1番 稲 積 佐 門 君 2番 越 田 喜一郎 君
3番 濱 井 達 君 4番 萬 谷 大 作 君
5番 正 保 哲 也 君 6番 竹 岸 秀 晃 君
7番 松 原 博 之 君 8番
上坊寺 勇 人 君
9番 山 本 克 己 君 10番 小清水 勝 則 君
11番
阿字野 忠 吉 君 12番 積 良 岳 君
13番 萩 山 峰 人 君 14番 荻 野 信 悟 君
15番 谷 口 貞 夫 君 16番 嶋 田 茂 君
17番 椿 原 俊 夫 君
欠席議員(0人)
─────────────────────────
職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 七 分
由紀雄 次長 坂 本 博 之
副主幹 串 田 安 弘 主査 西 島 秀 元
─────────────────────────
説明のため議場に出席した者の職・氏名
市長 本 川
祐治郎 君 副市長 前 辻 秋 男 君
市長政策・
都市経営戦略部長 まちづくり推進部長
高 橋 正 明 君 荒 井
市 郎 君
総務部長 桶 元 勝 範 君
市民部長 山 口 優 君
建設農林水産部長 防災・
危機管理監
福 嶋 雅 範 君 濱 井 博 文 君
地方創生政策監 財務課長 藤 澤 一 興 君
宮 本 祐 輔 君
会計課長 大 門 芳 宏 君
教育委員会
教育長 山 本 晶 君
教育次長 草 山 利 彦 君
監査委員
代表監査委員國 本 嘉 隆 君
事務局長 廣 瀬 昌 人 君
消防機関
消防長 堂 尻 繁 君
─────────────────────────
午前10時00分 開会
△開会の宣告
○議長(
嶋田茂君) これより、平成27年9月
氷見市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
出席議員は17名で全員であります。
また、
今期定例会における
説明員の
出席要求に対し、
本川市長、前辻副市長、
山本教育長、國本
監査委員及び
関係管理職員の出席があります。
─────────────────────────
○議長(
嶋田茂君) これより本日の日程に入ります。
議事日程は、お手元に配付の
日程表のとおりであります。
─────────────────────────
△
会議録署名議員の指名
○議長(
嶋田茂君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
氷見市議会会議規則第88条の規定により、議長において、6番
竹岸秀晃君及び14番
荻野信悟君を指名いたします。
─────────────────────────
△会期の決定
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月18日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、会期は12日間と決定いたしました。
─────────────────────────
△議案第48号から議案第56号まで及び報告第16号、報告第17
号並びに認定第1号から認定第3号まで
○議長(
嶋田茂君) 次に、日程第3 議案第48号から議案第56号まで、平成27年度氷見
市一般会計補正予算(第3号)ほか8件及び報告第16号、報告第17号、平成26年度氷見
市財政健全化判断比率についてほか1件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成26年度氷見
市一般会計、
特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件を
一括議題といたします。
△
提案理由の説明
○議長(
嶋田茂君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
本川市長。
〔市長
本川祐治郎君 登壇〕
◎市長(
本川祐治郎君) 皆様、おはようございます。
本日、
氷見市議会9月
定例会を招集いたしましたところ、
議員各位の御出席をいただき、まことにありがとうございます。
それでは、
提案理由の説明に先立ちまして、諸般の状況について申し上げたいと存じます。
初めに、何と申しましても
地方創生についてでございます。
「氷見
市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」につきましては、現在、
慶應義塾大学総合政策学部の
玉村教授を座長といたしまして、
産業界・
行政機関・
教育機関・
金融機関・
労働団体・マスメディアの皆様などからの50名の有識者で組織をします「氷見
市まち・ひと・し
ごと創生推進協議会」を立ち上げ、これまで4回の会議を開催してまいりました。
地域百年の大計につながる
戦略づくり、
日本全国の市町村で今、この
総合戦略づくりに競い合うように真摯に取り組んでいるわけですが、中でも氷見
市の本気が伝わってくる、このようなお声を全国からお寄せいただいております。
委員の皆様には、
地方創生のための4つの
基本目標、国が掲げている
人口減少社会への
処方箋には大きな4つの
テーマがあるわけですが、1つには安定した雇用を創出すること、2つには新しいひとの流れをつくること、3つには結婚・出産・
子育ての希望をかなえ、若者や女性が夢を持てる地方をつくること、そして4つには、
人口減少という時代に合った地域をつくり、安心な
暮らしを守るとともに、地域と地域を連携すること、このことについて、それぞれの
テーマに沿って数百個の
施策アイデアを現在提案いただいているところでございます。
本議会にも
補正予算として、安定した雇用につながっていく、大
実業家・
浅野総一郎翁の功績をたたえる交流の中で、今、
人口増に転じている川崎
