1番 小清水 勝 則 君 2番 阿字野 忠 吉 君
3番 積 良 岳 君 4番 萩 山 峰 人 君
5番 秋 田 健 一 君 6番 茶 山 秀 雄 君
7番 荻 野 信 悟 君 8番 坂 田 恒 男 君
9番 大 門 茂 男 君 10番 谷 口 貞 夫 君
11番 酒 井 康 也 君 12番 古 門 澄 正 君
13番 澤 田 勇 君 14番 嶋 田 茂 君
15番 島 久 雄 君 16番 久 保 健 三 君
17番 椿 原 俊 夫 君 18番 地 家 太 一 君
欠席議員(0人)
─────────────────────────
職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 野 満 次長 高 田 長治郎
副主幹 尾 矢 英 一 主査 串 田 安 弘
─────────────────────────
説明のため議場に出席した者の職・氏名
市長 堂 故 茂 君 副市長 棚 瀬 佳 明 君
企画広報室長甲 井 勇紀夫 君
総務部長 金 谷 正 和 君
市民部長 東 海 愼 一 君
建設部長 江 添 良 春 君
産業部長 川 田 優 君 防災・
危機管理監
山 口 康 夫 君
会計管理者 七 瀬 良 和 君 財務課長 廣 瀬 昌 人 君
教育委員会
委員長 橋 本 昭 雄 君 教育長 前 辻 秋 男 君
理事 山 崎 外美雄 君
監査委員
代表監査委員國 本 嘉 隆 君
事務局長 山 岸 卓 郎 君
消防機関
消防長 有 島 良 信 君
─────────────────────────
午前10時01分 開会
△開会の宣告
○議長(
久保健三君) これより、平成23年3月
氷見市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
出席議員は18名で全員であります。
また、
今期定例会における説明員の
出席要求に対し、堂故市長、棚瀬副市長、
橋本教育委員会委員長、前
辻教育長、國本
監査委員及び
教育委員会理事並びに関係部、室、課、局長、管理監、管理者の出席があります。
─────────────────────────
○議長(
久保健三君) これより本日の日程に入ります。
議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。
─────────────────────────
△
会議録署名議員の指名
○議長(
久保健三君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
氷見市議会会議規則第81条の規定により、議長において、3番 積良 岳君及び12番 古門澄正君を指名いたします。
─────────────────────────
△会期の決定
○議長(
久保健三君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月23日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
久保健三君) 御異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決定いたしました。
─────────────────────────
△議案第1号から議案第28号まで及び報告第1号、報告第2号
○議長(
久保健三君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第28号まで、平成23年度氷見市
一般会計予算ほか27件及び報告第1号、報告第2号、
地方自治法第179条による
専決処分についてほか1件を一括議題といたします。
△
提案理由の説明
○議長(
久保健三君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
堂故市長。
〔市長 堂故 茂君 登壇〕
◎市長(堂故茂君) おはようございます。
平成23年3月
氷見市議会定例会の開催に当たり、提案いたしました平成23年度予算案及びその他の議案につきまして、その概要を述べ、あわせて
市政運営について所信の一端を申し上げます。
今年の冬は、記録的なブリの豊漁となりました。しかし、そのさなかでの「氷見産ブリ」
産地偽装事件は、ブリが
氷見ブランドの象徴であるだけに、誠に残念でありました。今後は、「
氷見魚ブランド対策協議会」において疑念を持たれない
システムづくりを進めるとともに、市といたしましても、「氷見産ブリ」の
産地管理体制の確立を支援するなど、関係者とともに
再発防止と
信頼回復に努めてまいりたいと考えております。
また、去る2月22日にニュージーランド・クライストチャーチ市で発生した地震により、県人を含む邦人の方々が被災されており、心よりお見舞いを申し上げます。お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表するとともに、いまだ安否不明の方々には、一日も早く安否が確認されることを願っております。
