滑川市議会 2004-03-12
平成16年 3月定例会(第3号 3月12日)
平成16年 3月定例会(第3号 3月12日)
平成16年3月
滑川市議会定例会会議録 第3号
平成16年3月12日(金曜日)
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議 事 日 程 第 3 号
平成16年3月12日(金)午前10時開議
第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
──────────◇──────────
本日
の会議に付した事件
日程第
1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
──────────◇──────────
出席議員(
19名)
1番 浦 田 竹 昭 君 2番 開 田 晃 江 君
3番 石 倉 正 樹 君 4番 中 川 勲 君
6番 相 川 保 幸 君 7番 澤 谷 清 君
8番 大 重 勇 君 9番 砂 原 孝 君
10番 野 末 利 夫 君 11番 堀 川 一 彦 君
12番 高 橋 久 光 君 13番 前 田 新 作 君
14番 上 田 昌 孝 君 15番 森 結 君
16番 金 子 憲 治 君 17番 相 川 隆 二 君
18番 岡 本 三 之 君 19番 島 川 実 君
20番 島 田 忠 君
欠席議員(な し)
欠 員(
1 名)5番
──────────◇──────────
説明
のため出席した者
の職氏名
(第
1号に同じ)
──────────◇──────────
職務
のため議場に出席した事務局職員
の職氏名
(第
1号に同じ)
──────────◇──────────
◎開議
午前
10時00分
○議長(高橋久光君) ただいまから本日
の会議を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付したとおりで
あります。
──────────◇──────────
市政一般に対する質問(会派代表)
○議長(高橋久光君) 日程第
1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
これより会派代表による市政一般に対する質問を行います。
通告
がありますので、順次発言を許します。
17番相川隆二君。
〔17番相川隆二君登壇〕
○
17番(相川隆二君) おはようございます。
清新21クラブを代表し
て、5点について質問をいたしたいと思います。
最初は、第4
次行政改革大綱につい
てで
あります。
平成12年3月策定
の第3
次行革大綱を
1年繰り上げ
ての第4
次の取り組みにつきまし
ては、積極姿勢
があらわれ
ており、それなり
の評価に値するものと認識をし
ております。しかしながら、現実問題としては、行革に関する評価
の対象は行政改革
の目的、手法、プロセスなどではなく、究極的には明確な一定
の成果を上げることに
あります。したがいまし
て、改革実現には、慣れ親しんできた慣習を断ち切る勇気と人情、人脈、人間関係等に押し流されない強い意志
が不可欠とされるゆえんな
ので
あります。これから
の行革断行
の道程は、まさにイバラ
の道
が想定されます。押し寄せるさまざまな抵抗に微動だにせず、行革推進
の重心
がぶれることなく、行革、改革推進本部長として君臨されることを心から祈っ
ておるところで
あります。
それでは具体的な質問に移りたいと思います。
1点目は、市民分権推進についてでございます。
第4
次行革大綱
の基本的視点として、行政運営
の効率化
の追求と住民自治
の充実を設定し
ております
が、今回取り上げます
のは、後者
の住民自治
の充実についてでございます。
配布されました資料によりますと、「住民自治を充実させるためには、地方分権から一歩進んで、市民自身も公共サービス
の提供に参画するという発想
の転換により、行政情報
の共有、相互理解を図りながらパートナーシップ
の構築に努め、市民自ら
が行動する市民分権を推進します」と記載され
ております。まことに耳ざわり
のよろしい崇高な理念だと思います。これをどう現実
の社会に投影させる
のか
が大きなポイントでございます。それには住民基本条例を制定すれば解決するものではないと思います。常日ごろ行政
の政策決定過程
の情報を住民に提供し、住民
の行政参画
の実績を積み重ねる素地を涵養する制度を確立することこそ肝要と考えるところでございます。当局
の考える具体的手法について、その見解を求めるもので
あります。
2点目は、職員
の意識改革についてでございます。
これもどのような手法で、これを推進される
のか極めて不明確で
ありまし
て、かけ声倒れになる懸念
がございます。
アクションプログラムなどをつくり、取り組んでいただきたいと考えます
が、当局
の具体的なお考えをお聞かせいただきたいと思います。
3点目は、外部委託
の推進でございます。
具体的な計画によりますと、公立保育所
の民営化と市立田中幼稚園
の見直し、あわせまし
て学校給食共同調理場運営の見直し
が取り組み項目に挙がっ
ております。これ以外にも、毎定例会ごとに各議員質問において民間機能
の活用を提言するケースも多いわけで
ありまし
て、また、各種民間団体からも外部委託
の要望も提出され
ているようでございます。そんな状況
の中、極力積極的にこれを受け入れ、かつ推進するよう検討いただきたいと思うわけで
あります
が、積極的な外部委託推進に関する当局
の見解を求めたいと思います。
第4点目は、外郭団体
の効率化
の徹底についてで
あります。
このことにつきましては、過去からも幾度となく質問に取り上げ
てきたいきさつもございます
が、どうも目に見えるような進展
がないまま今日に至っておるような気
がいたし
ております。行政体固有
の付属団体とも言うべき外郭団体は、時としてはバブル時代
の遺産とも揶揄されたことも
あります。民間委託や指定管理者制度も視野に入れ
て取り組むことを望むわけでございます
が、当局
の具体的な見解をお聞かせいただきたいと思います。
次は、新年度
の新規主要建設事業について質問をいたします。
最初は、
西部小学校増築工事に関してでございます。
当小学校区でございます西加積地区は、市内きっ
ての人口急増継続地域でございます。今や市内最大
の人口を抱える地域にまで成長し
ており、今後
の地域発展
の可能性にもさらに大きな期待
がかかる状況と私は認識をいたし
ております。
人口急増地域で
あることから、事前
のシミュレーションは極めて難しいような気はいたします
が、国
の基準で
ある、40人学級を早く30人に変更し
てもらいたいという要望
が叫ばれ
て久しいわけでございます
が、校区内新入学児童を中心とした人口予測を、教育委員会では常日ごろから計画意識を持っ
て対処し
ていただきたいと考えるところでございまし
て、このことに対する見解を教育長に求めたいと思います。
2点目は、耐震診断についてお聞きをいたしたいと思います。
予算
の説明では、現校舎棟
の第2
次、第3
次の耐震診断を290万円で実施すると
のことで
あります
が、診断
の結果いかんによっては早急な対応を迫られる事態
が想定されるかもしれません。このことも含め
て、どういう事態になろうとも、万全
の対処
ができる
のか当局
の見解を求めたいと思います。
3番目は、工期
の短縮についてでございます。
総事業費7億4,800万円を投入し
ての今年度、来年度2カ年
の継続事業でございます。極端に短い工期は突貫工事を余儀なくし、総合的な品質管理
の観点からは、とりわけ公共事業においてはなじまないと理解はいたし
ております。さりとて、工期算出
の要素にもいろいろな局面
があろうかと思います
が、特段
の支障
がない
ので
あれば、児童、保護者、学校関係者、地域住民
が心から望むで
あろう17年9月供用開始に向け
て最大限
の努力を傾注されたいと願うところで
あります。それには、ただ単純に工期
の短縮で処理できるものではなく、関連する作業手順すべてにその思い
が浸透しなければ実現不可能と思います。また昨今、
公共建築物発注件数及び発注額
の低下傾向で、建設業界は公共工事にあえいで
いると小耳に挟んでおりますので、請負施工業者に工期短縮による大きなしわ寄せ
が必ずしも及ぶとは考えられません。ぜひとも工期短縮、早いうち
の学校
の供用開始に向け
て努力をし
ていただきたいと思うわけで
ありまし
て、このことに対して
の当局
の見解を求めるところで
あります。
次は、2番目
の深層水分水施設建設事業について質問をいたします。
第
1点といたしまし
て、JOIA
の深層水取水施設
の滑川市
の譲渡は有償か無償かということで
あります。
平成12年度から滑川市も参加いたしましたNEDO
の委託事業でございますJOIA
の委託研究プロジェクトは、今月をもって終了する運びとなっ
ております。一昨年前より当該取水施設
の将来的所有権
の行方について話題になったこと
がありました
が、その後正式な形で当局から表明
がないまま、今日に至っ
ております。4月から正式な分水を始めると提案理由でも書い
てございます
が、肝心
のこの施設
の所有
の行方はどうな
のか、今
の時点で明快なご見解をいただければありがたいわけで
あります
が、当局
の見解を求めたいと思います。
なお、2番目
のご質問は取り下げをさせ
ていただい
て、
次の3番目
の(ウ)からいきます。
この分水施設
の管理運営を、今
の議会で初めて提案をされ
ております指定管理者制度でやろうということでございます
が、今議会で初めて提案され
ておる制度なのに、はやその会社から、早い話
が、希望もないままに市
の一方的な思いで指定管理者として管理を委託する
のはいかがかと思うところでございます。
株式会社ウェーブ滑川から、条例に載っ
ております書類
が出
ておるんでしょうか。何ともちょっと不可思議でならないところでございます。このことについて実態をお聞かせいただきたいと思います
が、私はそれよりも、この制度を導入する以前に、公募による民間委託など
が検討
の中になかった
のか。まことにちょっと寂しい限りでございます。このことについて当局
の見解を求めたいと思います。
次は、大きな3番目
の(仮称)
市民交流プラザ建設についてでございます。
本年1月29日、滑川商工会議所におきまして、
滑川商業タウンマネジメント構想策定事業ワーキング委員会の皆さんと
産業厚生委員会と
の懇談会
が開催され、平成13年3月策定
の中心市街地活性化基本計画に引き続く、
TMO構想策定事業の経過等について懇談を深め、認識を新たにしたところでございます。特に、懇談会に参加し
て私
が印象的だった
のは、ワーキング委員
の一人から―この方は女性でございました
が、旧市街地に住む市民として、これ以上日常生活に支障を来す中心市街地
の地盤沈下は何らかの方法で止め
ていただきたいと
の悲痛な訴え
があり、この事業に寄せられる期待に大きな感動をするとともに、大きな責務も痛感したところで
あります。
当清新21クラブでは、(仮称)
市民交流プラザ建設に関しては、一昨年12月会派結成以来、一貫し
て事業推進
の立場で今日までやってきました。
そこで質問いたします
が、昨年配布されました
建設スケジュール案によりますと、具体的な事項
が明確に記載され
ておりますけれども、どのように推移し
ているのかお聞かせをいただきたいと思います。
昨年12月議会終了後、現在に至るまでどのような足取りで今日を迎えられた
のか、詳細な報告を求めるもので
あります。
次の質問でございます
が、駐車場確保
の問題で
あります。
この事業
の最大
の重要なポイントは、何といっ
ても駐車場
の確保に尽きると思います。これまで
の市とエールと
の交渉経過を考慮すれば、この問題は
エールサイド固有の障壁として受けとめなければならない
のではないかなと思うところで
あります。今後
のいろんなスケジュールも考えますと、遅くとも本年9月ごろまでには駐車場
の具体的なスキームをエール
のほうから公表されたいと、こういうふうに私は期待をし
ておるところで
あります
が、とりあえず現在、エール
の駐車場確保交渉
の進捗状況を、事前に通告し
てあるわけでございますので、市当局
のほうから報告をし
ていただければありがたいわけでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
続きまし
て4番目
の質問になります。
一昨日
の北日本新聞朝刊
の社会面に大きく、「滑川
の富山医療福祉専門学校3年制看護学科新設へ、平成18年4月めどに短大へ
の改編も検討」
の記事
が掲載され
ておりました。一瞬、見まし
て大変喜ばしいことで
ある反面、驚いたことも事実で
あります。
数年前まで、当市においても議会におきましても、県に対して
看護系高等教育機関の誘致に名乗りを挙げ
ておりました
が、つい最近、諸般
の理由をもっ
て断念したいきさつからすると、忘れたころに朗報
が来た
のかなと、こう思いますと、温かく受け入れざるを得ない
のかなと思ったりもしないわけでも
ありません。
とりあえずこの種
の事業については、何といいまし
ても市長にその真意を聞く
のが一番得策と考えます。当該事業
の概要と設置に係る協力要請
の経過について、市長よりその報告と、及び今後
の見解を求めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、同日
の新聞には、黒部市議会におきましても、議員
の質問に答え
て荻野市長は、黒部市民病院に看護師要請
の可能性を示唆する答弁をし
ておる
のも伝え
ておりました。こういうことを考えますと、可能で
あれば、早急に当該学校関係者と懇談をされ、早期に結論を出し
て、しかるべき準備段階に事を進めるべきと私は考えるところでございます
が、市長
の考えについてお聞きをいたしたいと思います。
5番目、最後
の質問になります。最後
の質問は宮下助役に関するものでございまし
て、質問になじむかどうか非常に悩んだところもございまし
て、これから申し上げる言葉もその悩み
がにじみ出るような言葉
が入っ
ていると思いますので、ひとつご了解いただきたいと思います。
平成14年3月26日に、全議員
の同意
のもとに宮下助役
が誕生した
のは皆さんもご存じ
のところでございます。就任以来、私から見た雑駁な感想を述べ
てみたいと思います
が、就任間もない6月ごろだったと思います
が、激しく揺れ動き始めました市町村合併問題に関して、各地
の住民懇談会における参加、そしてまたそこにおける真剣な眼差し、賢明な言動、また、毎定例議会
の本会議における答弁
の姿勢におきましては、実直さと誠実さにあふれ、あなた
の答弁に意図的な偽りはないものと多く
の議員は認識し
ていると思います。
就任からはや2年
の歳月
が流れました。これまでには臨場感
のあふれる地方自治
の生々しい現場を体感され
てきたことと思います。ちょうど折り返し地点になる現在、これまで
の幾多
の体験から沸き上がる滑川市に対する熱い思いを、ちょうど折り返しで
ありますので、任期
の半期
の分だけ赤裸々に語っ
ていただければ大変ありがたいと思うわけで
あります。宮下助役
の感想についてお聞きいたしまし
て、最後
の質問とさせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) おはようございます。
それでは、ただいま
の清新21
クラブ相川隆二議員の代表質問にお答えをいたします。
数点ご質問
があるわけで
あります
が、私からお答えする部分と、また教育長を含めた他
の部課長からお答えする部分とに分けさせ
ていただきたいと思います。
私からは第
1点として、
富山医療福祉専門学校の看護学科
の新設についてをお答えいたしたいと思います。
ご存じ
のとおり、
富山医療福祉専門学校は、本市における唯一
の高等教育機関で
あり、また県内唯一
の4年制
の作業療法士あるいは理学療法士
の養成機関として、平成8年4月に開校をいたしたわけで
あります。その後、介護福祉学科も新設され
て、今日に至っておるわけで
あります
が、いわゆる二十前後
の青少年
があの柳原
の地域において、現在約350名ほど
の学生
の諸君
がおられるわけで
あります。その意味からすれば、滑川市も大きな活性化
の一翼を担っ
ているものと認識をいたし
ております。
また、この高等教育機関
の誘致
の前後し
て、昭和63年前後から滑川市に高等教育機関
の誘致ということで、優良企業
の誘致と同時に大きな政策課題として運動を展開し
てきた経緯
がございます。しかし残念ながら、それは実を結ばなかった中で
の富山医療福祉専門学校が滑川に立地をし
ていただいた。それゆえに、本市といたしまし
てもさまざまな助成措置を講じさせ
ていただいたことは、ご案内
のとおりで
あります。
そんな中に
あって、社会福祉法人周山会
の理事長で
あります山田理事長さんとは、入学式等において、
1年に
1、2度で
あります
がお会いする機会
がございました。そんな中で、将来
の富山医療福祉専門学校の構想
の中に、さまざまな夢を含めたロマンというものをたびたびお聞かせをいただいたこと
がございます。と同時に、滑川市は、県立
の看護系高等教育機関の誘致として、本市
の重点要望事項
の一つに添え
て今日まで運動し
てきた経緯
がございます。しかし残念ながら、先ほど議員も指摘
のとおり、諸般
の事情によってその誘致はなかなか実を結ばない、難しいという状況に至っ
ていた矢先に、このようなお話
があったわけで
ありますから、同校
が新しい学科として看護学科を新設されるということは、本市にとって吉報で
あり、大変歓迎すべきことだと思います。
ただ、その中で、ご質問
の、協力要請
の経緯
があったかということで
あります
が、先月
の2月26日だったと思います、医療福祉専門学校
の校長
の東田校長先生と事務局長さんを含め
て3名
がおいでになっ
て、現在、
富山医療福祉専門学校として正式に看護学科を新設したい、正看護師
の学校で
あるということで、3年制で
あるというお話をもっ
て、現在県
の医務課と協議中で
あると。現在東部、いわゆる富山から上越まで
の間に正看護師
の養成機関
がないということで、医療福祉専門学校としては看護学科
の新設をぜひ実現したいということで県と協議中で
あると。県
の医務課では、東部地域においてそのようなもの
がないからぜひ建設ということで、県
のほうも大変理解を示し
ていただい
ておる。このようなお話で、2月26日においでになったわけで
あります。それ以上
の細部的なこと、しからばどのような建物か、そんなことはまだ一切わかっ
ておりませんので、もう少し具体的に内容
が明らかになった時点で、私らとしてどの程度
のもの
が協力できるかを含め
て協議したいと。こういう形で分かれた
のが2月
の26日で
ありました。それで先般
の新聞報道、卒業式
のあいさつ
の中で理事長
が触れられたというふうに報道。私も同席をし
ておりませんでしたのでわかりませんでした
が、私
の代理として斎藤収入役
が卒業式に同席し
て、一部その情報をお聞きいたしましたところ、ほぼ新聞報道
のようで
ありました。正直言いまし
て、翌日
の10日、山田理事長から、恐らくご本人もあの新聞を見られ
て多少びっくりされた部分
があったんか、朝9時ごろ私
のほうへ直接お電話
がありまし
て、滑川市
の細部
の意向も聞かない中で、私
が発言をしたと。あくまで学校として
の思い、希望を述べたんで
あると。細部における協議はぜひとも、これから話を詰める段階で滑川市にご相談申し上げたいと、こういうお話で
ありました。それ
が10日で
あります。以降、今日まで時間
がたっ
ておりませんので、その後はお話し合いをする機会
がありません
が、いずれにし
ても、滑川市とすれば、
1学年40人
の3年制ということで
ありますから120人になるわけです。現在350プラス約120増えるということになると、470名
の若者
があの一角に相集うわけで
ありますから、これは滑川市にとっても大きな活性化
の一翼を担うものだと私も期待を持っ
ておるわけです。細部はこれからで
ありますので、現状はそういうところで
あります。
次に、黒部市においても設置
の機運
があり、近々周囲
の状況を見極め、早期に云々というご質問で
あります
が、黒部市で市民病院に併設というような形で何か云々という
のは、私も新聞報道でしか理解をし
ておりません。詳しいことは僕はわかりません
が、黒部
が黒部なり
の考えでおっしゃっ
ておるわけです。設置するいかんは黒部市
の判断で
ありますから、私からはコメントは差し控えさせ
ていただきたいと思います。
また、滑川市における設置という
のも、これは社会福祉法人周山会
の判断で設置したい。そして滑川に協力をお願いしたいという形で
あります。ただ、新聞報道
が事実で
あるとするならば、呉東に2カ所ということで
ありますので、できればそれぞれ
が納得いく形で調整
が図られれば、それにこしたことはないと、そんな思いで
あります。
いずれにし
ても、滑川市にとって、一部で120人
の新たな学科
の新設ということは歓迎すべきことで
あろうと思います。
以上で
あります。その他はそれぞれ
の担当から。
○議長(高橋久光君) 宮下助役。
〔助役宮下 修君登壇〕
○助役(宮下 修君) おはようございます。
相川隆二議員さん
の代表質問
の5番目、滑川市勢について
の考えをということでございます。
私は、助役に就任する前は県
の水産漁港課長でございましたものですから、滑川市につきまし
ては水産試験場で
ありますとか、深層水あるいはホタルイカなどについてはよく承知をいたし
ておりましたけども、正直なところ、滑川市自身は富山市と魚津市に挟まれた中小都市というふうな、失礼ですけどもこんなようなイメージを持っ
ておりました。しかしながら、2年間助役を務めさせ
ていただきまし
て、滑川市に関する認識
が深まるにつれ、滑川市
のよさ、あるいはその勢い、それから滑川市民
の資質
の高さなどに認識を新たにし
ているところでございます。
この2年間という短い期間でございましたけども、例えば早月中学校
が立派に完成いたしましたし、昭和63年ごろだと思いますけども、長年、蓑輪滑川インター線で止まっ
ておりました国道8号バイパス
があと10日余りということで魚津までつながります。それから、新たに廣貫堂
の工場
が稼働を始めました。また、今議会で提案いたし
ておりますように、来年度には深層水
の分水施設
の建設も始まるというようなことでございます。
また、市民ボランティア
の皆さん
の非常なるご尽力を得ながら、2年間をかけまし
て福祉都市推進計画
が先ほど作成されまし
て、この計画に基づき、いよいよ来年度から本格的に日本一
の福祉都市建設に向け
て動き出そうといたし
ております。また、市制施行50年
の記念事業はいろいろございましたけども、広い分野
の家族
の市民
の皆さん
の参画
があり、大変有意義な記念事業になったんじゃないかというふうに考え
ております。
このように、ハード、ソフトそれぞれ
の面で着実に進展いたしまし
て、これまで有し
ておりました工業集積、優良宅地、これらを背景とした人口増加といった滑川市
の優位性
がより一層高まったんじゃないかというふうに感じ
ております。県
の場合、幾つか
の施策とか、社会資本整備では目に見え
て県勢
が伸びるということはなかなかございませんけども、市町村
の場合は首長など
のかじ取り一つでそのまち
の栄華、衰退
が決まるというふうなことも、改めて実感いたし
ております。三位一体改革など税財政
の厳しい中でございますけども、今後とも市勢
の運営
が市民生活に直結することを十分認識し
ていかなければならないというふうに考え
ております。
どうか、議員
の皆様におかれまし
ても、今後ともご指導、ご鞭撻をいただきますよう、お願いを申し上げまし
て、簡単でございますけども、答弁とさせ
ていただきます。
○議長(高橋久光君) 中屋教育長。
〔教育長中屋久孝君登壇〕
○教育長(中屋久孝君) おはようございます。
それでは私
のほうからお尋ね
の、
西部小学校増築工事につきまし
ての幼児
の人口予測、耐震診断、あるいは供用開始
の時期、このことにつきまして一括し
てお答えをいたしたいと存じます。
各小学校区
の児童数
の推移予測につきまし
ては、毎年5月
1日現在で住民情報システムを利用いたしましたコンピューター集計を行いまし
て、向こう6年間
の推計を行っ
ているところでございます。これによりますと、西部小学校は平成16年度から19年度までは、特殊学級を除きまし
て、17クラスに、20年度以降は18クラス、つまり各学年とも3クラスになるものと予測をし
ているところでございます。しかし、同校区内には住宅団地
が多く造成をされ
ている現状
がありまし
て、今後も予想し切れない児童数
の増
の可能性
があることもご理解をいただきたいと存じます。
なお、各学年3クラス
の全校18クラス体制
が当分
の間続くものと考え
ているところでございます。
現校舎棟
の耐震診断につきまし
ては、現在第
1次診断を行っ
ているところでございまし
て、新年度は第2
次診断、第3
次診断を同時に行うこととし
ております。この耐震診断は、校舎
の増築後に予定をいたし
ております現校舎
の大規模改造にあわせ
て実施をする耐震補強工事
の補強計画やグレース
の配置等
の設計について
の基礎資料となるものでございます。したがって、診断結果により、直ちに何か対応を行わなければならないというものではないということでございます。
増築工事
の着工時期につきまし
ては、一部を除きまし
て平成16年6月着工
の予定で準備を進め
ておるところでございまし
て、平成17年8月完成と同時に引っ越し作業を行いまし
て、2学期から供用を開始したいというふうに考え
ているところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) おはようございます。
それでは、相川隆二議員さん
の代表質問
の1番目
の第4
次行政改革大綱についてお答えをいたします。
第4
次行政改革大綱につきまし
ては、ご案内
のとおり行政改革懇談会を新たに設置しまし
て、各委員等から
の意見、提言などをもとに、現行
の第3
次行政改革大綱
の終期を
1年前倒しをいたしまし
て、去る2月20日に、推進期間を平成16年度から20年度までとして策定したところで
あります。
大綱策定
の基本方針といたしまし
て、少子高齢社会
の進展やIT社会
の進展など、将来
の変化に対応し得る柔軟、かつ積極的な行政運営
が可能となる都市系体制
の構築を目指すとともに、改革
の成果を重視した活力
ある市民本位
の市政を推進することとし、この基本方針
のもと、行政運営
の効率化
の追求、住民自治
の充実、この2つを基本的な視点として、その改革推進主要事項を明記し、推進することとし
ているもので
あります。
市民分権
の推進につきまし
ては、これから
のまちづくりは市民
が主権者で
あり、住民自ら
が自ら
の地域
のことを考え、自ら
の手で行う住民自治を充実させる必要
があると考え
ております。そのためには、市民自身も公共サービス
の提供に参画するという発想
の転換を図るとともに、行政情報
の共有、そしてまた相互理解を図りながら、市民と
のパートナーシップ
の構築に努め、市民自ら行動する
環境の整備を図っ
ていくことを目標とし
ております。
なお、具体的には、まちづくりにおける市民
の行政へ
の参画、住民参加
のまちづくり、今までは行政にすべてお任せと頼り切るということではなく、住民自らも行政に参画し、まちづくり
の一翼を担っ
ていただくという、まさに住民自治
の本旨につながることで
あろうと考え
ております。また、例えばこれまでも、手づくりで市民村づくり事業、そしてまた町内会
の生活排水
の薬剤散布、それから海岸、河川等
の清掃活動、そしてまた各種ボランティア活動、また昨年まで実施し
ておりました地域づくり事業、こういったもの
がまさに共助で
あり、市民分権で
あろうと考え
ております。
そこで、行政改革におきまし
てでも、市
のいろいろな施策
の立案・企画段階において、行政意識
の意思決定をする場合に、市民参画も推進し
ております。いわゆるパブリック・コメントを推進しようとし
ております。そういうことからし
て、より一層行政
の役割、住民
の役割を明確にしながら、自助・共助・公助を基本としたまちづくりを目指し
てまいりたいと考え
ております。
それから2つ目
の、職員
の意識改革に関する
アクションプログラムは策定し
ていない
のかというご質問でございます。
本市においては、地方分権に伴いまし
て、政策形成能力や自主判断能力
の向上
が重要と考え、研修に意を用い
ているところで
あります。
具体的には、これまでもお答えし
ております
が、毎年県
の職員研修所、市町村
の研修機構、それから市町村アカデミー等
が実施する職務別による階層的研修、そしてまた専門研修等
の各種研修を通して、知識
の習得のみならず職員
の意識改革にも役立てるよう努め
ているところで
あります。また、通信教育による自己啓発研修も実施し
ておりまし
て、これら
の研修を通じまして、これから
の公務員として
のサービス精神
の必要性と効率性等を学びながら、意識改革にも努め
ております。
今後も、このような研修計画に基づいた職員研修を積極的に推進し
ていく方針で
あり、ご質問
の新たな
アクションプログラムの策定については考え
ていないところで
あります
が、ただ、私をはじめ職員一同
が、これまで以上に意識改革を持っ
て行政
の推進に努め
てまいりたいと考え
ております。
それから3つ目
の外部委託
の推進と、外郭団体
の効率化を図れということで
あります。これにつきまし
ては、外部委託
の推進や外郭団体
の効率などにつきまし
てでも、主要事項として改革
の項目に挙げ
ており、さらに外部委託
の可能なものについては積極的に推進し、事業
の効率化と経費
の節減合理化を図るとともに、進行管理についても徹底し
てまいりたいと考え
ております。
なお、今回指定管理者制度も新たに導入し
ておりまし
て、外郭団体
の効率的な運用につい
てでも配慮し
てまいりたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
〔
産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○
産業民生部長(近堂昭夫君) おはようございます。
それでは私
のほうから、相川議員さん
の代表質問
の問2、新年度
の新規主要建設事業について
のうち
の②
の深層水分水施設建設事業について、及び問3
の(仮称)
市民交流プラザ建設についてお答えいたします。
まず、深層水分水施設建設におきますところ
の、深層水取水関連施設等
の一連
の取水施設
の滑川市へ
の譲渡は有償か無償かについてでございます。
本市内で実施され
ておりますNEDO
の深層水関連研究プロジェクトは、本年3月末をもって終了する予定となっ
ております。4月以降
の施設整備
の移管につきまし
ては、これまで富山県とともに無償譲渡
の要望を行っ
てきたところで
ありまし
て、昨年来、NEDO及び経済
産業省と事務レベルで
の事前協議を行っ
ているところでございます。現在
のところ経済
産業省側は、取水施設、濃縮脱塩設備とも富山県に一括譲渡する意向で
ありまし
て、その後
の利用や処分は富山県
の判断にゆだねる考えと、このように聞い
ておるところでございます。
このことから、富山県
が無償譲渡を受けられました後、県から滑川市へ無償貸付を行うというスキームで県と協議し
ているところでございます。
なお、正式な譲渡まで
の期間におきましても、機械装置
の機能維持
のため運転を継続する必要
がありますので、本市
が管理費用を負担しながら使用できるよう手続を進め
ているところでございます。
次は、指定管理者制度
の導入でございます。
公
の施設
の指定管理者制度は、多様化する住民ニーズにより効果的かつ効率的に対応するため、民間
の能力やノウハウを活用しつつ、住民サービス
の向上と経費
の節減を図ることを目的といたしまし
て、地方自治法
の一部改正により、昨年9月に施行されたものでございます。
この指定手続に関しましては、今議会に議案第17号として条例案を提出し
ているところでございます。深層水分水施設
の管理につきまし
ても、改正自治法
の趣旨にのっとり、指定管理者に行わせることとし
ているところでございます。
そこで管理者
の選定にあたりましては、議員ご指摘
のとおり、条例でいいますところ
の2条、3条で申請
があり、その中から選定いたすと、こういうものでございます
が、市民
の平等利用
の確保、管理に要する経費
の縮減、そして安定し
て管理を行う物的、人的能力などを総合的に勘案いたしました結果、今審議に
