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令和 2年 6月定例会−06月11日-02号

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  1. 氷見市議会 2020-06-11
    令和 2年 6月定例会−06月11日-02号


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    令和 2年 6月定例会−06月11日-02号令和 2年 6月定例会           令和2年           6  月 氷見市議会定例会会議録(第2号)       ─────────────────────────────              令和2年6月11日(木曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第2号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件(一般質問)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件(一般質問)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)     1番  穴 倉 陽 子 君      2番  北   宣 市 君     3番  屋 敷 夕 貴 君      4番  稲 積 佐 門 君     5番  越 田 喜一郎 君      6番  萬 谷 大 作 君     7番  正 保 哲 也 君      8番  竹 岸 秀 晃 君     9番  松 原 博 之 君     10番  上坊寺 勇 人 君
       11番  小清水 勝 則 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  澤 田   勇 君     16番  谷 口 貞 夫 君    17番  嶋 田   茂 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  串 田 安 弘      次長    舛 田 建 治   副主幹   横 田 慎 一      主査    洲 崎 孝 次         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   篠 田 伸 二 君   政策統括監 高 橋 正 明 君    企画政策部長京 田 武 彦 君   総務部長  藤 澤 一 興 君    市民部長  澤   永貢子 君   産業振興部長森 田 博 之 君    建設部長  釣 賀 勝 行 君   防災・危機管理監           会計管理者 川 淵 宏 朗 君         森 川 浩 延 君   財務課長  東 軒 宏 彰 君    会計課長  釜 田 弘 賢 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  大 門 芳 宏 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  新 井 和 浩 君    消防機関   消防長   横 山 修 一 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開議 ○議長(荻野信悟君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで及び報告第3号から報告第13号まで ○議長(荻野信悟君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(荻野信悟君) 市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  11番 小清水勝則君。  〔11番 小清水勝則君 登壇(質問席)〕 ◆11番(小清水勝則君) おはようございます。  自民同志会として、早速、市政一般にわたり質問をさせていただきたいと思います。  先頃、コロナという大変な病気が蔓延しまして、今まで我々も経験したことのない生活の日々が続いております。この中において、世界的に見るとこういうことがなかったかといえば、歴史上にはあります。世界を変えた疫病として、ペストであったりコレラ、黄熱病、天然痘などがあり、このときの状況というものは、今よりも情報が少ない、情報が回らない中で社会情勢を変化させてきたというふうに思います。  そこで気になるのは、これが起きたときどういうことが世界の中で起きていたか。これは2次的にですが、人的な被害が出ている部分がありました。人が人を殺すという2次的な被害が起きていました。人種間の話だったり、差別的な話だったり、その時々に、人間が弱くなったときに、誰かをおとしめ弱者にすることで自己肯定するということがあります。浅ましい心が社会の弱さを露呈し蔓延してしまう。こういうことが起きないように、しっかりと指針を示していく必要があるというふうに思います。  責任を転嫁し合っていても何の解決にも至らないということは皆さん御理解の上なので、そういうことは起きないと信じていますが、現状を受け入れ、そして日常を少しずつ変化させていく、対応しながらの日々が今の社会をつくってきたというふうに思います。  また、今回のコロナは、昨日の段階での数字ですが、感染者数が国内では1万7,202人、そして回復された方が1万5,198人、88%、そして死者が923人と、5.4%の方が亡くなられております。  世界を見ましても、718万5,573人の方が感染者として、発覚しておる数だけですが出ております。回復者は335万2,665人。回復した方が46.7%と、少し低い数字になっています。そして、死者数が40万8,954名、これも5.7%という数字になっています。  パーセンテージだけ見ると、少し思ったより少ないかなという感じも受けるかもしれませんが、これは数字だけのことなので、実際のところは20名に1人が亡くなっているという重大な被害が起きている状況であります。  国内においてでも、首都東京は第1次感染が収束し切ったとは言えない状況にあります。これまでのパンデミックを見ていても、収束に向かうと楽観的になって、より強力な感染拡大が招かれたこともあります。緊急事態宣言の解除後も感染拡大の第2波への警戒を緩めることはできません。  4月7日に7都道府県に緊急事態宣言が発令されて、16日には全国への発令と変わりました。我々もその緊急事態宣言に対しまして、集まることはできなかったのですが、電話や、またネットの環境の中で自民同志会が会議をし、意見を取りまとめて、4月23日には当局へと緊急要望をさせていただきました。  要望の中身としましては、フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3と段階を経て、まずフェーズ1は感染収束前の支援としてどのようなことをしてほしいのか、フェーズ2としては回復期の支援として、フェーズ3としてはさらなる一歩前、前進へとして、3つの段階をもって提言をさせていただきました。  フェーズ1の感染収束前のことは、まず第1に、市民の命を守ってほしい、そのための支援施策をお願いします。第2に、市民の暮らし、しっかりとした暮らしの確保、これに目を向けて支援をしてほしい。そして第3に、市民の仕事、また収入を守る、生活を守るために、これに当局として力を注いでほしいというのがフェーズ1の段階でした。  今、回復期に向かったと、緊急事態宣言が解除されたということで、フェーズ2に移行していくところだと思いますが、これだけ情勢を見ておりますと、世界と日本はつながっていたのだな、そして、氷見は観光というものにどれだけの恩恵を受けていたか、大きな大きな気づきがありました。  質問に入っていくわけですが、この感染症対策ですね、細かな部分については、この後の一般質問の中で質問が出てきますのでしっかりと答えていただきたいと思いますが、僕のほうからは総体的に話をさせていただきたいと思います。  まず、日常が変化する、市民の中では不安の声があります。どのような日常が待っているのか。これに対して、氷見市のリーダーとして、これからこういうことに気をつけていかなければならない、そういう指針を示すときだというふうに思っております。ただ危機感をあおるのではなく、危機感を保ちながら日常を少し変化させていき、そして被害拡大、感染拡大にならないように努めていかなければいけないと思いますが、今後の総括的な指針について、林市長はどう考えておられますか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) お答えをいたします。  新型コロナウイルス感染症が国内で初めて確認されてから4か月以上が経過したところでございます。その間、市民の皆様には感染防止に努めていただきましたほか、休業要請等にも御協力をいただき、この場をお借りいたしまして感謝を申し上げます。  今後とも、手洗いやせきエチケット、換気といった基本的な新型コロナウイルス感染症対策に加えまして、感染拡大リスクが高い3つの密を徹底的に避けるため、身体的距離の確保、いわゆるソーシャルディスタンスといった新しい生活様式にも社会全体が移行していくことが不可欠であります。  例えば、買物はあらかじめ計画を立てておいて素早く済ませる、また飲食は横並びで、真正面を避け食事を取る、また公共交通機関においては座席間隔を空けること、こうした様々な新しい生活様式で御自身への感染を回避いたしますとともに、大事な御家族や周りの方々に感染させない行動に努め、大切な命を守っていただきますようお願いをいたします。  また、今後の感染状況に応じて、国が示す基本的対処方針でありますとか、富山県の活動再開の基本方針とロードマップ等によりまして、感染拡大傾向のある都道府県との往来自粛や大規模の集会、イベント開催自粛などの対策を行っていただきたいと思います。  事業者の皆さんには、業種別ガイドラインが各業種の全国組織から発表されておりますので、在宅勤務、いわゆるテレワークでありますとか観客を絞った上でのイベント開催など、業種に対応したガイドラインに沿って感染予防に努め、円滑に事業を進めていただくように御理解と御協力をお願いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 市民と意識を共有して、一丸となってこの世の中をつくっていかなければいけない、そういうタイミングであると思いますので、また、国や県からの指針もこの後出てくると思います。このことにもしっかりと順応しながら、氷見らしく、オール氷見でこの疫病に対して対応していきたいというふうに私も考えておりますし、また市民のほうへの周知もよろしくお願いいたします。  それでは次に、この緊急事態に対して、国、県、また市も独自に対策に対して政策を打っております。この支援施策、これは漏れなく、今回の特別定額給付金のこともそうですが、全員がその情報を得て手にすることができる。または、要らないと自分で判断する方もおられるかもしれませんから、知らなかったということだけはないように努めていただきたいというふうに思います。  この全支援施策、補助給付や支援の周知についてしっかりとしていただくことと、漏れがないように、お金が支払われるときのチェック、何%の普及率になったかチェックをしながら、また、自治体であったり各種団体のコミュニティー、会議ができない状態で衰退しておるやに聞いております。これもオール氷見体制づくりの一つとして、このコミュニティーをもう一度力強く団結させる、そしてその係に当たった人が、近所を回るが嫌だし行かれんわという風潮がありますので、しっかり回って、みんなのために情報を回してくれというふうな形で、氷見全体に対しての周知の声を広げていただきたいと思いますが、この全施策の周知について、どのように行われておるでしょうか。林市長。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員御指摘のとおり、各種施策、非常に多岐にわたっておりますので、こういった周知については大変大事なことでございます。各種支援策の周知につきましては、新聞、テレビ、「広報ひみ」、また市のホームページフェイスブック、あるいはケーブルテレビ放送等のあらゆる媒体によりまして情報発信を行っているところではありますが、さらに分かりやすくお伝えするため、今度の「広報ひみ」7月号におきましては、個人向け、事業者向けの支援策を一覧表にいたしまして掲載し、併せて市ホームページから情報発信もすることで、申請漏れのないよう周知徹底に努めてまいりたいと考えております。  とりわけ、国の支援策1人10万円の特別定額給付金につきましては、6月9日時点で約9割の金額の給付が終わっておりますけれども、まだ申請手続がお済みでない方々には、「広報ひみ」等で申請を呼びかけるとともに、申請を促すはがきの送付を今後予定いたしております。  しかしながら、独り世帯の方もおられます。そうした方々のうち、病院や施設に入院、入所など、自宅を長期不在にしている、そんな理由から、申請まで及ばず困難な場合等も想定されるわけであります。そういった場合には、地域の身近な存在であります民生委員や自治振興委員等の皆様、あるいは介護施設等の御協力もいただきながら、施設等の連絡先の情報を市のほうで得られますよう、実施をしてまいりたいと考えております。  今後も、そうした情報提供や申請忘れがないかと、そういった声かけが必要不可欠であると考えておりますので、各団体の皆様に、引き続きの御協力をお願いいたしますとともに、できる限り各方面からの情報が行き届きますよう、市としても努力をしてまいります。  なお、所管課においては、各支援策の周知徹底に努めるとともに、御不明な点やお困り事につきまして、随時電話や来庁されて御相談をいただきたいと思いますので、そうした折に市民の皆様には丁寧にお答えをしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 今、我々からの提案のこともありましたが、その後、5月1日の臨時会においても氷見独自の施策を打ち出されたり、また今定例会においてでも、国、県からの予算もしっかりと取った施策、また氷見独自の支援策という形で、とても迅速に対応が進んでおると感謝申し上げますが、これが市民の皆さん一人でも抜けることのないようにつなげていただきたいというふうに願っております。また声かけのほう、よろしくお願いいたします。  3番目に、総合計画等への影響についてという項目を挙げておりますが、今回、第8次氷見市総合計画後期計画であったり中長期の財政という形の中には、このコロナの現象のことは含まれておりません。  今回、これが起きたことによって大きく形を変えなければならない、そのような状況にあるようにも感じますし、またコロナショックへの支援をしっかりとしていかなければ氷見の未来がなくなってしまう、そういうような危機感すら感じております。市民や地元企業なくしては氷見の未来はありません。惜しみなくここでは財政投入をしていただきたい、このように考えておりますが、市長はどのように考えておられますか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員御指摘のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大は、非常に大きな影響を及ぼしております。そうした中におきましても、現在、この感染拡大は少し落ち着きを見せ始めているのではないかと思っておりますけれども、これまでの不要不急の外出自粛でありますとか経済活動の自粛、あるいはイベントの自粛、そうしたことによりまして、地域経済にも深刻な影響を与えているのも事実でございます。  本市におきましても、飲食業や宿泊業を中心に経済は大きく減速をしております。家計所得と企業収益の悪化が懸念される中、総合計画あるいは第2期氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略など、中長期計画を作成したときと現在の状況は一変をしております。そして、その影響は計り知れない、まさに国難とも言える事態となっております。  そうした中、今後、例えば市税の大幅な減収といったことも懸念をされるわけであります。減収分につきましては、例えば地方交付税等で国のほうから補填をするなどの支援を、今後、国あるいは県のほうへ要望いたしまして、市の総合計画をはじめとする中長期の計画等の進捗に財政上影響が出ないよう、そんな取組も各自治体と連携をいたしまして要望してまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 潤沢な予算を使うということは、市民から集めた税金を使って支援をしなくちゃいけない、そして経済が疲弊するということで市税の減収も視野に入れていると、そういう状況であるというふうにお聞きしましたが、今は一つの課題として、氷見市の財源を氷見市民のために使う、使ってほしいということをお願いしましたが、この中に一つ課題として持っていただきたいのは、市民の財政支出を市外流出させない、この考え方を一つ張り巡らせていただきたいというふうに思います。  地域振興券という手法もありますし、市民へ交付するものの一つとして、現金だとどうしても自由度が高いので市外へ流出してしまうものが多い。地域振興券だとしてでも、地元に本社機能がないところに使われれば、結局は市外へと出てしまって氷見の財源として返ってくることが薄くなってしまいます。この辺にも配慮いただきながら、出す支援策だけのみならず、現行の氷見からの委託業務、入札、発注、購買業務、この全てにおいて地元業者優先という形でやっていただきたい、しっかりとその辺を視野に入れてやっていただきたいというふうに思いますが、氷見市の財政支出を市外流出させない方策について、市長はどのように考えられますか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員御指摘のとおり、地域経済を回す、そういう意味では地産地消、氷見の経済はやはり氷見市の市民の消費でもって回していく、そういったことが大事でございます。  そんなことから、今回、6月1日からは、市内の飲食店等を支援するということもありますし、そういった経済循環を図っていくということで、1回につき1万円の利用で1,000円のひみキトキト商品券を進呈いたします市内飲食店等利用促進キャンペーンを実施しているところでございます。こういったことで、飲食店の利用、そしてまた、その附属として生じる商品券でまた市内の買物をする、そのようなことが大事だろうと思っております。  また、氷見青年会議所が中心となって取り組んでおられますみらいチケット氷見でも、市内飲食店などの応援が行われようとしておりますし、これもまた、みらいチケット氷見で飲食をした際の領収書でひみキトキト商品券ももらえるということで、そういったダブルでの特典もあるわけであります。  加えまして、本定例会で補正予算案を計上しております新型コロナウイルス観光事業等緊急支援事業におきましては、氷見市観光協会が額面1万5,000円の宿泊券を1万円で販売するひみプレミアム付き宿泊券ということで、これは氷見市内の民宿等に泊まった場合でありますけれども、市内での消費を喚起する、そういったようなプレミアム付宿泊券を本議会で提案をしております。  そうした観光需要の喚起を図るということで、市内の経済循環、こういったものの血液を回していく、そんなことが大事だろうと思っておりますので、市といたしましても、財政支出、支援を行いながら、こういった事業を支援してまいりたいと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 今行われておりますそういうチケットのものについては、市からの投入に対しての対価が非常に大きく、経済対策としてはすばらしいものだなというふうに感じています。  この中でも、やはり市民が消費喚起、消費をしていかなくちゃいけない、地元企業を守ろうという意識の下に、人と人がつながった形を取り戻す、この方向に行く必要があるので、この辺のまた押し上げのほうも機運を高めていただきたいというふうに思います。  また、今質問しました氷見市からの発注に関して、氷見市に本社がある企業を優先的に使っていただきたい、これについての考え方について、林市長、お願いします。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 例えば、建設業におきましても、これまで少し曖昧なところがございましたが、この7月からは、建設業におきまして、氷見市内に本社がある、いわゆる建設業法で言う主たる営業所がある、そういう業者のみの入札ということで、市内の建設事業、土木、建築事業をそのような入札方式に7月から徹底をすると、そんなことも今通知を出したところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 市長言われましたとおり、建築や建設関係になると予算が莫大です。これがただただ市外へ流出するということは、非常に痛手を被ることになりますし、地元企業を育てるということに関しても、しっかりと経験を積ませてあげるということが必要だと思いますので、またテクニックが必要だと思いますが、その辺、また当局のほうでしっかりと支えていただきたいと思います。  それでは、次の質問に入ります。  次に、新副市長の選任についてお聞きします。  今回、新副市長して篠田副市長が着任されました。この中において、これまでにない形で選任されております。副市長といえば、市長がトップセールスでほかへ出向き、そして頑張っている間、市役所を任される、いわばこの当局の番頭さんであります。今までの流れで言いますと、やはり行政経験者という方がなっておられることがほとんどで、民間からの登用というのがありませんでしたが、なぜ今回、一般からの公募にしたのか、これについて市長からお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今回、副市長を一般公募した目的でございますけれども、氷見市におきましては、これまでも氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、人口減少対策等の地方創生に取り組んでおりますけれども、一定の成果は出てきているものの、若年層の人口流出がなかなか止まらないなど課題も多く、第2期の総合戦略を進めるに当たりまして、全国のモデルとなるような、そのようなまちづくりをしなければならない、そんなような強い意欲と熱意のある、そんな人材を全国から募るため行ったものでございます。何分にも、私もこういったことに取り組むにおいては、いろいろ調べましたところ、全国でも二、三、そういった事例もあるということでもあります。そんなことで行ったわけであります。
