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  1. 魚津市議会 2019-12-01
    令和元年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2019年12月12日:令和元年12月定例会(第2号) 本文 (全 658 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(石倉 彰君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────          市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  11番 関口雅治君。  〔11番 関口雅治君 登壇〕 3 ◯11番(関口雅治君) おはようございます。  自民党議員会を代表しまして、代表質問をさせていただきます。  その前に、少し前振りでお話をさせていただきます。  台風17号、18号、19号と、各地で、記録的な大雨により、河川の氾濫や浸水、そして、土砂災害で発生した死者が100に上るという甚大な被害となりました。  亡くなられた方には心から哀悼の意を表するとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げ、少しでも早くの復興を願っているものであります。  また、天皇陛下におかれましては、即位の儀式が滞りなく終わりましたことを大変うれしく思っております。  祝賀御列の儀におきましても、あの映像を見ますと、大変感動を覚えたものであります。  そして、我が魚津市におきましては、11月15日、国の文化審議会に、東山円筒分水槽、そして、魚津の魚津浦の蜃気楼が国の登録文化財として文部科学大臣に答申されました。これは、魚津高校の講堂と3例目でありまして、大変うれしく思っているところでございます。
     それでは、質問席におきまして、一問一答にて質問させていただきます。  〔11番 関口雅治君 登壇(質問席)〕 4 ◯11番(関口雅治君) それでは、順次質問をさせていただきます。  まず、大項目の、市長に伺いますけれども、タウンミーティングが13校下全域で行われました。私も加積なものですから、加積だけ参加してきたわけでございますけれども、このタウンミーティングでも大半が市長の説明、財政健全化に向けてのご説明であったと思っております。  その中でも、市民の皆様方からいろんな意見が出た、こうすればいい、ああすればという提言が出たと思いますが、市民の皆様から市長に向かってどのような意見が出たのか、もしお答えいただければと思います。 5 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 6 ◯市長(村椿 晃君) 自民党議員会を代表されましての関口議員のご質問にお答えをいたします。  今回のタウンミーティングでございますけれども、令和元年10月19日から11月29日まで市内13カ所で開催をし、全部で614名の市民の皆様にご参加をいただきました。  このタウンミーティングでは、今ほど議員からご紹介がありましたとおり、魚津市の行財政改革の取り組みと、令和3年度からスタートする第5次魚津市総合計画の策定に向けてご説明を行い、ご意見や提言をいただいたものでございます。  市民の皆様からは、行財政改革の取り組みにつきましては、事業のスクラップ・アンド・ビルドを徹底してほしい、あるいは、ふるさと納税などの収入増をしっかりと図ってほしい、また、廃止する施設の代替施設の確保、こういったこともしっかりやってほしいと、こういったご意見をいただきました。  また、新たな総合計画の策定に向けましては、災害に強いまちづくりの強化を進めてほしい、若者の働く場の確保につながる企業誘致の強化、さらには、増え続けます危険な空き家に対しての安全対策などの多くのご意見をいただきました。  今回、タウンミーティングにご参加をいただきました皆様は、どなたも真剣に今後の魚津について考えておられ、大変貴重なご意見をたくさんいただきました。  タウンミーティングの開催直前に、台風19号による全国的な豪雨災害もあったことから、防災関係の事業に関する関心の高さを感じたところでございます。  また、企業誘致を強化して若者が働く場を確保し、人口減対策と市の税収増につなげてほしいというご意見を多くいただきました。  市民の皆様は、財政状況が厳しい中であっても、単に予算を削減するだけではなく、明るく将来に希望のある取り組みを強く望んでおられるようにも感じました。  皆様からいただきましたご意見につきましては、内容を整理しながら、今後の行財政改革の取り組みや新たな総合計画の策定に生かしてまいりたいと考えております。  タウンミーティングにご協力をいただきました地域振興会など関係の皆様には、この場をおかりして感謝を申し上げますとともに、今後もさまざまな機会を通じまして、市民の皆様と直接対話することにより、市民の皆様と課題の共通認識を図りまして、ともに考え行動する、そういった協働を推し進めて、市の活性化につなげていきたいと考えております。 7 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 8 ◯11番(関口雅治君) どうもありがとうございました。  加積でも大変参加人数が多くて、100を超える方が聞きに来ておられました。やっぱり市民もこの財政健全化については興味があったのかなという判断で、市長の説明も映像も使った説明で、わかりやすい説明でなかったかなと。これで、全部、市民が納得したわけではございませんけども、ある程度の効果はあったと私も思っております。  ちょっと気にかかったのは、この後、パナソニックの問題が出てきましたよね、新聞報道で。質問の中にも、市民の方にも、雇用をどうするのかという質問があったわけで、パナソニックの49%の株が台湾の会社に行ったということも、1つ、この後、ビッグニュースで飛び込んでまいりまして、すごくショックを受けたような次第であります。  でも、市長のコメントでは、雇用関係もこのまま守っていくと言っておられますので、市長、ぜひそれもしっかりと、パナソニックと台湾の会社とも、もし機会があれば訪問されて、しっかりとお話をしていただきたい。  それでは2番目に移ります。  財政の健全化と新総合計画との整合性についてであります。  財政再建というのは、市長の説明にもありましたとおり、市民にも結構負担をかけるわけですよね。料金がアップしたり。また、新総合計画というのは、私にすれば、市民に希望を与えるような、元気な計画であってほしいわけです。そのことを考えますと、市民アンケートも実施されて、第5次総合計画について、今度は、市は新しい施策を考えていくと思いますけれども、具体的にはちょっとまだまだわかりませんけども、どんなことを市長は新総合計画に盛り込んでいこうと思っていらっしゃいますか。お聞かせ願います。 9 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 10 ◯市長(村椿 晃君) 財政再建と新総合計画の整合性の問題でございますけれども、将来にわたりまして、市民の皆様に必要な行政サービスを安定的に供給していくというふうなことが最も大切だというふうに思っております。  今般、令和2年度から6年度までを計画期間とする魚津市行財政健全化計画、これを策定したところでございますけれども、まずは、この計画に基づきまして、しっかりと足元を固める必要があるというふうに考えております。  タウンミーティングでは、先ほども申しましたけれども、行財政改革の取り組みに対するご意見のほか、新たな総合計画においては、夢と希望のある、そういった取り組みを打ち出してほしいというご意見もたくさんありました。  ご指摘のとおり、そういった将来の希望につながるような施策を新総合計画では盛り込んでいきたいと考えてはおりますけれども、それにつきましても、しっかりと持続可能な行財政運営というふうなものを確立していくということが、まず第一にございます。  そういう意味で、今般、策定いたしました財政健全化計画に掲げます取り組みというものをまずは着実に実施する、その上で、しっかりと将来につながる施策を、新しい総合計画に、市民の皆様のご意見、議会の皆様のご意見をいただきながら、形成をしていきたいというふうに思っておりまして、今の段階で具体的な中身については少し早いかなというふうには思っております。 11 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 12 ◯11番(関口雅治君) 今ほど市長の答弁でも、これからの段階だと思いますけども、本当に市民が元気になるような、このままでいくと、魚津市は何か財政が厳しくて、ちょっとどういうがよと、移住・定住の方も、魚津市はいいまちだと思ったけれども、ちょっとだめかなというふうなイメージがあります。  魚津市、5年間、我慢すりゃ何かいいまちになるがやというような、希望の出るような計画をお願いしたいところでございます。よろしくお願いいたします。  それでは、大項目の2番目に移ります。  市民バスの運行についてであります。  平成13年に新たな公共交通として魚津市民バスが運行しています。  そこで質問でありますが、高齢者の免許返納後の支援策はどうかということでありまして、高齢者ドライバーによる死亡事故が県内でも相次いでおります。加齢に伴う身体機能の低下により、高齢者は事故を起こすリスクが高まっているものと思っております。  一方、高齢者の運転を一律に制限するのは困難であります。高齢者の運転を取り巻く現状も厳しい現状でありますので、魚津市は1万円のバスの回数券を出しておりますが、これでいいのかなと私は思っていまして、他市と比べてみますと、まず黒部市は、市内バスのフリーパス、7つの路線で無料の乗車券、さらに、市民タクシーの利用券を2万円、または、地鉄のICカード2万円相当を出す、または、電動機付き自転車の補助金として上限2万円を出すとなっております。  滑川市におきましては、コミュニティバスフリー乗車券を交付しております。70歳以上の方は3年間フリーパスで乗り放題、65歳以上70歳未満の方は5年間有効のフリーパス、5年間乗り放題であります。  魚津市は1万円でありますが、課長はこれにつきましてどういうふうにお考えになっているか、ひとつお願いいたします。拡充とかを含めまして。 13 ◯議長(石倉 彰君) 田中環境安全課長。 14 ◯環境安全課長(田中明子君) 高齢者の免許返納後の支援策についてお答えをいたします。  本市では、この支援制度を平成23年からスタートしたんですけども、現在の支援内容については、今ほど議員さんからご紹介いただいた内容であります。  今年度、この制度を申請された方の数について、まずちょっと報告をしたいと思うんですけども、11月末現在で136名となっておりまして、前年同期と比較いたしますと、17名の増となっております。  タクシー券かバス券の選択ということなんですけども、バス利用券を選択される方の割合が前年度と比較すると10ポイント程度上がってきているといった特徴も見られるところであります。  免許返納者への支援制度ですけども、各市町村でさまざまな工夫を凝らしておられまして、お隣の黒部市さん、滑川市さんのように、バスの乗車券、フリーパスですか、それを交付しているところがあるのも存じております。  本市においても、現在の支援内容が返納者の外出の機会確保と申しますか、できるだけ利便が低下しないように、また、制度として持続可能性ということも念頭に置きながら、これからも支援内容については検討を続けてまいりたいと思います。 15 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 16 ◯11番(関口雅治君) わかりました。  魚津市も財政は厳しいのは重々わかっております。でも、万が一、高齢者が事故を起こして命をなくされる、また、加害者になる可能性もあるわけで、の命にはかえられないと私は思っていますし、そこら辺は十分に、他市と同じことをやれとは言っておりません。少しでも、昔は魚津市は2万円だったのを1万円にしたということもありまして、それも踏まえ、金額の問題ではございませんけども、魚津市もしっかり高齢者運転免許返納のための施策をとっていただきたいと思っております。  それでは、小項目の2番目に移りますが、バス停の運営管理であります。  なぜこういうようなことを質問したかといいますと、私は実家が上村木なものですから、上村木の町内の方から相談を受けたのをちょっと思い出しまして、これから冬場に入るものですから、この質問をさせていただきました。  バスの停留所が、魚津市は6ルートあって、たくさんあると思うんですね。これから冬になると除雪が始まる。山間部ですと、町内の方で除雪車を持っていたり、いろんな除雪をする機械を持っていらっしゃいますけども、町場に行くと、せいぜいスコップかママさんダンプであります。  上村木も幾つかの停留所があるわけで、偶然かどうか、大体ひとり暮らしの、介護施設に通っていらっしゃるご自宅にバス停がある。そうすると、そこの長男の方からお電話をいただきまして、この除雪ちゃ、誰がするがよと。いや、そうけ、除雪けと、あまり気にしたことはなかったかなと思っておりまして、当時は観光課やったかな、聞いたら、市の職員が見回っておると。そりゃ魚津市全体を見回らなきゃいかんなと思っておりまして、その方は、自分の実家にあるもんですから、朝早く起きて除雪をすると。で、朝、除雪車の通った後ですから、結構固い雪があるがですね。そのままにほっちゃっても、あのうちはせっかくバス停もろとって、何、なまくらしていると言われるもんですから、家族全員で実家のおばあちゃんちへ行ってやるということでございます。  そうしますと、今、各町内で振興会、そして区長会もありまして、市のほうから振興会を通じて、この運営管理をちょっと協議していただく。お金が発生するかどうかわかりませんけども、この区には幾つの停留所があって、ちょっと町内で除雪をしていただけないかなという意味で質問させていただきました。これにつきまして、課長、ひとつお願いいたします。 17 ◯議長(石倉 彰君) 田中環境安全課長。 18 ◯環境安全課長(田中明子君) バス停周辺の除雪についてお答えをいたします。  バス停周辺の除雪については、今ほど議員さんからも紹介がありましたように、周辺住民の方の協力によって行ってきているのが実情であります。  市の職員も、道路除雪が終わったころを見計らって除雪をしているところでありますが、全部回り切れていないというのが、これも現状でございます。  多くのバス停では、バスに乗られる利用者の方が自分で雪を踏み固めたりしておられるんですけども、除雪の後の固い雪については、やはり踏み固めるというわけにいかなくて、スコップやママさんダンプなんかを使って除雪をしておりまして、多少不便を来しているバス停があるというのも事実でございます。  このような不便を解消するために地域振興会にお願いするというのも1つの方法かと思うんですけども、魚津市民バス等利用促進協議会という組織がございまして、そちらの会合の場において、今後、こういった積雪時のバス停の除雪についてはご協力をお願いしたいと考えております。  以上です。 19 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 20 ◯11番(関口雅治君) 町場といいますか、今度、中央通りもアーケードがなくなったわけですよね。多分、あそこにも幾つかのバス停があるのではないか。そう考えると、あそこの住民の方も初めて歩道に雪が積もるわけで、これからあそこも大変かなと思っていますし、市長もたまに市民バスを利用されますので、ちょっと早く起きて見ていただくとかもぜひお願いをしたいところです。また協議をしてください。よろしくお願いいたします。  それでは、3番目に移ります。  3番目は、美しい湾クラブについてであります。  これは、富山県で10月16日から20日まで開催されました世界で最も美しい湾クラブ世界大会、魚津市でもエクスカーションとしまして、魚津水族館、魚津埋没林博物館、各国から、湾クラブの関係者が来館されました。  世界各国から来県された方々を美しい海岸でお迎えするために、魚津市でも海岸の清掃も行われました。親子、家族ぐるみの参加も大歓迎で、清掃活動開始前にごみについての子ども向けのミニレクチャーも行われたと聞いております。  加盟5周年を迎える節目に、日本初となる湾クラブ世界大会総会が富山県で開催されました。世界26カ国1地域、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど多数が参加をされたわけであります。今回のテーマは「未来への展望~沿岸域の持続可能な発展のための環境保全」というテーマであったのではなかろうか。また、16日の石井県知事の歓迎挨拶でも環境保全や観光振興に取り組む紹介をプレゼンされております。17日、18日にワールドカフェと題してグループ討議も行われ、18日に富山宣言を採択しております。  ここで伺います。今後、魚津市の海岸線にどう取り組むかということもあります。石井知事の宣言の中にも環境という言葉が出ておりまして、これについて、魚津市は海岸線にどう取り組んでいくか、市長のお答えをお願いいたします。 21 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 22 ◯市長(村椿 晃君) 湾クラブ総会に伴うエクスカーションについては、今ほど議員からご紹介をいただいたとおりでありまして、各国からいらっしゃったお客様に魚津の海岸の魅力というものを楽しんでいただけたものというふうに思っておりますけれども、これまで本市における海岸沿いの取り組みにつきましては、例えば魚津しんきろうマラソン大会富山湾岸サイクリング、そして、民間の方が主体となっておられますけれども、富山湾蜃気楼ヨットレースですとか、魚津漁火まつりなど、特色のある取り組みを行っていただいております。  また、海岸沿いの各地区の団体におかれましては、しんきろうロード沿い海岸清掃活動にも積極的に取り組んでいただいているところでございます。  一方、海岸沿いには、先ほど議員からご紹介いただきましたけれども、気象関係では、全国初の名勝地として国登録記念物への答申がなされました魚津浦の蜃気楼(御旅屋跡)をはじめ、みなとオアシス魚津プレジャーボート用の木桟橋が増設予定の経田漁港など、多くの地域資源があるわけでございます。  しかしながら、多くの団体の活動が環境や観光、スポーツなどのそれぞれの分野ごとに取り組んでいらっしゃるので、全体として、一体となった地域資源の効果的な活用がなされていないというふうなことが課題となっております。  こうしたことから、これらの地域資源をつないで、地域活性化ですとか、観光振興に寄与するために、来年2月ごろを目標といたしまして、日本風景街道への登録申請を進めているところでございます。  この日本風景街道は、や物を運ぶだけの道路から、景観ですとか歴史などの地域資源を有効に活用いたしまして、多様な主体による協働の取り組みを行いまして、美しく味わいのある道路空間をつくり出す国の道路政策でもございます。  今後、しんきろうロードを中心としました地域資源を発信するとともに、日本風景街道への登録を契機といたしまして、関係団体が連携協働することによりまして、この海岸沿いの地域の持続的な発展、住むにとっても、訪れるにとっても、魅力的な地域となるような取り組みを行っていきたいというふうに考えております。 23 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 24 ◯11番(関口雅治君) どうもありがとうございました。  今後もしんきろうロードを風景街道として登録して、さらなる観光資源、そして、環境保全に努めていきたいということであります。また、よろしくお願いいたします。  それでは、小項目の2番目であります。  周辺整備でありますが、海の駅、そして、埋没林等があるわけで、周辺整備とあります。個人名を挙げると、私、実は、またカーバイドのことを言うがですよ。毎回、私はこのカーバイドの敷地のことを言っておりまして、加積のタウンミーティングでも質問の中にカーバイドの敷地をどうするんですかという質問があったのではなかろうかとちょっと記憶しております。  10万坪という敷地を今後どうするかというのは魚津の課題ではなかろうかと。市長も富山湾岸サイクリングで、県知事も来られますよね。風光明媚な海岸を走るのに、カーバイドの敷地のフェンスがある。市長って、県知事に、これってカーバイドの敷地だと説明したことはありますか。 25 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 26 ◯市長(村椿 晃君) 私が説明するまでもなく認識はしておられます。 27 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 28 ◯11番(関口雅治君) 県議会でも、新しく県議になられた沢崎県議が、6月議会で今後の魚津市のカーバイドの敷地の問題について質問されています。そのときも答弁はさぞかし、そんな進んだ話はなかったわけでございますが、やっぱりこの美しい湾クラブ、いくら清掃、海岸線のごみ拾いをしても、その道路の反対側に産業廃棄物があるわけでありまして、そこに目を伏せて、美しい湾クラブはいかがものかと私は思っております。  ここものところの地面やから、市長は口を出せない、私たちも口を出せないわけで、唯一、これについてアドバイス、助言ができるのは魚津市の市長、村椿さんではないかなと私は思っておりますし、こうしますと、海の駅も生かした再開発、埋没林は動かせないにしろ、将来的には水族館なりをあそこに移転する計画もあってもいいのかなと。  たまに、私、海の駅に行きますと、テトラポッドで、たくさん釣りをされておるがですよね。あれって、結構だめながですね。危ないし、違反ながですよね。  あれだけの方が魚津市の海岸で、テトラポッドで釣りをされている。来るがなら、今現在、ちょっと話は飛びますけれども、川床の砂上げをしておるがですね、結構いろんな川で。ある土建屋の方とお話ししていましたら、あの砂を持っていくところ、困っとるがよと。おお、そういうがけと。どうするがけと言ったら、そうだな、あそこ、海を埋め立てるか何かならんかのうのということで、なるほど、桟橋をつくればいいかなと。釣りのできる桟橋。これも漁業権とかがあって難しい話だと思いますよ。でも、やっぱり夢を語らんだらおもしろくないがで、そうか、なるほど、あそこに桟橋をつくったり、将来的には水族館、パーク場であったり、運動施設をつくれば、結構夢のある話かなと。これも夢ですよ。こんな実現できるかどうかは私ごときが言う問題ではありませんけども、ちょっと私の夢について、市長はどう考えておられるのかお聞かせください。 29 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 30 ◯市長(村椿 晃君) 魚津港の周辺ですけれども、埋没林博物館ですとか、海の駅蜃気楼がございますし、もちろんその蜃気楼の展望地でもあります。そして、立山連峰も一望できるすばらしい観光スポットでもあるわけであります。  最近は、周辺には民間の倉庫をリノベーションした施設ですとか、食堂や宿泊施設などもできるなど、一定の観光資源が生まれつつあるかなというふうに思っております。  そこで、そういった施設を生かしていくためにも、ご提案のあった、例えば砂浜の再生ですとか、あるいは釣り桟橋の設置、場合によっては、クルージングですとか、マリンレジャーの体験型観光事業創出、こういったような取り組みを考えていくということは、にぎわいづくりに大きな可能性を持っておりますし、まさに夢のある話ではないかなというふうには考えておりまして、すぐにどうかということはですけれども、そういったようなことも新しい総合計画の中では語り合っていけばいいかなというふうには思っております。 31 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 32 ◯11番(関口雅治君) 夢は夢ですけども、実現に向かえばいいかなと思っております。  ある資料が私のところに届きまして、これは相当前、20年ぐらい前に、日立さんが産廃、廃棄物の処理をするのに、結構、技術的に持っておりまして、これは20年前なのかな、どれだけで調査できるかと出ておるがですね。カーバイドのエリアも簡単に調べてみますと、水銀の埋まっているところ、いろんなところがありまして、東都ガステックさんのほうはほとんど何もないがらしいですね。  そうしますと、全部を開放するというわけにはいきませんが、少しずつでも、何か開放に向かえばいいのかなと。
     ぼた山にはよく熊が出ますし、できれば熊牧場にすればいいというもおりますけれども、それはともかくとして、少しでも、魚津市も、カーバイドさんと知恵を出し合って、何かいい、市民が夢を見られるような施策も考えていただきたいと、これは市長への注文であります。よろしくお願いいたします。(発言する者あり)はい。今、アドバイスがありました。  それでは、4番目に移ります。  4番目は、ネーミングライツであります。  ネーミングライツは、公共施設に名称を付与する権利(命名権)及びこれに付帯する諸権利等(パートナーメリット)を言います。この場合の名前は一般的な名前として用いられますが、市の条例等で定めている正式な施設名ではないもので、変更するものではありません。  魚津市でも、民間と協働して産業の発展とスポーツ及び文化振興を目指すとともに、企業のイメージアップを活用していくためにネーミングライツ制度を導入したと聞いておりますが、魚津市は今までどのような働きかけをしてネーミングライツ制度を行っているのかお聞かせください。 33 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 34 ◯市長(村椿 晃君) ネーミングライツ制度の活用につきましては、本市では、これまでなれ親しんだ名称が変わることや、継続的なスポンサーが求められるなどの課題もありまして、なかなか実施には至っていないというのがまず現状でございます。  一方で、公共施設を活用した財源確保対策ということで、市有財産を広告媒体として活用いたします広告事業、これにつきましては、平成19年度から取り組んでおります。例えば、ホームページの広告掲載料ですとか、本庁舎の案内版の広告料、地区別ごみ資源物収集カレンダー広告掲載料、そして、市民バス広告料などに取り組んでいるところでございます。  これらの平成30年度の広告料収入は約100万円でございます。  市としては、これまでネーミングライツの導入については、どちらかというと慎重な姿勢であったわけでございますけれども、厳しい財政状況であることですとか、他市の状況、企業ニーズなども踏まえまして、ネーミングライツを含めた広告事業収入などの自主財源の確保につきましてもしっかりと調査を行い、検討をしていきたいというふうに考えております。 35 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 36 ◯11番(関口雅治君) 今現在、魚津市は、ネーミングライツを使っていただいて、名前、名称を変える企業はありません。  ちょっと富山市を考えてみますと、ネーミングライツといいますか、富山ライトレールは、インテック前の停留場に「インテック本社前」であったり、「粟島(大阪屋ショップ前)」というふうな名前をつけておりますし、あと、小杉総合体育館ですか、これは「アルビス小杉総合体育センター」という名前をつけております。  新湊の総合体育館におきましても、アイシン軽金属がスポンサーとなりまして、名前は未定となっています。  射水にもアイザック小杉文化ホールとか、あと、どこかに高周波文化ホールとかってありましたよね。  そのようにたくさんあるわけで、魚津市も企業がたくさんあるので、市長の後援会にも経済界はたくさんいらっしゃると思いますので、そのようなアプローチ、働きかけは市長からもしていただきたいわけでございますが、これにつきまして、市長、どう考えますか。 37 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 38 ◯市長(村椿 晃君) 先ほども申し上げましたけれども、この厳しい財政状況の中、あらゆる財源確保に取り組んでいきたいというふうに思っていまして、ネーミングライツにつきましても、その有効な方法だというふうに思っていますので、活用についてはしっかりと考えていきたいというふうに思っています。  その際には、やはり施設の名称が変わるわけでありませんけれども、ネーミングがついてきますので、その施設の性格との兼ね合いですとか、あるいは継続的な取り組みというふうなことがやはり重要になりますので、しっかりその点も念頭に置きながら、実施の可能性について私自身もしっかり考え、機会があれば直接働きかけるというふうなこともやっていきたいというふうに思っています。 39 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 40 ◯11番(関口雅治君) 期待をしております。  それでは、小項目の2番に移ります。  桃山野球場の外野フェンスを広告掲示、広告収入を予算計上する取り組みが新聞報道にも出ておりました。来年度から1年間広告を募集すると。収入を施設等の維持に充てるということでありまして、応募期間が11月18日から12月2日までの15日間。広告は内外野のフェンスを年に2万5,000円以上としまして、内野が18、外野が32、合計50区画があります。締め切られたわけでございますが、今現在、何社がこれに応募されたのか聞かせてください。  市長が出んのなら、誰か担当課に振られても構いません。 41 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 42 ◯市長(村椿 晃君) すみません。その実施の詳細につきましては、私、そこまで知りませんので、担当課のほうから答弁をさせていただきます。よろしいでしょうか。 43 ◯議長(石倉 彰君) 政二生涯学習・スポーツ課長。 44 ◯生涯学習・スポーツ課長(政二弘明君) ただいまのご質問にお答えいたします。  申し込みがあった業者は1社でありまして、広告のスペースは50区画あるのですが、そのうち20区画、合わせて50万円ということで応募があったところでございます。 45 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 46 ◯11番(関口雅治君) 1社で20区画、ちなみに、どこの会社とか企業というのは言えますか。言えなかったらいいです。 47 ◯議長(石倉 彰君) 政二生涯学習・スポーツ課長。 48 ◯生涯学習・スポーツ課長(政二弘明君) 一応、富山サンダーバーズのほうでございます。 49 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 50 ◯11番(関口雅治君) この企画は非常におもしろい企画で、いや、そうかと、私もこれはおもしろい企画だなと思っておりました。  でも、何せ応募期間が15日間、短くないけと私は思っておりまして、1社、サンダーバーズさんだけが20区画をした後、30余っておるわけやね。魚津市にもたくさん会社さんはあるわけでありまして、これこそ、市長をはじめ、部課長さん、三役さんもいらっしゃいますし、ワンチームでこの営業に取り組んでほしいがですよ。多分、政二君のところだけで担当しているのかな。それは多分重荷やちゃ。あんたも忙しいし。このためにこれだけでかいとおるがで、同級生がどこかの会社の社長をやっとるとかって、多分おられると思うわ。そういうこと言われて、早くこの残り30を埋めてもらわんとだめやちゃ。  市議会でも社長の方たくさんおられるし、その方にもお願いをしてはどうか。  これで、企業努力、この計画が計画倒れせんように、本当に私はこれ、いい計画だと思っとるが。ぜひ市長、この企画、進めてくださいよ。 51 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 52 ◯市長(村椿 晃君) 今、議員ご提案のありましたとおり、しっかりとこの企画を成功させるという意味で、議員の皆様とワンチームで頑張っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 53 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 54 ◯11番(関口雅治君) それでは、次に5番目に移ります。  5番目は投票率のことでありますが、魚津市におきましては、選挙の投票率が非常に低い状態であります。ゴルフで言えば、ブービー賞かブービーメーカー。  魚津市はもともと選挙の盛んなまちでありますし、選挙にも、市長選であったり、市議会選挙、また、県議会選挙、県知事選挙、参議院選挙、衆議院選挙、たくさんあります。どうも関心が薄れてきているのかなという思いがあります。これは、平成23年4月10日の県議選の無投票を機に、投票所の統合、31カ所の投票所が18カ所に変更されたり、また、掲示板の数を減らすことによりまして、どうも盛り上がっとらんのかなと私は思っております。  経費の節減はいいわけでありますが、やっぱり、これは投票率を上げんならんがですよ。それにつきまして、魚津市は投票率を上げるためにどのようなことを考えているのかお聞かせください。 55 ◯議長(石倉 彰君) 宮崎選挙管理委員会事務局長。 56 ◯選挙管理委員会事務局長(宮崎 悟君) 本市の投票率につきましては、さきの参議院選挙では、県内で2番目に低い44.66%という結果となりました。投票区別に見ますと、集合住宅などの多い地域で投票率が低くなりやすい傾向にあるようです。それから、年代別に見ますと、やはり20代、30代の若い方々、こういった方々の投票率が低くなっているということでございます。  投票率向上のための対策ですが、平成25年以降、市内の商業施設に臨時期日前投票所を設置しているほか、選挙ごとの啓発CMの作成、それから、投票日当日の投票所への無料巡回バスの運行、投票所入場券裏面への期日前投票用宣誓書の印刷など、有権者の利便性の向上を図ってきたところでございます。  これに加えまして、公民館等に啓発パンフレットを設置するなどの常時啓発活動や、市内の高校への出前講座の実施、それから、成人式での冊子の配布など、若年層向けの主権者教育にも取り組んでおります。  なお、来年4月19日に投開票の市議会議員選挙、それから、市長選挙におきましては、これまで臨時期日前投票所としてきました商業施設が改装のため使用できない可能性がございます。商業施設等への臨時期日前投票所の設置は、県内では、本市を含めて2市のみが実施する取り組みでございます。本市の投票率の維持改善に重要な役割を担っていると考えられることから、次回の市議会議員選挙、それから、市長選挙に限っては、近隣の別の施設での実施を検討しております。  また、近年、さまざまな理由で証明書の発行を希望する方々が増加してきており、有権者のニーズに対応する新たな取り組みとしまして、次回の選挙から投票所来所カード──これは仮称ですけれども──そういったものの配布も検討しておるところでございます。  低下傾向が続きます投票率を向上させることは難しい課題ではございますけれども、今後も、皆様のご協力を得ながら、有権者の方々の選挙への関心を高める活動に努力をしていきたいというふうに考えております。 57 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 58 ◯11番(関口雅治君) 今ほど、選挙管理委員長のほうからありましたとおり、来年4月に市長選、そして、市議会選が行われるわけで、これにつきましても、しっかり投票率が上がるような対策もとっていかんならんし、私たち議員もそのように、市民の方に、1でも多くの方に、投票に行っていただくようなことはお願いしたいと思っております。  それでは、最後になりました。6番目の問題であります。これは報道の方もたくさんおられて、これを聞きたかったのかというふうに思っております。  それでは、市長の所信についてであります。  村椿市長は平成28年4月に当選されて以来、教育、観光、子育てを施策の柱とした市民の安心・安全、みんなで支え合う地域社会を目指し、市政の諸問題に全力で取り組んでこられました。このことに対しては、大変心から敬意を表するものであります。  1番としまして、任期も残すところわずか。今までの4年間を振り返りまして、これまでの総括について、市長からちょっとお答えを願います。 59 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 60 ◯市長(村椿 晃君) 市長に就任をしましたとき、平成28年5月でありますけれども、既に北陸新幹線が開業し、魚津駅に特急列車がとまらなくなり、市内事業所が市外へ移転をする、そして、高齢化と少子化が進む中で人口が4万3,000を切る、そういった状況の中でありましたが、特色のある教育、外国をはじめとする観光と移住・定住を柱にした観光交流施策、そして、子育て支援、この3つの挑戦を柱に、魚津市の発展に向けまして市民の皆さんとスクラムを組んで、オール魚津で取り組もうというふうに誓ったわけであります。  就任1年目、2016年度ですけれども、教育につきましては、小学校再編を進めるからには、単に先生の数が減るだけではなく、子どもたちの教育環境の充実、英語やふるさと教育など、教育内容の充実に向け取り組みを進めようというふうに思いました。  観光につきましては、たてもん祭りがユネスコの無形文化遺産に登録をされ、保存会をはじめ市民の皆さんと登録を喜び合い、魚津の文化を生かした観光振興への取り組みをやっていこうというふうにしたわけであります。  そして、子育て支援につきましては、同時入所の第2子保育料の無償化など、子育て世帯の応援に取り組んだということがあります。  就任2年目、2017年度ですけれども、5月の第68回全国植樹祭、そして、6月にはドリームサッカーを招致し、秋にはSea級グルメ全国大会と大きな行事が続きました。この機会を生かしまして、魚津の知名度アップと交流人口の拡大、そして、UIターンを狙ったふるさと魚津応援キャンペーン、こういったことをやろうというふうに取り組んだわけであります。  当時、議長をなさっていた関口議員をはじめ、多くの市民の皆様と式典会場などで現在の上皇陛下上皇后陛下両陛下をお迎えできたことは何よりの喜びでありましたし、魚津市の誇りであると思いました。  また、伝統文化を未来に継承することが我々の責任という思いから、企業版ふるさと納税制度の承認を得まして、たてもんの森プロジェクトを開所しました。富山県の支援も得て、東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京2018」に参加をし、たてもんの引き回しも実施をいたしました。  さらに、若者に魅力ある新しい産業としてゲーム産業の創出を目指す「つくるUOZUプロジェクト」が、民間と連携してスタートしたわけであります。  