滑川市議会 2009-12-15
平成21年12月定例会(第2号12月15日)
平成21年12月定例会(第2号12月15日)
平成21年12月
滑川市議会定例会会議録 第2号
平成21年12月15日(火曜日)
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議 事 日 程 第 2 号
平成21年12月15日(火)午前10時開議
第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
──────────◇──────────
本日
の会議に付した事件
日程第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
──────────◇──────────
出席議員(16名)
1番 水 野 達 夫 君 2番 高 木 悦 子 君
3番 原 明 君 4番 岩 城 晶 巳 君
5番 石 倉 正 樹 君 6番 中 島 勲 君
7番 古 沢 利 之 君 8番 浦 田 竹 昭 君
9番 開 田 晃 江 君 10番 中 川 勲 君
11番 澤 谷 清 君 12番 砂 原 孝 君
13番 野 末 利 夫 君 14番 森 結 君
15番 高 橋 久 光 君 16番 前 田 新 作 君
欠席議員(なし)
──────────◇──────────
説明
のため出席した者
の職・氏名
市 長 中 屋 一 博 君
副 市 長 出 村 眞佐範 君
総務部長 竹 野 博 和 君
企画情報課主幹 杉 田 隆 之 君
総務課長 池 本 覚 君
総務部参事財政課長事務取扱 小 幡 卓 雄 君
産業民生部長 坪 川 宗 嗣 君
産業民生部参事市民課長事務取扱 和 泉 武 義 君
産業民生部次長福祉課長事務取扱 若 林 克 己 君
高齢介護課長 山 下 貴 章 君
産業民生部参事商工水産課長事務取扱 稲 谷 幹 男 君
農林課長 新 村 剛 君
建設部長 梶 谷 正 夫 君
まちづくり課長 宮 川 潮 君
建設課長 松 木 俊 彦 君
建設部参事上下水道課長事務取扱 菅 沼 勉 君
消防長職務代理者 飛 三津夫 君
消防署長 石 原 雅 雄 君
教育委員長 永 田 晉 治 君
教 育 長 中 屋 久 孝 君
教育次長学務課長事務取扱 佐 藤 孝 男 君
生涯学習課長兼
スポーツ課長 奥 野 博 幸 君
──────────◇──────────
職務
のため議場に出席した事務局職員
の職・氏名
(第
1号に同じ)
──────────◇──────────
◎午前
10時00分開議
○議長(中川 勲君) ただいまから、本日
の会議を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付したとおりで
あります。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表)
○議長(中川 勲君) 日程第
1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
これより会派代表による市政一般に対する質問を行います。
通告
がありますので、発言を許します。
15番高橋久光君。
○
15番(高橋久光君) おはようございます。
それでは、一心クラブを代表し
て、通告をし
てあります諸点について質問をいたします。
まずはじめに、質問に入る前に発言をお許し願いたいと思います。
去る11月8日、任期満了による
滑川市議会議員選挙には、市制施行以来、前回
の第14回
の任期改選時まで歴代厳しい選挙戦
が行われ
てまいりました
が、今回、定数16名
の同数立候補により無投票当選という栄に浴し、今後4年間、3万4,000余市民
の代表として市政に参加できる機会をいただきましたことともに、負託された責任
の重さを改めて痛感し、初心を忘れず市民
の声
が市政に反映できるよう、それぞれ
の立場をもっ
て懸命に努力する覚悟でございます。
あわせ
て、我々は今期始まっ
て以来、志を一つに大局に立っ
て議論をし合える政策グループとして、同士7名、オブザーバー
1名で会派「一心クラブ」を結成し、行動をともに常に市勢発展と市民
の福祉向上に努める所存でございます。
それでは、質問に入りたいと思います。
〔
高橋議員質問中断、「ストップ、ストップ」「休憩」と呼ぶ者あり〕
○議長(中川 勲君) 暫時休憩いたします。
午前
10時04分休憩
──────────◇──────────
午前
10時
15分再開
○議長(中川 勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○
15番(高橋久光君) ただいまは大変失礼いたしました。
いろいろと私
の不精進も
あった
のかなと思っ
ております。代表質問
の折に途中でとちったわけで
あります
が、私といたしまし
ても、これからも健康管理には議員各位とともに気をつけなければならないと再認識をするところで
あります。
途中になりました
が、一心クラブといたしまし
ても、そのような状況下を踏まえながら、これからも市勢発展
のために取り組んでいく覚悟で
ありますので、どうかよろしくお願いしたいと思いますとともに、通告をし
てあります中屋市長3期目に向け
ての決意についてという問題について、市長は9月定例会
の私ども
の会派一心クラブの質問にも答えつつ、「月日
の流れは大河
のごとく」
の言葉を引用されながら、平成14年2月に初当選以来2期8年
の任期を終えようとしておいでになったわけで
あります。これから3期目に向け
て、改めてふるさと滑川を愛する気持ちはだれにも負けない、そんな気持ちを「愛郷無限」
の4文字に引用しながら、市民
の目線に立っ
て市民とともに市政を論じ、歩むという気持ちは今までどおり全力投球でやってきたと。
これからも、市民
が抱える諸問題、第2期まちづくり
の適用を受け
て市街地活性化を図る、または長年
の懸案で
ある斎場問題やさらなる福祉向上
の施策を打ち出すべきだと思っ
ております。
例えば私
ども一心クラブにおきましても、福祉日本一として市政運営を進め
てこられた中で、我々
の要望にも取り上げ
ております項目
の中に、少子高齢化や安心し
て生み育てる施策、今後滑川市
の将来を担っ
てもらうべき子どもたちを安心し
て育てられる
環境や、子どもたち
が病気にかからないような、万が一かかった場合に費用負担
の補助というもの、例えば小学校6年まで無料となっ
ている施策を、引き続き中学生まで引き上げることなどはできないものか。また、あわせ
て通院費も小学校6年まで、できれば中学校まで無料にすべきでないか等々、ぜひ実現に向け
て取り組んでいただきたいものと提案・要望するもので
あります。
市長自身
の後援会を通じてさきに発表され
ております討議資料、3期目に向けた
公約マニフェストの中にも、わかりやすく今日まで達成された実績やこれから
の約束目標マニフェスト「明るく」「楽しい」「元気な街」なめりかわ、住みよさ、活気、福祉健康、教育文化、
環境安心、協働信頼など、5項目に分けた資料
が発表され
ているところで
あります
が、さき
の議会
の3選出馬表明では、市長は「皆様
の三たび信頼
がいただけるもので
あれば、引き続き市政を担当させ
ていただきたい」という決意
の一端を述べ
ておられたわけで
あります。市長
の任期中、このような形で質疑をする
のは最後となるわけで
あります
が、この後、新・再任選挙まで50日余りとなりました
が、市長には的確かつ力強い決意をいただき、我々保守本流を堅持する唯一
の会派一心クラブといたしまし
ても、3選を果たすべく協力を全面惜しまない所存でございます。ぜひ中屋市長には3選に向け
て勝ち抜かれますよう念願するもので
あります。
次に、政権交代による滑川市財政運営及び今後予想される平成22年度事業計画に及ぼす影響と対策、対応についてお伺いをいたします。
我々自由民主党
が歴史的敗北を喫した総選挙から3カ月余り
の月日
が流れました。政権
がかわった当時、現与党へ
の大きな期待を持っ
て、自民党政権から民主党政権へかわった人も多かったろうと思います。しかし、現実味
のない
公約マニフェストに躍らされ
て、今日まで何
の法案も通らない
マニフェストを掲げた事業
の予算
のめども立っ
ていない
のが現状と聞い
ております。そのうえ、現政権
が野党時代、自分たち
がもっともらしくささいな不祥事や不正を必要以上に追及し
ていた人たち
が、今度は政権与党として政権を運営するにあたり、鳩山首相をはじめとする幹部
の不祥事、わがまま
がぽろぽろとだれからともなく言いささやかれる今日、テレビ、新聞、ラジオ等
の報道機関でもそう報道され
ているわけで
あります。
このところテレビ
の報道番組を見
ていたら、民主党は政権をとるためには手段を選ばず、若者には子ども手当、事業主や企業には高速道路
の無料化等々、公約として上げたものの、いまだ財源
のめど
が立たず、それどころか鳩山首相本人
が母親から月
1,500万円も
の資金提供をされ
ていたとか。年間
1億8,000万円、しかも数十年にわたりいまだ多額
の子ども手当をもらっ
ているなんてうらやましいという声も
あるわけで
あります。
また、小沢幹事長は、
同僚国会議員100人、それに関係する関係者500人、総勢600人で中国、韓国へ向かったと。大変な組織力だと報道でなじっ
ている報道者も
いるわけで
あります。まさに、政権をとるために国民へ
のだましとしか言えない
のではないかと危惧するもので
あります。
さきに日本漢字能力検定協会で募集したことし
の漢字
が発表されました。市長も親交
のある京都
の清水寺
の森清範清水寺貫主が揮毫した文字は「新」―新しいでした。
選んだ理由は、
民主党政権誕生やアメリカ
のメジャーリーグで
のイチロー選手
の200本安打新記録、新型インフルエンザ等々
の「新」だそうで
あります。その後に続く漢字は「改、辺、民、鳩、代、交」等で
あり、政権交代に絡んだ文字
がほとんどだということで
ありました。
中屋市長におかれまし
ては、先ほども申し上げました
が、来年2月に行われようとする市長選挙、新しくかわることなく、確実に再選を果たされることを望むもので
あります。
そこで、政権
がかわっ
てから今日まで、
国政与党政権は国
の本年度
1次予算
のうち3兆円
の執行を停止する一方、
マニフェストに上げた諸政策を実行するために、95兆円という史上最大規模
の来年度概算要求を取りまとめようとしておられるわけで
あります
が、現在厳しい景気・雇用情勢へ
の対応も不十分なばかりか、日本
の将来を見据えた長期戦略もないと聞い
ております。
マニフェスト至上主義に走る滑川市においても、8号バイパス、
稲泉以北早月川まで
の4車線化
の見送りなど、長年にわたり朝夕
の交通渋滞による混雑解消に地元住民
の心情へ
の配慮
が一切見られない状況も
あり、また
あろうことか、
北陸新幹線建設促進の要望をはじめとする各市町村会
が一致した要望案件
の要望活動を封じるなど、地方を軽視すると言わざるを得ず、まことに残念な状況になっ
ているようで
あります。
自由民主党並びに滑川市民
の多くは、「政治は国民
のもの」と
の原点に立ち返り、国政では健全野党として正論を主張し与党に対案を示し、政策論争に挑まなければならないとともに、滑川市議会といたしまし
ても、与党
の立場
の我々は責任
ある政党として山積する難問を克服し、
次の世代
が夢と希望を持っ
て輝かしい滑川市
の未来に向け
て前進できるよう取り組まなければならないと思っ
ています。
我が市においても、地域
のニーズに応じるべき行政改革を断行し、ぎりぎり
の状況
の中で行政運営を行っ
ているものと思っ
ています。しっかりとした財源確保
の道筋を明らかにしたうえで、平成22年度予算編成をすべきでないかと思います。これから
の予算編成にあたっては、これまで以上に財源確保に工夫を凝らす必要
があり、今後
の経済情勢
の推移、税制改正
の内容、国
の予算編成
の動向を注視しながら、市内
の景気・雇用状況に迅速かつ的確に対応し、地域
の元気
が回復すること
が大事だと思っ
ています。
そこで、これから
の地方行政として、我が市
の財政運営及び今後予想される平成22年度事業計画に及ぼす影響と対策について、市長
の思いをお伺いするもので
あります。
次に、平成22年度予算編成
の基本的な考え方についてお伺いをいたします。
さき
の質問と多少重複するかもしれません
が、昨年以来、世界不況、アメリカ
のリーマンショックとともに、古くからアメリカ
がせきをすると日本
が風邪を引くと言われたり、政権交代で仕分けによる補助金カット、廃止等々、そのほかにも一昨年から行政改革による公共事業
の激減による各企業
の業績不振による市税収入
の減少
が危惧され
ているところで
あります。まさに先行き
が不透明
の中で、さき
の市長提案理由の説明でも、都市基盤整備、社会
環境の整備、
産業振興、教育向上、その他いろいろな施策
が概略説明として
ありました
が、どの項目をとってもより厳しい状況と思うところで
あるものの、厳しい中にも希望
の持てる内容、
市長マニフェストにも掲げ
ておいで
の「小さくともキラリと光るまちづくり」
の実現に向け
て限りなく近づくためにも、的確な予算
の目安を具体的に示し
ていただきたいものと思っ
ています。
次に、当市管内
の雇用状況についてお伺いいたします。
市長はさき
の提案理由説明の中で述べ
ておられる経済動向と財政運営
の中で、全国的には景気は持ち直し
ているが、自主性に乏しく失業率
が高水準に
あり、依然として厳しい状況で
ある。緩やかなデフレ状況に
あり、当面はまだまだ厳しい雇用情勢
が続くもの
の、海外
の改善などを背景に景気
の持ち直し傾向
が期待され
ているが、予断を許さない状況ということで
ありました。
我が市におきましても、県内では工業製品
の出荷額は全体では減少傾向に
あるものの、県東部地区では富山市に次ぐ出荷高だというものの、滑川市
のハローワークで取りまとめた数字を見る限り、この
1年
の間、1月は求職者
が771人に対し、求人者
が286人、約30%、3人に
1人
の割合
の就職率だということで
ありました。以来、わずかに伸び
ているのは、8月、9月に求職者
が360人に対し、求人者
が300人ということで、約8割
の求人状況で
あったということも数字で出
ているわけで
あります
が、10月以降400人に対して270人、64%、今月
の末になりますと、約50%を切る
のではないかという状況でも
ありました。
ハローワーク滑川の数字は、滑川、上市、立山
の資料で
あって、滑川だけ
のものでは
ありません
が、いずれにせよ市内
の企業、従業員、市民、それぞれ
がまさに市長
がマニフェストで上げ
ておられるような住みよさと活気
がキラリと光るまちに、また活性化につながる施策
がないかお伺いするもので
あります。
最後になりました
が、新任された教育委員長に所感をお伺いをいたします。
今さら私
が言うことは釈迦に説法で、言うまでも
ありません
が、「教育」は辞書を引い
てみると、知識、技能、教育などを身につけるため
の教え、また「教える」を辞書で引い
てみると、知識や技能などを身につけるように導くと
あります。一方、「習う」は教えを受け
て覚える、また別
の「倣う」はまねをするとなっ
ています
が、我々、今日まで幾つになっ
ても、生き
ている限り「三つ子
の魂百まで」といったことわざも
あるとおり、子ども
のころからさまざまな教育を受け、習い、または知らず知らずにほかに教えるといった行為、行動を繰り返し
て今日まで来
ているものと思います。
そこで、行政において
の教育は、大人になるまで
の子どもたち
の基礎教育、この場は国
の決まり
の中で、幼稚園から義務教育まで
の子どもたち
の基礎となる教育ではないかと思うところで
あります
が、我々
が子ども
のころに育った家庭
環境は、両親や家族は日々生きるために働く
のに一生懸命で
ありました。学校教育は学校だけで、それぞれ
の家庭ではどこ
の両親も恐らく「学校へ行け」「勉強をせよ」「先生
の言われることを聞け」、ついでに「悪いことをするな」「家
の手伝いをせよ」といったような事ごと
が口癖
のように教えられ
てきた
のは、私だけではなかったろうと思っ
ています。
しかし、今日このごろは、それぞれ
の生活習慣も違っ
ていると思います
が、それぞれ
の保護者、子どもたち、両親
の考え方も変わっ
てき
ておる
のも現実だと思います。すべて
の子ども
の教育は、学校任せ的な感
が先走っ
ているように思います。
さきに申し上げました
が、我々
の両親から言われた「学校へ行け」は、言うまでもなく学校でよく勉強を習っ
てこい。「勉強をせよ」は、習ったことを将来
のために覚え
ておけ。「先生
の言われることをよく聞い
てこい」は、親
のかわりとして先生に道徳教育までも習っ
てこい。「悪いことをするな」は、人に迷惑をかけず、善悪
の分別をわきまえよ。「家
の手伝いをせよ」は、将来、社会に出たときにまじめに働い
て、人
の役に立てといったような親として
の暗黙
の道徳教育ではなかったろうかと思います。
しかし、今日
の子どもたちは、朝は学校へ行くぎりぎりまで寝かせ
ていたり、学校から帰ったら、それぞれ
の子どもたち
の好きなスポーツサークルや学習塾へ、そのほか
の子どもたちは家
の中で与えられた好きなゲームに夢中になり、そういった子どもたち
の両親は子ども
の言いなり、必ずしもそういう両親ばかりではないと思います
が、そのような家庭
の子どもたち、両親は、できない
のが、やらせない
のが、やったこと
がすべて学校や行政
の責任だといった保護者
が多くなっ
てき
ているような感
がするわけで
あります。こういった事ごと
がこれから
の将来に向け
て我々
の社会
がどうなっ
ていく
のかなと心配する
のは、私だけではないと思っ
ています。
よって、今後、滑川市
の将来を託す子どもたち
の教育
の取りまとめ役として
の教育委員長に、子どもたち
の現状と将来をかんがみ、今後
の思い
があれば、所見をお伺いしたいと思います。
いろいろご迷惑をおかけいたしました
が、以上で私
の質問を終わります。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(中川 勲君) 答弁に先立ち、理事者側
の皆さんに申し上げます。
答弁にあたっては、質問
の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。
中屋市長。
○市長(中屋一博君) おはようございます。
ただいま一心クラブを代表し
ての高橋議員
の質問にお答えをいたします。
まず最初に、中屋市長
の3期目に向け
ての決意を問うということで
あります。
冒頭、3選目に向け
ての力強い激励を賜りましたことに、まずもっ
て感謝申し上げたいと思います。
さて、議員
がおっしゃったとおり、月日
の流れは大河
のごとし、まさに2期目
の4年間、あるいは
1期目から通し
ての8年間、月日
の流れは大きな川
のうねり
のような感じ
がし、その早さも大河
のごとく、そんな思いで
ありました。
と同時に、議員もおっしゃったとおり、この8年間、私は政治信条としてふるさとを愛する思い、情熱はだれにも負けない。そんな思いを「愛郷無限」
の4文字に託し
て今日までまいったつもりで
あります。
その中に
あって、この2期目
の4年間を振り返りますと、いわゆる市民交流プラザ
のオープンや西部小、南部小
の大規模改造、あるいは耐震補強工事、こういうハードな施設
の整備という
のも
あったと思います。
しかし、私
がやはり最もうれしかった
のは、福祉都市日本一を目指そうと、そんな大きなスローガンを掲げた中で、先般
の日本経済新聞社発表による行政サービス調査で、全国
の市と東京23区を合わせた中で、子育て
環境で全国9位に滑川
が入った。人口5万
の都市では
1番で
ある。こんな報道
が日経から発表されました。福祉都市日本一を掲げた本当に大きなテーマ、大きな責任を背負いながら歩んできたわけで
あります
が、しかしこれも多く
の市民
の方々
のご参加を得
て、滑川市
の福祉都市推進計画を立ち上げた。そして、次世代育成行動支援計画をも策定させ
ていただいた。そんな計画を議会
の皆さん
のご理解、ご支援、そして社会福祉協議会、多く
の市民
の方々、ボランティア
の方々、そんな方々
の総力を結集した結果
がこのような新聞報道にもなっ
てきたのでなかろうか、そんな思いを強くするわけで
あります。
と同時に、ハードというよりも、むしろこの4年間、ここ2、3年
の間に、滑川市
が全国レベル
のニュースとして載った
のが、例えば4月16日付
の「週刊文春」では、「車窓から眺める花
のある風景日本一」にあの東滑川駅周辺
があるということも報道されました。あるいは東洋経済新報社
が発表した「住みよさ日本一ベスト100」
の中に、滑川市
が48位に選ばれた。子育て
環境や住みよさというものはいろんな指標
があるわけで
あります
が、それらすべてを総合的、客観的に評価した結果、そのような数値で
あるということも報道をされたわけで
あります。
また、関西経済研究所
が発表した財政
の健全性、これも全国61番目
の健全性で
あるということも報道をされました。あるいは市民
1人当たり
のいわゆる借金というものは、県内15市町村
の中で滑川市
が一番低いんだということも新聞でも報道をされたわけで
あります。
いわばハードな部分というものは案外目につきやすいわけで
あります
が、ソフトな部分という
のは、逆になかなか理解しづらい部分
があるんだろうと思います。滑川市には滑川市
のよさ
がある。例えば県外から滑川市においでになったとき、あの東滑川駅周辺
のチューリップ畑と新雪輝く立山を見たとき、何ときれいな風景だろうと、県外
の方はみんなびっくりされる。しかし、意外に滑川
の方はクールで
あって、いつもそんな風景を眺め
ていると、そのよさ
が失われる、わからない部分
がある。
上下道にし
てもしかりだと思います。こんなにおいしい水を飲んで
いても、いつも飲んで
いるとごく当たり前で、何らおいしいという感じさえ感じなくなる。豊かさとか幸せとかというものは、むしろ我々
の心
の中に
あるので
あって、これを数字であらわすという
のはなかなか難しいけれども、ここ
1、2年
の間にそのような報道
が多々
あったということは、私は本当にうれしい限りだったと思います。
しかし、自治とは耕せど尽きることなき営みで
あると同時に、政治とは現実を理想に引き上げる機能で
あります。そんな中で昨今、我が国を取り巻く
環境を見ますと、経済金融情勢
の悪化や政権交代により、地方を取り巻く
環境が一段と厳しさと不透明感
が増し
ておると思います。そういう中で、私に引き続き3期目
の市政を担わせ
ていただける
ので
あれば、滑川市
が21世紀に確固たる発展
の礎を築い
ていくためにも、第4
次の新たな総合計画はきっちりと策定する必要
があろうかと思います。
宮本武蔵
の『五輪書』
の中に、「遠きを見
て近きを見よ、近きを見
て遠きを見よ」という言葉
があります。本市にとって遠きとは、すなわちこの総合計画で言う10年先、これ
が本市
の「遠きを見よ」。そんな中で10年先を見据え
て「近きを見よ」という
のは、当選した後に与えられた任期、その4年間になすべきこと
が「近きを見よ」で
あろうと思います。
私は今日まで、多く
の先人、先達
の偉業に感謝をし、さらなる飛躍を図るため、本市
の三大目標で
ある「美しい
環境の住みよいまち」「活気に満ちた豊かなまち」「香り高い文化
のまち」
の実現に全力を傾注したい、そんな思いで
あります。
そして、すべて
の市民
がお互いにあらゆる分野で力を合わせ、語らい、励まし合いながら住みよい地域づくりを進めるために、市民
の積極的な市政へ
の参加とボランティア
の力をおかりし、引き続き福祉施策
のさらなる充実に向け全力を投球したいと思います。3万4,000、決して大きな市では
ありません。しかし、3万4,000ゆえにすばらしい財産、歴史、文化も多々
あるのも事実で
あろうと思います。「小さくともキラリと光る」、そんな滑川を目指し、全力を傾注したい。議員各位
のさらなるご支援、ご協力をお願いするもので
あります。
次に、政権交代による滑川市
の財政運営、予想される事業計画に及ぼす影響云々で
あります。
ご案内
のとおり、今回
の政権交代により、新政権は平成22年度
の予算編成にあたり、無駄遣いや不要不急な事業を廃絶することにより、
マニフェスト工程に掲げられた主要な事項を実現し
ていくため、既存予算についてゼロベースで厳しく優先順位を見直し、積極的な減額を行う。こうした編成方針
のもと、提案理由にも申し上げたとおり、第
1次の補正予算
の一部執行停止や行政刷新会議における、いわゆる事業仕分け
が行われたところで
あります。
本市においては、執行停止による影響は回避されたものの、事業仕分けにおいて、平成22年度から予定し
ているまちづくり交付金事業をはじめ、下水道事業や農業集落排水事業については、「実施は各自治体
の判断に任せる」とした判定
がなされ、「地方移管」というふうになっ
ております
が、その所要
の財源等については何ら示され
ていない
のが現実で
あります。
また、先ほど8号線魚津・滑川間
のバイパス
が凍結になったということも一部報道をされたわけで
あります
が、これらも極めて不透明なわけで
あります
が、引き続き8号バイパスは東部を横断する極めて重要な基幹路線で
ありますので、これらも今後とも積極的に働きかけ
てまいりたいと思っ
ております。
また、その他
の公共事業においても、国土交通省
が再提出した概算要求では、公共事業関係費を14%削減するということになっ
ておりました
が、景気後退による税収見込み
が急減したことにより、さらなる削減
が懸念されるところで
あります。
さらには、新政権
が来年度から支給予定
の子ども手当についても、地方負担をめぐる議論
が今浮上し
ておるわけで
あります。あるいは自動車関係諸税
の暫定税率廃止についても、これも本市あるいは県を含め
て地方にとっては大きな影響を及ぼすものと見込まれ、大変危惧をいたし
ておるところで
あります。
現在、新年度
の予算を編成中で
あります
が、平成22年度における福祉、教育施策をはじめとした各種施策
の実現と、安定した財政運営
が行われるよう、全国市長会等を通じて国に求め
ていくとともに、国
の予算編成状況を注視し
てまいりたいと考え
ております。
次に、予算編成についてで
あります
が、本市において、先般
の提案理由説明でも申し上げましたとおり、歳入面において、経済情勢
の悪化による企業業績
の低迷により法人市民税や固定資産税で
の大幅な減収
が予想されるうえ、個人市民税についても雇用情勢
の悪化や給与収入
の減により相当規模
の減収
が予測され、市税全体
が大きく縮小し、これを補う地方交付税についても、現段階では極めて不透明な状況で
あり、一般財源
の総額については減額
が避けられないものと思っ
ております。
また、歳出面では、一般会計で106億円
の市債残高を抱えつつ、扶助費を中心に義務的経費
の増加
が見込まれ
ており、加え
て実質公債費比率
の低減を図る必要
があることなどから、これまで以上に厳しい財政運営を余儀なくされるものと考え
ております。
しかしながら、例えば南部小学校
の大規模改造事業や、かねがね要望
のあった火葬炉
の改修、あるいは先ほど
会派一心クラブからもたびたび強い要望
がありました子育て支援策として重要な通院医療費無料化
の拡大に向けた取り組みなど、市民
の健康・福祉や
環境問題へ
の対応、中心市街地
の活性化、市民
の安全・安心
の確保、教育施策
の推進等には積極的に取り組んでいく必要
があるものと思います。
こうしたことから、平成22年度
の予算編成にあたっては、健全財政
の堅持を基本とした徹底した経費
の節減合理化に努め、施策全体について
の「選択と集中」を徹底し
ていくこと
が不可欠で
あるものと考え
ており、あらゆる事務事業に創意と工夫を凝らすよう、各部局に予算編成方針を通知したところで
あります。
以上
が私から
の答弁で
ありますので、他はそれぞれ
の部署から答弁をさせ
ていただきます。
○議長(中川 勲君) 坪川
産業民生部長。
○
産業民生部長(坪川宗嗣君) それでは、質問
の4番目、市
の雇用状況について
の企業、従業員、市民それぞれ
が元気
が出る活性化につながる施策はないかについてお答えをしたいと思います。
本市内
の雇用状況につきまし
ては、
ハローワーク滑川管内
の最新
の有効求人倍率は0.36と、一時期から見ると、回復はしたものの低い状態
が続い
ております。
工業生産
の面から見ますと、本市には滑川機械工業センター、滑川工業地区、本江工業団地、栗山工業団地、滑川東部工業団地、安田工業団地や滑川鉄工団地などに優良な製造業
が集積し
ており、その他にも優良な製造業
が幾つもございます。
提案理由でも申し上げたとおり、本市
の工業製品出荷額は、これら企業
の努力により毎年着実に増加し
てきたところで
あり、市
のさらなる活性化につなげるため、新規
の企業立地や工場
の増設等に対する補助制度などを整備し、積極的に優良企業
の誘致活動を行っ
ているところでございます。
企業、従業員、市民それぞれ
が元気
が出る活性化策につきまし
ては、21年度において、中高年齢離職者等雇用奨励金
の創設、小口事業資金融資あっせん保証料補給金
の拡充、中高年齢離職者等技能再訓練奨励金
の拡充、心身障害者雇用奨励金
の拡充、中小企業退職共済制度加入促進補助金や高年齢者雇用奨励金などを整備し
ているところでございます。
また、企業
の元気
が従業員や市民
の元気につながるものと考え
ているところで
あり、高度情報通信網
の整備を図り、企業等
の事業活動を支援することとし
ており、引き続き市
の活性化に取り組んでまいりたいと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 永田教育委員長。
○教育委員長(永田晉治君) 私は、10月より教育委員長を務めさせ
ていただい
ております永田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
高橋議員さん
の質問でございます、滑川市
の将来を託す子どもたち
の教育を、取りまとめ役として
の委員長に聞くということでございます。子どもたち
の現状と将来をかんがみ、今後
の思い
があれば伺うという質問に対しましてお答えしたいと思います。
教育
の主な目標といたしまし
ては、以下
の諸点
があると思います。
1つには、幅広い知識と教養を身につけ、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。2つには、創造性を培い、勤労を重んじる態度を養うこと。3つ目として、正義と責任、協力を重んじること。4つ目として、生命をたっとび、
自然を大切にすること。5点目として、伝統と文化を尊重し、国と郷土を愛すること。
このようなことを基本に、滑川市
の将来のみならず国
の将来を担う大切な子どもたち
が、これからこの目標に向かっ
て自ら
の夢を抱き、心身とも健全で互いに助け合い、励まし合いながら成長し
てくれることを願っ
ております。
また、我々大人は、これら
の子どもたち
の夢や目標に向かっ
て努力することに対し、周りから温かく、また
あるときは厳しく見守りながら、健やかな成長を期待したいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 高橋久光君。
○
15番(高橋久光君) 今ほどは、質問中にもいろいろご迷惑をかけたにもかかわらず、答弁をいただきまし
てありがとうございました。
いろいろな経過を見ながら、今日まで滑川市政を頑張っ
てきた中で、中屋市長におかれ
ては、3期目に向け
ての決意も力強くいただいたものと思っ
ています。
質問
の中にも話をしました
が、何も変わればいいというものではないと私どもも思っ
ている次第で
あります。そういう趣旨で、きちんとした形でこれから
の滑川市政を運営し
ていただける方を市民も冷静な判断と良識
ある決意をし
ていただけるような活動も、残された50日余り
の中で頑張っ
ていただきたいものと思っ
ています。
一心クラブといたしまし
ても、先ほど申し上げましたとおり、全面的な応援を惜しまないつもりでおりますので、そのつもりで頑張っ
ていただくことをお願いするもので
あります。
政権交代につきまし
ても、大変厳しい
のは市長もご認識
のとおりだと思っ
ています。これから
の平成22年度に向けたいろいろな事業計画も今まで
の保守オンリーで
ありました自民党政権から民主党政権にかわった。この中でも中屋市長
の持ち前
の人脈を通して、きちんとした形でこれからも努力をいただきたいものと思っ
ています。その一端
の中身も今ほどお伺いしたとおりで
あります
が、これからもそういう趣旨にのっとりながら、滑川市にも民主党を応援した市民も数多く
いるのではないかと思いますし、そういった中でもこれだけは外せない、これは受けるという趣旨、差別
のないような努力をし
ていただきたいものと思っ
ています。
新任された教育委員長には、いろいろな思いも聞かせ
ていただきました。昔から
の言い伝え
のとおり、私も申し上げました
が、その趣旨もきちんとした形で今日まで受け継がれ
ていることもご認識
のうえ、決まり切った型どおり
の教育方針だけでなく、滑川市ならでは
の子どもたち
の教育にも取り組まれることをご期待を申し上げるわけで
あります。
以上で私
の質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(中川 勲君) 以上で会派代表による質問を終わります。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(中川 勲君) これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告
がありますので、順次発言を許します。
3番原明君。
○3番(原 明君) それでは、通告し
てあります3点につきまし
て質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。
まず滑川市
の人口減少についてで
あります。
この問題については、ことしも質問
が出
ておるわけで
あります
が、また違った観点から質問をさせ
ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
本年12月11日
の新聞によりますと、富山県
の10月
1日現在
の総人口、それから市町村
の年齢別集計
が発表され
ております。県
の総人口は前年同期に比べ
て6,075人減
の109万5,217人となっ
ております。
その内訳につきまし
ては、年少人口、いわゆる15歳未満
が1.