     そうしたことによりまして、従来の行政にはない発想力あるいは行動力で、氷見市の政策や組織に新しい風を吹き込んでいただきますとともに、これまでの民間での職務経験で培った見識や人脈をフルに活用していただきまして、地方創生に向けた取組を様々な主体と協働して推進していただけると、そんなふうに考えたところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 一般公募した理由というのが、今お聞きして理解しました。  それでは、篠田副市長が選ばれた選考経緯、どのようにして選ばれたのかということをお答えください。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) まず、2月13日から応募の受付をいたしました。その後、2月20日には東京におきまして募集説明会を行ったところでありまして、そして同29日の受付終了日まで、17日間という短い間ではありましたけれども、全国の44の都道府県、それと海外からもありました。合計810名の方の応募があったところでございます。  応募受付の翌日の14日から、随時、書類選考を実施いたしまして、24日から3月1日にかけまして5回にわたり、書類選考を通過した18人の方に対しまして、ウェブ面接を1次面接として行ったところであります。そして、その18名のうちから1次面接を通過した7名の方に対しまして、3月7日に氷見市に来ていただきまして、氷見市役所におきまして最終面接を実施し、翌8日の日に副市長選考会議を実施し、候補者を選任し、翌日には選考結果を最終面接受験者全員に書面で通知をし、篠田副市長に副市長の選任通知ということでお送りしたところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 一般公募ということで、どんな方が来られるか分からないという不安もありましたが、しっかりと選考されてきたということを今判断させていただきました。  それで、今、篠田副市長に対して林市長が期待すること、これをお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 篠田副市長は、長年マスコミ等、民間で培いました経験から、氷見にあるすばらしい資産とその価値を全国に伝えることなどを通して氷見の発展に貢献したいという、そうした熱意が面接等で強く我々に伝わったものでありまして、選考会議において全会一致で決定をしたところであります。  すばらしいキャリアと熱意を備えた方であり、地元の人では気づけないような点にも着目し、過去のキャリアを通して築いたスキルや人脈なども生かしながら、氷見市に新しい風を、そして氷見のいい面を伸ばしていただける、そんなことを期待しているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) それでは、次の質問に入ります。  篠田伸二副市長の氷見市への思いについて、お聞きしたいと思います。  ただいま林市長からの熱い気持ちをお聞きになったと思いますが、副市長として着任され、課せられた使命について、どのように考えておられますか。篠田副市長。 ○議長(荻野信悟君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 4月から副市長を拝命いたしました篠田伸二であります。  副市長として、氷見市のために全力で取り組んでまいりたいと思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。  さて、議員の御質問の私に課せられた使命でありますが、市長をできる限り下支えをして、市長が実現されたい目標に近づけるよう努めること、議員がおっしゃられたような番頭の役割、これは前提だと思っています。  その上で私への御期待は、氷見の魅力とポテンシャルを今までにない発想で、よりよい近未来を提案して、それを形にして、さらに外に向かってアピールをする、氷見市のトータルブランディングにつなげていくことであると私は自覚しています。そして、市民の皆様が、実際に幸福度が上がったと実感できる、そんなまちづくりに貢献ができたらというふうに思っています。  私は、伝えていくことで氷見市に貢献をしたいと就任時に申し上げました。これまで氷見市が発信してきた情報に手を加えて、加工し直して、それをどう魅力的に再発信をしていくか。氷見の価値の再提案、それもあらゆるメディアや情報拡散力を持ったユニークでエネルギッシュな人々、また、様々な表現形態と情報発信を通じて私の使命を果たしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 篠田副市長には大変大きな期待を、もちろん市長もそうですが、我々議会もしておりますので、存分に活躍をしていただきたいというふうに思います。  次の質問ですが、副市長の選考に手を挙げる、このタイミングのときの目線と、着任してから、氷見市に対して見てこられたと思いますが、篠田副市長は氷見市についてどのような見え方がされておるのか、お聞かせ願えますか。 ○議長(荻野信悟君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 4月に着任してから2か月余りがたちましたけれども、氷見市は私にとって、もう観光地ではなくて、1人の市民として暮らすまちであります。  初めてこの地を訪れたときに、日本にこんなに美しいところがまだあったのかと、宝物を発見したような、そんな思いがありました。その初心は決して忘れないようにしなければと思っています。  今はどこへ行くにも自転車に乗って、人と接して言葉を交わして、できる限り知らないことを知る努力をして、早くこのまちと人に溶け込みたいと心から願っておりまして、日に日に氷見愛は募っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 地元の一員として地元を愛してくれる、仲間になってくれるのだなという感覚を今ひしひしと感じました。  そして、氷見市の未来をつくっていく氷見市の行政マンとして、副市長として、この氷見市をどのようにやっていくのか、強い意気込みを込めた言葉をお聞きしたいと思いますが、副市長、どうでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 今までにない発想で、どう新しい価値を見ながらコロナ後の再生のきっかけをつくるか。自分の拙い発想力と行動力だけでは、きっと絵に描いた餅に終わってしまいます。  市役所の全スタッフはもとより、ここにお集まりの市民の代表である議員の皆様をはじめ、どうやったら前に進むのか、皆で情報を共有しながら、決して人ごととはお思いにならずに、当事者意識を持っていただいて、みんなで盛り上げていければと思っています。目指すところは、全ては市民のため、市民の総幸福量を上げることですから、皆様と目指すところは同じはずです。  副市長というポジションでやれることは限界がありましょうが、最大限知恵を絞って、全国に散らばる知恵者たちの力も借りながら、1つずつ形にしていければと思っております。  任期は4年、それで結果を出さなければならない立場だと自覚しています。どうぞ絶大なる御協力と御支援をいただければ幸いです。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 就任のタイミングでコロナということが起きて、これからいろいろと発信をしていただく、またこの氷見市の中で手腕を振るっていただくタイミングで出鼻をくじかれてしまったなという感覚を最初持っていましたが、このコロナからの、これからどうするか。みんなが危機感を持って動いていく、これをチャンスとして人と人がつながり、また副市長と皆さんがつながって、一員にしっかり食い込んで、氷見市を前進させていっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  それでは、次の質問に入ります。  新文化交流施設について、市民の理解度についてどう考えておられるかということを聞きたいと思います。  まずもって、今、増額という提案が上がってきていますが、当初の予算では2億円ちょっとの金額がプラスになるんじゃないかなという予測を聞いておりました。今回の議会に上程されました5億8,000万円、大変大きな増額であるというふうに感じております。この中において、我々同志会の中でも数々の異論も出てきておるところであります。しっかりと議論して、これを前に進めるか、それとも待ったをかけるのか、しっかりとやっていかなければならない議論の場だというふうに思います。  この中におきまして、増額の趣旨、どのようなことがあって増額となったのか、御説明を願いたいと思います。京田企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) まずもって、このたびも大変多額の増額の予算をお願いしているところでございまして、こうした状況の中で心苦しいところでありますけれども、今お尋ねの内容につきまして御説明申し上げたいと思います。  5億円余りの増額でありますけれども、まず工事請負費におきまして5億4,500万円となっております。そのうち浸水対策といたしまして、メインフロアを2階以上とし、1階部分をピロティーとする、そうした方式の採用によります増額が約2億円でございます。  また、そのさらなる内訳といたしましては4点ございますが、1つには、本体工事そのものについて約8,900万円、2つ目といたしまして、設備に係る工事費が約1,000万円、そして、今想定しております施設の北側にいろんな搬入用のスロープを設置する必要が出てまいりますので、その設置費用といたしまして約6,600万円、さらに、南側には青空広場から2階へ向けて設置を予定しております大階段の設置費といたしまして約3,500万円となったものでございます。  その次に、事業の計画時から比較をいたしまして、やはり資材費、労務費の高騰がございまして、それによります金額が約2億円となっております。  まず、国の労務単価におきましては、平成29年から平成30年にかけまして2.8%の上昇がございます。さらに、平成30年から令和元年に3.3%、令和元年から令和2年にかけましては2.5%、それぞれ上昇が見られるものでございます。また、建設工事費の物価指数におきましても、平成30年3月から令和元年の12月にかけて約6%の上昇がございました。  そして、さらに次でございますが、既存ぐいの撤去費用として約1億円を見込んだものでございます。これにつきましては、旧の市民病院施設の基礎ぐいが、現地ではまだ1,000本余り残っているという状況でございまして、新たな施設の建設のためにはやはり必要最低限の本数は撤去する必要があるということになりました。その対象となるくいにつきましては、35メートルの深さのものが17本、そして6メートル程度のものでは9本、合計26本を予定しているものでございます。  そして、さらに災害発生時には防災拠点となるということも考慮いたしまして、公共施設として、停電時などにはエネルギー供給が可能となる、いわゆる強靱性ということでありますが、レジリエンス機能というものを強化し、太陽光発電パネル及び蓄電池システムを設置することといたしまして、そのための工事費といたしましては約4,500万円を見込んだところでございます。  このような工事費のほかに、現在こうした社会経済情勢の中から、工期についても4か月程度の延長が必要とも考えておりまして、それもお願いしているところでございますけれども、さらにピロティー方式によりましては延べ床面積の増、そして今ほど申し上げました労務単価上昇によります工事監理委託料におきましても増額を見させていただきまして約3,100万円、そして先ほどのレジリエンス機能の強化ということにつきましては、設備の設計等に係る委託費で500万円、このような委託費の合計が約3,600万円の増となるものでございます。  こうした工事費と委託費の合計で、約5億8,100万円と見込んだところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 増額の趣旨に対しては、納得のいく数字だなというふうに思います。  ただ、その増額を認めるかどうかというのは別の話でありまして、これは3月に我々のほうからも質問が出ております。3月の段階で予測できたことじゃないんですか。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 3月議会の時点では、実施設計には取り組み始めておりましたけれども、そうした中で、ピロティー方式の採用ということも少し発言をさせていただきまして、その点につきましては基本設計の段階で、浸水対策がどうしても必要ということで、それについては、2億円程度は見込まなければいけないということは申し上げました。  そのほか、さらに、その他の要素の中で縮減に取り組むということももちろん申し上げておったわけでございまして、そうしたことも含めて、個別の詳細にわたっての設計を組む中で積み上げの過程にあったということで、どこでどう節減をし、またどうしても外せない必要な経費はどこにあるのか、想定の中ではございますので、まだ明言できる段階ではなかったということでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 明言できる段階ではなかったということですが、それであってでも、我々に対してこういう可能性がありますということは言えたはずです。隠すような形ではなくて、しっかりと、こういう可能性があるので、これに対しては努力していきますという答弁と我々は捉えて納得しておったんですが、どうやらもう一枚裏にはそういう想定があったということですね。  そこで、増額になってしまった部分に関しては今説明を聞きましたので、この増額になる、5億8,000万円に抑えたんだと、努力をこれだけしたんだよいうことを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 今ほど申し上げましたように、大きな増額要因としては、ピロティー方式の採用があったということに加えて、さらにそのことも踏まえて、縮減の努力をするということは申し上げたわけでございます。  そして、今ほどお尋ねの、じゃ、何をどう努力したのかという点について具体的に申し上げたいと思いますので、細かなところは幾つもございますけれども、主立ったところで申し上げていきたいと思います。  まず、1点目といたしまして、基礎ぐいの配置につきまして、基礎ぐいの撤去、最低限必要な部分が残ったということではございますけれども、旧市民病院跡地に残りますくいの撤去本数を最少化するということにつきまして、これにつきましては約9,000万円程度は縮減したと考えております。基本設計時におきましては、そのまままいりますと36本程度の撤去をしなければいけないようなものもございましたので、その点につきまして、設計業者との詰めの中で26本に抑制をしたということでございます。  そして、2点目といたしましては、建物全体の構造についての見直しも行っておりまして、本体の中でのコンクリートや、あるいは鉄骨材料、そうしたものを効率化することで、減量するということで約3,000万円の縮減と見ているところでございます。  3点目はエントランスホール、入り口でございますが、そこにつきましては、まず天井高を9.5メートルから6.5メートルに抑制するということにいたしまして、約4,000万円縮減をいたしております。  4点目では、基本設計では想定をしておりました展望デッキ、そしてそこは外階段をつけまして行くことができるというふうな想定をしておりましたけれども、そうしたものについては取りやめをいたしまして、約900万円程度の縮減でございます。ただ、展望エリアの外部化ということでございましたので、それは見送ったわけでありますが、3階フロアに上がりますと、ホワイエからの眺望というものは確保できると思っております。  5番目といたしまして、1階エントランスロビーの大きさ、サイズを278.55平方メートルという想定をしておりましたが、244.8平方メートルにまで縮小することにいたしまして、これにつきましては約500万円程度の縮減としております。  6点目といたしまして、空調関係ではございますが、熱源機の仕様などについても変更いたしまして、外気温の影響を受けやすい窓際などにつきまして設置を予定しておりましたペリメーターヒーターというものについての削減、また空調の対象とするエリアについても見直しをいたしまして、これらで8,500万円程度の縮減といたしました。  7点目といたしましては、ストレッチャー対応仕様と考えておりましたエレベーターでございますが、1機はそのように少し大きなサイズを見ていたわけでありますけれども、その1台も通常サイズに縮小するということにいたしまして、約1,000万円の縮減をいたしました。  8点目といたしまして、照明器具についての仕様も見直しをいたしまして、台数を減らしますことで約700万円縮減しております。  9点目は、一部のスプリンクラーヘッド、噴出口になりますけれども、その種類につきましては、放水型から閉鎖型ということに変更いたしまして、そこでは約400万円の縮減としております。  あと、10点目になりますが、建具仕様の中ではガラスのサイズの見直しをいたしまして、あくまでも既製品を主に採用するということにいたしまして、約2,000万円の縮減としたものでございます。  以上、今10点ほど申し上げましたが、これらを合わせて約3億円程度の縮減を図ったと考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 今、初めて金額のことを議会で説明をお聞きしたわけでございますが、我々が説明を聞いたときには、縮減した努力というのは金額はどれぐらいのものなのか、そして内容はどうなのかという声も議員のほうから上がっております。そのときには、明確なこのような金額は上がっていなかった。議会の賛成多数を得るには、理解、熱意、誠意が不可欠であります。  この中において、筋道をたがえば成立ならずということも十分に理解いただけるところだと思っておるのですが、6月9日、富山新聞の朝刊に、我々に数字の説明をしていないのにもかかわらず、3億円の縮減をされたと載ってしまっております。これについては、朝、見たときに大変刺激を受けました。これは議会軽視なのかな、会見重視で議会軽視かというふうな感覚にもなりましたし、我々議員は同様に刺激を受けたというふうに思います。  これについて、部長はなぜ数字の説明を先に議会にできなかったのか、答弁願いたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) まさに御指摘のとおりかと思いますけれども、少しその当時の資料が準備不足であったということは申し上げなければならないかと思っております。  個々の具体的な要素の幾つかは、その時点ではお示しはしておりましたけれども、個別の金額まではお示しをできておりませんでしたので、もちろんその後のマスコミ等の取材の中でも、個別の積算については整理をしているということではございましたけれども、全体的には、当初の計画時からすると、およそその程度にはなろうかなということで申し上げたわけでございまして、その詳細について本日この場になりましたことは、誠に申し訳ないことと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) おおよその話であってでも、数字は、部長、会見のほうで言っておられたんですかね。答弁願います。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 申し訳ありませんが、その時点では、事前に御説明しておりました今ほどの項目は幾つか申し上げたわけでございますけれども、どの程度のことになるのかというふうなことで、おおよその金額ということで申し上げておったわけでございます。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 再度お聞きします。  なぜ議会に数字の話を説明できなかったのか、そして会見でどうしてできたのか、答弁願います。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 議会での御説明の際に、詳細、具体に御説明、資料をお出しできていなかったという点については申し訳なく思っております。その後、具体的な詰めをしておった段階でございます。  確かに、軽々にそこで申し上げたという結果になったように反省をしているわけでございますけれども、きちんと詳細な資料提供をすべきであったということは御指摘のとおりでございますので、申し訳なく思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 詳細な資料を出せなかったことを責めているんじゃないんですよ。どうして、議会に説明する前に、そういうことが会見で発表されるのかということに我々は違和感を感じているので、会見で言えるのであれば我々議員にも説明をしっかりするべきでありますし、概算で分かるのであれば概算ですと言って説明をするべきです。我々に理解を求めるという考え方を持っていますか。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 確かに、議会の御理解を得るということがなければ進めないお話でございますので、その点におきまして、きちんと今般の定例会にどのように提案をしていこうかということは、検討を重ねている中で大枠の説明だけにとどまっていたということがまずもって反省点ではございます。  決して、議会に対して軽視をするということであってはならないということは改めて心に銘記したいと思いますけれども、会見の席で先に申し上げてしまったということについては、誠に申し訳なく思っている次第でございます。
    ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) この件について、林市長はどうお考えでしょうか。答弁願います。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 市当局といたしましては、この増額ということについては、まずもって、こういったコロナの財政支出がかさむときに申し上げることについて大変心苦しいということは、私もそのように思っておるところでございます。  その中で、御指摘の節減についての努力した点、こういったところを議会の前に記者会見の場で発表したということについては、大変申し訳なく思っているところでございまして、今後、案件につきまして、議会のほうにまずは説明する、そんな姿勢が大事だろうというふうに思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 我々は市民の代表です。我々も責任を持って議論し、議決を行っておるので、その辺、議会軽視とならないように今後気をつけてください。  それでは、次の質問に入ります。  今まで対話、議論をしながらの経緯を踏まえて、市民の理解度を上げる必要があるというふうに思います。増額になった理由も含め、市民会館がどのように必要なのか、この理解度を高めることについて、どういうふうなことが必要なのか。これについて、京田企画政策部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) まずもって、このたびも多額の予算をお願いしているところでございますけれども、それはやはりその予算に見合うだけの必要性ということを強く市民の皆様には御理解いただく必要があろうかと思っておりますので、これまでよりも増して丁寧な説明が求められると考えているところでございます。  しかしながら、今般の補正をお願いしている中にありましても、これから、市民主体の文化活動の活発なまちであると、それが住民の幸福度の高いまちであると言われておりますので、この施設を整備することによりまして、本市の文化活動の拠点として市民の文化活動を呼び覚ましていく、そうしたことが市民の幸福度を高めることにつながるというふうにも考えているところでございます。  この施設の必要性ということにつきましては、やはり市民会館の建て替えという必要性、これまで文化芸術の鑑賞機会や発表の機会の提供の場がなくなってきたということをぜひ補うということもありますけれども、全ての市民に、文化に触れ、親しむ機会を提供していく、そんな役割を担う施設であると考えておりますので、また、市民一人一人の交流であるとかつながりを深めていく、また市内外の人々との交流の場としていく、そんな役割も果たしていく必要のある施設でもございますし、特に、これから何十年にもわたって使っていくことになるわけでございますので、将来の、未来を担う子どもたちにもなくてはならない、そんな施設にしていかなければならないというふうな強い思いを持っているところでございます。  平成27年の氷見市民会館の休館以来、早期整備を望む、そうした市民の強い声というものもたくさんいただいておりますので、本施設の整備にはぜひともそうした市民の御理解を賜りたいと考えているところでございます。  そして、当然のことながら、財政負担が過大にならないように十分に留意をいたしまして、国の交付金あるいは起債などの有利な財源の確保を図りながら進めていく必要があるというふうにも考えております。  市民の誰にとっても必要な施設になると思いますので、着手の暁にはぜひとも皆さんがその完成を待ち望んでいただけるような、そんな施設であるというふうに、またそうした必要性や施設の意義についても理解を深めていただけるように、市の広報、ケーブルテレビ等はもちろんでございますけれども、あらゆる媒体を通じまして丁寧にまた御説明をしていきたいと思っております。また、その間におきましても、市民の方々の意見を聞くワークショップのような場なども活用いたしまして、皆さんでぜひとも盛り上げていただける、そんな施設になるようにまた努力をさせていただきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 京田部長が言われたとおり、市民の方が楽しみにするような、そういう施設が出来上がってきていると、その発信もしながら、もう1点、市民が我々の市民会館なんやと、交流施設なんだと、市民のための施設なんだということを感じて、どんなふうに使おうかなといって期待感を持ったり、使用に対して思い描くような、そういうふうな持っていき方が理解度を高めることに対して有効ではないかと。また、その後、出来上がってからも市民幸福度が上がるような仕様に変わっていく、しっかりと高められていくというふうに感じますので、またその辺のほうも発信の中に入れていただけたらというふうに思います。  この中で、市民の理解を得るために必要なこと、一つの不安として、また増額があるんじゃないかということも出てくると思いますが、理解を得るためには、これ以上の増額があるのかないのか、これについて大変心配ですが、どう考えておられますか。