市との連携を深め、企業の誘致や
仕事づくりといった仕事の創出についての
アクションを起こしていきたい、このような
補正要求をさせていただいております。
また、新しいひとの流れをつくる、今多くの
学生たちが氷見に来てくださっていますが、
移定住の流れも今若干起きてきております。速川地区を対象に、昨年まで行ってきた事業のさらなる上積みとして、具体的な定住を
受け入れる
計画づくり、こうしたことを行っていきたいという
補正要求をさせていただいております。
また
3つ目には、結婚・出産・
子育ての希望をかなえるために、
マリッジミーティングや
現代版青年学級の復活といった
出会いの場の創出、また0歳、1歳、2歳の
お子さん方も
受け入れられる
地域内事業所保育の
認定等の
お願い、あるいは小学校の
学校給食をもっと特徴化していくための
計画づくりなど
お願いをしているものであります。
また、
4つ目の時代に合った
地域づくりといったところでは、今の
まちづくりに関すること、特に
漁村文化ということでブランディングを図っていき、大切な資産を残し、またそうしたことを活用するという、
リノベーション活用といった
地域づくりに対する
補正予算要求をさせていただいております。
この
地方創生においては、何といっても人口の減少に歯どめをかける、そしてプラスに転じていこうという
長期計画が重要でございます。
現在、氷見
市の特徴的なこととしましては、
ライフサイクルと言いますが、15歳の
高校進学時、高校を卒業して県外に出るあるいは
就職先を求める、こういう
高校卒業時、あるいは
専門学校や大学を卒業して帰ってくるかどうかというステップ、そして特徴的なのが、30歳から35歳くらいのそろそろ家を持とうという段階での実は
人口流出がこれまでの
データ分析の結果出てきておりますので、こうした人生の
ライフサイクルや
ライフイベントにおける細やかな施策の当て込みで、行政だけがする事業ではなくて、
商工会議所や
社会福祉協議会が行われる事業は何か、
NPOや個々人の家庭で働きかける事業は何か、こういうことをしっかりと絞り込んだ結果が出る戦略、戦術、計画へと練り上げを図っているところであります。
また、6月から始まりました「
まちづくりふれあい
トーク」の中で、こうしたことの状況をお伝えすると同時に、皆様の御協力を賜っております。さらにあわせまして、
氷見高校の1年生を対象といたしました「
HIMI学地方創生トーク」、あるいは二百数十名の
学生たちと一緒に語り合う車座の集会、そして
商工会議所や
小中学校長会など
各種団体等への
説明会や
創生トークを通じまして、氷見
市の
地方創生を本音で語り合いまして、これはまさしく行政だけの仕事ではない、むしろそれぞれの御家庭やそれぞれの人生に関する
一大テーマであるということで、
自分事化を図っていただいております。だから結果につながる。そして、本音で語り、お互いに未来の我々の
暮らしをどうするんだ、こういうことを膝詰めで議論しておりますので、ゆえに数多くの貴重な視点をいただいておりまして、しっかりと戦略に反映させていきたいと考えているところであります。
具体的には、旦那さんの
働き場所も大切なんですが、
お母様の
働き場所が例えば高岡や射水であった場合に、
お母様の正規の
働き場所が市外に決まったことを理由に、じゃ、
子育ては職場に近いところでといって
人口流出が起きているのではないかというふうな実例を交えた貴重な
コメントも賜っております。
こうした
つぶやきをヒントに、実のある政策を形にしていく、
つぶやきをかたちにするという
政策づくりに軸足を置いて、しっかりと今議論を行っております。
今後とも、市民の皆様の積極的な
政策づくりへの御参加を
お願い申し上げたいと思います。
「
地方創生」は喫緊の課題でございます。こういう認識のもと、「まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の策定と並行しまして、
地方創生の
取り組みを既に実践に移していくとともに、今議会に上程いたしました
補正予算案において、そうした実践のための
事業予算を計上させていただいております。格段の御配慮を賜りますように
お願い申し上げます。
具体的にその一端を申し上げたいと存じます。
まず「しごと」の分野では、今年度初めての試みとして、8月14日、お盆でございましたが、帰省中の若者や氷見
市へのUターンあるいは
Iターン、
Jターン、
移住希望者を対象といたしまして、
地元企業と
学生たちをつなぐ
就職セミナーを初めて開催いたしました。
あわせて、
パタゴニア社という会社の社長さんから新しい働き方についての御提案をいただきましたり、実際に移住してこられた方々が中心となって交流する事業も
NPOのほうで実施をなされております。
大変うれしいことに、お一人ですが、実際に氷見
市での就職を決めていただいたという事例も出てきているようでして、こうしたことをきちんと行いながら積み上げていきたい、情報をもっとわかりやすく発信していきたいと考えております。
また、
補正予算案に計上いたしました「
定住者受入モデル地域支援事業」では、昨年まで速川地区は
饗応料理の開発ですとか
サツマイモの
利活用、そして
焼酎づくりなど、さまざまな事業を展開してきてくださったわけですが、今回、速川地区を
モデル地区に指定し、
移住希望者の
受入促進計画の作成や、住まいなどの
受け入れ体制の整備、そして農業を軸とした
仕事づくりなどに取り組んでいきたいと考えております。
また、「ひと」の分野での
取り組みについて申し上げます。
今年度に入りまして、
地方創生の文脈のもとで、非常に多くの学生が氷見
市を訪れてくださっています。160名、9泊10日に及ぶ
