氷見市議会 > 2017-12-12 >
平成29年12月定例会-12月12日-03号

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  1. 氷見市議会 2017-12-12
    平成29年12月定例会-12月12日-03号


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    平成29年12月定例会-12月12日-03号平成29年12月定例会  平成29年12月 氷見市議会定例会会議録(第3号)       ─────────────────────────────             平成29年12月12日(火曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第3号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第65号から議案第76号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第4号)ほか11件及び報告第16号、報告第17号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件      (一般質問、議案質疑、委員会付託)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第65号から議案第76号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第4号)ほか11件及び報告第16号、報告第17号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件      (一般質問、議案質疑、委員会付託)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)     1番  稲 積 佐 門 君      2番  越 田 喜一郎 君     3番  濱 井   達 君      4番  萬 谷 大 作 君     5番  正 保 哲 也 君      6番  竹 岸 秀 晃 君     7番  松 原 博 之 君      8番  上坊寺 勇 人 君
        9番  山 本 克 己 君     10番  小清水 勝 則 君    11番  阿字野 忠 吉 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  谷 口 貞 夫 君     16番  嶋 田   茂 君    17番  椿 原 俊 夫 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    新 井 和 浩   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   前 辻 秋 男 君   市長政策・都市経営戦略部長      まちづくり推進部長         藤 澤 一 興 君          山 口   優 君   総務部長  高 橋 正 明 君    市民部長  草 山 利 彦 君   建設農林水産部長           防災・危機管理監         表   良 広 君          荻 野 直 樹 君   会計管理者 澤   永貢子 君    財務課長  京 田 武 彦 君    教育委員会   教育長   山 本   晶 君    教育次長  荒 井 市 郎 君    監査委員   代表監査委員國 本 嘉 隆 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   川 崎 保 広 君         ─────────────────────────   午前10時00分 開議 ○議長(嶋田茂君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第65号から議案第76号まで及び報告第16号、報告第17号 ○議長(嶋田茂君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第65号から議案第76号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第4号)ほか11件及び報告第16号、報告第17号、地方自治法第179条による専決処分についてほか1件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(嶋田茂君) 市政一般に対する質問を継続いたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  8番 上坊寺勇人君。   〔8番 上坊寺勇人君 登壇〕 ◆8番(上坊寺勇人君) 皆さん、おはようございます。自民同志会の上坊寺でございます。本日はよろしくお願いを申し上げます。  まずもって、市長におかれましては、新聞に掲載の市長スケジュールを拝見しておりましても、他の市町村長に比べてとりわけスケジュールの多さに感心をしております。  また、海外における観光活動や先日の神戸での氷見のアスナロの木による世界一のクリスマスツリープロジェクト等、国内、海外と精力的に動いておられますが、氷見市におきましても、農業分野に秀でている名城大学農学部との連携等の協定により、農林水産業の活性化とその担い手となる人材の育成に向けての取り組みや、中山間地の多い氷見市において、急速な少子高齢化や過疎化による路線バスの廃止や地域の商店街の閉鎖等による買い物弱者に対応するための買い物支援サービスの導入等、市街地、中山間地と、きめ細かいところまで目が行き届いていると市民の皆さんは感じております。中山間地に居住する自分にとりましても、従来にはなかった中山間地への思いやりが感じられて大変うれしい思いでございます。  それでは、市政全般について質問をしたいと思います。  まず、潮風ギャラリーについて山口まちづくり推進部長に質問をします。  早いものでして、同館は平成19年10月に開館し、はや10年が過ぎました。その間、入館者数も順調に推移中とお聞きしております。  今年は10周年の記念事業として、10月1日から11月30日までの宝探しラリー「忍者ハットリくん 氷見に隠された秘宝」や、藤子スタジオの松村社長とコラムニストブルボン小林氏による記念式典、記念トークイベント、さらには10月7日からの忍者ハットリくん、怪物くんの傑作選の展示が行われましたが、最初の質問はその記念事業の来館者数等の状況を伺います。  そして、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選定されるなど大変うれしいことがありましたが、そういうこともありまして、これからは、国内外から来館者が増加すれば氷見の観光の活性化に大きく貢献するものと期待できるところであります。  また一方で、1つの例として、現在の名称であります、「氷見市潮風ギャラリー藤子不二雄Aアートコレクション)」となっておりますが、藤子不二雄Aを前面に出すことによってアピール度の強化にもつながると思います。  それでは、もう1点の質問としまして、これからの潮風ギャラリーの展望についても山口まちづくり推進部長に質問いたします。  続きまして、市内の運動施設の整備につきまして山口まちづくり推進部長に質問します。  前回の9月定例会におきましても我々自民同志会の稲積議員から質問がありましたが、その1つに天狗林健康広場の整備が挙げられました。  現地では、氷見市からのテニスコートの改修につきましてはあまり支援が望めないという空気がある中で、現在も中学生、高校生の部活動をはじめ利用者のために、スタッフの方々が御自分の手でコートを継ぎはぎし補修をしながら何とか持ちこたえているという現状にあります。そして、何とか中山間地の中で数少ないにぎわいのある場所を維持していきたいという気持ちから、先ほど申し上げましたテニスコートの補修や手づくりのパークゴルフ場の造成等を考えている現状にあります。何とか天狗林の整備に力をかしてほしいという思いであります。  山口まちづくり推進部長の9月の議会の答弁によりますと、そのあり方については、地元の皆さんと協議をしながら決定をしていく必要があるとなっておりますので、今後の協議のスケジュール等についてお伺いします。  2つ目の質問ですが、大浦の氷見運動公園全体としての整備について質問をします。  現在の状況を見てみますと、陸上競技場は全く使われていない状況であります。また、先般の大雨による水害では、ポンプ室をつくったにもかかわらず相撲場の土俵が浸水する事故が発生しました。  大浦運動公園全体の整備計画もある中で、いま一度本当に大浦でいいのか、それとも、全部か一部かは別としまして、軟弱な地盤の現在地から地盤の安定した場所への対応も選択肢の中にあるのではないかと思います。  それでは、スポーツ振興計画はまとまったと聞いておりますが、それを踏まえて、大浦の氷見運動公園がどのような方向に進んでいくのかを山口まちづくり推進部長に伺います。  続きまして、生活路線バスの整備につきましても山口まちづくり推進部長に伺います。  私は、生活路線バスの必要理由として、特に高齢者の足としてマイカーにかわるもの、または高校生の通学の足としての役割が大変大きいと思います。  最近は、高齢者のマイカーの事故が多発の傾向にありますが、特に中山間地におきましては、高齢者にとってマイカーが足がわりとなっている現状であります。  生活をしていく上でマイカーは絶対に必要でありますので、高齢となってマイカーの運転が危険とわかっていても、マイカーに頼らざるを得ないため、免許の返納が遅れてしまい、高齢者のマイカーの事故増加につながっているといった側面があると思います。しかし、いずれ運転ができなくなった場合には生活路線バスに頼らざるを得ない状況にあります。  また一方で、路線バスは従来から高校生の通学の足ともなっておりますが、最近では、高岡坪池線の加越能バスの廃止にかわりまして導入されました久目バスにつきましては氷見高校まで運行されており、高校生にも大変好評であります。そういう面からも、生活路線バスの維持やそれにかわるNPOバスは必要であります。  一方では、NPOバスの運営につきましては、ある程度の採算性を確保できないと存続は不可能であります。採算性をクリアするには、何よりも一定の乗車率を確保する必要がありますが、そのためには、先ほども申し上げました交通弱者だけではなく、例えば利用者の中には、広く市民全体や市外からの来訪者も利用できるようにする、また、現在数社あるNPOバスの体系を整理すること、便数の増加の対策を考えることなどを考えていく段階ではないかと思われます。  それでは、加越能バスから提示されております論田循環線、三尾線の運行の交渉の状況、それと3月以降の現行加越能バスはどうなるのか、その方向性と三尾線、論田循環線の沿線の方々の地域の勉強会やアンケート調査の結果について質問いたします。  続きまして、統合校につきまして山本教育長に質問します。  氷見市におきましては、氷見市小中学校将来計画が策定以来、各小中学校の統合がありました。これからも明和、速川、久目小学校の統合が予定されておりますが、今後、少子化が進行して市内小中学校の再編統合が予想される中、過去に統合のあった小中学校の統合の後の経過につきまして、検証の意味合いからも、また今後、氷見市におきまして予定されている統合に生かしていくためにも、統合の後の生徒の学力については最も気になるところではありますが、まずもっては、市長の提案理由説明の中でも教育環境の充実について説明のありましたように、市内全小中学校に電子黒板及びタブレットパソコンの整備が10月に完成し、これらを活用した授業により小学生、中学生の学力の向上に大きな効果が見込まれるとのことでありますので、大いに期待をしたいと思います。  一方で、何よりも気になる統合の後の生徒の学校生活の現状と保護者の方々からどのような御意見があったのか、または苦情等があればどのような苦情があったのかについて質問をいたします。  続きまして、今年度の市内の除雪の体制について表建設農林水産部長に質問いたします。  これにつきましても市長の提案理由説明にありましたが、除雪の距離や機械につきましてはほぼ例年どおりとなっておりますが、降雪量につきましては、富山県地方におきましては昨年と一昨年は少なめに推移してまいりましたが、今年度はラニーニャ現象で寒くなり、例年並みからやや多めと、そのような情報も聞いております。  少なめの年であっても、近年の県内の雪の降り方の特徴といたしまして、時間的には短期集中で地域的には局地的になってきておりまして、その結果、ものすごい大雪になる傾向であります。  重機で作業をするオペレーターにとりましては、本来、平均的に長い時間降ってくれたほうがオペレーターの身体的にはどれほど助かるかということは言うまでもありませんが、天候につきましてはそういうわけにはいかない現状にあります。  オペレーターは、ひどい場合には、大雪が降って朝から晩まで作業をして帰宅し、その間も雪が降り続いておった場合に、休む間もなく、家に帰ってもすぐ出動するということもあります。そういう場合に、ふだん健康であっても、集中的な重労働により一挙に負荷がかかれば、突発的に健康を害する懸念は十分に考えられます。  オペレーターはただ運転しているだけではありません。オペレーターというのは、氷見市民の安全と生活の道路を確保しなければいけないという使命感で作業をしているわけであります。  また、ほかの市では、天気予報で積雪のおそれがある場合には、幾らかでもオペレーターの時間や生活を拘束する意味合いからも待機料を支給するところもありますが、氷見市におきましてはそういうものはありません。そういう厳しい条件のもと業務に邁進しているわけであります。  一方で、市内のオペレーター事情につきましては高齢化が進行しておりまして、人数的には慢性的に不足している状況にあります。  市内オペレーターにつきましては、個人契約もありますが、多くは建設会社との契約でオペレーターを確保している状況でもあります。建設会社と安定的に契約を継続することも、中長期的なオペレーターの確保につながっていくものであると考えます。  一方で、冬期の除雪に関しましては、建設会社との契約が減少傾向の中、建設業界を活性化するためにも、年間を通して安定的な平均的な公共工事発注の御配慮をお願いしたいと思います。  そこで質問でありますが、1つ目に、特に集中的大雪の場合に、大変厳しい労働環境のもと、オペレーターの安全、ひいては無事故につながる健康管理について、2つ目につきましては、オペレーターが慢性的に不足している中で、安定的にオペレーターを確保するにはどうすればいいのか、その対策について質問をいたします。  最後の質問でございますが、野生動物被害対策について表建設農林水産部長に質問をします。  今や被害の規模や状況から見て、氷見市全体の大きな問題として膨れ上がっております。最近では、イノシシや熊、ハクビシンに加えまして、阿尾のほうでは猿が発見されております。  とりわけ氷見市におきましては、被害の大きいものはイノシシであることは皆さん御存じのとおりでございますが、従来は中山間地中心に出没をしておりましたが、最近では、先日、京都の市街地にイノシシが出没し中学校に入り込んできたニュースもありましたが、氷見市におきましても例外ではなく、市街地に近いところに出没をしております。  私も野生動物の対策につきましては、主に個体数の減少や捕獲の方法について質問をしてまいりましたが、確かに個体数の削減にはおり等による捕獲も必要であります。それにつきましては、現状、氷見市におきましては、市民の皆さんの協力もあり、捕獲数は常に県内でトップを継続しております。  それでもなお、市内のどこへ行っても、田畑やのり面、道路等の激しい損壊の状況から見ても、イノシシの頭数は減っているとは思えません。反対に以前より増加しているようにも感じられます。  イノシシは妊娠率が100%、1回の出産頭数は5頭以上であることからも、とってもとっても減らないというイタチごっこの現状にあるのではないかと思います。  ここはしっかり当局の指導のとおり、基本的な人間の生活の残渣や果樹の残渣等を排除し、茂みや草むらを刈り取るなどの野生動物を人間の生活圏に寄せつけない方法が有効であることは、いろいろな講義とか講習会で勉強してまいりましたので、これからは個体数の減少を目的とした捕獲と並行しまして、野生動物を人間の生活圏に寄せつけないような取り組みの強化が重要であると思います。  そこで質問でございますが、野生動物被害対策につきまして、被害の状況と残渣の排除や茂み、草むらの刈り取りに取り組んでいる集落環境管理の状況につきましてお尋ねをしまして、私の質問を終わります。 ○議長(嶋田茂君) 初めに、潮風ギャラリーの運営状況について、市内運動施設の整備について及び生活路線バスの維持について答弁を求めます。  山口まちづくり推進部長。   〔まちづくり推進部長 山口 優君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(山口優君) まず、潮風ギャラリーの運営状況についてお答えいたします。  潮風ギャラリーが平成19年10月14日の開館から10周年を迎えたことから、本年10月から11月にかけてその記念事業を実施いたしました。  10月1日から11月30日までの2カ月間にわたり、宝探しラリー「忍者ハットリくん 氷見に隠された秘宝」を開催いたしましたところ、ひみ番屋街やJR氷見駅を起点に、多くの観光客や親子連れなど1万人を超える方々が、まちなかの「氷見市 藤子不二雄Aまんがワールド」の散策を楽しんでおられました。  10月6日には、いきいき元気館におきまして、藤子スタジオ等から来賓をお迎えし開館10周年の記念式典を開催いたしました。先生と親交の深いコラムニストブルボン小林氏、この方は芥川賞作家の長嶋有先生のペンネームでございますが、この方による記念トークイベントを「藤子不二雄A発見!~藤子不二雄A漫画の自立する主人公たち~」と題して開催し、好評を得たところでございます。  10月7日には、ギャラリー1階に忍者ハットリくんや怪物くんの傑作選などの複製原画33点を新たに展示いたしました。このほか、英語版パンフレットの新規制作や5種類のデザインの市内限定ポストカードも販売開始いたしたところでございます。  これらの記念事業の実施により、10月と11月の2カ月間の入館者数は前年同期比33.0%増の3,210人となっております。  また、平成28年4月に指定管理者が北日本新聞社に交代し、昨年度の入館者は前年比18.9%増の1万8,359人となり、過去最高を記録しました。  今年度の11月末時点での入館者数は、週末に悪天候が重なったにもかかわらず前年比5.4%の増となっており、過去最高であった昨年度記録の更新が期待できる状況となっております。
