滑川市議会 > 2015-06-19 >
平成27年 6月定例会(第3号 6月19日)

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  1. 滑川市議会 2015-06-19
    平成27年 6月定例会(第3号 6月19日)


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    平成27年 6月定例会(第3号 6月19日)                   平成27年6月         滑川市議会定例会会議録 第3号          ────────────────────── 平成27年6月19日(金曜日)             議 事 日 程   第 3 号                       平成27年6月19日(金)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 青 山 幸 生 君    2番 角 川 真 人 君     3番 竹 原 正 人 君    4番 尾 崎 照 雄 君     5番 谷 川 伸 治 君    6番 水 野 達 夫 君     7番 高 木 悦 子 君    8番 原     明 君
        9番 岩 城 晶 巳 君    10番 中 島   勲 君     11番 古 沢 利 之 君    12番 浦 田 竹 昭 君     13番 開 田 晃 江 君    14番 中 川   勲 君     15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                 上 田 昌 孝 君  副市長                石 川 忠 志 君  総務部長               杉 田 隆 之 君  企画政策課長             藤 名 晴 人 君  総務部参事総務課長事務取扱      膳 亀   進 君  総務部参事消防署長)        濱 谷 健 志 君  財政課長               石 坂   稔 君  営繕課長               成 瀬 久 之 君  総務部参事税務課長事務取扱      岡 本 修 治 君  産業民生部長企業立地推進室長事務取扱 碓 井 善 仁 君  市民課長               濱 松 秀 子 君  生活環境課長             黒 川 茂 樹 君  福祉介護課長             藤 田 博 明 君  商工水産課長             網 谷 卓 朗 君  農林課長               片 口 和 人 君  建設部長               長 井 孝 芳 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱   児 島   正 君  公園緑地課長             川 岸 弘 明 君  建設課長               岩 城 義 隆 君  上下水道課長             澤 口 幸 二 君  特命担当課長空家対策)       長 瀬   斉 君  会計管理者会計課長事務取扱      川 原 啓 子 君  教育委員長              辻 沢 賢 信 君  教育長                伊 東   眞 君  教育次長               嶋 川   渡 君  学務課長               上 島 陽一郎 君  生涯学習課長             妻 木 朋 子 君  スポーツ課長             上 田 博 之 君  子ども課長(兼)児童館建設室長    砂 田 志賀子 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長               菅 沼 久 乃          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(岩城晶巳君) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(岩城晶巳君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  10番中島勲君。 ○10番(中島 勲君) おはようございます。  それでは、あらかじめ当局に通告をしてあります4点について質問をさせていただきます。  まず、質問の第1点は、子ども・子育て支援事業計画における障害児施策についての当局の見解を問うものであります。  このことは、平成24年8月に、子どもの最善の利益が実現される社会を目指す、こういうことを基本に子ども・子育て関連3法が制定されたわけであります。それに伴って本年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートし、それに伴い、今まで取り組んできたことを検証しながら、そしてまた新たに加える、実施する、そんな施策を組み込んだ、いわゆる滑川市子ども・子育て支援事業計画が作成されたところであります。  市長は就任以来、子ども第一主義を中心に据え、子どもとその子どもの親のための総合的な政策、これはそれぞれ、優先順位は別として、私は非常に成果としてたくさんあったということは素直に評価をしたいというふうに思っております。  その中で、市長は今回の提案理由の説明の中でも同じことを述べておられるわけです。とすれば、この計画の達成度が私は極めて重要になってくるという思いの中で、今回、特にますます多岐にわたって対応が求められると思われます障害児童対策について当局の見解を求めたいというふうに思います。  まず第1点目でありますが、手元にありますこの計画書を読ませていただきました。その中で、具体的にページ数は77ページ、ここに障害者の子どもさんのいろいろなことをどうするというふうに書いてあるわけです。  その中でちょっと気になる文面が冒頭から出てきます。何かということですが、その冒頭に「障がいの原因となる疾病及び事故の予防」というふうに書いてあるわけですが、この疾病あるいは事故とは具体的に何なのかということであります。  というのは、障害そのものは疾病でもない、あるいは予防もできないという障害も実を言うとあるわけで、ここらあたりのことをひとつお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  砂田子ども課長。 ○子ども課長砂田志賀子君) おはようございます。  それではお答えさせていただきます。  疾病につきましては、定期予防接種対象疾患となっておりますヒブ感染症肺炎球菌感染症による細菌性の髄膜炎等の発症を想定しており、さまざまな機会を通して予防接種の積極的な勧奨を行っております。  また、事故につきましては、乳幼児の家庭内での事故であります溺水や誤飲をはじめ熱中症等が考えられます。  また、体の機能が未発達な乳幼児を守るために、早い時期からの保護者への意識づけが大切だと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 後でまとめてやりたいと思います。  2番目に移ります。  いろいろ障害をお持ちになったという形になるわけですが、それは生まれてすぐという場合もありましょうし、今課長が言われたように、疾病あるいは生まれた後になるということもあるわけですが、万一そんな場合、どのようなルートで子どもさんを把握し、そしてまた保護者に対してどのような情報をどういう手段でやっておられるのか。これも六十何ページかには書いてあるわけですが、もう少し詳しくその点をお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 砂田子ども課長。 ○子ども課長砂田志賀子君) それではお答えいたします。  健康センターのほうで実施している乳幼児健診、4カ月健診、1歳半健診、3歳児健診等がございますが、その健診や家庭訪問、相談会などの中で、言語発達、情緒、行動面などについて支援が必要だと思われるお子さんを把握しております。  支援が必要とされたお子さんと保護者に対しては、保育士や保健師、言語聴覚士などがかかわって、特に言葉のほうの発達を促すための働きかけを行う「ほたるっこ広場」の事業を実施しており、また、発達障害の疑いや可能性があり支援が必要なお子さんに対しては、保育士や保健師、また作業療法士などがかかわり、集団活動の場で具体的なかかわり方を保護者が学べる親子の遊び教室「ジャングルジム」の事業を実施しております。  それらの教室や家庭訪問において、保護者の気持ちに寄り添い、ともに考えていく支援を行っております。また、必要に応じて専門機関への情報提供や紹介も行っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) それでは3番目に移りたいと思います。  この計画書の78ページには、保健、医療、福祉、教育等の各種施策をやるというわけでありますが、当然、今までもやってこられたと思いますが、具体的に今後を含めてどのように展開していかれるのか、この点についてお伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 砂田子ども課長。 ○子ども課長砂田志賀子君) それではお答えさせていただきます。  家庭、地域、学校、幼稚園、保育園と行政との連携によって、妊娠から出産、就学までをフォローする切れ目のない支援に努めてまいりたいと思っております。  各関係機関が情報を共有して共通理解をし、それぞれの役割を果たし、子どもがその子らしく幸せに暮らせるよう、地域全体で子育てを支援していく体制づくりに努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 一応大まかな形で課長のほうからあったわけですが、まず障害児のことですが、「疾病」とか「予防」という言葉が冒頭から出てくるというのは僕は非常に疑問に思うわけであります。  一般的になかなか表に出ないとか、質問もしづらい面もあるわけですが、実を言うと病気でないという障害もあるわけですね。それがこの計画に冒頭から、障害がいかにも病気、そしてまたそれが予防できるという言葉がこの計画書に入っておるというのは非常に私は、うっかりされたのか、決して悪気があってやっておられるわけではないんですが、やはりそういうお子さんを持っておられる親御さんからすれば、こういう障害は決して病気でないんだと。これは遺伝子の問題もあれば脳機能障害もある、いろいろな状況の中で予防もできずに生まれてきて、結果的に障害だったというものも実を言うとあるわけであります。  ですから、今後こういった障害児の皆さんのことを取り上げる場合は、やはりいろんな形の障害があるということを念頭に置いて、私は慎重に言葉を選んでいただきたいというふうに思っておりますが、この件についていかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 砂田子ども課長。 ○子ども課長砂田志賀子君) 中島議員のおっしゃるとおりでございます。  決して配慮がなかったとかそういうものではございませんので、今後また注意しながら作成していきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ありがとうございます。  ぜひ、そういった行政でものを進める場合に、そういったことも十分注意をしていただきたいというふうに思っております。  それと、2番目のルートですが、ご存じかと思いますが、障害の重いお子さんは、県立中央病院にNICU、これは新生児の集中治療室でありますが、11床あるというふうに聞いております。そこから中部厚生センターへ連絡が行くというふうにも聞いておるんです。そこから保護者のほうへいろんな面談に行くというルートがあるというふうに聞いておるんですが、それはご承知でしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 砂田子ども課長
    子ども課長砂田志賀子君) はい。それにつきましては確認させていただいております。直接保護者のほうへ入る場合と健康センターを通して入ってくる場合と2種類があるようでございます。健康センターのほうから入ってきた場合につきましては、その健康センターのほうでの、例えば未熟児のお子さんがおられた場合、リスクの高いお子さんということで家庭訪問を行ったり、あと、医療のほうへご紹介するという連携はしていると思っております。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) この質問をするにあたって何人かの親御さんからお話を聞いてきたんですが、確かに情報の伝達の仕方が上手に届いていないという面もあるんじゃないかなと。というのは、今こういう時代ですから、ネットで調べると、こういうふうなものがあるとかこうしたらどうなるかと、そういう親御さんの会みたいものとか、ダウン症であれば全国にそういうものもありますし、いろいろそういうところからの情報が非常に行っておるように聞いております。  ですが、今課長が言われたように、実を言うと、そういう公的なルートも本来はあるんですよね。そのためにいろいろな手当て、特にうちの健康センターは、そういった面では、私は他の市から比べて非常に機能しておると思いますよ。ですから、そういうものをもう少し上手に伝達がいけるようにぜひお願いしたいと。これはお願いであります。  3番目、さっと言われましたが、実を言うとここが一番これからの大きな問題だろうと思うんですね。今の話の続きになりますが、療育支援、これがやはり一番問題だろうと思うんですね。滑川にはそういった施設はないわけで、富山の高志通園センターか、あるいは富山の石坂にある恵光学園、ここらに行かれるということですが、恵光学園の場合と通園センターというのは全然違うんですよね。そこらあたりの状況は、例えば情報の流れ方としてはどうなっておるんですか。 ○議長(岩城晶巳君) 砂田子ども課長。 ○子ども課長砂田志賀子君) それにつきましては、健康センターから福祉部門のほうへ情報が連携されることになっております。  それで、福祉サイドでの指導という形に移っていくと思いますので、そちらのほうにつきましては、福祉部門のほうで連携して、情報の伝達なり訪問なりをしていっているところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) あまり細かいことをどうのこうではないんですが、その連絡というか情報の伝達ですね、通園センターへ行くには医師の診断が要るんですよね。要るんですよ。ただ行けるわけでないんですね。  恵光学園の場合は、例えば県立中央病院とかそういうところからのもので行くということで、情報がそういうところから行っておるというのも結構あるみたいですね。  