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平成13年 3月定例会(第6号 3月23日)

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  1. 滑川市議会 2001-03-23
    平成13年 3月定例会(第6号 3月23日)


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    最終取得日: 2021-09-21
    平成13年 3月定例会(第6号 3月23日)                  平成13年3月          滑川市議会定例会会議録 第6号 平成13年3月23日(金曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程  第 6 号                       平成13年3月23日(金)午前10時開議 第1 委員長報告     総務文教委員長     産業厚生委員長     建設委員長    質   疑    討   論    採   決 第2 議員提出議案第1号 滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定について 第3 議員提出議案第2号 滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例制定              について 第4 議員提出議案第3号 滑川市議会議員定数検討特別委員会の設置について          ──────────◇──────────
                  本日の会議に付した事件 日程第1 委員長報告       総務文教委員長       産業厚生委員長       建設委員長      質   疑      討   論      採   決 日程第2 議員提出議案第1号 滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定につい                て      提案理由説明      質   疑      討   論      採   決 日程第3 議員提出議案第2号 滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例の                制定について      提案理由説明      質   疑      討   論      採   決 日程第4 議員提出議案第3号 滑川市議会議員定数検討特別委員会の設置について      提案理由説明      質   疑      討   論      採   決 日程第5 議案追加提案      議案第39号 滑川公平委員会委員の選任について      市長の追加提案理由説明      質 疑・討 論      採   決          ──────────◇────────── 出席議員(20名)     1番 神 田 裕 樹 君    2番 古 沢 利 之 君     3番 相 川 保 幸 君    4番 澤 谷   清 君     5番 大 重   勇 君    6番 砂 原   孝 君     7番 野 末 利 夫 君    8番 堀 川 一 彦 君     9番 松 井 忠 良 君    10番 高 橋 久 光 君     11番 前 田 新 作 君    12番 上 田 昌 孝 君     13番 森     結 君    14番 金 子 憲 治 君     15番 相 川 隆 二 君    16番 中 屋 一 博 君     17番 岡 本 三 之 君    18番 島 川   実 君     19番 島 田   忠 君    20番 石 倉 宗 一 君 欠席議員(なし)          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職氏名   市   長              澤 田 寿 朗 君   助   役              小 林 寿 一 君   収 入 役              斎 藤   博 君   総務部長               下 村   修 君   企画調整課長             梶 谷 正 夫 君   総務課長               有 沢 義 則 君   財政課長               神 保 二三夫 君   総務部参事税務課長事務取扱      木 下   晶 君   市民課長               大 黒 隆 文 君   産業民生部長             出 村 眞佐範 君   生活環境課長             中 川   保 君   福祉課長               新 夕 正 隆 君   保険介護課長             高 田 健 作 君   商工水産課長             森   吟 一 君   農林課長               古 塚 知 宣 君   建設部長               竹 本 憲 弘 君   土木課長               広 沢 幸 順 君   建設部参事都市開発課長事務取扱    近 堂 昭 夫 君   下水道課長              山 田 幸 夫 君   会計課長               松 本 高 志 君   国体推進局参事            轡 田   征 君   水道局長               高 田 俊 信 君   