ある条例
の附則にでも定め
ております準備行為
の項目を適用いたしまし
て、ほたるいかミュージアム、タラソピア
の管理運営及び深層水取水施設
の運転管理に実績
のある株式会社ウェーブ滑川を指定することとしたもので
ありますので、ご理解
のほどお願いいたします。
なお、ご指摘
の、民間企業
の参入を排除するものではございませんで、指定基準をクリアする民間事業者
の申請は歓迎するものでございまし
て、その点からも、今回
の指定期間は平成18年3月31日まで
の2年間を期限としたところでございます。
次に、問3
の(仮称)
市民交流プラザ建設についてでございます。
12月議会でお答えしましたように、地元近隣町内会や利害関係者等にご説明し、了解をいただく必要
があると考え
ているところでございます。浴場組合関係者
の方には1月22日に説明にまいりました
が、その時点ではまだ具体的な施設内容等
が決まっ
ていなく、概要説明のみし
てきたところでございます。そこで現在、本施設内に入る内容及び建物
の建設位置について最終
の詰めを行っ
ている状況でございます。したがいまし
て、これら
のこと
が固まり次第、議員ご指摘
の、地元近隣町内会等関係者
のご理解をいただけるよう対応し
てまいりたいと考え
ております。
市民交流プラザ設置により不足する駐車場確保につきまし
ては、エール
のほうで責任を持っ
て、同施設建設着工前までに鋭意努力され
ているところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 17番相川隆二君。
○
17番(相川隆二君) それでは何点か再質問をいたしたいと思います。
出村部長
の、市民分権
のところで極めて抽象的なお話ばかりでございました
が、私
が最初に申し上げましたように、これを実現するためには、あなた
が言われた、抽象的なことではどうもならないわけなんで、いただいた資料をずっと読みますと、最終的には住民自治条例だったけ、これを作っ
て何とかというところに行き着くわけですよ。ただ、それを実現させるためには、先ほど言われた重要な行政
の施策
の決定に市民
の声を反映させるような素地を今
のうちからつくっ
ておかなければならないと、先ほどそんなことを私は提案申し上げたわけなんです。
同じようなことを言われたんですけども、だけど、じゃ住民
の意欲をかき立てるため
の条例をつくろうという話はあなた
の答弁には全然出
てこないわけですよ。私は、そういうことからすると、もうちょっと体系的によく考えられた答弁をし
ていただかないと、私はちょっと納得いかないところ
がございまし
て、再度質問をいたしました。もう一度、考え
があればお答えをいただきたいというふうに思います。
近堂部長に再質問をいたします
が、交流プラザ
の2番目
のご答弁でございます
が、私は前もって通告し
てあるわけですから、何か極めて淡泊なご回答でございました
が、それはおれとこのやる仕事でないし、あっちはあっちでやる
がで、しっかりやっ
てもらわにゃならんという、非常にちょっと寂しげなイメージを受けました
が、しっかりと相手に質問
の中身を伝え
て回答をし
ていただいたということな
のでしょうか、先ほど
の回答は。それにしたら、とても―いいかげんとは言いませんけども、心
の伝わらない回答だったというふうに思いますけども、もう一度お聞かせください。
その2点でいいです。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
○総務部長(出村眞佐範君) ただいま
の再質問でございますけども、実は行革
の実施計画
の中におきまし
てでも、行政へ
の市民参画
の推進
の中で、議員おっしゃいました自治基本条例制定
の検討も項目に入れ
ております。そこで後日、島川議員さん
の質問
の中にも自治基本条例
の制定について
の考え方
の質問
があるわけでございますけども、その時点で詳しくご答弁をさせ
ていただきたいと思いますけども、平成18年度までこういった自助・共助・公助
のまちづくりを進め
ていくためには、こういった条例を用いた手法
が必要な
のかどうか、そこらも十分検討させ
ていただい
て決定をするということにいたし
ております。
そこで当面は、行政意識決定へ
の市民参加
の推進、いわゆるパブリック・コメント制度を早急に16年度から実施し、市民生活に影響
がある計画や条例などを制定時に市民に意見を伺い、参考とするシステムを構築すると、このようにうたっ
ておるわけでございまし
て、こういった中からでも行政
の役割、市民
の役割を明確にし
て市民にやっ
ていただけることは市民にやっ
ていただきたいと、このように決定し
てまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
○
産業民生部長(近堂昭夫君)今ほど
の再質問にお答えいたします。
一応エールさん
のほうからは、市
が考え
ておりますところ
の建設着工年
の前までには、エール
のほうで駐車場につきまし
てはきちんとしますと、こういうふうに聞い
ております。
○議長(高橋久光君) 18番岡本三之君。
〔18番岡本三之君登壇〕
○
18番(岡本三之君) 政友クラブを代表いたしまし
て、通告し
てある諸点についてお尋ねいたします。
まず第
1点目
の質問でございます
が、行政改革についてでございます。
この質問をなぜするかというと、多く
の市民から、「滑川市は合併しないそうだ。なら、それでやっ
ていける
のか」ということを私らはよく質問を受け
ております。そこで、このことについてお尋ねするわけですので、よろしく返答
のほどお願いいたします。
この行革というものは永遠
のテーマで
あろうと思っ
ております。まして最近
の国
の構造改革等
の推進によって、国は歳出全体を徹底的に見直し、そしてそれに応じ
て資産を配分するという方針に市も大きく影響され
ておるわけでございます。
また、国と地方
の関係で
ある三位一体
の改革
の推進など、市町村としては大変厳しい時代に入っ
てき
ておるわけでございます
が、このようなことは前々からわかっ
ておったわけで、予測し
ていたことだと私は思っ
ております。今日、民間企業ではリストラをはじめ、あらゆる手段を講じ
て生き残りをかけ
て経営に当たっ
ているのが現実でございます。市役所も、のんべんだらりんと親方日の丸的な運営じゃなくし
て、市民感覚を取り入れ
て、会社経営方針を取り入れ
てしっかりとやらないと、滑川市
がつぶれたというふうなことになりかねん。まして2年前に、中屋市長は多く
の市民から信託を得
て当選し
て執務に当たっておられます
が、中屋市政
の時代に滑川市
がつぶれたと、このようなこと
のないように大胆に行革をやっ
ていただきたいと思うわけでございます。
私どもは、今議会に提案された議案を見
ておりますと、行革に値するような項目
が見当たりません。また、多く
の市民も、合併せん
がなら何をつましくし
てやりくりする
がかということを、大いに関心を持っ
ておる
のが現実でございます。そういうことも念頭に置きながら行革についても大胆にやっ
ていただきたいと思うわけで
あります。議会も先日
の定例会において、議員定数削減を9月までにまとめようという決意を持っ
ております。そういうことからし
て、16年度
の行う行革
の具体的な内容を細かくお知らせください。
また、過去に今まで取り組んだものはどんなこと
があって、成果はどのようで
あったかということもあわせ
てお尋ねするわけでございます。
昨年
の市長
の答弁では、光彩で何か会合
があったやつを5,000円ずつ出
いてやっ
ておるというようなことも
ありました
が、そういうことは日常
の中で、随分前にやらなければならないことで
あったと私は思っ
ております。名球会だとか会合をやったとき
の、そういうことじゃなくし
て、もっとお金を節約、数字的にある程度節約できたことをお知らせお願いいたします。
続きまし
て次に、2点目
の幼児保育施設についてお聞きします。
ただいま市内には公立として3園保育所
がございます。そして私立
が7園
ありまし
て、公立
の定員は160人で入所
が187人、私立は定員740人で入所
が844人で
あります。一方、幼稚園は、公立
の田中幼稚園は定員60人で入園児は17人、私立幼稚園は定員810人で入園児438人で
ありまし
て、この保育所、幼稚園合わせ
ての入所総数は
1,486人でございます。そこで、これら
の数字を分析し
てみますと、市民
の大半
の方
が保育所志向
が大変強いということで保育所
のほう
が不足気味
が見られるわけでございます。一方、幼稚園は定員
の半分以下にも満たず、大きく定員割れを来し
ているところでございます。
そこで、このアンバランスを解消することを願うならば、行革
の点からも、
次のことを提言いたしたいと思います。
公立保育所再検討、田中幼稚園を廃止したほう
が一番
のベターだと思っ
ております。なお、保育所
が当面不足するで
あろうと思います
が、その不足分については、今
の公立で持っ
ておる保育所を民間事業者に、運営する方
がおればやっ
ていただい
て、その穴埋めをやっ
ていただければどうかと思うわけでございます。
それから、これは指摘を申し上げたいんです
が、公立幼稚園
が―全体にも言えることでございますけども、あずま保育所は10人余計入っ
ておる。15%。柳原保育所は6人、これも15%。坪川保育所、これも15%で6人余分に入れ
ておる。こういうことはどこにその歪み
がくるかというと、幼稚園で
あります。保育所へいくと、2人、3人子どもさんを持っ
ておられると、無料になったり安くなったりするわけで、それと、家族
がおっ
ても保育所へやっ
ておいたほう
がよいだろうと、あるいは過激な勧誘活動によりまして、どうしても保育所へ引っ張られるということからし
て、保育所はもう運営
の危機に立たされ
ておる
のが日々で
あります。
こういうことも解消するためには、今言った公立で持っ
ておる保育所、そして幼稚園は全部即時廃止する。そういうことを言う
てもだめです
が、3月31日をもって廃止し
て、民間で対処するということをし
ていただきたいと思います。
この過激な勧誘活動というものは、一つ例を挙げると、オギャーと生まれると、早速保育所なり、
ある一部民間
の幼稚園から、ベッド
の枕元へ来
て、私
のところへ預け
てくれと。まだ臍の緒も取れ
ておらんうちに、そういうことをやっ
て大変困っ
ておると。声も出んうちに、オギャーとも言わん先においでると。こういうこと
の結果、幼稚園
がふらふらになっ
ておる。これ
がまた教育委員会
が何をし
ておったもんか知らんけども、幼稚園
がこれほどふらふらになっ
ておるのに全然その対処をしない。これは教育委員会を廃止したほう
がいいような気もします
が、とにかくそういうことでやっ
ていただきたいと思います。まだ理由はいろいろございます
が、とにかくこのことは、やがて小学校、中学校へ行っ
ても、そのような教育だとか保育をし
ておると、やがて首をちょん切るような子ども
が生まれるという
のが現状かと思います。これは教育的見地からも、あるいは市
の運営上から言っ
ても自制しなければならない大きな大きな問題で
あろうと私は思っ
ております。
そういうことで質問を終わりたいと思います
が、とにかくこれは滑川市
の最重要課題と位置づけ
ていただい
て、解決をし
ていただくことを要望いたしまし
て、質問を終わります。
○議長(高橋久光君) 暫時休憩します。
午前
11時07分休憩
──────────────────────
午前
11時
17分開議
○議長(高橋久光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) それでは、政友クラブ代表
の岡本議員
の代表質問にお答えをいたします。
まず最初に、行政改革についてということで
あります。この細部、16年度に行う云々、あるいは今までに取り組んだ云々は担当から説明を申し上げることにいたしまし
て、基本的な考えだけを申し上げたいと思います。
冒頭、岡本議員から、滑川市
がつぶれるという、大変ご心配をいただくようなご発言
があったわけで
あります
が、心配し
ていただきまし
てありがとうございます。むしろ東加積
の地元
の幼稚園
が大変で、そこらあたりにも意を配慮し
ていただければと思います。
議員
がご指摘になったとおり、行革という
のは永遠
のテーマで
ある。私もかねがねそのような意見を申し上げ
てまいりました。しかし、永遠
のテーマ、時
の流れに区切り
がないということになると、どうしてもマンネリ化になりやすいということで一つ
のスパン、3年あるいは5年という区切りをつけながら、そこでローリングを繰り返し
ている。これ
が事実だと思います。
そんな中に
あって、昨年2月7日「当面単独で」という表明をしたときに、しからば、滑川市
が従来、第
1次から第3
次まで
の行政改革
の大綱をもっ
て今日まで歩んできた。しかし、それを見ながらもう一度これを根底から洗い直すべきで
あろうと。単独でいく以上はということで
1年前倒しにする形で、この大綱
の見直しにかかったわけで
あります。そして先般、第4
次という形でこの行革
の大綱を示したわけで
あり、議会にも2月20日、お渡しをいたしました。
それでまず、昨年5,000円
の微々たる会費云々ということも
ありました
が、大をなさんとなすときは小事から出す、まず隗より始めよ、やれることからやる、そんな思いで、小さなことで
ありました
が、半歩で一歩でも進むという気持ちで、そのようにやったわけで
あります。もっと早くやるべきだという先ほど
のご指摘で
ありました
が、従来やらなかったことを半歩でも進むという意味でやったということもご理解をいただきたいと思います。
そして、当面は単独でいく。しからばと我が身を顧みたときに、まず自らも血を流すべきは流さなきゃあかんということで、議会
の皆さん
のご理解をいただき、特別職
の給与、報酬等にも7%という審議会
の方々
のご意見を踏まえ
て断行させ
ていただいた。そして庁内に行政改革
の推進本部を立ち上げた。細部にわたる項目等を随分洗い出しました。しかし、やはりそれは身内で
の議論というものにはどうしても脇
の甘さ
が出る。それゆえに行革
の懇談会というものを新たに設置し、そこでさまざまな角度からご意見、提言をいただいたものも参考にさせ
ていただき、先般
の大綱になったということもご理解をいただきたいと思います。
行政とは、市民に対して
の最大
のサービス機関で
ある。それを考えたときには、一概に、民間
がリストラだ、経営
の合理化ゆえに云々という形で断行できない部分
がある。サービスという
のはリストラ
のような発想、感覚で職員を切り捨て
ていく。片やサービス
が低下するおそれ
がある。その点をも十分配慮しなければならない。極めて当然だと思います。
ゆえに、近きを見
て遠きを見る。これ
が行革
のあの第4
次の大綱で
あろうと思います。以上をもご理解をいただきたいと思います。
細部は担当から申し上げたいと思います。
次に、幼児保育施設についてということで
あります。
ご案内
のとおり、本市には10カ所
の私立と公立
の保育園
があるわけです。公立保育園
が3カ所、私立保育園
が7カ所ということになっ
ておるわけです
が、問題は、保育園と幼稚園
のそれぞれ
の果たす役割というもの
が明らかになっ
ておるわけで
あります。その中に
あって、公立保育所
の民営化については、平成9年
の児童福祉法
の改正に伴い、保育所へ
の入所
が措置から、いわゆる保護者による選択に改められたことから、私立保育所
の柔軟性や独自性を活用するとともに、公立、私立それぞれ
の役割を分担しながら、市民
の利用しやすい保育所づくりをすることを目的といたし
ておるもので
あります。
国
の三位一体
の改革により、ことし4月から公立保育所に対する国
の運営費
が一般財源化されたことにより厳しい財政運営を強いられることになった
のは事実で
あります。第4
次行政改革実施計画
の中で保育所
の見直しとして、公立保育所
の民営化についても検討することといたし
ておりますので、今後とも、その方策等について十分検討し
てまいりたいと思います。
それ以外については担当からご説明を申し上げます。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
の岡本議員さん
の代表質問
の行政改革についてお答えをいたします。 16年度に行うものにつきましては、行政改革大綱
の実施計画において明示し
ているところで
あります。具体的には、事務事業
の見直しにつきまし
てはとやま高度化情報センターから
の脱退、経常経費
の削減、納税奨励金
の廃止など38項目、それから財政運営
の健全化ということで公共料金
の見直し、市税
の徴収率
の向上といったものなど10項目、それから組織機構
の見直し、組織肥大化
の抑制、外郭団体
の見直しなど3項目、それから定員と給与
の適正化につきましては特殊勤務手当
の見直しなど4項目、それから人材
の育成と活力
の発揮につきまし
ては職員提案制度
の活性化、市政講座
の充実など9項目、それから情報化
の推進による市民サービス
の向上といたしまし
て庁内LANシステム
の拡充など7項目、それから公共施設
の設置及び管理運営
の合理化ということで公共施設
の管理委託
の検討など3項目、それから公正
の確保と透明性
の向上ということでケーブルテレビ等を活用したきめ細かな情報提供など6項目、それから行政へ
の市民参画
の推進といたしまし
て、先ほど言いましたパブリック・コメント制だとか住民基本自治などを検討しながら、とりあえず市民
の声を聞く事業
の推進など5項目を挙げ
ております。
そこで、取り組み項目ごとに達成目標年次を掲げ、市民にわかりやすい計画としたところで
あります。その結果、平成16年度
の予算に反映いたしましたものといたしまし
ては、予算
の未定稿でもお示しし
ておりますけども、まず単独補助金等
の削減、整理合理化ということでいろいろ
ありますけども、合わせ
て2,200万円余り
の削減効果、それから事務事業
の整理合理化ということで2,000万円余り、合わせ
て4,300万円足らず
の効果を16年度予算に反映をさせ
ております。そのほか、使用料
の増額等によりまして何百万か
の増収も図っ
ております。
それから次に、今まで取り組んできたものの成果といたしまし
ても、これまでも資料でお示しし
ているように、平成12年3月に策定いたしました第3
次行政改革大綱に基づきまし
て、行政運営
の簡素合理化、健全財政
の確保等を柱といたしまし
て、組織機構
の見直しや事務事業
の見直し、さらには人材
の育成確保と定員
の管理、給与
の適正化など
の項目を掲げまし
て、その改革
の取り組みを推進したところで
あります。
今後は、これまで
の成果も踏まえ、今般策定いたしました計画につきまし
ては毎年度見直しを図るとともに、実施計画に明示した項目以外につきまし
てでも随時見直しを行うこととし
ており、この改革
の趣旨や必要性を徹底することにより、さらには実施状況を把握しながら進行管理に努め
てまいりたいと考え
ております。
いずれにいたしまし
てでも、先ほども言いましたけども、私たち職員につきまし
ても、行政意識や経営感覚を持ちながら行政に携わっ
てまいりたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
〔
産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○
産業民生部長(近堂昭夫君) 岡本議員さん
の代表質問
の問2、幼児保育施設について
の②でございまし
て、私立保育所に行政指導
の点でございます。
保育所、幼稚園
の目的といたしまし
ては、ご案内
のとおり、保育所におきましては保育に欠ける子どもと、それから幼稚園におきましては幼児教育を行うと、こういうことを目的としておるものでございます。
そこで、各園におかれまし
ては、その目的
の中で、特徴的な特別保育、いわゆる経営努力
の面でございますけれども、そういうものをやりますよということを入れ
て募集要領等をつくりまし
て募集をされ
ておるところでございます。したがいまし
て、ご父兄
の皆様方におかれまし
ては、それら
の要領等をよく調査されまし
て、そして自分はどこへ行くか等を決定され
ているものと思っ
ている次第でございます。
そこで、議員ご指摘
のように、ここにおいて
の指導はできないかというご質問だろうと思いますけれども、そこらへんにおきましては、私ども
のほうとしてはちょっとできかねる
のではなかろうかと、できかねると、このように思っ
ておる次第でございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
〔教育委員会事務局次長長登 健君登壇〕
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 幼稚園に行政指導をということでございます
が、繰り返しになります
が、幼児期は生涯にわたる人間形成
の基礎を培う大切な時期でございまし
て、このような時期に行われ
ている幼児教育は極めて重要な役割を担っ
ておると、教育委員会では認識し
ております。
このような中、幼稚園は、満3歳から小学校就学するまで
の幼児で
あればだれでも入園すること
のできる学校でございまし
て、市内
の私立6幼稚園におかれまし
ても、教育要領にのっとりまし
て、集団生活を通じて幼児一人ひとり
の発達に応じ、主体的な活動を通じて
の遊びを通じて総合的な指導を行うなど、重要な役割を担っ
ていただい
ておると思っ
ております。
そこで、私立
の6幼稚園に対しましては、その上
の充実を図る観点から、運営補助金を交付するとともに、増改築に要する補助金を交付し
ているところでございます。
ご質問
の私立幼稚園、例えば統合等も視野に入れ
てのことだと思いますけども、行政指導につきまし
ては、それぞれ
の園
が学校法人として県
の認可を受けられ、独自にそれぞれ経営し
ておられるもので
あるため、各園で十分にご検討された上で
のご相談につきまし
ては、県
の仲介役を務めるなどできる限り
の対応はし
てまいりたいというふうに考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 18番岡本三之君。
○
18番(岡本三之君) 再質問いたします。
今ほど
の長登次長
の答弁ですけども、市役所
がやらんようなことをあんた言われるけども、この現状を把握し
ておらんと思う
がやちゃ、あんた方教育委員会は。これは市長にお願いせんにゃならんがやけど、産厚とあんたとこと2つ
あるもんだから、保育所と幼稚園と一緒に考えならん問題で
あろうと思っ
ております。なぜならば、滑川
の場合は、大都会やほか
の市町村みたいに保育所
が満杯になっ
ておるわけだね、十分やっ
ておられるわけやから。公立も私立も含め
て。だから、ほか
の市町村
の待機児童なんていう
のは
いないわけですから、そのへんから感覚
が狂っ
てくるんじゃなかろうかと思っ
ておるわけで、この幼稚園、保育所というものは一元化で管理し
ていかんとおもしろくないんじゃなかろうかと私は思います。これは縦割りでどうもならんということだろうと思います
が、そう言いながら、下水道
の中に集落排水も入ったりし
て運営を日々やっ
ておられる事例もございますので、できんということはないと思います。
とにかく、あなたところは県
の認可を受け
ておるからできないとかって、そういう頼りないことを言う
ておったら、教育委員会要らんことになりますので、そういう否定するようなことを言う
ていただきたくないと思います。何かというと、まず幼稚園
が今抱え
ておる問題は、入園児
がいないもんだから、来年
の4月からはどこ
の園も困窮し
てくるわけで、採算ベースは度外視し、そしてこれ
がまたリストラにかからんならん幼稚園も発生し
てくるわけでございまし
て、大変困っ
ております。
そこで、あなた方はそういう機会を設け
て、例えば東加積と北加積
が統合するとかということをすればなると思います。そういうことで、この点もひとつ再答弁、教育委員長、言っ
てください。
それから保育所
のことです
が、こういう現状を把握し
ておらんから、幼稚園
の現状を把握し
ておらんから、こういう余分に入れるんですよ。定員というもの
があるんでしょう。定員
があって、15%なら大丈夫やと担当者
がいいますけど、この現状を認識したら、幼稚園
の状態を認識し
ておったら、そんなこと余計に入れるわけにはいかないんですよ。これは違反ですよ。脱法行為ですよ、これは。定員というものは何
のために
あるんですか。県
が言うたから大丈夫やとかって、たまに言われます
が、県
が言おうと何を言うと、片っ方
の施設
が困っ
ておることをよく認識し
てもらわんと困りますよ、滑川
の場合は。これをもう1つやっ
ていただきたいと思います。
それと、ことし15年度も306人しか出生し
ておりません。そういうことからし
て、今度はだんだん減少傾向
が起き
てきます。だから、市長は心配し
ておられるように、公立はつぶしたくないもんだから。これは今やっておかんと、絶対また同じこと
が起きるんですよ。それと、お金
が節約できるんですよ、大枚なお金
が。民間にさせなさいよ、そういう心配
があるのなら。だから、これは何で定員オーバーで入れるかということ。定員というもの
が必要ないがなら、これは要らん
がで、定員以上はことしから絶対入れないことにしなさい。これはだめですよ。滑川
の場合は設備
があるんですから、施設
が。来年からする
がかせん
がか。それを聞かせ
ていただきたい。それから幼稚園は早速そこで取りかかっ
ていただきたい、そういうふうに。みんな待っとるんだから、やることを。
以上で終わります。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) まず最初
の中で、公立幼稚園を直ちに廃止せよと。私は市民
の代表という形で、こういう立場でおりますから私情は全く抜きで
あります。どこ
の幼稚園
の私立で
あろうと公立で
あろうと、それぞれ
の歴史
があり、地域に育んできたもの
がある。そんな中で、ましてや幼稚園という教育
の場は金銭ですぱっと切れるものではないと僕は思います。しかし、昨今
の情勢
の中から、先般
のあの行革大綱
の中にも、「田中幼稚園
の存廃について」ということを検討すべきで
あるという指摘も
ありました。と同時に、昨年
の2月7日、私
が単独
の表明をした折に、公立
の幼稚園あるいは保育所
の民営化、これらも考え
ていかなきゃならんということもお話をしました。そういうことも
ありますから、私は廃止しないと明言したわけでは
ありませんから、行革
の大綱にきちっとうたわれ
ておりますので、その手順に沿っ
て検討
が行われるべきものだと私も思います。
また、具体的な名前でAという幼稚園とBという幼稚園
が統合すればどうだろうか、行政指導をやるべきでないかというお話
がありました
が、それぞれ
の園は独立した学校法人として
の園を運営し
ておられるわけで
ありますから、それを強制的に云々という
のは、僕はいかがなものかと思います。やはりそれぞれ
の園
の方々
がそれぞれ
の園で十分協議をされた結果、市に対してご相談
があれば、それは市といたしまし
ても当然ご相談に応じ
ていきたいと、これ
が筋で
あろうと思います。
その他については、また担当からお答えいたします。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 幼稚園にかかわる再質問をいただいたわけでございます
が、今大枠
の部分を市長
のほうから答弁させ
ていただきましたので、私
の申し上げ方
が、声
のトーン
が多少誤解を受けたというふうに思っ
ておりますので、それをお詫びいたしまし
て、繰り返しになります
が、県
のと申し上げました
のは、県
の認可を受け
て独自に経営し
ておられるそこ
の経営体でございますので、そちら
のほうで十二分にご相談された結果
のご相談につきまし
ては、これまでも微力ながらお受けし
てきたつもりでございますし、できる限りご相談に応じ
てまいりたいと思っ
ております。
それから議員ご指摘
のように、幼稚園
の実態をすべて把握し
ておりますとは、なかなか言いづらい部分、確かに私自身まだ11カ月でございますのでございます
が、今後もできる限り把握するように努め
てまいりたいと思っ
ております。
次世代育成支援行動計画に係る市民
の方へ
のアンケート
の中にも、どの園ということではなく、幼児教育に関するものも盛り込んでいただい
ておりますので、その結果も踏まえながら、幼児教育
の振興という観点で、どういった市として方策
がとれる
のかにつきまし
ては、引き続き検討し
てまいりたいというふうに考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
○
産業民生部長(近堂昭夫君) 今ほど
の再質問
の中で、幼稚園
の現状を認識したら、保育所
の15%定員より増やし
ておるという、そういうことはできん
のではないかと、こういうご指摘でございます。現状は15%になっ
ているのは、いわゆる保育に欠ける子どもさん
が非常に多いということで15%になっ
ているものと認識し
ているものでございます。この15%につきまし
ては、国
のほうで、待機児童ゼロ作戦
の中で認められ
ている数字でございます。
そこで、こういう15%というものを何年も継続し
ておるようで
あれば、これはおかしいんじゃないかと。そういうので、県等
の指導によりまして定数是正、増やすほうですけれども、こういうものについても、逐次県
の指導
のもと、実施し
てき
ているものでございます。そういうわけで、来年からそういうこと
のないようにすぐやりなさいというご指摘でございますけども、非常に難しい。この法
の流れ
の中では難しいものと認識し
ているものでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 18番岡本三之君。
○
18番(岡本三之君) 今
の近堂部長
の、難しければこのままずーっとやっ
ておくんですか。これは定員を直すべきですよ。どうですか、できないんですか。定員を直せばいいんでしょ。
教育委員会、あんまりこういうことを言いたくないんですけど、教育長、あんた答弁し
てくださいよ、今度。この幼稚園、私立6園で714万、助成いただい
ておる。それから片や田中
の17人で
1,600万、これ計算すると、普通
の幼稚園
の子どもは
1人当たり
1万6,000円。田中
の子どもは94万
1,000円。こういうことをアンバランスという
がやね。こういうことして格差
があって、3万や5万なら大したことないですけど、こういうひどいことを、あなたは是正する気
があるんですか、ないんですか。このことについて、教育的見地から答え
てくださいよ。
以上です。
○議長(高橋久光君) 中屋教育長。
○教育長(中屋久孝君) 幼稚園につきまし
ては、公立、私立それぞれ
の設置趣旨に基づい
てつくられ
ておるというふうに認識をし
ておるところでございます。
それで、今ほど議員ご指摘
の点について、それぞれ公立、私立、そこ
の状況をしっかりと把握いたしまし
て、私どもで何
ができるかというところを勉強し
ていきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
○
産業民生部長(近堂昭夫君) 今ほど
の再々質問で、定数是正をやればいいんじゃないかと、こういうお話でございます。先ほども申し上げましたとおり、現在
の定数を超えた15%、100で
あれば115
が今入っ
ておるわけですけれども、こういう状況
が継続するようで
あった場合におきましては、議員ご指摘
の定数増
の是正となることになると思います。
以上です。
○議長(高橋久光君) 以上で会派代表による質問を終わります。
──────────◇──────────
市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(高橋久光君) これより各議員による市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告
がありますので、順次発言を許します。
15番森 結君。
〔15番森 結君登壇〕
○
15番(森 結君)ご苦労さまでございます。それでは、通告し
てございます諸点についてお伺いをいたします。
まず初めで
あります
が、財政見通しについてお伺いをいたします。
新年度予算案
が提案され
ております。その内容について説明を受け、現在審議に入るわけでございます。一般会計予算120億9,174万9,000円、前年度対比で3.