ですから、課長が言われたように、せっかくそういう体制がありながらなかなか情報が伝わっていないというのも私は現実だと思うので、そこらあたりをまたしっかりお願いしたいというふうに思います。  3番目の中で、教育ということで、これは特別支援学校あるいは特別支援学級あるいは通級の問題、これも私はいろいろ発達障害の中で質問をさせていただいてきておりますが、滑川の現状だけ。これは資料としていただきました。例えば学校へは何人行っている、あるいは学級は幾つあって何人おると、こういったものはいただいておりますから、その数はいいです。実態だけひとつお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 嶋川教育次長。 ○教育次長(嶋川 渡君) 特別支援学級ですとか支援学校いろいろ程度に応じてあるわけなんですが、人数的には、資料をお渡ししていますので何ですけど、これにつきましては、学校のほうではいろいろ、そういった障害のある方、まず健康センターのほうでも健康相談をやっていると言っておりますけど、こういった「にこにこ相談会」ですとか、これは健康センターのほうで幅広く年4回行っているところであります。  また、ちょうど就学直前といいますか間近に控えられて、そういった支援学校に行くのか、普通の学校で就学するとか、そういった巡回の就学相談というようなことも、これは総合教育センターが中心となりまして年2回行っているところであります。  そういったきめ細かい相談、この相談員につきましては、保健師とか支援学校の先生ですとか総合教育センターの専門の方ですとか、そういった専門の方が、子どもたちにとってどういう形が一番ふさわしいのか、親御さんと相談しながら、どういった学校へ行くとか悩み事相談、そういった形で相談に乗っているところであります。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ちょっと質問の趣旨が違うんですね。学校の実態はどうなのかということを今言っておるんですね。支援学級支援学校。今のはそういうことでなかったものですから、それはそれでいいんですが、学校でいろいろお話を聞くと、当然担任もつけて、どうも障害を7つに区分していろいろとある。実を言いますと、学級も思った以上にあるんですね。  支援学級へ行くのか支援学校へ行くのかというのは、当然、判定会議とか親御さんの意見をいろいろ持ってやっておられるということも聞いております。  時間ももう、これだけやるわけにはいかないので言いませんが、やはりそういう実態を、今は共生、そういう中でやろうよという、これは大事なことだろうと。だけど、親御さんの気持ちもあろうし、やっぱり学校の受け入れ側も僕はあると思うんですね。  ただ実態として、そういうお子さん普通学校へ受け入れようというのは時代の流れですし、そのために非常に取り組みをしておられるところも私はあると思います。  最終的に、きょう、あしたで何ができるということはないと思うんですね。ただ、僕が言いたいのは、議員になって発達障害お子さんのことでいろいろ質問する中で、やはり今書いてあることと同じ医療、教育、福祉、全部連携しながらやっていくということなんですね。  その質問をしてからかなり年月がたっておるわけですが、また同じようなことが書いてあるわけですね。その間は何だったのかなというふうな思いがしてならないわけであります。  法律ができたからでなくて、法律ができたら、空き家も一緒なんですが、より一層いいものにしていくというのが本来は法律の趣旨でありますし、それがあるからやるということでは僕はないというふうに思います。  先進地はこれを1冊ずつ、これは障害を持っておられる個人のデータを1冊にしてあるんですね。これはどこのものとは言いません。そういうところも実を言うとあるわけですね。  ですから、今回はそういう計画の中に、これはオギャーと生まれてから学校へ入るまで、どういう医師にかかったとか何がどうだとかというのが全部1冊のファイルになっているんですね。これがあればお子さんの、例えば生まれてから幼稚園に入る場合でも、あるいは就学する場合でも、そういったものを見れば、これはお子さんがどういうふうな過程で今日まで来たかということのファイルなんです。  ぜひそういうことも含めて、障害をお持ちのお子さんの、やはりそういったことを全部で支えていくという、むしろ私は、市長が言っておられる子ども第一主義というものも、ぜひそこらあたりも考えていただきたいというふうに思います。  次に行きます。滑川版総合戦略であります。  きのうも尾崎議員がこの質問をしておられました。内容的にダブるものも出てくるかと思いますが、ひとつまた復習の意味でお願いしたいというふうに思っております。  きのうの答弁の中では、7月までに骨子を決めたいということだろうと思います。この骨子を職員だけでやられるのかどうか、この1点、ちょっと質問したいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 骨子については、まずは企画政策課のほうで原案を練っております。そしてその後、庁内の組織のほうにかけます。それで、議会のほうにもご報告しながら策定委員会のほうに諮りたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ということは、基本的には職員でやるということで理解していいわけですね。  それでは一応次に行きますが、きのうもちょっと出ました総合計画との整合性、といいますのも、総合計画という計画があったり、プランとか戦略、いろいろ言葉は出てくるわけですが、基本的には、やるのはそんなに違わないと僕は思うんですね。  総合計画においては、あと後期5年というものをやっていかなきゃいけない。この総合戦略も今後5年間というふうに理解をしております。  片や、都市マスタープランは20年後の、これは都市計画ということですから、大きい中での一部という理解をするわけですが、それにしたって総合戦略との整合性も私は問われていくというふうに思いますので、ここら総合計画あるいはマスタープラン等の関連をどう考えておられるか、わかる範囲で結構ですのでお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 滑川市の第4次総合計画については、平成32年度を目標年次としており、市の総合的な振興、発展を目的とした最上位の計画であります。  また、都市マスタープランは、今月に全体構想が策定されまして、都市の課題や都市計画基本理念、将来像を示すほか、土地利用あるいは都市施設や景観のあり方など分野別の都市づくりの方針が示されております。  総合戦略は、人口減少対策地方創生を中心に、総合計画基本構想をより具体的かつ積極的に推進していくものであり、都市マスタープランにおいては、その関係する事項において整合性を図りながら計画を策定したいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 1点だけ確認をさせてください。それぞれの計画の中、プランの中に人口予測というものが出てくると思いますが、全て同一の予測になるわけですか。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 総合戦略は、ある程度、実際こうなるであろうと予測したものになるかと思います。都市マスタープランにおいては、都市をこういうふうにやっていこうという希望面が入ってくるかと思います。人口においても、そのように希望する数字が入ってくるかと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ということは、それぞれの計画の中で、将来予想する人口が違ってくる可能性があるということですね。違いますか。今の話では。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 根本は同じでございますが、将来の希望が入るかどうかで違ってまいるかと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 総合計画が上位にあって、その次にいろんなものが来る。総合計画と整合性はとれるということであれば、総合計画の中の人口というものと総合戦略の中での人口は私は本来的には一緒になるべきだと思いますが、いかがですか。これは大事なことだと思いますよ。  総合戦略というのは、人口減少対策をどうするか、その中での総合戦略をどうするかということですから、イコールならイコールと言っていかないと、後でつじつまが合わなくなりますよ。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 先ほど言いました人口が違ってくるというのは、何もしなかったらここまで人口が落ちるよと。ところが、市のいろんな施策、子育ての施策であるとかいろんな施策をしたら、ここまで人口が回復するといいますか、ここまで人口が見込めるよといったところで、基本は同じでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) これ以上そういう細かいことは申しません。何しろ、いろんな計画、プラン、これはこれで結構なんです。だけどそれは、きちっとこの総合戦略と整合性をとりながらやっていただきたいということを言っておるんで、くれぐれもその点をお願いしたいというふうに思っております。  それと、最後になりますが、総合戦略、議会にも報告ということでありますが、それは全体に対してということですか、それとも委員会ということになりましょうか、そこらあたりをお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 市の根本にかかわることなので、全体にご報告する予定にしております。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ありがとうございます。  それでは3番目、空き家対策として設置された特命担当についての当局の見解をということであります。  これもきのう特命担当は大変な説明をしておられたわけですが、通告どおりにどうもこう、きのうの話をいろいろ聞いておりましたら、設置した理由と取り組み、これは言われたとおりでありますね。それと、商工水産課、まちづくり課、いろいろなところで今まで業務をしておられたんですが、それとの連携も一応きのうは言っておられました。  そこで、きのう、答弁の中でいろいろと気になったものを幾つかお願いしたいというふうに思っております。  いみじくも、いろんな議員のほうから言われたように、先ほどの子育ても一緒ですが、法律ができたのをきっかけにやりたいということだろうと思います。ですが、この質問は、私が議員になった最初の平成17年12月の議会で取り上げておるんですね。取り上げておるというのは、町場の実態を申し上げたということですね。  というのは、自分の住んでいるまちが一番縮図みたい感じだったもので、以来10年間、この問題を、内容こそ違え、空き家問題という形で取り上げてやってきたわけであります。  本来は、危険老朽家屋、法律で言う特定空家にならない対策をやるということと、結果的にそういう建物になったから対応するというのと別々だろうというふうに思うんですね。  今まではどちらかというと、そうならないように利活用できないかとか、あるいはどうだろうかという論議が多かったんですが、最近は、どうしようもない老朽家屋、これをどうするんだというふうに論議が変わってきたような気がしてならないわけです。  あくまでも危険老朽家屋というのは結果的にそうなるのであって、本来はそれにならないようにしていくというのが私は一つの政策だろうというふうに思って、今までいろんな質問もしてきたわけであります。  副市長は、ここに至るまでいろいろなことをやってきたんだと、こう話をしておられるわけでありますが、つらつら振り返りますと、果たしてそうなのかなというふうな疑問もあるわけです。  確かにまちなか再生事業ということで空き家対策等々もあるわけですが、それの中身の進展といいますか、そんなものも私はそんなになかったように思っております。  ただ、取り壊しをしようよという形で新たに展開されたのは、これは一つの成果だろうというふうには思っております。  ただ、ここへ来る間に、条例の制定も、私は一昨年の3月に、何回も言っておるんですが、条例はどうなんですかということも言っておるんですね。それは何でかというと、ほかの行政では、もう条例をつくって、その手当てをして今回の特別措置法を迎えているのと、うちのように、いみじくもきのうも言われた、この機会にさらにということですが、さらにでなくて、やっと今からまたやるのかよというような気がしてならないわけです。  そこらあたり、間違っていたら間違っているよと言っていただいて結構なんですが、私の感想としては、最後の特定空家というのは、要は行政の覚悟を問われているだけの話で、本来はそこまで来る政策をどうしたのかという一つの反省点がないと私はいけないんじゃないかなというふうに思うんで、そこらあたりはどう思っておられるのかお聞きをしたいなと。  それは、書いてありますとおり、商水あるいはまちづくり課、生活環境課、いろいろなところでやってこられたことも含めてひとつお願いしたいなというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 長瀬特命担当課長。 ○特命担当課長(長瀬 斉君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、滑川市ではまちなか再生事業として、まちなか住宅取得支援事業、市街地空き地空き家活用支援事業等に平成20年度から取り組んでおるものでございます。  今持ってきておりませんが、空き家等に対しての実績については少ないものとなっておるものでございます。  措置法につきましては、一番は特定空家に対する措置ということが中心となっておりまして、利活用も含めた利用というものも規定しておりますので、そちらのほうも取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 担当課長に聞くのは非常に無理なこともあろうと僕は思うんですが、やはり今までやってきた空き家のいろんな問題に対して、振り返ってどうのこうのと言うのは、言うてみたってしようがないんですが、やはりそういった覚悟が今回もきちっとあるのかどうか。確かに言葉の中では勧告をする、何々する、強制代執行もやるということですが、これは最後に来れば来るほど、私は非常に大変なことでないかなというふうに思うわけであります。  何をされるのか、これはやっぱりきちっと僕らも対応していかなきゃいけんとは思いますが、例えば3世代の問題でも、例えばうちの周りを見てみますと、うちの町のほうでも若い人が家を建てておるんですね。というのは、隣の空き家とか空き地を壊して、これはみんな子どもさんたちですね。