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  1. 魚津市議会 2016-09-01
    平成28年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2016年09月13日:平成28年9月定例会(第2号) 本文 (全 205 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(関口雅治君) おはようございます。  ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  なお、5番 岡田龍朗君から、会議規則第2条の規定により欠席届が提出され、本日の会議を欠席となります。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────           市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(関口雅治君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  15番 梅原健治君。  〔15番 梅原健治君 登壇〕 3 ◯15番(梅原健治君) 平成28年9月定例会にあたり、自民党議員会を代表して、5点について質問いたします。  質問に入る前に、8月末に到来した台風9、10、11号による暴風雨は、例年と違い北海道と東北地方に連続して上陸し、長時間居座り続けた結果、甚大な被害に見舞われることになりました。  亡くなられた方、被害に遭われた多くの皆様には、心よりお見舞い申し上げます。  現在も水害のまま後片づけもできず避難が続いている被災者の皆様には、早い復旧と一日も早く日常生活が取り戻せますようお祈りいたします。  今年の夏は暑い8月でしたが、4年に一度のオリンピック競技南米ブラジルのリオデジャネイロで初めて開催されました。日本との時差がちょうど12時間あり、一日中オリンピック競技を見ていたような気がいたしました。17日間にわたり熱い戦いが繰り広げられ、特に日本人選手の活躍はすばらしく、メダル獲得数41個と過去最高の成績を残しました。  中でも、富山県出身の柔道の田知本遥選手、レスリングの登坂絵莉選手2人が、日本が獲得した金メダル12個のうち2つを獲得したこととなり、私たち富山県人としても誇らしく、県民に大きな力と勇気と希望を与えてくれました。その活躍に対して、昨日、県民栄誉賞が贈られました。  また、体操、水泳、陸上など日本選手団の活躍はすばらしく、4年間にわたる選手の努力と忍耐には絶大なる拍手を送りたいと思います。  おかげさまで寝不足の日が続いたのも確かでしたが、これに続いて、現在行われておりますパラリンピックの選手の皆さん、特に2人の富山県出身選手の活躍を期待いたしたいと思います。
     そこで、朝、ボッチャの試合が行われておりまして、先ほど聞きましたら、日本の選手団が団体銀メダルだったそうです。(拍手)  魚津市出身の藤井友里子さんが出場しておりまして、本当に私たち魚津市民にとりましても喜ばしいことだと思っております。  また、4年後に開催される東京オリンピックの準備についても怠りなく、選手の皆さんの努力を期待したいものです。  それでは質問に入ります。  まず1点目は、村椿市長の市政運営についてであります。  村椿市長が就任されて4カ月になろうとしており、少し落ちついてきたころかなと思います。  6月定例会にもありましたが、村椿市長の施政方針や公約などを聞きましたが、少し考える時間ができてきたころかと思いますが、今の思いをお聞かせください。  先月、自民党議員会で北海道上川郡東川町を視察してまいりました。北海道の中央に位置していて、人口8,100人の町で、明治時代に富山県や四国・香川県からの開拓者により開墾されたところだそうです。そのころから農業が中心として開かれており、区画整理された水田は碁盤の目状に広がり、緑美しい景色でした。言われるには、富山県の人たちにより今の稲作があり、その思いを受け継いでいるとのことでした。その証拠として、開拓の碑が水田の圃場の中に建てられており、別のところには、「富山神社」と名の入った神社が建立されており、地区ではシンボルとして現在に受け継がれていました。  魚津とはそんな縁で10年前から交流が始まり、蝶六保存会の皆さん方の努力もあって小学生の交流が始まり、東川町の小学生による蝶六保存会から教えられた蝶六踊りが披露されました。魚津の小学生よりもうまいくらい、私たちは感動いたしました。地域のいろんな行事でも踊られているということでした。  今回の視察の中で幾つものすばらしい取り組みを見てきましたが、その一つとして、市の事業、政策を実施するとき、国が持っている自治体支援メニューを幾つも探してきて必要な資金を確保し、政策の実現を図っているとのことでした。そのために国との関係を密にし、国の支援メニューを探す担当者を置いているほどでした。  県庁出身の村椿市長に対して、市民は国や県とのつながりに期待した人もいると思いますが、中央とのパイプづくりの点で、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、市長は公約の中で、新しい観光のまちづくりを挙げておられます。  魚津には、三大奇観をはじめ、祭りや文化、おいしい食べ物と水、そしてすばらしい自然や景色がありますが、いまひとつ観光客に知れ渡っていないような気がします。  これらのPRをさらに工夫し、魚津の知名度をもっと上げるような取り組みをすべきではないかと思いますが、このことについても市長の考えをお聞かせください。  また、スポーツに特化した教育を挙げておられますが、初めに述べたように、リオオリンピック日本人選手の活躍は、若い世代や子どもたちに大きな望みと希望を与えたものと思います。  今、小学校の統合が進もうとしていますが、子どもたちのスポーツする環境が少なくなるのではないかと心配しています。  この際、統合後に空いてくる施設を利用して、種目ごとに特化した練習場所をつくってはどうでしょうか、考えをお聞かせください。  2点目、トランスジャパンアルプスレースについてでございます。  2年に1回開催されます富山湾の魚津浜から、北、中央、南アルプスを踏破し、静岡市大浜海岸までの415kmを制限8日間以内でゴールしなければならない日本で一番きつい過酷な山岳レースであります。2002年に第1回大会が開催され、今年で8回目を迎え、8月7日の午前零時にミラージュランドからスタートしていきました。  このような大会が魚津から始まるということで、2年前の第7回大会から魚津市実行委員会をつくり、商工会議所をはじめ多くの企業や個人が支援に協力しています。  ミラージュランドには、「大空」と刻まれた石碑も建てられており、魚津市のPRのためにも大会を盛り上げていきたいものです。  ミラージュランドでの開会式とレースのスタートには、市民や県外からの選手とその関係者、このレースの実行委員会の人たちで盛り上がっていました。  今年は、あいにく8月6日のじゃんとこい魚津まつりの日が開会式となりましたが、7日の午前零時のスタート時に、選手は魚津浜の海水に触れてからスタートするとのようでしたが、暗い真夜中の海岸は危険であり、何か対策が必要に思われました。  過酷なレースのスタートに対して、気持ちよく出発してもらいたいと思うのですが、ぜひ次回大会には整備をお願いしたいと思います。  2年後のことであり、今この時期にと思うところもあるのですが、考えをお聞かせください。  また、この大会を利用して、魚津市をもっと全国にPRするためにも、市民挙げて応援したいと思いますが、いかがでしょうか。  以前に、魚津市として2020年のオリンピック開催に合わせ、オリンピックの公開競技にするよう文科省へ要望したこともありましたし、4年後の東京オリンピックの開催中にちょうどこの大会が魚津をスタートしていく予定だと思われますが、世界中の人たちへもPRできる絶好の機会だと考えますが、大会に対する対応等をお聞かせください。  3点目として、小学校の規模適正化事業についてであります。  今年の4月には清流小学校が開校し、本江、大町、村木、上野方の統合校も平成30年4月開校に向けて工事も始まりました。  一方、松倉、上中島、住吉の統合校については、国のモデルケースとして木造3階建ての校舎となるため、一年早い取り組みとなっています。  このことについて、校舎はプロポーザル方式で提案を受け、地域の代表者や学校関係者、父兄の皆さんとのワークショップを重ねて、基本設計がつくられていくと聞いていますが、現在どこまで進んでいるか、お聞かせください。  また、校舎の基本設計はほぼ固まったようにも聞いていますが、最終決定は、いつ、どこで決まり、その後の進め方についてもお聞かせください。  また、生徒の安全対策や環境整備についての地域からの要望が出ていますが、通学路や駐車場、グラウンド、その他要望事項について、どう考えているかもお聞かせください。  魚津市として、統合による大改革を進めようとしているのですが、住所によって通学する学校が決められております。もし通学するのにより近い学校があるとすれば、今回は少し柔軟な考え方をしてもよいのではないでしょうか。  統合大規模校で約700人と、それ以外の学校では300人と、生徒数の大きな格差ができることが予想され、それを解消するためにも実施してみてはどうでしょうか、お尋ねします。  4点目、マイナンバー制度について。  今年度から始まったマイナンバー制度は、昨年大騒ぎしていたのですが、今年になり、とんと聞かれなくなりました。  ナンバーの通知が行き届き、制度が順調に運用されているかどうか、お聞きいたします。  この後、年度末までに対応しなければならないことはないのでしょうか。  このことについて、国の補正予算が組まれそうだと聞きましたが、国と市町村で取り組まなければならないことがあるのでしょうか。また、市民が対応すべきことがないのでしょうか。お伺いいたします。  5点目、選挙における投票率向上について。  以前から問題視されていたと思いますが、国政選挙や県知事選挙などでの投票率について、魚津市の投票率は下位のほうでした。7月の参議院議員選挙では、富山市に次ぐ下から2番目となった上、今回から始まった18歳と19歳合わせた投票率は、県下15市町村の中で最低の36%でした。  これらの傾向が続いているわけですが、どう捉えているか、お聞かせください。  また、10月に実施されます県知事選挙でもこの状態が続いては非常にまずいと考えますが、何か対策を考えておられるか、お聞かせください。 4 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 5 ◯市長(村椿 晃君) おはようございます。  答弁に先立ちまして、先ほど梅原議員からもお話がありましたけれども、今朝、ボッチャの団体競技で魚津市出身の藤井選手が団体戦におきまして、銀メダルを獲得されたというニュースに接しまして、本当に喜ばしく、うれしく思います。市民を挙げてお祝いを申し上げたいと思います。  この後、個人戦も行われるということで、引き続き皆さんとともに応援をしてまいりたいというふうに思います。  それでは、ご質問にお答えをしてまいりたいと思います。  まず第1に、市長就任より現在までに一番強く感じたことは何かということについてお答えをいたします。  5月10日に市長就任以来、本当に多くの会合や行事に出席をさせていただきまして、それらの会合などにおきまして、ご参加をいただきました各界各層の方々のご意見やご要望をたくさんお伺いいたしました。その場でいろんな話をお伺いし、この魚津市に大変多くの課題があるなということを改めて認識をした次第でございます。  今後も、さらに広く市民の皆様のご意見を伺ってまいりたいと考えております。  その上で、皆様からお伺いをしたこれらのいろいろなご意見を参考にしながら、私が訴えております公約の実現ですとか諸課題を解決するための施策を、市議会はもとより、市民、企業の皆様と協力しながら実施をしてまいりたいというふうに考えております。  次に、2点目、国や県への働きかけについての考えを聞かせよというご質問についてお答えをいたします。  議員ご指摘のとおり、市の事業を実施するにあたりましては、市単独で行えることにも限りがございます。国や県と積極的に連携協力をしていくことは必要不可欠であると認識をしております。  現在、国と地方が総力を挙げて、少子高齢化、人口減少などに対応するための事業に取り組んでいるところでございます。その取り組みを進め、魚津市の活性化につなげるためにも、国等との協力関係を強めることが非常に重要であるというふうに考えております。  国への働きかけにつきましては、富山県の首都圏本部の活用はもとより、県出身の方や県庁に在職されていた方々など、県にゆかりのある省庁の方々をきっかけに、各省庁の担当部局との連携を密接にとりまして、市の施策の展開に役立ててまいりたいと考えております。  また、国の支援メニューに限らず、これまで培ってまいりました人脈を活用することで、県外で活躍する魚津市出身の民間企業の方々などからも情報やアイデアをいただきながら、本市の活性化やまちづくりに役立ててまいりたいと、このように考えているところでございます。  次に、市政運営のうち、観光のまちづくりについてお答えをしたいと思います。  議員ご指摘のとおり、本市の観光を語る上では、蜃気楼、ホタルイカ群遊海面や埋没林の三大奇観は欠かすことができない資源ということになります。さらには、ユネスコの無形文化遺産への登録が期待されます勇壮な「たてもん」や情緒豊かな「蝶六踊り」などの伝統文化、戦国の城跡、神社仏閣などの歴史的・文化的施設もございます。  また、魚津の水循環から生まれる豊かな農林水産資源など多くの地域資源があるわけでございますが、その活用や知名度の向上が大切ということになります。  その上で、現在は海外からの観光客の受け入れの対応ということも急務となっておるところでございます。  これら多くの地域資源があるわけでございますが、これを観光資源として魅力を向上させるということを行う一方で、PRを強化していくことが観光のまちづくりにとりましても、極めて重要なことであると認識をしております。  