京田企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) さらなるということのお尋ねかと思いますけれども、今回もこのたび増額のお願いをするという中に、先ほど御説明させていただきました必要な部分、あるいは縮減する部分というふうなことで精査をしてまいりましたので、ぜひこの中で収める努力は当然するわけでありますけれども、今回お願いした中でできる施設というふうに考えておりますので、また適正な執行にも努めていきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 可能性はあるというふうに感じるところですね。そのように捉えてよろしいですか。京田企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) いえ、決してそのようなことでございません。十分精査をさせていただいたつもりでございますので、この中で執行させていただきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) これ以上の増額は認めませんと約束をして、次の質問に入りたいと思いますが、代表制民主主義において、当局と議会、しっかりと議論を重ねて、課題をクリアして未来をつくっていかなきゃいけない。今回この質問の中でいろんなやり取り、本当はこういう心配があるんやけど、またしっかり説明できんから言えんわと、そういう隔たりのあるような両輪では、車は前に進みませんよ。僕らのことも信用して、こういう懸念がある、何かいい方法ないかねというふうな対応ができるようなしっかりとした政治、また当局との関係をつなぎ止めていけたらというふうに思います。  それでは、次の質問に入らせていただきます。  金沢医科大学氷見市民病院の経営状態についてお聞きしたいと思います。  前回のとき、令和元年度は6,000万円の指定管理者負担金の軽減、また約3,000万円の政策的医療交付金の増額などを加え、医業収益も1億1,000万円増益になっているにもかかわらず、今回、経常損失というものが見受けられます。  これについて、経常損失の要因と今後の対応、どのようにお考えになっているか、澤市民部長にお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 金沢医科大学氷見市民病院の令和元年度事業報告について、指定管理者である金沢医科大学から先月御報告をいただきました。それによりますと、議員のお話にもありましたが、令和元年度の決算は、医業収益では前年度対比1億1,100万円増の49億5,800万円、医業費用は前年度対比1億5,600万円増の55億800万円、また医業外収益については、前年度対比2,700万円増の4億400万円となっており、その結果、経常収支においては1億4,600万円の損失となったものであり、前年度に比べ損失が1,800万円増加した状況になっております。  これにつきましては様々な要因があると思っておりますが、主な要因といたしまして、まず医業収益においては、整形外科で前年度に比べ2億3,800万円の増加となりました。一方、収益が減少した診療科もあったことなどにより、前年度に比べ1億1,100万円の増加にとどまったものでございます。整形外科の増収につきましては、患者の方々にとりまして、必要な手術が多くできるようになったことにより診療単価が増加したものであり、また収益の減少した科においては、患者数の減少が主な要因と考えております。  一方、医業費用においては、手術等に用いる診療材料費の増加により、材料費が前年度に比べ1億2,000万円の増、また常勤医師3名が増員されたことに伴い給与費が7,400万円の増加、また、指定管理者負担金が、市と指定管理者の負担の見直しなどにより、前年度に比べ6,000万円の減少となっており、その結果、医業費用は前年度に比べ1億5,600万円の増となったものであります。  医業外収益においては、市と指定管理者の負担の見直しなどによる政策的医療等交付金の増額などにより、前年度に比べ2,700万円の増加となりました。  この結果、経常収支は1億4,600万円の損失となったものでございます。  このように、損失が発生する背景には、建設改良費に係る減価償却費等の2分の1を算入している指定管理者負担金が今の新しい病院の建設費、そして高度医療機器の整備などにより、毎年度の負担が指定管理者制度導入時に比べ1億円以上増加しているということがまずあります。また、収益においても、本市における急激な人口減少や少子高齢化の進行による患者数の減少、また、国の医療費抑制政策により医業収益の多くを占める診療収入が以前に比べ抑制傾向にあるといったことも挙げられると感じております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 市民病院という形でやっておりますが、公設民営化で運営しているのは金沢医科大学ということで、しっかりと議論をしながら前へ進んでいかなければならない、そして存続をかけて守っていかなきゃ、堅持していかなきゃいけない市民病院だと思います。  財政支援、これについては、この先赤字になればどんどん出ていくという心配もあります。限度というものが設定されているようには聞いておりませんが、この辺について限度額の設定はどうなっているか、澤市民部長にお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 経営努力が発揮しやすいといった指定管理者制度における利用料金制の趣旨を踏まえますと、市の負担は際限なく増やすべきものではないと考えております。昨年度に行いました市と指定管理者の負担の見直しにおきましても、公設民営化後、これまでの市民病院を取り巻く環境の変化、そういったものを勘案して実施したものでありまして、今後も、国の動向や社会環境の変化などによって、負担の見直しが必要な場合も出てくる可能性はあるとは思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 今後、限度額について設定されるというお考えはありますか。市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 今ほども申し上げましたが、様々な環境によって医療環境、それから社会環境によって病院の経営も左右される部分が大変多うございます。それは、市が今置かれている環境にも左右されるということでありまして、一律に一定の上限額を定めるという考え方には、現在はないというふうに解しております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) それでは、限度がないということであれば、経営の改善に向けてしっかりと取り組んでいくということが急務であるというふうに感じておりますし、ある程度の、我々も情報を見ながらくぎを打たなきゃいけない部分もあるのかなというふうに構えを取らざるを得ない、そういうふうな感覚でお聞きいたしました。  それでは、今回、コロナの影響で病床を確保するということ、隔離するための病床、これについては25床確保していくというふうにも聞いておりますが、コロナの影響というものは、この経営についてどのような影響を与えているのか、澤市民部長にお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 新型コロナウイルス感染症による病院への影響でございますが、昨年同期と比較いたしますと、外来の患者数においては、4月は15.4%の減、また5月につきましては、まだ速報値ではありますが18%の減、入院の患者数においては、5月は、これも速報値ではありますが13%の減ということになっております。このことから、収益においても大幅な減収が見込まれると思われ、経営的にも厳しい状況にあると考えております。  これは、全国的にも、感染リスクへの考慮から、診察や手術、検査等を控える傾向があることに加え、外出自粛の影響により患者数が減少したものと考えており、また今後もこの影響が続くことも懸念しております。  市といたしましても、その損失に対する財政支援について、国や県への重点要望、また市長会への要望などを通じ、お願いをしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) やはり減収につながる方向でしたか。病院というのは病を治すところであるので、こういう疫病が発生すると、増収ということもあり得るのかなというふうにも思った部分もあったんですが、その確保という面に関しますと、厳しい状況であるということですね。  今後におきましては、市民病院と言いながら、先ほども言いましたように民営です。昔の市民病院であれば、年間5億円、6億円の赤字であろうとも、市民のために総合病院を守らなくちゃいけないと、やっていかなくちゃいけない部分があると思いますが、民営で経営している以上、民間が毎年何億円もの赤字を自分たちの会社で負担をして、日々の医療を守っていくというのは限界が訪れるというふうに思っています。これについて、この病院の存続の危機というふうな危機感も私は感じておるところであります。  ここは林市長にお聞きしたいんですが、市民病院の存続、これについてどのような考え方、危機感を持っておられるかをお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 人口減少、そして少子高齢化が進んでいくと、そういう中で、患者数の減少ということも既にもう現れているわけでございます。そうした中、地域医療、とりわけ総合病院の維持が非常に厳しくなっている、こういうことについては全国的にも同様なことでございます。  そんなことから危機感を持たれている市民の皆様もおありかと思いますけれども、何といっても市民病院は氷見市の地域医療の中核施設であります。そうしたことから、持続可能な病院経営が行われますよう、市といたしましても、金沢医科大学とともに、今年度、改革プランをつくるなど、経営改善に努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 病院の件につきましては、市民のほうから強烈な苦情を私も受けることがあります。その多くは、ある出来事に対しての対応に対しての強い思い、反発。市民病院という看板があるからこそ、おらっちゃの病院やろがい、あんな態度でかいがでいいがか、そういうふうな見方もあったり、難しい部分があるなというふうにも感じますし、苦情の一つ一つを病院事業管理室にお伝えして改善をいただいてきました。  この中において、今ほど経営の話にもありましたが、病院側も当局もそれ相当の努力を重ねて、総合病院をなくしてはいけないというふうにやってきています。ここで一つ大切なことは、市民が苦情を言って、あんなところに行ったら治るものも治らんようになると、そういうふうな悪評を立てるのではなくて、市民病院があるから助かる、おらっちゃの市民病院ながやというふうな地元意識を高める必要があるというふうに思います。  そこで、今、金沢医科大学氷見市民病院の業績が上がっておるので、また得意科目というものを伸ばして、そこを重点的に伸ばしながら、市民が苦情ではなくて、違う科のこういう科目を伸ばしてほしいと経営改善をしながら、要望を取り入れていってニーズを捉えていく、この姿が理想的な形ではないかというふうに私は感じるんですが、おらっちゃの市民病院という方向性に持っていく、この考え方について、林市長はどう思われますか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 御指摘のとおり、私もそのとおりだろうというふうに思っております。何よりも市民の皆様お一人お一人が、この病院は氷見市になくてはならない病院だと、マイ病院意識、そんなものを持っていただくことが必要だろうと思っております。そのためには、まず市の職員も率先して市民病院で一日ドックを受ける、健康診断をする、そんなことも大事であろうかというふうに思っております。  私も去る2月には金沢医科大学病院、これは内灘の本学のほうでありましたが、そこでPET−CTの検査も受け、氷見市民病院で診察を行っていただきました。また、私も毎年、年1回のドックとか定期健診も市民病院で受けておりますけれども、やはり市役所の職員も率先して受ける。また、多くの市民の皆さんも大きい病院、例えば職場に近いからということで高岡の病院へ行くとかということではなくて、やはり皆さんで市民病院を守っていく、市民病院が我々の最後の総合病院のとりでだと、そんなお気持ちを持っていただけるよう、そういう雰囲気をつくっていくよう、市としても努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 医療に従事される方々の中には、大変なリスクがある科におったり、今回のコロナに関しても、皆さんが自宅で待機しなきゃいけないのに、医療従事者は皆さんのために命を張って働いてくれています。  これに対して、感謝の機運が全国的に上がってきております。こういうことも捉えて、氷見市としてその感謝の方向性、そしておらっちゃの病院で高めていかんならん、育てていかんならん、この意識を高めていただきたいと思いますが、市長、この辺に関しては何かお考えはありますか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今回の新型コロナ、まだ市民病院で診察をしたということはございませんけれども、医療従事者は本当に頑張っていただいております。  そんなことから、4月には、例えで申し上げますと、氷見ロータリークラブさんのほうから、新型コロナウイルス感染症が拡大している中、市民病院の医療従事者に感謝の気持ちを、そしてエールを送ろうということで、市内小学校と義務教育学校の10校147人の子どもたちのメッセージが送られまして、当時その場に、私と、市民病院の院長先生も来ていただいたわけでございますが、そうしたメッセージを病院内の掲示板に掲示をされておりまして、病院の職員の皆様からは元気をいただいたという、そういうような感謝のお言葉もお聞きをしております。  そんなような雰囲気を盛り上げていく、そして、市民病院の職員は、市民の皆様の命と健康を守るため日夜頑張っていただいているのだと、そしてそのことが市民の皆様に伝わるよう、市としても積極的な広報に努めますとともに、市民の皆さんと市民病院が、互いにこれまで以上に大きな信頼関係で結ばれるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) コロナのこれからの時代をつくるためには、ありがとう、頑張ろう、ありがとう、頑張ろうの繰り返しで、お互いに認め合いながら応援して、そして相互感謝しながら、新しい社会をしっかりと高めていきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  氷見市ビジネスサポートセンターHimi−Bizについてお聞きしたいと思います。  コロナの状況からこれだけ経済状態が冷え込んでおる状態ですが、この状態の中から脱出する一つの大きな光として、Himi−Bizサポートセンターの開設もあります。この中においてHimi−Biz戦略、大変期待の高い戦略でありますが、この戦略について森田産業振興部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 氷見市ビジネスサポートセンター、通称Himi−Bizと呼んでおりますけれども、行列のできる経営相談所として全国的に注目を集めておりますBizモデルを取り入れた伴走型、共に歩いて、走っていく、進んでいくという形のビジネスコンサルティングを行い、新規の事業開発やマーケティングなどの経営全般に関する個別の無料経営相談でありますとか、新しいビジネスを生み出すために、人と企業、企業と企業を結びつけるビジネスマッチングのサポートのほか、また、さらなる成長を目指すためのセミナーの開催などを行っていくということとしております。  現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、全国的な不要不急の外出でありますとか、移動でありますとか、集会でありますとか、そういうものが自粛によりまして、本市の、特に観光業をはじめといたしまして、経済は極めて深刻な状況にあるのかなと思っております。事業者の皆様には、積極的にセンターを利用して売上げの向上に取り組んでいただきたいというふうに思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) ぜひ活躍を重ねて、氷見市の事業者の方たちが盛り上がるように進めていただきたいと思うのですが、1点、心配な点がございます。  大本でありますf−Biz、そこの代表でありましたイドムの小出さん、今回不正が発覚したということでf−Bizからは撤退する、6月で休止するという話を聞いておりますが、この影響はどのように考えておられますか。森田産業振興部長。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今般のf−Bizの受託事業者であるイドムの件につきましては、私どもで収集しました情報によりますと、国から派遣されておりました専門家がまず不正にお金を受給したと。ただ、イドムのほうでは、それに関しまして、当然、依頼をしたわけですから、監督をきちっとしなければいけなかったんですが、それがうまくできなかったというような状況にあるのかなと思っております。  今回のイドム、小出様、また小出様が代表を務めておりますイドムにつきましては、いろいろ小出様のほうからも連絡があったところでございますけれども、本市と氷見まちづくり協議会におきましては、今年度につきましては、まず招聘等をしないというふうな協議会の方針を固めております。  また、今ほど御心配いただいたところでございますけれども、現在、不正があったイドムという会社、小出さん個人も含めてでございますけれども、その2つに関しましては、氷見まちづくり協議会との間には一切の契約がございません。また、今年度、今後の契約の予定もないということで御安心をいただきたいと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) それを聞いて少し安心しました。  Himi−Bizという形で、f−BizではなくてHimi−Biz、氷見市のことをメインに構築を進めていただきたいということと、f−Biz関連で全国につながりができると思います。Biz兄弟都市との関連性、連携についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) f−Bizではなく、全国に氷見市を含めまして25のBizがございます。これにつきましては、他自治体のセンターとはセンターの成果でありますとか課題とか、それを共有するとともに、情報交換や相互の支援を行いながら、今後連携していくつもりでおります。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。 ◆11番(小清水勝則君) 連携と成果管理については、どのように管理されていく考えがあるのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今、始まったばかりなものですから何とも言えないところではあるんですが、今、センター長が3か月間の研修を終わって帰ってきたところでございます。f−Bizのほうに行っておったわけなんですが、ただf−Bizだけではなく、岡崎市にビジネスサポートセンターがございまして、Oka−Bizのほうにも研修へ行っていると。いろんなところで、ちょっと今からなものですから、どれをどうということは言えないのですが、いろんなよいところ、いろんな情報を仕入れながら、連携しながら、このHimi−Bizをもっともっと、市内の事業者がより売上げが上がるようになっていくような形のセンターにしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(荻野信悟君) 11番 小清水勝則君。
    ◆11番(小清水勝則君) それでは、ビジネスサポートセンターと氷見市の企業がしっかりつながるように、支援、人つなぎのほどよろしくお願いいたします。  私の質問を終わります。 ○議長(荻野信悟君) 2番 北 宣市君。  〔2番 北 宣市君 登壇〕 ◆2番(北宣市君) 自民同志会の一員として、市政一般について一括質問いたします。  政府や県からの緊急事態宣言は解除となりましたが、第2波、第3波に対する警戒はまだまだ続きます。また、経済再生にもまだまだ道半ばでございます。  そんな中、日夜、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んでおられる医療関係や行政関係各所に対し、敬意を表したいと思います。そして、一日も早い収束を願うばかりであります。  それでは、質問に入ります。  まず、昨年の12月議会で質問しましたエネルギー構造高度化実証事業についてであります。令和元年度の実証結果と今後の課題、それを踏まえた今年度の取組について、加えて、今後継続的に進めていかれるエネルギー構造高度化実証事業について、3点お聞きします。  1点目は、昨年度事業の実証事業についてです。  昨年度、市では、庁舎及びクリーンセンターに太陽光発電設備を設置するとともに、公共施設等13か所にEMS、エネルギーマネジメントシステムを設置し、設置施設ごと及び全施設を統合したデマンドレスポンスによる電力需要抑制効果の検証と、太陽光発電の電力データを統合した場合の経済性の検証を行い、併せて理解促進のための普及啓発事業として、市民、事業者に対するセミナー及び企業エネルギー診断を実施してきたところであります。その実証結果と課題についてはどうであったのか。  2点目は、昨年度に引き続き実施する今年度のエネルギー構造高度化実証事業についてです。昨年度の実証結果を踏まえ、今年度事業についてはどのような取組を計画されているのか。  3点目は、今後の事業実施体制についてです。今後、エネルギーの地産地消を核とした事業を継続的に展開していく上で、オール氷見など民間企業との連携など、事業の実施体制の確立が必要であると考えられるが、現在の準備状況についてはどのようになっているのか。  以上3点につきまして、澤市民部長にお聞きいたします。  次の質問に入ります。  氷見市特別定額給付金事業についてであります。特別定額給付金1人10万円の支給については、本市では1万7,563世帯数であり、給付金の申請件数について、まずお伺いします。現在のオンラインによる申請件数、また郵送による申請件数は何件でしょうか。  本市では、5月11日受付開始により、支給開始は5月18日からだと聞いております。まだ口座に振込をされていないといった声がよく聞かれます。本市においてスピード感を持って対応していると思いますが、一日も早く口座に振り込まれるようお願いいたします。  そこで、未申請の方への対応についてお聞きします。  まず、身寄りのない独り暮らしの人は、給付金の申請が送付されてきても分からないといった状況であります。今まさに民生委員と自治振興委員が情報を共有しなければなりません。身寄りのない方への対応についてお伺いします。また、病院や施設に入っている人への対応についてもお伺いいたします。  給付金に便乗した特殊詐欺が各市町村で発生し、特にコロナ対策本部職員を装うなど公務員をかたる詐欺や、キャッシュカードを盗み、ATMで引き出すパターンが増えています。給付金詐欺についての対策検討はできないでしょうか。  また、申請書の受付期限は8月11日までの消印が有効であります。8月11日までだと覚えていない、また身寄りのない方への対応について、いま一度、「広報ひみ」7月号にPRや各自治体への再度の呼びかけについてできないものか、お聞きします。  また、本市では、市民に寄り添った給付金相談窓口も開設されていますが、相談に来る人は、本当に窮地に立った人が相談に来ます。相談対応についてはスピード感を持って対応をお願いします。  また、口座に給付金が入ったと案内のある人、口座に給付金が入ったか分からない人もいます。振込の連絡案内についてお聞きします。なお、市民の皆さんは、コロナウイルス感染症対策で生活が困窮しています。一日も早い給付金の支給の対応をお願いします。京田企画政策部長にお聞きします。  次に、小学校の新型コロナウイルス感染症対策について、4点お聞きします。  1点目は、3密対策についてです。  本市も5月18日から29日の間、分散登校を実施し、6月1日より学校を全面再開し、通常の授業が実施されました。  新型コロナウイルス感染症対策で、まず通学、スクールバス、授業、昼食時の3密対策についてお聞きします。特に、校舎の入り口での生徒の体温確認で、体温の高い生徒についての対応はどうなのか。また、楽しいはずのお昼のひととき、感染のリスクの高い給食についての対策で、特に簡素な献立にならないよう、栄養のバランスにも気を配り、夏場の食中毒の配慮も必要であります。  