氷見市議会 > 2018-09-11 >
平成30年 9月定例会−09月11日-03号

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  1. 氷見市議会 2018-09-11
    平成30年 9月定例会−09月11日-03号


    取得元: 氷見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-23
    平成30年 9月定例会−09月11日-03号平成30年 9月定例会         平成30年 9月  氷見市議会定例会会議録(第3号)       ─────────────────────────────              平成30年9月11日(火曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第3号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第47号から議案第58号まで、平成30年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか11件及び報告第14号から報告第16号まで、平成29年度氷見市財政健全化判断比率についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成29年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件      (一般質問、議案質疑、委員会付託)   第2 決算特別委員会の設置の件      (委員会付託)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第47号から議案第58号まで、平成30年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか11件及び報告第14号から報告第16号まで、平成29年度氷見市財政健全化判断比率についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成29年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件      (一般質問、議案質疑、委員会付託) 日程第2 決算特別委員会の設置の件      (委員会付託)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)
        1番  稲 積 佐 門 君      2番  越 田 喜一郎 君     3番  濱 井   達 君      4番  萬 谷 大 作 君     5番  正 保 哲 也 君      6番  竹 岸 秀 晃 君     7番  松 原 博 之 君      8番  上坊寺 勇 人 君     9番  山 本 克 己 君     10番  小清水 勝 則 君    11番  阿字野 忠 吉 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  谷 口 貞 夫 君     16番  嶋 田   茂 君    17番  椿 原 俊 夫 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    新 井 和 浩   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   小 野 裕一朗 君   企画政策部長藤 澤 一 興 君    総務部長  高 橋 正 明 君   市民部長  草 山 利 彦 君    産業振興部長山 口   優 君   建設部長  大 野 一 也 君    防災・危機管理監                            茶 木 隆 之 君   会計管理者 澤   永貢子 君    財務課長  大 門 芳 宏 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  荒 井 市 郎 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   川 崎 保 広 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開議 ○議長(嶋田茂君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第47号から議案第58号まで及び報告第14号から報告第16号まで並びに認定第1号から認定第3号まで ○議長(嶋田茂君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第47号から議案第58号まで、平成30年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか11件及び報告第14号から報告第16号まで、平成29年度氷見市財政健全化判断比率についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成29年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(嶋田茂君) 市政一般に対する質問を継続いたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  5番 正保哲也君。   〔5番 正保哲也君 登壇(質問席)〕 ◆5番(正保哲也君) 皆さん、おはようございます。自民同志会の正保でございます。自民同志会の一員として、この4年間、追跡・確認をしてきたこれまでの集大成として、市政が抱える重要課題について一問一答にて質問させていただきます。  当市の課題でもある急激な人口減少や高齢化率が上昇していることに向き合い、地方創生を形にしていくため、第8次氷見市総合計画後期基本計画が示され、施策の重点目標はもとより、個々の具体的な数字、計画性、方向性を策定されたので、現状を把握し、今後どのように向かうのかわかりやすくお答えいただくことを希望し、質問に入らせていただきます。  まず最初に、地域農業の振興策について産業振興部長にお尋ねをいたします。  私の幼少期、数十年前はおおむね氷見市で耕作と言えば水田であったように思います。時間の流れの中で高齢農家が増え、荒廃地が増えてきている現状、氷見市の地域農業の現状について山口産業振興部長にお伺いをいたします。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) お尋ねのとおり、氷見市は農地の大部分が水田でありまして、稲作を中心に農業が行われており、米の農業産出額は21億2,000万円で本市農業生産額の73.3%を占めております。  また、米以外の農作物といたしましては、ハトムギやマコモタケなどが生産され、このほか白ネギや稲積梅、ブルーベリー、リンゴ、ワインブドウなどが氷見の自然や地形を生かして栽培されております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 数十年前から時間の流れで新たなものが取り入れられてきたことがわかります。  しかしながら、近年さまざまな問題にて魚の漁獲高も少なくなり、氷見ブランドにも陰りがうかがえるようにも思います。しかし、ある意味、農産物は栽培研究や品種選定により安定生産できることや、ブランド力を向上させる魅力も秘めていると思います。  そこで、氷見市の農産品や氷見牛などのブランド化の現状についてお伺いをいたします。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 氷見市を代表する農作物といたしましては氷見米がありまして、中山間地の粘土質の土壌などを生かした特別栽培米は多くの方から支持されております。また、ハトムギは長年にわたる栽培と地域での取り組み、健康ブームなどにより、氷見を代表するブランドの1つとなっております。  このほか、先ほど申し上げました白ネギ、稲積梅、マコモタケや氷見牛なども氷見ブランドとして多くの方から好評を得ております。  市では、農産物のブランド化を推進するため、国や県、氷見市農業協同組合と連携し、農業用機械や施設などの整備に支援してまいりました。また、新たなブランドの育成といたしましては、一村一品運動事業支援補助金のほか、呉西圏域事業として生産者と加工・流通業者との橋渡しとなるマッチング会を開催し、氷見の農産物の販路拡大等によるブランド化に取り組んでおります。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 今、部長の答弁にもありましたが、細越地区をはじめとする各地区において、ハトムギ栽培も年々増加しているのも現状であります。一定数量を確保するために、生産農家は高品質な生産を確保する努力もうかがえております。  その一方、現状の氷見牛のブランド化については、県や市独自の施策において安定供給の促進に努力していることもうかがえますが、昨年、一昨年に比べて、生産者や生産頭数の推移はどのようになっているかお伺いいたします。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 現在、氷見市内では13戸の畜産農家におきまして約750頭の牛が飼育されており、年間に約300頭が出荷されております。  氷見市は富山県最大の肉牛の産地であり、畜産農家のすぐれた生産技術により黒毛和種のA4ランク以上の出荷割合が91%と、全国平均の69.3%を上回る高い品質を誇っております。  しかし、畜産を取り巻く環境は、子牛価格の高どまりや従事者の高齢化など厳しい状況にあり、畜産農家、飼養頭数とも少しずつ減少しております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 産地ブランドの地位を高めていくことが求められていること、また第8次氷見市総合計画の取り組みでも示されていますが、特産品のPR活動を強化する上で、国内市場の販路を拡大していくためには、生産量の確保が重要であると思います。  広い市場でのブランド力を強化していく上での打開策として、当局として何かお考えはありますでしょうか。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 氷見牛の生産拡大の取り組みといたしましては、畜産農家においては平成29年3月に48頭飼育できる牛舎の新築がありました。また、経営基盤を強化するため、後継者とともに法人を設立した農家もあります。  市においても子牛の購入に対して助成するとともに、氷見市農業協同組合では低利の融資制度を設け、県も増頭に対し助成を行っております。また、地域においては、牛の餌となる稲発酵粗飼料や飼料用米を生産・供給し、飼料コストの低減を図る耕畜連携農業を関係機関とともに推進しております。  さらに、氷見牛は8月3日付で地域団体登録商標を取得したところであり、消費者が安心できるブランドとして、生産、流通、飲食をはじめ関係機関と連携し、氷見牛の価値をより高めてまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 行政の位置づけとして頭数が増えるような施策、生産農家に協力をまたお願いいたします。  また、違った視点からの質問でありますが、植物工場や集中管理システムを活用した農業以外では、やはり農作物は研究システムで解決できない自然を相手にしなくてはいけない大きな問題が現在生じていると思います。  とりわけ、今年は例年以上に猛暑が続いたこと、8月末の集中豪雨が記憶に新しいところでありますが、今年の猛暑による農作物への被害や生産性への影響はどのようなものがあったのか、把握されている範囲でお答えください。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) この夏は、少雨となった梅雨の後、まとまった雨が1カ月以上降らないだけでなく、30度以上の高温となる日が続き、農作物への被害が心配されました。  稲は水不足による影響があったところでありますが、農家の方々のかん水管理──これは水田の水張りのことでありますが、そのおかげにより、早生品種の作柄は平年並みとなっております。  しかし、ハトムギは干ばつに弱いため、減収となることが心配されております。白ネギも高温による根腐れなどが広く発生しており、またリンゴも実りが小さくなっており、収穫への影響が懸念されております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 最近の長雨による主流品種のコシヒカリの状況も今後把握していただきたいなというふうに思います。  それでは、今月の9月3日に発生した台風21号の風災害の被害状況についてお伺いをいたします。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 先週の台風21号では、氷見市でも相当強い風が吹いたため、農業用ハウスの全壊が3件、半壊が2件のほか、リンゴの落果など農作物にも被害がありました。額につきましては現在調査中であります。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 昔から天災は忘れたころにやってくると言いますが、最近は忘れないうちに次の災害に見舞われる気候の中、さらなる農業離れが私は懸念されると思います。  今、氷見市が抱える地域農業の課題、問題点についてお伺いをいたします。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 農業を取り巻く課題といたしましては、農業従事者の高齢化、後継者など担い手の不足、またそれに伴います耕作放棄地の増加、また農産物の価格の低迷、さらには野生動物による農作物被害などがあります。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) やはり、魅力ある強い農業へつなげねばならないと私は思いますが、国、県との連携はもとより、今後の農業に対しての行政からの指導等はありますでしょうか。山口産業振興部長。 ○議長(嶋田茂君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 足腰の強い農業を目指すには、第一に農業の担い手の育成が重要であるというふうに考えております。担い手の対策といたしましては、農作業を組織化して行うことにより、人手や農業用機械を共有し、効率的に農作業をする営農組合の組織化や法人化にあると考えております。  この営農組合の組織化、法人化に当たりましては、今年度から農業、農政に精通いたしました富山県高岡農林振興センター、氷見市農業協同組合と氷見市で構成するサポートチームにおいて、設立や農業用機械などに関する助言等を行うとともに、税理士などの専門家に相談できる体制を整備し、支援をしております。  また、農産物の信頼性を高め、市場や消費者から支持されることも重要であることから、農産物の生産過程における資材や農作業などの管理、手順などを認証機関により適正に行われていることの証明を受けるGAP(農業生産工程管理)の取得について、氷見市農業組合や農業法人などと一緒に取り組んでおります。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) GAP等の質問は、私も3月議会でさせていただきました。  よりよい行政の仕組みを市民に知っていただく、これは大切なことであります。また、現在の耕作地を守るだけが精いっぱいな地域もたくさんあると思っております。手厚い対策をもって悩み事に対して向き合っていっていただきたいなと思います。
     最後に、以上さまざまな問題を踏まえておりますが、今後どのような地域農業を振興しようとしているか、展望等、大きな質問になりますが、これは林市長にお伺いをいたします。 ○議長(嶋田茂君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 先ほどから農業に関しましてはいろんな課題があるというようなことでございますけれども、まず、やはり一番大きな問題としては担い手の育成であろうというふうに思っております。  そんなことで、新たな担い手の育成ということに関しましては、農業を志す若者に対しまして、農業次世代人材投資事業によりまして、資金面でありますとか技術習得の支援をしてまいりたいと思っておりまして、その普及啓発にも努めておるところでございます。  例えば、資金面ということでございますけれども、独立をして農業を始める場合、就農直後に必要な経営資金を年間150万円が5年支給されるというような国の制度もございます。また、技術習得につきましては、例えば県のとやま農業未来カレッジといったようなところで農業に関する研修を受ける場合、年間150万円、2年以内というものが支給される、これも国の制度でございますが、そんな制度を活用していただきまして、若い人たちが営農意欲を持ち農業の分野に進出をしていただきたい、そんなことを市といたしましても支援をしてまいりたいと思っております。  また、近年増えております耕作放棄地対策といたしましては、これまで作付していた作物よりも栽培しやすい作物への転換、例えば最近では、先ほど議員も御指摘のように、水のないようなところではハトムギといったものもありますし、またマコモタケ、これにつきましても、市町村別では氷見市の作付面積が全国一というようなことにもなっております。  そういったような栽培しやすい作物への転換でありますとか、集落営農組織などへの集約、そしてまた牛の水田放牧などに関係機関とともに取り組んでまいりたいと思っております。  また、今年度から本格販売される米の新品種「富富富」でございますけれども、現在、今年から氷見市でも31経営体で29ヘクタールの面積で栽培をされておりますが、この「富富富」につきましては倒伏しにくく、また高温や病気に強い、また買い取り価格が高いなど、販売や栽培といったような面に当たりまして、これまでのコシヒカリ等の品種よりも優位な点がありますので、このような新品種や新たな作物について、氷見の風土に合った、農家の皆さんが意欲を持って取り組める作物であるかをこれからも関係機関と調査研究してまいりたいと思っております。  また、昨年度、連携協定を締結いたしました愛知県の名城大学農学部との連携も進めてまいりたいと思っておりまして、先月には土壌と花卉(花)を専門としている教授と准教授が氷見の農家を訪問していただきまして、土壌の酸性度による問題点、あるいは栽培方法などにつきまして指導もしていただいたところでございます。  このように関係機関と連携をいたしまして、氷見市の農業の新たな視点による検討や改善を行いながら、本市農業の課題に対し、今後も積極的に農業の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 今ほど市長の答弁にもありましたが、名城大学との連携事業というお話がありましたので、次の質問に入らせていただきます。  次は、大学連携の推進について企画政策部長にお伺いいたします。  新年度予算にて大学連携推進事業費400万円が計上され、地域課題の高度化等への対応、地域課題の解決に向けての連携の深化や今後の考え方が示され、課題解決に向けて進められていると思いますが、当初計画の取り組み状況についてお伺いをいたします。藤澤企画政策部長。 ○議長(嶋田茂君) 藤澤企画政策部長。 ◎企画政策部長(藤澤一興君) 名城大学との連携につきましては、昨年11月に締結いたしました協定に基づきまして、今年度は4つのことを柱に進めております。  1つには、氷見高等学校名城大学農学部の連携の推進、2つには、産業の振興及び食等のブランドの確立、3つには、市民向けの講演会、講座の開催、そして4つには、氷見市民と大学生等の交流の推進、以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 市長みずからトップセールスされ御努力されているのもお聞きしております。  1つに、名城大学農学部との連携事業、その他協定等を締結している大学との連携事業、新たな大学との連携事業とありますが、とりわけ名城大学農学部との連携事業の4項目ではないかと、今、部長が答弁されたような感じだと思います。その連携事業の進捗についてお伺いをいたします。藤澤企画政策部長。 ○議長(嶋田茂君) 藤澤企画政策部長。 ◎企画政策部長(藤澤一興君) 今ほど申しました4つの柱ごとの進捗状況でございますけれども、まず氷見高校と名城大学農学部の連携の推進につきましては、6月に農学部長に氷見高校へお越しいただきまして協議が行われました。  その協議による合意の内容といたしましては、大学のLEDの実験機器を氷見高校で使用して植物栽培の研究を行うこと、氷見高校で研究中のイノシシ肉の軟化──やわらかくすることでございますが、その軟化等を大学と共同で研究すること、氷見高校生が名城大学に赴き、研究施設を利用して実験等を実施すること、大学教授等が氷見高校で出前講座を実施することなどでありまして、双方でそのための準備を進めております。  2つ目の産業の振興及び食等のブランドの確立につきましては、去る6月25日に企画秘書課長が、また6月27日には林市長が大学に赴いて協議を行いまして、産学官の連携による新たな産業づくりについて、氷見市・名城大学農学部連携協議会(仮称)の設立総会を今月の25日に開催することとしております。  また、8月2日から3日にかけましては、今ほど市長の答弁にもありましたとおり、農学部長をはじめとして3人の先生方に氷見市にお越しいただき、圃場をごらんいただいて農業者との意見交換等を行い、御指導を賜ったところであります。  市民向けの講演会、講座の開催につきましては、市長から直接、名城大学教授でもあります池上彰先生に御依頼し、来年1月に講演会を開催することが決定しております。  4つ目の氷見市民と大学生等の交流の推進につきましては、ゼミナールや部活動の合宿等を氷見市において実施していただけるよう、富山県及び本市にあります補助の制度や宿泊施設を紹介いたしまして、本市での他大学の合宿実績につきましても説明するなど、大学と協議を進めております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 今ほどの答弁にもありましたが、やはり地元の高校の学習環境の整備や組織化、仕組みづくりを早期に対応することで、さきの質問での農業者離れの解決策や産学官の連携の推進による新たな産業づくりに大きく影響してくるものではないかと思います。また、早急に地域課題の解決策を導き出さなくてはいけないということも示されております。  半年が過ぎようとしている今、若干遅れているような感じもするのでありますが、現状、何か支障が生じているのかお伺いをいたします。藤澤企画政策部長。 ○議長(嶋田茂君) 藤澤企画政策部長。 ◎企画政策部長(藤澤一興君) 連携の取り組みを円滑に進めるために、関係機関との協議に若干の時間を要したものでございます。  今後、取り組みを進めていく中で、お互いの意思の疎通を図り、円滑な実施に向けて取り組んでまいります。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 問題を解決するには最近は対話、会話が必要だというふうに言っておりますが、会話をする時間を多くとっていただいて、前に進めていただきたいと思います。  それと、8月1日付で政策参与の事業がつけられましたが、現状、政策参与のこの名城大学との連携事業のかかわり方はどのようなものでしょうか。藤澤企画政策部長。 ○議長(嶋田茂君) 藤澤企画政策部長。 ◎企画政策部長(藤澤一興君) 政策参与とのかかわりにつきましては、先ほど申しました今月25日開催予定の連携協議会の立ち上げについて相談させていただくことにしております。また、その設立総会にも御出席をお願いすることとしておりますので、今後とも大学連携について御助言いただきたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 単なる大学連携ではなく、私はこの大学連携事業、とても大切な事業だと思っております。トップセールスをはじめ、今後、前に進めていただきたいなというふうに思います。  やはり、連携協力により専門性を生かしていくことは、ノウハウ自体を取り入れるだけではなく、高度な取り組みや新たな取り組みが生まれ、活力につながると思います。  重要政策の1つであります連携事業を今後どのように進めていかれるのか、これはやっぱり大きな問題なので、林市長にお伺いをいたします。 ○議長(嶋田茂君) 林市長。 ◎市長(林正之君) この名城大学農学部との連携事業につきましては、これを推進していくためには、今度開催をいたします25日の氷見市・名城大学農学部連携協議会(仮称)がこの連携を進めていく中で中核になるものであるというふうに思っております。  若干、私も少し立ち上げが遅れたかなという感じは持っておりますけれども、この協議会におきまして、産学官の連携を図るために必要な各機関との調整機能をしっかり担ってまいりたいと考えております。  この先にありますのは、この連携協議会を活用して農業を新たな産業の、何といいますか、今風の農業と申しますか、科学技術あるいはICTなども、あるいは名城大学はLED技術などにも研究成果がある大学でございますので、そういったもろもろの大学の成果を生かしながら、また民間の経済界等のお力も得ながら、この協議会で新たな産業づくりを進めてまいりたいと思っております。  加えまして、氷見高校と名城大学農学部の連携の取り組み、それから市民向けの講演会の開催、また市民と大学生との交流におきましても、この連携協議会の支援等により円滑に進めてまいりたいと考えております。  そのため、この連携協議会には多様な企業や団体等の参画をいただいて、新たな産業の育成など、地方創生のまさにモデルとなるような取り組みに発展をさせていきたいと思っておりますので、今後ともこの名城大学との連携事業をしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 地元の氷見高校にも専門科が設置されております。子は宝、人口が減っている今、少しでも多くの子どもたちが地元に戻ってこられる施策の1つとして、結びつけていっていただきたいなというふうにお願いをして、次の質問に入ります。  次に、学校教育の充実について教育長にお伺いをいたします。  先日公表された全国学力・学習状況調査は、全国の小学校6学年、それから中学校3学年の児童生徒を対象に、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証して、その改善を図る目的にて、各学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てていただきたいということで、文部科学省のほうで実施されている制度だと思います。  このような取り組みを通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する目的にて実施された結果についてお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果でございますが、小中学校の国語、算数(数学)、理科の平均は県平均よりも若干低い教科も見られたのですが、いずれも全国平均より高い数値を示す結果となっております。  また、昨年度の調査と比較してみますと、小中学校ともに国語が県平均にほぼ並ぶ程度に力をつけてきております。半面、数学、理科は県平均との差が広がっているのが現状でございました。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) ある反面、その結果の取り扱い等についても、調査の目的を達成するため、みずからの教育及び教育施策の改善、各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につながることが重要であるとも示されております。  適切に扱うものとするということを踏まえて、保護者や地域住民に対して説明責任を果たさなければならないということで調査はされていると思いますが、教育活動の一側面でありますことを踏まえて、序列化や過度な競争が生じてもいけないと、これは私も認識しております。  過剰な競争が生じない配慮も記載がされておりますが、調査結果の活用については各教育委員会、学校等において多面的な分析を行い、みずからの教育及び教育施策の結果と課題を把握・検証し、保護者や地域住民の理解と協力のもと、適切に連携を図りながら教育及び教育施策の改善に取り組むこととされております。  そこで、当市においては、当年の学習状況の結果を踏まえて、どのような改善に今後取り組んでいくのかお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) この結果をもとにした教育の改善につきましては、毎年しっかりと方向性を定め、学校への指示を出しております。  それから、ちょっとお見せできないんですが、このような形でまとめておりまして(資料提示)、課題、それから解決、解決の方向も全てまとめながら、9月から現在スタートしているところでございます。  地域に関する結果の報告に関しましては、新聞等での報告にかえさせていただきながら、活動そのものを伝えるということで保護者への報告ということにかえさせていただいているところが現状でございます。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 学力調査の調査結果は、国語、算数(数学)、理科とされているのは今お聞きしました。  氷見市の教育振興基本計画の基本方針の1つの確かな学力の育成の目指す目標にも示されている内容にて、今年の3月定例会で私はICT教育と外国語の指導助手(ALT)の配置等に関する質問もさせていただきました。  そこで、今回もう一度、現在の外国語教育の取り組みについてお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 本市の外国語活動の取り組みでございますが、県内に先駆けまして、小学校では4月から外国語活動を文部科学省の学習指導要領の2年先取りということで全面実施しております。具体的には3、4年生で週1時間、それから5、6年生で週2時間の英語の授業を行っております。  これに伴いまして教育委員会といたしましては、外国語活動の指導計画(ひみプラン)を作成、配布いたしまして、計画的に実施できるように支援しているところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 外国つながりであれなんですが、先日、我々会派にて高知県高知市の土佐山百年構想と銘打ち、企業創業、教育、交流定住の各プロジェクトのもと、教育の部分の土佐山小学校、土佐山中学校の小中一貫校を拝見させていただきました。  そこでは「小規模校の強みを生かした教育」「先進的な教育モデルとなる学校を」「大自然を学習の舞台に」「地域ぐるみ・社学一体の教育風土を」、この4つの利点の中で目についたことが、私たちは英語教育でありました。  小学校1年生から継続的な指導で英検2級を目指すとあり、結果にもあらわれていたことを聞かされました。前・中・後期のカリキュラムの中で、英会話スクールとのコラボレーションやNS(ネイティブスピーカー)、英語科の担当教員、学級担当の複数指導による授業もありました。また、NSプラスALT2名の特別授業もあったようにお聞きしました。  そこで、現状の当市においての外国語教育の特徴をお伺いいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 市では、今年ALT(外国語指導助手)を3名増員いたしまして、合計8名を全ての小中学校に派遣し、外国語活動、英語科の授業の充実に努めております。また、電子黒板等ICT機器のフル活用を行いまして、見る、聞く、話す活動の充実を図っております。  さらに、全ての小学校教員を対象とした実技研修を実施しているところでございますが、さらに英語版のふるさと教材「We Love HIMI!」の作成を現在進めているところでございます。この完成を私も本当に楽しみにしております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 当市においての新たな教育に向けてスタートしたというふうにお聞きをしました。  3月定例会でも、地元の子どもたちが生の英語を学び、いずれ地元で英語に携わる雇用の創出につながる趣旨にて質問させていただきましたが、土佐山学舎が採用しているように、現在のJETプログラム以外の選択肢にて、例えばプロポーザル方式など選択肢はないのかということを今回お聞きしたいのですが。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 国が運営協力し、普通交付税措置があって、そして財源が有利なJETプログラムを現在活用しているところでございます。  これよりもよりよい条件のプログラム等があれば、今後検討していきたいなと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 決してJETプログラムが悪いというふうに申し上げているのではありませんで、今後の大学受験にも外国語の位置づけの影響力は大きく左右されるとも聞いております。結果があらわれる施策を取り入れ、外国語教育の推進として前向きに検討していただきたいというふうに思います。  もう1つ、当市においては、2020年4月の統合に向けて保護者や教育関係者で構成する検討委員会が開催され、小中一貫校の整備を検討されるともお聞きをしました。  現在、詳細にわたり検討されているとの市長の説明にもありましたが、当市における小中一貫校の取り組みについて、現在のところのお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 6月に西部中学校区小中一貫校検討委員会を立ち上げました。先進校視察や2回の会議を現在行ったところでございます。  それから、現西部中学校校舎を活用した小中施設一体型の学校として整備することや、小中一貫教育を実施するための教育課程、それから施設設備等につきましても、現在検討していただいているところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それでは、さきの土佐山学舎の例を挙げさせていただきましたが、この小中一貫校、氷見市は特徴ある教育をどのように取り入れていかれる計画等があるのかお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 小中一貫校の特徴でございますが、児童生徒の9カ年の学びや育ちのつなぎを大切にした教育活動が、教師の専門性を生かしながら実施できるところでございます。また、小学校高学年の専科制の導入、それから発達段階に応じたカリキュラムの実施などにより、児童生徒にとってわかりやすいきめ細かな指導が展開できることがございます。
     この小中一貫校の特色として、外国語教育のモデルとなる教育をということを考えた場合に、氷見市では、全ての小中学校におきまして外国語教育の充実を図っているところでございまして、現在計画を進めているこの西部地区の小中一貫校に関しましては、それぞれの地域のよさを生かした西部中学校区ならではのふるさと教育、これが特色になってくるものと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) この後質問をしようと思った内容も教育長がお答えになっていただいたので、ちょっと視点を変えまして、朝日丘小学校、南部中学校の小中併設校に次ぐ、市で初めての小中一貫校であります。  今後の人口減少に伴い、生徒数の減少が著しくあらわれてくるのは避けられない事実であると思いますが、そこで、今後の小中一貫教育の展開についてお伺いをいたします。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 学校再編に関する市教育委員会の方針ということかと思いますが、この後、再編後の学校の形態ということを考えますと、単独校、それから小中併設校──現在の朝日丘小学校と南部中学校の形でございます、それから小中一貫校などがありますが、児童生徒数の減少による学校の統廃合に関しましては、関係諸団体とよく協議をしながら子どもたちにとって良好な教育環境を提供していくこと、これを最優先にして今後考えていく方針でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 氷見市が外国語教育のモデル地区として発信できるように、先ほどは教育長は小中一貫校を今の西部中学校には取り入れていく考えはないというようなお話でしたが、氷見市全体を考えて、今後、教育の場面で外国語を重視した教育方針を取り入れていくお考えはあるかお聞かせを願いたいと思います。教育長。 ○議長(嶋田茂君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 現在計画し、実行に移そうとしている氷見市の英語教育に関しましては、十分富山県内、それから全国に発信できる取り組みであるということを確信しております。  今、計画しているものを日々、学校のほうへしっかりと理解していただいて実践していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) さらなる事業を取り入れながら、英語力の向上に向けて御努力していただくことをお願いして、次の質問に入ります。  次に、豪雨災害対策について建設部長にお伺いをいたします。  先月、8月31日の大雨では、当市においても1時間当たり55ミリメートルの降水量を記録したことも記憶に新しいところでありますが、猛暑が続いたと思えば、今度は記録的な豪雨により災害が多発していることも、自然災害とはいえ、市民の安全・安心生活の確保に努めなければいけない当市として、この今年の豪雨被害についてお伺いをいたします。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) このたびの8月28日から29日や8月30日から31日の豪雨、また9月4日の台風による被害につきましては現在も現地確認中であり、9月8日現在での被害報告件数は、市道に関するもので約70件、それ以外の農林業、治水治山関係のもので約190件であります。  9日以降も報告が現在入ってきている状況でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それでは、その後、今の件数は想像以上に多いわけでありまして、関係機関とも連携して応急処置は講じられているとお聞きしております。早急な対応にて、災害復旧計画に基づき県等にも予算要望しながらこれから進められていくことと思いますが、昨年の7月豪雨からの対応も含めて、わかる範囲で現状の恒久的な復旧計画についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 災害の被害の報告があった場合、まず第1に報告箇所の現地を調査いたします。被害の内容によりまして、個人や地元での対応をお願いするものと行政で対応するものに分けられると思います。  行政で対応する復旧につきましては、緊急性の高いものから優先的に早期に対応したいと考えております。  現在も今月より前に発生しました災害の工事を4件施工している状況であります。また、先月の8月15日から17日の豪雨災害3件につきましても、来月災害査定を受ける予定にしております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 地域の安全・安心の確保を図ること、また災害危険地区の災害を最小限にとめる対策として、これまで治山治水事業も進められてきていると思いますが、やはり災害が起きる前の対策、現在の治山治水事業の計画についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 今年度の治水治山事業でございますが、単年度事業や複数年度事業を合わせまして、県河川海岸事業、県砂防事業、県治山事業、市治山事業など、約40件の事業が実施されております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) では、その計画の進捗についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 県の事業が大半を占めているわけでございまして、個別の事業の進捗につきましては十分に把握はしていないんですけども、おおむね全体的に予定どおりの進捗というふうに伺っております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) おおむね順調に推移しているということでありますが、氷見市は山崩れの起こりやすい地形であること、それから過去に大きな地すべりにて人家が喪失する経験もあり、家屋の浸水や田畑の冠水も多くあります。  豪雨が頻繁化しているのも事実でありますが、現在、県要望の重点要望にも示されている安全で安心できる災害に強い国土づくりの促進として要望している内容についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 来年度は河川、海岸、砂防、地すべり、急傾斜地、治山の6事業、32カ所を国、県に要望しているところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それは、県や当市の行政調査等において危険と判断された箇所が多く存在しているということでよろしいですか。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 治水治山事業につきましては、いわゆる復旧事業あるいは予防事業といった形の事業でございますので、いろんな意味で、議員がおっしゃったように、安全で安心できる災害に強い国土づくりに向けての事業ということでありますので、とにかく氷見市の安全で安心なまちをつくっていく、そのための事業ということで、そのための要望を国、県にいたしているところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 全てを一度に進めることは予算上の問題もありますが、市民の安全・安心生活を確保するため、我が会派としても、国、県への要望を引き続きしていきたいというふうに思っております。  また、昨年の7月豪雨の際に、私と市長、現在の建設部長とともに地元の災害現場を視察させていただきました。災害の対策に応急・恒久対策があると思いますが、やはり現場を見て、市長は「しゅんせつだ」と一言回答されました。  これまでも長きにわたり水に悩まされてきた大浦地区石坊川の氾濫が、石坊川と堀田川の合流地点の上流、下流のしゅんせつ工事により、その後の豪雨でも潮位は観測したものの冠水までには至らなかった。市長の長年の経験と知見により解決されたようにも思います。私は、一定の応急対策に効果があらわれたとも思っております。  そこで、例えば8月31日の豪雨にて、氷見市北部地区の河川でも氾濫危険水位を超過した経緯を踏まえて、今後の重点事業に上げられている事業と並行し、応急的な災害対策についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 恒久的な災害対策には時間を要すわけですけども、今議員がおっしゃったように、応急的対策によって効果があらわれるということも往々にしてあります。  河川のしゅんせつや除草、急傾斜地などの崩壊に対しましては、雨水の流入を防ぐためのブルーシートの設置、あるいは流水誘導のための土のう設置といったものがそういった災害の場合、早期の対応としては考えられるのではないかというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 恒久対策でできる対応は、市民にも納得していただき、今後の災害になり得る現場にて活用していただきたいというふうに思います。  最後に、災害に強い国土づくりの事業が進められています。起きてはいけない未曾有の災害に対し、日ごろから注視していることで未然に防ぐことができると思いますが、専門的な知見分野での日ごろからの対策は、部、課でどのように対応されているか、建設部長にお伺いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 氷見市水防計画に基づき、大雨警報の発表時には気象予報や河川水位の状況を考慮しまして、3班6名体制にて待機をし、パトロールや情報収集などの業務を行うこととしております。  また、平常時におきましても、毎月1回市河川及び幹線市道のパトロールを行っているところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 災害が起きたときに市民は一番不安になるということが現状あると思います。部、課の職員みんなで日ごろからの市民の安心・安全に努めている御努力には敬意を表したいと思います。  また、引き続き大きな災害にならない何か手段があれば、いいものを取り入れながら、部、課としても今後進めていっていただきたいなというふうに思います。  次に、最後の質問になりますが、氷見市の骨格となる幹線道路の整備について、建設部長にお伺いをいたします。  現在、氷見市においても車社会といっても過言ではなく、市民の生活には道路整備が必要不可欠であります。また、災害時や緊急時、地域振興や観光振興に大きく影響を与えているとも考えます。  現在、国、県要望の重点要望にも上げられていますので、氷見市が位置づけている主要幹線道路の整備状況についてお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 現在整備中の市内の主要な幹線道路といたしましては、まず国道では160号や415号、県道では主要地方道高岡氷見線や一般県道薮田下田子線等がございます。  国道160号では、交通安全施設整備として泊地内で自転車歩行者道の整備が実施されております。  国道415号では、谷屋から大野までの4.2キロメートルにつきましては平成20年度から事業着手し、平成26年度には谷屋地区において約1.2キロメートルの供用を開始しております。残る中村から大野の区間につきましても、現在、用地買収と並行して工事が進められております。  主要地方道高岡氷見線では、新保から田江の区間に引き続き、久目から日詰の区間の延長530メートルについて平成29年度から路線測量や道路詳細設計を開始し、今年度は用地買収に取り組んでおります。  一般県道薮田下田子線では、北の橋のかけかえ工事に着手しており、今年度、上庄川左岸の下部工の施工と上部工の製作を実施しております。  市道に関しましては、市道鞍川霊峰線におきまして、全体延長910メートルのうち約570メートルが暫定断面で完了となっており、残りの340メートルにおいても土工を中心とした工事を進め、平成32年度の完成を目指しております。  また、市道下久津呂深原線におきましては、昨年度、水田区間の用排水路整備が完了し、今年度から下久津呂から深原へ向けて順次舗装工事を行っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) おおむねその計画からすれば、遅れはないというふうなお考えでしょうか。