滑川市議会 2007-09-13
平成19年 9月定例会(第2号 9月13日)
平成19年 9月定例会(第2号 9月13日)
平成19年9月
滑川市議会定例会会議録 第2号
平成19年9月13日(木曜日)
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議 事 日 程 第 2 号
平成19年9月13日(木)午前10時開議
第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
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本日
の会議に付した事件
日程第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
──────────◇──────────
出席議員(
16名)
1番 高 木 悦 子 君 2番 原 明 君
3番 岩 城 晶 巳 君 4番 中 島 勲 君
5番 古 沢 利 之 君 6番 浦 田 竹 昭 君
7番 開 田 晃 江 君 8番 中 川 勲 君
9番 澤 谷 清 君 10番 砂 原 孝 君
11番 野 末 利 夫 君 12番 高 橋 久 光 君
13番 前 田 新 作 君 14番 上 田 昌 孝 君
15番 相 川 隆 二 君 16番 島 川 実 君
欠席議員(な し)
──────────◇──────────
説明
のため出席した者
の職氏名
市 長 中 屋 一 博 君
副 市 長 出 村 眞佐範 君
総務部長 笹 林 一 樹 君
総務課長 小 幡 卓 雄 君
総務部次長財政課長事務取扱 坪 川 宗 嗣 君
企画情報課長 池 本 覚 君
産業民生部長 高 田 健 作 君
生活
環境課長 石 田 修 君
福祉課長 小 幡 喜代恵 君
産業民生部次長健康長寿課長事務取扱 佐 藤 孝 男 君
産業民生部参事商工水産課長事務取扱 若 林 克 己 君
産業民生部次長農林課長事務取扱 大 黒 隆 文 君
産業民生部参事市街地活性化推進室長事務取扱 浜 田 茂 行 君
建設部長 杉 野 司 君
土木課長 菅 沼 勉 君
会計管理者会計課長事務取扱 神 保 二三夫 君
消 防 長 石 倉 俊 明 君
教育委員長 高 倉 恵満子 君
教育長 中 屋 久 孝 君
教育委員会事務局次長学務課長事務取扱 梶 谷 正 夫 君
──────────◇──────────
職務
のため議場に出席した事務局職員
の職氏名
(第
1号に同じ)
──────────◇──────────
◎開議
午前
10時00分開議
○議長(砂原 孝君) ただいまから本日
の会議を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付したとおりで
あります。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑(会派代表)
○議長(砂原 孝君) 日程第
1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
これより会派代表による市政一般に対する質問を行います。
通告
がありますので、発言を許します。
12番高橋久光君。
○
12番(高橋久光君) おはようございます。
ことし
の夏は記録的な猛暑
が続い
て、人も草木もそれぞれに枯れかかるような日々
が続いたわけで
あります
が、ようやく朝夕、秋
の気配
が漂う季節となりました。
先日、市長
の提案理由説明
の中では、地方自治体を取り巻く財政
環境は厳しいもの
があるが、国に対して
の三位一体改革
がまさに地方
のため
の改革となるよう強く働きかけなければならない、働きかけるという指針で
あったかと思います。
そういった中でも、当市におきましては、第4
次行政改革大綱
の着実な実施、国
の指針に基づく「集中改革プラン」
の実行等により、より一層スリムな行政運営に努めると言っ
ておいでるわけで
あります
が、しかし人はだれしも
が夢は大きく、目標はほどほどに、財は有限、希望は無限と思っ
て、いろいろそれなりに進んで
いるものと思っ
ています。しかし、この財は有限、希望は無限と思っ
ている中にも、しっかりした信念
のもとで、スリムだけではだめで
ありまし
て、きちんとした、しっかりとした信念を持ちつつ、運営を推し進め
ていただきたいものと思っ
ております。
その上で、我々一心クラブといたしまし
ても、それぞれ
の立場から市民
の福祉向上と幸せ
のため、希望、要望、目標に向け
て質問に立ちますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それでは、一心クラブを代表いたしまし
て、通告をし
てあります諸点について質問をいたします。
まず初めに、
北陸新幹線着工以来、新幹線開業後
の在来線を並行在来線として
の位置づけ、調査検討
がなされ
ていると聞い
ております。
以前にも同僚議員から質問をされ
ておりますこととあわせ
て、この後、一般質問
の中でも詳細について質問をされる予定にもなっ
ているわけで
あります
が、ここらで我が市
の指針、また方針をきちんと出し
ていかなければならない
のではと思っ
ております。県にそういった指針、方針を示し
ておくことにより、これから
のいろんなこの施策
の中に取り入れなければならない問題も出
てくる
のではと思うところで
あります。
そこで、我が市においても、市民
の福祉向上と幸せ、にぎわい創出
の核となる施設「
市民交流プラザ」建設にあたっては、多く
の賛否両論
があったにせよ、我が市唯一
のすばらしい施設として完成を見たわけで
あります。
我々議会議員もより一層
の利用促進に努力をするとともに、一人でも多く
の人々に利用し
ていただくとともに、喜んでいただける施設運営と適切な管理を望むもので
あります。
そこで、当市
の市街地、JR滑川駅を主として、「商業・福祉
の拠点」と市長はよく言っ
ておられるわけで
あります
が、ショッピングセンターエール、
厚生連滑川病院、また今ほど申し上げました、6月に完成しました
市民交流プラザなど
の今後より一層
の市民
の利便性を図りつつ、また図っ
ていかなければならない場となっ
ていくことを望むわけで
あります。
そこで次に、このまちづくり
の整備第2弾といいましょうか、その中には西地区、橋場から高月に旧町並み
の整備も取りざたされ
ていたり、またNPO法人でこの地域
の調査も昨年され
ているわけで
あります。
そこで、西地区
の中
の近隣
の住宅
が歯抜けになったりし
ているところも
あるわけで
あります
が、JR沿線付近に住宅
がたくさん張りつい
ているのも現状だと思います。加島町、菰原、緑町
のあたりで
あります
が、このあたり
の勢圏人口
の増加ということも
あり、その人たち
がJRを利用し
ての富山方面へ
の通勤
が多い
のではないかと感じ
ているわけで
あります
が、そういった観点から、西地区周辺
の開発
が不可欠だと思います。
そこで、今回
の質問
の趣旨で
ある、平成26年度開業を目指し
ている北陸新幹線に合わせ
て、現行
のJR線を並行在来線として移行存続することに合わせ
て、新駅をつくっ
てはという案も、それぞれ
の調査段階で出
ているようで
あります。
その件について伺うもので
あります
が、まず県並びに関係機関において調査をされた結果、現在
の県内
のJR北陸線沿線に
ある駅は19駅だそうで
あります
が、この新駅をつくる条件下で、駅と駅
の区間
が4キロ以上離れ
ていないとだめだ。また、沿線
の予定勢圏人口
がおおむね5,000人といったことから、乗車予想人口
がおおむね500人
が見込まれる区間
が該当されると聞い
ております。
そこで、そういったような区間
がこの北陸線沿線に何カ所
あるか。7カ所
あるとされ
ております。その中には、ちょうど滑川から水橋まで
の区間も入っ
ているようで
ありまし
て、今後、新駅新設に向けた県
の取り組みと今後
のスケジュールなどをどのように認識し
ておいでな
のか、まずお伺いするもので
あります。
次に、新駅にはその周辺におけるまちづくりをどうする
のかという要望を、県は各自治体に求め
ているということも聞い
ています。幸い、先ほど言いましたように、昨年、西地区
の方面でNPO法人もいろんなまちづくりについて
の調査もし
ているところでも
あり、そのまちづくりについて
の市
の取り組みについて、市長
の見解をお伺いし、新駅に向けた決意等も
あればお聞かせ願いたいものと思います。
次の質問で
あります。
北アルプス横断道路、夢物語
のような話でも
あります
が、この問題につきまし
て、新幹線もそうで
ありました。「
いつつくことやら」、しまいには「つかん
がでない
がか」というような話
の中で、前知事で
あります中沖知事
が「ミスター新幹線」と言われるほどまでに熱意を持っ
て進められ
て、今日めど
がつい
ているわけで
あります。
そういった観点から、この
北アルプス横断(
アルプス縦貫トンネル)をつくっ
て、この関西圏域まで日本海側から結ぶという構想は、非常に夢
のある、また現実を見出せるような施策でない
のかなと思います。
こういったような道路は、ただ行く、帰るだけというわけでは
ありません。現状、行く、帰るだけ
の手段はいろいろ
あるわけで
ありまし
て、例えば太平洋側、関東、東京圏域に行くまでには、現在JRで行くと、特急で行けば約3時間50分、4時間ほどで行きますし、高速道路、高速バス、夜行バスなんかに乗っ
ていけば、約5~6時間弱で行ける。また、飛行機で行けば55分で行ける。いろいろな手段
があるわけで
あります
が、そういった中で、平成26年に開通を目指し
ている新幹線で
あれば2時間半とも言われ
ているわけで
あります。
そういう中で、今
の手段は
あるにせよ、いかに安全かつ確実に、また通行料やいろんな経費も安く、いつでもだれでも
が利用できる道路ルートについて検討、またこれから
の目標として思いを伺うもので
あります。
そこで、
北アルプス縦貫トンネルについては、過去、上市町議会を皮切りに県内呉東
の関係自治体から3路線ルート――
上市剱岳ルート、立山ルート、
新川朝日岳ルート等が提案され
ており、おのおの
の自治体でそれなりに検討、議論を重ね
て、今日までき
ていると思います。
隣
の上市町議会においては、町長をはじめとして、議会も特別委員会を設置するなど、相手
の自治体、長野県大町市だとか、扇沢
の町内に呼びかけ
て、実現に向け
ての構想促進に陳情活動を続け
てこられたようで
あります。
当時、我が市
の私ども
の先輩議員で
あります議員さんからこの種
の質問をされた経緯も
ありまし
て、当時は北陸新幹線
の着工
のめども立っ
ていない状況で、各自治体、また県議会もそうで
ありました
が、独自で検討、議論を交わした程度で終わっ
ているのではないかと思います。
以後、そういったような状況
の中で、道路トンネルはこれからも必要不可欠なことも考えられるという観点から、今や技術
の進歩に相まっ
て、トンネルも長大化、長いトンネル
が現実にあちこちにでき
ております。日本では、上信越道
の関越トンネル約10.9キロ、中央道に
あります
恵那山トンネルは8.6キロ、
新神戸トンネルが6.9キロだそうで
あります。
ちなみに、世界で最も長い道路トンネルとしては、ノルウェーに
あるレアダールトンネルという名前
のトンネル
が24.5キロ、これ
が車
が通っ
ているトンネル
の世界第
1位だそうで
あります
が、私
の聞いた資料ではそうなっ
ていました。
今日
の日本
の技術力、施工能力で
あれば、北アルプスを貫くことは十分可能な
のではないかと考えるところで
あります。
そこで、上市町馬場島から長野県扇沢を経
て、大町市を通っ
て中央道豊科インターを結んで東京首都圏へ入るルートは、車で行くルートとしましては、時間的にも現状
の高速道路よりも2時間ぐらい短縮できる
のではないかということで
あります。これら
のルートは、ほとんどそういった長いトンネルを出たり入ったりする状況なので、
自然環境にあまり左右されない。厳しい
自然条件下に
あっても、その影響は少ないだろうとも言われ
ているところで
あり、トンネル延長にいたしまし
ても、3路線
の中でも剱岳下
のトンネルは、いろいろ上市町から
の資料もいただい
てきました
が、その中では一番短く行ける
のではないかということで
あり、安全性、経済効果
の面でも高いルートではないかということで
ありました。
それで、我が滑川市におきましても、馬場島から早月川沿いを下り、滑川インターへと結ぶ路線を選択できれば、上市町議会さんには申しわけ
ありません
が、真っすぐ上市町へおり
て立山インター結ぶよりも、距離、また時間、施工費は、現状は県道
が通っ
ているので、安上がりで早くできる
のではないか。それとあわせ
て、滑川市から
のいろんな利便性は言うに及ばず、滑川市は関東圏域から
の窓口として、相乗効果も非常に大きく期待される
のではないかと思うところで
あります。
よって、
アルプス縦貫トンネルについて、関係自治体、また活動状況、県、それなり
の反応はいかに。また、県
の現在
の石井知事
の認識についても、情報、市長
の見解を伺うとともに、3ルートそれぞれ
の取り組み
がどのようになっ
ているのかも、あわせ
て市長
の見解をお伺いするもので
あります。
次に、市内に
ある史跡、林道、公園を市民
の憩い
の場として生かせないかというような趣旨で
あります。
この問題につきまし
ては、我が市は言うに及ばず、そんな奥深い山間地は
あるわけでは
ありません。海岸から標高約400メーターまで、直線距離で約10キロ未満だと思います
が、海岸線沿線は約7キロということで
あります。この山間地から里へ、毎年毎年クマやサル、カモシカ
がおり
てき
て、いろいろ被害を出し
ているのも現状でない
のかなと思っ
ています。
そこで、滑川市も市街地
の中で、そういったようなわずかな利便性を利用し
て、
自然を十分に残した行田公園とかも
あるわけで
あります
が、最近
の市民はより豊かな、またより新しい余暇を求め
て、山歩きや森林浴を楽しんでおられる
のも現状でない
のかなと思います。近く
て安心し
て行きやすい地域
の整備
の観点
の中から、滑川市
のいろんな史跡、林道、中山間地を生かした施策ということについて伺うもので
あります。
そういった中でも、ご承知
のように、市内には魚津市に隣接する蓑輪、大日、室山部落、また上市町に隣接する千鳥、東福寺、東福寺野等
の部落
がありまし
て、それらを通っ
て上市町護摩堂とか、また来月14日に完成、開通すると聞い
ているわけで
あります
が、上市町黒川から東福寺野まで
のふるさと林道、こういったところを通りながら通る道路
があるわけで
ありまし
て、この道路を一貫し
てずっと通り抜けるという
のは、現状ではできない
のではないかと思います。
そこで、せっかくこういった道路
があるのですから、こういった道路を有効に利用し
て、現状は管理上、安全上で通り抜けられないということだそうで
あります
が、こういう道路を少し手をかけ
て、予算をつけ
て整備をし
て、山手周遊道路として開放できないものか伺うとともに、あわせ
て沿線沿いに
ある公園、現状、椎名道三にちなんだ室山野用水
の出口に大日公園というすばらしい公園
がある。蓑輪
の部落
の上に
ある、市内でも一番高台とも言えるところに蓑輪城
の跡地
がある。
あわせ
てまた、東福寺部落
のちょっとした谷合いに
ある千谷
の滝、こういった知る人ぞ知る滝も
あるわけですし、その上へ来ると、東福寺野
自然公園、パークゴルフ場、そこを通り抜けると、上市町では
あります
が、護摩堂不動
の名水、先ほども申し上げました
が、来月14日に開通されるという
ふるさと林道沿いから
の小森城跡地、これは全然今
のところ、手はつけ
ていないようで
あります
が、そういったような場所は、天候
のよいきょう
のような日になると、富山湾を眺望でき、最高
のハイキングコース、またドライブコースになる
のではないかと思います。
こういったような地域をぜひ開放する方向を考え
ていただきたい、また考え
ていけないものかと願いながら、この質問に立った次第で
ありますので、よろしくお願いします。
以上で質問を終わります。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) おはようございます。
ただいま
の一心クラブ
の代表質問、高橋議員
の質問にお答えをしたいと思います。
最初に、三位一体改革、市町村を取り巻く財政は極めて厳しいと。しかし、夢は大きく、希望は無限、財は有限と。そういう中で頑張っ
ていただきたいと激励をいただきました。まことにありがとうございます。
確かに、私も日ごろから申し上げ
ておりますとおり、市
の財政は今日まで市制施行後50年、いつ
の時代もそれなり
の財政
の厳しさは
あったと思います。バブル、あの時代は税収も
あった。しかし、
あれば
あったで、住民
の多様な要望というものは常に肥大化し
ていく。そんな意味からすれば、潤沢な財
があった当時でも、厳しい財政
の中で、歴代市長、あるいは議会
の皆さん
が英知を出し合いながら、市政
の伸展に努力された。そういう意味からしまし
ても、財は無限で
ある、そんなことは
あり得ないわけで、どこ
の家庭にとっても、財は有限で
あります。その厳しさを、市民
の方々に市政懇談会等を通じながら訴え、認識を共有しながら、夢という、あるいは希望というものに向かっ
て、それもまた市民と同じ夢、希望を共有できるように頑張っ
てまいりたい、そのように考え
ておるわけで
ありますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それでは、最初
の並行在来線、新駅設置に向けた市長
の考えと決意を問うということで
あります。
ご案内
のとおり、新幹線開業後は、現在
のJR西日本から並行在来線
が経営分離されるわけで
あります。しかし、会社名
がどうなろうとも、これは一応残っ
ていくわけで
ある以上は、地域
の住民にとって、この路線というものは、通勤あるいは通学、そしてまた買い物等において極めて重要な住民
の足で
あると同時に、公共交通機関としても極めて大きな役割を果たし
ていくべきもので
あろうと思っ
ております。
また、今後、高齢化社会
が進展し
ていくと同時に、CO2、排ガス
の問題
が指摘されるまでもなく、
環境問題も大きくクローズアップされ
ていることも考えますと、やはり私はこの公共輸送機関という、こういうもの
の役割、使命というものは、これからますます大きくなっ
ていく、そんな思いもいたし
ておるわけで
あります。
そこで、設置に向けた市長
の考えと決意ということで
あります
が、今議員からご指摘
のあったとおり、北陸線、富山県内においては19駅
あると。そして、おおむね4キロ以上
の駅間距離を持ったところに新駅、そして平成18年度に乗降予想をされました。新駅設置を希望したとしても、乗るお客
が果たしておる
のかどうかも含め、駅圏人口といいますか、その周辺
の人口5,000人、あるいは
1日
の乗降客
が少なくとも500名以上でないとだめだろう。こんなことから調査をした結果
が昨年発表されました。
それによりますと、滑川は、
1日
の乗降客
の予想
が503名ということで、どうにか辛うじてクリアし
ておると。駅間距離は水橋―滑川間は5.5キロで
あると、こういうことで
あります。ただ5.5キロ、4キロ以上という
のは、議員指摘
のあったとおり、現在、富山県内においては7カ所といいますか、7駅設置可能な場所
があるわけです。呉東では、富山から東富山
の間、水橋―滑川、そして魚津―黒部
の間で、これ
が4キロ以上離れ
ているわけです。
たしか6月議会で、中島議員もこの並行在来線
のことを質問されたと思うんです
が、この富山県内において
の北陸線
の中で最も新しく設置した駅は、昭和39年1月20日
の東滑川駅
が一番新しいほうに入る
のでないかなと思います。ただ、あの当時はJRでなく、日本国有鉄道、国鉄で
あったということで、後ほど
の質問、パーク・アンド・ライドでは
ありません
が、あの当時
の新駅というものは、駅舎、プラットホームというものは当時
の国鉄
が恐らく出した
のでないかと。確かな資料はないんです
が、ただその駅周辺ということになりますと、当然地元
の多少なりとも負担
があった
のかなと、こう思うわけで
あります。
しかし、JRになっ
てからという
のは、大変経営も厳しいということで、新幹線
が――山陽新幹線、いろんな新幹線
が開業し
ておるわけです
が、開業後に新駅
の設置を要望する。これは請願駅ということで、ほとんど地元負担
が原則なんですね。新幹線における新駅
の設置という
のは。
こういうことを考えますと、やっぱり並行在来線
が民間に経営
が移る前に、きっちりと滑川市もそれなり
の県、あるいは国
のそういう制度というもの
が、もし
あるので
あれば活用しなきゃならんし、県にもそのように強く訴え
ておる。
決意ということで
ありますので、これは新年度
の本市
の重要要望事項にも、そんな思いから上げさせ
ていただい
ておるわけで
あります。
3点、質問
があるわけで
あります
が、新駅設置に向けた取り組み、あるいはその周辺におけるまちづくり、多少ふくそうするかもわかりません
が、やはり新駅
が設置されるということになれば、単に西地区
の市街地
の活性化というよりも、ここらあたりは当然、西加積地区、江尻、あるいは魚躬、菰原も含めるわけですから、当然、西地区以外、本市
の活性化に大きく寄与するもので
あろう。そんな思いも
あって、単に西地区云々ということでなく、市全体
の活性化という立場で考えるべき問題で
あろうと、このように思っ
ておるわけで
あります。
当然、5.5キロということで
ありますから、その2.7~2.8キロ前後ぐらいといいますと、滑川警察署
の山手
のほうあたりから魚躬
のあの踏切あたりまで
の間ぐらいかなと。しかし、あそこ
の沿線沿いにも企業
が立地し
ておりますから、当然、限定されるわけで
あります
が、しかしそこらあたりに新駅
が設置されれば、当然その新駅から富山へ行く、現在でも滑川―富山間
がJRではおおむね15分前後で行っ
ておるわけです。それから考えますと、やはり12~13分、あるいは快速あたりなら10分前後で当然行くだろうと。そういうことになれば、あの周辺
の方々、マイカーで通勤・通学を含めたもの
が当然乗降客
の中に入っ
てくるだろうし、新駅
が設置されることによって、近隣
の企業に勤め
ている方、あるいはこれからも人口増
のために我々
が頑張っ
ていることを考えますと、そういう利便性
の中で新たな住宅
の張りつけ、そういうことも視野に入れ
て考え
ていかなきゃならんと。
ライトレール
が随分にぎわっ
ている。あれもやっぱり地域住民
の足ということで、ダイヤを大幅に組みかえ
て、15分前後に
1本、あるいは新駅もつくった。そういうこと
が今
の車社会で
ありますけれども、わずか岩瀬から富山まで
の時間を考えると、マイカーからライトレールに乗り換えたと。こういう方々もたくさんおられるというふうにもお聞きし
ておりますから、そういう効果も
あるだろうし、ましてや
環境問題、先ほど言いました排ガス規制、こういうことも考えると、ぜひともこれは滑川市にとっても、将来この駅
があるかないかによって、もう新幹線というものは東京方面に向かう、まさに遠距離客専門
の路線で
ありますし、この北陸線は地域住民
の足で
ありますから、それを考えると、ぜひとも新駅を設置し
てもらいたい。こういうことで、ことしも7月に県に本市
の重点要望事項
の中に大きなウエートを占め
て、私も知事に働きかけ
ていたわけで
あります。
昨年度
の県
の1年間における「将来需要予測調査」というものは、今申し上げました数値として出されたわけで
あります。そういうことで、今後
の取り組みで
あります
が、県においては、今言いました昨年実施した「将来需要予測調査」
の結果を踏まえ
て、今年度、いわゆる平成19年度は今度「収支予測調査」をするということになっ
ております。
そして、並行在来線を運営する場合
の方法、いわゆる三セク
の運営ですね。それと収入採算性について、それらを複数
のパターンを想定し
て分析するとともに、安定的な運営を継続し
ていくため
の支援方策や利用促進方策について検討すると。これは平成19年度にそういう予定になっ
ております。
また、平成20年度以降は、それまで
の基礎調査を踏まえ
て、サービス水準や施設設備、運賃設定といった経営基本方針
の策定、22年度からは、運行計画、要員計画など
の経営計画を策定、その後、運営会社設立といったスケジュール
が組まれ
ているところで
あります。
新幹線開業まで余すところ7年前後で
あります
が、新駅を設置するとした場合、できる限り早期
の方針決定
が望ましいということで
ありますので、私らも引き続き県にも強く働きかけ
てまいりたいと。
ただ、ご案内
のとおり、最近、高山線で旧婦中町
の速星駅
の隣接に新駅をつくるという
のが富山市で発表され
ております。これはすべて富山市
が丸抱えで
ありまし
て、
1億5,000万弱
の予算
が補正予算として計上されました。
これでいきますと、単線でホームと簡単な駅舎をつくっ
ても、やっぱり
1億5,000万ぐらいかかるんですね。滑川市
の場合、これは複線で
ありますから、ホームを2つつくらにゃあかん。簡単な雨宿りできるようなものを、そしてこれをまたぐ高架橋か地下道をつくらなきゃならん。恐らく今後は、今
の東滑川駅
のように、ホームからホームへ渡るのにフラットな、あの鉄道
の敷地内を横断し
ていくということは不可能で
あろうと思います。そうなると、ホームとホーム
の間には高架橋、そしてその周辺には多少
の駐車場、またそこへ行くアクセスといいますか、取り付け道路、こういうことを考えますと、単純に言っ
ても、かなり
の金額
がかかる
のでないかなと。
そうすると平成24年度、平成27年前後ぐらいには開業するわけですから、逆算しますと、その2、3年前ぐらいには、運営会社
が立ち上がっ
ているだろうと。そこらあたりまでに、やっぱり多少腹をくくらなきゃならんと。こういうことになっ
て、今言った単純な試算でも数億かかる。やはりこれは議会あるいは地域住民
の皆さんと
の一体となった運動、そういうものもやっぱり必要で
あろうと。単に私らだけ
が、あるいは議会だけ
が飛んで歩い
ても、やっぱり地域住民
の滑川市をもっとよくしたい、発展させたい、そんな思いも結集しながら、この問題に取り組んでまいりたいと、こう思っ
ておる次第で
あります。
県は新駅設置に関して、その周辺におけるまちづくりを各自治体に求めると聞く
が、市
の取り組みはと、こういうことで
あります。
今多少
のお話をしたわけで
あります
が、本来なら新駅を設置すると、やはりその周辺にちょっとした商店街を含めたにぎわいを創出できる、いわゆるパーク・アンド・ライドといいますか、そういう構図
が最も理想なんだろうと思います。そういうことらも含め
て可能なものかどうか。それまで整備するということになると、かなり時間も要しますし、財源も要るだろうと。しかし、それを無視するわけにはいきませんので、そういうことも含め
て考え
ていきたい。そして、市当局
の考え
がまとまれば、またその都度、議会にもお話ししながら住民
の皆さん
の理解も得
て頑張っ
てまいりたいと、このように考え
ておるわけで
ありますので、よろしくお願いをしたいと思います。
次に、
北アルプス横断道路につい
てで
あります。
何点かご質問で
あります
が、平成27年前後には北陸新幹線
が開業する。もうはっきりとそれ
が明示されたときに、富山県にとって長期的な夢
のあるプロジェクトとは何だろうと、こう思ったとき、やはりこれは富山県全体として取り組んでいく夢
のある構想で
あろうと私は思います。
しかし、財源
の問題、あるいは
環境の問題、あるいは技術的な問題、いろいろ
あるので
あります
が、議員もご指摘になったとおり、ノルウェー
のレアダールトンネルという
のは、24.5キロ
が世界最長で
あると。日本
の技術力からすれば、本四架橋あるいは青函トンネル、そして関越自動車道
の掘削、こういう技術をもっ
てすれば、私はどのルートをとるにし
ても、技術的には可能で
あろうと思います。
問題は、やはり費用対効果
の中で、国・県を取り巻く財政
環境、こういうこともやっぱり考えなきゃならんし、
環境アセスメントといいますか、
環境、トンネル
の中を通るから、ほとんど影響ないだろうということで
あります
が、国立公園
の中で
あると。また、入り口、出口あたり
のいわゆる排ガスも含めたこういうものも十分検討され
ていく
のだろうと思います
が、いずれにし
ても夢
のある構想で
あり、5年、10年後には云々というわけじゃ
ありません
が、我々もロマンを持っ
てこういうものに取り組んでいきたい、そういう問題で
あろうと思っ
ております。
一時期、誘致等で盛り上がっ
ていたようだ
が反応はと、こういうことで
あります。
しかし、最近やっぱり新幹線
のほうにどちらかというとウエート
がかかっ
て、ちょっとマスコミ等では下火かなと、あるいは各自治体
の取り組みもちょっと下火になっ
てきた
のかなと率直な感じで
あります。
しかし、そういう中で、先般発表され
ております
が、富山県
が「富山県民新世紀計画」という長期計画
があった中で、石井知事になっ
てから新たな県
の総合計画を立ち上げた中にも、やっぱりこういう構想を長期的な中に位置づけられ
ております。
と同時に、先日
の新聞で私も知ったわけで
あります
が、いわゆる県東部
の県会議員
の方々
が中心となっ
て構成し
ておられる「県東部地域
産業活性化議員協議会」という
のが、議員先ほど指摘
のあった、いわゆる新川ルート、立山ルート、上市ルート、そういうもの
の中から、新川東部
の「日本海・関東首都圏連絡道路建設構想推進会議」という
のが新川ルートということで要望されたというふうにお聞きをいたし
ております。
しかし、これは受けられる県も大変だろうなと思います。3つ
のルートをそれぞれ
の地域
の議員さん
が我がルート、我がルートということで
あれば、これは県としても国に要望するにし
ても、3本
のルートを同時着工という
のは
あり得ないでしょうし、当面はやっぱり一本化にどう絞っ
ていくか、これ
が新川
の東部活性化
の議員協議会
があるということで
あります
が、こういう方々を含め、本市
の選出
の議員さん、あるいは中新川、そして富山市選出
の議員さん、ここらあたりとも十分協議をすべき課題でないかな。そんな中で、時々、県内
の首長会議
がございます。そういう機会でも、近隣
の市町村長さんにも今
の議会で出たような問題、こういうことをまたお話ししながら、他
の自治体
の動きというものも調査・研究をしなきゃならんと。
ただ、先ほど言ったように、富山県全体で取り組むべき問題で
あるんです
が、果たして南砺
のようなところ
がこういう構想に乗っ
てくるかなという部分
があるんです。
しかし、あの「北陸新幹線早期開通」という看板
が今
の南砺市、旧平村で
あろうと、利賀村で
あろうと、ああいうところにも「北陸新幹線早期開通を」という看板
が立っ
ておったんですね。それを見ると、まさに新幹線にはちょっと外れ
ておる地域でも、北陸新幹線
の開業に向け
て、県民、自治体
が一体となった、そういう例
があるわけですから、立山ルートになるか、あるいは上市になるか、新川ルートになるかは別として、富山県全体として取り組んでいく、そういう機運をもこのルートに関係する自治体
の議会、首長ら
が考え
ていくべき問題でなかろうか。
そういう中で、上市
の議会、私も議員に在職中、上市
の議員さん
が、大町市に行っ
て懇談会をやっ
ておられる。片や当時
の立山町
の議員さんは、立山町で長野県
の大町市へ行っ
て、立山ルートをPRされる。上市
の議会は、上市
の議会で剱ルートをPRされると。多少困惑し
ておるという声も本音として、大町市もできれば、2つを1つにはっきりしたほう
がやりやすいと。そういう問題も
ありました。
今、上市もやっぱり剱ルートを一生懸命おっしゃっ
ておる。旧大山町、今
の富山市とすれば、立山ルートで一本化され
ておる
のかどうかわかりません
が、やはり3つ
のルートを一本化し
ていくということは、まず一つ
の作業でないかなと。そういう中で、滑川市としてもお手伝いできる部分
があれば努力はし
ていきたいと、こう思っ
ております。
上市
が剱ルートで一生懸命運動し
ておられる。それを上市
の運動を超え
て、滑川
が表に出るということもいささかという部分もございますので、そこらとも連携をとりながら、できる部分
があれば我々も協力し
てまいりたいと考え
ております。
ただルートでは、新川ルートは、これ
が一番長いんですかね、26キロほど
ある。上市ルートは一番短い17.6キロで、剱
の真下を通る。それで立山ルート
が資料では19.6キロ、約20キロ
あると。ザラ峠
の佐々成政
のあの下になるんでしょうけれども、やっぱり工事費云々というと、短距離
が一番安く上がる。この利便性を私も認識をいたし
ておりますし、剱ルート
が云々
の場合は、滑川においてもそれなり
の効果
があるだろうと、こう思うわけです
が、近隣
の市町村とともに連携をとりながら運動を進めなきゃならんだろうと、このように思っ
ておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
石井知事
の見解はと、こういうことで
ありました
が、直接、石井知事に私
がこの問題で要望したとか、見解をお聞きしたということはございませんので、この場で
のコメントはできないということでご理解いただきたいと思います。
もう
1点は、担当
のほうからご説明を申し上げたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 大黒
産業民生部次長。
○
産業民生部次長(大黒隆文君) 高橋議員
の代表質問
の3番目、市内中山間地を市民
の憩い
の地として生かせないか。現在
ある公園、大日公園等、林道、史跡等を生かした周遊道、遊歩道、
ハイキングコースの整備はできないかについてお答えいたします。
市内
の中山間地域には、東福寺野
自然公園や大日公園、また、みのわ温泉、みのわテニス村など
が整備され
ているほか、蓑輪城址や千鳥遺跡、不水掛公園
の史跡等も
ありまし
て、また能登半島や富山湾
が眺望できる景観的にも大変すぐれた地域でございます。
また、大日公園
の周辺におきましては、「ふるさと水と土
のふれあい事業」を活用いたしまし
て、ふれあい広場や駐車場
が整備済みで、また室山野用水
の管理道路沿いには桜
の植樹も行っ
ております。これにつきまし
ては、既に市民
の憩い
の場としまして活用
が図られ
ているところでございます。
新たな遊歩道
の整備といたしまし
ては、議員ご指摘
の今年度開通いたします林道黒川線
が林道大林谷線に接続することから、小森館遺構へ
の遊歩道
の設置、また室山野用水
の管理道路から、蓑輪城址へ
の遊歩道等も考えられると思っ
ております。
いずれにしまし
ても、中山間地域
の公園や史跡等を有効に活用しまし
て、議員
がおっしゃる山手をめぐる周遊道や
自然体験
のできる
ハイキングコース等
の可能性につきまし
て、関係部局と現地調査を行うとともに、費用対効果を含め
て協議し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 高橋議員。
○
12番(高橋久光君) それでは、再質問を
1点だけ。
今、大黒次長
の市内山手
の周遊道で
あります
が、本音は費用
の問題でいろいろ予算もかかる、そういうことも踏まえた話も
1点
あるのではないかなと思っ
ています。
市内
の方々、先ほど質問
の中でも言いました
が、大変今
の時代は老いも若きも休み、余暇を利用し
て自然にふれあうという余暇
が非常に多く見られる
のではないかと思いますし、そういう中で春先は山菜とり、秋になると山