現在、従来からの雑誌やテレビなどのメディア等を通じてのPRをはじめ、市や観光協会のホームページ、そして、フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスも活用しながらPRに努めているところでございます。  PRの推進につきましては、今年度で計画最終年度を迎える現在の魚津市観光振興計画の改訂版となります第2次観光振興計画の中でも基本施策の一つと位置づけ、策定作業を進めてまいりたいと考えております。  今後も、引き続き国内外に本市の知名度を上げるためのPR活動を積極的に展開いたしますとともに、さらなる誘客に努めるなど、今後一層、観光振興によるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。  次に、スポーツに特化した教育のための環境づくりについてお答えをいたします。  スポーツにつきましては、技術や記録の向上を目指し、他の競技者と競い、交流しながら人間力を高めていくという面がございます。子どもたちの人間形成に重要な役割を果たす力を持っておるというふうに考えております。  このようなスポーツの特性を生かすために、子どものころからスポーツを楽しめ、気軽にスポーツに触れ合える環境づくりが重要であると考えております。  そのためには、市体育協会総合型スポーツクラブスポーツ少年団、各競技団体などと協力しながら、子どもたちを対象としたさまざまな種類のスポーツ教室や大会などの充実を引き続き図っていく必要がございます。  また、今後、学校の統廃合を進める中で、学校から地区の拠点施設として生まれ変わる体育施設等も活用し、子どもたちだけでなく、子どもから高齢者までの幅広い年齢層の方々がスポーツを通じてお互いに交流できる環境づくりを推進していく必要もあると考えております。  地区の体育施設等の利活用につきましては、こうした点を踏まえ、各地区の地域振興会体育振興会などをはじめ、さまざまな団体と協議をしながら、子どもたちスポーツ環境がより充実したものとなるよう検討を進めてまいりたいと考えております。  次に、トランスジャパンアルプスレースのPRについてのご質問にお答えをいたします。  ご紹介がありましたとおり、トランスジャパンアルプスレースは2002年から2年に一度開催され、今年は第8回の大会が開催されました。  このレースは午前零時にスタートいたしますが、スタート地点である早月川河口の海岸には、選手の家族や関係者、市民の方々など、本当に多くの方々が応援においでいただきました。  前回2014年のスタート時は、懐中電灯の明かりのみで、特に照明がない中で選手の皆さんがスタートされましたが、今回の大会では、海岸の入り口に投光器を設置いたしましたが、まだ十分な明るさがあったとは言えず、足元が悪い状況であることは間違いございません。  どのような対策が必要か、まず、大会実行委員会や関係者の皆様と検討をした上で、スタート地点の海岸の整備が必要であれば、海岸を管理している県などとも協議をしてまいりたいと考えております。  次に、魚津市をPRする絶好の機会として応援すべきではないかというご質問についてお答えをいたします。  魚津市では、2014年のこの大会に合わせて魚津市実行委員会を結成し、大会のPRをはじめ、開会式の運営や休憩所の提供などを行い、選手の皆さんを支援するとともに、魚津市のPRにも努めてまいりました。  このトランスジャパンアルプスレースは、回を重ねるごとに注目度が増しておりまして、今後の大会におきましても、全国から選手やその家族の皆様方が魚津市を訪れられるものと思われます。  4年後の東京オリンピックの開催に合わせ、この大会を、そしてスタート地点である魚津市をいかにPRできるかを、大会実行委員会や関係者の皆様としっかりと協議をしていきたいと考えております。  あわせまして、大会に対する市民の機運の盛り上がりをどのように高めていくかということも同時に考えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 7 ◯教育長(畠山敏一君) 小学校規模適正化事業についてお答えします。  住吉、上中島、松倉統合小学校については、平成31年4月の開校を予定しており、校舎については、現在の住吉小学校敷地に新築する計画であります。  校舎新築については、議員も言われたとおり、文部科学省のモデル事業である木の学校づくり先導事業の委託を受け、事業を実施することとしたところです。  昨年度には、学識経験者、学校教職員、地域及び保護者の代表者の方にご参加をいただき、ワークショップ形式で話し合いを行い、この3月に、校舎の配置やコンセプトなどの基本計画を策定しました。  今年度は、学校現場の教職員の意見を十分反映するためのワークショップをこれまで4回開催し、各教室の配置や広さ、動線等を協議し、基本設計が大枠で固まったところであります。  9月9日には、もくもくホールにて3地区合同の基本設計概要説明会を開催し、地域の皆さんからもいろいろとご意見をいただいたところです。  基本設計につきましては、今後、詳細な設計を進める上での基本となるものであり、地区説明会のときにいただいた地域の皆さんのご意見を参考にしながら決定をしていきたいと考えています。  また、この後、学校現場の先生方のワークショップも引き続き行いながら詳細な設計を進め、来年の2月には実施設計を終えたいと考えています。  その後、来年の6月下旬に校舎建設の国の負担金の認定を受け、入札を行い、7月には建設に着手する計画となっております。  次に、地域からの要望でありますけれども、特に通学路の安全対策や十分な駐車場の確保、その他の要望をいただいているところです。  駐車場の整備につきましては、限られた用地での対応であり、現在の計画では、地域の皆さんのご要望には十分でないことは認識しております。  住吉統合小学校周辺農地については、平成24年度完了した吉野・川縁かんがい排水事業により、完了から8年間は農地転用ができない状況であり、開校に合わせての駐車場整備については難しい状況となっております。  そこで、現在、周辺道路の拡幅を予定しており、行事の際には片側駐車できるように計画を進めているところです。  また、将来的な駐車場の確保やグラウンドの拡張については、他の統合校でも同様の要望が出ており、今後十分に検討しながら整備に努めていきたいと考えています。
     通学路の安全対策については、今年度設置した魚津市通学路安全推進会議において、点検、検討を行い、道路管理者にも協力をお願いしていきたいと考えております。  次に、柔軟な学区制の考え方導入に関する質問にお答えをいたします。  魚津市教育委員会では、規則で小中学校の通学区域を定めており、基本的に小学校の通学区域は行政区と一致しています。  今年4月に統合された清流小学校の通学区域は、片貝地区、吉島地区、天神地区及び西布施地区となっています。  児童生徒は、原則、教育委員会が指定した学校に就学することになっておりますが、魚津市教育委員会では、指定校とは別の学校へ就学を希望する場合の許可基準を定めており、保護者からの申し出により、審査の上、要件を満たせば、指定した学校以外への就学も認めております。  議員が先に例を挙げられましたが、通学区域の弾力的な配慮として、通学区域の境界線から概ね100m以内の区域に住んでいる場合は、隣接する小学校への就学も許可しているところです。  学校については、地域とのかかわりも強いことから、これまでどおり、行政区と通学区域を一致させることを基本に考えております。  以上です。 8 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。  〔副市長 四十万隆一君 登壇〕 9 ◯副市長(四十万隆一君) マイナンバーの通知状況についてお答えいたします。  マイナンバーの通知につきましては、平成27年10月5日時点の住民票をもとに、番号の記載されました通知カードを世帯主宛ての簡易書留で世帯ごとに通知しております。  11月下旬に1万6,722通送付したところでございまして、郵便局での保管期間経過等の理由で1,139通が市役所に返送されてまいりました。そのうち886通は、再度の連絡により市民課窓口での交付などを行いまして通知することができました。また、残る253通につきましても、住民票の調査を行った結果、98通は転出、死亡等で受取人がいない状態であることが判明いたしました。通知率は99%となっております。  次に、マイナンバー制度の国、市の課題と今後の進展についてお答えいたします。  本年1月から利用が開始されましたマイナンバー制度につきましては、その後も制度の安全を確保した上での利便性の向上に向けてさまざまな制度の改正が行われております。  その中でも、本年5月の閣議決定などでは、将来的にマイナンバーカードを健康保険証とするといった医療の分野におけるマイナンバーの利用の拡充をはじめといたしまして、マイナンバーの利用の拡大による国民の利便性の向上について進めていくとされております。  このような状況の中、本市におきましては、まずはマイナンバーを使用することが定められております事務につきまして、適切な収集、利用、保管に努めてまいりたいと考えております。  また、マイナンバー制度の適正な運用にあたりましては、マイナンバーを適切に管理することが重要でございます。漏えいなどといった事態が生じないよう、適正な情報保護について、引き続き推進していきたいと考えております。  マイナンバーの利用開始以降、社会保障を中心とした各種手続において、市民の皆様方にもマイナンバーを記載していただく機会も多くなってきております。  市民の皆様におかれましても、マイナンバーの適切な管理と利用について、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。 10 ◯議長(関口雅治君) 武田選挙管理委員会事務局長。  〔選挙管理委員会事務局長 武田 寛君 登壇〕 11 ◯選挙管理委員会事務局長(武田 寛君) 選挙における投票率に関するご質問についてお答えいたします。  本年の参議院議員選挙の投票率は、男性53.73%、女性52.07%、合計で52.87%となりました。前回、平成25年の参議院議員選挙の投票率が合計で47.37%でしたので、前回より5.5ポイント投票率は向上いたしました。  原因といたしまして、選挙権年齢が18歳以上に拡大されてから初めての選挙であったことから、国による積極的な周知啓発活動が行われたこと、また、各報道機関による積極的な報道があったことにより、有権者の選挙への関心が高まったことが想像されます。  魚津市選挙管理委員会といたしましても、投票率の向上に向けて、4月の市議会議員選挙、市長選挙に引き続き、有権者の皆様の利便性向上を目指して、期日前投票所を増設するとともに、啓発活動を実施してまいりました。  期日前投票所は、今回もアピタ魚津店さんにご協力いただきまして、7月2日、3日の2日間、店内に臨時期日前投票所を設置し、1,000人を超える方々がアピタ魚津店さんで投票されました。  啓発では、今回初めて魚津工業高校の生徒の皆さんにご協力をいただきまして、4種類の啓発コマーシャルを作成いたしました。このコマーシャルは、ケーブルテレビのほか、インターネットの動画共有サービスYouTubeでも動画として、また、動画広告としても配信いたしました。  これらの活動により、今まで以上に多くの市民の皆様に、選挙について働きかけることができたのではないかと考えております。  しかし、一方で、議員ご指摘のとおり、課題として、魚津市の投票率は県内で低いほうから2番目であり、まだまだ改善すべき状況にあるというふうに認識しております。  投票率向上対策といたしまして、投票における有権者の利便性向上、啓発活動の充実を基本に対策を進めてまいりたいと思っております。  まず、投票の際の利便性向上につきましては、従来から実施しております投票日における投票所への無料巡回送迎バスは、利用者の皆様のご意見も踏まえまして、ルートやダイヤの見直しを行いながら、引き続き実施してまいります。  また、アピタ魚津店さんでの期日前投票所につきましても、アピタ魚津店さんにご協力いただき、引き続き設置できるよう進めてまいりたいと考えております。  次に、啓発活動の充実については、従来から実施しております市広報や広報車などを使用した啓発のほか、本年の市議会議員選挙、市長選、参議院議員選挙でも行いましたケーブルテレビやインターネットを利用した啓発にも力を入れ、従来、関心の低かった方々へのアプローチを図ってまいります。  また、昨年度から、富山県選挙管理委員会による高校での出前授業の実施を踏まえ、18歳の新有権者を中心に、若い世代の政治への関心を高めるための啓発方法について、引き続き研究を進めてまいりたいと考えております。  今後とも、投票の際の有権者の利便性向上、啓発活動の充実を推進し、投票率の向上に努めてまいります。  以上です。 12 ◯議長(関口雅治君) 15番 梅原健治君。 13 ◯15番(梅原健治君) それでは再質問させていただきます。  まず市長に、今回、市長となられたわけでして、こういう機会に変化を求めるといいますか、役所、そしてまた私たち議会、市民も、こういう機会を捉えて何かやっていかんならんがよ。みんな、頑張らんかよというようなムードづくりがえらい大事だと思います。  特に市の中身においても、そういう雰囲気がほしいわけでして、そういうところに市長のリーダーシップをお願いしたいなと思いますが、このことについて、ひとつお願いします。 14 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 15 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘のとおりだと思います。そのために3つの挑戦ということで選挙戦を戦いまして、頑張ってきたわけでございますので、ぜひそういったものの具体化に向けて、それのみならずですけれども、まずは、おっしゃるように、新しいことに取り組んでいく、そういったムードづくり、機運づくりを市の中からしっかり上げて、リーダーシップをとっていきたいというふうに思っております。 16 ◯議長(関口雅治君) 15番 梅原健治君。 