氷見市議会 2016-12-20
平成28年12月定例会−12月20日-04号
日程第5
議員派遣の件
日程第6
議会運営委員会、
常任委員会及び各
特別委員会の閉会中の
継続審査の件
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出席議員及び
欠席議員の氏名
出席議員(17人)
1番 稲 積 佐 門 君 2番 越 田 喜一郎 君
3番 濱 井 達 君 4番 萬 谷 大 作 君
5番 正 保 哲 也 君 6番 竹 岸 秀 晃 君
7番 松 原 博 之 君 8番 上坊寺 勇 人 君
9番 山 本 克 己 君 10番
小清水 勝 則 君
11番 阿字野 忠 吉 君 12番 積 良 岳 君
13番 萩 山 峰 人 君 14番 荻 野 信 悟 君
15番 谷 口 貞 夫 君 16番 嶋 田 茂 君
17番 椿 原 俊 夫 君
欠席議員(0人)
─────────────────────────
職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 濱 井 博 文 次長 坂 本 博 之
副主幹 串 田 安 弘 主査 西 島 秀 元
─────────────────────────
説明のため議場に出席した者の職・氏名
市長 本 川 祐治郎 君 副市長 前 辻 秋 男 君
市長政策・
都市経営戦略部長 まちづくり推進部長
高 橋 正 明 君 荒 井 市 郎 君
市民部長 山 口 優 君
建設農林水産部長
表 良 広 君
防災・
危機管理監 地方創生政 策 監
荻 野 直 樹 君 宮 本 祐 輔 君
都市・
まちづくり政策監 財務課長 藤 澤 一 興 君
浅 海 義 治 君
会計課長 澤 永貢子 君
教育委員会
教育長 山 本 晶 君
教育次長 草 山 利 彦 君
監査委員
代表監査委員國 本 嘉 隆 君
事務局長 山 口 和 義 君
消防機関
消防長 堂 尻 繁 君
─────────────────────────
午前10時00分 開議
○議長(
嶋田茂君) これより本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付の
日程表のとおりであります。
─────────────────────────
△議案第67号及び認定第1号から認定第3号まで
○議長(
嶋田茂君) 日程第1 議案第67号 平成27年度氷見市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第3号まで、平成27年度氷見市
一般会計、
特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件を
一括議題といたします。
議案第67号及び認定第1号から認定第3号までについては、去る9月
定例会において
決算特別委員会を設け、
今期定例会までの閉会中の
継続審査となっていたものであります。
─────────────────────────
△
決算特別委員長の報告
○議長(
嶋田茂君)
決算特別委員長より、
委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
決算特別委員長 小清水勝則君。
〔
決算特別委員長 小清水勝則君 登壇〕
◎
決算特別委員長(
小清水勝則君) さきの9月
定例会において、
決算特別委員会に審査を付託され、閉会中の
継続審査とされておりました議案第67号 平成27年度氷見市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第3号まで、平成27年度氷見市
一般会計、
特別会計歳入歳出決算の認定ほか2件について、その
審査経過並びに結果について御報告を申し上げます。
本
特別委員会は、9月
定例会本会議において9名の委員を選任した後、正・副
委員長の互選を行うとともに、
審査日程及び審査の
方法等について協議を行いました。その後、本
特別委員会を11月14日に開催し、当局より
決算概要の説明を受けた後、主として予算の執行が議会の議決及び
法令等に準拠し、公正かつ効率的、合理的に行われたかに主眼を置き、
主要施策の
成果報告書及び
監査委員から提出されました
決算審査意見書を参考にしながら、
書類調査、聞き取り調査、
現地調査及び
総括質疑と、18日までの5日間にわたり詳細に審査を行ったのであります。
その結果、まず、認定第1号 平成27年度氷見市
一般会計、
特別会計歳入歳出決算については、特に
漁業交流施設事業特別会計において、第三者に対する支払いの滞りを避けるため、やむなく
繰上充用を認めたものの、
赤字決算は適正な
経営判断ができなかった結果で、その後の
経営努力も見られないとの異議があり、採決の結果、
賛成少数をもって原案を認定しないものと決した次第であります。
次に、認定第3号 平成27年度氷見市
病院事業会計決算については、
医師用住宅の修繕料が
協定違反の形で支払われていたという
