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  1. 魚津市議会 2019-09-01
    令和元年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2019年09月12日:令和元年9月定例第2号) 本文 (全 481 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(石倉 彰君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────           市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(石倉 彰君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  7番 金川敏子君。  〔7番 金川敏子君 登壇〕 3 ◯7番(金川敏子君) おはようございます。  自民党議員を代表して、9月定例で質問させていただきます。  魚津市行財政改革推進委員の5回目の会議が行われました。魚津市がこの難局をどのように改革するか、期待していました。  また、先日、市民への説明が2会場で行われました。「将来にわたって必要な住民サービスを提供していくために」とタイトルがあります。一言でわかるタイトルだと思います。市民からは、厳しい意見や、今後の進捗状況を市民や議会に知らせるようにとご意見がありました。  この財政再建では、5年間で年間5億円の財源不足を、25億円を上回る28億円の支出削減に努める説明がありました。2回の説明を知らない人も多く、全地域、タウンミーティング的に説明も計画中と聞きます。  厳しい意見も多いですが、参加者の大部分の人に魚津市の財政の厳しさを理解していただいたと思います。この財政健全化のために、市民、議会、当局と力を合わせて目標を達成すべきと思います。  〔7番 金川敏子君 登壇(質問席)〕 4 ◯7番(金川敏子君) では、質問に入らせていただきます。
     1番、魚津市行財政改革について。  1)魚津市の財政状況について、市長就任時の財政状況と現在の財政状況の違いはどのようなことですか。お願いいたします。 5 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 6 ◯市長(村椿 晃君) 自民党議員を代表されましての金川議員のご質問にお答えをいたします。  市長就任時と現在の財政状況の違いということですけれども、社会情勢を少し振り返ってみますと、私の就任時、日本全国で人口減少や高齢社会化が深刻な問題となっておりまして、国におきましても、社会保障の充実や子育て支援のほか、移住・定住や地域活性化など、いわゆる地方創生に積極的に取り組み始めた、そういった時期であったかというふうに思います。  そこで、財政状況の件ですけれども、歳入につきましては、魚津市の市税のほうは平成20年度の74億円をピークに、人口減少等によりまして、直近、平成30年度決算では67億円まで減少しております。ただ、地方交付税や譲与税などを合わせました一般財源、歳入では110億円程度で推移しておりまして、就任時も現在も大きな違いはございません。  その反面ですけれども、歳出面につきましては、先ほど地方創生のお話を言いましたけれど、平成28年度以降、統合小学校の建設が本格化したことですとか、まち・ひと・しごと創生総合戦略事業の政策的な事業に積極的に取り組みました。  一方で、固定化した社会保障費や施設の維持管理費の負担が続きましたこと、さらに除雪費用などの臨時的な支出も加わったことで、平成28年度以降、その財源不足を基金の取り崩しで補填をするといった状態を続けております。この間も事務事業の見直しなどを進めてきたものの、経常収支比率県内最下位であることが示しておりますように、固定化した経費が本市は大きな負担となっておるわけでございます。  こういった経常的な経費の見直しが現在必要な状況になっておるというふうに考えております。 7 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 8 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  では、再質問といいますか、今言われた内容については、過去に何回もお聞きしているのに、また言っていただいて申しわけありません。  ただ、この中の小学校統合により資金が出ていったことについてなんですが、この魚津市行財政改革説明の資料にわかりやすいところがあったんですね。  学校についてなんですが、まず7校がなくなったことで、年間の維持費が合計で5,000万円削減されたと。それと、建てかえによる費用が、7校が将来それぞれ建てかえしたかもしれない場合は70億の費用がかかるだろうと、その削減ができたということがわかりやすく書いてありました。  私も公共施設の特別委員をやっておりまして県内の視察とかに行くんですが、もちろん魚津市に問題はたくさんあるんですが、小学校の統廃合が進んだこと、これはメリットとデメリットとあると思うんですが、まず視察先の人は「やあ、よかったですね」というようなことを言われます。  では、次の質問に移ります。  魚津市が目指す財政健全化の姿とはどのような姿なのか。お願いいたします。 9 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 10 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  本市が目指す健全化の姿につきましては、まず、今回の魚津市財政健全化計画の目標に示しておりますけれども、1つには、基金繰り入れに頼らない持続可能な行財政運営を確立すること、これが1点です。  もう1点は、災害や、先ほどお話しした除雪などの不測の事態に備えて、一定程度の財政調整基金、ずっとお話をしておりますけれど、10億円程度の財政調整基金の確保をできるだけ早期に達成できるようにすることであります。この2つがまず本市の目指す財政健全化の姿であります。  これによりまして、新たな課題やニーズ、将来に向けた計画的な投資にも対応できる、そういった財政構造をしっかりと確立いたしまして、不測の事態への備えを万全にするという思いでございます。 11 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 12 ◯7番(金川敏子君) これからは、公共施設の計画的な更新整備など、スピード感を持って取り組むためにやっていかなければならないと思っております。  私は以前もちょっと意見を述べさせてもらっていたんですが、決算剰余金のうちの少なくても半分は基金に積み上げていただきたいと。今までそれができなかったのは、補正予算でその分が使われていたからだと思います。過去から魚津市はそういうような傾向にあったんですが、決算剰余金を使って補正予算に充てて、その剰余金のほうから基金に行くものが少なくなっている。悪い言葉で言うたら、自転車操業的に私は感じておりました。  それと、今年というか数年前から思っていたんですが、国や県の予算がついたなどで、これを認めないと、この後補助金は受けられなくなるということで、事後承諾を求められて、審査の時間も少なく実行されることを今後も続けられますか。  また、そのことで市の負担分を補正予算で負担することになりますが、どうでしょうか、質問いたします。 13 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 14 ◯市長(村椿 晃君) まず、前半のほうの決算剰余金の点につきましては、ご指摘の点、もっともであると思います。  これまで財源不足ということで、なかなか剰余金を全部積むということが難しかったわけですけれども、今後は予算の執行管理をしっかりとやりまして、極力ルールに沿って剰余金の半分を積むといったことに努力をしたいというふうに思っています。  もう1点、後半のほうの国や県の事業の件ですけれど、それにつきましては、例えば次年度以降に予定しているもので、予算の確保が前倒しでつくと、そういったものにつきましては、補正予算債という形で有利な財源も活用できますので、必要なものであればそういった対応をしていきますし、そうでないものにつきましては、無理にやるというふうなことではありませんので、しっかりと事業は取捨選択をして取り組んでまいります。 15 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 16 ◯7番(金川敏子君) その補助金のことについてなんですが、私は、市の職員方は有利な財源の補助金をどう引っ張ってくるか、それも能力のうちだと思っております。いろんなところへ視察に行ったときに、いい補助金をもらっているところの市の話なんかをよく聞いてきております。  国や県に有利な補助金を申請する前に、予算計画を立てて議会の承認とかは必要だと思うんですが、それは市長のお考えはどうでしょうか。  ちょっと意味がわかりませんでした?  大きな補助金がおりるかもしれないというので、国に申請されることを議会が知らないことがあるんですね。そういうのは、とれるかとれないかわからないから、議会に知らせておかんでもいいことなんですか、それをちょっと聞かせてください。 17 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 18 ◯市長(村椿 晃君) 事業財源の確保ということでいきますと、あらかじめ想定できるものと、その事業の展開いかんによっては、別の財源が浮かび上がってくるというものもございます。できるだけ事業計画を事前に立てて、こういった形で進めていきたいということで当初予算ではお示しをしておりますけれども、当初予算で、例えばそういったものが見えないで、年度の途中でその財源が見えてくると。そういった場合に、しっかりと事前に説明をしてほしいという趣旨のご質問ではないかなというふうに承りました。  タイミングが合えばといいますか、できるだけ事業財源の確保の経過ですとか、あるいはその採択の見通し等につきましても、議会のほうと情報交換をとりながら進めていきたいとは思っております。 19 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 20 ◯7番(金川敏子君) では、3)の質問に移ります。  投資的経費抑制公債費抑制)について、計画的な投資による負担の平準化、施設の長寿命化の推進、補助金制度交付税措置のある起債の活用について、具体的な取り組みはどうですか。 21 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 22 ◯市長(村椿 晃君) 投資的経費の抑制ということにつきましては、まずは公共施設自身のボリュームを減らす。公共施設再編方針、これをしっかりと見直して、施設の統廃合を進めていきまして、将来の改修費ですとか建てかえとか、そういった経費の圧縮を図っていくということがまず基本であろうかというふうには思います。  その上で、大型建設事業の実施につきましては、実施時期を計画的に分散しまして、年度の負担をできるだけならすというふうなことも必要だというふうに考えております。  施設の長寿命化の推進につきましては、長寿命化計画を立てて計画的な改修整備を行うことで施設の長寿命化が図られるわけですけれども、この計画を策定することで、有利な補助金制度ですとか交付税措置率の高い起債の活用が可能になります。  したがいまして、本市では現在、橋梁、消雪施設、市営住宅、公園施設、漁港、この5つにつきまして長寿命化計画を策定済みでございます。  今後は、小中学校、文化・スポーツ施設、市庁舎などの長寿命化計画を順次策定してまいります。  また、国の補正がありました場合は、先ほども申しましたけれども、事業の前倒しをして実施することで、国からの補助金ですとか交付税措置率の高い補正予算債、こういったものが活用できますので、そういったような工夫もしていきたいというふうに思っております。 23 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 24 ◯7番(金川敏子君) よくわかりました。  ここで、今、節約せんならんときなんですが、ちょっと違う面で市長に質問をしてみたいと思います。  私は、この魚津の市役所は耐震強化していないと思います。ここは市民がたくさん集まってこられる場所でありますし、また魚津市の中枢的な職員が大分おられるし、市の機能が動く大事な場所でございますが、市庁舎の整備は、市長としての思いはどうかなと。  それと、年次目標のめどがついたら、市庁舎を将来的に建てる目的で基金を積み上げ、夢と希望のある魚津市ということも、私たちは今こういう難局のときに思うんですが、どうでしょうか。 25 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 26 ◯市長(村椿 晃君) 議員のご指摘、ご意見のとおりだと思うんですけれど、今は財政再建ということをまず第一義に取り組んでおりますけれども、同時に、今年度から来年度にかけまして、新しい総合計画の策定も進めてまいります。  公共施設の再編につきましては、まずはその財政再建に資する主要な施設について、短期的なものとして、今回、公共施設の主要なものを見直しますけれど、庁舎等をあわせまして、この年度中に公共施設のあり方をしっかりと立てていきたいと思っておりまして、私の思いとおっしゃいましたけど、以前からお話ししていますけれど、やはり庁舎は非常に重要な拠点であります。それをいたずらに引き延ばすというふうなことはいかがなものかとは思っておりますので、しっかりとこの財政の立て直しを進めるめどをつけながら、公共施設の再編の中で市庁舎についても考えていきたいというふうに思っております。 27 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 28 ◯7番(金川敏子君) 次の質問に移ります。  4)公債費平準化について、市債償還年数見直しで毎年の償還額を少なくした場合のメリット、デメリット。  私はこのことには賛成でありますが、メリット、デメリットについてお願いいたします。 29 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 30 ◯市長(村椿 晃君) 魚津市の公債費の返済状況について少しご説明をいたします。  県内他市に対しまして、銀行等からの借り入れに関するアンケート調査も行ったところですけれども、一般会計では25年から30年で償還している自治体もありますけれど、魚津市の場合は10年から20年と短い状況であります。  下水道事業会計におきましても、20年で償還をしている自治体もある中で、本市は10年で償還をしており、同じく短いという状況にございます。  短期間で償還をすることで市債の残高は早く減少し、将来世代への負担が少なくなりますけれども、現在の世代におかれましては、負担が大きくなりまして、財政は硬直化する、そういった側面があるわけでありまして、今の本市はまさしくこの状況にあると言えます。  毎年の償還額を平準化することで、現世代の負担が少なくなり財源に余裕が生まれます。この余裕分を政策的な経費に予算配分することが可能となる、この点がいわばメリットということになります。  逆に、償還期間が長くなることから将来世代へ負担を残すということになりますので、この点がデメリットということになるかと思います。  このため、常に財政状況を見極めながら、公債費の負担が世代間で大きく偏らないように留意した財政運営を行っていくことが必要かというふうに思っております。 31 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 32 ◯7番(金川敏子君) よくわかりました。  あと、私が希望するとしたら、これからこれが決まって実行されるときに、相手、金融機関へ了解してもらって、金利も下げていただくように頑張っていただきたいと期待しております。  では、5番目の事務事業見直しについて、今までの事業に毎年新たな事業がプラスされ実行されていました。職員の仕事も増え、予算も増えていました。成果を確認し、有意義な事務事業の姿はどのようなものですか。お願いいたします。 33 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 34 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  事務事業の数の推移につきましては、平成26年度の事務事業の総数は621件でございましたが、平成30年度は634件ということで、5年間で見ますと、13件増加をしておるわけでございます。  成果の確認につきましては、事務事業評価によりまして、妥当性、有効性、効率性の3つの視点から各事業を評価しておりまして、今後の方針を決定すると同時に、アウトソーシング──外部委託の導入ですとかコストの縮減など、事業内容の見直しに関する検討を毎年度行っておるわけでございます。  今後は、スクラップ・アンド・ビルドを徹底することで財政の負担を軽くすると同時に、職員の事務負担の軽減も図りながら、新たな課題やニーズに迅速に対応できる体制づくりをつくってまいりたいというふうに考えております。 35 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 36 ◯7番(金川敏子君) 今の答弁で私も納得しましたので、やっていただきたいと思います。  6)でございますが、人件費削減について、今後はITインフラを生かし、職員削減に対応できないか。  これは、職員削減により職員の仕事量が増えないかなという思いでございます。ITインフラという言葉を使いましたが、情報技術を生かしてということです。お願いいたします。 37 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 38 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  魚津市のITインフラにつきましては、これまでもIT行政推進の中で、多くの業務システムの構築、運用を行いまして、効率化に努めてきたわけでございます。  例えば、平成29年度に導入いたしました庶務管理システムというものがございますけれども、これは、これまで紙ベースで管理を行っておりました職員の時間外勤務ですとか休暇などをシステム化いたしました。これまでは個々の職員さんが手作業で入力をして紙で処理をしておったということですが、これをシステム化することで各課の庶務担当職員さんの業務量削減──年間で言うと、大体1,000時間程度になりますけれど──の作業時間削減の効果が上がっております。  また、今年度は、富山県情報システム共同利用推進協議の構成団体9市町村、この中に魚津市が入っておりますけれども、この9市町村が共同で、職員の業務負担軽減を目的といたしまして、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と申しますけれど、通常、人が手作業で行っておりますパソコンの操作を自動的に実行するソフトウエアロボットのことでございますが、こういった仕組みの導入に向けたプロジェクト事業に取り組んでいるところでございます。  この取り組みは、現在までに候補となる業務の選定や業務量調査を進めております。来年2月に職員による試験運用を行いまして、その効果を検証していくという予定にしております。 39 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 40 ◯7番(金川敏子君) その方向でまた頑張っていただきたいと思います。  ただ、私は、人件費削減についてという題名なんですが、職員のやる気、将来に希望の持てる魚津市役所を目指してほしいので、この辺の市長のお考えをお聞かせください。 41 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 42 ◯市長(村椿 晃君) その思いは私も一緒であります。  人件費削減というよりは、まず時代に合った業務量にしっかりと見直すということが前提であります。その上で効率的に仕事を進めて職員体制をつくっていくということが基本だろうと思っていますので、職員のやる気をそがないようにしっかりとやっていきたいと思います。 43 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 44 ◯7番(金川敏子君) 次の質問に移ります。  7)歳入増(市税・使用料)について、市税の現年度徴収率の向上と滞納整理の強化が必要と考えるが、市の目標は。  これはいつも言っているんですが、もうちょっと何か進歩しないかなという思いで質問します。 45 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 46 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。
     まず、平成30年度の現年度課税分の徴収率ですけれども、直近の状況ですけれど、98.9%でございます。5年前、平成26年度の98.4%と比較いたしますと、0.5ポイントのアップをしておるわけでございます。  これは、口座振替の推進ですとか、効果的な文書催告を行ったことに加えまして、平成29年度からは納税推進員を雇用いたしまして、件数の多い少額滞納者の方々に対しまして、納期ごとの電話催告を行いましたり、早期の財産調査を行ったりすることで、翌年度に滞納を繰り越さないというふうなことで、取り組みを強化してきたことによるものだというふうに考えております。  市では、行財政改革推進の方針といたしまして、令和6年度までに現年度課税分の徴収率を99.3%にするということを目標としております。先ほど30年度が98.9ということですので、0.4ほど引き上げていきたいという目標を掲げております。引き続き、現年度の徴収に頑張っていきたいと考えております。  また、滞納整理の強化のほうですけれど、効果の高い債権、預貯金ですとか生命保険、給与、こういった金銭債権が中心になりますが、これらの差し押さえを中心とした滞納処分によりまして、滞納繰越額の圧縮を図っております。さらに、不動産の公売や相続財産管理人選任による財産処分にも取り組んでいるところでございます。  さらに、今年度は、ご案内のとおり、個人住民税を中心といたしまして、県と共同徴収を実施することといたしております。  具体的には、滞納整理事務に習熟しました県税務職員2名を招きまして、助言等を受けながら、共同で徴収事務をとり行うものでございます。こういった取り組みによりまして、効率的・効果的な滞納整理をしっかりやっていきたいというふうに思います。 47 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 48 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  では、8番目に移ります。  公共施設見直しについて、令和2年から令和6年までの削減額の計が4億1,700万円であります。取り組む施設名と年度と、それぞれの金額をお願いいたします。 49 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 50 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  これは、これまでの行財政改革推進委員や市民説明の場でもご説明をしてきておりますけれども、最終的な単年度の削減効果額が4,600万円になる案と9,900万円になる案の2つの案をお示しし、委員からは後者の厳しい削減案で改革を進めるようご意見をいただいたところでございます。  具体的には、令和元年度末に西布施保育園を廃止していくことで約400万円、旧福祉センターの利用を廃止することで約600万円。令和2年度から住吉保育園を民営化することで約800万円、歴史民俗博物館の開館時間の短縮を実施することで約300万円。ここまでが令和2年度におけます2,100万円の削減効果額の内訳となります。  さらに、令和2年度末に総合体育館、吉田グラウンド、弓道場を廃止することで約2,800万円、新川学びの森天神山交流館を廃止することで約5,000万の削減効果額が加わり、令和3年度以降は単年度で9,900万の削減効果額となります。  これら5年間を合わせますと、4億1,700万円の削減効果額となるわけでございます。  今後、さらにご意見をいただきながら、見直し後の公共施設再編方針案を作成してまいりたいと考えておりまして、廃止となる施設につきましては、民間施設の利用ですとか広域連携などによる機能の確保、さらには民間への譲渡を含めた跡地利用などの検討を速やかに実施いたしまして、今ほど申し上げました目標の達成を確実に進めていきたいというふうに考えております。 51 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 52 ◯7番(金川敏子君) 公共施設のほうは令和3年までに9,900万円が達成されているわけなんですね。その後このまま何もしなくても、この達成をもししていなかったら9,900万円足りないわけですから、実績が令和4年、5年、6年も9,900万円の実績というふうな数字で、合計が4億ちょっとという形なんですが、もし令和3年に9,900万円達成していたら、その後また公共施設を整理する時間はあるんじゃないかなと思って質問します。お願いします。  公共施設再編を5年間で9,900万円だけにされるのか、余裕があればもっと進めていかれるのか、その辺をお願いいたします。 53 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 54 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  もとより、公共施設のあり方ですとか行革につきましては、これで終わりということはありませんので、常に見直しはしますけれども、まず、今ほどお話をしたのは、この行財政改革は、5年間で5億の財源不足というふうなものを解消していく上でのプランということで、公共施設は短期的なものに絞ってお示しをしたということであります。  今後、そのほかの施設につきましても、人口減や利用状況、こういったようなものを踏まえて見直しを行ってまいります。年度末に公共施設の再編方針として見直し案をお示ししたいというふうに考えております。 55 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 56 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  では、次へ移ります。  9番、令和2年度の予算編成から財政健全化の取り組みが行われると思います。既に取り組んでいる内容と今後の具体的な進め方ですが、これは今説明も受けていたから……。一応答弁をお願いいたします。 57 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 58 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  まず、令和元年度予算編成作業におきまして、総合戦略事業を中心に46事業の見直しを進めまして、約8,800万円の削減に努めたところでございます。  さらに、この4月から、職員給与、特別職、議員報酬の臨時的削減にご協力いただきまして実施をしており、およそ5,000万円の削減効果を見込んでいるところでございます。7月には全職員を対象といたしました予算研修などを実施し、職員の意識の共有を図っておるところでございます。  今後は、歳出予算の執行管理の徹底に努めることとしておりまして、具体的には財務会計システム、これを改修し、年度を通じました予算配当管理を実施することで、効率的な予算の執行を行い、できる限り歳出の抑制を図っていくという予定にしておるところでございます。  また、令和2年度の予算編成に向けましては、できるだけ早い段階から課題の洗い出しをしたいということで、サマーレビューも実施をいたしました。  今後は、財政健全化計画も踏まえました行政経営方針を策定していきたいというふうに考えております。  具体的な点を1点だけ申しますと、昨年度は10%の削減率としておったわけですけれども、来年度に向けましては、政策的経費と経常的経費に分けまして、より実態に合わせてそれぞれの削減目標を作成し、事業のスクラップ・アンド・ビルド、事務費の節減や使用料の見直しなどによる歳入の確保など、さまざまな項目につきまして、知恵を絞っていきたいというふうに考えております。 59 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 60 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  私がこの財政改革の資料を見たときにまず思ったのは、5億というのは、予算立てするのに5億足りない。その足りないものを用意するだけでいいのかなと。これからいろんな基金を積むとか何とかという話があるのに、5億が目標という形でした。いろいろ積み上げて、それが1年に7億ほどになったとか8億になったとか、そういうようなお話があるかなと思ったんですが、それについてお願いいたします。 61 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 62 ◯市長(村椿 晃君) 今ほど議員からご指摘があったとおり、ここ数年、当初予算を組むときに、5億程度の基金を取り崩さないと予算が組めないという状況が続いていたわけです。  そういう意味で、まずはその財源不足を解消しようということが今回の5億という意味であります。5億でもって足りるという意味ではありません。  それで、我々はしっかりと取り崩してきた基金をもとに戻していくということをやっていきたいと思っていまして、そのためにやはり事業の効率的な執行、そういったものを徹底していくということを考えておるわけでございます。 63 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 64 ◯7番(金川敏子君) たくさん質問しましたので、そろそろ財政改革についての質問は終わりたいと思っておりますが、先ほど市長が今のこの5年間の取り組みをされても、また毎年見直しをしていくと言われたことに期待をいたしまして、次の質問に移りたいと思います。  大きな2番目でございますが、旧片貝小学校を活用した学校に泊まろうプロジェクトについてです。  全国女子野球参加の大学数校が旧片貝小に宿泊され、地元の住民との交流もあり、これからも全国女子野球を魚津市で開催できるように、また魚津市の魅力を感じていただいたと推察しますが、成果と今後の計画について問います。 65 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。 66 ◯企画総務部長(川岸勇一君) お答えいたします。  学校に泊まろう事業につきましては、全日本大学女子野球選手権大会の盛り上げ、活性化や、地域の振興を目的にしまして、平成30年度から片貝地域振興が始められた事業であります。  その実績につきましては、昨年度が3大学22名、今年度は1大学19名に加えて、OGの方も5名泊まられました。計24名が事業を利用されました。  