魚津市議会 2020-03-01
令和2年3月定例会(第2号) 本文
2020年03月09日:令和2年3月定例会(第2号) 本文 (全 468 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初
のヒット個所へ 1 午前10時00分 開会
◯議長(石倉 彰君) おはようございます。
ただいま出席議員は定足数であります。
休会前に引き続き会議を開きます。
本日
の日程は、お手元に配付
の日程表
のとおりであります。
─────────────────────────
市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑
2 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入ります。
日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者
の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。
15番 梅原健治君。
〔15番 梅原健治君 登壇〕
3 ◯15番(梅原健治君) おはようございます。
令和2年3月定例会にあたり、
自民党議員会を代表して、4点について質問いたします。
質問に入る前に、今年
の冬は暖冬で雪
のないシーズンとなっています。しかも、この間、真冬にもかかわらず、暖かく春
の季節
のような気候になった日も何度かありました。積雪も、ここ数年
の平均
の10%しか降っていないと
のニュースもありました。
このような異常気象が世界中に発生しており、暴風雨による被害や、オーストラリアにおいては乾燥による山火事が何日も続き、動植物に大きな被害が発生しています。また、地球上
の温暖化は、北極
の氷や氷河が溶け出して、海水面
の上昇や寒気団
の動きが今までと違ってきており、異常気象を引き起こしており、いつどこで被害や災害が発生するか、予想がつかないような状況になってきています。
国連においても、地球
の温暖化対策を呼びかけていますが、各国
の思惑で合意が得られていなく
温暖化防止対策は進んでいませんが、
温室効果ガス削減は喫緊
の課題であり、早急な行動が必要になっています。
加えて、中国を発信源とする
新型コロナウイルスによる肺炎感染拡大は世界中に拡散しており、このことが米中貿易交渉
の悪化に加えて、世界経済
の縮小、停滞が進み、企業
の操業中止など生産に大きく影響し、株価
の低下を招くとともに世界経済に大きな打撃となっており、経済
の停滞が心配されています。
日本国内においても感染者が拡大しており、危機的な状況に達しており、安倍首相による小中高
の臨時
の休校要請がありまして、各都道府県ではその対応に追われています。大会や行事、イベント
の開催が中止や延期になるなど、その対応に苦慮されています。県内、市内で
の新型コロナウイルスの発症は出ていませんが、市民へは手洗い
の実施など対策を徹底するとともに、一日も早い終息を願いたいものです。
最初
の質問は、令和2年度
の予算についてお伺いします。
昨年
の令和元年度において小学校統廃合
の大きな事業が一段落し、これからは行財政改革について、どう確実に事業を進めるかが重要となっています。予算編成にあたっては、重点的に取り組む項目として、子育て支援、教育環境
の充実、観光
の振興、産業振興、魅力的なまちづくり
の5つ
の特定政策
の継続に加え、人口減少、
高齢化社会対策の強化、市民
の健康増進を図るため
の施策などが提案されています。
そこで、今年度は、第4次総合計画第10次基本計画
の最終年であり、その成果指標
の進捗状況が報告されましたが、市長はどのように受けとめておられますか、お聞かせください。
また、来年度、令和3年度から始まる第5次総合計画について、事前に
市民意識調査が実施され、今組み立て中であるとは思いますが、総合計画へ
の指針についてお聞かせください。
今回
の予算案は、行財政改革
のもとで、基金から
の繰り入れは最小限にとめて組み立てられた予算となっており、行財政再建
の1年目
のスタート
の年として、今申し上げた特定政策を含めた基本的な姿勢について、特徴と昨年と
の違いについてお聞かせください。
2点目、公共施設
の再編についてお伺いします。
昨年度までは行財政改革に取り組んできて、令和2年度予算も何とか組み立てられましたが、公共施設
の再編、具体化については、まだまだ進めなければならないと思われます。平成26年に策定された
公共施設再編方針より先に、行財政改革を主に取り組んできました。財政健全化
のためにも、持続可能な行財政
の確立を目指して、よりよい公共施設を目指して、市民ニーズに沿ったサービスを提供するために
公共施設再編方針の改訂版が策定されましたが、その主旨についてお聞かせください。
昨年は兼務でありましたが、
公共施設再編室の設置がありました。今後
の公共施設再編室の継続と事業方針についてお聞かせください。
財政面についてはまだまだ改善
の途中ですが、小学校
の統合や保育園廃止などにより、増える公共施設
の利活用、売却などにも取り組むべきと思いますが、考えをお聞かせください。
そのためには、職員
の兼務でなく、そろそろ専属職員
の配置が必要ではないでしょうか。以前にも提案したことがありますが、担当部署
の資産
管理より、そろそろ専門部署で資産
の一元
管理をすることで流動化を図るべき時期かと思いますが、考えをお聞かせください。
3点目は、小学校
の統廃合についてお伺いします。
小学校
の統廃合については、平成17年に
学校教育審議会が設置されてから、この間計画
の見直しをしながら、平成24年に松倉、坪野小学校
の統合が行われました。平成26年には後
の統合へ
の素案ができました。平成28年に清流小学校、平成30年によつば小学校、平成31年4月に星
の杜小学校が開校し、14年目にしてようやく一段階を終えました。星
の杜小学校も、グラウンド、駐車場
の完成間近であり、学校
の運営も軌道に乗ってきていることと思います。
そこで、現在までにおける統合についてどう評価されますか。特に、生徒数においてお伺いします。また、校舎とグラウンドや、通学上
の安全対策に問題はないでしょうか。
現在、200人から600人ほど
の生徒
の5校体制です。近い将来、生徒
の減少があり、10年後にはアンバランスな生徒数になることが予想されます。そのため
の対策として、少しずつ生徒
の平均化を図るため、通学区域
の柔軟性を考えてはいかがでしょうか。令和2年度から小学校にも英語とプログラミングが教科に入ってきます。心配する必要はないかもしれませんが、先生方
の体制は十分な配置がなされることとは思いますが、先生方
の負担も考え、生徒数
の平均化を図る意味でも考えていくべきではないでしょうか。
質問
の4点目、
新型コロナウイルスについてです。
初めに申し上げましたが、県内ではまだ肺炎
の発症者が出ていませんが、マスク
の需要が拡大し、県内、魚津市においても品切れとなっています。また、
アルコール消毒剤なども、店舗に入荷してもすぐ売り切れとなっています。おまけに、トイレットペーパーにも連鎖し、マスクと違い、業界では十分生産されていて不足はしないと報じられていますが、風評に不安を覚え悪循環となり、各家庭在庫を抱えようと買い急ぎが広がっていて品不足が発生しているようです。マスク生産は24時間体制で作業が進められていると
のことですが、買い占めしないで必要分だけとし、できるだけ人混み
の中には行かないなど行動
の自粛をしたいものです。市内には、回覧板やテレビ、新聞で対処方法が報じられていますが、いま一度、対処方法とその周知徹底についてお伺いします。
また、安倍首相から小中高
の休校が要請されました。市内
の学校、保育園などへ
の指導はいかがされていますか。私立
の事業者などもあり、統一された対応になっているかわかりませんが、卒業式や行事、大会、集会などへ
の指導とかについても、どう対処されているかお伺いします。情勢も刻々と変わってきていますが、迅速な対応をお願いいたしたいと思います。
4 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
〔市長 村椿 晃君 登壇〕
5 ◯市長(村椿 晃君)
自民党議員会を代表されまして
の梅原議員
のご質問にお答えをいたします。
まず、第4次魚津市総合計画
の成果について
のご質問にお答えをいたします。
1点目、第4次魚津市総合計画につきましては、平成23年度から令和2年度まで
の10年間を計画期間としており、来年度が最終年度となるわけでございます。
この間、「ふるさとを活かし、誰もが主役
のまちづくり」を基本理念に、将来都市像である「心躍る うるおい
の舞台 魚津 笑顔で絆つなぐまち」
の実現に向けて、各種施策を推進し、子育て支援、教育環境
の充実、観光振興、産業振興、魅力的なまちづくり
の5つ
の特定政策分野及び人口減少・
高齢社会対策の強化に重点的に取り組んでまいりました。
主な取り組みを申しますと、子育て支援では、
子育て世代包括支援センターの開設、同時入所第2子
保育料無償化など、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを推進してまいりました。教育環境
の充実では、統合小学校
の整備、通学路
の整備など、子どもたちが安全に通学し、快適に学習に取り組める環境整備を行ってまいりました。観光振興では、
インバウンド推進事業やたてもんと
全国植樹祭レガシー事業など、市民や企業と連携した取り組みを推進してまいりました。産業振興では、つくる
UOZUプロジェクトや企業誘致など、本市
の地理的、文化的な特性を生かした産業
の育成と若者
の雇用確保に向けた取り組みを進めてまいりました。魅力的なまちづくりでは、
立地適正化計画や
パークマネジメント基本方針の策定など、主体的な地域づくりと安全・安心なまちづくりに向けて取り組んでまいりました。さらに、人口減少・
高齢社会対策の強化では、移住・定住施策や市民
の健康づくりを推進してまいりました。
このように、さまざまな取り組みを進めてきた中で、平成30年度末時点で
の成果指標
の進捗状況を取りまとめたところ、188項目
の成果指標
のうち、目標値
の水準に達しているものが44項目、率にして23.4%、目標値には届いていないものの概ね順調に推移しているものが81項目43.1%、さらなる取り組みが必要なものが63項目33.5%となっております。
また、
市民意識調査で各施策に対する満足度を調査しましたところ、下水道
の整備や水道水
の安定供給
の満足度が高かった一方、雇用・労働環境
の充実、工業・商業
の振興
の満足度が低い結果となり、産業振興により一層
の取り組みが必要と感じているところでございます。
次に、第5次魚津市総合計画
の指針について
のご質問にお答えをいたします。
第5次魚津市総合計画
の策定にあたりましては、市民、地域、企業、団体、そして行政が一体となってまちづくりを進めることを念頭に置きながら、目指すべきまち
のイメージを市民
の皆様とともに描き、ともに理解を深めることが大変重要であると考えております。
第5次魚津市総合計画が目指すべき将来都市像やまちづくり
の考え方は、これから決まっていくことになりますが、これまで
の市民意識調査結果や
タウンミーティングでいただいたご意見を踏まえた上で申し上げますと、全て
の人が安心して暮らせるまち、若者が夢を持って働けるまち、子育てがしやすいまちなどが本市
の将来像としてふさわしいとお考え
の方が多かったように感じております。
引き続き、市民
の皆様
のご意見をいただきながら、将来にわたって夢と希望を持てる計画となるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
次に、令和2年度
の特定政策等について
のご質問にお答えをいたします。
財政健全化計画初年度となる令和2年度当初予算におきましては、全庁を挙げて行財政改革に取り組んだことで財源不足5億円は解消し、特に財政調整基金につきましては、平成2年度以降30年ぶりに、当初予算において計上せずに予算編成を行うことができました。
特定政策分野については、子育て支援、教育環境
の充実、観光振興、産業振興、魅力的なまちづくり
の5つ
の取り組みをさらに加速化させるとともに、本市
の喫緊
の課題である急速な人口減少に歯止めをかけ、市民がより長く元気に活躍できるよう、人口減少・
高齢社会対策の強化を推進する施策に重点を置いためり張り
のある予算編成に努めました。
具体的には、子育て支援では、子ども健診事業において、聴覚及び視覚
の異常
の早期発見・早期治療を目的とし、新たに
新生児聴覚検査費用の助成や視覚検査機器
の導入により健診体制
の充実を図るなど、安心して子どもを産み育てることができる環境整備を進めます。教育環境
の充実では、小学校
の全て
の普通教室
の電子黒板を整備するなど、教育環境
の整備に努めます。観光振興では、文化財登録を契機とした
東山円筒分水槽周辺の整備や、魚津浦
の蜃気楼
の普及啓発などに取り組みます。産業振興では、旧村木小学校を活用したお試しオフィス
の整備など、雇用
の創出や産業
の活性化を図ります。魅力的なまちづくりでは、片貝公民館
のコミュニティセンター化や、
北鬼江吉島線交差点改良工事など、地域
のにぎわい創出や都市機能
の充実を図ります。人口減少・
高齢社会対策の強化では、
市内ショッピングセンター内で
の介護予防教室
の実施により健康へ
の意識を高めるなど、健康寿命
の延伸を目指します。
令和2年度当初予算編成においては、財源不足は解消したものの、今後、市庁舎など老朽化する施設へ
の対応や、少子高齢化による社会保障費
の増加が見込まれますことから、より一層気を引き締めて行財政改革へ
の取り組みを継続してまいりたいと考えております。
6 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
〔副市長 四十万隆一君 登壇〕
7 ◯副市長(四十万隆一君) 次に、
公共施設再編方針改訂版について
のご質問にお答えいたします。
本市では、公共施設
の老朽化や人口減少、少子高齢化
の進展に伴う財源不足など
の課題
の解決
のために、平成26年7月に
公共施設再編方針を策定いたしました。その後、人口減少
の進行や近年
の財源不足に対応するとともに、現行方針
の進捗状況等も踏まえた見直しを行い、将来世代に過度
の負担を残さないよう、よりよい公共施設
のあり方を目指すため、本年度に
公共施設再編方針改訂版を策定することといたしました。
本方針におきましては、統合を目指す施設として本庁舎ほか11施設、譲渡を目指す施設として新川学び
の森天神山交流館ほか4施設、廃止を目指す施設といたしまして総合体育館ほか10施設など、合計142施設について
の再編方針を定め、それぞれに設定した目標年度までに、方針
の達成に向けた取り組みを進めることとしております。
次に、
公共施設再編推進室の実績と継続について
のご質問についてお答えいたします。
公共施設再編推進室は、公共施設
の総合的かつ一体的な
管理体制を構築し、組織
の縦割りを超えて
公共施設再編の取り組みを推進するとともに、中長期的な視点で公共施設
の適正
管理を行っていくことを目的といたしまして、専任職員2名と兼任職員11名
の計13名
の体制で庁内横断的な組織として設置したところでございます。
今年度は、
行財政改革推進委員会や魚津2040会議
の開催などを通じて、市民
の皆様や若者
のご意見をいただきながら、
公共施設再編方針の見直しと
公共施設使用料の見直しを実施してまいりました。
公共施設再編方針の見直しにつきましては、先ほど
のご質問でお答えしたとおりでありますが、
公共施設使用料の見直し
の結果としては、令和2年度予算におきまして約4,000万円
の歳入増を見込んでおるところでございます。
また、
公共施設再編推進室の継続につきましては、令和2年度中に
公共施設等総合管理計画
の改訂及び
個別施設計画の策定を予定するとともに、公共施設
の跡地利用を推進する必要があることから、引き続き庁内横断的な組織として設置を継続し、これら
の課題に対して全庁的に取り組んでまいります。
続きまして、公共施設
の利活用や売却について
のご質問にお答えいたします。
公共施設
の再編に伴って生じた
施設跡地の利活用に関しましては、売却や譲渡、貸し付けなどを含めたさまざまな可能性について、これまでも検討を行い、一部実施してきたところでございます。令和2年度からは、
経田地区振興協議会が旧
経田福祉センターを高齢者
の介護予防や通い
の場、多世代交流
の場として利活用を行われるほか、公民館として活用していた旧片貝小学校を宿泊・体験機能を有する
コミュニティセンターへ移行するといった取り組みを行うこととしております。
利活用
の検討にあたりましては、廃止施設
の立地状況や利活用に伴う市
の財政負担
のほか、当該施設がこれまで果たしてきました役割なども含めて、多角的に検討を行う必要がございます。
今後、再編方針
の実現に伴い廃止施設が増加していくことを見据え、
跡地の利活用について
の基本的な考え方を整理した上で、利活用
の実施に向けた取り組みを着実に推進していきたいと考えております。
続きまして、専門家を置いた専門部署
の設置について
のご質問にお答えいたします。
先ほど
の質問でお答えしたとおり、
公共施設再編推進室は庁内横断的な組織として設置を継続し、公共施設等における課題に対して全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。
一方で、公共施設
の老朽化を踏まえた適正
管理を進めていくためには、専門的な知識を持つ技術職員等を配置する必要性が高まっていると考えております。
また、国におきましても、公共施設
管理等における技術職員
の充実等に対する支援を進めておられまして、これら
の有利な制度
の活用も検討しながら
公共施設再編推進室の専門性を高めてまいりたいと考えております。
8 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。
〔教育長 畠山敏一君 登壇〕
9 ◯教育長(畠山敏一君) 小学校統合事業へ
の成果についてお答えをいたします。
魚津市では、子どもたちにとってよりよい教育環境を整え、適切な学校運営ができるよう、規模
の適正化を図ることを目的として学校統合を進めてきました。地域や保護者
の皆様方
のご理解とご協力により、当初
の目標どおりに統合が行われているところであり深く感謝を申し上げます。
お尋ね
の児童数
の面から見た統合
の成果についてですが、複式学級
の解消はもとより、クラスがえが可能な児童数、学級数になり、さまざまな個性を持つ児童や教員と触れ合うことで、お互いに学び合い切磋琢磨できるようになったことは大きな成果であると認識しています。
また、施設面では、学校数が少なくなったこともあり、全小学校
の普通教室へ
のエアコン整備やICT機器
の整備などを、スピード感を持って進めることができたことも成果として挙げられると考えております。
昨年12月に新川文化ホールで行われた魚津商工会議所主催
のまちづくりシンポジウムにおいて、基調講演をされた東洋大学
の根本教授から、将来
の人口減少を見据えた全国に誇ること
のできる先進的な学校統合であると高い評価を受けたところであります。
今後も、教職員、地域や保護者と一体となり、豊かな自然環境や教育資源を生かした特色ある教育に向けて、さらなる教育環境
の充実に取り組んでいきたいと考えております。
次に、校舎やグラウンド
の広さ、通学上
の安全対策についてお答えをいたします。
現在、最も児童数が多いよつば小学校で625名、児童数
の最も少ない経田小学校で174名となっています。各学校とも、文部科学省小学校設置基準で示されている、児童数に対して必要とされる校舎面積、グラウンド面積、教室数は確保できており、統合いたしましても十分な学習環境が提供できていると考えています。
次に、通学上
の安全対策についてですが、平成29年度に策定した魚津市小中学校通学安全プランに基づき、統合により遠距離通学となった児童へはスクールバス
の運行を行っております。さらに、登下校時には、各地区
の見守り隊、関係機関、地元企業等
のご協力により、地域全体で見守り活動等を行っていただいていることにより、通学
の安全が確保されていると考えています。
ただし、統合により通学範囲は広くなり、通学路
の状況もさまざまです。その中で、安心して通学できる歩道
の確保や通学路に隣接する用水路へ
の転落防止対策、地下道等で
の不審者対策、低学年だけで下校する場合
の安全対策等
の課題は残っているものと認識しています。
これら
の課題につきましては、毎年行っています学校、保護者、警察、道路関係者、地域住民等
の関係者による通学路
の合同安全点検等により、課題
の確認と改善に取り組み、引き続き安全対策に努めてまいりたいと考えています。
次に、通学区域
のご質問でございますけれども、現在
の行政区ごと
の人口構成で見ますと、現在1歳
のお子さんが5年後
の令和6年に住所
の変更や通学区域
の変更がなく、このまま小学校へ入学すると仮定した場合、5年後
の1校当たり
の1年生
の児童数は二十数名
の学校から80名弱
の学校までとなり、5校
のうち1クラスになる
のが2校、2クラスになる
のが1校、3クラスになる
のが2校となるものと推計をされます。
各校
の児童数を平均化するために通学区域を変更することについては、統合して間もないこともあり現時点では考えておりませんが、今後
の各地区
の人口
の推移を見守るとともに、地区や保護者
の皆さん
の声も聞きながら検討していきたいと考えています。
次に、新学習指導要領
の体制について
のご質問にお答えします。
ご指摘
のように、令和2年度から小学校学習指導要領が全面実施となり、英語については、小学校3、4年生では外国語活動として週1時間、5、6年生では教科として週2時間
の授業が実施されます。
教育
委員会としては、英語教育
の充実と教科化に向けて着実に対応するため、29年度に小学校英語教育推進計画を策定するなど準備を進めてきました。推進計画では、小学校専任
のALT
の配置
の充実を掲げ、今年度は2名
のALTを配置しておりますが、令和2年度は1名増員して3名体制とし、さらに英語活動指導員
の時間数増
の予算を計上しているところであります。
また、早いうちから英語になれ親しませるために、1年生から外国語活動を市独自に実施しており、中学年や高学年に円滑に移行できるようにしています。また、教員研修会を通して、教員
の指導力
の向上を図っているところであります。
プログラミング教育については、情報科というような特定
の教科で行うものではありませんが、各教科で取り入れることができるように年間指導計画を作成し配布したほか、教員を対象とする研修を実施したところであります。また、研修
の推進役を担うICT推進教員を各学校に位置づけ、ICT支援員と連携しながらプログラミングに係る校内研修も実施してきたところです。
次年度は新規事業として、プログラミング教育推進事業を予定しておりまして、その中で、プログラミング教育推進会議を立ち上げ、有識者を総合アドバイザーとして、企業、大学、関係課から意見をいただきながらプログラミング教育
の充実を図ることとしております。
今後とも、新学習指導要領が円滑に実施されるよう支援してまいりたいと考えています。
以上です。
10 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
〔市長 村椿 晃君 登壇〕
11 ◯市長(村椿 晃君) 次に、
新型コロナウイルス感染症対策
の市民へ
の周知について
のご質問にお答えをいたします。
1月31日に、世界保健機構が中国から広がっている
新型コロナウイルスについて緊急事態を宣言したことにより、本市では、まず同日1月31日に、市
のホームページに
新型コロナウイルス感染症
のページを設け、感染経路や予防対策など
の基本情報を掲載いたしました。
そして、2月21日、
新型コロナウイルス感染と確認された千葉県在住
の70代女性が、16日から18日にかけて富山県を観光していたと
の報道発表を受け、翌日
の22日に魚津市
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、あわせて第1回目
の対策本部会議を開催いたしました。
そこで
の決定内容といたしましては、1点目は市民
の皆様へ
の周知であります。市ホームページ、ケーブルテレビ、メールなどで
の感染予防対策
の周知。2点目は、小中学校を含む公共施設、観光施設及び宿泊施設へ
の周知。内容は、ポスター等による予防対策
の呼びかけと消毒等
の徹底であります。3点目は、週明けから
の市役所窓口で
の対応、具体的には窓口担当職員
のマスク着用、カウンター等
の消毒であります。これらを実施するように指示をいたしました。
その後、2月25日に第2回対策本部会議を開催し、市主催
のイベントなどを3月15日まで
の期間、中止または延期を決定し、市ホームページ、市広報、回覧板で周知をいたしました。
そして、2月27日に、政府から全国
の小中高等学校について臨時休業
の要請があり、翌日
の28日に魚津市内全て
の小中学校を3月2日から3月24日まで臨時休業、そして学童保育
の時間を拡大する、これら
のことを第3回対策本部会議で決定いたしました。
さらに、3月4日
の第4回対策本部会議で、臨時休業期間中、学習
の場として小学校を開放することを決定し、プレスリリースや市ホームページに掲載し、周知に努めてまいりました。
現在も、
新型コロナウイルス感染症が日本国内で広がりを見せておりますが、今後も関係部局で情報を共有するとともに、関係機関と連携し、感染拡大
の防止に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。
なお、議員からもお話がありましたが、富山県内で
の感染者はまだ確認されておらず、また、感染者が確認されたとしても、感染者へ
の偏見や差別はあってはならず、根も葉もないうわさを広める
のは慎み、過剰な心配はせず、日々
の感染予防対策を引き続き行うよう、冷静な対応を市民
の皆様にはお願いしたいと考えております。
次に、
新型コロナウイルスの学校、保育園などへ
の指導について
のご質問についてお答えいたします。
2月27日に国
の新型コロナウイルス感染症対策本部が開催され、感染リスクにあらかじめ備える観点から、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における全国一斉
の臨時休業を要請する方針が内閣総理大臣より示されました。関連しまして、保育所と学童保育については、保護者が働いており、家に1人でいることができない年齢
の子どもが利用するということもありまして、原則として開所するということを厚生労働省から依頼されております。
このことを受け、本市では、児童生徒
の安全・安心と感染拡大
の防止に向け、3月2日から3月24日まで
の間、市内
の全て
の小中学校
の臨時休業を実施いたしました。また、保育所及び学童保育を開所し、家にいることが困難な子どもたち
の受け皿として対応をしております。加えて、学童
の申し込みをしておられない家庭であっても、日中保護する方がいない小学1年生から3年生まで
の児童に対しましては、3月5日から自主学習
の場として小学校を開放することを決定し、学校メールや市
のホームページなどでお知らせをしたところでございます。
新型コロナウイルスへ
の対応として、小中学校においては、保護者向けに感染防止策等を記した臨時休業中
の過ごし方をご案内し、子どもたち
の体調
管理に努めていただいているところでございます。また、保育所や学童においては、子どもたち
の体温チェックやせき
の有無
の確認をしっかりと実施するとともに、可能な範囲でアルコール消毒など
の徹底を行っているところでございます。
今後も、状況
の変化に対応しながら、保護者
のご意見や要望をお聞きしながら、ニーズに対応できるようにしていきたいと考えております。
最後に、卒業式をはじめとした各種イベントなど
の対応について
のご質問にお答えをいたします。
市立小中学校では、卒業式
の行程を簡略化するとともに、出席者を卒業生とその保護者のみ
の参加として実施を予定しております。なお、修了式は中止し、中学校
の修学旅行につきましては2学期へ延期をしたところでございます。
公立保育園、幼稚園では、不特定多数
の方が利用する施設へ
の外出、例えばお別れ遠足などが予定されておりましたけれど、こういったようなものは中止をいたしました。今後予定されている卒園式につきましても簡略化して行い、出席者を卒園児、在園児、保護者、職員に限定することを決定しております。私立保育園、認定こども園には、公立保育園
の方針をご説明し、協力を依頼いたしました。
その他、大会など
のイベントにつきましては、市主催
のものは基本的に中止または延期しており、民間主催
のものは主催者に市
の方針をご説明し、協力を求めているところでございます。
なお、中止延期となる市主催
のイベントなどにつきましては、市
のホームページでお知らせをしているところでございます。
以上でございます。
12 ◯議長(石倉 彰君) 15番 梅原健治君。
13 ◯15番(梅原健治君) 再質問させていただきます。
まず、1番目でございますが、第4次総合計画が今年で終わるということでありまして、先ほどありましたように、成果として80%から60%ぐらいまで、できたようにお聞きしました。
結果を受けて、第5次
の計画について、アンケート調査等を踏まえて、計画が今練られようとしておりますが、第5次
の日程、段取りを簡単にちょっとお聞きいたします。
14 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。
15 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 総合計画
の今後
のスケジュールについてお答えします。
現在も、市民
の皆さん、各分野からなる審議会を立ち上げて、会議を2回開いたところですが、今後会議を重ねながら、まずは令和2年度
の12月ぐらいまでには基本構想を取りまとめて、その後、年度末までには基本計画を定めたいというふうにスケジュールで予定しております。
16 ◯議長(石倉 彰君) 15番 梅原健治君。
17 ◯15番(梅原健治君) 市民へ
の開示、提案はどうなりますか。
18 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。
19 ◯企画総務部長(川岸勇一君) まず、市民
の皆さん
の声は、
タウンミーティングを開いて、新たな総合計画に対して求める意見とかそういった提案をお受けしたところですが、現在、各分野、若手
の分野
の皆さんにも、個別にこういった聞き取りをしながら行っているところです。
総合計画作成
の進捗状況、あるいは会議資料については、市ホームページで随時公開して、皆さんに見てもらえるようにしております。
20 ◯議長(石倉 彰君) 15番 梅原健治君。
21 ◯15番(梅原健治君) また、議会
のほうにもよろしくお願いいたしたいと思います。
今年度
の予算については先ほど聞きましたが、この後
の項目でもお聞きしたいと思いますので、これでこの部分を終わります。
2番目
の公共施設再編についてでございますが、令和元年度は財政改革ということで頭が集中しておりました。その中には、公共施設
の再編等々も乗ってきておるわけでございますが、先ほどありましたように、
公共施設再編室が設置されまして、いろいろ兼務でやられております。
先ほどもちらっと申し上げましたが、そういう施設がたくさん出てきて、どう扱って、どう現実に動かすかというところが一番大事だと思っているんですが、やはり先ほど言いましたように、専属
