魚津市議会 2020-03-01
令和2年3月定例会(第3号) 本文
2020年03月10日:令和2年3月定例会(第3号) 本文 (全 402 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初の
ヒット個所へ 1 午前10時00分 開議
◯議長(石倉 彰君) おはようござい
ます。
ただいま出席議員は定足数であり
ます。
これより本日の会議を開き
ます。
本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであり
ます。
─────────────────────────
市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑
2 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入り
ます。
日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑であり
ますが、発言者の通告を受けており
ますので、順次発言を許可いたし
ます。当局からそれに対する答弁を求め
ます。
1番
石崎一成君。
〔1番
石崎一成君 登壇〕
3 ◯1番(
石崎一成君) おはようござい
ます。
令和2年3月定例会に際し、会派
しおかぜより
石崎一成が個別質問
させていただき
ます。
冒頭の一言を壇上で行った後、質問席より順次質問を一問一答方式にて
させていただき
ます。
まず、私ごとではあり
ますが、学生時代より歴史の授業はとても苦手でした。人類創生、アウストラロピテクス、北京原人、縄文時代、弥生時代、何とすてきな平安京、鳴くよ
ウグイス平城京、どれだけそらで言ってもなかなか覚えられ
ませんし、全く身近に感じられず、そして、なぜこれを学ぶかも理解でき
ませんでした。
しかし、大人になってから、「図説 魚津の歴史」という文献を初めて見たとき、すぐ近くの大光寺の田んぼから火焔土器が出たとか、魚津で出土
した縄文時代に使われたと思われる弓矢の矢じりが、実は長野県の霧ヶ峰や神奈川県の箱根産の黒曜石でつくられていたという記事を見て、初めて歴史に興味が湧き
ました。埋没林のできるまでの海面変動についてや、室町時代や鎌倉時代に魚津にあった寺院や治めた武将の話、名立たる武将が魚津の地を目指した話、椎名道三の
かんがい用水路設計が魚津の地でも生きており、今現在も修繕、修復を繰り返されながら使われている現実などなど、魚津の歴史にはものすごくすばらしい事実があり、今日に至るまでにこの地に生きた多くの人々の努力や知恵が私たちの礎であることを史料として編さん
されてい
ます。
魚津市史は、私
たち魚津市民のルーツやここに生きている必然性を習うに値し、これらを共有
することで、現代の苦難も克服
する原動力になる可能性を秘めたものであると感じてい
ます。次世代を担う
子どもたちにも身近にある発見や歴史を伝え、学ぶ楽しみや意味を知るきっかけがつくれたらよいなと思い
ます。
次に、言語についてです。
近年の言語学や
民俗学分野では、方言の消滅が危惧されてい
ます。ユネスコでは、特異的な地域言語や方言も1つの言語と捉えた上で、6,000から7,000あると考えられる言語が、この先100年で20分の1程度まで減少
すると想定
され、日本語の言語では極めて絶滅の危機に瀕する言語としてアイヌ語、重大な危機に瀕する言語として八重山語、与那国語、危機的な状況にある言語として八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語が登録
されてい
ます。
東日本大震災後においては、東北において被災者の避難移住などが原因と
される方言消滅が危惧されてい
ます。文化庁や
国立国語研究所などが記録やドキュメンテーションを作成
することに力を注いでい
ます。
方言は、我々がおのおのの地で生まれ育ち、感じたものを直感的に表現
する力を持ち、時に癒や
しや活力を与えてくれる原動力であると言われてい
ます。教育の場において、言語統一を図ろうと
された時代もあったやに感じ
ますが、テレビやラジオの台頭、
ICT時代における情報や言語の即時流通が、利便性の代償として
日本全国各地の1つの個性を消滅の危機に追いやったのかもしれ
ません。
今回の質問は、魚津の現在、過去、未来をつなげるきっかけのきっかけぐらいになればよいと思いながら、魚津の
歴史編さんと
まちづくりの2点について質問
させていただき
ます。
以上で壇上での発言を終了
し、質問席に移ら
せていただき
ます。
〔1番
石崎一成君 登壇(質問席)〕
〔「魚津弁でやればいい」と呼ぶ者あり〕
4 ◯1番(
石崎一成君) 後ろから魚津弁で質問を
せよという声が出ているんですが、混乱を招くので、わかりやすく、今回は標準語をメーンに
させていただきたいと思い
ます。
まず1番、魚津の
歴史編さん事業について、1、魚津市史について問わ
せていただき
ます。
1、魚津市史の生い立ちと現在までの作編数は幾つでしょうか。教育長、お願い
します。
5 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
6
◯教育長(
畠山敏一君) 石崎議員のご質問にお答えをいたし
ます。
魚津市史の生い立ちと現在までの作編数につき
ましては、昭和43年3月に「魚津市史 上巻」が刊行
されており
ます。その後、昭和47年の3月ですけれども、「魚津市史 下巻 近代のひかり」と「魚津市史 下巻 現代のあゆみ」の2巻を刊行
しており
ます。昭和57年3月には「魚津市史 史料編」を、それから平成24年3月には「魚津市史 続巻 現代編」と、それから「図説 魚津の歴史」の2巻を刊行
しており
ます。
それで現在、「魚津市史 自然編」を編さん中であり
まして、今月中の刊行を予定
しているところであり
ます。
したがい
まして、昭和42年に1巻を発行
してから、この52年間に7巻の刊行となっているところであり
ます。
7 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
8 ◯1番(
石崎一成君) 今年、自然編が刊行
されるということで楽しみに
しておるんですが、2つ目の質問です。
今回出版
される自然編の重点に置かれた場所、ポイントはどういったものでしょうか。
9 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
10
◯教育長(
畠山敏一君) 今回出版いたし
ます「魚津市史 自然編」の重点についてですが、魚津市史としての刊行となり
ますので、地質、地形、気象、生物といった現在の自然環境を詳細に明らかに
するだけでなく、自然環境の変遷、人と自然との関係についても触れ、このような自然環境のもとで私たちの祖先はどのように生きてきたかを記述
した内容、そういった内容を加味
して刊行
する予定であり
ます。
11 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
12 ◯1番(
石崎一成君) ありがとうござい
ます。
重点になっている部分で、人とのかかわりというのはすごく興味があるところでござい
まして、現在の時代というのは、例えば海に漁に出るといっても、エンジンのついた船で出ていったり、山に登るといっても、昔みたいな、防寒具もない、みのわらで作業
していたとか、そういったのではなくて、かなり先進的な道具、壊れない、さびない、破れない、しかもあったかいという、こういう利便性の高いものが普通に存在
する時代になってい
ます。
しかし、魚津のかつての
民俗資料館であったりとか、そういうところにもあるんですが、かなり高度な道具をかつてからつくっており、また、魚津で有名な郷義弘という刀鍛冶がいたり、そういう生活と文化と、そして技術というものが絶えず1つの中にあった町なのかなという思いがあり
まして、ぜひそういったことを、単発的なきっかけではなくて、継続的になっていけばいいなと思い
ます。
そういった中で、今後どこに着目
していくのかということを一旦お伺い
したいと思い
ます。今後編さん
されると
すれば、どのようなジャンルのものを次は考えられているんでしょうか。
13 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
14
◯教育長(
畠山敏一君) 今後の
編さん計画につき
ましては、実は平成17年度に魚津市
史編纂準備委員会というものを開き
まして、そして魚津市には今後編さんが必要な、どういったジャンルがあるかということが話し合われており
ます。そのときに挙げられたのが、現代編、図説、自然編、民俗編、
考古資料編、文化財編などが挙げられており
ます。
そのうちの「続巻 現代編」、それから「図説 魚津の歴史」は既に刊行
され、自然編が現在印刷中ということであり
ます。民俗編、それから
考古資料編、文化財編につき
ましては将来計画というふうになっており
ますが、その中で特に緊急性が高く、市民からの問い合わせが多いのは民俗編であり、これは時間とともに消えつつ、また変容
しつつある伝統文化、それから伝統工芸、生活様式、祭礼行事、言語などの記録保存が急務となっているところであり
ます。そのために民俗編について、刊行計画の検討から始めていければいいなというふうに考えているところです。
15 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
16 ◯1番(
石崎一成君) 今教育長の答弁の中にも、消えていく可能性があるという言葉があり
ましたが、人間の長いスパンの生活というか、世代を超えていく間に、消え去っていく可能性のあるものというのは必ず存在
すると思い
ます。消えながら新しいものが生まれていくわけで、決して質量的に減っていくのではなくて、確実に質量的には増えていくと思うんです。ただ、そういう中で忘れてはいけないものであったり、忘れないための、紙に残すとかメディアに残すということはすごく大切なのかなと思い
ます。
冒頭でちょっと余計なところまでしゃべってしまったので、答弁がそれをなぞっているところもあったので、なかなかきついなと思ってはいるんですが、次の質問なんですが、
ユネスコ無形文化遺産に登録
された
タテモン行事をはじめと
する魚津の有形、無形の文化財や景勝地を特集
した別版を印刷
してはどうかと思っており
ます。まず、そこについて、一度ご答弁をお願い
します。
17 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
18
◯教育長(
畠山敏一君) さきの質問にも述べたように、「魚津市史 民俗編」を編さん
する場合に、その中核となるのが
タテモン行事などの
無形民俗文化財や
有形民俗文化財と考えてい
ます。
また、
有形文化財、
史跡名勝天然記念物につき
ましては、魚津市史の文化財編という中で取り上げる事項になるのかなと思い
ます。
したがって、こういったものにつきましては、市史という形で今後計画
してまいりたいと考えており
ますので、別冊を企画
するという考えは現在のところはあり
ません。
19 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
20 ◯1番(
石崎一成君) 何でこの別冊という話を
したかといい
ますと、植樹祭のときに、市長が
レガシー事業ということで、木を植えようというお話を
され
ました。
実践
していく中で、たてもんの御柱を、やがては自分のところの町の中から切り出してまたせんかとか、魚津にきちんともう1回植林事業、人工造林の話とかも継続的にやっていければいいんじゃないかという思いがあってのことだと思うんです。そういう中で、もともと魚津市の造林を
していた民俗というか地域の方たちの大半が廃村
してしまって、今、魚津市に林業を中心と
したというか、林業でなりわいを立てていた村であったり集落というものがほぼ壊滅状態なのかなというふうに思っており
ます。
そういった中で、今はちょうどそういった事業を始めたきっかけであり、いろんな地域の風土、要は、逆に言えば廃村になったところの地域にあった民俗文化というものも、まだ若干ご生存なされている方がいらっしゃい
ますので、今のうちに少しずつそういったものを情報収集
しながら、
子どもたちの魚津の
ふるさと教育の歴史読本であったり副読本といった形で、難しいことはなくてもいいので、さわりの部分だけでも何かきっかけをつくっていけないかなという思いがあって、この質問を
させていただき
ました。
これは、この場ですぐに返事が出るものではないですし、やっぱり
学識経験者の方であったりとか学芸員の方、そして編さんにかかわる部分のお金の問題、いろんなことがあり
ますので、今後も前向きに検討
していただければいいかなと思い
まして、これは要望と
しておき
ます。
次に、魚津市の方言について、今ほどの民俗学の分野の話なんですが、ユネスコの世界の
マイナー言語や
少数民族語及び方言が100年以内に20分の1程度に減少
すると想定
し、日本においても8つの方言がリストアップ
されてい
ます。
当市における方言の
アプローチというものは、どういったふうに行われているんでしょうか。
21 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
22
◯教育長(
畠山敏一君) 方言の
アプローチのご質問にお答えをいたし
ます。
言葉というのは、閉ざされた環境では独自の変化が認められ、逆に開放
された環境では独自性が失われるというふうに言われており
ます。現代社会のように
グローバル化が進むと、少数言語や方言は失われつつあるという現状であり
ます。日本においては、テレビやラジオの普及と人の移動が頻繁となった1960年代から急速に方言が使われなくなり
ました。
魚津市では、こうした方言は地域文化の象徴でもあると考え、記録保存に努めてきており
ます。「魚津市史 下巻 近代のひかり」、これは昭和47年に発行
されているものであり
ますけれども、この中に生活とことばという項目を設け
まして、衣食住、日常生活、農耕、漁業についての魚津の方言が収録
されており
ます。その後、昭和63年には
魚津歴史同好会と協力を
して、「
ふるさと魚津─風土に生きる方言─」を刊行
しており、この時点における魚津で使われている方言を、これは150ページ余りにわたって収録
されており
ます。
このように、魚津市では、方言について、近未来に失われる可能性を考慮
して、記録保存に重点を置いた伝統文化の保存措置を行ってきているところであり
ます。
23 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
24 ◯1番(
石崎一成君) 方言というものの消滅危惧に初めて目が向いたのは、実はもうかれこれ七、八年ぐらい前なんですが、福島県のとある村に災害避難で仮設住居を建てたところに慰問に行き
ました。そこはたまたま高齢の方が多い、しかも、その集落が丸ごと移動
したような場所であったので、日常的な会話、いわゆる福島弁と言われるやつがそのまま残っていたんです。何となくほっこり
するわと思ってい
ました。
しかし、別な場所に行った際に、隣の仮設住居にいる人も誰かわからない、どこから来たかもわからない、とにかく一時的に、危険性が高いのでここに集まってくださいという形で、そこに収容
されて1年余りそこにおられ
ました。すごく言葉が少なくなっているんです。若い子たちは、テレビやったり、スマホやったり、タブレットやったり、いろいろなものがあって和気あいあいと
しているんですが、ご高齢の方々がほぼ言葉になじめない状態というのを目の当たりに
して、言葉ちゃ恐ろしいなと。沈黙の中に、もしか
すると垣根ができてしまうおそれもあるのではないかということをそのとき思い
ました。
魚津は、昔、自分たちが子どものときとかは、何かちょっとおしゃれに標準語でしゃべって、俺、都会の子だからみたいなことを言っているんですが、二言目には「なん、そうやないちゃ」って、やっぱり出てくるんです。
でも、今の
子どもたちは、逆に、核家族化
してしまっていたり
して、じいちゃん、ばあちゃんのしゃべっておった言葉を耳に
することもないので、自分が発語
するところで自然と出てくる方言というのは、なかなかなくなってしまっているのかなと思い
ます。
ここから質問になり
ます。
かつて、私たちの時代のときに、学校の指導要領では、意思疎通ができるように、高学年に向けて標準の言葉を使って授業や受け答えができるようになるというような文言が記されておったと思うんですが、現在の教育の場での認識はどういったものでしょうか。
25 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
26
◯教育長(
畠山敏一君) 議員ご指摘のとおり、戦後間もないころの小学校の学習指導要領においては、なるべく方言やなまり、舌のもつれなどを直して標準語に近づけると、そういった指導事項がござい
ましたけれども、昭和33年の学習指導要領以降はそのような記述はなくなり
まして、現在の小学校の学習指導要領においては、高学年の国語の指導事項として、今は「標準語」という言葉使わないで「共通語」という言葉を使っているわけですが、共通語と方言の違いを理解
し、また、必要に応じて共通語で話すことというふうになっており
ます。小学校5年国語の教科書では、方言と共通語それぞれの特徴をよく知り、相手や場面によって使い分けるようにというふうに記述
されており
ます。
共通語を適切に使うことは、人々が相互の理解を進めるために不可欠な能力であり
ますし、一方で、方言は生まれ育った地域の風土や文化とともに、歴史的、社会的な伝統に裏づけ
された言語であるというふうに認識を
しており
ます。
学習の際には、魚津の身近な方言にも触れることで、その表現の豊かさや魅力など、方言が担っている役割を十分理解
させ、方言を尊重
する気持ちを持た
せるように
しながらも、共通語と方言とを時と場合に応じて使い分けられるように指導
しているところであり
ます。
27 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
28 ◯1番(
石崎一成君) ほぼ完璧に答えていただいたような気が
します。
魚津の行事でも、例えば、じゃんとこいとかよっしゃ来いとか、日常的にポスターのどんと大きいところになるわけです。片貝の移住・定住促進事業でやっている来られハウスというのも、来られと、思いっ切り魚津弁じゃないですか。
そういったことを、何げないところでふだん使っておるものというものを、一旦ちょっと引いてみた時に、ちゃんと伝わるんかなと。今後、来られハウスって書いてあるけど、か、どういう意味けって言ったときに、若い子たちが、来られって書いてあるから、来られなんやちゃってなったら困るんです。なん、あの、また来られって、その曖昧な、標準語、共通語の中にないニュアンスというものが方言にあると思うんです。そういったものをきちんと宣伝広告とかでも使うのであれば、やっぱりそういった文化の浸透というものを絶えず続けていかなければいけないのかなというふうに思ってい
ます。
ということで、改めて教育長にお伺い
したいんですが、学校でもう少し方言とかそういったものをうまく、教えるんではないんですが、なじむ方法というのは何か考えられたことはござい
ますでしょうか。
29 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
30
◯教育長(
畠山敏一君) 方言は国語の時間に取り扱う事項ということで、小学校、中学校それぞれにあり
ます。学習内容というとしては、それ以上はちょっと望めないかなと。
ただ、例えば地域へ出て、高齢者の方にいろいろ地域の紹介を
していただいたり、お話を伺ったり
するときは、高齢者の方はそういうときは方言をできるだけ出さないように気を使っておられるんですが、時々やはり方言も出てまいり
ます。そういったところで
子どもたちは接しており
ますし、今ほど議員もおっしゃったように、3世代家族なんかですと、当然おじいちゃん、おばあちゃんから方言に触れているんじゃないかというようなことはあり
ます。
そういったことで、学校のほうは方言を否定
しているわけでもなくて、共通語と方言を使い分ける、方言も大事に
していかなければいけないというような立場におり
ますので、別に方言を使ったからそれを一々注意
して直さ
せるとか、そういったことは
しており
ませんので、
子どもたちにも、遠慮なく魚津の温かみのある方言というものを使ってもらいたいなと。ただし、それは無理にという言葉は抜きに
してであり
ます。
31 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
32 ◯1番(
石崎一成君) 無理に使えというわけではないというお話だったんですが、聞く機会がなくなってしまうと、そこは覚えようもなくなるし、話そうとも思わないというか、話せないままになってしまう。
今、英語教育というものを小学生低学年から順次取り入れていって、絶えず英語がある環境に
しましょうということを教育の現場でやってい
ます。これは非常にいいことであり
ますが、考え方としては一緒だと思うんですね。
実は、自分が小学校の縦割り遠足で、地域の文化ということでお祭りの紹介をずっと十四、五年くらい、年に1回、
子どもたちにお話し
させていただいてい
ました。その際に、「ヤッサヤレって何け」って聞かれるんです。いやって。最初の1回目のときに答えれんくて、すごく手に汗じとっと
したんです。
子どもたちに聞かれて答えられない。しかも、自分がふだんから使っている言葉というのが非常に恐怖を感じ
まして、慌てていろいろな人に聞いたんですが、そのときに「ヤッサーホーテンマン」という言葉が出てきて、それが港言葉、漁師町の言葉でヤッサヤレに変わったというところまでたどり着き
ました。えらい自分でも勉強
させられたなという思いであり
まして、やっぱりかかわってみないと、なかなか難しいのかなというところに行き着き
ました。
ちょっと一旦、あまり行くと外れるので質問に戻ら
せていただき
まして、
東日本大震災以降の東北圏での方言消滅が加速
しているという調査の中で、文化庁が保存と継承支援を
していると。改めて魚津市としては、今後どういうスタンスを維持
していこうという考えになり
ますか。今後の方針というか。これ、質問事項に入っていたので。
33 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
34
◯教育長(
畠山敏一君) これは、7番目のご質問というふうに考えていいんでしょうか。
35 ◯1番(
石崎一成君) はい。
36
◯教育長(
畠山敏一君) さきに述べ
ましたように、魚津市史の民俗編を編さん
する場合には、言葉や方言も重要な項目の1つになり
ます。これまでの方言の記録をもとに、過去において消滅
した言葉や魚津地域の方言の系譜などの考察も必要になるというふうに考えており
ます。市史の編さんを検討
する過程の中で、保存、継承について検討
してまいりたいというふうに思い
ます。
さらに、文字による記録だけでなくて、今後は音声データあるいは会話者の動画映像など、そういった記録についても収集、保存
していく必要があるのではないかというふうに考えているところであり
ます。
37 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
38 ◯1番(
石崎一成君) そうなんです。音声データというか、実際に生で聞くというか、耳に入ってくるというのがやっぱり必要なのではないかなと思い
まして、もしそういった言葉が出てこなかったら、ちょっとこれは再質問でいってみようと思っていたんですが、しっかり出てきていただいたのでよいのかなと。
ただ、1つ再質問として
しておきたいのが、今までの魚津市史というもののデジタルのデータというのは、多分PDFか何かでコピー
したものとか、そういったものは多分ないと思うんです。長い作業になり
ますし、膨大な資料になり
ますので、時間もお金もそこそこかかるんであろうと容易に想定はできるんですが、きちんとデジタルメディアでリマスター
した状態のもので見られるものであったり、もしくは辞書的な要素のものとして、何かのタイミングをめどに、全体をデジタル化
しようとかという発想は、まだ当局の中では出てきていないんでしょうか。
39 ◯議長(石倉 彰君) 教育長
畠山敏一君。
40
◯教育長(
畠山敏一君) 先ほど申し上げ
ましたのは、今後編さん
する場合にはそういったものも必要になるよ、特に方言については、音声などがあれば非常に効果的だろうというふうに考えているわけですけれども、過去に刊行
したものについてデジタル化を
する云々という話までは、現在出ており
ません。ただ、どうしても必要といい
ますか、そういった価値があるということになれば、そういったことも今後の検討課題かなというふうに思い
ます。
41 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
42 ◯1番(
石崎一成君) 災害のない非常に住みやすいまちですので、そういったことは恐らくないとは思うんですが、どんと一発、魚津市の人口があるあたり全部を襲うような災害があって資料が残らないということも、もしか
したら想定できるのかなと。魚津大火の際に、真成寺町の曳山であったりとか、そういったものが全部燃えてしまったり、あの地域の写真とか、そういった記録がほぼ消滅
してしまったという経緯もあり
ますので、何かしらの残るきっかけはあると思うんですが、そういったことも魚津市を受け継いでいくという中で、今の時代の便利な道具を活用
してなっていけばいいのかなと。
また、ちょっとつけ加えてなんですが、議会の発言の内容であったりとか、今ユーチューブでも出ているんですが、キーワードとして検索
したときに、全部文字起こしを
されていると1発で検索できるんですよね。そしたら、欲しい情報であったりとか自分たちが興味のあることに、直接
子どもたちがその部分に行けるという意味では、非常に有意義な資料編さんになるのかなという思いもあり
ますので、ぜひ近い将来、そういうことができるといいなと要望
しておき
まして、次の質問に行きたいと思い
ます。
2番目、
まちづくりについてということでお伺いいたし
ます。
立地適正化計画の策定におけるメリットといったものは、どういうものなのでしょうか。お願い
します。
43 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
44 ◯産業建設部次長(三井 修君) 立地適正化計画の策定におけるメリットにつき
ましてお答えいたし
ます。
近年、本市でも市街地の空き家の増加や郊外部の開発が進められており
ます。こうした中、人口減少や少子高齢化の進行、社会基盤施設や公共施設の老朽化が進行
しており、その対応も求められており
ます。
これらの課題を踏まえて、立地適正化計画では、20年後にも持続可能な
まちづくりを目指すため、都市の活動を誘導
する施策を打ち出し、一定の人口密度を確保
していくことと
しており
ます。
立地適正化計画を策定
することで、補助率が有利な国の個別支援制度である都市構造再編集中支援事業の活用が可能となることがメリットの1つであり
ます。この支援事業では、魚津駅・新魚津駅周辺
まちづくり基本構想に基づき、魚津駅前広場整備や歩道整備といった事業や居住誘導区域内においての空き家対策支援事業、あるいは住宅取得支援及び団地造成支援などについても国の支援を受けながら取り組むことができ
ます。
45 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
46 ◯1番(
石崎一成君) この立地適正化計画の魚津市版の中に、コンパクトシティの構想というものは含まれているんでしょうか。
47 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
48 ◯産業建設部次長(三井 修君) 立地適正化計画におきましては、よくコンパクト・アンド・ネットワークといった言葉が出てき
ます。その中で、本市の立地適正化計画におきましては、特に中心市街地の空き家等の原因によりますスポンジ化だとか、そういったものの考えが重点にあり
ます。
その中で、その解消に向けて、特に中心市街地の人口密度を確保
していきたいといった考えでこの立地適正化計画。ですから、基本的には緩やかな誘導といった形で、にぎわいを持た
せていこうというふうに思っており
ます。
49 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