早稲田大学応援部の合宿につきましても、現在、中間を折り返しまして、総仕上げに向かってまさに佳境に入っておりますが、この間、一昨日、ふれあい
発表会、2,000名もの市民の方々に応援をいただきましてふれあいの機会を設けましたり、練習の間にいろんな声をかけていただいて、市民との心の交流を深めていただいております。
お話を伺いますと、
合宿地というのは一生忘れない、このように
皆さん口々にOB、OGの方がおっしゃいます。まさに通過の観光、確認の観光に終わらずに、一生語り続ける深い思い出の地へと、この160名の
学生たちの心に刻まれたわけです。そのことが2次情報、3次情報というふうにして恐らく広まっていくと思います。こういう生涯顧客、ロイヤルカスタマーになっていただける真の
氷見ファンをいかに丹念に増やしていくか、こういうことを
学生たちの
インターンシップや
受け入れの中で行っていきたいと思います。
みずからがソーシャルトラベルと称して、氷見の課題に向き合って氷見に提案をする。こういう記憶が「氷見、よかったよ」という
うわさ話につながりますし、彼ら自身の2回、3回のリピーターにつながると信じております。
8月の終わりには、
理工系の
学生たちが氷見にお集まりくださいまして、
地方創生の
アイデアコンテスト「リ・コ・クリエーションキャンプ」が開催されました。これは
日本政策投資銀行等の御協力をいただきまして、企業の皆様のお力によって実現したものであります。
理工系の
学生たちが、
地域住民を巻き込みながら、
社会課題解決のための
処方箋の提案を行ってくださいました。それこそ、速川地区の
規格外のトマトをパウダーにして商品化できないか、あるいは
サツマイモを商品化できないか、このような提案がどんどん出てきまして、新しい光が当たったものと実感を得ております。
8月・9月には
インターンシップとして、
地元富山大学の学生、富山県立大学の学生など、
氷見出身の学生が
インターンシップにお越しになっています。また現在は、
金沢大学の学生の
インターンシップも
受け入れておりますし、今週、来週には、専修大学の
観光関係の学生、実践女子大学や立教大学など、多くの学生が庁舎や魚々座の見学に訪れ、あわせて
テーマを持って
市民参加や
地域協働の現場をつぶさに調査する、こういう光景が見られているわけであります。
こうした氷見
市を目指す若い人の流れを絶好の機会と捉えまして、氷見から大学に戻った際には、その若い
学生たちが
発信源となって友人に氷見の魅力を伝えていただけるよう、大学との緊密な連携が肝心であると思っておりますし、さらには、将来移住・定住するきっかけともなるよう、
一人ひとりに氷見の魅力や強みをしっかりと伝えることが重要だと思っております。
丁寧なおつき合いをしていく、そしてブランドを構築していく、こういう心を込めた交流をしっかりと積み上げていきたいと考えております。
また一方で、市外への
転出者を抑制するために、
幼児期から
郷土愛を醸成することも、緊急ではないが極めて重要な戦略だと考えております。
そのため、
漁業交流館魚々座におきましては、この
夏休み期間中に、精力的に
子どもたちが
漁業文化に触れられる機会を御提供させていただきました。
夏休み期間に
テント船と呼ばれる、本当に木の香りがする立派な船を実際に海に浮かべまして、受け継がれてきた船大工の
造船技術を体感する
イベントの開催や、
海洋文化発信ラボでは、魚をつかまえるタモや
箱眼鏡などをつくる
日がわり工作体験コーナーを開設するなど、親子で楽しみながら
漁村文化を学ぶ企画を多数実施してまいりました。
また、リニューアルいたしました
潮風ギャラリーにおきましても、学校の活動などを通して、小中学生の
皆さんに氷見
市の誇りであります
藤子不二雄A先生の
まんがワールドに触れていただくとともに、現代の
最新技術を用いましたフキダシステムと呼ばれるITの
コーナーを体験いただくなど、
ふるさとでの原体験、
感動体験、そして好奇心をかき立てる深い体験が将来にわたる
郷土愛につながるものと仮説を立てまして、しっかりと振興しているところでございます。
また、高校を卒業して進学していくところの金銭的な不安があるという
つぶやきもいただいておりますので、去る8月3日には、「
ぶり奨学プログラム」と題しました研究と推進に係る覚書を、鹿児島県の長島町と
慶應義塾大学SFC研究所との三者で締結いたしました。
この「
ぶり奨学金」とは、「
世界各地での活躍を支援する
奨学金」「
ふるさとに在住しているときは返済を免除する
奨学金」でございます。
回遊魚であるブリの性質にちなみまして、広い大海で人生のトレーニングを積む、いろんな世界を見てきていただく、このことを推奨しますが、将来必ず戻ってきてくださいね、こういうことを応援する
奨学金の研究をしていこう、まさに
金融機関や大学を入れながら
日本国に新しい
モデルを提案していこうじゃないか、こういう
地域連携をするものでございます。
今後は、支給額や財源などの具体的な内容について検討するため、三者の共創だけではなく、
民間企業、そして国、もちろん
金融機関、その他
マスコミ等も含めまして、
構想推進に必要な団体との
情報交換や連携を行いまして、実現に向けて鋭意取り組んでまいりたいと存じます。
このように、セグメンテーションと言いますが、小学生に対してはどういう手を打つ、中学生に対しては、高校生に対しては、そして実際に大学に出ていかれる方に対しては、あるいは30代の方、あるいは50代、60代の方、それぞれに対して人口問題に対して打つ手はそれぞれなわけであります。きちんと層分けに場合を分けまして具体的な議論をしていく、これが現在
本川市政で進めております特徴ではなかろうかと存じます。
さあ、そういう意味で一番、政府も、そして我々もやさしく真剣にまなざしを向けていきましょうと言われているのが若い世代、「結婚・出産・