きのう竹原議員も質問で言っておられた3世代、それとか、伝統的な建物が今空き家になっておる、あるいは競売にかかっているうちも残っておる、あるいは危険老朽家屋も残っている。まさしく縮図なんですね。  そういうものを実際目で見てきておるものですから、やはりそういう危機感が非常にあってこの場でもいろいろなことを言っておるわけで、ぜひこの法律ができたことですから、ひとつよろしくお願いしたいということなんですが、1点だけ、うちを建てれば固定資産税が安くなる。それを仮に壊す、危険老朽家屋、特定家屋で壊した。その底地が仮に永代地上権の底地であるというケースもこれから続出してくると思いますよ。  ですから、滑川はこの特別措置法の固定資産税という問題について、影響力を発揮できる、できない場合もあるということなんですね。そういうことも十分考えながら、地域に合った状況をひとつやっていただきたいと。言っておる意味わかりますか、課長。税金はうちを持っておる人が払っていないから、固定資産税でこうなりますよと言ってみても権限が及ばないということを言うておるんですよ。意味わかりますね。そういう土地もたくさんあるということなんです。ですから、滑川特有のものがあるということもひとつ認識をお願いしたいというふうに思います。  最後になります。文化財に対する当局の認識度を問うということであります。  先般、旧田中小学校の木造校舎を文化庁が調査されたというふうにお聞きしております。これはそういった価値があるということで見ていただいたと思うんですが、実態はどういう状況だったのかお聞きしたい。 ○議長(岩城晶巳君) 妻木生涯学習課長。 ○生涯学習課長(妻木朋子君) それでは、ただいまの質問についてお答えさせていただきます。  旧田中小学校の木造校舎につきましては、調査の結果、保存する価値のある建物との評価をいただいております。このため市としては、こうした価値を認識し、後世に残していきたいと考えているところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 価値があるということと、文化財という形になれば、今滑川市の中では国指定が2件、が1件、そして滑川で指定しておるのは、最近4件増えたということですから32ぐらいだと思います。あと国の登録文化財、ずらずらと7棟か8棟になっておるんですが、そういう意味合いを含めて考えていかれるということですか、文化財というのは。価値があるというのは。 ○議長(岩城晶巳君) 妻木生涯学習課長。 ○生涯学習課長(妻木朋子君) そのようになっていくと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) できればそういう形でお願いしたいと。  その際に、まちの中の歴史的価値のある建造物も文化庁の、これは登録文化財を調査する建築専門の方だというふうにお聞きしておるんですが、その方がずっと養照寺を含めて5、6件のところを見ていかれたというふうにお聞きしておるわけですが、そういった中で非常に価値があるということも言っておられるわけですが、そのようなことについて聞いておられるのか、認識しておられるのか、この点についてお伺いしたい。  また、そのような建物、これはいろいろと維持管理、あるいは購入する場合もお金がかかるということで、文化的な価値のあるそういうものに対しての補助金というものを考えておられるか、この2点についてお願いしたいと思います。
    ○議長(岩城晶巳君) 妻木生涯学習課長。 ○生涯学習課長(妻木朋子君) それではお答えいたします。  議員さんが言われたように、養照寺、櫟原神社、菅田家、滑川館なども調査してもらったところでございます。いずれの建物も建築時の特徴がよく残っており、保存すべき価値を備えているとの評価をもらったところでございます。  文化財の修繕については、設計監理費の2分の1まで国が補助する制度などがあり、こうした制度の活用を検討していきたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) ちょっと時間もあれになりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  最後になります。岩城庄之丈展、これはどのような考えがあってやられるのか、この点についてお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 妻木生涯学習課長。 ○生涯学習課長(妻木朋子君) それではお答えいたします。  岩城家は近世・近代、本市に居住し、全国で活躍した堂宮大工の家で、特に3代目の庄之丈は、東本願寺や築地本願寺等の再建にかかわるなど高い評価を受けていた人物でございます。  滑川市内にも、庄之丈が建築に携わった養照寺や櫟原神社のほか、国登録有形文化財の廣野家住宅、市指定文化財の加積雪嶋神社のみこしなどが残っており、本市に残るすばらしい建築物等の存在を知ってもらうことを目的として、現存する建築物の写真と建築図面等を中心に展示したいと考えているところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 中島勲君。 ○10番(中島 勲君) 時間がもうないんですが、次長ね、この本(本を示す)、教育委員会にありましたか。例の岩城庄之丈の。紛失しておると言うておられたでしょう。ぜひこれを読んでおいてください。岩城庄之丈のことが書いてある本が博物館にはあるんです。これは私が直接教育委員会へ持ってきてお渡しした本なんですね。引っ越しのときに紛失している、こういう状況なんです。これは、次長、あなたが知っておられるとおりですから、この岩城庄之丈はひとつお願いしたいと思います。  これで質問を終わらせていただきます。 ○議長(岩城晶巳君) 1番青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) おはようございます。  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  きのうの代表質問や一般質問で、私の大きな1、今後のほたるいか海上観光についてですが、市長の答弁にもありましたとおり、細かい部分は確定していないので控えたいということで、富山湾クルージングとかの展望を考えているという話で、重複するところがかなり部分としてございます。大きな1の(1)から(4)までを削除していただきたいと思います。割愛いたします。  それでは質問にまいります。  観光船の購入に至っては、市民の方も非常に期待しているとおりであります。故障の関係もございますが、運航実績が34日間中13日と低調でした。そこで、より滑川の魅力を一人でも多く味わっていただくため、運航期間を延ばせないかと思います。  いきなりですが、(5)ほたるいか海上観光の実施期間を2週間ほど延ばせないか、お願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) お答えいたします。  今後の検討となりますが、ことしは特別運航として、まず3月から実施しております。通常運航を3月から実施する期間延長については可能と考えておりますが、連休後につきましては、例年ホタルイカの漁獲量が減少することや、クラゲなどが多く網に入りまして条件的に非常に悪くなるということで、ホタルイカの光も見えないこともございます。そういうことで、連休後の運航はこれまで行っていないところでございます。  期間の延長につきましては、3月からのということは可能であるということでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 私の聞いている情報とちょっと相違があるなという話なんですけども、漁師の方に伺いましたら、6月までホタルイカはそこそこいるし、一番重要なところなんですけども、3月は波が非常に高い荒波だそうで、6月に向かって波が非常に穏やかで立っていないということで雲泥の差だということなんですけども、課長、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) ことしの特別運航、これまでも答弁させていただいておりますが、9日間のうち7日間出航できたということで、ことしについては3月も運航が可能であったということでございます。  それと、これまでずっとほたるいか海上観光を実施しておる中で、やはり5月になりますと、どうしても水温が上昇してホタルイカの漁獲量が減少しているということでございまして、そのへんについては過去の実績に基づいて判断しているところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 今の課長の話だと、なかなか難しいのかなという判断ですね。  現場の方も言われるので、一応もう一度精査していただきまして、水温等々もあると思いますが、出航率等々を考えれば、やっぱり期間が長ければ長いほどPRができるというのもまた事実だと思いますので、ぜひ検討していただければと思います。  大きな2に移ります。ホタルイカについてであります。  昨年、310万円で1基追加して、現在、LED集魚灯は4基ついています。LED集魚灯は、そもそもホタルイカの漁獲量を増やす取り組みと認識しています。私も、1トンでも1キロでも増えればよいと思っております。  漁獲量につきましては、先日の市長提案理由にもありましたとおり、5月末までには386トンと、昨年同期に比べて140トンの減。過去10年間の総漁獲量の平均約569トンと比較しても約183トンの減と、近年にない不漁になったところであるという説明を受けました。  しかし、こういった数量を見る場合は、短期的に物事を捉えると失敗することもまたあります。例えば平成19年から21年、平成22年から24年、平成25年から27年、それぞれ3年間の平均は581トン、525トン、529トンと、ここ最近の3年間は平成22年から24年の3年間に比べて少し多くなっています。これを踏まえると、今年度が悪かったからといって一喜一憂はしないほうがよいのでしょうか。  さて、とはいえ、LED集魚灯と漁獲量との関係は明るみに出していかなければなりません。なぜなら、自然を相手に人工的につけたものだからです。  そこで、経緯も含めて具体的に質問します。  (1)LED集魚灯について事前に効果を調べたか、お願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) LED集魚灯につきましては、平成26年2月に3基、27年2月に1基設置したことは今ほど議員さんのほうからもありました。  集魚灯の設置については、ホタルイカは光に集まる習性もあると言われておりまして、市が漁業振興事業として実施したものでございます。その中で、滑川漁業組合の主たる水産物であるホタルイカ漁において、その効果を検証することとして設置をしたものでございます。  あと、効果につきましては、過去に10基の集魚灯を設置していたことや、イカ釣り船においては集魚灯を利用した漁法もあるということから、何らかの効果があったものと考えておりまして設置したところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 例えば水産研究所や大学とかの意見とかはいただいたことはありますでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) ホタルイカの習性につきましては、専門家においてもまだ研究不足、データ不足ということもございます。その中で、水産研究所においてもなかなかわからない部分があるというふうには聞いております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) わからないという部分も多少大きいので、(2)に移ります。  LED集魚灯について、現在までの効果または検証はどうか。似たような質問になりますけど、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) LED集魚灯の効果を検証するために、集魚灯の点灯、消灯の時間の調整を行いながら検証しているところでございます。  また、滑川漁業協同組合からの指示によって、4基ある集魚灯の一部を消灯した際に、ほかの網のホタルイカの漁獲量がどう変化するかなどのデータをとりながら、今現在検証しているところでございます。  ただ、まだ設置から1年、2年しかたっていない現時点では、その年の漁獲量の変化や気象状況、潮の流れ、海水温も一定でないことから、効果があるかどうかの結論を出すことはできないところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) データをとりつつ、つけたり消したりというところで、多分、魚も反応して入ったりだとかもすると思うんですけれども、次の質問にまいります。  今のも踏まえまして、(3)LED集魚灯についてこれからの効果、検証はどうか。同じようなものでしょうか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) 滑川市の漁業については、その大半がホタルイカの定置網漁であり、ホタルイカ漁で収入を得て生活しておられる方が多いことから、漁業振興のために実施したところであり、市としてもその効果に期待しているところでございます。  ただ、ホタルイカの習性については、先ほども申し上げましたが、専門家においても研究不足、データ不足ということがございます。いろんな見解があり、市としても見解を示すことは非常に難しいと考えております。  このことから、LED集魚灯の効果については、引き続き滑川漁業協同組合と連携しながら多くのデータをとって検証することが必要と考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) これからデータを集めてより精査していくということなんですけれども、私がそもそもこの質問を入れさせていただいた理由は、懸念材料があるのではないかと思いまして質問しております。  ちょっと読ませていただきます。  北海道函館市に東和電機製作所という会社があります。そこの社長である浜出雄一さんは、HAMADEのイカ釣り機でシェアナンバーワンの機械をつくりました。日本、韓国、台湾、アルゼンチンからニュージーランドなど世界中で使用されています。現在では、イカ釣り機だけではなくて、水産業全般において、さまざまな機器の製品の開発、製造販売を行っております。  テレビに出ていまして、ちょっとその内容を読んでみたいと思います。船の上を思い浮かべてください。  イカをおびき寄せるため必要な漁火。しかし、その光のために油を使うため、一晩で10万円以上の燃料代がかかるといいます。今この燃料費が漁師たちを存亡の危機に立たせている。そこで、東和電機が開発したのは「LED集魚灯」。主流のメタルハライドランプ、いわゆる水銀灯に比べて燃料代が大幅に削減でき、既にサンマ漁では大活躍しています。