予算執行の不手際が、職員の
懲戒処分にまで発展した、
医師用住宅に
特定任期付職員を無償で入居させていた問題の発端であることから、認定にはふさわしくないとの異議があり、採決の結果、
賛成少数をもって原案を認定しないものと決した次第であります。
また、その他の案件につきましては、いずれの案件も
全会一致をもって原案のとおり可決または認定すべきものと決した次第であります。
なお、審査の過程におきまして各委員から多岐にわたる意見が述べられておりますが、以下2点については、強く
善処方を求めるべき事項と相なったのであります。
1点目は、予算の
執行率についてであります。
議会の議決した予算がどのように執行されたかを審査する本
特別委員会において、
執行率は重要な指標でありますが、今回、
執行率の低い事業や未執行のまま機を逸した政策として消滅した事業が多く見受けられました。
特に
観光費においては、平成26年度決算によると、予算現額のうち42%もの額を翌年度へ繰り越しするも
執行率は71%にとどまり、27年度決算によると、26年度からの繰越額の約2割が未執行であり、
執行率は2年続けて7割台と低調なものでした。
北陸新幹線開業1年前と開業元年という本市の
観光振興にとって大切なこの2カ年の決算がこのような状況では、
予定どおりの政策が進まず、機を逸してしまったと言わざるを得ません。
北陸新幹線開業時に新しい
観光パンフレットとポスターの制作が間に合わなかったという大失態だけでは済まされないこの結果は、甚だ遺憾であります。常
日ごろタイミング・イズ・マネーと口にされている市長の
マネジメントは、一体どこに機能されたのでしょうか。低
執行率や未執行のものに加え、
繰越件数も多いということは、計画と実行の乖離があるということであり、せっかく市内全戸配布した「分かりやすい
予算書」もただの
計画書と言わざるを得ません。
また、この結果を分析すると、当初予算、
補正予算の議会への説明で使われた、あの詳細で何枚にもわたる資料は一体何のためのものだったのか、疑問に思えてなりません。綿密に練られた
実効性のある計画で、しっかりとした
積算根拠により算出された金額であれば、スムーズな
予算執行と高い
執行率は担保できるはずです。それなのになぜか。職員が苦労して作成されたこれだけの資料は、単なる説明のための資料にすぎないのでしょうか。そうだとすれば、職員に過大な労力を与えているだけであります。
ついては、議決された予算とその計画の意義を強く受けとめ、予算の計画的かつ効率的な執行を確保するとともに、年間の
執行計画を立て、その
進行管理を徹底するといった
マネジメント機能の向上に努めていただくよう要望いたします。
2点目は、
プロポーザル方式についてであります。
昨年の
決算特別委員会では、
実施フローどおりに手続がされてないケースが多々あり、実態とそぐわない問題点の検証と要綱の見直しを要望しております。今回の審査においても、新たに
プロポーザル審査の
評価方法に対し疑義が生じました。
選定委員会における採点の結果、
合計点数の
最高点の業者を選定せず、その後の委員の話し合いで次点の業者が選定されたり、1人の委員がつけた点数の
最高点と最低点に極端な点差が生じたため、それが選考結果に影響を与えてしまっている例があったのであります。このことは、あらかじめ意中の業者に請け負わせているとの疑念を持たれかねません。そのようなことがなきよう、
審査過程における
公平性・
透明性の確保に努めることを望みます。
また、
まちづくりバンクの
事務備品を
入札方式ではなく
プロポーザル方式により納品している事案は、何度採用した理由を聞いても
具体性に欠け、不可解でなりません。
指名業者選考委員会における
プロポーザル方式の採用・不採用については、
委員会の公開を含め、今後より厳格な判断を求めるものであります。
さらには、
定住誘発型DMO構築事業における
プロポーザルの事案では、公募による
参加業者が1社しかありませんでした。
公募期間などの検証を行い、再公募を実施することは、
公平性・
透明性の観点から検討に値するのではないでしょうか。
以上、
プロポーザル方式による
業者選定が多くなった今こそ、
特命随意契約であることを再認識し、要綱や
実施フローの検証と改善の協議を求めるものであります。
以上、特筆すべき事項を申し上げましたが、そのほか細部にわたる
指摘事項につきましては、審査中、その都度、
担当職員に
善処方を求めてまいった次第であります。
終わりに、当局におかれましては、議会の議決の重さを厳粛に受けとめるとともに、適正で速やかな
予算執行をお願い申し上げ、
決算特別委員会の報告とさせていただきます。
○議長(
嶋田茂君) 以上で、
決算特別委員長の報告は終わりました。
△討論
○議長(
嶋田茂君) これより討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認め、討論を終結いたします。
△採決
○議長(
嶋田茂君) これより採決いたします。