子育て」の分野についての
取り組みであります。
まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の策定を進めております中で、本市の
出生数が少なくなっている要因の一つとして、20代の女性や20代・30代の男性の
未婚率が全国や県内の平均より高いことが影響していると考えています。
氷見
市の場合は結婚する時期がやや遅い。そして、実際に30代を超えて未婚でいらっしゃるという方が
県内平均の中でも高いんです。
全国平均よりも高いという課題が見えてまいりました。
また、現在、各地域で開催しております
まちづくりふれあい
トークや
地方創生の会議におきましても、
未婚者の希望がかなえられるように、結婚につながる支援を求める声も多くいただいておりまして、
未婚者を減らし
未婚率を下げる
取り組みが必要であると考えております。
そのため、私どもといたしましても、「
縁結び推進事業」を
補正予算案に計上いたしまして、
マリッジミーティングといった
出会いの場のプロデュースや、あるいは非常にお声の高かった
青年学級の復活、そっくりそのまま復活というわけにはいきませんが、
現代版青年学級のあり方ということについて少しチャレンジをしてみたいと思っております。
また、南砺
市や
武雄市である一定の結果を出しております良縁を仲立ちする
縁結び人の創設など、実際に結果を出していらっしゃる、成功をもたらした自治体との違いをしっかりと検証いたしまして、その上で
アイデアを盛り込み、
氷見流にアレンジをし、また
民間企業とも連携をしながら、
少子化対策の入り口となる結婚の促進に向けて、先行的に今後の基礎となる環境や体制を整備してまいりたいと思います。
また、縮減する「まち」の分野の
取り組みにつきましては、流出が激しい
まちなか対策として、
課題解決のための「
まちづくりバンク」の開設を急いでおります。この議会で条例御承認後、9月19日に
正式オープンとなりますが、現在、その準備に取りかかっているところでございます。
また、
山間地域におきましても、速川・
仏生寺地区など、
地域づくり協議会に
地域おこし協力隊が実際に参画するなど、積極的に
地域支援を行ってまいります。
以上申し上げましたが、この4つのキーワード、仕事をつくり、ひとの流れを変え、そして若者や女性にやさしい政策や
地域づくりを推奨し、
人口減少時代の
リノベーション等を含む
まちづくり、連携の
まちづくりを推奨していくという、こうした
地方創生総合戦略の策定に向けまして、今は9月11日の第5回の
推進協議会の後、
パブリックコメントを行い、最終的には10月下旬の
推進協議会で了承いただいた上で公表する予定といたしております。
もちろん、政府に対しての決められた年限ということで、10月末に一旦公表しますが、この
取り組みは
エンドレスです。半年で終わらずに、1年、2年、3年、5年、10年、20年、30年、ずっと
人口減少問題に我々が関心を寄せ、市民の皆様の御家庭での努力、御家庭での本音の話し合い、そして
一人ひとりの
アクション、そこに行政の施策が上手にかみ合わさって、氷見
市の
人口減少問題に対する答えが導かれるのではないかと思います。皆様と一緒に幸せをつかみ取っていきましょう。そのことを
お願い申し上げたいと思います。
では続きまして、
早稲田大学の
応援部の合宿について申し上げたいと思います。
今年6月に行われました第64回の
全日本大学野球選手権大会におきまして、
早稲田大学が日本一の栄冠に輝いたことは記憶に新しいところではありますが、その応援を指揮した
早稲田大学応援部の一行、総勢約160名が、9月1日より10日まで、9泊10日の日程で、ふれあい
スポーツセンターを主会場として
夏合宿を行っております。
今回、
美術協会がかかわっておられます
市展と同時期の開催となりました。おかげさまで、
市展の
入場者数が今までの約1.5倍に増えたという御報告もいただいております。こういうアートと
スポーツの融合や交流が生まれたことは非常に喜ばしいことだと思います。
そうした中、実際のブラスバンド、これはマーチングの練習などもありますので、ムジカグラートさん等の参考にもなりましたでしょうし、チアリーダーズ、最近の
子どもたちは、中学生、高校生問わず、ダンスあるいはファッションに大変興味があります。こういう
子どもたちも、身近にふれあい
スポーツセンターでいつでも練習が見られたということが今のところ一定の成果として上がってきております。
さらには、9月9日には十三中学校の体育祭まで、アウトリーチと言いますが、男性の応援リーダーの
皆さんが出向きまして、運動会でのパフォーマンスを行いました。そして、ふれあい
スポーツセンターでは、市議会の皆様にも多数御参加をいただきましたが、チアリーダーズやブラスバンドも加わりまして、全部員による「氷見ふれあい
発表会」が開催され、
学生たちと2,000人市民の心の交流が体現したというすばらしい状況が生まれました。
本当に入り切れない方々、特に交通、ふれあい
スポーツセンターの交差点のところまで車が数珠つなぎになりまして、予想の2倍、3倍を超えるお客様にお越しをいただきまして、うれしい悲鳴を上げていたところでありますが、交通等の不備がありましたことをこの場をおかりしましておわびを申し上げます。
しかし最後には、長い歴史と伝統のもとで培われた応援パフォーマンス、圧巻の演舞の後、富山商業や高岡商業の
応援部の
皆さんに対するエール、そして地元
氷見高校の
皆さんに対するエールが交わされまして、涙する高校生の姿もありました。そうした意味で、氷見市民の皆様に元気を注入していただき、我々も若い人たちを見て元気をもらい、そして応援の声をかけた、こういうことで感動の事業になったのではないかと思います。この催しに参加した中高校生の皆様の中に、学生