の職員、プロ
の誰かを臨時で雇うとか、例えばですよ。それくらいで、もうはっきり考えないとなかなか動かないと思いますので、そういう面について
の考え方をもう一度お聞きします。
22 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
23 ◯副市長(四十万隆一君) 公共施設
の再編につきましては、今、議員さんおっしゃいましたように、方針はできたわけでございますが、これをいかに的確に実施していくかということが非常に重要なことだと思っております。そのためには、専門的な知識も必要になろうと思っております。
現時点で、どこか外部から専門的な知識を持った人ということはございませんが、今後進めていく中で、まずは職員
の専門性を高めると答弁でも申しましたが、それを進めながら、それでもなお足りないということであれば、そういうことも考えていきたいというふうに思います。
24 ◯議長(石倉 彰君) 15番 梅原健治君。
25 ◯15番(梅原健治君) 今、再編室
のトップが企画総務部長なわけでして、私は、ここはぜひ副市長
の出番じゃないかなということでこの質問したがです。副市長には、全力を挙げてこの再編
の絡みに力を発揮していただきたいということを要望いたしまして、この質問を終わります。
それでは次
の学校
の関係でございますが、実を言いますと、私たち自民党会派で、2月初めに兵庫県へ視察に行ってきました。兵庫県はいろんな市がありまして、小野市というところへ行ってきたんですが、すごく先進的にやっておられましてびっくりしました。
一貫校ということで取り組んでおられまして、特に、東北大学教授
の川島先生という方が、平成17年から小野市教育行政顧問ということで就任されまして、一貫校を含めた子どもたち
の学習やら体力やら、いろんな面でかかわってきておられます。
また皆さん方、調べていただければわかるんですが、小野市は市内94km2で人口が4万8,000人でございます。中学校が4つ、小学校が8つありまして、中学校と小学校と1つ
の流れとして組織されております。
河合中学校と河合小学校というところがあるんですが、これが、小学校から中学校まで、1年生から6年生、7年生、8年生、9年生という呼び方で一連
の体系づけができておりまして、6年生は中学校へ行って勉強するという体制をとっとるがですね。1年生
のときに入学すると、卒業は中学校で卒業すると。その間がないがです。そういうことがありました。
それと、川島先生
の提案かどうかわかりませんが、市内
の小学校、中学校
の先生方
の協議会という
のがすごくできておりまして、意見交換会という
のがありまして、本当
の市内で取り組んでいるということなんですね。データにしてでも、先ほど言いましたように、最初、小学校で1回とると、そのデータがずっと上がっていって中学校まで自然に行くと。だから、いちいち書き物とかじゃなくて、今
のこの時代ですから、全て帳票は要らないという体制になっておりました。
ご存じ
のように、特に小学校では10歳
の壁とか、中学校へ行く中1ギャップとかいうことがあるわけですが、今言ったように、もう6年生時代から中学校へ行って勉強するんですね。だから、流れとしてはワンサイクルで、一貫校として
の体制がとられております。これが平成27年になったがです。28年から残り
の中学校、その下に小学校がありまして、そこでも同じ小中一貫校という体制で現在進められております。
特に有名な
のは、小野市
のおの検定といって、こういうすごいテキスト
の本がつくられておりまして、先生方
の協議会でつくって市内
の子どもたち全てに勉強させると。漢字、数学、中学校は英語ということでやられておって、80点以上は合格ということで、何回受けてもいいとか。
そういうことで、非常に市長部局、教育
委員会、地域、父兄を含めてですね、ここら辺
のスクラム体制がすごく感じられました。全員で子どもたちを育てようという体制ができておりまして大変感心したんですが、なかなか魚津市においてはそううまいぐあいにはいかないと思いますが、先ほどちらっと生徒数
の問題で投げかけましたが、ここにおいてでも、中学校が4つだから下に小学校がつきやすいんですが、でも大小があるんですよ、実を言うと。でも、一貫した教育体制をとっておるということは非常に参考になりました。
令和2年度
の教育
の予算
の中ででも、黒板なりICT活動なり、いろいろやられておるわけですが、今までは学校を中心にした考え方でおりました。今年からは少し中身に入ってきた
のかなと思っておりまして、今ほど申し上げたように、小野市
の教育
委員会、いろんな体制が非常に参考になったわけですが、そういうことについて、教育長、何か一言お願いしたいと思います。
26 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。
27 ◯教育長(畠山敏一君) 大変参考になる情報をいただきましてありがとうございます。
今、県内におきましても、小中一貫校等、取り組もうとしている地区もあるわけですが、これはやはり学校数ですとか、それから地域
の実情なども大きく左右して、例えば、そうせざるを得ないというような、そういう状況もあったりして県内
の場合は取り組んでいます。
ただ、これからは小中一貫校的な、いわゆる今、体制ということを言われたわけですけれども、そういう体制をしっかりとって、小学校と中学校で切れるという形じゃなくて、小学校
の情報を中学校へしっかりと送ると。そして、時には中学校
の先生が小学校
の様子を見に来たり、小学校
の先生が中学校へ行ったりという、そういう教職員
の交流というようなことも、これは考えずにおられないような、そういう時代になっていくと思います。
魚津市においては、ともかく今、小学校
の統合というものを終わらせる。その後で、統合が全て計画どおり終わりますと、1つ
の中学校に2つ
の小学校という体制になるわけですから、より小中
の交流も図りやすくなっていくんじゃないかというふうに思っておりまして、今おっしゃったことについては、これから
の課題というふうに捉えております。
28 ◯議長(石倉 彰君) 15番 梅原健治君。
29 ◯15番(梅原健治君) 小中一貫校って簡単に言いたくないんですよ。実を言うと、ここでは小学校高学年から教科担任制がとられておりますし、不登校
の対策とか情報
の交換、市内中
の先生方
のことですから情報
の交換もあるし、結局、小学校から中学校へ行ったときに、この子どもはアレルギーがあるとか、いろんな情報もぱっと入っていくと。そういうすごく、中身
の小中一貫校になっているということを非常に感じました。県内でも、何か先日、新聞に載っておりましたが、そういう中身
のところについてぜひ考えていただきたいと。
先ほどもちらっと言いましたが、小野市
の小学校
の先生方が全員寄って研究会なり協議をすると。当然、中学校
の先生方も。そういう体制で全部やっておりますので、多分、先生方は、市内
の子どもたち
の顔をみんな知っておられるんじゃないかなと思うくらい
の体制でございました。非常に参考になりましたので、ちょっと一言申し上げたかったわけです。また、考えてみてください。
最後になりましたが、コロナウイルス
の件につきましては、刻々と変化しております。当然、そういう変化する対応に十分していただきまして、市民
の安全・安心に心がけていただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
30 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
〔8番 浜田泰友君 登壇〕
31 ◯8番(浜田泰友君) 令和2年3月定例会にあたり、会派しおかぜを代表して、一問一答にて、4点について質問させていただきます。
質問席にて行いますので、移動いたします。
〔8番 浜田泰友君 登壇(質問席)〕
32 ◯8番(浜田泰友君) それでは、質問をさせていただきたいと思います。
質問
の1点目は、新年度予算についてです。
令和2年度
の新年度予算案は、基金繰り入れを行わない堅実な予算編成ということで、財政健全化に向けて非常にご努力された内容となっております。しかしながら、行財政改革はいまだ道半ばということでありまして、
公共施設再編をはじめ、もろもろ
の取り組みを加速しなければならないというふうに感じております。
では、1つ目、新年度予算
の評価についてをお聞きいたします。
市長は、新年度予算をどのように評価されましたか、簡潔にお答えいただければと思います。
33 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
34 ◯市長(村椿 晃君) しおかぜを代表されまして
の浜田議員
のご質問にお答えをいたします。
新年度予算
の評価ですけれども、先ほど梅原議員
の代表質問でもお答えしましたとおり、令和2年度当初予算におきまして、全庁挙げて行財政改革に取り組んだということで、単年度ベースで
の財源不足5億は解消いたしました。特に、財政調整基金につきましては、平成2年度以降30年ぶりに、当初予算において計上せずに組めたということがあるかと思います。
財源不足
の解消につきましては、昨年12月に策定いたしました財政健全化計画、これに基づきまして、国
の有利な財源を活用しました事業
の前倒しですとか、あるいは投資的経費
の抑制、市債
の返済期間を延長する公債費
の平準化、あるいは公共施設
の閉鎖や開館時間
の見直し、事務事業
の見直しや人件費
の抑制、そして公共施設
の使用料
のアップやふるさと寄附
の活用、こういったことに取り組みました。
一方で、
特定政策分野ですけれども、財政健全化計画を策定する前
の夏
の時期から、事務事業や補助金
の見直しとあわせましてサマーレビューを行いまして、職員とともに知恵を絞り、特色ある事業を予算に盛り込む、そういった努力をしてきたわけでございます。
健全化計画初年度としてはよいスタートができたというふうには思っておりますけれども、ご指摘
のとおり、健全化計画
のもう1つ
の目標であります財政調整基金残高
の確保、こちらにつきましては、令和元年度末
の見込みで4.6億円ということで、目標
の10億円にはまだ遠いということでございますので、引き続き行革
の取り組みを継続していきたいというふうに思っております。
35 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
36 ◯8番(浜田泰友君) 30年ぶりに財調
の取り崩しがなかったということで、それは市長
のご努力
の結果だと思っております。
では、順次行きたいんですけれど、2つ目、歳入増
の取り組みについてお聞きいたします。
先ほども答弁であったとおり、歳入においてはふるさと納税が激増ということでありまして、非常にうれしい限りなんでありますが、新年度予算
の市税については、前年度比約1億円
のマイナスとなっておりまして、ここはちょっと厳しい状況な
のかなという形となっております。
当初予算案では市税徴収率を向上させるとありまして、プラス600万
の効果があるというふうに書いてありますけれど、その達成
のためにどのように取り組む
のかお聞かせください。
37 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
38 ◯市長(村椿 晃君) 市税徴収率
の向上策ですけれども、少しだけおさらいをさせてください。
従来から、口座振替
の推進ですとか効果的な文書催告を行ってきたわけですけれども、それに加えて、平成26年度からはコンビニ納付を開始しました。納税者
の皆さん
の利便性
の向上を図るという観点
の取り組みであります。
また、平成29年度からになりますけれども、納税推進員を雇用いたしまして、件数
の多い少額滞納者に対しまして、納期ごと
の電話催告を行いましたり早期
の財産調査を行うことで、できるだけ翌年度へ繰り越しを発生させないと、そういった形で現年度課税分
の徴収を強化してきたわけでございます。
こうした取り組みなどから、平成30年度
の現年度課税分
の徴収率ですけれども、98.9%でありまして、平成26年度
の98.4%と比較いたしますと、0.5ポイント増加をいたしております。
また、今年度は、個人住民税を中心としまして富山県と
の共同徴収を実施いたしました。この取り組みは、滞納整理事務に特に習熟した県税職員2名を招きまして、滞納者と
の納税交渉、財産調査及び滞納処分に関しまして、助言を受けながら共同徴収事務を行うというものでございます。納税担当職員
の技術
の向上ですとか、個人住民税、国民健康保険税
の徴収率に一定
の成果があったと考えております。
新年度からは、納税環境
の整備といたしまして、さらにスマートフォンアプリを使った納税方法を導入予定であります。
これら
の取り組みを今後も継続しまして、令和2年度以降
の徴収率向上を図っていきたいと考えております。
39 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
40 ◯8番(浜田泰友君) 以前よりもかなりご努力をされていて、徴収率も少しずつ上がっているというところであります。
ただ、とはいいましても、県内で高いほうかと言われたらそうでもないというところがありますので、今ほども県と
の共同徴収であったり、それから納税推進員であったり、そういった方々
の活用という
のがありましたけど、ただ、債権を回収するという
のは専門的な知識が非常に要りますので、そういった経験を持つような外部人材などをまた活用して、ぜひここ
の強化に取り組んでいただければと思います。これは答弁要りません。
3つ目、行政手続
の電子化についてをお聞きいたします。
財政健全化
の視点だけではなくて、職員
のマンパワー
の確保というところからも、行政処理
の効率化を図る必要があると考えております。その1つ
の手法として、行政手続
の電子化という
のがあると思うんですけれど、当初予算
の事務事業
の見直し
の中で、そういった電子申請
の導入という
のは検討されていますでしょうか、お聞かせください。
41 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
42 ◯市長(村椿 晃君) 行政手続
の電子化につきましては、電子申請
の導入によりまして、24時間、実際
の窓口に出向くことなく各種申請が可能となるということで、市民
の皆様
の利便性が向上するということが1点。同時に、行政運営
の簡素化及び効率化ということで、今議員ご指摘
のマンパワー
の観点
の効果もあるわけでございます。
本市では、国から
の通知に基づきまして、平成29年度から、子育てワンストップサービスとして、児童手当等に関する6つ
の業務につきまして電子申請を導入しております。その他
の手続につきましても、富山市や高岡市など先行する自治体
の情報を参考にしながら、新たに電子申請を導入する対象業務
の洗い出しを行いたいと考えております。
また、電子申請を行う際、インターネット上で本人確認を行う場合には、ご案内
のとおり、個人番号カードが必要になるわけでございます。電子申請手続
の拡大対象を検討すると同時に、今ほど申しました個人番号カード
の取得促進につきましても、あわせて進めていきたいというふうに考えております。
43 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
44 ◯8番(浜田泰友君) ありがとうございます。
今ほど市長
のほうからマイナンバーカード
の話がありましたけれど、そういったところ
の普及がなかなか進んでいないという
のは、どちらかというと必要性が感じられないからという
のがありまして、ぜひこういったところで、便利になるような施策を進めていく。一方で、マイナンバーカードが必要となるという形を両輪
のように回していって、普及を図っていくという
のが必要な
のかなというふうに思います。
それで、魚津市
の電子申請
の中でも、先ほど市長が児童手当
の件を言われましたけれど、私も現況届とかそういう
のが、魚津市
のはどうなっている
のかなということで、ホームページから見ておりました。そしたら、児童手当
の現況届とかを書く項目があるんですけれど、それを自宅で入力して印刷して窓口に持って来いとなっているんですね。それは本当に電子申請な
のかなというところがありまして、そういったところはぜひ進めていただきたいなというふうに思っています。
また、今作成しております行革プラン
の中でも、そういった電子申請、令和2年度から始めて、今年度は6件を取り組むという形になっておりますので、そういったところもしっかりと進めていっていただきたいなというふうに思います。
これについては、市長、もう1回お願いできますでしょうか。
45 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
46 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご指摘ありました児童手当
の現況届
の関係なんですけれど、それは庁内でも議論をいろいろしております。
魚津市
の担当職員は、非常にハート
の熱い職員が多いです。実際に保護者
の皆さん
の顔を見て、子どもたち
の状況をしっかり把握して、その状況に応じた相談なりサービスをしていきたいという思いがあって、今ほど
のような形になっているというふうに聞いておるんですけれど、時代が進んでおりますので、そういったことをやりたくてもできない保護者
の皆さんもいらっしゃると思うので、そこら辺について
の対応については、今後、弾力的に対応できるような取り組みを考えていきたいなというふうに思っておりますし、それ以外
の手続につきましても、時代に即したサービスが提供できるような体制を考えていきたいと思っております。
47 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
48 ◯8番(浜田泰友君) 次に参ります。4番目、RPA導入についてです。
RPAとは、人がパソコンでやっていた作業を自動化するというようなものなんですけれど、これも職員
の負担軽減につながるという事業となります。
提案理由説明で、新年度に3事業を導入するとありました。この効果をどの程度見込まれている
のか、お聞かせください。
49 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
50 ◯市長(村椿 晃君) RPA、同じような業務を繰り返し行うような事務に適しているというふうにされておりますけれども、今回導入する業務につきましては、税及び福祉分野
の3つ
の業務でございます。
具体的には、1つ目は、軽自動車税に係る車両情報異動データに関する事務、2つ目は、コンビニ収納を含む税収納に係る納付書データ
のシステム登録事務、そして3つ目が、精神障害者手帳交付及び自立支援医療給付に係るシステム登録事務、この3つであります。
業務担当職員による、これら
の業務
の削減効果
の検証を行ったわけですけれども、その結果は、3つ
の業務合計で現在行っている業務量
のおよそ40%、時間にして年間1,379時間
の削減ができるものというふうに見込んでおります。これは、人件費を時間当たり仮に2,000円とした場合ですけれど、275万8,000円
の人件費削減となりますことから、職員
の業務負担
の軽減に効果を上げることとあわせまして、人件費
の抑制にも一定程度
の効果が期待できるというふうに考えております。
魚津市では、人員
の削減に対応した業務
の効率化と、働き方改革を進めていく必要がございますので、今後も引き続きRPA導入
の検討を行ってまいりたいと考えております。
51 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
52 ◯8番(浜田泰友君) RPA導入に関しては、RPAを導入するにあたって、いろんな手続を1個1個マニュアル化していくというか、そういったところ
の確認作業があって、そういった中で、また効率化できるところ、RPAを導入しなくても、例えば不要な作業であったりとか、それから効率ができるよという作業であったり、そういったブラッシュアップができるというところもあります。これに関しては、後ほど寺崎議員が質問されるということで次に行きますけれど、ぜひいろいろ進めていただきたいというふうに思います。
では、5つ目
の公共施設
の再編についてです。
公共施設再編の中でも、直近
の大きな課題である本江公民館と市営プールについて
の検討状況をお聞きしたいと思います。
本江公民館においては、昨年
の当初予算
の審議において、公共施設
の再編方針
の見直しがどうなるかわからないという中で、その中で検討すべきだということで議会で提案させていただきました。先ほど
の質問でもありましたが、再編方針
の改訂版ができ上がりましたということで、その中で
の年次が示されておりませんが、本江公民館についてはどのように検討されている
のかについてお聞かせいただきたいと思います。
あわせて、市営プールに関しても、PFI導入可能性調査
の結果を受けて判断するとありました。3月で一応結果が出たということになりますので、どのように検討されている
のか、あわせてお聞かせください。
53 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
54 ◯市長(村椿 晃君) まず、本江公民館
の建てかえ
の件ですけれども、ご承知
のとおり、議会から、
公共施設再編の見直し及び財政健全化
の計画を立てた上で判断すべきであると
のご指摘を受けまして、今般、再編方針
の見直し及び財政健全化
の計画を定めたところでございます。
令和2年3月末に公表予定であります新しい再編方針では、公民館につきましては、施設
の老朽化も見据えて、既存施設へ
の移転、建てかえを計画的に実施するものとした上で、本江公民館に関しましては、老朽化も激しく耐震性もないことから優先的に整備していくこととし、整備に向けて補助金
の活用及び施設
の機能や規模などにつきまして、地元
のご意見もお聞きしながら検討をしているところでございます。
市営プールにつきましては、民間資金
の活用、いわゆるPFI手法を導入して建設
の可能性を調査する事業を実施しているところでございますが、その調査結果をもとに今後
の方針
の検討を行うこととされております。
今回
の調査における事業者に対する意向調査からは、PFI手法で
の整備
の可能性が一定程度あることがわかりました。
また、プール整備手法につきましては、公設民営やPFI、民設民営など、さまざまな手法が示されているわけですけれども、それぞれ
の手法にメリット、デメリットがございます。さらには、学校プール
のあり方について
の検討も必要でございます。こういった点、さらに検討しなければならない事項もあります。
こうしたことから、市
の財政
の状況ですとか、
公共施設再編方針と
の整合性を図りながら、諸課題を精査し、整備手法を固めていく作業を進めていきたいというふうに考えております。
55 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
56 ◯8番(浜田泰友君) 本江公民館それからプール
の件に関しましても、拙速に結論を出せとは申し上げておりません。ただし、いつになる
のかという時期を定める
のは大切なことだと思っております。
特に、市営プールは民間委託をしておりまして、新年度いっぱいで期限が切れると、その後、どういうふうに新しいプール
のことをしていって、今
のプールをいつまで営業を続ける
のかという考え方は、民間
の事業者も絡むところですから、非常に考えなければいけないところだというふうに思っています。
計画
の改訂版としては今出すんですけれど、これをリスケジューリングするというか、時期を定めることについて、市長はどのようにお考えか、お聞かせください。
57 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
58 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご指摘
のとおり、実際に利用していらっしゃる方
の継続性を考えると、しっかりと見通しを示していくべきであろうというふうには思っております。同時に、今財政健全化計画
の実行段階にありますので、その状況を見極めながら、できればリスケジューリング
の時期を示せるような努力をしていきたいというふうに思っております。
59 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
60 ◯8番(浜田泰友君) 今日は傍聴に来ておられる方々もたくさんおりますので、ぜひ早目にリスケジューリングして、公共施設、どうなる
のかという
のを早目にお知らせできるように、ぜひお願いしたいと思っております。
6番
の公共施設
の広域連携についてです。
公共施設を市町村間で広域連携して、相互利用できればいいなという話は前からありましたけれど、こういったところについて
の市長
の考え方、それからどのように取り組まれるかについてお聞かせいただければと思います。
61 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
62 ◯市長(村椿 晃君) 公共施設
の広域的な連携、これにつきましては、本市のみならずエリア、例えば新川
のエリアを考えても、将来的に人口が減少し、少子高齢化が進んでいくということは避けられないわけであります。こういった状況を考えますと、公共施設
の広域連携という視点は、今
のうちからしっかりと考えていくべき課題であるというふうに考えております。
また、公共施設に限らないわけですけれども、広域連携を進めていくためには、近隣
の自治体と
の問題意識
の共有が非常に重要であるというふうに思っています。近隣自治体とも意見交換を行いながら、公共施設
の広域連携や、あるいは協働的な取り組みについて
の検討を進めていきたいと考えているわけですけれども、ちょうど今、国
のほうにおきまして、多様な広域連携を促進することを目的としたモデル事業が令和2年度からスタートするというふうな情報を得ておりますので、本市としましては、そういった事業
の活用も視野に、今後も引き続き近隣
の自治体と連携をしながら、幅広いエリアで
の取り組みというものを考えていきたいというふうに思っています。
63 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
64 ◯8番(浜田泰友君) 市長が言われるとおり、これに関しましては、魚津だけがしたいよと言ってもそんな簡単にできる話でありません。やっぱり問題意識を共有して、それから、各市、町が持っているデータなんかも共有して取り組みを進めていくということが大切な
のかなと思います。モデル事業がどうなるかわかりませんけれど、そういったところをまず一歩進めていただいて、公共施設
の広い意味で
の再編ということに進めていただければというふうに思います。
では、7番目、産後ケア事業についてお聞きいたします。
子ども・子育て支援事業計画
の2期
の計画には、宿泊型
の産後ケア事業が盛り込まれています。これについて、どのように取り組まれる
のか、お聞かせいただきたいと思います。
65 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
66 ◯市長(村椿 晃君) まず、産後ケア事業につきまして、現在市が行っている事業ですけれど、対象を概ね4カ月未満
の母子といたしまして、家族等から十分な支援を受けられない方で、育児不安などがあり保健指導が必要な方に対しまして、助産師による授乳指導や沐浴指導を実施する、こういったような内容でありますけれど、やり方としましては、ご提案
のありました宿泊によるもの、あるいは通所、通うもの、あるいは保健師等がご家庭を訪問して行うもの、こういったようなパターンといいますか、対応があります。
本市では、現在、訪問による対応を実施しているわけでございますけれども、宿泊型
のサービスですけれど、現在
の育児状況から、24時間体制
の産後ケアという
のは、ニーズもあり非常に重要であるという認識を持っております。
一方で、現状では、市単独で早急に施設整備を行うという
のは、なかなか困難な面があろうかというふうに思っております。
まずは、このニーズをしっかりと捉えながら、例えば新川とか近隣
のエリア
の中で既存
の施設を利用するなど、こういった取り組みを展開する、そういったような構想もお聞きをしておりますので、そういったところと
の連携などもあわせて考えていきたいというふうに思っております。
67 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
68 ◯8番(浜田泰友君) 産後ケア
の重要性という
のは、10人とか11人に1人ぐらい
の確率で、産後鬱になったりとか産後に体調を崩されたりとかという
のがあるというふうに聞いております。ニーズはあると思うんですけれど、じゃ、どうやって市が応援をしていくかという中で、現在は訪問で
のケアをしているということですが、今後、通所であったり宿泊であったり、そういったところをするにあたって、やはり自前でハードを整備するという
のはなかなか難しいということで、今、市長
のほうからは、新川エリアで既存
の施設なんかを活用してという話がありましたけれど、ぜひこういったところもやはり広域で連携をして、何か対応できないかというところで進めていっていただきたいと思います。今答弁をいただいたので、自前でやるというよりも、そういった手法を使うということでお伺いいたしました。
では、8番目
の空き家対策についてをお聞きいたします。
令和元年度に空き家
の実態調査を行ったわけでありますけれど、その調査
の結果を受けて、当初予算ではどのように取り組まれる
のかお聞かせください。
69 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
70 ◯市長(村椿 晃君) 空き家実態調査ですけれども、今年度実施しておるわけですけれど、前回は平成26年度に、5年前にやっております。今年度は市内
の自治会長さん
のご協力をいただきながら、8月から9月、夏場にかけて調査を実施いたしました。
調査
の結果ですけれども、回収率は97.8%。住宅数1万7,936戸に対しまして空き家
の数は1,176戸ということで、空き家率が6.6%でございます。前回、5年前
の平成26年度は、住宅数1万6,839戸に対しまして空き家数が1,028戸でありましたので、このとき
の空き家率は6.1%であります。そういたしますと、この5年間に空き家
の数が148戸増え、空き家率が0.5ポイント増加したということになります。
今回
の調査結果を受けて
の対応ですけれど、まず、自治会で特に困っていらっしゃる空き家が全部で69戸あるというふうなことを把握しましたので、まずこの69戸
の現地確認と所有者
の調査を実施いたします。
それに続きまして、今度はこの69戸に対しまして、自治会が困っている原因を所有者
の方にお伝えし、その解決に向けまして、賃貸や売買などといった利活用、あるいは利活用が難しい場合には適切な維持
管理をお願いしたいというふうなことを促していく。さらには、利活用も維持
管理も難しい、なおかつ危険で老朽化した空き家であれば、解体を考えていただけるように働きかけていきたい。このような形で、特に困っている空き家
の解消に向けて、まずは取り組んでいきたいというふうに考えております。
これら
の対応を進めながら、どうしても改善
の対応をしていただけない案件につきましては、法律的に強く指導することができます特定空き家
の認定に向けて、しっかり審議を進めていきたいというふうに思います。