17 ◯15番(梅原健治君) 先ほどもちらっと視察の関係で言ったんですが、北海道の東川町という旭川の隣の町なんですよ。先ほども言いましたように、8,100人しかいない小さな町ですが、北海道の中で3つの自治体の人口が増えているそうです。その中の一つがここなんですよね。田んぼの真ん中なんですよ。でかい企業もないし、何もないところなんですが、先ほど言いましたように、すばらしい自然とか水、何でもあるがです。魚津とよく似ているんで、山があり、川があり。でも、ないのが3つあるそうなんですよ。  鉄道、国道、もう1つ、上水道がないがです。上水道がないということは、大雪山の朝日岳というでかい山があるんだけど、魚津でいうと立山ですね、そこから出てくる水がすごく豊富に流れているんですよ。そういうすばらしい自然、田んぼも碁盤の目のようなきれいな町なんですが、いろんな仕事をするにも、先ほどちらっと言いましたが、1つとして、後ほど学校の関係にもかかわってくるような気もしますが、小学校が現在4つあって、その1つが統合されて350人ほどの学校があるんですよ。あと3つ学校があって、3つで100人ほど、全体で450人ほど。小学校へ入るとき、350人の小学校なんですが、入るときは大体60人前後なんですが、6年生の卒業時ぐらいになると、大体80人前後になるそうです。何かといいますと、移住者があるわけです。  先ほど、自然の環境もいいし、学校とか子育ての環境がどえらいすごいがです。今、統合して建てられた学校が、学校と地域センターが一緒に続いているんですが、平屋建てで、端から端まで170mで40億円。その周りにグラウンド、野球場、サッカー場、多目的広場。何のせ地面が安いから桁違いなんですよ。年間予算八十何億。どうしておるがかなと思って、「どうして銭を用意したけ? 何かいい方法あるがけ」と言ったら、「それは教えられません」ということでした。  何をしてでもすばらしい環境であると。魚津とよく似ておるわけです。だから、先ほど道がないとか何やら言いましたが、もう1つ、役所の中では、予算がない、前例がない、ほかのどこもやっておらんからないという「ない」はないがにせんかということだそうです。  そういうことで、役所も全てが統一されているというか、コミュニケーションがうまくいっていると、何かそういう雰囲気の町でした。  魚津も景色がいいし、何でもいいし、同じような感じもするわけですが、そこら辺で、市長として、何か感じることがあったら一言お願いします。 18 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 19 ◯市長(村椿 晃君) 今のお話を聞いて感じるのは、結局、その地域に何が不足かとかそういう問題ではなくて、その地域のあるものというか、現状といいますか、そういう魅力をしっかり生かしながら、どうやって地域の活性化、発展に、市や地域住民も挙げて主体的に取り組んでいくのかと、その方向性が大事なんだというふうに感じました。  そういう意味で、しっかり目標を掲げて、それを示して、みんなでそれに向かって取り組んでいくと、そういうことが一番大切だというふうに感じました。 20 ◯議長(関口雅治君) 15番 梅原健治君。 21 ◯15番(梅原健治君) 先ほどちらっと言いましたが、学校の教育環境といいますか、すばらしいです。雪もスキー場もありますから、外国からスキーのプロを呼んだり、サッカーの選手とか、すごく環境がいいんですね。  そのほかに、子育てについても、さっきの小学校並みで、すばらしい建物と、幼保一元化。国の制度が出る前に、取り組み始められたと思います。だから、国ではトップバッターぐらいの幼保一元化の環境で進められておりますし、町立の日本語学校というのを初めてつくられて、国際交流とか、いろんな面でPRも含めて、外国人を日本語学校へ入れると。現在も、統合した小学校の跡地をそういう方々の宿舎にするための工事も進んでおりましたし、何のせ外国の人も全て入れて、国際化の交流を深めたいと。  たまたまそこに、魚津の中央通り出身の女性がおられて、英国の人と結婚されて、東川町に住んで、もう10年ほどですか、その方とも会ってきましたが、大企業もないがに、何でここがいいがかと言ったら、やっぱり自然とか全てがいいし、役所の政策も、住宅やらいろんな面で行き届いていると。だから、隣の旭川市なんか15分ほどで行けるんですが、そこからも当然、先ほど言いましたように、若い人たちが移住してくるということで、人口が増えているということだそうです。  今、国でも地方創生とかということでいろいろあるんですが、魚津もそういうことからして、最初に言いましたように、国との関係やら、魚津市としてどうやっていくかというところは非常に参考になったと私たちは思ったんですが、今の地方創生絡みで、それこそ、あいの風とやま鉄道魚津駅周辺の整備とかいろいろあるわけですが、市長、何か考えがあればお聞かせください。 22 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 23 ◯市長(村椿 晃君) 私は、魚津市も、暮らす上では本当にいい場所だと思っております。  今、先生のお話を伺う中で、東川町さんの取り組みというのは、人に住んでもらうための施策にしっかり、ある意味集中してといいますか、特化をして、そのために一体何をすればいいかということをしっかりと考えながら、ある場合は国に先導しながら知恵を絞っておると、そういう自治体なんだろうということもよくわかりました。  魚津市におきましても、まずは、ここを選んで住んでいただけるというふうな環境づくり、そういうものをしっかり進めていく。そういう意味では、東川町の取り組みは大変参考になると思いましたので、しっかりとそういう点を踏まえて考えてまいりたいと思います。 24 ◯議長(関口雅治君) 15番 梅原健治君。 25 ◯15番(梅原健治君) もう1つ、どうしても言いたかったんですが、東川町という前に、「写真の町」東川町と、冠がついておるがです。  写真甲子園という取り組みがありまして、31年たっているんですが、高校生による写真の甲子園ということで、マドンナの甲子園と一緒なんですよ。魚津は30年、向こうは31年目なんですが、写真のコンクールみたいのに取り組んでいて、ブロックごとに代表の高校が出てきて、旭川に6泊7日、民泊したり、住んでもらって、写真をいろいろ撮って、展示会をすると。  写真を撮るということは、景色は当然すばらしいし、人も撮るし、町の生活、そういうものも撮るそうでございまして、何をしても町がきれいなんですよ。被写体として、それこそ高校生が100人ぐらい入ってきて、どこでも撮っていくから、町をきれいにするということが市民に行き渡っておって、町民にも企業にも全てそういう意識があって、全部で町をよくせんならんなということがふつふつと感じられるんですね。  魚津も多分そういう場所でございますので、ぜひそういうのを見習って、マドンナの甲子園もあります。  実を言うと、この写真の甲子園も、今年、映画をつくっているそうで、間もなく映画ができるということでした。また見てみたいなと思いますが、時間が大変進んでおりますので、次に、2番目のトランスジャパンアルプスレースについては2年後の話なんですが、実を言うと、先ほども言いましたように、魚津の浜の海水をさわって、静岡の大浜海岸の海水をさわってゴールだと。  魚津の浜、見てこられたかどうかわからんがですが、大浜海岸というのは、林から海岸の水際まで100mぐらい砂浜なんですよ。最後、ゴールする人は、70m、80mぐらいのところに人がだーっと並んでおって、そこにゴール、そして海水、そういうところをずっと走っていくがですね。  魚津の開会式、選手は昼間の4時に集合なんですよ。選手が見に来て、どこスタートよと、多分、場所を見に行くと思うんですね。私も写真を撮ってきたりして、今持っておるがですが、あそこでちゃ、ちょっと厳しいがやちゃね。ましてや夜になると、どえらい危ないがです。  だから、2年後のことなんだけど、せめてブルでざーっとして、砂利でも敷いて、海岸際まで行けるような、今したら波で壊れますから、近々になったら、そういうことぐらいしてあげたほうがいいがじゃないかなと。  今年、29人走って、1人だけが富山県なんですよね。あと28人が県外から来る。ましてや関係者が来る。静岡市の商工会議所の会頭も来ておられる。そういうことで、日中、あの浜を見られてがっかりされるんじゃないかなと。夜、ミラージュランドの公園を見ておれば、えらいきれいなんやけどということで、ぜひ次回までには整備をお願いしたいなと、すべきかなと思います。  それから、学校の関係なんですが、経過やそういうことについてはよくわかるんですが、私ももともと合併に向けて、学校周辺の市道の拡幅等々改良については、地区要望なり、自民党議員会なり、そういうところで早いうちにしないと間に合わんがじゃないかという要望はずっとしとったんですが、先ほど、広げるような形で言っておられます。説明会でも聞いておったんですが、今、学校の東側に市道があるんですが、あそこも広げる形だという回答を今いただいたんですが、あの横に深い排水路のあれがありますね。あれを埋め立てるというか、トンネルにして上を埋め立てて道路にすれば、駐車場にも早変わりするし、工事は高くつくかもしれませんけど、土地を買うよりもいいだろうと。  小学校の前の住吉倶楽部という私たちの部落の公民館があるんですが、あそこの道路の横にも深い溝を埋め立てて、今、駐車場になっておるがですね。ああいう形にすればいいがじゃないかなと思うんですが、あそこをただ広げたり何やらすると、子どもが通ったり、車が通ったりすると、深いし危ないし、やっぱり埋め立てて道路にして、駐車場もできるというような形にしたほうがいいがじゃないかなと思うがですが、そこだけ一言。 26 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 27 ◯教育長(畠山敏一君) 今ご指摘の点は、駐車場の確保という観点と、道路の整備ということも含めてだと思いますけれども、これは本当に我々も頭を悩ませているところでして、できるだけ満足できるようなものを整備していきたいというふうには思いつつ、そして、それに向けてどういう方法があるか、これからいろいろ検討しながら努力していきたいというふうに思っております。  ただ、この辺につきましては、教育委員会としましても、また建設課等とも相談をしながら、どういう方法が一番効率的であり、よいのかというようなことについて、また今後、検討はさせていただきたいと思います。 28 ◯議長(関口雅治君) 15番 梅原健治君。 29 ◯15番(梅原健治君) 道路と駐車場を含めてなんですが、統合したとき、学校の先生がどれぐらいになって、駐車スペースが30台やらとちらっと聞いたんですけど、先生は30人以上おられるんじゃないかなと、ふと思ったんですが、職員だけの駐車場でも足りんがになるがじゃないかなという気がいたします。  そういう意味からも、道路を利用した、先ほどあったんですが、そういう場所をつくったほうがいいがじゃないかと思います。  それと、通学区域、私は、この際、柔軟な考え方をして、4校になってしまえば終わりなんですが、今やらないとできないような気がしたもんですから言ったんですが、100mやら200mやらと言わんと、もう少し柔軟な感じで進めていただきたいものだなということを要望しておきます。  最後に、選挙の関係です。投票率の関係です。  魚津は、実を言うと、ずっと下から3番目ぐらいだったんですよね。最近、2番目の人がえらい頑張って上がっていったんですよ。どこかわかると思いますが。  先ほど言ったように、高校生というか18歳以上の人が投票できるようになったんですが、逆に魚津の投票率の足を引っ張っておる形なんやちゃね。県知事選挙もあるんですが、当然、これは役所だけの話じゃないんですよ。議員も市民も、みんなで投票に行かんかというムードをつくらんならんがで、そういう醸成をお願いしたいということで一言、30秒。 30 ◯議長(関口雅治君) 武田選挙管理委員会事務局長。 31 ◯選挙管理委員会事務局長(武田 寛君) ぜひ投票率が向上するように、若い人たちも含めて、私らは頑張っていきますので、議員の皆さんも一緒に頑張っていきましょう。 32 ◯15番(梅原健治君) 終わります。 33 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。  〔8番 浜田泰友君 登壇〕 34 ◯8番(浜田泰友君) おはようございます。  質問に入る前に、一言申し上げます。  本年、県内の議会におきましては、政務活動費の不正請求が次々と明らかになり、議員辞職が相次ぐなど異常な事態に陥っております。  私たち魚津市議会では、そのようなことはないと信じておりますが、議会人として襟を正す必要を感じます。  市民の皆様の不信感を拭うため、一層の努力を求められていることを自覚し、質問に入らせていただきます。  それでは、平成28年9月定例会にあたり、会派しおかぜを代表し、4点の質問をさせていただきます。  質問の1点目は、地域の拠点づくりについてです。  今さら言うまでもないことですが、公共施設の維持管理や更新のための経費は、人口減少社会において、より重く将来の世代へと引き継がれていきます。各地域に分散している公共施設、公共サービスの見直しは必然であり、魚津市におきましても、まずは小学校の統廃合という形で進められています。  人口減少と高齢化に悩む地域では、今後ますます定住環境の不安を増すことになります。政府の方針としては、集落地域において、小さな拠点づくりの推進が図られています。小さな拠点に必要なサービスを集約させ、地域活動を再生させようとする取り組みです。  公共施設の総量抑制と地域の活性化を両立させるためには、地域のニーズを踏まえた上で、何が必要で何が不必要かを速やかに判断していかなくてはなりません。