議題のうち、まず認定第1号について採決いたします。
認定第1号 平成27年度氷見市
一般会計、
特別会計歳入歳出決算の認定についてに対する
決算特別委員長の報告は認定しないでありますので、原案について採決いたします。
原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立少数であります。よって、認定第1号は認定しないことに決しました。
次に、認定第3号について採決いたします。
認定第3号 平成27年度氷見市
病院事業会計歳入歳出決算の認定についてに対する
決算特別委員長の報告は認定しないでありますので、原案について採決いたします。
原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立少数であります。よって、認定第3号は認定しないことに決しました。
次に、議案第67号及び認定第2号を一括して採決いたします。
議案第67号 平成27年度氷見市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について及び認定第2号 平成27年度氷見市
水道事業会計決算の認定についてを、
決算特別委員長報告のとおり可決または認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立全員であります。よって、議案第67号及び認定第2号は
委員長報告のとおり可決または認定することに決しました。
─────────────────────────
△議案第71号から議案第86号まで
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第2 議案第71号から議案第86号まで、平成28年度氷見市
一般会計補正予算(第4号)ほか15件を
一括議題といたします。
△
常任委員長の報告
○議長(
嶋田茂君)
常任委員長より、
委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
建設防災委員長 積良 岳君。
〔
建設防災委員長 積良 岳君 登壇〕
◎
建設防災委員長(
積良岳君)
今期定例会において、
建設防災委員会に付託されました諸案件につきまして審査の結果を御報告申し上げます。
本
委員会は去る14日に開催し、付託されました諸案件につきましては、
議案ごとに当局より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったのであります。
審査の結果につきましては、いずれの案件も
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、審査の過程におきまして各委員より発言のありました意見、要望につきましては、
委員会の意向を十分踏まえ対処されますよう付言するものであります。
次に、
除雪対策について申し上げます。
冬期間の除雪は市民にとって関心の高い事業であり、消
雪パイプの
故障等で水が出ないという事態には、
機械除雪に切りかえたり、通学路の除雪も早朝対応を含めて対策を講じるなど、これまで以上にきめ細やかな対応が必要となってきております。
ついては、安全で効率的な除雪を行うことはもちろんですが、除雪の一層のレベルアップと
サービス向上が図られるよう望むものであります。
以上、
建設防災委員会の結果報告といたします。
○議長(
嶋田茂君)
政策厚文委員長 小清水勝則君。
〔
政策厚文委員長 小清水勝則君 登壇〕
◎
政策厚文委員長(
小清水勝則君)
今期定例会において、
政策厚文委員会に付託されました諸案件に係る審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本
委員会は去る15日に開催し、付託されました諸案件について、
議案ごとに当局より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったのであります。
審査の結果につきましては、いずれの案件も
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、審査の過程において各委員より発言のありました
意見等については、
委員会の意向を十分踏まえ対処されるよう付言するものであります。
次に、氷見市
ぶり奨学助成制度について申し上げます。
ぶり奨学助成制度は、氷見市で育った
子どもたちが、さらなる成長のために、進学し、氷見市に戻ってふるさとの未来のために活躍できるよう支援することを目的とし、具体的には、
ぶり奨学ローンや
奨学金の元金及び
利子相当額を助成するものであります。
助成条件である
市内居住の
確認方法の検証、対象から公務員を除外していることの
必要性等、
事業開始時に想定される課題については、その後の運用の中で、
利用者にとってよりよき制度となるよう改善していただき、何といっても、多くの若者が本当に氷見に戻ってきたくなるような制度に仕上げていただくことを強く要望するものであります。