1%減
の14万4,753人、生産年齢人口、15歳から64歳まで
がこれも
1.6%減でございます。66万6,251人となっ
ております
が、一方、65歳以上
の老年人口
のほう
が2.3%増加をし
て、28万3,270人となっ
ておると発表され
ております。報告
の中にも
ありますように、少子高齢化
が進行し
ているというふうに発表され
ておるわけで
あります。
当滑川市におきましては、平成17年4月
1日
の3万4,234人をピークに減少傾向に入っ
ております。21年ことし
の4月
1日
の人口は3万3,913人、4年間で341人、大体約
1%
の人口
が減少し
ておるというふうになっ
ておるわけで
あります。
そんな中で、先ほど県
の人口発表も
あったわけです
が、人口減少という
のは、当然少子高齢化
が進んでいくわけで
ありますので、人口
の減少は免れないというふうに考えるわけで
あります
が、滑川市における人口減少
の要因という
のはどういうふうに見
ておられる
のか。そしてまた、先ほど言いました10月
1日
の発表に
ありました、いわゆる滑川市
の年少人口、生産年齢人口、老年人口、これら
の割合をまずお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 杉田
企画情報課主幹。
○
企画情報課主幹(杉田隆之君) 今ほど
の原議員
の滑川市
の人口減少についてということで
あります。
人口減少
の要因は何かということでございます
が、これは大きく分け
て宅地開発
の停滞等によります転入者
の減少傾向
が続い
ております。これは社会要因でございますけれども、それとともに
自然動態で見た場合
の死亡者数
の増加に対する出生者数
の減少
が考えられる。これはやはり女性
の社会進出、ライスタイル
の変化、価値観
の多様化、あるいは高学歴化によるに経済的な要因、晩婚化・未婚化、これら
の要因
が複雑に絡み合っ
て、出生率
の低下を来し
ているものと考え
ております。
一方、今おっしゃいました10月
1日現在
の県
の人口統計でございますけれども、おっしゃいましたとおり、県全体では約6,000人
の減少
がありました。
当滑川市では、幸いなところ、人口減少率からいいますと下から2番目ということでございます。15市町村中、人口
が増えたという
のは、舟橋村
1村のみということでございまし
て、それもわずか7人ということになっ
ております。
そういう意味では、幸いにも滑川市
の減少率は低いものと思っ
ておるわけでございますけれども、それとともに年少人口あるいは高齢人口
のほうはどうかということでございます。
滑川市
の15歳未満
の人口
が4,890人、率にしますと14.5%ということでございます。もう1つは、65歳以上
の方々
が8,263人、率にしますと24.6%ということでございまし
て、県内
の状況を見ますと、よいところから4番目ということで、いずれも4番目、年少人口もよいところから4番目、高齢人口もよいところから4番目ということで、そういう意味では、少し安心をし
ておりますけれども、こういう状態
がこれからますます続い
ていくということで危惧をし
ているところでございます。
以上です。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 今ほど
の安心をし
ておるというふうな話でございます
が、減少率も2番目、それから年少率もいいところから4番目ということで
あります
が、まず1つ、安心をしないで、人口
の増加に向け
て取り組みを進め
ていっ
ていただきたいと思うわけで
あります。
滑川市
の評価を見ますと、先ほど代表質問
の市長答弁
の中でも
ありました
が、いわゆる子育て
環境については、上位
のほうに選ばれ
ております。人口5万人では第
1位と。それから、5月
1日付
の新聞
の「住みよさ」にも、上位
の都市にランクをされ
ておるわけで
あります。先ほど市長からも答弁
がありました
が、「車窓から眺める花
のある風景」
が週刊誌
の中で第
1位に輝い
ておるというふうになっ
ておるわけです
が、こういったすばらしい
環境に恵まれ
ておる滑川市、このようなすばらしいところで
ありますので、今ほど答弁
の中にも
ありましたとおり、人口減少には宅地開発
の低下とか晩婚化とか、いろんな要因
があるので
ありましょう
が、何かこの人口対策に向け
て、市として取り組んでおられる事業
があればお聞かせいただきたいと思うわけで
あります。
○議長(中川 勲君) 杉田
企画情報課主幹。
○
企画情報課主幹(杉田隆之君) 人口減少に対する施策ということでございます
が、これまでも各分野におきまして、例えば出生率
のアップ
のため
の保育料
の低減、あるいは子育て支援策、それから放課後児童対策とかいろいろ取り組んでおるわけでございます。
一方、社会増を図るため
の施策といたしまし
ても、企業誘致
の推進ですとか、まちなか
の活性化で
ありますとか、そういう諸施策を地道に取り組んで
いるところでございます。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 企業誘致、それから子育て支援ということに取り組んでおられるというふうに聞きました
が、市民課でお聞きしましたところ、ことしにというか、平成20年1月
1日から11月30日、そして本年
の1月
1日から11月30日まで、滑川市で婚姻届を出されたカップルというか、件数
が平成20年11月30日まで
が367件、それからことし
の11月30日まで
が416件
の婚姻届
が提出され
ておると。これは416件それぞれすべて
が滑川に定住されるかというと、当然そうではないわけで
あります
が、こういった結婚をされ
て滑川市に住んでおる人たちも当然おられるわけで
あります。
ただ、最近
の若い人たちという
のは、出会い
が少ないとか、異性と
のコミュニケーション
が苦手とかいろんな人
が言われるように、ライフスタイル
の変化によりまして増加し
ておるというふうなことでございます。よって、なかなかすてきなパートナー
が見つからないと、今ほど言いました晩婚ということもそれにつながるんじゃないかと思います。
そんな中で、ことし
の10月10日に、これは滑川有恒ライオンズクラブ
の主催によりまして、出会いサポート事業として「なめりかわ恋物語」
が開催をされ
ております。これに申し込みされた人たち
の中には、滑川市内、それから市外、県外を含め
て男性
が55人、女性
が60人、115人
の若者
が出会いを求め
て参加され
ております。その中で2組
のカップル
が誕生いたしました。聞い
てみると、なかなかこういった出会い事業
の中でカップル
が誕生するという
のは珍しいというふうなことで
ありました。
ただ、先ほども言いました
が、子育て
環境の上位都市、それから住みよさでも上位都市と、こういった評価
がされ
ておるわけで
あります。すばらしい住環境
の中に
ある滑川ということを大いに市内外にPRし
ていただく、そしてまたこのような出会いサポート事業を通して人口増加対策に向け
て大いに取り組んでもいいと思う
ので
あります
が、ぜひこの出会いサポート事業を新年度
の事業に実現させ
ていただきたいと思うわけです
が、ご意見をお聞きしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 杉田
企画情報課主幹。
○
企画情報課主幹(杉田隆之君) 今ほどおっしゃいました10月10日に滑川有恒ライオンズクラブ
が開催された婚活
のイベントということで「なめりかわ恋物語2009」、時代に即応した大変すばらしいアクティビティーだというふうに私どもは思っ
て、大変敬意を表し
ているところでございます。
市としても、市あるいは市教育委員会、滑川市文化・スポーツ財団等
が後援させ
ていただきまし
て、PRを中心としたお手伝いをさせ
ていただいたところでございます。ライオンズクラブさんということで、「ウイ・サーブ」
の精神を持っ
て取り組まれたということで本当にすばらしいことだなというふうに思っ
ておりまし
て、今後またどのような支援
ができるか検討させ
ていただきたいというふうに思っ
ており、側面からバックアップし
てまいりたいというふうに思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) その中で言わなかったわけです
が、後援を当然いただい
ております。ありがとうございます。こういったものを含め
て、やっぱり少しでも滑川市
のいいところをPRし
て、若い人に滑川市に定住し
ていただい
て、そして人口も増やすという活力
ある滑川に向け
て、この事業をまたバックアップし
ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今
の原議員
の、「なめりかわ恋物語2009」という有恒ライオンズクラブさん
の主催による行事だったわけです
が、私もどんな雰囲気かを含め
て、6時前後でした
が、ちょっとあそこへ顔を出させ
ていただいたんです
が、議員ご指摘
の115名ですか―55、60名。本当に多く
の若者
が集っ
ていた。あの雰囲気を見ると、やっぱりこれは行政ではああいう柔軟な発想という
のは出
てこないなと。やっぱり民間
の人々
の集まりで
あるがゆえに、あんな柔軟な発想かつあの内容を見ると、改めてそう思ったわけです。できれば、行政
が前面に出るよりも、民間
の方々
の手によって、第
1回目で
ありました
が、大成功裏に終わったと。2組といえども、カップル
が誕生したということも大きな成果で
あったと思います。今後やられるかどうかわかりませんけれども、願わくは引き続き継続的にやられる中で、行政はなるべく控え目に支援をしたいと、表に出過ぎずに控え目にということで、協力できる部分
があればまたご相談に応じたいと、こう考え
ておるところで
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) よろしくお願いをいたします。
それでは、2点目
の海洋深層水
の利活用について質問させ
ていただきます。
海洋深層水は、水深200メートル以上
の海底に
ある海水で
ありまし
て、表層
の海水とまざらないことから、一年を通して低温、汚染細菌数
が少なく
て、化学物質による汚染もなく、いわゆる植物
の成長に必要な窒素、燐酸、珪酸など
が多く含まれ
ておりまし
て、また各種ミネラル
がバランスよく含まれるという特徴
が報告され
ておるわけで
あります。
ただ、この海洋深層水利用
の歴史はまだ浅いわけで
ありまし
て、水産分野をはじめとして食品、医療、健康
産業あるいは農業分野など、非水産分野においてもさまざまな研究
が行われ
ております。民間企業では、食品や健康飲料、それから化粧品、さまざまな商品開発
が進められ
て販売され
ておるわけで
あります。
滑川市でも、海洋深層水分水施設アクアポケット
が平成17年1月30日にオープンし
ております。事業者用を含んで6種類
の深層水
が市内外
の皆さんに販売され
ておるわけで
あります
が、オープンから今日まで
の販売状況についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 稲谷商工水産課長。
○商工水産課長(稲谷幹男君) 海洋深層水
の販売状況についてお答えします。
本市
の海洋深層水分水施設で
あるアクアポケットで
の深層水
の販売状況につきまし
ては、平成17年度
の販売数量
1,429トン、販売金額738万8,630円、18年度
が1,337トン、879万4,510円、平成19年度は2,076トン、
1,108万4,510円、平成20年度は2,588トン、
1,206万180円で
あり、毎年増加傾向に
あります。
なお、平成20年度
の種類別
の割合では、原水
が63%、脱塩水
が24%、高濃縮水
が12%、その他
が1%となっ
ております。また、販売先別
の利用量割合では、事業者
が45%、個人
が55%となっ
ております。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) ちょっと質問です
が、リッター数に対するイコール売り上げということにはなっ
ていないんですよね。これはどういう理由
があるのでしょうか。原水とかいろんな種類で違うわけで
ありますか。
○議長(中川 勲君) 稲谷商工水産課長。
○商工水産課長(稲谷幹男君) 数量と金額
が比例しない
のは、6種類
のものを販売し
ております。したがって、その種類によりまして単価
が違いますので、比例しないもので
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 17年
のオープンから販売金額も、トン数はまちまちで
あります
が、昨年20年度につきまし
ては、トン数も金額も
1,200万ということで、非常に上がっ
ておるわけで
あります。55%
の方
が個人として利用され
ておるということで
あります。これにつきまし
ては、いろんな使い方をされ
ておると思うわけで
あります。この使用については、利活用
のほうでまた一回質問させ
ていただきたいと思います。
続きまし
て、農業、商工業で
の利活用
の状況でございます。
深層水
の特性、効能を十分発展的に活用するために、幅広い分野で
の研究
がなされ
てきたと認識し
ておるわけで
あります。
農業分野においては、種もみ
の消毒、ネギ
の糖度アップ、小松菜栽培へ
の活用、それから果樹については、ブドウ、リンゴ
の栽培における糖度
のアップというふうに利用され
ております。こういった海洋深層水
のいわゆる効能という
のは十分確認はされ
ておるわけで
あります。また、みそ、しょうゆ、それからかまぼことか沖漬け、入浴剤、飲料水、いわゆるこれを使った製品も多く販売をされ
ておるわけで
あります
が、これ以外にというか、農業、商工業で
の今現在どういうふうな利活用をされ
ておる
のか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 稲谷商工水産課長。
○商工水産課長(稲谷幹男君) お答えします。
海洋深層水
の利活用につきまし
ては、今ほどご紹介
のあったとおり
のもので
あります
が、私ども
のほうで聞き及んでおります
のは、清涼飲料水、ビール、しょうちゅう、みそ、しょうゆ、かまぼこ、塩、入浴剤、化粧品など
の商品開発、あるいは浴場で
の利用というものを聞い
ておるところで
あります。
また、一般
の個人利用では、コーヒー、お茶、漬物、炊飯、料理
の塩がわり、あるいはおふろ
の入浴添加などに利用され
ております。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 海洋深層水
の農業へ
の利用ということでお答えいたします。
海洋深層水
の農業へ
の利用につきまし
ては、先ほど議員おっしゃいましたように、種もみ消毒あるいは果樹
の食味
の向上、そういったこと
が大変たくさん行われ
ておりまし
て、研究機関へ
の委託も終わり、その効能
が実証され
ております。現在、農家あるいは家庭におきまして、深層水
が利用され
ておるわけで
あります。
それで、現在どのようなこと
が注目され
ておるかといいますと、農産加工物につきまし
て海洋深層水を利用するということを考え
ております。
先ほど議員おっしゃいましたように、みそ
の加工につきまし
て、みそ加工組合
が滑川市ででき
ておりまし
て、滑川産
の豆を使いましたみそを製造することになっ
ております。その中で海洋深層水を利用する計画
がございます。現在、そのことにつきまし
て、関係機関と加工組合と協議し
ておるところでございます。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 私は17年
の選挙で当選させ
ていただいた12月議会にも同じ質問をし
ておるわけです
が、あんまり活用
の範囲
が広がっ
ていないんじゃないかなと今
の答弁を聞い
て思うわけで
あります
が、やはりもう少し積極的な活用というものに目を向け
て、ちょっと頑張っ
ていただけないか。これは継続的な研究開発とPRで後から出
てきますので、またそのときにも質問したいと思います。
健康増進へ
の利活用についてで
あります
が、ことし
の9月16日
の朝刊に歩行浴による深層水と水道水
の効果比較実験
が公開され
ているという記事
が載っ
ておりました。これはタラソピア
のほうで、富山大学
の大学院医学薬学研究部と県
の衛生研究所
の共同研究で、深層水を利用したメタボリック対策
の研究、そして実験で
あります。途中では
あります
が、歩行浴に限っ
てです
が、水よりは深層水
のほう
がメタボリック対策には効果
があるということ
が報告され
ております。
また、海洋深層水
の効能については、前々から皮膚病、アトピー性
の皮膚炎
の症状改善に効果
があるというふうな報告
がされ
ております。また美容に、そして化粧水
のかわりとして利用され
ていると多々聞い
ておるわけで
あります。せっかくこの実験も進め
ておられるわけです
が、効能として報告され
ておるこの深層水、これを滑川市民のみならず、たくさん
の方々
の健康づくりにこういったものをぜひ利用し
ていただきたいと思うわけです
が、実験については、新聞は3年ということで、まだ
1年
あろうかと思います
が、これをぜひ活用し
ていただきたいと思うわけです
が、今後どのような計画でおられるでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 稲谷商工水産課長。
○商工水産課長(稲谷幹男君) お答えします。
健康増進へ
の利活用についてで
あります
が、平成20年度から「メタボリック症候群に対する海洋深層水温浴
の効果に関する研究」を富山県と共同で行っ
ており、その研究結果からも深層水
の歩行浴では、体温
の上昇
が水道水
の歩行浴に比べ
て大きく、歩行浴後も高い温度を維持し、温まりやすく冷めにくい効果
があると考えられ
ております。
また、深層水
の歩行浴は、酸素消費量
が多く、エネルギー
の消費
が多いと考えられることから、メタボリック症候群へ
の対応
が可能と研究関係先から示唆され
ているところで
あります。
今後は、さらに深層水
の歩行浴について研究を行い、本市
のタラソピアも含めた深層水を利活用した健康増進対策を進め
てまいりたいと思います。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) まだ最終的な結果
が出
ていないわけです
が、効果は
あるというふうに私も思います。ぜひ積極的な利用で健康増進につなげ
ていっ
ていただきたいと思います。
それでは、今ほど
の研究も
あるわけです
が、継続的な研究、そして開発とPRについてで
あります。
滑川沖
の333メーター
の深層水
の特性という
のは、先ほどから言っ
ておりますとおり、魔法
の水みたいなもので
ありまし
て、付加価値
の高い農産物
の栽培
の研究やら、市内企業や今ほど
の各大学や県研究機関と
の共同研究によりまして、こういった深層水
の活用を含め、
産業、そしてまちづくりを進め
ていくべきと考え
ておるわけで
あります。
現在、深層水
の利活用を促進する研究というか開発、今ほど水と深層水を使ったメタボリック対策
の研究
が進められ
ておるというふうに聞きました
が、いわゆる農業分野も含め
て、ほかに研究をされ
ておるという例
があれば教え
ていただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 稲谷商工水産課長。
○商工水産課長(稲谷幹男君) 新たな研究開発関係で
あります
が、現在、富山県と
の共同研究や県
の深層水協議会に加盟し
ての健康増進
の研究、あるいは新商品
の開発というものに取り組んで
いるところで
あります。
また、深層水
のPR等につきまし
ては、県深層水協議会に加盟し
ていることから、深層水商品
のカタログ、チラシ
の配布とか各種イベントへ
の深層水商品等
の出展など、県内外に広くPRし
ているところで
あります。また、本市内で
の町内会や地区公民館で
の出前講座
の開設なども実施し
て、PRに努め
ているところで
あります。
今後とも、県あるいは県深層水協議会、県新世紀
産業機構などと連携しながら、健康増進に関する研究、深層水利用
の新
産業の創出や新商品
の開発など、広い分野で深層水利活用に努め
てまいりたいと思います。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 農業分野は進んでおるわけで
ありましょうか。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 継続的な研究開発ということで、先ほど言いました種もみ消毒を実施するうえで、メーカーと
の協議
の中で施設
の殺菌作用について効果
があるということを伺っ
ております。加工施設あるいはその他
の施設で殺菌作用に何か利用できないかなと今考え
ておるところで
あります。まだまだメーカーにおいては研究段階ということなので、具体的なデータ等は全く
ありません。ただそういう方向
があるということだけです。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 当初、深層水
のくみ上げ
が始まっ
て、アクアポケット
ができ
てからは、こういった共同研究なり開発
が進められ
ておったかなと思います。
私も、18年だったと思います
が、アクアポケットでこういった深層水
の研究発表という会
が開催され
ておりまし
て、そこへ2回ほど足を運んで、深層水
の効能なり利活用
の実態を見学し
て討論させ
ていただいたこと
があります。それから見ると、アクアポケット
の利用ということではないわけです
が、やはりもう少しこの深層水というものに目を向け
ていただい
て、すばらしい効能
があるわけで
ありますので、研究、そして開発というものにもう一回目を向け
ていただきたいと思います。
PRについてで
あります
が、海洋深層水
の活用等につきまし
ては、先ほどから言っ
ておるように、いわゆる各種
産業分野、水産、食品、健康、美容、農業、それから観光分野とあらゆるところで間に合うというか、使えるわけで
あります。魅力
のある資源で
ありますので、この資源をやっぱり生かさないわけはなかろうと思うわけで
あります。
先ほど
のアクアポケット
の利用者
の中で、55%
が一般
の市民ということで
ありました。やはりそれぞれ各家庭においていろんな使い方をされ
ておると思います。そういったものも、アンケートではないです
が、少し情報収集し
ていただい
て、もう少し深層水
の利用も一般家庭にPRできるように、そしてもっともっと消費
が進むような施策をお願いしたいと思います。これは要望でございます。
続い
て、3点目
の農業
の振興についてで
あります。
ことし8月
の総選挙
の結果、先ほどから出
ておりますように、政権交代
がなされました。その新政権
の中
の農業政策
の中で、戸別所得補償制度という
のが出
てまいりました。この導入
が22年度より始まるとされ
ておりまし
て、もう来年
の営農準備を進め
ておられる農家
の皆さん方には、現時点では何ら具体策
が示され
ていないと。農家
の皆さんには大変大きな不安を広げ
ているのではないかなと思うわけで
あります
が、この新政権
の農業政策
が滑川市
の農業、そして農家
の皆さんにどういった影響
があるか、どう見
ておられる
のか、まずお伺いをしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
現政権により示された農業者戸別所得補償制度については、平成23年度から
の円滑な実施に向け
て、平成22年度に全国規模で実証を行うモデル対策として、水田作に着目した米戸別所得補償モデル事業、食料自給率
の向上を目的とした水田利活用自給力向上事業
が実施されます。
米戸別所得補償モデル事業は、標準的な生産に要する費用と販売価格と
の差額を補てんするもので、その対象者となる
のは米
の生産目標数量に即し
て生産を行った販売農家で
あります。
水田利活用自給力向上事業については、従来
の転作作物へ
の助成制度で
ある産地確立交付金にかわっ
て打ち出されたもので
あります。これまで
の産地確立交付金制度では、地域で作物ごと
の交付単価を設定できました
が、水田利活用自給力向上事業では、交付単価は全国一律
の方針
が示され
ています。
両事業
が実施された場合、農業経営へ
の影響については、詳細
がいまだ明らかになっ
ていないため、分析については困難な状況に
あります。今後、国
の動向を注視し
ていく必要
があります。
こうしたことから、国に対し、麦、大豆や地域作物
の生産振興に支障
が生じないよう、単価
の引き上げ、または地域
が主体的に単価を設定できる制度とすることなどを要請し
てまいりたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) いいところ、悪いところ、まだはっきり見えないところ
がたくさん
あるようでございます
が、いずれにし
てももう年明け、あっという間に3月になるわけで
あります。2月ぐらいから、もう農家
の方は営農準備をされるわけで
ありますので、できるだけ早い情報
の提供をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
続い
て、特産品へ
の取り組みについ
てで
あります。
この質問については、本年3月
の定例会でも質問し
ております
が、ことしも昨年に続きまし
て、滑川産
の「ふじ」を100%使ったリンゴジュース
が滑川市りんご組合で製造されたと聞い
ております。そしてまた、先日、試飲会
が開催され
ておるというふうにも聞い
ております。
昨年
の製造本数は、
1リットル入り
の瓶で約3,400本、これは市内
の方々、そして保育園、幼稚園
の給食用、また地元
のスーパーマーケット等で販売されまし
て、大変好評で完売というふうに聞い
ておるわけで
あります
が、滑川産100%
のリンゴジュースで
ありますので、やっぱり滑川市
の新しい特産品
の目玉として私は大いに注目をし
ておるところで
あります。
そこで、まず今年度どれくらい
の本数、それから食味というか品質、そして販売
の拡大など特産品に向けた取り組みをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
リンゴジュースにつきまし
ては、滑川市りんご組合
が市内で生産されたリンゴを加工し
てジュースをつくり、販売する取り組みをやっ
ております。今年度、平成21年度では約6,000本
の製造を予定し
ており、販売につきまし
ては、市内
のスーパーマーケットなどを予定し
ております。また、リンゴ生産農家においても販売し
ておられるようです。
また、販売
の推進で
ありますけれども、主としまして市内
の保育所、幼稚園などで、給食
の担当者にこのリンゴジュースを試飲し
ていただき、また保育園に持っ
ていっ
ていただき、スタッフに飲んでいただい
て、その利用をお願いしようと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) ここで1つ聞きたいんです
が、いわゆる市内
の保育園、保育所、幼稚園
の給食用として、毎日では
ありません
が、例えば週に
1回なり2回飲んでいただくとすれば、年間どれくらい
の本数
が必要なんでしょうか。何かそういったもの
があれば……。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 市内におよそ
1,400人くらい
の幼稚園児、保育園児
がおられまし
て、
1回に100ミリリットルを飲むとして、月に
1回やるといたしますと、大体
1,725リットルくらいという数字
が出
てきます。これに幼稚園
の販売数を現在
の間隔で計算しますと、およそ90万ぐらいから100万程度じゃないかと思います。
ただ、園児によっては、小さい子、大きい子、年少、年中
がおりますので、量という
のは多少違うように思います。およそ
の数字で
あります。
以上です。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) そうすると、例えば月
1回ということで、課長
が言われたように、調理
の先生方と話をし
て、ことしから供給という
のは可能なんですか。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) とりあえず、今月
の18日に給食担当者に寄っ
ていただい
て、なかなか全部を配達するということは大変難しいので、そこに寄っ
ていただいたときに注文なり、あるいは何日に懇談会
の場所に持っ
てきますからということで、持っ
て帰っ
ていただくと。それで、そういうやり方で各園で月
1回くらい飲んでいただければ助かるなと実は考え
ております。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 難しいところも
あるのかもしれないんです
が、私はやっぱり子どもたちに滑川産
の100%
のジュースという
のは少しでも多く与え
てやっ
ていただきたいなと思う一人で
あります。大人
が飲んでもうまいわけで
ありますから、子どもはもっとおいしく飲めるはずで
あります。
生産目標も
あります
が、そういった中でどんどんどんどんこれからもっともっと生産量を上げ
て、それこそ滑川
のトップ
の特産品というふうなことに向け
て取り組んでいただければなと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
この特産品
の取り組みについては、先ほど課長おっしゃったような滑川産大豆を使用し
て、みそづくり
が「ひかりみそ加工組合」
の皆さんによって計画され
ておると聞い
ております。こういった深層水も含め
て、特産品に向けた事業をもっともっと進め
ていっ
ていただきたいわけです
が、このほかにまた新しいもの
が、もし計画され
ておるというもの
があればお聞かせ願いたいと思うんです
が……。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) まず特産品をつくる場合には、あくまで農業
のなりわいということを考え
ておりますので、ただ「頑張っ
てください、応援します」では、ちょっと無責任なような気
がしますので、終点で利益を上げるということを見極め
てからやるように考え
ております。
このほかにということでいろいろ考え
てはおります
が、まだまだ「やります」と言えるところまでいっ
ておりませんので、こういった状況でございます。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 続い
て、農・商・工
の連携についてに移るわけで
あります
が、やはり今言われたように、利益を生まないと、いわゆる農業で
あろうと、水産で
あろうと、商業で
あろうと、工業で
あろうと、営業は無理なわけで
あります。滑川市にはほかに米、里芋、ネギ、ニラ、リンゴ、それからチューリップ球根、いろんな特産品
があるわけで
あります。それから、加工品についても、今ほど質問をし
ておったリンゴジュース、リンゴジャム、お茶、そしてこれから進むみそ、こういったたくさん
の特産品なり加工品
があるわけで
ありまし
て、この宣伝、販売、拡大、こういった営業という
のがやっぱり必要で
あると思います。
例えば滑川産
のコシヒカリとみそと深層水
のセット、あるいはリンゴとリンゴジュース、いろんな水産物も含め
てさまざまなセットなり、この販売
の分野というか、宣伝
の分野を含め
ても連携という
のが農・商・工に必要ではないかと思うわけで
あります。もうけなければ、当然できないわけで
ありますので、このいわゆる農・商・工
の連携について、農林課
のほうではどういうふうにお考えな
のかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 農・商・工
の連携につきまし
てです
が、想定される事例としましては、加工食品
の販売・製造、あるいはレストランなどで
の新メニュー
の提供など
が考えられます。
現在、市内おい
て、農業者
が里芋を加工業者へ納入する取り組み
が行われ
ております。それから、先ほどから出
ておりますリンゴジュースを市内マーケットで販売する取り組み
が行われ
ております。
市としては、このような農・商・工
が連携した取り組み
が一層推進されるよう支援し
てまいりたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) 私は、やはり職員
の方々も営業マンとして
の一役を担っ
ていただきたいと思うわけで
あります。
例えば出張する際は、重ければ先にその品物を送るなりし
て、少し使っ
てくれないか、利用、試飲し
ていただけないか、そういったこともこれからもっともっと積極的にし
ていったほう
がいいと思うわけで
あります。役所
の方も行政
の方も県内というより県外
のほうへ出張されること
が多く
あると思います。こういった際に、ぜひ滑川
の特産で
あるいろんなものをPRをお願いしたいなと思うわけで
あります。
