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  1. 魚津市議会 2017-09-01
    平成29年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2017年09月15日:平成29年9月定例会(第3号) 本文 (全 241 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(関口雅治君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────          市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(関口雅治君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  7番 金川敏子君。  〔7番 金川敏子君 登壇〕 3 ◯7番(金川敏子君) 皆さん、おはようございます。  今朝7時ごろ、北朝鮮のミサイルが発射されました。Jアラートがテレビで鳴りました。富山県は該当の県ではありませんでしたが、私の体が動かず、どこへ逃げるか考えていました。  生まれてから平和な日本に住んで平和ぼけもありますが、避難訓練をそれぞれの地区ですべきかなと思っています。まず命を守ることが大事と思いますが、国の方向性も注視したいと思います。  では、次に移ります。  私は、赤ちゃんから高齢者まで市民が幸せになる魚津市を目指しております。  9月の定例会で4つの質問をさせていただきます。  まず大項目1で、有害鳥獣対策の推進についてです。  鳥獣被害は、全国的にも富山県も魚津市も増えてきています。  魚津市では、猿の生息区域が人の居住区域に拡大し、農作物の被害だけでなく、民家への侵入被害も発生しています。
     西布施では水田は、蛇田以外は大体電気柵が設置されています。また、大沢地区、黒沢地区、長引野地区、布施爪、小川寺地区は、野菜関係は電気柵がないとつくれなくなっています。  また、電気柵も完璧ではありません。野菜は買えばいいと思われるかもしれません。しかし、野菜づくりは天候を見、また肥料のぐあいを見る。頭を使い、体を動かし、収穫を楽しみにし、地元産の野菜を食べる。出荷しなくても野菜づくりは生きがいであり、地区民の健康のもとになっています。  魚津市として、市民が1年でも健康に過ごすと、医療費と介護料の軽減にもなります。  魚津市の資料から見ますと、猿の数は黒部釈迦堂群79頭、福平群80頭、長引野群118頭、西布施の近くで計277頭います。地区の人口の約3分の1です。長引野の猿の根城は、昔スキー場だった杉山というところです。  イノシシの生息数は増加傾向で、生息範囲も水稲被害も急増しています。夜行性で木の根っこを掘ります。今年はタケノコが全滅に近いと言われていました。また、農家は水稲の被害の大きさに頭を痛めています。このイノシシは田んぼへ入っただけで、運動会みたいに一直線に進んだ場合に、その右左1メートルずつの稲を廃棄しなければなりません。また、イノシシは好きな水田に池みたいなのをつくって水遊びをするわけなんですが、そこは相当の稲を廃棄しないとその田んぼ全体の米が出荷できなくなります。  また、今年も熊が既に出没しています。人命の危険もある状態です。  質問をします。  1)魚津市では富山県内に先立ち、鳥獣被害対策実施隊が組織され、猿、熊、イノシシの捕獲を行っていますが、現在の魚津市の状況と対策を述べてください。  2)の質問です。市が保有の猟銃の台数とその免許取得者数と活用を問います。  3)です。イノシシの水稲に対する被害が増えているが、農家への救済策など市の対応を伺います。  次に、大項目2の質問です。魚津市の花・かのこゆりを守るために。  魚津市の花・かのこゆりについてです。  鹿児島県の甑島に自生していたものが神奈川県と富山県の農業試験場を経由して、県の球根組合へ来て、昭和33年に長引野でつくられました。  過去に一大産地だった西布施地区での生産農家が、現在は高齢男性1人になっています。お盆の里帰り時期に咲く小ぶりのウチダカノコユリが昭和50年に魚津市の花に制定されました。魚津市のマンホールにも魚津市の花であるかのこゆりの絵が描いてあります。  過去に、生産ピークの昭和54年には、東洋の幻想としてオランダに輸出されました。当時、かのこゆり組合員は41戸で、生産額は1億6,000万円に上りました。その後、価格の低迷や高齢化で生産者が減少しています。全国的にもこのかのこゆりの球根産地はないと見られ、かのこゆりが消えてしまうと地元では危機感を持ち、長引野花卉切花出荷組合農事組合法人長引野が立ち上がりました。  ここで質問です。  1)市の花かのこゆりを生産する農家が減少しているが、市の花を守り続けていくための市の対応を伺います。  大項目3の、8月の魚津市のイベントについてです。  魚津まつりについて。  タテモン行事の協力隊が、昨年と違い市外の方の参加が多かったようです。見物客が過去より多く、諏訪神社は満員でした。たてもんの動の魅力、勇ましい漁師が神様を祭ったたてもんを回す。そのものを多くの見物客が堪能しました。  1つ目の質問です。タテモン行事ユネスコ無形文化遺産登録後、初めて行われた魚津まつりの成果について、市の見解を伺います。  2)でございます。第31回マドンナたちの甲子園が今年も魚津市で開催され、22大学が参加をされました。試合のある桃山球場と天神山球場の地元の人たちは、温かく歓迎され、ふかしジャガイモやスイカ、ブドウ、桃などを準備されています。選手たちは毎年楽しみにされています。31回も続いた実績はすばらしく、視察先でも、娘が女子野球で魚津へ行ったと親しく話されました。卒業生の心に魚津が残ります。この先も魚津市で開催されることを願っております。  今年は、大会の公式テーマソング「マドンナ達の甲子園」がつくられて、開会式で水越ユカさんが歌われました。閉会式の表彰式で選手たちが感激しているときにこの歌が流れ、ぴったりの歌だなと思いました。  ありそドームでの前夜祭は、大学別にユニフォーム姿の選手たちがステージでダンスなどを披露され、にぎやかでした。来賓の中にはスポーツ庁スポーツ総括官も前夜祭に参加されていました。  また、引率の大学の先生とお話しする機会がありました。合宿はどこでやっておられますかと質問しましたが、予算の関係上、大学の中でやっていますと言われました。魚津の学びの森の宿泊施設もあり、天神山グラウンドの隣で練習もできますよと言いましたら、先生は、いい話を聞かせていただいた。来年は考えたいと話されていました。  ここで質問です。全日本大学女子野球選手権大会について。  合宿や宿泊の費用を節約したい大学生に宿泊施設のあっせんをする計画はありますか。  次、大項目4番目の質問です。  子どものいじめ、虐待について。  1)子どもの9月1日対策について。  この言葉は、近ごろよく聞くようになりました。昨年12月、大津市がいじめに関するアンケート調査を発表し、初めていじめにおける月別の発生件数が明らかになりました。いじめを受けた者のうち、約3割が特にいじめを強く受けた期間として9月を挙げました。  一方、9月といえば、9月1日を頂点として、子どもの自殺が最も多い時期であります。子どもの命を考える上では、9月はそのリスクが1年を通じて最も高い時期と言えます。いじめや死にたいと思う子どもに対して何ができるのか、児童精神科医や不登校経験者などから聞き、子どものSOS、気持ちを感じ取り、理解してあげて、最悪の事態を避けるべきと思います。この子どもの9月1日対策について、魚津市としてどのように思っておられるか、されるか質問をいたします。  2)でございます。魚津市の児童虐待について。  これは私の思いでございますが、魚津市は「隣は何をする人ぞ」、結構、近所で親しくなっておられます。地域ネットワークが生きており、都会に比べると虐待を大体みんなが見ている市だと思います。その分、件数は少ないと思っております。  富山県の昨年の児童虐待の件数は629件で、増加率は全国2番目になりました。国が統計を始めた1990年以降、最多だった一昨年の358件より75.7%増え、富山県では児童相談所と警察や市町村の連携が進んだことなどが原因と見られています。警察から児童相談所への通告は昨年232件あり、前年の3.7倍になっています。子どもの目の前で、配偶者に対する暴力を見せる面前DVの恐れがある場合も通告することが徹底され、大幅に増加しました。相談体制が充実した市町村の件数も増えました。児童相談所への全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」の普及や、児童虐待への意識の高まりなども増加の背景にあります。  相談で多いのは、面前DVなどの心理的虐待。次は保護の怠慢・拒否ネグレクト、次いで身体的虐待、性的虐待とあります。  質問です。  魚津市の児童虐待の現状はどうですか。  3)の質問です。虐待を未然に防ぐため、市としてどんな体制をとっておられますか。  これで、壇上での質問を終わらせていただきます。 4 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 5 ◯市長(村椿 晃君) おはようございます。  金川議員からお話がございましたけれども、今朝6時57分に北朝鮮による弾道ミサイルの発射があり、日本上空を越え、北海道沖太平洋に着水をしております。  魚津市役所としては、当該海域に魚津のサンマ漁船が操業中ですので、魚津漁協を通じて直ちに安全の確認を取りました。  幸い、ミサイルの落下地点と船の操業地点、相当距離が離れており、安全の確認がとれているところです。  昨日の議会質問でも副市長から答弁をさせていただきましたが、Jアラートが鳴った際の対応について、市民の皆様に基本的な対応の情報をしっかりとお伝えをし、理解をしていくことが必要だと思っておりますので、今月予定の総合防災訓練におきまして、この点を含めてしっかりと市民の皆様への周知を図っていきたいと思っております。引き続き、必要な対応をとっていきたいと思っております。  それでは、金川議員からのご質問にお答えをしたいと思います。  まず、有害鳥獣対策の推進に関するご質問のうち、現在の魚津市における有害鳥獣対策の状況についてお答えをいたします。  本市の鳥獣被害の状況でございますが、現在電気柵が設置されていない地域を中心に、猿やイノシシが農地に侵入し、今被害が発生している状況です。  イノシシによる農作物被害については西布施地区、天神地区、上中島地区、松倉地区で発生しておりまして、8月末時点で金額ベースで計65万3,000円の被害状況となっております。また、7月27日には大熊地内で熊による人身被害が発生いたしました。幸い、けがの程度は軽く安堵しているところでございますが、引き続き注意をしていく必要があると考えております。  鳥獣被害対策としましては、8月末時点で猿7頭、熊1頭、イノシシ98頭を捕獲するほか、国事業によります電気柵の設置3カ所、これは鹿熊、天神野新、有山の3カ所になりますが、延長の総計は4,500mであります。  そして、市単独事業による電気柵の設置に対する助成5件、こちらは宮津地区で2件、西布施地区で3件となっておりますなどを実施している状況でございます。  市では、有害鳥獣による農作物や人身被害を予防排除するために、生息環境管理、被害防除、個体数管理、この3つの視点から対策を行っております。  1つ目の生息環境管理と申しますのは、鳥獣が近づかない環境をつくるというものでございまして、耕作放棄地の解消や収穫しない野菜の除去などの周知や指導を行っております。  2つ目の被害防除は、鳥獣の農地や集落への侵入を防ぐもので、ご指摘のありました電気柵の設置に対する助成や鳥獣被害対策実施隊による追い払いなどを行うものでございます。  3つ目の個体数管理は有害鳥獣を捕獲するもので、市が設置をする鳥獣被害対策実施隊が実施をしております。  今後、市民の皆様が安心して生活し、また継続して農林業が行えますよう、地域住民の皆様と連携をし、より一層の対策の強化に努めてまいりたいと考えております。  2点目の市が所有する猟銃の台数とその免許取得者と活用に関するご質問についてお答えをします。  市が所有する猟銃は散弾銃9丁となっております。猟銃の管理については法令で厳重に管理することが定められており、有害鳥獣の捕獲に使用する場合や射撃場での射撃訓練などに限り、市長がその持ち出しを許可することとされております。  また、市職員で免許を取得している者は8名でございまして、その内訳として8名がわな猟の免許を、そして5名が猟銃免許を所有しているという状況です。要は、2つの免許を兼ねて持っている者が5名いるということになります。  これらの者は、鳥獣被害対策実施隊員の委嘱を受け、有害鳥獣の捕獲やとめ刺しなどを行っており、今後についても通常業務との調整を図りながら、活動に従事していくこととなります。  3点目のイノシシによる水稲に対する被害への救済策など、市の対応についてのご質問にお答えをいたします。  先ほど申しましたとおり、イノシシなどが水田に侵入し、これにより水稲をはじめとする農作物の被害が多発していることは承知をしているところでございます。  農業共済制度では、被害による減収量が基準収入量の2割を超える場合に補償の対象となり、減収量から基準収穫量の2割を差し引いた被害について補償されるわけですが、被害の全てを補償するという制度にはなっておりません。  この共済制度の内容は県内統一のものとして富山県農業共済会が定めており、補償の対象や範囲を市独自に直ちに変更するということは難しい面がございます。  市としましては、農家が引き続き安心して農業経営を行えるよう、被害状況を把握し、補償の対象範囲の拡大など制度の見直しや改善を農業関係組織と連携して、要望をしてまいりたいと考えております。  また、イノシシ被害のあった水稲につきましては、においがつき、そのまま出荷しようとした場合、他の米にもにおいが移ることから、結果的に出荷ができなくなります。  市ではこれを防ぐため、議員からご紹介がありましたとおり、イノシシ被害のあった場所の両端から1m以上空けて収穫するよう、地域の説明会などで周知を図っているところでございます。今後もイノシシ被害のあった米の混入を防ぐため、農協などの関係機関と連携しまして、引き続き周知徹底に努めてまいりたいと考えております。  2番目の魚津市の花かのこゆりに関するご質問についてお答えをいたします。  かのこゆりは昭和33年に西布施地区の3戸の農家が球根栽培を始め、ご紹介のありましたとおり、昭和50年に魚津市の花に指定をされております。昭和50年代中ごろには、西布施かのこゆり根生産組合員が43人いらっしゃいましたが、球根の価格低迷や農家の高齢化、後継者不足、ウイルスなどにより球根が弱ったことなどの影響から、現在では組合員数は3人まで減少しているという状況にあります。  なお、最盛期には栽培面積27ha、240万球を出荷し、生産額は1億6,000万円ございましたが、現在では生産規模が栽培面積60aと減少し、出荷もほとんどなされていない状況となっております。  毎年8月上旬から中旬にかけて、市の花であるかのこゆりの知名度向上と帰省客や観光客をお迎えすることを目的に、魚津駅前を中心にかのこゆりのフラワーポットを設置するかのこゆりロード設置事業を実施しています。  しかし、先に述べた理由により、その継続が難しい状況となってまいりました。現在、長引野花卉切花出荷組合さんなどが中心となり、かのこゆりを守るため富山県中央植物園と連携し、バイオテクノロジーを用いた無病球根の確保に向けた活動を行う計画があると聞いております。  魚津市の花であるかのこゆりが絶えぬよう、長引野花卉切花出荷組合さんとも協力をし、後継者の育成や担い手の確保など、市としても支援のあり方について検討してまいりたいと考えております。  次に、3つ目の8月のイベントについてということで、魚津まつりについてのご質問にお答えをします。  夏の一大イベントでございますじゃんとこい魚津まつりでは、ユネスコ無形文化遺産登録後初めてとなるたてもん祭りが開催され、勇壮で豪快なたてもんの引き回しが繰り広げられました。  また、同時に登録された県内の高岡御車山まつりの御車山行事と城端神明宮祭の曳山行事を含む近県の無形文化遺産登録6団体にもご参加をいただき、ユネスコ山・鉾・屋台交流フェスティバルを開催するなど、自治体が連携した伝統の継承と機運の盛り上げを図ったところでございます。  この結果、たてもん祭りのユネスコ登録の効果もあり、3日間で過去最多となる前年比8,000人増の9万6,000人の入り込みを記録いたしました。  今回の魚津まつりを通して、たてもん祭りという伝統文化の保存継承に取り組む重要性を多くの方々と共有するきっかけづくりができたと同時に、たてもんの魅力や価値を内外に発信し、その魅力を体験していただけたと感じております。  また来年の1月には、東京ドームで開催されるふるさと祭り東京2018へのたてもんの出演も予定をしているところでございます。  今後、たてもんはもとより地域の伝統行事や祭りを生かした地域づくりに市民一体となって取り組んでまいりたいと考えております。  2点目の、全日本大学女子野球選手権大会に関するご質問についてお答えをいたします。  今年で31回を数える全日本大学女子野球選手権大会は、毎年8月に桃山運動公園野球場天神山野球場を会場として開催されております。  今年は関東や中京地区を中心に22チーム、26大学の選手、監督、コーチなど500名を超える皆様にご参加をいただいております。この参加チームのほとんどが会期前の合宿や会期中の宿泊時に魚津市内のホテルや温泉施設を利用しておられますが、市外の施設をご利用のチームもございます。皆様に魚津のファンになってもらえるよう、それぞれのチームの宿泊施設へのニーズをしっかりと把握し、対応を考えていくことが大切であると思います。  こうした中、低価格で宿泊できる市所有施設の利用は、大学生の宿泊施設の選択肢を増やすとともに、費用の節約にもつなげられるものと考えております。低価格で宿泊可能な市所有の施設といたしましては、新川学びの森天神山交流館がございますが、館での研修や宿泊を複数日にわたり利用する団体向けの合宿プランとして、1泊1人1,300円という値段で利用ができるということになっております。  しかしながら、この学びの森交流館は音楽関係の施設が充実しているということもありまして、特にこの時期には音楽イベントや音楽団体の合宿の利用が多いことから、調整が必要となります。今後の課題ということでございまして、どのような調整が図れるのか対応について検討していきたいと思っております。  また、今年は片貝地域振興会が初めて旧片貝小学校に宿泊される大学の募集をいたしました。こちらもグラウンドの利用を含め、1泊素泊まり1,000円、1泊2食付きで3,000円と低価格な料金設定になっております。残念ながら今年は宿泊については申し込みがありませんでしたが、大会の練習会場としてこのグラウンドを複数の大学に使用していただいておりまして、施設の環境を体験いただいております。このことをきっかけとして、次年度以降宿泊につながればいいなと考えております。  選手の皆様が、気軽に安心して魚津に来ていただき、魚津で宿泊して大会に臨んでいただけるよう受け入れ体制を整備いたしますとともに、より多くの大学チームが大会に参加いただけるよう、大会の魅力アップや情報発信にも努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 7 ◯教育長(畠山敏一君) 金川議員の子どもの9月1日対策についてのご質問にお答えをいたします。  議員からご指摘があったように、8月下旬から9月上旬等の学校の長期休業明け、とりわけ9月1日に児童生徒の自殺が多くなることを踏まえ、国からも通知が出されて、各学校に周知を図ったところであります。未来ある若者が自らその命を絶つというようなことは決してあってはならないことであり、そのような報道があるたびに心を痛めております。  本市の小中学校におきましては、日ごろ実施しているアンケート調査や観察、教育相談等から悩みを抱える児童生徒の早期発見に努めているところです。学校が把握した悩みを抱える児童生徒やいじめを受けた、または不登校となっている児童生徒などについては、夏期休業中においても家庭訪問や面談、登校日、部活動の機会を捉えて、継続的に様子を確認するとともに、保護者との連携を密にして対応をしているところであります。  長期休業明けには、多くの目で心身の状況の変化について注意して観察し、変化を察知した場合には限られた教員だけでなく、学校全体で組織的に対応することとしております。  また、県の教育委員会で実施しているネットパトロールからの情報提供や、県の総合教育センターなどの相談機関との連携を図りながら、悩みを抱える児童生徒の早期発見・早期対応に努めているところです。  なお、県の教育委員会では以前から一人一人の自尊感情を高め、よりよく生きようとする態度を培うなどの命の教育を推進しており、本市でも命の教育推進事業の中で助産師や保健師の講演や乳児とのふれあい体験活動を通して、かけがえのない命の存在を実感できる取り組みをしています。  また、相談体制の充実と周知も大切であると考えており、各学校の相談体制はもとより、現在小中学校7校に配置されているスクールカウンセラーや、小学校1校と市の教育センターに配置されているスクールソーシャルワーカーの効果的な活用を促し、児童生徒が一人で悩みを抱え込まないように働きかけるとともに、児童生徒や保護者にはさまざまな相談機関があることを、リーフレット等を通じて今後も周知していきたいと思います。  明日の魚津を担う子どもたちが命を大切にし、人を思いやる豊かな心を持って育っていくよう、今後も家庭や地域、関係機関などと連携して努力してまいりたいと考えております。
     以上でございます。 8 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 9 ◯民生部長(吉川高広君) 続きまして、魚津市の児童虐待の現状についてお答えいたします。  本市の、要保護児童といわれる、保護者が監護すること──監督して保護すること──が不適当と認められる児童の家庭の数は、数年前までは10件を超えていましたが、平成26年度が4件、平成27年度は3件に減少しました。しかし、平成28年度末には7件と若干増加いたしましたが、1桁台の件数となっております。  その原因は1つとは限らず、さまざまな要因が絡んでいるため、件数的には重複しますが、平成28年度のケースについて多いものから申し上げると、育児放棄いわゆるネグレクトが7件、生活困窮によるものが3件、身体的虐待が2件、心理的虐待が2件という状況でございます。  近年、要保護児童の数は減っていますが、いろいろな要因が絡んで起こるため、重篤なケースが多くなっていることが特徴と言えます。  次に、虐待を未然に防ぐため市としてどんな体制をとっているかとのご質問ですが、現在市として取り組んでいる児童虐待防止策ですが、平成19年2月に子どもを守る地域ネットワークとして魚津市要保護児童対策地域協議会を設立しました。協議会は年1回のペースで開催しておりますが、その他必要に応じて実務者会議やケース検討会を随時開催しております。会議では、児童相談所、警察署、県厚生センター、社会福祉協議会などの関係機関はもとより、社会福祉課、健康センター、教育委員会、こども課などの市の部署が参加し、情報交換、情報連携を行い、保護や支援が必要な児童の見守りや必要な援助を行っております。また、健康センターでは乳児家庭全戸訪問事業や養育支援事業など、保健師による面談を通じて虐待の早期発見に努めています。昨年10月には魚津市子育て世代包括支援センターを設立し、子育て全般にわたり総合的相談支援を行っているところであります。  児童虐待におけるネグレクト、身体的虐待や心理的虐待のおそれ、生活困窮などそれぞれのケースに見られる状況はさまざまであることから、根本的な解決にはなかなか至らず、次々と問題が起こっているため、個々の事例に対して具体的な対応策と役割分担を決めて、各機関が対応しているところです。  相談件数が増加傾向にある中、今後、保育園、認定こども園、幼稚園、学校はもとより、家庭、地域、子育て支援関係者、行政がさらなるネットワーク、情報交換、より緊密な連携を図りながら社会全体で児童虐待を未然に防ぐことができるよう、引き続き体制の強化に努めたいと考えております。 10 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 11 ◯7番(金川敏子君) 質問をさせていただきます。  先ほど市長から詳しいお話を聞きまして、そのことについては安心しております。あと少しお聞きしたいことがありますので、お願いいたします。  今年、平成29年3月につくられた市の資料によりますと、猿の個体数は挙げてあったのですが、イノシシの数字は出ておりませんでした。そこで、捕獲できる範囲というのはそれぞれの動物によって違うと思いますが、そのことについてお尋ねしたいと思います。 12 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 13 ◯農林水産課長(山岡 晃君) お答えしたいと思います。  まず頭数でございますが、議員が言われるように頭数は示しておりません。ただ、全体的な数値はありまして、イノシシについては今年県で調査が行われまして、県内では4,872頭おります。魚津市においてどれだけいるかはわかりません。  ニホンザルについては、昨年県内では1,700頭であったものが、今年示された数値については1,900頭ということで増えています。  魚津市におきましては7群がおりまして、全体で307頭の数字が県から示されております。  それぞれ捕獲頭数というのは決められております。イノシシについては捕獲頭数の上限は決められておらず、できる限りとっていただきたいということです。  ただ、ニホンザルについては絶滅危惧種であるというところから、それぞれの地域で決められており、魚津においては滑川、黒部と一体となって数が決められております。  細かい数については手元に資料はございません。また調べてお知らせしたいと思います。 14 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 15 ◯7番(金川敏子君) この鳥獣害対策についてですが、これは私が自分で感じていることなんですが、農家だけの問題ではないわけなんですね。人命に関することですし、イノシシも柵があるとだんだん海のほうへ下がってきております。  それで、住民の一人一人が考えて魚津の将来の鳥獣被害を防ぐこと、動物を増やさないようにするにはどうすればいいか。いろいろな会もありますが、いま一度、実質的に役に立つ会なり団体なりボランティアについて何かお考えはございませんか。課長にお願いいたします。 16 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 17 ◯農林水産課長(山岡 晃君) お答えします。  鳥獣被害対策については、これまで自治体を中心に行政ということでやってまいりました。現在では、それだけではなかなか駆除できないということであります。  被害地域、地区、集落の方々に協力していただくためにも、地区ごとの組織も必要かと考えております。 18 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 19 ◯7番(金川敏子君) では、もう1つ質問させていただきます。  この実施隊の方々もだんだん高齢化にもなってきておられますし、ご自分の仕事も持っておられます。  これは2番目の質問にさせていただきますが、そのことについての対策をお願いいたします。  それと、今魚津市で持っておられる猟銃の台数を先ほど聞かせてもらいましたが、これからも増やす方向とか、免許取得者を増やす計画はどのようですか。お願いいたします。 20 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 21 ◯農林水産課長(山岡 晃君) お答えします。  まず実施隊については、民間単位を中心になってくるかと思います。  現在、市ではわな猟の免許の取得に対して補助をしておりまして、今、各集落、地区でわな猟の免許を取る方が増えてきております。免許を取った方には実施隊へぜひ入っていただいて、駆除の活動に入っていただきたいと思います。現在でも多数、わな猟ということで参加していただいております。  