また、市内は去る1月31日に、
富山気象台氷見観測所における最深積雪が、
平成元年観測以来最大となる112センチを記録するなどの大雪となりました。今回の大雪により被害を受けられました皆様にはお見舞いを申し上げますとともに、これを教訓として、より円滑な除雪に努めてまいりたいと考えております。
さて、
北大町市有地の開発については、先日開催されました「
北大町市有地利活用事業選定委員会」において、「食文化の
発信ゾーン」と「
健康増進ゾーン」として整備する
基本構想が了承されたところであります。これと合わせて、施設の整備及び運営については、市や
経済関係の
公共的団体が中心となって出資を募り、第3
セクター方式の株式会社を立ち上げ、これを
事業主体とすべきとの答申をいただきました。今後は、新会社の立ち上げに向け、段階を踏んで関係の方々と協議・調整を進めてまいります。
また、市といたしましては、駐車場・トイレなどの
公共的施設を整備するとともに、
基本構想に位置づけられた市の活性化に寄与する
施設整備に対し支援をしてまいります。
能越自動車道の延伸や
北陸新幹線の開業を踏まえ、北大町の施設を拠点として氷見の「食」、「自然」、「文化」をアピールすることはもとより、
中心市街地や市内の各村々ともネットワークを図り、「オール氷見」の力を結集して、全国に氷見の魅力を発信してまいりたいと考えております。
また、昨年、氷見市を舞台に2本の映画が撮影されました。そのうち「死に行く妻との旅路」は既に上映されておりますが、「ほしのふるまち」については、3月26日から富山県内で先行上映されることになっております。特に「ほしのふるまち」は、多くの市民の皆様に御協力をいただき、氷見のあちこちが映画で登場するとともに、さわやかな作品となっております。全国の多くの皆さんにこれらの映画をご覧いただき、氷見の美しい豊かな自然と温かい人情に触れていただくことを期待いたしております。
昨年11月から市内各地で「
まちづくりふれあいトーク」を開催いたしております。多くの
地域リーダーの皆さんと意見交換させていただく中で、「
市民協働の
まちづくり」の大切さや、「問題解決の糸口は現場にある」との思いを改めて強くいたしております。
地域主権型社会へと舵が切られる変革の時代にあって、
都市間競争を生き残るためには、市民の皆様の生活に根ざした貴重な御意見や御提案を踏まえながら、しっかりとした将来展望に立って
市政運営に当たっていかなければならないと思っております。
氷見市は今、「第8次
総合計画」の策定をはじめ、急激な少子・高齢化の下での
まちづくり、「食と健康」をテーマとした
北大町市有地の開発、あるいは
能越自動車道の延伸や
北陸新幹線の開業を見据えた
観光戦略など多くの
政策課題を抱えておりますが、今年は、これらの課題を着実に「ステップ」させ、そして「ジャンプ」につなげる年にしたいと考えております。今後とも、
議員各位、そして市民の皆様の一層の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
それでは、平成23年度
予算編成の
基本方針について申し上げます。
はじめに、国の平成23年度
一般会計予算案は、昨年6月に「新
成長戦略」や「
財政運営戦略」により示されました政府の経済・
財政政策の基本的な方針の下での最初の本予算として編成されたものとなっております。
一般会計予算の規模は92兆4,116億円で、前年度比0.1%の増となっており、このうち
一般歳出は54兆780億円で、前年度に比べ、
社会保障関係費で5.3%増、
公共事業関係費では13.8%減となり、総額では1.2%の増となっているものであります。
また、平成23年度
地方財政計画は、
地方交付税を4,799億円増額確保するなど、地方の
安定的財政運営に必要となる
一般財源総額について、平成22年度の水準を下回らないよう対応がなされた上で、歳入では
臨時財政対策債、歳出では
給与関係経費や
投資的経費を縮減しております。
地方財政計画の規模は82兆5,054億円で、前年度に比べ0.5%の増となり、このうち
一般歳出の規模は0.8%増の66兆8,313億円となっております。
なお、国の予算案については年度内に成立することになっておりますが、
特例公債法案などの
予算関連法案は成立の目途が立っていない状況にあります。
国政においては、
国民生活や
経済活動に重大な影響を及ぼさないよう、与野党が協調し、適切に対応していただきたいと思っております。
こうした中、氷見市では、平成23年度予算(案)の編成に当たり、「
集中改革プランⅡ」の着実な実施を基本としながら、事業の「選択と集中」を徹底し、厳しい