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 一部、少し工程的に遅れているところもございますけれども、それ以外につきましては、おおむね順調に進んでいるというふうに認識しております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 長期間の工事計画がなされている路線もあるように伺っております。早期の完成を目指していただきたいと思います。  当然、維持整備されてきているということは、何かの理由があるから道路が整備されていると思います。渋滞解消や災害時の迅速な対応、いろいろ考えられますが、やはり市民の安全・安心が一番であります。  幹線道路整備で何が解決できるか、現在の氷見市の抱える課題にどのように対応され計画されたのかお伺いをいたします。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 先ほど具体的に幹線道路として整備している路線について御説明させていただいたわけでございますけども、まず国道160号の泊地区の整備につきましては、通学路の安全確保を図るために実施されている事業でございます。  国道415号谷屋大野区間につきましては、大型車の交通量も多く、一部狭隘な区間で安全なすれ違いが困難な状況であることから、交通の円滑化とともに沿線住民の安全確保を図るバイパス整備を行うものでございます。  主要地方道高岡氷見線をはじめとする地方道、県道整備につきましては、本市の7つの谷筋の集落間を結び、中心市街地への円滑な交通を確保するためのものであり、中山間地域における生活を支える上で欠かせない整備であります。  県道薮田下田子線北の橋の橋梁整備は、老朽化した橋のかけかえを行うことにより、道路ネットワークの安全性と信頼性を構築すると同時に、道の駅氷見・ひみ番屋街から中心市街地への来訪者の安全な動線を確保するものでございます。  市道鞍川霊峰線の整備は、防災拠点、避難施設のふれあいスポーツセンターへのアクセス強化に加え、国道160号入り口の恒常的な渋滞の改善を図るものであり、さらに道路網の多重化による重要施設の孤立対策にも寄与するものであります。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 計画、工事実施半ばの路線や、今後必要と思われる主要幹線道路の整備状況は確認できました。  道路整備は、今ほど部長の答弁にもありましたが、公共投資として社会生活の雇用、消費等の経済効果対策にとどまらず、必要な道路整備、今後の効果が必要だと思います。何度も繰り返しますが、効果は地域振興、観光振興の向上、また企業立地や民間企業の利便性を生かした設備投資の抑制効果もあると考えます。  そこで、主要幹線道路整備の必要性について見解をお伺いしたいと思います。建設部長。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 幹線道路整備は、市民生活の向上と観光・産業における人流・物流を支えて、広域都市間のネットワークを形成し、地域間交流を支えるものであります。そういうように考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 大浦地区等にも大規模な工業団地等設置をされる予定になっておりますが、そういう観点からもやはり必要なものだと思いますが、建設部長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 今ほどは、現在幹線道路として整備中のものについて御答弁を申し上げてきたわけでございますけども、市としましては、これからの新たに骨格となる幹線道路整備におきまして計画を考えておりまして、氷見インターチェンジと羽咋市千里浜インターチェンジを結ぶ国道415号の未整備区間である谷屋から羽咋市の神子原間の整備が必要と考えております。人や物の流れを円滑にして、経済的な効果が発揮できるものであるというふうに考えております。  また、能越自動車道をより一層有効活用することが必要であり、インターチェンジと本市の社会経済活動を担う大動脈である国道160号とを結ぶアクセス道路が不可欠であります。現在4つのインターチェンジのうち氷見南インターチェンジだけが整備済みのアクセス道路がないことから、早急な整備が必要と考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 南インターチェンジ周辺のアクセス道路整備もお答えをしていただきましたが、ほかの3インターチェンジの周辺道路と比べて幅員が狭いとか、民家が集中しているところの道路でしか南インターチェンジを利用できないと。今後、その南インターチェンジのアクセスを整備することで、周辺の効果的なものはどのようにお考えか、わかる範囲内で建設部長、お願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 大野建設部長。
    ◎建設部長(大野一也君) 南インターチェンジのある南部地区につきましては、観光資源も有する地域であり、道幅が狭くて円滑な交通の確保が厳しい状況なわけですけども、その道がアクセス道路ができることによって、より一層この南インターチェンジを利用して観光客が寄ってくる、いわゆる地域の発展につながるというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 最後に、氷見市には4インターチェンジが設置されております。利便性を広範囲に活用できること、また観光や地域振興のさらなる向上、隣県とのアクセス改善にてさらなる市場に変化が生まれることと、それらの経済効果や夢描いている人口増につながる施策として手腕を発揮していただきたいと思います。  当然、効率的・効果的な検証を行いながら早急な対応をお願いするとともに、今後、氷見市において主要幹線道路の必要性というものをどのようにお考えなのか、林市長にお伺いをいたします。 ○議長(嶋田茂君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 主要幹線道路の整備につきましての御質問でございます。  先ほど建設部長から申し上げましたとおり、氷見市におきましては、海岸線沿いに南北に長い市街地がありまして、その市街地から西のほうへ伸びる幾つもの谷筋があるということで、これまでも大変道路整備が遅れておったわけでございますけれども、これまでも国道160号が4車線化整備される、また3年前には能越自動車道が市内全域整備される、また2年前に氷見南インターチェンジが整備されるということで、道路整備の環境も、数十年前に比べまして本当によくなってきているというふうに感じております。  そうした中におきましても、先ほど大野建設部長が申し上げましたとおり、骨格となる道路、特に能越自動車道ともう1つ、能登半島の西側に縦に延びるのと里山海道、これを東西でつなぐ、直線的で一番近くでつなぐ国道415号の全線整備というものが必要であろうというふうにも思っておりますし、さらに氷見南インターチェンジ周辺、議員のほうからも周辺の効果ということでありましたけれども、周辺には富山大学のひみラボ水族館でありますとか光久寺の茶庭、あるいは布勢の円山等いろいろな観光地、また国道160号につないでいけば柳田布尾山古墳といろいろあるわけでございますが、こういった道路、特にこの大浦地区におきましては、現在、小松製作所の大浦第2工業団地の造成も進めております。あるいは堀田の工業団地等も南部地区には集中しているわけでございますので、そうした南インターチェンジと国道160号をしっかりとしたアクセス道路で結ぶことが観光や工業の発展にもつながろうと思っております。  先般、小松製作所の本社を訪問した際には、この南インターチェンジへのアクセス道路に対する期待というものも大きいということも言っておられましたので、しっかりと将来の氷見の活性化につながる幹線道路の整備につきましては、なかなかこれは市でも整備できないものでございますけれども、国や県に要望しながら、また市もできるだけ協力をして市道、国道、県道、そういったものが一体となったネットワークとして氷見市民の通勤通学の足、あるいは産業の道、あるいは場合によっては命の安全をつなぐ道ということで幹線道路から各家へつながるアクセス道路、いろんな段階の道路がありますが、そういうネットワーク化をした総合的な道路整備にも今後努力をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 力強い市長の答弁がありましたが、災害に強いまちづくり、定住・移住につながり得る安全な氷見市というような位置づけで、さらなる御努力をお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(嶋田茂君) 2番 越田喜一郎君。   〔2番 越田喜一郎君 登壇〕 ◆2番(越田喜一郎君) 自民同志会の越田喜一郎でございます。  市政一般について質問をいたします。  初めに、これがこの任期最後の質問の機会となります。議長にお許しをいただき、私の所感を述べさせていただきます。  市政に初めて参画したこの4年間は、私にとっていろいろな角度から、改めてふるさと氷見を見つめる大変貴重な経験をしたと思っております。  これまで御指導いただいた先輩議員、また同僚議員、そして市長をはじめ市職員の皆様に改めて感謝を申し上げます。  あと約1カ月で市議会議員選挙が告示をされます。これを機会として勇退をされる議員の方々、またその市議選に挑む方々など、さまざま聞こえてまいります。勇退をされる議員の方々には、今後の御健勝と御活躍を、そして市議選に挑まれる方々には御健闘、御祈念申し上げ、質問に入らせていただきます。  最初に、企業誘致と既存企業の育成について3点、市長に質問をいたします。  企業誘致が一朝一夕にできないということは、私も重々理解をしております。その上で、企業誘致は人口減少に歯どめをかけ、新たな雇用や税収を増やすなど本市の地域経済の活性化に最も重要な政策の1つであると思います。  氷見市では、交通アクセスや地価、地盤、水などの問題から、これまでも企業誘致がなかなか進まないとされてきました。  第8次氷見市総合計画後期基本計画では、本市の産業振興のためには、将来の成長が期待できる企業や安定的な産業活動を展開する優良企業を対象とした重点的かつ継続的な企業誘致を進め、雇用の場の確保を図るとして、目標数値を2年間で1件、平成30年から平成33年の間に2件と掲げています。  新聞の知事、市町村長の日程に、市長の企業訪問の記載を何度か見かけました。企業誘致には、常日ごろからの情報収集とともに市長のトップセールスがかなめであると考えます。高校の先輩や後輩、大学の先輩や後輩、東京氷見会、近畿氷見同郷会、また友好提携している川崎商工会議所、市内にある企業の関連先など、常に企業誘致を念頭に置いて、先頭に立って情報収集に努め、企業誘致に向けて積極的に行動してほしいと考えています。  企業誘致の取り組みとその現状について市長にお尋ねいたします。  次に、工業団地の造成とその立地環境の整備についてお尋ねいたします。  高岡市では、戸出地区に北陸自動車道高岡砺波スマートインターチェンジに隣接する約16ヘクタールついて、産業団地として平成32年春の分譲を目指すとしています。  小矢部市でも工業団地の拡張計画があるとしています。総合計画では立地環境の整備として、適地の調査検討、インフラの整備、未利用地・遊休施設等の調査とデータ化、工業用地の造成等による事業規模拡大の支援、企業誘致の促進とともに新たな工業団地の造成について検討するとしております。市政の最重要課題の1つとして、議論と検討の繰り返しではなく、真剣に取り組んでほしいと考えております。  工業団地の造成と立地環境の整備の考え方について市長にお尋ねいたします。  次に、既存企業の育成についてお尋ねいたします。  雇用の場の確保には、企業誘致とともに既存企業の育成も大切だと考えております。先日、昭和44年に市内で創業し、50年間事業を継続している企業が、市内に適地がなかったとして、射水市に工場を増設して来年度稼働を予定しているという話を聞きました。行政としてなぜ対応できなかったのかと大変残念に思っております。結果として、見込めた雇用を失い、市としては税収減となります。市政に携わる者の一人としてみずからの反省もしつつ、厳しく指摘をせざるを得ません。  企業誘致はもちろん大切ですが、努力をすれば身近なところに雇用の場の確保ができるということだと思います。日ごろから積極的に意向調査や情報収集に努めてほしいと思います。  既存企業の育成について市長にお尋ねいたします。  次に、水産業の振興についてお尋ねいたします。  初めに、栽培漁業センターの改修についてお尋ねいたします。  先日、クロダイの放流の新聞記事がありましたが、7日にも栽培漁業センターでふ化したクルマエビの放流の記事がありました。来年度の重点要望に、富山県栽培漁業センターの改修について掲載されております。富山県栽培漁業センターは稼働後40年以上が経過し、老朽化が著しく、現在ではクロダイ及びクルマエビの種苗生産にとどまっている現状にあります。それを改修し、キジハタ、ノドグロなどの付加価値の高い魚種の種苗生産体制を構築し、氷見高校生や小中学生の学びの場として利活用したいとしております。  富山県栽培漁業センターの改修の見通しについて、山口産業振興部長にお尋ねいたします。  次に、水産資源の確保と資源管理型漁業の推進についてお尋ねいたします。  秋のサンマのシーズンとなり、昨年は歴史的な不漁でしたが、今年は豊漁だと報道されております。世界的に見れば、クロマグロをはじめとして水産資源の枯渇が問題となっており、また氷見市では代表的な魚種であるブリの漁獲量がトータルで見れば減少傾向にある。水産資源の確保と持続的な利用が求められております。  今年の6月には射水市で生産されたサクラマスの初競りが行われ、キロ5,000円から6,000円という高値で取引されたという報道がありました。関係者によれば、将来は新湊ブランドに育てたいとしております。  また、千葉県では人工海水を使った陸上養殖サーモンの技術を確立し販売をするとされており、世界中でも、また国内の青森県から沖縄県までの各漁場でも、蓄養マグロからブリ、カンパチ、タイ、サバ、サーモンなどの養殖事業と販売に取り組んでおります。天然魚の氷見ブランドの確立と養殖事業、これは市民の意見が分かれるところでありますが、少なくとも調査研究をする必要があると思います。  3月議会でも質問いたしましたが、クロダイとクルマエビとともに、特に高級魚とされるキジハタとノドグロの種苗生産と栽培漁業の成果にも期待を寄せております。  総合計画の中の「豊かな海の恵みの持続的な利用の推進」の基本的方向として、水産資源の持続的な利用を図るため、関係者の共通理解に基づく計画的、効果的な資源管理型漁業を推進するとしております。  水産資源の確保と資源管理型漁業の推進についての考え方について、山口産業振興部長にお尋ねいたします。  次に、水産加工施設の現状と課題についてお尋ねいたします。  政府では、農林水産物・食品の輸出総額を平成31年度に1兆円にすることを目標に掲げており、富山県でも県産品の農林水産物の輸出に向けて、10月にシンガポールで開催される日本食品総合見本市への出展支援を行うほか、香港や台湾の業者との商談会を開催するなど、積極的な取り組みがなされております。  昨年度の水産物・水産加工品の輸出は漁獲量減少の影響で16%減になったと報告されていますが、人口減少による消費の縮小を考えれば、当然、海外にも活路を求めていかなければならないと考えております。  県内の水産加工業者の多くは氷見市内にありますが、減少傾向にあります。後継者のことや新商品の開発など課題もありますが、国、県の動向を踏まえて、本市の水産業の将来の発展のために、これから輸出ということにもより積極的に取り組んでいく必要があります。  そのためには、老朽化した施設の改築と集約などの拠点整備を図り、より安心・安全な水産加工品の生産に取り組む必要があると考えます。  現在、市内の堀田と漁港内にある冷凍倉庫はともに老朽化し、漁港に大量に水揚げされるイワシなどに十分対応し切れず、半分近くが県外の施設を利用している状況にあります。あわせて施設の概要から海外への輸出を目指すには、製品の出荷などで近年求められている衛生面で対応できないという課題もあります。設備投資事業費や建設場所などで解決すべき課題はありますが、平成32年度の水産業振興対策の国、県要望とするために、関係者との協議、共通理解に努めていただきたいと考えています。  地場産業の育成もまた、雇用の場の確保に大切だと考えます。水産加工施設の現状と課題について、山口産業振興部長にお尋ねいたします。  次に、観光の振興についてお尋ねいたします。  県の発表では、昨年の県内の観光客入り込み総数が前年比3.2%増の3,641万1,000人になったとされ、また観光庁の共通基準による入り込み総数も4.8%増の1,637万1,000人で、依然として北陸新幹線の開業効果を維持しているとしております。  県内の主たる観光地の多くは、その効果を受けて観光客が増加しているのに対して、ひみ番屋街は4.4%減の118万4,000人と大幅に減少したとされています。  総合計画の「第3章 元気づくり〜みんなが集まるにぎやかで活力のあるまち〜」の「第3節 競争力の高い魅力ある観光都市の形成」の「第1項 戦略的な観光振興」では、平成33年の観光入り込み客数の目標数値を230万人以上としております。ひみ番屋街は観光客誘致の中心となっており、昨年度の現状を見れば、ひみ番屋街を頼みとするだけでは大変厳しいことが予想されます。新たな戦略を描いて観光客誘致に取り組む必要があると考えます。  これまでの定例会で、12月の安房峠道路開通20周年、東海北陸自動車道開通10周年、上信越自動車道全線開通20周年という節目に、誘客につながるPRなどに積極的に取り組むよう質問もしてきましたが、前段の数字を見てもわかるように、真剣に観光の振興に取り組んでいるとは到底言えないと思います。  以前にも申し上げましたが、観光客の誘致とその増加は、市内の宿泊業や飲食業など幅広い効果をもたらし、市内経済の活性化につながります。  県の発表を受けて、観光客の誘致の現状と課題について山口産業振興部長にお尋ねいたします。  次に、小中併設校についてお尋ねいたします。  朝日丘小学校と南部中学校は、平成25年4月に朝日丘小学校がスタートしたことにより、併設校として新校舎でスタートいたしました。全国の状況を私自身はよく知りませんが、併設校というのは全国でも珍しく、県内でも初めてのケースだと聞いております。参考にする事例も少なく学校運営に御苦労があったものと思いますが、御努力をいただいた市教育委員会と先生方に感謝と敬意を表したいと思います。  今現在、併設校として順調に機能しているようにも思われますが、小中連携教育の実施や小学校と中学校の学校生活での関係、また学校行事の連携など課題もあるのではないかと考えます。  現時点での朝日丘小学校・南部中学校併設校の現状とその成果について、鎌仲教育長にお尋ねいたします。  次に、小中一貫校、併設校、単独校など市内の学校の将来の姿について鎌仲教育長にお尋ねいたします。  氷見市小中学校児童生徒数の推移を見れば、小学校では平成31年度1,881人、5年後の平成36年度では1,528人、中学校では平成31年度1,064人、平成36年度914人となり、小学生が約2割、中学生が約1割減少するということで、小学校、中学校の教育の進め方、また、あり方を協議、検討する必要があるのではないかと考えています。  北部中学校校区では、北部中学校と4つの小学校の単独校、西條中学校校区では、西條中学校と2つの小学校の単独校、十三中学校校区では、十三中学校と湖南小学校の単独校、南部中学校校区では、併設校と十二町小学校の単独校が現在あり、西部中学校校区では、西部中学校と3つの小学校による小中一貫校について議論がされています。  学校教育では、それぞれの学校独自の特色や取り組みなど、さまざまな姿があっていいと思いますが、教育委員会が進めるとされる小中連携事業や、これから重要視される外国語教育の推進などで、市内で育つ子どもたちの教育が同じレベルで行われるかどうかが大変心配されます。  小中一貫校、併設校、単独校など、氷見市の将来の教育と学校の姿について、鎌仲教育長の所見をお尋ねいたします。  最後に、地籍調査事業の推進についてお尋ねいたします。  氷見市の地籍調査事業は昭和47年から着手しており、平成29年度末現在では99平方キロメートルが完了し、進捗率は約45%となっております。県平均では……。 ○議長(嶋田茂君) 越田議員、時間ですので端的に。 ◆2番(越田喜一郎君) 以上、通告してありますので、よろしくお願いします。 ○議長(嶋田茂君) 初めに、企業誘致と既存企業の育成について答弁を求めます。  林市長。   〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) 越田議員の企業誘致と既存企業の育成についての御質問、3点あったかと思いますが、まず企業誘致の現状と取り組みについて申し上げます。  本市では、業種を問わず、幅広く企業誘致に取り組んでいるところでございますが、新規採用などの雇用効果が高く、また関連企業や協力企業の裾野が広い製造業やその研究機関、氷見の食をはじめとする地域資源を生かした産業の誘致に力を入れているところでございます。  誘致活動につきましては、富山県人会や東京氷見会、あるいは近畿氷見同郷会のほか、株式会社小松製作所本社や株式会社村田製作所本社などの市内既存事業所の関連企業でありますとか、氷見市にゆかりの深い企業に私も足を運びまして、本市のPRを行ってきたところでございます。  そのほか、本市出身で「京浜工業地帯の父」とも言われております浅野総一郎翁のご縁によりまして、川崎市や横浜市でこれまで寒ぶり交流会が開催をされておりまして、そこへ参加させていただきまして、JFEエンジニアリング株式会社など、浅野総一郎翁関連の企業とも交流を深めているところでございます。  さらに、県主催の企業立地セミナーに参加するとともに、この8月に名古屋市で開催されました呉西6市で実施をする呉西圏域連携事業でありますビジネス交流交歓会には、私も含めまして6市の各市長が参加をし、その中で私は氷見市のPRも行い、数社からの問い合わせもいただいたところでございます。  次に、工業団地の造成についての御質問にお答えをいたします。  新たな工業団地の造成につきましては、平成28年度に行いました工場適地調査や、現在実施いたしております市内4カ所のインターチェンジ周辺の土地利活用の方向性に関する調査結果を踏まえまして、検討してまいりたいと考えております。  また、インターチェンジ周辺に限らず、幅広く候補地について検討することにしておりまして、地盤の状況を見極めることはもとより、工業団地までの道路あるいは上下水道などのインフラ整備などを含めた用地価格を算出いたしまして近隣工業団地との価格差についても勘案し、また、通勤の利便性など雇用者確保といったような点も踏まえまして、総合的に判断をしてまいりたいと考えております。  3点目ではございますが、既存企業の育成についての御質問にお答えをいたします。  先ほど議員から御指摘のありました市内1企業が射水市へ新たな工場を立地したというお話がありましたけれども、その件につきましては既存の氷見市の企業周辺等に適地がなかったということを伺っておりまして、氷見市のほうとしても新たな団地等があれば、あっせんをしたかったわけでございますけれども、同企業の希望するような工業団地のストックがなかったということで、これはやはり大きな反省点であろうというふうに私は思っておりまして、やはり工業団地等のストックを用意しておくことが大事だろうと思います。  