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  1. 氷見市議会 2020-03-04
    令和 2年 3月定例会-03月04日-01号


    取得元: 氷見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-23
    令和 2年 3月定例会-03月04日-01号令和 2年 3月定例会           令和2年            3 月 氷見市議会定例会会議録(第1号)       ─────────────────────────────              令和2年3月4日(水曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第1号)   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期の決定   第3 議案第1号から議案第34号まで、令和2年度氷見市一般会計予算ほか33件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分について      (提案理由の説明、一部即決)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第1号から議案第34号まで、令和2年度氷見市一般会計予算ほか33件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分について      (提案理由の説明、一部即決)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名
      出席議員(17人)     1番  穴 倉 陽 子 君      2番  北   宣 市 君     3番  屋 敷 夕 貴 君      4番  稲 積 佐 門 君     5番  越 田 喜一郎 君      6番  萬 谷 大 作 君     7番  正 保 哲 也 君      8番  竹 岸 秀 晃 君     9番  松 原 博 之 君     10番  上坊寺 勇 人 君    11番  小清水 勝 則 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  澤 田   勇 君     16番  谷 口 貞 夫 君    17番  嶋 田   茂 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    串 田 安 弘   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席したの職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   小 野 裕一朗 君   政策統括監 高 橋 正 明 君    企画政策部長京 田 武 彦 君   総務部長  藤 澤 一 興 君    市民部長  澤   永貢子 君   産業振興部長森 田 博 之 君    建設部長  大 野 一 也 君   防災・危機管理監           会計管理 川 淵 宏 朗 君         宮 下 宗 久 君   財務課長  東 軒 宏 彰 君    会計課長  釜 田 弘 賢 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  大 門 芳 宏 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  新 井 和 浩 君    消防機関   消防長   横 山 修 一 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開会 △開会の宣告 ○議長(荻野信悟君) これより、令和2年3月氷見市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  出席議員は17名で、全員であります。  また、今期定例会における説明員の出席要求に対し、林市長、小野副市長、鎌仲教育長金谷代表監査委員及び関係管理職員の出席があります。 ○議長(荻野信悟君) これより本日の日程に入ります。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(荻野信悟君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、1番 穴倉陽子君及び10番 上坊寺勇人君を指名いたします。         ───────────────────────── △会期の決定 ○議長(荻野信悟君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月17日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶあり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。         ───────────────────────── △議案第1号から議案第34号まで及び報告第1号 ○議長(荻野信悟君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第34号まで、令和2年度氷見市一般会計予算ほか33件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分についてを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(荻野信悟君) 市長から提案理由の説明を求めます。  林市長。  〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) おはようございます。  本日、氷見市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席をいただき、誠にありがとうございます。  今定例会の開催に当たり、提案いたしました令和2年度予算案及びその他の議案につきまして、その概要を述べ、併せて市政運営について所信の一端を申し上げます。  まず、市政運営の状況について申し上げます。  昨年12月以降、中国をはじめ世界各地において、人から人への感染が確認された新型コロナウイルスについては、国内において感染経路が特定できない患者も発生している状況であり、感染拡大の速度や規模を抑えるための徹底した対策が求められております。  こうした状況の中、本市においては、幸いにも感染が発生していないものの、新型コロナウイルスの感染が確認された方が富山県内を観光していたことなどを受けまして、先月22日に「氷見市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置いたしました。  今後の対応については、引き続き市ホームページ行政チャンネルなどで、せきエチケットや手洗いなどの基本的な感染症予防対策の徹底についての啓発や、新型コロナウイルス感染症に関する行政の相談窓口について周知を行うとともに、庁舎入り口及び窓口部署アルコール消毒液を設置し、使用を呼びかけること、イベント会場にはアルコール消毒液を設置し、使用を呼びかけること、感染が確認された都道府県への職員の不急な出張を自粛することなど、徹底した感染拡大防止策を講ずることとしたところであります。  また、国から小中学校休校要請を受けて、保護の仕事の都合により自宅で過ごせない小学校1年生から3年生の下学年の児童や小中学校特別支援学級児童生徒について、学校で受け入れるなどの対応を取りつつも、感染リスクを下げるため、やむを得ず市内小中学校を今月2日から4月5日までの間を休校とすることといたしました。  さらに、今月25日から開催を予定しておりました「第15回春の全国中学生ハンドボール選手権大会」については、こうした諸般の事情を考慮し、主催である日本ハンドボール協会と協議の上、全国から訪れる選手の健康を第一に考え、これまでこの大会の出場を夢見て、各都道府県の厳しい大会を勝ち抜いてこられた選手の気持ちを察しますと断腸の思いではありますけれども、開催中止もやむなきものと判断するに至りました。  一方、新型コロナウイルス感染症により本市事業への影響も懸念されることから、昨日、商工観光課新型コロナウイルス経営相談窓口を設置したところであります。  今後も、新型コロナウイルスに関する情報収集に努め、市民の皆様が不安にならないよう、国、県と連携して、万全の体制で対応してまいりますので、議員各位及び市民の皆様には御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  次に、第2期「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」について申し上げます。  2015年10月に策定した第1期「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、2060年を目標とする長期人口ビジョンの下、地方創生の実現に向けて、人口減少対策少子化対策をはじめとする施策に重点的に取り組み、一定の成果を上げてきました。  しかしながら、若年層の進学・就職等に伴う市外への人口流出に歯止めがかかっておらず、また出生数が引き続き減少傾向にあるなど、人口減少高齢化進行速度はさらに厳しさを増しております。  このことから、人口減少により起こり得る地域社会地域経済の衰退などの重要課題に「切れ目なく」対応し、若者や女性をはじめ多様な世代が生き生きと住み、働き、子育てできる地域づくりに取り組むため、次期総合戦略の策定に本年度当初から取り組んでおり、このたび令和2年度を初年度とする第2期「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」(案)を策定いたしました。  第2期総合戦略は、第1期総合戦略の5年間で取り組んできた施策の検証を踏まえ、基本戦略を「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」の3本柱とすることにより「氷見元気プロジェクト」との整合を図るとともに、新たな視点として、飛躍的に発展している情報通信技術などの未来技術がもたらす将来の社会変化等を見据え、その活用により具体的な課題解決地域活性化に取り組んでいくなど、地方創生の動きをさらに加速させる戦略となっております。  