就任3年目、2018年度ですけれども、この年は、寂しさと喜びが交錯した年でありました。  前年度末の3月に、大町、村木、本江、上野方の4小学校の閉校式典を挙行し、4月にはよつば小学校が開校しました。さらに、この年の年度末には、松倉、住吉、上中島の3小学校の閉校、この間、統合に伴う通学の安全確保として通学安全プランを策定するとともに、スクールバスの整備、通学路の整備など、子どもらの安全に全力で取り組みました。  また、ICT機器、普通教室の空調設備の導入など、まさに教育環境の充実に全力で取り組んだ年であったというふうに思っております。  魚津市の小学校統合は、数十年に一度の大事業であります。児童の減少を見据え、地域の理解を得て、20年後、30年後に対応した教育環境の実現を目指したものであります。  県内はもとより、全国にも誇ることができる先進的な取り組みであります。  これに、理解、協力いただいた地域、実行した職員、支えていただいた議会、全ての関係の皆さんに感謝をしたいと思いますし、誇りに思います。  同時に、これらの取り組みは、本市に重い財政負担をもたらしたことも事実であります。  このような状況の中、魚津市に子どもを産むことができる場所を復活させたいという強い思いで産科構想に取り組みましたが、残念ながら、働き方改革が急速に進む中、財政状況の悪化と相まって、中止の判断をせざるを得なかったことは断腸の思いであります。  就任4年目、2019年度ですけれども、4月に、全国初の木造3階建て校舎となる星の杜小学校が開校しました。星の杜小学校には、YKKの支援を得て、魚津の先人を学ぶミュージアムも整備されました。  これらの取り組みを進める中、2017年12月から2018年2月の大雪は、北陸豪雪とも呼ばれる記録的な雪となりました。断続的な除排雪の実施により、平年の4倍、約4億円の除雪経費が必要となり、基金を取り崩し、財政の窮乏ぶりが顕在化することになったわけであります。  市長に就任して以来、魚津市の発展のため、懸命に種をまいてきたつもりでありますけれど、芽を出したものはまだ少なく、多くはまだ土の中にあります。  今は、行財政改革に全力で取り組み、少しでも早く、持続可能な財政運営の姿を市民の皆様にお示ししたいという思いであります。 61 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 62 ◯11番(関口雅治君) 4年間の思いを語られたわけで、今の話にも出てまいりました、私も議長として、2年間、市長とともに仕事をさせていただいた。その思いが今よみがえってきたようで、市長もちょっと感極まって、表明を見ますと、頑張ってこられたなという気がします。  市長の大変な努力、私は、市長も、前の市長、澤崎さんともおつき合いをさせていただきましたが、私はいい意味でも、違った意味でも、新しいタイプの市長でなかろうかと。私も議長のときに民間企業にもたくさんお邪魔させていただきましたし、なかなかこの市長はおもしろいなと思ったのが本音であります。  その報いが向かうように、またひとつよろしくお願いをするところでありますが、2番目、3番目、ちょっと関連ながですね。関連なものですから、実を言いますと、8日の新聞に市長の記事が出ておりまして、再選を目指す立候補の意思が固まったというふうなことも出ておりましたので、2番、3番まとめて、ちょっと質問させていただきます。  村椿市長は、既に計画で決まっていたとはいえ、小学校の統合、再編の3年間を見事に遂行されたと思っております。他市に比べて先行しました英語教育の推進、そして、ICTの整備、小中学校の普通教室の空調も完備されて、また、新分野の育成を目指す「つくるUOZUプロジェクト」の長期的視点に立った取り組みも始められました。  村椿市長の先見の明の確かな行政手腕というものは高く評価をしますが、しかしながら、今ほど市長のお話にもありました、公約でありました産科構想の中止、そして、財政状況の悪化など、市民の多くに将来への期待と不安を同時に与えたものではなかろうかと思っております。  来年4月に行われます市長選挙に際し、引き続き2期目を担当する決意、そして、市民に夢と希望をもたらすような抱負を、この場を通じて、市民に力強く、表明していただくことを村椿市長に求めます。お願いいたします。 63 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 64 ◯市長(村椿 晃君) 先ほどの質問でも少しお話をしましたが、魚津市は、小学校の統合など、教育環境の整備や人口減少対策など、地方創生事業に、近年、全力投球をしてきたわけであります。これらの取り組みは、まさに未来、子どもたちの世代への投資と言えるというふうに思っております。  県内の他の市や町では、小中学校の統合や再編がこれから議論され、今後、数十年かけて実施していこうと、そういったような段階であります。  魚津市はその課題にいち早く対応したがゆえに、現在の苦しみがあります。  今般策定した魚津市財政健全化計画を着実に実行し、少しでも早く、持続可能で、市民に安心していただける財政の姿をお示ししたいというふうに考えています。  この苦境を、市民、議会の皆さんの協力を得て、乗り越えていきたいと思っておりますし、必ず乗り越えることができるというふうに思っております。まさに、今やらずにいつできるという思いであります。  令和3年からの次期総合計画では、これまで頑張ってきた教育についてさらに内容を充実していき、教育を通して、社会全体で子どもの成長を支える、そんなまちづくりを目指したいというふうに思います。  また、全国に誇る文化資源や自然を生かし、地域や民間と連携した観光振興や、が集い、交流するまちづくりを目指したいというふうに思います。  そして、若者が希望を持って働き、子育てができる魚津とするため、企業誘致や新産業創出に全力で取り組んでいきたいというふうに思っています。  市長に就任したときの思いは今も変わっておりません。魚津の自然、文化、そして、何よりが好きであります。自慢でもあります。  未来の希望である子どもたちに誇れる魚津をつくるため、市民、議会、職員とワンチームで、魚津市の発展のため、全身全霊で取り組んでいきたいというふうに思います。  以上です。 65 ◯議長(石倉 彰君) 11番 関口雅治君。 66 ◯11番(関口雅治君) 今ほど市長から、次はやるぞという意志が伝わってまいりました。
     今、市長が流された涙は本物だと思っております。  そして、種が大きく芽が出るように、私たち市議会もしっかりといい魚津をつくるために、頑張っていきますので、よろしくお願いします。  市長に期待しております。  これで私の質問を終わります。 67 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。  〔1番 石崎一成君 登壇〕 68 ◯1番(石崎一成君) 令和元年12月定例会にあたり、会派しおかぜの代表質問を石崎一成がさせていただきます。  一問一答にて質問させていただきますので、以下の発言は質問席で行います。  〔1番 石崎一成君 登壇(質問席)〕 69 ◯1番(石崎一成君) 本年は猛暑の影響もあってなのか、8月時点での県森林研究所の調査ではどんぐりの不作が報告され、熊の出没に対する注意喚起がマスコミなどを通じて行われました。  12月4日時点で899件の痕跡情報があり、県内では20名の人身被害が発生しました。  当市においても、目撃情報のたびに防災メールで注意情報が発信され、市民も、何かと慌ただしいというか、心配な状態が続いたのではないでしょうか。  私も加わる鳥獣害の実施隊員は、その都度、現地確認やパトロール、そして、里山周辺の山林内の痕跡情報の収集を行い、当局担当者と情報交換を行ってまいりました。  本市では、今のところ人身被害の報告はなく、とても安心してはおるのですが、まだまだ雪も降らないので、早く冬眠の時期を迎えていってほしいなと願っております。  今ほど述べたように、このどんぐりの生育状況だったり、作況が熊の出没に一定程度影響するということは確認されておりますが、全国的な山林の状況におきましては、戦後に植林された人造林が成熟期を迎えていることや、それらの管理が、所有者の高齢化、コスト高、人材不足などにより、立ち行かなくなっている点も否定できない状況にあります。  これはまた、水害や土砂災害を引き起こす危険性もはらんでおります。  スギを主とした針葉樹の人造林は広葉樹林に比べ保水性が低く、降雨による河川への流入が非常に早く起こります。当市のように山林地が多く、急流河川が何本も流れる地形は、一度災害が発生すると、想定範囲を超えた甚大な被害が発生するおそれがあります。  私も毎日のように山へ行ったりしておりますが、ちょっと雨が降っても本当に道が川のように水が流れていたり、まちに住んでいると全く気づかないようなちょっとな異変がたくさん発生しております。  そして、ある意味、この熊の出没やイノシシ被害は、それらを暗示する警鐘なのかもしれません。  では、話を本題に移します。  昨年は、津波ハザードマップ及び土砂災害ハザードマップが改定され、本年は洪水ハザードマップが改定されました。50年に一度の確率とされる雨量200mmに加え、1000年に一度の確率とされる800mm雨量を想定した内容を加え、マップを作成することで、危機管理に対する意識向上が狙われています。  また、避難勧告等に関するガイドラインの改定に伴い、本市においても、タイムラインや避難所開設のタイミングの調整がなされているものと存じます。  そこで、当市の防災についてお尋ねいたします。  1、魚津市の防災について。  小項目1、台風19号の際に開設した自主避難所には、13カ所で何名が来られたのでしょうか。 70 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 71 ◯企画総務部長(川岸勇一君) しおかぜを代表されましての石崎議員のご質問にお答えいたします。  10月12日に台風19号が接近した際に開設した自主避難所につきましては、自宅にいることに不安を感じる皆様に避難していただく場所として、市内13地区、1カ所ずつ、それぞれ開設いたしました。  開設の対象とした施設は、市の防災計画に指定避難所とされている各地区の公民館、あるいは小学校等の施設でありますが、実際に避難された方は、本江公民館に1名、経田小学校に2名の合計3名でございました。  ちなみに、当日、自主防災組織ですとか地区の役員の方も詰められましたので、そういった方々が、13地区で全体で48名、それぞれの地区に詰められました。 72 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 73 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  小項目の2に行きます。  自主避難所として小学校及び閉校した旧小学校の体育館を使用したのは、規模としては大き過ぎたのではないかなと考えますが、これはどのように検証されておりますでしょうか。 74 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 75 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 今回、自主避難所を開設した施設につきましては、先ほど申し上げましたように、洪水や土砂災害が予測されて、避難情報が発令された際に優先的に開設されるということを地区の自主防災組織と事前に取り決めをした指定避難所を対象といたしました。  対象には、旧小学校あるいは小学校の体育館も含まれていることから、避難者数と比較すると規模の大きな施設を開設した地区もあったと考えられます。実際に現場では、体育館を想定していたけども、現場の判断で交流スペースのところに切りかえられた地区もございましたが、今後は、今回の開設とか検証を踏まえまして、旧小学校や小学校の体育館ばかりではなく、各地区の公民館あるいは学校の会議室など、コンパクトな施設も自主避難所とできないか、公民館、学校、あるいは自主防災組織の皆様とも協議していきたいというふうに思います。 76 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 77 ◯1番(石崎一成君) 12日の夜には、私も大町地区の避難所として開設されていました大町の旧体育館に詰めました。正直、あのめちゃくちゃに広いところに、会議用のテーブル2本と、担当職員2名、地域振興会長と民生委員さん、そして私という状況で、ここに高齢の方を連れてくる必要性が本当にあるんだろうかということが、まず5共通の意識でした。そして、もう1個出てきたのが、この強風の中、徒歩で自分の身の回りの物を持ってここまで避難してこられる高齢者は、ここに避難してくる必要ないがでないがかという思いもありました。  それで、実際、民生委員さんを通して、避難を希望されていた方に、ここ、来られるって、車では連れていくけども、今、来られても1だけやし、テレビもなけにゃ、トイレもちょっと遠いよと言うたら、「ええーっ」て言われました。やっぱり、1でおるから心細いんであって、ちょっとでものぬくもりを感じるというか、誰かの目があるところにおりたいというのが、多分、あの状況下での高齢者の方の本音だったのではないかなと私は推察しました。  そういった意味で、一遍に避難所に集めるという考え方というのも、もちろん、迅速な救済措置をとるという意味では必要なのではないかなと思うんですが、そこに至るまでの準備というものももっと柔軟にやるというか、考える必要はあるんではないかなと思います。  そこで、小項目3の質問をさせていただきます。  台風や大雨による災害に対する避難準備においては、類似公民館施設や集会場を共助の観点から地域で開設していただくという考えはないのか、見解をお答えください。 78 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 79 ◯企画総務部長(川岸勇一君) まず今回、自主避難所を開設したのは、市のほうで、災害対策管理本部でずっと詰めていますけども、今回、大雨ですとか土砂災害、あるいは強風といった、本来「避難勧告」あるいは「避難準備・高齢者等避難開始」の発令基準には至っておりませんでしたが、地区の方から風で不安だというふうな声も市のほうに寄せられました。それで、深夜に向かうということもあり、発令基準には達していないけども、自主避難所を開設しようというふうな判断に至ったのが実際であります。  今回、言われるように、大町校下については、実際に、八代区ですか、類似公民館を利用された例もございますし、今後、足腰が不自由な方とかについては、遠いところまでわざわざ移動が大変という場合もあるというのは十分に考えられます。魚津市には142カ所、類似公民館がありますが、今後、避難勧告とは別に、こういった自主避難の形の場合は、地区でどういった形が一番安心かというのも相談させてもらいながら、身近なところで自主避難所というのが開設できないか、また、地元の方々、自主防災の方々とも十分話してまいりたいというふうに思います。 80 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 81 ◯1番(石崎一成君) ぜひ、よろしくお願いします。  この点、ちょっと気になって、いろいろ調べられる範囲で調べている中で、京都の綾部市というところの事例にちょっとたどり着きました。原発等の近隣地域であるので、その防災観点からいくと、魚津とはちょっと違う目線で見えている部分もあるのかなとは思うんですが、自治会が自ら自主避難所を指定して、それを市にとりあえず報告しておくと。そういった中で、自主防災の連絡協議会みたいなところをフルに活用して、自分たちが地域でまず避難する場所はここだということを決めて、その上で、大きな避難所に移動する方法であったりとか、そういったことを連鎖的にやっていますと。それに関しては市が主導するのではなく、あくまでも地域の方々と自主防災の組織の集まりが、こういった形で行こうという、その市の災害のタイムラインに合わせた形をとっているというふうな形で、ちょっと問い合わせたところ、お答えをいただきました。  そういったところを踏まえまして、小項目4の質問をさせていただきたいと思います。  これから地域タイムラインの作成にかかっていくわけですが、地域振興会が主体となり、自主防災会や民生委員などが各立場のもとに高齢者や障がい者などの弱者を前提とした避難行動を策定するべきと考えますが、課題はどういったものなのか、見解をお答えください。 82 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 83 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 高齢者、障がい者、災害時の支援を必要とする方々ですけども、地区の皆様の協力が絶対不可欠になるというふうに思います。  市では、現在、高齢者や障がい者など避難時に支援を必要とする方が、どういったことに配慮してもらいたいか、また、実際に誰が支援するのかといったものを内容とする個別支援計画というものの作成を進めているところであります。  既に13地区で説明会を開催し、現在、地区の皆さんにも協力をお願いしているところです。  高齢者や障がい者の避難にあたっては、先ほども言いましたが、誰が誰に対して、どのタイミングに、どのようにやるのかといった、そういったことが課題になってまいります。この課題を解決する1つの方策として、計画には、支援するを明確に記載することが挙げられます。しかし、実際には、計画上で支援するを記載しただけでは完全ではありませんので、近くに住んでいる方をはじめ、地区の住民の皆さんが日ごろからコミュニケーションをとっていただき、どういった方がおられるかというものも地区で知るということも重要であるというふうに考えています。  この計画の作成にあたっても、お互いに共助のきっかけとしながら高齢者や障がい者の避難がスムーズに行われるように、市も努めてまいりたいというふうに、地域の皆さんと一緒に考えてまいりたいと思います。 84 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 85 ◯1番(石崎一成君) ぜひ、よろしくお願いします。  それで、今、答弁に出てきました高齢者等の要支援者の名簿づくりというか、それの説明会に私も行ってきて、市の担当職員もなかなか考えたなと。近所という新しい言葉を出していただいて、説明をいただきました。非常にいいことではあるなと思った反面、今ほど言われたように、支援者の名前がそこに残ってしまうという意味でちょっと難色を示される方が自治会長の中では多かったのかなというのが私の感想でした。  それで、今、始まったばっかりですので、ここはどんどん進化していっていただかなきゃいけないところなんですが、個人名とかそういったものを載せるのではなくて、地域の中で地区の代表者、特に自治会長なんていうのは1年、2年でもうころころ変わっている地区も結構ありますので、それが、その都度、毎年、名前が変わる、そのが責任者になるみたいな形になると、責任のなすりつけみたいな形になってもいけないですし、個人情報というものもぐるぐる回ってしまうので、結果的にみんな知っとるじゃという話になりかねないので、そういった部分とかの取り扱い方というのも、もう少し研究されていったほうがいいのかなというふうに思いました。  これは要望にしておきますので、今後、また検討して実行に移していただきたいと思います。  それでは、次の小項目に行きたいんですが、自主防災会であったり、防災士連絡協議会、どちらでもですし、県内県外のいろんな防災関係のところ、全てでやっぱり言われるのは、防災訓練をしても、若者、参加せんじゃ、若い子たちが本当はちょっと動いてくれると、年寄りが四、五でやっとることが2でできる、3でできるということが多いと。やっぱり、すごく危惧される言葉をよく聞きます。  そういった中で、今の現状はどうなっているのかなというのをお伺いします。  他の自治体では、小学生や中学生などを含めた若者を積極的に取り込む防災訓練を行おうとするところが増えてきておりますが、魚津市の現状と当局の考えをお答えください。 86 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 87 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 議員おっしゃるとおり、小学生や中学生など若者を含めた防災訓練につきましては、災害時や、また、復旧・復興の大きな原動力となる若者の防災意識の向上につながるものと考えます。  大町地区をメーン会場として開催しました今年の防災訓練では、包括連携協定を締結させていただいた損保ジャパン日本興亜株式会社によりまして、保育園児や小学生を対象とした応急手当てのワークショップなどの取り組みを行っていただきました。  また、昨年からは、加積地区の防災訓練において、新川高校生徒による防災活動の発表や防災グッズ作製体験を実施していただいております。  そのほかにも、魚津工業高校、みどり野高校から防災に関する出前講座の要請もありまして、市から出向いて講演し、防災への関心も高まってきているというふうに感じております。  さらに、2040会議で魚津に移住してこられたばかりの委員さんがおられますが、その方の出身地で、小学生だとか子どもが防災訓練に参加しているから、魚津市でもぜひどうですかというふうな提案をいただきました。  他県でも小中学生が訓練に参加しており、魚津市においてでもその取り組みは非常に有効だなというふうに感じました。  若者の防災意識の向上を図ることは、市全体の防災力向上にもつながると考えており、今後、各地区の防災訓練においても、小学生、中学生も含めた若者が参加できないか、学校や地区の自主防災組織などとも協議してまいりたいと思います。  特に、小中学生は、学校で避難訓練は実施しているんですが、いざ、家庭にいる時間にどうするかという場合は当然あります。そういった中で、地区の住民として防災訓練にも参加するというのは非常にいい機会だと思いますので、ぜひ教育委員会あるいは学校現場とも協議、相談させていただきたいというふうに思います。 88 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 89 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  聞くところによりますと、11月28日に県の防災士会かの主催で、西部中学校で防災訓練と防災講演を開いたということをお伺いしておりまして、これ、意外と市役所内でもあまり広まっていなかったり、地域の方々だったりとか関係するたちにうまく伝わっていなかったりとかするのかなという思いがありまして、広報べたな魚津市のあるあるなのかなという、ちょっともったいない事例であるなというのを非常に感じました。  そこで、ちょっとお伺いします。  実は、これも事例なんですが、10月でしたか、大光寺地内で火災があった際に、ちょうど帰宅時間だったんです。そうしたら、火災によって消防車等で通行どめにされた、道を塞がれている状況である道にどんどん帰宅の車が押し寄せてくるというような状況を目の当たりにしました。実は、若者はほとんどが仕事に行っていて、その地域で発生しているその当時、その時間のものを全く知ることができないんです。しかしながら、魚津市には大変便利なツールがありまして、火災情報案内メールであったりとか、防災メールというものがあるんです。  そこでお伺いします。  魚津市の災害情報メール等は若者に浸透しているのか、この現状をお聞かせください。 90 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 91 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 市の災害情報をメールでお知らせしている緊急情報配信サービスにつきましては、12月1日現在の登録利用者数が2,105名であります。  これは、9月末で1,861名だったので、短期間で大きく伸びておりますが、これは、熊の出没があったことですとか、台風の活動が活発だったというふうなことを踏まえて、利用登録される方が伸びたというふうに感じております。  この利用者数については、年代別のデータは把握していないので、若者がどれだけ登録しているかというところまでは把握できておりません。  ただ、市としても、若者の防災意識向上が重要であると考えておりますので、今後、緊急情報配信サービスへの登録、あるいはヤフー防災アプリのダウンロードなど、若者に防災情報の積極的な取得をしてもらえるように、また、努めてまいりたい、周知してまいりたいと思います。 92 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 93 ◯1番(石崎一成君) ぜひ、よろしくお願いします。  それで、ちょっと気になるんですが、あれって、QRコードの読み取りだけでさっと登録できるわけじゃないですか。例えば市民課の窓口で、防災メール、入れていますかとかというのを、特に1階なんかは一般の市民の方はよく来られるので、そういったところで、来られた方にそのやり方だったりとかというのを説明しながらその場で登録していただくというのは、結構、地道ではあるんですが、意外と効果が高いんではないかなと思いますので、またそういったこととかも検討していただければいいのかなと思います。これは要望にしておきます。  そういったところは、まず、広報という意味で非常に大事だと思います。  次に、今まで地域の防災にいろいろなところから実施してこられた案件の現状でございます。  防災倉庫であったりとか、ヘルメット、防災無線等の配布であったりとか、いろいろなことが各地域によってなされているんですが、今現在、市内各地にある防災倉庫の中の備品管理はどのようにチェックされておられますでしょうか。また、収納されている備品は本来の役を果たせる状況にあるのか、お答えください。 94 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 95 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 各地区の防災倉庫で、いざというときに備えている備品の管理のチェックにつきましては、この備品については、県の補助事業を活用して地区自主防災組織に整備した可搬式の動力ポンプあるいは発電機、担架などの防災資器材について、市で何があるかということは把握はしております。  ただ、地区独自で整備した資機材等については、地区で管理をしていただくようにお願いしております。  また、チェックについては、何があるかは市は把握していますが、当然、チェックなり点検は地区のほうにお願いしたいなというふうに考えておるところであります。  また、備品が本来の役を果たせる状況にあるのかにつきましては、県の補助を使って整備した資機材については、申請のときに、地区で管理規定を設けていただいて、しっかり管理してもらいたいというふうなことはお願いはしております。しっかりと、例えば年に一遍の防災訓練のときに使ってみるとか、そういったところで管理しておられる地区もあるというふうに聞いておりますので、ただ、全部が全部、どうチェックされておるのかはちょっと私のほうでは把握しておりませんが、今年度、本江地区において、防災資機材の使用方法などについても出前講座も実施しており、少しでも多くの方が防災資機材を使うことができるように、また、いざというときに使えるようなチェックなり管理というものもお願いしてまいりたいというふうに思います。  災害時においては、地区住民の皆さんがこれらの資機材を効果的に使うことが、非常に災害の被害が少なくなる、大きな効果があると思っています。今後とも、いざというときに資機材が確実に稼働するために、定期点検の必要性を地区のほうにも伝えていくとともに、地区と協力しながら市も減災に取り組んでまいりたいと思います。 96 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 97 ◯1番(石崎一成君) 答弁、ありがとうございます。
     ちょっとかぶるんですが、地区単位のほかに、町内会単位等で何か申請されたものであったりとか、そういったものもあるやにお伺いしておりますが、その備品の種類と管理状況というのはどういう状況なのか、ちょっとお聞かせください。 98 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 99 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 先ほどのは、まず地区、13地区の単位の自主防災組織ごとに配備した備品です。さらに、魚津では、さらに一歩掘り下げて、町内会単位でも自主防の備品が必要というふうな地区について、これも県の補助事業を活用してですが、配備してまいりました。  先ほど答弁した内容と全く同じでございますので、把握はしていますが、管理は地区にお願いしとると。同じように、いざというときに使えるように、これらについても、お願い、周知していきたいと思います。 100 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 101 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  どっちかというと、何というか、行政系の補助金を使った後のあるあるの話で、初期購入であったり、最初のランニングコストはゼロで初期投資できたけども、それを維持管理するがにふたをあけてみたら、おっとろしないお金がかかったぞとか、あとは、自分たちが管理していく中で、宝物にしてしまっとって、もう宝物殿のように鍵がかかったままの防災倉庫もあるやにお伺いしております。  そうならないような、何か、例えば防災訓練の際に、発電機のかけ方を地区ので、例えば自主防災会の方で発電機を使ったことのないに発電機のエンジンをかけてもらうのをやるとか、もしくは、日常的に、地区であったり、町内会であったりの何かイベントごとであったりとか、バーベキューをやるとか、何か夜祭りをやるとかというときに、発電機をやったりとか、投光器をやったりとか、その他、資材を運ぶがにリヤカーをちょっと組み立ててみたりとか、日常的に使っていただくことでお宝にほこりがかぶらんようにするいい方法があるんではないかなというのも思っております。  実際にそういうことをやっておられる地域では、何、言っとるがよ、ちゃんと使っとらんかったら、そんないきなり使われるわけないがだよというふうに、やっぱりお答えされる方もおられるので、そういった意識も、どちらかといったら、ちょっと老婆心ではあるけどもぐらいで投げかけていただくのもいいのかなと思います。これも要望にしておきますので、大丈夫です。  そういった中で、自助、共助、先ほど、社会福祉課の職員が近所という言葉も入れて、そして、公助、それぞれの範囲を行政的にはどういうふうに捉えておられるのかというのをちょっとお伺いしたいと思います。 102 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 103 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 過去の災害の教訓などからも、十分、こう言われていることですが、災害時には、自助、共助、公助が非常に重要、それらが連携して役割分担しながらというのは重要と言われているところでございます。  自助については、自分の命、財産は自ら守るというふうな形の考え方で、家庭で日ごろからやっておいたらいいこと、例えば家具の転落防止、転倒防止といったことですとか、いざというときに持ち出せる飲料水だとか、そういった食料を自分のところで用意しておくだとか、避難所をあらかじめどこに行けばいいかというのを知っておく、それらが自助だというふうに思います。  それで、共助については、先ほど地域で高齢者の支援を要するの話もありましたが、助け合いということで、地域の要配慮者の避難に協力したり、地域の方々と消火活動を行ったり、周りのたちと助け合うことだと思います。隣近所あるいはボランティア、自主防災組織によって地区で助け合う、これが共助だというふうに思います。  公助については、市役所はもちろん、消防、警察より救助活動、支援物資の提供など、公的支援のことをいい、行政機関全般が範囲だというふうに考えています。  過去の阪神・淡路でも、助かったの7割が共助によって助かったというふうにも言われているので、公助はもちろん取り組みを強化してまいりますが、市民の皆さんに共助が広がるような取り組みを一層展開していく必要があるなというふうに思っております。 104 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 105 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  私が調べた範囲の認識でいくと、自助、共助で救い切れなかった、要は、取りこぼした部分であったり、もう人海戦術では不可能な部分というのに公助が入り込み、そして、その24時間なり、48時間以降からの復興に向けた第一歩目のスタートを公助が一番担うというようなイメージで私は思っております。  そういった中で、自助、共助の話を行政側からのガイドラインであったり、指針をあまりにも強くぽんぽん出し過ぎることによって、何かして当たるような気になったり、もしくは、自分たちで自らの危機感をちょっとそいだまま物事が考えられるというのが何か最近多いのかなと。  先日の台風19号の際に、実際、顔出しで写っていたメディアに出ていた方とかでも、まさかこんなふうにうちの周りに川が流れてくるなんて思いもよらなかった、大丈夫だと思っていたと。やっぱりどういうことが起きるかということを認識できないというのは非常に問題であるし、万が一、そうなったときに、自分たちももちろん命の危険性にさらされるけども、に迷惑をかけたりしてしまう危険性があるという、そういったところの管理能力というのもちょっとどうかなって思った部分があったんです。だから、それをいきなり意識を高めるというのはなかなか難しいんですが、やっぱり順番に意識を高めていくためのステップワークというのを丁寧にやっていっていただきたいなという思いがありますので、その点でちょっと一言だけいただいてもよろしいでしょうか。 106 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 107 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 先ほど避難所の類似公民館の例もありましたが、今回、1000年に一度の洪水ハザードマップも全世帯に配布させていただきました。  これは、これをきっかけに、地域の皆さんで、こういう場合はどこへ逃げたら一番安全か、市の指定はここだけども、もっと、地域によってはここのほうがいいんじゃないかということを話し合っていただいて、それでいざというときに備える、そういった計画を立ててもらいたいという意図もございます。  そういった意味で、押しつけではなくて、地区、自分らで助け合って、自らの命が助かるためにはどうしたらいいかというふうな自助だとか共助が、押しつけではなくて、もっともっと広がるように、また、自主防災組織の皆さんもすごく啓発普及に自主的に取り組んでいただいておりますので、そういった方々とも協力しながら、広まるように努めたいと思います。 108 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 109 ◯1番(石崎一成君) ぜひよろしくお願いします。  それで、次の大項目の質問にちょっとつながる部分でもあるんですが、財政調整基金の目的は、もちろんあらゆることに活用されるべきタイミングもあるんですが、除雪に使われることが非常に多いかなと思います。  そういった中で、雪害対策のみではなく、広く災害や緊急時に活用するべく基金と考えておりますが、この財政健全化計画であったり、市の、やっぱり意識向上の部分、市民との協働の意識の向上の部分という意味では、財政健全化とリンクした、要は、広報的にやったり、手法的なものでリンクした事業や広報活動も必要なのではないかと考えておりますが、見解をお答えください。 110 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 111 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 質問の答えとすれ違うかもしれませんが、市では、今回、計画を定めましたとおり、財政健全化計画については、着実に進めていくことによって、いざというときに備えた一定の基金残高を確保することに、今、努めていくこととしております。  しかし一方で、だからといって、災害対策だとか、市民の生命、財産を守るのをお金がないからといってやめるわけにはいきませんので、これらの取り組みは、十分市も取り組んでいく必要があるというふうに思います。  その上でですけども、今言われたように、例えば自助、共助だとか、自分たちでできることは、これだけやればそういった税金が多くかからないで済む取り組みがある分野については、ぜひそういった市民の協力もいただいてまいりたいというふうに思います。 112 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 113 ◯1番(石崎一成君) 答弁ありがとうございます。  今、最後に言われたあたりが、まさにまちづくり交付金の使い方であったりとか、そういったところにも手法としてリンクしてくれるというか、同じような、その系統でなっていく部分でもあるのかなと。日常的な地域のコミュニケーションと地域の協働というもので成り立っていく部分というのをもう少しうまく展開できるような組み合わせというものができてくれば、いろいろなところで効果を持ってくるような気がしますので、そういったところをまたいろいろ研究していただければいいかなと思います。これは要望にしておきます。  では、次の大項目に行きたいと思います。  財政健全化計画についての質問に移ります。  本年度は、財政健全化に関する取り組みが始まり、令和2年から6年までの財政健全化計画が出されました。  また、令和2年から6年にわたり、第6次行政改革大綱が施行され、令和3年からは第11次基本計画が施行されます。  本年度は、これら大きな取り組みのフレームを見据える上では非常に重要なタイミングであると同時に、2025年問題であったりとか、人口減少時代の負担の残らない行財政運営の方向づけをしっかりやらねばいけない時期であると思います。  先ほど関口議員の質問の答弁にもございましたように、市長におかれましては、さまざまな地権者と面会されたり、いろいろな施策に自分の魂を入れ、一生懸命頑張っておられます。そして、市内では、若者世代の意見を聞くべく、2040会議など、そういったものを開催されるなど、非常に努力されております。  