50 ◯1番(
石崎一成君) コンパクトシティ構想という言葉自体は、多分四百七、八十、500近い自治体が何らかの形でイメージを持って、事業の中に取り込んでおられるという中で、大半が挫折
しているという状況であるのかなと。もしくは、当初思い描いていたコンパクトシティ構想とはかけ離れたものになっているということがよく言われてい
ます。
成功
した事例として、大分市と富山市がよく挙げられるわけなんですが、両市の状況を客観的に学者の方たちとかが評価
する際に、ターゲットとストーリー、誘導と設置というものの実効性のある計画を
しているというふうに大体の文献であったりとか、そういうものでは書いてござい
ます。
そういった中で、魚津市の立地適正化計画、緩やかな誘導とは言っておられ
ますが、ターゲットというものとストーリーというもの、そして、その誘導と設置というものはどういったイメージでござい
ますか。
51 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
52 ◯産業建設部次長(三井 修君) 本市の立地適正化計画におきましての
まちづくりの方針、ターゲットになるかと思い
ますが、こちらにつき
ましては、中心市街地の活性化、それと生活交通の利便性を高く
する、それに伴い
まして、未来を担う若者たちにつないでいく魅力的な
まちづくりといったところを挙げており
ます。
それと、誘導方針、ストーリーの検討につき
ましては3つほど挙げており
まして、1つには、にぎわいのある魅力的な中心市街地の形成ということで、特に魚津駅あるいは新魚津駅周辺、あるいは電鉄魚津周辺、それとその中間になり
ます懸け橋ゾーンというような形で基本言っており
ますけども、そちらのゾーン。それと2つ目としまして、日常生活に必要な機能が整った利便性の高い居住環境といったもの。それと3つ目としまして、先ほど言い
ました利便性の高い公共交通ネットワークの形成ということで、こちらのほうのストーリーの検討を行っており
ます。
53 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
54 ◯1番(
石崎一成君) ありがとうござい
ます。
2つ目の質問に行き
ます。
立地適正化計画案には、今お話
しいただいたコアとコアをつなぐ回遊性ゾーンを設けるとなってい
ます。魚津市の地図でいうと、鴨川流域、中央通りあたりの部分を高架線、線路のところと並行に走る道であったり、22m道路を活用
したりとかした横軸と縦軸のクロスの部分を回遊ゾーンと
するというような解釈になると思うんですが、徒歩で回遊できるものを何かメーンにイメージ
しているといった説明の仕方を以前お受け
しました。
そういう中で、魚津にある公共交通の1つにレンタサイクルというものもあるかなと思い
ます。そういったものを、このコアとコアをつなぐ回遊性ゾーンで、コミュニティバスとうまく連結
したり、おのおのの役割のメリット、あと相乗効果というものを発揮はできないのかなということについて質問
します。
55 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
56 ◯産業建設部次長(三井 修君) 徒歩とレンタサイクル、コミュニティバスの役割とメリット、その相乗効果につき
ましてお答えいたし
ます。
本市の立地適正化計画におきましては、都市再生とコンパクトシティ・プラス・ネットワークの考え方をもとに
した持続可能な
まちづくりを目的として策定
することと
しており
ます。
この考え方につき
ましては、車中心のまちなかを人が集まりやすい魅力的な空間に
し、居心地がよく、歩きたくなるまちなかに
することで、都市のにぎわいを創出
するという考え方であり
ます。
計画の現状分析でも示しているとおり、本市では、車が主たる移動手段となっていることから、徒歩や公共交通の利用者にとっても利便性を高く確保
し、魅力的な
まちづくりを基本方針と
し、安心・安全に暮らし、歩きたくなるまちなかを目指していくことと
しており
ます。
このためにも自転車のような、ある一定程度移動
するための手段や、コミュニティバスのような地区と中心市街地のコアゾーンを結ぶための手段であったり、コアゾーン間を移動
するための手段として、より利便性の高いものに
し、まちなかに人が集まりやすく
することが重要と考えており
ます。
また、魚津駅・新魚津駅と電鉄魚津駅の両駅のコアゾーンの中間となる懸け橋ゾーンにおいても、コミュニティーや交流の場を点在
させることで、点から線へ、そして面へとつないだ回遊性を創出
することが必要であり
ます。
レンタサイクルやコミュニティバスの利用を促進
し、生活、交通の利便性を高く確保
することがまちなかの活性化になくてはならないことから、立地適正化計画の策定はもとより、公共交通などの関連
する施策、事業を一体的に展開
しまして、その結果、公共交通やにぎわい及び居住環境の向上などの相乗効果が生み出されるというふうに考えており
ます。
57 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
58 ◯1番(
石崎一成君) 次の質問に行か
せていただき
ます。
当計画における市民目線の利便性と観光客等の目標における競合、ジレンマといったものはどうか。あり
ますでしょうか。
59 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
60 ◯産業建設部次長(三井 修君) 立地適正化計画における市民目線の利便性と、観光客目線における競合とジレンマについてのご質問にお答えいたし
ます。
立地適正化計画におきましては、中心市街地の人口密度の維持や公共サービスなどの提供の維持や中心拠点と各地域生活拠点を結ぶ公共交通ネットワークの維持、確保に取り組み、市民の生活利便性を向上
させる目的と
した計画に
しており
ます。
公共交通ネットワークの形成につき
ましては、採算性も踏まえながら、市民の利用
しやすいコミュニティバス等の交通網を形成
する必要があると考えており
ます。
一方で、観光客にとっては、市民が利用
しやすい交通網では、郊外部にある観光施設へ行くには不便な場合もあり、利便性につき
ましてはよいとは言えない状況にもなり
ます。
現状では、市民目線の交通網と観光客目線の交通網は両立
しがたいものと考えられたため、市外の方々を含む観光客などが利用
する公共交通の利便性につき
ましては、関係各課と協議
して検討
してまいりたいと考えており
ます。
61 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
62 ◯1番(
石崎一成君) では、次の質問に行き
ます。
誘導区域の設定の中に、観光地周辺や人を回遊
させたいエリアに対する商業特区などを設けることで、民間企業であったり、そこで商売してやろうかという人の意欲を創出できるような気が
するんですが、どういった見解でしょうか。
63 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
64 ◯産業建設部次長(三井 修君) 商業特区などを設けることによる、民意の創出につき
ましては、税制の優遇や規制の特例など、一定の措置を受けられる商業特区を設けることは、民間の店舗出店や
まちづくりに対する意欲などの創出につながるものと考えており
ます。
市と
しましても、今後、誘導区域内のにぎわいのある
まちづくりを進めるため、商業特区にかわるものとして、具体的な整備内容を示す都市構造再生集中支援事業計画を策定
しまして、土地の譲渡などに伴う税制の優遇、道路や公園の占用規制の緩和や、沿道施設の1階部分の開放に資するリノベーションの支援などの特例措置がある国の支援事業を検討
しまして、商業施設などの都市施設が進出
しやすい環境を整え、官民一体での
まちづくりを進めていきたいと考えており
ます。
65 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
66 ◯1番(
石崎一成君) 3番目の質問と4番目の質問に対しての再質問なんですが、魚津駅の駅北でパーク・アンド・ライドといったこともイメージ
した駐車場の設定とか、そういったものは何度か構想の中に出てきているんですが、先ほどのコアゾーンとコアゾーンを結ぶ回遊ゾーンに来る人であったり、もしくは特定の観光地、見せたい場所の周辺の駐車場とのリンクであったりというのは、魚津市、すげえ弱点やなというふうに認識
しており
ます。
というのも、もちろん今のコアゾーンになる部分に駐車場を確保
する可能性、
しやすい場所というのがなかなかないということもあるんですが、観光客の回遊性というものと地域の人の回遊性、そして買い物のお客さんとか、そういったものになると、長年ずっと言われていると思うんですが、駐車場の問題というのが一番大きいかと思い
ます。
今回、立地適正化計画の中に、ポケットパークみたいなエリア構想というのが何か入ってなかったような気が
するんですが、その点について、ひとつお答えください。
67 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
68 ◯産業建設部次長(三井 修君) この計画につき
ましては、歩いてにぎわうまちなかといったイメージで策定
しており
ます。当然ながら、駅前とか観光とか、いろんなことを含め
まして駐車場というのは必要かと思っており
ます。
ただ、そういったものの核となるところに駐車場だらけって言ったらおかしいですけども、そういったこともどうなのかなということもあり
ますので、当然その周辺には駐車場といった形で、ある程度一定のものは必要かと思っており
ます。
69 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
70 ◯1番(
石崎一成君) これから先、文化財等の指定を受けるというか、答申をいただいているのであれなんですが、魚津浦の近辺、まさにその駐車場を確保
するのはなかなか難しいのかなと。逆に言えば、不居住の家もいっぱいあるので、何かしらの方策は見出せる可能性があるとも思ってい
ます。
ただ、そのやり方を上手に
することで、魚津市の旧市街地部というか、要は今人口が減少
していたりスポンジ化
している部分というところの、うちの建てかえであったり、若い子たちが新たに住み入るきっかけづくりになるような、強制的な開発行為ではなくて、遷移として発生
する開発であったり、代謝行為になる建てかえであったり、取り壊しであったりというのがスムーズにいくきっかけをつくれるかもしれないと認識
しているんです。
また、それをそこに促していく前までの当座の中に、例えば県有地になるんでしょうか、堤防伝いの歩道というか、歩行できるエリアの部分とかの一部に駐車場等を、県、市が借り入れて、一時的なポケットパークみたいなものに
したり、もしくは蜃気楼の見られる場所に自分の車で直接とまって、昔、駐車場で映画を見るのにそのまま自分の車の中で映画が見られたみたいな、そういったイメージで、蜃気楼の見える駐車場みたいな感じで整備
してみるというのもおもしろいのかなという思いがあって、今ちょっとそういった質問を
させていただき
ました。
一遍になかなかうまくいくとか、そういったものの合意形成がすぐとれるとは思い
ませんが、せっかくの立地適正化計画であり、都市計画マスタープランもあっての当計画であると思い
ますので、一番は魚津市の市民の皆さんが末永く持続的にこのまちでいい生活ができるためというのが根本にあると思い
ますので、どこにそのチャンネルをひねったらどういう効果が出るのかなということを、今後も広く検討
していっていただきたいなと思い
ます。これは要望に
しておき
ます。
それで、最後の質問なんです。
市内の観光地を訪れる際に必要な公共交通の経路というものは、どのように考慮
されているのか。また、配布可能な資料であったりパンフレット、閲覧できるようなネットの情報などというものはあるのでしょうか。お答えください。
71 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。
72 ◯商工観光課長(江田直樹君) 観光地までの公共交通の経路及び配布可能なパンフレット等についてお答えいたし
ます。
市内で観光地へ移動
する手段としてはさまざまな方法がござい
ますが、その1つとして魚津市民バスがござい
ます。市内の主要な観光地であり
ます魚津水族館、魚津埋没林博物館及び海の駅蜃気楼などは、魚津市民バスの停留所が設けられており
ますので、このバスを利用
して訪問
することが可能であり
ます。
このバスの運行等の情報につき
ましては、運行路線図のパンフレットですとか市ホームページの市民バスのサイトにアクセス
することにより経路等の情報を入手
することができ
ます。また、昨年11月から運用開始
しており
ますが、県内の市、町、民間事業者バスの位置情報やルート検索が可能なとやまロケーションシステムも活用
することができ
ます。
今後は、観光客など、初めて市民バスを利用
する方の不安を解消
する方法として、目的と
する観光地に向かうバスの路線図ですとかバスの番号、色、下車
する停留所などを記載
したパンフレットの作成も必要だと思っており
ますし、またはこれらの情報を読み込んで閲覧できるスマートフォンによる2次元バーコードの機能を活用
した情報提供などについても研究
してまいりたいと考えており
ます。
一方、先ほどの答弁にもあり
ましたが、観光地の近隣にバス停留所が設けられていないところもあるなど、必ずしも利便性が高いとは言え
ません。このような場合の観光地への移動手段といたし
まして、市民バスとあわせ、レンタル自転車、こういったものの活用などの情報提供も積極的に
してまいりたいと考えており
ます。
73 ◯議長(石倉 彰君) 1番
石崎一成君。
74 ◯1番(
石崎一成君) ありがとうござい
ます。
市民バスが環境安全課のほうに行ってしまって、どちらかといったら市民の足というイメージが今は庁内では強いのかなと。そういった中で、観光課長には嫌な質問
したなと思っており
ます。すごく丁寧にお答えいただき
ましてありがとうござい
ます。
ただ、1つだけ注文をつけると
するならば、レンタサイクルが商工の管轄下にあって、観光協会さんで管理
されておると思うんですが、乗り捨て
するとプラス500円になったりとか
するのはいかがなもんかなと。恐らくほとんどの場合は、魚津駅から出発
して魚津駅に帰っていらっしゃる方が多いと思い
ます。また、これから先、例えば東山の円筒分水とか、どこかあの辺をターゲットと
する場合であれば、沿線のバス停にレンタサイクルのプレハブ小屋みたいなのがあって、ママチャリとかじゃなくてスポーツサイクルであったり、もしくはお子様用の自転車とかと、家族で来て一、二時間、サイクリングができる、おにぎりをポケットの中に入れて遊びに行けるような、そういった考えもあってもいいがかなというふうに思っており
ますので、ぜひご検討いただければと思い
ます。
以上で私の質問を終わら
せていただき
ます。ありがとうござい
ました。
75 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
〔3番 水田万輝子君 登壇〕
76 ◯3番(水田万輝子君) 3月の定例会、4つの質問を一問一答で
させていただき
ます。
〔3番 水田万輝子君 登壇(質問席)〕
77 ◯3番(水田万輝子君) はじめに、児童虐待やDV早期対応、心のケアについてお聞き
します。
昨年6月14日に行われた全国児童相談所長緊急会議では、虐待通告受理後、関係機関において子どもの安全確認、それができない場合は、立入調査、必要に応じて警察への援助要請ができることが確認
されたが、魚津市の対応は。お願い
します。
78 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
79 ◯こども課長(窪田昌之君) 水田議員の質問にお答えいたし
ます。
児童虐待やDV早期対応策についてのご質問ですが、児童虐待があった場合は48時間以内に子どもの安全確認を行うように努めており
ます。市での対応が困難な場合には、児童相談所に相談、連携
し、対応
するように
しており
ます。
また、富山県警と県内15市町村において、児童虐待の対応についての情報共有を行う協定を締結
しており
ますことから、県警、警察との連携強化も図ることができているというふうに考えており
ます。
80 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
81 ◯3番(水田万輝子君) それでは、県内の児童相談所は富山市と高岡市の2カ所のみで、新川地区においても必要な施設だと思い
ますが、設置の予定の考えはあり
ますか。
82 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
83 ◯こども課長(窪田昌之君) 児童相談所の設置につき
ましては、児童福祉法の規定によりまして、都道府県及び政令指定都市が設置
することとなっており
ます。
富山県におきましては、議員のご指摘のとおり、富山市と高岡市の2カ所に設置
されており
まして、富山児童相談所が富山市及び新川地区を管轄
しており
ます。管轄区域内の事案への対応のほか、市町村への指導、助言もいただきながら対応
しているというところであり
ます。
新川地区への児童相談所の設置につき
ましては、今のところ県から何も伺っており
ませんのでお答えはでき
ません。
84 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
85 ◯3番(水田万輝子君) それでは、毎年11月の児童虐待防止推進月間の期間中のみの広報活動だけで、児童虐待は防げると思い
ますか。
86 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
87 ◯こども課長(窪田昌之君) 広報活動の件であり
ますが、議員のご指摘のとおり、毎年11月に全国一斉の児童虐待防止推進月間というふうになっており
ます。特に、11月の取り組みにつき
ましては、市広報への掲載や公共施設でのポスター掲示、リーフレットの配布などによりまして周知啓発を行っており
ます。また、県が作成いたし
ました面前DV防止に関するリーフレットも乳幼児を持つ保護者に配布を
しているところであり
ます。
全国的には児童相談所全国共通ダイヤル「189(いち早く)」というふうに覚えていただいているんですが──による対応など、通報、相談体制の強化も図られているところであり
ます。
子どもたちを見守る関係機関や地域の皆さんからの情報が、児童虐待の未然防止、早期発見につながる第一歩と考えており
ますので、関係機関等との情報交換、情報連携を行うとともに、児童虐待防止の周知啓発について、より効果的なものになるように検討
してまいりたいというふうに考えており
ます。
また、今年度、市におきましては、市内の保育所に勤務
する保育士を対象と
しました児童虐待に関する研修会等を開き
まして、保育現場等における児童虐待への対応スキル等の向上を図ったところであり
まして、引き続き各種研修会等を開催
し、児童虐待の早期発見、相談体制の強化に努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
88 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
89 ◯3番(水田万輝子君) 医療ネグレクトと言われる、子どもが病気やけがを
してでも適切な治療を受けさせない親を出さないための施策は、何かお考えでしょうか。
90 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
91 ◯こども課長(窪田昌之君) 医療ネグレクトの防止策につき
ましては、子どもが利用
する学校や保育園などにおいて、教員や保育士などが
子どもたちの病気やけがなどに注意を払って日常観察を行っており
ます。あと、
子どもたちに病気やけががある場合は、保護者に確認を
したり、必要に応じ
まして医療機関への受診を促しているところであり
ます。
未就園児につき
ましても、予防接種や定期健診などの機会を通じ
まして、児童や保護者の様子を見聞き
しながら、支援が必要と思われるご家庭を早期発見できるように努めているというところが現状であり
ます。
92 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
93 ◯3番(水田万輝子君) DV、ドメスティックバイオレンスも地域一体となって見守らないと、早期発見・早期対応はでき
ません。魚津市としては、どのように呼びかけてい
ますか。
94 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
95 ◯こども課長(窪田昌之君) DVの早期発見・早期対応にどのように呼びかけていくかということにつきましては、DVが家庭内での被害が多く、表面化
しにくいところがござい
ます。また、被害者も恐怖と不安から逃げ出したり、周りに相談
することができなくなるケースが多いと言われており
ます。
本市におきましては、DVのチラシの配布や名刺大のDV相談窓口を記載
したものを公共施設等に配置
しまして、1人で悩まずに安心
して相談できる場所があるということを対象者にお知らせを
しながら、早期発見や関係機関につなげるように努めているところであり
ます。
96 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
97 ◯3番(水田万輝子君) そしたら、DVに対する相談窓口があるということですね。
98 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
99 ◯こども課長(窪田昌之君) 相談窓口は先ほども言い
ましたが、「189」も含めて魚津市にもござい
ます。
魚津市におきましては、相談に対応
する女性相談員が配置
されており
ませんので、市民課の市民相談の窓口やこども課の窓口につき
ましても、DVの相談を受けているというのが現状であり
まして、その相談内容に応じ
まして、警察や県の女性相談センターにつなげるように適宜対応
しているところであり
ます。
100 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
101 ◯3番(水田万輝子君) 児童相談所とDV対策の連携強化については、今現在はどうなってい
ますか。
102 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
103 ◯こども課長(窪田昌之君) 児童相談所とDV対策の連携強化というところであり
ますが、基本的には、DVの相談は市から県の女性センターにつなげるという対応になっており
ます。
児童相談所も女性相談センターにつき
ましても、県の施設であるということをまずご理解いただきたいのと、被害者にお子さんがいらっしゃる場合は、児童の安全確保も必要になることから、女性センターと児童相談所はしっかり連携をとっているものというふうに考えており
ます。
104 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
105 ◯3番(水田万輝子君) 富山県では、3種類のDV被害者対応マニュアルを作成
しておられ
ますね。それをホームページ上で紹介
しておられ
ますので、魚津市の医療関係者、教育関係者、そして地域活動を
されている方々にもっと広く紹介
してほしいと思い
ますのでよろしくお願い
します。
次の質問に入ら
せていただき
ます。
未来の
子どもたちを守る、住みよい環境対策についてです。
魚津市では環境対策の一環として、先月24日に、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティに挑戦
することを発表
され
ましたが、今後の方針についてどのようにお考えですか。
106 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
107 ◯民生部長(矢田厚子君) 2050年までにCO2の排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティへの挑戦にあたっての方針はということであり
ますが、基本的には、魚津市環境基本計画に掲げており
ます4つの分野別目標の達成を目指してまいりたいというふうに考えており
ます。
その4つの目標とは、1つ、水と緑の保全と活用、2、快適な生活環境の保全と向上、3、地球温暖化防止対策・循環型社会の構築、4、市民協働による環境保全・創造であり
ます。ゼロカーボン達成のためには、この4つの目標を達成
するため、基本事業を確実に実施
していくことが重要であり
ます。
なお、この現計画は令和2年度で計画期間が満了
するため、令和3年度から向こう10年間を計画期間といたし
ます第2次計画の策定に今後着手
してまいり
ます。したがって、第2次計画の中では、ゼロカーボン達成に向けた新たな基本事業を織り込みたいというふうに考えており
ます。
108 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
109 ◯3番(水田万輝子君) それでは、未来の
子どもたちを守るために、来年度からの環境対策のお考えはあり
ますか。
110 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
111 ◯民生部長(矢田厚子君) 来年度からの環境対策に対するお尋ねであり
ますが、基本的にはこれまでの事業を継続
しつつ、ゼロカーボン達成に向けた事業の周知、拡大を図ってまいりたいというふうに考えており
ます。
その具体的な取り組みといたし
ましては、温室効果ガス削減対策といたし
まして、現在もグリーンカーテンの取り組み、防犯灯などのLED化、ノーマイカー推進、森林整備などが挙げられると思い
ます。特に、保育園や小中学校、また市内の高等学校で実際にグリーンカーテンを育てて、その効果を体感
してもらう事業は平成21年度から継続
しており
まして、この取り組みを拡大できないかということで検討
しており
ます。
112 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
113 ◯3番(水田万輝子君) 市民にも生活レベルで環境問題を考えてもらうことが必要だと思い
ますが、広く啓蒙
していくお考えはないでしょうか。
114 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
115 ◯民生部長(矢田厚子君) 広く啓蒙
していくことが、それぞれCO2の削減につながるというふうに思っており
ますので、その積み重ねがこういった地球温暖化対策になることを知ってもらうことから、まずは始めていかなければならないというふうに考えており
ます。
啓発活動は今日まで継続的に実施
しており
ますが、今年度は特に国の補助金を活用いたし
まして、COOL CHOICEという、日常生活の中でいろいろとCO2削減等に使えるそういった事業を今回取り組み
ました。その具体的な取り組みの一部といたし
まして、こういった啓発チラシの新聞の折り込み、またCOOL CHOICEのロゴを入れた啓発マグネットを魚津タクシー協会、北陸電力、魚津清掃公社様に提供いたし
まして、社用車へ掲示
してもらうなどというふうに企業の協力もお願いいたし
ました。
また、昨年10月に開催いたし
ました第25回魚津市環境フェスティバルは、新たな試みといたし
まして、産業フェア「○○魚津」との同時開催といたし
ましたところ、これまでよりも大幅に多い約2,500名の来場者があり、広く環境問題への関心を高めるよい機会になったというふうに考えており
ます。
今後も、今年度作成いたし
ましたCOOL CHOICEの啓発グッズなどを活用
しながら、引き続き効果的な啓発活動を実施
したいというふうに考えており
ます。
116 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
117 ◯3番(水田万輝子君) 私、4番にCOOL CHOICE番組や環境問題を広く知っていただくための手段として何を活用
していき
ますかということをお聞き
しようと思ったんですけど、今、回答を言われ
ましたので、わかり
ました。よろしくお願い
します。
次に、100年ライフを生き抜く医療・介護の施策についてお聞き
します。
