氷見市議会 > 2019-09-10 >
令和 元年 9月定例会−09月10日-03号

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  1. 氷見市議会 2019-09-10
    令和 元年 9月定例会−09月10日-03号


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    令和 元年 9月定例会−09月10日-03号令和 元年 9月定例会          令和元年 9 月 氷見市議会定例会会議録(第3号)       ─────────────────────────────               令和元年9月10日(火曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第3号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第65号まで、令和元年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか15件及び報告第14号から報告第16号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成30年度氷見市一般会計特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件(一般質問、議案質疑、委員会付託)   第2 決算特別委員会の設置の件(委員会付託)         ─────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第65号まで、令和元年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか15件及び報告第14号から報告第16号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成30年度氷見市一般会計特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件(一般質問、議案質疑、委員会付託) 日程第2 決算特別委員会の設置の件(委員会付託)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)     1番  穴 倉 陽 子 君      2番  北   宣 市 君     3番  屋 敷 夕 貴 君      4番  稲 積 佐 門 君     5番  越 田 喜一郎 君      6番  萬 谷 大 作 君     7番  正 保 哲 也 君      8番  竹 岸 秀 晃 君
        9番  松 原 博 之 君     10番  上坊寺 勇 人 君    11番  小清水 勝 則 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  澤 田   勇 君     16番  谷 口 貞 夫 君    17番  嶋 田   茂 君 欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    串 田 安 弘   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   小 野 裕一朗 君   政策統括監 高 橋 正 明 君    企画政策部長京 田 武 彦 君   総務部長  藤 澤 一 興 君    市民部長  澤   永貢子 君   産業振興部長森 田 博 之 君    建設部長  大 野 一 也 君   防災・危機管理監           会計管理者 川 淵 宏 朗 君         宮 下 宗 久 君   財務課長  東 軒 宏 彰 君    会計課長  釜 田 弘 賢 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  大 門 芳 宏 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  新 井 和 浩 君    消防機関   消防長   横 山 修 一 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開議 ○議長(荻野信悟君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第65号まで及び報告第14号から報告第16号まで並びに認定第1号から認定第3号まで ○議長(荻野信悟君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第65号まで、令和元年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか15件及び報告第14号から報告第16号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成30年度氷見市一般会計特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(荻野信悟君) 市政一般に対する質問を継続いたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  4番 稲積佐門君。  〔4番 稲積佐門君 登壇(質問席)〕 ◆4番(稲積佐門君) おはようございます。  9月定例会、自民同志会の一員として質問の機会をいただきましたので、市政全般について質問させていただきます。  それでは、まず、移住・定住についてお聞きします。  私は、先日、自民党富山県連青年局特命委員会の活動で「攻めの東京一極集中是正隊」と題しまして、東京へ移住・定住のPR活動を行ってまいりました。  これは新聞報道もなされておりますけれども、背景といたしまして、令和元年、地方創生が声高に叫ばれる中において、いまだ人、物、お金の東京一極集中の流れがとまらず、人口においては、関東1都6県で日本の人口の3分の1を占める状況となっており、地方への人口呼び戻しが急務と言えます。  富山県においては、移住・定住施策に集中的に取り組んでおり、全国では沖縄県に次いで2番目に移住者が増加し、県外からの移住者が平成30年度に900人を超えております。  北陸新幹線の開業を機に、さらなる移住・定住促進の流れを本県に導いていく必要がある。  目的といたしまして、若者らしく率先して行動する自民党富山県連青年局として、実際に東京の街頭に出て、富山県の魅力や移住・定住促進施策をPRするとともに、特に東京在住の若い人たちに対して、富山県への移住に対する意識調査を行うことを目的としてまいりました。  事業内容といたしましては、東京23区内において、街頭における街頭アンケート調査活動を実施したり、各市においての移住施策等のPRを行ってまいりました。  その今回の活動を通じて、気づいた点も踏まえて質問させていただきます。  まず、この氷見市において移住を促進するに当たり、年間の目標人数を氷見市IJU応援センター経由でのIJターン者数を35人とされていますが、昨年度の成果をお聞かせください。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 平成30年度、昨年度の氷見市IJU応援センター経由でのIJターン者数につきましては、25人となっております。  まだ、目標人数の35人には達していないものでありますけれども、氷見市IJU応援センターが開設されました平成28年11月以降、平成28年度では11名、平成29年度は18名と、年々一定の成果を上げてきているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そうしましたら、今年度の進捗についてはどのようになっておりますか、お聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 今年度に入りましてからは、氷見市IJU応援センターの働きかけによりまして、氷見市に移住された方は、8月末現在では13人となっております。  また、今後の移住に向けまして、10件余りの相談をお受けしているところでございまして、それぞれの氷見での暮らしへの思いに沿えるよう、きめ細やかな支援に努めていきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今のお話は、氷見市IJU応援センター経由でのIJターン者数ではありますが、そもそも氷見市IJU応援センターの経由なしで移住された人数というものは、どのように把握されておりますか。また、そもそも把握することは可能なのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 今おっしゃっていただきましたように、実は氷見市IJU応援センターを経由せずに移住された方につきましては、これまでのところ、特段の統計はとっていないのが現状でございます。  ただ、氷見市に転入した世帯に交付いたしております移住世帯生活応援金事業では、就学に氷見市へ戻る方や会社員の転勤による転入など、御自身の意思とは関係のない、そうした方々を除外しての該当の方の人数把握は可能であるとは思っております。  また、もう一方では、転入してマイホームを取得した際に補助金を交付いたしますマイホーム支援事業におきましても、申請件数を把握いたしておりますので、これらの人数などから氷見市IJU応援センターのかかわった方々を差し引くことで、この氷見市IJU応援センターを介さずに転入された方々のある程度の人数の把握は可能であるとは考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) まず、氷見市IJU応援センター経由であれば、やはりどういった理由で氷見のほうへ移住されてきたかというアンケート等々はとりやすいと思いますけれども、やはりそのセンター経由をしない場合は、どのような理由で転入されてきたか、移住されてきたかということをしっかりと把握することで、効果的な施策が打てると思いますので、そういったところも鑑みて、この後また施策を進めていただきたいと思います。  今回、我々は街頭によるPR活動を行ってまいりましたが、行政として、都市圏においてはどのようなPR活動を行っているのかお聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 移住についてのPRでございますが、不特定多数ではなく、移住に関心のある方々をターゲットとして働きかけていくことがより効果的と考えておりまして、東京ビッグサイトであるとか、あるいは東京国際フォーラムなどで、移住に関心のある方々が多く訪れる大規模な移住フェアがございますけれども、そちらのほうに参加をいたしまして、氷見市での暮らしぶりのPRに努めているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 移住イベントなどに参加し、PRを行っているということですが、どれくらいの方がそういったイベントに訪れているのか、集客状況についてお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 最近の事例で申し上げますと、7月27日、今年の7月でございますが、大阪で開催されましたふるさと回帰支援センターが主催する「いなか暮らしフェア」に参加をしております。  このフェアの状況ですが、220の自治体等が参加をされまして、当日は4,000人を超える来場者があり、そして氷見市のブースには、9組15名の方がお見えでございまして、氷見での移住に関した相談に応じさせていただいたところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今の大阪の回帰センターで行われたというイベントでございますが、4,000人ほど来場者がおられて、9組の方が氷見市のブースに来られたと。これはほかのブースに比べて多いほうであるのか、ほかのところに比べれば少ないのか、そこら辺はどのようになっておりますか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 申しわけありません。今、正確な自治体ごとの来場者数に対する集計はございませんけれども、氷見市といたしましては、応対させていただくためには、もう少しやってもよろしかったのかなと思いますけれども、それでも9組15名の方が関心を持っていただいているということでございますので、そうした効果はあったものと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今後、氷見市が一番人気のブースになるように、また努めていただきたいと思います。  続きまして、街頭でPRをするに当たり、今回、何種類かのパンフレットまとめて街頭で配らせていただきました。  しかしながら、通行人に対してそれだけのものを配るとなると、どうしても荷物になり、なかなか受け取ってもらえないのが現実であります。  また、移住イベントへ参加している人とは違い、あまり移住に関心のない人たちとなれば、なおのこと受け取ってもらえません。  そこで、各パンフの内容ごとにQRコードを作成し、それを印字したチラシを配布し、ホームページ上のパンフレットを閲覧してもらうというのはどうでしょうか。パンフレットのデータ化をすることで、ペーパーレス化にもつながりますし、また常に最新の情報を更新することも可能となり、ゼロからパンフレットを刷り直す必要もなくなります。  その中で、まず市外、県外の方にQRコードを開いてもらうために、何かお得な情報、例えば移住補助金、また教育に関すること、ふるさと納税に関すること、子育て支援や出生支援などの情報を入れ込むことで、閲覧者が増えることにつながると思いますが、検討してみてはどうでしょうか。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 御提案ありがとうございます。  確かに氷見市といたしましては、お伝えしたい情報はさまざま多種ございますけれども、人それぞれ欲しい情報というものは確かに異なるというふうに考えます。  それで、多くのパンフレットを一律に受け取ってもらうことよりも、おっしゃっていただいたように、欲しい情報を御自身で選んでアクセスできるという方法があれば、やはり情報の届け方としてはより有効であろうかと思いますので、御提案のQRコードの活用も含めまして、多くの方に見ていただける。  そして、まさに見ていただいた中に有益な情報がお届けできるように、そうした工夫も重ねて検討していきたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今ほど申し上げておりました街頭でのPRの中で、意外にも氷見ってどこにあるのかであったり、富山県はどのようにして行けばいいのかなどの声が幾つもありました。まだまだ認知度が低いのかと残念にも思いましたが、やはり移住・定住につなげるためには、まず氷見を知ってもらい、氷見に観光に来てもらうことが全ての第一歩だと思います。  移住のPRの際も、もちろん取り組まれているとは思いますが、氷見を周知する取り組みとしてはどのように行っていますか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 氷見市のことを多くの方に知っていただくということは、移住先として選んでいただくためにはやはり重要なことでございます。  市では、昨年から都市部の学生の方々などに、働きながら氷見での暮らしを体験していただくふるさとワーキングホリデーに取り組んでおります。  また、今年は横浜、川崎方面の中学生に氷見を訪れていただき、そして氷見の中学生の方などとも交流をする氷見スタディツアーというものを実施いたしました。