そういった中で、この財政健全化計画の紙面の中では現状説明が非常に多かったなと思います。目玉とは言わなくても、もう少し何かこの辺をがっつりやりたいなと、こういうところにしっかりとくいを打って、ここだけは曲がらんぞというのをお示しいただいてもよかったのかなと思います。  そういった思いを持ちながら、小項目に行きたいと思います。  人件費削減による目標値の根拠について、職員数及び給与査定の面からお答えいただけないでしょうか。 114 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 115 ◯市長(村椿 晃君) 第6次魚津市定員管理計画ですけれども、本年度の職員数は343名ですが、令和6年度には320名とする形で、定員数の数値目標としましては、23名の削減ということになるわけでございます。  この根拠、考え方ですけれども、職種によって違うんですけれど、保育士につきましては、少子化や施設の統廃合、こういった推移を考慮いたしまして、4名の減になるというふうに設定をしております。  業務員につきましては、従来から原則不補充という形でやっておりますので、退職者分は再任用職員等で補充するということで、9名の減になっております。  そして、一般行政職員につきましては、令和元年から6年度の間ですけれど、退職者総数が41名になります。これに対しまして、採用計画として31名、したがいまして、退職の約4分の3の補充という形の設定になっておりまして、このような形での23名ということになります。  これからも厳しい財政状況が続くわけでございますけれども、業務の効率化や業務量の縮減の努力を重ねまして、持続可能な財政運営と安定した行政サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 116 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 117 ◯1番(石崎一成君) 健全化計画だったり、大綱とかにも書いてあるように、魚津市の職員数というのは、他の自治体から比べると、わりかし少ないほうになるのかなと。ただ、物件費として、今、含められている範囲のところに、どのくらいの職員であったり、外部委託でが含まれているのかというのは、今後、やっぱりきちんと精査しつつ、次年度からの年度任用の職員が人件費として上がってきた際に、物件費とどのぐらいの差が出てきたのか、きちんと見せていただきながら話を進めていきたいなとは思っております。  そういった中で、この少子化の中で、やっぱり若手を集めていくというのは非常に難題であるという思いもありまして、先般からの職員の給与カット、この予算反映を12月議会でするわけですが、今後の有能な若手人材確保との矛盾点は発生していかないのかという部分について、1点、お伺いしたいと思います。 118 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 119 ◯市長(村椿 晃君) 今年度の予算編成にあたりましては、多額の財源不足が見込まれたことから、あくまで臨時的措置として、職員の給与カットを行ったわけでございます。  しかしながら、職員の給与カットは仕事のモチベーションの低下につながるものでありますし、本来、実施すべきものではないというふうには思っております。  また、タウンミーティングにおきましても、この点について多くのご意見もありました。  給与カットは、あくまで臨時的措置ということで、財政健全化を着実に進め、早期の健全化を図っていく、いわば途中の段階ということでご理解をいただきたいというふうに思います。 120 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 121 ◯1番(石崎一成君) 私どももできる限り協力しつつ、職員のモチベーションが下がらんように、一生懸命、効率の高い行財政運営に寄与したいなと思っております。  そして、次の小項目に行きたいと思います。  包括的な職員定数の削減や新規採用職員の獲得のバランスどりと外部委託を計画的に行わないと、会計年度職員の増加は、単純に予算総額の増加につながってしまわないのかなと思っております。  その点について、ちょっと今の話と若干かぶるんですが、見解をお答えください。 122 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 123 ◯市長(村椿 晃君) まず、基本の考え方ですけれども、簡素で効率的な行政体制をつくっていくという上で、組織として最適と考える任用、あるいは勤務形態の人員構成、こういったようなものを実現しまして、厳しい財政状況にありましても、市民のニーズに応える行政サービスを持続的に提供していくと、これがまず基本であります。  今後も人口減が見込まれていくわけであります。そういった中で、職員定数について、事務量ですとか、人口規模に見合った職員数というふうなものを常に考えていく必要があるというふうに思っています。  業務量の削減を行いながら必要な職員体制とすると、このために、新規採用職員ですとか定年退職者の再任用、また、場合によっては、民間委託の推進などによりまして、適正な人員配置をトータルで考えていくというふうなことになります。  ご質問にありました会計年度任用職員の任用という問題につきましては、職員が減るから自動的にここが増えるというわけでありません。あくまで、職の必要性を十分に精査した上で、適正な任用を行っていくということが基本であります。  以上です。 124 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 125 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  ぜひ、計画どおりに若手を採用して、ごめん、もう1年おってくれよというような形にならんように、ぜひ、よろしくお願いします。  それで、次の小項目に行きたいんですが、魚津市が総務省に提出しております行政の財政状況資料集というやつを見ていますと、指定管理や外部委託などのアウトソーシングはコスト高になるということを、平成25年来、ずっと書き続けております。  そういった中で、財政健全化計画であったり、今の大綱の部分で指定管理や外部委託などを効率的に行い、アウトソーシングを推奨するといったことを書いております。これは、本当にコスト削減という目的を達成していけるのかということをちょっとお伺いしたいです。 126 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 127 ◯市長(村椿 晃君) アウトソーシングにつきましては、平成27年3月に策定をした魚津市アウトソーシングに関する指針というものに考え方が示されております。  そこの中では、民間でできることは民間に委ねるということを基本的な考え方といたしまして、事務事業の必要性や妥当性を検証した上で、1つには、行政が直接実施する必要がないもの、そして、民間に委ねることで、より行政サービスの向上が期待される事務、そして、事務処理の迅速化──スピードですよね──とか、専門的な業務への対応が図れる、そういった業務に関して、アウトソーシング手法を導入していくというふうにされておるところでございます。  市のほうで、実際に外部委託をするという場合には、明確な算出根拠に基づきまして委託料を算定し、要するに、経費削減効果額を出して取り組むということにしております。  したがいまして、現在導入しているアウトソーシングにつきましても、特に、指定管理者制度を導入している施設などでは一定の経費削減効果があると、職員が直接運営する場合に比べまして、削減効果があるというふうに考えておるわけであります。  また、事務処理の迅速化ですとか、専門的な業務への対応という面でも機能しているのではないかというふうには思っております。 128 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 129 ◯1番(石崎一成君) タウンミーティングでも、一部のところでもしかしたら出たかもしれませんが、なん、ひとつも安くならん指定管理やねかよというお言葉はどこへ行ってもやっぱり聞いてしまう話なので、ぜひ、そういった部分も何かうまく解決できればいいのかなと私も思っております。  そういった中で、今年度ですか、指定管理団体のほうに、5%の経費カットをお願いしているわけですが、この市内指定管理先における管理料5%カットは次年度も継続される予定なんでしょうか。お願いします。 130 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 131 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘のありました措置は、あくまで臨時的、急場をしのぐ臨時的な措置というものであります。  指定管理料の5%カットにつきましては、来年度の削減については継続してやるという予定はございません。 132 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 133 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  では、次の小項目に行きたいと思います。  第6次行財政改革大綱案に記載されている人口推計、高齢化率、そして、個人市民税の収入予測などを指標としたときに、今後5年間の歳入予定の算出というものは適なのかなというのがちょっと疑問にあります。いきなり下がるわけではないと思うんですが、恐らく国全体の市民税というものを単体として考えたときに、もう既に人口減少が始まっているので、やんわりと下り坂に行っているはずなんですね。  それに加えて、日本の経済成長率であったり、税収全体の話でいくと、増税している部分でフラットぐらいになっているんですが、実際は、下りの傾向に向くのかなと。  そういった際に、地方交付税であったりとか、そういったものの算出割合がどんどん変化していくことも、ある程度、イメージとして捉えなくてはいけないのかなという思いがあって、こういう質問をしました。 134 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 135 ◯市長(村椿 晃君) 人口規模の推移に伴って、総体として、その経済規模がちっちゃくなっていくということは当然あり得るというふうに思います。長期のスパンにおいてはそのように考えられますけれど、とりあえず今、我々が進めております財政改革のインターバル、5年ぐらいをめどにお答えをしたいと思うんですが、今後5年間の歳入見込みにつきましては、財政健全化計画におきまして、税収や地方交付税を合わせまして、今後5年間はほぼ横ばいで推移するというふうに見込んでいます。  議員ご指摘のとおり、今後の人口推計の見直しなどによりまして、税収等の見込みがより厳しくなるという可能性は十分あるわけでございます。その場合、地方財政の制度上、地方交付税で一定程度補完をされるという仕組みになっておりますので、そういうことからすると、合わせた場合に、大きな乖離はないのではないかというふうに考えています。  仮にその乖離が大きくなる見込みの場合は、適宜、財政収支見通し、見直しをしていきたいというふうに考えております。  あわせまして、市税や地方交付税に頼り切った歳入の確保だけではなく、ふるさと納税やその他の自主財源の確保に向けても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 136 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 137 ◯1番(石崎一成君) ぜひ、計画どおりいくように、自分たちもいろんな知恵を絞っていきたいなと思っております。
     次の小項目に行きます。  似通った話になるんですが、第6次行財政改革大綱案に沿った計画でいくと、10年後には起債償還や繰出金などの水準はどの辺に行かなきゃいけないのかなというざっくりとしたイメージは持っておかなきゃいけないのかなと。というのは、市役所の建てかえが中長期の目標に行きました。ということは、そこに、積み上げをしていかなきゃいけない基金であったりとか、そういったものも、ある程度、次の6次の時点で見えとらにゃだめなのかなと。そうでないと、私たち若者、自分ももう若者から脱出しそうなんですが、20代、30代の若者たちが、自分たちの税金を魚津市に払うて、魚津市の未来のためにというモチベーションがちょっと薄れるんではないかという危惧感もありまして、その辺について、ちょっと1点、答弁お願いします。 138 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 139 ◯市長(村椿 晃君) 財政運営見通しを立てる上で起債の償還額の推移、見通しというのは非常に重要ですので、当然そこをきちんと立てて臨んでいくことになりますけれども、仮に、今現在、新たな事業を何もしないと、これまでの事業のために借りた起債を返す、そういう前提で申し上げますと、財政健全化計画において、令和6年度までの5年間の中で、小学校の改築等の償還が本格化する令和5年度がピークとなる見通しになっています。  それに加えて、例えば今後の財政制度なんですけれど、国のほうは、例えば地方交付税等の財源が十分確保できない場合、例えば国税収入が落ちる、そういう場合は、臨時財政対策債という形で地方で一旦借金をして賄うと、そういう仕組みを持っていますので、これが読めません。  今後、その年度によって、この額が大きくなったり、ちっちゃくなったりする、そういうことになりますと、今ほど申し上げた既存のものの償還にそういったようなものの償還の変化がどのようにかぶさるかを考えなければなりません。  ただ、理論的にはその部分は、国のほうが100%措置をするということですので、日本の財政がしっかりしている以上は大丈夫ということになりますけれども、殊償還額がどうなるかという意味でいくと、そのような変動要素があるというふうなことになります。 140 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 141 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  では、最後の質問に行きたいと思います。  これも似通ったところというか、5年スパンの話からいくと、ちょっと先に飛び越えた部分ではあるんですが、やはり5年後、5年後と言いながら、そのままそこだけが残り、20年後ぐらいに、これ何よと、何やったんよみたいなものがぽつんと残られても困るので、まず聞いてみたいと思います。  10年後の先を見据えた公共施設の総量抑制や近隣市町村の施設共有化などは、もっと積極的になされなければいけないのかなというのが私の考えであります。  そういった中で、当局は、この箱を、いつぐらいに要らないものはなくして更地にして、これを隣の市町村であったりとか、もっと広域で共有できるのであれば、これを1つ残してみんなで共同経営的にやろうよとかというのは、ならんもんでしょうか。答弁をお願いします。 142 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 143 ◯市長(村椿 晃君) 議員ご指摘の公共施設の総量抑制、そして、その近隣自治体等との共有化というのは、公共施設の再編を行う上では基本中の基本なんだろうというふうに思います。  そういう意味で、持続可能な行財政運営を行っていく上では、当然検討されるべき事柄であります。  公共施設の総量抑制につきましては、ご案内のとおり、今年度末までに取りまとめることとしております公共施設再編方針、この見直しの内容の中で取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  もう1点の共用化、共有化ですけれど、近隣市町村との施設共有化の問題につきましては、広域的な施設の再配置ということに関しまして、まずはといいますか、住民理解をいただくことが大前提になります。この部分がないと、進めることはできないわけであります。  そういう意味で、市町村間での費用負担ですとか、運営上の役割分担の整理など、広域的な処理をする場合には解決すべき課題がたくさんあります。  そういう意味で、この圏域でどういった施設がそうできるのかというふうなことをやはり話し合っていくことが重要になるというふうに思っております。  引き続き、そういった視点を大切にしながら考えていきたいというふうに思います。 144 ◯議長(石倉 彰君) 1番 石崎一成君。 145 ◯1番(石崎一成君) 答弁、ありがとうございます。  一長一短にはいかないという部分であり、一朝一夕にはならないという部分でもあります。  しかしながら、村椿市長のカラーである、丁寧に、こつこつと確実に積み上げるというスタンスの中で、市民の皆さんにきちんと、やっぱり伝わる、しみ込むような広報活動をやっていっていただきたいなというのと、公共施設の見える化であったりとか、そういったものも、もっと、総量的にどのくらい市民の皆さんが負担しているのかというのがそこまできちんと皆さんに見えるような、そういった取り組みを、当局の職員皆さんで丁寧に、そして、きれいに見える行政を行っていただきたいなと思います。  では、私の質問を以上で終わらせていただきます。  ありがとうございます。 146 ◯議長(石倉 彰君) この際、昼食などのため、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後1時といたします。  午前11時59分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 147 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  6番 松倉 勇君。  〔6番 松倉 勇君 登壇〕 148 ◯6番(松倉 勇君) 令和元年12月定例会において、雄心会を代表して5点について質問いたします。  その前に、本市にとって3つのうれしいニュースと心配させられたニュースが1つありました。うれしいほうは、魚津浦の蜃気楼が国の登録記念物に登録されるように文部科学大臣に答申されたこと、東山円筒分水槽を登録有形文化財に登録するようにと答申されたこと、そして、しんきろうロードの風景街道への登録、この3つを含めて、魚津市の名所を全国に発信し、観光に生かす絶好の好機と捉えております。  一方、心配させられましたニュースとして、11月末にパナソニックが半導体事業から撤退し、魚津、砺波工場売却の思いがけないニュースが飛び込み、これまでの雇用が心配されましたが、パナソニックの株と施設を取得した台湾企業とイスラエルの企業は雇用は継続するとのことで、一安心しております。  また、今後は、魚津市に工場を持つ台湾企業との縁から、この企業の本社である台湾は新竹市、人口約47万の都市との友好姉妹都市の締結も視野に入れて、本市の交流人口並びに関係人口の拡大につなげたいものであります。  以上。  〔6番 松倉 勇君 登壇(質問席)〕 149 ◯6番(松倉 勇君) それでは質問に入ります。  地域振興会制度での公民館のコミュニティセンター化についてお尋ねします。  去る11月21日に、市庁舎内3階会議室にて、自治振興協議会の皆さんとの意見交換の中で、最近、当局より突然に、各地区振興会へ地区公民館職員の雇用体制を、これまでの当局でのもとでの雇用体制から、令和2年4月1日より地域振興会での雇用とするように求められていると伺いました。私たち議員は誰も知るすべもなく、びっくりのお話でございました。  その2週間後の今議会の全員協議会にて、公民館主事、職員の地域振興会での雇用と公民館のコミュニティセンター化とする施策が当局の方針として示されました。  同時に、議案として今定例会に提出された国の会計年度任用職員制度により、自治体によってまちまちだった非正規職員の任用根拠を統一するための制度が、本市においては、地区のコミュニティセンター化を隠れみのにしたと思わざるを得ない公民館主事や公民館職員の除外であります。  そして、地域振興会での雇用としていますが、その根拠や金銭的対応、職員の処遇などを示さずに、条例の提案は、いささか当局としては乱暴過ぎるのではないかと私は考えます。  そこで伺います。  除外された公民館主事及び職員の方々への金銭的な対応は書面に出ておりますが、その処遇について、当局より配付された会計年度任用職員制度の資料に書かれている項目の給料より順に、一つ一つについてお答えください。 150 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 151 ◯市長(村椿 晃君) 雄心会を代表されましての松倉議員のご質問にお答えをいたします。  地域振興会制度での公民館のコミュニティセンター化に関しまして、職員の処遇についてのご質問でございますが、本市では、平成23年に施行いたしました魚津市自治基本条例の自治の基本理念に掲げます地域の特性及び独自性を尊重した地域における自主的な活動を推進すること、この実現を目指しまして、地区公民館を拠点とした地域活性化が市内全地区で行われますよう、これまでも地域振興会の設立、常勤職員の配置、まちづくり交付金の交付などによりまして、地域が自主的に地域運営のできる体制を整えてきたところでございます。  今後も、公民館施設のコミュニティセンター化や施設の有料化、あるいは指定管理者制度を活用した自主的な地域活動によります地域活性化を推進していきたいというふうに考えているところでございます。  公民館主事と指導員、書記の雇用形態でございますけれども、今ほど申し上げました自治基本条例の基本理念の実現を目指しまして、地域による自主的な地域運営を行っていくと、そのための管理運営方法としまして、地域振興事務員さんを地域振興事務員として地域での雇用を地域振興会会長さんにお願いをするというものでございまして、このやり方は、議員もご承知のとおり、全国的にも先進事例がございますけれども、そういったところの事例ももとに検討してまいったものでございまして、会計年度任用職員制度に移行しないということにしたものでございます。  基本的な処遇などにつきましては、現行と同じとすることで、現在と同様の働き方を続けていただけるようにしていきたいというふうに考えております。  具体的な中身ですけれども、地域振興事務員さんと主事さんでは異なりますので、まずは地域振興事務員についてご説明をいたします。  給与は、常勤、非常勤の別に応じまして額を設定し、支給をいたします。常勤事務員には、ほかにも経験加算がございます。また、通勤手当、期末手当も現行どおり支給を行います。任期、勤務時間、休暇の制度につきましては、現行どおりで変更はございません。人事評価は、市では実施をいたしません。任用の際は地域振興会が公募を行い、候補者多数の場合は選考を行うことになります。  主事さんについてですけれども、報酬は年額で固定、通勤手当及び期末手当は支給いたしません。任期、勤務時間は定めはなく、現行どおりでございます。人事評価は、市では実施をいたしません。任用の際は、地域振興会から委嘱することとなるものでございます。休暇制度は、現行と同じく付与されないという扱いになっております。  以上でございます。 152 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 153 ◯6番(松倉 勇君) それでは、今のご答弁では、任用制度とも遜色はないということで理解してよろしいでしょうか。市長、お願いします。 154 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 155 ◯市長(村椿 晃君) 今ほどご答弁申し上げましたとおり、現在の処遇と変わらないということでございます。 156 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 157 ◯6番(松倉 勇君) 心配だったんですよね。結局、地域振興会に雇用制度を移行するのはよろしいけど、その分のお金のことですね。例示も何もないと。今のところね。  本来、この場で言うよりも、私、思ったんですけど、まちづくり交付金とセットメニューのもんじゃないかと。例えば名張の場合でもそうですよね。それとともにあって、初めて、この制度が生きるんじゃないのか。コミュニティセンター化もそうだし。だったら、それもやっぱり示さないと、私らも、この条例、出ていますけど、この任用制度でいいのかなと。今ほど市長、答弁されたけど、これまでどおりと変わらんという答弁であったと思います。  そうすると、この任用制度自体から外す必要もなかったけど、たまたま教育委員会から外したという、コミュニティセンター化のために外したというだけの解釈でよろしいんですか。 158 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 159 ◯市長(村椿 晃君) 先ほどもご答弁申し上げましたけれども、地域での自主的な活動を期待していくというやり方の中で、名張をはじめ、先行事例の中でどのような職員さんの処遇、雇用形態をやっているかということを調べながら、市としてこのような考え方をとったものでありまして、もし丁寧な説明が足りなかったのではないかというご指摘であれば、その点については、そういった面もあったのかなということで、申しわけないというふうには思っております。 160 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 161 ◯6番(松倉 勇君) そうですね。結局、丁寧な説明がなかったという一言に尽きるということですよね。私どもも聞かされていなかった、地域の方々も聞いていなかったということで、こういう質問にさせていただきました。  了解、わかりました。それはそれで結構です。  私が求めていたのは、先ほども言いましたように、地域交付金の拡充とこれはセットのもんだろうと。そういうことも考えて、そういうふうな提案をしていただければ、それで結構だと思います。  では、先ほどの話に移りますが、確かに片貝地区のコミュニティセンター化とかの要望、大町地区、そして経田地区、それぞれ機運が盛り上がりを見せている中、指定管理の問題、特に、コミュニティセンター化への公民館条例の改定もしくは廃止とか、当局との協定書の取り交わしなどですね。これは今後進んでいくものと思いますが、どのように考えておられるか、今わかることだけでも何かお聞かせ願えませんでしょうか。 162 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 163 ◯市長(村椿 晃君) すみません、議員のご質問の内容として、協定書の素案とか、そういうことでよろしいでしょうか。 164 ◯6番(松倉 勇君) はい。 165 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  協定書につきましては、公民館をコミュニティセンター化して指定管理者制度を導入すると、仮に、そういうような場合に必要となるわけでございますけれども、指定管理者制度の導入につきましては、我々のスタンス、方針としては、地域振興会の考え方、希望を聞きながら、了解の得られた地域から取り組んでいこうということにしておりますので、一斉にというわけではもちろんありません。  そういう意味で、具体的な取り組みが先行しております片貝地域振興会さんのほうで令和3年度から指定管理を開始したいというふうなご意向ですので、言ってみたらその時期を視野に入れて準備を進めているところであります。  そのために、来年度、令和2年度になりますけれども、施設を有料使用した場合にどうするかとか、あるいは宿泊施設の利用料の徴収なども含めました管理運営事項について地域振興会のほうと協議を行いまして、それこそその先進事例も参考にしながら、協定書案を来年度つくっていくという予定にしておるところでございます。 166 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 167 ◯6番(松倉 勇君) わかりました。  即に答えられるという問題ではないと思うがですけど、ここはやっぱり慎重に、順序を踏んで、進めていただきたいと思います。  そして、もう1点伺いたいのは、受け皿の地域振興会ですね。これに対してはNPO法人化を求めていくものかどうか、お答えいただきたいと思います。 168 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 169 ◯市長(村椿 晃君) 地域振興会のNPO法人化ということにつきましては、必ずしも必須ではございません。現在の任意団体のままでも、事務員さんの雇用ですとか、地域振興事務の運営ですとか、あるいは公民館事業の受託を行うことは可能とされております。よろしいでしょうか。 170 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 171 ◯6番(松倉 勇君) はい、わかりました。ただいまの答弁では、必ずしもNPO法人ではなく地域団体でもよろしいということでありますね。了解しました。  では、次の質問に入ります。  魚津市の直近の課題についてお尋ねします。  市庁舎や魚津駅・新魚津駅周辺整備、温水プール、魚津水族館の建てかえなど、魚津市は近々に取りかかるべき課題が山積しています。  市長はこのそれぞれの課題にどう取り組まれ、どんな計画で、いつまでを目途とされているのか、各課題についてお答えいただきたい。まずは市庁舎の建てかえでお願いします。各課題でよろしくお願いします。 172 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 173 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  議員から近々に取り組むべき課題ということで、ご質問いただいたわけでありますけれども、もともとこれらの施設についてある程度の目標の年限というふうなものは考えておったわけでありますけれども、ご案内のとおり、今般の財政健全化計画というふうなものを進めていく中で、ある程度現実を踏まえた計画スパンというふうなものを想定する必要があろうということで、今回、公共施設の再編方針の見直しの中で少し時期を後ろへ倒すというようなことをやったわけであります。  市庁舎につきましては、令和11年度までに、第1、第2分庁舎や健康センター等との集約を図った上で、現在地を一応念頭に、新庁舎の整備を行う方向で検討を進めていきたいというふうに考えております。
     また、温水プールにつきましては、現在、PFI導入可能性調査を実施しております。その調査結果を待って、できるだけ早く施設の整備や運営のあり方について判断をしたいというふうに考えております。  また、水族博物館につきましては、改修、改築、新築移転の検討を早急に進めまして、令和21年度までに検討結果に基づきます施設整備を行うということにしたいと考えております。  これらの施設につきましては、先ほど申しましたが、見直し後の公共施設再編方針に基づきまして、着実な実行に努めていきたいと考えております。  また、かねてより議論のありました魚津駅・新魚津駅周辺整備につきましては、まちづくり協議会でのご意見を踏まえまして、駅舎を中心とした構想から駅周辺を中心としたにぎわいづくり、そういった構想へと転換を図ったところであり、駅舎の整備そのものにつきましては、長期的な視点で考えてまいりたいというふうに思います。 174 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 175 ◯6番(松倉 勇君) 答弁は答弁としてですね。市長おっしゃったのは、市庁舎は10年後ですよね。でも、前回、昨年度ですか、同じ12月の定例会だったと思うがですけど、私の質問への答弁では大体似たようなことをおっしゃっていましたけど、そこでちょっと気になるのが、今日の朝刊に入善町の庁舎を新築するという計画であるという話とかみ合わせますと、市長は、昨年は最後のほうでこう答えておられるんです。最後のくだりで、庁舎の場合ですと40億の10%、財政緊急……何というのか言葉がちょっと出てきませんけど、国の地方債の90%というやつですね。これだと元利償還金のかなりの部分が補填されて、そういった地方債でございますので、仮にそうだとしても、10%、4億ですよね。4億程度あればできると、可能だというお話であったんですよね。そして、その後に整備年度がいつになるかにもよりますけども、少なくとも、桁から考えても、1桁、つまり10億ということですよね。そのところを念頭に置かないといけないのかというふうな答弁でございました。  そういうことになりますと、今、約5億円ですよね、今年度分を入れると。財調を積み立てられるのが約5億。よく考えると、この調子でいけば、二、三年後には10億が可能でしょう。そう思われませんか。私みたいに単純な計算をすると、即可能じゃないかと。もう目の先、2年、3年後には、もう10億が見えているんだという考え方なんですよね。財調は。  そうすると、先ほどからもお二方の代表質問にありましたように、魚津市民はもう疲弊しとるがですよ、市長。疲弊の度合いが、もう極度に来ております。魚津市はこれ、どうなっていくがよと。希望が見えないものですから、出ていこうかという話も出とるがですよ。ある一部のはね。シングルマザー……余計なことを言いました。シングルマザーの話はまた別として、そういう方でも、滑川に移転された方も結構おられるがですよ。  だから、そういう状況から考えると、10年後なんぞ言わずに、今、計画だけでも示して、遅くとも2年か3年後にはやりますというようなお話もされてよろしいんじゃないですか。  財政、財政ばかり言うとっても、確かにこんなのは流動性のものですから、私は自治体経営ちゃ、やっぱり借金も必要なんだと思いますよ、ある程度ね。全く、やみくもな借金はまずいとしても、ほどほどの借金は必要であります。それを無借金でやろうなんていう考え方自体がどうなのかなと。  そこはちょっと、希望を持てる施策だったら誰も反対しませんよ。そういうところは自信を持って言っていただいて、計画していただいて、こうだという指針を示すべきだと思います。まして、先ほど市長選に出られるという話ですから、余計にそういうことを示さんと、一石二鳥のチャンスでしょう。第一義の公約に挙げてくださいよ。そうですよ。それくらいの勢いでないと、このまちは廃れていきます。本当に。  そこら辺で、ちょっと質問させていただきますけど、市長、せめて、10年後になると言わずに、とりあえず早急なことを考えると、一言、お願いします。 176 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 177 ◯市長(村椿 晃君) 今、市庁舎のことを事例にご質問はあったわけですけれども、今ほど申し上げている、例えば令和11年とか、そういった年限というのは、その年にならないとやらないと言っているわけではありません。そこまでを目標にということを、まずそういうふうに理解をしていただきたいと思います。  それで、少し財政調整基金のことについてだけご説明をさせていただきたいと思います。  財政調整基金の確保につきましては、この5年間で10億円以上が減少したわけであります。この減少が、魚津市の、いわば財政の危機状態を顕著にあらわしたものなんですけれども、平成30年度末の残高は、県内15市町村、町や村も含めても最下位という状況になっておるわけであります。  ご案内のとおり、一旦災害等が発生した場合には、お金がないとは言っておられないわけですから、早急な対応をしていく必要がありますので、そういったことを考えましても、標準財政規模の10%に当たる10億円超の基金に戻していこうということがまず必要だというふうに考えているわけであります。  一方、タウンミーティングにおきましては、議員ご指摘のとおり、行財政改革の必要性は理解をするけれども、夢や希望のある施策というふうなものをしっかりと総合計画にうたってほしいというご意見がたくさんありました。  そういう意味では、行財政改革に着実に取り組む必要はありますけれども、一方で、極端に萎縮するのではなく、しっかりと前向きに事業を進めていくことも重要だというふうには思っております。  そういう意味で、借入金を有効に活用するというふうなことはもちろん重要なので、ただ、その場合の返済計画のほうもあるものですから、そこをにらみながら、どういった年度に、有効な資金を活用して大型のプロジェクトをやるかというふうなことをしっかりと考えていきたいというふうに思っております。 178 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 179 ◯6番(松倉 勇君) 特に市庁舎は前向きに考えてください。  では次、順序が答弁とは逆になりましたけど、魚津駅・新魚津駅前周辺整備では、市長は、タウンミーティングでイベント広場を考えていると、先ほどおっしゃったように、何かにぎわいをと。イベント広場ということより、やっぱり東西を連結するべきですよ、魚津市は。特に西側とはですね。  でないと、私が思うに、国鉄用地、貨物用地もありますし、まだその話は生きとると思うがですよね。だったら、ホテル誘致を考えて、それこそ東西連結する陸上駅、橋上駅を考えるべきだと。そうすれば生きてくるしね。雨に打たれずに行けると、そういうことが絶対必要だと思うんですよ。  やっぱり何か目玉政策でないけど、市庁舎もそうですけれど、まちづくりがやっぱり、物もないと、箱ばかり整備するよりも、箱も1つ、2つつくらないと、全く心まで疲弊して、魚津駅前のにぎわいにも、逆にマイナスなんですよ、今。にぎわいがなくなってきとるがです。市長さんとか、副市長さんは、金曜日、週末しか出られんでしょう。私は月火水木、出とるがですよ。月火水木はがらがらなんですよ。本当に。金土は出ないようにしとるがですよ、ほかの皆さんのためにね。  そういうようなもんで、結局そこで泣き言が結構飲食店側から聞こえてくるがですよ。「これ、魚津市、どうなっていくがけ」と。これが現実なんですよ。皆さんは、金曜日、週末しか出られんから、いや、まだにぎわいがあるじゃないかと言われるけど、全然違うんですよ。  この12月の大歳でさえ、金土しかにぎわいがないんですよ。これ、私らの知っておる時代では毎日がにぎわいだらけだったんですよね、もう。  そういったことで、何かこの魚津駅前についてもやっぱり考えないとだめなのかなと思っております。一言、市長、お願いします。 180 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 181 ◯市長(村椿 晃君) 今、委員からアドバイスというか、ご提案のありましたホテル等、民間の宿泊施設と連動した駅施設の整備というのは非常に合理的だと思います。問題は、そういったディベロッパーをちゃんと確保できるかどうかということでありますので、そういった視点でもって駅の再整備なりを検討していくということは、我々も考えたいと思います。 