それから、猟銃については9丁ございます。これについては、銃は1人に1つ、銃に人がついて回るというものでございまして、市では最大9名の方が実施隊の中におりました。退職であるとかさまざまな理由で市の職員の実施隊を離れて、今5丁ですから、4丁厳重に預かっていただいているところでございます。増えてくるということであれば、その銃を銃刀法等に従いまして、銃の当てをやっていきたいと思っております。 22 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 23 ◯7番(金川敏子君) わかりました。  では次、3)の農家への救済策について再質問させていただきます。  農業共済で全国的には3割以上の被害がないと補填されないと聞いておりまして、富山県は特別に2割以上の損害については認めると聞いておりまして、それはそれで富山県内はよいかなと思いますが、この2割以上でないとおりないということは、2割までの被害については、全然農家に入ってこないということで、皆さんご存じのとおり水稲は赤字すれすれでやっております。それが2割の減収になると、これから先、農業を続けていけるかどうかも不安になりますし、また放棄田が増えたりもしてくると思います。  魚津市で農業共済の補填額を増やせるかどうかということは、できないということは私も重々わかっておりますが、これは国や県や共済組合へ依頼するか、また別枠で救済の方法を今から考えていかれるか、その辺のことをお尋ねしたいと思います。  課長にお願いいたします。 24 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 25 ◯農林水産課長(山岡 晃君) お答えしていきたいと思います。  共済制度については、なかなか市単独では変えることができません。イノシシ等による水稲被害については魚津市だけではございませんので、県下の市町村と改善なり新しい制度の創設を求めてまいりたいと思っております。 26 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 27 ◯7番(金川敏子君) では、期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  では次に、かのこゆりに移りたいと思います。  先ほど市長から丁寧に話をしていただきまして、私も住民の1人として、ウイルスがあるということも、正直言いまして、去年の秋にやっと知ったわけです。  うちの庭にかのこゆりを20年前から植えっ放しにしております。肥料は適当にやっているのですが、その花は赤い色がいいらしいので、きれいに咲いているので、1人残っておられる方が通られたので、この花はウイルスにかかっていますかと聞くと、大丈夫みたいなことを言われましたので、持っていくことは可能かなと。また、バイオの力も利用していただきたいと思います。  では、次の質問に移りたいと思います。  8月の魚津市のイベントについてですが、魚津まつりの参加者がすごく多くて、今年は大成功だったと思います。  これに関連しての話なんですが、魚津市で会社を経営しておられる方々の会社からも街流しに多くの方が参加されておりました。  魚津市に会社を誘致するのも大事なんですが、現在魚津市で会社を経営しておられる方と市は連携を持って親しくなっていかないとだめだと思います。たまに市外へ本社が移るとか、後からありゃと言っているようではだめだと思いますのでこの質問をしたんですが、会社と魚津市の心のきずなができるように、魚津まつりを機会に努力していくべきかなとも思っております。それがどんなやり方か、もし市としてもそのように思っておられたらお聞かせいただきたいと思います。これは市長にお願いしたいと思います。 28 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 29 ◯市長(村椿 晃君) 議員からお話しいただきましたように、魚津はお祭りだけに限らずですけれども、市内の企業さん、いろんなイベントに大変ご協力をいただいていると思っています。  昨年の当初予算の編成方針のときにもお話をしておりますけれども、これからの自治体経営を考えていくときに、民間企業とのさまざまな分野での連携が極めて重要だと考えています。お祭りのときだけ参加いただくとかというわけではなくて、市のいろんな行政分野に、企業の持っていらっしゃる、得意な分野といいますかノウハウを生かしていくというふうな取り組みをどんどん進めていきたいと思っています。まだ具体の施策にはなっていませんけれど。  したがいまして、市と民間との連携をさらに強力に進めていくための土台をつくりながら、議員がおっしゃったように、いろんな行事も含めて参考にしていただくということが必要かなというふうに思っていまして、なぜこのようなことを言うかというと、ある程度役割とかそういったものがはっきりしていないと、何を協力していけばいいかわからないということがありますので、そういったところをしっかり話をしながら、コミュニケーションを深めていくという取り組みをしていきたいというふうに思っています。 30 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 31 ◯7番(金川敏子君) 期待しております。あと、市議会も市長とともに魚津市の発展につながりたいと思っておりますので、一緒にやっていくことを希望しております。  では、もう1つ質問なんですが、富山県は知事がすごく力を入れておられるのは、薬の販売額が日本一になったといろんなところでお聞きしていますが、例えば魚津市で薬に関するような企業誘致とかそういうことは期待できそうですか。  答えられるかどうかわかりませんが、関連してちょっとお聞きします。 32 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 33 ◯市長(村椿 晃君) お答えをいたします。  昨年度から県が主催する企業誘致のセミナーというものが東京や大阪で開催されていますので、そこに参加をしていっております。  県内の自治体では、魚津市以外に1市2町ぐらい参加をしているんですけれども、残念ながら、そのセミナーに行きましても、いわゆる提供できる用地の話ができないので、今のところは、お集まりの企業の社長さん方に、魚津市の生活する環境とか住みよさとか、そういったことを訴えながら、お話があればしっかりとつないで、適地を見つけるなり努力をしたいということで、まずお話をしています。  議員お話しのとおり、製薬業はジェネリックの生産増を背景に、県内かなり一部地域では生産ラインを増やす動きがあるわけですけれども、魚津市ももちろん、そういったようなお話があればしっかりと対応していきたいと思っているんですけれども、何せ適地の問題がありますので、適地の候補の調査とあわせて、同時に企業からの引き合いというふうなものをしっかりとつかんでいくということをやっていきたいと思っております。 34 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 35 ◯7番(金川敏子君) わかりました。期待しております。  では、次の質問に行きたいと思います。  2)ですが、先ほど宿泊施設を考えたいと答弁していただきまして、ありがとうございます。  私、もう1つ思ったんですが、31回の回数ですので、過去にこの野球に参加された方々、卒業生もたくさんいらっしゃると思いますが、個人情報やら何やらで連絡はとりにくいかもしれませんが、そういうマドンナたちの同窓会も魚津でされたら交流人口が増えるかなと思いますが、課長、そのことについてお願いいたします。 36 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。 37 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) ご提案をいただきまして、ありがとうございます。  31回を数えますので、卒業生の皆さん、本当にたくさんの方がいらっしゃって、恐らく全国各地でさまざまな分野でご活躍のことと思っております。  議員ご提案のとおり、同窓会みたいなものを開催できれば、交流人口の拡大、それから大会自体もすごく盛り上がっていいと思います。  実は実行委員会の中でも、どんな形でできるかという細かいところはまだなんですが、OGの方々の試合形式での親善試合ですとか、そんなことの開催を考えながら、改めて卒業生の皆さんに集まっていただく、そんな機会をつくれたらいいなということを今話ししております。  議員ご提案の同窓会の話も含めまして、今後、野球連盟あるいは実行委員会の中でいろいろと相談しながら、次回に向けて検討させていただきたいと思います。 38 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 39 ◯7番(金川敏子君) 今、本当にいい答弁をいただきまして、期待しております。お願いいたします。  最後に4番目でございますが、1番目の9月1日対策におきましては、教育長より細かく詳しくお話をいただきまして安心しております。  次、2番目の児童虐待の現状とかも先ほど聞かせていただきまして、魚津は少ないかなと思いましたが、これは0件になるのが一番いいことで、それと虐待の全体としまして、私、情報を勉強しに課のほうへお邪魔したんですが、質問の言葉で虐待があったらどうされるんですかみたいな感じの質問がいいんじゃないかという感じもあったんですが、そのことをちらっと言いましたら、担当職員の人が、あってからでは遅い、未然に防がなくてはいけないという話をすごく言われまして、私もこども課へいろんな話で行くんですが、すごく自分の身内のように一生懸命に対応しておられて私は安心しております。ですが、いつどういうことがあるかわかりませんので、またこれからも頑張っていただきたいと思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。 40 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。  〔9番 中瀬淑美君 登壇〕 41 ◯9番(中瀬淑美君) おはようございます。  質問に入ります前に、一言申し上げます。  今朝6時57分に北朝鮮から7回目となる弾道ミサイルが発射されました。北朝鮮のたび重なる行為は看過できません。我が国の安全に対する直接かつ現実的脅威であります。ミサイル発射に対し、強く抗議するものであります。  それでは質問に入ります。  平成29年9月定例会にあたり、通告に従い4項目の質問をします。  1項目目は、安心・安全な魚津市を目指してについて伺います。  昨今、世間を騒がせているような子どもが巻き込まれる事件への対策、早期解決のみならず犯罪の抑止力となる防犯カメラは、市民の安心・安全を守る上で大きな効果を発揮し、その必要性が広く社会的に認知されています。  地域社会における人間関係の希薄化が進行する中で、伝統的な警察の捜査手法である聞き込み調査だけでは、有力な情報を得ることが難しい状況となっています。  防犯カメラを市街地、通学路や学校、公園に設置することによって、市民や子どもたちを犯罪から守る効果も期待されるところであります。  市内の犯罪発生を見ると、認知件数が減少している一方、侵入盗、ひったくり、車上狙いが増加の傾向にあります。  魚津市では犯罪発生率ゼロを目指し、犯罪発生率の高い地域などへ積極的に防犯カメラを設置することが必要です。  そこで伺います。
     1点目は、市は犯罪の発生率の高い地域についてどのように認識しているのか。さらに計画的に防犯カメラの設置が進むよう警察と連携し、特に設置が必要と考える地域などへは積極的に設置すべきと考えます。見解をお聞かせください。  2点目に、学校通学路の安全確保のためにも、PTAや学校運営委員会など学校関係者へも働きかけられるよう、教育委員会などとも連携した取り組みを行ってはいかがでしょうか。小中学校の通学路を中心に、防犯カメラの設置促進を図るべきではないかと考えます。見解を伺います。  2項目目は、教育について伺います。  社会を引き継いでいくためには、次の世代である子どもたちを育成してこそ世の中が形成されていくものであります。少子化でその担い手が減少していく現状を踏まえると、社会の根幹である行政の役割は特に重要であります。子育て支援はもちろん、教育の向上を図る上でも奨学金制度は欠かせない事業であると思います。  現状では、社会環境の変化による所得格差や家庭状況によって教育の平等が損なわれつつあります。  魚津市から世界を目指す若者が多く輩出されれば、市の知名度も上がり、支援を受けた学生による地域貢献が期待されることで、新たなまちづくりが可能となるのではないでしょうか。そこで、そのために十分な支援が必要となります。  そこで伺います。  1点目に、就学支援の範囲を市内通学だけではなく、市外通学にも拡充すべきと考えます。見解を伺います。  2点目に、平成29年度の魚津市の奨学金制度の利用状況について。  3点目、人口の社会増を目指し、市内のあらゆる中小企業と連携して、専門人材の確保や若者の定住促進を図る給付型の奨学金新設についての見解をお聞かせください。  3項目目は、公園整備についてです。  はじめに、都市公園のトイレの洋式化についてお尋ねいたします。  誰もが外出しやすい環境づくりが必要です。近年、家庭のトイレはほとんどが洋式化されていますが、公共施設のトイレについては和式が多いというのが現状であります。特に魚津総合公園は来場者が多く集まります。利用されている方から、洋式トイレが少なく、とても不便なので直してほしいという声をお聞きしました。  私は市内の都市公園のトイレを確認させていただきました。まだ多くのトイレが手すりもない和式トイレでした。  今後の都市公園のトイレの洋式化について、市の考えをお伺いいたします。  2点目に、子どもたちを受動喫煙から守る環境づくりについてです。  生活環境の化学物質が子どもの成長に与える影響について、長期的に調べる子どもの健康と環境に関する全国調査、いわゆるエコチル調査が今年で6年目を迎えました。公園内での禁煙を提唱するものでありますが、子どもの環境を守り、マナー向上につながればと期待をしております。  そこで伺います。本市の都市公園における受動喫煙防止対策に取り組む考えをお聞かせください。  次に、合葬式墳墓の整備についてです。  最近は、もしものときに役立つエンディングノートを活用する取り組みが行われています。ノートは、保険や年金の記録、また友人などの大切な方への連絡先などを書きとめていくようになっておりますが、お墓についても記入できるようになっています。  納骨については、樹木葬や合葬式墳墓についても紹介されているノートがありました。  以前、東京の小平霊園では樹林墓地が完成し、人気が高まっているとの報道がありました。近年は、全国的に家族の形やライフスタイルの多様化により継承者の問題があり、お墓をどうしようかと悩んでいる方も少なくありません。  魚津市としてこの問題をどのように捉えているのか、合葬式墳墓についてはどのような考えなのか、県内の整備状況とあわせてお答えください。  最後に、多様な子育て支援について伺います。  多様な子育てニーズに対応した幅広い支援の充実のために、3点について伺います。  1点目に、31年度に開設予定の、安心して産み育てることができる産前産後ケアの取り組みや特色についてお聞かせください。  次に、切れ目のない母子支援を推進するために、産後ケア事業だけではなく、妊娠をスタートに子育てまでワンストップで行う産前産後サポートヘルパー事業の拡充について。  3点目に、父子手帳の配付と父親向け子育てアプリの開設についてです。  父親が育児にしっかりとかかわっていくことが大事であると言われています。  市ではパパママ育児教室が開催されています。父親となっていく男性の皆さんにも受講が促されていますが、受講の実態は1割程度です。今後、父親の受講を促すための工夫や、父親の育児意識の向上を図るための取り組み、父親の育児のためのガイドブックとなるような父子手帳の配付や、父親の意識向上に向けた子育てアプリを開設してはどうかと思いますが、考えを伺います。  以上で、壇上での質問を終わります。 42 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 43 ◯市長(村椿 晃君) 中瀬議員からのご質問にお答えをいたします。  安心・安全な魚津市を目指してということで、防犯カメラの設置が必要な地域についての認識に関するご質問でございますが、まず防犯カメラにつきましては、議員ご指摘のとおり、市内におきましても、商業施設や金融機関、コンビニエンスストアなどさまざまな施設に設置されておりまして、犯罪を未然に防ぐための効果は非常に高いというふうに認識をしております。  本市におきましては、平成16年度以降寄附金なども活用し、自転車盗が頻発する駐輪場ですとか、人通りの多い魚津駅前周辺地域、また、子どもたちの安全を守るため小中学校などを中心に防犯カメラを設置してきたところでございます。  市内における今年の犯罪発生件数は8月末時点で117件であり、そのうちの約9割が国道8号より海側で発生しているという状況になっております。  さらにその中でも、魚津駅を中心とした地域におきまして犯罪の発生が多いと伺っており、いわば他の市町村と傾向は同じなんですけれども、市街地において犯罪発生率が高いという認識であります。  今後とも魚津警察署と情報交換を密にし、犯罪を未然に防ぐ防犯カメラの設置につきまして、優先すべきと考えられる場所から地域や市内企業などと連携協力して、整備を推進してまいりたいと考えております。  2点目の、小中学校の通学路を中心に防犯カメラの設置促進をしてはどうかというご質問についてお答えをいたします。  こちらのほうも議員ご指摘のとおり、小中学校の通学路の交通安全の視点、さらには防犯面からの安全確保ということで、本市としても重要課題というふうに位置づけております。  また、今後市内小学校の統合に伴いまして、子どもさんの通学事情も大きく変化していくことが予想されています。  そこで、現在、教育委員会を中心に関係機関と連携しまして、魚津市通学安全推進会議を設置し、同会議におきまして、各学校の通学路の安心・安全を守るための魚津市小中学校通学安全プランを策定しているところでございます。  そのプランの中におきまして、通学路への防犯カメラの設置につきましても検討を始めているところでございます。また、スクールバスにおけるドライブレコーダーの設置や、市内企業の協力によります業務時間内で可能な見守りなどにつきましても、効果的な通学の安全対策の1つということで検討しているところでございます。  これまで市では、全ての小中学校について出入り口付近を中心に防犯カメラを設置してまいりましたが、ご指摘の通学路への観点が不足をしていた面がございます。  そこで、この9月定例会におきまして魚津市小中学校通学安全プランを推し進める一環として、まずは東部中学校の生徒玄関側通学路に向けた防犯カメラの設置や、清流小学校のスクールバスにドライブレコーダーの設置をお願いしているところでございます。  今後とも、PTAや学校関係者、教育委員会や市で連携をしまして、通学路の安心・安全を確保する観点から、地域や市内企業との協働による見守りなども推進し、必要に応じて通学路の防犯カメラ等の整備を進めていければというふうに考えております。 44 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 45 ◯教育長(畠山敏一君) 教育についてのうち、まず就学支援の範囲を市外に拡充をとのご質問についてお答えをいたします。  教育委員会では魚津市就学援助に関する要綱を定めて、経済的な理由によって就学困難と認められる児童生徒の保護者に対して経済的援助を行っています。  対象となる世帯は、魚津市に住所を有し魚津市内の小学校及び中学校に在籍する児童生徒の保護者と現在の要綱では規定されています。  県内においては、市外の学校に通学している場合は援助費の一部または全額を支給する自治体や、反対に市外から通学する児童生徒に対して援助費の一部または全額を支給している自治体もあり、さまざまな対応がなされているところであります。  このため、就学援助の範囲を市外に拡大し就学援助費を支給するにあたっては、他の自治体との調整を行う必要もあるかと思います。  義務教育を受ける子どもたちがどの学校に行っても経済的な不利益をこうむることがないように、市外の子どもたちへの範囲拡大なども含めて、今後検討していきたいというふうに考えております。  次に、平成29年度の魚津市奨学金制度の利用状況についてお答えをいたします。  本市の奨学資金貸与制度については、経済的な理由によって就学が困難で、かつ学業成績が優秀な者に対して奨学資金を無利子で貸与するものであり、大学またはこれと同程度の学校については月額4万円以内、高校生については月額1万3,000円以内となっています。これまで400名を超える生徒がこの制度を利用して県内外に進学しており、今年度は新たに大学生6名が適用を受け、昨年からの継続12名と合わせて現在総勢18名が貸与を受けている状況となっています。  最後に、若者の定住促進、地域貢献を図る給付型の奨学金新設についてお答えをいたします。  本市では、市の奨学資金貸与制度を利用しUターンで市内に在住した者について、返還額の5分の1を補助する定額支援補助金を28年4月に創設したところであります。  卒業後魚津市に居住するという要件があり、今年度の新規返還者5名のうち、居住要件を満たしている2名に補助金の交付を行っています。  ちなみに、県内で魚津市と同様に一定の定住要件を付して奨学金返済補助制度を実施している自治体は、補助額を返還金額の2分の1としているところもございます。  市としましても、有能な人材が地元へ戻り地域の活性化につながるよう、既存の返還金補助制度の金額の増額や、Iターン者を対象に日本学生支援機構の奨学金返済補助についても、今後研究してまいりたいというふうに考えております。  なお、同様の趣旨の取り組みとして、本年度魚津市ものづくり人材育成奨学金条例を施行し、北陸職業能力開発大学校の学生を対象に、卒業後市内に定住した場合の支援型奨学金制度を始めたところであります。  以上でございます。 46 ◯議長(関口雅治君) 三井産業建設部次長。  〔産業建設部次長 三井 修君 登壇〕 47 ◯産業建設部次長(三井 修君) 都市公園のトイレ洋式化についてのご質問にお答えいたします。  現在、本市の都市公園は街区公園が24カ所、そのほか魚津桃山運動公園、魚津総合公園、早月緑地、宮津霊園の4カ所、合わせて28カ所がございます。  そのうちトイレが設置してある都市公園は街区公園で22施設、魚津桃山運動公園で8施設、魚津総合公園で10施設、早月川緑地で3施設、宮津霊園で1施設の合計26カ所の公園に44施設のトイレがございます。  洋式トイレにつきましては、街区公園で13施設、魚津桃山運動公園で6施設、魚津総合公園で6施設の合計25施設となっております。  議員ご指摘のとおり、一般住宅のトイレの洋式化に伴い、子どもが和式トイレを使いたがらないことや高齢者などの利用に配慮し、来園者が清潔で快適に使用できる洋式トイレの整備を進める必要があると考えております。  このため、来年度に策定を予定しております公園長寿命化計画の中で、各施設の利用状況や老朽度合いを調査、検討を行い、適切な配置に努めてまいりたいと考えております。  次に、都市公園における受動喫煙防止対策についてのご質問にお答えいたします。  市内の都市公園の喫煙場所の設置状況でございますが、28カ所の都市公園のうち、喫煙場所を設けているものは魚津桃山運動公園と魚津総合公園の2カ所にございます。街区公園につきましては喫煙場所を設けていないものの、一部の利用者が喫煙していることもあると認識しているところでございます。  公園は子どもから大人までが遊びや運動、健康的な活動を行える憩いの場所であり、特に受動喫煙によって健康に悪影響が出ると言われている子どもたちや妊娠している女性を守るには、喫煙する大人たちが配慮する必要があると考えております。  このことから、街区公園では喫煙マナーが守れず、受動喫煙の被害が危惧される場所を重点に、喫煙者に対しマナー啓発看板の設置などにより禁煙の協力を呼びかけ、周知を行っていきたいと考えております。  また、魚津総合公園や魚津桃山運動公園については、既に設置されています喫煙場所の見直しなどを行い、分煙化が図られるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。  3点目の合葬式墳墓の整備についてのご質問にお答えします。  お墓は昔から故人の親族が墓石で建立し、維持管理が継続されるという形が常識とされてきております。  近年はお墓に対する価値観の変化や少子化、核家族化が進行し、全国的にも承継者がおらず、無縁墓になるおそれのあるお墓が増えているのが実態かと思っております。  本市でも承継者がいないため、自身が亡くなった後のお墓の取り扱いについての相談が増えてきている状況にあります。  議員ご提案の合葬式墳墓につきましては、承継者がいなくなっても墓地管理者が責任を持って永代管理を行うお墓である、無縁墓対策の1つと考えております。  今後も無縁となるお墓が増加していくと予想されますので、お墓に対するニーズや県内で公営合葬式墳墓を整備している富山市や上市町の利用状況などを調査し、研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 48 ◯議長(関口雅治君) 森山産婦人科クリニック開設準備室次長。  〔産婦人科クリニック開設準備室次長 森山 明君 登壇〕 49 ◯産婦人科クリニック開設準備室次長(森山 明君) 続きまして、大項目4、多様な子育て支援について。その中でまずは産前産後ケア事業の特色についてお答えします。  新たに開設を予定している産前産後ケア施設における事業についてですが、この施設の中に、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない相談支援を行う子育て世代包括支援センターを配置して、子育てに関する事業全般をマネジメントすることを予定しております。  では、施設で行う具体的な事業内容としましては、従来より健康センターで実施しております母子手帳の発行ですとか、乳幼児健診などの母子保健事業、そして子育て中の親子のコミュニケーションの場である子育て支援センターの設置、さらには妊娠中の夫婦を対象としたパパママ教室、そして訪問による育児のサポートなど、産前産後をサポートする事業の充実を図ることとしております。  また、これらに加えまして、新たに概ね生後4カ月の母親と子どもを対象にしました、特に母親の育児不安に対しまして心身のケアですとか、育児サポートを行う産後ケアのサービスを計画しており、従来の母子に関する事業と同一施設内で、そして一体的に実施することでワンストップの支援体制となることが特徴と言えます。  さらには、分娩施設との緊密な連携を図ることで、充実した相談支援につながるものと考えております。  次に、産前産後サポート事業の拡充についてでございますが、現在、産前産後をサポートする事業は、その一例としまして、本市では出産後間もない時期の養育者の健康状態によりまして、育児、家事が困難となっている家庭に対し、保健師などによる専門的な相談、そしてヘルパーによる家事、育児の援助を行うサービスがあり、実際には新生児訪問などで母親や子どもにかかわりを持つことで、それらのサービスの導入を行っております。  ここ最近の状況としましては、相談につきましては平成28年度で延べ65件ということで、これは増加の傾向を示しております。  ただ、相談件数は多いんですが、実際の家事、育児となりますと、平成23年度以降の利用はございません。  今後は、妊娠から切れ目のない相談支援をする中で、必要なニーズを捉えながら必要に応じてサービスの利用を図るなど、妊娠、出産、育児に対する不安を軽減させて、安心して妊娠期を過ごし、育児に臨めるようサポートを充実していきたいと考えております。  以上であります。 50 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 51 ◯民生部長(吉川高広君) 4番目の項目のうち、3番目の父子手帳の配付や父親向け子育てアプリの開設をとのご質問でございますが、お父さん向けの父子手帳の配付は現在行ってはおりませんが、健康センターでは妊娠届け出時に、お父さんの育児についても記載のある母子健康手帳副読本をお渡ししております。  また、お母さんだけでなくお父さん向けに子どもの育児教室を行っており、おむつのかえ方、あやし方、遊び方について指導を行っていますが、残念ながら議員ご指摘のとおり、受講率が低い状況であります。