     氷見市に関心を持っていただきまして、いわゆる関係人口というものの創出に取り組んでおりまして、今後もこうした方々の裾野というものを広げてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 他市の取り組みの中には、移住を考えている方を対象に求人情報サイトが設けられ、移住後の月収や必要な資格、勤務条件が確認できるようになっているそうですが、氷見市では同様の取り組みはされているのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 御指摘のような事例では、現在のところはないのでありますが、確かに仕事に関する情報というのは最大の関心事で、そうしたことを事前に知ることができますれば、当事者の方々にとっては、移住への負担感の軽減にもつながると思われます。  また、しかしながら一方では、仕事の情報の取り扱いにつきましては、少なからず手続上の制約でありますとか、事業所との調整など、解決すべき課題もあると考えております。  ついては、このような取り組みを進めている、今ほどおっしゃっていただいたような先進事例も参考にいたしまして、移住を考える方が気軽に氷見市を移住先としていただけるような、そうした仕組みを検討していきたいと考えます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 移住してこられる方々にとっての有益な情報はまたしっかりと出していただけるよう、またぜひ検討していただきたいと思います。  移住相談においては、市以外の機関ともしっかりと連携をし、単に氷見市IJU応援センターに移住者を紹介して終わりとなることのないよう、きめ細かく対応してあげてほしいのですが、どのような対応をされているでしょうかお聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 氷見市IJU応援センターにおきましては、この移住相談に当たりまして、相談される方のニーズに沿ったアドバイス(助言)、そして情報提供を行うために市の機関はもとより、商工会議所や宅建協会、子育て支援機関など、多くの関係機関との連携を図っているところでございます。  また、相談者が安心して移住できるように、数カ月から中には1年を超えるようなおつき合いをさせていただいておりまして、今後も氷見市に移住してよかったと、そのように思っていただけるよう、相談される方に寄り添った対応に努めていきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 氷見市関係機関等と一丸となって、まずは年間のIJターン者数を目標としている35人を達成できるように、しっかりと取り組みを続けていただきたいと思います。  続きまして、新文化交流施設についてお聞きします。  注目度が高い事業であり、ようやく設計者が選定され、いよいよ事業がスタートしていくのかなと期待していると同時に、このまま進めていって大丈夫なのかといった不安があることも事実であります。  まず、設計者が選定されたことで、これから基本設計、実施設計となっていくわけでありますが、今後の進め方、スケジュールの内容についてお聞きします。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 市民の皆様が待ち望んでおられる。そして、若干といいますか、スケジュールに昨年来取り組んできているところでございますけれども、ようやく今おっしゃっていただきましたように、新文化交流施設の設計者につきまして、この8月に有限会社ナスカを選定したところでございまして、まずは基本設計業務委託契約を締結したところでございます。施設の基本的な配置計画などを含めた整備方針につきまして、今検討に入ったところでございます。  この10月からは具体的な設計業務に着手してまいりますけれども、年内にはまず基本設計につきまして完了していきたいと考えております。  まず、その過程におきましては、市民の皆様の意見を設計に反映させていくための市民ワーキングを実施し、施設の多様な使い方であるとか、新たな利用形態の可能性などについての協議も図りながら、取り組んでいきたいと考えております。  そして、その後、来年1月には実施設計に移りまして、夏ごろまでには設計業務を終えまして、その後速やかに建設工事に着手、現在のところ、令和3年度末の竣工を目指しているものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) ハード整備も大事なことではありますが、実際利用していただけなければ、負の遺産となるだけであります。  この新文化交流施設をどのように使っていただくのか、どのような方々に使っていただくかなど、ソフト面の計画についてお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) まさにおっしゃられたとおりで、これからの使われ方がやはり一番大事かと思います。  昨年度、氷見まちなかグランドデザインの中でもあらわされておりましたけれども、新文化交流施設の機能といたしましては、芸術文化それから親子の遊び場、大人の学びの場、そして交流といった4つの機能を備えることとしております。  今後、この機能に沿ってプログラムであるとか、イベントの実施についての検討が必要と考えております。  また、より多くの市民の多様な利用というものを促していくためにも、市民ワーキングなどで、これまでの市民会館では行われなかったような行事なども、新たな活動や使い方についての提案、そして意見をもいただきながら、さまざまな利用に対応した運営について検討していくこととしております。  また、今回選定されました設計者につきましては、全国の文化施設の活用事例についても知見が多くございまして、本市に合った利用方法などの提案も期待しているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 話は前後するかもしれませんが、新文化交流施設については、かねてより公民連携でということを強くうたっていたにもかかわらず、ここに来て市直営でという話に変わり、事業が進められております。  また、公民連携から市直営という話は、議会に対しても説明がなかったかのように思いますが、その理由についてお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 昨年度は、まさに今おっしゃっていただいた公民連携の施設整備と、そして予定地であります旧市民病院跡地を活用して、市民の活力創造のそうした場にしたいということで、いわゆる公共施設と文化ホールを核とした公共施設とあわせて、民間事業の展開を一体的に整備するというふうな考え方のもとに、全体を一体的に整備する、そうした事業者をプロポーザル方式によって公募をしていたところでございます。  もちろん、その中におきましても、民間事業につきましては、民間事業者が独自に用地を活用して施設を整備し、事業展開するというふうな想定ではございました。  前回は、1社から応募がありましたけれども、その提案内容につきましては、審査の結果、採用するには至らないという残念なことになったわけでありますけれども、その結果を受けまして、市民の方々から早期に整備が望まれておりますこの文化交流施設の整備というものをまずは先行させることといたしまして、いわゆる一体的整備としておりました事業の手法でありますとか、もちろん着手時期がやはりずれ込んでおりますので、整備期間なども見直しをしまして、公共施設整備民間事業展開を分けて取り組むこととしたのが今年度でございまして、今年度、年度当初から設計者の選定作業を進めていたところでございます。  そしてまた、管理運営につきましては、公共の施設については、国の補助制度なども活用して整備をしてまいりますけれども、その管理運営についての方法については、指定管理者制度などの活用も有力な選択肢であるというふうに考えられますので、そのような点につきましては、これから管理運営計画を策定する中におきまして、委員会等の設置をし、有識者を含めた各方面の方々からの御意見などもいただきながら、組織計画、事業計画、あるいは収支計画などを含めた管理運営計画を取りまとめていきたいと、そのように考えているものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) すみません。答弁の中に今あったかどうか、ちょっと聞き漏らしたかもしれませんが、議会への説明というものは、不要だった、なかったと思うんですけれども、必要なかったということでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) いえ、もちろんそうしたことではございませんで、必要であったと思っております。  ただ、今回、事業手法については、確かに昨年度の取り組み方とは変わっておりますけれども、昨年、公共施設のことにつきましては、市の国、県の補助制度も活用して取り組むということと、民間事業については、先ほど申し上げました民間提案に基づいての一括募集をするということで、その時点につきましては、昨年度、委員会等でも御説明をさせていただいてきたところでございます。  前回、6月議会でも同様の御質問もいただいていたかと思いますけれども、そういった議会への事前の御説明のことにつきましては、もう少し事前に御説明の機会を持たせていただくべきではあったかなということは申し上げたいと思いますので、まことに申しわけございませんでした。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) それだけ大きな事業でありますから、やはり議会としてもしっかりと注視して、また調べるところは調べて、ともに事業を進めていかなければならない。  その中でやはりそういった説明は、一つ一つ丁寧に行っていただきたいなと思っております。  今のお話の中で、公設民営化、公民連携について、これは諦められたのでしょうか。それとも、まだこれは諦めず、同時進行で進めていかれるのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 公共施設については、いわゆる指定管理の制度も含めて、管理運営については、先ほど申し上げました検討をしていく必要があると考えております。  それと、あわせて事業展開を想定しておりました民間事業の導入につきましては、まさに氷見まちなかグランドデザインでお示ししておりましたように、市民のにぎわいを生む施設として、また公共施設と相乗効果を発揮する、そうした事業の導入は必要であると考えておりますので、今後引き続き、民間事業者の動向などについても幅広く情報収集しながら、民間事業導入につきましては、検討を続けてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そうしましたら、市直営となることで、当初から計画されていた財源や市の負担はどのようになっていくのでしょうか。  やはり、こちらのイメージといいますと、やはり市の負担が増えるのではなかろうかという懸念がありますが、いかがでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 昨年度、想定をいたしておりました事業形態におきましても、民間事業の展開に直接必要となる施設整備費用につきましては、民間事業者の負担としておりました。  今回、公共施設整備を先行することとしたわけではございますが、そのことによりましての事業費が増加するということはないものでございます。  また、財源につきましても、これまでどおり、国の社会資本整備総合交付金でありますとか、過疎債等の有利な地方債、また、教育文化振興基金の活用なども考えておりまして、そうしたことで、財源の負担については、これまでどおりしっかりと見てまいりたいと考えております。  また、本年度も、社会資本総合整備交付金につきましては、要望してまいりましたとおり、およそ5億1,000万円の交付決定をいただいたところでございまして、来年度以降の分につきましても、引き続き要望してまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今、東京オリパラや大阪万博など、日本中で公共事業があふれ返り、人も物も不足しております。  この事業の事業費は、現在の材料費、人件費が高騰する中で見積もった事業費となっているのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) この新文化交流施設の工事請負費につきましては、消費税を含め約39億7,000万円を継続費としても予算計上をさせていただいているところでございまして、この額での整備を目指すこととしております。  