これについて、市長、ご意見を最後に……。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 農・商・工連携について、もっと市も積極的に連携を深めると。市
が入ると、これで「市農工商」になるんかなと、こう思っ
ておったんです
が、過日、もう去年で
あります
が、お米
の場合でも農業公社、市農林課も深く関与し
ているわけです
が、この農業公社を通じて、都内
の幾つか
のホテルに売り込みに行っ
て、そして3つ
のホテルで
あります
が、現在、滑川市
のコシヒカリを使っ
ていただい
ておる。ホテル
の名前を挙げると、また他
の市町村からもそこへ売り込みに行かれる可能性も
あります
が、これも農林課あるいは農業公社
の職員
の努力だろうと思います。
また、最近、
ある講演会で全国ネット
のホテル
の総調理人という方にお会いする機会
がありました。その方にも、そこでぜひ使っ
てもらいたいということで、試食ということで、わずかで
あります
が、コシヒカリを送ったわけです。炊飯器で炊いた、あるいは別
の電気、ガス
のかまで炊いた。幾つか
の炊き方で実験し
てみた感想をお寄せいただい
て、しからば他
の県
の米とどう市
の米
が違うか検討しろと、こう言っ
ておる中で、リンゴ、ジュースを含め、我々も県外出張
の折には、ぜひPRに努め
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 原明君。
○3番(原 明君) また、今後さらにPRを推進し
ていっ
ていただきたいと思います。
以上で私
の質問を終わらせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(中川 勲君) 暫時休憩します。
午後
1時再開いたします。
午前
11時50分休憩
──────────◇──────────
午後
1時00分再開
○議長(中川 勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) それでは、通告し
てあります諸点についてお伺いをいたします。
最初に少子化対策についてで
あります。
平成11年にこの質問をさせ
ていただい
ておりますけれども、当時
の澤田市長は「同時保育という条件
が合致しにくいと
の意見も
あり、県
の保育料軽減事業、これは第3子以降
の3歳未満児
の保育料2分の
1を補助事業として軽減され
ており、第3子以降に限り、滑川市独自
の施策
があるか研究したい」と
の答弁でございました。そして、平成12年に第3子は半額、第4子以降は無料化ということになっ
ております。
衆議院選
のときに、自公政権で幼児教育
の無料化
のマニフェストを掲げ
ておりました
が、残念ながら政権交代によってなくなったわけで
あります。本来で
あれば、国
が少子化対策としてしっかり取り組む問題で
あると考え
ておるわけで
あります。このことに対し当局
の見解をお聞きしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 若林福祉課長。
○福祉課長(若林克己君) ただいま
のご質問でございます
が、保育料について、国
の制度では同時保育
の場合、上から2人目は半額、それから3人目以降は無料としておるわけです。
滑川市においては、独自に同時保育でない場合についても、第3子
が半額、それから第4子以降は無料とし
ているわけでございます。
議員おっしゃるように、国
が取り組むべき事業だと私も思っ
ておるわけでございます。よろしいですか。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) 今
の政権では、高校生
の授業料
が無料化ということで、新年度から多分そうなるとは思いますけれども、私は本来で
あれば幼児教育
のほうを無料化にすべきだろうというふうに考え
ておるわけで、この問題については、もう10年越しに質問をするわけでございまし
て、中屋市長、これはあくまでも市
の財源
が必要になる事業で
ありますから、思い切っ
て、射水
の夏野市長では
ありませんけれども、3子は無料にするという判断
ができない
のか、市長
のご答弁をお願いしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 野末議員
の少子化対策、そして3子から市独自
の政策で無料化せよという前提に、本来やっぱり国
が取り組むべき問題で
あろう。やっぱり自助・共助・公助
の中で市
が取り組むべき問題、あるいは県、また国
が取り組むべき問題で
あるんだろうと思います。とりわけ国民
の生命や財産、こういう分野、あるいは教育という分野、あるいは未来へ
の投資という科学的な分野等々はやはり原則は国
が取り組むべき問題で
あろうと思います。そういう中で政権交代
が行われ
て、かつて自公政権
が掲げた
のはご破算になった。これは残念なことで
あったと思います。
ただ一方、新たな政府はいわゆる子ども手当を創設する、こういう新たな制度。今その財源をめぐって議論をされ
ておるわけです。一部、地方にも負担しろという意見も
あるわけで
あります
が、この制度
ができるとなれば、これもかなり子ども
の支援策とすれば、それなり
の有効な手段になり得るだろうと思います。
野末議員
が指摘されたように、高校生
の授業
の無料化、これはやっぱり義務教育ではないわけですから、議員指摘
のむしろこういうところにお金を回す
ので
あれば、少子化対策として子ども
の医療費やそういうものに僕もやはり回すべきだろうと思います。同感で
あります。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) この問題については、私も再三質問をさせ
ていただい
ておりまし
て、国
がやらないということで
あれば、まず地方からひとつやっ
て、最終的には国
の制度としてやっ
ていくという形しか私はないんじゃないかと。今
の政府、民主系中心
の政府ということになっ
ておりますけれども、そういう中で高校生
の授業料無料化
の後にすぐ幼児教育無料化という
のは、私はなかなか難しいんではないかと。まず、地方から発信をし
て、夏野さんみたいに発信をまずしないと国も本腰を入れないと、そういう部分も
あると思いますので、ぜひ3子以降、つまり少子化対策には一番私はこれ
が適し
ているというか、それ以外には当然医療費
の無料化、それから今
の保育料
の軽減、当然子ども手当も入っ
てくると思います。
そういう中で、やはり少子化に一番いいという
のは、高校生
が仮に無料化になったとしても、高校生ということになると、16歳以上ということになります。その方々にもう
1人お願いするという
のは、私ははっきり言っ
て難しいと思うんですね。16歳ということで
あれば、平均25歳で結婚すればもう40を越し
ているわけですから、そういう方にお子さんをもう
1人という
のは、私は厳しいと思う。そういう意味では、幼児教育関係
の方はやっぱり2歳から5歳くらいですから、まだ20代、30代
の方
がおいでになるということ
が、私は一番この方策
が少子化対策につながるんじゃないかというふうに思っ
ております。そういう意味で、これは滑川市だけではなく
て、やっぱり富山県
の各市町村
が一緒になっ
て国に要望なりいろんな形を取るべきだろうと思いますけれども、その点について市長
の答弁をお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 基本的に子ども手当という
のは5兆数千億、4,000億とも5,000億とも言われるわけですね。この財源
の負担をどうするかと今、国で議論をされ
ておるわけで
あります
が、仮に地方に一部負担せよということになれば、当然県や市町村
が幾ばくか負担しなければならん。
新たな財源
の手当
が問題になるという中で、我々地方六団体
の全国市長会においては、子ども手当は国策として論じられたんだから、国
が当然負担すべきで
あるということを訴え
ております。しかし、まだ政府
の予算
が発表され
ておらん。どうなるかわからない中で、新たな市町村に負担
が求められる可能性
がある。5兆数千億、いわゆる教育予算で5兆円。国防予算で4兆8,000億円、農業予算
が2兆8,000億円と言われる中で5兆4,000億、新年度は半年分ということで
あります
が、その翌年から毎年5兆という
のはこれも膨大なお金。
しかし、基本的にはやっぱり国
が面倒を見るべきだし、そういう中で、
1年間で三十数万になるわけです。こういうことを考えると地元負担
があるかないかも含め
て、やっぱり慎重に見極め
ていきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) 当然、この問題に関しては、今ほど市長
が言われたように、5兆数千億円、子ども手当にかかる。私は子どもたちに支給しながら、子どもたちにツケを回すんじゃないかということを非常に懸念をし
ております。そういう面で、この問題については負担ということになれば、これは各自治体
が一緒になっ
て取り組む必要
があるということを私も考え
ております。そういう面で、ぜひ第3子以降についても、きちっと政府
の方針
が決まれば、ぜひ取り組みをお願いしたいというふうに思っ
ております。
それでは
次の問題で、出生推奨事業
の増額をし
てはということでございますけれども、これも澤田市長当時、そして中屋市長
のときにも、この質問をさせ
ていただい
ております。
返っ
てくる答えはほとんど同じなんですけれども、私は金額云々ということではなく
て、これはあくまでも少子化対策
の一環、第3子、4子という
のはやっぱり市内
の中でもそんなに多くはないと思うんですね。各自治体で10万出し
ているところ、あるいは100万出し
ているところも
あるというふうに聞い
ております。私はそんなに極端な額という
のは考え
ておりませんけれども、やはり第3子、第4子をおつくりになった方に対して、これは平成2年に実は創設をされ
ておりまし
て、20年近くたっ
ております。その当時から多分金額的には変わってないというふうに思っ
ておりますので、これについて、ひとつ市長
のほうからご答弁いただけませんか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 出生祝い金は平成2年に新しい施策として導入された。このときに、誕生とか、80歳あるいは88歳、いわゆる白寿と言われる99歳、そして100歳。
ある意味で言うと税収も今よりも潤沢な財源
が捻出された時代だったんだろうと思います。
しかし、この出生祝い金について、2005年、4年前
の内閣府
の調査によると、全国
の自治体で約25%程度
の市町村
が支給し
ておると。しかし近年、出生祝い金、相次いで廃止する動きに
ある。それは費用対効果というわけじゃ
ありません
が、一時的な現金
の支給は出産意欲につながらない。恐らくこれは、今政府
の行政刷新会議
が事業仕分けというものをやったわけです
が、あそこにかかっちゃうと、恐らくこれもずばっと切られるんでないかと思うくらい、単純に費用対効果で論じるとそんな部分
があるのでなかろうかと思うわけです。
しかし、本市においても、金額
の多寡、今100万支給したところも
あったと。それで、残念ながら100万支給した市町村で子ども
が増えたかというと、逆に人口
が流出した、減ったというデータも出
ておる市町村も
あるわけですね。そういうことで
ありますから、廃止という
のはいかがかとは思うにし
ても、気持ちと。ささやかな気持ちで
あります
が、それを出生祝い金として、また出生率
の増加につなげ
ていただけるような気持ち
のほうへつながっ
ていけば、それにこしたことはないと、そういう思いでこれをやっ
ておるわけだということもひとつご理解いただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) この問題については、実は前澤田市長
のほうからも答弁
があったわけですけれども、澤田市長はご褒美的な考えで
あった。あんた3人目を産んでありがとうという形で渡したというような、そういった答弁
があったように思うわけで
ありますけれども、あくまでも少子化対策
の一環として私は要求をしたわけで、今
の流れからいっ
ても間違いなくもうどんどん人口減少、そういう時代に入っ
てき
ておるわけですから、やっぱりこういう施策
があって、なら3人目も考え
てみようかという方も出
てくるんじゃないかと、そういうことからいえば、事業仕分けといっ
て廃止になるんじゃないかということを今言われましたけれども、これは増額はもちろんですけれども、今後もぜひご検討いただきたいなというふうに思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 祝い金
の件で
あります
が、増額を含め
て今後とも検討せよということで
あります。
ご案内
のとおり、当市においては、いわゆる子育て支援という観点からお祝いだという部分も含め
てで
あります
が、子育て支援と考えるか、仕事と子育てを両立し得るような、そういう支援策を講じるほう
が、むしろ出生祝い金よりも効果
があるんじゃないか。そういう観点から、例えば休日保育とか、あるいは延長保育とかそういうこともやっ
ておるわけで
ありますから、今
の出生祝い金と含め
て、総合的にやっぱり検討すべきもので
あろうと思います。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) ぜひ少子化対策にきちっと見合った形でご検討いただきたいと思います。
それでは、
次の質問に移ります。
女性特有
のがん検診事業につい
てで
あります。これも9月定例会に質問をさせ
ていただい
ておりますけれども、がん対策は早期発見・早期治療こそ
が重要で
あると言われ
ております。日本
のがん検診
の受診率
が低いために、受診率アップ
のために実施された事業で
あります。政権交代
があったわけですけれども、この事業については継続をすべきだというふうに思います
が、当局
の見解をまずお伺いをしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 和泉市民課長。
○市民課長(和泉武義君) それでは、女性特有
のがん検診についてお答えいたします。
今年度から始めました5歳飛び
の、いわゆる子宮がんについては20から40歳まで
の5歳飛び、乳がんにつきまし
ては40から60まで
の5歳飛び
の検診につきまし
ては、受診
の拡大を図るという意味から、集団
の受診回数を増やし、また医療機関受診で
の受診期間を延長し
て実施することといたし
ております。
この事業は、当初
1年間だけで
あるとされ
ておりました
が、
次年度
の国
の予算は現在編成
の過程で
あり、今後
の国
の動きを注視し
てまいりたいと思います。なお、引き続き今後も県や市長会を通じて継続
の要望を行っ
てまいりたいと思います。
以上です。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) これについては、ぜひお願いをしたいというふうに思っ
ております。どういうわけか今
の民主、社民、日本新党、政権与党は、私も公明党
の一員で
ありますけれども、公明党
が提案したことをことごとく廃止に持っ
ていっ
ているという
のが現状でございまし
て、子育て応援手当も廃止になりました。これは子ども手当ということも
ありますけれども、これについてもどういう形になるかわかりませんけれども、富山県内
の市長会
の中でも、ぜひこれは継続をし
ていただきたい。5年置き
のあれですから、私は少なくとも5年間ぐらいは継続をしないと、初めて検診を受け
て「ああ、これは本当にいいことなんだ」ということで、改めて検診を受けるようになるんじゃないかと。そういうことからいえば、ぜひこれは強力に推進をし
ていただきたい。市長
の決意
のほどをちょっとお聞かせ
いただけますか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今、和泉課長
が申したとおり、今後とも県あるいは国に対し、市長会等々も通じながら強く継続
の要望を行っ
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) ぜひお願いをしたいと思います。
次に、新型インフルエンザ対策についてで
あります。
新型インフルエンザについては、流行
が拡大をし
ており、国
が定める警報
の基準値を超え、市内
の小中学校や幼稚園、保育所など、休校、休園
が相次いで
いると
のことで
あります。このため、より一層
の感染拡大や適切な医療
の提供など、万全
の対策
が必要で
あります。
今回
のインフルエンザは、感染力は強いものの、多く
の感染者は軽症で回復し
ており、抗インフルエンザウイルス薬
の治療
が有効で
ある。いたずらに心配する必要はないと
の市長提案説明で
あったところで
あります。20歳以下
の感染者
が多いと
の報道も
ありました
が、小中学校で
の集団検診についてどのように考え
ておいでになる
のか、お聞かせをいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 佐藤教育次長。
○教育次長(佐藤孝男君) それでは、ただいま
の野末議員
の問3、新型インフルエンザ
の対策について、そのうち
の小中学校における集団接種
の考えについてお答えしたいと思います。
富山県教育委員会では、富山県医師会
の協力
のもと、新型インフルエンザワクチンを希望する受験予定者、具体的に言いますと、中学校3年生と高校3年生でございます。この受験予定者を集め
て接種することを検討され、県教育長、県医師会長と
の連名による12月11日付文書で、県内
のすべて
の学校医に対し、協力要請をされたところでございます。
この集団による接種時期につきまし
ては、年末から1月中旬までを予定され
ております。現在、接種希望者
の取りまとめ、接種場所、接種体制等について、学校医、学校等と協議いたし
ております。
また、受験予定者以外でございます
が、この学年につきまし
ての集団接種につきまし
ては、医療機関
の対応
が困難なことから、今
のところ予定はされ
ておりません
が、各医療機関で
の接種については、接種時期を1月上旬あるいは中旬
の予定から前倒しし、12月中に実施されることとなっ
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) 集団というよりも、医療等で
の接種ということなんですけれども、実はこれに関しても、これは私
の質問には
ありませんけれども、射水市
の夏野市長は
1歳から16歳まで
の方、半額助成をするということ
がありましたけれども、関連
があると思いますので、この点について考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 佐藤教育次長。
○教育次長(佐藤孝男君) 今議員
の半額助成をする考えはないかということでございます
が、既にもう予防注射を受け
ている方もおいでになります。それからご案内
のとおり、この新型インフルエンザに感染された方には、一応免疫力
がついたということもございます。ですから、そういったようなこともございまし
て、アンバランスなことも
あります。それらを総合的に考えまし
て、今
のところ、そういった補助は考え
ておりません。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) 心配される
のは、これはあくまでも希望者というふうに聞いたものですから、医者は嫌いだ、行く
のは嫌だという方も中にはおいでになる。そういう方
が全くこの接種を受けない、ほか
の人は大丈夫なんだけれども、仮にその人
が新型インフルエンザにかかったときに、一たん接種した方に関しては、うつるという心配は全くないというふうに考え
ていいんでしょうかね。そこ
のところをお聞かせ
いただけますか。
○議長(中川 勲君) 佐藤教育次長。
○教育次長(佐藤孝男君) 私はお医者さんじゃないものですから、専門家じゃないので、感染するかしないかという
のは私は言えませんけれども、そういったことです。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) そこ
のところもしっかりやっぱり見
ていかないと、せっかく接種をされた方
が、万が一うつるようなこと
があれば大変なことですから、そういったことも含め
てしっかり対応をお願いしたいと思います。
国では、接種対象者
の優先順位や接種開始時期を決定し、これに基づき既に順次接種
が行われ
ており、市民
の非課税世帯と生活保護世帯
の方には助成すると
のことで
あります。これら
のことについて、不安を抱く市民に正しい知識や情報提供
がされ
ているのか、そこ
のところを心配するもので
あります
が、いかがでしょうか。
○議長(中川 勲君) 和泉市民課長。
○市民課長(和泉武義君) ただいま
の市民へ
の情報提供ということでお答えいたします。
新型インフルエンザ
の流行につきまし
ては、県内で第49週、これは11月30日から12月6日
の1週間でございます
が、インフルエンザ
の定点報告数、これは37.38人となっ
ております。国
の定める警報基準値を大幅に超え
ております。
市では、4月下旬から予防対策
の啓発普及につきまし
ては、全世帯配布
のチラシ、市広報、市
のホームページ、ケーブルテレビ、防災行政無線等により広く啓蒙を行っ
ているところでございます。
また、新型インフルエンザワクチン
の接種につきまし
ては、基礎疾患を有する方など優先接種
の対象となる方々に対しては、既に11月2日から接種
が開始され
ております。この接種対象者
の優先順位や接種
の方法につきまし
て、チラシを11月と12月
の市
の広報と同時に全世帯に配布いたし
ております。
さらには、季節性インフルエンザ
のワクチン
の接種も11月
1日から開始され
ており、中部厚生センターと市民健康センター
が相談窓口となり、対応いたし
ております。
今後とも、国や県から
の正確な情報に基づきまし
て、タイムリーな情報提供を行い、市民
の不安
の軽減に努め
ていきたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) これに関しては、生命に関することで
ありますから、しっかりひとつ対応をお願いしたいと思います。
私は、実はワクチン不足から言えば、いつ打てるかわからないという一人だろうと思いますけれども、こういった「本当にどうなる
がか」という心配を私らもちょくちょく聞くわけで
ありますけれども、じゃ私らいつ打てる
のかということを聞かれた場合に、課長さん、どういうふうにお答えすればいい
のか、ちょっと教え
ていただけますか。
○議長(中川 勲君) 和泉市民課長。
○市民課長(和泉武義君) 今
のところ示され
ておる
のは、優先接種対象者
がそれぞれ順位をつけられ
ております。ワクチン
の在庫といいますか、その生産量によって一般
の方にも回っ
てくるという情報しか、今
のところ私は知り得
ておりません。
○議長(中川 勲君) 野末利夫君。
○
13番(野末利夫君) それに関しては、時期等についてはまだはっきりしないということだろうと思います。
一般
の方でも、特に神経質な方あたりはやっぱり大変心配し
ておりまし
て、わかり次第周知徹底をお願いしたいと思います。このことに関しては新型インフルエンザに限らず、今度はどういった形
のもの
が出るか、まだわからないわけで
ありまし
て、こういったことに関しては、やはり周知徹底をこれからも気をつけ
ていただきたいと思います。そういうことで、よろしくお願いをいたします。
以上で質問を終わります。
○議長(中川 勲君) 11番澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) それでは、通告し
てあります4点について質問を行います。
はじめに、市長も、第2期まちづくり交付金事業は滑川
の町部
の骨格をなす事業だというふうに述べ
ておられますし、新しく議長になられました中川議長さんもマスコミ等で、滑川市にとって将来大きな事業で
あると、推進
の立場で何とか頑張っ
てみたいというコメントも述べ
ておられます。
それで、現在、政権交代
がございまし
て、民主党、そしてまた国民新党、社民党
の3党連立
が今行われ
ておるわけです
が、その中で、事業
の見直しということで、当然、国交省
が所管するこのまちづくり交付金事業も仕分け作業に入っ
ているというふうに聞い
ております。
そしてまた、直近では
あります
が、滑川市
の都市計画事業
の指導監督という立場で県
の都市計画課にも問い合わせたところ、このまちづくり交付金事業
の先行きは全く不透明だと。予算づけも
あるのかない
のかわからない状態で
あるが、何にせよ事業認可に向け
て粛々と作業は進め
ておい
てもらいたいというふうなことを、滑川市にも述べ
ておるという状態
の中で
の質問で
あります
が、この事業
が採択される見通しを市長はどのように感じ
ておられる
のか、それ
がまず
1点。
それから、先ほど
市長提案理由の中で、4年間いろいろと政策をし
てき
て、所期
の目的も達成したと。そしてまた、一番大きな第
1期まちづくり事業で
あります市民交流プラザにおきましても、それなり
の収容人員を確保し
て、市民
の皆さんにも楽しんでもらっ
ておる、そういう施設で
あるということも述べ
ておられるわけなんです
が、私はこの第
1期まちづくり事業でも、市民交流プラザに関しては、まだまだ大変問題
が残っ
ているのではないかと。
例えば駐車場
の問題にし
ても、吾妻保育園跡地
の売却を進め
ていかなく
てはならない市
の保有地も、交流プラザ関係
の駐車場になっ
ている。そしてまた、線路を挟んだ清水町
の青志会館周辺に
あります市有地も市民交流プラザ関係
の専用駐車場―従業員な
のかわかりません
が、指定され
ていると。そしてまた、底地で
ありますエールさんから借り
ておるこの駐車場も固定資産税も減免し
て、長い間使わせ
ていただきたいという形で契約し
ておられるとは思うんです
が、この契約も果たして何十年先まで確保できる
のか、そういうものも積み残し
ておる中で
の私
の第2期
の質問で
あります
が、それはさておきまし
て、この第2期まちづくり事業
の根幹をなす交付金
が果たして交付される
のかどうか、その
1点を市長
の見解を求めるもので
あります。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今
の澤谷議員
の第2期まちづくり交付金
のこの事業
の見通しはと、こういうことで
あります。
これ
が事業仕分けにおいて決定権はないんだけれども、一応見直し
の対象に上がったと。そして午前中
の代表質問等々でもお答えをいたしたとおり、正式な決定は年内における政府
の新年度
の予算編成まで待たなければ最終的なものはわからない。
ゆえに、不透明な部分
が多々
あるということで
あります。
ただ、この交付金という
のは大変使い勝手
のいいということで、全国
の自治体でも随分この交付金
が事業仕分け
の対象になったということで、ほとんど
の自治体
が異論を唱え
ておるわけです。県内でも、富山市あるいは立山町においても、元気創造館
のこれら
の自治体、みんな一斉に滑川と同様に残すべきだと、こう言っ
ているわけで
あります。
仮に滑川市
が第2期まちづくり交付金事業
が不透明になったとしたならば、今後どなた
が市長で
あろうと、どなた
が議員で
あろうと、やはり有利な制度を活用し
て市街地
の活性化を図っ
ていかなきゃならん。そんな中に
あって、この制度
が最も今日まで有利な制度、使い勝手
のいい補助率
の高い制度だと。これはやっぱりだれ
が市長になっ
ても、だれ
が議員で
あっても、こういう制度を有効に活用し
てまちづくり
の整備を進め
ていかなきゃならん、そういう制度で
あった
がゆえに、事業仕分けで廃止
の対象になったという
のは大変遺憾で
ある。
ゆえに国
の動向を厳しく関心を持っ
て注視し
ていきたいと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) また、後ほど他
の議員
のほうから質問も
あろうかと思いますので、先行き不透明だ
が、進め
ていきたいということで承っ
ておきたいと思っ
ております。
2番目に、入札執行状況を問うということで、この質問
の趣旨、目的は、市長は述べ
ておりません
が、平成20年度に滑川市で談合問題
が起こりました。市内業者
の方も大変つらい思いをした、また市民もつらい思いをした、行政もつらい思いをした、議会もつらい思いをした、総じてみんなつらい思いをしたんじゃなかろうかと思っ
ておるわけなんです
が、私はこの比較をぜひ今議会でやっ
ていただきたいということで質問をするわけです。
この談合事件に関しましては、副市長
の出村さんは、私
が談合情報を流したということをマスコミ
の前ではっきりと述べられたわけなんです。これは全員協議会
の席上で
ありまし
て、私は、この入札
が行われた
のは、過去をさかのぼりまし
て平成19年8月13日だったかと記憶し
ております
が、その大体2週間前後に当時
の坪川財政課長、笹林総務部長
のお二人を呼んで、滑川市
の郵便入札
の業者名
が漏れ
ているんじゃないかと。そうで
あれば、市
のセキュリティー
がだめで
あればぜひ考え
てもらいたいという申し入れをしたわけなんです。
談合情報とは、落札者
が決まっ
ているということを談合情報だと私は私なりに解釈し
ております。私
の知り得る立場では、そのとき
の郵便入札
の業者
の何社か
が名前
が出
てき
ていると。ところが、それ
が本当かどうかわからんけれども、大変信憑性
のある事実で
あるということを申し添え
て、2回にわたり、当局に申し入れしたわけです。そして、その結果については聞く必要
がないと。私は警察でもないし、それこそ司直でも
ありませんし、あくまで市
の情報としてセキュリティーをしっかりし
てくれと、それでこの問題はこれでいいということで、ふたをしたわけです
が、その後、どういうことか知りません
が、談合事件に発展し
ていったということ
が私
の述べる真実
の話だというふうに思っ
ておい
ていただければ結構だと思っ
ております。私は、談合情報は一切流し
ておりません。市
の指名した郵便入札
の業者
が漏れ
ているんじゃないかということを指摘したというふうにご判断いただければと思っ
ております。
それでは、質問に入ります。
平成16年度から平成21年まで
の各年度における予定価格と発注金額及び入札差金と落札率は、どのように推移した
のかをお答えいただければと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
のご質問にお答えをいたします。
まず最初に、この質問に入る前に、平成20年度
の談合
の経過をお話しされたわけでございますけれども、今さら私は談合論議をするつもりはございませんけれども、ただ私
の認識し
ていることにつきましては、澤谷議員とは大分違うなと、このように認識をいたし
ております。
それでは、答弁に入ります。
まず、各年度における工事、業務委託契約、物品等を全部含めまし
て、入札
の執行状況について答弁をいたしたいと思います。
まず、16年度でございますけれども、予定価格
が25億2,994万8,000円、これに対しまして落札金額
が24億7,293万
1,000円、これに伴いまし
て入札差金は5,701万7,000円でございます。落札率は97.7%でございます。それから17年度では、予定価格
が33億152万7,000円、落札金額
が32億5,534万7,000円、入札差金
が4,618万、落札率は98.6%でございます。それから18年度では、予定価格
が20億2,788万2,000円、落札金額19億7,589万4,000円、入札差金
が5,198万8,000円、落札率は97.4%で
あります。それから19年度では、予定価格
が16億
1,330万5,000円、落札金額
が14億9,101万9,000円、入札差金
が1億2,228万6,000円、落札率は92.4%で
あります。それから平成20年度でございますけれども、予定価格
が20億3,439万3,000円、落札金額
が17億4,374万6,000円、入札差金
が2億9,064万7,000円、落札率
が85.7%で
あります。それから平成21年度でございます。これは11月10日現在まで
のトータルでございます。予定価格
が24億4,022万5,000円、それから落札金額
が20億4,742万6,000円、入札差金
が3億9,279万9,000円、落札率は83.9%となっ
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 大変詳しい答弁をいただきまし
てありがとうございます。
次に行きます。
それでは、今私
が申したように、平成20年度に大変不幸な事件
があったわけです
が、平成16年度から19年度まで
の4カ年と平成20年度から21年度まで
の2カ年における入札差金と落札率について
の見解をお尋ねしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) それでは、お答えをいたします。
平成16年度から平成19年度まで
の4カ年に実施いたしました、市
のすべて
の入札案件に係る平均
の落札率は97.