71 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
72 ◯8番(浜田泰友君) 今ほど空き家対策についてお聞きいたしましたけれど、これも後ほど八倉巻議員が聞かれるということで、そちらにお任せしたいと思います。
では、大きな質問
の2点目、
新型コロナウイルス対策についてということで、これこそ現在
の社会問題として、しかも現在進行形
の社会問題として、たくさん
の議員が質問されているというところであります。
私からは、その中で、疑問点4点について質問させていただきたいと思います。
1つ目、感染予防
の備蓄品についてお聞きいたします。
マスクであったり、それからアルコール消毒液であったり、そういった市
の備蓄という
のはどの程度ある
のでしょうか。また、市内にある民間
の福祉施設や医療機関などに不足が生じた場合
の対応を考えておられるかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。行政機関と
の連携はしっかりとっておられると思いますので、ここでは民間と
の連携がどのようになっているかということについてお聞かせいただければと思います。
73 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
74 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。
新型コロナウイルスの感染予防
の備蓄品
のうち、まずマスクにつきましては、現在市では成人用を約2万枚、子ども用、これは6歳から15歳ですけれども、約15万枚、幼児用、これは6歳未満でありますけれど、約29万枚を保有しております。
成人用につきましては、市
の窓口業務や学童保育
の支援員
の方など、市が直接必要とする業務について、1日当たり約300枚であります。3月末まで
のことを考えますと、これら
の業務に約6,000枚が必要になります。
現在
のところ、市内
の民間
の福祉施設ですとか医療機関などからは、マスクがなくなったというような情報は寄せられておりませんけれども、かなり厳しくなっている状況ということは把握をしております。日々連絡を取り合っているので、どんな状況ですかというふうなことで確認をしております。もし、市内民間施設等から要望があれば、今ほど申しました残り1万4,000枚
の中で対応していきたいというふうに考えています。
子ども用と幼児用ですけれど、先ほど言ったように相当数保有をしているんですけれども、既に約8万枚を市内
の保育園、幼稚園、これは官民問いません、全て
の幼稚園、保育園、そして小中学校に配布をいたしました。その中で、子どもたちが不足する場合、必要な場合に、迅速に提供していくというふうなことをしていきたいというふうに思っております。
また、消毒液につきましては、現在500ml
のボトルに換算しまして、160本分に相当する量を保有しております。保育園や学童保育、公民館、その他
の公共施設などで利用される皆さんに使っていただくんですけれども、1日当たりに換算しますと大体20本必要になります。当面はこの160本で対応していきながら、不足分につきましては、現在調達作業を進めておりますので、マスク、消毒液につきまして、今後とも各施設に配布対応できるように鋭意努力をしてまいりたいと考えております。
75 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
76 ◯8番(浜田泰友君) マスク、それから消毒液についてお聞きいたしましたけれど、市
のほうにもマスクは多少備蓄がある。でも、アルコール消毒液についてはそんなにないという状況であります。ぜひ必要なところに必要な分が行き届くように、また調達等、それから国や県などとも協力しながら、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
では、2つ目
の小中学校
の休校について、これは教育長にお伺いいたします。
魚津市では、3月2日から全て
の小中学校が臨時休校ということになりましたけれど、その際
の保護者
の反応についてはどうだったでしょうか。また、特別支援学級も休校ということで、そういったところ
の児童生徒、それから保護者へ
の対応はどのようにされていますか、お聞かせいただければと思います。
77 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。
78 ◯教育長(畠山敏一君) お答えをいたします。
今回
の急な決定によりまして、保護者
の皆様には大変なご負担をお願いしているというふうに理解をしております。また、卒業生、あるいはその担任等は、非常に節目となる大事な時期でありますけれども、行事等
の縮小あるいは中止というようなことで、皆さん複雑な思いをしておられるんじゃないかというふうに察しておるところであります。
ある学校
の保護者アンケートによりますと、約3割
の保護者
の方が、急にこのような状況となり困っているというふうに回答しておられるというふうに聞いております。
一方で、小中学校で大きな混乱は起こっていないことから、お子さん
の預け先を確保するなどして、保護者
の皆様もこの状況を受け入れておられる
のではないかというふうに考えているところです。
また、特別支援学級
の児童生徒につきましても、保護者が学校
のほうへ置いていった学用品等をとりに来られたときに簡単な面談も行っているわけですけれども、現時点では、特に困っているというような方を確認はしておりません。ただ、ふだん放課後デイサービスを利用している児童生徒もおられるわけでして、今回
の臨時休校措置後は、朝9時から
のデイサービスを利用できる体制ともなっております。利用
の判断は各家庭にお任せしていますが、大きな混乱は起きていないものというふうに確認をしております。
今後とも、保護者
の意見や要望等を聞きながら、できるだけニーズに対応していきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
79 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
80 ◯8番(浜田泰友君) こういう事態ですから、皆さんで協力し合ってやっていかなきゃいけないという
のはあるんですけれど、一方で、やっぱり特別支援級
のお子さんであったり保護者であったりという
のは、しばらくは何とかやっていくという
のはあるかもしれませんけれど、ずっと自宅で預かるというふうになると、つきっきりという形になりますので、しばらくはできても、時間がたつとなかなか、そうはいってもというところはあると思いますので、学校
のほうでも小まめに情報を共有されて、特に困った方にはぜひ対応できるように、また考えていただければというふうに思います。
では、続きまして、3番目は学童保育についてです。
また、市長にお伺いいたしたいと思います。
臨時休校を受けまして、3月2日
の朝から学童保育
の受け入れが始まったということでありますが、現在
の学童保育
の利用状況はどのようになっていますか。また、県内で感染者が出た場合
の対応という
のは、どのように考えておられますか、お聞かせいただきたいと思います。
81 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
82 ◯市長(村椿 晃君) 学童保育ですけれども、今ほどご案内ありましたとおり、魚津市では、市内10カ所におきまして、午前中から開所するという形で運営をスタートしております。
利用状況ですけれども、初日から先週1週間ですけれども、毎日大体約100名
の方が利用されており、登録者
の全体
の約20%程度という利用になっておるところでございます。
今ほど教育長
の答弁がありましたけれど、ご家庭やご親族など、お子さんを支えていただく、そういったようなご協力
の中で、このような状況になっている
のかなというふうに思いまして、感謝をしたいというふうに思っています。
今後、県内で感染者が出た場合
の対応ということですけれど、発生する場所ですとか状況など、さまざまなケースがあるというふうに想定されます。他県で既に発生をしている地域も結構たくさんあります。そういった市
の事例も踏まえながら、もしも
の場合
の本市
の対応を考えていきたいというふうに思っています。
83 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
84 ◯8番(浜田泰友君) やっぱり出てみないとわからないというとこはあるんですけれど、土曜日に、休校にしてなかった市で出たというところで、急遽、日曜日に市内一斉休校
の案内を出したということで混乱が広がったみたいな、そういった報道がありました。どういうふうな形になったら、もうここも閉めるんだとか、そういったところ
の対応という
のが必要になってくると思いますので、またそういったところ
の検討、あわせて早目早目に情報を出していっていただければというふうに思います。
先ほど県内
の状況という話を聞きましたけど、例えば市内で出た場合という
のは、学童保育
の件について言っていますけれど、例えば保育園もやっているしというところがありますけれど、そういった対応という
のは、現時点では考えておられるんでしょうか。
85 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
86 ◯市長(村椿 晃君) 市内で仮に感染者が確認をされたということになりますと、かなり影響は大きいと思います。その場合、どういった場所で、どういった人数で、どういった方
の感染が確認された
のかというふうなことをしっかりと情報を把握して対応することが必要であります。
ですから、今
の段階で、市内で発生してすぐに全て
の施設を閉鎖するとかということは申し上げられませんけれど、それなりにしっかりとした対応をとっていく必要があるというふうに思っています。
87 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
88 ◯8番(浜田泰友君) 実際に出てからばたばたするというよりも、やはりこういったときにどうなるかという
のもあわせて、また周知等をしていっていただきたいというふうに思います。
4番目は経済へ
の影響です。
現在、町が非常に静かな状況になっておりまして、スーパーとかドラッグストアなんかはお客さんがいますけれど、なかなか飲食店街なんかは厳しい状況であります。
市内経済へ
の影響については、現在どのように把握されているか、対策について
の検討もあわせてお聞かせください。
89 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
90 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘
のとおり、今般
の新型コロナウイルスの経済へ与える影響は非常に甚大なものがあるというふうに認識をしています。
新型コロナウイルスの市内経済へ
の影響に係る状況把握ですけれども、市
のほうでも、個別
の企業なり、いろいろ情報は意見交換していますけれど、現在、魚津商工会議所
のほうにおきまして、この影響調査を先月27日からスタートしています。その調査結果につきまして、市
のほうへも情報をいただきながら対応を考えているという現状なんですけれど、少し具体的に申し上げますと、会議所
の役員及び議員
のほか、ホテル旅館組合
の組合員さんを対象に実施されておりまして、現在51件
の回答を得ているという状況であります。
調査結果ですけれども、
新型コロナウイルスの影響はあるかと
の質問に対しましては、「深刻な影響を受けている」と回答した企業が8社、「一定
の影響がある」と
の回答が18社、「今後、影響が出そうである」と
の回答が17社、「特に影響はない」と
の回答が8社ということになっております。
深刻な影響がある、あるいは一定
の影響があると回答した理由ですけれども、飲食や宿泊客
のキャンセルが増加していること、あるいは、原材料
の入荷が遅れていること、こういったこと
のほか、就職説明会が中止となり採用活動ができない、こういったようなことも挙げられています。
また、
新型コロナウイルスによる影響について、どのような懸念を持っているかと
の質問に対しましては、「売り上げ
の減少」が34件と最も多く、次いで「国内需要
の停滞」が31件、「海外、国内等へ
の出張
の中止や延期
のため取引が困難になる」が15件という結果となっております。
このほか、会社としてどのような対策をとっているかという質問もありまして、先ほど来議論がありますが、「マスクや消毒液
の設置」が35件、「企業内で
の注意徹底」ですとか、あるいは「出張など
の延期、中止」こういったものが17件、こういった結果になっています。
市として何か経済対策を検討しているかと
のご質問でありますけれど、現在、国や県におきまして、中小企業や小規模事業者向け
の資金繰り支援措置として、セーフティーネット
の発動や融資
の特別枠
の追加など緊急対策が講じられています。市としましては、まずはこうした国や県
の支援制度につきまして情報をしっかり整理し、金融機関とも連携して市内企業に周知をしたいというふうに思っています。
また、引き続き、先ほど来申し上げております商工会議所
の調査
の中で、こういったことを助けてくれというようなお話が具体的にありましたら、我々も迅速に対応していきたいというふうに考えております。
91 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
92 ◯8番(浜田泰友君) 今ほどありましたけれど、やはり市内企業にもかなり
の影響が出ているという中で、国や県と、それから商工会議所などが協力して、現状
の影響をつなぎ融資的なもので何とか対応しようというところもありますけれど、おさまったらというか、結局いつまでも自粛、自粛で経済がとまったままという
のは続けられないわけです。
病気でも人は亡くなりますけれど、経済でも人が亡くなってしまうというところがありますので、おさまった後、あるいは、ある程度経済活動を再開しようといったときに速やかに対策を打てるように、ぜひ今からでもそういった対策、あるいはおさまった後にすぐ対策
の補正予算が組めるように考えていただきたいんですけれど、市長はどのようにお考えでしょうか。
93 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
94 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘ありますように、この影響はかなり長引く
のではないかなというふうな思いを私も思っています。
特に魚津市
の場合は、飲食店なり観光、宿泊、こういった点に特色がありますので、この地域
の経済特性をしっかり踏まえながら、今ほどご指摘
のあった、ある程度終息なり、さまざまな活動が積極的にできる、そういうタイミングを見据えて、今
のうちからいろいろ考えておきたいというふうに思っています。
95 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
96 ◯8番(浜田泰友君) これから多く
の議員さんもされると思うので、ぜひ対策をまたお願いしたいと思います。
では、大きな質問
の3点目についてです。
公共施設
の公園的な利用ということでお願いしたいと思います。
新川文化ホールであったり、それから埋没林博物館であったり、そういった施設では施設内が公園
のように利用されているという
のがあります。本年度に
パークマネジメント基本方針を策定し、都市公園について方針を示したところではありますけれど、再編にあたっては、公園的に利用される公共施設とも機能を分担すべきというふうに考えます。
利用する人から見てみれば、公園でも公共施設でも同じ市
の施設ということで、利用者
の目線に立って人を集める場所になってほしいと考える
のですが、これについて
の見解をお聞かせください。
97 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
98 ◯市長(村椿 晃君) 令和元年7月に、議員もご承知
のとおり、
パークマネジメント基本方針を策定しました。この内容は、今ほどご紹介がありましたとおり、都市公園、市内27カ所
のうち街区公園24カ所につきまして、地域
のニーズに応える個性ある魅力的な公園づくりを進めようというふうなことで、現在、街区公園
の規模、遊具、トイレなど
の数や種類、経過年数、また自治会さんが定例行事などで利用している状況、こういった現状を整理した公園ごと
のカルテを作成しているところであります。公園ごと
のカルテ作成後は、主に近隣
の方々に利用していただける公園として、その公園
の役割を明確化していきたいと思っています。
そして、今ご指摘ありました、もう一方
の市内
の公共施設ですけれども、それぞれ特有
の機能を有しています。利用者ごとに利用形態が異なっているということもありますので、公園
の周辺に公共施設がある場合は、公園と公共施設、相互
の関連性、これを考慮いたしまして、機能分担を検討する必要があります。
公園も公共施設も、市民
の皆さんが楽しく利用できる施設でありたいというふうに考えておりまして、利用形態を総合的に検討した上で、「人々が集う。つながり・交流を生む公園」ですとか、あるいは「地域
の愛着と誇りを育む公園」など、公園
の特色を生かしたマネジメントプランをつくって、公園
の利活用につなげたいというふうに思っています。
なお、魚津総合公園や魚津桃山運動公園など
の規模
の大きな公園ですけれど、これら
の公園は、市民はもちろんですけれども、市内外
の方々にご利用いただく、そういった公園でもあります。さまざまな施設や設備を持っておりますので、憩い、学び、交流、スポーツなど、多く
の機能を持つ拠点公園として位置づけて、活用を図っていきたいというふうに思っています。
99 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
100 ◯8番(浜田泰友君) これは、今、公園について
の取り組みをやっていくという端緒でありますから、これからそういった考え方で進めていっていただきたいなというふうにして、次
の2番に行きます。
子ども
の屋内型遊び場整備についてですけれど、富山県が新年度予算案に、新川文化ホール
の敷地に子ども
の屋内型
の遊び場を整備するため
の調査費を計上したという発表がありまして、市長も提案理由で述べられております。
現在、県がどのようなものを計画している
のか、わかる範囲で結構ですのでお聞かせいただければと思います。
101 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
102 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
議員もご承知かと思いますけれど、今年
の1月30日に、市議会議長とともに県
のほうを訪問いたしまして、新川文化ホール敷地を活用した屋内型遊び場
の整備ということで、知事に対して要望をいたしました。当日は知事から、県内
の地域振興策
のバランスも考慮し、予算
の中に何らかの形でお示しをしたいと
の回答をいただき、実際に富山県
の令和2年度当初予算案
の中に、調査費1,000万円が計上される形となりました。
今後、県
のほうでは、総合政策局
の中に専任
の担当者を配置し、整備に向けた業務を進めるというふうに伺っています。
魚津市としましても、県とともによりよい施設となるよう情報交換をしながら、連携、協議を進めながら、よい施設となるようにしていきたいというふうに思いますし、この施設は県立施設ですので、しかも広域施設ですから、それにふさわしい規模と内容となるように我々も働きかけていきたいというふうに思っています。
103 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
104 ◯8番(浜田泰友君) 何か答弁を聞きますと、あんまり何も表に出るものがないみたいなところがあるんですけれど、市民
の関心事ではありますので、県
のほうから
の情報発信もあると思うんですけれど、ぜひ市
のほうからも、やはり議会も含めて、どういったものが広域で必要になってくる
のか、それからスケジュールについてなど出してもらったり、提案したりといった活動が必要になってくる
のかなというふうに思っています。
ちなみに、どういうスケジュールで動くかという
のはわからないんですよね。お願いします。
105 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
106 ◯市長(村椿 晃君) すみません。具体的なスケジュールは、まだ把握はしておりません。
107 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
108 ◯8番(浜田泰友君) はい、わかりました。
それでは、新川文化ホールについては、民間でも子ども
の遊び場を何か整備しようかという検討するプロジェクトが立ち上がっていたりしますので、ぜひそこが交流拠点になるように、市も民間も挙げてやっていただきたいなというふうに思います。
では、大きな項目
の4点目、地域資源
の活用についてをお伺いしたいと思います。
この場合
の地域資源もさまざまあると思うんですけど、今回
の質問
の趣旨は、主に文化財関係
の地域資源ということで取り上げさせていただきたいと思います。
1つ目、文化財
の活用計画についてということで、令和2年度、魚津浦
の蜃気楼(御旅屋跡)と東山円筒分水槽が国登録有形文化財に登録予定ということになりまして、これは魚津市にとって非常に喜ばしいニュースだというふうに思っております。
ただ、魚津が誇る地域資源という
のはまだほかにもたくさんあるわけでありまして、そこで、ユネスコ無形文化遺産「魚津
のタテモン行事」をはじめ、文化財を活用した地域活性化
の取り組みについて、しっかりと年次計画を定めて計画的に取り組むべきと考えるんですけれど、それについて
の見解をお聞かせいただきたいと思います。
109 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
110 ◯市長(村椿 晃君) 議員からお話があったとおり、魚津市は本当に文化的な資源に恵まれた市であるというふうに私も思います。
文化財
の活用計画ですけれども、たてもん祭りをはじめ、この春に文化財登録が予定されております魚津浦
の蜃気楼(御旅屋跡)、そして東山円筒分水槽、こういったようなものが文化財
の活用計画
の俎上に上りますけれど、文化財保護法が平成31年4月に改正をされております。この改正に伴いまして、都道府県
の場合は文化財保存活用大綱というふうなものをつくると。そして、市町村は文化財保存活用地域計画を、これは努力義務ですけれど、つくるように努めなさいというふうな改正がされております。さらに、国指定文化財
の所有者、
管理団体等
の場合は保存活用計画をつくらねばならないと、これも努力義務ですけど出ています。
そして、我々は、この地域
の誇りとする文化財をしっかり生かしたまちづくりに取り組んでいく必要があるわけですけれども、文化財
の保存、活用
のため、中長期的な視点に立った修繕計画なども市町村
の計画に盛り込んでいくということが必要だというふうにお聞きをしています。
県
の大綱につきましては、現在、策定に向け準備をされている、そういう状況であります。
魚津市におきましても、県
の大綱と連携を図りながら情報共有と意見交換を行い、策定される大綱
の内容、方向性を確認しながら、市として
の地域計画策定に向けた準備に取り組んでまいりたいと考えております。
111 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰友君。
112 ◯8番(浜田泰友君) 答弁いただいたところなんですが、地域計画については、県内では高岡市なんかが先行しているようでありまして、魚津市にとってもいろんなニュースがあって、文化財
の関係でいいニュースがあるんですけれど、それに対して、その土地、土地に文化財関係
の事業を起こしていくという
のは、ちょっと場当たり的な感がありまして、そういった中をしっかりと計画的にやっていただきたいなということで、取り組まれるという話がありましたので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
今回はたてもん
の名前を挙げましたけれど、文化庁
の補助メニューにユネスコ
の無形文化遺産
の対象
のものができたという
のがあって、そういったところも、ぜひ補助なんかも活用してできるようにしていただきたいなという
のがありまして質問をさせていただきました。
また、観光振興計画
の中でも、重点プログラム
の中に地域資源
の活用とストーリー
の創造ということで、今回質問したような趣旨
のことがもう既に記載されていて、ぜひ観光関係と文化関係
のセクションが連携して、こういったところに取り組んでいただきたいというふうに思います。
では、2つ目
の松倉城跡
の国文化財指定についてということでお聞きいたします。
村椿市長は新年
の展望というところで、松倉城跡
の国文化財
の指定を目指すと述べられております。国文化財指定に向けた取り組みについてお伺いいたします。
113 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
114 ◯市長(村椿 晃君) 松倉城址ですけれども、県内最大級
の規模を誇る山城であります。城下町や周辺
の山城とあわせまして、広域
の城郭群を形成しているということが大きな特徴とされています。
平成4年度以降ですけれど、松倉城址や周辺山城、城下である鹿熊地内におきまして、測量や小規模な発掘など
の調査が行われてまいりました。また、平成25年度からは、総合的な調査によって、松倉城址
の学術的価値や特徴を明らかにすることを目的にした測量、文献、発掘など
の、そういった調査を国や県
の補助を受けながら実施をしてまいりまして、平成30年度にその調査報告書を取りまとめたところであります。
調査成果からは、松倉城址を中心といたしまして、周辺
の山城群や城下町が一体となった空間を把握できる数少ない遺跡であること、そして山城
の保存状態がよいこと、豊富な出土品から、当時
の生産や流通
の状況によって研究が可能となる県内
の重要な遺跡であるというふうな評価がされています。
松倉城址とその周辺
の山城群からなる遺跡は、富山県はもとより、列島規模で
の歴史研究家にとって重要な遺跡と
の価値づけもなされているというところであり、言ってみたら大変な文化資源であるというふうに思います。
現在は、松倉城址
の国史跡へ
の指定を見据えまして、松倉城址等
の土地所有者について同意が必要なことから、地籍調査を実施しておるところでございます。松倉城址では、共有地であったり、あるいは未相続など
の土地が多いといった課題があるものですから、主要部分に限ってみましても土地は60筆以上あり、相続人は延べ人数で500人を超えると、このような状況でもあります。
作業、なかなか大変な面もありますけれど、今後この作業をしっかりと進めていくためにも、関係者や地元
の皆様
のご理解とご協力をいただきながら進めていきたいというふうに考えており、次年度以降、地籍調査
の進捗状況を見極めながら、文化庁や県と協議をいたしまして、松倉城址
の国指定を目指していきたいと考えております。
115 ◯8番(浜田泰友君) 時間なくなっちゃいました。終わります。
116 ◯議長(石倉 彰君) 終わってください。
117 ◯8番(浜田泰友君) でも、これ、以前は、下司議員であったり越川議員であったり、議会からも提案されていたことですので、ぜひよろしくお願いいたします。
118 ◯議長(石倉 彰君) この際、昼食など
のため暫時休憩いたします。
再開予定時刻は午後1時といたします。
午後 0時00分 休憩
─────────────────────────
午後 1時00分 再開
119 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問、質疑を続けます。
6番 松倉 勇君。
〔6番 松倉 勇君 登壇〕
120 ◯6番(松倉 勇君) 令和2年3月定例会にて、雄心会を代表して、魚津市
の新型コロナウイルス肺炎感染症対策を主に3点について伺います。
今や世界各地において、
新型コロナウイルス肺炎感染症対策に奔走しているさなかに、去る2月20日夜半と21日に富山県より発表された、千葉県
の70代感染者
の立ち寄り先など、観光施設などで
の濃厚接触者が5人で、うち1名
の方がツアーバス
のドライバーで、4名が観光施設
の従業員
の方であったと。それを受けて当局は、急遽23日午前10時より、
新型コロナウイルス感染症対策本部を市長を本部長として設置し、その会議を開き、市主催
のイベントは中止、延期とし、共催
のイベントには市
の方針を説明し協力を求めるとし、民間主催
のイベントについても同じように協力を求めることを取り決めた。我々議員も……
121 ◯議長(石倉 彰君) 松倉議員、一問一答なので質問席で。
122 ◯6番(松倉 勇君) いや、この後……
123 ◯議長(石倉 彰君) いいがですか。
124 ◯6番(松倉 勇君) いいですよ。まだちょっとあるので、申しわけないけど。
そのことに我々議員も、尋常じゃないことから、当局より
の説明を議長より要請。午後2時より当局から
の説明を受けたが、市内で観光した先や立ち寄り先等については一切公表されなかったため、我々は詳細な説明を求めたが、当局はただひたすら、観光したとするところや立ち寄り先については、「県から
の説明を受けていないので」
の一点張りであり、市民
の不安
の解消
のため、現状は何もかも不明
のため、この場をかりまして質問いたします。
この後は自席にて伺います。
〔6番 松倉 勇君 登壇(質問席)〕
125 ◯6番(松倉 勇君) それでは伺います。
去る3月2日開催
の魚津市議会本会議で
の市長
の提案理由説明
の中で、千葉県
の感染者が2月17日朝に魚津市を訪れていたとしていましたが、後
の全員協議会で市長に、感染者が訪れた
のは17日という
のは間違いないですかと私が問うたところ、県
の発表を受けた報道によるものと
の答えでありました。では、当局としてその17日朝観光したとされる観光施設に確認した
のかと問うたところ、何もしていないと
のきっぱりとした市長答弁でありました。では、いち早く立ち上げたとする対策本部は何
のため
の対策本部であった
のか。常日ごろ市民
の安心・安全を唱える我々議員と当局と
の距離感と違和感を覚えた次第であります。
そこで市長に伺いますが、いち早く立ち上げたとする対策本部
の目的をお答えいただきたい。
126 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
127 ◯市長(村椿 晃君) 雄心会を代表されまして
の松倉議員
のご質問にお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症対策本部ですけれども、
新型コロナウイルス感染症に関しまして、市民
の皆様
の健康、生命、安全を確保するため、市において情報
の共有化を図り、蔓延防止策等を迅速、適切に実施することを目的に設置したところであります。
128 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
129 ◯6番(松倉 勇君) 当たりさわり
のない話で、先ほどから何回も聞いております。
では、話を戻しますが、その対象とするツアー客40名