1%
の伸びで
あります。ただし、減税補てん債に係る借り換え分を除けば、逆に
1.9%
の減となっ
ております。で
ありますから、新年度予算は、ストレートで見
て、対前年度比マイナス予算で
あると認識をし
ております。私は、前年度よりマイナスだから行政
が萎縮したとか、後退したとかとは毛頭思っ
ておりません。しかしながら、歳入に至っ
ては個人市民税
の減、地方交付税
の減、臨時財政対策債
の大幅な減
が市財政にとって大きな打撃で
あると提案理由に説明され
ております。そこで、新年度予算では、財政調整基金あるいは減債基金
の取り崩しで、不足する財源
の確保
がされ
ておるところでございます。
まず
1点目としてお伺いをいたします。
財政調整基金残高は、3月補正でようやく4億9,100万円になりました。15年度当初では5億5,000万円
が取り崩され、新年度16年度では4億4,000万円
の取り崩しとなっ
ております。したがって、基金残高は5,100万円となるわけでございます。当然16年度6月補正では15年度決算における繰越金、不要額、その他
の財源をもっ
て基金
の積み立て
がされることは承知をし
ております。しかし、16年度基金残高
が15年度残高を上回るということは私はないだろうと推測をいたします。いわゆる単年度収支では赤字ではないかということでございます。私は、基金残高
が減ったから、あるいは単年度収支
が赤字だからといっ
て即、先ほど
の話じゃ
ありません
が、市
の財政
が危機的な状況になるとは思っ
ておりません。されど、財政調整基金は、その名称
のとおり財政を弾力的に運営するためには重要な基金だと私は思っ
ております。で
ありますから、16年度以降、この基金残高
がどのように推移すると予測される
のか、
1点目としてお伺いをいたします。
2点目に、三位一体
の改革で
あります。
小泉内閣
の重要政策で
あります。しかし、地方自治体からは極めて評判
が悪い。三位一体になっ
ていないからで
あります。地方交付税、国庫補助負担金
の削減はしっかりやっ
て、肝心
の地方へ
の財源移譲
が定かでない
のが実態でございます。当市においても削減
の影響は免れず、三位一体
の改革は地方財政
の運営に大きな痛手を及ぼすもので
あると、市長自身自ら言っ
ておるところでございます。また、県
の副知事は県予算編成にあたって、「三位一体
の改革には強く憤りを感じる」と
の発言もございました。
提案理由説明で市長は、「国に対して、地方
の財政運営に支障を及ぼさないように税財政制度
の確立を市長会などを通じて働きかけ
てまいりたい」と
あります。中屋市長は大変な行動派で
あります。天下
の総理大臣と握手をしたり、ツーショットで写真を撮ったりと、総理大臣とは大変好意な仲だと聞き及んでおりますので、大いに期待をするものでございます。
そこでお伺いをするわけでございます
が、三位一体
の改革に対する評価と、税財政制度
の確立に功をなすものと思われるかどうか、その点
のお考えをお伺いいたします。
次に、市町村合併についてお伺いをいたします。市町村合併について
の質問は、私にとりましては久しぶりでございます。最初
の、ただいま質問いたしましたことと多少関連し
てこの問題をお聞きするわけで
あります。
県、国
の動向
が、市町村合併についてかなり踏み込んでき
ておりますので、この質問をするわけで
あります
が、ご存じ
のように、県内における市町村
の合併問題は、合併をしない、する、しようとし
ている、壊れた、こじれたなどと現在さまざまで
あります。滑川市は、昨年
の2月、市長は単独表明をされ
ております。以来、
1年余りを経過し
ておるわけで
あります
が、魚津市と
の関係も
あり、市民からはちょくちょく、「滑川
の合併はどうなっとるがけ」というふうにお尋ねをされるわけでございます。
市長は市町村合併については、昨年
の単独表明以来、ほとんど
の議会で、「合併問題は最重要課題で
ある。国や県
の動向、他市町村と
の情報交換等に努め、市民へ
の情報提供に配慮する」と言われ
ております
が、ほとんど私
の耳には何も聞こえ
てまいりません。何も提供する情報
がない
のか、
1点目としてお伺いをいたしたいと思います。
2点目で
あります
が、3月3日
の県議会において、齋田経営企画部長は質問に答え
て、「三位一体
の改革
の影響で各市町村は大変厳しい財政運営になっ
ておる。県は引き続き支援や助言を惜しまないけれども、厳しい財政状況を乗り切るためには行財政改革
の徹底と市町村合併
の推進を挙げ、これまで合併を検討し
ていなかった市町村も―滑川もその中に入るんだろうと思います
が―合併について真剣に議論をし
てもらいたい」と、こういうふうに発言をされ
ております。暗に滑川市、立山町、上市町、舟橋村を指し
ていると思われます
が、このことについて
の市長
のコメントをお伺いいたします。
3点目に、政府・総務省は、市町村合併
の推進
が思惑どおりと言っちゃ語弊
があります
が、進捗し
ていないことから業を煮やしたと、これもいかがな発言かと思います
が、今国会に市町村合併3法案を提出いたしました。中身はいろいろと
あるわけで
あります
が、究極的には、合併に関して都道府県知事
の権限を大幅に強化しようとし
ております。合併なんかしないとする小規模な自治体はもはや自己主張
が通らないような状況になると思われます
が、このことについても市長
のコメントをお伺いいたします。
次の質問に入ります。行政改革についてお伺いをいたします。多少代表質問でも触れられたことかもしれません。
第3
次行政改革を
1年前倒し、新たな行革大綱を策定するため、滑川市行政改革懇談会
が設置をされ、このほど2月10日
の第4回
の懇談会で第4
次滑川市行政改革大綱、あわせ
て実施計画
が作成され、公表されました。懇談会委員各位には大変ご苦労さまで
ありました。
私は議員として
の立場から、この行革大綱あるいは実施計画に対して、私
の思いを述べ、質問をいたしたいと思います。
まず
1点目でございます。改革
の成果で
ある金額、金額目標
の設定でございます。
実施計画では年次ごと、年度ごとにその達成目標を設定し、いいことは私は評価をいたしたいと思います。先ほど出村総務部長から
の答弁も
あったとおり、既にいただい
ておる実施計画書そのものでございます。しかし、冒頭で申し上げましたように、改革
の結果は、やはり究極的には金額で
あろうかと私は思います。確かに金額であらわせない改革もございます。とはいえ、改革項目
のほとんど、例えば(
1)
の行政運営
の効率性
の追求から(4)定員と給与
の適正化まで
の55項目
のほとんど
が、私は金額目標
の設定
が可能だと思っ
ております。実施計画
の11ページでは、先ほどもございました
が、15年度に取り組んだこと、取り組むことはもう終わりです
が、11項目
が記載され
ております。そのうち
の10項目はコストダウン
の見直しで
あり、金額計算は私は可能で
あると思います。改革における目標金額
がなぜ設定されなかった
のかお伺いをするところでございます。
2点目に、組織機構
の見直しについてお伺いをいたします。
(3)組織機構
の見直し、①本庁と組織
の見直し、項目
1、組織
の肥大化
の抑制とございます。内容は、都市開発課、福祉課、農林課で管理する公園等
の維持管理業務を集約化します。道路維持管理業務を一元管理する―これは書い
てあるとおり読みます
が、道理維持班
の設置を検討する。多分道路維持班でないかと思います
が、書い
てあるとおり
のことを申し上げ
ております。これだけしかないわけでございます。
私
がこれから述べようとする改革案は、行革とはかけ離れたことなんでしょうか。私は、行革機構
の見直しは、この程度では改革に値しないと断言するわけで
あります。今議会では、先ほども
ありましたように、議員定数
の見直しを検討し
ております。見直しで
ありますから、当然削減
の方向で
あります。市においても、課や部
の統廃合を進められ、主幹、課長、部長職
の縮減、さらには助役、収入役
の設置
の是非―収入役さんにつきまし
てはまだ法整備はされ
ておりませんけれども、さらには、アメリカ
のように、私ども
の姉妹都市で
あるシャンバーグ市でもそのようで
あります
が、市長
の非常勤も含め
て検討、改革すべきで
あると思います
が、いかがでしょうか。
3点目に、行政改革は「言うは易し、行うは難し」でございます。小さな改革でも「塵も積もれば山となる」で
あります。また逆に「木っ端拾い
の材木流し」ということも
あります。せっかくこつこつと捻出した財源を、今後ますます厳しくなる財政運営
が求められる中、新規事業には慎重さ
が必要かと思うわけでございます。通告書ではたまたま戸籍電算化システム導入事業を挙げました
が、新年度予算
の中にはまだまだ疑問視する事業も、私としてはございます。しかし、これに限っ
て申し上げます。
さて、戸籍電算化システム事業
の事業費は約2,000万円足らず、そのうち県補助
が若干入っ
ております。そして債務負担行為
が17年から20年まで、約6,500万円足らず
が計上され
ておるところでございます。提案理由説明では、「戸籍事務
のコンピューター化
の導入
が全面的に可能になっ
ており、全国的にもその普及
が拡大をし
ておる。だから当市でも導入し、戸籍業務
の複雑化、事務量
の増加、窓口
の繁雑
が解消される」とございます。私は、何でもかんでも電算化だと、磁気化だという風潮には疑問を持っ
ております。確かにこういうことは時代
の流れでございます。しかし、そのことによって、一般市民、我々には手
の打ちよう
のない犯罪も多発し
ておるところでございます。法改正
がされ
てから10年、今まで電算化し
てこなかったからといっ
て、そんなに困っ
ているというふうに私は聞いたことはございません。ましてや、行列
ができる窓口だとも、見たことも聞いたこともございません。
徹底的な改革をやらねばならぬこの時点では、私は時期尚早で
あると判断をいたします
が、いかがでしょうか。行政改革は永遠
のテーマでございます。やれること、やらねばならぬことを徹底的に追求し、計画
のため
の計画で
あってはならないと思います。そのことによって市民
の理解を得る。市民ニーズにこたえられる
のではないでしょうか。
次に、(仮称)市民交流プラザと地区福祉センター
の設置についてお伺いをいたします。
まず
1点目でございます
が、昨年12月議会で市民交流プラザ設置について、その質問を私いたしました。そして最後
の質問として、設置場所については、今後とも議会に相談されるかどうかお伺いをいたしました。私は、当然市長は、今後とも議会と相談をすると答弁をされたものと思っ
ておりました。ところが、会議録を読み返し
てみました
が、残念ながら、その答弁はございませんでした。意図的に答弁されなかったとは思いたく
ありません
が、改めてその意思についてお伺いをいたします。
なぜにこういったことを聞くかといいますと、提案理由説明
の中では、「市民アンケート
の集計、グループインタビューを実施し、基本計画
の策定中で
ある。17年度
の補助採択に向け、関係諸官庁と協議中で
ある。内容
が固まり次第、補正予算で実施設計など
の業務委託費をまたお願いしたい」と、こういうふうにございます。設置場所については一言も触れられ
ておりません。エール駐車場で
の設置
がまるで既成
の事実で
あるか
のように感じられる
のが私
の不満とするところでございます。このことについて、改めて考えをお伺いいたします。
2点目に、滑川市地区福祉センターについて、市民交流プラザに関連づけるためにあわせ
てお伺いをするところでございます。
滑川市地区福祉センター条例
が上程され
ております。設置場所を地区公民館とし
ております。何ゆえに公民館な
のか理解
ができないわけで
あります。地区公民館は教育委員会
の所管
の中では
あります
が、既に福祉関係
のことも多少やっ
ております。そこへ福祉
のためだと称し
て、地区公民館を便宜的に福祉センターにするとしか思えない
ので
あります。条例だけ
が先行し、実質的な中身
が全然見え
てこないわけで
あります。このような状況では、地区公民館を地区福祉センターとすることはまさに見せかけ
の福祉で
あるというふうに疑問を抱かざるを得ません。
3点目に、地区公民館を地区福祉センターにすることに疑問を持つと言いながら、この質問はちょっと矛盾
があるかもしれません
が、あえてお伺いをいたします。
条例
の第4条、開館
の時間、これは朝
の10時から夕方5時まで、あるいは第5条では休館日、月曜日というふうに設定をされ
ております
が、これは公民館
の現在
の実情を全く無視したもので
あり、この地区福祉センターだけ
のことしか考え
ていない条例ではないかと言わざるを得ません。このことについてもお考えをお聞きいたします。
4点目に、今回地区福祉センター
の指定管理者
の指定を受ける
のは浜加積地区福祉センターだけで
あります。当たり前だろうと思います。なぜならば、浜加積地区センターだけ
が地区公民館ではなく、別個に福祉センターとしてその施設と機能
があるからで
あります。浜加積地区以外
の地区福祉センター
が指定管理者
の指定を受ける
のは一体いつごろになる
のかお伺いをいたします。
5点目でございます。提案理由説明や条例で
の業務については福祉施策として私は理解をいたします
が、何ゆえに9地区に設置しなければならない
のか。私にとっては、極めて近いうちにも、将来的にも全地区センター
が、浜加積地区センター
のようになるわけ
がないと思っ
ております。18年に設置されようとするこの市民交流プラザに、こういった趣旨
の機構を組み入れ
て福祉
の拠点とすれば、私は十分だろうと思っ
ております
が、いかがでしょうか。
以上で質問を終わります。
○議長(高橋久光君) 暫時休憩します。
午後0時04分休憩
────────────────────
午後
1時03分開議
○議長(高橋久光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) 森議員
の質問にお答えいたします。
最初に、財政調整基金3月補正でようやく4億9,000万云々
の質問で
あり、17、18、19年と財政調整基金
の残高
がどのように推移するかというお尋ねで
あります。
現時点では、正直言っ
て平成19年度末
の財政調整基金
の残高
がどうなるかという
のは不確定な要素
が多く、確かな数字をここで申し上げることはできないと思います。しかし、平成15年度
の特別交付税
が今月中には確定する予定になっ
ておりますので、その額や平成16年度へ
の繰越金
の額などを考慮し
て、財政調整基金に積み立て
ていきたいと考え
ております。
今後予想される歳出というものは、仮称で
あります
が、市民交流プラザやあるいは西部小学校
の増改築事業
の大型プロジェクトを進め
ていかなければならないわけです。その中に
あって歳入においては、昨今
の経済情勢から税収
の伸び
がそう期待できないこと、あるいは平成17年度以降も、先ほどから指摘
のあった、国
の三位一体と言われる改革による地方交付税
の削減を想定しながら、予算編成というものをやらざるを得ないだろうと思います。現状どおり推移すると、議員指摘
のとおり、各年度末
の財政調整基金
の残高は年々減っ
ていくということは当然考えられることだと思います。
次に、三位一体
の改革で地方財政
の運営は大きな痛手となる。三位一体
の改革
の評価と、市長会を通じて
の働きかけ
が功をなすと思われるかと。このお尋ねで
あります
が、従来、国
のやり方という
のを見
ておりますと、金は出し
てやろう、必要な資金は出す、だから事業をやったらいいじゃないかと。いわゆるあの平成元年前後を頂点としたバブル期は、国
のやり方はそのような考えだったと思います。そして有利な制度だとか、あるいは地方債、リープロを含めた有利な起債だ、こんな制度
があるんだから、地方は地域活性化
の起爆剤として大いにこういう制度を利用したらどうだと。これ
が従来
の国
のやり方で
あったと思います。そしてまた我々地方も、その制度に飛びつい
ていろんな施設を、地域活性化という大義
の中で建設し
てきたと思います。しかし残念ながら、バブル
が弾けた途端、国は極めて財政状況
が厳しい中にさらされた。そして今度は地方分権だ、地方
の時代だという名において、そして三位一体
の改革という名において市町村合併だ、あるいは地方交付税は削減だ、国庫補助負担金は削減だ、そのかわりに税源は地方へ移譲しよう、こういう形になりました。
私は、地方も反省すべき点は
あったと思います。しかし、国は自ら
の責任というもの
がやはり
あると私は思います。その責任を全く論じることなく、一方的に地方へ負担を転嫁しようとする。それ
が今回
の三位一体
の改革、私はそう思います。結果的に、いろんな施設をそれぞれ
の自治体
が競うようにし
て建設した。国はどこ
の自治体もよく似たような施設ばっかり建て
ておる。同じような施設を、隣近所
の市町村
が競い合っ
て建てる
のは無駄で
ある。やめりゃいいんだと、そういうことを公然と言うわけです。しかし結果として、その結果は地方は地方で財政
の、いわゆる修正
が当然必要になっ
てきた。地方は地方なりで財政
が肥大化し、借金も膨らんでいく。それを修正せざるを得ない状況
が今日だろうと思います。
しかし、急激な改革というものは大きな歪みを生ずる。しかも昨年、年末になっ
て国は交付税
の削減を含めた金額等を明示したわけです。やっぱり急にハンドルを切ると、それによってきしんでくるわけです。ましてや地方は急にハンドルを切れない。切れない中でも
がいておる。私は恐らく、全国
の3,200余りと言われる地方自治体は同じ中に
いると思います。新年度
の予算編成、また平成17年度
の予算編成、限られた財源
の中で、今後どう交付税
が削減され
ていくんだろうかという不透明な中で財政
の編成をやらざるを得なかった。どこ
の自治体も同じ苦労をしたわけで
あります
が、しかし、国
が悪い、地方
が悪いといっ
て責任を転嫁し
ていてもしようがない。自治体にあるいは行政、政治に携わる者は、そのような
環境の中で
あっても、住民
の生活
の安全・安心、そして地域経済
の活性化
の原動力となるべく社会資本
の整備充実、それには、体力
が続く限り努力をし
ていかなきゃならん、そういう宿命を背負っ
ておる
のが我々で
あろうと思います。
本来なら、もっと時間をかけ
て議論をすべきで
あったと思います。とりわけ私
が思う
のは、本来なら、地方へ移譲された税源で自治体
が政策選択し
て特色を出せるような、そんな政策に配慮した
のが地方へ移譲される税源で
あったと思います。しかし、そんな余地というものは、あの地方へ税源移譲した地方譲与税だと、全く余地
がないわけで
あります。これは今
の三位一体改革
の中において
の大きな欠陥だと私は思います。
また、交付税、これは削減しなきゃならん。それは心情的には私もわかります。しかし、削るんなら、地方
の裁量幅を広げ
て、現場
が工夫できる余地というものを大きくする必要
があると私は思います。そうなっ
ていない
のも、現在
の三位一体
の改革だろうと思います。
市長会を通じて
の働きかけ
が功をなすかということで
あります
が、我々
が所属し
ている全国
の670余り
の市長会、今、通常
のパターンでいきますと、4月には県内市長会
があり、5月には北信越市長会
があり、6月に全国市長会
があるわけで
あります。今日までも滑川市
が国に対して訴え
ていかなきゃならないことは、このような市長会を通して訴え
てまいりました。全国
の知事会も同様で
ありますし、全国
の町村会も同様で
ある。地方公共六団体と言われる
のも同一歩調
のもとに、今日まで国に大きな問題に対しては働きかけをやってきたわけで
あります。功なすかと言われる
が、功なすように我々は頑張っ
ていかなきゃならんと、こう思っ
ております。
先ほど、私は何か小泉総理とどうのこうのと
ありました
が、決して私はそんな、一介
の市長で
あります。たまたまお会いする機会
があったというだけで、その機会にたまたま富山
の六神丸を差し上げたというだけで
あります。しかし、3月10日発売になりました
ある月刊誌で
あります
が、ノンフィクション作家
が小泉純一郎さん
の特集を組んでおります。3月10日発売で
ありますから、つい3日前です。その中に、小泉総理
のおばあちゃん、総理
の母親
の母親は富山県滑川市出身と、こう書い
てあるんです。またご一読いただい
て、月刊誌にはそのおばあちゃん
の名前まで書い
てあります。僕はきのう、それを発見しましたんで、まだ詳しくは調査し
ておりません
が、あるいはそれ
がもっと密接な関係
の中で
の滑川と
の縁で
あれば、また小泉総理も一度ご訪問されたらいかがかと思います。
次に、市町村合併について市長は、昨年
の単独表明以来、ほとんど
の議会で合併問題は最重要で云々、国や県
の動向云々、情報提供に配慮すると言われる
が、ほとんど何も聞こえ
てこない。何も情報
がない
がかと。こういうことで
あります
が、2月7日に単独表明をし
て約
1年たったわけです。単独表明したということは単独で生き
ていく。そのために我々は何をなすべきかに私は重点を置いた。そのため
の行政改革、やっぱり合併と表裏一体で
あったんです。しかし、情報
の公開を含め
て、昨年
の3月から今
の3月議会まで合計5回
の定例会
があるわけで
あります。その16名
の方々
が、この合併
の問題で定例会でご発言をされ、議論を重ね
ておるわけで
あります。ですから、その都度その都度、その時点、時点で
の私
の考え、また滑川市を取り巻く状況についてお話をし
てきたつもりで
あります。しかし、これといった大きな変化というもの
がなかったと思います。最後に滑川市に、お隣
の魚津
の市長さん
がおいでになった
のは昨年
の12月5日で
ありました。その時
の会談
の模様も、その後に議会
の皆さんにご報告を申し上げたとおりで
あります。
そういうことで
ありますから、何も情報
がなかったかと、こういうことで
あります
が、大きな変化というもの
がなかった。そして行革と表裏一体ということで、それに全力を挙げながら合併
の問題も、いろんな会合
の中で私はお話をし
てきたつもりで
あります
が、私は、大きな変化
がなかったというふうに認識をいたし
ております。
次に、3月3日
の県議会で経営企画部長
が、三位一体
の改革で、厳しい財政状況を乗り切るためには云々で、市町村合併
の推進を挙げ
ておられるわけで
あります。ここで、合併を検討しなかった市町村も真剣に議論し
てもらいたいと答弁し
ておられると。この発言に対して私
のコメントということで
あります。
県
の経営企画部長
の発言
の趣旨は私も理解できるもので
あります。本市としては、単独でいくという経緯に至っ
ては、知事をはじめ県
の幹部
の皆さんには十分ご説明を申し上げ、そして理解をいただいたというふうに私は認識をいたし
ております。それは
1年前で
あります
が、この
1年間で国
の方針等において、財政的な面を含め
て厳しくなっ
ているのは事実で
あります
が、昨年2月7日に、あの表明
の折に、滑川市
が単独でいった場合
の財政
の見通し等もお示しをいたし
ておるわけで
あります。それにおいて不確定な要素
があるにし
ても、そんな大きな変化はないというふうに考え
ております。
政府は市町村合併
の推進
が思惑どおりにいっ
ていないと。市町村合併関連3法案を提出した。合併しない小規模自治体は自己主張
が通らない状況になるという通告
があるわけです
が、ただ問題は、昨年2月7日に単独で表明した折も、当時―現在も
あるわけです
が、国
の地方制度調査会は、あの昨年
の段階でも小規模自治体は半強制的に合併しなければならない、させなければならないという意見
が出
ておったわけで
あります。しからば、小規模自治体とは何をもっ
て小規模というか。基礎的自治体とは何を根拠に基礎的自治体というか。随分議論
があったし、また全国町村会でも猛反発
がありました
が、おおむね小規模自治体という
のは人口
が大体
1万以下で
あろうと。こういうところ
が知事
の勧告権を含め
て、知事
の権限を強化しなきゃならん。昨年あたりからそれは議論をされ
ていたわけで
あります。それらも踏まえ
て2月7日
のあの表明になった。3,200ほど全国
の自治体
の中で、人口
1万人未満は約
1,500
ある。ですから3,200から
1,500
がぱっとなくなったとすれば、
1,700ほど残るわけです。国
の思惑どおり進んで
いないと。よしんば、人口
が3万以下ということになれば、約2,500
が3万以下
ある。3万以下をすぱっと単純に人口で切っちゃうと、まだ滑川は3万4,000ですから、残り
の700
の中へ入るわけで
あります。それらも参考にしながら、2月7日
の私
の表明になったということで
ありますので、コメントと言われれば、小規模自治体という
のは約
1万人以下を指すで
あろうというふうに私は理解をいたします。
次に、市民交流プラザ
の件で私に、12月議会で答弁漏れ
があった。交流プラザ設置場所について相談されるつもり
があるかについて答弁を求めるということで
あります。
これは、12月定例会最終日
の産業厚生委員会
の付託意見でもございました。また私も、今後議会とは十分協議をしたいと、こういうお話も申し上げ
ておりました。私は役所
の中で、どこ
が適地かということをもう一回、私も含め
て検討をいたしたわけで
あります
が、それは昨年
の12月議会以降で
あります。しかし、平成17年
の秋ぐらいから
の逆算をする中でいろいろ議論をしました
が、やはりエール
の駐車場
が適地で
あるという判断に達し、そしてその上で事業事務を進めさせ
ていただい
ておる。
問題は、内容
があの時も随分指摘をされました。内容
が固まり次第、皆さんにご提示をし、ご意見、議論をさせ
ていただきたいと。これは当然だろうと思います。そんな意味からしまし
て、施設
の内容等については随時議会にご報告、ご相談を申し上げたいと思います。
その他につきまし
ては担当
のほうからご説明を申し上げます。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
の森議員さん
の行政改革
の質問にお答えをいたします。
まず最初
の、項目ごとに目標金額
が設定され
ていないというご質問でございます。
行政改革実施計画につきまし
ては、ご案内
のとおり行政改革大綱に基づきまし
て、目標年次
の設定や地方分権へ
の対応など
の基本的な考え方により策定したもので
あります。項目ごとに目標金額を設定すべきと
のご質問でございます
が、金額設定
ができない項目
が多いため、行政懇談会でも特にそのようなご意見
がなかったところで
あります。実施計画につきまし
ては、計画以外
の項目も含め、毎年度見直しを図ることとし、より実効性
ある取り組みを推進することとし
ておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
しかしながら、全体
の5カ年
の目標金額は定めなかったというものの、実施年度における新たな削減額につきまし
ては、その年度当初において、当然明示し
てまいりたいと考え
ております。
それから2つ目
の、組織機構
の見直しは改革に値しないというご質問でございます。
本庁と組織
の見直しにつきまし
ては改革に値しないのではと
のご意見で
あります
が、組織機構を住民ニーズ等に沿った効率的な運営
ができるよう見直しを行うことは、行政改革
の理念に合致するもので
あると理解をし
ております。そういうことからし
て、今後とも大綱
の趣旨にのっとり進め
てまいりたいと考え
ております。
また、数少ない職員数に
あって、今後さらなる削減を、一応目標を3%ということで設定し
ております。これらにつきまし
てでも鋭意取り組むこととし
ているところで
あります。
また一方、先ほどは大変厳しい発言も
あったわけでございますけども、行政
が停滞するような改革で
あってはならないものと考え
ておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
それから3番目
の、戸籍電算化システム
の導入は時期尚早でないかというご質問でございます。
戸籍電算化システム
の導入につきまし
ては、平成6年12月
1日
の戸籍法
の一部改正により、戸籍事務
のコンピューター化
が全面的に可能となり、全国的に導入する自治体
が増加し
ており、県内
の都市においても対応し
ていない
のは本市だけとなっ
ている状況で
あります。またもちろん、町村におきまし
てでも市以上に導入
が進んでおります。
また、現在使っ
ている戸籍簿
が傷んでき
ていることや格納し
ておりますスカイファイルも老朽化し
ているなど、諸問題を抱え
ているとともに、住民記録、印鑑、国保、税等
の窓口業務は既にシステム化され
ており、戸籍業務だけ
が残っ
ているという状況でございます。そこで窓口業務で
の迅速化
が障害となっ
ているという状況でございます。
今後さらに多様化、複雑化する住民ニーズに即応するには、戸籍と住民票
が一体となった事務処理を図る必要や、昨年から富山広域窓口サービス
が県内
の35市町村、全部
の市町村で実施され
ていることからも、滑川市だけ
が紙
のやつ
が出
てくるということでは迷惑
がかかりますので、若干経費
がかかります
が、戸籍電算化システム
の導入を図るものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
なお、この事業整備につきまし
ては、特別交付税で2分の
1が一応措置されることになっ
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 新夕
産業民生部参事。
〔
産業民生部参事新夕正隆君登壇〕
○
産業民生部参事(新夕正隆君)森議員さん
の問4、市民交流プラザと地区福祉センター
の設置についてお答えいたします。
滑川市地区福祉センター条例
が制定される
が、設置場所を地区公民館とすることには疑問
がある。以下についてお答えいたします。
この条例は、福祉都市推進計画で、地区公民館等をこれまで
の社会教育活動
の場に加え、地域における福祉推進
の拠点、地区福祉センターとして位置づけ、活用
の促進を図るとし
ていることから、高齢者等
の生きがいづくりあるいは介護状態
の予防を図るとともに、地区住民
の福祉
の向上に資することを目的に制定しようとするもので
あります。
条例
の制定は、これを公表することにより市として
の姿勢を示すとともに、地域福祉
の重要性について市民意識
の醸成を図ろうとするもので、地区、いわゆる旧小学校区を単位としておるわけですけれども、地区公民館に代わる公共施設
がなく、日ごろから地区住民に広く活用され
ている地区公民館にあわせ
て、地区福祉センターとして位置づけるものでございます。
福祉都市推進計画
の提言後、先月末に各地区公民館長あるいは公民館主事さん及び地区
の町内会連絡協議会長さんにお集まりをいただきまし
て、滑川市地区福祉センター条例
の制定と今後
の公民館利用管理体制等についてご説明をしたところでございます。
会議
の中で、議員ご指摘
の条例
の疑問点や懸念されることについて
のご質問、ご意見はたくさん
ありました
が、今後定める規則には、これまで
の公民館機能に変更
がない形で
あることを定めることでご理解をいただいたところでございます。基本的には従来どおり
の公民館長さん
の権限で管理されるということでございます。
次に、指定管理者
の指定に
あっては、あくまで公民館に併設され
ているもので
あり、当面社会情勢
が変わらない限り、置く考えはないところでございます。
次に、市民交流プラザは全市的な保健、医療、福祉
の中心拠点施設で
あり、地区住民全体でお互いに支え合う福祉コミュニティを基盤とした福祉社会づくりについては、極めて重要で
あると考え
ており、今回、地区福祉センター構想はその根幹を示すもので
あります。ご理解をお願いしたいと存じます。
以上です。
○議長(高橋久光君) 15番森 結君。
○
15番(森 結君) 再質問をさせ
ていただきます。
1点目
の財政見通しについてはおおむねそういうことだろうと思います。大変有意義な答弁をいただいたと思っ
ております。
2番目
の市町村合併
の1番目ですけども、きょうも依然として答えられないわけなんですね。私は、市民交流プラザをエール
の駐車場にする
のは反対だとも言っ
ていないんです。また賛成だとも言っ
ていない。しかし、いろいろ問題
があるから、あそこで設置するということに関しては、今後とも議会と相談をし
ていただきたい、その気は
あるかと、こう聞い
ておるわけなんです。きょうも答えられない。あの場所で決めたんだから、そういうこと
の話はしたくない
のかどうか。何
がなんでも、何を言おうともだめだよ、あこだよと。で、今度基本設計ですか基本計画ですか、やるときにまた補正をするから頼んますよという提案理由説明なんですね。それで私
が先ほど言ったように、いろいろ私
がお願いしたことも質問したことも全部なし崩し的にされ
ていく
のは困ると。ですからいつか
の時点で、例えば町内会とか浴場組合とかいろんな方々と相談をされた結果に基づい
て、これであそこ
の地で建てるんだということをさらに強く思われるんなら、我々にその旨報告し、相談をされ
てはいかがですかと、こう思うんです。
あなた
の先におっしゃった
のは、具体的な中身について煮詰まれば相談しますと。それでちゃ、私
の趣旨とは違う
がです。あそこでやるかやらないか、いつ
の時点でまたあえて相談をし
ていただけるかということを聞い
ておりますので、よろしくお願いをいたします。
今えらい飛ばし
ていったな、4番目
の市民プラザ
の話をしましたけれども、今ほど
のようにひとつ答弁をお願いいたします。
それと、合併につきまし
ては、私は、またこれも同じことを言います
が、もともと合併には反対
の立場で
ありましたから、今日までその気持ちは変わっ
ておりませんけれども、先ほど来から言いますように、県とか国
の動向
が大いに変わっ
てきたと。私はたまたまこの言葉遣い
が悪い
のか、小規模自治体というたら、市長は、小規模ちゃ
1万以下だから滑川は入っ
ていかんと、こういう認識
のように聞こえました。しかし、3万そこそこ
の市も5万そこそこ
の市も、私は国から見れば、小規模な自治体だという位置づけ
の中に入るんじゃないかなというふうに思います。その点からこういうことを聞いたわけなんで、今県
がどういうことをしよう
が考えよう
が、国
が何を法律で定めよう
が、滑川としては問題ない。単独で財政