     今後もさらなる入館者増に向けて、新イベントの企画や藤子Aまんがの魅力発信に努めてまいります。  次に、市内運動施設の整備についてお答えいたします。  氷見市内には、ふれあいスポーツセンターをはじめとする基幹スポーツ施設が4カ所ございます。その中の1つである氷見運動公園は昭和47年に整備され、野球場、テニスコートパークゴルフ場、相撲場などの施設が整備されている運動公園であります。  この運動公園は、設置後40年程度経過する中、各施設の老朽化が顕著になっていることから、平成25年度には公園長寿命化計画の検討を行い、野球場、テニスコート等の永続的な視点を持って長寿命化を図る計画としております。  また、平成29年度から平成33年度を対象とした氷見市スポーツ推進計画においては、その中で運動施設の再配置整備の基本方針を定めており、中でも基幹スポーツ施設である氷見運動公園の再整備が位置づけられております。  このことを踏まえまして、今年度は氷見運動公園の再生整備の具体的な計画の策定を進めており、11月30日に関係するスポーツ団体との第1回目の意見交換会を行っており、問題、課題の整理をしております。  来年1月には第2回目の意見交換会を予定しており、各運動施設の整備内容、配置場所の検討等について協議を行う予定としております。  2月末には各運動施設の整備スケジュールを検討し、3月末には氷見運動公園再生整備計画を策定する予定としております。  次に、天狗林健康広場についてでありますが、地区の皆様には日ごろからきめ細かい維持保全に努めていただいており、整備後20年以上たった現在でも利用される方々からは好評をいただいております。これもひとえに、地区の皆様の御尽力のたまものだと深く感謝しております。  昨年取りまとめられました氷見市スポーツ推進計画では、テニスコートにつきましては将来的に氷見運動公園に集約することとしておりますが、この天狗林健康広場テニスコートの利用状況や今後のあり方につきましては、引き続きどのようにすべきかということも協議させていただくところでありまして、まとまり次第、皆様方に御意見を賜る機会を設けたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、生活路線バスの維持についてお答えいたします。  まず、三尾線、論田循環線沿線地域のアンケート結果について申し上げます。  回収率は74.8%と、皆様の関心は高いものがあります。  自動車運転免許は、20代から60代の男女及び70代の男性の約90%が持っておられます。  自家用車は、20代から60代の男女及び70代の男性の約85%が持っておられます。  バスがなくなったら外出の際に利用しているので大変困るという方が約4%。  公共交通については、過半数の方が守っていかなければならないと感じておられます。  当地区の公共交通を守るために協力的な方が多い。  NPOバス等を運営することとなった場合、それを運営するためには協力をするという方が多いという状況でございます。  次に、現在運行されております三尾線、論田循環線につきましては、正式には発表されておりませんが、道路運送法の規定に基づき事務手続を進めておられ、来年の3月末にて廃止になる可能性が高いと思われます。  今後の移動手段への切りかえにつきましては、現在、速川地区、明和地区、上庄地区の代表の方々との協議を終えております。また、各地区での大字レベルでの代表者会議も終了しておりまして、今後は、上庄谷地域一帯NPOバスを運営していただく方向で、大字レベルでの協議、決定をしていただくこととなっております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、統合校について答弁を求めます。  山本教育長。   〔教育長 山本 晶君 登壇〕 ◎教育長(山本晶君) 児童生徒のよりよい教育環境を整備するための学校統合につきましては、議員から御指摘がありましたように、全市的、中長期的視点に立って策定された氷見市小中学校将来計画に従って進めてまいりました。その結果、小学校は12校、中学校は5校となっております。  過去の統合におきましては、保護者や地域住民の皆様と何度も話し合い、施設整備の内容やスクールバスなどの登下校対策、通学路の安全対策、事前の児童生徒の交流活動等について十分な協議をして進めてまいりました。  いずれの統合校でも、保護者や地域住民の皆様の御理解や御協力のおかげで、子どもたちは新たな環境に適応し充実した学校生活を送っているものと見ております。  統合校では、集団活動や学習活動、学校行事等がそれぞれ活性化するなど、さまざまな面で教育効果が向上しております。  具体的には、児童生徒が増加したことにより、協力し合ったり、議論を深めたり、競い合ったりするなど、相互に刺激し合う場面が増えました。また、学級数及び教職員数が増えたことにより、児童生徒の習熟度や興味、関心に応じた指導ができるようになりました。さらに、運動会や学習発表会などの学校行事をより多くの人数で実施できるようになったことにより、互いに励まし合ったり鑑賞し合ったりすることができるようになりました。  統合前の学校が大切にしてきたことを新たな学校でも継続するなど、地域の伝統や特色を生かした活動も展開されております。  私たち教育委員会職員も統合校に行き、運動会や学習発表会、卒業式等の学校行事あるいは授業や休み時間等の様子などを見ておりますが、子どもたちの生き生きとした表情や態度から、子どもたちにとってよりよい教育環境が実現しているものと感じております。 ○議長(嶋田茂君) 次に、冬期除雪体制について及び野生動物被害対策について答弁を求めます。  表建設農林水産部長。   〔建設農林水産部長 表 良広君 登壇〕 ◎建設農林水産部長(表良広君) 氷見市ではこの冬の道路除雪について、除雪機械を1台増やし総数159台とし、よりきめ細かく迅速に対応することとしております。  今シーズンは例年になく雪の訪れが早く、まだ平場での出動はありませんが、山手の自主判断地域では今シーズン既に出動しております。  議員御指摘のように、突発的な大雪や連日の降雪により除雪業務が長期化した場合、オペレーターの疲労から来る事故の発生等が懸念されますことから、業務の合間に少しでも休憩時間が取れるようにこれまでも配慮しております。  除雪作業が連続しますと肉体的、精神的に負担が大きいことから、オペレーターの疲労回復など健康管理に対する配慮がより重要で、市民の皆様にも御理解をお願いするところであります。  対策といたしましては、オペレーターの増員や機械力の増強などが考えられますが、若者の建設業離れや早朝、深夜という業務の特殊性から、新規のオペレーターの確保についてはなかなか難しいものと認識しております。  そういう中、市においては、除雪作業を地域貢献、公共性が高い業務であるなどのことから、長年従事されてきたオペレーターの方々を市政功労者として表彰するなど、貴重な人材と位置づけております。  今後、安定的なオペレーターを確保するため、建設会社との継続的な除雪契約の締結を行うことや、農林業等の異業種からの参入、意欲ある個人の発掘などに努めてまいりたいと考えております。  また、現在、地域ぐるみ除排雪実施16地域に除雪車を配置し、自主的に除雪を行っていただいております。今後このような取り組みを増やしたり、これらの地域同士が連携した除雪を行うことでオペレーターの受け持ちを軽くするなどの対策についても検討してまいりたいと考えております。  次に、野生動物被害対策についてお答えいたします。  本市のイノシシによる農作物被害金額は、平成24年度の998万円をピークに平成28年度では156万円と年々減少しております。  今年度の被害額については、水稲とハトムギを中心に150万円前後となる見込みで、ほぼ横ばいといった状況であります。  イノシシによる農作物被害防止対策は、1番にクリや柿などの放任果樹の伐採、収穫残渣等の適正処分等による餌の排除、また農地周辺のやぶや竹林の刈り払いなどを行い、すみか・隠れ家の排除による集落環境管理、2番に侵入防止柵の適正な設置・管理による被害防止、そして3番目に集落に近づく加害個体の捕獲を行う、この3本柱で進めております。  昨年度から、イノシシの餌や隠れ家をなくす集落環境管理を論田、坪池、胡桃の3集落が集落ぐるみで取り組んでおられ、係る経費についても市が補助しております。  この集落環境整備事業に取り組むには、放任果樹の伐採や竹やぶの刈り払う場所などイノシシ対策について集落でよく話し合い、集落全体での合意が必要であります。その結果、この取り組みを通じて集落内における話し合いが増え、徐々に希薄となりつつあった地域のコミュニティーの再生にも寄与し、地域づくりのモデルになるものとも期待しております。  また、今年度新たにため池や道路のり面などの掘り起こし被害が多くなっていることから、国において鳥獣害対策を研究している西日本農業研究センターに委託して、その対策について調査研究を行っているところであります。  以上であります。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) それでは、再質問に入らせていただきます。  まず潮風ギャラリーにつきまして、山口まちづくり推進部長に質問いたします。  答弁にもありましたが、毎年順調に来館者が増加しておりまして、また一方で、記念事業をすれば、前年同月比33%ですか、増加しておりまして、大盛況であると私は思っております。  また答弁でも、今後もさらなるイベントの企画や藤子不二雄Aさんのまんがの魅力発信に努めるとなってまいりますと、これからますます入館者が増加すると期待が持てるわけでありますが、もともと現在のあそこのギャラリーにつきましては北陸銀行の氷見北支店があったところでありまして、銀行の店舗をギャラリーに改装したわけでありますが、現在の建物のスペースでは狭いとかそういう問題点はないのか、またこれから入館者数が増加していった場合にそれに対応できるのかどうかを山口まちづくり推進部長に伺います。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 現在の展示スペースですが、約250平方メートルございます。それにつきまして、展示内容を考えると今の面積は適切であるというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) ありがとうございます。  同じく、現地につきましては銀行でありましたので、駐車場について質問しますが、氷見市の地域の特性上、どうしてもマイカーでの来館者が多いと思いますが、先ほども申し上げましたとおり、もともと銀行の支店でありますので、駐車スペースが4台、5台しかないと思うんですが、現状、その駐車場につきましては十分な面積が取れているのかどうか、またこれから先、来館者が増えてくるとすれば、その駐車場の問題は発生しないのかどうかについて、同じく山口まちづくり推進部長に質問をします。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 現在の駐車場、仰せのように5台後ろのほうにございます。ちょっとわかりにくいところで、なかなかとめにくいとも思っておりますが、一応5台ございます。  ただ、今後入館者が増えた場合、御利用いただく駐車場といたしまして、旧市役所跡地の駐車場等を御利用いただきたいというふうに思っております。  あそこから潮風ギャラリーまでですと大体150メートルぐらいということで、二、三分で歩けるということ、それとまた、まちなかも散策をしていただきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) ありがとうございます。  今ほど申し上げました建物のスペースと駐車場のスペース、これが両方とももっといいものに完成して改善されれば、これからもっと来館者数の増加につながっていくのではないかというふうに考えますが、その辺の見解を山口まちづくり推進部長にお聞きします。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 入館者の増につきましては、ハードの整備はもちろんですが、ソフトの充実も重要であると考えております。  現在の増加は、展示やイベント等の企画を強化しているということから発生していると考えまして、現在、市街地グランドデザイン検討委員会におきましても、まんがを生かしたまちづくりの拡充が提案されております。  その中では、このギャラリーだけでなく、まち全体もまんがワールドとして活用していけばどうかという提言もありますので、魅力あるギャラリーづくりを今後とも藤子スタジオとか小学館プロダクションと協議しながら、あと指定管理者の北日本新聞社さんとも力を合わせて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) ありがとうございました。  現在の場所でもってこれからますます入館者が増えていきますと、そしてまた潮風ギャラリーが発展することは、収容能力的に問題があれば、また新しい場所への移転等も考えた上で、潮風ギャラリーの発展が氷見市の観光の発展に貢献するようにお願いをしたいと思います。  ところで、市長は先日、まんがを生かしたまちづくりの先進地であります鳥取県の名探偵コナンの北栄町と、ゲゲゲの鬼太郎で有名な境港市に視察に行ってこられたと聞いております。  それぞれどのような取り組みをされてどのような効果があったのか、また実際にその現場で見聞された今回の視察を今後どのように氷見市のまちづくりに生かしていこうと考えていらっしゃるのかを林市長に質問いたします。 ○議長(嶋田茂君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今月の2日の晩に神戸で「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」の点灯式がございまして、その後、3日の日曜から4日にかけまして、まんが王国づくりを推進しております鳥取県を訪れまして、まんがを生かしたまちづくりを視察してまいりました。  3日の午前には、名探偵コナンの青山剛昌先生のふるさとであります北栄町というところへ伺ってまいりました。  この北栄町からは、先月の28日に、まんがのまちづくりを進める市民グループの「北栄マンガ寺子屋倶楽部」の御一行の八、九名の方が氷見市を訪れまして、その際、まんがを生かしたまちづくりについて私も意見交換をさせていただきました。  この北栄町は鳥取駅からJR山陰線で1時間半ほど西側のほうにありまして、由良駅という駅が北栄町の玄関口でございます。駅構内には多数のコナンの装飾が施されておりますし、駅を出ますと、振り返ってみますと、愛称「コナン駅」ということで、由良駅の看板の表に大きく「コナン駅」という大きな看板がかかっておりました。  また、駅前広場へ出てみますと、駅の前には高岡でつくられたコナンのブロンズ像も展示をされているという状況でありました。  このコナンのまちづくりを進めている北栄町には青山剛昌ふるさと館というのがございまして、これも「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選定をされているわけでありますが、このコナン駅からふるさと館まで1.4キロメートルが「コナン通り」というふうに名づけられておりまして、その道路にはコナンの像やコナンの家、コナン百貨店といったような店舗などがありまして、また大きな川には、由良川でありますが、「コナン大橋」という名前の橋がかかっておりまして、高欄や親柱にキャラクター像であるとかパネルが設置されておるということで、本当にまち全体でコナンを生かしたまちづくりを進めておったわけでございます。  このふるさと館では、松本町長さんをはじめ寺子屋倶楽部の皆さんと、またまんがを生かしたまちづくりについて連携を深めていこうということで意見交換をして一致をしたところでございます。  このふるさと館は、大きさが潮風ギャラリーの4倍ほどの非常に大きいものでございまして、入館者数は潮風ギャラリーの約6倍の11万人ということでございました。  午後からは、今度はJRでゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生のふるさと境港市へ移動いたしまして、境港市へはJR境線というのがありまして、これはラッピングされた鬼太郎列車とかねずみ男列車というものが走っておりまして、途中16の駅には全て妖怪の名前が愛称としてつけられておりまして、社内には妖怪のキャラクターの声優での車内アナウンスがあるということでございます。  この境港駅をおりますと800メートルの水木しげるロードというのがありまして、そこにつきましては、800メートル先の水木しげる記念館というところへ通じる道路でありますが、年間これまで200万人の方が訪れるということでありますので、やはりもう少しにぎわいを出そうということで、2車線ありました道路を一方通行にして片側1車線として歩道を広くする、そんな工事を現在行っている状況でございました。  この水木しげる記念館につきましては、館長さんに案内をしていただきまして、ここも入館者数は約20万人ということで、市営のギャラリーとしては珍しく運営費を入館料収入が大きく上回るということで、優良施設というふうに言っておられたところでございます。  次の4日午前中には境港市役所を訪問して、中村市長さん等からもお話を伺いました。この水木ロードを始める前は、妖怪を置くということについて気持ちが悪いとかといったような話でありましたけれども、平成5年に23体の妖怪のブロンズ像を置いてスタートして、水木しげるロードをやる前シャッター通りであったものが年間200万人も訪れるということで、現在ほとんどのお店が開店をして、お店屋さんとか記念品あるいはグッズといったようににぎわっておるということでございまして、妖怪の像も最近では寄附を募って現在174体が設置されるということで、まち全体で進められておりました。  こんなことを見てきたわけでございますけれども、こうしたまち全体としてまんがを生かしたまちづくり、本当にまちの宝という形でありまして、このまちづくりの必要性あるいは効果を実感してまいりました。  現在、氷見市におきましても、市街地グランドデザイン検討委員会の中でまんがを生かしたまちづくりが提案されております。そんな中で、氷見市におけるさらなるまんがを生かしたまちづくりをどのように進めていくか、今後、庁内の中で組織横断的にプロジェクトチームをつくりまして検討するなど、積極的に取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) ぜひとも鳥取県の好事例を氷見市のほうに生かしてほしいと思います。  続きまして、生活路線バスの維持につきまして山口まちづくり推進部長に質問いたします。  生活路線バスの維持について、現行の論田循環線と三尾線はまだ正式には廃線の決定はしていないと思いますが、具体的に加越能バスの運行がなくなった場合、その後の生活路線の維持につきましてどのようにお考えか、山口まちづくり推進部長の見解を伺います。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 答弁の中でも少し触れさせていただきましたが、今、地域のほうでNPOバスの運営をしていただくという方向で検討いただいておりますが、最終的に決定していただければしっかりとした協議に入っていくわけなんですが、合意がなされますれば、来年4月にNPO法人を設立して、10月からバスの運行を目指したいというふうに考えております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。