基本戦略Ⅰ「住みたい街」では、若者や女性のふるさと氷見での定着と環流を最重点に、仕事と暮らしを併せて支援し、首都圏等からのUターン促進を図るとともに、氷見を応援していただける関係人口の創出・拡大の取組や、AIや5Gといった未来技術の活用を進めてまいります。  基本戦略Ⅱ「働きたい街」では、エリアマネジメントによるまちなかへの出店やビジネスサポートセンター設置による売上げ拡大生産性向上等を図り、市内での経済活動規模拡大を推進するとともに、氷見ならではの魅力・強みを生かした滞在型観光インバウンド誘致を促進し、観光を軸とした地域の産業強化を図るなど、雇用の創出、消費拡大へとつなげてまいります。  基本戦略Ⅲ「育てたい街」では、県内で最も手厚い子育て支援施策をはじめ、結婚・妊娠・出産・子育てライフステージに応じた切れ目のない、きめ細やかな支援により、安心して子どもを産み育てることができる社会を構築するとともに、子どもたちの健やかな成長を育み、生きる力を育成する保育・学校教育の一層の充実を図り、子育て世代に選ばれるまちづくりを進めてまいります。  人々の絆を大切にし、次代を担う子どもたちをはじめ、市民が誇りと魅力を感じ、活力に満ちあふれる「ふるさと氷見」を創造し、全国の地方創生モデルとなるようなまちづくりを進めるためには、氷見の未来を切り開いていくための根幹となる施策の方向性を共有することにより、行政のみならず、多くの皆様の知恵や力を結集し、様々な主体との協働などを通じて、オール氷見地方創生の取組を推進していく必要があります。  今後とも、初心を忘れず、ふるさと氷見の輝かしい未来に向けて、誠心誠意、市政に取り組んでまいる所存でありますので、議員各位並びに市民の皆様には、何とぞ御協力、御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げます。  次に、副市長の全国公募について申し上げます。  平成30年4月の着任以降、市政運営を支えていただいた小野副市長が本年3月末に退任される予定であることから、新たな副市長を全国公募したところであります。  今回の副市長の公募は、来年度から始まる第2期総合戦略を推進する中で、私の掲げる「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」を目指すというビジョン、そして地方創生において「全国のモデルとなるようなまちづくり」の実現に向けて、私の右腕となっていただける人材を全国から募集をしたものであります。  市民のために働くパブリックマインドと熱意を持ち、これまでの職務経験で培った見識や人脈を活用していただくことで、地方創生に向けた施策を様々な主体と協働し、推進していく人材をぜひとも獲得したいと考えております。  幸い、氷見市の地方創生に貢献したいと、全国から810名の方々から応募があり、今定例会中に次期副市長の選任についてお諮りしたいと考えております。  次に、とやま呉西圏域連携中枢都市圏について申し上げます。  とやま呉西圏域連携中枢都市圏につきましては、平成28年10月に呉西6市による連携中枢都市圏連携協約の締結を行い、都市圏ビジョンを策定し、圏域全体の経済成長住民サービスの向上につながる各事業に取り組んでおります。  この計画期間が令和2年度までとなっていることから、先日、令和3年度から5か年の第2期都市圏ビジョンを策定することに同意したところであります。令和2年度は、現行の都市圏ビジョンを着実に推進するとともに、第2期都市圏ビジョンの策定に向け、6市で協議を重ねてまいります。  さて、最近の我が国経済は、輸出が弱含む中で、製造業を中心に弱さが一段と増した状況が続いているものの、緩やかに回復しており、今後は新型コロナウイルス感染症内外経済に与える影響に十分注意するとともに、通商問題をめぐる動向等海外経済の動向や、金融資本市場の変動の影響にも留意する必要があるとされております。  このような状況の中、国においては、災害からの復旧・復興と安全・安心の確保、経済の下振れリスクを乗り越えようとするものへの重点支援、未来への投資と東京オリンピックパラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上を柱として策定された「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」に基づき、予備費を含めた令和元年度予算、令和元年度補正予算及び令和2年度の臨時・特別の措置を適切に組み合わせることにより、機動的かつ万全の対策を講じ、当面の需要喚起にとどまらず、民需主導の持続的な経済成長の実現につなげていくこととしております。  本市におきましても、こうした国の施策に呼応し、小中学校における児童生徒へのタブレットパソコン1人1台配置に向けた高速大容量のネットワーク環境の整備や市道鞍川霊峰線バイパスの整備など、未来への投資につながる事業や早期完了が待たれる重点事業に前倒しで取り組むため、今定例会に国の補正予算に係る事業として4事業を令和元年度補正予算として提案し、令和2年度予算と併せ、切れ目ない施策事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。  