基本的には、期間内に大会会場での試合の観戦、応援をしていただくこととなっておりますが、議員のご質問にありましたとおり、市民と選手たちの交流を図るための交流なども実施しております。  2年連続でこの事業を利用されている大学もあります。交流を通してお互いに顔がわかる関係がつくられたことで、地区住民の方が実際に大会会場へ行って応援するといった効果も出ていると思っております。  また、昨年は、人数が足りないために大会自体に参加できないけれども、合同チームとして交流戦には参加したいので、この事業を利用したという大学もございました。大会への参加大学の減少を抑えることにもつながっているのではないかと考えております。  利用者の方に事後アンケートを実施しましたところ、「これまでは試合だけして、負けて大会が終わったら帰っていたけども、地域の方と話すことで魚津のことをよく知ることができた」また「来年も魚津に来るのが大変楽しみになった」などといった意見も頂戴いたしまして、市としても推進している関係人口の増加にも大きな効果があると考えております。  今後の計画ですが、今年度中に旧片貝小学校校舎の改修を行う予定にしております。来年は泊まられる方によりよい環境で、選手、OGたちを迎え入れることができるようになります。  今後も、市体育協会などとの関係団体と連携を図りながらこの事業を推進して、全日本大学女子野球選手権大会の活性化、そして関係人口拡大を通した地域振興にもつなげてまいりたいと思っております。  以上です。 67 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 68 ◯7番(金川敏子君) いい方向へのお話を聞かせていただいて、ありがとうございます。  市民のボランティア団体、また市の職員も大変努力されたなと思っております。  では、再質問を地域協働課長のほうにさせていただきます。  平成28年度から活動している「片貝来られプロジェクト」で、片貝地区で地域の魅力を発信しておられますが、現在までの活動内容と今後の活動について少し教えていただけますか。 69 ◯議長(石倉 彰君) 山本地域協働課長。 70 ◯地域協働課長(山本浩司君) お答えいたします。  片貝地区のほうではプロジェクトを立ち上げられまして、空き家を改修して移住体験施設を実施されておるというところ、それから、今ほどありましたように、旧片貝小学校の校舎改修に伴いまして、そこの施設を利用しまして、いろんな片貝の自然を体験する事業でありますとか、地場産の研究でありますとか、そういった交流を今後計画しておるところであります。 71 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 72 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  これが魚津市全体に少しずつ広がっていければいいかなと期待もしております。  では、次の質問に移ります。  児童の学習教材等の携行品に係る配慮について。  1)授業で用いる教材や学用品、体育用品等が過重になることで、身体の健やかな発達に影響が生じかねないこと等が心配されているが、市としての対応はどうしておられますか。お願いいたします。 73 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 74 ◯教育長(畠山敏一君) それでは、児童の携行品に係る配慮についての質問にお答えいたします。  このことにつきましては、平成30年9月に文部科学省のほうから事務連絡ということで、児童生徒の携行品に関して適切な配慮を講じるようにということで工夫例が示されたところであります。  例えば、家庭学習で使用する予定のない教材等について、児童生徒の机の中などに置いて帰ることを認めるとか、あるいは教材などについては、置いて帰ってよいものについてはリストとして配布して周知するなど、12の例が示されました。  市の教育委員といたしましては、小中学校の校長会議におきまして、この事務連絡について周知を図ったことと、それから携行品の重さや量につきまして、各学校で検討するようにということを働きかけたところでございます。  市内の学校では、鍵盤ハーモニカとか絵の具セットとか、そういった大きいものは置いて帰る。あるいは、家庭学習で使わない教科書や資料集はロッカー等に保管する。あるいは、置いていってよいもののリストを作成して配布するなどの工夫をしているというふうに伺っております。  校長等で、また情報交換を図りながら、できるだけ児童生徒の過重負担にならないように、また働きかけてまいりたいというふうに思います。 75 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 76 ◯7番(金川敏子君) 市民のほうから、おばあちゃんたちが孫のことを心配して、ちょっとした会合でそういう質問も出たんですが、今教育長にお話を聞きまして安心しました。また、指導してあげていただきたいと思います。  もう1つですが、通学上の負担により教材を家へ持ち帰らない場合、その保管場所や管理はどのようにしておられるのかということでございます。お願いいたします。 77 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 78 ◯教育長(畠山敏一君) 教材の保管場所や管理についてのご質問にお答えをいたします。  これにつきましては、各学校の実情に応じまして、教室内の個人のロッカーに入れるとか、あるいは廊下にある所定の場所に置くとか、または担任が保管したりとかといったようにしているわけですけれども、中には多人数学級というのもありまして、もう教室がいっぱいだといったようなところにつきましては、多目的ルームなど、普通教室以外のところに学用品を置くといったような工夫をしている、そういった学校も市内にはあります。 79 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 80 ◯7番(金川敏子君) 私は、学校の名前を言っていいかどうかわからないんですが、清流小学校へ実は保管場所の視察に行ってきたんですね。  授業中でありましたので、そっと廊下から見させていただきましたが、教室の後ろにある棚は、50年前につくられた棚か、ちょっといつのかわからないんですが、サイズが小さくて、品物がいいがに入らないような形でした。廊下に整理棚でも置けばいいのかなと思って見ましたら、廊下の幅が狭くて、もし整理棚を置いた場合に、緊急時に避難できないし、消防法的にも違反らしいです。  新築の学校と比べたら、棚が小さいとかいろいろあるわけなんですが、整理棚と設置場所の確保について、配慮はお願いできないものでしょうか。お願いいたします。 81 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 82 ◯教育長(畠山敏一君) 清流小学校につきましては、議員もご承知のことかと思いますが、統合に伴いまして平成28年度に生徒玄関を改修して下足箱を新しくしたり、各教室あるいは廊下の床を改修したり、また外壁の塗装を一部補修したりというのに合わせまして、実は教室のロッカーにつきましても少し大きくいたしました。全部直しております。  この大きさは、横で言いますと270mmを313mm、あるいは縦の240mmを260mmと、これはもういっぱいいっぱいとってそれだけだったわけですけれども、そういったようにしたところでございます。  ところが、先ほども申しましたように、清流小学校には多人数学級というのがありまして、例えば5年生ですと、現在40人学級が2クラス、もう1人、誰か転校生があれば3クラスになるという、そういうぎりぎりといいますか、いっぱいいっぱいのクラスがあります。それから、6年生におきましても、39人の2クラスというような編制になっております。  こういったことで、これも先ほど申しました多目的教室のロッカーなどに学用品を置いて使っているわけなんですけれども、多目的教室と言いましても、総合的な学習の時間をはじめとして時々これを使いますので、そういった場合は少し動かさなければいけないということも出てまいります。  結論は、ご指摘がありましたように、学習用具を置く棚などの設置ということでしたけれども、これもまた学校の要望、あるいはまた意見なども十分にお聞きをしまして、今後検討してまいりたいというふうに思います。 83 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 84 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  では、次の質問に移りたいと思います。  県の農振除外手続迅速化について。  1)県政ふれあいトークが魚津市で開催され、農業振興地域の除外手続を迅速に行う仕組みを市町村とともにつくる考えを知事が示されました。市の農振除外手続と迅速化に伴うメリットはいかがですか。どのようなものがありますか。
    85 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 86 ◯産業建設部長(武田 寛君) 魚津市の農振除外手続の現状といたしましては、受け付けを5月、8月、11月、2月の年4回しておりまして、県との事前協議を経た上で、手続完了まで平成30年度、昨年度は平均315日を要しておりました。  県内では、14市町村が魚津と同じ年4回の受け付けを行っておりまして、手続完了までの県内の平均は約238日ということになっておりました。  今回、農振除外手続の迅速化を進めるにあたりまして、県のほうでは事前協議の受け付け回数を1年度について最大12回まで増やす予定ということでございます。また、手続に関しまして、標準処理期間、これは通常要する標準的な期間のことを言うんですけれども、この標準処理期間を定めるとか、それから迅速化に向けて事務取扱要領を改正するといった準備を進めておられます。  県の迅速化に向けた方針を受けまして、魚津市におきましても、受け付けは随時行っていくこととしておりますけれども、県との事前協議の実施回数を現在の年4回から年6回に増やしたいという思いでおりまして、その方向で現在調整しております。できるだけ市のほうでも迅速化に取り組んでいこうというふうには思っております。  もう1つご質問にありました迅速化のメリットでございますが、県との事前協議の回数が増えるということになりますと、除外申請される方の申請に関する事務の軽減が図られるというふうにも思いますし、標準処理期間が設定されるということで、事業を進める上で計画的に実施できるのではないかということを思っております。 87 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 88 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  では、2)に行きます。  関連して、企業適地調査事業について今年度計画されておりますが、進捗状況についてお願いいたします。 89 ◯議長(石倉 彰君) 江田商工観光課長。 90 ◯商工観光課長(江田直樹君) 企業適地調査事業につきましては、あらかじめ企業の立地に適した土地を調査し、潜在的な候補地を洗い出しすることによりまして、新たな企業進出ニーズに迅速に対応することを目的とし、本年度、実施しております。  現在の進捗状況でございますけれども、当初予定していた対象区域、これは主に魚津インターを起点とした一定範囲内にある一団の土地を選んでおりますけれども、その当該土地の権利状況の調査を進めております。  一方で、交通インフラなどの周辺状況を勘案しまして、そのほかにも候補地となり得る場所がないかということを視野に調査対象区域の追加も検討しておるところでございます。  今後は、農繁期を終えた10月から対象区域内の地権者様に対しまして、企業用地としての売却の意思等について順次アンケート調査を行うこととしております。  なお、実際に企業用地として活用する際には、候補地ごとに農振除外手続のほか、農地転用許可を得るために必要となる手続、要件などの規準が異なりますことから、最終報告書の中では、それら必要な手続の内容にも踏み込んで取りまとめたいというふうに思っております。 91 ◯議長(石倉 彰君) 7番 金川敏子君。 92 ◯7番(金川敏子君) ありがとうございます。  今、前向きに活動しておられまして、魚津市もそこに力を出しているなということを知りました。ありがとうございます。また、頑張っていただきたいと思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。 93 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。  〔8番 浜田泰君 登壇〕 94 ◯8番(浜田泰君) 令和元年度9月定例にあたり、会派しおかぜを代表して一問一答にて4点質問いたします。  それでは、質問席に移り質問させていただきます。 95 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。  〔8番 浜田泰君 登壇(質問席)〕 96 ◯8番(浜田泰君) それでは、質問の1点目は行財政改革についてです。  まず1つ目、計画の実効性についてお聞きいたします。  財政健全化計画ほか、行財政改革への取り組みがまとめられました。計画の中身もさることながら、最も重要なことは、これが本当に実行できるのかということに尽きると思います。  例えば、今までの件でありますが、その計画の1つに行政改革大綱がありますけれど、これまでの行革大綱と実際の取り組みをする行革集中プラン、現在公開されている平成29年度の振り返りの進捗ですが、それが順調に行っているが17、遅延等と書いてあるのが13項目、約半分強ぐらいが順調に行っていると。今回の令和元年度での振り返りを見ると、順調が20、遅延等が10ということで、計画の3割が達成できていないという形になっておりました。  ほかにも、公共施設再編方針などでも目標を達成できていないという状況がありました。やはり計画を頑張ってしっかりつくったとしても、それが実現できなければ絵に描いた餅ということになると思います。  計画を確実に進めるためにどのように取り組まれるか、市長にお伺いいたします。 97 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 98 ◯市長(村椿 晃君) しおかぜを代表されましての浜田議員のご質問にお答えいたします。  種々の計画につきまして、その状況については、今ほど議員からご紹介があったとおりでございます。  行政改革の取り組みは、もとより一過性のものではございません。継続的に取り組んでいく課題でございます。これまでも毎年度における実績や進捗状況を検証しながら、その推進に努めてきたところですけれども、今後はこれらに加えまして、まずは歳出予算の執行管理の徹底、これに努めていきたいというふうに考えております。  先ほど自民党のほうの代表質問にもお答えしましたが、年度を通した予算配当管理、これを実施することで効率的な予算の執行に努め、できる限り歳出の抑制を図っていきたいというふうに考えております。  また、そういった行政内部の取り組み、それはもちろんなんですけれども、行財政改革の計画の進捗状況、これを市民の皆さんと共有して、チェックを受けていくというふうなことも必要だろうというふうに思っております。  目標の達成に向けました、いわば進行管理というふうなものの徹底を図りながら、随時、遅れているものは何か、頑張らなければならないものは何か、これを明らかにしながら進めていくということが最も重要なことだろうというふうに思っております。 99 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 100 ◯8番(浜田泰君) ありがとうございます。  今ほど言われました予算の執行管理の徹底であったり、それから市民と進捗の情報を共有するといったところは、ぜひ取り組んでいただきたいところでありますが、一方で、計画の進捗管理をどうしていくかというところは、例えば組織的な体制をどうつくるかであったり、職員の意識醸成をどうするかといったところもあると思います。そういった点について、今何かお考えがあればお聞かせください。 101 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 102 ◯市長(村椿 晃君) 今、組織面と職員の意識についてのお尋ねがありましたけれども、組織面について、今どういった組織をつくるかというふうなことは、まだ具体的には考えておりません。全庁的に取り組んでいくための、いわば仕組みというふうなものは以前からのご指摘もありますし、しっかりと考えていきたいと思っております。  その前提として、やはり職員の意識というふうなものを共有化することが大切なので、これも先ほどお答えいたしましたが、今財政課のほうを中心に職員の研修、こういったようなものを繰り返し行っております。  ぜひ職員の皆さんと共通意識を持って取り組んでいくと、そういった姿勢を持っていきたいというふうに思っております。 103 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 104 ◯8番(浜田泰君) ありがとうございます。  今ほど、考えておられないということですけれど、やはり課題があったら、それに対応して組織も考えていかなきゃいけないということで、本年度より公共施設再編推進室もできましたし、そういった中でしっかりと体制を整えて、できることをしっかりとやっていただきたいと思います。  また、職員の意識改革ということで、今年7月に職員向けの研修をされたということですけれど、職員は300名以上おって、3回やったけど二百何十名の参加だったというふうに聞いているんですけれど、せっかくそういった研修をやっても、職員が忙しいから出れんわとかって言うんだったら、やっている意味がないというか、そういったところがあるので、ぜひ管理職の皆さんを含めて、できるだけ全員が受けられるように手配をしていただきたいなと思います。これは要望にしておきます。  続きまして、2つ目、目標設定ということでお伺いいたします。  第6次の行政改革大綱の策定にあたり、また振り返りの話なんですけど、第5次の行政改革の振り返りがありました。  第5次の行革大綱において、基金の効果的な運用という項目の平成30年度の目標値が計画当初から下方修正されておりました。財政調整基金の目標が10億円だったものが4億円、公共施設整備基金が8億円だったものが5億円となっておりました。  行革大綱の検証というところで、ハードルを下げて目標を達成できたとしても、それは意味がないことだと思っております。なので、ここは下方修正すべきではなかったところだと思うんですけれど、それについての見解をお聞かせください。 105 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 106 ◯市長(村椿 晃君) 今ほどご指摘がありました第5次行革大綱におけます財政調整基金及び公共施設整備基金、この積立目標額の目標設定の下方修正の件ですけれども、基金の残高が大きく減少しておるという状況を踏まえまして、段階を踏みながら従来の最終目標額までに徐々に引き上げていくと、そういった考え方のもとにあったわけでございますけれども、議員ご指摘のとおり、最終目標値を下げるということになりますと、毎年度ごとの目標は達成しやすくなるわけですけれども、本来目標とすべき水準との乖離が大きくなるわけでございます。  そういう意味では、目標を達成していないのに、したというふうな誤解も招きかねませんので、安易に修正すべきではないという考え方は十分ご指摘のとおりだというふうに思います。  今後、新たな行革大綱に上げる目標値の設定につきましては、今ほどのご指摘も十分考慮しまして、しっかりと設定をしていきたいというふうに思います。 107 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 108 ◯8番(浜田泰君) これに関しては、最終的な目標値がこのラインであって、それに対して今がどうだと、それが実現可能性のない状態でそれをスケジュールし直したというのが今回の件だったと思うんですけれど、そのステップはいいんだけれど、そういうのが、例えば総括という形で目標が変更されていたというところになると、やはり誤解を招く表現になると思うので、そういったところは慎んでいただきたいということでありました。  そういったところを踏まえて第6次であったり、ほかの計画をつくっていただきたいというところなんですが、もう1点、目標設定についてということで、今度は別の視点で、財政健全化計画のほうから再質問をさせていただきたいと思います。  財政健全化計画の中で、財政見通しの投資的経費の件なんですけれど、当初予算の一般財源ベースが令和元年度に3億5,200万円、翌年度から大体3億程度から1億ぐらいまで、5年間で抑えられていくというのが書いてあります。  投資的経費は一般財源ベースですけれど、ここ10年の決算で見たときに、学校建設がない年、通常の年でも、少ない年で大体6億、多い年で8億とか9億とか、それぐらいあるわけですね。  だから、当初予算ベースではありますが、今回の投資的経費、いわゆる公共事業とかが今までの2分の1とか、下手をすると4分の1、5分の1ぐらいまで抑えますよという計画だと。ということは、市民生活に対して影響が出ない範囲の、本当に最低限のことだけをやりますよということになるというふうに私は受け取りました。  こういったことが、さきの市民への説明とかでも、市民にとってどうなのか、市民にとっての影響がどうなのかというのがわかりにくいという意見があったと思うんですけれど、こういった財政健全化計画の目標設定というのが市民に対してどうなのか。市民の視点で、私たちにとってどういう影響があるのかというのを、もっとわかりやすく伝えるべきだと思うんですよね。  なので、目標設定、しっかりされているとは思うんですけど、そういったところが、数字はこうだけど、これはどういう意味なのかというのをもっとわかりやすく伝えるということについて、市長のお考えをよろしくお願いいたします。 109 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 110 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  市民説明の際も、多くの方からそういった同様のご指摘をいただきました。やはり市民の方にどんな影響があるのかということをわかりやすくお伝えする、これが大切だというふうに思っています。  したがいまして、今後そういった視点に留意してわかりやすい説明をしたいと思うんですが、今ほど例示いただいた投資的経費の件につきましては、詳しい説明が必要であれば、この後、担当部長、課長からしてもらいますけれど、利用料があそこに書いてある額に比例して落ちるというものではありません。あくまで一般財源ベースで書いてありまして、例えば効率的な起債を活用することによって、数字は半分になっているけど事業費は10%ぐらいの減におさまるとか、そういったようなことを想定して実は組んでおります。  多分、そういったものが見えないというご指摘だと思うので、そういった点はわかりやすく説明をしていきたいというふうに思います。 111 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 112 ◯8番(浜田泰君) 言われるように、一般財源ベースですから、有利な補助金であったり有利な借金をすることで、その年の負担は少なくなるけれど、事業費は大きいということもあるかもしれません。そういったところの工夫なんかも、ぜひわかりやすく伝えていただければと思うので、その点についてはよろしくお願いいたします。  では次、3つ目は公共施設の再編方針の見直しについてということで、これは報告の第8号、専決処分の報告が今回上程されておりました。  この中で、市庁舎北側の外壁タイルが落下して、真下に駐車していた車両に被害を与えたというのがありました。  車両の持ち主の方には大変申しわけないんですけれど、まだ車でよかったというのが私の率直な感想で、市役所ですから一般の方も利用されている。これが人に当たっていたら、そして当たりどころが悪かったらということを考えると、施設の老朽化対策であったり安全対策というのは、やはり必要だなというふうに思います。  公共施設再編に関して、老朽化した施設や、それから廃止となった施設の安全対策についての見解をお聞かせください。 113 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 114 ◯市長(村椿 晃君) 公共施設の安全対策の問題ですので、少し丁寧にお答えしたいと思うのですけれど、図書館ですとか公民館など、建築基準法に基づきます特定建築物につきましては、3年ごとの定期調査が義務づけられ、これを行っておるわけでございますけれども、まず、市庁舎や学校につきましては、建築基準法に基づく定期調査の対象外となっております。対象外だから何もしなくていいというわけではなくて、対象外ではありますけれども、学校につきましては、国からの助言に沿いまして建築基準法に準じた点検を行っております。  また、市庁舎につきましては、こちらのほうは定期調査というわけにはいかないですけれども、日ごろからの目視等による巡視、巡回によりまして、点検などを行い、必要な補修を行っておるわけでございます。  そういった中で、ご指摘のあった外壁タイルの落下があり職員の車両が全損すると、そういった事故が発生したわけでございます。幸いにも人身被害に至らなかったことで、車両の損害につきましては保険の適用を受けて弁済をし、外壁につきましては応急処置を行い、付近一帯を立入禁止にした上で、8月にはこの北側外壁タイルの打診調査を行いました。今後、必要な修繕等を検討していきたいというふうに思っておるところでございます。  昨年6月に発生しました大阪北部地震で、ブロック塀倒壊事案があったわけでございます。それを受けまして、市内公共施設のブロック塀の設置状況ですとか、安全点検を実施いたしまして、建築基準法に適合していない6施設7カ所につきましては、撤去や改修等の安全対策を実施いたしました。  個別の事案ごとに対応してきたところですけれども、老朽化の著しい各施設の状況を考えますと、現在利用している公共施設につきましては、先ほど来、出ております長寿命化計画、これをできるだけ早急に策定しまして、計画的な対応を考えていく必要があるというふうに考えております。  いずれにいたしましても、市民や職員が安心して施設を利用できますよう、安全対策の徹底を図っていきたいというふうに考えております。 115 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 116 ◯8番(浜田泰君) 今ほど説明をいただきましたけれど、安全対策をぜひ行っていただきたいなということで、今、長寿命化計画等の話がありましたけれど、一方で、廃止された建物については、点検、補修とか、そういったことも多分行わないというふうに思いますので、そういった施設については、ある意味速やかに解体するしかないというふうに思います。  そこについての答弁がなかったので、一応確認で、もう一度答弁をお願いいたします。 117 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 118 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘のとおり、利用していない施設ですとか、あるいは今後利用する見込みがない施設、あるいは廃止を決定した施設、こういった施設については、できるだけ速やかに、今後の活用策の検討にあわせて、必要がない場合は速やかな取り壊し、こういったようなものが肝要になるというふうに思います。  一遍にはできませんけれども、管理面の安全をしっかりやりながら、早急な取り壊し処理、こういったものができるように考えていきたいと思います。 119 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 120 ◯8番(浜田泰君) よろしくお願いいたします。  では、次に移ります。  4つ目は情報公開についてです。  先ほどからの繰り返しになってしまいますけれど、市民にわかりやすくということで、財政健全化に向けて情報公開を行っていただきたいと思います。  そこで、今、財政健全化計画のほうには、進捗状況などの情報公開を行うということが書いていないんですね。市長はやるように言われましたけれど、そういったところもやはり記載していって、しっかりそれにのっとって市民に対して情報公開をするという形がよろしいのではないかと思うので、そこについて一言お願いいたします。 121 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 122 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  先ほど来、お答えをしておりますけれど、市民説明などでも、市民の皆様から今後もしっかりと説明の場を設け、そして進捗状況を知らせてほしいというご意見を寄せていただいております。  市としては、これまでも予算、決算の状況は、広報ですとかホームページでやってはおりますけれども、今回の財政健全化の話というのは、ある意味、特別な面もありますので、こういった点については、ぜひ市民の皆さんの共通理解を得ながら着実に進めていくということが必要だと思っておりますので、進捗状況を含めまして、よりわかりやすい説明、示し方をしていきたいというふうに思います。
