氷見市議会 2019-03-12
平成31年 3月定例会−03月12日-03号
平成31年 3月定例会−03月12日-03号平成31年 3月定例会
平成31年 3月
氷見市議会定例会会議録(第3号)
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平成31年3月12日(火曜日)
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議 事 日 程 (第3号)
第1
市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市
一般会計予算ほか35件及び報告第1号
地方自治法第179条による専決処分について
(一般質問、議案質疑、
委員会付託)
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本日
の会議に付した事件
日程第1
市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市
一般会計予算ほか35件及び報告第1号
地方自治法第179条による専決処分について
(一般質問、議案質疑、
委員会付託)
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出席議員及び欠席議員
の氏名
出席議員(17人)
1番 穴 倉 陽 子 君 2番 北 宣 市 君
3番 屋 敷 夕 貴 君 4番 稲 積 佐 門 君
5番 越 田 喜一郎 君 6番 萬 谷 大 作 君
7番 正 保 哲 也 君 8番 竹 岸 秀 晃 君
9番 松 原 博 之 君 10番 上坊寺 勇 人 君
11番 小清水 勝 則 君 12番 積 良 岳 君
13番 萩 山 峰 人 君 14番 荻 野 信 悟 君
15番 澤 田 勇 君 16番 谷 口 貞 夫 君
17番 嶋 田 茂 君
欠席議員(0人)
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職務
のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 坂 本 博 之 次長 新 井 和 浩
副主幹 西 島 秀 元 主査 横 田 慎 一
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説明
のため議場に出席した者
の職・氏名
市長 林 正 之 君 副市長 小 野 裕一朗 君
企画政策部長藤 澤 一 興 君 総務部長 高 橋 正 明 君
市民部長 草 山 利 彦 君
産業振興部長山 口 優 君
建設部長 大 野 一 也 君 防災・危機
管理監
茶 木 隆 之 君
会計
管理者 澤 永貢子 君 財務課長 大 門 芳 宏 君
教育
委員会
教育長 鎌 仲 徹 也 君 教育次長 荒 井 市 郎 君
監査
委員
代表監査
委員金 谷 正 和 君 事務局長 山 口 和 義 君
消防機関
消防長 川 崎 保 広 君
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午前10時00分 開議
○議長(
荻野信悟君) これより本日
の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付
の日程表
のとおりであります。
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△
市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第36号まで及び報告第1号
○議長(
荻野信悟君) 日程第1
市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市
一般会計予算ほか35件及び報告第1号
地方自治法第179条による専決処分についてを一括議題といたします。
△
市政一般に対する質問
○議長(
荻野信悟君)
市政一般に対する質問を継続いたします。
通告がありますので、順次発言を許します。
6番
萬谷大作君。
〔6番
萬谷大作君 登壇(質問席)〕
◆6番(
萬谷大作君) おはようございます。
自民同志会、2日目
の先陣を切って、質問に臨ませていただきます。
人間50年と言われていた
のも今や昔、人生100年時代到来と言われている今でございます。論語
の一説にある「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」
のとおりに、惑わず、今
の立場を天命であると市民
の皆様に感謝をしつつ、改選後初、そして平成最後
の一般質問に臨ませていただきます。
それでは最初に、氷見市
都市計画マスタープランと
氷見市立地適正化計画についてお尋ねいたします。
2005年10月に策定された前回
の計画から10年以上がたち、氷見市を取り巻く社会情勢も大きく変化していることから、
見直し作業を行ってこられましたが、そもそも、氷見市
都市計画マスタープランと
氷見市立地適正化計画とは何な
のか、なぜに策定をする必要がある
のか、市民
の皆様にわかりやすく説明をお願いいたします。
大野建設部長、お願いします。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君)
都市計画マスタープランは、氷見市
の目指すべき都市
の将来像を描き、その実現に向けた
土地利用や都市施設
の整備方針などを定めた、都市計画
の総合的、長期的な指針となる計画であります。
また、
立地適正化計画は、住まいと
生活サービスに関連する医療、福祉、商業など
の利便施設が身近に立地するよう、緩やかに誘導を図りながら、公共交通と連携し、
人口減少社会に対応する
まちづくりの方策を示した計画であります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 前回
のマスタープラン、
立地適正化計画から10年以上がたちましたが、氷見市において新たにどのような変化があった
のか、そして今後どのような危機が想定される
のか説明をお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君)
都市計画マスタープランは、平成17年度
の策定から10年以上が経過し、その後、
上位計画である第8次氷見市総合計画
の策定や社会情勢
の変化、さらに今後
の人口減少や
少子高齢化など
の課題に対応するため、計画
の見直しを行ったものでございます。
立地適正化計画につきましても、
都市計画マスタープランの一部として、持続可能な
まちづくりを推進するため
の具体的な方策を示す計画として、今回策定いたしたものでございます。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君)
人口減少や
少子高齢化など
の課題に対処して、まち
の活性化につながる効果的な
土地利用、つまり、氷見市は限られた財源しかございませんので、
財政健全化を図りながら、効率よく、いわゆるコンパクトな
まちなか拠点と、そのほか
の地域や中山間地を結び、多様な
ネットワークの形成を図っていくということで、私は理解をいたしました。
さて、
マスタープランの中で、まちなかと各地域、中山間地とか
の連携軸を進めていく上で、
道路ネットワークの整備
の中で、今後
の交通需要を踏まえまして、
都市計画道路というものが前々から計画されておりましたが、見直しを検討するとありましたが、
都市計画道路事業の現状と課題について、
大野建設部長、教えてください。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 本市におきます
都市計画道路は、現在23路線、全長約72キロメートルありますが、改良率は約83%となっており、11路線、約12キロメートルが長期未着手
の道路となっております。長期未着手となっている
都市計画道路沿線の方々には、法令に基づき建築
の制限を行ってきたものの、長期にわたり道路工事は着手できておりません。
また、
都市計画道路として整備を行う場合は、幅員を原則16メートルとしなければならないことから、周辺
の人家など
の大幅な移転が必要となり、莫大な費用がかかると予想されます。
今後も
人口減少が進むと予想されていることなどから、
都市計画道路の必要性を再検証しながら、見直しを行ってまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) ただいま
の発言
の中に、
都市計画道路の計画廃止や変更に伴うことをおっしゃいましたが、その変更を行う上で問題が発生する可能性があると思いますが、どのようなことが考えられますでしょうか、
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君)
都市計画道路を廃止した場合は、沿道におきまして、これまで法令により建築
の制限がされておりました鉄筋コンクリート
の建物などが建設できるようになります。
今後は、沿道住民や地権者
の方々をはじめ、有識者など
の御意見を伺いながら、
都市計画道路の廃止を含めた見直し
の検討を行ってまいります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 今からそういう計画を変更するということ
の中で、まずは周辺住民
の方に丁寧な説明、そして御理解を得られるように進めていただきたいなと思っております。
次に、絶対に避けては通れない空き家、特に空き地へ
の対策について、お尋ねいたしたいと思います。
立地適正化計画では、
都市再生特別措置法によるまち
の顔、いわゆる
都市機能誘導区域と住宅地として
の居住誘導区域に、施設や住居を誘導する計画を立てておられますが、空き家による都市
のスポンジ化、スポンジ
のように中が空洞化になることですが、現在
の対策、そして状況から推測して、この
スポンジ化現象が沈静化する、とまると考えておられますでしょうか、
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 先ほども申しましたけれども、
人口減少や
少子高齢化が進展すると予想されることから、このままでは市街地
のスポンジ化は進行すると考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 現在
の状況を見ても、若い世代
の移転、
少子高齢化から公示価格、つまり氷見市
の不動産
の価格
の維持、それによる
税収安定化は誰が見ても難しい状況ではないかと私も思います。
空き家は建っていればこそ不動産でありますが、除去してしまったら、空き家は単なる木くずという動産になり、適正に空き家を処理すれば、ひとまず解決となりますが、その後に残された空き地についてはそうはいきません。永久に動かない不動産であり続けるからです。
この
都市計画マスタープランの目標年次は、おおむね20年後
の2039年と
のことですので、明らかに社会情勢は今よりもっと早く加速度的に変化してくると思います。
このことは当然、氷見市だけではなく、全国的な問題でありますから、
いろいろ国のほうも考えておりまして、昨年6月に
所有者不明土地法という法律が制定されましたが、
大野建設部長、これを御存じでしょうか。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君)
所有者不明土地の利用
の円滑化等に関する
特別措置法は、相続後
の未登記などで持ち主がわからなくなった土地が荒廃し、治安、景観
の悪化を招くことなどを防ぐために、所有者が不明な土地を円滑に利用する仕組みや、所有者
の探索を合理化する仕組みなどを定めた法律であります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 住宅地
のスポンジ化をできるだけ抑制する手段として、今、国が定めました
所有者不明土地法と空き地に対する国
の制度創設はこれからも、名義的に続いていくことが予想されておりますが、氷見市として
マスタープラン、
立地適正化計画の中で、何かほか
の対処法等はございますでしょうか。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 議員御指摘
のとおり、今後も市街地内で空き地が無作為に発生していくことが懸念されます。
立地適正化計画におきましては、その対策
の1つとして、(仮称)
空き地情報バンクを設立し、空き地
の利用促進を図ることとしております。
今後も
スポンジ化対策について、国や県をはじめ、関係機関などと情報交換を行いながら、有効な施策を検討してまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君)
土地利用の問題点として、
アンケート調査では、
中心市街地の方々では57%
の方が、空き家、空き地、空き店舗へ
の対策が重要と考えておられまして、
中心市街地以外でも53%
の方が肌で危機を感じておられます。
誰が見ても、このままでは明らかにおおむね20年後
の2039年には
虫食い状態の住宅地になってしまいますので、早目に対処しておかないと大変なことになると警告をいたしておきます。
氷見市
都市計画マスタープランの中では、氷見市を5つ
の地域に区分しまして、それぞれが目指す
まちづくりの方針を定めておられます。
住宅誘導区域、これは用途地域とも言いますが、それを接したところにも、
住宅誘導区域に入れなかったところでも、宅地化しているのに農地や山林地域と指定されて、実際
の状況と乖離している地域がある
のを御存じでしょうか。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 現実的にそういうような土地が存在していることについては承知しております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 特に一例を挙げますと、氷見市南部地域
の海岸沿い
の地域、そこは
居住誘導区域に接し、宅地化が進んでいるにもかかわらず、やはりいろんな制度
の中で、特に
農業振興区域というもの
のために、
居住誘導区域外になって
スプロール化、いわゆる無秩序に拡大している地域が確かにあります。
前
マスタープランを拝見したところ、その地域においては地元協議
のため
の機関
の設置も欠かせないと考えておると書いてありますが、その点を踏まえまして用途地域
の拡大を行う意思は氷見市としてございますでしょうか。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 本市におきましては、今後も
人口減少や
少子高齢化が進展すると予想されていることから、持続可能な都市構造を目指す
立地適正化計画におきましては、
中心市街地やその周辺において、
生活サービスやコミュニティーが持続的に確保されるよう、居住を誘導する区域として
居住誘導区域を設定しております。
また、用途地域内に住宅地となり得る空き地などが多く残っていることから、
立地適正化計画の考え方とも整合を図り、住居系
の用途地域
の拡大は原則行わないこととしております。
なお、
インターチェンジ周辺や幹線道路など
の基盤整備に伴い、土地需要が高まると想定される地区につきましては、
上位計画や関連計画などと
の整合を図りながら、
土地利用の規制誘導方策を検討してまいります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) なかなか厳しい意見でございますけれども、今後20年後
のことを鑑みながら、地域
の住民
の方々がこの地域はどうあるべきか意思決定をした上で、氷見市と話し合いを持って
上位計画や関連計画と
の整合を図れば、フレキシブルに修正を行っていく検討
の用意があるということで、私は理解をいたしました。
それでは次に、氷見市
景観条例についてお尋ねをいたします。
平成16年に良好な景観
の形成に対する枠組み
の整備と、それを実現するため
の手法として景観法が制定されまして、氷見市におきましても、氷見らしい
景観形成に関する講習会やセミナー
の開催、ワークショップなどが開催されてきました。
より一層
景観形成に取り組むために、平成29年3月31日に景観法に基づくさまざまな制度を活用できる権限を持つ
景観行政団体に氷見市は移行しました。良好な
景観形成を具体的に進めていくために、氷見市
景観条例を制定し、市民、事業者、行政がそれぞれ
の役割を果たし、協働で氷見らしい景観をつくり上げることを目的にされております。
それで、まず最初に、氷見らしい景観とは何な
のか、また、そもそもなぜ景観を守る必要がある
のか、氷見市民
の方々にわかりやすく説明を、
大野建設部長、お願いいたします。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 景観を守ることは、美しい町並み
の保全、創出、地域固有
の伝統文化
の継承につながり、結果的にまち
の知名度や、地元へ
の愛着
の向上が期待できます。
また、
地域活性化による若年層
の人口流出抑制に効果的であると考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 私も、これを質問するに当たり、いろいろ景観法について調べましたが、例えば憲法25条に健康で文化的な最低限度
の生活というものは国民に保障されておりますが、それは生存権なんですけども、例えばそのほかに環境権というものがありまして、安全・安心な環境が侵されたりすれば、そういう環境権が侵されたということで問題が起きたり、そういうことがあります。
いざ、そういう権利というものを考えますと、景観権というものが実際ない、なかなか想定しにくいというものがありますので、なかなか景観
の権利というものが存在しないので、権利が侵されたり、制限されてしまうということが、実感が持てないと思うので、例えば「広報ひみ」等で、いろいろお知らせしている
のは存じ上げているんですが、計画
の中にあるレベル1で、氷見市民全体
の意識を醸成して、
景観形成を推進するとありますが、先ほども言いましたとおり、いかにして市民
の皆様に景観というものを周知、そして意識
の醸成を図る
のか、どういうふうにされますか。
大野建設部長、よろしくお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) これまでも、市民
の方々とまちあるき景観塾
の開催、「広報ひみ」へ
の記事掲載やケーブルテレビテレビによる広報を行ってまいりました。
今後も、これまで
の取り組みを続けるとともに、
景観形成重点地区候補地における
住民意識調査、シンポジウム
の開催、わかりやすいパンフレット
の作成などで、良好な
景観形成の必要性や効果性を伝えていきたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君)
景観計画や条例
の中に、一定
の大きさ以上
の民間施設や建築物に対して届け出や指導、助言ができるとありますが、氷見市においては、民間業者
の参入は喉から手が出るほど欲しいことなんですけれども、民間業者が来られますと
法人住民税、そして
固定資産税、そして雇用
の増加など
の点から、ぜひともその参入は歓迎すべき事案なんですが、
景観条例によるそういう参入
の妨げということは起こり得ないでしょうか。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 景観法に基づく氷見市
景観計画及び
景観条例は、これまで運用してきた富山県
景観条例と同等
の誘導基準を用いており、開発行為や企業立地を制限するものではございません。
景観計画の策定で、氷見らしい良好な
景観形成が進めば、地域
の活性化にもつながり、企業
の参入意欲が向上するものと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) それでは、いろいろ参入が大丈夫だということで、過去
の事例について、ちょっとお聞きしたいと思うんですが、過去に
氷見インターチェンジから市役所に抜ける、いわゆる
シンボルロードというものがありますけれども、その
シンボルロード沿いの店舗さんに景観に配慮いただいた経緯があるとお聞きしましたが、どのような配慮をいただいた
のでしょうか。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) これまでに、ある店舗では看板
の高さを低くしていただいたり、別
の店舗では同じように看板
の高さを低くしたり、壁面広告をより景観に配慮したデザインに変更していただきました。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) その想定される前からいろいろ氷見市は景観を考えていた
のだなということが、ちょっとわかりました。
そして、
建築届け出の時点から民間業者とよく話し合うことが大事なことと理解できたことで、次に、実例を挙げて
景観条例の効果や開発
の抑止力についてお尋ねいたしたいんですが、例えば氷見で見られる景観
の特徴
の中にもあります、山・里・田畑で構成される景観
の地域を例に挙げますと、私もよく思うんですが、田植えが終わった後や稲穂が黄金色に実って風に揺れる中山間地域
の田園風景を、例えば想定されていると思うんですが、そこがとてもきれいで、氷見市としてもぜひ守っていただきたい景観な
のですが、例えばですよ、そこに建築面積や高さが基準を超え、そして装飾も派手な遊戯施設が、そういう会社が進出を考えた場合、
景観条例はどのように生かされ、そしてそれは抑止力となりますか。教えてください。
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君)
景観条例は、景観法に基づき、良好な
景観形成を図るために必要な事項を定めた
景観計画の実効性を担保するものとなります。
あらかじめ
景観計画及び
景観条例という枠組みをつくっておくことで、施設
の計画段階から景観に対する配慮を促すことができるものであります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 今
の話をちょっとかみ砕きますと、そういう遊戯
の民間
の会社が氷見市へ
の参入を考えた場合に、氷見市にはまず
景観計画、条例があるという抑止力、そして施設
の計画段階から説明、そして話し合いができるという点、そして理解が得られれば配慮していただけるかもしれないということでよろしいでしょうか、
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 議員
のおっしゃるとおりでございます。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) それで、話し合いでうまく解決できればいいんですけれども、それでも従っていただけない場合、景観法には罰則規定が盛り込まれておりますが、罰則
の詳細、そしてスキームについて教えていただけますでしょうか、
大野建設部長。
○議長(
荻野信悟君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 景観法では、届け出対象行為に対し、届け出を怠った場合または虚偽
の届け出をした場合、30万円以下
の罰金が科せられます。
また、今後、
景観形成重点地区を指定して、地区内
の特定届け出対象行為
の規模や誘導基準を定めた場合、誘導基準に適合しない特定届け出対象行為に対し、変更命令を出せることとなっております。この変更命令に従わない場合は、景観法
の規定により50万円以下
の罰金が科せられます。
さらに、違反行為に対し原状回復命令に従わない場合は、1年以下
の懲役または50万円以下
の罰金が科せられます。
以上でございます。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 氷見市においては、まず、守るべき景観に対する市民意識
の醸成が大事であること、そして、その上で民間
の業者とは話し合い、時には指導、助言をしながら、氷見市として景観
の考え方をお伝えすることが大事であると理解いたしました。
次に、市民議会開催事業についてお尋ねいたします。
女性議会から始まり、平成29年度からは市民議会として開催されている事業でありまして、市民が議会体験を通じて、市政運営や議会
の仕組みについて理解と親しみを深めていくとともに、市政に対して多様な意見を提案いただき、市政へ
の反映を目的とするとありますけれども、女性議会
の場合は、女性
の多様な意見をいただき、市政に反映し、いずれは女性議員
の誕生も見据えてという大義名分もございました。
女性議員も誕生いたしまして、前回からは市民議会として開催されておりますが、今後
のことも考えまして、市民議会
の存在、そもそもなぜに開催する
のか、そしてしなければならない
のか、藤澤企画政策部長、お答えをお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 市民議会
の開催意義でございますが、議員が今おっしゃいましたとおりでございます。
女性に限定されていた女性議会を、広く、性別にとらわれず、範囲を広げたものでございまして、幅広い市民
の皆様に御参加をいただき、議会
の仕組みについて御理解と親しみを深めていただくことを目的として開催しているものでございます。
また、ともに行政課題
の解決に向けて議論することで、そこから新たな政策がつくられることも期待をいたしております。
市町村は、市民に一番身近な基礎的な自治体でございまして、市政に参画し、学ぶことができる貴重な機会として市民議会を開催することは、大変意義深いことであると考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 全くそのとおりだと思います。
私が議員になる前は、例えば国
の決めることに関しては、霞が関でありますとか永田町
の方たちが決めることなので、雲の上
のことであり、興味も現実味も持てないちょっとむなしさも感じておりましたが、地方議会においては、市民
の皆様が自分
の声と目
の届くところにおいて意思決定、議決する機関が近くにあるという現実を伝えることができたら、それはすばらしいことだと思います。
ところで、例年、参加者を見ますと、各種団体から割り当てられたような参加者を多く見かける
のですが、参加者
の確保は今年度、どのようにされますでしょうか。藤澤企画政策部長。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) やはり参加者は広く求めたいと思っております。
多様な幅広い御意見、御提案をいただくために、議員
の構成につきましては、できれば性別や年齢に偏らないようなバランスに配慮するとともに、特に16歳以上
の若い世代からも御参加をいただきたいと思います。
方法といたしましては、まずやはり年度初めに募集をかけてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 私は、一応最初
の女性議会とか、前回
の市民議会とか見させていただきました。
その中で、質問者
の中に、小さなお子様を持っておられるお母さんが登壇されまして、例えば朝日山公園に子どもが遊べる遊具が欲しいということを言っておられた
のがとても印象的でございまして、それを、私がその後、朝日山公園
の質問をするときに議会
の質問に生かさせてもらった経験もあります。
その中で、市民議会開催
の目的として、市政に対して多様な意見を提案いただき、市政へ
の反映を目的とするとありますけれども、実際、市民議会を開催して、市政へ反映された提案や事柄等はありましたでしょうか。藤澤企画政策部長。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 昨年度開催いたしました市民議会におきましては、生活者視点で
の身近な御意見、そこからまた広く地方創生に向けた将来
のふるさとづくりへ
の御提案まで、幅広く御議論をいただきました。
具体的に申し上げますと、地域課題解決
のため
のコミュニティー
の形成、あるいは新文化交流施設
の建設をはじめとした芸術、スポーツに親しむため
の施設整備、今、議員おっしゃいました市民
の憩い
の場となる朝日山公園
の整備、若者
の流出対策などにつきまして、さまざまな御提案をいただきまして、現在、各事業を進める上で
