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  1. 魚津市議会 2020-07-01
    令和2年7月臨時会(第1号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2020年07月30日:令和2年7月臨時会(第1号) 本文 (全 265 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開会          開    会    の    宣    告 ◯議長(石倉 彰君) おはようございます。   本日、臨時会が招集されましたところ、ただいま出席議員は定足数であります。   これより、令和2年7月魚津市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。        ─────────────────────────          諸         報         告 2 ◯議長(石倉 彰君) 本臨時会における議案説明のため、出席を求めてある者は、市長、副市長、教育長、その他関係部課長等であります。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────           会 議 録 署 名 議 員 の 指 名 3 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入ります。  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員として、10番 浜田泰友君、11番 中瀬淑美君の両名を指名いたします。        ─────────────────────────          会    期    の    決    定 4 ◯議長(石倉 彰君) 次に、日程第2 会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本臨時会の会期は本日1日と定めたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    5 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。        ─────────────────────────          議   案   第   4   5   号 6 ◯議長(石倉 彰君) 次に、日程第3 本臨時会に付議されております議案第45号を議題といたします。  (提案理由の説明) 7 ◯議長(石倉 彰君) 提案者の説明を求めます。  市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 8 ◯市長(村椿 晃君) おはようございます。  本日ここに、令和2年7月魚津市議会臨時会が開催されるに当たり、提案いたしました案件について、その概要をご説明申し上げます。  5月14日に緊急事態宣言が解除されてからは、市民生活は徐々に落ち着きを取り戻し、7月22日からは国内観光需要喚起を目的とした「Go To Travelキャンペーン」も始まりました。しかしながら、感染拡大前の日常生活へすぐ戻ることは難しく、市内のイベントなどの中止または延期に加え、食事提供施設、宿泊施設などの市内事業所については、依然、営業規模の縮小を余儀なくされています。  本市のこれまでのコロナウイルス感染症対策は、4月専決の第1弾が43億円、5月臨時会の第2弾が6,800万円、6月定例会の第3弾が4億2,000万円と承認及び議決をいただきましたが、これまでの主な対策の取組状況についてご報告申し上げます。  7月30日現在において、特別定額給付金の申請件数は4万1,114件で申請率は99.1%、新型コロナ拡大防止協力金は、申請件数は229件で申請率は51.5%、市独自の新型コロナ拡大防止協力金上乗せ分は、申請件数は298件で申請率は66.1%、子育て世帯臨時特別給付金は、申請件数は2,731件で申請率は94.2%、ひとり親家庭等応援給付金は全対象者に給付が完了しております。そして、応援チケット付商品券発行事業は、申込数が1万8,801冊で申込率は94.0%となっております。  今後はさらなる周知に努め、全ての対象者に着実に申請いただけるよう全力で取り組んでまいります。  続きまして、今般7月臨時会に提案いたしております第4弾となるコロナウイルス感染症対策の取組についてご説明いたします。  対策の柱は「生活支援」「感染症対策」「経済対策」「新しい生活様式」「その他」の5つであります。  「生活支援」としましては、市内小中学校の2学期の給食費の助成及び令和2年4月28日から令和2年12月31日までに生まれた市内の乳児1人当たりに一律10万円を支給することで市民生活を支援いたします。  「感染症対策」としましては、台風等の災害が発生した場合を想定し、災害備蓄品を整備することで、避難所内の感染症対策や室内環境の改善に努めてまいります。  「経済対策」としましては、Go To Travelキャンペーンと連動し、市内宿泊施設の宿泊料金への助成や観光のためのタクシー利用への助成を実施することで、需要の落ち込みの大きい観光関連事業を支援いたします。また、国の実施するマイナポイント事業に併せ、市独自のプレミアムポイントの付与を行い消費喚起を促すとともに、マイナンバーカードの普及を促進いたします。  「新しい生活様式」としましては、市内事業所における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の取組や新しい事業展開、販路拡大などを支援し、新しい生活様式の浸透に努めます。  「その他」としましては、市内の小学校に通う児童を対象に、夏季休業中に民間プールの利用券を配布することで、夏休み期間中の児童の泳力向上や水に親しむ機会を確保いたします。  本市の新型コロナウイルス感染症対策は、第1弾から第4弾まで合わせて50億円を超える予算規模となっております。今後も、市民生活や民間の事業運営の状況を把握しながら、必要な対策について検討してまいります。市政全般にわたり、市民の皆様や議員各位のご支援とご指導、ご協力をお願い申し上げます。  それでは、本議会に提出いたしました議案についてご説明申し上げます。  議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算は、歳入歳出予算の総額に2億7,427万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ216億9,516万8,000円といたしたいのであります。  今回補正する主なものは、小中学校給食費支援事業をはじめ、介護サービス事業所等支援事業や観光誘客促進事業といった市民生活への支援や経済対策などを狙いとする魚津市独自の取組のほか、ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業小中学校保健特別対策事業といった国の補正予算に基づくものなど、新型コロナウイルス感染症対策として早急に対応すべきものに限定し、計上いたしました。これらの財源として、国庫支出金、支出金及び諸収入を充当いたしております。  以上、本日提出いたしました議案の説明といたします。  何とぞ慎重ご審議の上、議決をいただきますようお願い申し上げます。  (質  疑) 9 ◯議長(石倉 彰君) 提出案件に対する質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。   8番 松倉 勇君。  〔8番 松倉 勇君 登壇(質問席)〕 10 ◯8番(松倉 勇君) 令和2年7月魚津市議会臨時会、提出案件、議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)中の修学旅行臨時対策事業について質問させていただきます。  目的に、5月に予定していた修学旅行を9月に実施するため、新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら安全に実施できるよう支援を行うもの、また、万一の事態に備えキャンセル料を計上するものとして、内容は、対象者、中学3年生361名、内訳、西部中が167名、東部中が194名、引率教員など30名、合計391名。9月24日から1泊2日、京都、大阪方面。学校ごとに別行程とし、実施の場合、バスの増便10台を20台、座席確保による3密回避。引率教員などを7名増員、管理教員、看護師、カウンセリング指導員。実施前の自主的キャンセル料1人5,000円。新型コロナウイルス感染予防対策などで発生する費用を助成するもので、未実施の場合で1,284万3,000円、キャンセル料の最大分を計上、キャンセルの場合の保護者負担なしとして、事業費1,284万3,000円について質問いたします。  まず、5月の広島方面の旅行を中止した経緯を伺いたい。 11 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 12 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 松倉議員のご質問にお答えをいたします。  まず、5月の広島方面の旅行を中止した経緯についてでありますが、新型コロナウイルス感染症感染拡大状況を背景としたものであります。  修学旅行の当初の予定は、例年どおり5月に2泊3日の期間で、広島、大阪、京都での学習を計画しておりました。しかし、4月13日以降、学校を臨時休業としたことにより、実施時期を5月から9月に延期いたしました。さらに、6月下旬、各学校におきまして感染リスクを考慮し、1泊2日の行程に短縮した計画への変更を決定いたしまして、その中で移動手段については、他の旅行客などとの接触を避けるため、大型観光バスによる移動としたところであります。  このことから、新幹線利用が必須条件であります広島での学習は断念をしたところであります。 13 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 14 ◯8番(松倉 勇君) 次に聞こうとしていた代替案の京都、大阪方面の経緯を今言われましたので、それは結構です。  次に、これも大体今ほどの答弁で分かりましたので結構です。  次に、旅行の目的と行程、内容。目的は結構ですから、行程と内容について伺いたい。 15 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 16 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) それでは、旅行の行程と内容につきましてお答えをいたします。  両校とも9月24日木曜日、6時頃に各学校を出発いたしまして、午後には京都の寺社などを見学し、大阪のホテルにて宿泊を予定しております。翌日の25日金曜日につきましては、午前中にユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのグループ行動を行いまして、午後から帰路につき、19時過ぎに各学校へ到着する予定としておるところであります。 17 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 18 ◯8番(松倉 勇君) この資料を見ますと、京都はタクシー移動となっていますよね。これはそのとおりでよろしいですか。 19 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 20 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 東部中学校につきましては、京都ではタクシーでグループで行動いたします。西部中学校につきましては大型バスで行動をするということで、東西中学校で対応は若干異なっております。 21 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 22 ◯8番(松倉 勇君) 各班にてタクシーで移動となると、タクシー、密になりますよね。せっかくバスがあるのになぜにタクシーなのか、そこら辺がちょっと理解できません。 23 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 24 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 当然、タクシー会社のほうに対しましては、感染の予防を徹底していただくこと、あとタクシーに乗車する生徒につきましては、日頃から同じ学校で行動しているということ。乗車につきましては、当初4人とかということも考えておりましたが、密にならないように3人を限度とするというふうに学校のほうで計画しているというふうに聞いております。 25 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 26 ◯8番(松倉 勇君) 細かいことを言えば切りがないんですけど、相当な台数が要りますよね、3人となると。手配、可能なんですか。 27 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 28 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 手配済みというふうに聞いております。 29 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 30 ◯8番(松倉 勇君) では結構ですけど。  その日の夕方に、要はユニバーサル・スタジオ・ジャパンですね、宿泊先は。どうぞ、答えてください。 31 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 32 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 宿泊場所の具体的なところですが、西部中学校につきましては大阪第一ホテル、東部中学校につきましてはホテル京阪ユニバーサル・タワーというふうに聞いております。 33 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 34 ◯8番(松倉 勇君) そうすると、ユニバーサル・タワーというのはユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設の中にあるというか、外でしょうけど隣接するものですよね。 35 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 36 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 申し訳ありません。具体的な場所までは、私は把握しておりません。名前からして隣接しているというふうに思われます。 37 ◯8番(松倉 勇君) と思いますけど。 38 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 39 ◯8番(松倉 勇君) そうすると、到着した日も遊べる時間がある。翌日も朝9時から開園ですから、9時から、1時集合? この旅行の目的は、ほぼほぼユニバーサル・スタジオ・ジャパンで過ごすということになりますよね。何の知見を広められるがかよく分からんですけど。思い出づくりなんですか、これは。知見を広めるというより。そこら辺、ちょっとお答えください。 40 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 41 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 2日目のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、議員のご指摘のとおり、思い出づくりという部分が多少というか大部分を占めているかもしれませんが、あくまで同級生によるグループ行動ということで、中学生というか、これから大人になっていく子どもたちがそういった公共施設でどういう行動をするかというところも含めて、各学校のほうでは学習の内容としているというふうに考えております。 