新たな団地造成をするということになりますと、やはり2年、3年かかってしまうわけでございまして、今増産をしなければならないといったような企業があったとすれば、やはり既存の工業団地があればすぐそこで立地ができるということで、そういった工業団地のストックの必要性というものを新たに認識をしたところでございます。  そういった既存企業に対する支援等につきましては、新規立地企業と同じように、新設あるいは増設に対する企業立地助成金や投資に対する固定資産税の減免、これは過疎法によるもの、半島振興法によるもの等があるわけでありますけれども、また制度融資なども実施いたしますとともに、情報収集につきましても、氷見商工会議所や氷見市事業所協会との連携や、制度融資時の金融機関との情報交換はもとより、企業からの直接の問い合わせに対しましても、万全を期するよう心がけているところでございます。  今後も、積極的な情報収集に努めまして、市内の既存企業に対する支援の充実に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、水産業の振興について及び観光の振興について答弁を求めます。  山口産業振興部長。   〔産業振興部長 山口 優君 登壇〕 ◎産業振興部長(山口優君) まず、水産業の振興についてお答えいたします。  県の栽培漁業センターが氷見市姿地内に建設され、昭和53年3月に稼働してから、議員の御発言にもありましたとおり、40年以上が経過しており、老朽化が著しく、現在ではクロダイ及びクルマエビの種苗生産にとどまっている現状であります。  こうした中、平成30年3月の富山県議会予算特別委員会におきまして、県農林水産部長が、滑川市の栽培漁業センターでのキジハタ、ノドグロの事業化のめどが立った段階で、氷見市の栽培漁業センターの大規模改修を検討されると答弁されました。  そのことを受けまして、氷見市といたしましては、キジハタやノドグロ等の付加価値の高い魚種の種苗生産体制を構築するとともに、氷見高校海洋科学科の授業カリキュラムの一環とする学びの場として活用することや、小学生の社会見学や中学生の職場体験、一般の方の施設見学により、魚に親しむことができる施設として改修していただくよう、本年6月に県に対して要望いたしました。議員の皆様方におかれましても、引き続き御支援、御協力賜りますようお願いいたします。  次に、資源管理型漁業の推進についてでありますが、現在、市では、クロダイやヒラメ、クルマエビの種苗放流や海岸及び海面の廃棄物の除去清掃のほか、流入河川流域における植林等を漁業者等と協力して実施しており、県では水産資源調査やブリの漁獲量減少調査研究等を実施いただいております。  次に、養殖についてでありますが、海面養殖につきましては、漁業法に基づく区画漁業権の取得が必要であり、漁業協同組合、生産者等が一体となり取り組む必要があり、また、陸上養殖についても、氷見の魚として販売するには、市場の開設者である漁業協同組合の理解と協力が必要であるものと考えております。  いずれにいたしましても、養殖につきましては水産関係団体が一体となり、氷見にとってどういう魚をどのように養殖し、どのような販売戦略を持って取り組むのがベストであるかを議論しまとめる必要があるものと考えております。市といたしましては、その機運の醸成等を見守りながら、バックアップしてまいりたいと考えております。  次に、水産加工施設の現状と課題についてでありますが、現在、水産加工業協同組合の事務所や製氷施設、共同集配施設は氷見漁港内に、冷凍施設、急速冷凍施設は堀田地内の工場団地内にございます。氷見漁港内における急速冷凍庫の整備については、既存の冷凍施設、急速冷凍施設のあり方や用地の調整等、課題の整理が必要であると思いますが、市といたしましては、施設の集約化や物流の効率性の面などから、水産業界全体がメリットを享受できるよう応援してまいりたいと考えております。
     次に、観光の振興についてお答えいたします。  観光は裾野の広い産業と言われ、旅行業、宿泊業、飲食業、小売業、交通サービス業、さらには農林水産業や製造業等にも影響を及ぼす地域経済への波及効果が高い総合産業であります。  こうした観光業の振興を図り、本市への来訪を促進するため、大型の周年事業に積極的に参加しており、先ごろのNEXCO中日本の東海北陸自動車道10周年記念イベントにあわせまして、7月21日に小矢部川サービスエリアと岐阜県の関サービスエリアで同時に観光PRを実施するとともに、サービスエリアやパーキングエリアで配布するNEXCO中日本発行の「北陸道楽ガイドブック夏号」には本市の見どころを紹介する広告を掲載いたしました。NEXCO中日本では冬にも記念イベントを計画しているとのことであり、今後も連携を図ることとしております。  また、同じく需要掘り起こしの一環として、7月下旬に海なし県の岐阜、長野を含む4県で放送いたしましたテレビ番組におきまして、氷見市の夏休みのおすすめスポットとして、海水浴やクルージング、サイクリング、グルメ、温泉等を紹介したところであり、同エリアに向けては秋の出向宣伝も計画しております。  さらには、増加が見込まれるインバウンドに対応するため、多言語の観光パンフレットやホームページを整備するとともに、観光事業者等を対象にした訪日おもてなし研修の開催、多言語会話シート等の制作を進めているところであります。同時に、観光協会とも連携した台湾をはじめとする海外プロモーションにも取り組んでまいります。  このほかにも、大都市圏等での観光プロモーションの推進、まんがを生かしたまちづくり等による観光資源のブランディング、体験プログラムの充実による着地型観光の推進、新高岡駅利用と団体旅行誘致の促進など、本市への入り込みの増と市内滞在時間の延伸を進め、観光消費額の増による地域経済への活性化につなげていきたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 次に、小中併設校について答弁を求めます。  鎌仲教育長。   〔教育長 鎌仲徹也君 登壇〕 ◎教育長(鎌仲徹也君) まず最初に、朝日丘小学校、南部中学校の小中併設校という特色を生かした小中連携教育の現状つきまして紹介をさせていただきます。  朝日丘小学校につきましては、音楽や外国語活動などの教科で、中学校教諭の専門性を生かした授業を実施しております。  また、避難訓練やあいさつ運動などの学校行事、それから児童会・生徒会活動を小学校、中学校合同で行っております。ほかには、小学校教諭、中学校教諭が相互に授業を参観したり合同研修会を行ったりすることで、児童生徒の発達に応じた指導のあり方につきまして自然な流れの中で学んでおります。  次に、その成果といたしまして主なものを2つ紹介したいと思います。  1つは、教員も児童生徒も、より多くの人とかかわることができるということでございます。登校時に、小学生と中学生が楽しそうに会話をしながら歩く姿が多く見られ、小中学校の枠を超えて、より多くの人と好ましい人間関係を築いているものと思います。  また、小学校の通常学級に在籍します特別な支援を必要とする生徒への対応につきましては、中学校教諭も加わることで、よりきめ細かな支援ができております。このように、日ごろから小学校と中学校が交流することで、児童生徒は小学校から中学校へスムーズに移行できるようになっております。  2つ目には、児童生徒が安心して学校生活を送ることができるということでございます。  例えば中学校に進んでも小学校の先生と日常的に接することができ、安心感が得られます。  また、日ごろから中学生の活動の様子を見ていることで、中学校生活への憧れや意欲を持つ児童が多くなり、結果として中学校へ進むことへの不安感が軽減してまいります。  さらに、養護教諭が小学校と中学校に1名ずつ配置されておりますので、児童生徒がけがをしたとき、一方の養護教諭が不在でありましても手当て等を受けることができます。子どもたちが安心して、そして見通しを持って学校生活が送れる、このことが大きな特色であるかと思います。  最後に、学校再編に関する教育委員会の方針をお話ししたいと思います。  再編後の学校の形態といたしましては、先ほど越田議員がおっしゃられたとおり、単独校、小中併設校、小中一貫校などがございますが、児童生徒数の減少による学校の統廃合につきましては、関係諸団体と協議しながら、子どもたちにとって最もよい教育環境を提供していく、このことを最優先に考えていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、地籍調査事業の推進についてでありますが、質問に至っておりませんので、答弁を求めることはできません。よって、この質問は無効とさせていただきます。  この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。  午前11時52分 休憩         ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 ○副議長(萩山峰人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市政一般に対する質問を続けます。  2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) それでは、午前中に引き続きまして、再質問を幾つかさせていただきます。  まず最初に、企業誘致についてであります。  先ほど私、水産業振興の質問の中でも養殖事業について述べました。陸上、海上というお話もありましたが、これも企業誘致の1つだという思いで触れておりました。  昨今、地震災害がありますけれども、大きく南海トラフを震源とする大規模地震が数十年以内に発生するというふうに言われております。首都圏などの都市部の企業の中には、比較的安全とされる富山県内で企業の一部移転ということも真剣に検討している企業もあるのではないかと思っております。要は、人脈を生かして相手に熱意と努力を示すことではないかなと思っております。  私、市長の日程を時々拝見いたしておりますが、連日、日程が組み込まれておりまして、私が提案した企業訪問どころではないのではないかなというふうなことも感じております。多くの会議や各種の会合も、そして市民との対話ももちろん大事にしておられるということは重々承知しておりますが、日程を調整して、年間十数社というような目標を掲げて、企業誘致のために行動してほしいなと思っております。  よく言われますのが、市外で働く氷見市民が8,000人とも1万人とも言われてひさしいですが、市民が一人でも多くこの氷見市内で働く場所をつくること、これも市長の大きな責務ではないかなと私は考えております。  いま一度、私が提案する企業訪問ということの考え方について、市長のお考えをお聞きいたします。林市長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員おっしゃられますとおり、氷見市から市外へ働きに行っている人、1万人程度というふうに言われておるわけでございまして、私も3つの氷見元気プロジェクトの1つということで、働きたい街ということで、市内の雇用を増やす、こういうことを目標に掲げているわけでございます。その中で、昨年は大浦第2工業団地に小松製作所さんが立地をしていただくということが決まりました。今後そういったことで、多くの企業にもぜひ氷見に立地をしていただきたいと思っているわけでございます。  議員御提案のとおり、例えば国土のいろいろ災害がある中で、富山県は割と地震が少ないというようなことで、例えば小杉にありますプレステージ・インターナショナルというのは秋田にあった会社でございますけれども、東日本大震災を受けまして、リスク分散ということで富山にも立地をしていただいたというようなこともあるわけでございます。  そんなことで、私も東京方面あるいは中京方面あるいは関西方面、いろんな会議等で行く折には、時間を見つけてそういったところの企業を訪問しているわけでございまして、なかなか一朝一夕には難しいと思いますが、いろんな人脈等を通じまして、多くの企業にまず氷見というところを知っていただく、そんなことがまず大事でありますし、2点目には、そういった企業が「じゃあ」と言ったときに提供できるそういった用地があるかどうかということで、その用地をやはりしっかりと、空き家バンクではありませんが、企業版空き家バンクという、まだ幾つかそんな大きくない分について使えるような企業用地をリストアップしておいて、すぐ使えるというようなことを提供できるような用地をピックアップしておくことが大事でありますし、また、場合によっては、今4つのインターチェンジ周辺の活用調査もやっているわけでございますが、そんなところの工業団地を事前に造成をしておいて、企業が来たいというマッチングを行ってすぐ立地をしてもらうということも大事でございます。  いずれにいたしましても、まずは多くの企業に氷見に来たいと言ってもらえるようなそんなことで、私もしっかりと今後とも企業訪問等を進めてまいりたいと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 今、市長のお言葉でトップセールスが大事だということは、私も先ほど述べさせていただきましたが、市長に企業訪問について御質問したわけでありますが、企業誘致というところを担当している産業振興部長も、ぜひとも私は企業訪問して、また情報収集して、市長にこんな企業がありました、いかがでしょうかというぐらいの報告ができるくらいあわせて努力してほしいなと思いますが、こちらを担当している山口産業振興部長、いかがでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 同様の質問を市長から山口産業振興部長に下げるというのは控えてください。  2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) それではちょっと視点を変えて、今の企業誘致、工場立地のことになりますけれども、先ほど市長から4つのインターチェンジというお話がありましたけれども、氷見市は昨今、やっぱり軟弱地盤というふうに言われております。  これは土木出身の市長にぜひともお聞きしたいんですけれども、比較的かたいと言われております山を削ってそこを工業団地にするとか、そういう発想といいますか、可能性といいますか、その辺というのは御所見があればお伺いいたしたいんですけども、市長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 用地をどういった形で準備するかということでございますが、やはりいろいろ企業とすれば、用地費、そしてそこに物を建てたときに地盤がどうかということで、そういうところが判断材料になるだろうと思います。氷見市はやっぱり、例えば旧の市民病院のところですね、あそこを調べましたら、30メートルぐらいのくいが前の病院のときに打ってあるといったぐあいに、やはり大きな構造物を建てようといたしますと30メートル、あるいは北の橋なんかでは50メートルぐらいの基礎ぐいが要るというようなことになっておるわけでございまして、平野部ではどうしても基礎地盤が深いというようなことがあります。木造等については問題ないわけでございますけれども、1階、2階建てぐらいであれば問題ないというふうには思いますけれども、そんなようなことを当然企業とすれば考えるわけでございます。  そんな中で、今ほど御指摘のありました山を造成する。それが今の大浦第2工業団地でございますけれども、これもあとは単価比較ということになろうかと思いますが、そこにつきましては用地費がかかり、さらにあそこは12ヘクタールくらいで十四、五億円かかっていると思いますので、1平方メートル当たり1万2,000円ぐらいかかっているわけでございます。それに用地代ということであります。  そういうことと、例えば平野部の、最近、耕作放棄地も増えておりますので、田んぼを買って造成したほうがどうなのか、そういったようないろいろな経済比較等も必要ではないかということでございますので、やはり平野部がいい、あるいは山地がいいということは一概に言えませんので、そういうような経済比較等もしながら、企業にとってお求めやすい価格で立地をしていただけるような検討をしていくことが大事だろうというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) ぜひとも進めていただきたいと思います。  続きまして、観光の振興について質問させていただきます。  以前、本会議でも遅れているということで問題となりました観光パンフレットとかポスターとかですね、氷見市の。今年は話が上がってきておりませんけれども、どうなりましたでしょうか。つくっているのでしょうか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 観光パンフレットにつきましては、先ほども答弁いたしましたが、多言語の観光パンフレットを今作成中であります。そのほかにつきましては、今のところまた観光協会とも協議を進めているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 多言語のということは新たにということだと思いますけど、いつごろできる予定でありますか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) もう大体の案は固まってきておると思いますので、もうしばらく猶予をいただきたいというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 今年度は既に半分過ぎております。どの程度効果が期待できるかわかりませんが、例えば、ひみ番屋街ですとか旅館、民宿など観光施設、駅などにも配布をして、既にPRしておかなければならないと私は思っております。  また、近隣の道の駅やサービスエリア、富山県の玄関口などにもまだ置いていないということもよく耳にします。そういった意味では、早期につくって氷見市の誘客につながるよう配布しなければならないと思いますが、こういう近隣施設についての配布についてはどういうふうにお考えでしょうか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 仰せのとおり、近隣の施設についてのそういうパンフレットの配布とか貼付は当然必要と考えておりまして、これからも御協力をお願いしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 積極的に氷見市の観光PRに努めてほしいと思います。  また、昨日の萬谷議員の観光振興ビジョンに対する質問の中で、山口産業振興部長の答弁がありましたが、行政の得意なところで、何かあると各種団体の長を集め、会議をつくって議論をする、そういった計画をつくるといった話があります。  大事なことは、やはり行動して、具現化して、予算化するということが私は必要であると思います。今も多分そうだと思いますが、ひみ番屋街を訪れる観光客、こちらは岐阜県、長野県の人たちが多いのではないかと思っております。海のない近隣県でもありますし、岐阜県、長野県の人たちにもっと積極的に誘客のためのPRに努めるべきではないかと考えております。この両県は特にリピーターとしても期待できる場所であると思っております。  来年3月に岐阜県の関市と友好姉妹都市20周年を迎えます。これを生かして、関市からの宿泊客を増やすための事業というのは展開できないでしょうか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) まず海なし県のPRについてでありますが、先ほどの答弁の中でお答えしましたテレビ番組でありますが、その番組に対する反響はすごく、観光協会のほうへも相当問い合わせが来ているというふうに伺っておりまして、さらに出向宣伝も計画したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  関市との交流につきましては、以前から関市の方が氷見を訪れた場合の特典とかそういうものをプログラムさせていただいておりました。最近でも、関市の方からそういう話をお聞きしまして、また希望されるものがあれば、そういうものを商品化していきたいというふうに考えておりまして、友好都市との交流には積極的に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 関市のお話ですが、以前の定例会では、関市は海のある氷見を求めて関市のお金で氷見に来る宿泊客の助成をしたというふうにお聞きしたこともあると思いますけど、逆に今度は氷見市が関市民のために氷見に宿泊に来られるための助成をする、そういったような戦略といいますか展開は考えておられるでしょうか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 関市の皆様に氷見市が助成するというお話でございますが、具体的には進めておりませんが、そういうことも必要であるという認識はございます。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) それでは、来年10月の上信越自動車道全線開通20周年に向けて、かつてのように、県外宿泊客では長野県が1番であったと聞いております。こちらもPRの絶好の機会ではないかと思っておりますが、この20周年の事業は何かPRを展開するお考えはありますでしょうか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 上信越道の20周年につきましても、先ほど答弁いたしました東海北陸自動車道10周年のようなイベントが企画されるというふうに伺っておりますので、そこへも積極的な参加を考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 周年事業のイベントに参加されるというのは大いに結構なことなんですけれども、パンフレットを配布する、出向イベントに出る、それに対して何か戦略を打たないと、どれぐらい効果がこの氷見市に来たのかというのが数字として取れないのではないかと思いますが、以前、小清水議員の質問の中に、観光ガイドの中に、氷見市に何回来たらポイントがたまるような話ですとか、あとは地域クーポン券みたいなものを配布して、それをもとに氷見市に何割戻ってきたか、そういうようなデータを取って次の観光誘客につなげることが必要ではないかなと思いますけれども、そういったお考えはいかがでしょうか。山口産業振興部長。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 今のお話はパスポートのお話だと思いますが、あれにつきましても一応検討はしております。ただし、同じようなものができるかどうかまではわかりませんが、まずは簡単に取りかかれて、それが有効に生かされる、統計をとるためにも生かされるような、そういう仕組みを今考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 企業誘致も、山口産業振興部長から昨日、選ばれる観光地にしていくというふうなお話もありましたが、企業誘致も観光地としては自治体間の競争であると思います。そのためには、自治体間競争に勝ち抜かなければ氷見は置いていかれることになってしまいます。観光客の入り込み数のことは質問でも申し上げましたけれども、現在、県内では既に遅れをとっているのではないかと私は感じております。本当に観光の街として生き残る覚悟はありますか。山口産業振興部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 山口産業振興部長。 ◎産業振興部長(山口優君) 仰せのとおり、昨年度ちょっと入り込み客数が減っておるのは事実でございます。これを契機といたしまして、さらなる観光振興に向けて努力は重ねてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(萩山峰人君) 2番 越田喜一郎君。 ◆2番(越田喜一郎君) 期待をしております。これで終わります。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。   〔17番 椿原俊夫君 登壇(質問席)〕 ◆17番(椿原俊夫君) 市民クラブの椿原でございます。一問一答式にて質問させていただきたいというふうに思っております。  まず、市民病院の経営の状況と継続性についてでございますが、全国的にも珍しい公設民営化ということで、指定管理者としての基本協定を結んでからちょうど10年という、20年契約の中で10年ということで、ちょうど中間点に達したという状況でございます。