の参考とさせていただいているところであります。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 多様な視点や意見、考え方が生かされる市民議会
の開催を期待いたしまして、次
の質間に移らせていただきます。
次は、がん、生活習慣病
の予防対策についてであります。
金沢医科大学氷見市民病院
のがんセンター整備事業については、当面見送りとなりましたが、私もよくいろんなところに行って聞くんですけれども、期待していた市民
の方々からは落胆する声も実際
のところ、少なくはありません。
当初聞いていた話では、氷見市
のがんによる死亡率は全国的に見ても高い水準にあり、高齢化に伴い、さらにがん
の死亡者数や罹患者数
の増加が見込まれ、また働き盛り
の早逝を防ぐためにも、がんに対する包括的な診療体制を構築したいと
の旨でしたね。
がんセンター整備事業
の見送りによって、氷見市民
の命に危機があってはならないはずでありまして、がん発見ではなく、予防に今まで以上に、さらなる注力をすべきと考えますが、がんセンター整備事業が当面見送りとなっても、市民
の皆様へ
の氷見市におけるがん対策
の万全さ、特にがん予防に対する対応策をお聞かせください。草山市民部長。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 氷見市
の平成29年
のがんによる死亡率でありますけども、人口10万人に対し368.7で、県
の341.9、国
の299.5に比べ高い状況となっております。
がん予防対策としましては、1つには、がん予防講演会、健康教室、健康相談等を実施し、がん予防
の正しい知識
の普及や、たばこ対策を図り、がんにかからない生活習慣を確立するため
の支援をしております。
2つには、がん
の早期発見体制
の強化としまして、各種
のがん検診を実施しておりますが、平成31年度から、全身を総合的に診断できるPET−CT検診費
の助成を実施する予定でございます。
また、がん検診受診率
の向上
のため、がん検診受診案内
の個人通知を行うとともに、医療機関で受ける個別か、あるいはいきいき元気館で受ける集団か
の検診方法
の選択制、土曜日や日曜日
の休日検診
の実施、特定健診と同時に実施、節目年齢
の自己負担
の軽減など
の受診しやすい体制づくり
のほか、子宮、乳がん検診
の節目年齢に無料クーポン券
の交付、あるいは託児を行う子育て世代にやさしい検診などを行っております。さらに、平成31年度から肺、胃エックス線検診に続き、複数
の医師による胃内視鏡がん検診
の二重読影を開始し、効果的で安全ながん検診
のため精度を高めてまいります。
3つには、がん対策推進員を養成し、受診
の呼びかけ運動、のぼり旗
の設置を行い、市民ぐるみ
の予防活動を行っているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) いろいろ対応されている
のは理解できました。
それでも、なぜ氷見市
のがんによる死亡率が高い
のか、そして高齢化が原因で数値が高まるということであれば、富山県内で氷見市よりも高齢化
の進んだ地域
の死亡率はどうなっている
のか、氷見市と比べて高い
のか低い
のかということを比べることも、それは当然
のことだと思いますし、氷見市に、例えば胃がんでありますとか、肺がんでありますとか、特徴的ながん発症
の傾向があれば、その原因を探り予防する必要があります。
さらに、治療
の上で障害となる事情があればそれを取り除いて、がん予防に効果的な取り組みがあればそれを支援することも私は必要になってくると思います。
がんセンター
のそれも延期になったということで、私はこれを機会に、県にはありますけれども、市町村には策定義務
のない、例えばがん対策推進計画
のようなものを氷見市
の中で策定してもよろしい
のではないかと考えるんですが、草山市民部長、どうお考えでしょうか。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 議員さんおっしゃられるように、がん対策を推進するためには、がん拠点病院と
の連携体制や専門的医療従事者
の育成など、質
の高い医療体制
の整備、それとか、がん患者
の在宅療養支援や活動支援など、広域的で専門的に行うことが必要となります。
こうしたことから、市だけで総合的にがん対策を推進することは難しいため、市
の計画策定
の予定はございませんが、法定計画であります富山県
のがん対策を推進する基本計画である富山県がん対策推進計画は、市町村、医療機関等
のがん対策に対する取り組み
の方向を示すものであるため、この計画に基づきまして、がん対策を実施しているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 県ではできるけど、氷見市
の現状では単独ではちょっと難しいかなと理解をいたしました。
それでは、氷見市
のほか
の、例えば生活習慣病
のデータ、糖尿病であるとか、いろんなものがあると思いますが、その辺
のデータはどうなっておりますでしょうか。草山市民部長。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 平成29年度
の国民健康保険特定健診
の結果によりますと、メタボリックシンドローム
の該当者
の割合が23.7%と、県20.9%、国17.4%に比べ高くなっておりまして、ほかに血糖値をあらわすヘモグロビンA1cが7.0から7.9%
の高血糖
の人
の割合は4.2%で、県
の3.7%より高い状況となっております。
こうした結果がよくない原因としましては、本市で行った調査では、メタボ該当者には、男性で就寝2時間以内
の食事をとる、それとか夕食後
の間食習慣
のある者が多いと、こういった分析結果によりまして、食生活
の習慣が原因
の1つというふうに考えております。
こうした氷見市
の生活習慣病に関する現状や、食事、運動など
の生活習慣
の改善方法、それと第2次氷見市へルスプラン21中間評価
の結果などについて、各地区
の健康教室や広報、行政チャンネル等で市民へ
の周知を図っております。
また、特定健診、特定保健指導、ヘルシー食生活講座、運動実践教室、糖尿病重症化予防事業など
の保健事業を実施し、生活習慣病予防対策を行っておりますが、健康に関心
の高い人しか参加しない
のが現状でございます。
こうしたことから、本市では、病気ではないが健康でもない、こういった未病
の状態から健康に近づけていくため、健康づくり
の意識
の向上と健康づくりに取り組む市民を増加させ、生活習慣病を予防し健康寿命
の延伸を目指す未病対策事業を実施しているところでございます。
この事業で行った調査では、氷見市民は、健康に関心はあるが、なかなか行動を変えられない、こういった関心期
の人
の割合が高く、この層にターゲットを絞りまして、健康
のためによい生活を送るという行動がとれるよう、官民が連携を図り、より効果的な働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 私、氷見市
の医療関係者
の方からいただいた資料がありまして、これは非常に興味深いデータであります。
かみ砕いて言いますと、平成28年
の厚生労働省
の糖尿病による死亡率ランキングでは、富山県は全国ワースト4位でございます。さらに、その糖尿病
のことに関して氷見市に目を向けますと、先ほど草山部長もおっしゃいましたとおり、平成26年度
の検診受診者による糖尿病検査、ヘモグロビンA1cという数値なんですけれども、その糖尿病
の数値、ワースト4位
の富山県
の中で、男女とも氷見市が県内ワーストに近い数値をたたき出しております。
そしてもう1つ、平成27年度
の全国医療保険者データによるメタボリック該当者、メタボリックとは糖尿病予備軍と言われていますけれども、これは富山県は全国10位でございました。ワースト10位です。次
の年
の平成28年、市町村国保というものだけを見ますと、メタボリックシンドローム該当者
の割合ですけれども、富山県は全国ワースト2位です。ちなみに、一番悪い
のは沖縄ですけれども。
しかも、そのメタボリックシンドロームワースト2位
の富山県なんですけれども、女性は全国ワースト1位が富山県、男性は全国ワースト3位です。
その富山県
の中でも、国保、協会けんぽ
の健診受診者データでは、氷見市は男女ともにメタボリックシンドローム該当者
の率がワースト1位でございます。
私は大変びっくりいたしました。私は、氷見市は食べ物がおいしいし、環境もいいし、みんな健康的だし、数値は高くないと思っておりましたが、あえて聞きますけども、悪魔
の代弁者としてお尋ねしますけれども、このデータ、いろんなデータがありますけれども、数値的に、全国的に見て、非常に悪いということは、草山市民部長、知っておられましたか。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 全国まではあれですけど、県内
の中でも今ほど言われました糖尿病とか、そういった数値は高いということはわかっておりました。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 26年、28年ということもありますので、その間に劇的に数値が好転していればいいんですけれども。
生活習慣病とは、発症に食生活や運動など生活習慣が大きく関係する病気
の総称でございまして、当然、がん、糖尿病、心臓病など大抵
の症状が当てはまるはずでございます。
私は、この数値を結果としてどう捉えるか、それが全てだと思います。統計
の調査方法が間違っている。いろいろな施策を打っても、意識
の高い人しか参加しないから数値が改善しない。どう考えようが、それは自由でございます。一生懸命、特に健康課
の方々も対策に取り組んでおられます。
しかしながら、氷見市
のがんによる死亡率は全国的に見ても高い水準にありまして、糖尿病
の数値も残念ながら芳しくない。その予備軍に当たるメタボリックシンドローム該当者
の数値に至っては、全国ワーストともいうべき極めて悪い水準にある。これは事実として捉えたほうがよろしい
のではないでしょうか。
しかも、がんセンター整備事業開始当初には、働き盛り
の方々が早く亡くなってしまうことを防ぐとうたっているじゃないですか。
だからこそ、ある意味、この問題を氷見市だけで抱え込まず、プロである氷見市民病院でありますとか、そして地元
の医師会専門家
の検証結果、いわゆるこれは、最近ではよくエビデンスといいますけれども、それをいただき、そして事実を氷見市で共有した上で、市民
の方々に特定健康診断や保健指導を受けていただく、新たな結果を出す体制づくりが必要と考えますが、この新たな生活習慣病
の予防で結果を出すという体制
の構築は、草山市民部長、可能ですか。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 本市では、昨年10月から氷見きときと健康ポイント制度を実施して、20歳以上
の皆様
の健康づくり
の取り組みを支援しているところでございます。
議員さんおっしゃられるがん、生活習慣病対策については、医師とか、自治振興
委員、学校、健康づくりボランティア等からなる健康づくり推進協議会や国民健康保険運営協議会等、あらゆる機会を捉えまして、健康づくりに意識を高め、よい生活習慣を実践する人を増やしていくなど、がん、生活習慣病対策について協議してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) なかなか、地方創生でありますとか、そういうもの
の結果をはかる
のは難しいんですが、この数値は氷見市民
の皆様
の命
の数値でございます。せめて全国平均レベルに下げるでありますとか、そういうこと
の設定は私は可能であると考えております。
そこで林市長に移ります。
氷見市ので最
上位計画である総合計画
の後期基本計画
の中に、氷見市においては、がんによる死亡率が高く、また、肥満や高血圧、高血糖
の判定を受ける人や、メタボリックシンドロームに該当する人が多い状況となっておりと書いてあります。それで、それから考えられる脳血管疾患や心疾患
の発症や重症化を防ぐため、生活習慣病
の予防
の取り組みが求められるとうたっておられます。
ここにはいろんな目標数値とかKPIはございませんが、現状では極めて悪い状況である可能性も踏まえましても、改めて生活習慣病
の予防対策について、林市長、御所見をお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 林市長。
◎市長(林正之君) 生活習慣病と言われると、私も先ほどからどきっとしていたわけでございますけれども、私も健診に行きますとメタボ
の予備軍でありますので、よくお医者さん
のほうからは、やっぱり食事
の量、それから極力運動するようにと言われているわけでございますが、先ほど議員御指摘
のとおり、人口当たり
のがん
の死亡率も全国と比べても非常に高い、2割ほど高い、あるいはメタボリックシンドローム
の該当者も全国でもワーストに近いというような御指摘でございますので、これについては、やっぱりしっかりと、単に高齢化率が、例えば全国二十六、七%、富山県30%、氷見市が三十六、七%ということで、そういうような高齢化率が高いということだけに起因をしている
のではないような気もいたしますので、新年度、しっかりと、どういったところに原因がある
のか、そういうところをしっかりと調査をして、どういう対策がいい
のか検討してまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 今
の時点で、お金を使わずに、組織を変えたり、何か工夫を行う
のか、予算、補助金で対応する
のか、はたまた、最終的には氷見市生活習慣病予防条例など作成まで行う
のか、その辺はまた考えていただきたいなと思いますし、私もこの結果、改善とか、数字的な結果が出るまで注視していきたいと考えております。
それでは、介護予防事業について質問させていただきます。
きときと100歳体操でございますが、現在のきときと100歳体操
の状況について、草山市民部長、教えてください。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) きときと100歳体操は、住民主体
の取り組みとして、平成27年10月から実施しておりまして、本年3月1日現在では80カ所にまで増加し、1,500人を超える高齢者
の皆様が週2回この体操をしております。
昨年10月にスタートした氷見きときと健康ポイント制度も、2月末現在、64カ所
の100歳体操グループからポイント申請が出されておりまして、参加者
の励みとなっているとお聞きいたしております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 私もよく100歳体操
の現場をお見受けするんですが、どうしても、やはり男性が少なくて、ほとんどが女性であるとお見受けしますけども、その点も含めまして、どういう対処をしていく
のでしょうか。草山市民部長。
○議長(
荻野信悟君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 氷見市では、本年2月27日と3月8日
の2日間にわたりまして、きときと100歳体操グループ交流会を開催したところでございます。この交流会に参加されたグループリーダー
の方々約100名
の御意見としましては、体操のみではマンネリ化しやすいこと、男性
の参加者が少ないという声が多く聞かれたところでございます。
この交流会におきましては、参加者同士がそれぞれ
のグループ
の工夫点を紹介し合い、お互い
の参考とし、また、グループごとに推薦された功労者39名
の方を表彰いたしております。
いずれも、体操継続に向けた市
の支援策として今後も続けてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 6番
萬谷大作君。
◆6番(
萬谷大作君) 検証結果を見ても、男性
の場合は見かけ上は、例えばコンビニにお買い物に行ったり、自分でウオーキングしたりという、外出はしてでも、誰とも話さずに、社会的に孤立に陥りやすい方が多いそうでございます。
女性
の場合は、話す
のは得意なんですけど、毎日出かけられてということが大事なことだと伺っております。
いろいろ健康
のことに関して今回は質問させていただきましたけれども、政治というものは市民
の生命と財産を守るということが一番大事なことだと思いますので、その点をしっかり踏まえて私
のほうもやっていきたいと思いますので、当局
のほうも何とぞよろしく考えてください。
以上で私
の質問を終わります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
〔7番 正保哲也君 登壇(質問席)〕
◆7番(正保哲也君)
自民同志会の一員として市政が抱える重要課題について、一問一答にて質問させていただきます。
今年度は平成最終年でもあり、急激な
人口減少に立ち向かい、地方創生を推進し、
財政健全化を図りながら、第8次氷見市総合計画後期基本計画に掲げる施策を確実に推進していかなければなりません。
また、2020オリンピック・パラリンピック東京開催が間近に迫っていることを好機に捉え、各自治体もいろんな面で奮起している
のではないかと考えます。
また、施策、事業
の必要性、効果性
の総合点検による資源配分
の重点化を徹底し、
人口減少対策
の強化や、いのちと暮らしを守る「住みたい街」、働く場所を創出する「働きたい街」、氷見で子どもを生み育てる「育てたい街」
の氷見元気プロジェクト
の重点事業を中心にお伺いをいたします。
まず最初に、農業経営支援
の充実についてお尋ねをいたします。
昨年
の豪雪
の記憶からは想像もできないほど
の降雪量が少なかった暖冬から、春耕作を例年以上に早目に準備され、豊作や安全を祈るも、不安要素を多く抱えながら一年
の耕作をスタートされる農家や組合、法人も多い
のではないかと思います。
そこで、平成31年度予算中、農産物
の質を高め、複合化による農業経営
の改善を推進するため、新たに市単事業として取り組む3つ
の補助事業について、山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) このたび
の平成31年度予算では、本市
の農業
の現状や農家
の要望を踏まえまして、氷見市農協とも協議をいたし、新たに3つ
の市単独事業を計上しております。
1つは、農業機械免許取得事業費補助金でございます。これは、農耕用大型特殊及び牽引免許
の取得
のため、富山県農業機械研修センターや自動車学校で
の講習費用
の2分の1または3分の1
の補助を行うものであります。
2つには、水稲育苗ハウス有効利用推進事業補助金でありまして、これは水稲
の育苗が終了したハウスを活用し、園芸作物を栽培、出荷するために必要なコンテナ、簡易かん水装置など
の初期導入費用に対し、事業費
の4分の1、10万円を限度として補助するものであります。
3つには、スマート農業推進事業補助金でありまして、これは、近年、市内
の営農組織でも導入や、導入が計画されている農薬散布用
のドローン
の操縦者育成に係る講習会費用
の2分の1、10万円を上限として補助するものであります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 以前には、農業従事者
の労働安全確保を目的とするGAP等
のGAP指導員育成事業もありました。
では、この事業、今説明がありましたこの3つ
の事業ですね、おのおのその事業目的について、山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 現在申しました補助金
の内容につきましてですが、農業機械免許取得事業費補助金につきましては、近年、農業機械が大型化する中におきまして、農耕用大型特殊や牽引免許
の取得を通して、農業機械
の基本操作を習得し、農作業事故を防ぐとともに、道路を使った移動ができるよう、農作業
の効率化を図るため
のものであります。
次に、水稲育苗ハウス有効利用推進事業補助金は、育苗後
のハウスを園芸作物
の生産、出荷に活用することで、生産性を高めることにより、経営
の複合化に努めるものであります。
スマート農業推進事業補助金は、先ほど申しましたが、ドローン
の操縦者を育成することで、農薬散布において作業
の軽減を図るということを目的としております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 補助事業とは別に、地域農業
の現状には、担い手
の育成、地域営農体制
の確立、やはり農業人口
の高齢化に伴って継続性
の確立など、大きな問題が山積しております。
そこで、地域農業
の現状と問題点について、当局
の認識されていることを山口産業振興部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 農業を取り巻く課題といたしましては、まずは農業従事者
の高齢化、後継者など
の担い手
の不足、それに伴います耕作放棄地
の増加、また野生動物による農作物被害などがあります。
新規に計上いたしました市単独補助事業は、農耕用大型特殊やドローンなど
の免許
の取得を促進することで、担い手
の育成にもつながるものと考えております。
特に、ドローン免許
の取得は、若い方が農作業に興味や関心を持つ機会となることも期待しております。
また、10アール当たり7,500円が支給されておりました米
の直接支払制度が平成30年度から廃止されたことにより、農家
の収益力
の向上を図る必要があります。
氷見市は、農地
の大部分が水田であり、育苗ハウスが多くあることから、育苗後
のハウス
の活用による生産性
の向上と、園芸作物と
の経営
の複合化を県や氷見市農協と連携しながら推進してまいります。
市といたしましては、このたび計上いたしました市単独事業を、氷見市集落営農組織協議会や、氷見市農業再生協議会など
の総会や氷見市農協
の営農指導員会議など
の機会を通じて、情報
の提供に努めてまいります。
今後も、国や県
の補助事業
の活用や氷見市農協と
の連携により、本市
の農業を取り巻く環境が少しでもよくなるよう取り組んでまいります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 農業経営
の安定と農業後継者育成
の推進を目的として、今御説明がありましたが、農業に従事する方々へ
の伝達方法、これが一番重要だと思います。
今
の答弁でも、農業関係者と
のそういう集会等で伝達をしていくということでありましたが、情報
の的確な伝達に努めていくということで、具体的に山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 具体的な方法でございますが、先ほど申しましたとおり、各種会議で
の情報共有に努めてまいるとともに、いろんな方と
のお話
の中で情報共有、そのほか口コミでも広めていただきたいということも協議してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) ホームページ等々
の誰が見るかわからないような手段ではなく、多く
の方々に伝達できるような手段でお願いをしたいと思います。
もう1点、今回
のスマート農業推進事業
の農薬散布ドローン
の操縦者育成
のため
の講習費用でありますが、鳥獣被害対策、鳥獣
の追い払いにも、最近小型ドローン
の使用が有効に、検証、研究されていると聞いたことがあります。
鳥獣対策に携わる方々も減少している現状を踏まえて、鳥獣対策
の追い払い等にも活用できないか、お考えを山口産業振興部長にお伺いします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) ドローンにつきましては、人口密集地区など
の上空や、150メートル以上
の高さで
の飛行が原則禁止されております。
また、水や農薬
の散布に当たりましては、飛行場所などを国や県に事前に申請する必要があります。
またこのほか、日の出から日没まで
の間で、飛行状況が目視できる範囲で、人や物から30メートル以上離れたところを飛行させるなど、そういうことが航空法により定められております。
今、議員から御提案
のありました鳥獣
の追い払いとかは、これら
の法律を守りながら、水田にいるカラスや農地付近
のイノシシ
の追い払いに使用することは有効であるというふうに考えております。
国は、ドローンなどを活用したスマート農業を積極的に推進しておりますことから、その状況を注視しながら、本市農業へ
の活用を研究してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 周知徹底をされて、農業がうまく進むように御努力をお願いいたします。
次に、森林政策についてお尋ねをいたします。
当市において、2015年
のデータでありますが、農林業センサス
の提供する資料によれば、氷見
の総土地面積
の約58%を占める林野面積、約1万3,500ヘクタールであります。林業経営体も36、林家数も887戸と示されております。
林業で主たる生計を立てていないものの、先祖代々から受け継いできた森林を所有している人は大勢おります。所有者
の高齢化や世代交代により、今後森林
管理をやめてしまうと、標準伐採期を過ぎてしまった高齢級が多い氷見市
の森林は手つかず
のままとなり、やがて、森林が有する多面的機能は果たされなくなります。循環する森林と海
の関係は壊れてしまいます。
この循環システムで世界農業遺産認定に再チャレンジするお考えであれば、森林を守ること、森林所有者に寄り添うことは必要不可欠ではないかと考えます。
そこで、現行
の森林政策
のシステムについて、山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 議員
の御指摘
のように、本市では小規模で分散的な森林所有者が多いことから、森林整備がなかなか進まないことが課題となっておりました。
そのため、平成25年度から富山県西部森林組合が森林を集約化し、面的な整備を図るため、森林所有者から森林
の経営
の委託を受けまして、森林
の整備や保護について作成する森林経営計画
の策定に積極的に取り組んでまいりました。
現在、2,170ヘクタール
の山林で計画を策定し、今後11年間で、氷見市
の山林全体で
の経営計画
の策定を予定しているところであります。
森林経営計画を策定いたしました森林では、市道や林道から先
の森林内
の作業用道路を整備いたしまして、高性能林業機械や大型車両による低コストで効率的な間伐など
の森林整備が進められております。
その結果、木材生産量は年々増加いたしまして、平成24年度
の8,195立方メートルから、平成29年度では2倍以上
の1万9,136立方メートルとなっておりまして、順調に整備が進んでおります。
また、伐採コスト
の低減により森林所有者へ
の木材
の売却益も増え、主伐が今後より一層促進されるものと考えております。
主伐後は、県
の優良無花粉スギやコナラ、クヌギ、ケヤキなど
の広葉樹を植栽し、切って、使って、植えて、育てるという循環型
の森林整備が進められているところであります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 当市
の森林
管理システムはある程度確立されて、今後
の見通しも見えているという御報告でありました。
では、この冬は暖冬でありましたが、昨年は大雪
の記憶に残る豪雪に見舞われ、市内あちこちで雪による倒木で林道を塞いでしまった箇所が何カ所もありました。
その撤去については、早急に倒木
の持ち主が撤去処理しなくてはいけなかった。森林所有者や自治会からは、切実な叫びを多く聞いております。高齢級になれば、個人でできる範囲も限定され、専門性
の高い業者委託が必要であります。
森林
の担い手確保が深刻な問題となっている中、大雪など
の降雪災害、台風など
の風災害による市道、林道
の倒木処理について、市
の救済措置はある
のか。その中でも、持ち主までたどり着かない、持ち主がわかっているも、予算的に対応が難しいなどで、自治会単位で対応されているところもお聞きしております。
道路課
の所管事業内容かもしれませんが、林業政策
の視点から支援を求める質問であることを理解していただき、山口産業振興部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 豪雪等による市道や林道へ
の倒木につきましては、今お話