42 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 43 ◯8番(松倉 勇君) では、ほぼほぼ思い出づくりということで結構ですが。  次に、生徒の父兄より各校において同意書を頂いているとのことだが、現在の参加者の数をお聞かせください。 44 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 45 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 現在の参加者の数につきましては、同意書を配布したのが7月10日、同意書の提出の締切りを7月17日としたところであります。  17日時点では両校合わせて264名、生徒数361名のうち73.1%が参加の同意、保留中の生徒が20名おりました。  現在、中学校では1学期末の保護者懇談会を実施しておりまして、その際に報告を受けた変更の数を加味しますと、現時点では参加者が267名、74.0%というふうになっております。 46 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 47 ◯8番(松倉 勇君) そうすると、不参加の方も結構おいでになりますよね。要は2割5分、約3割弱ですね、不参加という回答をされた方が。  その不参加とする理由はどういうことなんですか。 48 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 49 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 不参加者の数につきましては、今ほど議員がおっしゃられたとおりでありまして、両校合わせて77名ということであります。率にしますと22.2%となっております。まだ保留の方もいらっしゃいますので合計で100%にはなりませんが。  あと、不参加の理由としましては、新型コロナウイルス感染症の感染を恐れての判断であったり、日頃から学校を欠席したり、あるいは集団生活が苦手なため教室以外で学習をしている生徒のトータルであります。 50 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 51 ◯8番(松倉 勇君) それはそうでしょうね。不参加の理由は、大多数が新型コロナウイルス感染症を恐れてのことでしょうと私は思います。  また、参加同意確認についてちょっとお尋ねしたいんですけど、ここには参加に際しての留意事項として、修学旅行実施前後4週間の本人及び同居家族の健康観察にご協力をお願いしますとありますよね。ということは、前後、2週間、2週間、感染者とはならないまでも一応健康に留意してくれと、帰ってこられてからも気をつけて見ておいてくれという趣旨で捉えてよろしいですか。 52 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 53 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 実施するに当たっては万全の対策を取りたいという学校の判断もありまして、議員のおっしゃるとおり、健康の観察を実施するという趣旨であります。 54 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 55 ◯8番(松倉 勇君) 当然そうでしょうね。これは私の私見ですけど、大変な思いをしながらも、同意するか同意しないか悩まれたことだと私は思います。子どものことを思えば行かせてやりたい、だけど親としては心配、それはもちろん家族の方もね。心中、お察し申し上げますよ、本当に。  次に、国が示している各自治体に協力要請を求める基準、1週間での感染者数が人口10万人当たり2.5人について、先日の話なんですけど、私がこの原稿を書いたのは27日です。26日の時点で最も多い東京都が12.59人、次に旅行対象地の大阪府が8.13人、次に多いのは福岡の6.78人、次に愛知県の5.25人、5番目が、またこの旅行の対象地の京都府で基準の約2倍弱の4.53人であります。  また、国のGo Toトラベルでは、高齢者や若者の団体旅行をやめてほしいなどとしている中での事業の予算案です。  最悪のことを懸念すると、家族はもとより、孫から祖父母への感染拡大も予想されます中で事業を遂行することになりますが、いかがお考えでしょうか。 56 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 57 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 今回の予算につきまして詳細にご説明をしたいというふうに思います。  今回、1泊2日の日程での参加者の負担総額につきましては約1,800万円となっております。新型コロナウイルス対策としまして、バスの増便、看護師等の増員を行うなどの対策を講じて修学旅行を実施するとした場合、これとは別に約800万円の費用が必要になり、総額で全体事業費としましては約2,600万円となります。
     また、修学旅行を中止した場合の最大のキャンセル料は総額の50%というふうになっておりますので、約1,300万円ということになります。  以上のことから、実施する場合と中止する場合の想定される最大の額である約1,300万円を今回予算計上したものであります。  キャンセル料につきまして、もう少し詳しく説明をしたいと思います。  仮に、今現在すぐキャンセルしたとしても、企画料金としまして1人当たり約5,000円が必要となります。9月4日以降は段階的にキャンセル料の率がアップすることとなり、16日までは20%、22日までは30%、23日までは40%、当日である24日は50%が総額の約2,600万円に対してかかるということになっております。予算的にはこういう形でつくりました。 58 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 59 ◯8番(松倉 勇君) 先に答えられてしまっとるがやから、ちょっと質問しづらいんですけど。  話をちょっと戻してよろしいですか。  先ほどの不参加から考えても、キャンセル料を考えても、大幅に減少したら予算も違ってくるでしょう──質問はまた後ほどします。今は答弁要らないです──と思います。  質問通告とは逆に、キャンセル料の話はまだお尋ねしていないのに答えられたものだから、順番が変わってきますので。  その前に、当局が臨時交付金充当事業として、修学旅行実施支援事業、事業概要と、この事業ですね。これを申し込まれたのはいつなんですか。考えたというか申し込まれたとか。 60 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 61 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) うちで考えたのは、すみません、よく記憶はしておりませんが、今回の7月臨時会に提案する、補正をするに当たっての時点であります。  その前に、この後の質問にもちょっと関連はしますが、県内の各地の状況の中で中止を既に決定している市等がありまして、その中でキャンセル料の問題が一応発生はしておりました。その辺りも含めて、今回のフレームの中で保護者に負担は求めないというような形を基本に考えてきたところであります。 62 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 63 ◯8番(松倉 勇君) それは分かりますけど、一応計算上は数字を出しておかなきゃいけないというのは分かるけど、そもそもやるかやらないか、まだ分からないでしょう。キャンセルするのかしないのか、実施するのかしないのかも分からない。やるのは9月24日でしたっけ。  そうすると、この事業の後に補正をお願いするものじゃないんですか。そこら辺、ちょっとお願いします。 64 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 65 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) もし、やる場合につきましては、負担の増額となる800万円については早く予算決定する必要があります。  キャンセルの場合は、9月25日なので、9月定例会の日程等がどういうふうになるかまだ分かりませんが、それでも間に合ったかもしれないというふうに考えております。 66 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 67 ◯8番(松倉 勇君) 嫌なことを聞きますけど、この資料によりますと予算額を出しておられるんですね。おたくから財政課に出しておられる資料ですね、多分。これによりますと、最後のボッチ2つ目の一番下段ですけど、総額確定後12月補正をお願いします、希望しますとあるんですよ。そもそも12月補正でお願いするおつもりでなかったんですか。 68 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 69 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) すみません、議員お持ちの資料は私の手元にないので何とも言えませんが、学校教育課のほうで作成した際の、多分正式に提出した資料ではないというふうに私は思いますので、この質問にはなかなかお答えできません。 70 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 71 ◯8番(松倉 勇君) なかなか答えづらいものだと思います。私もこれをここでこれ以上申し述べることはしませんが、そもそもそこら辺から順序が違っているんじゃないかとは思います。一言付け加えておきます。  私に言わせれば、これは金が余っているからって感じなんでしょう。使い道、ほかの施策、コロナ対策とか支援事業にしても、ここら辺でもう手いっぱいと、そのほかに何も考えが及びつかなかったというのが実情じゃないんですか。私が推測するにですよ。  当局も、いつも先に先にという施策を考えていない、おざなりの、場当たり的な考え方、ここに私は疑問を感じとるがですよ、いつもかも。毎回ですね。こうやって、なぜ先もって、コロナ問題が起きたら、これもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないという施策がないのか、不思議で分からんですね、本当に。国とと同等の物事、他市町村と変わらぬ、独自のものが全く見えない。これってどうなのと思います。これは答えようがないから答弁は要りません。  それで、せっかくの1,200万円、無駄にすることのないよう、キャンセルはいつするのか。この資料を見ていますと、キャンセルは、9月3日までは先ほど言われました企画料だけですよね。幾らですか、約200万近くですね。1,000万いかないでしょう。親の負担もないし。そうでしょう。さっさと決断すべきじゃないですか、これ。  まして、毎日毎日、行くのか行かないのか、毎日この状況。昨日も大阪は221人、京都は41名でしたっけ。何かそんな感じで増え続けておる状況の中で、親御さんも、おじいちゃん、おばあちゃんも、いや、孫が行きたいって言うとるけど、これ、行かせていいのかと。そして、もし万が一あったらどうするんだろうという不安の期間が長いんですよ。やっぱり誰かが決断してくれんと困ると親御さんも思っておられますよ。  私らは何を言ったって分からんですよ。子どもは行きたいって言うのは分かるけど。でも、不安をあおり、結果、キャンセルの決断をしない限り、不安をあおっているだけなんですよ。逆なんですよ。安心じゃないんですよ、不安ですよ。何が安心・安全なまちですか。不安をあおるまち魚津市ですか。市長、ちょっとお答えください。 72 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 73 ◯市長(村椿 晃君) 修学旅行の検討経過につきましては、次長が答えているとおりであります。  何よりも子どもたちの安全、市民の暮らしの安全、これを第一に考えていきたいと思っておりますので、できれば早く方針を決めてほしいとは言っております。 74 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 75 ◯8番(松倉 勇君) 当然そうですよね。早く決めるにこしたことはないですよ。  そして、ついでにここで言いますけど、思い出づくりなら安心・安全な代替案。例えば、地元の片貝山ノ守キャンプ場をベースにした蛇石、洞杉とか、せっかく魚津市で予算をかけて造られた片貝の体験施設、それを利用されたほうがよろしいんじゃないですか。そうすると、親御さんも安心で、もう修学旅行のことを考えなくていいと、そういう不安な思いをしなくていいと、まして行き先は地元であると、そういう代替案を考えてくださいよと思いますけど、市長、いかがですか。 76 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 77 ◯市長(村椿 晃君) 議員の一連のご質問、全部終わってから答えたほうが本当はいいと思うんですけれど、私の考えとすると、教育委員会のほう、子どもたちの気持ちはもちろん、あるいはPTA、関係の機関、これまで積み上げてきたことがあります。  したがって、誰かの一刀両断でぱすっと決めてしまうというのもなかなか厳しい面があるのかなということなので、しっかりと話し合って、その上でできるだけ早く方針を決めてほしいというふうに申しております。 78 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 79 ◯8番(松倉 勇君) そうですね。ぜひそのようにしないとまずいですよね。  順序が違ってきましたけど、その前にリスクの話なんですけど、リスクがありますよね、当然。私はこの前、教育委員会次長にリスクについてお尋ねしましたよね。この事業というのは、命のリスクまでかけてやる必要があるのかという問いかけを私がいたしました。そのときに、どういう答弁をされましたか。次長。 80 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 81 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) すみません、一言一句は覚えておりませんが、当然、命が第一ということは前提に置きまして、参加する生徒がこのコロナ禍において全てのイベントが中止しているという部分を考慮して、生徒の気持ち、あるいは学校の先生方の頑張りを支援していきたいというようなことを言ったように記憶しております。 82 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 83 ◯8番(松倉 勇君) そのような話も少しありましたけど、私が憮然として帰ったことは覚えておられますかね。私がなぜ憮然としたか。私のリスクの話について、次長はリスクをかけてもやらなきゃならない事業もある、こう平然と言い放ったんですよ。これ、今でもそういうお考えなんですか、お尋ねします。 84 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 85 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) すみません、そういうつもりで言った覚えは全くないんですが、議員にそういうふうに受け取られてしまったのであれば、今、訂正しておわびをしたいというふうに思います。リスクをかけても絶対にしなきゃいけないということは全くないというふうに考えております。 86 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 87 ◯8番(松倉 勇君) 当然ですよね。命をかけてやる、そういうリスクのあるものをやる必要はないんですよ、全く。  教育長はどうですか。この事業はリスクをかけてやる必要はあるんですか。 