次に、新
年度予算について申し上げます。
市長は今
定例会の
提案理由においても、平成29年度当初予算については、選挙が近いことから、
義務的経費や継続的な事業を中心とした
骨格予算とし、
新規事業や政策的な事業については
補正予算で計上すると言われております。
そうした中、小中学校におけるタブレットを使用した
ICT活用事業については、その
必要性は十分認め、導入時期を尋ねたところ、市長の意向を受け、29年度当初予算で財務課へ要求しているとの答弁でありました。
本
委員会としても、効果のある良質な事業の
早期実現は望むものでありますが、このような事業こそがまさに
政策的事業であり、
補正予算で対応すると言われたのは市長御自身であります。
ぜひとも、今後の
予算編成に当たっては、口先だけの提案になることなく、真の
骨格予算となるよう、厳格に精査していただくよう強く要望するものであります。
以上、
政策厚文委員会の結果報告といたします。
○議長(
嶋田茂君)
総務まちづくり委員長 萩山峰人君。
〔
総務まちづくり委員長 萩山峰人君 登壇〕
◎
総務まちづくり委員長(
萩山峰人君)
今期定例会において、
総務まちづくり委員会に付託されました諸案件に係る審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本
委員会は去る16日に開催し、付託されました諸案件について、
議案ごとに当局より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
まず、議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。
議案第78号については、休館したにもかかわらず、年間分である
一般会計繰入金が減額されていないことに関し異議があり、採決の結果、
賛成少数をもって否決すべきものと決した次第であります。
また、その他の案件については、いずれの案件も
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、審査の過程において各委員より発言のありました
意見等については、
委員会の意向を十分踏まえ対処されるよう付言するものであります。
次に、
漁業交流施設の運営について申し上げます。
去る9月の本
委員会における当局の発言を受け、
委員長報告において、
今期定例会までにしっかりとした検証をもとに
経営改善策を策定するよう求めたにもかかわらず、いまだ何ら報告がないことは看過できない由々しき事態であり、議会での軽率な発言は厳に慎み、しっかりと、真剣に、誠意を持って、迅速に対処するよう厳しい警告を発したところであり、当局におかれては、痛烈な反省の上に立って善処されるよう強く求めるものであります。
次に、
任期付職員の採用について申し上げます。
もとより、平成14年に法制化された
任期付職員制度でありますが、真に専門的な
知識経験を有する者を採用することとし、
情実人事を求める圧力または働きかけ、その他の不当な影響を受けることのないよう留意すること。
地方公共団体の
人事行政の
政治的影響等、
公民癒着等の疑惑や批判を受けることのないよう、その適正な運用を図るとともに、
人事委員会、
公平委員会の
機能充実に努めること。
以上2点の
附帯決議が付されていることに鑑み、当局におかれては、法の趣旨にのっとり適正な運用に努めるとともに、
試験制度のあり方についても、あらぬ疑いをかけられることのなきよう、適正な
競争原理が働く運用へと改められんことを強く求めるものであります。
以上、
総務まちづくり委員会の報告といたします。
○議長(
嶋田茂君) 以上で、
常任委員長の審査結果の報告は終わりました。
△討論
○議長(
嶋田茂君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可します。
12番 積良 岳君。
〔12番 積良 岳君 登壇〕
◆12番(
積良岳君) 議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)に反対の立場から討論いたします。
今回提案された
補正予算は、本年11月から休館し、明年1月から
指定管理者制度へと移行するための事業の精算的な意味合いが濃いものであります。
内容は、休館により入館料や飲食、物販、
体験料収入等が見込めないため、1,737万7,000円の収入減となることから、
事業費で同額を減額することにより、
歳入歳出の総額をそれぞれ5,328万1,000円とするものでありますが、問題なのは、
一般会計からの繰入金4,742万7,000円がそのままで、1円たりとも減額されていないことであります。
誤解してはいけないのは、4,742万7,000円はあくまで1年間、12カ月分であるということであります。4月から10月までの7カ月分でこれだけかかるとすれば、年に換算すると8,130万円必要な施設になってしまいます。