しかし、イカ釣り向けの開発は、光量などの問題でなかなかうまくいかないのが現状。実はイカはかなり頭がいいらしい。そこで、東和電機は自社の試験船で実際に漁をしながら、イカとの知恵比べに悪戦苦闘している。「日本の漁師の腕は世界一。彼らを助けることが私たちの使命」と社長さんは言います。  執念の開発を取材するという番組でした。  私もこの番組を見ましたが、「既に10年以上開発しているが、イカには全く反応しない。死ぬまでに製品化して漁師さんを助けたい」と必死に話しているのが印象的でした。  ホタルイカも紛れもなくイカだと思います。課長、今の話を聞いてどうですか。もう一度聞きます。LED集魚灯について、これからの効果または検証、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) 今ほど議員のおっしゃいました、当然、LEDを使った光がイカに何らかのあれということで研究しておられるということはございます。  滑川市においても、明治から観光を始めまして、その当時は地びき網で、岸のほうでたいまつをたいて集魚効果を狙ったと。その後、先ほども申しましたが、10基の、これは水銀灯を使ったものでございますが、しておると。  あと、実際に漁師さんから話を聞くと、やはり船が網についた段階においては光にホタルイカが集まってくる。それから最近では、ホタルイカの身投げをとるときに、LEDの水中ライトを投下して、たくさんの身投げのイカをとっておられるということもございます。  やはりホタルイカは光に反応するということもございますので、データなり実績が不足する中で、今後もそれらの検証はしていく必要があると考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) これからそうやってデータをもとに一応検証をやっていくということであります。未確定な話なので、私、ここは断言して今言うべきことではないので、また不安も覚えるでしょうし、これ以上は言いませんが、私はオフシーズンの観光資源を数多く提案させていただいておりますが、これはオフシーズンの話であって、本丸のホタルイカがとれなくなってしまっては話になりません。滑川市は「ほたるいかのまち滑川」でございます。  1だる50キロ。1キロおよそ130匹ぐらいなので、1トン13万匹。お刺身でもボイルでも、仮に7匹が1人前だとしたら1万8,571人前。1トンの漁獲量で滑川の魅力を伝えられる人数がこれだけ変化します。1万人以上は変化すると。ぜひ将来に向けて関係機関、水産研究所とかいろいろありますので、科学的な検証をお願いします。  次にまいります。大きな3でございます。防災・避難についてです。  過去に、開田議員、古沢議員、水野議員など各議員が海抜表示の質問をされています。今回は、海抜表示の横や、また電柱などの目立つ箇所に光る避難場所誘導表示をつけていただきたいと思い質問します。  水野議員の過去の質問時には、答弁で、避難誘導看板についても今後検討したいとのことだったので、大分たっていますので検討していると思っていますし、地区の消防団との話でもいろいろこうやって提案されております。  (資料を示す)過去にも多分見たことがあると思うんですけれども、魚津市にこういったわかりやすい避難誘導看板がついております。これが昼間だと、見ればすぐ避難できるという状況ですが、これが仮に、皆さんは滑川を熟知されている方なので、私も大丈夫だと思うんですけれども、実際、すごい高い震度のものが起きて、分譲地で若いご夫婦が来られたと皆さん頭で仮定していただいて、これが夜だと、こういう状態ですね(資料を示す)。これがもし光るタイプのものだったら、こうなるんですね(資料を示す)。反射ですから。  私が今、20代の頭でと言ったのもまさにそのとおりで、ぱっと「外に出なきゃ」と言って出るわけですよね。出て、どこに逃げなきゃいけないかというのは、ライトで照らされて見えているこれと、先ほどの2枚目の真っ暗なものだと全然違うと思うんです。もしこれが夜または深夜になるとこういった感じなので、(1)の質問になりますが、海抜表示とともに、夜間時に光る避難場所誘導表示を設置してはどうか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君) それではお答えいたします。  夜間時に光る太陽光式の避難誘導板につきましては、現在、市内3カ所に設置しているところであります。しかしながら、市内の各避難所及び避難所の出入り口等に設置している誘導板については、いずれも光る仕様にはなっていない状況であります。  今後は、新たな誘導板等に更新する際には、よりわかりやすい案内表示板となるよう、夜間時に光る仕様等にすることも含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 前向きな検討をお願いしたいと思います。  災害が起こる時間はいつ起こるかわかりません。夜や朝方でも十分に考えられます。ぜひ前向きな検討をお願いします。  それでは次の質問にまいります。  小笠原諸島西方沖で5月30日に起きた地震について、気象庁は31日、地震の規模を示すマグニチュードを8.5から8.1に、震源の深さを約590キロメートルから682キロメートルに修正すると発表した。これは異常な震源の深さだそうで、日本全体が地殻変動を起こしているのではないでしょうか。  最近では、去年の御嶽山、箱根山、口永良部島、16日には、小規模ではありますが、浅間山も噴火のニュースがありました。きょうもそうですが、きのうもそうでしたね、議会中。
     富山でも弥陀ヶ原があります。5月30日の富山地方気象台によると、口永良部島で爆発的な噴火が起きた後も、立山弥陀ヶ原火山では地震などの異変は観測されていない。同気象台は、弥陀ヶ原に直接の影響は見られないと説明しているなど、少し安心もしております。  ただ、先ほど言ったとおり、最近の日本全体の状況を考えると、どこで、いつ、何どき大規模な災害が起きてもおかしくはないと私個人的に思っております。  また、口永良部島の噴火のときには、多分ごらんになったと思いますけど、中学2年生のお子さんが撮った映像が流れておりました。いざ災害になると、気が動転してしまうのでしょう。お母さんは干した洗濯物が気になり、中2の息子さんが「噴火したんだから、それどころじゃないじゃん」とお母さんに声をかけていました。息子さんがいたからよかったものの、人間は自分の想定外なことが起こると普通ではなくなることが考えられます。  弥陀ヶ原は直線で考えると30キロぐらいですから、大規模な噴火になれば滑川も多少危ない地域になるかと思います。  そこで、甚大な災害が発生したと仮定して、(2)甚大な災害時での避難勧告、指示、避難誘導はどのようになるか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君) それではお答えいたします。  災害時の避難勧告、避難指示につきましては、滑川市地域防災計画においてその判断基準を定めており、避難準備情報、避難勧告、避難指示の3段階で発令することになります。  災害時要援護者、高齢者、障害者、乳幼児等でありますが、特に避難行動に時間を要する者が避難を開始しなければならない段階にある場合には「避難準備情報」を、人的被害が発生する可能性が明らかに高まった状況では「避難勧告」を、前兆現象の発生や切迫した状況から人的被害の発生する可能性が非常に高いと判断した状況では「避難指示」をそれぞれ発令することにしております。  伝達方法につきましては、避難対象地域の市民に対し、災害情報配信メールやケーブルテレビ、ホームページによる広報及び広報車、防災行政無線等により行うとともに、消防団、自主防災組織、地区自治会、町内会、民生委員等と協力し、組織的な伝達を行うこととしております。  また、避難誘導につきましては、自主防災組織、地区自治会、町内会等が集団避難方式により段階的に避難所への避難を実施するよう努めることとしており、日ごろから各自主防災組織や町内会等に対し避難訓練の実施を呼びかけているところであります。  また、市では迅速かつ安全な避難を確保するため、職員の派遣及び道路管理者、警察官、消防団等の協力により、避難路上にある障害物の排除、危険箇所の周知に努め、避難の円滑化を図ることとしております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 防災計画、読んだとおりだと思いますが、私も169ページあたりぐらいからざらざらっと読ませていただきまして、まさに今課長がおっしゃるとおりだと思っています。これはこれで大切なことだと思っております。  ちょっとまた説明が入りますが、「ギワンの奇跡」というのをご存じでしょうか。  私は、11月3日、滑川市の防災講演でも来ていただける、テレビでもおなじみ、防災システム研究所長の山村武彦さんの講演を聞きまして、これは何か取り入れられないかなと思っております。  頭の中で描いていただければ幸いです。少し読みます。  ギワンの奇跡。2013年11月8日午前4時40分、台風30号がフィリピンで最初に上陸した東サマール州ギワン市、人口約4万7,000人。このまちは最大瞬間風速105メートルという竜巻のような猛烈な強風に3時間以上さらされ、住宅の約90%が破壊されたにもかかわらず、人的被害を最小限にとどめることに成功した。22万人の市タクロバンでは、住民に危機感が伝わらず多くの犠牲者を出したが、ギワンの奇跡はどうやって起きたか、どうやって住民を早期事前避難させることができたのか。  さらに、クリストファー・ゴンザレス市長33歳の決断と命令は何かというところで、超大型台風襲来の報を受け、直ちに市は非常体制に入った。幹部を集め対策を協議。台風が到達する3日前から市民に早期避難を呼びかけた。しかし、この地域も台風になれていて、市民に危機感を共有してもらうことは到底困難だった。それを聞いたゴンザレス市長と市の職員は、このままでは多数の犠牲者を出すと判断。そこで市長は、それまで言っていた「超大型台風が来るから避難してください」という言葉を変えて、「デルビヨがやって来るからシェルターに避難せよ」と、断固たる言葉と姿勢で警察、消防、市職員を動員し、市民を半強制的に避難させることを決断。  「デルビヨ」とは、ハルマゲドン、最終戦争、終末決戦などと同意語だそうで、これ以上恐ろしいことはないほどの台風が来る、もしかしたらこの世の終わりかもしれないという危機感をあらわしたもので、市長、職員が必死になってこの台風の恐ろしさを伝えた。その結果、台風襲来の前日には、市民の約80%がシェルターに避難完了。  避難しなかった残りの約20%の市民も、猛烈な強風が吹き出し、市長の言うとおり、これはいつもの台風と違うと思い直して、大部分の約98%の家が吹き飛ばされる前に避難を完了したのである。  8日午前にはそのまま台風が来まして、一番勢力の高いままギワン市付近に上陸。3時間以上にわたり風速90メートル以上の竜巻のような強風がギワンを吹き荒れた。市内の住宅のうち約90%が損壊したが、教会、学校など、市が指定したシェルターに早期事前避難したことにより人的被害を最小限にとどめることができたという。  ちょっと説明が長かったですけれども、さて、本市滑川でも「デルビヨ」にかわる言葉が必要でないかと思います。いざ避難勧告を先ほどの防災計画のような感じで出しても、市民の心に届かなくては意味がありません。日本語で私もずっといろいろ考えたんですけども、どれも安っぽく聞こえてしまい、よい案が出てきません。  そこで、レベルで例えるのが一番理解しやすいのではないかと思い、サンプルをつくりました(資料を示す)。文面は私が適当に入れたものなので、ちょっと見ていただきたいんですけども、レベル5、およそ人類が経験したことのない災害みたいな感じで書いて、これは仮で書いてあるんですが、こういった5段階にしていただきまして、避難指示表をしっかりつくっていただいて、広報、ホームページで日ごろから市民に周知させ、かつ防災計画の第9節にしっかり載せていただきたいのですが、検討できませんでしょうか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君) ただいまの提案は非常にすばらしいものだと思います。また、その内容につきましても、どのようにしていくか、どのように市民の皆さんに知らせるかはまた検討していきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) これも前向きな検討と捉えてよろしいんでしょうか。ありがとうございます。  こういったことがあらかじめ決まっているところと決まっていないところが、実際に甚大な災害が起きたときの人命を救う差になると思います。ぜひ市民への周知、防災計画への記載をお願いしたいと思います。  大きな4に移ります。  平成28年度滑川市の重点事業に関する要望の中でも最重点要望と説明を受けております。(1)理数教育・ものづくり教育の支援の充実について、どのような内容か、お願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君) お答えします。  滑川市は、市民1人当たりの工業製品出荷額が富山一となるなど、さまざまな製造業があり、まさにものづくりのまちです。  こうしたものづくりを支える土台は、学校における児童・生徒への理数教育であり、将来を見据え、その充実は大きな課題とも言えます。  市としましても、地域の後継者となって支えていく子どもたちに理数教育を充実させていきたいと考えております。  具体的には、各小中学校における理科、算数、数学に係る備品の充実、平成24年度から実施している小学校5年生を対象にした市内企業見学、テレビ寺子屋を利用した学校番組の放送等をさらに充実して実施していくことにしており、今年度は、中学校の教員が小学校の算数の授業を支援することで小中の連携を図り、理数教育の充実を図ることとしています。  今後、小中学校に配置されている理科観察実験アシスタントや理科専科教員の増員、中学校1、2年生を対象としたキャリア教育の一環として、市内製造業の協力を得ながら、ものづくりの楽しさ、おもしろさを伝える授業の実施等を考えております。  引き続き、学校や企業、有識者等と連携をとりながら、今後の理数教育の充実について研究していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 小中の連携とアシスタントをつけて増員を図っていきたいという流れで、同じことになりますが、市民1人当たりの工業製品出荷額が県内で1位なのはもちろん私も知っていますし、市長もずっと前から言われているので、皆さんも周知のことだと思っています。私も本当に大賛成でございますので、ぜひ一人でも多く専科教員を確保していただけるようお願いいたします。  次の質問にまいります。  