88 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 89 ◯教育長(畠山敏一君) やはり最も優先すべきは、そのリスクの問題だというふうに思います。 90 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 91 ◯8番(松倉 勇君) 同じ質問を市長にお答え願います。 92 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 93 ◯市長(村椿 晃君) 今の状況下で一番大切なことは、やはり感染のリスクを一番下げる、安全を確保する、それが一番基本だと思っています。 94 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 95 ◯8番(松倉 勇君) そうですよね。リスクのあることはやらないほうがいいということですよ。  それで、先ほど来より申し述べていますように、市民の安心・安全を唱える当局が決行日のぎりぎりまでやりなさいという予算案はいかにもであります。これはまずいだろうと。  それとも、この旅行事業者に何かキャンセル料を払わんならん理由でもあるんですか。次長、ちょっとお答えください。 96 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 97 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 先ほどの答弁でもお答えしましたとおり、今回の予算は、実施する場合の保護者負担を軽減する、あるいは中止した場合のキャンセル料を負担するという二本立ての予算でありますので、定められた契約の中で、旅行会社には、もし中止した場合はキャンセル料を支払うというふうに考えております。 98 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 99 ◯8番(松倉 勇君) そういうことはないということですね。全く、あったらおかしい話ですからね。疑惑の元になります。そうじゃないでしょう。だったら、さっさと決めるべきなんですよ。  私が推測するに、先ほどの話と重なりますけど、国からの2次補正のコロナ対策交付金が約5億2,000万円と多額なため、使途に困った果ての、教育政策に理解のある市長だと評価をされたいとの市長の思いなのか、それとも教育関係者の思いなのか、分かりません。全く教育と程遠い話であります。その父兄や家族、そして市民に不安を与えている、教育とは真逆なことをしていると思われませんか。それぞれ次長からお答えください。 100 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 101 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 何度もお話をしますが、今回の補正予算の中身は、あくまで実施する場合、実施しなかった場合の予算を計上しているものでありまして、この実施に当たっては、決定は学校長のほうにあります。教育委員会が学校長の判断を承認するという形になりますので、そこは当然協議が必要なんですが、取りあえずは、実施した場合、しなかった場合の予算を今回の補正で計上しているところであります。 102 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 103 ◯8番(松倉 勇君) 堂々巡りの答弁ですけど。  一応教育長にもお尋ねします。同じ質問ですけど、真逆のことをしていると思いませんか。そこら辺、ちょっとお願いします。 104 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 105 ◯教育長(畠山敏一君) この修学旅行につきましては、実は1年のときから修学旅行に向けて準備を進めております。これまで2年間、積み重ねてきているということであります。  学校教育においては、例えば今、大きな行事を行うに当たって、新型コロナウイルスという障がいが出てきたときに、出てきたからやめようと、そういう方法が一番楽だと思いますし、そういう方法もあると思いますが、やはりそういう障がいが出てきたときに何か工夫をして、知恵を絞って、それを乗り越えていくという、そういうことはないだろうかと、そういうことを考えることが非常に大事だというふうに思います。  そういったことで、実施する場合の安全対策というのは、何とか実施する場合にはこういうことも考え、こういうことも考えてできないだろうかと。それからもう1つは、中止した場合には、当然保護者の負担をなくそうということで、先ほども申し上げましたけれども、知恵を絞りながら、努力をしながら、一方では、感染リスクというものはやはり一番大事なことでありますので、その2つのことをしっかりと情報を得ながら、一番大事なことはその2つを見ながら冷静に判断をすることだというふうに思っておりますので、この後そのようにしていきたいというふうに思います。 106 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 107 ◯8番(松倉 勇君) この件は市長にはよろしいです。  今、答弁を聞いておっても分かるんですけど、やっぱり子どもの思いですね、校長先生が言うのは。9年間ですか、小学校から中学校3年まで、9年間の集大成として修学旅行は思い出づくりだと、思い出深いものにしてやろうと、それは私も理解できます。当然でしょうね。  だけど、このリスク、コロナ禍の渦中でやる事業ではないだろうと。早々に代替案を考えるべきことであろうと。まして、先ほどから何度も言っていますけど、ご家族、父兄に安心を与えるような、そういう施策が一番よろしいんじゃないかと。  そこで、今現在の県内外の修学旅行の実施状況ですね。中止としたのは立山町、富山市、高岡市、小矢部市、そして今日の新聞報道によりますと、射水市が中止と決定しております。  外でもいろいろありまして、資料によりますと、日立市の場合は早々に中止という決定を出しましたよね。福井市がどうしてもやりたいという、これは校長さんなのかな、頑固な方もおいでになりますよね。どうしてもやりたいという、校長さんですね。  この学校の校長は、今年の中学3年生は約3か月の休校に加え、中体連の大会もなく、ないない尽くしと指摘し、保護者の理解と安全・安心を確保した上で修学旅行は行かせてやりたい。みんなで宿泊したという経験が大事。中止するつもりはないと強い思いを語られたとありましたが、これは7月26日日曜日ですね、こういう方もおいでになりますということですね。  そこで市長に伺いますけど、どうしてもやり抜くという覚悟ですか。 108 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 109 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど来、何度もお話ししていますけれど、私のほうから、やれとかやるなとかということは一切ありません。  ただ、議員もおっしゃっていますけれど、この取組は決定が遅くなると後の対応が大変なので、感染状況を踏まえて、できるだけ早めに決定をして対応を考えるというふうなことが望ましいと思っていますので、そういう意味で教育委員会のほうにはそのようにお願いをしています。 110 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 111 ◯8番(松倉 勇君) それならそれで結構です。なるべく早く進めていただきたい。  その決定ですが、協議によって行われるんですか。時間もあれですから、決定は協議されるわけ? そこら辺、教育次長でも教育長でもいいです。お願いします。 112 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 113 ◯教育長(畠山敏一君) 最終決定ということにつきましては、通常は実施に当たって学校長が承認願というものを教育委員会に出されます。そして、それを教育委員会が承認した場合に実施ということになります。  ただ、今回の場合は市内に東西中学校、2つありますけれども、各中学校によって判断がまちまちであっては望ましくないだろうというようなことで、これまでも両中学校の校長と教育委員会とでどうするかということを随時協議しながら進めてきているというところでございます。 114 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 115 ◯8番(松倉 勇君) では、この決定される時期というのは、教育長、分かりますか。今の予定としては大体いつ頃までに決定したいとか。 116 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 117 ◯教育長(畠山敏一君) 最終的な実施の有無の決定につきましては、これはこれまでいろいろと積み上げてきているということもありますので、様々な場で協議をして、そして必要な手続というものが必要になります。学校からの承認願が出ない限りは、こちらで早くせいとか遅くせいとかというようなことは原則言えないわけですけれども、それでもお盆明けから、2学期は今年は8月24日から始まりますので、その前までには決定をして、そして保護者に伝えなければいけないというふうには考えております。 118 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 119 ◯8番(松倉 勇君) お盆明けというと、来月はもう8月に入りますから、約2週間ちょっとですね。最終的にお盆明けまでに決定するということでよろしいですか。 120 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 121 ◯教育長(畠山敏一君) 学校のほうは、恐らく1学期末、明日になりますけれども、学校のほうで職員会議等を開いて検討すると思います。
     それで学校は決定じゃなくて、その後、またPTAの役員会等を開いて皆さんのご意見も伺うと。その上で、教育委員会のほうへ学校としてはこのようにしたいという申出がありますので、それについて教育委員会で。これは中止すると言えばそれで終わりです。ただ、どうしてもやりたいということになれば、それを承認するための教育委員会の会議というものを開かなければいけないと、そういうことになるわけです。ですから、お盆明けになるかなというふうに先ほど申し上げました。 122 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 123 ◯8番(松倉 勇君) そうすると、予算の根拠ってなくなりますよね、8月、お盆明けに大体決定するとなると。なくなるというのはおかしいけど、私はキャンセルを前提にしゃべっとるがですけど。 124 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 125 ◯教育長(畠山敏一君) 今、予算計上させていただいているのは、最悪の場合を考えてということで計上させていただいております。  ただ、気持ちとしては、できるだけ最少の予算で済むようにというようなことを考えてもおります。そういうことでよろしいでしょうか。 126 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 127 ◯8番(松倉 勇君) 9月24日当日までで50%ですね。50%で1,280万円、父兄負担があるということになるんですか。どうぞ、教育長。 128 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 129 ◯教育長(畠山敏一君) 1か月後ということですね。9月24日に決定した場合は50%ですから、これを考えたときには、まだ感染者の状況というのは割と収まっている時期でした。ですから、何か対策をしっかり取れば実施できるんじゃないかと、そういう夢と希望を持って取り組んだわけでして、そのままでいけば最悪ぎりぎりまで検討することもあるのかなということで、最悪の場合を想定して予算計上をさせていただいた。  しかし、今のような状況であれば、そういうことも言っておれませんので、できるだけ早く決定したほうが、皆さんの不安を取り除くためにも必要なんじゃないかというふうには考えております。 130 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 131 ◯8番(松倉 勇君) そうですね。今、教育長がおっしゃったように、早急に結論を出して。やれる状況ではないですよね、一般論としてもですね。どういう考え方をされても、一般論的にはやる事業ではないと。ほかの案を考えようという話なら分かります。もう京都も大阪もそういう状況であると、そしてこの1か月後に改善されるとはとても思えないという判断は、やっぱりすべきであります。教育長もそういう考え方ですね。  要は、最終決定権限者というのはどなたになるのか、責任者というか。そこをちょっとお伺いします。市長になるのですか。この最終決定権限者はどなたになるんですか。教育長。 132 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 133 ◯教育長(畠山敏一君) これは、先ほどから申し上げているように、旅行するかどうか、もし実施したいと学校のほうから書類が上がったことについて、それを承認するかどうかは、最終的には教育委員と教育長、5名おります、この5名の会議によって最終決定をいたします。 134 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 135 ◯8番(松倉 勇君) いま一度お願いします。ちょっとぼんやりしていましたので、もう一度お願いします。 136 ◯教育長(畠山敏一君) 中止だったらそこで終わりですよね。ただし、学校からやりたいという願いが上がってきた場合は、それを承認するかどうかを決定するのは、教育委員と教育長の5人が会議をして、教育委員会は合議制ですので、そこでの会議によって決定をいたします。 137 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 138 ◯8番(松倉 勇君) 分かりました。  だけど、教育長、やっぱりここは、そういう協議会も大事ですけど、委員会ですね、で、決定とかと言われる。早急な判断、決断も大事なときがあるんですよ。そういうときなんです。皆さんとお話合いして云々というのは分かりますけど、そればっかり言っていたら切りがない話だし、日程的にも集まらなきゃいけない。事実上無理だと、無理というか、どこら辺に焦点を合わせればいいのか。夏休み前なら特にそうですよね。まして、子どもたちは授業日数も足りない状況の中ですね。  だから、さっさと決めて、本当に勉強に本腰が入れられるようにとか、3年生なら受験もありますし、大事なときなんですよ。一日も早く不安を、子どもたちに不安があるのかないのか。でも、テレビを見ておったら思うでしょう。毎日テレビのニュースで、我々が行く京都はこうやと、大阪はとんでもないなと。221人ですか、昨日はですね。子どもたちは考えるか考えないか、聞いていませんから分かりませんけど。でも、親御さん、祖父母は思うでしょう。これ、いつまでこういうことを言うておられるのと、早く決定してくれればいいがに、それは切実な願いであると思います。教育長に伝わってくるのか来ないのか私は分かりませんけど、早急に決断されるべき。  予算案を出しておられる当局にお願いしたいのは、そのような決断を早くするようにということをぜひお願いいたしたいと思います。そこら辺、よろしく……教育長、どうぞ答弁ください。 139 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 140 ◯教育長(畠山敏一君) 今おっしゃることは、私も全くそのとおり思っております。  したがいまして、最初に申し上げましたけれども、現在も両校の校長と教育委員会とで随時実施の有無について、あるいは状況について協議の場を持っている、話合いの場を持っているということで、この後は状況をしっかり把握して冷静に判断をしたいというふうに思っております。 