ミラたん健康ポイント2019の応募状況はどうなってい
ますか。
118 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。
119 ◯健康センター所長(森山 明君) ミラたん健康ポイントの応募状況ですが、この事業は平成24年から継続
して実施
しているものでござい
ます。初年度が238名でしたが、年々増加
しまして、今年度は802名で延べ1,622通の応募がござい
ました。
この応募時には、健診の受診ですとかその予定について記載
していただいたりですとか、わたしの健康目標というところを記載
していただいており
まして、百歳体操を続けるですとか、週に1回は40分以上運動
するですとか、こういった具体的な目標が書かれており
まして、こういったことから、応募
される方々にとりましては、この事業が健診の受診ですとか、ふだんからの活動を高めるための動機づけになっているものというふうに期待
しているところでござい
ます。
120 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
121 ◯3番(水田万輝子君) 今、言ってもらったようなことなんですけど、受診や健康診断をさらに奨励
される取り組みはどうなってい
ますか。
122 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。
123 ◯健康センター所長(森山 明君) 受診についてですが、応募者の大半は、実は60歳以上でござい
ます。59歳以下に限って申し
ますと、人間ドックですとか職場健診、がん検診などを受けている方が非常に多いような傾向が見られており
ます。また、ふだんから気をつけていることとしまして、健診の受診に58.7%、食事に68.3%、歯の健康に31.7%などの回答があり
まして、応募
されている方につきましては、運動だけでなく、ほかの分野でもふだんから健康に気をつけておられ
まして、健康に関する意識が非常に高い状況が伺え
ます。
こういったことをも踏まえて、健康目標を声に出したり、応募用紙に具体的に記載
することでご本人の健康づくりの意識が高まっているというふうにも考えており
ますので、今後はこういったデータをどのように活用
していくかということと、いろんな健康づくりの事業をやっており
ますので、そういったこととあわせ
まして、いろんな方に自らの健康づくりに取り組んでいただくような工夫を
してまいりたいというふうに考えており
ます。
124 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
125 ◯3番(水田万輝子君) ありがとうござい
ました。
魚津市内における介護の現場の現状はどうなってい
ますか。
126 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。
127 ◯民生部次長(吉崎 敏君) お答えいたし
ます。
魚津市内の幾つかの介護サービス事業者からは、人材不足により苦労
しているとの話を聞いており
ます。介護人材の待遇を改善
するため、大半の事業者は介護職員処遇改善加算を取り入れ、職員の賃金改善を図っておられ
ます。
また、平成30年度に人材不足による入所施設や宿泊施設への利用者の受け入れの制限を行っているかと調査を
したところ、特定の曜日に限り受け入れを制限
している施設が1施設あり
ましたが、その他の施設については制限を
していないとの回答でござい
ました。
128 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
129 ◯3番(水田万輝子君) 介護、看護の現場の人材の育成や人材不足を解消
するための施策についてのお考えもお聞か
せください。
130 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。
131 ◯民生部次長(吉崎 敏君) お答えいたし
ます。
魚津市では、富山県介護人材移住応援事業に賛同
し、介護職につき
まして、つきたい方の移住受け入れについて市内介護サービス事業者からの協力を得
まして、市ホームページに協力事業者の一覧を掲載
しており
ます。
また、県とか市町村及び福祉関係団体で構成
されてい
ます富山県福祉人材確保対策会議が年2回開催
しているんですけど、その中で情報交換を行っているという形にもなってい
ます。
今後もサービス事業者の意見を聞きながら、人材不足解消に向けて対応
していきたいと考えており
ます。
132 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
133 ◯3番(水田万輝子君) 魚津市に住む三世代同居、近居世帯で、要介護認定を受けた高齢者を介護
しておられる世帯に対し、家族の介護への負担を減らす助成を行う三世代同居・近居推進事業のうちの魚津市介護者さんお疲れ様!いつもありがとう事業を廃止
されたことについて、代替策があるのかお聞か
せください。
134 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。
135 ◯民生部次長(吉崎 敏君) お答えいたし
ます。
まず、平成27年度から実施
した三世代同居推進奨励金事業がござい
ました。この奨励金の支給については、三世代を促す効果があまり見えなかったことから、そこで平成30年度に対象者を近居世帯に拡大
して、魚津市介護者さんお疲れ様!いつもありがとう事業を開始
したわけなんですけど、事業の内容が実態にそぐわなかったのか、実際、利用実績がござい
ませんでした。
本市では、高齢者が安心
して在宅で過ごせるよう、また家族の介護者の負担軽減のために、これまでも実施
している徘徊高齢者家族支援事業サービス、またおむつ等介護用品支給事業などの支援を充実
していきたいと考えており
ます。
また、そのほかにも、今後は高齢者のニーズに応じた在宅看護の新たな支援策の検討も進めていきたいというふうに思っており
ます。
136 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
137 ◯3番(水田万輝子君) よろしくお願い
します。
それでは、次に行き
ます。
男性の育児休業の取得促進についてお聞き
します。
魚津市における育児休業の現状について教えてください。
138 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎総務課長。
139 ◯総務課長(宮崎 悟君) 本市職員の育児休業の現状につき
ましては、魚津市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画におきまして、令和2年度までに育児休業を取得
する男性職員を10%以上と
するという目標を掲げており
ます。
本市の女性職員につき
ましては、全員が育児休業を取得
しており
ます。
男性職員につき
ましては、これまで延べ3人が1カ月から3カ月の育児休業を取得
しており
ます。平成30年度は6名の対象者のうち1名が育児休業を取得
し、取得率は16.7%でした。令和元年度は8名の対象者のうち1名が育児休業を取得
し、取得率は12.5%となっており
ます。
140 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
141 ◯3番(水田万輝子君) 全国の夫の育児休業取得経験、育児休業の平均日数は、2019年のイクメン白書で、47都道府県中、富山県は22位でしたが、男性の育児休業の取得促進における魚津市のお考えは。お聞か
せください。
142 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎総務課長。
143 ◯総務課長(宮崎 悟君) 男性の育児休業の取得促進につき
ましては、男女共同参画社会におきまして、男性職員の育児休業取得というものは促進
すべきというふうに考えており
ます。
そのためには、男性職員に対して、短時間の育休も取得可能であること、それから、ある程度の収入が保障
されることなどを周知
して取得を奨励
すること、それから、休暇を取得
しやすい環境を整えるということが重要であると考えており
ます。
具体的な取り組みとしましては、イクボスサロンを開催
し、先輩職員が育児休業中に得た貴重な体験談などを男性職員に伝え
まして、男性の育児休業の取得を推奨
するといった取り組みなどを行っており
ます。
144 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
145 ◯3番(水田万輝子君) 育児休業中の手当はどれくらい支給
され
ますか。手当は給料の何割が支給
されるのでしょうか。
146 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎総務課長。
147 ◯総務課長(宮崎 悟君) 育児休業手当金につき
ましては、子どもが1歳になるまで支給
され
ます。育児休業開始から半年間は、概ね給与の7割弱が支給
されることとなっており
ます。
なお、育児休業期間中は、社会保険料に相当
します共済組合掛金が免除
されること、それから、手当金が非課税所得であり所得税がかからないことなどを加味
しますと、実質的には給与の8割ほどが補われるということになり
ます。また、残りの期間につき
ましても、5割から6割程度支給
されるということでござい
ます。
148 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
149 ◯3番(水田万輝子君) 7割程度と聞いてい
ましたので、8割ぐらいあげんとかわいそうだなと、やっぱり休んだら休んだなりの生活、やっぱり共稼ぎの方が多いのでね、そういうのも考えたんですけど、でもトータル
したらいい感じ、ほかのところから比べてどういうのかちょっとわからないんですけど、それで満足
していなかったらまた声が出ると思い
ますので、また聞いてあげてください。
続いてよろしいでしょうか。
育休を取得
した期間が昇級や昇進に影響あり
ますか。
150 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎総務課長。
151 ◯総務課長(宮崎 悟君) 基本給の昇給につき
ましては、育児休業中は昇給停止となり
ますが、休業からの復職後に復元
され
ますので、実質的な影響はござい
ません。
それから、例えば係長ですとか課長への昇任といったことにつき
ましても影響はござい
ません。
152 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。
153 ◯3番(水田万輝子君) それを聞いて安心
しました。やっぱり男の方はそれを気に
しておられ
ますので、女性の方は別にそういうことは耳に入らなかったんですけど、これを聞いたらまた休んでもいいかな、とってもいいかなという方が1人でも2人でも出られたらいいと思い
ます。
次に、育児休業を
された方の感想を聞か
せていただいたので、それをちょっと言わ
せていただき
ます。
特別なことを
しなかったが、実際に体験
しないとわからないことに気づき、幸せな時間を過ごすことができ、妻への感謝とともに、自分を育ててくれた母への尊敬がより強くなったそうです。妻を大事に思うなら育児休業を強くお勧め
したいと思われたそうです。
家事、育児参加による育児への幸福度の調査で、富山県は47都道府県中の32位でしたが、順位が1桁に上がれるように育児休業がとりやすい環境を整え、企業や団体にとってお手本になるように
してもらいたいと思い
ます。
これで私の質問を終わら
せていただき
ます。
154 ◯議長(石倉 彰君) ちょっと想定よりも早く終わり
ましたので、5分間だけ、35分から再開を
したいと思い
ます。トイレ休憩、5分だけとら
せてください。
午前11時29分 休憩
─────────────────────────
午前11時35分 再開
155 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開き
ます。
質問、質疑を続け
ます。
13番 寺崎孝洋君。
〔13番 寺崎孝洋君 登壇〕
156 ◯13番(寺崎孝洋君) おはようござい
ます。
令和2年3月議会にあたり、一括質疑方式で質問をいたし
ます。
今回の3月議会は、俗に予算議会とも呼ばれており、翌年度、令和2年度の事業、予算を議論
し決定
する議会であり
ます。通常、大きな事業、予算、また新しいことをこの本会議で取り上げて質疑
するわけであり
ますが、財政が硬直化
している本市では、大きな予算、新しい投資的な事業は難しく、私は昨年度と同様、必要不可欠な事業が中心の予算組みであると捉えており
ます。
ということで、最初に、将来の魚津市の方向性を示す計画であり、将来の設計図とも言える第5次魚津市総合計画について、その後何点か、予算絡みの質問をいたし
ます。
最初の第5次魚津市総合計画についてであり
ますが、この計画は令和3年4月から令和12年3月までの10年物で、走り出すまであと残り1年、現在市長の諮問機関である魚津市総合計画審議会や、庁内職員で構成を
されてい
ます総合計画作成会議で策定作業が進められていると思い
ます。
そこで、将来の方向性が記されるこの計画の策定状況、その中でも
学識経験者や有識者、そして市民公募で構成
されている審議会、現在どういうような話が
されているのか、まずそれをお聞き
したいと思い
ます。
2つ目に、市長は提案理由の中で、この計画づくりに全力を挙げて取り組む、職員自らが知恵を絞ることはもとより、市民の皆さんの英知を集めというふうに述べられており
ました。私も市民とともに市民参画協働という考え方には賛同いたし
ます。
では、具体的にどう市民の英知を集められ、生かされるのかということについてお聞きを
したいと思い
ます。
3つ目に、魚津市のホームページに掲載
されていた第5次魚津市総合計画の策定スケジュールには、公共施設再編方針、財政健全化計画、定員管理計画、第6次行政改革大綱、行政改革集中プランなどを総合計画に反映
するというふうに記されており
ます。これらの計画は、全て令和2年度から6年度までの5年物であり
ますが、それぞれは令和2年度に初めてつくられたものではなく、過去から、また古いものでは平成17年度から継続的に立てられ、そして実行
されてきたものであり
ます。
そこでお聞き
しますが、これら方針、計画などを反映
するにあたり、それらをどういうふうに検証、また評価を
されているのか、企画政策課長に答弁を求めたいと思い
ます。
2項目目の質問であり
ます。
小学校でのICT環境などについてであり
ますが、1つ目は、予算説明でも幾度となく述べられており
ましたGIGAスクール構想についてであり
ますが、このGIGAスクール構想とは何ぞや。すなわち、この概要についてまずご説明をいただきたいと思い
ます。そして、これらの構想を進めていくことによってどんなメリットがあるのか、先生の視点、また生徒の視点、また費用についてもお聞か
せください。
2つ目は、これも提案理由でも述べられており
ました小中学校の高速大容量通信ネットワーク環境整備、1億1,771万6,000円の件であり
ますが、どの学校を整備
されるのか。一昨年、また昨年、校舎が新しくなった星の杜、よつば両小学校の設備、機器にも何かしら追加、また入れかえなどを
して整備を
しなければならないのでしょうか。
3つ目、プログラミング教育についてであり
ます。
来年度から小学校でのプログラミング教育が必修となり
ます。このプログラミング教育、私たちの世代では全く想像もできなかった教育内容であり
ます。また、保護者の皆さん方もそう思っている方が多いかと思い
ます。想像ができない、わからないがゆえに、中には情報化社会、またデジタル社会が急速に進み、小学校からプログラミング言語、プログラマーのための勉強
しなければならなく、今の子はかわいそうだなという声もあり
ます。
そこで、お聞きいたし
ますが、プログラミング教育とはどんなことをどのように行っていくのかということを、保護者の視点でわかりやすくご説明を
していただければと思い
ます。
3項目目であり
ます。
新川学びの森天神山交流館についてであり
ますが、昨年末に魚津市公共施設再編方針などの見直し案について、ホームページを通じてパブリックコメントを実施
され
ました。そのとき提示を
され
ました魚津市公共施設再編方針(案)短期検討分(令和元年度改訂版)には、令和2年度までに廃止というふうに記されており、方針として2点が記されており
ました。
その1つは、現有機能の効率的な運営及び空き施設、敷地の有効利用を図るため、民間への譲渡や民間活力の活用を進める。2つ目には、実施までの期間において、管理運営費に見合った利用料金への見直しを行うとあり
ます。
これを読んで、行政側、魚津市は、天神山交流館の老朽化対応と同時に、芸術文化活動に関して一歩引かれるのかなと捉えられるような内容だとも感じており
ます。そういうふうな感じが
しないでもないですが、芸術文化面の今後をどのように考えているのかということについてお聞きを
したいと思い
ます。
4項目目であり
ますが、業務の効率化についてであり
ます。
まずは、来年度から取り組む行財政改革の具体的な取り組みにも書かれており
ますICTを活用
した業務の効率化、これは仕事に余裕を生み出し、新しいことにチャレンジを
するためにも、これらのことを強力に推進
していただきたいなというふうに思っており
ます。
市長は、議会冒頭でもRPA(ロボットティック・プロセス・オートメーション)、簡単に言い
ますと、IT技術による定型業務の自動化に取り組むというふうに述べられており
ました。3事業について取り組む。3つとは言わずに多くの事業に対して導入を
し、職員の余裕を生み出してもらいたいとは思い
ますが、安易な導入は費用ばかりかさんで効率化が進まないということも考えられ
ます。
そこで、RPAをどんな業務に導入
されるのか、またRPAに適しているとどのように分析
されているのかということをお聞き
したいと思い
ます。
2つ目は、今後のRPA導入の予定、考え方についてであり
ます。
重ねて申し上げ
ますが、安易な導入は費用ばかりかさんで効率化が進まないということを防ぐためにも、職員が行っている業務の棚卸しを
すべきではないかなというふうに感じており
ます。業務の棚卸しとは、この業務が本当に必要なのか、何のための誰のための業務なのかなどを精査
するべきではないかということであり
ますが、この考え方についての見解を伺いたいと思い
ます。昨日から質問が上がっているものと重複
しますが、その点は簡略にご答弁いただければと思い
ます。
以上について、まずご答弁をお願いいたし
ます。
157 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。
〔企画総務部長 川岸勇一君 登壇〕
158 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 私からは、第5次魚津市総合計画についてのご質問にお答えいたし
ます。
1つ目の総合計画審議会の状況についてですが、昨年7月に第1回審議会を開催
しまして、第5次魚津市総合計画の策定について諮問
したところです。委員会については、幅広い分野から公募も含めて24名の委員にお願い
しており
ます。今回は24名の委員中10名の女性の委員をお願い
したところでござい
ます。
11月の第2回審議会においては、これまでの第4次魚津市総合計画の成果指標の進捗状況、9月に実施
しました市民意識調査の集計結果をお示し
し、今後、本市が取り組むべき課題などを中心にご意見をいただき
ました。
その中で出
ました意見を幾つかご紹介
しますと、事業を取捨選択
して優先順位をつけるべきだという意見。また、魚津市だけの取り組みではなくて、広域で取り組むことも考えていくべきという意見。また、魚津の海と山の観光資源を結ぶ交通の便を工夫
すべきだというご意見。また、少子高齢化が進む中、特に1次産業の分野で担い手不足、後継者不足が深刻であるというご意見。また、さまざまな分野の人たちがもっと横断的につながっていくためには、コーディネート
していく機能が必要であるという意見。また、市長を先頭に方針をしっかり示してリーダーシップをとってほしいというご意見。また、行政に何か
してもらうばかりではなく、自分たちに何ができるかという考え方がこれからますます重要になるといった、さまざまな視点からのご意見をいただき
ました。
これらのご意見を十分に考慮
しながら、今後、将来にわたって夢と希望が持てるような計画づくりを進めてまいりたいと思っており
ます。
159 ◯議長(石倉 彰君) 赤坂企画政策課長。
〔企画政策課長 赤坂光俊君 登壇〕
160 ◯企画政策課長(赤坂光俊君) 私からは、第5次魚津市総合計画についてのご質問のうち、2番目、計画づくりにおいて、どのように市民の英知を集め、生かしていくかとのご質問にお答えを
したいと思い
ます。
第5次魚津市総合計画の策定にあたりましては、できるだけ多くの市民の皆様のご意見をお聞き
しながら進めてまいり
ます。
具体的には、先ほど部長の答弁もござい
ましたが、魚津市総合計画審議会に策定を諮問
しており
まして、それぞれの立場から忌憚のないご意見をいただきながら、本年秋ごろに答申をいただく予定としておるところでござい
ます。また、幅広く市民の皆様のご意見をお聞き
するため、昨年9月に市民意識調査を実施
し、10月から11月にかけて市内13地区でタウンミーティングを開催
したところでござい
ます。
今後は、各種団体へのヒアリングであり
ますとかアンケートを実施いたし
まして、さらに計画案をお示し
する際にはパブリックコメントを実施
するほか、会合などさまざまな機会を捉えて総合計画について知っていただき、広くご意見をお聞き
するよう努めてまいりたいというふうに思っており
ます。
続いて3点目、各種方針、計画、大綱、プラン等の評価、検証についてのご質問にお答えを
したいというふうに思い
ます。
令和3年度からを計画期間と
する第5次魚津市総合計画に密接に関連
するものとして、議員からお話がござい
ましたけれども、本年度中に策定を
する第6次魚津市行財政改革大綱、行財政改革集中プラン、魚津市公共施設再編方針、魚津市財政健全化計画、第6次魚津市定員管理計画が挙げられ
ます。
これらの関連計画は、全て本年度中に策定
することと
しており、それぞれの関連計画の目指すべき方向性は、新たな総合計画に反映
することを予定
しており
ます。
これらの関連計画の策定にあたりましては、庁内組織である行財政改革推進協議会においてこれまでの取り組みの評価、検証を行い、有識者等で構成
される行財政改革推進委員会におきましてご意見をいただいた上で、課題の整理や今後の取り組み内容をお示し
しておるところでござい
ます。
次期の総合計画の策定にあたりましても、庁内組織でこれまでの取り組み、評価、検証を行い
まして、魚津市総合計画審議会においてご意見をいただいた上で、課題の整理や今後の取り組み内容をお示し
したいと考えておるところでござい
ます。
評価、検証の内容についてのお尋ねでござい
ますけれども、市民にわかりやすいものとなるよう努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
161 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員会次長。
〔教育委員会次長 南塚智樹君 登壇〕
162 ◯教育委員会次長(南塚智樹君) 小中学校でのICT環境などについて、まず小中学校でのGIGAスクール構想についてのご質問にお答えいたし
ます。
令和2年度以降に実施
され
ます新学習指導要領におきましては、情報活用能力を言語能力と同様に、学習の基盤となる資質、能力であると位置づけられており
ます。
今回のGIGAスクール構想については、教育現場における情報技術活用のための施策であり、全ての小中学校で児童生徒に1人1台の情報端末を整備
するとともに、その端末が有効に活用できるよう高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備
するものでござい
ます。
1人1台の端末整備につき
ましては、令和5年度までに段階的に行うことと
し、令和2年度には小学校5年、6年生、中学1年生に相当
する児童生徒数分の端末を整備
するとともに、全ての児童生徒が同時に通信可能となるよう、通信ネットワークの増強等を行いたいと考えており
ます。
事業費といたし
ましては、端末整備につき
ましては県内市町村での共同調達を行う予定であり
ます。令和2年度当初予算では、機器購入費等で6,305万円を計上
しており
ます。このうち、国からは機器調達の3分の2に当たる台数分の補助を受ける予定に
しており
ます。通信ネットワークの増強整備等につき
ましては、その事業費として1億1,364万8,000円を計上
しており
ます。こちらについても、国から対象経費の2分の1の補助を受けることといたしており
ます。
ICT機器導入のメリットといたし
ましては、来年度整備予定の電子黒板やデジタル教科書と一体となってデジタルコンテンツ等を活用
することで、児童生徒一人一人の反応を踏まえた双方向の授業を行い、
子どもたちの理解を深めることが可能となると考えており
ます。また、先生方にとっても、教材等の準備に要する時間等も大幅に軽減
されるものと見込んでおり
ます。また、これまで導入
してきた校務支援システムや自宅のパソコンから学校共有ファイル、これらへの通信が可能になるテレワーク等も活用
することで、先生方の多忙化の解消にもつながるものと考えており
ます。
今回のGIGAスクール構想の実現によりまして、これまで行ってきた教育の実践と最先端のICT機器との融合を図り、教師、児童生徒の力を最大限に引き出すことができるよう、学習活動の一層の充実を図っていきたいと考えておるところでござい
ます。
次に、高速大容量通信ネットワークの整備内容についてのご質問にお答えいたし
ます。
市では平成29年より、順次、学校の校内無線LAN回線等の整備を行ってきたところであり
ます。その内容は、約40人が同時に通信
することができるアクセスポイントを2教室に1台程度の割合で設置
しており、その配線もそれに見合った容量の整備となっておるところでござい
ます。
今回のGIGAスクール構想では、全ての児童生徒が同時に利用
することが見込まれることから、アクセスポイントの増設は必要不可欠であり
ます。また、大人数が同時にクラウドを利用
することが想定
されており、回線の通信速度が遅くなることが懸念
されることから、幹線部分の回線の増強や基幹の機器の入れかえを行う予定に
しており
ます。あわせて、端末を毎時間使用
することを想定
しており、夜間に輪番で充電できる収納キャビネット、これを各教室に整備
したいと考えておるところでござい
ます。
これらのことから、今回のネットワーク整備につき
ましては、新しく建設いたし
ましたよつば小学校、星の杜小学校を含む全ての小中学校で同様の改修を行いたいというふうに考えておるところでござい
ます。
163 ◯議長(石倉 彰君) 上坂学校教育課長。
〔学校教育課長 上坂一弘君 登壇〕
164 ◯学校教育課長(上坂一弘君) 次に、魚津市でのプログラミング教育についてのご質問にお答え
します。
プログラミング教育については、令和2年度から小学校で必修となるわけですが、国語のように特定の教科だけで行うものではなく、どの学年のどの教科で何を
するかを決め、各学校で計画を立てて実践
していくことになり
ます。
そこで、市教育委員会では、今年度プログラミング教育推進委員会を組織
し、学校の参考となるように、どの学年で何を
するかを示したモデルカリキュラムを作成
して提示
したところです。学校ではこれを参考に
し、学年の発達段階を考慮
しながらタブレットでプログラミングソフトを使う学習と、ICT機器を使わず、カード等の教材を使って進める学習とを組み合わせて計画、実践
していくことになり
ます。
例えば、低学年では、カード等を使うことを中心に
しながら、プログラミングソフトも絵を描くなどの易しい内容に
してい
ます。また、高学年では、教科書にも取り上げられている算数や理科で実際にタブレットを用いてプログラミングを体験
する割合を多く設定
しているところです。
なお、プログラミングに係る教材については、予算計上
しているものも含め、教育センターで貸し出しできるシステムを考えてい
ます。
次年度は、プログラミング教育推進事業を立ち上げ、教員や教育委員会によるプログラミング教育推進チームを組織