182 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 183 ◯6番(松倉 勇君) ぜひそのようにお願いします。  では次に、温水プールについては、今、市長、答弁されましたPFI事業として考え、市の職員も出向されて勉強してこられたと思います。その成果がいつごろ出るものなのかが、そこら辺がちょっと、私、こうやって何回も聞いておるし、ずっとこんなことを言っとるがかなと。PFI、PFIと言うけど、本当にこの地区で、この魚津市でPFIでやろうかという事業者がおられるがかな。事業者の進捗は何かあるんですか。ちょっとお答えください。 184 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 185 ◯市長(村椿 晃君) すみません、この可能性実現調査の中身については、まだ詳細の報告を受けていないので、もし答えられる範囲のものがあるのであれば、担当部課長から答えさせますが、よろしいでしょうか。 186 ◯6番(松倉 勇君) はい。お願いします。 187 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 188 ◯副市長(四十万隆一君) PFI調査、導入可能性調査を実施しているところでございまして、基本的には年度内にまとめていきたいと思っておるんですが、やっぱりこの調査もいろいろ難しくて、さまざまな条件の与え方によっていろいろ回答が変わるという、そういうところも多々ありまして、非常に難しい状況を迎えております。ある条件であればやりたいというところも、それはあります。  ただ、その条件を市が認められるのかどうかというところも非常に今悩んでいるところもありまして、そういうのをさらに突き詰めながら、どの形が一番市にとっていいのか、あるいはまた、関係団体、利用者のことも考えながら進めていきたいと思っておりますので、場合によっては、今、一応、年度内と言っておりますが、ひょっとしたら遅れるということもございます。 189 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 190 ◯6番(松倉 勇君) あまり遅れる話は聞きたくないですけど、なるべく前向きに進めてください、本当に。  次に、魚津水族館について先ほど答弁いただきましたが、水族博物館にしても、私が議員になった7年前、その当時は1億円程度だったと思う、財政支出が。今、見ていると1億3,000万。老朽化のためと入館者の減少等々ありまして、やっぱりやむを得ないのかなと思いますけど、これ、毎年、こうやって金の積み重ねしておるだけの話で、あれから7年、1年で1億やったら7億を優に超しとるちゃね、ある意味。  そうすると、これもやっぱり、先ほど県からの話もありますけど、ここを県に要望するべきじゃないかと、はっきりと、もうもたないということを、自民党さんもおられることだし、そこら辺は県へ、きちっと知事に要望するべきだと思います。知事のほうも大型の事業のほうが話に乗りやすいんじゃないですか。目に見えるね。ということだけをお話ししておきます。ぜひよろしくお願いします。  先ほど、20年後、30年後と言うておられたようですけど、もうこれも早期に取りかかる問題かと思います。  次に、行財政改革推進の一環として市職員の給与カットの話、年度末限りでしたね、たしか。ところが、最近、私の家に、またまた1年から3年間の延長をいたしたいとの当局からの要望が職員組合に出されていたと──「いると」ですね、「いたと」と「いると」は違いますけど──出されていると伺っています。これは事実でしょうか。 191 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 192 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  そのような打診をしておることは事実でございます。 193 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 194 ◯6番(松倉 勇君) では、市長、先ほどの石崎議員の答弁では、たしか臨時的措置だから、そのように職員のモチベーションを下げるようなことはいたしたくないという答弁でありましたよね。それとの整合性はどうとられるんですか。 195 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 196 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど申し上げたとおり、極めて臨時、異例の措置ですので、そのような措置はできるだけとりたくない、早く解消していきたいというふうな思いは変わっておりません。 197 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 198 ◯6番(松倉 勇君) というと、さっきの話と何かごっちゃになってきて、私、ちょっとわけがわからんがですけど、これ、やっぱり要望しておられるということで理解していいんですよね。今ほどの話の蒸し返しになりますけど、要望しているということで理解してよろしいんですね。 199 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 200 ◯市長(村椿 晃君) 少し丁寧にご説明をする必要がございますけれども、今回策定をいたしました財政健全化計画におきまして、財源不足額の解消の年次計画ですけれど、ごらんになっていらっしゃると思いますけれど、来年度、令和2年度はまだ4,000万円余りの財源不足の状況になっております。これをどのように解消するかということになるんですけれども、その点が1点と、もう1点は、今回の健全化計画の大きな要素として、公共施設の各種使用料につきましても、市民の皆様に負担増をお願いするということを今盛り込んでおるわけであります。  そういった意味で、職員一丸となりまして、そういったことを市民の皆様にもお願いをしながら財政健全化に取り組んでいくということで、来年度の財源不足額については、職員の皆さんにも協力をしていただけんかという趣旨でお願いをしたということであります。 201 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 202 ◯6番(松倉 勇君) それでは言いますけど、平成30年度の決算で約9億円の黒字。決算ではですね。そして、令和元年度も約5カ月間残っておりますが、豪雪や災害がなければ約8億円から9億円の黒字化の見込みではないんですか。 203 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 204 ◯市長(村椿 晃君) 今年度の見込みはまだわかりませんけれども、30年度の決算の8億8,000万円余りの実質収支というのは、その実態は、半分以上は基金の取り崩しによるものであります。それが半分ですので、残りの4億円ぐらいが実質収支になりますけれども、その実質収支につきましても、当初予定していたものを実施しなかったり、そういった形で生まれてきたものですから、そういう意味でいけば、今年度、仮に予定している事業をほぼ全部ストップすれば、おっしゃるようなことがあるかもしれませんが、計画どおり予算を執行していくとなると、とてもではありませんけれど、昨年のような実質収支が出るような状況にはないというふうに認識しております。 205 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 206 ◯6番(松倉 勇君) それはそれとして、大体お話はわかりましたけど、しかしながら、先ほども市長ご自身でおっしゃっておいでのように、職員のモチベーションをこれ以上下げていかがなものかと、これは誰しもが思うんですよね。それよりも、何かほかの施策、例えば、私、余計なことを言いますけど、宿泊税とか、税収を上げることを考えればいいじゃないですか、何もマイナスばっかり考えないで。宿泊税にしたって、やろうと思えば1年、2年で、余計なことなんですけど、ここに出ていませんが、2年先にはできるんですから、そうやって税収を上げることを考えるべきだと思います。  また、市長に、これ、出とったと思うがですけど、約5,000万の削減ですよね。それを行えたとしてもですよね。それによって、市の職員のモチベーションを下げる効果、市長、はかりにかけられたことはありますか。ちょっとお答えください。 207 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 208 ◯市長(村椿 晃君) 先ほど来、何度もお答えしていますけれども、こういった臨時、異例の措置はできるだけ早く解消したいというふうに思っています。職員のモチベーションがこれ以上低下することを避けるべきだというふうにはもちろん私も思っていますので、できるだけ早くこういった臨時、異例の措置が解消されるように努めていきますので、ご理解をお願いしたいと思います。 209 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 210 ◯6番(松倉 勇君) できるだけ、そうであれば、その取り下げも視野に入るのかなと思うがですけど、そこら辺、答弁は要りません。今、ここで答弁をお願いしても無理でしょうから。  では、ここに経済評論家の三橋貴明さんのブログか何かのお言葉があります。ただ、やっぱり市民から言わせれば、公務員の給与が高いとか、公務員は全く働いていないとか、そういうことよって、根拠もなく、ただ何となくイメージだけで公務員たたきをやり、市民が緊縮財政の推進に手をかして、その結果として、必要な部門に必要な人員がいなくなり、技術やノウハウの継承も難しくなり、公務員の士気も下がり、有能な人材が公務員を目指さなくなって大損するのは、ほかでもない市民ですということが書いてあります。  そのようなもので、結局、誰が損をするかというと、それをしたからといって、市長は公共施設の値上げをせんならんから、その見返りちゃおかしいけど、人身御供みたいに言うとられるけど、何となく、私の感じですよ。職員の給与削減をもうちょっと延長したいと。それは別なものですよ、市長。私は、それはそれ、これはこれという考え方でやらんと、それはまずいと思います。  これをしたからこれもオーケーという、そういうもんじゃない。市民にはちゃんとお話しして理解を得ればいい、それだけでも。そういうことですよ。それはくれぐれもお伝えしておきます。  では、次の質問に行きます。  では、事務事業の削減も言われておりますけど、前年に比べてどの程度のカットで、金額では幾らになりますか。お答えください。 211 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 212 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  令和2年度当初予算編成基準をお示ししておりますけれども、そこの中で、市の政策的な経費につきましては、一般財源ベースで、対前年比20%の削減、経常的な事務費につきましては、対前年比5%削減ということを予算要求基準にしておるわけでございます。  これは一般財源ベースの話ですので、事業費がこのまま下がるというわけではありませんけれども、削減の効果額につきましては、財政健全化計画の中でもお示しをしているわけですが、スクラップ・アンド・ビルドの徹底を行いまして、必要性や効果などを踏まえて見直しを行うことで、事務事業としましては2,000万円程度の削減を目標に今取り組んでいるところでございます。  当然、事業をやる際に効果的な財源を持ってくれば、額自体の削減額は下がりますけれども、一般財源ベースで物を考えていっておりますので、そういう意味で、今ほど申し上げたような数値を想定しております。 213 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 214 ◯6番(松倉 勇君) では、次にお尋ねします。  金額ではまだそこまで出ていませんということですね。  では次に、補助事業について、同じく前年度に比べてどの程度でしょうか。お答えください。 215 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 216 ◯市長(村椿 晃君) 補助金の見直しにつきましては、市単独の奨励的な補助金、内容的には、例えばイベントの支援ですとか、個人や企業等への給付事業になりますが、こういう補助金につきましては、最長3年で廃止、もしくは事業内容の見直しを行っていただくということで、スクラップ・アンド・ビルドを徹底していくということにしております。  この補助金の世界につきましては、いわゆるシーリングの率というのは設定はしておりません。計画では、補助事業のほうでの削減効果額は2,000万円を目標に取り組んでおるわけですけれども、個別具体の案件がどれだけ減っていくかということにつきましては、今後の予算編成過程で、1件1件、その事業の状況を踏まえながら決めていくことになろうかと思います。 217 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 218 ◯6番(松倉 勇君) これは先ほど申しましたけど、やっぱりやらなきゃいけない大型事業については公債の発行などをやるべきで、それはそれとして、先ほど答弁いただいたので、それは結構です。  では次に、吉島市営住宅跡地売却における当局側の勝訴判決を受けて、今後、どのように再々入札を進めるのかお尋ねいたします。  まずは、今回勝訴したものの、その判決文の中で、市道の売却は無効と思えるが、しかしながら、一時的であり、造成や道路の完成後には再び市道として当局に戻ることからとありました。  しかしながらとありますが、その前文を無視した計画は立てられないとして、当局は本定例会に一般会計補正予算(第4号)として、吉島市営住宅跡地境界測量等という補正で384万2,000円を計上されたと思いますが、いかがでしょうか。お答えください。 219 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 220 ◯市長(村椿 晃君) 今議会にご提案を申し上げております補正予算の内容でございますけれども、吉島市営住宅跡地内にございます市道敷地の測量分筆登記の実施ですとか、前回の不動産鑑定評価から2年余りを経過しているということがありまして、改めて土地の不動産鑑定評価業務を行おうという、この2つを内容としているものでございます。 221 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 222 ◯6番(松倉 勇君) そういうことなんでしょうけど、この判決文があるからこういうふうに、今、測量をやるということで理解してよろしいですね。ですよね、市長。でないと、やる必要がないですからね。  再三、私も言っておりましたけど、市道とは分筆すべきだということで、結果的になるということで、私は理解しております。  そして、私がお尋ねしたいのは、その分筆登記した市道ですね。それは、今は普通財産ですよね。それは今のまま普通財産としてやられるわけかどうか、そこら辺、お尋ねいたしたい。 223 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 224 ◯市長(村椿 晃君) 分筆登記をした土地は普通財産か行政財産かというお尋ねでございますけれども、分筆登記を行おうとしております土地は、吉島市営住宅跡地を売却する目的のために行政財産から普通財産に変更した土地でございますので、普通財産ということになります。 225 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 226 ◯6番(松倉 勇君) そうなんですか。びっくりしました。
     では、市道敷地は普通財産という扱いということでよろしいわけですね。要は、行政財産に改めないということですね。とりあえず伺っておきます。  そして、それはちょっとまた問題かなと思うがですけど、市道六郎丸1号線や市道吉島六郎丸線、一旦、これは廃止の手続をとる考えは全くないということですよね、普通財産なら。 227 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 228 ◯市長(村椿 晃君) 市道廃止手続をとる考えはあるかというご質問ですけれども、該当する吉島六郎丸線は、周辺住民の皆さんの大切な生活道路であります。市道廃止をしてしまうと、魚津市として道路管理ができないことになりますので、仮に何か事故があっても対応できないということで、車両の通行、住民生活に支障を来しますので、市道廃止の手続は予定はしておらんわけでございます。 229 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 230 ◯6番(松倉 勇君) あんまり時間がないから、さっきの市道については、市道の敷地を市長は普通財産とすると言われましたけど、ちょっと問題かなと思っておるがですよ。これについてはまた委員会などで、時間がないですから、次の場面でさせていただきます。  特に、この問題で約2年間、非常に重大な損失をこうむっておるわけですね。吉島地区、加積地区、ひいては魚津市、当局よりの重大な過失です。市長はまだ認めておられんから、過失と言っていいのかどうかわかりません、これ。私の思いは重大な過失ですね。そこら辺は意見が違うので、まだまだ先の話かなと。  結果、判決がまだどう覆るかわからない状況でありますので、私、そこまでは言いませんが、結局、こういうもろもろの混沌とした状況に陥ったこと自体が過失ですよね、本来。過失をこうむったこの責任は看過できないので、市長に答弁をお願いします。これに対してどう思っておられるのか。  過失責任というか、市長が過失と思われんがだったら、別に思わないと言われて結構ですから、私は過失だと思って聞いております。 231 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 232 ◯市長(村椿 晃君) すみません、どの部分を指してのことかわからないんですけれども……。 233 ◯6番(松倉 勇君) 要は、無駄に費やした2年間と……。 234 ◯議長(石倉 彰君) 勝手にしゃべらないでください。  6番 松倉 勇君。 235 ◯6番(松倉 勇君) では、市長、今の市道の問題はちょっとさておきます。  では、ここは一緒に話をします。この件、最後ではないんですけど、最終的に、この落札者から11月何日だったか、ちょっと私、記憶にないんですけど、ここに通知書がありましたね。11月の7日ですか。最終的に和解案として、市道吉島六郎丸線、市道六郎丸1号線の敷地分面積に当たる約10%の土地代金を落札価格より減額されれば契約に応じるという和解の提案がありながら、当局はそれを拒否した。対象となる市道分の売却代金を減額しても、私の試算では約2億円の収入になるのに、なぜに拒否する理由があるのかということであります。  第2順位は1億5,000万円、その差額が約5,000万円あります。それでも和解に応じなかったのか、応じられなかったのか、その理由を具体的かつ詳細にお答えください。 236 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 237 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご質問は通告にある5点目だという認識でよろしいでしょうか。 238 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 239 ◯6番(松倉 勇君) はい、そうですね。 240 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 241 ◯市長(村椿 晃君) 和解案の提案に何ゆえ拒否したのかというご質問でございますけれども、今ほどお話ありましたとおり、平成30年11月2日付で落札された業者さんから魚津市宛てに文書が届きました。表題は「解決案の提示」というものであります。  その内容は、道路敷地相当分の代金の減額を求めるものでございました。  実は、この前の4番目の質問に対する答えが関連するんですけれども、入札条件に挙がっておりました売却価格の算定方法ですけれど、再三、以前から議論がありますが、不動産鑑定評価の中で開発法という方法で算定をしています。そして、その算定の仕方ですけれども、宅地分譲区画のみに価格を設定しておりまして、道路の面積分には価格はついておりません。  となりますと、先ほどの「解決案の提示」は道路敷地相当分の代金の減額を求める内容であります。そもそも、最低売却価格に道路敷地相当分は入っておりませんので、富山地方裁判所の判決にも判断されておりましたとおり、代金の減額を求める理由にはならんわけであります。  したがって、和解をすることはできませんでした。  加えまして、代金は売買契約の重要な要素であります。道路敷地相当分の代金を減額するということは、入札要項の見直しということまで及びかねません。そうなりますと、入札の公平性を確保するためには、結果として、入札をした者との間で和解をするということではなくて、入札要項を見直した上で、改めて再度入札をしなければならないということになります。このような事情から、和解は困難であるということでありました。 242 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 243 ◯6番(松倉 勇君) 市長の答弁に水を差すわけではないんですけど、先ほど道路部分はもともと売却地に入っていなかったとおっしゃいますけど、私も調べたんですね、契約説明書を。だけど、そこについては一切ないんですよね。三井さんにお尋ねすると、三井さんは、その分、もともと道路の分は売却用地に入っていないという説明であった。だけど、その契約書もしくは説明書にそのようなことが一切書かれていないから、誰もわからないということです。  それだけは言っておきます。これはまた委員会で言いましょう。  あまり時間がないんですけど、そもそも、市長に責任の話を言うのは、この吉島市営住宅跡地売却に関して、当初の総合企画提案型入札方式、当初はそうでしたよね。この売却にはこの提案型はふさわしくない、そして、もろもろのことから当局による談合ではないかと疑われて──疑われたこともありましたよ、確かに──入札方式を一般競争入札へと変更しましたよね、確かに。そして今回、市道を含んで売却したことへの契約の無効の申し立てと、混沌とした状況に陥っておりますよね。もう明らかに市長の失政そのものでありますよと。この契約問題だけでもですね。  今日の自民党会派の代表質問で再選を目指すと市長は答弁されていましたが、まことに申しわけないけど、こういう水を差す質問になりましたが、このことを市長はどう思われるかお答えください。 244 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 245 ◯市長(村椿 晃君) 吉島市営住宅の売却の契約方法、入札方法につきましては、議員ご指摘のとおり、変遷があったわけですけれども、これは、不動産業者、関係業者さんのご意見をお聞きする中で、最終的に一般競争入札ということに判断したわけでございますので、その点についての問題はないものというふうに考えております。 246 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 247 ◯6番(松倉 勇君) 市長は問題ないと言われるけど、私は大問題だと思います。本当に。  費やされた、失われた2年間、約2年間ですよ。2年間と約2億円。2億円なのかな、売買代金は2億2,700万。第2順位が1億5,000万、失われておるんですよね、今、既に。今、時価評価も下がっております。再鑑定されたらわかると思いますけど。上がってはいません。  だから、その損害金、損害が発生しておるわけですね、既に。2年という期間とその評価額との差異が。誰が責任をとられるがかわからんけど、そういうことを言いますと、結構そこら辺の責任はあるのかなと私は思っております。それは、それでまた。  では、次の質問に移ります。  次、清流小学校横の取得済み土地の整備についてお尋ねします。  去る11月15日に行われた加積地区での市長のタウンミーティングで質問に出ていた清流小学校グラウンド横の駐車場の整備についてお尋ねします。  そもそも、この土地は約2年前に購入したものの、他の統合小学校の解体中に発覚したアスベストによる解体費の増額、また、その周辺整備などが先行しているために直ちに予算化できないとのことで、約2年間にわたり先送りにされてきました。本来はグラウンドの一部拡張整備と駐車場整備のための買収であったかと思いますが、当面、グラウンド整備がすぐに予算化できない状況下での駐車場整備とされていたりしたようでありますが、当局は、駐車場整備なのか、それともグラウンドの一部拡張という認識なのかお尋ねしたかったんですけど、これは最終的にどのようにやるのか、いつまでに、どのようにやるのか、まとめて答弁してください。時間がないもんですから、ひとつよろしくお願いします、教育長。 248 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 249 ◯教育長(畠山敏一君) ただいまのご質問につきましては、平成28年度の開校時に通学バスも乗り入れするというようなことで、保護者や地元から駐車場の整備の要望を受けておりました。それをかなえるために、そのときにはなかなか用地は取得できなかったんですけども、平成30年に地権者の方のご協力もいただきまして、北側の海側に隣接する農地を取得して、その約半分を砕石敷設による駐車場として整備を行ったと。あと、残りの土地につきましても、できるだけ早く整備をしたいというふうに考えておりますので、来年度予算措置に向けて現在協議を行っているところであります。 250 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 251 ◯6番(松倉 勇君) これは過去のいきさつ、教育長とのお話の中でもあったと思いますが、そのことの真偽はともかくとして、できるだけ早急に取りかかっていただきたいと思います。  では次に、武田産業建設部長にお伺いいたします。  清流小学校の周辺道路の拡張のための用地取得の状況などをお尋ねいたしたいと思います。 252 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 253 ◯産業建設部長(武田 寛君) 要望をいただいております清流小学校周辺の道路拡張の用地取得の進捗状況でございますけれども、まず、清流小学校の校門の前の押しボタン信号から学校のほうに入っていきます市道吉島六郎丸線は、すれ違いもなかなか厳しいものですから、拡幅の必要性は感じております。  ただ、この区間におきましては、拡幅するためには、用地の補償ですとか建物の補償というものが必ず必要になってまいります。この対象となる地権者の方からの理解がまだ得られていないという状況にございます。  それと、グラウンド側の市道吉島11号線につきましても、一部歩道が未整備というところもございまして、こちらのほうに関しましても、基本的に理解を示している方もいらっしゃいますけれども、まだ難色を示している方もいらっしゃいまして、なかなか難しい状況にあるというのが現実でございます。 254 ◯議長(石倉 彰君) 時間が来ましたので。 255 ◯6番(松倉 勇君) そうですか。では、また委員会でさせていただきます。  では、私の質問を終わります。 256 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。  〔5番 岡田龍朗君 登壇〕 257 ◯5番(岡田龍朗君) 私は、2019年12月定例会にあたり、4点の質問通告をしています。  質問項目に入る前に、社会情勢などについて一言だけ意見を述べたいと思います。  今年10月に消費税率が10%となりました。消費税増税前の駆け込み需要が大幅に拡大、増加することはなりませんでした。  消費税増税は、地域経済にも大きな影響であると考えています。例えばまちのなりわいであると言える飲食店の皆さん方は、消費税を価格に転嫁できない、年金生活者は、年金を上げてもいないのに何が消費税増税か、生活していくのがやっとなのにプレミアム商品券購入などは難しいなど、消費税にかかわるさまざまな声を聞きます。  私は、景気と国民生活を考えるなら、まず消費税を5%に戻すべきであると考えています。  では、一問一答でありますので、質問席にて質問いたします。  〔5番 岡田龍朗君 登壇(質問席)〕 258 ◯5番(岡田龍朗君) 質問項目の1番から行きます。  質問の1点目は、魚津市の行政に関することであります。  魚津市は、原子力災害時における掛川市民の県外広域避難に関する協定を締結するとしています。これらについて質問します。  これは、いろんな意味での原子力災害時、これはいわゆる原発、いろんなことを考える上で、市民の皆さんにもやっぱり考えていただきたいということで取り上げました。  全員協議会の中で資料をいただいたんですが、なかなか説明も受けなかったので、これも自分なりに解釈しましたけど、副市長に伺います。  まず第1点でありますが、質問項目の1、魚津市は9月中にこの協定締結を予定していますが、まず今どのような状況かお聞かせください。 259 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 260 ◯副市長(四十万隆一君) 岡田議員のご質問にお答えいたします。  原子力災害時における掛川市民の県外広域避難に関する協定につきましては、大規模地震などの発生に加え、中部電力株式会社の浜岡原子力発電所において原子力災害が発生した場合に、静岡県掛川市の避難者を魚津市を含めました富山県内11市町村で受け入れる内容となっております。  魚津市は約8,000というふうに伺っておりますが、これは平成27年に中部圏内の県レベルで災害時等の応援に関する協定を締結したことによるものでございます。本市と掛川市の協定につきましては、本年9月4日の全員協議会で説明後、9月6日付で締結しております。 261 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 262 ◯5番(岡田龍朗君) 全員協議会後ですか。認識の中で、どういう経過もなかったのでありますが、ふと考えたのは、これがただ紙切れ1枚でいいのかなと思っておりました。締結内容の背景、経過とかを吟味しましたら、なかなか大変なことだなという思いであります。  ただ、大規模地震により原子力災害があって、掛川市から魚津市内に避難者を受け入れる、これは大変なことだと。万が一、起こらないかもしれないけど、そういうことを考えたら、うーんということで、たびたび繰り返しますが、そういう思いであります。  その中で、質問項目の2番なんですが、よろしいですか。 263 ◯議長(石倉 彰君) はい。 264 ◯5番(岡田龍朗君) 2番目、魚津市の役割として挙げています避難経由所の新川文化ホール、避難経由所としてありますが、これについての考えというか、どうなるのか、その点についてお伺いします。 265 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 266 ◯副市長(四十万隆一君) 魚津市の役割として挙げております避難経由所につきましては、自家用車あるいはバス、福祉車両などで避難してこられました掛川の方々の受け付けを行う場所になっております。その際に、静岡県が発行いたしました放射線測定検査で基準値以下の方に交付される検査済み証の確認や避難先への割り振り案内も行います。  避難経由所には、静岡県側からの応援や電力事業者、委託業者の協力をいただくことになっており、開設から避難が終了するまでは概ね1週間と考えておるということでございます。 267 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 268 ◯5番(岡田龍朗君) こうした状況の中で、市の果たす役割、いろんな面で、原子力の事業者とか言われましたが、市の役割とは、もう一度確認でお願いします。どういうことをやるのか、もう一度お願いします。 269 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 270 ◯副市長(四十万隆一君) 市の役割で最初に発生しますのは、向こうから来られた方の受け付けがまず最初に発生するということで、避難してこられる方は静岡県のほうで放射線の測定検査を受けてこられるということになっておりまして、数値が一定値以下の方が来られるということになっておるわけでございまして、そういう検査済み証が発行されるわけであるので、それの確認、そして、どこへ避難してもらうかという割り振り、そこへの案内、これが主な最初の業務になろうかと思います。 271 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 272 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  そのいろんな割り振りなんですが、てんやわんやしているところの中で、本当にこれがうまくいくのかなということも素朴な疑問として思われました。  そうしたときに、ただ、経由所ということの中で何ができるかということでは、やっぱり市民の力とかということもかりなければならないし、いろんな点でどうかなと。とりわけ、地域振興でも、いろんな避難の誘導とか、ひとり暮らしの方とか、課題提起もされていますし、いろんな面では、こういうこともなかなか課題になっとるがに、万が一こういうことをしたらどういうことになるのかという不安感からもあります。  その質問の3点目ですが、魚津市内の避難所の案内とありますが、その具体的な施設はどのようになっているのか、具体的にお答えください。 273 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 274 ◯副市長(四十万隆一君) 今、協定は結ばれたわけですけども、細部については、これからいろいろと掛川市や関係機関などとの協議を経て、広域避難に関する具体的な部分が整理されるということになっております。  市のほうとしましては、それらの整理された段階で、今ほどおっしゃいましたが、市民の方でも不安に感じられる方もおられると思いますので、周知を徹底していきたいというふうに考えておるわけでございまして、そういうことから、実際にどこの避難所へ何どうするというところについては現時点ではまだ決まっていないということでございます。これから協議していくということでございます。 275 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 276 ◯5番(岡田龍朗君) これから協議していくということなんですが、いろんな魚津の防災のこういう避難所の施設ということで、公民館とか、学校とか、やっぱりそうしたものを前提としたことが考えられるのかなということしかならんがですね。  この資料を見ますと、掛川市民が8,000といったら、例えば経田地区で言えば、倍以上のたちの想定。それだけが万が一来たときのことを考えたら、きゃ、どうするがかと。公民館でさらえ込むだけの人権を無視するようなことにならんかなということで、本当に公民館だけでいいのかということを一番懸念したんです。  そうしたときに、いろんな、例えばアパートとか、例えば避難者でも、人権を無視したような避難所生活というのはできないということが今前提になっていますし、例えば魚津市の、経田でも拠点にもなりました体育館にも、施設のプランとか、いろんなことが今言われています。そうしたときに、本当の意味でも、8,000と考えたときに、そうした施設を本当に具体的にどうあるのかと。そういう部分もやっぱり、万が一のことを考えるんじゃなくて、本当に真剣に考えていかんのじゃないかなと。締結といったら約束事ですからね。そういった部分の重要性があるんじゃないかなということで、改めてその場所についてちょっとお伺いします。検討するということなんですけど。