141 ◯議長(石倉 彰君) 8番 松倉 勇君。 142 ◯8番(松倉 勇君) 私も強行してもらって、教育長や市長に責任を取っていただきたいなと思っておりませんが、そういうことのないよう、ぜひ強く訴えておきます。  私の質問はこれで終わります。よろしくお願いします。 143 ◯議長(石倉 彰君) この際、換気等のため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は11時13分にいたします。  午前11時02分 休憩        ─────────────────────────  午前11時13分 再開 144 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  14番 越川隆文君。  〔14番 越川隆文君 登壇〕 145 ◯14番(越川隆文君) 臨時議会に先立ちまして、強い梅雨前線がずっと停滞しているということで、九州をはじめ、今まではもう東北地方のほうも大変な災害になっているということであります。  昨年の長野のほう、また千葉のほう、災害がありました。ボランティアに行ってきましたが、洪水の後、これをどうしていくか。そしてまた、亡くなられた方もいらっしゃいます。こういったことに対して、深くお悔やみを申し上げたいというふうに思いますと同時に、これから何かできることはないかなというふうに考えているところでございます。  それでは、質問に参ります。  まず、修学旅行臨時対策事業について、4点について一般質疑の形で質問をさせていただきたいというふうに思います。  新型コロナの状況、昨日1,200名を超えてきたということで、過去最高の感染者数を記録しているということでございます。  そしてまた、世界に目を向けますと、日本の場合は重篤な方が少ないという特徴が今のところありますが、世界に目を転ずると1,694万人の感染者が出ておられて、66万4,748人の方が亡くなっているというような状況であり、かつ、指数関数的にその数が増えている状況に変わりはないという状況であろうかなと認識しております。特にアメリカのほうがなかなか苦戦をしているというようなことをニュースで聞くわけでございます。  このような状況の中で、安倍総理は日本は特別なんだと、新型コロナを抑え込んだと宣言され、また麻生財務大臣は、日本人は民度がちょっと高いんだと、こういうようなことを言っておられます。  しかし、今まさに新たに感染者数が新記録を、最高の数を記録していると。今申し上げましたように、世界の状況は、まだまだこれから闘いは続くんだというような状況であります。  私たちを取り巻く感染拡大の状況を市長はどのように捉えられておるか、お伺いをいたします。  次に、このような状況がずっと続いておりますね。いつこんなことになるだろうと、今年のお正月に思っていた人はほとんどいないんじゃないかなというふうに思うんですよ。こういう状況の下に、ことごとく行事が中止になっていると。学校も同様であります。本当に生徒の皆さんはかわいそうだなという思いであります。  しかし、感染症でありますので、これも大切な子どもたち、その家族、そして地域社会の人々の命と健康を守るために、やむを得ず自粛に至ったということであるというふうに理解をしております。まだ見通しの立たない感染拡大が続いている状況で、この事業を行うことについて、どういうプロセスで、先ほど松倉議員さんが質問をされ重なる部分がありますが、ここの点が非常に大事だと思うんですね。  そういった方々の人知を寄せた決断であると、それに対してちゃんと尊重した上での発言になるということを申し上げて、この事業立案にどうやって至ったか、改めてお伺いしたいと思います。これは教育長にお伺いいたします。  3番目、2月20日に議員協議会がありました。私は議会から魚津市に対して、新型コロナウイルス対策のための具体的な対応策を提言すべきではないかというふうに申し上げたことを覚えております。  残念ながら、そのときは具体的な行動には至らなかったわけですが、明けて、すぐに感染者が寄られたということがありまして、幸いにもしっかりと衛生管理をされておったということで、それ以上の広がりはなかったわけですが、一方で、魚津市のほうが感染症対策本部を設置したきっかけになったというふうに理解をしております。  その際に、対策本部の中に医師などの専門家の方の招請をお願いしておりましたけれども、まだ実現はしていないというふうに思います。そして、今回の決定に至った中で、そういった専門家の方のアドバイスを受けられたでしょうか、それについてお伺いをいたします。  最後に、これは契約上の問題ですけども、キャンセル料金の条件についてでございます。  これは、通常、契約書の約款に書かれておって、通常の宿泊約款ですと、大体2種類の考え方があると思うんです。1つは、席というか部屋を勝手に専有してしまう、それによって観光業者の方が逸失利益を被ってしまうということを防ぐために、こういった約束事をするという点があると思います。それともう1つは、例えばこれが不可抗力であったといったときに、申込みをされた客のほうで、それに対しての支払いを請求するのは酷であろうと、そういうような点、大きく2種類の約款の種類があると思いますけれども、そういったところは契約上どうなっているか、教育委員会次長にお伺いをします。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 146 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 147 ◯市長(村椿 晃君) 越川議員の修学旅行臨時対策事業に関するご質問にお答えをいたします。  まず、状況認識に関するお尋ねですけれども、議員からお話がありましたとおり、今現在、感染者の数は過去最高に上る状況であります。また、日本のみならず世界の感染者数も拡大する、そういった状況でございます。  幾つかポイントがあると思いますけれど、まず新規感染者数は大都市を中心に過去最多になっており、全国的にもまた広がりを見せつつあります。昨日はついに岩手でも新規感染者が確認をされています。  また、若い年齢層だけでなく、中高年の年齢層にも感染が広がってきていると。さらに、感染経路不明者の割合も増えていると、このような状況を我々は報道で把握をしております。  これらを考えますと、私たちを取り巻く感染拡大の状況は予断を許さない厳しい状況にあるものというふうに認識をしております。  市としましては、先ほど来の議論にありましたとおり、市民の皆さんの命と暮らしを守るため、引き続き全力で取り組んでいきたいと思っておりまして、今回の修学旅行の取扱いにつきましても、先ほど来の議論のとおり、できるだけ早く方針を決定していくというふうなことを私としても教育委員会のほうに働きかけていきたいと思っております。  以上です。 148 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 149 ◯教育長(畠山敏一君) どのような過程を経て事業立案に至ったかについてお答えをいたします。  議員ご承知のとおり、修学旅行は、義務教育9年間の中で生徒が最も楽しみにしている行事でありまして、学校生活の大きな思い出に残るものであります。しかしながら、今般、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、その実施について検討を要することとなっている次第であります。  学校においては、6月に学校を再開いたしました。しかし、感染リスクというものはありましたので、例年は2泊3日で実施している修学旅行について、これをPTAの役員の意向も踏まえながら、1泊2日に短縮することで実施の可能性というものを模索してきたわけです。  さらに、実施するとなれば、十分な感染予防対策を行いながら、安全に実施できるように予算計上した、いわゆるバスの増便等の予算を計上したものが本事業ということになります。  そして一方で、感染状況等によって中止とした場合にはキャンセル料が発生することになるわけですけれども、これが保護者の負担とならないように予算計上したものであります。  実施した場合、実施しない場合の二本立てということで、今回、予算計上をさせていただきました。  以上です。 150 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。  〔教育委員会次長 窪田昌之君 登壇〕 151 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 続きまして、修学旅行企画の際に専門家のアドバイスを受けたかについてお答えいたします。  現在、市内の専門家などのアドバイスは受けておりませんが、これまでの文部科学省の通知やガイドラインなどを参考に、学校と旅行会社が協議をしながら、安心・安全な修学旅行となるよう企画を進めているところであります。  次に、契約主体とキャンセル料の事由についてのご質問にお答えをいたします。  まず、契約主体についてですが、西部中学校及び東部中学校が契約の主体であります。それぞれ別の旅行代理店と、現3年生が1年生の12月にそれぞれ契約をしております。  次に、キャンセル料の事由については、先ほど松倉議員のご質問でもお答えをしましたとおり、9月3日までは約5,000円の企画料のみ、それ以降につきましては、キャンセル日に応じた割合の費用が発生するという契約になっております。 152 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 153 ◯14番(越川隆文君) ありがとうございました。順次、再質問させていただきます。  まず、市長さんに現状認識をお伺いしたのは、誰が決めるかということになるわけですけれども、先ほどもご回答いただきまして、教育委員会、そしてまたPTAの皆さん、親御さん、皆さんで考えられて、人知を集めてこの事業を企画されたということは非常に尊重すべきことだと改めて思うわけですが、最終的に予算を執行するしないということは、また別の話ではないかなというふうに思っておりまして、その際には今の地方自治体の仕組みの中では、教育長さんと、あと市長さんと最終的な話合いをして決めるということであろうというふうに思います。それに関与するのが議会ということになろうかと思います。  ですから、現場では本当はやりたいんだという声が仮にあったとしても、こういう事情があってなかなか難しいということも可能であるというか、仕組み上、そういう判断をせざるを得ないケースもあろうかと思います。先ほど松倉議員さんが調べられまして、県内でも比較的大きな自治体の皆さんが中止という判断をしておられるという点、どういう事由があったのかなと非常に関心を持つわけですけれども。  最終的に、実施する9月24日、その頃どうなっているだろうということをイメージするということが1つあると思うんです。未来のことは誰にも分からない。今から類推するしかないというふうに思います。そのためには、ほかの質問にもあったんですけれども、やはり専門家の方の意見、これを大きく頼りにするということが非常に大事じゃないかなと思うと同時に、自分でもある程度新型コロナウイルスとはどういうものなのかということを理解することも必要ではないかなというふうに思います。  専門家ではありませんから、事細かにどういうものがこういう形態になって現れているんだということは分かりませんけれども、概説として思いますのは、コロナウイルスは変異をするということです。  今、世界にあるコロナウイルスは大きく分けて3つのタイプがあるというふうに言われています。これもだんだん進化していまして、多分3月とか4月頃はS型とL型というふうに言われていたと思うんですが、実際にゲノムを調べて、S型、K型、G型と、大きく3つのタイプがあるというようなことが分かっています。  細かいところは後の討論のところでやりたいと思うんですけれども、そういうような認識をどの程度まで持っていらっしゃるかということ、もちろん専門家ではありませんので、概略だけ、今後どういうふうなことが考えられるか、どう思っていらっしゃるか、市長さんにちょっとお伺いしたいと思います。 154 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 155 ◯市長(村椿 晃君) すみません、もう一度質問趣旨をお話しいただけますでしょうか。 156 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 157 ◯14番(越川隆文君) 簡単に言いますと、今の感染の状況から類推して、あと2か月弱後にどういうふうな状況が予見できるだろうかということについてです。 158 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 159 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど壇上でもお答えいたしましたけれど、今現在の感染が拡大している状況、地域的にもそうですし、年代的にもそうですし、感染原因という面から言っても厳しい状況にあるというふうに思っていて、これから2か月後、どの程度感染が拡大しているか、あるいは収束の方向に向かっているのか、それは分かりませんけれど、恐らくこういった感染の波というのは繰り返していくのではないかなというふうに思っています。 160 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 161 ◯14番(越川隆文君) ありがとうございます。
     確かに未知のことであるし、またRNAウイルスというのは変異しますので、分からないというのが本当のところであろうかと思います。  そういった分からないものに対して私たちは判断を迫られていて、そのリスクヘッジのためにキャンセル料を計上していらっしゃるんだろうというふうに思うわけですが、では、先ほど松倉議員さんも言われたんですけれども、何をもってキャンセルとするかという事由でございます。  このキャンセルの意思決定について、これは教育長にお伺いしたいと思います。お願いします。 162 ◯議長(石倉 彰君) これは丸何番の質問でしょうか。  1番は再々質問まで行っているんです。それに対する答弁は、再々質問まで行っているのでできません。2番目以降に移ってください。 163 ◯14番(越川隆文君) 2番目ですね。 164 ◯議長(石倉 彰君) はい。  キャンセルのやつは4番目に書いてあるんですが、どうなんでしょうか。 165 ◯14番(越川隆文君) それは事業立案の過程の面で、それに付随した質問です。 166 ◯議長(石倉 彰君) 分かりやすく整理をして質問してほしいと思います。  14番 越川隆文君。 167 ◯14番(越川隆文君) 失礼しました。いつも一問一答でやっているのでちょっと。一括質問ということで。  改めまして、キャンセルを意思決定するプロセスについてお伺いしたいというふうに思います。 168 ◯議長(石倉 彰君) ということは、窪田教育委員会次長でいいですか。 169 ◯14番(越川隆文君) 教育長。2番の質問ですから。 170 ◯議長(石倉 彰君) 2番の質問? 171 ◯14番(越川隆文君) ええ。 172 ◯議長(石倉 彰君) 教育長、大丈夫ですか。   教育長 畠山敏一君。 173 ◯教育長(畠山敏一君) 先ほども申し上げましたが、学校の教職員、それからPTAの役員等で、この実施の可否について話合いを行うんですが、そのときに、当然リスクについて話合いがなされるというふうに思います。  一昨日、両校の校長と話をしていて、やるかやらないかについての大きなポイントは、いわゆる感染者数、昨日あたりのテレビを見ていますと、1日で一喜一憂するんじゃないというように専門家の方が言っておられましたけれども、やはり感染者数というのは避けられないだろうということと、あと生徒の参加者数といいますか不参加者数といいますか、その動向というものもしっかりと考慮に入れなきゃいけないだろうというようなことを話をしていたわけです。  