が持つならばいくというお考えな
のかどうか、再度お伺いをいたします。
次に、行政改革でございます。
1番目
の金額設定をできないかと申し上げました
が、出村総務部長、ほとんどできること
がないと、こうおっしゃるわけなんですね。違いますよ。だから、私
が先ほども言いましたように、この実施計画を見ますと、
1番
の実施計画、行政運営
の効率から4番ぐらいまではほとんど金に換算できますよ、これ。例えば
1番目だって、とやま高度情報センターから脱退したら何十円もうかります、何千円もうかるという金額
が出ますよ、当然。それからランダムにいきましょうか、例えば11番納税奨励金
の廃止、これを廃止することによってどれだけ
の金
が浮い
てきます。私
が先ほど言うたように、(4)番までほとんど金額計算
ができますよ。あと
のとこという
のは行政運営
の理念とかいろんなこと
がありますから、金額計算という
のは多少無理なんです。55項目についてはほとんど金額計算
ができると思いますよ。それから最後
のページだって、こんなお粗末なもんじゃ
ありませんよ。これだけやったことも
あるんですから、きちっと金額を出し
て、これだけ
の効果
が出ましたと、どうしてそれくらい言えないんですか。それ
が市民
の皆さんに対する公表じゃないですか。そういうことを私はお聞きし
ておるので、金額掲示をするということは、その目標に向かっ
て何
が何でも頑張るんだという姿勢を示し
てほしい、またそうで
あってほしいという願望から質問をし
ておるわけで
あります。再度、この点についてお願いをいたします。
電算化システムは、もう残っ
ておる
のは滑川だけだと。遅れちゃならじという感も
あるわけなんです
が、これだけ財政
が切り詰まっ
てき
ておる時点において、果たしてそれ
が市
の運営に、市民
のサービスにどれほど
の支障を来し
ておる
のか。私はそうはないと思うんです。ですから、もうみんなやったから、滑川だけだから急いでやらんならんと。10年も待っ
てせんでもいい
がなら、まだ10年つかえんでしょう。だめですか。そういうことでこつこつと補助金だわ何だわカットしながら、これだけでも債務負担行為
の計算も入れますと、約9,000万、
1億
の金
がかかるんですよ。大変な金ですよ。ですから私は、人並みにできないような財政状況なら、じっと我慢する、時には我慢せよと、こういう意味でお尋ねし
ておるんで、これをやらなけりゃ市
の運営、市民サービスに影響いたす
のかどうか、再度お伺いをいたします。
4番目、先ほど市民交流プラザ
のことで、
1番目について若干お伺いをいたしました
が、公民館
の機能
のところへ今度は福祉センター機能も併設すると。やられる事業そのものについて私は否定するものはさらさらないんです
が、果たしてそれ
がどのようにできる
のか。全く中身
が今
の条例では見え
てこないわけなんですね。ですから、具体的にやれる
のは浜加積地区福祉センターだけだろうと。ですから指定管理者
の指定をされたわけなんですよ。その他
の地区は公民館ですから、私はまだこういうことを提示する
のは早いんじゃないかと思いますよ。ですから、分散型
のそういうやり方も結構だろうと思います
が、いくらそういうものをつくっ
てでも、果たして全地域で機能するかどうか、私は大変疑問を持っ
ております。ですから、3万4,000余り
の滑川市に
あっては、その機能は今つくろうとする市民交流プラザで私は十分なし得ると思います。そうでなかったら、各地区ごとにそういうものをやっ
てでも、それは看板倒れになるというような危惧
がし
てならないわけで、こういうことを申し上げ
ておるんです。わかりますか。そのことについてもあえて触れ
ていただきたいなと思います。
それから、答弁
があったですか、浜加積以外はいつごろ地区説明する
のかということ。全部きちっと答え
て、私もあんまり頭
いいないから、全部言われたことを覚えきれないんですよ。今、ないという応援をいただきましたからね。質問したことだけをきちっと答え
てくださいよ。お願いします。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) まず第
1に、市町村合併関連3法案に関して小規模自治体云々、財政
が厳しい云々で
あります
が、財政
が厳しくなるという
のは、合併し
てもしなく
ても厳しくなるという
のは変わらないということはご理解いただい
ておるわけで
あります。その中でそれぞれ
の自治体
が財政
の見通し、あるいは将来
のまちづくり、あるいは住民自ら判断し
ていくその住民
の考え、あるいは議会
の皆さん
の考え、さまざまな観点から議論をし
て結論
が導かれ
ておる、それ
が市町村合併だろうと思います。
ただ、こういう関連3法案
が出
てきた。全国知事会
の会長―岐阜県
の梶原知事
が全国知事会
の会長なんです
が、こういう知事に権限を強化する。それは法律
が通ったとしても、それをやるかやらんかは全く別個
の問題で
ある。これは地方分権に逆行すると、はっきりと全国知事会
の会長も反対
の意思を表明し
ておられるわけです。富山県
の知事にし
ても同様な話をし
ておられるわけです。知事に権限を強化し
て委ねるという
のはもってのほかだと。全国知事会でもこういう意見も
ある中で、仮にこの法案
が通ったとしても、私はそう軽々に勧告すべきものではない。
ただ、いろんな経緯
があった。あなた
が先ほどいみじくも言われた、合併しようじゃないかというところ、あるいは合併しないというところ、協議会を立ち上げ
ておるところ、しようかなと思っ
ておるところ、いろんな中で一応スクラムを組んでおいでになったところ
が多少ぎくしゃくした部分
があるときは、それは県
が調停に乗り出したりするということは
あるかもわかりません。しかし、県
が自ら合併しろ云々、どこどことしろ云々ということは、私は
あっちゃならないし、
あるはずはないと思います。と同時に、これはそれぞれ
の市町村
の住民
が考え
ていく問題で
あろうと私は思います。
それと交流プラザ
の件で
あります。昨年
の12月議会
の最終日に産厚委員長報告
の中で一つ
の付帯条件という
のがあったわけで
あります。それを踏まえながら今日きたわけで
あります
が、もう一度建設
の場所について内部でも先ほど議論し
ておるという中で、その議論から今3月、まだ正直言っ
て内容
がきちっと固まっ
ておらんと。固まった段階で建設場所
がエール
の敷地に至った経緯、そしてその内容をお示しながら議論をし
ていきたいと、こう思っ
ておるわけです。私も議会に席を置い
ていた人間で
ありますから、議会を無視する、軽視するという考えは毛頭
ありません。ですから、委員会から
の要請
があれば大いに私らも出席しますし、また大きな変化等
があった場合は私ら
のほうから委員会
の開催をお願いすると、これは当然で
あろうと思います。それゆえに、無視する、軽視することはないということだけはご理解いただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
の行革について
の再質問にお答えをいたします。
まず最初
の金額云々
の問題でございます。
これにつきまし
ては、実施計画には項目ごと
の金額、先ほど言いましたように、全部がら全部なじむかといいますと、なじまないものも
あって入れなかったよと、こういうご答弁をさせ
ていただいたわけでございます。そこで、具体的に16年度はどのように取り組んだ
のかと。これにつきまし
ては議員方にもお示しし
ております予算
の未定稿
の中で、先ほどもお答えいたしましたけども、市単独補助金
の整理合理化につきましてはいろいろ項目を挙げ
て、これだけ削減しましたよと、2,200万余り削減しましたよと。それから3番目
の事務事業
の整理合理化につきまし
てでもいろいろ見直し
て全体で2,000万余り削減しましたよと、合わせまし
て4,300万足らず削減しましたと。これはその当該年度
の予算編成においてお示しをし
ておるわけです。
それで行革は、前回森議員さん
が行革
の特別委員会
の委員長をなさっ
ておられるときも、ただ、おまえらっちゃ目標さえ書きゃいいというもんじゃないんだと、できるやつを確実に書けといういろいろご指摘もご質問もいただい
ております。そこで、私らとすれば、当然取り組めるもの、実際できるものをシビアに組んで、そして今行革
の実施計画に載せたと。今16年度はこういう形で載せましたけども、今後さらに17年度で新たに取り組む項目、そして新たに出
てくる削減額につきまし
ては、予算と一体でございますので、その都度、議会をはじめ住民
の皆さん方にもお示しをし
てまいりたいと、このように考え
ておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
それから、戸籍簿
の電算化でございます。
確かにむだな経費、そういう見方もされるんかなと、さっき思っ
ておったわけでございますけども、これはやはり住民サービス
の向上には欠かせないもので、私は重要でないかと。今日、IT社会、コンピューター社会
の中で、滑川市だけ
が旧態依然として、市民課へ行ったら、必要なとこだけ紙当て
てコピーでやっ
ておったと。こういう
がを出
いておってちゃ、これは窓口
の迅速化にもかなり障害になっ
ておりますし、そしてまた先ほども言いましたように、滑川市
の戸籍を県内
の35市町村
のどこででもとれるわけです。例えば富山市へお勤め
の方
が昼休みに滑川市
の住民票をとりたいとき、富山市
の窓口でとれるわけです。そうすると、滑川市から送られ
てきたやつは紙で書い
てあって、コピー
の写り
が悪かっ
て名前
がわからんと、まだこういうもんを使っ
ておるがかと、こう言われるとまたまずいわけでございまし
て、私は、当局は時代
の流れとして整備をし
ていかなきゃならん事業だと認識をいたし
ております。そういうことで、むだと言われればそういう見方も
あるがかなと思いますけど、私は決してむだとは思っ
ておりませんので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 新夕
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(新夕正隆君) 森議員さん
の再質問にお答えいたします。
他
の地区福祉センターは
いつ指定管理者
の指定をするつもりかという問いでございます。
基本的に、当面社会情勢
が変わらない限り、公民館に併設され
ているもので
あり、指定管理者を置くという考え方はないわけです
が、あえて言いますと、公民館に分館
ができたり、管理を分ける必要
が生ずるなど
の事態、あるいは地区から指定管理者を置けばというような意見
が出ない限り置く考えはないところでございます。
それともう
1点です
が、なぜ9地区に設置する
のかという問いでございます。
地域福祉
の重要性というか、
1カ所だけ
がよろしいということではないというふうに考え
ております。すべて
の地区
が地域ぐるみで住民
がお互いに支え合う社会をつくるということは非常に重要でないかというふうに考え
ております。そういう趣旨ですべて
の地区にセンターを設置するというものでございます。
○議長(高橋久光君) 15番森 結君。
○
15番(森 結君)再々質問をさせ
ていただきます。
市町村合併で
あります
が、結局、国
がどういうことをやろうと、県
がどういうことをやろうと、今
の滑川市
の態勢からいけば、毅然としたあなた
の考え、主張
が通っ
ていくだろうというふうにお思いな
のか、もう一度お願いします。それは、いくら県知事に権限
が与えられ
ても、まず富山
の県知事はそういうことは実行しないだろうという思いを先ほど聞きましたけども、もう一度そのことについて、大丈夫だと、やっ
ていけるんだと、ですから心配ないと。そういうお考えかどうか、再度お伺いをいたします。
順番にいきます
が、行政改革、今出村総務部長
がまたおっしゃいました
が、できるんですよね。ですから、あなた
のおっしゃった
のは、16年度
の予算会合で申し上げたでしょうと、何やらかんやを合わせたら何千万浮い
てきた。そういう何千万浮いたやつをここへ、16年度なら、項目ごとに100万円、200万円、10万円と書きゃいいがやねけ。目標ですよ。そして16年終わると、総括として、100万円という
ておったけど80万円しかできなかったと。何でか。この反省
のもとにまた17年やっ
てもらわんにゃなん
がですよ。
そういう意味で、目標を持たないと、ただこの年でやりましょうというたって、だめな
がですよ。いかに金を生み出すか、節約するか、コストダウンするか、こういうことをはっきりと目指しなさいと、こう言う
ておる。私
の言うことはめちゃくちゃですか、できませんか、金額に換算する
のは。私はできると思いますよ。もう一度、このことについて、しつこいようです
が。まあこれでいいとしますか。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 市町村合併についてで
あります
が、知事は、そういう権限
が与えられ
ても行使しないと思う
ておるか。もう
1点は、滑川市は絶対合併せんと、こういうことでいくんかという2点だろうと思います。
知事は絶対せんかということです
が、それは他人
のことですから、私から絶対という表現はできないと思います
が、知事
の昨今
の言動から判断すれば、それに近いんでないかという私
の感覚で
あります。また本来、そういう形で
あっちゃならんと私は思います
が、2、3年前から国
の地方制度調査会で小規模自治体とは何ぞやと。先ほど申し上げたとおり、
1万人以下
の規模
の自治体はだれ
が考え
てもしんどいと。こういうところはやはり合併へ進ませる方向へ、多少権限を知事にゆだね
ても持っ
ていかなきゃならんという議論
が、平成14年から行われ
ておるわけなんです。そういう
のを踏まえ
て、国は今回こういう関連3法案を提出したんで
あろうと思います。しかし、全国知事会もこういうものに対しては反対だと、こうはっきり言っ
ているし、全国町村会も反対だと、こう言っ
ておるわけで
ありますから、権限を強行に行使するということはないと思います。
また、それによって、合併しなかったから差別をするということは、
あっちゃならん話だと思います。
それと将来にわたって合併しないかということで
あります
が、月曜日か、後ほど出
てくる
のか、当面とは何ぞやということ
があります
が、私は、当面は合併しない、単独でいくと、こう申し上げ
ておるわけです。今国においても、また地方においても、道州制を含めた47都道府県
の枠組みも議論されつつ
あるわけで
あります。私は、間違いなく、近い将来、それは5年後か10年後かわかりません
が、富山県という存在をも含め
て道州制
の、いい悪いは別として議論される。そんなときに、果たして滑川市
がどうなっ
ていくんだろうか。道州制になっ
ても滑川
が絶対単独で生き
ていけるんだろうか。そんなことを考えると、私は絶対合併しないとは言っ
ていないわけで
あります。財政
の見通し等を含め
て苦渋
の決断で
あったけど、当面はしないと、こう発言をし
ておるわけでご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
○総務部長(出村眞佐範君) ただいま
の再々質問でございますけども、金額は絶対表示できないというものではないわけです。ただ、行革懇談会でもそのような意見
がなかったこと、それから例えば16年度で終わっ
てしまっ
て、あとはやらないものもございます。例えば5年間に継続し
てやっ
ていくものも
あれば、いろいろスタイル
が違うわけです。それと行革は、究極
の目的は経費
の節減に
あろうかと思いますけども、一方で行政サービス
の向上とか、いわゆる金額に見積もられないものも多々
あるわけでございます。そこで、そういったことから、今回このような形でお示しをしたわけでございまし
て、ご理解をいただきたい。
なお、毎年度
の実施した、例えばことしはこれだけ削減しましたよと、目標予算、当初に対して実際はこうでございました。こういったものにつきましては進行管理を報告した上で、議会にも住民
の皆さん方にもお示しをし、進捗状況といったものもあわせ
て公開し
てまいりたいと、このように考え
ておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 4番中川 勲君。
〔4番中川 勲君登壇〕
○4番(中川 勲君)それでは、通告し
てあります諸点についてお聞きいたします。
まず
1番目として、情報化社会における対応についてで
あります。
情報化社会
の進展には目を見張るもの
があります。あらゆる場面において、コンピューター
の利用で大きく社会
が変化し
ております。またインターネットにより、地域を超え、世界中から情報を得たり、個人で情報
の発信
ができ、世界中をネットワーク化されます。ますます情報価値
が高くなっ
ていると思います。経済
産業の面においてももちろん
のこと、個々
の生活面においても身近なところに情報通信技術
が活用され、日々
の生活
が大きく変わっ
てき
ているものと思います。
行政においても、当然
のことながら災害や福祉、医療においても高度な情報
が可能となっ
ている。こうした中、ますます行政において情報
のネットワークを利用した住民サービス
が求められ
ているものと思います。しかし、情報化
の進む中、データ
の流出、あるいはプライバシー
の侵害など、情報化社会における問題
が多く発生し
ております。だれも
が情報を利用するとともに、ルールを守ること
が求められ
ています。
ここで、1つ目
の質問として、市民サービス
の一層
の向上と快適で住みよい暮らしを目指し
て充実した情報提供を行うとともに、市民
の皆さん
が利用しやすいサービスを提供することを目的として、地域イントラネット
が整備され、
1年になろうかと思います
が、導入による効果
があった
のか。また今般、市民へ
の利用にどう対応される
のかお聞きしたいと思います。
2つ目としてケーブルテレビについ
てで
あります。
昨年
の3月に開局され、
1年を迎え、また開局準備からすれば2年になろうかと思います。開局以来、コミュニティ番組
が一向に成長し
ていないように思える
が、地域
のイベント、市民
の皆さんに密着した身近な話題や情報
が楽しめるということで
あったかと思います
が、あまりにも少ないようでないかと思う
が、これまで市内ニュース
の放映をどれくらい行った
のか。また、今年度はコミュニティ番組
の充実を行うと
のことで
あるが、具体的にどのような番組を考え
ているのかお聞かせ願いたいと思います。
3つ目として加入率
のことで
あります
が、1月現在36.2%と聞い
ています
が、立山町、上市町より悪い状況に
あります。地域的なことも
あろうかと思います
が、なぜ加入率
が悪い
のか考えなければならないと思う。将来は防災緊急音声告知放送として安全と暮らしを守ると広報し
ているので
あるならば、急がなければならない
のではないかと思う
が、ケーブルテレビ
の加入率
がなかなか上がらない
のはなぜか。また、今後どのようにPRし、加入促進し
ていかれる
のかお聞かせ願いたいと思います。
次に2番目として、教育
環境の充実に向けた対応で
あります。
ますます進む少子化
の中、次代を担う子ども達
が豊かな心を持ち、たくましく元気に成長し、また命を大切にし、人をうらやむ心を養うためにも、教育
環境の充実
が必要で
あると思います。
東部小学校においては大規模改造工事も完了、早月中学校においても、全国初となるインテリジェント・エコスクールとして全面改築され、今はグラウンド整備
の完成を待つばかりとなっ
ています。また、滑川中学校もインテリジェントスクールとして全国的に誇れるものと思います。まさに教育施設としては大変すばらしい
環境になったと思います。しかし、都会
の学校と違い、どこからでも学校構内に侵入できる状況に
あります。
1つ目
の質問として、各小中学校における防犯対策は万全になっ
ているかで
あります。近年、大変怖い事件も多く起き
ています。いつ何
が起こるかわからない社会状況で
あります。防犯対策は学校だけ
の問題ではなく、地域
の皆さんとともに考え、行動し、事件
の発生を防止しなければならないと思います
が、各小中学校において防犯対策は万全かお聞きいたします。
2つ目として、以前も質問いたしました
が、児童
の安全確保
のためにも今回も質問をいたします。
児童
の通学道路においてまだまだ危険な箇所
が多く
あると思います。歩道
がない。そして歩道
が行き止まりになっ
ている。そしてまた下校時には暗く
て怖い。そしてまた降雪時には歩道
が除雪してないので、車道を歩かなければならない。車道はきっちりと除雪し
てあるので車はスピードを出し
て子ども
の横を通り過ぎ
て行く。こういった危険な場所はまだまだたくさん
あるんではないかなというふうに思います。
そこで、通学道路における安全対策において、点検整備を行っ
ているのか。また、宮窪大島線における中野島交差点より追分間
の歩道
の拡張を計画できない
のかお聞きしたいと思います。
3つ目として、学校構内
の樹木
の手入れで
あります
が、子どもたち
の成長とともに樹木も成長し続けます。子どもたちは体も心も大きく成長し
てもよいんです
が、樹木は大きくなりすぎると人に迷惑をかけることになります。そのためにも、時々手入れ
が必要になっ
てくると思います。
そこでお聞きしたい
のは、学校構内における樹木
の手入れはどう対応され
ているのか。また、付近住民
の苦情対策をされ
ているのかどうかお聞かせ願いたいと思います。
3番目
の項目として滑川市活性化対策についてで
あります。
「美しい
環境の住みよいまち なめりかわ」「活気に満ちた豊かなまち なめりかわ」「香り高い文化
のまち なめりかわ」この目標
の実現に向け努力され
ているものと思います。また「ときめき かがやき ひかり
の街 なめりかわ」を標榜し
てまちづくりを進めると、都市づくり
の目標
が掲げられ
てあります。これまで多く
の事業を行い、目標実現に向け努力され
てきたものと思います。しかし、時代は急速に変化をし続け
ております。建設時は最良で
あったとしても、今
の時代に合わないものも出
てくるんではないかと思います。
今、中心市街地活性化事業や
市民交流プラザ建設事業等
が計画され
ております
が、1つ目
の質問として、こうした中、若い皆さん方
の意見を取り入れ
ておられる
のかどうかお聞きしたいと思います。
2つ目として、ひかり
の街を標榜する市内各所
のモニュメント、シンボルタワー、サインボード、誘導灯等についていま一度場所、イメージ等について考え
てみる必要
があるんではないかと思います。その考えをお聞かせ願いたいと思います。
どの施設も多額
の金額をかけ
て設置されたものと思います
が、どれもあまり評判
がよくない状態で
あります。しかし、よく見ると大変すばらしいものでないかなというふうに思います。せっかく多額
の金をかけ、滑川
のシンボルとし
ているならば、もっと市民へPRし、ゆっくり見
てもらう機会をつくったらどうか。また、それら
の配置図をつくり、散歩、ジョギングコースとしたらどうかと思います
が、その考えをお聞かせ願いたいと思います。
3つ目として行田公園についてです
が、今回、行田公園
が富山さくら
の名物50選に選定されたと
のことで
あります
が、この機会に、明るいイメージ
の公園にできないものか。桜シーズンにはぼんぼりをつけ、ミュージックを流すとか、出入り口をはっきりさせ、明るく出迎えるようにするとか、今
の状態でもショウブ
の花
の咲くころはたくさん
の人
が見物にこられ、にぎわっ
ているようで
あります
が、
自然のまま
のすばらしい公園として
の大変貴重な公園と思います
が、若い人たちには何か怖いというふうに言っ
ています。
自然の状態を壊さず、明るい公園としてイメージアップできないものか、その考えをお聞かせ願いたいと思います。
4つ目として、ことしも各種団体
の総会やスポーツ大会
が当市で開催されると
のことで
あります
が、当市
の野球場は本丸球場を含め3つ
の球場
が隣接し、利用しやすい状況に
あります。多く
の大会
が開催され
ているようで
あります。そしてまた県外からもたくさん
の利用される方
がおいでるということで
あります
が、野球は当球場で、そしてまた宿泊はほか
のまちへ行っ
て泊まるということで
あります。市内にも宿泊場所
があるかと思います。なぜほか
のまちへ行く
のかと思います。県外利用者へ
の宿泊先
の案内をされ
ているのかどうかお聞かせ願いたいと思います。
5つ目として、総合体育館周辺3万平米遊休地の利活用計画は
あるのかどうかです。先日
の新聞報道に大きく出
ていました3年制看護学科新設へと
ありました。18年4月開校を目指し
て新校舎
の建設をするということで
あります。ぜひとも実現に向け
て努力をし
てほしいと思います。これら
のことも含め、遊休地の利活用計画をお聞かせ願いたいというふうに思います。
以上、細かな質問ばかりいたしました
が、財政厳しい折、なかなか実現
が難しいかと思います
が、ぜひとも前向きに取り組んでいただくことをお願いし
て、簡単で
あります
が、私
の質問を終わらせ
ていただきます。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
〔教育委員会事務局次長長登 健君登壇〕
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 中川議員
のご質問
のうち、教育
環境の充実に向けた対応について、各小中学校
の防犯対策、また通学路における安全点検、さらには構内における樹木
の手入れという部分につきまし
てのご質問にお答えさせ
ていただきたいと思います。
学校施設は、心身ともに成長過程に
ある多数
の児童生徒
が学習や生活をする場で
あることから、防犯上
の十分な安全を確保することは大変重要なことで
あると認識し
ているところでございます。
昨今
の事件等
の教訓から、文部科学省
の示しました学校安全管理に関する点検項目例に基づきまし
て、来訪者窓口
の一本化や確認、関係機関と
の連携体制
の確立、校舎内外
の見回り、戸締まり
の徹底に努めるなど
の対策を行っ
ているところでございまし
て、引き続き緊急時に備えた学校構内、学校体制
の整備にも努め
てまいりたいというふうに考え
ております。
なお、各校におきましては、緊急時に備えた校内体制を整備するため、緊急時マニュアルを作成し、このマニュアルにのっとった、沿った訓練を実施するとともに、危機管理について
の共通理解を図るよう努め
ておるところでございます。
また、施設面においても、限られた予算ではございます
が、その中でより効果的な防犯対策
が講じられるよう、引き続き検討し
てまいりたいと考え
ております。
今後とも安全管理に万全を尽くすため、議員
のご質問
の中にもございました
が、地域
の皆さん
のご協力もいただきながら、また開かれた学校づくりを進め
ていきながら、その点につきまし
て努め
てまいりたいというふうに考え
ておるところでございます。
通学道路
の安全点検についてでございます
が、児童生徒
が安全、かつ容易に通学できるようにすることは学校
の授業やその他
の基本となるものでございますので、大変重要なことで
あると考え
ております。各学校では、安全性、利便性等
のさまざまな条件を考慮いたしまし
て通学路を指定し
ております
が、通学路
の安全点検について、日ごろから各学校で取り組むよう指導し
ているところでございます。各学校では、実情を踏まえ、日常的な点検に加え、PTA
の方や地元警察署等
の協力も得ながら、集団で
の登下校や交通安全街頭指導、防犯教室
の開催など
のさまざまな指導を行っ
ておるところでございます。さらには、地域
が力を合わせ、地域ぐるみで児童等を犯罪から守るという趣旨にのっとり、各校区には子ども110番
の家
が設置され
ておるところで
あり、この制度を学校としても十分に生かすよう配意し、児童生徒に指導し
ているところでございます。
今後とも、各校とも連携を密にしながら、学校における指導はもとより、地域社会とも連携した、児童生徒
の安全で容易な通学について意を排し
てまいりたいというふうに考え
ております。
次に、校内における樹木
の手入れ
の対応でございます
が、各学校
の敷地内に
ある樹木
の管理につきまし
ては、主に低木
の剪定や雪つり等毎年
の配当予算内において実施するものと、連帯した樹木
の剪定や高木
の枝おろし等比較的大がかりなものについては数年に一度実施し
ているものと
がございます。
これら樹木は、春から夏にかけて新緑
のさわやかさや木陰など
の潤いを醸し出す一方、ご指摘
のような、例えばケヤキ
のような落葉樹
が多く植樹され
ているところについては、秋になると大量
の落ち葉
が散乱することから、地域、付近
の住民
の方から苦情をいただくこともございます。
今後とも、このような場所については、できる限りご迷惑をかけること
がないよう樹木
の管理や清掃方法等について配慮し
てまいりたいと考え
ておるところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 高田総務部参事。
〔総務部参事高田健作君登壇〕
○総務部参事(高田健作君) 中川議員
のご質問
のうち、第
1問目
の情報化社会における対応と、3点目
の滑川市活性化対策
の1番目、まちづくりに若者
の意見を聞い
ているか、それから5点目
の総合体育館周辺3万3,000平米
の遊休地の利活用計画、これについて私
のほうからご答弁を申し上げます。
まず情報化社会における対応について
の1点目
の、地域イントラネット導入効果につきまし
ては、地域イントラネットにつきまし
ては国
の補助事業として平成14年度に整備を行いまし
て、平成15年度からその運用を開始したところでございます。
地域イントラネットにつきまし
ては、インターネット
の技術を利用しまし
て、ウエッブプラザー、それから電子メールを用い
て行う地域内―この場合は滑川市内です
が、滑川市内
の情報通信ネットワーク
の形態を指すものでございます。これによりまして、市役所と市内
の公民館、学校等
の公共施設を光ケーブル網で結ぶ高速
の情報通信ネットワークを整備しまし
て、最寄り
の公共施設や各家庭等からインターネットを経由しまし
て、市
のホームページ上で行政情報提供システム、図書館情報システム等々を利用し
て、手軽に市民生活に関する各種情報
の受発信、各種情報
の入手、それから双方向で
の相談業務、これら
ができるようになったところでございます。正確な統計はございません
が、市
のホームページへは相当
のアクセス件数
がございます。ご意見、ご要望、問い合わせ等
の各種メールも多数いただい
ておりまし
て、効果は十分上がっ
ているものと認識をいたし
ておるところでございます。
今後
の予定といたしまし
ては、健康福祉情報、それから商業とか工業、それから観光
の情報、農林水産
の情報、それら
のシステム
の構築やローカルガバメント・ワイドエリアネットワーク、通称LGWANと申します
が、それと連携した電子申請、それから届け出システム
の構築を進め、さらなる住民サービス
の向上を目指したいと考え
ておるところでございます。
それから2点目
の、ケーブルテレビ
の番組内容等に関するご質問でございます。
現在、Net3
のニュース番組といたしまし
ては、コミュニティチャンネル、ケーブルテレビ
の5チャンネルです
が、その中で
1市2町で共通
の番組
が放映される共通枠、これ
が1時間ございます。その
1時間
の中で10分間、それから各市町
の独自番組
の枠
が各30分―滑川、上市、立山それぞれ30分ございます。その中でそれぞれ設定をいたし
ておるところでございます。
本市分
のニュースといたしまし
ては、現在「滑川ウイークリー」として5分番組を
1日4回、これを
1週間サイクルで放映をいたし
ておるところでございます。内容につきまし
ては、前
の週
の1週間
の市内
の行事、それからイベント等を中心に取材をいたしまし
て、編集をし
てニュース番組として放映をし
ております。マンネリ化を避け
て、また新たな企画も盛り込むこととしまして、Net3では先日番組審議会
がございました
が、4月から番組
の改編を予定いたし
ておるところでございます。
具体的な内容につきまし
ては、現在詳細を詰め
ているところでございます
が、方針といたしまし
ては、共通枠につきまし
てはNHK
の買い取り番組
がございます。大河ドラマ「武田信玄」、連続テレビ小説「凛々と」―魚津
の川原田博士ですか、その番組を放送するとともに、自主制作で
ある共通枠
の充実を図るために、新たに地域
の話題を掘り下げるミニ企画「Net3ウイークリー特集」、これは5分枠でございます。それは各市町管内
の警察、消防署
の協力を得
てお知らせや防犯、防火意識
の高揚を図る「Net3ポリス」「Net3ファイア・ファイター」
の新しいコーナーを企画いたし
ておるところでございます。
各市町
の自主制作で
ある放送枠―これは30分枠でございます
が、それにつきまし
ては、各市町それぞれ特色を出し
て編成をいたし
ていくこととし
ております。本市分といたしまし
ては、基本的には「滑川ウイークリー」「お知らせ広場」等
の現行
の各コーナーを踏襲し
ていきたいと考え
ております
が、その内容等につきまし
てはさらに創意と工夫を凝らし
て、市民
の皆様に楽しんでいただける番組づくりに努め
ていきたいと考え
ております。
3点目
のケーブルテレビ
の加入率。ケーブルテレビという
のは、もともとは長野県だとか
の山間地、いわゆるテレビ
の難視聴地域を多く抱えるところ、その難視聴対策として始まった経緯
がございます。そういう意味で滑川、上市、立山、どういいますか、加入率に差
があるという
のは、滑川
の場合、いわゆる難視聴地域
が少ないということも影響はし
ていると思います。です
が、これはそういうことも言っ
ておれないわけでございまし
て、ケーブルテレビ
の加入促進につきまし
ては、市民各位
のご理解とご協力を得まし
て平成14年度に各町内会で説明会を開催させ
ていただきました。それで加入をお願いしたところでございます
が、引き続き15年度におきまして、加入金3万円
が無料となる第2
次、第3
次のキャンペーンを行いまし
て加入
の促進を図っ
てきたところでございます。それから16年1月末現在、加入件数、先ほど議員
がおっしゃったとおりでございます
が、Net3全体では
1万2,166件、46.