授業については、リスク3段階授業での制約の中、本市では感染状況を基にレベル1の制約授業だと聞いておりますが、また体育の授業では、熱中症、呼吸難リスクの対応で体育のマスク着用は不要ですが、夏場に向けた授業についてはどうなのか。  2点目は、長期間休校による児童生徒のケアです。  新型コロナウイルス感染症による長期間の休校で児童生徒の心が不安定になり、学校再開をきっかけに、自殺、不登校が増える懸念が出ます。また、新しいクラスになじめるか、人間関係への不安、誰もが経験したことのない長期間休校で、子どもたちはストレスや感染の不安を抱えて学校に来ます。教職員は、児童生徒に向き合うために、一人一人に寄り添った心のケアやコミュニケーションが必要であります。  3点目は、熱中症対策についてです。  学校では、真夏も授業予定です。学校生活において特に重要だと感じるのは、暑さを避ける、適時マスクを外す、小まめに水分補給をするの3項目であります。  現在、新型コロナウイルス感染予防のためマスクの着用が奨励されている一方で、マスクの着用が原因となり、熱中症で緊急搬送される人もいます。教育現場における熱中症対策の指針となるガイドラインは、恐らく国から提示されるのではないかと考えられるが、現状はまだ具体的な指針は示されていない感じがします。  そのため市として、熱中症に加え、新型コロナウイルスの感染予防を行い、安全な学校生活を送るために、教職員らは児童生徒に目配りしながら授業を進めていかなければなりません。特に、休校明けの児童生徒は暑さに順応し切れず危険性が増し、特にマスクの着用で児童生徒の表情が分かりにくいです。生徒、教員を含めて、体調管理にも気をつけなければなりません。  4点目は、コロナいじめについてです。  まず、いじめの認知件数、暴力行為の発生件数、不登校件数が富山県でも増加傾向にあります。本市におけるいじめの対策ですが、全ての学校で学校いじめ防止基本方針を定めておりますが、新型コロナウイルスの感染により新たないじめが加わり、特にコロナ感染恐怖偏見の差別のいじめ、せきをしている子をいじめたり、ソーシャルディスタンスと称して仲間外れにするコロナいじめなど、平時とは異なる状況で子どもにストレスがかかる中、コロナを理由にいじめが行われる状況である。  また、マスクをしてこなかったり、せきや登校時に発熱があったりする子どもへの偏見や差別が生じないように、学校が再開されて間もないですが、子どもからのSOSサインへの目配りが今後のコロナいじめの減少につながってくると思います。  以上4点につきまして、大門教育次長にお聞きします。  続いて、新型コロナウイルスの収束後の対策で、教育力の向上について4点お聞きします。  1点目は、休校に伴う学力の遅れです。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休校でできなかった授業時間を補うため、本市では、小中学校の夏休みは8月8日から8月19日までの12日間に縮小すると聞いております。  また、他市町村では、土曜日授業や平日の7限目授業を行うとの検討もされていますが、本市の夏休み短縮や授業時間について、また本市の休校中における児童生徒の自宅学習についてもお伺いします。  授業の遅れ分を取り戻そうと、教師が張り切り焦るほど、教師と子どもたちの距離がどんどん離れます。また、休校の遅れを取り戻すため急ぎ足での授業だと、子どもの負担が増す懸念があります。そこで、削るところは削る、そしてめり張り視点で授業をすれば必ず学習能力は向上します。  ただ、何よりもネックなのは、夏休みや学校行事がなくなることで子どものストレスが増し、しんどい学校生活になり、学習面でなく精神面のケアが必要であると思います。心にゆとりを持たせた学習が教育の向上につながると思います。  続いて、学校行事についてです。  学校と地域を結ぶ絆が大変強く、学校を拠点として児童生徒と地区民の交流が様々な形で進められ、特に学校は地域とともに歩んできました。学校、保護者、地域が三位一体となり、児童生徒の育成を見守ってきています。子どもたちは自ら希望し、活動に参加し、地域の人々と触れ合い、出会うことで成長しています。私は、学校は地域とともにあると思っております。そして、子どもは国の宝だと思っております。  また、コロナウイルス感染拡大防止の影響により、学習の遅れの解消など、学校行事の中止や縮小の検討が進められております。学校行事も教育の一環だと考えると、本市におけるコロナウイルス収束後の学校行事の在り方と、地域行事との連携による行事についてはどのように考えているのか。  続いて、教育サポートの必要性です。  新型コロナウイルス感染症は全国的に減少傾向が続いていますが、休業要請が解かれ人の動きが戻ることで感染の第2波が起これば、再び学校を閉めざるを得なくなる可能性は否定できません。オンライン学習環境の整備や学校再開時の手厚い教育サポートが必要であり、国において、小中生徒向けの教員や学習指導員ら8万5,000人を学校に追加し、再開する学校教育を支援するとお聞きしております。  本市においての教職員の増加についてはどうなのか。また、ある市町村では、感染対策で人不足のため、退職職員が個々の能力に応じ、生徒に放課後指導をしているところもあると聞いております。本市においても何か方策を考えているのか。  続いて、4点目の今後の教育の進め方についてです。  本市において、氷見市の教育基本方針を3つの柱として掲げていますが、学校が臨時休校となり、6月1日より再開しましたが、児童生徒にとって生活環境、学習環境が変化している中での今後の教育方針について。  以上4点につきまして、大門教育次長にお聞きします。  続いて、スポーツの振興についてです。  夏の甲子園大会、国体、全国中学校大会など、あらゆるスポーツ大会が中止という中で、小学6年生や中学3年生には集大成の場であり、児童生徒や関係者の無念は察するものがあります。  そこで、コロナウイルス収束後に、児童生徒が練習成果を発揮する場を設定することはできないだろうか。少子化と多様なニーズに直面し、変革が迫られる部活動を、自治体や地域が今後考えていくことが求められてきています。スポーツ推進を目指すスポーツ少年団、小中高の生徒にとっては、アピールの場を失ったショックと不安は大きいが、生徒たちが積み上げてきた努力と仲間関係との絆を大切にしなければならないと思います。  今後、学校や指導員には生徒への十分なケアとともに、進路選択で不利にならないような対策が必要であります。特に、スポーツが実施できる状態になった段階で各競技の関係者と協議し、最終学年を対象にした部活動の成果発表や大会設定を検討するべきであると思います。  続いて、西の杜学園です。  西の杜学園の進捗について、コロナ対策に伴い、2学期は8月20日から始まりますが、20日から授業ができるのか。  また、速川小学校仮校舎の夏場対策についてです。現在、速川小学校は西の杜学園の仮校舎として児童が学んでいますが、夏場対策の中で、一部の教室にエアコンが設備されていません。教室のエアコン設置の対策はどのようになっているのか、大門教育次長にお聞きしまして、以上で私の質問を終わります。 ○議長(荻野信悟君) 初めに、エネルギー構造高度化実証事業について答弁を求めます。  澤市民部長。  〔市民部長 澤 永貢子君 登壇〕 ◎市民部長(澤永貢子君) エネルギー構造高度化実証事業は、原子力発電所のUPZ圏内にある自治体において、自立分散型社会の構築に資する事業について国が全額国費で支援する事業でございます。  昨年度の実証事業におきましては、事業費9,743万円で、地域資源である太陽光発電とエネルギーマネジメントシステムを活用した電力の需要抑制効果の検証を行ったところでございます。その結果、電力需要の抑制効果は、実証期間中においては最大160キロワット、平均では47キロワットが確認されております。省エネルギーによる一定の経済効果が確認され、これによる年間電気代の削減効果は約150万円と推計をしております。  また、普及啓発事業につきましては、事業者を対象とした勉強会を5回、これには延べ76人の方々に御参加をいただきました。また、企業エネルギーの診断も行っておりまして、こちらについては10の事業所を対象に実施したほか、市民の皆様を対象にしたエネルギーフォーラムを開催し、こちらは143名の方々に御参加をいただいたところでございます。これにより、様々な機会を通して、市民や事業者の皆様に理解を深めていただけたものと感じております。  今後の課題についても御質問をいただきました。課題としては、再生可能エネルギーによる電源が不足していること、また総合的な電力需要の調整には、需要の抑制だけではなく、蓄電池などにより余剰な電力をためるといった需要の創出も含めた実証を行う必要があるということが挙げられます。  これらの実証結果を踏まえ、今年度におきましては、国から1億644万円の事業費の採択を受け、昨年度に構築した公共施設等のエネルギーマネジメントシステムに加え、新たにいきいき元気館に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、電力需要の創出を含めた総合的な電力需要調整の実証を行うこととしております。  また、再生可能エネルギーによる電力融通と地域エネルギービジネスの可能性を検討するため、未利用地、いわゆる遊休地でありますが、こちらを活用した太陽光発電により、電力を使用する公共施設に送電する事業化に向けた可能性調査を実施してまいります。  さらに、魚のあらや木質バイオマスといった本市の地域特性を生かしたバイオマス発電など、太陽光発電以外の再生可能エネルギーについても事業化に向けた可能性調査を行ってまいります。  また、新たなエネルギー分野の取組でありますので、市民や事業者の皆様に理解を深めていただくためには、引き続き、理解促進のための普及啓発活動を広く行う必要があると考えております。  今年度事業のスケジュールにつきましては、太陽光発電の設置につきましては12月末を目途に、6月末から順次各事業について着手をし、来年3月初旬までに検証事業の全てを完成させてまいりたいと考えております。また、その成果を踏まえて、令和3年度の事業計画を作成してまいりたいと考えております。  エネルギーの地産地消を核とした地域経済の循環を目指し、新たなエネルギーサービス事業を展開するための新会社につきましては、官民の参画予定団体による設立準備組織において調整を図るとともに、氷見市環境審議会のエネルギー専門部会にも事業概要の御審議をいただいているところでございます。この新会社につきましては、今年10月の設立を目途に、現在準備を進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。  午前11時53分 休憩         ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 ○副議長(積良岳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  特別定額給付金について答弁を求めます。  京田企画政策部長。  〔企画政策部長 京田武彦君 登壇〕 ◎企画政策部長(京田武彦君) 特別定額給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、家計の支援を目的に全国で実施されたものであります。  氷見市では、5月1日からマイナンバーカードを使用したオンライン申請の受付を開始いたしました。また、各世帯への申請書の発送は5月11日を予定しておりましたことから、それまでの期間は、申請書の様式を市のホームページから印刷し、申請者が世帯員などを記入して郵送する方法、いわゆるダウンロード申請としておりますけれども、それにつきましても5月1日から利用できるようにしております。その後、5月11日には県内他市に先駆けまして各世帯に申請書を発送し、同日、受付も開始いたしました。  申請の状況を申し上げますと、6月10日までにオンライン申請で314世帯、郵便による申請等が1万6,574世帯、合わせまして1万6,888世帯、約96%の世帯の方々から申請をいただいております。  また、5月13日に最初の口座振替を行いまして、6月9日までに1万5,382世帯、金額にいたしまして約41億8,000万円、約90%の給付が完了いたしております。次回は6月18日支払いの予定でございますが、その1,503世帯、約3億2,300万円を含めますと、45億8,700万円となり、約97%の給付が完了することとなります。  次に、御指摘いただきました高齢者の単身世帯などの方々が、この後心配になってまいりますけれども、自治振興委員や民生委員の皆様に御協力をお願いしておりますほか、病院、老人ホーム等の施設にも情報提供などの協力をお願いしておりまして、早期の申請につながるよう努めているところでございます。  今後は引き続き、未申請の方には、市の広報、ホームページ、そして行政チャンネルなどによりまして早めの申請を呼びかけさせていただくほか、未申請である旨をお知らせするはがきを送付いたしまして、申請期限である8月11日までに申請されるよう周知を図ってまいりたいと考えております。このほか、給付金の申請状況を見ながらではありますが、自治振興委員の皆様への協力要請なども検討してまいりたいと考えております。  そして、詐欺等への対応でありますけれども、市内におきましては、昨日まで氷見警察署や市に対して、特別定額給付金に乗じた詐欺に関する通報であるとか御相談はいただいていないのが現状でございます。  これまでも、市民が被害に遭わないよう、特別定額給付金の申請書に同封いたしました説明書、それから広報の6月号、市ホームページで注意喚起をしてまいりましたが、今後も関係機関とも連携をいたしまして、そのような被害に遭わないよう努めてまいりたいと考えております。  また、特別定額給付金の振込の御案内でありますけれども、御指定いただいている口座に振り込まれたことが確認されました後に、申請者である世帯主の方宛てに支給決定通知書を郵送にてお送りしておりまして、お知らせをさせていただいております。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 次に、小中学校の新型コロナウイルス感染症対策について、新型コロナウイルス感染症収束後の対策について及び西の杜学園について答弁を求めます。  大門教育次長。  〔教育次長 大門芳宏君 登壇〕 ◎教育次長(大門芳宏君) まず、小中学校の新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。  本市では、小中義務教育学校の学校再開に当たり、文部科学省の衛生管理マニュアルに基づいて各校での感染防止対策を実施しております。  御質問にありましたスクールバス利用については、過密乗車を避けるため本数を増便して運行し、乗車時のマスク着用、定期的な換気、消毒作業も併せて行っております。また、学校においてでありますが、まず登校前の検温については家庭で実施することとなっておりますが、必要に応じて玄関等で検温することとしております。
     授業実施においては、マニュアルに示されている身体的距離の目安をおおむね満たした座席配置、活動内容の工夫などをどの学校でも行っております。さらに、給食については、手洗い、消毒を徹底し、副菜を1品減らすことで配膳を簡略化して実施しております。  次に、児童生徒の心のケアについては、臨時休校期間中においては各学校の教職員によるメッセージ動画、家庭学習支援動画の作成、配信を行い、長期休校による児童生徒の不安解消に努めました。また、全ての児童生徒が家庭学習を安心して進めることができるように、インターネット環境が十分ではない児童生徒には、学校に配備されているタブレットパソコンの貸出しも行いました。  そして、6月1日からの学校再開に当たっては、児童生徒の心のケアを第一に考え、特に次の3点について取り組んでまいりました。  1つ目は、段階的な学校再開です。5月18日から分散登校を始め、5月29日までの10日間で、児童生徒1人当たり5日間登校することとしました。教職員が受入れ体制を十分整え、児童生徒に寄り添ったきめ細かな指導、支援が進められるよう、午前のみの登校から始めました。  2つ目は、担任等による教育相談の実施です。担任等が児童生徒一人一人と面談を行うことで、不安や悩み、困り事などを聞き取り、解消につなげるようにしています。  3つ目は、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと連携した相談体制の整備です。市内全小中義務教育学校に配置されているスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーに加えまして、市独自に3名のスクールソーシャルワーカーを配置し、児童生徒の心のケアに努めています。  また、御質問にありましたとおり、現在の状況下ではコロナいじめも懸念されるところですが、市内各校ではふだんからいじめ防止対策に取り組んでおり、今後はコロナいじめにも十分注意を払い、学校いじめ防止基本方針に基づいた教職員によるきめ細かな見取りと見守り、道徳教育の推進なども含めたいじめの未然防止に努めてまいります。  熱中症対策についてでございますが、小まめな水分補給、活動内容の工夫もしながら、発生のおそれがある場合には、児童生徒間の距離を取った上でマスクを外すなどの取組を衛生管理マニュアルに従って進めます。  旧速川小学校を除く市内各校の普通教室にはエアコンが設置されており、換気に留意しながらエアコンを活用することで、熱中症対策も同時に進めていきます。また、現在、西の杜学園として使用している旧速川小学校においては、エアコンをリースして設置したいと考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症収束後の教育力の向上についてお答えいたします。  まず、休校に伴う学力の遅れについては、夏季休業を8月8日から8月19日までの12日間に短縮することにより、今年度末までに学習内容を終える見通しで進めております。児童生徒、教職員の負担を考慮し、学習内容を弾力的に扱うなどの工夫を行い、できる限りゆとりを持った教育課程の実施に努めてまいります。なお、休校期間中には、先ほども申し上げましたとおり、家庭学習支援動画の配信に加えましてプリント学習などを行ってきたところでございます。  また、学校行事につきましては、全てを中止するのではなく、新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮した上で、児童生徒の力が発揮できる場を精選し、地域との連携、家庭との連携を大切にした行事の実施に努めてまいります。  次に、教育サポートについてでございますが、現在、各学校では、今までとは違う新しい生活様式にのっとった指導の徹底を図りながら学校教育を進めております。そのため、教職員の業務がこれまでより多くなっていることから、国、県による緊急スクール・サポート・スタッフの配置を受け、氷見市においては、対象となる小学校、義務教育学校前期、合わせて10校全てにサポート・スタッフを配置したところでございます。  また、今後の教育の進め方についてでございますが、新型コロナウイルス感染症については、完全に収束を迎えるとはまだまだ言えない状況ではありますが、3密を避け、衛生管理を徹底するとともに、人的な配置も実施するなど、できる限りの対策を講じながら各学校の創意工夫を生かした教育を進めてまいります。  次に、スポーツ振興に関する対策でございますが、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会連名のスポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドラインでは、新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言を踏まえ、競技特性に応じた競技別ガイドラインの作成を中央競技団体に作成するように要望をしております。  現在のところ、世界野球ソフトボール連盟や日本サッカー協会がガイドラインを作成されたので参考にしておりますが、競技を開始するには、例えば野球のバットやヘルメットなどの道具の共用を避けることや、控えベンチなどでの間隔を2メートル程度空けることなど、これまでに経験しなかった対応が必要となります。  世界中のイベントが中止、延期となり、国内においても、中学生にとっては全国中学校体育大会が、小学生でもそれぞれの全国大会が中止になったことのショックは計り知れないものがあります。  特に、最上級生においては、次の段階に進む気力もうせることもあることから、生命、健康の安全を最優先とし、新たな目標づくりを設定し、力を発揮するステージが必要と考えまして、今年度の第69回市民体育大会は中止とせず、各競技協会において年度内に実施していただくなど、思い出に残るような大会の開催などをお願いしております。  また、氷見市スポーツ少年団でも、市内での各交流大会の可能性を残しつつ、卒団記念事業の実施も考えていると伺っております。  今後開催されるスポーツイベントにつきましては、スポーツにおける新しい生活スタイルの遵守はまだまだ困難ではありますが、夏の高校野球の進め方や、プロ野球、Jリーグ、大相撲など今後順次開催されるプロスポーツ、そして報道にもありますが、高体連の代替大会などを参考に、体育協会、各競技協会、中学校体育連盟などと連携しながら、例えば第16回春の全国中学生ハンドボール選手権大会などの開催につきましても、検討準備を進めてまいりたいと考えております。  最後に、西の杜学園についてお答えいたします。  まず、西の杜学園の工事の進捗状況でありますが、引っ越し作業等の関係から竣工日を8月7日としておりますが、現在、工事の進捗状況は全体の約70%であり、現場の安全面にも配慮しながら、予定どおり工事を進めているところでございます。  次に、旧速川小学校の夏場対策についてお答えいたします。  子どもたちの学校での授業時間を確保するため、夏休みの期間が短くなっております。そのため、夏場での子どもたちの学習環境の整備は最優先に対応すべきだと考えております。仮校舎となっている旧速川小学校には、エアコンが設置されていない普通教室が7教室ありますが、先ほども申し上げましたとおり、今後、エアコンをリースにて設置したいと考えております。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、エネルギー構造高度化実証事業でお聞きいたします。  エネルギーの地産地消により、地域内経済循環率の向上及び自立・分散型エネルギー社会の構築を目指し、エネルギー構造高度化実証と理解促進のための事業の推進を図っていただきたいと思いますが、澤市民部長、どうですか。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 議員の御発言にもありましたとおり、昨年度の事業開始当時から、おっしゃるような目的、そして趣旨の下に事業を進めているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、本市における公共施設の空き地、また遊休地の活用の検討については幾つかあると思いますが、候補地については何か考えて、幾つか候補地はあるのでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 今年度の事業におきましては、市が所有する複数の遊休地において、太陽光発電の設置に係る地理的な適正、そして太陽光パネルの設置可能なスペース、そして電力の送電に係る調査を行うこととしております。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、次の質問に入っていきたいと思います。  先ほどお聞きしました給付金の申請でございますが、大体96%だとお聞きいたしました。あと4%、約800世帯がまだ申請されていないと思います。そこでですが、申請をされていない4%の方ですけれども、これはやっぱり氷見市としては100%に持っていかなければならないと思います。  その4%の内訳についてなんですけども、例えば、今ほどお聞きいたしました身寄りのない、独り暮らしで何も分からない、また送付されてきても全然分からないといった方については、民生委員または自治振興委員等の共有で何かやるとお聞きいたしましたが、私たちは市民に寄り添った形で、一人一人に100%給付金を与えるような環境をつくっていかなければならないと思います。  そして、例えば独り暮らしの方が本当に困っているということは、ちょっと自治体でも分かりません。やっぱり民生委員と共有しながらやっていかなければいけないのですが、その中で、私たちは、一人一人が助け合うという気持ちを持っていきたいなと思っております。  それで、当局におかれましては、そういう民生委員、そして自治振興委員のほうにどのようなお願いをしているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。