のうち感染者1名
の方は2月17日に観光したという
のは間違いではない
のか。本当は2月16日から17日にかけて宿泊され、滞在時間は約17時間ではなかった
のか。訪れたとする観光施設が公表されなかった理由について当局は、県から聞いてないとか、風評被害を避けるためにとか、新たな段階になったらなどとしていたが、それで市民
の安心・安全は、また健康は守れる
のかと私は問うたが、同じ答弁でありましたね。この話はたしか副市長でありました。
県が風評被害やプライバシーに配慮し公表を控えたとしているが、当該施設
のある自治体は魚津市であります。情報
の収集さえできない
のでは、当局
の唱えている市民
の安心・安全とは一体何だった
のかと私は問いたい。
そこで副市長に伺いますが、魚津市民
の安心・安全は、当局ではなく、その都度県に伺いをしなければならないものと理解すべきな
のか、副市長、お答えください。
130 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
131 ◯副市長(四十万隆一君) お答えいたします。
市民
の安心・安全
の確保につきましては、市が担うべきであると考えております。しかし、県民
の安全は県が守る、国民
の安全は国が守るということも一方ではあるわけでございます。法律におきましては、この感染症
の場合は、基本的に県が中心となって行うということになっておりまして、県におかれましては、人材、組織、施設等を兼ね備えておられるわけでございまして、そちらが感染者に対する対応だとか濃厚接触者に対する対応、あるいはそれに関する情報発信は一手に引き受けるという
のが決まっておるところでございます。
市として、そういう知見も何もないところでさまざまな情報を発信する
のは適切ではないと思いますし、今回
の県
の決定は、それが正しいものと我々も信じておりますし、全県同じ行動を取っているところでございます。
132 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
133 ◯6番(松倉 勇君) いや、今ほど
の答弁ですと、県
の方針に従うというお話でありますが、やっぱり市民
の安心・安全、健康は市当局が守るべきであると私は思います。そして、なおかつ、その情報収集さえ全くしないという
のはいかがなものかと私は思います。答弁は要らないです。
私が思うに、地方分権
の時代に、県
の意向を重視して市民を置き去りにした行政運営はいかがなものかと思います。当局が言う風評被害については、対象事業者に財政的な支援を考慮して差し上げればよいし、個人
のプライバシーは守ってあげるべきだと思います。しかしながら、全市民
の安心・安全と健康を守ることが当局
の第一義であります。
観光したとされる6日後
の22日午後4時より、第二
選挙区自民党議員団
の一行が当該施設で講演会や懇親会などを行っておられたようであります。事前に一部不安に思われた議員数人
の方が施設従業員にこの施設に立ち寄った
のではないかと問うたところ、答えは「一切立ち寄っておられません。なのにマスコミ
の方々も取材に来られて迷惑している」と
の回答にて、安心して参加していたと
のことであります。
立ち寄り先だと知っていたら、急遽中止されていたものと思います。また、もしも
のことになれば、県東部
の議会が麻痺状態となります。各市町村にも累が及ぶことになります。今や、各団体
の総会シーズンでもあり、知らずに参加した議員さんが感染し、感染がその市町村に拡大したなどと想像するとぞっとしました。
また、従業員にこのような対応をさせているこの事業所
の姿勢にも疑義を感じ得ません。その施設
の代表者がましてや魚津市観光協会
の要職を担っていること、そして食品衛生組合
の組合長であること。このことに関連したことは後に触れさせていただきます。
このことが発覚してから、当局
のどなたも当該事業者に聞き取りとかをなされていないというわけですね。ということは、当該施設
の消毒作業
の指導や確認もされていないと
の理解でよろしいですか、お答えいただきたい。これは市長にお答えいただきたい。
134 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
135 ◯市長(村椿 晃君) 質問通告
の趣旨に沿って答弁をしてよろしいでしょうか。
136 ◯6番(松倉 勇君) はい、どうぞ。
137 ◯市長(村椿 晃君)
新型コロナウイルスに関する情報につきましては、今ほど副市長がお答えをいたしましたとおり、感染症法に基づいて、都道府県と市町村
の役割が明確に規定されております。それに沿いまして、県と市
のそれぞれが果たすべき役割を踏まえて必要な対応を行っておるものでございます。
そういった意味で、市としましては、市民
の皆様へ
の注意喚起
の徹底、あるいは市、関係公共施設
の衛生
の徹底対策、そういったことに全力
の対応をとっていきたいというふうに思っております。
138 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
139 ◯6番(松倉 勇君) これは県によって違うわけですよね。公表
の方法とか、諸々は。富山県は公表していないとおっしゃいますけど、これ、皆さん知っている。ネット社会では。大きく報じられているわけですよね。どこ
のどういう施設であるか、どこへ行ったか。市長はご存じないですか、全く。ここに資料がありますよ。
こんなことまで言わせる
のなら言いますけど、3万9,900円
のツアーですね。どこ
の事業者かまで言うんですか。判然としますよ。私も確認させていただきました。絶対自信を持ってこれは言えます。
当該施設に確認しました。とある方に。間違いない事実であると私でさえ確認できるのに、当局が確認しないという
のはいかがなものかと。これで市民
の安心・安全とよく言えるな、どの口が言っているんですかと市民が言います。本当に。私も言いますけど。こんなでたらめな行政なんですか、魚津市は。市民
の安心・安全なんて、どこ
の口が言うんですか。市長、お答えください。
140 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
141 ◯市長(村椿 晃君) 情報
の開示につきましては、各都道府県、今それぞれとおっしゃいましたけれども、主に感染者が確認された都道府県において、その情報をもとに濃厚接触者
のルートをたどるために情報が開示されているというふうに認識をしております。
142 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
143 ◯6番(松倉 勇君) 私
の言いたい
のはそういうことじゃないんですよ。そうじゃなくて、当該施設にせめて確認ぐらいしたらいかがですかと聞いておるんですよ。それが普通じゃないですか。確認もされていないでしょう。それを発表しろ、公表しろとは言っていませんよ。その当該施設に聞き取りなどされる
のは当たり前でしょう、普通に考えたら。
岐阜県
の場合なんですけど、公表していますよね、確かに、岐阜県
の場合は。このルートも判然としていますよね。ぴったり符合するんですよ、このルート。疑い
のない事実なんですよ、こういうことは。これは誰でもわかることなんですよ。それを、ただひたすらに……。
別
の従業員
の方、今待機されていない方でも、ほか
の地元
の医院に相談に伺っておられるわけですよね。実はこうなんだと。私も心配だからどうしたらいいですかねと。窓口でですよ。そんなもん、皆さん聞いておられますよ、そこ
の待合室におられる方、当然に。そうすると、当局が隠せば隠すほど何かあるんじゃないかと、逆なことを疑われるわけですよ。
県が全責任にて
の対応と言うが、その対応は事業者を風評被害から守ることのみに専念し、県民、市民を守る対応とはとても思いがたい。公表されていない立山町
の施設では、消毒
のためと営業は自粛され休館されていたようであります。
このように、本来、事業者自らが2日か3日くらい休館とし、その間に全館
の消毒などを行い、それをマスコミ各社に公開なされば、多少
の風評被害はあっても皆さんから称賛されたものと。また今後も協力していかないといけないなと。だって、本来、施設関係者はみんな被害者なんですよ、本当は。それはよくわかります。でも、隠し立てしたり、違うことを言わせたりしていれば、それを被害者と言う
のかなと私は思います。
そういうこともありまして、なおかつ市民
の方もまた安心して出かけることもできると私は思います。市長はこの私
の意見についてどう思われますか、お答えいただきたい。
144 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
145 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
情報
の公開発信
の件ですけれども、例えば病院、あるいは高齢者福祉施設、あるいは今話題になっておりますけれど、フィットネスクラブとか、クラスター感染
の可能性が非常に高くて危険が及ぶというふうなところは大体公表されていると思います。しかもそれは感染者
の確認を踏まえて行われていると思います。
今後、富山県がどのようになっていくか事態
の推移を見なければなりませんけれども、午前中
のお話で、今後
の事態を踏まえて対応が強化されることもあるというふうに申し上げましたけれど、そういった意味で、一切情報を隠すとかそういうことではありません。状況
の変化に対応して、しかるべき対応が踏まれていくものというふうに私は思っております。
146 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
147 ◯6番(松倉 勇君) そういうことでありましたら、市長にお願いしたい
のは、このように、県民、市民に対し、風評による混乱を避けるため、風評によって混乱しておるわけですよね。あそこじゃないか、ここじゃないか、いろいろと話としてね。魚津
の観光施設と言われりゃ、具体的に後で被害について伺いますが、水族館であろうかと、埋没林館であろうかと、海
の駅であろうかとか、幾つも出てくるわけですよ。そっち
のほうがまだ逆に風評被害を受けているんじゃないかなと思われる節もあります。
そこで市長にお願いしたい
のは、このような県民、市民に対し、風評による混乱を避けるためにも、県に対し情報公開するよう強く求めていただきたい。言うまでもないが、個人
の情報を除いてですが、いかがでしょうか。お答えいただきたい。
148 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
149 ◯市長(村椿 晃君) 先ほども申しましたとおり、市民、県民
の健康安全
のために必要な情報は公開されるべきであると私は思います。それがどのような段階で、どのような場合に行われるかという
のは、県
のほうがきちんと判断をしていくというふうに思っております。
繰り返しになりますが、午前中
の代表質問
のご答弁でも申し上げましたけれど、富山県内で
の感染者はまだ確認はされていないわけでございます。だから安心という意味ではもちろんありません。しっかりと感染対策をやっていく必要がありますけれども、どうしても申し上げたい
のは、感染者が仮に確認された場合でも、感染者へ
の偏見や差別はあってはなりませんし、根も葉もないうわさを広げる
のは慎んでいただきたいと思いますし、しっかりと市民挙げて感染防止対策に取り組んでいきたいというふうに思います。
150 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
151 ◯6番(松倉 勇君) また余計なことを言いますが、このツアーに県
の助成金が入っているんですよね。県
の助成金が入っているんですよ。そして、今、ちょっと忘れました。市長がそう言われたけどね。助成金が入っているものだから余計、もし感染者、今富山県、ないんですよね。ないことはいいにこしたことはないんですけど、余計に、県、市がこういうことを隠すくらいだから、ひょっとしたら隠しているんじゃないかというような話まで出てくるわけですよ。1つを隠すと。要は逆に言われるんですよね。ということがありまして、今私が言ったような話を県にも伝えていただきたい。これは要望とします。
次
の話に行きます。
今
の続きでありますが、市長が力を入れて、あらゆる場で、ふるさと納税で
の獲得金額が1億4,000万円になったとか
の話です。返礼品について、高額納税者には当該事業者
の高級な部屋で
の宿泊とか述べられていました。このことがなければ、すばらしいことでありますと市長を褒めたたえたと思いますよ。しかしながら、このような状況では、いかんせん、残念なことでありますが、それもかなわなくなりました。まことに残念であります。
そこで市長に伺います。今回
のことがあっても、その返礼品について
の方針は変わりませんか。お答えいただきたい。
152 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
153 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。
ふるさと納税
の返礼品
の関係ですけれど、今回
の新型コロナウイルスと
の関係という意味でいきますと、現時点でふるさと納税
の返礼品を見直す考えは持っておりません。今後、国内や県内で
の感染状況等を踏まえて、適切に対応してまいりたいと考えております。
154 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
155 ◯6番(松倉 勇君) 今ほど答弁にありましたように、変わらないとすれば、私はそこで問いたい
のですけど、こういう隠蔽体質で、従業員にも口どめしている状況なんですよね。そういう体質で、魚津市民を不安におとしめていること、その魚津市へ
の高額納税者に対する返礼品かと違和感を覚えますが、市長、いかがですか。
156 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
157 ◯市長(村椿 晃君) すみません、もう一度ご質問をお願いします。
158 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
159 ◯6番(松倉 勇君) 要は、こういう従業員
の口どめさえ何人かから伺っております。当該事業者には、私
のところへは立ち寄っていない、迷惑しているという話を聞いております。そして、こういう隠蔽体質ですね、要は。要は隠しているんですから。来ていないとか。隠蔽体質で、魚津市民を逆に不安におとしめていること。そのことを踏まえて、魚津市へ
の高額納税者に対するこの返礼品はいかがなものかと私は思いますが、市長はどういうご意見をお持ちかお伺いいたします。
160 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
161 ◯市長(村椿 晃君) 質問通告
の趣旨に沿ってお答えをしたいと思います。
返礼品
の見直しに続く質問だというふうに理解をしておるんですけど。
162 ◯6番(松倉 勇君) そういう意味でそれを聞いたんですけど。
163 ◯市長(村椿 晃君) はい。
先ほど現時点で見直す考えはないというご答弁をいたしましたけれども、返礼品は大きく2種類あります。という
のは、1つは、その地
の特産品を郵送で送る返礼品、もう1つは、こちらへ来ていただいて体験をしていただく、そういったような返礼品がございます。
それで、WHO、世界保健機関
のほうですけれど、一般的には、コロナウイルスは荷物
のようなもので長時間生き残ることはできないというふうにしております。したがいまして、その特産品を送るそういう種類
の返礼品につきましては、お送りした特産品を介して感染が広がるという可能性は低い
のではないかというふうに、私はWHO
の見解に沿った判断をしております。
もう1つ
の体験型ですけれども、こちら
のほうは、仮に市内施設で感染者
の発生なり、そういった緊急な事態が予想される、あるいはそういったことが発生すると、当然そのままサービスを続けるということは非常にリスクがあるわけですから、そういった種類
のものにつきましては、体験型は実は有効期限を半年から1年に設定していますので、安全な期間に移行するなり、そういった対応をしていきたいというふうに考えております。
164 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
165 ◯6番(松倉 勇君) 私は体験型とか、そんなことを言うておるわけじゃないんですよ。ただそういう体質
の、先ほど申しましたような体質
のところにこの返礼品を適用していていい
のかと。もしそういうことがほかで出てきた場合、一体本市はどうなっているんだろうということも起き得ません。いやいや本当に。私自身がこうやって言う
のもおかしな話なんですけど、本当に一遍、そういう事実関係をちょっと調査されて、隠蔽体質というか、風評被害から守るためとは言いながら、やっぱり市民
の健康、安心・安全を守る立場なら一遍検討されるべきと思います。しかるべき話であると思います。
情報収集していないと言われるから余計そうなんですよね。情報収集されればよかったわけ。それで、安全も確認しましたと。そしてそういう話をされる
のなら、わかりましたということでおさまります。でも、いつ消毒された
のか、まあされていないようだし、何もわからない状況で、またそこに出入りしているわけですよ、市民が、知らずに。
そういうことを踏まえた上で、余りにも隠蔽されることに対する、市民
の信頼は損なわれますよ。損なわれたものに対して、そこにそういうものを持ってくる
のはいかがなものかと問うているわけです。答弁は要りません、これについてはもう。結構であります。
では、次
の質問に移ります。よろしいですか。
166 ◯議長(石倉 彰君) はい、どうぞ。
167 ◯6番(松倉 勇君) 次
の質問、マスクですね。災害時用備蓄マスク
の拠出状況については、しおかぜを代表して
の浜田議員へ
の答弁にありましたので、これは省かせていただきます。
では、次
の質問です。教育長に伺おうとしていた一斉休校とした市内小中高校
の混乱はどう対応されていますか、これも先ほど申しましたように、しおかぜを代表されました浜田議員
の答弁にありましたので、これも省かせていただきます。
特に一言言いたい
のは、国、県
の方針に即時対応され、その結果も定まらないうちに、今度は小学3年生まで
の、期間は3月5日より24日まで、朝8時から午後3時まで学校を開放するとしたが、国と県と、従う
のは当然かと思いますが、二転三転として、全く当局
の、言わずもがなでございますが、もっと自主性を持っていただきたいということもつけ加えておきます。
次に、商工観光課長に伺います。
市内
の観光施設
の影響はいかがなものでしたか、お答えいただきたい。
168 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。
169 ◯商工観光課長(江田直樹君) お答えいたします。
2月下旬から3月上旬にかけまして、市内宿泊施設に聞き取りしたところ、特に2月
の最終週からキャンセル
の連絡が増加しており、観光による団体宿泊利用者
のほか、民間企業
の出張自粛ですとか、スポーツ大会等
のイベント中止に伴うキャンセルが相次ぎ、大きな影響を受けていると
のことでございます。
2月
の宿泊利用者数は、宿泊施設によって差はございますが、キャンセル数が多い宿泊施設で例年に比べ概ね25%程度
の減少、また3月につきましては、3月4日時点
の調査になりますが、概ね30%から35%程度
の減少となっていると
のことであります。
今後も当面は
新型コロナウイルスの影響が続き、新規予約はほぼ見込めず、予約済み
の宿泊
のキャンセルが増えるものと見込まれ、さらに数字は落ち込む可能性が高いと
の見通しでございまして、非常に厳しい状況と認識しております。
170 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
171 ◯6番(松倉 勇君) 今
の答弁は宿泊施設
の話でしたよね、たしか。その前に聞いている観光施設
の影響は言われましたか。ちょっと聞き取り……
172 ◯議長(石倉 彰君) 松倉議員、あんたが江田課長と言ったからこうなっていったがで。
173 ◯6番(松倉 勇君) すみません。申しわけない。順序を間違えました。
174 ◯議長(石倉 彰君) じゃ、南塚教育
委員会次長。
175 ◯教育
委員会次長(南塚智樹君) 水族館あるいは埋没林
の影響について
のご質問であろうということでお答えさせていただきます。
魚津水族館
の入館者につきましては、2月24日
の3連休までは前年並みで推移しておりましたが、この3連休後から3月
の初旬にかけて前年比72%
の減と落ち込んでいるところでございます。また、3月
の団体予約につきましては、4件
の予約をいただいておったところですが、2月末に3団体151人
のキャンセルがあったところでございます。
埋没林博物館につきましても、2月24日
の3連休後から3月初旬にかけて、前年より22%減少をしておるところでございます。また、3月
の団体予約につきましては、5件
の予約を受けておりましたが、2月末に2団体39人
のキャンセル、1団体30人
の延期ということになっておるところでございます。
それぞれ
の施設いずれも
新型コロナウイルスの影響が出ているものというふうに考えております。
以上です。
176 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
177 ◯6番(松倉 勇君) まことに残念な結果が出ております。影響がですね。風評被害というか。
では、次に商工観光課長に伺います。駅前飲食街
の影響についてはいかがなものでしょうか。
178 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。
179 ◯商工観光課長(江田直樹君) 駅前飲食店へ
の影響についてお答えいたします。
複数
の駅前飲食店から聞き取りを行ったところ、団体利用
の宴会やビジネスマン
の出張
の自粛などにより、2月下旬からキャンセルが急増していると
のことでございます。
居酒屋やスナックなど
のお店
のジャンルを問わず、聞き取りした全て
の飲食店で影響があると
の回答を得ており、中には数十名から100名規模
の団体利用
のキャンセルや、3月中
の予約
のうち約9割がキャンセルとなった飲食店もございました。また、例年であれば、年度末にかけて多く
の予約が入る送別会や歓送迎会につきましても、新規予約がほとんど入っていないと
の状況と
のことでございます。
こうしたことから、現在
の状況がさらに長引けば、飲食店
の経営にさらなる影響が出る
のではないかと先行きを懸念しておるところでございます。
180 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
181 ◯6番(松倉 勇君) そうなんですよね。宿泊客がキャンセルされたらやっぱり飲食店も多大な影響があるし、当然、今この時期ですから、総会シーズン、また歓送迎会等々あります。それが全部キャンセルということになれば大変な影響を受けると思います。
先ほど市長も何か答弁されていましたけど、国、県
の調整等はまだまだ必要かと思います。ぜひ親身な相談に応じてあげていただくことを望んでおります。
では、次に、これも先ほど市長に伺うつもりでありましたが、市民へ
の感染症対策
の周知
の徹底などをどのような手段で行われていますかは、先ほど自民党を代表して
の梅原議員へ
の質問答弁がありましたので、意見だけ申しておきます。
また今後、似たようなことが起きないにこしたことはないとしながらも、このような状況が、似たようなことという
のはコロナウイルス対応ですね。魚津市
の危機対応をしっかりしていただき、対応を問われないようにしていただきたい。そのことをお願い申し上げまして、この質問を終わります。
次に、議案第8号 魚津市
コミュニティセンター条例
の制定について市長に伺います。
この条例では、休館日を日曜、祝祭日として、ただし、特に市長が認めるときにはこの限りではないと
のことでありますが、ほぼ地域事業は日曜、祝祭日でありますことから現状に即してないと思います。このことから、もっと柔軟な現状に即した使い勝手
のよいものとしていただきたいということでございます。
では、答弁をいただきます。
182 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
183 ◯市長(村椿 晃君) 議員
のご指摘
のとおり、
コミュニティセンターの休館日ですけれど、広く利用が多いと思われる
のは、やはり日曜とか祝日とか、そういったところが多くなる
のではないかなというふうに私も思います。
今回
の条例制定にあたりましては、現在、地域住民
の皆様以外にも広く利用されております西布施地域活性化センター及び農村改善センターなど
の、現在ある既存
の施設
の規定状況、書きぶりも踏まえまして、さらには片貝地区とも十分協議をした上で、現在
の日曜、祝祭日
の休館日という書きぶりになっておるわけなんですけれども、条例案につきましては、休館日
の開館が、ご指摘
のとおり、可能である、そういった内容になっておりますので、利用状況を見ながら、恒常的に条例
の改正が必要だというふうなことであれば柔軟に対応していきたいというふうに考えております。
今回、モデル的に片貝公民館が
コミュニティセンターとして新たにスタートするわけですけれども、運営しながら関係団体や利用者
の皆様
の声をお聞きし、随時意見をいただきながら、利用者
の皆様にとってさらに使いやすい施設になるように目指して頑張っていきたいというふうに思います。
184 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
185 ◯6番(松倉 勇君) 市長
の答弁にありましたように、順次、改定も視野に入れているということでありますが、できるだけそのようにしていただきたいと思います。
これ、ちょっと、資料なんですけど、臨時開館届
の提出について、これは日曜日に開館するとき
のことでしょうね。各地域振興会か公民館宛てに当局から出しておられる書類なんです。「いつもお世話になっております。魚津市役所協働
の──これ、氏名を言っていいですか。いいですね──細川です。公民館
の開館日に休館される場合、皆様には臨時休館届を提出いただいております。規則で、休館日
の変更
の際は、教育長
の承認を得るとしているためであります。今回は、本来
の休館日に開館する臨時開館
の場合についてお知らせします。結論からになりますが、臨時開館
の際は、臨時開館届
の提出をお願いします。休館日に開館することも、休館日
の変更にあたるからであります。昨年度
の書類を確認したところ、公民館ごとに対応は異なっており、臨時開館届がなかった、あるいは臨時開館届がなく、振替休館
の届けだけ出されていた館がありました」ということですね。ちょっと省きましたけど、「次回以降、臨時開館届を提出していただくということでよろしくお願いいたします」という当局から
の案内文があります。
このように、そのたびに出さなきゃいけない。作業が多忙になるんですね。余計な、余計と言ったら失礼ですけど、この条文があるために。この条文がなければ別に何もしなくていいわけですよね。勝手に決められていいわけですから、休館日も、本来
の自主性に基づいて。ということで、今回はともかくとして、早急な改善をお願いいたします。
では、この件はこれで終わります。
では、令和6年までに市内全地区に求める
コミュニティセンター化は、市長
の考えはどういうものかを伺います。
186 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
187 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
コミュニティセンター化の件ですけれども、現時点におきましては、無期限というわけにもいきませんので、一応令和6年度までに指定
管理者制度もあわせて市内全域で導入することを目指そうということになっております。公民館を
コミュニティセンター化することで、これまで
の生涯学習
の場に加えまして、まちづくり、地域交流
の場など、新たな住民ニーズに対応したより使いやすい施設としていただきたいというふうに考えているわけでございます。
片貝地区では、この新たな
コミュニティセンターを拠点としまして、移住受け入れモデル地区に指定され、片貝来られハウス
の運営を行う片貝来られプロジェクト
のノウハウも生かしまして、全日本大学女子野球選手権大会で
の「学校に泊まろう!」事業
の継続や、宿泊・農業体験を通じた地域住民と
の触れ合いによる交流人口
の拡大などを図って地区
の活性化をしていきたいと、こういった意欲があるわけでございます。
市といたしましては、それぞれ
の地域
のこうしたい、こういうことをやりたいという意欲を応援していきたいというふうに思っております。
コミュニティセンター化の件につきましても、市内全地区で画一的な施設とするわけではなくて、地区と話し合いをしながら、あるいはそのスピードにつきましても、十分合意形成を図りながら進めていければというふうに考えておるわけでございます。
188 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
189 ◯6番(松倉 勇君) 前々から市長
のおっしゃることは、大体地域
の自主性、地域
の特性に合わせた、地域自身でそういうことを考えてくれと言っておられることはわかりますけど、では、それぞれ、例えば今回
の片貝
の話ですね。そして、この後、大町、経田とありますけど、今、片貝にそのため
のあれとして予算が500万つきますよね。そのたびに予算をつけなきゃいけないことが発生しますね。そういうことをちょっと危惧しているんです。
そういう地域が求めるものをそのたびに与えていけば、とてもでないけど財政的にどうなんだろうと。とてつもないことになりますよね。ちょっと予測しがたい場面も垣間見えます。私は今
のうちだと。じゃ、早い者勝ちかと。ざっくり言いますと。ということも起きている
のかなということも考えております。
だから、えっ、か、早いもん順? でも、3つ4つやったらもうだめだろうなと。何がだめというか、予算がつかないだろうなと。それによってみんな右倣えということになるから、そういうことをちょっと危惧しております。それはないようにしていただきたい。
では、時間
の関係もありますので、次に、市長
の肝いり事業でありますゲーム産業による起業とサテライトオフィス
の誘致について伺います。
このつくる
UOZUプロジェクト(新分野産業育成事業)は、平成29年よりこれまで3年間にわたり総事業費2,340万円余り費やし、さらに新年度予算、今年度予算にて500万円が計上されています。
当初に、30年度までに実際にゲームを開発できる人材を10名とすることや、また、本市に事業所を構える企業や個人事業主を最低3者以上とするとしていましたが、起業した方がいまだ1名、企業や事業所
の誘致がゼロという状況では、全く成果が見えていない無駄な事業としか思えない中で
の500万円
の予算計上であります。
市長は、事務事業については、3年間で成果
のないものは廃止すると常に述べられていたように思います。
そこで伺いますが、この事業はなぜにいまだ成果が見えていないのに続行している
のか伺います。市長、お願いします。
190 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
191 ◯市長(村椿 晃君) 通告