スポーツへの憧れが芽生え始めたと感じております。
この後、9日には、秋の六大学野球の早慶戦を想定した総合練習会がふれあい
スポーツセンターで実施されることになっております。
今甲子園をにぎわしております早稲田実業の清宮選手が大学の1年生になる3年後、今の3年のローテーションで全国を回っていらっしゃるこの大学の
学生たちにまた帰ってきていただけるように、いましばらく応援を続けたいと思います。
氷見出身の
お母様を持たれます王貞治選手も、早稲田実業の関係ということもあります。いろいろ野球のムードの盛り上げや
スポーツ全体の振興ということを広く想定しながら、今後こういう活動、もっと多くの大学にも合宿の呼びかけをしていき、
スポーツのまち氷見のブランドをしっかりと確立していきたいと思います。
この様子につきましては、You Tubeやフェイスブック等で全国配信することにもいたしておりまして、「アスリートが行きかうまち」をこれからも進めてまいりたいと存じます。
また、
スポーツと幼稚園の教育の特徴化ということにつきまして、この7月3日に協定を結ばせていただきました日本体育大学と幼稚園のプログラムについての連携を図っていきたいと考えております。
学校法人日本体育大学におきましては、幼稚園1校、中学校2校、高等学校4校、
専門学校1校、大学1校を経営しておられます。その中でも、「日体幼稚園」は礼儀や挨拶など社会的ルールを重視した教育カリキュラムを実践していらっしゃることや、有名附属小学校への進学率が高い実績を上げていらっしゃることから、東京都民の間で非常に高い評価のある幼稚園でございます。
このたびは、日本体育大学との協議が整いまして、「日体幼稚園」の教育カリキュラムをこの氷見市内の幼稚園や保育園の関係者に体験していただくことになります。所要の経費を
補正予算に計上いたしております。この
取り組みによりまして、本市の幼児教育の質や何より魅力を向上させることはもとより、将来的には、近隣自治体の手本となるような幼児教育を実践する
モデル園の育成も図りたいと考えております。
実際に都会から地方に移ってきていただくときに、教育の質ということも大いに関心事のようであります。今まだ具体的なプランはありませんが、浅野総一郎さんの関係の高校なども今おつき合いしている中にはあるわけですね。まずは日本体育大学の幼稚園との連携がどうやって形になっていくのか。こういう中でノウハウをためていきまして、水平展開、垂直展開をしていきたいと考えております。
では続きまして、「
まちづくりバンク」について申し上げたいと思います。
この施設は、市民がみずから考える、そしてみずから行動する、
まちづくりを自分事として捉え、自立した
まちづくりを推進し、みずからの手によってまちの価値を高めて、もってまちの発展に寄与する、こういうことを目的に、今月の19日に開設する予定でございます。
何といいましても、今、政府を挙げて空き家が問題視されております。氷見におきましても、1万5,000件、1万7,000件、1万9,000件と、人口が7万人、6万人、5万人と減っているにもかかわらず、家の数はどんどん増えていっているわけです。このことはすなわち、数千件に及ぶ空き家が増えているということを意味します。
今後は、こういう
まちづくりバンクにおいて、建築士会や工務店の関係の方々、あるいは司法書士や不動産鑑定士など、
まちづくりや住宅に関する専門家の方々がもっと連携をして、どういう貢献ができるか、この空き家問題にどう取り組んでいけるか、こういうことを地元自治会や行政とも一緒に組んでやっていこうということで、今先立ちまして、空き家活用
推進協議会を実施しましたり、地元の自治会を対象とした
説明会を実施いたしましたり、建築士会など
まちづくり関係者の皆様方と一緒に協議を進めているところであります。まさにソフトの準備を進めながらハードの完成を待っているところであります。
また、内装を実際にこうした方々あるいは商店街の方々と一緒につくっていくデザインのワークショップや、きょうも草むしりなど地元の方々と一緒にやろうという動きがあるようでございます。
また、「
まちづくりセッション」と題しまして、実際にまちの中をリノベーションされたお話を伺うなど、体験談や夢を語っていただく講演会などを開催してきておりまして、多くの共感者、多くの協力者の方が今集まってきてくださっております。
この関心の高さとともに、今はDIYの時代ですね。ドゥ・イット・ユアセルフ、自分たちでまちをつくっていこうという運動が起き始めております。こうしたことへの理解を深めていただいておりますことに感謝を申し上げる次第でございます。
オープン後は、まさしく産学官金労言が集い、そして
市民参加によるさまざまな
アクションを通じまして、まちをつくるアクティブな市民の発掘や育成に努め、行政・市民・ボランティア・
NPOなど、さまざまな関係者が一体となった、自分たちのまちは自分たちでつくるという
まちづくりの機運を高めてまいりたいと考えております。
あわせまして、町なかの活動拠点として、北の橋のかけかえのことですとか、防災街区の老朽化の対策ですとか、番屋街と魚々座と
潮風ギャラリーや町なかをめぐる回遊性の創出ですとか、415号線ずっと続いてまいります市庁舎周り、この後も延伸が続いていきます谷屋の方面に伸びる地域の景観づくりや住宅のあり方等々さまざまな課題を、市民の皆様とともに語り、学び、そして時には世界の事例にも目を及ぼしながら、足元を実践していくことでまちの価値を高めていきたいと考えております。
続きまして、もう1つの氷見の強みであります農業の振興について申し上げたいと思います。
本年は夏場の好天に恵まれまして、水稲は現在のところおおむね順調に生育をいたしております。作柄状況は「平年並み」と見込まれておりまして、収穫期は例年同時期となる見込みであります。