それでは、氷見市の令和2年度予算(案)について申し上げます。  令和2年度予算編成においては、人口減少に伴う税収の減少や公共施設更新等への歳出の増加が避けられないなど、極めて厳しい財政状況が見込まれる中、「人口が減少しても幸せに暮らせるまちづくり」の実現に向けて、多様化する課題への的確かつスピーディーな対応など、本市の地方創生に必要な施策・事業の進捗が図られる予算とすることを目標といたしました。  このことから、行政改革プランに掲げる「協働のまちづくり」や「計画的で効率的な行財政運営」など改革の4つの柱に基づく取組を積極的に進め、事業の必要性効果性の総点検による資源配分重点化を徹底するとともに、特に人口減少により起こり得る地域社会地域経済の衰退などの重要課題に「切れ目なく」対応し、若者や女性をはじめ多様な世代が生き生きと住み、働き、子育てできる地域づくりを推進する「氷見元気プロジェクト」事業へ予算を重点的に配分いたしました。  一般会計予算規模は230億2,000万円であり、前年度と同額で、引き続き積極型予算としており、「令和新時代を拓く氷見元気予算」としております。  また、事業会計では66億8,590万円、特別会計では116億41万円を計上しており、事業会計及び特別会計予算合計額182億8,631万円を加えた全会計の予算総額は413億631万円で、前年度比3.3%の増となるものであります。  具体的には、新文化交流施設の整備について、令和3年度末の竣工を目標とし建設工事に着手するほか、中心市街地を市の発展を牽引する「賑わい・交流・活力」を生み出す場所とするため、ひみ番屋街などから市街地へ足を延ばす新たな移動手段として、魅力ある低速のモビリティーの配置により、本市を訪れる方々の回遊性向上に向けた長期的なまちなか交通システム実証実験を行うとともに、まんがのまちとしてのブランド力向上を図るため、新たにキャラクターモニュメントキャラクターベンチJR氷見駅から中の橋までのエリアで設置し、まんがロードの延伸を進めるなど、「氷見まちなかグランドデザイン」に基づくまちづくりを推進いたします。  また、子育て世帯経済的負担の軽減を図るため、引き続き満1歳以上児の第2子以降の保育料等無償化などの子育て世帯への経済的支援の拡大を継続するほか、北部中学校敷地での新学校給食センター整備海浜植物園における木育ルームの整備や、老朽化が著しい新町保育園において、幼児教育・保育の中心的な役割を担い、多様な保育ニーズに対応するための公立認定こども園と、特別な配慮が必要と思われる児童と保護を支援する機能を有した、いわゆるキッズサポートセンター、仮称ではありますが、こうした施設を併設した複合施設の整備を検討するなど、子育て支援教育環境の充実に重点を置いた人口減少対策を推進いたします。
     さらに、介護・福祉人材確保対策関係人口拡大に向けた取組の推進、高岡市との消防広域化の推進、消防出張所の整備や指定避難所の耐震化などの総合的な防災力の強化、広域観光・インバウンドを視野に入れた滞在型観光の推進、名城大学農学部との連携による新産業創出朝日山公園氷見運動公園野球場改修工事など、合わせて106事業を「氷見元気プロジェクト」事業として、71億4,633万円を重点配分しており、第8次氷見市総合計画が目指す「人 自然 食を未来につなぐ交流都市ひみ」の実現に向け、総合的な事業展開を強力に推進してまいります。  次に、新年度予算案に計上いたしました主な事業について、氷見市総合計画後期基本計画の施策の体系に沿って御説明申し上げます。  第1は、「暮らしづくり~便利で快適な質の高い生活ができるまち~」であります。  初めに、「安全で安心につつまれた生活の確保」であります。  近年、激甚化する自然災害等から市民の生命を守り、また、地域・経済社会に致命的な被害を負わせず、迅速な復旧・復興を可能にする「強靱な地域」を確立するため、国土強靱化基本法に基づき、本市における国土強靱化に関する取組の方向性を示す「氷見市国土強靱化地域計画」を策定いたします。  また、大規模な地震の発生に備え、碁石地区の指定避難所である碁石公民館体育館耐震化を図るとともに、防災ラジオ等不感地帯の解消に努めることにより、確実な情報伝達体制を確立し、災害時における情報伝達誘導等が円滑に行える体制を整えます。  また、市管理河川の改修やしゅんせつなどにより、出水期の浸水被害の防止に努めるとともに、防災重点ため池耐震性調査の実施、漏水や堤体の変形など耐震性の乏しいため池の改修、急傾斜地崩壊防止対策など、緊急性の高い危険箇所について災害防止対策を推進いたします。  次に、「健やかで心安らかな暮らしの充実」であります。  地域での支え合いの仕組みづくりを推進するため、住民の地域福祉活動への参加を促進する取組として、地域住民が主体的に地域課題の解決を目指す相談窓口を設置し、地域福祉の担い手となる地域福祉活動サポーターを養成するとともに、生活必需品の買物や通院時の外出支援など、地域の実情に応じた支え合いの仕組みづくりを推進いたします。  