の趣旨に沿ってお答えをさせていただきますけれども、ゲーム関連産業につきましては、今ほど議員からお話がありましたとおり、平成29年度からつくる
UOZUプロジェクトとして取り組んでいるわけであります。
これまで
の取り組みといたしまして、年間を通じてゲーム関連イベントを開催し、ゲームクリエーター人材
の掘り起こしや技術向上支援、参加者同士
のコミュニティづくりを進めてまいりました。
なかなか成果があらわれないではないかというご指摘なんですけれど、現在までに、若い世代を中心とした150名以上
のクリエーターコミュニティが形成されましたほか、市内におきましてゲーム開発事業を起業された方、これはご指摘
のとおり1名ですけれど、1名、また、プロジェクト参加者により制作されたゲームが4タイトルありまして、これは既に一般販売にも移行しているという状況であります。
今年2月には、この市
のプロジェクト
のハッカソン
の開催実績が評価されました。総務省が主催するハッカソン「Geospatial Hackers Program」という全国的な事業ですけれど、全国4会場
の一つに魚津市が選ばれまして、本プロジェクト
の連携により開催されました。
加えて、昨年10月には、射水市にあります学校法人浦山学園とゲームクリエーター人材育成における連携協定を締結しましたので、この協定によりまして、ゲームクリエーター育成
の幅を広げ、地域で
のゲーム産業
の発展にもつながっていくものというふうに期待をしているところでございます。
今年度は、ゲーム関連企業
の誘致に向けた取り組みに重点を置きまして、首都圏
のゲーム関連企業へ
の営業訪問や、国内最大
のゲーム関連見本市であります「東京ゲームショウ2019」に出展するなど、本プロジェクト
の宣伝活動や関係者と
の関係づくりなどに努めてまいったところであります。
現在はまだゲーム関連企業
の市内誘致には至っておりませんけれども、これまで
の取り組みで得られましたコミュニティーや関係者と
のつながりをしっかり生かしまして、引き続き新年度にはサテライトオフィスへ
の誘致を目指して、このプロジェクトを頑張っていきたいというふうに考えております。
192 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
193 ◯6番(松倉 勇君) 例えばゲームクリエーター
の方々が起業されたとしても、今起業されている方も、今起業されていると言われるけど、この方は事業税って払っておられんと思うんですよ。払えるところまで行くわけがないと思うんですよね、確かに。たとえその方が10名でも一緒だと。ゼロですよね、多分、事業税は。大体飲食店、スナックあたりで事業税は大体10万円ですね、1事業者が。大体10万円です。もうかっていようといまいと。
そういうことでありまして、たとえ売れるソフトをつくられたとしても、また、そういうソフトは、大手企業、中小企業に買い取られたり、また引き抜かれたり、本市にとっては費用対効果から考えたらゼロであり、いいところ取りされて、今まで育てたものが全く市に反映されないということもあり得るということなんですよね。その点は、答弁は要りません。
次に、関連する話に行きます。
昨年
の12月6日に開催されましたまちづくりシンポジウム2019in魚津にて基調講演なされた東洋大学経済学部教授、先ほどお話にも出ましたけど、教育長
のお話でしたかね。根本教授、根本祐二氏と市長、商工会議所会頭、大愛高義氏、それにまちづくり会社アトム、中谷氏
のパネルディスカッションで
の話でありますが、根本氏から、市長、大愛氏、中谷氏
の3者に、富山はよいところだとわかったけれど、仕事がなければ暮らせないよねという話がありましたね。という根源的な部分について、移住・定住してもらうために、どんな仕事
の場を提供できる
のかと
のご質問がありましたよね。それぞれ
の皆さん
の立場で意見を述べてくださいという話
の中で、市長は、これは答えというものがないが、多様な働く場所
の提供とか場所づくりとして、サテライトオフィス
の設置などを例として述べられていて、次に、大愛会頭は、3年前から魚津市と一緒に、商工会青年部が主体となって、「つくるUOZU」と称し、ゲームソフトづくりやゲームソフト会社
のサテライトオフィス
の誘致などを考え、この魚津市をゲーム産業
の聖地となるよう取り組んでいると述べられていましたが、次
の3人目
の発言者
の中谷氏
の発言前に根本氏が突然意見を申されました。
その意見は、根本氏
の言葉をそのまま引用させていただきますと、「ミスマッチじゃないか。活躍したいと思っている人たちと、仕事があれば来たいと思っている人たちと、今、市長や会頭がおっしゃったことは実はずれているんだろう? ということになれば、話は違うんだろう。それは今後相当考えてもらわないといけない」と述べられていましたよね。
このお話を聞かれて、市長そのときにどう思いましたか。お答えいただきたい。
194 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
195 ◯市長(村椿 晃君) 根本先生
のおっしゃることはそのとおりだと思います。私ども
の取り組みがずれているというわけではなくて、若者
のニーズとその提供するものがずれていればミスマッチになるということだよねということだったと思います。
196 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。
197 ◯6番(松倉 勇君) そういうことなんですよ。ということでありますから、この事業で、私は根本教授からお話は伺っていませんよ、伺ってないけど、漠然とした考え方、捉え方で言いますと、根本教授は、これは若者
の定住・移住策ではないだろうという考え方なんですよね。ということを指摘されたと思います。私は。これは違うだろうと。そうだったらね。ということでありまして、これはあまりくどく言ってもね。
本当は、ある程度成果がなかったら、もうほどほどにやめられてもいいと思うんですよ。ただ、そのときは有料制にして、幾ばくか
のお金をいただき、来ていただいてやられればいいと思います。別にそれをなくせとは言っていません。
だけど、魚津市が税金を使ってまで、市民
の税を使ってまでやるべきことかと私は思っています。だって、全く費用対効果が見えてないですからね。見えれば幾ばくか
の税収にもなるんだろうと。だったら市民も理解しますよ。だけど、今
の状況では理解できません。全くゼロですから。事業税さえ入らないということでありますよね。市長がなぜこの事業をずっとやるんだと。まちが元気になることはいいですよ。だけど、それは有料制、ちょっとは有料制も考えられたほうがいいかなと思います。
この後話をしようと思っていたんですけど、せっかく書いたからちょっと言っておきますけど、市長はディスカッション
の頭
のほうで、先ほど
の根本先生を尊敬しておられるようでありました。基調講演で
のことと思いますが、「そのお話を忠実に実行していれば、今やっている行財政改革ももっと楽だったろうなと思っております」という言葉で結んでおられるんだけど、こういうことも考えられまして、この根本教授
の指摘を参考にされるべきだと、私は経済学者ではありませんが、そう思っております。また検討していただくことをお願いしまして、私
の質問を終わります。
以上です。
198 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
〔7番 金川敏子君 登壇〕
199 ◯7番(金川敏子君) 令和2年3月
の定例会において、3点
の質問をさせていただきます。
質問は質問席でさせていただきます。
〔7番 金川敏子君 登壇(質問席)〕
200 ◯7番(金川敏子君) では、1つ目
の質問でございます。
森林環境譲与税について、1つ目、魚津市へ
の森林環境譲与税は毎年どれくらい入りますか。今後
の譲与税額
の推移はどうですか。
201 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
202 ◯産業建設部長(武田 寛君) 金川議員さん
のご質問にお答えいたします。
まず、森林環境譲与税に関しましてですけれども、平成31年度
の税制改正におきまして、市町村が実施いたします森林整備などに必要な財源に充てるために、森林環境税及び森林環境譲与税が創設されまして、今年度から市町村や都道府県に対して譲与が開始されております。
また、近年、自然災害による甚大な被害が多く発生しておりまして、災害防止など
の観点からも、森林整備
の推進が喫緊
の課題ということになっております。
このことを踏まえまして、令和2年度
の森林環境譲与税
の譲与額は、市町村については、今年度
の約2倍
の譲与額を前倒しで増額されるということになりまして、森林環境整備をより一層推進していくことが期待されているところでございます。
それで、市へ
の譲与額
の推移につきましては、今年度、令和元年度は650万円、令和2年度と3年度が1,400万円、令和4年度と5年度が1,810万円、令和6年度以降は2,220万円というふうに試算されております。
203 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
204 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。
2024年から国税として1人年額1,000円を納めることになっていますが、そのときから魚津市へ
の譲与税が増えることはありませんか。
205 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
206 ◯産業建設部長(武田 寛君) 今、私どもが入手している情報によりますと、令和6年度以降は2,220万円というふうな試算
の提示を受けているところでございます。
207 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
208 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。
では、2つ目
の質問に行きます。
森林環境譲与税を財源とした事業について、どのように計画されていますか。
先ほど簡単に説明も受けましたが、富山県では平成19年から、水と緑
の森づくり税を集めてたくさん
の事業を行ってきました。事業を実施された山の下刈りなどで山が生き返ったようです。大事な事業と思っていますが、国
の事業が始まると県
の事業はどうなりますか。目的が全部同じではないと思いますが、どうですか。
209 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
210 ◯産業建設部長(武田 寛君) 質問通告にございました、これを財源とした事業に関してご説明申し上げます。
これまでも県
の事業もいろいろ取り組んでまいりましたけれども、この森林環境譲与税を財源とする事業につきましては、林業
の持続的な成長と森林資源
の利用、それから適正な森林
管理を進めていくためにも、この財源を用いて行うことに、森林所有者
の特定ですとか、境界
の明確化といったような条件整備を優先的に取り組んでいく必要があるというふうに思っております。
このために、令和2年度からは、計画地域
の森林経営
管理に関する意向調査をまず実施したいというふうに思っております。意向調査
の結果、市
のほうへ
管理委託された森林に関しましては、森林整備事業
の実施に向けました現地調査などによりまして、境界確認ですとか経営
管理権集積計画といった計画
の策定を行うこととしております。
この意向調査に加えまして、境界確認ですとか集積計画など
の事務を進めるためには、かなり
の人間
の手間と時間が必要になるというふうに思っておりまして、地域
の実情に応じました森林整備が着実に進むように、この財源を活用した事業には取り組んでいきたいというふうに思っております。
211 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
212 ◯7番(金川敏子君) 今答えていただいた中に次
の質問にちょっとかぶることもありますが、相続がされていない森林や所有者が不明
の森林について、経営
管理上支障が生じていると思われますが、市として
の対応策はありますか。
213 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
214 ◯産業建設部長(武田 寛君) 未相続などによりまして、所有者が不明であるという森林が増えているという
のは全国的な傾向にあるかというふうに思っておりまして、これが森林を適切に経営
管理していく上で支障になっているということもあります。これによりまして、森林経営
管理法におきまして、所有者が不明である森林に関する特例措置が講じられております。
この特例措置
の概要といたしますと、森林整備を行うために必要となります、先ほども言いました経営
管理権集積計画を策定する際に、森林所有者
の同意が必要となりますけれども、市
のほうで調査しても所有者が不明である場合、こういった場合は、この計画を6カ月間公告いたしまして、その期間中に所有者
の方から何らかの反応、申し出がなかった場合には、市
のほうが県知事へ裁定申請をすることにいたします。これを県知事が認められた場合には、計画に対して所有者が同意されたものとみなすということができますので、所有者不明
の森林に関しましても、間伐など
の森林整備に着手できるというような法律
の規定になっております。
魚津市では、この法律
の規定に基づいて、所有者が不明
の森林につきましては、この特例措置に基づいて対応していきたいというふうに考えておりますけれども、未相続
の森林が結構多くある
のではないかというふうに推測しておりまして、所有者を調べる作業ですとか、そういったところに相当時間がかかる
のではないかということを心配しております。
215 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
216 ◯7番(金川敏子君) 作業できる方法があるとお聞きして安心しましたが、例えば、同意されたとしてその作業を始めても、土地については相続が確定するというところまではいかないわけですよね。
217 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
218 ◯産業建設部長(武田 寛君) はい。登記簿上
の所有権
の移転ですとか、そういったところまでは踏み込むことができないというような法体系になっております。
219 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
220 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。なかなか難しいものだなと思います。
次、4つ目に行きます。
山
の所有者や境界がわからない森林が増えており、地籍調査を早急にすべきではないかと思いますが、どうですか。
221 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
222 ◯産業建設部長(武田 寛君) 魚津市における所有者ですとか境界がわからない森林
の調査に関しましては、平成22年度から、国や県
の補助を受けまして、所有者がわかっている森林に関しまして、その境界を明確化する事業を実施しておりまして、これに関しては今後も継続して行っていきたいというふうに思っております。
また、これに加えて、令和2年度以降は、森林環境譲与税を活用した森林経営
管理事業
の中で、間伐など
の森林整備を実施する前段として
の境界明確化を行っていきたいというふうに思っております。
境界明確化につきましては、所有者不明
の森林も多くあると思います。また、所有者自身が現地
の境界について、なかなかわかりづらいといったこともあるなど、円滑に進まない場合も相当多くある
のではないかというふうに見込まれますけれども、できるだけ早期に調査を行うべきであるということは認識しておりまして、今後も調査が確実に進めるよう努力してまいりたいというふうに思っております。
223 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
224 ◯7番(金川敏子君) 私は単純に、地籍調査ができて所有者がはっきりすると、山
の固定資産税も課税しやすい
のではないかなと思っておりましたが、そのことについては答えられる立場が違われるかもしれませんが、ちょっと感じ的に。
225 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
226 ◯産業建設部長(武田 寛君) 固定資産税
の課税
の基礎となるべき登記簿上
の地籍であるとか登記簿上
の所有者を明確化するということに関しましては、相当きちんと現地
のほうで境界を把握したりですとか、それから所有者が誰であるかということもきちんと把握していく必要があります。
その上で、例えば、たしか私が税務課におるころに入会林野とかという
のがあったんですけど、そういった事業で境界を画定していった上で面積をきちんと押さえるということにすると、現在
の登記簿
の面積よりも大きな面積で登記はできます。ただ、それに至るまでには、相当、境界確認という作業が非常に難しいらしくて、現地には例えば平地
のように道路
の構造物があるということもないし、境界
のところにきちんとした引照点を用いることもできないので、なかなか難しいということは当時聞いておりました。
ですので、なかなか税収にはね上がるような、境界を明確化するということはちょっと難しい
のではないかというふうに思っております。
227 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
228 ◯7番(金川敏子君) またこれができるように、法律的にも何か変更があればいい
のかなと希望しまして、次
の質問に移ります。
5番目でございますが、魚津市
の水環境を持続するには山の手入れは重要です。山の手入れをする後継者が育っておらず、この譲与税で計画的に山を守るべきと思いますが、市として
のお考えをお聞かせください。
229 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
230 ◯産業建設部長(武田 寛君) 魚津
の水循環を持続していくということに関しまして、森林環境譲与税により安定的な財源が確保されたということで、地域
の森林整備を推進していけるという体制が幾らかできてまいったと思っておりまして、こうしたことを活用して森林
の公益的機能が発揮されていくものというふうに考えております。
後継者育成に関しましては、本当にとても重要な課題であるというふうに思っておりまして、森林環境譲与税を活用した担い手育成事業に関しましては、他県
の事例も参考にして、今後、新川森林組合さんですとか関係機関と協議、検討していきたいというふうに思っております。
また、森林は、水環境システム
の中ではとても大切な役割を果たしているというふうに思っておりまして、市といたしましても、魚津
の水循環
の持続につながるように、この譲与税を活用して森林整備につなげていきたいというふうに思っております。
231 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
232 ◯7番(金川敏子君) 今、部長が言われたことは私も、また繰り返して言いますが、魚津
の水は安心な飲料水としても大切で、植物や農産物を育み、海へは魚
のプランクトンを含んだ水を流します。魚津
の財産とも言える水環境を私どもも守ってまいりたいと思います。
では、次
の質問に移ります。
6番目、地区に偏らずに計画的に整備等を進めるため、森林、林業専門職員を配置して計画を立てるべきではと思いますが、どうですか。
233 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
234 ◯産業建設部長(武田 寛君) 森林や林業
の専門職に関しましては、知識や経験を持ち林業関係者へ指導助言を行うことができるような専門職は、魚津市には現在配置しておりません。
本年度から新たな森林経営
管理制度が創設されたことに伴いまして、自ら森林
の経営
管理を図るなど、市が主体的に取り組むことが求められておりますので、新たな制度を円滑に機能していくため
の実施体制
の整備が大変重要であるというふうには思っております。
これに関して、県におかれましては、こうした課題を解決するために、市町村を支援することを目的といたしまして、森林経営管理総合支援センターを設置されております。センターのほうでは、市町村に対して適切な指導や助言を行うということも1つの業務とされておりますので、県や関係団体などと協力しながら計画的に森林の整備を進め、魚津市における林業の持続的な発展と、森林が持っております多面的機能が発揮できるように取り組んでいきたいというふうに思っております。
235 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
236 ◯7番(金川敏子君) 県の指導を受けられて、魚津市にもこのような専門職員が育っていければいいかなと希望しまして、次の質問に移ります。
2番目でございます。
私も一応女性でございますが、女性活躍社会推進室についてお伺いします。
魚津市では、組織全体で継続的に女性職員の活躍を推進するため、魚津市特定事業主行動計画推進委員会を設置し、本計画の策定、変更、本計画に基づく実施状況、数値目標の達成状況の点検・評価等について協議を行うこととしている。本計画の期間は、平成28年4月から令和3年3月31日までの5年間としておられます。
1つ目の質問です。登用関係について。
令和2年度末までに管理職にある職員に占める女性割合を、平成27年度の7.1%より約23ポイント引き上げ30%とするとなっています。現在の状況はどうですか。
237 ◯議長(石倉 彰君) 矢田女性活躍社会推進室長。
238 ◯女性活躍社会推進室長(矢田厚子君) それでは、登用の現在の状況についてお答えさせていただきます。
管理職に占める女性割合につきましては、毎年少しずつ増加しておりまして、今年度につきましては21.2%となっております。
これまでこの取り組みに対しましては、平成28年度に女性活躍社会推進室を立ち上げまして、市の課題や魅力の掘り起こし、また、人事、財政、企画、土木関係など多様なポストに女性を積極的に配置するなど、さまざまな場で女性が活躍できるように取り組んでおります。
今後も計画どおりに進むよう、進捗状況を見ながら積極的に働きかけてまいりたいと思っております。
239 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
240 ◯7番(金川敏子君) 私、パーセントは調べておりませんでしたが、21.2%。27年の7.1%より大分上がっていますが、来年の3月まで30%にできるかなということをちょっと心配しております。
来月4月に人事異動がありますが、女性の登用率、人事異動は1年に大体1回が多いですから、女性の登用率に関するのは、来月の4月の人事異動が結構響いてくると思いますが、目標達成に向けて、これはお願いでございますが、市長、よろしくお願いいたします。
では、次の質問に移ります。長時間勤務について。
簡素で効率的な組織、人員体制のもと、さまざまな行政課題に的確に対応していくためには、性別にかかわらず、職員一人一人が意欲、能力を十分に発揮できる環境が重要としております。
そこで質問でございますが、令和2年度までに職員1人当たりの平均超過勤務時間を、平成25年度実績の81時間から10%以上縮減し、職員1人当たり72時間以下にするとなっています。現在の状況はどうですか。
241 ◯議長(石倉 彰君) 矢田女性活躍社会推進室長。
242 ◯女性活躍社会推進室長(矢田厚子君) それでは超勤時間についてございますが、職員1人当たりの超過勤務時間数につきましては、平成30年度実績におきましては105.3時間となっております。令和元年度におきましては、参議院選挙や県議会選挙があったため、1人当たり平均109.2時間となる見込みとなっております。
今年度におきまして、超過勤務の上限が法定化されたこともありまして、こういった選挙事務といったような特殊要因を除けば減少したことになります。
引き続き計画の達成を目指して取り組んでいきたいと考えております。
243 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
244 ◯7番(金川敏子君) 職員がいつも健康で、その日その日、朝起きたときに仕事をやるぞという気持ちにさせるときは、やっぱり疲れがたまってはだめだと思います。まず健康でなければならないと思いますので、これは体的にも精神的にもそのように持っていくように、またご努力をお願いいたします。
では、次の質問に移ります。
3番目でございますが、令和2年度までに年次有給休暇の取得日数を、平成25年度実績の7日2時間から14日以上にするとなっています。現在の状況はどうですか。
245 ◯議長(石倉 彰君) 矢田女性活躍社会推進室長。
246 ◯女性活躍社会推進室長(矢田厚子君) 年次有給休暇の取得日数でございますが、計画策定後、徐々に増加しております。令和元年中の職員1人当たりの平均取得日数は、8日4時間となっております。目標に対してこの取得率の伸びは小さいようですが、庶務管理システムを導入いたしました平成29年度以降は、このほかに夏季休暇や子の看護休暇の取得日数も増加しておりまして、有給休暇全体の日数は年々確実に増加しております。
247 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
248 ◯7番(金川敏子君) 今、日数を聞きましたら、来年度末の令和3年3月まで、目標までまだまだかなと思いますが、これは少しずつ増やしていっていただきたいと希望します。
では、次の4つ目の質問に移ります。
仕事と家庭の両立で、全職員のワーク・ライフ・バランスを推進するとなっています。
令和2年度までに育児休業を取得する男性職員を10%以上とするとなっています。これについてお願いいたします。
249 ◯議長(石倉 彰君) 矢田女性活躍社会推進室長。
250 ◯女性活躍社会推進室長(矢田厚子君) それでは、育児休業取得率にお答えさせていただきます。
まず、男性職員の育児休業取得率とは、配偶者が出産した男性職員に対しまして、育児休業を取得した男性職員の割合というふうになっております。
平成30年度につきましては6名の対象者がおり、そのうち1名が育児休業を取得し、取得率は16.7%でございました。また、令和元年度にも8名の対象者がおり、そのうち1名が育児休業を取得いたしましたので、取得率は12.5%となりました。
今後も、取得希望者が取得しやすい環境を整えるよう努めてまいりたいと思っております。
251 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
252 ◯7番(金川敏子君) これは該当の方でのパーセントということですね。後から水田議員も質問されるので、私は今簡単に、これは順番に聞いただけでございまして、また水田議員のときにお答えしていただきたいと思います。
ただ、私、一言言わせていただきますと、自民党の話をして申しわけないんですが、小泉進次郎さんがいろいろなバッシングを受けながら取られたということは1つのいいことだと思っていますし、男性職員が誰でも育児休業を取れる風土をつくらなければならないと思っています。
では最後に、私、まとめて、この女性活躍推進のことについての自分の思いをちょっと言いたいと思います。
魚津市役所もこの女性活躍推進で女性に働く場を与えた場合、これは私も女性なのでわかるんですが、昔、初めて管理職になったとき、本当にやるぞというエネルギーが出てくるんですね。皆さんもそうだと思うんですが、これというのはお金がかからないんですよ。無償の奨励で金がかからないのに、女子の登用で魚津の計画が120%以上達成する、こういうエネルギーを出す人事異動をまたお願いしたいと思います。
では、次の3つ目の質問に移ります。
子宮頸がんの予防についてでございます。
1つ目でございます。
日本はワクチン接種率が1%程度、検診受診率が40%前後であり、欧米の先進国より低い水準ですが、低い原因について、魚津市としての見解を答えてください。
253 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
254 ◯民生部長(矢田厚子君) まず、子宮頸がんの予防についてというご質問にお答えさせていただきます。
子宮頸がんは、ほとんどがヒトパピローマウイルスによる感染が原因とされております。その予防として、平成22年に国の交付金を活用した予防接種制度が始まりました。その後、平成25年4月より定期予防接種となりました。しかし、同年6月に厚生労働省健康局長より積極的勧奨を控えるよう勧告があり、現在に至っております。
接種率についてでございますが、交付金を活用していた平成24年度の当市の接種率は89.1%であり、定期予防接種となりました平成25年度は17.1%となっております。その後、積極的勧奨を控えてからは非常に低くなっておりまして、昨年度の接種率は1.3%となっております。このことから、積極的勧奨を控えていることが接種率の低い要因ではないかというふうに考えております。
255 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
256 ◯7番(金川敏子君) では、2番目に移りたいと思います。
子宮頸がんワクチンは、今言われました、最初は定期予防接種だったのが、積極的勧奨をやめる形になっていますが、現在はどのような予防接種に属しますか。
257 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
258 ◯民生部長(矢田厚子君) 先ほど議員さんもおっしゃいましたが、今、予防接種法に基づくA類の疾病の定期予防接種というふうな位置づけになっております。その場合に、市町村が接種対象者やその保護者に対しましては、リーフレットやインターネットなどを利用して接種対象年齢などについて予防接種の広報を行うこととされておりまして、当市におきましても、ホームページや保健だよりについて周知を行っている状況です。
259 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
260 ◯7番(金川敏子君) では、3番目に行きたいと思います。
AYA世代のがんがいろいろたくさんありますが、その中に子宮頸がんがあります。新年度事業の中に子宮頸がん検診HPV検査導入モデル事業がありますが、この事業目的についてお伺いします。
261 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
262 ◯民生部長(矢田厚子君) 今回、新年度予算のほうに計上させていただいております子宮頸がん検診HPV検査導入モデル事業につきましては、子宮頸がんは、先ほどお答えしたように、ヒトパピローマウイルス(略称HPV)というありふれたウイルスの持続的な感染が原因とされていることが多いことから、現在実施している子宮頸がんの細胞診検査にあわせてHPV検査をモデル的に導入したいと。若い世代に対する健康づくりの推進や、費用を含めた効果的で精度の高い子宮頸がん検診の体制につきまして今後検討したいということを目的としております。
具体的にこの事業の内容を申しますと、魚津市に住所を有します25から42歳を対象に市が実施しておりますがん検診におきまして、市内で子宮頸がん検診を受けられる医療機関または集団検診で、今は子宮頸部の細胞をブラシで採取して顕微鏡で調べる細胞診と、細胞診で採取した細胞と同じものを用いたHPV検査をあわせて実施するというふうな内容になっております。