したがって、専門家の方でもちょっと意見が分かれているように、感染リスク、何をもってそのリスクを正しく評価するかということについては、もちろん私どももその評価基準は持たないわけですが、ただ、今考えられることは、感染者の推移であるとか、あるいは先ほど次長も言いましたけれども、国からいろいろな通知も来ておりますので、それには専門家の意見も入っておりますので、そういったものを1つの手がかりとする、それから当然近隣の市町村、県内の市町村、そういったような動向も情報として得る、そういった情報を得ながら自分たちでどうするかということを考えていくしかないのかなと、そのように考えております。 174 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 175 ◯14番(越川隆文君) ありがとうございます。確かにおっしゃられるとおりだと思います。  基準というのは自分たちで設定するしかないだろうと。国が設定してくれるからというような問題でもありませんし、国自体も、もはやどうしていいか分からないというような対応に終始していると。Go Toキャンペーンなんかもそうですよね。これは本当に国民のことを思ってやっているのかというふうに改めて問われれば、ある程度産業界のことは考えているんでしょうが、多くの予算がほかの中間業者のほうに流れていくというような形を取っていると。そういうことも鑑みながら、私たちはこの事業を評価しなければならないのかなというふうに思っています。  そして、キャンセルのクライテリアというか基準、これをどう見るかといったときに、例えば2か月後ぐらいになると本当の第2波が来る可能性がある。というのは、ゲノムが変化して、今、日本にあるのは弱毒性だと言われています。弱毒性のやつですが、感染力は非常に強いですね。なので、うつりやすい。今までは飛沫に気をつけていれば有効だったけども、全国から上がってきている情報の中では、エアロゾルで感染しているというようなことも上がってきているんですね。エアロゾルで感染するということは、飛沫よりもっと細かいやつが空気の中で浮いているというか、空気感染までいくのかどうか分かりませんけれども、そういうような状況になっている。ですから、非常に感染はしやすい。だけど、重篤になる率は低い。だけど、高齢者の方や妊婦の方や免疫力の劣っている方に感染すると、これは一緒です、重篤になってしまいます。ですから、今は数は少ないといえども、やはり2名、3名と亡くなっている方がいらっしゃるというような状況であろうかというふうに思います。  突き詰めて言うと、いたちごっこになってしまう、そういう問答になってしまうんですけれども、究極は感染しなきゃ分からないということになってくるのかなと、論理的には。  後で申し上げますけれども、キャンセル料は感染した後に払うというような論理も成り立つかなと思ったりするんですが、申し上げたいのは、中止に至る基準をしっかりと明確に持って、もうここに来たらスパンとやめるんだということを明らかにしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 176 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 177 ◯教育長(畠山敏一君) おっしゃられることはよく分かります。  恐らく明日になると思いますが、学校のほうでそれについて話合いを持ちます。PTAとの話合いも持たれた上で、それを基に教育委員会のほうへ上がってくると。  私が今ここでやるやらないをはっきり言うと、ちょっとまずい、手順を間違えることになりますので、それは差し控えさせていただきたいんですが、少なくても両校長と話をしておりましても、非常に良識的な考えを持って対応をしております。 178 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 179 ◯14番(越川隆文君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  次に、専門家の意見ということなんですけれども、これを捉えたときに、感染症対策本部と教育委員会との関係ということもちょっと頭に出てくるんですけれども、その際に、やはり感染症対策本部としてのアドバイスを教育委員会になされたほうがいいのではないかなと思うんですが、これは次長さんに伺っても回答はできませんよね。  なので、提言とさせていただきますが、医師などの専門家の意見を伺うということに対しては、次長さん、どのようにお考えですか。 180 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 181 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 議員ご指摘のとおり、専門家、要はドクターになるかと思うんですが、当然学校のほうも、例えば学校医の先生に相談ということも考えておられたと思うんですが、それぞれやはり専門分野というものがあると思うので、そういうところも含めて、国の対策本部の内容を文部科学省経由で参考にしたというようなイメージかなというふうに思っております。 182 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。 183 ◯14番(越川隆文君) ぜひよろしくお願いします。  危機管理の際にワーストケースを考えるというのは、これは常道なんですけれども、仮に行って誰かが感染して帰ってきたとしたときに、今でも全国の医療機関が非常に大変な状況になっています。これは、新型コロナウイルス感染者を受け入れると、通常の約6倍のスタッフが要るということらしいんですね。その上にまた医療点数が少ないというか、治療のやり方がまだ確立していないので、様子を見るというような形で病院で受け入れるというようなこと。それと、罹患者を受け入れたという風評を嫌って一般の患者の方がその病院に行かなくなってしまう、こういう現象がもう既に出ているというふうに思います。  富山県内でも非常に経営的に厳しくなってきていると、特に総合病院のほうからそういう声が出ているように新聞紙上でもなされております。  そのような形で、もしそうなったらどうなるかということもイメージをしながら本事業をお願いしたいなというふうに思います。これはお願いでございます。  次に4番目、キャンセル料なんですけれども、再三申し上げるようで申し訳ありませんが、そもそものGo Toキャンペーン絡みの事業ではないかなというふうに考え、子どもたちのことを思って、純粋に親御さんたちも、そして私たちも共に考えてやっている、そういう事業になると思いますけれども、実はその裏を見ると、政治の世界のどろどろが見えてくるというふうに思います。  ですので、キャンセル料は国が支払うからそれでいいんじゃないかという考えの下にこういう事業を進めることは、安易とは言いませんが、私はモラルの面から非常に問題があるのではないかなというふうに思います。  ですから、例えば松倉議員さんがおっしゃられたように、地元のインフラを生かした事業、私も50年前、修学旅行に行ったときに、枕投げ、これは恒例でございます。もう濃厚接触どころの話じゃないので。それが一番の思い出でありました。そういうような思い出を子どもたちにつくってあげるということもぜひ検討をしていただきたいなというふうに、これはお願いでございます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 184 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。  〔10番 浜田泰友君 登壇(質問席)〕 185 ◯10番(浜田泰友君) それでは、令和2年度7月臨時会に当たり、議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)について、一問一答にて3点の質問をさせていただきます。  質問の1つ目は、補正予算の編成について市長にお尋ねいたします。  本補正予算は生活支援や経済支援、感染症対策など、19の事業を盛り込んでおりまして、2億7,000万円余りとなっております。これまでの新型コロナウイルス対策としては、今までの特別定額給付金をはじめ、合計で48億円余りの大型の補正予算に取り組んできたというふうに認識をしております。  そこで、これまでのコロナウイルス感染症対策の実績としては、どのような形になっておられるでしょうか。提案理由説明で実績を一部述べられましたので、重複する部分は割愛していただいて結構ですので、お答えをいただきたいと思います。  また、新型コロナウイルスは再流行の兆し、先ほどから言われているとおりでありまして、また市内の地域経済の影響も長期化が懸念されているところであります。  今後の対策の必要性についてをどのようにお考えか、併せてお聞かせいただければと思います。 186 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 187 ◯市長(村椿 晃君) 浜田議員のご質問にお答えをいたします。少し丁寧にお答えしますので、長くなりますがお許しください。  新型コロナウイルス感染症対策の実績、今後の対策の必要性ですけれども、市のほうでは本年2月に対策本部を立ち上げまして、31回にわたる対策本部会議を開催し、その時々の感染状況ですとかニーズ、これらに的確に対応していきたいということで補正予算を組んできました。  本日提案しております7月補正予算を含め4度の補正を組み、総額として50.6億円余りということになっておるわけでございますけれども、特別定額給付金のような、言わば国の補正予算に係る取組を中心に最初やってきたんですけれど、段階を追って市民の安全・安心な暮らしの確保ですとか地域経済の回復といった視点にスライドしていって、市独自の施策も併せてやってきたというふうに私自身は考えています。  これまでの取組を時系列に沿って申し上げますと、県内に感染が確認されて緊急事態宣言が発令された段階、この段階ではまず市民の皆さんへの緊急的な支援、それから休業要請等の影響があった事業者への支援、これを最優先に取り組みました。  対策の進捗状況ですけれど、例えば全市民に一律10万円を支給する特別定額給付金につきましては、7月末現在で申請率が99.1%となったほか、休業することになりました事業者の皆さんへの協力金につきましては、との協調事業につきましては229件、さらに市が独自で上乗せを支援した賃料を含む協力金につきましては、その協調事業を上回る298件の申込みをいただき応援をしたということであります。  その後、緊急事態宣言が解除され、県内での発生件数も減少傾向にあった6月以降につきましては、飲食業をはじめとする疲弊した市内経済の回復、さらには災害などを見据えた感染拡大防止策、これに取り組むということでやってきました。  具体的には、売上げが減少している飲食店等を対象とする応援チケット付商品券の発行事業、こちらにつきましても提案理由で申し上げましたとおり94%のお申込みをいただきました。  さらに、避難所ですとか公共施設等で活用できる、例えば非接触型の体温計、こちらは当初なかなか手に入りませんでしたけれど、今現在、77本、用意ができましたし、簡易パーティションにつきましても1,400枚の整備を完了したという状況であります。  現在は夏場以降の、第2波と言っていいのかどうか分かりませんが、今後の感染拡大に備えて取り組んでいるところでありまして、今回のコロナ禍で影響のありました市民の皆さんや企業などに対しましても幅広く支援を行う必要があるというふうに考えまして、今回の7月補正予算案ということになったわけであります。  具体的には、新生児を対象とする特別定額給付金の支給をはじめ、1次産業、介護分野、観光事業など幅広い業種への支援、さらには小中学校における給食費への支援、民間プールの活用などについて取り組みたいというふうに考えています。  なお、今後の対策の必要性ですけれど、現在、東京など都市部を中心に感染が再び拡大傾向にあります。全国にも広がりつつあるという状況でありますので、引き続き今後の感染状況を注視しまして、国、からの財政支援、地方創生臨時交付金、まだ3億円ほどありますので、しっかりとこれを活用しながら、市民の皆さんの安全・安心を第一に対応していきたいと思っております。 188 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 189 ◯10番(浜田泰友君) 丁寧に言われましたが、1つは国からの交付金がまだ3億円程度あるということで、今後の対策もそういったところで十分やっていけるというところがありますけれど、地域経済への影響というのが結構出てきておるというところがあります。今から6月の議会で通りました応援チケット付商品券なども販売を開始するわけでありますけれど、早め早めに事業を展開していって、知らない間に企業が倒産していたとか、それから解雇などが増えていったとか、そういったことがないように、ぜひ早め早めに手を打っていただきたい。  また、市内の企業などへの情報収集というのはしっかりと行っていただきたいということをまずお願いしておきまして、次に行きたいと思います。  質問の2点目は、民間プールの活用事業についてです。これは教育委員会次長に質問いたします。  魚津市では新型コロナウイルス対策のために、本年、小学校のプール授業やプール開放を中止にしております。その代わり、小学生を対象に、夏休み期間中、無料で民間のプールを利用できる回数券を配布することにしたと、そういった事業が盛り込んであります。  民間プールの活用は、プール開放を中止とした魚津市にとっても、また、利用者が多くなるということでプール事業者にとっても、お互いにメリットがあるというふうに考えておりますのでよい取組であると、私は肯定的に評価をしておりますが、幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、周知についてです。事業開始は8月1日からというふうになっておりますが、本日7月30日、あしたが小学校の終業式、そしてあさってからの利用ということなんですが、児童や保護者への周知はどのようになっていますか、お答えください。 190 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 191 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 周知についてのご質問にお答えします。  議員ご指摘のとおり、実施期間まで日がほぼないということで、周知期間が大変短くなるものと認識をしておりますが、本事業を説明したチラシ等を、本日、議案が通るということを前提に学校のほうで配るなど、あと市や各プール施設等が運営しているホームページ等でPRを図って周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 192 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 193 ◯10番(浜田泰友君) 本日、この後に周知が図られるということになる。また、プール事業者でのホームページとか、そういったところで広報されるということですけれど、やはり周知期間としては非常に短いというふうな思いであります。  もともとこの臨時会、そもそも専決処分とか、そういった手もあったんでしょうけれど、議会を尊重されたということで、議員としては非常にありがたく思うんですけれど、また一方で、こういった時間のない中で事業をするというところには、もうちょっと議会とのコミュニケーションを図って、例えばこういった周知だけは考えていただきたいとか、何かかんかやり方はあったように思うんです。  次長に聞くのもちょっと酷なような気はするんですけど、その辺はどのようにお考えだったでしょうか。 194 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 195 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 確かに議員おっしゃるとおり、もう少し子どもたちにはしっかりと事業を説明して、その上で利用が図られる、手だてはいろいろと考えましたが、結果としまして今の形になっております。  今後、その辺りも含めまして、いろいろ研究等をしていきたいというふうに思っております。 