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平成26年12月定例会(第2号12月11日)

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  1. 滑川市議会 2014-12-11
    平成26年12月定例会(第2号12月11日)


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    平成26年12月定例会(第2号12月11日)                  平成26年12月           滑川市議会定例会会議録 第2号 平成26年12月11日(木曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 2 号                       平成26年12月11日(木)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇──────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑          ──────────◇────────── 出席議員(14名)     1番 青 山 幸 生 君    2番 角 川 真 人 君     4番 尾 崎 照 雄 君    5番 谷 川 伸 治 君     6番 水 野 達 夫 君    7番 高 木 悦 子 君     8番 原     明 君    9番 岩 城 晶 巳 君     10番 中 島   勲 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君
        14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(1名)     3番 竹 原 正 人 君          ──────────◇──────────             説明のため出席した者の職・氏名  市長                 上 田 昌 孝 君  副市長                石 川 忠 志 君  総務部長               小 幡 卓 雄 君  企画政策課長             熊 本   誠 君  総務課長               岡 本 修 治 君  総務部次長財政課長事務取扱      杉 田 隆 之 君  営繕課長               成 瀬 久 之 君  産業民生部長             碓 井 善 仁 君  生活環境課長             下 野 宏 一 君  福祉介護課長             藤 田 博 明 君  商工水産課長             網 谷 卓 朗 君  農林課長               膳 亀   進 君  建設部長               砂 田 光 幸 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱   児 島   正 君  建設部参事公園緑地課長事務取扱    長 井 孝 芳 君  建設課長               岩 城 義 隆 君  教育委員長              辻 沢 賢 信 君  教育長                伊 東   眞 君  教育次長               折 田   勝 君  学務課長               坂 口   司 君  生涯学習課長             上 坂 清 治 君  スポーツ課長             上 田 博 之 君  子ども課長(兼)児童館建設室長    砂 田 志賀子 君          ──────────◇──────────         職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長               大 澤 義 信          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(岩城晶巳君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表) ○議長(岩城晶巳君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  これより会派代表による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、発言を許します。  8番原明君。 ○8番(原 明君)  おはようございます。  それでは、通告してあります諸点につきまして、会派自民を代表して質問をさせていただきます。  まず、平成27年度予算編成に向けた取り組みについてであります。  市長は本年2月、2期目の就任をされました。3月の定例会提案理由説明の中で、第4次滑川市総合計画が目指す「ひと・まち・産業が元気なまち 滑川」の実現のためのいろいろな諸施策として、まず、いをのみ公園の整備、第1回滑川市民体育祭、土曜学習推進モデル事業、食育の推進事業、歴史と文化が薫るまちづくり事業、まちの魅力UPプロジェクト事業など、多くの事業の開催や整備促進に取り組んでこられたわけであります。  来年3月14日には北陸新幹線の開業も決定しております。富山県、そして我が滑川市にも全国からたくさんの人に訪れていただき、滑川市の活性化や発展を期待するものであります。  早いもので、ことしも残すところ、あとわずかであります。そんな中、市長就任2期目のことし一年の思い、反省点、そして、新年度の予算編成にあたり、抱負と目玉になる事業があれば何を考えておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。  次に、平成23年度から実施されておりました議会の各委員会行政視察への市職員の派遣が今年度より取りやめになったことであります。  本年10月、公共施設のあり方検討特別委員会の視察により郡上市役所を訪れまして、商工観光部付部長、特命担当兼道の駅統括総支配人の水野正文様より、「道の駅古今伝授の里やまと」の計画から現在の状況まで説明をいただきました。そのとき、はっと思わせる言葉がありました。水野さんはこのように言われました。「役人の方々は、テープカットが終わればその事業は終了だと思ってしまう。そうではない。テープカットはスタートとして考えなければならない」。参加した議員全てそのとおりと思ったと思っております。  先進地への職員の派遣、職員の育成は、政策の立案などを含め大変重要であり、先進的な取り組み視察は職員の資質向上の観点からも必要であると考えるところでありますが、ぜひ新年度からの職員の派遣の復活についてお伺いをするものであります。  次に、地域振興券(プレミアム商品券)の発行についてであります。  本年4月より、消費税率が5%から8%に引き上げられました。個人消費は弱まり、最近の円安による材料の値上がりや燃料費の高どまりなど、景気の回復はなかなか実感できないのが現状であると思います。  12月14日投開票の衆議院議員選挙後、国もデフレからの脱却と景気回復に向け、何らかの経済対策が示されるものと思っております。市長選挙の公約でもありますプレミアム商品券の発行について、どのような考えで挑まれるのかお聞かせをいただきたいと思います。  次に、滑川市青少年婦人研修センターの耐震化工事の計画と東福寺野自然公園の整備について伺うものであります。  青少年の健全育成、スポーツ及び生涯学習の推進を図るため、青雲閣が昭和48年オープンしてから、ことしで実に41年が経過しております。この間、青年団、小中学生、公民館、町内会、企業などのさまざまな研修施設として活用されており、現在も幅広く皆様に利用していただいておるわけであります。ただ、滑川市の公共施設の中で耐震工事が必要な数少ない施設となりました。  そこで、築41年経過したこの建物、青雲閣の耐震化工事とリニューアルをどのように計画をされておるのか。耐震工事、リニューアルではなくて建てかえを考えておられるのか、計画をお聞かせいただきたいと思います。  あわせて、東福寺野自然公園の駐車場整備についてお聞きいたします。  東福寺野自然公園の利用者の多くの人から、駐車場から公園までが遠く、駐車場の整備を望む声があると、定例議会でもたびたび質問されております。とりわけ、パークゴルフ場を利用する高齢者の方々以外にも口にされるのがこの駐車場問題であります。市長と語る会でも要望されていると聞いておりますが、東福寺野自然公園の駐車場の整備計画についてどのように考えておられるのかお聞きをしたいと思います。  続いて、文化・伝統・郷土芸能の伝承についてであります。  滑川市には伝統行事、郷土芸能が数多く残されております。ただ、近年、後継者不足が本当に心配されておりまして、存続が懸念されておるのが現実であります。伝統的な行事や郷土芸能がたくさんあるわけであります。立山黒部ジオパーク日本ジオパークとして認定され、これまで以上に文化・伝統・郷土芸能を伝承するため、保存会等の育成に支援をしていく必要があると考えます。市議会決算特別委員会でも改善を求める事項として報告されているところであります。未来にしっかりと伝承していけるように取り組んでいただきたいと思っております。  ふるさと龍宮まつり、古代神街流しへの参加者増加に向けての各種団体の協力要請をすべきではないかという質問であります。  ふるさと龍宮まつりは滑川市での一大イベントになりました。真夏の本当に暑い2日間、市内外から大勢の人たちが訪れる祭りとなりました。ふるさと龍宮まつり実行委員会の皆さんのご苦労に感謝と敬意を表するわけでありますが、古代神街流しに参加される団体が、ここ近年、限られておるような気がしてなりません。踊り手の皆さんが増えていないなと思っているのは私だけではないと思っております。  ことしは中学生による扇子踊り、感動いたしました。本当によかったと思っております。ただ、まだまだ市内の企業、そして専門学校、各種協会への参加要請による参加者の増加に向けた取り組みで、もっともっとこの街流し、龍宮まつりが活発、発展していくと思っております。この参加者増加に向けた取り組みについてお伺いをするものであります。  農業の振興についてであります。  国ではこれまでの米政策を大きく見直し、今年度より新たな農業・農村政策がスタートしております。今回の改革では、米の直接支払交付金を10アール当たり1万5,000円から半額の7,500円にする一方で、助成単価を引き上げた飼料用米の作付や日本型直接支払制度により所得の確保をしようとするものであります。  今回の改革の柱の一つである多面的機能支払いの取り組み状況についてお聞きいたします。  ことし6月の定例会で質問しておりますが、そのときの答弁では、34の組織が約902ヘクタールの農地を対象に取り組みを予定しているとのことでありました。12月現在の状況について伺います。  あわせて、農業従事者の高齢化や後継者不足は重要な課題であるとともに、農地、水路、農道等の保全には、地域一体による維持管理が一番大切なことだと思っております。市としても、今後もこの制度についての指導にしっかりと取り組んでいただきたく、見解をお伺いいたします。  有害鳥獣対策についてであります。  この有害鳥獣被害と対策につきましては、私自身これまでも何度も質問をしておりますが、ことし特に猿、イノシシによる農作物への被害が増加し、大変深刻な問題となっております。  去る9月12日に小森町内の知人から電話が入りまして、イノシシが出没しているとのことでありました。それも民家のすぐ裏であるとのことでありました。すぐに農林課へ連絡し、確認等の対応をしていただいたわけであります。  富山県でありませんが、11月30日には山口県岩国市で、自宅近くの畑で住民がイノシシにかまれ大けがをするという人身被害も発生しております。今月8日には、黒部市三日市の市役所付近、中心商店街の住宅地でイノシシの成獣が目撃されておるというニュースもありました。このように人の居住地域まで行動範囲が広くなると、もはや農作物だけでなく、人身被害に対する対策も十分考えなくてはならないと思われるところであります。  本年の本市における有害鳥獣、特に猿、イノシシによる被害と捕獲の状況について伺います。  続きまして、教育環境の整備についてお伺いをするものであります。  滑川市では、安全・安心な学校整備を第一優先に各校舎耐震化工事を進められ、田中小学校改築工事も終了し、2学期より新校舎での授業がスタートしております。市内小中学校全ての耐震化工事が終了し、残るのは今進行中の寺家小学校管理棟の改築工事だけとなります。これも来年3月の工事完成で、安全・安心な学校整備が一段落するものと思っております。  そこで、今後取り組んでいただきたい小中学校の教育備品の整備、そして何よりも教育環境施設整備について質問をいたします。  北加積小学校については、昭和56年に新校舎、運動場の造成工事が始まりまして、昭和58年、新校舎が完成しております。完成してから31年経過しておりまして、市内の小学校では一番古い学校になりました。2番目が東加積小学校であります。  教育環境施設整備1点目の質問でありますが、北加積小学校、それから東加積小学校、両校ともに共通した問題があります。それは、調理実習を伴う家庭科室がいまだ整備されておりません。理科教室にガスコンロを設置し、調理実習の授業を行っております。東加積小学校についても同じだと思っております。  調理する材料を洗ったり刻んだりする準備は理科室で行われている状況でありまして、食育事業に力を入れている滑川市であります。子どもたちがしっかりと食育授業、調理実習ができるように整備をしていただきたいと思っております。まず、両小学校の家庭科教室の整備を第一優先でお願いするものであります。  2点目は、同じく北加積小学校のトイレの整備についてであります。  体育館入り口のトイレには、まだ洋式トイレがありません。多目的トイレもセットはされておりません。災害時には避難場所にもなり得るところであります。また、学校内の子どもたちのトイレの洋式便器の設置も少ない。屋外トイレも男女とも整備が必要なところであります。  学校からの要望も当然提出されておると思っております。ぜひ新年度、第一優先にご配慮をお願いするものであります。  続きまして、東部小学校グラウンド周辺ネットフェンスの整備についてであります。  スポーツ少年団が野球の練習における1塁側と3塁側のネットフェンスについてであります。  東部小学校で野球の練習や試合をすると、グラウンド脇、3塁側は市道宮窪大島線、1塁側は農道や水田であり、ボールがよく飛び出るとのことで、交通、そして農業の妨げになるとの理由から、数年前に野球の父母会が自発的に漁網の古くなったものを探したりして、自分らの手でバックネットがわりに設置しておられました。ある程度の危険は回避されておりましたが、これらの網は年月とともに古くなり、現在ぼろぼろの状態であります。ネットとしての役目は果たさなくなってきております。ボールがグラウンドの外へ出ることをよく見聞きしております。市道は以前より交通量も多くなってきており、交通事故の危険が危惧されておるとのことであります。当局も以前より地元の皆様や地元の議員諸氏から指摘されていることであり、早い整備が必要と考えますが、整備に向けた考えをお聞きしたいと思います。  続いて、最後5番、観光振興についてであります。  県民待望でありました北陸新幹線が来る3月14日に開業いたします。新幹線の運転本数については、東京から金沢間、かがやきが10往復、はくたかが14往復、そして長野・金沢間が1往復、合計25往復が運転される計画となっております。開業後は、一人でも多くの観光客やビジネスマンの利用により、富山県、そして滑川市を訪れていただきたいと強く思っております。  そこで、滑川の代表的な観光と言えばほたるいか海上観光でありますが、残念ながら観光船が1隻、そして観光期間がことしは少し延びて34日間で終了してしまうわけであります。春のほたるいか海上観光、夏のふるさと龍宮まつりや正三尺玉花火打ち上げ大会、ベトナムランタンまつり、秋には宿場回廊ウオークなど、滑川の観光素材は、決して大きくはないものの、ほかの地域から見ても決して劣るものではないと私は思っております。  全国の旅行会社やJRグループ関係者に向けて北陸の歴史・文化・伝統・観光産業を紹介する全国宣伝販売促進会議が10月に開催され、滑川市からも、レセプションへの出展や体験型見学会の受け入れを実施されたと聞いております。この新幹線開業によりまして、滑川市での観光による経済波及効果はどれくらいと想定されておるのかお聞かせをいただきたいと思います。  滑川市の観光につきまして、1つ私のほうから提案をさせていただきたいと思います。実施に向けてぜひ検討してください。  先ほども言いましたが、春にはほたるいか海上観光、そして夏には龍宮まつり、花火大会、ベトナムランタンまつり、秋には宿場回廊ウオークがあります。ここでないのが冬期間の観光であります。何とか冬期間の観光が実施できないかというふうに思っておるわけでありますが、何人かと話をしておると、滑川市には海から山にかけて自然が豊かであります。  そこで、東加積地区の地形を生かしたイベントの開催であります。市内には12月1日、イルミネーションの点灯式がありまして、LEDが青白く町なかを彩っておるわけでありますが、このイルミネーションによりまして滑川のPRをできないか考えておるわけであります。場所については、県道堀江魚津線の上下、博物館から東加積小学校校舎、体育館、グラウンドの法面を利用すれば、高速道路や新幹線車内からも見えるわけであります。  旧町部からもこのイルミネーションが見えるわけでありまして、いろいろな角度からイルミネーションを楽しむことができるこの滑川市、地域をPRする事業としては、私はすばらしい観光になるのではないかなと思っております。このLED、イルミネーションを使った冬場の観光をぜひ検討していただきたく提案するものであります。  最後に、世界で最も美しい湾クラブに富山湾が加盟しております。ことし11月3日、海王丸パークにて、世界で最も美しい湾クラブへの加盟記念として、モニュメント除幕式が挙行されました。世界で38湾、24カ国と1地域が加盟しております。  富山県も富山湾の魅力の一層のブラッシュアップとして、湾岸サイクリングコースやカフェ等の整備、マリンスポーツの振興、マリーナ施設の拡充、富山マラソン2015の開催など企画されているところであります。当然、滑川市も富山湾に面しており、射水市、氷見市との間で船による交流観光も実施しておるところであります。この富山湾、そしてほたるいかミュージアム、海浜公園を活用した取り組み、ぜひ新しい施策を実現してください。よろしくお願いいたします。  これで私の代表質問を終わるわけでありますが、市当局からの回答をお願い申し上げまして、会派自民の代表質問といたします。
    ○議長(岩城晶巳君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  おはようございます。  それでは、原議員の代表質問についてお答えを申し上げたいと思います。  市長就任2期目にあたり、この一年の思いと反省点、また新年度への抱負についてという題目でありました。  本年2月、私は多くの市民の皆様方の信任をいただきまして、再び市政を担当させていただくことになったのであります。まことに身に余る光栄であり、身の締まる思いでスタートをさせていただきました。  私はいつも申し上げているとおり、行政とは、市民を管理することではなく、市民を支えることであると考えております。2期目のスタートとなったこの一年、改めて初心に返り、市民が真ん中にある市政、市民本位の市政を信条としながら、市民の信頼と期待に誠心誠意お応えしていくために、そして滑川市の限りない発展と市民福祉の向上のため全力を挙げてきたつもりでございます。  財政も極めて良好な状況になっておりますし、それから行政改革においても、子ども課や営繕課、公園緑地課など組織改革にも力を入れてまいりました。そして、職員においては、外部にも出かけたり講師を招いたり日々研さんに努めておるところでございまして、最近、各担当の職員の中から政策に対する提案も多くなっておることはまことにうれしいことでございます。  市民の皆様、そして職員、さらに富山県、国の力をいただいていることにも感謝しながら頑張っているわけです。  また、産業界が力強く発展し、市の力を押し上げてくれているということに対しまして大きな期待を担っておりますが、その期待に応えていただいている。そこで、トータルとして申し上げれば、基礎自治体の基礎を強固なものにしていただいておるというふうに思っております。基礎自治体でありますから、市民が安心して安全で、そして豊かであってという滑川市を構築するために、オール市民が力を合わせていること、さらに、協働のまちづくりで市民参加が多いまちになってきていることもご確認をいただけるものと、このように思っておるわけでございます。  さて、反省点といたしましては、学校や公共施設の耐震化を急いだ余りに市債のほうが増えております。ただし、これは東日本大震災を踏まえてのことでありまして、このことについては市民の皆さんのご理解をいただいておるものと、このように思っておるわけでございます。  さて、反省することは、細部にわたりますといっぱいあります。でありますが、私は短所を矯めず長所を伸ばせ。短所にこだわるよりも、いいところを伸ばせば短所が消えていくという物の例えであります。そういうことで、前向きにやるべきことをしっかりやって、滑川市の弱いところが消えていく、そういうことに傾注してまいりたいと思います。積極的に、前向きに取り組んでいくということを申し上げているわけであります。  それでは、2番目の質問にお答えしたいと思います。  委員会の行政視察につきましては、これは私の発案でやらせていただいたのでありますが、議員の皆さんにはちょっと痛いことを申しますけども、いわゆる行政マンを2人つけさせていただきました。そこで、委員会の視察でありますから、視察目的が極めて鮮明であります。そして、帰ってきたときには滑川市の政策として形のあるものに残せと言って送っておるわけでありますが、この3年間、政策として形になったものは私には見えません。でありますので、これは今後もどうかなという疑問を持っておりまして、ただついていくなら行かないほうがいい。議員の皆さんで十分だと。職員の行く意味がないと。行くのなら、視察先からその途中で8割方政策を固めていらっしゃいと言って送ったわけであります。それが残念ながら、議員の皆さんからのしっかりした政策に持っていくまでのプロセスにおいて、しっかりした形になっておりませんで、形に見えていないのが残念でなりません。  ところで、皆さん、どう思いますか。私は皆さんの先輩格に当たる議員出身者であります。議員としてこれは大事だと思ったことをやらせていただいたということでございまして、ところで、議会の信頼というのは今どこへ来ているか。以前からもちろん言われているんですが、議会提案の政策がないと、これが全国的にも言われておりまして、政策の形になるものをこれからもじゃんじゃん提案していただきたいと。  当局の政策ばかりを遂行することになって、皆さんが先進して先進地を見ておられるわけですから、ご提案をいただき、形のある政策に持っていこうじゃありませんか。議会と当局が一体になった市政の運営をしていきたい、このことを申し上げておきたいと思うわけです。そのことによって、皆さんの再度話し合いのうえで、必要となればこれを再開できると思いますが、改革ができない限りこれを進めるわけにはいきません。  以上でございます。  そして、3番目のことについて申し上げます。  地域振興券におきましては、これまで、20年度に政府の経済対策の柱となった定額給付金の支給に合わせて、平成21年度に入り、滑川商工会議所が発行したプレミアム付き商品券(総額1億1,000万円、プレミアム率10%)に対し、プレミアム率分(10%)の8割と発行事業事務費に対し助成を行ったところでありまして、滑川商工会議所等の要望を受けて、平成22年度、23年度についても同様の助成を行ったところでございます。  現在、国では緊急経済対策を今月内にまとめる予定としていますが、自民・公明両党は、先月20日に自治体の地域商品券、つまりプレミアム商品券の発行支援を含めた経済対策を盛り込むよう政府に申し入れており、今週末の衆議院選挙後に、国は緊急経済対策を含む平成26年度補正予算案の編成をすることを予定していると聞いております。  現時点で補正予算案の内容が明確になっていないのでありますが、プレミアム付き商品券の発行については、過去に実施した際に、購買が大型店舗に集中し、そして地元の小売店などでの購買にあまりつながらなかったという経緯を踏まえ、地域経済の活性化に結びつくよう、参加事業者の範囲及びその業種について、今後の国の補正予算の動向を注視しながら、滑川商工会議所の意見も参考にして検討してまいりたいと、このように思っております。つまり、町なかの小売店に影響がないという声が聞かれるものですから、ちゅうちょしているということを申し上げておきたいと思います。  私のほうからは以上でありまして、この後は職員のほうから答えます。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは私のほうから、観光振興についてのお尋ねにお答えをいたしたいと思います。  まず最初は、新幹線開業に伴う経済波及効果、それから開業後の滑川市の観光ということでございます。  今ほども話がございました。いよいよ明年の3月14日に北陸新幹線、これは県民のみならず多くの人が待っておった新幹線が開業するわけでございますが、これを滑川を全国に発信する非常に大きな一つの機会として、観光も含めながら、いろんな施策を立てていきたいと、このように考えておるわけでございます。  そこで、経済波及効果でございますけれども、残念ながら滑川市のみの数値は持ち合わせておりませんが、日本政策投資銀行による富山県内への波及効果の試算では、年間約57億円、観光で41億円、ビジネスで16億円となっております。それから、雇用や消費の増加に伴う二次的な部分も含めると、年間約88億円の経済波及効果があるというふうにされておるところでございます。  新幹線開業後の滑川市の観光といたしましては、まずは、3月という春、富山湾を代表する観光は滑川市のほたるいか海上観光であります。これは滑川市だけではなく、富山県が全国に誇る春の風物詩だろうと、そういうふうに思っておるわけでございます。それからまた、帰りの明け方の剱・立山連峰のシルエットは本当にすばらしいロケーションだろうと、そういうふうに思っておるわけでございます。  そういう中で、来年は、ほたるいか海上観光を3月14日の翌日に、今まで4月からということでしておりましたが、前倒しをして開業翌日に特別実施をするほか、3月中に8日間、それから例年どおり4月から5月に34日間運航し、「ほたるいかのまち 滑川」を全国に発信しようという予定でおります。  そのほか、通年を通しまして、ふるさと龍宮まつりだとか、花火とか、マラソンとか、イルミネーションとか、いろんなイベント、企画等もやっております。もちろん、これも発信をしていくとともに、滑川の一番いいのは自然が豊かなところと。静かで暮らしやすいまち、これもぜひ全国に発信をしていきたいと、このように考えておるわけでございます。  そういう中で、本年の10月15から16日に全国宣伝販売促進会議というのもございまして、これが旅行業者等も含めて約800人の方がおいでになりました。私もその場に出て、いろんな皆さん方と滑川の魅力等もPRをして、ぜひ来年には滑川市のほうへおいでくださいと、そういうような話もしてまいりました。  それから、実はきょう取材に来る予定なんですけど、何か新幹線用の「トランヴェール」という冊子があるということでございますけども、この3月号に滑川市が2ページを予定しているということで、春に旬を迎えるホタルイカ漁ということで、実はきょう取材ということで、私もきのうこれを聞きまして披露を申し上げたところでございます。そういう意味では、これからもいろんな媒体等も含めながら滑川市を発信していきたいと、このように考えておるわけでございます。  それから、今ほど議員さんから提案がございました。冬期間のいろんな催し物を含めてあまりないのではないかと、そういうふうな話もございました。博物館から東加積小学校イルミネーションでPRをしたらどうかと。それから、ここは新幹線開業に合わせて、今までも議会の皆さん方から、大きな看板を立てたらどうかだとかいろんな提案があるわけでございます。ただ、新幹線には防音壁とかいろんなこともありまして、それからスピードが速いということがあって、どのように新幹線から見えるかということもございます。もちろん経費の問題もございます。いろんなものを総合的に検討していかなきゃならないと、そういうふうに思っております。  もちろん、今提案されたイルミネーションなんていうのができれば本当にすばらしい滑川市を発信できるのではないだろうかなというふうに思っておりますけども、ただ、いろんなことを検討しなければなりませんので、そこらあたりもまたいろいろ研究等も含めてさせていただきたいと、このように考えております。  次に、世界で最も美しい湾クラブについて、滑川市の取り組みということでございます。  世界で最も美しい湾クラブにつきましては、湾を利用した観光振興、資源保護、環境保全、あるいはまた生活様式や伝統の継承を目的に設立されておるわけでございまして、本年の10月19日に富山湾が正式に加盟をされたということでございます。  そういう中で、今市では富山湾の魅力をアピールするために、県と連携をいたしまして、沿岸市町の海にまつわる観光情報を掲載したパンフレットの作成もしております。それから加盟の記念切手、これは発売中でございますけども、これも協力をいたしております。それから、加盟を契機といたしました、最近は自転車を利用したサイクリング、このサイクリストが非常に増えておるということでございまして、この増加に対応するということで、バイクラック、何かサイクリングは立てかけるところが必要だということでございまして、このラックの設置とか、修理工具の貸し出し、トイレ・飲料水の提供、観光情報の提供などを行うサイクル・カフェにパノラマレストラン光彩を登録いたしました。そういう中で、今後、サイクリストが光彩を数多く利用されるというふうに考えておるところでございます。  特にこの美しい富山湾は、滑川市にとっても豊穣の海ということで、ホタルイカをはじめとする大きな水産資源があるわけでございます。それからまた、先ほども申し上げました立山連峰から上る朝日が剱にくっきりと浮かぶ、そういうロケーション、それからまた能登半島に沈む夕陽、今年度もネブタ流しの中で本当にすばらしい夕陽が能登半島のほうへ沈んでいきました。  こういうすばらしい景観が滑川市にあるわけでございまして、滑川市にとってもこのような大きな財産を皆さん方に発信すると同時に、これを守っていきたいと。景観等も含めながら環境保全にも努めていって、美しい湾クラブがずっと続くように努めていく。そしてまた、富山湾は美しい、滑川市はすばらしいということを、魅力を世界に発信していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  青雲閣の耐震化補強工事の整備計画と東福寺野自然公園の駐車場整備についてのご質問であります。  青雲閣につきましては、建物及びグラウンドの位置を含めまして、全体としての整備計画について検討しているところであります。  本施設の一層の有効利用を図るためにも、各施設の配置、就業者の確保等も含めまして、整備の実施時期等について慎重に対応することが必要であります。このことから、今後、関係各課を交えた検討委員会を設置しまして整備計画案を取りまとめたいと考えているところであります。  また、東福寺野自然公園につきましては、200台程度収容できる3カ所の駐車場が既に整備されているところであります。