1%で
あり、入札差金は約2億7,700万円となっ
ており、また平成20年度から平成21年10月までにつきまし
ては、平均
の落札率は84.7%、入札差金は約6億8,300万円となっ
ております。
そこで、この結果につきまし
ては、条件付き一般競争入札
の拡大をはじめといたしました各種
の入札制度
の改革
の効果と厳しい昨今
の経済情勢
の中、入札参加業者
が業務量確保
のために、より一層
の競争をしたこと
がこの要因でなかろうかなと、このように推察をいたし
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 副市長
のほうから、私
の計算した資料とほとんど同じ資料を言われたわけなんです
が、これは市全体
の工事
の集計だというふうに認識をし
ております。建設工事、業務委託あるいは物品購入、そういうものを含めたもので
あって、私はこれ以上
の答弁は求めないわけです
が、工事関係につきまし
ては、工事関係だけを抜きまし
ても、平成16年度から平成19年度
の4年間、
1年間
の平均
の発注額は23億7,000万円、落札金額
が23億円、落札
の差金
が7,000万円です、
1年間で。そして、平成20年、21年
の2年間を通した中で
の1年間、平均22億4,000万円
の発注高
があります。落札金額は19億円です。これは100万単位
の下で四捨五入し
ているんです
が、落札差金
が3億4,000万円、約5倍
の開き
が出
てきたということで、これは純粋に公共工事において、国あるいは県
の補助金
の事業で
あれば、滑川市に丸々残る差金ではないと、そのように案分比例し
て国や県にお返ししなく
てはならない差金
の一部も入っ
ているというふうに私は認識し
ております
が、この厳しい時代
の中で、これだけ
の開き
が出
てくるということで
あれば、これは喜んでいい
のか、あるいは業者
が悲しんでいい
のか、私はこのへん
のところ
のしんしゃくはちょっとわかりません
が、結果的にはこのような結果
が残ったということで、
次の質問に移らせ
ていただきたいと思っ
ております。
続きまし
て、入札執行における考えをお聞きするわけです
が、直近
の入札
の状況を見まし
て、金額
の多寡だとか業種だとか、そういうことはあんまり構わないんです
が、不調に終わっ
ている案件
が幾つも出
ております。
特に耐震診断業務につきまし
て、平成21年10月8日に入札
がありました入札番号168号から172号
のうち169号を除いた4本、そのうち
の1本は落札し
ているんです
が、これ
が不調に終わっ
ています。これでこのものに関してまた再度、平成21年11月5日に入札第184号
が出
ています。これは前回不調になり、契約
が成立しなかった案件4本を一括し
て出し
ておられるわけなんです
が、これも不調になっ
ております。
指名業者に関しては、大体同等
の方たち―同等というとおかしいんです
が、同じ方たち
が指名に入っ
ておられます
が、このような形で何度も何度も契約に至らないということで
あれば、市としてはどのような考えを持っ
ておられる
のか。また、再入札で同じ業者でやっ
ていかれる
のかどうか、このへん
の見解をぜひお聞きしたいなと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) ただいま
の入札
が不調に終わったというご質問でございます。
現在、予定価格を事前公表せず事後公表とし
ております、いわゆる業務委託や物品購入等
の入札におきまして再々入札、いわゆる3回まで入札をするわけでございますけれども、それでもなおかつ予定価格に達せず、かつ予定価格と大きくかけ離れ
ているというときは、不落随契
が見込めないということで不調にいたし
ているものでございます。
それで、この不調に終わった入札
の場合
の再入札につきまし
ては、2通りでございまし
て、同じ設計書で指名業者を全部入れかえる方法か、もしくは設計書
の中身を再検討し
て変更し
て、同じ業者で競争入札するか、この2つ
がございます。そこで不調に終わった場合
の中身を十分精査をし
て、これは例えば業者を入れかえしてやればいい
のか、あるいは設計
の中身を変更してやればいい
のか、これらをケース・バイ・ケースで状況を見ながら、判断をしながらやっ
ているという
のが現状でございます。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) こういう案件につきまし
ては、市民交流プラザ
の建設工事
の入札
のとき
の島川議員も委員会でおっしゃったように、不調になっ
て予定価格と業者
の提示した価格
が相当乖離し
ていると。これは一遍みんな業者をやり直し
て入れかえすべきだというご意見も
あったわけです
が、そのとき
の発言は、国内で建設し
てくれる業者
がいない、そのときに韓国でもアメリカからでも連れ
てこいということも、委員会
の中で
あったわけなんです
が、このような形
の不調になっ
てくるということで
あれば、やっぱり厳しく市
の体制として業者
の入れかえをし
て、再度仕切り直しをさせるべきだと思います
が、もう一度いかがでしょうか。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) 業者を全部入れかえるべきではないかと。
市
が指名いたし
ております業者は、滑川市に対しましてあくまでも指名願
の出た業者を対象にし
ております。それで、指名業者
がたくさんおられ
て、入れかえし
てもいいという数
がおられれば、その方法でやりますけれども、それを排除し
てしまうと、今度は逆に指名する業者
がいなくなるということもございますので、今回
の場合は、若干入札
の中身を変更し
てやったと。
そこで、先ほど言われたとおり、これはまた不調に終わっ
ておるわけですね。それで、今度は例えば官公需について
の中小企業者
の受注
の確保に関する法律、いわゆる官需法というもの
がございます。そこで、これら
の適格組合、例えば富山県建築設計監理協同組合、これはまさしくこの組合
の適格組合でございます。そういうこともございますので、今後これら組合と
の随意契約等も含めまし
て、速やかに事業
の進捗
ができるように工事契約をやっ
ていきたいと、このように考え
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) この件につきまし
ては、これでやめます
が、私は市長にもことし
の3月定例会
の討論
の中で、市長
の自宅
の話もし
て、市長は邪推だというふうなお話もしたわけなんです
が、いろんな考えをする市民
の方
がおられるわけで、今回
の設計業者
の中身も4本、5本
のうち
のある程度固まった業者
が最低落札者として名前
が挙がっ
ておるんですね。だから、そういうことも、市としては厳しく精査し
て、これからも市民
の負託にこたえるような、そういう入札をやっ
ていただければというふうに思っ
ております。
次、イとして、市内業者と
の共同企業体
の組み合わせと
1社入札についてお伺いをいたします。
これは平成21年6月4日、入札番号第62号、これ
が執行され
ております。このとき
の私
の市当局から受けた説明では、共同企業体として発注すると。条件としては、滑川市に営業所を持っ
ておる、その業者を入れ
ての共同企業体だというふうに聞い
ております。
普通だと、共同企業体というと、A社とB社と
あって、親
がいて子
がいてと。市内
の業者で
あってもよし、あるいは市外
の業者で
あってもよし、適格条件に合っ
ていれば、どなたでも入札に参加できるというふうに私は感じたわけなんです
が、今回この案件につきまし
ては、滑川市
の業者を必ず子として入れる、そういう条件になっ
ていたというふうに思っ
ております
が、そのへん
のところ
の判断をお聞きいたしたいと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) まずJV、いわゆるジョイントベンチャー方式共同企業体は、どういう目的でやっ
ておるかといいますと、まず高度な技術を要する建設工事、あるいはまた大規模な建築工事、これらを対象に今日までJV方式でやってきたわけです。
そこで、このJVは市内
の業者だけではできない。そこで大手と組むことによって、市内
の業者
の力も向上するという目的で、JV方式をやっ
ております。そこで今日必ず代表構成員は、今おっしゃったように、ある程度大手
の企業でございますけれども、構成員となる業者につきまし
ては、これは全部市内
の業者に限定し
ております。今回に限っ
て市内
の業者に選定したわけでございません。今までもずっとJVを見られますと、子どもは必ず市内
の業者と、このようになっ
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) それでよろしいと思います
が、今回、この案件につきまし
ては、市内
の業者
の何人かに聞いたところ、大手から
のオファー
が1件もなかったと。
1件もないから、どうなっ
ておる
のかわからなかったら、
1社入札で終わっ
ておったと。それも大きなお金なんですね。予定価格
が7,900万円、落札価格
が7,550万円、95%ほど
の落札率で、
1社入札
があったということなんですね。だから、今回
のこのような事態
がこれからももし推察される
ので
あれば、これもやっぱり少し考えなければならない案件になるんじゃなかろうかと思うんです
が、いかがでしょうか。
○議長(中川 勲君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) 先ほどおっしゃった事例につきまし
ては、条件付き一般競争入札でやったわけでございます。
そこで、一般競争入札、これにつきまし
ては、先ほどおっしゃったように、入札公告によりまして公募し
ております。その場合に、例えば工事概要だとか入札参加資格とか、いろいろ公募をし
て業者を参加させると。そこで、この入札参加資格
の要件を満たし
ておれば、落札
の候補者は開札
の結果、予定価格
の範囲内で最低
の入札価格を提示した者を落札者といたし
ておりますので、これは指名競争なら別ですけれども、一般競争入札をやっ
ておりますので、
1社でも有効で
あると。今後ともこの考えで、
1社でも一般競争入札をした者につきましてはこの方法でいくと。何も
1社だからだめということはないと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 当局
の考えはこれでわかりました
が、これでこの件については終わります
が、私は先ほど
の冒頭
の話
の中で、また副市長からも「私
が考え
ておることと澤谷議員
の言う
ておることとは大分乖離し
ておる」と。私はそれでいいんですね。けれども、これからいろんなこういう状況
の中で入札
が行われるわけなんです。
私はやっぱり市に求める
のは、市
が発注者で
あれば、それぐらい
の権限を持っ
て、おかしいと思えば、入札
の前に指名
がえをしたり、入札を一時停止したりし
て、市
の権限でしっかりとした入札行政を確立し
ていっ
てもらえればという
のが私
の考えなんですね。
だから、市内
の業者
の育成も大事だし、市内業者
の中で切磋琢磨し
て、市内
の業者
の育成もしっかりと図りながら、業界
のそういう技術
の向上も図りながら、なおかつ低価で市民に納得できるような入札価格で仕事をし
ていただけるような、そういう滑川市で
あってほしいなと私はいまだに思っ
ておりますし、これからも思っ
ております。むしろおかしいなと思っ
ても、同意書ですか、誓約書ですか、そういうものは一切関係なくし
て、すぱんと市民
の皆さんにわかりやすく、市としてもいろいろと考えること
があるので、指名
がえしたということでいいんじゃないかと思っ
ております。国
のほうにもよく聞きに行きます
が、事件
が起こらない前に手を打つ
のがやっぱり行政
の役割だとはっきりと述べ
ておられますので、今後も強い立場で発注
の仕事に取り組んでいただければと思っ
ております。
次、行きます。
これは、
市長提案理由の中に
ありました市債についてで
あります。
市長提案理由の中に
あります本市
の財政については、歳入面において、企業行政
の悪化、あるいは個人市民税、固定資産税
の大幅な減収
が見込まれる中で、個人市民税についても、雇用
の悪化や給与収入
の減による相当規模で
の減少
が予測されると。私は、市長も相当な覚悟で新しい予算組みに取り組んでいかれる
のではなかろうかと思っ
ておりますし、今年度
の税収も税務課長に聞きますと、3億円近く最初からへこんだ状態で、当局、財政課
のほうにも話をし
ているということも聞き及んでおります。
そしてまた、来年度におきましても、当然ことし
の給与
のアップ
が来年度
の市民税にリンクし
てくるというふうに思っ
ていますので、その中で市長
の―これは市長ではないですね、財政当局
の方でいいんです
が、一般会計で約106億円
の市債残高を抱え
ておる。借金と残高とちょっと違うんです
が、市債としたんです
が、現在、市全体で
の短期
の借り入れでなく
て、長期
の俗に言う市債
の借入総額は幾ら
あるのかと、そしてまた私たち市民
1人当たり3万4,000円ちょっと切ったと言われ
ております
が、その市債残高を市民
1人当たりに換算した時点で、滑川
の行政規模として適正な借入金額と考え
ておられる
のかどうか、財政当局
の見解をお聞きいたします。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) それでは、市債について
のご質問にお答えいたします。
現在
の市全体
の市債
の総額でございます
が、一般会計
の今年度、平成21年度
の決算見込みで約106億円でございます。このほか、下水道事業など
の準公営企業会計
が約143億円、水道事業会計
が約23億円、全会計でいきますと272億円でございます。
それから、市民
1人当たりにおける市債
の残高でございます
が、これにつきまし
ては、19年度末
が普通会計―普通会計という
のは現在、本市では一般会計
が普通会計でございます
が、他市町村と比較する場合は普通会計になります。―35万3,000円、これは4月
の北日本新聞で報道さたれとおり、県内で一番少ない。20年度末でも32万9,000円と一番少ない金額になっ
ております。全会計でも、今年度末で約79万9,000円と見込んでおります。
適正な起債
の借入残高はどれだけかというご質問でございます
が、これ
の明確な基準等はございません
が、借金ですので、少なければ少ないにこしたことはないので、今後も引き続き借金をしないように、財政運営
の適正化に努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君)
1人当たり約800万でよろしいですか。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) お答えいたします。
79万9,000円でございます。全会計
が79万9,000円です。これも県下で一番低くなっ
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 何を聞きたかったかというと、これも聞きたかったんです
が、今はデフレスパイラルだと。国も認め
ておると。どういうこと
が起きるか。インフレ
のときは、皆さんご存じ
のように、早く借金し
ているほう
が得だと。賃金も上がるし、物価も上がるから、賃金
が上がった分だけ返済
が楽になると。ところが、今は逆なんですね。賃金
が上がらなく
て下がるんです。そして借金は残っ
ておるんですね。それでみんな
が今苦しんで
いるんです。特に40代、50代
の子育て
の世代、そしてまた新しく家を建て
て、滑川市でも住んで
いる。そういう方たち
のお話を聞くと、妻
が、共働き
がパートになったり、あるいはご本人
が残業
がなくなったり、またボーナスも減ったり、そういう厳しい時期に入ろうとし
ているんですね。
だから、私は市長さんにお願いしたい
のは、いつ何どき貧乏になるかわからん時代になっ
ておる中で、借金は間違いなくそのまま残っ
ておると。収入
が増えないということになると、借入金
の返済も大変つらい思いをせんといかんし、いろんな施策においても詰まっ
てくるだろうということ
があるもので、これからも県下一と言わずに、しっかりとした財政基盤を守りながらやっ
ていっ
ていただければというふうな気持ちでおるわけです。細かい数字は要りません
が、お願いします。
なら、これでこの質問は終わります。
それでは最後になります
が、市長にお聞きをいたします。
市長
の政治姿勢についてということです
が、市長と敵対するというようなことでもないし、弓を向けるわけでもないし、矢を向ける気もない。
私は12年間、議席をいただきまし
て、その中で4年間は澤田市政
の中で勉強させ
ていただき、そして今は9年目に入りました
が、あと
の8年は中屋市政
の中で勉強させ
ていただい
ておるわけです。その間、市長には市長不信任だとか、いろんな面で政策的なそういうもの
があったということで、あつれきも
あったかなと思っ
ております
が、今回新たに市長は3期目に出られるということで、私
の思い、そしてまた市民から
の思いを込め
て質問をさせ
ていただきたいと思っ
ております。
はじめに、議会組織
の構成について、市長は関与し
ておるんじゃないかと。
これは今回
の改選におきまして、新たに議長
が選出されたわけなんです
が、ご存じ
のように、私は構成員に係る話し合い
の当事者
の一人で
ありました。片や一心クラブ
の方々7名プラス
1名、それで私たちはもともと
の無会派6名プラス2名
の方
がグループに入られまし
て8名、その構成に関しては、半々だというふうに私は判断し
ていたわけなんです
が、議会
の構成上、会派
がある、あるいは会派
がないということで、交渉
の過程で何か上下
があるような、そういう印象も受けたわけです。
私たちは現在、もと
の議員、自民党公認候補4名、公明党さん、共産党さん、そして労働組合
のほうから2名
の方
が出
ておられるんです
が、6名
のもともと
の市民からいただいた総得票数は7,734票をいただい
ております。そしてまた、片や一心クラブ
の方たちも7名
の方
が前回
の選挙で7,476名
の有権者
の支持をいただい
ております。私は、数
の多い少ないとか、そういうことよりも、今回
の組織議会は8名対8名
の考えをともにする人たち
の固まり
の中で始まったというふうに思っ
ております。
そしてまた、私は交渉
の過程で、臨時会におきましては投票になると市
の幹部職員
が前にもはっきりと言う
ておりました。それは間違いなく投票なんですね。8名対8名でお互い
の議長を出し合いしたものですから、話し合い
がつかなかった。その過程
の中で、片や一心クラブから出された議長候補者に関して、市長は私たち
のグループ
の方
の一人に働きかけをし
て、わかりやすく言うと「こちら
のほうにひとつ心配し
てくれんか」ということをおっしゃったというふうに私は聞いたものですから、こういうことで
あっては、また議会
の投票だとか、そういうことでぎくしゃくするから、すぐ指名推選にすべきだということで指名推選を働きかけたところ、すんなりと指名推選になったわけです
が、市長
のそういう働きかけ
があった
のかどうか。またそれ
が本当に正しい市長として
の立場と行動で
あった
のかどうか。そのへん
のところをお聞かせいただければと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) まず最初に、先ほど
の財政につい
てで
あります
が、小幡課長からるる説明
がありました。
一部で滑川市は二百九十数億
の負債を背負っ
ておると、身動き
がとれない、財政は極めて危機的状況で
あるという、そういう風聞も伝わり、また文章も出回っ
ておるわけで
あります。きょう本議会
のこの議場において、財政課長
が説明した本市
の負債総額、そして住民
1人当たり
の負債
の金額、県内一番最少
の金額で
ある。あなたを取り巻く市民
の方々にも、この事実をまたお知らせいただければありがたいと思います。
次に、議会組織
の編成についてで
あります。
ご案内
のとおり、11月30日ですか、組織議会
の前日に皆様方
がお集まりになったということは、当然私も聞い
ております。その段階で私は、この方
が議長で
あればいい、この方
が副議長で
あればいいということをどなたにも申し上げ
ておりませんし、また当然で
あろうと思います。
結果的に午前中に何か皆さん
がご相談になった後、澤谷議員自ら不調に終わった。選挙に間違いなくなると、そういうことを市
の職員
の方々にも申し
ておられたことを私も職員から聞きました。
私も20年議会に籍を置い
ていた一人として、願わくは指名推選で
あったほう
がいい。ましてや組織議会という新たなメンバーで、新たな構成でスタートをする。その意味は、選挙という方法も民意で
ある。しかし、円満な方法で
あればより民意かな。そんな思いは今日まで持ち続け
ておる一人で
あります。
不調に終わった。その後、たまたま一心クラブ以外
の方とばたりと市役所でお会いしました。偶然出会ったわけです。そのときに、私は、だれ
がなろうとも、できれば円満な方法
がいいんでなかろかと私は思う、そう発言はいたしました。しかし、だれを推せ、だれ
がなるべきだと、そんなことは申し上げ
ておりません。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 財政
のことも市長
のほうから説明
があったわけです
が、そのようにはまた伝えます
が、これは分母と分子
の問題で
ありまし
て、分母
が狂うとみんな狂うんですね。分母
が狂うということは、税収
が変動するということなんですね。すぐ変動したり、そういう性質
のものだと私は思っ
ております。
1年間、2年間、延々と同じ波長で続く分母ではないと思っ
ています。分母
がどのように推移するかによって、市
の財政基盤も相当揺れ動くんじゃないかということを通じて発言したわけなんです
が、市長
のおっしゃるようなことも、また述べ
ておきたいなと思っ
ております。
それと、市長はよく議会と当局は歯と唇
の関係だと。それは大変結構なんです
が、私は一心クラブと市長
が歯と唇
の関係ではない
のかなというふうにいつも疑念に思うわけなんです
が、市長
が言っ
ていないと言う
ので
あれば、私はそれ以上はこの件に関しては申しません
が、改めて個人的にそういう市長
の意向を聞いたというお話も
あったように聞きましたので、質問したわけです。これ以上言いますと、泥仕合になりますからやめますので、市長
の意見も尊重し
て、私
の仄聞も尊重し
ていただければと思っ
ております。
次、行きます。
議員と
のかかわりについて。
私は、澤田市政4年
の間、是々非々で市政に反し
てまちづくり条例は断固反対するべきだと。開
の博物館構想は滑川
の財政規模でぜひ買うべきだということで、是々非々
の中でも、澤田市政をしっかりと支え
てきた一人だというふうに自負をし
ております
が、それはそれでもう8年前
の過去で終わったわけなんです
が、澤田市政を支える一人として、澤田さんと一席を設けたいという
のは、私は議員として
の人情ではなかろうかということで、私たち5名
の会派を組んでおりました
が、はっきり聞い
ていただい
てもいいんです
が、市長さんとも一席を設けたいと言ったときに、私
の新年会あるいは総会、そういう皆さんと
の酒席
の席で
あれば、どれだけでも来
ていただきたい
が、私とあなたたちだけ
の単独で
あれば、市民
が許さないでしょと。だから、それは許されない世界だと思っ
ておい
てくださいという中で、私は来たわけなんです
が、中屋市長は片やざっくばらんな方で
ありまし
て、当選した当場にすぐ私たち
のほうにも市長と
の懇親
の席を設けたい
が、希望者は自由に参画し
てくれという案内も
ありました
が、丁重にお断りをいたしました。
それはそれでいいんです
が、昨年
の6月定例会
のときに、市長はけがをされまし
て、私も過去に複雑骨折を議会
の公式行事
の中でやりましたので、市長も大変痛い思いをされたんだなというふうに思っ
ております。なった者でないとわからんものですから、なかなか回復も遅いし、大変だったなと思っ
ております
が、議会開催中
の産業厚生建設委員会
が行われた日
の夜にけがをされたと。私もやっぱり市民
の方といろいろとおつき合い
があるんです
が、市長さんは公人で
ありながら私人
の面も
ありますし、公務を離れたというんで酒席をされ
ても、私は結構だと思っ
ております
が、最終的に瀬羽町
のほう
の飲食店で一心クラブ
のメンバー
の方と席をともにされた後、けがをされたと。私はそのように認識をし
ておるわけで、一心クラブ
の方にもお聞きしたところ、私もおったよというお話も聞きました。
私はどういうことを言うかというと、議会
の開催中でけがをした
のは、それはしようがないと。それでも、まだ議決案件
が残っ
て、本会議
の採決
が残っ
ている間に、私、どれだけ親しい議員で
あっても、そういう場を持つ
のはいかがかなという
のは、これは市民じゃなく
て、私個人
の政治的な気持ちなんです
が、もし間違っ
ていれば謝ります
が、いかがでしょうか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 前市長
の例をお出しになっ
て、8年前、一席を設けよと。しかし、当時
の市長さんはお断りになっ
て、それはそれぞれ
の考えで
ありますから、私からとやかく言う必要はないと思います。
ただ、その前
の市長さん
の前
の市長さんは、また全く逆で
あったと思います。議会
の開会中で
あっても、一応予算
が通ったという委員会
が終わった後は、時々、懇意にし
ている議員、あるいは立場を異にし
ておる方で
あっても、その場
の雰囲気によって一献を傾けるということも時々
ありましたし、私も同席をし
ていたと思います。
そういう中で、昨年6月18日、実は私も委員会
が終わった、採決
が終わったということで、本会議
の最終日では
ありません
が、すべて
の委員会で
の議決をいただいた後で
ありましたので、市当局
のメンバーと最初飲んでおりました。その後、一心クラブ
の方々
がそれ以前に宮城県を会派で行政視察に行ったと。そのときに訪問した責任者
の方
がとてもユニークなまちづくりをやっ
ている。その方
がたまたま富山に縁
があって、
ある地域で
の講演会に講師としておいでになった。その方を今度滑川にお招きしたと。ぜひとも市長、そういうまちづくりに現実に働い
ておる方、動い
ている方、そしてその方
が市町村合併以前には
ある町
の町長を務め
ていたと、そういう肩書を持っ
ている方
が滑川においでになるから、一緒に話し合い、その場に加わったらどうかというお誘いを受けました。それゆえに、市職員と懇談し
ていたわけで
あります
が、それを中座し
てそちらに行った。後から瀬羽町で飲んでおった、それは事実で
あります。議会からは公用車を呼べばどうだ、タクシーはどうだと、こういう意見も
ありました
が、いや、私は歩い
て帰る。それで自宅まで歩い
て帰っ
て、自宅であのようなことになったわけで
あります
が、いずれにし
ても、その時々
の首長
の判断で
あって、議会開会中で
あっても、そういうめったに会う機会
のない宮城県
の町長経験者
が滑川においでになった。その方
のまちづくりに関して
の思い、情熱をお聞きするという機会で
あるならば、私は議会開会中で
あっても、何ら問題はないと、このように考え
ております。
○議長(中川 勲君) 澤谷清君。
○
11番(澤谷 清君) 結構な答弁で
ありまし
て、私もそれに関しては何ら言うことは
ありません
が、歯と唇
の関係
がそういうところに出
てくるんじゃなかろうかなというふうに邪推すると、またしかられます
が、私はその時々
の首長
の考えで
あれば、それはそれでいいかもしれません
が、市民はどのように判断される
のか、これから市民
の方に聞い
てみたいなと思っ
ております。市長さん
のお言葉をかりれば、その時々
の首長
の判断でやると。それで結構だと思っ
ております。
それでは最後になります
が、指名業者と
のかかわりについて。
私はかねがね言わんとし
ていることは、首長は特に業者
の選定、予定価格
の決定、そういうことに大変強い立場でおられるというふうに、前
の3月定例会
の個人演説会
のときにも私はお話をしました。
〔「もう時間ないぞ」と呼ぶ者あり〕
○
11番(澤谷 清君) じゃ、やめ
ておきます。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 先ほど
の一心クラブと市長と
の関係は唇歯輔車かと、そういう関係で
あると理解したということで
ありました。
唇歯輔車という意味を若干勘違いし
ておられる
のかなと思います。唇歯輔車という
のは、私は極めて健全な関係で
ある。議会は議会
の役割、立場
がある。当局は当局
の役割、立場
がある。それぞれを理解し、尊重し、市勢
の伸展に、目標に向かっ
ていこうという立場で
ある。これ
が唇歯輔車、唇と歯で
あると、こうかねがね申し上げ
てきた。その表現をとらえ
て、一心クラブとは唇歯輔車
の関係かなと思ったとおっしゃれば、むしろ極めて
自然な関係で
あると私は理解します。
○
11番(澤谷 清君) 終わり。
○議長(中川 勲君) 5番石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 質問前に、一言発言をお許し願いたいと思います。
4年ぶりに返り咲いたわけで
あります
が、こういう形で
の質問は初めてでございまし
て、全くふなれでございますので、皆様方にまたご迷惑をかけるかもしれません
が、市民
の目線に立った中で、一生懸命4年間やらせ
ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、通告し
てあります3点についてお伺いいたします。
1番目に、下水道事業についてということで
あります
が、これは
1番、2番を一緒にさせ
ていただきたいと思います。
今、北加積地区
が農業集落排水事業というもの
が終わったわけで
あります
が、残された旧8号線よりも山側
の、特に浜加積地区それから早月加積地区
の今後
の事業計画等、わかる範囲でひとつお願いいたしたいと思います。
ちょっと調べた中では、新規着工として27年度までは、中加積地区
の農業集落排水事業というものを計画され
ているということで
あります
が、あと浜加積と早月加積
が残っ
ているわけなので、長期的なものになるかもしれません
が、そのへん
の事業計画等をお願いいたします。
それから、下水道事業と農業集落排水事業
の現在
の進捗率、そのへんをぜひひとつお聞きしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 菅沼上下水道課長。
○上下水道課長(菅沼 勉君) ただいま
の石倉議員
のご質問にお答えいたします。
まず、下水道事業について、
1番、2番合わせ
てということでございます。お答えいたします。
まず、ご質問
の浜加積地区、早月加積地区につきまし
ては、新8号バイパスより海側につきまし
ては、特環、いわゆる特定
環境保全
の略でございますけれども、特環公共下水道地域でございまし
て、平成22年度に事業認可を受け、平成27年度までを目途にし
て整備を進めることといたし
ておるところでございます。
新8号バイパスより山側
の早月加積地区につきまし
ては、平成10年度
の全県域下水道新世紀構想
の中では、農業集落排水事業で整備を計画し
ているところでございます。
また、早月加積地区
の栗山、大窪、一部大掛町内会につきまし
ては、地域性、経済性、事業性を考慮しながら、整備手法
の見直しを現在行っ
ているところでございます
が、先ほどもお話し
ありましたように、中加積地区
が一応27年度まで整備を予定し
ておりますので、当地区につきまし
ては、その後になるというふうに考え
ておるところでございます。
その
次の進捗率につきまし
ては、当市
の下水道事業につきまし
ては、昭和54年より工事を行っ
ており、30年近く経過をし
ておるところでございますけれども、全体計画区域は
1,036ヘクタールでございまし
て、平成27年度完了
の計画で事業を進め
ています。平成20年度末事業進捗率につきまし
ては、671ヘクタールで約65%となっ
ているところでございます。これは公共特環
の区域でございまし
て、農業集落排水につきまし
ては、早月川東部地区は平成6年度に完了、東加積地区は平成12年度で完了、北加積地区は平成21年度に完了いたし
ております。
先ほども申しましたように、中加積地区につきまし
ては、来年から6年ほどかけ
て実施し
てまいりたいというふうに思っ
ておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 適切な説明、ありがとうございました。
なぜこういうことを申し上げるかといいますと、いわゆる家を建てる等計画され
ている方等
が、いつ来るんだろうと、やっぱりわからないという
のが多いんですね。それで、
ある人に聞きましたときに、下水道事業だったんです
が、家を建てようと思っ
て、市
のほうに聞きに行ったということですね。「ここは、
いつ下水道
が入るんですか」というふうに尋ねられた。「いや、3年間は入りませんよ」と言われたというんですね。それで、下水道事業は来ないということで、いわゆる5人槽
のマスをつけたということですね。ああいう
のをつけるとやっぱり60万、70万するわけで
ありまし
て、そう思っ
て建てたんです
が、
1年以内に来
てしまったと。こういう話を聞くものですから、やはりそういう計画という
のは
あるので
あれば、わかった段階で早く市民に知らせる、そういうこと
が必要でなかろうかと思います。
今、ここにちょっと書い
てありませんけれども、そういう意味で最低5人槽なんです
が、そういうものにつける市
の補助金制度、35〜36万と聞い
ているんですけれども、それは何年以内
の計画
がないところな
のか、ちょっとお聞かせ願いたいんです
が。
○議長(中川 勲君) 菅沼上下水道課長。
○上下水道課長(菅沼 勉君) 今ほどご説明いたしましたように、用途地域内、いわゆる公共から始まりまし
て、特定
環境公共下水道ということで、隣接しながら、なおかつあわせ
て農業集落排水ということで要望
のあったところから、推進委員会などつくっ
ていただい
て実施し
ておるわけでございます
が、今ほどご質問
の件につきまし
ては、一応区域内で
あっても7年という数字
がございます。ですから、先ほどおっしゃいました
が、3年という
のは、
ある意味でそのはざまにおった難しい事例かなというふうに思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) そうしたら、計画的には7年以上ということですか。
○議長(中川 勲君) 菅沼上下水道課長。
○上下水道課長(菅沼 勉君) 7年以上ということで、例えば7年以上で
あれば、合併浄化槽
の設置に係る補助金、ちょっと資料はございませんけれども、5人槽、9人槽、10人槽
の3段階に分かれ
ているようでございまし
て、そういう補助はございますけれども、それ以外
の方で
あると、やはりそういう対応をせざるを得ない状況でございます。ご理解いただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) はい、わかりました。
そういうようなことも、多分市民
の方も知らないと思うし、また私らも仕事
の中で、家を建てる、あるいは土地を販売するということにかかわっ
ているものですから、やっぱりある程度答え
ていかなきゃならない点
があるもので、ご質問させ
ていただいたわけです
が、そういう
のをしっかり
1年以内にできるようなものをわからないということ
のないようにだけし
ていただきたいと、今それを申し上げ
て、そこまでとし
ておきます。
それから、(3)です
が、「夢
の台所」と言われます水洗台所。いわゆる台所で出る生ごみ処理、ディスポーザーです
が、これを下水道等を利用し
て粉砕し
て流せないかということです
が、今後導入する計画等
があるのかどうか、ひとつお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 菅沼上下水道課長。
○上下水道課長(菅沼 勉君) それでは、お答えいたします。
ディスポーザーを使った排水を下水道に流す方式といたしまし
ては、ディスポーザー単体型より直接排水するものと、ディスポーザー排水処理システム―ディスポーザーに排水処理を加えたシステムで使うもの
の2つ
の方式
がございます。
我が市では、ディスポーザー排水処理システム、後者
のほうを使うものに限っ
て許可をし
ているところでございまし
て、単体型ディスポーザー、いわゆるディスポーザーをつけ
て直接流すという方式を採用いたしますと、下水道処理に悪影響を与えるとともに、宅内排水管を詰まらせるなど
の原因となることから、市では単体型ディスポーザーは認め
ていないものでございます。
ただ、現在市においては3件、公共で2件、いわゆる農集で
1件
のディスポーザー排水処理システムを承認し
ているところでございます。決してディスポーザー
がだめと言っ
ているわけではございません。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) この件につきまし
て、現に実施し
ている市
があるわけですね。隣
の魚津市は完全に認め
ているわけですけれども、来年度、22年度は黒部市も許可するという話も聞い
ておるところで
ありまし
て、ただ魚津市さんにもちょっと聞きましたところ、直接下水道に流す
のに何か問題でも
あるのかなと、特別な施設、あるいは容量、能力等に問題
あるのかなということを聞きましたところ、そういったものは
ありませんという話で
ありまし
て、そのへん