ただし、やはり昨今の人件費あるいは資材の高騰もあることでございますので、この工事費につきましては、改めて実施設計の段階で精査し、検討していく必要があると考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 既に当初からの計画が遅れているところにある中で、慌てて事を進めると、過剰な支出になるのではないかという懸念があります。潤沢な資金がある市ではないので、世の中の流れを見て、材料費、人件費ともに落ちついたタイミングでの事業見積もりとも比較しながら、事業を進めるのも一つではなかろうかと思います。  また、整備後の運営や全体的な面、長期的な目線においても、焦らずに進めるよう申し添えまして、次の質問に移ります。  続きまして、長時間労働の縮減についてお聞きします。  これまで何度も議会で取り上げられていますが、まず市として、働き方改革は何が大切であると考えておりますか、総務部長。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 働き方改革とは、まず長時間勤務の是正、多様で柔軟な働き方の実現等によりまして、働きやすい職場を実現することであると思っております。  特に残業して長時間働くのではなくて、効率的に働くことにより、勤務の生産性を高めることが必要であると思います。  そのためには、単に残業時間の短縮を目指すのではなく、従来の事務を見直し、無駄を省き、または事務に要する時間を圧縮するということを検討していかなければならないと考えております。  また、働き方改革を考える上では、今申し上げた働きやすさだけではなく、働きがいということも視野に入れるべきであると思います。  そのためには、人材育成ということも不可欠でありますが、職員一人ひとりが組織に働き方を規制されるのではなくして、みずからの裁量で多様な働き方を実現するといった職場づくりも、目指していくべきではないかというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 今答弁にありました内容を踏まえまして、今現在の取り組み状況とその成果についてお聞かせください。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 今申し上げた中で、やっぱり中心となります時間外勤務時間の縮減につきましては、昨年10月から午後10時以降の時間外勤務を原則禁止し、また、時間外勤務の事前申請を徹底するなどの取り組みを行いました結果、平成30年度の時間外勤務時間数は、前年度と比較して17.4%減少いたしました。  それに加えまして、本年4月からは、時間外労働の上限規制が設けられたことに伴いまして、所属長が中心となり、管理職も含めた所属職員の毎月の時間外勤務時間の縮減に向けて、より一層の取り組みを進めております。  また、公務の効率的な運営を推進するとともに、仕事と生活の両立、ワークライフバランスの実現を通じて、職員の勤務意欲の向上を図るため、この7月から新たに時差出勤勤務制度を実施しております。  このような取り組みなどによりまして、今年度の7月末までの時間外勤務時間数は、参議院議員の通常選挙の執行に係る時間外勤務を除きまして、合計で8,009時間となり、前年度の同時期と比較いたしまして、2,192時間、率にして21.5%減少いたしました。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 先日、政務活動費を活用しまして、働き方改革に力を入れている大阪府四條畷市を視察してまいりました。  平成29年1月に、当時28歳で現役全国最年少市長が誕生し、その市長の取り組みについても注目されておりました。  働き方改革といえば、当然、今部長が答弁された中にあるような目に見える成果としては、やはり残業時間の短縮になるかと思います。  しかしながら、仕事を持ち帰ることで見た目の残業が減っても、実質何も変わっていないことが多くあります。  そこで、その市においては、専門家による個人へのマインドセット、個人の考え方を変えるというのを取り入れたそうです。  取り組みといたしましては、課長級及び課長代理級を対象にした指導者養成研修や働き方改革のモデル課として、タイプの異なる課を幾つか選出し、半年間のコンサル指導のもと、各課で変える会議といったものは、朝・夜メール、見直し施策といったものを実施しており、最後にはそれぞれの取り組みを共有するための共有会を行っているそうです。  取り組みの全ては、時間の関係で伝えることができませんが、現場の担当職員の方の見解として、大事なポイントは、大切なのはチーム、その課のメンバーでしっかりと話し合うこと。働き方改革のポイントは、チームのコミュニケーション向上と時間管理能力の向上。  働き方改革に特効薬はない。これは継続していくうちに、気づいたら改革できていたという感覚、決して残業の削減など、数値目標の達成のみにこだわり過ぎではいけない。  最後に、取り組みをすれば終わりではなく、定期的な検証が必要という点でありました。  ちなみに、この課は子ども政策課でありますが、現在もこれまでの取り組みを継続しており、約10事業、新規事業が増えても、残業時間が前年比約15%減を達成しているとのことでした。  こういった先進地の成功事例も取り入れながら、中長期的な取り組みを進めるべきだと思いますが、いかがでしようか。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 議員が視察してこられました大阪府の四條畷市でございますが、今御紹介ありましたように、平成29年に現役最年少の市長として当選されました東市長が先導して、働き方改革に取り組んでおられます。  東市長は就任早々から職員の働き方が住民の生活に直結するというお考えから改革に取り組まれ、全課の残業時間を4減らすなど、一定の成果を出しておられるとのことであります。
     改革の詳細につきましては、私も説明を省略させていただきますが、改革に当たり、「マインドセットから始めないと失敗する」というお考えから「働き方改革がなぜ必要か」という講演会を開かれ、管理職員を対象としたリーダー研修を半年間かけて行うなど、考え方のリセットから始められたようでございます。  四條畷市の働き方改革は、残業時間を減らすということが目的ではなく、職員の働き方を変えて時間を生み出し、市民生活の向上に資するためであるということでありまして、本市においても大いに参考とするべきこともあるのではないかと思っております。  ただ、東市長は人事に関しましても、着任後1週間で部長級を大きく動かす異動を行われ、また2週間後には30代のプロパーの人事課長を抜てき起用するなど、かなり大胆なこともやっておられます。  また、補助金の削減などでも、市民の痛みを伴う改革を、言ってみれば、半ば強引とも思われる手法で行っておられます。  例えば、ちょっとインタビュー記事を見たのでございますが、商工会に対する複数年度にわたる補助金を、成果があまり見えていなかったために、途中ですぱっというふうに切ったら、実は商工会でもてあましていて、切ってくれてよかったと言われたなどというインタビュー記事もございましたが、そのような事案が本市に果たしてどれだけ当てはまるのかという疑問は生じております。  ただし、働き方改革は東市長が言っておられますように、会議の時間や資料の枚数を減らす小手先の改善ではなく、仕事のタスクはそもそも必要かという視点で、撤退も視野に見直すという考えや、議員から御紹介のありました大事なポイントにつきましても、十分共感できますので、本市における改革の参考とさせていただきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) やはり残業時間の短縮、短縮と言っておりましても、やはり仕事量がそれだけあるからこそ、仕事の時間が長引いてしまう。それであれば、今ほど答弁ありましたように無駄を省く。本当に必要かどうか、行政の体質上、なかなか一回やり始めたことはやめられないというところがあるかもしれませんが、いま一度、そういった無駄を省く、そういった取り組みを検討されてはいかがかなと思います。御答弁お願いします。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) これも東市長のやり方でありますけど、市民の痛みを伴うというのは、事業のある意味削減ということにおきましても、対話によって理解を得ながら進めていくということでございますので、やはり氷見市においても、そのようなことにつきましては、市民の理解を得ながら進めていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) やはり市の職員の皆さんが働きやすい環境づくりというものをつくらなければ、それが市民の幸せのサービス向上につながらないと思いますので、またこれからも努めていただきたいと思います。  続きまして、まちなか活性化についてお聞きします。  6月補正で要求のあったまちなか活性化事業ですが、まちの中で新店舗を開店することに対して、100万円ずつ2店舗に補助する事業費となっていました。その2店舗の進捗状況についてお聞きします。産業振興部長。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) この2店舗につきましては、比美町地内の1店舗、中央町地内の1店舗、合計2店舗ということになってございまして、比美町地内の物件につきましては、現在、改装工事中でございまして、10月中にはオープンという予定というふうに聞いております。  その中には、飲食スペースでは氷見の地酒でありますとか、自然栽培野菜等を使用した料理を楽しむことができますし、宿泊スペースにつきましては、3室で6名というふうに聞いてございます。  また、中央町地内の取り組みにつきましては、当初予定していた物件が消防法の関係で想定した以上に経費がかかるということが判明いたしましたことから、別の空き店舗を活用いたしまして、取り組んでいるところでございます。  10月の初めには、改装工事に着手をして、11月中には開業されるというふうに聞いてございます。  ここにつきましても、中身につきましては、当初の計画どおり、飲食スペースでは、氷見の食材を生かした料理を楽しむことができると。  宿泊スペースにつきましては、こちらのほうは相部屋方式で、客室が4室で定員を大体16名程度というような形でするというふうに聞いてございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) ちなみにお聞きしますが、そのまちなかにおいて、ほかに新店舗を開店するといったような計画であったりとか、そういう話というのはあるのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 現在、この補助を使うということになりますと、飲食部門がないと使えないんですが、ほかには幾つか相談は受けておりますが、確定をしているというものはまだないという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 少しずつではありますが、まちなかの空き店舗を利用した新店舗が増えてきております。  また、信金と民都機構によるひみまちづくりファンドが先日設立されました。こういったまちなか活性化の機運をさらに高めていくためにも、ファンドにこれから期待することについて、どのような点を期待しておられますか。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) このファンドにつきましては、中心市街地の空き家、空き店舗を活用していただきまして、新たな飲食、宿泊等を行う方に資金面から支援して、まちのにぎわいを創出するということを目指しております。  事業計画では、現在の計画では約10件に対しまして、総額5,000万円の出資を予定しておられます。このファンドの設立、活用をきっかけに、中心市街地に新規出店者が増えまして、多くの方が来訪されるにぎわいのあるまちになることを期待しているというものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) こういったことを全体的に見ましても、これからはこのまちなか活性化事業の進め方について、単に補助金を出すだけといったような形ではなく、どのようにこの事業を進めていくお考えなのか、お聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 近年、これまでの実績と言ってはおかしいんですが、中心市街地は、クラフトビール店でありますとか、干物の販売店、ベーカリーなど、若手経営者が出店をどんどんしていただいているところでございます。  本年5月に設立されました氷見まちづくり協議会、ここで中心市街地の活性化とにぎわいの創出に取り組むために、エリアマネジャーを採用するということとしております。  このエリアマネジャーが着任後、まずはまちなかの現状把握を行い、単に物件ではなくて、経営者の方々のいろんな今後どうしていきたいとか、そういうお話を聞きながら、この情報をもとに空き店舗への新規出店でありますとか、事業承継などを促進いたしまして、まちの活性化に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) こういった若手の経営者であったり、新店舗がどんどん出てきております。これがしっかりと継続して、まちなかで事業を進めていただき、続けていただけるように、行政としても、また地域の皆様とともに継続していってもらえるように、バックアップをお願いしたいと思います。  続きまして、北の橋整備についてお聞きします。  これまで何度も議会で質問をさせていただきましたが、開通時期もおおむね見えてきたとのことですので、今回が最後の質問になるかと思います。  まず、先日の新聞報道にもありましたが、北の橋の開通時期についてお聞きします。建設部長。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 開通時期につきましては、12月中には開通できる見込みであると県から伺っておりますが、一日でも早い開通をお願いしております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そうしましたら、今定例会で北の橋環境整備事業費が提案されていますが、概要としては開通式に要する費用の補正となっています。  