     さて、魚津市公共施設再編方針には、「小学校跡地に各地域の主要施設機能を集約し、地域の拠点施設化を図る」とあります。地域にあるどのような施設を集約し、地域の拠点とするのでしょうか。集約した上で、コンパクト化することについてはどのように考えておられますか、お聞かせください。  また、統合小学校が立地する地域についてはどのように考えていますか。統合小学校が立地する地域においても施設の集約化は必要と考えます。見解をお聞かせください。  質問の2点目は、公共施設再編についてです。  公共施設再編方針については、既に個別の施設について計画の修正が示されています。例を挙げれば、総合体育館とプールについては、計画の平成30年度から3、4年は遅れることになると議会答弁がありました。金山谷郷土文化保存伝習館をはじめとする地域施設の譲渡についても、30年度の実施は困難な見通しです。  公共施設がどのように再編されていくのかは、市民の関心が高い事柄であるにもかかわらず、情報開示は十分ではありません。計画の修正が確実であれば、改めて公共施設再編を実施するためのロードマップを示すべきではないでしょうか。見解をお聞かせください。  次は、財政状況の把握についてです。  公共施設再編を進めるにあたり、平成35年度までの投資的経費の推移はどのように予測していますか。また、平成35年度での財政状況について、健全化判断比率をどのように予測していますか、お聞かせください。  次に、民間活用についてです。  公民連携の進め方について、民間事業者から公共資産を有効活用するための提案を募る民間提案制度の導入にはどのように考えておられますか。また、事業検討の段階から民間事業者との対話を通じて、よりすぐれた事業提案を促す対話型市場調査手法の導入にはどのように考えておられますか、お聞かせください。  質問の3点目は、(仮称)在宅支援・健康プラザについてです。  6月定例会において、市長は、(仮称)在宅支援・健康プラザについて、自らの公約に含むと述べられました。  市長、市議会改選前の本年2月の民生委員会において、基本計画の概要が示されています。その際、委員からは厳しい意見が寄せられたことを記憶しています。  (仮称)在宅支援・健康プラザについては、改めて市長の思いを込めた基本計画案を示すべきではないでしょうか。見解をお聞かせください。  質問の4点目は、魚津総合公園についてです。  魚津総合公園にある魚津水族館のペンギン舎前の噴水は、数年前から壊れて稼動しておりません。何度か議会でも質問させていただきましたが、来年度に撤去されると聞いております。  そこで、魚津水族館は魚津市最大の誘客施設であり、県内唯一の水族館であります。この場所をどのように利活用するかは、魚津市の観光誘客施策の試金石となるやもしれません。  そこで質問いたします。  魚津水族館前の壊れた噴水の撤去と広場の整備について、どのように計画されていますか、お聞かせください。  以上です。 35 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 36 ◯市長(村椿 晃君) 浜田議員のご質問にお答えをします。  まず、地域の拠点化についてのご質問でございますが、魚津市公共施設再編方針による小学校が廃校になった地域の拠点化についてでございます。  これまで、小学校は地域のシンボルでありましたことから、今後は、地域の活性化や交流の中心になる施設として地域のコミュニティーを推進していく施設と位置づけ、地区公民館の移設を原則とし、そのほかに、地域防災力の向上を図るための災害用備蓄品倉庫ですとか、あるいは放課後児童クラブの教室などの集約を基本として考えているところでございます。  また、公民館等の既存施設等につきましては、公共施設の総量抑制の観点から、用途廃止を行い、できるだけ民間への売却なども進めていければというふうに考えております。  次に、統合小学校が立地する地域の拠点のご質問がございましたけれども、この点につきまして、既存の地区公民館を有効活用しながら、更新する時期をしっかりと見極めてまいりたいと考えております。  次に、公共施設の再編方針についてのご質問でございますけれども、公共施設の再編方針につきましては、お話にありましたとおり、再編の実施時期を、短期、中期、長期と大まかなめどといたしまして、目標年度をそれぞれ平成30年度、35年度、47年度と定めておるところでございます。  この方針に基づきまして、それぞれの施設において、個々の実情に応じながら、実現に向けて関係方面と協議をして進めているところでございます。  実際に協議を進めていく中で、実施が目標年度に間に合わなかったりする場合がございますが、基本的な大きな再編の方向性は変わりがございませんので、個々の事情による全体計画の修正は行わないこととしております。  ただし、再編方針では、公表後10年あるいは必要に応じて10年以内での見直しを実施していくこととしております。社会情勢の変化や策定時の方向性から大きく乖離するような事態が予測される場合には、市民の皆様のご理解をいただきながら修正を行うなど、柔軟に対応してまいりたいと考えております。その上で、着実に公共施設の再編を進めてまいりたいと考えているところでございます。  なお、ご指摘のありました情報開示という点につきましても、適切に行ってまいりたいと考えております。  次に、公共施設再編のご質問のうちの投資的経費の推移についてお答えをいたします。  公共施設再編方針に基づく小学校の統廃合の推進によりまして、投資的経費は、平成29年度及び平成30年度にそれぞれおよそ40億円とピークを迎え、平成31年度以降も福祉施設やスポーツ施設の再編に向け、魚津市総合計画実施計画策定にあわせ、当該事業を予算化していく必要がございます。  平成35年度までの庁舎の新築も視野に入れますと、平成31年度以降の投資的経費については、30億円台の規模になるものと予測をしております。  次に、財政健全化判断指標についてのご質問にお答えいたします。  平成27年度の実質公債費比率及び将来負担比率は、実質公債費比率でございますが13.5%で、前年度比1.1ポイント改善をしたところでございます。また、将来負担比率でございますが105.4%ということで、前年度比18.2ポイント改善をしておるところでございまして、いずれも健全であるとされる数値であり、かつ前年度から改善をしている状況にございます。  今後は、臨時財政対策債を除きます市債の新規借り入れを極力抑制することによりまして、実質公債費比率15%以内でございますけれども、また、将来負担比率120%以内でございますが、この上昇をできるだけ抑制するように努めてまいりたいと考えております。  続きまして、民間提案制度及び対話型市場調査手法についてのご質問にお答えをいたします。  議員からご紹介のございました民間提案制度の導入と対話型市場調査手法の導入についてでございますけれども、これらはいずれも、主に公共施設に関する事業の計画の段階から関与を希望する民間事業者の提案を求めまして、または意見をお聞きしまして、より効率的で効果の高い施設の建設及び運営を目指す方法であるというふうに理解をしております。  施設整備にあたり、計画策定時からさまざまな方々からご意見をお聞きすることは大切であると思っております。市民の皆様のニーズが多様化しており、これらの手法を用いて民間事業者の創意工夫を活用させていただきながら、効率的かつ効果的に事業を進めていくことが極めて重要であるというふうに思っております。  一方、これらの手法を運用していくためには、幾つか条件なり課題がございますが、あらかじめ事業に関する情報の周知を図りまして、事業者に対する一定のインセンティブ、メリットを付与することによりまして、積極的な提案等を求めることができますよう、市が全体として民間との連携を推し進めていく体制を整備する必要があると考えます。  そのため、先行自治体の事例も幾つもあるわけでございますけれども、こういった事例の研究を進めまして、魚津市におきまして、どのような事業において、ご紹介のあった提案制度をどのように導入できるのか、これらを検討してまいりたいと考えております。  次に、(仮称)在宅支援・健康プラザに関するご質問についてお答えをいたします。  この施設につきましては、その主な機能を、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供できる地域包括ケアシステムの構築の推進、そして、妊娠から出産、子育て期にわたる切れ目のない相談支援、さらに、生涯を通じた健康づくりを充実させるための施設という機能を持たせるということで、これまで議会や関係方面に説明をしてまいったところでございます。  一方、公約の一つに掲げました「子育て都市うおづ」への挑戦としまして、産婦人科クリニックの開設につきまして、現在、関係者と検討を進めているわけでございますけれども、この点につきましても、具体的な道筋をできるだけ早くお示しをしていきたいと考えております。  この2つの計画、いずれも大切な計画でございますけれども、さまざまな状況を踏まえまして、(仮称)在宅支援・健康プラザの基本計画と産婦人科クリニックとの関係、どのような形で連携ができるのかできないのか、この点も含めて幅広く検討をしていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 37 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。  〔産業建設部長 宮崎信一君 登壇〕 38 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 魚津水族館前の噴水広場の整備についてのご質問にお答えいたします。  水族館前の噴水は、現在の水族館がオープンしたときからの施設であり、現在は稼動しておらず、30年以上が経過し、老朽化が著しく、外見上も、総合公園、水族館のイメージダウンになりかねない状況であります。  今後の改修費用や維持管理費なども総合的に勘案し、撤去する予定であります。  撤去跡地の整備につきましては、水族館、総合公園の指定管理者である魚津市施設管理公社と協議を重ねているところであります。  一例としては、円形の跡地を活用して、カラーブロックなどを使ったイラスト画、落書き広場や健康遊具の設置などのアイデアも出ております。  今後は、外部からのアイデアを募ることも検討して、来年度中の整備に向けて準備を進めていきたいと考えているところであります。  この噴水広場は、議員ご指摘のとおり、総合公園、水族館を訪れる方々の動線上にあるエントランス広場として重要な場所でありますので、お客様をお迎えする場としてふさわしい広場となるよう努めていきたいと考えているところであります。  以上であります。 39 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 40 ◯8番(浜田泰友君) これから再質問に入っていきたいと思っています。  まず、地域の拠点づくりについてということで、本年より清流小学校が開校しまして、西布施、片貝でそれぞれ小学校跡地を活用するために方向性が見えてきたという状況であります。  これから2年後、3年後、次の小学校の統廃合が予定されておりまして、小学校跡地がまた出てきます。そういったところにおいて、どういうふうな形に地域の拠点ができ上がっていくのかというのは、やっぱり地域の人たちにも示していかなきゃいけないですし、地域の方々とも話していかなければいけないと思っております。  その中で、何が必要で何を不必要と判断するかというところの方針ですね、市民の皆さんと話し合うにあたっても、市民の皆さんにおいても、地域の代表にあたられるような人から、そういった会合にはなかなか出てこられずに、決まってから知るという人もおられますので、そういった中で、どういった方針で示すかというのをまずは住民の方々に周知して、情報を提供していくというのが、こういった大きな変化を迎える中で大切なことなんじゃないかなと、市民に対して理解を求めるという意味でも非常に大切なことなのかなと思います。  そういうふうな情報を開示して周知していくことについて、市長がどう思われているか、お聞かせください。 41 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 42 ◯市長(村椿 晃君) 学校跡を利用した拠点施設として、何が必要で、何が不必要かということですけれども、まず基本としては、その地域のコミュニティーの拠点ということですので、最低限、そういった交流し、集まる場、それから、安全・安心の拠点、こういった機能というのは最低限必要なものだというふうに思います。  したがって、それに係る整備というものは、市としてはきちんとやっていくんだという方向性を示すというのが基本であろうと思います。  その上で、その地域の特性、個性を生かした地域づくりにどう役立てていけるのかというふうなことが加わっていくのかなと思っておりまして、議員ご指摘のとおり、そういった施設活用の基本的な考え方というものをしっかりと示していくことが大切だというふうに思っております。 43 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 44 ◯8番(浜田泰友君) しっかりと示していっていただきたいんですが、今市長が言われたように、地域のコミュニティーであったり、安全・安心の拠点であったりというのを整えていかなきゃいけないと。そのためには、もちろんそれなりの投資は必要ですし、統合小学校が立地するような地域であっても、それは必要なんだというふうに思います。  この後の質問は、財政が厳しいよという質問に入っていくんですが、その中でも、市長が前の議会でお示しになりました選択と集中で、何を選択し、何を集中させていくのかという中では、ここが一番重視すべきところなのかなというふうに思っておりまして、例えば、今年できなくても、5年、10年かかっても、そういうふうな地域づくりをしていくんだといった方針というのが必要なんだと思います。  先ほど、梅原議員、自民党議員会の代表質問でも、そういった地域の学校の周辺環境整備をしていかなきゃいけないというところで、時間がかかったとしても、そういう方針を魚津市はしていくんだというのが必要だと思うんですけれど、市長の考えをお聞かせください。 45 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 46 ◯市長(村椿 晃君) 私の思いとしましては、確かに先ほどの梅原議員のご質問にもありましたけれども、この魚津を多くの方に選んで住んでもらう、そういう場所にしていきたいと思っています。  