の実をとりに行くということもなんです
が、秋になると、最近クマやサル
が出
てき
て、危なく
て山へ行けない。こういうようなことごとも出
てくるわけで
あります
が、きちんと整備をし
てあれば、そういった野生動物もなかなか出
てこない
のではないかと思いますし、せっかく今この林道
の整備、それなりに予算と管理費をつけながら、限られた財源でやっ
ておられるかもしれません
が、
あるものをもう少し利用する、いろいろなボランティア活動もしかり、また予算措置
の中でいろんな補助制度もたくさん
あると思うんですね。そういったようなことも、もう少し職員
の方々
がいろんな国、制度を研究しながらつけること
ができないものか。
それと、現状は大黒次長も言われた行く方法、その史跡はみんなPR等はそれなりにし
てあるのではないかと思います
が、それぞれ
の今
あるものは大日公園にしようと、東福寺野
自然公園、パークゴルフ場も大変人気
がよく、いろいろ市民
の皆さん方
が使っ
ておられるわけで
あります
が、縦
の道路はきちんとなっ
ていると思います。
要するに、横
の道がけも
の道になっ
てしまっ
ているところも
あるし、以前はきちんとした林道、管理道路もつけられた
が管理も何もし
ていない中で、草
が生え
て、木
が生え
て、もう材木になっ
てしまっ
ておるようなところも中には
ある。こういったところを、せめて歩く遊歩道等に横道を何か整備できないかということで
あります。亡くなられました
が、博物館
の永井館長も以前によくそういう話もし
て、「残念な
がやちゃ。この滑川市内には、まだまだそういったような史跡もたくさん
あるのに、眠っ
てしまっ
ている」という話も
あるときに聞いた思いも
あるわけで
あります
が、日ごろからそういったいろんな補助金制度もきちんと使いながら、また研究しながらやっ
ていく思いをひとつ大黒次長、農林課
が主体でやっ
ておられる
のか、林道ですからそうな
のかなと思います
が、研究し
てほしいと思っ
ています。
たまたまこのアルプス縦貫道路
の中で、上市町
の議会にもお邪魔した折に、上市町も限られた財源で、「我が町も奥深いので、そういうところ
がたくさん
あって悩んどる
がいちゃ」と。そこで、「あんたとこの財源だけでどう賄っ
ておる」というたら、「いろんな四苦八苦をし
て、そういった財源補助制度を研究させ
ておる」というような話も
ありました。
そこで、当然そういうことも知っ
ておいでな
のか知りません
が、
ある財源
の中で、何か「中部北陸
自然遊歩道リフレッシュ事業計画」とかというもの
が、県
の自然保護課を通じて
あるようで
あります
が、この資料を見たら、県内に上市
がその事業を4カ所につけ
ておる。滑川市は
1カ所もない。全部でことしそういったような補助を申請し、事業を継続でもやっ
ているのは、30カ所県内には
あると。その中で小杉町、富山市、婦中町、山田村も含め
て八尾、こういったようなことも書い
てある中で、黒部市
が3つだとか、滑川市という上市町
の関連した滑川という名前
が1カ所だけ、こういったようなことごともまだまだ探せば
あるのではないかと思うわけですね。
そういったようなことも有効に使いながら、まだまだ開発され
ていないところも発掘するような夢
のある対応を、ひとつ大黒次長
のほうから思いを、せっかくそういったような名所旧跡も踏まえた、そういう道路をやる思いを再度聞かせ
てもらいたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 大黒
産業民生部次長。
○
産業民生部次長(大黒隆文君) まず、林道
の整備につきまし
て、議員ご指摘
の林道整備につきまし
ては、事業採択で受益面積等
があります。なかなか滑川
の場合、その採択基準に合わない関係で、私ところでは主に里山再生事業だとか、県単林道整備事業でやっ
ておるわけでございます。
そのほかに独立行政法人
の緑資源機構、何か最近ちょっと話題になったところでございます
が、ここで広域的な林道
の整備
ができます
が、これもやっぱり広域農道といいますか、スーパー林道という形でやっ
ておりますので、なかなか該当しないところ
があります。
でも、議員ご指摘
のとおり、そういういろいろな補助事業、補助制度をまた研究し
て、対応できるように頑張りたいと思っ
ております。
それから、PR等につきまし
ては、
1点、私
のところで大日公園
の周辺、その大日公園から室山野用水
の取り入れ口といいますか、椎名道三翁
が心血を注いで整備された用水につきまし
て、「ふるさと水と土
のふれあい事業」で整備を行ったわけでございます
が、そこにつきまし
ては、地元
の有志
の方約40名と聞い
ております
が、その40名ほどで構成され
ております山東ふるさと振興会によりますボランティア活動もお願いし
てやっ
ております。
この中では、小中学生を対象といたしました総合学習といいますか、校外学習、それから桜
の植樹、花壇
の整備等も取り組んでいただい
ておるわけでございます。
最近
の例で言いますと、土地改良団体連合会
の機関紙
がございまし
て、それに紹介された関係もございまし
て、平成17年度でございました
が、栃木県、滋賀県、それから隣
の石川県
のほうから視察に来たいということで、受け入れもやっ
ております。
そういうことで、せっかく資源
がございますので、これからもそういうPRに努め
ていきたいと思っ
ております。
以上でございます。
○
12番(高橋久光君) どうもありがとうございました。
○議長(砂原 孝君) 以上で会派代表による質問を終わります。
──────────◇──────────
◎市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
○議長(砂原 孝君) これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
通告
がありますので、順次発言を許します。
11番野末利夫君。
○
11番(野末利夫君) それでは、通告し
てあります2点についてお伺いをいたします。
最初に、災害対策についてで
あります。
ことしは、大きな地震
が2回も発生をいたし
ております。3月25日には、石川県能登半島を中心に強い地震
があり、石川県輪島、七尾両市と穴水町で震度6強
の揺れを記録し、死者は
1名で
ありました
が、大きな被害を出し
ております。
当市においても、震度5弱
の揺れ
がありました
が、幸い被害等はなかったと聞い
ております。
その日はたまたま日曜日で、私は消防で空き家調査
の最中で
ありました。車からおりる直前に発生、今までに感じたこと
のない揺れで
ありました。車
のそばでおさまる
のを待っ
て、詰所に行きましたところ、消防本部より校下
の巡回
の指示等
があり、回った経緯
があります。「災害は忘れたころにやってくる」という
のは遠い昔
の話で、今はいつ起き
てもおかしくない状況
があると思います。
能登半島地震からわずか4カ月後
の7月16日には、新潟県中越沖地震
が発生をし、死者十数名を出すなど大変悲惨な状況で
ありました。今なお避難生活をされ
ている被災者
の皆さんに心からお見舞いを申し上げるもので
あります。
この地震で亡くなられた多く
の方は、高齢者
の方で
あります。ほとんど
の方は、倒壊した家屋
の下敷きになっ
て亡くなられたわけで
あります。このことから、この問題を取り上げたわけで
あります。
木造住宅耐震支援事業は、平成18年度に県
が150万円、市
が150万円
の300万円
の支援事業として実施されたところで
あります。
申請については、18年度はゼロと聞い
ております。本年度は、現在
のところ、
1件
の申請
があると
のことで
あります。市民
の皆さんに広くPRされ
ているのか、理解をされ
ているのか、非常に疑問を持つもので
あります
が、まずこのことについてお伺いをいたします。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 今ほど
の耐震改修支援事業をもっと広くPRすべきではないかというご質問にお答えいたします。
木造住宅耐震改修支援事業は、阪神・淡路大震災及び新潟県中越地震を契機に、これは平成17年度に創設されたものでございます。今年に入りまし
て、今ほどお話し
ありましたように、能登半島沖地震、新潟県中越沖地震など、頻発する地震に対し、市民
の不安、危機感
が絶えないことからも、市民
の皆さんにとりましても、建築物
の耐震対策につきまし
ては、関心は極めて高いことと推察されるところでございます。
市におきましては、支援事業
のPRを、広報、市ホームページで現在行っ
ているところでございます。
また、今般、県におきましては、要綱
の改正を行い、面積要件
の撤廃――これは、280平米以下となっ
ておりましたもの
が撤廃されたわけでございます――や補助期間、これは17年度から19年度でございました
のが、21年ということで、2年間延長を行うこととされ
ており、あわせ
て市におきましても同様
の改正を実施することといたし
ているところで
あります。
つきまし
ては、現在、市広報、ホームページに加えまし
て、広報を配布時に折り込みチラシを全世帯に配布したいと考え
ておりまし
て、支援制度
の浸透に努め
てまいりたいというふうに思っ
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) この問題については、前回
の6月定例会でも古沢議員
のほうからたしか質問
が出
ていたというふうに思いますけれども、増額云々という話も出
ておりました。私はそれを言うわけじゃ
ありませんけれども、ことし
1名
の申請
があったということなんですけれども、今まで申請
がなかったという
のはどこに原因
があった
のか、その点をちょっとお聞かせ
いただけますか。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 原因といいまし
ても、私ども
の推察ではございますけれども、制度
がありました
のが18年度、地震を契機にということで、そういう不安感は皆さんお抱きになったと思いますけれども、こういう制度
があるということもご存じなかったことも確かで
あろうかなというふうに思っ
ております。
市では、先ほどご答弁申し上げましたように、広報、市ホームページでは記載し
ておりますけれども、なかなかホームページでも、私自身も含め
て、うちであまり見たこともございませんので、市
の広報には一部分には書い
てありますけれども、さらっと見られた感覚
が一つ
の小さな要因になったかと思っ
ております。
それと同時に、やはり見られた方
の中においても、耐震改修というものは、やっぱり単にこういう壁に筋交いをボーンと打っ
て、それで済むものでないと。とすれば、やはり壁から全部外し
て、そして筋交いを入れ
て、そしてそれを全家屋
の中でやるわけですから、それで現制度では大体100万前後でしたら、60万
の補てん
があるということですけれども、やっぱり200万、300万となると、なかなかこの制度といいますか、使うことは可能で
あっても、耐震補強をするということに対する二の足
の踏まれた
のではないかなというふうな思いと、それともう
1点、これは失礼な話かもしれないんですけれども、私も含め
て、対岸
の火事みたい的な思い
が当初
あったんでなかろうか。
でも、ことしに入りまし
ても、やっぱり能登半島とか中越沖ということで、かなり関心
が深まったということで、先ほど申し上げましたように、PRにも今後努め
てまいりたいというふうに考え
ております。
原因といいまし
ても、私
の個人的な話でございましたので、そういう思いでございます。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) この問題については、生命を守るという大切な役割
があるというふうに思いますので、積極的に進め
ていただきたいというふうに思っ
ております。
次に、木造住宅耐震事業は、今ほど課長
がおっしゃったように、60万円を限度として費用
の約3分の2を支援するもので
あります
が、例えば90万円
の改修費
がかかれば60万円を支援するもので、30万円負担をしなければいけないわけで
あります。一般
の家庭で
あれば、負担できる金額ではないかと思います
が、例えばひとり暮らし
の高齢者、あるいは高齢者世帯、いわゆる年金生活者でございますけれども、こういった方々にとっては大変大きな負担になると思うわけで
あります。
そこで、ひとり暮らし
の高齢者、あるいは高齢者世帯
の住宅耐震調査を無料でお聞きをしましたところ、4万から4,000円ぐらいということで非常に幅
があったわけですけれども、これぐらい
の調査費用
が必要で
あるということをお聞きをし
ておりました。
まず、無料で実施をし、改修
が必要な場合は補強対策、今ほど課長
が筋交い
1本打つだけでも、私は相当
の強度
が保てる
のではないかというふうに思いますので、強度対策
ができないか、このことについてお伺いをしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) ただいま
のご質問にお答えさせ
ていただきます。
現在、住宅
の耐震調査は診断と言っ
ておりますけれども――は、富山県建築士事務所協会
が県から委託を受け
て実施し
ておりまし
て、個人
の負担額は、今ほどもございましたように、診断費用
の1割負担でございまし
て、おおむね2,000円もしくは4,000円、これは大体診断する
のに4万とか2万円とか、4万と2万円
の差は、平面図
があるかないかによって4万と2万となるようでございますので、2,000円、または4,000円で
あることから、少額とはいえどもあれですけれども、個人で対応し
ていただきたいなというふうに思っ
ております。
また、耐震改修費につきまし
ては、耐震改修支援事業で工事費
の3分の2、今ほど
ありましたように、限度額60万円として補助し
ておりまし
て、現行制度をご利用いただきたいというふうに考え
ておるわけでございます。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) ちょっとしつこいようで
ありますけれども、確かに耐震調査、それから改修費用については、一般
の家庭、要するにサラリーマン家庭ということになると思いますけれども、そういった方々については、私はそれなりに負担
ができるだろうというふうに思っ
ている。高齢者、ひとり暮らし、あるいは年金生活者にとって改修をするということになれば、それなり
の負担
があるわけでございます。これ
ができない
がゆえに、やらないという方も中にはおいでになる。
今回
の新潟県中越沖地震においても、亡くなったという
のは、冒頭にも申し上げたように、ほとんど
が高齢者なんですね。ほとんど
が倒壊した下敷きになっ
て亡くなっ
ておいでになる。これ
が仮に滑川市で起きた場合には、私はやはり高齢者
の方
の犠牲
が出たという、新潟並み
の被害者は出
ておるだろうというふうに思います。
そういうことから、負担
ができないからその改修
ができないんだという方も、これはおるわけですから、この方々
のために、私は無料診断、そして改修については若干
の負担
が、これはやむを得ないというふうには思いますけれども、そういった取り組みをできないかということを申し上げ
ておるわけです。それをこの事業どおりにお願いしたいということで
あるということは、高齢者
の方はそのままにし
ておきなさいと、つぶれたら仕方
がないんだと、そういうことに私はなっ
てしまう
のではないかと思います。
行政
の役割という
のは、やっぱり生命を守るということ
が私は第一で
あろうと。その点から、それほど大きな負担はないというふうに思いますので、再度答弁をお願いしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 今ほど
の件でお答えさせ
ていただきます。
支援といいまし
ても、全面的な支援、一部は負担というふうなお話でございましたけれども、全面的な支援ということに関しましては、特定
の個人のみへ
の支援をし
ていいかどうかという課題もございます。
そしてもう1つには、ひとり暮らし
の高齢者、高齢者のみ
の世帯で
あるかどうか
のすみ分けという課題もございます。それと、これら
のいわゆる高齢者
の方々
が果たして本当に生活に困っ
ていらっしゃる
のかどうか、そういう見極めするという課題もございます。それに加えまし
て、もちろん財政的な課題もございます。そういった課題をクリアするには、大変ハードル
が高いという思いでございまし
て、したがいまし
て、先ほど申し上げましたような現行制度を利用し
て対応し
ていただければというふうには考え
ておるわけでございます
が、また議員さん
の高齢者
の皆さんへ
の思いやり、思いにつきまし
ては、大変敬意を表するわけでございますけれども、行政でできることにつきましては、冷たいようでございます
が、やっぱり限界ということもございますので、ひとつご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) 課長にこれ以上質問し
ても、なかなか当事者能力
がないということから、この問題については、やはり福祉都市日本一を目指す市長、この点についてひとつ、これはやはり高齢者
のため
の施策で
あって、市単独になっ
てもいいんじゃないですか。この点について、市長
のほうからお答えをいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今、野末議員
の福祉に寄せる情熱、あるいは高齢者に寄せる思いやりという
のは、重々熱い思いということは理解できるわけで
あります
が、今、菅沼課長
の答弁どおりだと思います。
調査費、これは先ほど言った、その家屋
の設計図
があると。平面図
がある場合は2万円だ。平面図も何もないよという家は4万円で
あると。その9割を補助しようと、
1割は自己負担にし
てくれと。それで2,000円と4,000円というふうな
のが出た
ので
あります
が、今
の高齢者を含め
て、2,000円程度と言っ
ては語弊
があるんですけれども、2,000円ぐらいですと、調査はやっ
てもらいたい。できるという方
がほとんどだろうと思います。
ただ、問題は、60万円を限度とすると。調査をやると、90万円で60万円を支援するということです
が、なかなかその程度で終わる改修という
のは少ない
のだろうと思います。先ほど課長
が言ったように、100万ぐらいで終わるかなと、こう思っ
ていたところ
がやっぱり本格的に改修するというと、200万、300万ぐらいになると。そうなると60万しか出ないと。自己負担
が200万、そういう中で、課長も言ったんです
が、震度5弱でも、何とかおれとこの家
が建っ
ておったと、そういうことを考えたら、ふとそういう部分も出るんでしょうね。
それと今言ったように、ひとり暮らし、あるいは所得
の見極め、それらを含めると、行政で
の支援
の範囲、こういうことを考えると、やっぱり支援にも限界
がある。これもやっぱりご理解をいただければと思います。全くそれで亡くなる
のはやむを得ないと、そういう思いは全くないんで
あります
が、できる限り
の支援はしたいという中で
のそういう60万、これを恐らく仮に100万援助するよと言っ
ても、自己負担
が200万かかると、こう言われたら、やっぱり二の足踏む人
が出
てくると私は思います。
かといっ
て、それじゃ30万でも負担すると、これ
が1世帯、2世帯程度なら、財政としても、あるいは対応できるんでしょうけれども、これは高齢者と一口に言っ
ても何百人おられるわけです。そういうことを考えると、やっぱり行政にも限界
があるのかなと大変残念で
あります
が、課長
の答弁どおりで申しわけないと思います
が、ご理解をいただければと思います。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) この問題は、これからも災害という
のは起きるわけで
ありますから、私は高齢者
のひとり暮らし、あるいはそういった方々を把握するという
のは、役所で
ある以上はそんなに難しいことはないと思いますね。当然、所得関係も役所でわからないということはないわけで
ありますから、そこらあたりをきちっと調査をした上で、そのことについては、ぜひ今後もやるようにひとつ努力をし
ていただきたいと思います。
それでは、2点目
の荒俣
の市営住宅跡地につい
てで
あります。
まず、社会福祉法人廣和会から旧高塚市営住宅
の跡地で
の小規模多機能型居宅介護施設開設
の要望
があり、整備計画
がないので、売却等について検討したいと
の市長
の提案説明
がありました。私も賛同するもので
あります。
現在、市営住宅は、特賃も含め203戸
あると聞い
ております。今後も建設計画はないと聞い
ております
が、市営住宅跡地
の利用計画
があるのかどうか、まずお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 荒俣市営住宅
の跡地について、今後
の市営住宅跡地
の利用計画ということでございます。
市営住宅は現在、今おっしゃいましたように、4団地において203戸管理し
ているところでございます。
また、荒俣住宅につきまし
ては、平成6年度から平成13年度までに100戸
の建てかえ住宅を建設したところでございます。
ご指摘
の跡地について、今後利用計画
があるかということにつきましては、一応、公営住宅を60戸供給する計画を現在持っ
ているところでございます。
今後
の建設にあたりましては、民間
の賃貸住宅、最近よく近隣、駅南とか上小泉にも建っ
ておりますから、民間
の賃貸住宅
の状況や、それと将来くる少子化でございますね。少子化をも念頭に入れ
て、市営住宅
の需要を見極め
てまいりたいというふうに現在考え
ておるところでございます。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) 今ほど
の課長
の答弁で、今後、公営住宅を状況によって建設をしたいということで
ありますけれども、今ほど課長もお話をされ
ていたわけですけれども、民間でこれだけ賃貸住宅
が建っ
てきた。5年前から見ると、相当増え
ております。こういう中で、私は市営住宅という
のは必要ない
のではないか。税金をつぎ込んでやるだけ
のことはない
のではないかというふうに思っ
ております。
そういう中で、今後例えば60戸建設するようになった。これはいつの話かわからないと、それまであのまま放置されるんですか。この点、どうなんですか。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 先ほども申しましたように、民間
の賃貸住宅
の状況、将来くる少子化をも含め
て検討するというようなご答弁させ
ていただいたわけでございますけれども、一応、現在は住宅用地として確保し
ているわけでございますので、当面
の間、荒俣住宅を含めた市営住宅
のニーズを見守っ
てまいりたいというふうに思っ
ております。
参考でございますけれども、必要ないというようなお話といえども、やっぱり市としてもある程度キャパを持ちながら、柔軟な対応をし
ていかなきゃいけないという観点からでございます。市営住宅については、空き家
が出ないと募集しないわけでございます
が、先日調べましたら、6月に4戸空き家
が出ました。そこにどれくらい応募
があったかということです
が、17名
の方
が応募なさったわけでございます。ですから、これ
が多いか少ないかという判断も今後
のまた推移を見ながら、やっぱり需要ニーズを見ながら考え
て、またその跡地につきまし
ても考え
てまいりたいというふうに思っ
ておりますので、ご理解
のほどをよろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) 市
の財政状況等を見ながら、ひとつ私は建設等を考え
ていただければというふうに思っ
ております。
現在、市営住宅跡地については、皆さんもご承知
のとおり、雑草
が生い茂っ
ておりまし
て、大変見苦しい状況でございます。しかも、一般道に面した通りに
あるわけで
あります。それに、当市には美化促進条例というものも
あり、市有地で
ある以上は、他
の範となるべきところで
あります。今後
の対策についてお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 菅沼土木課長。
○土木課長(菅沼 勉君) 市営住宅跡地について
の今後
の対応はということについてお答えいたします。
荒俣住宅
の跡地については、草刈り等
の維持管理を実施し、現在に至っておるわけでございます。
ご指摘
の景観
の面で見苦しいと
の点につきましては、空き地管理という観点から、なるべく安価で、維持管理費
のかからないような景観に配慮をした植栽で対応し
てまいりたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 野末議員。
○
11番(野末利夫君) あそこ
の通りは、住宅地と言っ
ても非常にいいところで
ありますから、今
のところ、いつ建てるという計画
がないということで
ありますから、やはりそれなり
の景観というものを保っ
て、他市から来た方でも「やあ、きれいだな」と言っ
ていただけるような形
のもの、できればそういった形で対応し
ていただければというふうに思います。
以上で私
の質問を終わります。
○議長(砂原 孝君) 7番開田晃江君。
○7番(開田晃江君) それでは、通告に従いまして以下
の質問を行います。
まず
1番に、
環境につい
てでございます。
資源ごみ収集
のため
の仕組みについてです。この質問は過去に何度も行っ
てまいりました
が、昨年6月議会において、石田生活
環境課長
の答弁で「平成19年度から20年度
の間に建設する」と
の答えでした。それを踏まえ
てお伺いをいたします。
①といたしまし
て、現在市内に2カ所設置し
てあります新聞と雑誌
のため
の資源ごみ回収センター――勤労者会館、西地区
のコミニュティーセンターです
が、昨年
の報告では、平成17年度は初年度
の16年に比べ
て2倍になっ
ていると
のことでした
が、その後、18年度はどれくらい
の推移で持ち込まれ
ていますか。
この施設は、皆さんも十分ご承知
のとおり、市民
の皆さん
が自分で持ち込むため
の施設です。市民
の皆さん
の資源だから持っ
ていくという意識も向上し
ていると思います
が、いかがでしょうか、お知らせください。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 開田議員
の実績はいかがか
のご質問にお答えいたします。
平成17年度
の収集量につきまし
ては、先ほど
1日当たり
のトン数で言われたかと思います
が、全体では57.5トンでございます。平成18年度は76.9トンとなっ
ております。
利用人数につきまし
ては、2,003人から2,689人と収集量、利用者とも増加し
ている状況には
あります。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 伸び
ているということで、市民
の皆さん
の資源物は回収するという意識は十分定着し
ていると思いますので、2つ目
の質問に行きます。
資源物回収ステーション
の計画はどこまで進んで
いますか。これは、先ほど
の石田課長
の答弁
の中から、19年度、20年度という建設
のものを頭に想定し
て話をします。
焼却場
の跡地で
のストックヤード計画
の中で、回収ステーション
の建設を考えるということでした。廃油回収施設を置くなど
の内容は考え
ていらっしゃいますか。
また、どれくらい
のスペースで建設費をどれくらいと考え
ていらっしゃいますでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 今度建設する予定
の資源物回収ステーション
の設置につきまし
ては、19年度につきまし
てはごみ
の煙突
の解体、20年度におきまして、ストックヤードとして建設する予定とし
ております
が、そこには基本的には新聞、雑誌その他、今言いました市民
の方々
が持ち込めるような資源物を一時保管する、そういうような施設を予定し
ているところで
あります。
したがって、今おっしゃいました油等
のところまではまだ考え
ていないところで
あります
が、今後煮詰め
ていく必要
があるかとは思っ
ております。
それで、施設的な、予算的にはまだ確定はし
ておりません
が、5,000万前後になる
のではないかと今
の計画
の段階では思っ
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) このストックヤード
のところに回収ステーションをつくると言われました。その中で回収ステーション5,000万円という
のは、私、とてもじゃないけれども、全く考え違いじゃないかと思います。
魚津市や入善町は600万でつくっ
ておられます。そんな5,000万もかけ
て持ち込み施設をつくる。ちょっと考え違いじゃないかと私はまず思っ
ています。これはいろんな市町村にいろんなものを聞い
て回らないと、形だけ
の格好これだけという
のでは、まずだめだと思います。
それと、今
の答弁では、新聞、雑誌とおっしゃいました
が、発泡スチロール、あるいは段ボール、あるいは茶色い瓶、白い瓶、とにかく家庭に
あるもの、これ
の資源を集めるため
の施設ですので、本当にもっとしっかりと考え
ていただきたいと思います
が、もう一度お答えをお願いします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 今
のストックヤード
の考え方は、例えば新聞、段ボール、ペットボトル、瓶につきまし
ては、直接、富山広域圏
のリサイクルセンター等へ搬入し
ているわけでございます。
そこで、大量に集まらないようなものを一時的に保管するという意味で
ありまし
て、どういうふうにいいましょうか、経費的な面を考え
て、収集車に満タンになるというようなものについては、できるだけ早くリサイクルセンター
のほうへ運ぶという考え方で
いるわけでございます。
少量で収集時間
がかかる等
のものについては、今考え
ておりますごみステーション、回収センターといいましょうか、そちら
のほうへ一時保管し
ておくという現在
の考え方でございます。
また、そういう5,000万、6,000万
の考え方はちょっとどうかというご質問でございます
が、施設的には、収容する量も考え
て建設することは当然
のことでございまし
て、ただ私どもとしては、一部不用品をちょっと展示するといいましょうか、持ち込みできるような、そういう施設にも活用できないかという考え方も持っ
ているわけでございます。
現在、広報で「求めます・譲りますコーナー」等もやっ
て、不用品をできるだけ有効に使おうというような考え方を持っ
ておるわけで、そういうものを市民
の方
がそちらへ持っ
てき
て、「どうぞこれを使っ
てください」というようなものも展示すると。そこで、すぐ見に来
ていただい
て、「これはもらっ
ていっ
てもいいわ」というようなことで、資源
のリサイクル化を図ることも一つ
の目的というふうに現在
のところは考え
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) やっぱり少し違うかなと思いました
が、石田課長は、例えば
環境に関しては、生活
環境課にはエキスパート
の皆さん
が勢ぞろいだと思います。そういう中で開田
が言った――2年前にも皆さんに写真もお見せしたと思います。入善町あるいは魚津市もそうです。その写真もこの議場でお見せしたと思います
が、どういうものかは全く把握し
ていらっしゃいませんか、もう一度答弁をお願いします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 施設等
の他市
の状況については、確実なものは把握し
ておりません。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) それでは、一番把握しやすいところをまずお知らせします。
旧国道8号線沿い
の魚津市
の魚津清掃公社
の前にきちっと廃油スペースも含め
て、いつでもだれでも空き缶も、瓶も、段ボールも、ペットボトルも、発泡スチロールも、新聞も、全部持っ
ていけるところ
がちゃんと設置し
てあります。30分立っ
ておられたら、5人ほどは来られます。そこを
1回見
てこられたらいかがですか。魚津市も5カ所、6カ所、入善町も各校下に
1カ所、これは私何回でも言っ
ているんです
が、皆さんに全然通じ
ていないなという思い
がありまし
て、またこの質問出したわけです。
本当にとにかく現場主義と言うんですかね、エキスパート
の皆さんでも頭で、机で考えるだけではなく
て、現場へ足を運んで、「ああ、こういうことなんだ」ということぐらいは見
てほしかったと思います。
1年間
ありました。
それで、
次の3番目
の質問に移ります。
石田課長
の昨年
の答弁では、じゃ、海
のほうで私
の言っ
ている資源ごみ回収センターと全然違っ
ていたということで、今ちょっと残念です
が、山
のほうでも住宅地ででもつくりませんかという質問に関しまして、答弁は「つくりません」ということでした。
では、私
の言いたい
のは、せっかく市民
の大切な税金を使っ
て、そして大事な資源を集める意識高揚もでき上がっ
てきた。でも、ただ「つくれつくれ」と言うからつくった。あるいはほか
の他
の市町村
がどんどんつくっ
ておられるから、滑川市もひとつつくろうかというふうにつくっ
てしまうと、焼却場
の跡地へは車で持っ
ていかなきゃならない、そういう場所になっ
てしまいます。
私
の言っ
ているこの資源物回収センターという
のは、例えば「あしたお客さん
が来られるから、新聞から雑誌からとにかく
あるもん、掃除せんまいか」で、したときに、ひょいといつでも持っ
ていかれるような、そういう場所なんですね。そういう意味では、私は通勤途中に持っ
ていけたり、あるいは歩い
て一輪車に乗せ
て新聞
が運べたり、段ボールを持っ
ていけたり、また会合
の行きしなに持っ
ていけるような、そういうことを思っ
ております。
例えば魚津市も入善町も、どんなところでそれを設置され
ているのか、本当に一回見
てき
てください。また、何
のためにこれをつくる
のか、基本に立ち返っ
て、住宅地
がなぜいい
のかというところも本当に調査し
ていただきたいと思いますので、答弁をお願いします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) お答えいたします。
資源ごみ等につきまし
ては、各家庭等におきまして、月2回収集し
ているところでございます。その中で、各町内に
あります資源ごみ
のほうへ出し
ていただき、回収し
ておるものでございます。そこで、若干
の方
が、議員も質問に
ありましたように、サラリーマンで例えばその時間に出せないというような、そういうような質問は前にも
あったかと思います
が。そういう方をすべて、若干
の方々
のために何カ所もという
のはどうかなというような気持ちで現在おりまし
て、新たに建設するストックヤードにつきまし
ては、だれでも
が持っ
てき
ていただけるような形というふうに考え
ているわけで、今言いましたように、各地区といいまし
ても、地区的には広いわけでございますから、当然車とかで移動されなきゃならない状況も出
てきます。
だから、こちら
の考え方としては、高塚といいましょうか、荒俣に
あります衛生センター
のほうへ、いつでも持っ
てき
てもらえるような体制を整え
ておきまし
て、その利用状況を見ながら、再度新たな場所
の検討も必要でないかと現在
のところは思っ
ているところでございます。
先ほど