そこで、開通式の日時や内容についてお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 開通式の日時につきましては、現在行われている工事の進捗状況などを見ながら、適切な時期に県が判断するものと伺っております。  また、内容につきましては、現段階ではテープカットやくす玉割り、それと三世代渡り初めなどを想定しているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) その開通式の内容ですが、今御答弁あったものというのは、一般的にはそのような内容で行うといったことでよろしかったでしょうか、建設部長。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) これまでいろいろなそういった開通式においては、テープカットとかくす玉割りといったものが通常行われているといったようなことで、今現在、そういったものについて想定しているといったような状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) やはり開通式といった記念の式典であります。また、地域住民にとっては念願の開通であります。  その地域におきまして、獅子舞やまた保育園等もありますし、せっかくの開通式であるので、決して行政本位ではなく、関係町内会等地元の方々ともしっかりと協議し、すばらしい式典となるように努めていただきたいと思いますが、そのようなお考えはあるのでしょうか。建設部長。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 北の橋は、3年を超える整備期間を経て、12月には開通できる見込みになりました。その間、関係町内会など地元の方々におかれましては、本当に一日も早い開通を待ち望んでおられたことでもあり、開通式では地域住民の方々全員で祝えるすばらしい式典となりますよう、地元の方々と協議しながら内容を詰めてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 北の橋の工事に伴い、大型の重機の出入りも多くありました。その中で、道路や融雪装置の損傷、またカーブミラーの設置など、交通環境の整備について調査や修繕、新設といったような事業計画の有無はどうなっているでしょうか。建設部長。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 周辺道路や融雪装置などの復旧につきましては、通行上、不都合のないよう、北の橋の開通に合わせて工事が完了すると伺っております。  また、カーブミラーの設置など、交通環境整備等につきましては、旧交番を撤去したことなどにより、以前より見通しが改善すると伺っております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 北の橋の開通に伴い、昔とは違った交通環境にはなると思います。  そこで、想定の範囲外のことが起こることもあるとは思いますので、開通後もしっかりと地域の方々の要望であったりとか、声に耳を傾けながら、地域住民の安心・安全が守られるように、しっかりと努めていただきたいと思います。  続きまして、開通後の周知もあわせた事業計画についてお聞きします。  これまでは、工事に伴い、通行どめによる商店街の衰退に対する事業として、マルシェ等のイベントが開催されていました。  開通を機に、さらにまちなか活性化を盛り上げるためにも、このようなイベントを継続すべきと考えていますが、どのようにお考えでしょうか、産業振興部長にお聞きします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 平成29年の7月から、うみのアパルトマルシェという形で、中央町のこの商店街で、計10回開催をしまして、これまでに内外から1万8,000人の方が訪れたという状況でございます。  このまちのにぎわいに一定の効果があったものと私どもも考えてございますので、北の橋開通後につきましても、引き続きにぎわいの創出の取り組みに対しまして、支援をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) それだけの方が来場されているということで、なかなかすばらしいイベントだなと私も思います。  しかしながら、開通後は交通量も増えることが予想され、通行どめをし、道路を利用したイベントはなかなか難しいのではなかろうかと思いますが、また同様なイベント、今までやっていたような、通行どめにしたようなイベントというものは可能なのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 北の橋開通後につきましては、議員おっしゃられるとおり、交通量も大変増加すると思われます。  また、バス路線にもなることから、今のアパルトマルシェのように歩行者天国のスタイルでの実施は困難であるのかなと考えております。  ただ、これまでアパルトマルシェの中で、アーケードまたは空き店舗などのスペースがございますので、これを活用した形でのマルシェイベントも開催をしてきておりますので、北の橋開通後につきましても、この空き店舗やアーケードなどを活用いたしました同様の形でイベントを開催することは可能であるというふうに考えております。  今後も、地元の商店街の皆さん、氷見商工会議所、氷見市商店街連盟などと連携をいたしまして、マルシェ等のイベントにつきまして支援をして、にぎわいの創出に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) ぜひよろしくお願いします。  最後に、情報の受発信についてお聞きします。  現在、氷見市において、情報の受発信についてはどのようなもの、どういったツールが使われているでしょうか。企画政策部長。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 現在、氷見市民の皆様への情報発信の主なツールといたしましては、「広報ひみ」でありますとか、市のホームページあるいは市の公式フェイスブックなどがございます。  また、市民の皆様からの意見を受信する主なツールといたしましては、これまで同様でございますが、正面入り口に設置してあります投書箱のほか、市のホームページ上からのメールでの送信、また、スマートフォンやタブレットを利用した投稿アプリケーションとしてひみボイスなどがございます。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 市民の皆様から市への要望といったような市民の声で上がってくる意見は、年間に何件ほどありますでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 市民の声といたしまして、本市に寄せられました意見などの件数でございますが、まず平成29年度におきましては155件、そして昨年平成30年度では102件となっております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) そのうち、ひみボイスを利用したものは、年間に何件ほどあるのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) スマートフォンやタブレットを用いて、インターネットから市民の皆様の御意見などを投稿できる仕組みといたしましてのひみボイスでございますが、これを利用して寄せられております市民の声は、平成29年度では27件、平成30年度では14件となっております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 平成29年、30年でその数が半分ぐらいに減っているということではありますが、ちなみに、ひみボイスの登録者数というものは、何人ほどおられるか把握はされているのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) スマートフォンの端末にひみボイスのソフトを登録されている、そうした方々の人数になりますけれども、これまでに延べ368人となっております。
    ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 延べ368人ということで、非常に少ない人数ではなかろうかなと感じるところではありますが、やはり実際に私もひみボイスに登録をして、使い方等々を見せていただきました。  ひみボイスについては、なかなか使い方がわからないであったりとか、使いづらい。さらには、そういったツールが、ひみボイスというものがあったことすら知らないなど、利用開始からなかなか周知されていないことが現実でありますが、今後どのような方向性を持って、このひみボイスの運用をお考えでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長京田武彦君) 実は、このソフトでございますけれども、今後2021年に予定されている一部のスマートフォンでの、いわゆる基本ソフトウエア、OSというものですが、その更新に伴いまして、このひみボイスのソフトウエアも全面的な更新作業が必要になると言われております。そして、その更新作業には70万円程度の費用がかかるとも聞いております。  そこで、ひみボイスの利用者数あるいは投稿件数などの利用状況、費用対効果など、今ほどおっしゃっていただいたようなことではございますけども、ソフトウエアの更新を行うかどうかも含めまして、これからの運用の是非について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 先日、これも視察先で学んだものであり、実際に調べてみたところ、複数の市で情報の受発信に公式LINEを使っているとのことでした。  その使い方としまして、例えば福岡市におきますと、道路、河川、公園のふぐあいの通報を受け付けるであったりとか、防犯、交通安全の情報を配信します。  また、粗大ごみ収集をLINEで申し込みできますといった使い方をされていたり、岡山市役所におきましては、掲載内容といたしまして、防災に関する情報、岡山市のイベント情報、岡山市政のトピックス、またその他、岡山市民に役立つ生活の情報を掲載しているとのことでした。  今では、ほとんどの人がスマホを持っており、多くの人が便利なツールとしてLINEを利用されています。  情報の受信のみ、発信のみといった限定した使い方であれば、ほかのツールにも強みがあるとは思いますが、その双方を兼ね備え、かつ全世代の人が利用している効果的な情報ツールだと思うので、ぜひ氷見市でも利用すべきと考えますが、ここは同世代である若い副市長に御答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(荻野信悟君) 小野副市長。 ◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。  最後に若い世代の代表ということで振っていただきましたので、まずLINEでございますけれども、議員から御指摘をいただいたとおり、スマートフォンの普及とともに大変いろんな、さまざまな世代の方に使っていただいているという認識でございますし、先ほど御紹介もいただきましたけれども、プッシュ形で、例えば災害時の避難所の開設の状況を情報発信するという使い方であったり、または広報の電子版をお送りするということができるということでございますので、特に携帯電話、スマートフォンをお持ちの方にとっては、より情報が得やすくなる、もしくは御自身の情報が発信しやすくなるのではないかと感じているところでございます。  現在の氷見市の状況でございますけれども、ホームページの全面的なリニューアルを行っているということで、それに合わせてSNSの活用方針についても検討しているところでございます。  SNSには、LINE以外にもフェイスブックやツイッターなど、さまざまございますので、それぞれ情報の受発信や拡散の方法など、特徴が異なっておりますので、これらを目的に応じて、複合的に活用してまいることが必要であると考えているところでございます。  市民の方は、生活スタイルがさまざまということでございますので、そういった方、一人ひとりが市政の情報が届きやすくなるように、またその方々がニーズに応じて情報が発信できるようになるようにということで、今の情報の受発信の方法にプラスして、何を行ったら効果的なのかということについて考えてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 4番 稲積佐門君。 ◆4番(稲積佐門君) 市民の皆さんが利用されている、その身近なツール、LINEを取り入れることで、市民の皆様にとって、この行政、市役所というものが身近に感じていただけるよう、また努めていただきたいなと思います。  以上で、私の質問を終わります。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。  〔7番 正保哲也君 登壇(質問席)〕 ◆7番(正保哲也君) 今定例会最後の質問者となりました。自民同志会の一員として、市政が抱える重要課題について質問させていただきます。  令和新時代がスタートしましたが、歯どめがきかないのは、急激な人口減少、過疎化が進んでいることではないでしょうか。  また、全国的にさまざまな要因にて大規模自然災害が頻発し、市民の安全・安心を確保し、生命、身体及び財産を守る災害に強いまちづくりの確立に影響を与えているように思います。  そこで、平成29年から平成32年(令和2年)の期間の氷見市過疎地域自立促進計画に従って、効果などを確認しながらお伺いいたします。  まず最初に、林業振興についてお尋ねいたします。  平成31年3月定例会で、氷見市森林政策の現行システムや森林経営管理制度の周知や運用などお伺いさせていただきました。  去る5月29日のテレビ報道にて、氷見市の林業に携わる放映があり、「高性能機械で重労働軽減、若い力、林業に活気」と大きな見出しを見る機会がありました。今も林業就業者が減っている中、若者が活躍する姿が目立ってきたという内容でありました。  