1%、本市分につきまし
ては3,841件、36.2%となっ
ております。目標として50%というものを掲げ
ておるわけでございまし
て、まだ届い
ておりません。さらなる加入者
の増、加入率
の向上を目指し
て魅力
ある番組づくりに努めるとともに、引き続き加入促進活動を進め
ていくこととし
ておりまし
て、新年度からも新たなキャンペーンを実施し
ていきたいと考え
ておるわけでございます。
それから3点目
の、新しいまちづくりを計画されるにあたり、若者
の意見を聞い
ているのかというご質問でございます。
次の世代を担う若い人たち
の斬新なアイデア、それから意見、各種施策
の企画立案時において非常に重要なものだと考え
ております。また、できる限り施策に反映させ
ていきたいと考え
ております。
例えば市
の各種施策、事業展開
の指針となる第3
次滑川市総合計画―これは平成12年度に策定したものでございます。この策定
の際やまちづくり市民アンケートでは、無作為抽出ということでございます
が、幅広い世代から市
の施策等に対するアンケート調査を実施しまし
て、世代ごとに分析も加え、意見等を反映させるように努め
ておるところでございます。また、青年会議所、滑川商工会議所青年部、薬業青年部等
の青壮年団体とも定期的に懇談会―呼ばれることもございます
が、懇談会等も開催をいたし
ておりまし
て、若者
の意見を広く聞き、本市
のまちづくりに反映させ
ているところでございます。
また、先ほど申しましたようにパブリック・コメント制度というものを行革
の中で掲げ
ております
が、インターネット等におきましてもかなり
のご意見等をお寄せいただい
ておるわけで
ありまし
て、そういう意見を反映できるよう考え
ていきたいと思っ
ております。
最後に、総合体育館周辺
の3万3,000平米、これは12月議会に石倉議員さん
のご質問に対しまして、総合体育館―東海カーボン跡地です。総面積15万
1,800平米ございます。そのうち未利用地
が6万5,000平米
あるというふうにお答えをいたしたところで
あります。
そこで、ご質問
の3万3,000平米という
のは、7号公園
の隣接地
が1万3,000平米、サン・アビリティーズ滑川
の富山より
が約2万平米、合わせ
て3万3,000平米ということについて
のご質問だと思います。12月議会でご答弁を申し上げたとおり、現在、遊休地として普通財産という格好で管理をいたし
ております。総合計画においても特段
の利用計画は、現在設けられ
ておりません。それから昭和56年ですか、56豪雪
の折には排雪場として利用したこともございます。それから58年ごろには小学校や新市民ホール、新市役所
の建設等、青写真的なものをつくったこと
がございます
が、計画には至っ
ていない、利用計画
の策定までには至っ
ておりません。
先ほどご質問
の、3年制
の看護系
の学科
の新設、
富山医療福祉専門学校のお話です
が、現在
のところ具体的なお話
がき
ておりません。具体的にこういう計画でということ
がございましたら、またその土地を利用したいんだということ
がございましたら、また皆様方なりにご相談を申し上げることになるかと思います。現在
のところは具体的な利用計画
がないということでご了承をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 杉野土木課長。
〔土木課長杉野 司君登壇〕
○土木課長(杉野 司君) それでは、ご質問
の問2
の②
の宮窪大島線における中野島交差点より追分間
の歩道
の拡張を計画すること
ができないかについてお答えいたします。
現在、歩道
の設置され
ていない通学路
の整備を優先的に行っ
ているところで
あります。ご質問
の当路線は、現在
1.5メーター
の歩道
が設置され
ており、当面
の間は現状維持と考え
ているところでございます。
○議長(高橋久光君) 脇坂都市開発課長。
〔都市開発課長脇坂義美君登壇〕
○都市開発課長(脇坂義美君) それでは、中川議員さん
の3番目
の滑川市活性化対策について
の②から④についてお答えさせ
ていただきます。
最初に、②
のひかり
の街を標榜する市内各所
のモニュメント等について、いま一度場所、イメージ等について考え
てみる必要
があるんではないかと
のご質問でございます
が、市内
の各シンボルタワー、歓迎塔、サインボード等につきまし
ては、本市におきます都市景観
の整備を総合的、かつ計画的に進めるため、公共サイン等景観整備事業基本計画を策定し、これにより整備を進め
てきたところで
あります。
これら
の主要道路等に設置され
ておりますモニュメントは、市外から訪れられる方々を温かくお迎えするとともに、ひかり
の街づくりを具体的に推進するものとして、また本市
の玄関口で
ある滑川駅前広場
のサインボードにつきまし
ては、本市
のPR及び情報
の発信、ほたるいか観光シーズン
の案内塔として
の役割を果たすなど、大いに効果を上げ
ているところで
あります。
なお、一部設置場所やイメージ
が不十分と
の先ほど
の議員さん
のご指摘
の課題につきまし
ては、管理
の徹底と施設
の補修更新時に十分検討させ
ていただくとともに、設置
の効果
が十分確保されますよう、今後とも一層管理に努め
てまいりたいと考え
ております。
次に、③
の行田公園をもっと明るいイメージに変える必要
があるのではないかと
のご質問でございます
が、行田公園につきまし
ては市街地から徒歩10分程度で行くこと
ができる
自然豊かな公園で
あります。園内にはショウブ花壇
が3カ所設置され
ておりまし
て、6月中旬には市内外
の来園者に親しまれ
ているところで
あります。
公園施設
の整備や緑地
の管理にあたりましては、市街地に残された貴重な
自然財産として
の公園内
の自然生態保全を優先させまし
て維持管理を行っ
ているところで
あります。また、今回行田公園
が富山さくら
の名所50選に選定されまし
て、これを契機に、案内板
の設置や園路
の整備を実施するなど、今後とも来園者に親しまれる行田
の森
の整備に努め
てまいりたいと考え
ております。
次に4番目
の、野球場
の県外利用者
が多いと聞く
が、宿泊先
の案内をされ
ているかと
のお尋ねでございます
が、本市における野球場は、滑川運動公園に設置され
ております本丸、堀江、有金
の3球場を有し
ておりまし
て、年間約
1万2,000人
の方々に利用し
ていただい
ているところで
あります。県外から
の利用者につきまし
ては、県、市
の野球協会
が主催されます大会、また単位チーム
が強化
のため練習試合等
がありまし
て、主催者側で宿泊を手配され
ているところで
あります。
なお、市野球協会で主管する大会については、市
が宿泊施設
の利用斡旋を行っ
ているところで
あります
が、今後とも、市
が宿泊施設
の紹介等につきまし
て、関係者ともども進め
てまいりたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(高橋久光君) 4番中川 勲君。
○4番(中川 勲君) 何点か再質問させ
ていただきます。
ケーブルテレビ
の加入率です
が、先ほども言いましたようになかなか上がっ
ていかないと。確かに、一般に受信困難なところで共同アンテナでやっ
ているところ
が、本来ケーブルテレビを利用し
て加入率
がぐっと上がるということはよく聞い
ておる
がです
が、本来
の目的は、最初はそうだったかもしれません
が、やはりこれからは、せっかく全市を網羅したケーブルを市民
が利用する
のが当然かと思いますので、たくさん
の人に理解し
ていただい
て加入を促進し
ていただきたいというふうに思います。そのためにも、いろんなイベントで出向い
てPRをする必要
があるんじゃないかなと。特に龍宮まつりやらいろんなイベント
があると思いますので、そこへ出向い
て出張サービスぐらいやったらいいんじゃないかなというふうに思います
が、そのようなことを考えられるかどうか、またお答えいただきたいと思います。
それと歩道
の拡張工事を計画できないかというふうに言ったんです
が、平生、今
の時期、雪
の降らない時期は歩く
のに
1メーター50
あれば十分かと思います。ただ、
1メーター50
のうち、実際利用できる通路は
1メーター20ぐらいじゃないかなと思いますし、当然冬場は歩道は全然使えないという状況で
ありますから、
1年間を通してその歩道
が本当に有効に機能し
ておるかどうかを見なければ、広げる計画
がないということは言えないんじゃないかなと思います。特に冬場
の降雪時には子どもたちは車道を歩い
ています。車道は確かにきれいに除雪し
てありますから、当然車もスピードを上げ
て通っ
て行きます。こういった状況は本当に危険な状況ではないかなというふうに思います。事故
が起きたということはまだ聞い
ていません
が、事故
が起こる可能性
があるということでぜひとも、早月中学校から中野島交差点まですばらしい通学路にされたんですから、ぜひとも延長し
ていただきたいというふうに思いますので、前向きな考えを持っ
ていただきたいというふうに思います。
それと福祉日本一を目指しながらも、教育施設も、両中学校ともすばらしい中学校になっ
ています。そういった状況から見まし
ても、教育日本一を目指すことも考えたらどうかなと。そのためにもそういった
環境を整え
ていただきたいというふうに思います。
もう
1点、滑川
の活性化対策ということで言いました
が、
ある日、若い皆さんからいろんな意見をいただい
て、きょうはここ
の中へ入れたわけなんです
が、やはり若い皆さん
がやることは、インターネットで市役所
のほうへメールを送ったけど、回答
が全然来なかったとか、本当に私ら
の意見を取り入れ
ておる
がかということを聞いたもんで、この中に入れました。そういったことで、若い皆さん方もこの滑川を非常に心配をし
てくれ
ていますので、そういったことも十分に考慮し
て、いろんなこういったまちづくり
の中で出し
ていただきたいなと、そういった意見を出し
ていただきたいというふうに思います。
野球場を利用した皆さん
の宿泊施設です
が、市内には安く泊まれる施設
がなかなかないということで
あります。そういったことを考えますと、青雲閣
の利用
が、なかなか規制
が難しく
て借りられないということも聞きます。ああ
いったせっかく
の施設で
ありますから、野球をする青少年
のために規制を少し緩和し
て泊め
てやったらどうかなというふうに思います
が、そういったことも含め
て、以上再質問とさせ
ていただきます。
○議長(高橋久光君) 高田総務部参事。
○総務部参事(高田健作君) 中川議員
の再質問にお答えします。
まずケーブルテレビ
の加入率
の関係です
が、おっしゃるとおりイベント等に出向い
て加入促進を行うことはもちろんでございます
が、現在、滑川市
の放映枠
の中でも、「誕生日おめでとう」これはお孫さんなんか―別にお孫さんに限ったことでないわけです
が―
の誕生日
の放映だとか、それから去年
の4月、開局当時には各保育所へ出向い
て園児さんたち
の遊戯し
ている様子なんかを映したわけです。そういう
のが結局は、お孫さん
が元気でテレビに映っ
ていたということで、加入率アップにつながるものということで、そういう番組も企画したわけでございます。今後もそういう番組、それから議員ご指摘
の、各イベント会場に出向い
ての加入活動も、今後ともどんどんやっ
ていきたいと考え
ております。
それからまちづくり計画に若者
の意見ということで、何か若い方
が市
のほうにメールを送った
が、回答
がなかったということです
が、匿名でない限り、こちら
のほうでは極力回答いたし
ております。もし回答
がなかった、遅れたということでございましたら、こちら
の手違いでございますので、大変申しわけないことをしました。それはこちら
のほうからお詫びをいたしたいと思います。
ことし
の新しい事業です
が、市
のほうとしまし
ても、アンケート調査ばかりではなく
て、予算額わずか5万円でございます
が、
ある特定
の日を決め
て、市長と膝を突き合わせ
てお話をする機会を持っ
ていただく。事前に申し込みをいただい
て、グループなりで30分なり時間を設け
て市長とふれあいトークをし
ていただく。その場でご提言等をいただくという事業も予定をいたし
ております。そういう機会も今後とも増やし
ていっ
て、おっしゃるような若者
の意見、滑川市
の発展につながるような意見については取り入れ
てまいりたい、それを汲み上げる努力をし
てまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(高橋久光君) 杉野土木課長。
○土木課長(杉野 司君) 先ほど申し上げましたとおり、現在、下梅沢上小泉線
の歩道
のないところを、平成15年から19年
の5カ年計画で実施し
ている最中で
あります。まだそのほかに設置され
ていない箇所
が幾つか
ありますので、先ほども申しましたように、歩道
の設置され
ていない箇所
の整備
のめど
が立たない限り、再整備箇所
の契約へ
の検討は、現段階では現状維持ということでご理解願いたいと思います。
また、冬場
の歩道
の除雪には、今後丁寧に除雪するように努力いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高橋久光君) 脇坂都市開発課長。
○都市開発課長(脇坂義美君) 中川議員さん
の再質問にお答えいたします。
宿泊先
の案内につきまし
ては、今議員さんも提案
がありました
が、東福寺野公園
のSLハウスにつきまし
ても40人
の収容人員を持っ
ておりますので、大いにPR
の対象にさせ
ていただきたいというふうに考え
ております。
以上です。
○議長(高橋久光君) 暫時休憩します。
午後2時29分休憩
────────────────────
午後2時43分開議
○議長(高橋久光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番金子憲治君。
〔16番金子憲治君登壇〕
○
16番(金子憲治君) それでは、通告し
ております諸点についてお伺いをいたします。
その前に、ちょっと訂正をお願いいたします。
4点目
の②個人
の申請により太陽光発電を予算化したという意味で書い
てあります
が、このたび新年度予算として、市として太陽光発電
の予算をつけた。そして今後どうする
のかという意味にお願いします。
それでは質問に入ります。
1、新年度予算編成について。
今定例会に提案され
ております予算について、内容は行政改革
の見直し。①といたしまし
て単独補助金140件、②といたしまし
て事務事業
の整理合理化
が30件、③として経常経費
の見直し、④として使用料、手数料改定など、合わせ
て約4,300万余り捻出をされたとし
ております。市長は理由として、減税補てん債
の一括償還と国から
の補助金削減に耐えるため
の、この遂行
の中で持てる力を出したと、このように説明
がされ
ております。しかし、市民にとって、幼稚園
の授業料、あるいは下水道など
の使用料
の改定による負担増、また事業者へ
のしわ寄せとして印刷やあるいは参考図書費など、経常消耗品
の削減などへ
のしわ寄せは、現在不況下で所得は減るし、年金は引き下げられるし、物
が売れない状況
が続くことで、その該当する階層には大変負担感
が増えるわけで
あります。一層生活も苦しくなるわけで
あります。
市長
が、このたび
の予算編成に臨んだ主要なポイントとは何か。また、市民にこれは胸を張っ
て言えるものだとした施策は何か、所見も伺います。
2点目で
あります。住宅耐震支援について、対応
が図れないかということで
あります。住宅
の耐震支援についてで
あります
が、「備え
あれば憂いなし」
の格言
があります。地震
の備えについて、都道府県
の中でも予測
がされる地域ほどには、富山県
の県民、一般に危機意識については、私自身も含め
て薄いと思います。そこで、取り組みを進め
ております先進地
の例を挙げ
て、当市における対応
が図られないかと思う次第で
あります。一つ
の例といたしまし
て、東京都
の中野区
が新年度から実施を図る内容について、中野区は現在人口32万余り
のところで
あります。ちょうど富山市と似たような規模で
あります
が、ここでは区内に木造住宅
が多い。市街地過密地域
が多い事情も
あり、危険度
が高いと
の判断から、相談から補強工事まで一貫した対応窓口
の設置と無料耐震診断、家具
の転倒防止助成
が盛られ
ているとし
ております。
そこでは区内
の在住する、あるいは在勤
の建築士らを木造住宅耐震診断士―仮称
の名前で
ありますけども、これを認定いたしまし
て登録する仕組みを創設したとし
ております。改修を請け負う人として、区内在住または区内で営業する工務店など
の登録制度も整備するとし
ております。そして震度6
の地震に耐えられる水準を基本方針にしまし
て、①といたしまし
て耐震相談、②といたしまし
て無料耐震診断、③として耐震改修造成、④といたしまし
ては新築助成、⑤に家具転倒防止助成事業案を内容として、そして対応窓口も一本化をした部署に置くとされ
ております。対象住宅について、これは1970年以前
のものとし
ており、危険と評価されるものを優先し
て無料診断
の対象とする。また、診断をめぐる消費者トラブル
が増え
ていることから、登録制度を目安として活用することとし
ている内容で
あります。そのほか
の内容については、3月10日付
の北陸中日新聞社説に紹介
がされ
ております。あわせ
て、愛知県
の名古屋市を含む県下
の市町村でも実施
が図られ
ていることも紹介し
ております。
そこで、当滑川市において、①として、相談窓口と無料診断
の実施についてどうか。
②として、補強改修には低利融資か、助成
が図れないか。③といたしまし
て、市内在住
の建築士に木造住宅耐震診断士、これも仮称ということ
の認定と登録制度
の補強事業を起こすことで、新たな活性化
が図られないか。
蛇足で
ありますけれども、いざ震災後
の復旧に伴う対策経費は膨大とされ、この軽減も図れるともされ
ております。当市も、学校関係やあるいは防火水槽など、耐震強化には配慮
が図られ
ております。そこで、市民生活にも配慮
が図れないか、所見を伺うもので
あります。
3番目は児童虐待防止ネットワーク事業につい
てで
あります。
児童虐待防止ネットワークについて、3月に入っ
ても3件
の事件
が報じられ
て、悲惨な事件に心を痛める、あるいはショッキングなことばかりで
あります。誰も
がやりきれない思いだと思うわけで
あります。もちろん報道される事件は一握り
の心
のない、鬼
のような父親、母親
の仕業だと思います。そして物
の言えない乳児を揺さぶり殺す、あるいは中学生を監禁し
て食事を与えず殺すなどなど、本来、子どもを守り育てる親
の役割
が抜け落ちた、そういう発生
が世相
のせいになっ
ているのか、あるいは教育
の欠如な
のか、はかりかね
てもおります。今
のところ、当市に悲惨な出来事
の発生はない
が、決して安心とは言えるものでは
ありません。よそ
の地域で
の暴れるから、泣きやまないから、突然発作的に起こるこのような事件は防ぎよう
がないかもしれません。
当市でも新年度から、虐待防止ネットワーク事業を立ち上げ、連絡協議会、学校、警察など
が挙げられ
ております。そこで、この協議会
の構成団体
の範囲について、
1項として伺うわけで
あります。
また、2項では、緊急な場合、どこ
が責任を持った担当を図るかについてで
あります。いたずらに構成団体間で打ち合わせだ、たらい回しということは許されないわけで
あります。子ども
の夜泣きなどは、夜勤勤務
の私
の当時、思い当たるわけで
あります
が、一番いらいら
が高まる状態に至り、親や身内に、狭い家では虐待を受けやすい。暴力を振るわれる率も大きいわけで、こんな危険な状態
があらわれること
がしばしば
あると思う
ので
あります。
そこで3項として、ぐずる子や泣き叫ぶ子を抱え
て、野外にあやしに出る母親など
が、夫など
の暴力を逃れ、避難をするところ、いわゆる昔風で言えば駆け込み寺、今風
のDV法で言いますと、シェルター
の設置はぜひに求められます。
そこで4項として、保育所とか幼稚園、小中学校で
の虐待
の疑いをもたれる事例
が報告され
ているかどうかもお尋ねをいたします。福祉課とか教育委員会ではどのような結果で
あるか伺います。
さて、児童虐待
の要となります児童相談所は、現在市内にもなく、富山市へ行かなければ相談もできない現状で
あります。このたび
のネットワーク事業
の役割は大きいわけで
あります。虐待防止法、これは2000年11月施行され、近々見直しも一部されるとし
ております
が、より内容
が深まるとされ
てもおります。この防止法で
の虐待
の定義を見ますと、18歳未満
の子どもへ
の、(
1)といたしまし
て身体的な暴力、(2)としてわいせつ行為、(3)として著しい減食、食事をさせないことや、長時間
の放置など保護者として
の監護を怠ること、(4)といたしまし
て心理的外傷を与える言動など
が明記され
ております。
早期発見
のため、児童相談所
の立入調査や警察官
の援助なども認め
ております。そこで近くに相談所
がない。当市で
のネットワーク事業で
の素早い対応は急務で
あると思う
ので
あります。緩慢な取り組みはここでは許されないと思う
ので
あります。
そこで教育委員会には、提案で
あります
が、2001年4月からまた実施されましたDV防止法で
の加害者に対する裁判
の判例など
の懲役や罰金刑など、生徒さん方に学ばせ
てはどうかということで
あります。それぞれ担当
の所見も伺います。
4点目で
あります。太陽光発電システム設置推進事業と今後
の対応についてで
あります。
新年度で予算を計上されましたシステム設置推進費についてで
あります。提案説明では、太陽光利用
の住宅に助成をするものとし
ております。まず市長をはじめ、行政担当課
の各位にも関心を持っ
ていただいた
が、きのうもNHK
のテレビ特集でやっ
ておりましたけども、地球温暖化について、炭酸ガスをいかに減らすかという問題
が特集され
ておりました
が、今、地球
の温暖化に警鐘
が鳴らされ
ておりました
が、そのことで十分ご承知と思います。
そこで、国として原子力発電所、石油
の火力を中心とした電力に頼る状況
が現在に至っ
ております
が、しかし、
自然エネルギー
の活用
の世論も深まりまし
て、94年度から太陽光発電設備
の普及と国
の補助金制度
が始まったわけで、2003年4月からは新エネ利用特措法、わかりやすく言いますと、電気事業者による新エネルギー等
の利用に関する措置法で、これを新エネ利用特措法と呼びます
が、ここでは
自然エネルギーにも大きく道を開いたものとなっ
ているわけで
あります。まだまだ道半ば
の状況とされ
ております。市として、このたび市民市営住宅にも道を開いた点は評価されるもので
あります。
私、誤解をし
ておりまし
て、先ほど訂正を言ったところで
ありますけれども、個人
の申請というわけでなく、市
がこういうことも加味し
てつけたんで
あろうと思います。
当市では、エコスクールといたしまし
て、早月中学校には太陽光発電設備
が設置され
ております。①といたしまし
て、この発電実績についてどのような結果
が得られ
ているか伺うもので
あります。また、生徒さんへ
の環境教育で
の評価や、生徒
の認識はどのようなものか伺うわけで
あります。
できれば、発電単価は
1キロワットで幾ら程度
の計算
が見られ
ているのか伺うわけで
あります。
ところで、この3戸分
の予算化
が図られ
ているわけで
ありますけれども、今後
の対応について、当市は積極的な推進
が進められるものかどうかもお尋ねをするわけで
あります。
④項としまし
て、市
の公共施設、例えば市役所とか福祉施設などに民間や市民
の資金も入れた発電原価保証方式―これはもちろん、設置すると20年間
の年数で運用するというもので
ありますけども、地域おこし
が図れる方式で
の設置は図れないかということで
あります。この例といたしまし
ては、現在滋賀県で
の町村
の取り組みも参考になるもので
あります。
⑤といたしまし
て、
環境にやさしい
自然エネルギー活用で
の温暖化防止へ
の対応は図られないかと思う
ので
あります。あまり大きく扱われないわけで
ありますけれども、このことについて専門家
が一致し
て訴え
ております
のが、石油資源など
の化石燃料
の枯渇化、先行きこの石油燃料は困難になる、行き詰まる、また原子力発電所についても、最近
の設置
が大変厳しいという意見も
あるわけで
あります。
そこで、2002年11月に石油鉱業連盟
が推計をいたしました石油など
の埋蔵量は、現在世界で9,000万バレル余り
が埋蔵され
ていると、こういうふうには見
ております。しかし、現在
のスピードで消費をすると、今後33年分、また技術
の革新や新油田
の発見など
の有利な、甘い条件を加味し
てでも79年で石油類は枯渇をすると、このように指摘をされ
ております。また、このことについて
の国際的な研究チーム、例えばアメリカとかイギリスを含む14
の研究機関では、地球
の温暖化についても約50年後、2050年には地球
の気温
が2度前後上昇すると、動植物100万種
が絶滅すると紹介し
ております。何かおおげさに言われ
ているように皆さん思っ
ておられるけども、現実には、私ども
が出し
ております「日曜版」に先日紹介し
ております
が、南米
の南端、ここ
の氷河
が解け
て湖になっ
ている。パタゴニア
の氷河
がどんどん解け
ていくという、こういう事実も写真発表し
ているわけで
ありますけれども、やはり地球
の温暖化と大きく結びつい
ているわけで
あります。もちろん、この氷河
が解けるということは、今から相当前、1928年とことし
の2004年
の78年間で
の永久氷河
の問題で
あります。このパタゴニア
の氷河
の湖化を一つとっ
ても、この保護団体
のグリーンピアとかグリーンピースとか、あるいはロイター報道
が交渉し
ておる写真は大変貴重で
あります。
そこで重ね
て、大きなことではない
ので
あります
が、当滑川市でも、地域条件も生かした
自然エネルギー
の活用を図るべきではないか。この点も含め
て4点質問をさせ
ていただきました。終わります。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) 金子議員
の質問にお答えをいたします。
最初に問
1で
あります
が、新年度予算編成について。通告内容は、行政改革
の見直し、手数料、事務事業
の見直しに関してと、こういうことで
ありました
が、質問は予算編成について
の、いわゆる心構えというようなことでお尋ねになったような気
がいたします。その点で多少触れさせ
ていただきたいと思います。
私は提案説明で申し上げましたとおり、平成16年度
の予算編成にあたっては、いわゆる国
の予算案、あるいは国
の地方財政計画等々を勘案しながら、本市
の予算編成に取り組んだと、このように申し上げ
ていたわけで
あります。そして、歳入に
あっては税
の伸び悩み、あるいは国
の三位一体改革における地方交付税
の削減等々において歳入は極めて厳しいもの
がある。それゆえに、午前中からも議論
がありました財政調整基金を取り崩したり、あるいは減債基金をも取り崩し
て歳入に充てさせ
ていただいた。そして片や、それら
の財源を持っ
て歳出として何に振り向けたかと、こういったときには、大型事業で
あります
が、次代を担う子どもたち
の教育
環境の整備ということで、前々から懸案になっ
ていた西部小学校
の増築工事、そして本市
の新たな
産業の活性化や地域おこし
の面を兼ね備えた深層水
の分水施設
の建設、あるいは福祉都市推進
のため
の事業費、そして議員今お話に
あった太陽光云々
の新規
の施策に振り分けたわけで
あります。
そんな中に
あって、手数料あるいは使用料という
のは、第4
次行政改革
の大綱
の中でも住民
の税
の負担
の公平性、受益者と言われる方々
のその限度、それらを勘案した結果、多少使用料、利用料金等
の改定をもさせ
ていただいた。これも改定
の中身を見
ていただければ、かなり
の年月をたったもの
が大半で
ありますから、ご理解をいただきたいと思います。
また、下水道
の使用料金も改定をさせ
ていただいたわけで
あります
が、下水道という
のは、本来、下水道
の料金で工事費等も捻出されるべきで
あるわけで
あります
が、一般財源から
の持ち出し。どこ
の市町村においても一般財源から
の持ち出し
て下水道会計へと、これも一般会計を圧迫し
ておる大きな要因になっ
ておることを考え、これからも引き続い
て、インフラ
の整備を含めた下水道工事をやっ
ていかなければならないとするならば、やむを得ない状況で
あったということもご理解をいただきたいと思います。
いずれにし
ても、欲望は無限で
あり、財は有限で
あります。それぞれ
の家庭
の財源においても同一
のもので
あろうと思います。その中から新規
の予算、事業など、メリハリ
のきいた予算
の配分に意を排したつもりで
ありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
〔
産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○
産業民生部長(近堂昭夫君) それでは、金子議員さん
の、4点目
の太陽光発電システム設置推進事業と今後
の対応について
の2点目以降について、私
のほうからお答えいたします。
まず2点目
の、市として積極的な推進を図ればどうかでございます。
滑川市地域新エネルギービジョン策定委員会で
の報告に基づきまし
て、地球温暖化防止対策を促進する目的で、滑川市住宅用太陽光発電システム設置補助金交付要綱を制定いたしまし
て、平成16年度から住宅用太陽光発電システムを導入されます市民
の方に対しまして支援を行うこととしておるわけでございます。
補助基数といたしまし
ては、実際市民
の方からどれだけ
の要望
があるか不明でございますので、3.5キロワット
の発電システムで3基分
の予算をとりあえず計上したところでございます。
次3点目
の、現在で
の発電システム
1キロワット単価は幾らかでございます。
太陽光発電システム設置経費につきまし
ては、財団法人新エネルギー財団資料によりますと、平成14年度実績で、
1キロワット当たり72万7,000円となっ
ております。
次4点目
の、市
の公共施設(市役所、福祉施設)等へ
の設置はどうかでございます。
市庁舎及び保育所等
の福祉施設
の太陽光発電システム
の設置につきまし
ては、本庁舎
が40年余り経過し、古いことも
あり、また他
の福祉施設等につきまし
ても、建物
の再築なり、更新時期
が来た段階で改めて、先ほど議員ご指摘
の地域おこしによる設置等
が可能かどうか等を含めまし
て研究し
てまいりたいと考え
ております。
次5点目
の、
環境にやさしい
自然エネルギー活用で
の温暖化防止へ
の対応を伺うと
の件でございます。
地球温暖化防止につきまし
ては、国民、事業者、行政
が連携をとり、対応し
ていかなければならないものと考え
ており、化石燃料に代わる
自然エネルギー
の活用は、地球温暖化
の重要な防止対策で
あることは十分認識し
ているところでございます。そして国、県では、地球温暖化防止対策についていろいろな施策を展開し
ているところでもございます。特に県におきましては、(仮称)富山県地球温暖化対策推進計画
の中間報告を取りまとめたところでございまし
て、その中でも、エネルギー対策として、「中小水力発電
の導入等」未利用エネルギー
の活用、そして「太陽光発電
の導入等」新エネルギー
の利用を位置づけ
ているところでございます。
本市といたしまし
ても、地域新エネルギービジョンを策定したところでも
あり、国、県と連携を図りながら、
環境にやさしいエネルギー
の活用に対応し
てまいりたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 山田建設部長。
〔建設部長山田幸夫君登壇〕
○建設部長(山田幸夫君) それでは私
のほうから、金子議員さん
の問2
の住宅耐震支援に対応
が図れないかというご質問でございます。
まず
1点目
の、相談窓口と無料診断
の実施についてどうかという点でございます。
耐震診断
の窓口といたしまし
ては、現在、社団法人で
あります富山県建築士事務所協会におきまして実施し
ているところでございます。この件につきまし
ては、昭和56年5月31日以前に建築され
て完成しました延べ面積280平方メートル以下
の1戸建て在来木造住宅―簡易診断
の費用でございます
が、4万円ほどかかるようで
あります。これ
のその費用
の一部を負担いたしまし
て、簡易的な診断として
の費用
の個人負担は2,000円から4,000円と聞い
ておるところでございます。
市といたしまし
ては、この支援事業に耐震診断をゆだねることとしたいと考え
ているところでございます。
また、無料診断につきまし
ては、診断費用
の個人負担
が少額で
あるとも考えられますので、市
の助成は、現段階では考え
ていないところでございます。
②
の補強改修に低利融資か助成制度を図れないかという点でございます
が、改修にかかる融資助成制度につきまし
ては、県において住みよい家づくり
の融資制度
があります。この制度は金融機関
の窓口で取り扱っ
ておりまし
て、今後は制度
のPRに努めたいと考え
ております。
なお、この融資制度でございます
が、これは住宅金融公庫から資金
の融資を受けられた方々で
あります。
3点目
の、市内在住
の建築士に木造住宅耐震診断士
の認定と登録制度で
の補強事業を起こせないかというご質問でございます
が、現在、富山県建築士会滑川支部に登録し
ている建築士
の方々は約70名と聞い
ているところでございます。建築士は、もとより建築
の専門家でございまし
て、構造につきまし
て精通し
ているものと想定されます。
ご提案
の木造住宅耐震診断士認定と登録制度につきまし
ては、現在東北地方、それから関東、東海・南海
のほう
の太平洋側
の、大地震
が起きると想定され
ておるようなところで
の都道府県で講習会等
が行われ
ておりまし
て、そして診断士
の登録につきまし
ては、この地区
の地方公共団体や各種
の協会及び団体等で行われ
ておりますので、滑川市独自
の認定制度については、今
のところ、考え
ているところまでいっ
ていないので、ご理解を願いたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
〔教育委員会事務局次長長登 健君登壇〕
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 金子議員からご質問をいただきました、太陽光発電システム推進事業に係ります早月中学校で
の発電実績及び生徒へ
の環境教育について
のご質問に対して、まずお答えいたします。
早月中学校
の太陽光発電システムにつきまし
ては、新エネルギー・
産業技術開発機構
(NEDO)
の補助を受けまし
て設置したものでございまし
て、平成13年12月から稼働いたし
ております。最大発電量は21キロワットアワーとなっ
ております。
発電実績といたしまし
ては、昨年度
が2万6.7キロワット、本年度は2月末日11カ月で
1万7,165.9キロワットとなっ
ておるところでございます。昨年度、平成14年度実績では、学校全体
の電気使用量に対して、太陽光発電
の電気量は10.2%となっ
ておるところでございます。
次に、
環境学習についてでございます
