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  1. 氷見市議会 2019-03-06
    平成31年 3月定例会−03月06日-01号


    取得元: 氷見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-23
    平成31年 3月定例会−03月06日-01号平成31年 3月定例会         平成31年 3月 氷見市議会定例会会議録(第1号)       ─────────────────────────────              平成31年3月6日(水曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第1号)   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期の決定   第3 議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市一般会計予算ほか35件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分について      (提案理由の説明)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市一般会計予算ほか35件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分について      (提案理由の説明)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)
        1番  穴 倉 陽 子 君      2番  北   宣 市 君     3番  屋 敷 夕 貴 君      4番  稲 積 佐 門 君     5番  越 田 喜一郎 君      6番  萬 谷 大 作 君     7番  正 保 哲 也 君      8番  竹 岸 秀 晃 君     9番  松 原 博 之 君     10番  上坊寺 勇 人 君    11番  小清水 勝 則 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  澤 田   勇 君     16番  谷 口 貞 夫 君    17番  嶋 田   茂 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    新 井 和 浩   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   小 野 裕一朗 君   企画政策部長藤 澤 一 興 君    総務部長  高 橋 正 明 君   市民部長  草 山 利 彦 君    産業振興部長山 口   優 君   建設部長  大 野 一 也 君    防災・危機管理監                            茶 木 隆 之 君   会計管理者 澤   永貢子 君    財務課長  大 門 芳 宏 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  荒 井 市 郎 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   川 崎 保 広 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開会 △開会の宣告 ○議長(荻野信悟君) これより、平成31年3月氷見市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  出席議員は17名で、全員であります。  また、今期定例会における説明員の出席要求に対し、林市長、小野副市長、鎌仲教育長金谷代表監査委員及び関係管理職員の出席があります。         ───────────────────────── ○議長(荻野信悟君) これより本日の日程に入ります。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(荻野信悟君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、3番 屋敷夕貴君及び11番 小清水勝則君を指名いたします。         ───────────────────────── △会期の決定 ○議長(荻野信悟君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月19日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。         ───────────────────────── △議案第1号から議案第36号まで及び報告第1号 ○議長(荻野信悟君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第36号まで、平成31年度氷見市一般会計予算ほか35件及び報告第1号 地方自治法第179条による専決処分についてを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(荻野信悟君) 市長から提案理由の説明を求めます。  林市長。  〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) おはようございます。  本日、氷見市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  初めに、今定例会の開催に当たり、提案いたしました平成31年度予算案及びその他の議案につきまして、その概要を述べ、あわせて市政運営についての所信の一端を申し上げます。  本年5月には、「平成」という一つの時代が終わりを告げるとともに、新しい時代へ踏み出す大きな歴史の転換点を迎えます。  今、「平成」の時代を振り返りますと、阪神・淡路大震災東日本大震災をはじめ大規模な自然災害が相次いだ時代であり、その復興においてボランティアが大きな力を発揮するなど、人々が助け合い、力を合わせること、人々のきずなが大きな力を発揮することを改めて認識した時代でありました。  また、日本の歴史上、初めての本格的な人口減少社会の到来を迎え、バブル経済の崩壊後の人口、経済活動の東京一極集中の加速化とともに、6万人を超えていた本市の人口が4万7,000人余りとなるなど、地方にとっては人口流出人口減少に歯どめがかからない厳しい時代となりました。  このような状況の中、本市においては、ピンチをチャンスに変えるという強い思いを持って、行財政運営の健全化に向けた学校統合の推進、保育所の民営化や氷見市民病院公設民営化など、行政組織スリム化をはじめとした行政改革に取り組んだ時代でもありました。  新時代の始まりである新年度においては、引き続き健全な行財政運営に留意しつつも、急激な人口減少社会の進展に立ち向かい、本市の持続的な発展に向けて新時代を切り開く「地方創生推進元年」と位置づけ、人々のきずなを大切にし、次代を担う子どもたちをはじめ、市民の皆様が魅力を感じ、活力あふれる「ふるさと氷見」を、議員各位をはじめ市民の皆さんとともに創造していかなければなりません。  このことから、新年度予算を「地方創生推進元年ひみ元気予算」と名づけ、地方創生に係る政策・施策の推進に関して各部局等の横断的な調整及び統括を行う「政策統括監」を新設いたしますとともに、現在の企画秘書課政策推進担当を「地方創生推進課」とし、その推進体制の強化を図るなど、全国のモデルとなるようなまちづくりを進める気概のもと、地方創生を強力に進めてまいりますので、議員各位の御協力、御理解をいただきますようお願いをいたします。  次に、都市計画マスタープランの策定について申し上げます。  都市計画の総合的、長期的な指針である氷見市都市計画マスタープランにつきましては、昨年度からその見直し作業を行ってまいりましたが、先月25日に開催されました氷見市都市計画審議会において、最終計画(案)の了承をいただいたところであります。  本計画では、「里海・里山とまちなかが連携した、魅力と活力ある交流都市ひみ」の実現に向けて、多様な都市機能が集約された市街地と、流域に広がる集落からなる都市構造を生かし、恵まれた自然との共生を図りながら、安全で豊かな暮らしの実現に向けた都市基盤の充実や、市民や企業、各種団体などの多様な主体が主役となって活躍するためのソフト面の充実など、成熟した都市の実現に向けたまちづくりを推進するとの方針を示しております。  今後は、この計画の具現化を進め、新たな価値を創造する「ふるさと氷見」づくりを進めてまいります。  次に、西部中校区における小中一貫校の整備について申し上げます。  西部中校区において整備する小中一貫校の校名につきましては、校区の皆様から応募をいただいた中から、去る2月21日の西部中校区小中一貫校検討委員会において「西の杜学園」と選定し、翌22日に開催されました氷見市総合教育会議において承認いただいたところであります。  この「西の杜学園」は、西部中校区を象徴する木々のある豊かな自然をイメージする校名であり、地域をはじめ多くの皆様に長く親しまれていくものと思っております。  また、校区外から通学を認める「特認校制」を市内で初めて導入いたしますとともに、9年間の教育を一貫して実施する県内初の義務教育学校として開校する予定であり、来年4月の開校に向けて、残る課題を着実に解決し、小中一貫教育による特色ある教育環境の充実を目指してまいります。  それでは、氷見市の平成31年度予算(案)について申し上げます。  平成31年度予算編成においては、急激な人口減少社会の進展に立ち向かい、本市の持続的な発展を実現していくため、行政改革プランに掲げる取り組みを積極的に進めることにより持続可能な行財政基盤を構築するとともに、第8次氷見市総合計画後期基本計画に掲げる施策を着実に推進することを目標といたしました。  このことから、施策・事業の必要性、効果性の総点検による資源配分の重点化を徹底いたしますとともに、年度間の財源調整を図ることを目的とする財政調整基金を積極的に活用するなど財源の確保を図り、「人口減少対策」の強化及び「人口が減少しても幸せに暮らせるまちづくり」の実現のため、いのちと暮らしを守る「住みたい街」、働く場所を創出する「働きたい街」、氷見で子どもを生み育てる「育てたい街」の「氷見元気プロジェクト」事業へ予算を優先的に配分いたしました。  一般会計予算規模は230億2,000万円であり、前年度比7.1%の増と積極型の予算となっております。  また、事業会計では36億9,589万円、特別会計では132億6,613万円を計上しており、事業会計及び特別会計予算合計額169億6,202万円を加えた全会計の予算総額は399億8,202万円で、前年度比1.9%の増となるものであります。  