そのためには、大きく2つあるんですけれど、子育ての環境と教育の問題があるというふうに思っています。これらは時間がかかると思っています。したがって、優先度をつけながら、子育ての環境ですとか教育の環境というふうなものを整備していくと。  そういう意味で、本来であれば、例えば教育の問題は、統合に合わせて子どもたちの教育環境を少しでもよくしていく、より安全な通学環境を整える、そういったようなことを進めていきたいという思いは本当に強いのでありますけれども、短時間に実現できるものでないことも確かです。  したがって、議員ご指摘のとおり、方向性としては、そういうまちづくりを目指すんだということをしっかりと市民の皆さんに話をしながら、優先度といいますか、条件が整うところから優先度をつけて整備をしていく、そういうことを着実に進めていきたいと思っております。 47 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 48 ◯8番(浜田泰友君) ありがとうございます。  市長が学校の統廃合に合わせて教育の質もよくしていきたいし、地域の環境整備も取り組んでいきたいと、なかなか難しいところはあると思うんですけれど、今そういうふうにお言葉をいただいたので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  それで、小学校と地域の拠点ということで、小学校が立地する場所においては、既存の公民館を中心にして考えていくという話がありました。それで、更新時期を見極めたいということがありました。今年に示された総合計画の実施計画では、来年度から、本江公民館の建てかえに着手しますということで掲載されております。  本江公民館を更新するにあたって、その地域の拠点化をどういうふうに考えているのかについて、簡単にお聞かせください。 49 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 50 ◯市長(村椿 晃君) 今、本江のほうは統合校の整備に入っておるところですけれども、具体の公民館の整備計画については、現在、地域のほうと協議をしているところでございまして、まだ、どこまでどうという形でご紹介できる段階ではございません。 51 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 52 ◯8番(浜田泰友君) 今年3月に総合計画の実施計画が示されまして、その中に本江公民館の予算が来年からということでついているんですけれど、なかなかこの厳しい折に実際できるのかということで、先送りの方向という話を聞いています。  ただ、3月の時点では、やろうかなというふうに思っていたということで掲載されていると思っていますので、そういった中で、どういうふうな地域の拠点づくりを示そうとしていたのかというのは、まず予算ありきで、とりあえず建てかえんならんから、一応予算は乗せておいたけどというのは、市長がなられる前の話ですから、今言ってもあれなんですけれど、小学校を統廃合していく中で、例えば本江公民館、加積の農村改善センターや下中島の公民館、そういったところ、学校の統廃合と合わせて、次に更新するときに、その地域はどういう拠点になっていくのかというのをあらかじめ議論もしなきゃいけないし、住民にお示しもしていかなきゃいけないというふうに思っていますけれど、そういったものに関しては、今後どういうふうな形で取り組んでいかれるかについて、市長、もう一度お願いいたします。 53 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 54 ◯市長(村椿 晃君) 議員ご指摘のとおり、施設を一旦建てますと、その後ずっと継続というか、しばらく存続するわけですけれども、そういう意味では、ある程度将来を見据えた施設整備なり施設計画というものが重要になると思います。  公民館のケースにつきましては、老朽化ということが足元にあっての話かと思いますけれども、その地域の住民の構成なり、あるいはその地域の特性、そういうものをしっかりと考えながら、施設整備を今後考えていく上ではやっていかなければならないというふうに思っております。 55 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 56 ◯8番(浜田泰友君) ぜひ市長のリーダーシップを期待しまして、この質問は終わらせていただきます。  引き続いて、公共施設の再編についてです。  かなり似たようなテーマで非常に申しわけないんですけれど、本江公民館の件に関しましては、議会のほうにも、どういうふうにするという話はまだ出てきていませんでしたし、それが先送りになるのかなと思うんですけど、その話も特に説明もなかったということで、先ほど、公共施設のロードマップを示してくれという話をしましたが、現在の状況はどうなのか、計画そのものを示さなくても、計画の進捗的にはどうなのかという情報開示というのは、先ほどの答弁にもありましたけど、ぜひ一度お約束をいただきたいと思います。  市長、これに関してはどう思われますか。  情報開示、どれぐらい進捗があって、例えば遅れるのであれば、この施設は何年か遅れますというような情報開示がされるのかどうかということについてお願いします。 57 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 58 ◯市長(村椿 晃君) 先ほども答弁の中でお話しをしたとおり、いろんな社会情勢の変化に伴って、当初予定していたものと変動が起こり得ると思います。そういったことが見えてくれば、時期を逸しない形できちんと情報開示をしていくべきだというふうに思っております。 59 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 60 ◯8番(浜田泰友君) ぜひお願いします。  情報開示に関しては、とても大切な話だと思っていますし、市民であったり、民間の事業者さんであったり、そういった人たちと一緒に何かをやっていこうというときには、やはり適切な情報がないと、なかなか連携、協力の体制もとれないと思いますので、そういったところをまたよろしくお願いします。
     その話に関連して、今2つ、民間提案制度と対話型市場調査手法ということで、どちらも何か、例えば公共施設なり何なりをするときに、民間の人たちの知恵からかりると、計画に入る前の知恵からかりるといった手法でありまして、そういったのも今後ぜひ取り入れていっていただきたいなと思っていまして、例えば今、プールの建てかえについては、そういったのも含めて検討されているというふうに聞いております。  その中で、やはり大切な考え方としては、民間に稼いでもらおうと、稼がせようとする気がないと、なかなか民間の人も乗れないのかなと。  もう1つは、情報開示が適切に行われているかという、この2つがないと難しいのかなと思います。  公共がかかわる事業においては、公共がやることだから、稼ぐとか設けるとか、そういった視点はどうなのかなというようなところが今まであったやもしれませんけれど、今後は、民間の人たちにぜひもうけてもらって、雇用もしてもらって、税金も納めてもらう、そういう体制を市のほうが積極的に打ち出していって、いろんな創業であったり、事業を展開していっていただくというのがお互いに特になる状態だと思います。  そういった中で、魚津市がやる事業においても、ぜひ民間の人たちにも稼いでいただくという視点が大切だと思うんですが、市長はこのことについて、ちょっと漠然とした話ですけど、どういったふうに考えておられるか、お聞かせください。 61 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 62 ◯市長(村椿 晃君) 議員からご紹介のありました民間提案制度なり対話型市場調査、サウンディング調査と言いますけれど、かつての業務の中でも経験は多少したんですけれども、例えば市の未利用地なり未利用施設があった場合に、そういったものの利活用について提案を求めるわけでございますけれども、その際もいろんなパターンがございます。売却するというのは一番簡単な方法ですし、定期借地権を使うというのもそうですし、単に賃貸をすると、あるいは共同施行すると、いろんな形があるわけですけれども、そういった中で、どういう利用方法をすれば、民間にとってもメリットがあり、資産を提供する自治体にとってもメリットがあるか、これを幅広く提案、意見をいただくと。  通常のコンペと違うのは、提案のあったところを採択するという意味ではなくて、提案そのものをいただくということでございますので、そういう意味では、実際の事業化の前のアイデアを広く募るという手法になります。  これらは、魚津の場合、いろんな公共施設がこれから老朽化してまいったり、あるいは土地の有効活用を図らなくてはいけないので、ぜひ積極的にこういったものの活用の検討をしていきたいというふうに思っております。 63 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 64 ◯8番(浜田泰友君) ぜひそういった民間からの知恵もおかりして、それから、市役所も知恵を出し合って、お互いによいものをつくっていこうという形で、ぜひ進んでいっていただきたいと思います。  〔発言する者あり〕 65 ◯8番(浜田泰友君) やじもありまして、次のほうに進めさせていただきたいと思うんですけれど、次は3番の(仮称)在宅支援・健康プラザについてであります。  今まで示されていた地域包括ケアの話、それから、妊娠、出産関係の相談の話、そして健康づくりの話、これに加えて、市長の公約でありました産婦人科クリニックの件が、今答弁いただきましたけれど、私たちの期待、魚津市民が非常に期待している部分をぜひ実現できるようにしていただきたいと思いますが、これに関して、なかなかいつごろまでというのは言いづらいかもしれませんが、どれぐらいのめどで考えておられるのか、これにいて、市長、お願いいたします。 66 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 67 ◯市長(村椿 晃君) 産婦人科クリニックの件でよろしいでしょうか。お答えいたします。  産婦人科クリニックの件につきましては、従来からお答えをしておりますとおり、中心となるドクターと相談を今進めているところでございます。  ただ、課題は、そのクリニックが継続的・持続的に運営されなければならないということでありまして、その中心となるドクターのみでは、継続的に運営はなかなか困難でございますので、人材の確保、継続的な確保の方法というものを含めて、今相談を進めているところでございます。  そのめどが立てば、具体の施設の整備計画ということに進んでいくわけでございまして、私としましては、当初、早ければ2年というお話をしておりましたけれども、2年ないしは3年をめどに、これの具体化を図っていきたいというふうに思っております。 68 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 69 ◯8番(浜田泰友君) ぜひよろしくお願いします。  最後に、魚津総合公園の噴水広場の件についてです。  ここに関しましても、先ほど市長に答弁いただきましたが、水族館の施設、それから、それに附帯した施設全部含めて、どうやって稼いでいくのかというのが今後の行政の課題、それから、附帯施設、民間施設との課題であると思っております。  そういった視点で、またいろいろとアイデアを出していただいて、こういったところも民間事業者と何か一緒にできることがないかとかというのをやっていっていただきたいと思うんですけれど、過去の議会の提案の中には、ペンギンの行動展示とかいった話も実はあったように聞いているんですが、あれもなかなか難しいということで、そのままになっています。  とにかく、何らかの知恵を出して、ぜひかけた以上の投資効果を出していただきたいと思うんですけれど、稼ぐという視点、それから、投資した以上の効果を出すといったところに関して、建設部長、どう思われますか。よろしくお願いします。 70 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。 71 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 先ほどの答弁でも申しましたとおり、非常にあそこの噴水というのは、水族館、総合公園のエントランスということで、最初にいらっしゃったお客さんが目にするところということがございますので、あと、広場の中でも、水族館の本当の正面入り口には、議員もご存じだと思うんですけども、魚津のたてもんを模した「まつり」という題の石碑、これも水族館オープン時には既に設置されていたかと思うんですけども、1981年と刻んでありましたので、多分、水族館オープンと合わせてモニュメントが設置されているものと思っております。  今お話が出ています噴水広場に関しては、平面的に見ると、やや通路から下がった位置にありまして、あそこについては、レストハウスとか無料休憩場、あと、水族館からのスロープを使った出口、ペンギン舎前に場所的にはあたるもんですから、ここに関しては、最初、お客様がいらっしゃったときにお迎えするというよりも、時間を待ち合わせたり、そういった意味合いが強いのかなと考えておりまして、そういった機能を果たせるような整備内容にしていくべきかなというふうには思っております。 72 ◯議長(関口雅治君) 8番 浜田泰友君。 73 ◯8番(浜田泰友君) ぜひすばらしい施設ができることを期待しまして、質問を終わらせていただきます。 74 ◯議長(関口雅治君) この際、昼食などのため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後1時といたします。  午前11時44分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 75 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  7番 金川敏子君。  