    ◆8番(上坊寺勇人君) 答弁にもありましたが、アンケートの結果はいろいろ聞いておりますが、もしも3月末で廃止になって4月1日からNPOバスの運行開始が間に合わないといった場合に、4月1日から実際に運行されるまでの間の対策はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) これはあくまでも1つの方法としてということで申し上げますが、4月から9月までの間の三尾線、論田循環線の代替方法ということになりますが、その間は、現在運行しておられますNPOバスの久目線、その久目線を基幹路線としてかえになっていただきまして、旧三尾線の三尾から小久米、旧論田循環線の論田から谷屋までの間を、地域で組合等をつくっていただきまして、タクシー会社と運行契約をしていただいた上で、その運賃の一部及び事務費相当額を補助という1つの方法を考えておるところでございます。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) 困る人が一人でもいらっしゃれば、行政は知らん顔をするわけにはいかないと思いますので、市民の生活を守る意味でも十分な対応をお願いしたいと思います。  続きまして、統合校につきまして山本教育長に質問いたします。  質問でもお話ししましたが、氷見市におきましては以前から小中学校の統合を繰り返してまいりましたが、氷見市の小中学校の学力につきましては、新聞紙上で拝見しておりますと、全国平均、県内平均よりは上ではあると思いますが、もしも伸び悩んでいるとすれば、統合が学力の向上にマイナスの影響が及ぼさないように、一方では県内屈指のICT、電子黒板の導入が実現しましたので、これからの小中学校の統合に当たりまして、統合しても学力が向上するような統合をお願いしたいと思います。  そこで質問でございますが、先ほどの質問でもお話ししましたが、氷見市は従来から数回、小学校、中学校の統合を繰り返してまいりましたが、そういった中で、全国的に見た学力のレベルといいますか、県内的に見た学力の状況を山本教育長に質問いたします。 ○議長(嶋田茂君) 山本教育長。 ◎教育長(山本晶君) 今年度の全国学力・学習状況調査によりますと、氷見市の小中学生の平均解答率は国語、算数、数学とも全国平均以上でした。県平均との比較では、小学6年は下回りましたが、昨年よりその差は縮まりました。中学3年は、国語は下回りましたが数学は上回っております。  ただ、学校規模が小さくなりますと、何人かの結果によって平均解答率というのは年ごとに上がったり下がったりいたします。したがいまして、小規模の学校ではこういう平均解答率云々ではなくて、一人ひとりの児童生徒が県平均、全国平均と比べてどうであるかということを見るように学校にはお願いをしております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) ありがとうございます。  質問でも申し上げましたが、今、明和、速川、久目も、統合に関しましては、実際に御父兄の方、PTAの方から、特に少人数の教室の方、複式学級の御父兄さんからは、自分の子どもにつきましては適切な人数の中で教育をしてほしいという声が大変強い現状にあります。また、子どものやりたい部活動ができないもんだから悩んでいると、何とかしてくれと。  本当によい統合であれば前倒しの統合を希望する声が大変多いわけでありますが、今申し上げました明和、速川、久目の統合につきましての審議会の進捗状況を質問いたします。 ○議長(嶋田茂君) 山本教育長。 ◎教育長(山本晶君) 久目小学校、速川小学校及び明和小学校の今後のあり方について諮問しました氷見市小中学校統合審議会は、これまでに3回開催しました。  それとは別に、11月10日には、委員の方、15名いらっしゃるんですが、うち9名の方に参加していただきまして、小中一貫校の岐阜県白川村の白川郷学園を視察しております。  現在、最終方針の取りまとめが行われており、近く答申をいただけるものと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) 3校が統合してもそんなに大きな小学校はできませんが、先ほど山本教育長もおっしゃいましたが、小さい小学校でも、地域の特性を生かした魅力のある、特色のある学校になるようにしたいと答弁がございましたが、実際にこの3校がもし統合した場合に、どのような学校の姿態になるのかを山本教育長に伺います。 ○議長(嶋田茂君) 山本教育長。 ◎教育長(山本晶君) 先ほど申し上げましたように、最終的な答申はこの後いただくことになっておりますが、これまでの審議会では、魅力ある教育を推進するために、小中一貫教育に関する協議が数多く行われました。  統合校の特色につきましては、この後いただきます審議会の答申を踏まえ、地域の皆様、それからそれぞれの学校の願い等も考慮して具体的な検討を進めてまいります。  議員から御指摘をいただきましたが、これまでの統合校の成果などを十分に踏まえまして、子どもたち、それから地域の皆様方に喜んでもらえる学校の実現に努めてまいります。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) よい統合であれば、早く方向性を出して、早期の統合が実現するようにお願いを申し上げます。  続きまして、除雪につきまして表建設農林水産部長に質問いたします。  現状は、議員に対しましては市民の皆さんからいろいろ質問があるんですが、除雪の時間的な遅れ、出勤時間に間に合わないとか、そのようないろんな苦情があるわけでございます。  また一方で、除雪車がいつ来てくれるのか全くわからないというふうな時間的なもどかしさを感じているというような、市民の皆さんからも強い要望、意見があるわけですが、これについてはどのように認識されているでしょうか。表建設農林水産部長に質問します。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 議員御指摘のように、市民の皆様にとっては、いっときも早く我が家の付近を除雪してほしいというのはどなたも同じ思いだと思います。  しかしながら、先ほども159台、今年は1台増強しまして、特に薮田、阿尾のほうにつきましては大型の除雪車を配置しましてスピードアップするなど、そういったこともやっております。  担当及び除雪にかかわっていただいている皆様は、皆さん早く除雪したいと思っておりますが、何分そういったルートとか効率的な作業の方向を考えての作業でございますので、その点は御理解をお願いしたいかと思っております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) わかりました。  続きまして、土木の行政に詳しい林市長にお尋ねしたいんですが、以前、我々は秋田市のほうに視察に行ったわけでございますが、除雪車にGPS装置をつけまして、今その除雪車がどこの方向を走っている、どこにいるかというようなタイムリーに把握している現状があったんですが、またそれに加えまして、効率的な除雪に対しても非常に有効であるというふうな好事例があったわけなんですが、このようなGPSを除雪車につける、そして効率的な安全な作業を推進していくというようなことにつきまして、土木行政に詳しい林市長の見解を伺います。 ○議長(嶋田茂君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 昨晩から風雪警報も出まして、思ったほど降らなくて安堵しているところでございますけれども、またきょう、あすと降るようなことも言っております。これから本格的な降雪のシーズンを迎えますので、市といたしましても道路除雪には万全を期してまいりたいと思っております。  先ほど表建設農林水産部長からもお答えしましたように、やはりいっときでも早く各家を回るということにしたいわけでございますけれども、除雪車は市道だけではございませんで、国道、県道、市町村道ということで、それぞれ道路管理者は苦労をして除雪車、そしてオペレーターを確保しているわけでございますので、今後ともそんな中で、極力早め早めの除雪ができるよう、オペレーターあるいは機械の確保に努めてまいりたいと思っております。  また、今ほどは上坊寺議員のほうから、除雪車にGPSを搭載してどこにいるか把握をして、例えば除雪が遅れているところへ応援に行くとか、そんなこともできるようなことが当然あるわけでございますので、そんな方法につきましても先進事例など研究をしてまいりたいと思っております。 ○議長(嶋田茂君) 8番 上坊寺勇人君。 ◆8番(上坊寺勇人君) わかりました。  それでは、GPS等の導入もまた再考されまして、よろしくお願い申し上げます。  また、これからも氷見市の市民の安全のためにきめ細かな除雪をお願いしまして、私の質問を終わります。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。   〔3番 濱井 達君 登壇〕 ◆3番(濱井達君) 皆様、お疲れさまです。市民クラブの濱井でございます。  市政全般につきまして、大項目で6点の質問をいたします。  早速質問に入ります。  最初に、北朝鮮の挑発的な行為に関する危機管理についてお尋ねいたします。  日本海沿岸では、北朝鮮からと見られる木造漁船の漂流、漂着が相次いでおり、11月だけでも28件で、ここ4年間で最多であると報道されました。  北朝鮮では今年の秋以降の食糧難により、魚を求めて日本の排他的経済水域まで危険を冒してまで漁に出ているのではなかろうか。その後、荒波によって日本にまで流されたのではなかろうか。はたまた場合によっては、人道的見地により救援や救護が必要なのか。また一方では、1970年代に日本海側で頻発した拉致事件のこともあり、工作員の心配はないのかなど、ニュース報道を聞きながらいろいろ私は思いをめぐらせておりました。  しかしながら、11月末、北海道南部の松前沖で見つかった北朝鮮の木造船に関しましては、今月に入り9日に窃盗の疑いで船長など3人が逮捕される事案へと急発展し、今後は類似の事案も増えてくるのかどうか不安が増すばかりなのであります。  また、本年8月29日、9月15日、そして11月29日と相次ぐ弾道ミサイルの発射実験や、9月3日には6度目となる核実験が行われるなど、一連の北朝鮮による挑発的な行為に対し、氷見市民のみならず、日本国民全体が得体の知れない不安と恐怖を感じていると思います。  このことに対して市の地域防災室におかれましては、10月25日付で「弾道ミサイルの対応について」という印刷物を自治振興委員の皆様へ配付し対応を周知されました。その中で、市民には弾道ミサイル発射に伴う警報の発令とともに屋内退避を呼びかけております。がしかし、短時間で弾道ミサイルが我が国へ着弾する。富山まで約5分ということでありまして、正直申し上げまして、何もできない状況下でいかにして市民の生命を守っていくのか。この北朝鮮の挑発的な行為に関する危機管理についてはとても解決しがたい問題であります。  県内の市長会などを通じ、富山県とも協力し、県民、市民の不安解消や安全確保に向け国へ働きかけができないものでしょうか。林市長に御所見をお伺いいたします。  大項目の2つ目としまして、名城大学農学部との連携についてお尋ねいたします。  農林水産省では、本年度における富山県産米の作況指数は平年並みの100と発表されました。しかし、多くの農業者の皆さんからは、夏場の日照不足など不順な天候で米は実りが悪く、また収穫時期には台風の発生予報もあって、慌てて早々に稲刈りしたことも影響して収量が少ないとおっしゃっております。  ハトムギに関しましては、天候不順の影響を受けてでしょうか、なかなか実らず、刈り取りが遅れているところへ10月に入ってから台風が相次いで襲来し、また雨の多さも重なり、なかなか作業が行えず、例年より半月ほど遅れ、11月間際までのハトムギの収穫作業となりました。  白ネギにおきましては、天候不順に加えて台風による大きな被害を受けました。  また、市の農林畜産課や県の振興センターさん、農協さんが新規栽培、契約栽培的に売り先まで開拓していただき新規生産を始めた西洋ネギのリーキ、アスパラガス、秋ニンジンにおきましても生育が不順で収穫が遅れ、さらに一個一個の個体差があり、一度には収穫できず、一つ一つ手作業で収穫をされております。  そんな状態であるにもかかわらず、農家の方は売り先まで開拓してくださった関係者の皆様に対し、品物がなかなか用意できない状態を大変申しわけないとおっしゃっておられました。  そのような中、11月6日に行われました名城大学農学部と氷見市との連携協定締結という吉報がもたらされ、市内の農業者の方々は期待を大きく膨らませているのであります。  名城大学さんの指導を受けて土づくりを見直すことにより、今年のような天候不順に対して被害を最小限度に食いとめられないか、またリーキなどの新しい作物に対しての栽培管理方法の確立を一緒にやっていただけないか、さらには効率的な機械導入に向けたアドバイスや機械の新規開発も一緒にできないかなどの声をお伺いいたしました。  名城大学農学部と氷見市の連携に関しましては、今後どのような方向で発展していくのでしょうか。藤澤市長政策・都市経営戦略部長にお伺いいたします。  大項目3つ目として、平成30年度の水稲作付について、まずその小項目の1つ目としまして、減反政策終了後の生産量数量目標についてお尋ねいたします。  日本におきましては、米の消費が落ち込むようになった1970年代から生産調整が本格化いたしました。  当初は米をつくらない面積での配分でありましたが、小泉政権時におきまして米の生産量の上限を示すようになり現在に至っております。一般的には、この一連の政策を指して減反政策と呼んでいるのであります。  この長らく続きました減反政策が今年で終了いたします。減反政策の終了の背景には、農家の集約化を図り、また農家それぞれが生き残りを考えながら競争力を高めるような促しをしたい思惑があるのではなどと言われております一方、一部では農業政策の転換に当たり不安の声も上がっておりました。  11月末から12月頭にかけまして、政府からは生産数量の目標は示されないこととなったのでありますが、農林水産省より需要に見合った生産量の見通しが示されたことを受けまして、富山県農業再生協議会におきまして、来年度の米の生産量数量目標を独自に決定されました。これはいわゆる生産数量の目安と呼ばれるものであります。  数字的に申し上げれば県全体で18万1,695トンであり、本年度の数量目標と同じなのであります。  この新たな目標、目安には拘束力がなく、生産者の足並みをそろえることができるのか、今後は生産者の動向を注視していく必要性も感じられるのであります。  しかしながら、農業者の仲間からは、集落座談会などを通じて、農協さんの話を聞いても、新聞報道などを読んでも、よく表現されます「猫の目行政」と言われるこの農業政策の転換に当たりましてはよくわからないと、この年末にかけて相談を受けるようになりました。  そこで、平成30年度の水稲作付について、その1つ目の質問としまして、減反政策終了後の生産量数量目標についてであります。来年度の氷見市の水稲作付はどのようになるのでありましょうか。表建設農林水産部長に質問いたします。  続きまして、小項目2つ目としまして、市内における「富富富」の作付について質問いたします。  来年度から本格的作付が始まります富山県米の新品種「富富富」について、富山県におかれましては最大作付面積を1,000ヘクタールと想定し、11月30日までの生産者の募集を行ってまいりました。しかし、作付希望者は約4割弱との報道がありました。そして、募集が本日12月12日まで延長されたのであります。  県では「富富富」のブランド力を高めるため、生産者の登録制度を導入しました。この「富富富」の説明会に参加した知人に伺ったところ、栽培基準の厳しさが作付を見合わせる要因になっているというようなことをおっしゃっているのであります。  また現在、主力品種であるコシヒカリと収穫時期がほぼ重なることも影響しているように感じられます。  この収穫時期が重なることに関しましては、県内の農業者団体、農協さん等に対しまして、カントリーエレベーターなどの集荷施設において、「富富富」の対応のお願いが12月に入ってから県より再度行われたのであります。  米の国内消費が減少を続ける中、全国的に新ブランド米が相次いで登場しております。その背景には、減反政策の終了を見据え、生産地間競争を勝ち抜くために高品質な米によって差別化を図っていきたい思惑があるとは思われますが、来年度、市内における「富富富」の作付の見通しは現状どのような感じでしょうか。表建設農林水産部長にお伺いいたします。  大項目4つ目としまして、ため池について、まずその小項目1つ目としまして、ため池の耐震診断についてお伺いいたします。  老朽化が進んだため池は、地震等により堤体が決壊し、周囲の人家や公共施設に甚大な被害をもたらすおそれがあり、氷見市は平成26年度からため池耐震性調査事業をスタートし、昨年度まで30カ所行い、今年度は5カ所のため池耐震性診断を行ってまいりました。この4年間の取り組みも本年度が最終年度とお伺いいたしております。  本年度に行いましたため池診断の結果はどのような状況だったのでしょうか。既に調査済みのため池も含めて、今後の改修計画はどのようになっていくのでしょうか。表建設農林水産部長に質問いたします。  ため池の小項目2つ目としまして、使われていないため池についてお伺いいたします。  今年の1月16日から17日にかけまして、南砺市の旧利賀スキー場において大規模な地すべりが発生しました。その後も新たな土砂流出がたびたび発生し、その復旧に関しては現在も困難を極めております。  同様の土砂災害を起こす可能性を考えますと、氷見市においては使われていないため池が該当するのではないかと危惧するところであります。  土砂崩れ等災害を未然に防止する観点から、開削や埋め戻しを行い随時廃止していくべきと考えますが、表建設農林水産部長に御見解をお伺いいたします。  5つ目の質問としまして、公共施設の適正化についてお尋ねいたします。  氷見市では、平成28年3月に氷見市公共施設等最適化基本方針を策定しました。これは、公共施設に関する総合管理計画として国より策定を求められていたものであります。その具体化に向けた個別の公共施設にかかわる管理計画の策定につきましては、現在検討中とお伺いしております。  公共施設の適正化につきまして、氷見市の施設ごとの将来の大まかな方向性を示した再編にかかわる計画の策定はどのようになっているのでしょうか。その進捗と今後の予定につきまして、山口まちづくり推進部長にお伺いいたします。  最後、6つ目の質問としまして、景観計画についてお尋ねいたします。  氷見市では、平成28年6月に氷見市景観基本計画を策定しました。その後、平成29年2月には富山県知事との協議を開始し、同29年3月31日には景観行政団体への移行の告示を行い、景観行政団体になったのであります。  この基本計画の中には、氷見市は、美しい自然景観の保全や魅力ある個性豊かな景観の創造を図るため、既存の上位・関連計画との整合性を図りながら、将来に向けた景観のあり方を検討し、景観法に基づく景観条例の制定に向けて、その必要事項を検討し、景観計画を策定するとあります。  整合性を図るべき第8次氷見市総合計画後期基本計画が現在策定作業中であることや都市計画マスタープランの見直しが来年度本格化しますことにより、氷見市の景観計画策定に向けた動きは今一時中断しているのではなかろうかと推察するのでありますが、氷見市の景観計画につきまして、今後の予定につきまして、同じく山口まちづくり推進部長に御質問いたします。  以上で質問を終わります。 ○議長(嶋田茂君) 初めに、北朝鮮の挑発的な行為に対する危機管理について答弁を求めます。  林市長。   〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) 議員の御質問のとおり、北朝鮮のたび重なる弾道ミサイルの発射実験などの挑発的な行為によりまして、米国と北朝鮮の情勢が緊迫しているとの報道がなされているところでございます。