私も、平成28年度の決算特別委員会にて、市内の山林で高性能林業機械の作業視察をさせていただきました。杉を切り倒し、枝を落とし、一定間隔に裁断して積み上げるまで、わずかな時間で作業できたことが印象に残っています。  そこで、数十年前に出始めた高性能林業機械の一種、ハーベスタの導入にて、労働環境が激変しているように思いますが、高性能機械での重労働軽減などの成果、効果について森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 富山県西部森林組合から報告をいただいております。  例えばではございますが、直径30センチメートルの杉1本を切り倒しから枝おろし、全て集材までという形で、実は熟練の作業員でも15分以上かかっていたというものでございますが、この高性能林業機械の導入によりまして、3分ぐらいでできるようになったということで、重労働もさることながら低コスト化も大変進んだものというふうに聞いてございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 林業といえば、労働環境において3Kの職場とも言われて敬遠されがちでありましたが、自然に向き合う職場に魅力を感じる若手チームが活躍していることもお聞きしました。  その後、林業就業者の若手就業率に変化はあらわれているか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 年齢の偏向よりも、まず新たに林業を施行する事業体が2つ立ち上がったと、これは大変大きいのかなと思っております。  また、この事業体につきましては、現在の県内の森林組合の班員の平均年齢が大体48歳ぐらいというふうに聞いてございますが、それよりも相当若く、また平成30年度には、この2つの事業体のうちの1つではございますけれども、20代の作業員が誕生しているというふうな状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 若手の方が活躍している一方、先般、土木や建築現場での女性の活躍が少なくないのは聞いています。しかし、現在、森林組合氷見支所にて、森林施業プランナーとして女性技師も活躍されているとお聞きいたしました。  林業従事者にも、若者のみならず女性の参画の職場として魅力を与え、これからの地域の特性を生かした産業の振興からすれば、多様な担い手が確保され、職場的に好印象を感じさせます。  女性の参画の現状について、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今ほど議員がおっしゃいましたように、1名の方が氷見のほうには現在配属されて、林業現場で仕事をしておられますが、平成26年までは女性はゼロという数字でございますが、現在は富山県西部森林組合におきまして、2名の方が就業されているという状況でございます。  また、就業ではございませんけれども、2名の女子大学生がこの森林組合におきまして、インターンシップに参加をしておられまして、チェーンソーを使った伐採や、森林整備計画というものがございますけれども、それの作成でありますとか、今ほどの高性能林業機械、これは免許等がありますので、さすがにまだ運転はできませんが、これの見学等を通じまして、林業の職場体験を行っているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 森林が良好に保たれて生産活動等を続けられるよう、持続性を持って発展を図るためには、これからも森林に携わる多様な担い手の確保が必要だと思います。  そこで、森田産業振興部長に見解をお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 森林を良好に保つ、このためには、これに携わる担い手がいないことには始まりません。若者や女性の就業が進めば、これまでの林業のイメージもどんどんどんどん変わっていくかと思います。  この流れを切らないためにも、省力化、低コスト化、就労環境の改善などにつながる施策を市のほうでも進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) これから氷見の主産業、働き場確保につながる一つになるかと思います。今後とも努力していただきたい。  次、主伐の促進についてお尋ねをいたします。  豊富な資源量を有し、ほとんどが生産林である当市の人工林は、平成26年の森林整備計画では4,782ヘクタールあるように伺っています。  また、地域の森林所有者や森林組合と連携して、一定面積の森林経営計画を策定することを支援して、林業採算性の向上を図ってきていると思います。  そこで、平成27年度から主伐の高齢級人工林機能強化事業予算が組まれ、平成31年度は事業開始年度より上乗せ予算となっていますが、計画面積の推移について森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) この間の伐採面積でございますが、平成27年度は5ヘクタールということでございましたが、令和元年度におきましては22.8ヘクタールを予定しておりまして、約4倍というふうな形になっております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、現在、高齢級人工林が多い氷見市にも、伐採期を迎え、偏った齢級構成をしている人工林も存在していると思いますが、主伐と間伐整備の現状の実施状況について森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 平成29年度の大雪でありますとか、近年の台風等による倒木等の森林被害を受けまして、森林所有者から平成30年度以降、森林組合に主伐を依頼する所有者が大変多くなってきているという状況でございます。  このような現状を受けまして、富山県西部森林組合では、主伐を積極的に進めておりまして、主伐面積は平成27年度8.51ヘクタールということでございましたが、平成30年度の実績では14.43ヘクタールというふうに増えてきておるところでございます。  また、伐採適齢期より前の人工林につきましては、間伐というものを行っているという状況でございますけれども、この間伐につきましては、入る地域によりまして、どうしても面積が大きくなったり小さくなったりということがございますので、平成27年度は68.69ヘクタールでございましたが、平成30年度は40.43ヘクタールということで、この数字としては減少しているという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 現在、杉の標準伐期齢を超えている10齢級以上の人工林は、氷見市は70%を占めているのが現状であると思います。  また、この人工林を主伐し、主伐後に優良無花粉杉である「立山 森の輝き」などを植樹され、若い林齢の森林の造成にも努力されていると思いますが、そこで人工林の齢級構成を均等にすることで、持続的な木材生産を確立できると思いますので、高齢級の高齢人工林の主伐を加速してはいかがか。現状を踏まえ、今後の展望を森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今ほどの高性能林業機械の導入も進んでいるということで、施業も早くなっている。また、森林所有者からの要望も増えていることから、高齢級の人工林の主伐面積は徐々に拡大をしているという状況でございます。  氷見市といたしましても、森林組合と連携いたしまして、ただ伐採後、全部丸裸のままにしておくわけにはいきませんので、植林についても勘案しながら、高齢級人工林の主伐につきましては、計画的に進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 森林計画や担い手の確保等、これから長きにわたり困難もありますが、その点を踏まえて、前向きにまた検討していただきたい。  次に、氷見産材の活用についてお尋ねをいたします。  平成24年7月には、氷見市公共建築物等木材利用推進方針を策定して、平成26年には富山県森づくりプランに従って、氷見市森づくりプランが森林施業の具体的な方法や標準を示すことを目的として定められました。  また、平成28年9月には富山県産材利用促進条例が制定され、市内はもとより、公共建築物等において、氷見産材等の積極的な利用を推進されてきていると思いますので、これまでの利用・活用の実績を森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 幾つか申し上げます。  現在は、北加納コミュニティセンターとして利用されております旧栄町保育園、あと南部中学校の武道館、北部中学校の体育館と武道館、またこの議場、この木でございますけれども、氷見市議会の議場にも使われております。  そのほか、JR富山駅の南北通路、富山県美術館、富山県議会の議事堂の中にも使われているという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 今後、公共建築物における木材の利用促進の点から、新文化交流施設などへの導入予定について森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 来年度、海浜植物園におきまして、木育ルーム、仮称ではございますけれども、これが整備予定となってございます。この内装に氷見産材が活用される予定でございます。  また、新文化施設への導入につきましては、現在検討が進められているという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 委員会でも視察をいたしました山形県の南陽市の文化会館までとは言いませんが、現在、氷見市過疎地域自立促進計画でも林業従事者の確保や、先ほど答弁がありましたように、機械化等による生産性の向上を推進するとともに、地場産木材の需要を拡大することで林業経営基盤を確立し、森林・林業の再生に取り組んでいく必要があるとも示されています。  さらには、氷見産材の活用促進を図るため、現状の連携組織以外にも連携・協議、働きかけ、ひいては担当課の役割が重要視されると思います。お考えを森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 氷見市では伐採、製材、設計、施工、建築もございますけれども、多様な分野の方々からなりますひみ里山杉活用協議会というものがございます。この協議会のほうで、市民を対象といたしました伐採体験ツアーの開催、また首都圏での木材活用展示会への出展など、氷見産材のPR、また活用促進に努められているというところでございます。  市では、これまでこの協議会の活動に対しましては、広報面からのみ支援をしていたところでございますが、今後、さらなる氷見産材の活用促進を図るために、今年度初めてではございますが、同協議会の役員の方々と市の担当課のほうで情報交換を行ったところでございます。  今後、こういう情報交換を密にしていくというような形で、また定期的に設けまして、氷見産材の活用促進について連携をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) また、氷見産木材活用促進事業補助金について、現在は新築と大規模な増改築のみにしか補助していないとお聞きしておりますが、ひみ里山杉のよさをPRして氷見産材の活用を促進し、また木のぬくもりを感じさせ、氷見らしい景観づくり、町並みの確保の観点から、内装木質化等の小規模リフォームへの補助を検討できないか、お考えを森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 議員がおっしゃるとおり、床、腰板、天井、目に見える場所、内装への氷見産材の活用につきましては、直接に目に見えるということでございますので、大変PR効果が大きいものと考えております。  内装木質化等への助成につきましては、議員のおっしゃるとおり、氷見産材の活用を促進する効果が高いというふうに考えておりますので、早急に検討させていただきます。
    ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) よろしくお願いを申し上げて、次の質問に入ります。  次に、観光戦略についてお尋ねをいたします。  最初に、滞在型観光関連について、やはり観光は交流人口の拡大により、地域の活力の維持発展に大きな効果をもたらすと思います。  従来から滞在型観光、滞在時間を重要視し、これまでも滞在型観光を推進されてきたと思いますが、そこで、ここ数年の入り込み客数、宿泊客数、滞在時間の推移について、森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 入り込み客数と宿泊者数につきましては、10年前とちょっと比較をさせていただきます。  10年前の平成20年には、入り込み客数につきましては183万5,000人というところで、宿泊者数につきましては26万3,000人という形でございましたが、平成30年、10年後には、それぞれ217万9,000人と20万2,000人ということになっておりまして、入り込み客数は増えておりますが、宿泊者数は減っているという状況でございます。  滞在時間とのことでございますが、これにつきましては、観光マーケティング調査を開始したのが平成29年ということでありますので、それより前の数字はちょっとありませんが、平成29年度は2時間37分というふうにアンケート調査では出ておりますが、平成30年度の数字といたしましては3時間11分ということで延伸しておりますので、観光消費額の拡大にも効果が上がっているのではないかと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 入り込み客数の伸び、宿泊客数の減、滞在時間に関しては短時間など、伸び悩んでいる事実の分析、状況把握をなされているか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 平成27年の3月に北陸新幹線が開業したところでございますが、この年の観光入り込み客者数は226万5,000人ということで、前年に比べまして大きく上昇したというところでございますが、その翌年の平成28年は過去最高の228万1,000人というものを記録したところでございますが、3年目の平成29年には216万人と減少に転じまして、平成30年度は217万9,000人という数字となっている状況でございます。  