〔7番 金川敏子君 登壇〕 76 ◯7番(金川敏子君) 初めに、今年は熱いオリンピックの年で、日本全体が夜中も競技を見るのに眠れない日々であったと思います。たくさんの感動を与えていただきました。  日本では難しい男子4人のリレーが、バトンの渡し方などで銀メダルを獲得し、感動しました。  富山県では、田知本選手、登坂選手が金メダルを獲得し、富山県民として身近に金メダリストが生まれ、感激しました。  昨日12日は2人の祝賀パレードが富山県であり、たくさんの応援の富山県民が参加され、富山県民栄誉賞が授与されました。おめでとうございます。  オリンピックに抱く夢として、宮川衆議院議員が新聞に載せられた文ですが、「私は、週に8回の練習、日に約1万m泳いだ。目指すはオリンピック出場。水泳が全ての毎日だったが、それでも夢がかなうことはなかった。リオデジャネイロ大会で日本選手団は、過去最多のメダルを獲得し、大活躍を見せてくれた。結果は悲喜交々、特にレスリングの吉田沙保里選手の姿には、4年間のたった一瞬に自らのピークを合わせる難しさ、結果を問われる世界の厳しさを思い知らされた。だからこそ、選手を支える万全の体制づくりが必要だ。今回、効果を発揮したハイパフォーマンスサポートセンターなどです。これは、リオに日本がトレーニング施設、体調管理施設、食事提供施設、ケア施設、入浴施設を同じ建物に日本の選手用につくったものです。4年後に胸を熱くするような感動を東京から全世界に届けたい」と新聞に出ていました。私も同じく思います。  そのことに加え、私は、世界平和のために、スポーツを通して、礼儀を持って正々堂々と戦い、世界中の方々と交流することにオリンピックの目的があると思います。  来期の東京大会には、日本国民挙げておもてなしをし、成功に持っていきたいと思います。  また、パラリンピックのボッチャの団体競技に参加の魚津市出身の藤井友里子選手も銀メダルを獲得されまして、おめでとうございます。日本で初めてのメダルの快挙でございます。  次に、9月4日に、魚津市の平成28年度の総合防災訓練が旧片貝小学校周辺と西布施地区で行われました。  また、地球温暖化などの原因か、台風や豪雨、土砂崩れや洪水などが日本中で増えてきています。  先日の台風10号は、岩手県、北海道で大きな被害がありました。岩手県の高齢者施設グループホームで9人の利用者が亡くなられました。痛ましいことです。岩手岩泉町に、ちょっと資料が抜けていたんですが、岩手県の浸水想定図を実はつくってあったんですが、東日本の地震の後、ちょっと地面が下がったとかで、この想定図を岩泉町に渡していなかったことも、今、悔やまれております。  では、質問に入ります。  1番目でございます。魚津市の防災について。  魚津市では、平成26年7月の豪雨の災害は、局地激甚災害の認定を受け、魚津市で精力的に大部分復旧されました。職員の昼夜にかけての働きには感謝しております。しかし、まだ爪跡が残っているところもあります。魚津市民の安全・安心を魚津市は常に考えなければなりません。台風や豪雨があったら耐えられるように、危険箇所を手当てすべきです。  「災害は忘れたころにやって来る」と今まで言われていましたが、今は、忘れないうちにどんどんやって来ています。いつ来ても対応できる心の準備を家族や地域、魚津市ですべきと思います。  質問の1つ目でございますが、魚津市の災害対策が必要な危険箇所は、特に急傾斜地崩壊箇所はどのくらいありますか。  2つ目です。急傾斜地崩壊対策はどのように進んでいますか。  3つ目です。平成26年のようなゲリラ豪雨が発生した場合、特に危険となる箇所はありませんか。その対策はどのようにしますか。  次に、大項目の2つ目の質問でございます。魚津市の鳥獣害対策について。  7月10日の参議院議員選挙の投票日ですが、布施爪の民家の庭に強硬な猿の軍団が押し寄せました。西布施では初めて見る猿です。  今までは、子どもや優しそうな女性に対して、猿が攻撃的になることは知っていました。50歳くらいの息子さんとお母さんが車で帰ってきたら、猿に囲まれたそうです。ボス猿の目の高さと、2人が車の中にいる目の高さが同じで、にらまれたそうです。お母さんは、怖かったと話されました。けがは、今回はなかったが、この後、心配です。どうにか散らして猿がいなくなってから、警察へ届けたとお母さんが話されました。私は、後日、お見舞いかたがた現状確認しに行きました。いつもお母さんだけが家におられるので、外へ出るときは、木の棒か鎌を持って出てくださいと声をかけてきました。  その数日後、長引野で大人の男性がリンゴ畑の農道で、同じボス猿と思われるが、ばったり遭遇し、手ぶらであり、にらみ合いをし、猿に負け、後ずさりしてこけて、手首を捻挫したそうです。  私は、心配なのは、子どもたちや人間にまで猿が害を及ぼす可能性。富山県ではないと思いますが、ツキノワグマが人間を食べたニュースも聞きます。また、イノシシが人の体に突き当たると、大けがと破傷風などの菌が体に入ります。農作物の被害も多くなっています。  魚津市内でも、徐々に猿、カラス、イノシシ、熊、カモシカ、ニホンジカなどの被害が増えていると思います。また、このままでは野菜などが収穫しにくく、放棄田が増え、人も山間地に住まなくなり、人が少ないと、どんどん鳥獣が増えます。  魚津の水環境は、山の手入れをし、山の恵みが川から海へ流れ、魚がおいしく育ち、山からの水が魚津のおいしい伏流水になって飲むことができます。  それと、鳥獣たちもだんだん海側へ下がってきています。どこでとめれらるかも大事なことと思います。  ここで、鳥獣害についての質問です。  1つ目、魚津市内の鳥獣の人身被害、農作物の被害の状況はどうなっていますか。  2つ目です。今までどのような取り組みをされて、今後どのような取り組みをされますか。  3つ目、魚津市の状況において、緊急にその手当てをすべきことは何がありますか。  次に、大項目の3つ目の質問でございます。児童虐待防止対策について。  ハッピーオレンジ運動のことを皆さんご存じだと思います。児童虐待防止の運動のことです。  私は、自民党女性局の活動で、過去2回、富山県内の数箇所で、街頭演説で訴えてまいりました。  かわいい子どもたちを虐待から守ろう。テレビでよく虐待による子どもの死亡が出ています。痛ましいことです。子どもが欲しくても、できない人もいます。子どもは宝です。子どもは親を選べません。魚津市は田舎ですから、隣の家の中や、子どもの虐待があればわかることが多いと思います。  虐待は、心理的虐待が最も多く、次いで保護の怠慢、拒否で、次は身体的虐待となっています。主な虐待者は実母で59.8%、次いで実父が31.6%となっています。かわいい我が子に手をかける。育児ノイローゼや、誰にも相談できない。核家族が多くなっていることもあると思います。  その中の1つ、虐待が深刻化する前の早期発見・早期対応が必要です。2つ、子どもの安全を守るための適切な一次保護が必要です。3つ、親子再統合に向けた保護者への支援です。4つ、自立に向けた社会的保護体制の質、量ともに拡充が必要です。  児童虐待の相談は、虐待者からでもいいし、近所で虐待の疑いを感じても、児童相談所全国共通ダイヤル189番「イチハヤク」と、市外局番なしでかけられます。それと、誰から通報があったかはわからないようになっています。  平成12年に施行され、その後、何回か改正されていますが、施行前の11年と26年と比べ、相談件数は7.6倍になっていて、全国で児童虐待での死亡は、平成15年で25人、26年で69人、そのうち心中は33人となっています。  では、児童虐待防止対策について質問いたします。  1番、魚津市の児童虐待の状況はどうなっていますか。  2番、魚津市の児童虐待防止対策はどうなっていますか。  3番、魚津市の児童虐待防止の緊急を要する対策はどうなっていますか。  4番、先日新聞に出ていたことですが、厚生労働省が虐待予防のため、望まぬ妊娠に相談役を配置のモデル事業に乗り出すが、魚津市としてどのような対策を立てられますか。  壇上での質問をこれで終わります。 77 ◯議長(関口雅治君) 副市長 四十万隆一君。  〔副市長 四十万隆一君 登壇〕 78 ◯副市長(四十万隆一君) 金川議員のご質問にお答えいたします。  私のほうからは、魚津市の防災についてということでございまして、まず初めに、災害対策が必要な箇所はどのくらいあるかとのご質問でございますが、魚津市には、急傾斜地崩壊危険箇所を含めた土砂災害警戒区域は247カ所ございます。そのうち人家や公共施設等の保全対象の多い箇所につきまして、富山県や魚津市で対策を進めているところでございます。  次に、対策の進みぐあいでございますが、平成26年7月19日から20日にかけ発生しました豪雨の被災地の日尾地区と金山谷地区におきましては県の砂防事業において、東山地区と小川寺地区におきましては県の治山事業において整備を進めてきているところでございます。  今後とも、市の重点要望として、早期完成を富山県に要望してまいりたいと考えております。  最後に、平成26年のようなゲリラ豪雨が発生した場合の対策についてでございますが、魚津市には土砂災害警戒区域が247カ所あるということでございまして、そのうち185カ所が特に危険である特別警戒区域に指定されております。しかし、その全てに対策を講じることは、一朝一夕には困難であり、また、対策済みの箇所におきましても、想定を超える災害が発生することもございます。  市におきましては、土砂災害の発生のおそれがある地区におきまして、ハザードマップを作成し、配布しておるところでございます。  市民の皆様には、日ごろから危険箇所を把握し、土砂災害の兆候が見られた場合には、速やかに避難することを心がけていただくことが必要でございます。  去る9月4日に実施いたしました魚津市総合防災訓練の中でも、土砂災害に対して啓発活動を実施したところでございます。  今後も国や県、関係団体と連携し、啓発活動を継続的に実施していくとともに、危険箇所の対策についても速やかに実施していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 79 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。  〔農林水産課長 山岡 晃君 登壇〕 80 ◯農林水産課長(山岡 晃君) 鳥獣害対策についてお答えします。
     初めに、市内の人身被害及び農作物の被害状況についてお答えします。  人身被害については、現在まで被害発生の報告は受けておりません。  次に、農作物被害についてですが、中山間地域において、イノシシによる稲の踏み倒し、また、猿やカラスによる果樹の被害が報告されています。  速報値ではありますが、8月末時点では被害面積が約0.53ha、被害額は約73万円となっています。  次に、これまで及び今後の鳥獣害対策の取り組みについてお答えします。  市では、国の事業の鳥獣被害防止総合対策事業などを活用して、おりやわなによる捕獲と簡易電気柵設置による被害防除の両面で対策を行っています。おりの設置数は市内で65カ所、簡易電気柵は、今年度に中山間地域で約15km延長し、延べ約120km設置しています。  今年度は、さらに松倉地区において、市内で初めて耐雪型の金網柵を約0.7km設置することにしています。雪の多い地区での維持管理の労力軽減につながると期待しています。  また、今年8月末時点での捕獲頭数については、猿19頭、熊16頭、イノシシ66頭となっています。  市では、今後も農作物被害を軽減するため、おりの設置数を増やし、捕獲活動を積極的に行うことにしています。また、猿やイノシシ用の電気柵や耐雪型金網柵の普及、設置に努めて、鳥獣被害防止の強化を図っていきたいと考えています。  最後に、緊急に手当てすべきことについてお答えします。  市では、鳥獣被害対策実施隊や有害鳥獣対策協議会と連携して、捕獲活動の強化を図っています。それにも増して有害鳥獣の生息数が増加する傾向にあります。現在の実施隊を中心とした対策だけでは、被害防止にも限界があると考えています。  有害鳥獣を人里に近づけないように、里山の再生整備や被害防除対策を進めていくとともに、地域ぐるみによる取り組み、追い払い、餌場や隠れ場所の除去、放置された果実の撤去、残飯や収穫後の残菜処理などの取り組みを行っていくことにより、獣が近寄りにくい地域にすることが、緊急かつ効果的な対策であると考えています。  また、これから秋のツキノワグマによる人身被害などの発生が懸念される時期となっております。  県森林研究所によりますと、今年は特に餌となるドングリ類が県東部では凶作であるとの報告がありましたので、山裾の集落では、熊の出没に特に注意が必要です。  市といたしましては、県や警察、農協などの関係機関と連携をとり、人身被害が発生しないようパトロールなどの特段の警戒体制をとってまいりたいと考えております。  以上です。 81 ◯議長(関口雅治君) 中山こども課長。  〔こども課長 中山明夫君 登壇〕 82 ◯こども課長(中山明夫君) 児童虐待防止対策についてお答えいたします。  まず、魚津市の児童虐待の状況についてでございます。  平成28年8月に発表された厚生労働省のまとめによると、平成27年度中に全国の児童相談所が対応した児童虐待相談件数は、速報値ではございますが、前年度比16.1%増の10万3,260件で初めて10万件の大台を突破し、ここ10年間では3倍に増加しておるということでございました。  富山県内においても、前年度から約16%増加の358件となっており、これまで最多だった平成19年度を上回っております。  本市の児童虐待相談件数は、平均すると年間1、2件程度となっています。  内容的には、先ほど議員が言われましたように、全国、県内ともに、心理的虐待が最も多く、次いで保護の怠慢や拒否、ネグレクトや身体的な虐待となっておりますが、本市では、身体的虐待、保護の怠慢、拒否、ネグレクトの順となっております。  次に、魚津市の児童虐待防止対策についてお答えいたします。  本市では、平成18年度より、教育、福祉等の関係機関からなる魚津市要保護児童対策地域協議会を設置しまして、児童虐待を含む幅広い問題に対応しております。  主に、教育、保育現場からの相談や通告をもとに、支援の必要な児童を早期に発見し、関係機関が児童の家庭環境について検討を行い、具体的な対応策や支援体制をつくり、子どもの成長支援を行っております。  