高齢者、そして身障者の方々の負担軽減を図り、市民の皆様の要望に応えるため、公園入り口周辺において適当な場所を調査いたしましたところであります。駅舎前の桜の広場におきまして駐車場を整備いたしたいと考えているところでございます。  次に、文化・伝統・郷土芸能の伝承につきまして、後継者不足により存続が懸念されている保存会等の育成の取り組みについてのご質問であります。  本市内の伝統文化、郷土芸能につきましては、現在、各伝承団体によって地域の方々を中心に継承の取り組みがされているところであります。このうち伝統文化1団体、すなわちネブタ流し保存会、また郷土芸能3団体、すなわち新川古代神保存会、松坂踊り保存会、加島町獅子舞保存会に対しましては補助金を交付いたしまして、ネブタ流し、松坂踊り、加島町獅子舞については児童への伝習活動を行っております。また、新川古代神につきましては、土曜授業での指導をも含めまして、市内全小中学校への伝習活動を実施しているところであります。  地域の伝統文化、郷土芸能を伝承していくことは大変重要でありまして、各団体とも今後とも相談して、学校行事や校外活動などとも連携しまして、本市の伝統文化、郷土芸能の普及継承を支援してまいりたいと考えているところであります。  よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、原議員の代表質問の問2の(2)にお答えをいたします。  ふるさと龍宮まつり、古代神踊り街流しへの参加者増加に向けて、各種団体の協力要請をすべきではないかということで、特に企業等の参加が少ないんじゃないかというお話でございますが、ふるさと龍宮まつり、いわゆる地域のお祭りについては、地域の皆さんが楽しむというところが非常に大切なところではないかなというふうに考えておりますが、ふるさと龍宮まつりの新川古代神街流しにつきましては、市内中学校や各町内会のご協力のもと、約2,000人の方に参加をいただいておるところでございます。  ふるさと龍宮まつりは、自治会連合会、滑川青年会議所、商工会議所青年部、児童クラブ連合会、滑川市観光協会などの各種団体で構成する実行委員会で実施をしていることから、文化・伝統・郷土芸能の伝承について、各種団体の協力要請も含めて検討していただきたいというふうに実行委員会のほうにお伝えをしたいというふうに考えております。  続きまして、3番目の農業の振興についてでございます。  多面的機能支払制度の取り組みについてということでございますが、多面的機能支払制度につきましては、当初、先ほどの質問にもございました。新たに34の組織が902ヘクタールの農地を対象に取り組みを予定しておりましたが、組織の立ち上げに伴う役員選出等の関係から、取り組みを断念した組織や来年度からの取り組みに変更した組織もあり、新規については27組織で対象農地は約898ヘクタールとなっております。  また、旧の農地・水保全管理支払制度から移行した既存の11組織を含めると、38組織で対象農地が約1,252ヘクタールとなっております。市内の農業振興地域内の農用地面積約2,297ヘクタールの約54.5%となっております。  多面的機能支払制度につきましては、農地、水路、農道等の保全について地域の皆さんで実行し、農地として維持され、将来にわたって農地の多面的機能が十分に発揮されることを確保するものであるが、一方では、共同活動を通じて農業者の収入を確保するという一面も持っており、来年度から取り組むことも可能であることから、各集落では取り組みに向け検討していただきたいと考えております。  今後とも、多くの組織で取り組んでいただけるよう指導、支援をしてまいりたいと考えております。  その次、(2)の有害鳥獣対策についてでございます。  有害鳥獣による農作物の被害につきましては、まだ集計は出ておりませんが、平成25年度では被害の状況は284アール、2万7,980キログラム、532万3,000円で、主な鳥獣別では、猿が約115アール、1万7,930キログラム、321万1,000円、イノシシは約150アール、7,400キログラム、155万円となっております。  また、今年度の有害鳥獣の捕獲頭数については、カラスが15羽、猿が3頭、熊が1頭、イノシシが15頭、ハクビシンが2頭となっておるところでございます。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  折田教育次長。 ○教育次長(折田 勝君)  それでは、問4の教育環境の整備についてということで、小中学校の教育備品の整備、教育環境施設整備についてお答えをいたします。  教育備品の整備につきましては、各学校からの要望に応じまして、必要性や緊急性等を考慮したうえで随時整備しているところでございます。  また、施設の整備につきましては、突発的な故障やふぐあい、各設備機器保守点検での指摘事項等に対して速やかに対応するとともに、各学校からの要望に対しましても、必要性や緊急性等を考慮したうえで随時整備しているところでございます。  これまでに学校の耐震化を優先的に進めてきた中で、耐震化工事とあわせて大規模改修等も実施いたしまして、教室の配置がえや改修、洋式化を含めてトイレ環境の改善、エアコンの整備等、学校の要望も踏まえながら教育環境の改善及び充実に努めてきたところでございます。  今年度末に寺家小学校の管理棟の完成をもって耐震化が全学校で完了する予定でございますが、新耐震基準で建設されました北加積小学校東加積小学校、滑川中学校及び早月中学校は耐震化の必要がなかったものですから、大規模改修等も実施していない状況でございます。しかしながら、議員ご指摘のとおり、北加積小学校東加積小学校につきましては建設から相当年数が経過していることでもございますので、今後、計画的に修繕、改修等を行うなど施設の整備を進め、児童・生徒の安全で快適な環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  続きまして、(2)の東部小学校のグラウンド周辺のネットフェンスの整備についてお答えをいたします。  グラウンドの1塁側の既存のネットフェンスにつきましては、経年劣化等によりまして大きな破れ等が目立っておりまして、スポーツ少年団の練習等において、ボールが抜けて田んぼに入るなど活動に支障が出ており、利用者からも改修についての強い要望をいただいているところでございます。  また、3塁側につきましては現在ネットフェンスがなく、ボールが道路に飛び出すこともあることから、安全面を考慮し、新たにネットフェンスを設置するなどの対応策が必要と考えているところでございます。  児童らが快適かつ安全に活動できるよう、ネットフェンスの整備について、利用者からの要望も踏まえて早急に検討いたしたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  原明君。 ○8番(原 明君)  ありがとうございました。  2、3点再質問させていただきたいと思います。  まず有害鳥獣でございます。猿、イノシシ、私が本当にことしよく聞いたのは、先ほど被害額、猿で言うと321万、イノシシで言うと155万というふうに聞いておるわけでありますが、一般の農家の方々から聞くと、もっともっと猿の被害は増えておると私は思います。「何せ、年とったおらみたいもんが立っとっても、全然見向きもせんがだ」というばあちゃん方の話も聞くんです。猿も相手を見ておるわけでありますので、イノシシは何も見んと突っ込んでくると思いますが、猿の対策を何かできないかなと思っておるわけです。  出没については、大体猿については少しというか把握しておられると思うんですよね。出たからそれに向かって駆除するというんじゃなくて、町内会さんなり生産組合さんなりも含め協力をしていただいて、自分たちの農作物を荒らされるのを自分たちも防ごうというような、何かそういう働きかけというのはこれからどんどん必要になってくるんじゃないかと思うんです。  イノシシについてはやっぱりおりというのが必要だと思うので、なまじっか危ないけがをするということでありますから、それはもうプロに任せてお願いするということでございますが、猿につきましては、何とか早急に、関係町内会、生産組合等と協力、連携して、駆除も含めて対策を練っていただきたいと思うわけですが、それについて当局、何かお願いできませんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  ただいまの地域と一体となった取り組みということでございますが、市といたしましては、以前にも、東加積、山加積でそれぞれ住民の方に参加いただいて、県のほうから講師を呼んでそういった研修会をしたこともあります。そういったことで、少しずつ住民の皆さんも協力をお願いしますよということはしておりますが、しばらくちょっと間がありましたので、議員ご指摘のように、今後また地域住民の皆さんと研修会を開きまして、自己防衛も含めて、どういった対策ができるのか、じゃ、どこでやるのかといったような話し合いも含めて研修会をしていきたいというふうに考えておりますので、地元の方々のご支援、積極的な協力もお願いしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  原明君。 ○8番(原 明君)  聞きますと、2階の夫婦の寝室におると、窓から猿がのぞいておるというような話も聞きます。その方に聞くと、雨どいにガムテープの裏側から画びょうを刺すんだけども、それでも上ってくると。本当にどうしようもないというような話も聞きますので、ぜひ町内の方々と一回研修会等をまた開いていただきまして、徹底した駆除なり対策をとっていただければと思っております。  それと、教育長に聞きます。青雲閣のグラウンド、それから青雲閣、そして駐車場も整備というふうなことでお話を聞きましたが、これから計画されると思いますので、今の青雲閣のグラウンドの配置、それから駐車場を設けられるときの配置も含めて十分な検討をしていただきたいと思います。駐車場というのは絶対これから必要になってくると思いますので、青雲閣の建て直し、改築も含めてじっくり考えていっていただきたいと思っております。  もう1点、伊東教育長に聞くんですが、先ほど北加積小学校の話をさせていただきました。東加積小学校もそうであります。多分見ておられると思いますが、再度確認していただいて、きっちりとした対応をとってやっていただければと、これを強く望むわけであります。  ご返答をお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  青雲閣、東福寺野自然公園についてであります。  おっしゃいましたように、現在ある配置にこだわらずに、これから改めて配置の見直しをいたしたいということで、これは市全庁的な課題でもありますので、関係各課と十分協議して、使いやすい、また自然豊かな場所でもあります。当然、配置がえ等をしますと木の移植等も必要になってきます。そうした自然を楽しむという声とともに、また利用の方々の便も考えて十分協議していきたいと思っております。  2点目の小学校につきましては、4月当初以来、各事業等で毎回訪れて、そのたびに施設のさまざまな課題をお聞きしているところであります。  年度にまたまとめて、新年度の予算要求に向けてそれぞれ整備しているところでありますが、やはり全体の財源の制約もありまして、どれを優先し、どれをどの順位に置くかということがありまして、特に安全・安心の面から、けががないようにですとか、そういった災害に対する対応、どうしてもそういったものを優先するために、ある程度、さまざまな教室を多角的に利用したりとかといったことがありまして、なかなか進まない部分もありますが、また全体的なことも今年度勘案し、また、こうしたことについては少し年次を置いてというか、順次という言葉を使って、計画的にということでしょうか、単年単年でないような考え方を持ちながら、財源のことも念頭に置きまして、そして検討を重ねていきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  原明君。 ○8番(原 明君)  新しくなっていく小学校を見て北加積小学校を見ると、子どもたちというのは同じところしか見ていないものですから、私らほかのところを見ている者にとっては本当に、かわいそうじゃないんですけども、やっぱり何かしなきゃいけないという熱い思いを持っております。  第一優先で、まず小学校を一回きちっと精査していただきまして、耐震化工事も終了していきます。どうか予算を少し設備が整っていないところに、これからも十分かけていただきたいと思っております。  これをもちまして会派代表の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  改めておはようございます。  それでは、自民クラブを代表いたしまして、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。そしてまた、今回は主に平成27年度の政策課題を中心にしてお伺いをいたしたいというふうに思っております。
     まず第1点目は、平成27年度予算編成についてでございます。  市長提案理由説明の中にも多少述べられていましたが、まさに今が平成27年度事業に関する予算編成の作業が進められているところであろうというふうに思っております。そしてまた、各部課署からも多くの事業、予算要望が出されているものというふうに思っております。  そこでまずは、平成27年度の予算編成にあたりまして、財政も依然として先行き不透明な状況が続くものと見込まれている厳しい状況の中で、基本的な編成方針は何かについてまず1点。そしてまた、提案理由説明の中にも記載されておりますが、経営感覚、コスト意識を持ってという話がございましたが、具体的に補足があればお伺いをいたしたいと思います。  続きまして、平成27年度の主要政策課題あるいは目玉となる事業は何かについてということでお尋ねするわけでありますが、あわせて、提案理由説明の中にもありますが、義務的経費の増加、公共施設の維持修繕、更新等が見込まれるというふうに述べられておるわけでありますが、具体的にわかれば、それも含めてお伺いをいたしたいと思います。  続きまして、県でも発表されておりますが、平成27年度は歳入不足というふうに発表されておるわけでありますが、また、他の市あるいは町におきましても、27年度は歳入不足と発表しておられるところもあろうかと思います。  では、当市では歳入の見通しはどうなのか、大丈夫なのか。市税や地方消費税交付金等は若干の増収、しかし、地方交付税は増収が見込まれると提案理由説明でもお話があったわけでありますが、改めて、市税や交付税、国・県支出金等、科目ごとの見通しはどうなのか、それぞれについて、まずはこの3点お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  それでは、浦田議員の代表質問にお答えしたいと思います。  まず、平成27年度予算編成の基本方針についてでございます。  そこで、27年度予算につきましては、今後の景気動向が不透明なことから、限られた財源を重点的・効率的に配分するよう努めることといたしておるわけでございます。  第4次滑川市総合計画の着実な推進を図るため、経費の節減合理化、事業の選択と集中を進めることによって、市政発展のため、市民の健康・福祉の向上、都市基盤の整備、子育て支援等の施策を積極的に進めることにいたしております。  続いて、2番目のご質問でありましたが、平成27年度主要政策課題と目玉事業についてということでございます。  新年度予算につきましては、予算編成の中で吟味していくため、現時点では具体的に申し上げられることはないのでありますけれども、市民要望に応えられる事業に取り組んでいきたいと考えております。市民が真ん中でございます。  あとにつきましては担当から答えさせます。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  それでは、歳入の見通しについてお答えします。  現在、事務的経費を中心に、歳出のほうの策定を始めております。  歳入の見通しにつきましては、市税や地方消費税交付金等は若干の増を見込んでおりますが、市内企業の業績や法人市民税の税率が10月から改正になっております。それから、固定資産の評価替え、これは税が増になる部分と減になる部分と双方の要因がございますので、今後の予算編成の中で精査することとしております。  また、地方交付税につきましては、国の地方財政収支の仮試算によりますと減収が想定されておりまして、市の歳入全体の見通しとしては予断を許さない状況であると思っております。  国・県支出金につきましては、消費税の関係もございまして不確実な部分がございますが、今のところは歳出に見合った部分の国・県支出金は入るのではないかと思っております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  12番浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございます。  大変厳しい財政事情であろうかというふうに思っておりますが、別に答弁漏れというわけじゃありませんが、経営感覚、コスト感覚、多分民間的視点という形かなというふうに思っておりますが、あわせて、今ほど財政の中身につきまして、義務的経費等々も含めて大変厳しい状況だろうというふうに思っております。  平成27年度予算編成をやられる際におきまして、今ほどありましたように、市民要望、市民ニーズに応えられるよう、しっかりと取り組みいただければなというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  続きまして、さきの参議院におきまして、人口減少克服や地域経済活性化の基本理念を示しましたまち・ひと・しごと創生法と改正地域再生法が衆議院解散前に可決成立したところでございますけども、創生法は人口減少に歯どめをかけ、出産や育児をしやすい環境づくりや地方での雇用創出を進めることを基本理念とするものであり、また改正地域再生法は、自治体が企業立地の促進などの地域支援策申請の一本化並びに手続等々を簡素化し、自治体の負担を減らすものであるわけでありますが、それぞれ前向きな取り組み事業、そしてまた企画をやって、やる気のある自治体に支援するというふうに理解しているわけであります。  そこで、それらを踏まえて、それでは、当市ではその地方創生政策に伴う対応について検討されるのかどうか、あるいは対応されるのであれば、組織を含めてどのような形での対応、取り組みになるのか見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  国は、まち・ひと・しごと創生本部におきまして、50年後の日本の人口動向を分析し、将来展望を示す長期ビジョンと、今後5カ年の政府の目標、施策の基本的方向性や施策を提示する総合戦略を策定することとしております。  また、地方公共団体におきましては、国が策定する長期ビジョンと総合戦略を勘案して、当該地方公共団体の人口動向を分析し、将来展望を示す地方人口ビジョンと、それをもとに、当該地方公共団体における今後5カ年の目標、施策の基本的方向性や施策を提示する地方版総合戦略を策定することが努力義務とされているところであります。  地方創生政策につきましては、地方版総合戦略を策定したうえで決定していくことになりますが、現在、国の総合戦略は策定中であります。今後、その戦略をもとに、具体的な政策を検討することとしております。組織的には、内部の企画政策課を中心に策定する予定といたしております。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ありがとうございました。  とにかく、地方創生あるいは地域活性化のために、平成27年度戦略的に取り組むべき大きな課題であろうというふうに思っておりますので、私のほうも大いに期待をいたしておりますので、どうかしっかりとした取り組みをしていただければなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  続きまして、2点目に入りたいと思います。2点目は、児童館の建設・整備についてでございます。  現在の児童館が手狭、老朽化等から、新たな建設・整備が以前より要望され、具現化が進められ、現在、敷地造成が行われているところでございます。  先般、10月の定例議員協議会におきまして、当局より児童館建設の基本設計の説明があったところであります。その折にさまざまな意見、問題が提起されたわけでありますが、それを踏まえてか、議長より議員各位に、改めて要望等を取りまとめて市議会から当局に提出したいとの通知があったわけであります。  自民クラブでもそれを踏まえて、当局の方々や施設関係者、関係諸団体の方々から意見を聞かせていただき、要望を取りまとめさせていただいて議長に提出したところでございます。そしてまた、それを受け議会では、各議員、会派からの意見、要望をそれぞれ取りまとめられ、議長名で当局に要望書が提出されたところであります。  ところが、その要望書が突き返されたというふうに今のところ聞いておるわけであります。と同時に、改めてこれを確認するわけでございますが、その要望書、取り扱いについて、事実なのか、あるいはどういった理由で突き返されたのか、まずもってお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この問題につきましては、このような要望というのはこれまでに事例がございません。常任委員会における議題となっていることから、委員会の審議をいただくことをお願いしたいということで書面をお返ししたのは私です。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほどの市長の答弁で、前例がないということでございます。と同時に、総文での案件であるので議長からという話はないということで返されたという話でございますが、議会からの要望ということで、前例がないということでありますが、議会からの要望の公文書を突き返されるという行為もまた前例にない話ではないのかなというふうに思っております。  と当時に、議会から要望を提出してはいけないという解釈にも受けとめられますし、またそのようなルールがどこにあるのかなという疑問も感じるところであります。  またもう1つ、総文の審議事項であるというわけでありますが、これについては、確かにそれは総文の事案ではありますけれども、要望書を提出されたということの案件に関して、返す前に、議長なり総文の委員長等々、あるいは話あるいはコミュニケーションを持っていただいて、返す前に別の方法があったのではないかなというふうに思うわけであります。と同時に、もう少し、ぼんと突き返すんじゃなくて、冷静なもっと大人の対応があってもよかったのではないかなというふうに考えるわけです。  そしてまた、一応議長名で出された公文書ということでございますので、突き返すという行為そのものに対して疑問に感じるのは、議会軽視に当たるのではないかなと。と同時に、議長の職責に対する侮辱に当たると言わざるを得ないのではないかなというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  解釈の仕方はいろいろあると思います。ですが、このようなことがこれからも頻繁に起きますと、委員会の意味もなくなってくる。それだったら、児童館についてはずっと以前からやるということを言っているわけでして、もう既に出尽くしていなきゃおかしいと、私はそう思っています。これからのことにつきましても、このような要望書があるとすれば、委員会の運営の仕方とこちらの対応の仕方、いろいろ考えていかなきゃいけないと。今までに全くない新しい形式に、ちょっとついていけないというのが現状でございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  先ほどもお話がございましたが、議会から議長名で提出させていただきました政策的な提案、提言という形にもなろうかと思っておりますが、議会ではしっかりと意見、要望をやりながら、政策に対して向かっているという思いもいたしております。また、逆に言いますと、それらについて、まずは聞く耳を持っていただければなという思いもいたしております。  とにかく二度とこのようなことが起こらないように、議会と当局との適切な対応を望みたいというふうに思っておりますので、今後ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  新しい形ということになりますと、あなたがおっしゃったように、後の対応のことをおっしゃいました。それ以前の、そこに到達するまでの手続はこれでよかったかという検証もあわせてお願いしたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  先ほどから前例の話がございましたが、物事を改革するについては、前例にこだわったら改革できないという思いもございますので、その点、お話をしておきたいと思います。  次に移らせていただきたいと思います。  先ほど申し上げましたとおり、現在、現場では敷地造成が行われておりますが、現場の状況、基本設計の作成、作業を含め、児童館の建設・整備の進捗状況並びに今後のタイムスケジュールについてまずはお伺いをいたしたいと思います。  あわせて、先ほど申し上げたとおり、議会でも検討課題としての意見や要望が多く出されているわけでありますが、今後の議会への対応を含めて、市民からの意見、要望、声に対する対応並びにその反映について見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  市長と語る会では、私は初年度から、児童館のことにつきまして市民の意見がどのように出てくるかということを待っていました。ところが、ずっと具体的な話が全くありません。そこで、要望とすれば、西加積地区からの今の児童館に近いところでやってくれと、この要望1点だけであったことをまず冒頭に私から申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  児童館の建設・整備の現状、進捗状況並びに今後の計画実施の予定についてというご質問に回答いたします。  先ほどお話がありましたように、用地整備について現在造成工事を行っているところであります。何とか今年度末の整備完了を予定しているところであります。その後、建物整備につきましては、現在、基本設計を終え実施設計に入っておりまして、来年度早々には工事着手の予定としておるわけであります。  議会及び市民の意見、要望に対する対応と反映についてというご質問に対する回答であります。  いよいよ建築に向けて入りまして、大変関心を持っていただくということでありがたいと思っております。この児童館の設計にあたりましては、議会からのご意見に加えまして、利用者の方々、日ごろ児童館の運営にかかわってご協力いただいている方々からもアンケートをとりまして、また会合での聞き取りなども通じまして、いただきましたご意見なども踏まえまして検討を加えてきたところであります。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど答弁いただいたわけでありますが、今ほど教育長のほうから、進捗ということで実施設計に取りかかっているという話がございました。先般の総文の中でお話をいただいたときには、いろいろな要望をいただいた中で、基本設計をまず見直しますよと。基本設計を見直した段階でまた改めて総文にお諮りしますというお話だったかなというふうに思うわけでありますが、その点どうなっているのかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  いただきましたご意見も踏まえまして、並行して進めているところでありまして、そうした中で、できるだけ早く造成工事を終えた後に、来年度かかりたいということで準備を進めているところであります。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  ちょっと答えになっていないと思うんですが、とにかく、今度質問戦が終われば常任委員会が始まるわけでありますが、私は総文の一員でございますので、しっかりと総文のほうで基本設計について改めてご提案、説明をいただければなというふうに思っております。  とにかく、この件に関しましては、関係各位から意見、要望というのはたくさん出されているわけでありますが、それだけ意見、要望が多いということは、関心が高いということであり期待も大きいということでございます。  長らく望まれていた児童館の建設・整備であります。とにかく3億から4億の投資ということでございますので、これから40年、50年しっかりと使っていくあるいは親しんでいただける設備、建物でございますので、利用者視点あるいは子ども視点に立って、計画も含めて整備をお願いしたいというふうに思っております。改めて、詳細については会派、同僚議員がまた質問いたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、3点目に移りたいと思います。3点目は、並行在来線の新駅設置についてでございます。  北陸新幹線も来年の3月14日に開業されるまで、あと93日というふうになってまいりました。と同時に、北陸本線在来線は、第三セクター方式、あいの風とやま鉄道で並行在来線として開業されるところであります。  ところで、並行在来線の新駅設置についてでございますが、これにつきましては、1年ほど前までは、滑川駅と水橋駅の中間の新駅設置構想ということで大いに議論されたわけでありますが、ここ1年、ほとんど話題にも上がっていないのではないかなというふうに思っております。この並行在来線の新駅設置構想についての現状はどういうふうな対応をされているのか、まずもってお伺いをいたしたいと思います。  次に、新駅設置候補地についてでありますが、これまで滑川駅から水橋駅の間で3つの候補地が言われております。地鉄の中滑川駅周辺、2つ目が菰原地内の地鉄西滑川駅周辺、そして3つ目がフットボールセンター近くの魚躬地内周辺が提案されているわけでございますが、我々自民クラブにおきましては、滑川駅と水橋駅のちょうど中間地点、あるいはフットボールセンター等集客施設利用者の利便性、そしてまたパーク・アンド・ライドの設置可能地点、工業立地や住宅開発、インフラ整備等を含めたまちづくり構想の観点から、そしてまた、同時に県が当初、設置地点として仮定している魚躬地内が最も適地な候補地ではなかろうかなというふう思っているわけでありますが、いずれにいたしましても、この3候補地のうちいずれか1つに絞り込まないことには、議論が前に進まない、あるいは具体的なアクションが起こせないという状況でございます。早々に候補地選定の議論を行い、候補地を一本に絞り込む必要があるかと思うのでありますが、見解をお伺いいたしたいと思います。  続いて、市民、住民、候補地云々選定について、関係諸団体の意見聴取や説明、関係課所への要望並びにこの候補地の絞り込み、庁内作業を含めて、今後、新駅設置構想の具現化に向けての取り組みについてどのような対応を考えておられるのか、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今、県に対して折衝の中で思っていることは、県がまず富山県内で2つの新駅構想をやっておりまして、それ以外に耳をかす状態ではございません。ましてや、希望があった各市町村の中で、滑川が一番条件が悪いというランクに入っておりまして、これは近いうちにという話にはもうならないと、このように思っております。でありますから、当面は滑川の新駅を県が取り上げることはまずないだろうと、このように思っているわけです。1つは。  それから、魚躬地内というお話がありました。私は、地鉄とのアクセスを考えれば、それはやっぱり西滑川から中滑川、住宅密集地につなげたいと。今の魚躬地内の北陸富士の下の予定は、駅を中心に半径2キロで円を描くわけです。上市川と海がありまして、人口がいないからできないという理由です。県が一番悪くとったのは、上市川と海が入っておりまして、ここに人口が増えるわけはもう絶対ないわけでして、これでもって条件が一番悪いということになっておりまして、これはやっぱり作戦は変えていかなきゃこの話は前に進まないと、具体的にはそのように思っております。  以下、担当から概要説明させます。以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  市長答弁に補足するようなあれはないんですが、状況を説明したいと思いますが、水橋・滑川間の新駅設置につきましては、平成24年5月の県並行在来線対策協議会の設置可能性調査におきまして、採算性確保の面から課題があるというふうに評価されたところであります。  また、昨年の2月の並行在来線対策協議会と現在のあいの風とやま鉄道主催による意見交換会の際には、「富山・東富山間と高岡・西高岡間の2カ所をモデルケースとしており、将来の宅地開発など利用増加の可能性を含め検討する」との回答でございました。このような状況の中で、現段階において新駅の設置はかなり困難であると考えております。  それから、新駅の絞り込みにつきましては市長答弁のとおりでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  相当悲観的な答弁であったかなというふうに思っております。  先ほどから、議会の提案、政策課題という話が出てまいりました。議会ゆえに、やはり可能性があれば、1%であってもしっかりと取り組んでいくのが議会だろうというふうに思っております。  と同時に、県が取り合わない云々、これは私、またそれなりにしっかりと調査しなきゃいけないことだろうと思いますが、合わないゆえに、逆に積極的にアクションを起こしながら取り組んでいただけるように仕向けるのもまた議会ではないかなというふうに思っておりますし、と同時に、滑川市政発展、まちづくり、活性化を含めて、やはり新駅設置というものに望みをかけ、夢をかけてもいいのではないかなというふうに考えております。  もし答弁あれば。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  去年、県のほうから担当が来て、滑川市内を車で案内しております。今のいわゆる魚躬を中心にして、縦ライン、中加積のほうまで、そして中滑川、いわゆる上市街道も含め、中滑川、ずっと上小泉のほうまで上がる、この道も全部案内をしております。高速道路近くまで案内して、ぐるぐると回って、一応まちの状況だけは県庁の担当を呼んで一回やっておるところであります。それでも検討に入るといういい話は出てきません。  ということを申し上げておきたいと思いますし、もう1つは、浦田議員に私から提案です。何かといいますと、議会答弁の反問じゃないんです、これは。自民党の議員団で、自民党として持っていく方法をぜひ力強く押し進めてもらいたいというのが希望であります。市は市としてやりますが、自民党としてやれるかやれないか。今まで浦田さん、あんたと一緒にやってきた。同じ会派で。長勢さんに言って、国の事業を5つも6つも滑川へ入れた実績があるじゃないですか。政治的な解決というのは、よっぽど行政のラインの力よりも強いということをあなたは知っておかれたほうがいい。あなたは実際に見ていたわけだから。あんたが知らないわけがない。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。