     平成20年度から公設民営化がスタートしておりますが、当時、当局から公設民営化というのは提案がございましたが、当時の議会、平成18年、平成19年あたり、将来の氷見市民病院がどのような姿が望ましいかという市民病院のあり方というのを検討する委員会がございまして、今、議長をしている嶋田議長さんがその委員会の委員長を務めたというふうに記憶をいたしております。  そしてまた、公設民営化が近づくにつれまして、市民の反対に対する署名運動というのがございまして、1万人単位の反対署名が集まりまして、当時、議長をしておりました私のところに県議会議員、市議会議員、そして反対者の皆さんが十何人議長室に押しかけて、さあ、議会としてどうしますかというようなことを言ってきたのを強く覚えておりまして、非常にそういった点では、公設民営化は一種議会主導型でなし遂げた事業でもあるというふうに思っているところでございます。  そういったときに、ぜひ健全な市民病院であってほしい、そしてまた末永く市民の医療を支える病院であってほしいという思いから質問をいたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  先ほど言いましたように、これで指定管理者として10年経過するわけでございますが、平成20年度から市民病院の経常損益を見ますと、金額に大小はございますが、赤字の年度が多いと。平成23年度は新病院が立ち上がったころでございますが、このときの初期投資が特に大きくて、このときは3億3,000万円ほどの赤字を計上いたしております。  平成20年度から平成28年度までトータルしますと、ちょうど新病院の三億何千万円というのがそのまま10年の赤字として、現在は3億9,000万円ほど、4億円ほど経常赤字が累積としてあるという状況であります。  私は先ほど言いましたように、これからもずっと氷見市民の医療を支える病院であってほしいということを強く願っておりまして、早く健全な経営の道に行っていただきたいという思いをいたしておりますが、草山市民部長にお聞きしますが、この各年度の決算を見て、当局は経営に対してどのような御判断をお持ちか、まずお聞きしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 市民病院の経営状況についてでございますけども、指定管理者制へ移行しました平成20年度と平成29年度を比較しますと、医師数が32人から46人、看護師数が149人から202人、病院職員全体としましては288人から416人に増加するなどスタッフの充実が図られたほか、1日当たりの患者数についても、入院患者数が158.1人から191.4人に、外来患者数が472.6人から501.9人にそれぞれ増加いたしております。  また、市民病院の収支でありますけども、これも平成20年度と平成29年度を比較しますと、医業収益が38億8,000万円から48億6,000万円に増加しておりまして、救急医療やへき地巡回診療など、市民病院としての役割は十分果たしていると考えておりますが、新病院建設時、あるいは患者数の伸び悩みの年度もございまして赤字の年もあります。  そうしたことから、今後もより一層の経営努力を期待しているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) おかげさまで在院する医師の数、あるいは旧市民病院の看護師さんあたりが相当残っていただきましたので、医師を含めたスタッフは前の公立の市民病院から見ますと非常に充実をしているというふうに私どもも思っておりまして、なるべく健全な経営というものを今後も続けていただきたいというふうに願っております。  そこで、指定管理者にする場合に基本協定と細目協定を結んでおりますが、その基本協定の中に、第8条第1項でございますが、金沢医科大学氷見市民病院に関して管理運営委員会を設置するというふうに記載をしてございます。  そこで、この管理運営委員会がいつ開かれてどういうことを話し合ったというのは、一切議会には聞こえてこないわけでございますが、その開催状況についてどのようになっているか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 市民病院の管理運営委員会のお尋ねでございますけども、市民病院の管理運営上の重要事項につきましては、金沢医科大学との基本協定に基づきまして設置されている管理運営委員会の場で審議し、金沢医科大学と市との間における意思決定を行っているところでございます。  現在進めておりますがんセンター整備事業につきましても、管理運営委員会の下部組織であるワーキンググループで協議をしているところでございまして、そこでの協議が整えば、管理運営委員会で事業の内容を審議し、双方の間における意思決定を行うことになります。  なお、金沢医科大学とは毎年度、本年も8月上旬に開催をいたしていますけども、懇談会という形でも理事長、市長を含めて開催し、意見交換を行っているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 毎年8月上旬に定期的に開催していると、そして今後の方針の意思決定をしているということでございますが、最初に質問した経営的な数字でございますが、そういったものも含めてこの管理運営委員会で議論をし、そしてその上で今後の方針を決定されているのか、その点、お聞きをいたしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) これまでの経営管理委員会の場では、特別に決算を取り上げられたことはございませんで、私の認識といたしましては、これまで公立病院としては比較的経営が堅調であったと、そういったことで、この件については特に議題として上がってこなかったと、そういうふうに認識いたしております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 冒頭に言いましたように、20年間の契約期間、ただしそれ以上に、市民に良好な医療サービスを将来とも提供していただきたいということを考えますと、やはりこの経営的な数字というものは、指定管理者としては非常に重要なものになってくるというふうに私は思っております。  ですから、この管理運営委員会も決算を見て病院に求めるところ、また市が対応せざるを得ないところ、そういったものを含めて検討して、方向性を定めて意思決定をしていただきたいと。そうしないと20年以降のことがどのようになるか非常に不安な気持ちになるわけでございまして、ぜひ病院側とも相談をされて、決算を含めて何が問題か、どこを伸ばせばいいかということをぜひとも議論していただきたいと思いますが、草山市民部長、どうでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 今ほど御指摘をいただきました市民病院の決算報告でございますけども、確かに赤字の年があるわけですけども、ここ数年ちょっと続いているという状況もございますので、決算報告を委員会の場で行うことについて大学のほうに申し入れしたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 病院の病床利用率、一応私のほうで調べましたが、当初は70%初めの数字でございますけど、平成28年度になりますと、80%にある程度近い病床利用率というのが出ております。ただ、この70%台後半の数字という病床利用率は果たしてこれでいいのかというような思いもいたしております。  市民病院には一般病棟と、その中でリハビリを中心とした回復期のリハビリの病床が49床ございますが、ほかのところ、回復期を過ぎた患者さんを受け入れるというような形で地域包括ケア病床というのを設置する公的病院が方々で増えてきているという状況でございますが、病床利用率ということも勘案いたしまして、この地域包括ケア病床、これを取り入れていくというお考えはございませんでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 市民病院の病床利用率でございますけども、近年は75%以上を維持しておりまして、市民病院のほうでは80%以上を目標といたしておりますけども、全国の公立病院の病床利用率の平均値を上回る水準にございます。全国平均は平成28年度で言いますと73.2%でございます。  市民病院の病床数でございますけども、これは平成23年9月の新病院開設を機にしまして、病床数をこれまでの368床から250床に削減いたしております。  この250床のうち49床を回復期リハビリテーション病床に転換するなど、国の医療施策を先取りする形で一般病床の回復期病床への転換を進めてきたところでございまして、当面はこの病床体制を維持したいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) この地域包括ケア病床、どうも金沢医科大学の本院のほうがあまり乗り気でないという話も聞いております。  今後、こういったものが例えば人口減少、そしてまた元気な方も超高齢化社会というような現状の中で、私はいずれ遠くないうちに必要になってくるであろうというふうに思っております。  回復期を過ぎた後の患者さんをどう見るかというのは、これはやはり氷見市としても近い将来看過できない事項になってくるのかなというふうな思いもいたしますので、ぜひ今から地域包括ケア病床の検討を金沢医科大学と進めていただきたいと思いますが、その検討についてはいかがでございましょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 市民病院では、今ほど答弁いたしました49床が回復リハビリテーション病床になっているわけでございますけれども、市民病院の意向としましては、この49床を現在30床から40床を稼働いたしておりまして、全床稼働を目指しているところでございます。  そういった大学の意向も尊重しつつ、高齢化社会ですので、今議員さんがおっしゃられた地域包括ケア病床といったことについても、大学のほうにはお話ししたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) そこで、一番私が気にかけていることをお聞きしたいと思います。  冒頭に言いましたように、平成20年度から平成39年度までの20年間が指定管理者として契約をしている期間でございます。それで、折り返しの10年が経過しようとする中でございますが、まだ若干年数的には早いというような気もいたしますが、現在の状況で平成39年度以降の契約更新は可能と考えておいででしょうか。草山市民部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 指定管理期間の更新についてでございますけども、大学との協定上、管理期間は平成20年4月1日から平成40年3月31日までの20年間となっておりまして、本年度は指定管理開始から11年目に当たるわけでございます。  協定に基づきます市と金沢医科大学との緊密な協力関係が、経営危機に陥った市民病院の再生につながったというふうに考えておりまして、市民病院の存続と市民医療の充実が図られるとともに、加えまして新病院の建設も実現したというふうに思っております。  こうしたことから、現協定による指定管理期間終了後も金沢医科大学には引き続き指定管理者として市民病院の経営を担って、地域の中核病院として存続を図っていただきたいというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) そこで更新でございますが、この基本協定の中で契約更新ということについて、具体的にどのように進めるかを含めて全く記載がないんですよ。  それで、管理運営委員会の中で協定の見直し等も入ってございます。それから47条で事情変更という項目もございますが、基本協定のどこで更新時の作業を見ればよろしいんでしょうか。草山市民部、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 基本協定の中で協定の見直しという条項も入っておりますので、具体的な見直しの手順というのは、協定より下の例えば覚書とかそういった取り決めになろうかと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 私の手元にある基本協定では、協定の見直しという項目条項はないので、あるのは先ほど言いました管理運営委員会の中で協定の見直し等の記載はございますが、別に条項という形ではないということですね。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 基本協定の38条のほうに協定の見直しを目的とした市民病院管理運営委員会を設置すると、こういった条項がございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) ですから、38条は管理運営委員会の設置ということで、管理運営委員会の中で協議をするということでよろしいんですか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) はい。そのとおりでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) そこで市長にちょっとお伺いをしたいと思いますけども、氷見市がずっと病院にお願いをしてきておる産科でございますが、3階に設備も整っておりまして、医師がなかなかいないということで産科を開設できないという状況がずっと続いております。金沢医科大学にしましても、産科医を一生懸命探しておるけど、なかなかいないと。  たまたま氷見市の青年が金沢医科大学に入学しまして、産科医であるということで、今研修中であるということでございますが、氷見市内の開業医のお子様であるということを考えますと、氷見市が残念ながら年間220人から230人の出生数ということで、この数字をそのまま全てが氷見で産むというわけではございません。自分の実家へ帰って産む場合もありますし、また氷見が実家で、氷見で産むという場合もございますが、市内の民間では年間140人ほど生まれているというふうに聞いておりますが、220人から230人の赤ちゃんを公的病院と民間病院と両方で、さあ来てくださいと言って採算性がとれるかと。医療は採算だけではございませんけども、やはり指定管理者としては採算は重要だと。公は違いますが、やはり民間はそうだろうというふうに思います。  林市長、この産科というのは本当に今、氷見市民病院に必要というふうにお考えでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 市民病院におきます産科の開設につきましては、市民からの要望や定住対策を進める上で総合病院においての市民病院の産科開設ということで、これまでも市民病院に対しまして、産科開設を市として要望してきたところでございます。  しかしながら、全国的な産科医不足の状況もあり、金沢医科大学においても産科医の確保が困難な状況にあるということで、いまだ市民病院における産科開設は実現をしていない状況でございます。  また、今議員御指摘のとおり、市内には民間の産科クリニックもあるわけでありますが、一般的には年間200人から300人程度の分娩数がございませんと経営が厳しいということもお聞きをしておりますので、現在の氷見市の年間出生数230人程度の状況からいたしますと、市民病院で産科を開設しても民間と共倒れになるのではないかというようなことも確かにあるわけでございます。  しかしながら、金沢医科大学で産科を開設するということになりますと、通常分娩だけではなくて中リスク分娩にも対応できる施設ということも可能になるわけでありますので、大学病院としての専門的機能を生かし、市内で安心して分娩できる環境が整えられるわけでございまして、市民の安心にもつながるわけでございます。  そういったことから、民間と市民病院のすみ分けは大変難しいわけでございますけれども、その辺、今議員おっしゃいましたクリニックの御子息が今、金沢医科大学におられるということで、その方の動向がどのようになるのかというようなことも1つのポイントになるのではないかなというふうに思っているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 市民病院に産科があったほうがいいと私は思いますけども、現状の社会情勢の中でどうかなというふうに思っております。  ここ数年、氷見市は市民病院に産科を開設してほしいということを金沢医科大学にずっとお願いをしてきております。しかしながら、金沢医科大学の受けとめ方は、市がそういうことを求めてくるから、そのお話には乗りたくないといったらちょっと語弊でございますが、積極的ではないけども、お話は承って努力をしましょうというようなスタンスだというふうに私は聞いております。言うならば、氷見市は積極的に推し進めようとしていますが、金沢医科大学は消極的だというような感じであるというふうに思います。  もしここで産科医を求めて産科を開設しますと、当然採算性というものが生まれますので、市から法定外の支出というものが求められる可能性があると思いますが、その法定外費用を支出してまで産科を開くというような思いはありますでしょうか。林市長。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 金沢医科大学氷見市民病院につきましては、やはり独立採算制ということで健全な経営をしていただきたいと思っておりますので、赤字前提の氷見市の負担ということについてはいかがなものかというふうに思っているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 次の質問に移らせていただきます。  2項目目は、教職員の長時間労働縮減について、鎌仲教育長にお聞きをいたしたいと思います。  氷見市は8月に入りましてから、これからの主な取り組み内容ということで、「学校における働き方改革を進めます」という資料を学校配付されました。私も今、集落の自治会長ということで班長に配っていただきましたが、この中でいろいろと状況をお聞きいたしたいというふうに思います。  6月議会も時間外長時間労働について質問があったと思いますが、この1学期、わずかな期間でございますが、その1学期の長時間労働の状況というのはどのようになっているか、まずお聞きしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 出退勤の時刻調査では、過労死ラインとされる月80時間以上の超過勤務を行った教員は、4月は小学校で28.7%、中学校では63.4%ございました。研修会や運動部活動等の各種大会が大変多く計画されていた6月は、小学校で35.6%、中学校では69.3%という結果でございました。  この結果を受けまして、市教育委員会といたしまして、氷見市小中学校の業務改善計画と題打ちまして、未来の学校「夢」プラン、これを即策定いたしまして各学校に配付し、出退勤の超過勤務時間の削減を図るよう指示を出しております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 依然として高いパーセンテージだというふうに思っております。ぜひ、教育委員会、そして学校、現場と努力をしていただきたいというふうに思います。  そこで、学校のほうで学校ごとに最終退校時刻というものを設定するということで、この設定状況は現在どうでございましょうか。鎌仲教育長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 業務改善計画に基づいて学校から提案された最終の退校時間でございますが、小学校では午後6時半にするという学校が1校、午後7時または7時半がそれぞれ2校、午後8時が7校でございました。そして中学校は全ての5校で8時に下校完了とするという報告を受けています。  現在、確認しましたところ、ほぼ守られている状況でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 1学期を振り返ってのお話でございますので、これから日照時間が短くなってくると、当然、季節につれてこの最終退校時刻も変わってくるだろうというふうに思いますが、そのような理解でよろしいでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 最終退校時刻は教員は変わらないと思っていただいていいです。生徒の下校時刻は変わってまいります。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) それでは、月1回以上の定時退校日の設定の状況はいかがでございましょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 定時の退校日、それからリフレッシュデーに関しましては、全ての学校が月に1回以上設定しております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。