のありましたとおり、市道では基本的には所有者が撤去するものというふうに考えておりますが、緊急に交通を確保する必要がある場合につきましては、市で撤去する場合もあるというふうに考えております。
林道につきましても、基本的には所有者とか、あとは自治会とか消防分団とかで撤去いただいておりますが、対応が困難となるような大きなもの、危険なものにつきましては、市で撤去を考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 昨年5月に、新たな法律である森林経営
管理法が可決、成立し、本年4月1日に施行され、森林経営
管理制度がスタートします。
本年1月15日、富山県山林協会会長
の堂故先生をはじめとする林業関係団体から富山県知事に対して、各市町村
の体制づくりに支援するよう要望されたと聞いております。
この制度は、森林
管理が行われていない森林に対して、市町村が仲介役になって森林所有者と森林経営者をつなぐシステムを構築するものと考えますが、森林経営
管理制度について山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) この新法につきましては、平成23年に森林法が改正されまして、森林経営計画制度が創設されたにもかかわらず、森林、特に人工林が主伐期を迎える中、間伐など
の手入れや木材生産が十分になされていない現状を背景に創設されたものというふうに考えております。
新法では、森林所有者
の適切な森林
の経営を促すため
の責務を明確化しておりまして、スギなど
の人工林については、所有者みずからが伐採、植栽、間伐など
の経営
管理ができない場合、市町村が経営
管理の委託を受け、意欲と能力
のある林業経営者に再委託をし、林業経営
の集積、集約化を図り、再委託ができない森林及び再委託に至るまで
の間
の森林においては、市町村が経営
管理を行うものとされているものであります。
しかしながら、新法が目的とするところは、これまで富山県西部森林組合が取り組んでまいりました森林経営計画制度と同様
のものであると考えております。
本市では、富山県西部森林組合
の取り組みや、森林整備
の実績及び計画から、これからも森林組合
の氷見市内全域で
の経営計画
の策定を推進することによりまして、林業
の成長産業化を図るとともに、森林
の適切な
管理により、森林
の持つ多様な機能を十分に発揮させてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 西部森林組合等々
の現状
の取り組みは、当然理解はしております。
また、この新制度は氷見市
の林業政策にどのように好影響を与えて、今後どのように事業が展開されていくか、方向性も必要だと思います。
そこで、林業政策が大きく飛躍することを期待して、山口産業振興部長にお考えをお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 新法においては人工林を対象としておりますが、富山県西部森林組合では、天然林も含めまして、対象エリア
の山林について森林経営
の適、不適にかかわらず、全て
の森林所有者に森林経営
の意向を確認いたしまして、所有者みずから経営
管理できない山林は受託し、それに基づき計画を策定しております。
このことにより、経営計画が策定されたエリアでは、森林組合もしくは森林所有者みずからが経営
管理を行う体制が整えられているところでありまして、このような積極的な取り組みは、県内では富山県西部森林組合だけが行っておりまして、このことは全国的にも模範になるものというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 他
の市町村よりも前へ行っているということはすばらしいことでございまして、しかしながら、この新制度を生かすも殺すも、森林所有者に現行
のシステム
の整合性を理解してもらい、適切にこの新制度を周知させて、理解していただくことが必要であると思います。
また、県担当者や森林組合と
の折衝も多くなり、担当課
の業務負担が増えること
のないように御努力も必要かと思います。
どのように新制度に臨む
のか、取り組みについて山口産業振興部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) この新制度について
の問い合わせ等がございましたら、まずは、西部森林組合
の取り組む経営計画を十分説明いたしまして、この経営
管理について、森林組合へ
の委託というものを推奨してまいりたいというふうに考えております。
また、ほかにいろんな森林政策
の中で
の事業もありますので、そういう事業が生かせるかどうかも含めて森林組合とともに検討させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 森林政策
のシステムによって林業
の振興につながるよう、また御期待をしております。
次に、公共施設再編計画についてお尋ねをいたします。
昨年から10年間
の期間にて、更新、維持、長寿命化、集約化、また民営化、ソフト化、あり方
の再検討、機能
の見直し
の6つ
の方向性区分にて、施設
の方向性内容に基づいて示されていたと思います。
何よりも、今年度より老朽化が著しいもの、教育
の充実に関するもの、にぎわい
の創出に寄与するものなど、市民生活
の価値を高める箱物が順次建設される計画が予定されています。
また、緊急性
の高い防災
の観点からや、耐震性調査に基づき行われる施設に関しては、計画的に更新、改修を引き続き行っているとも聞いております。
毎年、施設設備費が膨らんでいるものや、年度ごとに増が見込まれる施設が増えてきている
のではないかと考えますが、当市においても大きな課題
の1つでありますので、公共施設再編計画
の現状について、高橋総務部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 公共施設公共施設再編計画をさきに定めたとこでありまして、この計画では一般会計が
管理をしております135
の建物等について、先ほど議員が言われたように、更新をする
のか、維持、長寿命化を図る
のか、あるいは集約化を図る
のかなど、6つ
の区分に分類をして、それぞれ
の方向性、おおむね
の方向性を定めさせていただきました。
その再編計画に基づきまして、現在はそれぞれ
の施設個別に、10カ年計画
の中でどういうふうな形
の位置づけを行っていくか、現状、そういう計画
の策定を進めているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) この再編計画は庁内で行われている
のでしょうか。高橋総務部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) この再編計画につきましては、さきに都市計画課とかが中心になってやっておりましたが、今は総務部
のほうにこの計画について引き継ぎを行っております。
そして、この個別
の施設計画策定につきましては、この135
の施設について6つ
の部会に分けて、それぞれ
の所管課を中心に、今、施設計画
の策定を行っております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 参考でありますが、今後、将来に向けても同様に庁内
委員会を開催されて、これを進めていかれるお考えでしょうか。高橋総務部長にお伺いします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) この公共施設マネジメント検討
委員会というものを、昨年立ち上げておりまして、トップは今、副市長が就任をいたしております。
副
委員長に総務部長、そして先ほど申し上げましたが、6つ
の施設部会、それぞれ所管
の部長がその部会長についておりますので、そういったメンバーで今、構成をいたしております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 今、高橋部長
のほうから、公共施設マネジメント計画
の策定というお言葉が出ましたので、平成31年度を目途に進められていると私は認識しております。
この公共施設マネジメント計画策定と
の整合性について、高橋総務部長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 公共施設
の再編計画と予算
の整合性ということであれば、今年度は特に新文化交流施設、そして認定こども園、また学校給食センターや西部中校区における一貫校、西
の杜学園という名称も今新たに提案されておりますが、そういった大型
の施設整備関連予算というものを計上させていただいております。
これらはいずれも、この氷見市公共施設再編計画におきましては重点実施事業として位置づけている案件でございまして、優先度
の高い事業として、基本的にはこの再編計画に沿った形で計画的に進めていきたいというふうに思っておるものであります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 今ほど部長
の答弁にもありましたが、予算
の面ではということもありますが、やはり予算を立てる前に、実際に再編計画
の内容が横断的に公共施設マネジメント計画に反映されていくか、ここが重要であって、誰かが見逃したときにそれがお荷物になった建物にならないように、やはりしていかないといけないと思います。
という面で、予算
のほか
の面ではどういうふうな整合性がとれているか、お答えをお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) この氷見市公共施設再編計画に基づいて、先ほど申し上げましたが、10カ年計画
の中で全体
の平準化というものを図りながら、やはりその緊急度、優先度というものを判断し、施設
の維持
管理、そして更新等に係る具体的な対策、これを先ほど申し上げました公共施設マネジメント検討
委員会できちんと
管理をしていく。そのために個別
の施設計画ということを各施設
の管理者が集まって、その部会ごとに定めております。その計画については、平成31年度末までに策定をいたすことといたしております。
そして、将来
の方向性について、あり方
の再検討でありますとか機能
の見直しというふうに位置づけられた施設については、今後、施設
の廃止や統合ということも含め、いろんな手法を検討し、そのあり方を決定していく必要があると思っております。
また、中でも、新文化交流施設が今後整備されることに伴いまして、いわゆる類似
の機能を有することになります中央公民館でありますとか、働く婦人
の家、そして造形芸術センター、そういった施設については、やはりこの新文化交流施設
の利用率向上を図る観点からも、そちら
のほうへ
の機能移転ということも進めていくことといたしております。
いずれにしても、やはり中長期
の展望に立って、しっかりとしたこの
人口減少社会に適正な規模となるような、そういう実効性
の高い計画を策定することが必要であり、また、それを着実に実行に移していかなければならないというふうに思っております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 違った視点から、ちょっと確認をさせていただきます。
これまで、省エネ対策
の目的にてESCO事業を活用しながら、ランニングコスト削減、抑制に努めてこられた施設も多く聞いております。
今後、大規模改修まで至らないが、地域づくりや活性化策を継続的に実施するため
の拠点形成が重要な施設等も多く存在しております。
再整備費用と削減目標額と
の乖離については、新たな再編
の取り組み
の検討や規模
の適正化などに努めていかなければならないと考えます。
この点に関して、先ほど部長答弁にもありましたが、既存施設135施設に対しても、この省エネ対応策を取り入れていく設計等、検討されていく計画があるか、お考えを高橋総務部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 議員からも御紹介いただきましたが、平成30年度にふれあいスポーツセンターをはじめ、4つ
の公共施設におきまして、国
の補助事業というものも活用して、いわゆる照明とか空調設備、そういったもの
の省エネ化に伴う、大変多額
の費用がかかるわけでありますが、ただし、それらにかかった費用という
のは、将来
の光熱水費を削減する、そういうことで賄うという、いわゆるESCO事業というふうに言われておりますけども、こういった事業を行うことで維持
管理経費
の抑制も図っていくことができます。
今後、公共施設
のいわゆる更新等に当たっては、やはりそういった省エネという観点はどうしても必要であります。
公共施設
の再編に取り組む目的といいます
のは、今後
の人口減少社会に備えて、極力施設
管理に要するコストを抑えるということが大きな目標となってまいりますので、そうしたESCO事業といったことについては、施設によってはその採算性などもありますので、長期的な視点に立って、施設
の維持
管理経費が抑制につながるそういう取り組みについては、積極的に取り入れていきたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) よろしくお願いいたします。
次に、地方創生総合戦略についてお尋ねをいたします。
今定例会においても、若者
の定着やIJUターン
の促進を基本理念に掲げ、個性と魅力ある住宅政策、空き家
の利活用と予算も昨年を上回る予算編成となっております。
そこで、3つ
の事業に絞り、まずは、ふるさと定住促進事業について、補助内容
の改正点も含めて、藤澤企画政策部長にお尋ねをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 転入者
の増加と市民
の転出
の抑制による社会減
の圧縮を目的としておりますふるさと定住促進事業
の補助
の内容につきましては、新年度において若干、変更を加えたいと考えております。
まず、転入された方がマイホームを取得した際
の補助
の加算要件として、保育人材を加えるとともに、市内
の在住者に対しましては、新たに40歳以上
の子育て世帯、新婚世帯も補助対象に追加することにいたしました。
また、
立地適正化計画に定める
居住誘導区域内で取得される場合には、転入者、在住者にかかわらず補助額を加算することで、まちなか
の活性化を図るほか、転入される方が賃貸住宅に入居される際
の補助対象に、保育人材、新婚世帯を加えることにいたしております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 次に、県議会でも大きく取り上げられ、県内で増え続けている空き家、2013年
の調査によりますと、県内
の空き家は5万6,200戸とも報じられております。そこで、当市においても空き家増加は同様であります。
その対応
の一端を担う空き家活用
まちづくり事業についても、事業概要も含めて藤澤企画政策部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 空き家活用
まちづくり事業におきましては、従来
の空き家
の所有者が行われますリフォームへ
の補助に加えまして、空き家
の流通
の活性化を図るため、市がまず空き家を借り上げ、所有者にかわりましてリフォームを行い、賃貸を希望される方へ貸し出す、いわゆるサブリース事業を新規で行いたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 最後
の3つ目
の新規事業でありますが、地方創生移住支援事業についても藤澤企画政策部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 地方創生移住支援事業は、地方創生推進交付金を活用した国
の新規事業でありまして、東京へ
の過度な一極集中
の是正及び地方
の担い手不足対策として、東京23区
の在住者等が氷見市に移住され、中小企業に就業または起業される場合に支援金を支給するものであります。
支援金
の額は、単身で移住される場合は60万円、世帯で
の移住
の場合は100万円とされておりまして、移住前に5年以上東京23区等で居住しているなど
の要件に該当する方が対象となります。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 人を呼び込む政策
の3つ
の事業、氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略期間
の最終年度でもありますから、人口
の推移をここで確認させていただきたいと思います。
今回は、自然動態を出生数、死亡数は確認事項に含めず、社会動態
の転入転出を取り上げてお伺いいたしますが、おおむね戦略策定前2014年、平成26年度でありますが、288人減から現在までどれだけ
の減少な
のか、減少推移を藤澤企画政策部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略
の策定前
の平成26年では、今議員おっしゃいましたように、288人
の社会減となっております。
総合戦略策定後
の平成27年では、転入者が723人、転出者が1,020人、297人
の社会減、平成28年では、転入者が755人、転出者が944人、189人
の社会減、平成29年では、転入者が835人、転出者が1,021人、186人
の社会減、平成30年では、転入者が697人、転出者が993人、296人
の社会減となっております。
総合戦略策定後、平成29年までは社会動態
の減少幅が縮小しておりましたが、最後
の平成30年では、残念ながら、その減少幅が拡大する結果となりました。
この結果につきましては、平成30年
の転入者数がこの5年間で最小となったことによるものでありまして、あくまでも転入転出されるときにアンケートをさせていただいております結果ではありますが、就職に係る転入が大きく減少しております。これは首都圏をはじめ、大都市圏等における就職状況がよいことが影響している
のではないかと思っております。
このようなことも含め、人口
の減少
の要因等をしっかりと検証いたしまして、次期総合戦略に反映してまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 平成30年度を除き、おおむね施策、政策
の効果が少しずつあらわれてきているということでよろしいでしょうか。藤澤企画政策部長、お願いします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 最後
の平成30年を除きましては、そのような傾向になっているというふうに自覚しております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) しかし、このままでは、近い将来、数年後には4万人を切ることも予想されます。
社会動態を減少させること、欲を言えば、プラスにしたい
のが本来
の目標であると考えます。いろんな施策に御努力をされていることは、言うまでもございません。
空き家問題は景観を損ねるだけではなく、災害に結びつく事例もあり、空き家バンクを通じて解決に向けて取り組んでいる中で、進まない
のが現状ではないかと思います。
しかし、情報提供やマッチング支援
の強化などソフト政策以外にも、地元
の県外移住者
の声では、やはり職場
の確保がなされなければ帰りたくないと
の現実的な切実な声も聞こえてきました。
移住・定住、人
の流れ、さらにはインバウンド効果を効果的に生かすこと、地方創生総合戦略も平成31年度中に見直し、次期地方創生総合戦略に生かしていく計画も聞いております。
これから
の情報提供や人を呼び込むPR
の方法がさらなる戦略になると私は思いますが、お考えを藤澤企画政策部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) やはり、私も氷見市というものを広くPRすることが重要であると考えております。
首都圏等
のPRといたしましては、委託事業者でありますIJU応援センターが中心となって移住フェアに参加しているほか、氷見市に関心がある方や、氷見出身
の首都圏在住者などに現在進行形
の氷見を知っていただく機会といたしまして、都内でLittle HIMIというイベントも今年度は2回実施しております。
今年1月に実施した2回目には、本市
の政策参与
のモーリー・ロバートソンさんにも御参加いただきまして、大いに氷見をPRしていただきました。
このほか、県内自治体で構成いたします、くらしたい国富山が取りまとめて行う移住促進事業など、さまざまな機会を捉え、氷見市へ
の移住を働きかけてまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 先月18日、小池東京都知事は経団連に加盟する380社580人を集め、2020東京オリンピック・パラリンピック大会期間中
の混雑緩和、円滑な大会運営
のため、都心交通量
の削減
の必要があるとし、時差出勤や都心外で
のテレワークなど
の協力要請を行ったとお聞きしました。
今は首都圏まで二、三時間
の氷見市も、大会期間中
の氷見市
の関連企業
のテレワーク
の一時避難場所
の受け入れ先として、定住、半定住、さらには企業立地計画にもつながる
のではないかと考えます。
薮田県議も県議会にて、二地域居住と半定住という交流人口
の増加を目指してはどうかという質問もされました。
やはり、氷見市
の魅力を肌で感じてもらえる施策
の1つとして、移住促進につながる施策を一大イベント
の2020東京オリンピック・パラリンピック開催を好機に捉えて取り組んではいかがかと思いますが、考えを藤澤企画政策部長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 今、議員からお話がありましたように、富山県議会予算特別
委員会でも、3月6日にこの問題が取り上げられて議論されております。
富山県
のほうではサテライトオフィス
の進出に向けセミナーを開催するなど、支援に取り組んでいかれ、新年度におきましても二地域居住や半定住を促進されるとしておられます。
氷見市といたしましても、その動向を見据え、また県と
の連携も視野に入れながら、進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 二地域居住等、すばらしい事業、これについて、簡単に藤澤企画政策部長、御説明願えますでしょうか。
○議長(
荻野信悟君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 二地域居住といいますと、2つ
の居住地に住居を持ちまして、仕事を両方でも行える体制を持つことであるというふうに、一般的な理解をいたしております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) これまでは人を呼び込む施策
の1つとして確認をさせていただきましたが、この後は人を呼びとめたい施策
の1つとして、高度化する地域課題
の解決に向けて、名城大学農学部と
の提携を基礎として、昨年設立した産学官が連携した協議会
の取り組みを拡大させるため、また、何より本市
の産業振興や人材育成等を推進する大きな目的
のために、若者
の定着が大きな課題であると考えます。
そこで、地元氷見高校
の連携
のあり方について、小野副市長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
まず、食に恵まれた氷見市におきまして、地方創生
の核となっておりますしごとづくり、それから人
の流れを変えるといった観点からは、農林水産業や食を生かした産業
の振興が今後ますます重要になってくるというふうに考えております。
その上で、議員御指摘
のとおり、国
の次期まち・ひと・しごと創生総合戦略
の議論
の中でも、地域
の担い手
の掘り起こしという観点から人材育成が新たなテーマとして議論が行われているところでございまして、そうした観点から申しますと、本市で唯一
の高等学校でございます氷見高校において、農業科学科、それから海洋科学科が設置されているということは、本市
の産業振興
の担い手となる人材育成などに重要な役割をこれからも担っていくというふうに考えているところでございます。
そうした中で、氷見高校と
の連携も視野に入れまして、議員さんからも御紹介いただきましたけれども、一昨年に、本市は名城大学農学部と連携協定を締結したものでございます。
昨年9月には、氷見高校にも参画をいただきまして、氷見市・名城大学農学部連携協議会
の設立をいたしまして、産学官
の連携により新たな産業づくりに向けて取り組んでいくとともに、氷見高校
の生徒
の皆さんに大学
の専門性に触れる学習
の機会を拡大するといった担い手となる人材
の育成にも取り組んでいるところでございます。
具体的な取り組みといたしましては、氷見高校で
のLEDを使った植物
の栽培や、イノシシ肉
の食品開発
の共同研究、それから名城大学農学部教授によります氷見高校で
の授業
の実施、それから明日13日でございますが、氷見高校
の生徒
の皆さんと先生方
の6名が名城大学に赴きまして、教授
の方々から直接御指導をいただいて、イノシシ
の肉質
の評価方法など
の研究も行うこととしております。
こうした取り組みを来年度もさらに進めてまいりまして、氷見高校
の生徒
の皆さんに有意義な学び
の機会を提供するとともに、本市
の課題
の解決についても連携して取り組んでいくということで、連携協議会を中心に積極的に取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) また、産業起こしでは、地元産業と
の連携も重要な位置づけであると思います。
具体的な連携内容は今後、協議会等で決定されると思いますが、今後、地域産業として、新たな側面も含めて、地域連携をどのように進めていかれる
のか、副市長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) 議員御指摘
のとおり、連携協議会
の中には、さまざまな企業にも参画をいただいているところございますので、そういった企業、それから地元
の氷見市農協も含めて、農業者
の皆さんも含めまして、どういった産業起こしが可能な
のかということにつきまして議論を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 現在、副市長が熱心に御努力されているHIMI学と地域連携についてもお尋ねをいたします。
有磯高校と氷見高校が再編し、現在
の氷見高校ができた平成22年から、生徒が自己実現を図ること
のできる魅力ある学校になるとともに、ふるさと
の価値を受け継ぐ人づくり
の拠点となるよう期待し、全生徒が学ぶHIMI学、当初は漢字
の「氷見」であったそうでございますが、取り入れ、氷見市
の自然や歴史、産業などについて理解を深めることができる支援が始まったと、当時
の堂故市長
の定例会
の答弁を拝見しました。
今年度で10年目
の節目を迎えます。これまで取り組んでこられた未来講座「HIMI学」
の現在
の目的と地域課題
の解決に向けた効果性について、小野副市長にお尋ねをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
今御紹介いただいたとおり、HIMI学につきましては、氷見高校と有磯高校が統合した後、平成23年度から氷見高校における総合的な学習
の一環として、1年生全員が受講している講座でございます。
また、HIMI学は、氷見市
の豊かな歴史、文化、環境をモチーフに、生徒みずからが感性や知識を育てつつ、学び方や生き方について考えるものということで、外部講師による講話や、フィールド調査による探究活動など4つ
の分野から構成されていると伺っております。
都市
マスタープランの策定時に、市内
の中学生を対象に市が実施した
アンケート調査の結果によりますと、氷見市に住み続けたい、それから一時的に離れることはあっても今
の地域で住み続けたい、このように回答された方が55%ということにとどまっておりまして、彼らが高校生
の段階で、自分に身近な地域
の現状や課題に直接触れることによって地域へ
の興味や関心を深めることが、その後
の地元
の定着やUターンにもつながる
のではないかと考えております。
そういった観点から申しますと、このHIMI学という講座は本市
の将来
の人口減対策にも重要な役割を果たすというふうに認識をしているものでございます。