の質問にもちょっとまた戻ることになるかと思いますけれども、魚津清掃公社等
の施設については、通りながら見
てはおります。ただ、全体
のものについては、入善とか
の部分については把握し
ていないという意味でございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) これは、私は言おうか言うまいかと思っ
ておりました
が、月2回
の資源ごみ、資源物回収は、本当にこれは地域住民としてはありがたいことです。ただ、いつまでも財政
が緊迫し
ている。魚津市も入善町――入善町は月
1回
の回収です。でも、私はいつか、この資源だから持っ
ていくという意識、こういうもの
がしっかり定着すれば、高齢者
の社会になったときに、本当に自分
のところ
の町
の公民館に月
1回来
てくれる、高齢者
の皆さんはそんなにたくさんがんがんと資源ごみを出されないかもしれないし、あるいは出されるかもしれません
が、私は今は、10年後、15年後を見据えた資源ごみ
の回収
の助走期間だと思っ
ています。ですから、いつまでも月2回
が本当にいい
のか。そしてまた、地域
の人たち
が「持っ
ていかんにゃ」と。例えば、きょう職員も議員さんも男性
の方
がたくさんいらっしゃいますので、生ごみはうちも夫
が出します
が、その資源ごみを分別し
ていらっしゃいますか。本当に分別し
て、それを「これは発泡スチロールね、これ段ボールね、これは茶色
の瓶ね、白い瓶ね」、こういうことをしっかりやっ
ているのはやはり家庭にいらっしゃる奥様方、おばあちゃん方、そしてこういうことを言ったらなんです
が、女性
が主じゃないかと。これを分別に合わせ
て、男性
の皆さん
が持っ
ていかれる、そういう形
が多いかもしれません。それは女性に限らずです
が、本当に分別
の意識、こういうものももう一度私は滑川市として取り上げ
てもらいたいと思います。
それと、先ほど
の課長
の答弁では、「再度、地域的なものも考える」ということ
の答弁だと思います。
ただ、お金をかける
のですから、効率的で利用頻度
のある場所
の選定をもう一度念頭に置い
て考え
ていただきたいと思います。
それと、2つ目
の質問に入る前に、本当に私
の資源物
の回収センターというものは、課長
の思っ
ておられる
のとちょっと違うと思いますので、もう一度だけ現場を見
てから考え
てください。これだけお願いし
ておきます。
それでは、2つ目
の質問に入ります。
容器包装リサイクル法
の改正に伴う滑川市
の取り組みに移ります。
ことし4月から、小売業者にレジ袋削減
の取り組み
が義務づけられました。
レジ袋は石油資源を使った化学製品で、焼却時に二酸化炭素を排出するため、地球温暖化防止
の観点から減量化
が叫ばれ
ています。県も6月に県レジ袋削減推進協議会を発足させ、レジ袋
の有料化を含めた論議を始め
ています。
そこで、①といたしまし
て、滑川市で取り組んで
いるマイバッグ運動
の成果はいかがですか。
レジ袋をもらわない人
が青いビー玉、「エコマーブル運動」と称し
ていますね。婦人会あるいは滑川市街づくり工房、または児童クラブなど
のどこか
のボトルにビー玉を入れ
ていくわけです
が、成果
が上がっ
ていますかお答えください。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) マイバッグ運動
の成果はいかがですかと
のご質問にお答えいたします。
マイバッグ運動については、市では平成12年からごみ減量化推進国民会議
の呼びかけに呼応し、運動を展開し
てきたところで
あります。平成16年5月から、滑川市小売商業連合会と滑川市連合婦人会、滑川市食生活改善推進協議会、滑川中央生活学校、消費者グループアロエなど
の滑川市女性団体連絡協議会では、エコマーブル事業としてマイバッグ持参運動を展開され、ごみ減量化や市民団体
の活動を支援され
ており、特に今年度は、滑川市女性団体連絡協議会で「レジ袋減らし隊」事業を重点活動として取り組まれ
ており、徐々に成果
が上がっ
ているところで
あります。
市では、広報等で「マイバッグ運動
の推進」やこれら団体
の事業活動を市民にPRし
てき
ているところでございます。8月
の広報等におきましても、その活動等
の内容を広報し
ているところでございます。
また、9月29日に開催されます「2007滑川市
環境フェア」でも、その婦人団体またエコマーブル事業
の概要を示したコーナーを設け
て、啓発活動を展開することにし
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) それでは、婦人会
の方に「エコマーブル運動は、実績はいかがですか」ということを聞きました
が、「初年度は二十何本、昨年は16本。ことしは、今いよいよもう一回見
てみなきゃいけないわ」ということでしたので、このエコマーブル運動も、課長
の思っ
ておられる実績という
のは少し違うんじゃないかなと思います。
ただ、本当にこの市民エコマーブル活動という
のは、アイデアは民間ですよね、市民
の皆さん
のアイデア。私、こういういいものは、「これは滑川市
がもらった」という気分で取り組まないと、せっかくこのエコマーブル運動という
のは本当にもう効果
があるなしという
のが、青いビー玉で実績
が見える活動です。こんないいものを黙っ
ておったものだから、忘れ
ていっ
てしまったということも
あるんじゃないかなと
1人で思っ
ています
が、もしこれに、もっともっと滑川市
が一生懸命取り組んで
いれば、今この時代に富山県
の先進地になっ
ているんじゃないかなと思います。本当に残念に思います。でも、成果
が上がる取り組みは、やはり市
が先頭に立っ
て言い続け
てもらわないと、なかなか個人
の叫びという
のは弱いものですので、広報に書い
てあるだけではちょっと寂しかったです。
それと、今課長
が9月29日
のことをおっしゃいましたので、1つだけ、9月29日にこれ
が生活
環境課から出
ているチラシですね。(チラシ提示)9月29日日曜日午後
1時半から、滑川市民会館3階大会議室。これ
が健康センターから出
ているチラシです。(チラシ提示)9月29日2時から、滑川西地区コミュニティホール、医師会と同時にこのフォーラム
が催されます。
私は両方とも大事なことに対して、30分の時間差という
のは、市民会館から西コミへ出たり入ったりし
ておるだけで30分たっ
てしまいます。なぜこういう大切なことを一緒
の時間にやるんですか。ここをもう一度お願いします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 日程
の重なりにつきまし
ては、当初こちら
のほうでも思っ
ておりました。今おっしゃられました健康センター関係
の日と重なっ
ておることは承知し
ております
が、当初
の計画、
環境フェアにつきまし
ては10時ごろ
の開催、それから4時近くまで
の開催となりますので、その単なる30分だけ
のということではないかとは思います
が、講演会
の前にでも来
ていただければというふうな思いでおります。
今後は、こういう大きな行事は重ならないような形で検討し
ていくことは当然
のことと思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 10時ごろからは、「ミニ暮らし
の工夫展」ということで
あります。
ですから、私にすれば、「消費者問題解決に向け
て」ということで、演題
が始まるやはり
1時半から聞きたいなという、そしてまた「エコマーブル運動
の報告」という
のもその後
ある予定になっ
ておりますね。そういう意味では、私は医師会を含めた健康フォーラム、これは本当にたくさん
のところからゲストあるいはお医者さんたち
が動かれます
が、滑川市だけで取り組むもの
があった
のなら、午前中から講演を行うとか、何か
の知恵を出し
ていただきたかったと思います。
それでは、2番目に行きます。
レジ袋削減月間を設け
て、全市を挙げ
て取り組む考えは
ありませんか。これは先ほども言いました。ただ、富山市は来月、「レジ袋削減月間とする」と新聞報道され
ていました。ショッピングセンターや小売店もそうです。スーパーもそうです
が、本当に買い物客に声かけ運動から始めるということは
ありました
が、滑川市も本当にすばらしいエコマーブル運動
がありながら、少し弱くなっ
てくるという
のも、強調月間を設け
て、もう一度エコマーブル運動というすばらしいものに取り組むんだという、そういう姿勢はございませんか。答弁をお願いします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) 富山市も10月にということで、月間ということで定められ
ております
が、現在、小売店連合会さん
が積極的に進め
ておられるそのエコマーブル事業をより有効に年間を通じて利用し
ていただく、活用するような、そういう運動に展開することを念じ
ておるわけで、市としてはそれを強力にサポートし
ていく、そういうような形で進めたいと考え
ておりまし
て、年間を通し
てやっ
ておられるエコマーブル事業を市も積極的に協力
の上、展開することとし
ており、今
のところ考え
ておりません。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 本当にすばらしいもの、先ほど言いました
が、滑川市も「このいい民間
の発想をもらった」というくらいに、本当に滑川市とそして民間
の発想と一緒になっ
てスクラムを組んでいかれれば、先ほども言いました
が、滑川市は
環境先進地になったと思いますので、本当に民間に任せっきりにしないで、やはり滑川市
の大きな取り組み
の一つ、これはお金
がかかるからやります、やりませんという
のではなく
て、
環境に関してはお金
がかかる、かからない
の、そういうものではかっ
てはいけないと思いますので、ひとつ一生懸命取り組んでいただきたいと思います。
それでは、3番目、レジ袋
の有料化
の考えは
ありますか。
富山県もそうです
が、東京杉並区では、条例をつくっ
て、レジ袋を5円に設定し
て、「いつでもどこでも持てマイバッグ」を合い言葉に、より細かく、より強力に進め
ていくと報道され
ていました。この際、有料化も視野に入れ
て一体的に考える時期
が来
ているのではないでしょうか。お答えをお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) レジ袋
の有料化
の考えはでございます。
容器包装リサイクル法
の改正で、レジ袋等
の容器包装を多く用いる小売業者にレジ袋削減
の取り組み
が義務づけられ、これに伴い、事業者、消費者、行政
が協働でレジ袋削減を目指し
ているところで
あります。
県において、本年6月にそれぞれ
の立場を超え
て、相互に連携しながら、力を合わせ
てレジ袋
の削減を推進するため、先ほどおっしゃいました富山県レジ袋削減推進協議会
が設立され、レジ袋削減
のため
の「レジ袋
の有料化」も視野に入れ
て検討協議
が進められ
ているところで
あり、その動向を注視し
てまいりたいと考え
ております。
基本的には今回
の法
の改正は、大量に使う小売業者にレジ袋削減を義務づけられた改正内容で
ありまし
て、有料化するどうのこうのという
のは、業者等
の判断
が多分に入っ
てくるものと考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) それでは、3番目に移ります。
「エコポイント
の推進に取り組む考えは
ありますか」と出し
てあります。
これは、環境省は省エネ行動を促す目的でエコポイント
の普及を推進する方針を固めたと
ありました。エコポイント
の活用では、富山市
が18年度からボランティア活動をした市民にポイントを発行し、市有施設
の利用割引や協力店
のサービスなどを受けられる制度としてやっ
ております。これも
環境を意識するため
の連鎖的活動だと思います
が、滑川市としては、こういうことは考え
ていらっしゃいますか。
○議長(砂原 孝君) 石田生活
環境課長。
○生活
環境課長(石田 修君) エコポイント
の推進に取り組む考えはについてでございます。
エコポイントについては、各自治体や企業において、地域
の特性を生かした取り組み
が行われ
ているところで
あります。その一例としては、地球温暖化防止を目指す運動として、各家庭で一定期間内
の電気、ガスなど
の使用料を対前年度より減らすと、その量に応じ
てポイント
が付加され、そのポイント数に応じ
て支援金や店舗で特典を受けるもの、またマイカーから公共交通へ
の利用転換によるCO2削減、中心市街地
の活性化を目指す運動として、バスや買い物でポイントをため、バス運賃として利用できるものなどさまざまございます。
先ほども申し上げましたエコマーブル事業も一種
のエコポイント
の活動でも
あり、既に推進され
ているところで
あります。
新たなポイント事業につきまし
ては、先進事例をも参考にしながら、今後研究し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) それでは、今ほど課長もこれに関しては「地球温暖化防止
の取り組み
の一つ」ということを言われました
が、本当にこういうことは一番先頭に何
があるかといったら、地球温暖化防止
のため
の活動ではないかと思います。
また、先ほど
のレジ袋もそうです
が、「市民
の皆さん
がやることだ」と言われました
が、本当に私はこのレジ袋に関しては、杉並区ではレジ袋だけ
の焼却を見ると、
1億2,000万かかっ
ているんだ。それをなくすために行政
が力を出す。
そういうことを考えると、私はエコポイントも青いビー玉
の運動も本当に大事な一番先頭に
あるのは、地球温暖化防止
の小さな取り組み、でも大きな効果というもの
が今一番必要ではないかと思います。ですから、住民
がやっ
ているんだ、あるいは小売業者
が考えればいいということだけではなく
て、やはりそれに伴う滑川市
の逆発想
の知恵、これもあわせ
て考え
ていただきたいと思っ
ております。
それでは、
次の質問に移ります。
2つ目です。住民サービス
の向上でございます。
1番、商品券やほたるEカードで住民税
の納税
ができないか。
これは昨年12月
の新聞報道で、福島県矢祭町は18年8月11日、町商工会発行
のスタンプ券や商品券で納税や公共料金
の支払い
ができる制度を導入したと
ありました。スタンプ券
の納税は法律的には認められ
ていないため、住民
が持ち込んだスタンプ券などを商工会
が小切手にし
て振り出し、町は金融機関で小切手を現金化し
て、納税や公共料金として受け取る仕組みです。
そういうことで、滑川市もそういう何か新しい発想として考えられませんか。答弁お願いします。
○議長(砂原 孝君) 若林
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(若林克己君) 開田議員
の問2
の住民サービス向上で、商品券やほたるEカードで
の住民税や公共料金
の納税
ができないかというご質問でございます。
地方自治体
の収入に
あっては、現金
が基本で
ありまし
て、例外として政令により口座振込、あるいは証券、小切手等による収入
が認められ
ているわけでございます。証券による納付は一時預かりで
ありまし
て、現金化され
て初めて収納
が可能になるというものでございます。
それで、県内では立山町
が、そのほか他県でも、今ほど議員
のおっしゃいましたように、地元商店街発行
のスタンプカード等による公共料金
の納付を実施し
ている市町村
がございます。
ただ、このスタンプカード等では直接収納できないということで、証券
の場合と同様に換金後初めて収納
が可能になるわけでございます。
本市においては、この例えばなめりカードやほたるEカード、あるいはほかにもポイントカード
が発行され
ているわけでございます
が、それら
の収納ということになりますと、その実現にあたっては、やっぱり市民
の要望とか、あるいはカード等
が発行し
ている発行元
の団体あるいは商工会議所、それから地元
の商店街
の意向、あるいはどこで納付できる
のかという納付場所
の問題、あるいは領収書発行には時間
がかかる場合
があるということ
がありまし
て、そこらへんと費用対効果等も調査しなければならないと思っ
ているわけでございます。
したがいまし
て、これら
の問題もあわせまし
て、今後可能かどうか研究し
てまいりたいと思っ
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 今答弁いただきました
が、正直言いまし
て、この矢祭町
の新聞記事は読んでいらっしゃいませんね。これは、女性
の提案制度
の中からこの案
が出たそうです。それで、町長
が即決で9日後にもう立ち上げた。そういうこれは発想だけ
の問題だと思います。
〔「検討委員会で通らんとだめだ」と呼ぶ者あり〕
○7番(開田晃江君) ですから、今若林参事
が言われましたように、一生懸命あれも聞かなきゃ、ここも聞かなきゃ、何々もしなきゃ、私はこの題を「住民サービス」という言葉に変え
ております。これは商工会に聞かなきゃ、あるいは一般
の市民
の皆さんに聞かなきゃ、もういっぱい聞い
ておるうちに、また5年、10年たつんだと思います
が、立山町に「どうやっ
ておられるがけ」と、そういうことを聞かれたこと
があるかないか、もう一回そこをひとつお願いします。
○議長(砂原 孝君) 若林
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(若林克己君) ただいま
の開田議員
のご質問でございます
が、矢祭町につきまし
ては、ホームページ等、あるいはウェブ
のサイトから見
ておりますので、承知はいたし
ております。その経緯等も9日間で決断したということも承知し
ております。
それから、立山町につきまし
ては、これはことし
の3月
1日から実施されたわけで、地元商店街から売り上げ
の拡大を目的に、商工会を通じて要望
があったということでございます。
その形態としましては、また住民
の方
が町
の会計課にそのポイントカードを提出しまし
て、その町
の職員
が商工会へ行っ
て現金と交換します。その現金を住民に渡し
て納付し
てもらっ
て、領収書を発行し
ているというようなぐあいでございます。その町
の会計課と商工会
が近いということも
ありまし
て、そういう形態をとっ
ておられるようでございます。
ただ、このために、換金する間に住民を待たせ
てしまうということも
ありますし、町
の職員
が商工会へ行くため
の手間もかかるということはございます。
それから、3月
1日から実施したということで、9月11日まで
の件数は何件ぐらい
あったかということでございます
が、14件
の2万4,000円分
あったということをお聞きし
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 商工会から
の依頼だったということで
あって、私
が2つ目に挙げ
ている購買力増強につながるということ
の発想です
が、ただいま若林参事いわく、「住民を待たせたり」と言われました。
先ほど野末議員
の耐震調査に2,000円から4,000円かかる。その2,000円も本当に地域
の人たち、高齢者
の人たちは大変なんだ。これは私たちもよく聞い
ていますね。
ただ、この例えばほたるEカード
1枚500円、これを私たちも10枚ためたら5,000円なんです。
ただ、住民税は全部口座振り替えだからという、その発想じゃなく
て、やはり今住民税ことし大きく変わりました。この納入率を一緒についでに申しわけございません。17年、18年
の納入率、ことしはどれくらい
の、住民税変わっ
ておりますので、それは若林参事にちょっとお願いし
ておりましたけれども、ないですか。
○
産業民生部参事(若林克己君) すみません。
○7番(開田晃江君) あっ、そうですか。住民税
が変わっ
ていますので、そういう納入にそういうポイント
が、あるいはお見舞い
のお返しにもらうような、その商品券を利用すれば、何か
の形でこれから進むで
あろう高齢化社会に向けた町
の温かさみたいなもの
があると思います
が、どうしても無理でしょうか。職員
の時間も、商工会へ行かなきゃいけない、あるいはそれを一時預かりとして滑川市
が預かった上で、商工会へ
1週間に
1遍とか、まとめ
て換金する。そういうことも知恵として出ませんか。お願いします。
○議長(砂原 孝君) 若林
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(若林克己君) 開田議員
の趣旨については、大変よく理解できるわけでございます
が、一方では、先ほど述べたように、そのカード発行団体とか、あるいは地元商店街と
のすり合わせ
の問題もございますので、いましばらく研究させ
ていただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) そうしましたら、私は矢祭町も含め
て立山町もそうだと思います
が、商工会から依頼
があった。でも、やっぱり最終決断は市長なり町長さんだと思います。中屋市長さん、人にやさしい滑川市、福祉
の滑川市ということですので、そこを市長さん
の意見はいかがですか。お願いします。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今
のポイントカード発行、納税に対して
の現金扱いとなるようにと、おもしろいアイデアだと思います。
ただ、やはり課長
が言ったように、発行団体、恐らくポイントカードを発行する、あるいは商品券を発行する、この趣旨はもう一度お店でこれを使っ
ていただきたい。購買力
の推進
のため
の趣旨として発行をし
ておられるわけです。これ
が市
のほうに入っ
ていきますと、その分、市内
の商店街で
の購買力
が金額としては落ちるわけです。こういうことも
ありますので、発行団体
の思いというものもすり合わせなければならん。商工会議所ともすり合わせなければならん。そういうことで課長
が言っ
て、「こういう団体と
の研究調査も含め
て検討したい」と、こう申し
ておるわけで
ありますから、その点もご理解をいただければと思います。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) 先ほど若林参事は、「立山町は商工会
が購買力をアップしたいためにポイントカードを納税したいということで、依頼
があった」と言われました。今市長は、「これを商店で使うために出し
ているんだ」とおっしゃいました。
私は、この2つ目
の質問に「地元
の誇り事業」という言葉を入れました。これは何かというと、やはり滑川市
が市民
のためにこんなふうに税金
の払いやすいような形をし
ていますよということ
が、お金、例えば税金になるわ、健康保険料になるわ、あるいはまた逆にもっと拡大解釈をし
て、
市民交流プラザの入浴券と引き換えできるわ、ここまでいくと、もっともっと購買力
が増えるんじゃないかというところに2つ目
の質問を置い
ております。地元商店
の購買力にもつながる
のではないですか。
私は、例えばほたるEカード500円もらった。じゃ、これでまた昆布や缶詰でも買っ
てこようかという思いよりも、それならそれを合わせ
て市民交流プラザの入浴券にしようかとか、あるいはそういう納税に使えるなら、10枚ため
てみようかとか、私はこういう
のがやっぱりいろんな意味で連鎖というか、購買力
の力になる。これは、私は消費者ですから、皆さん一般
の生活用品を買われる方、おられないとは言いません。少ないと思います。
ただ、私たち
のように、生活用品を買う者とすれば、500円
あるから使おうかなという考え
の中に、ためたら5,000円になるわという考えも生まれ
てくるわけですね。そういう意味で、やはり私は何人か
の女性
の方々に聞きましたら、「あんた、いつかって口座振替えだ」と言う方は
1人おられました。ただし、本当
の生活者として毎日お買い物に来られるような皆さんは、「もしそれ
ができたら、さ、あんた、うれしいちゃ」ということで、そういう答えももらっ
ております。
ですから、こんなことに取り組んだ滑川市、やっぱり合併せん滑川市、すばらしい、ここら
のところに私は誇り事業、市民
の皆さん
が誇りを持っ
て滑川市で生活し
てよかったと思えるような、こういう事業にやっぱり取り組んでいただきたいと思います。
市長さん、もう一回そこをいかがですか。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) アイデアとしては大変おもしろいアイデアだと思います。
ただ、発行した団体とそれを使おうとする消費者
の方とは、やはり意見
の違いは
あると思います。
消費者とすれば、市内
のどこから発行されたカードで
あろうと、商品券で
あろうと、それ
が市役所へ
の税金
のかわりに納めること、あるいはどの商店街で使おうとも自由で
ある。一番理想だと思います。
しかし、市内には商品券、あるいはポイントカードを含め
てほたるEカード、このほたるEカードは、あくまでほたるEカードを発行したお店でしか使えないわけで
あります。そういう趣旨をも考えると、発行する立場とすれば、できるだけ発行した、もう
1回これを利用し
てお店へ来
てください。そんな思いで発行をし
ておられると思います。それゆえに、先ほど申し上げた、そういう発行された団体等
のご意見も聞かなければいけない
のでないか。矢祭町は8日間、7日間で決断をしたと、そうおっしゃいましたけれども、そういう団体
の意見も聞かないで。じゃ、ほたるEカードを発行し
て、幾つもカード、商品券
が市内に出回っ
ておるわけですね。
ある協同組合だけ
の商品券も
あれば、滑川市全体で使える商店連合会
のカードも
あれば、
あるいはほたるEカードも
ある。これは何で垣根
があるのか。全部1つにし
てすべて
の商店街で使えばいいじゃないかと消費者なら思うんですけれども、あくまで商品券でもこのお店でしか使えませんよ。エールならエール
のショッピングセンターでしか使えないという
のも
あれば、それ以外
の商店街で使えるものなら、ほたるEカードも
あると。やっぱり発行された団体という
のは、できるだけこのカードを発行したところでもう
1回再利用、再購買
のためにという思い
が僕は
あると思います。
ですから、それらとも話も聞かないで、市でリーダーシップを云々でぱっとやるという
のは、やはりいささか早計でなかろうかと思います。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) ほたるEカードは、それこそほたるEカード
の店でしか使えません。ただし、ほたるEカードでポイントをもらった人
が市民交流プラザの入浴券に変わったわ、あるいは税金に使えたわということになると、またほたるEカードをもらおうという、そういう購買力も逆心理で
あるのではないかと思います。
ただし、今市長さん
の答弁でも、まず発行元と
の協議という話でしたので、私は発行元に協議をし
ていただきたいなという思いを込め
て思っ
ております。
滑川市に限らず、システム的に非常に世の中
が老朽化し
ているんじゃないかと思います。全国全部成り切っ
ていて、国
の通達
がなければ、システム
がなかなか変えられなくなっ
ている。矢祭町
のように、職員
の提案
が本当に町を動かすくらい
の大きなものにするかしないかは、やはりそういう町
のリーダーシップをとっ
ていらっしゃる市長はじめ幹部
の皆さん、あるいは担当
のエキスパート
の皆さんだと思っ
ておりますので、先ほど市長さんも、あるいは担当
の方々もまず発行元に相談、一番最初に発行元に相談をし
ていただきたいなと思います
が、若林参事、いかがですか。
○議長(砂原 孝君) 若林
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(若林克己君) まず、発行元に協議し
てほしいということでございますので、その研究
の一環としてそのようにさせ
ていただきたいと思います。
それから、補足しまし
て、ほたるEカード
の件でございます
が、一応500円たまった時点でタラソピアとかあいらぶ湯、それからみのわ
の湯でも利用できるということでございます。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) すみません。言わんとおこうと思いましたけど、まだ時間
があります。
ほたるEカードは、タラソピア、あいらぶ湯もそうです
が、使えると。吉峰
の温泉にもどうして使えるんですか。
○議長(砂原 孝君) 若林
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(若林克己君) こちらでは詳細は把握し
ておりません
が、多分吉峰
のほうで、ほたるEカード
のほうから申し込み
があり、承諾されたものと思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 開田議員。
○7番(開田晃江君) それでは、若林参事にまず発行元と協議をし
ていただい
て、一番
の決断者は市長です。とにかく滑川市
の住民
の皆さん
が、昨年まで非課税だった方々
がもう課税対象になる。こういう住民税
の変更に合わせ
て2,100円払うのに、500円
の商品券あるいは
1,000円
のなめりカードなども使えたら、私は幸せなまちになるんじゃないかと思います。
きのう入手した言葉です
が、「言葉
の前に心
あり、言葉
の後ろに行動あり」です。とにかく皆さんにこれを、私も改めて本当だなということを感じ
てきました。職員
の皆さんも、きょうこれだけ言ったからいいわじゃなく
て、「言葉
の前に心あり」です。「言葉
の後ろに行動あり」ですので、ぜひ発行元と
のすり合わせ、そして滑川市で
の取り扱い、そういうことも改めて研究し
ていただきたいと思います。
終わります。
○議長(砂原 孝君) 暫時休憩いたします。
1時20分再開いたします。
午後0時
12分休憩
─────────────────────
午後
1時20分再開
○議長(砂原 孝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番原明君。
○2番(原 明君) それでは、通告し
てあります諸点につきまし
て質問をさせ
ていただきます。
1点目は、滑川
市民交流プラザの運営についてで
あります。
本年6月11日にオープンいたしました
市民交流プラザで
あります
が、子どもからお年寄りまで各世代、たくさん
の人
の交流
の促進、そして医療・福祉・保健
の拠点施設として多く
の皆さんに利用され、にぎわっ
ていることは非常にうれしく思っ
ているところで
あります。
そこで、オープン以来から
の利用状況と今後
の利用者増加対策について質問をさせ
ていただきます。
入浴施設「あいらぶ湯」
の利用者数につきまし
ては、市長提案理由説明
の中で聞い
ておりますので、その他
の研修室、またほかに調理実習室、軽運動室、ボランティアセンター、市民交流サロン等
のいろいろなスペース
があるわけでございます
が、それら
の利用状況をまずお聞かせいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) では、各施設
の利用状況ということでお答えをさせ
ていただきます。
市民交流プラザにつきまし
ては、6月11日
のオープン以来、連日多く
の方々にご利用いただい
ているというところでございます。
入浴施設につきまし
ては、今ほど言われましたので、その数字は除きまし
て、軽運動室につきまし
ては3,083人ということで、多目的ホール、研修室
1、2、3、調理実習室、休憩室、休憩室2、休憩室3と、これだけ
の貸し部屋を持っ
ておるわけでございます
が、みんな合わせまし
て、8月末までで347件
のご利用、人員については6,787人という形になっ
てございます。若干、ほか
の入浴施設なり軽運動室ともダブる部分
があるかもしれません
が、そういった方々にご利用いただい
ているといった状況でございます。
こういった形で約72日間で347件といいますので、
1日平均5件くらい
の貸し部屋
の利用
がされ
ているんじゃないかということで出
ております。
入浴者、入浴料、貸し部屋
の使用料収入等につきまし
ても、当初
のシミュレーションといいますか、当初計画よりも現在
のところ多いということでございます。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 使用状況は、予想以上ということで判断すればいいということといたします。
今後
の利用者
の増加策で
あります
が、やはり民間ですと、先へ先へ人
の導入をどうするかということで考え
ていると思います。オープンし
て以来ちょうど3カ月ちょっと、今ほど言われたように、あいらぶ湯
の使用人数も予想以上、それから貸し部屋、研修室等
の件数も347件、予想以上に経過し
ておるというふうな判断でございます
が、そんな中で今言った今後今以上に市民
の皆さんにこの交流プラザを利用し
ていただくという、今後
の利用者増加対策といいましょうか、何か具体的に計画され
ておるもの
があればお聞かせ願いたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) ただいま
の今後
の利用者増加策ということでございます。
今後
の利用者
の増加策につきまし
ては、より一層
のPRを図るため、
市民交流プラザのホームページ
の開設を進め
ているところでございます。それにより、いろいろアクセスし
ていただいたり、予約
の状況
がわかったり、各種普通
の団体でもイベント
があるということになれば、申し込んでいただければその中に入れ
ていくといったことも可能となりますので、そういったことを現在計画中でございまし
て、近々立ち上げるというような形でおります。
また、入浴券
の36枚つづり
の回数券を新たに作成し、よく利用される方や市内企業など
の大口需要者に対する利便性を向上しまし
て、さらなる集客を図りたいというふうに考え
ているところで
あります。
さらに、
1階
の市民交流サロンや2階
のボランティアセンターにおいて、作品展示や定期的なイベントを開催することなどにより、入館者
の増加を図っ
てまいりたいというふうに考え
ております。
いずれにいたしまし
ても、多く
の人から愛され親しまれる施設となるように、施設内
の衛生
環境やサービス
の向上
がリピーター
の増加につながるものというふうに考え
ておりまし
て、今後とも努力し
てまいりたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 今ほど室長
のほうからホームページという言葉
が出ました。
私も市街地活性化推進室
のホームページをクリックしますと、6月25日
の日付でオープンということしか載っ
ておりません。ほか
の課については、やっぱり新しいもの新しいものをと載っ
ておるわけでございます。
9月からは、9月17日にはピアノコンサート、それから9月21から28日までは「めぐみ」という映画開催ということで、チラシは回っ
ております
が、一日も早くホームページに宣伝をPRし
て載せ
ていただい
て、たくさん
の人に利用し
ていただくことを望むわけでございます。
なお、今言われたような中で
1点、36枚
の回数券
の発行ということで
あります
が、これはいつごろかということ。
それからあわせ
て、私、人から聞く意見でございます
が、やっぱり目玉はふろだろうと。立山連峰、それから富山湾を一望できるすばらしい展望ぶろ
があるわけです。そういったものをもっと生かす。そして、市民
の人
がもっともっとたくさん来
ていただくにはどうすればいい
のかなという話をするわけです
が、物珍しさも恐らく半年か
1年で、滑川市内
の人は、やっぱりどんどん新しいところ
ができ
てきますので、足は遠のくと思います。