    ◆17番(椿原俊夫君) それでは、スポーツ庁がガイドラインとして示した部活動のことでございますが、平日は週1回、土日はいずれかの1日をお休みしますと、休んでくださいよという、その実施状況というものはいかがでございましょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 今議員がおっしゃられましたとおり、平日は1日、週末は少なくとも1日を休業日として、週末に大会等で活動した場合には他の日に振りかえる、確実にそれを実行するということで指導しております。  今後、毎月の部活動実績の提出を求めて、実際の現状の把握をしていく予定でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) この土日いずれかの1日というのに私はちょっと不安を持っておりまして、なぜかといいますと、過去に学校週5日制というのが導入になって、そのときに土曜日は原則部活動はしないでくださいよというようなお話があったように記憶しております。しかし、月日がたちますと、そんな話はどこにあったかというような感じで、土日もどんどん部活動をやられたと。  ですから、今回のこの件も、月日がたつと少し曖昧な状況になるんじゃないかなという不安は持っておりますが、その点は大丈夫ですか。いかがですか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 私もそのころ学校におりましたので、なし崩しで土日は部活動をやっていたかと思います。  ただ、今回のこの過労死ラインをはるかに超える教員の勤務状況を見たときに、特に中学校では部活動の時間から週1日、それから週休日の1日を休みにするというのは欠かせない休業であろうかと思います。  そういう意味で、教育委員会といたしましても、学校のほうできちんと守れるよう、先ほども申しましたように部活動実績の提出という形で、この後守られていないところに関しましては、しっかりと指導していきたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) それでは、教師の出退勤のことで少しお聞きしたいと思います。  6月議会にも質問が出ておりましたタイムカードの導入でございますが、氷見市は表計算ソフトでパソコン入力で出退勤を把握しているということでございまして、今の段階ではタイムカード導入には検討課題というような形でおるというような教育長の答弁であったというふうに思っておりますが、文部科学省がどれだけ全国の市町村でタイムカードが導入されているかという調査をしまして、およそ4割だそうでございます。  ただ、その調査の中で、長時間勤務抑制のためには正確な実態把握が欠かせないということで、調査ではタイムカードの導入を促進しているというふうに報道されているわけでございますが、文部科学省からタイムカードについてどのようなお話が来ているのかお聞きしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 文部科学省からの通達に関しましては十分理解をしております。  ただ、そのタイムカードの導入につきましては、もちろんタイムカードに関しましては、客観的数値データがしっかりとれるということで、負担軽減にはつながるだろうと思いますが、教員の実際の勤務体系を見ますと、出退勤時刻のタイムカード入力では確認し切れない部分が大変多くございまして、それが本当に負担軽減につながるのかということを、まだこちらとしては検討する余地があると判断しております。  そういうことで、今後、このようなことを踏まえながら、初期導入の経費、それとICTを活用した便利な方法もいろいろと考え出されておりますので、それらの方法を参考にしながらこの後検討していきたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 私は第三者が把握しやすいという視点も大切だというふうに思っておりますので、それが果たしてタイムカードがいいのか、表計算のソフト入力がいいのか、そこら辺をまた検討していただきたいというふうに思います。  それでは次に、部活動指導員についてお聞きしたいと思いますが、現在3名の方が中学校で部活動指導をされております。これにつきまして、来年度におきましても継続して、1年という期間だというふうにお聞きしておりますが、来年度も継続して今のところお願いするというお考えは、その辺はどうでございましょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 部活動指導員に関しましては、前回も申しましたように大変効果が上がっていると考えております。教員の負担軽減にもつながっておりまして、来年度も活用並びに増員を考えていきたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) このことにつきまして、私は6月議会で質問しようということで、5月末に委員会の担当者にいろいろとお話をお聞きしておった、そのときには、富山県の教育委員会は今年度は予算対応していただきましたけど、来年度からは予算対応はしないような考え方であると。もしやるとすれば、氷見市で予算化をしてやらなければならないというようなお話がございました。  ところが、今、国のほうが概算要求でちょっと状況が変わりまして、増やすということで十何億円の概算要求をしておると。こうなると富山県も教育委員会も考え方が変わってくるんだろうというふうに予測するんですが、現時点は県教育委員会も外部部活動指導員について積極的な姿勢に変換しておりますか。その点、どうでございましょう。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) おっしゃるとおりでございます。県では市の要望も踏まえまして、国の予算措置を待って増員についての検討をするということを聞いております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) そうすると、教育長もおっしゃっておりますので、現在の3名プラス増員で来年度は臨みたいと。  そこで、県教育委員会は部活動指導員についてはそれぞれの教育委員会で人を探してほしいというような、県では一切そういう仕事はしませんよということでございますが、ある程度のめどというのはいつごろまでにお立てになる考えでございましょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 時期というのは大変難しいのですが、指導員の人材確保につきましては、中学校校長会とか中学校体育連盟、それから地域の方々と情報を共有しながら、教員のOB、それから現在スポーツエキスパートの部活動指導員がたくさんおりますので、そういったところから相談をさせていただきながら、適材な人材を確保したいと思います。  ただ、実はエキスパートという方々も大変学校にとってはありがたい方々で、これを減らしてそこから部活動指導員という道はなるべく避けたいなということを考えております。最悪の場合は部活動指導員を優先していきたいなということが本心でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) それでは、最後に、消雪パイプ経費に対する寄附金について質問したいと思います。  このことにつきましては、平成28年度の決算特別委員会、そしてまた昨年の12月定例会で質問をさせていただきました。  そこで、まず最初に、過去3カ年の機械除雪と消雪パイプ経費、それぞれ幾らになっているか、大野建設部長、よろしくお願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 今ほど過去3年間の機械除雪と消雪パイプの経費はそれぞれ幾らかといった御質問だったと思いますけども、まず初めに、機械除雪の年間経費でございますが、平成27年度は約1億2,900万円、平成28年度につきましては約1億2,000万円、平成29年度は約2億9,200万円でありました。  次に、消雪パイプの年間経費でございますが、平成27年度は約1,800万円、平成28年度は約2,200万円、平成29年度は約2,800万円でありました。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 平成29年度は降雪が非常に多かったということで、機械除雪、消雪パイプ、それぞれ増えていると、これは当然だというふうに思っております。  そこで、この寄附金につきましては、消雪パイプに係る光熱水費の一部を寄附いただくということでございますが、町内会単位でお願いをしているということで、お願いしている数が69あると、私のいただいた資料ではそのようになっております。  ただ、69の中で1カ所だけ、雪があれだけ降って消雪パイプを動かして消雪したにもかかわらず、1地区のみ平成28年度よりも寄附という形の金額が減っている。これが不思議でならない。なぜこの1カ所のみ減っているのか、その理由についてお聞きをしたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 今回、1地区におきまして減額となっていたのは、今年大雪ということで、消雪設備の故障及び機能不足による散水不良があった場合、その地区につきましては機械除雪を行っておりました。そういったことから減額を行ったものでございます。また、空き家が発生した場合につきましては、地区からの申し出によりまして、その分の寄附をいただかないこととしております。  本年度は1地区だけが散水不良により減額した額が大きくなったことから、昨年度より寄附金額が減となったものでございます。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 私の聞いておるお話ですと、この1地区のある方が寄附金であるから納めたくないという申し出をして、その結果、4月23日に町内の責任者が市のほうに訪ねて、どうしましょうかというお話をしておると。そのときに半額でもいいから寄附してくださいというお話があったというふうに私は聞いておるんですが、それは事実でしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 私自身、そういった話は聞いておりません。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 私は、その個人の方はうそをついていないと。なぜならば、市に来られた人は町内の会合を開いてこういうことで説明をされたというふうに聞いておりますから、まんざら作り話ではないというふうに思っております。  このことについては、私は本当に疑問を感じております。後で市長にもお伺いしますけど、建設部長、消雪パイプからは寄附金をお願いしておりますが、機械除雪はなぜ寄附金をお願いしないんですか。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 機械除雪の費用につきましては、市民生活を守るための道路管理者としての必要不可欠な経費として考えており、機械除雪に対する寄附金は現在いただいておりません。  しかしながら、除雪のコストについて機械除雪と消雪パイプを1メートル当たりで比べてみますと、イニシャルコストも含めたもので比べてみますと、消雪パイプのほうが約4倍もの経費がかかっております。  このように、消雪パイプの設置、運用につきましては、機械除雪よりもかなり割高となることから、電気料金の一部について御寄附をいただいているといったような状況でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 4倍ほど消雪パイプがかかるということでございますが、恐らくその地区が消雪パイプをお願いしたときに、電気料の一部を払ってもらったらというお話が多分初期にはあったんだろうと思います。それで同意をされて寄附金扱いというふうにして納付書を配布しているんだろうというふうに思いますが、それでは建設部長、更新のときにはその町内にお話をして同意はいただいておりますか。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 基本的に寄附という形でいただいているものにつきましては、電気料の一部を負担していただいておるということで、いわゆる更新にかかったイニシャルコストといったものについての負担金といったものについては全く取ってはおりません。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 更新のイニシャルコストを言うておるんじゃなしに、更新のときに、この後も光熱水費の一部をお願いできますかというお話はされたかというふうにお聞きしたんですが、以前担当者はいたしておりませんと、更新時にはそういうお話は一切ございませんというふうに話しておりました。  これが私は事実だろうと思うんですが、そういった光熱水費について、改めて更新時にこの後もお願いしますというお話はしているんですか。 ○副議長(萩山峰人君) 大野建設部長。 ◎建設部長(大野一也君) 更新時に、これまで電気料の一部を寄附というような形で負担していただいたものにつきまして、改めて今後もお願いしますといったようなことについてはいたしておりません。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 林市長、最後にお聞きしますけども、このことについては昨年の12月定例会で、機械除雪の場合は雪がまだ出入り口に残るから除雪をしなければならない、消雪パイプはそれをしなくてもすぐ出られる、そういう不公平感があるからいただいてもということが正当化の理由として市長は述べておられました。  ただ、私も前は機械除雪でございますから進入口は自分でずらします。私は消雪パイプのところに住んだことがございませんのでわかりませんが、消雪パイプのところに住んでいる人も、常に車を出し入れしているわけではありません。出すときは楽であろうと思います。  ただ、去年のような大雪、そしてまた、べた雪になりますと、どうしても両側に降雪した雪が残ると、それをずらしているのは誰かと、それはその道路に面した方がずらしているのですよ。誰もずらしていないので。  ですから、便利なところにもそういった負担がかかっているのも事実なんです。ですから、私はこれは、まして寄附金扱いという。何回も言いますけど、これは負担金ですよ。こういう変な事務手続をしているものは早く整理をされたほうが私はいいというふうに思いますが、重ねて林市長にお聞きしますけども、この金額、平成29年度で280万円、この金額を平成29年度の決算で8億8,000万円黒字計上しております。その金額に対して金額が安いからどうのこうのではありませんが、再度お聞きしますが、この制度を廃止する考えはございませんでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今ほど建設部長が述べましたとおり、消雪パイプと機械除雪の4倍もの差を費用として行政として負担をしているということでございます。  そういった中で、まず現在、消雪パイプについては非常に御要望があるわけでございますけれども、設置費用がかさむ、あるいは20年ぐらいで更新をしなきゃいかんというようなこともありますので、設置する箇所については極力抑えておりまして、まちなかの人家が連檐をして機械除雪の難しい箇所等での設置にとどめているところが現状でございます。  今後、高齢化が進む社会におきまして、個人の除雪作業の軽減につなげるこの消雪パイプの設置ということは望ましいわけではありますけれども、やはり費用もかかるというようなことで、そういうような設置は極力抑えているということでございます。  また、この消雪パイプの設置、運営には経費もかさむということでありますし、通常、井戸水のほうが水温が高くて、少量の水で解けやすいわけでございますが、氷見市は地下水が乏しくてほとんどが河川水、あるいは用水等の水にも限られるということで、水源も乏しいということで、消雪パイプの設置というのは本当に難しいなということでございます。  このような状況の中、先ほど建設部長が答弁いたしましたとおり、機械除雪に比べ消雪パイプのほうが除雪作業が軽減されることや、非常に経費的にも割高になっているということも御理解をいただきまして、消雪パイプの寄附金につきましては、引き続き沿線住民の皆様方に御協力をいただきたいというふうに思っております。  なお、私も県におるときから消雪パイプ、いろんなところで要望があるわけでございますけれども、ほかの市町村におきましても、市で設置せず地元の町内会で設置をしてもらったり、あるいはそこに補助を出したり、あるいは地元で電気代を負担している、そういう市町村も多くあるわけでございまして、氷見市におきましても、引き続き沿線住民の皆様方に御協力を賜りたいと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 17番 椿原俊夫君。 ◆17番(椿原俊夫君) 時間もありませんので、なかなか行政の壁は厚いなというのを改めて感じているところでございます。  いずれにしましても、寄附金ということでございますので、これを負担金に将来変えないように、そして寄附金でございますから、寄附をしないと言った方には半分でもいいからという、そのような変な言い方をして寄附を求めないように、寄附金は寄附金扱いとして正当な扱いをぜひお願いしたいということを最後に申し上げまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。   〔10番 小清水勝則君 登壇(質問席)〕 ◆10番(小清水勝則君) 激動の4年間の締めくくりであります。今期をもって勇退される議員、新たな期に挑戦される議員、ともに最後の定例会に臨んでおります。  熱い思いと本気の行動で氷見が大きく変革した4年間でありました。誰もが感じた痛みは、これからを生きる私たち、氷見を思う者たちにとって必要な経験であったと30年後の後輩にも語っていきたいなというふうに思っております。道は違えど、氷見をよくしたい気持ちは同じでありました。これからも、熱い思いと本気の行動力で進んでいきたいと思います。  林市長の2年目、氷見市は豪雪、大雨、台風の試練を受けておりますが、過酷な自然環境にも負けず、道路、橋などのハード整備は着々と進み、被害を受けた箇所の修繕は迅速だとの市民の声が聞こえております。  国、県との関係も良好に回復し、地方創生の風を受ける帆を凛と張った氷見市は期待に満ちているのを感じております。市長の手腕に、また当局の行動力に、市民を代表して感謝の意を示したいと思います。  これからは、行政、地域、産学官金労言の全ての目線において声をいただき、それをもとに皆で歩みを進めていかなくてはなりません。  自民同志会、小清水でございます。今回も思い切って市民目線の提案を織りまぜ質問させていただきたいと思います。  それでは、1番のスポーツ施設の新設について。  大型スポーツ施設の整備の財源ですが、今現在も、今回の萬谷議員の質問の中にも野球場の整備、平成31年、同じ場所で同レベルのものを新しくつくりかえるという答弁をいただきました。  野球場や運動場、大型スポーツ施設の多くは収益の施設とはなりにくい。だけれども、市民の健康や、また人のつながる場所、また子どもたちの可能性を伸ばす場所、そういう場所としては必要な場所であります。  どの施設も、これから人口が少なくなって財源を取りにくい時代になってからも再整備し、しっかりとその施設を確保していかなくてはなりません。  今回、林市長の選挙のときの公約にも、野球の施設は必ずつくると、野球で活躍する子どもたちの声に応えるんだというのが感じられたものがありました。そして、市民の多くがそのスポーツ施設に期待を持って林市長を応援したわけであります。
     今回、この施設を選定するに当たって、同じ場所で同レベルという考え方で決定したように聞いておりますが、きっとこの整備をするときには、もっと大きな夢を、移転整備であったり、氷見でどういう場所にあれば未来永劫残っていくのかということを考えた上で、選択肢として財源の中で選べる最高のものを選んだものだと思いますが、今、この野球施設がここに建てられ、この後、未来にはどのようなことを考えておられるか、林市長、答弁をお願いいたします。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) まず、氷見運動公園の野球場のことというふうに思いますけれども、氷見運動公園の野球場につきましては、平成29年度から平成33年度を対象といたしました氷見市スポーツ推進計画、そしてまた平成30年3月に策定をいたしました氷見運動公園再整備基本計画におきまして、現在の場所で再整備をすることといたしておるところでございます。  ただ、この整備に当たりましては、現在の箇所が軟弱地盤であるということでありまして、軟弱地盤対策を徹底的に行うということでありますと、非常に莫大な費用がかさむということでございます。  そうしたことから、当面は公園施設長寿命化対策支援事業、国による社会資本整備交付金でございますけれども、この事業によりまして、長寿命化を図る対策を講じてまいりたいと考えております。したがいまして、昨日来の答弁にありますとおり、現在の同規模程度のものというふうになろうかと思っております。  この長寿命化を図るにいたしましても、今年度発注をしておりますボーリングデータをとる土質調査結果を踏まえまして、どれくらいの沈下を許容するような施設をつくるのかということを検討するとともに、少しでも長く施設が利用できるよう努めまして、今度の改修につきましては、先ほど申しました国の交付金など、有利な財源を活用してまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、その国からの財源の取得という考え方のほかに、収益を上げる施設をしたらどうかという提案をさせていただきたいというふうに思います。  これからどうやって維持、運営、また移転等、いろいろな施設のお金を獲得していくかという考え方の中で、今現在、JFA公益社団法人富山県サッカー協会が呉西地区に第2フットボールセンターの整備を計画しています。  このことは呉西6市全体に公募をかけておることでありますが、ナイターつきの人工芝グラウンド2面、フットサルコート屋根つき2面、クラブハウス、駐車場150台、概算工事費は3億9,500万円、建設地の土地の取得や駐車能力の拡大を想定して、氷見でつくる場合さらに1億円の予算を追加で見ておきます。  日本サッカー協会から7,500万円、toto、スポーツ振興基金から1億2,800万円の助成金をいただき、残りの金額2億9,200万円を自治体、または協賛金で調達しなくてはなりません。  しかし、この運営状態がどうなっているか。第1フットボールセンター、JFA公認のフットボールセンターですが、運営は日医工スポーツアカデミーというところがやっています。人工芝2面、そしてアリーナを持っています。これは滑川市にできているんですが、滑川市からの運営資金の投入はありません。90%以上が協会からの使用の願いから大会で使用しております。そして年間、これは大会の使用料掛けることのスケジュールを見て計算をしたところ、年間3,800万円の売り上げを上げております。利用者は応援者、観戦者を抜きにして8万人。  近くの成功していそうなところの例で言いますと、七尾市の和倉と能登島にあるグラウンドですね。ここは石川スポーツキャンプというところがやっていますが、夏休み期間40日、その40日間だけを見ていても、コート5面において6大会、調査し切れなかったのが2大会ありましたが、196チームが参加しております。そして1チーム当たり少なく見てもスタッフ、チームのメンバーを25人と見まして、チーム数掛ける25をすると大体5,000人弱のメンバーが使用しています。  そして、その中で196チーム中173チームが4日間宿泊をしております。大会の誘致をして、県外からのチームを呼び寄せているという形ですね。これを4日間で計算しますと、25人計算で173チーム、そして4泊ということで1万7,300人が宿泊をしていったということになります。  このことにおいて言うと、使用料はもちろんですが、弁当が650円で販売されていました。そして宿泊費が大体7,000円から8,000円、これで考えますと、大体1億5,000万円弱ぐらいの経済効果が生まれています。  また、この中には観戦者や応援者の数は含まれていません。家族であったり、応援しに来る方が一緒に泊まっているという状況であれば、市に落ちる経済効果はもっとあるものだと思っています。かなりうまくいっているようであります。  そして、氷見で整備した場合、これも少なく試算してみました。年間の売り上げは5,000万円は望めるなという展望を持っています。  運営費は2,000万円程度かかると思います。ただ、2,000万円を差し引いても年間3,000万円の利益、10年で3億円の黒字をつくる施設になるという可能性があります。  そして、公募で受かった場合、JFAの呉西地区の事務局をその地につくることになります。富山県のJFA公認の600試合の采配の中に我々の考え方、その場所で何試合するかという協議に入る事務局を得ることになります。  その中で、可能性として、さらに大会や合宿の誘致を進めていく。今、大学連携でもやっていますが、いろいろな地域と、人と人がつながる地域として引っ張っていく場所にもなり得ます。  また、JFA公認ということで、プロチームの誘致もできます。そしてプロチームが試合をした場所、また大きな大会ができた場所ということで、春中ハンドの大会をやっている体育館と同じようなことが起きると思います。