消防長                野 末 文 博 君   消防署長               石 倉 俊 明 君   教育委員長              細 田 英 夫 君   教育委員会事務局次長学務課長事務取扱 金 川 英 美 君   生涯学習課長             本 田 孝 清 君   スポーツ課長             清 河 哲 雄 君          ──────────◇──────────          職務のため議場に出席した事務局職員職氏名   事務局長        深 井   斉   庶務係長議事調査係長 小 幡 卓 雄   庶務係主任       砂 田 志賀子   調査係主事       石 川 薫 子          ──────────◇────────── ◎開議                 午前10時40分 ○議長岡本三之君)  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。          ──────────◇────────── ◎委員長報告議長岡本三之君)  日程第1、各常任委員会における平成12年度補正予算関係以外の案件の審査の経過並びに結果について、それぞれの委員長より報告を求めます。  総務文教委員長 石倉宗一君。     [総務文教委員長 石倉宗一君登壇] ○総務文教委員長石倉宗一君)  総務文教委員会の開催結果について、ご報告いたします。  日時は3月15日、16日の両日でいずれも午前10時から、場所は大会議室です。  出席委員は全員、欠席委員はなしです。  説明のために出席した者は、澤田市長以下記載のとおりです。 案件並びに結果 1.付託案件  (1) 議案第1号 平成13年度滑川一般会計予算
             第1表 歳入全部、歳出 第1款 議会費、2款 総務費(第1項              第9目 交通安全対策費、第7項 バス運行費を除く)、第              3款 民生費 第1項 第5目 国民年金費、第9款 消防              費 第1項 第3目 災害対策費防災行政無線運営費、防              災計画推進事業費)、第10款 教育費、第11款 災害復旧費、              第12款 公債費、第13款 諸支出金、第14款 予備費          第2表 継続費          第3表 債務負担行為          第4表 地方債  (2) 議案第4号 平成13年度滑川公共用地先行取得事業特別会計予算  (3) 議案第21号 滑川職員の再任用に関する条例制定について  (4) 議案第23号 滑川市立図書館条例制定について  (5) 議案第24号 滑川市立博物館条例制定について  (6) 議案第25号 滑川選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例制定につ          いて  (7) 議案第26号 中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条例整備等に関す          る条例制定について  (8) 議案第27号 滑川職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定          について  (9) 議案第28号 滑川市民会館条例の一部を改正する条例制定について  (10)議案第33号 滑川コミュニティ施設整備資金の貸付けに関する条例の一部を改正          する条例制定について  (11)議案第37号 富山県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及          び規約の変更について  (12)議案第38号 辺地に係る総合整備計画の策定について  以上の12議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第1号平成13年度滑川一般会計予算の中の法定受託事務において、一般財源を投入しているいわゆる超過負担となっている事業があり、法の趣旨また昨今の地方分権からして問題があるので是正を求める意見がありました。 ○議長岡本三之君)  産業厚生委員長 堀川一彦君。     [産業厚生委員長 堀川一彦君登壇] ○産業厚生委員長堀川一彦君)  産業厚生委員会の開催結果について、ご報告いたします。  日時は3月19日、21日の両日でいずれも午前10時から、場所は第2委員会室です。  出席委員は全員、欠席委員はなしです。  説明のために出席した者は、澤田市長以下記載のとおりです。 案件並びに結果 1.付託案件  (1) 議案第1号 平成13年度滑川一般会計予算           第1表 歳出 第2款 総務費 第1項 第9目 交通安全対策費、               第7項 バス運行費、第3款 民生費(第1項 第5目               国民年金費を除く)、第4款 衛生費(第1項 保健衛生               費 第5目 公害防止対策費のうち合併処理浄化槽設置推               進事業費を除く)、第5款 労働費、第6款 農林水産業               費(第2項 農地費 第2目 農業集落排水事業費を除く)、               第7款 商工費  (2) 議案第2号 平成13年度滑川国民健康保険事業特別会計予算  (3) 議案第5号 平成13年度滑川高齢者住宅整備資金貸付事業特別会計予算  (4) 議案第8号 平成13年度滑川工業団地造成事業特別会計予算  (5) 議案第9号 平成13年度滑川老人保健医療事業特別会計予算  (6) 議案第11号 平成13年度滑川介護保険事業特別会計予算  (7) 議案第22号 滑川介護保険事業給付準備基金条例制定について  (8) 議案第29号 滑川市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部を改正する条例の          制定について  (9) 議案第30号 滑川介護保険条例の一部を改正する条例制定について  (10)議案第31号 滑川廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条          例の制定について  上の10議案につきましては、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 ○議長岡本三之君)  建設委員長 野末利夫君。     [建設委員長 野末利夫君登壇] ○建設委員長野末利夫君)  建設委員会の開催結果について、ご報告いたします。  日時は3月19日、21日の両日でいずれも午前10時から、場所は第1委員会室です。  出席委員は全員、欠席委員はなしです。  説明のために出席した者は、小林助役以下記載のとおりです。 案件並びに結果 1.付託案件  (1) 議案第1号 平成13年度滑川一般会計予算           第1表 歳出 第4款 衛生費 第1項 保健衛生費 第5目 公               害防止対策費合併処理浄化槽設置推進事業費)、第6款               農林水産業費 第2項 農地費 第2目 農業集落排水事               業費、第8款 土木費、第9款 消防費(第1項 第3目               災害対策費のうち防災行政無線運営費防災計画推進事業               費を除く)  (2) 議案第3号 平成13年度滑川水道事業会計予算  (3) 議案第6号 平成13年度滑川下水道事業特別会計予算  (4) 議案第7号 平成13年度滑川飲料水供給事業特別会計予算  (5) 議案第10号 平成13年度滑川農業集落排水事業特別会計予算  (6) 議案第32号 滑川農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定につい          て  (7) 議案第34号 工事請負契約の締結について  (8) 議案第35号 滑川地下道線新設工事委託に関する協定の変更について  (9) 議案第36号 工事変更請負契約の締結について  以上の9議案につきましては、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。          ──────────◇────────── ◎質疑議長岡本三之君)  ただいまの各常任委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。     (質疑する者なし) ○議長岡本三之君)  ご質疑がないので、これにて質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎討論議長岡本三之君)  これより議案第1号から議案第11号及び議案第21号から議案第38号までの討論に入ります。  通告がありますので発言を許します。  2番古沢利之君。     [2番古沢利之君登壇] ○2番(古沢利之君)  私は本定例会に提案されております議案中、議案第1号平成13年度一般会計予算について反対する立場から討論するものであります。  私はこれまでも、ホタルイカ観光施設に関し多額の税金が投入されつづけることについての懸念を表明してまいりましたが、13年度予算についても管理委託費運営補助金施設整備充実費など1億1千万円あまりが計上されております。昨年よりも若干の減、ではありますけれどもオープン後、こうした状態が続いています。  ミュージアムオープン後3年を経過しようとして、これまでの懸念をいっそう強くさせるものであります。ひとつの区切りをつけるべき時期がきているのではないかと考えます。厳しい財政状況の中、こうした税金投入は市民の理解が得られないであろうと指摘しなければなりません。  13年度予算はますます厳しくなる財政状況の中にあって、未就学児への通院医療費無料化の拡大、高齢者複合施設基本構想への着手、学校図書館への司書配置など前進面があることについては率直に評価をいたしたいと思います。  しかし、先に述べた点から今ひとつ前進面に徹し切れなかった本予算には、残念ながら反対せざるを得ないことを表明して反対討論といたします。
    議長岡本三之君)  以上で討論を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎採決(議案第1号) ○議長岡本三之君)  これより採決を行います。  申し出がありますので、分離して採決を行います。  はじめに、議案第1号平成13年度一般会計予算についてを採決いたします。  本案件に対する各常任委員長報告は、いずれも原案のとおり可決であります。  本案件を各常任委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立多数。  よって議案第1号は原案のとおり可決されました。          ──────────◇────────── ◎採決(議案第2号〜議案第11号、議案第21号〜議案第38号) ○議長岡本三之君)  次に、議案第2号平成13年度滑川国民健康保険事業特別会予算から議案第11号平成13年度滑川介護保険事業特別会予算、及び議案第21号滑川職員の再任用に関する条例についてから議案第38号辺地に係る総合整備計画の策定についてまでの28議案を一括して採決いたします。  