そういった中で、滑川市にはタラソピア、アクアポケット、深層水つながりでいくと、このあいらぶ湯というふうな3点セット
ができるわけです。いろんな中で共通
のこの36枚
の回数券
が発券されるということで
あります
が、あわせ
てやっぱりどんどんPRするために、共同で使えるような――午前中
のポイント
の話も
ありました
が、いろんなところで滑川
の各施設、資源を利用するような、そういったトータル的な皆さん
の流れを踏まえるようなこともお考えいただきたいと思うわけです。36枚つづり
の回数券、いつから発行かということを一回お知らせください。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) 36枚つづり
のチケットにつきまし
ては、早ければ来週ぐらいからでもできる
のではないかと、今現在印刷中でございます。
それから、オープンからミュージアム、タラソピアという形で共通チケットもつくっ
ております
が、なかなかお客様に一回一回「こういうものも
ありますよ」ということで宣伝
がしにくいものですから、今
のところはあまり売れ行きは芳しくないんですけれども、今後ともそういったチケットもいろいろ宣伝しながら、広報に努め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) それでは、今ほど
の36枚つづり
の回数券等、とにかくあわせ
て広くPRし
ていっ
ていただきたいと思います。
これは、すみません。しつこいようです
が、どこ
が、販売は交流プラザ
の中でということでよろしいわけですね。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) はい。
○2番(原 明君) それから、その値段をちょっとお聞かせください。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) 今
の10回券、10回券といいますか、11枚つづりで6,000円で販売し
ておるわけでございまし
て、それ
の30枚分といいますか、
1万8,000円で36枚。ということになりますと、
1回当たり500円という形
のものでつくる予定とし
ております。
それと、販売は当然交流プラザ
の券売機で買えるという形になりますけれども、先ほどちょっと申しましたとおり、市内企業さんにも少しそういった宣伝をしながらお願いをしたいといったような考えでおります。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 私も期待し
ておりますので、ぜひPR等をよろしくお願いいたします。
続きまし
て、2番目ですけれども、
市民交流プラザの運営検討委員会についてで
あります。
去る8月24日に第
1回
の運営検討委員会
が開催されたと聞い
ております。この委員会につきまし
ては、「交流プラザ
の運営方法について検討し、その結果を
市民交流プラザの運営管理に反映するもの」となっ
ております。
委員には、出村副市長はじめ6名
の皆さんで構成され
ておると聞い
ております
が、この委員会
が定期的に開催されまし
て、利用者から
の要望、それから市
の行政
の中で
の改善、必要に応じ
てすぐ改善できるような委員会となるように期待するもので
あります
が、
1点、利用者
の立場、目線からこの交流プラザについて
の意見を聞くという、幅広く取り入れ
ていただくというような形で、ぜひ一般利用者
の代表
の方を、この運営検討委員会になる
のか、いろんな委員会
があると思います
が、
市民交流プラザが使いやすく、愛されるような委員会にぜひ一般
の市民
の代表を加え
ていただきたいと思うわけです
が、これについていかがでしょうかお聞かせください。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君)
市民交流プラザ運営検討委員会ということでございます。
運営検討委員会につきまし
ては、
産業民生部長を会長としまし
て、
市民交流プラザに入居する健康長寿課や福祉課など、指定管理者
の文・スポも含めまし
て、それぞれ関係各課
の課長等を委員として、
市民交流プラザの効率的で質
の高いサービスを行うため、組織いたしたところでございます。
先ほどご質問にも
ありました
が、8月に開催しました運営検討委員会におきましては、利用状況や収入見込み額について
の報告、これまでいろいろ寄せられ
ております
市民交流プラザについて
の改善要望にどういう対応をしたか等、今後
のこういう対応をまたし
ていくというような事柄
の検討を行い、先ほど言いました36枚
の券をどうするかということもこの中で検討させ
ていただいたところでございます。
また、現在、
市民交流プラザの来館者アンケートを行っ
ているところでございまし
て、その満足度や要望を把握することとし
ており、お寄せいただいたご意見、ご要望は、できるものから迅速に対応し
ていきたいというふうに考え
ております。
その民間
の方という話でございます
が、いろいろあそこにご意見箱等を設置おりまし
て、いろんな意見
が利用者から、今
のアンケートとは別に寄せられ
ております。そういうことも集計しながら、こういうもの
があったということで、先ほども言いました
が、できるものから改善をし
ていくというような形で、中でいろいろそういったご意見
があるといったことも話ししながら進め
ているといったようなことでございます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 改善
の意見箱なんかも
あります
が、やっぱり利用者
のいつも来
ているなり、第三者的に見
て、はっきり物
が言えるような人をぜひこの検討委員会――今検討委員会でございます
が、これは庁内
の委員会ということでございます
が、加え
ていただくように要望をし
ておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
続きまし
て、ピアノ
の有効活用についてで
あります。
市民交流プラザ竣工に伴い、すばらしいグランドピアノ
が寄贈され
ております。今
1階
の市民交流サロン南側に配置され
ております
が、このピアノ、自動演奏もできるということで聞い
ております
が、オープン以来、どのような回数というか、頻度というか、皆さんに聞い
てもらったり、使用され
ているのかお聞かせいただけないでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君)
市民交流プラザ1階交流サロンに設置し
てございますピアノにつきまし
ては、施設オープンに合わせ
て、企業さんから寄附をいただいたものでございます。
ピアノ
の利用につきまし
ては、オープン当日お披露目
のため、ミニコンサートを開催したところで
ありまし
て、装備し
ております自動演奏機を利用し
て、お昼
の時間とか、平日2階で執務等もございますので、そういった執務以外
の時間を利用し
て、今まで使用し
てきたといったところでございまし
て、ちょっと回数は定かではございません
が、そういう形で利用し
てき
ております。
今後につきまし
ては、来週になります
が、9月17日には、ソプラノとピアノ
のミニコンサート
が予定され
ておりまし
て、自動演奏機
のこれ専用
のソフトも数枚新たに購入したところでございまし
て、今後やる時間と、どういった曲目、スタンダードナンバーをやる
のか、映画音楽とか、クラシックをやるということぐらいはお知らせし
て、あそこに掲示し
てやっ
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 私も、昼はあれですけれども、夕方行くんですけれども、あまり聞いたこと
がない。やっぱり皆さんもそういった意見をお持ちだと思います。
ピアノにつきまし
ては、繊細な楽器で、温度、湿度によって音色
が変わるというぐらいまで言われ
ております。今現在、もう夏は終わったわけです
が、今まで直射日光にさらされ
て、せっかく
のピアノ
が泣い
ておるというか、汗をかい
ておるような状況だったと思います。今は3枚
のボードで日よけということで、ちょっとピアノ
の配置、置き場にし
てはどうかなという気
がし
ております。
そこで、せっかくいただいた高級なドイツ製ということでございます
が、寄贈し
ていただいたピアノでございます。ピアノ
の音は雑音とか騒音にはならないと思います。業務に支障
があるということで
あれば、時間もこれは当然必要です
が、自動演奏
の音を絞っ
て鳴らすなり、やっぱり使用をどんどん上げ
ていっ
ていただきたいと思うわけです。
あと
1点、2階並びに3階、これは置き場所によって違うわけです
が、もっとピアノを利用するということになれば、2階
の市民交流センター――ボランティアスペースですね。それだとか、3階
のスペース
のほうに移動できないものか。もっと利用頻度を上げ
ていただきたいなと思うわけでございます。その点につきまし
てお聞かせ願いたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) 先ほどおっしゃったとおり、日よけで今ボード3枚と、新たに上
のカバーも購入しまし
て、ソフトにつきまし
ても、従来2枚しか持たなかったところを今5枚追加しまし
て、それでローテションを組んで時間を決め
て、皆さんにわかるような形でやっ
ていきたいということでございまし
て、置き場所については、
1階
の交流サロンに置い
て利用したいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君)
1階につきまし
ては、当然人
が出入りする、それから大型
のスクリーン
のテレビ
が鳴っ
ているところも
あります。
今後、ひとつピアノ
の移動も考え、そして今後またそのソフト
が入れば、平日、時間を区切っ
てでもよろしいので、やっぱり耳にとまるようなピアノ
の使い方をぜひお願いしたいと思います。
それでは、続きまし
て、
市民交流プラザ内
の総合案内所
の開設についてということでございます。
あと、滑川市文化・スポーツ振興財団事務局
の配置についてということで、私
の質問
の中で関連
がありますので、2点一緒に質問させ
ていただきたいと思います。
1点目
の総合案内所
の開設についてで
あります。
交流プラザ
の出入り口は3カ所設け
てあります。利用される皆さん
の多くは、ほとんど駐車場側から出入りされ
て、エレベーター、それからエスカレーターを利用され
て、各それぞれ
の利用施設へ入っ
ていかれると。エレベーター前には、オープン当初設置され
ていなかった各種催し物等
の案内看板
が今出
ております。出
ておるんです
が、施設
が2階な
のか3階な
のか4階な
のかということも当然書い
てあるわけです。行っ
てみますと、その利用施設
の前にも書い
てあるわけです
が、やっぱりなかなか初めて来られた方はわかりづらいという、それは交流プラザ全部含め
ての話なんでしょうけれども、そういったわかりにくいという意見も聞い
ております。
今後、利用者
の増加策も
あります
が、各種イベントによる来場者
の増加、それからこういった新しい施設でございます。いろんな県内外から見学に来られる人も増えると思います。会場案内、予約受付、入場者にやさしい総合案内所、今、文化・スポーツ振興財団
の事務所になっ
ております
が、
1階
の管理事務所に「インフォメーション」というふうに看板も上がっ
ております。そこ
のところにまず総合案内所を開設し
ていただきたいと思うわけでございます。
2点目につきまし
ては、文化・スポーツ振興財団
の事務局
の配置についてで
あります。
滑川市文化・スポーツ振興財団という
のは、市民
の文化・スポーツ活動
の振興に資する事業を行い、もっと魅力
ある市民文化
の創造及びスポーツ
の興隆に寄与することを目的として、平成元年に設立され
ていると聞い
ております。
現在
の今
の事務局、4名入ればもうほかに打ち合わせ等もできるスペースではないわけです。これは皆さん承知し
ておられると思います。そういった中に、総合案内で受付だとか、いろんな人
が来られれば、当然業務に差し支えるわけで
あります。部屋
が大きいから仕事
ができるとか、小さいから仕事
ができないというあれではないんです
が、やはり住民サービスといった点からいうと、あそこ
の部屋で文化・スポーツ振興財団
の事務局
が果たして配置
が適当な
のかどうか、これをあわせ
て2点お聞きしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君)
1点目
の、総合案内所
の開設についてということでございます。
市民交流プラザ1階
の管理室につきまし
ては、全館
の総合案内所
の役割も担っ
ているところでございまし
て、オープン当初は何かと初めて訪れた方
が多く相談に、いろいろ問い合わせに来
ていらっしゃったところでございます。
最近では入り口に、先ほど議員おっしゃったとおり、会議
の場所や名称、そういったこと
がわかるような形に少しずつ改善をし
てきたことや、利用者
がある程度慣れ
てきたということもございまし
て、窓口を訪れる方
が随分減っ
てき
ておるような状況でございます。
このことから、現在
のところ、専門
の総合案内所
の必要
がないというふうに思っ
ております
が、システム的には例えば5階で会場
の予約をし
ておったものを、今
1階でし
て、新たにそういったアルバイト
の職員もあそこに採用したりし
ておりますので、そういった事務については前よりも随分……。オープン当初はそういった面も
あったかと思います
が――というふうに考え
てございます。
続きまし
て、配置についてでございます
が、滑川市文化・スポーツ振興財団
の事務局については、
市民交流プラザの開館に合わせ、当該施設
の全体管理
のスケールメリットを生かすために、サンアビリティーズ滑川から移転をし
てきたものでございます。
なお、どうするかということにつきましては、前
の市民交流プラザ運営実行委員会というところで10回ほど会議を重ね
て、いろんな問題を協議し
て、指定管理者をどうするかも含め
て議論をし
てきたところで
ありますけれども、財団
の事務局
の職員は、現在
1階
の管理室と4階
の軽運動室でそれぞれ勤務をし
てございます。
開館当初は、先ほども言いました
が、不慣れも手伝っ
て、事務もいろいろふくそうをし
てき
ておりました
が、8月ごろからは、管理
のシステムも定着をし
てきたというふうに考え
ております。
今後とも、市民によりよいサービスを提供できますように検討し
て、それぞれ実施し
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 総合案内所開設、それから事務局
の配置についてで
あります。
これ、市長、よろしいですか。このスポーツ振興財団、これからまた考慮するということでございます
が、あそこ
の配置で本当に機能できる
のかどうか、市長
のご意見、一回伺いたいと思うんです
が。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 文・スポ
の職員数と部屋
のスペース、従来はサン・アビリティーズに事務局を構え
ていて、あそこは
ある意味では結構広いスペースで
あったわけです。そこから見ると、若干手狭な感じ
がするわけで
あります
が、今
1階と4階
の軽運動トレーニングルーム
の中と2カ所に分け
て、職員
が勤務し
ておるわけです。ちょっと狭いという感じはする
ので
あります
が、あのスペース
の中で、しからばあれ以外に部屋をどこへ持っ
ていくかと、こういうことを考えますと、検討委員会でも何回か検討したということで
あります
が、今
のところ、ちょっと手狭とはいうものの、そこを工夫しながら有効に利用させ
ていただきながら運営し
ておると、こういうところで多少窮屈な部分は
あるんだろうとは思います
が、我慢し
て頑張っ
てもらっ
ておるという
のが実情だと思います。
しかし、あの館
の中
のスペースから考えると、なかなか新しいところに一室設けるという
のもちょっといかがかというところで
ありますので、今後
の検討課題で
あろうとは思います。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) ぜひひとつ検討課題
の最重要という
1番目に置い
てやっ
ていただきたいと思います。
それでは、冬期間
の除雪計画と駐車場
の確保についてで
あります。
ことし
の1月、2月は暖冬で
ありまし
て、降雪量
が本当に少なく、除雪回数もほとんどないような非常によい冬を過ごさせ
ていただきました。来年も1月、2月は暖冬で、積雪量
がないようにというか、少ないように祈るわけです
が、北陸地方、重い湿った雪
が全く降らないという年はございません。雪は必ず降っ
てくるわけでございます。
そこで、交流プラザ
がオープンし
て、初めて
の冬、昨年までは
1カ所に集めれば、春まで残っ
ていてもいいような状態で
ありました
が、ことしからは交流プラザ
ができたというところで、降った雪をどういった形で除雪・排雪し
ていく
のか、その計画、それから駐車場
の確保は本当に万全な
のか。やっぱり車という
のは、一回乗っ
てしまうと、なかなか放すわけにはいかない。特に冬場、雨や雪
の日はどうしても近く
のほうでも車で出かけるというふうな形になろうかと思います。そういった点から、除雪計画と駐車場
の確保について、これはもう少し時期
があるわけです
が、どのように考え
ておられる
のかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君) 冬期間
の除雪計画と駐車場
の確保についてでございます。
市民交流プラザの駐車場につきまし
ては、滑川ショッピングセンター「エール」と今年
の6月に使用貸借契約に基づきお借りしまし
て、市
が管理し
ているところでございます。
ご質問
の冬季間
の除雪につきまし
ては、従前もお答えし
ておると思いますけれども、機械除雪で行うこととするということで、従前、エールさん
が機械除雪で行っ
ておられましたように、雪を積んでおられたといったような状況でございます
が、似たような形になる
のではないかというふうに考え
ております。
具体的には、今これからどういう形でどこと契約し
て、どういう方法でいく
のかということを細部決めたいというふうに考え
ております。
いろいろ万全を尽くしまし
て、来客者
の駐車場
の確保に努めたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 本当に心配するだけで終われば、雪
が少なければ助かるわけでございます。万全なる除雪計画、そして駐車場
の確保に努め
ていただきたいと思います。
それでは、2番目
の学校給食
の食材使用について質問をいたします。
1点目につきまし
ては、中国産
の食材
の使用状況につい
てで
あります。
中国
の食品をめぐっては、アメリカで中国産魚介類に使用禁止
の抗菌剤
が見つかった。輸入
が一時停止とか、日本国内でもウナギ、サバ、そしてナメコ
の水煮などから有害物質
が検出され、安全性
のチェック、またそれに伴い、「2学期より中国産食材
の購入中止を検討中で
ある」と
の新聞報道
がありました。
これは8月8日でございます
が、その中
の報道では、「当滑川市では、中国産食材
の購入を含めた対応を検討中で
ある」と
のこと
が載っ
ておりました。今もう既に2学期
が始まっ
ております。当滑川市におきまして、学校給食
の食材に中国産
の食材
がどれぐらい使用され
ているのか。そしてまた、滑川市では使っ
ているのか
いない
のか、その点をお聞きしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 梶谷教育委員会事務局次長。
○教育委員会事務局次長(梶谷正夫君) それでは、今ほど
の学校給食
のご質問でございます。
中国産
の食材
の使用についてということでございます。
ご案内
のとおり、学校給食は、栄養バランス
のとれた食事を提供することによりまして、児童・生徒
の正しい食習慣
の形成に寄与するとともに、当然調理にあたりましては、厳重な衛生管理
のもと、また地産地消
の観点なども含め
て、食事内容
の多様化に努めることといたし
ておりまし
て、あわせ
て保護者
の負担
の軽減等にも配慮をいたし
てき
ておるところでございます。
こうした中で、今ほどご指摘
の食材につきまし
て、8月7日には全国紙、あるいは8日には地元紙におきまして、マスコミ報道で中国産食材から
の抗菌剤や農薬など、使用禁止され
ているもの
が検出されたというふうに報道
があったことはご指摘
のとおりでございます。
本市
の学校給食におきましては、ちょっと挙げますと、シナチク、ゴマ、キクラゲ、ニンニク、魚
のサワラ、あるいは胚芽ふりかけなど、これで6品目になります
が、これら
の中国産食材をこれまで使用し
てまいったところでございます。これを食材数
の割合にいたしますと、約2.3%ということになっ
ております。
それで、2学期以降についてでございます。2学期は、もう既に給食
が始まっ
ております
が、今ほどご指摘
がございましたように、これら
の中国産
の食材につきまし
ては、その安全性
が確認できるまではこの使用を控えることといたし
ております。それまでは、中国産
の食材
の使用を見送ったり、あるいは必要な場合には代替えなどとして国内産
の食材に切りかえたりと、そういうことをし
て食品
の安全性を確保し
てまいりたいというふうに考え
ておるところでございます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 安全チェックもそうで
あります
が、やはり子ども
の給食でございます。代替食品等
の努力をいただきまし
て、安全・安心な給食材料を使っ
ていただきたいと思うわけです。
今ほど6品目
の中に、私、
次の給食食材
の地産地消ということで質問を考え
ておりました。その中には、ちょっと中国産から
の品目と当滑川で材料
の使用し
ているところは一致しなかったわけでございます
が、中国産
の食材
の安全性については、わかるまできちっと対応し
ていただくことを望むわけです
が、それによって、学校給食
の献立
の変更とか食材確保については、当然大変苦労なされ
ているとは思います。
そんな中に
あって、私もこれで何回か質問し
ておるわけです
が、地産地消、滑川
の地場産食品として今野菜
が11品目、そして果物
が1品目、この2学期に搬入計画として上がっ
ております。
聞くところによりますと、昨年
の数量より若干多い数量
が計画され
ておるということで
あります。給食に使用する量
が当然地産地消、ここ
の滑川市でつくっ
ている農家さんから来るわけでございます。量
が不足したり、サイズ
がそろわなかったりというふうなことも重々聞い
ております。とはいえ、やっぱり地元
の滑川、つくった人
の顔
が見える安全・安心できる滑川産
の野菜を今後とも学校給食に使用し
ていただきたいと思います。
これについては、私、JA
のほうに行っ
て聞い
てまいりました。少しずつでは
あります
が、伸び
ておるというふうに聞い
ております。これにつきまし
ては、これからまたどんどん生産者
の皆さんと協力、打ち合わせをお願いし
て、地産地消をもっとできるようにお願いしたいと思います。
続きまし
て、給食食材
の地産地消については、今ほど言いましたように、生産者
の皆さん
のおかげで年々使用量
が増加するということを願っ
ておるわけです
が、地元食材
の使用割合は、これは国
の食育推進基本計画
の中で策定し
ておりまし
て、22年度までに30%以上にすることを目指すということになっ
ております。
地元食材
の使用割合、平成16年度で国
が21%、滑川市で20%というふうに報告され
ております
が、今後
の食材使用
の見通し、見通しと言えばいいか、22年度までに目指すことを、これ
がどういうふうな計画になっ
ているのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 梶谷教育委員会事務局次長。
○教育委員会事務局次長(梶谷正夫君) それでは、今ほど
のご質問
の給食食材
の使用率等、あるいは地産地消
の推進ということについてお答えをさせ
ていただきます。
これまでも学校給食におきましては、子どもさんに安全でおいしい地元滑川産
の食材を取り入れた給食を積極的に提供するように努め
てき
ておるところでございます。
今ほどご指摘
がございましたように、前回は20%ほど
の食材
の使用率で
あった、これは平成16年
の実績ということで、10品目程度20%
の食材
の使用率ということになったものでございます。
本年度におきましては、使用品数を13品目までに上げまし
て、地元産
の食材
の使用を増やし
ていこうというふうに努力をさせ
ていただい
ているところでございます。
これにつきまし
ては、今ほどご指摘もございました
が、地元生産者
の方々
のご協力も得ながら、少しずつでも増やし
てまいりたいというふうに思っ
ておるところでございます。
また、今ほどおっしゃいました国
の食育目標
の中で
の目標でございます。
ご案内
のとおり、平成16年度におきましては、全国ベースで平均21%で
ありまし
て、平成22年度までには30%にするという国
の目標
がございます。これは国・県
が同じ目標を掲げ
ておりまし
て、滑川市におきましても、これに向け
て頑張っ
てまいりたいというふうに考え
ておるところでございます。
ちなみに、これまで地産地消
の観点から、滑川市におきましても、米、白菜、大根、焼豆腐、大豆、ジャガイモ、リンゴなど、それからちょっと変わったものでは、海洋深層水などというものも使用いたしまし
て、あるいは加工食品としても、カマボコやすり身、ホタルイカなども形を変え
て使ったりということで、積極的に滑川
の農産物あるいは海産物等を使用し
てまいっ
てき
ておるところでございます。
その農産物食材数割合につきまし
て、今ほど
の平成16年度には実績で20%で
あったというものでございます。これを平成18年度
の実績でご報告申し上げますと、若干上がりまし
て約21%になったところでございます。
それで、今後
のことでございます
が、平成22年度30%という目標に向けまし
て、私ども
のほうでも今後ともできる限り地場産品を食材として利用するよう、関係機関
の方々あるいは生産者
の方々
のご協力も得まし
て、努力し
てまいりたいというふうに思っ
ておるところでございます。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 安心・安全
の地元食材、どんどん使っ
ていただきまし
て、生産者も喜ぶ、子どもたちも安心し
て給食
が食べられるというような、この30%以上
の実現に向け
てさらなる努力をお願いしたいと思います。
それでは、最後でございます
が、カシノナガキクイムシ
の被害状況について質問をいたします。
このカシナガ被害という
のは、平成14年に現在
の南砺市で確認され
てから、県内全域に拡大し
ていると報道され
ております。
国道8号あるいは北陸自動車道を走行すると、今は滑川を中心に上市から、滑川、魚津、いろんなところどころで山間部に赤く枯れた樹木
がモザイクみたいに見えるわけです。それ
がこのカシナガ
の被害木でございます。
滑川市においても、東福寺野公園
のほうに上がっ
ていきますと確認できるわけでございます
が、この滑川市における被害状況という
のはどういったものな
のかお聞きしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 大黒
産業民生部次長。
○
産業民生部次長(大黒隆文君) 原議員さん
の問3、カシノナガキクイムシ
の被害についてにお答えいたします。
まず、被害状況でございます
が、県内におけるカシノナガキクイムシ
の被害につきまし
ては、議員おっしゃったように、平成14年7月に現在
の南砺市(旧福光町)で確認され、平成17年度にはほぼ県内全域で被害
の発生
が確認され
ておるところでございます。
本市では、カシノナガキクイムシ
の被害調査につきまし
ては、県と連携を図りながら毎年実施し
ているところでございます。
被害本数につきまし
ては、初めて発生した17年度におきましては13本
の被害
がありました。これは主に山・東加積で確認したところでございます。
平成18年度には142本に増加し
ております。今年も8月に、県
の魚津農地林務事務所と合同で状況調査を実施したところでございます
が、昨年まで見られなかった集団発生箇所もございまし
て、245本
の被害となっ
ております。
調査方法につきまし
ては、林道等を使いまし
て車で行けるところまで行っ
て、目視で確認すると。そのほか
のところにつきまし
ては、徒歩で行っ
て確認するということで数え上げたものでございます。
そういうことで、もしかしたら見え
ておらんところもございます関係で、実際には調査以上
の被害
があることも考えられると思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 本当にすごい勢いで県内全域、そしてまたずっと日本海
のほうを北上し
ておるというふうに聞い
ております。
なおそこで、被害
のだんだん広がる蔓延防止対策ということになるわけです
が、報告を見ますと、このカシナガ
の被害木、ミズナラ、コナラ等
の落葉広葉樹に集中し
ているわけでございます。
今後も、こういったように、17年から18年というと、もう10倍に広がっ
ておるわけです。昨年からまた倍ぐらいになっ
ているわけでございますので、倍以上ですか。そうすると、防除それから駆除、そういった対策という
のは、どういうふうなもの
が現在
あるんでしょうか、ちょっとお聞かせください。
○議長(砂原 孝君) 大黒
産業民生部次長。
○
産業民生部次長(大黒隆文君) 蔓延防止策
の対策についてというお尋ねでございます
が、現在
のところ、全く有効な蔓延防止策はない状況でございます。
今現在行っ
ているのは、被害木を伐採、そして切断し、シートで梱包する拡大防止策しかない
のが現状でございます。ドリルで穴をあけまし
て、薬剤を注入し
て殺す方法や、フェロモンを使いまし
て、フェロモントラップという新しい方法で対応しようとする技術についても研究され
ております
が、抜本的な対策には至っ
ていない状況でございます。
市としては、防除技術
の早期開発と予算
の確保を関係市町と連携をとりながら、国・県に強く働きかけ
ていきたいと思っ
ております。
なお、報道等で滑川市
の記事
がたくさん出た関係で、何か滑川
がものすごくやられ
ているような印象をお持ち
のようでございます。市民
の方も、私、農林課長なものですから尋ねられます
が、県
の被害状況
の資料でございます
が、県下
の被害量は2万6,760立米でございます。そのうち、南砺市さんは
1万8,000立米でございます。率にしますと、大体ここで67%被害を受け
ておるわけでございます。滑川市
の状況につきまし
ては、189立米で、率にしますと0.7%でございます。
それから、新聞報道によりますと、前年比4倍に増え
ておるということでございます
が、滑川市は前年比
1.8倍
の増でございます。これにつきまし
ては、今15市町村で舟橋さんだけ
が被害
がない状況です。ですから、14市町
が被害を受け
ておるわけでございます
が、その中で13番目
の増加率でございます。何か滑川市
が徹底的にやられ
ておるようなイメージでとられる方もおられましたので、ちょっと補足させ
ていただきます。
○議長(砂原 孝君) 原議員。
○2番(原 明君) 今ほど富山県全体で言えば0.7%、伸び率で――伸び率という
のはおかしいですけれども、増加し
ている本数
が1.8倍ということで
あります
が、これは山
の奥というか、そんな奥山じゃないと思います
が、どんどん広がっ
ていくとすれば、ミズナラ、コナラという
のはクマ
が主食にするドングリをつくっ
ているわけでございます。奥山まで広がれば、当然クマは食べるもの
がなくなるというふうになれば、また2年前
のように里山
のほうに来
て、被害
が拡大するというおそれも
あるわけでございます。
新聞等では、県
が防除費421万を計上したというふうになっ
ております。近隣、立山、上市、滑川、魚津、全市町集まっ
て対策を、もし新しい防除・駆除対策
が出ればどんどん導入し
ていただい
て、被害を少なくし
ていただきたいと思います。
言われるような被害
が少ない
のかもしれません
が、本当に赤く目立つということでございます。見
ておっ
ても、本当にかわいそうなぐらいで
ありますので、駆除方法
が見つかれば、予算計上し
ていただきまし
て、防除、駆除
のほうに全力を挙げ
ていただきたいと思います。
以上で私
の質問を終わらせ
ていただきます。
ありがとうございました。
○議長(砂原 孝君)
1番高木悦子君。
○
1番(高木悦子君) それでは、通告し
てございます3点について質問させ
ていただきたいというふうに思います。
まず、大きな
1点目
が個人情報保護法
の誤った理解
の是正についてです。
個人情報保護法は、平成17年4月に「個人情報
の有用性に配慮しながら、個人
の権利利益を保護すること」を目的として、「民間事業者
が個人情報を取り扱う上で
のルール」を定め
て施行されました。
もちろん行政機関についても、「行政機関
の保有する個人情報
の保護に関する法律」という別
の法律によって、より厳しい規制
が加えられ
ております。個人情報保護法
が制定される前提としては、企業自体
のモラル
の低下ですとか、個人情報
の管理体制
の不備などから、企業
が有する個人情報
が漏れ出たり、盗まれたりし
て悪用されるなど
の被害
が続出したこと
があったわけです。
個人情報保護法
が制定以来、個人情報を管理する企業だけではなく
て、一人一人
の個人も自ら
の情報というものに対してかなり敏感になったというふうに思われます。
そもそも5年ぐらい前までは、「個人情報」という言葉を耳にすることもほとんどなかったというふうに思われるんですけれども、今では猫もしゃくしも、何か
あれば「個人情報」というふうに口にし
ているのが現状ではないかなというふうに思われます。
もちろん個人
のプライバシーに係ることに対しては十分な配慮
が必要ですし、個人情報というものに対する個々
の意識
が高まることは大変に意義
あることだと思います。
ですが、法
の施行から2年半たった今、法律を誤っ
て理解をされ
ていることによる弊害
が起こっ
ているのではないかというふうに考え
ております。
そこで、まずは個人情報保護法
の内容を確認したいというふうに思います。
そこで、個人情報保護法
の適用を受ける個人情報とはどういうものな
のか。また、個人情報を保護しなければならない、法律に従う義務
の対象となる
のはどんな企業、あるいは団体や組織な
のかということをご説明いただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) それでは、お尋ね
がありました個人情報とはどんなもので
あるかとか、保護義務
の対象となる
のはどんな団体・組織かということについてお答えいたします。
個人情報保護法
が対象とする個人情報、これは法2条に定義づけられ
ておるわけでございます
が、「生存する個人に関する情報で
あって、その情報に含まれる氏名、生年月日などにより特定
の個人を識別すること
ができるもの」でございます。
また、この個人情報
の取り扱いについて法
が定めるルール
の直接
の適用を受ける
のは、5,000件を超える個人データ(特定
の個人情報を容易に検索できるように構成したデータベース
の中
の個人情報)を反復継続し
て用い