がなぜ滑川だけできない
のか。あるいはその専用
の浄化槽をつけますと、36万から40万なりかかるわけですね。
やはり生ごみ
が出ないということは非常にいいことなんですね。とかくこれは都会
のほうから出
てき
ているんですけれども、生ごみを出さなく
てもいい、虫
が発生しない、においもしない、底
の汚れたところを掃除しなく
てもいい。皆さん、各町内で生ごみを置くところ
の近く
の人はやっぱり嫌がるんですよね、特に夏なんか。そういうことを考えますと、食べ物も
ありませんから、カラスなんかも来ないんですね。だから、そういういいことだらけなんですね。
それはなぜいいかといいますと、今単体で10万円ほどで取りつけられるんですね。それで、工事費を含めまし
ても12万程度でできるわけですね。だから、生ごみ
が出ないということは、そういう利点
がたくさん
ある中で、また運んで燃やさなく
ても、処理しなく
てもいいんですね。こういうものを考え
ていく必要
が僕は
あるんじゃないかと思います。行政そのもの
の中で、
1年、2年でできるものじゃないと思うんですね。やはり長期的に考え
ても、今から考え
ていく必要
があるんじゃないですか。やっぱり魚津市
が実行し
ている、それから黒部市も来年から取り入れるということをやっ
ておるわけですから。
ただ、魚津市さん
の場合は、利用者はまだ100件程度だということを聞い
ているんですね。これはやはり毎月500円
の下水道使用料プラスなんですね。私は隣
の市だったから余計なことを言いませんでしたけれども、私
が思う
のには生ごみ
の出ない、費用
がかからないわけですから、逆に補助金
が出
てもいいんじゃないかと、このぐらいに思うわけで
あります。そういったことも含め
て、今単体でできるような形、これはミキサーで粉砕し
ているような形、ジューサーにかけ
ているような感じで流すわけですから、全く問題ないと私は思っ
ております。
ただ、問題
があるかどうかだけを聞きたかったんです
が、能力的に
あれば、これはまた考えなきゃいけないんでしょうけれども、魚津市さん
の話を聞きますと、そういうことは
ありませんよということだったんで、一応伝え
ておきます。
○議長(中川 勲君) 菅沼上下水道課長。
○上下水道課長(菅沼 勉君) それでは、お答えいたします。
他市
の状況につきまし
ては、富山、上市は認め
ておりません、我が市と一緒でございまし
て、魚津市さんも
ある意味
の事情、そして黒部市さんについても、バイオ施設
がつくられたということで、食品残渣
が必要だというようなこと
の理由から許可、承認され
ていることと思っ
ております。
それで、私
のところといたしまし
ては、国交省
が社会実験を行われまし
て、結論として、単体型
のディスポーザーで処理した下水道へ
の直接放流は、現時点では認め
ていないところでございますけれども、ただ懸念される部分は長期的に、短期的に何点かございます。それは施設
の維持管理という点でございます。
まず第
1点でございますけれども、短期的には、やはり汚泥量
が確実に増えるわけでございます。それで汚泥量につきまし
ても、汚泥費用
が増大し
ているということで、年間、昨年で3,500万ほど使っ
ておりますので、これ
が倍かはわかりませんけれども、倍になるとすれば、これ
が確実に増えるということ
が1つございます。
それとあと、いわゆる通常
の下水でない、食品残渣
の粉、いわゆる液体でない物
が処理場に流れ込むわけでございますので、処理場へ
の負荷
が増大すると。超長期的に見ると、7基で全体設計をやっ
ているわけでございますけれども、ひょっとするとという
のは懸念でございますけれども、もう
1基つくらなきゃいけなくなる懸念もございます。
それと3点目につきまし
ては、管渠、ものすごく緩い勾配で流れ
ている下水道管でございまし
て、ポンプ施設に堆積物
が増えまし
て、その結果、硫化水素、特に下水道管にとってよくないものでございまし
て、その硫化水素によって施設
の腐食、結果的にはポンプ場、あるいは下水道管
の耐用年数、例えば下水道管ですと50年と言われ
ているわけですけれども、それ
が短命になるという施設で、そういう懸念も
ある観点から、今
の時点ではやっぱりうちとしては単独式
のディスポーザーについては考えにくいというふうな見解でございます。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) この件につきまし
ては、これくらいにし
ておきますけれども、いずれにし
ても、今後
の快適な生活というものを考えますと、当然こういう
のは入っ
てくると思いますし、今から最初からできませんよ、取り入れませんじゃなく
て、しっかりそういうものも考え
ていっ
ていただきたいと、そういうふうに思います。
現にやっ
ているところ
がありますし、来年からまた取り入れ
ていくところも
あるということを聞い
ておりますので、そういう意味では、今から研究し
ていっ
ていただきたいと思います。それは要望として言うだけにし
ておきますので、お願いいたします。
それでは、第2点目で
あります
が、滑川市
の海浜公園についてお伺いいたします。
これは前々から公園化し
ているわけで
あります
が、そこ
の利用頻度という
のは非常に低うございまし
て、なかなか市民
の皆さん
の位置づけ
がされ
ていない
のが事実で
ありまし
て、私も自分
の地域におりまし
て、そこに
あることは前々から認識し
ているんです
が、遠く離れたところ
の人は、どこに
あるんだろうといまだに言う人
がもちろん
あるわけで
ありまし
て、非常に利用しにくい
環境になっ
ていることは事実で
あります。
主要地方道富山魚津線市営荒俣団地交差点から海浜公園駐車場に通じる道路
があるわけで
あります
が、これ
が1台しか通れない
のは、もとは農道で
ありましたので、市道認定され
てからはそのままになっ
ておるわけで
ありまし
て、これを拡幅し
て、やはり2台すれ違えるようにすればもうちょっと奥
のほうまで、せっかく駐車場
が広くとっ
てあるわけですから、そういうものをひとつお願いできないかということです。
それから、あの公園全体
の中
の防風林や芝生広場と防波堤と
の間に側溝、いろんなもの
があるんです
が、ごみや砂
がたまっ
て非常に見苦しい状況に
あるということです。これは、老人会やあるいは東部小学校、早月中学校
の子どもたち
が年に
1回掃除したりするんです
が、それ
が全然追いつかないような状態でございまし
て、そのへんをもう一遍見直し
ていただけないかということです。
それからゲートボールコーナー
の横にトイレ
がありまし
て、
あるのはいいんです
が、非常に汚く
て、じゃ入っ
て用を足そうかと、なかなかそう思えないようなトイレになっ
てしまっ
ているということから、これを水洗化し
てきれいな使用しやすいトイレにできないかということを申し上げます。
それから、私は以前に議員をやっ
ておりましたときに質問したこと
があるんです
が、その位置づけをされ
ているのはどういうことかといいますと、滑川市
の三大公園
の一つになっ
ていますという位置づけなんですね。これはちょっと違っ
ていたらごめんなさいね。そういうふうに私は議会質問
の中で答弁をいただい
ているわけです。三大公園なんです。あれは三大公園とは今
の中では言えない。ほか
の市から来る人、あるいはいくら滑川市民
の我々にとっても、とてもじゃない
が、人に誇れるような公園になっ
ていないということは事実で
ありますので、これも東福寺野
自然公園、行田公園とあわせた中で見放さないで、この公園も三大公園
の一つとして位置づけできるような、そういう全体的な整備をお願いいたしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 松木建設課長。
○建設課長(松木俊彦君) 私
のほうからは、主要地方道から海浜公園駐車場に通じる市道
の拡幅部分についてお答えをさせ
ていただきます。
市道
の整備につきまし
ては、地元
の要望に基づき優先度
の高い事業から順次整備を進め
ているところでございます。
市道滑川海浜公園線
の拡幅については、海浜公園
の利用状況や地元住民
の要望をしんしゃくしながら、緊急性、投資効果、地権者
の同意等を勘案し、検討し
てまいりたいと考え
ているところでございます。
○議長(中川 勲君) 宮川
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(宮川 潮君) 今ほど
の石倉正樹議員さん
の質問
の2番、3番についてお答えさせ
ていただきたいと思います。
防風林とか芝生広場
の関係で、もっときれいにできないかということでございますけれども、海岸沿線
の側溝
のごみ等につきまし
ては、施設
の管理者でございます県
のほうに対しまして、必要に応じまし
て清掃、維持管理等、適正な管理をお願いし
ているところでございます。今後とも必要に応じまし
て要望し
てまいりたいというふうに考え
ております。
それから、ゲートボール場といいますか、ゲートボールコーナー
の横
のトイレでございます
が、これにつきまし
ては、昭和55年
の12月でございますけれども、一応鉄筋コンクリート製ということで、便所を設置し
てございます。現在は、し尿
の処理方法はくみ取り方式でございます。管理でございます
が、年2回程度くみ取りさせ
ていただくなど、定期的に巡回をさせ
ていただく中で管理を実施し
ているところでございます。
水洗化につきまし
てでございます
が、これは公共下水道
の本管まで約200メーターほど距離
がございます。若干遠いため、利用状況、緊急性、それからコスト面から考えると、現在
のところ難しい
のではないかというふうに考え
ております。
なお、今後使いやすくするために、くみ取り
の回数とか清掃回数を増やすなど、衛生的なトイレ
の管理に配慮し
てまいりたいので、ご理解を賜りたいというふうに考え
ております。
それから、三大公園という位置づけでございます。私は、三大公園
の位置づけ
がまだはっきりわからないんです
が、一応、東福寺野公園、行田公園に比べ
て、海浜公園
の管理
が行き届い
ていない。それから、施設
の整備
が行き届い
ていない
のじゃないかというようなご質問だと思いますけれども、一応、東福寺野公園、行田公園と違いまし
て、海浜公園につきまし
ては、開発されたときから大体半分
の面積
がもうほとんど開発され
て、残り半分
が開発され
ていないというふうな認識でおられるとは思いますけれども、最初からあそこに民有地等
がございまし
て、その問題等
がありまし
て、一応開発できるところまでは、開発は終わっ
ておるという認識で
いるところでございます。何とぞご理解を賜りたいと思います。
以上です。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) どうしても、私はお二方
がご説明されたようなことは、なかなか納得できないものですから、やはり先ほど松木課長
のほうから
ありました優先度
の高いところ、使用状況、頻度
の高いところとおっしゃったわけです
が、使用
がなかなかできない
環境になっ
ているから、使用頻度を高めるためによくし
ていただけないかと、こういうことを言っ
ているわけですね。だから、そのへんをもうちょっと前向きに考え
ていただい
て、やっぱり市民
の皆さん
が利用するわけですから、そして今は健康志向
が高く
て、いろんなところで体を鍛えるために、そういういろんな公園も利用したいと言っ
ているわけですから、申しわけないんです
が、これはあのまま置い
ておくと、もうただ
あるだけ
の海浜公園ということになります。やはりせっかくつくられた
ので
あれば、全体、防風林等
あるところは、あれは確かに県
の管轄
のところも
あるんですね。それから、松は防風林になっ
ています
が、松一本一本
が個人管理なんですね。そういう個人管理され
ているということも聞い
ております
が、それをどうこうせいと言うんじゃなく
て、せっかく公園として使えるような芝生広場になっ
ているわけですから、皆さん
が利用しやすいようにし
てあげる
のが我々
の役目じゃなかろうかと思います。せっかく
あるのに生かし切れ
ていない。あれでもっと利用し
てくれという
のは、無理な話だと思います。やはり利用しやすいようにし
てあげる
のが行政でないかと思います。そのことをもう一度確認だけさせ
ていただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 宮川
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(宮川 潮君) 公園に通じます道路につきまし
ては、路上駐車
が非常に多いということで、近隣
の農耕者
の作業に非常に支障を来し
ているということは十分承知いたし
ておるところでございまし
て、地元
の皆様には大変申しわけなく思っ
ているところでございます。
今後ともバーベキュー等
の施設を利用される方につきましては、申し込み時、それから市
の広報等も通じまし
て、十分な注意と指導をし
てまいりたいというふうに今考え
ております。
それから、公園につきまし
てでございます
が、今後とも維持管理には十分気をつけ
てまいりたいと考え
ております。巡回監視員につきまし
ても、さらに増やし
て、使いやすく清潔な公園として位置づけさせ
ていただきたいというふうに考え
ておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 道路
の件につきまし
て、拡幅する気、あるいは今後前向きに考え
ていただくという気は
ありませんでしょうか。
要は地面を買わなく
てもいいんですね。擁壁を建てるだけで2車線化にできますので、すれ違いできるようになると思いますので、そのへんをひとつ検討し
ていただけないですか。
○議長(中川 勲君) 松木建設課長。
○建設課長(松木俊彦君) お答えいたします。
現在
の道路幅員は、アスファルトで約4メーター20から30ぐらいでございます。やはり車
がすれ違うということになりますと、支障
が出
てくるというふうに考え
ております。
ただ、今これから道路整備をするときには、もちろん地元
のご意見もお聞きしながら、要望、それから今度地権者
の方々
の土地
の提供といいますか、買収等に入っ
てくるものですから、地権者方
のご協力も必要なものですから、今後検討しながら前向きに進め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 今は前向きに考え
ていただくということで、本当にありがとうございました。
この点につきましてはこれで終わります。
それでは、最後
の3番目なんです
が、下梅沢市営テニスコート
の改良修繕整備ということでお伺いいたします。
現在使われ
ているコートは人工芝コートになっ
ているわけです
が、傷みぐあいが非常に激しいんですね。一番プレーするところは特に傷むわけです
が、今まで
の対応は部分的に修繕するということで、いわゆる人工芝
がちょっと破れたところだけ帯状に修繕するということ
が行われ
ていまし
て、非常に凹凸
ができるんです。溝
ができたり、要は減っ
ておるところと減っ
ておらんところ
がありまし
て、非常に凹凸
ができ
て、でこぼこなところなんですね。そういうこと
があるものですから、つまずいたり、足首をひねったりといろいろするわけです
が、小さな子どもから老若男女、私も含めた老人まで利用し
ているコートで
ありまし
て、これはソフトテニス協会、もちろん一般
のテニス協会
の会員、そしてまた市内外からも来られるわけで
あります
が、ジュニアも利用し
て、大体700〜800人は利用し
ているんじゃないかと思います。もちろん健康を意識し
て使われ
ている方もたくさんおるわけで
ありまし
て、そういう
環境の中で使われ
ているコートで
ありますので、これはやはり計画的に、お金を取っ
ていると言っ
ては語弊です
が、お金をもらっ
ているわけですから、しっかりそのへんを安全に使えるようなコートにし
てあげ
てほしい。
施設そのものはものすごく古いんですよ。トイレにし
ても、ボールを置いたり、いろいろな道具を置いたり、更衣室に至っ
ては非常に傷んではおります。でもそれよりも、やはり実際にプレーするコート
が傷んで
いた
のではけがをいたしますし、まともに使えないし、市外
の方
が来
ても、「いや、滑川市
のテニスコートはひどいね」ということになっ
ていくんですね。
じゃ、滑川市
の人は滑川市だけでしかしないかというと、そうじゃなく
て、魚津市も行きます、上市も行きます、富山市も行きます、立山町まで行かれます。幸運なことに、魚津市では室内コート
があります。立山町は、ことし室内コート
ができました。非常にいいコートです。これはテニスだけじゃなく
て、多目的に使えるようになっ
ておりますので。町民
の皆さんにとっ
てみれば、冬
の間でも健康維持を図られるすばらしい施設になっ
ております。そこまでせよとは言いませんけれども、せめてやはりしっかりとした芝で、グラウンド
が整備されたような感じでプレー
ができるような、そういった施設にひとつお願いしたいと思います。
それから、あの施設そのもの
が非常に古いために、周りを地盛りし
て非常に高くなっ
ているんですね。そういうところは全く不必要というか、今では全く入らない感じで
ありまし
て、ランニング
がちょっとできるようにあの土をどかし
て、周りをちょっとランニングしたり、柔軟体操
ができるような、そういった施設にし
ていただければ非常に利用価値
が上がると、こういうふうに思っ
ておりますので、そのへんはどう思われますか、ひとつお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 奥野
スポーツ課長。
○
スポーツ課長(奥野博幸君) 今ほど
の石倉議員
の質問にお答えします。
1つ目には、人工芝
のコート
がでこぼこ
ができ
て、けが等
の危険性
があるということで、部分修繕でなく全体一面修繕をしたらどうかということなんですけれども、それに対してお答えいたします。
下梅沢コートは平成9年にクレーコートから人工芝コートに改修し、年間延べ9,000人余り
の人々
が利用し
ている。近年、エンドラインやサイドライン付近
の人工芝
の摩耗、損傷等
が続き、安全面を考慮し9カ所
の部分改修を速やかに実施し
てきたところで
ある。
一面ごと
の改修については、多額
の経費
がかかることや工期についても長期間となるため、利用者へ迷惑をかけることとなる。また、他
の社会体育施設でも経年劣化による老朽化
が著しく、大規模な修繕
が必要な施設も
あるが、順次修繕をし
てき
ているところで
ある。これらを踏まえ
て、一面ごと
の改修については、面全体
の劣化、損傷状態や財政的な面を考慮しながら検討し
てまいりたいと考え
ております。
2点目に、土を盛った無駄なスペースをランニング
ができるようにできないかという話でございますけれども、それについてお答えいたします。
当初、観客スタンドとして盛り土したもので
あるが、練習等で
の使用
が多いため、観客スタンドとして
の利用頻度は非常に少のうございます。
ご質問
の場所は、幅2.7メートル、高さ
がコート面から50センチと高く、コートから
のボールも頻繁に入るため、ランニングスペースとして
の確保には不適当と考え
ております。また、スタンドを徹去し
てランニングスペースを確保することは、多額
の経費
が見込まれることから困難で
あると考え
ております。
以上です。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 私
がいつも失望感を感じる
のは、何か直し
てくれと言うと、お金
がないということ
が返っ
てくるんです
が、それはそれでよく理解はできるんです
が、どういう状況で使われ
ているかということをもうちょっと理解し
ていただきたいと思います。
それから、やはり施設という
のはきちっとし
てあげないと、本当に市民
の皆さんから
の苦情ばかり
が来まし
て、けがをされることも考えられますし、お金
がないという
のはわかるんです
が、お金を取っ
ている以上、そのへんを前向きに考え
ていただきたいと思いますね。少なくとも800人
の方
がここを利用し
ておるわけで
ありますので、その中でお金
がないから何もできないんだというんじゃなく
て、やっぱり現状に合った、あるいは今
の時代に合ったものにし
ていただきたいと思います。
一番手前側
のほう
が階段状
の観客席になっ
ているんですけれども、その下は幅
1メーターちょっと
のコンクリートになっ
ているわけです
が、海側と山側
の土手
のほうはそんなに改修し
てもお金
がかかるような気
がしないんですね。そのへんをしっかり考え
ていただい
て、決して私は周りを全部せいということを言っ
ておるわけじゃなく
て、コンクリート
の観客席
があるところまで取っ
てやれと言っ
ているわけじゃないんですね。土盛りした土手
のところを改良し
ていただけないかということを言っ
ているわけで、それはテニス協会
のほうからも要望
があるんです。
それで、ここは一応指定管理者制度になっ
ていますね。体育協会
のほうからでも恐らく要望
が行っ
ていると思うんです。私もソフトテニス協会
の一応副会長をし
ておりまし
て、そんな中では、テニス協会そのもの
の要望として体育協会
のほうにも申し出
ているはずなんで、そのへんは課長さんも知っ
ておられると思うんです
が、決して私だけ
が要望し
ているわけじゃ
ありませんので、そのへんをしっかりとらえ
て、前向きにいい施設になるように検討し
ていただきたいんです
が、もう一度お願いいたします。
○議長(中川 勲君) 奥野
スポーツ課長。
○
スポーツ課長(奥野博幸君) 確かにテニスコート、特に今議員
がおっしゃったように、使用頻度
の高いところについてはすれたり、でこぼこで引っ込んだりということ
が現実に起き
ております。そこらあたりは施工段階から注意しながら修繕をかけ
てき
ておるわけですけれども、今後もそういったことについて研究し、検討し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 石倉正樹君。
○5番(石倉正樹君) 課長、ひとつよろしくお願いします。
土手
のほう
の土を除い
て整備する
のはそんなにかからんと思いますので、一応試算し
てみ
て、またお知らせいただければと思います。
そのことをひとつお願いいたしまし
て、私
の質問を終わります。
○議長(中川 勲君) 10分間、暫時休憩いたします。
午後3時5分から再開いたします。
午後2時55分休憩
──────────────────────
午後3時05分再開
○議長(中川 勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、本日
の会議を
1時間延長し、午後6時までといたします。
16番前田新作君。
○
16番(前田新作君) それでは、通告し
てあります4点につきまし
て当局
の見解をお尋ねいたします。
まず、質問
の第
1点目は、農政につい
てで
あります。
午前中
の原議員
の質問と重複し
ておりますけれども、私
の場合、個々
の内容について、詳細に質問させ
ていただきたいと思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
去る8月30日
の衆議院議員
の総選挙
の結果により、自公連立政権から民主党を中心とした3党連立政権
が誕生いたしました。この結果、自公政権で決まっ
ていました平成21年度
の第
1次補正予算
のうち、子ども手当など
の一部
の事業停止や、新年度予算に対して
の事業仕分けなど
が行われたことは皆さん承知
のことと思います。
また、新年度
の事業について予算的な裏づけなど
がなされ
ておりません
が、民主党
のマニフェストに従って、新年度
の事業や政策
の見直し等
が検討され
ております。その中で今、農業関係者
の間で一番心配され
ているのは、来年度から米
の戸別所得補償制度をモデル事業として、全国一律に実施されることに決まっ
ているようで
あります。
現在マスコミ等で報道され
ている内容になるならば、いろいろな問題
が指摘され
ていますので、このことについて、現時点における市当局並びに担当課
の見解を伺うもので
あります。
まず第
1点目に、新たな戸別所得補償制度では、減反制度
の要件を緩和し
て、だれでも自由に米を作付すること
ができます。そして、米
の価格
が販売価格より生産価格
が高くなった場合に、政府
が差額を補償するようで
あります。そこで問題は、減反緩和によって米
が過剰に作付され、米
の価格
の低下につながらないか心配するもので
あります。減反
の目標数量
がいまだに提示され
ていないことは承知し
ております
が、現時点において、このことについて
の見解をまずお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
戸別所得補償制度
の交付対象者としては、米
の生産数量目標に即し
て生産を行った販売農家とし
ています。
この制度は、米
の生産数量目標達成に対するメリット措置として
の位置づけで
あり、当制度
が施行されることで、生産数量調整
の制度
がなくなるものではないと理解し
ています。しかし、それにもかかわらず、米
が過剰に作付されれば、価格
の低下につながるおそれも懸念されるため、市としましては、これまでと同様、適切な米
の価格
の維持、戸別所得補償制度要件を満たすことを目的とし、平成22年度も生産数量目標
の達成を目指し
てまいります。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど課長
のほうから説明
がありましたけれども、今日まで生産調整をやりながら行っ
ているわけで
ありますけれども、しかしながら守られ
ていない県なり農家という
のは
あるわけですね。それを今回何か要件
が一応緩和されまし
て、その撤廃をするというようなことも言っ
ていますので、それら
のことを考えたならば、やはり過剰に米
が生産されるんじゃないかなということで
ありますので、非常に心配するわけで
あります
が、この制度につきまし
ては、具体的な内容
がまだはっきりし
ていないわけで
ありますので、その中で心配する
のもいかがかなと思っ
ております
が、今
の農家
の皆さん
が本市
の経済や、台所
が潤うというようなことを考えたならば、これからも市として農家を守る立場ということで、今ほど課長
の説明
がありましたように、いろいろと気を遣っ
ていただい
て、今後、米
の価格
が下がらないようにひとつお願いし
ていきたいと思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
次の質問で
ありますけれども、生産者価格は全国一律と聞い
ておりますけれども、生産地によっていろんな条件等、例えば天候や気温、圃場
の面積、農業機械
の違いや作付される品種、その中には早生や中生、晩生など
が入っ
てくるかと思います
が、そういった生産価格
が違っ
てくると思います
が、この点についてどのように考え
ていかれる
のかお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
平成22年産から先行実施される米
の戸別所得補償モデル事業では、生産調整参加者に対し、標準的な生産に要する費用と販売価格と
の差額を補てんします。
市としましては、制度
の詳細
がいまだ明らかになっ
ていないため、具体的な分析については困難な状況で
あり、現段階において、国
が詳細を詰め
ていることから、今後
の動向を注視し
てまいります。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) わかりました。この件につきまし
ても、まだまだこれからという面
が多々
あるかなと思っ
ておりますので、また県とも相談し
ていただきながら、農家
の不利にならないようにし
ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次の質問に入りたいんですけれども、転作作物
の助成金、先ほども新村課長
のほうから説明
がありました生産調整
のため
の産地確立交付金を廃止しまし
て、食料自給率向上を目的に今度新たに水田利活用自給力向上事業を創設すると報道され
ております。この制度につきまし
て、減反
の要件もなく、全国一律になると聞い
ておりまし
て、富山県
の場合、10アール当たり、麦・大豆等につきまし
ては4万3,000円から6,000円
のところを3万5,000円になるほか、4万8,000円
のチューリップ、5万8,000円
のハト麦、3万円
のタマネギ
がそれぞれ
1万円に減ることになっ
ております。
先日、新聞報道され
ておりましたけれども、県
の試算では、現在41億円
の補助金
が約10億円減額になる
のではないかということで
あります。その中で、滑川市としてどの程度
の減額になる
のか、わかればお聞かせ願います。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
米
の所得補償制度導入に伴い、転作作物
の助成につきまし
ては、従来
の産地確立交付金
が廃止され、新たに水田利活用自給力向上事業
が創設されます。
産地確立交付金は、地域で作物ごと
の交付単価を設定できました
が、水田利活用自給力向上事業においては、交付単価は全国一律に設定される予定で
あります。
農林水産省
の概算要求に示され
ている交付単価では、富山県
のように、従来
の産地確立交付金
の水準よりも不利になる地域
があり、米以外
の作物
の比重
の大きい農家や経営体においては、収入
が減少するケース
が想定されます。
具体的な数字につきまし
ては、まだ詳細
が明らかになっ
ておりませんので、比べること
がいま一つ困難で
あります。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほどちょっと言いました県
のほう
の試算では、41億円
のところ
が10億円減るということで、31億円ぐらいになる
のかなということで
ありますので、そういうことから考えまし
ても、滑川市
の場合、ある程度試算という
のはできないんでしょうか、もう一度お伺いします。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 単に単価を面積に掛け
て出せば、数字は出るわけで
あります
が、生産体系
が加算、あるいは作物単位に単価
が違うこと、それから各営農組織
がいろんな複合経営をやっ
ておること、そういったことで簡単に面積掛ける単価というわけにはいかない
ので
あります。
それで、産地確立交付金は、現在アルプス農業協同組合
が事務局となっ
ておりますアルプス水田協
が事務局なんですけれども、まだ産地確立交付金も確定し
ておりません。それで、その確定しない数字にまだ詳細
がわからない数字を比べるという
のもなかなかできませんので、現在
のところ、数字はちょっと出せない状況に
あります。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) わかりました。不確定な要素
のところに不確定な要素を掛けると、全然わからなくなっ
ていくという意味はわかりますので、これ以上は言いませんけれども、現実には先ほど言いました数字から見ますと、例えば麦・大豆では4万3,000円から6,000円
のところを3万5,000円で、8,000円ないし
1万
1,000円。特に滑川市でチューリップ栽培
の農家という
のは、4万8,000円
のところ
が1万円になるということは、3万8,000円ほど
の減額になるということは、これはもうだれも
がわかることで
ありますので、そういったことも非常に農家
の方
が収入減といいますか、売り上げ減になるということはもうわかっ
ておりますので、これらにつきまし
て、また県とも十分相談し
ていただい
て、やはり農家
があまりにも不利にならないように、今日までいろんな面で滑川市
の農家
の皆さん
が麦・大豆、そしてまたチューリップ等々で協力し
ていただい
ておるといったこと
がありますので、収入減にならないように、またひとつ考え
ていただきたいなと思っ
ております。
一番心配される
のは、補助金
が減額されたことによって、営農組合や担い手農家はやる気
がなくなっ
てくるんじゃないかと。また、麦や大豆を作付され
ている担い手農家や営農組合等々
がこういったことをやっ
ていても、収量等に影響
が出
てくるというようなことでやめ
ていかれる
のではないかなということ
が心配されるわけで
あります。特に早月加積地区にはチューリップ、以前には大窪、中村等とたくさん
の農家
の方
がおられたんです
が、現在、大窪で
1軒、そして中村で2軒程度でないかと思っ
ております
が、こういった方
が今後非常に収入源
がなくなるということでやめ
ていかれる
のではないかなと思っ
ております。
参考までにちょっと聞い
ておりましたら、大窪
の方と中村
の方は、大体同じ作付をやっ
ておられます。田んぼ5枚ということで、大体
1町5反ぐらいかなということで
あります。そこで
1反当たり3万8,000円
の減額になりますと、57万円
の収入減になるということで
ありますので、非常に農家としては大きな損失になるんじゃないかなと思っ
ています
が、そういった意味で、今後こういった転作作物等々
の補助金
が減額されることによって、転作等々
の農家
がいなくなるんじゃないかということについて
の見解をお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) 現在
の状況では、このまま
の状況でいきますと、これまで振興し
てきた麦や大豆
の生産にブレーキ
がかかることも予想し
ております。そういうことも
あるのかなと思っ
ております。真摯に生産調整に取り組んできた農家
の栽培意欲
の低下につながるということは、大変ゆゆしきことで
あります。
こうしたことから、国に対し、麦・大豆、あるいは地域
の作物
の生産振興に支障
が生じないように単価
の引き上げや、地域
が主体的に単価を設定できる制度とすることなど、地域
の実情に即した制度となるように働きかけ
てまいりたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど新村課長
の答弁
のように、今後とも国に対しまして単価
のアップなり、また地域で単価を決めるとか、そういったようなことに対しましても行動を起こし
ていただきたいなと思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
この問題
の最後になりますけれども、これまで担い手農家に土地を貸し
ていた人
が、補償金目当てにもう一度米をつくっ
てみようと農地
の貸しは
がし、貸し渋りなどによって、現在
の集落営農や担い手農家へ
の影響
が心配され
ています。この件について考えをお伺いいたします。
昨日
の県議会
の予算特別委員会におきましても、この問題
が質問され
ておりまし
て、県
の調査では、現在
のところ、貸しは
がしや貸し渋り等
のそういった事例は聞い
ていない
が、担い手農家
のうち6割
の方
が心配され
ていると寺井農林水産部長ですか、答弁され
ていますので、そういったことも含め
て答弁願います。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
私もきのうテレビでそれを興味深く拝聴し
ておりました。
現在、農地
の賃貸は、主に農業経営基盤強化促進法という法律に基づく利用権
の設定によって、貸し借り
が行われ
ているのがほとんどで
あります。こういったしっかりした制度
の中で行われ
ておるものですから、不当な解約ということはない
のではないかなと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど
の答弁
のとおり、今後ともこういった問題
が起きないように、今日まで担い手農家なり集落営農
が取り組んでこられたことに対しましても極力協力し
て、今後とも滑川市
の農業政策に問題
が起きないようによろしくお願いしたいと思います。
それでは、大きな項目
の2つ目
の質問に入りたいと思います。
福祉関係
の3項目について、当局
の考えをお尋ねしたいと思います。この問題につきまし
ては、一部はまた市長にもお答え願いたいと思っ
ております。
まず第
1番目
の質問は、介護保険施設へ
の入所希望者、待機者はどれだけおられる
のか。また、今後増床
の見込みはどうな
のかについてで
ありますけれども、今回
の市会議員選挙で、私も市内一円を回っ
ていますと、いろいろな方から相談や要望
がありました。
そうした中で多かった
のは、やはり「家
の年寄り
が体も弱り、今入院し
ているけれども、病院から退院するように言われ
ている。どこ
の施設も満員でなかなか入れ
てもらえない
が、何とかならないか」とか、また「なごみ苑に入っ
ているが、一度家庭に帰っ
ていただきたいと言われ
ているが、家にはだれも面倒を見る人
がいないので困っ
ている」など
の特別養護老人ホームへ
の入所希望で
あります。さらには、「市外
の病院に入院し
ており、三度
の食事を食べさせに行かなければならないので、大変困っ
ているので何とかならないか」などを相談されました。
この件につきまし
ては、昨年
の6月議会でも質問をし、昨年
の4月末時点では、入所希望者
が123名と聞い
ておりました。その後、どのようになっ
ているのかお伺いいたします。
昨年
の123名
の内訳といたしまし
ては、老健
の入所者
が52名、病院
が18名、自宅
が36名、その他グループホーム等で17名と聞い
ておりました。また市内には特別養護老人ホームは、清寿荘定員80名、カモメ荘
が50名、吉見病院
の介護用ベッドで28床、計158名分しか
ありません。昨年
の時点では、要介護2以上
の方に対して、国
の基準
の施設定員は37%で
あり、滑川市は43.
