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  1. 氷見市議会 2018-03-07
    平成30年 3月定例会−03月07日-01号


    取得元: 氷見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-23
    平成30年 3月定例会−03月07日-01号平成30年 3月定例会         平成30年 3 月  氷見市議会定例会会議録(第1号)       ─────────────────────────────              平成30年3月7日(水曜日)         ─────────────────────────              議  事  日  程 (第1号)   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期の決定   第3 議案第1号から議案第32号まで、平成30年度氷見市一般会計予算ほか31件及び報告第1号、報告第2号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件      (提案理由の説明)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第1号から議案第32号まで、平成30年度氷見市一般会計予算ほか31件及び報告第1号、報告第2号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件      (提案理由の説明)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)
        1番  稲 積 佐 門 君      2番  越 田 喜一郎 君     3番  濱 井   達 君      4番  萬 谷 大 作 君     5番  正 保 哲 也 君      6番  竹 岸 秀 晃 君     7番  松 原 博 之 君      8番  上坊寺 勇 人 君     9番  山 本 克 己 君     10番  小清水 勝 則 君    11番  阿字野 忠 吉 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  谷 口 貞 夫 君     16番  嶋 田   茂 君    17番  椿 原 俊 夫 君 欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    新 井 和 浩   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   前 辻 秋 男 君   市長政策都市経営戦略部長      まちづくり推進部長         藤 澤 一 興 君          山 口   優 君   総務部長  高 橋 正 明 君    市民部長  草 山 利 彦 君   建設農林水産部長           防災・危機管理監         表   良 広 君          荻 野 直 樹 君   会計管理者 澤   永貢子 君    財務課長  京 田 武 彦 君    教育委員会   教育長   山 本   晶 君    教育次長  荒 井 市 郎 君    監査委員   代表監査委員國 本 嘉 隆 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   川 崎 保 広 君         ─────────────────────────   午前10時00分 開会 △開会の宣告 ○議長(嶋田茂君) これより、平成30年3月氷見市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  出席議員は17名で、全員であります。  また、今期定例会における説明員の出席要求に対し、林市長、前辻副市長、山本教育長、國本代表監査委員及び関係管理職員の出席があります。         ───────────────────────── ○議長(嶋田茂君) これより本日の日程に入ります。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(嶋田茂君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、1番 稲積佐門君及び10番 小清水勝則君を指名いたします。         ───────────────────────── △会期の決定 ○議長(嶋田茂君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月20日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。         ───────────────────────── △議案第1号から議案第32号まで及び報告第1号、報告第2号 ○議長(嶋田茂君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第32号まで、平成30年度氷見市一般会計予算ほか31件及び報告第1号、報告第2号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件を一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(嶋田茂君) 市長から提案理由の説明を求めます。  