263 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
264 ◯7番(金川敏子君) 今、子宮頸がんで騒がれていますのは、若い世代、20歳前ぐらいから25歳まで、25歳以上と言われましたけど、25歳ぐらいまでの方が子宮頸がんが発病する可能性もすごく高いわけですよね。普通の、私らぐらいの年代とかの人でも、ミニドックとか、そういう1年に一度の検査のときに、子宮がんの検診のときに、こちらの検査もついでと言ったら何ですけど、できると。
今、一応42歳までということですけど、それがしやすいかもしれませんが、例えば20歳ぐらいから25ぐらい、25は大丈夫かもしれませんけど、その人たちがわざわざ子宮のがん検診に行かれるかどうかというのはちょっとあれなんですが、何かこういう検診がありますよという案内状みたいなものは年齢的に出されるつもりはありますか。
265 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
266 ◯民生部長(矢田厚子君) 通常、がん検診というのは対象年齢の方にご案内させていただいておりますので、今回、この25から42歳の方につきましては、あわせてこういうモデル事業を行いますというようなご案内を送らせていただきたいというふうに考えております。
267 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
268 ◯7番(金川敏子君) じゃ、次の質問に行きます。
また、これはモデル事業になっておりますが、今年だけの取り組みですか。ちらっと何か書類を見ましたら、2年間ということを見たような気がするんですが、その後はどうするつもりかお聞かせください。
269 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
270 ◯民生部長(矢田厚子君) この事業につきましては、今回計上したときから少なくとも2年は継続したいというふうに考えております。
現在、国のほうでも、この子宮頸がん検診につきましてはいろいろ検討されている最中というふうに伺っております。この令和2年度中にがん検診に対する国の方針なりが出ましたら、またそれに応じてこちらの市のほうの方針も考えていきたいというふうに思っておりますので、少なくとも今年度と来年度で、このがん検診に対する今後の方針みたいなものも含めて考えていきたいというふうに考えております。
271 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
272 ◯7番(金川敏子君) 私はさっきからちょっと厳しい質問をしているかもしれませんが、この導入については賛成しております。事前にこのウイルスがわかることで、すごく予防になると思います。ただ、今、若い世代から子宮頸がんが発生しているものですから、その人たちに間に合うかなという心配で、いろいろ年齢のことを言っているわけでございます。
では次、5番目に質問を移りたいと思います。
子宮頸がんは30から40代で近年増加傾向にあり、日本では年間3万人が発症し約3,000人が亡くなっています。また、助かっても、子宮摘出とかで子どもを産めない体になることがあります。
自治体の住民健診でヒトパピローマウイルスの感染率を調べたところ、25歳から29歳の女性の6人から7人に1人が感染していることがわかりました。
検査でこのヒトパピローマウイルスに感染していることがわかった場合の子宮頸がんの予防策について伺います。
273 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。
274 ◯民生部長(矢田厚子君) 今回のモデル事業におきましては、細胞診とHPV検査の両方の結果によりましてその後の対応を行うこととなります。検診の結果、まず細胞診で異常がある場合は精密検査の対象となりまして、医療機関の受診をご案内させていただいております。これは今現在の検診でも同じ扱いとなっております。
一方、細胞診では異常がなくてHPVに感染している場合は、そのタイプ、このヒトパピローマウイルスにはいろいろなタイプがございまして、特に子宮頸がんの要因となる確率が高いというふうなタイプがわかっているといいますか、言われているものがありますので、そのタイプによりまして、医療機関での相談を勧める場合や、次年度も継続してHPV検査を受けていただくことでフォローしていくというふうに今現在では考えております。
275 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。
276 ◯7番(金川敏子君) そのことで少しでも子宮頸がんにならないようにするのに、私、今、調べていてわかったことですが、魚津市は結構このことについて先駆けて対応されたということも聞いております。このことで子宮がんの方を少しでも減らせれば。
そして、またこれ、子宮頸がんがあることで、日本の人口、富山県の人口、魚津市の人口を増やそうと思って、例えば女性がさあ産むぞと思っても、病気になったらなかなか。子宮がんの人数とか聞きましたら、相当に何か怖い感じがしますから、これは今から力を入れていかなければならないと思って、また皆さんで努力していただきたいと思います。
それと、私、しばらくの間、このことを勉強というほどではないんですが、今日説明を受けたこととかで私が思ったことをちょっと言います。
昔はあんまりこれがなかったんですよね。例えば私たちが若いころには、子宮頸がんとかウイルス感染とかなかったように思います。今より少なかったと思います。
それで、私、子どもたちに、それこそ学校にばっかり私、お願いすることが多いんですが、子どもたちに小学校のときから高校生ぐらいまで、性教育を、難しい話ではなく、アニメかなんかでわかりやすく、女性の体のことについてきっちり性教育をしていかなければならないと私は今思いました。時代が変わって、こういう病気が多くなってきたこともありましてそう思いました。
これをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。
277 ◯議長(石倉 彰君) この際、暫時休憩いたします。
再開予定時刻は午後2時50分といたします。
午後 2時35分 休憩
─────────────────────────
午後 2時50分 再開
278 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問、質疑を続けます。
5番 岡田龍朗君。
〔5番 岡田龍朗君 登壇〕
279 ◯5番(岡田龍朗君) 私は、質問項目に入る前に一言述べさせていただきたいと思います。
皆さん方もご承知
のとおり、
新型コロナウイルスの感染など
の影響によりまして、世界中が混乱しています。
日本では、消費税
の増税
の影響により国民
の消費減退が顕著になっているところに、追い打ちをかけまして、日本
の経済
の悪化がますます懸念されるところであります。
全国
の観光地などでは大きな影響を受けています。魚津市内
の飲食店街でも人が少なく閑散としています。早く平穏な生活に戻ってもらいたいと願うしかありません。
そこで、安倍首相は政治責任を国民に果たすべきであります。
以上であります。
では、一問一答でありますので、質問席にて質問させていただきます。
〔5番 岡田龍朗君 登壇(質問席)〕
280 ◯5番(岡田龍朗君) では質問に入ります。
質問
の1点目は、
新型コロナウイルスに関することであります。
魚津市は、
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置しまして、今後
の対応策に取り組むとしていますが、感染拡大防止
のため、小中学校など
の臨時休校をしています。その対応策として、放課後児童クラブなどを開所して一日保育
の対応をするとしています。
これに関連して質問をさせていただきます。
質問
の1番目ですが、市内
の保育所などは休園対象とはしていません。どのような対応をしている
のか市長に伺います。
281 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
282 ◯市長(村椿 晃君) 岡田議員
のご質問にお答えをいたします。
保育所につきましては、2月27日付
の厚生労働省から、保護者が働いており、家に1人でいることができない年齢
の子どもが利用する施設であることや、春休みもないなど学校とは異なるものであるということで、感染
の予防に十分留意した上で原則開所していただくようお願いしたい旨
の通知もあり、開所して運営をしているという状況にまずあります。
また、認定こども園につきましては2月28日付内閣府より、幼稚園については同じく2月28日付文部科学省から、保育所と同様、家に1人でいることができない年齢
の子どもが利用するものであることや、保護者
の就労等により保育
の必要性がある子ども
の受け皿になっていることから休園
の対象とはしないと、このような通知を受け、開所しております。
新型コロナウイルスへ
の対応といたしましては、登園時
の子どもさん一人一人
の視診、目で見る視診や、体温チェック、せき
の有無
の確認などをしっかり行っている状況であります。
園内では、風邪や季節性インフルエンザと同様に、せきエチケットや手洗い、可能な範囲でアルコール消毒など
の徹底もされているところでございます。
園行事につきましては、公立保育園・幼稚園では、不特定多数
の方が利用する施設へ
の外出、先ほど
のご答弁でもお示ししましたけれど、お別れ遠足、このような催しは中止をしているところでございます。
今後予定されている卒園式につきましても簡略化して行い、出席者を卒園児、在園児、保護者、職員に限定することを決定しております。
私立保育園、認定こども園につきましても、公立保育園
の方針をご説明し、協力をお願いしていると、このような状況でございます。
以上です。
283 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
284 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。
いろんな率直な疑問はありまして、なぜ首相がいろんな面で小中学校
のこういう臨時休校を求めるかと。いろんな報道なんかによりますと、首相
の独断であったとか、文科省は日にちを置いて対処したいとかいろんなことがありますけど、とにかくもういろんな面では、こういうことには、とりわけ子どもたちに対していろんなことをやっぱりやっていきたいということであります。
いろんな面で、市内というか経田
の保育所にもちょっとお伺いしたら、どういう対処をしているか言われまして、石けんとか基礎的なうがいをやっておるとかいろんなことを言いました。あと、対外的に、保育園児
の父母さんとか、おじいちゃん、おばあちゃんも入られんようなこと
の対処もしておるとか、いろんなことを言われました。でも、基礎的なことでいろんなことをやる方法については、やっぱり指導とかも含めてやっていかんならんなと思いますので、やっぱり定期的な子どもたち
の行動とか、その範囲という
のも的確な施策というか指針みたいなものをやっぱり出していただきたいという願いもあるので、どこまでそういうじいちゃん、ばあちゃん
の、保護者とか、そういうことがまちまちになっているような可能性があるので、その点、認識を市長にちょっと問い合わせます。何かそういうことを聞きましたので。部外者
の出入りというかをどうするかということでちょっとお伺いしたいんですけど。
285 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
286 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど
の答弁
の中でも触れましたけれども、できるだけ不特定多数
の方と
の接触する機会を少なくしていくということが、リスクを下げる上で重要な視点であろうかというふうに思います。
そういった意味で、全国
の保育園等では、例えば保護者が玄関
の中まで入らないで園
の職員
の方が迎えに行くとか、いろんな工夫をされておるというふうなことも聞いておりますけれども、なかなか一律に基準を決める
のは難しい面もあろうかなというふうに思っております。
そういう意味で、先ほど申し上げましたとおり、少しでも子どもたちへ
のリスクを下げると、そういった考え方
のもとに対応していくということに尽きる
のではないかなというふうに思っております。
287 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
288 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。
次に行きます。質問項目
の2番目です。
いろんな面で、さまざまなこういうコロナ感染ウイルスがいろんなことでなっています。民間医療、公的病院など
の連携する取り組みについて
の対応策についてお伺いします。市長
の答弁をお願いします。
289 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
290 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
現在、県が主体、中心となりまして、感染
の疑い
のある方に診療体制など
の整った医療機関を確実に受診していただくために、帰国者・接触者相談センター及び帰国者・接触者外来を設置しているわけでございます。
本市では、帰国者・接触者相談センターとして、議員もご承知と思いますけれど、新川厚生センター魚津支所がその位置づけ、窓口になっているわけでございます。
今後
の状況
の進展によりまして施策を講じる必要があるんですけれど、3月1日付
の厚生労働省
新型コロナウイルス感染症対策推進本部
の通知がございますが、この通知
の中では、
新型コロナウイルス感染症
の患者が増加した場合について、外来診療体制、入院医療体制
の強化など
の施策が示されているわけでございます。
また、
新型コロナウイルス感染症
の検査体制
の拡充についても、ご案内
のとおり、作業が進められているという状況にあります。
今後
の状況により、これらを踏まえた対応が行われると考えられますけれども、魚津市としましては、必要な検査が速やかに行われ適切な医療が受けられる、そういった体制を県
のほうにしっかりと整備をしてほしいということを働きかけていきたいというふうに思っております。
291 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
292 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で県
の指定とかいろんなことを言われましたが、次に質問項目
の3に入ります。
魚津市
の新型コロナウイルス対策ですが、市独自というか、いろんな面でもそういう支援対策は独自で考えておられるかということをお聞きします。
293 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
294 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症対策に関する財政支援
の問題なんですが、非常に幅広い分野に及ぶかなと思います。
現在、政府におきましては、小学校や放課後児童クラブ、保育園、幼稚園などに通う子ども
の保護者を有給で休ませる企業へ
の助成金制度を創設する、この準備に入っているというふうに伺っております。
また、
新型コロナウイルスに関する経済対策といたしまして、先ほど来
のご質問にもお答えをしたところですけれど、国や県におきまして、中小企業や小規模事業者向け
の資金繰り支援措置
の緊急対応策が講じられているところでございます。
市といたしましては、まずこういった国や県
の支援制度について情報をしっかりと把握、整理をし、金融機関と連携をいたしまして、市内企業へ
の周知に努めていきたいと考えております。
その上で、現在、商工会議所が市内企業
の影響調査を進めておりますけれども、市内企業から
のニーズをお聞きしながら、必要な対策が何かということを把握して対応を考えていきたいというふうに思っております。
295 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
296 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな全般的なことを国
のことで言われましたが、私
の言いたい
のは市独自ということなんですが、新型ウイルス対策、いろんな病院、例えば万が一感染した場合
のそういう独自なことをどう考えておるかということで、絞ってお伺いしたんです。
県
の指定とかいろんなことでありますが、例えば病床
の確保
の問題が出てきた場合とか、万が一を考えた場合、身近なところではいろんな指定機関、黒部
の市民病院とかありますけど、魚津市では労災病院という
のがありますけど、そういうような点についてやはり考えておく必要があるんじゃないかと強く思ったもので、その点で、本当
の意味で
のウイルス対策について真剣に考えていただきたいということで、独自であります。その点についてお願いします。
297 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
298 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
支援と言うかどうかは別にいたしまして、労災病院さん
のほうとは、仮に市内で心配される、疑われる患者を受け入れるとすればどのような対応がとれるんだろうかというふうなことはご相談はしておりますけれども、これ
のコントロールはやはり県になると思います。
医療提供をどのようにしていくかというふうなことをしっかりと構築していかなければならないので、最終的には厚生センター、県医務課、こちら
のほうが連動しながら、労災病院
のほうにどのような外来窓口を設けるかというふうなことを調整していくことになるというふうに思っています。
299 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
300 ◯5番(岡田龍朗君) 市長
の答弁では、いろんな独自
のものは、そういう県とか
の指導がなかったらなかなかやれんということに尽きるという答弁になるんですか。
301 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
302 ◯市長(村椿 晃君) 午前中
のご答弁でも申し上げましたけれど、この問題は独自性
の問題ではありません。感染症へ
の危機
管理という問題でございますので、法律に基づいてしっかりと役割分担をしながら対応していくということに尽きると思います。
303 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
304 ◯5番(岡田龍朗君) 市長にも答弁
の限界がありますのでこれ以上求めませんが、いろんな面で、そういう市民
の、先ほども言われました安心・安全
のため
の対策、国がどうするかと。県がどうするんじゃなくて、市民
の立場に立った場合に、そこだけを考える覚悟を持っていただきたいということで言っているわけで、生半可な気持ちで答弁を求めているわけではありません。
305 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
306 ◯市長(村椿 晃君) 私としては全力でこの対応にあたっているつもりであります。
307 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
308 ◯5番(岡田龍朗君) その答弁に尽きます。
以上です。
いろんな質問項目がありますが、医療機関
の支援策について最後にお伺いします。
質問項目4番目、医療機関へ
の支援対応について。
309 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
310 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
繰り返しになるところでございますけれども、感染症法に基づく行政
の役割分担はやはりございます。医療面につきましては、県
のほうがしっかりとこの対応にあたるという整理がされておりますので、市
のほうとして、何か突出してやるというふうなことはなかなかないわけでございます。
しかしながら、先ほどご説明をした3月1日付
の厚生労働省
の通知
の中では、仮に感染者が増えていくと、そういった状況が進んでいくと、都道府県知事が関係市町村長や関係団体と相談をしながら、個別に各施策へ
の移行を決定するというふうな形になっておりますので、今後
の状況進展によりましては、私どももしっかりとそこに関与していくという可能性はあろうというふうに思っています。
311 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
312 ◯5番(岡田龍朗君) ご多分に漏れず、いろんなこういう病的な感染ということがありましたが、いろんな災害を含めまして、これはいろんな教訓として学ぶこともあるし、これからやっぱり県や指導に対しても、こういうウイルス
の病気
の感染に限らず、いろんな面で
の非常事態という
のはあると思いますので、国に何を求めていくか、県へもどう求めていくかという
のは、やっぱり反映していただくという
のが市
の仕事だと思います。国がどうとか言うている
のではなくて、やっぱり現場
の声、市民
の声を生で聞いて、そういうことを反映させるという
のが市長
の責任であり行政職
の責任だということも常々思っていますので、その点も十分踏まえて、これを機に対処していただきたいという
のが強い思いであります。
以上であります。
次は、質問
の2点目に入ります。
質問
の2点目は、魚津市
の行政に関することであります。
1980年代、日本は景気がよかったと記憶しています。その時代にあって、魚津市は洗足学園を誘致しています。旧洗足学園
の撤退によりまして、魚津市に譲渡されているということを聞いています。
そこで、新川学び
の森天神山交流館に関することについて問いたいと思います。
最初にお伺いする
のは、質問項目
の1番であります。
魚津市は、洗足学園を誘致するため
の助成は行われた
のか否か、その助成についてどのようなことが行われた
のか、その点についてお答えいただきたいと思います。
313 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
314 ◯副市長(四十万隆一君) 洗足学園魚津短期大学
の誘致につきましては、市は学校法人洗足学園に対しまして、昭和53年5月に短期大学
の誘致協力金として6,000万円
の寄附を行い、昭和54年7月までには約4万9,600m2──買収総額1億4,100万余りでございますが──
の市有地を譲渡しております。市が実施した環境整備
の費用1億2,476万1000円を含めると、助成
の総額は3億2,636万4,000円となるところでございます。
315 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
316 ◯5番(岡田龍朗君) 今ご答弁いただいた助成ということになれば、いろんな面で市
の税金が使われたということで、3億何千万、ちょっとメモをする
のが下手くそでありますが、とにかく市
の税金を使ったということは間違いないがいね。
市
の税金を使われたということは、今私が考えたときに、だからそれは市民
の本当
の意味で
の財産だと認識できるわけですね。その点ではどうですか。
317 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
318 ◯副市長(四十万隆一君) 財産という意味はいろいろあると思いますが、少なくとも現時点では市が
管理しておりますし、市
の財産でございます。
319 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
320 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面でこの最新版
の令和元年度改訂版、改訂版ということはこれ以上出るんですかということで、私、この学び
の森天神山交流館の中で、次
の質問に入りますが、いろんな経緯がありましたが、質問項目2番に入ります。魚津市へ学園が譲渡された経緯をちょっとお聞きします。質問項目
の2番です。
321 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
322 ◯副市長(四十万隆一君) 魚津市へ洗足学園魚津短期大学が譲渡された経緯ということでございますが、平成12年3月に洗足学園魚津短期大学が平成13年度
の学生募集停止を決定され、その後、市は短大や市議会とその対応等について協議を重ねてまいりました。
平成12年7月に本市では短大
の存続を断念し、同年8月には洗足学園と市が施設
の活用、事業実施
の場合には、無償で土地建物を洗足学園から市に提供するということをお互いに確認したところでございます。
その後、市民などから活用案を募集し、平成13年8月に施設
の利活用に関する提案をもとに、うおづ国際・教育・音楽ビレッジ構想を策定し、その構想を具体化するために短大施設利活用協議会を設立しました。
その後、10月には学校法人洗足学園に対しまして施設譲渡など
の要望書を提出しており、平成14年3月
の洗足学園
の理事会におきまして、短大施設
の本市へ
の寄附が決まったということでございます。
同年、14年3月末日に洗足学園魚津短期大学は閉学され、4月1日に施設
の所有権
の移転が学園から市
のほうへ行われております。
以上でございます。
323 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
324 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。いろんな面で説明していただきました。私にも一応すとんと落ちましたので、その点ではありません。
質問項目
の3番目に入ります。
この間、新川学び
の森天神山交流館の施設
の改修などを行っている
のかについて、議会でちょっと答弁をお願いします。
325 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
326 ◯副市長(四十万隆一君) 洗足学園魚津短期大学が市に譲渡され、新川学び
の森天神山交流館が開館するにあたりまして、正面玄関
のスロープ
の設置や男性トイレ
の整備、女性
の方が多かったということで、男性
のトイレが不足していたということでトイレ
の整備、非常照明や誘導灯、自動火災報知機
の増設等を行いました。
新川学び
の森天神山交流館開館後も、本館、レッスン棟、合唱棟
の屋上防水
の改修など、施設
の維持に係る修繕を行っております。
以上です。
327 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
328 ◯5番(岡田龍朗君) この施設に関連してなんですけど、その後もいろんな面で改修が行われたということな
のですが、一時期、私も議員になりましたときに、学び
の森
の交流館
の耐震
の基準とかいろんなことで整備された
のかと問うたことがあります。
1980年代
の旧耐震
の基準で整備された施設であることが課題となっていますとこの改訂版に載っていますが、その施設はどこを指す
のか、ちょっと今、議会で明らかにしてください。
329 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
330 ◯副市長(四十万隆一君) あの建物全体が昭和56年
の建築基準法
の基準には合致していないということなので、全体と言えば全体です。ただ、全て
の部分について耐震調査をしたというわけではないと思いますので、ひょっとしたら基準値を満たすところもあるかもしれませんが、基本的に宿泊施設も含めて全部耐震はないという、そういうことにしております。しておりますというか、そうです。
331 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
332 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。
また次
の機会がありましたら、いろんな面でこちらも調べてみます。
次へまいります。
魚津市
の公共施設再編計画では、今年度、民間に譲渡、民間活用する方針が示されていますが、この点について、私、情報というか、改訂版もなかなか見る機会がなかったので、最終的に令和元年度改訂版ということなので、これは最終的なものな
のかということをまずお聞きします。
4番目
の質問で、この民間譲渡ということは土地、資産
の民間へ
の売却となる
のかということです。
民間譲渡、譲渡という言葉を調べましたら、譲り渡す。当然、市
の財産ということになるから、売却という形をとる
のか、その点をちょっとはっきりさせていただきたいと思います。
333 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
334 ◯副市長(四十万隆一君) 民間譲渡につきましては、本年度見直しをしております
公共施設再編方針において、現有施設
の効率的な運営及び空き施設、敷地
の有効活用を図るため、民間へ
の譲渡や民間活力
の活用を進めるとしております。
最後、もうされない
のかということですが、これについては適宜見直しをしていくということにしておりまして、今年したものを来年見直すとか、そういうことじゃないと思いますが、時代
の状況あるいは経済状況、いろんな状況、人口
の動態等を把握しながら、しっかりと計画は
管理していくものでございます。
で、譲渡、じゃ何よと、そういう質問だと思いますが、最近この公共施設
の状況を見ておりますと、基本的には売却という
のが、要するに、有償で売り渡す
のが筋だと思いますが、中には逆にマイナス
の譲渡、マイナス売却ということをやっているところもございます。その施設
の活用
の方法だとか、その周辺
の地価だとかいろんなものを含めて今後適切に考えていく必要があるということで、ですから、ここには譲渡や民間活力
の活用を進めるというような表現をしているわけでございます。
今後、譲渡や貸し付けを基本に、新川学び
の森天神山
の利活用を民間事業者へ募集をしていきたいと考えております。
335 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
336 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。話は前後しますが、またいろんな面で見直していくということも言われました。
例えば、私がちょっと思った
のは改訂版、これも改訂版というか、また何冊か改訂するということもあり得るということですね。その点は特に言いません。
やっぱり最新
のこういうことになればいいなと、はたと思いまして、今までだと存続という頭
の中で入ったものですから、今いろんな面で質問しました。
次へ行きます。
これは一番重要なんですが、新川学び
の森については、文化施設ではいろんな面で、文化活動
の拠点として重要なものであります。