     さて、本年度からホームページのリニューアルに伴って、子育て情報の発信元である子育て応援サイトも新しく見やすいものとなりました。  また、本年5月から新たに子育て応援アプリ「育ナビうおづ」が配信され、いろいろな子育て情報やお知らせを見ることができるようになりました。これはお母さん方だけでなく、もちろんお父さん方にも使ってもらえるような内容となっています。お子さんの出生届け出時の諸手続に来られるお父さんにチラシを配付し、周知に努めているところでございます。実際にアプリをダウンロードして利用しているお父さんもいらっしゃいます。  昨年度行った子育てのアンケートによりますと、子育てについての相談先はどこかという質問に対して、もちろん家族とかご友人が多いんですが、インターネットで調べると回答した保護者の方が相当数ありました。  このことから、やはりアプリやホームページ等での情報発信、提供していくことが大事であると感じております。  しかしながら、新たに父親向けの子育てアプリを作成することは費用もかかることから、今後は担当しているこども課と健康センターが内容を検討して、現在の「育ナビうおづ」の父親向け子育て情報の充実に努めていきたいと考えております。このことによって、父親の意識の向上が図られ、母親と協力して子育てをすることができる環境づくりの一助になればと思っております。 52 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 53 ◯9番(中瀬淑美君) それでは、順次再質問をさせていただきます。  はじめに、安全な魚津市を目指してということで、防犯カメラの設置は、魚津市は駅前や地下道は企業の協力により設置をされて、女子中高生が地下道を通るのが怖くなくなったよという声もたくさん伺っておりますが、全国的にも子どもが被害を受ける事件とか事故が発生していまして、その早期解決ということでは防犯カメラが大変役に立っているということは皆さんご存じだと思います。  先ほど市長も言われましたが、魚津市は平成16年に魚津市防犯カメラ設置及び利用に関する要綱という紙1枚だけが防犯カメラの設置に対しては出ているんですけれども、私としては、計画的に防犯カメラを設置していくときには、魚津市安心・安全まちづくり指針だけじゃなくて、条例とかガイドラインなどをしっかりとつくって、市民の皆さんにもわかるような形をとっていくことが大事ではないかなというふうに感じておりますが、その件に関して市長、お願いいたします。 54 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 55 ◯市長(村椿 晃君) 今ほど議員からご指摘がございましたけれども、企業を含めてですけれども、市全体で安全なまちをつくっていくという考え方が大切だと思っています。  通学路を中心とした面からの安全対策ということで検討を進めてきておりますけれども、警察さんとの話の中では、学校周辺もそうですし、あるいは繁華街におきましてもまだまだ民間の協力をいただいて充実をさせなければならない、そういう場所もあるというお話も伺っています。  ただ、これは市から強制的にできないものですから、協力をいただける体制をつくらなければならないというふうに思っていまして、そういう意味では、議員からご提案がありました、今は要綱でやっていますけれども、もう少しきっちりとしたルールを立てていくという意味では、条例というのも一つの有力な手だったと思っています。その点も含めまして検討していきたいというふうに思っております。 56 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 57 ◯9番(中瀬淑美君) 今、市長のほうから、しっかりしたものをつくっていきたい、検討していきたいというお言葉をいただきました。  何の罪もない市民や子どもたちが犯罪に巻き込まれるという事態は避けなければいけないと思うんです。防犯カメラがあることによって抑止力にもつながりますし、魚津って安心だな、安全なまちだなということが、外から来られる方たちにもわかるということがありますし、あとは商店街とかいろんな話がありましたが、中心市街地というかそういうところに対しては、町内でつけるという形もあると思いますが、魚津ではそれに対しては助成とか、そういうものが全然なされていないんですね。  これがまた、助成金がつきますよ、補助金が何かありますよというものがガイドラインや条例の中でしっかりとうたわれることになると、もっともっと早く安心・安全なまちづくりにつながっていくと思いますが、助成に対して何かありましたらお願いします。 58 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 59 ◯市長(村椿 晃君) 防犯カメラによる安全なまちづくりという観点でいくと、両面あります。抑止力という面と、犯罪が不幸にして起きたときの早期解決、検挙につながるという意味で、非常に効果があるというふうに思っています。  ただ、その設置場所というのは多ければ多いほどもちろんいいんですけれど、同時にコストもかかってきますので、効果的な設置場所がどこかというふうなことをしっかりと考えていかなければなりません。  今ほどお話があった助成、支援措置については、どういう場所につけるかによって誰がどういう負担をするかということが変わってきますので、今ほど申し上げた効果的な設置場所の選定と、そこに設置する場合の費用負担のあり方ということを、先ほどお話をした条例を含めた市全体で体制をつくっていく議論とあわせて検討していきたいというふうに思います。 60 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 61 ◯9番(中瀬淑美君) ぜひお願いしたいと思います。  6月定例会でもお話ししましたが、昔は通学路の安全対策、ご近所さんとか周りの方たちが声をかけてくださって見守りということができましたけれども、なかなかそれも難しい状況になってきているということが現実にあります。  それで、やはり人の力、ITの力をかりて、そういうものをしっかりと推進していただきたいと思っておりますので、この項目は終わらせていただきたいと思います。  続きまして、教育について、教育長のほうから答弁をいただきました。  子どもの就学支援については、いろいろな家庭の事情がありまして、市外に通うという方もいらっしゃいます。  それで、今定例会でも昨日から言われております、人口減少対策をどうしていくかと。やはり魚津に長い間住んでいただきたいということも含めまして、今市内だけに限定されている魚津市の就学支援に対して、市外もということで、全額でなくてもいいんですよね。定期を買うとかいろんなことがあると思うんですよね、半年分とか。そういうものをしっかりと庁内で検討して、長くじゃなくて、現実に通っている方もいらっしゃいますので、早期にそれをやっていただくという方向性について一言お願いいたします。 62 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 63 ◯教育長(畠山敏一君) 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、子どもが行っている学校によって不利益をこうむることのないようにという思いもありますし、自治体によっては、市外へ行っている子に対して、あるいは市外から来ている子どもに対して一部援助をしているというような実例もございます。  そういった場合には、ダブったりしないようにというような調整もございますし、また費目が全然違っているということになれば、それはまたバランスを欠くことにもなりますので、その辺をまず該当者がおられるかどうかということも含めまして、要綱の見直しも含めて、対象の費目をどのようにするかということについての検討をできるだけ早い時期に行っていきたいというふうに考えております。 64 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 65 ◯9番(中瀬淑美君) 費目に関してもそうですし、どれぐらいの方がいらっしゃるかわからないということでございましたけれども、私も現実的に、今年の3月にも相談を受けておりまして、引っ越しをしようかなとかといろいろ悩んでいらっしゃる現状にありますけれども、ぜひ魚津で生活してください、絶対魚津は住みやすいところですよと現在お話をしているので、そういうところもありますので、しっかり取り組んでいただきたいと思っております。  次に、奨学金制度の利用状況を先ほどお聞きしました。それで、魚津市の奨学金は無利子で大変使いやすいものであるということも感じております。  日本の大学生の約半数が奨学金を借りているという実態がありますが、現在最も借りられている日本学生支援機構の奨学金が一番多いというふうにお聞きしておりますが、この制度は貸し付けの時点、借りる時点では奨学金なんですが、卒業するとローンに変わってしまうということで、ローンだとすると、返済者は3カ月で信用情報機関に金融事故として報告されたり、9カ月たつと家裁からいろんな通知が来たりと大変な状況で奨学金を受けていらっしゃると思いますけれども、魚津市にはこういういい奨学金があるよということと、奨学金を借りるとどうなるよということを、借りる子どもたちや保護者に対して、ローンはどういう返済の仕方になるとか、そういうことも学んでいく、ただ借りるときだけがいいというものじゃなくて、やっぱり返さなくてはいけないものだということをしっかりと教えていくことも私は必要ではないかなと思っておりますが、そういうことはやっていらっしゃるかどうか、1点お聞きします。 66 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 67 ◯教育長(畠山敏一君) 現在は、魚津市でやっているものについての周知を図っているという現状でございます。  そのほか、今ほどおっしゃいましたように、学生支援機構等のものがあるということにつきましては、大学へ行く場合は高校のほうできっと周知を図っておられるんじゃないかと思って、こちらはノータッチという現状なんですけれども、中学生に対しましては、実は中学生から高校生になるときの奨学金については、ここ数年希望者がおられないんです。それはなぜかということを担当者とも話をしていたのですが、高校へ行くと国から授業料を免除できる制度もあると。それは給付型であるから返さなくてもいい。だけど、魚津市の奨学金を借りれば、無利子とはいえ返済しなきゃいけないというところに原因があるんだろうかというようなことも話はしていたんですけれども、そういったことも含めて周知を図るということは非常に大事なことですし、ひょっとしたら私たちがまだ認識していない、例えば大きな企業さんでそういった給付型の奨学金を出しておられるとかというようなこともあるかもしれません。もしあれば、そういったことを知らせていくということも非常に大事なことであるなというふうには思います。  また機会を捉えて、そういったことについては考えていきたいと思います。 68 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 69 ◯9番(中瀬淑美君) しっかりと知らせていく、周知していくということも大事ですし、以前、魚津市においても企業での奨学金制度がありましたが、やはりそれもなくなったということです。企業も出しているだけでは、お礼もなければ交流もない。やっぱり学生さんとの交流、ここの企業に奨学金を出していただいていたんだなと学生自身も感謝をしながら、ここで育ててもらったということがとても大事であると感じています。  そういうことの交流もしっかりと必要だと思いますし、私は、市内の企業との連携も必要ですが、県内の大学とも連携して、県内の企業に就職すると手厚い奨学金制度があるんだよというものをしっかりとアピールすることができれば、学生さんが魚津に残ろう、魚津で就職しようとか、一旦出ていってもやっぱり帰ってこようとかと思うインセンティブをしっかりと構築されていくことによって、若い世代が戻ってくることが考えられるのではないかと思っておりますので、返済が要らない奨学金制度、ポリテクのほうとかいろいろありますが、また昨日の奨学金の話では、返済無用のドクター限定でしたけれども、魚津市にとっては若い女性に帰ってきていただくことが一番大事な根幹にあると思いますので、ドクターに限ることなく、若い女性が帰ってこられるものをしっかりと創設していくことが大事だと思います。  その点について、1点、お願いいたします。 70 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 71 ◯教育長(畠山敏一君) 対象をどのようにすればいいのかということについては、慎重に検討していく必要があると思いますので、こういった人たちを対象にしますということは、私のほうからは軽々に言えないのですけれども、今ほどおっしゃったように、今後そういった魚津に定住していただくというような観点からも、魚津が住みやすいまちであるというような観点からも、できるだけそういう条件に合うような制度というものを検討していく必要はあると思います。 72 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 73 ◯9番(中瀬淑美君) ぜひお願いしたいと思います。  続いて、公園整備のほうに移りたいと思います。  先ほど次長のほうから、公園の寿命化計画を来年つくってそれに基づいてということを言われました。今大体半分ほどなっているのかなということがありますけれども、私、勘違いして、天神山の花の森のトイレも見てきましたが、天神山は去年と比べるとすごくきれいになっていました。植樹祭の影響なのかなとか、花の森・天神山公園の影響なのかなとも思いました。  それを最初に見たおかげで、全部がなっているような勘違いをして、あらっということも感じましたけれども、やはりそういう計画を立てられるのであれば、しっかりといつまでに何%直していきます、利用しやすいトイレにしていきますということを目標を持って進めていただきたいと思っております。  それで、先ほどの話でもありましたけれども、魚津市では今年の夏、いろんなイベントがありまして、肉まつりなんかは、お子さん連れの人とか赤ちゃんを連れていらっしゃる人がすごくたくさんいらっしゃいましたが、大きなイベントのための授乳施設やおむつかえ、おむつかえは総合公園のほうにありますけれども、授乳とかそういうしっかりしたものが隔離されてあるということは、ただスペースがありますというだけなんですよね。  そうじゃなくて、私は、全ての公園にそれが必要かというと必要ではないと思っていますし、ただイベントがあるときは、赤ちゃんの駅という移動式のものが、それこそインターネットを見ると出ています。そういうものをしっかりと置いて、魚津で子どもを連れて行っても、ちゃんと赤ちゃんを見ることができる場所が確保されているよというものをしっかりと続けていって、移動式の「赤ちゃんの駅」に対して、今話しましたことに対してどのようなことを思っているか、一言お願いします。 74 ◯議長(関口雅治君) 三井産業建設部次長。 75 ◯産業建設部次長(三井 修君) お答えいたします。  今ほどのお話にありました喫煙の話もございましたが、授乳施設とかについては、特にお客さんがたくさん来られるイベント時については配慮する必要があるのかなというふうに思います。  やっている場合もあるというふうに確認しているわけですけれども、しっかりその辺の対応を、イベントを開催するところも含めまして今後検討していきたいと思っております。 76 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 77 ◯9番(中瀬淑美君) よろしくお願いします。来年からそういうものがお目見えすることを強く望んでおります。  今日は北朝鮮のミサイルも発射されましたが、24日に防災訓練も開催されます。  道下校区では、自主防災会にいろいろな面で指導していただいて避難訓練というものをしっかりとさせていただいております。去年は東中、その前は道下小学校でやりました。住民が集まってきて体育館の中に入って、HUGとか図上訓練とかいろんなことをして、ここで着がえをするとか、いろんなことをやらせていただいておりますが、実際、避難訓練というのは、地域の意欲のある人だけが参加してくる訓練なんですね。  その中で、たまたま暑い日だったので、これはすごい暑いということで、こんなところには避難してこられんなと。テレビの影響があって、やっぱり公園へ行かんならんかねと、人々が口々に言うことがありました。  それで、今回たまたま都市公園のトイレの話をさせていただくものですから、関連質問として、マンホールトイレの設置。中学校にはマンホールトイレの設置はしてありますけれども、都市公園のほうにマンホールトイレの設置は多分ないと思っているんですけれども、今後それに対しての予定がありましたらお聞かせください。 78 ◯議長(関口雅治君) 三井産業建設部次長。 79 ◯産業建設部次長(三井 修君) マンホールトイレにつきましては、西部中学校に設置可能というふうに確認しております。  公園につきましては既設のトイレがあるわけなんですが、マンホールとなりますと小さな宅内用のマンホールとなります。それを利用して仮設のトイレということはなかなか難しいのかなと。  ただ、全国的には公園の機能としましして、先ほど遊び場、憩いの場と言いましたが、あわせて災害時の集合場所とか避難場所になりますので、そういった面で防災上の設備として必要な部分と考えております。それにつきましても、防災関係のほうと今後検討していきたいと思っております。 80 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 81 ◯9番(中瀬淑美君) 今述べましたマンホールトイレ、下水道の接続型災害用トイレというものがありますので、そこら辺を都市公園には、せめて、かまどベンチと一緒にそういうものを設置していく。それから、新しい小学校も建っていきますけれども、そういうところにも備えあれば憂いなしなので、ぜひ設置していただきたいということを要望しておきます。  それから受動喫煙対策、今しっかり取り組んでいくようなお話をされたので、それもお願いします。  次に、合葬墳墓につきましても、県内の状況を見てということで、昨日から、人口減少とか生まれるより亡くなっていく人が多い。ましてや、私にも今年幾つかご相談があったのが、お墓に関して、これ以上誰も見てくれる人がいないという方がいらっしゃって、どこかお寺と言うと、そういうところじゃなくて市営で何かあればいいなという声をお聞きしております。  これからどんどん増えてくるのではないかなと思いますので、日本人のライフスタイルが変わってきて、こういうものも必要になってきているということだと思いますので、こういう問題は、これから切実になってくる問題ではないかなと思っております。  そして、魚津市で市民がみんな生まれてから亡くなるまで安心して一生暮らせるまちづくりが大事だと思いますので、ぜひこれも要望としておきますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、多様な子育て支援についてに移りたいと思います。  まずはじめに、産後ケアの特色。子育て包括支援センターが設置されるということやいろんなことをお聞きしました。  それで、昨日からも言われていますが、産前産後ケアの中で一番心配されているのが産後鬱の問題で、子育てを放棄したり、虐待などいろんなことがあると思います。  それで、魚津市はまだ産後ケア施設が建っていないのでなかなか難しいのかもしれませんけれども、妊産婦の支援の強化という一環で、産後鬱を予防するために、産後2週間と1カ月の2回ぐらいの健診ができないのかなということです。  先進地では、産後ケアをやっている施設によっては、それをしっかり行っているということもお聞きしております。1回5,000円ほどかかるということでありますけれども、これは実施する市町村が2分の1、それから国のほうでもそれをしっかりと助成するものがありまして、そういうことをして産後鬱を早目に見つけて、早期治療をして、安心して子育てをできるようにしていただきたいと思っています。  この産後ケア事業は自治体が主体のようなんですけれども、本市でも産後鬱健診が実施できるような取り組みの準備をぜひ進めていっていただきたいと思っております。その件について健康センター所長、お願いいたします。 82 ◯議長(関口雅治君) 森山産婦人科クリニック開設準備室次長。 83 ◯産婦人科クリニック開設準備室次長(森山 明君) 産後鬱に関しましては非常に大きな問題で、現在、乳幼児全戸家庭訪問ですとか、新生児訪問のときに、エジンバラという質問票をとりながら状況を確認しているのが現在の状況でございます。  今おっしゃいました産後の健診につきましては、補助を受けるときの縛りとしまして、産後ケア事業を実施しているという条件が1つございます。  今後、来年度に向けましてこういったいろいろな計画もございますので、そういった産後の健診につきましては、これからいろいろと検討していきたいなというふうに思っております。 84 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 85 ◯9番(中瀬淑美君) これはぜひやるべきものではないかなと私は思っておりますので、期待しております。  今は助成がつかないということとかいろんなことがありますけど、その次の質問にもつながるのですけれども、今は保健師さんが乳幼児訪問をして見つけているとかいろんなことがありましたけど、子育て支援のほうでこども課のほうでは、ガソリン券の配付が今年度から始まっています。そのガソリン券の使い方であっても、それまでは産後鬱健診に使うとか、例えばヘルパーの利用がありませんということでしたが、これは困っている人を対象にやっているので、周知の仕方が足りないのではないかなということを私は思っています。  女性は出産するとホルモンのバランスが崩れますし、夜の授乳で生活リズムが乱れておりますし、周りからの強いストレスとかいろんなことで心身ともに疲れている状態なのに、もし産前産後ヘルパー事業というものがあったら皆さん利用されると思いますし、そういうものをしっかりと組み立てていくことが切れ目のない子育て支援につながっていくのではないかと思っております。  市内ではありませんけど、いろんな市町村が共同で行っているところもありまして、産前1カ月前から産後1年、双子の場合は、産前2カ月前から産後1年は、お買い物をしたりお掃除をしていただいたりということができるということですので、そこら辺も検討をしていただきたいと思います。  父子手帳の配付に移っていきますけれども、岡山のほうの話でお母さんを育てていくと。私はお父さんも育てていただきたいなということを思っています。  お母さんは妊娠してから10カ月間、おなかの中で赤ちゃんを育てて、しっかりと母親としての自覚もありますが、お父さんの何気ない一言で鬱に入っていったり、いろんなことが現実には起こっておりますし、こんなちっちゃなことでそんな傷つくの?というくらいに傷ついてしまう。  お父さん育てというものもしっかりとしていただきたいなと思いまして、アプリの中でこれからこうすることが大事なんだよということを少し「育ナビうおづ」のほうでもつくっていただいて、妊婦さんがそれを開いて旦那さんに見せて、こういうことが大事よということを知らせるとか、まず取っかかりはそれくらいでいいと思うんですね。  やっぱり女性が活躍していくためには、産み育て、その後になると思いますけれども、そういうことに対しても、どのような対策というか、魚津市には女性活躍社会推進室長がいらっしゃいますので、答弁を求めたいと思います。 86 ◯議長(関口雅治君) 矢田女性活躍社会推進室長。 87 ◯女性活躍社会推進室長(矢田厚子君) 女性が活躍していくためには、これからは男性の意識を変えていくことが重要だというふうには思っております。  昨日のワーク・ライフ・バランスの職員に向けての意識改革というのも答弁させていただいたところですが、まずは、男性のほうに子育てに対しての積極的な取り組みを企業やそういった方々から積極的に進めていただくように、これから市としても呼びかけていきたいというふうに考えております。 88 ◯議長(関口雅治君) 9番 中瀬淑美君。 89 ◯9番(中瀬淑美君) 最後になります。  若いご夫婦が魚津で子どもを産み育てられるような選ばれるまちづくりをしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、女性に特化した資格取得のようなものを魚津市にもぜひつくっていただいて、魚津で生活していただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。 90 ◯議長(関口雅治君) この際、昼食などのため暫時休憩いたします。
