと前までを確認したところ、昨年並みの協賛金は来ておりますので、三尺玉以外については昨年並みの打ち上げになるというふうに予定しております。
これまで三尺玉は1発の打ち上げでございましたが、ことしに限って三尺玉を打ち上げたいということがありまして、花火師の予定や台船の確保にめどがついたことから、今年度については正三尺玉を2発打ち上げる予定としております。
県内最大級の正三尺玉2発打ち上げるのは、平成25年度の市制60周年以来3年ぶりのことでございまして、迫力ある美しい花火をぜひ多くの方に見ていただけるよう、広報等にも努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 原明君。
○8番(原 明君) 協賛金が昨年並みということで、ちょっとがっかりというか、心配しておったんですが、今、3年ぶりに正三尺がことしは2発上がるということを聞きました。16、17日のふるさと龍宮まつりが熱い滑川の夜になることを、そして大成功に終わることをお祈りいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) これをもって、
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。
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◎議案の
委員会付託
○議長(中島 勲君) 日程第2、議案の
委員会付託を行います。
今定例会に提出されています議案第36号から議案第42号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査をお願いいたします。
6月18日から6月23日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。
6月24日、午前10時から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。
討論を希望される方は、6月24日、午前9時まで議長宛てに通告願います。
本日は、これにて散会いたします。
午後3時12分散会...