1%で、これ以上
の施設
の増床はできないと
の答弁で
ありました。
しかしながら、今回、政権
が交代したことによって、規制
が緩和されたと聞い
ております。聞くところによりますと、全国で4万5,000床
の増床
が可能となったと聞い
ております
が、間違っ
ておれば訂正願いたいと思いますけれども、現在どのようになっ
ているのか、また本市に増床
の見込み、計画、相談等
がない
のか、あわせ
てお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 山下
高齢介護課長。
○
高齢介護課長(山下貴章君) 今ほど
の前田議員さん
の質問にお答えいたします。
まず、施設
の入所希望者
がどれだけおられるかということでございます
が、介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホーム
の入居希望申込者につきまし
ては、年2回、4月と10月に調査を行っ
ております。それで、この10月
の時点では162名となっ
ています。
それから、介護老人保健施設、そして介護療養型医療施設
の入居希望申込者については、それぞれ32名、20名というふうに伺っ
ております。
それから、今後、増床
の見込み等についてでございますけれども、先ほど議員
がおっしゃったとおり、介護保険施設
の建設につきまし
ては、国
の参酌標準で平成26年度において、それぞれ
の施設
の定員
の合計数を市全体
の要介護2以上
の認定者数
の37%以下に抑えなさいということになっ
ております。
この割合ですけれども、当市
の現状は、この12月
1日現在で38.3%でございます。また、平成21年から23年度まで
の第4期
の介護保険事業計画におきましても、残念ながらまだ新しい施設整備は予定し
ておりません。しかしながら、要介護2以上
の認定者数
が増加傾向に
あるということ。そして、今ほどおっしゃいましたように、国
の第
1次補正予算におきまして、介護拠点等
の緊急整備として施設
の前倒し整備
が盛り込まれ
ていることから、平成24年度から始まる第5期
の計画期間中におきまして、30床程度
の増床を計画したいというふうに考え
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) ちょっと確認だけさせ
ていただきたいんです
が、全国的には4万5,000床あたり
が可能な
のかということ
が1つと、多分、前回
が滑川市
の場合は43.
1%だったんです
が、今回38.3%ということで
ありますので、介護度2以上
の方
が非常に増えた
のではないかと思っ
ております。そしてまた、待機希望者
が162名になっ
ておることも、約40名増え
ているというようなことも含めますと、今後ますますそういった傾向になる
のではないかということ
が考えられます。例えばこの
1年半ぐらいで既にもう40名ぐらい増え
ていますので、
1年、2年たちますと、またそれぐらい
の数
が増える
のではないかと思っ
ております。そういったことも含めますと、平成24年度から
の第5期については何か考え
ていきたいというような話も
ありますので、まずその4万5,000床
が可能な
のかということと、今後どのように推移するかということで考え
ておられるか、わかる範囲内で結構ですから、お答え願いたいと思います。
○議長(中川 勲君) 山下
高齢介護課長。
○
高齢介護課長(山下貴章君) お答えいたします。
国
が言っ
ております4万5,000、その増加ですけれども、これはあくまで目標でございまし
て、この数字でいくという
のは確定ではないと思っ
ております
が、国としまし
ても緊急整備ということで、介護拠点を積極的に整備し
ていきたいというふうにとらえ
ているものだと考え
ております。
それと、今後
の施設整備
の計画ですけれども、先ほども言いましたように、国
が定め
ておる参酌標準に非常に近づい
てきたということ。それから国
の補正予算によりまして、緊急整備
が図られたという、
ある意味、千載一遇
のチャンスということで、今回この30床というものを見込んでおるわけですけれども、やはり今後はこういった大きな施設
の増床につきまし
ては、なかなか難しいもの
があるんじゃないかなと思っ
ております。
それで、施設整備といたしまし
ては、やはり地域密着型といいますか、仮に介護
が必要な状態になっ
ても、できるだけそこ
の住みなれた地域で生活し
ていけるような地域密着型サービス
の基盤整備を進め
ていきたいと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) じゃ、またひとつその点をよろしくお願いしたいと思っ
ております。
では、
次の質問に入ります。
災害時
の要援護者見守り台帳
の活用についてで
ありますけれども、当初
の予定では、福祉課
のコンピューターと消防署
のコンピューター
が連動しまし
て、福祉課で要援護者
の自宅や援護状況等を入力すれば、消防署
のコンピューターに表示されることになっ
ておりました
が、この間
の話では、システム
が異なったことによって、県
の補助枠を大幅に超えることになったために断念されたと聞い
ております。
その後
の解決策としまして、担当は福祉課で
あります
が、消防署
のほうへ要援護者
のデータを渡し、入力するよう協議することになっ
ておりました
が、どうなっ
ているのかお伺いいたします。
去る5月6日未明に、吾妻町で発生しました火災で、高齢者
のひとり世帯
の方
が負傷されまし
て、発見まで相当時間
がかかったようで
あります。原因といたしまし
て、火災
が発生した家庭
の状況
が火災現場に駆けつけられた消防署
の職員や消防団に情報
が的確に伝えられなかったためで
あると聞い
ております。もしこの情報
が的確に伝えられ
ていたならば、救出ももっと早くできたと思います
が、そしてまた負傷
の度合いも軽かったんじゃないかなと思っ
ていますので、その点を考慮いたしまし
て、現在
のところ、どうなっ
ているかお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 若林福祉課長。
○福祉課長(若林克己君) それでは、お答えいたします。
消防署へ
の台帳情報
の登録につきまし
ては、6月中にその登録データを消防署に提供し、入力をお願いしたところでございます。
登録データそのものは、消防署
のパソコンに保存され
ておりまし
て、緊急時には利用できる、そういう状態にはなっ
ているわけでございます。
ただ、指令台における地図情報へ
の表示につきまし
ては、現在、指令台コンピューターに登録するため
の作業を行っ
ておるわけでございます。地図データと登録データと
のマッチング作業といいますか、突合作業を行っ
ているわけでございます。
データ件数につきまし
ては、約500件ございまし
て、そのうち
の約4割
が入力済みでございます。残りにつきまし
ては、年度内
の作業完了を予定し
ているというふうに聞い
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 現在
のところ、400件
のうち4割ですか、200件ほどかなと思いますけれども、年度内と言わず、できるだけ早くそういった作業をし
ていただければなと思うわけなんで、例えばもし人手
が足りないなら、緊急雇用対策事業等々
があったんではないかなと思っ
ておりますので、そういったことも利用すれば、もっと早くできたんではないかなと思っ
ております
が、この入力をされる
のは消防署
の職員ですか。
○議長(中川 勲君) 飛
消防長職務代理者。
○
消防長職務代理者(飛 三津夫君) ただいま
の質問
のデータ入力で
あります
が、これは消防職員
が行っ
ております。
それで、福祉課より6月に登録データをいただい
ておるわけなんですけれども、今年度、通信指令台
の消防緊急指令装置
の地図データも含めたもので
ありますけれども、これ
が6月末におさまっ
ておりますけれども、電話帳に登録され
ております約6万件
のデータと地図とをマッチングさせるために、10月半ばまでかかっ
ております。それで、保守用
のパソコンにはもうデータ入力はされ
ておるわけなんですけれども、そのうち
の地図と突合され
ているのは4割で、残りにつきまし
ては、現在進行中で
ありまし
て、それと地図にマッチングされない、地図上とデータ等
が突合できないものも
ありますので、それに関しましては、現地調査も兼ね
て今後一刻も早く作業を進め
て、緊急時には即対応できるようにいたしたいと思っ
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) できるだけ早く入力なり、整理をお願いしたいなと思っ
ています。
災害は
いつ何どきやっ
てくるかわかりませんので、そのあたり
が後から悔やまないようにひとつよろしくお願いしたいと思います。
それでは、
次の質問に入りたいと思います。
厚生連滑川病院
の支援等についてで
あります。
滑川市には、ご存じ
のように公立病院
がないことから、厚生連滑川病院を市民病院的にとらえ、高額医療機器
の導入に対して
の補助や病院建てかえ時
の建設費
の補助、さらには運営費
の補助を行っ
てこられました。昨今
の社会情勢
の中で、特に新任医師
の研修制度
が変わったことによりまして、富山県内
の各自治体
が運営する公立病院
の運営は厳しく、黒部市民病院を除くすべて
の公立病院
が赤字経営となっ
ていると報道され
ておりました。
また、千葉県銚子市
の市民病院
が閉鎖され、市民と
の約束
が違うと
の理由から、市長
が失職し、出直し市長選挙
が行われ、病院再スタートを約束した新市長
が誕生したと報道され
ておりますように、市民病院等
の総合病院
が地域には必要な
ので
あります。高齢社会
の中で近くに総合病院
がないと、市民
の皆さんは不安でなりません。特に昨今
の世論調査で、行政に対して
の要望
の中で、安心・安全な社会
の確立
が望まれ
ております。このことからも、厚生連滑川病院には頑張っ
てもらわなければなりません。
昨年5月に議会
の産業厚生建設委員会と厚生連滑川病院関係者、市
の関係部課長と意見交換会を開催いたしまし
て、病院
の経営状況や医師不足、看護師不足について説明を聞いたところで
あります。その後
の状況や支援等についてどのように考え
ておられる
のかお尋ねいたします。
まず1つ目といたしまし
て、医師不足について、特に内科医
が不足し
ていると聞い
ております
が、どのように把握され、また国や県へ
の働きかけはどうされた
のか、お伺いします。また、今後どのようになる
のか、あわせ
てお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 坪川
産業民生部長。
○
産業民生部長(坪川宗嗣君) それでは、厚生連滑川病院
の医師不足はどうなっ
ているのかについてお答えをしたいと思います。
厚生連滑川病院
の医師数は、近年で最も多かった平成15年度
の27名から、21年度12月現在です
が、22名、このうち嘱託医師
が2名でございます。このほかに非常勤医師
が3名おられます。特に内科医においては、15年度7名から21年度は5名と、5名
のうち2人は嘱託医師というふうに減っ
ております。これは平成16年に導入されました新医師臨床制度
の影響も少なからず
あると考え
ております。
この間、市内で開業された内科医も数名おられます。また、救急医療体制
の維持
の観点からも、本市唯一
の公的病院で
ある厚生連滑川病院
の医師確保は大変重要と考え
ておりまし
て、これについては、病院側
のほうでも関係方面に医師派遣を要請するなど、鋭意努力をし
ておられるところでございます。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど部長から
あったんですけれども、現在5名で、うち嘱託
が2名ということで内科医
がおられます
が、今後
の見込みとか何かという
のはないんでしょうか。わかればお願いします。
○議長(中川 勲君) 坪川
産業民生部長。
○
産業民生部長(坪川宗嗣君) 特に内科医につきまし
ては、病院
のほう
の話を聞きますと、増員
のめどといいますか、少し明るい兆しも
あるというふうに伺っ
ているところでございます。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) わかりました。また、そういう面でいろいろと協力し
ていただきたいと思っ
ております。
実を言いますと、先日、院長にもお会いする機会
がありまし
て、若干そういったような話も聞かせ
ていただいたところでございますので、今後とも、もし医師
が派遣された場合は、滑川市に定着し
ていただけるような形で、市としても考え
ていただきたいというようなことを要望され
ていたことをお伝えいたします。
次に、市民病院的な位置づけで市民
の生命を守ると
の観点から、年間補助金
1,000万円は出し
ておられますけれども、少なくないかと思います。特に公立病院を持っ
ておりますほか
の自治体では、相当額、年に数千万から数億円を病院運営
のために補助され
ていると聞い
ております。ただ出せばよいというものではないことは重々承知し
ております
が、今後、厚生連滑川病院
の運営状況を把握され、増額を考え
ていただきたいもので
あります。
また、聞くところによりますと、今年度より公立病院以外
の厚生連滑川病院
のように、地域
の救急医療などに貢献し
ている公的病院に対しまして、自治体より病院運営に補助を出した場合に、特別交付税
が上乗せになると聞い
ております
が、補助額に対してどれだけ交付税
が算入措置される
のか決まっ
ていないようで
あります
が、幾らかは市へ還付されますので、このことからも補助金
のアップを願うもので
あります
が、お答え願いたいと思います。
○議長(中川 勲君) 坪川
産業民生部長。
○
産業民生部長(坪川宗嗣君) 厚生連滑川病院に対しましては、昭和54年から平成18年度までは、議員もおっしゃったように、医療機器
の導入や病棟建設へ
の補助を実施し
ております。また、19年度から本年度までは、この3カ年間、救急医療体制
の維持を目的として各
1,000万円
の補助金を交付し
ているところでございます。
市としましては、今後も市民
の健康を守り、質
の高い医療と救急医療体制を維持し
ていくために、市
の財政状況
が厳しい中で
ありますけれども、病院にも経営努力を求めるとともに、今後
の支援
の拡充については検討し
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど部長
のほうからも
ありました
が、市長
のマニフェストもできたようで
ありますけれども、その中にもやはり厚生連滑川病院に対しまして、支援
の拡充等々をうたっ
ておられますので、最後に市長
のほうから一言お願いいたします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 前田議員
の厚生連滑川病院に対して
の支援
の拡充を云々ということで
あります。
確かに市内におけるいわば準市民病院的な立場で、かつ総合病院として市民
の医療に多大なご貢献をいただい
ておることは間違いない事実で
あります。それゆえに、今部長
が申したとおり、昭和54年からとりわけ高額医療機器に対して
の補助制度要綱等も定めながら今日まで来たと。また、病棟
の建設に対しても補助を出し
てきた。私
の代になっ
てからでも7,500万ほど出し
ておりますし、また平成19年度から本年度まで3カ年、各
1,000万ずつ出し
てきたと。
今部長
が申し上げたとおり、厚生連滑川病院
の経営も大変厳しいわけで
あります。そんなことから、何とか医師
の確保ということも重要な課題で
あり、私も一度院長
の要請を受け、厚生連
の幹部
の方と特に見込み
のあるような医師
のほうにも直接私も同行し、お願いし
てきた経緯も
あります。内科医
が若干不足をし
ておると。整形に関しては5名ということで、富山市民病院並み
の体制でおられるわけで
あります
が、残念ながら内科医
が不足し
ておるということで、今努力をし
ておられるわけです。
かつて昭和60年代前後は、厚生連滑川病院も
ある意味においては、健全な財政事情で
あった時代も
あります
が、現在はちょっとしんどいと。
片や、その当時、昭和60年代前後は、高岡
の厚生連
がちょっとしんどい時代
があった。今度攻守所を変え
て、滑川はしんどいけれども、高岡はおおむね堅調で
ある。
そこで、私も立場
が逆になったんだから、かつて滑川
がよかったときは、高岡
が滑川
の厚生連に対して足を引っ張っ
ておったと。今度は、逆に高岡
の経営を滑川
が足を引っ張っ
ておる。お互いさまでないかと、そこは連結で相協調し
て頑張っ
ていただきたいと、こんなこともお話ししながら、引き続き病院側にも経営努力を求めるとともに、
マニフェストでもうたいましたように、準市民病院、そして総合病院で
あるということもかんがみ、3期目当選させ
ていただいたならば、この支援
の拡充に努力をし
ていきたいと、こう思っ
ておるところで
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) どうもありがとうございました。それではまたひとつよろしくお願いしたいと思います。
それでは、大きな項目
の3点目
の質問に入ります
が、市
の遊休地についてで
あります。現在、新年度
の予算編成に取り組んでおられます
が、まくら言葉に必ず、昨今
の財政状況は非常に厳しいもの
がありますと出
てき
ております。最近
の国
の財政状況を聞い
ていますと、平成21年度は税収
が36.9兆円で、国債発行額
が53.5兆円で、国債発行額
が税収を上回る
のは63年ぶりで
あると報道され
ております。このことから察すれば、地方交付税は多少上積み
の話は
あります
が、しかしながら各種補助金等
の削減や、一部
の事業で地方負担
の増加
が懸念され
ているところで
あります。
本市においても、厳しい財政
環境が続い
ていることは承知
のとおりで
あります。そこで、財源確保
の一つ
の手段として、市
の遊休地
の売却で
あります。この手法につきまし
ては、埋蔵金と同じく一度だけで
あります
が、多く
の市民要望にこたえるには、遊休地売却によって財源を得ることも大事で
ありますので、お尋ねするものです。
まずはじめに、現在、売却可能な遊休地は市内にどれだけ
あるのかお伺いいたします。今後、市
の事業に使う予定
のものは除い
てお答え願いたいと思います。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) では、遊休地についてお答えいたします。
まず、売却可能という
のでなく
て、遊休地ということでさせ
ていただきたいんです
が、3月末で、10カ所で7万6,000平米、普通財産でないんです
が、駅南区画整理事業
の一般保留地12カ所で約7,000平方メートル、それから市ではないんです
が、土地開発公社
が1カ所で約2,000平米
が遊休地でございます。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) たくさん
の遊休地
が、土地開発公社を含めますと、23カ所ですかになるわけで
ありますので、そういったことで、金額的に大体どれぐらいになる
のかなということで
ありますけれども、例えば
1平米当たり
1万円としますと、たくさん
のお金になる
のではないかなという感じを受けるんですけれども、現在
のわかる範囲内ですけれども、これだけ
の処分可能な遊休地について、売却したら幾らぐらいになる
のかということで、わかればちょっとお答え願いたいと思います。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) 現在、売却する場合、時価で売却しますので、金額は算定し
ておりません。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) わかりました。でも、できるだけ早く、また売却するなりし
て、財源を得
てほしいなという
のが私
の願いで
あります。
そしてまた、昨年度まで、こういった遊休地
の売却
がどのようになっ
ているのか、わかる範囲内でお答え願いたいということと、現在も市
の広報12月号ですか、野町
の地内で4区画、曲淵で
1区画
の売却案内
が出され
ておりますけれども、今日まで
の実績をお願いいたします。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) 昨年
の売却実績をお答えいたします。
昨年は旧
の高塚住宅跡地2件、2,857平方メートルを3,557万6,000円で売却いたしました。それから、駅南区画整理事業
の保留地を2区画、577平方メートルを
1,660万程度で売却しました。そのほかに、土地開発基金
が所有し
ておりました上小泉地内
の土地を3区画、
1,007平方メートルを2,600万円程度で売却し
ております。昨年は全部で7件で4,442平方メートルを約7,800万円で売却いたし
ております。
それから、今年度は今
のところ、駅南区画整理事業で
1区画326平方メートルを600万円余りで売却し
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 昨年は割と販売されたんじゃないかなと思っ
ております。ことしも一応予算的には2,000万円ほど計上され
ておりますので、多分具体的にどういったことをやられるかなということも考え
ておられるんじゃないかと思いますけれども、今
のところ600万円ほど売れ
ているということなんで、あと
1,400万円ほどかなと思います
が、今ほど出
ておりました野町とか曲淵等を売れば、それぐらいになる
のかなと思うんですけれども、そのあたり
の見込みはどうでしょうか。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) 今、広報等で一般競争入札で売却公告し
ておる物件でございます
が、この予定価格
が2,000万を超え
ておりますので、野町、曲淵
が売れれば、予算を超える金額になると思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) できるだけ、またひとつ売却できるように努力し
ていただきたいなと思っ
ております
が、ちょっと調べ
てみますと、昨年はまだたくさん売れたんですけれども、19年なんかはゼロだと思っ
ております。そういった面でなかなか売却
が進まないというものも多々
あるのかなという気
がいたします。そのへんはいろんな社会的な要因で現在
の土地価格
が非常に下がっ
てきたということで、当初、購入したより価格
が下がっ
ているので、販売することもなかなか難しい、そういった面も
あるかと思いますし、またPRや広報不足、そしてまた場所的に悪い
のか、そういったいろんな要素
があると思います
が、市有地
の売却
がなかなか進まないという点についてどのように考え
ておられる
のか、お伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) お答えします。
ご承知
のとおり、大変な経済でございますので、民間においても土地
の売買
が低迷し
ている状況で
あります。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) いろんな要素
があるかと思っ
ております
が、一つ一つ要素を取り除い
ていただい
て、やはり財政上、非常に厳しい状況で
ありますので、少しでも財源を得
て、それをまた市民
の要望にこたえ
ていくように努力し
ていただきたいなと思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最後
の4つ目
の項目に入りたいと思います。
財政運営についてお尋ねいたします。
さきにも述べました
が、予算編成にあたりまして、市民要望に対して
の答えは、財政状況
が厳しいので、要望
の趣旨は理解する
が、財政的に余裕
が出たら考え
ていきたいと述べ
ておられる
のが実情で
あります。予算編成にあたりまして、担当者にはそれぞれに努力され
ていることは重々承知し
ており、敬意を表したいと思います
が、決算書を見ますと、不用額
が多く掲載され
ておりますし、また繰越金も毎年多額に上ります。不用額や繰越金は
次年度
の会計にまた反映されるために、だめだとは思っ
ておりません
が、やはり市民要望を一つでも多く実現するためにも、もっとシビアな予算編成をすべきじゃないかと思います
が、この予算編成にあたりまして、関連した項目4点について質問させ
ていただきます。
まず第
1点目は、毎年
の不用額や繰越金
が多い
が、その要因は何か、分析され
ているのかお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) お答えいたします。
ご指摘
のとおり、ここ数年、不用額は約5億円程度、繰越金は約6億円程度で推移し
ております。
不用額
の要因は、年度によって若干違いますけれども、特別会計へ
の繰出金や医療費関係
の扶助費など
が一番大きいものと思っ
ております。繰越金については、不用額
がすぐ繰越金になりません
が、一般財源相当額
の不用額と、それから予算よりも最終的に税収
が上回ったこと。これら
の合計額
が繰越金になっ
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど小幡課長
のほうから話
がありましたように、最近大体5億円前後
が不用額で、6億円ぐらい
の繰越金等々
があります。また、後ほど出
てきますけれども、財調についても7億、8億ぐらいは
あるわけで
あります
が、こういった厳しい状況
の中では
ありますけれども、もう少し何かシビアな予算編成という
のはできないかと思うんですけれども、あまりにも何か安全性ばかり考えられまし
て、例えば特会へ
の繰出金を少し多めに見るとか、扶助費
が少し制度的にどうな
のかわからないから、少し余計めに見
ておこうやとか、人数
がわからんから、少し多めに見
ておこうかと、そういうようなこと
が積み重なっ
て、このような結果になっ
ているのではないかなと思うんです
が、もっとそういう面で
のシビアさという
のは必要じゃないかなと思うんです
が、小幡課長、どうでしょうか。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) 確かに扶助費関係は、議員ご指摘
の傾向は
あります。
ただ、医療費や介護費用
の推計は、もともと不確定要素
が大きく、試算する時期
が違います。
1年先を見
て試算します。特にこういう統計的には一般的に言われ
ているんです
が、人口規模
の小さい市町村では、医療関係は国
が示す推計方法を使っ
ても、過去
の経験からいっ
ても多々誤差
が生じるもので
あります。
それから、先ほど議員ご指摘
の扶助費関係、これは義務的経費ですので、後から補正するときに財源
がなかったら、これは参ったということになりますので、なるべく補正せず、当初予算で
の確保を基本とし
ていることも大きな原因です。
今後、より正確で的確な予算計上には努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 現在も予算編成中で
ありますので、もっとやっぱり厳しくそのあたりも見
ていただい
て、それで先ほどから何回も言いますように、いろんな市民
の要望というものについて、少しでも多く答え
ていただきたいなと思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、財調
の基金で
ありますけれども、先日
ある新聞で県内15市町村
の財政調整基金とか減債調整基金残高、対前年度
の比較
が報道され
ておりました。
本市においては、財政調整基金、減債基金ともに増額になっ
ておりました。また、今定例会
の補正予算には、繰越金を財政調整基金に積み立てることになっ
ております。財政調整基金
の適正な残高はどの程度
が適当と見
ておられる
のかお伺いします。
要するに滑川市
の財政規模で
あれば、どれぐらい
が適当かということを把握し
ておられるかお答え願います。
○議長(中川 勲君) 小幡財政課長。
○財政課長(小幡卓雄君) 財政調整基金
の適正な積み立てというような指標はございません。です
が、財政運営を行ううえでは、多ければ多いほど運営しやすいと。最低でも予算規模
の1割ぐらい
あるといいなというふうには思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) 今ほど小幡課長
のほうから
の1割といいますと、非常にたくさん
のお金かなという感じ
がいたします。
この新聞を見ますと、各15市町村
の残高を見ますと、多いところは、南砺市なんかは43億円ぐらい持っ
ておりまし
て、人口
の割合で見ますと、大体
1人76万ぐらいになる
のかなと。そういった意味では、非常に少ない
のは高岡市で
ありまし
て、3万2,000円ぐらいしかない。滑川市
の場合は20万9,000円ほどになりますので、どれだけ
が適当かわかりません
が、今回も補正予算等々でいきますと、今年度末で約8億4,900万ぐらいになるんじゃないかなということで説明
があったかと思っ
ております
が、そうしますと、前年よりも
1億4,000万は増える
のかなということで
ありますので、増えることもいいと思うんです
が、さっきから何回も言うように、こういう財源
の厳しいときには、やはりもっと厳しく対応し
て、市民要望にこたえ
ていただかなきゃならない
のではないかと思っ
ております
が、その点につきまし
て、市長
のほうからお願いしたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 財政を預かる立場とすれば、当然借金は少なく、貯金は多くという
のはだれしも考えることだろうと思います。
かつて滑川市も、平成4年から6年ぐらいには、17〜18億ぐらい
の財調を持っ
ていた時代も
あるんですね。やっぱりあれはバブル
の時代で、それなり
の税
の涵養も図られた時代はそれくらい
あった。
あった
がゆえに、平成6年には滑川中学校
が約40億、平成10年にはほたるいかミュージアム
が30億、タラソピア
が8億5,000万、そして平成15年には早月中学校
が30億、この10年間ぐらいで100億を超えるお金
が3つ
の施設に投入され
ておるわけです。それは教育施設で
あったり、観光施設として今日残っ
ている一つ
の財産で
あります
が、この10カ年に投入した100億を超えるその借金も今実は返し
ておるわけで
あります。
そういうことで、実質公債費比率も平成19年、23%前後というちょっと高めだったという
のは、それら
があったという要因で、そのときに私らも議会におりましたし、当然その責任
の一部は
あるわけで
あります
が、その返済もかかっ
てきたために、調整基金
が減っ
てきたと。今財政課長
が言った、特に目安というものはないわけで
あります
が、できれば
あったほう
がいいと。しかし、これもやっぱり不測
の事態、財調
の基本的な本来
の目的という
のは、一般会計に繰り入れるべきものでなく、万が一何か
あったときに、それを持っ
ておる
のは本来
の財調だったと思います。しかし、どの市町村もなかなかそれを貯金として積み立て
ておくということは難しい時代になったものですから、これを一般会計に繰り入れたりするわけで
あります
が、いずれにし
ても、本市
の背丈、身の丈に合った財政
の健全な維持を図りつつ、住民
の福祉
の向上、そして市勢
の伸展を志向し
ていくべきもので
あろうと考え
ております。
○議長(中川 勲君) 前田新作君。
○
16番(前田新作君) どうも、市長、ありがとうございました。