従前の計画は、
人件費を除き1,900万円の赤字が生じる施設でありました。それではいけないということで、
本川市長が方針転換し、収支を黒字転換するため、設計を見直して覚悟を持って当たってきたはずであります。その結果がこのような状況では全く話になりません。努力の跡が全く見えないのであります。
先日の
総務まちづくり委員会における質疑では、
繰上充用を勘案したとしても800万円程度減額すべきではないかとの追及により、500万円から600万円程度の残余を試算していることが明らかになりました。
であるなら、なぜそれが今回の
補正予算に盛り込まれなかったのか。あわよくば避けて通りたい、そうした意図が働いたとすれば、
経営努力もさることながら、
執行体制そのものを疑わざるを得ないのであります。
指定管理者の選定を見送った11月14日の段階で12月補正の必要がなくなり、3月補正による精算へと方針転換するのが筋というものではないでしょうか。
それでもなぜあえて提案に踏み切ったのか。昨年とは置かれた状況が違うということを理解すべきであり、認識の甘さを指摘されても仕方がないのであります。
したがって、今回の
補正予算は、1つには、
一般会計繰入金が実態から乖離し、2つには、今
定例会に提案しなければならない
緊急性に乏しいという理由から、議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)は間違っても認めるわけにはいかないのであります。
なお、念のため申し上げますが、この
補正予算が可決されなかった場合、
人件費に若干矛盾は生じるものの、極めて副次的・限定的なものに限られ、我々が主張する趣旨から見れば、比較の対象にもならないのであります。
繰り返しになりますが、3月補正で十分対応可能な案件なのであります。
当局におかれましては、いかなる言いわけも自己を正当化するための弁論にすぎないということを
十分認識の上、誠意ある執行に努められますとともに、
議員各位には事情を十分御理解いただき、良識ある判断、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、私の
反対討論を終わります。
○議長(
嶋田茂君) 17番
椿原俊夫君。
〔17番
椿原俊夫君 登壇〕
◆17番(
椿原俊夫君) 議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)について、賛成の立場から討論をいたしたいと思います。
御承知のとおり、
漁業交流施設魚々座は、11月より
指定管理者制度への移行を目指して休館となっており、明年の1月1日より
指定管理者制度施行を目途に進めてきたところでございます。
指定管理者の公募も、3社からの応募があったものの、管理運営、経営基盤、責任能力等において十分とは言えず、残念ながら再募集を行うこととし、つれて休館期日も明年3月末までとするものであります。
この事態を受けて提案されてまいりました今回賛否を問われている平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算案でありますが、さきに述べましたとおり、休館を明年の3月末まで延長するに当たり、収入として見込めない入館料を含む
漁業交流施設使用料711万6,000円、飲食、物販、体験料等の雑入1,737万7,000円をそれぞれ減額する予算案であります。この内容はごく当たり前の予算措置であり、異議を唱える余地のないものでありますが、自民同志会の皆さんは繰入金が減額となっていないと反発し、否決しようといたしております。
確かに繰入金は年度当初4,742万7,000円となっていましたが、この中から平成27年度決算で不足した1,176万6,000円を繰り上げて充当したことにより、実質的な繰入金は3,566万1,000円となるものであります。
休館ではなく廃止となれば、この時期での繰入金の減額は当然あり得ることでありますが、あくまでも休館としての対応であり、この後の28年度中も事業が継続されていく施設であり、当然、今後の施設管理費も必要なことから、休館に伴い収入が見込めなくなったことを考えると、繰入金は今後施設を管理していく上において重要な財源であります。
ですから、今の時点ではなく、明年の3月末の決算において繰入金の残があれば減額し返還するのが常識であると考えております。
当局もそのような意向を説明しているわけでございますが、議決を左右するだけの大きな力を持つ自民同志会は、何をばたばたと騒いで急いで否決しようといたしておるのか。大変情けなく思うと同時に、その真意を疑うばかりでございます。
あえて否決するのであれば、私個人としては、来春の市長選挙に向けての政争の具として利用しようと考えているのかなと思うところもございます。
議員としての資質と正当性が問われるものであり、市民の皆様に理解される判断が求められるものと思っております。
最後に申し上げますが、今回の
補正予算案は何ら恥じるものはなく、正当な予算計上であることから、今後も堂々と