以上の諸案件に対する各常任委員長報告はいずれも原案のとおり可決であります。  以上の諸案件を各常任委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立全員。  よって議案第2号から議案第11号及び議案第21号から議案第38号までの28議案は、原案のとおり可決されました。          ──────────◇────────── ◎議員提出議案第1号 ○議長岡本三之君)  日程第2、議員提出議案第1号滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定についてを議題とします。  提案者より提案理由説明を求めます。  10番高橋久光君。     [10番高橋久光君登壇]          ──────────◇────────── ◎提案理由説明 ○10番(高橋久光君)  今回提案しました議員提出議案第1号滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定について提出者を代表して説明いたします。  地方議会活性化には、その審議能力を強化していくことが必要不可欠であることから、地方議員調査活動基盤の充実を図ることが喫緊の課題であります。  このことから、地方議会における会派等に対する調査研究費等の助成を制度化するため、議員立法により、「地方自治法の一部を改正する法律」が平成12年5月24日に成立し、同年5月31日に公布されました。これにより、地方公共団体条例により政務調査費交付することができるようになりました。  このため、従来の「滑川市議会市政調査研究費交付要綱」を廃止し、今回、政務調査費交付の対象、額、交付の方法及び収支報告書提出義務などを定めた滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定するものであります。  議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。          ──────────◇────────── ◎質疑議長岡本三之君)  ただいまの提出案件に対し、ご質疑ありませんか。     (質疑する者なし) ○議長岡本三之君)  ご質疑がないので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています議員提出議案第1号につきましては、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。  よつて議員提出議案第1号については、委員会付託を省略することに決しました。          ──────────◇────────── ◎討論議長岡本三之君)  これより討論に入ります。  討論を希望されるかたはお申し出を願います。     (申し出する者なし) ○議長岡本三之君)  申し出がないので、討論を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎採決(議員提出議案第1号) ○議長岡本三之君)  これより採決を行います。  議員提出議案第1号滑川市議会政務調査費交付に関する条例制定についてを原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立全員。  よって議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。          ──────────◇────────── ◎議員提出議案第2号 ○議長岡本三之君)  日程第3、議員提出議案第2号滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。  提案者より提案理由説明を求めます。  12番上田昌孝君。     [12番上田昌孝君登壇]          ──────────◇────────── ◎提案理由説明 ○12番(上田昌孝君)  現下の経済状況はリストラが大きな問題となり、失業率も4.9パーセントとなっております。また、行政におきましても、職員数を抑え効率経営に努めておられることはよく見えております。財政面でも、最少費用最大効果の原則を基軸にして、事業効率的運用に苦心されておりますことは、ご承知のとおりであります。  また、議会報告各種会合におきましても、あるいは市内経済界の皆様からの意見としても、議員を減らすようにとの声が多く寄せられているところであります。  なお、県内では、平成に入りまして滑川市を除く8市が4人から2人の削減を行っておられます。また、平成10年に県議会が2人の削減、他12町3村でも4人から2人の削減を行っておられます。  ところで、当滑川市議会は、他市に先がけ昭和44年に定員の削減がされて以来32年を過ぎております今、見直し削減に異論のないことと考えます。  3常任委員会のうち建設委員会は、6人構成でありますし、また、議会運営委員会も6人でしっかり運営されておりますことは証明済みであります。  以上、社会、経済情勢、行財政の現状そして世論の重み、地方議会の動向を踏まえ、当滑川市議会として定数を2人削減することによって、自らの努力を明確にし、有権者の期待に応え滑川市の将来に貢献できるものと確信します。  以上をもちまして提案理由説明といたします。  なにとぞ、皆様のご理解とご賛同を賜りますようお願い申し上げます。  以上であります。          ──────────◇────────── ◎質疑議長岡本三之君)  ただいまの提出案件に対し、ご質疑ありませんか。     (質疑する者なし) ○議長岡本三之君)  ご質疑がないので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています議員提出議案第2号につきましては、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。  よつて議員提出議案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。