ている個人、法人、団体でございます。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) それでは、今ほどご回答いただきました個人情報保護法
の対象となる組織
の中に、滑川市内
の町内会といったもので、含まれる町内会は
あるんでしょうか。
先ほど5,000件という数字
が出たんです
が、その5,000件を超える個人情報を取り扱う町内会は、滑川市内に
あるのでしょうかお教えください
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) 滑川市
の町内会
の関係について
のお尋ねについてお答えしたいというふうに思います。
本市
の町内会には142ございます。そのうち最大
の人数を誇る
のは上小泉で2,500人でございますので、先ほど
の定義づけからいたしますと、これら
の定義に該当するものはなく、直接に個人情報保護法
の対象となるものはないというふうに思われるということでございます。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) ありがとうございます。各単位会
の町内会ではないということでございました。
地区
の町内会連合会で
あれば、地区住民
の人口
が5,000名を超えるよというような地区も
あるんだとは思うんですけれども、町内会単位とは異なりまし
て、地区ではほとんど個人情報を扱うことはない
のかなというふうに思っ
ております。
したがって、滑川市内
の町内会長や役員
の皆さん
が、個人情報保護法によって罰せられるということはないということだと思っ
ております。
もちろん法によって罰せられないからといっ
て、情報
の管理をいい加減にし
ていいというものでは
ありませんから、適切に慎重にその情報を取り扱うという必要
があることは言うまでも
ありません。
ただ、管理すべき個人情報を住民
の皆さんから今いろんな形で提供し
てもらわなければ、町内会
の運営という
のは
成り立っていかないわけですけれども、その情報を提供し
てもらうという段階で、住民
の方々から「これ、個人情報だから」というような一言で、情報
の提供
が拒絶されるというケース
があるということを時々耳にいたし
ております。
国勢調査ですら、なかなか答え
てもらえなかったとか、空欄
が多かったというようなことも、
ある調査員
の方から直接聞かせ
ていただきました。
町内会など
が住民
の情報を把握し
て、あるいは住民同士
がご近所
の情報を互いに持ち合うということは、防犯
の上でも、防災
の際にも、また滑川市
が推し進め
ております自助・共助を成立させる上でも必要なことだというふうに考え
ているんです
が、市民
の皆さん
が個人情報保護法を誤っ
て理解し
ていたり、あるいはその個人情報というものに過剰な反応をし
ていること
が原因で、町内会
の運営ですとか、福祉行政ですとか、先ほど
の国勢調査ですとか、弊害
が及んで
いるんじゃないかというふうに思われるんです
が、市として
のそのへん
の認識は
ありますでしょうかお教えいただきたいというふうに思います。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) それでは、町内会
の関係で、福祉行政などに弊害
が及んで
いるという認識は
あるのかというお尋ねについてお答えしたいというふうに思います。
特に法
が制定されました平成17年4月当初におきましては、個人情報保護法に対する理解、それから誤解など、理解不足や誤解などを背景とした、いわゆる過剰反応と言われる状況
があったことについては、市としても認識し
ているところでございます。
一方、市民には、個人情報保護法とは別に、一般的なプライバシー意識
の高まりや収集先における情報
の管理・目的外利用へ
の不安等から、個人情報
の取り扱いに不安を抱い
ているものも
あるというふうに考え
ております。
そこで、国
のほうでは、法施行後3年をめどに、実は国
の国民生活審議会というもの
が個人情報保護部会というものを設けまし
て、18回ほど審議を重ね
て、その取りまとめ
が行われたところでございます。それは平成19年6月に一応ペーパーになっ
て出たものでございます
が、その中には「全体的に見れば、いわゆる過剰反応は落ち着い
てき
ている。これまで、世の中全体
が個人情報
の取り扱いに無頓着で
あったために、いわゆる過剰反応
が生じ
てき
ているので
あり、まずは個人情報保護法
の定着を待つべきで
ある」と述べられ
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 今おっしゃったように、政府
のほうでも卒業アルバムから名簿
が消え
ているとか、先ほど話をした国勢調査
の回答拒否
があるというような、そういうさまざまな支障を来し
ていることに対しまして、個人情報
の保護
の行き過ぎた理解を是正するために、またガイドラインみたいなものを出しますというようなことも、今年度中です
が、言っ
ているところだとは思うんですけれども。ただ、そのガイドラインを待っ
て定着
が落ち着いたから、それでよかろうというんでなく
て、やっぱり今町内会
の方々
が苦労し
ていらっしゃるという
のは、現実に目
の前に
あると思うんですね。
日々頭を悩ませ
ていらっしゃる町内会
の役員
の方とか、あるいはそういった福祉的なボランティアをやっ
ていらっしゃる、そういう各種団体などに対して、正しい個人情報
の取り扱い
の方法ですとか、個人情報保護を盾にした情報
の提供を拒否するというような住民に対して、どういうふうにし
て対処をすれば情報を提供し
てもらえるんですよといった対処法などを、わかりやすく知っ
ていただくということは必要ではないかというふうに考えるんです
が、いかがでしょうか。
市町村
の中には、オリジナルで「個人情報保護法Q&A」といったものを作成し
て、町内会で名簿を作成したり配布をするときに気をつけること、あるいは過剰反応を示し
ている住民に対してはこのように対応したほう
がいいですよとか、あるいは町内会で個人情報取扱規則といったものを使うときには、こういうひな形
がありますよといったものを紹介し
ている市町村もございます。A4にすると、本当に数枚
のものなんですけれども。
せめてそういったものを町内会
の役員
の方とかに提供し
て、おぞむことなく情報をちゃんと必要なものは求め
てくださいねという対応をとっ
ていただけるように、働きかけ
てはどうかというふうに思うんです
が、いかがでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) それでは、個人情報保護法を盾にし
て提供拒否をする住民に対する対処法
の質問についてお答えしたいというふうに思っ
ております。
まず、市としては町内会や各種団体において、いわゆる過剰反応へ
の対応を含めた正しい個人情報
の取り扱いについて、住民
の皆さんに知っ
ていただくことは大変重要で
あるというふうに考え
ております。
また、クラス名簿や緊急連絡網、それから大規模災害や事故等
の緊急時
の患者
の存否情報など
の個人情報
の取り扱いに関する事例とその対応策につきまし
ては、国
の各省庁からガイドライン――22分野、35
のガイドライン
が示され
ているものでございまし
て、その具体的な事例に応じ
て、個別に相談を承っ
てまいりたいというふうに考え
ております。
さらに、今議員
のほうからおっしゃいましたように、いわゆる町内会単位でそういったいろんなパンフレットなどを出し
ているところも
あるということでございます
が、国
のほうからも実はその通知案内等
がございました。その町内会独自で個人情報保護
の手引などをつけ
てき
ておられるものですから、そういったものも参考になればということで、市としてもこういったものを皆さんに生かす形
ができないかということを、今現在、検討し
ているところでございます。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 問い合わせ
があれば、それに答える体制はできるよという
のではなく
て、やはりこちらから積極的に必要とし
ていらっしゃるような情報
があれば、こんな
のはどうですかというようなことをぜひ提案し
ていただきたいなというふうに思います。それは本当にお願いでございます。
今
の質問は、町内会長さんなどに向けた支援をし
てはどうかというものだったんですけれども、町内会長
の皆さんに住民
の方々
の説得を一手にお任せするという
のは、ちょっとあまりにも酷なところ
があるのかなという気はするんですね。
滑川市としては、住民
の皆さんに対して個人情報に対する過剰反応をしないということをアピールし
て、町内
の運営
がスムーズに進むようにする手助けをやっぱりすべきではないかなというふうに思うんです。
話は少しそれるんですけれども、先般
の能登沖地震
のときに、青年会議所
の皆さんとともにボランティアで輪島市
の門前町に行ったこと
がございます。そこは、ご近所同士
が本当に昔ながら
のおつき合いをし
ていて、ほどよく互い
の情報を共有し
ているというような状態でございました。私
がボランティアでさせ
ていただいた仕事という
のは、現場で作業をするという
のではなく
て、ボランティア
が欲しいんですという、そういう要請を出し
ている家庭に赴い
て、どんなことをし
てほしい
のかという情報収集をし
てくるという仕事をさせ
ていただいたんですけれども、ボランティア本部
のほうから被災者
の地図と、どういった情報
が要るかというメモを渡され
て、車に乗っ
て被災者宅を訪れ
て、面談をし
てくるというような仕事をし
ていたんです
が、当然、被災者宅を訪れ
ても、傾いた家
の中に必ずしもいらっしゃるとは限らなく
て、留守
のケースという
のは何軒か
あったんですね。
だから、普通ならそこで「ああ、お留守だわ」と思っ
てあきらめるところかもしれないんですけれども、ご近所
の方に「おばあちゃんどこへ行かれましたか」とかと聞くと、本当に門前町
の場合には「あっ、そのおばあちゃんやったら、あそこ
の娘さん
のところへ行っとられるはずやわ」と、「そこ
の道、右に曲っ
て200メートルほど行っ
て、また左へ行っ
て」とか、もう娘さん
のご自宅なんかもわかっ
ておられる。どこに行っ
ておられるかという
のを、お互いにわかっ
ておられる状況だったんですね。実際行ったら、やっぱりおばあちゃんはそこにおられ
て、そこで面談をし
て、ボランティア
の手続をしたというようなことをいたしました。
また、
あるお宅に行くと、お年寄り
のひとり暮らし
の方
があったんです
が、震災
の直後、両隣
の方々から「おばあちゃん大丈夫やったけ、何事もなかったけ」というようなことで、声をかけ
ていただいたというような、そういう安否確認もし
ていただいたことをありがたいというようなことを話し
ていらっしゃることも
ありました。
そういうように、お互いに本当にご近所同士
が情報を持っ
ているということは、そういった防災とか万が一
のときに、こんなに役立つことはないんだなという
のを実は実感し
て帰っ
てきたんですけれども、だんだん滑川も都会化
が進んできまし
て、「隣は何をする人ぞ」じゃないんです
が、家族構成すらわからない、何をし
ている人しかわからない、聞かれ
て留守だったとしても、どこへ行っ
ておられる
のか、さっぱりわからんというような状況だと、本当に万が一
のとき怖いなという気
がいたし
ております。
コミュニティー
の結びつきを強く保つということは、防犯や災害時救助
の点から本当に欠かすこと
ができないというふうに思うんですね。
町内会などに対して、もちろん行政に対しても必要な情報
が適切に提供されるように、滑川市としても市民
の皆さんに対して、個人情報
の保護法
の正しい理解を周知するべきではないかというふうに考え
ておるんです
が、そのへん
の必要性についてはいか
がお考えになるでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) 市としても、個人情報保護法
の正しい理解を周知すべきではないかというお尋ねについてお答えしたいというふうに思います。
個人情報保護法では、「地方公共団体は同法
の趣旨にのっとり、区域
の特性に応じ
て、個人情報
の適正な取扱いを確保するために必要な施策を策定・実施する責務を有するとともに、その保有する個人情報
の適正な取扱い
が確保されるよう、必要な措置を講ずることに努めなければならない」とされ
ております。
このため、まず国や県と連携を図りながら個人情報保護制度
の広報・啓発に取り組んでまいりたいというふうに思っ
ております。
次に、市としては、法令
の適切な解釈や運用等に努めるとともに、いきいき市政講座などを通じて、広く市民
の皆さんに周知することを考え
ております。
具体的に申しますと、実はスペース
の関係でちょっとまだ市
の広報には載せ
ていなかったんです
が、「個人情報を保護するとともに、有効に利用しましょう」ということで、文面は一応市としては準備し
ておりました。例えば、「個人情報保護法
の趣旨は何ですか」とか、「個人情報を掲載した名簿
の作成や提供はいけない
のではないですか」といったQ&A
の形で原稿を既に準備し
ておりましたので、スペース
が空き次第、広報に載せ
て、そういった個人情報
の正しい制度
の周知徹底に努めたいというふうに思っ
ております。
同様な内容になると思うんです
が、また市
のホームページでも掲載し、周知徹底を図りたいというふうに思っ
ています。
さらに、各種団体に対しては、具体的なケースに即し
て、個別に相談を承っ
てまいりたいというふうに考え
ておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 今
のいきいき市政講座
のこととか、ホームページ
のこととかをお話し
ていただいた
のは、ちょっとそれにつなげ
て3番目に質問をつくっ
てございますので、そのときにお話ししたいと思いますので、次に大きな2点目に移りたいというふうに思います。
自主防災組織
の質的な向上についてというお話に移りたいというふうに思います。
まず冒頭、現状をお聞きしたいというふうに思いますので、滑川市内
の自主防災組織
の組織数をお教えいただきたいというふうに思います。
また、その中でも、町内会で
の組織率という
のはどうなっ
ているのかをお教えいただければというふうに思います。お願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 小幡総務課長。
○総務課長(小幡卓雄君) 自主防災組織
の町内会で
の組織数でございます
が、9月
1日現在、56町内会におきまして、54
の組織
が設立され
ております。町内会
が142ございますので39.4%、全世帯数
が1万
1,159世帯で、自主防災組織は6,409世帯でございますので、全世帯数に占める割合は57.4%となっ
ております。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 6月
の末
のことなんですけれども、新潟県中越地震
の小千谷市
の被災者を招い
て、「みんなで考えよう地震対策とその対応」というフォーラム
が市民交流プラザで
ありました。その際に中屋市長もご講演をされましたし、また総務課から相沢さん
が講師になっ
て、自主防災組織
のことを説明され
ていたときにも、一度、現状
の課題みたいなことを聞かせ
ていただいたんです
が、改めてちょっとお聞きしたいというふうに思っ
ております。
今ほど56町内54組織ということで、組織率
のほうは、町内数でいけば39.4%と、世帯数でいけば半数を超えた57.4%
がカバーされ
ていますよというご回答だったんですね。
自主防災組織に関しましては、そのリーフレットみたいなもの
が総務課
のホームページにも掲げられ
ておりまし
て、平常時
の活動ということで、防災知識
の普及、地域内
の防災
環境の確認、家庭
の安全点検、防災用資機材
の整備点検、防災訓練
の実施を平常時
の活動というふうにし
て掲げ
ていらっしゃっ
て、自主防災組織
が機能するためには、住民一人一人
の防災意識にかかっ
ているんだよということ
が紹介され
ております。
それで、先ほどご回答いただいた自主防災組織
が54組織
あるということなんですけれども、そういった町内会などを単位とした自主防災組織
の中で、毎年定期的な活動、避難訓練ですとか、消火訓練ですとか、最近ではAED
の講習なんかも
あるのかもしれないですけれども、そういった活動を継続し
て続け
ている組織は、54組織中どれくらい
あるものな
のでしょうかお教えいただきたいというふうに思います。
○議長(砂原 孝君) 小幡総務課長。
○総務課長(小幡卓雄君) 継続し
ての活動でございますので、54ではなく、平成17年までに設立された34組織でお答えしたいと思います。
そうしますと、17年、18年、最低でも2カ年ございますので、これだけ
の34組織で、ほぼ毎年定期的な活動を続け
ているかなという組織は5組織くらいにとどまっ
ております。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) もうちょっと、もっと
あるのかなと思ったんです
が、本当に寂しい限りかなという気
がするんですけれども、まずは住民
の皆さん一人一人に防災
の意識を持っ
ていただくということ
が必要だという
のは間違いない話なんです
が、そのためには、年に一回
の避難訓練でも不十分だというふうに私なんかは思うんですね。
ただ、それすら2年間で5組織しかないというような状況ですので、それ
が本当に今
の滑川市
の住民
の方々
の防災認識なんだというふうに思われます。
確かに、富山県内で
のこれから30年間
の地震
の発生確率というもの
が県
のホームページや何かにも書かれ
ているんです
が、
1%以下というふうに言われ
てはおります。
ですが、先般
の能登沖地震も、新潟県中越沖地震も「発生確率は5%、10%
ありますよ」と言われ
ていたわけではないんですね。富山県と同じ状況だったわけです。ですから、もしかすると、今この瞬間にも、滑川市で震度6
の地震
が襲うかもしれないという現状
が本来
あるわけなんです
が、先ほどお聞きした自主防災組織
の状態で大震災を迎えたときに、市民
の安全は大丈夫だと、果たしてこれで守られるんだというふうに考え
ていらっしゃるかどうかをお教えください。
○議長(砂原 孝君) 小幡総務課長。
○総務課長(小幡卓雄君) 担当課長としては非常にお答えしにくいご質問かと思うんです
が、相当な被害
が発生するということは予測されます。そのために市としては、防災・減災
の対策をこれまでも努力し
てきたところでございまし
て、災害へ
の備えには「これで万全」というものはございません。少しでも、被害軽減に今後も努力し
てまいりたいと思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) こういった大災害
の時、行政でできることという
のは本当に限界
があって、住民
の方々
が本当に意識的にいかに日ごろから取り組んで
いるかという
のが大事かと思いますし、まさに自主防災組織を立ち上げようとなったきっかけという
のは、本当はそこに
あるんだろうというふうに思うんです。
今回、自主防災組織
のことに関してなんですけれども、何名か
の町内会長さんから「自主防災組織をつくれと言われたからつくった
がやけども、具体的にじゃ何をすればいい
のかよくわからない」というようなことを聞かれたり、「この間、震度5
の地震
があったときに、たまたま自分は日曜日やったから家におった。なもんだから、町内会
のお年寄り
のうちに行っ
て、安否
の確認、『大丈夫か』というふうに回ったけども、平日で仕事に行っ
ておるときやったら、それできんかった」と。「じゃ、本当に仕事に行っ
てできんかったときにでも、安否確認をどうやっ
てすればいい
がか。じゃ、何か
あったときに、それを上に伝え
ていくにはどうすれば伝わる
のかといったこともわからない」。あるいは、「自分は5年、6年町内会長をさせ
てもらっ
ておるけれども、じゃ
次の新しい町内会長さんにバトンタッチするときに、『こんなんし
て防災すればいい
がよ』という引き継ぐようなマニュアルもない。そんなもの
が欲しい
がや」といったことを実は聞かされました。そういったことをわざわざ私に話しかけ
てくださるという
のは、本当に町内会
のために真剣に心配をされ
ているからこそ、そういった発言
が出る
のだろうと思うんですね。
1年から2年満期
が終われば、もう
次の人にバトンタッチし
てというふうに思っ
ていらっしゃる方からは、多分こんな発言は出ないんだろうというふうに思うんですね。
先ほど紹介しました市
のホームページに掲載され
ているリーフレットには、「災害時
の活動ですよ」ということで、情報収集、消火、救出、救護、避難誘導、給食給水という応急活動を、文字
の羅列なんですけれども、それで紹介をし
ております。
ただ、実際に日ごろから訓練もし
ていない組織で、これだけ
のこと
ができる
のか、あるいはこの文字
の羅列を知っ
ていたからといっ
て、町内会でこれだけ
のこと
が本当にできる
のかというと、極めて疑問なところ
があると思います。
実際、そういったときにどういうふうに動けばいい
のかというマニュアルという
のを、やっぱり日ごろから備え
ておく必要
があるんじゃないかなと思うんです
が、今
の市
のアプローチ
の仕方では、「自主防災組織をつくりなさいね」と言いながらも、「そういった活動
のマニュアル自身は自分たちで考え
てつくりなさいよ」と言っ
ているようにしか見えないんですね。本当に厳しい言い方なんですけれども。あまりにも市から提供される情報
が不足し
ているんじゃないかなというふうに考えるわけです。
例えば最近、9月
1日
が防災
の日でしたから、その近辺でいろんな防災関連
の番組
が取り上げられ
ておりまし
て、本当に東海地震
が想定され
ているような、まさに住民一人一人
の防災意識
が高い静岡県などでは、もう役員さん
が引き継ぐため
の89ページにも及ぶ自主防災組織活動マニュアルというものをつくっ
て配布をし
ていると。で、「役員
が交代した場合には、必ず
次の方に引き継ぎましょう」というふうな感じで書い
てあるんですね。
ちょっと一部しか印刷し
てきませんでしたけれども、中にはどういった段取りで給食
のものをしますよとか、消火活動はこんな形で段取りをつけるんですよとか、リーダーシップをとるにはこういうふうにするんですよとか、本当に事細かくつくられ
ているもの
が既に先進県では
あります。
滑川市独自で自分たち
のゼロから
のマニュアルをつくっ
ていきなさいねということを総務課
の皆さんにお願いするとなると、相沢さん一人じゃ無理でしょうし、人手も足りないというふうに思うものですから、こういった先進事例を探し出し
てき
て、それを滑川流にアレンジするとかというようなことをし
て、情報を各町内会や自主防災組織
の皆さんに提供するということぐらいはできるんじゃないかなというふうに思うんですね。そういった情報提供を考え
てみ
てはいかがかなと思うんです
が、いかがでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 小幡総務課長。
○総務課長(小幡卓雄君) 自主防災組織へ
のマニュアル等
の提供というご質問にお答えいたします。
3月
の能登半島沖地震は、市
の職員、それから滑川市民にとって非常に教訓となった地震、私も生まれ
て初めて
の大きな揺れを感じました。
それによりまして、いろいろ不備等
がわかったわけでございます。市では、自主防災組織
の活動
の内容に係る情報提供は、事例をテキストからコピーし
て配布したり、県
が主催する各種
の研修会へ参加し
ていただくことによって行っ
てまいりました。
議員ご指摘
のとおり、設立当初は役員交代
の引き継ぎにフォロー
が非常に重要でございますので、消防庁作成
の自主防災活動テキストみたいなものをコピーしたりし
て、いろいろなもので、あまり手間
のかからないものでそういうふうなものをつくっ
て配布したり、それから新しい組織には、「各種研修会に積極的に出
てくださいよ」というふうに呼びかけたり、それからことし
の3月から初めて市単独で研修会も始めましたので、そのようなものも今後続けまし
て、いろいろ情報提供に努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 本当に今小幡さん
がおっしゃったように、ことしは能登沖
があって、新潟県中越沖
があって、本当に近隣で大きな地震
が相次いだので、もちろん滑川市でも震度5弱
の地震
の経験をし
て、防災に関する市民
の関心
がこれほど高まった瞬間は実はないんだろうなというふうに思うんですね。
で、今を逃し
てしまうと、じゃ
いつ防災に対する備えをするんだというぐらい
のタイミング
が今なんだろうというふうに思っ
ております。
組織率も、確かに世帯で50数%ということですから、組織率
の向上というものも、もちろん並行し
ていなきゃならないんですけれども、そろそろもう質的な向上という
のを本当に求められ
ているときだろうなというふうに思っ
ております。
組織され
ていない地域に対して組織率を「組織をし
てくださいね」と促しながら、並行し
て質を高める。
ある町内
が積極的にいろんな防災活動とか、そういった活動を展開し
ているのを、一つでもでき上がっ
てくると、それを見
ている他
の町内
の方々
が「うち
の町内、どうなった
がよ、ちゃんとしっかりしとんがかよ」というふうな波及効果
が広がっ
て、組織し
ていないところも組織されるでしょうし、まだまだ取り組み
が不十分なところも、「じゃ、うちも防災
の避難訓練一回やっ
てみんまいけ」というような形でどんどん広がっ
ていくもの
があると思うんです。
まず、本当にこの質的な向上といったものにぜひ取り組んでいただきたいというふうに思うんです
が、今ほどいろんな県
の、あるいは消防庁
のマニュアルなんかもコピーとっ
てお配りし
て、あるいは滑川市独自
の研修も行っ
てというふうに言っ
ていらっしゃる
のは、研修そのものよりも、やっぱり実際にそのまま動ける形まで持っ
ていっ
て、初めて実(ジツ)
があるというか、実(み)
のあるものになるんだというふうに思いますので、そこまでまずできるところを1つでも2つでも仕上げ
ていく、それ
がどんどん広がっ
ていくことにつながるんだというふうに思うんです
が、今後さらに滑川市
の安心・安全
のためにどういう取り組みをし
ていこうと思っ
ていらっしゃる
のかお伺いしたいというふうに思います。
○議長(砂原 孝君) 小幡総務課長。
○総務課長(小幡卓雄君) 今後
の質的向上をどのようにし
て目指すかというご質問にお答えします。
ことし
の相次いだ地震からもわかるように、なかなか役所という
のはそんなに当てになりません。どうしても住民一人一人
の自助・共助という
のが非常に大切だと思います。
それで、そういう場合、やっぱり自主防災組織
が一番だと思います。質的向上
の前に、やっぱり組織化をもっと進めたいなと。結構ばらつき
がございますので、今後、町内会、地区社協なんかにも出向きまし
て、説明会を開い
て、これは組織をつくり上げるとき
の「どういう
がすればいい
がよ」とか、いろいろご質問
があるようでございますので、そういうものを説明し
てまいりたいと思います。
それから、質的向上でございます
が、これも人数
の多いところから小さいところ、いろいろございますので、自主防災組織
の規模や今まで
の活動状況を見まし
て、それぞれ少しずつ着実に活動
が継続できるよういろいろ指導助言し
てまいりたいと思います。
それから、議員
の皆様にも各地区におかれまし
て、自主防災リーダーとして
のご協力を引き続き賜りたいと思っ
ております。よろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) 今
のご回答では、まず組織率だと。まずは組織し
ていないところに広げるんだというお話しだったんだろうというふうに思うんですけれども、もちろんそれも大事なんですけれども、先ほども言ったように、質的に一歩秀でたところ
が出
てくると、それに吸い上げられるように、すそ野って広がるものなんだろうというふうに私は思うんですよ。
自主防災組織をつくっ
ておるよと言いながら、そのつくっ
ておられる姿
が見えなかったらば、自分
のところ
が遅れ
ておると。自分
のところ
がし
ておらん
のがおかしいとは思わないと思うんですね。進んでおるところに追いつけ追い越せ、うちも負けられんぞというような意識を持っ
てもらえるように、かつ質的に中身
が本当に上がらないと、この自主防災組織はつくっただけではどうしようもならないわけですから、ぜひいろんなところへ情報提供しますよとは言われるものの、今
のところ、何となく聞かれれば答えますよという雰囲気
がいろんな場面でにじみ出
ていますので、聞かれれば答える前に、「去年避難訓練されましたね。ことしどうされるんでしょうか」というぐらい
の働きかけをし
て、どんどん定期的な活動、継続した活動
ができるように、結果を見たら、5組織しか継続した活動し
ていませんでしたじゃなく
て、すべて
の組織
が毎年は何らかの活動をそろそろしたらどうですかというような働きかけをし
ていただきたいなというふうに思いますので、これはぜひお願い、要望でございます。よろしくお願いしたいというふうに思います。
1番目、2番目
の質問と関連する形で、実は3番目
の質問を持っ
てきましたので、最後
のいきいき市政講座
の活用についてお伺いをしたいというふうに思います。
先ほども笹林部長
のほうも言われましたように、いきいき市政講座なんかを使っ
て、市民
の方々にアピールをしましょうというような話
があったわけなんですね。
個人情報
のことで
あれ、自主防災組織
のことで
あれ、本当に市民
の方々に正しく理解し
ていただきたいということに関しては、市
の広報で書い
てありますよ、今度ページに余白
があれば載せますよ、ホームページにも載せますよという、提供もされ
ては
いるんでしょうけれども、そういった情報をこっちから掲げ
ている。見に行かなければわからないという情報では不十分じゃないかなという思い
が実はございます。
市
のホームページ、広報、市民
の皆さんにいろいろとお知らせをし
ているわけなんです
が、じゃ市
の広報をもらったからといっ
て、一字一句端から端まで読む人
がどれだけ
いるのか。ホームページ、私も「NEW」と書い
てあれば、とりあえず毎日見るようにはし
ているんですけれども、端から端まで見る人はどこまで
いるのか。こちらは掲げ
ているけれども、じゃ情報を本当に享受し
ている人たちはどれくらい
いるのか。
先ほど菅沼課長
のほうも、耐震構造
の補助金
が進まない
のは、「広報はし
ているんですけれども、なかなか見られませんよね」というお話しをされ
ていたように、掲げ
ては
いても、市民
の方々
が全部知っ
ているという
のは、別
のことだというふうに思うんですね。
本当に行政としては、さまざまな市民
の方
のため
のサービスといったもので、メニューを取りそろえ
ているわけなんですけれども、ただそれを市民
の方々に知っ
ていただい
て、使っ
ていただい
てこそ、初めてそのメニュー
が生かされるわけで、活用
がされないということで
あれば、メニューそのもの
がなかったんだと同じことだというふうに、私は極端なことを言えば思います。
何でこのいきいき市政講座を取り上げたかといいますと、いきいき市政講座という
のは、部長さんとか課長さんとかという方々
が直接市民
の方々
の前に行っ
て、顔を合わせ
て、つき合わせ
て、本当に生
の声を聞い
ていただく、情報をお伝えすること
ができるという本当にすばらしい事業だと私なんかは思うんですね。
かつ参加された方だけではなく
て、女性なんかは特にですけれども、聞いた話は10人ぐらいに伝えないと気
が済まないということで、周囲
の方々へ口コミ
の情報も広がっ
ていくだろうというようなことも予想されます。
で、市民
の方々に行政
の仕事をこんなことをし
ているんですよということを理解し
ていただける本当に重要な事業
の一つだというふうに、私はこのいきいき市政講座
のことを考え
ております。
そこで、近年
のいきいき市政講座
の開催状況、幾つか
のメニューを掲げ
ていらっしゃるんです
が、その状況を講座メニューごとに何回ぐらい開かれ
ていて、受講団体はどういうもの
があるのかといったことをお教えいただきたいというふうに思います。
○議長(砂原 孝君) 池本企画情報課長。
○企画情報課長(池本 覚君) いきいき市政講座
の開催状況等について
のご質問でございます
が、いきいき市政講座
の開催趣旨という
のは、高木議員、ご質問
の中でおっしゃいましたとおりでございまし
て、開かれた市政を推進し
て、行政へ
の住民
の方々
の参加を促すという
のが大きな目的でございます。
またあわせ
て、市
の職員
の資質向上ということで、直接職員
が住民
の皆様
の前へ行っ
て、いろんな事業
のご説明をし
て、またご要望も聞くということで、その職員
の資質向上にも資するということで、平成12年5月から実施し
てき
ております。
簡単に概要だけ申しますと、受講対象はおおむね10人以上
の方
が集まっ
ていただける団体ということで、年末年始
の休日以外で
あれば、午前9時から夜
の8時まで
の間で、おおむね
1時間程度
の開催としておるところでございます。
19年度、本年度
の講座メニューとしましては、全部で53項目ございます。
これは、ホームページですとか広報でもお知らせし
ているところです
が、53項目を大きく10
の項目に分けまし
て、1つはまちづくりについて、2つ目は
環境について、3つ目は子育てについて、4つ目は届け出手続について、それから福祉・健康・保健についてとか、暮らし・
産業について、教育・文化・スポーツについて、消防・防災・救急・交通安全、それと行政・財政・市税、それと情報・国際交流・男女共同参画ということで、市
が所管し
ております行政
のほぼ全般にわたって、大きな10項目に取りまとめ
ておるところでございます。
それで、この開催状況はどうかということでございます
が、最近
のということで、これは平成12年から始め
ております
が、ここしばらく
の開催状況、まずトータルで申しますと、平成15年度は15件、平成16年度は15件、平成17年度は21件、平成18年度、昨年度は28件
の開催
がございました。平均しますと、年平均約18回ということで、月に3回かなというふうになっ
ております。
それで、メニューごと
の実施回数ということで、たくさん項目
がございますので、大項目に絞っ
て、昨年度と
の比較でちょっとご説明申し上げますと、平成18年度は、健康とか保健関係について、これは介護予防など
の説明
が主なものでございました
が、これについて13件、それから
環境について、これはごみ
の分別ですとか、出し方について
の説明
が多かったものです
が、これについて5件などで、昨年度は合計28件ございました。先ほど申し上げたとおりでございます。
今年度は、まだ途中でございます
が、8月末現在では、福祉・健康・保健について
の開催
が6件ございました。それから
環境関係につきまし
て3件ございました。消防・防災・救急・交通安全につきまし
ては、3件ということで、8月末で16件開催し
ております。これは前年同期と比べまし
て、わずかです
が、2件
の増となっ
ております。
それで、受講団体、どういった方々
が受講され
ているかということです
が、昨年度
の状況で申し上げますと、28回
の開催
のうち、町内会さんでは11回、それから老人会・福寿会さんでは6回、それから町内会連合会さんですとか、地区公民館さんで
の開催
が3回、それからロータリークラブさんですとか、友の会など
が8件ございました。
今年度は老人会さんとか福寿会さん