直近では、去る2月14日に氷見高校におきまして、平成30年度
の発表会が開催されて、11グループ
の成果発表が行われたところでございますけれども、私も正保議員さんと一緒に参加をさせていただきました。
市といたしましては、これまでHIMI学
の講座に講師として職員を派遣いたしまして、ハンドボールなど
のテーマについて講義を行っておりますけれども、今後、氷見高校と
の連携をより強化するため
の検討を進めているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 未来
の氷見市を担ってくれる人材育成
の形成につながる大切な授業だと思います。
そこで、現在
のHIMI学に今年度、予算はついているんでしょうか。小野副市長。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
今回、当初予算に関して申し上げますと、HIMI学
の企画に対する支援
のほか、氷見高校や市、地域等
の関係者をつなぐ役割を担う窓口
の設置、こちらは窓口
の設置でございますので、ゼロ予算でございますけれども、それから外部講師
の派遣などに対する財政的支援、こういったものについては既に検討を進めて当初予算
の段階でもそういった議論を行っているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) すばらしい事業は、次
のステップに事業展開する必要があると考えます。
今後
のHIMI学
の展開について、小野副市長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
HIMI学
の現状を把握するために、去る1月18日におきましては、今年度
のHIMI学
の講座を担当された先生方と、その講座
の内容に関連する市
の職員とで意見交換をさせていただいたところでございます。
今後も引き続き、氷見高校
の先生方と意見交換を行いながら、先生方
の負担が過大にならないように、HIMI学
の企画に対する、先ほど御答弁申し上げました支援につきまして、具体的な内容を検討してまいりたいというふうに考えております。
具体的に申しますと、これまで以上に地域や関係団体と連携をいたしまして、地域課題等
の探究的な学びをより一層生徒
の皆さんに提供できるように、HIMI学
の内容
の発展を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 現在、
少子高齢化に伴って、生徒数
の減少が懸念され、高校再編や廃校等
の措置がとられ、地元
の活性化が少しずつでありますが、失われている
のも否めない事実ではないかと思います。
普通科、専門性
の高い専門科を有している氷見高校を現在まで継続しているHIMI学を通じて、また、新たな取り組み、何より
人口減少の解決に向けた取り組み、副市長は専門でございます。何か新たな素案がありましたら、お答えをお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
やはり先ほど御答弁申し上げましたように、地域
の課題ということを自分ごととして、高校生
の皆さんに捉えていただくためには、実際
のフィールドワークでありますとか、地域で活躍している大人、それから起業された方々など、いろいろな地域
の方々と直接接して、地域
の課題を自分ごととして捉えるような機会を設けていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 唯一
の高校でございますので、副市長、よろしく面倒をお願いいたします。
次に、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会
の取り組みについてお尋ねをいたします。
今定例会、また、これまで幾度か定例会にて東京オリンピック・パラリンピック競技大会
の取り組みについて質問をさせていただきました。
特に「ハンドボール
のまち氷見」
の愛称で、地元市民や多く
のハンドボールファン
の声として、事前合宿誘致活動
の進捗、選手育成計画について、また、施設整備
の必要性、宿泊施設など、お聞きをしてまいりました。
開催まで、きょうでおおむね500日までと一大イベントが迫っております。
一過性にとどまらず、今後
の地域
の活性化や経済効果に寄与することと、これまで積極的に議論を重ねてきたと思います。
そこで、現状
の取り組み状況について、荒井教育次長にお伺いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) この取り組みにつきましては、これまでハンドボール競技
の合宿誘致を進めてまいっております。
これまでも答弁をさせていただいておりますが、合宿誘致には2つ
のアプローチがあると考えております。
1つには候補地ガイドブックへ
の掲載。このためには人工マットタラフレックスを床に敷くこと、それからトレーニングルームなどを併設することなど
の条件があり、大きな費用負担を伴うこととなっております。
もう1点は独自ルートによる誘致でございますが、これは氷見市は国際的な姉妹都市を持っていないため、いずれも当市におきましては、現状では厳しい状況にあるということでございます。
以上です。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) また、今年度
のふるさと納税で、春中ハンド選手権へ
の指定寄附が昨年度
の10倍と大会を応援する声、存続すること
の願いや、氷見から日本
のハンドを盛り上げてくださいといった全国から
の声、温かくうれしい限りであります。感謝しなくてはいけません。
東京オリンピック
の取り組み事業と、今回
の寄附金
の使い方は別物ではございますが、ハンドボール
の聖地にふさわしい応援
の声を大切にしなくてはいけません。
本当にこの時間、このオリンピックを最大限に生かすように活動されているとは、最近見えなくなってきております。
残り少ない時間、今後
の合宿誘致活動
の取り組みについて、荒井教育次長にお伺いをいたします。
○議長(
荻野信悟君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) 議員おっしゃいますように、市内外から「ハンドボール
のまち氷見」として
の期待が高まっております。
このため、平成28年度に合宿受け入れをいたしましたデンマーク
の強豪クラブチームSKオーフス、それから春中ハンド協賛団体など、これまでお願いしてまいりました皆様と
の関係をまず大切にしながら、引き続きアプローチをしてまいりたいと考えております。
それから、ハンドボール以外
の合宿誘致につきましては、当市
の施設
の状況から屋外
の競技
の受け入れは困難でありまして、ふれあいスポーツセンターを利用する屋内
の競技に限られるものと考えております。
最終的には、出場国が決まり、そして予選リーグ
の組み合わせが決定した来年
の6月ごろ、こちらが大きな動き、そして、いろいろな動きがあろうかと思っておりますので、この段階でチャンスがあれば、しっかり対応したいと考えております。
それから、今後計画されております聖火リレーですね、こちら
のコース
の対応につきましても、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 後から聞こうと思っていた答えも全部言っていただきまして、ありがとうございます。
人
の動きや交流、さらにはインバウンド効果も視野に入れなければいけません。今、合宿誘致以外
のこともお話をいただきましたが、スポーツとして
の東京オリンピック・パラリンピック競技をどのように捉えている
のか、いま一度お答えをお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) オリンピック憲章では、スポーツを文化、教育と融合させ、生き方
の創造を探求するとあります。
この趣旨に沿って、氷見市で何ができるか現在考えておるところでございますし、これからもいろんな状況を踏まえて考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(
荻野信悟君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 先ほども言いましたが、あと残り500日でございます。
新年度にも多く
の予算が含まれているようには見えておりません。どう動く
のか、議会としても注視しております。
経済効果につながるよう努力をしていただきたい
のもありますので、いま一度、意気込みをお願いいたします。
○議長(
荻野信悟君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) これも先ほど申し上げましたが、これからいろんなチャンスが出てくると思いますので、アンテナを高くして、そのチャンスをしっかり捉えて対応していきたいと思っております。
以上です。
○議長(
荻野信悟君) この際、暫時休憩いたします。
再開は午後1時からといたします。
午前11時55分 休憩
─────────────────────────
午後 1時00分 再開
○副議長(積良岳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
市政一般に対する質問を続けます。
7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 午前中に引き続きまして、質問をさせていただきます。
最後に、教育環境
の整備についてお尋ねをいたします。
まず、ICT環境について、今定例会において、ICT環境を整え、学びを育む教育環境
の充実を図る目的にて、また、新学習指導要領に基づき児童生徒
の情報活力能力
の育成、各教科におけるICT活用が求められていることにより、おおむね3人に1台
のタブレットPC
の追加導入
の事業予算が計上されております。
そこで、いま一度、ICT教育
のICTを活用した授業や現在
の学習環境へ
の効果性や必要性について、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 現在、氷見市では、全て
の普通教室に電子黒板、それから各小中学校に1クラス分
のタブレットパソコンを配置し、授業に活用しております。例えば、電子黒板を活用することで、さまざまなコンテンツを表示できまして、視覚的にわかりやすい授業がつくられていると思います。
また、タブレットパソコンを効果的に活用する、そういった授業が進んでおりまして、友達とかかわる力、それから表現力、これを育てることに役立っていると思います。
また、ドリル学習ですが、特にチュートリアル学習といいまして、子どもたちが段階を追って自分で学習を進める、そういった活動はコンピューターは大変得意な分野でして、そういったことが可能になっておりまして、自分
のペースで学習を進める、そして基礎・基本を育てる、定着させる、そういった活動にも現在役立っております。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 当初は、教師
の方々もICT教育
の教材活用や指導方法に戸惑いもあったかもしれません。私、先日、ICT教育
の授業を拝見する機会があり、教師
の方々
の手なれた授業風景を拝見し、児童生徒と一体となっていることで少し安心をいたしました。
これまで教師
の負担増が懸念され、いろいろ議論されてきましたが、教師
の負担
の現状について、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 今年度ですが、教育ソフト企業
の講師が全て
の小中学校へ出向いてICT研修を行いました。それから、ICT活用推進リーフレットを作成いたしまして、効果的な事例を全教職員に周知しているところでございます。このような教員
のICT活用力、それから指導力を高めることによって負担が軽減するという、こういった考え方でおります。
また、ICTを活用して教材を作成するということが起こりますが、さらにそれを共有するということで教材作成等
の業務を軽減することに、特にICT教育に関してはつながると思っております。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 一方的に教材を活用して教育をする
のではなくて、やはり生徒
の理解度、ICT
の特性を生かした積極性が重要であると思います。それについて現在どういう状態な
のか、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 児童生徒に関しましては、ICT機器
の取り扱いに大変なれてきております。ICTを使った授業は、子どもたちから、考えることが楽しい、友達
の考えがよくわかる、自分
の考えを説明しやすいなど
の声が上がっておりまして、学習に積極的に取り組むことになれてきているように思います。自分
の考えをしっかりと発信して、それをもとにしながら議論し合う、そういったツールになってきていると思います。
しかし、ICT機器を使うこと、それ自身が目的ではございません。各教科
の目標を達成するため
の道具であることは忘れずに、今後も効果的な活用を考えていきたいと思います。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 子どもたち
のICTにかかわる積極性は理解を受けました。
また、タブレット等
の手なれた操作によって、学校教育
の中で
のICT教育がSNSやネット犯罪、問題になっておりますが、ネット犯罪等に巻き込まれるといった問題行動につながらない対応も必要かと思います。
ネット犯罪等
の現状
の指導や対策にはどのようにされている
のか、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 各学校では、子どもや保護者を対象にネットトラブル講習会を行っておりまして、ネット
の正しい使い方について指導は続けております。
また、児童生徒が主体になってネットルールづくりが進んでおりまして、SNS
の利用
の仕方等
の意識は高まっているものと思います。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) ICT
の環境整備は、一斉に行われてきた
のではなくて、やはりモデル的に順次進めてこられたように感じます。
既に数年が経過し、機器本体やソフト
の更新が要求される電子黒板やタブレットPCなど把握されていると思いますので、今後
の計画も含めて鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) ICT機器
の耐用年数ですが、おおむね5年と言われております。これを経過したものは順次更新していくことを考えております。
また、ソフト面では、4年ごとに新しい教科書となるために、デジタル教科書等
の更新が必要となってまいります。直近では、小学校は2020年度であります。中学校は2021年度更新する予定になっております。
以上です。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 機械は水ものでございまして、計画年度内におさまるものばかりではございませんので、順次、学校側と情報を共有しながら計画を進めていただきたいと思います。
次に、教育環境についてお尋ねいたします。
これまで地球規模で
の気温上昇により、異常気象に対応し、児童生徒
の快適な学習環境を整える事業として、いち早く小中学校
の普通教室にエアコンを整備してきました。
現状
の市内小学校
の普通教室、特別支援教室へ
の整備状況について、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 普通教室、特別支援教室は、100%
の設置率でございます。ただし、特別教室に関しましては、20%弱となっている
のが氷見市
の現状でございます。県内
の他
の市町村と比較しますと、普通教室ではトップクラスな
のですが、特別教室に関しては大変低い状況でございます。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 普通教室、特別支援教室には、おおむね整備が完了しているということでございます。
では、今回、中学校
の音楽室にエアコンを設置するという予算、当然、教室
の構造や近隣施設等に与える影響からも、設置が学習効率
の維持につながることと考えます。
そこで、その他
の特別教室でも、授業内容次第では同じ気象にて高温室内条件になることも考えられます。
現状
の特別教室にエアコン
の設置
の必要性について
のお考えを鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) ありがとうございます。
中学校では、特別教室
の授業という
のは大変多くなっております。特に理科、音楽、美術、技術家庭科などでございます。特に作業や実験等が伴いまして、暗幕を引いてさらに窓を閉めてという、そういった授業が続くわけでございます。
このため、夏になりましたら、集中力、それから学習意欲
の低下につながっております。さらに、熱中症
の心配も最近は非常に問題でございます。特別教室へ
の配置は大変必要なことと考えております。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 今後、児童生徒数が減少する傾向と推測しますが、快適な学習環境
の観点からも、必要に応じて、特別教室、理科室であろう技術室、美術室等、今後
のエアコン
の設置に向けた取り組みについて、鎌仲教育長にお伺いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 御存じ
のとおり、多額
の費用がかかります。
今回
のように国
の補正予算がつく、そういった有利な財源を活用しながら、今後整備していきたいと考えております。
○副議長(積良岳君) 7番 正保哲也君。
◆7番(正保哲也君) 私、口癖が子は宝でございますので、
人口減少社会、子どもたち
のために、よい教育環境を整備していただきたいと思います。
終わりに、
人口減少は否めない時代
の流れとは捉えず、当市においてもストップ・ザ・少子化、
人口減少ストップ
の施策
の努力を2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会など、人
の流れがピークを迎える時期を好機に捉えて、新たな取り組みとして検討をお願いいたします。
近々では、春中ハンド
の開催もあります。多く
の方が氷見に来られることを皆さんも御存じだと思います。そういうイベントをせっかく行う
のであれば、好機と捉えて前に進めていただきたいと思います。
よろしくお願いを申し上げまして、私
の質問を終わります。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
〔16番 谷口貞夫君 登壇〕
◆16番(谷口貞夫君) 無会派
の一議員として質問をさせていただきます。
まず最初に、がんセンター整備事業
の見送りについてであります。
がんセンター整備事業は、指定
管理者、金沢医科大学及び林市長
の市民へ
の公約でもありました。
2017年6月議会で、がんセンター整備事業方針を打ち出し、市民病院駐車場敷地で施設を建設する構想で、予定地で埋蔵文化財
の調査を実施。2018年度には地質調査、実施設計
の発注を行い、2019年度に着工を目指すとして、昨年度
の当初予算で、整備費として5,200万円
の予算計上、議会も事業計画を承認してきました。
がんセンター整備事業は、約20億円を超える大型事業であります。40億円ぐらいになるんじゃないかという考えもございますが、財政
の裏づけを含めた将来計画であると
の議会答弁でもありました。
新年度を目前にして、突然
の整備事業工事見送り
の判断に至った経緯について、私は質問をいたします。
第1点目は、がんセンター整備事業を進めるに当たって、大型事業
の計画は病院事業状況も含め、どのような協議
の中で計画が決定されてきた
のでしょうか。
2点目は、整備事業には多額
の費用を要すると同時に、例えばPET−CT部門が赤字でも病院全体でカバーできる収支力が求められます。氷見市民
のがん検診を利用する状況と単独導入するに至った当時
の判断を伺います。
3点目は、新年度
の工事着工を目指しながら、2月に急遽、がんセンター整備見送りをせざるを得なかった最大
の要因は何な
のか。
以上3点について、市民部長より答弁をお願いいたします。
次に、学校教育問題について
の質問をいたします。
過日、大阪府立高校
の男性教諭が、授業準備や部活動指導など長時間労働を強いられ、適応障害を発症し、休職を余儀なくされたとして、大阪府に損害賠償を求めて大阪地裁に提訴すると
の新聞報道がありました。
授業以外
の仕事
の大半が教員
の自発的行為とみなされ、残業代も実質的に支払われない公立学校
の給与制度
のもとで、教員
の労働時間
管理や負担軽減がなおざりにされているとして、現役
の教諭が過労問題で学校側を訴える
のはまことに異例であります。
男性は2012年春に教諭となり、教科担当とクラス担当に加え、運動部
の顧問など業務量
の増大で次第に心身に変調を来し、2017年7月ごろに適応障害を発症。精神障害
の労災認定
の目安は2カ月間連続して月120時間以上とされ、これを大きく上回る勤務実態であったことを主張しています。教諭
の業務は自発的なはず
の活動
の多くが、実際には義務に近い仕事として教員に重くのしかかっていると男性側代理人が指摘しています。
教員
の働き方改革が叫ばれる中、中央教育審議会は今年
の1月、部活動指導など自発的とされてきた仕事も勤務時間
管理の対象とすることと取りまとめています。これ以上
の犠牲者を出さないためにも、早急な改善が求められています。私はこれまで、教職員
の多忙化対策を議会で取り上げながら勤務状況
の改善を求めてきました。
そこで、教職員
の働き方改革について、以下4点について教育長にお伺いいたします。
第1点目は、教職員
の多忙化対策として
の業務精選
の進捗状況と、校種別
の直近1カ月
の時間外労働
の実態をまず伺います。
第2点目は、部活動指導も勤務時間
管理扱いですが、現在、本市
の土日部活動
のカウント方法と指導員
の補充が全中学校に及んでいる
のでしょうか、伺います。
第3点目は、本市では時間外削減
の目標、段階的計画をどのようにお考えな
のでしょうか、伺います。
第4点目は、教職員が少しでも業務が緩和される出退勤
のICカード(タイムカード)設置を私は強く要望いたします。
次に、学校給食センター
の整備について伺います。
北部中学校
の敷地内で、新学校給食センター
の建設が本年度に始まります。現在、北部中学校
の給食は自校調理で賄われていますが、建設に伴って給食調理棟が壊され、同じ場所で工事が始まります。狭い敷地で給食運搬車
の搬入出、安全対策と給食提供
のあり方について伺います。
もう1点は、西部中学校で小中一貫教育が計画され、久目小学校、速川小学校、明和小学校が西部中学校に統合されます。西部中学校は自校調理給食です。小中統合による給食提供とアレルギー対策についてお伺いいたします。
次に、3点目は、海浜植物園
のリニューアルについてお伺いします。
日本一
の花と緑
の県を目指した富山県
の緑化活動
の推進を受けてできた氷見市海浜植物園。専門機能は緑花であります。平成8年当初は、来園者は13万人、22年を迎える現在は4万5,000人とお聞きします。
人口減少が進む中で、入園者
の維持と施設
の老朽化対策という厳しい現実があります。海浜植物園
の施設
の将来像がはっきりしない中で、取り組む事業も入園者
の確保と施設維持するため
の行事が繰り返されていることであります。
今回、海浜植物園を整備するに当たって、以下
の点を伺います。
1点目は、あり方検討
委員会で植物園
の施設機能
の将来像をどのように協議されてきた
のでしょうか。
2点目は、海浜植物園を木育をはじめとする施設にリニューアルする理由とあわせて、地方創生拠点整備交付金を財源としていますが、現在
の申請状況を伺います。
以上3点について、
建設部長より答弁を伺います。
4項目目は、むし歯予防事業についてであります。
平成27年から、むし歯予防として1歳6カ月から就学まで
の幼児と園児を対象に、切れ目
のないむし歯予防法として、フッ素塗布、フッ素洗口事業を実施しています。
他市では、小学校等でフッ化物洗口によるむし歯予防を行っているところもありますが、実施されて約20年経過しておりますが、全国的な導入率はいまだに19.4%でしかありません。
もしこれが仮にすばらしいものであるならば、20年もたっている
のに導入率が20%を下回っているはずがありません。これには何か導入を思いとどまらせるような原因がある
のではないかと私は推察するものであります。
当市が実施している対象者は乳幼児と園児で、乳歯
の状態からフッ素塗布による予防は有効性、有害性が心配であります。正しい歯磨き指導に重きを置いた個別的な衛生指導に切りかえるべきと考えます。市民部長より答弁を伺います。
あわせて教育次長には、氷見市
の小学校における、フッ化物洗口によるむし歯予防
の現状と考え方について答弁をお願いいたします。
最後に、イノシシ対策とジビエ利用についてであります。
イノシシによる市内
の農作物被害額は減少したものの、逆に農作物をつくらなくなったりで耕作放棄地が増えています。山間部
の竹林では、イノシシによるタケノコ被害がもう既に起こっております。山道や田畑
ののり面など、イノシシによる自然破壊が広がっています。農家
の方々も高齢者が多く、電気棚
の管理に多大な労力がかかり、冬期には取り外しなどに頭を痛めています。
そこで、イノシシ
の侵入防止策として、一度設置したら負担が軽減される耐雪型侵入防止棚
の促進を検討していただきたい
のであります。山間部では、
人口減少と高齢化で個々
のイノシシ対策では手に負えない状況にあることから、お互いに協力し合う対策
の考えについて伺います。
2点目は、イノシシ
の利活用「ジビエ」についてであります。
氷見市
のイノシシ捕獲は県内で一番多く、約2,200頭とお聞きします。現状は、捕獲したものを一般廃棄物として処理業者に焼却処分をお願いしているようであります。捕獲したイノシシをジビエとして利用するまで
の過程には、大きな課題と難問があることもお聞きしています。
過日、新川地区で新川地区獣肉加工施設が完成したことが報道されました。捕獲されたイノシシ
の有効活用に期待がかかります。当市においても、氷見市鳥獣被害防止対策協議会と
の協力体制
のもと、捕獲したイノシシを自然界における命
の循環に向けた利活用対策をどう検討されている
のかお伺いいたします。
以上2点について産業振興部長より答弁をお願いし、私
の質問を終わります。
○副議長(積良岳君) 初めに、がんセンター整備事業
の見送りについて答弁を求めます。
草山市民部長。
〔市民部長 草山利彦君 登壇〕
◎市民部長(草山利彦君) 平成20年度に指定
管理者として金沢医科大学が氷見市民病院
の管理運営に携わった当初から、金沢医科大学
の将来構想として、新病院
の建設や研修棟
の整備、がんセンター整備、医師住宅整備等
の計画があり、これら
の計画を推進するため、
管理運営
委員会や下部組織でありますワーキンググループにおいて金沢医科大学と氷見市で協議
の場を設け、その都度協議を重ねながら、順次整備してきたところでございます。
また、氷見市としても、今後、高齢化に伴い、がんによる死亡者数や罹患者数
の増加が見込まれるとともに、働き盛り世代
の早世を防ぐためにも、がん対策
の充実が求められていることから、大学病院として
の専門的機能を生かして、がん
の早期発見に有効なPET−CTと、がん治療に効果
のある放射線治療器でありますリニアックを備えたがんセンターを整備し、がんに対する包括的な診療体制を構築するため、第8次氷見市総合計画に盛り込むとともに、富山PET画像診断センターや県東部
の医療機関など
の稼働状況、氷見市民
の利用状況を調査するなどして準備してきたところでございます。
本年度に入りまして、着工に向け準備を進めてまいりましたが、その整備に多額
の費用を要する事業であることから、改めて両者で検討しましたところ、今
の市民病院
の経営状況を踏まえると、市民病院
の安定的な経営に支障を来すおそれがあるので、がんセンター整備事業につきましては、まことに残念ではありますが、当面見送ることとしたものでございます。