             ──────────◇────────── ◎討論議長岡本三之君)  これより討論に入ります。  討論を希望される方はお申し出を願います。  18番島川 実君。     [18番島川 実君登壇] ○18番(島川 実君)  滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例制定について、反対の立場で討論いたします。  一昨年7月、地方自治法の一部改正を始め475本の関係法律いわゆる地方分権一括法が成立いたしました。  その中で最も重要なのは、地方自治法の改正であります。国の事務を執行する機関委任事務制度の廃止と自治事務及び法定受託事務の創設、地方公共団体に対する国又は都道府県の関与のルール、国の関与についての係争処理制度の創設、都道府県市町村の新しい関係、そして地方行政体制の整備といった大幅な改正が行われたのであります。  このことは、地方議会にとって新たな事務事業に関与できることになり、条例制定権が拡大をされておることや、法定受託事務においてもチェック機能を及ぼすことができることになりした。  地方分権が進むことによりまして、地方公共団体自己決定の範囲が広がり当然それに伴って自己責任も更に重くなっております。そして、それに係る地方議会の権能と責任も重さ増しておる状況であります。  また、昨年から新たに介護保険制度が創設をされ、行政は更に複雑多様化を進めてまいっております。  少子高齢化、環境問題、教育、文化、福祉、衛生などなど地方自治体には取り組まなければならない課題は山積をしております。しかも財政的な厳しさが増す中で、市民の利害と意見をどうまとめていくのか。  滑川市議会は、こういった情勢に市民の負託に応えた活動を、真に行っているだろうか。  私は、議会が本来の機能を果たすために、議員の定数はどうあるべきかを検討すべきものと考えます。ただいま、提案されています提案理由を聞いておりますと、民間企業が効率化とコスト削減を図る、そういった観点で定数削減を捉えられておるように受けとめました。  民主政治、地方自治を進めるのは当然、時間とコストがかかるわけであります。民意を反映させるコストつまり議員定数をどう考えるのか。これについては市民の意見を求めることは、これは当然であります。  しかし、我々議会議員が現在、調査、研究を行い議会活動の改善と向上、そしてより開かれた議会を目指し努力していることについても、市民に理解を求めることも必要であります。そして、議会が果たす機能と役割、その重要性について市民に理解を求めるのも当然であります。  従いまして、私は、今、即、定数削減でなく特別委員会を設置して、市民の意見も聴き、また、我々も調査、研究、議論を行って総合的に慎重に判断していくべきものと考えるのであります。  提案理由の中に若干他の状況が述べられておりますので、少し反論してみたいと思います。  この地方自治法の改正によりまして、この議員定数というのは、現在5万人以下の市においては、法定数が30人となっております。これを滑川市議会では減員条例で20名にしておるわけでありますが、これが地方自治法の改正によりまして、平成15年1月より上限が26名、そして下限を設けないわけでありますが、結局この範囲内で定数を定めるということになるわけであます。  なぜ26名になったか、説明書によりますと、これは全国的な定数削減が行われておるその実態を勘案した数字であるというふうにされております。  それから2番目といたしまして、我々は議員手帳を持っておるわけでありますが、他市の状況を申しますと、北信越、61の市がありますが、この中で20名を割っておる18の定数は三つの市があります。佐渡の両津市、これは人口が18,000であります。それから、石川県の珠洲市、人口は21,000であります。同じく羽咋市、人口は26,000人であります。この3市のみであります。  それから、県内におきましても、定数削減したところばかりではありません。八尾町議会は、昨年検討委員会等を設けて検討いたしましたが、民意の反映のためには定数は減らさなくていいと、本年11月初めの改選を迎えておるわけでありますが、八尾町議会は、現状維持ということで決めておるということもごさいます。  また、昭和44年そのときの3月末の滑川市の人口は30,133人でありました。本年の3月1日でありますが、人口は33,846人、率にいたしますと12.3パーセントの増になっておるわけであります。  いろいろ申し上げたいこともありますが、やはり、我々もいろいろと調査、研究そして議論をして決定すべきものと考え、反対理由とします。  以上であります。 ○議長岡本三之君)  8番堀川一彦君。    [8番堀川一彦君登壇] ○8番(堀川一彦君)    先程の会派代表による含蓄ある提案理由説明で、全てが包含されており、それに尽きるわけでありますが、折角の機会でありますので、一、二述べさせていただきます。  