春中の格式高い大会をやっているふれあいスポーツセンターだから練習試合に行ってみようよというふうに、あいている時間、夜に集まっているチームもいるようです。  このような効果を得、またサッカー王国、さいたま市の交流にも使えるなと。平日の宿泊数を拡大させることにも使えます。  それともう1つ、フットサルコートは実はゴールもフットサルコート自身もハンドボールコートと全く同じです。これはまたハンドボールでも活用が可能ではないかというふうに感じています。  それと、今ある第1フットボールセンターや七尾市の施設と、また連携中枢都市6市との連携をとることで、これまでのキャパを超える大会を開催することが可能だと思います。  クラブハウスと防球ネットに囲まれたピッチは野外フェスティバル等のイベントにも使うことが可能だと思います。また、観光協会、商工会議所、市内各種団体との共同企画試合の実施をすることもできると思います。  その他、来訪人口による市内経済の活性化やにぎわい、飲食物販ですね。また、市民へのはかり知れない恩恵があるのではないかというふうに思いますが、今回このプロポーザル、応募には今月中に手を挙げなくてはいけません。今月が締め切りでございます。  ただ、計画を持った上で挙げるんではなくて、やる意思、話を聞いてみるよという形で手を挙げる、参加の意を示すというのが今月中という話なので、その話を聞いてから、あくまで僕の個人的な試算によってのこの計算なので、当局として、これが氷見にとって必要で、またプラスになるものであるかどうかというのを、一度手を挙げた上で考えていただきたいなという提案でございます。林市長はどう思われますか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今ほど議員のほうからは大変夢のあるお話をお聞きいたしまして、本当にそういうことができればいいなというふうにも感じた次第でございますけれども、議員御指摘のとおり、最近サッカー人気も非常に大きいわけでございまして、その中で、JFAの補助金等で人工芝サッカーグラウンドをつくって、今月中に手を挙げれば有利な財源になるということで、そういう御提案であったかと思います。  サッカー競技につきましては、残念ながら氷見市内ではあまりこれまでもそんなに多くの皆さんが親しんでいるわけではございませんで、現在約80人の児童生徒が所属する会員のクラブがありますが、サッカー協会はまだ設立をされていないところでございます。  ただ、この前の休みの日にも富山県サッカー協会の御指導で、各市内の保育園、認定こども園等でサッカー教室を指導していただいておりまして、子どもたちのフットサル競技もふれあいスポーツセンターでありまして、また午後から富山県民歩こう運動推進大会に来ておられた元全日本サッカー代表の岡野雅行さんから指導も受けたということも聞いております。  そんなことで、今回、地域活性化のための御提案ではございますが、現在の氷見市の財政状況では、まずは先ほど御答弁申し上げました氷見運動公園の野球場でありますとか、テニスコートの改修といったようなものを優先せざるを得ないというふうに思っているところではございますけれども、今回の御提案は今後のスポーツ施設の整備をするに当たっての有利な財源確保、そしてまた地域活性化の起爆剤となるとも考えられますので、今後、先進事例あるいは採算性の試算の調査研究をしたいとは考えておるところでございますが、何分にも、今月中に判断せよということでございますので、非常に今戸惑っておる次第ではございますけれども、そういったことで、短い時間ではありますけれども調査研究をしてみたいと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 今月中にやりますというふうに持っていきたいわけじゃないので、興味がありますという形で手を挙げた上で、話を聞いて判断していただければというふうに思います。  手を挙げない場合はほかの市にできてしまいますので、この後は、未来永劫、氷見市でこの計画が実行できることはないと思います。  それでは次の質問に入ります。  定住意識の向上について。住民幸福・満足度について小野副市長にお聞きしたいと思います。  小野副市長になぜこの質問をするかといいますと、ワーキングホリデー、外部からの方にこの氷見のよさを知ってもらおう、体験してもらおうという企画を考えたり、今、地方創生のプロジェクトチームをつくって、各課の枠を超えた氷見らしい施策をつくっていこうという集団をつくり始めたところだというふうに聞いております。  氷見のよさを市外の方に知ってもらうということはもちろんですが、今現在、住みたいまちの上位にいつもいる氷見市、外部から見ると魅力的な市であるように思います。ただ、来られた方におもてなしの心を持って氷見のどういうところがいいんだよとプレゼンするような市民性をもっと高めていかなくちゃいけない。「いいとこや、氷見」とみんなが言えるような場所になっていかなくてはならないと思います。  南砺市の事例で言いますと、ほめる達人検定というものを市長みずからが取って、いろんないいものをちゃんと認めて発信していこうという、そういう取り組みもやっています。  氷見市としては、定住意識向上のため、地元の人が地元のよさを知るためにどのような取り組みを実施しているのか、小野副市長、答弁お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 小野副市長。 ◎副市長(小野裕一朗君) 今ほど住民幸福度・満足度に関する御質問をいただきました。  まず、地元の方が地元のよさを発見するための取り組みについてでございますけれども、本市におきましては、地域づくり協議会や各種団体などによる地域の課題解決でありますとか魅力向上、こういったことに向けた自主的な取り組みを互いに学び合う場として、地域づくり取り組み発表会、通称地域自慢大会でございますけれども、こういったことを実施するなど、地域の魅力を幅広く市民の皆様に感じていただく、こういった取り組みを進めているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、次の質問に行きます。  郷土愛の醸成について、ここは鎌仲教育長に聞いてみたいと思います。  子どもたちの中で、子育て中の親であったり、子どもたちがこの地域を愛する気持ちというものがどのように浸透しているのか、今、僕が思っていることもありますし、また、今度、道徳教育が教育課程の中でありますが、郷土愛の醸成教育というものはその中にどのように組み込まれているのか、御答弁お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 小学校では今年度から、そして中学校では来年度から「特別の教科 道徳」、これが実施されることになっております。  道徳科の授業では、ふるさとを愛する心に関連する項目といたしまして、家族愛、伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度、生命の尊さ、自然愛護などがございます。  このため、児童生徒は道徳科の授業の中で、仲間と話し合いながら多様な見方や感じ方に触れることにより、ふるさとを愛する心を高めていくものと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) まず、ふるさとのよさを知ること、それも大事でございます。それと同時に、今、親のあり方、考え方、子どもへの伝え方が変わってきているように感じます。  たくさんの可能性のあるこの世の中、広がりがある。そして、自分たちの子どもたちはいろんなところにチャレンジしてほしいという気持ちの中で、子どもが生まれたときに、後継ぎができたぞ、この子はどんな子になるんかな、どこにお嫁さんに行くんかな、いろんな思い、喜びの中で、自分の家族が増えていくという考え方があったと思います。そして、この家を継いでいってくれるであろうという考え方。  それが、成長するにつれ、たくさんの可能性の中で都会のほうに目を向けていってしまう、そういう寂しい状況がこの過疎地域をつくっていってしまっているんじゃないかなと思いますが、子育て世代の親御さんたちにそういうことを考えさせるような場というものは、今、教育関係ではあるんですか。 ○副議長(萩山峰人君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 小清水議員の言われたとおり、残念ながらという言葉であえて言わせていただきますが、保護者の郷土理解の高まりというのは、児童生徒の郷土愛の醸成のためには欠かせないと現在は思っております。保護者に対してのふるさとのよさを伝える方策として、市の教育委員会では2つ現在行っていることがございます。  1つ目は、親子でともに学ぶプログラムに参加してもらうということでございます。市教育委員会では、イタセンパラ親子教室や祇園祭り見学会、また地域の公民館では親子体験教室、そういった活動を積極的に実施しております。  2つ目には、児童生徒が行った郷土学習の成果を発表して、それを見に来ていただくという活動でございます。前回行いました「HIMI万葉festival」での朗唱など、保護者にも郷土のよさを再発見、再認識してもらう、そういった機会を設けているところでございます。  今後も市民向けの生涯学習の事業に親子での参加を促すなど、保護者も含めた地域全体で郷土について理解を深める取り組みを推進していくことを考えております。  以上です。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 親との小さなときの思い出は、ずっと年寄りになっても覚えておるもんですね。その中で、親がどう伝えていくかということが大事だと思います。また、地域としてもどう育てていくかということも考えていかなければならない、そのように思います。  私どもは先日、長寿世界一を2人輩出して、10年間連続合計特殊出生率が全国1位の地域、鹿児島県伊仙町というところに行ってきました。  ここでは、子どもに対しての補助金、助成金、生まれたら幾らとか、そういうお金に関しては氷見よりも随分少ないところでありました。ただ、空港を降りてすぐに女性の方と話したところ、「子どもが何人おっても不安じゃないよ、ほっぱっておいても近所の人が見ておってくれるから」と、昔の氷見のようなイメージがふと思い浮かぶ地域でございました。  ここでは伝統文化として闘牛の文化がありまして、牛は家族だということで、闘牛、ものすごい大きな牛が闘う場所なんですが、その大会のときには、ほかの都会に行っておる子どもたちも帰ってきてみんなで応援して、本当にみんなで戦う姿を応援し、一つになっていくという地域になっていました。これが1つの強さかなと。  氷見で言えば、獅子舞であったり、地区の伝統文化に、ぜひじいちゃん、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、子どもたち、親子3代、4代で体験することによって、どこか都会に行っても最後は帰る場所はここやと、ここのうちのもんやというように思えるような教育をやっていっていただきたいと思います。  それでは次に、障害者の就労についてお聞きいたします。  障害者法定雇用率について高橋総務部長にお聞きしますが、先般、新聞のほうにちょっと恥ずかしい不適切算出であったということがありましたが、これについて市民がわかるように説明をいただきたいと思います。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 氷見市におきます障害者の雇用率につきまして、去る9月6日の報道にもございましたとおり、算定をするための母数であります基礎職員数、その捉え方に氷見市としてこれまで誤りがあったということで、過去の雇用率を低く訂正する事態に至ったということでございます。  詳細に申し上げますと、1年を超えて契約する職員、結果としてそうなった職員についても母数に含めなければいけない。いわゆる臨時職員あるいは嘱託職員の取り扱い、また任用の期間が半年というふうに定めていても、募集の段階でまた更新をするという見込みがあるというふうに表記した場合には、全て算定の母数に入れなければいけないということ、そういったことについて誤った認識をいたしておりました。  このことは、私どもの障害者雇用制度への理解不足、認識不足に起因するものでありまして、市民の皆様、そして障害者の皆様に深くおわびを申し上げたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 算定の計算の仕方が少し違っていたと。この経験をもとに、次はこういう間違いがないようにしていただきたいと思いますが、その算定の誤りがあっても、なくても、法定雇用率は超えていませんので、これはやはり障害者の雇用率を超えるような雇用のあり方を考えていただかなければいけないと思います。  氷見市民誰もが働ける場所、特に氷見行政が率先して形の合った仕事をつくって、ぜひその門戸を広げて雇用率はしっかりとキープするようにお願いしたいと思いますが、総務部長、どうですか。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 確かにおっしゃるとおりでございまして、法定雇用率をこれまで、先ほどの算定をもとに判断しますと、平成28年度は法定雇用率を市長部局においては満たしていたということにはなるわけでありますが、その後、自己都合等の退職者が出た結果、今現在、法定雇用率の約半分程度にとどまっているような状況でございます。これまでの市の障害者雇用に対する取り組みといったものが十分ではなかったという部分もあるのだろうということで、大いに反省をいたしているところでございます。  今後は、特に今年度におきましても、障害者の新たな雇用を確保したいということで、平成31年度の職員採用に向けまして、今年は前期と後期の2回募集を行ったわけでありますが、行政職の採用にぜひ障害者の方に応募いただきたいということで、募集要項にも示させていただきました。残念ながら前期においては応募がなく、後期においては現在1名応募いただいているところでございます。  また、正規職員だけではなくて臨時職員の募集におきましても、今後はいわゆる障害者枠というものを設けて、通年の募集を行ってまいりたいというふうに思っております。  これまで市が求める業務内容と障害者の皆様の個々の状況との間にややミスマッチみたいなものがあったのかなというふうに思っておりますので、ぜひ安心して働けるような職場の提供ということを、私どもといたしましても一生懸命確保できるようにしていきたいというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) よろしくお願いします。  それでは続きまして、就労支援体制について草山市民部長にお聞きしたいと思います。  障害者の一般企業への就職につなげる支援体制は市ではどのようになっておりますでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 障害のある方の就労支援でございますけども、市役所の中にありますふくし相談サポートセンターや、あるいは就労支援事業所、そして障害者相談支援事業所、あるいはハローワーク、それに氷見市が連携いたしまして、障害のある方の就職に向けた個別支援を行っております。  就労支援事業所では、一般企業に就職を希望する障害のある方に、就職に必要な知識や能力の向上に必要な訓練を行っております。その後、一般企業への就職を目指す準備が整った場合、ハローワークを通じて障害のある方の適性に合った雇用につなげております。  また、企業側でございますけども、試行的に雇用する障害者トライアル雇用、あるいは短期の就業体験を行うチャレンジトレーニングなど、国、県の制度を活用されまして、障害のある方の雇用に取り組んでおられます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、市内就労支援事業所の利用者の方の希望する仕事、また量は確保できているとお思いですか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 現在、市内には8カ所の就労支援事業所がございます。事業所の仕事量には多忙・閑散期はございますけども、利用者の工賃向上を目指して事業所の努力で仕事を開拓し、利用者に提供されております。  利用者の仕事の確保や最低賃金のアップなど、事業所を取り巻く環境は厳しいこともありまして、給付金や助成金を不正受給する悪質な事業者が摘発されたという新聞記事も見受けられますが、市内事業所におきましては、新たな仕事を創出するなど適正な運営に努めておられます。  また、市といたしましても、障害者優先調達推進法に基づきまして、就労支援事業所から物品の買い入れや清掃業務を委託するなど、優先的な物品調達を推進し、受注の機会の提供に努めております。  先日も申し上げましたが、ねんりんピック参加者の記念品についても就労支援事業所の方々に作成していただいております。また、本年5月でありますけども、市庁舎内に市内の障害者就労支援事業所が、障害のある方が作成した小物や弁当を販売するショップ「タブの木」を共同で出店するなど、障害のある方の就労の場の提供に協力しているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、今現在の就労支援事業所から一般企業へ年間の就職者数はどれぐらいおられるんでしょうか。過去5年、わかればお願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。
    ◎市民部長(草山利彦君) 就労支援事業所から一般企業への就職者数でございますけども、過去5年間を見ますと、平成25年度は残念ながら該当者はおられませんでしたけれども、平成26年度は5人、平成27年度は7人、平成28年度は5人、平成29年度は13人となっておりまして、就職後の職場定着支援も行う就労移行支援事業所の利用者の増に伴って増えてきております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 実績が上がってきているということで、ありがたい話だなというふうに思います。  そこで、就職希望者と就職につながった方、就職率のほうはどれくらいだとお考えでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) ハローワーク氷見からの情報でございますけども、市内の障害のある方の就職状況は、就労支援事業所での雇用契約を含んだ数になりますけども、平成25年度は求職登録者数253人のうち64%の162人が就職いたしておりましたが、平成29年度では求職登録者数330人のうち82%の271人が就職しておりまして、障害のある方の就職している割合は年々増加しております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 就職を希望された方の道はだんだん開いてきておるという感覚でよろしいでしょうか。  また、障害のある方がうちに引きこもってしまうということがありますが、その引きこもった方に対しての対策としては、行政としてどのようなことをやられていますか。草山市民部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) ひきこもりの方は、まずは先ほど申し上げましたふくし相談サポートセンターのほうにおつなぎしまして、まずは訪問からスタートすると。そして、コミュニケーションをとりながら、居宅介護あるいは自立訓練、それと就労支援、こういった福祉サービスの利用につなげるなど、自立に向けた支援を行っているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 今の氷見市の状況を見ますと、一般企業も人材不足と、公募をかけてもなかなか人が集まらないということがありますが、企業のほうにも働いてくれる、力になってくれる人材として、障害のある方というところにも目を向けて人材の確保を行っていただきたいというふうに思いますが、そのような話は当局としてはハローワークなり一般企業に話されることはありますか。草山市民部長。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 常日ごろからそういった就労支援事業所とかハローワークとは連携を密にいたしております。  今後は、これに加えまして、商工会議所とも連携しまして、企業に障害のある方の職場を見学していただくなど、障害のある方の就労についての理解を深めていただき、一層の雇用促進を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 優良な事業者しかいないと、氷見はそういうふうに安心して利用される方はしっかりと頼っていただき、また、その方たちを、いろんな方たちに目を向けてしっかりと社会の中で居場所をつくっていくことが大事だと思いますので、また継続してよろしくお願いいたします。  それでは、消防団について質問を移らせていただきたいと思います。  災害や火災、最近はそういうときには消防団、萬谷議員の質問の発言にもありましたが、到着時間によっての被害想定、また生死を分けるということがあります。  分団の必要性は皆さん最近重々御存じになったと思いますが、分団員の目線からしますと、災害時、台風時、自分の家を守らなくちゃならない、家族を守らなくちゃならないときに、地域のほうを優先して地域を守るために出てきている。また、地区で火災があれば、高岡から仕事を途中でやめてでも地区の火を消しに走ってくると、そのような姿が見えます。  このような分団員がしっかりと安全の確保、また水を揚げるための装備の確保をできているかどうかをお聞きしたいと思います。  第1に、分団への装備支給について、今、どのように年間やられておられますか。川崎消防長。 ○副議長(萩山峰人君) 川崎消防長。 ◎消防長(川崎保広君) 消防団の装備支給のうち、消防ホースにつきましては、消防分団車両更新時に消防ホース10本、また毎年各分団にホース1本を支給しております。しかしながら、火災現場での破損や耐用年数の過ぎたホースも保有しており、さらなる整備が必要であると考えております。  今後は地域の安全・安心のため、消防団への装備支給を拡充させていきたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、ホースですね、耐用年数は何年でしょうか。消防長。 ○副議長(萩山峰人君) 川崎消防長。 ◎消防長(川崎保広君) 消防のホースの耐用年数につきましては、実は基準がございません。ただ、製造元である消防ホース工業会というところがおおよその目安として7年、8年ぐらいを想定しております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、年に1本渡しておれば、大体のところは十分に充足されるという考え方でよろしいですね。  それでは次の質問。分団員が現場においてけがをしたり、また死亡したりというときの補償というものはどのようになっておるでしょうか。消防長。 ○副議長(萩山峰人君) 川崎消防長。 ◎消防長(川崎保広君) 消防団員が災害現場での防災活動等により死亡、負傷、または疾病にかかった等の場合には、療養補償や休業補償、遺族補償と本人またはその遺族に対して損害を補償しております。  災害現場は危険性が高く、消防団員等の公務災害を防止するために必要な研修や安全対策を講じてまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 補償は十分であるというふうに考えてもよろしいですか。  