○副議長(積良岳君) 次に、学校教育と環境整備について答弁を求めます。
鎌仲教育長。
〔教育長 鎌仲徹也君 登壇〕
◎教育長(鎌仲徹也君) 谷口議員さんには、毎回教職員
の健康、それから働き方に関して心配りいただいております。私も同じ思いであります。
最初に、教職員
の多忙化対策とその効果について、現在教育
委員会でやっていることをお伝えいたします。
現在、パソコン入力による個人
の出退勤
管理を定着させて、さらにストレスチェック
の分析結果とあわせまして、時間外
の結果を校長に示しまして、教職員
の健康
管理と業務
の負担
の解消に努めているところでございます。
また、校務支援システムが本稼働いたしまして、業務
の効率化が進んでいるものと思っております。
さらには、部活動指導員、それから学習サポーター、スクール・サポート・スタッフ
の配置等によりまして教員
の負担軽減を図っているほか、各種調査や持ち込み行事
の精選、さらに研修
の縮減等、業務
の削減に取り組んでいるところでございます。
なお、氷見市では、氷見市小中学校業務改善計画を作成いたしまして、保護者や地域
の方々にも周知して、会議
の縮減や電話受け付け等に関しまして御理解を得、教職員
の負担軽減を図っているところでございます。作成しましてからしばらくたっておりまして、新たにもう一度、保護者、地域
の方々にお願いをしたいなというふうに考えております。
次に、時間外労働
の実態ですが、先ほど谷口議員さんが直近
のというふうに言われましたが、12月で現在80時間を超えている教師は、小学校で4名、中学校で3名と激減しております。これはいろいろ要因はございますが、この12月は、成績処理等で忙しい
のですが、成績処理では時間がそんなに取られないというあかしではないかと考えております。
次に、土日
の部活動
のカウントですが、市では出退勤時間には土日も含んだ形でカウントしております。
また、部活動指導員
の全中学校へ
の配置につきましては、これはどの市町村でも教育長
の悩みでして、人材
の確保が大変困難な状況でございます。この後、国、県
の動向を見ながら検討をしてまいりたいと考えております。
次に、市における教職員
の時間外削減を目的とした計画
の策定についてでございます。既に、氷見市小中学校業務改善計画を策定しておりまして、その周知徹底に努めているところでございます。
また現在、例えば、今度
の第14回春
の全国中学生ハンドボール選手権大会におきましては入場行進を取りやめました。さらに、スタッフとしてかかわる教職員
の人数を減らしまして負担軽減を図りました。さらに、負担感
の大きい学校に関しましては、学習サポーターを新たに配置したりするなど、今後も中教審
の答申を踏まえまして、中教審が申しました勤務状況に近づくように働き方改革に取り組んでまいりたいと思っております。
最後に、出退勤
管理についてですが、現在は個人
のパソコン入力による
管理をしております。この段階で別段問題はないと認識しております。何度も言われておりますタイムカードですが、もうしばらくこの状況で、教師自身
の出退勤、働き方に関する意識改革を続けてまいりたいと考えております。
次に、学校給食センター
の整備についてでございます。
新しい学校給食センター
の整備スケジュールは、平成31年度に造成工事、建設工事
の着工でございます。2020年度に完成、そして試運転を行いまして、2021年度
の業務開始を目指しております。
建設場所は北部中学校
の敷地で、現在
の給食調理室などを取り壊しまして整備する予定でございます。
工事期間中
の北部中学校
の学校給食につきましては、現在
の学校給食センターは約3,000食
の調理能力がございます。現在
の食数約2,100食、これに北部中学校
の食数約400食を上乗せしても調理可能となるために、ここで調理し配送することとなっております。
工事期間中
の安全対策につきましては、建設敷地に囲いなどを設けまして、工事関係者以外
の侵入防止を図るとともに、工事関係者
の車両
の通行には誘導員等を配置いたしまして、十分に子どもたち
の安全
の配慮をしていきたいと思います。
次に、西部中校区
の小中一貫校「西
の杜学園」
の学校給食についてでございますが、西部中校区小中一貫校検討
委員会から、高まる学校給食衛生安全
管理基準へ
の対応、さらに年々増えております食物アレルギーへ
の対応など
の要望がございました。
新しい学校給食センターでは、多様な献立
の提供、より温かい給食
の提供、学校給食衛生
管理基準へ
の適合等に基づく衛生
管理、ドライシステム
の導入が図られます。そして、さまざまな食物アレルギー対応食
の提供が可能になり、食育へ
の対応、さらには地場産物
の利用拡大、災害時
の対応ということが可能になる施設となります。
このようなことから、西
の杜学園におきましては、衛生
管理の強化が図られ、安全・安心な学校給食を提供する学校給食センター化を行う予定となっております。
以上でございます。
○副議長(積良岳君) 次に、海浜植物園
のリニューアルについて答弁を求めます。
大野建設部長。
〔
建設部長 大野一也君 登壇〕
◎
建設部長(
大野一也君) 平成8年に設立された氷見市海浜植物園につきましては、議員御指摘
のとおり、開園当初は13万人も
の入園者がありましたが、時代
の変遷とともに、一時は4分の1にまで減少し、現在では4万5,000人前後
の入園者数で推移しております。
また、開園から20年以上が経過し、建物
の老朽化が進み、施設修繕費が増えている状況にあることから、今年度、氷見市海浜植物園
のあり方基本方針策定検討
委員会を開催し、時代に合った公共施設として
のあり方について検討してまいりました。
その結果、海浜植物という専門性をベースに、従来
の緑花
の拠点に加え、木育を柱とした子ども
の遊び場や学び場といった機能を付加することで、交流人口
の拡大につながる施設を目指す方向で検討しております。
木育を取り入れることにつきましては、今年度から地方創生推進交付金を活用して、木
のおもちゃを入り口に自然と親しむことを目的とした木育推進事業を行い、地方創生
の実現を目指しているところでございます。
今後、植物園
のリニューアルを検討しておりますが、リニューアルに当たって
の財源につきましては、昨日
の積良議員から
の御質問でもお答えしましたように、申請を行っておりました地方創生拠点整備交付金について採択
の内示を受けましたことから、海浜植物も生かしながら、この交付金を活用して、平成31年度は大温室、展示庭園部分についてリニューアルを実施し、室内ネット遊具や屋根つきふわふわドームなど
の子ども
の遊び場と、リカレント研修
のため
の施設整備を進めることを検討しております。
これにより、本施設が氷見市
の地方創生に向けた持続的な効果を発揮する場となることを目指してまいります。
○副議長(積良岳君) 次に、むし歯予防事業について答弁を求めます。
草山市民部長。
〔市民部長 草山利彦君 登壇〕
◎市民部長(草山利彦君) 歯っぴぃむし歯予防事業は、むし歯
のない幼児
の割合を増やしていくことを目的として、1歳6カ月児から3歳6カ月児まで
の希望者に対し、半年ごとにフッ化物、いわゆるフッ素でありますが、これ
の塗布を5回実施し、また、保育園、認定こども園
の年中児及び年長児に対しフッ化物洗口を行い、切れ目
のないむし歯予防に取り組むものであります。
フッ化物溶液を直接歯に塗布するフッ化物塗布や、フッ化物溶液を少量口に含み、うがいをして行うフッ化物洗口など
のフッ化物利用は、有効なむし歯予防法として国や県でも推奨しており、歯質
の強化や歯
の表面
の修復、むし歯
の原因となる酸
の生成
の抑制など
の効果がございます。
現在、氷見市
のむし歯予防事業では、幼児
の約8割がフッ化物塗布を受けており、フッ化物洗口は市内全保育園及び認定こども園で実施しております。県内で
のフッ化物利用は多く
の市町村で実施されており、特にフッ化物塗布については全市町村で実施されているところであります。
むし歯
のない3歳児
の県全体
の割合は年々増加傾向にあり、氷見市においても着実に増加してきております。また、県が評価
の指標
の1つとしている3歳児健診時
のむし歯
の有病者率が、フッ化物塗布を全回実施した児童、途中で中断した児童、一度も実施しなかった児童
の順で高くなっていることなどから、フッ化物利用による一定
のむし歯予防効果があったものと考えております。
次に、幼児へ
のフッ化物利用
の安全性でございますけれども、国や県
のガイドラインおきまして、その安全性が示されております。仮にフッ化物洗口
のうがい時に誤って全量飲み込んだ場合でも、健康被害が発生することはないと考えられており、急性中毒及び慢性中毒試験成績
の両面からも安全性が確認されております。
また、事業実施に当たっては、フッ化物
の利用について、幼児や保護者に対し事前に具体的な方法、期待される効果、その安全性について十分に説明し、理解を得た上で実施しており、現場でも実施要領やチェック表等を作成し、安全
管理の徹底を図っております。
氷見市
のむし歯
のない3歳児は、先ほども申し上げましたように増加傾向にありますが、県平均より低く、第2次氷見市ヘルスプラン21においても歯
の健康を課題
の1つとしており、歯質を強くするフッ化物利用とあわせて、幼児検診やむし歯予防教室などで、正しい歯磨き方法
の指導や正しい食生活などについて
の健康教育を一体的に行っていくことが重要であると考えております。
今後も乳幼児期
のむし歯予防を推進し、一生自分
の歯で食べられる豊かな人生を送るため
の支援を行ってまいりたいというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 荒井教育次長。
〔教育次長 荒井市郎君 登壇〕
◎教育次長(荒井市郎君) 市内小学校で
のフッ化物洗口
の状況は、12校中10校で実施をしております。
このように、多く
の学校がフッ化物洗口を実施している理由は、一定
の効果があると理解していることや、安全性についても国
のガイドラインに準じて対応することで問題がないと考えているためでございます。
なお、実施していない学校
の理由は、むし歯
のある児童が少ないことや保護者
の希望等を考慮しているためでございます。
以上でございます。
○副議長(積良岳君) 次に、イノシシ対策と「ジビエ」利用について答弁を求めます。
山口産業振興部長。
〔産業振興部長 山口 優君 登壇〕
◎産業振興部長(山口優君) イノシシ
の被害防止対策
の1つであります電気棚
の管理についてでありますが、電線が伸びた草に触れると漏電してしまい、その結果、電池が消耗して電圧が低くなり、イノシシに対する効果が非常に弱くなります。
電気棚
の耐用年数は8年ですが、特に議員
の御発言にもありました冬期間など
の管理の大変である電気棚
のかわりといたしまして、更新時期には金網棚やワイヤーメッシュ棚等
の設置を推奨しております。
その際には、設置箇所から2メートル程度
の幅
の草刈りをしていただき、イノシシ
の隠れ場所をなくす必要もあります。この金網棚やワイヤーメッシュ棚等
の設置にも補助がありますので、地域ぐるみで行っていただくことも勧めております。
また、電気棚等
の設置につきましては、平成26年度から市単独による補助を行っており、平成30年度
の申請件数は、個人で191件、団体24件、そして集落で3件であり、全体で218件でございます。
また、捕獲イノシシ
のジビエ料理等
の有効活用についてでありますが、昨日
の積良議員
の御質問にも答弁いたしましたとおり、解体処理施設
の建設、運営方法について、平成31年度に調査研究してまいります。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 今ほど質問事項に対する答弁をいただきました。
幾つか
の点について再質問をさせていただきます。
まず、市民病院
のがんセンター整備事業
の見送り
の件でございますけれども、答弁
の中で、病院
の状況といいますか経営状況が安定をしていない、裏を返せば赤字経営じゃないかという受けとめ方がされますけれども、市民部長にお伺いいたしますけども、病院
の実際
の経営状況といいますか、過去3年間振り返ってどういう状況にある
のか答弁をお願いいたします。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) ここ3年間
の経営収支
の状況でございますけれども、議員さんもおっしゃられたとおり、赤字が増加傾向でありまして、平成29年度で言えば1億円を超えるような赤字になっているわけでございます。
この原因としましては、外来入院患者数は全体としては横ばい状態ではでございますけれども、どうも外科系
の入院患者
の数が減少傾向にございまして、その辺が収支に影響しているんじゃないかと、そういうふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 今ほど答弁
の中でもありましたけれども、外来患者、入院患者等々
の患者数
の変化があることも事実だと思います。どうしてそういう状況になっているかということについても、当然、市
の関係者においても、そうことについて十分調査されたり、いろいろ検討はされてきているものと思います。
そういう中で、今回がんセンター整備事業を、初年度
の整備事業で、当初5,200万円計上して、一応事業を実施すると具体的な方向性を出したわけなんです。
出すなりはしているんですけれども、なぜそういう病院
の経営状況について、事前
の金沢医科大学と氷見市と
の協議
の場といいますか、そういう中で突っ込んだ話があったのかなかった
のか、そういうことについて、ちょっと事実関係について答弁をお願いします。市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) がんセンター
の整備につきましては、市と市民病院で構成しています
管理運営
委員会、もちろん先ほども言いましたけどもワーキング部会とありまして、それは適時協議をしてきております。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 今、
管理運営
委員会とか、そういう下部組織でそれなりに協議はされているけれども、そういう時代
のときに、大型事業を進めるに当たって
の検討というかそういうちょっと突っ込んだことがされていなかった
のじゃないかというふうに受けとめるわけであります。
例えば、一般
の商売をやっている事業者でも、新しい事業を展開する場合は、その事業
の経営状況がどうかとか、収入とかそういうところを計算して新しい事業を計画されているわけですね。だから、これほどまで
の大きな事業をやるに当たって、そういうことが十分に検討されて判断したということが見えてこないんです。
それで、9月議会では、工事をやるという段取りになって、年が明けて2月に至って何があった
のか。どういうことがあって判断を見送りという形になった
のか。一定
の詳しいところが答弁できましたらお願いいたします。市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 今ほど平成29年度
の収支が大変厳しいということを言いましたけども、もう年度末で大体平成30年度
の決算も出る時分でございまして、先ほど申し上げました外科系
の関係、外科系
の入院収入といいますか、そういったものもやはり厳しいということで、平成30年度も大分厳しい収支になるんじゃないかと。そういうことを受けまして、整備事業については再検討しないといけないと、そういう経緯でございます。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 今、市民部長
のほうからそれなりに答弁をいただきましたけれども、林市長にお伺いいたします。
もちろん市長さんは、がんセンター整備事業を市民へ
の公約
の一環として進めてきた。今回いろんな意味で、2月
の段階に来て病院
の厳しさを身をもって知って、見送りという判断を下したことについては、私は、あり方としては前向きに受けとめております。
それで、市民に公約した以上は、事情があって見送らざるを得なかったということですから、何らかの形で
の説明責任が必要かと思います。どういう形か、方法はいろいろありますけれども、市長として
の市民へ
の説明責任をどういうふうにお考えな
のかお聞きいたします。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 当面見送るということを2月に発表させていただいたわけでありますけれども、先ほど来、議員から御質問がありますけれども、この経緯は、平成20年に指定
管理者として金沢医科大学が氷見市民病院を経営した当初から
の構想
の中にがんセンターというものが入っておりまして、それが順次、新病院
の建設であったり、あるいは研修棟
の整備がされて、がんセンターが後回しになってきた。そういったこと
の中で、私も公約に掲げさせていただきまして、この間、金沢医科大学あるいは県などと協議をしてきたわけであります。
そういったものとあわせて、金沢医科大学とは、私と向こう
の理事長も出る一番トップ
の管理運営
委員会、また、市は副市長、向こうは副医院長が出るワーキンググループ、こういったものを随時開催してきておりまして、今年度何回かワーキンググループで
の検討を行ってきましたところ、投資額に見合った採算がとれないと。非常に厳しい数字が出まして、そういったことを受けて、1月末に私と向こう
の理事長とお会いいたしまして、そういうワーキンググループ
の結果を踏まえて、じゃ、当面見送ろうということにしたわけであります。
そういった判断
の中には、過去2年間、これで3年続きぐらい
の赤字でありますけれども、過去2年ぐらいは数千万円程度だったものが、昨年度は1億円を超えるような、大きくなっているというようなところも両者
の判断
の中にはあったというふうに私も思っております。
私が公約に掲げていたことを、このたび当面見送るといったこと、私といたしましてもまことに残念でありますが、ただ私は、一番大事な
のは私
の公約ではなくて、後世に大きな赤字体質をつくる、それをやってはいけないという
のが私
の信念であります。
そういうことで、市民
の皆様にはおわびは申し上げますが、私は今回
の当面見送るという判断は、今後いろいろな場で御説明をさせていだたきたいと思っておりますが、場合によっては、いつか
の時点で再開できるということもあり得るわけでありますので、今後また市民
の皆様方に、いろんな場を通じまして御説明をさせていただきたいと思っております。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) できるだけ市民
の皆さんに受け入れていただけるような、そういう形で
の対応をよろしくお願いいたします。
続きまして、教育長に質問をさせていただきます。
答弁
の中でも、今まで業務精選、部活動指導員、いろんな関係においても、個々
の領域等においてもそれなりに対策を、多忙化
の削減
のため
の努力をしてきていることについては私もわかります。
結果として、今でもまだそんなに全体的に長時間労働が削減されているわけではございません。特に、中学校で
の100時間以上超えている長時間労働
の先生方は部活動
の先生方が非常に多いわけでございます。そういうことがありながらも、指導員を配置しながらも、結果として、具体的な成果というか、時間削減があまり起こっていないという、こういうところ
の要因はどういうところにあるんでしょうか。お願いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) その前に、先ほど12月
の80時間超え
の先生
の人数ですが、小学校
の平成29年度と平成30年度をそのまま言ってしまいまして申しわけございません。もう一度言い直させていただきます。
平成29年度
の小学校教諭
の80時間超えですが、平成29年度は4名おりました。今年は3名でございます。中学校は、平成29年度は21名おりましたが、平成30年度は18名ということになっております。大変申しわけございません。間違えました。
今議員さんが質問されました、いろいろ対策を練っているけども、そんなに大きな成果は上がっていないんじゃないかという御指摘だと思います。なかなか難しい
のであります。
議員さんも恐らく中教審答申を読まれたことと思いますが、その中で
のまとめを見ますと、学校
の業務
の中で
の削減されない理由
の1つ目に、若手教員が増えたということを挙げています。実はこれ、今回答えようと思った
のですが、久しぶりに若い教員が来ますと、その教員を育てようという集団が、たくさん時間を割いて一生懸命働くことになるわけです。それが1つ時間削減
の足を引っ張っているなという。でも、若手は育てなくちゃいけませんので、そこが長時間化
の原因
の1つです。
2つ目は、英語が入ったり、道徳が教科化されたり、さまざまなICT化が入ったり、プログラム教育、中身が削られない状態でさらに加わってくると。根本的な部分
の時間
の削減は図れない
のかなということです。だから、もし文部科学省
のほうで本当に時間削減を考える
のであれば、学習内容も削減していかないと物理的に無理な話であります。
学校
の教師は本来本当に真面目ですので、それを全部きちんと子どもたちに伝えようと努力しています。それがなかなか削減されない要因
のまた1つでございます。
3点目は、先ほど言われたとおり、中学校は部活動、これが大きな要因かと思います。結局、部活動指導は教員がするわけです。
それから、競技をやる以上、強くさせて勝つという喜びを与えてやりたい。それに対して
の地域、保護者
の思いは当然あるわけで、そういった思いを達成するためにはやっぱり時間が必要になってくる。その時間は土日にせざるを得ない。
もう1つは、ただ練習をすればいいものではなくて、いろんな人たちと競技を競い合いながら、また移動
の時間も含まれてきます。そういったことを考えますと、部活動
のあり方そのものも考えていかなければいけないだろうと。
この3つ
の要因は、教育
委員会、それから学校
の管理職が打破しようと思っても、なかなか難しい内容でございます。となってきたときに、教育
委員会としてできる
のは、働き方をしっかりと掌握しながら、その中で
のできる範囲で80時間を切るような努力をお互いしていきましょう。それができていないということは、できていないことが悪い教師ではないということをしっかりとこちらが伝えていくことで、極力80時間には近づくんですが、なかなか難しい
のが現状な
のかなと。
ただ、今回お示ししましたように、小学校が圧倒的に80時間超え
の教師が減ってきています。これは、学校
の努力と教育
委員会から
のいろいろな要素で減らすことが可能であるということがひとつ証明されてきているんじゃないかなと思います。ただ、学習内容は圧倒的に多いですので、それに対する努力は大変なものだろうなと思います。
学校そのものが今落ちついてきていますので、生活指導等で
の費やす時間が恐らく落ちついてきているからではないかと思っています。それが入ってきますと膨大な時間が時間外に入ってきますので、これも保護者や地域
の方々
の御協力がだんだん伝わってきている
のかなということを感じております。
以上です。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 教育長にお聞きしますけれども、今ほど、小学校では具体的に長時間
の先生方が減少してきているということについてお聞きしました。そういう意味では、今まで取り組んできたこと、やってきたこと、そういう
のが少しずつ目に見えるような形であらわれてきているということについては受けとめることができました。
それで、当然、時間的には月80時間を超えるということが、まだまだこれを解決していく大きな課題、問題があるということも事実です。
そうかといって、いろんな意味で、計画を立てながら、いかにして個々
の先生方に余裕を持った形で
の生徒さんと
の時間をできるだけ向けさせるような、そういうことにしていくためにも、やっぱり一定
の計画目標といいますか、例えば時間外労働80時間、これをクリアするために、5年間、10年間
の計画を立てながら、氷見市として、教育
委員会として、何とか対策を立てながら対応していこうという、そういう目標といいますか、そういうことを立てていく考えはございますでしょうか。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 大変いい御意見をいただいたなと。今、実際に教育
委員会として取り組んでおります
のは、先ほど言いましたいろいろな難しい問題がございますが、教職員
の働き方に対する意識改革、これを優先的にやっていきたいなと。教職員
の意識が変わらない限り、この働き方改革は無理があるなというふうに思っております。
ただ、そのときに目標値という
のは、やはりやりがいも出てくるだろうし、教育
委員会として
の求めているものも伝わりやすい
のかなと。この計画目標に関しましては、この後また検討させていただきたいと思います。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 教育長に、ぜひとも具体的な目標を立てて取り組んでいただきたいと思いますけれども、今ほど
の答弁
の中で、先生方に意識改革といいますか意識を持たせるという、そういうことからしていけば、出退勤
の管理はカード化に結びついてくるんじゃないかというふうに受けとめるんですけど、教育長、どうですか。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) 私、市役所に来てから感じるんですけど、市役所
の業務は、8時半始まりだと、それに近い間に来れば業務をスタートできるんですよ。教員は、朝
の子どもたちがどういうふうにして通学している
のか、バスからおりてくるときにどんな顔をしている
のか、そういったところから教員
の仕事はスタートしますよね。となると、タイムカードを押す
のはいつな
のかという。もしそうでない
のならば、タイムカードを押すまで
の時間は手書きで入力、やっぱりそういうことになってしまう。
それから、土日等
の活動に関しては、学校へ寄らずにそのまま外へ行ってしまう。子どもたちをそこで待っていて、大会に行ったりとか博物館を見学に行ったりとか、そういったことが増えてきますので、となるとやっぱり手入力になってしまう。二度手間になってしまいますので、教職員一人ひとりが自分
の働き方に責任を持って入力するという方法がベストな
のかなと。
ただし、それに関しては、タイムカードでも同じことが起きますので、ここしばらくは意識改革を最優先したいと考えております。
文部科学省は、しろと書いてある
のは十分承知
の上でございます。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) 教育長、この場では、やりとりにこれ以上時間はかけませんので、ぜひまたさらに御検討いただきたいと思います。
次に、海浜植物園
の関係で
建設部長に質問いたしたいと思います。
海浜植物園をリニューアルするに当たって
の検討
委員会といいますか、この検討
委員会
のメンバー
の方々は何名で、どんな方で、何回ぐらい検討しながら、1つ
の考え方といいますか、されてきた
のかということをちょっとお願いいたします。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 有識者
の検討会議につきましては2回、それと庁内検討
委員会5回開催しております。小野副市長が一応
委員長ということで、あとほかに……。失礼いたしました。ちょっと今メンバー
の資料をここに持ち合わせてきていなかったもので申しわけございません。
○副議長(積良岳君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
懇談会
のメンバーですけれども、座長につきましては、富山大学芸術文化学部
の有田先生にお引き受けいただいております。そのほか
のメンバーといたしましては、市役所から代表いたしまして私が出席させていただいておりますほか、一般財団法人氷見市花と緑
のまちづくり協会
の本田理事長ほか4名
の方々からなる
委員会で議論をさせていただいているところでございます。
○副議長(積良岳君) 16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) いろいろとリニューアルについて検討されて、一応方向性というか、そういうものを出されたんですけども、この計画といいますか、これから