財政環境にあっても、「市民が安心し、将来に明るい希望が持てる予算」を目標としたところであります。
特に「安心して暮らせる
基盤づくり」や「次代を担う
人づくり」、「食などの
地域資源を活かした真の
全国ブランドの
まちづくり」については、最
重点施策として位置づけ、予算を優先的に配分いたしております。
一般会計の
投資的経費は27億4,115万円で、前年度比で5.5%の減となっておりますが、これに国の平成22年度
補正予算などに伴い、平成22年度3月
補正予算(案)に前倒しで措置する
南部中学校改築事業費及び
小・中学校施設耐震化推進事業費を加えると、総額は39億9,218万円となり、前年度比で37.7%の増となるものであります。
歳入面では、市税が景気低迷による
個人市民税の減などにより前年度比で2.8%の減となる一方で、
臨時財政対策債を含む実質的な
普通交付税が、
地域活性化のための別枠加算などにより前年度比で6.3%の増となることなどから、
一般財源ベースでは前年度に比べ1.1%増加すると見込んでおります。
しかしながら、歳出面では、過去の借入金の償還が依然高水準にあることに加え、課題であった
市民病院の建設や
北大町市有地の開発といった
大型事業の実施などにより、
財政収支では大幅な
財源不足となっております。このため、
財政調整基金、
減債基金、合わせて5億7,500万円の取崩しを行うほか、
特定目的基金を活用するなどして不足する財源を補てんすることにいたしております。その結果、
一般会計の
予算規模は 213億2,000万円で、前年度比2.6%の増となっております。
事業会計及び
特別会計を加えた全会計の
予算総額は408億3,606万円で、前年度比3.5%の増となるものであります。
続いて、第7次
総合計画の主要な柱に沿って、
新規事業や
重点施策を中心に予算の内容を御説明申し上げます。
第1は、「かがやきつづける
人づくり」であります。
まず、「新しい時代を担う
人づくりの推進」について申し上げます。
南部中学校と
朝日丘小学校の
小中併設校の建設については、平成23年度中の
中学校部分の完成を目指し取り組んでまいります。また、氷見市の教育の現状と課題を踏まえた「
教育振興基本計画」を新たに策定するほか、
教育内容の充実を図るため、小学校に電子黒板を整備いたします。
さらには、
子どもたちの学力向上に取り組むとともに、「夢や希望をもって、自分のよさを伸ばし、進んで世界に羽ばたく子ども」を育てるための事業を推進してまいります。
生涯学習と文化の振興では、子育てを支える「
親学び学習」や「
放課後子ども教室」、地域の特性を活かした「
公民館講座」など多彩な
学習機会の提供に努めるとともに、
地域住民による「
ふるさと学び」や「
中学生ふるさと発見塾」の開催などを通して、
ふるさと学習の充実を図ってまいります。
また、優れた
芸術文化公演などを誘致し
市民会館の活性化に取り組むほか、
国指定天然記念物である
イタセンパラ保護池の整備や
大境洞窟住居跡の
保全工事を行うなど、貴重な文化財の保護・活用に努めてまいります。
スポーツ・レクリエーションの推進では、引き続き「第7回春の
全国中学生ハンドボール選手権大会」を開催し、「
ハンドボールの聖地・氷見」の名を高めるほか、「
氷見シーサイドマラソン大会」及び「
氷見キトキトウオーキング」を開催いたします。
次に、「
ボランティア・
市民活動支援対策の推進」について申し上げます。
「
ボランティア総合センター」を核として、
ボランティア団体の交流や連携を図るとともに、
市民協働の
まちづくりを推進するため、
ボランティアコーディネーターを育成いたします。また、地域や民間団体による集落道や水路、
学校環境の整備、花やみどりの植栽活動などを支援し、市民の知恵が地域の活力と豊かさを生み出す
まちづくりを推進いたします。
第2は、「元気とあたたかさに満ちた
地域づくりであります。
まず、「
子育て総合支援対策の推進」について申し上げます。
子育て負担の大きな家庭への支援と
少子化対策の観点から、子どもの
医療費助成について、入院については中学生まで助成を拡大し、通院については新たに3人以上の多子世帯に対し中学生まで助成いたします。
また、
地域住民が家族の子育てをサポートする「
氷見型子育てファミリー事業」をモデル実施するとともに、
地域子育てサークルの活動や設立に対して支援を行ってまいります。
さらには、中学1年生から高校1年生までの女子を対象とした「
子宮頸がんワクチン」などの
ワクチン接種や標準的な妊婦健診等の費用を公費で負担いたします。
次に、「すべての世代が共に支えあう
まちづくりの推進」について申し上げます。
住民相互があたたかくふれあい支えあう
地域社会を形成するため、平成24年度から10年間を
計画期間とする「第3次
地域福祉計画」を策定いたします。