国語辞典で言葉の意味を調べ、そのページに附箋を張っていく、(実物を示す)こういうのですね、辞書引き学習が県内の小学校でも行われております。  辞書引き学習は、深谷圭助中部大学准教授が提唱した、最初は好きなページを開かせて、知っている言葉を見つけたら、言葉と引いた順番を書いた附箋を張っていくという学習法でございます。  富山市立神通碧小学校ではもう既に取り入れております。実際取り入れてから子どもたちの語彙が豊富になり、言葉に対する感覚が研ぎ澄まされた、表現力も豊かになったと評判でございます。  私の話で恐縮なんですが、深谷准教授の『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』を読んで、家庭で4歳ぐらいから国語辞典を買って、同じように言葉を調べて附箋を張りました。はじめは附箋を張りますが、そのうち自ら国語辞典を使いこなすようになりますので、附箋はつけなくなります。やってみて非常に語彙が豊富になりました。(実物を示す)こうやってこつこつと家でも取り組んでまいりました。  また、4歳ぐらいは成長の度合いがあるでしょうが、平仮名を覚え、そして何よりも、「お父さん、これ何て意味?」と頻繁に聞いてくるのが4歳、5歳ごろです。  そして小学3年生になり、学校に国語辞典を持っていき学習で使うんですが、家用の国語辞典がなくなったということで、子どもに家用の国語辞典を最近ねだられました。いつも妖怪ウォッチしか頭にない子どもが国語辞典をねだるとは全く思っていなかったのでびっくりしたんですが、自ら調べて勉強することのハードルは、辞書引き学習によってぐっと下がったんだと思っております。  現在、小学3年生から国語辞典を取り入れております。しかし、「これは何て言うの?」と純粋に聞くゴールデンタイムである4歳ぐらいの子どもの成長を考えると、小学3年からでは若干遅いのかなと思います。スムーズに子どもの語彙力や読解力を高めたい。滑川市の4歳児全員に国語辞典と附箋をプレゼントできないものか。  そこで、(2)4歳からの辞書引き学習を推進できないか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君) 小学校の学習指導要領では、辞書を利用して調べる方法を理解し、調べる習慣をつけるということで、小学校3、4年生の指導内容となっております。  議員のおっしゃったように、市内の小学校では3年生から辞書を利用した学習を行っています。1、2年生で辞書の学習、さらに4歳からの辞書引き学習ということですが、どのような効果があるのかについて、今後、情報収集して研究していきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 効果も含めて検討していきたいということですね。  先ほどの理数ももちろん大事です。世の中には理系で活躍されている方も非常に多いです。しかし、文系も負けておりません。  市長も教育には非常に力が入っていることだと思います。子ども第一主義です。どうでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 言葉の話ですが、言葉はとても大事です。言葉が多いほど、人生の喜怒哀楽の情緒も含めて人間性が豊かになる。そのための国語だと思っています。  これは一つの例でありますが、新入社員がいよいよ会社が始まる、そのころに新入社員の心得として、ラジオ解説、NHKがやっていました。言葉をたくさん覚えて、そして心豊かな人生を送りましょう。理解力があって、逆に説得力がそこについてくるわけです。そういう意味での国語の言葉をたくさん覚える、こういう教育が非常に大事だと思いますし、辞書を利用して、その豊富さを自分のものとして人生豊かに皆さんがやってくれることを期待したいと思います。  図書館の改装、子ども図書館についても、そういうことも含まれておるという理解をいただければ大変ありがたいと思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 言葉が大事だということ、説得力がつくということで、今市長さんにもすごい説得力のある話をしていただいたんですが、希望も含めてお願いしたいというところで、ここ5年間の滑川市の年間平均出生数は260名でございます。国語辞典と附箋で2,200円です。57万2,000円で確実に国語に強い子どもたちが増えます。ぜひとも検討していただければと思います。  次の質問にまいります。  前回の答弁では、滑川市においても、35人を超える学級が小学校3年から6年の学年で1学級ずつあるといただいております。また、国やに要望したいと、当時の課長から力強い答弁だったかと思います。  そこで、(3)平成26年9月議会で小学校の全学年で学級編制が35人以下となるよう国やに要望したいとの答弁であったが、その後の進捗はどうか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君) お答えします。  35人以下の学級については、富山市町村教育委員会連合会を通じ教育委員会へ要望したところであります。また、国にはを通して同様の要望が上がっているところです。  国においては、今年度も35人学級の制度化は認められず、学級数に応じた教員の加配で措置されることとなり、今後の教職員定数や学級編制のあり方など、引き続き国において検討されることとなっております。  今後も引き続き、、国に対して働きかけてまいりたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 各団体から連合会を通じて要望したというところで、制度もいろいろあるから、なかなかそこの兼ね合いが難しいのかなというふうに今ちょっとイメージしましたが、これからも要望していくと。  少人数学級編制は、学力の向上はもちろんのこと、不登校の減少、欠席率の低下に効果が出ています。また、前回も言いましたが、同世代の保護者からの要望が非常に多いです。ぜひ今後とも力強い要望をお願いいたします。  最後の質問にまいります。食育についてです。  ちょっと話がまた飛ぶんですが、2014年、17歳、史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんをご存じですか。教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女としても有名です。  パキスタンの中でもアフガニスタン寄りのスワートで育った彼女は、タリバンと政府軍との間で一生懸命活動していました。  2009年、タリバンがスワートを支配。それに伴い、パキスタン政府軍がスワートからタリバンを一掃するため軍事行動を開始。いわゆる銃撃戦です。最終的に180万人の人口のうち半分がスワートから避難した。  私は、こんな状況ではまともにご飯とかもないんだろうなというイメージで記述を読んでいたんですけども、そこに意外な記述を見つけます。  朝食の様子なんですけれども、別にマララさんはそんなに、今は裕福かもしれないですけど、当時はそういう状況じゃないので裕福ではないと思います。朝食の様子なのですが、砂糖入りのお茶のチャイ、小麦粉と水だけでつくる薄くて丸いパンのチャパティ、目玉焼きなんですね。私の朝食と比べて、パン、目玉焼き、コーヒーとあまり変わらないなと。  これはなぜだろうと考えた結果、明らかに日本と違う点、いろんなところを読んで思ったんですが、違う点は食事を廃棄しない点ではないかと思います。あるものをみんなで分け与える。雨土の恵みをありがたくいただくという精神だと思います。  現在、滑川では、地産地消及び食育の観点から野菜づくりを推進しております。特に学校給食で使用しているという話ですが、昨日の話でも、今年度は60%を目指すと力強い言葉でした。すばらしい取り組みだと思っております。  食育を広く考えれば、食べ物を残さないことも食育ではないでしょうか。私も飽食時代の育ちですから、いつもこんないい時代ばかりではない、先人たちの働きのおかげでたまたまいい時代だったんじゃないかなと戒めております。食べ物のありがたさ、何度も言いますが、大事な食育だと思います。  そこで、(4)食育について食べ物を残さない工夫はできないか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君) お答えします。  当市の学校給食における残食率ですが、小学校では平成24年度が1.7%、25年度が1.1%、26年度が1.0%、中学校では平成24年度が2.7%、25年度が1.2%、26年度が0.6%と、いずれも年々減少の傾向にあり、これも各小中学校における残食率低下のための取り組みのおかげだと考えています。  各小中学校においては、残食率を低減するため、残った副食を希望者に配るなどしてさまざまな工夫をしております。  今後も、こうした食べ物を大切にする教育に取り組んでいこうと思っております。  また、学校給食共同調理場においても、これまでも地元産の食材をできるだけ使用し、児童・生徒の栄養バランスや食の嗜好などに配慮するとともに、味つけや調理の工夫を重ねて、安心でおいしい給食の提供に努めてきたところであります。  特に近年では、とやま地産地消メニューコンテストにおいて最優秀賞、北陸農政局地産地消給食等メニューコンテストにおいては北陸農政局長賞を受賞するなど、外部からも大変高い評価を受けています。  今後もおいしい給食を提供して、残食が出ないように努力していきます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) さまざまな工夫をされていると。メニューコンテストだったり残食を出さないように分け与えるだとか、全く同じような、その中で賞ももらっているという流れですね。  小学校5、6年生ではほとんど残らなかったりですとか、1、2年生は逆に残りやすいなどいろいろな話を聞きます。  今、廃棄率を教えてもらったんですけれども、廃棄率ゼロという数値的な話だけではなく、先ほども言いましたが、ありがたいご飯を残すのはもったいないことということを学んでほしいです。
     1つよい取り組みを近くの先生がされていたので、ちょっと話をさせていただきます。  我々の時代は銀色の箱にご飯が詰めてあった世代なんですが、今はでかいひつぎみたいな水色のものからご飯をよそって食べているそうです。毎回ご飯が低学年などで残るそうなので、その先生は持参したサランラップを使い、おにぎりをご飯がなくなるまで残ったものでつくるんですね。児童たちに渡すそうです。不思議と子どもたちは、ご飯では食べないが、おにぎりだと食べるそうです。子どもたちはその先生を見て、ご飯は残さず食べるものだと自然に多分思っているのではないでしょうか。  こういった取り組みを市全体で共有していただき、食育につなげていただきたいと思います。  また同じような内容ですけども、最後にちょっと意気込みも含めて、こういった活動を広げていくのはどうでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 上島学務課長。 ○学務課長(上島陽一郎君) ありがとうございます。  子どもたちにとって、食育、食が楽しくなる、物を大切にする、もったいないという心を育てるという点で、今言っていただいた活動など、さまざまな工夫をやっていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(岩城晶巳君) 青山幸生君。 ○1番(青山幸生君) 期待しております。  教育こそ子どもたちの宝になります。ぜひ今後も、宝となる食育の推進をこれ以上にお願いいたしまして、私の質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君) 暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。                午前11時38分休憩          ──────────────────────                午後1時00分再開 ○議長(岩城晶巳君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  8番原明君。 ○8番(原 明君) それでは、通告をしてある諸点につきまして質問させていただきます。  きのうの代表質問、そして一般質問で大分重複しておるところがありますが、またひとつよろしく当局のご回答をお願いいたしたいと思います。  まず1点目、観光振興についてであります。  本年3月14日に、県民の多くの人が待ち望んでおりました北陸新幹線が開業いたしました。ちょうど開業から3カ月経過して、その間、ゴールデンウイークも過ぎまして、そのゴールデンウイークを中心に、県内外の多くの皆さんがこの滑川市を訪れたと思っております。  新聞では、ゴールデンウイーク期間中のほたるいかミュージアムの入場者は1万2,200人ということで、対前年比113%ということでございました。  昨日の竹原議員の質問の中で、3月から5月では3万8,517人、117%の増と。光彩では109%というふうになっております。県内の多くの観光地や施設が、当然、昨年以上の観光客でにぎわったと思っております。  そこで、入館・入場者につきましては昨日お聞きいたしましたので、この3カ月間で北陸新幹線の開業による経済効果というのはどれくらいと見込んでおられるのか、まず1点お聞きいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。  昨日の竹原議員にも答弁いたしておりますが、ほたるいかミュージアムの入館者数、売り上げのほう、経済効果ということでございますので、売上額の増減はわかっております。  その部分におきましては、増加した部分として約430万円、入館者数の収入がございます。それから、レストラン光彩につきましては約260万円ということで690万円の増となっております。  ミュージアム全体につきましては、テナント等もございますので数値で示すことはなかなか難しいところでございますが、全体として相当の効果があったものと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) ありがとうございました。  3月から3カ月間で690万ということでございますね。今後もそれぞれこういった催し物なりたくさんまた開催されますので、どんどん皆さんに来ていただいて、売り上げも当然伸ばしていけるようにまた努力しなきゃいけないんじゃないかなと思っております。  2番目の質問なんですけれども、あいの風とやま鉄道滑川駅に、臨時でありますが、滑川市観光協会の案内所が開設をされております。  まず1点目は、この整備の件でありますが、案内所をこれからどういうふうにされるのか。いつまで臨時のままでやられるのか、それとも、きちっと整備をして新しくつくっていかれるのか、まずその1点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) お答えいたします。  