が6件、8月現在ですけれども、町内会さんでは5件、婦人会さん
が2件、青年会議所さん
が3件という状況になっ
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) ありがとうございます。
今、ちょっと実は大きな項目で10項目なんですよと言われたんです
が、きのうホームページからダウンロードした
のによると、11項目に分かれ
ていて、メニュー
の数も違うものですから、ホームページ
のお申込書
の欄
が更新されてない
のかなと思いますので、ぜひ直ちに更新
のほうをお願いしたいというふうに思います。
今ご説明
があったとおり、10名以上
のグループですとか団体などから
の申し込み
があって、初めて開催するという
のが今
の仕組みかなというふうに思うんですね。もちろん、「いきいき市政講座という
のがありますから、ぜひ使っ
てくださいね」というアピールも、先ほど町内会連合会さんで
の開催も
ありますとおっしゃっ
ていました
が、そういった会合などではされ
ているんだというふうには思っ
ているんですね。
今、大きな項目で10分類、53
のテーマ
がありますよというふうに取りそろえ
ていらっしゃるんですけれども、年々15回、15回、21回、28回、ことしは途中段階ですけれども、16回という形で伸び
ては来
ているものの、なかなか町内会でも10町内とか11町内とか、本当に
1桁に近いような開催回数しかないという
のが、ちょっと寂しいかなという気
がするんですね。142町内
ありましたら、142町内とは言わないまでも、せめて3分の
1とか、それくらい
の方々
が利用し
ていただけるような状況になればいいんじゃないかなというふうに思うんです。
先ほどPR
がなかなかという話だったんですけれども、4,000円で耐震診断
ができますよとか、耐震補強
が60万円補助から出ますよといった、そういったものも含め
て知っ
ていただきたい情報ですとか、先ほど
の自主防災組織
のことなんかについても、市民
の皆さんにこれは知っ
ていただきたいんだというような情報については、市民
の方々から「これを教え
てください」という申し込み
があって初めて実施するんじゃなく
て、こういう方に聞い
てもらいたいという対象者
の人選を、市当局
の方々
が自分たちでするぐらい
の気持ちで、こちらからこんなこと
があるんです
が、やりませんかという提案をするぐらい
のことはできない
のかなというふうに思うんです。
できることなら、いきいき市政講座
の前に「出前」という
のをつけ
ていただいたり、こちらから出向きますよというアプローチをし
ていただきたい。
メニューを見
ていますと、企画情報課、商工水産課、都市開発課、土木課とか、本当にいろんな市内
のほとんど
の各課に分かれ
てメニュー
が展開され
ているわけですから、それぞれ
の課
の方に、
1年間に5件ぐらいは市政講座を必ずするようにというノルマを課すぐらい
のことをし
て、市民
の方々に情報提供を積極的にするというようなことをし
てもいいんじゃないかと。
先ほど聞い
ていると、福祉関係
の保健関係
が多いということで、健康長寿課
の方
が引っ張りだこ
の状況ですけれども、ほか
の課では一回もやっ
ていらっしゃらないところも
あるようですし、それくらいに均等に全市を挙げ
て一生懸命市政
のPRをしましょうという取り組み
があってもいいんじゃないかなと思うんです
が、いかがでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 池本企画情報課長。
○企画情報課長(池本 覚君) まず、名称
の話でございます
が、「滑川市いきいき市政講座」というふうに銘を打っ
ております
が、内容はもちろん出前講座ということで、市民
の方々からお申し込み
があれば、こちら
のほうで日程調整をしまし
て、町内会さん
のほうへ出向くということで、まさしく出前をするというようなスタイルで今までやってき
ております。
ただ、先ほども申し上げました
が、開催回数
の状況から見まし
ても、やはり少ないなという
のは個人的な感じでもございますので、議員ご提案
のノルマを課し
て、定期的にある程度メニューを組んで、恒常的にやったらどうかというご提案も、確かに一つ
のアイデアとして承っ
ておきたいと思うんです
が、ただ市
のほうでも、今までこの出前講座ばかりでなく
て、いろんな事業を実施する際には、広報ですとかホームページ、これは当然
のこととしてご案内し
ているんです
が、そういう受け身的なことばかりでなく
て、こちらから積極的にPRということも、物によってはやってき
ております。
例えば
の例で申し上げますと、大きな制度変更ですとか、大きな事業を実施しようとする場合、例えば過去では、介護保険制度
が開始になったときですとか、あるいはごみ
の分別収集
が変更になったときは、まだ市
のほうから町内会さん
のほうへお願いを申し上げまし
て、地区町内会単位、あるいは単位町内会
の公民館へ出向きまし
て、こちら
のほうからお願いし
て説明会を開かせ
ていただいたこともございます。
それと、私
が担当した事業で申しますと、平成14年度です
が、ちょうどケーブルテレビ
の加入促進ということで、平成15年度からケーブルテレビ
が市内全域で見ること
ができるということで、これも広報等で周知はし
ていたんです
が、それを待っ
ているだけではなかなか加入実績
が上がらないということで、それで市を挙げまし
て、幹部職員も含めまし
て、ほとんど
の職員
の方を導入しまし
て班編成を組みまし
て、2カ月間から3カ月かけまし
て、すべて
の町内会さんに出向きまし
て、ケーブルテレビ
の説明会をし
て加入
の申し込みをお願いしたと。それで、町内会長さんを通じて申し込みをいただいたと、そういうことも過去にはやってき
ておりますので、今後とも市民
の皆様にお伝えしたい重要な事業ですとか、あるいは情報等
がございました場合には、必要に応じ
て市
のほうからお願い申し上げ
て、こちらから積極的に出向い
て、実施し
ていくということも考え
ておるところでございます。
以上です。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) この質問
の冒頭にお話もしたんですけれども、本当にいきいき市政講座だけではなく
て、滑川市として、市民
の皆さんに対して本当に多く
のすばらしいサービスメニューを用意し
ていたとしても、実際に市民
の皆さんに利用、活用し
ていただかなきゃ意味
がないんですよ。
今ほども市民
の皆様にお伝えしたい情報
があればとおっしゃっ
ているんですけれども、皆さん情報
が山
のように
あるはずなんですよ、本当は。ケーブルテレビで全市を挙げ
てやりました。5年前にやりましたという例も出されましたけれども、全市的にしなきゃならない部分も
あるかもしれません
が、各担当課それぞれ自分たちはこのことを伝えなければならないんだという情報だらけ
のはずなので、先ほど言ったように、せめて、全部
の町内一遍にはできないけれども、じゃ2カ月に
1回、一つ
の町内に足を運ぼうじゃないかというようなことを定期的に本当に習慣としてするようにし
てはどうでしょうかというお話なんですね。
広報に書きました、ホームページに掲載しましたというだけではなく
て、本当に市民
の方々に積極的にこちらから情報提供をするんですよと、滑川市はそういう市なんですよというようなことを示し
ていきますと、市民
の方々
の市に対する理解という
のが本当に深まっ
ていきますし、何か行事をしますよといったときにも、協力的な体制
が得られるんじゃないかという思いなんですね。
本当はご足労だとは思うんですよ。夜
の8時、もう本来
の就業時間を過ぎ
て残っ
て、わざわざ足を運んで、残業手当もつかないのに帰っ
てき
てという状況ですから、ご苦労を重ねるんだろうなとは思うんです
が、なかなか市
の思い
が伝わらないなというジレンマもなくなれば、市民
のほうにし
ても何を考え
ているのかわからない。これ
がわからないというなぞも解けるという一石二鳥
の手だと思いますので、ぜひこのいきいき市政講座については、もっと活用し
ていただきたいというふうに思っ
ておりますので、再度ちょっとそのへんお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 池本企画情報課長。
○企画情報課長(池本 覚君) いきいき市政講座
のさらなる利用促進策を考えるべきというご質問でございます
が、確かに今ほどご質問
の中に
ありましたように、広報につきまし
ては、読んだけど、なかなか気づかなかったという
のがあるかもしれません。
それから、市
のホームページでも、隅々までも見る機会という
のはなかなかない、時間もないということもございますし、パソコンを持っ
ておられない方には、ホームページに載っ
ておる情報も見られないという状況もございます。
市としまし
ても、広報に出した、あるいはホームページに掲載したということで、安心し
てしまいがちな傾向も
あるんです
が、確かにおっしゃいました方法も一つ
のいいアイデアでございますので、また参考にさせ
ていただきたいと思います。
今やっ
ているいきいき市政講座
の開催方法
が、必ずしもベストということはございませんので、毎年度見直しをかけながら改善を図っ
ていきたいと思いますので、今後とも皆様方
の意見などもお聞きしながら、いいものになるようにし
ていきたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 高木議員。
○
1番(高木悦子君) ありがとうございました。
少しずつでは
あっても、変わっ
ていけばいいなという思いできょう
の質問をさせ
ていただいたんですけれども、市民
の方々という
のは、新聞に載った情報
が頼りだったりし
て、この間も実質
の債務
の比率
が「滑川は黒部に次いで2番目に悪いぞ、どうなっとん
がよ」というようなことを心配され
ていて、でも実情、こういうことなんですよと説明すると、ほっと安心されたりというようなことも
あるわけなんですよね。
(発言する者あり)
安心じゃないです
が、要らぬ心配というか、そういったものをされ
ているのを取り除い
てあげる、変な情報不足
のことによって勘違いされ
ていることを除い
てあげるという
のが、行政
の大事な仕事だというふうに思っ
ておりますので、またぜひ、一遍に急にやれという
のは無理なことかもしれないんですけれども、一つ一つ皆さん
ができる範囲内
のことをし
ていただければというお願いでございます。
どうもありがとうございました。
○議長(砂原 孝君) ここで暫時休憩いたします。3時20分より再開いたします。
午後3時06分休憩
─────────────────────
午後3時20分再開
○議長(砂原 孝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、本日
の会議を
1時間延長し、午後6時までといたします。
15番相川隆二君。
○
15番(相川隆二君) 通告し
てございます5点について質問をいたしたいと思います。
まず
1番目は、指定管理者制度に関する首長兼務
の功罪に結論を出すべきと私は考え
ております
が、市長にその見解を求めたいと思います。
市でつくりました集中改革プランによりますと、指定管理者制度
の導入で、平成14年4月から37施設について指定管理者制度を導入、うち9施設には利用料金制を採用し、またことし
の6月オープン
の市民交流プラザについても指定管理者制度を導入し、利用料金制を採用することとしたと、こういうふうに記載をし
ておるわけで
あります。
かねがね委託するほうも、受託するほうも、責任者
が同じだということは大変不可解な現象で
あるということは、だれしも
が思うことで
あります。さりとて今日まで、新しくできました指定管理者制度にのっとりまし
ても、旧態依然とした形
のもの
がまだ残っ
ているようでございます。
そこで、まず第
1番目に、この指定管理者制度で、今申し上げましたように委託するほうも、受託先も責任者
が一緒だということに関する、この功罪に関する見解を、市長に改めて
原点について見解を求めたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 端的に功罪に関する見解を求めると、こういうことで
ありますから、端的にお答えしたいと思います。
特に功罪
の罪というものはない
のでないかと、こう思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 予想もし
ていないような答弁でございまし
て、大変なことになったなと思っ
ております
が、私ども議員としては、どこへ行っ
てもいろんな話をする機会も
あります
が、市
の関係する事業
の一部を委託する先
の責任者
がまた市長だと、このことについて市長は、今全く罪はないと、罪とは言いませんけれども、デメリットはないんだと。これはちょっと意図的に言われた回答だとしても、ちょっと納得
のいかないところ
があります
が、これは交通整理
の入り口で
ありますから、もう一度本当
の気持ちをお願いしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 質問
の通告
の大綱
が「功罪に関する見解を問う」と、こうなっ
ておるわけで、多少前段、相川議員
の考えをお述べになっ
て、私は、功とすれば功も
ある、あるいは罪とするならこんなものも
あると。しかし市長、あんたはどう思うかと、こういうパターンでご質問になる
のかなと、こう思っ
ておったんです
が、いきなり功罪は云々と、こういうことで
ありましたから、罪というものはそんなにないだろうと。
それは、議員もご案内
のとおり、質問
の中にも書い
てあったんです
が、本市
が関係する、いわゆる各財団法人等
の出資
の割合ですね。これは現在、株式会社ウエーブ滑川
が50.3%、市
の農業公社
が50%、体協というものをちょっと除きますと、それ以外は100%
の出資となっ
ておるわけで
あります。
他
の市町村でも同様に、一般的に出資割合
が最も多い団体
のトップ
が財団
の理事長あるいは社長になっ
ておる経緯から、現在、本市
が関与する財団等
の理事長、社長は、体協を除い
て私
が一応責任者になっ
ておるわけです。
私、以前にも議員からこういう質問
があったと思います。
平成14年に初めて私
が市長になったときに、株式会社ウエーブ滑川
の取締役会に出たわけです。そのときに、初めて
の取締役会
のときに、今は亡き日医工
の田村社長
が「市長、社長は民間
のほう
がいいんじゃないか」とはっきりそうおっしゃいました。発言
の中でその他で
あります
が、「私も同感だ」と、「できれば、田村社長、あなた
が社長になっ
て、従来
の経営手腕云々からこれをやっ
てもらえんか」と、こう言いましたら、すかさず周り
の取締役会を含め
て、「市
の持ち出し
がこんなに多額な中に
あって、いかに名経営者といえども、無報酬で専任
の社長になっ
てやる者ちゃおらんだろう」と。その他
の段階で
あります
が、こうおっしゃった
ので
あります。わずか50点云々で私
が一応社長になっ
ておるわけで
あります
が、後ほどこれ、ウエーブ滑川から手をつけるべきでないかと、こういう部分も
あるので
あります
が、現実に指定管理者制度になっ
て、そのメリット
が発揮された。発揮できるだろうというものは、我々
の行革あるいは集中改革プラン
の中で随分議論したわけで
あります
が、残念ながらなかなか民間
の方
が無報酬で専任
の社長になっ
て、こんなものをやっ
てくれるところは、まずないと思います。ですから、それゆえに他市もほとんど滑川市と同様で
あると思います。
滑川は、そんな中で体協という
のを、いわゆる滑川市
の総合体育センター、これを体育協会にお話
の結果、向こうに指定管理者制度で管理を委託した。
1年間やった結果、従来、委託料を含めますと、わずかで
あろうとも18万円ほど、滑川市
が直接やっ
ていた
のと比較するとプラスになったと。それは、まさに体協
が指定管理者制度
の中でノウハウを生かしながらやった功罪
の功で
あろうと思います。直営でやっ
ておったときには、極端に言うと2,400万かかっ
ておったもの
が、体協に移管したことによって、わずかで
あろうとプラスになった。それ以外というもの、これらを含め
ても、結局委託料
があって初めて
成り立っておる施設なんですね、運営やらすべて。
そういうことを考え
て、社長で専任で民間人
の方にお願いをし
てといっ
ても、受ける人はおらんと思います。仮に受けるとすれば、じゃ私に
1,000万よこし
てくれと。そのかわり
1,500万ぐらいを、このメリットとしてプラスに転換し
てあげる。そういう方でも出
てくれば別ですけれども、ミュージアムでもあれだけ
の持ち出しをやっ
ている中で、人件費も切り詰められるところまで切り詰め
ておる中で、なかなか民間人は受けれん。そういう中で市長
が兼務し
ておると。
しかし、施設管理そのものは独自
の会計でやっ
ておるわけで
ありまし
て、私
が直接社長という立場で
あります
が、彼ら
のノウハウで独自でやっ
ておる。その中で、できるだけ効率よくということで
ありますから、私は、今日
のこういう形態
の中では、そんな大きな罪はないというふうに思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 以前にもこの話は、こういう場ではないです
が、ほか
の場所で一回議論をしたことは覚え
ております。
市長は、民間人を雇うと金
が要ると、こういうことなんですね。適切ではないかもしれないけれども、これに自分にかわる無報酬で代表者を務める者
がいないから、やむを得ずやっ
ておるんだと、こんなお話でございました。
私は、そこで働い
ている人たち
が全部ふまじめだと言いません。まじめに働い
ている人もおれば、そうでない人も
いるかもしれません。社長
が市長で
あり、その運営費
の大半
が市から出
ているということになれば、それは心
の隅でちょっとしたこと
の思い違いも
あるかもしれません。
やはりこの厳しい時代、何とかし
て私は些少
の――些少はよくないな、適切な金額でも払っ
て、民間人を登用し
てみ
て、それでもだめだったら、それはやむを得ない。選択肢
がないわけですから、市長
が兼務をするということはいいと思います
が、はなから何もトライもし
てみないで、そりゃやったってだめだろうと、これはちょっと結論を出すには早い
のではないかなと、こう思います。状況
が違うんです
が、県内、富山市長も、射水
の市長も、それぞれいろんな立場
の中で、その団体
の指定管理者に委託したところ
の代表者をおやめになっ
ている。経営
環境の違いも
ありますでしょうけれども、要はそういう流れをしっかりとくんで、いっときは金
がちょっと要っ
ても、ちゃんとそれで効果
が出るかもしれない。そのことについて、やはり火中
のクリを取りに入るくらい
の、改革志向
のその気持ちを貫い
てもらいたいなと私は思うんです
が、絶対そんなことはしないですか。ちょっと考え方を聞きたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 富山市
の場合、ライトレール
の社長
が今市長からおかわりになった。しかし、ライトレール
のあの会社
のいわゆる参与という方
が社長になられたわけです
が、この参与も市
のOBなんですね。市役所
のOB
がなったと。そういうことで
ありますから、純粋な民間人ではないわけです。
ただ、滑川市
の場合は、いわゆる文化・スポーツ振興財団にし
ても、私は理事長で
ありますけれども、当然理事会
があるわけで
あります。その理事会には、年に一度理事会を招集し、文・スポ
の経営状況を含め、あるいは自主事業を含め
て、理事
の方
がみんな民間人から来
ておられるわけですね。会社
の経営者で
あったり、そういう方々からいろんなご意見を聞く機会
があるわけです。それは事務局も当然出席し
ておるわけで
ありますから、こういう事業については、もっとこう
あるべきでないかとか、あるいはこの程度
の入場料という
のは安過ぎるな。こういうイベントをやるんだったら、3,000円でもいいんでないかとか、そういう機会も
ありますし、あるいはウエーブ滑川ですと、先ほど言ったように、取締役会
があって、民間
の企業
の社長、オーナー
の方々
が取締役になっ
て、それで臨時取締役会をやったり、その都度その文・スポ
の職員も含め
て、いろんな問題を指摘され
ておると。
そういう中に
あって、私も時々ウエーブ滑川に行きますし、あるいは文・スポ
のところにも顔を出すたびに、市から行っ
ておりますけれども、その職員に対してももっとこう
あるべきでないかと、そういう私
の思い等は、あいらぶ湯
の運営についても、会うたびにこう
あるべきでないかということは、私からも指示はし
ておるつもりで
あります。
ですから、私
が兼務し
ていてほとんど行かない、あるいは会う機会
がない、民間人
の発想云々でちょっと兼務し
ておると弱いんじゃないかということは、絶対ないとは言いません
が、私なりに努力をし
ているつもりでおります。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 今
の最初
の質問
の最後には、特に株式会社ウエーブ滑川に手をつけ
てみればどうだというご提案をし
ておるところで
あります
が、市長もご存じ
のとおり、あの会社には常駐
の取締役はだれも
いないんですね。前
の市長さん
のときには、後でたしか県から来られた方に取締役になっ
てもらった。でも、その方ももうおいでにならないし、
1億何々
のお金
の運営費を与え
て、そこで今言われる現場第一主義で、たまにやる役員会でちゃんと意見
の吸収はし
ているし、経営
の感覚も持っ
ているぐらい
の話ですけれども、私はそう簡単なものではないだろうと思いますよ。
1億も
のお金をずっとこれまで、もう開館10年でしょう。もうこれで10億
のお金を使っ
ておるわけですよ。
私は、やはりしっかりと、今特にこの焦点
がブレたらよくないんです
が、市長
が同じ代表者をし
ております文・スポ
の理事長も、今度
市民交流プラザという建物、片や観光施設で
あるほたるいかミュージアム、ここ
のタラソピアも
ありますし、アクアポケットも
あります
が、それをひっくるめたそこ
の代表者
が同じ公設、半ば民営
の中で――後でだれか
の質問も
ありました
が、だからつらい立場に陥っ
ている民間業者もおるわけじゃないですか。この中で体一つしかない、株式会社
の社長で
ある市長、理事長で
ある市長
が、「交流プラザは当分
の間公
の施設として、市
の関係
のは全部あそこで会合するぞ」というようなコメント
の新聞記事も出
ております。市長
が自ら言ったか、だれ
が言ったか、とにかく市
の幹部
のだれか
が言われたんだろうと思います
が……。
〔「そのとおり」と呼ぶ者あり〕
○
15番(相川隆二君) そういうことに対する責任
の重さというものを、市長
の肝いりだから、当然気持ちもよくわかります。
市長になられ
てから
の建物でもございますし、もう今後、あれくらい
の規模
のものはまず想定できないと思いますから、そういう意味では、失敗
があっては大変だと。さりとて前
の市長
のつくったほたるいかミュージアムでも、今
の市長
の責任
の範疇じゃないですか。それにはっきりと区分けをし
て、こっちにもう力入れ
て、こっちは――あまりしないとは言わないけれども、そっちも社長だからね。そういうことで、市民に誤解を与えるようなこと
があってはよくない。
本来なら、株式会社と財団法人ですから、それぞれ
がいい意味で
の競争をすればいいんですよ。そうじゃない、社長自らこっちを優先的に使うという
のが新聞
の記事
のあれだから、私はちょっとむっときましたね。この問題にちょっと関連し
て言うわけですけれども、もう少し代表者で
あれば、二重人格だったら別ですよ。代表者としてどういう言葉をはい
て、どういう行動をとるべきかということをもっとしっかりし
てもらわないと、私は市民からちょっと誤解を招くんじゃないかと思いますね。
このことだけを言っ
ておきたいと思います
が、いずれにし
ても、ウエーブ滑川
のほたるいかミュージアム、これを一度真剣に市
の幹部、内部でご検討し
ていただきたいと思います。
もう一回言います
が、やる者
がいないから、おれ
がやっ
ているんだと。そんなに問題もないし、雇うとなると金
が要ると。それも現実わかる。じゃ、それを一回トライし
てみ
てくださいよ、民間人を。どの程度
の金額になるかわかりませんけれども、そういう
のをやっ
て、仕方ない、やっぱりおれだと。これならいいですよ。今日までその一点張りで、ひょっとしたら、市長
の年代
の人材
がいっぱいおるじゃないですか。定年退職でOBになられ
てね、そういう方
の中で、「まあ、年金に影響ないぐらいならいいかもしれないよ。じゃ、おれ、やっ
てみようか」と言う人
がいるかもしれません。そのほかにも適材
の人
がいるかもしれない。そのことを模索するぐらいは、ひとつ考え
てもらいたいと思います
が、
1番目
の質問はこれで最後にし
て、その模索する気持ち
があるかだけを聞い
ておきましょう。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 反論ではないんですけれども、新聞報道
が事実か
のように今質問されたわけで
あります
が、私ははっきりと否定し
ておきます。できれば、新聞報道でこう
あったと、それは事実かというふうに、まず確認をされた上で質問をし
ていただきたかったと思います。それは私
が全くどこで新聞
が出た
のかわかりません。
ただ、開館以来今日まで、市
が市民会館あるいは西コミ等で行っ
てき
ていた従来
の事業
が交流プラザに移ったという
のは、しいて言うと、ふるさと市民大学ぐらいだろうと思います。あとは、市民会館は市民会館で使っ
ておるし、同時に私からそちらへ市
の行事を集中すると、そういうことは私は言ったことはございません。いみじくもあなた
がおっしゃったように、私はレストラン光彩に行ったときも、あそこ
の光彩
の方々に、いずれ6月11日になると、こっちで民間
のレストラン
がオープンすると、それぞれ
の特色を出し
て頑張っ
てもらわにゃあかんと。いっとき、確かに今あいらぶ湯を含め
て、入館者
が多いと言うんですけれども、これも私は、一つはご祝儀相場的なもの
があるのだろうと、こうお話をいつもし
ておるとおり、民間
の方々も、やっぱり今新しくできたと、ああいう5階建て、展望浴場も
あるよというものだから、民間
の方々
の会合
があそこへ利用
が若干集中し
ておる分
があるかもしれません。
しかし、それは市
が誘導したということは決して
ありません。私
のほうからこっちへ使っ
てくれ、そんなことはないです。強いて言うと、今言ったふるさと市民大学
が、私からそういうあっちへ使えと言ったことはないんですけれども、教育委員会
が独自
の判断で向こうへやられたという程度で
あります。
そして、今言ったレストラン
のほうにも、あの交流プラザ
の周辺
の飲食店街
の方々にも、こちらでレストラン
がオープンし
ても、君たちは君たち
の持ち味を発揮し
て、負けないように頑張っ
てもらいたいと。そうしないと、こちら
の交流プラザだけ
が隆盛し
ても、やっぱりまちは衰退する。そういうことを、私は4月にあの光彩
のレストラン
の支配人になった方々にも機会
あるたびにお話しし
ておりますから、また確認をし
ていただきたいと思います。
それと、ウエーブ滑川にだれか使うかと。市役所
のOBを使いますと、天下りだ云々だという批判も
あるんでしょうけれども、要は民間
の経営者
の方々で、それら
の立場でOBになったと、それなり
の料金で来られる方
がおれば、また検討し
てみたいとは思います
が、やっぱりウエーブはあれだけ市
が持ち出し
ておるんですね。で、経営
の内容を見られればわかるとおりに、人件費も含め
て、かなりもう詰めるところも結構詰め
ていて、行革
の名において、どこをあと削ればいい
のかと。そういうところ
がなかなかない中で、市
があれだけ持ち出し
ておると。そうすると、どなた
が経営者になっ
てき
て、仮に年間500万渡しますよといっ
ても、600万以上
の経費節減を含め、利益を出さなければ、就任した方も何
の意味もないだろうし、そういう方
がおられれば、いくらでも私はそういう方々を面接し
て、すばらしい能力
があるんだったら、採用ということは、考慮することはやぶさかでは
ありません。
しかし、今入ったあの若手
の彼は彼なりで、かつてそういう金融機関に
いたというノウハウを生かしながら、かなりシビアにあちこち飛び回っ
ておる中で、改革にも努力し
ておりますし、いま一人新たに、あのレストランにかつておられたという方も採用しながら、あの方
のノウハウを生かし
て、ウエーブ滑川
の進展
のために頑張っ
てもらいたいと、こういう思いでおりますから、取締役という、そういう方はおりませんけれども、ああいう若手
の2人
が頑張っ
ていただければ、もっともっとよくなる
のではないかなと思っ
ております。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君)
次の質問に行きます。
2番目は、頑張る地方応援プログラム
の第
1次募集
の認定についてでございます。
きのう、残念かな、この制度をおつくりになられた元首相はもうやめ
てしまいました
が、残念なことで
ありますけれども、これは新年度
の事業としてまだ残っ
ておりますので。
そこで、私は担当
の総務文教消防委員会
のたしか3月議会
の付託案件
の審議
が終わりまし
てから、その他で今度新しい頑張る地方応援プログラムというこういう制度
があるが、市長、あなた、これはどうするつもりですかというご質問をいたしました。市長もご存じだと思います
が。要件
がまだはっきり明確でないので、そのうち出たところで考え
て対処したいと、こんな話でございました。
6月議会も、担当委員会で付託案件
が終わりまし
てから、3月
のあの応援プログラムは市長、どうなりましたかと。まちなか再生か何かでやろうと思っ
ておりまし
て、それ
の許可もおりたというようなお話だったと記憶をいたし
ております。
そこで、これは新聞記事で大変恐縮でございます
が、この応援プログラムも、市町村当たり単年度で約3,000万を上限にし
て、3カ年続くんですね。特別交付税みたいなものでございます
が、これは3年間
の継続とは言え、9,000万
のお金
のあれなのに、どの議会
の局面においても、このことについて
の説明は一度もなかった。私
が質問をし
て、概要
の説明は
ありました。まちなか再生
のことで申請をしたらうまくいったんだと、こういうことでございます。
私、この質問を決めるのに、事務局でいろいろお話をし
ておりましたら、インターネットで、市
のホームページに出
ているものを読みました
が、ちょっとがっくりしましたね。
この事業
の中身、コミュニティバス運行事業、まちなか休憩スペース、まちづくり推進、これはアンケートか何かですね。それから奥
の細道サミット、これ全部今年度事業に入っ
ているもの――これでも別に違法じゃないみたいです
が、県内各
1次の募集で認可されたところは、あらかた
が現在実施され
ている事業
の組み合わせ
の内容を申請し
ておるようで
あります。
確かに縦割り行政と言ったら、大変語弊
があるかもしれません
が、その中で
の補助
の二重取りをやっ
ておるわけで
あります
が、私は、私はですよ、この今既にやっ
ている仕事、これからやる事業をあえてこれでやらなければならなかった
のか。もともと比較的こんな財政難で、まち交
の認定を受ければ何とかなるということで走っ
ておったんだから、何もそれにまた、言葉
が悪いです
が、追い打ちをかけるわけじゃないですけれども、それとまた同じものを重複し
てするよりも、なぜこのときに新規
のやらなきゃならないものに、もの
の目
がいかなかった
のか。既存
のものにどうしてもしなきゃならなかった
のか。よそ
の自治体もみんなほとんど既存
のものをやっ
ておるらしいですけれども、私はこれはいかがなものかというふうに思います。これは私だけかもしれませんけれども、市長はどんな思いでこのまちなか再生を申請された
のかをお聞きいたしたいと思いますし、もう認可ももらっ
ておるわけですから、3カ年はどういう事業を具体的にやる予定な
のか、これをお聞きいたしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 実は私も、頑張る地方応援プログラムと、この担当者
が、実は以前にもお話ししたとおり、3月まで富山県
の財政課長をし
ておられた方
がここへ行っ
ているんですね。そういうことで、私も4月でしたか、国へ行ったときもここへ寄っ
てきまし
て、滑川
が何か出したらひとつ頼むぞと。こんなお話をし
ていたわけで
あります
が、残念ながら議員
がおっしゃったように、私も実は新規で事業を組む
のかと、最初そう思ったんです。その時点では、詳細は僕はわからなかったものですから、「滑川
が何らかの形でアクションを起こしたときには、また力になっ
てくれ」と、こう言い方をし
ておったわけです
が、残念ながら新規というよりもむしろ、例えば新聞報道でもされたわけです
が、工業出荷高
がどうのこうのとか、出生率
が上がったらどうのこうのとか、人口
が増えたらどうのこうのとか、こういうところには交付税云々だとかと発表されたんですね。
でも、よくよく考えたら、じゃことしから頑張るといっ
て、そういう結果
が出るまで数年かかるわけなんですね。ですから、過去取り組んだ成果として
あるものを出しなさいと、それは結果として評価できるんだと。そういうこと
が主で
あるということを、後ほど私も理解したわけなんです。今どこ
の市町村でも既に取り組んでおった、そういう事業を皆上げ
ておるわけです。そういうことは、多少私も勘違い
の部分
があったんです
が、しかしそういう制度
があって、縦割り
の中で2つも3つもやるとおっしゃるけれども、出し
てもらえるもので
あれば、やっぱり滑川市も有効にそれを活用したい。そういう部分も
あって、滑川市として
の取り組みをしたわけです。詳細は、また部長
のほうからお答えしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) 今
のお尋ねについてお答えしたいというふうに思います。
頑張る地方応援プログラムに関することなんです
が、結局、いろいろなホームページで見
ても、確かに既存事業でいいとか、そういったものは全然出
ていなく
て、最終的にはQ&A
の形
が出
ていまし
て、そこから始まっ
ておるわけでございます。
それで、一番最初に、「既存
の事業を含めた形でプロジェクトを策定し
てもよいでしょうか」という質問に対しては、「既存
の事業についても、プロジェクト
の対象となり得るものです
が、改めて頑張る地方応援プログラムに位置づけること
が必要で
ある。ただプロジェクト
の具体
の成果目標を掲げるために、住民へ
の公表を行っ
てください」というような状況になったということで、基本的には既存事業でもいいということになったわけでございます。
それで、なぜ滑川市としては、今まちなか再生
の関係
のプロジェクトを申請したかと申しますと、19年度予算でも市長
が説明され
ていたと思うんです
が、「キラリと光るまちづくり」というものを滑川市政
の重点事業として掲げ
ております。その中で中心市街地活性化プロジェクトを重点に掲げ、それを
市民交流プラザの建設とかコミュニティバス
の運行等、まちなかで
のにぎわいを再生するさまざまな事業に取り組んで
いるということで、この取り組みを応募したということでございます。
それと、見
ていただければわかると思うんです
が、実はほか
の市町村、全部で県内で13申し込んでおります。ただし、魚津市では4つ
のプロジェクト、小矢部では6つ