196 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 197 ◯10番(浜田泰友君) 続きまして、送迎について質問をいたします。  今回、市での送迎は行わないということで、ぜひ市民バスを利用してくださいという説明でありました。小学校では、子どもだけで校区外に外出しないようにというふうに指導されているということで、校区外のプールを利用する場合は保護者が同伴する、保護者が送迎するというように聞いております。  ただ、子どもたち全てがいつもいつも保護者が同伴できる、送迎できるというわけでもないと。夏休みといっても、例えば平日とかは保護者の皆さんもお仕事があったりとか、いろいろなケースがあります。こういった場合に、例えばなんですけど、低学年が利用する場合に、今、学童保育とかがありますから、学童からプールへの送迎バスなど、そういったところを検討されなかったのかどうか、見解をお聞かせいただければと思います。 198 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 199 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 送迎についてのご質問にお答えします。  議員ご指摘のとおり、市内の小学校では安全面や防犯上の観点から、児童のみでの校区外にある施設等への移動及び利用をしないように日頃から指導をしており、校区外での活動の際には保護者などの同伴を求めているところであります。  このことも含めまして、学童保育施設などから校区外のプールまでの送迎ということも一応検討はしましたが、その際に、保護者あるいは大人の同伴者が必要となることから、例えば学校の所有しておりますスクールバスなどでの送迎を行わないということにいたしました。  送迎につきましては、ぜひ各家庭からの送迎、あるいは保護者などの同伴による市民バスの利用をお願いするとしております。  なお、市民バスにつきましては保護者等の同伴が前提になりますが、8月限定で小学生専用のおでかけきっぷ事業を利用すれば児童が無料となる取組もございますので、この取組について周知を行い、より多くの子どもたちがプールを利用できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。 200 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 201 ◯10番(浜田泰友君) 今回は送迎バスは出ないということですけれど、今後、来年以降もまたこういった機会があるかと思いますので、そういったところでもちょっと検討をしていただいて、今年のところは8月からのおでかけきっぷを使って、無料で市民バスをぜひ体験していただければというふうに思います。  続きまして、安全管理についてです。  多くの児童が利用した場合に、安全管理というのはどのように考えておられますか、お答えください。 202 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 203 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 安全管理対策についてのご質問にお答えします。
     安全管理対策の一環としまして、いわゆる3密状態を避けることを目的に、今回利用できるプールを市内3か所に分散化をした上での事業立案でございます。  しかしながら、一度に同じ施設を児童が利用するということで、3密の状態になることも想定されます。  このことから、利用状態を見ながら利用者の制限──制限といっても、例えば着替えのロッカーを各施設で使えるもの、使えないものというような形で制限をすることにより、利用する子どもたちが3密にならないようにするといった十分な安全管理対策を行っていただけるよう、施設側にも働きかけをしているところであります。  また、他の安全管理対策としまして、3か所のプール施設に除菌や体調管理チェックの徹底のための消毒液や体温チェック機器の購入等に係る経費に関し、一部補助することとしておりますので、その辺りも含めまして、安全で安心してプール利用ができるよう、施設のほうに対しまして支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 204 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 205 ◯10番(浜田泰友君) ただいま安全管理についての補助についても言及があったわけですが、事業者支援ということについて、今度は市長にお尋ねをいたします。  プール事業者は述べるまでもなく、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた事業の一つということでありますが、安全管理をはじめ今まで以上に大きなコストがかかっていると。今も次長からありましたように、例えば密にならないように入場制限をかけるとか、それから定期的な消毒など、今まで以上に手が回らない状況というのが考えられるという中で、10万円の補正予算、感染症対策の補助金として、1施設当たり10万円補助されるということであります。子どもたちの安全管理、ある意味市ができなかった分を民間にやってもらうという中で、事業者への支援ということをもう少し考えていただきたいなというところがあります。  この事業、民間さんが厚意で引き受けていただいているという中で、少なくともこの事業によって手間がかかって実は赤字だったということがないように、ぜひともその辺のコミュニケーションを取っていただきたいと思うんですけれど、市長、いかがでしょうか。 206 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 207 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご指摘がありましたとおり、今回の新型コロナウイルス感染の影響によりまして、プール施設等の設置事業者も、そのほかの飲食をはじめ、他の一般事業者と同じように大きく影響を受けているというふうに思っています。  今回の事業展開によって、この10万で十分かどうか──十分だとは思っていませんけれど、8月、これをやっていく中で、また事業者さんの実施状況やご意見を聞いて、必要な支援についてのご意見があれば、また対応を考えていきたいと思っています。 208 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 209 ◯10番(浜田泰友君) ありがとうございます。  それでは、次に参ります。  質問の3点目は、観光誘客促進事業について商工観光課長にお尋ねをいたします。  補正予算では観光誘客促進事業として、魚津の宿泊割引事業とタクシー利用観光割引事業、合わせて2,200万円が計上されているところです。魚津の宿泊割引事業は、富山と隣接の在住者に対して市内宿泊施設の料金を2,000円ないし4,000円割り引くもので、タクシー利用観光割引事業は観光タクシーの利用を半額にするというものですが、まずは周知についてお聞きいたします。  観光タクシー、今まではで一括してやっているコンベンションタクシー事業が既に行われているわけですけれど、コンベンションタクシーの実績が芳しくないというふうに聞いています。現状では、観光タクシー事業というのはなかなか使われていないというところでありますけれど、この利用してもらうための工夫というのを事業者も考えなきゃいけないんですけど、市としてもまた工夫をしていただきたいと思うんですけど、どのように考えておられるかお聞かせください。 210 ◯議長(石倉 彰君) 田中商工観光課長。 211 ◯商工観光課長(田中明子君) お答えいたします。  議員のご発言にもありましたコンベンションタクシー事業ですけども、これは平成20年度からと県内の市町村が協調して実施しているものでございます。  市内タクシー事業者の運行実績について少し説明申し上げますと、平成20年度から昨年度までに運行した実績は25件にとどまっているのが実情であります。また、コンベンションタクシー以外のタクシーを利用した周遊観光について、市内タクシー事業者にヒアリングをしたところ、昨年の月平均で約十数件の利用があるということでありました。  浜田議員のご発言にもありましたとおり、事業の実施に当たっては、需要喚起のため幅広く周知を図ること、これが重要であると認識しております。そのためにターゲットを意識した広報ということで、主に市民、県民向けには魚津市広報、あるいはホームページで周知を図るほか、近隣自治体や観光施設などへチラシの設置の協力を依頼したいと思っております。  また、宿泊客向けとしては、観光誘客促進事業のもう一方の魚津の宿泊割引事業と、あと今、のほうで実施しておられる「地元で泊まろう!県民割引キャンペーン」と併せて効果的なPRを図りたいと考えており、市内宿泊施設のホームページでも積極的に観光タクシーの利用割引事業を情報発信していただけるように連携をしていきたいと考えております。  加えまして、補助対象となる市内タクシー事業者さんにおいても、気軽に利用できる魅力的な観光モデルコースの設定、あるいはタクシードライバーの観光ガイドの協力などもお願いしていきたいと思っております。  今後は新型コロナウイルス感染状況に注視しながら、市内観光で気軽にタクシーを利用いただけますように、タクシー利用の需要喚起を図って、着地型観光の強化に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 212 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 213 ◯10番(浜田泰友君) ありがとうございます。  これを計画されたときにはGo To Travelキャンペーンとか、そういうのもあって、いろんなところから観光需要をという話もあったんでしょうが、魚津の宿泊割引も隣県までということで、このコロナウイルスの収束までは地元中心というか、地元に近いところを中心に考えていくというところがあると思います。  だから、ある意味、地元の人を対象にモデルケースみたいなつもりで、ぜひ地元の人、今まで使っていなかった人たちに──使っていなかったというか、普通、地元に観光に行かないので。そういう意味では、1回、地元の魅力を再発見してもらうような形で取組をしてもらうというのが考えとしては必要なのかなと私は思います。  その中で、この2市2町ではにいかわ観光圏とか、そういった広域の観光があると思います。今ほどの答弁でも近隣の市町にチラシを置かせてもらうなどというのがありましたけれど、そういった広域連携での周知であったり、それから事業を進めていく、そういった考えについてはどのようにお考えでしょうか。 214 ◯議長(石倉 彰君) 田中商工観光課長。 215 ◯商工観光課長(田中明子君) お答えします。  今回も市単独というよりは、観光圏を意識した事業の構築ができるのが理想であったと私も感じております。ただ、時間の制約であったり、そういった点で市単独となったわけでありますけども、これを契機に、にいかわ観光圏であったり、滑川市も含めた新川地域観光開発協議会といった枠組みの中で事業が広がることを期待はしております。  参考までに、去年なんですけれども、11月に新川地域観光開発協議会のほうで、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅でアンケートを取って、そのときに旅行者の方に翌日以降の予定を聞くようなアンケートもしておりまして、翌日以降、予定が決まっていないという方が約半数おられたというデータもありますので、せっかく取り組んだこういうデータを生かしながら、広域に取組を広げていきたいと思っております。  以上です。 216 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 217 ◯10番(浜田泰友君) ぜひ取り組んでいただけるように、部長をはじめ課長のご努力をいただきたいと思います。  では最後に、ふるさと納税との連携ということでお聞きいたしたいと思います。  現在でもふるさと納税のサイトには、宿泊であったり観光タクシーであったり、そういったものが掲載されておりますけれど、せっかくこういった事業に取り組むということもありまして、この事業に取り組むことを契機にして、ぜひさらに魅力的な宿泊プランであったり、それから観光タクシーであったり、そういったものを開発していって、さらにふるさと納税につなげていっていただきたいなと思うんですけれど、そういった考えについてお聞かせください。 218 ◯議長(石倉 彰君) 田中商工観光課長。 219 ◯商工観光課長(田中明子君) お答えします。  ふるさと納税の返礼品につながるような魅力的な宿泊プランや着地型の観光タクシーなどの開発につきましては、市内の個々の観光資源の魅力のアップ、そしてそれをそれぞれ連携させることが必要であるというふうに感じております。  例えば、見るだけ、買うだけといった観光から、体験型の観光メニューをつくり上げること、また魚津市の一番の観光資源であります蜃気楼に関連したものをオールシーズン楽しめるようにすることなどが例として挙げられるかと思います。またあわせて、電車やバス、車といった多様な交通手段に対応するモデルコースを策定することで、利便性も兼ね備えたものになると思っております。  このように、磨き上げた個々の観光資源をテーマ性のあるモデルコースと結びつけることで、魅力ある着地型観光商品をつくり上げることができるものと思っております。  今後もふるさと納税の返礼品につながるように、宿泊事業者、観光関連事業者と連携を取りつつ、魅力ある観光メニューの策定に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 220 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。 221 ◯10番(浜田泰友君) 最後ですけれど、行政的には言葉で「魅力ある」というようになりますけれど、やはり利用されて何ぼというところがありますから、こういった事業、取組を契機として、今、補助が出ていますけれど、こういった補助が終わったとしても、また観光客に使っていただけるような、そういったものに取り組んでいっていただきたいと思います。  それと、ふるさと納税については前の議会でも取り上げましたけれど、今、魚津のふるさと納税は、事業者も職員も頑張って非常にプランが増えています。ぜひふるさと納税、今みたいな機会にはそういったところも活用して、ぜひ地域経済の活性化に取り組んでいただければというふうに思います。  以上です。終わります。 222 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。  〔1番 寺口智之君 登壇(質問席)〕 223 ◯1番(寺口智之君) こんにちは。  令和2年7月臨時会に当たり、質問をさせていただきます。  最初に、今臨時議会の上程案、議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)につきましては、合計で19本の施策において2億7,000万円余りの補正予算が提出されております。  今回の補正の財源は国との補助金によるもので、魚津市の単独支出というものはありません。  補助金の内訳としまして主なものは、国の地方創生臨時交付金が充てられております。この交付金は、新型コロナウイルス感染症における地方公共団体の取組を支援するという目的の下、内閣府の地方創生推進事務局が定めたものであり、コロナ対策のための取組であれば、地域の実情に応じた取組に対して支援が行われるという使い勝手のいい交付金でありまして、第2次補正予算としまして魚津市には5億2,000万円余りの予算が計上されたと聞き及んでおります。  そのうちの2億円余りが今回補正予算として提出され、残り3億2,000万円ほどは、状況を鑑みながら9月定例会等にて追加の補正予算として提案されることと思います。  この交付金を活用した取組例としまして、内閣府からは4つの段階、取組が示されております。