    123 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 124 ◯8番(浜田泰君) 情報公開についてはよろしくお願いいたします。  それで、1つおねだりがあるんですけれど、以前、予算発表のときの予算概要の資料には、行革の成果というので、毎年どれぐらいの行革をやって、どれぐらいの効果額が出たという項目があったんですけれど、何年か前から行革集中プランのほうで発表するという形がありまして、削られてしまいました。  ですけれど、先ほども言ったように、議員であったり職員であったり、いろんな人たちが予算を見たときに、こういうこともやっているんだという意味で、意識をするということは非常に大切なことだと思いますので、予算発表時にも改めてそういった行革の成果なんかを、今年はこういうことをやりましたというのを載せるようにしていただきたいなと思います。  それについて、市長の考えをお聞かせください。 125 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 126 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  何年か前から載らなくなったというのは、意識的にそうしたという意識はないんですけれども、それによってわかりにくくなったということであれば、申しわけないなというふうに思っています。  今回、財政の健全化プランがありますので、予算時にその点も含めてわかりやすくお示ししていくということは重要だというふうに思っていますので、検討していきたいと思います。 127 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 128 ◯8番(浜田泰君) ありがとうございます。  では、次の質問に移らせていただきたいと思います。  質問の2点目は、公園整備計画についてです。  1つ目は、パークマネジメン卜基本方針についてということで、地域の魅力と価値を高めるための公園を目的に、魚津市パークマネジメント基本方針を定められたところです。公園機能の再編や協働体制づくりなど、今後の展開には課題も多くなっておりますが、これにどのように取り組んでいかれますか、お答えください。 129 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 130 ◯市長(村椿 晃君) 公園機能の再編や協働体制づくりのご質問ですが、今年の7月にパークマネジメント基本方針を策定いたしました。  今後は個別の公園のマネジメントプラン作成作業を進めることにしておりますが、まずは公園の利用状況や施設状況、費用対効果などを整理しておく必要がありますので、一旦カルテ形式で整理をしてまいりたいと考えております。  各公園別のカルテ作成後は、公園づくりに興味を持っていただける地域住民や利用者の方々と、地域の特色、特性がある公園、また住民の視点からの公園管理や運営にかかわれるかどうか、そういったことなども含めて、将来像を描いた個別の公園マネジメントプランを作成したいと考えています。  そうすることで、地域の皆さんが、公園づくりですとか利用に主体的にかかわっていただいて、自分たちの公園として愛着を持っていただければ、公園の利活用なりがさらに発展的なものになるというふうに考えるからです。  また、気軽に相談できます仕組みづくりですとか、市のホームページなどを活用しまして、公園を自分たちの自由な発想でつくり上げ、実際に楽しく使われております活動事例など、パークマネジメントに関するさまざまな情報をお伝えし、関心を持っていただけるように、一緒になって取り組んでいきたいというふうに考えております。 131 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 132 ◯8番(浜田泰君) 市民と一緒にというのがやっぱりポイントなんだと思うんですけれど、今パークマネジメントの基本方針の策定にあたって、アンケートをとられていたということで、資料の後ろのほうにアンケートの結果が載せられていました。  その中の設問で「身近な公園の再整備にあたって、集約・統合などを行い、機能や魅力の充実を図っていくという考えについてどう思うか」というものがありました。結果としては、公園の数を維持するよりも、規模や機能の充実を優先してほしいというのが68.6%、公園の数の維持を優先してほしいというのが9.8%で、再編を求めて充実を図ってほしいという結果が多数でした。  とはいえ、自分のうちの近所の公園を潰して遠くの公園をきれいにしますという話が出たときに、近くの人がそんなに簡単に「はい、わかりましたよ」と言ってくれるかどうかといったら、ここはここで難しいところがあるということで、難しい話なんですけど、だからこそ、やっぱり市民と一緒にしっかりと話をつけていただきたいというふうに思います。  でも、公園を維持するよりも充実してほしいと言った人たちは68.6%、つまり今の公園に満足していないという話なんですよね、裏を返すと。  一方で、またほかの設問で、「公園を利用していますか」というアンケートでは、年に何回かとか、利用していないという答えを合わせると、もう7割ぐらいが利用していないという状態。月に1回以上というのが二、三割、年に何回かしか利用していないという人たちが7割程度ということで、今はあんまり積極的に活用されていない状態だというところがあると思うんです。  そういったところを念頭に置いて、どうやって公園をもっといいものにするか。これは、あるから活用するという考え方ではなくて、地域の魅力を高めるために、どうやって公園を活用するんだという考え方に沿って、いい目的だと思うので、ぜひそれに沿って考えていっていただきたいなというふうに思います。  そこで、市長にちょっとお伺いしたいことは、今回このパークマネジメントに取り組むにあたって、市長の中でここを参考にしたいなとか、それからこういった人の話を参考にしたいなとか、もし何か思っておられることがあればお伺いしたいなと。  これは事前に通告をしていないので、もしぱっと浮かばなかったら浮かばないでも結構ですので、よろしくお願いいたします。 133 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 134 ◯市長(村椿 晃君) 実際に幾つかの実例ですとか、聞いた話とかでイメージはあります。ただ、その前提として、人口が右肩上がりなり維持していた時代につくってきた公園と、今これから利用していくというこれからの社会状況を考えると、恐らくそういった時代につくった公園が今の状況に合わなくなってきているんだろうということが前提にあるというふうに思っています。  したがって、そういうことを踏まえて、これからの時代の公園を考える必要があると。例えば、県内の大きな市なんかでは、都市公園の中に高齢者の方々とかが楽しめるような市民農園みたいな形を利用してそこに集う、そういうやり方を展開しているところもあります。また、一部、村あたりでは、自分たちでつくりながら利用方法自体を考えていく、そういった取り組みをしているところもあります。また、都会のほうなんかへ行きますと、非常に規制を緩やかにしながら、いろんな遊び方ができるような公園をつくる、そういった取り組みもあります。  個人的にはそういったイメージを持っておりますけれども、それを市内のどこでそういうふうなことができるかというのは、これからの個別の公園のマネジメントプランをつくる際に、地域の方々とよく話し合って、そういったプランをつくっていきたいというふうに思っています。 135 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 136 ◯8番(浜田泰君) 突然言ったのにありがとうございました。  富山なんかでは農園をつくっておられるところもありますし、先ほど市長が公園の中でいろんなことができるというのは、プレーパークということで以前にも質問させていただきましたが、公園の中で例えば火を使ってみたりとか、もっと冒険的な、子どもにとって危険ではないんですけど、普通の公園ではできないような体験ができるとかといったような、そういった取り組みをしておられるところもあります。  でも、そういったところは、やっぱり管理者がしっかりおられてということで、市民であったり、公園と一緒にやっていこうという団体であったりとか、そういったところの構築というのが非常に大切な話になるんだと思います。  そういった中で、私なんかが勝手に名前を挙げていいのかわかりませんけれど、福岡の警固公園の改修のアドバイザーをされた福岡大学の柴田久先生という方がおられまして、前にこの先生の研修を受けたときに、人の動線をどうするかとか、それからこの公園があることで民間投資を呼び込むとか、民間がどうやってこの公園を使いやすくするかとかいう視点でいろいろとやられておられたり、それから魚津にも来られたことがあるんですけど、コミュニティデザイナーの山崎亮さんなど、公園をどうよくするかという専門家の方はたくさんおられると思うんです。また、そういった専門家の知見とかもおかりしながら、ぜひよりよい公園をつくっていただきたいなというふうに……、これはひとり言ということで、次に行かせていただきたいと思います。  2つ目は、公園施設の長寿命化計画についてであります。  本年3月に魚津市公園施設長寿命化計画が策定されたところです。これは、都市公園の施設や遊具の健全化調査を行って長寿命化対策をまとめたというものになっています。  さきのパークマネジメント基本方針のほうでもありましたけれど、公園機能の再編・集約をどうやって図っていくかと、そういった課題の部分もあっての計画なんですが、この長寿命化計画の対策に早月川緑地のトイレであったり、テニスコートの更新というのが盛り込まれているんですけれど、公園機能の再編であったり、集約化であったり、こういったところの検討は現在されているのでしょうか、お伺いいたします。 137 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 138 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  公園施設長寿命化計画のご質問ですけれども、この計画の対象施設としては、市内27カ所にある都市公園にあります遊具やトイレ、門柵など、全体で1,162施設について、令和10年、2028年度までの10年間で、点検、補修、改築、更新を行う、こういう計画として策定しております。  また、中間年次の令和5年、2023年度になりますけれども、その年度に、いわばこの計画の点検を行いまして、結果を踏まえて見直しを行う予定としておるところでございます。  今後は、本計画に基づきまして、安全性が低く老朽化の著しい施設から優先的に、予算の平準化も考慮しながら、計画的な整備、保全に努めることにしておるところでございます。  議員ご質問の早月川緑地のトイレやテニスコートにつきましては、先ほど申しましたとおり、長期的な事業計画の中で、全体1,162の施設の中の1つという形で計画には含まれておるわけでございますけれども、載っておるから必ず更新するというものでもございません。利用状況を踏まえまして、更新の是非を判断していくことになります。  また、早月川緑地は魚津総合公園と一体的な公園施設であり、また指定管理施設でもございます。今回の魚津市パークマネジメント基本方針では、公園機能の再編・集約化の対象とはしておりませんけれども、早月川緑地施設全体のあり方につきまして、法規制や利用者状況、類似施設との役割分担なども勘案しながら、公園施設の再編・集約化の可能性につきましても検討していきたいと考えております。 139 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 140 ◯8番(浜田泰君) やっぱり何でもはできないということですよね。何でもはできない状態で、じゃ、どこにしていくかというところを、ある意味考えた上での長寿命化計画でないと、どこからどこまでをやっていくかというのは非常に大切な話で、そこをしっかり詰めていかなければいけない話なんだと思います。  ただ、この計画に関してはいろんな施設を調査しましたと。それで、だめなところがありましたと。だめなところをほったらかしていいんですかみたいなところがあるので、そこはある意味並行して、ここの施設を将来までずっと維持していくのかどうなのかということをしていかなきゃいけないというふうに思っています。  早月川緑地は、今までの公共施設の再編方針の中では維持となっていますから、維持しなきゃいけないというふうに思うんですけれど、ただ、今後のそういった施設の見直しというところであったら、やはり何でもはできないので、できるところに集中投資するためにはどうするかという考え方からいくと、私は、この辺はもうちょっと検討の余地があるのかなというふうに思っています。  特に、早月川緑地のトイレの改修なんかは、令和2年、来年に予定されているわけですよ。ここは補助対象の事業ですから、そういったところも含めて載っかっているのかもしれませんけど、今年、計画をつくって、来年すぐにまた計画を変更するというのもちょっとあれな話でありますので、ぜひそういったところの検討も、これから年度末にかけての公共施設の再編とか、そういったところも含めて、公園関係もしっかりと考えていっていただければというふうに思います。  それについて、一言いただけないでしょうか。 141 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 142 ◯市長(村椿 晃君) このプランの性格として、向こう10年、公共施設を長くもたせるという意味で、いわばその予算の枠取り的に、網羅的に計上しているという側面はあります。  今ご指摘の個別の実施箇所の議論については、正直申しまして、私のほうからなかなかお答えしにくい面がありますので、必要であれば担当部課長から答えさせます。 143 ◯8番(浜田泰君) 担当部課長が答えますか。──はい。 144 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 145 ◯8番(浜田泰君) そうしましたら、担当の部課長からの答弁をいただきたいんですけれど、よろしくお願いいたします。 146 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 147 ◯産業建設部次長(三井 修君) 今ほどの答弁をいたします。  早月川緑地につきましては、今ほど市長が述べたとおり、指定管理のところ、そういったものもありますし、利用状況のことを把握しながら、調査しながら、今後検討はしていきたいというところでありますが、あそこは河川敷といった特殊な事情もありますので、その辺も含めて県と関係者と協議してまいりたいと思っております。 148 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 149 ◯8番(浜田泰君) よろしくお願いいたします。  それでは、今度は3つ目、開発広場やちびっこ広場についてです。  パークマネジメント基本方針は、都市公園が対象となっておりまして、いわゆるそれ以外の開発広場やちびっこ広場なんかの公園は入っていないわけですけれど、これについての今後の方針というのをどのようにお考えか、お聞かせください。 150 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 151 ◯市長(村椿 晃君) 現在、市内の開発広場ですけれど、全体で67カ所ございます。そのうち、除草などの維持管理につきましては、市が管理を行っている場所が20カ所、地区で管理いただいている場所が47カ所ということになっております。  ただし、遊具につきましては市が維持管理を行っており、年1回の点検を実施し、評価が低いものにつきましては、地区と協議をしながら、更新あるいは撤去を適宜行っている状況にございます。  今後でございますけれど、現在市が維持管理をしております開発広場を地区へ移管していくということなども検討をしていきたいと考えております。また、公園里親制度というものがございますけれども、こういった制度の周知を図りまして、地区と協議をしながら、今後の維持管理についてのやり方を検討していきたいというふうに思います。  また、ちびっこ広場というものもありますけれど、こちらのほうは市内に33カ所ございます。専ら神社ですとか空き地、こういったようなものを地区の子どもの遊び場という形で利用しているわけでございますけれども、道具も含めまして、維持管理は地区で行っていただいておりますけれども、施設が老朽化いたしまして、地区の負担が大きい、そういった広場もあると聞いております。利用実態をしっかりと見極めながら、必要であれば廃止なども視野に入れた協議を地区と行っていきたいというふうに思っております。 152 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 153 ◯8番(浜田泰君) ありがとうございました。  開発広場にしても、ちびっこ広場にしても、地区の皆さんでやっていただいているというところがあるんですけれど、やっぱり管理の行き届いていないところも見受けられるところがありますので、ぜひパークマネジメントのほうを進める中で、地域住民と公園について話をする機会というのが出てくるでしょうから、そういったところもあわせて、開発広場やちびっこ広場の周辺の住民と、どれだけそういう機会が出てくるかというところがあるんですけれど、そういったところでも話をしていただきたいですし、もし何でしたら、こういった市全体の公園を考えるというところの話の中でも、開発広場やちびっこ広場、どういう公園があって、今後どうしていくのかというのを地域の人たちと一緒に考えてもらうというのが、やっぱり必要になってくるのかなというふうに思います。これはお願いしますということで終わっておきます。  では、質問の3点目は交流人口と関係人口についてです。  1つ目の交流人口については、総合計画における交流人口の目標値が1万5,000人でした。現状はどのようになっていますか、お聞かせください。 154 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 155 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  現在の第4次魚津市総合計画での進行管理といいますか、状況ですけれど、令和2年の目標値として、定住人口を4万3,000人、そして交流人口を1万5,000人、これらを合わせてまちづくり人口というふうに呼んでいますけど、5万8,000人ということで設定されておるわけでございます。  平成30年度の交流人口ですけれども、通勤や通学のために本市に流入する人口は9,195人となっております。これは平成27年の国勢調査のデータを利用しておりますので、この数字自体はこの4年間変わっておりません。9,195人、これを用いております。そしてもう1つ、観光客の入れ込み客数の平均、こちらのほうが4,102人、この2つを合わせました1万3,297人がいわば交流人口の直近の値ということになります。  そういたしますと、先ほど冒頭に申し上げました目標としている1万5,000人と比べますと、2,000人近く下回っているというのが現状ということになります。 156 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 157 ◯8番(浜田泰君) 総合計画をつくったときには、22年で1万3,558人でしたので、そこからなかなか。1回上がって、また下に下がっているという状況だということですね。  では、2つ目、関係人口についてです。  関係人口とは、移住した定住人口でも観光に来た交流人口でもない、地域と、それから地域の人々と多様にかかわる人というふうに定義されています。  先日、20歳の挑戦事業であったり、農商工連携インターンシップ事業であったりというのが実施されました。これは、それぞれの学生が魚津でさまざまな体験をする事業でありますが、関係人口というのを考えたときに、こういった人たちを増やしていこうと考えるのであれば、こういった事業のOBであったりOGであったり、そういった人たちがこれからも魚津と縁をどうやってつないでいくかということが重要だと思います。  これが、事業があったときだけの関係で終わってしまったら、将来につながらないということがありますので、こういったのを一過性の事業に終わらせずに、事業そのものではなくて、この後をどうやって考えていくかということについてお聞きいたします。 158 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 159 ◯市長(村椿 晃君) ご紹介いただいたとおり、本市では関係人口の創出に向けた取り組みといたしまして、20歳の挑戦事業ですとか農商工連携インターンシップ事業に取り組んできております。  例年、それぞれの事業におきまして、学生の皆さんからは学生ならではの提案やご意見をいただいてまいりました。  今年度に参加された学生たちからも、事業終了後におきまして、引き続き魚津市等との関係を持ち続けたいと、そういった提案がありまして、現在、これまでそれぞれの事業に参加された学生や、あるいはOB、OGの皆さんのグループが、要はSNSを通じましてグループ登録制度をつくっております。魚津市の情報を、例えば首都圏等で発信をするとか、そういった互いの情報交流をしっかりやっていこうと、そういったような取り組みが始まっております。  また、事業に関係なく、学生たちが自主的に魚津に遊びに来ていたりすることもあります。民泊先へ自ら連絡して泊まりに来る、こういった学生さんもいらっしゃって、これまでに事業を通じてつくられた関係をしっかりと維持していっているという方々も結構いらっしゃるというふうに聞いています。  このような学生の自発的な取り組みは、非常にありがたいというふうに思っておりますし、これまで取り組んできた事業の成果の1つであろうというふうに思っております。  今後は、こういった学生たちの魚津に対する思いや、これまで築いてきたつながり、これを大事にしていくということが大切であるというふうに思っておりますので、これからも魚津に愛着を持ち続けてもらえるよう、さまざまな魚津の魅力を、引き続き、先ほど申し上げたSNS等を通じまして伝えていくとともに、友人や家族と一緒に魚津に来ていただけるよう呼びかけもしていきたいというふうに思っています。  1つの例ですけれど、今回、女子野球で片貝公民館のほうに泊まった学生たちと少し話をしたんですけれど、お話を聞いていますと、自分たちは野球大会には来たけれども、それだけでなくて、例えば、学校で子どもたち、幼稚園とか保育園の家庭なんかで、いろいろ実習したり教えたりするときに、魚津の情報だとか、そういったようなものも教えてもらうと、自分の卒論とか研究に役立てることができると、こういったようなお話もいただきました。  そういう意味でいくと、1つのイベントを1つの部局だけの事業で終わらせるのではなくて、魚津市のいろんな分野で協力できるようなことにつなげていくというふうなことが、関係を発展する上では非常に有効だなというふうに感じた次第です。  そういう意味では、これからもしっかりと学生の皆さん、大学のほうと意見交換をして、市としてどのような関係づくりの取り組みができるのかを全市的に考えていきたいというふうに思っています。 160 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 161 ◯8番(浜田泰君) 市長が今言われた、1つの事業を1つの効果で終わらせないというところがやっぱり大切な話で、大学女子野球の例を言われましたけれど、野球だけをしに来たんじゃなくて、それをきっかけにして今後どうやっていくかというのを考えていただきたいと。
     それは、例えば観光であったり、交流人口を増やす、定住人口を増やすといったところのセクションだけで考えるのではなくて、やっぱり市全体でそういった視点を持って取り組んでいただきたいなというふうに思います。  特に、20歳の挑戦事業は、今年、市での予算をつけなかったというところがあったんですけれど、これは参加された東洋大学さん、それから市の商工会議所の関係の企業さんであったり、東洋大学のスポンサーの企業さんであったり、そういったところの協力を得て、市がお金を出さずに最後の事業に取り組んでいただいたというところもありますし、それから農商工連携インターンシップ事業のほうでも、発表で、やっぱりOB、OGがどうやって魚津のためにしていくかというので、何かをつくったらいいんじゃないかみたいな、そういう提案もされておりました。  魚津は、そういう意味では、結構大学生とかと交流をしている市なんだなというふうに思うんですけど、その人たちがずっと魚津と縁をつないでいって、交流人口であったり、それから地域の振興であったり、いろんなところに協力をしてもらうという、そういった視点を持った施策、政策を行っていかなきゃいけないんじゃないかなということで、市長が今言われましたので再質問はいたしませんけれど、ぜひよろしくお願いいたします。  では、最後の質問ですけれど、小学校のプールについてです。これは教育長にお尋ねいたします。  1つ目は、プールの稼働状況についてです。  今年は夏休み前まで梅雨が続きまして、天候不順がありました。その後、夏休みに入って一気に猛暑ということで、昨年も猛暑でありましたけれど、そういった状況でありました。  それから、ここ数年で学校の統廃合がありまして、夏休みのプール開放なんかでは、学校1つ当たりの人数が増えたり、それからバスでの送迎というのがあったりということで、学校のプールをめぐる環境というのがちょっと変わってきたというところがあります。  そこで、今年の水泳の授業、それから夏休みのプール開放の実施状況をお聞かせいただきたいと思います。また、使用を中止していた場合には、その理由についても一緒にお聞かせいただければと思います。 162 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 163 ◯教育長(畠山敏一君) それでは、今年の水泳の授業、そして夏休みのプール開放の実施状況についてお答えいたします。  1学期の水泳授業につきましては、小学校5校の平均授業時数ですけれども、低学年は5.5時間、中学年は7.2時間、高学年は7.1時間となっています。  1学期の授業の5校の延べ日数は111日だったんですが、そのうち中止したのは23日で、気温が低いなどの天候による理由が18日でした。また、ポンプの故障で5日間、中止した学校が1校あります。  それから、夏休み中のプール開放の状況につきましては、5校のプールの開放日は延べで64日、利用児童数は4,966人でした。1日当たりの利用人数は388人で、これを1校当たりに換算しますと、1日77.6人が利用したことになります。  なお、中止した日は延べ14日で、そのうち雨とか気温が低いなどによるものが9日、暑過ぎるということで1日、その他、熊対応ということで4日となっています。なお、中止はしなかったけれども、暑過ぎるために時間を短縮したという、そういった学校もあります。  以上です。 164 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 165 ◯8番(浜田泰君) 丁寧にありがとうございました。  2つ目は、プールの使用判断基準についてお聞かせいただきたいと思います。  プールの使用を判断する際の基準についてお聞かせください。 166 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 167 ◯教育長(畠山敏一君) プール使用の判断基準のご質問にお答えをいたします。  プールの使用判断につきましては、寒い場合、暑い場合と、それぞれ各学校で基準を設けて判断をしています。  寒い場合の主な基準といたしましては、気温プラス水温が50℃未満の場合はプールを使用しないと。  また、暑い場合は、暑さ指数31℃以上の場合、この暑さ指数というのは気温のことではありませんで、気温と湿度と輻射熱と気流、こういった要素を取り入れた1つの指標です。この暑さ指数の測定装置は各学校にあります。これに基づいて31℃以上になった場合は使用を中止する。あるいは、気温プラス水温が65℃以上になった場合は中止を検討するというふうにしております。  それから、実際に暑さ指数の高かった日というのは、小まめな水分補給、あるいは時間短縮をするなどして対応したということは確認しております。  このほか、気象警報発令時にプールを使用しない、あるいは大雨とか雷のおそれのある場合、こういったような場合には使用するかどうか、十分検討することとしております。  以上です。 168 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 169 ◯8番(浜田泰君) それでは、3つ目はプールの暑さ対策について。  猛暑が続く夏となっておりますので、どのように暑さ対策を講じておられるのか、お聞かせください。 170 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 171 ◯教育長(畠山敏一君) プールの暑さ対策につきましては、今年、夏休み中も非常に猛暑もあったわけですけれども、プールサイドへの散水、あるいは屋内またはテントやタープ等の日陰で休憩するとか、あるいは小まめに水分補給をする、健康観察を行うといったようなことに気を配っております。  来年以降も子どもたちが楽しくプールを楽しめるように、暑さ対策ということについては十分気をつけていかなければいけないというふうに考えております。 172 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 173 ◯8番(浜田泰君) それでは、再質問したいんですけれど、一番最初のところで、学校の水泳授業は、延べ111日で中止が23日ありましたと。理由は、気温が低い、故障、それから夏休みは雨であったり、気温が高い、熊が出たということで中止になったということです。  学校のプールが軒並み老朽化しているという話を聞いておりまして、例えば壊れて中止になる、寒くて中止になる、暑くて中止になる、熊が出て中止になるというところがありますと、今後、今のままの屋外プールを更新して使うよりも新しい室内プールを使ってはどうかという議論は、議会のほうではしているわけですけれど、今、教育委員のほうで、民間を活用しての市営プールの整備の導入可能性調査が行われておりますけれど、学校のプールを市営プールに、もしそういったのを移管したというか、市営プールを使っての授業をするという形にした場合に、学校がそういった対応をどうするかとか、課題を整理されているかとか、そういった議論というのは、教育委員内部で内々でされているのかどうか、それについてお聞かせください。 174 ◯議長(石倉 彰君) 教育長 畠山敏一君。 175 ◯教育長(畠山敏一君) 今、検討している室内温水プールを利用した場合も考えられるんじゃないかというご質問ですけれども、話題にはしておりますが、まだ検討という段階ではございません。  そして、今ほどご紹介ありましたように、新しい室内温水プールのPFIの導入可能性調査、実は今これをやっているわけですけれども、この中に学校のプール授業の室内温水プールでの実施の可能性についてということで、これも調査をしていただくことにしております。  そういった結果を踏まえまして、今後、各方面のご意見なども伺いながら検討していきたいというふうに考えております。 176 ◯議長(石倉 彰君) 8番 浜田泰君。 177 ◯8番(浜田泰君) わかりました。  今年も現在の市営プールを使って、体育協会さんが学校の水泳授業をバスで送迎してやっていただいたという話も聞いておりますけれど、どういったプールのやり方というか、使い方がいいのかというのを、また今後も十分、教育委員内部で検討していただければというふうに思います。  では、質問を終わります。 178 ◯議長(石倉 彰君) この際、昼食などのため、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は、午後1時といたします。  午前11時55分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 179 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  6番 松倉 勇君。  〔6番 松倉 勇君 登壇〕 180 ◯6番(松倉 勇君) 令和元年9月定例に臨み、雄心を代表して質問いたします。  その前に一言申し上げます。  さきの九州北部豪雨やその後の全国各地での豪雨被害、また、最近では過去最強クラスの台風15号など、一連の災害に見舞われ、お亡くなりになられました方々やご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。また、これらの豪雨や台風15号の影響にて被害に遭われました皆様方にはお見舞い申し上げます。被災されました地域での大規模な停電など、一日も早い復旧、復興を願っております。 181 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。  〔6番 松倉 勇君 登壇(質問席)〕 182 ◯6番(松倉 勇君) 質問に先立ち、通告にありました2の魚津駅前観光案内所の活用策につきましては取り下げとさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、質問に入らせていただきます。  