京田企画政策部長、お願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) まず初めに、これまで給付させていただいた件数とすれば96%余りということでございまして、件数にいたしまして1万6,888世帯、これは対象としております市内全世帯では1万7,563世帯でございますので、差引きしますと、まだ未申請の方は675世帯になろうかと思います。  御心配いただいているとおり、未申請の方がどのような事情、状況でまだされていないかということが懸念されるわけでございまして、まずはこの後、再度の申請を促すためのお知らせはがきの送付も予定をしております。そして、事前に、民生委員あるいは自治振興委員の方々には文書にてお伝えをして、地域内で気がつかれない方、あるいは、また周知について気づかれたら、またお困りの状況があれば、そのような情報提供を市の窓口にもしていただきたいということで、文書にてお願いをしているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) その中で、大変申し訳ないんですけども、申請書の中で、希望をしないと間違って書いてきた人の対応については、どのようになっておるんでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 申請書には、確かに辞退される方についてはチェックをするという欄がございまして、ただ、やはり間違えて記入されるという例も心配はされました。それで、審査をする段階でも、その点については十分留意をするようにということで、初めの段階から担当の者では留意をしております。  実際に今、これまでにいただいている中では、チェックのあった方については、個別に改めて確認のお問合せをさせていただいておりまして、その中で、御意思が確認されて辞退されている方というのは、これまでのところでは3件でございます。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、8月11日が期限だと聞いております。期限は消印有効であると思っておりますが、その期限を過ぎた方については絶対に駄目だということでよろしいんでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 国から示されている期間といたしましては3か月ということで、こちらとすれば8月11日というのを目安にしております。ただ、個別のお一人お一人の方については、何がしかの事情のある場合も想定されますので、そういった方々も御相談の上、本人の不可抗力的な場合もございましょうし、周知が足りていなかったというようなこともあるのかも分かりません。そこはやはり御相談をさせていただいて、また適正に進めていきたいと思っております。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、今、答弁がありました、例えば7月号の「広報ひみ」にとか、それなりのPRをして、漏れなく100%の方が当たるように、努力をよろしくお願いいたします。  それでは、続きまして学校行事の件でございます。  学校行事の中で、児童生徒が一番楽しみにしているのが運動会や修学旅行、地域との触れ合い行事だと思います。聞くところによりますと、中止ということを聞いております。  そこで、何か開催できるような方策はないものでしょうか、大門教育次長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 例えば、運動会とか、そういうものについては、こちらから中止とか、そういうのはありません。なるべく、開催も含めて、各学校で工夫しながら検討できないかということで、各学校でも検討していると思います。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、地域との触れ合いの行事が結構各地域にあると思いますが、この地域の行事についてはどのように考えておりますか。 ○副議長(積良岳君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) こちらのほうも、その行事というのは大変大事な行事だと思っています。地域の方にも相談しながら、また先ほどのマニュアルですか、3密を避けるとか、そういういろいろな工夫をしながら、開催というものを含めまして検討していきたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、続いて西の杜学園、速川小学校の仮校舎の件なんですけども、先ほどはエアコンの設置ということをお聞きいたしましたが、このエアコンについては何台、7台ほどになるのか10台になるのかお聞きしたいのと、予算、そして設置日はいつまでに設置をするのか、この3点についてお聞きしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) まず、台数でございますが、実際、教室に業者の人と入って、現場を見て、今、進めているところでございますので、その台数、また金額、時期については、いましばらく検討していきたいと考えています。時期については、もちろんなるべく早くと考えておりますので、そのように、今いろいろやっている最中でございます。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) そうしますと、エアコン設置については予算がかかるということになりますが、この予算についてはどのように考えておりますか。 ○副議長(積良岳君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 今現在つけていただいております予算の範囲内で検討しております。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) 先ほどから、コロナ対策とかいろいろお聞きいたしました。今後の教育、コロナ感染対策を含め、そして熱中症対策を含めながら、今後の教育方針について、大門教育次長にお聞きしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 先ほどの繰り返しになるかと思いますが、今後の教育の進め方につきましては、新型コロナウイルスの感染症については、今現在、まだまだ収束という時期ではないかと思っております。  繰り返しになりますが、3密を避けまして、衛生管理をまず徹底するということが大事でありまして、その中で人的な配置も実施するなど、できる限りの対策を講じながら、また各学校の創意工夫を生かした教育を進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) それでは、鎌仲教育長に、今後の教育方針について最後にお聞きしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 新型コロナウイルス感染症対策に当たりましては、児童生徒の安全、それから安心を第一に考えておりまして、各種対策を実施してまいりました。  学校再開につきましては、氷見市は2週間の分散登校、そして1週間の半日の全員登校、それを経まして6月8日から給食を開始して、午後からの授業を始めたところでございます。このように段階的に学校再開を行うことで、2か月間にわたる休校を余儀なくされた児童生徒の心と体の様子をしっかりと把握して、学校再開への準備を万端に行うことを目指してまいりました。  今後の教育の進め方ではございますが、氷見市の教育基本方針「ふるさと氷見を愛し 次代を担う人づくり」に掲げる3つの方針を大切にしながら、教育の大きな柱として力強く進めてまいるところでございます。安全で安心な学校で、ふるさとに学び、ふるさとを愛する子どもの育成を目指して、今後も邁進していく所存でございます。 ○副議長(積良岳君) 2番 北 宣市君。 ◆2番(北宣市君) 子どもはコロナ感染対策という、今までかつてない経験をしております。教育の現場において、これからもひとつ、児童生徒の心の支えとなって教育に臨んでいただきたいと思いまして、私の質問を終わります。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。  〔15番 澤田 勇君 登壇(質問席)〕 ◆15番(澤田勇君) 初めに、金沢医科大学氷見市民病院について質問いたします。  1点目としては、新型コロナウイルス感染症と病院の診療体制についてであります。これは市民部長に質問いたします。  家族の中に病人が発生すれば、やはり一番先に、氷見市で唯一の総合病院たる市民病院が頭に浮かびます。市民病院の診療体制の充実を願っているのは当たり前のことであります。しかしながら、最近の市民病院の市民が感じているイメージはどのようなものでありましょうか。公設民営化以来、計画されてきたがんセンター設置の断念があったり、氷見市のPET−CT検診費助成制度の金沢医科大学氷見市民病院の利用がたったの1件であったり、外来患者数やベッド利用率等を考えるとき、病院に対する信頼の揺らぎを感じることもあります。  そこで、昨今、世界中に猛威を振るっている新型ウイルス感染症に対して、金沢医科大学氷見市民病院はどのような診療体制を取っているのでありましょうか。市民部長、お答えください。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) お答えしてまいります。  金沢医科大学氷見市民病院においては、国内で初の感染者が発生したことを受けまして、1月30日に臨時の院内感染対策委員会を開催し、対応マニュアル等の確認をはじめ、その後も随時、委員会を開催して、情報共有をはじめとした対策に取り組んでおります。  これまでの取組としては、2月には発熱外来の設置、3月からは、病院職員に対して就業時の検温と呼吸器症状のチェックとともに、不要不急の外出を自粛要請しております。また、外来診療においては、電話による再診も開始をいたしました。4月からは、入院患者の面会や外泊等を原則禁止とするとともに、院内への出入口を1か所にして、来院者に対する検温と問診を実施し、発熱症状のある患者の動線の区別のほか、外来診療においては、窓口や診療時の飛沫防止板の設置も行っております。5月に入りましてからは、感染入院患者の受入れ増に対応するための病棟の改修も実施しているところでございます。  市といたしましても、3月にHEPAフィルター付パーティション2台、5月には人工呼吸器2台を市民病院に配備するとともに、医療従事者の感染防止のための個人防護具の購入についても発注を終えたところでございます。  また、市民病院の医療従事者に対する宿泊費助成についても予算化をさせていただき、今議会においても、医療従事者の新型コロナウイルス感染症に係る特殊勤務手当、これは危険手当に相当いたしますが、市民病院で実施した感染防止対策の改修に対する助成の経費の予算化もお願いしているところでございます。  今後も、訪れるかもしれないと言われる第2波、第3波の感染の拡大に備え、必要な整備を行うとともに、体制を整え、院内で感染が発生して地域医療に深刻な影響を及ぼすことのないよう、今後も指定管理者と連携をして感染防止対策に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それなりの対策をしておられるということでありますが、そこで、氷見市民病院の存在感を示すといいますか、そういうようなことからも考えて、現在、日本中がいろいろ様々努力しておられる、報道にもあるPCR検査の拡充とか、それから抗体検査等の検査、それなどを氷見市民病院でやれるような体制、第2波、第3波というような、そういう将来のことに備えて、そのような方向性はいかがなものでしょう。そのような方向の整備はいかがでありましょうか。
    ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 議員が今おっしゃいましたPCR検査でありますとか抗体検査につきましては、報道にもありますとおり、できるだけ身近な場所でたくさんの方が受けられる体制が理想ではあります。  ただ、現在のところ、国や県において、検査の体制の構築について検討が進められている段階というふうに承知をしております。そのような中で、身近な場所で、もっと地域の開業医さんからの要請にも速やかに応えられる体制が整えられるよう、私たちからも要望なり、また御協力を差し上げたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 今の件につきまして、報道によりますと、抗体検査等は、東京辺りで普通のクリニックとか、そういうところで行われているということで、今、市民部長が答えられたように、国、県の指示待ちといいますか、そのようなことではなしに、主体的に氷見市民病院、また氷見市から発信して、先ほど申し上げました氷見市民病院の存在感、最近は先ほど申し上げましたように、決して、いい評価というのは、ちょっと疑問に思うところがありますから、そこの辺は積極的に氷見市が発信していくと、そういうことを、むしろほかの地域に広がるような努力をしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 体制が整うよう、多分、日本全国同じ思いだと思っております。発信ということもそうですが、市民の安全・安心、その担保のために必要な対策を講じてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、2点目といたしまして、病院経営について市民部長に質問いたします。  指定管理者制度導入以来、市民病院の赤字決算の年度が多いということで、協定に基づくならば、あり得ないこととは思いますが、負担の見直しを行いました。しかし、午前中も話がありましたように、令和元年度の決算は、7,700万円程度軽減したにもかかわらず1億4,600万円余りの損失ということであります。  本来、経営は金沢医科大学の責任で行うべきことではありますが、あまりにも赤字幅が大きいのではないか。その原因と対策については、午前中も市民部長からの答弁もありましたけれども、その中で、再度の見直しもあり得るということでありましたが、その確認をいたしたいのですが、市民部長、どうでしょう。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 午前中の答弁とも少し重複する部分がございますが、まず経常損失となる年度が複数生じてきている要因として、建設改良費に係る減価償却費等の2分の1を指定管理者負担金として市へ納入いただいております。この負担金が、今の病院の建設、そして高度医療機器の整備などにより、毎年度の負担金が制度導入当時に比べ1億円以上増加していること。また、収益においても、急激な人口減少等で患者数の減少、また国の医療費抑制政策により診療収入が減少傾向にあることなども要因として捉えているところでございます。  それに対して、市民病院では、氷見市の患者の動向、傾向に応じて必要な医療体制を整え、また必要な施設基準の取得等により収益の改善に努めていただいてまいりました。  昨年度に行いました市と指定管理者の負担の見直しは、公設民営化以降、これまでの市民病院を取り巻く環境の変化などを踏まえて実施したものでありまして、国の動向や社会情勢、そういった変化が今後も厳しくなっていく状況を踏まえると、これからも見直しが必要となる可能性もあると考えております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、今の協定は、あってないような格好になってきている、あってないような形になっている、そのようなことでよろしいでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) あってないということではないと思います。協定は協定として、指定管理者も私どもも、それに基づいて病院の運営をしていただいており、市としても財政負担をしているということでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、この協定というものが瓦解しているといいますか、無理があったと言えばいいのか。赤字の年度が非常に多いということは、その協定の中身自身に無理があったということになるのでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 指定管理者制度の導入が平成20年度でございます。それ以降、12年たった中で、社会情勢、そして氷見市を取り巻く状況も大きく変わってまいりました。締結当時の協定が誤りであった、そういった認識は私どもにはございませんし、先ほどからもお伝えをしておりますとおり、様々な変化の中で必要な見直しを行ってきたということでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私はこの協定が誤りだったと、そういう言い方をしているんでなしに、協定の中身自身に無理があったのかというような思いでおります。  今の部長の答弁で、向こうの残余の期間も現在の協定を守ってやっていくと、手直しをすることはやぶさかでないけど、現在の協定をそのままやっていくというような考えなのでしょうか。市民部長、お願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 協定につきましては、現在あるものを基本としつつ、その上で情勢を踏まえて見直しを行うということでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、ここで市長にお尋ねいたしますけれど、私は金沢医科大学氷見市民病院は、多少の見直しで赤字を補填しても、民間企業として赤字体質のままやっていけるのか、やっていくのか、そしてまた、充実した医療体制を整えてやっていけるのかと、そこが非常に疑問に思うんですね。私は、むしろ今の指定管理者制度というものの中身を、思い切った検討を加えなきゃいかんのじゃないかと。ということは、赤字を全額補填してでも、氷見市民の健康、命を守るという、それくらいの決意が要るんじゃないかと、赤字のままで民間団体が経営をしていけるのかと、そこら辺の市長の考えをお尋ねいたします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) この市民病院に導入しております指定管理者制度の利用料金制につきましては、指定管理者の経営努力をまずは最大限生かすことによりまして、より大きな効果をもたらすことができる制度であることから導入したものでありまして、現時点で、指定管理者の協定におきましては市が赤字補填を行うと、そういう考え方はしておりませず、そのような規定も設けていないところでございます。  まずは損失が発生しないようにすることが大切でありまして、そのため、今年度に指定管理者とともに策定する、さらなる公立病院改革プランを実効性の高いものとして経営の安定化に努め、経営の持続性を確保してまいりたいと考えておるところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私は、赤字の続くような医療機関に優秀な給料の高い医者を配置して、そういうことが企業としてやっていけるのかと。やはり安い、若い医師を派遣していくというような考えに立つ。実際、診察に行って私はそう思いますよ。その中身的なことを言うのはやぶさかではありませんけれど、私はそこらのことは、今の市長がおっしゃるのでは、経営努力、じゃ、今、金沢医科大学は経営努力していないのかというところへ行ってしまいます。  私は、金沢医科大学の真意を確かめながら、金沢医科大学がしっかりと氷見市民病院を維持、守っていけるような体制にすべきではないかいうことを再度市長に確認いたします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) この市民病院につきましては、近年赤字が続いているということでございますけれども、その原因として、先ほどから市民部長が答弁をしておりますとおり、導入時と比べまして指定管理者負担金の増加が大きい、あるいは患者数が減っている、あるいは国の医療費抑制の施策の一環であるというふうなことがあるということであります。  そういうことから、指定管理者と一緒にまずは経営努力していく、しかしながら、社会情勢の変化等で、現在の協定でなかなかそういった吸収し切れない部分があるとすれば、そういった部分は、昨年度見直しをしたように一定の見直しは必要になってくる。  まず、基本に置いて考えなければいけないのは、金沢医科大学氷見市民病院は氷見市にとってなくてはならない病院であると、まず第一義にそれを考えて、この市民病院が持続可能な病院としてやっていくにはどうしたらいいか、それを大前提として考えて、今年度はさらなる改革プランを一緒につくっていこうということでございます。  昨年度は協定の見直しも一部行って、そういういろいろな努力を行って、金沢医科大学と氷見市でしっかりと市民病院を守っていく努力を今後とも続けてまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 次に、新文化交流施設について、まず企画政策部長に質問いたします。  基本設計が完了したということで、これから実施設計に入ろうとしたところで新型コロナウイルス感染症が蔓延し、県をまたいでの移動さえも制限されてまいりました。このような環境の中での大型事業計画が進められている、全く驚きであります。  竣工予定がずるずる延びて、今議会では令和4年7月を予定とするとのことでありますが、全体計画の観点から、現在その進捗状況というものをどのように捉えておりますでしょうか。企画政策部長、お願いします。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 新文化交流施設の整備計画につきましての進捗でありますけれども、昨年の12月には基本設計を完了しておりまして、その後、現在までのところ実施設計に取り組んできているところでございます。実施設計の業務そのものについては、9月を完了の予定としているわけでございますが、その後、完了後できるだけ速やかに着工していきたいというふうには考えております。  今、計画期間のことで、おっしゃられましたとおり、当初竣工は令和4年の3月としていたわけでありますけれども、まさに今、こうしたウイルス感染症拡大の影響を考慮いたしますと、やはり工期も再考する必要があるというふうに考えまして、4か月の延長とさせていただきたいところでございます。そして、令和4年7月の竣工を目指すことといたしまして、今回、本議会に継続費の延長をお願いしているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 建設費については、午前中に答弁がございました。その中では、3月当初予算よりも5億8,000万円の増額であると、そして総額47億7,000万円余りとなると。そしてまた、質問者との約束、これ以上の増額はあり得ないという約束をされたような感じではありましたけれど、私もそれには期待申し上げたいと思っております。  そこで、建設費については、そのように総額はこれで大体決まったと、それ以上にならないだろうというようなことでありますけれど、施設の維持管理費、それから施設の維持の方法、それについてはどのような計画になっておるでしょうか。企画政策部長、お願いします。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) この施設の管理方法ということでございますが、今のところ想定といたしましては、指定管理者方式が想定できるというふうには考えてはおりますけれども、これからの本市の文化振興を支える拠点施設でありまして、施設の維持管理ということにとどまらず、やはりその運営の在り方が大切と思っております。ですので、管理運営主体の役割が大変重要となってまいりますので、そのことは慎重に検討したいと考えております。  そのための管理運営費というものも算出をしていかなければいけないのでございますけれども、現在のところ施設の概要がほぼ固まってまいりましたので、そのことを基に全国の類似施設を調査いたしておりまして、本市の施設運営に必要となる人員数でありますとか、あるいは導入する設備の仕様を基にいたしまして、運用計画とともに具体的な所要額を現在算出することとして検討中なわけでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 建設費が決まった、そしてオープンの日も大体決まってきたと。そこで、まだ施設の運営方法、維持管理費用が分からないと。500万円になるのか数千万円になるのかというようなこと、こういうことについては、ヤマ勘で言っておるわけにもいかないでしょうけれど、早急なそこらの算出が必要ではないかと。期限を切るほどの気持ちで、そこらのことを検討すべきではないかと思うんですが、企画政策部長、どうでしょう。