具体的には、旧氷見市民病院跡地での文化施設を核とした新文化交流施設の整備、旧朝日丘小学校跡地での認定こども園整備漁業文化交流センターリニューアル整備、まんがを生かしたまちづくり、新交通システム構築に向けた実証実験の実施など、「氷見まちなかグランドデザイン」に基づくまちづくりに本格的に着手をいたします。  また、「ストップ・ザ・少子化」のスローガンのもと、本年10月から開始予定の3歳児以上の第1子からの国の幼児教育無償化に上乗せをいたしまして、これまでの施策を引き継ぎ、満1歳以上児の第2子以降の保育料等の無償化や「家庭で子育て応援金」の給付に加え、給食費と預かり保育料への補助も含めた3歳以上児の第1子からの保育料完全無償化を実施いたします。  このほか、学校給食センターや現西部中学校校舎を活用した小中一貫校整備タブレットパソコンの大規模小中学校への配置台数の拡大など、子育て支援学校教育の充実に重点を置いた人口減少対策を推進してまいります。  さらには、中心市街地エリア価値向上地域経済の活性化を目指すビジネスサポートセンターの設置や、エリアマネジャーの配置、広域観光インバウンドを視野に入れた滞在型観光の推進、名城大学農学部との連携による新産業創出に取り組んでまいります。  また、中山間地域におけるケーブルテレビ放送事業に係る設備の光ケーブルへの更新、氷見運動公園野球場改修工事世界農業遺産日本農業遺産認定への取り組みプレミアム付き商品券事業の実施など、合わせて100事業を「氷見元気プロジェクト」事業として、70億8,193万円を重点配分しており、第8次氷見市総合計画が目指す「人 自然 食を未来につなぐ交流都市ひみ」の実現に向け、総合的な事業展開を強力に推進してまいります。  また、がんに対する包括的な診療体制の充実を目指し、指定管理者である金沢医科大学と協議を続けてまいりました金沢医科大学氷見市民病院でのがんセンター整備事業については、平成31年度からの着工に向けて準備を進めておりましたが、その整備に多額の投資を要する事業であることから、改めて両者で検討いたしましたところ、当面、大型事業が続くことや、現在の市民病院経営状況を踏まえると、今後の病院経営に支障を来すおそれが大きいことなどから、がんセンター整備事業については、まことに残念でありますけれども、当面見送るという結論に至ったところでございます。  なお、がん予防の推進については、住民健診でのがん検診受診率の向上に向けた取り組みに加え、複数の医師による胃内視鏡検診の二重読影を開始し、検診の精度を高めるとともに、とやまPET画像診断センター及び金沢医科大学病院でPET−CT検診を受けた20歳以上の市民の皆様を対象に、検診費用に対し2万円を助成する制度を新設いたしまして、がん早期発見早期治療につなげてまいります。  今後も、市民一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組めるよう、がん予防の取り組みを充実してまいりますので、議員各位の御理解、御協力をお願いいたします。  それでは、新年度予算案に計上いたしました主な事業について、氷見市総合計画後期基本計画の施策の体系に沿って、御説明申し上げます。  第1は、「暮らしづくり 〜便利で快適な質の高い生活ができるまち〜」であります。  初めに、「安全で安心につつまれた生活の確保」であります。  全国で毎年発生する大規模災害、また本市における今年度の大雨・台風の教訓を踏まえまして、国や県と連携しながら地域防災計画の見直しを行うとともに、避難行動支援者等への防災ラジオの配付による防災行政無線伝達手段の多様化、電波が伝わりにくい地域の解消を図ってまいります。  加えて、指定避難所の耐震化・機能整備の推進、地区の防災リーダーの育成のための防災士資格取得助成により、確実な情報伝達体制の確立と市民・地区の自助・共助による地域防災力の向上を図ります。  消防・救急救助体制の強化につきましては、隣接する高岡市と広域消防体制整備についての協議を推進するとともに、耐震性防火水槽の整備や老朽化した高規格救急車の更新、市南部地域で計画しております消防出張所整備に係る調査・設計等を行います。  また、市管理河川の改修やしゅんせつなどにより出水期の浸水被害の防止に努めるとともに、市内7カ所の防災重点ため池耐震性調査の実施や、耐震性の乏しいため池の改修、急傾斜地崩壊防止対策など緊急性の高い危険箇所について、自然災害防止対策を推進いたします。  イノシシなどの野生動物による農作物被害防止対策については、放任果樹の伐採などの集落ぐるみ取り組みを推進するとともに、農作物を野生動物に与えない被害防止のため、侵入防止柵の設置など継続して実施をしてまいります。  また、イノシシの急激な捕獲頭数の増加を踏まえ、捕獲したイノシシの食肉加工などについて、研究、調査を行います。  次に、「健やかで心安らかな暮らしの充実」であります。  市民が生涯にわたって安心して暮らせるように、保健、医療、福祉の専門職だけでなく、住まいや就労を含めた市民の生活にかかわる関係機関と地域が一体となり、誰もが社会的に自立して生活するための包括的な支援体制を確立するとともに、地域福祉活動サポーターを配置し、住民みずからが地域の生活課題を把握・解決する体制の構築や地域で支え合う見守りネットワークを推進いたします。