     再開予定時刻は午後1時といたします。  午後 0時00分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 91 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  14番 飛世悦雄君。  〔14番 飛世悦雄君 登壇〕 92 ◯14番(飛世悦雄君) 平成29年9月定例会にあたり、4項目質問します。  質問の1点目は、魚津駅・新魚津駅周辺整備事業について伺います。  この事業は、魚津市議会在来線等対策特別委員会が北陸新幹線開業に伴い、魚津駅、新魚津駅の利便性の向上を目指し、当時のJR北陸本線と富山地方鉄道の魚津・滑川間が並行に線路があり相互乗り入れが可能である、また、貨物の入れかえ駅であったが現在使用されていない。架線も線路も撤去されている当時のJR貨物の所有する土地を買い上げて、富山地方鉄道を3番線に乗り入れできないか。できなければ4番線に乗り入れることが可能になる。こうした発想が、市議会が全会一致で事業化計画を立てて市当局と協議し、本格的に進めることになった経緯があります。  しかし、予算総額が試算で21億円になることから、都市計画審議会で費用対効果が強く指摘され、計画がスピードダウンして現在に至っている現状です。  村椿市長に3点伺います。  魚津駅・新魚津駅周辺整備事業のメーンは駅の利便性向上が計画の主体であり、元JR貨物の土地取得を進めていましたが、21億円の事業費に見合う事業効果に疑問の声で大きく計画が揺れています。  市は、28年11月21日から29年1月16日まで、地元など13回の説明会、意見交換会での市民の声に、事業計画が大きく変わろうとしている状況であります。  市は魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議会を設置し、7月5日に第1回の会議が開催されました。2回目は秋以降に開催予定でありますが、現在の進捗状況を伺います。  2番目、今後のスケジュールについて計画を問います。  3、この事業は魚津市議会並行在来線等対策特別委員会が新幹線開業に伴う並行在来線のあり方を調査研究し、魚津駅、新魚津駅の利便性向上を求める声から事業計画されましたが、この点について市の見解を伺います。  質問の2点目は、ねんりんピック富山2018について伺います。  ねんりんピックは全国健康福祉祭として60歳以上の方を中心としてあらゆる世代の人たちが楽しみ、交流を深めることができる健康と福祉の総合的な祭典で、卓球、テニス、囲碁、俳句などの交流大会や、美術展、音楽文化祭、健康福祉機器展などさまざまなイベントを通じて、地域や世代を超えて参加者の交流の輪が全国に広がっています。  2018年11月3日から6日までの期間「夢つなぐ 長寿のかがやき 富山から」をテーマに、富山県内15市町村にて開催されます。魚津市では卓球とラグビーフットボールが実施されることになりました。  6月28日に魚津市実行委員会が設立され、第1回の総会が行われました。魚津市開催の基本計画では全国から集う参加者とともに市民の健康づくり、生きがいづくりを推進する、心のこもったおもてなしの大会とする、市の特色を全国に発信することが掲げられていますが、概要を伺います。  ありそドームで開催予定の卓球種目には、72チーム576名が参加予定となっています。課題として、市卓球協会が卓球台を更新しなければならないと検討されていますが、対応を伺います。  質問の3点目は、国民健康保険制度改正について伺います。  持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法の一部を改正する法律が平成27年5月27日に成立したことにより、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効果的な事業の確保など、国保運営に中心的な役割を担い、制度の安定化を目指すこととなりました。  こうした背景には、安倍政権の社会保障予算の自然増を年平均5,000億円程度に抑える骨太方針があり、医療介護制度の改悪が土台となっています。国民に格差、貧困が拡大し、将来も安心して暮らせる社会が後退していると言わざるを得ません。このような改革に対して、市の見解を問います。  現在の国保は、無職や非正規労働者が約80%を占めていると言われています。平均所得は130万円台まで落ち込み、保険料が高い、滞納が増加する傾向が続き、極めて厳しい実態です。  今後、市町村に納付金が割り当てられることになりますが、医療水準の高い魚津市において保険料がこれまでより高くなることが想定されます。  市ではどのように試算されているのか、実態を伺います。  また、今回の国民健康保険制度改革の1つとして、保険者努力支援制度が新設され、医療費削減や収納率向上の対応策などどのようにされるのか、見解を伺います。  あわせて今後のスケジュールについて、状況をお聞きします。  質問の4点目は、夜間開放施設の防犯体制整備について伺います。  小学校体育館夜間開放利用者の車上荒らしが再び発生しました。自動車の窓ガラスが割られ、ハンドバッグが盗まれる事件が再発しました。車の中にバッグを入れていた利用者にも落ち度がありますが、駐車場周辺は暗く、事件が起きても不思議でない現状でもあります。  市として、防犯カメラの設置や防犯灯の増設などの対策が必要と思われますが、対応を伺います。 93 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 94 ◯市長(村椿 晃君) 飛世議員のご質問にお答えをいたします。  まず、魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり事業に関するご質問の第1点目、現在の進捗状況に関するお尋ねにお答えいたします。  ただいま議員からお話がありましたとおり、魚津駅・新魚津駅及び駅前広場整備事業につきましては、魚津駅・新魚津駅周辺まちづくり協議会を設置し、本年7月に第1回目の会議を開催したところです。  この協議会の委員とオブザーバーからは、駅のイメージを示したものや交通結節点としての駅の役割、さらには周辺施設との調和、連携を求める意見など、さまざまなご意見をいただいております。  現在、次回の協議会に向けて、いただいたご意見を踏まえた課題の整理や、駅利用者を対象に駅の利便性に関するアンケート調査を実施しておりますので、その回答の整理を行っているところであります。  協議会の資料や協議内容につきましては、市ホームページに随時情報を掲載しており、多くの市民の皆様と情報共有を図りながら進めてまいりたいと考えております。  同じく、この問題の2点目、今後のスケジュール計画についてお答えをいたします。  このまちづくり協議会につきましては、年に2回から3回程度の開催を予定しており、第2回目の協議会につきましては本年11月を目途に開催の準備を進めているところでございます。  また、本協議会の議論を深めるために、専門的な調査や検討を行う専門部会を適宜開催して、技術的な課題についても検討を進めてまいりたいと考えております。  今後の協議内容の予定につきましては、駅や駅周辺ににぎわいをもたせるための課題や利用者が求める機能などを整理し、協議会では図書館、交流スペース、育児支援機能などを集約した都市機能集約型まちづくりや、駅に宿泊施設、展望カフェなどの機能を備えた複合駅舎を拠点とした商業型まちづくりを求めるなど、さまざまな意見がございます。  これらのいろいろなご意見を踏まえて、まちづくりの方向性を探りながら、駅周辺がにぎわう将来のまちの姿を描いてまいりたいと考えております。引き続き、駅や駅周辺の担うべき役割や機能を整理し、市民など皆様のご意見をいただきながら、駅周辺の基本構想をまとめ上げ、活力あるまちづくりの核となり得る整備を進めてまいりたいと考えております。  同じく、この質問の3点目、この事業は市議会並行在来線等対策特別委員会が調査研究をし、市と協議し事業計画をされてきたわけであるけれども、そのことについての見解を問うというご質問でございます。  魚津駅・新魚津駅及び駅前広場整備事業につきましては、市の計画策定の過程におきまして、市民アンケートの結果や駅整備の検討状況、事業の基本構想、JR貨物との協議や他県での類似事例などにつきまして、市、市議会、在来線等まちづくり対策特別委員会等と情報共有を図り、ご意見も伺いながら検討を重ね計画を立ててきたという経緯につきましては、十分承知をしております。  その方針を踏まえて、具体的な整備プランを固めていく過程で、都市計画審議会でご説明をしたところ、事業効果等に関しましてご意見が出されたという経緯がございます。  それを受けまして、市民の皆様に広く内容を説明し、ご意見を伺い、コンセンサスを得なければならないということで、13回に及ぶ意見交換会を開催したという経緯です。  その中で、北陸新幹線開業後の魚津駅は通勤通学などの生活に密着した駅としての役割が強くなってまいったということから、市民の皆様の意識にも変化が生まれてきたというふうに感じております。事業を進めるためには、現在の計画にこだわることなく、市の将来の発展を見据え、両駅の乗り換え利便の向上や富山地方鉄道新魚津駅のバリアフリー化などの施設整備に加えまして、地域の方々や関係諸団体との連携を図り、多くの市民の皆様に納得していただける計画をつくり、駅整備を進める必要があると判断をし、まちづくり協議会を設置した次第でございます。  市民の皆様には、魚津駅周辺の環境整備をどのようにしてまちのにぎわいづくりに結びつけていくのか、しっかりとした計画の方向性をお示しすることが重要と考えております。  この協議会で議論しながら、さらに幅広い皆様のご意見も伺い、概ね2年で新しい魚津駅・新魚津駅周辺まちづくりの基本構想となる青写真を描いてまいりたいと考えております。  以上でございます。 95 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。  〔副市長 四十万隆一君 登壇〕 96 ◯副市長(四十万隆一君) 私のほうからは、2つ目の質問ねんりんピック2018についてお答えをいたします。  まず1番の魚津市開催の基本計画の概要を問うということですが、ねんりんピックの愛称で親しまれております全国健康福寿祭は60歳以上の方々を中心とした、健康と福祉の総合的な祭典です。国民一人一人が積極的に健康づくりや社会参加に取り組むとともに、こうした活動の意義について広く国民の理解を深めることを目的として、厚生省創立50周年に当たります昭和63年に、兵庫県及び神戸市で行われました第1回大会を皮切りに、毎年各都道府県持ち回りで開催されております。  来年、富山県で行われます第31回大会では「夢つなぐ 長寿のかがやき 富山から」をテーマに、11月3日から6日にかけまして、県内15市町村で27種目のスポーツ、文化交流大会が開催される予定でございまして、期間中の参加人員は観客も含め約50万人が見込まれております。  こうした中、魚津市におきましては、ありそドームを会場とした卓球競技、桃山運動公園を会場としましたラグビーフットボール競技が行われ、両競技合わせて約1,400人弱の参加者を予定しているところです。  参加選手とともに市民の健康づくり、生きがいづくりをより一層促進する絶好のチャンスであると捉え、また、全国からお集まりになられる関係の皆様に、魚津の魅力や特色を生かしたおもてなしで心に残る大会にしてもらうとともに、リピーターになってもらえるよう、各分野の皆様のご協力のもと、オール魚津で取り組みたいと考えているところでございます。  続きまして、卓球台のことについてお答えいたします。  本市で行われる卓球種目でございますが、参加予定人員は約580名を見込んでおり、ラージボール卓球競技のほか、健康づくり教室やおもてなし事業の実施を予定しているところでございます。  卓球競技に使用する卓球台は、試合用のコートに24台、練習用コートに12台、合わせて36台の卓球台が必要になると見込んでいます。現在、ねんりんピックの開催準備室と競技を主管します県卓球協会及び市卓球協会と協議を重ねているところでございます。  既存の卓球台は、平成9年にありそドームが開館して以来使用しており、老朽化が進んでいるとのお話を卓球協会より伺っております。  事務局としましては、卓球台の台数及びその卓球台が競技規則に基づいた大会で使用できるかどうかについて、市卓球協会に対しまして調査を依頼しているところでございます。  今後、調査結果に基づきまして、必要な対応を検討し、円滑な大会運営が図れるよう関係団体と連携を深めながら、来年開催されるねんりんピックの準備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 97 ◯議長(関口雅治君) 窪田市民課長。  〔市民課長 窪田昌之君 登壇〕 98 ◯市民課長(窪田昌之君) 私のほうからは、質問事項3、国民健康保険制度についてお答えをいたします。  まず、国の社会保障費関係の予算についてですが、2018年度予算編成を前にしまして、その伸びを約5,000億円程度抑えるという骨太の方針が出されております。  この総量抑制的な流れは、高齢化等による社会保障関係費の増加を医療・介護・年金等の幅広い分野で給付削減や自己負担増などを含めて、増大する社会保障費を抑制しようとする国の考え方にあると思います。  今月13日、厚生労働省は平成27年度の国民医療費の公表を行いました。総額42兆円を超える前年対比3.8%ということでありました。  このことから、国民と一番身近にある市町村としては、保険事業など積極的に推進するとともに、住民の健康に対する意識高揚を図ることが重要であるというふうに考えているところであります。  一方、平成30年度から国保制度改革における国費の拡充分として、毎年1,700億円を追加投入するということにされておりまして、財政調整交付金の実質的な増額、激変緩和措置や保険者努力支援制度による医療費の適正化に向けた取り組み等に対する支援がなされるということになります。  平成27年度より実施されております低所得者対策の強化のための1,700億円と合わせて合計3,400億円の財政支援がなされることから、市としましては、国費の追加投入による保険税の負担増が生じないことを期待しているところであります。  次に、県において試算されている実態についてお答えをいたします。  新制度における最大の変更点は、市は県に納付金を納付し、県が給付費に必要な費用の全額を支払うという点であります。各市町村が県に納付する国保事業費納付金の算定は、県全体の保険給付総額を基準に、各市町村の医療費水準と所得水準を年齢階層別に調整を実施した上で、各市町村が県へ納付する基礎額を算出いたします。算出された基礎額から特定健康診査等の保健事業や出産育児あるいは葬祭費等の諸費などを市町村実施事業費として加え、保険者支援の交付金など、国、県負担金を減額した金額が保険料の総額となりまして、イコール県に納める納付金額となります。  現在の当市の実態として、県内において医療費水準、所得水準ともに高いことから、議員のご指摘のとおり、納付金の算定に少なからず影響してくるものと予想されております。  このことから、昨日岡田議員のご質問にもお答えしたとおり、県への納付金額が算定の基準となる平成28年度保険料収入済み額と比較いたしまして増額するようであれば、その対応策として保険料の増額改定あるいは法定外繰り入れの実施も検討課題になると考えております。  3点目の保険者努力支援制度についてお答えをします。  岡田議員のご質問にお答えいたしました収納率向上の取り組みのほかに、特定健康診査の受診率の向上、あるいは糖尿病等の重症化予防の取り組み、医療費通知の取り組みなどが数値化され、評価されます。  これらの取り組みに加え、後発医薬品の利用促進や未受診者への受診勧奨を充実させる事業を行い、医療費の適正化に努めてまいりたいと考えております。  最後に、今後のスケジュールについてお答えをいたします。  市長提案理由説明でも申し上げましたとおり、今後、10月下旬に国から県に対し、納付金算定に用いる追加公費等も含めた算定資料が提示され、県においてこの数値に基づく推計が実施されます。その上で、納付金額と標準保険税率が市へ通知されるという流れになっております。この結果につきましては、いち早く市議会にお知らせをしたいと考えております。最終的には、1月に提示される確定納付金と標準保険税率に基づき、本市の平成30年度国保財政運営について、国保運営協議会や市議会において議論していただくスケジュールになると考えております。  新制度移行につきましては、いまだ省令、法令の案等が提示されていないなど、不透明な部分も多くありますが、県、関係機関と連携を密にし、市議会への情報提供も含め、対応してまいりたいと考えております。 99 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。  〔生涯学習・スポーツ課長 宮崎 悟君 登壇〕 100 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) 私からは、最後の4項目目の質問、夜間開放施設の防犯体制整備についてのご質問にお答えをいたします。  学校体育施設の夜間開放につきましては、身近な体育施設でいつでも気軽にスポーツを楽しんでもらうことを目的に、現在祝日を除く月曜日から土曜日までの間、施設の管理責任者として管理指導員を委嘱・配置し、小中学校の体育館、グラウンドなど20施設で実施しています。  本年7月25日に住吉小学校の夜間開放利用者の車の窓ガラスが割られ、助手席に置いてあったハンドバッグが盗まれるという、いわゆる車上荒らしが起きました。犯人はいまだ逮捕されておらず、被害に遭われた方はハンドバッグをとられたことに加え、車の窓ガラスも修繕しなければならないという事態に見舞われています。  このような悪質な犯罪を未然に防ぐためには、まずは夜間開放利用者の皆さんに、車の中にハンドバッグやかばんなど金銭が入っていると見られる物は置かないことを周知徹底することが肝要だと考えております。  今回の車上荒らしの際には、各施設の管理指導員を通じて利用者が被害に遭わないよう注意喚起を促す通知をさせていただきました。  今後もこうした連絡体制を活用し情報を周知することで、管理指導員や利用者の皆さんに防犯意識を高めてもらうとともに、それぞれの学校体育施設の利用環境の実態を踏まえて、防犯カメラや防犯灯の設置についても検討する必要があると思います。  なお、住吉小学校につきましては、統合校の環境整備の中で検討をさせていただきたいと思います。  以上です。
    101 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 102 ◯14番(飛世悦雄君) それでは、順番に従って再質問をさせていただきます。  まず、村椿市長に伺います。  経過、そして進捗状況、スケジュール等をお聞きいたしました。私は、くどいようですけど、市議会が長年の期間にわたって調査研究してきて、そして新幹線、本来はスーパー特急の停車駅だったのがフル規格ということで停車駅ではなくなった。それでは利用客が少なくなる。何とか利便性の向上を図ろうじゃないかということで、いろんなところを視察、そして研究しながらやってきた経緯があります。  新魚津駅を今のあいの風とやま鉄道の3番線に入るのか、4番線のホームをつくらなくちゃいけないのか、この件についてはJRがあいの風に移ってからでないと進めるなという県の指導がありました。  それを受けて、今、あいの風とやま鉄道になってから2年目、そろそろ取りかかっていく必要がある、こんなふうに重く受けとめております。  なぜならば、やはり私も以前この質問をしたときに、47段の階段があってエレベーターがない、バリアフリーになっていないのは2つの駅でしたが、1つの駅が整備されました。もう新魚津駅だけになりました。こんなことから、やはり少しでも利便性の向上を図る必要がまさに急務となっております。  先ほどから言っていますように、やはり市議会が協議し、在来線特別委員会だけでなく市議会全体としてこれを整備しようじゃないかということで市と協議しました。そして、計画が策定されたのが26年の3月であったと思っています。  このことを受けて、前へ進んでいくのかなと思っていたら、なかなか国の予算がつかなくて前へ進まなくて、そして都市計画審議会で21億円もかかる、市が試算で11億円も負担しなきゃならない、費用対効果があるのかと指摘されておりながら、そこの中で出た意見で橋上駅とか、あるいは自由通路。橋上駅となるともっと銭がかかりますよ。どんなことをしなければならないのか。やっぱり地道に、まずできることをやる。このことが私はこの事業のメーンであると思っています。  周辺のまちづくりのメーンよりも先に、まず新魚津駅を近くへ持ってくる。そして本来は階段を上っていく通路の中に地鉄駅まで行ける通路があったのですが、きせるがあったりして廃止されました。今はIDカードで自由に出入りできる。こういうところも事前に視察を何カ所もしてまいりました。したがって、条件は私はそろったと思っております。  やっぱりこのことを進めるためには、市が強く周りの整備よりもまず駅舎の改築を一番に求めるべきではないかなと思うのですけれども、市長の見解を伺います。くどいようですけど。 103 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 104 ◯市長(村椿 晃君) 何度もお話をしてきておりますので、あまり長くはしゃべろうと思いませんけど、ポイントだけお話をすると、私もできれば早く進めたいと思っています。今でもそう思っています。  先ほど答弁でお答えしたとおり、昨年度、承知しておりますこれまでの長い経緯を踏まえてでき上ったプランを、実際に事業費を入れて具体的なものをお示ししたと。その段階で、都市計画審議会でまずあのような意見が出たと。それを受けまして、このままそれで突っ走っていいのかという一抹の不安を覚えました。  それで、まずこのプランを市民の皆さんは本当に全部知っているのかなということで、よく知らせようよという話をしました。それで、その中身を知っていただいた上で、それで行けということであれば全力でやろうと、そういう話をいたしました。  それが、開くたびにいろんなご意見が出てきたというのが実態かというふうに思っております。  それで、まずできることからとおっしゃいました。もちろんそうなのですけれど、駅は利用されて何ぼです。たくさんの方が利用する駅にならないと、いくら乗りかえ利便がよくても通過するだけです。  したがいまして、私は乗りかえの利便性はもちろん大事ですけれども、多くの方が利用して集まる、そういった場所になるべきだと思いますので、市民の皆さんの意見の中からそういった意見が多いということもわかりましたので、ぜひそういった観点を入れたプランをできるだけ早くつくっていきたいとは思っています。そこを固めないと、国や県への財政支援をしっかり求めていくベースがぐらぐらしてしまいますので、ぜひそういった議論を尽くして、しっかりとぶれないプランにして進めていきたいというふうに思っております。 105 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 106 ◯14番(飛世悦雄君) 駅の利用者を増やさなくちゃいけない。もっともな話であります。  そのために市民バスの結束点を魚津駅にしようじゃないかと。どこを通ってもいいから、結束点、最終は魚津駅だぞと、こういうふうに仕掛けて、今の市民バスの制度ができたのも在来線対策特別委員会が強く意見を申し入れた。ここも全国各地、いろんなところを視察してまいりました。そういった経緯があります。  したがって、利用者を増やす、そして利便性向上を目指すというのが最初からの発想の狙いでありましたし、また、高校生にもアンケートをとったり、こういった緻密な活動もやってまいりましたので、そのことをぜひ理解しておいていただきたいと思っています。  さて、私が今ちょっと危惧するのは、社会資本整備交付金、これは27年の何月だったか、採択されたと思うんです。今もそれが生きているんでしょうか、それともなくなっているんでしょうか。ちょっと答えてください。 107 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 108 ◯市長(村椿 晃君) 社会資本整備交付金の活用プラン自体は生きております。 109 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 110 ◯14番(飛世悦雄君) そういったいろんな交付金を使いながら、市の負担が少なくなるように、またこれからこういったことをぜひやっていただきたいし、市議会が総力を挙げてつくり上げたものをぜひ大切にしていただきたい、そのことを強く申し上げてこの質問を終わりたいと思います。  ぜひともしっかり取り組んでいただきたいし、もう一言つけ加えるならば、村椿市長の公約の1つに、魚津駅・新魚津駅の事業のスピードアップ、これを掲げられたと思っておりますし、私もその公約を見させていただきました。したがって、スピードアップを図って、ぜひとも実現に向けて努力していただきたい、そのことをお願いしてこの質問を終わります。  次に、副市長に伺います。  ねんりんピック、秋田県、この時期、9月の初め、10日前後に大会がありまして、どうも11月は寒いからこの時期にやったんだと、こういった話をお聞きしました。  私も議会の立場、総務文教委員長の立場でねんりんピックの実行委員会総会にも参加しました。その席で卓球協会の方から、いや、実は魚津に卓球台が少ないのだと。秋田へ行って見てくるけどと、こんな話をお聞きしました。  市の卓球協会の方も秋田へ視察に行ってこられました。歓迎で地震が起きまして、震度5の地震があったりして大歓迎してもらったんですが、卓球台は真っさら、試合と練習に使うのもみんな新しい台であったと。「いやあ、50年に1回だもん。これくらいの台を用意しなくちゃならない」と地元の方からそういった言葉をいただいたそうです。  ですから、やはり魚津市も何とかそういった方向になるようにと思うんですけど、副市長、なぜ副市長に質問を振ったか、重みをわかっていただいて、答弁をお願いいたします。 111 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。 112 ◯副市長(四十万隆一君) 市の職員も見に行っておりまして、そういう話を聞いております。  卓球の台数が足りないということも聞いておりまして、少なくとも台数はそろえる必要があると思っておりますし、基本的に競技の内容に耐えられない台についても、それはそろえる必要があるということは当然思っているわけでございまして、ただ、全部新品かという話ですが、それについては今現在調査してもらっておりますので、そういうことも踏まえながら進めていきたいというふうに考えております。 113 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 114 ◯14番(飛世悦雄君) 今の答弁で十分です。ぜひともおもてなしの心、魚津の計画の中にそういったすばらしい競技施設をもって大会運営するということが大事なことであると思いますし、また、オリンピックの合宿の中にも卓球競技を誘致するんだといった案もあるそうですから、やっぱりそういったところにぜひ魚津市の卓球の思い入れを出していただきたい、そのことをお願いしてこの質問を終わりたいと思います。  それでは3番目、国民健康保険制度の件について市民課長に伺います。  全く恐縮で、昨日岡田議員が質問されて、もう1回質問されて答弁もしていただきました。  魚津市の国民健康保険は4万3,000人を切りましたけど、4万3,000人弱の人口の中で約9,000人の方が加盟者である、約2割だと思っております。国民健康保険に加入されている方が約2割。それで、今県でもいろんな協議をされていますし、直近では9月1日に協議がありました。  社民党の中でも、国民健康保険が県で一体化してやっていく、そういったことについて、保険者に保険料がアップしないように、これが私たちの合い言葉になっていますし、今魚津市は医療費が高いものですから、県下で1人当たりの医療費が40万円を超えているのは舟橋村と魚津市だけです。そういった経緯があって、保険料が高くなる可能性もあります。  したがって、何としてでもこういったのを保険者の皆さんに迷惑がかからない、心配を与えないような方策を早く示さなければならないと思っています。  実は、昨日のニュースです。私もしっかり覚えていないので、読み上げさせてもらいます。  「社会保障費1,300億円超削減へ 来年度の予算編成 政府は14日、2018年度の社会保障費が高齢化などによる自然増の今年度よりも6,300億円多くなると見込むことを決めました。自然増は毎年5,000億円ほどに抑えるとの目安があり、年末の予算編成では1,300億円の社会保障費を削減することになる」と。  具体的にはどのサービスなのか、介護サービスなのか、医療なのか、年金なのか、これはわかりません。ただし、今、医療費抑制ということで、ベッド数の関係、医療のベッド数の削減が背景にもあります。  こういった背景のもと、魚津市の医療費を少しでも安くするために、先ほど課長から糖尿病の支出を削減したいとか、いろいろな案が出されました。  今魚津市で、医療費でここを抑えなければならない、こういったものが何かあったらちょっと聞かせてください。 115 ◯議長(関口雅治君) 窪田市民課長。 116 ◯市民課長(窪田昌之君) 魚津市の医療にかかっている皆さんの状況の中で、やはり一番の懸念というか課題は、糖尿病の重症化に尽きると考えております。  例えば重症化して人工透析になってしまうと、年間で大体500万円医療費がかかるという推計がされております。  魚津市でここ3年間につきましては、糖尿病の重症による人工透析、3年間で11名だったと思うんですが、人工透析に移行されております。ということで、年間3人強というような感じであります。そのあたりも含めまして、重症化の予防を図っていけば、例えば3人透析に移らなかったということであれば1,500万円抑制ができるのではないかなと。  あと、国全体で大きく言われているのが、後発の医薬品の利用率を促進するということであります。これは本当にどんどんPRして進めていかなければいけないのかなということであります。  あと、今月10日に健康センターが主催で、糖尿病について考えるシンポジウムが新川文化ホールのほうでありました。小ホールのほうだったんですが、例年200名ちょっとという感じだったんですが、実際私も足を運んだんですが、会場いっぱい、若干立ち見が出るほどの数でありました。  その中で、糖尿病と連携して介護の関係で、要介護の認定の一番多いのが認知症ということで、ある説によると、糖尿病と認知症は連携と言ったら変ですが、ということもあります。当然、介護認定を受けると給付サービスを受けることになりますので、全体として市の社会保障にかかわる部分が増えてくるということもありますので、やはり糖尿病の重症化を積極的に予防していく必要があるのではないかなというふうに考えております。 117 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 118 ◯14番(飛世悦雄君) 今、課長のほうから透析患者の関係、自己負担がなくて保険主体にとっては大変なんですけれども、富山労災病院が新しくなりました。透析の部屋があります。隣に空の部屋がありました。  私、聞いたんです。これ、何に使うんですかと言ったら、透析患者が増えているので、将来的にそこも透析する場所になるんだと。その関係でここが予備室なんだと、こんなふうにおっしゃっていました。