それでは、分団員の免許、資格についての質問に入りますが、運転免許の区分の変更によって、今、ポンプ車を若い子たちが運転できないという現象が起きていますが、このことについてどうお考えですか。 ○副議長(萩山峰人君) 川崎消防長。 ◎消防長(川崎保広君) 現在、氷見市に配備されている分団車両は総重量4トンから5トン未満に設計されており、平成29年3月12日以降に普通免許を取得された団員は3.5トン以上の車両は運転できないことになります。  この状況を踏まえ、消防団の研修会等において新免許制度の周知を行ってまいりましたが、今後は本制度の対象者に対しまして、準中型免許の取得も含め対策を検討してまいります。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 若い団員だけが集まってポンプ車を動かせないということがないように、早く対応できるようにお願いいたします。  それでは次、自然災害における災害対策について茶木防災・危機管理監にお聞きします。  防災リーダーの育成について。各地に防災リーダーをつくっていくということで動いておられますが、今どのような流れで動いているのでしょうか。御説明お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 防災リーダーの育成についてでございますが、市内には多くの土砂災害警戒区域が指定されております。各地区、集落の孤立化が懸念されております。  市として各地区の防災力向上のため、人材の育成施策として、防災士の育成枠を昨年度10名から今年度25名に大幅に増加させて募集しておるところでございます。第8次氷見市総合計画後期基本計画の4年間で100名を育成し、各地区少なくとも1名以上が存在するよう進めているところでございます。  そしてまた、特に災害時には、女性からの目線も必要なことから、女性防災士も募集しておるところでございます。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 災害避難訓練だったり、実際の現場は男性の方ばかりが出ていることが多いです。ぜひ、女性目線での対策も必要なので、女性のリーダーの確保をよろしくお願いいたします。  それでは次、原子力防災訓練の実施について。  原発の状態はどのような状態になったという想定でこの原発の訓練を行われるのか、11月11日に訓練が行われますが、言える範囲でお答えください。茶木防災・危機管理監。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 原子力防災訓練の実施についてでございますが、原子力防災訓練は地域防災計画や避難計画等に基づき、実際に状況判断や避難行動を行いながら緊急時対応を確認することを目的に、毎年11月に富山県及び避難先の市と合同で実施しているところであります。今年度で7回目となります。  現在、関係機関と想定や訓練内容などについて調整を進めておるところで、内容の詳しいところは今からというふうなことになります。御理解ください。  なお、昨年は、石川県志賀町において震度6強の地震と原子炉停止、電源供給喪失の複合火災というふうな想定で、屋内退避、一時移転、安定ヨウ素剤の配布、避難退域時検査、避難所開設・運営などの訓練を行っております。  昨年の訓練の反省を生かして、本年も実りある訓練にしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) この訓練にも女性の参加を促していただきたいと思いますが、そのようにやられていますか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 女性の参加でございますが、昨年度は255人の避難訓練者のうち91名の女性の参加がございました。  昨年も強いて女性の方の参加というふうな促しはしておりませんが、やはり家庭の中でそれだけ原子力防災の意識の高い家庭では、女性の方も一緒に参加していただいておるものと思います。  また、本年もそのような形で女性の参加も多数あるものというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 女性への呼びかけもよろしくお願いいたします。また、聞き取りのほうもよろしくお願いいたします。  それでは、防災訓練のとき、訓練に参加される方は本番を想定して避難袋なり長靴なりという感じでやっているんですが、職員のほうが作業服を持たない方がいるのか、支給されていないのか、ジャージで参加しているとかいうことがありますが、作業服の支給はされていますか。職員は全員持っているんでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 部署によっては作業服の支給されていない方もおられます。そういう方々には動きやすい服装というふうなことで協力依頼を出しておることから、そういうふうな事例が出ているものと思います。  今後、関係部署と協議、検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) よろしくお願いいたします。  それでは、最近の台風、大雨災害の避難状況についてお聞きしたいと思います。  自然災害、北海道は大雨と地震という複合災害に見舞われ大変な被害を受けておりますが、今回の避難準備・高齢者等避難開始ということで、各地の避難実態の結果について、阿字野議員のほうでは夜間の避難であったり、稲積議員からは避難のあり方についてありましたが、それ以外の結果についてお願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) それ以外と申しましても、ちょっと重複する部分がありますが、お答えいたします。  8月31日の豪雨におきましては、先日も言いましたけど、部局長会議により各部局と情報共有を図りまして、土砂災害及び河川氾濫の危険性を考慮して氷見市災害対応マニュアルに基づいて11時20分に7地区に避難準備・高齢者等避難開始を発令しまして、その後、河川氾濫のほうの水位が危険というふうなことで、12時20分に7地区のうち3地区に避難勧告を発令しました。  その後、13時20分に新たに5地区にやはり河川氾濫のほうを警戒しなくちゃいけないということで避難準備・高齢者等避難開始を発令し、13時50分にその5地区とも避難勧告を発令したというふうなことでございます。  8月31日の指定避難所開設に当たりましては、職員を派遣し、9カ所の避難所を開設し、避難者100名を受け入れております。  9月4日の台風でありますが、前日の9月3日に部局長会議により、やはり各部局の情報共有と翌日の対応方針等々を図りながら、9月4日午前中から再度部局長会議で指定避難所に職員を派遣し、同日12時30分に市内全域に避難準備・高齢者等避難開始を発令とあわせて、指定避難所を20カ所開設し、避難者114名を受け入れております。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 大雨の中の避難ということで、土砂災害のハザードマップの危険地帯の方たちが避難しているかどうかというのは地区で把握されていると思われますか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 災害時の対応で、避難情報の伝達とか指定避難所への職員派遣、また避難者の把握までの実施で、それが限界な状況でございました。その後の検証までは至っておりません。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) その辺はまた聞き取りをしていただいて、先につながるようにしていただきたいと思いますが、僕自身もそのときに地区を回って感じたことがあります。  指定避難所という大きな学校区の中の公民館を市として開設をしていましたが、小さいエリアで公民館を避難所としてあけているところがたくさんありました。  遠くまで行けないお年寄りが行きやすくて、不安なときによりどころになる場所で非常によかったと思いますが、このことについてはどのような指示をされましたか。茶木防災・危機管理監。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 議員おっしゃるとおり、そういうふうな地元の公民館というのはすごい大切だというふうに感じております。  それのお答えになるかどうかわかりませんけど、台風21号のときは、前日からおおむね予想できておったことから、前日のうちに各自主防災会長さんのほうに避難所開設が想定されると、また地区においては公民館等自主避難をしていただけるような準備をしてほしいというふうなお願いをいたしました。  また、そういうふうなことに絡んで、災害情報を自主防災会みずからが取得して地区ごとに自主判断できるような各地区の防災力を高める必要があるというふうに感じました。そして、そのためにも、地区防災計画の作成を促進するとともに、各自主防災会と行政が協議し、各地区の特性に合致した防災に取り組み、地域力を高めていかなければならないと感じた次第でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) やはり起きたときには氷見一斉ですからね。それで防災・危機管理担当の課に情報収集をみんなとりたがるというふうに集まっていると、連絡待ちの方は動けない状態になりますので、地区の防災力を高めていく、自立させていくということが大変重要なことだと思います。  また、地区によって状況が違うということは御理解のとおりだと思いますが、この後、実際今起きて意識が高いうちに、地区でどのようなことが課題であったかというのをしっかりと残して、担当課の人事異動があったとしてもちゃんとその能力が残っていくように、一過性にならないようなデータ収集のあり方を残していただきたいと思います。  それでは、避難所の機能整備についてに移ります。
     避難所の情報伝達機能、防災ラジオというのは一方的ではありますが、市からの情報をとるにはものすごく一気に行ける方法だと思いますが、各避難所には1つずつ必ず整備されていますか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 指定避難所には1個ずつ渡っておりますが、この避難所、なかなか長期間使うことがありませんので、ぽっと担当職員が避難所開設のために行ったときに所在がわからなかった事例がございます。  そこで今度、避難所に派遣される職員に防災ラジオは持たせる、またMCA無線も持たせるというふうな方法をとりたいというふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 場所がわからないのはもったいないので、各地で確認しておくように連絡を回していただきたいと思います。  それと、防災倉庫は各地域であるところとないところがあると思いますが、今回避難所になった場所と防災倉庫の関係性、位置ですね、夜に停電になった場合にちゃんと取りに行ける距離にあるのかどうか、こういうことは認知されておられるでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 議員御指摘のとおり、今回停電もございました。ただ、残念ながら配置等が不明であったため、防災倉庫へ取りに行くというふうなことまではできませんでした。  反省して、今後そういうふうなことがないように、しっかり対応できるようにしたいというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 生の現場での経験を生かして、次の防災の向上に役立てていただきたいと思います。  今回、長期の避難とはなっておりませんが、1泊していかんならんとか何泊かせんならん長期の避難となった場合の物資、避難所の機能は十分だと思いますか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 議員御指摘のとおり、今回は短期間、長い人でも夕方から翌朝までというふうな短い期間、こういうふうな場合でありましたら今回は何とかなりましたけど、それこそ西日本豪雨やこのたびの北海道胆振東部の地震のような大災害で、長期間避難所に滞在するというふうな事象になりますと、物資が十分に行き届かないというふうに想定されます。  そのことから、皆様方には、平素から個人備蓄も行っていただくような意識を持っていただくよう啓発してまいりたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それでは、そのように市民の意識の向上を促すようにお願いいたします。  それでは、災害協定についての質問に移ります。  各地にはいろいろな業者がいます。災害が起きた場合、土砂の撤去であったり、道路だけではなくて水道、電気というライフライン、復旧に向けた、復旧が起きたときの災害協定というものは業者間、また業者と行政ではどのようになっているのでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 大規模な災害の場合、行政だけではとても対応できるものではありません。県や関係自治体、関係機関と連携した受援体制の確立が不可欠であります。協定締結等による相互応援体制の整備を推進しておるところでございます。  また、災害対応については、昼夜問わず活動し事業所などを運用できる機能が必要となることから、企業単独の協定は締結しておりませんが、一部に市のために貢献したいとの申し出があることから、富山市ではそういうふうな企業のために行っている施策として、災害時等協力事業所登録制度を行っています。この制度をうまくできないかというふうなことで検討しておるところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 業者のある地域では、その会社の人たちは地域の業者という意識を持っていますので、そういうふうな登録制度をとって、何か起きたときには村を守る力を与えてあげてほしいと思います。  何もなければですけど、登録して5年ごとにありがとうの気持ちを込めて表彰するとか、災害協定を協会とやる場合は業界の加点対象になりますが、その半分だけでも登録者につけてあげるとか、また新しいつながる形をつくっていただけたらなと思います。どうでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 茶木防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(茶木隆之君) 議員御提案の地域に貢献したいというふうな企業さんで登録された企業というふうなことについては、ポイント制とか感謝状、そういうふうなものも十分検討してまいりたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) みんながつながって守り合う地域を高めていけたらというふうに思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  また、災害協定の中でもう1点、昨日の稲積議員の質問の中に、いきいき元気館は垂直避難の場所ではあるけれども、なかなか周りにそういう場所がないという話がありましたが、民間の力を災害協定という形でかりたらどうかなと。例えば、近くに公設のものがなければハッピータウンにお願いするとか、そういう考え方ってできませんかね。市長。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 例えば津波などにつきましては、津波防災避難場所というようなことで民間ビルなども対象にして、その分、例えば固定資産税を減免するといった制度もございますので、こういった水害等につきましても、場合によってはそんなことも可能ではないかというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 有事のときに逃げ惑うことのなきように、しっかりと計画をしていただきたいと思います。  それでは、復興計画。事前の復興計画について林市長にお聞きしたい、またこれを提案したいと思いますが、激甚災害、万が一の大きな災害があった場合、復興に対しての計画をもう既に準備しておけばどうかと思うんですが、林市長はどう思われますか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) いろいろこういった大きな災害が、今全国で発生している状況を見るにつけ、もしこういうことが氷見で起こったらというようなことを思うのは私も同様でございます。  こういった被災後の復興計画につきましては、通常は地域防災計画、これは予防も含めてでありますが、復興後の対応も記載をしているものでございまして、氷見市におきましては、氷見市地域防災計画の中で、地震、津波、風水害、雪害、原子力災害の災害種別ごとの災害復旧計画ということで定めているところでございます。  この計画につきましては、富山県津波シミュレーション調査の結果でありますとか、地震被害想定調査の結果も考慮いたしまして、昨年改定をしたところでございます。  しかしながら、本年、西日本豪雨でありますとか台風21号、そしてまた9月6日の北海道胆振東部地震などのような大きな災害も発生をしていることから、現在の地域防災計画では対応できないようなこともあるというふうにも考えられますので、今後、必要に応じまして地域防災計画の見直し、そして充実を図ってまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) 激甚災害が起きた後の地域に僕は何度も行っておりますが、やはり災害がおさまって国からの交付決定がされた後、みんな一斉に動き始めます。そして、1つの市だけではなく大きな範囲で被災されておるわけで、欲しいときに欲しいものが入らない、また決まってから設計図面を書く、これでは遅いと思います。  備えあれば憂いなしと市長の言葉にもありますが、そのようなものを先駆けて平常時にゴーを出したら、この設計のものを何棟分くれと言ったら、職人も材料もちゃんとそろうような、そのような計画をしておけば、氷見市民の安心・安全は高まると思うんですが、市長はそのことについてはどう思いますか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今ほどお答えしましたとおり、地域防災計画の中でそういう復興の部分につきましても、十分な記載ができるよう努力をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 10番 小清水勝則君。 ◆10番(小清水勝則君) それではよろしくお願いいたします。  準備をしておいて激甚災害がなければ一番いいんです。災害が起きたときに慌てふためくようなことのないように、大きな柱で、今、市民の災害に対しての理解が高まっているうちにしっかりとつくっておいたほうがいいのではないかという提案でございました。  私たちはこの定例会を最後に、また氷見が前に進めるかどうか、市民としっかりと議論をして結束を固めて、この議場に私たちは帰ってきたいと願っています。また、帰ってきてから、市長とともに市民と議会と前へ前へ前へ進む力強い氷見市を進めていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  終わります。 ○副議長(萩山峰人君) 以上で、市政一般に対する質問を終わります。 △議案に対する質疑 ○副議長(萩山峰人君) これより上程全案件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案の委員会付託 ○副議長(萩山峰人君) 次に、ただいま議題となっております議案第47号から議案第57号まで、平成30年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか10件は、お手元に配付してあります委員会付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。  なお、念のため申し上げます。報告第14号から報告第16号までは市長からの報告事項であり、議会の議決事項ではありません。よって、委員会付託をしませんので、御了承願います。         ───────────────────────── △決算特別委員会の設置の件 ○副議長(萩山峰人君) 次に、日程第2 決算特別委員会の設置の件を議題といたします。  お諮りいたします。議案第58号及び認定第1号から認定第3号までは、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに審査を付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(萩山峰人君) 御異議なしと認めます。よって、議案第58号及び認定第1号から認定第3号までは、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに審査を付託することに決しました。  お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員については、委員会条例第5条第1項の規定により、   1番  稲 積 佐 門 君   3番  濱 井   達 君   6番  竹 岸 秀 晃 君   7番  松 原 博 之 君   8番  上坊寺 勇 人 君   9番  山 本 克 己 君  10番  小清水 勝 則 君  12番  積 良   岳 君  14番  荻 野 信 悟 君  以上、9名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(萩山峰人君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名の諸君を、決算特別委員会の委員に選任することに決しました。  決算特別委員会正副委員長互選のため、暫時休憩します。  午後 3時20分 休憩         ─────────────────────────  午後 3時33分 再開 ○副議長(萩山峰人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に開かれました決算特別委員会において互選されました委員長及び副委員長の氏名が手元に届いておりますので、事務局長に報告させます。 ◎事務局長(坂本博之君) 御報告いたします。  決算特別委員会委員長  荻野委員     同   副委員長  松原委員  以上であります。         ───────────────────────── ○副議長(萩山峰人君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。来る25日は議事の都合により休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(萩山峰人君) 御異議なしと認めます。よって、25日は議事の都合により休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明12日から14日までは常任委員会開催のため、15日から17日までは休日のため、18日から21日までは決算特別委員会開催のため、22日から24日までは休日のため、また25日は議事の都合により、いずれも本会議を休み、26日に本会議を再開し、上程全案件の審議を行います。  なお、念のため申し上げます。各委員会の日程につきましては、9月12日産業建設委員会、9月13日厚生文教委員会、9月14日企画総務委員会、9月18日から21日までは決算特別委員会を、いずれも午前10時から委員会室において開催いたします。  本日はこれをもって散会いたします。
     午後 3時35分 散会...