して、授業研究や研修を推進
するとともに、有識者をアドバイザーと
する推進会議を設置
して、企業や大学等から助言をいただきながら、学校外等でも取り組むプログラミング教育の場の設定も検討
してまいりたいと考えており
ます。
165 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員会次長。
〔教育委員会次長 南塚智樹君 登壇〕
166 ◯教育委員会次長(南塚智樹君) 次に、天神山交流館廃止後の芸術文化面の今後についてのご質問にお答えいたし
ます。
新川学びの森天神山交流館では、洗足学園魚津短期大学の開学から培ってきた音楽をもとに、本市を音楽を愛するまちに
することを目指し
まして、これまで音楽の
まちづくり推進事業に取り組んでまいり
ました。
小中学生から大人までの幅広い世代の方々へ音楽に触れる機会を提供
するため、事業の推進に中心的な役割を果たす音楽コーディネーターの方にお願い
し、クラシック講座やコンサートの開催、
子どもたちへの音楽指導を実施
していただいており
ます。
また、美術文化面におきましては、4年に一度開催
され
ます富山国際現代美術展(ART/X/TOYAMA)の開催に際して、海外の作家たちの活動をサポート
する拠点となっており
ます。
本市におきましては、令和3年度以降も、これまで実施
してき
ました音楽をはじめと
する芸術文化面に係る事業について、今後とも引き続き推進
してまいりたいと考えておるところでござい
ます。
以上です。
167 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎総務課長。
〔総務課長 宮崎 悟君 登壇〕
168 ◯総務課長(宮崎 悟君) 次に、RPAを導入
する業務等についてのご質問にお答えをいたし
ます。
今回、RPAを導入
する業務は、税及び福祉分野の3つの業務ですが、具体的には、1つ目は軽自動車税に係る車両情報の異動データに関する事務、2つ目はコンビニ収納を含む税収納に係る納付書データのシステム登録事務、3つ目は精神障害者手帳の交付及び自立支援医療給付に係るシステム登録事務です。
RPAは複数のシステムが持つ情報を連携
し、データの入力や抽出を行い、そこから1つのデータリストを作成
する業務や複数の単純なシステム処理を続けて行う業務において大きな効果を生むと
されており
ます。
今回導入
する3業務につき
ましては、このRPAの特性を生かすことができる業務として選定を
しており、RPAを構築
するために業務プロセス及び業務量調査を行い
まして、構築後にはRPAを利用
し、業務担当者が効果検証を行い
まして、全体の現状の業務量のおよそ40%、年間に
しまして1,379時間の削減ができるものと見込んでおり
ます。
169 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
〔市長 村椿 晃君 登壇〕
170 ◯市長(村椿 晃君) 最後に、今後のRPA導入の予定と、その考え方についてのご質問にお答えをいたし
ます。
RPAをはじめと
したICT技術によって、業務の自動化や省力化を図り、より少ない職員で効率的に業務を処理
することができる体制の構築、このようなことが今後の行政運営においては欠くことができないと考えており
ます。
来年度以降のRPA導入に関する具体的なやり方としましては、今年度各課において作成
した業務手順書、これをもとにですが、まず議員からご指摘もあり
ましたけれど、現在の業務プロセスそのものをしっかりと見直すということが前提だろうというふうに思い
ます。その上で、業務量をしっかりと把握
し、RPA構築業務、どの業務がそれに移行
すればいいのかというふうなことの選定を行いたいと思い
ます。今年度同様、RPA構築後には効果検証も実施を
して進めていくということになり
ます。
あわせ
まして、他の自治体におけるICT技術導入状況につき
ましても調査研究を進め、RPA以外のICT技術につき
まして、本市において活用できると思われるものがある場合は導入を検討いたし
まして、その際、ご指摘あり
ましたけれど、コストと業務量、こちらのほうも比較を
しながら取り組みを進めていきたいというふうに思っており
ます。
このたびの3つの業務のRPA導入は、一層の業務効率化に向けた取り組みのスタートと位置づけており
ます。業務の効率化と限られた人的資源の有効活用という課題につき
まして、継続
して取り組みを進めてまいりたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
171 ◯議長(石倉 彰君) 13番 寺崎孝洋君。
172 ◯13番(寺崎孝洋君) それぞれの担当者から説明をいただき
まして、ありがとうござい
ます。
まずは、第5次魚津市総合計画について、ちょっと述べさせていただき
ます。
この質問を
した意図なんですけれど、1つは市民の英知を集めるというふうに言われたもんですから、それをうまく盛り上げていっていただきたいなということを言いたかったんです。今まで答弁の中では、タウンミーティングをやったとかパブコメをやり
ますとかという話なんですけれど、それは今までやってきたことであって、それプラス、もう1つ、何かもう一ひねりが要るのかなという思いがあって、「言うは易しで行うは難し」なんですけれど、そこの辺をまた一層力を入れていただきたいなと。それで盛り上げるという言い方は変ですけれど、市民と一緒になって魚津市の10年後というか、10年物を考えていただきたいなと、そういう機運を盛り上げていっていただきたいなということを1つは言いたかったんです。
だから、巻き込むということに関して、担当部署だけじゃなくて市役所全部でちょっと考えていただければ、私らも考えなきゃならないんですけれど、担当部署だけじゃなくて、オール市役所で考えていただければなというふうに思い
ます。
もう1つ言いたかったことなんですけれど、いろんな計画、プランとかあるんですけれど、それの検証とか評価というところですね。企画政策課長の答弁では、市民にわかりやすくというふうな答弁をいただいて、大変苦しいような答弁だったんだろうなというふうに思うんですけど。
何を言いたいかというと、よく言われているのがPDCAサイクルでいろんなものを検証
していき
ましょうよというふうに言われているんですね。PDCAすらもう古いよという話もあるんですけれど、プラン、ドゥー、チェック、アクション。チェックは皆さん方やっておられると思うんです。
例えば公共施設の方針でいうと、この施設は壊し
ました、廃止
しました。それは実績なんです。チェックなんです。アクションが僕は抜け落ちているのだろうなと。アクションというのは、そこには評価と検証ってあるんですけれど、こういう結果だったから次に何を
しなきゃならない、分析を
するというところがちょっと弱いのかなというふうに思っているんです。
川岸部長のほうで、総合計画の審議会のほうではいろんな声が出てきたと。総合計画をつくるにあたって、事業のスクラップ・アンド・ビルドももっとやっていけという話とか、リーダーシップがもうちょっと要るんじゃないかとか、市お任せじゃなくて、市民、自分たちでもというふうな声が出ていたというお話を
されたかと思うんです。それがある意味分析というか、こういうことを
しなきゃならないという、PDCAでいえばアクションのほうの話だと思うんです。このアクションを市役所の皆さん、庁内で検討
するときに、もうちょっと深掘りを
していただければなというふうに思うんですが、要望なんですが、これに対して部長さんのほうで何か答弁があれば。そのとおりだと思うのであれば。
173 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。
174 ◯企画総務部長(川岸勇一君) そのとおりです。
あと、市民と一緒に盛り上げていくべきというふうな議員のご意見についてちょっと紹介
しますと、この前、市長は、商工会議所の青年部の皆さんとこの総合計画について意見交換
され
ました。青年部の皆さんからは、市の計画と我々が一緒の共通のイメージ、共通の目標を持って参加できやすい、そんなキャッチフレーズというか、そういったイメージを共有
したいというご意見も頂戴
しましたので、新しい総合計画は、単に行政計画だけじゃなくて、市民と一緒に共通のテーマで進めていこうというふうな計画になるよう留意
していくべきかなというふうに思い
ました。
以上です。
175 ◯議長(石倉 彰君) 13番 寺崎孝洋君。
176 ◯13番(寺崎孝洋君) 残り1年、実質1年を切っているので、また一生懸命頑張っていただきたいなというふうに思い
ます。
それでは次に、小学校のICT環境についてであり
ます。
ICTの関係であり
ますけど、GIGAスクール構想であり
ますけれど、僕と
すれば国が、極端な話、いきなりこの構想を出してきたなという感じが
するんですね。俗に言う唐突感があるなと。ICTの関係でいうと、世界でいうと、日進月歩、変化が激しいので、これに追従
するにはこういうようなやり方しかないのかなという思いもあるんですけれど、あまりにもちょっと急かなと。だから、よつばとか星の杜、ICT、ITに対応
した小学校をつくったにもかかわらず、また再度、プラスアルファで整備を
しなきゃならない、もったいないなというふうに感じてこういう質問を
させていただいたというところです。
これは正直言って、皆さん方、魚津市の教育委員会に対して、何やっておるんだというよりは、国はもうちょっとICT教育に関して、アナウンス
してから計画的に考えてくれよということを言いたいがゆえに、ちょっとこれを質問
させていただいたというところであり
ます。
もう1つ、一人一人に1台ずつ、PCもしくはそれに類するタブレット等が導入
されるという話であり
ました。翌年度は小学校5、6、中1というところで、相当数の台数なんですね。この選定の関係で僕が危惧していたのは、この選定に関して機種を間違うというか、選定の仕方によっては、言葉悪く言うと、使い物にならない、使い勝手の悪い、そういう機器を大量に導入
するということにもなり得るなというふうな危惧を
していたんですけれど、大きな範疇で考える、どっちかというと県単位みたいな、そういうところで導入を
される、そこで検討
されるということなので、正直そこは一安心
しました。
ただ、なかなか4万人という、富山市に比べると10分の1ほどしかいない人口の自治体、市役所の中でそういう技術を持った職員がおるかというと、なかなかたけた人間がいないのも確かなんですけれど、でも、日々、勉強できれば
していっていただきたいなというふうに思い
ます。これは要望でござい
ます。
続けて、天神山交流館の関係であり
ます。
音楽の
まちづくり事業とか、そこらあたりをまだ継続、やっていくということで、文化とか芸術面に関しては、おろそかに
してい
ませんよというような話だったかと思い
ます。
天神山交流館に関しての公共施設再編計画の話が出て、関係者、音楽とか、そういうところに関係
する方々が大変心配を
しておられ
ますので、またそこらあたりは、上手にアナウンスを
していただければなというふうに思い
ます。
ちょっと話はずれるんですけれど、天神山交流館の関係で、この施設はどうなるのかということをインターネットで探していたんですね。公共施設再編方針ですよね。計画はないんですね、方針しかないんですよね。方針を探してい
ました。その名前をインターネットで検索をかけると何が出てきたかというと、正直言って最新版が出てこなかったということを言いたいんです。
最新版はどこにあるかというと、行財政改革の検討会かな、その中の資料5の2というやつが一番の最新版であって、一等最初に検索
して出てくるのは最新版が出てこないんです、検索の。それで、そこを開くと最新版がどこか近くに見えるのかなと思うと、全く見えないんです。
何を言いたいかというと、ごめんなさい。このことというよりは、今コロナの関係あり
ますよね。市民がいろんな情報を知りたがっているんです。行政の情報が確かだろうというふうに思って、行政のホームページもしくはそういうサイトを見に行ったときに、最新版が簡単に探せない、見えないというのは、ちょっと情報が錯綜
する原因になるのかなというふうに思うので、ちょっと話はずれるんですけれど、情報の最新版管理というのはちょっとお願いを
しておきたいなというふうに思い
ます。すみません、話がずれ
まして。
天神山交流館に関しては、そういうところで、また繰り返しになり
ますけれど、関係者のほうに、そういう情報、そういう意図というか思いをまた上手に伝えていただければなというふうに思い
ます。
最後の業務の効率化、RPAの関係であり
ます。
昨日、浜田議員も質問を
しましたが、市長、大分私の意図を酌んでいただいて、思うような答弁をいただけたのかなというふうに思ってい
ます。
今、手順書をつくっているということですね。その手順書が標準化
されているというのがすごく大事なことだというふうに思い
ますので、それはぜひ進めていっていただきたいし、それともう1つ、その手順書をつくっているところで僕、検討
していただきたいと思うのは、これって、本来役所が
せんとだめな仕事なのと。市民の皆さんにはええーって思われるかもしれんけど、これって本当は市民が担う業務というか仕事じゃなかったのというところで、僕は精査を1回
するべきじゃないかなというふうに思うんです。そうでないと、際限なく市役所の仕事、あれもこれもそれも、か、役所やにかよというふうなことになっていって、いくら市役所のほうで人員適正化計画、減らす減らす減らすってやっていっても、皆さん方は働き方改革というか、仕事量って減らないんですよね。余裕ができてこなくなる。そういうことになると、新しいことも考えられなくなるという悪循環になるなというふうに僕は思って、棚卸し。まず、標準化というのは当たり前。標準化、手順書というのももちろんですけれど、それと同時に、本当にこれは役所の仕事なのというところを見ていただきたいなというふうに思ってこれを質問
したんですが、その必要性に関して、市長はどういうふうに思われ
ますか。
177 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
178 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご指摘のとおり、その問題はRPA以前の問題であり
ます。言ってみれば、行財政改革、事務事業の見直しということを不断にやっていくということに尽きるんだろうなというふうに思ってい
ます。
そういう意味で、今年度は行財政改革の作業を進める中で、職員、関係団体、地域の皆さんとも話を
しながら、見直せるものは見直すということを一部進めてまいり
ましたけれど、今後もそういったような取り組みを続けながら、ご指摘あったように、やはりいい仕事を
するには多少余裕のある、そういった時間を持つということが必要ですので、そういったことに取り組んでいきたいというふうに思っており
ます。
179 ◯議長(石倉 彰君) 13番 寺崎孝洋君。
180 ◯13番(寺崎孝洋君) 業務のスクラップ・アンド・ビルドの中でそういうことをやっておられるという話ですよね。私は今、RPAをきっかけに
してそのことを言わ
せていただいたんですけれど、思うところは一緒だというふうに理解を
させていただき
ました。
これで質問を終わり
ます。
181 ◯議長(石倉 彰君) この際、昼食などのため、暫時休憩いたし
ます。
再開予定時刻は1時半といたし
ます。
午後 0時18分 休憩
─────────────────────────
午後 1時30分 再開
182 ◯副議長(林 久嗣君) 議長の都合により、本日、これ以降は、私、副議長が議長の職務を務め
ます。
休憩前に引き続き会議を開き
ます。
質問、質疑を続け
ます。
14番 飛世悦雄君。
〔14番 飛世悦雄君 登壇〕
183 ◯14番(飛世悦雄君) 令和2年3月定例会にあたり、村椿市長の市政運営についてほか4点を一問一答方式で質問いたし
ます。
質問席へ移動
します。
〔14番 飛世悦雄君 登壇(質問席)〕
184 ◯14番(飛世悦雄君) 質問の1点目は、村椿市長の市政運営について5点伺い
ます。
まず、財政が厳しいと言われるが、市長になってからどのように厳しくなったのか。村椿市長は財政運営が厳しい中で、市長になって4年間の財政を検証
し、自身の選挙公約の実行度を問い
ます。
185 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
186 ◯市長(村椿 晃君) 飛世議員のご質問にお答えをいたし
ます。
まず、本市の財政運営についてですけれども、ほぼ毎年におきまして、歳入不足額と歳出の差額である財源不足額に財政調整基金等を充当
して予算編成を行ってきたことは、これまでも議会でお答えを
したとおりの状況であり
ます。
特に、平成26年度以降はその傾向が顕著となり、財源不足のため毎年約5億円から6億円の基金を取り崩す状態が続いたことから、今年度末には全ての基金残高を合わせ
ましても9億円にまで減少
すると、そんな状況になっておるわけでござい
ます。
とりわけ財政調整基金につき
ましては、今年度末には約2億円まで減少
するという見込みとなり
ましたことから、令和元年12月に、基金繰り入れに頼らない持続可能な行財政運営の確立と臨時的な支出に備えた財政調整基金の積み立て、この2本を柱と
した魚津市財政健全化計画を取りまとめ
まして、令和2年度以降はこの計画に沿った財政運営を行っていくことと
しており
ます。
私は、平成28年4月に立候補
した際、「3つの挑戦」と題した公約を掲げたわけであり
ます。
1つ目は、
ふるさと教育や英語教育などをはじめと
する特色ある教育の推進、2つ目は、インバウンドや移住・定住を柱と
した観光交流施策の推進、3つ目は子育て支援であり
ます。
1つ目の特色である教育の推進につき
ましては、平成28年度に策定
した魚津市
ふるさと教育スタンダードプランに基づき
ますふるさと教育の実施のほか、平成29年度からは、新学習指導要領実施に先駆けた英語教育の推進に取り組み
ました。
2つ目の観光交流施策につき
ましては、外国人観光客をターゲットと
した観光誘客事業の実施や、
ユネスコ無形文化遺産登録を契機と
した、たてもん祭りのPR、そして平成29年度からは、定住促進事業に取り組んだわけであり
ます。
3つ目の子育て支援につき
ましては、同時入所第2子保育料の無償化や子育て世代包括支援センターの開設などに取り組み
ました。
財政状況が大変厳しい中、公約実現に向けて全身全霊で取り組んでまいり
ましたが、財政の立て直しを優先
させた結果、産科構想を中止
するに至ったことなどはご承知のとおりでござい
ます。実行度という視点で振り返り
ますと、いまだ道半ばと言わざるを得ないものがあると感じており
ます。
しかしながら、4年間の市政運営におきまして、未来への下地づくりにつながった部分は少なからずあると考えており
まして、これらがしっかり実を結ぶように、引き続き取り組んでまいりたいと考えており
ます。
187 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
188 ◯14番(飛世悦雄君) 実は昨年度、新川地区の首長が一緒になってインバウンド、台湾へ行ってこられ
ました。残念ながら、今、こういったコロナウイルスの関係で、向こうから迎え入れる状況ではない心境について伺い
ます。
189 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
190 ◯市長(村椿 晃君) 今ご紹介いただいたとおり、ようやく新川で連携を
して取り組みを展開できるというチャンスであっただけに、今この状況は残念な状況ではあり
ますけれど、下地はできておると思い
ますので、この状況が改善
され次第、新たな展開に歩んでいけるものというふうに思っており
ます。
191 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
192 ◯14番(飛世悦雄君) もう1点、子育て支援プラザ、あの跡地をどのように
されるつもりなのか。ずっと1年間そのままでしょう。少しそこの見解を聞か
せてください。
193 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
194 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご紹介いただいた土地については、本市の中で非常に重要なポジションにあると思い
ます。それだけに、活用をしっかりと考えていかなければならないんですけれど、今、拙速にといい
ますか、具体的な利用を挙げるということはなかなか難しい面があり
ますので、もうしばらく子育て施策全体の中でどのような活用を
していけばいいのかをしっかり考えて、後戻りのないように活用を考えていきたいと思い
ます。
195 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
196 ◯14番(飛世悦雄君) 高い金額を出して買ったんだから、やっぱり有効活用
するためにはいち早く利用度を高めていただきたい、そのことを要請
してこの質問を終わり
ます。
では、次の質問に移り
ます。
魚津はどうあるべきか、どのような将来像を描かれているのか、市民に対して明るい展望が見えてくると興味が湧いてくると思われ
ます。市長の姿勢、やっていることをわかりやすく
すると市民にも見えてくると思われ
ます。村椿市長の市政運営の柱について見解を問い
ます。
197 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
198 ◯市長(村椿 晃君) 市政に臨む姿勢としては、具体的な形は選挙公約に掲げた教育、観光、子育ての3本柱になるわけですけれども、これらのベースにあるものとして、思うんですけれど、やはり未来を担う子供たちに誇れる
ふるさと魚津をつくるということであり
まして、私どもには、魅力あふれる魚津をしっかり次の世代につないでいくというふうな大きな責任があるというふうに考えており
ます。
4年前に市政運営を託された当時の考え方は、今も何ら変わり
ません。市民や地域、企業、団体、さまざまな皆さんと連携、力を合わせ
まして、本市の発展に向けて全力で取り組んでまいりたいというふうに考えており
ます。
199 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
200 ◯14番(飛世悦雄君) 私は、やはり市長は、柱をもっとこれだと、家でいう大黒柱みたいな、そういったものをしっかり打ち出してもいいんじゃないかなと、そして選挙公約の実現に努めると、こういった姿勢を明確に
していただきたい、そのことをお願い
してこの質問を終わり
ます。
では、次に行き
ます。
一番住みやすい魚津に
するには、施策を掲げ、魚津に住みたいという環境を整備
する必要があると思われ
ますが、住みやすい魚津、移住・定住についての環境整備施策を伺い
ます。
201 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
202 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたし
ます。
住みやすい魚津、移住・定住の環境整備ということですけれども、平成30年度からは定住応援室を設置いたし
まして、若年移住者賃貸住宅家賃助成などの、いわば直接的な移住者増加施策をやってきたわけです。そのほか、移住者交流会の開催などソフト面でのサポートですとか、あるいは関係団体の皆さんと連携
した移住相談、さらには都市部での移住PRなどの取り組みを総合的に実施
してまいり
ました。
令和2年度におきましては、子育て支援や教育環境の充実、魅力的な
まちづくり、これらを特定政策分野に掲げているわけですけれども、引き続き、子育て世代を中心に、さまざまな世代が住みやすい
まちづくりというものに取り組んでいきたいというふうに考えており
ます。
また、移住者を呼び込む施策といたし
まして、新しい産業の育成やサテライトオフィスなどの整備を行い
まして、新たな雇用の創出に取り組む必要があり
ます。市内企業への設備投資支援事業などの取り組みも継続をいたし
まして、地元雇用の確保に努めて、若い労働力、若い皆さんの働き場所の拡大に努めていきたいと思い
ます。
移住者を受け入れる地域の取り組みといたし
まして、議員もご承知のとおり、移住者モデル地域に指定
された片貝地区、平成31年度から片貝来られハウスの運営をスタート
しているわけですけれども、片貝地域振興会では、令和2年度から片貝コミュニティセンター化を進められ
まして、宿泊に関する運営も行うということであり
ます。地域の主体的な取り組みを市としてもサポート
しながら、交流なり定住の人口増の拡大に努めていきたいと思ってい
ます。
もともと魚津市は、コンパクトな地形の中に都市機能と自然や文化が共存を
した、非常に住みやすい環境が整った町であるというふうに思ってい
ます。それゆえ、東洋経済新報社の住みよさランキングなどでも、いつも上位のほうに来るわけなんですけれども、ぜひそういったような情報をもっともっと全国にもアピールを
していきたいと考えており
ます。
提案理由でもお話を
させていただいたとおり、人口減少に対応
するということが本市の喫緊の課題でござい
ますので、さまざまな年代、立場の人々にとりまして住みよい町となり
ますよう、さらなる環境整備に努め、取り組んでいきたいというふうに考えており
ます。
203 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
204 ◯14番(飛世悦雄君) 移住・定住となると、やはりそこに働く場所がなければ私はだめだと思うし、働く場所をつくることによって、若い世代もUターン
してくるんではないかなと、こんなふうに思ってい
ます。
幸い、今年の10月から三菱日立ツールが新たにスタートを切り
ますので、そういったところにもまた力を入れて企業を支援
していただきたい、そのことを申し上げ
まして、この質問を終わりたいと思ってい
ます。
では、4番目です。
市民が主役の
まちづくり、地域の活性化は魚津の活性化、地域とともに歩む魚津市政について、簡単なことのようで、また当たり前のようであるが、精魂込めて取り組まなければならない現状があり
ます。市民と地域とともに歩む市政運営について見解を伺い
ます。
205 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
206 ◯市長(村椿 晃君) 本市は、平成23年9月に魚津市自治基本条例を県内でいち早く制定をいたし
ました。そして、平成26年3月には魚津市市民参画・協働指針も策定を
し、住民主体の
まちづくりを積極的に進めてきたわけであり
ます。
平成24年度から
まちづくりフォーラムも継続開催を
しておるわけですけれど、今年度は13地区の地域振興会に加え
まして、市内全ての高校を含む、これまで最多となる29団体のパネル展示も行われ
ました。
また、活動報告におきましても、魚津商工会議所青年部や新川高校の取り組みなども発表
していただき
まして、企業や学校、各種団体との協働を広く市民の皆様にお伝えを
することができたのではないかなと思ってい
ます。
平成28年6月議会、飛世議員から、市民が主役の
まちづくりについてのご質問をいただき
ました。そのとき、次のように答弁をいたし
ました。
かつては、地域の皆さんが互いに助け合いながら暮らし、住民同士の結びつきが強いコミュニティーを形成
されていた。人口減少が進む中で、地域住民の関係が希薄となり、助け合いの精神が多少薄れてきた感があるのではないか。私は、
ふるさと魚津を思う人がふるさとに愛着と誇りを持ち、互いに助け合いながら
まちづくりを進めていくことから全てが始まると考えていると。現在もその思いには全く変わりがあり
ません。
市民と協働、これを基本にさまざまな団体、企業、さらには魚津市にゆかりのあるあらゆる人材、他の自治体との連携、ネットワークの形成、こういったことをしっかり図りながら、将来にわたりまして市民が安心
して暮らせる
まちづくりを進めていきたいと考えており
ます。
207 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
208 ◯14番(飛世悦雄君) 市長に伺い
ます。
私は、市民と協働で歩む市政運営というのはもうどこでもやっている、こういったところであり
まして、十二、三年前に札幌市に視察に行ってき
ました。課長代理が各地域へ派遣