のプロジェクトという形で、いわゆる3,000万円
の限度額
があるものですから、滑川市としては、厳しい財政状況に
ありますので、少しでも有利な財源は最大限確保しなければいけないという観点から、この事業を当てさせ
ていただいたということでございます。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 先ほど私
が言いましたコミュニティバス、まちなか休憩スペース、誘導サイン、街なか散策マップ、それからアンケート調査、奥
の細道サミットに関連する費用、これは既に、既にですよ、予算化
のし
てあるものを、これまた財源としてお金
が来るわけですよね、そうなんでしょ。これ、議会に諮っ
て、ちゃんと予算づけし
てあるわけや。これをまた今どんな形だろうと、二重に来るわけだ。じゃ、そうしたら、その分だけその事業に財源として充てるように決まっ
ていたもの
が、それ
がまた余分に来
ておるわけだから、余分に来るわけでしょ、そのお金
が。同じ事業で2つ
の財源
があるわけだから。そういうことだから、このことについて、いや誤解
がありそうなら何か……。これはあざけり笑う
のは大変失礼だと思いますよ。だれとは言わんけれども、間違っ
ているんだったら、ちょっと言っ
てくださいよ。
○議長(砂原 孝君) 笹林総務部長。
○総務部長(笹林一樹君) 相川議員
が、頑張る地方応援プログラムということで、多分市
のホームページからダウンロードされ
て見られたものだと思うんです
が、いわゆる事業費としては
1億300万ということで、全体
の事業経費になっ
ております。
ただし、19年度については5,315万4,000円ということでございます
が、これは全体
の事業費でございます。だから補助金とかそういったものも含めた金でございます。
ただし、頑張る地方応援プログラムは、つまり市
が出した一般財源、その限度額を示し
ているわけでございまし
て、市
が出した一般財源
の部分に充当したというふうに考え
ていただければということでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) いずれにし
ても、議員
の私どもに示したものと、新たに知らないところで一般財源
の分
の補てんをし
てくれる財源
ができたということなんです。そのことを説明しない
のは、まずおかしいと言いたいわけ。言わないとおかしいんじゃないですか。
いやいや、あんたは答えんでもいい。僕
がまだ言うてないんだからね。
この事業そのもの
の説明もなかったというから、この
原点はここから始まっ
ているので、一度今議会
の総務文教消防委員会でも、その他ででもゆっくりご説明をし
ていただきたいと思います。このことについて、もうこれ以上時間をかけたく
ありませんので、
次の質問に行きます。
次は、
市民交流プラザの利用促進、さらなる魅力向上策について。
先ほど原議員もいろいろとご提言
のあったところで
あります
が、まず第
1点目として、これだけ市民
の注目やら、議会もいろいろと議論沸騰いたしました
が、これだけ
の建物をつくっ
て、先ほども言っ
ているのは、たくさん
の人に来
ていただいてる。いや、たくさん
の人は、入浴に来られた人はわかっ
ていますよ。役所
の方
が来られた
のはどれだけかわかりませんね。それから食堂は経営し
ておると、何人ほど来られたからわかりますよ。なおかつ管理は財団法人文・スポ
がやっ
ている。
1階で、窓口で。この館にこの3カ月で何万人
の方
が来られたんですか。これをお聞きしたいと思いますね。
これは大体これだけ
の鳴り物入りで建った建物だから、それぐらい
の準備はし
ておられ
てしかるべきだと、こう思います
が、このことについてご答弁をお願いします。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君)
市民交流プラザの来館者、総来館者というお話だというふうに承りました。
市民交流プラザの来館者につきまし
ては、入浴施設や軽運動室
のように、一人一人
がチケットを買っ
てやるものについては、券売機で人員
の把握、それから部屋をお借りするというものは、申し込み時に人数を書い
ていただくもので人員を把握し
ております。
入浴者数だとか軽運動室につきまし
ては、先ほどから数字を出し
て、提案理由にも書い
ておるところでございまし
て、各部屋
の利用者につきまし
ても、先ほどお答えをし
て347回
の6,767名ですか、こういった数字
が挙がっ
ておるわけでございます
が、今ほどおっしゃったとおり、テナントさん、それから
1階
の交流サロン、2階
の事務部門を市で、展望だけにいらっしゃるという方
の人員把握につきまし
ては、現在把握し
ていないという状況でございます
が、たまたま初日オープン
のときに、用意し
ておりました2,000枚
のパンフレット
がほとんどなくなったといったような状況もございまし
て、オープン当日は2,000名弱
の方
がいらっしゃったんではないかというふうに考え
ております
が、先ほど言った数字も、例えば軽運動室を使っ
てからおふろへ行くとか、部屋をお借りし
ておふろを行くとかということで、数字的にはその数字
がみんなプラスするものではなく
て、ある程度ダブっ
ているものも
あるというような形ですけれども、残念ながら総入館者については、把握し
ていないというところでございます。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 入り口
が3カ所
ありましたね。カウントする装置はそんなに高いものではなかっただろうと思いますけれども、これに今まで
の経過を含めると、そういうことにだれか
が気がつい
て、全館でどれだけ
の市民
が――市民に限らずですよ。入館し
ているのかということぐらい、だれも気がつかなかった
のかなとちょっと寂しい思いでいっぱいでございます。もう少しこれまで
の流れを考えると、やはりふろ
のそれぞれ
の利用をみんな市民
が集っ
て使うわけだから、やはり揺れた議会
の中でそれぐらい
のサポートはすべきだったと思います
が、これは時既に遅し
の話で
あります
が、これはだれ
がどう反省するということでは
ありませんけれども、関係者としては、それなり
のちょっと配慮
が足りなかったなという思いをし
ていただきたいなというふうに私は思います。何もここで謝っ
てくれとは言っ
ておりません。それぐらい
の気構えは持っ
てもらいたいと思います。
そこで、今度ちょっと違った話になります
が、先ほど
の原議員もこの駐車場
の話もちょっとし
ておいでました
が、プラザに入居になっ
ている職員、市
の関係も
あります
が、利用される方
の車、プラザでお仕事をされる方
の車、それから一般市民、一般
の人
が来館する
のに乗っ
てこられた車、僕は担当委員会じゃないのでわからないんです
が、あそこ全部
が二百数十台だとかという話です
が、全部
が一般市民、要は一般市民を含め
て、来訪される方
の専用駐車場だと私は思っ
ておりました。
ところが、実はあそこへ行きますと、まだ何とか
の会社
の車、団体
の車だとかという
のが結構
あります。
先日、私
のところへ苦情
の電話をかけ
てくる中年
のおばちゃん
がおりました。名前を言うわけにはいきません
が、私、きのう交流プラザへ用事に行っ
て車を止めたら、ここはどこどこ
の団体
の駐車場だから、これ動かし
てくださいと言われた。これはどうなっとる
がかと私
のところへブーブー文句たれられたんですけれども、いや、それは何か
の間違いじゃないですかと言っ
ておったんですけれども、どうもこれはあそこに入っ
ている役所を含め
て、関連
の方
の専用駐車場にもなっ
ておる
のかなと、こう思うわけで
ありますので、ここを改めて明快に、本来
の方針はどうで
あるのか、ここをしっかりし
てください。聞かせ
てください。
○議長(砂原 孝君) 浜田
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(浜田茂行君)
市民交流プラザが今使っ
ております駐車場について
のお尋ねでございます
が、
市民交流プラザとエール
の駐車場につきまし
ては、約400台ということで、これは計画時からそういうお話をさせ
ていただい
ておるところでございます。
そのうち、現在、
市民交流プラザ周辺につきまし
ては、約200台程度
の駐車スペース
があるわけで、そのうち今公用車等
の話、中におるいろんな事務所なり
の車
のことだと思います
が、基本的にはあそこ
の今お借りし
ておる駐車場は、エールさんも使われる。結局、お客さんにはなかなか名札をつけ
てくれというわけにはいきませんので、エールさんを使われる方、交流プラザを使われる方、反対側
のタカマツ
の駐車場につきまし
ても、混在をし
ているというような実態でございます。
職員
が、非常勤
のヘルパーさんも平均的に出
てきたとしても、約80名というふうに考え
ておりまし
て、公用車
が私ども
の把握で約30台でございます。基本的には、職員
の車という
のはみんな専用駐車場に置い
て、公用車に乗り換え
て現場へ。これは大体8時過ぎには、今
の駐車場へ来
ていると。これは平日
の話でございまし
て、約30台
の公用車等
があるわけです。
それで8時半、9時に一応各事務所、いろんな作業
の打ち合わせ
が終わりますと、例えばホームヘルパーさんなり訪問看護ステーションという
のは、ほとんど
の車
がそういうふうに出
ていくわけです。普通
のオープン時には。ですから、平均しますと、約半数ぐらい
の車
があそこ
の駐車場に
いるのではないか。その日
の事情によって、若干違うと思いますけれども、その車も夕方5時半になれば、専用
の近隣
のそれぞれ決められた駐車場へ戻っ
ていっ
て、職員
が自分
の車と乗り換え
て帰宅するといったような形で、夜
の駐車場は全くがら空きですし、日曜日も公用車
が来
ている。たまに仕事で来るかもしれません
が、ないということでございます。
それで、そういうふうに把握し
て、そういうふうに一応指示はし
てございます
が、再度実態調査をし
て確認をし
て、そういう指示をしたいと。できるだけ公園側に車を置い
ていただけないかということで、指導はし
ておるわけですけれども、たまたま一回出
ていっ
て、今度はそこらへん
が埋まると、またほか
のところへ……。先ほどおっしゃったような、ここはここ
の駐車場だから、どこかへどけ
てくれということは、僕は絶対ないというふうに思います。そういうことを言う事業所も中に
いないし、どこに決められたところもないですので、そういうことはないというふうに考え
ております。
これからもそういったいろんな指導を徹底しまし
て、来館者
が利用しやすい駐車場
の管理を行っ
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) 絶対ないということはない。絶対
あったので、すみません。
で、検査され
て、恒常的にいつも30台と言われれば、20台
あるのなら20台分、どういう団体で、どういう団体でどこだと、しかも一般市民にわかるように表示をし
て、駐車するように徹底し
てください。これお願いし
ておきます。
それでは、
次行きます。
次は、のる my car
の話です
が、かなり好調で大変いいことだと思います
が、しかし裏を返すと、市内
の商業者
の皆さん
の1,000円買ったら
1枚ただでお渡しをし
ておったようなところ
の効果
がかなり
あるようでございまし
て、なお、これもかなり
の効果
があるんだけれども、もう8月でもうやめるわと。多分耐えられないんでしようね。
1,000円買っ
て100円
のものを渡したら、合わないよそれは、だれだって。途中で渡し方を変えられたようないきさつもちょっと聞きました
が、いずれにし
ても、このこと
があって、この交流プラザ、特に入浴するところ
が、多分それなり
の成果
が出たんじゃないかと思います。
そうしますと、これを今度商業者
の方はもうかなりボディーブロー
が効いたから、なかなか続け切れないところへもっ
てき
て、市
のほうからぜひ続け
てやっ
てもらいたいと、こういう要望を出されたという提案理由にも書い
てあったと思います
が。いや、これはちょっと市長、無理じゃないですかね。これはやっぱり何らかの方法で、少しぐらい支援をし
て渡す
のが、まして民間
のほうから頼まれ
てやられたといういきさつは聞い
ていないので、多分自発的に商業者
の皆さん
がやられたんだろうと思いますね。これ、先行されたわけだから、何らかの形で続けようとすれば、それは形を変え
てでも、何らかの形で支援をし
て当たり前でないんだろうかなと私は思います。このことについて、結論は出すべきだと思いますけれども、私は、どういう方法でどの程度支援するかは別として、何らかの形でこの交流プラザ
の、特におふろも中心にした利用促進
のため
の手段として継続すべきというふうに思っ
ておりますので、ご見解をお願いいたしたいと思います。
あわせ
てもう
1点、実はとても変わった人
がおられまし
て、このバス
の利用もいいし、ふろ
の利用もかなりいいと、こんな
のなら、市民にそれぞれ3万4,000人おれば、バス
1回100円か、340万円ほど
の金をかけ
て、市民全体にバス
の券を渡せばどうだと。ただし、これは交流プラザだけ
の促進というわけにもいきませんので、深層水に絡む関係
のところに限定し
て使えということはできませんけれども、とにかく市民
の皆さん、老いも若きも子どもさんまでぜひ乗っ
てくださいよという意味を込め
て、とりあえず
1年間やっ
てみる気は
ありませんでしょうかという、私
のところへわざわざご提言に来られた人
がおられました
のです
が、私もなかなかいいかなと思いました
が、でもあまりにちょっと短絡的かなと思いますけれども、やっぱり一般市民からし
てみれば、これだけふろも調子いい、バスも調子いい、これならうちみんなでちょっと行っ
てみっかというようなところも
ありますしね。バス
の券を一度そういうことでやっ
てみようということについて検討し
てみる気
あるかないか、これは市長にお聞きしたいと思います、2つ。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 最初、100円、いわゆる
1,000円以上
のお買い上げ
の方に無料乗車券、提案理由説明
の中でも申し上げたとおり、かなり
の比率を占め
ていると。それ
がのる my car
の乗車率、乗車数を底上げし
ておるんだろうと思います。
ただ、自発的にやられたことは間違いないので、しかし私は商工会議所
の議員総会等においても、滑川
の工業は元気で頑張っ
ていると、工業出荷高は順調に伸び
ておると。中心市街地
の空洞化を含め
て商業
が若干停滞し
ている部分
があるのかなと。今度、仕掛けとして、市は交流プラザを市街地
の活性化も含め
て建設することになった。今度は商業者
の方々
がひとつ知恵を出し
て、あそこに集いにぎわう人々
の流れをどうそれぞれ
のお店に誘客するか。これは商業
の方々
が知恵を出し
ていただかなければあかん部分だろうと、こういうことをかねがね僕もお話しし
ていた。それだったからなったかどうかは別として、小売商店連合会ですか、商業連合会
が自発的に
1,000円以上お買い上げになった。8月いっぱいでおやめになっ
て、9月いっぱい使用できると。
ただ、やっぱりそれは、1つは双方
がそれぞれ
のメリット
があるということでないとなかなか踏み出せなかったのでなかろうか。しかも、それは無料乗車券を発行されたお店
が、後日精算
の形で自分
のお店で
1カ月に10枚発行し
ていたということで
あれば、
1,000円商店街でやられると。その店を利用されなかったら、そのお店は何ら負担
がないわけですね。トータルとして、お買い上げになった後、年間を通していろんな割引セールだとかイベントをやられるわけですね。今回はゴールデンウイーク
1割引セール、2割引セールと、そういうセールからすると
1,000円以上お買い上げになっ
ても、100円
の無料乗車券、片一方、割引セールだといっ
て、2割引だというと、5,000円
のもので買われると
1,000円割引せなあかんわけですね。そういうものと比較し
ても、それぞれ
がメリット
あった
のでないかと思います。
ただ今後、これ今8月いっぱいでやめるということで
あったわけです
が、自発的にこれをどう判断されるか、それによって乗車率
がどう下がるか。やっぱりそれ
が3カ月ぐらいになったら、またわかるだろうと思います。そういう中で双方
が考えると。
第2点は、何らかの形で無料乗車券を
1世帯
1枚か、あるいは人数に応じ
てと、こういうことで
あります
が、しかしコミュニティバスはもう100円ということで、最低料金なんですね。最低料金をまだそれを全世帯すべて
の人々に無料
の乗車券という
のは、私はいかがかと思います。
人間という
のは、そうなっちゃあかん
のだけど、仮に100円
の券を3万4,000人に
1枚ずつ配布すると、
次、人間という
のはあいらぶ湯
の無料入湯券ぐらいは出すべきだと、必ずそうなるんですね。それを出すと、バスに乗っ
ておるとき、
1本ぐらい深層水
のペットボトルぐらいサービスしろと。世界
の古代
の文明史で崩壊し
ていったという文明史を読むと、大体そういうパターンなんですね。100円とは最低料金で
ありますので、それ以上、私はそこで新たな行動という
のは今
のところ考え
ておりません。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) ただ
のバス
の券は、それはそれとし
て、小売業者
の皆さん
の熱意
が、やめると言わないで、とにかくまた続けるぞということ
が僕は前提だと思います
が、その中でまた役所と打ち合わせをするなり何かされたら、当然そのことについては、相談
がされるだろうと思いますけれども、そのことについて意見を求めることにします。
次の質問へ行きます。
次は、4番目
の足湯
の新設でございます
が、まとめ
て言います
が、もともともう既にでき
ておるわけでございまし
て、逆戻りするような質問で大変恐縮でございます
が、もともとトップシーズンは決まっ
ておるんですね。雪
の降らないとき、それから寒くならない、風
が強くならない。要は、シーズンオフは、10月から4月ぐらいまでですかね。これはシーズンオフになるわけ。宝くじで約3,000万円ほど
の予算だった。実質は2,400~2,500万ほどでしたかね。これでやるということでもうでき
ておるわけで
あります
が、はなからシーズンオフはもう何もしないということでやった
のか、いやぁ、シーズンオフはどこか、タラソピア
の前ででもやろうと思ったけれども、予算的に無理だった
のか、これをちょっとお聞きしたいと思います。
それともう1つは、100円
の協力金をお願いしますということで
あります
が、全く無管理なんですね。だれもあそこは管理人
がいないので、あそこでけがし
て何しようと、そら、あんた、自分
の自己責任ですと言わんばっかりで
あります
が、こんな100円ほど
の協力
の要請をし
ておきながら、だれも管理人
がいない。これは無管理状態でいい
のかどうか。行政責任は、あそこでけがしをしたり、何か
があったとき、公共施設だから、保険入っ
ておるから大丈夫だと、こんなばかな答弁はし
てもらえませんよ。無管理で本当にいい
のかどうかということを私はお聞きをいたしたいと思います。これだけ3つお願いします。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 当初、タラソピア
の前でやっ
ていたと。あれも、年間60~70万ほど設置、撤去ということで経費
がかかる。温めた温水もあそこへ運ばなきゃあかんということで、やっぱり60~70万かかっ
ておったんですね。かかっ
ておる中に
あって、あの足湯
のいわゆる器といいますか、ビアだる
のような、あれ
が木製で
あって、かつあそこにいわゆる枠
が鉄で、どうしても塩分ですからさび
てくるということで、老朽化しつつ
あったと。どうするかという矢先にこういう制度
があるということで、それを活用してやればどうだと。
そのときに、当然、設置場所はどこ
がいい
のかと。やっぱり賛否両論
があるわけです、どこへ持っ
ていっ
ても。もともと
のところでやれば、人前に何かさらしもんにされ
ておるような気
がするから、おかしいという人もおるし、タラソピア
の入り口で
あったから、ちょうど便利
がいいという人も
いる。
しかし、もともとこのタラソテラピーという
のは、塩
の香り、
自然の中で海を眺め、景色を眺め
て、磯
の香りを吸収する、これ
がもともと
のタラソテラピーで
ある。そういう
原点に立ち返ったときは、むしろ現在新しく設置した場所
のほう
がいいだろうと。ただ、そこでやると当然管理
がどうするかと、こういう問題になったわけで
あります。
管理といいまし
ても、いわゆる営業時間すべてだれもそこを巡回しないということでないので、あの建物
のところには当然ウエーブ滑川
の事務所
が下に
あるわけで
あります。ですから、午前中、何回もあそこを巡回、でないと機器をいたずらされる部分も
あったりするものですから、あそこを巡回しながら、無管理状態ということではないと思います。オープンした10時ぐらいから4時ぐらいまでには、何度もあそこには足を運びながら、利用状況等も把握しながら安全管理にも努め
ておる。
そこで、有料、無料で
あればいい
のかといいまし
ても、無料で
あったとしても、やっぱりその施設に瑕疵
があった場合には、多少
の責任を問われる部分も
あるんだろうと思います。
しかし、そういうことで新たに人を配置するといっ
ても、これも経費
がかかると。やっぱり無人
の中で、多少年間ランニングコスト
の一部にでも充てるということで、協力金ということをやったわけで
あります
が、しかし無管理状態ではないということを、全く営業し
ておる時間、オープンし
ておる時間帯、だれもあそこを巡回に来ないというわけでないんですから、ご理解いただきたいと思います。
それと、当初からシーズンオフはやるつもりでなかったかと、こういうことで
あります
が、計画では恐らく冬期間は雨風、そういうもの
が強いから、冬期間はまず無理だろうし、やっぱり1月、2月にし
ても無理だろうと。そんなことを考えれば、従来どおり春先から秋口までかなと、こう言っ
てオープンしたことは事実で
あります。シーズンオフはやらないと。当初は私はそう思っ
ております。しかし、結構
1日平均300人は利用し
ておられるんですね。当初4時ということで
あった
ので
あります
が、管理
がウエーブ滑川で
ありますから、そういう事情を考えたときに、5時ぐらいまで延長し
ておると思います。そこはやっぱり条例で時間設定し
ておるんじゃなく、じゃ民間
の融通
がきくという部分だろうと思います。そういうことで、利用状況を見ながら、仮に
1カ月延長しようということで
あれば、またウエーブ滑川
が判断で十分やれると思います。
ただ、冬期間というと、やっぱり1月、2月というこのあたりは天気
のいい日も
あるけど、トータル的に言うとやっぱりなかなか難しい部分も
あるのかなと。ウエーブ滑川に、また私
の考えも伝えながら、弾力的に運用できるようには対応したいと思います。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) それでは、最後
の質問に入ります。
ことし、県
のほうで、国
の制度として企業立地促進計画という、これは計画法かな。こういう法律
ができまし
て、富山県内では全県を一つ
の範囲として、IT関連、医薬品、機械・金属、この3つ
の分野で富山県内100カ所、約2,600ヘクタールを重点地区として指定をし
て、企業誘致を一生懸命やろうということでございます。これは国
の第
1番目
の認定、多分もう出たんだろうと思います
が、これについてちょっとお聞きをするわけで
あります
が、100カ所、これは2,600ヘクタール指定するとされ
ています
が、市はどういうお考えな
のか、県と
の何かすり合わせ、まだこれからな
のか、ちょっとよくわかりませんけれども、これを1つ。
もう1つは、どこにその地域
の指定をするかと。単純に工業だから、準工
が工業地域でないとできないだろうというふうに思います。そうしますと、そういう地域でやるか、もしくは滑川市内は全部都市計画区域内ですから、俗に言う農振地区、白地地域でやる
のか、これはどういう考えな
のか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 高田
産業民生部長。
○
産業民生部長(高田健作君) 相川議員
の企業立地促進計画について
のご質問です。
まとめ
てのご質問ですので、まとめ
てお答えをさせ
ていただきます。
本年4月、地域
の特性や強みを生かした自治体
の企業誘致を支援し、地方
の経済活性化につなげる目的で、「企業立地
の促進等による地域における
産業集積
の形成及び活性化に関する法律」、これ
が正式名称でし
て、いわゆる企業立地促進法
が成立をいたしまし
て、6月11日に施行されました。
富山県及び県内全市町村では、支援に必要な富山県企業立地促進計画、これを法律に基づき国に申請をいたしまし
て、本年
の7月30日に全国10県12地域とともに第
1号として国
の同意を受け、決定をしたところでございます。
計画
の概要につきまし
ては、県内へ
の集積を目指す業種として、今議員ご指摘
のIT関連製造業、それから医薬品関連製造業、機械・金属関連製造業
の3業種を指定し
て、県内全市町村を集積地域として指定をし
ているものでございます。
その集積地域
の中でも、工場立地法
の特例措置など
が受けられる重点促進地域、こういうもの
がございます
が、その重点促進地域に、議員
が言われました面積、県内101地域合計約2,608ヘクタール
が指定されたところでございます。
集積地域になりますと、その企業においては、県から「企業立地計画」
の承認を受けることによりまして、償却資産
の特別償却、それから不動産取得税及び固定資産税
の減免
が受けられるなど
の税制上
の優遇措置
がございます。また、重点促進地域内に立地した企業につきまし
ては、加え
て工場立地法で20%以上と定められ
ております工場敷地
の緑地面積、この緑地面積も周辺
の環境に合わせ
て緩和されるなど
の支援措置
がございます。
ただ、これら
の措置
の詳細につきまし
ては、まだ確定をし
ていない部分
がございまし
て、今後、県と協議しながら、市
のほうでも条例化
が必要な部分
がございますので、必要条例等
の整備を進めたいと考え
ております。
それから本市です
が、本市では、辺地に係る公共的施設
の総合整備に係る財政上
の特別措置等に関する法律、いわゆる辺地法です
が、辺地法に定める辺地、東福寺・東福寺野、蓑輪、大日
がございます
が、その3辺地地域を除くすべて
の地域
が集積地域となっ
ております。
それから、既存
の工業団地、工業地区、これは7地域
あります。この7地域、計203ヘクタール
が先ほど言いましたいろんな恩典
が与えられる重点促進区域
の指定をされたところでございます。
今後、企業
の意向等を踏まえながら、白地地域も含め
て重点促進区域を拡大したいと考え
ておるところでございます。
以上でございます。
○議長(砂原 孝君) 相川議員。
○
15番(相川隆二君) どうもありがとうございました。
最後に、1つだけ、ちょっとお願いをいたしたいと思います。
交流プラザ
の利用者
のカウントをし
ていない。だけれども、いろんな要素を集めれば、何人ほど入ったかという
のはわかりそうなものだろうと思います。類推でもいいですから。これは何らかの機会に担当委員会に出され
て、また一般議員にもその資料を明細をつけ
て、明細――それは推測
のところも
あると思いますよ。積算でやれるところも
ありますし、だからあとは推測でもいいですから、一回出し
てください。
これは要望し
て、私
の質問、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(砂原 孝君) 14番上田昌孝君。
○
14番(上田昌孝君) それでは、通告
の4点について質問をいたします。
1番目は、命
の教育というところで
あります
が、質問をするにあたって前提として命
の教育です
が、この
自然災害で失われる命とか、テロによって失われる命とか、学校へ
の侵入者
が子どもを殺したという例も
ありました。そして、子ども同士
が子どもをいじめ
て殺すということも
あります。親
が子を、子
が親を殺す。
それから、大量
の自殺時代に入っ
ておりまし
て、大人も随分死ぬ。子ども
の自殺まで
あるわけです。
そういうことで
ありまし
て、まず、小学校、中学校で命
の教育という
のは、大きく大づかみで結構ですから、まず教育長にそのあたりからお話しいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋教育長。
○教育長(中屋久孝君) ただいま命
の教育を小中学校でどうし
ているかというお尋ねだと思います。
今年度、県
の教育委員会
がいじめ
の総合対策というふうな授業
の中に、命
の教育という授業を位置づけ
ておりまし
て、先般、寺家小学校で開催されました日野原先生
の4年生を対象とした授業も、その一環というふうな形で行われ
ております。
今、学校におきましても、これだけ自分たちで危機管理をしなければいけないというふうな状況
の中で、各学校ごとに機会をとらえ
て、子どもたちにその旨教育をし
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) そこで、通告に
ありますように、具体的な枝に入ったところでAED、これを私は実はことし
の日本教育新聞
のサマー・ソリューション・フェア
の講義を聞くというか、先生方
の勉強会
の中に潜っ
て、先生方
がどういうふうに子どもたちに教えるか、教える先生方
の勉強会に参加したわけで
あります。
そこで、このAEDを使える
のは、もう中学生ならだれでも使えるだろうと、そしてまたスポーツ活動や何とかで、学校で突然心肺
が停止し
てしまうと、こういうことになったときに、対応
がすぐできなきゃいけないだろうと。子どもで十分できる
ので
ありまし
て、これをしっかり教育
の中に入れ
ていただきたいと。
そこで、県
の教育委員会にもちょっと尋ねました
が、3時間
の講義でもっ
て資格を取るとか、最低3時間
が必要だと。保健
の時間
の中に、3時間を差し込むことはなかなか難しいよと体育課長、スポーツ課長
が言っ
ておりました。そういうことも
あります
が、私は、これは全部
の生徒
が一通りやっ
て、一生使えるこの対応措置を、AED
の使い方をやっ
てもらいたいと。
救急車を呼んで、来る
のに平均約6分、滑川も6分くらいかかっ
ております。その6分間
の間
のこの対応によって命
が救われると、こういうことで
ありますので、ぜひやっ
ていただきたいと。それで教材は、胸部から頭まで
の空気を入れれば、人形
が広がっ
て一定
の大きさになっ
て、それをマッサージをし
て蘇生するという、こういうもので
あります
が、それを全部
の生徒
がぜひ経験し
て覚えると、緊急
の場合
の人をまず呼んで、そして本人
の呼吸を確認し
て、そしてマッサージをするというようなことを全部
の生徒にし
ていただきたいと。そのことについて、教育長にはぜひ取り組みに対する考えはどうかお伺いしたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 中屋教育長。
○教育長(中屋久孝君) ただいま
のご質問は、中学生
が万が一という事態にAEDを使えるようにというお尋ねでございます。
このことについては、中学生ばかりでなく
て、それこそAED
が必要な万が一という、そういう場面に遭遇した全部
の方々
が取り扱えるという
のが理想で
あるというふうには思うわけで
ありますけれども、ご存じ
のように、AEDにつきましては、平成18年6月に児童・生徒あるいは体育施設利用者等
の万が一
の事態に対応するために、市内全小中学校に設置をいたし
ておるところでございます。
このAED
の活用
のために、これまでいわゆる受講をいただい
てきました
のは、教職員あるいは体育指導員、スポーツ少年団
の指導者
の方々あるいは体育施設
の利用者
の方々、こういった方々を対象に救命講習に合わせたAED
の講習会を随時行っ
てき
ているところでございます。
学校で
の講習会につきまし
ては、まず教員を対象に平成18年には6月に実施をいたし
ております。このときには53名
の受講でございました。今年度も6月に開催をいたし
ておりまし
て、42名受講というふうな形になっ
ております。
お聞きをいたしますと、中学生
が14歳
の挑戦事業
の中で、AED
が学校に設置前
の平成11年度から毎年10名程度講習をいただい
てき
ておったというふうな実績
があるようでございます。19年度も13名、14歳
の挑戦事業
の中で受講予定というふうにお聞きをし
ておるところでございます。
今後は、ご指摘
のように、緊急時には生徒にもAED
が活用できるように、中学生を対象とした講習会も計画をし
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) いずれにしまし
ても、この心肺停止は、先ほども言いましたように、いつどこでどういう状況で起こるかわからない事故に対応するということでございますので、先生
がいなく
ても、これ
が対応できなければ大変なことになるわけで
あります。
実際に全国的には、毎年幾つか
の命
が救われ
ているという事実
がありますので、ぜひ全生徒
が一生
の知恵として、技術として持っ
てくれるように配慮いただきたいなと思います。
それでは次に、職員数削減と適正化というところに入ります。
「質素にし
て、最小限
の行政サービス
が整っ
ているまちって、どんなまち」というテーマで考え
てみたいなと思いますし、「行政に頼らないで、住民で守れるまちって、どんなまち」、そんなことも裏側
のテーマで一緒に考え
てみ
てもらいたいなと思います。
そこで、職員定数
の適正化計画は、平成22年までに5%減
の13人という計画
が発表され
ておりますので、それは承知いたし
ておるところで
あります。
しかし、これは全国的に国から
のトップダウンというような形で
の、それに合わせた計画だというふうに理解をし
ておりまし
て、本当は滑川市
の行政
の中に
あって、適正人数は滑川市独自で責任を持っ
て立てるという
のが本当だろうと思います。だから、このパーセンテージに頼った計画を、少し無視し
ていく
のが本当じゃなかろうかという
のが私
の考え方で
あります。
必要なサービスをしっかりやると、そして先ほど言いましたように、コンパクトにできるところは思い切っ
てコンパクトにし
ていくと。で
ありますから、13人は多い
のか、13人は少ない
のか、それも含め
て、結果は別
のところに
あるような気
がするわけです。
そこで、このトップダウンでなく
て、滑川市
の人員計画はどのようにやられるかお答えをいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) ただいま
の質問でございますけれども、滑川市独自でやれという趣旨
のご質問で
あったかと思います。
ご案内
のとおり、滑川市
の職員につきまし
ては、住民人口に対する職員
の数につきまし
ては、県内10市
の中でも最も少ないものとなっ
ております。
そこで、総務省
が定め
ております地方公共団体
の定員モデル、これは滑川市とよく似た人口類似団体でございますけれども、この定員モデルでも一般行政部門、これは市
の全職員から、教育職員、それから消防、水道、下水道を除く職員でございます。一般行政職員で57人、いわゆる定員モデルよりも、現在もう57人は少ないよと。それから、普通会計ベース、これは今ほど言いました職員に教育と消防を加えた職員でございますけれども、これは92人