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 施設の工事の進捗もそうでありますけれども、併せて同時に、完成後の運用、管理運営についても検討を進めているところでございまして、まだその費用等につきましての、いろいろと想定を踏まえた試算をしている段階でございます。運営母体をどうするかということも、案を練りまして、また議会にもお諮りをさせていただきたいと考えておりますので、まさに工事の進捗と同時進行で進めていかなければいけないということで、今取り組んでいるところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、実施設計の中で、新型コロナ対策というものはどうなっているか。3密対策、そしてソーシャルディスタンス対策、これについてはどのような配慮をなされているでしょう。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 現在の状況が当初から想定されていたわけではもちろんございませんけれども、これは基本的には同様なことでございますが、本施設を設計する段階におきましては、各部屋等の換気設備等は、当然ながら設備を設置することとしておりまして、そうした意味では、換気対応は状況に応じてできるものとしているところでございます。  その上で、ホールでありますとか、その他の部屋等の利用に際しましては、やはり状況に応じた利用人数の制限でありますとか、今おっしゃられたとおり、運用に当たって、密閉、密集、密接といった3密を避けるような、そうした対策を講じての利用を運用していく必要があると考えております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) その中で、800席を確保する、そう言いながらソーシャルディスタンスを確保すると、非常に矛盾したことを解決しなきゃいかんと。いろいろ大変なことだと思うんですが、それは今ここで答弁を求めるわけにはいかないような問題じゃなかろうかと思いますので、そこらの配慮を十分していただきたいと思います。  続いて、企画政策部長にお尋ねしますが、この実施設計の完成といいますか、その中身のことについて、現在、議会にも今の予算の増額についての資料になるものは何もないんですね。口頭でこれだけ増額という話なので、これはちょっと首をかしげざるを得ないところがあるんですけれど、この実施設計の中身について、施設の利用者、市民の皆様に、どのような手段をもって、いろいろ意見を聞いたり、こちらのことを説明したりする、どういう具合にそういう機会を持とうしておられるのか、お聞かせください。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 現在進めております実施設計の業務につきましては、この中で必要な確認申請の業務を含んでおりまして、業務の委託期間につきましては、9月25日までとしているところでございます。  しかしながら、その中で成果として求められていくものは、設計書はもちろんでございますが、図面等も含めまして、そうした基本的なところが出来次第、今後入札に付していくわけでございますが、そうした目に見えるものとしてお示しできるものについては、この後、まさに広報等も通じて、このような施設になるんだということを、ぜひ具体的なところを市民の皆様にもお示しをして、また、今後の利用方法等も皆さんの意識の中で高めていっていただきたいというふうに考えておりますので、またそうした御意見等もいただくような場も設けていきたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、民間棟のことについてですけれど、民間棟の募集については、6月30日が締切日になっているということでありますけれど、これについての応募者、そしてまた、民間棟の計画実行に向けての応募者確保、それについてはどのような見通し、また自信を持っておられますか。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 今おっしゃっていただいたとおり、現状を鑑みまして、この民間事業の導入につきましては、募集期間を4月末としていたところを6月まで延長させていただいております。  その中で、現在は企業活動等もなかなか厳しい状況もございますので、応募が難しいという意見もあれば、また、これまでに何件かの事業者の方からは問合せもいただいているところでございまして、現在のところ、よい提案を待たせていただいている、そういう時期にあるということでございますので、まずはよい提案というものを期待させていただきたいと思っているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 新文化交流施設については、議会からも、初めから、公民連携を基軸とした計画が必須であるということ、これは皆さん、共有して認識しているわけですけれど、その辺の配慮をしながら、考えながら物事を進めていっていただきたいと思います。  そこで、私はここで、市長にちょっとお尋ねいたします。  現在、国難とも言われる新型コロナ感染症騒ぎで、この騒ぎがある程度収まるまで、しばらくこの大型事業計画、新文化交流施設建設事業を凍結したらどうかというような思いを持っていますけれど、市長はそういう選択肢というのは何か頭に持っておられるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) この市民会館につきましては、さきの答弁でも部長がお答えいたしましたが、平成27年1月に休館をして、はや5年と5か月経過しているわけでございます。新文化交流施設の早期開館が多くの市民から強く望まれております。  新型コロナウイルス感染症の収束後には、市民の皆様が日常生活の中で文化芸術に親しみ、心豊かな暮らしを送る上で中核的な役割を担う施設となることから、私は、中断、立ち止まることなく、当初計画から4か月遅れではありますけれども、令和4年7月の竣工を目指して整備を進めてまいりたいと考えております。  今回の新型コロナウイルス感染症拡大により、景気の後退という懸念がされる時期ではありますけれども、こうした時期であるからこそ、自治体が担う役割といたしまして、全てを凍結するのではなくて、率先して公共投資を行うことによりまして、資材や設備の調達でありますとか、人の雇用などの経済刺激効果が生まれ、地元経済にもよい影響をもたらすことにつながるのではないかと、そういうことも考えているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私は、市長の固い決意というのは、これは尊敬に値するとは思いますけれど、ただ、基本設計ができたと、その時点から、がらりと世の中が変わったと言われるほど環境が変わってきていると。その中で、どうしてもやろうと、やっていかないかんというようなことは、関係者を含めて大分認識が変わってきているんじゃないかと、ずれがあるんじゃないかなと私は思うんですよ。  そこで、私はその辺のことを、例えばアンケートなんかを取っても、これはしかるべきことだと思うんですけれど、市長の固い決意をお聞きしました。その辺のことは、また念頭に置いた中での計画を進めていただきたいと思います。  次に、朝日丘地区住宅地の崩落災害について、建設部長にお尋ねいたします。  この案件については、昨年12月議会の私の一般質問の中で取り上げてまいりました。もう一度状況を説明させていただくと、平成30年1月17日午後に朝日丘17−33周辺において起きた大規模な住宅地崩落事件についてであります。  民地内における人工構築物である擁壁の倒壊崩落事故で、行政サイドとして関与することはどのような方法があるか。善意無過失の周辺住民の2次被害の可能性などにおびえる日々を考えると、何とかその不安の解消に努力したいと、市長並びに建設部長の答弁をいただいております。  しかし、それから半年、何の音沙汰もありません。周辺住民へはもちろん、町内会長へも何の連絡もない。関係者の間では、何を言っても駄目なんかなと、行政への不信を募らせている方もおいでになります。いろいろ困難な問題があることは推察できますが、新型コロナ問題等で浮き足立っている市民の生活の安全を守るという観点から、建設部長の前向きな答弁をお願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 釣賀建設部長。 ◎建設部長(釣賀勝行君) 擁壁の倒壊以来、市による大型土のうの設置や住宅所有者によるブルーシートの設置、個人による住宅等の撤去がなされておりますが、擁壁や地盤の状態が安定とは言い難い状況にあることから、周辺住民の皆様がいまだ不安を抱いておられることは認識しております。  さきの12月定例会でも、市長が、周辺住民の安全を守るため、行政としてできることはないのか再度検討してまいりますと答弁しており、これまでも行政としてできることを検討してきておりますが、現段階では難しい状況にあります。  しかしながら、地権者の皆様や周辺住民の皆様の合意の下、当該箇所に公的な意義、利用目的を見いだせるようになれば、何らかの対策ができるのではないかとも考えております。  今後、地域の皆様と協議をさせていただきながら、行政としてできることを探ってまいりますので、議員におかれましても御協力いただきますようお願いいたします。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私は、今の建設部長の答弁、これは前向きにしっかりとやっていきたいというような考え、その中にはいろいろ様々クリアしなきゃいかん問題があるということも認識をいたしました。  そこで、去年の12月議会にも、建設部長、その後、市長からも答弁をいただいて、それも私は誠意ある答弁と認識しておりましたが、市長からも、周辺住民、ともかく半年ほど音信不通と言ったらおかしいけれど、それなりの連絡というか、そういうものが全くなかったわけで、これから地元、特に関係者は複数にわたりますので、地内の町内会長等との打合せを十分してやっていっていただきたいとは思いますので、市長にもそこら辺を、今の建設部長の答弁を含めてお言葉をいただきたいと思います。
    ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今ほど建設部長が答弁をいたしましたが、事の発端は人工構造物である擁壁が倒壊して、人家が倒壊の危機にあるというところから発生しております。その問題は、やはり人工斜面ということで、行政としては、個人の所有物に対する工事ということについては難しいということで、なかなか対応が取れないということで推移をしてきたわけであります。  そんな中、個人の方が危険な住宅を撤去されて他の地へ移転をされた、そんな中で、倒壊した擁壁が斜面に残ったままになっている、そんなことで、その斜面の下部の住宅の方々が大変不安に思っていると、そういうような状況が現況でございまして、そういった状況の変化等もございます。  そんなことから、先ほど建設部長が答弁をいたしましたが、例えば、これまで県のほうで、その後、その地区一帯を急傾斜地崩壊危険区域ということで法的な指定がなされております。そんなことで、市のほうから県と協議をして、全体の県の工事がどういう形になるのかというような調整もこれまで行ってまいりました。  そんな中で、斜面についてはやっぱりなかなか難しいわけであるというような結論でございますので、残っている不安な土砂や、あるいは崩壊した擁壁の対策というようなことについて、公共的意義というものがどういったところにあるのか、そんなところを今内部で検討しているわけでございまして、例えばあの一帯から移転した方の用地の一部を朝日丘小学校への避難路にするとか、そういったような公的意義があれば、市としても何らかの対応ができないか、そんなような検討を行っているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 市長、よろしくお願いいたします。  それでは次に、氷見まちづくり株式会社についてお尋ねいたします。これは企画政策部長の管轄と聞いておりますので、よろしくお願いいたします。  氷見市との第3セクターの氷見まちづくり株式会社が運営するひみ番屋街も、平成24年の開業以来8年目を迎えて、昨年まで120万人余りと言われる客が全国から訪れておられます。今年に入ってから、これから春の行楽シーズンを迎えようとする矢先の新型コロナ騒ぎ、コロナウイルスの蔓延で全国全ての観光交流施設、行楽地の営業自粛を強いられております。  氷見市の観光の顔としてのひみ番屋街、第3セクターとしての氷見まちづくり株式会社、会社の株主として、また今まで歴代3人の副市長を取締役として氷見市が送り込んでまいりました。氷見市も、会社の業績のアップ、ひみ番屋街の繁栄に協力していかねばならないのは当然のことであります。以上のことを念頭に置きながら、以下、何点かを企画政策部長にお尋ねします。  まず、氷見まちづくり株式会社並びにひみ番屋街関係の情報は、議会にとっても市民にとっても乏しいといいますか、あまり今までなかったわけなんですけれど、最近の駐車場等における空き、それからお客さんが非常に少ない、これは何とか皆で協力して、今までの盛況といいますか、それを取り戻さないといけないという具合に感じております。  そこで、この会社の、ひみ番屋街のテナント等の経営の状況等を分かる範囲、そして許される範囲で説明いただければ幸いと思います。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) ひみ番屋街ですけれども、お話しできる範囲ということでありますけれども、テナントの入居状況についてはお伺いしておりますので、その点についてお答えをしたいと思います。  ひみ番屋街では、直営での飲食、農産物直売、土産品の販売、総湯などのほか、現在入居しているテナント店は、飲食店、干物店、鮮魚店、土産物店など23店舗となっているとお聞きしておりまして、現在空きは2店舗あるというふうな状況ではございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 全国から不特定多数のお客さんが来ておられる、そのような中で、このような施設の中でのコロナ対策というようなことは、どのようになっているんでしょうか。企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) ひみ番屋街での感染症対策ということでございますが、各棟の入り口でのアルコール消毒液の設置であるとか、店員の健康管理の強化あるいはマスク着用の徹底、除菌剤による消毒の強化など、常識的に考えられるものは全て行っておられると聞いております。お客様へのマスクの着用とか、あるいは手指消毒などの協力なども随時呼びかけをされておりまして、また、都道府県をまたぐ移動自粛などが言われておりました時期では、ポスター掲示などで注意喚起をしていたということでございます。  そうした中、その後の状況から申し上げますと、4月9日から3つの密を避けるということで、まず足湯が閉鎖をされました。それから、4月16日に緊急事態宣言の対象区域が全都道府県に拡大ということで、20日からは全館臨時休業をされております。それから、5月14日に富山県の緊急事態宣言が解除ということになりましてからは、24日に時間短縮での営業がまず再開をされまして、6月1日からは、足湯を含めまして通常の営業となっております。  総湯について申し上げますと、4月24日から5月15日までが臨時休業、そして今ほど申し上げました6月1日から通常営業となっております。  今般の再開に当たりましては、休業前から行っておりました手指消毒などの感染対策の徹底に加えまして、フードコート内の座席数を半数に減らして間隔を広げる、あるいは飛沫防止用のアクリル板の設置ということをされました。また、レジにおきましても感染防止用の透明シートの設置、それから現金の直接の手渡しはしないというふうなことで対策を取っておられると聞いております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) それでは、もう1点お尋ねいたしますけれど、氷見まちづくり株式会社の商業登記簿謄本を閲覧させていただくと、副市長といいますか、副市長の立場の個人といいますか、前副市長の方がまだ登記簿上の取締役になっておられるということについては、これは何か理由があるのでしょうか。企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) これまで副市長が取締役に就任してきたという経過かと思いますけれども、本市としても、氷見まちづくり株式会社については、出資金といたしましては1億5,000万円を出資した中で、第3セクターとして市の活性化に向けて努力をしてきているというところでございまして、現状で言えば、氷見まちづくり株式会社には確認をしておりますけれども、前の小野副市長につきましては、副市長を退任される時点で取締役の辞任届を会社に提出されておりまして、現在その任にはないということでございます。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) そうですか。ただ、おととい現在といいますか、法務局の登記簿には記載がありますね。ということは、今言われることと行き違いといいますか、どういうことでそういうことになっているのか。非常に大事なことだと思うんですよ。今の部長のでは辞任されておるということですね。ただ、法的な登記簿には前副市長の名前が載っているということなんですよ。そこはどういう具合に理解すれば。お答え願いたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 前副市長の取締役の辞任については、会社のほうに3月末をもって提出されているということは間違いないということで、それは受理をされているので、現状はその任にないということは確認をしております。その後の手続については、会社のほうで適切にされることというふうには考えております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私は、今のことは非常に大事なことだと思うんですよ。というのは、今までの歴代の副市長、これは例えば、ほかの公的立場を退職されて氷見市の副市長に就任していた方と、今のように国家公務員としてまたそこへ復職されたということになると、この3か月くらい兼業というか、書類上、登記簿上、法的にはそういうことになるんじゃないかということ、それで私は今のことを部長にお尋ねしているわけなんですよ。そこの辺のけじめというのは、部長はどういう具合に、先ほどの答えと併せてどういう具合に判断すればよろしいでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 現実といたしましては、そのように対応はされているということでございますので、現職にないということは事実だと、ちょっと繰り返しになりますけれども、そのとおりでございまして、その後の手続上の問題があったのかどうかということになろうかと思いますけれども、それについてはまた会社のほうと確認をしたいとは思っております。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) 私は、これについては真剣に検討というか、早速これは処理しないといかんことだと思います。ということは、今、コンプライアンス、氷見市のコンプライアンスというようなことをいろいろ言われている中で、法的に処理がされていないということになると。実際は辞任届を出して会社は受理した、会社の誰が受理したか。取締役で行っておられるわけですから、誰に出したのかということにもなります。  それから、国家公務員法103条に兼業禁止の規定があります。その辺のことを含めて、氷見市は何のあれはないけれど、個人の立場、氷見市に来ておられた方に影響があるようなことになると、これは人事院のところで確認をすれば分かることでありますけれども、そこら辺のことは氷見市の責任でその処理をすべきだったのは、手落ちと言ったらおかしいけれども、整理していなかったということ、辞任届が出ていたという、そういうことになるのかなとは思いますけれど、そこら辺はよほど検討、それから法務局の登記簿に載っていることですから、そこの修正がそんなに簡単にできるのか、3月末で退任しているんだということを登記簿上で直せるなら直さなきゃいかんことだと私は思いますけど、そこは検討していただきたいと思います。  次に、先ほど申し上げましたように、従来、氷見市の副市長が氷見まちづくり株式会社の取締役として行っておられたわけですけど、今般はまだ篠田副市長はその任務の立場に立っておられないのですけれど、これがどうなるかは市の中で検討されることでありましょうけれど、ただ、氷見まちづくり株式会社が運用しておりますひみ番屋街、これは氷見市にとっての観光の顔でもありますもので、私は、そこへ取締役として行かれるとなれば、経営陣の一角になるわけなので、ただ、そういう立場でない中でのひみ番屋街、それから周辺のいろいろな施設絡みを見られるということと、その中に入って経営陣の中の一員だということになると立場が変わってくると思うんです。  そういう中で、午前中も副市長の抱負なんかを私もいろいろ聞かせていただいたわけですけど、そういうような中で、ひみ番屋街に対しての副市長の第一印象、新鮮な第一印象としては、そこに絞った中でどんな感じを受けられたかということをお尋ねしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) まだ内々で打診をいただいた段階でございまして、正式な承認もまだ受けておりませんし、よって、詳しい経営的な数字とか、そういったものもまだ何にも私は受けておりませんので、正式にお答えする立場ではないんですけれども、今の議員からの御質問に対して軽くお答えしたいと思います。  午前中にも御質問があってお答えしたんですけど、まず氷見市の印象ですね。  改めて申し上げますけれども、こんなにいい場所はございませんと私は思います。JR氷見線に乗って雨晴海岸を過ぎる頃、海が見えてきますと、ちょっと心が沸き立ってくるんですが、突然顔を出す立山連峰を見ますと、初めて見る人は誰もがきっと言葉を失う、それぐらいの景色です。あれを見ると、もうマッキンリーもカナディアン・ロッキーにも行く必要がないんじゃないかというぐらいのすばらしい景色です。たまにしか顔を出さない立山連峰が見られた日の、絶景が見られたときの幸福感たるや、日頃、当たり前の景色としてしか思われておられない地元の方々にとっては、想像もつかない感動が私の中にはまだまだあります。その山が見えたときに、私は山に向かって手を合わせます。この感動を国内外の人たちにどうやって伝えるか、それは一つの私の課題だと思っています。  あと、夏はマグロがおいしいとか鯨が絶品だとか、あるいは氷見の寒ブリは刺身としては最高だとか、お話には伺っていますけども、私はまだ口にしておりませんので、この先が大変楽しみなんですけども。春のイワシを食べただけでも驚きました。今まで世界中でイワシを食べてきましたけれども、どのイワシよりも圧倒的にうまいです。その値段の安さにもまた目を疑いました。また、海の幸だけじゃなくて、お米もタケノコも本当においしい、これは日本最高レベルだと誇っていいと思います。  さらに、人々の情の厚さに加えて、本当に氷見市はすばらしいところで、市民の皆さんにとっては、本当に自信を持っていただきたいなと私は思っています。  それから、お尋ねのもう一つの御質問、ひみ番屋街について。  私は道の駅の大ファンで、全国あちこち訪ねては必ず道の駅をのぞきます。道の駅を眺めますと、そのまちの民度や経済状況や、あるいは人々の暮らしぶりというものがちょっと透けて見えてきます。ひみ番屋街がこのまちの道の駅だとしますと、絶好の立地で認知度抜群、でも今よりもまだまだ伸び代があるのではないかと私は思いました。  それには、例えば氷見市の特徴をもっと出したほうがいいんじゃないかと思いました。例えば、このまちの漁師町らしさですとか、あるいはすぐそこに里山があることですとか、それらをイメージさせるような観光客の期待にも応えられるような情報発信、コンテンツを加えてはどうか。例えば、あふれんばかりの魚の乗っかった漁師のぶっかけ大盛飯ですとか、相手がびっくりするような、そういった料理のメニューがあってもいいんじゃないか。また、大関朝乃山を産んだお母さんの出身地は氷見市でありますので、朝乃山の横綱昇進を祈る市民の気持ちを込めた氷見うどんですとか、あるいは富山県で一番、イノシシが3,000頭も捕獲されるところでございますので、氷見高校生が努力の末に開発した氷見イノシシカレーがあっても話題になるんじゃないか。  つまり、エンターテインメント性というものをもう少し加えていけば、あそこのひみ番屋街はもうワンステージ、行くんじゃないかと私は思います。