現在、あいの風とやま鉄道滑川駅において、3月14日の新幹線開業に合わせて臨時の観光案内所を設置し、毎週土曜日、日曜日、祝日の9時から15時まで、観光案内員を配置しているところでございます。  常設の観光案内所の設置については、その利用がどのくらいあるかを把握することが必要でございまして、利用データを収集しているところでございます。  5月末の26日間の利用状況としては、観光に関することとしては497件の問い合わせがありまして、1日約19件の実績ということもございます。  また、手荷物の預かりも行っておりまして、その実績については75件がございました。  今後、ほたるいか観光シーズンが終了した6月からの利用状況も調査していくこととしておりまして、実績を検証したうえで、案内所の設置についてさらに検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) 今、案内所の開設につきましては、土・日と祝日、9時から15時までと。私も現状を見てきました。  今、497件の方々でいいと思うんですが、あいの風とやま鉄道ばかりじゃなくて車で来ている方も多分おられると思うんですけども、現地の駅の様子を見ると、何点か不安な点があります。  まず、設置されておる場所並びに施設面というか、長机があって、椅子が1つあって、ビニールでつくった「案内所」という横断幕、そういったものが立っておるわけですね。「これだけの整備ですか」と案内しておられる方に聞いたんですけれども、「ごらんのとおりです」と。相談に来られた方に「えらくかわいい看板ですね」とか「こんなとこですね」というふうなことを言われたと。これは褒め言葉なのか、笑って言われたものですから、観光客の皆さんの発言にちょっと理解に苦しむということで、案内しておられる方も笑っておられました。  今課長が言われたように、手荷物も預かっておると。9時から3時までなものですから、観光客の人も非常に、昼から来られても出入りが激しいというか時間がないということで、非常に慌ただしい観光をされている方もおられるというふうに聞きました。  それで私も、「コインロッカーぐらいあってもいいね」と言いましたら、「そうですね。ぜひまたそのように」というような申し出も係の方は言っておられました。  もう1点は、安全面なんですね。駅というのは、通学・通勤、観光客など、さまざまな人が利用されておるわけであります。私が一番心配したのは、長机に椅子が1つなもんですから、いろんな人が出入りする駅の中、そして、たまには駅員もいなくなる時間帯もあるという中で、犯罪等に巻き込まれないかなと。女性1人ですから、そういった危険なことが思い出されました。  臨時だからということでこれは片づけてほしくないなというふうに思ってきょう質問しているわけでありますが、好意で預かる手荷物も、何もない、みんな見えるところに、後ろに置いてあると。そういったところをどういうふうにというか、やっぱりきちっと整備をお願いするしかないなと。コインロッカーしかり、第三者が直接、本当に目の前で応対するわけですから、少し離れて第三者が入ってこられないようなカウンター等の保護というか、そういったものの整備というものはきちっとすべきであると思うわけでありますが、このロッカー、それから第三者が簡単に入ってこられないようなカウンター等も含めた整備、これをどのように考えておられるのか、課長のほうからお聞かせいただければと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) まず1点目の設置場所、これは待合所の一角を利用した中で、テーブル1つ、確かに言われましたように簡単な表示だけにいたしております。  あくまでも臨時ということではございますが、このへんの表示の仕方についてはまた今後検討したいと考えております。  それから、コインロッカーにつきましては、これは1つには、観光客の方が新幹線をご利用になって富山駅でおりられるわけなんですが、富山駅のコインロッカーの不足というものもあって、手荷物をそのまま滑川まで持ってこられるという問題も1つございます。  そういう手荷物を持ってこられる方がおる中で、今回、臨時観光案内所においても臨時的に急遽、手荷物をお預かりするというような体制をとったところでございます。  そこで、なかなかこちらのほうでコインロッカーまでの設置というのは難しい、できないものですから、現在、ロッカー、普通の保管庫、鍵のかかるものでございますが、そこで手荷物を預かるというような対応を行っております。  それと、利用される方につきましては、こういう体制でやっていますということを説明させていただいて、了解したうえでお預かりするということで対応しております。  2点目の安全面のほうでございますが、確かに今、女性1人で対応しております。このへんについても、観光協会の職員、現在、事務局長と臨時の職員2名の3名という体制になっておりますが、その中で、交代時間も含めて、議員の言われる安全管理も含めてまた検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) たくさんの人がゴールデンウイーク期間中には来られましたということで、案内される方も非常に楽しそうというか、わくわくしましたというふうに話しておられました。  外国の人は来ないのかと言うと、台湾の人だとかアメリカの人も来られたということで、何人かは英語に堪能な方みたいでノートも用意しておられましたが、そういうことで対応しましたというふうに言っておられました。  滑川を発信するというか、大事な案内場所でありますので、まず安全第一、そして人の物を預かるということであれば当然ロッカーという、今課長が言われましたけど、そういった面をしっかりと整備していただいて、なおかつ、今後の状況を見ながら整備をどういうふうにするかということも答弁されましたので、これも含めて、ひとつきちっとした案内所をつくるべきだと私は思いますので、それに向けてまたよろしくお願いをしたいと思います。  もう1つ、観光案内看板という、滑川駅の前にもありますが、ああいった整備も含めて、少し看板が少ないような感じもしますし、例えば中国語だとか英語だとか韓国語だとか、そういったもののパンフレット等、簡単なものでいいので整備できないかなというふうに思っておりますが、いかがでございますか。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) 滑川駅周辺の観光案内の看板につきましては、滑川市をPRするものとして、昨年12月に3枚の看板を滑川駅のホームに設置したところでございます。1枚はホタルイカ、そして立山連峰、そして剱、ネブタ流しというような3枚でございますが、この中の1枚に、中国語、英語、韓国語の3つで「ようこそ滑川へ」というような表記はしてございます。  また、ことしは新幹線開業に合わせて、滑川駅からはまなす公園までの街灯に、5月末までの間でございますが、ほたるいか観光と深層水のフラッグを設置したところでございます。  あと、駅前広場、駅の前のほうにある看板については、現在ほたるいか海上観光船の看板となっておりますが、今後、季節に合わせて、ネブタ流し、剱岳、東福寺野自然公園などに更新をしていく予定としております。  引き続き、滑川市の玄関口である滑川駅周辺の観光案内看板の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) 看板はたくさんあったほうがよろしいと私も思いますので、ひとつ整備のほうできっちりと進めていっていただきたいと思います。  3番目でございますが、ほたるいか海上観光を柱にした通年観光に向けての取り組みについてでございます。  滑川市の観光と言えば、ほたるいか海上観光であります。ホタルイカを柱にした、中心にした通年観光に向けた取り組みができないかなというふうに思っております。  昨日より質問されておるわけでありますが、北陸新幹線の開業効果を追い風にして、滑川市を訪れる観光客というのは確かに増えておるわけであります。  とりわけ残念なのが、質問の中に出ていますが、観光船の故障によって、ことしは途中で打ち切られたということであります。多くの方々に、滑川のホタルイカの観光、魅力を伝えることができなかったというのは非常に残念であります。  ただ、きのうから船の購入の話で盛り上がっておるわけであります。それも含めて、何とか通年観光できるような施策をとっていただきたいなと思っておるわけです。  新聞紙上では北陸新幹線開業に沸いておるわけでありますが、開業効果は1年目をピークに下降すると言われております。  もう1つ心配しなければいけないのが、来年3月に、今もう盛んに宣伝しておりますけど、北海道新幹線、新青森から新函館間が開業すると、東京と北海道が約4時間でつながるそうであります。食や自然などの観光面でのブランド力がはるかに大きい北海道というのは大きなライバルと、新聞紙上でも言われておるわけであります。  たまたま6月16、17日、全国議長会に伴って、選出の国会議員の皆さんに要望を届けるということで東京へ行ってまいりました。17日に新幹線で帰ってきたわけでありますが、黒部宇奈月温泉駅に着くまで確かにものすごい人でありました。私もびっくりしております。団体もそうですし、個人のお客さんもたくさんおられました。その電車に乗車された方がどういうふうに言っておられたかというと、きょうは宇奈月温泉だけども、来年はぜひ北海道へ行こうという話をされておりました。  テレビ、新聞というのは、どんどん北海道新幹線を盛り上げて宣伝をしておるわけでありますが、ぜひ富山へ2度3度、滑川市にも足を運んでもらえるような取り組みをこれからしっかりと立てていかなければ、お客さんは増えていかないんじゃないかなと。これは誰でも心配しておることでありますが、滑川市として、今購入予定の船も入れて、通年観光に向けての取り組みというのはどういうふうに考えておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) きのうからの答弁でもありましたが、観光船の有効活用を考える中で、今回船の購入をすることで観光船を有効活用するということで、滑川沖合から見る立山連峰の眺望の富山湾岸クルージングなど、これらを長期間にわたり実施することができる観光を考えていく中で、さらに富山湾岸クルージングをすることで、ほたるいかミュージアムとの連携が可能となるということで、この中で新たな観光プランを企画することができれば、ホタルイカのいない時期のミュージアムの入館者の増加にもつながるというふうに考えておりまして、これらの取り組みを進めていくことが必要かと思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) 確かにそういった船ということを考えると、ほたるいかミュージアムという存在感がものすごく大きくなってくるわけであります。リニューアルも含めて、しっかりと戦略を練っていただきたいと思います。  1つお願いがあるのは、海ばかりではなくて、東福寺野自然公園だとか山のほうもありますので、それも視野に入れて、全体で通年観光できるような取り組みをぜひお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。  続いて、2番目の農水産業の振興についてであります。  まず1番目が、ニホンジカ生息状況と農産物被害状況についてということであります。  私はこれまで、有害鳥獣ということで、イノシシ、猿、熊、いろんな質問の中で取り上げてきましたが、最近、話を聞くと、ニホンジカが滑川にも出てくるぞというふうな話を聞きました。  のほうはもう2010年に定めた特定鳥獣保護管理計画の中に、ニホンジカの管理計画を策定したということであります。記事によると、2012年度末で富山には2,294頭がおると。毎年2割増が予測されるということで、生息数は確実に増えてきておるということであります。  そんなことから、滑川市内にはニホンジカの生息が確認されておるのか、そしてまた農産物の被害、確認されていなければないわけでありますが、被害というのが発生しているのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 片口農林課長。 ○農林課長(片口和人君) お答えいたします。  ニホンジカの正確な生息数については、把握できていないのが現状であります。  ただ、平成26年度に環境省が富山で実施したニホンジカの生息数及び生息密度並びに今後の生息数の動向に関する調査において、平成16年から平成25年までの捕獲数などの情報に基づきまして、階層ベイズ法という方法で推定を行った結果、平成25年現在では、県内の数なんですが、富山のニホンジカの個体数は、中央値で2,878頭が生息しているものとされております。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) 課長の今の答弁では、確認されていないということで、当然被害もないということで理解をしたいと思います。  ただ、当然、今後はこういった確認、被害というのが出てくると思いますので、ひとつ情報をしっかりとまたつかんでいただいて、その対策もまた練っていっていただきたいと思っております。  2番目であります。