が、総合的な学習
の時間を中心に行っ
ておるところでございまし
て、
環境学習
のうち、太陽光発電関係については、発電
の仕組みや発電所などについて自ら調べ、自分
の家でもできる省エネについて考えさせる、考え
てみたり、家庭で
の電気
の使い分け方を調べたりし
ているような学習をし
ております。
なお、電気
の使われ方につきましては、子どもたち
のイメージとして、照明
が一番多いと思っ
ていた
が、実際には
1位
がエアコン、2位
が冷蔵庫、3位
が照明で
あることに子どもたち
が驚い
ていたと。
それから、これら
の学習は生徒ばかりではなく、生徒を通しまして家庭
の方、親
の方を巻き込んで
環境について
の関心を持つようになったというような報告を聞い
ておるところでございます。
なお、昨年11月30日に同中学校で開催されました子どもエコフェスティバルin滑川でも、その研究成果
の一部を発表したところでございまし
て、これら
環境問題に取り組んで
いる活動を評価いただきまし
て、このたび「富山
環境賞ジュニア活動賞」
の受賞
が決まったという連絡を受け
ておりまし
て、来る3月27日に表彰される予定となっ
ております。
また、児童虐待防止ネットワーク事業について
の中で、幼稚園、小学校、中学校で
の事例はどうかというご質問、教育委員会にということでございましたので、お答えいたします
が、現在まで
のところ、このような事例については聞い
ておらないところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 新夕
産業民生部参事。
〔
産業民生部参事新夕正隆君登壇〕
○
産業民生部参事(新夕正隆君) それでは、金子議員さん
の問3児童虐待防止ネットワーク事業についてお答えをさせ
ていただきます。
1番
の、連絡協議会、学校、警察以外で
の構成団体等はどの範囲とされるかということについてでございます。
児童虐待防止ネットワーク事業については、市
の福祉、教育、保健、医療
の行政機関、警察など
の関係機関から構成する児童虐待防止連絡協議会を設置し、連絡会議等
の開催により、児童虐待
の防止と早期発見、早期対応
の推進を図ることを目的に、新年度から実施しようとするもので
あります。
具体的な構成団体等については、これから検討し
ていくことにし
ております
が、行政機関、警察機関以外
の構成団体といたしまし
ては、民生児童委員協議会あるいは児童クラブ等
の地域活動団体を考え
ているところでございます。
次が2番目
の、緊急な場合
の対応はどこ
が担当する
のかということでございます。
児童
の生命にかかわるような、特に緊急度
の高い事例については一刻も早い対応
が必要なため、それぞれ
の児童にとって一番身近と思われる学校、幼稚園、保育所
の各行政窓口
が担当となり、養護施設等へ
の措置権限を持つ児童相談所に連絡をし、さらには連携し
て対応し
ていく必要
があると考え
ているところでございます。
3番目
の、地域
の駆け込み寺式
のセンター設置
が図られないかということでございます。
児童虐待
の防止は地域全体として考えるべきものと考え
ております。地域単位で
のセンター
の設置は考え
ておりません。いずれにし
ても、ネットワークを構成する機関で
あれば、どこでも対応できるようにし
ていくという
のが基本的な考え方でございます。
4番、乳児から小中学生で
の事例は現在
あるのか
の部分について、福祉課分についてお答えいたします。
保育所入所児童において、虐待
が疑われる事例
が昨年
1件発生し
ております。現在、各関係機関と
の連携
のもとに、解決に向け
て努力し
ているところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 金子議員
の先ほど
の質問
の中で、DV防止法に基づく加害者へ
の罰などについてという質問につきまし
ては、通告
の中に入っ
ていませんでしたので、割愛をさせ
ていだたきます。
16番金子憲治君。
○
16番(金子憲治君) 3点ほど伺いたいと思います。
1つは住宅耐震
の問題で
ありますけど、①先ほど建設部長、社団法人建築士協会
がほとんど主体でやっ
ているというわけです
が、この診断
の費用4万
のうち個人負担2,000円かそこらはと、こういう説明なんです
が、これを市で面倒を見れないかという問題、もう一遍確認します。
それから今、児童虐待
の問題で新夕福祉課長
のほうから
あったんです
が、日中は保育所とかいろいろ
あるところで対応できると思うんです
が、夜間、晩
の7時以降に荒れ出すこと
があるというときに、どこへ駆け込めばいいかという問題。今言ったように駆け込み寺―VD法は議長
が言われたように通告ないからというんですけど、今あっちこっち
の自治体でも、特別にそういうこと
があったら、素人
がやっ
ておりますね、普通は。安全に確保する。滑川に児童相談所
がないという中で、飛び込むところは恐らくそういうところですよ。日中は今言われた幾つ
のところへ行けるけども、夜中に発生、あるいは夕方遅くに始まる、そういう問題については一つも解決
の方法を言っ
ていない。これ
の問題、もう1つ。
それから太陽光発電
の問題、先ほど教育次長、早月中学校は発電
の問題では大変評価をされたという説明で
あります。そこで2年
の実績、太陽光発電で起こした実績はわかりました。
1キロ単価
がどのくらいになったかという
のを本当は聞きたかったんです
が、それ
がちょっとないもんですから、言いよう
がないんです
が、今ほど発電設備72万7,000円という金額で
ありますけども、これは
1キロワットなんですか。先ほど3.5キロワットという。これは
1基分で72万ですか。というと、今最近
の情報では
1基60万ほどということになっ
ているんです
が、えらい高い金額
のものです
が、そこらへんもう一遍お願いします。
○議長(高橋久光君) 山田建設部長。
○建設部長(山田幸夫君) それでは、再質問にお答えいたします。
先ほども申しました
が、2,000円から4,000円といいまし
て、それほど生活に響くような額ではないと認識いたしますので、市
の段階では考え
ていないところでございますので、ご理解を賜りたいと思っ
ております。よろしくお願いします。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
○
産業民生部長(近堂昭夫君) 今ほど
の再質問にお答えいたします。
72万7,000円につきまし
ては、発電システム
1キロワット当たり
の単価でございます。そして、3.5キロワット云々かんぬん言われました、これにつきまし
ては、当初予算で計上し
ておりますところ
のもの
が3.5キロワット
の発電システム
のやつを3基予定し
ておると、そういうことで言うたわけでございます。
3.5キロワット
の発電システムを購入された方について補助金を交付すると。補助金
の交付につきまし
ては新たに交付要綱で定め
ておるものでございます。
○議長(高橋久光君) 新夕
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(新夕正隆君) 金子議員さん
の再質問にお答えいたします。いわゆる夜間に虐待
の事態
が発生したら、どこへ飛び込めばいい
のかというご質問でございます。
これにつきまし
ては、今後、児童虐待防止連絡協議会をこれからつくっ
ていくわけで、そういった夜間
の対応はどこ
が窓口になればいい
のかといったことも当然議論され
てまいります。ただ、現時点で考えられる
のは交番で
あり、警察ということ
が、現時点では考えられる場所ということになるかと存じます。ご理解をお願いいたします。
○議長(高橋久光君) 16番金子憲治君。
○
16番(金子憲治君) 2点再々質問をさせ
ていただきます。
1つは、今新夕課長
が言われましたけども、夜間、警察へ行けとか交番へ行けといったって、その地域
があるんです。街
の中
の人ならすぐそこへ行けますけども、ちょっと山辺におられる人とか、そういう人
がもしそういう発生
があったとき、どこへ駆け込むか。近所といったって大変遠いわけですよ。危険
がどんどん迫るという中で、悠長にこれから相談しますと言うとってちゃ間に合わない話だと思う
がやちゃね。それもう一回確認する
がと、それから近堂部長
の今言った補助金、3.5キロワット
の施設をつくることについて予算化したんだと。補助金はどうかというたら、国
の補助
が9万でしょ。それから県と市でまた9万円ほどになるんじゃないんですか、18万ほどつくんじゃないんですか。そこらへん確認、もう一回させ
てください。
○議長(高橋久光君) 新夕
産業民生部参事。
○
産業民生部参事(新夕正隆君) 金子議員さん
の再々質問にお答えいたします。
先ほども申し上げました。まだ連絡協議会
ができ
ていない段階で、例えばということで警察あるいは交番所ということを申し上げたわけで、当然に中山間地で
あるとか、そういった連絡
がすぐできない所というものも想定され
てまいります。そういったことについて、これから
の議論を待つというふうに考えます。
○議長(高橋久光君) 中川生活
環境課長。
○生活
環境課長(中川 保君) 金子議員さん
の再々質問について、補助金
の額についてお答えをいたします。
国
の補助金
の額は
1キロワット当たり9万円で
あります。上限は10キロワット、すなわち国は90万円を限度として補助金を出すようで
あります。これは直接本人に支払われます。で、市
の補助金
の額は国
の2分の
1の4万5,000円で
あります。この中には県
の補助金3分の2、すなわち3万円を含んでおります。4万5,000円
のうち3万円
が県
の補助金で
あり、市
の直接持ち出しは
1万5,000円で
あります。したがって、9万円と4万5,000円ですから、
1キロワット
のものをつくると13万5,000円
の補助金
が入るという理屈でございます。市では、想像で
ありますけども、3.5キロワットぐらい
のシステムを多分つくられるで
あろうということでさっきから3.5キロという数字
が出
ておるわけで
あります。すなわち3.5キロワット×4万5,000円×2カ所分で31万5,000円
の予算を計上したところで
あります。そのほかに、優良宅地へ
の誘導を図るために、市
の民間ディベロッパー
の補助金を受けた団地及び県
の住宅供給公社
の団地―通称追分団地で
ありますけども―で土地を購入し、かつ新築された住宅にそれを設置する場合は国と同じ9万円
の助成をしたいと考え
ております。9万円×3.5キロワットで
ありますので31万5,000円。もう一度申し上げますと、普通
の場合は2カ所で31万5,000円
の予算を計上し、団地
の分は
1カ所で31万5,000円
の予算を計上し、合計で63万
の予算を計上し
ておるところで
あります。
なお、国
の単価、今私9万円と言いました
が、これは15年度
の単価で
ありまし
て、漏れ伝わっ
てくる情報によりますと、16年度
の単価は若干変わるような雰囲気を持っ
ておるようで
あります。これは9万円という
のは確定をし
ておりません。確定をすれば市はその2分の
1、または団地
の場合はその金額、それと同額としたいと考え
ております。
以上で
あります。
○議長(高橋久光君) 13番前田新作君。
〔13番前田新作君登壇〕
○
13番(前田新作君) それでは、通告し
てあります4項目について市長並びに当局
の見解を求めるもので
あります。
質問項目
の中には数字を求めるものも
あります
が、単に数字を求めるものでなく、その実態を聞くとともに、改善
のため
のもので
あることをご理解願います。あわせ
て、今日
の滑川市
の財政
が非常に厳しいことも理解した上で
の質問で
あるということもご理解願います。
まず質問
の第
1点目は、各種福祉行政につい
てで
あります。
福祉
の向上には際限
がないと思いますし、市民
の皆さん
の要望は年とともにますます高くなっ
てき
ております。さらには、本格的な高齢社会
の到来とともに、新たな高齢者福祉
のサービスも展開され
ております。
中屋市長は、2年前
の市長選で何点か
の公約
の中で、トップは何といっ
ても日本一
の福祉都市
の実現で
ありました。その実現に向け
て、徐々にでは
あります
が、進展し
てき
ていると理解し
ております。市民福祉向上
の一つとして、午前中
の清新21クラブ
の会派代表質問で相川隆二会長
の、(仮称)市民交流プラザ
の早期
の完成
が望まれるとともに、市民
の皆さんにとって利用しやすい施設となることを望むもので
あります。さらに、新年度には、福祉都市日本一を目指し
ての施策として新たな事業
が幾つか展開される予定で
あります
が、運営にあたって若干心配
がありますので、お聞きするもので
あります。
そして、滑川市には介護保険適用
の入所施設
がたくさん
あります
が、いまだに多く
の皆さん
が入所を待っ
ておいでになると聞い
ておりますので、それら
のことについても含め
て、当局
の見解並びに考えをお尋ねするもので
あります。
具体的な項目
の1番目は、富山型小規模多機能デイサービス特区
の認定を受け
て、もっと市として積極的に取り組むべきでないかと思います。
この項目については、昨年12月議会で同僚
の相川保幸議員より質問され、その時
の答弁といたしまし
ては、滑川として、今後滑川市に富山に
あります「このゆびとーまれ」
のような事業主
が現れた場合
の対応として申請に加わったと。しかし、滑川市独自
のメニュー申請については今後研究し
ていくと述べ
ておいでになっ
ております
が、やはりもっと積極的に取り組むべきでないかと思います。
現在、介護保険法による指定通所介護事業所は清寿荘、カモメ荘、ほたる
の里等
があります
が、この施設は大型なために「このゆびとーまれ」
のような家庭的な雰囲気
が期待できないと思います。
そのためには、NPO法人等
の規模
の小さい事業主
が現れた場合に市として何らかの支援を考え
てもらいたいと思います。今後、規模
の小さい事業主
が現れた場合
の支援策について
の見解をお伺いするもので
あります。
参考までに、県では施設
の改修や障害者送迎用車両へ
の補助、また整備費については
1,000万円、運営費500万円
の無利子
の貸し付けを新たに申請すると、さき
の県議会でも答弁され
ております。
次に2番目は、福祉見回り隊
の結成についてで
あります。
これも中屋市長
の公約で
ありました福祉見回り隊は、消防団
のように、地域
の皆さん
が高齢者や障害者、そして高齢者
の一人世帯等
の家庭を定期的に訪問し
て安全
の確保や相談に乗るもので
あると理解し
ております。新年度には結成に向け
ての予算
が計上されたところで
あります。この組織結成にあたっては息
の長い活動
が求められますので、隊員
の選定や活動に当たってあまり強制するものではなく、市民
の皆さん
の自発を促すこと
が大切でないかと思います
が、福祉見回り隊はどのような組織及びメンバーで進め
ていかれる
のかお伺いいたします。
3番目は、地区福祉センター
の運営についてで
あります。
新年度
の新たな事業として、浜加積地区を除く、各地区
の公民館を地区福祉センターとして位置づけし、高齢者を対象とした各種事業
がなされるものと思います。この件につきまし
ては、先ほど
の森議員とは若干意見を異にします
が、私は、これからは近く
の活動場所で高齢者
の方々
が健康で長生きし
ていただくためには、最低でも旧小学校区単位
が望ましいものと思っ
ております。しかし、地区公民館はまた社会教育活動
の場、そしてまた生涯学習
の場として多く
の行事とともにたくさん
の方
が利用され
ております。地区福祉センター
の管轄は福祉課で
あり、地区公民館は生涯学習課で
あります。その中で運営費や維持管理費等をどのようにし
て整合性を図られる
のかお伺いするもので
あります。特に行政は縦割りで
あるので、責任転嫁
のないようにお願いするもので
あります。先ほど
の森議員
の答弁では若干わかったつもりで
あります
が、再度これについてお答え願いたいと思います。
この項目
の最後
の質問は、介護保険適用高齢者
の入所施設、待機者
の人数につい
てで
あります。
市内には特養清寿荘並びにカモメ荘等
の2施設、そして老健につきまし
てはなごみ苑等
があります。また療養型
が1施設など、多く
の入所施設
があります。これら
の入所施設
の待機者
の人数で
あります。以前は措置制度から、平成12年度に新たに介護保険制度に変わっ
て、入所を希望される方は幾つも
の施設に申し込みをなされ
ているようで
あります。近く
の特養
のカモメ荘で聞きますと、申し込み者は130人とも140人とも言っ
ておられますし、他
の施設に聞い
てもそれに近い数字で
あると言っ
ておいでになります。しかし、市内にはそんなにたくさん、数百人も
の多く
の方
が入所を待っ
ておいでにならないと思います。このような大きな数字になった原因は、一人
の方
が何カ所も
の施設に入所を申し込んでおいで
のためで
あります。中には市外に申し込んだ方、逆に市外から滑川市へ
の申し込み者もおいでになると聞い
ております。実際
の市内
の入所希望者数をどのように把握し
ておられる
のかお伺いいたします。
質問
の第2点目は、各種税及び使用料等
の滞納対策についてで
あります。
この質問項目についても昨年
の12月議会でもさせ
ていただきました。またしかし、新年度予算編成
の厳しさや財源不足を少しでも解消すべく、各種公共料金
の見直しをなされました。その結果、一定
のアップをしなければならない現状に
あって、早急に財源不足対策を実施する必要
がありますので、改めてお聞きするもので
あります。
まず始めに、財源確保及び市民へ
の公平性
の観点からも、各種税や使用料等
の滞納、収入未済額をどのように認識され
ているのかお伺いするもので
あります。
次に、収納率向上に向け
て、仮称で
あります
が、市税等滞納整理対策本部を年度末までに設置されると聞い
ております
が、滞納
の現状と今後
の取り組み並びに意気込み等を、具体的な項目6点について関係者
の見解を伺うもので
あります。特に第4
次行革大綱
の中でも、平成16年度
の目標として市税
の徴収率
の向上を挙げ
ておいでになっ
ておりますので、お聞きいたします。
まず1つは、アといたしまし
て、今日まで
の滞納状況、これは個人、法人、固定資産税等
の市民税、そしてまた国民健康保険税、上下水道及び市営住宅等
の各種使用料はどうなっ
ているのかお伺いいたします。
イといたしまし
て、仮称市税等滞納整理対策本部はいつごろスタートする
のか。
ウといたしまし
て、それじゃ、だれ
が本部長になる
のかお伺いします。
エといたしまし
て、スタッフはだれを予定され
ているのか。
オ、今後どのように進め
ていかれる
のか。
カといたしまし
て、財産
の差し押さえ等
の強硬手段も考え
ておられる
のか。
以上、6点についてお考えをお伺いいたします。
大きな質問
の3点目は、地域づくり推進事業につい
てで
あります。
地域づくり推進事業は、澤田市長
の時代で
ある平成13年度にスタートしたもので
あり、当時は、数年間継続するもので
あると述べられ
ておりました。各地区ごとに人口や面積等によって一定
の予算を配分し、使用内容について、当初は特に決まり
がなく、地域
の創意と工夫によっていろいろ地域
の発展や地域住民
のコミュニケーション
の増大
のため
の事業等に使用され
ておりました。その後、中屋市長になっ
て幾つか
のテーマを決め
て事業
が進められ
てきました。スタート時より、地域によっては単年度ではなく複数年度
の事業も計画され
ていましたので、中には2カ年
の補助で計画された事業
が完了し
ていない地域も
あると聞い
ております。そしてこの事業はミニ地方分権で
あり、地域
の主体性を高めるために、すばらしい事業で
あったと理解し
ております。
この事業費
が平成15年度
の当初予算に計上され
ていませんでした。その時
の理由といたしまし
て、平成15年度は50周年記念事業
がたくさん開催されるため、財政上難しいということで
ありました。その時点では一時凍結と理解し、50周年記念事業
が終了すれば、当然復活するものと思っ
ておりました。
しかし、新年度予算に計上され
ておりません。理由といたしまし
ては、財源
が厳しいことはある程度理解します
が、事業
の中身として、市民
の皆さん
の手で地域、強い
ては滑川市をよくし
ていくという目的は、政治へ
の市民参加を促すよい機会で
あったと思います。先ほど
の相川議員
の代表質問
の答弁でも出村部長は、これから
のまちづくりにとって市民参加
の有効な事業で
あるとも述べ
ておられました。今後、補正予算で
の対応は考えられる
のかお伺いいたします。
あわせ
て、地区によって継続事業を進め
ていた地区へ
の対応はどのように考え
ておられる
のかお伺いいたします。
最後
の質問は、退職時
の特別昇給制度につい
てで
あります。
今回2月定例県議会でも問題になっ
ておりました退職時
の特別昇給制度は、職員
の皆さん
が退職される場合に一定
の勤務年数及び勤務態度等について、優秀な職員について特別昇給し、退職金に反映させるもので
あると聞い
ております。県では退職者
のほとんど
の方
が対象になっ
ているようで
あります。その基準
の中で、勤務年数については明確で
あります
が、勤務成績について
の基準
があいまいで
あるとも答弁され
ております。そして今後は廃止
の方向で検討されるようで
あります。
滑川市
の職員
の皆さん
の平均給与は県内9市でも最低で
あり、一部
の町
の職員より低いことは承知し
ております
が、現在
の滑川市
の特別昇給制度
の実態
がどのようになっ
ているのかお伺いし、あわせ
て行財政改革
のためにも廃止
の方向で検討すべきでないかお伺いし、私
の質問を終わります。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) 前田議員
の質問にお答えをいたします。何点か私から答弁させ
ていただき、その他は部課長からということでお願いしたいと思います。
最初に、福祉見回り隊はどのような組織で進められるかと。公約
の中にも、福祉都市日本一
の実現を目指すと、こううたったということで
ありましたので、この点は私からお答えいたしたいと思います。
いろんな会合
の折、福祉見回り隊的な構想を2年前にお話をいたしました。福祉都市実現に向け
ての一つ
の方法、手段という形でお話申し上げたわけで
あります
が、いわゆる制度化された福祉サービスを補完するという役割を果たすんだろうと思います。私も、ボランティア
の最たるものは消防団だという、こういうお話を例えにしながら、この見回り隊をお話をし
ておったわけで
あります。いわゆる災害あるいは防災、火災、それら
の災害から地域住民
の安全を確保するという観点から、消防
の分団
の詰め所
がそれぞれ
の地区、校下ごとに詰め所
があって、そこに住んで
いる方々
がボランティア
のような形で、いざ災害というときにそこに集合し、身命を賭し
て住民
の生命や財産を守る努力をし
ておられる。それを見るときに、福祉というものは極めて間口
が広く
て奥行き
が深いもので
ある。お金をつぎ込むと際限
のない世界で
ある。しかし、これ
がもしボランティアという形で支え合うこと
ができるんだったら、私は、福祉というもの
がもっと充実し
ていくんでないだろうかと。2年前に福祉見回り隊、福祉
の充実を訴えた。それから2年たっ
て、肩
の力を抜きながら、福祉は何ぞやと、こう考えたときには、やはり福祉という
のは他人へ
の思いやりと同時に、みんなで支え合っ
ていこうじゃないかという情熱、この2つ
が私は福祉
の基本、
原点だと思います。そして、そんな気持ちというものは、本来、3万4,000市民だれも
が持っ
ているはずで
ある。そんな気持ちを少しでも大きく、少しでもグレードアップする、そんな活動を展開すれば、それ
が究極的には滑川市
の福祉
のボランティア
の大きな原動力、活動力になっ
ていくだろうという思いで、そんなお話をさせ
ていただいたわけで
あります。
それを少しでも具現化させ
ていただきたいということで、今度は福祉
のセンターというものを、それぞれ
の地区でそれを活動
の拠点とする。午前中からも議論
があったわけで
あります
が、きめ細かな福祉
のサービス、あるいは見回りということをやるとするならば、それぞれ
の地区に拠点
があることにこしたことはない。しかし、その拠点を新たに全部
の地区に整備できるかというと、できない地域も現実に
あるわけで
あります。そんなことを考えたときに、現在
ある地区
の拠点、それは1つは地区
の公民館で
ある。その地区
の公民館は、
ある地域にいくと、防災センターと地区公民館と兼ね
ておる場合も
ある。そういうことも
ありますから、私は、それぞれ
の地区
の公民館
がそれぞれ
の地区
の福祉センター、拠点というふうに位置づけ
ても何ら問題はないし、それは利用
の仕方、あるいは運用
の方法は規則で定める―後ほどまた福祉課長
がるる説明すると思います
が、僕は具現化は可能で
ある。そしてその福祉見回り隊はどんな組織で進められるか、やはりそれぞれ
の地区には、従来ボランティアに携わっ
ておられた方、あるいは老人クラブも
あるで
ありましょうし、民生委員
の方々もいらっしゃるで
ありましょうし、あるいは婦人会
の方々もいらっしゃる、そんな方々
のお力をお借りし
て組織を図れないだろうかと、これ
が原点で
あるわけです。
と同時に、議員
が指摘になったとおり、積極的な自発を待つことも大事でないかと。強制するものではないと。私もそう思います。こういうものは、出
て来いとか、あんたにやっ
てもらわんにゃあかんとかと言っ
て強制するべきものではないと思います。ボランティア
のそもそも
の語源は、いわゆる志願兵、自ら
の意思で出
て行くという思い
がないと、ボランティアというものもまた
成り立たないと思います。それゆえ、決して強制するということは避けるべきだと思います。
それ以外は、福祉に関しては担当からお話を申し上げたいと思います。
次に、地域づくり
の推進事業。
確かに平成15年度当初予算
の折に、平成15年度は、滑川市は市制施行50年で6,000万前後
の大きな式典
の費用を含めたイベント等にかかるから、地域づくり
の1,500万は待っ
てもらいたいと、こう申し上げたわけで
あります。そして平成16年度
の予算編成にあたっても、議員
が指摘になったこと
のように、地域住民
が参加し得る、そういう意識を醸成するような活動で
あることは間違いなかったと思います。ただ、こういう地域づくり
がそもそもスタートした
のは、平成元年
のあの竹下内閣
のふるさと創生
1億円
が基本に
あったんだろうと思います。しかしあの時は、いわばバブル
の全盛期で
あります。国においても地方においても、極めて潤沢なる財源
があった。ある程度
の思うような事業も種々展開された。そういう時代背景
の中で、あの制度
が1カ年で
ありました
が、単発的に
あったんで
あります
が、一応実施されたわけで
あります。それらを基本にし
て本市でも、数年前、それ
が2カ年なり実施されたわけで
あります
が、あの時と経済的な事情
が大きく違っ
ておるということも、議員も財政
が厳しいということを認識し
ておる、その上で質問だということ
があったんで
あります
が、そういう時代背景も
あるということも、ぜひご理解いただきたいと思います。
しかし、地域住民
が、みんな
が参加し得る喜び、参加することによって自ら
の郷土を育てよう、そして発展させようという意識を向上させる、そういう手段はまたこれ以外
の施策
の中でも考え
ていけるんでないかという思いも
あるわけで
あります。それゆえ、ぜひともご理解をいただき、当面というとあれで
あります
が、また財政
の好転
の時代
がくれば、また大いに考え、議論をし
ていきたいと思います。
もう
1点、最後に、退職時
の特別昇給制度につい
てで
あります。
滑川市
の実態はどうなっ
ておるかと。行財政改革
のためにも廃止すべきでないかということで
あります。
私も
ある新聞
が取り上げた
のを見まし
て、早速職員を呼んで実態をお聞きいたしました。本市においては、退職発令時点で
の特別昇給は実施し
ておりません。しかし、特別昇給制度
の運用
の中において、勤続20年以上
の者で成績
の良好な職員については、退職
1年前と3カ月前
の時期にそれぞれ昇給させ
ておると。それを聞きまし
て、正直言っ
て私も、しからば退職時と退職時前3カ月とどこ
がどう違うんだと、素朴な疑問を持った一人で
あります。
国では、ご存じ
のとおり人事院規則によって、20年以上勤続した者
の退職時における
1号
の特別昇給を定め
ておるところで
あり、富山県や一部
の県内市町村においても、これに準じた制度
の運用
がなされ
ているやに聞い
ておるところで
あります。
また、本制度については、これまで人事管理上一定
の機能を果たしてきたというふうに説明を受け、私もそれは認識、理解をし
ております。ただ、現下
の経済
環境等
の諸情勢を見た場合、今後、国をはじめ県や一部
の市町村においても見直し、あるいは廃止されると報じられ
ており、これら他市町村
の動向等を注視しながら、本市においても、この特別昇給
の運用について今後見直し等
の検討をし
てまいりたいと、このように考え
ております。
以上で
あります。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいま
の前田議員さん
の、2番目
の各種税及び使用料等
の滞納対策について
のご質問にお答えをいたします。これにつきまし
ては市税を対象としてご答弁させ
ていただきます。
市税
の滞納者に対する徴収につきまし
ては、さき
の12月議会で答弁したとおり、これまでは督促状
の送付、電話催告、臨戸徴収等を適宜実施し、徴収強化として盆前、それから年末、年度末に催告書を送付し
て臨戸徴収を実施し
てき
ているところで
あります。しかしながら、議員ご指摘
のとおり、より一層
の徴収率向上を図るため、今回新たに、全庁的な取り組みといたしまし
て、本庁及び教育委員会
の主幹以上
の管理職及び税務課全職員を中心として、滞納等
の対象者を個別訪問し、納付を要請する取り組みをしたいと考え
ているところで
あります。
それから、現在
の滞納状況等でございますけども、2月末で
の滞納状況は、市税では現年度分で7,000万円、それから滞納繰り越し分で
1億7,400万円、それから国保税では現年度分で2,800万円、それから滞納繰り越し分
が6,500万円などとなっ
ております。
それから、滞納整理本部は
いつスタートする
のかというご質問でございます。
対策本部
の設置につきまし
ては、現在班編成など組織づくりに努め
ているところで
あり、4月早々には立ち上げたいと考え
ております。
それから、本部長、スタッフ
のご質問でございます。
対策本部につきまし
ては、一応助役さんを本部長といたしまし
て、スタッフには、先ほども言いましたとおり本庁及び教育委員会
の主幹以上
の全管理職、約30数名
いますけども、それと税務課全職員を予定をいたし
ております。そこで2名
1組体制で臨みたいというふうに考え
ております。
そこで、今後どのように進め
ていかれる
のかというご質問でございます。
4月初めに班編成など組織づくりを進めまし
て、その後
の部課長会議等で趣旨徹底を図り、5月から
1カ月間を強調月間として取り組みたいと考え
ております。
それから、財産
の差し押さえ等
の強硬手段も考えられる
のかというご質問でございます。
悪質な滞納者につきまし
ては、財産差し押さえ等
の強硬手段について検討すべき課題と考え
ておりますけども、当面は、いわゆる給与とか預金とか、そういった財産等について調査をし
てまいりたいと、このように考え
ております。
以上です。
○議長(高橋久光君) 近堂
産業民生部長。
〔
産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○
産業民生部長(近堂昭夫君) それでは、前田議員さん
の質問
の1点目
の各種福祉行政等について、先ほど市長
のほうから2番目
の福祉見回り隊
がございましたので、それ以外についてお答えいたします。
まず
1点目
の、富山型小規模多機能デイサービス特区
の認定を受け
て云々でございます。
富山型デイサービス推進特区は、ご案内
のとおり昨年11月28日に、高齢者、身体障害者、知的障害者及び障害児
が区別なく一緒に身近な地域でデイサービス
が受けられるよう、富山型デイサービス
の実施について
の認定を受けたものでございます。
今回
の認定によりまして、介護保険法による指定通所介護事業所でこれまで相互利用
が認められ
てきた身体障害者に加えまし
て、知的障害者あるいは障害児
のデイサービス及び身体障害者
のデイサービス事業所、及び知的障害者
のデイサービス事業所においても受け入れ
が可能となったものでございます。富山型デイサービスは、障害者、障害児
の身近に
ある施設を使っ
てデイサービス
が受けられること等
が目的でございます。議員ご指摘
のように、NPO法人等
の小規模施設となれば、家庭的雰囲気も出
てくることは十分期待できるものと考え
ているところでございます。
なお、新年度におきまして富山県
のほうで、議員先ほど申されましたように、小規模な富山型デイサービスを実施するため
の補助制度を設けることとし
ておりますので、滑川市といたしまし
ても事業者
の掘り起こしに努めるとともに、それに積極的に支援し
てまいりたいと考え
ております。
次3点目
の、地区福祉センター
の運営におきますところ
の地区福祉センターと公民館と
の整合性についてでございます。
これにつきまし
ては、先ほど森議員さん
のご質問にお答えしたとおりでございます
が、地区公民館長さんあるいは公民館主事さん、そして地区町内会連絡協議会長さん等、みんな寄っ
ていただいた会合
の中でいろいろ問題提起なされました。その疑問点等、これから制定する規則
の中で精査いたしまし
て、公民館活動と地区福祉センターと
の整合性
がとれるようにし
てまいりたいと、このように考え
ておるところでございます。
次4点目は、特養、老健、療養型等
の入所施設
の待機者
の把握をどのように見
ておられるかでございます。
特別養護老人ホームにつきまし
ては、県
が入所判定に関する特別養護老人ホーム入所指針を定めまし
て、平成15年5月から運用
が開始され
ているところでございます。県は、この当該指針
の適切な運用を図り、複数
の市町村にわたる施設入所に対する住民ニーズを把握するため、県内各保険者
の協力
のもと、四半期ごとに特別養護老人ホーム
の入所申し込み者調査を実施し
ているところでございます。これによりますと、本年1月
1日現在で滑川市
の被保険者で
ある特別養護老人ホーム
の待機者
の方は、
1カ所のみ
の申し込み
の方
が120人、2カ所を申し込んでおいで
の方
が46人、総数として166人ございます。この中には、将来
の入所に備えまし
て、前もって入所申し込みをし
ている方も相当含まれ
ているものと聞い
ております。
また、老人保健施設及び介護療養型医療施設につきまし
ては、定期的な待機者調査は、現在実施され
ていない状況でございます。本市
の介護保険施設につきまし
ては、厚生労働省
の定める参酌標準―これはどういうことかといいますと、65歳以上人口をベースにし
て、特別養護老人ホームにおきましてはその人数
の1.5%、老人保健施設におきましては
1.