なお、必要な場合には、適宜、個別ケース会議や実務者会議を開催しまして、虐待への対応をしているところであり、重篤なケースにつきましては、児童相談所に支援をお願いしております。  10月には、妊娠期から出産期、子育て期までにわたる相談支援を担う子育て世代包括支援センターが立ち上げられることになっており、このセンターと情報を共有しながら進めていくことで、さらに効果的な取り組みができるものと考えております。  次に、魚津市の児童虐待防止の緊急を要する対策についてお答えいたします。  緊急を要する事案につきましては、先ほどお答えしました魚津市要保護児童対策地域協議会を構成する関係機関へ該当児童について照会し、情報収集に努めるとともに、児童相談所と連携をしながら早期の対応を図ることとしております。  最後に、厚生労働省が虐待予防のため、望まぬ妊娠に相談役を配置するモデル事業を実施することについての市としての対応についてお答えいたします。  このモデル事業は、厚生労働省の平成29年度の概算要求に盛り込まれた事業でありまして、妊娠期から出産後の養育に支援が必要な妊婦、妊婦検診を受けずに出産に至った産婦といった特定妊婦等への支援強化を図るため、母子生活支援施設、乳児院、助産所、産科医療機関等において、特定妊婦等への支援を提供するものであります。  具体的には、いわゆる望まない妊娠をした女性の生活などの相談に乗るため、産科医療機関等にコーディネーターを配置するものであり、平成29年度には、全国10自治体で実施する予定であると聞いております。  市としてどのような対応をするかとのご質問ですが、この事業につきましては、平成29年度からの新規事業でもあり、まずは内容の詳細についての把握に努めていくとともに、モデル事業の実施状況も注視していきたいと思っております。  以上でございます。 83 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 84 ◯7番(金川敏子君) では、魚津市の防災について再質問をさせていただきます。  平成26年の豪雨災害についてのことでお尋ねします。  蛇田地区では、土砂災害対策委員会を設置し、急傾斜地が崩壊した蛇田地区の災害について、現地確認など10回ほど会議をしました。  天神野新の昭和40年代に圃場整備された農業用水、当時の設計で、そのときはよかったかもしれないが、水路が浅く、細く、曲がり角は直角、用排水路が同じで、排水を蛇田の山側へ流している。圃場整備された後、道などがアスファルト化や墓地などのコンクリ化で路面排水が増えて、蛇田の谷へ流れてくる。豪雨で大きな被害が発生していると見られます。  天神地区との話し合いもし、協力的です。市と土地改良区、県へも要望書でお願いをしました。圃場整備後50年たっております。平成27年の市長のタウンミーティングで、区長が質問と要望もしております。  4カ所の谷の被害をちょっと話をしたいと思います。  1つ目、欅谷市道は、道路が破損し、壁面の山が崩れ、下方の民家の庭が土砂で埋まり、市道は市で復旧し、数件の民家の土砂は地区のボランティアで片づけました。  2つ目、願宗寺の裏山の土砂崩れは、寺の庭と床下へ入った。その治山工事は、1期工事は完了したが、上のえぐれて崖になったところはそのままです。もとの山道もまだ復旧していません。地区ボランティアで数日かけて土砂の片づけをした。お寺の土砂はトラックに5、6台以上あったと聞いております。この寺の周りに20軒ほどの住宅があり、人身的な土砂災害の心配はあります。  3つ目の谷ですが、新幹線のトンネルの小川寺側の横の上のほうの畑と山が崩れており、また豪雨があれば、土砂崩れで小川寺川がせきとめられ、川が決壊し、蛇田地区160軒の命にもかかわる。特に崖の畑が流れて、面積がだんだん小さくなっています。豪雨の後、現在、改修工事はされていません。  4つ目のスーパー農道の海側の山道の周りに土砂崩れが相当ありました。たまたま国際石油開発帝石が工事をすることで、会社側で復旧されました。魚津市等の復旧費の節約になったなと思っております。  4つの被害は、どちらも天神野新からの流れ水の災害と思われます。  今から367年前、三代将軍の徳川家光の時代に高円堂用水が貫通し、天神野新に水が初めて来て、水田が始まったと思われます。大正2年につくられた西布施村郷土史によると、明治45年7月22日の豪雨は未曽有の大洪水になった。今から103年前です。土砂による家の崩壊、家が土砂に埋まって、生き埋めにもなった。日尾、御影、小川寺の谷の名前がたくさん書いてありまして、そこが土砂崩れがあったと書いてあります。そのとき、明治45年の災害から100年前の砂防枠が大きな山崩れであらわれたとも記してあります。  明治45年に蛇田地区は、布施川の決壊と小川寺川の決壊で一大湖になり、家々は床上3尺、今の1m弱の浸水になった。その記録には、天神野新からの流れ水については書いてありません。昭和40年代の圃場整備後に多くなっていると思われます。  100年に一度の災害と言われたが、温暖化などで頻繁に起こる可能性があります。この4カ所の谷の災害場所で復旧していない箇所もありますが、早く改修と原因を確認し、今後の防災・減災の手当てが必要と思われます。  これまでの経過と今後の対策と今後の予定についてお聞かせください。お願いします。 85 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。 86 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 今ほど金川議員からございました再質問の中で、蛇田地区の災害が発生した箇所の今後の手当てはどうなっているかということでございますけども、大きく4点ほどあったと思いますけども、最初に欅谷の市道ということで、これは蛇田地区から天神野新地区へ上がっていく市道、坂道がありまして、それの横を走っております自然渓流でございますけども、この箇所につきましては、8月の上旬ですか、県の新川土木センターと市の建設課職員が地元のほうへまいりまして、説明会を開催しております。  県の職員で現地のほうも確認していただいたところによると、事業化に向けて、今後、調査実施に取り組んでいきたいということで伺っております。  あと、願宗寺の裏山につきましては、ここはもともと治山事業で整備をしておりましたところでございまして、崩れた箇所については、県の治山事業で床固工等を実施して、一応県の治山事業としては完了しておるということで、今お尋ねのあったところというのは、その上流部になるかと思っておりますけども、深くえぐれて、山道があったところも浸食されておるということで、こちらにつきましては、県の補助の治山事業で来年度、手当てをできないかなということで、今要望しているところでございます。  3点目の新幹線のトンネルの横の上部のほうで崩れているところがあるということで、こちらにつきましては、地元からの情報をいただいて、市のほうから県のほうに整備を要望しておりましたけども、残念ながら、平成28年度当初予算には箇所づけいただけなかったので、再度、市のほうから箇所づけをお願いしているところでございます。  もう1点、旧スーパー農道の横のほうで帝石がガスパイプラインを埋設していた横が崩れたということで、こちらについては、帝石の事業者のほうで復旧をしておるということで、写真でも私は確認しておるところでございます。  原因となった天神野新の圃場整備の用排水路からの溢水といいますか、そういったものが原因ということでございますけれども、こちらについては、土地改良区と地元と、これらについて対策がどのようなことができるかというのを、今、鋭意話を進めているところでございます。  以上で終わります。 87 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 88 ◯7番(金川敏子君) 市の職員の方と県の職員の方と私のところの蛇田地区が思っている原因を直さないと、この後もずっと続くという心配があるわけなんですが、現地を一度、専門家の目で見ていただきたいと思います。これは要望でございます。  次に、2番目の鳥獣被害についての再質問に入ります。  詳しい説明をいただいたので、質問もしなくてもいいかもしれませんが、ちょっと話をさせてください。  今までも農業に対し、若い後継者が少ないのに、ブドウ農家、リンゴ農家が栽培できなくなる、果樹振興が目的でもできなくなる。来年は植樹祭もあり、特に鳥獣が隠れにくくするために、山の中の下刈りをする。また、鳥獣が動きにくい、隠れにくくするために、山と農地の間に緩衝帯をつくることも大事です。  地区では、地主との交渉問題がありますが、鳥獣被害軽減のための(仮称)緩衝帯整備指導要綱みたいのを定めて、市主導でやれませんか。もちろん、地区では協力体制で行動されると思います。これについてお願いします。 89 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 90 ◯農林水産課長(山岡 晃君) 野生鳥獣による被害対策については、防除対策ですとか捕獲駆除対策、そして環境対策というものが重要であると思います。  緩衝帯の整備については環境対策の一つでありまして、効果的なものであると考えております。  県それから国、そういった補助事業を活用して、実施に向けて検討したいと思います。 91 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 92 ◯7番(金川敏子君) 先ほどの説明もありましたが、鳥獣をある程度捕獲しても、これ以上どうにもならないこともあるような話もありましたが、鳥獣被害防止対策として専門のハンターを頼んで、個体数を減らすべきだと思いますが、どう思われますか。 93 ◯議長(関口雅治君) 山岡農林水産課長。 94 ◯農林水産課長(山岡 晃君) 関係する法令などから、簡単に野生鳥獣を捕獲、駆除することはできません。  市のほうでは、有害鳥獣の捕獲や駆除というものを鳥獣被害防止特別措置法に基づく実施隊に委託してお願いしております。  実施隊の活動、そういったものがうまくできるように整えながら、駆除、捕獲、そういったものを進めてまいりたいと思います。 95 ◯議長(関口雅治君) 7番 金川敏子君。 96 ◯7番(金川敏子君) では、2つ質問しましたので、要望としまして、先ほど、国と県の財源とか利用してと言われましたが、私は、水と緑の森づくり税を利用して、山の下刈り、緩衝帯をつくる計画と思っておりました。  先ほどお話しされたので、思っていることは言われたわけなんですが、それと、先ほど言われたいろんな団体の人、地区民とも協力し合うことも大事だと思いますので、要望として、この質問を終わります。 97 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。  〔4番 林 久嗣君 登壇〕 98 ◯4番(林 久嗣君) 皆さん、こんにちは。自席番号4番、自民党議員会の林久嗣です。  9月定例会において、全国植樹祭について、教育について、障がい者福祉についての3点についてご質問させていただきます。  先月、リオオリンピックが開催され、日本人選手が大活躍のうちに閉幕いたしました。今回のオリンピックでは、「逆転」というキーワードが生まれ、最後まで諦めないという日本人魂がうかがえる、すばらしい大会でありました。  また、県内からは2名のゴールドメダリストが誕生し、県民にも多くの感動を与えてくれました。  また、パラリンピックでは、我が魚津市出身の藤井選手が銀メダルを獲得し、大変喜ばしいことでもあります。  さらに、4年後には東京開催であり、大変はずみになるものと確信しております。  我が魚津市においては、人口減少に歯どめがきかず、課題も山積し、市政全般において厳しいことが予想されます。  そういった中、来年春に全国植樹祭が開催され、天皇皇后両陛下がご臨席されるということで、魚津市の活性化につながる起爆剤として期待をしてやみません。  そこで、まず大項目の1点目に、全国植樹祭について5点の質問をいたします。  この全国植樹祭は1950年に山梨県で第1回大会が開催され、国体、全国豊かな海づくり大会と並んで、天皇皇后両陛下がご臨席される三大行幸啓の一つに位置づけされており、森林、緑化に対する国民的理解を深めるため県内外から多くの方々が参加され、県はもとより魚津市をはじめ、新川地域の自然、歴史文化並びに魚津市独自のおもてなしをアピールする絶好の機会であると感じており、森林資源の循環利用、林業再生においても大きな効果が期待されます。  そこで1点目に、事業費についてご質問いたします。  全体事業費はどの程度なのか。市単独としてどの程度の予算を考えているのか、あるいはどのような箇所に県や実行委員会の予算措置がなされるのか、産業建設部長にお聞きいたします。  2点目に、そのうち関連施設及び周辺のインフラ整備等、周辺整備についてご質問いたします。  この整備に関し、県や実行委員会はどのような箇所を整備し、市はどのような箇所を担当するのか、お答えください。  3点目に、花と緑の少年団についてご質問いたします。  魚津市において、幾つの花と緑の少年団があり、この植樹祭において、どのような役割を担っているのか、具体的に教えてください。  4点目に、大会終了後の管理についてご質問いたします。  大会終了後の植樹木の管理については、市当局はどのようにお考えか、産業建設部長にお聞きいたします。  最後に、村椿市長にご質問いたします。