また、宿泊者数につきましては、北陸新幹線が開業した平成27年でございますけれども、この年は23万2,000人ということで、前年よりも2万人以上増加したところでございますが、平成28、29、30と約1万人ずつ減っていくというような形で、平成30年度では20万2,000人という状況となってございます。  団体から個人、また周遊から滞在というような形で旅行形態が変化しているところでございますが、この旅行形態の変化に対応していくとともに、開業5年目を迎えた北陸新幹線の開業効果が薄れているということでありますので、観光入り込み客者数の減少傾向を食いとめるためにも、新たないろんな事業をしていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、数十年前に氷見は観光化され、交流や観光で氷見に訪れ、足を運んでくださった長野県や岐阜県からの観光客数などの情報は認識、把握されていますか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 平成30年度の観光マーケティング調査、約1,000件という形でございますが、その中の割合という形になりますが、長野県、岐阜県でございますけれども、長野県につきましては約3.8%、岐阜県につきましては3.2%という数字となっております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、新幹線の開業効果や能越自動車道の延伸などで効果があらわれている一方、従来氷見に来ていただいた観光客の変遷状況について森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 観光マーケティング調査につきましては、これまで、今ほど申し上げましたとおり、平成29年から開始したということでございますので、それより前の変遷状況につきましては、不明という状況でございます。  ただ、平成30年の実績を申し上げますと、関東地方は28.3%、関西地方は12.6%でございます。北陸を除きました中部地方が16.9%となっておりまして、昔から関西のお客さんが多いのでないかというような肌感覚を持っておりましたが、現在の状況では、やっぱり関東が大きいという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、現在の観光PR手段についても森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) ブリシーズンに合わせまして、近隣の海なし県、長野県と岐阜県というところが多うございますが、そのほか北陸最大の集客がある金沢などでの駅貼りのポスターを行っているということでございます。  また、浅野総一郎翁ゆかりの横浜、川崎という首都圏のほうにも出向宣伝を行っているという状況でございまして、これらに加えまして、本市の強みは食でございますので、食を生かしたプロモーション等を実施しているという状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 観光PRが与える影響は大きいと思います。  ほかにも、多様化する観光客の旅行ニーズや行動パターンの変化の影響も要因であると思います。  今後も効果的な情報発信に取り組む必要があると思いますが、本市が選ばれる観光地となるため、また観光客の周遊エリアの位置づけや滞在時間が拡大することの戦略はありますか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 見るという観光から、感じる、体験をするという観光に今変わってきているということでございますので、訪れた方に満足してもらえるような体験メニューの開発でありますとか、ほかでは味わえないような場を提供していくということが大事であろうかと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) ちょっと違った視点で、今年度6月8日の新聞記事にも掲載された古民家再生事業を手がける企業、NOTEとの歴史的資源などを活用した地域活性化に向けた連携協定を締結されました。  そこで、農泊観光を推進されることで、滞在型観光や空き家解消につながっていくことを期待し、新たな観光手法であり、また地域との連携も必要と考えます。  昨日の小清水議員にもお答えを一部していただいておりますが、農泊の目指すところはということで、森田産業市民部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 氷見の本物の農山漁村の価値を再構築いたしまして、地域における多様な過ごし方や楽しみ方の選択肢を提供することで、目的地として選ばれる観光都市を目指すというものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、現在までの進捗状況について森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 6月に株式会社NOTE様と氷見市における歴史的資源等を活用した地域活性化に向けた連携協定というものを締結し、7月には、まちづくりセミナー「滞在型観光を考える」を開催し、また8月にはNOTEの幹部の方が、事業実施地域はどの辺がいいのかなというようなことを選定するため、市内視察を行ったところでございます。  また、今月の下旬には、このNOTE様が手がけております城下町ホテルNIPPONIAというものがございますので、そこに市長が視察をするために、丹波篠山市を訪問する予定としております。  その後に事業構想会議を開催いたしまして、市内でどういうふうにやっていくかというような事業について検討、決定というような運びになろうかと思います。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) これまでの民宿事業者を圧迫させることも避ける必要があるとは思います。  宿泊形態が異なりますが、有数の民宿が位置している当市と、農泊(農家民泊)や古民家に宿泊していくことでの共存策はどのようにお考えか、森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 民宿につきましては、どちらかといいますと、1泊、2泊という日数を限定するわけではございませんけれども、観光地へ来るという観光型の宿泊を主なターゲットとして想定しておられると思っております。  この古民家等を改修した農泊につきましては、1週間程度、もしくはもっと長い滞在型観光宿泊を想定しておりますので、そのため、客層が大きく重ならないというのではないかというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では次に、インバウンド対策についてお聞きいたします。  我々会派でも効果の検証をさまざまな視点から、インバウンド対策について先進地を視察してまいりました。  長期滞在型観光での外貨獲得や、地域の特徴を生かした観光地として成功しているか否か。しかし、資金の地域内循環が起こらず、また社会情勢にて影響を受けやすいなど、当市と比較したときには、慎重に検討しなくていけないことも知り得ることができました。  そこで、当市において、これまで取り組んできたインバウンド対策の継続事業や進捗状況について、森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) インバウンド対策のために多言語、英語、中国語、韓国語等でございますけれども、これの観光パンフレットやホームページを整備するとともに、観光事業者等を対象とした訪日おもてなし研修の開催、また多言語の会話シート等の製作、また台湾をはじめとする海外プロモーション、施設のWi−Fi整備等の支援に取り組んできたところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、訪日外国人旅行者への対応はこれからかもしれませんが、外国人旅行者の入り込み客数などの情報把握について、森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 外国人宿泊者数につきましては、平成27年が──これは年で計算をしておりますが──4,309人、平成28年につきましては7,258人、平成29年につきましては9,370人、平成30年が少し落ちまして、7,017人というふうになってございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、これまでインバウンド対策事業を活用されてきた市内の事業者等の声は聞かれていますか。森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 訪日おもてなし研修に参加したことにより、インバウンド受け入れに対する抵抗がなくなったという意見を宿泊施設の方から聞いております。  また、Wi−Fiを整備したことにより、インバウンドだけではなくて、日本人の方々の観光客の利便性も向上したというふうな声もいただいております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 多くの事業者の声を、これからも確認をしていただきたいと思います。  では、インバウンドへの効果の実感をどのように評価されていますか。森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今ほどインバウンドの入り込み宿泊者数についてお答えさせていただいたところでございますけれども、平成27年につきましては4,309人ということでございますが、平成29年では倍以上の9,370人となっており、平成30年につきましては下がっておるわけでございますが、日本各地の災害等により、氷見だけではなく、全てのところが下がっているという状況でございます。  令和元年度につきましては、4月から7月の数字しか、今のところございませんけれども、昨年より上がってプラスとなっておりますので、このインバウンドの事業につきましては、一定の効果が上がっているものと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 反省等を繰り返しながら、新たな事業にまた取り組んでいただきたいと思いますが、今年度の取り組みとして、台湾からの誘客へ向け、訪日観光コーディネーター林(リン)さん、うちの市長は林さんですけど、同じ業界で林さんの活躍もお聞きをしております。  そこで、現在の取り組み、周知度について森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 2019日台観光サミットin富山というのがございましたが、これにおきまして市長のアテンド通訳を行ったほか、11月3日に開催されますひみ食彩まつりでございますけれども、ここに台湾PRブースの出展に係るいろんな連絡調整、また観光パンフレットの翻訳等、また本市の台湾への観光PRでありますとか、台湾の方々との交流促進に係る業務を行っていただいているというところでございます。  また、来月でございますけれども、台湾で開催されます高雄国際食品見本市へ、市長をはじめとしまして、市と観光協会の参加を予定しているところでございますが、この現地とのやりとりでありますとか、市長の現地要人への表敬訪問の調整なども行っていただいているというところでございます。  今後は、市内のいろんな行事に参加をしてもらい、市民の皆様への周知度を高めていくということ。  また、氷見市で宿泊されるいろんなところからの外国人旅行者の観光案内などにも出ていただきまして、インバウンド観光の満足度アップを目指していきたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) リンさんの努力を最大限にまた生かしていただきたいのと、現在までデモンストレーションを兼ねて翻訳機を市役所内に3台配置し、導入を働きかけているとおき聞きをしております。  これまでの観光施設などでの翻訳機の購入状況、この翻訳機の補助金の利用状況について森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 今のところ、補助実績は1件2台というところでございます。  ただ、本市の3台につきましては、試用希望、要するに試しに使ってみたいという希望は多数ございまして、この使っていく中で、補助制度を活用した導入を検討しているところが幾つかあるというふうに聞いております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 購入が1件、お試しが数件というふうにお聞きしましたが、購入後の翻訳機の活用状況、観光施設等の利用者の声というものはいかがでしょうか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) ひみ番屋街でありますとか、民宿というところが多うございますが、インバウンドのお客様とコミュニケーションがスムーズとなりまして、大変便利であったというふうにお声を聞いております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) これからも利用の促進、また検証も必要ではないかと思います。  ニーズの確認や機械の操作の難易度も問題があってはいけません。そういうところに親身に向き合っていただきたいと思います。  2018年の市内での外国人宿泊者数は約7,000人程度と、先ほどの数字でお聞きしております。それが、台湾からが半数を占めているとも聞いています。  2018年の実績を踏まえて、今年度の外国人宿泊者数の目標設定はありますか、森田産業振興部長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 観光振興ビジョンの計画期間の最終年というのは、令和3年度ということでございますが、ここでの外国人宿泊者数の数値目標は1万5,000人というふうに定めております。