    ○12番(浦田竹昭君)  貴重なアイデア、ありがとうございます。  それを踏まえて、議会といたしましてというよりも、私自身、議会人としてしっかりとこれに関しては諦めずに取り組んでまいりたいというふうに思っておりますし、自民党という話もございました。いろいろと事情もございますので、まずは会派でもってしっかりと検討、取り組みをしていきたいなというふうに思っておりますので、当局の皆様方にもまずもってご指導いただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  次に、4点目へ行きたいと思います。中滑川駅周辺整備についてでございます。  富山地鉄の中滑川駅周辺のJAアルプスさんの施設・建物が現在撤去され、敷地は更地となり、何もない状況であります。そして、さきの6月定例議会での他の議員の質問の答弁の中にも、中滑川駅周辺のJAアルプスさんの敷地を購入したいという意向が示されているところであろうかというふうに思っております。  それから、これに関してはもう既に半年経過するわけでありますが、購入、取得に向けて、近況あるいは現況についてまずはお伺いをしたいと思います。これは1点目ですね。  続いてですけども、我々自民クラブでは、あの更地で民間さんに不明瞭な開発行為をされても困るということで、民間への売却よりは、やはり当市のまちづくりの構想の一環として購入、取得されたほうがベターであろうというふうな認識を持っているところであります。  ただ、購入、取得に際しましては、議会に対してもちろんのことでございますが、市民や地域住民が納得するような理由、目的がなければならないものというふうに考えております。いわゆる何のために取得するのか、そしてまた取得して何に使うのかということを明確に市民及び議会を含めて示す必要があるんだろうというふうに思っております。  あわせて周辺整備構想、いわゆるまちづくり構想と一体とした構想が必要だろうというふうに思っておりますので、それらを含めて見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  中滑川駅周辺の敷地につきましては、議員おっしゃったとおり、旧農協会館等の取り壊しを終え、現在、更地になっております。面積的には、アルプス農業協同組合の駐車場部分も含めまして、そこが約6,200平米、あと、地鉄も少し地面がありまして、約400平米地鉄が保有している状況でございます。  用地は、今後の本市のまちづくりの中で非常に重要な箇所であるというふうに認識しておりまして、6月議会で市長が申し上げたとおり、できれば市で取得したいと考えております。  駅周辺でとの関係でどのようにするかにつきましては、現在、都市計画マスタープランも策定しておりますので、その中でその部分を含め検討していきたいと考えております。  それから、取得できれば、さまざまな可能性を勘案し、その利活用について考えていきたいということで、現在のところ何にするかは白紙でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど都市計画マスタープランの話が出ましたので、それを含めて、後ほどまたあわせて同時に質問させていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、今ほど最後に白紙ですという話がございました。やはり購入に際しましては、これは当然、予算の話も出てまいると思いますので、提案されるまでにはある程度の構想等々が必要であろうかというふうに思っておりますので、しっかりと構想云々を検討いただければなというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、5点目に移りたいと思います。5点目は、滑川駅前市営住宅の取り扱いについてでございます。  滑川駅前市営住宅につきましては、老朽化から、サンコーポラス上小泉の取得整備がなされたという経緯があるわけでありますが、現在、駅前住宅からサンコーポラス上小泉へ移転された方々が38世帯であり、しかしまた、駅前住宅に11世帯の方々がお住まいになっておられるというふうに聞いておるわけであります。  先日、長野で大きな地震があったところでございますが、滑川でも恐らく震度3程度の地震があったろうと想定されるところでありますが、このような大きな地震がいつまた発生するかと思いますと、老朽化した危険な市営住宅でお住まいの方々の安全が危惧されるところでございます。  当初の趣旨を踏まえるならば、早々に移転をお勧めしなければならないものと思うわけでありますが、その対応を含めた状況、近況をお尋ねいたしたいと思います。  次に、まだお住まいの方々の移転も含めて、市営住宅の建物の処理、敷地の処理、あるいは今後の対応、処置、取り扱いについて、今後の予定についてもあわせてお尋ねをいたしたいと思います。  そしてまた、あわせて、駅前住宅の敷地は約4,000平米あるというふうに聞いておるわけでありますが、大変広大な敷地であります。当然、駅前住宅を廃止する計画段階において、ある程度の利活用構想があったものと思いますが、敷地利用については、これもまた何のために、また何を目的として利用するのか、先ほどと同様に明確に示す必要があるんだろうというふうに思っております。  そしてまた、これも先ほど同様、駅前周辺を一体とした整備、まちづくり構想の一環として検討すべきだろうというふうに思うわけでありまして、したがって、これらを踏まえて、今後の駅前住宅の敷地も含めた再開発の構想について見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田建設部長。 ○建設部長(砂田光幸君)  それでは、滑川駅前市営住宅の取り扱いについてということで、現在の対応状況と近況について報告させていただきます。  市営駅前住宅につきましては、建設から40年程度が経過し老朽化が著しいことから、おっしゃいました、新たに取得いたしました旧雇用促進住宅3宿舎のうちのサンコーポラス上小泉2号棟及び3号棟を代替施設といたしまして移転を進めているところでございます。  11月末時点では、サンコーポラス上小泉2号棟へ18世帯、3号棟へ20世帯が移転したところでございます。市営駅前住宅には、議員おっしゃいましたとおり、全体でまだ1号棟に3世帯、2号棟に5世帯、3号棟に3世帯の合計11世帯が入居している状況でございます。  ただ、駅前住宅から移転された方からは、移転先のサンコーポラス上小泉がリフォームされ大変きれいになったということで、住み心地がよくなったという感謝の声もいただいているところでございます。  また、今後の整備計画の取り組みについてでございますが、市営駅前住宅からサンコーポラス上小泉への移転については、平成27年3月31日までに完了したいと考えているところでございます。その後、入居者が全員移転された時点で公営住宅の用途廃止を行い、建物の取り壊しを予定しているところでございます。  跡地の利用につきましては、議員おっしゃいましたとおり、いろんな考え方があると思いますが、まず移転を完了させることが最優先であると現時点では思っております。  それから、取り壊しの後につきましては、現時点では何も決まっていない状況でございます。当然、今後検討していく必要があると考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  一応予定等々、速やかに粛々と進めていただければいいかなというふうに思っております。ただ、跡地等々につきましてはまだ白紙ということでございます。  これを踏まえて、次の6点目に入りたいというふうに思っております。6点目は、都市計画マスタープランの策定についてでございます。  これまで申し上げました児童館の建設・整備、並行在来線の新駅設置、中滑川駅周辺整備、滑川駅前市営住宅の取り扱い等、いずれも平成27年度に取り組まなければならない重要な課題、テーマであろうかというふうに思っております。そして同様に、平成27年度に策定される都市計画マスタープランの中でも当然取り上げられるべき課題、テーマであろうかというふうに認識をいたしております。今まさにその都市計画マスタープランの策定作業が進められており、そして当然、今ほども申しましたように、これらを含めて検討あるいは盛り込みがなされるというふうに思っております。  その策定の現状についてまず1点お伺いするとともに、次に、先般、西地区公民館で市民説明会が開催されたわけでありますが、私も参加しておりまして、大変少ない参加状況であったかなというふうに思っておるわけでありますが、都市計画法には、マスタープラン策定にあたっては、市民アンケートの実施、あるいは市民や関係諸団体からの意見聴取、懇談会等の実施が記載されており、そのような機会をつくり、市民や関係者の意見、要望を策定に反映させるとのことであろうかというふうに認識しておるわけであります。  これらを踏まえて、マスタープラン策定過程において、これらを含めて検討されていかれるのか、新たに説明あるいは要望云々の機会があるのか、見解をお伺いいたしたいと思います。  あわせて、具体的に策定を進められるに際して、議会も含めて、説明も含めて、今後の手順あるいはプロセスについてお伺いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。あわせて3点。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田建設部長。 ○建設部長(砂田光幸君)  都市計画マスタープランにつきましては、都市計画法第18条の2に基づく市の都市計画に関する基本的な方針として定めているものでございまして、本市では、先ほど言われましたとおり、平成14年3月に策定いたしましたマスタープランの計画期間が平成27年度とされていますことから、本年度から改定に向けた見直し作業を行っているところでございます。  本年度は、全体構想の策定といたしまして、当市全域における市の現状や各種統計情報などを整理したうえで検討委員会を開催いたしまして、都市の将来像や都市整備の方針について検討を進めているところでございます。  次の住民からの意見ということで、都市計画マスタープランでは、市民の意向を反映させるために、これまでに市民アンケートや高校生アンケートの実施をしております。また、議員おっしゃいましたとおり、意見を聞く会ということで、西地区公民館と旧市民会館のほうで開催させていただいたところでございます。  また、今後につきましては、学識経験者、市民団体、関係行政機関の職員からご意見をいただくとともに、パブリックコメントを実施いたしまして、市民意向を計画に反映させていく予定でございます。  今後のタイムスケジュールについてでございますが、滑川市都市計画マスタープランは全体構想と地域別構想で構成されておりまして、本年度は、先ほど申しましたとおり、全体構想を策定いたしまして、平成27年度により細かい地域別構想を策定する予定としてございます。本年度は、今後、委員会などで内容をまとめまして、年度末に都市計画審議会及びパブリックコメントなどを予定しているところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今、基本構想策定中ということでございますが、私からは、今ほど申しましたように、全体構想あるいは地域構想等々あるわけでありますが、先ほどから細かい質問をさせていただきました児童館あるいは並行在来線の新駅設置、中滑川駅、滑川駅ともども、それにしっかりと盛り込んでいただいて、将来の滑川の構想を検討いただきたいというふうに思っておりますので、また今後、都市計画審議会等々も開かれるというふうに聞いておりますので、そこで反映されるよう、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思っております。  続きまして、第7点目に移りたいと思います。7点目は、東福寺野自然公園の改善計画と利用料金の見直しについてであります。  この点についてはちょっと重複するかと思いますが、私なりの質問という形でさせていただきたいと思います。  東福寺野自然公園では、これまで研修センター、青雲閣をはじめとして、自然公園の遊具、SLホテル、バーベキュー広場、そしてまたパークゴルフ場と整備され充実されてまいりました。また、利用者におきましても安定的に確保されているのかなというふうに思っているところであります。  ただ、まだまだ改善点があるわけでございまして、改善、整備すべき課題といたしまして、以前より要望がされております駐車場の問題であります。特にパークゴルフ場利用の高齢者の方々からの要望が多く、現在の駐車場から公園までの距離が遠いのと坂道で大変だとのことであり、現在の公園駅舎の付近で駐車場確保、整備がなされないかということで強く要望されているところでございます。  その駐車場整備について、平成27年度は具現化に向けて前向きな話をあちらこちらで耳にするわけであります。と同時に、先ほどの代表質問の中でも話がありましたが、調査中という答弁があったかなというふうに思っております。したがいまして、この駐車場整備について、果たして確かなものなのか、あるいは具体的に予定されているものか確認をするわけでありますが、改めて、ここまで調査中という話も聞きました。そしてまた、あちこちで駐車場をつくるよという話も聞いておりますので、本会議でございますので、しつこいようでございますが、ここまで来たら、つくりますよという返事をいただければ幸いかなというふうに思っておりますので、その点含めまして、今までの説明も含めまして、具現化に向けての検討あるいは具体的につくりますよという返事なのかどうか見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  パークゴルフ協会の忘年会、あなたも同席しておられるところで私はやりますと言いました。今さらこの問題を上げないでください。やります。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど市長から心強い答弁をいただきまして、ありがとうございました。一遍でやろうかなと思ったけど分割でということで、すみませんでした。  この件はこれで終わらせていただきまして、次に、これも以前から強く要望されている課題ではございますが、パークゴルフ場の高齢者のパスポート料金の見直しについてでございます。  具体的に言えば70歳以上のパスポート、割引という話でございますが、これに関しましては、パークゴルフ協会からも料金見直しについて毎年のように要望書が提出されているわけでございます。  ことし、スポーツ・健康の森公園や体育施設の利用料金の設定や見直しがなされ、東福寺野自然公園の利用料金の見直しはなされていないのではないかなという思いでございまして、公平・公正の観点から、東福寺野自然公園の利用料金の見直しをしてもよいのかなという思いをいたしております。  と同時に、あわせて、高齢者のみならず、パークゴルフ場の料金全体を見直していただいて、とりわけ子どもたちの利用料も含めて全体的な見直しをされてはというふうに思うわけでありますが、その点に関して見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、パークゴルフ場の利用料金の見直しについてお答えをいたしたいと思います。  公園の入園料及びパークゴルフ場利用料につきましては、平成22年7月1日に改正を行ったところでございます。その改正では、乳児並びにパークゴルフ場利用者の入園料を無料といたしますとともに、年間パスポートを2万円から1万5,000円と改正をしたところでございます。これによりまして、本当に多くの方にパークゴルフを含め入園をいただいております。厚く感謝を申し上げたいと思います。  そしてまた、ことしの4月には消費税が8%になったということで、その引き上げに伴う改正も行わせていただきました。  今ほどの利用料金の見直しということにつきまして、いろんな要望等も承知をしておるわけでございますけども、22年に見直しをしたということも踏まえ、それから、現在、近隣の類似施設と、このパスポートあるいは入園料も含めてバランスがとれておるというふうに思っておりますので、今後さらにこの状況等も見極めていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど検討していただくというお話でございました。高齢者の健康寿命の延伸やら、あるいは高齢者が自宅にこもらないで外出を奨励する件、あるいは高齢者の方々がコミュニケーションをつくる場の奨励、あるいは東福寺野自然公園の老若男女、利用者の拡大の観点からも、先ほど答弁いただきました駐車場を含めて、利用料金の見直しも前向きに検討いただきますようお願いを申し上げたいと思っておりますので、今後またよろしくお願いをいたしたいと思います。  続きまして、8点目に移らせていただきたいと思います。8点目は、みのわ温泉テニス村についてでございます。  みのわ温泉、ファミリーハウス、そしてまたみのわテニス村、グリーンハウスでございますが、毎年、少しずつではありますけども、整備、修繕されてきておりますことにまずもって感謝を申し上げたいというふうに思っています。  ただ、ご存じのとおり、ことしに入り、テニス場にあります屋外トイレが、配管の漏水のため以前より閉鎖されておりまして、今現在使用禁止というふうになっております。これは長い間使用禁止になっているわけでありますが、ただ、大きなイベントあるいは大会のときだけ通水して使用しておりましたが、イベント、大会が終わればまた閉鎖の状況というところでございます。  私も以前から修繕のお願いをしているわけでありますが、配管修理に多額の経費がかかるということから、これまで放置されておったわけであります。しかしながら、いつまでも屋外トイレを使用禁止あるいは閉鎖にしておくわけにもいかないのかなというふうな思いから質問させていただくわけでありますが、ぜひ屋外トイレの修繕についてこの次の平成27年度新年度予算に計上していただければなという思いで質問させていただいたわけでありますが、見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  折田教育次長。 ○教育次長(折田 勝君)  それでは、みのわテニス村についてということで、みのわテニス村の屋外トイレの改修の見込みについてお答えをさせていただきます。  みのわテニス村の屋外トイレにつきましては、トイレにつながる既設水道管及びトイレ内の部品の老朽化が原因とされる漏水が見られたことから、一部の大会時を除きまして今現在使用を中止させていただいております。利用者にはご迷惑をおかけしているところでございます。  当初は部分改修で済むというふうに思っておりましたが、既設水道管につきましては、調査した結果、単にトイレにつながるだけではなくて、テニスコートの散水栓や水飲み場につながるものについても漏水が見られたということでございまして、テニスコート付近全体の水道管更新について早急に検討していきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今はちょうど冬場でございますので利用者もいないということで、閉鎖でもいいんですが、来春等々を含めましてぜひ検討いただければなと。そしてまた、前向きに修繕を含めてやっていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、ご存じのとおり、テニス村の利用者が年々減少しておるわけでありますが、さらに多くの方々にテニス村を利用していただくよう、やはり工夫、方法を今後検討すべきではないかなというふうに思うわけであります。  当然、以前から私が申し上げております、みのわテニス村利活用計画策定において検討されるものと思っておりますが、その一つの例として、例えばテニス場の利用料については、ことし4月に改正され、無料云々の話も出たわけでありますが、さらに、中学生や高校生の子どもたちが部活等々で利用しやすいような、あるいは宿泊合宿できるような環境づくりとして、また一般の方々がテニスを気楽に楽しんでくつろいでいただけるよう、あるいは最近剱岳のほうへ行くので利用される方も増えてきているというふうに聞いておるわけでございますので、そういった一見さんもおられるわけでありますが、グリーンハウス、ファミリーハウスを含めた、当然、テニス場もありますが、あわせた利用料金の見直しをさらに検討されてはというふうに思うのでありますが、見解をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  折田教育次長。 ○教育次長(折田 勝君)  みのわテニス村利用料金につきましては、議員言われたとおり、7月から市内のスポーツ少年団や中学校の部活動が練習等で使用する場合、テニスコートの利用料金について無料といたしておりまして、小中学生の利用件数も例年に比べて増加しているところでございます。  今後とも多くの方々にご利用いただけますように、もっと営業面に重点を置きながら、テニス村全体の活性化につきまして引き続き検討してまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  浦田竹昭君。 ○12番(浦田竹昭君)  今ほど申し上げましたとおり、テニスは早月水系の中間地点ということで、それなりに存在感があるのかなという思いもいたしております。どうか、そういった意味も含めまして、利活用計画策定の中にも盛り込んでいただければなという思いをいたしております。  まだまだ検討課題はたくさんあるわけでありますが、平成27年度に向けて、今ほど質問させていただいた項目はその一部であろうかなというふうに思っております。  今ほど申し上げましたように、いずれも平成27年度に取り組むべき重要な課題であります。ぜひこれらを含めて検討いただきますようお願い申し上げて、代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。                午後0時02分休憩                午後1時00分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  11番古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、日本共産党議員団を代表して質問を行います。  はじめに、海岸保安林等の松枯れ被害について質問いたします。  滑川市を含めまして、富山湾沿岸には、海岸の保安林の機能を兼ねた松が多くありまして、きれいな景観を保つうえでも大事な役割を果たしているわけでありますけれども、近年、その松に松枯れの被害が目立っております。  松枯れあるいは松くい虫被害は、マツノマダラカミキリというカミキリムシによって運ばれるマツノザイセンチュウという1ミリほどの小さなセンチュウが松の木の中に入って発生するのだそうであります。
     私の近くでも最近急に被害が広がっております。三ケから高塚の漁港にかけて大量に被害が出ております。関係町内からもこの対策についての要望が出されていると聞いているわけでありますが、当局もその被害の実態について把握しておられると思いますが、その実態についてまずお答えをいただきたいと思います。  次に、被害拡大の防止についてであります。  先ほど述べましたように、マツノザイセンチュウを運ぶのはカミキリムシの一種、マツノマダラカミキリという虫だそうであります。このカミキリムシは、6月ぐらいにかけまして羽化して被害を広げるということで早急な対応が必要だと思いますけれども、どのような対応を考えているのかということについてお伺いをいたします。その際、保安林とされているところの多くは民有地というふうにも聞いておりまして、その対応も含めてお答えをいただきたいと思います。  同時に、保安林と指定されている松の近くで、保安林とは指定はされていないけれども被害を受けている民有地の松があります。被害が全体に広がるのを抑制するためには、そうした松に対しても何らかの対応が必要だというふうに思うわけでありますけれども、これについての対応策があればお答えをいただきたいと思います。  2つ目に、米価低下の対策についてであります。  9月議会で、本年産米の価格の低下、そして米の直接支払交付金の半額化で、生産者の収入が市全体でどれくらい減額になるかをお尋ねいたしました。答弁では、全体としておおむね2億5,000万円の減収の見込みというお答えでありました。  一方、経営所得安定対策には、いわゆるナラシ対策なるものがあります。これは、米、麦、大豆などの価格が低下した場合、過去5年間の価格のうち、最高の年と最低の年を除く3年間の平均価格との差額の9割を補填するんだと、このように言われているわけであります。  しかし、平成26年度でこの制度に参加できているのは、いわゆる担い手と呼ばれるような認定農業者や集落営農組織で一定の規模を有することが条件だということも聞いているわけでありまして、そこで、市内の生産者、生産組織でこれに参加しているのはどれくらいなのかということもお答えをいただきたいと思います。  2点目として、この対策が実施されたとして、全体としてどれくらいの補填がなされると見ておられるか、現時点の見通しでお答えをいただきたいと思います。詳細はなかなか難しいということは承知のうえでお尋ねをいたしております。  次に、交付される時期であります。  建前から言えば、米、麦、大豆等の市場での売却が完了した後ということになるのかもしれませんけれども、現況から言えば、それでは遅いというふうな思いを強く持っているわけであります。多くの生産者、生産組織は、今回の減額で生産資材や農業機械の支払い等に苦慮しております。私から言わせれば極めて不十分な補填制度ではありますけれども、今回はその交付を早めるように関係機関に働きかけていただきたいと考えますけれども、見解をいただきたいと思います。  3点目に、教育支援についてであります。  1点目として、就学援助についてであります。これまでも何度も取り上げてまいりました。  本市では、就学援助の対象は収入が生活保護基準の世帯というふうにされております。政府は、昨年から3年間で、この生活保護基準を引き下げております。ことしも下げられました。一方で、政府はこの生活保護基準引き下げにあたっては、ほかの制度に極力影響が及ばないようにという矛盾した態度を示しております。本市でも就学援助については、生活保護基準の引き下げにかかわらず、引き下げ前の従前の基準に基づいて適用するとしております。先ほども述べましたように、生活保護基準はことしも引き下げられております。来年も下げられる予定と聞いています。  そこで、就学援助については、これまでどおり、引き下げ前の基準で来年度も適用されるのか確認をしたいと思います。  2つ目に、市の奨学資金制度についてお伺いをいたします。  現在の滑川市の奨学資金制度は、たしか数年前に、それまでの給付制から貸与制になりまして、今、県内の大学等へ進学する場合は月額2万円、県外の大学等で月額4万円になっているのではないかと思います。そして、卒業後10年間で返済するということになっております。  決算資料でいただきました平成25年度の実績では、以前の給付制の奨学資金を引き続き受給している方が7名、貸与制になってから受給しておられる方が5名となっていたと思います。  ある調査によれば、今、大学生の半数以上が奨学金を借りて学生生活を送っているとされております。若者の就職状況が大変厳しくて、いわゆる非正規の就労が増えている。そうしたもとで、この奨学資金の返済が滞る例が増えているというふうに報じられております。市の奨学資金は無利子ということにはなっているわけでありますけれども、給付制の奨学資金を復活させる考えはないかお答えをいただきます。  以上、大きな3点についてお伺いをいたしまして、私の質問といたします。 ○議長(岩城晶巳君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  それでは、ただいまの古沢議員の代表質問の問2につきまして答弁をさせていただきたいと思います。  米価低下の対策について、ナラシ対策で補填される生産者は市内でどれぐらいかというご質問でございますが、市内におけるナラシ対策の加入者は55件でございます。率にいたしまして7.2%でございます。これは、販売農家数、平成22年農林業センサスをもとにしております。  でありますが、今年度に限り、激変緩和のために設けられたナラシ移行のための円滑化対策により、非加入者にもナラシ対策国費分の5割が農家拠出なしで補填されることから、非加入者556件、73.3%を合わせた611件に補填されるものと考えております。  (2)でございます。どれぐらいの金額が補填される見通しかというご質問でございます。  国の収入減少影響緩和対策交付金は、認定農業者等の収入減少時に減少額の9割を積立金から補填し、その拠出割合は国が3、農家が1となっております。本市のナラシ対策加入者については、先ほどの答弁でも言いましたが、件数で55件、対象面積では約740ヘクタールとなっております。一方、非加入者につきましては、件数で556件、対象面積は約559ヘクタールとなっております。  あくまで現時点でございますけども、本年産のコシヒカリの概算金が60キロ当たり1万500円ということで昨年より1,800円引き下げられており、仮に米価の標準収入が60キログラム当たり1,800円下回ったとした場合でございますが、ナラシ対策での加入者への国の補填額は約8,000万円、ナラシ対策非加入者への―この点につきましては拠出しておりませんので交付金ということになりますが―国の交付額は約3,000万円の合計1億1,000万円が交付されるものと現時点では見込んでおります。  3つ目でございます。前倒しで実施するように求めるべきではないかというご質問でございます。  収入減少影響緩和対策交付金(ナラシ対策交付金)は、減少影響額が確定後に支払われるものであり、また平成27年度予算で支出されることとなっていることから、前倒しの交付は難しいと聞いている。  なお、大規模な農家ほど経営への影響が大きいということは認識しておりますので、運転資金確保のための日本政策金融公庫の農林漁業セーフティネット資金では、貸し付け当初1年間が実質無利子となる対策を行っております。また、県においても、農業振興資金に無利子融資枠を設けるため補正計上されております。市としても、農林振興センターやJA等と連携しながら制度のPRに努めてまいりたいと考えております。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  折田教育次長。 ○教育次長(折田 勝君)  では、私のほうから、問3の教育支援について、就学援助の対象基準は新年度も従前どおりかのご質問にお答えをいたします。  就学援助につきましては、平成25年8月に引き下げがあった生活保護基準の影響が及ばないよう、引き下げ前の基準額で運用しているところでございます。  新年度におきましても、引き続き、就学援助の基準を平成25年8月以前の旧生活保護基準額の1.0未満として準要保護世帯の認定を行うことといたしております。  また、準要保護世帯へのクラブ活動費、PTA会費、生徒会費等の援助につきましても、平成26年度から支給しているところでございます。  今後とも、就学困難な児童・生徒が教育を受ける機会が妨げられることのないように対応してまいりたいと考えております。  続きまして(2)です。貸与制になった市の奨学資金を給付制に拡充すべきではないかについてお答えをいたします。  奨学資金につきましては、平成24年度から他市町村の状況等も勘案し、給与制から貸与制へ変更したところでございます。その際に、奨学資金の月額を見直し増額したところでございまして、給与制のときよりも就学困難な方々への支援が行うことができているというふうに考えております。  また、今年度から新たに、高校生等を対象といたしました滑川市高等学校生等就学支援事業を開始したところでございます。これは、橋本一弘氏のふるさと滑川応援寄附金を財源といたしまして、成績優秀であるが経済的理由で就学困難な方々への就学を支援するため、年額20万円を原則としまして3年間給与するものでございます。  今後とも、貸与制の奨学資金と高等学校生等就学支援事業を広く市民の皆様に周知しまして利用していただきまして、今後も就学困難な方々への支援を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  それでは、問1の海岸保安林等の松枯れ被害についてにお答えいたします。  (1)の被害の状況は把握されているのかについてお答えいたします。  保安林等の松枯れにつきましては、去る9月25日に富山県新川農林振興センターと合同で被害状況の確認を行ったところであります。その結果、全体で80.45立方メートルの被害を確認しております。  次は、(2)の被害の拡大をとめる実効性ある対策を早急に進めるべきだと思うがにお答えいたします。  松枯れの原因につきましては松材線虫病によるもので、議員おっしゃいましたマツノザイセンチュウが松の樹体内に入ることにより引き起こされるものであります。  このマツノザイセンチュウにつきましては、自ら木から木へと移動することができません。松くい虫―正式にはマツノマダラカミキリと言いますが―に寄生して運ばれるものであり、松くい虫が飛散を始める6月ごろまでに枯損木の伐倒を行うため、平成27年度の県の補助事業の要望を行っているところであります。  また予防対策としては、県の補助事業を活用し、薬剤の樹幹注入を年明けの1月から2月にかけ荒俣地内で実施を予定しているところであります。  (3)の保安林以外の被害木への対応策はどうかにお答えいたします。  被害木の対策につきましては、保安林に指定されているかいないかではなく、森林簿に登録されているものを対象に、県の補助事業を活用しながら対策を行っているものであります。  また、近くの保安林以外の被害の対応についてでございますが、民有地や公園あるいは個人の敷地等につきましては補助事業を入れることができませんので、所有者なり管理者のほうで対応をとっていただきたいと考えております。  以上であります。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それでは、質問の順序に従って幾つか再質問をさせていただきます。  今ほど松枯れの被害についてお答えをいただきました。  27年度の県の補助事業でということになると、来年、6月ぐらいに羽化する前に対応しなきゃならないということの理解でよろしいでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  お答えいたします。  マツノザイセンチュウ、松くい虫が動き出す前までには終わりたいということで県に要望しております。時期とすれば、5月末ぐらいまでをめどにということになります。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  さっき9月25日に荒俣地内で調査をされたというふうにお答えいただきましたが、被害が発生しているのは荒俣地内だけではなくて、もっと広い範囲にわたっているというふうに思います。滑川市内で言えば、さっきも申し上げましたとおりで、三ケから漁港横の高塚の、いわゆる保安林も含めて、かなりの量ですね。真っ赤になってしまっているところにはもう虫はいないんだというふうにお聞きしましたけれども、しかし、それにしても、広がる可能性というのはまだまだたくさんあって、荒俣地内だけ対策をとっても全体としての対応にはならないというふうに思うのですが、さっきの80.45立方メートルというのは荒俣地内だけの話でしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  80.45立方メートルにつきましては、市内全体での数字になります。海岸線高塚から早月川まで、あと、いわゆる山間部も含めての数字になります。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  広い範囲にわたって、80.45立方メートルと言われても正直言って実感が湧かないんですけども、5月ぐらいまでに被害が確認された80.45全て、県の補助事業だからどこまでできるのかわからないと言われればそのとおりなのかもしれませんが、残れば羽化して広がる可能性があるわけですね。これ、全体カバーできるんでしょうかね。わからないと言われればそれまでですが。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  確かに、県の補助事業を使ってやるということで県に要望しておりまして、県のほうも当然、松くい虫の状況というのは把握されておると思いますので、こちらとしては全量を27年度の春にやりたいということで、また再度力強く要望していきたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  一方の樹幹注入は1月から2月にかけてと。そういう意味では、これはまだ被害が発生していない木に樹幹注入をすることになるんだろうというふうに思うんですが、そしたらこれもかなりの数になると思うんですが、これも大丈夫なんでしょうかね。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  樹幹注入につきましては、今年度27年度、1月から2月にかけましては、荒俣地内で行う分を予定しておりまして、その本数とかについては現在集計中になっております。当然、予算の関係があるものですから、荒俣は今年度、その他高塚、吉浦、三ケにつきましては27年度で今のところ要望を上げております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  そう聞くと、ちょっとやっぱり不安になるんですよね。27年度ということになってくると、その間にまた広がるのではないかという気がするんですが、どうなんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  議員言われるとおり、そういったことも懸念されるわけでありますが、何分にも予算が当然ついて回るものですから、例えばある地区の半分だけ樹幹注入をやるといった場合でも、半分は結局、松くい虫の被害に遭うおそれがあるものですから、やるときはやっぱりある程度の地区がそれぞれまとまってやると。  もう1つは、樹幹注入については、一般的には5年間有効であるというふうに言われております。ある地区の半分だけをやって半分だけを残した場合に、じゃ、5年後行ってどこまでが5年前にやったものかというものの整理もまた難しくなるものですから、一応地区ごとに対応をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  それも一つの考え方で、地区ごとにやるということになってくると、3つ目のところ、森林簿に登録されているものが補助事業だから対象だと。それ以外は対象外で自前でやってくださいと。幾らぐらいかかるのかわかりませんが、これ、自前でやってくださいと言ってそのままにしておいて、結局被害が広がるということにはならないんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  同じ答えしかちょっと出ないんですけども、一応こちらのほうでは補助事業を活用してやるということが前提となっておりまして、そのためにはまず森林簿に登載されていると。一般の個人宅なり公園なりということになりますと、その所有者の方、管理者の方で対応していただくことになると思います。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  お金がどれぐらいかかるかちょっとよくわからないんですけど、わかりますか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  まず被害に遭ってしまった木につきましては伐倒処理、切り倒してビニールのシートにくるんで薬剤でセンチュウを始末すると。それの標準的な単価につきましては、1立米当たり1万8,100円、松の場合ちょっと出しにくいんですが、スギで言いますと、大体30センチ弱の太さのもの1本ぐらいが大体1立米になります。  それから、予防の樹幹注入でありますが、委託した場合、作業賃も含めて薬剤1本が3,200円前後になります。太さが大体20センチから30センチの通常の木になりますと、大体1本に4本から5本の薬剤が必要になるという状況であります。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  この間の荒俣の被害木の中にも樹齢100年を超えるかなり太い松もあったりして、民間の、いわゆる宅地にあるようなものの中にもかなり樹齢が長くて太くなっているものがあって、それを簡単に伐倒と言いますが、伐倒するときには、場合によってはレッカーを用意しなきゃならないとかそんなことも発生してくるので、これは何かもう一ひねり考えていただきたいというふうに思います。かなりの金額になるのではないかなと思いますので、すぐお答えは難しいと思いますけれども、これは強く要望しておきます。  この松枯れの被害が発生しているということ自体は、直接かかわる人はわかるけれど、そうでないとなかなか、自分のうちに松があっても気づかない場合が多いので、こういう被害が発生しているということも知らせていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  膳亀農林課長。 ○農林課長(膳亀 進君)  被害の実態、発生についても、また市民の皆さんにお知らせをしていきたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  では、2つ目の米価の問題ですが、加入しているところが55件の7.2%というのは、正直言って予想していたより少ないです。  さっき金額も概算でお答えをいただきましたが、答弁の中にもありましたように、標準の価格と下がった価格の差額の9割補填と言うと、随分補填されるんだなというふうに聞こえるのですが、お答えいただいた中にも、その原資は国と生産者が拠出しているお金、積み立てているお金を使って補填をするということなので、3対1ですから、農家生産者も25%拠出しているわけで、もともとは自分のお金を積み立てているわけですよね。だから、仮に額面どおり9割補填されるとしても、実際には75%、だから67〜68%ということになるんですよね。9割、9割というのが何かひとり歩きしている可能性がありますけども、実態はそうだという意味では大変不十分な対策だということを強く言っておきたいと思います。  時期の問題も、おっしゃるとおりで、通常だと、次の年の5、6月ぐらいが交付される時期ではなかったかなというふうに思うんですけども、先ほどお答えいただいたような1年間無利子の融資制度というのもつくられるようですけれども、ことしの場合はこの後どうなってくるか。実際の売買の値段がどうなるかということもありますけれど、1年間で1,800円下がるというのはこれまでにあまりなかったことでありまして、これからもいろんな意味で、支援策を市独自としても検討していただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  碓井産業民生部長。 ○産業民生部長(碓井善仁君)  古沢議員が今おっしゃることは私も非常によくわかるわけですが、確かに時期的なものもあって、米の売れる量とか時期の問題もあってずれ込むということは物理的に仕方のないこととは思いつつ、農家の側にとってみると大変なことだというのもよくわかります。  今おっしゃいました市のほうで単独で何かというお話でございますが、現状でも、認定農家さんでありますとか営農組織については市の単独の補助事業を実施しております。その中で、こういったような話ができるのかどうかというのは今後研究してみる必要はあると思いますけども、おっしゃる趣旨はよくわかりますので研究してまいりたいと思います。  以上でございます。
    ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  引き続きお願いします。  提案理由説明にもあったかもしれませんが、ことしは一等米比率が高くなって、それはそれでよかったわけですけども、肝心の収入のほうがこういう状況で、営農意欲が大きくそがれるということになりかねませんし、実際そういうふうになっている組織、生産者もおられるというふうに聞いております。引き続き対応していただきたいというふうに思います。  3つ目の就学援助その他の教育支援ですが、新年度も引き下げ前の基準で行っていただく。今年度からクラブ活動費、生徒会費、PTA会費も対象になったという点では前進をしたというふうに私も評価をしたいと思いますが、前々から申し上げているとおり、滑川市は生活保護基準の1.0倍が基準だということは来年度も変えられる予定はないんですね。変えていただきたいと思うんですが。 ○議長(岩城晶巳君)  折田教育次長。 ○教育次長(折田 勝君)  今年度と同じように、1.0未満ということで運用いたしたいというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  しつこいようですけど、これからもしつこく言っていきますのでよろしくお願いします。  奨学資金の制度ですけども、きょうこの質問をする予定をしておりましたら、たまたまきょうの北陸中日新聞で、両開きで特集と言うと変ですが、「大学進学 奨学金が頼り」というのが大きく載っておりまして、「大学に行くには奨学金を借りるしかないという家庭が増えた。若者の経済状況も悪く、返済も難しさが増した」というふうに奨学金問題のある団体の事務局長、弁護士が語っております。  国内の奨学金は、おっしゃるとおり、給付制ではなくて貸与制が多いんですよね。日本学生支援機構、昔の育英会の奨学資金も貸与制でして、しかも、最近増えているのは有利子、利子のつく奨学金が増えているということで、さっきも申し上げたとおり、若者の就職がかなり困難という状況があって、非正規で不安定な雇用のもとで奨学資金が返済できないといったような方も非常に多くなっているということが再々報道されております。  ただ、県内の自治体ごとのあれを見ると、給付制をとっておられるところもあります。ご存じだと思いますけど、幾つかの自治体では給付制の奨学資金を続けておられるところもあります。滑川市もついこの間まではそうだったんですけど、金額が少ないからという話もありましたけれど、ただ、今の学生あるいは若者の状況から言うと、貸与制ではなくて、これは滑川市だけで対応するのはなかなか難しいかもしれませんが、全体として給付制の奨学金の制度が求められているのではないかというふうに思います。  これは自治体だけの対応ではなかなか難しいかもしれませんが、OECDの加盟国34カ国で給付制の奨学金がないのは、日本と、あと1つ、2つぐらいしかないんですよね。日本の教育費は非常に高いと。これは国の制度にかかわる話ですから、滑川市だけでどうのという話にはなりませんが、せめて滑川市も、そういう若者の未来を壊さない、そのためにできる範囲での応援をするということで給付制を考える余地はないのかどうか。これはどうでしょうかね。お金の話だから、市長、お答えいただけますか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  古沢議員の質問は私のところへ飛んでこないことになっていました。急に来ました。お話になることはよくわかります。一応ヨーロッパ視察に何回か行きます。医療費は大学院までただという国があります。教育費も大学まで持って責任を持つという国がたくさんありまして、先ほどおっしゃった数値、海外と比べて日本と何カ国、その話もよくわかります。でありますが、国としての形がありますので、地方でそれを古沢さんがおっしゃるような形に持っていくのはちょっと難しいと申し上げておきたいと思います。でありますが、私どもは私どものできることを模索してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  私も別に学生支援機構のような規模で滑川市にやってくれと言うつもりはさらさらありませんから、しかし、少しでも滑川の若い人たちが夢をつなげるように、市として最善の努力をしていただきたいということを申し上げて、今回の質問を終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今ほどは、この話を少しやったかどうかと思いますが、東京の橋本さんのほうから300万円2回いただいておりまして、お金がなくて学校へ行けない子にやってくれという話がありまして、それを探っておりました。でありますが、中学校で調べたら、現場の先生が困っているやつがいないと言っておりましたけども、高校の先生方に聞いたら、滑川の子どもも大変苦労しているよという話がありまして、そういうものを大分整理して、今そこまでに至っておりまして、民間の力をかりていることを大変感謝しております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  古沢利之君。 ○11番(古沢利之君)  いろいろな篤志家の方もおられるとは思いますけど、市の全体の方向としての努力を重ねて求めておきたいと思います。  終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  以上で会派代表による質問を終わります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(岩城晶巳君)  これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  2番角川真人君。 ○2番(角川真人君)  それでは、質問通告に従って行いたいと思います。  まず、介護予防についての質問から始めます。  現在滑川市では、市内の60歳以上で要支援・要介護認定者以外の方を対象に、交流プラザいきいきデイサービス事業を行っております。この事業は、「家に閉じこもりがちな在宅の高齢者等に対し、市民交流プラザ内で創作活動や趣味活動などのサービスの提供を通じ、介護予防と健康で生きがいのある生活を送ることを目的とする」とあります。しかし、ひとり暮らしの方など人と交流したいと思っている方でも、車がないから行けないと思っている方もおられるでしょうし、交流プラザまで行くのがおっくうだという方もおられると思います。  そこで提案なのですが、場所を交流プラザに限らず、各町内、町なかで行うというのはどうでしょうか。移動する距離が短くなれば、足の不自由な方でも参加しようという気になられるでしょうし、近くでならと、ふだんあまり外に出られないような方でも参加しようという気になられるかと思います。いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  交流プラザで実施している介護予防通所事業、通称「いきいきデイサービス事業」と言っておりますけども、この事業につきましては、おっしゃるとおり、家に閉じこもりがちな在宅の高齢者で、介護保険制度の要支援・要介護の認定を受けていない方を対象に、週1回外出の機会を提供し、健康で生きがいのある生活を送っていただくことを目的とした事業でございます。  この事業では、手芸や張り絵などの創作活動やレクリエーション活動などを社会福祉協議会に委託して実施しているところでございます。  移動手段のことをおっしゃいましたけれども、移動手段を持たない方に対しましては送迎サービスを実施しており、今現在も全ての方が送迎サービスで市民交流プラザまで来ていただいております。今後も市民交流プラザを活用して実施していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  全員が送迎サービスを利用されているということですけど、先ほども言いましたように、何となく自分で行かなきゃいけないのかなと思っている方もおられると思いますので、またそういった送迎もやっているということもあわせて強く広めていただきたいと思います。  それでは次の質問に移りますが、先ほども言いましたけれど、移動する距離が短くなったら参加へのハードルというのもかなり低くなると私は考えております。  そこで2番目として、ご近所のうちに遊びに行くような感覚で参加できるように、町なかにある空き家を活用することはできないでしょうか。  隣近所の空き家だった家や空き店舗などを使えば、交流プラザなどと比べても施設らしさがあまりなくて敷居が低くなると考えます。  また、私の理想としては、いつ行っても誰かと一緒にお茶を飲んだりお話をすることができる空間をつくりたいと考えております。しかし、そうすると、そこに配置する人員や建物の光熱費など、幾らでも経費の問題が出てきます。なので、民間の介護事業所にも補助をすることでこうした取り組みができないか働きかけてみるのはどうでしょうか。  今現在、滑川には38の介護予防ふれあいサロンが行われております。地域の老人会などもありますが、これらとあわせて閉じこもり防止の手だてとなると考えておるのですが、いかがでしょうか。お伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  今現在、高齢者の交流を目的とした事業としまして、地区の公民館や各町内の公民館など身近な場所で、高齢者の介護予防や生きがいづくりを図ることを目的に介護予防ふれあいサロンが実施されております。今現在、33カ所でございます。地域の自主的な活動として実施されており、現時点では民間事業所への委託は考えておりません。  また、来年度からの第6期介護保険事業計画においては、今後の介護予防の実施方法として、民間事業所などに委託して行う通所型サービスやボランティアなどの住民主体による自主的な通いの場の創設など、多様なサービスを想定しているところでございます。  開催場所、内容については、今後、民間事業所等と話し合う中で、空き家の活用も視野に入れ、地域の実情に応じたサービス内容により実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  民間の事業所にもそういったことを考えておられるということで、またひとつよろしくお願いいたします。  では、次の質問に移ります。  そうした民間の事業所でも行いやすくするようにしたいと私は考えておるのですけれど、できれば先ほどのようなサロンのようなものを考えておりましたが、やはり今は、今も言われましたように、民家を改装したデイサービスも増えております。  そこで、滑川市市街地空き地空き家活用支援事業の対象業種の中に介護事業も加えてみるというのはいかがでしょうか。この支援事業の対象区域は主に旧町部となっておりますので、介護を必要とされる方が多いところともちょうど合っていると考えております。  また、こうした施設が家から近いところにあれば、先ほども言いましたけれど、やはり近いということで、知らないところに行くのが不安だと言われる高齢者の方も安心して通うことができますし、送迎時の危険も薄まると思います。  遠くの施設に通うよりも、ずっと地元で過ごしたいと思っている方もたくさんおられます。家のように過ごすことができる施設を増やしやすくするためにも考えていただけないでしょうか。お伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  藤田福祉介護課長。 ○福祉介護課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  滑川市市街地空き地空き家活用支援事業につきましては、市街地における空き地・空き家を活用し、商業の振興を図ることにより市街地の活性化を図るもので、卸売業、特定の小売業、宿泊業及び特定の飲食店などを対象業種とするものでございます。  福祉関係の事業につきましては、別途、補助制度があるものもあり、市街地における商業振興を目的とした当該事業の対象に加えることは難しいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  今すぐは確かに無理だと思うのですけれど、この先、2025年の今現在、団塊の世代と言われている方が高齢者と言われる世代になるくらいのころに受け皿として増やしやすくするためにも、こういったことをまた考慮していただければと思います。  それでは、次の質問に移ります。通学路の安全についてです。  以前から、通学路の歩道が暗くて心配だという声をよく聞いております。今ごろは暗くなるのも早く、中学校の部活が終わる時間になるともう真っ暗になっております。  そこで、実際に夜に滑川中学校の近くを見てきたんですが、田んぼが広がっているようなところは電柱が少なくて、街灯もあまりありませんでした。街灯が立っているところも、街灯が照らしているのは主に交通安全の観点からか車道ばかりで、かえって歩道の側は暗く見えてしまっています。あれでは、学生服のような黒っぽい姿をした人が歩いていてもかなり見えづらく、もし急に車道に飛び出してきたとしたら事故になるおそれがあると思います。  実際に、早朝にウオーキングをしている方をたまに見かけるんですけれども、案外暗い色合いの服装の方が多く、すぐそばまで行かないと見えなくて、かなりひやっとしたことが幾度かありました。  そこで、歩道の照明というものがどんなものがあるのかいろいろと調べてみたんですけれども、その中にフットライトというものを見つけました。(写真を示す)ちょっと黒っぽくて見づらい写真なんですけど、こんな感じの、大体腰ぐらいの高さで、ソーラーパネルで日中に電気を蓄えて、夜に人が通りかかったらセンサーで足元を照らしてくれるというライトだったんですけれど、これは魚津のしんきろうロードにも9基設置されていることで実際見に行ってみたんですけど、(写真を示す)見えますかね、ガードレールとほぼ同じぐらいの高さで、かなり背景に溶け込んでいまして、そばまで行かないとわからないぐらいに自然に立っておりました。  こうした照明や、あるいは街灯の向き、角度なども含めまして、歩道が暗くならないように調査や研究をしてみてはいかがでしょうか。お聞きします。 ○議長(岩城晶巳君)  坂口学務課長。 ○学務課長(坂口 司君)  今ほどの質問にお答えいたします。  児童・生徒の通学時の安全確保の観点から、足元を照らす歩道灯は有効だと考えられます。設置に関しましては道路管理者等との協議も必要となるため、今後、先進地の事例等について調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上であります。 ○議長(岩城晶巳君)  角川真人君。 ○2番(角川真人君)  こうした足元を照らすもののほかにも、地面に埋め込んで道路の端っこのほうがぼんやりと光ってちゃんと見えるようになっているとか、いろいろなタイプのものがありましたので、こうしたものをまた研究していただきたいと思います。  ついこの間も学生の死亡事故があったばかりですので、ぜひとも明るい歩道で安全に通学できるようによろしくお願いいたします。  では、これで質問を終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  7番高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  それでは、通告してあります4点について質問をいたします。  まず、住宅密集地での除雪並びに排雪対策の拡大を求めるということで伺います。  人口減少社会に突入して、自治体の財政を考えるうえでも、自助・共助・公助による役割分担が必要になっていることは理解をしております。しかし、自分たちでできないことも自助で頑張れ、地域で助け合う力がなくなっていることを共助で頑張れというように、「自助」「共助」という言葉で自治体としての責任を免れることを正当化するのは間違っていると思います。  そこで最初に、除雪に関する滑川市の自助・共助・公助の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。  除雪における自助としましては、自宅の玄関先は自分たちで除雪を行うといった自己努力で対応することなどであり、共助は、地域の住民自らが行う地域ぐるみ除排雪活動など隣近所や地域の組織等による助け合い、支え合いで対応すること、公助につきましては、市道や公共施設等の除排雪を行うことであると考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  滑川市内でも65歳以上の高齢者が9,000名近くになり、地区別の高齢化率では、山加積地区で36%を超え、東地区、西地区で33%前後、東加積地区でも30%を超えています。  除雪に関しても、高齢者の単身世帯や高齢者のみの世帯の増加に伴って、自分たちの力では何ともしようのない自助の限界が存在しています。  また、空き家が増加していることによって、助け合ってくれる隣近所の方々も、自分の家の前、空き家の前、高齢者の家の前と、3、4軒の軒先の除雪をしなければならないという状態に悲鳴を上げている方もいらっしゃいます。いわゆる共助が成り立たない地域が出てきております。そういった地域へは公助の手を差し伸べる必要があるのではないかと考えますが、いかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  ただいまのご質問にお答えいたします。  自助や共助が成り立たない地域への公助の必要性は認識しており、そのような地域については、地域ぐるみ除排雪活動補助金を利用し小型除雪機を導入していただき、あわせて、滑川市社会福祉協議会に登録されている除雪ボランティアの活用等で対応していただきたいと考えております。  また、除雪困難者対策としまして、滑川市シルバー人材センターに対し小型除雪機1台の購入補助を行ったところであり、これらについても活用いただきたいと考えております。  以上でございます。
    ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  地域住民による共助を促す、今おっしゃいましたけれども、町内会などによる除雪機の購入費補助制度がございますけれども、除雪機で10メートル雪を飛ばしても、住宅が密集する中心市街地では、雪を飛ばすその先が隣の人の家の前であります。家と家とが連なっている町なかにおいては雪を捨てる場所が確保できず、家の前から離れた川や排水溝まで、高齢者がスコップを持って何十往復もするという状態になっております。排雪が困難な住宅密集地域では、小型除雪機を導入したとしても対応はできません。  ここに、過去の富山気象台の累積降雪量と一番深い積雪量のグラフを持ってまいりました(グラフを示す)。38豪雪、56豪雪、59豪雪のように、年間降雪量が700センチを超えるという大雪は近年なくなりましたけれども、それでも年間の降雪量が100センチ程度しかない暖冬の年もあれば、400センチを超える雪が降って1メートル近い積雪になる年もいまだにあります。屋根雪などの排雪をしなければ市民生活が守れないといった豪雪時の排雪を含めた支援策を、滑川市が果たすべき公助として市民の皆さんに明示できないでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  お答えいたします。  住宅密集地等の理由により排雪が困難な地域については、軽四トラックなどにより排雪に協力したいと考えておりますが、豪雪時には除雪体制に余力がなくなることから支援は難しく、地域住民やボランティアの協力が必要であると考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  本当に助けていただきたいときに助けていただけないという状況に本当に困っていらっしゃるんですね。ぜひそのへんも含めて、今の除排雪に関しましては会派からも要望を出しておりますけれども、ぜひ真剣な検討をお願いしたいと思っております。再度お願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  高木議員おっしゃるとおり、共助と公助の連携が重要であると考えております。これらのことから、関係部署、関係機関と調整を図り、強化に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ぜひ知恵を絞ってお互いに考えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。プロポーザル方式採用の是非を問うでございます。  滑川市では総合評価方式の試行要領は作成されて公表もされておりますが、プロポーザル方式については、どういった入札案件の場合に採用をするのか、どのようなルールで行うのかといった基準が明確ではない、明示されていないというふうに思っております。国土交通省はもちろんのこと、プロポーザル方式を採用している自治体ではガイドラインを設けているところが多数あります。  そこで質問するのですが、滑川市ではプロポーザル方式の入札運用ガイドラインを制定し公表をしていらっしゃるでしょうか。お願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、プロポーザル方式のガイドラインの制定についてお答えをいたします。  当市ではガイドラインは現在制定しておりませんが、該当の事業があれば、個別に国とか県、それからほかの市等も参考にしながら、その都度要綱を定めて公表しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今回、総合体育センターの空調に関してプロポーザル方式が採用されましたが、過去10年間における滑川市におけるプロポーザル方式の採用状況と、それぞれの応募・応札企業数はどうなっているかを教えてください。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  過去10年間ということでございます。  まず、平成16年に市民交流プラザの実施設計を指名型プロポーザルで行い、このときは7社が参加をされました。それから、平成21年に第4次滑川市総合計画策定支援業務、これも指名型プロポーザルで行いまして5社が参加をされました。それから、平成22年には、同じく第4次滑川市総合計画、これは計画書等の物品をプロポーザルしたところでございますけども、これには4社参加。それから、滑川市火葬場改修工事には2社が参加をしたと。これは10年間の状況でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ちなみに、その中で設計・施工一括方式が採用されたものはありますか。あるとしたらどれでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  火葬場が一括で行ったということでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  プロポーザルとは企画、提案を意味するものですが、入札においてプロポーザル方式を採用するそもそもの目的が何であるか教えていただけますか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  そもそも、いろんな業務の専門性等も含めながら、業務の委託先や建築物の設計を選定するにあたりまして、数社からいろんな企画を提案してもらいまして、すぐれた提案をされました企業を選定することが目的でございます。  今回につきましては、通常の工事とは違い、利用者の利便性、ランニングコスト、工期等を総合的に判断するために、参加企業に事業に対する柔軟かつ高度な発想能力、技術力、問題解決能力を求めるためにプロポーザル方式を採用したものでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほど、1番目の質問なんですけれども、プロポーザル方式を採用する基準、ガイドラインというものを事前に定めていないにもかかわらず、その時々の思いで恣意的にプロポーザル方式の採用を決定するということに私自身は疑問を持っております。まして、プロポーザルの意味する企画、提案に当たる設計の部分だけをプロポーザル方式で行うのであれば理解もしやすいのですが、今回の総合体育センターでは設計と施工の一括方式でのプロポーザルとなっております。  仮に、相当数の企業が入札に応じて、さまざまな提案の中からよりすぐりの方法を選択できたのであればまだよいのですが、今回は指名企業の13社は辞退をして、参加した企業はわずかに2社でございました。  そこで、滑川市総合体育センターアリーナ空調設備設計・設置工事プロポーザルの経過、概要について幾つか質問したいと思います。  なぜ設計・施工一括型の入札にされたのですか。設計でさまざまな提案を受けて、施工は数多くの業者によって金額を競っていただくべきではなかったかと考えますが、一括型を選定した経緯をお教えください。詳しくお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  総合体育センターのアリーナの空調につきましては、これに取りかかるにあたり、経費も含めて、いろんな市町村の実例等も相当調査をいたしました。そういう中で、非常に多額の設置費が見込まれておった、かかっておったということもございます。  それからまた、過去にはほかの市町村で、国とか団体の助成金等をもらいながら設置をしたというところもございました。そういう中で、市がこれを設計するということにつきましては、相当大きな体育センター、アリーナというところにつきましては、やはりより専門性を持った方にいろんな提案を、それから金額等も含めて、少しでも安価なもので提案をしていただけないかということで、それも設計とあわせて、設置も含めてやったほうが経費的にも安く上がるのではないかと。そういうようなことを考えて、一括してプロポーザル方式としたところでございます。  そういうことで、プロポーザルの実施にあたりましては、先ほど申し上げましたが、実施要綱、審査委員会設置要綱、発注者の要求事項等も制定をいたしました。そういう中で、9月30日にプロポーザル実施要綱等を市のホームページにて公表いたしまして、提案書の提出期限を10月31日までとしたところでございます。そして、今ほどお話がございました。指名が15社ということでございましたが、結果的に提案が2社ということでありまして、1次審査、2次審査ということを考えておりましたが、2社を1次審査の合格として、新たに2次審査ということでこの2社にしたわけでございます。  その際に、審査委員の皆さん方には提案書の事前審査を行ってもらったわけでありますけども、そのときに、どこの会社ということではなしに、A社、B社ということで、名前を伏せて事前に審査の検討を行ってもらったところでございます。  そして、11月12日に第2次審査を行いまして、これは1社につきましてはプレゼンテーションを20分、質疑応答を30分以内としてプレゼンをいただきながら、その後、審査委員会において候補者選定の個別審査あるいは総括審査を行いまして、審査委員会で選定会社が決まったものでございます。ちなみに、その際は審査委員全員一致でございました。  それから、プロポーザル実施要綱に基づき審査委員会より報告を受けた選定会社と、11月19日に滑川市総合体育センターアリーナ空調設備設計・設置工事の契約を取り交わしたということでございます。  今までの経過と概要でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  国土交通省のガイドラインによりますと、応募企業が2社以下だった場合には追加の応募要請をすべきであるというふうにしております。今回の入札において2社しか応募がないという時点で、そもそもプロポーザル、提案というものが成立していないのではないかというふうに思いますが、今回2社だったということに関しての認識はいかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  市のほうでは、できるだけ多くの方にもちろん提案をしていただきたいということで指名もしたわけでございますけども、結果として2社の応募しかなかったということでございます。  ただ、体育館の空調につきましては、いろんな皆様方から、団体等も含めて、夏は暑い、冬は寒いというような話も聞いておりまして、できるだけ早くそういうのをしてもらえないかという要望も強うございました。  そういう中で、ぜひ少しでも早く皆さん方に快適な場所で運動してもらったり、あるいは、正月には子どもたちの書き初め大会もこの寒い中でやっておるわけでございまして、少しでも環境のいいところで書いていただいたり、あるいは、夏はやはり夜なんかでも非常に暑くて各スポーツ団体が非常に苦労しておるという状況もございましたので、そういう意味で、今回、今おっしゃいますように、もっともっと、15社全員から提案もいただきたかったんですけども、結果として2社ということでございまして、それで仕事を進めさせていただいたという状況でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今回の提案の範囲から電気式空調方式を除外しておりますけれども、その時点で提案できる企業を意図的に絞り込んでいるのではないかという疑念がありますが、電気式であってもランニングコストがかからない提案がある可能性を事前に摘み取ったのはなぜですか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  これは、ランニングコストを含めて、いろいろ市で調査をしたときに、やはり電気というのは非常に多額のランニングコストがかかるということが調査の中である程度判明をいたしました。そういう中で、これを外して、その他の方法でということで、これは設置費用を含めながら、ランニングコストもあわせてプロポーザルの対象にしたということでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実施要綱で示されております1億2,700万円という見積もり金額は、一体誰が、何を根拠に、どのようにして積算されたのか教えてください。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  市のほうでいろんな調査をしながら、最終的には市が1億2,700万ということで決定した数字でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今回の総合体育センターの空調は補正予算ではなくて、本来、当初予算で計上すべきレベルの内容のものだったと思っております。議会といたしましても、さきの議会で議論が不十分だったことは私自身反省をいたしております。  今回のプロポーザル方式の採用が、特定の業者との契約を誘導するために仕込まれているのではないかという疑義があります。  滑川市として疑義を挟む余地のないガイドラインの制定と公表を求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今おっしゃったような懸念というか疑念を持たれるということは毛頭考えておりませんので、そういうようなお話をされまして私はびっくりしておるところでございます。  私どもは、あくまでも市民の皆さん方に、一刻でも早く快適な環境の中で、いろいろスポーツなりいろんなことに取り組んでほしいと、その思いの一念で始めたわけでありまして、工期の期間も相当長くかかります。それから、総合体育センターでも市民体育大会とかいろんなスポーツフェスタもやっておりますので、それらの影響等もあります。そこらあたりも考えながら、できるだけ早く、せめて来年の夏に間に合わせられないかということで今進めたものでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ただいまガイドラインの制定と公表を求めたいということで質問させていただいたんですが、それについてお答えをお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今までは、個別案件につきましては特にガイドラインは設けておらなかったわけでございますけども、これが今後、専門性とか、これからもそういうようなことが考えられると思いますので、ガイドラインにつきましては検討させていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ぜひガイドラインの制定を早急にお願いしたいというふうに思っています。  次に、後顧に憂いを残す児童館にならないかに移りたいと思います。  児童館建設に関しましては、四十数年ぶりの新しい建物ということで、市民の皆さんの期待も高く、議会でも関心を持って、それぞれの議員や会派が現地に足を運んで、児童館にかかわる人に直接会って話を聞いたり、児童クラブや幼稚園や保育園など子どもたちにかかわる方々の意見を数多く聞いたりしております。  9月議会では、基本設計など、まだ報告できるものではないという回答の後、10月の全員議員協議会で初めて議会に対して基本設計の概略が提示をされました。基本設計が10日間でできるわけもなく、ことし4月に設計業務委託契約を交わしていたわけで、事前にどこかの課が窓口となって協議が進められていたと考えられます。つまり、児童館建設室が設けられる以前に児童館の基本設計のあらましができ上がっていたようにも見受けられるのですけれども、児童館建設室設置前に児童館の設計について子ども課が主導されていたのか、営繕課が主導されていたのか、あるいはほかのところなのか教えてください。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  それではお答えさせていただきます。  児童館建設室設置前における改築事業につきましては、子ども課が主管しておりました。しかし、設計作業に係る専門的な知見については、営繕課の協力が必要であったことから、相互に協力して事業を進めてきたものでございます。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  総務文教委員会協議会の中の、青山議員からだったと思うんですが、その質疑におきまして、児童館建物の八角形の形状について、子どもたちの安全を優先するよりも、シンボリックな建物という意匠・デザイン性を優先したといった趣旨の回答が営繕課長からございました。  身近な例で言いますと、市民交流プラザの吹き抜けの構造については、当時、商工会議所や青年会議所でも見直すべきではないかという意見を出していたと記憶しております。結局、デザインにこだわった結果、空調がききづらかったり、3階の多目的ホールのレイアウトの使い勝手が悪かったり、現在、子ども図書館への用途変更にあわせて、吹き抜けと隔てる壁を設けるなど無駄が生じているんじゃないかなという気持ちがしております。  八角形という設計士の意匠・デザインにこだわった結果、真ん中の柱の危険性が将来問題になったり、吹き抜けの構造が空調をきかなくしたり、子どもたちの行動に目が行き届きにくい2階をわざわざつくるなど、子どもたちの危険性という観点からも、その後何十年にもわたって現場が使いにくい建物にならないかということを懸念いたしておりますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  それではお答えさせていただきます。  設計士の意匠にこだわった結果、使いにくいものになるのではないかということでございますが、建物につきましては、真ん中にあるあそびのホールを囲む形で諸室を配置しております。それで、スタッフがそれぞれの部屋を見渡すことが可能となって、利用者の安全への配慮を高めるなど、利用者やスタッフの利便性にも配慮した設計になっているものと思っております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今、そのように思っているというお話だったんですけれども、議会から出された意見の中では、そうじゃないですよという意見が大半だったかなという思いでいるんですが、改めて本当にあれが100%、120%のものだというふうに室長として思っていらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  それではお答えします。  四角形に比べて円に近い八角形でございますが、職員が見渡せる面が四角形よりも広いということ。四角形はまず角ができるということで、角を面取りする形で、円に近いもので広がりの感じられる空間となって安全を確保できるのかなと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  また詳しくは委員会でしたいと思います。次に行きたいと思います。  通常の児童館にはない泥遊び用の外部シャワーを設けるなど、児童館の運動場エリアでの田んぼ、泥遊びに対する、ある意味、上田市長の強い執着があるのかなというふうに見受けておりますけれども、幼稚園などでは砂場の砂を消毒したり、泥遊びをするためにも、農薬などに冒されていない泥遊び用の土をわざわざ別途用意したりして子どもたちの安全を確保しております。そういった実態を理解していらっしゃるのかどうかお教えください。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  それではお答えさせていただきます。
     子どもたちの安全に配慮があるかということ、安全を確保している実態を理解しているかということでございますが、子どもたちの安全の確保につきましては、市でも、公園や公立保育所の砂場においても、定期的に抗菌砂の入れかえを行って衛生管理を行っております。  本市の中加積地区など市内外において広く行っているわけでございますが、農業体験とあわせた泥んこ遊びが実施されております。子どもたちのためにも、子ども課としてそういう配慮をしていきたいと思っておりますし、また、子ども課をはじめとする関係部署の職員が先進地を視察しております。そのときに気づいたこととか学んだことを整備方針に生かすなどして、児童館の運動場エリア等の子どもたちが直接手で触ったりする施設につきましては、安全面について慎重に対策していかなくちゃいけないということを十分認識しておりますので、そういうふうに努力していきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  具体的に、現在の田んぼの土は入れかえられるんですね。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  現在、田んぼのほうは、秋までずっと田んぼをなさっておりましたので、農薬が残留している可能性もございます。土を入れかえるということにつきましても今検討しておりまして、そのようにしていければと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  実際、有機、無農薬というものが認定されるには3年ぐらい経過しないとだめだというようなお話も聞いておりますので、それくらい残るものだという前提で、本当に配慮していただきたいと思います。  次に移りますが、議会のほうから岐阜県の新しい児童館というものを視察してまいりました。事故防止のために、幼児用の外遊びの場所と小中学生の外遊びの場所を別に確保するなどの配慮がされておりました。しかし、今回の児童館建設用地というのは縦長でございまして、外遊びのエリアがそれに比べれば十分確保できていないのかなというふうに思っております。  そんな中、外遊びのエリアを削って田んぼを残すというのが、私にしてみれば優先順位が違っていないかなというふうに考えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  それではお答えさせていただきます。  建設予定地の計画しております広場につきましては、児童館整備基本計画に基づいて、子どもが自由に伸び伸びと遊ぶことができる、体験できる環境を整えて、自然を生かした学びができるようにと考えております。  コンセプトを自然を生かした体験・遊びで元気になれる場とし、現況を生かした状態での泥んこ遊びや自然観察など、自然の中で学び、また遊びが展開できるようにしていってあげたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  行田公園というすばらしい自然の横にある建物なわけですから、そこをぜひ活用していただきたいなと思いますし、先ほど砂田課長もおっしゃいましたけども、例えば高橋議員の地元で、毎年「たんぼにおえかき」といった事業も展開して、世代を超えた取り組みもされております。  私自身は、そういった事業を活用すればいいんだろうというふうに考えておりますが、実際、アレルギーがある児童さんをもしかすると危険にさらすかもしれない、そういうリスクを冒してまで児童館で田んぼをつくる必然性がちょっと理解できないんですけれども、改めて考えを伺いたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  田んぼにつきましては、後ろの自然体験できる部分につきましても、狭いというご意見もあると思います。そこで、将来的に行田公園を隣にまた広げていくという計画もあるやに聞いておりますので、そちらのほうにつきましては担当部署とも協議して、それを含めて、相互に使いやすいような計画を立てていくべきではないかなと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  室長自身の「あるやに聞いております」という表現が非常に、責任が別のところにあるようなお話があって、ちゃんと子どもたちのことを中心に考えるために一生懸命頑張り抜いていただきたいという思いでいるんですね。ぜひ頑張るんだという意思表示をしていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  将来の子どもたちのために頑張っていきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほどのプロポーザル方式の入札でも触れましたけれども、補助金なしの市の単独事業で、結果として入札金額が1億800万円をかけて総合体育センターに空調を整備することになりましたけれども、児童館の運動エリアの建物に空調を整備しないというのはなぜでしょうか、教えてください。 ○議長(岩城晶巳君)  砂田児童館建設室長。 ○児童館建設室長(砂田志賀子君)  ではお答えさせていただきます。  今回の計画においては、全館、空調を整備する方向で現在考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  意見のほうを取り入れていただきまして、ありがとうございます。  これから40年間は使うであろうという児童館なものですから、後々になって後悔をするような建物にするくらいならば、基本設計をやり直してでも、完成が半年遅れたとしてもいいではないかという思いを、私だけではなくて何名かの同僚議員も持っております。  3月議会に児童館建設の予算が計上されると思いますけれども、それまでに議会から提出された要望を市民の皆様からの声の集約であるというふうに考えて、児童館の構想を抜本的に見直していただきたいと要望して、次の質問に移ります。  次は、人権侵害に対する市長並びに幹部の意識を問うでございます。  「セクハラ」「パワハラ」という言葉だけを聞きますと軽い印象を持ってしまう人が多いんですけれども、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメント、いじめ、これらが人権侵害であるという認識を市役所全体で共有できていますか。あわせて、滑川市役所内にはパワハラ、セクハラ、いじめなど人権侵害の実態があると思いますか。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  それではお答えします。  セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメント、いじめなどにつきましては、近年、さまざまな職場で発生事例が報告され社会問題となっており、その対策が求められていると思っております。  滑川市役所内におけるハラスメントの実態については現在把握しておりませんが、把握した場合には、事実関係等の調査を行い、適切に対応していきたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  1番目の全体で共有できていますかという質問についてお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  共有できているかの確認はしておりませんが、人事担当としては、各職員に共有するよう情報提供等を行っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今ほど把握していないというお答えでしたけれども、そもそも人権侵害であると認定される基準は何だとお考えですか。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  ある人がそれを不快に思うことが人権侵害だと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  あわせて教育長に伺いたいと思うんですけれども、学校現場でもいじめという人権侵害が問題になっておりますけれども、どういう状態を人権侵害である、いじめであると認識されておりますでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東 眞君)  学校現場でのことでございます。  学校現場でも、アンケートあるいは職員の聞き取り等によって、そういった実態があるかどうかを小まめに確認して指導を入れております。それぞれ本人がそのように感じたときにおいて、それをいじめの兆候である、あるいは、いじめというのは基本的には人権が侵害されている状態でありますから、そう認識して指導を入れるようにしております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今お二方もおっしゃいましたけれども、暴行や虐待とか性的関係を強要されたあるいはストーカーに遭った、近所の騒音で静かな生活ができないといった判断のつきやすい人権侵害もありますけれども、言葉による人権侵害、最近はラインといったSNSなど文字による人権侵害も起きていますけども、それらも軽く見られる傾向にあるかと思っております。  これは、学校現場のいじめの認定も同じかもしれません。同じ言葉を言われても、一方で傷つく人もいれば、一方では気にもとめない人がおります。同じ言葉を言われても、親しい人から言われたら冗談で終わる話も、信頼していない人から発せられると不愉快に感じて心が傷つくこともあります。  人権侵害は、今言われたように、加害者ではなくて被害者が被害を受けた、傷ついたと感じたら人権侵害は成立するものだと思っております。被害者が傷ついたと感じていたなら、加害者にその意識がなかったとしても、それはいじめであり人権侵害であります。  その基準で考えて、滑川市役所全体で人権侵害の認識を理解していらっしゃいますか。滑川市役所内にパワハラ、セクハラ、いじめなど人権侵害の実態はないと言い切れますか。先ほど把握していないということだったんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  はっきり言いまして、全くないということはないと思っております。ただ、それが確実に行われたかどうかの認定が行われていないという状況だと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  参考までに、現在、鬱病など精神的なストレス等で今職場を離れていらっしゃる市の職員の方の人数は把握していらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  現在は3人でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  先ほど総務部長のほうからも、いろんなことを周知していますよというお話があったんですが、具体的に滑川市が人権の啓発に取り組んでいるのか伺いたいと思っております。  