     また、判断力が不十分な方の権利や財産を擁護するため、とやま呉西圏域連携事業により呉西地区成年後見センターを設置し、成年後見制度の普及啓発、市民後見人の養成や後見活動の支援を行い、権利擁護の推進を図ります。  健康寿命の延伸については、住民の健康づくりの推進に関する産学官包括協定を締結した早稲田大学スポーツ科学学術院及び森永製菓株式会社と連携をして、本市の介護予防事業をはじめとした健康づくり取り組みについて事業の効果検証を行うなど、効果的な健康づくり事業を推進してまいります。  次に、「利便性の高い生活基盤の整備」であります。  総合的、計画的な土地利用の方針等を定め、調和のとれた土地利用を推進するため策定をいたしました「都市計画マスタープラン」に基づき、長期間未着手となっている都市計画道路の見直しを行うとともに、氷見駅周辺の利便性や魅力向上を目的とした氷見駅周辺整備基本計画を作成いたします。  また、増加している空き家の有効活用を促進し、魅力ある住環境を整備するため、空き家の流通活性化を目的として、市が借り上げた空き家を所有者にかわり改修した上で、賃貸を希望する方へ貸し出す空き家利活用事業を新たに行います。  さらに、中心市街地を若年層から高齢者までの多世代が魅力を感じる居住環境とするとともに、市の発展を牽引する「にぎわい・交流・活力」を生み出す場所とするため、まちなかの回遊性や来訪者の移動の快適性向上を目指し、「低炭素型モビリティ」による新たなまちなか交通システムの構築に向けた調査、検討及び実証実験を行うなど、運行実施計画の策定を進めます。  情報通信基盤の整備については、中山間地域において、ケーブルテレビ放送事業に係る設備を高速かつ大容量のデータ通信が可能となる光ケーブルに更新をし、情報通信環境を向上させます。  次に、「自然と調和した生活空間の創造」であります。  生活に彩りや潤いをもたらす花いっぱいのまちづくりを推進するため、地域花壇の整備などの活動に意欲的に取り組む地域団体を支援し、市民が主体的・意欲的に緑化に親しめる環境を推進いたします。  また、氷見市の自然や木育を切り口とした子育て世代向け施設へと海浜植物園をリニューアルするための実施設計を行います。  第2は、「人づくり 〜多様な人材が生き生きとかがやくまち〜」であります。  初めに、「親子の笑顔がきらめく環境の整備」であります。  旧朝日丘小学校跡地において、社会福祉法人野の草会が整備する上伊勢保育園の民営化に係る幼保連携型認定こども園整備費用へ助成を行い、2020年4月の開設に向け、総合的な子育て支援の拠点としてふさわしい施設となるよう、保育・教育環境の整備を進めます。  次に、「「生きる力」をはぐくむ教育の充実」であります。  電子黒板やデジタル教科書などICT機器の視覚的な効果を生かし、児童生徒に学ぶ意欲とわかる喜びを味わえる授業を実施するため、大規模小中学校へのタブレットパソコン配置台数を拡大いたします。  老朽化著しい学校給食センターについては、食物アレルギー対策や食育、防災などの機能を考慮した実施設計を行い、新学校給食センターの整備を進めます。  次は、「学びによる豊かな人生の創造」であります。  「ふるさと氷見を愛し 次代を担う人づくり」の理念のもと、「ふるさと教育・生涯学習相談窓口」を設置するとともに、市ホームページ等ふるさと情報発信に積極的に取り組んでまいります。  公民連携による新文化施設整備につきましては、公募型プロポーザルにより選定された優先交渉権者と締結する基本協定に基づき、旧市民病院跡地での「(仮称)ひみ文化交流プラザ」の施設整備を推進いたします。  また、市民が芸術文化に触れる機会や主体的に芸術文化活動にかかわる機会を身近に充実させ、新文化施設の開館に向けて機運を高めていくため、一般財団法人地域創造の平成31年度公共ホール音楽活動活性化事業によるコンサートと地域交流プログラムを開催するとともに、新たな氷見の音楽文化の創造を目指し、氷見市にゆかりのあるオペラ歌手が講師となり、市民が歌う第九演奏会を開催いたします。  第3は、「元気づくり 〜みんなが集まるにぎやかで活力のあるまち〜」であります。  初めに、「氷見の食・ブランドの確立」であります。  農産品のブランド向上を図り、農業経営の安定と農業後継者の育成を推進するため、水田への土壌改良剤の散布や農耕用大型特殊自動車運転免許取得農薬散布用ドローンの操縦講習への参加、水稲育苗ハウスを活用した園芸作物の栽培など、農業者の自主的な取り組みを支援いたします。また、ワインブドウやタマネギの生産拡大に必要な農業用機械等や、畜産農家の子牛の購入や生産などに対し助成を行い、農産物のブランド力強化のための取り組みを推進いたします。  次に、「地域特性を生かした産業の振興」であります。  水産業の振興に向けた取り組みとして、漁獲量減少や魚価の低迷、また就業者の減少・高齢化等本市水産業における課題解決に向けて、資源管理型漁業等、今後の漁業における可能性に関するシンポジウムを開催いたしますとともに、新たな事業導入の可能性についての調査を行うなど、水産資源の持続的な利用に向けた取り組みを促進いたします。  産学官の連携等による新産業創出と創業の支援に向けた取り組みとしては、協定を締結している名城大学農学部との連携をより強化、深化させ、昨年9月に設立いたしました氷見市・名城大学農学部連携協議会を中心に、産学官の連携による農林水産業の振興や氷見高等学校と連携した研究・教育の活性化・新産業創出に向けた取り組みなどを実施し、さまざまな分野での成長の基盤を確立して、地方創生のモデルとなるような取り組みに発展をさせます。  