また、
朝日丘校区と久目校区を
モデル地区として「
安心生活創造事業」を実施し、
ひとり暮らし世帯や高齢者などが住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、
生活必需品の
買物支援や
外出支援に取り組んでまいります。
さらには、平成24年度から始まる「第5期
介護保険事業計画」を策定するとともに、
地域包括支援センターを中心として、
介護予防事業や高齢者の
相談体制の充実を図ってまいります。
次に、「新病院の建設と
市民病院の
医療体制の充実」について申し上げます。
新病院については、平成23年5月末に
建設工事が完成する予定となっており、その後、
医療機器の搬入据付けや
診療リハーサル、入院患者の搬送などを経て、9月1日には、入院、外来、救急などのすべての診療機能が新病院で行えるよう、
金沢医科大学と調整を進めてまいります。
また、新病院の開院に向けて、最新鋭の
CTスキャナーの増設、
血管連続撮影装置の更新などの
大型高度医療機器の整備を図るほか、
電子カルテシステムへの円滑な移行に努めてまいります。
医療スタッフについては、新病院の開院時までには、40名以上の常勤医師と全病棟250床の稼動及び7対1看護基準がクリアできる看護師に加え、
回復期リハビリテーション病棟開設に必要なスタッフの確保について、
金沢医科大学において努力されているところであります。
第3は、「活力みなぎる
産業づくり」であります。
まず、「
雇用対策の推進」について申し上げます。
景気は、持ち直しに向けた動きがみられ、
足踏み状態を脱しつつあるものの、
雇用情勢は依然として厳しいことから、引き続き「
ふるさと雇用再生特別交付金」や「
緊急雇用創出事業」、「
重点分野雇用創造事業」を活用し、全体で65名の雇用の創出を図ってまいります。また、県などの
関係機関と連携し、企業の誘致や地場の
農林水産物の販路拡大、既存企業のビジネスチャンスの拡大などに努めてまいります。
次に、「地域の個性を活かした
交流環境づくりと観光の振興」について申し上げます。
「氷見産ブリ」の
産地管理体制の確立を支援するなど、首都圏などから氷見を観光地として知り、選び、訪れてもらえるよう、
地域ブランド化の推進に努めてまいります。
また、「忍者ハットリくん列車」のラッピングを、
JR氷見・城端両線の沿線4市の
観光資源を取り入れたデザインに一新し、誘客や
公共交通の利用促進につなげてまいります。
さらには、
東海北陸自動車道の全線開通や
能越自動車道の延伸効果を活かすため、引き続き「越中・
飛騨観光圏整備事業」に参画し、広域的な連携による
滞在型観光の推進を図ってまいります。
次に、「豊かな
地域資源を活かした
農林水産業の振興」について申し上げます。
農産物や氷見牛の
ブランド化を推進するため、「
農産物認証制度委員会(仮称)」の取組や畜産農家による和牛の飼養規模の拡大を支援してまいります。
また、イノシシによる
農作物被害に対し
地域ぐるみでの
防止対策を講じるとともに、
有害鳥獣捕獲の担い手の育成を図ってまいります。
林業では、「
森林GIS(
地理情報システム)」を導入し、
森林情報管理の高度化を図るほか、森林の集約化と間伐のための
森林境界明確化活動や氷見産木材を使用した
住宅建築に対して支援を行ってまいります。
水産業においては、薮田・
女良漁港の
施設整備や市道「
間島臨港道路線」を含む
氷見漁港の
環境整備を推進するとともに、小学生によるブリのさばき方の見学などを通して
魚食文化の普及に努めてまいります。
第4は、「安全でやすらぎのある
生活環境づくり」であります。
まず、「快適な
生活環境づくりの推進」について申し上げます。
市民への迅速・的確な
情報伝達を行うため
防災行政無線の
デジタル化に取り組むとともに、災害時に孤立する可能性のある集落における通信機器及び
防災資機材の整備に助成をいたします。
また、市内約1,200箇所の
土砂災害警戒区域等を住民に周知し、
避難体制を整備するため、「
土砂災害ハザードマップ」を作成いたします。
さらには、市民の生命及び財産を火災から守るため、
消防自動車、防火水槽などの
計画的整備を進め、消防力の充実を図ってまいります。
水道事業では、県との
水道用水受給協定の改定に伴う水道料金の取扱いについて、施設・管路の
更新計画などの長期的な
経営見通しを見極めながら、今議会で提案させていただいております「
上下水道事業運営審議会(案)」において検討してまいります。
次に、「環境への負荷の少ない
循環型社会構築の推進」について申し上げます。
ごみの分別収集の徹底や生
ごみ堆肥化容器、
電気式生ごみ処理機購入の助成などを通して、資源のリサイクル、ごみの減量化を推進するほか、CO2削減と省エネの普及を図るため、
住宅用太陽光発電システムを設置する家庭に支援を行ってまいります。