また、ふくし相談サポートセンター相談支援包括化推進員、いわゆるコミュニティ・ソーシャル・ワーカーを配置し、複雑な課題を抱える世帯や社会的孤立に陥る可能性のある世帯を早期に発見し、適切な支援につなげます。  豊かな長寿社会づくりについては、住み慣れた地域で安心して暮らせる長寿社会の実現に向けて、市民ニーズに基づいた適切な介護サービスを提供するため、第8期介護保険事業計画、これは令和3年度から5年度までの計画でありますが、この策定に取り組む予定でございます。  また、障害の自立と社会参加の促進については、障害が住み慣れた地域で様々な相談や一人一人に応じたサービスが利用できるよう、障害相談支援体制を充実させるとともに、必要な福祉サービス基盤整備を推進いたします。  また、重度の心身障害を対象とした医療費助成を65歳未満の精神障害へも10月から拡充し、精神障害経済的負担を軽減いたします。  地域医療の充実につきましては、少子高齢化や急速に進む人口減少、そして全国的にも厳しくなる医療環境などにより、地域医療を取り巻く状況は大きく変化していることから、その中核機能を担う金沢医科大学氷見市民病院の経営が安定し、持続性を確保していくために、市と指定管理の負担の見直しを行い、その内容を管理運営に関する協定に反映して、令和元年度分から指定管理の負担を軽減いたします。  また、これからの医療環境を見据え、より効果的・効率的な病院の運営に向けて、令和3年度以降のさらなる公立病院改革プランの策定に、指定管理である金沢医科大学とともに取り組んでまいります。  安定的な介護・福祉人材の確保と介護サービスの提供を図るため、市内で介護職員として新たに就職される人や、介護職としての知識や経験を生かして再就職を目指す人の就労を支援する「就労支援補助金」制度を新たに設けます。  次に、「利便性の高い生活基盤の整備」であります。  総合的、計画的な土地利用方針等を定め、調和の取れた土地利用を推進するため定めた「都市計画マスタープラン」や「立地適正化計画」に基づき、定住を促進するための住宅団地造成への助成や、長期間未着手となっている都市計画道路見直しを進めるとともに、氷見駅周辺の利便性魅力向上を目的とした氷見駅前道路の拡張や駐車場整備に係る調査設計を実施いたします。  次に、「自然と調和した生活空間の創造」であります。  自然環境生活環境などの幅広い環境問題に対し、地域特性を生かした環境施策を総合的に推進するため、現状と今後の社会情勢の変化を踏まえ、第3次氷見市環境基本計画を策定いたします。  第2は、「人づくり~多様な人材が生き生きとかがやくまち~」であります。  初めに、「学びによる豊かな人生の創造」であります。  「十二町潟オニバス発生地」については、発生地として日本で唯一、国指定天然記念物に指定される一方、自生が確認されていないことから、その詳細な現況を把握するため、水面面積測量生物調査等を実施し、発生地での復元を目指します。  また、新文化交流施設開設に向けた機運を一層高めていくため、引き続き、世界を舞台に活躍され、氷見国際芸術文化交流大使にも就任された澤武紀行氏を総監督に迎え、「ひみ第九」演奏会を開催いたします。  スポーツの振興については、本年開催される東京オリンピックパラリンピック競技大会聖火リレー聖火採火式を実施し、市民のスポーツへの関心を高めるとともに、ハンドボールを基に開発した「ハンぎょボール」の普及や、氷見シーサイドマラソン大会キトキトウオーキングを開催するなど、生涯スポーツを楽しめる環境づくりを推進し、市民のスポーツ実施率の向上を目指します。  第3は、「元気づくり~みんなが集まるにぎやかで活力のあるまち~」であります。  初めに、「氷見の食・ブランドの確立」であります。  地場産食材の活用を促進し、児童生徒が地域の自然、食文化、農業等への関心を深める機会を創出するため、学校給食への食材調整等を行う食材コーディネーターを新たに設置し、学校給食に占める氷見産食材の使用割合を向上させます。  次に、「地域特性を生かした産業の振興」であります。  森林・林業の再生を図るため、地域の森林・林業活性化のため地域の木材利用を促進するほか、首都圏等でひみ里山杉を中心とした地域産材のPRを行うなど、森林関係人口を掘り起こし、地場産木材の普及、活用促進を図ります。  地域経済の振興に向けた取組としては、ビジネスサポートセンターを開設し、既存事業に対する事業の見直しや事業開発、販路拡大などの相談・アドバイス、継業に対するマッチングや創業希望に対する支援・創業後のフォローアップなどを行います。  中心市街地の活性化に向けた取組としては、令和元年度から着任したエリアマネジャーと連携し、自立的、持続的なまちづくりを促進するとともに、観光客や空き店舗への新規出店を誘致するための「まちの賑わいづくり」などを行い、中心市街地エリアの価値を高めます。  次に、「競争力の高い魅力ある観光都市の形成」であります。  農山漁村における地域資源の活用、また農泊等を含めてでありますが、これを図るため、長坂地区において、古民家等歴史的資源を拠点とした滞在型観光事業計画の策定や実施体制確立のためのコンサルティングなど、事業推進主体となる法人設立の支援や体験プログラムづくりの支援を行います。  