今後は、収穫前の間断潅水の実施あるいは適期の刈り取りや適正な乾燥調製などの稲作管理情報を適時適切に提供し、品質の高い「おいしい氷見米」の生産がなされるよう努めてまいります。
また、農業経営に意欲の高い担い手へ農地を集積・集約化するため、富山県農地中間管理機構を通じまして農地の貸し付けを行った農業者等に対して協力金を交付し、引き続き経営規模の拡大を支援してまいります。
また、秋口に入りました。台風シーズンですが、防災対策についても申し上げたいと存じます。
台風への備えも重要でございます。ぜひお気をつけくださいませ。
また、先月27日に開催をいたしました
市の防災会議におきましては、原子力災害対策編などの地域防災計画、そして原子力災害に係る住民避難計画の改定について御審議をいただいております。
原子力災害対策の改定の大きなポイントとしましては2点ございます。市民の方々にとっても大変大きな改定がございましたので、ぜひ御注意をいただきたいと思います。
1つには、原子力災害に備えまして、あらかじめ重点的に対策を講じる区域として、原子力発電所からおおむね50キロ圏内の地域に当たりますPPAという地域の導入が、国において検討されていたんですが、このPPAについては今回設定されなかったということであります。
2つ目には、UPZ外の防護措置として、緊急時の対応をあらかじめ定めておく必要があるとして、その屋内退避について規定をしたことであります。これは、空気の情報を予測したりなどする想定もあるんですが、それよりも、まずは屋外に出ないということがいたずらに被曝をするという事態を招かないという考えもありまして、屋内退避についてまずしっかりと規定をしたということであります。UPZ外については、緊急時の対応について、屋内退避について規定をしたということです。
そして、このことによりまして、UPZの内外を問わずに、時間的、空間的に連続した緊急時モニタリングという、きめ細やかな体制の整備が重要になってきたということであります。
実際の空間放射線量をきちんと計測して、適宜適切に
皆さんに事実をお伝えしていくということでございます。そして、今は屋内退避ですよ、ここは退避しましょう、こういう指示をきちんとつくっていくということであります。
市としましては、今回の改定を受けまして、UPZ外における迅速で実効的なモニタリング体制の構築についてより強く国に要望するとともに、UPZ外におきましては、モニタリング地点の増設についても着実に進めてまいりたいと考えております。
次に、高齢者福祉の充実について申し上げます。
第6期介護保険事業計画の基本方針に基づきまして、このたび介護基盤施設の整備について公募いたしましたところ、民間事業者の皆様方から、認知症対応型のグループホームについて4施設の整備が決定をいたしました。このことにより、特別養護老人ホームへの入所を待っていらっしゃいます方々のうち36名への対応が可能となるものであります。
あわせまして、市内で初めて定期巡回・随時対応型訪問介護看護が民間事業者によって運営されることになりました。このことにより、在宅で24時間訪問介護と看護が利用できるようになります。介護を受ける方もその御家族も、地域でより安心して暮らすことができるものと考えております。このたびの
補正予算では、そのための補助金として8,647万円を計上いたしております。
また、
子育て支援の充実についてあわせて申し上げたいと存じます。
本年4月から施行されております「子ども・
子育て支援新制度」では、都道府県などが認可する認定こども園や幼稚園、保育所に加えまして、新たに市町村が認可を行う「地域型保育事業」が創設されたところであります。
本市におきましても、氷見
市社会福祉協議会が運営している「事業所内保育事業」を地域型保育事業として位置づけまして、その認可に向けて準備を進めております。
従来の事業所内保育では、その事業所の従業員のお子さんのみが対象となって保育がなされていたわけでありますが、今回の新制度では、従業員のお子様のほかに、その地域のお子様の
受け入れ枠、いわゆる地域枠を設けることとされております。
氷見
市におきましては、条例で定める基準を大きく上回る地域枠のお子さんの
受け入れを行ってまいります。低年齢児の入所を希望する保護者が増加傾向にある中で、0歳、1歳、2歳のお子様をこういったところで
受け入れることができる、そして保護者の選択肢が広がるものと期待をいたしております。
福祉のこと、そして
子育てのこと、こういうサポート体制をしっかりと両面で行うことによって、子どもを生み育てることができる環境づくりの側方支援になると考えているわけであります。
また、放課後の児童健全育成事業、いわゆる学童保育についてでありますが、地域の皆様の御尽力によりまして、このたび新たに、明和小学校の空き教室を利用して「明和学童保育」が開設されました。夏休みに合わせて児童の
受け入れを行っております。
これによりまして、市内の学童保育の実施クラブは、本年4月から開設をされました「十二町校区児童育成クラブ」、そして氷見
市児童館での1クラブの増設に続きまして、3カ所増えまして19カ所となっております。児童の健全育成に向けて、一層の充実が図られることとなっております。
さあ、この夏休み大躍進を遂げました全国中学校体育大会の成績についても近況を申し上げたいと思います。
このたび北海道・東北ブロックで開催されました平成27年度全国中学校体育大会では、氷見
市の中学生が全国から選び抜かれた強豪に混じって大活躍をし、東北の空から元気を届けてくれました。
このうち、岩手県で開催されました第44回全国中学校ハンドボール大会では、男子の西條中学校がその実力を存分に発揮し、春中ハンドに続いて見事に全国制覇2冠を達成されました。