     片口課長は、本年3月末まで富山農産食品課・食のブランド推進班で仕事をしておられたと聞いております。私の思いとしては、農水産物など滑川でのブランド製品の開発や確立に向けて着任されたものかなと大きな期待をしておるわけであります。  課長もご存じのように、滑川には特産物がたくさんあります。市外、外に向けて、滑川産ブランドというのはまだ少ないわけであります。この少ないというか、ない滑川ブランドというものの開発に、ぜひ課長のお力で何とか取り組んでいただけないかなと思っておるわけであります。  昨日の農業をどういうふうに見ているかということで、「きらりと光る農業のために頑張りたい」との答弁もありました。こういったブランド製品の確立に向けた取り組みと、市外、外へのPRも兼ねて何か取り組んでいただきたいと思うわけでありますが、課長のお答えをお聞きしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 片口農林課長。 ○農林課長(片口和人君) 滑川の特産には、白ネギ、里芋、チューリップ球根、ブドウ、リンゴ等がありまして、これまでも滑川ブランドとしてPRに努めてきているところでございます。  中でもリンゴにつきましては、深層水を活用した生産がされているところでありますが、生産者の高齢化や後継者問題など生産規模の拡大が見込めないことから、現状の販売方法を維持してまいりたいというふうに考えております。  また現在、ブランド化を目指しまして、一昨年から試験的に深層水トマトの栽培を行っているところであります。昨年度においては約60キログラムを学校給食用に納入したところでございます。ただ、栽培技術の試行錯誤が続いている状況でございますが、今年度、また新たに1名の方に栽培をお願いしているところでございます。  また、市外、外へのPRにつきましては、滑川市農業公社が実施しております「なめりかわ味覚だより」への掲載や各種イベントなどを通しまして広く紹介するとともに、昨年度はのアンテナショップ「いきいき富山館」において、農産物の販売のPRを行ったところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) ありがとうございます。  今後また、どんどん滑川の特産品、ブランド品を宣伝して、皆さんに購入で消費していただきたいと。そのためにまた課長のお力をぜひよろしくお願いしたいと思っております。  3番目の、選挙権年齢引き下げによる取り組みについてであります。  選挙権年齢を現行の20歳以上から18歳以上に引き下げる公選法の改正案が、参議院で17日可決されまして、来年夏の参院選から適用されることとなりました。  選挙権の年齢の引き下げによりまして、若い世代の声が政治に反映されやすくなるチャンスとなりまして、少子化、人口減少が進む中、若者の意見を政策に反映させるうえで非常にいいことだと賛成する意見もある一方でありますが、高校生の声は、「受験で忙しい」「周りに流されて適当に投票先を決めてしまいそうだから反対だ」という声もあります。また反面、「若い人の意見が政治に反映されるようになり、政治に関心を持つきっかけとなることから非常にいい」という賛成の意見。これは賛成、反対の判断が難しいようでありますが、来年夏の参院選までおおむね1年間ということになります。  そういった中で、中高校生への選挙啓発をどのように進めていくか。これは選挙管理委員会の果たすべき役割というものが非常に大きくなってくると思います。  この中高生への選挙啓発、どのように取り組んでいかれるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 膳亀総務課長。 ○総務課長(膳亀 進君) それではお答えいたします。  公職選挙法等の改正により選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、来年の参議院選挙から適用される見込みであり、市内では新たに約700人が選挙権を得ることになります。  去る4月12日に執行された県議会議員選挙では、94歳以下の5歳ごとの年齢別投票率では、24歳以下が最も低い26.78%でありました。  選挙の啓発につきましては、これまでも市広報、市ホームページ、行政防災無線、街頭啓発、庁用車による街宣、成人式での啓発品の配布、小中学校のPTAの協力を得て、児童・生徒を通じた保護者宛てのチラシの配布や、子どものころから選挙を意識してもらうため、小中学生を対象に選挙ポスターを募集するなど、啓発に取り組んできたところであります。  今回の選挙権年齢の引き下げにより若者の声が政治に反映されることが期待される一方で、さらなる投票率の低下が懸念されるところであります。  若者の政治離れと言われる中で、選挙の仕組みや投票参加の意義について理解を深めてもらい政治への参加を促すため、学校での出前授業や模擬投票等が考えられるところであり、選挙管理委員会等と連携し、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) ありがとうございました。  今課長がおっしゃったように、滑川市での対象者というのは、このもらった資料によりますと、6月1日現在で712名が選挙権を得る見込みであります。  課長が言われたように、4月に実施された県議会議員選挙での20歳から24歳の投票率が26.78%。これが下がるか上がるかはあれなんですけども、今の26.78%だけでいくと、712人の割合が3人に1人、190人しか投票に行かないという数字になる。こうなると、当然、全体の投票率も低下するということであります。  今ほど課長が言われたように、私も選挙管理委員を4年間やらせていただきまして、子どもたちにポスターを描いていただいたり、ショッピングセンターでチラシとティッシュを配って、投票に行ってくれというような活動も一緒にしてまいりました。  ただ、年々やっぱり若い人の投票率が非常に低いということになるわけであります。今ほど言ったように、26.78%しかないということになれば、身近な県議会議員、市長、市議選であればまだ伸びる望みもあると思うわけですが、国政になると、関心というのは高校生にとってあるのかないのか。その人を見たこともなければ話をしたこともないといった状況になるわけであります。  当然、小中高の選挙への啓発が今言われたように重要と考えるわけでありますが、高校については、の教育委員会なり選管なりが中心になってやっていかれると思うんですけれども、小学生、中学生への早い時期からの啓発も重要であるというふうに思っておるわけであります。  議会の傍聴を促したり模擬議会、これもきのうも出ていますが、そういったものを通して1票の大切さをしっかりと教えていかなければならない、非常に重要な問題だと思っております。  それで、小中学生の選挙の啓発、教育委員会はどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 嶋川教育次長。 ○教育次長(嶋川 渡君) ただいまの質問にお答えさせていただきたいと思います。  教育委員会で今後どのように普及といいますか啓発をしていくかということでありますけど、これにつきましては、さっきの浦田議員の質問とかぶるところがありますが、浦田議員にも申し上げたような形で、まずは政治的な中立を保ちながら、そういった判断力をつけていただくと。政治を身近なものに感じていただくというようなことが大切かなというふうに思っております。  学校現場のほうでは、例えば社会科の授業の公民で、民主主義ですとか選挙権について十分学んでいただくということも必要になってきますし、身近なところでは、やはりホームルーム、朝の会で時事問題を取り上げて、生徒たちにそういった関心を持ってもらうということも大切かと思っております。  これは高校の話ですけど、きのう早速、参議院のほうで法案が改正したということで、学校のホームルームで18歳の選挙権について討論したということも聞いております。  あと、そういった選挙の意義といいますか、若者の投票率が将来的に、例えば国の借金の多さですとか、それがまた自分たちに降りかかってくるとか、将来ツケが自分たちに当然来るような形になりますけど、行かないことによって、たくさん投票へ行かれる方、例えば団塊の世代とかいろいろおられますけど、そういった意見がどうしても通りやすくなって、自分たちの意見が通らなくなると。そういったような意義といいますか、そういうものを含めて、いろんな場にPRといいますか啓発していきたいというふうに思っております。  やはり先ほど言われた市議会の傍聴ですとか模擬議会ですとか、そういった形で身近なところから啓発をしていきたいというふうに考えているところであります。 ○議長(岩城晶巳君) 原明君。 ○8番(原 明君) 投票率アップというのも大前提、大事なんですけども、やっぱり子どもたちが政治に関心を示してくれるということも大きな魅力の一つでありますし、学校でこういったことを全て教育の中に入れろといっても、なかなか難しいことがあると思います。  ただ、私はやっぱり、学校、家庭、地域といったいろんなところで協力し合いながら進めていく、これが、若い方にも選挙、政治というものを考えていただける最大のチャンスではなかろうかなと思っておるわけであります。  行政のほうも、選挙管理委員会だけではなくて、こういった教育委員会なり総務課なりの方々とタイアップしていただいて、しっかりと投票率アップ、政治の問題に取り組んでいっていただきたいと思います。  よろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君) 2番角川真人君。 ○2番(角川真人君) では、通告に基づいて質問させていただきたいと思います。  はじめに、平和行政の推進についてお伺いします。  今、内閣では、安全保障法制での審議が行われています。しかし、「安全」とはついていますが、その中身は、日本の自衛隊がアメリカの戦争にいつでもどこでも行って支援し、その際に武器の使用もできるというものです。  これまでも自衛隊はPKO活動などで海外派遣はされてきましたが、その活動範囲は、戦闘行為のおそれがないところや、現に戦闘行為のないところに限られていました。今回の法案にはこうした規定がなく、戦闘地域においてもアメリカ軍の支援をするという危険なものとなっています。  当然、戦闘に巻き込まれることも想定され、戦闘地域で自衛隊が攻撃されたら武器を使用するということを安倍首相も認めておられます。  自衛隊は1954年の創設以来、一人の外国人も殺さず一人の戦死者も出さないできました。これが成立してしまうと、自衛隊が外国人を殺したり、自衛隊からも戦死者を出すことが起こってしまうおそれがあります。  自衛のためと言ってアメリカ軍と一緒に他国に攻撃をするなどということにならないようにするためにも、今の憲法をしっかりと守っていく必要があると私は考えていますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 角川議員の質問に対しまして思うことが1つあります。この問題は市政一般に対する質問ではありませんね。ちょっとふさわしくないと、このように思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 今市長は市政一般にかかわる問題ではないとおっしゃいましたが、この法案が通ってしまうと、この先の質問でやらせていただきたいと思っていましたが、市政に関する影響は間違いなく出てくると思います。またそちらのほうで改めて質問させていただきたいと思います。  さきの衆院憲法審査会で招致された参考人の憲法学者の3氏がそろって、今回の法案は違憲だとの認識を表明しておられます。多くの国民、知識人、ジャーナリスト、宗教家、保守の方々も含め、幅広い方からも反対の声が上がっています。  市長は残念ながら、これは市政の問題ではないとおっしゃいましたが、続きまして、この法案による滑川市が受ける影響についてどのようなものになると認識をしているかという質問のほうに入りたいと思います。  いわゆる武力攻撃事態法というものがあります。これには、地方公共団体の責務、指定公共機関の責務、国民の協力という項目があります。  内容は、地方公共団体、指定公共機関は、武力攻撃事態等への対処に関し必要な措置を実施する責務を有する。国民は、指定行政機関、地方公共団体または指定公共機関が対処措置を実施する際は、必要な協力をするよう努めるものとするとあります。  この指定公共機関に含まれているのは、日本銀行、日本赤十字社、日本放送協会、その他の公共機関及び電気、ガス、輸送、通信、その他の公益的事業を営む法人で、政令で定めるものを言うとあります。  今回、この武力攻撃事態法の一部改正が一括法案の中に含まれています。法律の題名を「武力攻撃事態等及び存立危機事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律」と改められ、存立危機事態への対処も含まれるようになるということです。  この存立危機事態というのは、日本と密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある事態とのことですが、そうなると、さきに挙げた地方公共団体、指定公共機関ともに国民への協力が求められるようになってしまうのではないかと恐れているのですが、市長はどうお考えでしょうか、お答えください。 ○議長(岩城晶巳君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 先ほども申しましたように、市政一般に対する質問の内容でしたら受けるんですが、あなたが心配されているという気持ちはわかりました。わかるんですけど、私にこれを求められて、私はちょっと今答えにくいということしか言えないと思います。  以上です。  考えはあるんですけども。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) その考えをお聞かせいただきたかったのですが、お答えできないというのでは仕方がないですね。  今回の法案では、野党どころか自民党の中からも反対の声が今上がっています。6月12日には、山崎拓元幹事長ら4氏による反対の記者会見も行われていました。  時事通信の6月世論調査でも、今国会での安保法案に対して、「廃案」が12%、「今国会にこだわらず慎重に審議」が68.3%と、今国会での成立に否定的な声が8割にも上っています。  私は、自衛隊どころか国民全体を戦闘に巻き込もうとしている今回の法案は廃案にするべきだと意見を述べまして、次の質問に移りたいと思います。  (3)の児童に向けた平和学習に子ども図書館を活用してはどうか。また、戦争体験を語り継ぐ活動を行ってはどうかという質問に入ります。  子ども図書館には読み聞かせを行うコーナーがあります。今の情勢を踏まえて、子どもたちに絵本などの読み聞かせで、戦争が怖いものだと知ってもらうような活動を行ってみてはどうでしょうか、お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 読み聞かせということでございますが、今後は、課外学習の中でも紙芝居等による読み聞かせなど、児童に対する平和学習にどういった取り組みができるかということを子ども図書館等とも協議したいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 紙芝居等で課外学習を行ってくださると。ありがとうございます。  さきの26年9月定例会で副市長の答弁の中にも、学校の授業の中で、小学校6年生の国語で平和について考えるとか、総合学習で平和を学習するというような学習活動を続けているということも聞かせていただいていました。また、そうした一環としてやっていただけるよう、よろしくお願いいたします。  また、昨年は滑川市で原爆写真展の実施も行われていましたが、私は富山の空襲のことも語り継いでいかなくてはいけないと考えています。  まだ祖母が元気だったころに、水橋から子どもを背負って逃げてきたときの話をしてくれたのをよく覚えていますし、ほかの方からも、富山の空襲のときに城のお堀に飛び込んで助かったといった話を聞いたことがあります。  今では戦中戦後を覚えている方もかなり少なくなってきています。戦争を知らない世代が多くなってきた今、戦争の体験をきちんと記録して残しておくべきではないでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 本年は被爆70周年にあたることから、市民一人ひとりが平和を考えるきっかけとして、絵画や写真展の開催を内部や関係団体と協議してまいりました。