お客様をエンターテインさせるための細やかな仕掛けといいますか、それが加わると、もう少しにぎわいができて、今全国で3番目なんていうふうにして、どなたかが結構喜々としておっしゃっておられましたけれども、全国トップを狙うところにも行けるんじゃないか。正式に御指名をいただいたならば、そんなお手伝いができたらばと思っております。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) ありがとうございます。  私、もう一つ副市長にお尋ねといいますか、お願いといいますか、申し上げたいと思うんですが、副市長は郡上八幡が御両親の出身とおっしゃっておられると。氷見市も、関市と友好都市関係にありまして、そしてまた、今はどうでしょうかね、関市の市庁舎の最上階は、篠田桃紅、有名な書家の展示場になっておりますね。  郡上八幡というところは、氷見市から言えばそんなに遠いところでもないし、また先般テレビの中で、郡上おどりとかお酒関係のいろいろなブランドのことも放映しておりました。そういうことから言うと、氷見市と岐阜県といいますか、関市、郡上八幡、その周辺を含めて、ますます氷見市とのつながりの促進についてまた貢献もしていただきたい。  最後に、午前中は、氷見市のことの発信をお願いしたいということで、また副市長はそういうような立場でおっしゃっていました。私の質問もそこへ行きたかったんですが、私は逆に、今までの副市長の人的なネットワーク、それから地域とのネットワークを含めて、全国のそういうような情報を氷見市のほうへ今度は提供していただきたいと、氷見市の肥やしになるようなところに、またいろいろやっていただきたいと。それからもう一つは、氷見市のいろいろなことについて、しがらみといいますか、そういう制約に縛られることなく、自由な発想で、また自由な発言で、そういうような活躍といいますか、そういうことをまたお願いしたいと思います。  副市長、もう一度、よろしくお願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 御期待に沿えるように頑張りたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。 ◆15番(澤田勇君) どうもありがとうございます。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。  〔4番 稲積佐門君 登壇(質問席)〕 ◆4番(稲積佐門君) 自民同志会の一員として、市政の抱える課題について、今回は新型コロナウイルス対策が中心となりますけれども、質問させていただきたいと思います。  まず1点目は、マイナンバーカードの普及について質問いたします。  3月定例会の新年度の当初予算にも組み込まれ、全額国費で国が推し進めている国策とも言えるマイナンバーカードの普及についてですが、平成28年から全国で始まった事業ですが、現在の全国のマイナンバーカードの交付率、国、県、市レベルでどれぐらいの数値になっているのかお聞きします。市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 交付率について申し上げます。  令和2年5月1日現在で、総務省が公表しているデータでございます。マイナンバーカードの人口に対する交付率が、全国では16.4%となっております。同じく、富山県においては13.9%、氷見市においては19.4%となっております。  なお、直近の6月1日における氷見市の人口に対する交付率は20.2%となっておりまして、県内市町村でも最も高い交付率となっている状況でございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 現在の交付率は分かりました。  カードの申請をする側としては、何かきっかけがないと申請することを後回しにしてなかなか交付率が上がらないのではないかと考えます。平成28年に制度が開始してからの交付率の推移についてお聞きします。市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 平成28年度以降の各年度末における氷見市の交付率を申し上げてまいります。  平成28年度末においては11.6%、平成29年度では14.2%、平成30年度においては16.7%、令和元年度は19.5%となっております。平成28年度以降、大体2.5%程度の伸びで推移している状況でございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 交付率の推移を聞く限りでは、制度開始直後に関しては注目度も高かったということもあって交付率が伸びているように見えますが、やはり時間がたつにつれて、注目度の低下やその必要性というものが感じられずに伸び悩んでいるのかなと思います。  その中で、マイナンバーカードに対する必要性というものが感じられれば申請者も増えるであろうと考えますが、行政目線や市民目線から見たメリットやデメリットなど、また交付率が伸びない原因についてはどのようにお考えでしょうか。市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、平成30年11月には、内閣府においてマイナンバー制度に関する世論調査を行っております。それによりますと、マイナンバーを取得しない理由として一番高かったのが、取得する必要性が感じられない、また身分証明書になるものがほかにもあるといった、マイナンバーカードによる利便性やメリットがなかなか感じられないといったことが高い理由として挙げられております。  また、個人情報の漏えいに対する不安、そして個人情報が一元化されるのではないかという懸念も感じられる方が多いためと思われますが、調査に見られる理由と同じように、市民におかれても同じようにお感じになっていらっしゃる方が多いのではないかと思っております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そうしましたら、少し視点を広げてみたいのですが、氷見市は、先ほどの答弁の中にもありましたが、全国平均から見ても交付率は高いように見えますが、全国で最も交付率が高い自治体の交付率というのはどれくらいになっているのか、お聞きします。市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) こちらは令和2年5月1日現在の状況でございますが、人口に対する交付枚数率として全国で一番高いのが宮崎県の都城市でありまして、こちらの率は35.5%というふうになっております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 何もしていないのに交付率が高いということはないと考えますが、宮崎県都城市で35.5%、こういったような交付率の高い自治体では、国の推し進める政策のほかに独自の取組、先進事例があればお聞きしたいと思うのですが。これは企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) それでは、交付率が最も高いとされた都城市ということでございますが、都城市の取組について、少し情報のあった部分を御紹介したいと思います。  まずは取得を促進する上において、申請に係る手間などについて補助をするという意味で、例えばタブレットを使用して写真撮影などを市のほうでするとか、あるいは取得を促進するために企業、商業施設へ巡回するというような場合も、そうしたことで手続の簡素化を図るというふうな、まず手間をなるべく軽減するというふうなことで、特に高齢化が、これはいずれも高まっている中では、そうした取組が有効であったのではないかなとも思われます。  そのほかにも幾つか取り組んでおられますが、氷見市でもやっておりますけれども、証明書のコンビニ交付なども取り組んでおられまして、特にこの市は氷見市の約3倍の面積のあるところということで、そういった意味でも、市役所へわざわざ足を運ばなくても、近くのコンビニなどで用が足せるというふうなことで利便性が向上しているということがあろうかと思います。  また、これは少し変わった例かと思いますが、市内の金融機関との連携ということがございまして、マイナンバーカードは写真つきの身分証明書として活用できるということでありますので、そのカードを持っておられる、提示していただける方には、定期預金やローンの金利の優遇があるというふうなことも、連携をして取り組んでおられるということがあったかと思います。  そのほかに、行政としては、様々な利用者カードというものが施設利用等にありますけれども、そうしたものを1枚に集約するというふうなことの取組をされているようであります。こういったことで、ポイントをプラスするとかというふうなことに利用しておられると聞いております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 全国的に見ても、なかなか交付率が伸び悩んでいる自治体が多いと思いますが、このように交付率の高い自治体はいろいろな取組をし、交付率を高くしております。そういった自治体のモチベーションというのはどういったところにあるのか、分かるのであればお答えください。企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) この市の情報を知る中で感じましたことでありますけれども、市の方針として、全ての人がマイナンバーカードを持つ時代がいずれは訪れるであろうというふうな想定に立ちまして、そうしたときになりますと、やはり全国一斉というようなことも想定されて申請が集中すると、そんなことで発行がなかなか進まないということもあるのではないかというふうな考えも持たれたようでありまして、カードは10年、そしてICチップの電子証明書については5年で更新ということも必要になる、そんなことを考慮されまして、市民に対しては、制度が運用されると同時に、早い段階でカード申請を促進するというふうな取組が必要であるというふうなことで、前向きに取り組まれたということがあったのではないかと思っております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 国の政策でもありますので、市民に対してマイナンバーカードの普及を推進していくためには、まず市の職員が率先してマイナンバーカードを取得することが次のステップへつながるのではないかと考えますが、市の職員のマイナンバーカードの交付率について、現状と、また国から公務員に対する交付の目標値や依頼などがあればお聞かせください。総務部長。
    ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 市の職員の側からでございますので、交付というよりは取得という言葉で御説明させていただきますが、市職員のマイナンバーカードの取得についてでありますが、昨年6月に総務省より、地方公務員等のマイナンバーカードの一斉取得の推進についてという依頼文書が発出されております。  このことから、本市におきましても、マイナンバーカードの取得について職員に周知、依頼するなど、カードの一斉取得を推進してまいりました。  常勤の職員でございますが、今年の3月末のマイナンバーカードの取得率は84.2%で、その時点で申請中の職員も含めますと87.9%となっております。  今後も引き続き、職員に協力をお願いしてまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) やはりまずは市の職員が100%に近くなるように、また努めていただきたいと思います。  それでは、いろいろ質問してきましたが、マイナンバーカードの交付率の今年の目標値というものをお聞きします。市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、マイナンバーカードを所管する総務省におきまして、令和4年度中にはほとんどの住民がマイナンバーカードを保有することを目標としており、全国的なカードの交付率を90%以上にまで引き上げることとしております。  この方針に基づきまして、市町村においては、令和元年9月から令和4年度末までを計画期間とするマイナンバーカード交付円滑化計画を策定することとなっております。この中では、総務省が示す目標交付率を参考に定めることとしており、氷見市が定める計画における氷見市の今年度末の目標交付率は47.5%となっております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 現状の交付率からすると、2倍以上の目標値となっております。4年かけてたどり着いたこの交付率、この1年で4年分以上の成果を出すということは、容易なことではないはずだと思います。本気でこの成果を求めるのであれば、それなりの施策に取り組まなければなりませんが、マイナンバーカードの普及を推進するための取組についてお聞きします。企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) マイナンバーカードにつきましては、その取得についてのメリットであるとか、またデメリットも言われますけれども、そうしたことを勘案しながら、積極的に取得していただけるような施策が必要なのだろうと思います。  国のほうでもそのことで今強く進められているわけでありますけれども、1つ、これも国の施策でありますが、マイナンバーカードの普及促進及び消費増税に伴う景気対策の一環ということで、マイナンバーカードを利用したマイナポイントというものの申込みがこれから、今年7月から全国で始まるということでございまして、これにつきましては、マイナンバーカードをお持ちの方は、予約の上、申込みを行うことで、御自身の指定した決済業者において、9月以降、電子マネーのチャージ、スマートフォン決済の際に、その25%、1人最大5,000円分のポイントが付与されるというものではございます。  また、このポイントにつきましては、予約のあった方先着4,000万人──全国の話でありますけども──ということになっております。まだカードをお持ちでない市民の皆様にとっても、その取得のきっかけとなるように、この制度自身も市民の方にも周知をしていく必要があろうかと思っております。  また、そのほか、令和3年の3月からは、医療機関において健康保険証としての利用が可能になるということもございまして、利用の場がそこからかなり大きく増えていくことが見込まれると考えておりますので、そうした情報を積極的に市のほうからも発信をしていって普及率の向上にはつなげていきたいと、そのように考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 国の取組だけでこの目標数値が達成されるのであれば、どの自治体も苦労しないと思います。今ほど紹介ありました事業の内容は、国の取組だとは思いますけれども、市独自の取組を行うことで事業全体の効果が高まると考えますが、先ほどの先進地の事例等々もお聞きしました。また、その中で氷見市に取り入れることが可能なものであったり、今後取り組んでいく予定があるものはどのようなものがあるのか、企画政策部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) 市としての取組方が問われることとは思います。これも、国においてはいろんな計画、想定をしておりますけれども、例えば高齢者サポート、あるいは健康づくりへの利用を想定したモデル事業の実施なども今後出てまいるというふうなところでございまして、そうしたものについても、できる限り、いち早く取り組めるように対応していく必要があろうかと考えております。  また、氷見市において、独自の事業といたしましては1つございまして、図書館の利用者カードとして利用可能となるというサービスを平成30年から行ってはきております。ただ、まだまだ利用者数については伸び悩んでいるというのも確かに事実でございますので、これにつきましても、もう少し周知を進めていく必要があろうかと思います。  まだ明確なところは出せておりませんけれども、今後、市としての取組、独自の事業につきましても、まずは国のモデル事業などの情報をきちんと把握した上で、またそれから先ほど御紹介もさせていただいた他の先進事例なども見極めた上で、本市にとって有効な施策の導入の可能性につきまして検討していきたいというふうに考えておりますので、今後できる限り早急に取り組んでいきたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 全額国費といっても、国費も税金であります。議会に対して提案して可決されたからには、しっかりとその成果に向かって事業を進めていくように努めていただきたいと思います。  次に、新型コロナウイルス感染症関連経済対策事業についてお聞きします。  ここからは新型コロナウイルス感染症対策に関する質問ばかりになりますが、このような状況下の中でも、この氷見市がコロナに打ちかつべく、前向きな答弁を期待して質問に入りたいと思います。  まず、市内飲食店等利用推進事業についてお聞きします。  この事業は、5月の臨時議会の中で提案され可決された事業でありますが、事業内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症収束後に市内飲食店等利用促進キャンペーンを実施し、期間中に飲食店を利用された方に対してひみキトキト商品券をプレゼントするというもので、1万円の領収書につき1,000円分プレゼントされ、その期間が6月から8月末の3か月になっているというものです。  事業内容としては、新型コロナウイルスで落ち込んだ市内の経済を回すためいい取組だと思いますが、このキャンペーンの期間が少し短いのではないかと思います。また、先が見通せない状況で全国では第2波が来ているところもあり、状況が変化した場合の期間の延長について、考えているとは思いますが、産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) キャンペーンの期間につきましては、速やかな利用を促し早期の需要回復を目指すことを目的としていることから、3か月というふうにさせていただいております。期間の延長につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) このキャンペーンの対象施設は、飲食店、旅館、民宿、スナックなどの飲食提供施設となっていますが、お土産屋などでも使えるようにすることで、利用者の利便性が向上することで、さらなるキャンペーンの推進、拡大につながるのではと考えますが、対象施設の拡大の検討についてお聞きします。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) このキャンペーンにつきましては、市民及び市内で働いている方の利用を対象としております。土産物店等の売上げにつきましては、観光客の立ち寄りによる効果が大変大きいものと考えておりますので、観光需要の喚起に取り組んでいくこととさせていただきます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 1つ確認したいなと思うんですが、キャンペーンの対象施設は飲食店ということで、今、氷見市内の飲食店を応援しようということで、ヒミイーツ、デリバリーで注文できるといったようなことがありますけれども、このヒミイーツを利用した際でも領収書を頂ければこの制度を使えるのでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) ヒミイーツの場合ですと、例えば昼食でありますとか、いろんなデリバリーを外へ出すものなんですが、1枚で1万円になるということになりますと、グループでの、例えば家庭での利用でありますとか小さな法事でありますとか、そういうところが想定されると思います。それにつきましても、1枚の領収書が1万円以上であれば対象とさせていただきたいと思っております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) どれだけ効果的な事業に取り組みましても、実際に利用していただかないことには何の意味もありません。  そこで、まだスタートして10日ほどですが、申請された実績、件数というものはあるのかお聞きします。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今日の午前中までの数字でございますけれども、全部で10件で、2万円分が交付というような形になっております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 私は、このキャンペーンを聞いてから、自分の周りであったりとか、あと飲食店関係の方にこういうのがあるよというような話をしてみても、まだこのキャンペーンを知らない方が多く、市民に対する告知やPRがまだ十分ではないように感じてしまいます。また、先ほど質問の中にありましたけれども、ヒミイーツ、私も数日前に使わせていただいたんですが、やはりそういったところからも、もし1万円を超えるような注文があれば、こういう制度がありますよといったようなPRをするのも1つのPRだとも思いますし、開始前のこのキャンペーンのPRはどのように行ったのか、また、今後さらなる周知に向けてどのように取り組んでいくのか、産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) このキャンペーンにつきましては、市内の飲食店等に直接チラシ等をまず郵送して、事業者の方にお知らせしたというところでございます。また、市のホームページ、文字放送等で一般の方に御案内を行っているところでおります。また、商工会議所様でありますとか観光協会様の会員の方へ情報提供を依頼したところでございます。  引き続き、同じような、繰り返し繰り返しとなるかとは思いますけれども、市の広報紙や関係団体などを通じて周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) せっかくの制度ですので、行政のほうからの一方的な広報で終わらせるのではなく、しっかりと市民であったりとか飲食店であったりとか、関係各種団体、皆さんが一緒になってPRするような場をつくっていってほしいと思います。  利用者目線で言えば、お得感が高まることにより利用意欲も向上してくることは間違いないと思います。市内ではほかにも、この状況をみんなで乗り越えようと、氷見青年会議所のメンバーを中心とし実行委員会を立ち上げ、みらいチケット氷見というプロジェクトをクラウドファンディングを活用しスタートさせています。  その内容を簡単に説明しますと、指定したお店で使える食事券3,000円、5,000円、1万円、3万円、5万円を先払いで購入し、プロジェクト締切り後に購入者には1割上乗せした食事券が届き、指定された店舗には支援金が入るという内容になっております。スケジュールで言えば、7月中旬よりチケットが発送され、到着後すぐにでも利用できることになっているので、今回のキャンペーンを併せて利用すれば、利用者からすると2割分もお得になることになります。  このように、みらいチケット氷見など、ほかの取組と併せてPRすることで相乗効果が見込まれるのではないかと思いますが、どのように考えているのか、産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) この7月には、氷見夜のまちなかグル巡りの1回目が予定されていることから、いろんな事業と、今の1,000円キャンペーン等、議員御指摘のとおり、今後は事業効果が高まるよう、市のホームページ等のほか、商工会議所様でありますとか青年会議所様でありますとか、いろんな団体と連携しながらイベント情報を発信して利用を促進してまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) しっかりと事業の効果が出るように進めていっていただきたいと思います。  次に、新型コロナウイルス感染症防止協力金事業費負担金について質問します。  事業概要としては、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、県の休業要請や営業時間の短縮要請に全面的に協力した中小企業や個人事業主に対して協力金を支給するといったものですが、申請受付期間が昨日までということで、申請状況と給付実績についてお聞きします。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 休業要請等及び営業時間の短縮の協力要請に伴う県の協力金の申請及び支給状況についてでございますけれども、6月5日現在の数字しか私のほうでは持っておりませんが、申請書の審査確認済件数で192件、支給金額といたしましては4,025万円となっております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) では、市長の提案理由説明の中でも触れられていますが、今回の県の協力金に加え、市独自の協力金の支給の実績について、現状をお聞きします。