している、全部の地域に。あれだけ大きな町だから、たくさん職員がいて、そういう人たちを派遣
してやる、そこにも市民と協働で歩む市政運営をやろうと
する市長の意気込みが見えるわけなんですね。
だから、私は今年度から、令和2年4月からですけど、片貝地区が公民館のコミュニティ化を図る、このことについて、市民とともに歩む市政運営、ここにも力を入れて、全部がまだ足並みがそろっていないんですけれども、みんなが一緒にスタートできるように、やっぱりもう少し油を注いでいただきたい、力を注いでいただきたい、そのことをお願い
するわけですけど、いかがでしょうか。
209 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
210 ◯市長(村椿 晃君) お話しのとおりだと思い
ます。しっかりと地域の声を聞きながらともに歩んでいくという姿勢で頑張っていきたいと思い
ます。
211 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
212 ◯14番(飛世悦雄君) 先ほど言われ
ました自治基本条例、富山県で唯一魚津市だけがつくっている条例、この条例を生かした市政運営というものをしっかりやっていただきたい、私たちも見届けていき
ますし、協力
する姿勢を持ってい
ます。
したがって、こういった姿勢が、労災病院、本来はなかなか市民が行かない病院が改築
され
ました。これもやはり市民の協働で、みんなでボランティア活動をやろうと
したこの意気込みが私は機構を動かしたんではないかなと、こんなふうに思ってい
ます。
もう少し幅広く、いろんな面で市民と一緒に歩む姿勢を出していただきたいと思い
ますが、思いをもう一度聞か
せてください。
213 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
214 ◯市長(村椿 晃君) 議員がおっしゃった思いで私もやろうと思ってい
ますので、頑張り
ます。
215 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
216 ◯14番(飛世悦雄君) 最後になり
ますけれども、魚津の基幹産業、農業、林業、漁業、よく答弁の中で魚津の基幹産業だと、こんなふうにおっしゃい
ます。本当にみんな困っているんですよ、みんな担い手がなくて。この担い手対策について、市長の見解を求め
ます。
217 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
218 ◯市長(村椿 晃君) 魚津市はご案内のとおり、非常に特色のある、言ってみたら自然を背景に
した地域であり
ます。山から海までの高低差が3,400mという中で水循環が繰り返され、そこからさまざまな恵みがもたらされ
ます。
本市の農業は米が基幹作物であり
ますけれども、特産物であるリンゴ、梨、ブドウ、桃などの果樹に加え
まして、大根や白菜などの野菜、チューリップ、ユリなどの花卉、球根、畜産など、本当に多種多様な農業が営まれており
ます。
また、市の面積の70%が標高200m以上の山林ということであり
まして、この豊富な森林から大変自然豊かな水の恵みをはじめ、特徴が生み出されており
ます。
昨年4月に開校
した星の杜小学校は、その魚津産の木材をふんだんに使用
した全国初の木造3階建て校舎であることが自慢でもあるわけであり
ます。林業を守り育てることが、この魚津の自然を守ることにつながるというふうに思ってい
ます。
そして、海岸線は、海底が急斜面であり、深層まで落ち込む特徴のある構造を
しており
ます。海底の湧水にも恵まれ
まして魚の種類も多く、県下でも屈指の好漁場ということになり
ます。カニかご漁発祥の地としても知られ
ますし、ベニズワイガニの漁獲量は県内トップでもあり
ます。このほか、ホタルイカや魚津寒ハギ如月王として売り出しているウマヅラハギや特徴のある魚種が水揚げを
されてい
ます。
たくさん述べ
ましたけれど、要するに本市の農林水産業は、非常に特色が豊かであるということであり
ます。これを将来につなげていくためにも、しっかりと後継育成、そういったことに取り組まなければならないということを私も感じており
ます。
一挙にこの問題を解決
することはなかなか難しいわけですけれども、課題意識をしっかりと持っており
ますので、国、県のさまざまな制度も今できつつあり
ますので、そういったことも活用
しながら、ソフト、ハード両面でこの第1次産業の環境整備をしっかり行い、経営の安定と所得の向上を図らないと続いていき
ませんので、そういった側面での担い手確保の対策を進めていきたいというふうに思ってい
ます。
市だけではなかなか難しいわけですけれど、農協さん、漁協さん、森林組合、こういった関係機関ともしっかり連携を
しまして、担い手の確保に全力で取り組んでいきたいというふうに思い
ます。
219 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
220 ◯14番(飛世悦雄君) 私はなぜこの質問を
したかというと、産業振興、いわゆる第1次産業、農業、林業、漁業に対して目新しい企画がないんですよね。だから、あえてこの質問を
させていただき
ました。
私のエリアでいうと、私の地区にゆかり営農組合という組織があり
ます。持続可能な農業をなぜ目指しているかというと、複合施設の実践、やっぱりそこで課題になるのは担い手の問題なんです。
それで、魚津にたくさんの集落営農組合の組織があり
ますけど、去年から2年間、国の支援をもらって若い専従者を250万円で雇っており
ます。だから、冬の間も仕事を
しなくちゃいけ
ません。タラの芽、今年は非常に好評で注文をさばき切れないところもあるんですけれども、こういったいわゆる若い担い手対策もしっかりやりながら、そして常勤者をそろえてやっているんですけれども、集落営農の総会へ行くと、収入と支出がほとんど同じようになる。何で同じようになってしまったかというと、営農組合だったころは戸別所得補償制度があり
ました。それが大きな財産であり
ました。今、補助金だけがプラスになっている、こんな実態でもあり
ます。これは実態ですよ。
したがって、販売先を確立
したり
して年間通してやれる、こういった農業を目指していかなくちゃならないし、そしてまた、地場産、私が一番残念なのは、滑川の市長さんとか、滑川の給食センターの67%ですよ、地場産の比率。今、魚津給食センターの人たちに聞くと、つい先日も聞いてきたんですけど、45%。まだまだエリアを広げていかなくちゃいけない、私はそんなふうに思ってい
ます。
したがって、そういった面で農林漁業の支援をぜひともお願い
して、この質問を終わりたいと思ってい
ます。
最後にもう一言、ふるさと納税、これはすばらしい成果を挙げられ
ました。ここは高く評価
しておき
ます。企画
した職員に一言、言葉をかけてあげてもらえればありがたいです。
それでは、質問の2点目は、今度は教育長に伺い
ます。学校と地域について伺い
ます。
少子化対策として学校統廃合が実施
され
ましたが、教育長に伺い
ます。
魚津市小学校統合が実施
され、清流小学校、よつば小学校、星の杜小学校が竣工
しました。複式学級の解消、1学年2クラス以上の学級編成が実現
され
ました。3校、4校が統合
したため、学校運営がこれまでと変化
し、地域と学校の歯車が本当にかみ合っているのか検証
する必要があり
ます。
よつば小学校の令和元年10月発行のPTA広報誌3号は、地域と学校はどうあるべきか課題が出ている内容であり
ます。内容に少し触れさせていただき
ます。
子供たちの安全をどう守るか、子供たちを守る地域の目、よつば小子ども見守り隊の皆さんに感謝。見守り活動は地域のつながりから、できることから、できるだけの心で、できるときにいつでも、声をかけながら挨拶をモットーに活動
されてい
ます。基本は、平成17年栃木小学校1年女子殺害事件、広島小学校1年女子殺害事件、小学生が登下校時に巻き込まれる痛ましい事故が相次ぎ
ました。本江小学校安全パトロール隊の結成につながり
ました。まとめとして、保護者として学校任せに
せずに積極的に参加
していく、後悔
しないためにできることからやっていくように
したいとまとめられてい
ます。
私はこの広報誌を読んで、輪が広がっていくことを期待
したいです。
教育長は、統合後の学校と地域の関係をどのように捉えておられるのか、見解を伺い
ます。
221 ◯副議長(林 久嗣君) 教育長
畠山敏一君。
222
◯教育長(
畠山敏一君) それでは、お答えをいたし
ます。
6月議会での飛世議員のご指摘もあったんですけれども、学校と地域の連携とか協働、ともに働くという協働ですね、こういったことというのは学校運営上でもとても重要な事項であるというふうに考えており
まして、統合後も引き続き、今ほどおっしゃい
ましたが、児童の安全のための見守り活動、あるいは体験活動の講師、あるいは活動場所の提供、ふるさと学習のゲストティーチャーとしてご協力をいただいているところであり
ます。
一方で、学校の統合によりまして、学校を支えてくださる地域が拡大
したことに伴い
まして、統合
した小学校区には、地域活動の拠点である公民館が複数存在
するということになり
ました。学校のほうでは、地域での活動は児童の大切な体験の場であり、地域とのつながりは大切に
していきたいという考えであり
ますけれども、今は教員の働き方改革が求められているという現状、あるいはまた、地域が拡大
したことで、1小学校区に1公民館であったころと同じ活動を
するのが大変難しいという現状にあり
ます。
そこで、地区の方と学校と協議を重ねながら、例えば行事の関係でいい
ますと、敬老会あるいは文化祭、そのいずれかに参加
することに
するとか、あるいは学年とかクラスを分けて参加
するとかというような工夫を
しているところもあり
ます。
また、今まで学校の教育活動の中でやっていた伝統芸能というものを、地区のネットワークを駆使
して参加者を募るなど
することによりまして、地区全体の熱意と努力で継承
していこうと、そういった動きもあるところであり
ます。
いずれに
しましても、学校の教育活動と、それから地域との関係というのは非常に大切なものであり
ますので、今後は、地区の方々あるいはPTAと連携
して、知恵を出し合いながら連携のあり方というものを考え、そして進めてまいりたいというふうに思っており
ます。
223 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
224 ◯14番(飛世悦雄君) 今、教育長がおっしゃったように、学校は1つだけど地域が3つ、4つある、非常に大変だと。私も学校関係者の方からそんなふうに話を伺い、なるほど、こんな方法も考えていかなくちゃいけないのか、こんなやり方を
していかなくちゃいけないのかと、そう思って模索
しておったときに聞いたのがよつば小学校の広報誌、PTA会長さんの声もほかの方を通じてお話を伺い
ました。
私も2月、3月と教育関係者と3回ほど意見交換
させていただき
ました。学校と地域の関係、これからもまたよつば小学校はそれぞれ公民館単位でお話を
していくということであり
ます。PTA会長さんも今のままの形ではだめだと。もっと地域と学校が一体とならなくちゃならないと、こんなふうに理解
しておられ
ます。
そういったことを含めて、今言われたように、獅子舞、松倉小学校で積極的に学校の中で練習
しておられた、それが今、地域の指導者が出て地域でやっておられる。それから、よつば小学校校区の石垣、刀踊りも、しばらく休んでおられた地域の方が率先
して
子どもたちに指導
されている。こういったことが、ある面でいい面も出てきて、地域の方が指導者としてやっておられる、そしてまた、経験
された若い方が
子どもたちに教えておられる、こういった活動をこれからもやっていくのが、統合後の1つのあり方じゃないかと思うんですけれども、教育長さん、どう思われ
ますか。
225 ◯副議長(林 久嗣君) 教育長
畠山敏一君。
226
◯教育長(
畠山敏一君) まさに今、飛世議員さんがおっしゃったとおりだというふうに思っており
ます。
こういう実情の中で、地域の活性化が図られていけば、それはまことにありがたいことだし、もちろん学校も地域との連携というのは非常に大切なことですから、それぞれの地域なり学校でできることできないこと、そういったことをこれからも話し合いを
しながら、お互いに共通理解を図りながら、活動の存続というものを進めていくのが大事かなというふうに思っており
ます。
227 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
228 ◯14番(飛世悦雄君) この学校統廃合があったときに私が一番思ったのは、中山間地に伝統芸能がたくさんあるんですよね。ここだけはしっかり守っていかなくちゃ、これは守れるかなと思って心配
していたけど、地域の方が立ち上がってくれたんで一安心です。これからもそういった形で継承
していただければいいなと思ってい
ます。
では、次に行き
ます。
教員の働き方改革についてであり
ます。
時間外勤務が月45時間以内、これを目指して取り組みがもう既に始まってい
ます。少子化の影響で先生の人数が少なくなり、現場は大変な実態でもあり
ます。学校と地域の関係で複数校の行事をこなすのも大変なことと想像
してい
ます。
教員の働き方改革について、教育長からの見解を求め
ます。
229 ◯副議長(林 久嗣君) 教育長
畠山敏一君。
230
◯教育長(
畠山敏一君) 働き方改革につき
ましては、昨年の1月に中教審答申というのが出され
まして、勤務時間管理の徹底と勤務時間あるいは健康管理を意識
した働き方改革の促進というのが求められ
ました。これを受け
まして、本年1月に、国から業務を行う時間の上限や教育委員会が講ずべき措置等を盛り込んだ指針が出されたということで、その中に、今ほどおっしゃい
ました時間外勤務は1カ月当たり45時間、あるいは年間360時間を上限と
するというようなことが示されたところであり
ます。
市の教育委員会といたし
ましても、働き方改革に向けてさまざまな取り組みを行ってまいり
ました。例えば、人的支援として、部活動指導員や各種支援員の配置や増員。それから、子どもにとっては夏休みになり
ますが、夏季休業における学校閉庁日の設定、それからグループウエアや校務支援システムの導入、あるいは部活動の休養日を明記
したガイドラインの設定、市の教育委員会主催の研修の見直し、行事の精選等、学校における働き方改革の推進などなどであり
ます。
今後は、国から求められている上限規制について、これは保護者や地域の方にもご理解をいただかなければいけ
ませんので、そういったご理解を求めるとともに、市の教育委員会と学校が連携を
して、そしてより実効性のある働き方改革を進めてまいりたいというふうに考えており
ます。
231 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
232 ◯14番(飛世悦雄君) 学校を取り巻く環境、特に
子どもたちが危険と思われる場所、こういうのを市や県が必死になってやってくれてい
ます。今、星の杜小学校がオープン
しましたが、8号線の住吉交差点、横断
するところには信号があるんですけど、地下歩道を通って横切るところに歩行者用信号機はあり
ませんでしたが、きちんとつき
ましたし、
子どもたちが道路を歩いていく歩道がない。しかし、電柱がある。車道のほうへ行かなくちゃいけない。反対側は川ですよ。そういった電柱をみんな移設
していただき
ました。こういった市や県の対応については深く感謝
して、これからも
子どもたちをしっかり見守っていけるような学校運営に
していただきたいと、こんなふうに思ってこの質問を終わり
ます。
次は、質問の3点目です。地域協働課長に伺い
ます。
会計年度任用職員導入に伴う公民館職員の取り扱いと、魚津市コミュニティセンター条例制定について伺い
ます。
まず、会計年度任用職員制度導入に伴う公民館職員の扱いについて、臨時職員の任用要件が厳格化
されたことに伴い、現行の公民館職員の処遇を見直し
するとして検討
した結果、特別職の館長は会計年度任用職員、特別職の主事、地域振興会職員、非正規職員の書記、指導員は地域振興会雇用で対応
することとなっており
ました。
地域振興会雇用に
する理由は、令和元年11月11日の市の説明を受けて地域振興会長が質問
したことに対する文書回答で、会計年度任用職員に移行
すると服務の規定が厳しくなることや、市全体で統一
した働き方、採用となることが想定
されるので、各地区の融通や采配がきかなくなる、不都合な点が出てくると回答
されてい
ます。
会計年度任用職員について、地方公務員法及び地方自治法の主な改正点が示され
ました。非正規、臨時職員として地方公務員法第22条に位置づけ
されていながら、公民館主事、書記、指導員がなぜ会計年度任用職員にできないか、私自身もわかり
ませんでした。1月28日、突然、会計年度任用職員に
することになったが、11地区で地域の同意を得ていながら、私も驚き
ました。今後、やると
すれば、コミュニティセンター化
し、地域振興会が指定管理者となって管理運営
することになったときだと思ってい
ました。
そこで質問
します。地域振興会職員の雇用について、地域振興会雇用として担当課が地域振興会と協議
し、地域振興会雇用として11地区の合意を得てい
ましたが、会計年度任用職員制度に切りかえたのはなぜなのか、経緯について見解を聞き
ます。
233 ◯副議長(林 久嗣君) 山本地域協働課長。
234 ◯地域協働課長(山本浩司君) 経緯についてお答えいたし
ます。
昨年11月から、地域振興事務員の地域振興会での雇用について、地域振興会長さん、公民館長さん及び職員さんに説明を行ってまいり
ました。12月議会でも関連の条例の議案につき
まして、附帯意見であり
ますとか継続審査というような形で、いろいろとご議論をいただきながら議決をいただいたところであり
ます。
しかし、年が明け
まして、その後の地区への説明会を通じ
ましても、地域雇用について職員さんが不安に思っておられるとか、実施までの期間の短さといったものを憂慮
するなどとして、同意を得られなかったという地区もござい
ました。
コミュニティセンター化
した地区の事務員から、地域雇用へ移行
するというようなご意見もいただいておったところなんですが、最終的には、13地区の事務員さんの処遇に差が出ないように
したいということを最優先といたし
まして、令和2年度につき
ましては、地域雇用ではなく、全員を市の雇用であり
ます会計年度任用職員と
することといたし
まして、1月20日の議員協議会にて議員の皆様にその旨報告
させていただいており
ます。
1月30日には、改め
まして地域振興会長さん、公民館長さん及び職員さん全員に会計年度任用職員制度への移行についてということで説明会を行っており
ます。参加者の皆さんからは、特に反対意見はあり
ませんでしたというところであり
ます。
235 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
236 ◯14番(飛世悦雄君) 私は、担当課が13地区のうち11地区まで同意を得ていた、そしてまだ同意を得ていない地区の方からも私はお聞き
して、今度は同意を
するんだと、こういった話をお聞き
してい
ました。
しかし、突然ですよね、会計年度任用職員になってしまった。私は、どっちがいいのか、決まってしまったことだからそう
すべきかもしれ
ませんけど、やはり地域にお願い
した以上、せっかく地域の方の大多数の同意を得たんだから、本当は押し切ってもらいたかったなと思うのが私の真の気持ちであり
ます。
もう1点、次の質問ですけど、片貝公民館が令和2年度からコミュニティセンター化
され
ますが、ほかの地区の対応について見解を伺い
ます。
237 ◯副議長(林 久嗣君) 山本地域協働課長。
238 ◯地域協働課長(山本浩司君) お答えいたし
ます。
公民館のコミュニティセンター化につきましては、今までもそうなんですが、魚津市自治振興会連合会、各地区の振興会長さんの集まりですとか公民館長会議におきまして、先進地視察であり
ますとか勉強会などを行いながら議論を進めてきたところであり
ます。
令和2年の片貝のほか、幾つかの地区からはコミュニティセンターに移行
したいという要望も聞いていることから、市といたし
ましては、引き続き各地区と協議
しながら、それぞれの地区の同意を得られたところから、順次コミュニティセンター化を進めていきたいと考えておるところであり
ます。
239 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
240 ◯14番(飛世悦雄君) 実は使用料を取る条例も出ており
ます。片貝の場合は、宿泊の関係を伴う特殊事情があったと思ってい
ます。それぞれの地域にそれぞれの事情があるかもしれ
ませんけども、5年後と言わず、もう少し早くみんな統一
した形でコミュニティセンター化を進めるべきではないか。そして、指定管理はできるところからやってもらうと。コミュニティセンター化は一緒に足並みをそろえてやるのが本来の姿ではないかなと思うんですけども、課長の見解を求め
ます。
241 ◯副議長(林 久嗣君) 山本地域協働課長。
242 ◯地域協働課長(山本浩司君) 議員さんのそういった意見も参考に
しながら、引き続き各地区と協議
しながら決めていきたいと思い
ます。
243 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
244 ◯14番(飛世悦雄君) 公民館のコミュニティセンター化については、やっぱり地域に出向いて議論を深め、理解を求めていく。そして、取り組みに本気度が見えるか見えないかですよ。ですから、市長も時には地域に出向いていくと、これくらいの気持ちを持ってコミュニティセンター化を達成
する、こういった気持ちが私は欲しいと思ってい
ます。できれば、5年間と言わず、2年か3年のうちにコミュニティセンター化に移行できるように足並みそろえてできるように
することが、私は市としての本来の姿ではないかなと。指定管理についてはできるところからやってもらう。できないところにやれと言っても無理ですから、コミュニティセンター化については、使用料も明確になっているんだから、そういった形で一緒のスタートをお願い
する次第であり
ますが、課長の見解を求め
ます。
245 ◯副議長(林 久嗣君) 山本地域協働課長。
246 ◯地域協働課長(山本浩司君) 一生懸命、地区の皆さんと話し合いを
したいと思い
ます。
247 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
248 ◯14番(飛世悦雄君) では、次の質問に行き
ます。
市長に伺い
ます。12月議会から議論
されてきた会計年度任用職員制度について、公民館職員の扱いについて、市長の見解もお聞き
しておき
ます。
249 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
250 ◯市長(村椿 晃君) 地域振興会事務職員の会計年度任用職員制度の問題ですけれども、12月議会では、関連
する条例の議案に付随
しまして、先ほど課長が答弁
しましたけれども、議会のほうからさまざまなご意見をいただいたというわけであり
ます。
進め方が丁寧さを欠いた部分があったのではないかというご指摘を当時随分受け
まして、そういった面もあったかなというふうなことは反省を
しておるわけであり
ます。
このことを真摯に受けとめ
まして、今般、地区に丁寧に説明を
し、十分協議
するように指示を
し、進めてき
ました。その結果、今般のような措置になったというふうにまずはご理解をいただきたいと思い
ます。
議員おっしゃったとおり、私はどれだけでも地元、地区のほうへ行って声を聞きながら進めていき
ますので、よろしくお願い
したいと思い
ます。
251 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
252 ◯14番(飛世悦雄君) それでは、この質問を終わり
ます。
次は、コロナウイルス対策について伺い
ます。学校教育課長、お願い
します。
全国一斉に学校が臨時休業になり
ましたが、共働き家庭の小学校低学年の児童の対応について、質問通告
したときはこういう状態でしたが、今は学校でも対応
されてい
ますが、詳細について伺い
ます。
253 ◯副議長(林 久嗣君) 上坂学校教育課長。
254 ◯学校教育課長(上坂一弘君) お答えいたし
ます。
市内の小中学校につき
ましては、3月2日から臨時休校措置をとり、学童保育の利用登録のある児童は学童保育の利用を
していただくことと
しました。
また、3月5日からは、学童保育の利用登録を
していない1年生から3年生までの児童を対象として、自主学習の場として小学校の開放を行ってい
ます。
学童保育は8時から18時まで、一部、早朝、延長もござい
ます。学校の開放は8時から15時までと
しており
まして、利用者数につき
ましては、学童保育の1日平均が100名前後、小学校の開放の利用者は5名から10名ほどとなっており
ます。
今後におきましても、状況が変わっていくことも考えられ
ますが、保護者や関係者からの意見や要望に耳を傾けながら、ニーズに対応できるよう努めていきたいと考えており
ます。
255 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
256 ◯14番(飛世悦雄君) 学童保育のところだけではなかなか難しいんじゃないかなと、そこにいっぱい集まると、また問題が起きるんじゃないかなと思ってい
ましたが、学校も開放
されて利用
している人がいるということなので。
問題は、その指導は誰がやっておられるんですか、ちょっと伺い
ます。
257 ◯副議長(林 久嗣君) 上坂学校教育課長。
258 ◯学校教育課長(上坂一弘君) 先ほど人数を申し上げ
ましたように、1校当たり、そんなに多い人数ではないのですが、基本的には教員が対応
しており
ますけども、今勤務
していない学習支援員であり
ますとか、特別支援のスタディメイトさんにもお声がけを
し、働いていただける方については、その方にも対応
していただいており
ます。
259 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
260 ◯14番(飛世悦雄君) それでは、質問の2点目に行き
ます。
授業が打ち切られ
ました。何も言わずに打ち切られ
ました。今後の対応、何か問題点がなかったのか、学校教育課長の答弁を伺い
ます。
261 ◯副議長(林 久嗣君) 上坂学校教育課長。
262 ◯学校教育課長(上坂一弘君) お答えいたし
ます。
今回の臨時休業に伴い、3月に予定
していた授業が実施できなくなり
ました。そこで学校では、各教科の授業の進度に合わせ、家庭学習で対応
する内容と、次年度、新学年で授業として実施
するものとに整理
して対応
することと
してい
ます。
学校によって通知の仕方は異なり
ますが、家庭学習については、夏季休業と同様に課題表を作成
したり、教科ごとの学習の仕方や、いつまでに何を
するかがわかるようなプリントを作成
したり
して、工夫
して対応
しているところです。
ある小学校の例で言い
ますと、家庭学習で対応
するものとして、国語ではワークシートや漢字の学習、社会科では教科書を読んでテストに取り組み、直しを
するなどの指示を出してい
ます。また、算数の学習の一部では、次年度、新学年に授業で対応
することと
しており
ます。
なお、課題等の周知については、学年ごとにプリントを作成
したものを先週から今週にかけて保護者にとりに来ていただいたり、学校のホームページに上げたり
して、各校工夫
しているところです。
また、評価につき
ましては、2月までの学習状況を評価
して通知表を作成
することと
しており
ます。
今後もさまざまな状況の変化が想定
され
ますけども、児童生徒の学習については、丁寧に対応
していきたいと思っており
ます。
263 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
264 ◯14番(飛世悦雄君) 次に、生涯学習・スポーツ課長に伺い
ます。
端的に伺い
ます。しんきろうマラソンが4月の下旬に予定
されており
ますが、まだ終息
する状況じゃないと思ってこの質問を出し
ました。
しんきろうマラソンの開催について、どのような対応をとられるのか、課長のほうから見解を述べてください。
265 ◯副議長(林 久嗣君) 政二生涯学習・スポーツ課長。
266 ◯生涯学習・スポーツ課長(政二弘明君) 令和2年4月26日開催予定の第40回魚津しんきろうマラソンの開催につき