林市長。   〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) おはようございます。  本日、氷見市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  初めに、消防本部並びに消防署における不祥事について申し上げます。  先日の新聞報道により、消防本部並びに消防署の複数の職員が、約10年前まで、ゴルフにおける賭博とみなされる行為を繰り返し行っていたとの事実が発覚いたしました。まことに不適切なことでありまして、深くおわびを申し上げます。  このことにつきましては、これまで氷見市で起きた不適切な事務処理について調査・検証を行っている第三者を含む委員会において、事実関係を確認していただいた後、改めて懲戒処分有無等を含めて厳正に対処したいと考えております。  このような事案はあってはならないことであり、今後は、議員の皆様、市民の皆様の信頼回復に向けて、全職員が一致団結して市民のための市政運営を行ってまいります。  それでは、今定例会の開催に当たり、提案いたしました平成30年度予算案及びその他の議案につきまして、その概要を述べ、あわせて市政運営について所信の一端を申し上げます。  初めに、第8次氷見市総合計画後期基本計画について申し上げます。  氷見市総合計画審議会に諮問しておりました第8次氷見市総合計画後期基本計画の策定については、去る2月7日に答申をいただいたことから、その答申内容等を踏まえ計画(案)を策定したところであります。  今回策定いたしました計画(案)には、「人口減少対策」の強化及び「人口が減少しても幸せに暮らせるまちづくり」の実現に向け、本市が抱える課題の解決に向けた政策の柱となる「氷見元気プロジェクト」を反映させるなど、必要な施策や取り組みを盛り込んでおります。  特に優先的かつ集中的に取り組む施策として、「金沢医科大学氷見市民病院におけるがんセンターの整備」や「市街地における4つの公共空地利活用の推進」などを重点施策として取り組むこととしており、平成30年度予算(案)では100事業、合計51億3,948万円を計上いたしたところであります。  一方、本市が持続的発展を図るためには財政の健全性確保は必須であり、去る2月26日には、将来にわたり本市の財政の健全性を確保していくために重要な計画である「氷見市行政改革プラン(案)」及び「氷見市公共施設再編計画(案)」が、氷見市行政改革推進市民懇話会において了承されました。  今後は、常に財政の健全性確保に留意しつつ、第8次氷見市総合計画後期基本計画を着実に実施し、氷見市の大きな成長につながる4年間となるよう取り組んでまいります。  あわせて、その円滑な推進を図るため、新たに産業振興部を創設するなど、より市民にわかりやすく、効率的で実行力のある組織・機構へと再編いたします。  次に、市街地グランドデザインについて申し上げます。  去る3月2日に開催された第4回市街地グランドデザイン検討委員会において、JR氷見駅からひみ番屋街までの市街地におけるまちづくりの方針を描き、市街地における4つの公共空地漁業文化交流センター利活用方針等を定めた「氷見まちなかグランドデザイン」が取りまとめられました。  本計画では、「氷見の人々の暮らしを豊かにし、氷見に訪れる人々を温かく迎え、それぞれの活動がまちなかで重なり合う」まちづくりを進めていくこととしております。市街地において既存資源アクセス性を踏まえた「まちなか形成軸」をにぎわい魅力づくりの骨格として位置づけるとともに、これと連携して、「ゾーンごとまちづくり」と回遊を促進する「まちなか交通システム」を展開するとの方針が示されております。  特に4つの公共空地利活用方針については、旧市民病院跡地文化施設を核とした“まちの顔となる新シンボル”として「ひみ文化交流プラザ」を、旧市役所跡地まんがをテーマにした“まちなか回遊拠点”として「氷見まんが広場」を、市民会館敷地に図書館、博物館と一体となった“水とみどりの憩い空間”として「ひみ発見館」を、そして旧朝日丘小学校跡地に小中高と連携した“総合的な子育て支援拠点”として「ひみ子育ての杜」、これら4つはいずれも仮称ではありますが、こうした施設を整備することといたしております。  なお、本計画は、今月下旬に予定をしている氷見市都市計画審議会を経て正式決定されることとなりますが、今後はこの計画の具現化を進め、お年寄りから子育て世代までが安心して豊かに住み続けられるまち、そして観光客にとっては、にぎわいと活気にあふれた魅力あるまちづくりを進めてまいります。  これらの計画のほか、教育・介護・環境・男女共同参画などの各分野の計画が新たにスタートするなど、平成30年度は、地方創生に向けてまいた種を、しっかりと芽を出させ育てていく年と考えております。  市長に就任をしてやがて1年になりますが、私の変わらぬ目標は、全国の地方創生モデルとなるようなまちづくりを推進し、子どもからお年寄りまで、みんなが幸せに暮らせる元気な氷見市をつくることであります。  今後とも初心を忘れず、本市の限りない発展と市民の幸福のために、誠心誠意、全力を尽くして市政に取り組んでまいりますので、市民の皆様の御支援と議員各位の御指導、御協力をお願いいたします。  