    277 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 278 ◯副市長(四十万隆一君) 市内の避難場所として案内する施設につきましては、原則、今、議員さんおっしゃいましたが、魚津市地域防災計画で定める指定避難所の中から選定していくというふうに考えております。  現在のところ、旧小学校の体育館、あるいはありそドーム、新川文化ホールなどの大規模な施設から優先的に選定したいというふうに考えておりまして、そのほかの施設については、施設の構造なり規模、あるいはその使用されている形態、避難者の人数等の状況に応じて、それこそ今後検討してまいるということでございまして、これは、市が一方的に決めるというより、掛川市さんともいろいろ協議していく必要もございます。あるいは、その関係機関との協議も必要になりますので、現在、そういうことだということでございます。 279 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 280 ◯5番(岡田龍朗君) 最後にですが、今、いろいろなこと、もたもたのことを言いましたけど、住民への周知ということで、いろんなことがやっぱり徹底的になると思うので、その住民への周知についてもう一度、再確認で、住民、市民への周知はどうなっているのか答えていただきます。 281 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 282 ◯副市長(四十万隆一君) 先ほども申しましたが、住民、市民の皆さんへのお知らせ、周知ということにつきましては、詳細等が決まり次第、早急にお知らせしていきたいというふうに思っております。  これは魚津市だけで発生する問題ではございません。富山県全体で受け入れるということなので、そういうところとも歩調を合わせながら、一斉に宣伝していくのが非常に効果的なのかなと思っております。 283 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 284 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  いろんな面で、協定ということで、たまたまいろんな、例えばつい最近起きました飯山市、いろんな面でのああいう災害協定もありますし、これは本当の意味での突発というか、本当に最大のアクシデントというか、こういうことが起きたということで締結を結んだと。やっぱり、ただ締結という中での長期計画にはならないと。ましてや、こういう原発ということでは、福島原発の問題もありますし、いまだに福島の問題も解決していないということもありますので、やっぱり十分にそういう位置づけとか、市民にもやっぱり徹底していく必要があるんじゃないかということで、生半可な気持ちでやってもらいたくないと。  私もやっぱりいろんな地域振興の中で、高齢者の避難とか、1が支え合っていく避難とか、そういうときでも、うーんという大変な状況の中で、やはりこうしたときに、万が一起きた場合のそうした周知というか心構えもやっぱりさせてもらわんとだめじゃないかなという思いでありますので、その点を十分踏まえてやっていただきたいということです。  最後に聞きますが、いろんな面で、県内には原発は所在していませんが、隣の石川県には志賀原発というものが存在していますね。私も何年か前に、志賀原発の見学というか、地元の運動家の方とか、いろんな面で問題点とかも聞きまして視察へ行ってきました。例えば富山県内では、氷見市は30km圏内とか、いろんなことで避難訓練もやったりしていますが、時たまいろんなことを考えたときに、魚津市でもやはり、氷見市で30km、だけど、魚津市は離れているという認識の中でもいるんですけど、例えば南西の風が吹いたときに果たしてどうなるんだということを思ったら、それは、風によって魚津市でも生半可なことはできんのじゃないかなということも言われました。  魚津市ではそういうようなことを考えたときに、とりわけ志賀原発のそういう重大事故、運転はしていませんけど、そういうことをどう考えておられるのか、その点についてお伺いします。5番目です。 285 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 286 ◯副市長(四十万隆一君) 志賀原発の事故による本市での想定される対策というご質問でございますが、魚津市と志賀原発の最短距離は約65kmということでございます。国の原子力災害対策指針で定められている放射性物質が放出される前の段階から予防的に避難等を開始すべきゾーン、PAZというものがございますが、これは5km以内ということになっております。さらに、屋内退避などの防護措置を行うべきゾーン、UPZというものがございますが、これは30km以内ということで、魚津市は志賀原発から、あるいは柏崎のほうですか、両方から、PAZにも、UPZも範囲外ということにはなります。  ただ、今、議員さんおっしゃいましたように、風向きとか、そういうものもいろいろあって、何がしかの影響が出るということも想定できないわけではないので、本市においても何らかの対応が必要になるというふうに思っております。  原子力災害では放射性物質や放射線の放出という特有の事象が生じますが、原子力災害対策として行います情報伝達、住民の皆さんの避難、被災者の生活に対する支援などにつきましては、一般的な防災対策との共通性や類似性があるため、現在、市が行っている一般的な災害対策と同様、市全体として対応することを考えております。  今年11月には富山県が中心となって原子力防災訓練が実施されまして、本市も参加し、関係機関との情報伝達訓練を行ったところでございます。  今後も、原子力災害対応が速やかに行えるよう努めると。ないにこしたことはないのですが、もし実際に原子力災害が発生した場合には、大きな影響はないとは思ってはおりますが、市民の生活や企業の活動への影響が出るということも考えられますので、そういうものに対する支援あるいは風評被害等も発生するというようなことも想定されます。その軽減と、国や県の関係機関と連携して、いろんな対策を検討していきたいというふうに考えております。 287 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 288 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で、範囲ではないということとか、30km内とか答弁でいただきましたけど、話は前後しますが、浜岡原発は今休止していますが、とりわけ掛川市は何キロ圏内か、ちょっと調べてもわからなかったんですけど、その点ちょっと。  それと、原子力災害対策特別措置法では、地方団体の責務として、生命、財産云々ということで述べていますが、その点については、地方自治体というのは、魚津市ではそれに該当するのか、地方公共団体の責務ということで何か原子力災害対策特別措置法の中で述べているんですけど、その点について2つお伺いします。何km圏内か、その点についてお聞かせください。教えてください。 289 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 290 ◯副市長(四十万隆一君) まず何km圏内かということですが、ちょっと目が悪いので、資料を今見ているんですけど、掛川市は30km以内(UPZ)に位置するということだそうです。  今ほどおっしゃいました地方自治体の責務というのは、当然、UPZにあるところ、もう1つ、5km圏内とか、いろいろあるんですけど、それぞれにその役割は変わってまいります。  今回の場合ですと、魚津市においては被害はないということですから、自治体の責務としては、協定を結んでおるところから避難されてきた方々の避難を手助けするという、そういうことだと思いますし、もし市に実際、原子力の被害が及ぶというときは、当然、市民の生命、財産を守るために、ありとあらゆる手段を尽くすということだと思います。 291 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 292 ◯5番(岡田龍朗君) その災害協定の中には該当しないという認識でよろしいんですね。  いろんな面で、先ほど前後しますが、風によるそういう被害とか、いろんなことを想定されて、そういう認識を持っていただくということでは、いろんな面で、議会にもまた周知等を含めてやっていただきたいということが最終的な私の思いでありますので、その点、十分受けとめていただきたいということを強く求めます。  以上です。  次の質問に入ります。  大項目の魚津市の施策方針における施策名「水産業の振興」について質問いたします。  魚津市の施策方針に盛り込まれています、施策名「水産業の振興」についての関係を問いたいと思います。  いろんな施策における方針についてということで、にぎわい、活力あるまち、水産業の振興ということで記しています。その中で、「魚津港・経田漁港及び周辺地域について、今後のあり方や活性化を取りまとめます」と。この文章を一読しましたら、取りまとめます、活性化策というか、一応何かそういうようなプランがまとめられているんじゃないかという認識を持ちました。  その点について、質問項目の1番に行きます。  魚津港や経田漁港及び周辺の今後のあり方や活性化策の取りまとめなどをするとしていますが、その方向性についてはどのように考えておられるのか、1番目にお伺いします。 293 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 294 ◯農林水産課長(浦田 誠君) お答えいたします。  魚津市の港は、以前は漁船や作業船など多くの船舶が停泊していましたが、平成当初のころから、社会情勢の変化とともに、漁業従事者の減少に伴い停泊する漁船も減少しているということでございます。  また一方、海のレジャーを楽しむ方の増加に伴い、プレジャーボートの停泊希望が増えた時期もございました。  このような中で、まず、その現状や課題などの主なものといたしまして、魚津市には3つの港がございますけれども、魚津港南地区につきましては、岸壁の老朽化や不法係留などの課題があること、魚津港北地区につきましては、現在もイベントや祭りなど、にぎわいの拠点となっていますが、みなとオアシスとして周辺地域と連携した取り組みをさらに充実させること、経田漁港につきましては、施設の老朽化や、現在行っております経田漁港わいわい市などの活性化といった問題がございます。  また、港内のしゅんせつなどが3港共通の課題としてあるわけでございます。  それらを踏まえまして、この3港の将来のあり方や利活用の方向性、周辺のにぎわいづくりなどの方策を検討するということにいたしました。  平成30年度から、国や県の関係機関の方や市の関係者の方などで構成いたします3港活性化検討委員会を立ち上げまして、幅広い視点からご意見をいただくとともに、今年度は、漁業者の方に今後の操業予定などにつきましてアンケート調査も実施したところであります。  このアンケート調査では、約4分の1の方が今後10年で操業を縮小されるという予定であることや、担い手の育成や確保が必要であるというふうなご意見が多かったということなどの結果が得られました。  今後もこの会議を継続しまして、方向性につきましては、3港それぞれの利用状況や特色を踏まえまして協議していきたいというふうに考えております。 295 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 296 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で、第1次水産業の衰退ということで、とりわけ、私も経田とかいろんな、魚津漁港を見ていても、昔、かつてのときには漁船も停泊して活気もあって、いろんな面でにぎやかしかったし、そういう郷愁の思いもあります。  今言われたように、漁業に限らず、そういう1次産業、農業でも担い手不足とか、いろんな共通する問題の中で、その位置づけも含めまして、農村もいろんなことで活性化ということでもやっていますし、そういうことも一体的に、やっぱりこれは通じるものだと思いますし、それは大項目にもありますし、にぎわい、まちづくりというかな、活力、経済が活性化するということにもつながっていきますので、一層努力をしていただきたいということを望んでおきます。  よろしいですか。 297 ◯議長(石倉 彰君) どうぞ。 298 ◯5番(岡田龍朗君) 質問項目の2番目ですが、魚津港や経田漁港の周辺地域には倉庫や建屋などがあります。実態調査などを行っておられると思うんですが、その利活用について、また空き家調査的な、何をするかというようなビジョンも持ってそういう調査などをやられているのか、その点をお聞きします。 299 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 300 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 現在、今、議員さん言われますような詳細な実態調査、そういったものは行っておりません。  ただ、市のまちづくりを考えますと、魚津港や経田漁港周辺エリアの施設を資源と捉えまして、それらを効果的に活用することが重要でありますので、市といたしましても、漁港周辺について利用状況等の把握を行うということが必要であると考えられますので、今後、実施していきます事業などに向けまして、市の関係課と連携しまして、どのような形で調査が行えるか検討してまいりたいと考えております。 301 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 302 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面を含めまして、活性化、利活用、漁協という特殊な地域性とかいろんなこと、例えば魚津港に、先ほど言いました道の駅とかいろんな水産加工品の販売店もありますし、漁協さんでもいろんな取り組みをやられていますけど、やっぱり総合的に活性化につながるようなことも含めてやっていただきたいというか、やっていかなければならないという思いであります。  よろしいですか。 303 ◯議長(石倉 彰君) はい、どうぞ。 304 ◯5番(岡田龍朗君) 質問項目の3番目です。  経田漁港周辺地域では、富山湾の湾岸道路の整備事業が行われようとしていますが、その計画に合わせるような施策などはあるのか、その点についてお伺いします。 305 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 306 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 富山湾岸道路整備事業についてでございますが、今後、15年から20年後をめどに、経田漁港と黒部市石田を結ぶ橋と道路を整備されるというふうに伺っております。  経田漁港はふだんから多くの釣りに利用されておりまして、周辺には水産物直売所なども立地していることから、この道路整備が実現いたしますと、経田漁港周辺エリアへの集客にも役立つというふうに考えられます。  また、景観スポットといたしまして、黒部市から魚津市にかけて風景を楽しめるサイクリングロードとしての魅力向上も期待できます。  整備の時期はまだ先になりますが、計画の進行に合わせて、経田漁港がにぎわいの拠点となるよう、施策等を検討していきたいというふうに考えております。 307 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 308 ◯5番(岡田龍朗君) 社会情勢とか、いろんな面で変わってきました。  率直な話、富山の湾岸道路、私が青年団のとき、40年ほど前に、こういう橋をつけたいというプランがありました。でも、ようやくできたというか、今さらという感じもありますが、それは語弊として、やっぱりできる以上は、活性化につなげるようなことをやっていきたいと。  それの中で、今、あそこの道路の近くの倉庫が取り壊されました。地権者とか、あれはどういう状況なのか、何で壊したのかなという思いがありまして、あそこで何かいろんなものをあわせた事業のうちの一つかなという思いがありますので、市役所ではどう掌握されているのか、その点をお聞きします。 309 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 310 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど議員さんが言われました倉庫が取り壊されたということはお聞きしているんですけれども、今ほど申しました、何か道路事業でありますとか、何か事業のために取り壊したということとは直接関連がないというふうに聞いております。 311 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 312 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  では、質問項目の4番目に行きます。よろしいですか。 313 ◯議長(石倉 彰君) はい。 314 ◯5番(岡田龍朗君) とりわけ、経田漁港を見ていると、何か漁船も少なくなって、浦崎議員の前で失礼なんですが、昔は漁船もとまっておったとか、いろんなことをいつも思うんです。  経田漁港に係留している船とか、そういうことの実態についてどうなっているのかなと。そういう点でもちょっとお聞きします。質問項目の4項目目です。 315 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 316 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 経田漁港に係留しております船舶の状況についてでございますが、まず船舶につきましては、議員さんご指摘のとおり、大型船をはじめ漁港内に停泊する漁船は減少傾向にあり、本年8月時点におきましては、総トン数10t以上の漁船が4隻、10t未満の漁船が16隻、合計で20隻が停泊しているという状況でございます。  次に、プレジャーボートの保管施設というものがございますが、そちらの利用状況につきましては、平成30年度における延べ利用数が82隻ありまして、この10年間の推移につきましては、ほぼ横ばいというふうになっております。 317 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 318 ◯5番(岡田龍朗君) 横ばい、減少が続いているという状況の中で、つい最近、経田漁港の整備事業が行われていました。その中で、しゅんせつ工事とか大型のことをやっていましたよね。その中で、ボートヤード場も整備されたと思いますが、この中で展望性を持つときに、ボートヤード場をどうするかということで整備されたのか、そういう点での今後のボートヤードの位置づけとか、そういうこと。例えば、とりわけ川向こうにはそういう施設を充実させまして、経田とか魚津のプレジャーボートが停泊している数が減っているんじゃないかという思いもありますので、その展望性について、経田側ではどういう整備をしたのか、具体的にわからんもんで、その点についてと課題についてちょっとお伺いします。 319 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 320 ◯農林水産課長(浦田 誠君) ボートヤード場、それから船揚げ場といった施設がございますけれども、整備状況等についてご説明いたします。  経田漁港の船揚げ場は、昭和49年度に整備が行われまして、当初、漁船の上下架施設を6レーン設置されました。このうち1レーンは大型漁船、19t以上のものが揚げられる、そういったものに対応したものとして現在も使用されています。  そして、プレジャーボート収容施設として、平成7年度に、約70隻収容のボートヤードと上下架施設が2レーン整備されまして、ただ、レール自体は、昭和49年度の整備当時のものを現在でも活用しているということです。  なお、翌平成8年度にはボートヤードの拡張工事が行われまして、収容数につきましては20隻増設されたということでございます。  残りの3レーンにつきましては、小型、中型漁船に対応する上下架施設といたしまして、平成22年度に設備を更新されておりまして、漁船の点検や修理などで使用されているという状況です。  今後の課題につきましては、やはり老朽化対策であるというふうに考えておりまして、大型漁船とプレジャーボートの上下架施設のレールの大部分は、先ほど申しましたとおり、昭和49年度から一度も更新されていないため、40年以上が経過しておるという状況でございまして、特に波打ち際の傷みが大きく、上下架作業における乗員と作業員の安全確保が課題となっております。  また、大型漁船を運搬する台車と、その台車を引き揚げる際にワイヤーを巻き取る設備も同様に老朽化しておりまして、いずれの施設整備も早急な対応が求められているという状況です。  経田漁港は定置網を中心に沿岸漁業の拠点として機能しておりまして、また、プレジャーボートの収容施設の整備後には、海洋レクリエーションの拠点としても親しまれてきております。この老朽化した施設とか設備の対応につきましては、施設の需要や機能の集約などを勘案した上で、財政面も含めまして、計画的に整備を進めていきたいというふうに考えております。 321 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 322 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で、漁業、1次産業、とりわけ魚津の水産業の活性化につながるような、そして実りあるものにしていただきたいと。とりわけ、今、言われました上下架施設とかも覚えがあります。大型漁船が停泊していて、修理もなされて、いろんな業者もたくさん出入りしてやっていたことも記憶にあります。そうしたところが地元の企業とかの活性化にもつながるんじゃないかという思いがあります。  本当の意味での漁業、これからの位置づけ、漁船数が減った、それだけでいいのか、総合的に何をしていくかということを本当の意味で位置づけていかないと大変じゃないかと。  やっぱり位置づけの中で、これが果たす役割とか、そういうことをきっちり、経田漁港の果たす役割とか、いろんなこともまた含めて考えていただきたいということを思っています。  とりわけ、あそこでも朝市をやったときには活性化がありました。やっぱりの流れとかね。そういうのを含めて、再度申し上げましたが、農業、漁業、そして林業の活性化、1次産業の総合的な一体化、まちづくり、経済の活性化にもつなげて、やっぱり施策にしていただきたいというのが思いであります。  以上です。  質問の3点目に行きます。よろしいですか。
    323 ◯議長(石倉 彰君) はい。 324 ◯5番(岡田龍朗君) 加齢性難聴者支援に関してでございます。  とりわけ私らが該当することなので。議長、笑っている場合ではありません。  厚労省の介護予防マニュアルの改訂版では、社会活動の不活発性やひきこもりなども認知症発症のリスクを上げるとして、その要因の一つに聴力の低下を挙げています。  次に行きます。  その介護予防マニュアルの中で、質問項目の1番ですが、魚津市では、介護予防マニュアルの難聴者に対する対応とか認識、考え方についてどうなっているのか、その点について聞かせてください。 325 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。 326 ◯民生部次長(吉崎 敏君) 介護予防マニュアルの難聴者に対する対応についてお答えいたします。  まず、本市において詳細な介護予防マニュアルは作成しておりません。ただ、難聴のある高齢者には、介護予防教室、例えばおたっしゃ介護予防教室だとか、いきいき百歳体操において取り組んでいただく場合には、見ていただけるように、ビデオだとか、職員が手本を見せながらやっていただいております。  また、相談や細かな内容を理解していただく場合には、それこそ筆談を活用して、個別に対応している状況でございます。 327 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 328 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で、魚津市はそれなりにやっているという認識で受け取りました。  いろんな面で、これも介護予防の中で、難聴者ということの中での位置づけ、私自身も、たまたま難聴の方でミーティングをやっておりましたら途中で帰られました。耳が聞こえんがで会話にならんと、もう帰らせてくれということで、そういうコミュニケーションがなかなかとれないということでは、やっぱり大事なことなんだなということも改めて認識しました。  その点では、(2)番でよろしいですか。 329 ◯議長(石倉 彰君) はい。 330 ◯5番(岡田龍朗君) 特定健診などで難聴者などの相談を行われているとか、いろんなことが必要だと思います。その点ではどうなのかなと。ちょっと話がそれますが、白内障のたちも増えていまして、眼底検査とかも行われています。その難聴のたちの対応とかはどうなっているのかなということもちょっとお聞きしますので、よろしくお願いします。 331 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。 332 ◯民生部次長(吉崎 敏君) 高齢者の難聴者について特定健診等で相談を行っているかについてなんですけど、特定健診等で難聴者の対応について、まず、40歳以上の方を対象とした特定健診、それと、75歳以上を対象とした後期高齢者の健康診査等では、残念ながら、質問票に聴力に関する項目はございません。特に難聴者への相談も行っていないのが現状でございます。  また、来年、令和2年度から後期高齢者の医療健康診査で使用される質問票の項目も改正される予定なんですけど、そこにも聴力に関する項目はございません。  ただ、いつも言っているんですけど、地域包括支援センターで相談していただければどれだけでも相談に乗りますよというふうにお答えしておりますので、特定健診ではやっていないけど、役所に来ていただいて、地域包括支援センターに来ていただければ相談に乗らせていただくという対応はしております。 333 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 334 ◯5番(岡田龍朗君) 特定健診でやっていないということなので、耳の悪いたちの相談に乗っていますよということにならんがで、耳元でささやくとかって、そういうことにもならんがで、大事なことなので、やっていますよじゃだめなので、やっぱりこれは提起した中での、こういうことは重要になってきとるがですよ。こういうがも先進的な医療の中で取り上げて、こういう支援とか、そういうことをやっていくというか、特定健診でもそういうことをやっていくというか、大体見ればわかると思うんですけど、後期高齢者と言われましたけど、そういうものもまた項目の中に入れとらんからじゃなくて、自分たちのためにその患者さんにどうするとか、そういうたちに対してどういう思いやりでやるかというのがやっぱり行政の果たす役割だと思って、マニュアルどおりにいかんと、そういう答弁は私はおかしいと思います。  そういうたちに寄り添った施策をやればいいがであって、国が文句を言うのだったら、それは国会で取り上げてやればいいのであって、魚津市独自にそういうようなことも進歩的にやっていますというなら、そのたちが大変喜ばれればそれでいいじゃないですか。  市民の立場に立って、そういうたちのためにどういうことをやるかということを考えるのがあなた方じゃないですか。そういうことを私は強く思います。その点でどう思いますか。 335 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。 336 ◯民生部次長(吉崎 敏君) 今ほどの岡田議員のご意見に関しまして、今、改正しないというふうになっているんですけど、入れていくべきというふうなご意見もございましたので、また国に要望のほうをしていきたいと思います。 337 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 338 ◯5番(岡田龍朗君) だから、要望じゃなくて、その中でやる項目に書かなくても、そういうことをアドバイスして実行すればいいことであって、それをやるとかやらないとかじゃなくて、そういうことを、今、問題になってきているからやってほしいというのが……。  全国的なことで、早い話が、東京の都議団のいろんな、高齢者とか、そういうたちで調査して取り上げて、都議会でもそういうことになっているんですよ。だから、そういうことが全国的に問題だから広がって、いろんな問題でみんなやっているわけであって、それを一定の枠に閉じ込めたらだめですよ。私はそう思いますけど。あくまで、市民に対してどういう態度をとるかということなので、そういうことを強く求めておきます。  以上です。  ちょっと興奮しました。  いろんな面で、保健センターのいろんな資料の中で、65歳以上の方の半数が難聴であるということが推計されております。これはいろんな面での、私どもの持っているいろんな文献とかの中でそういうことを述べています。  3番目の項目に行きます。  魚津市では障害者手帳を持つの補助金助成は行われているということでありますが、どのような内容か、その点についてちょっとお伺いします。 339 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。 340 ◯民生部次長(吉崎 敏君) 障害者手帳所持者への補聴器の助成につきましては、障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、いわゆる障害者総合支援法に基づき、舗装具給付事業によって行っております。その対象者は、聴覚障がいで身体障害者手帳を有する方で、申請に基づき、住民税が課税の世帯については、補聴器の購入及び修理の基準額の一部を、住民税が非課税の世帯については、その基準経費の全額を助成しておるところでございます。 341 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 342 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で聞きました。支援の仕方にもいろんなことがありますので、いろんな補助金の内容、私の知り合いの中でも補聴器の補助をもらった方がいました。  4番目に行きます。  4番目では、全国の自治体、いろんな面でこういう重要性が位置づけられまして、高齢者の補聴器など、いろんなことのそういう助成、補聴器の助成も含めまして、助成などが広がっています。魚津市でも行うべきではないかと思っていますが、その点についてどう考えておられるか問います。 343 ◯議長(石倉 彰君) 吉崎民生部次長。 344 ◯民生部次長(吉崎 敏君) 本市において、障害者手帳を持たない高齢者に対する補聴器の購入の助成については、現段階では実施する予定はございません。  しかしながら、聴力機能の低下により、家族や近所の皆さんとコミュニケーションがとりにくいという高齢者については、先ほど言ったように、ひきこもりの防止や地域活動に参加してもらうため、今後も身近な地域で実施しているいきいきサロンや百歳体操の充実、拡大などに努めていきたいなと思っております。 345 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 346 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな面で前向きに進めていただきたいというのは要望しておきます。その点では詳しく問いませんので、その点もまた考えていただいて、先進的な事例とかもたくさんありますので、それは金とかの問題じゃなくて、何ができるかということから始めるといいと思いますので、相談事にも、それを周知させて、ばあちゃん方とか高齢者に配慮するとか、金がかからなくてもできることから始めていって、求めているものが何かということが聞けたら一番いいので、介護のやり方というのは、与えるものじゃないんですよ。求められているものは何かということが一番大事だと私は思っています。だから、高齢者のたちが耳が不自由だというのなら、そのの立場に立って何を求めているかと。それも与えるんじゃなくて、そういうことをやれば満足してもらえると。  あくまで、行政がやるんじゃなくて、市民の立場に立ったようなことを考えれば、誰だって高齢者になればみんな出くわすことであります。腰が曲がったり、歩行が困難になったり、介護の中で予防できることなどで日常生活を安心して過ごしてもらうのが行政の仕事じゃないですか。それをなくして行政なんかやれるわけないんですよ。  以上です。  4番目です。保育料の無料化に関してでございます。  子ども・子育て支援法の一部を改正する法律に基づき、保育料も無料化が実施されました。  質問項目の1番で、よろしいですか。 347 ◯議長(石倉 彰君) どうぞ。 348 ◯5番(岡田龍朗君) 国は保育料無料化に対する補正予算を計上しています。これは新聞報道でも見ました。詳細についてはなかなか、ちょっと読み足りないもので、その点で、どういうような内容なのか、実際の影響について簡単にお願いします。こども課長。長い答弁は要りません。 349 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 350 ◯こども課長(窪田昌之君) 保育料無償化に対する国の補正予算…… 351 ◯5番(岡田龍朗君) 声を大きく。 352 ◯こども課長(窪田昌之君) 申しわけありません。  保育料無償化の関係の国の補正予算の内容ということでありますが、ご承知のとおり、本制度は消費税増税の増収分の一部を財源に活用することとし、少子化対策として、子育て世代の負担軽減を図る目的で10月よりスタートしております。  議員ご指摘のとおり、国の予算不足については、私どもも報道等の部分でしか承知をしておりません。制度設計見直し等は別に国から特に通知も来ておりませんので、市としましては、今年度、無償化に係る経費については、臨時交付金による交付、来年度以降につきましては地方財政措置が規定どおりなされるものと考えており、本市としましては、利用者の見込みの把握と予算の積算を的確に行いたいというふうに考えているところであります。 353 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 354 ◯5番(岡田龍朗君) 保育所無料化についてもいろんな、国全体で子どもたちをどうするかというビジョンの位置づけとか、そういうことも言われる中で、場当たり的な保育政策の中での欠陥として私はあらわれたんじゃないかと思っています。補正予算については国のいろんなことにかかわりますが、いろんな面で、やる実際の上での影響がやっぱり財政的なものであらわれたと認識しております。それ以上は言いません。  質問項目の2番目に行きます。  似たようなことなんですけど、いろんなことで課題とか保育料の無料化に伴って問題点などが指摘されています。その点については私も二、三把握していますが、魚津市の実態に合った問題とか課題について、自治体に共通するような課題などについてちょっと簡単にご説明というか、お聞きします。 355 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 356 ◯こども課長(窪田昌之君) 無償化による課題や問題ということでありますが、魚津市におきましては、無償化の対象である3歳から5歳の97.8%の子どもたちが既に保育園あるいはこども園等に入園、入所しております。  今回の無償化を契機に、急激に園児数が増えたとか待機児童が発生したということは今現在ありませんので、そうなんですが、幼稚園あるいはこども園の幼稚園部分に入園している園児の保護者の中には、この無償化を機に働き始められる保護者の方あるいは働く時間の延長を考えているというご相談は何件かございました。  いずれにしましても、市としましては、今後も子育てと仕事の両立を支えるサービスなどの充実を進めるというところが課題であるというふうに考えております。 357 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 358 ◯5番(岡田龍朗君) 課題についてもうちょっとだけ。ちょっと聞きにくかったのでもう一度。 359 ◯議長(石倉 彰君) 加齢性の難聴が結構おりますので。  窪田こども課長。 360 ◯こども課長(窪田昌之君) 今後も、引き続き子育てと仕事の両立を支えるサービスをより一層充実させるということが、今後、行政に求められている課題であるというふうに考えております。  よろしいでしょうか。 361 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 362 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。  課題提起されました。課題ということは問題点であり、政治的にも解決しなければならないこともあると思いますが、いろんな面でまた、やっぱり保護者に合ったそういう施策とか、いろんなものを頑張っていきたいということを今ここで申し上げておきます。  3番目に行きます。  一番重要なことなのですが、全員協議会で配られた資料を拝見して、いろんな面で問題点、いろんな保育所の、10月にやりまして、ある市民の方、認可外保育園に通っておられる方の提起とかであります。  保護者というのは、数々の職場環境とか、いろんな生活環境があります。自分の思いにかなう保育所施設への入所はできないこともあると思います。その点について、やっぱり認可外とか、いろんなことでの入所者のことについてお伺いします。質問項目の3番目です。小項目の3番目です。  現在、魚津市で、把握している中で、認定外保育園に入所している子どもは何名いるのか。3歳から5歳児、ゼロ歳から2歳児、これは無料化の対象についてお伺いしますので、3歳から5歳でよろしいです。ゼロ歳から2歳は省いてもいいです。無料化の対象は非課税とかということはわかりますので、3歳から5歳の本当の意味での対象者、よろしくお願いします。 363 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 364 ◯こども課長(窪田昌之君) 認可外保育所等に入所している子どもの数でありますが、4であります。 365 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 366 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  4? 367 ◯こども課長(窪田昌之君) はい。 368 ◯5番(岡田龍朗君) それで、本題です。その認定外保育所に通うたちの中で、いろんなことになっているんですけど、これ、書いてあります。保護者は保育料を納入して、領収書を持ってこども課に行って還付申請するということがあります。とりわけ市内に在住するあるお母さん方が、認可外保育、いろんな事情があって行ったと。これは、対比するわけでもないんですけど、その中で、領収書を持ってくるのは何の根拠かということをまず聞かれましたので、その点、質問項目を設け、認可外保育施設の入所児の保育料をこども課に領収書を持っていって還付する、その根拠は何かということを最初にお伺いします。質問項目の4番目です。 369 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 370 ◯こども課長(窪田昌之君) 根拠でありますが、施設等利用給付申請につきましては、子ども・子育て支援法施行規則第28条の19に領収書等の証拠書類の添付が規定されておるということで、国の制度に基づいてということであります。 371 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 372 ◯5番(岡田龍朗君) その点については、認可外のたちにやっぱり不平等だという思いがありまして、そういうことにつながった。  その点で、質問項目の5番目にありますが、保護者は還付を申請しても、3カ月分の還付となると。他市町村では1カ月ごとに還付されるのに、なぜ魚津市だけということを多々聞きました。その魚津市だけというのがちょっと耳ざわりでありまして、それはどうしてそうなんですかと。やっぱり、変な話、業者でも3カ月の手形をもらったら、やっぱり仕事がと一緒みたいもので、やっぱり1カ月ごとに支払ってくれるのが当然じゃないですか。それを3カ月まとめて、例えばある会社、事業者が下請のたちに3カ月分の手形、これ、何よということになりませんか。それは、4名に対して何でできんがかという思いもありまして、1カ月分にならないかということであります。その点について答えてください。 373 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 374 ◯こども課長(窪田昌之君) 議員ご指摘のとおりであります。  なんですが、当初、市としまして、認可外の施設に入所しているお子さんたち、実は全く把握ができておりませんで、結果として4名の保護者の方から利用の申請があったところであります。  国のガイドラインにつきましては、償還払いの頻度を年で4回以上というふうなガイドラインを示しておられましたので、そのあたりを勘案しまして、当初、全くわからない段階で3カ月分を翌月にというふうに規定をしておりましたが、今後、来年度以降になると思うんですが、4程度であれば事務量等もそんなに大変ではないような気がしますので、利用者の声をお伺いしながら検討してまいりたいというふうに考えております。 375 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 376 ◯5番(岡田龍朗君) 大変じゃないとか何とかという、そういう問題じゃないと思いますけどね。ぜひ4名に対して対処してあげてくださいよ。そんないろんなことでやっとって、やっぱりみんないろんな事情があるわけで、やっぱり3カ月分、ましてやそれだけの手間もなかったら、やり方にもいろんなことがあるし、証明書をもらってきて市役所でやりとり、ここに行ったら事業所のたちはみんな給付をやっていると。その4名のたちはなぜできないのかって逆に言われますよ。  そういうこともやっぱり要望しておきます。というか要求しておきますよ。その4名のためにそういうことが何でできんがかということがまた根拠になってきます。そういうことで、やっていただきたいということを強く求めておきます。  以上です。質問を終わります。 377 ◯議長(石倉 彰君) この際、暫時休憩いたします。