滑川市役所においてどのような人権教育が行われているのでしょうか。具体的に、管理職チェックとか職場環境チェックなどは行われておりますでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  今年度は9月末に管理職を対象としました研修会を行っておりまして、管理職としてのあり方や心構え、人材育成方法についての資質の向上を図ったところであります。  また、人事評価制度の一環としまして、評価者と被評価者との面談を実施し、意思の疎通を図っております。  その他、職場の代表11名からなる滑川市衛生委員会において、職場内環境についての意見交換をしておるところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  ここに、厚生労働省が作成しました管理職用の人権侵害チェックリストというものを持っております。管理職自身で、自分がパワハラの行為者になる可能性の大きさをチェックするものであります。読み上げますので、市長を筆頭に、ここにいる管理職の皆さんはご自身の心を当てはめてみていただければと思います。  「部下や年下の人から意見を言われたり、口答えをされたりするとイラッとする。自分が間違っていたとしても、部下に対して謝ることはない。自分は短気で怒りっぽいと思う。感情的になって、すぐその場で叱っている。厳しく指導をしないと、人は育たないと思っている。なんとなく気に入らない部下や目障りと感じる部下がいる。学校やスポーツで体罰をする指導者の気持ちは理解できる」。上田市長、いかがだったでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今の質問の前に申し上げておきます。  パワハラ、セクハラ、いじめの問題を取り上げてもらいました。あなたが考えているほど、その認識は同じだと思っています。あなたは、我々はそういう認識を持たないという前提で今質問されておりますが、常識的なことでありまして、そんなことやっちゃいけない、それが私の答えです。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  次の質問に移ります。  先月末の人権啓発講演会で、冒頭の市長挨拶を私は聞きました。市長は子どものころ、父親から叱られるときに、げんこつで殴られてたんこぶをつくったという話を引き合いに出して、しつけのためには体の痛みを伴うことも当たり前だったといったことを紹介されておりました。人権啓発講演会という場で、上田市長が笑いながらこの話をされていたのを見て、私は実は背筋が寒くなりました。  市長にお聞きしたいのですが、市長自身、子育てや夫婦の仲で、しつけや指導であれば手を上げることは認められるというご認識をお持ちでしたか。お父様が市長にされたように、実際に市長自身がお子さんや奥様に手を上げたことはおありでしたか。後半はプライベートですからお答えになりたくなければ結構ですが、前半をお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  申し上げておきますが、私は少年補導員を28年やっております。現場でいろんな少年を見てきました。手を上げたことは一回もありません。学校の先生が手を上げたのは知っています。その少年を私は言葉でちゃんと諭しておりまして、そういう事実はございません。だから、あなたは、何となく私を決めつけて質問なさっている。だから答える必要はないと思っています。決めつけないで。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  決めつけているのではなくて、わざわざなぜその人権啓発講演会でそういった話を引き合いに出されたのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私は18年生まれです。戦後、物資もなくて、世の中、非常に混沌としている、そういう中にあって、親の教育の一面で、かたい子になれと。人に迷惑かけちゃいかんと。そして、ご飯粒は、半分かけら茶碗に残っても箸箱が飛んでくるんです。たんこぶどころではありません。そのころの親と子の教育はそういう家庭が多かったと思っています。そういうことを確認しています、私の年齢で。5歳、6歳後ろの年までそういう時代だったと思います。この中にもそういう覚えがある議員がおるわけであります。そういう時代のことを、昔そうだったよと言っただけで、それを今も思っているかというのは、あなたが私はそういうことを思ってやっているんだということでの質問だと思います。この質問は必要ありませんから、これ以上要りません。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  そういったことを引き合いに出す必要があの場であったのかということで私は伺わせていただきました。そこを笑っていらっしゃったので、正直、背中が寒くなりました。これは事実であります。  ここに、日本子ども虐待防止学会理事の西澤哲山梨県立大学教授の講演会の資料がございます。今、時代のお話をされたんですけども、明治以前、日本には子どもをたたく文化はなかったと。子どもがわかるまで一生懸命教え諭して説得をしてきたのだそうでございます。西洋式の軍隊教育の影響で、ある時代に体罰が浸透したのではないかというふうに西澤教授のほうは推測されております。  西澤先生が日本人の年代別の体罰経験の調査を行ったところ、実は年代が若いほど体罰の経験が多くて、60代よりも20代が体罰を経験しているのだそうです。そして、その20代をしのぐ体罰を経験しているのが、私の母も市長と同じ18年生まれなんですが、市長と同じ70代だそうです。  しつけと体罰の違いは、教え諭されて自分で律することができるようになるのがしつけであり、痛みという罰の効果で罰しなければ行動を抑制できないようにするのが体罰であります。中身は正反対の内容だということでございます。  子どもの人権を尊重して、正しく教え諭し、しつけることで、自らを律することができる人を育てるべきだと私は考えておりまして、そういったお話をああいった人権擁護の場でしていただくべきではなかったかなと実は残念に思っております。  最後、ことし9月議会の市長答弁について質問をいたしたいというふうに思っております。  今から紹介いたします市長の発言は、私たち滑川市議会で、人権侵害に当たり問題があると認識をいたしまして、議長名で本会議の議事録から削除を要請したものの一部であります。しかし、上田市長からは、「発言に問題はない」として議会からの削除要請を拒絶されました。  次の質問は議事録からそのまま引用した言葉なので、一字一句間違ってはおりません。私自身は、これらの言葉を発するだけで自分の口が腐ってしまいそうで言いたくはないんですけれども、あえて読み上げてお尋ねいたします。  「いわゆる浮気でつくった子ども、四十数万人の赤ちゃんが世の中を見ないで処理されている」という市長の発言は、そもそも事実ですらありませんけれども、人権侵害に当たるという認識はないですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  あのときも申し上げたと思いますが、私の話の前後があります。私がアカデミーの研修で元総務大臣、増田寛也氏に質問した、その回答に四十数万人という言葉が出てきたということをあのとき申し上げたわけであります。  実際に子どもがおりている数を聞きますと、表に出ている数字以上のものがいっぱいありますよというのが通説であります。そういうことを認識のうえで、あなたがどこの数字を拾ったか知らないけど、あなたは20万人ぐらいだという話をなさったんじゃないですか。その数字が正しいかどうか、それもわかりません。  これはどこに正確な数字があるかわからない世界だということもご認識いただきたいし、人口が少ない中にあって、やはり子どもを堕ろすという行為、女性の体を傷めるという行為、やっぱり人としての愛情そのものが裏側にないとこんな発言はできないと思っております。人権侵害には当たりません。
    ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  人工中絶されている子どもが全員、いわゆる浮気でつくった子どもなんですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  違います。全員がそうだとは言っていません。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  「いわゆる浮気でつくった子ども、四十数万人の赤ちゃんが」と言えばそのように聞こえてしまいますので、そのように思います。まずは人権侵害には当たらないという言葉を回答いただきました。  次へ移ります。  「離婚者はもう子どもを産まないからね。子どもを1人ぐらい産んで、若い人の離婚、いっぱいあるんですよ、今。しょっちゅう見ますよね、新しい離婚者」という市長の発言は人権侵害に当たるという認識はないですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  私も親であります。子どもの友達にも離婚した人が何人もいます。子どももよく知っています。よく親しく話をします。事情があって離婚されている。それもみんなわかっているんです。だけど、やっぱり夫婦が一緒になって子どもを産んだ。両親で一緒に子を育てるという基本が大事だということを申し上げたかったわけです。ですから、私の言っていることは人権侵害には当たりません。心にそういうことを思って言っている発言じゃないということだけははっきり申し上げまして、それは当たらないというふうに言いたいと思います。  今、人口問題、少子化、その中にあって、若い夫婦が離婚するということ、子どもが増える要素がなくなる。これが問題であります。再婚してまた子どもを産んでいる人もいます。いますけども、全体から言うと、子どもが増えているというんじゃありません。次の時代は人口があってこの世の中を支えていけると思っていますので、人口減はいけないということ、それが根底にあるということを申し上げておきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  後でまとめてお話ししたいと思いますが、次へ移ります。  「新入職員の教育の中で申し上げるのでありますが、早いうちに結婚して早いうちに子どもを産んでくれ」という市長の発言は人権侵害に当たるという認識はないですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これは、若い人たちに対して、人生生きていくうえで、早く結婚をして、精子が新しい、卵子が新しい、元気な子が生まれるという、これは極めて常識的な話が世間にいっぱいあるわけでして、この認識がないと晩婚化になっていって、子どもの数が少ない、次の時代が保てない少子化の時代をわざわざつくるようなもんだと思っておりまして、これは人権侵害ではなく、極めて当然な知識として持ってもらいたいということを若い人たちに申し上げているわけでありまして、人権侵害には当たりません。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  今のお話もつながるんですが、市長のお話です。「晩婚化と遅いほどDNAの傷からなかなか健康な子どもが生まれてこない」という市長の発言は、人権侵害に当たるという認識はないですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これも一般通説でありまして、私が言ったから人権侵害になるんでしょうか。一般通説で、年をとればDNAが傷つく、これは当たり前のことでありまして、やっぱり若い細胞が若い命を育む、これを基本として皆さんに頑張ってもらいたいという意味で申し上げておるわけでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  次をお話しします。  「不育症が起きるのも、この遅いときに産む子の中にそういう子が出てきているんだろうと、このように思っております」という市長の発言は、これも事実ですらありませんけれども、人権侵害に当たるという認識はございますか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この発言につきましても、県議会の奥野詠子さんが、初めての質問で県知事に不育症のテーマを投げかけました。議場でです。議場で。それを引用したということでありますが、私が言ったらおかしくて奥野さんが言ったらおかしくないんでしょうか。何かおかしいですね。おかしいですね。人権侵害ということはありませんよ。あなたが私に浴びせる発言の一つ一つがハラスメントです。気をつけてください。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  それだけおっしゃるので、市長はかなり不育症に対して勉強していらっしゃるんだと思うんですけれども、不育症とはどういう病気か教えていただいてよろしいですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  そういう話は、私は女性でもないし深く追求することはありませんが、妊娠する、赤ちゃんがおなかにできる、それがおりてしまう。そして、また子どもをつくる、またおりる、子どもが腹の中で育たないのを不育症だというふうに聞いております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  それを捉えて、「不育症が起きるのも、遅いときに産む子の中にそういう子が出てきているんだろうと思っている」という発言がありますけれども、それは調べられて、科学的に判断されて学ばれたことですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  これは、奥野さんの話の中にもそういう話があったと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  そういうお話はなかったですね。そもそも不育症という病気自体を認識していらっしゃらない。  先ほどから市長は人口問題というのをお話ししていらっしゃって、マスのお話をしていらっしゃる。でも、人権というのは一人ひとりの個人の話なんですよ。それぞれの個人の方がそのマスのお話を聞いたとしても、どのように心が痛んだかという話を私はさせていただいているのであります。  先ほども説明いたしましたけれども、言葉を発した側がどういう意図だったかということではないんですよ。その言葉を聞いた側がどう感じたか。その言葉を聞いて、その人がどのように心が傷ついたかということが人権侵害に当たるかどうかの判断基準ですよという話を私は冒頭でさせていただきました。  市長は事実だとか何とかとおっしゃるんですけれども、性的暴行で望まない妊娠をして中絶をした女性もいらっしゃいます。性的知識が乏しくて未成年で妊娠をしてしまった高校生もいます。夫の暴力に耐えかねて、ようやく離婚の道を選ぶことができた女性もいらっしゃいます。身体的な障害によって妊娠も結婚も諦めてしまった女性もいらっしゃいます。長年不妊治療をした結果、高齢出産でやっと授かったダウン症のお子さんを頑張って育てているご両親もいらっしゃいます。何度も何度も流産を繰り返した結果、やっと不育症と診断されて治療に取り組んでいる、そういう女性もいらっしゃいます。そんな多くの人が市長の発言を聞いて、間違いなく心を傷つけられて、人権を侵害されているんですよ。それを市長自身は、人権侵害の認識がない。非常に恐ろしいことだと私は思っております。  それでも、個人的に市長を人権侵害で心が傷つきましたというふうに訴訟が起きなかったらば、何を話しても人権侵害には当たらない、それが市長のお考えでしょうか。今ほど人権侵害はないと力説されたのでお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  極めて極端な決めつけであります。私はそのように全く思っていない。一般論として認識して、そして子どもをちゃんと産んで、人口がちゃんと保たれて、次の時代がしっかりと組み立てられる、それを願っているわけでありまして、このことについて一般論として申し上げたことを、あなたが殊さらここに引き出して大きな声を上げることによって人権侵害だということを位置づけるというあなたの意図がよく見えます。  あなたがおっしゃった今の、事情があって離婚したり子どもを産まなかった、そんな事実は全部知っていますよ。全部知っている。そのうえで申し上げておって、人権侵害という気持ちがあったらこんな発言できますか。世の中の人がみんな一緒に共通のテーマとして考えようよという投げかけなんですよ。  あなたが一々質問されても、箱にはまった、重箱におさまらなきゃ理論が成り立たない。柔軟性が一つもない。相手を決めつけている。箱の中に入れてしまう。僕は悪者ですね、あなたから見れば。そこが問題なんですよ。しっかりしてください。  世の中はあなたの言う、あなたの専門や帳簿の中にはまる世の中じゃありませんよ。いろんな方がいらっしゃる。だからこそ、あの問題のときに読売新聞から本市のところへ全国版で九州、四国、北海道は新聞に出なかった。反響がありまして、上田市長の言っているのは正しいよ、頑張ってくれ。20代の男性も来る、女性からも来る。この主張はしっかり世の中に伝えてくれと大学の先生からもメールが来るんです。  ということで、あなたの考えばかりが考えでないということを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  何度も繰り返しますけれども、発言をした側がどう思っているかにかかわらず、聞いた側がどのように感じたかというのが人権侵害に当たるか当たらないかという判断基準だというふうに考え方を改めていただきたいというふうに思っております。  今ほど一生懸命言われた話は、市長自身が居酒屋や何かで話をされたんだったらば私、何も言わないんですよ。この神聖な議場の場で話をされた。しかも、そういった事例をどんどんどんどん例示を挙げるだけであって、行政のトップとして行うべき政策を何一つうたっていなかったじゃないですか。こういう事例がありますよ、こういう事例がありますよ、こうなんですよ。じゃ、具体的にそれに対してこういう問題があったからこういうことをしましょうという話が一個でもありましたか、あのとき。そういう羅列をするだけだったら話さなくたっていいじゃないですか。それを私は問題視しているのであります。  行政のトップであれば、望まない妊娠を生じさせないために、どのように性教育をしていくのか考えるべきでありますし、離婚件数が減るように労働環境を整えたり相談窓口を充実させたりすべきでありますし、通常3回程度流産を繰り返して初めて診断される不育症の早期診断の助成を考えるべきであり、晩婚化を防ぐために婚活事業を推進したり、若い世代が結婚できるだけの経済力を持てるように政策を繰り広げる、それが行政の仕事じゃないですか。そういったことを話して初めて行政のトップの役割じゃないですかということをお話ししているんです。それを一言もこの間はおっしゃっていませんよね。言いたい放題言い放っただけですよ。  改めて問います。9月議会の数々の発言が市長としてふさわしい発言であったと今でも考えていらっしゃいますか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  全てふさわしいとは申しません。だけど、問題提起をして皆さんに考えていただくチャンスを提供したと思っています。あなたが先ほど言いましたように、政策として箱にはまったようなことを言わなきゃ市長として失格だと。あなたは私に失格という代名詞をつけたいんですか。そうでしょう? あなた、今まで私に対する質問は全部、私を蹴落とすための質問ばっかりです。おかしいんじゃないですか。あなたこそ政策をどこまでやって、発言して、どこまでできましたか。言うだけじゃないですか。あなたに言われたくありません。  終わり。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  改めて市長の発言の訂正と謝罪を私は求めたいと思っておりますが、いかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  先ほどから申し上げておりますように、そう思っていない。だから、失言もしていないから訂正もいたしません。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  非常に残念であります。滑川市のトップの考え方が正されない限り、滑川市役所全体の人権侵害の考え方は改善されないという懸念を持っております。  市役所の職員の皆さん自身が、心にゆとりがなければ向上心も生まれないと思っております。滑川市役所は、市民の皆さんの人権にも配慮できて、最高のサービスが提供できる職場環境になっているのか本当に不安でならないんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  職員においても、極めて常識的な職員ばかりだと思っています。それは心の弱い人もあるでしょう。さっき3人休んでいるという話が出ました。社会確率から言ったらまだ滑川市は少ないと思っています。  どうして滑川市が、私が云々で理解がない、人権に対する理解がない、とんでもない職員になっていると。私のせいだと。どこを証拠に言いますか。誰が人権に対する理解のない職員ですか。言われなくても、常識的な考えを持っている職員ばっかりだと、このように思っています。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  人権に関しては、一人ひとりがどう感じるか、一人の人権を大事にできない者が全体の3万4,000市民の生活を守れないというふうに私は思っております。一人の市民の方でも傷つけたのであれば、それは申しわけなかった、誤っていた、間違っていたと、間違いを認めるべきではないかなというふうに私は思っております。そういったところをご理解いただけないのが非常に残念でなりません。何とか残り3年、市長はまだ任期がございますから、その間に心を改めていただいて、本当に一人ひとりの末端まで心配りができる滑川市になっていただきたいと思っております。  ここでもう1つ、先ほど紹介しました厚生労働省のチェックリストの中に職場環境のチェックリストというものがございます。職場内でパワーハラスメントの問題が発生する可能性の大きさをチェックするためのリストでございます。  抜粋ですが、読み上げます。  「トップや管理職は、自分の職場にはパワハラは存在しないと考えている。人は厳しく指導することで育つという意識が強い職場だ。上司に対して、意見や反論は言えない雰囲気だ。職場の誰かが困っていても、助け合える雰囲気ではない。職場内での問題について、職場内で話し合って解決しようという雰囲気がない。人の陰口や噂を耳にすることが多い」。滑川市役所の職場環境はいかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  12月の上旬、国家公務員でパワハラ防止の週間があって、そのようなパワハラのチェックリストを私も読んでおりました。自分でも幾つか該当するところがあって、いかんなと思いながら反省しております。職員にもそういうようなチェックリストでチェックをしながら、よりよい職場環境になるように今後も努めていきたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  言ってみれば、問題を持っている人が発言できればいいんですけれども、そもそもその発言、こうして悩んでいますよということを塞いでしまう環境というのがパワハラを最終的に生むんだろうというふうに思っております。  そもそもトップでそのような人権に対する侵害、1人傷ついているということに対する心配りがない、そういった状態は、本当にそこで働く方々が心を痛めているところに救いの手を差し伸べられないのではないかという思いでいっぱいでございます。  本当に自分の心にゆとりがなかったらば、数多くの市民の方々と接するときに心優しい気持ちで接することができない、そういったことを懸念いたしておりますし、本当に少ない人数で一生懸命頑張っていらっしゃる滑川市の職員の方々だと思っておりますので、伸び伸びと生き生きと仕事ができる環境を整えていただきたいというふうに思っております。  そして、市長には本当に、一人の人を傷つけたんだ、それだけで問題があるんだというぐらいの意識を持っていただかないと、情けなくて情けなくて、本当に情けないんですよ。そういうふうに言い返される心を、そうかもしれなかったなと思ってもらえないことが情けなくて仕方がありません。      〔発言する者あり〕 ○7番(高木悦子君)  こうやって人の話をしているときに、最後まで聞くこともなく途中で割り込んでいらっしゃるという姿勢もどうかなというふうに実は私は思うのであります。  ぜひ市長には、残り3年余り、最後、笑顔で市長、頑張りました、ご苦労さまでしたと言えるようになっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  申し上げておきますけど、いわゆるパワハラめいた職員には個別にゆっくり話をしております。改善は幾つも私は経験しておりますことを申し上げておきます。あなたは、私は何にもしていないというふうな決めつけでお話しなさいました。ちゃんと中間管理職としてその彼らは育っている。確認をしております。大丈夫です。職員はしっかりしています。 ○議長(岩城晶巳君)  高木悦子君。 ○7番(高木悦子君)  トップや管理職は自分の職場にはパワハラは存在しないと考えている、これが問題があるんですよね。あるんじゃなかろうかという気持ちでいつも臨んでいただきたいと思います。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時20分。                午後3時06分休憩                午後3時20分再開 ○議長(岩城晶巳君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  通告に従いまして、以下の質問を行います。  まず1番目として、人口減少対策についてでございます。  ただいま衆議院選挙が真っただ中で、どの候補者も人口減少に歯どめをかけたいとの異口同音の叫びでございますが、具体的な方策のないまま一生懸命でございますね。  まず(1)といたしまして、滑川市の人口を減らさないための対策はいかにでございます。  現代社会の原動力であった団塊の世代の皆さんが平均90歳ぐらい、2040年問題といいましょうか、なられるころ、人口は著しく減少し、消費もともに減少。医療費だけ増加、介護費も増加するかもしれません。そのとき、「あっ、しまった」では済まされないと思います。  そこで、滑川市が人口を減らさないための全体的な具体策を計画されているならお教えください。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。