それでは、平成30年度予算案について申し上げます。  平成30年度予算案は、急激な人口減少社会の到来に的確に対応し、本市の持続的な発展を図るため、第8次氷見市総合計画後期基本計画を基本とし、「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げる施策はもとより、将来にわたり持続可能なまちづくりを見据えた「氷見元気プロジェクト」に掲げる施策を着実に推進し、全ての予算と組織のエネルギーを「地方創生」という大命題に振り向けていくことを目標として編成いたしました。  特に、「人口減少対策」の強化及び「人口が減少しても幸せに暮らせるまちづくり」の実現のため、いのちと暮らしを守る「住みたい街」、働く場所を創出する「働きたい街」、氷見で子どもを生み育てる「育てたい街」の「氷見元気プロジェクト」については最重点施策と位置づけ、予算を優先的に配分しています。  一般会計予算規模は214億9,100万円であり、前年度6月補正後の予算と比べ1.6%の増となっています。  歳入については、市税は、個人市民税市たばこ税の減が見込まれるものの、法人市民税固定資産税の増が見込まれることから、前年度予算と同程度の収入を確保できるものと見込んでいます。  しかしながら、普通交付税は平成27年度国勢調査に基づく人口減少等が段階的に反映されることなど、前年度比4.4%の減が見込まれることから、一般財源総額が減少するため、財政調整基金を4億5,000万円取り崩すことなどにより、一般財源総額では前年対比0.6%の減少となっています。  一方、歳出については、「ストップ・ザ・少子化」のスローガンのもと、本市における合計特殊出生率の増を目指した「出生祝い制度」の創設や、小学校における外国語教育の充実など、引き続き子育て支援学校教育の充実に重点を置いた人口減少対策を重視するとともに、緊急浸水対策計画の策定や地域商品券の発行による地域内消費の拡大、新文化施設の整備などの「氷見元気プロジェクト」に掲げる事業へ重点的に予算を配分し、第8次氷見市総合計画が目指す「人 自然 食を未来につなぐ交流都市 ひみ」の実現に向け、総合的な事業展開を強力に推進していきます。  事業会計では、38億2,136万円を計上しており、水道事業会計老朽管更新事業費の増、病院事業会計老朽化したMRI装置の更新やがんセンター整備事業費が増となることから、前年度比で8.1%の増となっています。  特別会計では、139億3,195万円を計上しており、下水道特別会計下水道施設長寿命化対策事業費の増、国民健康保険特別会計は新年度からは県が財政運営責任主体となることによる減、介護保険特別会計介護サービスに係る給付費が増額となっています。  事業会計及び特別会計予算合計額177億5,331万円を加えた全会計の予算総額は392億4,431万円で、前年度比1.2%の増となるものであります。  それでは、新年度予算案に計上いたしました主な事業について、第8次氷見市総合計画後期基本計画の施策の体系に沿って御説明申し上げます。  第1は、「暮らしづくり〜便利で快適な質の高い生活ができるまち〜」であります。  初めに、「安全で安心につつまれた生活の確保」であります。  近年、活断層による地震の発生、また、これまでの想定を超える記録的な豪雨が多発していることから、これら災害への備えとして、ふれあいスポーツセンターに集中保管している備蓄品の各指定避難所への分散配置の実施や、各指定避難所において避難所表示板や災害時特設電話を設置するなど各避難所機能充実を図り、災害時における迅速な避難所の開設や、円滑な運営ができる体制を整備いたします。  また、地域防災力の強化を図るため、災害時における応急対策等について実践的かつ実効性のある総合的な防災訓練を県と共同で実施いたします。  さらに、平成29年7月の豪雨災害を受け明らかとなった浸水対策の課題に対応するため、具体的な対策の立案や実施に向けて調査・検討し、緊急浸水対策計画を策定します。また、県管理河川浸水想定区域見直しに合わせて、河川氾濫時の危険箇所避難場所避難経路などを記載した「浸水・土砂災害ハザードマップ」を作成し、災害時に住民が適確に行動できるよう、平常時の防災・減災意識の向上を図ります。  次に、「健やかで心安らかな暮らしの充実」であります。  誰もが住みなれた地域で社会的孤立をなくし、住民が互いに支え合う地域共生社会を実現するため、新たに氷見、灘浦、上庄谷、南条の4ブロックに生活支援コーディネーターを配置するとともに、コミュニティソーシャルワーカーが中心となって、福祉・医療・行政など多機関の協働による地域包括ケアシステムを、全世代・全対象で推進いたします。