     単純に毎年、毎年上がっていくというものではございませんので、これを最終年度に1万5,000人を達成できるように、今年度いろんな事業に新たに取り組んでおりますので、それを着実に進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 具体的な数字が出なかったのは残念でございますが、当市も地域の主産業が観光を占めていたとき、域内での好循環を実感されていた方も少ないのではないかと思います。  昨日の小清水議員の湾クラブの総会の質問、また私がいつも言っております2020年オリパラなど、一つのきっかけや幅広い分野での効果がインバウンドにつながり、経済波及効果を最大にする可能性に、他市の成功事例、氷見の特徴、特色を踏まえて、今後の戦略について森田産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 森田産業振興部長。 ◎産業振興部長(森田博之君) 海外プロモーションに力を入れることは当然といたしまして、魅力ある滞在型観光の開発や、本市観光の最大の武器であります食のブランド力のアップに取り組んでまいります。  また、高山市でございますとか、金沢市でございますとか、大変インバウンドが進んでいるという都市と近隣の先進地の取り組みを参考とするとともに、周辺の観光市と連携をいたしまして、富山湾越しの立山連峰などの美しい景観、また豊かな食文化、文化財や史跡など、氷見だけではなく日本のすばらしさを世界に発信していきたいというふうに考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 新しいものよりも古きよき時代のことも一旦思い浮かべて、PRに行っていない土地等には積極的にPRをしていただき、氷見のにぎわいが戻るよう、また努力をしていただくようお願いを申し上げます。  では、次の質問に移ります。  原子力災害対策についてお尋ねをいたします。  原子力防災訓練には、原子力災害対策特別措置法に基づき、国が実施する原子力総合防災訓練と、災害対策基本法に基づいて道府県が実施している原子力防災訓練があると思います。  地方公共団体ごとに策定される地域防災計画、避難計画や防災基本計画に基づき設置されている地域原子力防災協議会において確認した地域全体の避難計画を含む緊急時対応に基づき、道府県が実施している総合的な原子力防災訓練は、これまで氷見市において幾度か実施されていると思います。  その際、当市での実施の目的と開催実施には、県の防災計画以外に独自の防災計画が盛り込まれているのか、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 県や市が策定した地域防災計画に基づき、志賀原子力発電所が立地する石川県などと合同で、緊急時通信訓練や避難誘導等訓練、避難退域時検査の実施訓練など、防災活動の要素を組み合わせた訓練を定期的に行っております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) やはり、災害訓練は災害時に適切に行動できるよう、実践的な訓練を行うことを目的に実施されていると思います。  また、氷見市で実施されている原子力防災訓練の有事の際の訓練には、当市だけではなく、近隣自治体との連携、協力体制も重要視されていると思います。  近隣自治体との協力体制や訓練内容などの重要性、必要性について、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 原子力施設におきましては、原子力災害の発生を未然に防止するため、原子炉等規制法などに基づき、原子力災害予防対策が講じられます。  しかし、原子力災害予防対策を講じているにもかかわらず、原子力災害が発生した場合、原子力事業者、国、県、市などは、住民の健康や生活基盤及び環境への影響を事態の段階に応じた最適な方法で緩和し、円滑にさまざまな行動をとらなければなりません。  これらの行動が事態の段階に応じて有効に機能するためには、平時から適切な緊急時の計画の整備を行い、訓練等によって実行できるよう準備を行っておく必要があります。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 当市では、ほかにも自然災害を目的として実施している災害訓練と、火災などを想定し対応する消防訓練、原子力防災訓練と地域独自で実施している地域防災訓練があると思います。  おのおのの目的、趣旨は違っていますが、計画的な訓練の実施の観点からお聞きます。  開催日時等の情報の収集、横断的な検討、話し合いはされているのか、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 原子力防災訓練は、平成24年度から毎年秋に実施しており、8年目となる今年は未実施の速川地区などで行う予定としております。  今月1日に行いました氷見市総合防災訓練のモデル地区の選定の際には、これらの地区につきましては考慮したところであります。  また、同じく今月6日には、氷見市消防団秋期消防訓練が行われることになっていたことから、消防団員の負担が大きくならないよう配慮させていただきました。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 各地域においては、自分だけは大丈夫、自分の地域だけは大丈夫という希薄な考えではなく、地域防災の向上を図ってきている地域も多いように考えます。  より多くの方々に訓練に参加しやすい環境や日時等の情報の共有、連携を図り、理解を求めていくことも大切であると考えますが、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 先ほどの訓練とは別に、市内22の自主防災地区を対象に、毎年5から6地区で自主防災訓練を実施していただいております。  自主防災訓練につきましては、過去に実施した年度や原子力防災訓練の実施年度等を考慮し、各自主防災地区に実施の打診を行い、了解を得て実施しているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 各地域からいろんな声が聞こえてまいります。この8月、9月、10月というのは訓練が集中する時期ではありますが、横断的な話し合い、情報の収集というものも大切かと思います。来年の開催には生かしていただきたいと思います。  では、今回、全額国費であります原子力災害時避難円滑化モデル実証公園整備事業についてお尋ねをいたします。  これまで幾度か実施されてきた訓練での評価、改善などを盛り込んで、氷見運動公園の一部が有事の際の避難検査場所として候補地となったのか、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 放射性物質が衣服や体の表面等についているかどうかを調べる避難退域時検査につきましては、湖南校区ではこれまで十三中学校や湖南小学校で行ってきました。  訓練後の検証で、市内外から避難する際の交通の利便性や、検査場所には多くの車両が乗り入れることになることから、広大な敷地を有する施設が望ましいとの理由で、県は氷見運動公園を避難退域時検査場所候補地としたと伺っております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) この事業、今後3カ年で実施される原子力災害時避難円滑化モデル公園整備事業の実施が決定する前、氷見運動公園にて大規模訓練も実施されています。  そのときの検査動線と住民の避難を円滑に行うために計画される検査動線の効率化について、宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 氷見運動公園の検査場所候補地につきましては、現在の動線は、自家用車とバスの検査場所は別々の場所であることから、検査要員や検査時間等、効率的とは言えない状況にあります。  また、自動車の検査場所としている軽スポーツ広場は、舗装がなされていないため、雨天の際はぬかるみ、自家用車が動けなくなることが考えられます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 連携する自治体や避難地域規模からも、必要となる面積などがあると認識しております。  具体的な計画を宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 氷見運動公園内の検査動線が、会場全体で一筆書きとなり、また自家用車とバスが同じ場所で検査できるよう、約1万平方メートルの舗装された場所を整備することにより、検査要員などの効率化や処理能力の向上が図られるものと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) あくまでも志賀原子力発電所の有事の際の対応でありますが、実施に当たり、工事期間など地元への説明、協力は不可欠であると思います。お考えを宮下防災・危機管理監にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 宮下防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(宮下宗久君) 工事などの際には、工事車両が氷見運動公園内に出入りすることや、公園内の一部が使用できなくなることから、特に地元の皆様に御理解と御協力をいただかなければならないと考えております。  また、有事の際には、市内外から多くの車両が氷見運動公園内に出入りすることになりますので、地元の皆様の御理解をいただけるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では次に、同じく円滑化モデル道路改良事業費も全額国費で、アクセス道路としての機能強化が必要なため事業実施されていますが、避難退域時検査場候補地への避難経路である市道環状南線の近年の冠水状況について、大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 冠水による通行どめは、平成29年7月に2回、10月に1回の計3回、平成30年は8月31日から9月1日にかけて、2日間通行どめを実施しております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、去る8月30日の集中豪雨にて、市内の主要道路の冠水エリアや市内主要幹線道路の冠水が頻発している箇所の把握はされていると思います。大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 先日の8月30日の豪雨時には、市内幹線道路では主要地方道氷見惣領志雄線の島崎橋から万尾交差点、また、主要地方道万尾脇方線の中谷内地内において冠水が発生しております。  また、そのほかにもある程度冠水が懸念される箇所につきましては、過去の経験から十分把握しており、雨量の多いときにはパトロール等により、状況の確認に当たっております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 8月30日の豪雨の際、今ほどの答弁にありました島崎橋周辺が冠水となったことを受ければ、市道環状南線はその迂回路としても機能強化が図られるのではないかと思いますが、大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 主要地方道氷見惣領志雄線が冠水による通行どめとなった場合、市街地から十二町地区へは国道160号氷見警察署前交差点から市道環状南線から市道北八代堀田線を利用することで、迂回路としての機能を果たせると判断しております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、そもそも冠水する場所は、海抜ゼロメートル地帯や水が滞留する場所、一般的に浸水するエリアとは理論的にどのような箇所なのか、大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 冠水しやすい箇所につきましては、海抜ゼロメートル地帯のように単に地盤が低いということだけではなく、排水路が十分機能をなしていない場合や下流域での水位上昇による排水不良により、内水の滞水が原因で冠水、浸水に至るといった地域もあります。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 今回の避難時アクセス道路改良工事が、その他に与える好影響は何か、お考えを大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 今回の事業採択となったかさ上げ工事により、市道環状南線は平時・有事を問わず通行機能の強化が図られるとともに、市南部地域を東西に横断する幹線道路として、市民生活の安全性の向上及び交流・経済活動の活性化に寄与するものと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) また、現在、要望活動中の氷見南インターアクセス道路路線でも、機能強化につながるのではないかと思いますが、お考えを大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 国道160号と氷見南インターチェンジとのアクセス機能を向上させるためには、市といたしましても、市道環状南線の延伸による整備が必要であると考えております。  また、今回の事業採択による道路改良により、アクセス機能強化にもつながると考えております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 冠水箇所の市道環状南線の一部において、道路の高低差から対向車のライトが見えにくいなどの、地元のヒヤリ・ハット事例も市民から聞いております。  橋梁との段差などの設計には、どのような改善も含めて取り組んでいくのか、大野建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 設計に当たりましては、縦断勾配修正による安全な視距の確保も十分考慮して進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(荻野信悟君) この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。  