一点目は、議員たる者、己の身分の確保にきゅうきゅうとする余り、盲目であってはならないと言うことであります。  バブルがはじけたと言われて久しく、景気は低迷を続け、税収不足によるマイナス予算を余儀なくされ、民間ではリストラ、役所への行政改革の大合唱は止みません。  我が滑川市でも7人の委員で構成された行政改革懇談会が会合を重ねられ、昨年の春、提言がなされ、その付帯意見として提出された意見書では、議員の定数についても「議員数はハッキリ言って多すぎる。市民の意見の代弁者としての真の機能がしていないのでないか?」と強い口調で言及されていると聞き及んでおります。  議員は公僕の最たる者と位置付けするならば、我が身を削ってでも、市民福祉向上のため貢献しなければなりません。  然からば、議会費を削減して、市民生活に直結するものに移項することこそ、私達の使命であり責務であります。  二点目は、私達の今回の提案に対し、性急だ、唐突だとのご意見があるようであります。  実は昨年、当時の中屋議長の諮問機関として、メンバー7人による議会改革検討委員会が設置され、多くの問題について検討を重ねました。その中に議員定数の項目も含まれており、「特別委員会を設置」して審議することとして答申といたしました。  私達は昨年、会派結成と同時に会派の総意として、特別委員会の設置を求めてまいりましたが、答申後6ケ月経過した3月定例会開始まで、         、迫り来る改選期のことも視野に入れ、敢えて議案として提出いたしました。終わりに提案理由の末尾の一部を朗読して賛成討論といたします。  社会、経済情勢、行財政の現状そして世論の重み、地方議会の動向を踏まえ、当滑川市議会として定数を2人削減することによって、自らの努力を明確にし、有権者の期待に応え滑川市の将来に貢献できるものと確信いたします。  以上であります。 ○議長岡本三之君)  以上で討論を終結いたします。  暫時休憩します。                午前11時16分休憩          ──────────────────────                午後1時40分開議 ○議長岡本三之君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの議員提出議案第2号滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例制定についての堀川議員の賛成討論の中で「特別委員会の設置を求めてまいりましたが、 ・・・・・・         」の文言のうち、後段の「         」を会議録から削除することにします。          ──────────◇────────── ◎採決(議員提出議案第2号) ○議長岡本三之君)  これより採決を行います。  議員提出議案第2号滑川市議会議員定数減員条例の一部を改正する条例制定についてを原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立少数。  よって議員提出議案第2号は、否決されました。          ──────────◇────────── ◎議員提出議案第3号 ○議長岡本三之君)  日程第4、議員提出議案第3号滑川市議会議員定数検討特別委員会の設置についてを議題といたします。  提案者より提案理由説明を求めます。  5番大重 勇君。    [5番大重 勇君登壇]          ──────────◇────────── ◎提案理由説明 ○5番(大重 勇君)  それでは、本議会に提出いたしました議員提出議案第3号滑川市議会議員定数検討特別委員会の設置について、提案者10名を代表いたしまして、私のほうから提案理由説明を申し上げます。  滑川市議会改革検討委員会は、平成12年2月18日当時の中屋議長より、23項目にわたる諮問を受け、以来7回にわたり審議を重ね、同年9月21日に「改革事項」を答申いたしました。  これを受けて議長は、「議員定数については、特別委員会等を設置して議論すべきである。」として、昨年11月10日開催の議会運営委員会及び定例議員協議会に諮り、全議員異論なく了承されているものであります。  議員定数については、議会の持つ機能と役割、議員は市民を代表して審議に参加するものであるから、市民を代表するにふさわしい定数はどうあるべきか、市民の意見を聴取しながら総合的にかつ慎重に検討すべきものと考えます。  よって委員数20名とする議員定数検討特別委員会の設置を提案いたします。  以上。          ──────────◇────────── ◎質疑議長岡本三之君)  ただいまの提出案件に対し、ご質疑ありませんか。     (質疑する者なし) ○議長岡本三之君)  ご質疑がないので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっています議員提出議案第3号につきましては、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。  よつて議員提出議案第3号については、委員会付託を省略することに決しました。          ──────────◇────────── ◎討論議長岡本三之君)  これより討論に入ります。  討論を希望されるかたはお申し出を願います。     (申し出する者なし) ○議長岡本三之君)  申し出がないので、討論を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎採決(議員提出議案第3号) ○議長岡本三之君)  これより採決を行います。