の大幅な減員と。いわゆる類似団体から見ると一般行政部門で57人、それから普通会計ベースでは92人
の大幅な減員となっ
ているということでございます。
それで、このように滑川市につきまし
ては、決して国から
のトップダウンということではなく、従来から独自に計画的な職員数
の抑制と定員管理
の適正化に取り組んできたところでございます。
そういうことで、今後とも引き続き住民サービス
が低下しないよう職員
の質
の向上等を図りながら、より一層
の適正化に努め
てまいりたいと考え
ております。
また加え
て、今後、職員
の大量退職を迎えることを踏まえ、集中改革プランでは、今ほど議員もおっしゃいました、平成17年から平成21年では計画的な職員数
の抑制に取り組んでおり、基本的には退職者補充採用
の抑制、それから組織機構
の見直し、民間委託
の推進等によりまして、平成17年4月
1日現在
の256人に対しまして、平成22年4月
1日には5%を超える13人を削減する243人
の予定とし
ているところでございます。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) 今
のお答えは、計画に沿った結論を言われたわけでし
て、それにかかわらずちゃんと滑川市として
の仕事を見
て決め
ていっ
ていただきたいということを再度申し上げ
ておきたいと思います。
そこで私は、この5月
の15、16日東京
のほうで地方自治経営学会
の勉強に行ったわけです
が、長野県
のある山村
の村長さん
が事例発表で、少子化対策で大きな成果を上げ
ているという話
の中で、いろいろ参考になる話
があったのでちょっと披露し
てみたいと思います。
中学生まで
の医療費はただ。その村長さん、笑うんですよ。中学生は金
がかからないよ、医療費
が。だって、受験で忙しいから病気にならないと、アハハって笑っ
ているんですよ。
そしてこれは、公共下水や農村集落排水事業は村で7分の
1でやっ
てしまうと。そして、住民に資材を提供し住民自ら
が施工する、土木建設
のほう
の仕事。そこで6分の
1の金でやっ
てしまうと。ちょっと信じられない、恐ろしい話だと私は思います。人口
が3,859人から4,216人に増え
ております。自律に向けた村づくり、「出生率を伸ばすため
の小さな村
の大きなチャレンジ」というテーマで
あります。
そこで、若者
のため
の定住住宅を建設し
て対策をし
ておるわけでございます。人口減少社会
の中で、地方
の沈没
の危機を感じ
て、このような思い切ったことをやっ
ている村
があるわけで
あります。地方はどう生き残るか必死で
ありまし
て、知恵、アイデアをみんなで出し合いやっ
ておるということで、肝心
の職員数
の話で
あります
が、51人を37人にまでしたと、13人一発で減らし
ておるわけです。こういう村
があるわけです。
そこで、職員もだらだらと勤務し
ているわけで
ありました
が、民間
のサービス業
のほうに全職員
1週間ずつ送ったと。そこで職員は全部意識
が変わっ
てしまっ
て、非常に元気になっ
て効率
のいい、むだ
のない仕事をするようになったという報告をし
て、村長さんはワッハッハという笑い、カンラカラカラで
ありました。
そういうことを参考にしますと、小さな村だってばかにできない「小さな村
の大きなチャレンジ」。小さな滑川市
の大きなチャレンジを、滑川
の職員全体
の皆さん
がかかっ
て、職員意識、末端
の職員までかかっ
てこの対策をやっ
てもらいたなと、このようにも願います。
その村は長野県
の下條村でございます。機会
がありましたら一遍村長さんと市長、一杯飲んでちょこっとノウハウ盗んでこられ。
○市長(中屋一博君) ありがとうございます。
○
14番(上田昌孝君) これ
がいいと思いますね。
そこでこの村は、国
の交付金は当てにしないよと、俺たちでやっ
ていくんだよと。孤高
の勢いでやっ
ておられる村で
ありまし
て、これはやっぱり全国版
のゼミに村長
が自慢
の講演に来られるだけ
の村で
あったということで
あります。
で
ありますから、私たちは既成
の概念にとらわれ
ていて、形
の決まった国から言っ
てきた活動
の中へはまっ
てしまうとか、そういうことをやめ
て、思い切っ
て行財政改革は別
の視点でもっとやれる方法
があるんだよという気持ちでやっ
てもらいたいなというふうに思います。
そこで、続い
ての質問は、建設予算
がピーク
の40%だと、土木建設
のほう
の職員
が減っ
ているように見えんと。これはどうするがいと。ましてや駅南
のほう
の事業は100億事業
が終わりますから、事務専任職員も、技術屋もそこに要らないと。
次の都市開発というか、区画整理事業は
ありませんし、ここはまた削減
のチャンスで
あるし、そしてその次に挙げ
ております大量退職
の時代に合わせ
て、ここで減らせるタイミング
がそこに重なっ
てきたということも含め
て、職員
の減数には思い切ったことをやっ
てもらいたい。
しかし、将来
のことを考えれば、採用
のほうも続け
ていかなければいけませんので、若い力も入れ
ていかなければいかんと思います。
それで、いわゆる仕事
の中身
が下げられるチャンス
のときにきちっと下げないで、だらだらと数字を五月雨的に流したような計画では、私は納得できません。できるチャンス
のときにやらなきゃできないんだということで
あります。
この項をまとめ
て質問を続け
てやりたいと思います
が、いわゆる鳥取
の前
の片山知事ですか――
のとき
の話、これも講義に来
ておられまし
て、言っ
ておられました
が、これは知事でなく
て、財政課長
が講演
の講師で来たわけで
ありますけれども、各部署ごとに削減目標、年次目標
がありまし
て、この削減プラス
1人を余計、希望退職も含め
てあれば、そこ
の部門に700万円ずつ
の事業費を回すと。仕事をし
てくれと700万、
1人分
の給料なんでしょうかね。そういうやり方をやっ
ておりまし
て、これをまずひとつ参考になさっ
てはいかがと思います。
それから、流山市に我々グループで勉強に行ったわけで
あります
が、人員削減
のウエート
が非常に高いまちで
ありまし
て、1つには、入札問題
の削減
が大きいウエートを占め
ております。そして、職員削減
のウエートは2番目にき
ております。それから、事務改善等経費
の節約を3番目に挙げ
ておられまし
て、これを全部少子化対策、子育てに向け
ていこうと。それは子育てに向けるという
のは、このまちは子どもを大事にし
てくれるまちだと。流山ですから成田に行く途中で
あります
が、若い夫婦
が流入し
てくると。若い親ども
の流入を期待し
ておる
のと、子どもを産んでいただければ、将来人口
が確保できると。まち
の将来的な安定化をねらっ
ての施策、これは役所もまちも挙げ
てみんな頑張ると、こういうところ
が特徴で
ありまし
て、まさに我々滑川市もその方向
が参考にし
て必要だろうと、このように思います。ひとつこれも検討
の上、頑張っ
ていただきたいものだと思います。
ここで一回所見を伺いたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
のご質問でございます
が、まず最初に、建設関連予算
がピーク
の40%に対して職員数は変わらないというご質問でございます。
社会資本
の整備など建設関連事業につきまし
ては、全国的に成熟期に入っ
ていると言われ
ておりまし
て、今後は限られた予算
の中で、新たにつくる時代から老朽化施設等
の更新を含む維持管理
の時代へと移行し
てき
ているところで
あります。滑川市におきましても例外ではなく
て、最近は事業費
の割に手間
がかかる単独事業や維持管理事業
のウエート
が増え
ているのも事実でございます。
また、補助事業など比較的大規模な建設事業
の計画、それから設計業務につきまし
ては、専門
のコンサルタント会社に委託するなど、従来から必要最小限
の人員配置を行っ
ておりまし
て、例えば土木課
の例をとっ
てみますと、土木担当では予算ピーク時に比べまし
て、現在は技術者は2名減にとどまっ
ているということでございます。
なお、確かに工事費は減少し
ておりますけれども、一方では、これまでになかったような業務も増え
てき
ております。例えば、新幹線工事に伴う用地説明会だとか、あるいは不動産登記法
の改正によって、私道
の境界立ち会い
が頻繁に出
てくるとか、それから法定外公共物等
の払い下げ等
の事務
が滑川市に参りまし
て、その立ち会いとか技術部門は減っ
ているけれども、また一方では増え
ているということも事実でございますので、またそこらもご理解をいただければと思っ
ております。
しかしながら、いずれにいたしまし
ても、建設事業等に係る技術職等につきまし
ては、今後
の事務事業量や組織機構
の見直し等を考慮しながら、適正に配置し
てまいりたいと考え
ております。
それから、都市計画課
の職員
の適正数ということでございますけれども、確かに駅南土地区画整理事業
の完了に伴いまし
て、現在
の都市開発課で所管し
ている都市計画等や街路事業、それから緑化公園事業等に加え、新たに中心市街地
の活性化など総合的な都市政策を実施し
ていくにあたり、これも組織機構等
の見直し等も考慮しながら、例えば今やっ
ている市街地活性化推進室、これも一応交流プラザ
が一段落いたしました。そこで、今度は大きい意味で
のまちづくりを進め
ていかなきゃならない。そうすると、都市開発だけ
のセクションでいい
のか、あるいはそういった市街地活性化、そういうところを網羅した組織でやるということも必要でないかと考え
ておりますので、この時期に組織機構等を見直しながら、適正な人員配置に努め
てまいりたいと考え
ております。
それから、大量
の退職と職員採用についてでございます。
いわゆる団塊
の世代
の退職期を迎え、本市におきましても、今後
の退職予定者数は、19年度で15人、20年度で11人、21年度で10人
の合計36人
の方
が定年退職されるものと見込んでおります。
この間
の採用予定者数は、現在
のところ26人で、10人
の減を予定し
ております。そこで、現在まで
の3人減と合わせ
て13人
の減となり、集中改革プランに掲げ
ている目標値をこの数でもっ
て達成をしたいと、このように考え
ているところでございます。
また、今後
の退職者、全く補充しないというわけにもいきません。議員さんおっしゃったように、やはり新たな職員
の採用も必要になっ
てまいります。
そこで、職員
の新規採用にあたりましては、組織機構
の見直しや民間委託等
の状況を十分勘案する必要
があると考え
ており、労務職は、例えば簡単な単純労務は民間委託、シルバー人材センター等に委託し、不補充とする。それから、技術職等
の専門職は、今後
の事務量や組織機構
の見直し等を考慮し
て、必要な数を採用する。それから、行政事務職員は、基本的には退職者でもっ
て補充できるところは補充したいなと。どうしても採用しなければならんところはどうしても採用しますけれども、退職者で補充できるところは退職者で補充したいと、こういうふうに考え
ております。
これらを原則といたしまし
て、採用試験等を通じて優秀な人材
の確保に努め
てまいりたいと考え
ております。
それから、今ほどおっしゃられました先進地
の例、これにつきまし
ては、ご提案
の職員定数削減等定員管理につきまし
ては、行政改革大綱実施計画や集中改革プランを着実に推進するほか、他
の自治体で実施され
ている、今ほどおっしゃった鳥取県や流山市
の例も大いに参考にしながら滑川市においても、調査
の上、取り入れるところは取り入れ
てまいりたいと、このように考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) 大綱、大綱って、大綱
の話から副市長
の今
の話は、あなたはそれ以上
の努力はしないよって聞こえるんです、あんた
の話は。それ以上
の努力をし
てみ
てよ。計画にしたって、計画は完璧
のような話をし
ておられるけれども、計画は完璧でないよということも言っ
ておるんです。これからでもまだまだやれるよと。そんなことじゃ、先
が思いやられるというか、この財政
が厳しい折にやっぱり改革した流山市とか、前に言いました小野市とか、しっかりと入札、職員定数
の削減、それで財政をきちっと立て直し
ておる。それを市民
の行政サービスへきちっと向け
ているということなんで
あって、今
のような、答弁書を書い
てきた
のをそのまま言っ
ておられる
のは、わかるんだけれども、私
の話を聞く
のならもう少し元気を出し
て答弁し
てくださいよ、元気
がない。話
の中身に元気
がないんだよ。
それで、今度はNPO
の育成という話なんだけれども、少し職員
の皆さんもすべてやれないことで
ありまし
て、まち
がよくなるために、NPO
の力をかりたいなと思います。
そこで、小野市
の場合、もう一つ花
の話を、ことし
の公園
の全国大会
がたまたま富山で
ありました。小野市も発表し
ておりました。土木課長
が行っ
てくれましたね。都市計画課長も行っ
てくれたわけです。
そこで、この小野市は、ガーデニングプランナー
1名
の後、マイスター制度
の研修を受けたら、2~3年で資格を持っ
ているでしょう。この人も12~13人
いる。それで、まち
の花壇とかデザインもみんなし
て、きれいなまちをつくっ
ているわけです。この人たち
がいるおかげで、年間に
1,500万円ほど浮かし
ているという話です。職員だって、それだけ
いるのをセーブできるわけです。
そして、この話はそのおまけ
がつきまし
て、ガーデニング
の花
のきれいなまちをつくる前
の、その花
の苗もNPO団体でつくらせ
てくれと、まち
の市民
がそう言っ
ていまし
て、これも写真で見
ておりますと、間口30メートルぐらい
の奥行き70~80メートル
のドーム型
のハウス
の中で年間25万本
の苗をつくっ
ていると、こういう
のをまち挙げ
てやっ
ているわけです。で
ありますから、役所
が直接やるやらんにし
ても、民間に任すその費用
の経費
の節減も含め
て、こういう人を役所
の定数プラス市民
の力をかり
て、このまちづくりをやっ
ていくということに向け
てもらいたいなと思います。いろいろ全国的にはそのほかにもやっ
ておりますけれども、小野市は特にここ
の部分は光っ
ているんだろうなと思います。
それからヘルスボランティア
の人たちを使いながらその活動を拡大し
て、健康な人々をつくっ
ていこうということも
ありましょうし、それから私、先週ちょっと会津若松
のほうへ行っ
てきまし
て、後期高齢者
の体力維持、生活習慣
のそういう活動をなさっ
ているわけです。
そこで、これもグループを育成し
て、そこに3年後には指導する
のは全部手を引くと。それで自分たちで後期高齢者
が体力
が落ちないようにし
て頑張ろうと。これも人
が要らなくなっ
て、自分たちでやれるそういう醸成をし
ていくと。
これは、市役所
の定数
の問題にちょっと外れるような気もしますけれども、総体的に滑川市
がよくなるため
の一つで
ありまし
て、これも包括支援事業
の厚生労働省
がいよいよ言っ
てき
ておる中
の一つで
あります。滑川市も一部かかわっ
ておられます
が、これは継続と日常習慣というところまでいっ
ていないと、頻度
が少ないような気
がしますし、ただ講演をやればそれで終わったような感じ
がしますので、これを住民
が定着し
て生活習慣
の中でやっ
ていけるところまで持っ
ていっ
てくれたほう
が私はいいような気
がします。そういうことも含め
て、このことについて考え
がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) ただいま幾つか
の事例を詳細にお聞きしたわけでございます。やっぱりなるほどなと思っ
ております。当然この集中改革プラン、職員を削減し
ていく。そうなっ
てくると、やはり民間
の協働
の力
が必要になっ
てくるかと思います。そういうことからし
て、滑川市も以前は農林課に昔おったころに、花と緑
のあれで、農村婦人
の皆さん方に花をつくっ
ていただい
て、それを購入し
て全市に植えたこともございます。そういう経験もございますので、今おっしゃったこと、それからヘルスボランティア
の活用、これらも大いに参考にしながらNPO法人
の設立、そこで市は直接やるというわけにいきませんので、そういう法人に対して、設立に対して市
がどの程度お手伝いできるか、支援できるとか、それを十分検討しながら前向きにひとつやらせ
ていただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) 唐突な質問に聞こえたかもしれません
が、定員
の問題はなかなか議会からもあんまり職員向けには歓迎されない話で
あります
が、ひとつその点は時代
が時代ですから、職員
の皆さんも、幹部
の皆さんもそういう覚悟でやっ
てもらわなければいけないと思います。
小野市
の視察
のときに
ありました
が、「こんな職員は優秀な職員に変わっ
てもらわなければいかん」という話だったんです
が、退職までだらだら仕事をする人、それから前
のやっ
ているものを改革しないでそのまま続け
ていくと、要するに同じことをやっ
ておれば失敗ないわと、こういう職員
の皆さんは改革をやらない職員、それで成果主義で
ありまし
て、実績
が上がらないとボーナスも上がらないと、ボーナス査定もし
ております。それで、2回ボーナスをもらわないと昇進させないと、こういうことまでやっ
ておるくらい
のところ
がありますので、そんなことを考えると、私どもはいかに甘いかということを一応頭に置い
ておい
てもらいたいなと思います。
それでは、次に移ります。
実際、実質公債費比率
が去年は18.8%、そしたらそのときに21%にことしはなるよと言っ
ていながら22.
1%
の新聞発表
がありました。わかれば、議会に速やかに報告をし
てもらいたいなと思います。この借金部分については、本当に議会
が一番ぴりぴりし
てチェックしなきゃいかん点だろうと思います。厳しい財政
の中に
あって、果たしてこういう状況
の中で、出村副市長
が今言ったように、みんなでどう共助をやればいい
のか、そこらへんは共通
の課題で
ありますので、議会に対する報告はしっかりとやっ
てもらいたいなと、このように思っ
ておるわけで
あります。
そこで、去年
の話はほたるいかミュージアム
の借金
が済めば、2年間ぐらいでその後は緩やかに減っ
ていくんだという話、これは本当ですか。
○議長(砂原 孝君) 坪川総務部次長。
○総務部次長(坪川宗嗣君) 実質公債費比率
の悪化
の件で、ほたるいかミュージアム
の借金
が完了すれば改善されるかという点についてお答えします。
本市における実質公債費比率
が高い水準となっ
ている主な要因としては、平成8年度、9年度にかけてほたるいか観光施設、これはミュージアムとタラソピアも含め
てです
が、これ
の建設財源として借り入れをした地域総合整備事業債、この償還に加え
て下水道事業会計へ
の繰出金、それから富山地区広域圏
のゴミ処理施設
の建設に対する負担金、これ
の増加。それから、ちょうどケーブルテレビ事業でNet3
の起債償還に対する負担金、こういったこと
がちょうど重なったということ
が原因でないかというふうに考え
ています。
また、今
のご質問にも
あった、18年度決算において、実質公債費比率
がさき
の新聞発表も
ありました22.
1%と。昨年度議会
のほうにも報告しました。ことし
の推計値は一応20.4になるだろうということでお話をし
ておりまし
て、それよりも、このように上がったわけなんですけれども、これはことし国から示された算定基準
が変更になりまし
て、去年までは債務負担行為に係るものは、利息分だけを市
の実質な負担として計算をされ
ていたんです
が、元金を補給し
ている分も算入せよということで、これは滑川市のみならず、それで18%というラインを超える市町村
が急激に増えたという
のはこれ
が原因なんです
が、そういうことで22.
1%という数字になったものでございます。
この数字
が、現在、県と協議中
の適正化計画
の中で、今年度から平成26年度まで
の8年分について、これから新たに借り入れをするもの等も加え
て、例えば今ちょうど昨年17年度も借りました、ことしも借りる予定
の交流プラザに係る分とか、それから今後、学校、施設
の耐震事業、大規模改造、そういったものをいろいろ今後想定し
ているものも加えた上で今推計をし
ているんですけれども、ほたるいかミュージアムと深層水体験施設
の起債
の償還
が18、19年度
がちょうどピ-クで、この後20年度、21年度と急激に減ります。最後終わる
のは22年度なんですけれども、例えばことしはほたるいかミュージアム
が2億7,000万ぐらい入っ
ていますけれども、
次は9,000万とかというふうに急激に減っ
て、これ
がなくなりますので、今後新たに生ずるものを加え
ても、比率は低下し
ていくというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) 私
が本当かという
のは、やっぱり正直に市民
の皆さんにも知っ
てもらっ
て、いろんな意味で市民
の皆さん
の協力をもらいたいと思うからです。
新聞によると、よそ
の市町村も軒並み18%を超えました。だから、私
のところも一緒やと。よく議会でも、「他
の市町村
の状況はどういう
がよ。横並びだったらなんつかえんじゃ」と、こういう安易な安心をします
が、この借金部分だけは少ないほう
がいいに決まっ
ているので
ありまし
て、これは最大
の努力をこれからも続け
ていただかなきゃいけないと。やりたいことはいっぱい
ありましょう
が、我慢をするということ
のほう
が市民
の負担もかからない。要するに、公債費イコール市民
が払う税金で
あります。だれも払っ
てくれません。そういうことを忘れ
てはいけないと、このように思うわけで
あります。
今も話
ありました
が、
市民交流プラザ分は今後どういうふうな金額を計上され
ていくんでしょうか。
○議長(砂原 孝君) 坪川総務部次長。
○総務部次長(坪川宗嗣君)
市民交流プラザの建設は、老朽化
の著しかった老人センター
の改築を……。
○
14番(上田昌孝君) 前段はいいわ。
○総務部次長(坪川宗嗣君) これはいいですか。
これに係る起債としては、既に平成17年度に2億円余り借り
ています。それから、18年度7億3,300万借り
ております。それから、今年度、事業
がちょっと残し
ていましたので、少しだけ借りることにし
ております
が、トータルで交流プラザと周辺
のいわゆるまち交事業全体で9億5,000万ほど、既に借り
ている分も
あります
が、含め
て9億5,000万ぐらいになります。これ
の返済
のピーク
が平成23年度に来ると思います。という
のは、据置期間
があるものですから、それらを計算し
ても、一番ピークで年間7,500万円程度を見込んでおります。そしてその後、それ
がピークですから、減少し
ていくと。
今度先ほど言いましたほたるいかミュージアム
がちょうど22年度で終わるんですけれども、ピークは18年度とか19年度というふうに言っ
ていましたけれども、ほたるいかミュージアムについては、最大で年間多分4億ぐらい返し
ていたと思うんですね。それから、それ
がさっき言いましたけれども、今年度は2億7,000万ぐらいだ。当然元本は返し
ていっ
ていますから、利息も少なくなっ
ていくと。これは今この金額だけを単純に比較する
のは正確ではないんですけれども、それに交付税
がどれだけ補てんされ
ているかという細かいこと
があるんですけれども、交流プラザについては、7,500万円程度
が年間
の金額
のピークだということで
あります。そういう意味も含め
て、今後それらも含め
て下がっ
ていくというふうに考え
ております。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) いずれにしまし
ても、地方分権、三位一体改革、その波
が来
ていることは事実だと思います。大きな要因はそこにも
あるということです
が、だけれども、これは借金をつくらなければ
あるわけはないんでし
て、これは自分ところでやろうとし
てやったことです。
そこで、いわゆる国・県に相談し
て、許可もらわなきゃ、これから借金できないよというところにはまっ
ているわけでし
て、健全財政はやっぱり滑川
のやりたいこと
が自分たち
の意思で政策を決め
て実施できる。それ
が地方分権で
ありまし
て、滑川
の政策をだれにも遠慮しないでやれるようなところまで、この実質公債費比率を下げ
ていくと、強い意思で下げ
ていくと。これ
が問題になっ
てくると思います。その点注意しながら、この後
の運用を図っ
てもらいたいなと思います。
先ほどから何回も言っ
ております
が、今後やるべきことは、入札改善、職員削減、経費
の削減
の3点をひとつ洗い直し
てみ
てください。それぞれかなり
のものは真剣にやれば出
てくるはずで
あります。今までどおり
の踏襲した考えでこれを改善しようと思っ
ても、それは無理だと思いますので、この点は答えは要りません。
財政課長
が中心になっ
て、あるいは市長を頭にし
て、この改善策をみんな
の知恵で突破し
てもらいたい。よそにちゃんとやっ
ているところ
の例
があるわけですから、直接足を運んで、おかゆを持っ
ていっ
てでも習っ
てくると、こういう気持ちで頑張っ
てもらいたいなと思います。
それじゃ、
次の質問に入りたいと思います。
市民交流プラザに関してで
あります。
ほたるいかミュージアム
の危機、レストラン光彩
の利用低下を危惧するということで
あります
が、
市民交流プラザができ
て買い物も集中する。お客さん
が初めはあそこへなだれたわけで
あります。いわゆるほたるいかミュージアム
が少し客
が減りまし
て、随分名鉄さん
が頭を抱え
ておられた。
そこで、私も名鉄ホテル
の部長さん以上
の方2人ほどにたまたま会いました。わざわざ会ったんでないですよ。行ったときに、過去から知っ
ているものですから、「ちょっと撤退だけはやめ
てよ」とお願いしたわけです。「いや、だけども、今少し客は戻ったけれども、この後また
市民交流プラザさん
のほうで今
の戻ったことに対しても、レストランを改善され
て、また客
があそこへ流れれば、非常に私ども経営
が危ないようなら考えにゃいかん」ということなんです。
ご存じ
のように、ミュージアムをつくったとき
のレストラン開設については、畑さん
が責任者で行っ
て、この名鉄ホテル
のレストラン、県下で11番目だったかと思います
が、これを持っ
てくるのに大変苦労された
のは畑英治さんです。そういうことを考えると、しかもあそこは100人以上入るレストラン
がミュージアムにないと、観光会社はお客さんを紹介できませんということ
の最低限
の規模
があの光彩
の今
の形で
あったわけで
あります。
で
ありますから、あそこは名鉄
が撤退した場合は、ほたるいかミュージアムはますます経営
が危ないということにイコールというふうにとらえ
ておりまし
て、そういうことをいいながら、この開設以来
の名鉄さんはこれまで田畑という店長
がおりまし
て、こちら
の要求どおり
の安い料金も交渉に乗っ
てくれ
て、市民権を得たレストラン、パノラマレストランで
ありまし
て、本当にこれも眺望
のいいレストラン、これは大分客
が戻ったということは喜びでは
あります
が、それでも採算ベースということはどういうことか。ウエーブ滑川
の社長
の中屋さん、一回確認し
てください。それで、しっかりやっ
てもらうように、私どもは行政と議会等も含め
て、市民もお互いにあのレストランを生かし
ていこうとする、そういう風を起こし
てやっ
てもらいたいなと私は思います。
名鉄
の利害関係者では
ありません、私、はっきり言っ
ておきます。そういうことも含め
て、あれはやっぱり大事にしなきゃいかんと思うんですよ。
そして、
次のは一括でやります
が、
市民交流プラザに全部ここへ会合
が集中するようになりました。それはそれでいいと思うんですよ。
そして、先ほどから
ありますように、指定管理者制度、彼ら
がやっ
ているわけですから、この会館
の事務所も要らないと私思います。ましてや3階も要らない。みんなあそこへ行けばいいんですよ。せっかくやられたんだから。だって事務部門
の福祉課も行ったんだから、それくらいやっ
ていいでしょう。ここに事務所を置い
ておく必要はない。西コミだって、あそこで受け付けすれば、それで済む話じゃないですか。これ会館
の管理はここでやらなく
て結構、向こうでやりましょう。そういうことも含め
て、行革
の一環でもこれをぜひ実現し
てもらいたいなと思います。いかがでしょうか。
副市長でいいです。
○議長(砂原 孝君) 出村副市長。
○副市長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
のご質問
のまず最初
のレストラン光彩
の関係についてでございます。
今ほど議員さんもおっしゃいました
が、ご承知
のとおり、テナント
のレストラン光彩につきまし
ては、平成10年3月
のほたるいかミュージアム
のオープンと同時に開業をされ
ているところで
あります。開業以来、9年目を迎え
て、固定したお客さんやファンもおいでになり、またミュージアム
の集客にとっては、なく
てはならない存在となっ
ているところで
あります。
当然、
市民交流プラザのレストランと
の競合も考えられるわけで
ありますけれども、市といたしまし
ては、それぞれ
の得意分野で特性を生かしたメニュー
の開発など、例えば「光彩」へ行けばこういうすばらしい料理
が食べられると。それから、交流プラザ
の「かじやばし」へ行けば、魚を中心としたこういう料理も食べられると。そういうことで、お互いにいい意味で
の競争をし
ていただき、そしてすみ分けをしながら、共存共栄
ができ
て、多く
の方々に利用し
ていただくようお願いと期待を申し上げ
ているところで
あります。
また、ほたるいかミュージアムにつきまし
ては、市といたしまし
ても、ホタルイカ祭りやフリーマーケットなどイベント
の開催、さらには先ほど言いました田畑店長さん、今ウエーブ滑川
のほうに就職されました。そういうことでレストラン光彩
のほうもよくご存じだと思います。そういうことで、さらに営業活動を展開しながら、観光客
の集客を図っ
ているところでございます。
そしてまた、本年、さらにこのウエーブ滑川や市
の関係部署
の職員によりまして、庁内組織といたしまし
て「ウエーブ滑川と管理施設見直し検討委員会」を設けまし
て、経費
の節減はもちろんでございますけれども、利用者増対策についてどうすればいいか、現在検討いたし
ているところで
あります。
それから、市民会館は要らない
のではないかというご質問でございます。
そこで、単純に
市民交流プラザがオープンした6月から8月まで
の3カ月間
の市民会館
の利用回数を見
てみますと、前年同期、前年度
の6月から8月まで
の3カ月間は269回、それから今年度では258回
の利用回数となっ
ておりまし
て、昨年に比べ
て11回減っ
ているという
のが事実でございます。
しかしながら、使用料では、昨年
が111万2,000円余り、ことしは103万余りで、使用料においては8万
1,000円ほど
の減となっ
ております。
また、西地区コミニュティホールにつきまし
ては、昨年
が25回、本年は21回で、4回
の減となっ
ております
が、使用料では逆にことしは若干増えまし
て、昨年は66万5,000円でございました
が、ことしは69万円と。料金上はちょっと逆に増え
ておるという結果
が出
ております。
そこで、現在、
市民交流プラザが新設されまし
て、その物珍しさも手伝いまし
て、これまでは、多少各会合は
市民交流プラザのほうにシフトし
ているものと考えられます
が、今後は、利用される皆さん
の使用
の目的、それから会議
の内容等によっては、それぞれ市民会館、交流プラザと、施設
の特性に合った利用
がなされ
ていく
のではないかなと思っ
ております。
そこで、まだこれだけ
の利用
がございますので、受付をみんなあそこへ持っ
ていくとなると、やはりまたサービス
の低下等にもつながりますので、当面はこのままでひとつやっ
てみたいなと、こういうふうに考え
ておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(砂原 孝君) 上田議員。
○
14番(上田昌孝君) 2つ目
の市民会館は、あそこへ文・スポも行っ
ているんだから、あそこででも受け付けできるじゃないですか。これは行革
の一環でやったほう
がいいですよ。
それで1つ、最後にお尋ねします
が、ほたるいかミュージアム関係
のほうから、売店
の上に小部屋を少しセットし
てくれないかという要望も出
ているやに聞い
ております
が、来
ているんでしょうか。もう少しあそこを、一般
の人
が入るところ
の奥
の売店
の長い床
の部分
があります
が、その空い
ているところをもう少し部屋をつくっ
てくれという要望も出
ているように聞い
ております。ぜひやっ
てあげたらいかがでしょうか。
質問を終わります。
○議長(砂原 孝君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) まず、冒頭、先ほど長野県
の下條村ですか、あるいは鳥取県、あるいは流山
の好事例をご紹介いただきまし
てありがとうございました。
今ほたるいかミュージアムと、先ほど
の相川議員
の問題にも
あったわけで
あります
が、集中し
て交流プラザに云々ということはない、むしろ奥
の細道サミット
の後
の参加自治体と
の懇親会もミュージアムで開催をいたし
ておりますし、今見
ておりますと、23日ですか、市民ゴルフ
があると、その表彰式も従来どおり西コミで
あるというふうに聞い
ております
が、今、出村副市長から若干やっぱり西コミも市民会館も影響
があったんだろうと思います。しかし、まだ休館するほど
のことではないというふうに理解し
ております。
最後
の、光彩から実は
1年に
1回、あそこ
のほたるいかミュージアム
の中に4店舗入っ
ておられるわけです。この方々と
の懇談会
がありまし
て、その中で実は今テナントで入っ
ておられる売店
の吹き抜けになっ
ておるところ、あそこを何とか2階建てにならないかと、こういう要望
が実際
ありました。向こうは向こうで試算をされましたところ、エレベーターをつけると3,000万ぐらい
の、あるいはエレベーター
がなく
て、階段で上がるとしても2,000万ぐらいかかるんじゃないか。一度そういう要望
があったことは事実で
あります。
その中で、私は、今ミュージアムにあれだけ
の多額な持ち出しをし
ておると。委託料という形で多く
のお金を出し
ておるところに2,000万をやっ
て、今度それで元を取れる
のだろうかと。市といたしまし
ても、そういった場合は、名鉄さんも、おれたちもこれくらい出そうと、だから市もあとはこれぐらいは市でやっ
てくれんか。これくらいまで協議しないと、私も取締役会等にはちょっとお話しできないと。で、名鉄さん
が仮に初期
の投資として例えば何百万か出すと、あとは市
が出し
てくれと。じゃ、その何百万からレストラン光彩を運営する中に
あって、5カ年ぐらいでは名鉄も元取れるだろうと、あるいは4カ年ぐらいで元取れるだろう。そういう具体的な手順をまた一回考え
てみ
てくれと。今
の市
の財政状況
の中で、丸々市
が全額ということはちょっとできないんじゃないか。僕はこういうふうなお話はし
ておりましたので、
あったことは事実で
あります。
○
14番(上田昌孝君) 話は
あったんね。
○市長(中屋一博君) はい。
○
14番(上田昌孝君) はい、わかりました。
終わります。
○議長(砂原 孝君) 以上で本日
の会議はこれまでといたします。
明14日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後5時2
1分散会...