非常に多く透析を1回、3回、中には週5回、5時間あたりやるんですから費用もかかるのではないかなと、こんなふうに思っています。  魚津市は医療費が高いというのが十数年続いているんじゃないかなと思っていますし、そのためにPET-CTを入れて、早く見つけてもらって医療費を抑えようじゃないか、こういったことでPET-CTやMRI、いろいろな機器を貸与してきた経緯もあります。  やっぱり、国民健康保険の保険者が少しでも負担にならないような方策というのは、これからも市と一緒になって研究して、医療費削減に向けた努力が必要になるのではないかなと、こんなふうに思っています。  3番目のところで書きました保険者努力支援制度。医療費の削減や収納率、収納率も95%を下回っているのは富山、高岡、魚津じゃなかったかなと。あとは全部95%を超えている。こういったことで魚津市の保険料が高くなるのではないかなという思いが私にもありますし、やっぱり皆さんもそういった思いで、収納率が悪い、滞納者が多い、こういったことでやっておられるんですけれども、私は都会のほうのニュースを見ました。  催促しても払わない滞納者に対して真っ赤な封筒が行くんだと。こういったことを聞いて、真っ赤な封筒が来たら支払いが増えたと。私も一度そこへ視察に行ってきたいなと思っている次第でありますし、滞納対策として何か対応されていることがあったら、ちょっと聞かせてください。 119 ◯議長(関口雅治君) 窪田市民課長。 120 ◯市民課長(窪田昌之君) 収納率の向上に関しましては、税務課のほうと連携して日々努力をしているというか、市民課としてはお願いをしている立場なんですが、一応方針としましては、口座振替を推進するという第一目標があります。コンビニ納付も魚津市では始めておりますので、その関係もあって、なかなか口座振替の率としては上がっていないという状況にあるかなと思うんですが、ここも引き続き、地道に口座振替をお願いしていかなければいけないと考えております。  あと、議員からご紹介いただきました赤色の封筒、当市のほうでも実施しているというふうに思います。魚津の場合は、催告書が真っ赤な封筒で、差し押さえの前の最終通告が逆に真っ黒の封筒というふうに聞いております。できればそういう色の封筒が来ないようになるように進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 121 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 122 ◯14番(飛世悦雄君) 今後のスケジュール、先ほど言われたように、今県議会は12月議会で条例改正すると。ところが、市町村は3月議会だと。私は遅くないのかなと、こんなふうに思いますし、制度が4月から変わるのに、3月条例改正して市民の皆さんに果たして伝わるのか、市民の皆さんというより保険者の皆さんに伝わるのか、ここがちょっと心配なんですけど、その対応策は何かあるんですか。 123 ◯議長(関口雅治君) 窪田市民課長。 124 ◯市民課長(窪田昌之君) 各市町村国保を担当している、全市町村の担当が一番心配しているところなんですが、国から確定の通知が12月下旬に各都道府県へ行くと。これはいたし方ないのかなと思われる節もあるんですが、国の予算編成の関係、あと、30年度診療報酬の改定を控えておりまして、その結果に基づいた形で各県への通知が行われると。県はそれに基づいて行っていく関係もありまして、同時に市町村のほうでも12月にできればというふうには考えているんですが、実際県は、年が明けた1月に通知を行うということになりますので、条例の案等はもしかしたらつくれるのかなとは思うのですが、実際の市民の皆様への負担の金額については、なかなかご提示できないというのが実際のところであります。  そのあたりも含めまして、今後11月に仮の数字が県からまいった時点で、市議会のほうにもお伝えをして、ご協議あるいはご議論をいただく形の中で、住民の皆様にもお伝えできるような仕組みというか考え方でいきたいというふうに考えておりますので、ご了解をお願いしたいなと思います。 125 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 126 ◯14番(飛世悦雄君) あと要望ですけど、市の保険料、納付金が県から示されると思うんですけれども、やはり激変緩和措置の財源もあるし、1回決めれば3年間保険料が変わらないとかという話もあるのですけれども、果たしてそれがどうなのかちょっとわかりませんけれども、何はともあれ保険料が高くならないように、課長会議でぜひ頑張っていただいて、激変緩和措置で対応してもらうような施策をよろしくお願いしたいと思います。この質問を終わります。  最後に、防犯カメラの関係。  今日午前中、中瀬議員の質問でもありました防犯カメラ。本当に今の時代、防犯カメラの時代になったのかなと、こんなふうにも思います。  先ほど課長のほうから、利用者の皆さんに、いわゆる物を置かないように、あるいはそういった対応策、先ほど答弁がありました。それで十分かと思います。私の思いですけど、できれば指導員の方に一度ぐらい駐車場を回っていただいて、見ているぞというのを示していただければ、それで十分かと思っています。  せっかくの機会ですから、夜間開放の利用者数の推移があったら教えてください。 127 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。 128 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) 過去5年間の推移を見ますと、延べの利用者数ですが、平成23年度で5万5,000人、24年度が約5万人、25年度から27年度にかけての3年間はそれぞれ約4万5,000人、直近であります昨年度28年度が約4万人というような感じで推移してきております。 129 ◯議長(関口雅治君) 14番 飛世悦雄君。 130 ◯14番(飛世悦雄君) 利用者が5年間で1万5,000人、総数ですけど減っています。市民1スポーツを掲げているまちなので、少しでもスポーツに親しむ機会をつくっていただくよう頑張っていただくことをお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。 131 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。  〔4番 林 久嗣君 登壇〕 132 ◯4番(林 久嗣君) 皆さん、こんにちは。  9月定例会において、2点の質問をいたします。  瞑想に入りそうな時間帯になりましたけれども、質問に先立ちまして、最近の社会情勢は北朝鮮のミサイル、核実験報道が後を絶ちません。日本にとっても大変不安な情勢となり、今後の動向が気になるところでございます。  また、東京一極集中化に拍車がかかり、全国の各地において人口減少、少子高齢化、過疎化に歯どめがかかりません。このような中、各地方行政はこの対策に躍起になっているところであり、我が魚津市も例外ではありません。  今まさに、若者のフレッシュな考え、エナジーを注入し、地方に活力を入れ、眠っているアドレナリンを呼び覚まし、地方行政の再構築を声を大にして叫びたい今日この頃でございます。  そこで、まず質問の1点目に、若者を対象にした農商工連携インターンシップ事業、「20歳の挑戦」事業について、商工観光課長に5点の質問をいたします。  まず1点目に、これらの事業については事業の視点が若干違うように感じますが、それぞれの事業目的、概要を商工観光課長にお尋ねいたします。  2点目に、それぞれの事業成果、意義についてお尋ねいたします。  3点目に、今後はどのように事業展開するのか教えてください。  4点目に、これらの事業成果を踏まえ、若者らしい視点から得るものがあると思いますが、市政にどのように反映していくのかお答え願います。  5点目に、県では県外大学生にUIJターン就職促進に向けた大学訪問会を始めるとの新聞記事が最近載っておりました。市当局もこれらのインターンシップ事業を積極的に進める意味でも、大学に直接事業のPRをしてみてはどうでしょうか。考えをお答え願います。  大項目2点目は、米騒動について生涯学習・スポーツ課長に4点の質問をいたします。  まず質問にあたり、米騒動について少し耳を傾けてください。  この米騒動は、皆さんもご存じのとおり、米価の高騰が原因で大正7年7月23日、魚津に端を発し、その後全国に広がりました。米騒動の広がりは政治にも影響を及ぼし、当時の米騒動の責任を取って寺内正毅内閣が辞職し、民衆の声をもっと政治に生かそうとする原敬内閣が誕生いたしました。  また、この米騒動は越中の女一揆とも呼ばれ、平塚らいてうは女性向け雑誌に「元始、女性は太陽であった」と宣言し、女性の解放を訴えました。  このように、米騒動は全国に多大な影響を及ぼしました。米騒動発祥から来年100年が経過しようとしています。これまで米騒動を題材にしたイベントや事業は民間団体で企画したり、教育委員会でも副読本を作成いたしました。  そこで質問の1点目に、米騒動発祥の地としての歴史的価値や米倉等の貴重な遺跡に対してどのように認識しているのか、市当局の見解をお伺いいたします。
     2点目に、米騒動に象徴される米倉、旧十二銀行等の文化遺産について、今後どのように保存されるのかお伺いします。  3点目に、米騒動の調査研究に関しては、市民団体ではかなり研究が進んでいると思います。この米騒動は、富山県においては大正時代だけではなく、明治時代においても騒動がありました。いわゆるばんどり騒動と呼ばれ、その後、生活に困った人たちを助けるため、当時の魚津町議会では貧民救助規定や貧民救助方法を議決し、病気にかかっている人や70歳以上のお年寄り、13歳未満の子どもで仕事につくことができない人、災害などで身寄りのない人たちのための条例がつくられました。この条例がつくられてからは、米騒動がなくなったとのことです。  この米騒動に関しては、歴史的背景から見ても魚津の宝物であります。市当局として、調査研究がどの程度まで進んでいるのか、これらの調査研究において学芸員を配置する必要があるのか否か。スタッフは充実しているのでもっと市民団体の協力を得て進むべきなのか。どのように考えるのか、市当局の見解をお尋ねします。  4点目に、今後の展望についてですが、この米騒動に関しては、これまで市民団体では平成22年に市民ミュージカル団体ハテナの街のコンサートによる創作ミュージカル「米騒動」が上演されました。最近では、7月23日に教育委員会主催米蔵の会映画制作委員会協力で「米騒動ツアー&米騒動セミナー」を開催したり、8月6日には滑川教育委員会、滑川市博物館主催で「米騒動100年」プレイベントとして講演と見学会を行い、10月には富山市において「TOYAMA米奏動2017」が企画されております。  来年は米騒動発祥から100周年に当たります。民間団体に当たるNPO法人米蔵の会は、10年前から米騒動を題材にした講演会や本を出版して、来年100周年を記念して「百年の蔵」と題して映画制作を決定し、よつば小学校開校に向け、歴史教育の一環として魚津から発信しようとしております。  過去70周年のときには、民間団体による木製の顕彰標柱が設置され、80周年には教育委員会による御影石製の顕彰標柱に更新し、90周年には図書館での講演や市民団体による劇などの催しが行われました。  これらのことを考慮して、来年100周年を迎え、市当局として何か企画しているのでしょうか。今後、歴史的文化財としての米騒動をどのように付加価値を高め全国にアピールするのか。魚津の魅力の1つとして、教育分野、観光分野、商工業分野に幅広く、かつ有効に活用してはどうか、市の見解をお伺いいたします。  以上で壇上の質問を終わります。 133 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。  〔商工観光課長 江田直樹君 登壇〕 134 ◯商工観光課長(江田直樹君) 林議員から農商工連携インターンシップ事業、それから20歳の挑戦事業について5項目にわたりご質問をいただきました。  両事業はいずれも首都圏の大学を対象に実施しておりますけれども、事業の趣旨はそれぞれ異なりますので、2つの事業を切り分けて順次お答えしたいと思います。  まず、農商工連携インターンシップ事業について、一連のご質問にお答えします。  農商工連携インターンシップ事業につきましては、将来的なUIJターンと交流人口の拡大を目的として、都会に住む学生に地方で暮らすことを実際に体験してもらうとともに、魚津の自然、文化、産業をはじめ、人や土地柄など地域の魅力と価値を幅広く知ってもらうことを狙いとしております。  「魚津エクスターンシップ2017」と題しまして、地域全体を1つの受け皿として実施し、8月1日から7日までの1週間、明治大学の学生26名を受け入れました。  具体的な内容といたしましては、学生たちを4名から5名の6グループに分けまして、小売業や製造業などの企業訪問をはじめ、営農組合や果樹振興会での農作物の収穫体験や、魚津まつりでのたてもん曳き回し、せりこみ蝶六街流しを体験してもらい、最終日には都会に住む若者の目線から感じた魚津の活性化策について提案を受けたところでございます。  次に、農商工連携インターンシップ事業の成果と意義についてお答えします。  今年度初めて実施した本事業は、全国的にもあまり例がない、地域体験型インターンシップ事業として実施したものでありまして、学生たちには地方ならではの人の温かさやつながりの強さなどに触れていただき、また魚津の魅力を肌で感じ取ってもらえたものと思っております。  また、学生たちが主体的にSNSを活用しながら体験した魚津の魅力を友人などに広く情報発信していたとも聞いておりまして、市外の若者を魚津に呼び込み、交流人口の増加につなげられるものと期待しているところでございます。  次に、今後どのように事業展開をするのかとのご質問ですけれども、事業受託者が10月に実施を予定しています、参加学生を対象とした個別ヒアリング調査、それから受け入れ企業へのアンケートの結果などを踏まえ、まずは本事業の成果を検証していきたいと考えております。  また、行政と企業や農業団体などが地域内で連携を深め、本事業の受け入れ母体としての体制を強化していくとともに、参加する学生たちにとってよりよい体験内容となるよう、実施行程なども検証しながら事業の継続実施について検討していきたいと考えております。  次に、魚津市政にどのように反映するのかとのご質問にお答えします。  本事業ではまずは魚津という地方ならではの魅力を知っていただくことで、学生たちには魚津を特別な場所として認知していただいたと同時に、本事業にかかわった受け入れ企業や農業団体など、地域の核となる人との関係密度を高められたものと思っております。  その上で、将来の選択肢の1つとして移住・定住の場に本市を選んでいただけるよう、本事業を契機としてUIJターン等に係る各種施策を一層推進し、少しでも人口減少に歯どめをかけ、にぎわい、活力あるまちづくりにつなげていきたいと考えております。  次に、大学に直接事業のPRをしてはどうかとのご質問についてお答えします。  今回の事業実施に係る学生の募集に際しましては、大学側の要請もありまして、6月に一度、市長自ら明治大学の教壇に立たれ、魚津の魅力を発信していただいたところでございます。  また、委託事業者には、今回の事業内容をまとめた動画を作成いただく予定としており、今後大学側へ事業を周知していく際には、その動画を活用しながら、魚津の魅力とともに積極的に事業のPRに努めていきたいと考えております。  引き続きまして、20歳の挑戦事業について、一連のご質問にお答えいたします。  20歳の挑戦事業につきましては、市が抱える課題に対して学生たちの若い視点から、課題の分析や解決に向けた提案を受けることを目的としており、今年度は若者にとっての魚津の魅力をテーマとして、東洋大学生9名により調査研究が進められております。  事業概要について具体的に申し上げますと、8月21日から25日までの5日間、市内の観光施設や事業所など、学生たちが事前にリサーチしてきた箇所を調査するとともに、市内高校生や市の若手職員とのワークショップを開催し、地元の若者と魚津の魅力等について意見交換が行われたところでございます。  今後の予定といたしましては、11月に開催される東洋大学の学園祭において魚津ブースを出展し、8月に行った調査結果を踏まえ、魚津の魅力スポットをマップ形式で展示するとともに、魚津ならではの産品を販売するなど魚津のPRを行うこととしております。  また、来年2月には、調査結果や学園祭での活動成果をまとめた最終報告会を開催することとしており、テーマに沿った提案をいただけるものと伺っております。  次に、20歳の挑戦事業の成果や意義と今後の事業展開、市政への反映についてでございますが、学生たちから来年2月に最終報告を受ける予定であることから、現段階において今年度の成果を申し上げることはできませんけれども、学生たちからの提案を有意義なものにするためにも、最終報告の内容を踏まえ、若者に対する魚津の魅力のPR方法等について研究していきたいと考えております。  なお、本事業につきましては今年度で3年目を迎えます。過去の取り組みとして平成27年度には東洋大学から食のPRですとか、あいの風とやま鉄道高架下の活用、また商店街のリノベーション等について提案をいただきました。  また、平成28年度には神奈川大学から中央通りの防火建築帯を生かしたリノベーションに関する提案と、東洋大学からは、学びの森天神山交流館の活用に関する提案をいただいたところでございます。  市ではこれらの提案を受けまして、現在中央通りなどにおけるリノベーションスクールの開催に向けた取り組みや、学びの森天神山交流館の有効活用に向けた庁内での検討を進めているところでございます。  最後に、大学への事業のPRについてのご質問にお答えします。  20歳の挑戦事業の目的は、市の抱える課題に対する提案を受けることであることから、引き続き、大学の学生たちに官民連携による地域分析という専門性、それから事業開始当初から市の課題解決に向けて調査研究に取り組んできていただいた経験を生かして、若者の視点による市の課題解決に向けた提案をいただきたいと考えております。  以上です。 135 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。  〔生涯学習・スポーツ課長 宮崎 悟君 登壇〕 136 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) 私からは、米騒動のご質問にお答えをいたします。  まず、米騒動発祥の地としての歴史的価値や米倉などの遺跡に対する認識についてのご質問にお答えをいたします。  大正7年の米騒動の舞台となりました旧十二銀行の米倉が当時の姿で現存することは全国的にも例がなく、日本の近代史を語る上でも重要な歴史遺産と評価しています。  また、米倉は米騒動発祥の地魚津を象徴する建造物であるとともに、日本近代史における民主主義への流れをつくった大きな出来事として知られる米騒動を現代に伝える歴史的に貴重な建造物と考えております。  旧十二銀行の米倉のほかにも大町海岸周辺には、万灯台や魚津城跡など歴史的に重要な遺跡が幾つもあります。これらは、歴史の掘り起こしを通じたまちづくりにおける重要な資源になり得るものと考えております。  次に、米倉等の歴史的遺産の保存についてのご質問にお答えをいたします。  旧十二銀行の米倉と社屋は、大正時代の米騒動が起こった現地に現存する貴重な歴史的遺産と考えております。平成21年度には、老朽化による米倉の破損箇所などの修繕を行いました。修繕にあたっては、可能な限り現状保存に努めながら当時の状態を後世に残すことを最優先といたしました。  またこのほかにも、米騒動発祥の地を認識できるように、先ほどご質問にもありましたが、御影石製の標柱を設置したり解説看板を作製するなど、保存と普及啓発に努めてきました。  米騒動は日本近代史上大きな事件でしたが、魚津市におきましても重要な郷土史の1つと捉えております。今後も風化させないよう、魚津の米騒動を後世に伝えていくべく、米倉を含めた歴史遺産の保存と活用に努めていきたいと思います。  次に、米騒動に関しての調査研究の進捗等についてのご質問にお答えをいたします。  これまで米騒動にかかわる書籍などの資料収集をはじめ、米倉の図面作成、鴨川てんこ水の共同井戸の所在聞き取り調査や測量調査、研究レポートの刊行などを行ってきました。  また、資料収集などの成果をわかりやすく伝えるため、小学校高学年から中学生を対象とした歴史副読本「魚津でおこった米騒動」を制作し、郷土学習用の教材として利用いただいております。  なお、米騒動の調査研究に特化した学芸員は現在配置しておりませんが、生涯学習・スポーツ課の職員、あるいは歴史民俗博物館の学芸員などがこうした調査研究にあたっております。  最後に、100年事業と今後の展望についてのご質問にお答えをいたします。  大正7年の米騒動発祥から100年を迎えます来年は、記念シンポジウムや講演会、関連施設の見学会、歴史民俗博物館での企画展といった記念行事の開催を予定しております。  また、現在、民間団体におきまして、米騒動と米倉をテーマにしたドキュメンタリー映画の制作が進められております。  映画の制作は、魚津の米騒動の意義を多くの方に広く伝えていくための活動であると考えております。来年の記念行事の中では、この映画の上映会も検討しております。  魚津の米騒動の特徴として、大正7年に起こった魚津の米騒動は公的機関の記録や新聞記事などで見ますと、一番早いということから、米騒動の発祥の地と言われていること。また、暴力的な行動によらず、平和的に話し合いで解決したこととともに、そのために重要な役割を果たしたと考えられる、全国に先駆けて困窮者の救済を図る貧民救助規定などを制定したことなどだと思っております。  こうした魚津での米騒動の特徴も含めまして、魚津の魅力の1つとしてどう有効活用していくかについてでございますが、まず教育分野におきましては、ドキュメンタリー映画など映像資料を教材として利用したり、ふるさと教育のカリキュラムの中に米騒動を取り入れていきたいと思っております。  また、観光分野では、米騒動発祥の地に関連する施設のほか、海岸沿いに点在します水族館、埋没林博物館、海の駅蜃気楼、しんきろう展望地点などと結びつけた見学・体験コースの設定ですとか、メディアとのタイアップなど関係機関との情報交換を検討してまいります。  そして、商工業分野におきましては、100年という節目の年を好機と捉え、お米を使ったオリジナル商品化の可能性などを関係機関などと協議していきたいと思っております。  来年は、米騒動を次世代に伝えるため、また全国へのPRのための新たな一歩を踏み出す年にしたいと考えております。  以上です。 137 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 138 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどご回答をいただきました。  順次、再質問をしたいと思います。  まずインターンシップ事業、2つありまして、それぞれ事業別に説明を課長のほうからしていただきました。  このインターンシップ事業、2つの事業は似ているようで目的が若干違いますし、最終的には地元の魚津市に若者のエネルギー、そして若者が住みたいというところが最後の着陸地点ではないかなと。そのことによって、いろんな経済的な波及、いろんな思惑を将来的に抱きながらしていくということだと思います。  まず、この農商工連携インターンシップ事業ですね。これは1年目ということで、明治大学が対象ということで、数十年前聞きなれた言葉で懐かしく思っているんですが、明治といえばチョコレートだけかなと思ったら、このインターンシップ事業にも取り入れたということで、そしてまた市長が自らプレゼンをしたということを今ほど課長から説明をいただきました。  ところで、津々浦々大学がたくさんある中で、ましてや関東圏でもたくさんあります。なぜ明治大学だったんでしょうか。課長からこのいきさつとかなれ初めをちょっと聞きたいなと思います。 139 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。 140 ◯商工観光課長(江田直樹君) なぜに明治大学だったかとのご質問にお答えいたします。  この事業は、一般社団法人のJA共済総合研究所というところへ委託して実施しておりますけれども、昨年、魚津市のほうで、その研究所の方から長野県でやった同様の地域体験型インターンシップ事業について、当市のほうで講演を一度していただいております。  その講演内容を聞きまして、経済界の方とかいろいろおられたんですけれども、とてもおもしろい取り組みではないかというふうに興味を示されたと聞いておりまして、こうしたことから、今年度、当市においても取り組もうと決めた経緯がございます。  その後、なぜ明治大学かといいますと、JA総研の幹部の方が非常に明治大学と深いつながりがあったということで、他の大学への呼びかけというのも選択肢としてはあったのですけれども、今年につきましては事業実施までの期間が非常に短く、タイトなスケジュールであったということから、明治大学に絞って募集したということです。 141 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 142 ◯4番(林 久嗣君) いろんな経緯があるにしろ、今ほど課長から経過を説明していただきました。こういったインターンシップ事業というのは、まだまだ先駆けの一歩だと思います。  いろんな事業も、じゃんけんも最初グーから始まって、壮大なイメージを持って、若者がどういうことを考えているか、魚津市がどういう魅力があるかということがこれからの研究課題になってくるんじゃないかなと思っております。  その中で、実際に生徒さん方がいろいろチームに分かれたりしておるんですが、もし学生さんからの意見とか、もうちょっと具体的な意見がありましたら、課長、お答えできる範囲で結構でございますのでお願いいたします。 143 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。 144 ◯商工観光課長(江田直樹君) 先ほど申し上げましたように、最終日に学生から、1週間魚津に滞在しての率直な、こうあるべきじゃないかという提案を6つのグループからお受けしました。  その提案につきましては、参加した企業ですとか、議員さんでも来ていらっしゃった方がいるんですけれども、皆さんにどの提案がよかったかということで、最終的に投票していただきました。  その投票の結果、最高得票を得た提案が「UO!旅」という提案でございました。その提案の中身といいますと、学生自ら魚津に他の学生を呼び込むためのツアーを企画、実施するというような提案でございました。魚津でいろんな体験をした学生が、また今度都会へ帰ったときに、その目線で他の大学の学生ですとか友人にも呼びかけて「UO!旅」というものを企画していこうと。学生自ら魚津に学生を呼び込む仕組みをつくろうというのが「UO!旅」という提案でございました。  今、聞いたところによりますと、この企画を実行するために、学校のほうで学生が自発的に魚津会みたいなサークルをつくって実際に動き出すというふうに聞いておりまして、非常に喜んでいると同時に、今後の展開に期待しておるところでございます。 145 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 146 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどの課長の答弁、将来的にまだまだ未知数な部分はあると思いますけれども、本当に楽しみなといいますか、これをもっともっと展開していけば、魚津のよさもありますし、よさの発見もできますし、その中から若者の提言をいただいたことに対して何かヒントになるものがたくさんあるんじゃないかなと。  それと、東洋大学生。これは3年目ということで、先ほどご回答がありました。  魚津の魅力を学生の目線で、こういうところもあるよ、ああいうところもあるよということで、それが今度学園祭で広まって、二次的にまた、1粒で2度おいしいというかどんどん広がる、そういった波及効果ですね。  これというのは、やっぱり自分たちの少ない人数で考えるよりもどんどん波及して、その人たちがまた口コミでどんどん広げるというのはすばらしいことではないかなというふうに思っております。  あと、幾つかまた聞きたい部分があるんですけれども、ちょっと時間の関係で、例えばこのインターンシップ事業をこれから進めていく上で、先ほども課長がちょっと言っておられましたけれども、アイフォン10も最近出たように、若者はそういったことにすごく興味があります。そういった情報機器を活用して、もっと全国に魚津市の、例えば食べ物屋さんへ行くときも、入ったら、ここの店のおいしいものは何ですかとメニューを聞きます。SNSを利用して魚津の魅力メニューをいろいろと考案して、例えば食と抱き合わせにして、魚津の魅力メニューをSNSで若者に発信すれば食いつきがあるんじゃないかなと思います。  そういったところからまず始めて、はじめの一歩かもしれませんが、そういうところからこのインターンシップ事業を、最終的には交流人口を増やして魚津市が活性化していく、これはやっぱり若者が来ないとよくないんじゃないかと思いますので、ぜひともこのインターンシップ事業を、まだまだ課題もあろうかと思いますけれども、課長を中心に、上には市長、副市長もおられます。いろいろな意味でプレゼンもどんどんしていただいて、ヒントをどんどん得て、魚津市が将来活性化するように努めていただきたいなというふうに思います。  最後に、笑顔のすてきな課長、ちょっとこのことについてお願いいたします。 147 ◯議長(関口雅治君) 江田商工観光課長。 148 ◯商工観光課長(江田直樹君) 非常に緊張しておりまして、なかなか笑顔は出ないですけれども、やっぱり若い人の意見というのはすばらしいと思いますし、せっかくもう一回答弁の機会がありましたので、私たちが無理に感想を聞いたのではなくて、実際学生がフェイスブックに投稿した文言を私も目にしましたので、ちょっと紹介いたしたいというふうに思います。  ある女子の学生なんですけれど、魚津へ来たときの、いろいろな企業へ行ったり祭りに参加したこと、たくさん写真を掲載していただいて、その上で「すてきなところへ行って、地元の方の地元愛を感じたので、どうしても誰かに伝えたくて書きました。富山に行く用がある方はぜひ魚津に足を伸ばしてください」と、こういうふうなことをフェイスブックで発信していただいております。  またそのほかに、「魚津で過ごした1週間は本当に盛りだくさんで、めったに経験できないこともたくさん経験させていただくことができ、心から行ってよかったと思っております。特にゆかり営農組合様では、よい面だけでなく、困っていること、どうしてほしいことなどのお話も伺うことができて大変勉強になりました。魚津、必ずまた行きます。グループワークを一緒にした4班のメンバーで2月に行こうかと話をしています。もしかしたら、待ち切れずにその前に行くかもしれません。そのときはまた連絡します。お寿司、食べたいです。たくさんお話ししたいです」と、これはメールですけれども、こういったお返事をいただいております。  こういったインターンシップ事業というのは、なかなか一朝一夕で効果というのは出ないというふうに思っております。しかし、今回参加いただいた学生は、私は必ず新卒で就職するとは、なかなか難しいかもしれませんけれど、やがて友人とか、あるいは恋人ができたりとか、家族を持って子どもができたときに、必ず自分が学生でこういう思いをした魚津に、おまえら、ちょっと行ってこんかというふうに連れてきてくれると思います。そして、またその都度SNS等で発信していただけるというふうに思っております。  それがまたやがて定住・移住というふうに、遠い先かもしれませんけれども、私は結びつくものと信じて、この事業を進めていきたいというふうに思っております。 149 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。