漁業交流施設の運営と民間の能力とノウハウを活用する
指定管理者制度への移行に当局として邁進していただきたいことを申し添えて、賛成討論といたします。
○議長(
嶋田茂君) 以上をもって討論を終結します。
△採決
○議長(
嶋田茂君) これより上程全案件を採決いたします。
議題のうち、まず議案第78号について採決いたします。
議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)に対する
総務まちづくり委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。
原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立少数であります。よって、議案第78号は否決されました。
次に、議案第71号から議案第77号まで及び議案第79号から議案第86号までを一括して採決いたします。
議案第71号から議案第77号まで及び議案第79号から議案第86号まで、平成28年度氷見市
一般会計補正予算(第4号)ほか14件を、それぞれ常任
委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立全員であります。よって、議案第71号から議案第77号まで及び議案第79号から議案第86号までは、いずれも原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△議案第87号
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第3 議案第87号 氷見市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
△
提案理由の説明
○議長(
嶋田茂君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
本川市長。
〔市長 本川祐治郎君 登壇〕
◎市長(本川祐治郎君) 皆様、おはようございます。
早いもので、あした、あさってにはもう冬至ということでありますけれども、この間、大いに活発に御議論いただきましたことを感謝申し上げます。
さて、このたび追加提案をいたしました案件は、人事に関するものであります。
固定資産評価審査委員会委員に、新たに林原助雄氏を選任いたしたくお諮りするのであります。
何とぞ御同意をいただけますように、よろしくお願いを申し上げます。
△
委員会付託の省略
○議長(
嶋田茂君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は、事情十分御了承のことと存じますので、氷見市議会会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略し即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第87号は即決することに決しました。
△採決
○議長(
嶋田茂君) これより採決いたします。
議案第87号
固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立全員であります。よって、議案第87号はこれに同意することに決しました。
─────────────────────────
△
議員提出議案第3号
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第4
議員提出議案第3号
高齢者の
交通死亡事故の防止に関する
決議を議題といたします。
△
提案理由の説明
○議長(
嶋田茂君) 提出者から
提案理由の説明を求めます。
5番 正保哲也君。
〔5番 正保哲也君 登壇〕
◎5番(正保哲也君) ただいま議題となりました
議員提出議案第3号について、提出者を代表して原案朗読をもって
提案理由の説明を申し上げます。
悲惨な交通事故の根絶は、市民すべての切実な願いである。
富山県においては、昨年、人身事故件数、負傷者数ともに15年連続で減少したところであるが、死者数については70人と、一昨年を26人上回り、うち
高齢者の死者が52人と全体の7割を超え、今年に入っても、死者数に占める
高齢者の割合は依然として高く、極めて深刻な状況となっている。
本市においても、人身事故件数、負傷者数は年々減少の傾向にあるものの、昨年は、
交通死亡事故が3件発生し、また、本年に入っても、11月、12月と相次いで
交通死亡事故が発生したところであり、これら5件の
交通死亡事故では、いずれも
高齢者が亡くなっている。
高齢者の
交通死亡事故は、
高齢者の歩行時にも運転時にも発生しており、市民一人ひとりが、今一度交通安全の基本を再確認することや、
高齢者に対する交通安全教室等を通じた交通ルールの普及啓発が重要である。また、
高齢者を地域全体で見守る活動や
高齢者に優しい交通環境づくりが必要である。
よって、本議会は、市を挙げての