ましては、本年2月20日に、魚津市陸上競技協会やしんきろうマラソン実行委員会事務局と新型コロナウイルス対策についての意見交換を行ったところでござい
まして、その後もさまざまな機会を通じて事務局などと意見交換を行っているところでござい
ます。
開催の是非につき
ましては、今後の新型コロナウイルスの感染状況や、同時期に開催が予定
されており
ますマラソンのイベントの動向など、さまざまな情報を収集
しながら、しんきろうマラソン実行委員会にて検討
していきたいと思っており
ます。
267 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
268 ◯14番(飛世悦雄君) 一言だけ触れておき
ます。県内の人は感染しとらんから、県内の人だけ参加
するのなら私はこんな質問は
しません。全国、北海道から九州まで参加
される。だから、心配になり
ますので、こういった質問いたし
ました。あとは、実行委員会でしっかり議論
していただければいいかなと思っており
ます。
では、次の質問に行き
ます。
質問の5点目であり
ます。副市長に伺い
ます。
議案第11号、12号、給与カットについて見解を問い
ます。
現在、市職員は5%、3%、1%の給与カットを実施中であり、3月で終了
しますが、市三役、管理職職員については4%カットが引き続き提案
されてい
ます。市民に使用料を負担
してもらうので職員も負担を義務づけてい
ますが、働いた対価と
してもらえる給与カットは、私は好ましいと思い
ません。
新年度予算案提案で財政調整基金を30年ぶりに取り崩さなかったと発言
されてい
ますが、昨年の決算で8億8,000万円の繰越金も出たのだから管理職の給与カットはあり得ないと思ってい
ました。
賢明な判断を要請
しますが、副市長から見解をお願いいたし
ます。
269 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
270 ◯副市長(四十万隆一君) 市三役、管理職職員の給与カットについてのご質問にお答えいたし
ます。
令和元年度当初予算におきましては、およそ4.3億円の財源不足を基金からの繰り入れでカバー
しており
ました。令和2年度当初予算では、高齢社会化による社会保障費の増加のほか、小中学校のICT環境整備、あるいは市長、市議会議員選挙の実施等の要因によりまして、当初予算編成にあたりましては、財源不足がおよそ5億円まで拡大
する状況と見込んでおったわけでござい
ます。
財政健全化計画の初年度の目標額4.5億円ですが、これを上回る5億円の財源不足を解消
するためには、財政健全化計画において想定
しており
ました取り組みに加え
まして、ふるさと寄附の活用による歳入増のほか、職員の協力による時間外手当の削減に加え
まして、ご指摘の市三役、管理職の給料カットを実施
することで5億円の財源不足を解消
したということでござい
ます。
財政健全化計画の初年度ということもござい
まして、財源不足の解消という目標を達成できたところではござい
ますが、給料のカットにつき
ましては、永続的な対策としては好ましいものではないというのは認識
しており
ますし、できるだけ早く速やかに管理職以上のカットについても解消できるよう、引き続き行財政改革への取り組みを継続
してまいりたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
271 ◯副議長(林 久嗣君) 14番 飛世悦雄君。
272 ◯14番(飛世悦雄君) いろいろ見解を述べられ
ましたが、私は今の管理職の実態を見ていると、大学生を持っているお子さんが非常に多いですよ。一番金がかかる年代ではないかなと思っているんです。したがって、自分のスーツもなかなか買わない、そして、控えて控えて子どもに投資
している、投資
しなくちゃならないですよ、一度は。子どもが大学に行くようになると、そういった形でみんながやっているわけなので、一番金がかかる年代で、8億8,000万円も繰越金が出たんだから給与カットはもういいじゃないかと、こんなふうに思うんですけど、管理職がそんなふうに判断
されたんですけど、できれば6月の補正を期待
して終わりたいなと、こんなふうに思ってい
ます。
質問を終わり
ます。
273 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
〔9番 中瀬淑美君 登壇〕
274 ◯9番(中瀬淑美君) 令和2年3月定例会において、一問一答方式にて、4項目の質問を
します。
質問席にて行い
ます。
〔9番 中瀬淑美君 登壇(質問席)〕
275 ◯9番(中瀬淑美君) 1項目目は、新型コロナウイルス感染症対策についてです。昨日から重なっているものもたくさんあると思い
ますので、簡略でよろしいと思い
ますので、答弁をよろしくお願いいたし
ます。
中国・湖北省武漢市を中心に発生
した新型コロナウイルス感染は、今日までに世界107カ国に爆発的に広がり
ました。今朝、WHOもパンデミックに入ったのではないかという報道もあり
ました。ネット上ではさまざまな情報が飛び交っており
ますが、感染力は強いものの致死率はMERSの34.4%、SARSの9.6%に比べ、2%台とインフルエンザ並みの低いものとなっており、飛沫感染、接触感染でかかるため、厚労省は手洗いをしっかり行うこと、せきエチケットを守ることで感染は防げる。発熱などがある場合は、学校や職場を休むようにと広報
し、3月2日から新型コロナウイルス感染防止策として、全国の小中学校などで臨時休校が始まり
ました。
県は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて対策本部を設置
し、相談窓口の開設と緊急対策に取り組んでい
ますが、市の対応について伺い
ます。
1点目、市は新型コロナウイルス感染症対策として、市民、教育機関、社会福祉施設、宿泊施設等に対する適切な情報提供と感染防止対策の取り組みをどのように実施
しているのか、お聞か
せください。
276 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
277 ◯副市長(四十万隆一君) 中瀬議員のご質問にお答えいたし
ます。
新型コロナウイルスの感染症対策につき
ましては、昨日の梅原議員のご質問にお答え
したとおりでござい
ますが、情報の変化に応じ
まして対策本部を魚津市でも設置
しており
まして、その対策本部会議を開催
し、市のホームページや育ナビうおづなど、さまざまな方法で情報発信を
しており
ます。
さらに、各担当課においては、関係部署が適宜情報収集
しておるということでござい
まして、情報をしっかり収集
して、それに対応
する施策を講じていくということで現在取り組んでいるところでござい
まして、今後さらに情報の収集等も行いながら適切に対応
していきたいと思っており
ます。
278 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
279 ◯9番(中瀬淑美君) 次に、2点目の質問に移り
ます。
感染疑いのある者に対する相談体制や診療体制は万全を期しているのか、お聞か
せください。
280 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
281 ◯副市長(四十万隆一君) 感染の疑いがある方に対する相談体制や医療体制につき
ましては、富山県が対応
しておるということでござい
まして、最寄りの厚生センターが相談窓口となっており
ます。具体的には、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている、あるいは強いだるさや息苦しさがある場合は、本市であれば、帰国者・接触者相談センターである新川厚生センターの魚津支所を案内
することになり
ます。同センターでは、電話での相談を受けて、感染が疑われると判断
した場合には、専門の帰国者・接触者外来を紹介
されることになっており
ます。
ちなみに、県も今ホームページで表示
しておられ
まして、県全体ですけど、相談は2,493件あったということでござい
まして、体調に関する問い合わせがそのうち830件余り、調査に関することが348件ということでござい
ます。
ちなみに、PCR検査は全体で38人に行われて、陰性が38人、すなわち陽性の人はいないという、これは3月8日時点の情報でござい
まして、件数が少ないという話もないわけではないのでござい
ますが、基本的には県のコントロールがうまくいっているというふうに思っておるところでござい
ます。
厚生センターを紹介
するわけでござい
ますが、市のほうでもホームページに感染症の疑いがある症状と相談窓口について掲載を周知
しているということで、市のほうでも相談体制を構築
しており
ますが、こちらのほうにはあまり問い合わせがないということもあわせて申し添えておき
ます。
以上でござい
ます。
282 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
283 ◯9番(中瀬淑美君) かからないように
するにはどう
したらいいかとか、いろいろ言われており
ますけれども、予防対策がやっぱり大事なのではないかと思っており
ます。
また、今、副市長もおっしゃい
ましたが、風邪とか発熱などの症状が出たら、一般的にはかかりつけ医と言われてい
ますが、このコロナに対しては、その前に厚生センターに連絡、一報を入れるということが大事なことだと思っており
ます。
私のほうに、聴覚障がい者が相談できるよう、メールやファクスで相談できる体制を整えてほしいとの相談があり
ましたが、対応をお聞か
せください。
284 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
285 ◯副市長(四十万隆一君) 聴覚障がい者の方が相談できる体制につき
ましては、新川厚生センターのホームページでファクス番号のほか、メールでの問い合わせができるお問い合わせフォームの対応もなされておるということでござい
ます。
また、厚生労働省のホームページにおきましても、電話での相談が難しい方向けの相談窓口のファクス番号とメールアドレスが掲載
されており
ますし、聴覚障がい者団体のホームページにおかれ
ましても相談方法が掲載
されているということでござい
ます。
中瀬議員さんのご指摘を受け
まして、市のホームページでも相談窓口である新川厚生センター支所のファクス番号、メールのお問い合わせフォームのリンクを追加
して掲載
したところでござい
ます。
少しでも不安を払拭できるよう取り組むとともに、県にも多様な相談方法があるということについて周知に努めていただくよう、要請
していきたいと考えており
ます。
286 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
287 ◯9番(中瀬淑美君) 早い対応、ありがとうござい
ます。3月4日通告です。私もなるべく市のホームページを最近毎日見るように
しており
ます。3月5日にはもうファクス番号が載っており
ましたので、早い対応を
していただいたなと思っており
ます。
聴覚障がい者には、自分がどう発信
していいかわからないということがあり
まして、ファクスは今回提案
しましたが、市の福祉課のほうで登録制のLINEを
していただいて、相談
された方は既読になったということで安心感を持たれるということもお聞き
しており
ますので、そういうコミュニケーションが確定できるやり方というか相談窓口の設置をぜひともお願い
しておきたいと思い
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
また、市内の在宅介護者、介護施設、保育園のマスクがいつまで持っているか、この4番に関しましては、今日の新聞報道でもあり
ましたが、魚津市はマスクをたくさん持っていらっしゃい
まして、ほかの市町村に比べると、見ると常備も
していらっしゃるということがわかり
ました。あと、デイサービスのほうで足りないとかという声もお聞き
してい
ますので、市のほうに相談を持ってこられたときには、ぜひともしっかりと対応
していただきたいなと。
4番はカット
させていただきたいと思い
ます。5番に移りたいと思い
ます。
3月1日、魚津市に新妻参議院議員が地域課題の調査ということで入っていただいており
ました。そのときに、市内の個人事業者の方から、学校が急に休みになったので、休校に伴って音楽教室が全てキャンセルになってしまった、それで困っている、どう
したらいいか、自分の生活がかかっているので困っているという相談をお受け
しました。
それで、3日に参議院の予算委員会で、コロナウイルスによる新しい休業補償制度の中に、フリーランスの人の休業補償もしっかりと含めるべきということを質問
していただいたところ、安倍首相のほうから、しっかり
していき
ますよということがあり
ました。昨日からの質問でもあり
ますが、魚津市内でもコロナウイルスで困っている方がたくさんいらっしゃい
ます。
5点目に移り
ますが、観光事業をはじめと
する各産業、地域経済にも大きな影響を及ぼすことが懸念
されており
ます。受ける影響や対策等の検討は
しているのか。また、相談に応じ支援
する体制は講じられているのか、お聞か
せください。
288 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
289 ◯副市長(四十万隆一君) 今ほどの件に関しましては、昨日も浜田議員さんのご質問の際にもお答え
したところでござい
ますが、商工会議所等が調査を
しておられるということでござい
まして、そのうち、現時点で51社からの回答を得ているということでござい
まして、影響はないというところはどこもないわけでござい
まして、ほとんどが影響を受けておるということでござい
ます。
しかも、かなり深刻な状況であるというような話も伺っており
ますので、市といたし
ましては、現在、今ほど議員さんもおっしゃい
ましたが、国のほうがいろんな対策を打ち出しておられる、県もやられるということを聞いており
ます。そこら辺の情報をしっかりと、まずは市内の業者の方、企業の方にお伝え
していくということがまず一番であろうということでござい
ます。その後に、さらにどんなことができるのかについては、今後しっかりと皆様方のご意見をお聞き
して検討
してまいりたいというふうに思っており
ます。
融資の拡充だとか、ほとんど無利子で貸し出すとか、そういうような話も出ており
ますが、そこら辺のあたりもしっかりと、まず借りてもらえないことには話になり
ませんので、そういうこともしっかりとお知らせ
してまいりたいと思い
ます。
市のほうにおきましても、相談に応じる体制はとっており
まして、いろんな企業の方からお話があってもそれに対応
するということに
しており
ますし、商工会議所にも窓口がござい
ます。いろんなところで話が聞けるということなので、最終的には市と会議所なりが意見を合わせながら、また要望等も
していく必要もあるわけでござい
ますので、とにかく市内の企業が困った状況になるとは思うんですけども、少しでもそこら辺の状態が解消
されるように市のほうも頑張っていきたいというふうに思い
ます。
290 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
291 ◯9番(中瀬淑美君) しっかり相談窓口を開設
して、いつでも対応できるような取り組みを
していただきたいと思い
ます。
いろんなイベントもキャンセル
されてい
ます。今ほどの飛世議員の質問にもしんきろうマラソンの話もあり
ましたけれども、今、喫緊の話としては、ミラージュランドのオープンが20日に予定
されてい
ますが、そこら辺に関しては、1点、副市長、どのようになるか教えてください。
292 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
293 ◯副市長(四十万隆一君) 最終確認ではないのですが、この前聞いたところによると、一応やる予定だとは言っており
ましたが、まだ決定
したわけではないと思い
ます。
294 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
295 ◯9番(中瀬淑美君) しっかり情勢を確認
しながら、整えていただきたいと思い
ます。
続き
まして、2項目目の質問に移り
ます。
マイナンバーカードの普及促進について伺い
ます。
マイナンバー制度は住民票を有する全ての方に、1人1つの番号を付して社会保障、税、災害対策の3分野で効率的に情報を管理
し、複数の機関に存在
する個人の情報が同一人の情報であることを確認
するために活用
されているものです。
平成28年1月より本格的にスタート
し、期待
される効果として、行政の効率化、国民の利便性の向上、公平・公正な社会の実現の3つが挙げられてい
ますが、マイナンバーカードの普及と利活用の促進が課題となっており
ます。
魚津市においては、1月25日から隔週の土曜日、市民課の窓口を開き普及活動に努められており
ます。
そこで伺い
ます。1点目に、本市におけるマイナンバーカードの交付状況をお聞か
せください。
296 ◯副議長(林 久嗣君) 海野市民課長。
297 ◯市民課長(海野貴志君) お答えいたし
ます。
令和2年1月末時点でのマイナンバーカードの交付率につき
ましては10.25%と、県内で最も低い状況です。
また、県全体におきましては12.62%と、全国平均の15.13%を下回っている状況でござい
ます。
298 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
299 ◯9番(中瀬淑美君) 1月末現在で10.25%と、普及が県内でも一番低い状況であるということを確認
させていただき
ました。
なぜマイナンバーカードの交付が進まないのか、内閣府が実施
した調査により
ますと、マイナンバーカードを取得
しない理由として最も多かった答えは、「取得
する必要が感じられないから」が57.6%、2番目が「身分証になるものがほかにもあるから」が42.2%でした。このことから、マイナンバーカードの普及にはメリットが実感できるサービスの提供が重要であると考え
ます。
そこで2点目の質問ですが、魚津市では、現在、本市において、マイナンバーカードの利用により受けられる行政サービスはどのようなものがあるかお尋ね
します。
300 ◯副議長(林 久嗣君) 海野市民課長。
301 ◯市民課長(海野貴志君) お答えいたし
ます。
現在、魚津市におきまして、マイナンバーカードの利用により受けられる行政サービスというものはござい
ません。
302 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
303 ◯9番(中瀬淑美君) 日常的なサービスが受けられないのであれば、マイナンバーカードを、既に、10%の方に申しわけないなということを思い
ます。
また、魚津市はもっと利便性を実感
していただけるものがあり
ませんので、早急に子育てサービスについては、児童手当の手続が来庁
せずに、自宅のパソコンやスマートフォン等で申請できるようになってほしいとか、保育所の提出書類をわざわざ出向くことなく手続が可能となるようにぜひ取り組んでいただきたいです。
やはり子育て世代の方を対象に、子育てワンストップサービスについて、児童手当や保育に関する利便性を実感
していただけるように、3点目の質問として、子育てワンストップサービスにつながるカードの取得について、今後の方策についてお聞か
せください。
304 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
305 ◯民生部長(矢田厚子君) 子育てワンストップサービスにつき
ましては、昨日、浜田議員のご質問の中にもご指摘がござい
ましたが、こども課で所管
している業務といたし
ましては、児童手当、児童扶養手当及び保育に関する手続において、内容の検索と様式の印刷が可能であるというふうに
しており
まして、そのうち電子申請が可能な手続は、児童手当の住所や氏名の変更届、受給事由の消滅届、寄附の申し出など、6つの手続となっており
ます。
多くの方が対象となっており
ます児童手当の申請や現況届などは、添付書類の確認などのために窓口受付というふうな形で取り扱っているところでござい
ます。
県内の他の市町村の状況を見
ますと、児童手当の現況届におきましては10市町村で電子申請を可能とは
しており
ますが、やはりその申請率は今低い状況というふうにあり
ます。
ただ、市といたし
ましては、今ほどおっしゃったように、やはり利便性とか、あとマイナンバーの取得に向けてということを考え
ますと、ほかの市町村の動向やマイナンバーカードの取得率、市民のニーズも考慮
しながら、子育てのワンストップサービスについては、電子申請可能な手続について、これから前向きに検討
していきたいというふうには思っており
ます。
306 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
307 ◯9番(中瀬淑美君) 昨日もお話あり
ましたが、魚津市の場合は、電子申請は印刷だけができて申請ができないということ、つながっていないということが一番の欠点だと思っており
ます。取り組みが中途半端に終わらず、子育て
しやすいまちとうたってい
ますので、子育て世代がこれは便利と思えるようなものをぜひともやっていただきたいと思い
ます。これは要望に
しておき
ます。
また、国においては、令和元年6月4日に開催
されたデジタル・ガバメント閣僚会議において、マイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の促進に関する方針が決定
され、令和4年度中にほぼ全ての住民がマイナンバーカードを保有
することを目指すスケジュールが示されており
ますが、持っていないと不便、そう思えるアピールが欠か
せないと思い
ます。
そこで4点目の質問に移り
ます。
国においては、健康保険証としての利用や、令和2年度はマイナンバーカードの仕組みを利用
した消費活性化策が予定
されており
ますが、本市独自の新たなマイナンバーカードの利活用についての考えをお聞か
せください。
308 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
309 ◯民生部長(矢田厚子君) 議員が今おっしゃったように、国におきましては、マイナンバーカードの健康保険証としての利用を令和3年の3月から、またマイナンバーカードを活用
した消費活性化策のマイナポイント事業は、本年、令和2年の9月から事業が実施
されるというふうに予定
されており
ます。
マイナンバーカードの魚津市独自の利用につき
ましては、県内他市におきましても、カードを利用
しての住民票の写しや印鑑登録の証明書をコンビニエンススストアで取得できるコンビニ交付サービスや、図書館利用カードとして使われている実績がござい
ますが、ただ、本市におきましては、他市の状況の調査研究を行いながら、そこのところはこれから研究
していきたいというふうに思い
ます。
310 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
311 ◯9番(中瀬淑美君) 魚津市においては、取得
している方が少ない中では、費用対効果とかいろんなことを考えると、今おっしゃられた例、まずはカードの普及であるということを考えなくてはいけないのかなということは察することができ
ます。
そこで、令和4年度中にほとんどの住民がマイナンバーカードを保有
していることを想定
して、各市町村に対して交付円滑化計画の策定を国から求められており
ますが、普及率向上に向けて、今後の取り組みについてお聞か
せください。
312 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
313 ◯民生部長(矢田厚子君) 議員おっしゃったとおり、普及の円滑化促進のために、今回、先ほど議員からもご紹介いただき
ましたが、1月25日から臨時で窓口を開庁
しており
まして、現在も隔週4回、マイナンバーカード交付等の窓口を土曜日に開設
しており
ます。その際に、無料の写真撮影サービスを合わせた申請サポートや申請時の来庁方式による申請受付、そしてカードの交付というふうな形で、カードに限定
した窓口として開催
させていただいており
ます。
令和2年度以降におきましても、土曜日の窓口開設に加え
まして、企業への出張申請の受け付け等を検討いたし
まして、カードの取得の普及促進に努めてまいりたいと思っており
ます。
314 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
315 ◯9番(中瀬淑美君) しっかり取り組んでいただきたいなとお願い
するしかないんですけれども、今、部長がおっしゃい
ましたように、就業者層、企業なんかをターゲットに
して、しっかりと普及率向上の成果を上げられることを期待
しており
ます。どうぞよろしくお願い
したいと思い
ます。
来年度以降もしっかり行っていくということなので、これは魚津市が県下最低にならないようにしっかり取り組んでいかれることを期待
して、次に、子宮頸がん予防ワクチンの周知についての質問に移ら
せていただき
ます。
子宮頸がんは、若い女性がかかるがんの中で乳がんに次いで多く、年間約1万人近くの女性が罹患
し、約3,000人もの女性が亡くなってい
ます。子宮頸がんは早期に発見
すれば完治
する可能性の高い病気ですが、症状が進むと子宮を摘出
する手術に至るなど、妊娠、出産に影響
するだけでなく、若い女性の命にかかわる深刻な病です。
主な原因は、ヒトパピローマウイルスというごくありふれたウイルスで、日本では女性の約74人に1人が生涯にかかるリスクがあると言われてい
ます。HPVの感染を予防
するためには、このHPVワクチンを接種
することが有効であり、海外の調査ではワクチンの導入により感染率が減少
したと
されてい
ます。
現在、世界70カ国以上で、国のプログラムとして定期予防接種の対象となっており、さらにオーストラリアなど11カ国では、感染源となる男性も接種対象となってい
ます。
一方、日本では平成25年4月から、12歳から16歳の女性を対象として定期接種となり、公費による助成を受けられるようになり
ました。しかし、接種後に体の痛みなど健康被害を訴える事例が多数報告
されたことにより、同年6月より、自治体による積極的勧奨が行われなくなったため、一時は約70%あった接種率が1%未満にまで激減
してい
ます。国の積極的勧奨中止が続く中、ワクチン接種の存在さえ知らない人も増え、将来的に子宮頸がんの患者が増えかねないという状態になってきてい
ます。
昨年8月に厚生労働省で開催
された副反応検討部会のHPVワクチンの情報提供に関する評価についてのアンケート結果では、改めて認知度が低い状況であることが示され、現在、対象者の方が情報を知る機会が失われていることが大きな問題となっており
ます。
そこで質問いたし
ます。
1点目、国がワクチン接種の積極的勧奨の中止を継続
している状況であるとはいえ、子宮頸がんの予防が期待
されるワクチンとして、市民に正しい情報を提供
することが重要と考え
ますが、市の見解をお聞か
せください。
316 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
317 ◯民生部長(矢田厚子君) 市民に正しい情報を提供
することについてというご質問にお答えいたし
ます。
議員からご指摘があったように、厚生労働省からの勧告で積極的勧奨を差し控えることとなっており
まして、現在、市では積極的な勧奨である個別通知などによる呼びかけは行ってはおり
ません。
しかし、定期予防接種の対象であることには変わりはあり
ませんので、接種の対象年齢や接種回数などとあわせて、ワクチンについての正しい情報を提供
することは大切だというふうに認識
しており
ます。
318 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
319 ◯9番(中瀬淑美君) それでは、現在、魚津市ではどのような形で周知などを行っているのでしょうか。お聞か
せください。
320 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
321 ◯民生部長(矢田厚子君) 当市で行っている周知方法といたし
ましては、年度当初に全戸配布
しており
ます保健だより、市のホームページ、子育てアプリなどで、対象年齢と接種回数などの情報を配信