の一定的な見通し、計画というか、例えば、入園者数をどういう形で段階的に増やしていくとか、経営体というか、そういう体制等についてどう検討されている
のか。あるいはまた職員
の配置とか、もろもろ
のシミュレーションといいますか、そういうことは検討されてきている
のでしょうか。
建設部長、お願いします。
○副議長(積良岳君) 谷口議員、先ほど副市長まで上がりましたので、下がることはできません。
16番 谷口貞夫君。
◆16番(谷口貞夫君) それでは、質問を変えたいと思います。
イノシシ対策について質問をしたいと思います。
ジビエ
の利用ということで、特に氷見
の場合はイノシシ
の捕獲頭数が2,000頭を超えるということで、せっかく捕獲したものが生かされないということは大変残念であります。
特に名城大学と
の関係で、氷見高校と
の連携協定も含めて、農業関係も含めてですけれども、ジビエ
の利活用等々も話されているような気がします。
私は、氷見高校と名城大学と
の関係で、イノシシ肉
のジビエとして
の利用、そういうことについては、ぜひいい形になっていけたらいいなと思います。
特に、私は、氷見高校では過去に缶詰などもつくっておりますし、イノシシ
の缶詰がもしできれば、一時的な備蓄、保管、そして避難訓練とか、そういうところに避難食として利用できるようなことがもし考えられる
のならば、そういうふうに生かしていけたらなと。そこまで行くまでにはいろんな難問題もありますけれども、そういう方向に進めていただきたいなという考えを持っておりますので、産業振興部長
のほうからちょっとお願いいたします。
○副議長(積良岳君) 山口産業振興部長。
◎産業振興部長(山口優君) 今議員から御発言
のありましたとおり、名城大学と氷見高校でそれに対する研究を進めていただいているところでございます。
先ほども申しましたが、議員
の発言にもありましたとおり、まず加工と販売ルート
の確保、そういうものが大変難しいという中で、現状、心配される
のは、捕獲期間が今、夏
の期間が多いということ。ただし、使いたい側としては、冬にとれるものを使いたいというギャップもございます。
そういう中で、単なるイノシシ肉としてだけで売る
のではなくて、加工品として販売するということも検討していく必要があると思っております。その中で、名城大学と氷見高校で進めていただいております、やわらかくておいしい肉へ
の加工というものは、当然研究が必要だと思っておりますが、私どもといたしましては、その前に、まず処理場をどういうふうに確保し運営していけるかということを、新年度において考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
〔13番 萩山峰人君 登壇(質問席)〕
◆13番(萩山峰人君) いよいよ、平成最後
の平成31年3月定例会
の本会議で
の皆さんと
の議論
の場も、一般質問は私が最後
の質問となりました。
私、市議会議員になりまして、3人
の市長にこの場で討論を臨んでまいりました。どの議会
の討論
の中においても、一番厳しい質問を今回はしたいなと。平成最後
の議会にふさわしい議会討論にしたいなと、このように思っておりますので、通告
のありました皆様はもとより、通告がなかった人も関連でどのような質問が飛んでいくかわかりませんので、しっかりと緊張感を持って臨んでいただきたい、このように思います。
市長が常々おっしゃいますお言葉をおかりしますと、ぼーっとしないでしっかりと臨んでいただきたい、このように思います。
それでは、質問
の最初
の育てたい街を目指してということで、林市政、そろそろ2年を越えようとしております。そして、3年目
の予算もこの定例会に計上されております。3年間
の、何といいましょうか、道筋がしっかりと見えてきた。ほぼ70%、80%
の政策が、この4年間
の中でしっかりと見えてきた、そんな大事な今回
の議会であります。
市長自身、「働きたい街」「育てたい街」「住みたい街」といった3つ
の地方創生氷見元気プロジェクトを掲げまして、きょう
のこの日までしっかりと取り組んでまいりました。そして今回は、「育てたい街」
の結果について私は追求をしたい、このように思います。
ほか
の「働きたい街」「住みたい街」、これはやはり、「働きたい街」、どれだけ企業がここに増えたかとか、住みたい方がどれだけ増えたかとか、なかなかKPIといった指標がすぐに政策と連動して出てくるとは限りません。ある程度
の、少し遅れをもってその効果が出てくる、私はこのように思っておりますので、そのような遅れが比較的ないこの「育てたい街」
の政策、ここに焦点を置いて今はお話を伺いたいと思います。
そこで、市長御自身
のお口から、この「育てたい街」、この中にも3つ
のキーワードでその政策を提案しております。
「女性が働きやすい子育て環境づくり」、「学校教育
の充実」、「安心でゆとりある環境づくり」、この3つ
の政策が、2年前
の選挙のときに市民に提示されましたパンフレット
の中に明確に打ち出されております。これについて、どのように自分で実現できたか、もしくはこれから実現するんだ、いや、これから先、まだまだ時間はかかるけども必ずやるんだ、このように思っておられることを御披露いただきたいと思います。林市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) この3月で市長に就任をさせていただきまして丸2年、折り返し地点を迎えようとしております。その間、就任以来、「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」、この3つを基本理念に掲げまして、氷見を元気にしていく氷見元気プロジェクトということで推進をしてきたところでございます。その中でも特に「育てたい街」につきましては、ストップ・ザ・少子化を目指しまして、特に重きを置いて取り組んでまいったところでございます。
これまで
の取り組みにつきまして、公約
の3つ
の項目に沿って主なものを述べさせていただきます。
まず、「女性が働きやすい子育て環境づくり」につきましては、就任直後
の平成29年7月に公約に掲げておりました、第2子以降
の保育料無償化や放課後児童クラブ
の受け入れ時間を、いきいき元気館だけは午後10時まで延長するという施設を設けたほか、教育認定児童、いわゆる幼稚園部門
の給食費、これはこれまで別建てで徴収されておったものが、保育園と
の整合性を図るため、幼稚園部門
の給食費
の無償化をいたしたところでありますし、保育所等に預けることなく家庭で子どもを育てている世帯に対します家庭で子育て応援金をセットとして新たに設けたところであります。
また、放課後児童クラブ
の設置箇所も今年度新たに2カ所開設をいたしまして、これで市内全域
の22カ所で
の設置が完了したところでございます。
さらに今年度に、妊婦
の皆様が妊娠期から安心して出産、育児ができるよう一貫した切れ目
のない支援を行うことを目的に、4月から専任
の保健師と看護師を配置いたしました子育て世代包括支援センターをいきいき元気館
の健康課内に開設いたしました。
当センターでは、支援が必要な妊婦
の皆様には個別に支援プランを作成いたしまして、既存
の母子保健事業
のほか、産後ケア事業や産前・産後サポート事業など
の新たな事業や関係機関と
の連携により、それぞれ
のケースに応じたきめ細かな支援を実施し、妊産婦
の身体的・精神的なサポートを行っております。
そのほか、次世代を担う子ども
の誕生を祝福し、健やかな成長を願い、生まれたお子さん方に地域商品券をお渡しする出生祝い事業
の創設や、第2子以降
の保育認定児童
の夏休み等
の預かり保育料
の無償化や、また昨年9月からは低所得世帯を対象に、県
の施策とあわせまして第1子から保育料を無償化するなど、着実に公約
の実現に向けて努力をしてまいりました。
来年度には、旧朝日丘小学校跡地におきまして、2020年4月
の開設に向け、幼保連携型認定こども園
の整備を進めるとともに、本年10月から給食費と預かり保育料に対する助成によりまして、3歳以上児
の第1子から
の保育料
の完全無償化を実施することとしておりまして、子育て世帯
の経済的負担
のさらなる軽減に取り組んでまいります。
2つ目
の「学校教育
の充実」につきましては、全小中学校へ
のタブレット端末
の導入を平成29年度に実施しておりまして、平成31年度にはさらに複数クラス校に増設するなど一層
の充実を目指してまいります。
このICT教育につきましては、ある雑誌によりますと、市町村別
の整備状況で、中部地方で氷見市
の小学校では1位、中学校では10位というふうに全国的にも高い評価を受けるに至っておるところでございます。
小1から
の英語教育
の導入につきましては、平成30年度にALTを3名増員し、8名を全小中学校に配置して積極的な交流を図り、外国語
の授業が始まる前
の小学1、2年生に対しましても国際理解教室を実施して英語に親しむ環境を整えております。
このほか、安定的な学力向上策
の推進につきましては、学習サポーターを平成28年度
の8名から、平成31年度には19名まで増員をしてきめ細やかな授業を実施しております。
また、特別支援教育
の充実につきましては、専門スタッフ
の配置やスタディ・メイト
の増員。スタディ・メイトについては、平成28年度
の30名から平成31年度
の43名へ
の増員を図っておりまして、児童や保護者へ
の対応を一層充実させてまいります。
3つ目
の「安心でゆとりある環境づくり」につきましては、まず通学路
の安全確保でありますが、毎年、小中学校
の通学路に対して、学校関係者、道路
管理者及び警察が連携して危険箇所
の合同点検を実施し、その結果を踏まえて関係機関で構成する通学路安全推進会議で協議を行い、それぞれ道路
管理者等が必要な対策を講じております。
野球場、テニスコート等
のスポーツ施設
の整備については、今年度に氷見運動公園野球場
の実施設計を行いまして、来年度からグラウンド
の公認規格へ
の拡大や、フェンス、バックネット等
の更新など順次実施する予定にしておりまして、国から
の補助金
の交付状況によりますが、おおむね4年間で完成を目指してまいります。
なお、テニスコート
の整備につきましては、野球場
の改修工事が完了次第、順次整備を進めてまいります。
室内遊戯施設
の整備につきましては、先般8日に国から事業採択
の発表がありました地方創生拠点整備交付金によりまして、海浜植物園におきまして、室内ネット遊具や屋根つきふわふわドームといった子ども
の遊び場、あるいは親子
の学び場であるリカレント研修施設を来年度に整備をしたいと考えております。
このように積極的に取り組んでまいりましたが、公約に掲げた発達障害にも対応した「子ども何でも相談センター」
の創設につきましては今後
の課題としておりまして、平成31年度以降検討してまいります。
これまで
の取り組みを踏まえ、成果としてどういったことがあるだろうということでいろいろ調べましたら、例えば生まれたお子さん、第1子、第2子、3子といろいろあるわけでありますが、これを調べておりましたら、これまでは第1子
の子どもが割合として一番多い状況ということでありましたけれども、今年度
の2月まで
の状況を取りまとめた結果では、第2子
の子ども
の割合が昨年度に比べまして6.6ポイント上昇し45.7%、また第1子につきましては6.9ポイント減少し37.1%ということでありまして、第2子が増えているという喜ばしい結果も得ております。
このような結果に甘んじることなく、「育てたい街」
の実現に向けまして、引き続き重点的に取り組んでまいりまして、本市が子育てしやすさ日本一
のモデルとなるような積極的な取り組みをさらに進めてまいります。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 大変長い答弁をいただきまして、以前は1問に対して1時間答弁された方もおられましたので、今回は非常に中身
のある長い答弁であったと、私はこのように理解しておりますし、それだけこの2年間に林市政が大変大きな果実を得てきていると、このように理解をさせていただきました。
そこで、さき
の定例会で澤田議員
の質問
の答弁で、林市長は御自分
の点数を72点と以前、市政全般に対してですけれども、こういうふうにおつけになられた答弁がございました。今回この子育て、「育てたい街」、これ
の政策実現、公約
の達成度、これについては御自分でどのように採点されますか。市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 今回、先般
の澤田議員にお答えしたように、項目別に達成
の見込みがあったものを達成と数えますと、「育てたい街」には16項目ありますが、その中で2項目、児童公園
の整備と室内遊戯場、これを0.5というふうに数えますと、16分の14.5ということでちょうど90点ということで、自分ではちょっと高過ぎる
のかなというふうな感じを持っております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) この「育てたい街」
の実現に向けては、90点という
のは別に僕は高くはないと、このように思っておりますが、あと10点。10点を何とかこの残り
の2年間
の中でしっかりと満点に、満点パパじゃございませんけども、取れるように頑張っていただきたいと思います。
その次
の質問に移りますけれども、今市長
の政策
の中で、新しい政策、新しい取り組み、新しいものをつくるということは数多く御披露いただきました。その一方で、今まである古しいも
の、例えば保育園であれば、まだ公立
の保育園が、上伊勢は統合
の方針になりましたので、4つほどございます。
さき
の公共施設
の再編計画
の中では、将来的には一定方向、民営化、統合
の方向で進んでいくと、このような方針が示されております。その具体的な判断基準はどこにある
のか、草山市民部長にお聞きいたします。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 上伊勢保育園が新たな認定こども園に移行することによりまして、公立保育所は十二町、新町、阿尾、宇波保育園
の4園となりますが、いずれ
の保育所も老朽化が著しく、また少子化により児童数
の増加が見込めないことから、今後も再編を進めていく予定としております。
氷見市子ども・子育て会議では、小規模な公立保育園における最低限必要とする児童数についておおむね20名とすることで承認をいただいておりまして、今後も児童数が20名に満たない保育所が生じた場合には、保護者及び地域
の皆様と統廃合について協議をしてまいりたいというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 先ほど言いました公共施設
の再編計画
の中では、大きなくくりで民営化、そして統合していくというふうになっております
のと、あわせまして、
中心市街地に2つ、上伊勢保育園と新町保育園を、将来的には民営化されたそれぞれ
の施設
の監督、指導という役割を持って残していくという方向が示されております。
また今回は、上伊勢保育園がひみ子育て
の杜
のほうに認定こども園として整理をされますので、残るは新町保育園となってくるわけですけども、これについて
の具体的な計画について、草山市民部長、よろしくお願いいたします。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 先ほど統廃合という話をしましたけども、一方で、少子化が進行する中にあっても、市全体
の保育や幼児教育を牽引し、市
の保育・教育
の中核を担う機能を有する施設
の整備は重要というふうに考えております。
運営面
の効率化
の観点からも、
中心市街地にあります新町保育園は、中核保育所として
の機能は十分に果たせるものというふうに考えております。
この中核保育所でありますけども、子どもを取り巻く環境が多様化している中で、この保育所を整備する場合には、病児・病後児保育や障害児保育など特別保育
の拡充など、あらゆる児童
の受け入れ体制
の整備
のほか、人材育成機能、そして相談体制
の整備など、子育て支援に関する複合的な施設となるよう検討してまいりたいというふうに考えております。
新町保育園につきましても、昭和48年建築と老朽化によりまして、今後
の施設
の維持
管理が課題となってきている状況でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) いつまでにという計画はございますか。草山市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 仮に新町保育園を建てかえることとする場合に、保育所
のほか、子育て支援体制
の整備など複合的な機能を持たせた中核保育所として、今現在、市としては、ほか
のたくさん
の大型事業が計画されておりますが、できる限り早く整備したいというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) できるだけ早くお願いをしたいと思います。その間も古しい建物、古しい施設を使って子どもたちがそこで時間を過ごすわけですから、もしも
のことがないように、老朽化に対しては毎年どのようなところに不都合があるか、こういうチェックをしてほしいんですが、その実施状況はいかがですか。草山市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 先ほども申し上げましたが、いずれ
の公立保育所も老朽化いたしております。そうしたところで、室内設備、屋内遊具を含めて、施設
の点検、修繕等を怠ることなく、安心して子どもを預け、安全に過ごすことができるよう、今後とも万全を期してまいりたいというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 点検はしておりますか。草山市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 特に屋外遊具ですね。こういった子どもが直接触れるようなものは特に安全性が求められるわけでございまして、毎年点検を実施いたしております。危険と判断されたものは直ちに使用を中止し、修繕等を実施するように努めておるところでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) できるだけわかったものは早急に対応していかないと、わかっている
のにしないという不作為を問われますので、子どもに何か事件があったときにはすぐに全国ニュースになります。決して遅きに失しないよう対応をお願いしたいと思います。
その点について、総務部長に、財政的にこのような措置という
のは、例えば修繕に対する措置という
のは、どのような形で予算化措置をしておられる
のでしょうか。高橋総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 基本的には、その現場を
管理する子育て支援課、あるいは学校であれば教育
委員会
の予算要求に基づいて予算措置を適正にさせていただいております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 営繕で一括で審査をしてしまうと、なかなか細かいところまでわからないということもございますので、こういう子どもたちが直接接するようなものは、ほか
の営繕とは違って優先的に財政措置を図っていただきたい、このように総務部長にはお願いをしたい
のですが、いかがですか。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 基本的に安全・安心にかかわることでありますので、当然優先されるべきだと思います。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) よろしくお願いをいたします。
それでは、次
の質問に移らせていただきます。
他市町村
の不祥事や懸案事項に鑑みてといいまして、ほか
の市町村でいろいろと世の中をにぎわしていることに対して、氷見市は大丈夫な
のかと。決して氷見市に何かあったということを追及するわけではございませんで、氷見市は大丈夫な
のかということを答弁いただきたい、このように思っております。
それでは、1番目
の質問といたしまして、コンプライアンス
の確立でございます。
私も質問
のたびに、このコンプライアンスについては多く皆さんに求めてまいりました。以前庁内で常在化していましたハラスメント、そして消防
の中でも問題となりましたハラスメント、これが第三者
委員会を経て一定
の結末が提示をされて処分が下されたということで、1回線は引かれておるわけでございますが、昨年末、図らずもまた市役所
の職員が逮捕されるという事案がございました。それを受けて、また新たにどのような取り組みをされているか、総務部長にお答えをいただきたいと思います。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) コンプライアンス
の確立に向けた取り組みでございますが、特に今年度、平成30年度は、4月早々に改定をいたしましたコンプライアンス・ガイドライン
の職員へ
の周知徹底を図りますとともに、そのガイドラインを受けまして、庁議、そして氷見市コンプライアンス
委員会で
の審議を経まして、コンプライアンス実施計画というものを策定し、ガイドラインに定める項目ごとに行動指針に基づいた取り組み
の実施をしております。
具体的には、ハラスメントや個人情報
の保護、そしてメンタルヘルスなど、職員研修
の実施でありますとか、職員
の公益通報制度に関する、こちら
のほうも要綱を見直すとともに、公益通報に基づいて事実調査というものも行っております。
また12月には、第1週を職員
のコンプライアンス週間と定めることといたしまして、コンプライアンス
の推進に取り組んできたところでございます。
しかしながら、今ほど議員からも御紹介がありましたが、大変残念なことに、11月には職員が逮捕されるという不祥事を受けまして、私どもといたしましても、取り組みをさらに強化する必要があるということで、12月につきましては、コンプライアンス月間ということで切りかえをさせていただき、市長から幹部職員を一堂に集めまして直接メッセージを伝えていただくとともに、職員個々が自己チェックシートによりまして、コンプライアンスが運用できているかどうかということ
の確認、また、朝礼時にガイドラインを唱和する、また、これまで氷見市で生じたいろんなコンプライアンス違反
の事例があるわけでありますが、それらを誓約書
の下
のほうに書きまして、いわゆるそういったこと
のないように、職員自身が署名をして自分
の見やすいところに掲示をする、そういった取り組みなど徹底に努めてきたところでございます。
また、逮捕された職員
の処分につきましては、その非違行為
の結果
の重大性、そして社会的影響
の重大性を考慮いたしまして、懲戒免職処分といたしたところであります。
取り組みとしては以上でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) その取り組み
の中で、職員に対する
アンケート調査も行われたと聞いておるんですが、その結果についてお願いいたします。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) あわせまして、今ほど議員から御紹介
のありましたハラスメント等に関する職員
アンケート調査、これは、今回任意提出ということでありますが、回答者数としては117人でございました。
このアンケートによりますと、ハラスメントを受けたと感じた、そういう回答が16件、またハラスメントを受けている
のを見たり、聞いたり、相談を受けたりした、そういった回答が27件、合わせますと43件ありましたので、少数ながらもハラスメントが存在しているということが調査結果からはあらわれております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 以前、第三者
委員会で職員アンケートをした際には、もっと多く
の調査票が集まったというふうに聞いておりますが、その数字とあわせまして、当時は特に特別職、市長
のそういうハラスメントに全てが終始していたと思っておりますが、今回
の結果について比較して答弁をお願いいたします。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 平成29年11月に、働きやすい職場環境づくり
のため
のアンケート調査ということで、先ほど
の第三者を含む
委員会
のほうで、そのとき調査を行ったときは416人から回答が得られました。その際に、先ほどと同様
の回答、ハラスメントを受けたと感じた、あるいは受けている
のを見たり、聞いたり、相談を受けたりしたという
アンケート調査は、いわゆる前市長
の在任期間中においては296件あったということで、それから比べると大幅に減少はいたしております。
そして、今回
の調査で
のハラスメント
の内容といたしますと、主にパワーハラスメントとモラルハラスメントでございました。そして、その行為をした人
の役職ついて
の回答ですが、市長など特別職及び部長級についてはゼロでございました。
なお、課長級以下につきましては、課長補佐級、主査級、いろいろ職階があるわけでありますが、嘱託、臨時、パート職員も含め全て
の職階に該当者がいたという結果でございました。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ハラスメント
の発生する場所も、以前は特別職であったものが、下位
の課長級にまでかなりおりてきているということで、本当に日常的にパワハラが、逆にハラスメントが行われているという裏返し
の数字ではないかと思っております。より一層根絶に取り組んでいただきたい。
ですが、ハラスメントがなくなることによって、ストレスフリーにはなるんですけども、逆に気が緩んでしまう。日常
の実務が、何か上
のほうが指導すると、これはハラスメントだといって委縮してしまう、このようなことも考えられます。そのようなことから発生する事案も、ぜひともこれはコンプライアンス
の確立
の中で進めていっていただきたい。
例えば、富山県内で同じように呉東
の市でありました、職員が官製談合ということで逮捕された事件もございました。これは、一般競争入札、指名競争入札、両方とも予定価格が公表されていなかったということから、予定価格というものが官
の利権になったということが温床になっているというふうに言われていますが、氷見市における、こういったことに対する対策、そしてまた、逮捕された官と、そして民
の方も、学校
の同窓生であったというような個人的なつき合い、こういったことも戒めることについてはどのようにお考えか、総務部長にお尋ねいたします。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 県内で発生いたしましたいわゆる官製談合
の事件でございますが、氷見市におきましては、工事に係る入札につきましては、条件付き一般競争入札、指名競争入札ともに、平成18年
の4月から全面的に予定価格を事前公表いたしております。
このことから、予定価格自体が利権
の対象になることはないということから、そういった予定価格
の漏えいによる事件になるということは起きにくいものと考えております。
しかしながら、市職員として、そういう工事関係
の業者でありますとか、利害関係者と市民から見て疑念を抱かれるような接触という
のは当然あってはならないことでありますので、きちんと公私
のけじめをつけていただく。そういったことについては、これまで以上に職員に対して研修も含めて周知徹底を図りまして、先ほど
の自己チェックシートも含めてですが、コンプライアンスを徹底してまいりたいと思っております。
またあわせまして、会計処理、それから契約事務などに係る実務研修、そういったことでありますとか、情報
のセキュリティー対策、そして組織をしっかりとマネジメントする、そういう
管理職
のため
の研修も含めまして職務上
のミスや不正、情報漏えいといったことが起きないよう、しっかりと防止を図るとともに、問題が起こりにくい就業状態というものを確保できるように、風通し
のよい職場づくりに努めてまいります。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) コンプライアンスについて
の最後