次に、「多様で活発な交流の促進」であります。  地域や地域の人々と多様に関わる関係人口の拡大を図るため、「ふるさとワーキングホリデー」をはじめ、川崎市や横浜市の中学生を氷見市へ招き、様々な体験メニューや市民との相互交流の機会を提供する「氷見スタディツアー」を実施するとともに、ふるさと納税で氷見市に御寄附頂いた方々や「ふるさとワーキングホリデー」などで氷見市とつながりを持った方々に働きかけ、氷見のファンの輪を全国により一層広げていただく「氷見きときとファンクラブ」、仮称でありますが、これを設立いたします。  第4は、「持続可能な自治体経営の確立~地方分権時代に対応した自立したまち~」であります。  「スリムでわかりやすい行政の実現」については、庁内プロジェクトチームを形成し、Society5.0時代に向けた未来技術の活用の可能性について検討いたします。  また、観光振興事業の重点的かつ効率的な実施と、国内外との交流事業の集約及び拡大促進のため、産業振興部に「観光交流課」を新設するとともに、「商工観光課」を「商工振興課」を改称し、商工業の振興、企業誘致、食文化推進等に加え、新たに関係人口構築推進事業を所掌するなど、組織・機構の見直しを行い、行政運営体制の強化を図ります。  次に、令和元年度3月補正予算案について申し上げます。  補正予算の規模は、一般会計で1億5,124万円の増額、水道事業会計では8,602万円の減額、病院事業会計では4,501万円の増額、国民健康保険など5つの特別会計で1億8,827万円の減額となっております。  一般会計では、国の補正予算に係る道路や公園整備などの4事業を計上したほか、防災重点ため池のハザードマップの作成や事業費の確定による減額など、所要の補正を行うものであります。  また、水道事業会計など7会計について、病院事業における指定管理負担の見直しに伴う政策的医療交付金等の増額や事業費の確定による減額など、所要の補正を行うものであります。  次に、予算以外の案件について申し上げます。  条例関係では、「氷見市森林環境譲与税基金条例の制定について」など14件、条例以外の議案では、「辺地に係る総合整備計画の変更について」など4件を提案し、また、報告に関する案件として、「地方自治法第179条による専決処分」を報告するものであります。  そのうち、議案第31号及び議案第32号については、予定価格が1億5,000万円以上の工事請負契約について議会の議決を求めるものであり、氷見市学校給食センター新築工事の請負契約を12億2,980万円で塩谷建設・ヒヨシ共同企業体と、また氷見市民会館解体工事の請負契約を9,350万円で株式会社干場建設と締結しようとするものであります。今回の施工に当たりましては、来年度末までに事業を完了するなど、早期の契約締結、着工が求められるものであります。  以上、提案いたしました諸案件の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重審議の上、可決並びに承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(荻野信悟君) 次に、ただいま議題となっております案件のうち、議案第31号 氷見市学校給食センター新築工事の請負契約の締結について及び議案第32号 氷見市民会館解体工事の請負契約の締結については、事情十分御了承のことと存じますので、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶあり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、議案第31号及び議案第32号は即決することに決しました。 △採決 ○議長(荻野信悟君) これより採決いたします。  議案第31号及び議案第32号を一括して採決いたします。  議案第31号 氷見市学校給食センター新築工事の請負契約の締結について及び議案第32号 氷見市民会館解体工事の請負契約の締結については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成起立〕 ○議長(荻野信悟君) 起立全員であります。よって、議案第31号及び議案第32号は、いずれも原案のとおり可決されました。 ○議長(荻野信悟君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。明5日及び6日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶあり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、5日及び6日は議案調査のため休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  5日及び6日は議案調査のため、また7日及び8日は休日のため、いずれも本会議を休み、3月9日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。  本日は、これをもって散会いたします。  午前10時42分 散会...