させていただいており
ます。
322 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
323 ◯9番(中瀬淑美君) 続き
まして、3点目に移り
ますが、積極的勧奨を
していないわけであり
ますが、魚津市の現在の接種率についてお聞か
せください。
324 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
325 ◯民生部長(矢田厚子君) この質問につき
ましては、昨日、金川議員さんのときにもお答え
させていただいており
ますが、子宮頸がん予防ワクチンにつき
ましては、平成22年に国の交付金を活用
した予防接種制度が始まり
まして、その後、25年4月より定期予防接種となり
ました。
しかし、先ほどから繰り返しており
ますように、同年6月に厚生労働省の健康局長から積極的勧奨を控える勧告があり
まして、現在に至っており
ます。
接種率につき
ましてですが、交付金を活用
しており
ました平成24年度の当初の接種率は89.1%でござい
ました。定期予防接種となった平成25年度は17.1%であり
まして、その後、積極的勧奨を控えてからは、やはり先ほど議員さんもおっしゃったように非常に低くなっており
まして、昨年度の接種率は1.3%というふうになっており
ます。
326 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
327 ◯9番(中瀬淑美君) 今お聞き
しましたが、やはり接種率が一気に下がっているということで、魚津市におきましてワクチンの摂取率が下がったことは、来年度、令和2年度からHPVの検査は
しますけれども、検査の前に予防も大事ではないかなということを私は感じており
ます。
この低さなんですけれども、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞
した本庶祐教授がストックホルムの会見のときに言われたお話の中で、日本では子宮頸がんのワクチンの副作用が証明
されていないにもかかわらず、世界で日本だけ若い女性の子宮頸がんの罹患率が増えている。1人の女性の人生を考えた場合、これは大変大きな問題だということを話されており
ます。
また、昨年の6月24日、NHKの「おはよう日本」というニュースがあり
ますけど、その中で、子宮頸がんワクチンの今と題して特集が組まれ
ました。その中で、今のままではワクチンを知らずに対象年齢を過ぎてしまう人も出てくる、そんな危機感を持った自治体の間では、ワクチンを周知
していこうとの取り組みが少しずつ広がってい
ます。
ご紹介
しますと、兵庫県姫路市では、勧奨中止後も接種の案内を続けており、中学1年生の授業でワクチンの説明を
する学校もあり、市では全ての中学校での取り組みを進めているとのことです。また、岡山県では昨年6月から、地元の産婦人科の協力のもと、ワクチンを周知
するリーフレットの作成に取りかかっているとの2つの事例が紹介
されてい
ました。
また、千葉県いすみ市では、昨年7月に高校1年生の女子がいる保護者に向け、独自に通知を発送
し、定期接種の対象者であることや、年度内に3回の接種を終えるには、1回目を9月末までに行う必要があることなどを伝え
ました。また、青森県八戸市では、今年度、小学校6年生から高校1年生の女子がいる世帯に定期接種を知らせる文書などを配布
しました。
また、昨年11月1日、「日本産婦人科学会は自治体が行うHPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)が定期接種対象ワクチンであることの
告知活動を強く支持
します」との声明も出しており
ます。
そこで、質問の4点目です。
子宮頸がんのリスクを下げるためにも、接種の呼びかけではなくHPVワクチンの正しい情報を伝え、家族で話し合って最良の選択ができるよう、環境づくりと、最も効果的な周知方法である個別通知を実施
していく必要があると考え
ますが、いかがでしょうか。
328 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
329 ◯民生部長(矢田厚子君) 現在、ホームページや保健だよりを利用
し、定期予防接種の対象年齢や回数等を広報
しているところでござい
ます。しかし、議員おっしゃるように、十分な周知ができていないのではないかという、そのおそれがあることは否めないというふうに考えており
ます。
そのため、今後、厚生労働省や富山県医師会、富山県産婦人科医会、富山県小児科医会共同で作成
されたワクチンに関するリーフレットがござい
ますので、そういったものを活用
しながら、ワクチンについてのメリット、デメリットの情報を含めて、接種者や保護者の方への案内を検討
してまいりたいというふうに思っており
ます。
330 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
331 ◯9番(中瀬淑美君) 私は個別的に通知を
していただくことがとても大事だと思うし、今、部長がおっしゃい
ましたように、メリット、デメリットをしっかりと伝えていくことが大事だと思う。
2018年に厚労省のほうから、そのようにメリット、デメリットというようなパンフレットも対象者向けに出て、配布
するようにといって、国から各都道府県、また市町村におりてきているはずなんですが、魚津市においては配布も
されてい
ませんでしたし、皆さんの目に映ることもなかったとお聞き
しており
ます。
何も知らないまま、定期接種A類として位置づけられている子宮頸がんワクチンの接種の対象期間が過ぎてしまったということがないように、そういう市民が出ることがないように、接種の呼びかけではなく、HPVワクチンの正しい情報を伝え、家族で話し合って最良の選択ができるような個別通知、確実な情報提供を
することが必要かと思い
ます。少なくとも、私は、いすみ市のように、接種の可否を判断
するための最新情報とともに助成期間が終了
しますよと、今でいう中学3年生ですね、その権利がなくなり
ますよという案内をお知らせ
すべきではないかと思い
ますが、その点について、1点、いかがですか。
332 ◯副議長(林 久嗣君) 矢田民生部長。
333 ◯民生部長(矢田厚子君) どの時期にどういったものをご案内
することが一番最良であるかということも含めて、今後検討
させていただきたいと思い
ます。
334 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
335 ◯9番(中瀬淑美君) よろしくお願い
します。今差し控えられてい
ますが、国では子宮頸がんの検診の受診率は約42%ほどですが、魚津市はそれよりも低くて、言っていいがか恥ずかしいくらいのパーセンテージ、26%ぐらい、その半分だったと思い
ます。
子宮頸がんを減らすためにも、接種希望者の機会の確保というものにしっかりと取り組んでいっていただきたいと思い
ますし、SDGsの3のほうで、あらゆる年齢の全ての人々の健康と福祉を確保
するというのがあり
ます。その中の4の中には、2030年度までに、目標としては10%、死亡者をなくそうという取り組みが今年から2030年度に向けて目標が掲げられてい
ますので、亡くなる方がいないように、ワクチン接種の機会があるということをしっかりとお伝え
していただきたいと思い、次の質問に移り
ます。
明日の3月11日で
東日本大震災から9年の節目を迎え
ます。鎮魂、亡くなった方々へ祈りをささげつつ、一昨日からの報道を見てい
ますと、いまだ皆様が大変な生活を余儀なく
されていることを忘れずに、一日も早い復興、日常生活を取り戻せることを願いながら、最後に防災・減災について伺いたいと思い
ます。
昨年は、台風15号、19号、21号に伴う大雨など、自然災害が各地で大きな爪痕を残し
ました。特に台風19号では、
東日本大震災を上回る14都県、391市町村に災害救助法が適用
される広域災害となり
ました。行政や企業は一定の備えを
していたものの、多くの人が逃げ遅れ、孤立
する施設が出て、自治体の備えのほころびが見え、さまざまな課題が浮き彫りとなり
ました。
その1つが、災害発生時に住民の的確な避難行動をどのように促すかです。西日本をはじめと
した平成30年7月豪雨では、避難勧告や避難指示など、さまざまな情報が自治体から発信
されてい
ましたが、必ずしも避難行動につながらず、死者、行方不明者が200名を超える、近年まれに見る大惨事となり
ました。この教訓を生かさなければなり
ません。
災害発生時、自分自身がいつ、どう逃げるか、あらかじめ自らの避難行動を決めて、逃げ遅れを防ぐマイ・タイムラインという取り組みも進められており
ます。
そこで伺い
ますが、本市において、災害発生時、地域ハザードマップやマイ・タイムラインなど、住民主体の取り組みを進めていく上で、行政としてどのような支援を
していくのか、考えをお聞か
せください。
336 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
337 ◯総務課長(宮崎 悟君) 住民主体の取り組みを進めるための支援につき
ましては、住民主体で取り組むことで、住民が自ら地域ごとに起こり得る災害を想定
し、平常時から防災意識を持つことで、災害時における被害を最小限に抑えることができると考えており
ます。
地域版ハザードマップにつき
ましては、経田地区におきまして、県の地域防災力向上支援事業を活用
しまして、平成30年度に地域版ハザードマップの内容を含んだ防災避難マップを作成
し、対象世帯に配布を
しており
ます。
また、マイ・タイムラインにつき
ましても、今後、地区の自主防災組織の皆さんと連携を
して、住民の皆さんが取り組みやすい様式を作成
するなど、この取り組みを推進
していきたいというふうに考えており
ます。
338 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
339 ◯9番(中瀬淑美君) しっかり取り組んでいっていただきたいと思い
ます。
また、国の中央防災会議では、行政主導から住民主体の防災対策へ転換
する重要性を強調
されており
ます。住民主体の取り組みに行政としてもしっかりと後押し
していただきたいと思い
ますので、またよろしくお願い
したいと思い
ます。
岡山県倉敷市真備町では、平成30年7月豪雨で51人もの方が亡くなり、そのうち42人の方は介護が必要であったり障がいを持っておられたり、災害時に避難支援が必要な避難行動要支援者であったそうです。国は具体的に避難方法などを定めた個別計画の策定を各自治体に求めており
ますが、倉敷市ではこの当時、まだ策定を
していなかったとのことです。
災害時、自力で避難
することが困難な避難行動要支援者の名簿づくりは義務づけられており、全体の97%に当たる1,687市区町村で作成
されてい
ます。しかし、誰がどのように避難支援を
するか、あらかじめ定めておく、この個別計画作成については進んでいないというのが現状です。
そこで質問の2点目です。
避難行動要支援者名簿の対象者、情報提供に同意
されている方、不同意の方、未反応者数の現状をお聞か
せください。
340 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
341 ◯総務課長(宮崎 悟君) 本市の避難行動要支援者名簿の対象者につき
ましては、65歳以上のひとり暮らしの高齢者や75歳以上で構成
され
ます世帯の高齢者、それから要介護3以上の認定を受けている要介護者など、地域防災計画に定められている範囲の方々であり、現時点では6,186人となっており
ます。
そのうち、避難行動要支援者名簿につき
ましては、65歳以上のひとり暮らし高齢者及び75歳以上で構成
される世帯の高齢者で、同意
していただいた3,510人分を自主防災組織に対しまして情報提供
しており
ます。情報提供について同意
されない場合は、必ず市役所に申し出ていただくように対象者の皆さんに対して通知を
してい
ますが、48人の方が同意
されていない状況です。
342 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
343 ◯9番(中瀬淑美君) 今、48人の方が同意
されていないということをお聞き
しました。
それでは、その方たちへの対応をどのように
されているのか。また、名簿の更新時期についても、いつ
するのかということをお聞か
せください。
344 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
345 ◯総務課長(宮崎 悟君) 避難行動要支援者名簿につき
ましては、市で作成を
しており
まして、年に一度更新を行っており
ます。避難行動要支援者名簿の情報提供につき
ましては、随時、ご本人からの申し出によりまして名簿への追加などを行っており
ます。
また、今年度から、災害時、実際に支援
する人の情報ですとか、避難
するときに特に配慮
することなど、必要な支援の内容を盛り込んだ個別支援計画作成を各地区にご協力いただきながら推進を
しており
ます。
今言い
ました不同意の方々につき
ましても、名簿の情報提供ですとか個別支援計画の作成にご協力いただけるように努めていきたいというふうに考えており
ます。
346 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
347 ◯9番(中瀬淑美君) 今、課長から答弁いただき
ました。4番に関しても一緒に答弁
していただいたかなと思っており
ますので、個別計画についても、来年度、令和2年度から順次進めていっていただけるということだと思い
ますが、それで大丈夫ですよね。
348 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
349 ◯総務課長(宮崎 悟君) それでは、改めて4番につき
まして。
実効性ある個別支援計画の作成ということでは、地域の皆様の協力が不可欠であるというふうに考えており
ます。そのため、昨年から社会福祉課と総務課で連携を
しまして、地区ごとに説明会を実施
しまして、計画作成の段階から、地域振興会あるいは自治会、それから民生委員、福祉推進員、自主防災組織などの地域の皆さんにかかわっていただき
まして、地区の実情に合わせた推進体制を検討
していただいており
ます。
また、地域住民が中心となり
まして要支援者宅を訪問
し、本人や家族との話し合いの上で、見守りネットワークの対象者を中心に
しまして、個別支援計画を作成
していただいており
ます。
今後につき
ましては、計画作成への同意者を増やすとともに、個別支援計画に基づき
ました避難支援を行えるよう、避難を必要と
している方の避難訓練などの実施について検討を
していきたいと思っており
ます。
350 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
351 ◯9番(中瀬淑美君) ありがとうござい
ます。
今ほどもご答弁いただき
ましたが、5番目なんですけれども、個別計画の作成にあたりまして、ケアマネジャーや相談支援専門員など、福祉の現場の方と連携を図る必要性についてはどのように考えられているのか、お聞か
せください。
352 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
353 ◯総務課長(宮崎 悟君) 個別支援計画の作成にあたりましては、避難に支援が必要な方を災害が起きた際に迅速に支援いただける地域の皆様にかかわっていただくことが第一というふうに考えており
ますが、地域の方だけでは作成
することが難しいケースも想定
され
ます。このような場合、ご本人に了解を得ながら、身体の状況ですとか生活の状況、家族の状況などを、より把握
していらっしゃるケアマネジャーさん、あるいは相談支援専門員さんに協力を求めることも必要であり、より実効性のある計画作成を進めてまいりたいというふうに考えており
ます。
354 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
355 ◯9番(中瀬淑美君) ケアマネジャーや相談支援専門員の方は、改めてこの調査を
しなくても、日常業務の中で支援を必要と
されている方の情報を持っておられ
ますので、福祉の専門の方に協力をいただいて個別計画をつくって、そして実際に支援を
してくださる地域の方々とつなげていくという取り組みが重要かと思い
ます。有効な1つだと思い
ますので、こういう取り組みも参考に
しながら、福祉の専門の方と連携を図って避難行動要支援者の命を守る、そのために個別計画の策定もしっかりと進めていっていただきたいと思い
ますので、よろしくお願い
します。
次に、災害時に一般の避難所では避難生活が困難な高齢者や障がい者、妊婦など、特別に配慮が必要な方のために開設
されることについてお聞き
します。
6点目です。
福祉避難所は2次的避難所という位置づけではあり
ますが、事前に市の判断により、福祉避難所への避難が必要であると認めた方については、直接福祉避難所へ避難
する仕組みづくりが必要ではないかと考え
ますが、いかがでしょうか。
356 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
357 ◯総務課長(宮崎 悟君) 福祉避難所へ避難
する仕組みづくりにつき
ましては、福祉避難所が専門的な支援や援護の必要がある避難者のために確保
されるものであるため、より必要性の高い方に優先的に避難
していただく必要があり
ます。
福祉避難所につき
ましては、開設や運営体制についてさまざまな課題があり
ます。障がいや介護の状況によっては、直接福祉避難所へ避難
することができる仕組みづくりについて、他の自治体での取り組みなども参考に
しながら検討
してまいりたいと考えており
ます。
358 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
359 ◯9番(中瀬淑美君) 検討
してまいりたいという答弁ですが、今、福祉避難所への直接の避難は難しいという答弁だったと思い
ます。
私が今回この質問を
したのは、長期にわたる地震とか、そういう災害ではなくて、1日ないし2日の豪雨、いつ何時に、どこにどういうものが来
ますよとわかるときには、そういう介護が必要な人をどこかに、いっときなんですよね、1日ないし2日。そういうものは福祉避難所が難しいのであれば、市役所に来てくださいみたいな形でもよろしいので、そこで生活でき
ますよと、そういう臨機応変的な対応が市として、行政としては
していくべきではないかと思い
ますが、その点についてお聞か
せください。
360 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
361 ◯総務課長(宮崎 悟君) 今、議員のご意見というかご指摘も参考に
しながら、柔軟に対応できるように検討
してまいりたいと思い
ます。
362 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
363 ◯9番(中瀬淑美君) 今も検討
していき
ますと言うけど、じゃ、どれくらいをめどに検討
していかれるかということを1回お聞か
せください。
364 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎総務課長。
365 ◯総務課長(宮崎 悟君) できるだけ早く検討
するように
してまいり
ます。
366 ◯副議長(林 久嗣君) 9番 中瀬淑美君。
367 ◯9番(中瀬淑美君) 突然、意地悪な質問を
しましたけれども、でもとても大事なことだと思っており
ます。今年は雪も少ないですし、魚津におきましても、いつ、どういう災害が起こるかわからないという状況であり
ます。
今後いつ起こるかわからない身近な自然災害があり
ますので、魚津市の毎年の避難訓練を見ており
ましても、まだまだ備えは不十分であり、防災意識もまだまだ市民の皆さんは低いのではないかなと思い
ます。自らの命は自分で守るということを大前提と
した上で、身近な関係の中で、自助、共助の意識を高めながら、行政の支援を今後ともよろしくお願い
したいと思い
ます。
これで私の質問を全て終わり
ます。以上です。
368 ◯副議長(林 久嗣君) この際、暫時休憩いたし
ます。
再開予定時刻は午後3時半といたし
ます。
午後 3時15分 休憩
─────────────────────────
午後 3時30分 再開
369 ◯副議長(林 久嗣君) 休憩前に引き続き会議を開き
ます。
質問、質疑を続け
ます。
12番 越川隆文君。
〔12番 越川隆文君 登壇〕
370 ◯12番(越川隆文君) 3点について質問
させていただき
ます。
今回は一問一答形式ではなく、一括質問を
させていただきたいというふうに思い
ます。
開始前にあたりまして、今大変なコロナウイルスの状況でござい
まして、コロナウイルス自体も、もちろんまだ終息の気配を見せており
ませんけれども、それと同時に、経済のほうも世界的な影響をこうむっているというような状況でござい
ます。
こういう中で、私たちは、何か今までと違った価値観を持って、これから私たちの社会を再構成
する必要があるのではないかというぐらいの思いを持って、この状況に何と
してでも、国民の力、そして世界の力をもってウイルスに打ちかっていく、そして経済的な影響に対しても、新しい価値観でこの難局を乗り切っていかなければならないというふうに思ってい
ます。
魚津市におかれ
ましては、やはり村椿市長さんのリーダーシップ、これに頼るところ大きいと思い
ます。ぜひとも、先手先手を打っていただいて難局を乗り切っていきたいと、市長に大きな期待を寄せさせていただいており
ます。
それでは質問に入り
ます。
まず第1問目は、通年会議ということについてお尋ねを
したいと思い
ます。
通年会議というのは、現状の議会では年4回定例会があるということで、そのほかの期間というのは休会中という形になってい
ます。ただ、調査研究を
するというような形で常任委員会の活動があるという形になっており
まして、何か休会中なのにそういう活動が認められているという、ちょっと矛盾
したような、そういう感を受けるんですが、調べてみ
ますと、もともとは明治時代、議会というのは国にとって邪魔者であったと、うるさいことばかり言うやつだということで、議会の活動を制限
するためにそのような限定的な形をとったということでござい
ます。
それが戦後になって、大東亜戦争で日本は負けたわけですが、アメリカ、GHQの指導のもとに、アメリカのほうはタウンシップというようなものを目指していたと。民主主義的な形を地方に根差したいと思っていたらしいんですが、旧内務省のほうはそれに対して、いやいや、そんなことやったら大変だと、日本は中央集権国家でいくんだということで、地方議会の力を高めるというような政策をとっているわけです。ですから、そのときに常任委員会制度は一応折衷的な形で導入は
しましたけれども、ほぼ4定例会のほかは閉会中という形のまま来ており
ます。
それが2012年の地方自治法改正によりまして、通年議会というものを認めるようになったと。これにおいて、もし通年議会をとると
すれば、名実ともに議会の復権ということになるのではないかなというふうに思っており
ます。
そこでお伺い
したいのですが、地方議会の招集権は例外を除いて首長にあり
ます。このように
して、現行地方自治法においては、議会と行政との相互作用は無視でき
ません。また、気候変動による機動的防災対応の必要性や社会の高度化、スピードの速さに対応
していくためには、従来のような年4回だけの議会対応ではなく、招集を必要と
しない通年議会──招集を必要と
しないのではなく、1回だけ招集
するんですけれども──これは市長に招集
していただき
ます。
通年議会を採用
する自治体が出てまいり
ました。富山県の場合は、今、南砺市さんがその研究にあたっておられるということでござい
ます。そこで、この議論を議会において投げかけるに際して、通年議会を想定
した際の行政側の対応についてお伺いをいたし
ます。
次に、第2問、魚津市を取り巻く経済動向についてお伺いをいたし
ます。
今朝ですか、アメリカのダウ市場、2,000ポイント下落
したというような形であり
ます。これ、続落、続落、1回1,000ドル近く上がり
ましたけども、下げ幅が非常に大きくなっているというような、今朝のトピックスでござい
ます。
一方、日本の現状を見
ますと、昨年度の消費税10%、この影響がどういう形で出ているかということなんですね。10月から12月までの日本の経済成長率、これが何と年率マイナス6.3%になったという数字が出ており
ます。
じゃ、魚津市はどうなんだといったときに、タイムリーな数字としては、私がよく見てい
ますのは有効求人倍率でござい
ます。これが先々々月か、いわゆる12月の有効求人倍率は2.0を超えんと
していたわけなんですよ。これが今回、1月のデータがハローワークから出てい
ますのを見
ましたら、約1.4に下落を
しているということであり
ます。これだけ顕著な下落幅というのは、ちょっと最近見たことがあり
ません。
日本は、アベノミクスで景気がずっとよかったと、緩やかな回復に向かっていると、そんな中でも求人倍率というのは、アベノミクスの一丁目一番地だったはずです。これが一挙に下がっているというような状況でござい
ます。
一方、この後、今どうなっているか。コロナウイルス、これは昨年の10月から12月までの間には、まだ中国の武漢市の中で発生
したばかり。日本には来ていないです。にもかかわらず、それだけの消費税のマイナス要因があったということであり
ます。
今度、1月からの数字を上・四半期、まだもちろん出てい
ませんが、出すと
したら、これはどういう数字になるのかと、もう本当に心配です。コロナウイルスの影響で、これは改めてご説明を
するまでもないと思い
ます。観光業だけではあり
ません。飲食店、そしてまた、この流れが製造業にまで来る段階になると、もう取り返しのつかないことになってしまい
ます。
ここで、私は、国の初動がどうのこうのと改めて言うつもりはあり
ません。とにかく今を乗り切るということ。そのために、今、国が緊急経済対策をやってい
ます。しかし、小出しですよ。コロナ自体に対する予算も小出し、経済対策も小出しです。このままじゃどうなのかといった中で、国の政策あれば地方の対策ありです。できることは限られているかもしれないけども、私たちはそれにどう対応
していくかということを、やはり村椿市長を中心に議会も一緒になって考えていかなければいけないというふうに思うわけです。
以上の点から、3点についてお伺いを
したいと思い
ます。
まず、消費税増税の魚津市に与える影響について、どのようにお考えでしょうか。
2番目、新型コロナウイルスが魚津市の経済に与える影響をどのように捉えておられ
ますでしょうか。
3番目、これらの影響に対して、今後の市政運営、市内産業支援にどのように配慮を
していくべきかについてお伺いをいたし
ます。
次に、最後の3番目でござい
ます。
下野方などの旧地名の取り扱いについてでござい
ます。
これは、もうすぐ市議会の選挙、また市長選挙がござい
ます。国政選挙も含めて、県会も含めてなんですけども、非常に投票率が悪いというような状況の中で、どうやったら投票率を上げていくことができるのかということを、そろそろ真剣に考えないといけないと思うんですね。
なぜならば、今回、このコロナの件があり
ます。私、独自に過去の投票行動を調べてみたんですけども、まずバブルのころ、バブル崩壊、1990年かな、その次に阪神・淡路大震災、また東北大震災、こういった国難とも言うべきときに国政選挙の投票率が極端に下がっているんですよね、がくんと下がっているんです。
何でこうなるのかなということなんですね。これはあくまで仮定なんですけども、多分、国民が動揺
して萎縮
するというところもあると思うし、投票
しようとしても、政権政党に大丈夫かいと、かといって野党もどうなんだというようなことで、投票に行かれない人が増えるのかなと思ったり
してい
ます。
今度の国政選挙に向けてぜひとも投票率を上げていかなければ、この国の民主主義が根幹的におかしくなっていく、そのような気が
しているんです。ですから、何と
してでも、次の国政選挙、多分4月にあるかもしれないと最近言われるようになってき
ました。従来ですと、オリンピックの後というのが通説であったわけですが、いずれに
しても、民主主義を守っていくためには投票率を何と
してでも上げていこうということをお願い
していきたいし、私たちも活動
していくということだろうと思い
ます。