その結果、平和首長会議の協力を得て、8月中旬に原爆ポスター展を開催する方向で準備を進めております。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) ありがとうございます。  原爆ポスター展ですか。以前に質問で聞いたときには原爆写真展のお願いをしたのですが、ポスター展でもやっていただけるというのならまたお願いしたいと思います。  また、原爆等の被爆者の方は、自分がいなくなった後のためにも、自分の体験をCDやDVDに記録して配布したりもしているそうです。当時のことを覚えている方が元気なうちに、学校の授業、平和学習の一環として話を聞きに行ったり、そうした内容を記録するといった活動をまた行っていただきたいと思います。  それでは、次の原爆写真展開催に向けての質問をしたかったのですが、先ほど8月中旬にポスター展と言われましたね。行事予定表を見ていましても、8月のところにはそういった表記もなく、また予算書などを見ていても、あまりそれに関した予算が見当たらなかったのですが、具体的にいつどのようにやるかというのを質問したいと思います。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 8月中旬に図書館のほうで行いたいということで、そういう方向で準備にかかっておるところでございます。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 図書館の3階でまたやられるんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) そのような方向で行きたいというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) それでは、準備をきちんと進めていただけるよう、よろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移りたいと思います。滑川駅の利便性と周辺の整備についての質問に移ります。  JRからあいの風とやま鉄道になって3カ月、いろいろと不都合な点が見えてまいりました。その中でも、特に通勤・通学時の混雑に苦情の声もよく聞かれます。
     共産党としても、とあいの風とやま鉄道に対して、朝夕の通勤・通学時に車両を増やすことができないか求めてまいりました。市からも要望で出されてきたとは思いますが、改めて強く求めるべきではないでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) あいの風とやま鉄道としても、通勤・通学時の混雑については把握しており、一部車両を増車して対応されたところでございます。  今後も利用実態を踏まえたサービス向上のため、各列車の利用状況調査等を実施することとしており、その結果を踏まえて、改善できるものから取り組むよう要請したいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 共産党は毎週月曜日に駅等で宣伝をさせていただいていますが、その際に、通勤の人たちがぎっしりと電車に詰まっている姿をよく見ています。またそうした人たちが少しでも楽に乗れるように要望を出していただきたいと思います。  それでは次に移ります。窓口を利用できる時間が限られていたり、不便になった事柄の改善を市から要望してはどうかという質問です。  JRのころはみどりの窓口がありました。そのため、常に職員がいて、いつでも切符を買うことができたんですが、今は窓口があいている時間が短く、駅員が中にいるのかどうかもわかりにくくなっています。  ちょっと小さいですけど、(資料を示す)これは昼間に行ったんです。11時過ぎでしたか、窓は全部閉まっているうえに、カーテンのような覆いで中の様子を見ることもできません。前みどりの窓口だったところはこんな感じで(資料を示す)、ここのところに小さく「窓口は11時30分から営業を開始します」とあります。  ただ本当は、こちらの改札のほうにちっちゃく紙が張ってあるんですけど、それを拡大したのがこれで(資料を示す)、窓口業務をやっている時間というのがここにちょっと書いてあるだけなんですね。これを見ますと、9時から9時半、11時から11時半、12時から1時半、2時から2時半、3時から4時、5時から5時半と、小刻みなうえに、急に行ってもあいていないことのほうが多いような感じになっています。  このように紙で時間が張り出されているだけで、たまたま見に行った日のように変更されていることもあります。  とにかく不便になってしまっているような印象があるのですが、市からあいの風とやま鉄道に対して、こうしたことに対する改善をどのように求めているのかをお尋ねいたします。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 今月5日に開催されたあいの風とやま鉄道利用促進協議会の幹事会において、滑川駅に臨時に設置しました観光案内所に寄せられた声をもとに、日中の駅の窓口のクローズ時間帯が長いため、せめて観光客の利用が多い土・日・祝日だけでも改善できないか、あるいは、JR時代に2台あった券売機が1台となり、朝晩や列車発着時刻間際には長蛇の列ができているため増設できないかといったものを要望したところでございます。  沿線市町からも多くの要望が出されましたが、会社の回答としては、開業から間もなく、必要最小限のインフラで行っているため、当面はご理解、ご協力をいただきたいということでございました。  ただ、駅窓口の営業時間は利用者の利便性に直結することですから、今後もあいの風とやま鉄道に強く働きかけたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) これからも要望をまたよろしくお願いいたします。  また、以前の9月定例会で、ホームの跨線橋にエレベーターの設置を申し込んではと質問しました。そのときは、いわゆるバリアフリー法に基づくと、1日当たりの平均利用者数が基準を満たしていない状況だったという答弁でした。  今では、先ほども言ったように、以前に比べて日中に駅員の姿があまり見えず、階段などで体の不自由な方や車椅子の方に対する介助を求めにくくなったように感じます。  利用者数は今の状況だとちょっと厳しいのかもしれませんが、改めてエレベーターの設置を求めてみてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) エレベーターの設置につきましては、議員が今おっしゃったとおりでございます。利用者数が基準に満たしていないため設置がなかなか難しいということでございますが、市民におけるマイレール意識を高めることによりまして、駅利用者の増加を目指すとともに、あいの風とやま鉄道にもエレベーターの設置について今後も働きかけたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 今現在、利用者数が足りていないといった状況もわかるのですが、こうして不便なものを不便なままで残していると、ますます足が遠のいてしまうというのも現実だと思います。またこれからも要望を出していただきたいと思います。  まだ別にも不便なところはあるのですが、例えば駅のトイレに現在紙が設置されておりません。女性のほうはのぞくわけにいかないのでよくわからないのですが、男性トイレに入ってまず目に入るのがこの張り紙です(資料を示す)。「駅のトイレにはトイレットペーパーの備えつけはありません。ご注意ください」と印刷したうえに、手書きで「トイレットペーパー売っていません」と書いてあります。ちょっとこれはあんまりじゃないでしょうか。これでは、緊急にトイレを使いたい方も使うことができないと思います。また、市外からわざわざ来てくださった方にも、これではあまりにも不親切過ぎるのではないでしょうか。  そこで、駅でも簡単な買い物ができるように売店を置くなど、そういった要請をしてみてはいかがでしょうか。  また、道の駅のように地元の特商品や地場産野菜などの販売もできれば、市外からの客に対する滑川のアピールにもつながると考えます。どうお考えでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 売店の状況につきましては、北陸新幹線開業前は県内の各駅に7店舗あったものが開業後は4店舗と減少しており、滑川駅だけの問題ではないと捉えております。売店の設置についても、あいの風とやま鉄道に働きかけたいというふうに思います。  また、トイレットペーパーについても、あいの風とやま鉄道に伝えたいというふうに思います。  野菜販売所についても、また提案をしてみたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) では、また要望をよろしくお願いいたします。  また、先ほど原議員もおっしゃいましたが、コインロッカーの設置も今求められております。先ほども聞きましたが、ほたるいか観光シーズンなどには観光案内の人に預かってもらったりしていたそうですが、平日の日中でも、たまにグループで観光案内板を見ながら歩いておられるリュックをしょったような方々を見ますし、キャリーバッグを引いたまま歩いておられるような方も見かけることがあります。  ほたるいかミュージアムまで行かれるとすれば、歩いて10分ぐらいでしょうか。案外キャリーバッグを引いて歩くのは疲れます。軽いようで重いです。また、そういったものを持ち歩かなくてもいいようにするためにも、駅舎のあいているスペースなどを利用して設置を要請することはできないでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岩城晶巳君) 藤名企画政策課長。 ○企画政策課長藤名晴人君) 県内各駅において、コインロッカーの要望は多く聞くところでございます。あいの風とやま鉄道も、ようやく富山駅にコインロッカーを60口設置したところでございます。  市においては、現在、土・日・祝日において、先ほどもありましたが、駅の待合室に観光案内所を設置しておりまして、営業時間内で対応可能な場合は手荷物を預かったりしておるところでございます。  あいの風とやま鉄道にも要望を引き続きしたいというふうに思いますが、会社側としては、開業から間もないからしばらく様子を見てくれと、必要最小限でやっておるから当面はご理解をいただきたいというような回答でございました。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) まだ求めておられるうちにつくったほうが、諦められる前にできていいと思うのですが、個人的にはですけど。  あと、先ほど網谷課長の発言の中で、コインロッカーとは言わないけれど、ロッカーを設置して預かったりするといったことを言われていましたが、それは案内の人がいなくても誰でも利用できるようなものなのでしょうか。一つ確認してもよろしいでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君) 網谷商工水産課長。 ○商工水産課長(網谷卓朗君) お答えいたします。  これはあくまでも臨時の観光案内員がその場において預かることとしておりまして、単独で普通の保管庫になりますので、それを個人が利用するということはいたしておりません。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) そうなると、やはり案内のところに人がおられないと荷物を預かってもらうことができないというのは不便だと思いますので、ぜひとも要望をしていただけるようお願いしたいと思います。  それでは、次の駅周辺の歩道の修繕をするべきではないかといった質問に移りたいと思います。  駅周辺の歩道をこの間ぶらぶらと歩いて回ってみたのですが、ところによってひどく荒れているところがありました。例えばこれは駅の交番の真ん前なんですけれど(資料を示す)、街路樹の根っこが思いっ切り上まで上がっていまして、何といいますか、駅の前にあっていい姿じゃないと個人的には思うんですが、いかがでしょうか。  また、駅前広場から信号のところに向かったところにもやはり街路樹の根っこが上がってしまっていまして、普通に民家の前なんですけれど、このあたりなんかタイルがなくなって土がもうむき出しになっています。  先ほどのコメントの中にもありましたが、駅の前というのは市の玄関口です。きれいに直すべきではないでしょうか、お聞かせください。 ○議長(岩城晶巳君) 児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。  滑川駅前広場は、昭和58年に滑川駅前区画整理事業に合わせて整備し、平成17年に歩行者の利便性を高めるためアーケードを整備したところであります。  広場にはケヤキを植樹しており、植樹ますの周辺において路面等が隆起したりタイルが破損している箇所があることは認識しており、部分的に修繕をしているところでございます。  今後も歩行者の安全な通行に支障がないよう、維持管理に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君) 角川真人君。 ○2番(角川真人君) 歩行者の安全のためにも、ぜひとも早く直していただきたいと思います。  駅の近くには病院もありますしエールもあります。昼間に見ていると、シルバーカーを押しておられるお年寄りや、たまに車椅子で出ておられる方も見受けられます。こうした隆起があると車輪が取られてしまって、自分で押している分には、若い人は関係ないかもしれませんが、お年寄りにはかなり大変なことだと思います。  できたら、はまなす公園までずっと歩道を直していただきたいと思っておるのですが、ひとまずは玄関口の駅前からきちんときれいに直していただきたいと要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君) これをもちまして、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(岩城晶巳君) 日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第50号から議案第56号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  6月20日から6月25日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  6月26日、午前11時から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、6月26日、午前9時まで議長宛てに通告を願います。  本日は、これにて散会いたします。                午後2時12分散会...