まずは、宿泊税の導入について、さきの6月議会に引き続き質問いたします。  この税について、改めて言いますと、ホテルや旅館に泊まった人から徴収する税金を宿泊税と申します。地方税法に定められた税目ではなく、地方自治体が条例で独自に徴収する法定外目的税であって、条例制定には税収の使途を限定して税率を定め、総務大臣の同意を得る必要があります。主な使われ方としては、外国人観光客対策、観光振興、伝統文化振興、環境保全などに使われているようであります。  本魚津市において、宿泊税を導入し、これを目的税として観光振興施策に費やすことが可能な財源となりますことから、今以上の交流人口拡大のため、観光施策に力を注ぐことのできる宿泊税を条例化し、この財源を生かすことが大事と考え、前回に引き続き提案させていただきます。  さて、前回の副市長の答弁では、富山県の宿泊施設の稼働率が40%で、魚津市の稼働率はそれより若干低いという答弁でありましたが、私の調べでは、平成28年は50.5%、前の副市長の答弁とは10%の差異がありました。  それで、副市長に伺いますが、どれが本当の稼働率でしょうか。答弁をお願いします。 183 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 184 ◯副市長(四十万隆一君) 雄心を代表されましての松倉議員のご質問にお答えいたします。  まず、宿泊施設の稼働率についてお答えいたします。  魚津市におきましては、平成30年の1月から12月末までの年間の宿泊可能人数に対しまして、宿泊者数の割合であります稼働率は42.6%でございます。平成29年も同様の率となっております。  今ほどご指摘のありました富山県全体の平成30年中の稼働率は50.4%で、前年よりマイナス2.7%、国内全体の稼働率は61.2%で、前年よりプラス0.7%となっておるところでございます。  6月議会におきまして、私が40%台と申し上げましたのは誤りでございまして、50.4%が正しいということでございます。謹んでおわび申し上げます。 185 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 186 ◯6番(松倉 勇君) そうでしょうね。確かに。副市長の答弁では、魚津市は県よりも低いんだから、余計なことかもしれんけど、まだ観光地ではないからそういうことは考えなくていいというようなご意見もありましたけど、それって、魚津市の今までの観光施策は何だったのですか。おかしいですよ、その答弁では。  観光施策に金を費やしておいて、まだ魚津市はそんな観光地ではないからなんて、よくそんなことが言えましたねという、私の思いではそうでした。ちょっと違うんじゃないかなと。そこら辺もちょっと答弁をお願いします。 187 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 188 ◯副市長(四十万隆一君) この宿泊税の問題につきましてもですが、導入しておられるところ、例えば東京とか大阪、あるいは金沢とかというところと比較してどうなのかということを申しておりまして、魚津市自体に観光資源がないとか、そういうことを言っているわけではございません。  ただ、この宿泊税を導入する場合の基準として考えれば、そういう大都市あるいは観光先進都市から見れば、魚津市はランクが少し下がるという意味で申しましたので、決して魚津市の観光資源に魅力がないとか、そういうことを申したわけではございませんし、今後とも観光に力を入れていくのは当然のことだと思っております。 189 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 190 ◯6番(松倉 勇君) わかりました。今後、数字も、あやふやな答弁はやめていただきたいと申しておきます。  そして、この宿泊税を導入することにより、観光客が減ることも考えられると述べられておりました。一体、本当にそうでしょうか。今、宿泊税を導入している京都や金沢では、宿泊客、観光客は減っているんでしょうか。そこら辺、答弁をお願いします。 191 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 192 ◯副市長(四十万隆一君) 宿泊税は、先ほども申しましたが、現在、東京都、大阪、京都、金沢の4自治体で導入済みで、今年11月からは北海道倶知安町が導入の予定であるということでございます。  これら導入済みの自治体のほかに今後導入を検討されております自治体では、国内有数の観光地でありますが、訪日観光客をはじめとする観光客の増加により、生活環境が悪化する観光公害の課題が指摘されております。これら増大する観光客に対応するための環境整備として、宿泊税の導入が全国の自治体で広がっておるということでございます。  魚津市におきましては、宿泊税を導入することにより宿泊者数がどのように変化するか、明確ではございませんが、市内の宿泊施設の多くが安価な価格設定のビジネスホテルであることから、国内旅行者の宿泊地の選定に何らかの影響を及ぼすことも考えられると思います。 193 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 194 ◯6番(松倉 勇君) 私は観光客の宿泊者数を言っておりましたけど、実際、ビジネスホテルの稼働率が80%台とか、高いことはわかっております。  だけど、そういうことで宿泊税を導入しないとか、また、これはこの後の話になりますけど、今のことは今の件で結構です。私が調べたところ、金沢も伸びております。京都も伸びております。観光客、宿泊客ともにですね。その件はこれで終わらせておきます。時間がなくなりますから。  また、副市長、もう1つ答弁がありましたね。総務省の認可までには、他の事例を見ると四、五年かかっておりますということでありましたが、私が総務省に問い合わせたり、金沢の例を見たりしますと、全然違うわけですよね。  総務省は、自治体が条例化して申請されますと、その3カ月後には結論が出るがですよ。それを阻害するものは何もないんですよ。要は、各観光宿泊事業者と話し合って、そしてその結果、当局で条例化すれば、条例化した3カ月後には結論が出るんですよ、申請すれば。それを阻害するものは何もないわけですよね。  読みますと、733条に許認可の条件があるんですね。「総務大臣は、第731条第2項の規定による協議の申出を受けた場合、当該協議の申出に係る法定外目的税について次に掲げる事由のいずれかがあると認める場合を除き、これに同意しなければならない」とあります。「1 国税又は他の地方税と課税標準を同じくし、かつ、住民の負担が著しく過重となること。2 地方団体間における物の流通に重大な障害を与えること。3 前2号に掲げるものを除くほか、国の経済政策に照らして適当でないこと」、この3つなんですよ。これで総務省が認可をおろさないわけがないでしょうと私は思います。  平成28年の魚津市の市内宿泊者数は約30万人ということであります。仮に200円の税を徴収したと試算しますと、6,000万となります。魚津市では、観光客は伸びてはいないんですね、現在減っているんですね。平成29年は29万人、30年が約27万人と年々減少している中で、この貴重な財源を観光施策に活用して、交流人口の拡大につなげるべきと私は考えます。  また、とある観光事業者さんによると、この徴収した200円のうちの半額を外国旅行業者及び国内旅行業者にキックバックすると。そのことにより、特に外国旅行業者は力を注いでくれて、魚津市での宿泊者数の増員につながっていくと述べておられました。  このように、観光施策に使える貴重な財源を生かし、魚津市の活性化につなげることが大事と思います。副市長、いかがでしょうか。 195 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 196 ◯副市長(四十万隆一君) 今ほどのご質問でございますが、まず認可の関係でございますけども、前回、すごく長い時間がかかるというふうに私はお話ししたと思いますけども、総務省に出してから認可を受けるまで大体3カ月程度というのは、こちらのほうでも理解しておりますが、既に導入した自治体の例を見ますと、その前に、検討開始から最終的な条例施行まで、例えば倶知安町では4年3カ月かかっておると。一番早い大阪では1年10カ月というデータもあるわけでございまして、ですから、国に提出する前に、その地ならしといいましょうか、そういうところに皆さん結構時間を使っておられるということで、検討してから最終的に施行するまでに時間がかかるという意味での答弁であったということでございます。  次の質問とちょっとかぶるところもあるんですけども、魚津市も観光宿泊税を財源として使えるのであれば非常にありがたいということは思いますけども、現時点で、前回も申しましたように、いろいろ問題もあるだろうということ。例えば、入湯税の問題だとか、あるいはこれを目的税にするということになると、観光客とビジネス客の取り扱いをどうするのかとか、さまざまな検討が必要になってくると思われますので、そういうところに時間がかかるものというふうに思っております。 197 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 198 ◯6番(松倉 勇君) 今ほど、ビジネス客と旅館業のお客の割合というのが、ビジネスは大体80%、旅館業は約30%からそこそこですよね。
     また先ほどの話に戻りますけど、金沢の事例ではどれぐらいかかられたか調べられませんでした? 一番身近な金沢市の場合。金沢市の場合は1年6カ月なんですよ。経済同友から提案されて条例化するまで約1年3カ月、条例化して認可がおりるまで3カ月でしょう。トータル1年6カ月なんです。  平成28年11月に、金沢経済同友と市長の意見交換において、金沢市宿泊税導入について金沢経済同友から提案があり、市長が検討を表明された。そして、その12月、金沢市議会12月定例本会議で宿泊税の導入について提案があり、市長が検討する旨を答弁。平成29年5月、北陸新幹線開業による影響検証会議を立ち上げ、金沢市内プロジェクトにおいて検討を開始。そして、8月、宿泊客経済環境調査の実施、11月に庁内プロジェクトにおける検討結果を公表。そして、平成30年1月、宿泊事業団体からの要望とか考え方、そして説明の開催。3月に金沢市議会3月定例で金沢市宿泊税条例案可決。そして、その後、市長が総務大臣宛て協議書を提出。6月26日認可がおりておると、こういう事例なんですよ。  ですから、最速1年6カ月。もっと早ければもっと早いということですよね。だから、1年以内にできるわけですよ。できるものをできないという答弁自体も、考えてもいないということですよ。これは明らかなんですよ、答弁から聞くとね。全く検討もされていないと。それはおかしいことですよ。まず、検討すべきですよ。検討もしなくて、またどなたかに何かそんたくされておるのかどうか知りませんけど、それじゃぐあい悪いでしょう。そんな政治がまだまだまかり通ると思っておられるんですかということを述べて、市長に伺います。副市長はもう結構です、答弁を聞きましたから。  市長、この提案をどう思われましたか。ちょっとお答えください。 199 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 200 ◯市長(村椿 晃君) 議員から、観光施策の財源として、この宿泊税の導入を検討してはどうかというご提案だというふうに思います。  観光施策、本市としてもしっかりやっていかなくちゃいけないと思っておりまして、そのための財源確保としては魅力的な税ではあるのですけれども、これまで副市長から答弁申し上げておりますとおり、この税を導入するにあたっては検討すべき課題が多数あるというふうには思っております。検討する必要もないというわけではなくて、しっかりそういった課題を認識しながら検討していくべき課題だというふうに思っております。 201 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 202 ◯6番(松倉 勇君) 市長の答弁はわかりましたけど、まず、そういう検討をしてくださいよ、本当に。そうして、全国知事でも、要は法定化によって全国一律課税を検討しておるということも出ておるわけですよね。  そうすると、結局、県からこちらが交付金をいただくような格好になるでしょう、最終的には。もし県にやられた場合はね。県としてやるという話になると、そういうことになりますよね。  そうすると、使い勝手の悪いものになるわけですよ。それでは意味がないと。だから、いっときも早くこういう施策は進めるべきであると私は強く言っておきます。要望しておきますね。ぜひ検討してください。  また、そのためには宿泊事業者と協議を開いていただいて、話をされて、ご理解いただくということも大事ですけど、ぜひそちらのほうも力を入れてお話ししてください。お願いします。  通告にありました魚津駅前の観光案内所については取り下げましたので、やめておきます。  次に、吉島市営住宅跡地売却による保証金返還に関する訴訟の経過と今後について伺います。  市長は6月定例で、私がこの保証金返還訴訟の主導は弁護士によるものか、もしくは当局の主導によるものかと伺ったところ、市長は、当然当局の主導によるものと答弁されています。  そこで伺います。去る8月26日に行われたこの訴訟の公判手続で、当局側弁護士より出されております準備書面によりますと、開発行為によらないでも土地区画整理事業にて開発できるとして、某事業者が開発した経田地区でのものと他の地区でのものが例示されておりました。  となると、市長は当初から、開発行為によるものでなくても土地区画整理事業にて開発ができるものと考えておいでになったのかなという解釈ができるわけですよね。また、私どもはそう理解してよろしいでしょうか。お答えください。 203 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 204 ◯市長(村椿 晃君) 宅地開発の一般的な手法としまして、都市計画法の開発行為によるものと、土地区画整理法による土地区画整理事業の2種類のものがあると、そういう意味であります。 205 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 206 ◯6番(松倉 勇君) ということは、市長はあまり詳しくないということですよね、そういうことですね。今の答弁を聞いていると、これについてはどうのこうのと。それはそれで結構です。  となると、当局の説明書や契約の書面には、換地処分については一切うたわれていなかったというのにどうやってできるのかという問題が発生します。どうやってできるのか、これを三井都市計画課長に伺います。 207 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 208 ◯産業建設部次長(三井 修君) お答えいたします。  前回といいますか、この入札の募集の中では、土地の開発につきまして、こういった手法でやりなさいという指定はしておりません。ですから、今言いましたように、都市計画法の開発行為もしくは土地区画整理法と、その事業が考えられます。  特に、スムーズに行って、入札して、その落札者の方がそれを選んでやっていただくという形をとっておったものであります。 209 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 210 ◯6番(松倉 勇君) 換地について伺います。そうすると、換地はどうやってできるんですか。それについてお答えください。 211 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 212 ◯産業建設部次長(三井 修君) 換地の仕方につきましては、土地区画整理事業の手順の1つでありまして、長々と言うとあれなのですが、簡単に言いますと、換地計画に伴って仮換地等も行いまして、最終的に権利等の移行をさせる換地処分という形になります。 213 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 214 ◯6番(松倉 勇君) その契約書、説明書には、換地処分については一切うたわれていなかったわけですよね、実際ね。そうすると、開発行為でやるという話に結びついていくわけですよね。土地区画整理事業でやると誰も思わなかった。  ここで言う換地というのは、一応説明しておきますけど、俺が言うべきじゃないんですけど、道路、公園、河川等を整備すると同時に、安全で使いやすい宅地につくりかえるため、それぞれのもとの土地の形を整え、もとの条件に見合うところに配置がえをします。このように、もとの土地に対して新しく置きかえられた土地を換地と言います。  ちょっとよくわかりませんね。私の考え方では、道路は一遍売却した。でも、またもとの土地に戻すから、そこが換地ということですか。三井都市計画課長、お答え願えますか。 215 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 216 ◯産業建設部次長(三井 修君) 先ほども申しましたように、換地計画というものを立てますので、そのときに、従前の土地が換地後にはこういったところに行くというのを実際にやる計画だと思っております。それに伴って、大なり小なりの清算金が発生したり、通常はそんなことがございます。 217 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 218 ◯6番(松倉 勇君) ということになると、これは土地区画整理事業において換地なんですよね。開発行為で換地はあるんですか。 219 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 220 ◯産業建設部次長(三井 修君) 開発行為の中では、通常であれば合筆、分筆といった形で、通常の登記という形になるかと思います。 221 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 222 ◯6番(松倉 勇君) この問題はこの後やりとりしてもしようがないので、裁判所の判断に任せることにいたします。  では、市長に伺います。  この裁判が8月26日に結審し、来る10月に判決が出されると伺っております。その判決が出された場合には、勝訴でも敗訴でもその判決に従われるのかどうか、伺います。 223 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 224 ◯市長(村椿 晃君) 判決後の対応につきましては、判決の内容を確認し、必要な対応をとってまいりたいと考えております。どのような判決の内容かにもよるわけでございますけれども、判決の内容が支障とならない限り、次の入札を実施するための事務手続を進めることになる場合も考えられなくもないというふうに思っております。 225 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 226 ◯6番(松倉 勇君) それを聞きたかったんですよ。また控訴ということになれば、裁判の経過を見てからという答弁をされても困るということですよね。  とりあえずこの判決を見てから「進めることもある」じゃなくて「進めます」でお願いします。市長、もう一遍答弁をお願いします。 227 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 228 ◯市長(村椿 晃君) 申しわけございません。繰り返しになりますけれども、判決の内容をしっかり見まして、その内容が支障とならない限り、次の入札を実施する、そういった事務手続を考えられなくもないというふうに思っております。 229 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 230 ◯6番(松倉 勇君) 私は、判決の内容を見てもあまり支障にならないと思います。要は、やりかえりゃいいわけですからね。組みかえればいいだけの話ですから。手法は幾らでもあると思うがです。それはまた次の機会に伺います。  もし、万が一、控訴するということになった場合、控訴するとしても、当然、臨時議会を招集され、議決を求められるものと思います。当然、議員も責任のある立場であります。ゆめゆめ、決して専決事項などとされないことを申し述べておきます。  くどいようですが、議会として責任重大な案件であります。後々、相手先もしくは住民訴訟とかで、当局とともに議員も責任をとられることも考えられます。このことを市長にお答えいただきたい。 231 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 232 ◯市長(村椿 晃君) 申しわけございません。仮定のお話になりますので、その点についての答弁は差し控えさせていただきます。 233 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 234 ◯6番(松倉 勇君) では、次の質問に移ります。  次に、行財政改革推進会議で、市民への負担を強いる公共施設の廃止と値上げのことが先行していますが、これまで市長が就任をされてからの3年にわたる新規の事務事業の総件数とその総額と成果について、全くとは言いませんが、多くは語られておりません。  そこでお尋ねします。総件数と総額を挙げてください。 235 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 236 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  平成29年度当初予算以降という形になりますけれども、平成29年度当初予算編成以降の3カ年間で、いわゆる5つの特定政策分野を掲げたわけでございますけれども、主要事業といたしまして、合計73件の新規事業を計上いたしました。  少しだけ具体的に言いますと、例示ですけれど、教育の充実の分野では英語教育の推進、それから小中学校の教育用ICT環境の整備、こういったような事業。子育て支援の分野では、同時入所の第2子保育料の無料化、あるいは子育て支援包括センター、いわゆる魚津版ネウボラと呼んでおりますけれど、そういった取り組み。あるいは、今般、住吉の保育園を民営化しますけれど、そういった事業。さらには、産婦人科クリニックの開設準備事業、こちらのほうは予算は計上いたしましたが、議員もご承知のとおりの経緯で執行を中止したということになります。  観光分野におきますと、例えば、Sea級グルメ全国大会開催事業、あるいは企業版のふるさと納税を活用しました、たてもんと全国植樹祭レガシー事業など、こういったような取り組みを行いました。  産業分野に目を向けますと、新分野産業育成事業、あるいは北陸職業能力開発大学校の学生を対象といたしました奨学金制度の創設、あるいは農業の6次化ですとか、水産業の競争力を高めるということで水産加工施設の整備、こういったような事業などを計上して取り組んでおります。  さらには、まちづくりの分野になりますけれども、定住促進ですとか、あるいは除雪ステーションを整備しましたり、最近ですと、ケーブルの光化、結構大きな事業費でしたけど、こういったようなものも取り組んでおります。  これらを総額、予算ベースで合算しますと、15億2,000万円になります。  ただ、先ほど申しましたとおり、産科関係はほとんど執行をとめましたので、実績という話になりますと、これよりも大分下がるということになります。  評価につきましては、いろんな見方があろうかというふうには思います。自治体のチェックの仕方といたしましては、行政経営戦略会議におきまして、数値目標ですとかKPIを掲げておりますので、そういったものの達成状況などをしっかりチェックをしておるわけですけれども、例えば、就労支援に関する事業ですとか定住関係などは、割と実施した後すぐ効果が見られるわけですけれども、産業振興ですとかブランディングのような事業になりますと、成果があらわれるまでには時間も要します。そういった意味では、どこまで達成したのかというのは、まだ効果が見えていないものも多々あろうかというふうには思っております。  今後も、事業の成果確認と実施内容の見直しを常に行いながら、効率的、効果的な事業の推進に努めてまいりたいと思います。 237 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 238 ◯6番(松倉 勇君) わかりました。  この後、成果がなかったものもあると思いますと質問しようと思ったけど、先に言われましたから、もうそれは結構です。30年度については、決算でまたお尋ねします。  次に、本年2月末に、市長の公約でありました、産科開設及び産後ケア施設を断念、私に言わせれば頓挫が正しいと思いますが、どちらにせよ、その後について市長に伺います。周産期医療とは何かをお答えいただきたい。 239 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 240 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  周産期医療が何かということですけれども、県の医療計画によりますと、妊娠、分娩にかかわる母体や胎児の管理、そして出生後の新生児の管理、これを主に対象とする医療というふうにございます。 241 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 242 ◯6番(松倉 勇君) では、意地の悪い質問になってくるんですけど、次に、婦人科とは何でしょうか。お答えいただきたい。 243 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 244 ◯市長(村椿 晃君) 一般的に婦人科と申しますと、女性生殖器の腫瘍性の疾患あるいは性感染症、更年期障害、生理不順などの疾患を扱う診療科というふうにされているところでございます。 245 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 246 ◯6番(松倉 勇君) わかりました。  では、周産期医療体制整備事業費補助金交付要綱についてお尋ねします。  市長は、産科開設が頓挫して、なおかつ、市民には財政再建のためと訴えられて、負担を強いながらも、金沢医科大学へのがん研究のための寄附講座3,000万円、ちょっと言葉は変節しておりますけど、私は解釈しております。それはそれでいいです。  なぜなのか、私は理解できませんでした。本来の趣旨は、産科医師確保のためであったものと、私はそう理解しておりました。頓挫した途端に、金沢医科大学での婦人科系がん研究のためと言葉が変節された。なおかつ、財政が厳しく、職員の給与をカットしてまでやり続けておられる覚悟、まことに立派としか言いようがありません。  しかし、ここに富山労災病院のホームページ上の案内資料があります。これによりますと、労災病院のトップページに婦人科のご紹介がありまして、問題ではないですけど、こういうことかなと、ちょっと私も考えさせられたところがあるんです。  新たな診療機能を備えた婦人科診療科の特色として「2019年4月から、女性の産婦人科医師 内山華苗先生が加わり、2名体制になりました」。これを全部読むと時間がかかるので、肝心なところですね。「当院では専門医師等によるアドバイスや治療を行っておりますが、今年9月「女性のヘルスケアアドバイザー」資格を有する女性医師による『女性専門外来』を開設いたします」。要約しますと、「また、現在分娩は行えませんが、妊婦健診は可能であり、熟練のアドバンス助産師がスタッフに加わったことにより、9月より『助産師外来』、『母乳外来』を開設することといたしました。妊婦健診は元より、妊娠中から産後の保健指導・母乳育児支援まで幅広くサポートし、アドバイスやケアを行っていきます。精神的サポートを含め丁寧に相談にのりますので、是非お越しください」とあります。  ホームページを見ていると、これは周産期医療ですよね。市長、どう思われますか。 247 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 248 ◯市長(村椿 晃君) 議員からは、両診療科の守備範囲のお尋ねだろうというふうに思うのですが、実際の医療機関におきましては、婦人科と標榜しておりましても、産婦人科医が実際の診療にあたる際には、妊婦健診を行ったりしておるわけでございます。いわば、労災の今回の展開も、せっかくいらっしゃる人的資源をしっかりと生かしていきたいということでの取り組みということですので、そういう意味で理解をしております。 249 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 250 ◯6番(松倉 勇君) 私が読み上げましたところで考えたのは、あとはベッドと分娩施設があれば周産期医療じゃないですか。ですよね。これについては後に質問しますので、答弁は要りません。周産期医療については、そういうことで終わらせておきます。  では、次に、行財政改革推進会議の中身を示す市民への説明を、新川文化ホール、ありそドームと2回開催されております。その際の市長の発言について伺います。  市長は、去る8月25日に、文化ホールにて開催された説明で、某婦人からの産科開設断念、頓挫の話の中で、金沢医科大学への寄附講座3,000万円を問われた中で、やがて、何年後になるかわかりませんが、産科の開設を諦めたわけではありませんと述べられております。  同じように、去る8月29日にありそドームにて開催された説明でも、市民からの産科開設は諦めたのかの質問に、市長は、私は産科開設を諦めたわけではなく、そのために金沢医科大学との関係を続けている、ここについては金は言われていませんけど、そして産科の規模など縮小したものを考えているなどと、一歩も二歩も前進したことを発言されております。  しかるに、このたびの産科は諦めていない発言は、単に寄附金の理由づけのための詭弁を弄しているのかと、私は当初、思っていました。はたまた、本気でやる気があるのかと思いますよね。市民や私には判断ができません。そのどちらかなのかを、今ここでお答えいただきたい。 251 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。