    150 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど笑顔のすてきな課長から、本当に将来有望な回答をいただきました。魚津市も今後明るいんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひとも課長を中心にまた頑張っていただければと思います。  この質問はこれで終わりまして、次に米騒動について再質問をしたいと思います。  何点かありますが、まず価値観、認識について、先ほど課長のほうから答弁いただきました。  しかしながら、私、いろいろとお聞きはしているのですけれども、たしか数年前にこの米騒動に関しては、岡田議員も幾度となく質問をしております。最後に岡田議員が質問をしてからは、どうもこの米騒動に関しては、市当局の動きというか行動がちょっと私には見えなかったものですから、聞くところによると来年が100周年。いや、これはやっぱり聞く必要があるなと思いまして、今回質問させていただきました。  そこら辺を踏まえて、もう一度、おさらいかもしれませんが、簡潔に今までされていることをお話しいただきたいと思います。 151 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。 152 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) これまで米騒動に関する調査研究というのは長い時間をかけてやってきております。それらをそれぞれ資料としてまとめて、そういったものを発行したり、あるいは先ほどご質問にもありましたけれども、小学生でも読めるような少しかみ砕いたような書き方をした歴史副読本みたいなものをつくったりとかということで、調査と研究の結果わかったことについては、そんな形で皆さんにお知らせをしてきているところであります。  最近何も聞こえてこないなという部分につきましては、最近で言いますと、特に米騒動の貧民救助みたいなところで特にご尽力をいただいた当時の山沢家、澤田家みたいなところの古文書があることがわかってきましたので、そういった古文書の解読を民間の研究者の方々のご協力もいただきながら解読をしておりますので、そういった部分について、今後皆様にお知らせできる段階になりましたらまたお知らせをしていきたいなということで、目立った動きがないというふうに見えるかもしれませんけれども、そういったことで、こつこつと調査研究を進めているというのが実態でございます。 153 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 154 ◯4番(林 久嗣君) どうも私の勉強不足だったようで、水面下では関係者はいろいろと調査研究をしっかりとやられていることが今の課長の答弁でわかりました。  答弁の中に、明治時代、以前は魚津町議会ですか、議会で貧民救助規定、貧民救済方法を条例で議決したと。これは、私は勉強しながら、はあ、やっぱり魚津の先人の、それも議員さんでこれを議決したということはすごく意義のあることだなと。現代におきましては、生活保護法の考え方の基盤になる。これは本当に全国に誇れるものだなというふうに思っております。  これをもっと市民団体、これは今は関係者、ちょっとかじった人ぐらいしかわからないんじゃないかなというふうに思います。しっかり展示室とか一般の市民の方にこれを何らかの形でお伝えして、魚津市民も胸を張って歩けるんじゃないかなというふうに思います。  そこら辺、何かこれから市民の方に広げたり、そういう手だてとか、課長のほうでお考えがありましたらお願いします。 155 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。 156 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) 今ほど林議員がおっしゃったとおりだと思っております。  この貧民救助規定というのは、全国でも明治22年とか23年という時代には、大阪のほうでそういった決まりをつくったということは知られておるようですけれども、本当に全国に先駆けた制度であります。全国に誇れるといいますか自慢できる取り組みだと思っておりますし、米騒動の中でも実は一番大事な部分なのかなと。  これは民間の研究者の方もそういったことを強く訴えている方もいらっしゃるとおり、すごく大事な部分だと思っていますので、話の中身が若干難しい部分がありますけれども、そういうものを少しでもわかりやすく、先ほどもありました副読本のように、小中学生にも、また米騒動100年に向けたリーフレットみたいなものもつくりたいなと思っていますので、いろんなところでそれをわかりやすく市民の皆さんにお伝えしていけるようにまた努力していきたいというふうに思っております。 157 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 158 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど課長から答弁がありました。魚津の先人の議員さん方がこの条例をしっかりと協議していち早くつくられたことは、本当に有意義なことだなというふうに思います。これを魚津の誇りとして、やはり魚津市民にも同様にお伝えしていただければ非常にありがたいことだなというふうに思います。  あと、来年が100周年ということで、民間団体でもいろいろと今までも米騒動に関するイベント的なものとかをたくさんやっておられまして、来年本当大きな節目ということで、映画制作をされる民間団体がございます。  そういった方々も十数年来、映画制作のみならず、この米騒動に関してはいろいろと調査研究をした結果、映画を上映して、もっともっと幅広く伝えたいということでなっておりますが、市当局として、何か一緒にやるとか、あるいは、先ほど企画展なりシンポジウムなりお話もありましたが、民間団体とコラボというか、一緒にやっていく考えはおありでしょうか。 159 ◯議長(関口雅治君) 宮崎生涯学習・スポーツ課長。 160 ◯生涯学習・スポーツ課長(宮崎 悟君) 特にNPO法人の米蔵の会の皆さんとは、今年度プレイベントということで講演会を開催し、また施設をめぐったまち歩きみたいなものをさせていただいております。  講演会のほうはフリージャーナリストの金沢敏子さん、それからもう1つ、映画「百年の蔵」という映画が今制作されておりますので、その監督である神さんに講演をいただいたということで、しかも昼食には特製ランチということで、昔ながらの浜の昼食ということで、漁協の方にもご協力をいただいて昼食も用意したりと、そういったイベントを一緒にさせていただきました。大変ありがたいことだと思っております。  来年30年度の100年の記念行事につきましても、我々もちろんいろいろ考えないといけないのですけれども、そういったものを民間のそういった団体の皆さんと研究者の皆さんと一緒に何かできるように、いろいろ相談もさせていただきながらやっていきたいなと思っています。  映画については、皆さんに発信する力というのは非常に大きなものもありますし、一時期のものに終わらせることなく、できれば短くコンパクトなDVD化みたいなものができれば、今後の教育の教材なんかにも使うことができると思っていますし、そういったことでもお互いに連携協力していく関係をつくりながら、100年の大事なイベントをしっかりとしたものにしていきたいなというふうに思っております。 161 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 162 ◯4番(林 久嗣君) 質問はこれで終わるわけなんですけれども、今課長の答弁にもありましたように、米騒動を軸に、歴史文化遺産というのは、先ほど魚津城もちらっと言われました。松倉城遺跡もあわせて市のほうで研究されております。そういった部分をひっくるめて、やはり魚津の魅力というのは探せば、探すというか、もう大分あるんじゃないかなと。そういうことをしっかり、私たちもですけど、市民の皆さん方に魚津はこういういい魅力がたくさんありますよということをどんどん発信して、来年100周年を迎えて、米騒動を映画化されて、もっともっといろんな手段がありますけれども、魚津市がこれから活力ある明るい将来ある魚津市にするためにも、ぜひとも頑張っていただければなというふうに願いまして、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございます。 163 ◯議長(関口雅治君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後3時といたします。  午後 2時43分 休憩        ─────────────────────────  午後 3時00分 再開 164 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  12番 越川隆文君。  〔12番 越川隆文君 登壇〕 165 ◯12番(越川隆文君) 本日は3点についてお伺いをいたします。  まず、小学校の英語教育について教育長さんにお伺いをしたいと思います。  平成23年度から、もう既に小学校のほうで5年生、6年生の生徒さんが外国語活動ということで35単位の英語、外国語活動をやってこられたという実績があるというふうにお聞きしています。  その内容については、話すこと、そして聞くことが中心なんですね。そういう学び方ですと、生徒さんも非常に興味を持って積極的に取り組んでいるんだというようなお話を聞いているところであります。  来年度から実は移行措置というのがありまして、そもそも平成32年度にはこの外国語科目がいよいよ教科になるということです。いわゆる、学んだものを評価をされるということになるわけですね。次期の学習指導要領でそのように決まっているというふうに聞いております。  そうなりますと、現状の35単位がプラスしまして35単位で、計70単位の英語の教科を学ぶということになるそうです。ただ、一足飛びに平成32年に70時間というのは現場もまた生徒さんも大変だろうということで、移行措置というものが設けられておりまして、それがいよいよ来年度から始まるんだというふうに伺っている、そういう状況ですね。  そうしますと、今の小学生の皆さん、結構きちきちの授業の内容、週28単元というふうに聞いておりまして、じゃ、そこにどうやって新しい英語活動を小学校3年生、4年生から加えていくのかと、そういう問題があるというふうに伺っております。  これ、移行措置なので、まず15単位、これを増やしていかなければならないというわけです。  現状から言いますと、もう増やすにしても何かを削るしかないのかなと。例えば、そうしますと総合教育、先ほど来、魚津の米騒動とかこういった魚津独自の教育というものを、歴史を教えるといったような内容のもの、これが削られていくんじゃないか、そういうふうにも伺っております。  そしてまた、先生方の対応ということが今後1つの課題になるんではないかというふうに伺っています。  まず、今年の4月に教員の就業実態ということが文科省のほうから発表されたわけですが、何と中学校の先生の57%ばかり、そしてまた小学校の先生の33%余りの方々が残業20時間以上という状況にあるということなんですね。  この20時間以上ということは、1つの過労死へのガイドラインだというふうに伺っています。まさに、現場の先生方、本当に厳しい中で子どもたちのために頑張っていただいていると思います。  何でこうなるのか。いろいろ私も先生方にお伺いしたところによると、いろいろな報告書がある。それを作成するのに、国から来る、県から来る、そして市にも報告しなきゃいけない。こういったような業務が非常に多いということ。  そしてまた、私たちが小さいときはおおらかでしたよ。先生の言うことを聞きなさい、そういう時代でしたが、今は多様な価値観の親御さんがいらっしゃる。そういうこともあります。  そしてまた、部活動ですね。この部活動、昔も私たち、部活動で鍛えられましたけども、今でもその歴史と伝統というのはあまり変わっていないというふうに伺っています。そうすると、土曜、日曜、子どもたちを教えないといけないというような状況。  このような状況の中で、先生方への負荷、こういったことをどう考えていくのかという問題がございます。  最終的に英語教育というのは何ぞやということなんですが、私たち、日ごろ、魚津弁を話しております。英語はほとんど話さないと思うんですね。何でこの英語が必要なのか、そういったところに立ち返って考えたときに、この英語教育の小学生から、何で小学生からやらんにゃいかんというようなことを改めて私自身も思うわけなんです。  そういった流れの中でお伺いいたします。  まず、平成32年度から小学校での英語教育が外国語科目となります。それに先立って、来年度から移行期間として教育課程の特例を設けることができるようです。これに対してどのように備えられますでしょうか。  2つ目、現状でも目いっぱいの科目がある中で、生徒と先生の負担増という視点から何らかの工夫がなされる予定はございますか。  3つ目、英語教育の意義とその目的についてどのようにお考えでしょうか。  以上、教育長にお伺いをいたします。  2つ目、住民サービスの向上について。  本件については、実はちょっと図書館の問題とダブっている点があるんですけれども、今回の補正予算の中で、魚津市立図書館の中に住民票を発行する、そういう機能を設けられる予算が120万ほどついているはずです。そのことについて、非常にいいお話であると思います。  やはり、図書館にやって来られる人、ついでに本も借りようかなというふうに本の貸し出し率も増える可能性があるでしょう。  そしてまた、あのロケーションが中心市街地、商店街の近くにあります。ですから図書館の機能としては、昔は図書館というのは学術的なものでした。本を読む、そのために逆にあまり人が来ないほうがいいんじゃないかぐらいのしーん、静かに、今でもそれはそうなんですが、そういう環境の中に図書があった。  ところが今の図書館の役割というのは、ただ単にその図書の機能、知る権利を確保するというだけではなくて、にぎわいを創出する、そういう機能も求められてきたわけです。ですから、九州の武雄市では蔦屋と一緒になって本の販売まで行って、非常に盛況になったということであります。  そしてまた、これからは生涯学習の拠点としても、これはもう既に10年以上前からこういうような流れがありました。そして、我が魚津市もこの図書館建設の際には、平成13年度あたりから図書館建設計画を練っていただいておりまして、そのための協議会もつくっていただいて、平成14年度の答申では生涯学習機能を備えた可動椅子がある、200席か300席だったと思います、そういったものを備えた建物にする。今は2階建てですが、2階建て以上5階建ての予算でございました。総額16億ぐらいだったと思います。  それが、残念ながら洗足学園魚津短期大学が急遽閉学するということに至りまして、その生涯学習機能の部分をその跡地に持っていくということになりました。その生涯学習の部分、3階から上は設計変更になってしまいまして、その夢は実現しませんでした。  しかしながら、その期待は非常に当初大きかったと思います。やはり中心市街地、この人の流れがとまってしまった。それに1つの起爆剤として魚津市側も大きな期待を寄せていたことは確かでございましょう。  以上のような流れの中で、今度は住民票とか証明書の発行、これをこれからやられるということなんですが、今、富山県の自治体を見たときに、実はそれを飛び越えてといいますか、コンビニでのそういった住民票あるいは印鑑証明書の発行をしていらっしゃる、そういう自治体があります。これは高岡、氷見、南砺、それと射水ですね、この4つの自治体がコンビニでのそういった証明書の発行に乗り出しています。  また、図書館での発行ということになれば、実は黒部市、そしてまた滑川市も行っていらっしゃる。  こういった流れの中で、コンビニ発行ということが将来的に視野に入ってくる。そのための布石としては、マイナンバーカードというものがあって初めてこういったコンビニでの発行ができるというふうに理解をしております。  以上の点を踏まえて質問をさせていただきます。  まず1つ、図書館に住民票などの発行機能を付加するとの予算計上がなされたが、その事業内容はどのような目的を持って、どのような形で行われますでしょうか。これは民生部長にお願いをしたいと思います。  2つ目、県内では既に4つの自治体でコンビニでの住民票サービスを行っているが、将来的に魚津市にはその計画はありますか。これも民生部長にお願いします。  3つ目、図書館の活性化と旧市街地のにぎわいづくりにも資する、とてもいい施策であると、住民票の発行ですね、そういうふうに思います。これを機に現図書館の活性化策として、当初建設計画にもあったミニホールと生涯学習機能、3階以上にこれを設置する計画、これについてどう評価されるか、市長さんにお伺いしたいと思います。  次、3番目、県庁と市役所の仕事の違いについて、市長にお伺いをいたします。  村椿市長さん、昨年度の選挙戦を戦われて見事に県の部長さんから魚津市の市長さんになられたということでございます。  働かれてきた環境の違い、市と県の仕事の違い、どういったものがあるのかなというふうに私、日ごろからちょっと関心を持っておりました。  よく言われますことは、役所上がりの方の仕事の仕方とか、そういった首長さんに対する評価の仕方、こういったこともあります。  一方では、例えば民間出身だから非常に民間の力を使う能力が高いといったような評価の仕方もあります。  そういったいろいろな評価がある中で、市長さんの、自分自身どう今感じられてお仕事をしていらっしゃるのかなという点についてお伺いしたいというふうに思います。  まず1つ目は、県庁と市役所の両方でのお仕事を体験されて、仕事の内容と仕事の進め方についてどのような違いを感じておられるかお聞かせください。  2つ目、富山県内で県庁出身の首長さんが増えてまいりました。県庁ご出身として、具体的にどのような仕事上での優位性を発揮でき得るとお感じになっておられるかお聞かせください。  3つ目、首長さんとして、どのような魚津市の組織づくりを目指しておられるかお伺いをいたします。  以上、3点についてお願いいたします。 166 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 167 ◯教育長(畠山敏一君) 越川議員の小学校の英語教育についてのご質問にお答えをいたします。  今年の3月に小学校、中学校ともに新学習指導要領が告示され、平成32年度から小学校において全面実施することとなっています。  その主な改訂事項の1つとして外国語教育の充実が挙げられ、小学校3、4学年で外国語活動を週に1時間、小学校5、6学年で外国語科を週に2時間実施することとなります。  7月の通知では移行措置について示され、30年度及び31年度においては外国語活動の授業時数を3、4学年では年間15時間、5、6学年では年間50時間を標準とするとされています。  本市では魚津市小学校英語教育推進計画の策定に向け、7月に第1回魚津市小学校英語教育あり方検討会を開催し、学識経験者や学校関係者などから多くの意見をいただいたところであります。  その中で、他教科の授業時数の確保や児童の負担軽減等を考慮し、30年度及び31年度は移行措置内容にあるように、3、4学年では年間15時間、5、6学年では年間50時間の外国語活動を実施する予定であります。  また、本市では独自に小学校1、2学年でも外国語活動を実施しており、今後も継続、充実していく意向であります。  次に、子どもや教員への負担軽減の工夫についてお答えをいたします。  先ほどお話ししました魚津市小学校英語教育あり方検討会の意見の中にも、英語嫌いにならないよう楽しい活動をたくさんしてほしいとか、教える側にも安心感が持てるように2人体制で授業を行いたいというようなご意見がございました。  本市では、今月より小学校選任のALTを増員することで、担任と連携しネーティブな英語に触れながらなれ親しむ授業を行っています。  今後も、ALTや以前から配置している英語活動指導員をより有効に活用できるように、教員研修を充実していきたいと考えています。
     また、外国語活動の授業時間数増加に伴い、教師や子どもの負担とならないよう、移行措置の期間は総授業時間数が増えないように総合的な学習の時間を必要に応じて減じて対応することにしています。  次に、英語教育の意義と目的についてお答えをいたします。  学習指導要領では、1、外国語を通して言語や文化について理解を深めたり、2、外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力の素地を養ったり、3、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養ったりすることを目指しています。  よって、英語教育を通して、子どもたちが将来英語を使えるようになることはもちろんのことですけれども、適切なコミュニケーション能力を身につけながら、異文化とともに日本の文化についても理解を深め、多文化共生社会の中でよりよく生きようとする態度を育成できるものと期待をしているところであります。  以上でございます。 168 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 169 ◯民生部長(吉川高広君) 2番目の質問項目の住民サービスの向上のうち、図書館における住民票の交付についてお答えします。  図書館における住民票と印鑑証明の交付の開始時期は、年明けの1月を予定しております。図書館開館日の午前9時から午後5時までを取り扱い時間と予定しております。交付場所については図書館のエントランスホールの左側に専用コーナーを設ける計画としております。  図書館の休館日月曜日を除く土日祝日を含む開館日に、住民票、印鑑証明を交付することとしております。市役所閉庁日の窓口を図書館に開設することで、住民の利便性の向上を図りたいと考えております。  次に、住民票のコンビニ交付サービスの魚津市での検討状況についてお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、県内では南砺市、氷見市、高岡市、射水市の4市で既にコンビニ交付サービスが実施されております。  総務省では平成28年12月にワンストップ・カードプロジェクトアクションプログラムを公表し、マイナンバーカードを利用した住民票等のコンビニ交付サービスの全国展開を推進しています。  サービスの導入維持に係る費用につきましては、平成31年度までに申請があれば、導入後3年間、費用全体の2分の1が特別交付税の措置の対象となります。  このことから、本年度に入り、当市でもマイナンバーカードを利用したコンビニ交付サービスの導入の可能性を検討しました。  その経費については、まず初期費用としては既存システムの改修及び機器導入等に必要な経費が約2,900万円発生します。  また年間の維持費といたしましては、ネットワークを運営する地方公共団体情報システム機構に対して、ネットワーク使用料や負担金等の運用経費が発生します。年間でおよそ740万円となります。  また、コンビニ業者に対して1通につき115円の手数料が必要となります。  導入費用もさることながら、年間700万を超える運用経費が発生すること、またコンビニ交付サービスを実施している4市に聞き取り調査したところ、コンビニでの交付率は全体の1%前後にすぎないということもあり、早期の導入については判断を先送りした経過があります。  なお、住民票システムを含む基幹系システムの更新を平成32年度に予定しており、引き続きコンビニ交付サービスの導入可能性の検討を続けていきたいと思っております。  また、サービス利用に必要となるマイナンバーカード自体につきましても、カード取得の啓発を積極的に行ってまいりたいと考えております。  以上の経過を踏まえて、今回、図書館における住民票と印鑑証明の交付について教育委員会と協議し、導入費用が100万円強ということと費用対効果も高いことから、コンビニ交付にかわるものとして実施することとしたものです。 170 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 171 ◯市長(村椿 晃君) 越川議員のご質問にお答えをいたします。  まず、住民サービスの向上に関するご質問のうち、現図書館の3階以上にミニホールと生涯学習機能を設置してはどうかとのご質問にお答えをいたします。  議員からご紹介がありましたとおり、現在の図書館は平成14年3月に他の生涯学習施設との機能分担を行うことを前提に、建設基本計画が策定されました。  