1%、介護療養型医療施設におきましては0.6%、全体で65歳以上人口
の3.2%、これを国
のほうでは参酌標準として定め
ておるわけでございまし
て、これを超える整備
がなされ
ており、新たな施設
の建設
が困難で
あることから、今後とも真に施設サービス
の必要な方
が入所できるよう指導し
てまいりたいと考え
ております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 13番前田新作君。
○
13番(前田新作君) それでは、2点だけ再質問させ
ていただきます。
まず第
1点目は、市税等
の滞納関係で
あります
が、先ほど出村部長
のほうから答弁も
ありました
が、1つは財産
の差し押さえ等
の強硬手段を考え
ていない
のかということ
の中で、一応検討すべき課題で
あるということは述べられましたし、しかしながらそういったこともしないと。ただ、一応給与等ですか、そういった財産等
の調査をしたいというようなこと
の答弁で
あったかと思います
が、これでは私自身としてはちょっと甘いと思うんですよね。やはり税金を納める
のは国民、市民
の義務で
ありますよね。これはきちんと納めないと、滑川市
のいろんな人
のサービスにも低下し
ていくということは現実に表れ
てくるわけで
ありますので、皆さん方、例えばこれをもらわなかったからといっ
て皆さん
の給与
があたらないわけじゃないんですね。例えばほか
の会社で
あれば、そういう金
が入っ
てこなければ給与も払えないんだと、そういう気持ちで集め
ていただくように、きちんとした強硬手段をとるべき姿勢を示すべきではないかなと。そうしないと、今回も市民
の皆さんにいろんな値上げとかお願いしなきゃならないこと
があるわけです。一方で抜け
ていて、一方でお願いしますよと。だれかで痛みを、市民
の皆さんだけで分け与え
てくれるような、そういうものでは私はだめだと思いますので、これについてもう一度強い決意をお願いしたいと思います。
もう1つ、市長
の答弁
のほうで、全体的に考えればわかるんじゃないかなという面も
あったかと思います
が、地域づくり
のことで
あります
が、財源
が厳しいということで、財源
が若干明るさ
が見えればまた考え
てみたいというようなこと
の中に含まれるんかなと思います
が、一応今後補正でも対応
が考えられる
のかなということを、いま一度答弁
のほどお願いいたします。
以上、2点について再質問いたします。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 今、当初予算を審議し
て、まだ当初予算さえも通過し
ておらん段階で、補正で対応するかどうかって、それはちょっとまだ軽々だろうと思います。とにかく財政
がもう少し好転した段階で改めてまた議論させ
ていただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
○総務部長(出村眞佐範君) ただいま
の質問でございますけども、差し押さえし
てでもがんばれという質問だったかと思いますけども、確かに悪質な者につきましてはそこらを考えなきゃならんと思いますけども、私らとすれば同じ市民でございます。納税できないという理由も多々
あるかと思います。そこらを十分考えながら、いろいろ面談しながら、できるだけそういったこと
のないように理解をし
ていただい
て納め
ていただくように努力したいと思います。最後どうしてもということになれば、そういうことも検討しなきゃなりませんけども、最初から差し押さえ
ありきという考え方でまいらんつもりでおります。そういうことで、ひとつ市民
のご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 本日
の会議を
1時間延長し、午後6時までといたします。
10番野末利夫君。
〔10番野末利夫君登壇〕
○
10番(野末利夫君) それでは、通告し
てあります諸点についてお伺いをいたします。
最初に、福祉施策についてで
あります。
今日
の少子高齢化は避け
て通れない深刻な問題で
あります。まず、子育て支援についてお伺いをいたします。
新年度予算において不妊治療費に助成されることについては、高く評価をするもので
あります。子どもは未来
の宝で
あり、次代
の希望で
あります。いかなる時代に
あっても、次代を担う子どもたち
のくったく
のない笑顔や歓声は人々
の心にやさしさと元気を与え
てくれます。しかし、少子高齢化は歯止め
がきかず、平成元年
の1.5人ショック以来、国民
の関心を集めることとなりました。
1人
の女性
が一生に生む子ども
の平均を示す合計特殊出生率も平成14年には
1.32人と、史上最低記録を更新し、間もなく我が国は人口減少時代へと突入すること
が確実な状況となっ
ております。こうした厳しい時代だからこそ子育てに夢と希望
が感じられる社会を実現すること
が、今を生きる私たちにとって緊急かつ重要な責務で
あると考え
ております。
新年度より児童手当
が小学校3年生まで拡大となります。また、深刻化する日本
の少子化を食い止めることを目的として、4年越し
の懸案で
ありました少子化対策基本法
が超党派で議員立法された
のに加え、次世代育成支援対策推進法、改正児童福祉法
が成立したところで
あります。国としても、少子化に歯止めをかけたいと
のことからいろんな施策
が講じられ
ているところで
あります。
当市としても、少子化対策として小学校3年生まで医療費無料化に拡大をされ
てはどうか、市長
のご所見をお伺いしたいと思います。
次に、ひとり親世帯に対する支援についてお伺いをいたします。
母子家庭の母の就業の支援に関する特別措置法が、昨年8月11日に施行されております。昨年11月母子寡婦福祉法が改正され、児童福祉手当の制度破綻を防ぐために児童扶養手当が改正され、児童扶養手当の受給開始から5年後に手当の一部が減額される措置が導入されることになっております。同特別措置法では、これまでなかった第5条及び第6条によって、母子福祉団体等の受注機会の増大への配慮は国や地方公共団体の努力義務であると明文化されております。
この特別措置法に対し、当市の考えをお聞かせいただきたいと思います。これは通告になかったわけですけれども、これは関連をするというふうに思いますので、ひとつご答弁のほうをよろしくお願いしたいと思います。
父子家庭の世帯も非常に増えてきております。母子家庭に比べまして、仕事、教育、家庭と社会の責任も重くのしかかる男性は大変な日々を過ごしておいでになります。実際に手術を有する病気になっても入院もせず、がんばって働いている父親もおります。滑川市における父子家庭の実情と、支援策はどのようにされているのかお聞かせをいただきたいと思います。
次に、児童生徒の安全対策についてであります。
きょうのテレビ報道にもありましたけれども、小学校1年生の女子児童が26歳の男性に殺害されたという報道がございました。大変痛ましい、残念な事件であります。そういうことで、近年、児童生徒の生命が脅かされる凶悪犯罪が全国的に発生し、多くの尊い命が奪われております。また、事件の現場に遭遇し、心に深い傷を負う児童生徒もおります。
県内においても、昨年12月、公園で遊んでいた女子児童が切りつけられる事件や、富山市の山室小学区では同校5年の女子児童が不審な男に声をかけられ、腕をつかまれたという事件も発生をし、現場はまたも公園ということでありますが、児童は幸い無事でありましたが、心に大きな傷を受けたのではないかと思います。また、全国的に相次いだ小学校への不審者侵入事件を受け、県内で、棒の先端につけたU字型の金具で相手を捕まえる「刺股」と言うそうでありますけれども、導入する小学校が増えたとのことであります。県教委は昨年、県内小学校の約1割に配布したにとどまっており、1本だけでは不十分な上、厳しい財政状況もあって、不審者対策は万全と言えないのが現状ではないかと思います。
未来を担う児童生徒の安全確保のため、幾つかの提案をするものであります。具体的に提案をしたいと思いますが、1つは、滑川警察署、そして滑川市の名前において、パトロール中のマグネット式ステッカーを作成し、公用車及び協力団体等の車に張りつけ、防犯意識の啓蒙、犯罪者への警告を発信してはどうかということであります。
2つ目として、市内小中学校や幼稚園、保育園の万全な安全管理のため、施設内の安全管理体制の確立、あわせてスクールポリスシステムを導入し、民間警備会社や退職警察官の活用などを含めた警備体制の強化を確立すべきではないかというふうに思います。 3つ目には、これは直接犯罪云々ということではありませんけれども、定期的に年1回の通学路の安全点検を実施してはどうかということであります。特に冬期時期は除雪によって河川の防護柵の破損と危険箇所もあるのではないかと思います。もう1つは、通学路になっているところには、多分子ども110番の家も設置をされているのではないかと思います。通学路から見えない所に設置されているお宅があれば、見える所に設置をお願いするということもできるのではないかと思います。いずれも未来の宝であります子どもたちを守るためにも積極的に取り組んでいくべきだと思いますが、当市の現状と今後の取り組みをお聞かせいただきたいと思います。
このことから、私ども公明党富山県本部は、1月、県民の暮らしの安心・安全対策を充実させるため地域安全推進本部を設置いたしました。これは社会情勢の変化の中で生じる犯罪や事故の防止に素早く取り組んでいくためのものであります。近年、これまで考えられなかった形の犯罪や事故が増えており、県民の暮らしの安心・安全を守るため、時代に即応した新たな視点からの防犯、無事故対策が重要であると考え、早急な取り組みや改善が必要な4項目を広く署名をいただいて、県に要望することといたしております。
次に、オストメイト用トイレ設置についてであります。
オストメイトは大腸がん、膀胱がんなどのため、腹部に手術で人工的に排せつ口を、いわゆる人工肛門、人工膀胱をつくった人たちで、タウチと呼ばれる袋を排せつ口に装着し、この中に排せつ物を貯めるようになっております。手術の後は、それ以前とほとんど変わらない生活ができ、社会の第一線で活躍されている人たちが多いと聞いております。大きな悩みの一つとして、外出先での排出物の処理であります。タウチに貯まった排出物を一定時間ごとに便器に捨て、洗浄する必要があるためであります。我が国ではオストメイト用トイレがまだ少ない現状で、内部障害者は外見上健常者と変わりがないということから、オストメイトに対する社会的な認識がまだ低かったということもあり、数年前までは障害者用トイレを利用すると、ここは障害者のトイレですと怒られ、障害者の手帳を見せて納得してもらったということもあったそうであります。
オストメイトの全国組織の日本オストミ協会によりますと、オストメイトの人数は全国で約30万人近くおいでになるということであります。年間4万人ほど増えているということであります。国会において、平成12年4月、交通バリアフリー法案を審査した際、オストメイトへの支援を訴え、大都市のJR駅などにオストメイト用トイレを順次設置するよう要望し、これを受けて国レベルでも取り組みが進み、平成12年11月に交通バリアフリー法が施行され、また平成13年8月にはオストメイト用トイレの使用に関するガイドラインが策定され、オストメイト用トイレの普及に大きな弾みがついたところであります。バリアフリーのまちづくりのためにはまだまだ数が不足をしているのが現状であります。
そこでお伺いをするわけでありますけれども、滑川市はオストメイトに対する認識をどのように思っておいでになるのかお聞きをしたいと思います。
2つ目には、滑川市にオストメイトの方がどのくらいおいでになるのか、把握されていると思いますので、お聞かせをいただきたいと思います。
3つ目には、現在、滑川市においてオストメイト用のトイレが設置をされているのかどうかお聞きをしたいと思います。
4つ目は、今後公共施設に設置される計画はあるのかお聞きをし、私の質問を終わります。
○議長(高橋久光君) 暫時休憩します。10分間。
午後4時28分休憩
────────────────────
午後4時36分開議
○議長(高橋久光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) 野末議員の質問にお答えをいたします。
まず最初に、福祉施策についての中で、小学校3年生までの医療費無料化の拡大をという、この点でありますが、議員もご案内のとおり本市では、子どもを安心して生み育てる、そんな環境づくりの一環として、すべての小学校未就学児を対象として、いわゆる保険医療費の本人負担分を全額無料にしておるところであります。またあわせて、医療機関の窓口で医療費を直接支払わなくてもいいと言われる、いわゆる現物給付という方式をとる中で、対象医療機関も市内全部の医療機関、と同時に、滑川市民が比較的利用度の高いと言われる県立中央病院をはじめとして、富山市内では7カ所、そして黒部市民病院の1カ所というふうに公的医療機関で、現在実施をしておるところであります。 ご存じのとおり国において、先ほど議員も指摘になった、4月から児童手当の対象支給児童年齢を小学校3年終了まで引き上げたと。当然、それに伴って、本市でも所要の額を計上させていただいたわけであります。それらのこと等を考えた場合、3年生まですべて医療費を無料というのは、滑川市の状況ではまだ早いだろうと。当面、現行でご理解をいただきたいと、このような考えでおります。
次に、ひとり親世帯に対する支援の充実ということでありますが、現在、ひとり親家庭というのは、かつては母子家庭というふうな考え方でありましたが、極めて多様な状況になっておると思いますが、このような家庭に対する本市独自の支援策というのは、医療費の助成については県の補助要件に上乗せをして、市単独事業として所得制限の撤廃及び父子家庭への助成を行っております。また、遺児福祉年金として、年額1人1万5,000円を支給いたしております。その他生活資金の貸し付け、あるいは相談所の開設等を、現在、市独自の事業として実施をいたしておるところであります。
また、新規の事業として、母子家庭の母の就業の機会、あるいはそれを支援するということで就職に必要な資格取得のための教育訓練講座実行費用の一部助成、あるいは看護師、介護福祉士、保育士等の就職に有利な資格を取得するために養成機関に通う一定期間に対する生活費の援助、またパート雇用者を職業訓練実施後、常用雇用に雇用転換した雇用主に対する奨励金の支給のこの3つの事業を開始することにいたしております。そんなことも含めまして、今後ともより一層ひとり親家庭に対する支援の充実策に努めてまいりたいと思います。
その他については担当の部課長からご説明を申し上げます。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいまの野末議員さんの質問の、私のほうからは、問2の児童生徒の安全対策についての中の、ステッカーをつければどうかというご質問にお答えをいたします。
滑水防犯協会では、これまで、防犯意識の啓発を図るため幟旗の設置だとか、年4回の地域安全ニュースの配布等を実施されているところであります。
新たなマグネット式のステッカーの張りつけにつきましては、一つの方策として、今後滑川警察署や滑水防犯協会と検討してまいりたいと思います。
なお、このようなことをやるときは、あまり公にせずにそっとやったほうが事業効果が上がるのでないかという気もいたします。
以上であります。
○議長(高橋久光君) 近堂産業民生部長。
〔産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○産業民生部長(近堂昭夫君) 野末議員さんの3点目のオストメイト用トイレ設置についてお答えいたします。
まず1点目は、滑川市はオストメイトに対する認識はでございます。
オストメイトにつきましては、議員が先ほど申されましたとおり、大腸がん、膀胱がんなどの治療のため、人工的に人工肛門、あるいは人工膀胱などを手術で穴を開ける。これをストマーというわけでございますけれども、ラテン語でストマーというそうでございます。これをつくった患者のことをいうと、このように聞いておるわけでございます。それで、これらストマーを持つ方々をオストメイトと呼んでおるわけでございまして、これらの人々が組織する社団法人日本オストミー協会も組織されていると聞いております。オストメイトの方々にとりましては、排せつ物のにおいの問題などいろいろ心身の悩みも大きいものと認識しているところでございます。
そこで、滑川市にはオストメイトの方が何人おられるかの点でございます。
現在滑川市には、膀胱、直腸障害者として31名の方がおいでになります。
次3点目の、現在滑川市にはオストメイト用のトイレが設置されているかでございます。
滑川市が設置しております公共施設には、現在のところオストメイト用トイレ、これは汚物を流す流しと腹部をお湯で洗浄できるもの、これを備えたトイレのことだそうでございますけれども、これにつきましては、滑川市の公共施設にはございません。
次、今後公共施設に設置される計画はあるかとの件でございます。
今後の公共施設整備にあたりましては、検討課題の一つとしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
〔教育委員会事務局次長長登 健君登壇〕
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 野末議員のご質問の中で、児童生徒の安全対策、学校での安全管理体制の確立、また通学路の安全点検をというご質問をいただきましたので、その点についてお答えさせていただきます。
なお、先ほど中川議員からのご質問に対しお答えいたした中身と重複する部分がございますことをお許しください。
現在、学校の安全管理体制の状況ということでございますが、文部科学省が示しました「学校安全管理に関する点検項目例」に基づきまして、来訪者窓口の一本化や確認、関係機関との連携体制の確立、校舎内外の見回り、戸締まりの徹底に努めるなどの対策をとっているところでございまして、安全管理につきましては、これで十分ということはどこまで行ってもございませんので、引き続き緊急時に備えた校内体制の整備に努めてまいりたいというふうに考えております。
ご提案のスクールポリス制度の導入についてですが、一つの方策ではございますが、それから経済面でなじまない点も多うございますので、現時点での制度化ということになりますと、困難な状況ではございますが、限られた予算の中で、それではどういったより効果的な防犯対策が講じられるようになるか、引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。
なお、その際には地域の皆さんのご協力も得ながら、開かれた学校づくりを推進していく中で、地域ぐるみでご協力いただけるような学校の体制もより一層整えていかなければいけないというふうに考えております。
なお、保育所についても同様の状況でございます。
通学路の安全点検についてでございますが、通学路は先ほどもご答弁申し上げましたが、各校のほうで安全性、利便性等のさまざまな条件を考慮いたしまして指定しております。安全点検について、年度当初はもちろんのこと、日ごろから各学校で取り組むように指導しているところでございます。各学校では実情を踏まえ、日常的な点検を踏まえまして、PTAや地元警察署等の協力も得ながら集団での登下校等、さまざまな指導を行っているところでございます。
ご指摘の、新入生が入学する前の通学路の安全点検についても、各校の実情を勘案しながら、これまで以上に徹底するように指導してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 10番野末利夫君。
○10番(野末利夫君) それでは再質問をさせていただきます。
今ほど、通学路を年に1回程度やったほうがいいんじゃないかということですけれども、通年1回じゃなくて頻繁にやっているんだというような形の答弁がありましたけれども、先ほども申し上げましたけれども、子ども110番の家の設置のことをお話をしたんですけれども、前回もたしかこの問題を取り上げて質問したときに、滑水防犯のところでいろいろ協議をして、そこと連携をとってやっていきたいんだということの答弁があったというふうに記憶をしておりますけれども、私は、せっかく通学路の安全点検ということで回っておられるわけですから、実際に子ども110番のお宅も通学路の中には1軒や2軒は私はあるんじゃないかと思います。そこを通ったときに、子ども110番の設置してあるそれが実際に子どもたちの目線で見えるのかどうか。見えなければ、滑水防犯云々じゃなくて、直接お話をして設置をしていただけないかということでお願いをすれば、私は、そのお宅は嫌だということは言わないと思うんですね。そういった面で、そういう面の通学路の安全点検を徹底してお願いしたいというふうに思います。これはいつでもできると思うんです。その点について再度ご答弁をいただきたいと思います。 それからオストメイトについては31名の方がおいでになるということですけれども、私は試行的に、例えば役所に1カ所ぐらい設置をしてもいいんじゃないかというふうに思いますけれども、検討したいということでございました。私らも実際、そういったトイレというのは目で見たことがありません。写真でちょっと見たことがありますけれども。そういった形のものを試行的に1カ所ぐらいはあってもいいんじゃないか。特に役所ということじゃなくて、たくさんの皆さんが利用されるようなところ、30数名という少ない方ではございますけれども、特に利用されるようなところに試行的に設置してみてはどうかという点についてひとつご答弁をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 長登教育委員会事務局次長。
○教育委員会事務局次長(長登 健君) 野末議員からいただきました再質問にお答えさせていただきます。
子ども110番の家につきましては、各学校で意を排して指導するようにという指導もしております。現実にある学校では、子ども110番の家に1学期末に町内ごとにお礼の手紙を持って訪問して交流を図るとか、帰りにトイレを借りたとかという事例もございまして、より一層地域の中で子どもたちをはぐくんでいただけるよい制度だというふうに認識しております。
ご指摘の実態につきましては、それこそ年度末、年始を迎えますので、各学校とも連携をとりまして、また滑水防犯協会のほうにも連絡をとらせていただきながら、110番の家の活用につきましての議員さんのご提案につきまして前向きに検討させていただこうと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋久光君) 近堂産業民生部長。
○産業民生部長(近堂昭夫君) 今ほどのオストメイトの件につきましては、何しろオストメイトという言葉を聞いたのは議員さんのご質問で初めて私も勉強させていただいたわけでございまして、今、そもそもオストメイト用のトイレというのはどういうものであるか、一度まず見て、それからどうするかを考えさせていただきたいと、このように思っております。
○議長(高橋久光君) 14番上田昌孝君。
〔14番上田昌孝君登壇〕
○14番(上田昌孝君) それでは、通告をしてあります点について、順次ご質問をいたします。
質問をする前に、この通告をもう少しかみ砕いてお話をしまして、それから担当部課長には、それぞれ直接中締めをお願いすることがありますので、しっかり私の話を聞いておってください。お願いします。
まず駅南土地区画整理事業についてであります。完成に向けてひとつがんばってもらいたいという意味で質問するわけであります。いずれにしましても、12月議会に、あまりにも作文を書いたような紋切り型の回答でありましたので、再度質問する運びになりましたことはまことに残念に思っておるわけであります。その点、ひとつ心して質問に答えていただきたいと思います。
まず、市長の決断あるのみということを先に申しました。この事業は、当初予定のもう倍の期間がかかっております。地元地権者にとってはまことに遺憾というしかほかないわけであります。これはやはりトップである市長にその責任があるわけでして、いわゆる行政施行、市施行でありますから、組合施行と違います。すべて市長のほうで責任を持っておる事業だという認識をまず改めてしていただきたい。そして残る期間の18年度までということでありますが、この期間にしっかり事業が終わられるように、どこをきちっと押さえておかなきゃいけないか。そのことは、具体的に市長自身が掌握して指示をして完成していただきたい。このように思うわけであります。
宮崎市長、そして澤田市長が、滑川市百年の計として、いわゆる中川放水路の打ち込みと一緒に、その対応としての駅南事業を持ってきたわけであります。そういうことを含めて中屋市長がその完成を見る、あなたがその完成を見る人でありますので、そのことを認識の上、ひとつしっかりとこの事業を押さえてやっていただきたいということが第1点であります。
次に、保留地処分であります。
事業費を捻出するための一定の割合を保留地ということで、土地を売って事業費に充てる、そのために、減歩の中からこの土地を出したわけであります。でありますから、保留地処分金が最後の決め手になるわけでありまして、この保留地処分が残る事業のすべての決め手になってくる。これが保留地処分です。でありますから、この保留地処分で苦労しておられるのは12月議会でも申し上げましたし、私どもも何とかせにゃいかんと思っておりますが、これについて少し尋ねたいと思います。
1つは、市の責任において売れない保留地を何とかしてもらいたい。処分できなかったら、市の責任において、これを行政内で始末できないか。このことについて、神保次長、あなたのほうから答えていただきたいと思います。
それから総務部長、産業民生部長、建設部長には、それぞれの立場で市のあらゆる事業を3部長は見ておるわけでありまして、そういう中から保留地がさばけるところに思い当たらないか。これまでなかったのかな、今もないのかな、これからも発生しないかな、3部長ともどもに思い当たるところがないか、お尋ねしたいと思います。
交渉ごとの中で、代替地を予定するというのはどこかにあるような気がしてならないのです。いかがでしょうか。事業展開の中できっとあると私は思うんですよ。どうもわからない。
と同時に、保留地処分について3部長がトップマネジメントをやる立場において、トップですよ、あなた方は。この保留地処分について部門外という感覚で知らんわということじゃなくて、皆さんの中で何か保留地処分に対するアイデアがないか、考えがあったら、3部長ともどもにお聞かせ願いたいと思います。
次に、まず確定測量、そして本換地をもって地権者に渡すと。いまだかつて駅南が完了しておりませんので、都市開発課の掌握下にあるわけでして、地主が、地権者がそれぞれ完全に渡されておりません。
そこで、この保留地は、いわゆる確定測量は3分の1は終わっていると。そして残る3分の1をことしに予定すると。残りの3分の1は来年以降という計画のようであります。が、この確定測量はことしの年度内に全部終わらなきゃいけないだろうと、18年に完工する場合にですよ。そして、いわゆる確定測量が終わった後の本換地の事務は17年度に全部終わらなきゃいけないだろうと。そして最後の18年というのは残務整理がいろいろあると思います。実はこの当初計画においては、計画年度の最後の2年間というのは全く予算がついていない。それくらいに、前にちゃんと予算のついているときに工事が終わっていく。そういう計画であったわけです。残務整理というのは最後の1年できちっとやる。そのための最後の1年を余裕をもって迎えないと、確定測量をずるずると後ろへ延ばしていては、これは解決しない。いわゆる工期が延びる。そういうことになりませんか。だから、計画が甘いということを言っておきます。このあたりをしっかりやってもらって、確定測量についての補正予算を持ってでも16年度でやっていただけるように求めるものでございます。
次に、公園についてであります。公園も残しちゃいけません。公園はいわゆる柳原墓地のそばの、通称墓地公園であります。全部で7つあるうちの2つができていない。実に墓地公園をみんな期待しております。重要な公園です。いま1つは近隣公園、東海カーボン跡地内の中規模の公園ということで、これまで、澤田市長の時代には高等教育機関の看護大学誘致、その場所が決まらないから触れないよということで触ってこなかった公園です。そして、いわゆる中川放水路を緑道にしましたが、行田公園と体育館のある東海カーボン跡地を緑で結ぼうということで位置づけられたのが、この文化の森公園という名称を澤田市長がよく使っておられました。この公園も工期内できちっと整理しなきゃいけないと思います。でありますから、これらについてもしっかりと青写真があるはずでありますから、順次かからなければいけないということになります。いわゆる体育館で、サンアビでスポーツをやる、インドアでやる人たちがウオーミングアップや、少し気分転換に外の公園で、ばねのある土の上でウオーミングアップをして体育館の本番に迎える、そういう意味の公園でもありますし、そして体育館に来られる、サンアビに来られる専門学校の学生もいる、いわゆる文化の森で憩える公園、近隣の町内の皆さんも、場合によっては車で来られるんだから、少し遠く遠隔の人もこの公園は広く利用できる、そういう位置づけのある公園であります。中川放水路は、県のおかげでああいう景観のある階段式の川べりになっておりますから、あれも延長して、いわゆる東海カーボン跡地のあの地が公園から奥に展開するところへ誘導されるような、引っ張っていけるような、そういう夢のある入り口の公園にしていただいたほうがいいんじゃないかというふうに思います。しっかりがんばってください。
その次は、訴訟関係はどうなっているんだと。はっきり担当課は言ってもらいたいんですよ。訴訟に関するものは何件ぐらい抱えているんだろう。これが解決しないから駅南事業が後ろへ延びたということは言ってもらいたくない。絶対だめですよ。だから、こういう裁判ざたになるような問題等々については、ついつい後ろへ持っていくんですよ。でっかい事業ですからトラブル問題もあると思います。それは先駆けて、積極的にひとつ対処のほうへ入っていかないと、時間が後ろへ延びることははっきりしているんです。でありますから、嫌なものは後ろへ残しておこうと。場合によったら、役所の中で担当が変わるから後ろへ担当者に任せたというような感覚であっては、この事業は終わらないと思います。そういう気持ちでやってもらわなきゃいかん。でありますから、県の都市計画課に相談するなり、場合によっては、国の法律専門の国土交通省に訟務対策課がおると思います。弁護士クラスの方が相談に乗ってくれるはずであります。だからしっかりとやってもらなきゃいかんと思いますよ。トラブルが大きく引きずって事業が遅れるということは絶対に許されません。わかっている問題はきちっとおさめてください。
次に移ります。この確定測量に対する現場の測量であります。事業が始まったときから測量は業者、いわゆる測量業者しか私は見たことがない。市役所の職員は測量ができないんでしょうか。できないとだれが決めたんですか。昔はみんな市役所の職員が測量をやっていたじゃないですか。まさか測量のできない建設部の職員ばっかりじゃないでしょうね。どうですか。外注することに決まったんですか。それとも、市役所の職員は測量しちゃいけないという、そういう法律でもあったんですか。あったんならあったと言ってくださいね。建設関係に当たるのは、もちろん都市開発もそうですし、土木課もそうですが、農林課にも土木の専門家がおります。下水道、上水道、合わせたら、トータルするといっぱいいるじゃないですか。こういう時期だからこそ全庁挙げて、総合力を持って、この確定測量に臨むのも一つの考え方じゃないかと思います。いつの間にか、測量もできないような能力がなくなっているんなら、この際に反省も含めて、少し抜本的に対策を打っていただいて、自分とこでやれるその能力を高めていって、しっかりと事業遂行にがんばっていただきたいなと、このように思っておるわけであります。