    252 ◯市長(村椿 晃君) 市民説明でお答えしたとおりなんですけれども、未来永劫諦めたのかというふうに問われれば、そういうつもりはありません。  ただ、今般、12月議会までに条件を一生懸命詰めて、それが2月に急に中止になったということに対して、多くの皆さんが不思議だなと、どうして急にというふうなお気持ちがあることは十分理解をしておるわけであります。財政状況について厳しいことは、議員もご指摘のとおり、結構早い段階からきちんと把握をしております。  ただ、そういった中でも、どういう条件であれば進めていけるかということをぎりぎりまで詰めておりました。私もいいかげんな目標を立てるわけにいきませんので、ぜひ実現すべく、ぎりぎりまで詰めていたというのが実情であります。  そういう意味でいくと、余裕を持った計画でなかったという点は、もしご指摘いただく点があるとすれば、そのとおりかなとは思います。それが、さらに医師の体制を厚く求められ、スタッフの安全確保の体制が必要という条件の中で、これ以上進めることは、市のその他の行政サービスに大きな影響を及ぼすという判断のもとに、一旦そこでとめたというのが私のいわば判断であります。  そういう意味では、決してそれは後悔しておりませんし、そのまま突き進むわけにいかないというふうに思っておりましたので、そういった結果になったと。  したがって、諦めたのか、未来永劫やらないのかと問われれば、諦めたわけではないというふうにお答えをしております。 253 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 254 ◯6番(松倉 勇君) そうすると、先ほど私が述べました富山労災病院のホームページは、先読みし過ぎなんですかね。先ほど申しましたけど、あとはベッドと分娩施設があれば可能じゃないですか。それは答弁は要らないです、先ほどから答えておられるから。答弁はいいですけど、可能なのかなと、ふと思ったわけです。労災の後の話し合いの中でね。ベッドと分娩施設があれば。私は、あんまり詳しいことはわかりませんけど。そういうことを思いまして、ちょっとこの質問をさせていただきました。  ここで言いたかったのは、市長も、説明であまり軽々に、諦めたわけではない、規模も縮小したものを考えているとかという、一歩も二歩も前進したものを言われると、市民も、ああ、まだやるんだという感覚。期待と疑い、両方持ちますよ。期待する方もおられるし、我々みたいに疑いを持つ者もおるし。何言うとるがかと。半年前に断念したと言って、今ごろ何言うとるがかということも思います。期待されるほうが多いかと思いますけど、逆に軽々に物を言うとるなと、または市民をばかにしとるがかなと、愚弄しとるがかという意見もあります。だから、その辺は、軽々な物の言い方はやめられたほうがいいと、一言申し添えておきます。よろしいですか。どうぞ。 255 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 256 ◯市長(村椿 晃君) 決して市民の皆さんをばかにしておるわけでも、軽々に申し上げているわけでもございません。しっかりとその可能性は考えていきたいとは思っておりますけれど、今の魚津市の財政の状況で進めることは難しい、無理だというふうに申し上げております。 257 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 258 ◯6番(松倉 勇君) そうですか。私はまた、計画と実行年度などもお尋ねしようと思っておったところですけど、そこまで言われると、もう尋ねようがありませんよね。それはそれでいいです。結構ですけど、そこら辺、きちっとこの先、財政も健全化して、そして、そういう見通しが立てばということを先に言われたほうがわかりやすかったと思うがです。  次の質問に入ります。  次に、失礼ながら、市長の資質について伺います。これについて、一般論と市長自身の持論をお聞かせいただきたい。 259 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 260 ◯市長(村椿 晃君) 市長の資質の一般論がいかなるものか、私もわからんのですけれども、自治体の長、リーダーとしては、やはり最終的な決定者ですので、決断力、判断力と実行力、これが何よりも必要ではないかというふうに思います。プラス、持論と書いてありますので、ここに加えて、私自身心がけていることは、常にオープンな姿勢で、公平、公正なスタンスを持つということであります。 261 ◯議長(石倉 彰君) 6番 松倉 勇君。 262 ◯6番(松倉 勇君) ここに、私、ちょっと資料を持ってきたんですよ。これは高知県の元室戸市議会議員の谷口総一郎氏──現職ではありません、元ですね──のブログから抜粋したものでありますが、この方をちょっと紹介しますと、全国ではオンリーワンの手書き地域雑誌の出版、その後は市議会議員として3期12年、室戸市政の不正と正面切って戦い、この5月からは、これまで地方政治に係る論評を十年余り書いてこられたが、議員職から離れ、今は少年時代からの夢である画家となり制作に没頭しておりますということですね。  この方の首長像なんですけど、市長と置きかえます。「首長選への立候補」というところから始まるんです。選挙とは、当選した人がその職にふさわしい人だと保証するものではない、これは議員にも言えますけどね。それが首長であろうが市区町村の議員であろうが。  公選制とは、選挙で選ばれた人を首長や議員とみなすことであって、当選した人が首長または議員としてふさわしい資質や見識、能力を持っていることを必ずしも保証するものではない。  首長選について言えば、立候補した人が2人だとすると、その2人がともに組織経営を行うにおいて首長としてふさわしい高い能力を持った人であるかもしれないし、また2人ともそうでないかもしれない。しかし、その中の1人は必ず当選しますが、そんな場合、住民は哀れであると結んでおります。  また、首長や議員としてふさわしくない場合でも、4年間在職することを考えると、4年でも長いと感じる例もあると、これは私のことを言われとるがかなと思ってしまうのですが。それはまた違いますけど、そういう例もあるということですね。考え方ですね。  「首長に必要な資質」として、コンプライアンス精神に富んでいること、先ほど市長がおっしゃった公正、公平ですね。コンプライアンスはまず法令ですね。コンプライアンスとは法令を遵守すること。もちろん国の法律だけではない、その町の条例や規則、時に規定される要綱なども、その業務において正しく厳守されることが求められると。  地方行政にかかわる首長も議員も地方自治法を国の法律と思っていない節があるが、地方自治法とは、日本国憲法第92条をもとにして規定された、地方行政が地方自治を行うにおいての最高規範である。首長や職員、そして地方議員として地方行政にかかわっている以上、嫌でも守らなくてはならないルールである。  ゆえに、行政や議会にいて、この地方行政最高規範である地方自治法を守りたくない人間は、即刻辞職すべきである。  これは室戸市の例なんですけど、室戸市がバスターミナルを建設するとき、1,444万円の予算、県補助金50%、市の借入金50%を使い、徳島バスの社員宿舎も建ててしまったが、その部分の予算投資は約1,000万にも上る。この建設によって、室戸市は地方自治法第244条(公の施設)違反を行ったことになるため、私は議会において、その違法な状態が解消される改善策まで提案し、市長の窮状を救おうとしたにもかかわらず、受け入れれば谷口に負けたようでしゃくにさわると市長が考えたのか、その提案を拒否。だから、建物は現在もその違法な状態のまま室戸岬港に建っている。全国の行政関係者でこの地方自治法違反の事例に関心がある方は、ぜひとも一度、室戸に行政視察においでいただきたいと。  先ほど市長が言われた、これらの法令に違反しなくても、自治体の長ともなれば、誰が見ても不適正だと判断されるような行為や政策を行ってはならない。小松室戸市長は、既に倒産状態で撤退寸前だった指定管理者の企業ミクプランニングに6,000万円もの住民のお金をつぎ込んだが、こんな○○に追い銭的な無駄な投資は絶対に行ってはならない行為で、この件も地方自治法違反である。  つまり、法律の一つも守れないやつが政治になんぞかかわるんじゃないということであります。  皆さん、あなたの近くで最近起こった出来事と何か似ているなと思い当たることはありませんかと問いかけもあります。  最近まで、室戸市政及び議会組織の不正や不適正な体質にくさびを打つべく、市民や室戸市議会において、8年間にわたって室戸市政の違法や不正を追及し、住民に向け告発の情報発信を行ってきた勇気ある行動なんですねとありますね。  町の言葉として、「違法でもいいじゃないか、町がよくなるなら」、こんな勝手なことを谷口さんに言った人が何人もおられたと。こんなでたらめなことを口走る政治関係者ばかりじゃ、町は100年たってもよくならず、その町は悪質な政治体質を引きずったまま寂れていくと断言できるという書き方をしている。  また、首長の条件として、改革精神に富んでいることというお題目でありますが、大体どこの自治体でも、1年に1つや2つは不正や不適正な行政運営を行っている。それは、特に1,000万円以上の予算を投資する大きな公共事業において行われている。  当然、自らは違法や不正、不適正な行政運営を行ってはならないし、それを行おうとする職員には厳しくコンプライアンスに関する教育を行うことである。首長や職員へのあしき口ききや働きかけも全てその場で記録し、同時に全国に向け情報公開して、行政組織からそんな不正を排除することが求められるとありました。  また、市長はどうですかね。まず、体が健康体であること、それは大丈夫なんでしょうね。  次に、明るくて、知性と品性があること、これも大丈夫ですね。いつもにこにこしておられますから、明るいですよ。いつも明るく、にこやかに、穏やかに、明晰に、法を守る正義感を持ち、筋と理をもって率直に語ることができる、その姿である。私のことじゃないですけど、谷口さんは、小生は全く持ち合わせていない特質ばかりだがと、私はここには同感しますね。私もそうかなと思うがです。  次に、指導力があること。部下や住民に向かうべき方向を指し示し、企画立案を促し、人を適正に配し、人に働きかけ、その者たちを引っ張り、事をなし遂げていく指導力を発揮して、リーダーとしての役割を果たさなくてはならないとあります。  次に違うことが書いてあるんですけど、不適正なことでは市長は引っ張れないだろうと、組織内にひずみが入りますよということが書いてあって、その後に、だから首長は、職員を自分の子どもに言うように教え指導し、指示し、人を配し、自分が先頭に立って行動するよう、最初から理解していなければならないということになる。そうでなかったら、途中から改善しようといくら苦心しても、それは無理なことだとあります。  もうちょっとあるので、もうちょっとおつき合い願います。  次に、先見性・先進性に富んでいることとありまして、先見性とは、将来どうなるのか、まだはっきりと見えないうちに前もって見通すこと。先進性とは、行政に関して言うと、他の自治体の中でも、地域の取り組みや行政の取り組みについて、進歩の度合いが他市町村よりも進んでいることを言う。  他にぬきんでた行動を起こしてこそのリーダーであり、行政組織のトップリーダーである首長には、時代を先読みしたこうした先進性や先見性が必ず必要である。そのためには、行政におけるいろんな施策や事業に関して、全国の自治体などの先進地調査は欠かせない。それを日々の多忙な業務の中で、首長自らが行っているのか否かが問われるとあります。  先進性や先見性を持つには情報収集が不可欠であり、情報を欠かさず収集し、それを取捨選択し、その膨大な情報の中から自分の町の活性化に適したヒントを抜き出し、それをもとに新たな計画を創案する。それには、このような一連の作業を地道に行う性格と企画能力が伴わなければならないとあります。  最後に、「決断力」とあります。一番先に市長が言われましたけど。決断力として、首長の判断力の誤りは、住民に大きな損失を与えることは、この例でも理解できよう。これは長いんですけど、先ほどのミクプランニングの話なんですけど、6,000万、ただ取りされたという話なんですけど、6,000万円の財政支援の要求書が市に提出されたが、支援しなければ我が社は撤退するぞという内容であった。小生は、それを毅然と断り、撤退させ、新たに民間から指定管理者を公募すべきですと求めた。しかし、市長は6月議会で4,000万余りの支援を決めた。その9カ月後の3月の当初予算でも支援したが、ミク社はその6,000万円のお金を持って撤退していった。  熟慮と優柔不断は紙一重という。思い切って決断すべきときにちゅうちょすれば、優柔不断のそしりを受ける。その例によって、室戸市では2回で約6,000万円の公費を無駄にどぶに捨てたことになる。  リーダーに必要な能力は、問題に応じたその見極めであり、決断である。決定を下さないといけないときには決断する、決定を下してはいけないときには決断しない。これが見極めをもとにした判断というものである。決定を下さないという決断も首長にはなくてはならない資質と言えるし、動に転じなければならないときに不動であれば、首長としての判断力と決定能力を問われることになる。  そんな首長としての判断力と指導力が欠けた人物が意思決定機関のトップにつくと、住民は哀れであるし不幸だと最後に述べております。  ということのないように、ぜひよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。  以上です。 263 ◯議長(石倉 彰君) 17番 浦崎将隆君。  〔17番 浦崎将隆君 登壇〕 264 ◯17番(浦崎将隆君) 本定例において、通告に従い、5点について質問させていただきます。  先日開催されました魚津市行財政改革説明に出席し、改めて魚津市の厳しい現状を聞きました。今定例では、魚津市の活性化を考え、質問させていただきます。  1点目の質問です。  全国的に超高齢化、少子化が進み、私たちが住む魚津市も例外ではありません。今後、高齢化とともに人口減少が進み、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯もますます増加していくでしょう。私たちがいつまでも住みなれた地域で暮らし続けるにはどうしたらいいでしょうか。人のつながり、居場所と役割の重要性が再認識されていると考え、高齢者対策のうち、高齢者の居場所づくりと外出支援についてご質問いたします。  視察で新潟県見附市へ行ってきました。見附市では、まちづくりの取り組みとして、閉店したスーパーを買い取り、まちの活性化を促す市民交流センターとしてネーブルみつけをつくり、高齢者の居場所づくりとしています。  その市民交流センターでは、日中、高齢者がお金をかけずに将棋を楽しんでおられました。将棋盤も、ベニヤ板にマジックで書いてあるような簡単なものでございました。そこに集まってくる高齢者は、楽しそうに時間を過ごしておられました。  誰でも自由に集まり、自由に過ごせる居場所は、ひとり暮らしで家に閉じこもりがちな人がさまざまな人と交流できる場です。居場所の交流を通じて、それぞれ生きがいや楽しみを見つけ、元気に生きる活力になります。  また、居場所での活動で、地域の知り合いや趣味の仲間を増やし、周囲とのつながりを確認することで、地域生活に安心感が生まれます。  魚津市内でもいろいろなサロン等があり、高齢者の方々も生き生きと活動しておられるところがありますが、現状をお答えください。  公共施設再編の流れの中、新たに市の所有になるものが増えることは、先日の行財政改革や公共施設再編の話とともに逆行すると思いますが、商店街や大型店のテナントの空きスペースなど、自由に交流者が集える場所を、ちょっと違った目線で設置することを考えてみてはいかがでしょうか。魚津市の見解をお伺いいたします。  また、居場所への移動手段として、自家用車以外で現実的な交通手段の整備も必要と考えています。居場所への移動だけではなく、魚津市としての高齢者の移動手段の整備につながる施策を考えています。  魚津市は、市民バスの先進地として多くの議会から視察もありましたが、国土交通省の地域公共交通優良団体大臣表彰を受賞したのは平成25年、それ以後、かなりのスピードで高齢化が進んでいます。  市民バス利用促進の事業は実施しておられますが、成果はどうでしょうか。市民バスにとらわれない施策が必要になってきているのではありませんか。  全国の自治体では、自宅から高齢者の集う居場所への送迎を行う事業所に、行政が車両リースや保険料、通信費などを介護予防事業として補助している事例、福祉事業者が送迎用のバンを利用し、スーパーで買い物を終えた高齢者を自宅まで送る事例、購入した商品を無料で配送サービスする事例など、多くの自治体が工夫して、高齢者の生活を支えているようです。魚津市はどのような取り組みを考えておられますか。  2点目は、老朽化した所有者のいない建築物に対する市の取り組みについて質問します。  今ほど、閉店した大型スーパーを市が買い取り、市民交流センターとして成功している事例を申し上げました。一般住宅を中心とした空き家対策も深刻化しておりますが、魚津市の山間部には廃墟と化した昔の温泉施設等が荒れ放題で残っています。所有者がいなくなった施設は、建物が朽ち、壁や屋根が周囲に被害を及ぼすおそれがあり、景観も損ねています。解体に踏み切ることはできないでしょうか。あのような建物を末代まで残すのでしょうか。  ただし、公費を投入する以上は納税者の理解が欠かせません。今までも、何度か解体や跡地に何か建設ができないかとの話があったのではありませんか。  全国的には、このような施設跡を公費での解体を決断した自治体もありますが、魚津市の見解をお聞かせください。  3点目は、公共施設の広域連携の利用について質問いたします。  静岡県焼津市と藤枝市では、広域連携企画として、お互いの施設を利用する際に、申請すると市民料金で利用することができる取り組みをしております。  体育館や陸上競技場、野球場、プール等の文化・スポーツ施設等は、魚津市も近隣市も、それぞれが持っている状況は同じです。実際、魚津市民の方も、黒部市や滑川市の体育館やプールを利用していると、よく耳にします。  現在、魚津市では、公共施設再編の取り組みをしているところで、魚津2040会議等でも多くの意見をいただいておられます。近隣市によく似た施設が多くあること、また、それぞれ使用料の差があることなど、問題は皆さんがよくご理解しておられるところでしょう。市民の選択、施設の有効利用を考え、近隣自治体との連携について、魚津市の見解をお聞きします。  4点目に、地域おこし協力についてご質問いたします。  人口減や高齢化が進む中、地方に移住し、活性化に取り組む地域おこし協力の存在はますます高まってきていると感じます。  魚津市にも3名の地域おこし協力がいらっしゃいます。それぞれが感じた、魚津に必要と思われることを、各人の特技などとあわせて活動しておられるようです。魚津市の住民とは違う発想のもとで地域にかかわることが、新しい動きや刺激を与えることとなり、住民主体の新たな地域おこし活動につながると考えております。  今定例には、地域おこし協力の方個人の資格取得の予算も計上されています。3人の方は、具体的にどのような活動をしておられるのでしょうか。魚津市として、今この事業でどのような成果が上がっていると考え、目標の達成をどう設定しているのかお答えください。  また、今後、任期後の地域おこし協力の方々について、どのような対応をしていくことになるのでしょうか、お答えください。  最後に、経田地区の下水道工事の進捗状況、今後の計画についてお伺いいたします。  昨年6月の定例でも経田まちづくりについて質問し、下水道整備も含めて進めていくとのご答弁をいただきましたが、それ以後の取り組み状況、完成予定等、具体的にお答えください。  以上、5点についてご答弁をお願いいたします。 265 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。  〔民生部長 矢田厚子君 登壇〕 266 ◯民生部長(矢田厚子君) それでは、浦崎議員のご質問にお答えいたします。  私からは、高齢者の居場所づくりと移動支援のうち、居場所づくりについてお答えさせていただきます。  高齢者が自由に集まり時間を過ごせる場所は、どのくらいあるかとのお尋ねでございます。  本市では、地域の方が主体となって行っていただいておりますふれあい・いきいきサロンが、平成28年度は83カ所、平成29年度は89カ所、本年につきましては8月末でございますが、92カ所に上るなど、その活動場所は徐々ではありますが増えております。  また、高齢者の自由な集まりの場とは言い切れませんが、旧福祉センターで行っておりますおたっしゃ介護予防教室への参加者延べ人数は、平成28年度は2万1,787人、平成29年度は2万101人、平成30年度は2万4,280人に上ったほか、介護予防のためのおもりを使った体操を行ういきいき百歳体操も、平成28年度は3カ所、平成29年度は13カ所、本年8月末で22カ所と、その参加人数及び実施場所も増加しております。  続きまして、商店街や空き店舗のスペースに高齢者が自由に集える居場所づくりを設けることについてとのご質問にお答えいたします。  商店街を活用いたしました高齢者が自由に集える場の1つといたしまして、現在、中央通りイベントホールにて、先ほど申しましたいきいき百歳体操が毎週火曜日に実施されております。こうした活動は、議員おっしゃるとおり、高齢者の孤立防止、地域の集まりの場での生きがいづくり、仲間づくり、介護予防、そして福祉のまちづくりに大きく寄与するものであると考えております。  本市といたしましては、新たな集いの場づくりだけではなく、既存の集いの場が長く活動を続けていただくためにも、一緒に事業を展開していただくボランティアの育成も重要であると考えております。こうした人材の育成が、地域に根づいた本当の居場所づくりにつながるものと考えております。それらの人材を養成した上で、また民間企業との連携や空き店舗の利活用を十分に検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 267 ◯議長(石倉 彰君) 田中環境安全課長。  〔環境安全課長 田中明子君 登壇〕 268 ◯環境安全課長(田中明子君) 次に、市民バスにかわる有効で現実的な高齢者の移動手段についてお答えをいたしますけども、まず、市民バスの現状について、簡単に説明させていただきます。  現在、魚津市では、市が運行する市民バスが8路線、富山地方鉄道が運行する地鉄バスが2路線ございます。どちらも同水準の低料金で運行をしております。また、双方で路線やダイヤの重複が起きないように、富山地方鉄道と連携を図りながら、利用者の利便性向上に取り組んでいるところであります。  市では、この形を当面維持してまいりたいと考えておりますけども、今後、人口減少や高齢者のひとり暮らし世帯が大きく増加するなど、社会情勢が大きく変化した場合には、事前予約型で利用者の要求に対応した運行を行うデマンドタクシーの一部導入などを検討する必要があると考えております。  ただ、デマンドタクシーは、利用者にとっては大変便利な仕組みなんですけども、近隣自治体の導入例を見ても、大きな経費が必要となることは明らかでありますので、本市においても、導入の検討は慎重に進める必要があると考えております。  このようなことから、まずはバスを利用しやすい環境を充実させ、できるだけ多くの方にバスを利用していただくように努めますとともに、市民バスへのニーズをアンケートなどで把握して、高齢者の移動支援をどうすべきか、検討を続けてまいりたいと思います。  以上です。 269 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。
     〔産業建設部長 武田 寛君 登壇〕 270 ◯産業建設部長(武田 寛君) 次に、魚津市の山間部に残る老朽化した建築物についての現状把握及び課題についてお答えいたします。  魚津市の山間部に残る老朽化しました大型の建築物に関しまして、解体や建てかえなどの要望を、今のところ魚津市のほうではまだ受けてはおりません。そのために、空き家としての特段の調査はまだ行っておりません。  今後、近隣の生活環境上の問題が発生した場合には、除草ですとか雑木の伐採などの対応が必要かと思いますが、現在のところまだ苦情のようなものは入っていない状況でございます。  次に、公費負担での解体についてのご質問にお答えいたします。  公費負担での解体につきましては、所有者もしくは相続財産管理人が管理や解体を行うべきものでありまして、市として公費負担での解体はまだ考えておりません。  しかし、そのまま放置すれば、倒壊など、著しく保安上危険となるおそれがある状態などに該当するような状況に至った場合には、空き家対策等の推進に関する特別措置法に基づき特定空き家と認定し、代執行による解体も考えられます。  なお、この際、抵当権などがもし設定されているような物件である場合は、債権者との調整が必要となる場合がございます。この代執行による解体の場合は、一時的に公費で負担することになりますが、費用は所有者から徴収することになります。相続放棄により所有者がいない場合には、相続財産管理人を選任し、相続財産の清算により、解体に要した費用を徴収することになります。  以上です。 271 ◯議長(石倉 彰君) 川岸企画総務部長。  〔企画総務部長 川岸勇一君 登壇〕 272 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 次に、文化施設やスポーツ施設などの公共施設の広域連携、相互利用に関するご質問にお答えいたします。  まず、魚津市や近隣市における公共施設の市民が利用する場合の料金と、市外の方が利用する料金の実態を少し紹介しますと、魚津市や近隣の黒部市、滑川市などでは、市民と市外の方の使用料金を区分されておらず、差は設けておられませんが、県内には、スポーツ施設や文化施設について、市外の方が利用する場合の使用料金を市民の方より20%あるいは25%高く設定している市もございます。  また、それとは別に、それぞれの市では、市内の児童や高齢者、また市民団体等の皆さんに対して、料金を減免、あるいは割引制度を独自に設けておりまして、例えば、魚津市の場合でいいますと、水族館の入館料は市内の中学生以下を無料にしているところであります。  ご質問の公共施設の相互利用とは、市民と市外の方の使用料金に差がある場合に、市町村間で連携して、そこの市民と同じ料金で利用できるようにするもので、例えば、料金の差があった場合は、その差額部分を利用させてもらう側の市が負担するといった制度だと思いますが、先般、議会特別委員が視察されました焼津市と藤枝市による先進事例もあり、注目すべき取り組みかと思っております。  公共施設の相互利用の効果としまして、1つ目は、施設を持っている市にとっても、広域利用に伴う利用者が増えることによって使用料収入の増加が期待できること。また、短期的には、市民にとって利用できる施設が増えるという効果があると思います。  2つ目は、お互いの市町村にある施設のそれぞれの強みや特徴を十分組み合わせて、広域的に利用、補完し合うことによって、これは中長期的な効果になってしまいますが、それぞれの市町村にとって保有する施設の総量を減らすこともできることから、施設の整備、あるいは更新する場合の費用を縮減できる効果も期待できることが挙げられると思います。  そこで、今回、市の公共施設の見直し案の中で、市内にある弓道場について廃止というふうな案を示しております。これは、総合体育館、プールにあわせて、弓道場単体ではなくあわせて廃止という方針にしているんですが、これの考え方は市内に代替施設がないものですから、近隣の他市町にある弓道場、これを相互利用させていただいて、代替施設の確保を図りたいという考えに沿ったものでございます。  今後、施設の相互利用を進めていくには、それぞれの市にとっても効果や利点があるという点をお互いに共有することが必要不可欠であると思っています。  ただし、将来的に人口減少、利用者減少も見込まれる中で、合理的な広域連携、施設の市町村間での相互利用については、魚津市においても引き続き検討を進めていきたいと考えております。  以上です。 273 ◯議長(石倉 彰君) 山本地域協働課長。  〔地域協働課長 山本浩司君 登壇〕 274 ◯地域協働課長(山本浩司君) 次に、地域おこし協力の活動についてのご質問にお答えいたします。  現在、地域おこし協力は、平成30年5月に着任しました池田隊員と河野隊員、本年3月に着任しました今田隊員、計3名がいます。  池田隊員は、動画の配信やフリーペーパーの配布など、移住・定住につながる情報発信を行い、また、片貝地区で移住体験施設の運営にかかわるなど、片貝公民館を拠点に地域活性化に向けた活動を実施しております。昨年、隊員が企画し開催いたしました市のイメージキャラクター「ミラたん」のPRイベントは、県外からの参加者も含め、多くのミラたんファンが本市を訪れ、大変盛況なものとなりました。  河野隊員は、フリーランスのママたちの活動に参加して、イベント告知のチラシのデザインを手がけるとともに、本年5月から新しくなりました婚姻届や健康センターが作成する健康づくりウォーキングマップのデザインを行うなど、大変クリエーティブな才能を発揮しております。また、魚津三太郎塾の7期生として活動し、移住体験ツアーのメニューを作成し、移住・定住につながる企画の立案、情報の発信をしております。  今田隊員は、本市に滞在して海と山の魅力を楽しんでいただく農泊事業に関する活動をしております。農商工連携インターンシップ事業では、移住者からの目線で、参加学生と交流をしております。また、本人の活性化のテーマに基づきました事業展開を行うために、キャンプインストラクターの資格を取得するなど、今後も事業の実施に必要な資格を取得しながら、本市の農泊事業を推進してまいります。  次に、この事業の成果と目標の設定についてのご質問にお答えいたします。  地域おこし協力制度は、隊員の住民票の異動を伴うものでありますため、都市から地方への人の流れができ、地方の人口増につながるということが最大の特徴であります。  また、隊員の柔軟な発想でイベントを開催することや、新しい視点で移住体験ツアーを企画することにより、地域や団体の活動の幅が広がり、それぞれのイメージアップが図られるなど、議員さんが先ほどおっしゃられたように、移住者目線で本市の魅力を伝えられるとともに、地域住民が改めて地域や団体の魅力に気づくことができるということが成果であると考えております。  このように、3名の協力が行っている現在の活動を通じて交流の輪が広がり、地域や団体が活性化すること、そして、その活動が自立して継続できるような体制を確立していくこととなれば、目標が達成されるものと考えております。  次に、任期後の対応についてのご質問にお答えいたします。  地域おこし協力の任期は最長3年であり、隊員の任期終了後の定住率は、平成28年度末の数字で全国、県内ともに約6割となっております。  現在の3名の隊員には、任期終了後も本市に定住していただくことを望んでおりますが、そのためにも、隊員自身が本市での活動に対し、誇りとやりがいを感じて、地域住民や各種団体と協働しながら本市での生活を楽しめるよう、今後も、隊員の起業や就職の支援などを継続してサポートしていきたいと考えております。  また、任期終了後に定住に至らなかった場合においても、引き続き本市との交流を継続し、本市の魅力を発信してもらえるような関係性を築いていきたいと考えております。  以上です。 275 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。  〔産業建設部次長 三井 修君 登壇〕 276 ◯産業建設部次長(三井 修君) 次に、経田地区の区画整理などの進捗状況についてのご質問にお答えいたします。  経田中央地区区画整理事業につきましては、換地処分にかかわる清算金業務が今年度末に終了する予定となっております。  また、この区画整理に隣接しております経田北・南地区のまちづくりにつきましては、地元と話し合いの場を持ち、まずは地籍調査事業を完成させ、個々の土地の境界を確定させた上で、土地区画整理事業ではなく、幹線道路となるところを優先的に拡幅整備を行っていくことについて協議しているところであります。  地籍調査事業につきましては、経田北地区については平成29年度の国の3月補正で、また、経田南地区につきましては平成30年度に事業採択され、平成30年度より事業着手しております。今年度は、一筆ごとの登記簿の調査を行い、土地の境界確認作業を進めるために、土地所有者に境界立ち会いをお願いする予定としております。  今後につきましては、国からの予算配分によって進捗状況に影響が出ることも懸念されますが、令和5年度に完成することを目指しているところであります。  