     再開予定時刻は午後3時15分といたします。  午後 3時00分 休憩        ─────────────────────────  午後 3時15分 再開 378 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に続き会議を開きます。  お諮りいたします。  本日の会議時間は議事の都合により、この際あらかじめ延長いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 379 ◯議長(石倉 彰君) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決しました。  質問、質疑を続けます。  4番 林 久嗣君。  〔4番 林 久嗣君 登壇〕 380 ◯4番(林 久嗣君) 皆さん、こんにちは。  12月定例会におきまして、一問一答方式で質問席から質問したいと思います。  社会情勢には一切触れず、家庭には若干問題がありますけれども、よろしくお願いいたします。  〔4番 林 久嗣君 登壇(質問席)〕 381 ◯4番(林 久嗣君) 大項目が4点あるんですが、これは新聞報道でいろいろあったかというふうに思いますが、また先ほど来、議員さん方がいろいろと質問をしたと思いますが、まず1点目に魚津浦の蜃気楼について、この蜃気楼は国登録の記念物にするように文科大臣に答申がありました。  そこで、気象に関する名勝地関係の登録は全国初でありまして、これまでに至る日ごろの尽力があると思いますが、答申に至るまでの経緯を教えていただきたいと思います。教育長、お願いいたします。 382 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 383 ◯教育長(畠山敏一君) それではお答えをいたします。  登録に至るまでの経緯につきましては、平成23年度から24年度にかけて、文化庁による名勝に関する総合調査、これは登録されていないところはどれくらいあるのかという調査が行われまして、そのときは全国3,129件のうち、蜃気楼展望地点を含む1,114件が重要事例ということで選定をされております。  また、県におきましても平成25年度に富山県名勝調査報告書が作成されまして、県内の名勝地125件のうち、蜃気楼展望地点を含む20件が詳細調査の対象ということで選ばれております。  こうしたことを受けまして、本市では平成27年度から国の文化財指定あるいは登録に向けて検討を始めたところであります。県や文化庁とともに協議を重ねまして、平成29年度から30年度に定点カメラといったものも設置したり、あるいは文献資料の収集など、調査を実施してまいったところです。  また途中、平成30年なんですけれども、文化庁の調査官による現地指導あるいは助言をいただきながら資料を整えまして、今年の7月に国への意見具申書を提出したということです。その具申に基づきまして、11月15日に開催された文化審議会の審議を経まして、登録するよう答申がなされたという経過でございます。  今後は、令和2年度の上半期中には正式に文化財としての登録がなされる予定であるというふうに伺っております。  以上です。 384 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 385 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど教育長が、一朝一夕にできるわけではございませんので、今回申請に至るまでのいろんな方々のご尽力があって、国の登録に至るということであります。  2点目に、登録地の現在地は大町公園でありますけれども、御旅屋について歴史的背景を交えて教えていただきたいと思います。教育長、お願いいたします。 386 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 387 ◯教育長(畠山敏一君) 御旅屋跡につきましては、江戸時代に加賀藩主あるいは大聖寺藩主、富山藩主が江戸へ参勤するときに使用する藩主の専用の宿泊施設があった場所ということでございます。  御旅屋は北陸道に面した海岸付近、近隣には魚津城を控えている。そして新川郡の中心地であるというようなことで、江戸時代を通じ政治的・経済的に重要な場所にあったということでございます。  江戸時代の中期の魚津町の様子を描いた「越中魚津町惣絵図」というのがあるんですが、それによりますと御旅屋の場所も示されておりまして、その位置が現在の大町海岸公園を中心とする範囲であったということが確認できます。  それで、発生地域や時期が限定される蜃気楼が生じるこの海岸において、寛政9年、これはちょうど江戸中期にあたるんですけれども、このころ御旅屋に滞在した加賀藩主の前田治脩公が出現した蜃気楼を見て、そして、随行する絵師に刻々と変化する蜃気楼を詳細に描かせたと。その図が一般的に「喜見城之図」と言われるものでございます。  蜃気楼の名所で、江戸時代にそういった史料としても残っている御旅屋跡を文化財の名勝地として登録される予定であるというふうに伺っております。 388 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 389 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど教育長から歴史的背景を教えていただきました。  私もこの御旅屋という言葉自体ちょっと読めなくて、いろいろと調べましたところ、耳ざわりがいいのは高岡御旅屋通りという、あれなのかなと。まさしくそのとおりでありまして、砺波市にも杉木新町御旅屋とか、あと浦山御旅屋、お隣の黒部市なんですけれども、そういったものがあるということで、江戸時代の海岸線を行き来する中で、そういった宿があるということを私自身知ることができました。  それでは、次に移りたいと思います。  3点目に、蜃気楼の研究には全国の多くの研究者がいます。その研究者でつくる日本蜃気楼協議会があります。年に一度、全国の研究者が一堂に会して総会並びに研究発表が行われております。  魚津市としてこの協議会に何か支援しているのか、どういうふうに支援しているのか、教育長、お願いいたします。 390 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 391 ◯教育長(畠山敏一君) 今ほどおっしゃいました日本蜃気楼協議会、これは平成14年の市制50周年に開催されました蜃気楼フォーラムをきっかけにしまして全国の蜃気楼関係者によって組織されたものでございまして、現在会員は全国に67名在籍しておられるというふうに聞いております。  魚津埋没林博物館でその事務局を預かっておりまして、会員相互の連絡調整あるいは総会、研究発表会、講演会あるいは公募写真展などを担当させていただいているところであります。  また、毎年1回研究発表会が埋没林博物館で行われるわけですが、その記録誌を埋没林博物館で刊行いたしまして、日本蜃気楼協議会の研究成果の普及あるいは保存に努めているところです。  以上です。 392 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 393 ◯4番(林 久嗣君) この日本蜃気楼協議会というのはもう10年以上続いておりまして、場所は埋没林博物館で、私も3回ぐらいお招きいただきまして、全国の研究者とも少し懇談して、やはり蜃気楼というのは魚津市だけじゃなくて、全国そしてまた世界中の方々が蜃気楼について研究されております。  今あえて教育長にお伺いしているのは、こういった蜃気楼を、いろんなことがありますけれども、子どもたちに自分たちの住んでいる地元の蜃気楼という奇々怪々な自然現象をしっかりと教えたり、また全国からいろんな研究者がおります。角度も研究する角度によって違うと思いますので、例えば小学校の高学年あたりに、こういった全国から来ておられる研究者を講師と言うとちょっと大げさかもしれませんが、そういったような子どもたちを教えるというようなことはお考えではないでしょうか。 394 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 395 ◯教育長(畠山敏一君) 蜃気楼に関しましては、今行っているふるさと教育といいますか学習といいますか、この中で埋没林博物館を訪ねて、そしてそこで仕組みですとか、これは主に埋没林博物館の学芸員の方に説明をいただいて学んでいると。魚津にはこういうすばらしい自然現象があるということを学んでいるわけですが、年に1回は集まられる全国におられる協議会の皆さんが子どもたちに接するということは、現在のところはありません。  ただ、この登録がなされれば、いろいろな面で活動というものを展開していきたいというふうに考えておりますので、そういう中においてまた検討していきたいと思います。 396 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 397 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどの教育長の回答の中に、学芸員がそれぞれいろいろと蜃気楼については教えていると。  ここに集まってくる研究者というのは、私も聞いた中ではなかなか大人でも難しい、さすがにやっぱり研究者だから、自分の没頭している世界のことを発表されるわけなので、ちょっと聞きなれない言葉とか、いろいろとなれ親しむには若干いろいろあるのかなというふうに思いますが、そういった研究者がおるということだけでも、魚津はもちろん蜃気楼のいろんなものがあるんですが、全国にそういったことを研究している研究者がいるということを何らかの形で伝えたり、なかなかかたい話かもしれませんが、交流だけでもいいですから、何かそういったことを、教育長、お考えでしょうか。 398 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 399 ◯教育長(畠山敏一君) 今後の蜃気楼に関する活動ということで、学習面であるとか、あるいは観光面、いろんな面であるでしょうけれども、子どもたちに関しては学習の幅を広げるという意味で、今議員がおっしゃったような、そういう活動も必要かと思います。 400 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 401 ◯4番(林 久嗣君) 教育長の今のご回答で、これからそういったようなことを考えていただければというふうに思います。  それでは、次に4点目についてですが、当市においても学芸員がドローンを使った研究をしているということですが、その概要、どういったようなことを研究されているのか教えていただけますでしょうか。 402 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 403 ◯教育長(畠山敏一君) ドローンのことに関しては、先日一部の新聞でも取り上げられて記事になっておったところでありますけれども、今年から始めたということなんです。蜃気楼が見えるときの海上の温度構造、これをドローンを使って計測するという研究を行っております。  今年度は合計16日間観測を行いまして、蜃気楼が見られたその際に、海上に明確な上下の温度差があるということがわかったということであります。その結果は、日本気象学会の秋の大会でも報告したというふうに聞いております。  これらのドローンで得られたデータと、それから地上にも観測している地点がありますので、そういった気象データを合わせて気象的な蜃気楼の背景の検討を現在進めているということです。  これらの成果というのは、近い将来には蜃気楼の発生予想というものに十分役立っていくだろうということもありますし、また蜃気楼というもの、自然の不思議さ、おもしろさというものを多くの方に伝えるためにも、展示等を通して活用していきたいというふうに考えております。 404 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 405 ◯4番(林 久嗣君) ドローンはいろんな分野で活躍しつつあるというふうに思います。教育長が言われたようにいろんな温度差があって、そういったことを研究されているということで、これはまた学芸員の方々を中心にある程度の結果とかが出ましたら、また次回教えていただければというふうに思います。  次に5点目に、この登録を契機に観光面、教育面、今後どのように生かせばよいか考えをお聞かせ願います。市長、お願いいたします。 406 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 407 ◯市長(村椿 晃君) 今後の活用でございますけれども、本市が全国の蜃気楼研究の拠点としての役割をこれまで以上に担っていくという点が1点、そして「“蜃気楼の見える街”魚津」をさらに県内外へ積極的に発信をしていくということにつなげていきたいというふうに思っています。  今回登録を受けます魚津浦の蜃気楼(御旅屋跡)のあります大町海岸一帯ですけれども、議員もご承知のとおり、国の特別天然記念物に指定されている魚津埋没林やホタルイカ群遊海面、そして米騒動ゆかりの建造物も現存するなど、本市の歴史や自然など、価値の高い観光資源が集まった地域でもあります。  また、本年12月、日本風景街道のパートナーシップ連絡協議会設立総会を開催いたしましたけれども、この風景街道を構成する要素として、これらの資源をうまくつなげていくというふうなことをやっていきたいというふうに思っております。  今回の登録を受けまして、本市の観光あるいは子どもたち等の教育面、この両面におきましてより一層積極的に地域が誇る自然や歴史的な価値を学び、伝え、広めていくこととしまして、多くの人々が訪れたくなる元気なまちづくりに生かしていきたいと考えております。 408 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 409 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど市長のご回答をいただきました。いろんな意味で、市長の頭の中はあれもこれもそれもしなくちゃいけない。頭を蜂になってぶんぶん飛んでおるぐらい大変かなと。  東山円筒水も、もちろんあわせて有形文化財という運びになっております。教育面は先ほど教育長が言われましたけれども、特に観光面。これから次の第6次総合計画なりにもっと観光面の部分を。今は総論である程度いろんな構想を言っておられます。それをもう少し具体化して、できれば、例えば岐阜のノーベル街道とかそういったことで、魚津市の海岸道路が何とか街道としてしっかり全国の皆さんから認知されるように、将来的にしっかりと夢を具現化していただきたいなというふうに思います。  これは要望ということで、ぜひ期待しております。  それでは次、大項目2点目についての質問に移らせていただきます。  第2点目は、リニューアル後の埋没林博物館について質問いたします。  この博物館は平成30年にリニューアルオープンしてから2年が経過しようとしておりますけれども、来館者にどのような効果があったのか、館長、お願いいたします。 410 ◯議長(石倉 彰君) 高吹埋没林博物館長。 411 ◯埋没林博物館長(高吹浩司君) リニューアル後の埋没林博物館についてのご質問にお答えいたします。  まず、カフェやキッズルーム等の効果についてのご質問にお答えいたします。  リニューアル以前の魚津埋没林博物館の利用者は比較的年齢層が高く、若者や子連れの方の姿が少ない状態でした。  カフェやキッズルームを整備した平成30年度以降は、従来の年齢差に加え、若者やファミリー層の姿が多く見られるようになっております。  リニューアル前後の入館者数の状況は、平成28年度が3万5,084、改修による休館があった平成29年度が3万1,750であったのに対し、平成30年度の有料エリアの利用者数が4万954、無料エリアを合わせた全体の利用者数は8万6,258となり、増加しております。  特に近年のSNSの普及を反映して、スマートフォンを片手にスイーツ等を楽しむ若い世代が週末を中心に多く見受けられます。また、キッズルームを繰り返し利用されるリピーターもおられることから、これらの世代が博物館へ足を運ぶ動機づけになっているとも考えております。  また、今年度設置しました3Dアートにつきましては、その前で記念撮影をする姿も見られ、かたいイメージの博物館の展示室に楽しさや温かみを加える一定の効果があったものと考えております。 412 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 413 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど館長からご回答がありましたが、これも前々から幾つか課題もあったりして、施設内にはカフェとかキッズルーム、最近では3Dアート、いろいろありましたが、私も中を館長の案内とともに説明を受けながら入ったわけでありますけれども、通路の側面に最初は写真が張ってありますが、有料関係へ入ると3Dアート、そして埋没林の水槽があるんですが、その壁面がちょっと殺風景ではないかなというふうに感じました。  そこら辺も今後また館長なり学芸員の皆さん方で、目で訴えるような仕掛けを考えていただければなというふうに思いますけれども、1つここで聞きたいのは、季節的にある程度来館者の変動があると思いますけれども、夏場と冬場を比較して、やっぱり冬場というのは少ないんでしょうか。  それと、先ほどちらっと言われましたけれども、来られる方の年齢層をお聞きしたいと思います。 414 ◯議長(石倉 彰君) 高吹埋没林博物館長。 415 ◯埋没林博物館長(高吹浩司君) 冬場はやはりちょっと利用者が少ない状態でございます。  年齢層ですけれども、先ほど申し上げましたけれども、以前に比べて若い年代の方が増えたということになっております。  壁面については、今3Dアートを整備いたしましたけれども、またこれからもどういったものがいいかということを検討していきたいと思います。 416 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 417 ◯4番(林 久嗣君) 幾つか課題もあるというふうに思います。
     当初のイメージからすれば、ある程度来館者数は伸びたと思いますけれども、やはり私らが期待する数値はまだまだ遠いのかなと。  最初の入り口にカフェがありますけれども、あそこら辺にがなかなかいないということ。そこら辺も入っている業者さんといろいろとコミュニケーションをとりながら、プロの目から来館者を増やすように考えてほしいなというふうに思いますけれども、そういった企業とのコミュニケーションというのは定期的にとっておられますでしょうか。 418 ◯議長(石倉 彰君) 高吹埋没林博物館長。 419 ◯埋没林博物館長(高吹浩司君) カフェの方とは毎週月曜日に打ち合わせをやっておりまして、例えば一月のお客さんの状況とか、あるいは行事の情報を共有しております。 420 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 421 ◯4番(林 久嗣君) 情報交換はもっともっと密にして、いろんな意味でコミュニケーションをとりながら頑張っていただきたいなというふうに思います。  それにちょっと関連してですが、次の2点目に、今、小さなお子さんの入館者数は増えたと思いますけれども、小中学生が増えるような仕掛けが必要じゃないかなというふうに思いますが、そこら辺、館長、どうでしょうか。 422 ◯議長(石倉 彰君) 高吹埋没林博物館長。 423 ◯埋没林博物館長(高吹浩司君) 小中学生が増えるような仕掛けについてのご質問にお答えいたします。  小学生、中学生は探求心や思考力が伸び、自身の興味の方向性が定まりつつある発達段階にあります。現在さまざまな情報があふれている社会にあって、小中学生の興味・関心も多様化しております。  その中で、いかに博物館に目を向けてもらい利用してもらえるか、創意工夫が必要であることを認識しております。  これまで、スイーツ等を楽しみながら科学に親しむ「まいはくカフェ」やドングリ等の自然の素材を活用した工作コーナーやボランティアによる読み聞かせ等、子どもたちに親しんでもらえるような企画の実施に努めてまいり、小中学生の利用者数も増加しております。  また、ふるさと発見バスとして、市内の小学5年生が埋没林博物館を訪れ、三大奇観のうち埋没林と蜃気楼の学習をしております。この事業は学習をしてもらうだけでなく、博物館に親しむ機会としても有効と考えております。  小中学生が楽しみながら自然科学のおもしろさ、奥深さを学べるような企画展示や学習会、イベント等のメニューを提供し、博物館のファンを増やせるよう、今後一層研究、工夫してまいりたいと思います。 424 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 425 ◯4番(林 久嗣君) ぜひ、また努めていただければというふうに思います。  3点目に、市内飲食業者と提携して、例えば来客の少ない冬期間限定で、来館したに割引券とか、そういったような趣向をちょっと思っているんですが、館長、簡潔にそこら辺についてどう思いますか。 426 ◯議長(石倉 彰君) 高吹埋没林博物館長。 427 ◯埋没林博物館長(高吹浩司君) 飲食業者と提携した冬期間限定の割引券についてのご質問ですけども、議員ご指摘のとおり、冬期間は博物館の利用者が大きく落ち込む時期であり、何らかの対策が必要であると考えております。  飲食業者をはじめとした民間の連携につきましては、市内のほかの施設での実施状況等を参考にしながら、また商工観光課や商工会議所、飲食業組合等とも情報を共有しながら検討してまいりたいと思っております。 428 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 429 ◯4番(林 久嗣君) 今言われましたように、逆転の発想で冬場に入館したら何かメリットがあるということを市内外にPRしていただければと思います。  次に4点目に、周辺には海の駅蜃気楼、魚津丸食堂、渚泊魚津丸がありまして、その施設との連携による周遊等はどういうふうに考えておられますでしょうか。教育委員会次長、お願いいたします。 430 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員会次長。 431 ◯教育委員会次長(南塚智樹君) 周辺施設との連携による周遊についてということのご質問でございますが、これまでもありました海の駅蜃気楼が隣接してあるわけですが、これに加えて今年、魚津丸食堂、そして渚泊魚津丸と、魚津港エリアを訪れられるたちの選択肢が増えた。このことは魚津埋没林博物館にとりましても大きなプラスの効果があるものというふうに思っておるところでございます。  これらの施設とは相互のイベント等の情報提供や共同での市内外への宣伝等の連携を図ることによりまして、魚津港エリアでの周遊あるいはにぎわいづくり、こういったものにつなげてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 432 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 433 ◯4番(林 久嗣君) これはまだまだなもんですから、ぜひともいろいろ関係団体、そして関連施設と意見交換、また協議をしながら進めていただければというふうに思っております。  次に5点目なんですが、この蜃気楼が国登録記念物になったことを契機に、ここには名称について埋没林から蜃気楼にシフトしてはどうですかということなんですが、なかなか難しいと思いますが、次長の考えをお願いいたします。 434 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員会次長。 435 ◯教育委員会次長(南塚智樹君) 埋没林博物館の名称についてのご質問でございます。  魚津埋没林博物館は、国指定の特別天然記念物である魚津埋没林の保存・展示を目的に設置され、昭和30年に博物館として登録されたものでございます。現在の正式な名称といたしましては、特別天然記念物 魚津埋没林博物館となっておるところでございます。  平成4年に全面リニューアルして現在の施設となった際に展示内容に蜃気楼が加わりまして、それ以降、蜃気楼に関する調査研究あるいは情報発信も博物館の主要なテーマとして取り組んできているところでございます。  館名ということにつきましては、文化財として国宝と同格ともされる特別天然記念物、このことの重要性も考慮しますと、正式名称といたしましては現在のものを維持したいなというふうなことを考えておるところでございます。  ただ議員ご指摘のとおり、蜃気楼に関するニーズも多いというところでございます。埋没林と合わせて蜃気楼に関する博物館でもあるということがわかるような、例えば通称の使用についても今後考えてまいりたいと思っております。 436 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 437 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど教育次長の言われたとおりでありまして、通称を昔、公募したら、ねっこランドという、そういったこともありました。そういうことが根幹にあるのかなと。通称をまた第2次募集でもうちょっと広い意味で考えてみるのも1つかなというふうに思いますので、ぜひ検討していただければと思います。  これについての質問は、これで終わりたいと思います。  次に、大項目3点目について質問いたします。  令和元年9月議会において向こう5カ年の施設の再編について示され、令和2年をもって廃止と決定した施設も複数ありました。  条例改正で来年度4月1日から使用料金が改定されます。  まず1点目に、この使用料金見直しで新年度予算にどの程度の収入増を見込んでいるのか、企画総務部長、お願いいたします。 438 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 439 ◯企画総務部長(川岸勇一君) お答えします。  今回の公共施設の使用料見直しによる収入増につきましては、令和2年度分として約4,100万円の収入増を見込んでおります。  今回の見直しにおいては、近隣の類似施設との比較、また利用者と現場で接しておられる指定管理者との協議による値上げ幅の抑制、あるいは子どもや障がい者の方に配慮した料金として据え置くことを内容としております。  この結果、令和2年度から令和6年度までの財政健全化計画において示しました2年度の目標額6,200万円と約2,000万円差が出るわけですが、この差額につきましては、ふるさと納税あるいはその他増収対策の一部を積極的に取り組むことで達成したいと考えております。 440 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 441 ◯4番(林 久嗣君) 今部長のほうからご回答いただきましたが、私が思うには、もう廃止がある程度決まっている施設も値上げするということで、そこら辺、据え置きするという考えはなかったんでしょうか。 442 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 443 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 今議員ご提案の質問の趣旨は、恐らく総合体育館は指定管理終了と同時に廃止の方針を出しておるとすれば、1年間料金を据え置いてもいいんじゃないかという指摘かと思いますが、廃止とかに関係なく現在の料金を一律に同じ方針で値上げしたいというふうな基本的な考え方で臨みました。 444 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 445 ◯4番(林 久嗣君) 次の2点目にもちょっと関連いたしますので、わかりました。  次、2点目に、この料金について改定案が出ましたけれども、根本的にどういう基準で、どういう根拠でなったのか教えていただきたいと思います。 446 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 447 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 今回の見直しについて、どのような基準で改定したのかということでございますが、将来にわたり持続可能な公共施設の運営を達成するために、10月に公共施設の使用料の適正化に関する基本的な考え方を取りまとめまして、見直しを実施したものです。  具体的に言いますと、現在それぞれの施設で維持管理費に対してどれぐらいの収入があるかというのが、例えば水族館では38%の収入、天神山野球場などでは約5%と、それぞれ低い水準となっている状況にございます。  基本方針では、それぞれの施設の公的必要性や収益の可能性、その度合いを基準にして、例えば使用料収入の割合を維持管理費の25%、50%、75%など、それぞれの施設の性格によって位置づけまして、使用料の見直しをすることといたしました。  ただし、実際そのとおりの率では難しい面がありますので、これに加えて近隣の類似施設の料金は幾らぐらいかといった比較、あと先ほども言いました指定管理者との協議で現場の声、感覚も聞かせていただいて、それらも勘案して使用料を設定したものでございます。 448 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 449 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどの回答の中には、公的必要性とか収益可能性とか近隣市町村との比較を見て料金を検討してこういうふうになりましたとあります。  しかしながら私の中では、施設の老朽度というか、新しく建ったもの、もう何十年もたったものの、今の要件もわかるんですが、そういったことは考慮に入れなかったんでしょうか。 450 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 451 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 減価償却、耐用年数等も考慮して、それらも加味して料金を設定するのが本来妥当かと思いますが、そうかといって、近隣の隣と比べてすごく高いというふうな感じの料金設定にしてしまいますと、市民の皆さんから不満の声も聞かれるし、利用しにくくなるという面もあるので、そこら辺はやっぱり配慮しなければならないかなというふうに思います。 452 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 453 ◯4番(林 久嗣君) そこら辺も十分検討されていると思います。たばこの値上げと一緒で、やはり消費者目線から見ると急に上げるのはよくないと思いますし、徐々に地ならしをしながらしていくのが必要かなというふうに思います。  ただ、その値上げ分を次年度の予算に収入としてある程度見込まれると思いますけれども、思惑どおりになるように、そこら辺が若干心配なんですが、部長、お願いいたします。 454 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 455 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 今回令和2年度の収入見込み4,100万円ほどを掲げましたが、それについては単純に今回の値上げによって幾らになるだけじゃなくて、値上げすれば当然利用者も減があるだろうというふうな、そこら辺の現実的な数字も見込んで、若干そこら辺を落とした形で4,100万円を見たものです。  実際の予算編成にあたっては、また詳細を詰めていきながら予算化したいと思います。 456 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 457 ◯4番(林 久嗣君) いろんな意味でいろんな角度から検討されているというふうに思っております。  先ほど来、部長の答弁の中に出ておりましたが、次、3点目のこの料金見直しに際して社会的弱者について、先ほど配慮しますということだったんですが、もうちょっと具体的にありましたらお願いいたします。 458 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 459 ◯企画総務部長(川岸勇一君) お答えします。  子ども料金あるいは障がい者の方の料金をちょっと減じるというふうな、そういった制度をこれまでも配慮してきておりました。  今回の見直しについても、一律に一般の利用者料金の見直しに合わせて、子ども料金も上がった額の半額という考え方もあったんですが、市のほうでは子育て支援ですとか特定政策分野の柱として進めておることもあり、今回その部分は据え置くことと判断しました。  10月から消費税が8から10に上がっていますけども、それを据え置くということは、実質消費税分も上げていないということで、そういった配慮もしたところです。 460 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 461 ◯4番(林 久嗣君) 部長の答弁にありましたように、いろいろ配慮もしっかりしているということでございます。十分そこら辺を検討して実施していただければというふうに思います。  それではこの質問を終わりまして、最後に4点目について、給与の削減について質問いたします。  私の前の議員さんもこの件についてはいろいろと質問しておられますので、回答は簡潔にお願いしたいなというふうに、まず言っておきます。  まず、この件については市長はじめ特別職と全職員が対象でありまして、その効果が5,115万円だったかと、そういったような発表があったと思います。  1点目に、財政健全化計画案では人口減少を踏まえて、職員数の適正化等で5年間で23削減する。先ほど来からもずっとこういったことに触れておられます。  人件費の圧縮に努めるということでありますが、職員の給与削減はこのことにあたるのか教えていただければと思います。副市長、お願いいたします。 462 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 463 ◯副市長(四十万隆一君) 先ほどからのやりとりの中でもございますように、あくまでも異例な措置ということでございまして、市の人件費の圧縮というのは人口規模に合わせて適正な人員にするというところから生まれてくるものでございまして、今回のこの人件費の五千云々というのは、それとは別のものでございます。 464 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 465 ◯4番(林 久嗣君) 別のものであるということでございました。わかりました。  それでは次、2点目に財政調整基金にはどういうふうにこの給与削減を反映されたのか、お願いいたします。 466 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 467 ◯副市長(四十万隆一君) 給与の臨時的削減措置につきましては、職員はじめ議員の皆様のご協力をいただきながら、本議会の補正予算にその減額分を計上いたしております。  特別会計を含めた給与削減効果は5,151万円余りということでございますが、この減額により令和元年度の当初予算において計上している財政調整基金の5,000万円の取り崩しを取りやめるというところに反映させていただいております。 468 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 469 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど副市長の答弁の中に、財調は当初5,000万入れるということだったんですが、それはしなくてよくなったということでありますね。  それでは、健全化案では令和6年までには10億円以上に復元するというふうにありますけれども、できるんでしょうか。 470 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 471 ◯副市長(四十万隆一君) 計画上、財調は10億円ということを目指しておりますので、やるつもりで臨んでおりますし、できると思っております。 472 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 473 ◯4番(林 久嗣君) 今の質問は言うまでもなく、副市長はじめ皆さんで、それに従って粛々と頑張っていくということかと思っております。