の部分なんですけども、昨年
の決算特別
委員会で、冒頭
の最後
のまとめ
のところで、時間外
の超過時間が非常に多いという指摘が代表監査
委員のほうから付されて報告がなされております。
その後
の取り組みについて、そしてまたその結果どうなっているかということについて総務部長にお尋ねいたします。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 限られた人員
の中で、まずは仕事
の総量、全体量を減らすため
の工夫が必要であると考えておりまして、さきに全職員から業務改善、時間短縮につなげるため
の提案を募らせていただきました。その中では、仕事
の進め方
の見直しや効果性
の低い業務については積極的に取りやめていく。あるいは、情報通信技術、ICTや最近ではRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)という人間にかわって簡易な業務を大量反復して行ってくれるような、そういう技術なども取り入れていくため
の調査をやろうということで、今年度予算化もさせていただいているところであります。
また、民間へ
の業務委託
の拡大など、各職場においては実施できるものから順次取り組みを進めております。
あわせまして、職員
の働き方について、特に勤務時間に対する意識改革を促す必要があるということで、昨年10月からは、午後10時以降
の時間外勤務については原則禁止。また、市庁舎における一斉消灯を行う。また、水曜日に加えまして金曜日をノー残業デーとするなど、これまで以上に踏み込んだ一定
の強制力を伴った対策も実施し、長時間勤務
の縮減に努めております。
もちろん必要なものについては、事前に申請をしていただいて、時間外というものをやっていただくわけでありますけれども、これによりまして、昨年
の対策を施した以降10月から今年
の2月まで
の全職員
のパソコン
の累積
の総使用時間数は、前年に比べまして92.3%と7.7%
の減となっております。
また、これは1月までになりますが、時間外勤務
の申請時間数は、対前年度比では86.2%、13.8%
の減となっておりまして、一定
の効果はあったものと考えております。
しかしながら、一部特定
の部署におきましては、なお月平均
のパソコン
の総使用時間が1人当たりでも60時間を平均で超えている、あるいは在庁時間と時間外勤務
の申請時間にまだ乖離がある、そういった職員が見受けられるなど、抜本的な解決には至っていない状況でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 役所
の中
の庁議でも、そのような実態を供覧して、情報共有して、注意喚起を行っておられるということを聞いております。その中
の資料を見させていただいても、今ほど高橋総務部長がおっしゃったように、一定
の課に、例えば、年間1,000時間以上
の出退勤
の時間が計上されている人が1つ
の課に3人いたりとか、かなり実務
の偏りみたいなものがあるかと思うんですけども、このことについて具体的な取り組みという
のはどのようにされていますか。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 毎月その庁議にも報告させていただいております
のと、毎月
の実績については当然所管
の部課長にお送りをさせていただいて、警告ラインを超える者については、黄色表示でありますとか赤表示をやって、きちんとその組織
の中で
のマネジメントをお願いしたいということをお伝えはしているわけでありますが、人員と持っている課題と
のバランスがなかなかとれないということで、そういったことを根本的に解決を図るには、そこ
の課で抱えている課題をもっとほか
の部署と偏在を見直すということ。人員的に足りないものについては、職員配置を増やすということも必要だと思っております。
そういった意味でも、平成31年
の4月においては、一部組織・機構
の改編も行わせていただき、人員配置、事務
の移管についてもそういった事態が生じないように極力平準化に努めていきたいと思っております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 引き続きよろしくお願いをしたいと思います。
この件に関しまして、平成30年度3月を迎えて、いよいよ決算
の時期を迎えるわけでございます。決算に対して代表監査
委員として、今回
の、特に時間外
の件につきまして、日ごろから
の月例監査ですとか定例監査、いろんなものでいろんな形で
のチェックを入れておられるかと思います。そのことにつきまして御披露いただけたらと思いますが、代表監査
委員。
○副議長(積良岳君) 金谷代表監査
委員。
◎代表監査
委員(金谷正和君) 時間外勤務につきましては、今ほど総務部長
のほうから答弁をしていただいたんですけれども、いろんな新しい取り組みをなさっておられます。毎月定例監査で各部局について監査を行っているところでございますけれども、少しずつですが、その成果は上がっているんじゃないかというふうに感じております。
ただ、これからこの取り組みをさらに実効性を上げるということになると、職員
の意識
の持ちようというんですか、意識改革が必要になると思います。その点について、これから
の取り組みについて見守っていきたいなと、そんなふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひともよろしくお願いをいたします。
次
の質問に移ります。
同じく他市町村
の不祥事、懸案事項を鑑みて
の中で、特別職
の公務ということで質問をさせていただきます。
特別職
の公務、いろいろあるわけですが、今回、同じ富山県
の中
のこれも呉東
の市
の市長さんが、あるテレビ番組、それもバラエティー
のような番組に出られまして、海外
の出張に行かれたとき
のさまを中継されたものが流れました。
その中では、言葉
の端々を捉えて、いかにもその視察が意味
のないか
のような報道をされておったわけでございますが、この氷見市において、そのような海外出張、特に今回は全国市長会
の出張だというふうにお聞きをしておりますが、そのようなことは今まであった
のかどうか、そしてまた、それ以外
の海外出張についてはどうなっている
のか、藤澤企画政策部長に答弁をお願いします。
○副議長(積良岳君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 今回、県内他市
の事案ではございますが、一部マスコミで取り上げられ問題視されました全国市長会海外都市行政視察につきましては、参加したことはございません。
それ以外
の海外出張ではございますが、訪日外国人旅行客
の本市へ
の誘客等を促進するため、台湾やシンガポール、インドネシアを訪問されております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) その際には、議会からも当時
の嶋田議長が随行していただいておりますし、私は別に海外
の出張はだめだとか言っている
のではなくて、公務
の出張として
のあり方、その結果がしっかりとわかるような形で市民に示されるようなことを望んでおるわけでございます。
私たち議員
の場合は、政務活動費を使えば、その明細につきましては、インターネットで今公表をさせていただくような時代になっておりますし、市長がどこかへ行かれたことについては、どのような形で市民は知るすべがある
のでしょうか。藤澤企画政策部長。
○副議長(積良岳君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 事務的なお話ではございますが、市長が公務出張した際には、随行職員が必ず随行いたしております。その復命書につきましては、毎回その随行
の職員が作成いたしまして、所要
の決裁を受けて保存をしております。
市民
の目に触れるというようなことでございますけれども、復命書
の閲覧につきましても、他
の公文書と同様に、氷見市情報公開条例
の規定により対応させていただいております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 私たち
の政務活動
の復命書も公文書ということで、基本的には情報公開請求
の中で閲覧という形になるんですけども、それよりももっと簡便に見られるという手続で、今回はこのような形で運用しているわけでございまして、同じ税金を使って出張公務で出られるということからすれば、やはりそのような手間をとらずに、少なくとも市長がどこに行かれて、どのような公務でどういう結果が出ている
のか、これを知らしめていただく必要があるかと、このように思っております。
以前は市長が1人で出張されて、復命書もなかったという時代もあったように聞いておりますが、今は随行がおられるということで、その結果はしっかりと示されている。それを一歩先を行って、例えば、市
のホームページに市長
の活動が報告されている部分があります。そしてまた、オフィシャル
のフェイスブックもあったりするわけでございます。こちら
のほうで、市長
のそういうような視察をしっかりと見ていただくような仕組みをとって、それ以上に関心がある方は、もう一歩、情報公開請求で資料を請求していただく。このような取り組みはいかがかなと、このように思うんですけど、これは藤澤企画政策部長にお聞きしたほうがいいですか。
○副議長(積良岳君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 今ほどお話
のありました市ホームページでございますけども、昨年
の4月より、市ホームページ
の「市長室へようこそ」欄
の市長
の活動日誌により紹介しているところでございます。また、市
の公式ホームページでも紹介させていただいておるものでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 今、ホームページはこちらから見に行かなきゃいけない手法でございまして、やはりSNS、フェイスブック等は、向こう
のほうから
の情報を受けるというツールでございますので、市
のフェイスブック、これも拝見させていただきましたけども、どうも市
の広報
の表紙だけが踊っているようなものでございます。そのせいか、市長が一生懸命プライベートで日夜
の活動を投稿されているわけでございます。ここを、公務という立場で御報告される、市長
のお気持ちをちょっとお伺いしたいんですけど、毎日毎日大変だなと私は思っておるんですけども、公務として、オフィシャルとしてなされる
のはいかがでしょうか。市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 私は市長として市長室で決裁文書に判を押すだけではなくて、まさに氷見市
の歩く広告塔として、そういう役割もする
のが今風
の市長ではないかなと、そんなふうに思っておるわけでありまして、毎日公務等につきましては、私個人
の携帯
のほうからフェイスブックという形で、こういう会議に出てこういう発言をしたとか、あるいは、氷見市では今、海浜植物園でこんなイベントをやっていますよとか、そういうような情報発信をしているところでございます。
そういったことで、フェイスブックは、先ほど議員おっしゃられたとおり、それと同じようなものを「市長室へようこそ」欄でも10日置きぐらいで更新しておりますが、時間的にタイムラグがありますし、それは情報を見に行った人しか見られないけれども、発信するフェイスブックは自動的に入ってくる形になりますので、これまでも私
の知る限りでは、市内のみならず県内広くや、首都圏や関西圏でも見ていただいているというふうに思っております。
また、私だけでなくて何人か
の市役所
の職員も、氷見市
のイベント情報などをPRしていただいております。こうしたフェイスブックなど
のSNSによる情報発信は、現代社会においては大変有効なツールでありますので、これを上手に活用することは必要だろうというふうに思っているところでございますので、ぜひ議員各位にもSNSを活用して氷見市
の情報を発信していただければありがたいと思っております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひとも、公務
のオフィシャル
のほうもよろしくお願いをしたいと思います。
続いて、児童虐待やいじめ防止対策について、荒井教育次長にお尋ねをいたします。
先般、千葉県で起きました子ども
の虐待死亡事件は大変痛ましい事件でございました。これは虐待行為をする親御さんが一番悪いわけでございまして、それは極刑をもって罰せられるべきものだと、このように思っております。
ですが今回は、その通報
の過程
の中で、行政
の不手際も幾つか見られたわけでございます。子どもさん
のSOSをそのまま親御さんに見せてしまった。そういう初歩的なミス。そしてまた、外部から転入されてきたがゆえに、前
の市町村と
の教育
委員会、児童相談所と
の連携がうまくなされていなかった。こういったことがうまく機能していれば、単なる虐待、単なる虐待といっても虐待はだめなんですけども、死亡にまで至らなかった
のではないかなと、このように言われているわけでございます。
氷見市においてはどのようにふだん、市、そして教育現場、保育園や幼稚園、学校、そして県
の施設ではございますけれども、児童相談所とどのような連携をとられているか、教育次長に質問をいたします。
○副議長(積良岳君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) 氷見市では、学校関係者、児童相談所、保護司会、児童民生
委員、氷見警察署等、17名で構成される氷見市いじめ問題対策連絡協議会、こちらを年2回開催しておりまして、いじめ防止等に関する機関及び団体
の連携を図っております。ちなみに、昨年度
の児童虐待は11件。いじめは46件と報告されております。
それから、弁護士、大学教授、臨床心理士等
の7名で構成される氷見市いじめ問題専門家
委員会、こちらは年に2回開催しまして、重大ないじめ問題が生じた場合
の対応策を協議しているところでございます。
それから、スクールソーシャルワーカー、これは学校で
の困り事を抱えている子ども、そして家族を支える専門職
の方なんですが、こういうスクールソーシャルワーカーと市子育て支援課、社会福祉協議会等で構成される氷見市SSW等連絡会議を年5回開催しまして、児童生徒
のさまざまな問題行動に対応するために情報交換をし、共通理解を図るとともに、よりよい支援
のあり方を探っているところでございます。
それから、各学校におきましても、教育
委員会、市子育て支援課、高岡児童相談所、氷見警察署等
の関係者が参加して随時ケース会議を開いております。問題を抱える子どもに対して多面的な支援を行っている次第でございます。
このように、氷見市ではさまざまな場面において各機関が連携しております。
以上です。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひとも絶え間ないそういう情報交換、情報共有を進めていただきたいと思います。
そこで、御答弁
の中になかったんですけども、やはり今は移住
の時代でございます。県内
の機関で情報共有をしても他所から来た人
の情報というものは含まれていない可能性もございます。そこについて
の取り組みといいましょうか、これから注意を払っていかなきゃいけない、そういうような思いについて、教育次長、答弁をお願いします。
○副議長(積良岳君) 荒井教育次長。
◎教育次長(荒井市郎君) 転出先と転入先
の連携という
のは、これまでも十分に情報交換を行っております。
しかしながら、社会が大きく変化しております。そして核家族化が進んでおるということで、家庭環境という
のがそれぞれ家庭によって大きく違ってきております。このような中で、野田市
の女子児童
の「何とかなりませんか」というこのメッセージは、学校だけでなく社会全体へ
のメッセージでないかと思っております。今回御指摘いただいた点を肝に銘じて、関係機関としっかり連携してまいりたいと思っております。
以上です。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 今回
の事件を鑑みまして、政府では児童虐待防止法を改正するということで、その中で体罰を明確に禁止するということを今立法に向けて取り組んでおられるようでございます。
ですが、よく聞かれる
のは、家
のしつけという
のは体罰、これとなかなか白黒つけにくい。その家々によっては、これはしつけだということでなかなか踏み込めない、そういったことを教育
の現場に携わっておられる先生方から聞くこともあります。
今回は、民法で定められております子どもをしつける懲戒権、これも5年先を見込んで改正をするといった動きがあるようでございまして、その上で、長らく教育現場でそういったさまざまなケースを見てこられた鎌仲教育長、ひとつ思いを述べていただきたいなと、このように思うんですが、よろしくお願いいたします。
○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。
◎教育長(鎌仲徹也君) ぼーっとしないで話を聞いておりました。
こういう話をさせていただく機会をいただきましてありがとうございます。
現場
のほうで長い間
管理職をしながら、教師として
の大事な資質、能力ということを考えますと、1つには、子ども
の変化を見抜く力、これは欠かせないなというふうに思います。それともう1つは、人が好き、子どもが好き、この2つ
の要素は教員としては欠かせない能力、資質だと思います。
ですから、先ほど谷口議員さんが言われましたように、朝スクールバスからおりてくる子どもを見たときに、あっ、きのうと違うなという、これを発見できるかどうか。そしたら当然話しかけるわけで、きょう何か家であったがかとか、そしたら子どもたちは語り始めるんですよね。何とかちゃんとけんかしたとか、きょう母ちゃんに叱られたとか。大丈夫かと言ったときに、本当に大丈夫でないとき
の様子が話せる、そういった教員自身
の資質ですね。それをきっちりと学校現場は育てていかなくてはいけない
のかなという
のが1つ目です。
なんですが、子どもたちが悩んだりいろいろする要因が、先ほど議員が言われたとおり、家庭にあることが非常に最近増えております。そういったときに、学校教員が家庭に入れないことが多いわけです。それから、入れないという
のは、無理やり入っていけば入っていけるうちはまだいいんですが、そうでない場合があります。そういったときに、スクールソーシャルワーカー
の役目は非常に大きいと思います。これで随分問題を解決した経験があります。さらに民生
委員の方、スクールソーシャルワーカーが入りきれないんだけれども、民生
委員の方がよく家庭がわかっていて、この2つ
のタイアップで解決できた事件はたくさん経験しております。
だからまずは、学校だけ
の立場で言いますと、教員
の資質
の向上、もう1つはスクールソーシャルワーカーと民生
委員、自治会長さんも入ってくれれば本当はありがたいんですが、そういった地域と
の連携、この2つをしっかりやっていくことで、早期発見につながって、今
のような事件という
のはなかなか起きないなというふうに思います。
以上でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひともそういう知見を生かしていただいて、教育長として氷見市
の教育問題に取り組んでいっていただきたいと、このように思います。
続きまして、第三者
委員会
の意義でございます。
これは先ほど高橋総務部長
の答弁
の中にも、「第三者を含む
委員会」という中で、かつて
のハラスメントを審議していただいた経緯がございます。
その際に、当時
の特別職
の1人
の方がその
委員会に所属しながら、なおかつ、その方から受けたというパワハラが露呈をしたと。このような自己矛盾があったことが取り上げられております。
今回、国においても、統計問題を審査する
委員会
の中に、第三者性といいましょうか、独立性といいましょうか、客観性が疑われた事案があったようでございます。もし仮に、これから先、氷見市において、またこの第三者を含む
委員会を設置しなきゃいけないというときに、今言ったようなことについてどのように注意を払っていくか、小野副市長にお尋ねをいたします。
○副議長(積良岳君) 小野副市長。
◎副市長(小野裕一朗君) お答え申し上げます。
第三者
委員会につきましては、不祥事等が発覚した際に徹底した調査を行う外部調査
のチームでございまして、独立・中立的な立場から客観的に真相と原因を究明し、必要に応じて再発防止策を提言し、その内容を報告書にまとめるというような役割を担っているものと承知をしております。
その中で、やはり一般的には、その
委員会
の委員といたしましては、当事者ではない適正な人物を選定し、
委員会
の提言
の客観性を担保いたしまして、外部から
の信頼を確保する必要があるというふうに考えております。
昨年度、今議員から御紹介いただいた市で設置をいたしました第三者を含む氷見市における不適切な事務処理等に関する
委員会、こちらにおきましては、平成29年12月
の定例会で、市長から積良議員に御答弁申し上げておりますが、問題事案
の背景や経過につきまして前副市長が把握している等
のことから、前副市長もメンバーとしたところでございます。
なお、前副市長自身
のことにつきましては、除斥をした上で調査をしているというふうに承知をしております。
ただ、当初に正式な
委員会
の名称を決定せずに、第三者
委員会であるか
のように、通称として使用していたこと、こちらにつきましては不適切であったと今後
の反省材料としたいというふうに考えてございます。
氷見市では、先ほど高橋総務部長から御答弁申し上げましたとおり、不適切な事務処理や不祥事が発生しないよう、コンプライアンス
の推進に向けて全力で取り組んでいるところでございまして、第三者
委員会を設置することがないように取り組むということが大前提ではございますけれども、今後、もし市において仮にそのようなものを設置することがなった場合におきましては、第三者性に疑念を感じさせることがないように、当事者である者については
委員に含まないということが原則でございまして、私をはじめとしまして、市
の職員は参加しないこととなるというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 第三者
委員会を設置しないように、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。
次
の質問に移ります。
安定した水道事業を目指してということで
建設部長にお尋ねをいたします。
昨年
の12月に国会において、水道法が改正をされたわけでございます。水道事業が民営化できると、そして広域化できるというふうなことが決まったわけでございます。
これは、昨年起きました大阪北部地震
の際に、21万人
の方々が老朽化した水道管が被災したことによって不自由な生活を余儀なくされたと、こういったことが契機となって、このような法律になったというふうにお聞きをしております。
氷見市においても、この老朽管問題という
のは大変大きな問題でございます。
水が漏れていれば漏水、どれだけ料金を一生懸命取っても経営
の採算がなかなかとれないといったこともございますし、老朽管対策にも大変大きなお金がかかるわけでございます。そして何より、水道料金を最大限努力した中で納めていく。値上げをするなとは言いませんけども、不必要な値上げはすべきではないと、このような非常に難しいかじ取りを、これから経営をしていかなきゃいけない、このことについて
建設部長、答弁をお願いいたします。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 昨年度は東部幹線
の漏水事故や凍結漏水事故によりまして、市民
の皆様方に多大な御迷惑をおかけいたしましたことに対して、改めておわび申し上げます。
議員御指摘
のように、漏水は料金回収につながらないため、無駄にしているだけではなく、漏れた水により事故につながる可能性があり、発見が遅れるほど対応する費用はかさむことから、漏水対策は水道経営においても非常に重要なものであります。
本市では、これまで配水ブロック化による漏水調査や老朽管更新事業に取り組んできたことにより、平成25年度には80.1%と落ち込んでいた有収率が平成29年度には86.0%まで向上してきたところでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 日本全体を見渡しますと、水道事業というものは地方公営企業法
の上で独立採算ということになっておりまして、約3割
の事業者が赤字だというデータがあるわけでございます。
氷見市におきましては、この料金で事業
の経費を賄う、こういった観点からすると、どのような状況なんでしょうか。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 料金収入と経費
の割合であります料金回収率につきましては、100%を超えておるということで、ただこれからは、建設投資に備えて必要な資金を確保しておく必要があるというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) それでは、氷見市
の水源といいましょうか、これは県
の企業局から受給協定で買っているというふうに聞いておりますが、その割合という
のはどのぐらいになっていますか。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 現在では、富山県企業局から
の水供給により、99.8%と氷見市
の水道
のほとんどを委ねております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ほとんどが企業局から買っているということでございますが、水道事業をやっていく経常経費
の上で、この県
の企業局に払うお金という
のはどのぐらいを占めておりますか。
大野建設部長。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 費用
の点では、経常利益に占める受水費
の割合は約4割となっております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 水道事業というものは、固定費用が非常に多いというふうに聞いております。経営努力で少しできるような、動かせるようなものではなく、決まってかかってくるようなものが多いという中で、4割が県
の企業局に払う水道
のお金だということからすると、水道料金をいかに圧縮していくかということには、県と
のかかわり方という
のが大事になってくるかと思います。
次
の質問、2番目に入るわけですけども、この協定、これはいつ結んで、いつまで有効で、その中では受水料という
のは幾らで契約をされておる
のでしょうか。
大野建設部長。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) すみません。協定を結んだ年度につきましては、はっきりした数字がちょっとわからないんですけれども、企業局とは協定を結びながら一応行っておりまして、最近
のデータとしましては、平成……。すみません、議員さん、もう一度質問
のほうを、よろしいでしょうか。申しわけございません。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 今ほど
の受給協定ですね。これは、いつ結ばれて、いつまで有効な
のか、その中で、要は受水料、単価、どのぐらい
の単価になっているかということをお尋ねしたわけであります。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 現在
の最近
の協定は、平成30年度から平成34年度で結んでおりまして、単価については65円となっております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 以前は70円と聞いておったんですけども、これは大分前に引き下げられた
のでしょうか。