午前11時56分 休憩         ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 ○議長(荻野信悟君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     市政一般に対する質問を続けます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、引き続き質問を続けたいと思います。  最後に、ふるさと教育の推進についてお尋ねをいたします。  ふるさと教育の推進を目的に、今定例会にひみ教育魅力化協議会に事業を委託する予算が計上されています。  ひみ教育魅力化協議会の役割、活動について鎌仲教育長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) ひみ教育魅力化協議会、これは地域とのかかわりを通しまして、氷見市の教育の魅力をさらに高めること。そして、小中学校と高等学校との連携をより一層深めることを目的とし、教師のみならず、さまざまな関係者にも幅広く参画をいただきまして、今年の5月に立ち上げたものでございます。  活動内容といたしましては、生徒のより一層の豊かな学びの実現のために、今年度は総合的な学習の時間などを活用いたしまして、地域に根差し、地域にあるさまざまなフィールドを知り、体験し、そして地域の方々とともに、地域の課題を解決する活動を学校と連携して実施してまいります。  このようなフィールドでの活動を通しまして、氷見市で育つ子どもたちが、将来地域において新たな価値を創造する人材となること。そして、地域にある専門的な知識や技術を身につけることで、地域に求められる人材となって氷見で活躍してくれることを願い、今後とも関係者と連携いたしまして、事業を実施してまいりたいと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 少子高齢化で生徒数が減少する中、魅力ある活動をこの協議会にて役割を果たしていただきたいと思います。  また、違った視点より、今年度、当初予算にふるさと教育事業費として45万5,000円の事業費が計上され、氷見市教育振興計画に掲げる基本理念である「ふるさと氷見を愛し 次代を担う人づくり」の実現に向けて、事業を計画的に実施されていると思いますが、現在までの事業の進捗、現状の取り組みなどを鎌仲教育長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 当初予算の45万5,000円のうち、主なものは9月8日の日曜日に開催いたしました親子地域産業体験事業バスめぐり、これは「おしごとKidアドベンチャー」という名前ですが、これの開催費に充てております。  親子10組20名が、ふるさと氷見の産業に理解を深めるとともに、プロの仕事を知り、人のために働くことの楽しさや喜びを一緒に体感するものでありまして、4カ所の事業所をめぐりました。大変好評であったと思います。  このほか、万葉集が出典となった令和にちなみ、万葉歌碑めぐりや学習会が開催され、延べ13回430名余りが参加したほか、氷見のふるさと学習講座「シリーズ氷見の先賢」を、6月には斎藤弥九郎、8月には浅野総一郎をテーマに開催いたしまして、今度10月にも南弘をテーマにした催し物を開催する予定でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 計上の予算費が多い少ないは別として、少量の事業費でも多くの事業を行っているのが見えてまいります。  また、今回の商工会議所様からの寄附金、ふるさと納税、JA様の春中ハンドの寄附金など、多くの氷見の魅力を発信してくれる子どもたちに大きく寄与する寄附金をいただいています。  今回の寄附金の活用も、地元氷見高校生の地域課題の学びの効果が波及されると期待されております。鎌仲教育長の見解をお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) JA氷見市様から氷見ハトムギ茶の売り上げの一部といたしまして、毎年多額の御寄附をいただいており、平成19年度から昨年度までの累計で、現在1億600万円となっております。  市では、春中ハンドの開催費用や、保育所や認定こども園の氷見産コシヒカリの米飯と、氷見牛の購入費用に充てさせていただいているところでございます。  こうしたことから、今年度JA氷見市様に対しまして、市民表彰をさせていただいたところでございます。  また、ふるさとの応援寄附金の教育分野への指定寄附といたしまして、平成30年度は4,160万円の御寄附をいただき、小中学校の図書購入など、読書環境の整備や外国語教育の充実に充てております。皆様からの多額の御寄附、これは大変ありがたく感謝いたします。厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) では、今回の商工会議所様からのキトキト商品券の販売額の一部の善意の寄附金を財源としましたが、今後も継続事業として取り組んでいくのか、鎌仲教育長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 今年の5月に、新たに氷見商工会議所様からひみキトキト商品券の平成30年度の売り上げの一部といたしまして、子どもたちのふるさと教育の振興に活用してほしいということで御寄附をいただきました。本当にありがとうございました。  その有効な使い道につきまして検討を重ねてまいりまして、今回、氷見高校生や教諭を、地域教育の先進校として全国的に有名な島根県海士町の県立隠岐島前(どうぜん)高校に派遣する経費に充てることにつきまして、商工会議所様からも賛同いただき、今定例会にて提案をさせていただいております。  新たな寄附金をいただいたことを契機として始めた事業ではございますが、今後とも氷見高校のふるさと教育活動の、生徒の成長につながる取り組みへの支援を継続してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、現在、氷見高校生というキーワードが今出てきましたので、氷見高校生の1年生を対象に探求学習の一環として行っているHIMI学との関連性について、鎌仲教育長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 今年の5月24日に、氷見高校のHIMI学121のゲストといたしまして、北陸大学の藤岡教授を招き、隠岐島前高校の取り組みなどを紹介する講演会が持たれました。  講演を聞きました1、2年生の生徒が、同校の教育魅力化プログラムの取り組みに感銘を受けまして、現地の高校生と交流したいと思う生徒がいたことがきっかけになった事業でございます。  また、派遣された生徒による発表会を今後予定しておりまして、学び、体験した成果を氷見高校校内で広めることを考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) ただいまの答弁にありました、隠岐島前高校の特色を生かした、高校生みずから交流をしたいというお話でありました。その中でも、隠岐島前高校の特色でもあるグローカル人材の育成というキーワードも聞こえてきました。  具体的にはどのような生徒の育成内容なのか、鎌仲教育長に少しお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 隠岐島前高校では、世界的な視野を持ちながら人口減少等の課題を持つ離島において、足元を見つめて行動できる生徒となるよう、グローバルとローカルの造語でございますグローカル人材の育成、これを目指しておられます。  人口減少等の課題は氷見市も同様でございまして、世界に目を向けつつも地域において活動できる、そんな人材の育成が大変重要であると考えております。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) それでは、違った方向からまた質問をさせていただきます。  現在、進学などの制度には育英資金制度やぶり奨学金制度など、地域に根差した資金制度がありますが、教育の効果を最大限に発揮され、何度も申し上げます。「ふるさと氷見を愛し 次代を担う人づくり」の実現に向けて、教育を通して地元氷見に戻ってきてくれるふるさと教育をさらに充実していただきたいと思います。  そこで、鎌仲教育長にお伺いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 教育委員会といたしまして、第2期教育振興基本計画の理念、「ふるさと氷見を愛し 次代を担う人づくり」を挙げております。  人口減少等の課題に立ち向かうためにも、ふるさと教育の充実を重点に挙げて取り組んでいる現状でございます。  ふるさと氷見の魅力を、学校での授業のさまざまな体験活動を通して伝え、子どもたちに将来氷見に定住したいと考えてもらえるような取り組みを、今後とも続けていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 最後に、域内の善意や資金が今後も氷見の教育に好循環が生まれるよう、今後の取り組みについて、鎌仲教育長にお伺いをいたします。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 市民の皆様方の善意が、ふるさと教育の資金として有効に活用されているということ。そして、そのことを広く周知することによりまして、市民の皆様が率先して対象の商品を購入されるようにしていただき、また善意の輪が広がること、そういった好循環が生まれれば幸いでございます。  教育委員会といたしまして、引き続きふるさと教育に力強く取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 7番 正保哲也君。 ◆7番(正保哲也君) 市民には公助にも限界があるという危機感と、自助、共助の重要性を示すことが大切であると思います。  人口減少対策には、当市の特徴ある産業を最大限に活用できるよう、引き続き努力されることをお願いして私の質問を終わります。 ○議長(荻野信悟君) 以上で、市政一般に対する質問を終わります。 △議案に対する質疑 ○議長(荻野信悟君) これより上程全案件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案の委員会付託 ○議長(荻野信悟君) 次に、ただいま議題となっております議案第50号から議案第64号まで、令和元年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか14件については、お手元に配付してあります委員会付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。  なお、念のため申し上げます。報告第14号から報告第16号までは市長からの報告事項であり、議会の議決事項ではありません。よって、委員会付託をしませんので、御了承願います。         ───────────────────────── △決算特別委員会の設置の件 ○議長(荻野信悟君) 次に、日程第2 決算特別委員会の設置の件を議題といたします。  お諮りいたします。議案第65号及び認定第1号から認定第3号までは9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに審査を付託の上、次期12月定例会までの継続審査といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、議案第65号及び認定第1号から認定第3号までは、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに審査を付託の上、次期12月定例会までの継続審査とすることに決しました。  お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員については、委員会条例第5条第1項の規定により、   1番  穴 倉 陽 子 君   2番  北   宣 市 君   3番  屋 敷 夕 貴 君   5番  越 田 喜一郎 君   6番  萬 谷 大 作 君   7番  正 保 哲 也 君   9番  松 原 博 之 君  12番  積 良   岳 君  17番  嶋 田   茂 君 以上、9名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名の諸君を、決算特別委員会の委員に選任することに決しました。  決算特別委員会正副委員長互選のため、暫時休憩します。  午後 1時16分 休憩         ─────────────────────────  午後 1時24分 再開 ○議長(荻野信悟君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に開かれました決算特別委員会において互選されました委員長及び副委員長の氏名が手元に届いておりますので、事務局長に報告させます。
    ◎事務局長(坂本博之君) 報告いたします。  決算特別委員会委員長  嶋田委員     同   副委員長  松原委員  以上でございます。         ───────────────────────── ○議長(荻野信悟君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。来る17日は議事の都合により休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、17日は議事の都合により休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明11日から13日までは常任委員会開催のため、14日から16日までは休日のため、また17日は議事の都合により、いずれも本会議を休み、18日に本会議を再開し、上程全案件の審議を行います。  なお、念のため申し上げます。常任委員会の日程につきましては、9月11日産業建設委員会、9月12日厚生文教委員会、9月13日企画総務委員会を、いずれも午前10時から委員会室において開催いたします。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 1時26分 散会...