1つ目は感染拡大の防止、2つ目は雇用の維持と事業の継続段階、3つ目の段階には経済活動の回復、4つ目に強靱な経済構造の構築、感染症に強い地域経済の構築を図るというふうになっております。この4つの段階に即して、今回魚津市で「生活支援」「感染症対策」「経済対策」「新しい生活様式」「その他」という5つの柱に沿った予算立てがなされたことかと思います。  19項目の今回の補正予算案というのは、小中学校の給食費の支援、災害時の備蓄など、さらには観光誘客の促進のための事業など、近隣市町村の補正予算と比べても非常に数多くの施策が打ち出され、きめ細かい内容としていただいたかと感じました。  今後の状況に応じて柔軟に、そして必要な対策を検討する余力を残された、3億ほど残されたということも大事なことかと思います。  さて、その中で1項目だけ、修学旅行の臨時対策事業について質問があります。  現在の計画に至った経緯、その他の内容におきましては、この前に松倉議員や越川議員の質問により明らかになった部分がありますので、その部分を踏まえた上での質問ということになりますが、現在の計画であります9月24、25日、京都、大阪方面へバスにて実施するという計画ですが、この方面への旅行実施が不可能となった場合には代替案、実施か中止かというのではなくて、ほかの代替案というのは立てていらっしゃいますでしょうか。また、それはどのような計画でしょうか。よろしくお願いします。 224 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 225 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 寺口議員のご質問にお答えします。  修学旅行臨時対策事業のうち、1)の質問でありますが、先ほどから松倉議員、越川議員のご質問に答弁したとおりでありまして、今現在、実施の可否について各学校は頭を悩ませている段階でありますので、その代替案という形では、全く今のところ検討はしていないというふうに聞いております。 226 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 227 ◯1番(寺口智之君) 今回の計画につきましては、あくまでも予算案ということの計上ですから、キャンセルになることへの予算計上そのものに対しての反対とか、そういったことでは私はないわけでございますが、いま一度ですけど、修学旅行の目的ということを教えていただきたいんですけれども。お願いいたします。 228 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 229 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) すみません、お待たせをいたしました。  目的でありますが、学校以外の場において、同級生と集団行動やグループ行動を通じて社会のマナーを学ぶということ、あるいは、本来であれば広島のほうで平和学習を行うとか、あと古都京都に行きまして歴史や文化に触れるということで、見識を広めるということを第一義に考えているというふうに思っております。 230 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 231 ◯1番(寺口智之君) ありがとうございます。  学校生活の総決算というところで、グループ学習であったり社会学習、そういった目的を達成するという目的におきましては、当然コロナウイルス感染症対策というのは、現在、誰も予測のつかない状況になってしまっているところで、難しいところはもちろんあるべきなんですが、中止という決断はちょっと目的が達せられなくなってしまうかと思います。  8月の24日あたりまでに中止か実施かということを話し合いたいということでありましたが、目的に沿ったというところで考えますと、私は代替案といいますか、何とか実施する方向、実施する方策について考えるべきだと思っております。  例えばですけれども、感染者のそんなに出ていない地方、近隣にもあるかと思います。山形ですとか福島というのは100人以下でありますし、新潟においても100人以下、そういった感染症のリスクの少ない場所という選択肢もあるかと思いますし、そのほかにおきましても、当然富山に非常にたくさん社会学習が果たせる施設というものがあるかと思います。そういったところへの検討をぜひ実施していただきたいと思いました。  次の質問になるわけですけれども、修学旅行の実施におきましては、教育委員会や学校のみならず、父兄の考えももちろん大切になってくるかと思います。先ほど質問に出てきておりまして、答弁もありましたが、PTAの会議等を踏まえまして決定していくということだったかと思いますが、現状、7月17日までのご意見を聞いて73.1%の参加ということだったかと思いますが、明日、職員会議が実施されると。その後のPTAの理事会というのは、今、日程は決まっていらっしゃいますか。 232 ◯議長(石倉 彰君) 窪田教育委員会次長。 233 ◯教育委員会次長(窪田昌之君) 先ほど答弁の中でもお伝えをしたと思うんですが、今現在、中学校のほうで保護者との懇談会を実施しております。その中で、当然修学旅行の話題で確認をしているということで、先ほど参加が3名増え、同意しない方が3名増えたということで、74.0%の方が参加するという状況であるということを前提に、今後はその状況を踏まえて、先ほどからの答弁にもありますように、学校のほうでPTAの役員の方と協議を実施するということで、日につきましては8月の上旬というふうに聞いております。 234 ◯議長(石倉 彰君) 1番 寺口智之君。 235 ◯1番(寺口智之君) 私も今回の件につきまして、複数名でしかないんですけれども、父兄の方と先生の方にも少しお話を聞いた中でですけど、やはり心情としては思い出づくりだったり社会学習、大切なことだからやっぱり行かせてあげたいという気持ちが大きい、ただ危険だよなと、そのように皆さんおっしゃられたように思います。  その結果として、行くのであればいいと思うという形の74%の方の同意かと思うんですけれども、中止という決断にならないためには、代替案、どこかほかの場所ということを選択いただく必要があるかというふうに思います。今の時点で計画はどうですかというのは、ちょっと言いづらいかと思いますので。  1つご紹介させていただきたい資料がございます。こちらは三重の県庁の資料になるんですけれども、三重の場合は、県内への体験旅行を実施する学校に1人当たり補助金を出しますと、最大で5,000円という補助金になっているんです。こちらの説明文を読ませていただきたいんですけれども、新型コロナウイルス感染症の発生により外への教育旅行が難しくなっていることから、県内の学校が南部地域の豊かな自然や歴史、文化を体験する教育旅行を実施する場合にその費用を支援しますというふうな事業でございます。  例えば具体的に言いますと、自然、歴史、文化を体験するメニューということを三重さんでは強調していらっしゃいまして、林業体験ですとか木工体験ですとか干物づくり体験等々ありまして、収穫体験ですとか稲刈り体験ですとか、そういったことに対しての補助金の実施でございます。  こういったことというのは、例えば魚津でもできるようなことですし、グループ学習が大事ということであれば、グループ自体でそういったことを計画して実施するということもできるかと思います。  魚津市、それから新川地区に本当にたくさんの観光資源だったり、歴史、学べるものがあるという中で、コロナの感染症の危険度を減らすという認識におきましては、ぜひ近場での計画を提案いただけないかと思います。  質問はこれで終わりになるわけですけれども、今まで、6月定例会の際も緊急事態宣言が解除されて、学校も始まって、一応感染症の抑え込みが図られたという時点、そこからのお話で今来ているかと思いますが、こういった状況で大変厳しい状況が続いております。  そういった中で、今回こういったたくさんの予算を立てていただき、市民の生活を守るために計画をされたということは大変すばらしいことではありますが、今後も当面の状況を注視しながら、市民の命と暮らしを守り、そして経済を立て直すという方策が今後も必要となってきます。  我々市民としましても、感染への備えを十分に実施しながら、地元の経済、地域の経済を支えていく必要があります。間もなく応援チケット付商品券の使用も始まりますし、先ほど商工観光課では着地型観光の推進ですとか、広域観光の考えもあるというふうなこともおっしゃいました。そういったことを鑑みながら、修学旅行のことに関しましても、ぜひ実施に向けた考えを進めていっていただきたいと思います。  市議会では、私自身では、今後も地域住民の皆さんの生活の困り事や経済活動へのご要望を話し合いながら、議会と当局がより有効な対話をもって、9月議会、それから今後に向けて進めていけることを期待しております。  私からは以上です。終わります。 236 ◯議長(石倉 彰君) 以上で、通告を受けておりました質疑は終わりました。  ほかにご発言はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 237 ◯議長(石倉 彰君) この際、暫時休憩いたします。  なお、この後、議会運営委員会を開催いたしますので、関係者は議長応接室にお集まりください。  午後 0時29分 休憩        ─────────────────────────
     午後 1時30分 再開 238 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第45号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 239 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認め、議案第45号について、委員会付託を省略いたします。  (討  論) 240 ◯議長(石倉 彰君) 次に、討論に入ります。  発言者の通告を受けておりますので、これを許可いたします。  8番 松倉 勇君。  〔8番 松倉 勇君 登壇〕 241 ◯8番(松倉 勇君) 令和2年7月魚津市議会臨時会、提出案件、議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)中の修学旅行臨時対策事業。  目的に、5月に予定していた修学旅行を9月に実施するため、新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら安全に実施できるよう支援を行うもの、また、万一の事態に備えキャンセル料を計上するものとして、内容は、対象者、中学3年生361名、内訳として西部中が167名、東部中が194名、引率教員など30名、合計391名。9月24日から1泊2日、京都、大阪方面。学校ごとに別行程とし、実施の場合、バスの増便10台のところを20台とし、座席確保による3密回避。引率教員などを7名増員、管理教員、看護師、カウンセリング指導員。実施前の自主的キャンセル料1人約5,000円を新型コロナウイルス感染予防対策などとして新たに発生する費用を助成するもので、未実施の場合で1,284万3,000円、キャンセル料の最大分を計上、キャンセルの場合の保護者負担なしとして、事業費1,284万3,000円についてを反対の立場で討論いたします。  そもそもこの事業の目的としている5月に予定していた広島方面への市内中学生3年生361名の修学旅行を、当時も今もでもあるが、全国においてのコロナ禍中のため延期として、2泊3日の行程を行き先と日程を変更し、1泊2日の行程にて、9月に京都、大阪方面としたものでありますが、その新型コロナの感染状況は収束の気配さえ見せず、それどころか新たな第2波かとさえ言われている状況の中でのこの議案の上程であります。  生徒さんの思い出づくりも大事でしょうが、何よりも大事なのは命であります。当局は感染予防対策を万全な態勢と対策でとはいえ、それほどのリスクを抱え、またご家族などに不安を与えてまで行う事業の必要性と必然性が全く考えられません。どころか、火中の栗──火の中の栗ですね──を拾いに行くようなものであります。この場合は火中の栗ではなく災いの、渦中のコロナをということになりかねないということであります。ここはこの予算案を一旦否決して、新たな安心・安全な代替案での補正といたしたいものであります。  そこで、この議案の問題点を整理してみますと、やるかやらないか、全く不明の事業予算であること、そして今でないこと、国のコロナ対策の2次補正交付金5億2,000万円の使途の考え方が当局者にない結果、担当部局は12月補正でと考えていたものを、ふだんは当局の金なら締めつけている財政課が、使い切りの国の交付金の使途の要求が各課よりの施策もなく、だぶついているからとの短絡的な考え方の下での提案と思えます。  これは、教育関連予算だから批判されない、また、父兄から教育のよき理解者と思われたくての生徒やその父兄、家族の健康や不安をあおるだけの愚策である。この予算案は、一見すると子どもたちに夢を与えたように見受けるが、真逆であります。この予算があるから全体の意思決定が遅れている状況がかいま見えていること、旅行先であります京都、大阪においては日々感染状況が拡大し、市中においても、また家庭内においても親から子に、そして孫から祖父母にとの感染が報告されております。この状況下で子どもたちも行けるのか行けないのか、心配で不安の日々を過ごしております。  一方で、父兄や祖父母なども行き先の感染拡大のニュースなどを見て、その状況を心配されております。たとえ少し落ち着いたところでも、出入りの4週間の子どもたちの健康観察、また家族の健康観察にはどきどきでしょう。  総論として申し上げますと、生活支援予算とはとても思い難いものであります。ここは議員諸氏も生徒さんやご家族の安心・安全を本当に思うならば、私と全く同じ思いであろうかと思います。議員諸氏の良識あるご判断で、私の反対意見への賛意をいただきたい。  以上申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。 242 ◯議長(石倉 彰君) 10番 浜田泰友君。  〔10番 浜田泰友君 登壇〕 243 ◯10番(浜田泰友君) 議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の意見を述べます。  新型コロナウイルス感染拡大が再び全国へと広がり、東京や大阪をはじめとした都市部で多くの感染者が報告されるようになりました。  本市におきましても、気を緩めることなく感染防止に注力するとともに、深刻な影響を受けつつある地方経済の支援を進めていく必要があります。  さて、本議会に上程されました令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)では、市民生活や地域経済への支援を盛り込んだ予算が計上されております。子育て家庭への負担軽減、保育園や学校などへの感染防止対策、近年増えつつある水害などと新型コロナウイルスとの複合災害に向けた対策、また観光業をはじめとする地域経済への支援、また小学校のプール中止の代替として民間プール活用事業など、幅広い分野で事業を計画しております。  臨時会に先立ちまして民生委員会では、保育園やつくし学園などの市内視察を行い、併せて感染防止対策や生活困窮者への支援などの確認をいたしました。  市民生活や地域経済への速やかな支援を図るために、執行におきましては十分に効果が発揮されるように当局の皆様の奮起を願います。  今後も続く新型コロナウイルス対策に、議会としてもしっかりと取り組んでいくことを申し上げ、賛成討論といたします。 244 ◯議長(石倉 彰君) 14番 越川隆文君。  〔14番 越川隆文君 登壇〕 245 ◯14番(越川隆文君) 私は、本予算の修学旅行臨時対策事業について、反対の立場から討論をさせていただきます。  一番分かりやすいのは、やはり専門家の意見、これが取れていないというところが非常に残念でございます。私の調べたところによりますと、今の感染状況、これも徐々に徐々に分かってきていることなんですね。  国会のほうでも児玉龍彦先生──東大の先生ですが──が参考人として現状について意見陳述をされております。