最後に、経田地区の下水道整備の今後の予定についてのご質問にお答えいたします。  経田地区の公共下水道事業は、平成9年度より第3期事業認可区域として下水道事業に着手し、現在、整備区域を拡大しながら整備を進めているところであり、経田中央土地区画整理事業周辺を除いて、令和元年度で概ね整備が完成する見込みであります。  今後の経田北・南地区の下水道整備につきましては、現況は道路が狭く、地下水位が高いこともございますので、下水道管の管路の布設が現状では非常に困難であるというふうに考えられております。それに伴いまして、道路の拡幅整備に合わせて管路を整備していきたいと考えております。  以上です。 277 ◯議長(石倉 彰君) 17番 浦崎将隆君。 278 ◯17番(浦崎将隆君) どうも。1つ目からということで、見附市のは、私は別に魚津市にそういうスーパーを探せとか、そういうことを思っとるがじゃなくして、魚津市は財政困難ながに高岡みたいなことになったら大変ながやと思っとるがで、私もこのごろ、たまにありそドームへ遊びに行っとるがですよ。ありそドームの入り口の左側に子どものキッズスペースというか何とかが、エアコンがあってテレビがあって、子どもの遊び場にいいところだなと思って、1回孫を連れて行ってきたことがあるがです。  例えば、もうちょっと海側のああいうところにテーブルでも、それこそ公共施設に行ったら、松倉の小学校のあそこにもテーブルもあるもんや。ああいうテーブルを持ってきて、さっき言ったベニヤで10枚ほど置いて並べて、将棋の盤1枚買うたって1,000円ほどだと思うよ。  とにかく、そういう楽しめる場所は何かないがかなと。経田の公民館にも聞いたら、以前はやっとったけど今はやっとらんと。中央通りも何かやっとるそうでございますが、私はたまたま将棋って言ったけど、囲碁をする人もおるやろうし、かけに赤短する人もおるわ、トランプする人もいろいろおると思うけど、何かそういう施設があったらいいなと。  ありそドームっていったって、金取らんだらまたどうしようもないがで、もちろん無料で、それを話しするのが市長の仕事であって、それをひとつ、1回聞かせてください。 279 ◯議長(石倉 彰君) 矢田民生部長。 280 ◯民生部長(矢田厚子君) 今、議員さんからご指摘がありましたように、例えばありそドームのロビー、広いアリーナの場所とかで集える場所を設置できないかというお話だと思います。  ありそドームのエレベーター前のところにはちょっとスペースがありまして、皆さん、あそこでテレビを見ながらおられたりとかというふうな形をとったり、また、普通の民間企業であれば、例えば、サンプラザさんとかでもバス待合のようなところのスペースを整備していただいて、皆さんそちらでお話ししていただいたり、あと、いきいきセンターのほうで、先ほど言いましたような健康マージャンというのも無料で開催させていただいておったりしますので、こういった施設の中で、高齢者の方が集まりやすい場所にそういう集えるものをつくっていけないかということはまた検討していきたいというふうに思っております。 281 ◯議長(石倉 彰君) 17番 浦崎将隆君。 282 ◯17番(浦崎将隆君) 私も今、今度どこへ遊びに行こうかと考えとるもんやから。マージャンの話などもあったけど、そういうことでまたひとつ検討して、とにかく金のかからん方法で楽しめる方法はないかと。そこへ何人かの人が集まりゃ、誰かが責任者をやって、会員つくって、魚津市の四十万副市長でも将棋の会長か顧問にでもして、そういう遊び方もあるということを。  やっぱり見附市に行って、ああ、いいなと思いました。スーパーを買うといったら大変になるけど、例えば今の話でサンプラザの一角とか、ああいうところもいいんですけど、本当言ったら、昼ご飯にそこでまた弁当を買って、コーヒー飲んでお金を使うから、ああいうところのほうがいいんですけど、なかなかああいうところはうんと言わんやろうなと思って、私はありそドームとかでも、まず小さくやってみて何とか大きく、民生部長も来年おらんちゅうがやから、私、知らんわみたいもんな話だけど、そういうことも考えて言っとるがです。  それから、好きなことを言うたかもしらんけど、市民バスにということで、市民バスもちゃんとうまくいっとるがなら別にいいがであって、ただ、テレビ見とる人は叱るかしれんけど、どうせがらがらのバスが走っとると思っとるから、そういうことも言うたんで、実際、買い物の無料配送とか、そういうがもやっとる町村もあると思うんよ。ね。そういうがで一応質問したがであって、またそれは検討しておいてください。  それから、2つ目の所有者のいない老朽化の建物についてです。  私は十何年前ぐらいに、全国で女子刑務所が足らんと聞いたことがあるがです。1回質問したことがあると思っております。何言っとるがよ、こんなもんなといって、そのままポイとほっぱられたと思っておりますけど、私は魚津市のお金を何とかせいとか、そういうことを言うとるがじゃなくして、今言うとる場所は大体わかっとると思うけど、あそこを見に行ったら、途中の何やら温泉も物置みたいになっとるがやねかね。それこそ東のほうのゴルフ場の近くにも1軒あるがやねかね。  か、やがてこういうもん、おらどもしゃばにおらんからといっても、こういうこと、村椿市長は何期するがか知らんけど、そんなもん、おらのとき知らんじゃみたいもんで、ほっぱっとくがかということを言いたいが。  やっぱりいろんな人の話を聞いとったら、今、女子刑務所の話もしたけど、地元はもちろん反対する人もおりゃ賛成する人もおるけど、例えば、瓦れきの廃棄物みたいなものでも、ああいうところで穴を掘ってすると言ったら、国はどれだけでも金出すという人もおった。本当かどうか、実際、私がただ人としゃべっとっての話を言うただけであって、また参考にしてください。  それと、余計なことを言うけど、横浜の市長さんが市長選に出るときにカジノは絶対しませんて言うとったけど、今となっては健康が大事か、金が大事か、教育が大事かわかりませんけど、横浜の市長もIR、カジノ、年間1,200万やちゅうがけ。やっぱり金に目がくらんどるわけじゃなくして、どうしてでも財政が苦しいから、そういうこともやってかんならんという思いでおられるなと。ニュースでしか見とらんけど。  それと、近隣で言うと、石川県の津幡町、あそこに朝から晩までボートレースをやっていますよ。私、3回か4回ほど、あそこを通って見に行きました。  最初に行ったとき、狭い駐車場であったがに、今は駐車場が3つやら4つに増えて、前、宮崎課長にも、1回新潟県の競輪場の話も調べてくれよと言ったけど、あまり魅力ないわと言われてそのままほっぱったけど、津幡のは年間5,000万やと聞いとるけど、何を言いたいがかというと、金沢に競馬場もあって、あれをすると言ったら相当反対されて思い切ってやったと思っております。だけど、それも健康も大事だし、教育も大事だし、景観も大事だし、それでやられたんやなと自分でそう思っとるがで、そういうことも考えて。ただ、あのままほっぱっとくがかと言ったら、どうしようもないがやないがかなと思っとります。税金ももちろん入っとらんがでしょう。 283 ◯議長(石倉 彰君) 答弁は要らんがけ。2人だけの会話はちょっとやめてもらえるかな。 284 ◯17番(浦崎将隆君) そういうことで、答弁といっても、はい、わかりましたってもんでもない話ながで、ちょっと検討できるかどうかだけ。何せ、末代まで残しとかれんちゃ。そういうことで。 285 ◯議長(石倉 彰君) 武田産業建設部長。 286 ◯産業建設部長(武田 寛君) 多分、皆さんがご承知のような建物で、空き家同然の建物のことだと思いますけども、やはり空き家になってしまうと、どうしても景観もよろしくないので、そのまま放置するのはいかがなものかというふうには思っております。  ただ、先ほども申しましたように、どうしても権利とかの関係が絡むと、市もおいそれと公権力の行使まで行けないものですから、そこがどうしてもこちらのほうの弱いところといいましょうか、動きづらい面はどうしてもあるかと思います。  ただ、今後、何もしないで放置しておくというのは、市の行政としても考え物だと思いますので、できるだけ情報は収集して、もし何か地域の皆さんでお困りのことがありましたら、また市のほうとも相談したいと思っております。 287 ◯議長(石倉 彰君) 17番 浦崎将隆君。 288 ◯17番(浦崎将隆君) ちなみに、国のお金というか県のお金というか、公費で、新潟県の湯沢市とか山形県の鶴岡市で、やっぱり廃墟の施設をそういう地元のお金じゃなくして、そういう努力はしておられます。また調べてください。  それと公共施設のほう、川岸企画総務部長が何か言ってくるがかなと思ったら何も言ってこんだから、理解してくれたんだなと思って、いい答弁をいただきましたけど、それこそ公共施設の視察に行ったときに、私が言いたいのは、これからだんだんと人も少なくなる。魚津市もプールを建てるとか、そういう話ももちろんあります。いい話もありますけど、同じような建物だったら、我慢して使っていくこともこれから考えんならんがかなと、そういうことを含めて、焼津市はいいことをやっておられるなと。やっぱり我慢していくということは大事です。  例えば、魚津は新川文化ホール、黒部はコラーレと、管理するところは違いますけど、これからそういうことも考えていかんと財政を圧迫するもとやなと、自分で思っとったもんやから、ぜひ質問したいなと思っとったがで、また今後、よろしく考えてください。  地域おこし協力、片貝に1人、市役所に1人、漁業にも1人おられるということでございますが、私はあまり漁業の金融機関のほうに行かんもんですから、どういう人かなと思ってもおるがですけど、現場の者としゃべっとったら、交わっとるがか交わっとらんがか、ひとりでおるような、寂しいような顔しとるという話も聞いたもんやから、山本地域協働課長、またひとつ、地元におりやすいように、今度、電話して行こうかと言ったら、1週間ほどおらんがとかという話で、帰っていってやろうかと思って、1回見に行かんならんなと思って、そういうようなもんで、また相談に乗ってやってください。  続けてもう1つ、最後に、いろいろと私も経田のこの同じ話ばっかり言うとるかもしらんけど、ほっぱっとくわけにいかんもんやから、金のかかることであまり言いたくないがやけど、三井も来年おらんて話だけど、何か考えて、俺おらんから知らんじゃなくして、ひとつまたよろしく頼むということで、再答弁をひとつよろしく。 289 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 290 ◯産業建設部次長(三井 修君) 先ほども述べましたけども、経田の中央の区画整理事業は無事終わりまして、その近辺の整備が残っておるというところで、地籍調査はぜひ進めて、それ以降、整備について、いろいろと協議は進めていきたいと思っております。 291 ◯17番(浦崎将隆君) よろしくお願いいたします。終わります。皆さんのために休憩もせんならんやろうし。 292 ◯議長(石倉 彰君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後2時55分といたします。  午後 2時45分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時55分 再開 293 ◯議長(石倉 彰君) 休憩前に続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  5番 岡田龍朗君。  〔5番 岡田龍朗君 登壇〕 294 ◯5番(岡田龍朗君) 私は9月定例にあたり、4点の質問通告をしています。  私は、質問通告に入る前に、社会情勢などについて意見を述べたいと思います。  安倍首相は、韓国は国と国との約束を守らないことを機に、韓国に対し輸出規制の強化を始めました。政経分離の原則を逸脱するものです。  私が残念なのは、日本のメディアが韓国との対立をあおることを行っているということです。その上で、国民は、韓国人はまた文句を言っているなど、韓国人を排他し、相手をやり込めて快感を得るような社会的風潮を生み出していることは愚かであり、情けないことです。  私は、日韓両国民にとってメリットがあるとは思いません。全国各地では韓国からの観光客が減少し、経済的な影響を受けることにもなっています。  私は、日韓両国にとって、最悪の外交・経済関係の状況の中で、その解決すべき点が明確に示されたと考えています。  私は、日韓併合時代における歴史的認識の違いが根底にあると考えています。このことが日韓の信頼関係の悪化の要因である徴用工問題につながっていると思っています。その上で、日韓両国の歴史的事実に真摯に向き合い、粘り強く対応を進めていくことを求めていきます。
     では、質問席にて質問します。 295 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。  〔5番 岡田龍朗君 登壇(質問席)〕 296 ◯5番(岡田龍朗君) よろしくお願いします。  質問の1点目は、魚津市の行政に関することであります。  2017年12月定例における答弁では、魚津市内の2カ所にある福祉センターを廃止し、高齢者サロンの設置など、福祉センター機能などを持つ場づくりができればよいとしています。その上で、平成30年度中には方向性をまとめたいと答えていますが、その方向性について答えてください。 297 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 298 ◯副市長(四十万隆一君) それでは、岡田議員のご質問にお答えいたします。  旧福祉センター、百楽荘と経田でございますが、これにつきましては、施設の老朽化等によりまして、平成26年7月に策定いたしました魚津市公共施設再編方針に基づき、平成30年3月末をもって廃止としたところでございます。  再編方針に基づき、新たに福祉センターを建設する予定はございませんが、健康づくりや交流活動など、地域の皆さんが通える場所が身近にあることが望ましいと考えております。  旧福祉センターが担ってまいりました介護予防機能、高齢者交流機能などは、公共施設の再編に伴い生じます空き施設等の活用を検討するほか、市内の空き家の利活用や民間企業との連携を十分に検討して実施してまいりたいと考えております。 299 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 300 ◯5番(岡田龍朗君) 今、答弁いただきました内容の中では、2017年12月定例における答弁とあまり変わらないと思うんですが、方向性というか、そういうことでは変わらないということで、今の答弁はその認識でいいということですか。 301 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 302 ◯副市長(四十万隆一君) 現在もいろんな場所について検討を進めているところでございますが、百楽荘につきましても、現在まだ一部使用しているところもございますし、経田につきましても、地域の関係等でまだ使用している面があるというところもございまして、ただ、今、市としては、いろんな場所を精力的に探しているところで、最初に申しましたような形に持っていきたいというふうには思っております。 303 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 304 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  経田地区も含めまして、百楽荘の問題、実際どう検討していくか、公共施設の再編等も含めて問題になっていますが、十分に検討いただいて、答弁にふさわしいことを求めます。これは要望としておきます。  その次ですが、私が行政施設のことについて調べ物をしていましたら、この2施設は行政目的を喪失している普通財産であると認識することができるということが何か書いてあったんですが、その点については普通財産としての認識でよろしいんですか。その点でお伺いします。 305 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 306 ◯副市長(四十万隆一君) 廃止ということなので、その後は普通財産という認識でよろしいと思います。 307 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 308 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  経田福祉センターも含めまして、地域住民も含めまして、介護教室を週に3回か、利用の中で使ってもいい、いろんな行政目的という法律的な立場の中からこういうことが可能であるということで、答弁いただいたということでは認識して、いろんな面で言うことができると思いますので、その点では、私も含めましてわきまえておきます。  質問の3番目よろしいですか。  経田福祉センターについて、いわゆる住民の皆さんも含めまして、当局の方も参加していただいていろんな議論をやっていますが、経田福祉センターを地域センター的機能として運営することは可能か、住民の意見の中でもこういうのが多数を占めていますので、そうした意見をちょっと今述べていただきたいということでお願いします。 309 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 310 ◯副市長(四十万隆一君) 経田福祉センターを地域センター的機能として運営することにつきましては、経田地区振興協議が現在、当該場所を活用して、住民が主体となった通いの場としての介護予防サービスBや誰もが参加できる交流事業の拠点とする計画を検討されておられまして、市と協議を重ねているところでございます。  こうしたことから、地区の皆様が地域づくりの一環として公共施設の跡地の具体的な方針が決定されるまでの間は、住民主体の自主的な活用、運営を行うことについては十分可能であると考えております。 311 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 312 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  そういうことで、その中で市も含めまして、福祉センターが住民にかなうような方向性できちっと出していただきたいというのは切実な要望でありますし、百楽荘の跡地についても社協さんが参加していますけど、そういうのもきちっとさせて、この中で、さっきも言うけど、やっぱり決断ですね。それは痛みも伴うというけど、社会情勢とかいろんなことの中で、財政の規模とか、これだけ行政改革の方針も出されまして、やはり一定程度、魚津市は金がないと、市民からそう言われる実情じゃ、やっぱりああと思うんだけど、そういう口実にして、またおかしな意味でもとられるということもありますので、それも含めまして、きちっと出していただきたいというのが本当の意味での要望でありますし、きちっとやっていただきたいというのがあれです。  以上です。それ以上言いません。  次ですが、魚津市は財政調整基金などが減少した要因に除雪費を挙げています。基金の目的にかなうものでありますが、これは事実であります。  一応こういう要因の中で、一番言われるのは、除雪費というのは必要経費だと。これを金がないと、いつ降るかもわからない中での意味があって、そういうことを言われるもので、考えてみれば、去年だって雪でかいと降らなかった中でそうなったと。  だけど、財調というのは、そういう目的にかなったものでの使い方では間違っていないと思いますけど、やはりこういう除雪費にかかったって口実にして挙げて、そんなのは市民にすればやっぱり安全で、除雪費というのは切実なことなので、はじめに言っておきますが、他市町村から比べると、魚津市の除雪の仕方というか、あまり機能していないと。ただそういう声もあるということだけでよろしいですけれども、あまり手っ取り早く除雪に取りかかっていないということも言われますので、それは答弁は要りませんけど、そういうことを言われることが多々あります。他市町村の何人かの方にもそういうことを言われました。取りかかりが遅いとか、がたがた道が多過ぎるとかという意見がありましたので、そこだけは言っておきます。  話はずれましたが、質問項目の4番目に行きます。  魚津市の年間除雪予算はどれぐらいを見込んでいるのか、この点についてお答えください。 313 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 314 ◯副市長(四十万隆一君) 今ほど除雪の仕方がよろしくないとかという話も言われましたが……。 315 ◯5番(岡田龍朗君) あんた、気分悪くしられたかもしれん。 316 ◯副市長(四十万隆一君) 最近、非常に建設課も頑張っておりまして、私は「最近はよくなったね」という話も聞いております。頑張っておるということもまた認めていただきたいと思いますし、逆にほかの市町村に行っても、これは変だなと思うこともよくございます。捉える人たちの主観でいろいろ思われると思いますが、魚津市は魚津市なりに頑張っておるということは認めていただきたいというふうに思います。  質問の除雪費用の件でございますが、今はどこでもそうですけど、大体業者さんにお願いしておるものですから、その方々が持たれる重機だとか保険料だとか、いろいろそういうもののメンテナンス費用を市のほうでまず負担するということになっております。それをしないと、だんだん皆さん重機を放されて除雪ができないという体制になりますので、そういう意味の経費で年間大体4,500万円ほど見ております。  それ以外に、雪が降った場合に出動してもらったときの経費として3,000万から4,000万ということで、年間大体8,000万から1億の間で予算組みをしておるという状況でございますが、その年度によりまして、雪がたくさん降れば除雪をお願いする費用が全然足らなくなるということで、例えば一番多くかかったのは平成29年でございます。当初予算9,172万5,000円でございましたが、専決で1億6,100万、2回目の専決で1億と、合わせて2億6,100万円の専決をして、結果的に3億5,329万5,000円となったということでございます。  除雪の費用は、基本的には市の予算でやるということでございまして、雪が降らなかったからよかったとか、降ったからどうやったとかという話ではないんですけども、事実として、そのときにかかったということでございます。  若干国のほうからも、3,500万円ほどいただきましたが、それもいつも来るというものでもございませんので、通常は市の予算で処理するというものでございます。  最初に、必要なものだということもおっしゃいましたが、市とすれば、自然環境のことも含めて、水不足とかそういう問題も含めて、一定の量は降っていただきたいのではございますが、降り過ぎという、平成29年のような豪雪は望んではおりませんので、通常どおりの年であればいいなというふうに思っております。 317 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 318 ◯5番(岡田龍朗君) 結局、雪も降り過ぎると災害という形になりますね。国の助成金というのをもっと講じてもらうとか、そういうことも地方の自治体、豪雪地帯のそういうがをいろんな面で働きかけてやっていかなければならないと思います。  その中で、除雪費に関連した質問なんですけど、雪が降らない場合でも、人間を配置する待機料というのか、そういうものというのは出しておるがかなと思っておるがですけど、最後に関連として。 319 ◯議長(石倉 彰君) 副市長 四十万隆一君。 320 ◯副市長(四十万隆一君) 建設業の皆さんとかといろいろお話はしております。  待機料は、県は出しておるというふうに聞いておりますけど、市のほうではあまり出しているところはないということでございまして、待機されるのは大変だとは思っておるのですけれども、今のところ何とかお願いしておるという状況でございます。 321 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 322 ◯5番(岡田龍朗君) 話は前後しますが、議員の与党の方もおられますが、そういう方も含めて、市長も含めまして、やはりこういう災害、特別に金が要ったときに特別支援をしてもらうとか、そういう手だてを国にも働きかけていただきたいというのが本音であります。財政も逼迫したという頭の文句もつきますけど、やっぱり与党、今の自民党の方々も含めまして、私らも含めまして、議長も含めまして、また要望していただければと思っています。国の助成について。以上です。  次に行きます。子育て支援について伺います。  10月から幼児教育の無償化が実施されますが、3歳から5歳児の保育料が無料となります。副食材料費は実費徴収となります。  私、率直に申し上げますけど、幼児保育の無償化という中で見たときに、はたと思ったんだけど、ゼロ歳から何も変わらないと。  そういう中で、これ、何よと思って見ていましたら、先日、全協でもいろんな資料を拝見いたしました。いろんな疑問点の中で、わからないことを立て続けに書きましたので、こども課長には迷惑かけるかもしれないけど、一つ一つちょっと答えていただければと思っていますので、よろしくお願いします。よろしいですか。  私が一番気になるのは、子育て支援の1)の項目であります。公立と私立の保育所では無償化の財源負担が異なります。この負担割合についてどうなのか、議会で率直に述べていただきたいと思います。 323 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 324 ◯こども課長(窪田昌之君) 子育て支援に関しましての公立、私立保育所の無償化の関係の財源負担のご質問にお答えをします。  10月から幼児教育・保育が無償化されます。その財源の負担割合についてでありますが、公立と私立で、議員ご指摘のとおり若干違います。  魚津市の場合ですが、大町幼稚園、あと公立保育園が8園、私立の保育園が3園、認定こども園が5園ということで17園ございます。  まず、公立に係る運営費については、市が10分の10を負担します。私立の園に対しましては、施設等利用費の支給に要する費用ということになるんですが、原則としまして、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担するということになります。  ただし、今年度に限りましては、国ほうから市の4分の1の分が臨時交付金という形で充てられます。来年度、令和2年度以降につきましては、この臨時交付金はありませんが、幼児教育・保育の無償化の財源として消費税引き上げ分が不足なく充てられるという見込みであります。 325 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 326 ◯5番(岡田龍朗君) いろんな意味ではっきりしているのは、公立の保育所、全額市で負担しなさいよと。  私が一番思ったのは、これって何よと思ったんですけど、それはそれでわかりましたけど、言っておきたいのは、何でこんなことになるのかと。はん、わかったと。これ、やっぱり民営化を図るための誘導じゃないがかと。第一関門でこういうようなことをやるがじゃないがかなということを思ったんですね。金の負担割合ね。地方自治体で負担せいと、民営化にせよと。金で、こういうような負担金を、やっぱり圧力みたいにかけてやるがじゃないがかというのが第一印象でした。  それは、今あなた方に国の制度の中でどうこうせいとか言わないですけど、やっぱり何か戦略、後のことを考えたような負担割合だったということであります。  次の中では、民営化についての負担割合の中でやられていることの中で、副食費が実費徴収となるということもわかりました。  公立の負担ということで過分な負担じゃないがかということで、公費負担の自治体の負担として、その財源は十分に充当できるかというのが率直な思いであります。その点についてはどう考えておられるかな。 327 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 328 ◯こども課長(窪田昌之君) 公立の保育料が無償化になった分は、10分の10、市のほうで負担ということなんですが、今年度につきましては、国が臨時交付金、来年度以降につきましては、消費税がアップした分を財源措置するという、国と市との約束事のような気がします。  先ほど岡田議員は、韓国との、国と国の約束というふうにも言われましたが、そう言っている国が市との約束を破ることはないというふうに私は感じております。 329 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 330 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  そういうことなので、これはいろんな政治絡みの中で、また国会で議論されることだと思いますが、いろんな面でやっていかなければならないということであります。  次ですが、項目に入っていますが、副食材料費は実費徴収ということになりますが、国の基準とするのは4,500円ですが、魚津でもそうなんですか。それとも、やっぱり主食費は保育料に含まれているのか、その点について伺います。 331 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 332 ◯こども課長(窪田昌之君) 主食費につきましては、保育料に含まれるものではなく、従来から保護者のほうで負担となっております。主食を持参している園、あるいは主食費を徴収して、ご飯を炊いて提供している園がございますが、実費徴収という形に変更はありません。 333 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 334 ◯5番(岡田龍朗君) 質問項目の2番に入ります。  自治体は副食材料費の実費徴収化により負担が増える可能性があるとしているが、その内容は何か、ちょっと聞かせてください。質問項目の2項目目です。 335 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 336 ◯こども課長(窪田昌之君) それでは、自治体の負担が増える可能性というところでありますが、財源的には特に負担は増えることはありませんが、事務的に言いますと、実費徴収のリストを作成する、あるいはそれをチェックする作業。あと、今、副食費につきましては口座振替を予定しておりますが、徴収後、領収書を発行するという作業が、従来はなかったんですが、副食費に関しましては領収書を発行するという手間がありますので、そのあたりの事務は従来より増えるのかなというふうに考えております。 337 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 338 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  次、3番目に行きます。  副食材料費は提供する食事の内容によって徴収額が変わるのか、その点についてお伺いします。 339 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 340 ◯こども課長(窪田昌之君) 副食費の金額の算出根拠でありますが、副食費に含まれるものというのは、給食のおかず代、あるいはおやつ、牛乳、お茶代ということになります。  副食費の徴収額の考え方につきましては、公立、私立園におきまして、実際に給食等の提供に要した材料の費用から算出するということになっておりますので、園ごとに材料費が当然違ってまいりますので、差額が生じるということは想定されます。  加えて、スケールメリットの観点から、大規模園は材料費が安くなるというふうに考えられます。  また、アレルギー食等の対応ということも考慮する必要がありますが、公立園8園と大町幼稚園の徴収額については、先ほど議員がちらっとおっしゃいましたが、4,500円で統一をする予定であります。 341 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 342 ◯5番(岡田龍朗君) 副食費の問題、先日もお伺いしましたら、大変に工夫を重ねて、メニュー、副食をやっておられました。  私、率直ながら、これだけの単価でやれるのかなということも思いまして、やはりそういうことが気がかりになりました。早い話が、食育の過渡期のときに、いろんな面で大変なご苦労をされておられる栄養士さんとか、そういうことではやっぱり感謝しなければいけないし、もっと額でも、子どもたちによりよい副食を提供していただきたいということであります。  私立なんかも副食費で加算しておるというのは、それは事実なんですか。副食費を別途また徴収しておるというのはありますか。何かそういうようなことをちらっと伺ったんですけど。 343 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。