     次に3点目に、この削減は先ほど来からもいろいろとご回答をいただいておるわけなんですが、1年間の臨時的措置というふうになっております。  これについて当局は、本当に臨時的措置1年だけなのか、先ほども何かぼやっとした回答なものですから、明確にお答えいただけますでしょうか。 474 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 475 ◯副市長(四十万隆一君) 現在、職員組合といろいろ話し合いもしているという中で、私のほうからも結局ぼやっとしか言えないんですが、市長も先ほど申しましたように、できるだけ早くこういうようなことはやめたいというふうに思っておりまして、現在交渉中でありまして、こちらから一方的にこうするということでは決してございませんので、交渉しながら進めていきたいと思っております。  ただ、先ほどもありましたが令和2年度の予算の絡みにおきましては、いまだにちょっと財源不足があるということもございまして、それをどうするかという中での検討も現在進めているところでございます。 476 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 477 ◯4番(林 久嗣君) なかなか明確に言えない今の現状かなというふうに思いますが、私は、確かに市長、副市長以下管理職の方々はいろんな意味で責任も重いと思います。しかしながら、これは私の希望でありますけれども、一般職員だけでももとに戻すと。  先ほど来いろんな議員さんも、若手職員はこれからの希望であります。いろんな夢を持って、やっぱりモチベーションが下がるということになると、これは金額の問題でないんじゃないかなと。今、交渉段階にあるんだったら、一般職員だけでももとに戻すというのはぜひお願いしたいんですけれども、副市長、どうですか。 478 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 479 ◯副市長(四十万隆一君) タウンミーティングとかでも、何でそんな若いの賃金をカットするんだと、入ったばかりのの賃金をカットするのはおかしいんじゃないかという、そういうようなご意見も多々いただいております。  市とすれば、ワンチームじゃないですけども、職員一丸となって臨んでいきたいという、そういう趣旨のもとにやっているわけなんですが、若手職員の士気が向上しないと言おうか、そういうようなことも言われておるんですが、実際にはみんな職員は頑張っていると思っております。給与カットにもかかわらず、みんな頑張っていると思っておるのですが、そのようなこともあろうかと思いますので、交渉の中でできるだけ実現できるところは実現していきたいと思います。 480 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 481 ◯4番(林 久嗣君) 頑張っているのはもちろん皆さん頑張っているのであって、本当の腹の中は、やはり若手職員というのは子どもは小さいですし、なかなか大変な家庭環境じゃないかなというふうに思います。  そこで、それがまだまだ未確定だったら、次の4点目に、これは私は提案的なものになると思いますが、若手職員に対しいろいろと事業の新しい企画立案を募集して、優秀な企画案には手当を支給するとか。ちょっと企業感覚でこの言い方がいいのかどうか、ちょっと私はわかりませんけれども、そこら辺はどうでしょうか。 482 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 483 ◯副市長(四十万隆一君) 現在でも若手職員から提案あるいは改善案等を求めて、報奨といいましょうか。若干の金額ですが3,000円とかというような形でしていることはしております。  ただ、今議員さんがおっしゃったのは、もっと激しいというか、もっとやる気の出るようなということだと思います。他市でもいろいろそういう事例もあると聞いておりますので、そういうものをまた研究しながら、ぜひ職員の士気が上がるように頑張っていきたいと思います。 484 ◯議長(石倉 彰君) 4番 林 久嗣君。 485 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど副市長にご回答いただきました。やはり若手職員というのはこれからの未来の希望でもあります。そういった方が魚津市に入りたいなと、市民のために一生懸命やりたいなという、そういうことをもっともっと、特に市長はじめ副市長、管理職の皆さんは、今の給与のお金の問題だけじゃなくて、若手のやりやすい環境づくりにしっかりと配慮しながら、そしてまたコミュニケーションをとりながら市政発展のために頑張っていただきたいなと、これは私の最後の要望であります。  以上で、私の質問を終わります。 486 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕 487 ◯2番(八倉巻正臣君) 令和元年12月定例会において、4点の質問をいたします。  1、NPO法人新川地区獣肉生産組合について(決算書)、2、防災ラジオについて、3、全国大会等出場等スポーツ激励金について、4、魚津ビジネスプランコンテストについての質問をいたします。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇(質問席)〕 488 ◯2番(八倉巻正臣君) まず、1点目のNPO法人新川地区獣肉生産組合について質問いたします。  それで、参考資料として私が配付したんですけど、拡大して上がちょっと見えにくくなっているので、1枚目は活動計算書というものです。開いて2枚目は平成30年度収支決算というものになります。3枚目は財産目録となっていると思います。主に活動計算書と30年度の収支決算でちょっと質問したいと思います。  この資料は、令和元年6月に行われた生産組合通常総会の平成30年度事業報告及び収支決算の監査済みの紙をお配りしました。  それではよろしくお願いします。  まず最初に、NPO法人の会計に関する要件を読ませてもらいます。  「事業報告と会計報告は連動しています。その事業年度において、NPO法人が掲げる目的を達成するために、どのような事業を行い、どう目的を達成したかを示すのが事業報告です。そして、この活動にどのような資金を用いたか、それらをどう調達したか、その結果、NPO法人の財産はどうなったのかを示すのが会計報告です。両者は連携しており、整合性を持たなければなりません。NPO法人を運営していく上で、会計はとても重要であることを組織の全員が理解し、経理の体制を整えて、帳簿類を作成する。」  それで、会計の原則に従って行うこととされています。  「I会計簿は、正規の簿記の原則にしたがって正しく記帳すること。II計算書類(活動計算書及び貸借対照表をいう)及び財産目録は、会計簿に基づいて活動に係る事業の実績及び財政状態に関する真実な内容を明瞭に表示するものとすること。III採用する会計処理の基準及び手続については、毎事業年度継続して適用し、みだりに変更しないこと。  正規の簿記の原則とは、次の3要件を満たすことが必要です。(1)取引記録が客観的に証明可能な証拠によって作成されていること。(2)記録、計算が明瞭、正確に行われ、かつ順序、区分などが体系的に整然と行われること。(3)取引記録の結果を総合することによって、簿記の目的に従い法人の財務状況あるいは財産管理の状態などを明らかにする財務諸表が作成できること」を踏まえて、この獣肉生産組合の監事でもある武田部長に質問いたします。  まず、1番目の財産目録の部は各勘定科目が明細表示されているにもかかわらず、負債の部は勘定科目の金額しか計上されておらず、内容が不明である。  財産目録の負債の部、買掛金、未払金、預かり金の各科目の内訳を詳細に説明してください。 489 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 490 ◯産業建設部長(武田 寛君) 財産目録の負債の部に示されております、まず買掛金ですが、これは委託契約をしておりますイノシシの解体費の3月分がまず1つあります。それと、2月分から3月分にかけての捕獲されたイノシシの買い取り金、この2種類が入ってございます。  それから未払金のほうでございますが、こちらのほうはコンプレッサー代、それから組合の職員の3月分の給料を4月に払うことになりますが、その分の未払金、それから警備保障の工事代金、それと3月の電気代というものが未払金のほうに入っております。  預かり金は、源泉所得税でございます。  以上です。 491 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 492 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、買掛金の3月分と2から3月分の捕獲の金額をお答え願います。 493 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 494 ◯産業建設部長(武田 寛君) イノシシの買い取り金は、約26万2,000円でございます。 495 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 496 ◯2番(八倉巻正臣君) 申しわけないんですけど、正確な数字をお願いします。 497 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 498 ◯産業建設部長(武田 寛君) すみません。26万1,720円がイノシシの買い取り金であります。 499 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 500 ◯2番(八倉巻正臣君) 2から3月分の捕獲と言われましたかね。買掛金の。それをちょっともう一度お願いします。 501 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 502 ◯産業建設部長(武田 寛君) 2月から3月にかけて買い取りいたしましたイノシシの買い取り金であります。 503 ◯2番(八倉巻正臣君) 違います。解体費用。 504 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 505 ◯2番(八倉巻正臣君) 買掛金で最初に言われたのは、イノシシの買い取り金3月分と言われましたか。 506 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 507 ◯産業建設部長(武田 寛君) すみません。最初に申し上げましたのは、組合のほうが搬入されたイノシシを解体することを委託している業者さんがございまして、その業者さんの3月の解体費の分を買い取り金のほうで計上しております。その金額が47万5,414円です。  それと先ほど私が申し上げましたのは、2月と3月に搬入いたしました捕獲イノシシの買い取り金、こちらのほうが26万1,720円であります。 508 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 509 ◯2番(八倉巻正臣君) そしたら、買掛金の合計が43万6,000円ちょっとですか。ちょっと最後の部分がわからなかったんですけど。  買掛金の合計。最初に言われた3月分の解体費47万4,000円ちょいと言われたでしょう。次に言われた買掛金は2から3月分のイノシシの捕獲、26万1,720円と言われませんでした? でも、合計が73万5,000円ほどですか。ちょっと合計も言ってもらえます? 510 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 511 ◯産業建設部長(武田 寛君) 解体の委託料が47万5,414円であります。買い取りしましたイノシシの買い取り金、これが26万1,720円であります。  財産目録に記載してあります買掛金は73万7,134円でありますので、合計は一致していると思っております。 512 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 513 ◯2番(八倉巻正臣君) 4枚目の事業運営についてであります。  (2)事業費、これは今言われたように個体の買い取り金2月と3月、26万1,720円。事業運営についてという紙です。4枚目ですかね。4番目の(2)の事業費というやつです。  これによると、買い取り金2月、3月分の支払い予定額は26万1,720円となっています。解体委託料が3月分、43万7,400円となるんです。これも実際のところ、ちょっと差額が出ているという状況です。  時間もないので、次に進んでいきます。  それでは、2)の活動計算書の受け取り国庫補助金等の1億1,083万1,687円の内訳を詳細に説明してください。 514 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 515 ◯産業建設部長(武田 寛君) 国庫補助金の内訳ですけれども、あちらの施設を整備するために獣肉加工施設の補助金ということで、まず国のほうから2,873万9,000円を補助していただきました。それと魚津市から2,112万円、それと黒部市から3,188万円。この3つが施設整備の補助金ということで、国と市から交付いただいたものであります。  それと、運営の補助といたしまして魚津市と黒部市それぞれ150万円ずつ、合わせて300万円を補助しております。  こちらの今、私が申し上げた費用は収支計算書に記載されております。  それ以外のところで、実は向こうの施設の建物が黒部市のほうから無償で組合に譲渡されております。その無償譲渡した家屋の評価額といたしまして、2,609万2,687円が計上してあります。  これは無償譲渡だったものですから現金の動きがないもので、収支決算書には記載されず、活動計算書には資産として上がってくるということになっております。 516 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 517 ◯2番(八倉巻正臣君) 次の3)に行きます。  活動計算書の事業収益の野生鳥獣被害防止に関する事業収益100万とは、どのような事業でどこからの収益なのかお答えください。 518 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 519 ◯産業建設部長(武田 寛君) 今ほどの野生鳥獣被害防止の事業収益は、ジビエの利活用推進モデル事業ということで県のほうから組合が業務委託を受けまして、内容としてモデル地域でジビエの利活用の推進に向けた体制整備ですとか、それから食肉利用を前提とした捕獲従事者の方々の育成、研修みたいな事業の委託を受けましたので、その経費を上げているものでございます。 520 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 521 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、4)の活動計算書の事業費の人件費計107万1,384円となっているが、収支決算書の人件費は68万562円と39万822円の差額があるが、その差額の内訳をお答えください。 522 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 523 ◯産業建設部長(武田 寛君) 差額につきましては、まず1つ目が解体研修に係る日当として10万円、それから4月に支払うことになります3月分の職員給与の分が21万4,525円、それとか社会保険料などで7万6,297円。これらを含んでおりますために、収支決算書の人件費との差額が生じております。  ただ、再度精査したところ、冒頭言いました解体研修の日当の分が収支決算書のほうでは研修費で仕訳して計上されておりまして、実はこのほうの違いを私は監事といたしまして見過ごしてしまっておりました。非常に申しわけなく思っております。反省しております。  この分が行き違いがあって、多分議員さんも不思議に思われたんじゃないかなというふうに思っております。申しわけありませんでした。 524 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 525 ◯2番(八倉巻正臣君) そしたら、直したということでよろしいんですか。それとも、監査が終わった後に気づいて訂正とかというのはあったんでしょうか。 526 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 527 ◯産業建設部長(武田 寛君) 正直に言いますと、今議員さんのご質問があって、よくよく調べて見つけたものでございまして、これを直すということになりますと、私は武田という名前で監事をしておる以上、勝手に私が直しなさいとかということも言えないと思いますので、一応、黒部市さんにはこの内容はお伝えしまして、今後どのようにするか、また組合さんとも協議しなきゃいけないだろうし、計上科目を1番のところに入れるか3番のところに入れるかという違いだということで、組合さんのほうで処理されるか、それとも正式に監事のほうから訂正依頼をして修正していくというふうにされるか、また組合さんのほうとも相談したいと思っておりまして、私1でああする、こうするとはちょっと言えないと思っております。すみません。 528 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 529 ◯2番(八倉巻正臣君) 科目はやっぱり決まっているので、1番に入れたり3番にというのは全部が後から違ってくるので、そういうことはないようにお願いします。  それでは、5)に行きます。  活動計算書の事業費の消耗品費計上額35万6,386円、管理費の消耗品費計上額151万8,425円で、合計が187万4,810円ですが、収支決算書では事業費に計上してある消耗品88万1,775円、備品126万8,291円の合計215万66円と27万5,256円の差額があるが、差額分の内訳をお答えください。 530 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 531 ◯産業建設部長(武田 寛君) 差額に関しまして、まず1つには、施設のパンフレットを32万5,000円で作成いたしまして、こちらのほうが収支決算書のほうでは消耗品のほうで計上しておりました。そのうち使用したもの以外の分については未使用分31万538円が貯蔵品ということで、まだ未使用分として残っておりますので、貸借対照表には記載されますけれども、活動計算書のほうには計上されないという扱いで取り扱っております。  それと、一方で収支決算書のうち総会費のほうで計上しておりました会合における茶菓子代3万5,282円が活動計算書のほうでは消耗品というところに仕訳されたことによりまして、差し引き27万5,256円の差額が生じたということで、ちょっとわかりづらい経理をしてしまったということで反省しておるところでございます。 532 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。
    533 ◯2番(八倉巻正臣君) 32万5,000円のパンフレットでしたっけ。広告費になるんじゃないですか。消耗品費じゃなくて。会社のパンフレットというのは。  それで、今いろいろあそこのお金がここの仕訳に入っておる、この仕訳があそこの仕訳に入っておるということは、まずこの決算書とかではあり得んことなんですよ、正直。でたらめなんですよ、はっきり言えば。ただ帳尻だけを合わせてやっておるような帳簿に私は感じるんです。  だから今、例えば雑費、交際費、いろいろ言われたじゃないですかね、そうやって。  そういうことは、まずあり得ないんです。簿記をやっておる以上。  次に行きます。  6)活動計算書の管理費の交際費計上額は33万3,994円ですが、収支決算書ではどこに計上されているか確認できません。  どこに計上されているかお答えください。 534 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 535 ◯産業建設部長(武田 寛君) 活動計算書の交際費の内訳ですけれども、竣工式の際に用いましたイノシシの肉代金14万4,072円、それと料理代10万4,180円、あとハムやウインナーなどの食品の購入費8万5,742円というものを交際費のほうに計上しております。  こちらは収支決算書におきましては、外部のを招待して施設を紹介したということで宣伝費及び研修費という科目のほうに31万9,442円を計上しておりまして、理事の活動ということから推しはかって総会費のほうに計上しようということで、総会費のほうで1万4,552円を計上しているということにしております。 536 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 537 ◯2番(八倉巻正臣君) これも、33万3,000円交際費が宣伝費及び研修費には間違いなく含まれません、科目上。交際費としての科目があるので。  いくら自分のところのが招待したと言っても、そういう科目には一切ならないんです。ましてや、例えば宣伝費及び研修費、これも普通なら分けて書くんですよ。この費は一緒じゃないんですよ、研修費と宣伝費は。  宣伝というのは、獣肉加工をアピールします、宣伝しますって、広告宣伝費ですよ。研修費というのは多分ですけど、今、獣肉加工で外部から呼ばれた、いろいろやられた、今度からどうしていきましょう、獣肉加工の施設をどう使っていきましょうとかという研修費ですよ。に料理を出して、何で宣伝費と研修費になるんですか。ましてや一緒になってという。  次に行きます。  7)活動計算書の管理費の雑費計上額35万2,940円ですが、収支決算書の雑費13万2,287円と22万653円の差額があるが、差額分の内訳をお答えください。 538 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 539 ◯産業建設部長(武田 寛君) 活動計算書におきましては、流通経路の管理にかかる費用といたしまして19万4,514円、それから残渣処理費用の7,800円、それからパソコンなどの保守費用で15万626円を見ております。  収支決算書のほうにおきましては、食品営業賠償保険ですとか振り込み手数料などで13万2,287円を計上しております。  このために数字に差を生じたものでございます。 540 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 541 ◯2番(八倉巻正臣君) 基本、この活動計算書と、今言われておる30年の収支決算書というのは、ほぼほぼ金額が合致するんです。この収支決算というのはいわゆる内部資料という扱いにもなるんです。例えば、この収支決算が1枚じゃなくて、もう1枚どっかにありましたとなれば、それを合致して合わせた金額が損益という活動計算書になるんです。  今言われておるのは、ここの金額35万2,000円の内訳、収支決算の13万円の雑費の内訳。科目は一緒なんですよ。わかります? ばらばらになるということはないんです。1つの活動計算書に多く書いてあって、収支決算書では少なく書いてあるじゃないですかね、これ。そういうことはないんです。  先ほどもいろいろありましたが、収支決算書のほうが活動計算書よりも多いときもあったじゃないですかね。そういうことはないんです。  どうなるかといったら、活動計算書は貸借対照表と金額が合うんです。そうすると、どっかかんかで何かをしていなかったら合わなくなるんです。ましてや収支と活動計算というのはこれだけの差額が出るので、次に進みます。  8)活動計算書の経常費用769万6,145円、雑損失1万2,182円の合計770万8,327円となるが、収支決算書の事業運営関連支出の部の合計が514万8,475円で、255万9,852円の差額があります。  差額分の内訳をお答えください。  これも合致せんにゃだめなんですよ。 542 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 543 ◯産業建設部長(武田 寛君) NPO法人の会計をするときに、活動計算書というものを作成するということになっておりまして、活動計算書のほうには、例えば今申し上げます固定資産の償却費用も上げて経理しなさいということになってまいります。 544 ◯2番(八倉巻正臣君) わかりますよ。 545 ◯産業建設部長(武田 寛君) そうしますと、償却費用というものは収支決算のほうには上がってきませんので、その分は数字の差異は生じます。 546 ◯2番(八倉巻正臣君) わかりますよ。 547 ◯産業建設部長(武田 寛君) それから、未払金に関しましても収支決算のほうに出てきませんので差を生じるということになるかと思います。  それで、今議員さんのご質問の活動計算書の費用のほうには、建設に伴いまして取得しました減価償却費198万1,866円が入っております。それと、先ほどご説明いたしました4月に支払うことになります3月分の職員の給与費29万822円、それと3月分の電気料8万1,839円と、流通経路の管理にかかる費用19万4,514円、電話使用料で1万811円というものが入っておりますので、その分で差が生じているというものでございます。 548 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 549 ◯2番(八倉巻正臣君) 今8問ほど質問しましたが、実際、細かいところまで言うと、数字が大分違っているんです、正直。  本当に細かいところですよ。活動計算書の受け取り利息29円、これは収支決算のほうでは25円となっているんです。これは4円といっても、こういうものの4円はすごいでかいんですね。ほかにも数字が違うとかというところが多々あります。  武田部長に再質問なんですけど、正直この関係書類は適正だと思われますか。 550 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 551 ◯産業建設部長(武田 寛君) 今議員さんご指摘の利息のほうを確認しましたところ、確かに4円違っておりました。それを見ますと、適切であったかと言われると、数字の誤りが1円でもあれば、それは不適切であったというふうに思わざるを得ないと思います。  監査をした監事として、見落としていたというところなんですけれども、不適切に監査をしたという私の責任は痛烈に感じております。否めない事実だと思っております。 552 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 553 ◯2番(八倉巻正臣君) 正直、ちょっと細かい質問で大変申しわけなかったと思います。  この質問に対していろんな方から、武田部長はまずこういう見落としはないだろうという意見がありました。だけど、実際ちょっとおかしいなと自分が思ったので今回は質問させてもらいましたが、私も正直、この決算書は適正に処理はされていないと思います。これに関しては。  今、今年度も多分、補助金、3年間の最後の年になるんですかね。来年ですか。これは税金ですよね。  今日の新聞かで黒部の市議会でも、獣肉加工はもう赤字が出ているということが出ています。  こんないい加減な収支もどうなっているかわからない施設に、果たして税金を投入していいのか。  まず税理士か会計士を入れ、適正な会計報告を提出しなければならないと思いますが、市長、どう思われますか。 554 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 555 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘があるとおり、適切な経理が行われるということがまずは大前提だと思いますので、黒部のほうとも相談しまして、そのチェック体制、そういったものを講じていきたいというふうに思っております。 556 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 557 ◯2番(八倉巻正臣君) 私もこのジビエの質問に関してはもう三、四回もしています。  今後どうなっていくか、獣肉加工もどうなっていくか、適正な会計的なものもどうなっていくか、実際、今からだと思いますが、間違っておるか間違っていないかは、はっきりとはわかりませんよ。  だけど、今後は魚津市独自で、何回も言いますがジビエカーとか農家ハンターとかといったものにそろそろ転換していってもいいのではないかと思いますが、それに対して武田部長、答弁願います。 558 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 559 ◯産業建設部長(武田 寛君) 確かにイノシシの出没も大変多くなっておりますし、それに伴う農家の皆さんの被害も非常に深刻であるというふうに思っております。  やはり市だけでもなかなか難しいし、今現在の猟友会の方々の協力だけでも限界があるかなと思いますので、いろんな方法を探って、できるだけ被害を最小限に食いとめるといったことを考えていって実行していきたいと思います。  今後ともまたお願いいたします。 560 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 561 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、よろしくお願いします。  では、2点目の防災ラジオについてお伺いします。  近年、地球温暖化の影響、豪雨災害や地震などの災害が日本各地で起こっています。  10月には東日本の各地で大きな爪跡を残した台風19号、長野県の千曲川では堤防が決壊し、広い範囲で浸水被害をもたらしました。魚津市と友好親善都市の飯山市も浸水被害が起きました。  魚津市も河川に囲まれている地形なので、いつ何が起こるかわからない状況であります。  魚津市には防災行政無線がありますが、大雨や台風の影響を受けると、家では窓を閉めているので何を言っているのか理解できないと市民からよく聞きます。そのかわり、室外でも確実に聞くことができるアナログ方式の防災ラジオがあります。  スマートフォンなど、デジタル機器の操作にふなれな高齢者も多い中、室内に設置するラジオは災害時の情報伝達改善に有効とされています。しかし、令和4年に現在のアナログ方式からデジタル方式に切りかえが必要となります。  以前、副市長は、今後デジタル方式に対応した戸別受信機の導入に向けて、費用を抑えつつ利便性が高く、幅広く市民の方に使用いただけるようと答弁されていますが、そこで質問です。  1)アナログ方式の防災ラジオが無線設備規則改正のため、緊急情報を防災ラジオで受信できるのは令和4年11月30日までとなっており、その後デジタル方式に対応した受信機に切りかえが必要となっていくと思いますが、市の対策はどのように進んでいますか。お答えください。 562 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 563 ◯副市長(四十万隆一君) 防災ラジオのデジタル方式に対応した受信機への切りかえに係る市の対策につきましては、以前、無線設備規則が改正されたということで、現在のアナログ方式で運用しています防災ラジオに対して緊急情報を発信できる期限は、今ほど議員さんがおっしゃいましたように令和4年11月30日までと発言していたと思います。  その後、必要とされる周波数体の外側に発射される不要な電波であるスプリアス発射の許容値などを規定した新スプリアス規格に適合し、総合通信局へ所要の手続を行った場合、令和4年12月1日以降もアナログ方式での運用が可能であるということがわかりました。  本市の状況を確認したところ、市の側の無線機器に専用のフィルターを取りつけし手続を行えば、令和4年12月以降でも現在使用しておりますアナログ方式の防災ラジオが使用可能であるということが判明しておるというところでございます。  防災ラジオは現在、自治会等の長をはじめ自主防災組織の代表の方、地域の公民館、社会福祉施設のほか、障がいをお持ちの方で配付を希望された世帯、孤立するおそれのある集落で配付を希望された世帯などに約1,100台を無償貸与しておるという状況でございます。  今ほどご質問の今後の防災ラジオのあり方について、どうするかということでございますが、既に貸与しているラジオを引き続き使用するほかに、デジタル方式に対応した戸別受信機や、コミュニティ放送局を活用した防災ラジオなど、利便性が高くなるべく費用を抑えることができ、本市の現状に適合した方法について現在研究しているところでございます。 564 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 565 ◯2番(八倉巻正臣君) あまりお金もかけずアナログラジオがそのまま使えるということは、今の魚津市にとっては大変ありがたいことだと思います。  1,100台無償で貸与となっていますが、実際にまだどれぐらい余っているのでしょうか。 566 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 567 ◯副市長(四十万隆一君) 先ほど担当に確認していましたら、350ほどあるというふうに聞いております。  350なんですけれども、いろいろ問題もございまして、最近は災害が起きるたびに希望される方も増えてまいります。アナログの機器がいつまで発売されるのかとか、いろいろ問題もあるわけでございまして、そういうのも今後考慮しながら、今後の展開をどのように考えていくか、先ほども申しましたが、比較的費用もかからず、かつ利便性の高いものの設置を目指しておるところでございます。 568 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 569 ◯2番(八倉巻正臣君) 今のアナログ防災ラジオは雑音がとてもよく入るということがよく言われていますが、次の使えるような無線の専用フィルターをつけられたら雑音がなくなるように願って、この質問は終わりにしておきます。  次に、3番目の全国大会等出場等スポーツ選手激励金についてお伺いします。  魚津市では生涯スポーツ・レクリエーションの振興という施策があり、選手・指導者の育成と支援の事業があります。  現在、魚津市では、魚津市に住所がある方で全国大会等に出場するスポーツ選手等に激励金を支給していると思います。何かとお金がかかることから、父母の方々からはとても助かるとよく話は聞きます。  しかし、この激励金支給の対象者基準の中に、団体においては基準額×(競技人数+監督1名+コーチ1名)を限度とすると明記されています。  この競技人数というのは、私はちょっと曖昧な表現だと思い、競技人数というので、団体で競技をしている選手全員ではなく、いわゆる主に試合に出場する選手の人数と私は受け取りました。  それはなぜならば、今年、魚津市のママさんバレーボールチームが全国大会に出場したときです。そこで、教育委員会に申請をしに行くと、監督と選手を含めた10分の激励金でした。  そうなると、監督プラス選手9という計算になるんですが、実際にベンチを含めると12で試合に参加していました。試合中のアクシデントで交代することがあれば、当然ベンチでスタンバイしている選手が出場すると思います。  なぜ同じ試合をしているのに、支給されている、されていない選手がいるのか不思議に思います。  私の考えであれば、最低でもベンチ入りを含めた人数に支給するべきだと思いますが、交付金の対象枠の拡大について市の考えを伺います。 570 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 571 ◯教育長(畠山敏一君) 今ほど述べられました全国大会等に出場した選手に対する激励金に関しては、魚津市スポーツ選手の全国大会等出場に対する激励金支給要綱というのがありまして、これに基づいて支給をしています。  本要綱では議員が申されたとおり、団体スポーツに対しては上限を設けているということであります。したがいまして、団体スポーツの激励金につきましては、参加者一に支給するという考えではなくて、チームや団体へ支給しているという、そういう考え方でございます。  それで、その基準は今ほど申されたとおりであります。  これは県内の市町村を見ましても上限を設けているというところが多くて、例えば隣の黒部市ですと5万円を上限とすると、あるいは滑川市ですと4万円を上限とするというふうに決めています。  魚津市では、団体種目の上限を一律に金額で決めるのではなくて、種目によっては競技人数も異なることから、現在のような基準にしているということであります。  議員が最後におっしゃいましたように、登録人数全員、出場者全員に渡すのが一番いいんじゃないかと。私もそれが理想だと思います。  ただ、現在のようにしているのは、限られた予算の中で、そして他の市町村の状況も見ながらそのような基準を定めているということをご理解いただければなというふうに思います。