この建設基本計画では、住民の学習活動を支える図書館とすることとしており、図書館機能が最大限に発揮できますよう、1階に入り口空間や図書開架部、そして事務室、2階には書庫や視聴覚室、研修室などを配置するという2階構成とされております。  これに対し、当時の市議会、総務文教委員会におきまして、将来の増築へ対応できるようにとの指摘があり、これを踏まえて設計上一部3階を増設することができる構造になっていることはご指摘のとおりでございます。  図書館は開館以来、毎年20万人以上の来館者がございます。  図書の貸し出し以外にも、絵本の読み聞かせや古文書の学習会、名作映画の上映会、ふるさと文学や歴史の講演会を開催し、子どもから高齢者まで多くの市民の皆さんが参加されておられます。  また、地区の会合や生涯学習活動の自主会合にもご利用をいただいております。  2階には学習室も備えており、中高生のみならず、資格取得の学習など一般成人の利用も多いと聞いております。  このように、子どもから高齢者まで幅広い世代のさまざまな市民ニーズに現在のところ概ね応えることができており、現時点で増設の必要はないのではないかというふうに考えております。  しかしながら、少子化、高齢化、人口減少によりまして、市民を取り巻く環境は変化をしてまいります。図書館におきましても同様に利用者層の高齢化など、変化をしている点もございます。  生涯学習の場と資料を提供するという図書館の基本的な役割を果たしながらも、社会情勢や市民ニーズの変化を踏まえた、これからの図書館のあり方について検討する必要性があるというふうに考えております。  次に、県庁と市役所の仕事の違いについてのご質問をいただきました。3点ございますけれども、まず県庁と市役所の仕事の内容、進め方の違いに関するご質問にお答えをいたします。  私、県庁では35年と6月、魚津市役所に参りましてからは1年と4カ月ということで経験に随分差がございますけれども、公務として住民の皆様に行政サービスを提供するという意味では、仕事に臨む姿勢につきましては基本的に両者に違いはないと思っております。  行政サービスの内容としては、住民に密着した業務が多い市町村と、総合調整が中心となる都道府県では、おのずと仕事の進め方も異なってくる点があると思います。  地域に密着した市町村の業務におきましては、住民のニーズを感じ取りそれらを行政サービスに反映させるためには、より積極的な地域とのかかわりが必要というふうに感じている次第でございます。  2点目の、県庁出身としてどのような優位性を発揮できるかというご質問をいただきましたが、市のさまざまな事業を実施するにあたりまして、国及び県と積極的に連携をし、協力を得ていくということは必要不可欠だというふうに認識をしております。  私自身のことで申し上げますと、県職員の方や県庁に在職していた当時、中央省庁の方々とのつながりやネットワークがございます。そういったようなネットワークを活用いたしまして、省庁の担当部局との連携を密接に取り合うことで、市の施策展開に役立てることができる点も多いというふうには思っております。  また、これまで培ってきました人脈を活用することで、県内外で活躍する民間企業の方々も相当数やはり知っております。それらの方々の情報やアイデアをいただきながら、魚津市の活性化やまちづくりに役立てていくことができるものと思っておりまして、ぜひそういったこれまでの経験やネットワークを生かして頑張っていきたいというふうには思っております。  3点目の、首長としてどのような組織づくりを目指しているのかというお尋ねでございます。  私は昨年の市長就任時に、職員の皆さんへの訓示を行いました。そこの中で特に強調をさせていただいたのは、困難な課題であっても挑戦する姿勢を忘れないでほしいということをまず申し上げました。そしてオープンな議論ができる職場の環境づくりを進めたいというふうに申し上げました。そして3つ目には、職員同士が助け合えるような職場づくりに努力してほしいというふうに言いました。  さらに今後は業務の効率化を図り、ワーク・ライフ・バランスの取れた組織づくりを進めていかなければならないというふうに思っています。  一方で市民の皆様に対してですけれど、やはりオープンでスピーディーな組織を目指していくことで、市民の皆様から信頼を得られる組織にしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 172 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 173 ◯12番(越川隆文君) ありがとうございました。  再質問をさせていただきます。  まずは英語教育なんですが、私、1年生、2年生、やっておられるって知らなかった。すみません。勉強不足でした。魚津は結構進んでいるのかなというふうにちょっと思っているんですけども、ただ、大分学校の英語教育に対する環境が変わってくるというので、つらいところ、例えば総合教育を減らさなければいけないという点ですね。じゃ、総合教育は今まで何だったんだというようなことにもなるわけでありまして、であるからには、効果的な人員の配置と、そして効果的な授業内容ということが大事になってくるのではないかなというふうに思っています。  そのために、魚津でしかできないようなものというのは何かできないのかなと。これは教育指導要領の中に縛られていて難しい面はあるんでしょうけれども、ユニークな教育の仕方ですね。例えば、高学年になるんですけれども英語で物を考えるとか、簡単なことでいいと思うんですよね。そういうような教育。  といいますのは、今までの外国語活動から教科に移る、そのギャップの中で、話すことと聞くことというのは比較的子どもたちは愉快にできるんだけども、今度、読んだり書いたりという中学生以上のレベルになってくると、そこに大きなギャップを感じてくるというようなことが言われているようです。確かにそういう面はあるのかなと。  であるならば、そこら辺の教育をもうちょっと強化するとか、あるいはまた、これは私は群馬県の太田市というところに行ってきたんですけども、清水市長さん、非常にすばらしい特色のある政策をとっておられる市長さんなんですが、群馬国際アカデミーというのは、ちょっと特殊な特区を利用した学校ですのであれですけども、イマージョンエデュケーションと言いまして、英語の環境の中に没頭してしまうという考え方の教育があるんですね。  その時間だけは英語しか使っちゃだめだよ、英語で考えよう。最初は厳しいらしいです。だけども、長い目で見ると、そういったことが本当に英語を理解するためのよい教育になるんだというような研究結果が実は出ているんですね。  確かにこま数は少なくて比べるべくもないんですが、何かそういうきらっと光る教育ができないのかなというふうに思いまして、ちょっとお伺いします。 174 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 175 ◯教育長(畠山敏一君) 何かたくさん質問されたようで、どれから答えていいか、よく整理もつかないところなんですが、最初に言われた英語で物を考えるという考え方ですね。これは今、中学校のほうで取り入れられます。要するに、先生がほとんど日本語を使わずに英語で授業を進めるというやり方です。もう既にやっておられる先生もおられます。だけど、途中で日本語も交えたり英語も交えたりするということですけども、それは今おっしゃったようなことかなと思っております。  それから、魚津市独自できらりと光る英語の学習ということも言われたんですけれども、今、魚津市独自の取り組みとしては、今年6月から小学校にALTを配置したと。それで、このALTが効果が上がるようにこれからやっていかなきゃいけないんですけれども、少し人員も、もし増やせるものなら増やしていただけると、より充実した小学校の英語教育ができるんじゃないかなというようなことも思っております。  あわせて人もそうですし、それから手段として教育機器、いろいろな音声とか映像とか、そういったICTの整備を図っていきますというようなことを今言っているわけですけれども、それに合わせてそういったものも取り入れながらやっていく。そのためにどういったような取り組みの中で体制をつくっていけばいいかということを7月に1回、あり方検討会というのを開いたんですが、また11月ごろに開く予定にしております。  そのときには、大学の教授でICTのそういった活用の事例をたくさん知っておられる先生も委員になっておられますので、その事例紹介などもしてもらいながら活用方法を考えることにしているわけでございます。  そういったことでよろしいでしょうか。 176 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 177 ◯12番(越川隆文君) ありがとうございました。私が思った以上に進んでいるんだなと。ありがとうございます。  やはりこの英語教育、「なーん、英語なんか使わんちゃ」という考え方もあるんですけども、もう既にインターネット等では英語なくしてなかなか理解できないような点もありますし、もう国境を越えて、インターネットで話したり聞いたりというのは当たり前になってきていますね。  また、魚津市のロケーションとしては、東南アジア等に工場を持っているような企業もありますし、何といっても、お隣の黒部市のYKKさんがございます。お隣の自治体ですので、YKKにお勤めの方もたくさんいらっしゃいます。黒部市さんも特区を活用したりやっていらっしゃるんですが、魚津もやはり負けないでというんじゃないんですが、この環境をうまく利用して、魚津の教育は特徴があるなというような評価をいただけるように、今の教育長さんのお話を伺って非常に私は我が意を得たなというふうに思います。ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。  次にコンビニの住民票の発行なんですけども、私、このJ-LIS(地方公共団体情報システム機構)、先ほどご指摘があった、ますます広がるコンビニ交付と周辺動向についてと、これを読んで今日の質問を考えてきたんですけど、現場と全然違いますね。  この中ではもう5,000万人使っている。多分これは首都圏が中心なんですね。参加団体も250以上、これは28年度の実績なんで、今年あたりもう300を超えてきていて6,000人ぐらいカバーしているというような話になっているんですよ。ただ、それはどこかというと大都市中心なのかなと。  今伺いまして、費用対効果というところをうまく調べていらっしゃるので、非常にいいことだなというふうにお話を伺いました。1%じゃ話にならないですよね。  かくなる上は、ぜひとも図書館での住民票発行と印鑑証明、これを大いにPRしていただいて、コンビニは1%だけども、図書館でやったらもう半分ぐらいこっちに来ちゃったよというふうに言っていただけるぐらいの市民に対する利活用を図っていただきたいなというふうに思うんですが、ひとつよろしくお願いします。 178 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 179 ◯民生部長(吉川高広君) 先行しております黒部市、滑川市の例で言いますと、全発行部数の5%から10%ぐらいの割合で図書館なりが利用されているようでございますので、ぜひたくさんの市民の方に利用していただくようにPRをしっかりしたいというふうに考えております。 180 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 181 ◯12番(越川隆文君) ありがとうございます。  多少分散すれば、本庁の住民票の混みぐあいも解消するでありましょうし、やはり図書館に来ていただける機会も増えるということで、大いに期待しておりますのでよろしくお願いいたします。  次にまいります。  最後に市長さんにお伺いしたいのですが、まず図書館の生涯学習の部分、これはもう無理を承知でというか、昔の話を蒸し返すようなことなのでちょっとためらわれたわけですが、何を言いたいかといいますと、やはり図書館の機能、これが図書館単体ではなくて生涯学習もあわせて機能しているというのが全国的な流れであるということ、ですから、これを何とかリカバリーをするという施策をとっていただきたいなということでございます。  そのためには、上屋を建設する、しないにかかわらず、今持てるものでもよろしいので、中央通り等の商店街との連携といいますか、こういったものができないのかなというふうにちょっとイメージしているわけです。  そういった点から1つお伺いしたいというのと、このまま続けたほうがいいですか。 182 ◯議長(関口雅治君) 一つ一つのほうが。 183 ◯12番(越川隆文君) いいですか。じゃ、1つお願いします。 184 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 185 ◯市長(村椿 晃君) 議員ご指摘のとおり、図書館の機能というのは時代とともにといいますか、最近特に広がりを見せているというふうに思っています。  ご紹介のあったにぎわいの拠点というのももちろんそうですし、あるいは図書館というのはある意味、知識と情報が集積した場所ですので、社会のいろんなニーズにリンクできる可能性があるというふうに思っています。  抽象的な言い方で申しわけありませんけれども、例えば福祉分野であったり高齢者の問題であったり、そういったさまざまな地域課題に一定の役割を果たすことができる可能性があるというふうに思っていまして、そういう意味で、先ほどお答えをしましたけれども、時代や社会環境の変化に伴った新しい図書館の機能というふうなものを今勉強していこうということで、図書館の館長及び職員の方とも話をしております。  ぜひそういった意味で、せっかくある施設をしっかり生かすという視点で考えていきたいというふうに思っています。 186 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 187 ◯12番(越川隆文君) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、市長さんのお仕事の環境の変化ということの中で、私、どうしてこういったことを取り上げたかといいますと、実は最近、統合小学校の住吉の件とか、埋没林のカフェの件とか、小学校のアスベストの件とか、ちょっともたもたしたところがあるかなというふうに思っておりまして、これはあくまで私の推測なんですけど、市長さん、県にいらっしゃって部長職、最後なんですが、県の場合はスタッフ部門が非常に多い環境にいらっしゃったんじゃないかなと。  このご時世ですから、どこのお役所も予算がない、予算がないと言いながらも、それでも県ですから、予算的な規模も大きいといった中で、一方、魚津市の場合、現場がございます。職員の方々、現場の方と本当に住民サービス、毎日住民に一番近いところで皆さん頑張っていらっしゃるという現状があると思うんですよね。  そうすると、市での仕事の進め方というのはちょっと県と違ってきていて、そこら辺でご苦労されているんじゃないかなというふうな、これはあくまでも私の推測なんですが、そういった点はいかがですか。 188 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 189 ◯市長(村椿 晃君) 議員ご指摘の最近幾つかあったもたもたとしている事例につきましては、私のマネージメントが不十分であるということに尽きるんですけれども、その背景には、昨日からお話があるように、例えば補助制度の応募期間と締め切りの関係とかいろんな制度的な制約がある中で、時間がない中でいろんなことを進めたというのが一番大きい要因かなというふうに思っていまして、あまり心配されるような要因というのはないのではないかなというふうに思っております。  また、しっかりとそういったご心配をかけることがないように頑張っていきたいと思います。 190 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 191 ◯12番(越川隆文君) それとスタッフ部門の話なんですが、皆さん本当にキャリアも持っていらっしゃいますし優秀な方が多いんですけども、やはり専門分野ということになると、例えばコンサルティングをもうちょっと使ってみたり、そういうふうにできないのかなと。もちろんコンサルティング費はかかりますけども、自前でつくっていくというのも大事なんですけれども、やはり納期がなかったりするときには、コンセプトをまとめるのにそういったプロのものを使うこともいかがかなというふうに思うんですけれども、それはいかがですか。 192 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 193 ◯市長(村椿 晃君) お答えします。  一般的なやり方ですけれど、通常、政策をつくっていくときにどういうふうな手順でやるかといいますと、まず一番はじめは、ニーズがどの程度あるかというふうなことが一番の基本ですね。住民ニーズもないのにやる必要はありませんので。そのニーズをまず把握する。今度それを把握すると、そのニーズを解消するための手法として何が効果的なやり方かということを考えるんですけど、無から有を限られた組織でやると限界があるので、いろんな事例を調べます。ほかの地域はどうか、あとは時間的なスパンもありますね。少し前はどうか。少し未来はどうなるか。そういうような中でいろんなことを調べるんですけれど、ここが一番労力がかかります。
     議員ご指摘のように、ある程度専門的な方というのは、そこら辺の知識、事例をよく知っているので、そこを活用するというのは時間を短縮する上でとても有効だというふうに思います。あとは費用とのバランスですので、そこら辺はご指摘のとおり、活用については十分考える必要はあるというふうに思っています。  ただ、大事なのは、注文の出し方を知らないといけないので、そういう意味では、職員自身がある程度基礎的な勉強をしっかりするということがベースになりますので、今言ったようなことをしっかりやっていくのに尽きるかなというふうに思っています。 194 ◯議長(関口雅治君) 12番 越川隆文君。 195 ◯12番(越川隆文君) 市長さんがどういう組織ということでお答えいただいた中で、オープンだということですね。これは非常に私、大好きな言葉でありまして、風通しのいい、いろんな議論のできる市役所というふうに理解をさせていただきます。  日ごろからそういう環境の組織でありますと、いざというときに対応ができるんじゃないかなというふうに思うんですね。  今までちょっと見ていましたら、どうしても、こういったことを言うとはばかれるんじゃないかなと。もちろん個人情報的なことはだめなんですけれども、もしこうだったらどうだろうというような話、議論等ができる、そういうオープンな組織になっていただきたいなと。そういうふうに目指していらっしゃるということをお伺いしまして非常にうれしく思いましたし、また困難なことにも挑戦していこうという、そういう姿勢を持ってこの魚津市の市政を引っ張っていっていただけるというふうなお話を伺いましたので、大変うれしく思っています。  私たち議会もオープンになって頑張っていきたいなと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 196 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。  〔1番 石崎一成君 登壇〕 197 ◯1番(石崎一成君) ITを信じ過ぎてちょっとどじを踏みまして、諸先輩方の後を追っかける1年生となってしまいました。最後の質問となりますが、しおかぜ、石崎一成が質問させていただきます。  昨年11月にタテモン行事がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、初めての魚津まつりが開催されました。例年以上の集客があり、午前中の市長答弁ではプラス8,000人の9万6,000人の来場があったというふうに公示されております。  合わせて開催されました、初の試みであるUO!JAZZも、炎天下の中でありながら多数のお客様に恵まれ成功裏に終えることができ、魚津の底力をかいま見たような気がします。  しかしながら、少子高齢化、人口減少を迎える当市にとっては、喜んでいられるばかりではないという現状も見えてまいりました。  タテモン行事をとり行っている本町、諏訪町、港町においては魚津屈指の高齢化地区であり、転出者の多くが魚津市内にとどまっているということもお伺いしておりますが、祭事を行う上で苦戦を強いられております。また、街流しにおいてもはやし手の高齢化が静かに迫っており、若手への継承が課題になっていることも推測できます。  このことは、タテモン行事や蝶六踊りに限らず魚津市全体の課題であり、みこし祭りや獅子舞、刀踊りなど、地域芸能を残すべく市内各地域で必死の活動が行われております。  13日の北日本新聞に掲載されておりましたが、魚津八幡宮氏子青年会では、自らの祭りに限らず、魚津の伝統文化を学び今後の伝統文化継承のあり方を模索し始めました。  6月定例会で私のした質問で、畠山教育長よりふるさと教育スタンダードプランというものをお伺いし、魚津の伝統芸能を盛り込んだ教育プランがあることを確認し、魚津の今後の展望に向けて私たち大人も本気で取り組みながら、子どもたちに伝えることを使命として果たさなければいけないなと改めて感じました。  少し視点を変えれば、地域コミュニティーと地域の安心・安全においても課題が山積しております。  旧街部を中心にして、家庭における老老介護、防災面においても高齢者が高齢者の安全を担保するような組織形成がいや応なしに来ており、財政面を含めるとより慎重かつ迅速な対応が求められる状況であります。  とはいえ、昨日の答弁でも幾度か出ておりましたが、人口が増加すればクリアできるという課題も多数あります。  また、自治体内における市の単費ベースの小規模公共事業や官民連携の協働事業の定着、加えて交流人口の増加に伴う経済の好転や、地産他消を継続的に行える産業形態の形成は重要であり、自治体においては絶えず意識するべきと考えております。  世界的に見れば日本の行政の質は非常に高いと言われておりますが、他の見習いやまねごとではなく、我が町に即した行政、サービスを築いていくことが肝要であり、同時に綿密な計画を立てながら進捗を把握する行政の能力も要求されています。  そこで、以下3つの大項目と各2項目を質問いたします。  1、高齢者と地域協働を意識した防災活動について。  要介助者が利用する施設における防災訓練の実施状況及び課題についてお聞かせください。  少子高齢化、人口減少時代に対応した消防団活動と地域自主防災における連携と役割分担についてお聞かせください。  2、職員の働き方改革について。  事業数と職員配置のバランス、KPI、KGI達成に向けた事業展開のフロー、PDCAサイクルの活用状況について、観光イベント事業支援を例に説明してください。  有償ボランティアや地域振興会などの人材育成やダイバーシティを活用した事業成果向上と経済効果の波及について見解をお聞かせください。  3、住宅宿泊事業について。  交流人口増加を目指す上で有効なツールと考えますが、市長の見解をお聞かせください。  定年やセミリタイア後の田舎暮らしを希望する人を市場として、民泊を活用することなどは研究視野にあるかお伺いしたいと思います。  以上、壇上での質問を終わります。 198 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。  〔民生部長 吉川高広君 登壇〕 199 ◯民生部長(吉川高広君) 私のほうからは、高齢者と地域協働を意識した防災活動についての質問のうち、要介助者が利用する施設における防災訓練の実施状況及び課題についてお答えいたします。  市内の特別養護老人ホームなどの施設、グループホーム、デイサービスなどにおいては、消防計画に基づき通報訓練、避難訓練、消火訓練を組み合わせた消防訓練を少なくとも年に2回は実施しております。  その他、立地の関係で津波に備えた訓練や、地震に備えたシェイクアウト訓練を実施している事業所もあります。  また、近年多く発生しているゲリラ豪雨などについて、大雨洪水警報が出され土砂災害のおそれがある場合には、該当する施設に事前に連絡するなど早目の避難準備に向けた事業者との連絡体制を密にしております。  全般的な課題といたしましては、このような介助者がいる施設については車椅子など災害時に自力で避難が困難な方が多くいらっしゃるため、特に早朝、夜間など職員が手薄な時間帯に災害が発生した場合に、安全な場所に迅速に避難することが困難な場合があります。  先日、市内で発生した火災の際には、消防ホースが車椅子の通行に支障となるなど思わぬ事態もありましたが、地域の皆様の協力により事なきを得ることができました。改めて地域の皆様に感謝申し上げたいと思います。  さて、今回の火災の教訓を積極的に生かしていくことが大切である、肝要であると考えております。  消防署の協力を得て消防計画の再点検や、必要なら見直しを行う。サービス事業者を対象とした防火・防災研修を開催する。さらには、日ごろから地域住民との連携を一層密にして、それぞれの施設が災害時に地域からの支援を受けられる体制づくりなど、市が協力して進めていくことが重要だと考えております。 200 ◯議長(関口雅治君) 広田総務課長。  〔総務課長 広田雅樹君 登壇〕 201 ◯総務課長(広田雅樹君) 私のほうからは、高齢者と地域協働を意識した防災活動のご質問のうち、少子高齢化、人口減少時代に対応した消防団活動と、地域自主防災における連携と役割分担についてお答えをいたします。  今後、ますます少子高齢化と人口減少が進行することを考えますと、地域防災活動の中心を今、担っていただいております消防団も、それから自主防災組織も、ともに人員の減少や高齢化が進むものと思われます。  また、高齢者独居世帯など災害発生時等に配慮が必要になってくると考えられる方も増加し、その対応等も課題になってくるものと考えます。  将来にわたり地域の防災力を維持するためには、それぞれの組織の人員確保を引き続き図るとともに、消防団と地域自主防災双方の連携など、地域が一体となった防災活動が重要になってくると考えます。  これまでも、各地域の防災訓練では消防団が応急手当や消火訓練等の指導、助言を行うなど、自主防災と連携、協力しながら活動をしていただいているところです。  災害発生時においては、消防団が災害現場で消火活動、救出・救助活動を担い、自主防災組織が住民の避難誘導や高齢者等で避難の際に配慮が必要な方の支援を担うなど、それぞれ役割分担をしながら活動していただくことになります。  そのほか、連携、役割分担の形を考えますと、例えば平時の活動においては、自主防災組織の防災用資機材について消防団がその整備や管理面で指導、支援するとか、あるいは地域自主防災等が災害に備えて調査した地域の災害危険箇所等の情報や、把握している空き家情報、高齢者など災害時に支援が必要となる方の情報等について、適切に消防団と情報共有し、消防・防災活動に活用するなどが考えられます。  また、自主防災組織の役員等に消防団のOBの方になってもらうなど、組織として防火等の知識、経験を自主防災活動の中で生かしていくということも連携のあり方の1つと考えます。  このように、消防団の技術や機動力、それから自主防災組織の地域情報、さらに双方の持つ知識、経験を生かしながら、可能なところでお互いの役割分担と活動を補い合うような連携を工夫していくということが、今後の少子高齢化、人口減少時代の中での地域防災力の維持、向上につながるものと考えます。  市としては、引き続き魚津消防署とともに消防団員の確保の取り組みに努め、地域の防災リーダーとなる防災士の養成等の人材育成、それから地域の自主防災組織への支援、そうしたことを行うとともに、今後、どのような連携と役割分担の形があるのか、地域とともに検討していきたいと思います。  以上でございます。 202 ◯議長(関口雅治君) 南塚産業建設部次長。  〔産業建設部次長 南塚智樹君 登壇〕 203 ◯産業建設部次長(南塚智樹君) 2点目の職員の働き方改革について、事業数と職員のバランス、KPI、KGI達成に向けた事業展開のフロー、PDCAサイクルの活用状況について、観光イベント支援事業を例に説明を求めるとのご質問にお答えいたします。  まず事業数と職員配置でございますが、現在、商工観光課が担当しております観光イベント支援事業は、戦国のろし祭りやじゃんとこい魚津まつりなど、主なもので5事業ございます。この5事業全てに実行委員会が組織され、職員もその一員として活動に参加しております。  