    344 ◯こども課長(窪田昌之君) 副食費、私立さんのほうにつきましては、実際にどういうふうに金額の設定をされるかというのは、こちらではまだお聞きしていないのでわかりませんが、基本的にはその国の基準の目安となる4,500円を基本として、今ほど議員おっしゃったとおり、各園での特色という部分も出てくると思うので、それを上回る金額になる可能性も当然あると思います。 345 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 346 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  4番目に行きます。続けて行きます。  端的に答えてください。公立、私立保育園の副食費の概算額は幾らか。  その次ですが、全国の自治体の中では、副食費の負担軽減の対応が広がっています。  そこで伺いますが、5番目ですが、負担軽減化を図る施策の考えはないかということであります。4と5番について簡潔にお願いします。 347 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 348 ◯こども課長(窪田昌之君) 全国の自治体の副食費の軽減の対応ということでありますが、幼児教育・保育の無償化の全体像は先日からお話ししているとおりでありますので割愛させていただきますが、魚津市におきましては、無償化の前、今現在もですが、例えば第3子以降、あるいは同時入所第2子のお子さんの保育料無償化をしております。  また、今回、新制度になることに伴いまして、副食費の徴収の考え方も出てまいりまして、本市におきましては、従来の第3子以降、あるいは同時入所第2子の副食費についても無償化にすることによりまして、従来まで保育料が軽減されていた世帯につきましては、引き続き新たな負担は発生しないようにというふうに決定をしております。 349 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 350 ◯5番(岡田龍朗君) わかりました。  一番気になることなんですが、質問項目の6番目に行きます。  現実の中で、保育料の滞納とかいろんなことも生まれる可能性があるんじゃないかということで、以前の問題でも、滞納者というのは生活の困難さというのはいろんな問題があると思うんですけど、質問項目の6番ですが、保育料の滞納者というのは実態としてあるのかということと、質問項目の7番目で、魚津市で独自に実施している保育料の軽減化とは何か、6番目と7番目を答えてください。簡潔でいいです。  ちょっとマイクを、俺、耳が遠いからあれして。 351 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 352 ◯こども課長(窪田昌之君) 何かマイクの調子がよくないようですが、6番目の保育料滞納者の実態ということでお話をします。  平成30年度保育料の未納の決算額は、現年度分で44万7,900円、過年度分につきましては46万6,000円ということで、合計91万3,900円でありました。  その後、催促を継続しまして、今月9日現在で、30年度分につきましては28万4,200円、過年度分につきましては44万6,000円ということで、合計73万200円に減っております。  保育料の催促の方法ですが、納期限の翌月に行っております。当然園を通してでありますが、なかなか納入いただけないご家庭につきましては、こども課から文書あるいは電話で催促を行っております。  たまに市外に転出された場合とか、卒園してしまったという場合もございますが、引き続きの催促を行っております。  今後も引き続き、議員言われるとおり過度な徴収とならないような督促を行いながら、滞納の解消に努めてまいりたいというふうに思っています。  すみません、7番もあわせてということでしたので、独自の保育料の軽減ということでありますが、先ほどもちらっと言いましたので、第3子以降プラス同時入所第2子ということで、保育料プラス副食費についても軽減を図る予定でおります。 353 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 354 ◯5番(岡田龍朗君) 保育料の滞納ということでありましたが、何か政府の資料を読んでいると、副食費の滞納があったら保育が受けられないというペナルティーも考えているような通達文書なんかがありましたので、その点で聞きました。  その点では、子どもの貧困と言われる中で、そういう人たちが現実にいるということもやっぱり知っていただいて、十分な対処をしていただきたいというのが要望であります。  質問項目の8番目ですね。一番かなめなのは、政府は保育所の3歳児から5歳児の基本単価を下げるとしています。保育園運営への影響について、これ、かなり影響があると思うんですが、その点どう考えておられるのかな。魚津市にとってもあれだと思うので、それをちょっとお伺いしたいというか、お聞かせください。 355 ◯議長(石倉 彰君) 窪田こども課長。 356 ◯こども課長(窪田昌之君) 最後の3歳から5歳の基本単価が下げられた場合ということでありますが、今回の幼児教育・保育の無償化に伴いまして、2号認定子どもの副食費は各園で徴収するという形に変更されました。この変更の際に、国の調査によりますと、これまでの保育料の中に副食費が含まれていたわけなんですが、その実態の支出の月額が4,546円であったということなどから、園で徴収する副食費の目安が、国のほうで月額4,500円というふうに示されたところであります。  議員が一番心配しておられます公定価格、基本単価という部分ですが、お子様1人当たりにどれだけ経費がかかって、その分を運営費として国が出すかという部分でありますが、この公定価格における副食費については月額約5,180円であることから、議員言われるこの差額分が施設に入っていかないという懸念がありました。  当然、私たちもその部分、施設がもらえないということになったら大変だなというふうに感じておりましたが、今般、国のほうから、この差額分を活用して非常勤の栄養士を配置する場合の加算とチーム保育推進加算という加算が給付費の中にあったんですが、この要件を緩和して拡充するということに伴いまして、食育の充実を図るということにしまして、公定価格全体に影響が出ないという国の方針が示されたところであります。  これに伴いまして、私立保育園、認定こども園の運営面での圧迫、あるいは保育士の処遇改善を妨げることはないのではないかというふうに考えております。 357 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 358 ◯5番(岡田龍朗君) 今、単価についての影響がないという答弁に対して、こういう情勢の変化、税収の変化とか、ましてやそういうことになれば十分な対応を求めていきたいと思いますので、その点を配慮していただいて頑張っていただきたいということを要望しておきます。  次に行きます。  次の有害鳥獣対策でありますが、近年、いろんな面でイノシシや猿などの農作物の被害が発生しています。害獣も増加しているということであります。今年は熊が大量出没すると予想されていますし、新聞報道でも第1面に載っていました。  質問項目の1番、熊などの出没情報の周知についてどのような方法で行っているのか、この点をお聞かせください。 359 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 360 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 熊等の出没情報の周知につきましては、出没や痕跡情報があった場合は、魚津市では、第1に、事前に登録された方を対象にメール配信する魚津市緊急情報配信サービス、第2に、関係機関等への電話連絡、そして第3に、市の防災行政無線にて市民への周知を行っています。  また、警察では、市の緊急情報配信サービスと同様に、事前に登録された方を対象にメール配信する安全情報ネットにより情報が周知されます。  特に、市街地等での出没時には熊の移動経路の予想が困難なため、目撃された地域に限らず、広い範囲への周知が必要であると考えております。  市民の皆様にいち早く危険を周知できるよう、事案ごとに情報伝達方法や伝達先を決定した上で、関係機関や地域振興の方々と協力し、迅速な初期対応を行っていきたいと考えております。 361 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 362 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。  防災訓練の中でも話題になりまして、熊も1つの災害情報だと。いろんな面で情報が必要になっていくことがかなめだということも話題になりまして、一応配信メールとかいろんな手だてをやっているということで安心しましたので、そういうよからぬ災害情報が加わったということになれば、熊の情報についてはそういう周知もしていただいていて、それも含めて、いろんな地域の自主防災を含めまして、周知を徹底させて、いろんな配信メールとかの普及にも頑張っていただきたいと要望しておきます。  質問項目の2番ですが、有害鳥獣の生態調査、これが行われているというのは、私はいろんな面で全県的にもどうかなと思っているんですけど、やはり熊が、例えば魚津市に何頭おって、どれぐらいの生息数がおって、どういうような活動をしておるとか、やはりそういう科学的なデータというのはやっぱり必要だなと思ったんだけど、そういう点では本当の意味での鳥獣保護にもなるし、むやみな殺生にもならんと。今年の天気ぐあいによって熊の食べるものが少なくなれば当然出てくるというようなことにもなるんだけど、とりわけ熊のそういう生態調査というのは本当に行われているのかなというのが一番の思いなので、その点はどうか、答えてください。質問項目の2番目です。 363 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 364 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 市のほうでは、有害鳥獣等の生態調査というものは行っておりませんが、県のほうで調査をしておられますのでちょっとご紹介いたします。  昨年度、県で行われました生息数調査によりますと、市内におけるニホンザルの生息数は7つの群れで約466頭と推計されています。  また、イノシシにおきましては、平成28年度の県の調査によりますと、県内で4,872頭のイノシシが生息していると推計されています。  熊の生息数についてはちょっと手元に資料がないんですけれども、本市のイノシシの捕獲数は近年急激に増加しているということで、個体数も増加しているというふうに考えられます。 365 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 366 ◯5番(岡田龍朗君) 私は、はっきり言いますけど、熊というのはやっぱり生物学的に言うと、なかなか希少価値のある動物だということもありまして、いろんな面で熊も災難な日が続いていますので、本当の意味での科学的なデータの中で、そういうことをやっていただきたいという思いがありまして質問しました。  3番目、4番目、5番目、一括して答弁していただければと思います。  質問項目の3番目、有害鳥獣の捕獲に対する補助制度はどうなっているのか。4)ハクビシンの被害届などはあるものか。5番目、ハクビシンは有害鳥獣捕獲に対する補助対象なのかということであります。  ハクビシン、何のことだと思ったら、近年、友達が「ハクビシンちゃ、でかいとで何やら悪さしていくんだ」と言いまして、事実、夜になると代行の運転手なんかはしょっちゅう市内でも見かけるんだと、出没がよく聞かれるんですね。事実、道路の中にもひかれた、そういう残骸がたびたび見受けられるような状況になっています。  その中で、ハクビシンというような特定を今しましたけど、この3番、4番、5番についてちょっとお聞かせください。 367 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 368 ◯農林水産課長(浦田 誠君) まず、本市の鳥獣の捕獲につきましては、65名の魚津市鳥獣対策実施の方々に有害鳥獣の捕獲、追い払い、パトロールなどに従事していただいております。  この捕獲に対する制度としましては、市の補助として、捕獲、とめ刺し、見回り、追い払いなどの実績に対する交付があります。  イノシシの成獣1頭の捕獲に対し、市の補助として1万円、また、獣肉加工施設に持ち込んだ場合は9,000円、持ち込まなかった場合は7,000円の国の交付金が加算して交付されています。  しかしながら、イノシシの捕獲数は、先ほども申しましたが、年々増加しておりまして、今後、国や県へさらなる制度の拡充を要望していきたいというふうに考えております。  次に、ハクビシンの被害実態等ということでございますが、市のほうには目撃情報などの通報を受けております。自宅の屋根裏にハクビシンが住み着いて困っているというような通報があるものの、被害情報には至っておりません。  今後も、ハクビシンを含め鳥獣による被害があった場合は、市へ連絡していただくよう周知していきたいというふうに考えております。  最後に、ハクビシンの捕獲許可についてですが、今年度は年間20頭の捕獲許可をしております。ハクビシン1頭をとめ刺しした場合は、先ほども申しましたように、実績に応じて補助を交付しております。また、ハクビシンを狩猟期間内にわなで捕獲する場合は狩猟免許を取得する必要があります。  以上です。 369 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 370 ◯5番(岡田龍朗君) 20頭を対象にしておるというのは「うーん」と思ったんですけど、いろんな面でそういうことがあるということで認識しました。  一番かなめなんですが、このわなを設置する場合には一定の資格を取らなければならないとしています。これは6番目の項目なんですが、そのわなの設置資格者でやっぱり他市町村のそういう人たちも含めまして耳にすることなんだけど、講習が富山市内でばかり行われている。富山市外でもそういう講習を開催できないかという働きかけもやっぱりありまして、魚津市はそういうような働きかけをやっているのか、また働きかける気はないか、その点についてお伺いします。 371 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 372 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 議員ご指摘のとおり、狩猟免許試験及び講習は富山市のみで開催されておるところです。  県は、狩猟免許試験については、免許取得者の増加を目的に、年1回のみの試験を平成19年度からは年2回に、また平成25年からは年3回へと開催日を増やして実施しています。  しかしながら、さらなる免許取得者を増加させるため、開催場所でありますとか、開催回数につきまして検討していただくよう、現在のところは要望しておりませんが、また県と協議をさせていただきたいというふうに考えております。 373 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 374 ◯5番(岡田龍朗君) 県と協議させていただきたいというような答弁なんですけど、やっぱり働きかけている新川の市町村も、そういう面では積極的に働きかけているというところもありますので、そういう実態も含めまして、魚津市でもそういうようなことを働きかけまして、開催に向けてちょっと努力していただきたいというのがありますので、その点、またよろしくというか、働きかけてください。どうでしょうか。 375 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 376 ◯農林水産課長(浦田 誠君) その点につきましては、また要望していきたいということで、また協議させていただきたいと思っています。 377 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 378 ◯5番(岡田龍朗君) うまくかわされました。  こういう問題になっておるというのは、いろんなものを含めて、私どもも含めましてやっていきたいと。実際、わなの仕掛けの中で、イノシシなんかもわなが一番いいんだということも行政視察の中でも言われまして、やっぱり殺生する前にそういうような手だてをやっていって、少しでもわなの設置者を増やすためにも、やっぱり積極的に開催できないかということを、また当局も含めまして頑張っていただきたいというのがお願いであります。  4番目、蜃気楼研究について伺います。  市長が提案理由で述べました蜃気楼の発生メカニズムを解明するためにドローンを使った調査を行っているとしていますが、1)のドローンの調査研究はどうなっているのか、期間についてちょっとお伺いします。質問項目1)です。 379 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員次長。 380 ◯教育委員次長(南塚智樹君) 埋没林博物館におけますドローンを用いた蜃気楼の研究につきましては、蜃気楼発生時の海上の気温状況を解析し、蜃気楼の予測等に活用することを目的として、ドローンにより海上の複数の地点で高さごとの気温をデータとして収集しているものでございます。  ご質問の研究調査期間といたしましては、5年程度を考えておるところでございます。  本年度は5月以降の調査しか行い得ていませんので、来年度以降、通常の蜃気楼シーズンである3月下旬から5月に集中的に調査を行いたいというふうに考えておるところでございます。  現在は、基礎的な観測方法の確立やデータを集めている段階でございますので、結果が見えてくるまで、ある程度の年数がかかるものというふうに考えておるところでございます。  年度ごとに成果内容をまとめて、日本蜃気楼協議、気象学会等での議論を深め、よりよい成果に結びつけていきたいというふうに考えております。 381 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 382 ◯5番(岡田龍朗君) 基礎的な研究がいろんな面で科学的に解明されるということはいいがで、5年の歳月をかけて立派な成果を上げていただければと思っています。  それに関連してなんですが、以前、大町公民館に設置された気象レーダーの中でも蜃気楼とかいろんなことの点検、観測、そのときの天気予報とデータを集積するんだということで設置されました。予算額とすれば大体250万円の予算がついておったと思うんですけど、その維持管理については別途やったと思うんですけど、それが何年たったか知らないけど、データ解析も時間がかかって、いろんな面でメカニズムも大変だということなんですが、ドローンということで、かかわりの中でそういうことも述べましたので、その点、どうなっているのかなと非常に気がかりになりましたのでこの質問をしました。質問項目の2)番です。 383 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員次長。 384 ◯教育委員次長(南塚智樹君) 大町公民館に設置されておりますレーダー観測についてお答えいたします。  議員からご紹介ありましたとおり、大町公民館には平成26年度よりレーダー、その他関連機材を設置いたしまして、富山大学の酒井教授、あるいは近畿大学の森本教授らを中心に観測を継続していただいておるところでございます。  これまでに、蜃気楼に関しましては、その発生前後にテレビの電波に変化が見られることなどを把握しております。蜃気楼の予測等への活用の可能性も示されておるところでございます。  しかしながら、蜃気楼の発生回数が限られることから、詳細な解析に必要なデータの収集を現在も継続して行っているところでございます。  今後、蓄積されたデータにつきましては、森本教授を中心に解明を進めていただきたいというふうに考えておるところでございます。一定の解析データが提示されれば、ドローンによる海上の気温状態の実測値との照合等に活用できる可能性があるというふうに考えておるところでございます。  なお、この大町公民館に設置されているレーダーの機材では、冬場の雷等の観測も実施しておりまして、国際学会誌に掲載される論文にもデータ等が活用されるという成果も上げられているところでございます。 385 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 386 ◯5番(岡田龍朗君) ありがとうございます。
     いろんな面でそういうことを生かされて、二重にも三重にも、5倍にもなっていくというのは大事なことなので、やはりそういう学問の蓄積の中で、研究の蓄積の中で新しい発見も生まれるという可能性もありますので、しっかりしたデータ解析も含めまして、取りかかった以上、しっかりドローン研究もやっていただいて、そのデータ等も合わせて研究成果もまた立派なものをつくっていだきたいというのが要望であります。  最後になりますが、質問項目の3番目ですが、魚津市は蜃気楼のまちであります。富山県が盛んに頑張っていますが、世界で最も美しい湾クラブではどのような評価をされているかと。  私ごとの見解なんですが、氷見のあそこから立山連峰が映っておるとか、いろんなことがありますが、魚津でも、しんきろうロードのあそこから僧ケ岳が見える風景なんかもやっぱりいいとか、いろんなことがありますので、そういう意味では、せっかくの魚津の蜃気楼の見えるまち、裏づけ、どう評価されているのか、最後にお聞かせください。 387 ◯議長(石倉 彰君) 南塚教育委員次長。 388 ◯教育委員次長(南塚智樹君) 議員からお話もありましたが、蜃気楼は富山湾が世界で最も美しい湾クラブの加盟申請を行ったときにも主要な魅力の1つとされたところであり、魚津市をアピールする際の重要な要素であるというふうに考えております。  魚津市は、江戸時代から蜃気楼の名所として全国に知られてまいりましたし、観測や調査研究、さらには情報発信を行っている博物館があると、県内外から蜃気楼を目当てにした観光客が訪れられる、ほかには例を見ない町であるというふうに考えておるところでございます。  本市にこのような蜃気楼に関する歴史、科学、あるいは観光が共存している、このことは、世界で最も美しい湾クラブ、こちらにおいても十分に評価していただけるものであるというふうに考えておるところでございます。  来月に富山県で開催されます世界で最も美しい湾クラブの総会におきまして、10月18日の交流における市長の挨拶におきましても、世界の皆様に対しまして魚津の蜃気楼の魅力、これを強くアピールしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 389 ◯議長(石倉 彰君) 5番 岡田龍朗君。 390 ◯5番(岡田龍朗君) いい答弁をいただきました。せっかくの機会でありますので、市長も何か答弁されるということで、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。終わります。 391 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇〕 392 ◯2番(八倉巻正臣君) 令和元年9月定例において、4点の質問をいたします。  1点目は鳥獣対策について、2点目は新川地区獣肉加工施設について、3点目は魚津駅・新魚津駅及び駅前広場等整備事業について、4点目は魚津市公共下水道事業上村木雨水調整池について、一問一答方式で質問いたします。 393 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。  〔2番 八倉巻正臣君 登壇(質問席)〕 394 ◯2番(八倉巻正臣君) 1点目の鳥獣対策について質問いたします。  1)の7月下旬のありそドーム付近での熊捕獲について、私は道下消防団の分団員として8時過ぎに現場に行きました。消防団はとりあえず滑川側の山手と黒部川の海岸線の二手に分かれて待機ということでした。  ところが、1時間も待機、2時間も待機というような状況で、本部の状況、情報があまりにも入ってこないために、現場では若干の混乱が見られた。  この混乱というのは、情報があまりにも入ってこないので、来る人来る人、どれが本当なのか違うことなのか。例えば、これはある工場の敷地内に熊が入ったということだったんですが、実際その工場の敷地内に熊が入ったかどうかというのは誰もわからない。実際に熊がいるのかどうかということも、最初はわからないという情報だったんです、私は。やっぱりある程度の情報伝達というのは必要かなと思いまして、今回、今後の情報伝達等の対策は。お願いします。 395 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 396 ◯市長(村椿 晃君) 八倉巻議員のご質問にお答えをいたします。  7月31日の熊の出没につきましては、今ほどのお話のとおり、現場での情報伝達、情報発信のあり方ですけれども、職員が携帯電話を使用して猟友会と動きを確認し、警察や消防の無線を通して伝達する、そんな形がとられていたというふうに聞いております。  今後は、トランシーバーの活用を含めまして、現場で情報が的確に共有できるような体制、こういうことが重要かなというふうに思っている次第であります。  そのほか、一般市民も含めましてですけれど、熊による被害の発生や出没、目撃の情報等から、危険な事態の発生が懸念される状況にあると判断した場合には、庁内に熊対策本部を設置いたしまして、熊による被害の防止対策を迅速かつ適切に実施してまいりたいというふうに思います。  今回の事案を受けまして、8月19日にクマ対策庁内会議を開催し、当日の対応を振り返りまして、事案の検証や反省点を踏まえて、連絡体制の見直しを進めることとしました。  実際に8月23日には、関係部署におきまして情報伝達訓練を実施して、連絡体制の再確認をしたところでございます。  現場で混乱が生じないよう、的確な連絡体制を考えてまいりたいと思います。 397 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 398 ◯2番(八倉巻正臣君) 私も最初、8時過ぎに現場に行きました。そのときはもう海岸線封鎖で、警察、消防、消防団、猟友会、市の職員の方がたくさんおられました。  ああいう、緊迫でもないんですけど、熊がおるかおらんかというようなところでは、やっぱり情報伝達というのは大事かと思います。  だから、トランシーバーなどがあれば、本部からすぐ、逐一、その後に消防の無線は使われました。消防のほうから私たちのほうには、私は海のほうにいたんですけど、分団員2人、消防隊員2人、4人でいたんです。そのお一人の方が無線機を持っておられて、それで今どういう状況かというのを確認して、じゃ、どういうふうに動くか、待機とかというふうには話はしていました。だけど、やっぱり最初からやってほしかったなと思います。  もう1つ、その日、7月31日はすごく暑かったんです、本当に。海岸線、日陰がなくて電信柱の陰でちょっと休んでいたと。だから、もしできれば、そういったちょっと日陰になるものとかも配慮してほしいなと思います。  次に行きます。  2番目の職員の安全対策は万全だったか。これは、いくら緊急とはいえ、やっぱり二、三m生い茂っている草むら、自分もちょっと登ったんですが、さすがにちょっとびっくりしました。二、三m以上やっぱりあったので。  職員の方がワイシャツ姿で草刈り機を持って現場に来て、熊がいるであろう現場に行かせるのは、やっぱりいくら何でも安全対策が万全とは言えないが、どうお考えですか。お答えください。 399 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 400 ◯市長(村椿 晃君) 現地ですけれども、今、議員からご紹介のとおり、丈の高い雑木、雑草が非常に密に生い茂っておりまして、中の状況が全くわからない、そういう現場であります。  したがいまして、草刈りを行っていく必要があるというふうに現地対策の方々が相談をし、判断したわけでありますが、実際には猟銃を携帯した猟友会の方々に周囲についていただきまして、市職員など12名が今ほどお話のあった草刈りを行ったわけであります。  猟友会の方々が周りについていただいていたとはいえ、熊に襲われる可能性が全くないわけではないということであったかと思います。  しかしながら、市民の安全確保を優先したいというふうなことで草刈りを実施したということなので、非常に危険な状況の中での作業だったということは十分認識をしております。  今後、今回のような場合に、職員の安全面にリスクが高くないような対策というふうなことをしっかり意識してやっていきたいというふうに思います。 401 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 402 ◯2番(八倉巻正臣君) 今、市長のほうからリスクの高くない対策を練ってもらえるということなので、途中で昼過ぎぐらいかな、多分工場関係者の方が、ちゃんとこうやって顔を全部覆うことのできる麦わら帽子を持ってきてくれたはずなんです。職員の方かな、多分工場関係者だと思うんですけど。そういう草むらは何があるか、蜂とかもたくさんいたという話なんですが、やっぱりそういったものを緊急で要する、用意してもらえると助かるなとは思います。  それで、職員の方もやっぱり緊急で多分来られたと思うんです。草刈り機の使い方がちょっとできなかった方もおられます。草刈り機を習うというのはやっておられるかどうかちょっとわからないんですが、どうですかね、これから緊急でということになれば使い方ぐらい教えてもらってもよろしいかと。  途中でドローンを飛ばして写真を撮ったんです。その写真を見せてもらいました。実際に熊かどうかというのは、そのときははっきりわからなかったんですよね。白い点だったんです、それが。ただ、自分の知り合いの猟友会の方に見せたら、やっぱりこれは熊だということで、急にちょっと現場がざわついたということもあるので。