いわゆる年度によっては、部門間によって仕事が偏る、増える、固まる、そういうときには全庁の人事体制をもって、人海戦術でもって解決していくのが本当じゃありませんか。このあたりのことについて総務部長、あなた、人事担当としてどんなふうに考えるか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
次に、人事についての質問に入ります。
人事関係をやると職員の皆さんに嫌われるんじゃないかという恐れもありましたから、多分タブーかなと思いましたが、行革が叫ばれている中でありますので、多少のことを言わせてもらわなきゃいけないと思います。今ほどは、仕事が集中したり、少し暇になった部分が全庁を見るとあるんじゃないかと言いましたが、建設部の予算が毎年3%ずつ落ちてくる。国も県も、それから当市も全部建設部予算が落ちてくるんであります。そしてことしは激減している。そういう中にあって、職員は同じ水におるということ自体がやはりおかしいんでないか。そして福祉課、介護課、福祉関係のところに人がいない。いないというか忙しい。こういうところの調整も全体としてはやっていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。かつては保育所の先生が余っていたのか、福祉課へ派遣されておりましたね。そういうこともちゃんとやっておられるわけです、皆さん。
そこで、細かい小項目を挙げておりますが、建設部の技術屋と言われる皆さん、それは場合によっては一般事務のほうも少し体験されてみては、長い滑川市の職員としての、自分の専門外を経験することによって幅広い仕事ができてくるんじゃないかなと、このように思います。聞くところによりますと、土木関係でも初めはデスクワークでしょうが、やがては市民との渉外関係の仕事に出かけるわけです。でありますから、技術的なことばかりで市民との交渉事が進まないことは事実であります。昨日も庁内で聞きました。どうも技術関係の皆さん、税務課のほうの知識を少し得たいと。税務課関係がわからないと交渉事がしっかりできないよと。そういう希望もあるようであります。あるんですよ。またそういうことをしっかり押さえないと、管理職になったときに、技術面だけで管理職をやろうと思っても、それは無理です。できるかもわかりませんが、いい仕事はできないでしょう。管理職の登竜門として、専門以外部門を一回経験させないと管理職にはしない、課長にはしない、そういう人事体制を組まれるのが当たり前だと思います。民間では、45になって経理畑から営業へ移る方があります。技術の現場、いわゆる製品開発をやっている人が経理のほうへ移る場合があります。それでも皆さんはよくやっておられます。これまで培った技術をもって次の分野でまた生かす、これが企業を支える力強い人事体制の組み方だというふうに私は思います。単なるリストラという意味ではありません。人を生かす、ここでこの人事を組むわけです。ローテーションを組むわけです。
魚津の広木土木センター所長さんがおっしゃいました。昔でいう土木所長さんです。私も県庁の中で事務畑の仕事に移されたと。そのときは不安であったし、何でおらこんなとこへいかんにゃならんがかと思ったと。ところが、ほかの部門へいって自分が今までやってきた仕事を振り返ったら、いやあ、おらやっぱり違うておったかもしれんと思ったと。仕事に幅が出たし、ほかの部門を経験することはいいことやとおっしゃっています。そして、県庁へ勤めて、いろんな経験をさせてもらえてよかったと。
ひとつ幅の広い仕事を得ることは、職員の皆さんが滑川市に奉職して、本当に心豊かに充実感を持ってやがては退職されるということだと思います。出村部長には、これまたあなたに聞くんです。あなたは農協にも出向されました。そういう経験も踏まえて、どのようにこの問題をやっていかれるか。いよいよ人事異動の前です。あなたの仕事でしょ。お答えください。
人材育成プログラムというものをつくっておいででしょうか。一人の職員が伸びていくための人材育成プログラム。異動時期が来たから、単なる数合わせで異動させている面が何か強いような気がします。「生かしてこそ人材、育ててこそ人材」であります。がんばってください。
続いて、公共施設の福祉面での配慮ということであります。
なかなか口で言いくにいんでありますが、日本一の福祉と聞くたびに、日本一は重たく、日本一がだんだん遠くなっていくような気がします。そういう感がだんだん強くなってくるんです。
さて、本題に入りますが、市民の方からの声であります。「みのわ温泉、何で2階ながけ。エレベーター欲しいがやちゃ」と素直にきました。これは足の弱い人、そして不自由な人、高齢者がみんなあそこでは口にしておられることであります。そしてそういう人ばかりか、介添え、付き添いの人が「じいちゃんが重たくて、おらでちゃ、なも2階へ上げてあげれんがや」と。もちろんあこにいる村上君や前にいた山岸君もみんな手伝ってはおったわけです。でありますが、2階へ上がるということは大変なんです。この状況を見てあまりにも声が大きい。新しい福祉施策メニューもいいんですが、今ある所の、こういう所をしっかり押さえてこそ福祉じゃありませんか。そしてエレベーターが欲しいと。
滑川市役所のエレベーターについては、本会議で何人かの議員さんが長年にわたって、私市役所へ入ったときから、ずーっとこの問題を何年間に1回ずつ言う。澤田市長はできない理由を一生懸命言われた。だけど、エレベーター棟をつくりゃ、これでいい話やねかい、そんなもん。何や難しいことがあるがいね。エレベーター棟を建てりゃ、それでいいがいね。できんという理由を並べ立てんでください。できるようなことを考えりゃいいがや。エレベーターできんがの理由ばっかり並べて今まで答弁してこられた。ひとつがんばってくださいね。改めて本当にエレベーターちゃ市役所につかんもんかどうか、ちょっと言えたら言ってくださいね。
それから人にやさしい道の政策が県でも言われておりました。フラットに切り替えていく。歩道を下げる。車道と一緒にする。これを言っているわけですが、駅南の話のときに、フラット化を都市開発課に言ったんですよ。なーんできんがよと。フラットにしたら危ないからできんがよと。言うとって、砺波の区画整理事業を見に行った。太郎丸かな、そしたら、滑川できん言うとんがに砺波がフラット化しとんが。だから、この上からの情報も、どこまであんた方を信用すりゃいいかわからんということ。滑川はできん言うとんがに、砺波に行ったらできてしもとんが。こういうことがあったんですよ。
そこで言います。バリアフリーを含めて道路のやさしい道をつくっていこうと。計画を年次的に立てておられるかどうか。杉野課長、答えてやってください。計画を持っておられるかどうか。なければないでいいんですよ。
それから次に、散歩する人が多いですね、最近。ものすごい速足でピューッと歩いて行かれる。2、3人で夜も昼も朝もおられます。と同時に、もう一つの散歩を私は言いたいんです。高齢社会になりまして、いよいよ春です。お年寄りが外へ出て少し散歩したいというときに、道路のそばに、ちょっと下がったところにベンチがあったらいいねと。一服してからまた歩けんねけと。年寄りどもはなかなか一遍で長い距離は歩けんな。だから一服してまた歩きたいがやという要望もありますよ。福祉のまち、これも一つの補完すべき施策ではありませんか。そして最後に、建物の中でのバリアフリーも、市の公共施設にちゃんと計画的にやっていかれるかどうか。新夕参事、計画を持っておられるでしょうね。建設のほうですか、あなたに、ちょっと調べて答えてくださいね。
それでは4番目の、教育委員会の形骸化についてお尋ねします。
以前にびっくりしたのがこの問題であります。人は人生を健康で、人間性豊かで平和的に生きる力を得ることができるというのが教育だと思います。教育委員の皆さんには、お一人お一人、人格、識見とも申し分のない、教育に特別の心を寄せていただいている方ばかりであります。また議会が認めた教育委員さんであります。
そこで、こんな話がありました。「ちょっとそこまで言うかいね」と。「何言うたんけ」「教育委員会ちゃただ会合をやっているだけなんで、教育長の報告をただイエスと言うのが教育委員会だ」と。えーっと思いました。ところが、数年前、教育委員の方じきじきに、この同じ話が出たわけです。「あほらしてやっておられんちゃ。おらっちゃ、その場で資料を出いて、すぐどうだ、どうだと。先に検討もさせんもんの」ということであります。ここ10日から20日前ごろの間のニュースで言っておりましたね、教育委員会の形骸化、事後承認ばかりというのは全国的な傾向であります。滑川市だけじゃないが。教育長さん、安心して。滑川市だけじゃないがやちゃ。教育委員長さん、そんながですよ。滑川市の教育の方向づけをしていくのが立派な教育委員の皆さんがやっていっていただけるわけです。でありますから、この教育の方向づけをしっかりやっていくという力強い、教育委員長さんには宣言をしてもらいたい。あまりくどくどと長い作文は要らんがです。とかく教育委員会の皆さんが言うと、理論的に長々とやられるもんやから聞いているうちにわからんようになってくる。ひとつ簡単にわかりやすいように話してったはれ。答弁をお願いします。
で、私、これは少し踏み込んで聞くというのもいかがかとは思いますが、教育委員会の中において、こういうことが少し話をされているのかなと思いますのは何かと言いますと、例えば学校におけるゆとり教育と学力低下の問題、こういう話題になったかなと思います。総合学習の進め方は、国際化の中で、小学校の総合学習の中での英語教育の導入について、こういう話も出てくんがかなと。学級の適正人員についての話も出てくんがかなと。福祉介護、とりわけ家庭介護が問題になっている今、家庭介護の初歩的な基礎教育の導入ができんがかという話も教育委員会の中で出てくんがかなと。そんなことが頭の中でよぎるわけです。いわゆる教育に対する時代の要求、これはいつの時代も、教育に対しては社会的要求がついて回っております。その時代、その時代にないものを求めるのが、教育に対する社会的ニーズであります。そういうことを踏まえ、滑川市の教育委員会は力強く、滑川市の教育の方向、指針というものを、方針というものを見出し、方向づけをして、学校教育、社会教育ともどもに中身を充実し伸ばしてやっていただきたい。そのことをお願いも含めて所見を伺いたいと思います。お願いします。
○議長(高橋久光君) 本日の会議を再度1時間延長し、午後7時までといたします。
中屋市長。
〔市長中屋一博君登壇〕
○市長(中屋一博君) 上田議員のご質問にお答えいたします。
最初に、市長の決断あるのみという、駅前土地区画整理事業の完成に向けてという件でありますが、ご指摘のように、当初の計画から見ると、約2倍ぐらいの完成年度が遅れておると。行政を預かるものとして大変申しわけなく思います。歴代の市長も、それなりの長い年月をかけて今日までご努力をされた。しかし、結果として遅れておることは事実であります。私はまだ就任2年目であります。2年目でありますが、行政は継続性を持っておりますから、私にもその責任の一端はあると思います。
そこで、決断あるのみということでありますが、議員もこの区画整理事業については一番詳しいわけであります。この区画整理事業というのは、先ほどおっしゃったように、保留地の処分の代金を持って、この財源を持って事業を進めていくという大きな柱があるわけであります。これまで歴代の市長をはじめ、この保留地の処分に、景気の動向を含めて、なかなか処分できないという中で苦慮されてきたんだろうと思います。この保留地がそれなりの計画どおり処分されておれば、確定測量にしても、あるいは本換地にしても、多少の遅れがあったにしてでも、まあまあ進んでいたんだろうと思います。現在、確定測量が30数%で、あと60数%が残っておるわけであります。
そこで、昨年12月の議会でも上田議員からこの点の質問がありまして、私も、就任した一昨年、そして昨年の当初、職員を叱咤激励して、何とか保留地の処分に努力しろと、少しは知恵を出せということで、昨年は、ご案内のとおりあののぼりの旗をつくったわけであります。金額はわずかであったんですが、あの旗を30本ほどつくりまして、保留地の処分地に旗を立てさせて多少の営業努力をさせていただいた。その結果、わずか1件でありましたが、保留地が1件売れた、1千数百万円でありましたが。やはり知恵を出して汗を出すことによって、1件でも売れたということは、これは職員には評価をしてやった。同時に、それで甘んずることなく、確定測量という引き続き事業が残っておる。がんばらにゃあかんと、こういうことであるわけであります。
そこで本年、私は最初から、当初に予算を計上する云々より、まず職員に再度保留地の処分をまずがんばると、これがまず第一であります。その上に立って、なかなかこれが処分できないということであれば、それは私もそれなりの決断をしなきゃならぬ。しかし、そんな多額な一般財源云々というわけにいかんですけど、それはそれなりに決断をしなきゃならぬ。そういう思いではおります。これは、いわゆる平成15年度の決算状況も当然参考にしなきゃならないと思います。それらを見極めた上で、それなりの時期に、近いうちに決断をさせていただきたい。まず当面は売るという努力に全精力を傾注したいと思います。それが私の決断というふうにご理解いただきたいと思います。
次は人事についてであります。
人事でいろいろご意見をいただきました。大変申し上げづらいわけでありますが、人事の最後の責任者は私であります。総務部長ということで指名があったんでありますが、人事ということは、ご案内のとおり首長の専権事項ということでありますので、上田議員の考えは考えとしてお聞きいたしておきたいと思います。
最後に、日本一の福祉だ、福祉だと言っている割にはだんだん重く感じるし、それは遠ざかっていくような気がするというご発言があったわけでありますが、2年間の中で私も努力してきたつもりでありますが、一部でそういうご意見もあるかと思います。しかし、また多くの市民から、がんばっておる激励の言葉も多々いただいておるということもご理解をいただきたいと思います。
その他については関係の部課長から答弁をいたします。
○議長(高橋久光君) 吉崎教育委員長。
〔教育委員長吉崎陽子君登壇〕
○教育委員長(吉崎陽子君) 上田議員さんから大変激励ともとれるご質問をいただきまして、本当に気持ちを新たにしなければならないという心境になっております。
さて、議員さんもご存じのとおり、教育委員会は市長部局から離れて独立した組織として、学校教育、社会教育、生涯学習あるいは文化、スポーツ、何と幅広く担当し、その充実と振興に努めているところでございます。最近、特に地方分権の進む今日において、教育行政の担い手であります私たち教育委員会の果たす役割は非常に強く、そしてまた私たち教育委員は議会の同意を得て市長から任命を受けている者でございますので、その教育委員に課せられた使命の大きさは痛感しているところでございます。
私、委員を拝命して以来、教育委員はどんな役立ちをすればよいのか、そして先ほど来お挙げになりました定例委員会等、どのように運営されるべきなのか、これをずっと問い続けてきました。教育委員の合議によって教育行政は大きな基本方針を決定し、また重要事項を検討し決定して、それを執行していくわけですが、その教育行政の専門家であります教育長が常勤として組織を統括し、動かしていってくださっているということはご存じだろうかと思います。
そこで、毎月行われています定例委員会、定例会議はどうあるべきかということが、今日、教育委員会の活性化と言われる現状にかんがみて、少しでも改善しなきゃならないと私は強く思っています。そこで、今年度はまことにささやかかもしれませんけれど、次のような努力をしてきたつもりです。1、2点申し述べてみたいと思います。
重要な案件につきましては、その定例委員会のときに出されて検討するというのではなかなか時間が足りませんので、少なくとも2カ月前には出していただく。間に合わなかった場合には定例委員会の前に私どもの家へ届けていただくと。それでよく読んで参加するということに改善してきました。そこでいろいろと私どもは承りますだけでなくて、必ず質問をし、そしてアイデアを提供するという努力を、微々たる歩みかもしれませんが、してまいりました。
また、次のようなことにも努力してきたつもりです。
事業の実践後には、執行後には必ず計画があり、実行があり、そして学校にも求めている評価を必ず行うということを忘れないでいこうと。例えば近いところでは成人式、子どもサミット等々、いろいろ事業がありましたが、その成果と改善点はどうだったのかかなり時間をかけました。そして次の、つまり来年度はどうしていくかの課題を残して、これを記録に残していくということも進めてきております。また、重要案件のない場合、教育長さんからの行政内容等についての説明等を承ることがありますが、説明を聞いて、「はい、そうですか」ではなくて、必ずそこで共通理解をして会議を終了するというふうに、ちょっと委員長として強引かもしれませんが、そのようにしてきております。また、時間を延長して、日ごろ各委員―教育長さんを入れて5名いるわけですが、各委員が持っている今日的な課題―先ほど総合学習云々、そういったことを話しているのとおっしゃいましたが、そういう今日的な課題とか、あるいは時事問題等について有益な情報を交換する。ある委員さんはちゃんとプリントして持ってきてくださいます。そのようなことで伝え合い、学び合うという雰囲気を定例会議の中に織り込もうとしてきております。
今後、地域に根差した活力のある教育行政を展開していくためには、本市における課題は何なのかということを教育委員会におきましてもはっきり見極めて考えを提言し、行動していくことが私たちの果たす役割ではないだろうかと考えております。
簡単にと言ってくださいましたので、これくらいにさせていただきますが、申しわけありません、今回、こういう一石を投じてくださいましたことによって、何か新たなファイトが沸いてまいりました。今後よろしくお願いします。
○議長(高橋久光君) 出村総務部長。
〔総務部長出村眞佐範君登壇〕
○総務部長(出村眞佐範君) それでは、ただいまの上田議員さんのご質問にお答えします。最初、予定しておらなんだ質問も急に入りまして面食らっておるわけでございますけども、まず保留地処分についてどのように考えておるかというご質問でございます。
私個人的ではございますけども、保留地処分というのは都市開発課、現課だけの問題ではない。やはり市役所全体で支えていかなきゃならん、考えていかなきゃならん問題だというふうに認識をいたしております。
ただ、昨今のいろいろこういった経済情勢の中で、土地が動かないというのも事実でございます。そこで、先ほど市長もおっしゃいましたけども、PRとか情報収集、職員総挙げて、そういった情報の収集に努めながら、少しでも多く売れるように、これは努力していかなければならないというふうに肝に銘じているところでございます。
それから、現場測量は外注でなく職員の手でやれというご質問でございます。
これにつきましては、これまでも質問をいただいているわけでございますけども、先般、議員の通告を受けまして都市開発課、現課と十分協議したところでありますが、今回の区画整理事業には相当な高い精度が要求されるため、そして本地区が非常に面積が大きいということ、さらには民家が密集している、こういった地区では職員による測量業務は困難との判断により、現在に至っているということでございます。
そこで、もし仮に確定測量を、議員おっしゃるように職員でするとすれば、この種の測量の研修時間、すぐできるらしいですね。測量士の資格は持っているんですけども、昔の平板を持ってあらいた時期と今は若干違いますので、研修にかなりの時間を要することや、それから現地測量に対し6人編成が必要とされておる。そこで実務として約2年は要するという返事もあります。さらには、この測量をするときには、測量機材は電算ソフト等に約3,000万ほどが必要と。こういうことでございます。
そこで今回、この事業の早期完成のためには、従来どおり、議員のご質問にちょっと意に反しておるわけでございますけども、外注委託をすることについてやむを得ないということで思慮しているところでございますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。
なお、今後、小さいものについては、全部業者に丸投げというものではなく、できるものは職員の手で直接やっていきたいと、このように考えております。また一方、今の確定測量についてでも業者任せでなく、ある程度市の立場としての意見も十分入れながらやっていかなきゃならんというふうに考えております。
それから2番目の人事につきましては、市長が申されたとおりでございます。私らも市長の方針に従い、今後人事管理に努めてまいりたいと、このように考えております。
それから3番目の公共施設の福祉面での配慮ということでございます。
これにつきましてでも、議員さんが先ほど、やれんことを幾つも並べるなということを前もって言われたわけでございますけども、今回もいろいろやったけども多額の金がかかると。当然みのわのファミリーハウスなんか2階にお風呂がある。体の不自由な方は不便だろうというふうに十分認識しているわけでございますけども、それから市役所にしたってもちろんでございます。しかしながら、限られた財源の中で、もっともっと優先度の高いもの、すぐやらなきゃならないもの、こういったものがございますので、早急での整備は困難かと思いますので、あとしばらくご猶予を賜りたい。それが果たして、なら何年間かと、こう言われると、ここではっきりと明言はできんわけでございますけども、いろんな昨今のプロジェクト、当然やらなきゃならん主要プロジェクトがございます。そういったものをまず当面は優先させてやりたいと、このように考えておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。
市役所の窓口につきましては、体の不自由な方は2階、3階へ上がらなくてもいいように、新年度からは1階に総合窓口案内を設置しまして窓口対応を図ってまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 近堂産業民生部長。
〔産業民生部長近堂昭夫君登壇〕
○産業民生部長(近堂昭夫君) 上田議員さんの保留地処分について、私の考え云々とございましたので述べさせていただきたいと思います。
保留地処分の基本的な考え方につきましては、今ほど総務部長さんのほうからありましたとおり、私も、一都市開発課だけではないと、みんなでやるべきものと思っておるわけでございます。
そこで、先ほど、今まで仕事をしていた中において、代替地として思い当たらなかったかという件でございます。まず1点目、これにつきましては、自分が都市開発課以外のところに在籍していたところにおきましては、住宅の移転に関する、いわゆる代替地の事例等には思い当たらなかったところでございます。しかしながら、都市開発課のときには、旧東海カーボン跡地の正門近くで、市有地と保留地の入れ替え、交換をやらせていただくことによりまして、保留地を市のほうへ買ってもらったと、こういうのが1件あると記憶いたしております。
それと2点目といたしまして、保留地処分にあたって何かアイデアはないかと、こういう質問だったかと思うわけでございます。
現在残っている保留地の詳細については私はよく把握しておりませんけれども、その保留地の形状とか、あるいはそこの大きさ等についていろいろ検討されまして、できればより売りやすい分割等が今から考えられないものかなというのを思い浮かんだところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君)
〔建設部長山田幸夫君登壇〕
○建設部長(山田幸夫君) それでは、上田議員さんの滑川駅南区画整理事業の完成に向けての中の、2番目の保留地処分についてからお答えいたします。先ほど市長から総括的に答弁があったところでございますが、保留地処分から5番目の訟務関係は万全かという点についてお答えしたいと思います。
保留地処分につきましては、事業計画におきまして面積4万3,000平方メートルとして計画しております。これは12月議会でも申し上げました。現在、面積が約1万600平方メートルございます。そしてその25区画が未処分となっておるところでございます。
そこで、処分につきましては、先ほど市長、あるいは総務部長、民生部長が申し上げましたとおり、非常に厳しいところでございますが、今後とも今まで以上に、市外の企業や営業所、あるいは賃貸住宅へのPRに出向き、売却の促進に努めたいと考えておるところでございます。
それから、他の事業との関係とかで保留地の調整をしたかという点でありますが、保留地ではございませんが、過去には、8号バイパスにかかった方で3社契約が1件あったことを記憶しております。
それから、保留地に対する考え方は、基本的には、市長が申しました、あるいは総務部長、民生部長も申しましたとおりの気持ちでございます。
それから、確定測量でございますが、平成8年度に、区画の約38%に当たります面積29.3ヘクタールを実施しております。残されている箇所につきましては、権利者の合意を得た街区から順次実施したいと考えておるところでございます。
そして、本換地につきましては、ご承知のとおり、先ほど議員もおっしゃったとおりでございますが、土地区画整理法の規定によりまして、施工地区全体を一括して換地処分しなければならないことになっているところでございます。あわせまして、換地処分につきましては、行政処分としての扱いとなるため、審議委員会、そしてまた権利者に対する十分なご理解を得て進めていかなければならないということであります。
区画整理区域内の公園整備につきましては、事業の計画上では敷地内の造成及び外柵までを実施することにしておるところでございますが、しかしながら、過去におきましては補助事業での対応が可能であった時期もありまして、修景施設整備を実施した公園もあるところでございます。現段階におきましては、国の制度からこのような補助を期待することが非常に困難となっている状況でございまして、確定測量や換地計画作成後、保留地処分の進捗によりまして、事業の内容として検討していきたいと考えているところでございます。
当地区におきます施行者と地権者、あるいは仮換地が隣接する地権者の方との間のトラブルにつきましては、司法の場において扱われているものもあれば、また鋭意話し合いで進めているものもあります。一部の地権者のトラブルにつきましては一日も早く相互のご理解、ご協力を得まして、今後の事業進捗に支障を来さないように努めたいと考えております。
また、司法の場につきましては、長期化するものも予定されるところでございますが、施行者の勝訴を前提として事業を進めたいと考えておるところでございます。
次に、公共施設の福祉面での配慮をという点の2番目の歩道のフラット化、3番目と4番目のバリアフリー化についてお答えをします。
まず歩道のフラット化でございますが、公共施設の福祉面におきましては、昨年度より実施している人にやさしい道づくりの観点から、歩道のフラット化を含めた交差点の段差を順次解消しているところでございます。(発言する者あり)
それではご指摘のようでございますので、私から3番目の、散策する人のためのベンチの設置だけを述べさせていただきます。
今日、最も身近な健康管理として散歩やウオーキングが注目されておるところでございます。その中で、公園、そしてポケットパーク、緑地広場、そして駅南地区内の望み川沿いの歩行者専用道路や滑川駅国道線の歩道等の都市計画施設につきましては、利用者の利便性を考慮いたし、鋭意ベンチ等の休憩施設を設置しているところでございます。今後とも、必要な箇所につきましては、現状等をよく把握し、更新並びに修繕も含めた設置に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 神保総務部次長。
〔総務部次長神保二三夫君登壇〕
○総務部次長(神保二三夫君) 上田議員さんの、駅南の2番目の保留地処分についてであります。
市長答弁と重複しますけれども、保留地処分金の問題で、事業が著しく遅延すると予測される場合は、財政厳しき折、一般財源との関連もありますが、事業進捗のためには一般財源充当も含めた何らかの対応が必要と考えます。
以上でございます。
○議長(高橋久光君) 新夕産業民生部参事。
〔産業民生部参事新夕正隆君登壇〕
○産業民生部参事(新夕正隆君) 上田議員さんの問3の公共施設の福祉面での配慮をのうち、④のバリアフリー化についてお答えさせていただきます。
公共施設のバリアフリー化については、平成4年度から住みよい福祉のまちづくり事業として取り組みを初め市役所の北側玄関のスロープ化等、毎年度計画的に進め、平成15年度の北加積地区公民館の自動ドアの設置あるいはスロープの設置等でとりあえずは一応の改善を行ってきたところでございます。
さりとて福祉都市推進計画では、高齢者や障害者はもとより、子どもや妊産婦の方々が住み慣れた地域で快適に暮らし、安心して外出できるよう、ノーマライゼーションを基本としたハード、ソフト面における生活環境の整備を促進し、福祉のまちづくりを進めるとしているところであり、積み残し部分がまだありますことについて、今後、それぞれの所管課と協議しながら、こういったノーマライゼーション理念の実現に向けて進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
○議長(高橋久光君) 杉野土木課長。
〔土木課長杉野 司君登壇〕
○土木課長(杉野 司君) それでは質問問3の②の歩道のフラット化についてご説明申し上げます。
公共施設の福祉面においては、昨年度より実施している人にやさしい道づくりの観点から、フラット化を含めた交差点の段差を公共性の高い市街地を中心を進め、順次解消しているところであります。今後におきましても、新設及び改良する歩道は、フラット化を含めて、市民の利用度の高い重要路線を中心として計画実施をしてまいりたいと思います。
以上であります。
○議長(高橋久光君) 14番上田昌孝君。
○14番(上田昌孝君) 手短に質問をいたしますが、要はこの一番ネックは何かといいますと、所有権者381人、それから借地権者3人、384人、これだけの地権者がいるわけですよ。これらの人に正確に財産を、早くあるべき姿にして渡す、この作業が遅れることは絶対許されないということを言いたいんです。市役所の事業がどうしても進まないという問題は、今まで話をしたとおりでありますが、地権者にしっかり財産を渡す、これをやらないで、この事業の何を求めるんでありましょうか。これについて改めて市長の決断を聞かせていただいて、私の質問を終わりたいと思います。
○議長(高橋久光君) 中屋市長。
○市長(中屋一博君) 私もかなり踏み込んで、財源にも触れながら決断を表明したわけであります。今日まで財源に触れたことはなかったと思います。基本的には保留地を処分し、その財源をもって事業を進捗させていただきたい。しかし、先ほど財政課長が申しましたとおり、一方で保留地の処分を進める反面、事業が著しく遅延をする。そのような場合はやむを得ないだろうと。平成15年度の我が市の決算状況によって財政も明らかになってきますから、これらが一つのめどであると、このように申し上げたわけで、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋久光君) 本日の会議はこれまでといたします。
3月15日午前10時から本会議を開き、質問、質疑を続行いたします。
本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでございました。
午後5時57分散会...