大野建設部長。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 昨年度は、受給協定で受水量が6%下がったことによって、一応今回値段が下がっていくということになっています。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 平成26年度からではないですか。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 平成23年度で一度下がり、その後、平成25年度、それと平成26年度、そして、今回平成29年度で6%下がったということになっています。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) それは基本契約水量を見直して、要はトータル
の水量を見直したことによって単価が減ったということですか。
建設部長。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) はい。そうでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひともこれからも漏水対策をしっかりとやっていただいて、基本契約水量を落として、県から買う単価を下げていただくような協定を進めていただきたいと思います。
それとあわせて、広域化ということについてもう1つ、次
の質問であります。
広域化ということで、いろんな共通する部分を幾つか
の自治体でシェアしながら、スケールメリットというものを生かしていこうということが1つ
の目的ではないかと思います。
これについて
の取り組みについて、
大野建設部長、よろしくお願いします。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 広域化につきましては、各団体にとって単体経営よりも広域連携が有利かどうかが実際
の連携展開につながるかどうか
の分岐点であると考えており、昨年12月
の水道法改正により県
の役割と責務が明確になりました。
広域連携には、事業統合、施設
管理の共同化、
管理の一体化など
のさまざまな形態があります。県が担う推進役として
の役割に期待しつつ、関係団体とともに研究、協議を重ねてまいりたいと考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) いろんなこと
の積み重ねで料金が過度に上がらないように努力をしていただきたいと思います。
続きまして4番目、指定
管理者制度についてお伺いをします。
この制度につきましては、2003年に
地方自治法の改正によって導入された制度でございます。
この制度
の目的とその概要について、総務部長にお答えをしていただきたいと思います。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 指定
管理者制度につきましては、住民ニーズが非常に多様化していく中、行政サービスを効果的、そして効率的に提供していくために、いわゆる公
の施設
の管理に、それまで公的団体等に限られていたものを、民間事業者
の能力、そしてノウハウというものを活用することで、提供できる住民サービス
の質
の向上、それから
管理運営に係る経費
の削減を図る、そういったことを目的に導入された制度でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 氷見市においては、具体的にどのようなところに適用されておりますか。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 氷見市におきましては、ふれあいスポーツセンターなど
のいろんなスポーツ施設をはじめといたしまして、またケーブルテレビ
の有線テレビジョン放送もそれに該当しております。それから、市民病院など、また地域における集会施設なども含めまして、全部で35
の施設に指定
管理者制度を導入いたしております。
そして現在、指定
の期間については、基本的には平成28年4月1日から
の5年間といたしております。そういったものが34施設。ただし、市民病院については、経営上
の安定ということもありまして、平成20年4月から20年間
の指定
管理期間ということで、今指定
管理者として担っていただいております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) その際に、行政
のほうが設置者になるわけですけども、指定
管理者に渡す指定
管理料というものはどういう性質
のものでしょうか。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 基本的には、その公共施設を利用したとき
の収入、利用料収入でありますが、それで全てを賄える場合にはその中
の範囲以内でやっていただく。収入で全部賄い切れない場合には、その一部を市
のほうで補填する。全く収入が得られない施設もありますので、それらについては、必要経費について指定
管理者と協定を結んで市が期待するレベル
の行政サービスを提供できる、そういったものを指定
管理料としてお支払いすることになっております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 指定
管理業務が果たせるように、それに必要な経費は市
のほうが補填するか、もしくは丸々出すか、こういった理解でよろしいですか。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) はい。ただし、利用料金というものがしっかりと見込まれる、またそこにおいて民間
の経営感覚というものを出していただいて、どんどんその利用者が増えるような仕組みでありますとか収入が上がるような仕組み、そういった努力もしていただいた上で、必要なものについては市
のほうでお出しをする。そういうことになるかと思います。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 精算についてはどのような取り扱いになるんですか。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) 基本的には、頑張った人に、精算をしてもうかったから返してくれという
のでは、なかなか指定
管理者を受ける方がおられませんので、基本的には非精算という形に対応しております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 今後、指定
管理者が導入されるような施設という
のはほかにございますか。総務部長。
○副議長(積良岳君) 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋正明君) いろいろ氷見市が今持っている公共施設、特に公
の施設
の中で、できればそういう民間
のノウハウを発揮したほうがよいであろうと思われる施設としては、私としては持っているんですけど、具体的にはまだ今
のところ、どこという想定は私どもはしておりません。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) それでは、新文化施設なんかはどうかなと思うんですけども、藤澤企画政策部長、いかがですか。
○副議長(積良岳君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) これから整備いたします新文化交流施設
の管理運営につきましては、指定
管理者制度
の活用が有力な選択肢であると考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) そのパートナーを選定することに対して、今建設をしようと一緒にしている者、これも有力な候補となり得る
のでしょうか。
○副議長(積良岳君) 藤澤企画政策部長。
◎企画政策部長(藤澤一興君) 新文化施設
の管理全般につきましては、
管理運営計画策定
委員会を新年度に入りまして設置いたしまして、有識者を含めた各方面
の方々から御意見をいただきながら、組織計画や事業計画、あるいは収支計画などを含む
管理運営計画を取りまとめる中で慎重に検討いたしたいと思います。
今、建設
の民間パートナーも有力な候補かというお尋ねでございますが、指定
管理者制度を導入する場合に、その内容や要件を詳細に検討する必要があるとは考えておりますが、民間
の施設と
の一体的な
管理も可能であることから、新文化交流施設
の管理運営を行う、それに足りる体制や能力を備えていれば十分候補になり得ると考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひともそういうスケールメリットを生かして
管理できる者を選んでいただきたいと思います。
次に、海浜植物園について質問したいと思います。
先ほどいろいろと答弁がございました。昨日も条例を改正すると、その本来
の目的が変わってくるという答弁がございました。
とすれば、それを
管理する者
の求められる能力も変わってくる
のではないかなと、このように思っております。特に今回は、地方創生拠点整備事業という国
の働き方改革、そしてまた女性
の社会進出をしっかりと支えるというような事業
の中で推進されているようでございまして、中身もふわふわドームをはじめ子どもたちが遊ぶ施設となっております。そのようなところにたけた者を選定するという、私は御提言を申したいと思うんですけども、
大野建設部長の所見はいかがでしょうか。
○副議長(積良岳君)
大野建設部長。
◎
建設部長(
大野一也君) 現在は、植物に関する知識、ノウハウを有している一般財団法人氷見市花と緑
のまちづくり協会が指定
管理者となっております。
しかし、リニューアル
の方向性としましては、子育て世代向け
の施設として
の要素が強くなることから、議員御提案
のような事業者が指定
管理者となる可能性もあるものと考えております。
今後、指定
管理者
の公募に当たりましては、リニューアル後
の本施設に求める機能を総合的に勘案し、事業者
の選定を実施してまいります。
以上でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) ぜひとも子どもたちに近いところで活躍しておられるそんな団体、組織を候補として選定していただきたいなと、このように思っておるわけでございます。
遊ぶところだけではなくて、子どもがひとりで食事をしなきゃいけない孤食をそうやって解消する子ども食堂
のようなものも、ここには私は必要ではないかなと思っておりますし、そのようなこと
の指導に当たってきたたくさん
の方々が、ここにも屋敷夕貴さんがおられます。いろんな方々
の知恵を総結集してこの新しい植物園を成功裏に導いていただきたい、このように思います。
続きまして、最後
の質問でございます。
市民病院
のことについて、これも指定
管理者制度を導入しているということで、今ほど総務部長
の御案内がありました。ほか
の指定
管理者制度と違うということでございますが、利用料金制ということがとられている。20年間ということがとられている。ここについて
の制度
の概要を教えていただけますでしょうか。草山市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 市民病院は、平成20年度から金沢医科大学を指定
管理者とする指定
管理者制を導入し、病院
の利用料金を指定
管理者
の収入とする利用料金制を採用しております。
利用料金制を採用することによりまして、指定
管理者である金沢医科大学
の経営能力を生かし、市民に良質な医療サービスを安定的に提供する一方で、設置者である市は病院施設や医療機器
の整備を行うことで双方が役割分担をして市民病院
の経営を担っているものでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 役割分担というふうに申されましたが、それぞれがどのようなものを負担して経営が成り立っているんでしょうか。草山市民部長。
○副議長(積良岳君) 草山市民部長。
◎市民部長(草山利彦君) 金沢医科大学と
の間で協定を結んでおりまして、市は救急医療など
の政策的医療
の提供に要する費用で地方交付税に算定された基準額に相当する額を金沢医科大学
のほうに政策的医療等交付金として交付いたしております。平成29年度
の実績額で言えば、病床割など3億6,556万5,000円となっております。
一方で、金沢医科大学さんには、指定
管理者負担金として新病院建設に係る企業債元利償還金相当額
の2分の1、それとか医療機器
の減価償却費相当額
の2分の1、あるいは病院施設に係る一部借地料などを市に納付していただいておりまして、平成29年度
の実績額は2億1,868万6,000円となっております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 市
のほうからは、3億6,000万円、政策交付金として渡していると、そして病院
のほうからは約2億1,000万円、これはいろんな施設
の減耗分ですとか償却、そして借金を返済する元利償還金
の2分の1ですか、それを返しているということでございます。
これを10年間近くやってきたわけでございますが、人口減社会になってきて、今までと違う診療報酬
の考え方、さまざまなものが変わってきている中で、経営が3年続けて赤字になってきたということは、そろそろこの仕組みといいましょうか、協定を見直す時期に来ている
のではないかなと、このように思っております。
ただ、赤字を出たからといって、それを全部市
の税金で賄うかといったら、これもまた私はちょっと違うと思いますので、何らかのルールを持ちながら、節度を持って病院
の経営を生かしながら市
の経営も成り立ってく。この2つをしっかりと考えていただきたいと思っております。
その中で、今ほどおっしゃった向こうからいただいているお金、こっちから出すお金
の決まり事、協定、基本協定とか細目協定で決まっているやに聞いておりますけども、これを変えていくという気持ち、これはちょっと市民部長に聞く
のは苦ですね。つらいですね。聞いてもいいですか。やめてください。じゃ、市長にお聞きしたいと思います。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 現在、金沢医科大学氷見市民病院とは平成20年度から20年間という指定
管理を行っていただいておるわけでありまして、20年終わった段階で、やはりしっかりとした安定経営でなければ、じゃ、次
の先はどうなるかということを危惧いたしますときに、過去3年間連続で赤字というようなこういう体質は、やっぱり早く脱却して安定経営になっていただくことが必要であろうというふうに思います。
そのため、赤字
の打開策
の一つといたしまして、収益を確保するため医師をはじめ医療スタッフ
の充実が欠かせないことから、引き続き、金沢医科大学に人
の確保について要望をしているところであります。
また、市といたしましても、この氷見市民病院は氷見市
の中核的な総合病院でありますので、経営
の安定化を図るため、これまで平成29年度までは国から交付されていた普通交付税病床割減額相当分、約8,900万円ほどでございますけれども、これを市が独自に、これは30年度から国から
の交付がなくなりましたけれども、市が独自に今年度から3年間金沢医科大学に交付することとしたものであります。
氷見市におきましても、
人口減少や医療費抑制など医療を取り巻く環境が厳しくなる中で、金沢医科大学には経営努力をしていただいているところではありますけれども、今後も良好な関係を保ちまして、安定的に経営
の改善に向けて柔軟に対応していきたいというふうに考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 確認ですけども、柔軟に対応するということは、決まり事、協定、そこら辺もしっかりと見直していくということでよろしいでしょうか。市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 先ほど答弁いたしましたけれども、例えば指定
管理料
の見直しもありますし、当初から
の契約でありました医師看護師住宅
の整備といったようなところもありますが、もろもろ
のそうしたところで、市としても協力できるところは協定
の見直しも含めまして協議をしてまいりたいと考えております。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) そこで、今市長さんが御答弁いただいた病床割
の減で、8,900万円ほど市からみずから出すということでございます。これは、財源としては一般財源から出すという理解でよろしいんでしょうか。市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 一般財源でございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) 政策的医療等交付金も、これも税金でございますけれども、普通交付税という形で国から来ているものを、右から左に流すということで、今回はそれを補填する形でこの氷見市独自
の財源をお渡しすると、従前
の直営
の時代と同じような形が出てくるわけでございます。
私たち議会としても、市民からいただいた税金を使うということになれば、その使った結果をしっかりと見させていただきたいという
のは、これは当たり前
のことでございまして、今現在、市
のほうには報告書なり精算書なり協定上
の書類が出てきておるわけでございますけれども、議会においてその説明なりいろんなことに対して全く今までなかったわけでございます。
ある
のは病院事業会計という、右から左に流れる会計
のお金
の流れを見させていただくだけでありまして、経営そのものに対して
のことについては何ら触れられない。今後、そのことも含めて協定
の中身を見直していただく、そんなお考えは市長にはございませんか。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 金沢医科大学が策定いたしております年次事業計画でありますとか、中期事業計画をもとに健全な病院経営がなされるよう経営努力を行っていただいているところでありますけれども、今後、決算報告などにおいても、市と金沢医科大学と
の管理運営
委員会などでこれを報告していただき、意見交換を行うことなどを今後金沢医科大学に申し入れをしたいと思っておりますし、また、そういった決算
の数字などは議会に御報告をしたいと、そんな仕組みにしていきたいと思っているところでございます。
○副議長(積良岳君) 13番 萩山峰人君。
◆13番(萩山峰人君) そのようなさまざまな取り組みをしっかりと続けていただいて、病院
の経営が上向きになってきたときに、改めてPET−CTというものをしっかりと政策として打ち出していただきたいと思います。
最後に、市長
の公約として、今回はとりあえず、当面
の分延期というふうになっておりますけれども、この公約を決して取り下げた
のではないという確認を私はさせていただきたいんですけども、市長。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) このがんセンターにつきましては、残念でありますけれども、当面見送るとしたわけであります。あくまでも、議員御指摘
のとおり当面でございまして、今後、医療圏内
の医療機関における治療体制
の動向でありますとか、今後
の医療技術
の進展など
の状況を踏まえますとともに、市民病院が黒字化し、安定的な経営となるなど投資環境が整えば、事業
の再開につきまして、再度金沢医科大学と協議をしてまいりたいと考えております。
○副議長(積良岳君) 以上で、
市政一般に対する質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
再開は午後4時からといたします。
午後 3時43分 休憩
─────────────────────────
午後 4時00分 再開
△議案に対する質疑
○副議長(積良岳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより上程全案件に対する質疑に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
15番 澤田 勇君。
◆15番(澤田勇君) 私は、議案第1号 平成31年度氷見市
一般会計予算、8款土木費、3項都市計画費、5目公園整備事業費として計上されている2億571万円
のうち、氷見運動公園
の整備事業費1億5,321万円について、3点、市長にお尋ねいたします。
1点目として、野球場整備
の目的についてですが、従来より氷見運動公園は軟弱地盤地域として地盤沈下と不陸に悩まされてきた経緯があります。この場所に1億5,321万円という多額
の予算を投じて整備しようとする理由を説明願います。
2点目として、地質調査についてでありますが、軟弱な地盤に構造物を構築しようとするには、しっかりした地盤沈下防止対策
のためにも詳しい地質調査が行われていると思われますが、その結果についてはどのように検討されておるでしょうか。
3点目として、他地区で
の整備計画
の検討についてお尋ねします。
市民
の理解を得て、本当に野球場
の整備が必要ならば、氷見市
の将来
の財産としても地盤沈下
の心配
のないほか
の地区で
の整備計画
の検討はなされなかった
のかどうか、お答え願いたいと思います。
お願いします。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) お答えをいたします。
まず、野球場整備
の目的でございますけれども、氷見運動公園
の野球場につきましては、平成29年度から平成33年度を対象といたします氷見市スポーツ推進計画、そしてまた、平成30年3月に策定をいたしました氷見運動公園再整備基本計画において、現在
の場所で再整備することとなっております。これは、この公園が開園されてから40年程度経過しており、各施設
の老朽化、あるいは地盤沈下が顕著になっております。
平成25年度には、公園長寿命化計画
の検討を行い、野球場等
の永続的な視点をもって長寿命化による整備を計画しているところでありまして、今年度から国
の補助メニューであります公園施設長寿命化対策支援事業を活用しながら、測量、設計を進めております。
今年度は1億5,321万円
の予算でありますけれども、全体事業費で約7億円程度、約4年間をめどに整備を進めてまいりたいと考えておるところでございます。
2点目
の地質
の調査でございますけれども、当地区につきましては、議員御指摘
のとおり、軟弱地盤対策を講ずる必要が不可欠でありますけれども、ああいう広大な面的に完全に沈下を抑える対策を施すには莫大な費用、試算をしますと数十億円とも見込まれるわけでありますけれども、そうした費用がかさむことから、長寿命化につきましては、どのくらい
の沈下を許容する
のかを検討しつつ、支持層が深い内野、外野フェンス部分についてはスタンド
の盛り土を除去して、荷重を低減するなど
の沈下対策を講じてまいりたいと考えております。
また、外野グラウンド
の沈下対策については、この外野部分
の沈下が一番大きいわけでありますが、毎年高低差を解消するため
の数センチメートル程度
の盛り土転圧を実施してまいりたいと考えております。
一番大きいところで
の沈下は、年2センチメートル程度というふうに言われておりますけれども、2センチメートル程度
の盛り土をして、転圧をして、毎年使っていきたいと思っているところでございます。
他地区で
の検討をした
のかという御質問でございますけれども、新たに他地区で
の整備計画
の検討につきましては、氷見市スポーツ推進計画策定において、野球場本体
のほか、試合開催時
の集散
の場となる広場空間、駐車場、また緩衝緑地等
の整備を行うことは、地権者
の同意を得ることやアクセス道路
の整備等に多大な時間と費用を要することから、各スポーツ施設が集積をしている現在
の場所で開始することとしております。
なお、他地区
の事例ではありますけれども、高岡市が最近整備をいたしました高岡ボールパークについては、約49億円を要しております。そうしたことから、長寿命化で7億円程度で済む対策が効率的ではないかというふうに考えている次第でございます。
○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。
◆15番(澤田勇君) 沖縄
の辺野古
の米軍基地
の埋め立て、そこでも軟弱地盤ということで、90メートル
のくいを打つとかいう、そのような軟弱地盤に対して
の心配がいろいろ話をされているわけですけれど、私はさまざまな検討をされた中で、また計画
の中でということでありますけれど、なぜ今、沈下
のおそれ
のあるところにあえて今そこを整備しようと、今議案に対して
の質疑でありますもので、将来計画、市長がおっしゃったからですけれど、6億円も7億円もかけてそれくらいすると、後戻りできなくなるというぐあいに思います。
その沈下対策、歴代
の市長は、あそこ
の野球場整備については、申し出があっても控えてきたわけですね。そこに今あえて踏み込もうとすることについて、私は本当に疑問に思うんです。
市長、もう一度御答弁願います。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 野球場につきましては、スポーツ
の中でも野球という
のはやっぱり国民的な人気があるスポーツでございます。そうした中、氷見市におきまして野球場がないということは、若い子どもたち、あるいは若者世代に果たして氷見に対する愛着を持ってもらえる
のかということにおきましては、やはり非常に大きなデメリットであろうと思っておりますので、早急な野球場整備が私は必要であろうと思っております。
そんな中で、費用対効果を考えたときに、新たな土地で整備をしようといたしますと、先ほど言いました高岡市
のボールパーク
のように49億円というようなお金がかかるわけであります。そんな中で、長寿命化であれば7億円で済むわけでありますので、毎年少し転圧をしながら整備をしていく、そんなことで4年間で整備ができる、しかも安くできるわけでありますので、私はこのほうが氷見市にとって財政負担も少ない、また早く供用開始ができる、そんなことで、また大浦
の運動公園全体として
の使い勝手もいいということでありますので、こちらが適切だろうというふうに思っているところでございますので、議員各位には御理解をいただきたいというふうに思うところでございます。
○副議長(積良岳君) 15番 澤田 勇君。
◆15番(澤田勇君) 先ほどから申し上げていますように、あえて軟弱地盤につくるということに懸念を持っているわけでありまして、行政で行うことについては将来誰も責任を持たない仕組みになっていますもので、その辺、将来禍根を残さないような事業計画を立てて実施していってほしいと思います。
市長、そこ
のところをもう一度確認いたしたいと思います。
○副議長(積良岳君) 林市長。
◎市長(林正之君) 何度も答弁が繰り返しになりますが、私は50億円をかけて新しいところに整備するほうが、よっぽどこれは禍根を残すというふうに思っているところでございます。
○副議長(積良岳君) 以上をもって質疑を終結いたします。
△議案
の委員会付託
○副議長(積良岳君) 次に、ただいま議題となっております議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市
一般会計予算ほか35件及び報告第1号
地方自治法第179条による専決処分については、お手元に配付してあります
委員会付託案件表
のとおり、それぞれ所管
の常任
委員会に審査を付託いたします。
─────────────────────────
○副議長(積良岳君) 以上をもって、本日
の日程は終了いたしました。
お諮りいたします。来る18日は議事
の都合により休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(積良岳君) 御異議なしと認めます。よって、18日は議事
の都合により休会することに決しました。
次会
の日程を申し上げます。
明13日から15日までは常任
委員会開催
のため、16日及び17日は休日
のため、また18日は議事
の都合により、いずれも本会議を休み、19日に本会議を再開し、上程全案件
の審議を行います。
なお、念
のため申し上げます。常任
委員会
の日程につきましては、3月13日産業建設
委員会、3月14日厚生文教
委員会、3月15日企画総務
委員会を、いずれも午後1時から
委員会室において開催いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午後 4時12分 散会...