ドローンは、だめとか許可が要るとか、工場敷地内とか飛ばせる範囲とかは多分あると思うんですけど、やっぱり柔軟な体制をもっととってもらって、ドローンを早目に飛ばせば、結果論ですけど、すぐにわかったんじゃないかなとは思います。感想です。  3番目に行きます。  工場敷地内の雑木林を伐採や柵などをするなどの対策が必要と考えるが、市の見解はいかがでしょうか。 403 ◯議長(石倉 彰君) 市長 村椿 晃君。 404 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  今回熊が逃げ込んだ場所につきましては、9年前に熊騒動があったときに熊が逃げ込んだ場所と同じ場所であります。私はちょうど午前中の用務を一旦終えて、現地に10時半過ぎぐらいに参りまして、ちょうど日本カーバイドの工場長さんもいらっしゃったものですから、2人で、皆さんがこう銃を構え、警備していらっしゃるところで、しばらく現地にて工場長とお話をしておりました。  工場長さんのほうも、この状態で適切に管理しているとはちょっと言えないなというふうなお話もあって、どこまでできるかはわかりませんけれども、少なくとも2回同じような場所に逃げ込んだわけでありまして、このような捜索とか、対応をするときに、熊がどこにいるかわからんというふうなことにはならないように、例えば伐採ですとか、そういったようなことを少し考えていただけないかというお話をし、工場長さんもそうですよねというふうな話をいただきました。  その後、職員の皆さん、企業のほうとも相談をして、実際に企業さんのほうも除草剤をまいたり、伐採とか一部対応は始めていただいております。また、この後も企業さんのほうとしっかりお話をしながら、管理体制の適正化というふうなことについてお願いをし、対応をしていただきたいというふうに思っております。 405 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 406 ◯2番(八倉巻正臣君) 2回目ということもあり、これからも随時、話はしていってほしいと思います。  今年は特に、県でも3年ぶりにツキノワグマ出没注意情報を最近発表しました。ブナやドングリが凶作で、熊が食べ物を求め、山から平野部あたり、今回はどこかから来たという熊なんですけど、やっぱりそういうところもありますから、早急な対応を願います。  それでは、2点目の新川地区獣肉加工施設について質問をします。  平成30年6月、新川地域獣肉生産組合を設立し、同年8月中旬より特定非営利活動法人として運営を開始、翌年2月からイノシシの捕獲個体の受け入れを開始したところ、平成30年度収支決算では約200万円の赤字となっています。  正直、やっぱりかと思いました。さすがに約200万円の赤字は大きな金額だと思います。  最近もニュースで飲食店の方々にジビエの試食もやっていましたが、まだ試食をやっているのかという感じでテレビを見ていました。販路拡大が思うように進んでいないのか、値段が高いのか、イノシシの下処理が面倒なのか、消費者に好まれていない等、さまざまな原因があると思います。  約200万円の赤字が出ていると私は思いますが、市の見解は。浦田課長、お願いします。 407 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 408 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 新川地区獣肉生産組合の平成30年度の決算状況ということでございますけれども、収支決算では約25万円を翌年度に繰り越すこととなりましたが、未払い金などの流動負債が、今、議員さんおっしゃられましたように、約200万円あるという状況でございました。  原因といたしまして、獣肉加工施設が稼働しまして、当初想定していなかった機械等の導入が必要となったことが影響しているというふうに思われまして、業務の効率化のための初期費用としてやむを得ないものであったと考えています。  平成30年度は2月18日からの稼働ということで、約40日の稼働期間でございまして、厳しい財政状況であったことは確かでございます。今ほど議員さんが言われましたようにいろんな問題点というか、遅れといった部分は確かにございますので、そういった現状を検証しながら、次年度、今年度になりますけれども、収入の確保でありますとか、歳出の削減ということにも努めまして、負債をカバーしていく必要があるというふうに考えております。 409 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 410 ◯2番(八倉巻正臣君) 今、課長のほうから未払い金、機械導入、これは備品としてですね、未払い金を使うということは。未払い金というのは、簿記勘定科目で言えば固定資産や有価証券、備品の購入などが該当します。  私がちょっと聞きたいのは、73万円、買掛金と出ています、負債で。買掛金が生じるということは、商品を購入したということですか。この場合の商品とは何を購入していたのかお答え願います。 411 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 412 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど言われました買掛金につきましては、中身的には解体を委託しておりまして、そういった解体委託費でありますとか、あと、施設にイノシシを搬入していただいたときに、一応肉を買い取りしておるということで、そのキログラム数、個体の体重に応じた金額を自治体の方々、組合員の方々にお支払いするんですけれども、そういったものが翌年度に回っていったということでの積み上げたものが73万ほどということでの買い取り金という中身になっております。 413 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 414 ◯2番(八倉巻正臣君) これ、貸借対照表に載っているんですね、未払い金と買掛金というのは。買掛金が生じる場合、商品を購入した場合に代金を支払う義務のことで、この場合の商品というのは、企業、個人事業主が通常の営業として加工せずにそのままの状態で販売することを目的として、ほかの取引先から仕入れて所有している。  今言われたのは、買い取り代というのはわかりますが、この搬入代とかというのは商品ではない。ほかの科目になるということなんではないでしょうか。 415 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 416 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど言われました買掛金ということで、繰り返しになりますけれども、肉を搬入していただいて、キログラム当たり幾らという設定があるわけなんですけれども、そういったものをお支払いするものが期限までにできなかったということで、扱いとして買掛金ということで処理をされたということでございます。 417 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 418 ◯2番(八倉巻正臣君) ちょっと堂々めぐりになってしまいそうなので。これ、私が思うに、買掛金、商品というのは肉だと思うんです。しかも、試食、イベントをやっています。6回。一番あれで平成30年10月22日、23日、黒部フェア出展。それから、最後が平成31年2月12日、竣工式試食です。このときにイベントで串焼き、しし鍋を出しています。先ほども課長が言われました2月18日よりイノシシの捕獲個体の受け入れ開始ということは、この加工場ができてから31年2月18日以降がこの加工場に持ってこられたイノシシの肉だと思います。  その前にイベント、出展で出された肉、試食というのは、ここの加工場でつくられた、持ってこられた肉ではないと思うんです。私は、これはこの串焼き、しし鍋の肉代だと思うんです。今ちょっとわからないと思われるんですけど。  しかも、試食、イベント、例えばPRで自社製品、2月18日以降、自分のところへ持ってきてもらって、自分のところへ持ってきたがを加工して販売している肉ではなく、その前にどこからか肉を持ってきて販売すると。それなけんにゃ、この出展、イベントでは肉は出せないと。それを使って「自分のところの肉です、おいしいですか」と言っていたんですか、このイベントで。  例えば、売るときに「イノシシの肉です。見なれていません。皆さん、これはちょっとうちでは用意はできませんが、イノシシの肉を食べてください」というのならわかります。だけど、売り方によって、来られた人は「これが今できたばかりのところでとられて、加工して販売されておる肉なのかな」と。多分、後者のほうだと私は思うんです、これに関して。ああ、みんな一生懸命とって、誰もほかから持ってきた肉をさばいて、そうやってやっておるというがはわからないと。  これに対してちょっと一言よろしいですか。 419 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 420 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど議員さんにご指摘いただいたことは確かにございまして、2月18日からの稼働ということで、それ以前のイベントにつきましては、ほかのイノシシの肉を売っておられるところから購入したものもございますし、そういったことで、こういったイノシシのPRということを兼ねて出展しておったという部分は多分にあることだと思いますので、今ほど言われました施設で加工したものを商品ですということで、そういうふうに誤解をされたということも確かにあるというふうには思います。 421 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 422 ◯2番(八倉巻正臣君) 2月18日から始めていますので、多少なりと肉はとれていると思いますが、多分これ、買った肉の在庫ももちろん抱えていると思うんです。それはちょっと話が長くなりますので、次に行きます。  2番の買い取り金価格について質問します。  6月27日よりイノシシの持ち込み個体体重、キロ掛ける200円を50円にしたというのは費用削減ということですか。 423 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 424 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 加工施設に持ち込まれ商品化されたイノシシの買い取り金の価格につきましては、今、議員さん言われましたように、当初は、持ち込まれた個体体重に1kg当たり200円を乗じた金額でスタートしました。  しかし、先ほど申し上げましたように厳しい財政状況もあったことから、今年度の総会の開催日以後、今言われた6月27日からは持ち込み個体体重に、200円だったものを50円にということでやっているところでございます。 425 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 426 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、多分、昨年一番キロ数が少ないのが15kgだと思います。15kgを200円ですると3,000円。6月27日以降は750円ですね。これ、誰が持ってくるんでしょうかね、これだけ安くなったとして。 427 ◯議長(石倉 彰君) これ、答弁してほしいでしょう。 428 ◯2番(八倉巻正臣君) はい、求めます。 429 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 430 ◯農林水産課長(浦田 誠君) そこは、一応、総会の場で緊急動議ということでそうなっていったわけなんですけれども、先ほど申しましたように財政状況が厳しいということで、組合員の方々にご協力願えないかということで了承していただいた経緯がございまして、ただ、その後も一応、今お聞きしておる状況では順調に入れていただいておるということで聞いております。 431 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 432 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、買い取り金を安くするのであれば、売値も安くしていくんでしょうか。 433 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。
    434 ◯農林水産課長(浦田 誠君) そのあたりは、具体的に、当初2月に定めた価格表といいますか、そういったものがあるわけなんですけれども、確かに高い部分はございましたので、それは今後見直していきましょうということで、組合で今話をしているところでございます。 435 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 436 ◯2番(八倉巻正臣君) 企業努力という言葉がありまして、いかに安く仕入れて、いかに経費をかけずに、なおかつ、いかに消費者の方に安く提供するか。大分、切り詰めて切り詰めて費用削減をしていっている。  これ、買い取り金を安く、とってこられる方に負担をかけて、売値も安くしなかったら、ただ赤字補填のためだけにその加工場をやっておるような感じがするじゃないですか。それだとちょっと、今後を考えればあまりよろしくないかと。買い取り金を安くするなら、当然売値も安くしていくべきだと私は思います。その辺は、今浦田課長が言われたとおり、組合でいろいろ話し合っていかれればと思いますが、ただでさえ、高い、手間がかかる、なじみがないというイノシシの肉ですね。同じ値段なら牛や豚を私は買うと思います。あえてジビエを選ぶということはないと思う。皆さんの食卓で年間何回ジビエ料理が出ますか。  次に行きます。  3)昨年度のイノシシの持ち込み実績について、どれぐらいだったかを教えてください。 437 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 438 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 昨年度の持ち込み実績ということでございますが、今ほど話しておりますように、平成31年の2月18日から受け入れが開始されておるわけなんですけれども、2月には12頭、3月には26頭ということで、合計38頭の受け入れがありました。そのうち、魚津市のほうからは27頭持ち込まれております。 439 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 440 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、今年度の捕獲数と持ち込み数、販売実績をお答えください。 441 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 442 ◯農林水産課長(浦田 誠君) まず、持ち込み数につきましては、総会時の予算上の話でございますけれども、年間300頭ということで目標を掲げております。売り上げにつきましては、イベントの販売なり、お店への販売なり、そういったものを合わせまして、金額的には1,000万円ほどという目標を掲げております。  頭数につきましては、4月から8月までで120頭ほどというふうにお聞きしておりまして、頭数に関しましては順調に入ってきておるということでございます。  いずれにしましても、先ほど議員さんからもお話ありましたように、収入と支出というところで販売促進、販路拡大というのは欠かせませんので、そういったところは組合で取り組んでいきたいというふうに考えているところです。 443 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 444 ◯2番(八倉巻正臣君) 今年度の捕獲数と持ち込み数はわからないということですか。 445 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 446 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今年度の計画は300頭でありまして、4月から8月までで120頭持ち込まれているという状況です。 447 ◯2番(八倉巻正臣君) 捕獲数というのは。 448 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今現在、私は魚津市のものしかわからないんですけれども、魚津市で100頭余りです。速報値でございますけれども、8月末現在で103頭というふうに今つかんでおる数字でございます。 449 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 450 ◯2番(八倉巻正臣君) ということは、今年度のイノシシの捕獲数は103頭で、加工施設に持っていっておる数は120頭ということでよろしいですね。 451 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 452 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 魚津市と黒部市の合計で120頭というふうにお答えしておりますので、それが施設に持ち込まれた頭数でございます。  103頭といいますのは、魚津市だけで捕獲された数ということで、黒部市のほうで捕獲された数というのは、今現在まだ把握しておりませんということでございます。 453 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 454 ◯2番(八倉巻正臣君) それでは、昨年度のとめ刺しは、銃と電気、どちらが多かったかお答えください。 455 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 456 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 銃か電気かということでいけば銃でございます。 457 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 458 ◯2番(八倉巻正臣君) やっぱりイノシシの肉というのは歩どまりが大変悪いと。銃で捕獲してしまうと、肉が焼けたり、とれるところも少なくなると。  ここで1つ提案がありまして、私は産業建設委員の委員ではないんですが、産業建設委員の視察報告を聞き、大変よくできた取り組みだと思い、ぜひ魚津市でも参考にしていただくべきだと思い、提案したいと思います。  それは、昨年、産業建設委員で視察に行かれた熊本県宇城市での農家ハンターの話です。農家ハンターでは、銃でのとめ刺しではなく、誰でも行うことのできる電気を使うとめ刺しを行います。これはなぜかというと、猟師さんの高齢化、担い手不足、銃を使用するとできる汚れなど、今後のことを考え、電気を使っています。  この農家ハンターのキーワードは、全部で4つあります。  1つは、ICTの積極的な活用です。箱わなと呼ばれる捕獲用のおりとイノシシの出現状況をリアルタイムで把握できる通信機能つきセンサーカメラの設置、箱わなとカメラの費用は、クラウドファンディングで資金を約350万ほど集めました。これは、カメラを設置することによってわなの見回り負担を最小限にし、猟師さんとの経験差分を早目に縮められる。また、多くの地域に広げるために情報共有が可能になり、見える化で新米ハンターのモチベーションを保つこともできる。  2番目は、循環型モデル。これは、捕獲したイノシシはやっぱり歩どまりが悪いので3割しかジビエに活用されない。もったいないので、フル活用としてペットフード用、他部位の堆肥化をやっております。農家ハンターさんに期待される理由として、捕獲、防御、加工、販売全てを行う、これが循環型モデル、こういうものを宇城市さんでは目指しております。  3番目に、地域のリーダーづくり、先用後利を基本にして損得のない仲間づくり、学ぶ機会の提供、箱わなの無償貸与、設置後のサポート、捕獲後のとめ刺し、イノシシの回収、これを全てやっております。後利では、ジビエの販売、ICT機器の販売やわななどの販売でお金を集めています。メンバーの農作物の販売。これができて、仲間や地域からの信頼も得られると。  4番目には、産学官の連携がやっぱりここでは核となる。宇城市における組織連携、理想として宇城市、猟友会、JA、宇城市鳥獣被害防止対策協議を核としてというのが農家ハンターの理想である。  魚津市でも今後のことを見据え、この提案に早急に取り組む必要があると思いますので、これについて一言、答弁願います。 459 ◯議長(石倉 彰君) 浦田農林水産課長。 460 ◯農林水産課長(浦田 誠君) 今ほど議員さんから紹介していただいた事例で、昨年、産業建設委員で視察に行ってこられたということで、今お聞きしたように大変すばらしい事例であることは資料もいただきましたので。すぐに同じようには取り組めないとは思いますが、そういったよい点を少しでも取り入れられるように検討して、関係者で協議していきたいというふうに思います。 461 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 462 ◯2番(八倉巻正臣君) やっぱりいいところの取り組みは、まねでもいいから少しずつ、それに自分のところの施策を少しでも加えることによって私はオリジナルというふうになっていくと思います。だから、今後も検討していってください。  次に行きます。  3点目は、魚津駅・新魚津駅及び駅前広場等整備事業についてお聞きします。  この事業に対しては、雄心では何回か質問をしていますが、いまだ先が見えず、魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議に至っては、立地適正化計画とリンクさせているのかもわからず、ある方は「どうせお金がないから駅前整備なんかできないんでしょう」と言っておられます。  これも全てにおいてスピード感がないからだと私は思います。本来なら駅整備の基本構想策定は令和元年8月ごろの予定でしたが、魚津市の財政の話が出てきて駅前の話がしにくくなり、資金調達も微妙、とりあえず行革の話が落ちつくまで待とうと思っているのではないかと私は勝手に思っています。  そこで、駅整備の基本構想策定の進捗状況をお答えください。 463 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 464 ◯産業建設部次長(三井 修君) お答えさせていただきます。  魚津駅・新魚津駅及び駅前広場等の整備事業の進捗につきましては、これまでに魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議におきまして……。 465 ◯議長(石倉 彰君) すみません、次長、もうちょっとマイクに近づくか何かしてくれるかな。聞きづらい。 466 ◯産業建設部次長(三井 修君) 最初から。すみません。  魚津駅・新魚津駅及び駅前広場等整備事業の進捗につきましては、これまでに魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議において、協議を4回、専門部会を3回開催しております。  駅周辺のにぎわいを充実することを優先させ、駅利用者を含む駅周辺地域のまちづくりを進めるべきといった意見がございました。  また一方、まちづくりの計画として、昨年度から立地適正化計画の策定に取り組んでおります。今年度末の策定をめどに今進めております。  現在の市の課題等の分析から、まちづくりの方針や都市機能誘導区域及び居住誘導区域の設定及び誘導施設、誘導施策について検討しておるところでございます。  また、先日開催されました都市計画審議では、この立地適正化計画の取り組みについて報告させていただき、ご意見をいただいたところでございます。  この立地適正化計画のまちづくりと駅及び駅周辺まちづくりの方向性につきましては整合性のとれたものとすべきであり、また、今後策定する第5次総合計画の目指す姿や行政改革に関する各種取り組みと総合的に整合を図る必要があると考えております。  このため、今年度中ごろまでに策定予定としておりました基本構想につきましては、本年6月議会でお答えしたように、立地適正化計画の策定前までに基本構想を示していきたいと考えております。  今後は、10月中には協議を開催し、駅周辺まちづくりの素案を提示し、ご意見をいただく予定としておるところです。 467 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 468 ◯2番(八倉巻正臣君) 駅周辺整備に関しては、整合性がとれた誘導など、いろいろな課題がたくさんあると思いますが、やっぱり魚津駅というのは魚津の玄関口だと私は思っております。駅前のにぎわい、活性化がやっぱり必要で、現在、駅前のビルは、知っておられると思いますが、空きテナントも増え、活気が失われていると思います。  私は、物事を始めるときにはいろんな人の意見などを聞くというのももちろん大事だと思いますが、やっぱり資金が必要だと思います。  そこで、現在の魚津商工会議所を建てるときに利用した民間都市開発機構をもう一度活用して、駅前活性化、にぎわいづくりの資金にしていけばよいと思いますが、一言お願いします。 469 ◯議長(石倉 彰君) 三井産業建設部次長。 470 ◯産業建設部次長(三井 修君) 今ほど言われました民間都市再生整備事業という事業かなと思っておりますけども、身近なところでは魚津の商工会議所が採用されて、建てられたというところであります。  この制度につきましては幾つか種類があると思うんですが、基本的には出資型といったところが大体多いかなと思っておりますけども、その出資型につきましては、優良な民間事業者の都市開発事業につきまして融資するといったところの制度かなと思っております。  今後、駅前のほうも、そういった都市開発といいますか、新たな事業をやるときには、当然こういった機構の出資なり、そういったものを利活用しながら進めるというのも1つの選択にはあると思っておりまして、そういった場合にはいろいろとまた研究はしていきたいと思っております。 471 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 472 ◯2番(八倉巻正臣君) ぜひとも研究、やっぱり何事もお金というのは大事になってきますから、有利なところからお金をというのも1つだと思います。  そこで、ちょっとまた提案なんですが、この空きテナントを利用してできる無人コンパクトホテルというのがありまして、これはオンライン決済で低価格で、受付も何もいない。オンラインで名前を書いて、お金を払い、その後、入金されれば部屋の番号を携帯にメールなりで送ってくる。その暗証番号を持ってホテルに行って、暗証番号を打てばホテルに入れる。ただし、そのホテルは本当に誰もいません。アメニティーとかは全部有料になっています。  それは、テナントでもすぐに部屋を改造できるし、利点も多い。宿泊者、旅から来れば当然ホテルに泊まる。やっぱり低価格というのも魅力的というのも1つありますから、またそれを参考に1つ考えてみておいてください。お願いします。  次、4番目に行きます。  魚津市公共下水道事業上村木雨水調整池について質問します。  魚津市上村木二丁目地内に雨水調整池が完成しました。短時間にたくさんの雨が降ると排水機能が追いつかず、水があふれ返ってしまう内水氾濫が発生することがあります。近年は特にゲリラ豪雨などが頻繁に発生するようになり、雨水調整池の役割は大きいものになると思います。  しかし、いまだに駅前新町ガード下付近のテナントの前には土のうが積んであります。この場所は、大雨が降ると駅前新町のガード下はすぐに増水となり、浸水の危険性も出てきます。  工事が完成して半年ぐらいたちますが、検証、効果はあったのでしょうか。答弁願います。 473 ◯議長(石倉 彰君) 矢野下水道課長。 474 ◯下水道課長(矢野道宝君) 上村木雨水調整池の効果についてのご質問にお答えいたします。  議員もおっしゃられたとおり、近年、地球温暖化が一因とされる異常気象の影響で、突発的な集中豪雨が多くなっています。市内でも、道路に水があふれ、駅前新町にある県道アンダーパスが冠水することで通行どめになるなど、市民生活に大きな支障を来すことから、雨天時の道路冠水対策が急務となっていました。  その対策として、平成29年度から平成30年度の2カ年をかけて、上村木3号公園内の地下に雨水調整池を建設し、平成31年4月から供用を開始いたしました。  供用開始から今年8月末までの5カ月間で、駅前新町県道アンダーパスにおいて、強い雨で起こる道路冠水のため、通行どめが3回発生しております。  一方、仮に雨水調整池がなかった場合、過去の道路冠水状況から推定すると、さらに2回の通行どめが発生していたと考えられることから、雨水調整池完成により通行どめの回数は減少しているものと考えております。  また、通行どめのあった3回についても、過去の冠水状況と比較しまして、冠水している面積やその時間が減少していることから、雨水調整池の効果はあったものと考えております。  引き続き雨水調整池の効果を検証し、水防対応を担当する関係課と連携しながら、道路冠水による通行どめの減少に努めてまいりたいと考えております。 475 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 476 ◯2番(八倉巻正臣君) 5カ月間で冠水3回、しかも面積と時間は短縮されていると。これは、私が思うに十分効果はあったのかなと思います。  今後、運用に関してはどういったようなことを考えておりますか。牧建設課長、お願いします。 477 ◯議長(石倉 彰君) 牧建設課長。 478 ◯建設課長(牧 英治君) 調整池の運用ということで今おっしゃいましたけれども、建設課、主に産業建設部のほうでは水防班ということで、実際には気象注意報、警報が発令されたときには配備についておるところでございます。そういった中で、実際に溢水、浸水被害があった場合に対応をしておるところでございます。  また、警報、注意報が出る前におきましても、雨水調整池も完成した、運用したことでありますので、今、下水道課のほうからもありましたように、駅前新町のガードのほうの溢水、浸水、そういったものを最小限に食いとめようということで、いろいろと市街地の排水路を見回りながら、土砂が結構たまった部分を今年発見しております。そういった部分についても土砂の除去を行ったりということをしながら、浸水の箇所、あるいは浸水の時間、そういったものを少しでも減らすようにということで、これも下水道課のほうと私ども産業建設部のほうと情報共有、連携しながら進めていっておるところでございます。  以上です。 479 ◯議長(石倉 彰君) 2番 八倉巻正臣君。 480 ◯2番(八倉巻正臣君) 何かと役所内は連携というのはないところだと私は感じておりますが、今後も矢野さんのところと牧さんのところで十分に連携、情報共有して、これからもお願いします。  以上で質問を終わります。        ───────────────────────── 481 ◯議長(石倉 彰君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、明13日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。  本日はこれをもって散会いたします。
     午後 4時45分 散会 魚津市議会...