児玉先生によりますと、もうクラスターのレベルは終わってエピセンター、いわゆる震源地ですね、より広範囲な中での感染が発生し、そして変異しているんじゃないかと。ですから、日本の中でその感染のサーキュレーションが起きているというような指摘がございます。  ただ、重症者が少ないということに対する理論的な説明というのは、1つ、アジア人が持っている獲得免疫というものについて述べられておりますが、これはまだ十分に私には納得がいくような感じではございませんでした。  ただ、先生が言っておられるように、実際に感染者の数が増えていますよね。弱毒性のウイルスだとしてですよ、今後これが広がったら、免疫の持っていない高齢者の方や、あと例えば妊婦の方、そして乳幼児、こういった人たちに感染した場合、非常に重篤な症状になる可能性があるのではないかなというふうに思います。  それと、百歩譲ってというか、今度は上久保靖彦先生という京都大学の先生がいらっしゃいますが、この方の理論は非常にドラスチックで、もう日本人は50%以上、集団免疫を持っている、獲得していると、そういう考え方です。ですから、その結果、今重篤な感染者の方が出ていないんだと、そういう説ですね。  これは先ほど述べましたように、S型、K型、G型とだんだんと強くなっていくんですよ。G型は最も強くてヨーロッパで暴れ回ったやつです。ただ、日本の場合は段階を追ってきているので、集団免疫を獲得すればG型に対してもこれに対抗できると、そういう考え方が上久保先生の考え方であると、こういうことでございます。もし、百歩譲ってといいますか、この考えがこのまま事実だとすれば、風邪程度で済むんじゃないかなと、そういうことも成り立ち得ると思います。  ただ、最終的に大事なのは、後天的に獲得した免疫であっても常に暴露していないといけない、暴露していないと体が忘れてしまうということなんです。それがどれだけのスパンで出てくるのか、これは未知の世界です。分かりません。2か月後、どうなるか、これは分かりません。  このような考え方を私はある専門家の医師の方にぶつけてみました。非常に両理論は傾聴に値するものであるが、いまだどれが正しいかということは分からない。分からないものに対してこれを採用するということは、これは勇気ではなく蛮勇であるということを言われました。やはり専門家の知見からいった考え方だろうと、私には思われたわけであります。  そして、生徒さん方、ご家族のみならず、仮にもし感染があったとして、魚津市はまだ感染者が出ていません。感染を体験するときに私たちの医療機関がどのように対応していくか、そういうことのシミュレーションもやるべきではないかと、もしやるとしたらですね、それはまだできていないですね。  現場では、看護師の方々、そして医師の方々も、感染を恐れながら対応していらっしゃる。今やもう第2波と言われているんですが、私は第1波が終わっていないと思っていますけれども、それに対抗していくだけの気力が果たして皆さん残っているのか、それくらいに思うまで現場は大変だというふうに伺っております。  それと、もう1つだけ言いたいのは、富山は実は感染者がずっといなかった。なぜか。中国人の人があまり来ていないんです。ほとんどの観光客が台湾からの観光客です。14万人、立山黒部アルペンルートに来ていらっしゃいますが、中国人の方は5,000人しか来ていないんですよ。5,000人がいつ来るのかということです。ちょうど感染が伝わったときには、まだほとんど来ていないし、そして春節は習近平国家主席が団体旅行をやめましたよね。そのおかげでといいますか、富山にはほとんど武漢からの人は来ていないと思います。  そういった私たちの状況、集団免疫という点から見ると、五十数%以外である可能性が高い。そういう自分たちの現状を認識しつつ、本件については、どうしても分からないことに対して判断を下すということが私にはできません。もちろん、子どもたち、そして保護者の皆さん、学校の先生、みんなノーマルな生活を求めています。だけども、それができない、そういうことも今後私たちは考えながら、日々の生活を違った価値観から見ていくことも必要なのではないかなと、そのような思いを込めまして、今回は本当に残念ではございますが、反対とさせていただきます。  以上でございます。 246 ◯議長(石倉 彰君) 11番 中瀬淑美君。  〔11番 中瀬淑美君 登壇〕 247 ◯11番(中瀬淑美君) 本臨時会に上程されました議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算(第4号)に賛成の立場で討論を行います。  九州地方をはじめ、東海、東北各地で豪雨災害が相次いでいます。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。  折しも今回の補正予算案において、災害備蓄用品の整備事業が予算化され、避難所における感染症対策等が提案されました。新たな分散避難の在り方を市民と共有することが安心・安全につながります。あわせて、コロナ禍でも毎年のように襲う大雨に対し、そもそも被害を抑えていくための災害防除工事などは引き続き着実に進めていくように要望いたします。  今回の補正予算案において、市民サービスを後退させないで地方創生臨時交付金(第2次補正予算分)5億2,600万円中約2億円余りを、また総額2億7,427万3,000円を計上しております。感染の第2、第3波が懸念され、新型コロナ感染症との闘いは長く続くとも言われています。  今回の補正予算案はタイトな日程での検討が必要だったと思います。しかし、速やかに補正予算の提案が行われたことは、スピードが求められている新型コロナ感染症への対応ということで、現場職員の皆さんの努力があってのことと思います。多岐にわたる国の2次補正、数多くのメニューを様々に活用し、今回の補正予算が19項目も提示されたことは大変に評価するところです。  生活支援については、小中学校給食支援2学期分、またひとり親世帯特別給付金1世帯5万円の上乗せは、日頃苦労されている独り親世帯の方々に寄り添った対応として大変に喜ばれるものと思います。  ウィズコロナの観点から議案も多く提案されました。今後の検討と前向きな対応をお願いし、幾つかご指摘いたします。  第1に、特別定額給付金の対象から漏れた新生児への給付は、民生委員会で提案し要望したもので評価いたしますが、基準日以降の今年度内(4月28日から令和3年4月1日まで)に生まれた全ての新生児に対して給付することを望みます。  第2に感染症対策です。保育園や児童センターに対し、1施設50万円が重ねて支給されることになったことは評価いたします。今後は、第2波、第3波に備え、児童センター遊戯室へのエアコン等の設置も検討をお願いします。  しかし、障がい児発達支援施設つくし学園、放課後デイサービスえがおのぽぴぃの施設は対象外となっています。改めて実態を把握し、支給方法の検討も含めて早急に対策を講じていただきたいと思います。障がい児者の施設は日頃より様々に苦労されており、寄り添った対応をお願いします。  第3に、経済対策分野では持続化給付金、家賃支援給付金、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金など、国の事業の対象外となった事業者をきちんと掌握し、市独自の支援を検討、実施していただくようお願いいたします。  5月25日の緊急事態宣言の解除によって、自粛一辺倒から新しい生活様式に沿った暮らし、事業の在り方が求められるようになってきました。しかし、世界的には感染拡大が続き、国内でも新たなクラスター等の発生も見られるなど、まだまだ予断を許さない状況にあります。その時々の状況に合った対応策、支援策が必要であり、この状況はいましばらく続いていくことが予想されます。  落ち込んだ地域経済を立て直し、市民の命と健康、暮らしを守っていくためにも、残り約3億2,000万円の地方創生臨時交付金の活用については、懸念される第2、第3波に備えるとともに、新しい生活様式を踏まえた経済の活性化や未来を見据え、市民生活に寄り添った施策を求め、議案第45号の賛成討論といたします。 248 ◯議長(石倉 彰君) 3番 八倉巻正臣君。  〔3番 八倉巻正臣君 登壇〕 249 ◯3番(八倉巻正臣君) 私は、このたびの議案第45号 令和2年度魚津市一般会計補正予算、事業名、修学旅行臨時対策事業、事業費1,284万3,000円について、反対の立場から討論を行います。  この事業は、新型コロナウイルスの影響で5月に予定していた修学旅行を9月に実施するため、新型コロナウイルス感染予防対策として、バスの増便、引率教員等の増員を行いながら安全に実施できるよう支援を行う、そして、万一の事態に備えてキャンセル料の最大分を計上するものです。  バスの増便、引率教員等の増員などを行っただけで本当に感染予防対策が万全なのか。これは車内などでの対策であって、外出したときの対策は本当に十分なのか。先ほどからタクシー移動という話もあったが、サービスエリアや観光地など不特定多数がたくさん集まる場所での対策はどうするのか。どこで感染するか分からないと言われている中で、これで本当に生徒たちの安全が守られ、安心して修学旅行が実施できるのか疑問であり、感染症対策は不十分である。しかも、この事業は修学旅行を実施する前提での話であって、都会では新型コロナウイルスの第2波とも言われている状況下で感染者数は日に日に増加傾向である。  先ほどから質疑でもお話がありましたが、義務教育の最終学年での修学旅行というのは、生徒にしてみればとても楽しい思い出になると私も思いますが、それはあくまでも日常が何もなく過ごすことができる状態であって、今の状況で修学旅行に行って本当に楽しい思い出にすることができるのか。  議員諸氏にこの討論への賛同を求めて、私の反対討論を終わります。 250 ◯議長(石倉 彰君) ほかにご意見はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 251 ◯議長(石倉 彰君) ないようですから、討論を終わります。  (採  決) 252 ◯議長(石倉 彰君) これより採決をいたします。  議案第45号について、原案どおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 253 ◯議長(石倉 彰君) 起立多数。よって、議案第45号は原案どおり可決されました。        ─────────────────────────            議 員 提 出 議 案 第 4 号 254 ◯議長(石倉 彰君) 次に、日程第4 議員提出議案第4号を議題といたします。  (提案理由の説明) 255 ◯議長(石倉 彰君) 提案者の説明を求めます。  6番 林 久嗣君。  〔6番 林 久嗣君 登壇〕 256 ◯6番(林 久嗣君) 議員提出議案第4号につきまして、案文を朗読し提案理由の説明に代えさせていただきますので、何とぞ慎重審議の上、議決を賜りますようお願いいたします。     新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し     地方税財源の確保を求める意見書(案)  新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面 している。地域経済にも大きな影響を及ぼし、本年度はもとより来年度においても、地 方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。  地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政 需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を 生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。  よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項 を確実に実現されるよう、強く要望する。                    記 1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保す  ること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努める  とともに、償還財源を確保すること。
    2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発  揮できるよう総額を確保すること。 3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った  減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費  税を含め弾力的に対応すること。 4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・  地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当た  っては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺る  がす見直しは家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として  講じた特例措置は、臨時・異例の措置としてやむを得ないものであったが、本来国庫  補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来  をもって確実に終了すること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。    令和2年7月30日                               魚 津 市 議 会  (質  疑) 257 ◯議長(石倉 彰君) ただいまの議員提出議案第4号について、何かご質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 258 ◯議長(石倉 彰君) ないようですから、質疑を終わります。  (討  論) 259 ◯議長(石倉 彰君) お諮りいたします。ただいまの議員提出議案第4号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、これより討論に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 260 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認めます。  次に、討論に入ります。  何かご意見はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 261 ◯議長(石倉 彰君) ないようですから、討論を終わります。  (採  決) 262 ◯議長(石倉 彰君) これより採決いたします。  議員提出議案第4号について、原案どおり可決するにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 263 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの議員提出議案第4号は原案どおり可決されました。  ただいま可決されました意見書は、速やかに関係行政長宛てに送付することにいたします。        ───────────────────────── 264 ◯議長(石倉 彰君) 以上をもちまして、日程は全て終了いたしました。  なお、議員各位、市当局並びに報道関係者の皆様に、誠意を持ってご協力いただきましたことに対し、本席より厚く御礼を申し上げます。        ─────────────────────────          閉    会    の    宣    告 265 ◯議長(石倉 彰君) これをもちまして、本臨時会を閉会いたします。  午後 2時06分 閉会  上記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。            魚津市議会議長            署 名 議 員            署 名 議 員 魚津市議会...