     ただ、今お話を伺いまして、議員が述べられましたように一部誤解を与えるところがあるのであるならば、その激励金の支給内容ですとか、あるいはその基準、これをもっとわかりやすいものに改める必要があるというふうに感じております。  以上です。 572 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 573 ◯2番(八倉巻正臣君) 言葉で表現も確かに難しいところがありますが、今、教育長が言われたので、これは終わりにしておきますが、自分は実際、ベンチ入りの選手も本当は支給してほしいということだけ思っておいてください。  それで関連なんですが、魚津市に全日本強化指定に選ばれた選手がいるんですが、魚津市の激励金の基準から外れているんです。全日本強化はなかなか選ばれないと思うので、この大会の要綱の見直しが私は必要だと思いますが、答弁願います。 574 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 575 ◯教育長(畠山敏一君) 現状では予選を通過して全国大会等へ出場したという、そういう文言になっております。  ただ、今おっしゃったように、市内には予選がなくても一気にポイント制で全国大会に出場するといった優秀な選手もあらわれてきております。  したがいまして、この後、来年度に向けて、その要綱というものを改正していきたいというふうに思います。 576 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 577 ◯2番(八倉巻正臣君) ぜひともお願いします。  2020年、来年なんですけどオリンピックもあり、新しく5種目、子どもたちが好きそうな種目もオリンピック種目になりました。それに伴って競技を始める子どもたちももちろんいると思いますので、そういったことを考えて基準の見直しをしてくれればいいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  4点目の魚津ビジネスプランコンテストについてお伺いします。  魚津ビジネスプランコンテストは、平成29年から3年間、応募件数99件、最終審査24件、賞金合計330万円、市内の産業活性化のため起業意欲を促進する目的の事業でしたが、現在ビジネスプランを生かし事業展開などを行っている入賞者の方々は魚津市にいらっしゃいますか。答弁願います。 578 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 579 ◯企画総務部長(川岸勇一君) お答えします。  ビジネスプランコンテストにつきましては、議員言われたとおり、地域の起業意欲の刺激、企業間の連携促進等を目的に平成28年度から3年間、3回開催し、延べ14の事業者が受賞されたところです。  そのうち10社が魚津市内の事業者で、そのうち6社が市内において発表プランを生かした事業を展開されました。現在も5社が継続して事業を行っておられます。 580 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 581 ◯2番(八倉巻正臣君) 事業展開が結構あるので、ちょっと驚きました。  再質問なんですけど、第1回魚津ビジネスプランコンテストで特別賞をいただいたプランで、防災避難路マップというものがあります。これは北鬼江地区の14カ所のごみステーションに、避難所や海抜、空撮写真を使い、魚津市でも海抜のシールを張ったりいろいろやっていますが、ちょっと違うのは空撮写真を用いて、よりわかりやすく避難経路が明記してあります。  ごみステーションに設置してあれば、ごみ捨てのときに必ず目にとまると思うし、防災意識も高まると思います。  こういったとてもよいプランをぜひ事業展開を魚津市でも考えていくべきだと思いますが、答弁願います。 582 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 583 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 今ご紹介ありましたとおり、ドローンによる空撮写真を取り入れた防災避難路マップの提案については、道下地区の自主防災会が既に7ブロックにあたって、東中のテニスコートの横の駐車場ですとか、いろんな町内会館の前ですとか、広く展開されております。  市のほうでも、私もこのコンテストに参加して非常にいいアイデアだというふうに感じました。それで、早速市としても取り入れればよかったんですけども、具体的に市で考える場合は、津波というふうな被害を想定して海岸線に多く集まるを想定したほうが誘導がしやすいんじゃないかということで、担当課から提案のあった内容を、もう少し対象とか場所とか大きさとか、そういうふうなのを見直して詰めていこうという形でちょっと遅れましたが、新年度はぜひ取り入れたいなというふうな考えでおります。 584 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 585 ◯2番(八倉巻正臣君) 防災意識も各町内会でも高まっていると思いますので、今、川岸部長が言われたように、新年度にはぜひとも事業的な予算もよろしくお願いします。  以上で終わります。 586 ◯議長(石倉 彰君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後5時10分といたします。  午後 4時59分 休憩        ─────────────────────────  午後 5時10分 再開 587 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  3番 水田万輝子君。  〔3番 水田万輝子君 登壇〕 588 ◯3番(水田万輝子君) 令和元年12月定例会で、4点の質問を一問一答でさせていただきます。  〔3番 水田万輝子君 登壇(質問席)〕 589 ◯3番(水田万輝子君) 最初に、台湾インバウンドについてお聞きします。  順次質問をさせていただきます。  先ごろ、9月28日に、富山市で日台交流サミットin富山が行われ、私も参加してきました。  日本と台湾の地方議会議員や、日台交流に尽力しておられる方々330が集い、その席では、富山宣言として、来年までに日台の総合交流人口の800万実現を目指し一層の協力と連携を図ることが採択されました。  ここで質問です。  これまで魚津市でも、台湾からのインバウンド促進施策として国際的な取り組みをされてきましたが、ここ3年間の魚津市におけるインバウンド集客数の推移についてお聞かせください。 590 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 591 ◯商工観光課長(江田直樹君) 水田議員のご質問にお答えいたします。  ここ3年間の本市におけますインバウンド集客数の推移につきましては、1つの指標として、市内宿泊施設における外国全体の延べ宿泊者数で申し上げます。  平成28年は5,331、平成29年は8,574、平成30年は1万245となり、平成30年に初めて1万を超えました。  また、このうち、台湾からの延べ宿泊者数につきましては、平成28年は1,382、平成29年は1,778、平成30年は3,454となっており、平成28年から平成30年で約2.5倍となり、着実に増加してきております。 592 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 593 ◯3番(水田万輝子君) 今の言われた数字を見て、もちろん右肩上がりなんですけど、これからどんな観光戦略プランを立てていかれるつもりでしょうか。 594 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 595 ◯商工観光課長(江田直樹君) まず、本年のインバウンド事業の取り組みにつきまして、大きく5つの柱に分けてお答えいたします。  1つ目といたしまして、総務省の地域おこし企業交流プログラム制度を本年4月から初めて活用しておりまして、月3回程度の出勤ではございますが、株式会社JTBの社員に、主に台湾を中心とした外国観光客の誘客や、着地型旅行商品の開発などに携わっていただいております。  2つ目といたしまして、受け入れ体制の整備でございます。  本市の総合パンフレットの多言語化に現在努めております。中国語繁体字版と英語版を作成し、それぞれ日台観光サミットですとか、世界で最も美しい湾クラブ総会に活用するとともに、観光施設や宿泊施設などに配布したところでございます。また、9月には、市内の観光関連事業者を対象に、外国観光客に対する基本的な接遇などを身につけていただくための研修会を実施し、32名の方に参加いただきました。  3つ目といたしまして、メディア等の招聘事業でございます。  朝日町と合同で、10月に台湾から旅行会社3名、旅行雑誌などのメディア担当者を3名招聘し、市内の農水産物を活用した食事施設、体験施設や、豊かな自然など多くの観光資源を取材いただきました。今後、これらが、台湾の業界誌に掲載されることになっております。  4つ目といたしまして、情報発信事業でございます。  台湾や香港で、訪日旅行の観光情報元として広く活用されているウエブサイトに、個人旅行者の若者をターゲットにした内容で、本年11月から本市の記事を公開したところでございます。また、とやま観光推進機構と平成29年度から取り組んでいる「魚津の食」磨き上げ支援プロジェクトの一環で、SNSのフェイスブックを活用した外国向けの情報発信を10月から開始したところでございます。  最後5つ目になりますけれども、広域連携の取り組みといたしまして、11月に、にいかわ観光圏協議会で台湾プロモーションを実施いたしました。  昨年は2市2町の市長、町長がこぞって参加されましたが、今回は商工会議所、商工会や観光協会などの民間代表者に参加いただき、台北国際旅行博へのブース出展によるPR活動のほか、台湾観光協会、台北市政府観光局、現地旅行会社などを訪問したところでございます。  以上です。 596 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 597 ◯3番(水田万輝子君) 今言われたのは、これから観光の戦略のプランを立てるのを今聞いたんですけど、これは、今年もう既に取り組んでおられるのでしょうか。  私、2番目の質問として、インバウンド効果を維持し創出するために今年はどのような取り組みをされたのでしょうかと聞こうと思ってたんですけど、今お聞きしたら、今年の分も入っていて、まだ次にもまた、これからもするのと混ざっているのかなという感じなんですけど。 598 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 599 ◯商工観光課長(江田直樹君) すみません。今ほど5つの柱で取り組みを紹介いたしましたが、これは、通告に従いまして、本年度の取り組みをご紹介したものでございます。 600 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 601 ◯3番(水田万輝子君) ご存じのとおり、日韓関係の深刻さにより、訪日韓国の数が減少しております。  今年9月に発表された日本政府観光局のデータによりますと、1位が中国の81万9,000で、7月の段階まで56万1,700と2位だった韓国が20万1,200と3位に落ち込み、韓国に次いで3位だった台湾が36万6,200と2位になりました。  台湾だけでなく、アジア各国からのインバウンド施策について、魚津市では今後どのような取り組みをお考えでしょうか。この5つの中に、また別に考えておられるなら教えてください。 602 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 603 ◯商工観光課長(江田直樹君) 議員ご指摘のとおり、韓国からの旅行客は、日韓関係悪化のあおりを受けまして激減しております。県内でも、アルペンルートですとか、黒部峡谷鉄道の韓国観光客の入り込み数が大幅に減少、そして富山ソウル便の撤退と、非常に厳しい情勢から、市内のホテル、旅館などにも影響が出ておりまして、大変憂慮しておるところでございます。  その上で、今後のインバウンドの施策に係る取り組みにつきましては、これまで継続し事業展開してきた台湾を中心としながら、アジア圏や欧米などの他の国や地域からも幅広く足を運んでもらえるように努めたいと考えております。公益財団法人の日本交通公社などが本年6月から7月に行った調査によりますと、今後旅行をしたい国、地域について、31の国、地域の中から複数回答式で尋ねたところ、韓国を除くアジアの7つの国や地域において、日本が1位となっております。訪日旅行の意向の高さがうかがえる結果が出ております。  また、外国観光客の旅行形態が、団体旅行から個人旅行への移行、またリピーター数の増加に伴い、国内における目的地が、都市部から地方部へと広がってきていること。さらに、モノ消費からコト消費への移行など、近年の旅行動態の変化を的確に捉えていく必要がございます。さらに、来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることもありまして、首都圏や近隣の主要観光地からの誘客にも強化していく必要があると考えております。  今後、こうした流れや背景をチャンスと捉え、県や近隣自治体、民間観光事業者との連携をさらに深め、県内や新川地域の周遊観光の促進に向けた事業を展開していきたいと考えております。あわせて、地域における消費額の拡大など、市内の観光関連事業に波及させることも重要でありますので、本市の既存観光資源の磨き上げや体験プランのコンテンツ造成などに努めながら、さらなる地域の活性化につなげられるよう事業を進めてまいりたいと考えております。 604 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 605 ◯3番(水田万輝子君) 私は、平成28年9月の定例会で、観光の3本柱である、見る、食べる、買うを充実させることに取り組んでおりますと話しました。  私は、初登壇の時から、インバウンドの推進についてたびたび質問をさせていただきましたが、これからも交流人口の増加に向けて取り組んでいきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。  次に、つくるUOZUプロジェクトと、eスポーツ大会についてです。  お聞きします。  私は、今年3月の質問で、ゲームによる人材育成、企業誘致、創業支援を行うつくるUOZUプロジェクトに関連して、観光資源としてのeスポーツ大会の今後の展望についてお聞きしました。  その際、今後ますます拡大する市場規模をにらみ、昨年2018年12月15日に県内最大規模のeスポーツ大会を魚津で開催されました。また、今年度も9月28日、29日の2日間にわたり、高岡テクノドームで北陸最大のeスポーツ大会が行われ、新川文化ホールがサテライト会場になりましたが、昨年12月に行われた大会と比べ今年9月の大会の来場数はいかがだったでしょうか。 606 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 607 ◯商工観光課長(江田直樹君) 本年9月28日から2日間にわたり開催されましたeスポーツ大会は、富山県や富山県eスポーツ連合で構成する実行委員会主催のToyamaGamersDay2019/5GColiseumと銘打ち、高岡市の高岡テクノドームをメーン会場、魚津市の新川文化ホールをサテライト会場として開催されました。サテライト会場の新川文化ホールでは、当市が進めるゲーム関連産業創出事業つくるUOZUプロジェクトとの相乗効果を高めるため、魚津ゲームフォーラム2019と同時開催といたしました。  当日の来場者数ですけれども、初日は152名、2日目の29日は350名と2日間合計で502名となりました。昨年のeスポーツ大会よりも、魚津市だけで見ると少なくなっているんですが、これはやはりメーン会場である高岡のほうに競技が集中していったということもございますけれども、これは高岡と魚津全体で3,572名の集客がございまして、当初、実行委員会の目標は2,000名でございました。そういったことからしますと、想定以上のにぎわいですとか、交流人口の増加があったものと考えております。 608 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 609 ◯3番(水田万輝子君) それでは、来場者の構成はどんなたちが集まられたか。例えば、男女別、年齢別、地域別など、ちょっと教えていただければ。 610 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 611 ◯商工観光課長(江田直樹君) この大会の来場者数の年齢や男女比、地域別といったご質問でございますが、主催しました実行委員会のほうにも問い合わせましたが、来場者の年齢性別等の属性は、残念ながら把握していないので、ここで明確な数値等は申し上げられませんけれども、新川文化ホールでは、初日は男性を中心とする20代が多うございまして、2日目につきましては、あわせてキッズプログラミング教室というイベントを開催した関係もありまして、小学生を中心に多くの家族連れの方にご来場いただいたものと思っております。  なお、来場者ではないんですが、ゲームのプレーヤーとしての参加者で見ますと、これもざっくりなんですけれども、ほぼ10代から30代の男性になります。また、地域別ということでは、これも詳しくどこからということは把握できていないんですが、3割が県内、あとの7割は県外からお越しになられたというふうに聞いております。 612 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 613 ◯3番(水田万輝子君) 現在、国内外で行われているeスポーツ大会は、ほとんどがゲーム開発会社やゲーム機器メーカーなどが主催で、大会で使われているゲームソフトのファンをターゲットに、ゲームやゲーム機、フィギュアなどのゲーム関連商品を販売するためのイベントが日本のeスポーツ大会だと言われております。仮に、自治体が主催で行ったとしても、来場者の観光地めぐりやおみやげ、特産品の購入などの相乗効果には結びつきにくいかなと思われます。  世界のeスポーツ市場を見ますと、2018年で8.6億ドル、約929億円です。日本のeスポーツ市場は、2018年時点で48.3億円。これは全世界のわずか5%しかなく、日本はeスポーツ後進国とさえ呼ばれております。この理由として、日本のeスポーツ市場は、アメリカや中国のようなeスポーツ先進国に比べると、法規制などにより大会の最高賞金額に限度があるなどの問題や、プロ選手としての生計の立て方の難しさなどの課題が多く、学生が卒業後に業界で活躍するためには業界全体のさらなる活性化と国の法整備が必要だと言われております。
     私からの今年3月の質問のご回答によれば、2022年には国内におけるeスポーツの観戦者が786万になり、それによって、市場規模は2018年の倍に当たる99.4億円に拡大して右肩上がりに成長するということでした。今年のeスポーツ大会で新川文化ホールに集まったたちは、魚津市に経済効果をもたらしてくれたのでしょうか。 614 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 615 ◯商工観光課長(江田直樹君) お答えいたします。  具体的な経済効果を分析するのは非常に難しいのですけれども、参加者の中には、先ほど申し上げましたように、県内はもとより県外のeスポーツ選手を多く見受けられました。こうしたことから、宿泊施設ですとか飲食店の利用など一定の経済効果はあったものと感じております。  また、ちょっと切り口は違うんですけれども、開会式直後に、皆様もご承知かもしれません、魚津高岡両市長によるゲーム対戦が5Gの通信環境を使って行われまして、その対戦動画がSNSにてアップロードされました。その再生回数は、現在11万回以上を超えるなど非常に話題を呼んでおります。  こうしたことから、ゲームに興味のある若い世代の方々に当市を知っていただく貴重な機会になったと感じております。今後も、こうした機会を捉えまして、交流人口の増加や、市への経済効果につながるよう努めてまいりたいと考えております。 616 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 617 ◯3番(水田万輝子君) 今も言われたんですけど、今後のeスポーツ大会で経済効果を生み出す手段とかは何かありますか。 618 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 619 ◯商工観光課長(江田直樹君) お答えいたします。  先ほど水田議員のほうからもご紹介いただきましたが、eスポーツ市場は右肩上がりで成長しているということでありまして、2018年の民間の市場調査によりますと、48.3億円の規模であるというのは、おっしゃられたとおりでございます。  こうした中、特にeスポーツ市場の特徴といたしまして、メディアの注目度が非常に高まっていることもあり、その大会などへのスポンサー料ですとか広告料といったスポンサー収益が、今ほどの48.3億円のうち36.6億円に上るなど収益全体の75%以上を占めているというような状況でございます。こうしたことから、宣伝効果の高い大会に、例えば、市内の企業が広告を出すことによる知名度の向上なども考えられるのではないかと思いますし、実際に、今年行われました「トヤマ・ゲーマーズ・デイ」でスポンサーとなられたリフォーム企業に聞き取りいたしましたところ、広告料以上の効果が売り上げ等にあらわれているというふうなことも聞いたところでございます。  今年2月には、福岡国際センターにて開催されました国内最大規模のeスポーツ大会でございますが、開催期間の3日間で1万3,000の来場があったと言われております。このように、大会開催により多くの大会参加者や観戦者の方々が会場にお越しになることから、宿泊施設や飲食店の利用、あるいは観光面からも、大きな経済効果が期待できるものと考えております。 620 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 621 ◯3番(水田万輝子君) 石川県内のことなんですけど、eスポーツ大会を自治体で計画されたところもあるようです。  観光立県とはいえ、いずれも計画倒れに終わっているのが多いんですよね。  それを、官民問わず行われるイベントやキャンペーン会場のコーナーを借りて、その催し物の趣旨にあった種類のeスポーツ大会のコーナーを展開するというものなんですけど、例えば、ディーラーの新車発表会ではカーレースのeスポーツ大会、地域のお祭り会場では「太鼓の達人」のeスポーツ大会、遊園地や子ども向けのイベント会場では落ちものパズルゲームと言われる「ぷよぷよ」のeスポーツ大会など、まさに世代を超えてeスポーツを身近に親しむコーナーで、石川県はeスポーツ人口の拡大と理解を深める取り組みをされております。  魚津市では、つくるUOZUプロジェクトによるeスポーツ大会の今後の取り組みはどう考えられますか。 622 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 623 ◯商工観光課長(江田直樹君) つくるUOZUプロジェクトでは、先ほどご紹介いただきましたが、今年と昨年の2回、富山県eスポーツ連合や富山県と連携いたしまして、市内にてeスポーツ大会を開催してきました。  つくるUOZUプロジェクトは、ご承知のとおり、ゲームクリエーターの育成支援やゲーム関連企業の誘致による地域産業の活性化を目的としておる事業でございますが、一方で、多くの来場者を見込めるeスポーツ大会には、当プロジェクトを周知することによる新たな人材の掘り起こしですとか、先ほど来申し上げておりますが、市の観光資源のPRによる観光振興など多くの可能性があるものと考えております。  今後は、県内におけるeスポーツの機運向上により、今までやってこなかった民間団体等による開催も想定されます。その際には、効果的な連携も検討していきたいと考えております。 624 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 625 ◯3番(水田万輝子君) つくるUOZUプロジェクトでも、さまざまなゲームのコンテンツが開催されていると聞きました。経済効果に結びつくようでつかない大きなeスポーツ大会ではなく、先ほども言ったのですが、魚津市内で行われるイベントやお祭り会場、また観光地や商店街などでその場所に合ったコンテンツを用いて、つくるUOZUプロジェクトのeスポーツコーナーを開店されてはいかがでしょうか。 626 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 627 ◯商工観光課長(江田直樹君) 先般、新聞報道でも、2月の雪のフェスティバルでeスポーツ大会をやりますとか、そういった取り組みもご紹介されておりましたし、つくるUOZUプロジェクトは、そういったゲーム産業を創出する事業と言いながら、実際、ゲーム開発をやっている取り組みもございます。  せっかくですので、そういったできたゲームを簡単なeスポーツ大会みたいな形で、何かの事業の際に取り組めるようなことは、今後検討していきたいというふうに思います。 628 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 629 ◯3番(水田万輝子君) ざっくり話ししたら、魚津に行ったら、水族館へ行ったら魚の何かゲームができるとか、埋没林のほうに行ったらその埋没林を兼ねた蜃気楼の何かゲームができると、山へ行ったら山登りの何かとか、それに関連したゲームっていっぱいあるので、魚津に行ったらどこかへ買い物に行って、サンプラへ行ってでも、またサンプラのショッピングするようなゲームができるとか、魚津はどこへ行ってもちょっとゲームができるぞというのをちょっと早目にやったら、どこか報道のたちもちょっとしてくれるんじゃないかなと思って。また検討してください。  次に、魚津健康づくり推進プロジェクトについてお聞きします。  私は昨年6月の個別質問において、魚津健康づくり推進プロジェクトについて具体的な取り組みをお聞きしました。  その際、平成28年3月に作成された第2次魚津市健康増進プランで、健康寿命の延伸を目標としたさまざまな取り組みを進めるというテーマにのっとり、平成30年度から「健康うおづ プラス1」として、食、運動、健診による健康づくりの3本柱を重点的に進められることをお答えいただきました。  その取り組みの一つとして、魚津市健康づくりがんばり隊があります。  社員や住民の方の健康意識を高めるために、各種団体や企業の方々に、健康づくりがんばり隊の一員として健康づくりのためにがんばるポイントを宣言してもらい、健康づくりに取り組む事業とされていますが、今年度の時点で幾つの団体が登録されているのでしょうか。 630 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。 631 ◯健康センター所長(森山 明君) 魚津市健康づくりがんばり隊は、個人や集団としての健康意識の高揚が市全体に広がる、そういったことを目的としまして、平成29年度から取り組んでいる事業です。  具体的には、今おっしゃいましたけれども、さまざまな企業や団体が、自ら健康づくり宣言をいただいて社員や住民の健康づくりに取り組む内容としておりますが、今年度は市民団体7団体、企業関係9社の合計16団体が登録されております。 632 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 633 ◯3番(水田万輝子君) この事業は、経済産業省が奨励し認定している健康経営や、協会けんぽと各都道府県による健康経営企業に通じるものがありますが、魚津市健康づくりがんばり隊に、もっと登録団体を増やす取り組みはお考えでしょうか。 634 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。 635 ◯健康センター所長(森山 明君) こういった健康づくりがんばり隊への登録につきましては、例年、年度の初めに、過去に登録されている団体への引き続きの登録をご案内させていただくことと合わせまして、商工会議所の会報に年1回募集の記事を掲載させていただいております。  ただ、今年度はまたさらに、健康づくり包括協定を締結させていただいている全国健康保険協会富山支部のご協力をいただきまして、5月に、市内事業者の健康管理の担当者の方ですが146名宛てに、こういったがんばり隊への登録のお願いのチラシを配布しております。 636 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 637 ◯3番(水田万輝子君) 例えば、健康経営認定企業は、経済産業省や県知事から認定表彰を受けていますね。魚津市においても、結団式だけではなく、取り組みを動画などで紹介し、表彰するなどの取り組みのお考えはありますか。 638 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。 639 ◯健康センター所長(森山 明君) 団体の取り組みの紹介につきましては、現在のところ、健康づくり宣言につきまして、市のホームページで紹介しているといった状況でございます。  ただ今年度は、11月1日に、この16団体の中のうち、11団体の計19名の方に参加いただいて、健康づくりがんばり隊交流会というものを開催しました。その様子をケーブルテレビで撮影していただいたわけなんですが、来年の2月に放映していただく予定としております。  その交流会の内容なんですが、市の健康課題の情報提供もあります。そして、各団体の宣言の内容ですとか、健康づくりをすすめている団体の工夫ですとか、そういったことをご紹介して入れていただいております。参加者の方からは、健康に関心のないを呼び込む仕掛けづくりが大切ですとか、健康目標を定めて取り組んでいきたいなど、非常にいろんな意見が出されまして、今後も継続して交流会を開催してほしいといったようなご意見がございました。  今ほど、表彰などというようなことについてのご提案でございますが、協会けんぽさんで実施しております、富山健康企業宣言というのがございますが、これは健康づくりの実績に応じて、認定書を贈呈するといったもの、そういった仕組みがございます。こういったものを参考にしまして、こういった健康づくりがんばり隊の取り組みが継続かつ充実するための工夫、そういったものを行う中で検討していきたいなというふうに考えております。 640 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 641 ◯3番(水田万輝子君) 食による健康づくりにおいては、魚津の野菜でつくる健康レシピが、スーパーや朝市で配布されておりますし、また、運動による健康づくりでは、健診を受診した上で、ミラたんポイントをためて応募すると抽選で記念品を進呈するという事業、さらに、健診による健康づくりでは、健診の啓蒙活動を行っておられます。  それぞれの取り組みの本年度の成果はいかがだったでしょうか。それぞれ、参加者がどれだけふえたか、また健診率はどれだけ上がったかなど、具体的な数値でお答えお願いします。 642 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。 643 ◯健康センター所長(森山 明君) 魚津市健康づくり推進プロジェクトは、先ほど議員のご説明がございましたが、食、運動、健診を柱に実施しております。  食による健康づくりにつきましては、魚津の野菜を食べよう大作戦ということで、野菜料理のレシピカードを作成して市内のスーパー、朝市などで配布するなど、またそういったレシピカードを使いながら地域の料理教室などを開催して、今年度141名の参加を得たり、そういった事業も取り組んでおります。  こういったものですとか従来からのもの、そして県のほうでも野菜を摂取するというような取り組みもございます。そういったものを踏まえまして、1つの指標ではございますが、今年度の市民意識調査というものがございまして、毎日、毎食野菜料理を食べますかという設問、その中で59%の方がはいと答えていらっしゃいます。  この数字は、平成28年度が48.9%だったところから見ますと、野菜を食べるといった習慣が少しずつ根づいてきているのではというふうに期待をしているところでございます。  運動につきましては、昨年度地域振興会の方と共催いたしまして、健康づくりウオーキングマップ事業などを行っておりますが、いろいろな地域のほうでは、ウオーキングのイベントですとか、さまざまなイベントが開催されておりましたり、あるいはミラたん健康ポイントがございますが、これは健康づくりへの動機づけというような仕組みの事業でございますが、そういったものの相乗効果によって、徐々に活動的な生活が浸透してきているのではというふうに期待しております。  これも1つの指標として、市民意識調査を見ていきますと、今年度あなたはどのぐらいの頻度で運動、これは体操散歩を含むなんですけども、スポーツを行っていますかという設問なんですが、週1回以上行っている割合が、今年度は49.6%でございます。これはどんな数字かと申しますと、平成29年度が45%、30年度が45.2%なので、徐々にではありますけども、そういった運動も根づいているのかなというふうに期待しているところでございます。  もう1つ、3番目の健診につきましては、特定健康診査の受診率でございますが、30年度の速報値が44%でございます。これは28年度が41.8%ですので、これも増加の傾向があるのではというふうに理解しております。  また、がん検診につきましては、胃がん検診24.6%、大腸がん検診26.6%、乳がん検診29.6%、子宮がん検診26.4%というのが、平成30年度の実績でございます。これは一昨年の平成29年から見ますと、2%ぐらいの増加が見られているところなんですが、これは当面の目標値は40%としておりますので、まだまだそこには到達しておりませんので、今後も受診啓発の活動を進めていきたいというふうに考えております。 644 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 645 ◯3番(水田万輝子君) 魚津健康づくり推進プロジェクトのそれぞれの事業への参加者を増やすため、健康への意識を高めるための取り組みとして、平成30年度よりケーブルテレビで、月ごとの健康ワンポイントを健康魚津プラスワンとして放映されています。ユーチューブの動画を閲覧しますと、せっかくのすばらしい動画コンテンツも多くの市民に見られなければ宝の持ち腐れです。  ケーブルテレビの視聴率はわかりかねますが、ユーチューブの動画の再生数によりますと、平成30年の第1回配信「健康づくり3本の柱」編は、550回再生。2回、3回、4回と200回台となり、第5回目は147回の再生。以降本年度の2回目まで100回前後の再生となっています。「がん検診を受けよう」編は82回、最新の「野菜をとろう」編においては、わずか73回の再生となっております。  このことは、本年度8月末時点の市の人口4万1,814の中で、0.0017%の視聴率となります。高視聴率番組は10%から20%台だと言われていますが、1%もなく千分の1%台です。健康うおづプラスワンは、子どもを持つ親から高齢者の方まで世代を超えて見て、知って、実践していただきたい情報で、職員の皆様が苦労してつくられた動画です。ユーチューブでだけでなく、例えば、高齢者施設や学校のPTA懇談会の席で関連する動画のコンテンツのビデオ上映を行うなど、多くの市民の方に見ていただくための取り組みはお考えではないでしょうか。 646 ◯議長(石倉 彰君) 森山健康センター所長。 647 ◯健康センター所長(森山 明君) 健康うおづプラス1の動画は、平成30年度から毎月1分程度の番組として作成して、ケーブルテレビのほうで1日4回程度放送していただくものでございます。放送終了後にユーチューブで見ることができるといったものでございまして、現在20本ありまして、その20本はホームページから簡単に検索できるような仕組みとして作成しているところでございます。  そのユーチューブの視聴回数につきましては、議員今おっしゃられたとおりの回数です。全体で2,600を少し超えたぐらいかなと思っております。それ以外には、実際にケーブルテレビを1日4回流す中で、一定数の方が視聴されているのかというふうに期待しているところでございます。この番組でございますが、健康センターが実施する健康づくりの会議ですとか、あとは地区のサロンですとか、高齢者学級などでそのときの健康教育の教材として一部使っています。そんなに多くはないんですけども。  今回、議員ご指摘の、市民の皆さん多くの方にごらんいただければというご提案でございますが、これにつきましては、ケーブルテレビの視聴をしていただきたいということも合わせまして、どういった活用方法が効果的かということも検討しまして、いろんな機会を通じてご紹介していきたいなというふうに思います。 648 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 649 ◯3番(水田万輝子君) ではよろしくお願いします。  最後に、ふるさと納税についてお聞きします。  市長による提案理由説明の中で、魅力ある返礼品をさらに増やしていく予定とのことですが、今までと違った品目をお考えでしょうか。 650 ◯議長(石倉 彰君) 赤坂企画政策課長。 651 ◯企画政策課長(赤坂光俊君) ふるさと納税の返礼品についてお答えいたします。  ふるさと納税の返礼品につきましては、より多くの方へ魚津市の魅力をお伝えしたいという思いで、順次増やしてきておるところでございます。返礼品の数でございますけれども、昨年度、平成30年度末で80品に対しまして、現在では140品というふうになっている状況でございます。  今年度の人気の返礼品をご紹介いたしますと、お米、カニ、乾物、宿泊プランなどが人気でございます。これまでは、乾物や、昆布じめ、おちょこなど、どちらかというと男性向けの返礼品を数多くそろえておりましたけれども、今後は、ハーブティーでありますとか、キャンディーなど、主に女性をターゲットにした返礼品を増やしていく予定でございます。  さらには、複数事業者の特産品を組み合わせた返礼品の開発でありますとか、宿泊滞在プランのバリエーションを増やすことができないか検討しているところでございます。 652 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 653 ◯3番(水田万輝子君) わかりました。  魚津には、多くの貴重な観光資源がありますので、それらを活用して宿泊体験型学習と体験型学習を返礼品の一つに加えてみていただければと、もう出した後に、いろいろと検索したら、宿泊のもありました。  でも、70万とか50万とか20万とか、ちょっと金額、今まで私は聞こえてこなかったのは、多分金額が、金額に合わせて、その中から選ばれるんですけど、ちょっとそういうのではなくて、もうちょっと皆さん出しやすい、たくさん出してもらったらうれしいんですけど、出しやすい、例えば、魚津に泊まっていただいて、ただ送るだけだったら魚津の食べ物でもよさはわかるんですけど、来ていただいて魚津のよさをわかるものが魚津にはいっぱいありますし、ですから私は宿泊体験というものを今提案したんですけど、例えば、日本で最も歴史ある水族館、それは魚津の、ここで言うても、皆さん、何かテレビ見ているにわかるように、特別天然記念物の魚津埋没林、片貝川の水争い解消に向けて富山県下で初めてつくられた東山円筒分水や蜃気楼、米騒動の発祥地、ユネスコ無形文化遺産に選ばれたたてもんや、洞杉群など魚津には自慢できるスポットがたくさんあります。など、などという感じでいっぱいあるので、これらの観光スポットを回れるように、市民バスの1日券をセットにしたプランもいいんじゃないかなとか思っています。  もう1つは、子どもさんと一緒に魚津の杉の間伐材を使ったものづくり体験もいいのではないかなというプランも考えてみていいただければと思うんですけど、よければ、考えにちょっと入れてほしいなと。 654 ◯議長(石倉 彰君) 赤坂企画政策課長。 655 ◯企画政策課長(赤坂光俊君) 議員ご紹介ございましたけれども、宿泊型の返礼品でございますけれども、既に6品登録をしておるところでございます。うち、2品につきましては、市内の観光タクシーでありますとか水族館や埋没林の入場券、それからランチのおすしがセットになった滞在プランでございます。これらプランは大変人気がございます。ですから、体験型の返礼品、宿泊型がセットになったものについては、ニーズが非常にあるというふうに思っておるところでございます。  議員からご紹介にありました市内の資源を幾つかつなげる試みでありますとか、市民バスの1日券のセット、間伐材を利用したものづくりのプラン、そういったものは、これから、体験学習、あわせて産業観光なども絡めたそういう魅力的なプランができないか、しっかり検討してまいりたいというふうに思います。 656 ◯議長(石倉 彰君) 3番 水田万輝子君。 657 ◯3番(水田万輝子君) 魚津の魅力をやっぱり肌で感じていただいて、リピーターを増やし、何回も魚津に来てくれるような、そういう企画をつくってふるさと納税にしていただければいいと望みますので。  これで終わります。  よろしくお願いします。        ───────────────────────── 658 ◯議長(石倉 彰君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、明13日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 5時59分 散会 魚津市議会...