高齢者の
交通死亡事故を防止する
実効性のある取り組みを早急かつ強力に推進し、安全で安心な氷見市の実現を期すものである。
以上
決議する。
本日12月20日は道路交通法施行記念日であります。
議員各位にはこの趣旨を理解いただき、
全会一致の御賛同を賜りますようお願いいたしまして、
提案理由の説明にかえさせていただきます。
○議長(
嶋田茂君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は、事情十分御了承のことと存じますので、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第3号は即決することに決しました。
△採決
○議長(
嶋田茂君) これより採決いたします。
議員提出議案第3号
高齢者の
交通死亡事故の防止に関する
決議を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
嶋田茂君)
起立全員であります。よって、
議員提出議案第3号は可決されました。
お諮りいたします。ただいま
決議が可決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、氷見市議会会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任されました。
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△
議員派遣の件
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第5
議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。地方自治法第100条第13項の規定による議員の派遣については、氷見市議会会議規則第167条の規定により、お手元に配付してあります
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
─────────────────────────
議員派遣一覧表
地方自治法第100条及び氷見市議会会議規則第167条の規定により次のとおり議員を派遣する。
記
1 平成28年度富山県市議会議長会定期総会
(1)派遣目的 平成28年度富山県市議会議長会定期総会参加のため
(2)派遣場所 富山市
(3)派遣期間 平成29年2月15日
(4)派遣議員 荻野信悟議員(副議長)
─────────────────────────
△
議会運営委員会、各
常任委員会及び各
特別委員会の閉会中の
継続審査の件
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第6
議会運営委員会、
常任委員会及び各
特別委員会の閉会中の
継続審査の件を議題といたします。
各
委員長から審査中の事件につき、氷見市議会会議規則第111条の規定により、お手元に配付の申出一覧表のとおり、閉会中の
継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
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閉会中
継続審査事件の申出一覧表
┌────────┬───────────────────────────┐
│
委員会名 │ 件 名 │
├────────┼───────────────────────────┤
│議会運営 │1 議会の運営について │
│ │2 議会の会議規則、
委員会条例等について │
│ │3 議長の諮問について │
├────────┼───────────────────────────┤
│総務まちづくり │1 観光事業の推進について │
│ │2 都市計画事業の促進について │
│ │3 行財政の効率的執行について │
│ │4 その他
総務まちづくり委員会の所管に関すること │
├────────┼───────────────────────────┤
│政策厚文 │1 行政の総合的企画及び調整について │
│ │2 商工業の振興対策について │
│ │3 芸術文化、スポーツ施策の推進について │
│ │4 福祉対策の推進について │
│ │5 市民生活の安定・向上について │
│ │6 国民健康保険、介護保険、国民年金について │
│ │7 健康増進施策の推進について │
│ │8 環境保全及び環境衛生対策について │
│ │9 交通安全と事故防止対策の推進について │
│ │10 医療対策の推進について │
│ │11 学校教育の充実と教育環境の整備について │
│ │12 生涯学習の振興について │
│ │13 その他
政策厚文委員会の所管に関すること │
├────────┼───────────────────────────┤
│建設防災 │1 防災について │
│ │2 道路事業の促進について │