     議員提出議案第3号滑川市議会議員定数検討特別委員会の設置についてを原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立多数。  よって議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。  暫時休憩します。                午後1時47分休憩          ──────────────────────                午後2時08分開議 ◎議員定数検討特別委員会の正副委員長の選任 ○議長岡本三之君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど設置された議員定数検討特別委員会の正副委員長が選任されておりますので、ご報告いたします。  委員長 森  結君  副委員長 大重  勇君  以上のとおり選任されました。          ──────────◇────────── ◎議員定数検討特別委員会付託議長岡本三之君)  お諮りいたします。  先ほど設置されました議員定数検討特別委員会の審査は、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。  よって、閉会中に議員定数について、調査、審議を願います。          ──────────◇────────── ◎議案追加提案議案第39号) ○議長岡本三之君)  お諮りいたします。  だだいま市長から、議案第39号滑川公平委員会委員の選任についてが追加して提案されました。  この際これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。  議案書を配布いたしますので、暫くお待ちください。     [事務局職員議案書配布] ○議長岡本三之君)  日程第5、議案第39号滑川公平委員会委員の選任についてを議題といたします。  市長より提案理由説明を求めます。  澤田市長。     [市長澤田寿朗君登壇]          ──────────◇────────── ◎追加提案理由説明 ○市長(澤田寿朗君)  ただいま追加して提案いたしました議案についてご説明申し上げます。  議案第39号は、滑川公平委員会委員の選任についてであります。  滑川公平委員会委員のうち1名が3月26日をもって任期が満了いたしますので、今回、小幡忠義君を適任と認め選任したいので、議会の同意を求めるものであります。  なにとぞ適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。          ──────────◇────────── ◎質疑討論議長岡本三之君)  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第39号については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略し、なお、事案の性質上、質疑討論を行わないで、直ちに採決いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長岡本三之君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第39号は、直ちに採決することに決しました。          ──────────◇────────── ◎採決(議案第39号) ○議長岡本三之君)  これより採決を行います。  議案第39号滑川公平委員会委員の選任については、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。     [賛成者起立] ○議長岡本三之君)  起立全員。  よって議案第39号は、これに同意することに決しました。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議はすべて議了いたしました。  市長から挨拶があります。  澤田市長。     〔市長澤田寿朗君登壇〕          ──────────◇────────── ◎閉会の挨拶 ○市長(澤田寿朗君)  平成13年3月定例市議会を閉会されるにあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。  本定例会は、去る3月7日に開会されてから本日までの17日間にわたり、提案申し上げました平成13年度一般会計予算をはじめとした重要諸案件につきまして、議員各位には本会議並びに各委員会を通じ、終始慎重なご審議を賜り、いずれも原案どおり議決いただきましたことに対し、厚くお礼申し上げる次第であります。  なお、ただ今は、公平委員会委員の選任についてご同意を賜り、厚くお礼申し上げます。  まもなく新たな年度を迎えることとなりますが、引き続き市政各般にわたる施策を強力に推進し、21世紀の市勢の発展と市民福祉の向上に努力してまいりたいと存じます。  なお、本会期中、議員各位から賜りましたご意見ご要望等につきましては、十分検討いたしまして、市政の円滑な運営に努めてまいる所存であります。  いよいよ陽春の候、若草の萌える季節となりまして、議員各位には何かとご多忙のことと存じますが、一層健康にご留意され、市勢の伸展にご支援ご協力を賜りますようお願いいたしまして、私のごあいさつといたします。  ありがとうございました。          ──────────◇────────── ◎閉会 ○議長岡本三之君)  これをもちまして、平成13年3月滑川市議会定例会を閉会いたします。  大変ご苦労さまでした。                午後2時14分閉会...