     健康寿命の延伸については、「第2次氷見市ヘルスプラン21」の基本目標に掲げる「働き盛り健康増進と早世の予防」を実現するため、胃がん内視鏡検診個人負担額を一部軽減するなど、がん検診受診率向上に向けた取り組みを行います。  また、未病対策事業を実施し、地域ぐるみ健康づくり活動体制づくりを推進し、糖尿病高血圧等生活習慣病の予防や健康の保持増進の充実を図るとともに、健康寿命の延伸に向けて、健康に関する講演会スポーツ教室等への参加を促すため、その動機づけとして、ポイント制度の導入を検討し、試行的に実施いたします。  地域医療の充実については、金沢医科大学氷見市民病院において、MRI装置を更新するなど計画的に医療機器の充実を図るとともに、がんの早期発見に有効なPET−CTや、がんの治療に効果のあるリニアックを備えたがんセンターの設計に着手し、がんに対する包括的な診療体制の整備を推進してまいります。  県内各市町村が個別に運営しております国民健康保険については、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等を目的として、平成30年度からは県が財政運営責任主体となります。本市では、メタボリックシンドローム該当者の割合が高く、医療費の増加が懸念されるため、糖尿病性腎症重症化予防事業などの保健事業の実施や、本市における医療費を分析することなどにより、被保険者健康維持・増進や医療費適正化を図ります。  次に、「利便性の高い生活基盤の整備」であります。  急激な人口減少により市街地空洞化の拡大や耕作放棄地が増加する反面、能越自動車道の開通などの道路交通網の充実により、都市構造が大きく変化しています。  このことから、総合的、計画的な土地利用方針等を定め、調和のとれた土地利用を推進するため、現行の都市計画マスタープラン見直します。見直しに当たっては、的確な都市計画の運用と各種施策の展開を図るため、基礎情報を把握する都市計画基礎調査を行うとともに、4つのインターチェンジ周辺土地利活用方針等を検討いたします。  また、中心市街地を若年層から高齢者までの多世代が魅力を感じる居住環境とするとともに、市の発展を牽引する「にぎわい・交流・活力」を生み出す場所とするため、まちなか回遊性来訪者の移動の快適性向上を目指し、自家用車と公共交通等との乗りかえ基地となる「モビリティステーション」を配置するなどの新たなまちなか交通システムの構築に向けた調査・検討を行います。  次に、「自然と調和した生活空間の創造」であります。  二酸化炭素排出が少ない低炭素社会への転換を図るため、ふれあいスポーツセンターなどの公共施設の照明、空調設備の更新を民間からの提案事業を導入して行い、実行計画に基づく二酸化炭素排出削減対策を推進します。  第2は、「人づくり〜多様な人材が生き生きとかがやくまち〜」であります。  初めに、「親子の笑顔がきらめく環境の整備」であります。  次世代を担う子どもの誕生を祝福し、健やかな成長を願うとともに、子育て世帯経済的負担を軽減することによる出生数の増を目指し、新たに出生祝い事業を行い、氷見商工会議所が新たに発行する地域商品券を贈呈いたします。  また、子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠・出産・子育て期を通じて、地域の関係機関が連携して切れ目のない支援を行います。  平成29年度には第2子以降の保育料無償化や、家庭で子育て応援金制度を創設したところでありますが、平成30年度には、さらに幼稚園部門夏休み等の児童の預かり保育料無償化を拡充し、子育て世代経済的負担の軽減を図ります。  こうした子育て支援施策を実施することにより、氷見市が「子育てしやすさ日本一のモデル」になるよう努めてまいります。  次に、「「生きる力」をはぐくむ教育の充実」であります。  小中学校において、児童生徒が学ぶ意欲を高め、わかる喜びを味わえる授業を目指し、ICT機器を活用した指導力向上のための教員研修を実施するとともに、学校ICT支援員によるサポート体制を充実させます。  また、外国語教育の充実を図るため、「小中連携外国語教育ひみプラン」や「ふるさと教材英語版」を作成するとともに、小学校英語学習パートナーの派遣、外国語指導助手(ALT)の増員を行い、平成32年度改訂の新学習指導要領における外国語活動外国語科の授業を、本市では前倒しして、平成30年度から完全実施いたします。  安全で安心な魅力ある教育環境づくりにおいては、久目小学校、速川小学校及び明和小学校について、氷見市小中学校統合審議会の答申に基づき、現西部中学校校舎を活用した西部中学校との施設一体型で小中一貫教育が行える学校となるよう調査・研究してまいります。  また、老朽化が著しい学校給食センターについては、氷見市学校給食センター整備検討委員会で策定した整備計画に基づき、食物アレルギー対策や食育、防災などの機能を考慮した基本設計を策定し、氷見の子どもたちが誇りに思う学校給食ふるさとに親しみを感じ、大人になっても懐かしさがよみがえる魅力ある学校給食を提供できるよう、新学校給食センターの整備を進めます。  このほか、平成30年度から、市内小中学校夏季休業期間を5日間短縮して2学期の始まりを8月27日からとし、年間を通じてゆとりのある教育課程の編成と、児童生徒へのきめ細かな教育の充実を図ります。  次は、「学びによる豊かな人生の創造」であります。  国指定史跡大境洞窟住居跡」や「朝日貝塚」が発見されて100年、同じく国指定史跡柳田布尾山古墳」が発見されて20年、さらには大伴家持生誕1300年の節目の年であることから、それぞれ周年記念事業を開催するなど、ふるさと氷見の自然や歴史、暮らし、産業を学び、親しむ機会を充実し、ふるさと氷見に誇りと愛着を育む取り組みを推進いたします。  また、市民が芸術文化に触れる機会と活動の成果を発表する機会として、各種芸術文化事業を実施し、芸術文化の振興を図るとともに、新たな文化施設については、まちなかグランドデザインに基づき、旧市民病院跡地において公民連携により整備することから、公共施設要求水準書取りまとめ民間事業者参入可能性調査サウンディング型市場調査)を実施し、その結果を踏まえ具体的な整備計画取りまとめを行います。  