高岡地区広域圏ごみ処理施設については、平成23年度に施設の実施設計を経て
建設工事に着手する予定となっており、氷見市においても、
搬入道路となる市道「上田子8号線」の着実な整備に努めてまいります。
下水道事業では、
上田子地区などにおける下水道の
管渠整備や
環境浄化センターの
長寿命化計画の策定に取り組むとともに、下水道未
整備地区における
合併処理浄化槽の
整備促進に努めてまいります。
また、
下水道事業の
経営安定化のため、
下水道使用料の適正化について、先ほど申し上げました「
上下水道事業運営審議会(案)」において検討してまいりたいと思っております。
第5は、「便利で住みよい
都市基盤づくり」であります。
「
能越自動車道灘浦インター(仮称)」の平成23年度中の供用と国道415号谷屋・大野間の整備の促進に努めるとともに、災害時におけるふれあい
スポーツセンターへの避難路となる、市道「
鞍川霊峰線バイパス」や
都市計画道路「
氷見伏木線」などの幹線市道の整備を推進し、
市民生活の利便性の向上に努めてまいります。
心やすらぐ公園・緑地の整備では、「
東原墓地公園」第2地区において、第4期として89区画の墓地を造成するほか、「
朝日山公園」については、園路・広場の整備や遊具などの更新に加えまして、桜の老朽化に伴う植替えを計画的に行ってまいります。
このほか、
地籍調査事業を園地区で継続するほか、新たに「
飯久保地区」で実施してまいります。
第6は、「新たな時代を創る
行政システムの確立」であります。
「
クリエイト・マイタウン事業」などにより個性豊かな魅力ある
地域づくりを支援するほか、より開かれた市政を推進するため、「
まちづくりふれあいトーク」、「市政の出前講座」などを開催してまいります。
「第8次
総合計画」については、去る1月31日に「
総合計画審議会」を組織し、
計画策定を諮問させていただいたところであり、平成23年度中の
計画策定に向け取り組んでまいります。
また、「
集中改革プランⅡ」については、
基本計画に掲げる「プランの目標」を達成するため、最新の
財政収支見通しに基づいた「平成23年度
実施計画」を策定し、
財政収支の均衡を図るとともに、
市民生活に不可欠な事業を着実に実施してまいります。
さらには、
北大町市有地の
有効活用に向けた
推進体制の強化や市民の皆様の利便性の向上などを図るため、必要な
機構改革を行うことといたしております。
変革の時代にあって、
自治体職員にはこれまで以上に広い視野、先見性、
政策立案能力などが求められることから、様々な研修を通して、職員一人ひとりの能力を最大限高めていく必要があると考えております。平成23年度には、新たに川崎市との間で、相互に職員の交流などを行ってまいります。
第7は、21世紀における氷見市の更なる飛躍と「第7次
総合計画」の
計画期間を超える長期的な視点に立った将来の
まちづくりを目指す「新世紀の挑戦」であります。
はじめに、「6万人定住と200万人交流の都市づくり」について申し上げます。
「ひみキトキトまんが道大賞」が平成23年度で第10回を数えるとともに、その審査委員長であり、氷見市名誉市民の藤子不二雄A先生がデビュー60周年の節目を迎えることから、記念事業を実施し、先生のふるさと「氷見」を全国に発信してまいります。
また、平成23年4月から毎週1時間、
FMラジオを通じ、氷見の魅力や旬の情報を提供してまいります。
東海北陸自動車道の全線開通に加え、
北陸新幹線の開業が間近になっております。氷見市としては、
北大町市有地に整備する「食と健康」をテーマとした施設を拠点として、氷見の魅力を全国に発信し、200万人交流の実現に努めてまいりたいと考えております。
加えまして、定住施策として、「空き家情報バンク」や「田舎暮らし体験ゲストハウス」などの活用を図るとともに、住宅取得に支援することにより、ふるさと定住の推進にも努めてまいります。
次に、「きときとの食文化の発信都市づくり」について申し上げます。
氷見の豊かな食文化を発信するため、「“食都”氷見キトキトまつり」や「“食都”四季を彩る氷見三昧」を実施するとともに、
子どもたちに対する「
魚食文化伝承事業」や「きときとキッズお料理道場」、「伝承料理教室」などを通して、「食育」にも積極的に取り組んでまいります。
また、県指定の「歴史と文化が薫る
まちづくり事業」において、「食のまちなか巡り」や「夜のまちなか巡り」を定期的に実施するほか、食のイベントに屋台として活用するための「ケータリングワゴン」を整備いたします。さらには、「氷見三昧御膳」や「氷見・湯くぐり料理」、「氷見カレー」、「氷見産ワイン」、「ハトムギ商品」など、民間の食に対する多彩な取組に対し、引き続き支援をしてまいります。
次に、「いきいき健康ふれあい都市づくり」について申し上げます。