     特に弾道ミサイル実験につきましては、8月29日と9月15日には弾道ミサイルが日本上空を通過し、11月29日には最高高度4,500キロメートルに達する軌道により、日本の排他的経済水域に着水をいたしたところであります。  いずれも富山県内にはJアラート、これは全国瞬時警報システムと申しておりますが、この作動には至りませんでしたけれども、富山県内に着弾する場合は約5分という短時間で到達するのであります。  弾道ミサイルは、発射の兆候を事前に察知した場合でも、発射された段階で攻撃目標を特定することは困難であるとともに、極めて短時間で到達しますことから避難誘導は困難であり、Jアラートの警報発令がありますと、市では防災行政無線及び防災ラジオ、また携帯電話の緊急メールで自動的に皆様のところにお知らせが行くということになっておりまして、こうした発令がありましたら、市民の皆様には屋内に退避していただきたいと思っておるところでございます。  市といたしましては、ホームページ、ケーブルテレビ、「広報ひみ」等によりまして、弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について、市民の皆様への周知やJアラートによる定期的な情報伝達訓練を実施しております。  また、11月26日の富山県原子力防災訓練におきましても、弾道ミサイル対応啓発訓練といたしまして、身を伏せる訓練を実施したところでございます。  また、最近頻発しております不審船の漂着につきましては、過去に氷見市でも北朝鮮の拉致と思われる未遂事件が発生していることから、不安を感じている市民もおられるのではないかと思います。  今後は、不審船漂着に関する情報につきましても、国や県からの情報を市民に正しく理解していただけるよう努めてまいります。  いずれにいたしましても、北朝鮮の挑発的な行為に対する市民の不安を払拭し市民の安全を守るため、県や市長会と連携を図り、国に対しまして弾道ミサイル発射時の対応及び不審船漂着に関する迅速かつ確実な情報提供、北朝鮮の挑発的な行為に対する情報収集体制の強化、また弾道ミサイルや工作員等に関する警戒体制の強化について働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、名城大学農学部との連携について答弁を求めます。  藤澤市長政策・都市経営戦略部長。   〔市長政策・都市経営戦略部長 藤澤一興君 登壇〕 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) 名城大学農学部との連携等の協定を去る11月6日に締結し、本市においては農林水産業、社会活動及び学校における教育等の活性化のため、名城大学農学部においては研究、教育の進展を得るために相互に連携及び協力することとして、その連携等の事項等を確認したところであります。  その協定に基づきまして、名城大学農学部と氷見高等学校が連携を図っていくこととしており、農業科学科を有する氷見高校が専門性の高い大学と連携し大学教育へとつなぐことにより、本市の農業の活性化や担い手となる人材の育成に寄与するものと考えております。  大学と高校との連携の中では、農業における共同事業等を進めることとしており、その取り組む内容をお互いに要望や提案を行い、共同研究としましては、イノシシ肉の加工・販売やLEDを用いた軟弱野菜・草花の生産、大学からの出前講義といたしましては、農業生産工程管理や食品衛生などを検討し、現在、内容を精査しているところであります。  また、協定において連携及び協力する事項として、「研究を通じた農業分野及びその関連分野の活性化の推進」を挙げておりまして、県から使用許可をいただきました、市役所に隣接しておりますが、氷見高校農業実習棟の農業施設実習室を活動拠点といたしまして、農業をはじめとする産業の振興やその担い手となる人材の育成、農業分野からの地域課題の解決など、産業や教育などさまざまな分野での成長の基盤づくりに向けて、研究や取り組みを進めてまいりたいと考えております。  そして、この連携が本市の農業にとりまして明るい未来につながる第一歩となるよう、農業関係者の皆様方から御意見や御要望等をお伺いしながら進めまして、実り多い取り組みにしてまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 次に、平成30年度の水稲作付について及びため池について答弁を求めます。  表建設農林水産部長。   〔建設農林水産部長 表 良広君 登壇〕 ◎建設農林水産部長(表良広君) 議員御指摘のとおり、今年度をもって国の地域別の米の生産数量目標の配分、いわゆる減反政策が終了となります。  国は5年前に減反政策の終了を掲げ、米が過剰生産とならないよう必要な施策を進めてきました。氷見市においても県や農協などと連携し、水田でのハトムギや飼料用米などの作付を奨励するなど、減反政策の終了により生産者が大きく混乱しないよう準備を進めてまいりました。  平成30年からは、富山県では富山県農業再生協議会が国から公表される全国の需給動向を参考に県産米の需給動向等を勘案し、県内の米の生産目標を設定し、あわせて地域農業再生協議会別の米の生産目標を参考情報として示しております。  氷見市ではその情報をもとに、従来と同じように、生産者へ生産目標の目安の情報提供を行うことから、減反政策の終了に伴う作付への大きな影響はないと考えております。  なお、氷見市管内における平成30年産の地域別、JA支所別の配分につきましては、現在、県、農協とともに氷見市農業再生協議会事務局で作業を進めており、作付は前年度と同規模になる見通しであります。  しかしながら、今後、食文化の多様化や人口減少時代における米需要の減少が懸念されております。市といたしましても、水田フル活用に向けて、農業者の先進で意欲的な取り組みや産学官等の関係機関も交えた新たな農産ブランドの開発、育成に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、市内における「富富富」の作付についてお答えいたします。  富山県の稲作はコシヒカリを中心に生産されており、氷見市においても主力品種として生産し、一等米比率の高い高品質のおいしいお米として高い評価を得ております。  しかし、近年の温暖化傾向により米の品質低下が全国的に問題になってきたことから、県ではこれらの課題を解決し、おいしさを最大限に発揮できる新品種「富富富」を開発いたしました。  今年度は「富富富」の栽培技術を確立するため、土壌条件が異なる県内23カ所7.6ヘクタールで試験栽培が行われ、氷見市でも2カ所、58.4アールの栽培がされるなど、平成30年の本格栽培に向けた準備が行われました。  県では平成30年度の本格的な生産に向け、生産者の募集を10月30日から1カ月にわたり行いましたが、種もみに余裕があることなどから、募集期間を12月12日、本日でございますが、延長し、生産者のさらなる掘り起こしに努めておるところでございます。  氷見市では、新聞報道にもありましたように、11月30日現在、約22ヘクタールの申し込みがありました。  氷見市農業協同組合では、平成30年度の栽培に当たり、苗の栽培、カントリーエレベーターでの乾燥の受け入れを行い、「富富富」の栽培を支援することとしております。  氷見の米は、恵まれた自然と人々の取り組みにより、おいしいお米として高い評価をいただいております。「富富富」も氷見のおいしいお米として認知されるよう、生産、販売、消費といった一連の取り組みを県や氷見市農業協同組合など関係機関と連携し進めてまいりたいと考えております。  次に、ため池についての御質問のうち、まずため池の耐震診断についてお答えいたします。  ため池の耐震診断につきましては、富山県指定の防災重点ため池のうち、受益面積2ヘクタール以上などの補助要件に該当するもの35カ所を対象として平成26年度から調査を実施しており、平成28年度までに30カ所の診断が完了しております。  平成29年度につきましては、七分一地区の西ヶ谷内池ほか4池の調査を実施しており、これをもって今回対象となったものの調査は全て完了する予定であります。  議員御指摘の今年度の調査の結果はまだ出ておりませんが、これまでの調査によりますと、安全率1.0を下回る耐震性が不足しているとされるものは全体の約3分の2程度かと判断しております。  一方、改修工事につきましては、県営中山間地域防災減災事業として実施されており、平成28年度に平沢地区のミヤデン池が完成し、今年度は上田地区の瀬戸前大池ほか2池において実施中であります。  また、平成30年度からは、新規として新保地区の新保大池に着手される予定と伺っております。  平成31年度以降の改修計画につきましては、今年度の調査結果も踏まえ、県、市、氷見市土地改良区で協議検討してまいりたいと考えております。  県では新規着手について、平成31年度以降ペースアップされると聞いており、市といたしましても、防災・減災の観点から事業促進に努めてまいりたいと考えております。  次に、使われていないため池についてお答えいたします。  市では、現在使われていないため池、今後使う予定がないため池について、県単独農業農村整備事業としてため池廃止事業を実施しております。  事業の目的といたしましては、ため池の決壊等による被害の未然防止であり、市内各地域に点在するため池の実態調査やアンケート調査の中で、地域から廃止したいという要望を受け、地元負担なしで実施する事業であります。  これまで、平成23年度に実施した調査に基づき、平成28年度までに14池を廃止しております。平成28年度に実施した調査により、今年度から平成32年度までさらに8つの池の廃止を予定しております。  引き続き、地域よりため池を廃止したいという意向がございましたら、随時事業化の可能性等を確認させていただくとともに、事業費の確保に向けて県へ働きかけを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、公共施設の適正化について及び景観計画について答弁を求めます。  山口まちづくり推進部長。   〔まちづくり推進部長 山口 優君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(山口優君) まず、公共施設の適正化についてお答えいたします。  本市の公共施設の状況につきましては、平成26年度に策定しました氷見市公共施設・インフラ白書において現状の分析結果を掲載しております。  その中では、全ての公共施設を維持、更新する場合、これまでの投資額に比べて1.4倍、年間にいたしますと約31億円もの経費が必要となることが見込まれ、全てを更新することは非常に困難であるとの試算結果となっております。  この結果を受け、長期的な視点により、本市の公共施設の今後のあり方を総合的に定めた氷見市公共施設等最適化基本方針を平成27年度に策定いたしました。  その中で、施設更新経費や管理運営経費に関する数値目標を掲げておりますが、目標の達成には施設の廃止を含めた再編が不可欠となることから、現在、再編を具体化させるための(仮称)氷見市公共施設再編計画の策定作業に着手しております。  再編計画では、現在の施設状況を踏まえ、個々の施設の取り組むべき課題や将来の大まかな方向を示すこととしており、今年度内には計画案を取りまとめたいと考えております。  また一方で、公共施設の再編は人口減少に見合った規模へと圧縮することが前提となっており、行財政改革の側面を有しております。  現在、平成30年度からの新たな行革プランの策定作業を進めておりますが、氷見市行政改革推進市民懇話会の中では、新プランの重点改革項目として公共施設マネジメントの推進が位置づけられることとして検討されており、再編計画は新行革プランと連動し、相互に効果を高め合うものとなる必要があると考えております。  取りまとめた計画案につきましては、議会や行政改革推進市民懇話会への説明、パブリックコメントを経て決定し、来年度以降は、計画に基づき施設再編に向けた取り組みを推進することとしております。  施設の再編が避けられない状況ではありますが、利用者の利便性や満足度の向上などにつながる取り組みをあわせて実施するなどし、実効性の高い計画となるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、景観計画についてお答えいたします。  議員の御発言のとおり、本市は県と協議を行い、平成29年3月31日付で県内の市町村で4番目となる景観行政団体となりました。  景観行政団体となることで景観法に定める景観計画の策定が可能となり、法に規定された各種手法を活用することで、みずから景観施策を実施、推進することができるようになります。  昨年度策定いたしました「みんなでつくる「山と海とが手をかわす」氷見らしい景観」を基本理念とした氷見市景観基本計画に基づきまして、景観づくりの方向や建築物、工作物の形態、色彩、デザインなどの守るべき基準を定めた氷見市景観計画の策定に向けて現在取り組んでいるところでございます。  これまでに3回の景観計画策定委員会を開催し、計画の内容について検討を重ね、おおむねの素案はでき上がっております。  今後は、現在改定作業を進めております都市計画マスタープランや市街地グランドデザインの検討結果などとの整合性を図りながら、内容を精査し、パブリックコメントの実施や策定委員会の開催など、景観計画の策定に向けての取り組みを進めてまいります。  また、景観行政を行っていく上で、景観計画と一体となって運用され、その根拠となる景観条例の策定もあわせて行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。 ◆3番(濱井達君) 御丁寧な回答、ありがとうございました。  それでは、再質問に入りたいと思います。  再質問の1つ目としまして、表建設農林水産部長に、平成30年度の水稲作付について、減反終了後の生産数量目標についてお伺いいたします。  部長からいただきました答弁を平たくわかりやすく表現しますと、従来の政策とほぼ変わらない。私が知り得ている情報でありますと、廃止されるのはただ1つ、昔、民主党政権のときにつくられました農業者戸別所得補償、これは自民党政権になりましてからは経営所得安定対策と名前が変わりました。1反当たり7,500円つくるだけでいただける、この政策だけが廃止されまして、ほかの転作作物に対する重要品目に対する転作奨励金やハトムギ等の産地戦略枠に対する産地交付金、こういったものは変わらない。  国にかわりまして、県や市の農業再生協議会におきまして生産量の目安が示されることとなると、こういう認識でよろしいのではなかろうかと思いますが、再度、表建設農林水産部長に確認したいと思います。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 議員御指摘のとおり、確かに来年度からは1反当たり7,500円の所得補償といいますか、それは廃止されるということでございますが、これまで5年間という中で、これはもう決まっておったことでございますので、それを前提に農業者の皆様は御理解、そして経営判断をしておられると思います。  また、その見返りといいますか、農業の施設整備ですとか基盤整備等、そういった方向にも十分配慮されたバランスのとれた政策と考えております。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。 ◆3番(濱井達君) 質問の中でも申し上げましたが、なかなかわかりづらい農業大転換ということで、皆さん混乱を来しております。また皆様に対しましてわかりやすい説明をお願いしていってほしいと思います。  続きまして、「富富富」の作付について再質問いたします。  「富富富」の生産者登録制度が導入されましたが、この中では、標準的なコシヒカリに比べ化学肥料が2割減だとか農薬が3割減だとか、こういった基準を守ることが要件とされております。このことが、農薬を減らしてまで品質が確保できるのか。特に大規模経営者に対しましては、この要件が非常に高いハードルになっているようでございます。  県のほうともまた協議する機会がありましたら、こういった現状を氷見市における生産における戸別の情報とあわせまして県のほうへ情報を上げていっていただきたいのでありますが、表建設農林水産部長の御見解をお伺いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 「富富富」でございますが、まだ試験栽培も間もない、ある程度の種もみ量が確保されたということで、平成30年度からは本格的な栽培という方向でございます。  議員の御指摘にありますように、やはりオリジナルといいますか、コシヒカリ一辺倒という中では、もうこれからの農業の競争時代は乗り切れないというのは皆さん思っておられるでしょうし、県の農業政策でもあるかなと思っております。  そういった中、答弁のほうでもお話ししましたけれども、氷見は、皆さん、氷見の米はおいしいというふうに自信を持っておられます。そういったもののもう1つ新たな切り札として「富富富」がなればいいかな、確かに栽培条件等は厳しい面もございますが、切り札になるよう我々も支援してまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。 ◆3番(濱井達君) 今ほどの部長の御答弁にもありました。「富富富」とコシヒカリがほぼ同じ時期に重なるということも、これを精査いたしますと、県におきましては、行く行くは「富富富」を主体にコシヒカリを切りかえていきたいのではなかろうかといったような思惑も見え隠れするのでありまして、そういった観点から、また所得の高い米の生産、こういったものが農業者の間で定着していくよう施策を順番に打っていただきたいのであります。  こちらに関しては返答は要りません。お願いを申し上げておきます。  続きまして、公共施設の最適化について少し再質問させていただきたいと思います。  先ほどの山口まちづくり推進部長の御返答の中で、新行政改革プラン、行政改革推進市民懇話会との兼ね合いもあるとおっしゃっておりましたが、議会のほうへ再編計画の案が示されるのはいつごろと思っていればよろしいでしょうか。山口まちづくり推進部長、お願いします。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 市民懇話会の前には議会のほうへお諮りしたいというふうに考えておりまして、希望といたしましては2月中にできればということを思っております。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。 ◆3番(濱井達君) 続きまして、景観計画につきましても同じような質問をさせていただきたいと思います。  先ほどの御回答の中では、これまで3回の検討会を行って、おおむねの素案はできているというようなことをお伺いいたしました。  これも同じく議会側に示されるのはいつごろと考えておればよろしいのでしょうか。山口まちづくり推進部長、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) こちらについても同じく2月を目標にしたいというふうに個人的には考えております。 ○議長(嶋田茂君) 3番 濱井 達君。