第3は、「元気づくり〜みんなが集まるにぎやかで活力のあるまち〜」であります。  初めに、「氷見の食・ブランドの確立」であります。  次世代に継承すべき伝統農業生物多様性、農村・漁村文化、農業・漁場景観などの地域資源を保全し、持続的な活用を図ることを目的に、氷見市農業遺産推進協議会(仮称)を設立し、世界農業遺産及び日本農業遺産の認定に向けた取り組みを推進してまいります。あわせて、協定を締結した名城大学農学部との連携をより強化、深化させ、地方創生モデルとなるような取り組みに発展させて、産学官の連携により新たな産業の創出を図ります。  また、氷見商工会議所が実施している消費拡大プロジェクトや飲食店による食のイベント開催等に加え、新たに取り組む地域商品券事業を支援し、市内経済の好循環を促進いたします。  次に、「競争力の高い魅力ある観光都市の形成」であります。  訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致への取り組みについては、昨年8月には台湾、本年1月にはシンガポールにおいて観光プロモーションを行うなど、主に現地での情報発信関係づくりに力を注いでまいりました。平成30年度は、引き続き、台湾をはじめとするインバウンド市場における重要国・地域の関係機関との関係を深めるとともに、新たに観光事業者を対象としたおもてなし研修の実施やおもてなしの手引きを作成するなど、インバウンド受け入れ環境の充実に努めます。  また、伝統ある氷見の漁業や漁村文化に対する理解を深め、その伝承と文化的価値を高める取り組みを行うことにより、世界農業遺産へ向けた文化発信基地ともなり、将来に向けて漁業文化の発信と観光交流事業の拠点とするため、「氷見市漁業文化交流センター」の整備案具体化に向けた調査・検討を進めます。  次に、「多様で活発な交流の促進」であります。  新たに制作する氷見の魅力を伝えるプロモーション映像や、ライブカメラを設置して海越しの立山連峰映像等を発信することにより、全国的な認知度やイメージアップを目指すとともに、市民の地域への愛着や誇りの醸成につなげます。  第4は、「持続可能な自治体経営の確立〜地方分権時代に対応した自立したまち〜」であります。  初めに、「誰もが主役のまちづくりの推進」であります。  市民一人ひとりの力を生かした協働のまちづくりや、多様化する地域課題に対応していくため、新たに地域づくり協議会の運営経費に対して助成制度を設けるなど、人々のきずなを大切にした支え合いのコミュニティ活動を推進する母体となる「地域づくり協議会」を支援いたします。  また、市民自らがまちづくりを推進する機運が醸成するよう、気づきや学び合いの場を設けるとともに、市民による地域を活性化する取り組みや、自治会等が計画し、実施する施設や道路、水路の補修等の活動を支援するため、地域活力施設等整備支援事業等を拡充いたします。  次に、「スリムでわかりやすい行政の実現」であります。  平成30年度から平成33年度を計画期間とした氷見市行政改革プランに基づき、常に財政収支の均衡が図られるよう中長期的な視点に立って、氷見市公共施設再編計画との連携を図りながら、歳入の確保や歳出の見直し等に取り組みます。  次に、平成29年度3月補正予算案について申し上げます。  補正予算の規模は、一般会計で2億7,847万円の減額、水道事業会計では1,204万円の増額、病院事業会計では997万円の増額、国民健康保険など5つの特別会計で4億6,253万円の減額となっております。  一般会計では、国の補正予算を受け、経済対策として朝日山公園整備事業や担い手確保・経営強化支援事業費など6事業を計上したほか、新文化施設の建設に向けた教育文化振興基金の積み立てや事業費の確定による減額など所要の補正を行うものであります。  また、水道事業会計など7会計について、事業費の確定による減額など所要の補正を行うものであります。  次に、予算以外の議案について申し上げます。  条例関係では、「氷見市行政組織条例の全部改正について」など13件の改正、「氷見市教育委員会の職務権限の特例に関する条例」の廃止、そして、条例以外の議案では、「辺地に係る総合整備計画の策定」など2件を提案し、また、報告に関する案件として、「地方自治法第179条による専決処分」など2件を報告するものであります。  以上、提案いたしました諸案件の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重審議の上、可決並びに承認いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。         ───────────────────────── ○議長(嶋田茂君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。明8日及び9日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、8日及び9日は議案調査のため休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明8日及び9日は議案調査のため、また10日及び11日は休日のため、いずれも本会議を休み、3月12日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。  本日は、これをもって散会いたします。   午前10時40分 散会...