また、既存事業者や創業者への支援を行うため、ビジネスアドバイザーを設置し、既存事業者に対する事業見直し事業開発販路拡大などの相談・アドバイス、継業に対するマッチングや創業希望者に対する創業支援・創業後のフォローアップなどを行います。  さらに、消費税・地方消費税率引き上げが低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えするため、低所得者・子育て世帯を対象にプレミアム付き商品券の発行・販売等の事業を行います。  中心市街地の活性化に向けた取り組みとしましては、中心市街地にぎわいを創出するため、エリアマネジャーを設置し、自立的、持続的なまちづくりを育成するとともに、観光客の流入やまちなか居住を促進するための「まちのにぎわいづくり」を行い、エリア価値を高め、地域経済活性化や魅力的な地域の形成につなげてまいります。  次に、「競争力の高い魅力ある観光都市の形成」であります。  農泊や体験プログラム等滞在型観光スキームづくりと、実施主体となる法人の設立を支援し、農山漁村の価値を再構築するとともに、アジアを中心とした海外や国内の大都市圏などでのプロモーションの実施、訪日観光コーディネーター人材の招請、観光客の動向を把握するための通年の観光地マーケティング調査を実施し、広域観光インバウンドを視野に入れた滞在型観光を推進いたします。  また、藤子スタジオ小学館集英社プロダクションと連携し、まちなかで展開している「氷見市藤子不二雄Aまんがワールド」のクオリティーアップを目指し、AR(拡張現実)機能を活用したウオーキングラリーの制作や、北の橋へのキャラクターモニュメントの設置など、まんがロードの拡充を進めます。  施設のリニューアルを含めた利活用について検討をしておりました氷見市漁業文化交流センターにつきましては、VR(仮想現実)技術を活用した映像体感スペースや大型モニターやパネルを備えた学習コーナーを設置するなど、滞在型観光推進施設として改修し、漁村文化の魅力発信機能の強化を図ってまいります。  次に、「多様で活発な交流の促進」であります。  移住された方や市内在住の子育て世帯、新婚世帯への住宅取得費用支援の年齢制限を廃止するとともに、三世代での同居・近居の住宅取得またはリフォーム費用への支援に加え、新たに東京23区在住者または東京圏から23区へ通勤している方が当市へ移住し、中小企業等に就業または起業した場合に移住支援金を給付するなど、地域コミュニティーの維持や移住・定住を促進してまいります。  また、移住者の増加を図るため、東京で開催される回帰フェアへの参加や氷見市版「ふるさとワーキングホリデー」を実施し、関係人口の拡大を図るとともに、「IJU応援センター」の設置場所をわかりやすい場所に移転し、移住者が安心して移住・定着できるよう総合的にサポートしてまいります。  第4は、「持続可能な自治体経営の確立 〜地方分権時代に対応した自立したまち〜」であります。  「スリムでわかりやすい行政の実現」については、「市民議会」を開催し、議会体験を通じて、市政運営や議会の仕組みについて理解や親しみを深めていただくとともに、市民目線による意見や提案を市政に反映してまいります。  次に、平成30年度3月補正予算案について申し上げます。  補正予算の規模は、一般会計で1,583万円の減額、水道事業会計では1億4,638万円の減額、病院事業会計では5,745万円の減額、国民健康保険など5つの特別会計で5億3,302万円の減額となっております。  一般会計では、国の補正予算を受け、社会資本整備総合交付金道路改良事業費や中学校空調設備整備事業費など7事業を計上したほか、新文化施設の建設に向けた教育文化振興基金の積み立てや事業費の確定による減額など、所要の補正を行うものであります。  また、水道事業会計など7会計について、事業費の確定による減額など所要の補正を行うものであります。  次に、予算以外の議案について申し上げます。  条例関係では、「氷見市景観条例の制定について」などのほか、消費税率の改定に伴う改正など16件、条例以外の議案では、「辺地に係る総合整備計画の策定」など4件を提案し、また、報告に関する案件として、「地方自治法第179条による専決処分」を報告するものであります。  以上、提案いたしました諸案件の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重審議の上、可決並びに承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。         ───────────────────────── ○議長(荻野信悟君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。明7日及び8日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(荻野信悟君) 御異議なしと認めます。よって、7日及び8日は議案調査のため休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  7日及び8日は議案調査のため、また9日及び10日は休日のため、いずれも本会議を休み、3月11日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。  本日は、これをもって散会いたします。  午前10時38分 散会...