署名とか集められていますが、質問項目
の5番です。民間活用、譲渡する場合、文化活動ができる機能施設は残すべきであると思いますが、その点について
の考えをお聞きします。
337 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
338 ◯副市長(四十万隆一君) すみません、5番でしょうか。
339 ◯5番(岡田龍朗君) 5番です。
340 ◯副市長(四十万隆一君) 6番だと思うんです。
341 ◯5番(岡田龍朗君) 5番、5番、すみません。
342 ◯副市長(四十万隆一君) 5番ですか。
343 ◯5番(岡田龍朗君) 6番を聞いて5番にします。すみません。
議長、すみません。
344 ◯議長(石倉 彰君) ちょっと、えーっとね。
345 ◯副市長(四十万隆一君) 5番、6番あわせて答えさせていただきます。
価格は試算されているかということでございますが、譲渡する場合
の価格につきましては、土地は固定資産税
の評価額や路線価格、施設につきましては建物
の減価償却をもとに残存価格を計算し、基準となる価格を算出していく予定でおります。
また、公募内容によっても譲渡価格は違ってくるものと考えており、現在は検討中でございます。
続けて、民間活用、譲渡する場合に、文化活動
の機能施設を残すかどうかにつきましては、魚津市としては、音楽をはじめとする生涯学習・文化施設ということから、公募した際
の事業者
の提案に文化活動
の機能に対する提案があることを期待するところでございます。
しかしながら、音楽利用等を提案募集
の必須条件にすると民間事業者
の自由な発想に制約をかけてしまうことになりかねませんので、今後、募集要項を作成していく中で検討していきたいと考えております。
以上でございます。
346 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
347 ◯5番(岡田龍朗君) 議長、すみません。てれこしまして、申しわけございません。
質問項目
の6番ですが、学び
の森天神山交流館の存続を求める請願書という
のが市長宛てに提出されています。新聞報道でも5,000人余り
の署名があると。
市長が横におられますが、市長
の答弁では、いろんなことを重く受けとめるとか言われますが、事実、この請願書なんかを読んでいますと、いろんな面で、私も年に二、三回携わっていますが、音楽施設として
の機能という
のはものすごくいいと。実際あれだけ
の設備をつくるときは大変だということでもあるし、全国から来ているという特徴もあって、いろんな面ではあるということであります。
そういう点では、先ほど答えていただきました存続を検討するという
のだけど、全国的なそういうネームバリュー、例えば池辺晋一郎さんとかいろんな著名人もおられます。そういう中にあって、やはり存続をしていくべきだろうと思います。
その点について、いろんなこういう署名にかかわった人とかを含めて、考え方とかいろんなことを言われますが、とにかく施設利用者
の人たちが、利用料金が急激に上がったと、話し合い
の場が持たれんかったという点で不満を持っておられることが多々あります。今まで
の使用料金が格安だったという点は否めないということも事実として認められております。だけど、その目的にかなった料金体系
のあり方とか、その中で
の今後
のあり方とかという
のも、そういう利用者と議論すべきだったという意見が多数あります。その点について、やっぱり少なかったんじゃないかという点についてはどう考えておられるか、その点についてお伺いします。
348 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
349 ◯副市長(四十万隆一君) 利用料金を決定する際に、利用者等
の意見を聞かなかったんじゃないかという、そういう質問だと思いますが、市としては、全て
の施設
の利用料金を考えるにあたりまして、近隣等、他市
の状況も踏まえながら適切に決めてきたという思いではおりますが、そういうふうに言われる方がおられるということは、少なくともその人に聞いていなかったということだと思いますので、どこまで
の範囲で聞けるかは別にしまして、今回
の料金
の改定については、ほか
の施設でもいろんな声はお聞きしておりますが、魚津市
の今
の施策
の一つとして決定させていただいたということでございます。
ご理解をお願いしたいと思いますが、今後も皆様方と
の意見はしっかりと聞かせていただいて、今後
のいろんな施策に反映していきたいと思っております。
350 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
351 ◯5番(岡田龍朗君) 副市長
の答弁で、先ほど
の午前中
の答弁でも、陣頭指揮をとっていただきたいというような中でもありましたが、例えば請願書という
のはものすごく意味があるんですね。ただ
の要望書ではないわけですね。
その中に凝縮されたいろんな文言
の中に、いろんなことがあったときに、なるほどなと思われる文言がたくさんあるわけで、それは譲れるものとか、当局
の立場とかいろんなものがありますけど、やはりこういうことを加味していただいて、利用者
の体系
のあり方、もうちょっと真剣に向き合って、やはりやっていただきたいという
のが本当
の意味で
の要望です。
やっぱり市民
のこういう文化施設
のことを考えたときに、ほか
の場に求めるかといった場合に、やはりなかなか多面的に求められんと。特に音楽をやっている方でも、やっぱりそういうことを強く思うわけですから、話も前後しますが、料金については、一定程度
の格安さとかは指定できんということもありますので、やはり存続を願うとか、そういう特別な施設でありますので、とりわけ慎重にやっていただきたいという
のを強く要望しておきますので、何しろ学び
の存続を求めるという
のは、ただ
の要望書ではありません。請願書ですから、その重みをやっぱりしっかり受けとめたいという
のが、くどいようですけど、確認しておきます。答弁は求めません。
以上です。
次へ行きます。
質問
の3点目は農林業に関することです。
魚津市では、人・農地プラン実質化に係るアンケート調査を行っています。
第1次産業では、米
の需要
の減少など米価
の低迷、農産物
の自由化、農業を取り巻く環境が大きな影響を与えています。
では、一応行きます。
続けてよろしいですか。
質問項目
の1番です。魚津市
の農業者
の実態についてお聞かせください。
352 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
353 ◯農林水産課長(浦田 誠君) お答えいたします。
魚津市
の農業就業者
の実態につきましては、平成17年に実施されました農林業センサスにおける農業就業者は1,829人でしたが、平成27年には989人と、約半数近くに減少しております。
また、65歳以上
の農業就業者は、平成17年には1,189人と全体
の約65%でしたが、平成27年では700人と全体
の約70%となり、高齢化が進んでいる状況にあることから、後継者
の確保や育成が重要な課題であると考えております。
354 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
355 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。
いろんな面でモデル事業
の中で、私が思う
のは、なかなかこの実態について減っているということは事実です。これは農業に限らず漁業についても同様であります。そういう認識をしております。
では、質問項目2番目に入ります。
この調査についてですが、私もその該当する人間なので、質問項目です。この調査は県内
の市町村で行われている
のか、その点についてちょっとお聞かせください。
356 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
357 ◯農林水産課長(浦田 誠君) この人・農地プラン
の実質化に係るアンケートにつきましては、国から、地区内
の半分以上
の農地が認定農業者や新規就農者など
の地区
の中心的な担い手により耕作されている地区を除き、実施を求められております。県内では、射水市、入善町、立山町、舟橋村を除く市町で実施しているところです。
アンケートは、今後
の地区
の農業を誰が担う
のかを地区において検討するため、田のみならず、畑、樹園地など、農地として利用され、市農業
委員会が
管理する農地台帳に掲載されている土地
の利用者、所有者など
の対象者約3,400人に協力をお願いしたところであります。
358 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
359 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。
いろんな面で、こういう集約化ということは、国
のいろんな政策
の中でやっておられると思うんですが、一応該当するそういうところに、例えばなかなか進まないとか、対象とする、そういう、例えば経田地区なんかでもいろんな集まりがありまして、そういう中でやっぱり担い手不足とかという
のは深刻で、そういうところ
の先進的な事例、どうやろうかとかと仕向けてもなかなかならんというところには、やはりちょっとそういうことを先進的な事例
の中で、こういうモデルケースとかも含めて、やっぱり対象としてやっていただきたいという
のが私
の思いであります。
やはりいろんな面でどういう実態、魚津には魚津
の実態があると思いますけど、地域
の実態があると思うんだけれど、やはりそうしたことがどういうことになる
のかということがなかなかわからんものだから、そういうモデル地区なんかもちょっと設定して、何かそういうことを重点的にやっていく方法も考えられるんじゃないかなと思うので、その点ちょっとお伺いしたいと思います。
360 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
361 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今言われたような地区で
の話し合いといいますか、先進事例等については、県内でもよく似た地区とか、よくそういったお話も聞くところであります。
先進的にといいますか、うまくやっておられるところもございますので、そういった事例等もお聞きしながら、そういった話し合いを進めていければということでご紹介等もできればというふうに思っております。
362 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
363 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で地域がリーダーシップをとって、いろんなことをやっていけばいいんだけど、なかなかその人たち
の担い手というか、考えている若い世代もなかなかおらんもんだから、やっぱりちょっとそういう点では行政
の力をかりたいという
のが、私とか地域
の人たち
の本音だということを思います。実際そういうことを考える人もなかなかいないという
のも現実なので、その点は言っておきます。
質問項目
の3番目に行きます。
農業
の後継者不足が深刻化しています。稲作に限らず果樹栽培農家も同様と言えます。
その点について、質問項目
の3番目でありますが、果樹農家
の後継者などについて
の調査などが行われている
のか、この点について答えてください。
364 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
365 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 果樹栽培農家
の後継者
の調査につきましては、果樹農家のみを対象とした調査は行っておりませんが、市内
の果樹農家は年々減少している現状であり、果樹産地として
の規模を維持していくためにも、果樹農家
の後継者確保は重要な課題であると考えております。
そのため、関係機関とも連携し、各果樹組合などが実施している調査結果等
の情報収集に努めているところです。
また、県や関係機関と連携し、果樹産地における就農体験会を開催し、後継者確保に向けた取り組みも実施しているところです。
今後も、県等
の関係機関と連携を密にしながら、就農体験に加え、新規就農者に対する補助や就農相談等、果樹産地
の後継者確保に向けた総合的な支援に努めてまいりたいと考えております。
366 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
367 ◯5番(岡田龍朗君) 先ほども言いましたように、そういった人たちの後継者不足の中で、例えばリンゴなんかも、ただリンゴができるとかでなくて、技術の継承とか、やっぱり剪定とかもう大変なんです。
例えば変な話、基本的には、それで生活できるとか、なりわいとして成り立つのならいいんだけど、なかなかそういうふうにはいかんと。片手間でやっておったらやはりできないと。何十年かけた果樹が伐採という形になったときに、本当の意味での文化とか、そういう技術の集積のことがもったいないということがあります。
例えば、そういう人に何人か会いました。事実、知り合いの方でも、手に負えんから切ったとか言って田んぼにあります。それは道路がついたとかバイパスがついたとかという問題じゃなくて、やはり農業というのは、思うんですけど、地産地消というのは気象とか地形、いろんなものが重なっているんですね。やっぱり技術の集積、土地、気象、そういうのはみんな土地の集積されたものであるし、そういう結果を伝統や文化として継承できないというのは残念だと思います。
そういう困っておられる人たちに光を当てて、本当にそういう意味での第1次産業とか果樹が発揮できて、魚津の特産というのをやっていくというのは行政の責任やし、そういう人たちのことをやってもらいたいということを強く思います。
その点では、質問項目の4番目に入りますが、例えば農業経営の拡大を進める農業法人などに果樹栽培事業化の働きかけなども必要じゃないかということも思っていますので、その点についてどう考えておられるかお聞きします。
368 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
369 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 農業法人等に対する果樹栽培事業化についてでございますけれども、市内の農業法人などの担い手農家における生産品目の現状といたしましては、やはり米を中心品目とする中で、他の品目としては、麦等の穀物やネギやキャベツ等の野菜を栽培しているという経営体が見受けられます。
経営体において、中心栽培品目である米以外の他の品目の栽培を行うという複合経営につきましては、経営の安定化を図るというための一つの手段であると考えられます。
県の園芸関係者の協議会におきましても、複合経営に向けた品目としてリンゴや桃などを挙げて、米と米以外の品目による複合経営を推奨しているところです。
しかしながら、経営体がこれまでの品目とは異なる品目を栽培するというためには、設備等の初期投資、先ほど議員さんも言われましたが、栽培技術の習得、新たな作業従事者の確保等の課題が幾つかございます。
果樹栽培においても同様の課題があるところですけれども、複合経営化によるメリットも考えられますから、農業法人などによる果樹栽培事業化について、今後も関係機関と連携しながら協議や検討をしてまいりたいというふうに考えております。
370 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
371 ◯5番(岡田龍朗君) 何度もくどくどあれなんですけど、やはり稲作に限らず多角経営、先進的な入善の人たちはネギとかいろんなことをやっておられることは事実です。だけど、そういう技術の集積とか難しい点もありますが、やはり魚津市の文化である、そういう特産物のことに極力バックアップしてやっていただきたいということを要望しておきます。
次は、質問の5番目に入ります。
5番目です。市長の提案理由の説明の中に盛り込まれています、過去10年以上整備されていない森林を対象とした森林管理事業を実施するとしています。その対象となる森林地域はどこなのか、特定されたものなのか、その点について聞かせてください。
372 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
373 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 森林経営管理事業の対象となる森林についてお答えいたします。
この事業の対象となりますのは民有の人工林で、そのうち既に森林組合等へ管理委託されているものを除き、過去10年以上間伐などの森林整備が行われていない森林であります。
魚津市内で対象となる森林は、森林簿で管理している情報では約790haで、これは魚津市の全森林面積1万4,647haの5.4%でありまして、市内の森林各地に点在している状況です。
374 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
375 ◯5番(岡田龍朗君) 点在しているということになれば、なかなか困難さというのはありますね。そういう点ではなかなか、これにかかわる質問をさきに金川議員も質問されていますけど、そもそものいろんな面で、これを森林法改正の中で、昨年の12月議会でも私、管理法制定とかということで答弁も求めました。それと漁業法改正、2つ出たわけですね、国会で。その中で基本的な、私が主張したいのは、森林法なんかも改正法なんですけど、いろんなことを言われて、森林の保全とか、そのツケを、失政のツケの反省もないままに、なりわいとしてのそういうことも考えないし、1次産業で、地域の衰退、地域経済を衰退させたと。大ごとをつくっていながら、私ははっきり言いたい。それをもうけの対象にした資本の論理で露払いさせて、今度は大資本が参入するような仕組みをつくるというようなことを狙っているということをまず申し上げたいと思います。
その点について、民間企業の参加となるかということで、質問項目の6番といたします。質問項目の6番です。
376 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
377 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 森林経営管理事業への民間企業の参加についてということでお答えいたします。
この事業では、市が対象となる森林所有者に対して、森林の経営管理に関する意向調査を実施しまして、市に経営管理を委託する意向が確認されたものについて、市が自ら管理するか、県が認定した林業事業者へ再委託するということになります。
県が認定した林業事業者のうち、魚津市で事業実施を希望している民間事業者は、現在3者となっておるという状況であります。
378 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
379 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。
7番については、いろんな面で、さきに金川議員の質問で地籍調査についてありましたので答弁を求めません。
最後にお聞きしたいんですけど、私は2018年の12月議会で、市の行政で、市町村の事務分担、財政負担が増えないかということで質問していますが、増えないことを期待しているという答弁をいただいております。
だけど、こういういろんな面での複雑さを考えたとき、本当の意味での事務負担が増えているんじゃないかという思いがしましたが、その点についてはっきり答えていただきたいと思います。
380 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
381 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど言われましたように、お金の関係では譲与税がたくさん来ておりまして、それを活用して実施していくというところではありますけれども、今言われましたように、事務的な負担というか事務量は確実に増えておる状況でありますので、そこはこれから実際にやり始めて、ちょっと負担がどういうふうになってくるかというのは、これから見えてくるところだと思います。
382 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
383 ◯5番(岡田龍朗君) 確かに、正直な答弁だと思います。実際やることが、先ほどの質問の中で答弁を聞いていますと、いや、なんちゅうすごいことをやる。地籍調査をやらんならん、いろんなことをやらんならんということになれば、やはりそれをする職員の配置とか、いろんな意味でこれは困難。財政的に豊かになったって、その財政経営だって雇用すれば、何やら管理者とかとなれば、やはり懸念されたことが事実として起きるので、これは事実として私も認識して、いろんな機会があればいろんな面でまた考えて、いろんな面でこういう施策の中の一環として受けとめておきます。
次は、最後の質問になります。
質問の4点目でございます。魚津市の企業立地事業についてでございます。
魚津市は市内の工場設備、雇用拡大について支援を行おうとしていますが、質問項目の1番です。その雇用拡大する企業への申請制度とは具体的にどうなのか、その点について時間の範囲内で簡潔にお願いします。
384 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
385 ◯産業建設部長(武田 寛君) 雇用拡大する企業への支援制度というご質問でございますけれども、市のほうでは、工場や事業所の増設もしくは新設または本社機能の県外から移転を行われた企業に対して、投下固定資産額が一定規模以上になる場合に企業立地助成金を交付しております。
一方で、工場などの増設とか新設といった建物の床面積が増えるといった増床を伴わずに設備投資だけを行った企業への助成制度は、現在設けておりません。
このような状況を踏まえまして、今後、市内経済のさらなる活性化を図っていくためには、市内企業の設備投資を促進していくことが必要ではないかということを考えまして、大規模投資により事業規模の拡大ですとか新たな事業展開に取り組む市内企業への支援といたしまして、大規模投資に伴う雇用拡大奨励金制度というものを新たに設けることといたしました。
この制度の大まかな概要を申しますと、設備投資が5,000万円以上、それと市内の事業所における正規雇用の従業員が5名以上純粋に増加する場合に、増加する従業員1人当たり50万円の奨励金を限度額500万円として交付するというものであります。
この制度では、増加する従業員の方は市内に住民登録しているということを条件とする予定としておりますので、地域経済の活性化だけではなくて、定住人口の増加にも貢献するのではないかということを期待しております。
386 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
387 ◯5番(岡田龍朗君) 産業建設部長の答弁の中にも含まれていましたけど、質問項目の2)番ですが、地域雇用と正規雇用を求めるべきである、これは当然であります。
いろんなことを考えますと、景気も悪いのも、いろんな空白の時代をつくったというのも、やはり非正規雇用というのは諸悪の根源だと私は思っています。経済停滞、若者のいろんなことを含めて、そういう点ではもう一度、地域雇用と正規雇用を求める、この質問項目の2点について、最後にここを詳しく答えてください。一応質問項目に入っていますので、よろしくお願いします。
388 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
389 ◯産業建設部長(武田 寛君) 地域雇用と正規雇用を求めるべきではないかという岡田議員さんのご質問でありますけども、今ほども申し上げましたように、新しい制度では、増加する従業員は正規雇用であること、それから市内に住所を有する方でなければいけないという2つの条件をつけております。こういったことで、企業の皆さんにも、市内での従業員であって、しかも正規雇用の方々を増やしていってほしいということを市のほうではこの制度に期待しておるところであります。
ぜひ企業の皆様にもこの制度の趣旨をご理解していただけるように周知に努めまして、活用を図っていただいて、地域の経済の活性化に貢献していただきたいというふうに思っております。
390 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。
391 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面でさまざまな問題になっています正規雇用というのは大事なんだということを改めて申して、その政策の推進、私らも含めてやっぱり頑張っていかなければならんということを思いますので、以上で質問を終わります。
以上です。
392 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕
393 ◯2番(八倉巻正臣君) 令和2年3月定例会において、1点目はNPO法人新川地区獣肉生産組合について、2点目は照明器具のLED化について、3点目は空き家対策について、4点目は高齢者運転免許返納についての4点を一問一答方式で質問いたします。
〔2番 八倉巻正臣君 登壇(質問席)〕
394 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは質問に移ります。
1点目のNPO法人新川地区獣肉生産組合についてお伺いします。
昨年から、新川地区獣肉生産組合に対する運営の仕方や決算書などの質問をしてきました。経営面では約200万円の赤字を出し、決算書においては、私自身疑義を持ちました。そして、12月議会で決算書について指摘し、その結果、今年3月2日に指摘事項の説明があり、数字や仕訳などの訂正の報告を受けました。
私は、訂正があった以上、獣肉生産組合で総会もしくは臨時会などを開催し、組合員にも報告し協議するべきだと考えるが市の見解は。お願いします。
395 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
396 ◯産業建設部長(武田 寛君) NPO法人新川地区獣肉生産組合の決算関係につきましては、活動計算書と収支決算書の科目の仕訳ですとか対比した差額の内容について確認作業を行ってまいりまして、今ほど議員さんが言われましたとおり、先日ご報告したところでございます。
結果といたしまして、収支決算書の収入、支出のそれぞれの合計額に誤りはございませんでしたが、支出科目の仕訳において修正をすべきであるというふうに考えておるところでございます。
収支決算書の修正につきましては、組合の総会などにおいて組合員の承認が必要であるというふうには考えておりますけども、これは組合ご自身でまずは決めていただくことが必要であるかと思いますので、今後の手続などについては、組合において正式に決定されていくというふうに思っております。
397 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
398 ◯2番(八倉巻正臣君) 組合に全て任せて決定してもらうと、そういった答弁だったと思いますが、そもそも決算書とは何のために、誰のためにすると思いますか、お答えください。
399 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
400 ◯産業建設部長(武田 寛君) NPO法人の総会で議決された予算書に基づいて、1年間活動されていくと思っております。その結果として、組合の皆さんをはじめ、皆さんに組合の総会で、今年1年間の収支の決算はこうでしたということをお知らせするというのがまず主たる目的であろうと思っております。
したがいまして、組合を構成する会員でありますメンバーの皆さんにきちんと伝えるというところが主たる目的であろうというふうに思っております。
401 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
402 ◯2番(八倉巻正臣君) 総会で活動、主たる実際の会社の経営がどうなっているかというお知らせをされると言われましたが、当たり前の話ですが、決算書とは一定期間の経営成績や財務状態等を明らかにすることにより、現在の施設の経営状態を知り、今後の運営に生かしていくための重要な書類であります。そして、誰のためとは利害関係者、そしてこの施設は税金を扱っている以上、市民のためにも正確な書類を作成しなければならない。それが本来の決算書の姿だと私は思います。
今、収支決算書で訂正がありとか部長がおっしゃられましたが、私自身、いまだこの数字的なものに大変不信感があります。再検証をする意味でも、もう一度会計検査をやり直し、ちゃんとした数字を出すべきではないかと思いますが、どうお考えですか。
403 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
404 ◯産業建設部長(武田 寛君) 収支決算書におきましては、先日ご説明した内容で訂正すべきところを訂正すれば正確な決算書になっていくというふうに思っております。それを、組合の皆さんとして臨時の総会を開くのか、それともどういった形で総会の議決を訂正するかといった組合の皆さんの手続の仕方、こちらに関しましては、組合がやはり自主的に考えて、どのようなタイミングでどういった手続を踏んでいくかということを決めていかれるというふうに思っております。
405 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
406 ◯2番(八倉巻正臣君) ということは、市からは監査していかなければならないといったようなことを提言というか、そういうことは一切言わないということですか。
407 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
408 ◯産業建設部長(武田 寛君) 収支決算書の訂正ということに入りますと、当然監査としても、訂正する事項に関しては間違いないということを監査としてきちんと言わなければならないというふうに思っております。
409 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
410 ◯2番(八倉巻正臣君) あまり細かいこと言うてもあれなんですけど、そしたら何のために監査をするかですね。決算書の今、監査が通ったやつの指摘を受けて、決算書で訂正がありました。ですよね。そしたら、監査自身で見落とした部分を指摘されて、そしたらその指摘された部分というのは、訂正するとかと違うことじゃないですかね。わかります? わかります? わかりませんか。
自分が言いたいのは、監査というのはとてもすごく重要だと思うんです。だから、企業にしてもいろんな、当局もそうですし、監査して、了承を得て、それが正式的な数字となって、魚津市の財政とか獣肉加工の財政で、今後のために必要な帳簿として残っていくわけじゃないですか。で、今年度また会計をして、前年度どうだったかというのを見るというのが収支計算書じゃないですかね。だから、すごい重要な書類だと思うんです。その収支決算書にしても、活動計算書にしても。だけど、今言われておるのは、監査が通ったけど間違い。私はその間違いがあるから、もう一度監査して正確な数字を出してくれと。だけど、部長は、監査は通って指摘されて、指摘で修正をかけた。それが正しい数字だと思っていると。じゃないです?