    ◆3番(濱井達君) ありがとうございました。  公共施設の最適化計画及び景観計画につきまして、また議会のほうへなるだけ早いうちに示されるようお願いを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(嶋田茂君) この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。   午前11時53分 休憩         ─────────────────────────   午後 1時00分 再開 ○副議長(萩山峰人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市政一般に対する質問を続けます。  12番 積良 岳君。   〔12番 積良 岳君 登壇〕 ◆12番(積良岳君) 午後一番の質問となりました。自民同志会の一員として、また市民の代表として、しっかりと市政の方向についてお聞きしたいと思います。  本日は市民議会の議員の皆様も傍聴されておられますので、気合いを入れて質問をいたしたいと思います。  初めに、地方創生総合戦略について質問します。  地方創生総合戦略がスタートして3年が経過しようとしています。地方創生は、少子高齢化に歯どめをかけ、地域の人口減少と地域経済の縮小を克服し、将来にわたって成長力を確保することを目指しています。  平成26年、27年度の国及び地方の戦略策定を経て、平成28年度から本格的な事業展開の段階に入っており、これからは成果が問われることになります。  もちろん、地方創生の取り組みは持続性のある取り組みを息長く続けていくものであり、必ずしも一朝一夕に大きな成果が出るものではありません。  しかしながら、氷見市の現状に鑑みると、一刻の猶予もないことは事実であり、危機感を持って地方創生に官民を挙げて取り組まなければならないと考えます。  国は、平成29年度が総合戦略の中間年に当たるとして、KPI(重要業績評価指標)検証チームを開催し、4つの基本目標及び各施策のKPIの総点検を行っています。  今後とも、意欲と熱意のある地方公共団体に対しては、情報支援、人材支援、財政支援の地方創生版三本の矢で強力に支援するほか、現在の取り組みをさらに進化させるとともに、地方創生を加速化するための新たな取り組みを行い、地方創生の新展開を図るとしています。  氷見市でも平成27年度に氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、着実に取り組んできたところであります。4つの基本目標の達成のため、施策を各種事業に盛り込んできていますが、それぞれの基本目標ごとの各事業の進捗状況はどのようになってきているのでしょうか。  地方創生を着実に進行するためには、PDCAサイクルを回すことにより確実に総合戦略に反映していかなければならないと考えます。  そこで、まず基本的な考えについて林市長に質問しますが、市長が考える地方創生とはどのようなものかについてお尋ねいたします。  また、これまでの取り組み状況と今後の展開についてはどのように考えているのでしょうか。平成29年度の地方創生総合戦略の各事業の進捗状況についてどのようになっているのか、情報支援、人材支援、財政支援の地方創生版三本の矢と言われる国の支援に対する対応についてはどのように取り組んできたのか、あわせてPDCAサイクルをしっかりと回して総合戦略に反映させているのかについて、藤澤市長政策・都市経営戦略部長にお伺いします。  次に、コンプライアンスの確立について質問いたします。  11月16日に、働きやすい職場環境づくりのためのアンケート調査が第三者委員会からの要請により行われています。この第三者委員会は、氷見市において近年発生した不適切な事務処理問題やパワーハラスメント問題などコンプライアンスに抵触する事案を調査検証するために、氷見市長からの依頼により10月2日に発足したとされています。  一般的に第三者委員会とは、企業や組織において犯罪行為、法令違反、社会的批判を招くような不正、不適切な行為などが発生した場合及び発生が疑われる場合において、企業などから独立した委員のみをもって構成され、徹底した調査を実施した上で、専門家としての知見と経験に基づいて原因を分析し、必要に応じて具体的な再発防止などを提言する委員会であるとしています。  今回の第三者委員会の発足は、9月定例会の萬谷議員に対する答弁において、コンプライアンスに抵触する事案等の原因をしっかりと調査検証することが重要であり、検証結果に基づき、必要に応じて関係例規等の整備を行うなど、市民の皆様から信頼される組織をつくることが最優先の課題となっており、第三者を含む調査委員会を設置して、弁護士、市職員OB、副市長の3人を構成メンバーとして、この9月より事案の調査検証を行っていくとしています。  先ほど申し上げましたが、10月2日から委員会が発足したとあります。これまで委員会をどのように開催してきたのでしょうか。  そこで高橋総務部長に質問いたしますが、この委員会の設置の経緯とその内容についてはどのようになっているのかについてお聞きします。  一方、アンケート調査が行われていると申しましたが、本年3月にも職員労働組合からのアンケートが実施されています。そのアンケートとどのような違いや目的があるのでしょうか。  そこで高橋総務部長に質問しますが、今回実施しているアンケートの内容と、そのアンケート結果をどのように活用していくかについてお聞きします。  また、委員会を今後どのような展望で行っていくのかについても、あわせてお聞きします。  次に、ふるさと納税について質問します。  6月定例会でふるさと納税について質問しましたが、そのときの答弁では、氷見市においては、平成28年度には1億8,443万円を超えるふるさと納税による寄附が寄せられ、総務省通知に対しては8月から対応すると言われています。  また、平成29年度寄附見込み額を2億円とすることの手法については、募集窓口について複数化し、2億円の目標達成を目指すとしています。  しかし、新聞などの報道では、ふるさと納税の平成29年は昨年より減っている自治体が相次いでいるとしています。総務省通知に対応して寄附額の3割以下とした返礼品の影響もあるかもしれませんが、昨年と違い大変厳しい状況にあるのではないかと考えます。  氷見市としては貴重な財源であることから、今後も取り組みを強めていかなければならないと考えるところであります。  そこで、藤澤市長政策・都市経営戦略部長に質問しますが、現在のふるさと納税による氷見市への寄附件数、金額などはどのような状況にあるのか、また昨年との比較はどのようになっているのか、全国的にふるさと納税の状況はどうであるのかについてお聞きします。  また、総務省通知に対してどのように取り組んだのか、その影響はあるのかについてもお聞きいたします。  また、2億円達成を目標としていますが、7月以降どのように取り組んでいるのか、その効果はどのように感じているかについてもあわせてお答え願います。  次に、クロマグロの漁獲規制について質問いたします。  12月2日に待望のひみ寒ぶり宣言が発表され、漁港はもとより、氷見市民や寒ブリファンも大変喜んだことだと思います。  一昨年はひみ寒ぶり宣言が宣言されずじまいであったことは記憶に新しいところであります。本日までの水揚げは2,166匹であり、今シーズンの寒ブリ漁の豊漁を期待するところであります。  平成28年度の氷見市の漁獲量は1万6,766トンであり、マイワシが一番漁獲量が多く、次いでフクラギ、サワラの順でありました。ブリについては487トンで、全体としては8番目の漁獲量ではありますが、漁獲金額としては一番高くなっています。今規制が行われているクロマグロの小型魚、いわゆるメジマグロについては47トンであり、平成22年から平成28年までは144トンから47トンで推移しています。  今年度はイワシの漁獲量が激減したということも聞いておりますが、今年度のこれまでの漁獲量はどのようになっているのかについて表建設農林水産部長にお聞きいたします。  日本はクロマグロの資源回復を図るため、中西部太平洋マグロ類委員会の国際合意に基づき漁獲規制を行っています。  このうち定置網については、富山県を含む20道府県が共同管理グループを構成して資源管理に取り組んでいます。  しかしながら、9月末から北海道南部沿岸で短期間で大量の漁獲があり、枠の9倍を超える540.7トンに上りました。富山県では1トンにも満たない漁獲量であります。  今回は、県からの操業停止の要請はありませんでしたが、今後もし他の地域の漁獲量のために操業自粛を要請されると定置網漁業者にとってはやりきれぬ思いであるというふうに考えます。  操業停止と言われても、定置網漁はさまざまな魚種を捕らえる混獲の漁法であり、クロマグロだけを逃がすことは難しく、クロマグロをとらないためには定置網漁そのものを取りやめるしかないのであります。定置網漁業者にとっては死活問題であり、氷見市の一大ブランドの寒ブリにも大きな影響が出ると考えます。  我々市議会といたしましても、6月定例会でクロマグロの資源管理に関する意見書を全会一致で採択し国へ提出いたしました。また、11月20日には県選出国会議員の皆様に自民同志会として要望を行ってきたところでもあります。  今後も、クロマグロの漁獲規制に対しては国、県への要望を強く行っていかなければならないと考えます。  そこで、表建設農林水産部長に質問しますが、クロマグロの漁獲規制に対してどのように取り組んでいるのかについてお聞きします。  あわせて、氷見の一番のブランド寒ブリ漁に対する影響はどのように考えているのかについてお聞きいたします。  次に、氷見市きときと魚大使について質問いたします。  氷見市には観光大使がいるのであろうかと思い調べてみると、氷見市には観光大使ではなく、魚のPRをメーンとする氷見市きときと魚大使が任命されていることがわかりました。委嘱期間はまちまちですが、平成15年から委嘱されている方が一番長く、最近では平成23年に委嘱された方まで合わせて16人が任命され、代表的な方としては藤子不二雄A先生がいらっしゃいます。  氷見市きときと魚大使は平成5年から設置しており、氷見市のキトキトな魚を通して観光資源及び各種イベントを広く宣伝し、氷見市の観光のイメージアップを図りながら観光客誘致を促進するとともに、氷見市の進める6万人定住と200万人交流のまちづくりに役立つ情報を収集し提供いただくために設置し、氷見市の発展に寄与することを目的としていると記載されています。県外在住者の著名人の中から、大使にふさわしい、市長が特に適当と思う人に対して大使の称号を付与することになっています。  その業務内容は、氷見市のキトキトの魚、水産加工品及び県産品のPRをすること、各自の活躍にあわせて氷見市の紹介と話題を提供すること、氷見市の観光資源や開催されるイベントのPRをすること、まちづくりに役立つ情報を収集し提供することとしています。  しかしながら、このきときと魚大使の活動が見えてこないのはなぜでしょうか。大使を委嘱されている方は、いろいろな御縁があって快く大使を受けていただいていると思います。さまざまなジャンルで活躍している方々ばかりであり、この方々のネットワークを生かして氷見市のPRを効果的にしていかなければならないのではないでしょうか。魚大使の皆様に氷見市としてどのようにアプローチしているのでしょうか。  そこで質問ですが、氷見市きときと魚大使の現状はどのようになっているのか、どのように活動していただいているのかについて山口まちづくり推進部長にお尋ねいたします。  また、氷見市には氷見市きときと魚大使以外にも多くの方々との交流があります。例えば、古い話になりますが、平成6年度から開催されていた氷見キトキト魚大学と全国包丁人大会などに参画されていた嵐山光三郎さんや道場六三郎さんなどは、氷見市にとって交流が深い方々ではないでしょうか。  先日、自民同志会の要望活動で東京に赴いたときに道場六三郎さんにお会いすることができました。氷見のことを懐かしくお話しいただいたというふうに思っております。  ほかにもたくさんの御縁をいただいている方がいらっしゃると思いますが、このような方々との交流を続けていくことが氷見市にとって大切であり、そのきずなによって氷見市のPRがいろんな方からしていただけるのではないかと考えます。  そこで、山口まちづくり推進部長に質問しますが、氷見市と御縁がある方々との交流は現在どのようになっているのか、今後どのようにこの方々との交流を行っていくのかについてあわせてお尋ねいたします。  最後に、公立保育所について質問します。  氷見市の公立保育所は現在5園となっております。その5園は、それぞれの地域の特徴を生かした保育活動を行っていると思います。それはとても大事なことでありますし、今後も進めていかなければならないことであると思います。  しかしながら、これまでも議会に何度も取り上げていますが、公立保育園施設は老朽化が進んでいることは明らかであります。現在も5園の老朽化は進んでおり、毎年の営繕等はどのようにしているのでしょうか。  9月定例会の自民同志会の越田議員の質問に対しても、今後の計画は、市街地の保育所に関しては、市のグランドデザインとの整合性を図りながらとしており、それ以外の保育所に関しては、地域のバランスを考慮した上で公立保育所のあり方について検討していくとしています。今後の状況が進んでいないことは明らかであります。  しかしながら、氷見市の人口ビジョンを考えると、今後の公立保育所の整備を早急に進めていく必要があります。  そこで草山市民部長に質問しますが、公立保育所の現状はどのようになっているのか、老朽化している保育所の修繕や改築などはどのようにしているのか、あわせて今後の整備をどのように考えているのかについてお尋ね申し上げます。  次に、配慮が必要な児童保育についてお聞きします。  近年、配慮が必要な児童が増えているとお聞きしています。その児童たちに対する支援をどのように行っているのでしょうか。  平成27年12月定例会の越田議員の質問に対する答弁では、市として基準を超える保育士を配置する要綱を整備し、追加の保育士を確保するとともに、各社会福祉法人に適切な補助を行い支援に努めていくとされています。その後の取り組みはどのようになっているのでしょうか。  そこで草山市民部長に質問いたしますが、配慮が必要な児童に対して保育士の配置は現在どのようになっているのかについてお聞きいたします。  以上で私の質問を終わりますが、当局の簡潔明瞭な答弁を期待しております。 ○副議長(萩山峰人君) 初めに、地方創生総合戦略についてのうち、市長が考える地方創生について答弁を求めます。  林市長。   〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) 積良議員の市長が考える地方創生についてお答えをいたします。  私の考えます地方創生でございますけれども、いのちと暮らしを守る「住みたい街」、働く場所を創出する「働きたい街」、氷見で子どもを生み育てる「育てたい街」をつくり上げることによりまして、人口の減少が抑制され、水や緑豊かで美しい自然の中で、子どもからお年寄りまで、そして障害のある方も含め、誰もがふるさと氷見市において生き生きとして、豊かな暮らし、幸せな人生が実現できることと考えております。  そのため、「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」、これら3つを基本理念として掲げ、氷見を元気にしていくための施策を「氷見元気プロジェクト」として推進しているところでありまして、今後も引き続き、地方創生に向けてこのプロジェクトに重きを置いて各種施策に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、地方創生総合戦略についてのうち、これまでの取り組み状況と今後の展開について答弁を求めます。  藤澤市長政策・都市経営戦略部長。   〔市長政策・都市経営戦略部長 藤澤一興君 登壇〕 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) 氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきましては、戦略の終了年度であります平成31年度の成果指標に目標値を定めておりまして、その達成に向け取り組んでいるところであります。  その主なものの進捗状況につきましては、基本目標Ⅰ「安定した雇用を創出する」においては、魚食文化リーディングプロジェクトを実施し、アドバイザーを招聘して新たな商品開発や販路開拓を行うとともに、キッチンカーを整備して魚食の普及にも取り組んでおり、そこから得た知見やつながりを生かして今後事業化が進むものと考えております。  基本目標Ⅱ「新しいひとの流れをつくる」においては、ぶり奨学プログラムを創設し、氷見市で育った子どもたちがさらなる成長のために進学し、ふるさとの未来のために活躍できるよう支援しているところであります。現在85名の学生さんが登録されておりまして、今後もプログラムの周知を図り登録を促していくことがUターンの増加につながるものと考えております。  基本目標Ⅲ「結婚・出産・子育ての希望をかなえる」においては、1歳以上の第2子以降の保育料の無料化や家庭で子育て応援金の創設、氷見児童育成クラブにおける学童保育時間の午後10時までの延長など、子育てや教育にかかわる経済的・精神的負担の軽減を進めてまいりました。また、来年度からは、妊娠、出産、子育て期を通じて切れ目のない支援を進めていくために、現在、子育て世代包括支援センターの開設準備を進めているところであります。  基本目標Ⅳ「安心な暮らしを守る」においては、暮らし続けられるまちを実現するために、市街地グランドデザインの調査検討を実施するとともに、地域づくり協議会の設立を促進させております。  これらの取り組みのこれまでの成果といたしまして、平成28年度の転入転出による人口増減数は178人の減となり、平成31年度の目標値であります138人の減には及ばないものの、平成27年度の212人の減、その前の年の平成26年度の288人の減に比べまして減少幅が縮小しており改善しております。  まち・ひと・しごと創生総合戦略を検証する仕組みといたしましては、年度が終了いたしましたら、まず庁内の氷見市まち・ひと・しごと創生本部会議に前年度の進捗状況を説明し、その後、市議会の人口減少対策等特別委員会に御説明し、そして氷見市まち・ひと・しごと創生推進協議会に同様の説明を行い御意見等をいただき、それらを今後の取り組みに反映して改善につなげてまいります。  平成29年度において、国の支援策に対応してどのように取り組んでいるかにつきましては、国からの財政的支援として、移住定住促進事業やひみ食文化推進事業、さらには県主体の広域連携事業であります「海のあるスイス」を目指すALL富山観光プロジェクト事業の3事業に対して、地方創生推進交付金3,237万円の交付決定を受けて事業を進めているほか、政策を進めていく上で必要な現状分析を行うときに、国の地域経済分析システムを積極的に活用しているところであります。  今後も議会や地方創生推進協議会等の皆様に進捗状況を説明し、いただいた意見等を取り組みに反映するとともに、国の支援策を活用して、より的確で効率的な取り組みを進め、まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる成果目標の達成を目指し、地方創生につなげてまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、コンプライアンスの確立について答弁を求めます。  高橋総務部長。   〔総務部長 高橋正明君 登壇〕 ◎総務部長(高橋正明君) 近年、氷見市役所におきまして不適切な事務処理問題やパワーハラスメント問題、時間外勤務手当の未払いなど、コンプライアンスに抵触する事案が発生いたしました。
     このため、今年3月にはコンプライアンス・ガイドラインを作成し、職員に周知徹底を図るとともに、コンプライアンスに関しての通報や相談体制を整えるため、5月から弁護士による外部公益通報窓口を設置し、コンプライアンス違反が起きない健全な職場づくりに努めております。  御質問いただきました第三者委員会設置の経緯につきましては、さきの9月市議会定例会におきまして市長が表明されましたとおり、再発防止のための組織体制づくりを徹底し、市民から信頼される市役所とするため、これまで起きた事案の発生原因等について、改めて第三者を含め、しっかりと調査検証をすることといたしたものであります。  この第三者委員会は10月2日に設置され、客観的な立場から調査検証ができるよう、市の顧問弁護士、市の元監査委員、副市長、この3名で構成しております。これまで3回開催し、調査検証の対象に含める事案の範囲や進め方などについて審議し、関係資料の収集や職員全員に対するアンケート調査、関係職員からの聞き取りなどを行うこととしております。このうち職員アンケートは、非正規職員を含む全職員497人を対象に実施いたしました。  先ほど御質問にもありましたが、今年2月に職員労働組合がパワハラに関するアンケート調査を行いましたが、今回改めて同様の調査を行うことにより、その後の環境変化に伴う実態の把握や、当時報告がなかった事案などがないか調査するとともに、働きやすい職場環境をつくるための改善提案や意見などを募り、今後の組織体制の整備に生かしてまいります。  現在アンケートの集計作業を進めておりまして、12月末を目途に調査結果を公表したいと考えております。  第三者委員会では、今後、収集した資料やこの職員アンケートの結果、また関係職員からのヒアリングなどをもとに、来年2月をめどに報告書を取りまとめる予定といたしております。  その報告内容を踏まえまして、氷見市長の行動規範及び政治倫理に関する条例あるいは氷見市コンプライアンス・ガイドラインなど関係例規の見直しを行いまして、市民から信頼される組織体制づくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、ふるさと納税について答弁を求めます。  藤澤市長政策・都市経営戦略部長。   〔市長政策・都市経営戦略部長 藤澤一興君 登壇〕 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) ふるさと納税につきまして、今年度は4月から11月までの8カ月間で2,303件、7,335万円の御寄附をいただいております。  昨年同時期までとの比較では、件数で7%、金額で5.5%減少しております。全国の状況につきましては、現在統計がないことから正確な数値は不明ではありますが、新聞報道等によれば、半分以上の自治体が昨年に比べて減少しているようであります。  返礼品の調達価格割合を3割以下にするなどの総務省通知への対応につきましては、事業者との調整を終え、6月議会でも申し上げましたように、今年8月1日から全ての返礼品について対応済みとなっております。  