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 5月7日以降の県の協力要請に伴う市独自の休業等に係る協力金につきましては、県で支給決定された事業者に申請書をお送りしております。現在40件の申請をいただいており、第1回目の支払いを今月末、6月30日を予定しております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 県の休業要請などの協力金の支給要件から外れた業種の中には、地域によっては非常に重要な役割を担っている業種もあります。例えば、氷見市においては、宿泊業や飲食店等を利用するに当たっては、タクシーや運転代行業者などはなくてはならない業種です。特に、休業要請、営業時間短縮の協力要請対象の施設には、ホテル、旅館や食事提供施設が含まれているため、運転代行業者は休業であったりの要請がなくても、休業、営業時間短縮をせざるを得ないと考えます。  そこで、市独自の支援だからこそ、県の支給要件から外れてしまった、弱っている部分に対する支援ができるのではないかと思いますが、どのように考えているのか、産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 大幅に売上げが減少した事業者に対しましては、国が持続化給付金により、法人には上限200万円、個人の方には上限100万円という形で給付をしておりますので、まずはこの制度を活用していただきたいというふうに考えております。また、新型コロナウイルス感染症特別貸付等の運転資金の確保のための制度融資が用意されているところでございます。  市では、この制度融資の利用の際に発生します保証料でありますとか、3年間の利息につきまして、国、県の補助の対象外となった事業者に対しまして助成をするということとしております。今ほどのお話の中にありました運転代行業の方々につきましては、宿泊、飲食業の回復が運転代行業の売上げ回復に直結するというふうに考えておりますので、多くの方が宿泊、飲食等を利用されるよう、プレミアム宿泊券等の事業を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今回のこの事業に関しましては、県の休業要請などにしっかりと協力した施設、業種に対しての追加での給付金ということで、市独自といいながらも、やはり県に倣ったところがあるのかなと考えます。  その中ででも、もらえるところはもらえるし、もらえないところはもらえないといったような、格差がどんどん広がってしまう懸念がありますし、地域によっては、都会であったりとか県であったりとか、そういったところでは需要が少なくとも、地域によっては需要が高いような業種もあります。  市長に答弁いただきたいのですが、他県では、代行業であったりとかも、そういった支給要件の中に入っているところもあると聞いております。この先、コロナウイルスが収束すればいいですけども、また第2波、第3波が来たときに、しっかりと、弱っている部分に支援をしていただきたい、そのようなお考えがあるのかどうか、市長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員御指摘の運転代行業も、いろんな施設の営業自粛あるいは時間短縮で非常に経営が厳しいということを聞いておりますが、そうした運転代行業のほかにも、他の交通機関でありますタクシーでありますとか、あるいはバス会社、例えば貸切りバス等が全く動かないとかそんなことで、いろいろそういった交通事業者などでも大変経営が厳しいということも聞いているところでございます。  御指摘のそういった交通事業者につきましては、6月1日からの市内飲食店等利用促進キャンペーンによって、飲食の機会を増やして、そういうことでタクシーや運転代行等の利用が増えるというふうに支援をしていきたいというふうに思っておりますし、また、部長の答弁にありましたけれども、7月から始まります氷見夜のまちなかグル巡りのプレミアムチケットについては、タクシーであるとか運転代行業の支払いにもお使いになれますので、そういった形で、今後のコロナの一段落したこういった段階におきまして、いろいろな需要も喚起をしながら交通事業者の支援も行ってまいりたいと思っております。  このほか、現在、国においては第2次補正予算が審議をされておりまして、明日にでも成立する見込みというふうな報道もあるわけでございますけれども、そうした補正予算も注視しながら、こうした経営が厳しい交通機関の支援についても今後検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) それこそオール氷見で、この氷見市を守っていっていただきたい、そこにまた力を注いでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、新型コロナウイルス感染症収束後の観光対策について質問します。  まずは、ひみプレミアム付き宿泊券発行事業についてお聞きします。  1万5,000円の宿泊券を1万円で購入できるといった、すごく付加価値のついた内容で、観光協会が実施する事業へ支援となっていますが、この事業を実施する目的はどのようになっているのか、お聞きします。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 新型コロナウイルス感染症拡大により、本年3月から5月までの3か月間でございますが、この3か月間で、前年同期比で約8割の宿泊客が減少しております。本市の宿泊業を中心とする観光産業の事業活動を持続させるとともに、収束後の早期回復を目指すため、観光協会が実施するひみプレミアム付き宿泊券、まだ仮称ではございますけれども、発行するためのこの事業に対して支援をしていくというものでございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 宿泊券ということで、宿泊する施設でしか使うことのできないひみプレミアム付き宿泊券なんですけれども、そうしますと宿泊業者だけにお金が回ってしまうんじゃないかというようなことも思ってしまいます。その中で、この宿泊券と併せて、例えばですけど、ひみキトキト商品券など市内で使える商品券をつけることで、宿泊された方が商店街であったりひみ番屋街など、町なかを訪れるきっかけとなり、結果として、宿泊事業者だけでなく飲食店や物販事業者などへの波及効果が見込めるのではないかと思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 特に大きな打撃を受けている宿泊事業者への支援を行うものであり、宿泊業は裾野の広い産業でありますことから、宿で使用している食材を生産する農林水産業でありますとか土産等の物販をはじめ、宿泊客の利用する交通機関、またその滞在時間を延長する、次の日のお昼とか、そういう延長に伴う飲食業等への波及効果を期待してこの事業を行うものでございます。  市内飲食店等を対象とした支援につきましては、市民または市内就業者が1回につき1万円の利用で1,000円のひみキトキト商品券を進呈する市内飲食店等利用キャンペーンや、クラウドファンディング等を活用したみらいチケット氷見等への支援という形で実施をしているという形でございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) この宿泊券を機会にこうやってまた氷見市に泊まりに来てくれる、氷見市に来てくれる方が、しっかりと氷見の町なかを回る、それを誘導するような施策も考えていかなければならないのではないかと思いますので、今後の検討課題としてまたしっかりと考えていただければと思います。  今回の宿泊券の発行予定枚数は2万枚となっておりますが、これだけ付加価値がついているので、このコロナの状況であっても、あっという間に完売してしまうのではなかろうかと考えますが、発行枚数をさらに増やすといったようなお考えはあるのでしょうか。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 令和元年1年間、昨年でございますけれども、本市の宿泊者の総数が18万8,900人ということでございます。今回2万人ということでございますので、これの1割以上の宿泊客を対象とした大規模な支援であります。また、国や県においても展開されております様々な施策と併せて実施することにより、2万枚という数字で本市の観光需要の喚起につながるものと考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。
    ◆4番(稲積佐門君) ちなみにお聞きしますが、今回氷見市で取り組むこのような事業、ひみプレミアム付き宿泊券と同様の事業を県内ではほかに取り組んでいるところはあるのでしょうか。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) まず、富山県のほうでは、6月18日から地元で泊まろう!県民割引キャンペーンというものを始めるということになっております。そのほか、砺波市では8月1日から、上市町は県と同じ6月18日から同様の事業を開始すると伺っております。  また、この対象の、先ほど氷見市の場合ですと2万という数字を挙げておりましたが、対象宿泊件数につきましては、県のほうでは1万件、砺波市が4,000件というふうに伺っております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今の数字を聞きますと、県の取組であったり砺波市での取組であったりとか、それよりも数が大きいということで、ほかの市よりも頑張っているなというところが見えるので、また引き続き頑張っていただきたいと思います。  この使用期間が11月末までとなっていますが、購入者目線で考えた場合に、使用期限がもう少し長くても、例えば12月末であったりとか年度末まで、そういったふうにも思いますが、この使用期間の延長というものについてはどのようにお考えでしょうか。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 使用期間を11月末までとすることにより、速やかな利用を促すということを目的としております。また、そのことによりまして、早期の観光需要の回復を目指すものであり、御理解いただきますようお願いいたします。  ただし、新型コロナウイルス感染症が、あってはならないことなんですが、再び拡大するような状況になった場合は、使用の開始時期も含めまして、使用期間について再考してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) あと、これの販売期間と使用期間を同じにしているというところが少し気になります。販売期間と使用期間を同じにしているということは、最終日に買った人は最終日に使わなければならないといったようなことになると思うんですけれども、販売期間と使用期間を同じにしているというところの理由についてお聞かせください。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) この宿泊券でございますけれども、観光協会等の窓口で購入することができるということになっております。今は11月末まで使用できるということでございますけれども、例えば、当日、氷見市のほうへ来られて、氷見市に泊まっていこうかなと、そういう方が観光協会の窓口でそのまま買って宿を予約して使うということも考えられますことから、最終の11月というのは販売期間と使用期間を同じという形としております。11月30日に泊まりますので、12月1日の朝までは有効ということになります。  また、8月1日から販売を開始するということとしておりますが、これは少しでも販売できる日が早くなるように、観光協会と協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) これを機に、たくさんの人がまた氷見市に泊まりに来てくれる、人が戻ってきてくれることを期待しております。  次に、宿泊・交通事業者への事業継続支援分について、なぜこの事業をしなければならないのか、ちょっと目的が分かりにくいので、その目的について再度説明していただきたいと思います。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 氷見市観光協会の会費として、宿泊業・交通事業者が一般会費に加えまして納入する業態別負担金という会費がございます。その相当分を補助することによりまして、市内の宿泊業・交通事業者等の負担を軽減して、事業の継続を支援することを目的として実施するものでございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 観光協会の会員の中でも、会員はたくさんおられるとは思いますが、宿泊・交通事業者が業態別負担金というものを会費とは別に納入している、その相当分を補助するということで、それは理解しますが、相当分全額を直接観光協会へ補助する形というものもあったのではないかなと思いますけれども、なぜこのような手法を取ったのか、その理由をお聞かせください。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 本市の観光振興施策の推進の中核となっております一般社団法人氷見市観光協会につきましては、多くの会員からの会費によって運営されているところでございます。中でも、今ほども申し上げましたが、宿泊業・交通事業者は、通常会費に加えて業態別負担金、施設の規模に応じてでございますけれども、納入しておられるところでございます。  宿泊業等は売上げが大きく減少しておりますことから、特に支援が必要な、今ほど申し上げました宿泊業・交通事業者を対象としているものでありますので、観光協会への補助という意味合いのものではないことから、事業者に対して補助をするというふうにしております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今の話を聞きますと、業態別負担金を支払っていない業者には支援はしておらず、ちゃんと支払いしたところに対してだけ、後から支援金という形で補助しているということでよろしいでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) そのとおりでございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そうしましたら、続きまして、市内イベントについてお聞きします。  新型コロナウイルスの影響により多くのイベントが中止になっていますが、今後の方針はどのように考えておられるのでしょうか。また、収束後に新規イベントを開催する予定、そういった事業計画はあるのでしょうか。産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで多くのイベントや伝統の祭りが中止や規模縮小などを余儀なくされておりまして、大変残念に思っております。観光分野のイベントにつきましては、関係各位との協議が必要でありますが、感染拡大の防止による市民の安全・安心をまず最優先にして開催するということが必要になってくるかと思います。これを最優先にしながら、まずは今予定されているものについて、実施を前提に準備を進めていくという方針としております。  また、新規のイベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症、今、落ち着いてはおりますけど収束したというわけではございませんので、これを見据えながら今後検討してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) ごんごん祭りであったり、祇園祭りであったり、ひみまつりも中止となっております。やはり新型コロナウイルスの影響で、このまちがどんどんにぎわいがなくなってきている、そのように感じますけれども、その中でもしっかりと新型コロナウイルス対策を取りながら、氷見市が盛り上がるようなイベントを、行政としてまたしっかりと計画していっていただきたいと思います。  次に、観光施設におけるコロナ対策についてお聞きします。  市内の事業者においては、新型コロナウイルス対策のための物品、今マスクとかアルコールは手に入るそうですが、体温を測る検温計などが品薄のためなかなか購入できない状況にあるという声が多く聞こえてきますが、市のほうで、各事業者の購入希望数を取りまとめて一括購入するなどの手法は考えられないのでしょうか。産業振興部長。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 多くの皆様が来訪される観光施設に限らず、新型コロナウイルス感染症の拡大の防止が最優先でございますので、そのための投資は当然必要不可欠なものと考えております。  このような状況の中、氷見市観光協会では宿泊施設感染予防基本方針というものを定め、会員であります宿泊施設が一丸となって対策に取り組んでおります。本市の宿泊施設が安心・安全な宿であることを市内外に発信し、集客に努めているというところでございます。  各施設が感染予防について様々な対策を講じている中で、必要な物品、今ほどの検温計でありますとか、そういうものがなかなか手に入らない状況を改善するために、市がどのような役割を担うことができるかを検討するとともに、いろいろな情報収集に努め、観光協会等を通じまして各事業者へ情報提供できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。一括購入が必ずいいかどうかというのは、ちょっといろんな情報を集めないと、はっきり言えないのかなと思っております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 新型コロナ対策につきましては、宿泊業の方々からもそういった声が聞こえてきております。その中で、行政ができないのであれば、観光協会のほうでしっかりとそういったことをしてもらうであったりだとか、できることはできる、できないことはできないと、しっかりと明確にし、観光協会に全てお願いするのであれば、またそういった体制をつくっていただければと思っております。またそうやって要望していただければと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、インバウンド対策事業についてお聞きします。  市民が観光客からの新型コロナウイルスへの感染を懸念するこの状況において、今、インバウンド対策事業に取り組むのは、どのような考えがあるのでしょうか。産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今定例会に補正予算案を提案しております本事業、インバウンドの事業でございますけれども、これにつきましては、新型コロナウイルス感染症収束後のインバウンド需要の回復を見据え、多言語誘導案内看板を整備し、町なかの氷見市藤子不二雄Aまんがワールドの周遊機能を強化することにより、国内外からの観光客のまち歩き満足度向上を図ることを目的に実施するものでございます。  本市におきましては、インバウンド誘致等を目的の一つといたしまして、訪日観光コーディネーターを観光交流課に1名配置しております。また、富山県呉西6市の取組といたしまして、呉西6市の紹介でありますけれども、日本文化の発信がテーマの台湾の旅行雑誌、「秋刀魚(さんま)」という雑誌でございますけども、そこに60ページにわたりまして特集記事を掲載するなど、特に台湾をターゲットとした取組を実施しているというところでございます。  インバウンドの回復につきましては、当然にして新型コロナウイルス感染症収束を待たなければならない状況ではありますが、こうした取組を通じまして、本市にまずは関心や興味を持っていただきまして、海外の皆様が本市へ収束後来訪されたときに、楽しみながら市内を周遊できるような環境整備を今から行ってまいりたいというものでございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 外国人観光客の受入れ体制というものは、非常にハードの面であったりとかソフトの面であったりとか、そういった整備も必要ではありますが、外国人観光客を受け入れる際にも、新型コロナウイルス感染症対策の体制をしっかりと整えてから、そういった外国人観光客を受け入れていただきたいと思っております。  その中で、今回の補正では誘導看板の新設が主な内容ですが、例えば、既存の商店街にありますサカナ紳士録モニュメントやハットリくんの橋などの音声機能の多言語化、また氷見市漁業文化交流センター内で取り入れられているARストリームなど、ハード、ソフト両面の側面から見た取組もこれから必要となってくると考えますが、今後の事業展開をどのように考えているのか、産業振興部長にお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 来訪者のまち歩き満足度向上を図るため、町なかの氷見市藤子不二雄Aまんがワールドの周遊機能の強化に取り組んでおりますけれども、当然のことながら、既に設置されておりますモニュメント等のブラッシュアップや既存の観光案内板などの充実も重要なことと認識しております。  本年度においては、新モニュメント等の設置によるまんがロードの延伸でありますとか、町なかの周遊ルートや見どころを案内する小型モビリティー、これの9月からの運行など市内周遊環境の充実を進めることとしております。  今後も、インバウンドに限らず、多くの観光客がまち歩きを楽しめる環境整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 何も新しいものをつくることだけが大切なことでありません。しっかりと古いものをまたブラッシュアップし、またリニューアルし再生していくことが、また一つの観光の大事な策ではなかろうかと思いますので、そういったところもしっかり念頭に置きながら事業を進めていっていただきたいと思います。  最後になりますが、オール氷見でこの新型コロナウイルスに打ちかたなければならない中、この市内で取り組まれている他の支援策などの情報もしっかりと集め、一つ一つをつなげて、この施策の成果が2倍にも3倍にもなるように、行政が中心となって進めていっていただきたいと思います。それに対する市長の思いをお聞きします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 市民の皆様の御協力によりまして、新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着きを見せ始めておりまして、緊急事態宣言の解除によってコロナの時代の新たな日常を取り戻していく段階へと入ってきております。  本市では、これまで国や県の補正予算に迅速に対応するため、市予算に必要額を計上いたしますとともに、市民の皆様や地域経済への影響に対する支援策を積極的に講じてまいったところであります。これまでも、飲食店等が行うデリバリーやテークアウトサービスに要する経費、また氷見産品の売上げ向上のための通信販売事業者に対する送料の助成、また6月1日からの飲食店等利用促進キャンペーンの実施や、みらいチケット氷見への支援などを行ってきたところであります。  今定例会におきましても、氷見市観光協会が実施をする、仮称ひみプレミアム付き宿泊券の発行事業を積極的に支援し、収束後の観光需要の喚起を図るなど、引き続き、地域経済を回復させる支援策等を講じていくこととしております。  また、現在国において審議をしております今年度の第2次補正予算にも注視しながら、新たな対応も検討をしてまいる所存であります。  今後は、社会経済活動を本格的に回復させつつ、また一方で、ウイルス感染拡大を抑え込んでいくという大変困難な作業を、試行錯誤しながらも着実に進めていくことが行政に求められていると考えております。これまで以上に市民の皆様お一人お一人に御協力をいただきますとともに、また、関係団体等とも十分に連携をしながら、まさにオール氷見で本市の社会経済活動の回復に取り組んでまいる所存でございます。 ○副議長(積良岳君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 以上で質問を終わります。         ───────────────────────── ○副議長(積良岳君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(積良岳君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。  明12日の日程は、本日の続議及び上程全案件に対する質疑を行います。  本日はこれをもって延会いたします。  午後 3時34分 延会...