411 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
412 ◯産業建設部長(武田 寛君) わかります。
413 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
414 ◯2番(八倉巻正臣君) では、次に行きます。
3月2日にこの指摘事項の説明があって、訂正も受けました。本来なら、12月に指摘をしておるわけです、議会で。組合として何らかの方向性を出し、早い段階で議会に報告するのが私は常識ではないかと思いますが、どう思われますか。
415 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
416 ◯産業建設部長(武田 寛君) 確かに12月議会で八倉巻議員からご指摘を受けました。その後、点検作業に入ったわけでございますけれども、一日も早く報告するのがやっぱり筋道だったというふうには思っております。3月2日まで遅れたということは、ちょっと事務に時間を要してしまったということは反省すべきであるというふうに思っております。
417 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
418 ◯2番(八倉巻正臣君) 私はちょっと、2日で、3日、4日が通告だったので、検証する時間もあまりなかったんですが、そこで、こういったものはやっぱり早目早目に、これは魚津市だけの問題じゃないと思います。当然、相手側、隣の市もあるし、獣肉加工というところと、3者というか、そういうところでやっておるという、それは大変気持ちはわかりますが、やっぱりなるべく早目にこういったものは提出し、我々も考える時間をもらい、また再検証、そういったものがやっぱり議論につながっていくと思います。
それで、これは市長にちょっと聞きたいんですけど、この組合の方向性も決まっていない、今のところ。議員に報告もない段階で、これは市長査定ですね。予算をつけられるということは、市長査定の段階で何らかの訂正の報告を受けていたのか、それとも疑義が生じるにもかかわらず予算をつけたのか、それか3年間のこれは約束事ということで予算をつけたのか、市長、お答えください。
419 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
420 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。
2点ありますけれど、まず3年間の予定があるということは、もちろん前提としてはあります。その上で、今回の収支決算上の金額の誤りはございません。これは会計士さんのほうも確認をしております。ただ、記載についての誤りがあったということは、やはり事務手続が少しずさんであったかなというふうに思っていますので、その点は注意をして、しっかりとやっていくようにというふうには申しました。
421 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
422 ◯2番(八倉巻正臣君) 多分捉えているところがちょっと違っているような気はします。私は帳簿とかいろいろやっていたので、間違いはありますが、全ての仕訳がしっかりとしたものが出て、我々は税務署に行って、税務署で受けて税金を払うというようなことをやっていたので、ただ決の金額が合っているからといって中身が違っていたらというのもちょっと変な話で、じゃ、何のために会計士を入れているんだと、何で委託料を払ってまでそういうがをしているんだというところにはなっていくと思います。
だから、今後、こういった新川獣肉、今年3年目ですから、令和2年度、今年いっぱいですか、100万という補助金絡みの。今後はどういうふうにしていくかというのはわかりませんが、今後もしかかわっていって当局の方が監査されるようであれば、今後はやっぱりしっかりとした監査をしていってもらいたいと思いますが、答弁願います。部長、お願いします。
423 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
424 ◯産業建設部長(武田 寛君) きちんと監査に臨んでいきたいというふうに思います。
425 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
426 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは次、2点目へ行きます。2点目
の照明器具
のLED化についてお伺いします。
庁舎内
の1階はすごい明るいと思います。私たちが4階まで上がるうちに2階を通ったら、まず暗いと。廊下が暗いということなんですね、職員
の方じゃなくて。3階へ行けばちょっとオープンになっているので、まあまあ明るいと。4階へ行けば、あんまり人が通らないのでやっぱり暗いと。これは多分、経費削減か何か
のためにだと思うんですが、庁舎内がすごく暗く感じます。
省エネで環境に優しく経費削減という観点から、庁舎内を蛍光灯からLED化に提案するが、市
の見解をお願いします。
427 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
428 ◯副市長(四十万隆一君) 市庁舎
の照明器具につきましては、現在、一部
のLED照明を除き、通常用、非常用ともほとんどが蛍光灯用でございます。
LED照明は、一般的には導入に係る初期費用は高価となりますが、点灯時間は、蛍光灯が6,000から1万2,000時間に対しましてLEDは約4万時間と、寿命が五、六倍程度長もちいたします。また、電気代につきましても、蛍光灯と比較して約50%程度
の省エネ効果があるというところでございます。
市庁舎で
のLED照明
の導入につきましては、厳しい財政状況
の中、初期投資が大きいことや、現行
の公共施設再編方針における市庁舎
の建てかえ目標が、前
の方針でございますが、令和5年とLED照明を活用できる期間が短いことなどから見送ってきたという経過もございます。
しかしながら、今年度末改定いたします
公共施設再編方針におきましては、財政状況等を考慮し、庁舎
の建てかえ目標を一応令和11年度とする予定であることから、LED照明
の活用についても改めて検討したいと考えているところでございます。
具体的には、来年度、国
の要請に基づき、施設ごと
の個別施設計画、いわゆる長寿命化計画を策定するということにしておりまして、市庁舎につきましても、建てかえまで
の期間となりますが、それまで
の維持
管理方法につきまして定めることとしておりますので、その中で検討していきたいと考えております。
以上です。
429 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
430 ◯2番(八倉巻正臣君) 今、副市長からも言われたLED、大変経済的で初期投資は確かにかかると思います。だけど、割かし昔に比べれば、やっぱりちょっと安価な部分
のLEDも出てきたと。その辺も加味して今後検討を。
それで、一部では蛍光灯を法規制、2017年に水銀灯
の水銀に関する水俣条約というものが発効されまして、水銀灯
の生産に法的な規制が入ります。これは、蛍光灯は表面に微量な水銀が塗りつけされているものもあると。規制にひっかかるような含有量は含まれていませんが、とある大手メーカーは、環境保全とは、蛍光灯が不法投棄されてそれが海に流れる。海に流れたときに水銀が出る。それを食べる魚がいると。水銀という
のは蓄積されますので、それがめぐりめぐってまた我々
の食卓に上がる可能性があるということもありまして、ある大手メーカーは、環境保全
のために自主規制し、蛍光灯
の生産中止を発表したと。だけど、蛍光灯
の生産は需要が多分まだあるので、多いとは思いますが、LEDにシフトチェンジしていく
のではないかと思われています。
私も今回ちょっと庁舎内を歩きまして、ご協力を皆様に仰いだんですが、私が日中歩いた時点で420本
の蛍光灯
の明かりですね。廊下は関係なく。灯具が257基ついていました。先ほども言われましたが、消費電力量という
のは蛍光灯32ワット、それでもっていきますから、LEDにすればその半分という計算にはなっていくと思います。
今現在、庁舎内でも割かし低いところに灯具がついていて、明かりを照らす。それがやっぱり何カ所かあるので、例えばLEDを持ってくれば、今大体2本組でなっていますけど、4本ですね、4人か5人
の席があると。大体1本ぐらいでもう明るさ、これは施設
のそういった明るさという
のも決まっていますが、それははからんにゃだめなんですが、それでも賄えるような明るさにはなっていくと。だから、割かし思ったほど初期投資、だけど、先ほど言われましたが、庁舎建てかえ
の問題があると。それに対して、それでも私は、職員
の環境的なものを考えれば、それでもちょっとずつはLEDにかえていってもよい
のではないかと。
今回思いましたが、2本ついています。1本は白い
の、1本は明るい
の、赤っぽい
の、両端が真っ黒い
の、もうだめな蛍光灯ですね、結局は、両端が黒いと。そういったもので職員
の方が仕事をされていると。さすがにそれはちょっとふびんかなと思いまして、LED化を強く提案しました。
次、2番目に行きます。
道路照明灯もありまして、市内409灯設置してあります。その内訳は、LEDは77灯。1灯当たり月487円です、平均。それ以外は332灯。1灯当たり月──LEDではないやつですね──月平均1,579円。数字は平成31年度
の10カ月で計算します。電気代が約3分の1にこれもなっています。
今後
の経費削減
のためにも、市内
の道路照明灯LED化を提案しますが市
の見解は。お伺いします。
431 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
432 ◯副市長(四十万隆一君) 魚津市では317基
の道路照明灯を
管理しております。このうち、昨年度までに老朽化等による更新にあわせてLED化を図ったものが23基あるところでございます。
LED化されたものを除きます294基
の道路照明灯
の中には、市街地におきましてデザインが統一化された道路照明灯が連続的に配置されている路線があり、そのような道路照明灯は、点灯、消灯を集中
管理していることや連続性
の観点から、その一部のみを更新することは容易ではないということでございまして、また、一括更新となれば、一時的に多額
の費用を要するなど
の課題がございます。
費用に関しましては、防犯灯
のLED化で採用したリース方式等を活用することも考えられます。
議員
のご提案
のとおり、LED化することは省エネルギーかつ長寿命化による期待が大きいことから、今後、その整備手法について、他市町村、県や全国
の事例等を調査研究してまいりたいと思います。
433 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
434 ◯2番(八倉巻正臣君) なかなかハードルが高いと思いますが、長い目で見れば必ず経費削減になると思います。有利な補助金など、今リースとかおっしゃられましたが、活用して、ぜひともLED化を目指してもらいたいと思います。
次、3)へ行きます。
健康被害
のおそれ、発がん性
のおそれがある照明器具に使用されているPCB含有安定器
の調査は行われていますか。お答えください。
435 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。
436 ◯副市長(四十万隆一君) 市有施設、市
の施設で過去に使用し、現在まで取り外し
の上保管しておりました高濃度
のPCBを含む蛍光灯安定器、61台ございましたが、これにつきましては、国
の方針により処理施設として指定されております北海道室蘭市
の処理施設に搬入し、今年度をもって全て処分いたしました。
また、同時に低濃度
のPCBを含む変圧器3台につきましては、富山県内に1カ所ございます処理施設におきまして、これも処理したところでございます。
437 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
438 ◯2番(八倉巻正臣君) これ、北海道かどこか事例がありまして、ちょっと液が漏れてきたと。で、やけどをしたという事例もありますので、今現在61台全て処分、低濃度は3台で富山で処分ということなので、とても安心しました。
次に3番目、空き家対策についてお伺いします。
午前中、浜田議員から言われましたが、浜田議員
の思っている答弁が引き出せるかわかりませんが、3番、空き家対策についてお伺いします。
魚津市でも2019年度に行った空き家実態調査
の結果が出ました。空き家は1,176戸となり、そのうち521戸が14年度調査
の空き家と重複しており、新たな空き家は655戸、1年で約130戸増えている計算になる。自治会が特に困っている空き家は69戸と発表された。
魚津市でも空き家対策はしていると思います。だが、それ以上に空き家になるスピードが上回った結果と考えています。
空き家バンクなど
の施策も一定
の効果はあると思いますが、今後
の対策はどのようにお考えか、お答えください。
439 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
440 ◯産業建設部次長(三井 修君) 今後
の空き家対策について
のご質問にお答えします。
空き家実態調査につきましては、先ほど浜田議員さん
の空き家に関する答弁で、市長答弁
のほうでありましたので、省略させていただきたいと思います。
今後
の対策としましては、これも先ほど述べたとおりなんですが、今回
の調査結果を受けて、まず自治会で特に困っている空き家、これは69戸ありますが、現地確認と所有者
の調査を実施します。
引き続きこの空き家69戸に対して、自治会が困っている原因を所有者
の方にお伝えし、その解決に向け、空き家情報バンクを活用して
の賃貸や売却といった利活用、あるいは利活用が難しい場合は、適切な
管理の徹底をお願いしていきたいと考えております。
また、利活用や維持
管理も難しい危険で老朽化した空き家につきましては、解体補助制度を活用するなどして解体を進めていただけるよう働きかけ、特に困っている空き家
の解消に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
どうしてもなかなか改善
の対応をしてもらえない案件につきましては、法律的に強く指導することができる特定空家
の認定に関しまして、しっかり審議を進めていきたいと考えております。
441 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
442 ◯2番(八倉巻正臣君) 特に69戸、大変困っているということなんですが、平成28年4月、魚津市
の空家対策計画
のページに、平成26年度(2014年)、前
の調査
のことですね。ここに空き家で1,028。ここに町内で困っている報告を受けたものは68棟と書いてあるんです。
今回ここに載っている
のが69戸ということは、前回から1戸増えた
のか、68戸がなくなって新たに69戸が出た
のか、ちょっとその辺、お答えください。
443 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
444 ◯産業建設部次長(三井 修君) 今回
の調査で、特に困っている空き家につきましては69戸、前回が68戸でありました。前回
の調査も残っておりますので、このダブりにつきましては、一般
の空き家についてもなんですが、約半分がそのまま残っているという結果になっております。
445 ◯2番(八倉巻正臣君) 約半分が。
〔「細かく」と呼ぶ者あり〕
446 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
447 ◯産業建設部次長(三井 修君) 少し細かく数字を申し上げます。
今言いましたように、全体で今回空き家
のほうが、特に困っているという戸が69戸ありました。前回
の調査とかぶっている
のが38戸で、新たに空き家と、特に困っているという
のが31戸、逆に計算しますと、解消された空き家数という
のが30戸というふうな数字になっております。
448 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
449 ◯2番(八倉巻正臣君) 解消された
のが30戸、前回が68戸で重複が38戸、今回。残り
の31戸という
のは新たに出たという。解消された
のが30戸、困っている
のが68戸、69戸。
450 ◯産業建設部次長(三井 修君) もう一回言いますか。
451 ◯2番(八倉巻正臣君) すみません、お願いします。
452 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
453 ◯産業建設部次長(三井 修君) もう少し数字を述べます。
前回、平成26年度
の空き家で特に困っている戸数が68です。解消された空き家数が30戸です。前回、平成26年と今回
の重複空き家数が38戸です。新たに空き家となった件数が31です。ですから、新たに31と重複
の38戸を足しまして69、今回特に困っている空き家数となっております。
454 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
455 ◯2番(八倉巻正臣君) すみません、ありがとうございます。
そしたら、前回に比べて解消が30戸、今回新たに31戸、ということは5年間で一緒ということですか。わかりました。
私、これを見て、そこまでちょっと資料がなかったので、前回68戸で、今回69戸で、1戸増えて、じゃ、5年間何をやっていた
のかと思ったんです。今聞きましたら、解消が30戸。この30戸解消された
のはどういった、例えば空き家バンクとか、どういった感じで解消されたわけですか、お答えください。
456 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。
457 ◯産業建設部次長(三井 修君) 特に困っている空き家ということなんですけども、うち
のところで言う空き家解体補助を活用されて解体されたとか、あるいはちょっと手直しして貸し出すとか、そういったところが多いということであります。
458 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
459 ◯2番(八倉巻正臣君) そしたら、魚津市
の空き家に対する施策的なものはうまくいっているというか、何も効果がないわけじゃないと。ですね。わかりました。納得したので。
今後、空き家もやっぱり年間百何軒ずつ、5年間
の調査だと思うんですけど、年間百何十軒出てきますので、多分今後もっと増えていくと思いますので、これは、先ほども述べられていましたが、相手がもちろんおられることなので、所有者とか、そういう人と密になって連携をとっていってもらいたいと思います。よろしくお願いします。
それでは、4番
の高齢者運転免許返納についてお伺いします。
現行
の免許返納制度では、タクシー券またはバス
の回数券を交付していると思います。しかし、2020年度からは、運転免許証を自主返納した人と希望する配偶者に、市民バスと富山地方鉄道バスに何度でも乗ること
のできる1年間有効
の無料乗車証を交付することにしました。
近年、高齢者が加害者となる事故防止や公共交通
の利用促進を目的に実施する事業だと思いますが、高齢者
の事故防止策を、ただ単に市民バス
の利用者が減っている状況だからとか、財政的な見地から
の策であるとしか思えません。
その理由として、この無料乗車証、今
のところ1年限りということで、1年が終わればその先、1年後には料金を払い利用することが必然的に強いられていると思います。そして、市民バスも地鉄バスも、利用勝手が悪いから利用者が減っていると思います。
今回
の無料乗車証、パス券ですね、どれに乗ってもいいという。その改善がされていないのに、せっかく自主返納した高齢者に不便を強いるものとしか思えません。
この事業を行うなら、まずは使い勝手
のよい路線対策を考え、高齢者にはどんどん外出してもらい、健康増進に励んでもらい、医療費抑制につなげていくべきだと思います。
しかし、現行制度ではタクシー券を選ぶ人
のほうが多いと思われ、タクシー券を選んでいた人がバスにそのまま乗るとは考えにくく、しかも、先ほど申しましたが、1年間だけ
の施策では利用増にはならないと思います。しかも、高齢者
の外出機会が余計減っていくと思いますが、市
の見解は。お願いします。
460 ◯議長(石倉 彰君) 田中環境安全課長。
461 ◯環境安全課長(田中明子君) ご質問にお答えします。
運転免許自主返納者に対する支援内容ですけども、議員さん
の今
のご発言にもありましたとおり、現在は、タクシーまたはバス
の利用券1万円相当
のいずれかを選択することになっておりますけども、令和2年度、来月4月からですけども、有効期限1年
の市内バス無料乗車証を交付することにしております。
これまで
の支援実績を見ましても、バスよりもタクシー券を選ぶ方が多いという
のは事実でありまして、今年度も2月末現在で、189人
の申請者
のうち143人がタクシー券を選んでおられます。バスよりもタクシーが利用しやすいからという
のが理由であろうと思われます。
実は、この免許自主返納者に対しまして、窓口で簡単なアンケートを実施しているんですけども、その中で、免許返納された後
の移動手段はどうしますかという項目がございます。その中に、3択なんですけども、家族や知り合い
の人に乗せてもらうという選択肢を選ぶ方が約半数に上っております。
このことからしても、免許返納された方は、返納後
の移動手段として、ひたすらタクシーに頼るというよりも、家族や知人
の車に乗せてもらうという
のと、タクシーを使い分けながら移動しておられる
のかなというふうに想像をしています。
一方、バス
の利用券があまり選ばれていない理由としては、これまでバスに乗ったことがないからという
のが主な理由ではないかと思っております。
そこで、この4月から、先ほど申しましたように、無料乗車証、1年間有効なものをお渡しして、まずはバスを利用してもらおうという、そういうきっかけづくり、そして免許返納後もバスを利用して外出ができる環境を整えるという方向で事業を進める予定としております。
先ほど議員さん
の発言
の中にもありましたが、希望されれば運転免許自主返納された方
の配偶者にも無料乗車証を交付することにしています。
有効期限を1年間とする理由でございますけども、この辺
の支援事業、今後も継続していくため
の持続可能性というところに着目したことと、もう1つは、運転免許を取得したことがない方へ
の配慮もあります。
高齢者
の外出機会が減る
のではないかというご意見でありますけども、先ほど紹介したアンケート
の中で外出機会についても尋ねているわけですけども、約半数
の方はあまり変わらないというふうに回答されたことを紹介しておきたいと思います。
以上です。
462 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
463 ◯2番(八倉巻正臣君) バス
の利用
のきっかけづくり、それで、来年度以降は、継続、持続可能って、今
のところ正直決まっていないというようなことだと思います。例えばこれを継続していくとしたら、どういった基準というか、バス
の利用者が単純に増えたから継続していく
のかという、ちょっとその辺がわからないので、その辺をお答えください。
464 ◯議長(石倉 彰君) 田中環境安全課長。
465 ◯環境安全課長(田中明子君) お答えします。
運転免許証
の自主返納支援事業
の大きな目的ですけども、先ほど議員さん
のご発言
の中にもありましたとおり、大きな目的は、高齢者が第一当事者になる交通事故を未然に防ぐ、減らすという大きな目的があります。
ですので、バス
の利用を増やしたいとか、あるいは高齢者
の外出支援
の機会を持続させたい、増やしたいという
のは、また別
の面から
のアプローチになろうかというふうに考えております。
以上です。
466 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
467 ◯2番(八倉巻正臣君) 私もバスは車があるのであんまり乗らないんですが、例えば今無料パスで、この辺でバスがとまっているとしたらロータリー、魚津駅ですね。よく行く
のがサンプラ、アップルヒル、アピタ、どこかその辺でも連結できるような改善でもされればもっと利用客が伸びるような気がしますので、今後
の対策をしてみてください。
以上で質問を終わります。
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468 ◯議長(石倉 彰君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。
なお、明10日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。
本日はこれをもって散会いたします。
午後 4時28分 散会
魚津市議会...