返礼品の調達価格割合を3割以下にしたことによる影響につきましては、現在、実際に寄附額が減少している現状から、返礼品のお得感が薄れたなどの心理的な冷え込みが生じているのではないかと推測しております。  寄附額2億円という目標を達成するため、返礼の品を約100品目から約160品目に増やすとともに、これまでの募集窓口に加えまして、先月13日から携帯電話会社系列の募集窓口を新たに追加したところでありまして、ふるさと納税しやすい環境を整備したところであります。  この新しい募集窓口につきましては、先月13日から30日の間に─ほぼ18日間でございますが─その間に124件、292万円の御寄附をいただきました。今後ますます増えていくものと期待をしております。  また、今年度は新たな試みといたしまして、昨年度御寄附いただいた方全員に暑中見舞いをお送りするなど、氷見市のふるさと納税のPRに努めているところであります。  今後も個性と活気のあふれる地域へと発展していくために、ふるさと納税を地方創生のツールの1つとして積極的に取り組んでまいります。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、クロマグロの漁獲規制について答弁を求めます。  表建設農林水産部長。   〔建設農林水産部長 表 良広君 登壇〕 ◎建設農林水産部長(表良広君) まず、本年の漁獲量について申し上げます。  富山県農林水産総合研究センター水産研究所が発行いたします県内の主要魚種の漁獲量調査によりますと、1月から11月中旬までの間、富山県全体で対前年比48%減の1万534トンとなっており、その要因といたしましては、マイワシが対前年比0.1%の62.2トンと不漁であったことなどが挙げられます。  このことは氷見魚市場でも同様の傾向にありますが、マイワシは比較的単価の安い魚であることから、年間の漁獲金額への影響はあまり大きくならないのではないかと関連団体の見解をお聞きしているところであります。  市といたしましては、これから本格的な冬場の書き入れ時を迎えるに当たり、寒ブリやスルメイカなど付加価値の高い魚の水揚げに期待するとともに、引き続き安定的な漁獲につながる藻場の保全や資源管理型漁業等に支援してまいりたいと考えております。  次に、クロマグロの小型魚の漁獲規制について申し上げます。  本市の定置網漁業では、本年2月に国、県からの自粛要請により休漁せざるを得ず、経営への影響が避けられない状況であったことから、この対策について国、県に要望しており、市議会においても国会等関係機関に意見書の提出や要望活動があったところであります。  こうした中、10月に北海道の定置網で大量のクロマグロの小型魚が水揚げされてしまったことから、富山県を含め共同管理グループ20道府県に国からの自粛要請が発せられましたが、ブリ漁などに影響が出るとして、現在のところ、県としての自粛要請はされていない状況であります。  こうしたことから、先日、市長みずから水産庁に出向き、定置網からのクロマグロの小型魚の放流技術の開発はもとより、定置網漁法の特性に配慮した漁獲枠の見直し、定置網漁業を含めた沿岸漁業への割り当ての増枠、巻き網漁業や各都道府県の間で漁獲枠を移譲するなどの仕組みづくり、休漁等による収入補填及び運転資金対策の充実について強く要望してきたところであります。  また、県においても、クロマグロの小型魚だけを定置網から逃がす技術開発に向けての調査費を補正予算に盛り込み、対策に御尽力をいただいていると伺っております。  今月2日には、氷見魚ブランド対策協議会判定委員会から、ひみ寒ぶりシーズン開始の宣言がありました。「寒ブリ漁の最盛期に休漁できるわけがない。漁業者の生活が成り立たない」という漁業協同組合長の発言のとおり、私どもも強く危機感を抱いております。  今シーズンは、ブランド力向上のため、7キログラム以上をひみ寒ぶりに認定し、宣言から昨日11日までで2,100本余りの水揚げがあったと聞いておりますが、今後ますますの豊漁を願うとともに、クロマグロの小型魚の漁獲規制の影響が極力小さくなるよう、課題の解決に向け、逐次関係機関から情報収集するとともに、国、県等に要望を重ねていくなど粘り強く働きかけてまいります。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、氷見市きときと魚大使について答弁を求めます。  山口まちづくり推進部長。   〔まちづくり推進部長 山口 優君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 氷見市きときと魚大使は、氷見の魚を通して、本市の観光資源及びイベントなどの情報発信や、イメージアップを図り観光客の誘致促進につなげるとともに、本市のまちづくりに効果のある情報を提供いただくことを目的として、平成5年から大使として委嘱を行っているものであります。  きときと魚大使となっていただいております方は、藤子不二雄A先生をはじめ、現在16名の方にお願いをいたしており、その任期は2年でありまして、無償での御協力をお願いしているところであります。  大使の方へは、本市のPR等の活動の資料として、本市のイベント情報や「広報ひみ」を毎月お送りするほか、節目節目の御挨拶程度で、無償でお願いをしておりますことから、それ以上の積極的な交流や活動への参加はお願いしていない状況となっております。  また、道場六三郎氏や嵐山光三郎氏、三國清三氏など、きときと魚大使以外の方でも、これまで氷見市に御縁があり現在も交流させていただいている方がおられますが、魚大使と同様に積極的な交流、連携は行っていない状況にあります。  氷見に対し好意を持っていただき、快くきときと魚大使となっていただいた方々や現在も交流をさせていただいている皆さんは、大きな情報発信力と影響力、豊富な知識、経験を持っておられます。  このことから、今後につきましては、議員御指摘を踏まえ、きときと魚大使をはじめとした本市に御縁のある方々との交流のあり方や新たな大使の委嘱など、本市の観光PRにつなげる活動の連携を深めるために、積極的な交流や働きかけなどを検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、公立保育園について答弁を求めます。  草山市民部長。   〔市民部長 草山利彦君 登壇〕 ◎市民部長(草山利彦君) 本市の公立保育所は5園で、昭和44年から平成2年の間に建設され、いずれも老朽化が進行しております。  このため、毎年保育所営繕費を計上し、各施設において工夫を凝らしながら、安全で良好な保育環境の確保に努めているところであります。  しかしながら、施設の老朽化に加え、建設当時と今では生活様式が変化していることや、0歳児、1歳児といった低年齢児の入所が増加したことにより、設備や機能が現在の保育ニーズを満たしていないため、公立保育所の改築についても検討が必要な状況にあります。  一方で、本市の出生数は年々減少傾向にあることから、公立保育所の定員については縮小の方向が避けられない状況にあります。  こうした少子化の中にあっても、市全体の保育や幼児教育を牽引し、市の保育・教育の中核を担う機能を有する保育所は必要であると考えております。  公立保育所の今後の整備でありますが、まずは運営に必要な基準を明確にした上で、民間の保育所及び認定こども園の状況を踏まえるとともに、市のグランドデザインとの整合性を図りながら、老朽化の著しい施設から順次計画してまいりたいと考えております。  次に、配慮が必要な児童の保育についてお答えします。  近年、保育所におきましては、身体的・知的の障害や遅れから、配慮を必要とする児童が増えております。  市では障害児保育事業実施要綱を定め、こうした児童のうち、小児神経専門医による診断や児童相談所の心理判定を受け個別の配慮が必要と認められた児童を対象に、基準を超える保育士を配置、具体的に言いますと、対象児童3人につき経験豊富な保育士1人を配置し支援に努めているところであります。  以上です。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) ただいま答弁をいただきました。  まず初めに、地方創生総合戦略について再質問させていただきたいと思いますが、いろいろな目標に向かってそれぞれ取り組んでおられるところであります。  先ほど質問のときに申し上げましたけれど、国のKPI検証チームの取り組みの評価では、基本目標Ⅰの雇用をつくる、それから基本目標Ⅲ、結婚・出産・子育ての希望をかなえる、そしてⅣ番目の安全な暮らしを守るの、この3つに関してはおおむね進んできているというふうにしております。  ただ、Ⅱ番目の新しいひとの流れをつくるというところに関しては、やはりまだそれが十分には進んでいないのではないかなということを言っておられるんですけれども、氷見市においてもそれに対しては同じ傾向であるというふうにお考えですか。藤澤部長。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) 氷見市におきましても、やはりこの新しいひとの流れをつくるにつきましては、すぐにはなかなか効果が出る事業ではないというふうに思っております。  Iターン、Jターン、Uターン、それぞれあるわけでございますが、今のところ、Uターンにつきましてはぶり奨学プログラムを進めていきたいということ、またIターン、JターンにつきましてはIJU応援センター等の活動ということでございまして、あらゆる政策を総合的に駆使しまして目標に向かって進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) ぜひ効果的に進めていただければというふうに思いますが、まず総合戦略の検証についてですけれども、先ほどの答弁によりますと、年度が終わって、それから市庁舎内の本部会議で報告し、それから市議会に報告し、そして協議会にまた報告して、いろいろと話をしていただくというところだったというふうに思いますけれども、ただそれだと、年度が終わってからということになると、当初予算には全然間に合わないというところが出てくるのではないかなと思うんですが、その辺、もう少し早めに行っていってはいかがかなと思うんですけど、藤澤部長、どう思われますでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) 先ほど申し上げたように、報告等は年度が終わってからということでございますが、例えば人の移動、そういうものにつきましては、毎月統計を出しまして検証しているところでございまして、分析は進めているところでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) それでは、できるだけスピード感を持ってやっていただければというふうに思います。  この地方創生総合戦略というものは、今まで人口ビジョンによると、人口の減少のカーブをいかにして緩やかにできるかというものであります。この結果というものはまだまだずっと先の問題ではないかなと思いますけど、ただ、今取り組みを強めていかないと今後どうなっていくかわからないというところでありますので、しっかりとKPIの検証をしていただいて、PDCAのサイクルをしっかりと回していただいて目標達成に努めていただきたいなというふうに思っております。  次に、ふるさと納税についてですけれども、きのうの椿原議員の御質問の中にもありましたけれども、11月末で7,000万円強ということであります。去年と比べて多少下がっているということですけれども、そして12月が一番納税していただける時期だというふうに聞いております。  そのために、今とりあえずこの12月に向けて何か大きな手だてを考えておられますか。藤澤部長、よろしくお願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) やはり11月、12月が勝負のときというふうに考えておりまして、先ほど申し上げましたように、新しいチャンネルを設けたこと、あとは、昨年度もありましたが、東京氷見会の会員の皆様にも案内を送付いたしております。175名の会員の方にも御案内を送付して、また納税をお願いしたものでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) 先ほど答弁でいただいた携帯電話のチャンネルですかね。6月の答弁のときに複数のチャンネルにしてということで、今回この携帯のチャンネルが上がってきたと思うんですけども、ただ、11月13日ということで、ちょっと遅くなっているのではないかなと思うけど、その辺はなぜ遅くなったのかお答えいただけますか。藤澤部長。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) やはり会社のほうとの調整に時間を要したものでございます。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) それ以上にチャンネルを増やすということはなかったんでしょうか。藤澤部長。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) もう1社とも交渉したわけでございますが、なかなか手続に難しいところがございまして、現在は1社増やしたのみにとどまっております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) わかりました。もっとチャンネルを増やせるように努力していただけばなというふうに思っています。  あと1つ、ちょっと違う点なんですけれども、今回の補正予算にこのふるさと納税の寄附金のお金が計上されていないというふうに思うんですけれども、それに関しては何か方針が変わられたんでしょうか。藤澤部長。 ○副議長(萩山峰人君) 藤澤市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(藤澤一興君) 予算の計上につきましては、以前は寄附があるごとに補正が、機会あるたびに積立金あるいは寄附金の収入につきまして計上させていただいたわけでございます。  今年度におきましては、ふるさと納税2億円という目標を定めさせていただきまして、6月補正予算におきまして、4つの基金、ふるさとづくり基金、ぶり奨学基金、教育文化振興基金、スポーツ振興基金、合わせまして2億円という額につきまして歳入歳出それぞれ計上させていただいたものでございます。  したがいまして、補正につきましては、このそれぞれの基金の予算額を超えた段階でまたお願いすることになろうかというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) わかりました。その辺がちょっと見えなかったもので質問させていただきました。  それでは次に、クロマグロの件に関してですけれども、市長が水産庁へ行ってこられていろいろ要望を行ってきたということを聞きましたけれども、市長、どのような感触でございましたでしょうか。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) これは12月4日の日に行ってまいりました。水産庁、アポを取れなかったので、課長さんとはお話ができまして、いろいろ氷見の定置網といった、混獲をやっておりますので、クロマグロだけをとっているわけではないということと、またやはり氷見の寒ブリという漁と重なる時期になると、大変これは経営、そして死活問題であるというふうなことも訴えましたら、十分お酌み取りをいただいたところでございまして、十分また検討させていただきたいという御返事をいただきました。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) ぜひもっと強力に要望していただきたいというふうに思いますが、先ほど部長の答弁の中にクロマグロだけを逃がすような漁法を今から考えていくということを言っておられたと思いますけど、それはどのような方法になるんでしょうか。表建設農林水産部長。 ○副議長(萩山峰人君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 私ども聞き及んでいる範囲でございますが、マグロとブリの泳ぐ深さが若干違うというようなことを聞いておりまして、マグロは割と浅めのところを泳ぐというような習性があるということで、その範囲の漁網の目を粗くするとか、そういったことも一つ考えられるのではないかというように聞いております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。
    ◆12番(積良岳君) 私もどんな方法があるのかわかりませんけれども、せっかくですので、早くそういうことが確立できるようにまたお願いしていきたいというふうに思います。  これでクロマグロは終わりまして、きときと魚大使に関してですけれども、本当に多くの方々になっていただいているということを実感しております。  その中で、無償だからどうだからということであまり声をかけないというのは逆に、向こうの思いもあってしていただいていると思いますけれども、それをやはりこの氷見市のPRにつなげていくのが必要ではないかなと思うんですけども、もっと積極的にアピールしてはいかがかなと思いますが、山口まちづくり推進部長、どう思っておられますか。 ○副議長(萩山峰人君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 議員仰せのとおり、積極的に活用したいと思っております。  また、この方々と、フェイス・トゥ・フェイスというか直接顔を合わせていろんな話をさせていただきたいというふうに考えておりますので、今後そういうことを頑張っていきたいというふうに思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) よろしくお願いしたいと思いますが、1つ、きときと魚大使を委嘱する要綱ですか、あそこに書いてあることが大分古いことが書いてあるなと思います。200万人交流都市であり、6万人定住ということが書いてありました。  これは前回の総合計画時代のことではないかなというふうに思いますので、この綱領を見直していただきながら、いかにしてよい、きときと魚大使となりますか観光大使となりますか、そういうものをしっかりとしていっていただきたいと思いますけれども、山口まちづくり推進部長。 ○副議長(萩山峰人君) 山口まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 仰せのとおり、現在の設置要綱につきましては平成17年のものでありますので、相当時代の変化もあります。当然、現在つくっております総合計画のほうも内容が変わってくると思いますので、見直しをかけ、また有効に活用できるよう努めてまいりたいと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) この方々は本当に氷見市にとって大事な宝の方であると思いますので、ぜひ積極的な交流を深めて、積極的なアプローチをしていただければなというふうに思います。  あと、公立保育所についてですけれども、何回も質問が来ていると思います。公立保育所、5園がありますけれども、やはり一番古いのは、先ほどのお話でもありましたけれども、昭和44年に建てられているということであります。一番新しくても平成2年ということで、全て25年以上たっているということで老朽化が激しいかなと。  子どもたちが安全に、そして安心に保育をするためには設備の改修も早めていかなければならないと思いますし、そのためにも、今後保育園の計画をどうしていくかということも早めに考えなくちゃいけないと思います。  グランドデザインの中でも考えていくということはお聞きしておりますけれども、早急に考えていくべきことではないかなと思いますけれども、草山市民部長、考えをお聞かせ願います。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 議員さんがおっしゃられたとおり、保育環境の整備は本当に喫緊の課題というふうに認識しております。  先ほど答弁申し上げましたように、保育所の運営基準については庁内で検討いたしております。