また、福島県で開催されました第37回全国中学校軟式野球大会では、北部中学校が完全試合を含む見事な試合運びで、全国3位というすばらしい成績をおさめていらっしゃいます。その快挙を心からお喜び申し上げますとともに、選手たちを支えてこられました保護者、学校、スタッフの
皆さんに心から敬意を申し上げたいと存じます。本当におめでとうございます。
いずれにいたしましても、この全国大会の舞台を経験されました中学生の
皆さんが、今後も精進を重ねられまして、将来は日本を代表するアスリートとして成長され、あるいは
スポーツマネジメントや
スポーツ文化の醸成といった氷見
市のブランディングの構築あるいは新しい
仕事づくりなど、新しい境地を開く御活躍をされることを期待したいと願っております。
続きまして、
学校給食の民営化及び今後の食のあり方について申し上げたいと思います。
学校給食センターにつきましては、この9月から調理と洗浄の業務を民間事業者に委託して実施いたしております。
しかし、食材の発注や献立の作成につきましては、これまでどおり
市が責任を持って実施してまいりますので、どうぞ御安心くださいませ。献立等につきましては、しっかりと
市が責任を持って行ってまいります。また、衛生管理の面におきましては、民間事業者のノウハウを存分に生かしていただきながら、
市と民間事業者が緊密な連携をとりながら、引き続き安全で安心な給食の提供に努めてまいりたいと考えております。
また、将来に向けまして、和食の世界遺産登録等がありまして、京都
市等では
学校給食のさまざまな可能性を模索する
計画づくりが今進んでおります。
「食」のまちをうたう氷見
市の
取り組みの一環といたしまして、
子どもたちが郷土のよさを実感し、氷見で育ったことを誇りに思えるような
学校給食へとステップアップを図るために、新たに「
学校給食検討会議(仮称)」を設置し、今回の
補正予算にその必要経費を計上させていただいております。
これは、長い将来にわたりまして、
学校給食のブランド化ということも
地方創生に資するのではないか、
移定住の促進につながるのではないか、あるいは将来
ふるさとに戻ってこようという
子どもたちの味覚を育てるのではないかという仮説のもと、豊かな自然の恵みを味わう給食や魚食、そして伝承料理など、氷見の食文化に触れる給食のあり方についてもっと機会を増やし可能性を振興していこう、そして氷見
市で育つ
子どもたちにふさわしい氷見給食のあり方について協議をしてまいりたいと考えております。
このように戦略的な議論をどんどん重ねていきます。
観光戦略についても、今観光協会とタイアップをしながら詰めていっております。この観光戦略について申し上げたいと思います。
北陸新幹線が開業、また能越自動車道七尾氷見道路が全線開通いたしまして、間もなく半年になろうといたしております。この間、春のゴールデンウイークや夏休み、そしてお盆の休暇などを利用されまして、多くの方々に、また多様な方々に氷見へ訪れていただいております。
この後は、10月から12月にかけまして、JRグループ6社と北陸3県が連携して実施をいたします観光誘致キャンペーン、「北陸デスティネーションキャンペーン」が展開されます。このデスティネーションキャンペーンは、日本最大規模の観光キャンペーンでございまして、JRさんと自治体、そして
観光関係団体等が協力をして、地域の観光素材を発掘し、ブラッシュアップし、全国で宣伝を展開いたします。
ここまでの民宿等の入り込みやJRの予約状況を見ますと、ゴールデンウイーク以上に、夏休み以上に非常に成約率が高いようでございます。シルバーウイークと呼ばれる秋の大型連休が、季節がいいこともありまして、いよいよここが本番とばかりに大勢のお客様がいらっしゃることが予想されます。
本市といたしましても、これから海の幸をはじめとする「食」がさらに多様性を増し強みを増す時期となってまいりますので、朝どれの海の幸をお昼に味わっていただく旅行商品を、主要なJRの駅にあります旅行会社「びゅう」の店舗で取り扱っていただきますとともに、金沢
市や福井
市で開催されますオープニング
イベントや食の祭典に積極出展をし、また北陸新幹線開業による効果をさらに引き上げて、氷見への誘客を図ってまいります。
また、北陸デスティネーションキャンペーンに合わせてJR西日本のほうでは、氷見線・城端線において、「走るギャラリー」をコンセプトとした観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」、愛称「べるもんた」を運行することになりました。10月10日から毎週土曜日に新高岡駅から氷見駅までを2往復、1便は高岡駅どまりとなりますけれど、いたします。
車窓から望む広大な富山湾や、南砺のほうに行きますと豊かな緑をたたえる山々の風景を楽しめるという電車でございまして、特に氷見におきましては、海越しの立山連峰や雪景色を楽しんでいただくとともに、氷見に到着するまで気持ちを高めていただきまして、そして氷見駅ではどんと今ブリの絵が描いてありますので、こういうおもてなしにつなげていきたいと考えております。
また、列車が高岡駅で城端線から氷見線に入る際に、おりることなくスイッチバックをします。駅構内で前進とバックを繰り返しながら別のホームに電車が移動していくわけですね。こういう動きが、観光客の皆様には乗りかえの必要がありませんので、念願の新高岡駅から氷見駅までが形上はつながるということの体系になりますが、何より鉄道マニアの方にとっては非常に珍しいケースだということで話題性がございます。多くの情報発信につながり、また楽しんでいただけるものと存じております。
車内では、ボランティアガイドつままの会の皆様がお迎えをされますし、一部氷見の特産品の販売等も企画をされているやにお聞きしております。ガイドや観光案内で心を込めたおもてなしをさせていただきたいと考えております。