│ │3 河川、砂防事業の促進について │
│ │4 住宅対策について │
│ │5 能越自動車道の整備促進について │
│ │6 上下水道事業の推進について │
│ │7 農林業の振興策について │
│ │8 農業生産基盤の整備と農業構造改善対策について │
│ │9 林道・治山対策及び林業構造改善対策について │
│ │10 水産業の振興策について │
│ │11 消防について │
│ │12 その他
建設防災委員会の所管に関すること │
├────────┼───────────────────────────┤
│公共施設利活用等│公共施設の利活用等について │
│特別 │ │
├────────┼───────────────────────────┤
│人口減少対策等 │人口減少対策等について │
│特別 │ │
└────────┴───────────────────────────┘
○議長(
嶋田茂君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
これをもって、
今期定例会に付議されました諸案件は全て議了いたしました。
終わりに、本
定例会中、終始熱心に御審議いただきました
議員各位に対し、また市長はじめ理事者並びに報道機関各位の御協力に対し、感謝を申し上げる次第であります。
本年も残すところあと旬日、寒さが厳しい時期となってまいりますが、迎える年が明るく希望に満ちた年になりますよう祈念するものであります。
─────────────────────────
△閉会の宣告
○議長(
嶋田茂君) これをもって、平成28年12月氷見市議会
定例会を閉会いたします。
午前10時49分 閉会
常任委員会付託案件表
(平成28年12月
定例会)
〇
総務まちづくり委員会
1 議案第71号 平成28年度氷見市
一般会計補正予算(第4号)
ア 第1条第1表
歳入歳出予算補正中
歳入全款
歳出第 1 款 議会費
〃 第 2 款 総務費(ただし、第1項第1目一般管理費の一部、第4目防災費、第14目交通安全対策費及び第3項戸籍住民基本台帳費を除く)
〃 第 3 款 民生費中第1項第4目介護保険特別会計繰出金
〃 第 4 款 衛生費中第3項衛生諸費
〃 第 6 款 農林水産業費中第1項第2目農業総務費の一部
〃 第 7 款 商工費(ただし、第1項第1目商工総務費の一部を除く)
〃 第 8 款 土木費中第3項第1目都市計画総務費の一部、第4目公園管理費、第5目公園
事業費、第6目下水道特別会計操出金
イ 第2条第2表 継続費補正
ウ 第3条第3表 繰越明許費補正
エ 第4条第4表 債務負担行為補正
オ 第5条第5表 地方債補正
2 議案第78号 平成28年度氷見市
漁業交流施設事業特別会計補正予算(第2号)
3 議案第81号 氷見市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について
4 議案第82号 氷見市長等の給与に関する条例の一部改正について
5 議案第83号 氷見市税条例等の一部改正について
6 議案第86号 字の区域の変更について
〇
政策厚文委員会
1 議案第71号 平成28年度氷見市
一般会計補正予算(第4号)
第1条第1表
歳入歳出予算補正中
歳出第 2 款 総務費中第1項第1目一般管理費の一部、第14目交通安全対策費及び第3項戸籍住民基本台帳費
〃 第 3 款 民生費(ただし、第1項第4目介護保険特別会計繰出金を除く)
〃 第 4 款 衛生費(ただし、第3項衛生諸費を除く)
〃 第 7 款 商工費中第1項第1目商工総務費の一部
〃 第10款 教育費
2 議案第73号 平成28年度氷見市病院事業会計
補正予算(第2号)
3 議案第74号 平成28年度氷見市国民健康保険特別会計
補正予算(第3号)
4 議案第76号 平成28年度氷見市介護保険特別会計
補正予算(第3号)
5 議案第77号 平成28年度後期
高齢者医療事業特別会計
補正予算(第2号)
6 議案第79号 氷見市
ぶり奨学助成制度に関する条例の制定について
7 議案第80号 氷見市ぶり奨学基金条例の制定について
8 議案第84号 氷見市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
9 議案第85号 氷見市国民健康保険税条例の一部改正について
〇
建設防災委員会
1 議案第71号 平成28年度氷見市
一般会計補正予算(第4号)
第1条第1表
歳入歳出予算補正中
歳出第 2 款 総務費中第1項第1目一般管理費の一部及び第4目防災費
〃 第 6 款 農林水産業費(ただし、第1項第2目農業総務費の一部を除く)
〃 第 8 款 土木費(ただし、第3項第1目都市計画総務費の一部、第4目公園管理費、第5目公園
事業費及び第6目下水道特別会計繰出金を除く)
〃 第 9 款 消防費
2 議案第72号 平成28年度氷見市
水道事業会計補正予算(第3号)
3 議案第75号 平成28年度氷見市下水道特別会計
補正予算(第2号)...