観光イベント事業の実施にあたりましては、イベント当日は商工観光課の職員総動員で業務に当たるなど、課内で連携を図り事業運営を支援しておりますが、イベント開始までの準備につきましては観光係で担当し、1つのイベントに2人体制で業務に当たっているところでございます。  次に、KPI、KGIと事業のフローについてでございますが、KPIとは重要業績評価指数を示し、KGIは重要目標達成指数と訳されておると思います。  本市の観光イベント事業支援のKPIは各イベントにおける観光客入り込み数、そしてKGIにつきましては、第2次魚津市観光振興計画の数値目標であります観光消費額及び宿泊者数に該当するというふうに考えております。  事業展開のフローといたしましては、事業計画案の作成、次に実行委員会での協議や参加事業者との調整、そしてPR媒体の作成並びにPR活動の実施を経てイベント当日の実施、そしてイベント後の決算処理と反省点や改善点の検討、これらの一連の流れとして整理することができると考えております。  こうした事業展開のフローがPDCAサイクルとして機能しなければならないものであり、P(計画)、D(実行)、C(事業評価)、A(改善)、このいずれもの段階もしっかりと実行させていく必要があるものというふうに感じております。  しかしながら、現状では次から次へとイベントが予定されていることから、イベントをこなすことが目的となり、PDCAサイクルが十分に活用することができていないという課題があることも承知しております。  そうしたことから、イベント運営にあたりましては、行政、民間事業者、そして地域の方々皆さんとの役割分担、業務の進め方等につきまして相談を行いながらしっかりと効率的かつ効果的にイベントに取り組んでいく必要があると考えております。  また、近年では、これまでの経験や勘に頼るのではなく、客観的な指標や市場調査結果等の分析に基づいた観光事業を実施することが求められております。  全国的にも、そうした機能を有するよう目指しておられる観光組織が形成され始めているところでございます。  今後といたしましては、従来のPDCAサイクルの的確な運用に加えて新たな手法を取り入れながら、観光が目指すKGIの達成を通じて、本市の観光振興に向けて取り組んでいきたいと考えておるところでございます。  以上です。 204 ◯議長(関口雅治君) 川岸企画総務部長。  〔企画総務部長 川岸勇一君 登壇〕 205 ◯企画総務部長(川岸勇一君) 職員の働き方改革に関しての2番目、有償ボランティアや地域振興会等の人材育成、多様な人材を活用した事業成果向上と経済効果の波及についてお答えします。  職員の働き方改革とありますので、もしかしたら質問のご趣旨と答弁がずれるかもしれませんが、ご了解いただければと思います。  今ほど、産業建設部次長から答弁しましたとおり、市では各種観光イベント事業をはじめ、そのほかにもしんきろうマラソン、女子大学野球といったスポーツイベントの大会運営にあたっても、多くの市民や関係団体に協力をいただきながら開催しておるところであります。  また、イベント以外でも、地域振興会や各種団体、企業、そして多くの市民の皆さんに市政の幅広い分野にわたって、ほぼボランティアに近い形で協力をいただいておることも事実であります。  市の職員も、こうした各種イベント等においては主に担当課職員が中心となって参加しておるわけですし、こういったイベントに参加される各種団体、市民の皆さんには、いろんな知識や技術はもちろんですが、人的なネットワークもたくさんお持ちだと思っております。  職員がこうしたイベントに直接かかわることによって、皆さんのノウハウを直接学ぶ機会にもなりますし、また直接、現場での皆さんの声を聞くことによって、今後の市の事業ですとか行政サービスに反映することにも生かせるというふうに思っておるところであります。  恐らく、職員の働き方改革ということで、職員がそういうところに出るんじゃなくて、こういった有償ボランティアだとか地域の人をもっともっと活用すればというふうな趣旨かもしれませんが、今後、市職員も一緒になって取り組んでまいりますので、特に事業効果はそういうふうに説明したとおりですが、経済効果の波及というのはちょっとなかなか説明しづらいですが、そうしたご指摘も視野に入れながら、今後また検討していきたいと思います。 206 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 207 ◯市長(村椿 晃君) 在宅宿泊事業法についての石崎議員からのご質問にお答えをいたします。  まず民泊の考え方ですけれども、議員ご質問にありましたように、民泊は交流人口増加を目指す上で有効なツールであるというふうに考えております。  全国的には、民泊が普及するきっかけとなりましたインバウンドの増加による宿泊施設不足に対する対応というニーズが背景にあるわけですけれども、本市の場合は現在そこまで逼迫したニーズというのは見られないわけですけれども、だからといって必要がないというわけではないと考えております。  魚津市という地域の文化をPRしていく上で、民泊も有益なツールであるというふうに考えております。  民泊は個人で訪れる外国人観光客や日本国内の高齢層を中心に、地方の文化を体験するための1つの手段ということでニーズが高まっているわけですけれども、本市としてもこうしたニーズに応えるために、その受け皿として対応を検討していく必要があると考えております。  山と海をあわせ持つ本市におきまして、市独自の自然文化を体験していただくためにも、それぞれの地域における民泊というふうなものを考えていくのは有益であろうというふうに思っております。  ただし、民泊だけで魚津市の魅力を十分に伝えることができるわけではございません。しっかりとそれを生かすための自然や文化、人との交流、そういったようなものを体験できるコンテンツが必要になります。  今後、関係団体や民間事業者の方々と連携をとりまして、体験型観光プランの造成や産業観光などの取り組みをしっかりと進めていきたいというふうに考えております。  また、最近ではイベント民泊と呼ばれる、公共性のある事業を展開するときのみ限定で民泊を行うと、そういった形態もあります。  したがいまして、例えば、じゃんとこい魚津まつりの魅力などを民泊を通してより深く体験をしてもらう、そういったやり方もあろうかと思います。  一方で民泊の実施につきましては、安全性の確保ですとか、当然のことながら地域住民の皆様のご理解、既存の市内宿泊施設との連携、さまざまな調整すべき問題点もございます。  今後、在宅宿泊事業法と申しますけれども、この法律が施行されるに伴いまして、市民の皆様からの問い合わせなども増加してくると考えられます。  事業の許認可を行う県と連携をとりながら、市の魅力を発信するための1つのツールとして検討を深めてまいりたいと思います。  2点目の、定年やセミリタイア後の方々への民泊の活用ということでございますけれども、全国的に高齢化が進む中、都市部に住む方々が定年後に田舎暮らしを希望するケースは増加しておると聞いております。  そのような方々は定住をする前に民泊を活用し、それぞれの地方の文化をお試しで体験をするというニーズも多いわけでございますが、交流人口の増加が定住人口の増加にもつながっていく、そういったケースも多いわけでございますので、こういった対応について検討していきたいと思っておりますし、本市の持つ豊かな自然文化はまさに都市部の方々が望む田舎暮らしに合致する点も多かろうと思います。十分に需要に応えられるポテンシャルを持った地域であるというふうにも思っております。  定住人口の増加は市の最重要課題の1つであります。民泊を通して本市の人や自然に触れ、ひいては定住につなげていくことができますよう、繰り返しではありますけれども関係団体の皆様と連携を図りながら、民泊の可能性や対象についてしっかりと検討していきたいと考えております。 208 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。
    209 ◯1番(石崎一成君) どうも答弁ありがとうございます。  では、再質問に入らせていただきます。  まず防災の関連なんですけど、先ほど部長のほうからも事例のご紹介があったと思うんですが、今回のぼや騒ぎで、ホースをまたがなければ行けなかったというのは、実はちょっとした冗談というか、よく引いてみると、逆回りで避難すればホースをまたがずに避難できたというのも実は事実だったわけで、それは早朝でやっぱり人がいない状況、要は最低限の人しかいない状況で始まってしまった事例だったので、冷静な判断であったり、地元の人たちは身軽に自分の二本の足で来ているわけで、そのまま避難できるという頭で想定しておるわけです。でも、現状としては、車椅子に乗せて移動させたほうが安全かつ速く移動できるという事実があったがために、来た道を戻ったらホースがおったというのが多分現実的なところではないかなと思われるんです。  今回の質問で何が言いたかったかといいますと、実は魚津市で自分も10年間ほど消防団員をさせていただいたこともあるんですが、では施設の中で家屋火災でした。ホースを実際に展張して水は張らなくてもいい、多分エアとかの充填で十分賄えると思うんですが、実際にホースを敷き詰めた状態で、さあ、逃げてくださいという状況になったときにどういった対応ができるかということを、恐らく避難計画をちゃんと立てておられる施設の方であったとしても、ちょっと理解できない可能性があると思うがです。  そういったことを実際に盛り込んだ避難訓練の仕方をできるのかどうかということを、まず民生部長にお伺いしたいなと思います。 210 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 211 ◯民生部長(吉川高広君) 石崎議員が心配していただいているのはまことにそのとおりだと思うんですが、例えば火災警報機が鳴ったという場合、多分エレベーターが連動しちゃっているので、エレベーターはとまると思うんです。また地震のときもエレベーターはもちろん連動するのでとまります。  1階の方が避難できても、2階、3階の介助者の方はどうするんだという話があります。特に職員の手だけではまず無理なんじゃないかなと思うので、今回の点検では自主防災組織なり消防団なりが連絡網が入っているかどうか、そのあたりをしっかり点検していかなくてはいけないのが1点と、そのエレベーターがとまる前に、いかに素早く避難するかという点もしっかり点検していかなきゃいけないのかなというふうに考えております。 212 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 213 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  それともう1点なんですが、今の連絡系統にどこが入っておるかというところの部分ですごい重要なのが、9月24日に総合防災訓練がありますけども、実は規模がでか過ぎると思うんですね。全ての関連する人たちをみんな横並びに集めて時間で仕切ってやっちゃっているので、本来ならば前後で連携しなければいけなかったり横で連携しなければいけない人たちが、単独でその一個一個の作業を市民の皆さんにお見せするというような展開になっているんですよ。  それを例えばきちんと組織の中で、あとは中心になる町、例えば今回であれば村木なんですけども、村木の地区の人の代表のチームと、あとはほかの地域の自主防災とかの役員であったり管理者になられる人たちが1つの班になって、避難訓練とかそういうものを実際に体験される。それを持って帰って、自分たちのエリアで翌日なりの避難訓練を想定してやってみるとかという縦の系列というものも1つあってもいいのではないかなと。  そういうふうにすることによって、きっと今言っておられました地域の施設と消防団であったり自主防災であったりという人たちが連携してする防災訓練というものが初めて成立するのではないかなと思いますが、そういった考え方はあるんでしょうか。 214 ◯議長(関口雅治君) 吉川民生部長。 215 ◯民生部長(吉川高広君) 防災訓練に関しては私が答弁する内容ではないので、ちょっと避けさせてもらいます。  9月中に施設事業者さんを集めまして、消防署のほうからも来ていただいて、今回の火災のことについてどういう問題があったか、しっかりみんなで情報共有をして、事業所についてはやっぱり見直すべきは見直していただくというようなことをお願いしたいなというふうに今のところ考えております。 216 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 217 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  それと、ちょっと自分も2カ月ぐらい前に初めて体験したんですが、HUGという避難所運営ゲームというのがあるんですが、実は結構おもしろいというか、いろんなことがありまして、恐らく担当しておられる部署以外の方だとあまりご存じない場合もあるのかなと思うんですが、これってもう少し広められる可能性というか、小学校であったり中学校であったり公民館であったり、いろんなところで展開できる可能性というものはあるんでしょうか。 218 ◯議長(関口雅治君) 広田総務課長。 219 ◯総務課長(広田雅樹君) 今ほどの訓練の内容ですけど、いろんな想定をしながら対応していくようなところをみんなでやっていくということで、今回の総合防災訓練でも実施しますが、これまでも各地区の自主防災組織の中での訓練の中で取り入れておられるところもあります。  そうしたところのものを、評価も結構高いというふうに聞いておりますので、ぜひ広げていけるような形をとっていきたいと思います。 220 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 221 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  では、次の質問に移らせていただきたいと思います。  市の職員の働き方の改革についてという、すごい上から目線な質問をしてしまいまして大変申しわけございませんでした。  ただ、今、南塚次長にご答弁いただいたとおり、市の職員、特に商工観光課であったり建設関係であったり、外に行くと力仕事が待っている場合が多い部署においては、何かあった場合に総出で出ていってしまうということが結構想定できると思われますし、現状としてそうであると思うんです。  本来、この話になるきっかけというのは、今回のUO!JAZZの後片づけをしているときに、たまたまちょっと自分も手伝う時間があったんですが、若手の職員が「か、イベント屋の仕事やろが。何で俺らせんならんがよ」とぶつぶつつぶやきながらやっておったんですよ。これはもっとも、この若手の職員はいい勘しておるなってすごい思ったんです。  もちろんそうであるべき仕事ではあるというか、外注してもっともな仕事ではあるなと思うんですが、ただ逆に、全てのことを把握できて、机上で段取りできるだけのノウハウがないとだめだと。これは先ほどご答弁で川岸部長も言われましたし、それもごもっともだと思うんです。  そういう中で、仕事の組み立て方というものをそろそろ意識改革しなければいけないのかなという思いがありまして、ちょっと上から目線の質問をさせていただきました。  正直な話を言って、多分中間管理職ぐらいで人に伝えてこういうふうにしてほしいということを思う前に、やったほうが早いわというのが恐らく全員出動の道に吸い込まれていっておるんかなと思うんですが、できることならば、これから先の地域協働というか、地域の振興会であったりとかそういったところに、地域の行事に根差しているものも結構イベントとして、特にのろし祭りであったりタテモン行事もそうなんですが、地域の部分に根差しているものがあると思うので、そういったところで地域の人を活用するシステムづくりというものはできないのかなという思いでやりました。  まず、その辺を南塚次長にお伺いしたいと思います。 222 ◯議長(関口雅治君) 南塚産業建設部次長。 223 ◯産業建設部次長(南塚智樹君) いろんなイベント、それから、イベントに限らず、いろんなところで市の事業に直接参加していただいております石崎議員ならではの現場の様子を踏まえたご意見、ご提言であるというふうに思っております。ありがとうございます。  おっしゃるように、いろいろ言うよりも自らやってしまって、「おい、やるぞ」と声をかけてやってしまったほうが早い、あるいは予算的な制約もひょっとしたらあるのかもしれません。  ただ、議員さんおっしゃるように、これまでの観光イベントとして取り組んできたものの性格が変わってくる中で、市として取り組むもの、地元の皆さんと相談しながら役割分担する、あるいは予算をやりくりしながら業者にお願いする、そういったしっかり全体を見るということをやっていかないと、だんだん観光の求められるものが増えてきております。対応し切れなくなってきているというのも議員さんのおっしゃるとおりだろうというふうに思っております。  地区の皆さんとのシステムづくり、なかなか意思疎通をしっかりとっていくというのは一朝一夕にはできないことであろうかと思いますが、それ抜きにはイベントの大きな意味での成功というのもなせないことというふうに思っておりますので、しっかりと努力していきたいというふうに思っております。 224 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 225 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  大変なのはすごい自分もよくわかっておりまして、やっぱりその事業費との兼ね合いであったり、そういう部分で絶えず緊張感のある部分というのはあると思います。  ただ、少し組み方を変えることによって、地元の人たちに自分たちの祭りの重要性であったり、地元の光り輝くものを再発見できるチャンスでもあるのかなと思って、こういった質問をしました。  また、ほかの部署におかれても、例えば建設であったり農水であったりとかしたときに、利水であったり用水の氾濫であったりというときにでも、市の職員が直接何十カ所も点検に回るのではなくて、ちょっと嘱託してきちんと必ず確認してくれる方がおるんであれば、今はスマホの時代なので、現況の写真とその対応した処理というので情報を収集することによって、職員が1人でも幾つもの事例を対応できるという合理化も進められるのではないかなと思いまして、そういう意味でちょっと石を投げたかったかなと思いました。  そこでもう1点なんですが、こういったことを全ての事業であったり施策で指標をとると大変なことになりますので、ぜひ1つか2つ抽出した事業で、フルコストの人件費、どうしても物件費は事業費の中に計上されていますが、人件費は後からどこかで見つけてきて拾わないと見えない部分も出てくると思います。  そういったことを正確にひとつ勘定した上で、この事業はどのくらいの成果があったのか、また川岸企画総務部長にご質問した内容には経済効果という話もしたと思います。  例えば地域振興会とかにお金を投入したり任意団体にお願いしたときに、例えば5人で1万円でこれだけの仕事をしてほしいと。5人が仲よしで、「俺ら一生懸命頑張ったから、これ持ってちょっとみんなして飲みに行かんか」と。そしたら1人2,000円の宴会はなかなかつらいので、そうすると3,000円ぐらいになるので、必ず1,000円ずつぐらいだから1万5,000円ぐらい消費すると、そういうような助平心も鑑みながら計算した経済効果というものを、魚津市内の税金で魚津市に還元するような方策というものをちょっと考えたらいいのかなという思いで質問しております。  こういった事業をひとつ抽出してみてはいかがでしょうか。川岸企画総務部長、お願いします。 226 ◯議長(関口雅治君) 川岸企画総務部長。 227 ◯企画総務部長(川岸勇一君) フルコスト、人件費も含めた公共施設については、そういった形でできるだけ見える化を図っていきたいというふうに市民にお知らせする予定ですが、事業についても、そういった本当のコストがどれだけかかって効果がどれだけかというのは大事な視点だと思いますので、検討していきたいと思います。  もう1点、1万円の例、2,000円で分けたらという例については、単に市がやっていることを安く上げるためにそういった形でやっているわけではないので、地域の皆さんにも、「いや、市でそういうのをしなくても自分らでできるよ」というふうなお互いのそういった話し合いの中で協力体制ができればやるべきかと思うので、市でやっている分を何でも安くというふうな発想は違うかなと思っています。 228 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 229 ◯1番(石崎一成君) 部長、ありがとうございます。  自分もそういうふうに思っていまして、決して安上がりな仕事をさせるとかそういう意味で地域の住民を使うのではなくて、あくまでも気持ちの醸成をしていくためにどういうふうにして潤滑剤をつくるかという1つのアイテムとして、金銭ということも考慮に入れていただければなという思いでおります。  漁火まつりみたいに事業報告書の中に一切出てこない事業でも、集客はそれなりにやっておるところもありますし、そういった部分で、今後ともいろいろ検討されながら、ぜひ皆さんに魚津市民の気持ちの醸成に上手にイベントを活用していただければいいのかなと思います。  この質問はこれで終わらせていただきます。  あとは、すみません、市長、民泊の件なんでございますが、自分の勝手な思いで、市長の答弁でさっきイベント民泊ということで、すぐ言葉が返ってきてしまったので、ちょっとどきっとしたんですが、魚津には四季折々の遊びがありますので、例えば春先であれば、南港区域であれば多い日だと七、八十台ぐらい県外の車がとまってホタルイカを追い求めておる人たちがいるとか、一部事業者っぽい人もおられるんですが、結構な人が来ておられます。  そういった時期に民泊を当て込んでできる計画を立てたり、もちろんのろし祭りの時期であったり、そういう行事、行事にあるものであったり、プラス農泊であったり漁泊であったりという、そういう期間を限定しながら、例えば空き家になっているところとかを有効に、ちょっと風通しをする意味だったり、地域の人に共益として活用してもらいながら民泊事業を展開するというのを実はちょっとしゃべりたくて質問したんですが、そういった考え方というのは魚津市としてありなんでしょうか。 230 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 231 ◯市長(村椿 晃君) 魚津の魅力というのは、まず自然の多様性というか、海と山、それから食にしても、果樹もあり海産物もあり、お米もいい、多様性にあると思います。  ただ、それらの時期は展開する季節が違うので、そういう意味では、そのシーズンに合った宿泊需要というのはあるんだと思います。  基本的に、キャパから言えば、今現在、魚津にあるホテルや温泉施設である程度のキャパがあるわけですけれど、一方で、外国人観光客を含む都市部の方々は非常に多様なニーズがあるものですから、そういう意味の受け皿としては、民泊も含めた受け皿の多様性があったほうが魚津の魅力を生かす上ではいいだろうというふうに思っています。  ただ、これは市で全部整備するわけじゃありませんので、一番大切なのは、先ほど言いましたけれど、地域住民の方々の意欲というか理解というか、これが一番やはり大切なので、我々としては、時代の変化とともに、そういった需要がありますよというようなこと、あるいは制度のメリットをしっかりと周知していくということがまず大事かなというふうには思っています。 232 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 233 ◯1番(石崎一成君) 実際に、もう既に一部のリゾートとかそういうところでは、不動産業者さんとかが委託事業をやったり、又貸しを前提に置いた物件の販売とかそういったこともやっておったりするので、魚津の場合は多分そこまでメリットはないと思うんですが、地域の人たちとかに、例えば高齢者の方のサロンとして活用しながら、そのシーズンだけは民泊に使えるような感じで、そこのリネンとかに高齢者の人とかにもかかわってもらって、ちょっとした副収入になるとか、そういったような見せ方を市のほうでこういうのもあるよというふうに考えていただいたり、それに伴ってなんですが、今の民泊事業、9月の国会が終わってからでないと、どういうふうな受け皿というか窓口になるかというのはわからないんですが、厚生労働省と国土交通省の2つが主な窓口になるというのが現状では見えておりまして、そういったこととかも考えると、いざやろうと思ったときに結構複雑に、仮に魚津だと厚生センターに行って衛生関係の話とか何かそういうのを申請を書いてそれで終わればいいんですが、委託をもし受けるとかとなると、その委託業者との関係とかそういったことで今度は国土交通省の管轄で新川土木へ行ったりとか、いろいろ煩雑になる可能性があるんです。  そういうのをちょっとレクチャーできるような窓口まで要らないんですが、対応部署というのを早目に決められたほうがいいんじゃないかなと思うんですが、その辺、市長、どう思われますか。 234 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 235 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘のとおりの課題があると思います。  先ほどもお答えしましたけれども、せっかくそういったニーズといいますか需要があるので、制度をしっかり生かしていく上では、住民の皆さんなりにしっかりと内容を周知せんならん、それが大切だと思いますね。  ですから市としては、小さい組織ですので、中での縦割りはあまりありませんから、この住宅宿泊事業法の制度について県のほうとしっかり相談しながら、皆さんに理解してもらえるような取り組みをまずやっていきたいなというふうに思っていまして、それを市の中のどこが中心にやるかはまた考えたいと思います。 236 ◯議長(関口雅治君) 1番 石崎一成君。 237 ◯1番(石崎一成君) ありがとうございます。  これで主な質問は全て終わったんですが、先ほどの越川議員の答弁でも市長が言っておられたんですが、やっぱり今の行政の回し方とかそういったものに対して、絶えず市の職員の若手から管理職の皆さんまで、いろいろな考え方とかそういったことはすごい勉強せんならんがやなと。  自分もこの1年半ほど、こういうふうにして議員として質問させていただいたり、いろいろな状況を確認させていただいている中で、他の地域とかそういうものと比べたときに、すごい特化しておるときってあるもんなんですね。  そういったことをいろんな事業とかそういったことで、先ほどのUO!JAZZの後片づけで若手の職員がそういうふうに言っておったというのは、これは多分すごい正常なことだと思うので、その気持ちをうまく潰さんように育ててあげられるような魚津市の働き方というものを、ぜひ市長にはひとつ道をつくっていただいて、そしてここにおられる部課長の皆さんには、ぜひ若手の職員がすごい生き生きと仕事をできるような環境になればいいのかなという思いとお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。 238 ◯議長(関口雅治君) 以上で、通告を受けておりました質問、質疑は終わりました。  ほかに発言はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 239 ◯議長(関口雅治君) ないようですから、質問、質疑を終わります。  (議案の常任委員会付託) 240 ◯議長(関口雅治君) ただいま議題となっております議案第47号から議案第53号までは各常任委員会に、議案第54号及び認定第1号から認定第9号までは決算特別委員会に審査を付託いたします。  なお、報告第5号から報告第8号までは受理といたします。        ───────────────────────── 241 ◯議長(関口雅治君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  なお、明16日から24日までを議案調査等のため休会とし、その間、各常任委員会を開催することとし、25日に本会議を再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 4時46分 散会 魚津市議会...