続きまして、この時期に行ってまいります氷見永久グルメ博について申し上げたいと思います。
第2回目を迎えます氷見永久グルメ博を、今年10月11日、10月10日にこの走るギャラリー「べるもんた」が運行を始めます。そしてその翌日の日曜日、10月11日に、ひみ
漁業交流館魚々座周辺にて氷見のグルメ、永久に残したい食材や文化を発信するグルメ博を開催いたします。
今年度は、藤子不二雄A
まんがワールドや商店街の各種お店と触れていく「食のまちなか巡り」、市内の飲食店で食を手軽に楽しむ「ひみバルウォーク」、あるいは野山の幸の「収穫体験」や、できますれば会場を舞台に民宿の皆様との「食談義」を行っていく。1カ所、魚々座周辺だけではなく、氷見全体をこの永久グルメ博の会場と見立てまして、大勢のお客様に氷見の隅々で氷見の空気や風や水とともにこの食を味わっていただきたいというコンセプトに現在、コンセプトがステージアップしております。
この前後の期間に実施をして、お客様に広く滞在をしていただこうという意図もございます。氷見の多彩で個性豊かな食の魅力をあらゆる角度から感じていただく企画を、多くの市民の皆様に御協力いただきながら実施することにいたしております。ぜひ皆様も大いにPRに、そして御友人の御誘致に自信を持って御協力いただければと存じております。
では最後に、
浅野総一郎翁没85年記念顕彰
イベント、そして川崎
市との交流について申し上げたいと存じます。
本年は、「九転十起の男」と呼ばれる郷土が生んだ大
実業家、
浅野総一郎翁の没85年に当たります。このことから、11月にはその記念顕彰
イベントを開催したいと存じております。
本
イベントでは、初めて福田紀彦川崎市長に氷見にお越しをいただきます。そして、今ライフイノベーション戦略と称して、ものすごい
仕事づくりの戦略、企業誘致の戦略で成功をおさめ、平均年齢が40代前半という人口バランスの非常によい
地域づくりをしていらっしゃいます川崎
市のそういう
地域づくり戦略の講演会をしていただきましたり、あるいは
商工会議所や企業の皆様とともに交流会を開催するなど、川崎、氷見両
市の行政分野での交流の深化を図るとともに、
NPO法人九転十起交流会の皆様方にも御参画を賜りまして、もっと実のある、そして具体的な交流の輪を広げていきたいと考えております。
新聞報道等にもありましたが、神奈川県知事の黒岩知事も石井知事と一緒に氷見
市にお越しをいただきまして、具体的に今企業様から御提案をいただいております事業について、県同士で協力してこの研究を進めていきましょうというお話をしていただき、また新聞にも発表いただくことができました。ここまで長い時間をかけて交流を続けてこられました
NPOの皆様方の活動が、
商工会議所や
市、そして県を巻き込みながら、市民活動の
つぶやきが確実に形になっていく、こういうことの集大成に向けて、この提携、連携を大切にしていきたいなと思っております。
これまでの御尽力に本当に感謝を申し上げながら、この85周年記念顕彰
イベントを、今回、
早稲田大学を市民の皆様が温かく迎えていただきましたように、市民の皆様が川崎
市との交流を喜んでいただけるような、心を込めてお迎えいただけるような事業に仕立てていきたいと考えております。
それでは、平成26年度決算の状況について申し上げたいと思います。
平成26年度
一般会計決算における実質収支でございますが、今回、平成26年度は約7億7,760万円の黒字でございました。7億円を超える黒字を計上しております。また、財政健全化の判断指標であります実質公債費比率につきましても14.2%となりまして、ピーク時から10%ダウンまでもう一息のところまでまいりました。前年度に比べましても2.3%の改善を見ております。実質収支の黒字と公債費比率の改善ということが今年度の特徴でございます。
今後も、引き続き
市債残高の抑制や過去の利率の高い借り入れにつきましては繰上償還をどんどん進めるなど、将来の大型事業に備えて財政健全化にひた走りに走り抜いてまいります。まずは財政の健全化が先にあり、このことを押さえながら将来に向けた大型投資への備えを進めてまいりたいと思います。
では、今
定例会に提案をいたしております諸案件について御説明を申し上げます。
まず初めに、
一般会計及び特別会計の
補正予算であります。
補正の規模ですが、
一般会計で今回は6億4,347万円、特別会計で1億1,980万円を
お願いいたしております。
一般会計では、冒頭申し上げました
地方創生に関連する4つのキーワードに関する事業費、
仕事づくり、ひとの流れを変える、若い世代の
子育ての支援、
出会いの創出、人口縮減時代の
まちづくり、こうしたことへの具体的な事業費を計上させていただきました。また、北陸デスティネーションキャンペーンに向けての観光戦略事業費など、新しく観光ボランティアの皆様のはっぴをつくっていただいたり、新たなる戦略予算を打っていく。そしてハード面では、ふれあい
スポーツセンターの屋上の防水改修工事や仏生寺川右岸線のガードレールの設置、あるいは余川の体育館の耐震の対応など、緊急に必要な経費を計上したもので、最大限の効果を目指すものでございます。
これらの財源といたしましては、国や県の支出金で1億3,925万円、繰越金など5億422万円を充てることにいたしております。
また、特別会計では、介護給付費準備基金積立金や事業費の確定に伴う精算など所要の補正を行うものであります。
また、予算以外の案件についてでございますが、条例関係では、氷見
市の
まちづくりバンクを公的施設としてお認めいただきまして、今国が掲げております空き家対策に本気を入れて挑んでいこう、こういうことを
市として取り組んでいきたいと思っております。「氷見
市まちづくりバンク条例の制定について」など3件を
お願いいたしております。