そのときに、例えば投票所の問題、これ、市民の方からいただき
ました。現在、投票所の名前が、本来、本江の地区のところがいまだに下野方になっていると。若い人はわからないらしいんですよ、「下野方? どこなの」ということで。旧地名ですから、昔は上野方、上野方小学校があって、下野方、今の本江ですね、今、よつばになり
ましたけども、よつばというか本江地区ですよね。
下野方小学校というのは、本江小学校になってしまったというか、統合
されたという形ですよね。ですから、今、地名としてはないわけなんですよ、下野方が。
〔「あり
ますよ」と呼ぶ者あり〕
371 ◯12番(越川隆文君) ある? 失礼
しました、あるそうですが。
何を言いたいかというと、投票所の名前を旧地名のままでやっておいていいのかということなんです。投票所を本江に
するとか、そういう形に
しないと、若い人たちがわからん人がおるというようなことであり
まして、質問を
したいと思い
ます。
まず、選挙に際して、下野方などの投票所名があるが、これはどこを指すのかということであり
ます。
次に、旧地名が投票所名に残っている根拠は何か。
3番目に、投票所名を変えることでどのようなメリットが期待でき
ますか。
4番目に、投票所名を変更
することはでき
ますか。あるいは、地名を変更でき
ますか。できないと
すると、どのような理由があり
ますか。
5番目に、校区が変更になったことと、地名、投票所名と、どのような因果関係が生じ
ますか。
5点について質問
したいと思い
ます。以上、お願いいたし
ます。
372 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
〔副市長 四十万隆一君 登壇〕
373 ◯副市長(四十万隆一君) それでは、越川議員のご質問にお答えいたし
ます。
まず、通年議会についてのご質問にお答えいたし
ます。
市議会定例会につき
ましては、現在、年4回開催
しており
ますが、通年議会はこの会期を1年と
するか、または長期間の定例会を年1回程度開催
することと
し、議長の判断で必要に応じて会議を開催
することができる制度でござい
ます。
一般論といたし
まして、通年議会のメリットにつき
ましては、各種案件に十分な審査時間が確保できることや緊急の案件に迅速に対応できること、専決処分が少なくなることなどと
されており
ます。また、デメリットにつき
ましては、議会の対応に要する市職員の事務負担が増加
することや、議員の皆様の地域活動の時間が制限
されてしまうことがあると
されており
ます。
本市における通年議会の導入による影響につき
ましては、まだ具体的な検討を行っていないということでござい
まして、今後、議員の皆様とともに研究、検討
させていただきたいと考えており
ます。
以上でござい
ます。
374 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
〔市長 村椿 晃君 登壇〕
375 ◯市長(村椿 晃君) 魚津市を取り巻く経済動向のご質問のうち、まず消費税増税が本市に与える影響についてのご質問にお答えをいたし
ます。
ご案内のとおり、消費税率の引き上げに対応
するため、消費税増税後におきまして、家計の負担緩和や地域の消費を下支え
すると、そういった趣旨で国の施策として、プレミアムつき商品券の発行が全国の各自治体において行われてきたところでござい
ます。消費税増税による影響を本市だけで捉えることは困難であり
ますけれども、基本的には国内の経済動向と同様の傾向にあるものと考えており
ます。
内閣府が先月20日に公表
した月例経済報告があり
ますけれども、それにより
ますと、2019年7月から9月における民間最終消費支出は、その前の同年4月から6月までと比較
しまして0.5%増となっているわけですけれども、同じ年の、今度は10月から12月における最終消費支出を見
ますと、先ほど申し上げ
ました7月から9月までと比べ
まして2.9%減ということになっており
ます。これは、消費税率の引き上げに伴い
ます一定程度の駆け込み需要の反動減に加え
まして、昨年の場合は、台風や、あるいはこの冬の暖冬の影響によるものと要因分析が
されているところでござい
ます。
また、2月の富山県内における新車登録・届け出台数、この状況も見てみたのですけれども、これにつき
ましては前年同月比8.7%減となっており
ます。5カ月連続で前年を下回るなど、消費税増税の反動減がなお続いているのではないかというふうに思われ
ます。
魚津市におきましては、消費税増税による大きな影響は今のところ見えていないわけですけれども、引き続き市内の経済動向を注視
していく必要があるものと考えており
ます。
次に、新型コロナウイルスが魚津市の経済に与える影響についてのご質問でござい
ます。
これまで各議員からのご質問にお答え
してきた内容と重なるわけでござい
ますけれども、現在、魚津商工会議所が新型コロナウイルス影響調査を実施
しており
ます。その情報を市としても共有を
しており
ますけれども、回答いただき
ました企業の半数以上において、「深刻な影響がある」あるいは「一定程度以上の影響がある」というふうに今の段階でも回答があるわけであり
ます。
今後の状況を考え
ますと、さらにこの影響が拡大
していくのではないかなというふうに我々も受けとめており
まして、魚津市経済にも非常に大きな影響があるものというふうに認識を
しており
ます。
3点目です。次に、新型コロナウイルスの影響に対する今後の市政運営、市内産業支援についてのご質問についてお答えをいたし
ます。
今ほど申し
ましたとおり、新型コロナウイルスが魚津市経済に与える影響は大きく、特に飲食業や宿泊業などはキャンセルが相次ぐなど、既に大きな打撃を受けている状況にあり
ます。
このような経営に支障が生じている事業者に対しましては、現在、国のほうでセーフティーネットの発動ですとか制度融資の拡充など、緊急的な支援措置を講じているところでござい
ますけれども、市としましては、魚津商工会議所としっかり連携をとりながら、引き続き市内企業の経営状況等の把握に努めながら、まずは市内企業からの相談、問い合わせにしっかりと応えていける体制を築いていきたいというふうに思っており
ます。
その上でですけれども、先般来お答え
しており
ますが、まず国の制度の活用をしっかりできるように、支援措置の内容を我々もしっかり整理を
し、周知を
していきたいというふうに思っており
ますし、今後どのような対応が可能なのか、検討
していきたいというふうに思っており
ます。
議員からご指摘あり
ましたとおり、この魚津市経済、みんなで支えるという気持ちの中で、できることは何なのかというふうなことをしっかり考えていく必要があり
ます。ぜひ議員諸氏からもご意見をいただきながら、皆さんとともに、魚津の経済、対策をどのように講じていくか、考えていきたいというふうに思っており
ます。
以上でござい
ます。
376 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎選挙管理委員会事務局長。
〔選挙管理委員会事務局長 宮崎 悟君 登壇〕
377 ◯選挙管理委員会事務局長(宮崎 悟君) 次に、選挙における下野方などの投票区あるいは投票所名はどこを指すのかということについてのご質問にお答えをいたし
ます。
選挙に際して、各投票所には投票
する有権者の属する投票区の名称がつけられており
まして、その投票区の名称は、昭和27年に1町11カ村が合併を
して魚津市が発足
する前の旧町村の区域を指しており
ます。
次に、旧地名が投票所名に残っている根拠についてのご質問にお答えをいたし
ます。
本市が発足
しました昭和27年に、最初の魚津市長・魚津市議会議員選挙が行われたときに、市議会議員選挙は旧町村ごとの12選挙区で実施を
されており
まして、旧町村ごとに定員が決められており
ました。
その後、昭和31年3月定例会におきまして、全市を1つの選挙区と
する市議会議員選挙区条例が制定
されたときに旧町村名が投票区として残され、現在に至っており
ます。
次に、投票所名を変えることのメリットについてのご質問にお答えをいたし
ます。
魚津市制が施行
されてから68年を経過
した現在、旧町村のことを知らないですとか、旧町村名になじみがないというふうに感じる市民の方もいらっしゃると思い
ます。そのような方々にとりましては、旧町村名よりも、例えば地区公民館の地区名、そういったものを投票所名と
したほうがわかりやすいということが考えられ
ます。
それから次に、投票所名あるいは地名の変更についてのご質問にお答えをいたし
ます。
先ほど申し上げ
ましたとおり、投票所名には投票区の名称がつけられており
ます。その投票区は、公職選挙法第17条の規定に基づき
まして、市町村の選挙管理委員会が設けることができるものであり、その名称について通称の地名を用いることは可能と解されており
ますことから、投票所名の変更は法的には可能ということであり
ます。
しかしながら、現在、投票所名として使用
しており
ます旧町村名については、その地域にお住まいの住民の皆様にとってさまざまな思い入れもあろうかと思い
ます。投票所名の変更につき
ましては、そういった住民の方々の思いにも配慮
しながら進めるのが望ましいのではないかというふうに考えており
ます。
なお、地名の変更につき
ましては、地方自治法第260条の規定に基づき市長が議会の議決を経て行うものと
されており
ますが、投票所名の変更よりもさらに大きな影響があるものと考えられ、地域の総意のもとで議論を
していく性質のものであるというふうに考えており
ます。
それから最後に、校区と地名、投票所名との因果関係についてのご質問にお答えをいたし
ます。
本市発足後、小学校の統廃合を進めていく中で校区が変わってきており
まして、統合前の小学校名やその校区、地名を知らない市民も増えてきているというふうに考えられ
ます。そのような方々と、統合前の小学校で育った方々、あるいはその家族であった方々とでは、小学校名ですとか、その地名に対する思い入れはそれぞれ違ってくるというふうに思われ
ます。
その中で、投票所にふさわしい名称につき
まして、選挙管理委員会におきましても研究を進めていきたいというふうに考え
ます。
以上であり
ます。
378 ◯副議長(林 久嗣君) 12番 越川隆文君。
379 ◯12番(越川隆文君) では、順次、再質問を
させていただき
ます。
まず、通年議会の件でござい
ますが、メリットについて副市長からコメントをいただき
ました。まことに、この状況下においても、また去年も、やはり災害が多かったというようなこともあり
ます。そして、今やこのコロナ禍というか、思ってもみないことですよね。こういったことが起きるという時代でござい
ます。
そう
すると、タイムリーにそういったことに対応
していくためには、年4回の定例会だけでは、今後、対応が非常に困難を生ずる可能性があるのではないかなというふうに私は思っており
まして、これはあくまでもイフの話なので、通年議会に
しなきゃいけないという話ではなく、もしそうなったらどうなるかというようなことを、今から行政、議会、あわせて考えておく必要があるのかなというふうに思ってい
ます。
その中で、今回は何をやってくれ、かにをやってくれという思いではなく、もし通年議会になったときに、行政側で、いや、これはちょっと負荷が大きいなとか、そういったようなことがあれば教えていただきたいなというふうに思い
ます。逆に、もっと行政は便利になるというようなところについて教えていただきたい。
〔「ない」と呼ぶ者あり〕
380 ◯12番(越川隆文君) ない?
381 ◯副議長(林 久嗣君) 副市長 四十万隆一君。
382 ◯副市長(四十万隆一君) 先ほど壇上のほうでメリット、デメリットについてお話し
したところでござい
ますが、県議会とか大都市が多いんですけども、幾つか導入
されているところもござい
ます。そういうところの話を聞くと、やっぱり一長一短があるということでござい
まして、魚津市では実施
しており
ませんのでよくわからないところもあるんですが、資料により
ますと、いいこと悪いこと、いろいろ書いてあるわけでござい
ます。
専決処分がなくなるという項目に関しては、専決処分は別に乱発
されていないとか、いろいろ相反
する意見が載っており
まして、一概にどういう形がいいのかわかり
ませんが、ただ、今越川議員さんおっしゃったように、緊急に対応
する場合が今後増えてくるだろうというのは、私もそういうような感じを受けており
まして、議会のあり方について、これは当局だけで決めることではござい
ませんので、議員の皆様の中でもいろいろまた議論
していただいて、一緒に協議
していくべきではないかというふうに思っており
ます。
383 ◯副議長(林 久嗣君) 12番 越川隆文君。
384 ◯12番(越川隆文君) ありがとうござい
ます。
地方自治法の121条の2項だったかなと思うんですけども、議会を通年議会に
したときに、議会に出てくださいというお願いを
するわけですね。議長さんがやるんです。そのときに、行政側に最大限に配慮を
するということが書かれてい
ます。
ですから、そんな、急に困るよみたいな話ではなく、事前に、今までと違ったタイミングで、今までそのはざまにあったところをここにやったらもっとタイムリーにできるんじゃないかとか、例えば決算のときとかですね。そういうような形でやれるということでござい
ますので、ぜひ本件については、今後、研究を
していただきたいなというふうに思っており
ます。議会のほうではまだです。本件については、議会改革検討会ではまだ話はそこまで至っており
ません。なので、ある意味、問題提起なので、よろしくお願い
します。
本件については以上でござい
ます。
次にまいり
ます。よろしいですか。
次、魚津市を取り巻く経済動向についてでござい
ますけれども、今、地方自治体にできることというのは非常に限られているのは、限られていると思うんですよね。切歯扼腕というところがあると思うんですけれども、ただ、例えば市長に対策本部を設置
していただいたというようなこと、あれは非常にタイムリーでよかったなというふうに思っており
ますし、今、私たちができることというのは、市民の不安をできるだけ取り除いていくということではないかなというふうに思ってい
ます。
もちろん経済対策も必要です。市でできる経済対策、それは非常に限られているというふうに思い
ます。ですので、例えばの話なんですけれども、実は私、文書でお願いを
した件があり
まして、労災病院とのかかわりの件ですね。
労災病院さんにアビガンという治療薬の備蓄、それとまた、そのアビガンは副作用があるので国の許可が要るという状況です。これをできるだけわかりやすく、スムーズに
していくことを今からできないかなというふうに思って、お願いを
したところです。これは2月の22日だったかな。
そのほかにも、例えば対策本部に医師を何らかの形で、顧問でもいいですから迎えることはできないかなというふうに思うんですね。やはり専門家がいるだけで、対策本部、全然違ってくるんじゃないかなというふうに思い
ました。それは、県の厚生部とも連携をとっているので、そういった方にも顧問に入ってもらうとか、アドバイザーとか、そういうような形にならないかなということでお願いを
した件がござい
ます。
それと、もう1つは消毒ですよね。やっぱりこれ、清潔に
しなきゃいけないということで、今、トイレットペーパーとかが店からなくなっている状況で、マスクなんかも非常に激しくなくなっているということですよね。これ、非常に市民は不安に思っていると思うんで、どうやって防御
するかということに尽きると思うんですよね、今。治療薬がないんですから。本当はアビガンがあればいいんですけど。じゃ、病院に行って、厚生センターに行って、あなた、陽性でしたよって言われてどう
するのかなと、やっぱり不安を持つと思うんですよね、みんな。治療薬がないんで。
それは副次的な治療はやると思うんですよ。点滴を打ったりとか熱を冷ましたりとか、それは
すると思うんですけども、根本的な治療薬が今ないというような状況の中で、防御、私は次亜塩素酸というものを以前から知ってい
まして、これをぜひ採用
していただけないかなというふうに思い
まして、これも文書でお願いをいたし
ました。
この次亜塩素酸は、ただの次亜塩素酸ではなくHClOというやつです。安定化次亜塩素酸というタイプのものなので、いわゆる次亜塩素酸ソーダとか、いわゆるキッチンハイターとかね、ああいったものであり
ません。全く体に無害です。
ここにあり
ますけども、こうやって口にも。これはどこに使われているかというと、歯医者さんのうがいのときにも使われてい
ます。ちょっと香りは
しますけども、ほぼ無害というか。例えばこれを次亜塩素酸ソーダなんか飲んだら、もうえらいことになるんでだめですし、一番いいのはこういうような形で、ここも本当はよくないんですよ、これクラスター感染の一番可能性の高い状況かなと思うんですけどね。
こういうのを加湿器に入れて噴霧
するんです。そしたら空間除菌ができる。ドアノブとかもやってくれるんですよ、これで。コストも安い。アルコールの80倍の除菌力があるというふうに言われてい
ます。非常にメリットが大きいのに、じゃ、何で採用
されないのかということなんですね。
アメリカではオーケーなんです。採用
されていて、WHOも認可
してい
ます。ただ、日本ではなぜか認可
されていないんですよ、こういういいものが。今、もう背に腹はかえられないと思ってい
まして、そのうちにアルコールなくなり
ますよ、多分。そしたらどうやって除菌
するんですか、みんな。
なので、こういったもの、これは水と塩と純水からでき
ます。アルカリ処理
するので、安定化
しているので変質は
しないようになってい
ます。保存も効き
ますので。こういったものをぜひ使ってほしいなというふうに、今、お願いを文書では
してあるというようなことですね。
それとあと、目に見える形で、例えばマスクがないんだったら、市で備蓄あるやつを放出
するとかね、できないのかなと。タイムリーな段階で、いつそれを使うのかという何か基準があるのかというところもあるんですけども。マスクですよね。
トイレットペーパーもね、供給
してあげたらいいんじゃないか。なぜかというと、市場原理になると、今、法律でき
ましたけど、トイレットペーパーを買い占める人がいる。仮に、例えば普通の値段で売ると
しましても、ある、力のある、例えば何とかというスーパーマーケットがあると
するじゃないですか、そこがみんな買い占めちゃうでしょう。値段は普通に出すけども、そこにトイレットペーパーを出すことでお客さんが来てくれるというメリットが出るわけですよね。そういうことを防ぐために、こういうときこそ、やはり行政、公が力を発揮
するべきじゃないかなと私は思い
ますので、そこら辺、いかがでしょうか、お願い
します。
385 ◯副議長(林 久嗣君) 越川議員、これ、2)の再質問でよろしいですか。
386 ◯12番(越川隆文君) はい。
387 ◯副議長(林 久嗣君) 市長 村椿 晃君。
388 ◯市長(村椿 晃君) たくさんおっしゃったので、順番にというか、ご紹介いただいた、事前にペーパーで市のほうにご要望があった件に即してお答えを
したいと思うんですけれど。
最初のアビガンのお話については、議員もご承知のとおり、今、国のほうでアビガンを含めて幾つかの薬剤について治験に入ってい
ます。できるだけ早くその効果を確認
した上で使用できるようにというふうな体制をとってい
ますので、我々のほうとしてもその処理を非常に期待
しているところであり
まして、そういった情報をしっかり把握
しながら対応できることは
していきたいとは思ってい
ます。
2点目の専門家を対策本部に入れてはどうかということで、もっともだとは思うんですけれど、その専門家も、今、実はこの新型コロナ対策の関係で奔走
しておるという状況にあり
ます。そういう意味で、物理的に1カ所に集まるというわけではなくて、我々も連絡は取り合っており
ますので、ぜひそういった形で、専門的知見を対策本部の対策に生かすように努力を
していきたいというふうに思ってい
ますし、現に今もそのような連絡をとってい
ますので、ご理解をいただければなというふうに思ってい
ます。
3点目に、消毒液やマスクあるいはトイレットペーパー等のお話があったわけですけれど、マスクにつき
ましては、昨日もご答弁を申し上げ
ましたけれど、市のほうは、成人用は2万枚、そして子ども用、6歳から15歳の子ども用ですけれど、これが15万枚、そして6歳未満の本当に小さいお子さん用のものが多いんですけれど、29万枚ということで、相当量のものがあるわけです。
ただ、成人用について2万枚というのは、そんなに多いわけではあり
ません。市の窓口業務あるいは10カ所開設
しており
ます学童保育の支援員の方、ここはもう必須であり
ますので、ここら辺に使うのが毎日300枚になり
ます。3月中を考えても、ご答弁申し上げ
ましたとおり五、六千枚は必要ということで、残り2万枚のうちの1万四、五千枚。3月だけを考えれば他に提供
することは可能なんですけれど、まず我々と
すると、市内の高齢福祉施設であるとか、あるいは医療機関で、もしそういった不測の事態があれば即座に対応できるようにというふうな思いでおり
ますので、毎日そういった連絡を取り合ってい
ますので、そういう情報が来れば柔軟に、迅速に対応
していきたいという思いであり
ます。
消毒液のほうについては、昨日の答弁でも申し上げ
ましたけど、非常に厳しい状況です。ストックが少ない。そういった中で、越川議員からも情報をいただいて、市外の事業者さんが保有
されている分があったので。
389 ◯12番(越川隆文君) 製造メーカーがある。
390 ◯市長(村椿 晃君) ええ。そこに早速話を
して確保
しました。それで、その全体必要量のうちの、今、三、四割ぐらいを確保
したという状況であり
ます。
これからもしっかりと確保に努めていきたいというふうに思っているんですけれども、何せすぐに手に入るという状況ではないので、やはり一定期間必要かなというふうに思ってい
ます。
我々と
すると、当面いろんな工夫を
しながら、市内公共施設あるいは人が多く訪れるところへの供給を中心に
しながら、何とかしのぎながら次の調達努力を続けていくと、そんな状況にあり
ますので、この点についてもご理解をいただきたいなというふうに思っており
ます。
次亜塩素酸は私もちょっとよくわからないので、答弁は控えたいと思うんですが、何せそういう形で、できることに今全力で取り組んでおる状況であり
ます。よろしくお願い
します。
391 ◯副議長(林 久嗣君) 12番 越川隆文君。
392 ◯12番(越川隆文君) ありがとうござい
ます。
コメントだけなんですけども、やっぱり地方自治体というのは、日本の政治の仕組み上、どうしても上からの指示ということにならざるを得ない点は多いと思い
ます。補助金あるいは交付金行政ですので、難しい点はあると思うんですけども、これは政権政党に私は言えると思っていて、それだったら政権政党で自分たちで上に上げろよと言いたいわけですよ。
何か上から降ってくるものばっかり待っているということでは、現場がわかんないんですよね。現場の皆さんが何に困っているのか、地方で何に困っているのか、コロナでみんな何におびえているのかという声が上がっていかないということになれば、私は、政治は1つのマーケティングだと思ってい
ます。地域からの声、これが上がらない限り、日本のちゃんと
した政策はできないんじゃないかなというふうに思っているんですね。
ですから、その点を、なかなかこういうことを言うと上からにらまれると、あるかもしれ
ませんよ。でもね、もうそんなこと言っている場合じゃないですよ、今。そういう魚津市を期待
したいと思い
ますので、村椿市長さんのリーダーシップを本当に頼みに
しており
ます。よろしく、頑張っていき
ましょう。
393 ◯副議長(林 久嗣君) 続いてどうぞ。
394 ◯12番(越川隆文君) 次、最後の投票所の件でござい
ます。
これも昔からのものが残っているということで、確かに地名に対する哀愁というか、それはあり
ます。ですので、地域の方々と話を
しながら、私は変えていったほうがいいと思い
ますよね、新しいものに、常に。というのは、まず、文字表記というのはわかって初めてなので、わかりやすいというのが一番だというふうに思ってい
ます。
そして、なぜこういう話を
するかというと、投票率を上げようと言っていて、いつもやるのは選挙が始まってからですよ、1週間だけ、基本的に。もちろん選管の方々は、選挙が滞りなく行われるということが最も重要なことだと思うんですけども、本来であれば、常日ごろから投票率を上げようよという活動を
してもいいんじゃないかなというふうに思ってい
ます。
ですから、事あるごとにこういうことを話題にのせたり
するということは大事だし、私たち自身が地方議員の仕事でもあると思っているんですね。投票率が低い、私たち、ちょっと恥ずかしいでしょうということ。これを、こちらに向かって言ってもしようがない、すみません。これをみんなで投票率を上げていこうという運動に
していきたい。そのときに、やはり行政の側ともしっかりと連携
しながらやっていきたいと考えており
ますので、その一端ということでござい
ます。
そういう意味において、今回の市長選挙、市議会議員選挙、あり
ますけども、選管のほうで何ができるか、一言お願い
します。
395 ◯副議長(林 久嗣君) 宮崎選挙管理委員会事務局長。
396 ◯選挙管理委員会事務局長(宮崎 悟君) 投票率アップの取り組みというのは、本当に大変重要だと思ってい
ます。
ご指摘のように、まずわかりやすさ、これも大変重要だと思ってい
ます。投票区の名称についても、かなり昔からの経過ということですので、ご指摘いただいた部分も含めて、変更
すべきであれば
していくということも大変重要だと思ってい
ます。
そういった中で、特に選挙管理委員会の中でいろいろ議論
しており
ますのは、やはり投票所の施設の場所がよくない場所だったり、よくないというのはそのエリアの端っこだったりというところもあったり
しますので、4月の市長・市議選に向けて、下野方は第1から第3の3カ所あり
ます。そのうち、従来、第1がつばめ児童センターという場所でやっていたんですけど、これをよつば小学校に今回変更
すると。場所的にもそうですし、環境的にもそちらのほうがいいという、そういったいろいろな見直しも、随時、議論を
しているところであり
ます。
そういったことも含めて、啓発の部分も今ご指摘いただいたとおりだと思ってい
ますので、そういったことをまた選挙管理委員会の中でも十分議論を
して、必要な見直しも行っていきたいというふうに思っており
ます。
397 ◯副議長(林 久嗣君) 12番 越川隆文君。
398 ◯12番(越川隆文君) ありがとうござい
ます。
今のご答弁でちょっと気がついたんですけど、大町幼稚園のところの投票所、あそこ、夜暗いんですよ。給食の車か何か入るような形になっているんですか、ちょっとコンクリートが下がっているところがあるので、あれ、危ないなと思いながら見ていたんですよね。ですから、場所を変える云々もあり
ますけども、今はまだ事故は起きてないけど、照明を
したりとかしたほうがいいんじゃないかなというような気がいたし
ました。
いずれに
しましても、そういうような形で、ぜひ投票率アップにお力をいただきながら、コロナに負けないという魚津市をつくっていくということですね。とかく何かひきこもり的になってしまう、もちろん今はそういう時期ではあり
ますけれども、意識だけは負けないという意識を市民みんなで持ちながらやっていこうというふうに思っており
ますので、ぜひとも行政の皆様方、大変でしょうけども、よろしくお願いいたし
ます。
以上でござい
ます。
399 ◯副議長(林 久嗣君) 以上で、通告を受けており
ました質問、質疑は終わり
ました。
ほかに発言はあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
400 ◯副議長(林 久嗣君) ないようですから、質問、質疑を終わり
ます。
(議案の常任委員会付託)
401 ◯副議長(林 久嗣君) ただいま議題となっており
ます議案第1号から議案第7号までについては予算特別委員会に、議案第8号から議案第27号までについては各常任委員会に審査を付託いたし
ます。
なお、報告第1号は受理といたし
ます。
─────────────────────────
402 ◯副議長(林 久嗣君) 以上で、本日の日程は全部終了いたし
ました。
なお、明11日から18日までを議案調査等のため休会と
し、その間、予算特別委員会及び各常任委員会を開催
することと
し、19日に本会議を再開いたし
ます。
本日はこれをもって散会いたし
ます。
午後 4時22分 散会
魚津市議会...