    ○副市長(石川忠志君)  それでは、人口減少対策についてお答えを申し上げたいと思います。  今、日本全国では、平成47年あるいは50年後に大きく人口が少なくなるということで、各市町村の将来増の人口も、日本創成会議あるいは人口問題研究所あたりでもその数値が出ておるわけであります。そういう意味では、滑川市も現在の3万3,600人余りから大きく減るというような想定も出ておりますけども、滑川市は、いかに地域の活性化を図ることによって人口を減らさないといいますか、増えていけば一番いいんですけれども、1つは企業誘致政策であったり、あるいは子育て支援政策、それから教育の振興に係る事業、あるいは高齢者対策、健康寿命延伸等々、現在推し進めているいろんな事業をさらに強化していくことによって、人口を減らさない、そういうまちづくりをしていきたいと、このように考えておるわけであります。  最近の人口の動態を見てみますと、転入・転出の社会動態というのは、その年によって少しばらつきがありますけども、増えたり減ったりということで、総体的にはそんなに減っていないんです。ただ、自然増減というか、これは出生数が過去に比べて大きく減っておりまして、反対に高齢化から死亡者が増えていくということで、平成25年あたりは400人余りマイナスの要因が出ておるわけでありまして、ここらあたりを、これから人口をどうやって増やしていくか。やっぱり将来の滑川市をこのまま維持していく、担っていくための、そういう人口を増やしていく、子どもたちを増やしていくという政策が一番重要ではなかろうかなというふうに思っておるわけであります。  そういう中では、今いろんなところで婚活ということが言われております。県のほうでも、10月からサポート事業等を開始したところであります。それから、ほかの市町村でも、きょうの新聞にも出ておりました。研修会をするとかいろいろな事業が行われておるわけでありますけども、滑川市といたしましても、遅ればせながら、今までは各団体によっていろんな婚活イベント等が行われておりました。それも含めながら、やはりこれからは、人口というのは基礎自治体の一番もとの数字だろうと思いますので、そこらあたりを含めながら、当初申し上げましたいろんな事業をもっと積極的に進めていくにあたっても人口というのは大事でございますので、そこらあたりに力を入れてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  副市長のほうから婚活、私もイの質問にそういう話を入れております。  その前に、これから個々の質問に入ります。アといたしまして、滑川市は合計特殊出生率や出生数の目標はありますか。あれば教えてください。  滑川市の人口減の危機感は、ほかの市町村よりもちょっと薄いのではないかと思います。子どもが少しでも多く生まれることは、経済を動かす大きな力になると思います。おむつを買っても、私は8人きょうだい、ここにも8人きょうだいがいらっしゃいますが、1人のおむつを買うのと8人のおむつを買うのと、1足の靴下を買うのと8足の靴下を買うのと、本当に経済は大きな違いが出てくると思っています。  そういう点では、衣類も生活用品も購入するということで、反対に出生数が少なければ、企業がつくっても売れない、買う人もいないという悪循環になることもそのとおりだと思っています。  本当に子どもが生まれることは何物にもかえがたい、命の誕生なわけですから、市として目標を立てて、今後の子どもを増やすというところで何か目標がありますか、お教えください。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  現在、国のほうで、まち・ひと・しごと創生本部というのが立ち上がっておりまして、人口に関しましては長期ビジョンということで策定を進めております。そういう中で、市におきましても、その国のビジョンも勘案をしながら、本市における地方人口ビジョンを策定することにしております。  その地方人口ビジョンでは、人口動向の分析、将来人口推計、人口将来展望を行いまして、その中において合計特殊出生率や出生数の目標等を検討することとしておりまして、現在、まだ市ではこの作業には取りかかっておりません。  ただ、現在、合計特殊出生率は1.42ぐらいでございます。平成の5、6年には1.5を超えておりました。そういうような時期もあります。出生数も、平成25年が260人、その前、平成2年ももっと多かった、すみません、数字がどこに書いてあるかちょっとあれですけど、非常に多かったということでございまして、先ほども申し上げましたけども、人口は基本でございますので、それに向けまして、きちっとした将来ビジョンの中で率あるいは人口等について目標をつくっていきたいと、このように考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  わかりました。国のほうは合計特殊出生率を1.8人が目指すべき水準としております。そういう点では、富山県が1.43だったと思いますので、本当に少しでも、一人でもというところでは非常に期待するところでございますので、お願いいたします。  それでは、イといたしまして、結婚する人を増やすため、市で仲人ボランティアグループを募集してはいかがですかという私の思いです。  今定例会の市長提案理由説明でも、もう1人産んでもいいかなと思ってもらえるようにと言っておられました。本当にそのとおりだと思います。ただ、私も保育の現場にいると、3番目の子、4番目の子と、ただいま妊娠なさる方が非常に多いと自分で思っています。そういう点では、赤ちゃんが誕生するはじめの一歩は結婚でしょう。そういう意味では、昔のようにおせっかいおばさんも少なくなりましたので、私も過去に5回ほど仲人をしたことがありますが、もう一度おせっかいおばさん、私たちのような人を集めて、別にやいやいということではなくて、少し滑川でもそういう言葉かけができるようになればいいなと思っております。いろんな事情の中から結婚観も薄くなり、出会っているのに気づかない人もいらっしゃるでしょう。  私はこの質問をいつしようか、いつしようかと思ってずーっと新聞記事を取ってきましたが、ことしの1月18日に、新聞報道によると、県子育て支援・少子化対策県民会議では、第1子出産年齢が29.9歳で全国36位と遅く、第3子の出生比率の低さにつながっている現状を踏まえ、若い世代に年齢上昇に伴う妊娠・出産リスクや女性特有の健康管理などに関する知識を普及啓発する必要性を指摘しておられます。  市が責任を持つというようなボランティアグループではなくて、おせっかいおばさんグループを市として募集してはいかがでしょうか。いかがですか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  婚活につきまして先ほど少し申し上げましたが、各種団体の皆さん方がいろんな婚活イベント等もしていただいております。ことしも商工会議所青年部の皆さんが、光彩におきまして婚活事業をやられました。27人ずつが参加をされたというふうにも聞いております。その前にも、有垣ライオンズクラブの皆さん方がこの事業を行っていただいた。そういうこともあるわけでございます。  そして今、仲人ボランティアという話がございました。今、市内でも何人もの方が、実際にそういうお世話というのを自発的にボランティアでしておられると思いますけども、そういう方の話も聞いております。こういう方々に協力をいただくということも滑川の将来に向かって非常に大事なことだろうと思っております。  そういう意味では、今、新年度から何とか婚活につきまして、何かいい方法、仲人事業も含めながら、あるいは各団体がやられるイベント等の支援も含めながら、それに向かって進んでいかないと合計特殊出生率もなかなか伸びていかないのではないかなと、そういうふうに思っておるわけでありまして、そこのあたり、またいろんな面から検討して進めていきたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  よろしくお願いいたします。  それでは、ウの質問に入ります。  ある県立高校、進学高校の図書館司書だった人が、「富山県のように、たくさんの県立高校が学ぶことに惜しみなくお金を使っている県はないですね。他府県は私立高校が進学のためにしのぎを削っている。富山の子どもたちは幸せだ。また、真面目な県民性で、どうしても県立というところに心が動くから、そういう意味では、すばらしい子どもたちが育っている」と話しておられました。  そこで、県外の大学や就職を希望して転出した人にもう一度滑川に戻ってもらうために、カムバックふるさと就職基金などを設立してはいかがですか。滑川に住み、採用通知書の添付で交通費と引っ越し費用の一部補助などできませんか。  また、そのような制度ができたら、生徒の皆さんや中学生の子どもたちに伝えるということにも力を注いでもらいたいです。ホームページやインターネットが大好きとおっしゃる方が、「滑川市は宣伝が下手ですね」ときのう言っておられました。こんないい政策、子ども政策でもそうですが、いっぱいあるのに、市民の皆さんが気がついていないねという話でした。  役所も市町村間競争がこれからどんどん大変な時期になると思います。伝えるということにも力を注いでいただいて、このカムバックふるさと就職基金、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  滑川はものづくりのまちとして、本当に一流企業がたくさんございます。滑川から学生で都会へ出られた方はぜひ戻ってきてほしいということで、成人式には市長も、特別原稿にない中で、ぜひ戻ってきてくださいというふうな話もしておるところでございます。  それから、私の友達も、若いときは都会で暮らしていたんですけども、ある程度年になってくると、やっぱりふるさとが懐かしいと、そういうような声もよく聞くわけでございます。そういう意味では、就職も含めながら、Uターン、Iターン、Jターン、そういうようなことで、滑川へ戻ってきてもらうあるいは滑川へ来ていただくということは非常に大事なことでございます。  それで、今カムバックふるさと就職基金と、非常に魅力的なネーミングだろうと思いますけど、ここ自身もどういうふうに検討するか私、まだわかりませんので、この提案も含めながらちょっと研究はしていきたいとは思いますけども、ただ、量とかいろんなものでどこまでどうなるか、それはなかなか今の段階で申し上げることはできませんが、何とかこういう県外へ出られた方、今、ホームページとかインターネットの話もございました。そういう意味では、滑川のホームページでも、市内の企業ではこういう募集をしているとかというのをホームページへ載せたり、そういうようなことをしながら、都会におられる皆さん方にぜひ戻ってきてほしい、そういうようなアクション等も起こしていきたいと、そのように思っております。  それで、PR下手、そういうことも当然私も感じておりますので、これから特に北陸新幹線も開業になります。ぜひPRが上手だねと言われるように頑張っていきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  東京一極集中から田舎にというところで、また元総務大臣の増田先生の話ですが、「まず東京へ向かう人口の流れをせきとめるダムが必要である。若者を引きつける魅力のある拠点都市、そこに投資と施策を集中する。ただし、一方で消えてしまう自治体が出ることも避けられない」という言葉があります。書いておられます。本当に今、滑川市が若者に魅力のあるまちになっていただきたいと思います。  それでは次、エでございます。子育て応援のために、同居の勧めと同居応援のためのプレゼント(ナメリカード)の支援をしてはいかがですかです。  ご家族で一年に一度ぐらいお食事でもどうぞの気持ちをあらわしたらいかがですか。いろんなことです。私も嫁姑ですので、そういういろいろなことを理解して生活をしていらっしゃる。市としても、ひとり暮らしとかあるいは老夫婦だけの生活、そういうことに関しても、若い人が同居してくれることによって生活の心配が減少するわけですので、同居の勧め、いかがでしょうか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  価値観の多様化といいますか生活様式の多様化によりまして、やはりどうしても核家族化が進んでおるわけであります。現在も、滑川市の総人口を世帯数で割ると2.8ちょっとぐらいになっておるかと思います。それは30年前に比べますと大きく減ってきておるわけであります。  そういう意味では、昔の、全てが昔、回帰がいいかどうかはまた議論のあるところでありますけども、家族3世代が同居しながらお互いに助け合う、お互いにそのうちの歴史だとか文化だとか伝統を伝えていく、受け継いでいくということも大事だろうと思うわけであります。  ただ一方では、やはりそういう一人ひとりの考えは当然大事にしなきゃなりませんので、それはいろんな事情等もあって、核家族だとか仕事の関係でどうしても離れて暮らさなきゃならないということもあるわけでありますけども、市とすれば、特に社会教育あたりの中で、そういう同居の勧めをテーマとして勉強会をしたりというようなことは非常に大事だろうと、そういうふうに思っておるわけであります。  そういう意味では、これからもその事業を進めていきたいと思っておりますけれども、ナメリカードの支援という提案もございました。これは今後の参考にさせていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  よろしくお願いします。  ナメリカードの支給に関しては、滑川市に消費があるわけですので、滑川経済の活性化もあわせてお願いしていきたいと思っております。  それでは次に、オでございます。子育て世帯と祖父母世帯が近くに住み助け合う近居を後押しする考えはありますか。住宅購入費や転居費用の一部助成をと上げています。  内閣府が昨年、理想の住まい方について、全国の20代から70代、約1,600人にアンケートをしたところ、「親子世帯で祖父母とは離れて住む」は21.7%、「親子世帯と祖父母との近居」を挙げた人が31.8%、「同居」は20.6%だったと報じています。近居に対して適度な距離感を保ちつつ、育児や介護の支援を得られるとの期待がうかがえますとありました。  滑川市でもそのようなご家庭が増えていると思います。これからの時代に必要な考え方ではないでしょうか。一部住宅購入費の補助あるいは転居費用の一部助成、いかがでしょうか。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  近くに住むということは最近非常に多くなってきていると私も感じております。そういう意味では、親子関係の中でやはり、遠く離れておってもなかなかお互いに何かあったときの支援ができにくいとか、そういうこともあります。また、同居は同居でいろんな課題も出てくるんだろうと、そういうふうに思います。そういう意味では、近居というのも一つの考えだろうと思っております。  ただ、住宅購入とか転居費用の一部助成ということになりますと、近居だけがいいのか、これはいろんな方が市民の皆さん方におられますので、ここらあたりはひとつ慎重に考えていかなきゃならないんだろうというふうに思っております。ただ、近居という考え方は非常にいい考え方なのかなと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでは(2)に入ります。今、国が掲げている地方創生に、滑川市は「安心子育て宣言都市」または「人口を減らさない対策都市」を掲げてはいかがですかと言っております。  こんなに子育て政策をしている市はないように思っています。第3子の保育料が無料、中学3年生までの医療費が無料、妊産婦の検診料無料、妊産婦の医療費が無料、中学3年生までのインフルエンザの予防接種助成、これにまだ妊産婦の皆さんにもインフルエンザの予防接種の助成があればもっといいです。これはひとり言です。でもお願いします。  ここまではいろいろな市町村が市町村独自の特色として取り組んでいると思いますが、このほか、滑川市は、命の源である食育、子どもから食の大切さを掲げ、学校給食の自給率も上げています。そのような観点から、安心子育て宣言都市あるいは子どもを増やす政策と今のカムバックふるさと就職基金、あるいは同居の勧め、そしてまた近居の勧め、これらを全部、人口を減らさない対策宣言都市など国にやる気を見せればいいのではありませんか。いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  ことしも秋、市長と語る会を各団体の皆さん方としました。そういう中で、これは交流プラザであった若いお母さん方との会合のときに、滑川市の子育て施策が非常によかったので私は引っ越しをしてきましたという方がおられました。それ以外にも何人か、滑川のいろんな施策がいいので滑川へ越してきましたとか、そういう話も聞いておるところでございます。  本市では従来から子ども第一主義ということで、子どもと親のための子育て施策、今ほど議員さんおっしゃいました。いろんな施策・事業を重点的に実施してきておるわけであります。そういう中で、現在、国のまち・ひと・しごと創生本部が進めております総合戦略を勘案して、滑川市におきましても地方版総合戦略を策定したいと、そのように考えておるわけでございます。そういう中で、引き続き子ども第一主義を掲げていきたいと、そのように考えておるわけであります。  もちろん、食育も県下でトップクラスだと私自身は思っております。いろんなところで学校給食を含めながら食育も進めておるところでございまして、そういうところを地方版総合戦略の中でうたっていきたいと思っております。  そこで、安心子育て宣言都市あるいは人口を減らさない対策宣言都市と、非常にユニークなネーミングでもございますが、どういうネーミングがいいか、今子ども第一主義という、これは私自身も割とぴったり来ているようなネーミングでございますので、当面はこれで行ったほうがいいのかなと思っておりますけども、この提案についてまたいろいろ検討もしてまいりたいと思いますけど、いずれにしても、もっともっと子育て施策を強化してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今副市長さんのほうからありましたように、市長と語る会、保育園、幼稚園の子どもの保護者との懇談会もありました。実を言ったら、行ってねと頼んでおった人が、「行く必要はないと思いました」と言われたんですね。私たちは十分滑川市にしてもらっている。これ以上言うと、わがままであったり、自分の、これは私たちにしてはありがたいということで、その方は子どもさんが3人おられます。そういういいことも、保護者の皆さんから心の支えをしてもらっているという言葉もあわせてお伝えしたいと思いますが、今本当に人口を減らさない対策宣言都市、あるいは、澤田市長さんだったと思いますね、「『ほたるいかのまち 滑川』、言うた者勝ちなんですよ」と言われたことが一回あります。そういう意味で、まず手を挙げてこれをするということも、またこれからもそういうことを早目にお願いしたいと思いますが、市長さん、いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いろいろご提案をいただきました。具体的な提案でありまして、市の方針と一致しておりますので受け入れやすいと。今のご提案につきましても宣言都市としての価値あるご提言でございまして、それらも含めて検討してまいりたいと、このように思います。ありがとうございます。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ひとつよろしくお願いいたします。いいまちになるはじめの一歩は決断ですので、お願いします。  それでは、大きな2番目です。市民施策についてと思っております。  まず(1)、この2月の市長の公約にあった中学生のシャンバーグ派遣、これはいつ行いますか。  さきの議会で、中学生も市長の選挙に興味を持って、上田市長が再選されることを子どもたちは楽しみにしておりました。でも、1年たつと、あの時点で中学2年生だった子どもはもう卒業の時期です。今後どのような形で、どんなスタイルで取り組んでいかれるのかお伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いろいろと検討を重ねているところでございます。平成27年の予算組みにこれから入ります。でありますが、児童館等々もございます。ほかにもいろいろやることがございますが、予算全体の流れを見なきゃいけませんが、早い時期にやりたいとは思っているんです。  ただ、シャンバーグの姉妹都市交流委員会、こことの調整もして、今中身を少し打ち合わせさせていただいているところです。やっぱり向こうと調整しながら、共通テーマを持ってなるべく、こちらから一方的じゃなくて、話し合いをしながら進めたいと思っております。ちょっと時間はかかりますが、近いうちにと思っています。来年という限定はしませんけど、本当に近くやりたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今、それこそ市長さん言われるとおり、よくわかります。あれもして、これもして、あれもしてよというのは私たち自身も心苦しいことですので、せっかくですから、4年に一遍、中学生と高校生を対象にというのだったら、幅は広いかもしれませんが、非常に長いスパンで子どもたちは夢を持ち続けられるかもしれませんし、いろんな意味で、中学生に限らないでも、高校生、少し語学力がついた子どもたちのほうがもっと効果があるかもしれません。そういうこともあわせてまたひとつ考えてください。よろしくお願いいたします。  次、(2)に入ります。平成25年9月議会において、高齢者のパークゴルフの料金値下げの請願が可決されました。先ほども東福寺野の話がありましたが、高齢者のパークゴルフの請願が可決されたことに対する値下げはどのようになるのか、当局の考えをお伺いいたします。この1点だけです。お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  今ほどございました、平成25年9月議会において採択をされました70歳以上の高齢者の年間パスポート料金の割引の請願につきましては、十分認識をしておるところでございます。  ただ、先ほども申し上げました。市では平成22年7月に年間パスポートを2万円から1万5,000円へと値下げしたところでございます。その結果、利用者も非常に増えておりまして、22年比では年間3,000人以上パークゴルフの利用者が増えておるということでございます。  また、近隣のパークゴルフ場における料金等につきましてもいろいろ調査をしております。そういう中では、特に高齢者割引も行っておられないと。あるいはまた、年間パスポート料金につきましても、滑川市の施設とよく似たといいますか、バランスのとれている状況でございます。そういうことから、22年に下げたわけでありますけれども、請願は十分承知をしておりますけども、もう少しいろんな状況等を注視してまいりたいと、そのように考えております。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  パークゴルフ協会の皆さんから、あれどうなったん、これどうなったんということでございましたので、そのようにまたお伝えいたします。  それでは、(3)でございます。市の封筒に民間企業の広告宜伝を募集してはいかがですかでございます。  これは横浜市と軽井沢町の状況をネットで出したものなんですが、これからどんどん財政が厳しくなっていきますし、人口減少による働き盛りの人も少なくなり、きっと税収も大きく減っていくことと思います。滑川市もこれを考えてみたらいかがですか、お伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  熊本企画政策課長。 ○企画政策課長(熊本 誠君)  市の資産への民間企業の広告掲載につきましては、市の新たな財源を確保しまして、市民サービスの向上と地域経済の活性化を図るため非常に効果的と認識しておるところでございまして、市では有料広告掲載要綱を定めまして、現在のところ、ホームページ、あと広報誌、「広報なめりかわ」でございますけども、それとコミュニティバスにおきまして有料広告を掲載しているところでございます。  議員ご提案の封筒への広告掲載につきましては、その効果を勘案しながら今後検討させていただきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  例えば横浜でも、車の税金にはこういう企業とか、ただし、市役所と企業は一切営利関係はございませんという紙をわざわざ入れてそういう広告をとっていらっしゃいます。またぜひよろしくお願いいたします。  それでは4番目です。室内温水プールについてお伺いいたします。  アです。滑川市が補助金を出している施設、室内温水プール、年間1,374万円ですよね。消費税が8%になったことに便乗値上げはいかがなものかと思っています。料金設定に市は関与できないのですか、お伺いします。  なぜこれに気がついたと言ったら大変ですが、今回、久々に決算委員会の委員になりました。どの項目も厳正なる執行でありましたが、ただ1点、プールに1,374万、これ、ずーっと20年補助金が執行されていることにちょっと不思議に思ったのは、今まで一般入館料が360円だったのに対し420円になっていました。滑川市が議会のほうへ承認をもらうためには、例えばこれが計算でいくと370.8円になるんですが、375円にしてくださいとか、そういう話はとてもわかります。ところが、420円になると17%アップです。講師料、例えばうちだったら、幼稚園なり保育園なり、講師の先生を1人頼むと6,800円だったことに対して7,400円、これも約9%のアップです。料金設定に市は何も言わずに、「はい」と補助金を支給していくだけですか。お答えください。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  それではお答えいたします。  滑川室内温水プールにつきましては、市民からの温水プール建設に係る要望が多くある中、平成6年に、現在の公益財団法人体力つくり指導協会により建設された施設でございます。  ご質問の補助金をずっと出しているというところでございますけれども、その補助金の経緯につきましては、建設した際に、滑川市からの要望等によりまして、例えば2コース増やしたであるとか、コースの幅を当初予定よりも広げてとか、幼児用プールの建設であるとかということで、市民からの要望、一般開放用に市から体力つくりのほうに要望した分に係る面積が増えたと。それ相当分の運営費補助ということでございます。
     このたびの消費税率の引き上げに係る料金の値上げについては、基本的には管理運営主体の体力つくり指導協会さんのほうで判断されるということでございまして、そのときに、プールに運営協議会という組織を持っておられますけれども、そちらにおいても説明があったところでございます。  以上です。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今ほどもプールの運営協議会の話が出ましたが、その昔は、議員が議会から代表して運営協議会に出ていた。これは先輩議員から伺いましたが、なぜ外れたのですか。現在はどのようなメンバーで行われていますか。お伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  運営協議会につきましては、室内温水プールの円滑な運営を図るために設置されているものでございまして、施設の管理運営に関する諸事情について意見交換をする場となっております。  平成6年の開設時から平成13年までは、市議会のほうからも議長さんや常任委員会の委員長さんに加わっていただいておったわけでございますが、施設の運営状況が安定してきたことなどもあり、一旦そこで運営委員会を解散しまして、平成14年度より新たに現在の運営協議会というふうな組織に変えて設置されたところでございます。このときに、議会のほうからこの運営協議会のメンバーに入らない旨の申し出があったというふうに聞いておるところでございます。  なお、現在の運営協議会の委員につきましては、市の水泳協会、身体障害者協会、老人クラブ連合会、児童クラブ連合会、公民館連絡協議会、小学校長会、中学校長会、教育委員会の代表による方々によって構成されておるものでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、議会のほうから入りませんと言われて協議会に入っていないのですか、あるいはプールのほうから議会からいいですと言われたんですか。これは少し問題があるので、先般の議員はここにおられたときに、あれも出しなさい、これも出しなさい、決算書も出してって、俺いっぱい言ったよと言っておられたんです。どっちからいいですよと言われたんでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  平成14年度、13年度末といいますか、そちらのときに、議会活動の一つということで、外部団体のそういう委員には入っていかないというような方向性があって、プールの運営協議会のほうにも入らないことになったというふうに聞いておるところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  運営協議会もそうですが、この承認事項は、補助金が市民の皆さんにどのように還元されているのか見極めるためにも大変重要なチェック機能だと思います。補助金は決められているんです、だから出すんですだけではなくて、そういう意味では、本当に1,374万円、大金ですね。そこらへんはこれからどうされますか。後からまた出てきますので、後でまとめて聞きます。  それではウです。補助金を出しているのに、議会に決算報告や利用者数の実績報告もありませんね。市は要求していないのですかです。  私が経験しているのは、燃料費が高騰しているため料金設定を見直すということが一度議会に報告、そして承認したという記憶がございます。その後、消費税に関する値上げなど運営協議会にかかったとしても、税金を投入しているという意識がなければ、「はい、よし」で済んでしまうのではありませんか。  私はいきいきサロンの福祉ボランティアのメンバーですが、団体に年4万円の補助金が来ます。この4万円のために、計画書、実績報告、予算書、決算書、全て提出しています。これも当たり前のことだと思います。1,374万という大金を、何も言わずに「はいはい」と送り込んでいるのに何か感じませんでしたか。  当局は議会に報告と承認を得ることを怠った大きな責任があると思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  ただいまのご質問でございますが、利用状況等につきましては運営協議会のほうで報告等をいただいておるところでございまして、決算につきましても報告を教育委員会のほうにいただいております。  ご質問いただいております、これはどうかというところでございますが、先ほども申しましたが、今回の補助金の部分につきましては、市からプール建設に際して、レーンの増設とかコース幅とかということで、こちらからの要望によって、面積を倍近く増やして建設いただいた部分でございまして、それに係る燃料費、水道料、あと人件費等に係る負担分を市から助成しておるところでございます。そういう点から、報告といいますか、そちらのほうを行っておらんと。経常的な支出の部分であるというふうに考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  去年も出したからことしも出すわ、そのために1,374万というのは税金なんですね。決して職員さんの手の内で好きなように転がせる金額でもないと思います。ただし、この契約、契約、契約、あるいは本部が言うことを聞かない。本部から、本部から、本部からというところでこれらが推し進められてきたと思いますが、市民の皆さんは高い入館料を払っておられます。それでよろしいですか。  一番最初に戻ります。便乗値上げ、このことに対しては、そのままプールが営利団体だからそれでいいんですという考えなのかどうかお知らせください。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  プールの使用料の値上げ等につきましては、開所時から企業努力と申しますか、例えば平成9年の5%に上がった際にでも、料金の値上げをせずに頑張っておられたというところもございます。ただ、プールイコール水と水を沸かすボイラー、燃料費等が直結しておるわけでございまして、それらについてやむなく値上げせざるを得なかったということが過去にもございまして、今回の場合においては、消費税の値上げ分、また近年の物価高騰もあわせて値上げをせざるを得なかったというふうに伺っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  燃料費高騰のときは議会にきちっと報告し承認を得る。ただし、この消費税に関しては便乗値上げだから黙っていた、そういうことでよろしいですか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  便乗値上げだから黙っていたということでは決してないわけですけれども、基本的には必要最小限の部分であったというふうに考えておるところでございまして、当然これまでの利用状況、プールの活動の中身等を見ておりましても、優秀選手の輩出や、それこそ幼児から高齢者の方々の受け入れなど、市民がプールによって体力づくりされているところがかなりあると思っております。ただ、補助金を出しているという意識は私どももプールのほうもないとは思っておりますので、そこらはご理解いただきたいと思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  一度そういうプールから来ている決算書、実績報告、それらをぜひ議会のほうへ提出いただけますか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  はい、公的な文書でございますので、プールのほうにまた話しかけていきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今ほど、例えばレーンを増やした、幼児プールもつくりました、そういうふうな補助金を出しました、これはわかります。ただし、幼児プールをつくったおかげで、赤ちゃんから大人まで、赤ちゃんは3歳までが無料と聞いております。4歳まで無料なのか、4歳以下が無料なのか、4歳未満が無料なのか、少しファジーなところがあるんですが、小さい子どもは一人で来られませんので、大人料金も一緒についてくるんです。そういうことに関して、本当に20年間、何億円も払っとるがですね。  そういうことに関して、次の質問に入っていきます。  エの質問から行きます。  スポーツ少年団の施設利用が無料になっています。幼児期の体力づくり、団体で利用している幼稚園、保育園もたくさんあります。また、障がい者の皆さんの健康維持のため、この利用料金をこの1,374万に見合うものとして無料にしてあげるわけにいきませんか。それを交渉できませんか。お伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  ご存じのとおり、本年7月に、市のほうでは、市有施設について小学生、中学生の部活動等の活動の無料化等を図ってきておりますが、先ほど来申しておりますが、この施設につきましては民間の施設ということでございまして、こちらのほうで無料とかということの判断はできないというふうに思っているところでございます。  ただ、幼稚園、保育園のその時代からの運動習慣化に対する取り組みというのは必要なことだとは思っております。また、障害者の方々の料金の値下げ等についてのお話なども聞いたことはございますが、一概に今ここで私のほうから無料にというようなことはお答えすることはできないというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  運営協議会に議会も誰も行きません。例えばそういうことを当局のほうにただしても、当局からは一概に言えないという答弁が来るとすれば、こういうところの是正は誰がするんですか。1,374万、20年払っとるがですね。もう何億払ってしまいました。それに対して小さな幼児用のプール、あるいは幼稚園の子どもたちが行くと、講師を1人プールからつけてほしい。そうしないと器具は貸せない、こういうこともあります。