中屋市長には、2月
の市長選に当選されまし
て、さきにお答えで言われました厚生連滑川病院
の支援拡充など、これからも市民本位
の市政運営をし
ていただくようお願い申し上げまし
て、私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(中川 勲君) 14番森結君。
○
14番(森 結君) よろしくお願いします。
先ほど石倉議員もちょっと申し上げました
が、4年ぶりでまたこういう場に立つことは想定外
のことで
ありまし
て、告示直前まで、私
がこういう場に再び立とうなんということは、私自身も思っ
てもおりませんでした。また、中屋市長にとっても、私
がまたここにおるということは想定外だったろうと思います。
出馬を決め
てからわずか
の期間でもう無投票当選と、こういうことになったものですから、ほとんど準備もなく今日に至っ
ております
が、出ると決めた日から、やっぱりわずか
の間にでもこの選挙に関する情報という
のは、ちょこちょこちょこちょこと入っ
てくるんですね。このことについて、ささいなことで
あります
が、自分
の胸
の中に思っ
ていることを今回質問したいなと思っ
て、金は一切かかりません。
私
がこうやっ
て議会に出まし
て、中屋市長は以前にも、先ほど澤谷議員から
あったように「唇歯輔車」、これは市長さん
が議員
の時代に、時
の助役さんだったか、教育長だったか忘れました
が、今家さん、その方に対する質問
の中でもおっしゃった
のが初めてでないかなと思っ
ております。
今回また所信表明ですか、第
1回
のときにまたこのような言葉を使っ
ておられまし
て、私もこれは一体どういう意味を指す
のかなということで、ちょっとパソコン
のところで出し
ていただきました。何
のこっちゃ
いということで調べ
てもらいましたら、「唇歯輔車」、唇と歯、そして輔車、これを合わせ
て「唇歯輔車」と言う。「唇」と「歯」はそのままずばりです
が、「輔」という
のは、補うとか助けるとかというので、「車」
がちょっとわかりませんでしたね。何でここに車
がくるか。何はともあれ、これはことわざで
あって、いわゆる「輔車相依る」「唇滅ぶれば、歯寂しかる」ということ
があって、一方
が滅べば他方も
成り立たなくなるような密接不離
の関係で
あって、互いに助け合っ
て存在し
ていること
の例えだということです。市長もこういうことを見
て言われたんだろうと思います
が、助け合うと。
しかし、私はこの言葉はあまり好きじゃないですね。市長からこれを言われると、何か上から目線で言われ
ておるような気
がする。何でかと言いますと、助け合うといったって、市
の行政という
のは予算
の編成権もあなたに
あるわけ、執行権もあなたに
ある。我々
が協力すると言うたら、賛成とこれしかないわけ。ですから、あまり好きな言葉じゃないなというふうに思っ
ております。
また、このことわざも人間
の体を例え
て言う
ております
が、人間
の体、生き
ておる者すべて
のどこ
の部分をとっても不可欠、欠かし
てはいけない体で構成され
ておるんですよ。だから、あんまりいい例え話じゃないなと思います。総入れ歯
の方
が取ったら、歯はどこに
あるがかと。そういう変な駄じゃれも言っ
てみたいと思います
が、そういうことじゃなくし
て、やっぱり「切磋琢磨」で議会、当局とやっ
ていかなければならないと思っ
ております。
私は出馬するとき、今は幻
の選挙候補となりました
が、当選した暁には是々非々
の立場で、これは以前にも言っ
ておりました
が、よいものはよい、悪いものは悪いと、そういう立場を今後も貫き通し
ていきたいと思っ
ております。
議会時代にはいろんなことで、あなたと考えを一緒にし
て行動を起こしたことも
あったし、反対に対立したことも
あった。また、市長になられ
てからも、私もあなた
の考えと同じ考えで行動したことも、反対も当然
あった。だけれども、そのときそのとき
の私
の判断、是々非々
の判断で4年間
のブランクは
あります
が、やってきたつもりでございます。そのようなつもりでございますから、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
それからまた、唇歯輔車に戻ります
が、私
の唇とあなた
の歯
が、私
の歯とあなた
の唇
が重なるということはまず絶対
ありませんから、それをひとつまたご承知いただきたいと思います。
それで、私
のこの短い間にふつふつとわい
てきた疑問点を、ささやかなものです
が、質問という形で出させ
ていただきました。
まず、
1点目で
あります
が、市長
の政治姿勢につい
てと。ちょっと大げさで
あります
が、私
の質問に答弁という
のは、恐らく答弁書なんて何も書い
ていないでしょう。あなた
の気持ちさえ言っ
てもらえばいいんだから。そういうことで、市長
の政治姿勢についてということでございます。
私は、ここ
の第
1番目に、今回
の滑川市議選についてと書い
てあります
が、本来ここに15回
の市議選と書いたんです
が、選管
のほうからクレーム
がついたようで
ありまし
て、15回なんて言っ
ていません。
滑川市議会議員選挙だと言う
てくれと。それはそれでいいでしょう。ですから、ここはカットされまし
て、今回
のとなった。
出ることになっ
て、当選し
て間もなくです
が、やっぱりいろんな声
が聞こえ
てき
て、まず
1番目に候補者擁立についてと書い
てあります
が、それはやっぱり中屋市長
がいろいろこんなところで、あんた出られ、あんた出られと。これは何か人数足りんようだから、あんた出られと言う
ておられたよという話も聞こえたんです
が、これは事実ですか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 原稿
がなく
てもいいだろうとおっしゃいました
が、原稿はもともとない
ので
あります
が、まず最初に「唇歯輔車」につい
てで
あります。
その前に、森議員はそちらによもや座るとは思わなかった。中屋市長も、そこからよもやあなた
がおるとは思わなかっただろうと。正直言っ
て、私もそう思っ
ておりました。それゆえに、11月8日、7時過ぎでしたか、私
が森議員
の自宅に当選おめでとうございますと言っ
てご挨拶にお伺いしたとき、森議員とお会いした折、奥さんとお二人おられたと思います。最初に森議員
が発した言葉は、「よもやこういうことになるとは思わなんだ」と、やっぱり同様なご発言でした。それで、私は「それはそれでいいじゃないか。当選は当選なんだから、また頑張っ
てください」、こう言っ
てお別れしたと思います。
そして、その
次の「唇歯輔車」で
あります。
私
が初めてこの言葉を目にした
のは、実は歯医者へ行った折です。もう二十数年前で
あります。その歯医者
の診療台、いすに座っ
て前を見ると、この「唇歯輔車」という
のが、大きな額に掲げ
てあった
のを初めて見た。そのときに、その歯医者
の先生に、唇と歯、補う車、なるほどなと。何となく意味はわかるんで
あります
が、これはどういう意味かと聞いたら、まさに歯医者さんで
ありますから、唇と歯、一回辞書でまたひもとい
てみられという中で、ほぼあなた
がおっしゃったような感じ
のこともおっしゃいました。
私自身も多少辞書をひもといたりしたわけで
あります
が、唇と歯、それを補う車、車
の意味
がどうかということで
あります
が、もともと当局と議会は一般論として使われた
のは「車
の両輪で
ある」という言葉はよく使われた
ので
あります。当局と議会は車
の両輪で
ある。これは県議会においてもいろんな市町村
の議会においても、当局も使うし、また議会も時々お使いになる言葉で
ある。今日でもそうだと思います。
恐らく「唇歯輔車」という言葉を使った
のは私
が初めてだと思います。それは先ほど
の今家助役
のときだったかどうか忘れました
が、私は議会で議員
の立場で使いましたし、2度目
の議長に就任した平成12年で
ありました
が、このとき、この壇上で議長就任
の挨拶をしたとき、私は「唇歯輔車」で
あると。すなわち車
の両輪というものは、お互い
の役割という
のは一緒
のもので
あろう。しかし、唇と歯というものはそれぞれ
が持っ
ている役割、果たす役割、機能は違うんだ。それは当局と議会も一緒で
ある。当局は、あなた
がおっしゃった人事権
がある。あるいは予算編成権
がある。執行権
がある。しかし片や、議会には崇高なこれを議決するという権限
がある。やはり当局と議会は全く違うわけで
あります。それを私は議会人としてまず認識をした。それは議会に
いても、まさに予算編成権
がないわけです。そして人事権
がないわけで
あります。しかし、議会には議会として
の崇高な議決をする、そういう権限
があるわけで
ありますから、当然、唇と歯と同様、それぞれ
の果たす役割、持っ
ている機能は違う。でも、それ
がそれぞれ
の立場を理解し、尊重し、相協調する
がゆえに、言葉を発することもできるし、物をかむこともできるし、つばを飲むこともできる。こういう説明を時々したわけで
あります。ですから、私はやはり議会と当局というものは、決して当局
が目線
が高いからという思いは全く
ありません。議会と当局
の役割はおのずから違うし、そういう思いで使っ
ておりますので、決して上から眺める
のはないと思います。
また、議員
の選挙にあたって、いろいろな動き
があったと。私は複数云々は
ありません
が、議員も首長も政治家で
あります。議員は首長になる人、あるいは自分と政治理念をともにする人、政治活動を行うにし
ても、極めて近い立場に
ある議員という
のは、それなり
の首長擁立に動きますし、また選挙においても深くかかわりを持っ
て選挙運動をなされるわけ。だとするならば、当然その逆
の立場も
あってしかるべきで
ありますし、地方議会においても地方政治においても何ら不思議なことでないと私は思っ
ております。
以上です。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 私も前段にちょっと余計な話をしたわけです
が、「唇歯輔車」について議論をするつもりはなかった。私
の思いを言うただけです。
候補者擁立につい
てやりましたと、こういうことですね。それは率直に言っ
ていただい
て、私もそのとおりだったろうと思っ
ております。
次、当選証書付与式
の祝辞についてお伺いいたします。
無競争で
あれ何で
あれ、私どもは当選を果たしました。そして、16日には当選証書付与式に臨んだわけで
あります。
1名
の方は代理でした
が。そのとき
の市長
の祝辞
の中で、「第14回滑川市議選においてめでたく当選されました」を2回言われたんですよ。
私は、小さいときから数を覚えたときに、
1の次が2だと、その
次が3だと、14
の次が15だと習っ
てきたんです
が、市長はなぜか第14回と2度も言われた。このことについて……。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 2度言いました。市議選と言いました。これは第
1回という
のは、恐らく森議員
が解釈し
ておられる
のは、昭和28年11月
の選挙で
あろうと思います。これはいわゆる町村合併
が行われ
て、大滑川町になった最初
の選挙
が町会議員選挙となっ
ております。それゆえに、昭和32年11月に執行された
のが第
1回
の市議選で
あります。
ゆえに、今回は第14回で
あった。そのようにご理解いただければ、何ら不思議ではないと思います。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) そういう七日
の法事みたいなことを言わんと
いてよ。
第
1回という
のは、その選挙はなかった。私たちも多分そうだったと思う。だって、この議会要覧を見るとちゃんと書い
てある。前回
の17年
の選挙は第14回とちゃんと書い
てあるんですよ。見せましょうか。14
の次は15でしょう
がいね。だめながけ、これは。もう一回お願いします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 森議員も実に……。私からすると、大変ささいなことだと思います。それは、厳密に私
が申し上げた
のは、昭和28年11月に行われた選挙は市議会議員選挙ではないんです。これは町会議員選挙で
あります。市制を施行した
のは昭和29年3月
1日で
あります。
ゆえに、市議会議員選挙は厳密に言いますと、昭和32年11月に執行された
のが第
1回
の滑川市議会議員選挙で
あります。
ゆえに、今回は第14回で
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) こんなことでしつこくやり合うような必要
のあるようなものではないけれども、これを見なさいよ。14回と書い
てあるでしょう。これ違うんですか。どういう意味ですか、これは。あなたは
1回目
の選挙
が市会議員
の選挙でなかったと言ったって、ちゃんと14、その
次は13、12と最後まで行ったら
1回と書い
てあるんですよ。素直になれんかね、素直に。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 素直というよりも、もしそれ
が前回
が第14回だとすれば、今回15回だというふうに森議員は言っ
ておられる。これも実に揚げ足取りじゃないけれども、あなた
の言う
のも一理
あるとすれば、それははっきり言っ
て、厳密に言っ
てミスです。それは訂正すべきだと思います。ミス
のもの
があなた
の手に渡ったと言う
のなら、当然私ところは陳謝します。しかし、はっきり言っ
て、市会議員選挙というものは昭和32年11月に行われた
のが事実なんですから、だからあなた
の言う
のが合っ
ておるかもしれんけれども、厳密に言ったら14回なんですね、市議会議員選挙は。だから、これを議場に論ずるほど
の問題では私はないと思います
が、しつこく今回15回だ、15回だと。何で14回と言ったか、2度も言ったとおっしゃるから、私は昭和28年にこうこうと言ったわけで
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) やめますけれども、だからなまじちょっと頭
がいいとか、口
が立つとかでこういう議論をされるから、私も突っぱねられたから、これはごみですね、これ。全然違いますよ。14回と書い
てありますよ、見られますか。だから、言うたんで、ならやめましょう、こんなこと。あなたもそういう言い方で突っぱねるなら、だからもうちょっと素直さ
が足りないということなんです。
次、議会人事
の介入について。
先ほど澤谷議員も聞きました。「ない」と。議長選挙とか云々で、そういうことはないと。
改めて聞きます。
ありませんでしたか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 先ほど私
の発言をもっ
て、あなた
が議会人事に介入したとおっしゃるんなら、それはあなた
の判断で
あります。私は円満に行われればいいと、こう言った。それはあえて言うと、議会人事に介入したかというと、私はそこまでし
ているとは思っ
ておりません。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 8対8
の中でどうなるか。あなたは間違いなく引き抜き工作をやられたんですよ。うそをついたら、閻魔さんに舌を抜かれるよ。そんなうそつく必要はない
がですよ。私はこれをもっ
て責めようなんということではなく
て、そういう発言も
あったことを陳謝したいと、こう言われれば終わる話だけれども、絶対に言っ
ていないと。あなたは確かに言われたんでしょう、某人に。今度
の議員選挙になれば、だれそれさんに入れ
てください。これは紛れもない事実だと私らはそう判断した。やっぱしないけ。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 先ほど僕
が申したとおり、11月30日午前中までは私は一切一心クラブにし
ても、ほか
の無会派
の人にも、議長、副議長について触れたことはございません。しかし、午後2時ごろだったと思います。一心クラブ以外
の方とたまたま総務課でばたっとお会いした。そのとき、澤谷議員
が、もう選挙や選挙やと市役所中ふれ回っ
ておるわけだから、いや、選挙になるという話は聞いたと。しかし、今までは円満に前
の議長さんもその前も指名推選だった。そういうことを考えたら、できるだけ円満なほう
がいいんじゃないかと、このように申し上げた。それを議会介入だとおっしゃるんなら、それはあなた
の考えだと思う。私はその程度
の発言で介入したと理解はし
ておりません。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) これもいいかげんやめましょう。また言うた言わん
のことで、何か9月議会
の会議録を読んでも、ほとんどけんかかというような状況
の話も
ありました。市長も、ちょっとしゃべり方にいろいろ
あるがやちゃね。けんかを人に売る気かと言ったら、見解
の相違だと、これもまたどうなんか、書い
てあったね、議会会議録に。
とにかく私
の思いとしては、間違いなく介入は
あったと信じ
てやまないところで
あります。
次、危機管理についてお願いします。
危機という
のはいろんなこと
があります。一般的には天災地変、地震とか、あるいは津波とか、いろいろ
あると思いますね。だけれども、滑川市にとって危機と言われる
のは、一般的に大雨だとか地すべりだとか、津波も入るかな、それから台風とか、いろいろ
あるわけなんです
が、そのことに思いを寄せながら聞くわけです
が、熊本市で開催されました改革進化市長
の会、全国都市問題会議に出席をされました
が、これは万難を排し
ても出席しなければならなかった、その理由をお伺いいたします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 万難を排し
て云々という
のは、何を基準かわかりません
が、私は8年間市政を担当し
てこの立場につかさせ
ていただきました。
まず、県内10市
の中で、8年間で全国市長会主催を含めた海外視察、私は一度も行ったこともございません。唯一一度行った
のは、滑川商工会議所、魚津商工会議所
が上海便誘致
のために市民団体を結成した。そのとき、私は自費で参加をした。8年間で唯一自費参加
が1回、公費を使った
のは全くない。そういう中で全国市長会主催
の研修会というものは、幕張メッセを含め、毎年幾つか
あるわけです。ほとんど私は参加したことはございませんでした。
そんなことから、特にこのとき
のテーマ
が「人口減少社会
の都市経営」という
のがテーマで
ありました。そういう研修会で
ありましたから、私は2期目
の4年間でも、こういう研修会というものには参加したことはなかったから、この申し込みはもう8月ぐらいで
あったと思います。ぜひとも一度ぐらいは参加をしたいと、こう思っ
て、4年間
の任期
の中で県外へ市長会主催等
のこういう研修会へは初めて参加させ
ていただいたわけで
ありますから、テーマも含め
て参加したいという思い
があって参加したということで
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 市長で
ありますから、いろんな会合その他に出られる
のは結構で
ある。これ自体はやぶさかではございません
が、タイトルに挙げましたように、危機管理についてという中で質問をし
ておるわけです。
あなた
が行かれた
のは、10月7日から9日にかけて。今8月とか言われなかったですか。
○市長(中屋一博君) 申し込み
が来たわけです。
○
14番(森 結君) その申し込み
があって申し込まれたと。わかりました。
だけれども、実際に行かれた
のは10月7日から8日にかけて、これまで言えばわかるでしょ、何を言いたいか。
2番目
のところに入るわけです
が、非常時における遠距離出張は自粛されたいと、こう言う
ておる。何でこういうことを言うか。10月8日という
のは、台風18号
が富山県を直撃するという予想
がされ
ておったときなんですね。7日、6日ごろから台風予想という
のは割かし早くから出ますから、そして8日
の日には、県内
の公立小中高もだったかと思います
が、休校するくらいに緊迫した状態になっ
ておった。その時分、あんたはおられませんでした。私は、これはいかがなものかなと思った。7月、8月に申し込んだから、何でもかんでも行かんならんという気持ちも
あったかもしれんけれども、台風
が富山県を直撃するということは大変なことなんですよ。
平成7年以来かな、それでもやっぱし、わかっ
ておっ
ても行かなきゃならなかったかと。こういうことは、新聞にはもう7日
の夕刊からこういうことを言う
ておるわけなんですよ。私は危機管理に対してちょっと乏しいんじゃないかなと思います
が、いかがですか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 7日に台風18号
が当時接近し
ておるという情報は入っ
ておりました。そして、全国市長会等にも問い合わせたところ、熊本では予定どおりやると。熊本を含め
て九州地方、鹿児島は多少影響
あるにし
ても、開催地はそんなに影響はないという中でやりますということで
ありました。そして、当時、富山から羽田へ、羽田から熊本へ行ったんで
あります
が、飛行機も何ら欠航はし
ていないと。そういう状況
の中で、18号
の接近。それで、滑川を含め
て県内からも何市かは行かれたわけで
あります。
1市はやっぱりキャンセルし
て来られなかったところ
がありました。それは事実で
あります。ただし、行く以上は、ひょっとし
てトンボ返りしなきゃならん事態も
あるだろうということも含め、常に携帯電話を携行し、連絡を密にすると。万が一
の場合は、当然私
の代理として副市長
がおるわけで
ありますから、最悪
の場合はやはり私はトンボ返りするけれども、連絡だけは常に密にしようと、こういうことで行ったわけで
あります。結果的には幸いにし
て被害はなかった
ので
あります
が、被害
がなかったからいいという問題ではない。危機感に対して
の心構えだけは十分持っ
て参加したつもりで
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 後からなら、そういう発言になるだろうと思います
が、今後もこういう一番問題になる
のは大雨とか台風だろうと思います、このへんにとって
の危機という
のは。やはり危機管理をもっと大きく持たれ
て、市外、滑川市から遠く離れる場合には、慎重に行動されたいというふうにお願いをし
ておきます。
次に、新年度予算編成についてで
あります。
これも先ほどからるる質問
があったわけで
あります
が、私は中身なんてごちゃごちゃ今
のところわかりませんので、ここに書い
てあるとおりで
あります。
来年2月には、8年ぶりに市長選挙
が行われる公算
が強い中で、新年度予算
の編成は骨格予算を組まれるか、あるいは本格予算を組まれるかということをお伺いします。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 私らも骨格か、本格かという、こういう表現を使っ
ておったんです
が、行政用語では本格予算という
のはないそうで
ありまし
て、骨格か通常かという形で
あります。
そういう中で、予算編成にあたっては、当然私も2月に選挙
があります。先ほどから
の答弁
の中でも、
マニフェスト等
の具現化はやはり、「当選させ
ていただくならば」という言葉をつけ
ておるわけで
ありまし
て、基本的には必要な最少経費あるいは継続的なもの、そんなものに限っ
て予算編成すべきだろうと。新たな市長
の手にゆだねられるもの、それはその時々
の市民
の負託に応じた市長
が新たな政策を加えるなり、あるいは自分
の思いを予算化される、それはやっぱりしようがないと思います。そんなことで、私は基本的には骨格に近いものだろうと思います。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) わかりました。それでは、次に、骨格で
あれ本格で
あれ、この言い方
が適当かどうかはまた別にしまし
て、こういうふうに書きましたから、この予算編成をされる中で、市長
の思い
の中で重要課題と思われるもの、あるいは重要施策と思われるもの
が何か
あったら披露し
ていただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今
の議場でも議論になっ
ているように、新年度
の予算編成に向け
ての基本的な考えというものはございました。まちづくり交付金
の申請
の手続をやっ
ているわけで
ありますから、当然これも進め
ていかなきゃならないだろうし、市民
の安心・安全、教育施設
の充実、これも南部小学校あるいは田中小学校
の今体育館に入っ
ておるわけです
が、寺家小学校も同様、耐震
の調査あるいは工事、こういうものも重要施策
の一つで
あろうと思います。あるいは今言った市街地
の活性化、福祉や
環境問題、市民
の健康、こういうもの
がこれから
の滑川市にとっても重要な課題で
あろう。
とりわけ先ほど
の研修会に行ったわけで
あります
が、今後、どの自治体にとってもキーワードというものは、いわゆる人口減少化時代における都市経営プラス
環境問題、これ
が大きな課題になっ
てくるだろうと思います。重要な施策になっ
てくるだろうと思います。
そしてまた、課題ということで通告し
てあるわけで
あります
が、課題という
のは、やはり歳入においても歳出においても、それぞれ財政
が厳しいと。景気
の低迷ということを考えますと、税収
が思うように上がらないという中で、どう今挙げた重要施策を具現化し
ていくか、これ
がやっぱり大きな課題で
あろうと思います。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) わかりました。
次で
あります
が、先ほど来もう政変、政変と言っちゃおかしいね。政権交代
があったから云々かんぬんいろいろ
ありました。政府は、補正予算
の見直しや新年度予算に対して
の、よく見る事業仕分け、今までなかったことで
あります。こういうものをやりました。この結果、いい悪いは別にし
て、各自治体や関係諸団体に大きな波紋を呼んでおるところで
あります
が、こういった手法
が今までなかっただけに、いい悪いは
あるにし
ても、こういうことをやること自体について何か感想は
ありますか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) やっぱり初めて
の企画で
ありますから、正直言っ
て新鮮さ
があると同時に、その仕分け方法にも多少
の疑問を持ったことも事実で
あります。我々国民
の税
がどのような形で執行され
ておる
のか、使われ
ておる
のか、予算化され
ておる
のか、こういうこと
が公開
の場で議論をされたということは一つ
の評価すべき点で
あろうと思います。
ただ、ご案内
のとおり、ワーキンググループ
が、これは当初国会議員32名でしたかでスタートすると、こう言っ
て公表され
ておりました
が、最後その中で、当時
の民主党
の小沢幹事長
のツル
の一声で、十数名
の新人議員
が入っ
ておると。ですから、それは抜かにゃあかんと。こういうことで最終的には7人になったと。あるいは民間人を入れた、こうおっしゃるけれども、その人選
の方法、あるいはあの短時間
の中で、それだけ重要なこと
が本当に審議できる
のだろうかという疑問も率直な感想として
ありました。
と同時に、事業仕分けは最終決定では
ありませんけれども、あそこで仕分けされた中で、単に費用対効果だけで論じられない部分も多々
ある。しかし、事業仕分け
の中においては、案外すぱっすぱっと切っ
ていった。そういう中で、科学技術
の予算、ノーベル賞を受賞した方々
が「一斉に科学というものは未来へ
の投資で
ある」と反対
の声明
の記者会見をやった途端に、鳩山総理はちょっとぶれ
てくると、「言われる
のも一理
ある」というふうにトップ
が判断し、発言をされる。こういうことはいかがかなと思います。
いずれにし
ても、事業仕分け、そして今政府
がこれも多少はやっぱり尊重せざるを得ない部分
があるんだろうと思います。そういう中で政府
の予算案
が作成され
ていくわけで
あります
が、大いにこの中身は注視したいと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 政権
が交代されると、いろんなこと
が起きる。これ
がまさに政権交代で
あろうかと思います。今まで自民党政権
が長く続いた。それ
が選挙
の結果で
ありますけれども、突然がらっと変わった。そのことによって政策その他もがらっと変わる。戸惑い
があったり、疑問
があったりする
のは当然だろうと思います
が、それらも受けとめながらやっ
ていく
のが、時
の首長
の姿勢だろうと思います。また頑張っ
てください。
あわせ
て、国に対して
の要望や陳情で
あります
が、これも大きくさま変わりしましたね。
私も新聞をちょくちょく見
ておりますと、中屋市長、東京へ出張、関係各省、地元出身代議士に面会とか要望とかと、これは今までずっと何回か
あったと思います。何回かというと2回で
ありますから、また数
の話になるかと思います
が、何回か行かれ、今後そういうことはなくなるような気
がするんですね。全部富山県連
のそこで受け付けしますと。県連も偉くなったもんだね。各首長、ほか
の団体からも要望書をこっちへ持っ
てこい、それを本部へ上げると、こういうようなやり方に変わったんです
が、何
が変わろうと、中屋市長で
ありますから、得意
の弁舌と如才なさをもっ
て乗り切られると思います
が、どうしますか、今後は。あなた
の愛し
てやまない自民党
のところへ行っ
ても、どうもならんようになった。どうしますか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 愛し
てやまない自民党から、4年前
の市長選挙は無競争で
ありました
が、推薦もいただけなかった。こういう自民党でも
ありますから、またご理解いただきたいと思います。
おかげさまで、連合、民主党、公明党あるいは民社富山等々からご推薦を4年前にいただいた。結果的に幸いだった
のかなと、こう思うわけで
あります。
ただ、私も自民党
の党員で
あります
のも事実で
ありますから、今日まで自民党
の国会議員
の先生とも親しくさせ
ていただい
てき
ておる
のも事実で
あります。
そういう中に
あって、要望・陳情
の窓口
が民主党県連にすると。新聞報道で
あります
が、民主党
の県連幹事長を含め
て県幹部と協議
の場を持たれた。あるいは県内15市町村に説明に回るというような報道
がなされ
ております。まだ滑川市にはおいでになっ
ておりませんし、連絡も今
のところございません。
そういう中で、先般、自民党
の県連政調会長
が本市
の要望
があればお聞きしたいということで市役所においでになりました。また、昨日、国民新党
の国会議員
の方
が滑川市
の要望
があればお聞きしたいと、こういうことで今
の政府・与党
の一角を構成し
ておられる国民新党からも昨日おいでになりました。
私はその場でお話しし
ておったわけで
あります
が、かつて自民党
が4年前、300に近い議席を確保した。しかし、全国的な得票数を見ると、48%ぐらいで300
の議席を獲得した。4年後
の今回、民主党も同様で
あって、得票数でいくと、50%を切っ
ておるわけです。しかし、300を超える議席を獲得した。その中に滑川
の有権者も民主党を入れた方も数多くおられるわけで
あります。だから、そういうことを考えると、私は4年前は無所属で
ありました。無所属
の首長は多く
の政党やあるいは無党派層、そういう方々から
のご支援をいただい
て今日
の立場
があることは、また政権与党で
ある民主党
の幹部
の方にもご理解いただきたいと思いますし、きのうは国民新党、そして先般自民党