生涯にわたって健やかに暮らすことができるよう、ライフステージに応じた健康づくりの推進に努めてまいります。特に、糖尿病やメタボリック症候群、がんを予防するための生活習慣の改善や健康診査の受診の働きかけを強化するほか、平成24年度以降の市民の健康づくり活動の指針となる、新たな「ヘルスプラン」を策定いたします。
次に、「四季を彩る花とみどりの庭園都市づくり」について申し上げます。
緑化を進める市民団体を支援するとともに、公共施設、道路などにふれあい花壇やプランターを設置するなど、潤いや、やすらぎを実感できる
まちづくりを推進してまいります。
また、「海浜植物園」については、緑化推進の拠点施設として人材や組織を育成するとともに、「氷見あいやまガーデン」と連携を図りながら、花とみどりがあふれる
まちづくりを進めてまいります。
次に、「ヒューマンメディア都市づくり」について申し上げます。
新たな「総合行政情報システム」の運用を平成23年4月から開始し、事務の迅速化・効率化と市民サービスの向上を図ってまいります。
また、地上デジタル放送に関する相談窓口を引き続き設置し、平成23年7月からの地上デジタル放送への円滑な移行に努めてまいります。
次に、平成22年度
補正予算(案)の概要について申し上げます。
今回の
補正予算(案)は、国の
補正予算に伴う
地域活性化交付金などを活用し、新たに
南部中学校改築事業費や
小・中学校施設耐震化推進事業費を計上したほか、事業費の精算などにより、
一般会計では12億9,415万円の増額補正を行うものであります。
また、その他の会計では、病院
事業会計において政策的医療等交付金を増額するなど、6会計について所要の補正を行うものであります。
最後に、予算以外の議案について申し上げます。
条例関係では、「氷見市
上下水道事業運営審議会条例」の制定や「氷見市行政組織条例」など7件の改正、そして条例以外の議案では、「辺地に係る総合整備計画の変更」など5件を提案し、また報告に関する案件として、「
地方自治法第179条による
専決処分」など2件を報告するものであります。
以上、提案いたしました諸案件の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重審議の上、可決・承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
─────────────────────────
△議案第26号から議案第28号まで
○議長(
久保健三君) 次に、日程第4 議案第26号から議案第28号まで、
南部中学校改築・
朝日丘小学校校舎棟改築(
建築本体)工事の
請負契約の締結についてほか2件についてを一括議題といたします。
△委員会付託の省略
○議長(
久保健三君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は、事情十分御了承のことと存じますので、
氷見市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し即決することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
久保健三君) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号から議案第28号までは即決することに決しました。
△採決
○議長(
久保健三君) これより採決いたします。
議案第26号
南部中学校改築・
朝日丘小学校校舎棟改築(
建築本体)工事の
請負契約の締結について、議案第27号
南部中学校改築・
朝日丘小学校校舎棟改築(電気設備)工事の
請負契約の締結について、議案第28号
南部中学校改築・
朝日丘小学校校舎棟改築(機械設備)工事の
請負契約の締結について、以上を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
久保健三君) 起立全員であります。よって、議案第26号から議案第28号については、いずれも原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
久保健三君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。
お諮りいたします。明10日及び11日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
久保健三君) 御異議なしと認めます。よって、10日及び11日は議案調査のため休会することに決しました。
次会の日程を申し上げます。
明10日及び11日は議案調査のため、また12日及び13日は休日のため、いずれも本会議を休み、3月14日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時38分 散会...