ただ、先ほど申し上げましたように、グランドデザイン、現在策定中でございまして、この結果を踏まえまして、できるだけ早く計画を策定していきたいと、そういうふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) それでは、早めに検討していただいて、保育園、それぞれ私も見ておりますけれども、いろいろとその保育園、保育園のカラーというものもありますので、そういうことも含めながら考えていっていただければというふうに思います。  最後に、コンプライアンスの確立についての質問をちょっとさせていただきたいと思います。  今回、市長の話によりこの委員会を立ち上げたということだというふうに思っておりますけれども、先ほど冒頭に、第三者委員会というものは名前のとおり第三者だけが入ってやるものではないかなと私は一般的に考えておったんですけれども、今回は顧問弁護士、そして元市の職員さん、そして副市長ということになっております。  これに関して、やっぱり一般的な第三者委員会というものとは違うと高橋総務部長は考えておられますか。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 議員さんがおっしゃられたように、正確には第三者を含む委員会かもしれません。今回この委員会には特に正式な名称は設けておりませんが、しっかりと調査検証していく上では第三者的な立場でしっかりとやりましょうということで、9月議会にも市長のほうから構成メンバー、大体3人についてお話がありました。  私どもとしては、第三者を含むという思いは持っておりますが、極力第三者的な立場でという意味合いで使わせていただいたものであります。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) 第三者を含む形ということで考えておきます。  それで、その第三者の中に入っておられる副市長に、副市長は内部の方でございますけれども、その副市長は今回この第三者委員会の中でどのように取り組んでいかれるおつもりなのかということをお聞かせいただけますか、副市長。 ○副議長(萩山峰人君) 前辻副市長。 ◎副市長(前辻秋男君) このたびの第三者委員会の立ち上げに際しましては、市長のほうから、これまでの問題となったそうした事案の発生原因等について、弁護士さんとかを含めた第三者的な方を含めて、改めてしっかりと調査検証し、二度と発生しないよう再発防止のために組織、体制をつくるよう徹底していきたいと、こういう話が市長からございました。そして、市長のほうから、私にも第三者委員会の一員に加わるよう御指示をいただいたところでございます。  その中で、私としましては、これまでの不適切な事務処理によるコンプライアンス違反につきましては、私、副市長として未然に防止することができなかったことの責任のとり方としまして、さきの9月の定例市議会において、自身を律するための措置をとらせていただいたところでございます。  この上は、現在進めている第三者委員会での調査検証をしっかりと果たすことによりまして、真に市民から信頼を得られる市役所にしていくことが私に与えられた責務と捉えておりまして、その責任を全うすべく、これまでもその覚悟を持って臨んできたところでありますし、今後もそうした思いで努めてまいる決意でありますので、御理解いただければと思っております。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) 今、副市長のお気持ちを聞かせていただきましたので、頑張っていただきたいというふうに思いますけれども、最後に市長に、人選を含めて、この第三者委員会に対する市長のお考えについてお聞きします。 ○副議長(萩山峰人君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今回の第三者委員会、正確に言うと内部の職員もおるわけでございますけれども、この構成につきましては、委員長に中立的な立場である市の顧問弁護士についていただきまして、そして副委員長には元の市の代表監査委員、そして委員として副市長が加わっているわけでございます。  このメンバーに副市長を含めました理由といたしましては、1番目といたしましては、前辻副市長におきましては、平成27年4月からこれまで、副市長といたしまして市政全般にわたりまして市長を補佐し、そして組織を統率した立場にありまして、これまで起きた問題事案の背景や経過あるいは実状についても内容について把握されているのではないかというふうに思ったことがございます。  2つ目といたしましては、さきの9月定例市議会におきましても、副市長として、管理監督責任からみずからを律する措置を取られておりまして、その責任を全うすべく、今ほどの答弁にもありましたように、第三者委員会が担う調査検証に強い覚悟を持ってしっかりと取り組んでいただけると、そういうふうな私の思いもあったからでございまして、こうした2点から副市長を委員として加えたものでございますので、どうか御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○副議長(萩山峰人君) 12番 積良 岳君。 ◆12番(積良岳君) わかりました。これまでいろいろな事案がございました。それを徹底的に今から調査研究されていくということだというふうに思っております。  信頼回復に向けて、市役所一丸となってやっていかなければならないというふうに思っていますので、しっかりと調査検証を行っていただきまして、市民から信頼され、そして職員が働きやすいような環境づくりをしていただくようにお願い申し上げまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。   〔14番 荻野信悟君 登壇〕 ◆14番(荻野信悟君) 自民同志会の荻野信悟でございます。  私も積良議員同様、市民議会議員の皆さんが傍聴されているのでより以上に気合いを入れて質問させていただきます。  今年も残すところ20日を切りました。平成29年氷見市の10大ニュースには何がノミネートされるのでありましょうか。  私は、4月に執行されました市長選において、政策公約に「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」を掲げ、多くの市民からの支持を得て新市長が誕生したことが上位に入るのではないでしょうかと思っております。  氷見市の将来を託された林市長には、平成30年度の予算編成、組織における職員配置など、新年度に向けての準備を進めていることと拝察いたします。  改めるべきは改め、継承すべきことは継承、未来は過去の検証なくしてあり得ませんという視点から、今年はとり年であります。そのとり年のトリとして、12月定例会最後の質問者として市政一般について質問いたします。  まず初めに、氷見市議会決算特別委員会は11月13日から17日までの5日間の日程で開催されました。いろいろと書類審査を行い、最終日の17日には3年ぶりに決算を認定したところでございます。  がしかし、認定したものの、問題がないわけではなく、委員からは多岐にわたる質疑が出ておりました。中でも、平成28年度の予算の執行について執行率の低さの指摘があり、当初予算からの執行率50%以下の事業については、平成27年度におきましては63件、平成28年度においては132件でありました。予算を執行するということに対して軽んじているのではないかと思わざるを得ません。また、低執行によるところの減額補正金額の多さにも驚きを感じるものでありました。  そもそも予算というのは初期の目的を達成すべきためにあり、執行してその成果が初期の目的を達成したかどうかを検証しなければなりません。事業内容においては理解できないものもないではありませんが、予算執行しないで減額補正するなどとはどういうことなのでありましょうか。  予算を編成する際に、十分な議論もなく、事務量をこなす能力以上に必要以上の予算枠を安易に確保されているのではないでしょうか。低執行にならないよう、予算編成会議においてしっかりと査定が必要と考えますが、この低執行の問題については平成28年度の決算特別委員会でも指摘がありました。当時の総務部長が、予算ヒアリングの中で十分議論をさせていただきたい。そうすれば執行率の低下は解消されると答弁しております。にもかかわらず、低執行率の解消には至っておりません。  そこで、高橋総務部長に予算の低執行についての見解をお伺いいたします。  次に、平成29年4月1日現在の職員数でありますが、事務職、土木職、保健師、栄養士などの一般行政職員は270人、保育士が32人、そして用務員、調理員などの技能労務職が38人、消防職が55人の計395人であり、一般行政職のうち任期付職員については9人、うち一般の任期付職員が4人、そしてより専門性が高いと言われている特定任期付職員は5人であります。嘱託職員、臨時職員は127人で、正規職員と非正規職員の合計は522人になります。  年度の推移を見ますと、非正規職員は平成26年度が90人、平成27年度が106人、平成28年度が120人と年々増えております。  そういう状況の中、一方で、正規職員は平成26年度が421人、平成27年度が405人、平成28年度が402人と減少しているのであります。これは、行革プランの中で正規職員を対象に減員に努め、一方で、必要な行政サービスを提供するために非正規職員を増員してきた結果であります。  職員数に占める非正規職員の割合が増える傾向にある中、非正規職員も含め定員管理をどのように考えているのか。  また、市長は6月定例会において、任期付職員はライン職ではなく、その知識や経験を直接生かせるスタッフ職として活用されるべきとして、今後は、制度本来の趣旨に基づき適正な配置に努め、高度な専門知識や経験、すぐれた見識を必要とする業務かを見定め、真に必要な場合に限り、本人の意向も踏まえ、任期付職員を活用した適正な配置を行うと答弁していますが、そこで、職員配置をどのように考えているのか、来年30年度の職員配置の考え方について高橋総務部長にお伺いいたします。  次に、公募についてお伺いいたします。  業務委託先を決める際には、委託に要する価格の安いほうを提示した者を選定する競争入札方式が用いられることが多く、また公共建築物などの設計の場合、コンペが行われることがありますが、専門性を要する業務などの場合、単に価格の安さだけで選定したのでは期待した結果が得られない場合があり、過去に実績のある者を選定する随意契約を実施するとした場合、公平性の観点から公募により複数の者からその目的に合致した企画を提案してもらい、その中から企画・提案能力のある者を選ぶ方式がいわゆるプロポーザル方式であります。  プロポーザル方式は、製品や事業などについて、提案だけではなく、業務の実施方針、実施体制、実績などを含め提案者を総合的に評価して決めることから業者指定契約となるので、特命随意契約という認識を強く自覚し、選定過程の公平性、透明性に努めなければならないことは言うまでもありません。つまり、データに基づいて適切に行われ、審査結果の公平・公正性に努めなければなりません。  前市長時代にプロポーザルにおいて、審査委員会の結果によらず、後づけと思われる理由による選定や所定の手続によらない進め方など、疑念を持たざるを得ない多くの事例について、決算特別委員会、定例会の場で指摘してきた経緯があります。  契約のあり方について、必要性、合理性、有効性を念頭に置きながら進行することが肝要であり、発注方法や選定結果に対して公平性に問題はないのかチェックが必要と考えますが、高橋総務部長の御所見をお伺いいたします。  次に、民間保育士の処遇改善についてお伺いいたします。  国では、待機児童解消加速化プランの確実な実施のために、子ども・子育て支援新制度における地方公共団体の計画を踏まえた国全体で必要となる保育士数を推計し、その必要となる保育士を確保できるよう、人材育成、就業継続支援、再就職支援、働く職場の環境改善等の施策を推進することを目的として、総合的保育士確保プランの中で民間保育所等施設の保育士等の処遇改善を行うとし、今回、民間保育所等施設給付事業費が今定例会に上程されております。  当市における状況としましては、平成17年度保育所数につきましては、公立が18園、私立が5園でありましたが、平成18年から統廃合、民営化が進み、現在、公立が5園、私立が10園、それと事業所内保育所として、社会福祉会館内にこども館きららがあります。0歳児から5歳児まで1,292名の入所状況であります。  内訳としまして、公立保育園では168名、私立保育園、幼稚園では1,124名であります。民間保育園、幼稚園の入所者数の占める割合は87%であります。園長、副園長14人、事務等職員が9人、正規保育士・教諭で154人の計177人分として7,983万6,000円が上程されておりますが、その概要について草山市民部長にお伺いをいたします。  最後に、朝日山公園の整備について山口まちづくり推進部長にお伺いをいたします。  朝日山公園の北側で平成8年度から県の急傾斜崩壊防止対策事業が実施され、災害発生時の高台の避難先として朝日山のエリアの整備が必要であること、津波による避難先の確保、景観等の資源の活用を図るためとして、朝日山公園整備と一体的に整備を行うために、平成10年度から都市計画事業として着手し、全体計画で面積7ヘクタールでありますが、現在1.6ヘクタールが完成し供用中であります。  また一方、事業費ベースで見ますと、進捗率においては70%と聞いております。  そこで、今後の朝日山公園の整備計画について山口まちづくり推進部長にお伺いいたします。  この春には、鉄骨づくりの延べ床面積114.09平方メートル、エアコン完備、多目的トイレ1つ、洋式トイレ1つ、シンク─これは台所の流し台でありますが─が1つ、それからテーブル6、ベンチ12個を備えておりますところの休憩所が完成いたしました。  使うこと、考えること、つくることが一体となっての公園づくりの拠点となるこの朝日山公園の休憩施設を中心に、今後、多様、多彩な利用が予想されますが、市民にとって身近な親しみのある総合公園として、あらゆるリクエストに応えられるよう配慮が望まれるものであります。  起伏に富んだ地形、眼下に市街地を見下ろし、東には有磯の海、阿尾城跡、北の遠方には石動山、このすばらしい眺望や空間を生かしたイベント等の開催に対応可能な機材等の設置についての御見解を山口まちづくり推進部長にお伺いし、本年最後の質問者としての一括質問を終わります。 ○副議長(萩山峰人君) 初めに、平成28年度予算の執行について、平成30年度の職員配置の考え方について及び公募のあり方について答弁を求めます。  高橋総務部長。   〔総務部長 高橋正明君 登壇〕 ◎総務部長(高橋正明君) 予算の執行率に係る決算特別委員会での御指摘につきましては、組織として大変重要な課題と受けとめております。  本年度は、職員個々人が年間業務スケジュールを作成し、それを組織として、また各所属長が把握、管理することで極力一個人に業務が偏らないように改善するなど、未執行、そしてまた低執行とならないよう各業務の進捗管理に努めているところであります。  さらに組織の実行力、機動力を高めていけるよう、業務量と組織体制、職員数のバランスについても把握、検証を行い、より効率的で生産性の高い組織へ改編するとともに、また適正な人員配置へとつなげてまいる考えでございます。  また、補助金などについてはその必要性は言うに及ばず、これまでの実績や補助対象者数の推移などを踏まえつつ必要見込み額を予算計上してきているところではございますが、予算額と決算額に大きな乖離が生じている、そういったものも見受けられますので、その必要性や補助効果などをもう一度原点に戻って見直し、制度の廃止も含めて、そのありようを検討する必要があると考えております。  現在、平成30年度当初予算の編成作業を進めており、その中では、予算要求事業をどのように具体化し進めていくのかを示した年間業務スケジュールや見積額の積算根拠、必要となるマンパワーなど、そうしたことを十分精査することにより事業の目的が達成されるよう予算づけを行うとともに、業務量の増大を招かないようスクラップ・アンド・ビルドを徹底してまいります。  特に予算額と執行実績に乖離のある事業については、その必要性、事業効果などを厳しくチェックをし、事業効果が乏しいものについては積極的に事業の廃止を促すなど、執行率の低下を招かないよう、新年度の予算編成の中でしっかりと見ていきたいというふうに考えております。  続きまして、職員の配置についての考え方でございますが、市が直面しております人口の減少や少子高齢化、また過疎化といった社会的要因に伴う行政課題に対しましては、総合的な視点から早急かつ的確に対応していかなければなりません。このため、創造的な業務あるいは政策立案などを担う部門には、やはり正規職員を重点的に配置することが大切であります。  一方、育児休業者の代替の職員でありますとか、臨時的、定例的な業務、一定期間に限り繁忙が見込まれる業務などにおいては、嘱託・臨時職員、パートタイマーなどの非正規職員の活用もあわせて図るとともに、定年退職をした職員の技術あるいは知識を活用できる、そういった業務には、再雇用や再任用短時間勤務職員、そうした配置も考えてこれまでも行ってきているところでございます。  また、先ほど御質問の中で取り上げられましたが、いわゆる任期付職員のことでございますが、これまで地方創生の取り組みが求められる中で、民間から任期付職員を登用し、総合戦略やグランドデザインの策定といった高度の専門的な知識、経験またはすぐれた見識が求められる職務について、一定の期間、特定任期付職員として配置をいたしております。  このほか、観光戦略や文化振興、またセールスマネジメント、こういった業務について、やはり専門的な知識、経験が求められるということから、担当する職員を仮に内部で育成するということになりますと一定の期間を要するということから、公務の効率性も考慮し、一般任期付職員として外部から採用し配置をしたところであります。  なお、平成30年度のこの任期付職員の配置につきましては、市として必要最低限の業務に限り、本人の意思を確認し配置を行うことといたしております。  現在、新たな行政改革プランを策定中でありますが、定員管理については正規、非正規職員あわせて定員管理を行うことといたしております。  そして、正規職員と非正規職員が担うべき役割、そうしたことにはしっかりと配慮しつつ、多様な任用形態、そしてまた勤務形態で職員配置が最も適切になるように、最小の経費で最大の効果を上げられるよう効率的な組織運営に努めてまいります。  次に、公募のあり方についての御質問でございますが、公募は、入札においては一般競争入札、そしてプロポーザル方式においては参加者を広く募集するという形で行っております。  事業者の選定に当たりプロポーザル方式を実施しようとする場合は、公募に入る前段階といたしまして、庁内に氷見市指名業者選考委員会というものを設けております。こちらでプロポーザル方式による実施の適否、それがふさわしいかどうかということを審議することを要綱で定めておりまして、そちらで実施が承認された後、公募の手続に入ることになります。  プロポーザル方式の公募においては、参加者の要件、実施要領など業務の実施に関する必要な事項を示した要領を、氷見市のホームページなど、あるいは広く新聞等にも掲載することがありますし、いろんな協会等の加入しておられる、そういった事業者にもこちらから直接案内をお送りすることもあります。そういったことによって広く参加者を募ることといたしております。  公募に対して参加を希望される方は、事業の担当課に参加表明書を提出していただき、その参加資格があるかどうかということの審査を経て企画提案書を提出いただくこととなっております。  この後、学識経験者や専門家、市の職員などで構成する選定委員会というものを開催し、提案いただいた企画書に基づいてプレゼンテーションが行われまして、事前にその評価基準というものを公表しておりますので、その公表された評価基準に基づいて選定委員によって審議を行い、最優秀者が契約候補として決定される。また、最終的には内部での決裁を経て随意契約の相手方となるものであります。  契約の相手方となる企画提案者には書面による通知を行っておりますし、選定されなかった提案者にも書面による通知を行うとともに、この結果についてはホームページなどで公表をさせていただいているところでございます。