これらも、誰がそこの仲介に入って仲を取り持って、市民のための大事なプールです。今上田課長もおっしゃいましたが、たくさんの選手が、もう全国へ名をとどろかせるくらいに滑川の温水プール、有名になりました。そういうのはとてもよくわかりますし、とっても大事な青少年の育成にも大きく寄与していただいています。  ところが、大事な部分で、1,374万、血税ですよ。オにそのまま入りましたが、プール開設から20年がたち、大切なお金で補助金を出しています。契約内容の見直しはどうですか。  どこかの製造会社は、ICを1つ買うのに、何かしたらコストダウン、コストダウンと言っています。これは滑川も、20年二昔です。それとも未来永劫これを続ける、そういう契約をしていますか。お伺いいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田スポーツ課長。 ○スポーツ課長(上田博之君)  先ほど来言っておりますが、補助金の主たるものは、光熱水費及び燃料費、あと人件費というふうになっておりまして、これらはいずれも、6年当初から見ますと、それぞれ高騰している部分ではないかなというふうに思っております。これらについて、増額もなく、今まで頑張ってきていただいているものではないかなという思いもあるわけでございます。  この後、施設の維持管理について、今ほどもご質問いただいたように、もう一度プールのほうと実態等も少し確認させていただいたりしながら、今まで以上に多くの市民の方々に利用していただける施設として、施設の運営者側ともまた連携をとっていきたいなというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、プールさんに云々かんぬんと言っておるのじゃありません。市のほうが、補助金を安易にそのまま出さんにゃあかんがだと言って出しておられることも少しがっかりする部分の1つ。  今、入館料の話もありましたが、ほかの、例えば魚津市なんかは、魚津でやっていますので入館料が半額だとかそういうふうにして行政が支えているという部分、わかります。ところが、私が言いたいのは何かといったら、せっかく1,374万、出したらあかんって言うとるがじゃないがです。そうじゃなくて、大事なお金を出していますよという意識がないんじゃないかというところと、例えば障がい者の皆さんに健康維持のために無料にしてあげてよとか、あるいは幼稚園や保育園、こうして団体で入ってくるから何とかして、例えば私、プールの方にも、誰も利用者がなくてもお湯を張って待っているんでしょうって言うんです。だけども、滑川市の市民の皆さん、たくさんプールへ行かれます。そういう中で、公金を出しているという意識の中で、もう少ししっかりと市民サービスというものを考えていただきたい。特に営利目的の企業と市民の皆さんの大切な税金を使わせてもらっているというお預かりの意識をしっかり持ち合わせていただいて、職員がどのように交渉していかれるのか、交渉の余地は全くないのか、それもあわせてお伺いします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  開田さんね、間違わんでください。運営は向こうに任せてありますけど、滑川市が当然持つべき部分を出しているんで、補助金として向こうへぽんとかぶせてあげているわけではありません。市民プールとしての滑川市分を案分して送っているのが補助金という形になっているわけで、ただであげているというそんな意識は全くないですよ。滑川市でプールをつくるというのがあったんだけど、一緒に合体させてもらってあそこの中へ含みで持たせてもらったということで、あげているからという意識は全くありません。滑川市が持つべき分を経費として出していると。そんなふうにご理解いただけませんか。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今市長から、滑川市分を持っていると言われました。そしたら余計、内容あるいは議会に決算の報告あるいは承認、これくらいまでは要りませんか。決算の承認。承認まで。いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  いろいろ外郭団体については、会計報告はありますよね。決算報告がありますよね。そのような形で皆さんに見てもらえれば、それでだめですか。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  市長さん、それこそ今までなかったんですね。ですから、これからそういうことも出していただいて、市民の皆さんに補助金を出していることの意義、定義、これを私たちも理解したいなという思いをしています。  それともう1つは、基本はやはり、市民というところに視点を置いていただいて、いろんな交渉、これからできるとすればしていただきたい。あるいは20年を迎えて、協議会のメンバーを再編成するとか見直すとか、あるいは入館料の、今のは別として、幼稚園、保育園あるいは障がいの残った方、これは市長と語る会でもそういう話が出ていたと聞いています。そういうことに関してお話し合いができるかどうか、そこらへんをもう一度お願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  料金はプールができる段階から、東富山のプールと比較して高いと言われています。ずっとそういう高いというレッテルを張られて今日来ていますけども、そうおっしゃっていたけども、料金設定になったら、不安がここにあったかもわかりません。だけど、この料金でずっと来たことは事実、ここまで来ていますから、そのうえでまた、この間萩原さんのほうで、「健康保険黒字なら下げれよ、おらっちゃの」、こう言われたわけです。連動した言い方をなさっていますので、いわゆるプールの料金は料金として、下げるとすれば、下げ分を滑川市が持つという形の持っていき方しかないと思います。  そこで、向こうの運営者側にその部分を持てよということはないと私は思っています。必要なら滑川でその分を、料金下げの分はこちらで持ってあげたいなと、こんなふうに思います。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は料金を下げてほしいとか、料金設定の中に市は言葉を挟む余地はありませんかと一番最初話をしました。例えば千何百万という補助金に対して、幼稚園、保育園、先ほども公の施設はスポーツ少年団は無料になったと。だけど、プールは公でないのでできないとなれば、補助金を出しているから、小学校、中学校、中学まで行けばいいのかどうかわかりません。障がい者のために、この子らだけは無料にしていただけないかというような交渉はできないことですか。いかがでしょうか。 ○議長(岩城晶巳君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  やるとすれば、市のほうで持つということになろうかと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そうしましたら、この問題に関しては、これからもいろんな意味で実績報告、決算報告、滑川市の人たちがどれだけ利用しているかも含めまして、報告と承認事項にしていただいたらうれしいと思います。よろしいでしょうか。はいとかいいえとか、答弁。 ○議長(岩城晶巳君)  小幡総務部長。 ○総務部長(小幡卓雄君)  一般的な補助金のことでご説明いたします。  補助金は予算で可決を得て長が執行します。それを決算書にこれだけ出しましたよというふうにしますので、個々の承認は受けておりません。ただし、個々にそれを決算等で求められたら資料の提出はいたします。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  決算委員会の中で、小学生、幼稚園の子どもたちも入場料を無料にしてください、見直してくださいというのを入れておきました。そういうこともありまして、久しぶりに決算委員会に出ましてそういうことが見えたということなので、これからもいろんな形で、私たち議員も一緒になって進めるというのはこういうことではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  終わります。 ○議長(岩城晶巳君)  なお、本日の会議を延長いたします。  5番谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  それでは、あらかじめ通告をしてあります諸項目について当局の見解を求めたいと思います。  1項目目のシャンバーグ市との姉妹都市交流事業について質問させていただきます。  先ほどの開田議員と少し重複するところもあるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。  シャンバーグ市との姉妹都市交流事業については、昨年の12月定例会で私自身が市議会議員として初めて質問をさせていただき提案をさせていただいた項目でございますが、その際、市長からも前向きに取り組むというご返答をいただきました。そして、マニフェストにも掲げていただいて現在に至っているというふうに思っております。  シャンバーグ市との交流事業の対象を子どもたちにするとすれば、教育委員会が担当になると思います。しかし一方で、民間の交流を対象にするということになれば企画政策課が担当になるというふうに思います。  現在、この交流事業はどこの部署でご検討いただいているのか、また、現在の進捗状況に関しましては先ほど市長のほうからご答弁がありましたので、どこの部署でご検討いただいているのか、まずお尋ねをさせていただきます。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げます。  姉妹都市交流事業全般につきましては、企画政策課が窓口も含めて担当でございますが、その交流の内容あるいは対象者に応じまして、それぞれの部署が対応するということになっております。今回の場合は、前も少年の翼等も含めて子どもたちということ、それから、今現在考えておるのは、中学生を中心にということで考えておりますので、内容につきましては現在、教育委員会のほうでいろいろと検討をしております。  以上でございます。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  教育委員会が中心になって検討していただいているということで、それでは続きまして、本年3月の定例会におきましても黒部市教育委員会の取り組みを紹介して、次世代を担う中学生が現地でホームステイし、現地の学校で授業を体験し、そして日本の文化、芸能を紹介する、これらの異文化交流を継続してできるような事業計画のご検討をお願いしてきました。  今後、中学生を対象にした相互交流の方針で事業計画を進めていただけるのか、改めてお尋ねをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  現在いろいろ検討しておりますが、これからの滑川市を担っていくという意味では、やはり中学生が中心でなかろうかなと、そういうふうには思っております。  そういう意味では、将来の進路に関係するとか、あるいは異文化に触れるとか、教育の観点からも非常にいいのではないかなと、そのように思っておるわけでございます。  ただ具体的には、どういうような方向がいいのか、今までは、例えば早月中学校、滑川中学校から何人かずつ出しながらとか、そういうようなこともやってきたわけでありますけども、もっと広くいろんな交流の方法を考えたほうがいいんじゃないかと。あるいは、スポーツをしておられる方、文化活動をしておられる方、音楽活動をしておられる方、生徒会活動、いろんな面をどういうようなことでやっていくか。また人員につきましても、今まで20名とかそういう数でございましたけども、もっと広くできるだけ多くの方に行ってもらうようにすればいいかとか、そういう場合にはまた経費も非常にたくさんかかるわけでありまして、そういう意味で、いろんな観点から検討をしておるわけでございます。  それで、途中、シャンバーグとの交流は、10年近く間があいておったわけでございまして、23年に上田市長さんと同時の中川議長さん、それから県議さんも行かれたかと思いますけども、久しぶりに向こうへ訪問したと。その後、25年にはシャンバーグ市からドゥーリー小学校の皆さん方が滑川市を訪問になったと。ここは東加積小学校と5年ほど前から文書のやりとりをしておりまして、交流事業を続けておったわけでございます。そういうようなこともございまして、ここらあたり、久しぶりに滑川市から訪問団ということで派遣をするということで、向こうの窓口は姉妹都市委員会ということで、向こうにもございます。そういう中の、三野和子さん、こういう方もおられますので、この方を通じていろいろ連絡をとり合っておるところでございます。  それから日程的にも、向こうの休みと日本の休みが違ったりするものですから、そこらあたり、6月終わりから向こうは夏休みに入ったりとか、そういうこともあります。それから、まだ詳細は決めておりませんけれども、もしもたくさん行ったときに、向こうの学校が始まっているときに行けば、やっぱり向こうも受け入れに少し問題が出てくるかなと思ったりもしておりますので、そういうような面では、今現在、いろんなところ、日程とか交流内容も含めて詰めておる最中ということでございます。  いずれにしても、先ほど市長が申し上げました。それは何年とはこの場でなかなか言えませんけども、できるだけ早くという思いで作業は進めておるということでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。
    ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。今、石川副市長のほうからご答弁いただいた、いろんな内容で、こういうケースもある、こんなケースもあるということでお話をいただきましたが、私自身は、やはり子どもたちの交流事業に関しましては一過性では終わってほしくないというふうに思います。ですから、今ほどおっしゃったように、事業計画とすれば、この内容をきちんとまとめていただいて、最終的には受け入れ先であるシャンバーグ市へ本市から出向いていって詳細を打ち合わせする、それくらいの内容で、来年度、そこをきっちりとシャンバーグ市と打ち合わせをして、逆に言うと28年度になってでもいいというふうに思っておりまして、きちんとした事業計画を立てて、前向きに検討していただけるかどうか、もう一度お尋ねをさせていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  石川副市長。 ○副市長(石川忠志君)  先ほども申し上げましたが、現在、シャンバーグ市姉妹都市委員の三野和子さんと連絡をとっておるわけでございまして、三野さんも滑川市の事情に非常に詳しい方でございますので、現在、向こうへ行ってどう打ち合わせをするかということまでは考えておりませんが、必要が出てくればあるかもわからない。ただ、今の段階でどうのこうのというのは言えません。現在、この三野さんを通じていろいろ連絡をとって進めておるというところでございます。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  もし向こうへ行く必要がありましたら、また議会のほうへ提案いただいて、補正なりで必要な経費を上げていただいて前向きに進めていただければというふうに思います。  もう1点ですが、交流事業の中で、民間ベースということになりますと、1つの提案ですが、一つの節目、昨年60周年で向こうのほうからおいでいただいたわけですが、そういう節目節目で民間との交流をしていただければというふうに思っております。ということで、シャンバーグ市との交流事業に関しましては、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、2項目目の滑川市の住まい・まちづくりの計画についてお尋ねをいたします。  まずはじめに、公的住宅への入居状況について資料をいただいて、本年の11月末時点の入居率の資料をいただきました。それでいきますと、市営住宅の荒俣住宅が100戸ありますが、これも入居率は100%、浜町住宅7戸に対しましても入居率が100%です。そして、特定公共賃貸住宅のシーサイドタウン有磯は、32戸に対して入居が18戸で入居率が56%。しかしながら、定住促進住宅サンコーポラス上小泉を除いてですが、サンコーポラス北野は80戸に対して入居率が40%の32戸の入居、また一方、サンコーポラス吾妻は80戸に対して入居率が50%の40戸の入居という状態になっております。  この定住促進住宅のサンコーポラス北野及び吾妻に対し、今後の入居の見通しはどうなっているのか、また入居率を上げるために何か検討をしていただいているのかお尋ねをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  それではお答えいたします。  定住促進住宅につきましては、平成26年4月1日より管理を開始しているところであります。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構による空室修繕の遅れもあり、最も申し込みが多い3月に募集ができなかったことも影響してか、入居率が現在伸び悩んでいるところであります。  現在、広報やホームページで入居者の募集を行っており、引き続き入居率の向上に努めてまいりたいと考えております。  また、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構より、近隣自治体の雇用促進住宅を廃止する際に本市の定住促進住宅を紹介したいとの申し出もあり、今後、入居率の向上が期待できるものと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ありがとうございます。  次ですが、平成19年に施行されたセーフティネット法、これは低額所得者だけでなくて、高齢者、障がい者、子育て世帯等に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律でありまして、このセーフティネット法に対してこれまでどのように取り組んでこられたのか、また市営住宅、先ほどの荒俣住宅等は、入居率が100%の状態の中で今後どのように対応していくお考えなのかお尋ねをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  住宅セーフティネット法は、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子育て世帯その他住宅の確保に特に配慮を要する方々に対する賃貸住宅の供給を促進し、国民生活の安定向上と社会福祉の増進に寄与することを目的とする法律であり、本市においては、現在管理している市営住宅を活用するとともに、旧雇用促進住宅を取得し定住促進住宅として子育て世帯に利用いただいているところであり、今後も住宅確保要配慮者への住宅の供給に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  ちょっと今、最後のほうを聞き漏らしたんですが、確かに市営住宅として今サンコーポラス上小泉が60戸あるわけですが、これに関しましては、駅前住宅からの転移という形で、大体今の状況ですと、11戸が移動されると全部で50戸ぐらいというふうな形で、市営住宅の状態でいきますと、入居率が100%に近い状態になってくると思います。  そういうふうな中で、先ほど申し上げたセーフティネット法ということで、例えば子育て世帯等、弱者と言われる方々が市営住宅を希望された場合にどのように対応されていくのかも改めてお尋ねをさせていただきます。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  今申されたとおり、上小泉のサンコーポラス上小泉につきましては、1号棟、4号棟が定住促進、2号棟、3号棟については、今ほどお話しされたように駅前住宅からの移転者、ただ、駅前住宅の移転者全員がそこへ入るわけでございませんで、希望のあった方だけが動いておりまして、自分の好きなところへ行っている方はおられます。それから、県外へ行かれた方もおられます。ですから、市のほうとしましては、駅前住宅の方の移動が全部終わった3月時点で、当然、2号棟、3号棟につきましても空き部屋がございますので、市営住宅としての募集も開始します。現在は1号棟、4号棟につきましても、定住でございますので、市住宅よりもちょっと高い設定になっておりますけれども、それについても現在募集しております。  なものですから、当然、民間の住宅から比べればやっぱり値段的には安く設定してありますので、それについては、今申しましたように、大体支援ができる段階にはあると思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  それでは、次の質問に移らせていただきます。  市営荒俣住宅の100戸の部屋は全てバリアフリーになっているというふうにお聞きしました。その中でも、特に1階の一部が障がい者対応型住宅になっています。今後ますます高齢化が進み、障がい者対応型住宅への入居希望者が増えてくるというふうに予想されます。このような要望に対して市営住宅の供給をどのように対応していくのか、お考えをお聞かせいただければと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  現在、荒俣住宅の障害者対応住宅については、今言われたとおり8室あります。車椅子での移動が可能となっており、それ以外の居室についても玄関部分以外はおおむねバリアフリーとなっているため、1階であれば十分高齢者に対応した住宅だと考えております。  実際に多くの高齢者の方々が入居しておられ、今後さらに高齢化が進行することから、高齢者向け住宅が不足することも考えられますが、現時点では、旧雇用促進住宅を取得して間もないこともあり、新規に公営住宅を建設することは予定しておりません。また、民間においてはサービス付き高齢者向け住宅の供給も増加しており、今後の状況を見守っていきたいと考えております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  私自身も箱物をまた滑川市としてつくるということまで申し上げるつもりはないんですが、やはり今荒俣住宅がそういうふうなバリアフリーですとか障がい者にもやさしい住宅ということで人気があるというふうに認識をしているわけですね。  あと、2階ですとかそういうところへの移動になると、外側にエレベーターをつけなければいけないとかということにもなってくるのかなというふうに思いますが、そういうことも含めて、サンコーポラス上小泉では、やはり障がい者には非常にきついのかなというふうな市営住宅になっていると思いますので、そういうこともあわせて、荒俣住宅を今後どのような形で、例えばですが、こういうことを言うと非常に難しいのかもしれませんが、健康な方にはほかの市営住宅に移転をしていただいて、逆に言うと、そういう弱者と言われる方に入居をしていただくようなことが可能なのかどうか、この件に関してお尋ねをさせていただきたいと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  現在の荒俣住宅は、今ほども申しましたように、1階部分であれば車椅子の方が十分入れるようなスロープもできております。ただ、皆さんご存じのとおり、8戸分については舗装してあります。あとの部分につきましては舗装がしてございませんので、スロープになっていても車椅子の方はなかなか使いづらいということもあります。なものですから、今後はその部分については検討していかなければいけないと思いますけども、ただ、今現在の荒俣の入居の募集については、障害者とかどこかの特定の方を優先的に入れるという方法はとっておりません。なものですから、今後につきましては、今ほど言いましたように、別棟の8戸についてはもうほとんどスロープで入れるようになっています。ですから、その方が退室された場合については条件を付すということも可能だと思いますけども、荒俣住宅1階全部を特定の方とかというのはなかなか難しいかと思います。  それと、サンコーポラス上小泉につきましては、駅前住宅のある程度高齢の方が移られたものですから、2号棟、3号棟には手すりという要望がありましたので、手すりを全部つけました。その場合について、1号棟、4号棟はつけんがかいということがありましたので、1号棟、4号棟にもつけました。ですから、上小泉の4棟につきましては、階段で上がっていくには手すりがないとなかなか、高齢者といいますか障害者の方じゃなくても、ある程度年配の方が4階まで上がるというのもなかなかきついものですから、手すりをつけさせてもらっております。  なものですから、全体的に、この方がこっち、この方がこっちという振り分けはなかなかできないと思いますけども、荒俣住宅に関しては、次の募集といいますか、身障者用の車椅子が入れるような様式になっておりますので、募集について検討していかなければならんかなとは思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  その点もあわせまして、また、先ほど申し上げましたセーフティネット法というものも考えていただいて対応を進めていただければというふうに思います。  続きまして、射水市では平成25年1月に空き家実態調査報告書をまとめ、空き家の所有者に対する意向調査を実施されて、その意向調査の内容としましては、空き家を賃貸するか、それとも売却を希望するか、それとも公的に活用したいかというふうな意向調査をして、空き家活用を促進する資料としております。  氷見市においても平成25年6月に空き家実態調査報告書をまとめ、そして、空き家調査は、空き家建物の概要の把握、所有者に対する意向調査等を実施することで、老朽危険家屋に対する地域の安全確保及び防災対策の推進、昨年、魚津市でも老朽化した住宅で悲惨な火災があったわけですが、そういうふうな防災対策の推進、空き家活用による住みかえの促進など、安全で安心して住み続けられる魅力ある住まいとまちづくりの実現を目的として実施されていると。射水市と氷見市で空き家の実態調査をこういうふうな形で進めていると。  こういうことを含めて、滑川市の住宅マスタープランは平成13年度に作成されて13年が経過しようとしております。そこで、平成19年に施行された住宅セーフティネット法への対応、それと空き家調査を実施して、安全で安心なまちづくりを目指した新たな住宅マスタープランを計画する時期ではないかというふうに考えますが、どうでしょうか。先ほどの障がい弱者に対する市営住宅の供給ということも織り交ぜてマスタープランを計画していただいてはどうかなということで、最後にお尋ねをいたします。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  お答えいたします。  滑川市ではこれまで、空き家・空き地の有効活用の推進策としまして、空き家・空き地情報バンクを開設してこれに取り組んできたところであります。  空き家の有効活用につきましては都市計画マスタープランにおいて検討することとしており、住宅マスタープランの策定は現在のところ考えておりません。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  空き家の調査というのは、私も自治会長をやっていた立場で、多分3年に一度、消防のほうから、各町内でどのような空き家がありますかというふうな調査依頼があって、そのような形で自治会として返答させていただいている。  ただ、今ほど申し上げましたとおり、射水市なり氷見市というのは、結局、空き家を持っている所有者に対しての意向調査ということで、売却を希望しているのか、貸してもいいよと言っているのか、それとも自治体で管理運用してくださいと、そういうふうなところまで踏み込んでやっているということで、やはりこれだけ今空き家が増えている実態の中で、もう少し本市においても空き家の調査を前向きに検討されてはどうかというふうに思いますが、再度ちょっとお尋ねをさせていただきます。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  まちづくり課の担当としましては、危険老朽空き家につきましては、現在申し出があった場合につきましては、市のほうで取り壊しまして安全な更地にしておるわけでございます。  ただ、空き家につきましては、今ほど言われたように、誰かに貸すことができる空き家、危険までいかんけども、ぎりぎり風雨には耐えておる空き家とかいろいろあります。これについては消防さんのほうで、今言われたようにランクづけで、どこどこの場所にはどういう空き家があるという情報は消防さんのほうにあるというのは聞いております。それも見せてもらっております。  ただ、うちのほうとしましては、希望のある方について申し出があれば、それについて対応するということで取り組んでおりますので、うちのほうがどんどん空き家の方の要望について確認というのは行っていませんけども、国のほうでも空き家に対する特別措置法が今できてきていますので、それについての内容を精査して、条例化の中でまた検討していかなければならないのかなというふうに思っております。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  今ほど課長のほうからも、都市計画マスタープランが今検討されているという中で、できましたら住宅マスタープランも並行して、今ほど申し上げたような内容を織り込んで前向きに来年度検討していただけないかなということで、再度、住宅マスタープランを来年度計画されるかどうか、もう一度お尋ねをさせていただきます。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  平成13年につくったマスタープラン、それと平成4年につくったものもありますけども、住宅のマスタープランにつきましては、各市町村のつくった年度があるんですけど、平成6年とか平成15年、平成10年前後でつくられているのがたくさんあるんですけども、住宅のマスタープランを改めてつくっているところはなかなかないというのは、やっぱり別の、うちのほうで今都市計画マスタープランとかその中に盛り込んだデータの中がダブるとか、そういうのもありまして、なかなか同時に2つをつくっていないというところがありますので、うちのほうとしましては、今現在つくっている都市計画マスタープランで対応できないかということで検討したいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  先ほど申し上げましたとおり、ここにある住宅マスタープランというのが平成13年度、ですから13年経過しようとしている中で、やはりこの後の、先ほども人口減少ということも話として出てきたわけですから、本当にそろそろ滑川市の10年先を見越した住宅マスタープランというものを考えていく時期に入っているのではないかなというふうに思うわけですが、しつこいようですが、もう一度ご答弁をお願いできればと思います。 ○議長(岩城晶巳君)  児島まちづくり課長。 ○まちづくり課長(児島 正君)  今はマスタープランがメーンでやっていますので、それに対しての再度の答弁ということでございましたけども、なかなかちょっと今の段階ではお答えできませんので、申しわけありません。 ○議長(岩城晶巳君)  谷川伸治君。 ○5番(谷川伸治君)  わかりました。  以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(岩城晶巳君)  本日の会議は、これまでといたします。  12月12日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。  本日はこれにて散会いたします。                午後4時54分散会...