がおいでになったということですから、いずれ民主党
の幹部
の方
がおいでになるような新聞報道で
あります。おいでになられたら、今
のようなパターンをつくっ
ていただければ、今度、民主党
が滑川市役所においでになっ
て、地方
の声を聞く、滑川市
の要望を聞かせ
てくれと、こういう機会を民主党
が持っ
ていただければ、我々は国に対して行くこともなくなるし、大変ありがたいと。きのう
の国民新党
の方にも私はぜひともこういうことで新年度
の予算編成を国へ、その前に一回回っ
てみ
ても15市町村で
ある。それ
が地方
の生
の声を聞くいい機会でないかと思う。いずれ民主党からおいでになれば、私はそのようにお願いしたいと思っ
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) とにかく陳情・要望
の形態は大きく変わるわけで
ありますけれども、ひとつ頑張っ
てください。
次に、最後で
あります
が、市町村合併について。
これは単刀直入に申し上げます
が、中屋市長
の最重要課題
の一つで
あった市町村合併問題、たしか4年前はまだこれは最重要課題だったんですね。ところが、最近では全く音さた
がなくなっ
てしまった。どうです、もはや市町村合併という
のは死語なんですか。
次の質問
のところは答えんと
いて、これだけを答え
てください。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 火山で言うと、いわゆる活火山か死火山か休火山かと。私は完全な死語ではない休火山かなと思っ
ております。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) しからば、これは同じ答えになる
のかな。終止符を打たれるとするならば、その大義名分はと聞い
ておるんです
が、終止符は打たないと。活火山で
あるから、しばらく休暇だと、休んでおるんだと。私
があんた
の答えを言っ
てもおかしいんです
が、どうですか、これでいいですか。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 国を含め
て、国
の地方制度調査会、これは西尾勝さん
が座長だった
のかな。その方々は、国主導
の市町村合併は今回をもっ
て終わりとすると、はっきり宣言いたし
ておられます。それらを見ると、国は一応は終止符を打ったと私はそのように理解します。
ただ、今後
の成り行き
の中に
あって、いわゆる道州制という問題
がまだ生き
ておるわけで
あります。こういうもの
が、将来何年後かわかりませんけれども、議論され
てくると、あわせ
て市町村合併は平成17年4月、一応は終わったけれども、その道州制
の議論とあわせ
て、市町村合併というものはどう
あるべきかということ
がまた浮上する可能性も
ある。
ゆえに休火山かなと、こう表現したわけで
あります。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) ほとんど質問らしき質問は終わったわけです
が、最後
の感想として一言述べさせ
ていただきます。
先ほど私も4年ぶりに議員になりましたと言いました
が、この質問者
の席
が変わっ
ておりますね。何か会派
の会長でないと、あそこで演説
ができないと、こういうことになったようで、私はこの後10年、20年変わりなく
ても、あそこへは行けない
のかと一抹
の寂しい思いもし
ております。会派
の会長だけなんですね。しかるに、この党や会派
の代表という
のはそんなに優遇されながら、ほか
の会派
の会員
の方はみんな質問するんですね。そして、代表質問によれば、我々は中屋市長を一生懸命応援し
ておりますと、与党なんですね。幸せな方ですよ。半分
の方
が市長を支え
て、市長選を戦うんだと。そういうことを言わない我々
が反市長派だといっ
て区別されるんですね。私もさっき言うたように、いろんな場所、場所では中屋市長を支え
てきたことも
あった。あなた、不信任案、一遍出たでしょう。あれだって、私
が反対し
て通らなかったんですよ。そういった意味でも、こっち側におると、何か反市長派だと、こういう位置づけをされるんです
が、そういうことじゃなくし
て、市民、市長、議員16人を平等に扱っ
て、会派から言う
てきたからこれを聞く、ひとりぼっちだ、あんただから聞かない。こういうこと
のないように、唇歯輔車でひとつ頼みます。いいですか。もう1つ、最後にこのことについて。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) かつては支えたことも
あったと。そしてまた、発言
の中に是々非々で
あると。当然で
あろうと思います。議会はやはり是は是、非は非という立場、これ
が基本で
あろうと思います。
まず、この質問
の形態、これは議会
の皆さんでお決めになったことで
あって、私は何ら関与するものでもないし、またおれは20年たっ
ても、こっちから演説できないかと。まだ20年もやっ
ておられる
のかなとふと思ったわけで
あります
が、しかし2人で会派は結成できるわけで
ありますから、志、政治理念
が、思い
が同じ
あれば、また幾らでもここで立てる機会は
あると思います。
いずれにし
ても、森議員
がおっしゃるとおり、是は是、非は非というもの
が議会で
あろうと思います。
○議長(中川 勲君) 森結君。
○
14番(森 結君) 終わります。
○議長(中川 勲君) 7番古沢利之君。
○7番(古沢利之君) それでは、通告し
てある諸点について質問させ
ていただきます。
今回、ポイントを絞っ
て具体的に質問をしますので、答弁
のほうも簡潔によろしくお願いしたいと思います。今回
の質問は、いずれも先ほど来話
のあった市議会議員選挙を準備する中で、市民
の皆さんから聞かせ
ていただいたことをもとにつくっ
ておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
まず最初に、新年度に向けた子ども
の医療費無料化
の問題で
あります。
これを言いますと、恐らく市長もまたかと、まだ言う
ておるんかということになる
のかもしれませんけれども、先ほど申し上げたとおり、選挙を準備する中で、多数
の皆さんからこの声をお聞きをいたしました。街頭などで署名などもお願いをし
ておったわけです
が、こちら
がむしろ励まされるという状況で
ありまし
て、強い要望だということを改めて感じたわけで
ありまし
て、改めて新年度に向け
ての見解を伺うわけで
あります。
先ほど会派
の代表質問
の答弁
の中で、積極的に取り組む旨
の答弁
があったと思います。それから、2月
の選挙に向け
ての市長
のマニフェストには、これに触れられ
ているというふうにも聞い
ております
が、今
の話じゃ
ありません
が、新年度予算、骨格でということになるようで
あれば、これ
がどの程度新年度予算、すぐ具体化なるかどうかということは言いにくい面
があるかもしれません
が、市長
の見解をお伺いをし
ておきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 古沢議員
のいわゆる子ども医療費
の無料化ということで
あります。
私
が2期目
のこの4年間
の中で、平成18年度から小学校3年生まで
の入院費を無料にした。そして、平成20年度から6年生まで
の医療費を無料にしたわけで
あります。この無料
の拡大という
のは、幾つか方法は
あるんだろうと思います。代表質問
の中でもお答えしたように、引き続い
て中学生
のこれは義務教育で
ありますから、中学3年生まで
の入院費をどうするか、片や小学校3年生あるいは6年生まで
の通院費をどうするか、これら
が古沢議員
が前々からできればすべて義務教育は無料にすべきでないかという思いでたびたび発言し
ておられる
のだろうと思います。
いずれにし
ても、会派
の代表質問でもお答えしたように、私
のマニフェストにもその点を触れ
ております。もし3期目を当選させ
ていただいたならという前提で
あります
が、これはやはり6年生まで無料化し
て2年たっ
ておるわけですから、新しい年度からはより無料化を拡充すべき方向で検討させ
ていただければと、こう思っ
ておるところで
あります。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) なかなか思いは伝わっ
てまいります。拝見したものには、もうちょっと具体的に言及
があったというふうに思う
のです
が、いずれにし
ても前進に向けた姿勢は、それはそれとして評価をさせ
ていただきたいと思いますし、さらに入院、通院
の6年生へ向け
ての実現も改めて求め
ておきたいというふうに思います。
ほかと比較する
のは、私好きじゃ
ありませんで、あれなんですけれども、後
の質問にもかかわります
が、射水
の新市長さんも新しい方針を出し
ておられるというふうに伝えられ
ております。ぜひ実現に向け
てのご尽力を改めてお願いをし
ておきたいというふうに思います。
2番目に、新型インフルエンザ
の問題です。
先ほど野末議員
の質問
の中で触れられました。これも射水では、中学生以下
の子ども
の接種に助成をするというふうな報道
がされ
ております。
インフルエンザ対策は、この場でもいろいろ取り上げられ
てきましたし、私も言ったこと
があります。しかし、提案理由
の中にも
あるように、流行
が進んで
いると。きのうあたりから雪という話も
あります
が、本格的な冬を迎え
て、一層
の流行
の危険性も再々指摘をされ
ているわけで
あります。
予防接種については、国、県
の助成で住民税
の非課税世帯、生活保護世帯には助成をするということな
のです
が、子どもは、幼児はとりわけ重篤になる危険性も指摘をされ
ているところで
ありまし
て、16歳以下、義務教育以下
の子どもたちへ
の助成ということは考え
ておられないか、お聞かせください。
○議長(中川 勲君) 若林福祉課長。
○福祉課長(若林克己君) 新型インフルエンザワクチンにつきまし
ては、当面確保できる数量
が限られ
ているために、11月から国
が定めた優先接種対象者から順次実施され
ているわけでございます。
基礎疾患を有する方については、小児を含め
て最優先とされ
ておりますけれども、そういう方々については、既に自費で予防接種
が行われ
ているわけでございます。
今ほど
ありましたように、助成制度につきまし
ては、生活保護世帯及び市民税非課税世帯は全額免除でございます。
ただ、児童・生徒につきまし
ては、既に予防接種を実施中で
あることや、あるいはほか
の優先接種対象者と
のバランスなどから、今
のところ考え
てはおりません。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) 2回接種で6,000円余りというふうにお聞きし
ておるわけで
ありまし
て、子育て支援とさっき市長も選挙に臨む重点政策という中でも健康ということを取り上げ
ておられます。それはそれで大事なことで
あります。子ども
の問題については、将来
の滑川市を担っ
てもらわなきゃならないという側面も強いわけで
ありますので、子育て支援に一層力を尽くし
てもらいたいという思いを込め
て、これはこれだけにし
ておきたいというふうに思います。
それから3番目に、学童保育
の問題です。
これも取り上げられ
てきた問題な
のです
が、とりわけ地元
のことで恐縮です
が、分割をされた2カ所、東部と西部なんです
が、とりわけ東部
の問題なんです。これも再々言われ
ているとおり、この7月からだったと思います
が、分割をされ
て浜加積
の地区福祉センターと早月加積
の公民館で行われるようになったわけで
あります。いずれも学校から子ども
の足ではかなり
の時間
がかかる場所で
ありまし
て、指導員、保護者など関係者
の皆さんからは、その間
の安全
の確保といったことで、大変不安な声
が強く出され
ているわけで
あります。
まず最初に、確認
の意味でお答えをいただきたいと思います
が、この分割された目的といいますか、これについてお答えください。
○議長(中川 勲君) 若林福祉課長。
○福祉課長(若林克己君) この放課後児童育成クラブにつきまし
ては、国及び県
の補助事業として実施し
ているわけでございます。
国
の方針といたしまし
ては、大規模な放課後児童育成クラブについては、補助対象外とするということ。それから、年間250日以上をやることという条件
がつきまし
て、それ
が平成22年度から実施ということで
あったわけでございます。
たまたま東部小学校につきまし
ては、今までは70人以下で
ありましたけれども、このまま
の状態では70人を超すだろうということで、2分割という方向になったわけでございます。それと、学校側
の都合でございまし
て、クラス数
が増え
て、今まで利用し
ていた多目的ホール
が使えなくなったということもあわせまし
て、ちょっと
1年近く早くなりますけれども、早めに2分割したということ
の経緯でございます。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) 今
の答弁
のように、補助金
がどうだからということ
が先に出
てくると、ちょっと違うんじゃないかなという気
が実はするんですね。
言うまでもなく、この学童保育、放課後児童健全育成事業という
のは、数年前に児童福祉法に位置づけられました。その規定に基づい
て設置をされ
ているわけですね。授業終了後、おおむね10歳未満
の児童に適切な遊びと生活
の場を与え
て、健全な育成を図ろうとするということになっ
ているんですね。
国は71人以上
のところに補助金を出さないという
のは、補助金を出す
のが嫌だからということよりも、そんなに大勢
の子どもたちでは、生活
の場、遊び
の場
が確保できないと。71人以上ということになっ
ています
が、本来は40人以下
が望ましいということも聞い
ています。本来そういう目的で分割をされたということを実は先に言っ
ていただきたかったなあという思い
が私には
あります。
それで、結論を先にお聞きするようです
が、この東部小学校
が2カ所に分割されたことについて、私はやっぱり学校
の敷地、あるいは学校
のすぐ近くに保育用
の場所、できたら専用
の施設
が望ましいというふうに思っ
ております
が、その必要性について認識はお
ありでしょうか。
○議長(中川 勲君) 若林福祉課長。
○福祉課長(若林克己君) 今ほど議員
がおっしゃいましたように、規模とすれば、40人程度ということは十分承知し
ております。それも含めまし
て、先に補助金
のほう
の話
が出ましたけれども、そういうことも含め
て分割したということをご理解いただきたいと思います。
それで、学校敷地内ということでございます
が、児童
の安全・安心
の点から、そういう学校
の敷地内あるいは学校
の隣接、近場で
の施設で実施するということは、当然理想というふうに考え
ておるわけでございます。
ただ、現状では新たな施設を建設し
て、そこで実施するという
のはなかなか困難で
あろうと考え
ております。
以上でございます。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) この間、滑川市内でもこの学童保育は、全校下で実施をされるというようになっ
ています
が、全国的にも増え
ています。
ちょっと見
てみましたら、どこでやっ
ておられるかということで言うと、これは厚生労働省
の調査ですけれども、約半分近く
が学校敷地内
の専用施設、あるいは学校
の余裕教室というところで、約5割近くを占め
ています。
そういう点で言うと、これまで東部も敷地内、学校施設
のコミュニティホールを使っ
てやっ
ていたわけです
が、さっきおっしゃったような事情で、
ある意味、今
の2つに移らざるを得なかったといいましょうか、関係者
の皆さん、それから地元自治会を含めた皆さんと相談され
て、結局あそこに落ちついたわけです
が、関係者
の皆さん、この夏にやっ
て、初めてなので、戸惑いながらも一生懸命やっ
ていただい
ておっ
て、頭
が下がる思いで
あります
が、しかし先ほど申し上げたとおり、途中
の安全については大変心配をし
ておられる。しかも、ちょっとお聞きしたところ、分割した後、学校から遠くなっ
て、いわばそういう心配やら不便やらで、利用する児童
が逆に減っ
てしまったというようなこともお聞きをし
ておるわけで、本来
の目的からし
て、大変残念なことになっ
ているというふうに言わなければならないと思います。
こういうことを言っ
てしまっ
ていい
のかどうかわかりません
が、関係者
の皆さんは、特別な施設でなく
ていいと、スペース
があればいいと。立派な施設をつくっ
てくれと言っ
ているわけではないというようなこともお聞きをし
ております。
これは市長にぜひこうした事態についてどういうお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 課長も言いましたとおり、学童保育、本来は学校
の敷地内あるいは隣接地にそのスペース
があればよっぽど理想で
あろうと思います。ただ東部小学校
の場合は、先ほどから議論
があったように、学級増
があるためにやむを得ずし
て分割、それに対応するときは地区公民館を利用せざるを得なかった。そして、当然地元
の東部小学校
の校区
の児童クラブ育成会、運営協議会ですか、この方々
のご理解も得、協議
の結果、こういうスタイルになったわけで
あります。
しかし、冒頭、僕
が午前中に言いましたように、政治というものは現実を理想に引き上げ
ていく機能で
あると。そういう観点からすれば、今後どう
あるべきか、検討課題で
あろうと思います。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) この問題も、これは私一人でなく、地域関係者
の皆さん共通
の思いだというふうに思いますので、これからも引き続き力を合わせ
て実現に頑張っ
ていきたいというふうに思いますので、そのことだけ申し上げ
ておきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 理想はそう
あるべきで
あろうし、十分また検討させ
ていただくわけで
あります
が、町内会には町内会館
があると。それは
ある意味で言ったら、それぞれ
の町内会
のみんな
の集まり、心
のよりどころ
が町内会館で
ある。そして、地域には地区
の公民館
がある。それはその地区全体
のいろんな活動
の拠点で
ある。そういう思いからすると、その浜加積と東部
のそれぞれ
の地区公民館は、それぞれ
の地域
の子どもたち
のある意味では拠点として整備し
ていく、それ
がより充実した形で
あれば、それも一つ
の案かなと。あるいは今古沢議員
が冒頭言っ
ておられる学校に隣接し
ておるところ、それも一つ
の理想で
あろうと思います。
いずれにし
ても、十分検討し
ていきたいと思います
が、子ども
が減ったと。むしろそこで預ける
のが減ったという
のも、何か気の毒な感じ
がします
が、
ある父兄からすると、もともとあそこは、家に帰っ
て、うちでばあちゃん、じいちゃん
がおって預かるのに、学童保育に預け
ておった
がやっ
て。遠くなったからといっ
て、学童保育に行かんようになったと、こういう子ども
の話も逆に聞いたことも
あります。そういうことも含め
て、十分検討し
てまいりたいと思います。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) そんなことを言い出したら……。言いませんけれども、これまで積み上げ
てきたものを全部壊すようなことは言わないでほしいですね。これは引き続き求め
ていきますので、よろしくお願いしたいと思います。担当課も含め
て、ぜひ具体的な財政支援
の問題も含め
て、研究をし
ていただきたいということを重ね
てお願いし
ておきます。
それでは、2番目
の大きな農業政策
の問題です。
これは先ほど来もちょっと質問
がありまし
て、重複する部分については、説明などは省略をしたいと思います
が、いずれにし
ても先ほど答弁
の中にも
ありましたように、政権交代によって、新しい農業政策
がモデル事業等は来年度から実施をされるということで
あります。まだ確定的なことは言えない段階ということは重々承知をし
ておるわけです
が、同時に、これは確定し
てしまっ
てはもう遅いというような側面もまた
あるわけで
ありまし
て、今、農家、現場に広がっ
ている不安ということをぜひ正面から受けとめ
ていただい
て、必要なものについては、やっぱり国にも物を申し
ていただきたいという思いを強くするわけで
あります。
ご存じ
の方も多いと思います
が、日本農業新聞はここ数日来、ずっとこの問題で現場
の不安
の声を紹介し
ております。一面に載ることも再々で
あります。
先ほど話
があったとおり、新しい農業政策
の柱は、米
の戸別所得補償
の政策と、もう1つは転作にかかわる水田利活用自給力向上事業で
あります。とりわけこの水田利活用自給力向上事業は、これまで
のいわゆる産地確立交付金
が廃止をされるということで
あります。これは先ほど話
がありました。
現行
の産地確立交付金は、さっき答弁にも
ありましたとおり、多分アルプス農協
が事務局ということだったと思います
が、アルプス地域水田農業推進協議会というようなところで国から
の交付金を原資にし
て、この管内で最適と思われる補助金
の体系を自分たちで地域に合ったものをつくっ
てき
ておられたわけで
あります。
例えば基本助成
のほかに、転作
の補助を集約すると。3ヘクタール以上にまとめたら加算をするとか、営農組織
が作業を行う場合、条件をクリアすればそれにまた加算をするとか、さまざまな加算をつくっ
てき
ていたわけで
あります。
ところが、先ほど話
があったように、今回はこの自給力向上事業では、全国一律に例えば麦・大豆で
あれば3万5,000円ということで、ほか
の加算はないということになりまし
て、多く
のところではこれ
が減額になるという不安
が多く
あるわけで
あります。
とりわけ影響
が懸念され
ています
のは、今も申し上げました集団化、団地化などに取り組んできた営農組合あるいは生産組織、そういったところ
がこのへんでは大変不安を感じ
ておられます。
先ほど紹介した日本農業新聞では、これは12月8日、滋賀県
の例を挙げ
て、「集落営農解散
の危機」という
のが一面トップで紹介をされ
ております。これはこれだけじゃなく
ていっぱい
あるんですけれども、似た状況は我が滑川市でも懸念され
ているというふうに思います。
この間、行政も含め
てです
が、組織化に力をずっと入れ
てこられたというふうに思います。実際にやっ
ておられるところは、この間、関係者は協議に協議を重ね
て団地化に取り組んだり、組織をつくったりというふうなことをやってき
ておられるわけです
が、今
のまま
の状態でいきますと、それに水を差すといいますか、というような状況になっ
てしまいます。「2階に上がっ
てはしごを外された」という思いを強くするわけで
あります
が、まずなかなか答えにくいという先ほど
の答弁でしたけれども、例えばこれによって影響
のある農家あるいは生産組織という
のは、数で言えばどれくらい
あるかということについてはわかるでしょうか。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) お答えいたします。
制度につきまし
ては、先ほど何回も説明し
ておりますので、省かせ
ていただきます。
この制度、先ほども何回も言っ
ております
が、転作作物
の単価
が従来
の産地づくり交付金より下がるというところが、議員ご指摘
のとおりだと思います。それで、一番大きい影響を受ける営農組織という
のは、この転作作物
の作付比重
の大きな組織
が一番影響
があるのではないかと思っ
ております。
議員はその数
がわからないかということで、私どもも実は知りたいと思いまし
て、アルプス経営体
の事務所
のほうに聞い
ておる
ので
あります
が、ちょっとまだその数についてはつかめないという答え
がありまし
て、私どもも実は現在つかんでおりません。それで、減額
の内容ということで懸念されるということなんですけれども、今後はやはり国などにこういった減額
の額
の決め方あるいは額そのものについて要望し
てまいりたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) お答え
のとおり
の状況なんだろうとは思います。これまで従来
の産地確立交付金については、行政は直接的にはタッチし
ていないわけで、事務局で
あるアルプス農協
がそれぞれ
の生産農家
の対応だとか、それから生産組織はどういうふうな取り組みをやっ
ているかということをつかんで
いて、交付金
の算出についても、そこ
がやっ
ているんだろうと思います。形態はさまざまですので、つかみにくい
のだろうとは思います。
しかし、先ほど言っ
ていただきました、国にも要望し
ていくという場合でも、先ほど
の質問にも
ありましたけれども、滑川市全体としてどういうような影響
があるのかというようなこともわからなければ、何か抽象論で物を言っ
ているだけということにならないかと心配になるわけです。もちろん、片一方
の米
の戸別所得方式
のほうもまだ全然見通せないという状況なので、それと合わせた場合
の試算はどうなるかということになっ
てくると、またわからない話になります
が、せめてこの自給力向上事業、これまで
の産地確立交付金で、例えばことしと同じように転作をした場合、これまで
の確立交付金だったらこうだった。来年度同じように転作に取り組んだ場合、新しい自給力向上事業ではこうなるというようなデータを、これは急いで農協を中心とした関係機関に要請をし
ていただい
て、滑川市全体にどういう影響
があるかということをつかんでいただきませんと、国に対して物を言う迫力
が違っ
てくるというふうに思います。これは要望といいますか、お願いといいますか、そういうことになる
のかもしれません
が、そうでないと、話は始まらないと思うんですよ。
しかも、来年度予算
が、制度として確定し
てしまうということになりますと、さっき申し上げたように、もう動かせないということになる懸念も
あるわけで
ありまし
て、今
のうちにやらなきゃならないということだと思うんです。
(2)
のところにも書きました
が、麦について言うと、既に作付され
てしまっ
ているわけですよね。補助
が減ったから、じゃこれをやめるかと。植えたものをまた起こし
て、来年米をつくる
のかということも、これはなかなかできにくい話で
あります。資材
の調達ももうやらなきゃならないというところになっ
てき
ているわけで
ありますので、これについては、急いで協力を強く求め
ていただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(中川 勲君) 新村農林課長。
○農林課長(新村 剛君) データにつきまし
ては、極力早く収集したいと私どもは考え
ております。
それから、既に作付
の始まっ
ているような、そういった作物
がどうなる
のかということです
が、これにつきまし
ても、北陸農政局などに実は問い合わせ
ておるところなんですけれども、まだ確定的な答えをいただい
ておりません。それで、なるべくたくさん
の農作物
が対象となるようにお願いし
ていかなければならない
のではないかと。たくさん
のという
のは、既に作付
が終わっ
て、来年収穫
が予定されるような麦についても、何とか対象にならないかという意味で
あります。
ただ、それにつきまし
ても、正確な答え
が返っ
てきませんので、ここではまだ詳細を申し上げることはできません。申しわけ
ありません。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) 自給力向上事業ということになっ
ておるんですね。本当に自給力
が向上するような策になるように、これは現場から
の声という
のをぜひ強く主張し
ていただきたいということを重ね
て申し上げ
ておきたいというふうに思います。
では、3番目になります
が、薬物汚染へ
の取り組みについ
てで
あります。
これは去る9月議会だったと思います
が、当時、相川議員
が質問をし
ておられまし
て、繰り返しということになる
のかもしれません
が、状況については改めて言うまでもないと思います
が、しかしこの間、県内で高校生でしたでしょうかね。大麻
の栽培かなんかにかかわったという事件
が明るみに出たというふうにも思っ
ておりまし
て、正直言っ
て、これまでテレビ等を見
ておる限りは、まだちょっと遠いところ
の話な
のかなという感じ
があった
のです
が、県内でもということになっ
てきますと、本当に私たち
の身近に忍び寄っ
てき
ているのだなということを改めて実感するわけで、教育委員会からそうした実態について
の認識、それから取り組みについて、そうした新たな展開も含め
て、新たな対応みたいなもの
があるとすれば、それについて一つにまとめた格好になるかもしれません
が、お答えをいただい
ておきたいと思います。
○議長(中川 勲君) 中屋教育長。
○教育長(中屋久孝君) 薬物防止、どう取り組んで
いるのかということについてお答えをいたします。
薬物につきまし
ては、私個人的な感じとしても、それこそ特殊な人たち
が扱うものというぐらい
の認識で
いたという
のが正直なところでございますけれども、今ほど議員ご指摘
のように、実際に県内でも報道されたような事例
が出
てき
ておるという中で、やはりコンピューター等でそういった形
のもの
が入り込んでき
て、それを見たうえで、例えば興味本位というふうなことも
あるのかなと思ったりし
ておるところです
が、学校現場におきます薬物乱用防止対策という形では、実際に保健
の授業で教科書で取り上げられ
ておりますので、授業
の中でその指導をし
ておるというところ
が実際
のところでございます。
ただ、薬物はそれこそ人間を破壊するという形
のもので
ありますので、何よりも子どもたちには早い時期から
の薬物
の危険性、恐ろしさを十分認識させ
ていきたいというふうに強く思っ
ているところでございます。
また、市内
の小中学校
の各学校に生徒指導主事という教員
がおるわけです
が、連絡協議会を組織し
て、年間集まっ
て情報交換なり、あるいは研修をし
ているという中で、例えば警察
の担当者に来
ていただい
て、現在
の情報をお話しし
ていただくというふうな機会も持っ
ておりますので、例えば薬物について、あるいは携帯について、現在、少年犯罪
がどのような形になっ
ておるという指導も研修も重ね
ているところで
あります。
そんなことで、特に今ほど話しましたように、人間そのもの
がつぶされ
ていくというところを特に子どもたちに認識をさせ
て、絶対に興味本位で手を出すこと
のないように指導を徹底し
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。
○議長(中川 勲君) 古沢利之君。
○7番(古沢利之君) これだという決め手は多分ないだろうという気はする
のです
が、しかしいずれにし
ても、私もちょっと見
ておりましたら、薬物と知らずにということも
あるというふうにも言われ
ておりまし
て、紹介もされ
ておりました
が、そういった点では、さっきネットで
のという話も
ありました。それから友達同士でという話もよく聞きます。そういった点では、決め手
がないとは言いながらも、そうしたことを地道で
あっても、やっ
ていただくしかないというふうに思いますので、改めてその点を強調し
ておい
て、これで質問を終わらせ
ていただきたいと思います。
以上です。
○議長(中川 勲君) 本日
の会議はこれまでといたします。
あす午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行します。
本日はこれにて散会します。ご苦労さまでございました。
午後5時
16分散会...