     こうした契約の執行に当たりましては、今後とも公平性、公正性がしっかりと確保されるように万全を期してまいります。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、民間保育士の処遇改善について答弁を求めます。  草山市民部長。   〔市民部長 草山利彦君 登壇〕 ◎市民部長(草山利彦君) 働くことを希望する女性が安心して子どもを生み育てる社会を構築するためには、保育の担い手である保育士の確保は不可欠であります。  このため国においては、民間の全ての保育士等を対象に2%、月額6,000円程度の賃金改善を行うことといたしました。  また、中堅・若手向けの役職の創設による処遇改善を行うことにより、保育所等におけるキャリアアップの仕組みの構築を支援することといたしております。  具体的には、中堅向けの役職については、経験年数がおおむね7年以上の職員に対し、園長や主任保育士等に次ぐ副主任保育士等の役職を創設し、職員の3分の1を対象に賃金を月額4万円加算するものであります。  なお、加算される4万円については、対象者の2分の1の職員に4万円を支給した上で、保育所等の判断により、園長以外の技能・経験を有する職員に配分することができることとされております。  また、若手向けの役職については、若手保育士等のリーダー的職員を職務分野別リーダー等とし、職員の5分の1を対象に賃金を月額5,000円加算するものであります。  この処遇改善の実施に当たりましては、年度末に保育所等を運営する法人から賃金改善の実績報告書を提出していただき、該当する保育士等の賃金が適切かつ確実に改善されたかどうか確認することにいたしております。  また、市といたしましては、今回の賃金の処遇改善だけでなく、保育士や幼稚園教諭の方々の業務効率化を図るための施策や、保育・教育環境の向上のための施策につきましても積極的に支援してまいりたいと考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 次に、朝日山公園の整備について答弁を求めます。  山口まちづくり推進部長。   〔まちづくり推進部長 山口 優君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(山口優君) 現在整備中の朝日山公園は、これまでに第1駐車場、第2駐車場、公衆トイレ2カ所、あずまや、芝生広場、そしてこの5月末には公園の拠点施設である休憩施設が完成し、12月末にはテラスつきトイレの人道橋も完成いたしました。  来年度は、最もにぎわいの中心となる活動的なエリア─これはロングアリーナと呼んでおりますが─そこを優先的に整備を進め、早期に供用開始できるよう努めてまいります。  朝日山公園につきましては、議員の御発言にもございましたが、使うこと、考えること、つくることが一体となった公園づくりを行っており、拠点施設である休憩施設を中心に、市民懇談会を開催しながら公園づくりを行っていきたいと考えております。  また、今年度完成いたしました休憩施設は、社会の成熟化や市民の皆様の価値観の多様性など新たな公園の利活用が想定され、テント演劇やコンサートなどが開催されております。すばらしい眺望にも恵まれておりますし、市民の皆様の創造的な活動の場として利用していただき、市民の皆様にとって親しみがあり利用しやすい公園の整備を進めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それでは、質問の順番と違いますが、まず民間保育士の処遇改善ということで、今回177名分として上がっておりますが、市内の保育にかかわる保育士の方というのは全体で何人でしょうか。草山市民部長。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) すみません。今手元に資料を持ち合わせておりません。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それでは、手元に資料がないということで、私のほうから、担当課からもらいました資料では、園長、事務員、正規保育士並びに教諭、ひっくるめますと177名、そのほかに臨時あるいはパートの保育士が78名という形で資料を頂戴しておりますが、園長、副園長、事務等職員、正規の保育士、教諭を合計しますと177名なんですね。  そうすると、この臨時であるところの保育士78名は今回の処遇改善の対象にはなっていないというふうに理解していいのか、その辺はどのような処遇改善を考えておられますか。草山市民部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) すみません。先ほどの資料なんですけども、今手元に届きました。全体では177名で、その中には臨時、パート等の保育士は含まれておりません。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) これは当然、民間保育所でありますから、事業者がおって、事業者の裁量の中でということで、周りがとやかく言う話じゃない、ほっといてくれという話かもしれませんが、やはり同じ職場で働いておることは間違いないわけでありますね。  やっぱり市としても事業者に対しての、いわゆる保育行政といいますか、預かっている身としてはそういうものに対する支援というものも考えていくべきじゃないかなというふうに思いますが、これはなかなか多額の費用のかかる話でありまして、今回もざっと8,000万円近い、国が2分の1と県が4分の1と市が4分の1からいきますと、市の持ち分だけでも2,000万円ということで、177名に対しての2,000万円。それが78名になってくると相当の持ち出し分があるということで、なかなか気持ちはあっても財政事情が許さないということもあったりすると思いますが、そういうことで、先ほど答弁の中に、いわゆる金銭、給料面だけではなしに、いろんな支援策をしておるということでありますが、現在、民間の保育園で、保育士の方の大体平均の勤務年数というのはどのような状況になっておりますでしょうか。  というのは、先ほど積良議員のほうから、ちょっと質問の趣旨が違いますけども、公立保育所ということでの質問がありましたが、どっちかというと公立の保育士の場合は定年まで無事勤めるという傾向なんですが、民間の場合はどのような状況になっておるのでしょうか。草山市民部長、お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) すみません。こちらのほうは本当に持ち合わせておりませんで、今回の処遇改善というのは、やっぱり7年ぐらいで退職される方が多いという実態に鑑みまして措置されたというふうに伺っております。  やはり民間の方というのは公立と比較して移動が多いというふうに伺っております。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 恐らくこの制度は、そういうことで、キャリアアップするということでの改善策だろうと。いかにして引きとめておくかということだろうというふうに思うわけです。  そこで、給料改善のみならず、再就職支援とかいろいろな支援策を国のほうでは言っておりますが、これも先ほど言いましたように民間事業のやることですから、市がとやかく言う話ではないかと思いますが、その再就職に対する支援なども今までやっておるような状況ですか、それともそれは民間事業者に全て任せてあるというふうな状況ですか。草山市民部長。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 民間の方の再就職まではまだ行っていないという状況でございます。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 今回は、そういう意味では保育所に働く場に対する手当と。  今年の6月の議会では、氷見市で第2子以降無料ということで、市長が政策公約に掲げております「育てたい街」ということで、今回は働く人たちへの対応ということでまことに結構だと思います。なかなか民間の保育経営も厳しいという話も聞いております。  それから、ある民間調査会社の職業資格別年収ランキングということの結果も出ております。それから、厚生労働省のほうで発表している賃金構造基本統計調査でも、非常に保育士の処遇といいますか月給が少ないということ。そういうことも七、八年で離職されていく原因だと。  今回それを何とか補おうということの策だと思いますが、市としても民間事業者とはいえ、先ほど言いましたように、八十数%、90%も子どもを民間のほうに預かってもらっておるわけですから、その辺もしっかりと、給料のみならず、いろんな意味で支援策をお願いするものであります。  そういう意味で、それに対する思いといいますか、なかなか具体的な数値までは要求しませんが、今後どのように子育てという観点から草山市民部長は考えておりますでしょうか。お願いします。 ○副議長(萩山峰人君) 草山市民部長。 ◎市民部長(草山利彦君) 前の議会では第2子の無料化ということを実施いたしておりますけども、やはり第2子にとどまらず第1子から、これは前に市長も答弁申し上げたように、本来国がすべき施策であるとは思うんですけども、そういったことも今後やっていかなければならないと、そういうふうに思っております。  あと、私の経験からしましても、子どもはどうしてもお金がかかるといいますか、保護者の経済的負担を軽減することが子どもを多く産むということにつながるんじゃないかと、そういうふうに思っております。  当面はそういった点、私が今考えているのは、例えばインフルエンザの予防接種に対して助成するとか、そういったことも1つの方法であると思いますし、まずはそういった経済的負担の問題を少しでも軽減していくというか、そういったのが大切ではないかと、そういうふうに考えております。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それでは、平成30年度の職員配置の考え方、先ほど高橋総務部長の答弁にありましたように、予算の低執行と職場の組織というものも非常に関連しているような答弁であったかなと、私はそういうふうに理解しております。というのは、適正な人員配置とか事務量の見直し云々ということで、それもやっぱり予算の低執行にも影響があるというふうに理解しました。  そういう中で、林市長はまさに来年度から自分の手でつくり上げて、いわゆる予算をつくり上げていく。それから組織もつくり上げていく。まさにそれが平成30年度からの新たなスタートというふうに考えてもいいんじゃないかなというふうに思います。  そういう中で、先ほど言いましたように、行財政改革の中で正規職員をだんだん減員してきた原因が、一方で非正規で増員しているということでありますが、組織の中においては、やっぱり課長なり課長補佐、係長、主任、主事と、組織のありようというものが当然出てくるわけでありまして、そういう意味からいきますと、現在、給与条例に基づく行政給料表適用者の中で5級、6級、7級の方の占める割合が非常に高いわけでありまして、そうでない方々と比べて4対6の比率なんですね。それが組織としての健全なあり方かなということもある面においては問われることじゃないかなと。  それと、正規と非正規というのは、話に聞くところによりますと、非正規の方も公務員法が適用になるということで、とはいうものの、おのずからやっぱり、先ほども話がありましたように、職場、その部、課によっては事務的な補助であったりということで、一概に全体を押しなべるということはできませんが、その辺の非正規と正規の職員というのは当然違いがあるわけでありまして、それをいかにして統率といいますかまとめていくかということがやっぱりこれからの8次総合計画後期に向けてあるべき姿の、氷見市の中において組織という部、課の編成も大事なことだと私は思っております。  そういう中で、正規と非正規のバランスを考えながら、いかにして、今回の質問は職員配置でありますから、そこまで答弁ができないのであれば、将来的な話としてどのような形で機構改革というものに向けて今後進んでいくかと。  質問の内容は職員配置なものですから、答えにくいというところがあれば、答えられる範囲の中でひとつ答弁をお願いします。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 予算の執行率と職員配置にもやはり関連性があると思っておりますし、どうしても長時間労働が続くような職場においては予算の執行率も低いのではないかというふうに思っております。  ある部署によっては、重要課題が山積しているという部署もありますので、労働時間というものは1つの指標になると思いますので、そういったことを見ながら組織ごとに平準化がちゃんとできるような、また1つの課にそういう大きな課題が集中しないように、今度新たな総合計画もスタートするわけでありますけども、そうした課題をしっかりと推進できるような組織体制、人員配置、そして正規、非正規につきましても、全体の人件費を増やすことはできるだけ抑えていく必要があると思いますので、その辺のバランスをしっかりと市長の判断をいただきながらつくってまいりたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 任期付職員の本人の意思確認という答弁が先ほどありました。もう既に本人の意思確認はなされておるのでしょうか。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 一応対象9名の方の意思については確認済みであります。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 意思の確認の中には、続けていきたいという方、あるいは違ったところでという方も中にはいるんじゃないかと思いますが、確認の結果はどのような結果でありましたか。公表できますよね。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 先ほどの答弁の中にも、市として必要最低限の任期付職員の活用ということで考えておりまして、今のところ、こちらの思い、それから相手方の思いの中では、平成30年度では3名程度の任期付職員の活用ということで想定いたしております。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) すみません。最近、年がいったら耳が遠くなって、3名の方が何ておっしゃいました? ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 平成30年度においては、今のところ3名を任期付職員という形で継続をお願いするような予定でおります。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) そうしますと、9引く3で6名の方は今回退職されるということですね。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 既に年度内において退職願を出された方もおられますし、4月以降については、一応そういったお話をお互いの合意のもとでやっているということになります。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 先ほど専門的な、あるいはより高い専門的な見地に立ってということ。その6名の辞められる方に対しては、新たな任期付職員をお願いするような予定なのでしょうか、あるいは現職員の中でやっていくつもりなのか。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 今のところ、その6人の方については、現在いる職員でその職務をこなしていくという予定でおります。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) この任期付職員につきましては、いろいろと今までの議会の中でも議論がありましたので、職員のモチベーションから考えても現職員の中でしっかりと組織をつくりながらやっていきたいということでありますので、そのように極力努めるようにまたお願いしたいというふうに思います。  それから、パート職員あるいは臨時職員という、これはいわゆる通常の正規職員と同じ勤務時間、例えば職員が8時間やるとすればパートも8時間やるのか、あるいは通常職員の2分の1とか4分の2とか3とかという、何かそういうことがあるんですか。高橋総務部長。 ○副議長(萩山峰人君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋正明君) 通常、パート職員については、一番平均的なのが1日5.5時間の勤務であります。あと、嘱託職員、臨時職員については、正規職員よりたしか15分短い勤務時間ということで運用いたしております。 ○副議長(萩山峰人君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 私も聞いておりますのは、4分の3未満か以上かということでのパートと臨時ということを聞いておるので、そういう課によっての、やっぱりアルバイトやパートも配置しながら、先ほど答弁ありましたように、政策的な重要なところには正規の職員を持っていくと。まことにそのとおりだと思いますので、平成30年度の職員の配置に向けて、しっかりとした組織の構築に向けてよろしくお願いしたいというふうに思います。  まだまだ本当は質問したいんですが、1つの決まりの中で、時間がありません。今年最後の質問ということで、まとめと言ったらちょっとおこがましいんでありますが、当然のごとく、限られた予算の中で効果を最大限に発揮されるよう、市当局には、質問の冒頭に言いましたように、過去の検証をしながら、将来に向けて新たな希望の持てる平成30年度、将来に向けてより一層活躍されますことをお祈り申し上げまして、とりのトリの再質問としたいと思います。 ○副議長(萩山峰人君) 以上で市政一般に対する質問を終わります。 △議案に対する質疑 ○副議長(萩山峰人君) これより上程全案件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案の委員会付託 ○副議長(萩山峰人君) 次に、ただいま議題となっております議案第65号から議案第76号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第4号)ほか11件及び報告第16号 地方自治法第179条による専決処分については、お手元に配付してあります委員会付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。  なお、念のため申し上げます。報告第17号は市長からの報告事項であり、議会の議決事項ではありません。よって、委員会付託をしませんので、御了承願います。         ───────────────────────── ○副議長(萩山峰人君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。
     お諮りいたします。来る18日は議事の都合により休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(萩山峰人君) 御異議なしと認めます。よって、18日は議事の都合により休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明13日から15日までは常任委員会開催のため、16日及び17日は休日のため、また18日は議事の都合により、いずれも本会議を休み、19日に本会議を再開し、上程全案件の審議を行います。  なお、念のため申し上げます。常任委員会の日程につきましては、12月13日建設防災委員会、12月14日政策厚文委員会、12月15日総務まちづくり委員会を、いずれも午前10時から委員会室において開催いたします。  本日はこれをもって散会いたします。   午後 2時58分 散会...