     以上、個別項目について質問いたしましたが、この植樹祭を契機に、魚津市の魅力をどのように全国に発信していくのか、その考え方をお伺いいたします。  次に、大項目の2点目に、教育について4点ご質問いたします。  1点目に、特色ある教育について、市長にご質問いたします。  市長の公約として、3つの挑戦の一つに「特色ある教育を目指す」とあり、小学校1年生からの英語教育、スポーツ教育、ふるさと教育の充実を図るとありますが、具体的にどのようにお考えでしょうか。  2点目に、ICTを活用した教育について、教育長にご質問いたします。  全国的にICTを活用した授業が試験的に試みられていますが、魚津市においてはどのようにお考えでしょうか。  3点目に、奨学金制度についてご質問いたします。  この制度に関しては、貸与型と給付型とありますが、市の現状はどうでしょうか。また、今後はどのようにお考えでしょうか。  最後に、バウチャー制度について、教育長にご質問いたします。  安倍首相が教育改革の一つにこの制度を掲げていますが、教育長はどのようにお考えでしょうか、見解をお伺いいたします。  大項目最後に、障がい者福祉について5点の質問を民生部長にご質問いたします。  まず1点目に、知的障がい者のグループホーム設置についてお伺いいたします。  障がい者世帯において、その親の高齢化に伴い、障がい者を十分にケアできない時期が危惧されます。安心して暮らすための住まいの場の確保、例えばグループホームの増設が必要と考えますが、市当局はどのようにお考えでしょうか。  2点目に、市内でのショートステイ対応についてご質問いたします。  市内に、知的障がい児・者の一時預かりなどの事業所が少なく、市外の施設を利用しているのが現状であります。このことについての市当局の見解をお聞きいたします。  3点目に、介護職員の増員及び資質向上についてご質問いたします。  福祉全般に言えることですが、介護職員が少なく、特に知的障がい者に対するヘルパーの資質向上が求められています。民生部長の見解をお聞きいたします。  4点目に、障がい者に理解のある啓発についてご質問いたします。  地域住民の反対により施設建設計画が頓挫する事例が生ずることがありますが、市民に理解してもらうような啓発活動はどのようにお考えでしょうか。  最後に、就労支援と雇用の拡大、定着についてご質問いたします。  事業所等への障がい者の特性について、正しく理解してもらうこと及び事業者への就労支援方策のさらなる拡充についてどのようにお考えでしょうか。  以上、ご質問いたします。 99 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。  〔産業建設部長 宮崎信一君 登壇〕 100 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 林議員からご質問のありました全国植樹祭についての4項目について、私のほうから回答させていただきます。  まず初めに、全国植樹祭の事業費についてのご質問にお答えいたします。  富山県及び県実行委員会の予算については、当市では把握しておりませんが、予算措置の内容として、天皇皇后両陛下がお座りになられますお野立所を含む式典会場の整備や周辺県道の整備費、開催PR費などを計上していると伺っておるところでございます。  市の単独事業費については、平成28年度当初予算に、会場周辺道路整備や桃山運動公園施設整備、開催PR費など6,500万円を計上しておりまして、本定例会提出の9月補正では、開催日決定に伴うPR費として、110万円の追加をお願いしているところでございます。  次に、関連施設及び周辺のインフラ整備についてのご質問にお答えいたします。  今ほどの事業費についての答弁と重複いたしますが、県では、式典会場である桃山運動公園に向かうルートや植樹会場周辺の道路整備を予定していると伺っております。  具体的には、今年度、魚津インターチェンジから旧スーパー農道までの県道石垣魚津インター線の舗装修繕を、また、片貝三ケ地内の植樹会場付近の県道三ケ吉島線の道路拡幅を含む改良工事が予定されております。  市で行う道路整備としましては、桃山運動公園周辺の旧スーパー農道の舗装修繕や桃山運動公園に向かう市道宮津大海寺新線の交差点の拡幅などを予定しております。  また、式典会場となる桃山運動公園の施設整備としましては、園路の舗装修繕や区画線(白線)の引き直し、テニスコートクラブハウスの改修などを予定しておるところでございます。  次に、花と緑の少年団についてのご質問にお答えいたします。  現在、魚津市内の花と緑の少年団は松倉小学校のみとなっており、4年生から6年生の36名が団員となっております。  植樹祭での少年団の役割についてでありますが、記念植樹の介添えなど式典アシスタントとして、県内から100名余りの参加を予定していると伺っております。  その中でも、魚津市の少年団が中心的な役割を担えるよう、県と協議を進めているところであります。  また、市では全国植樹祭を契機に、花と緑の少年団を新規に設立ができないか検討しておりまして、市教育委員会や小学校とも協議を行っているところであります。  最後に、大会後の植樹された木の管理についてお答えいたします。  現在、大会において植樹された木の管理について、県と、管理主体や費用負担の協議を行っているところであります。  天皇皇后両陛下や招待者の皆様に植えていただく大切な記念樹でありますので、適正な管理に努めていきたいと考えております。  以上であります。 101 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 102 ◯市長(村椿 晃君) 全国植樹祭に関する林議員の質問にお答えをいたします。  植樹祭を契機とする魚津市の魅力発信についてでございますけれども、全国植樹祭は、天皇皇后両陛下のご臨席や、全国から多くの方々が参加される国民的行事であり、本市をPRする絶好の機会であると考えております。  このため、まず、大会会場である桃山運動公園の北アルプスの山々から富山湾までを眺望できるすばらしいロケーションなど、魚津の恵まれた自然の魅力をしっかりとアピールすること、2つ目には、大会のプロローグやエピローグなどのアトラクションの演出の中で、魚津の豊かな自然、そして、たてもんやせり込み蝶六などの伝統芸能をしっかりと体験をしていただきたいというふうに考えております。  そして3点目として、招待者の方々にお配りする記念品には、魚津市の農業、林業、漁業の魅力をアピールできる品について、農協、森林組合、漁協の協力を受けながら検討を進めているところでございます。  さらに、魚津市には全国に誇れるすばらしい施設、オンリーワンの施設が幾つもあるわけでございまして、こういった点をしっかりとPRしながら、ぜひ多くの県内外の方々にその施設をごらんいただけるようにアピールをしたいと。ちょうど5月の末ということで、蜃気楼の発生時期でもございますので、そういた本市の特色を最大限にアピールをしていきたいと思っております。  このような形で、大会に参加された方々が、また魚津に訪れたいと思っていただける大会となるように、全力で取り組んでいきたいというふうに考えております。  次の2番目、教育についてのご質問のうち1点目の特色ある教育についてお答えをしたいと思います。  まず、小学校1年生からの英語教育の充実についてお答えをいたします。  グローバル化が進む現代の社会において、早くから英語教育を進めることは重要な課題であると考えております。  平成32年に全面実施されます新学習指導要領では、小学校5、6年生で英語を正式教科にするほか、外国語活動を小学校3、4年生から始めることになっておるわけでございます。  現在、小学校5、6年生以外の学年におきましても、学校の実態に応じまして、東部中学校、西部中学校、両校に配置しているALTと英語学習を行っておるというのが現状でございます。  今後の取り組みについてでございますけれども、具体的には、各学校現場なり、いろんな方々とご相談をしていかなくてはいけませんけれども、今後は小学校1年生からの英語教育について、新学習指導要領の方針や内容も踏まえまして、小学校におけるALTや英語活動指導員の効果的な配置等について検討しますとともに、小さいころから英語になれ親しませることを狙いとした英語教育のあり方について、教育委員会とよく協議をして進めてまいりたいと考えております。  次に、スポーツ教育の充実についてでございますが、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会を契機に、スポーツへの関心が一層深まることが予想されるわけでございます。  トップアスリートを招聘したキッズスポーツセミナーの充実を図るなど、子どものころからスポーツを楽しめる環境づくりに取り組みますとともに、トップアスリートと触れ合える機会の創出をさらに充実していくというふうな取り組みを考えてまいりたいと思っております。  3点目のふるさと教育の充実についてでございますが、情報通信技術の発展や少子高齢化の進展など、子どもを取り巻く状況が大きく変化する中、いじめや不登校、家庭や地域の教育力の低下など、かつては見られなかった多くの課題が生じておるわけでございます。  こうした中、これからの時代をたくましく生き抜き、チャレンジ精神にあふれた人材を育成していくことは大切なことであると考えております。  そのためには、ふるさとに愛着を持ち、人とのきずなを大切にしながら学び続ける人づくりが求められるわけでございます。  今年2月に策定しました魚津市教育基本計画の基本理念として、「新しい時代を切り拓く人づくり」を掲げておりますけれども、その根幹をなすものがふるさと教育であると考えております。  魚津市は、すばらしい自然と歴史ある地域の伝統、文化があり、ふるさと教育の有効な資源が豊富にございます。  小中学校においては、地域の特色を生かした取り組みが行われておるわけでございますけれども、今後、これらの取り組みをさらに充実させていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 103 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。  〔教育長 畠山敏一君 登壇〕 104 ◯教育長(畠山敏一君) それでは、ICTを活用した教育についてお答えをいたします。  今日の情報通信技術、いわゆるICTでございますけれども、この急速な発展によりまして、社会のあらゆる分野で情報化が進んでいます。これからの社会を生き抜く子どもたちが情報活用能力を身につけることは極めて重要であり、国においても、教育振興基本計画や学習指導要領の改訂において、教育の情報化を進めているところであります。  ICTを活用することで、子どもたち一人一人の能力や特性に応じた学びや、児童生徒同士が教え合い、学び合う協働的な学びを推進することができます。また、電子黒板やタブレットパソコンにより、授業内容をわかりやすく説明でき、学習への興味関心を高めることにも有効となります。  魚津市では、小学校規模適正化を推進するにあたり、統合に合わせてよりよい教育環境の整備を計画しており、その重点項目の一つとして、市内小中学校の情報化機器の整備に取り組んでいきたいと考えています。  整備を行うにあたっては、小中学校の教職員とも十分な連携を図りながら、ICT研修やICT支援員の活用などを行い、教職員にとっても負担にならないよう十分配慮していきたいと考えています。  今後、情報化や国際化などの社会の変化に教育が的確に対応し、魚津市の子どもたちが知徳体のバランスのとれた教育活動の中で、豊かな人間性を育むように努めてまいります。  次に、奨学金に関する質問にお答えします。  本市では、有用な人材の育成を図るため、経済的な理由により就学が困難で、かつ学業成績が優秀な者に対して、奨学資金を無利子にて貸与する貸与型奨学金として運用しています。  一方、給付型奨学金については、奨学金の返済を要しないものであり、現在、国のほうで給付型奨学金について、財源の問題や対象者の所得要件、成績要件などの懸案事項について協議されているところであります。  魚津市においては、貸与した学生からの返済金を奨学金の原資に充てていることから、今後も無利子の貸与型の奨学金で対応したいと考えています。  なお、定住促進の観点から、今年度以降の県外大学等の卒業生を対象に、魚津市へUターンし、一定の条件を満たした場合に返済額の一部を助成する制度を創設するなど、制度の充実を図ってきているところであります。  次に、教育バウチャー制度についてお答えします。  安倍首相が教育改革の検討課題の一つとして掲げられた教育バウチャー制度は、子どもを持つ家庭に、バウチャーという一種の現金引換券を給付し、子どもたちや保護者が自分の行きたい学校を選びやすくしたり、他の教育サービスに利用したりできる制度であると言われています。  この制度によって学校を選ぶ場合を考えますと、授業料などの面で、公立と私立の格差が少なくなり、希望する学校が選びやすくなるといったメリットがある反面、競争原理が働くあまり、保護者や子どもに迎合する学校が増えて、逆に教育の荒廃を招いたり、学校間の序列化が進み、教育格差が拡大したりするおそれも考えられます。  教育バウチャー制度は、教育制度の根幹にかかわる問題であり、まだまだ検討すべき課題が多い制度であり、現状では、本市の教育事情にはそぐわないものであるというふうに考えております。  以上です。 105 ◯議長(関口雅治君) 新浜民生部長。  〔民生部長 新浜義弦君 登壇〕 106 ◯民生部長(新浜義弦君) 障がい者福祉についてお答えをいたします。  まず、グループホームについてのご質問でございますが、当市内には、現在、知的障がい者が利用できるグループホームは、「坊丸」「グループホーム大光寺」「坊丸の家」の3施設が設置されております。  増設につきましては、「坊丸の家」が開設されてからまだ1年半余りしか経過していないことから、今後のグループホームの需要を見ながら、整備について検討していきたいと考えております。  次に、ショートステイができる施設につきましては、議員ご指摘のとおり、市内では限られており、他市町の施設で対応しているのが現状でございます。  施設と知的障がい者の特性に応じた対応ができるマンパワーがなければ、一時預かりなどのサービス提供は難しいものと考えております。  現時点では、市内にショートステイ増床の計画、新たなショートステイを含む施設の整備計画はございませんが、周辺市町で施設整備の計画があれば、積極的に協力していきたいと考えております。  次に、ヘルパーの資質向上についてでございますが、重要なことですけれども、市単独での実施につきましては、なかなか困難なものがございます。県や関係機関に要望しながら進めていきたいと考えておりますが、まずは勉強会という形で、関係機関と調整しながら、実施に向けて検討したいと考えております。  次に、障がい者理解につきましては、本年4月1日から、いわゆる障害者差別解消法が施行されておりますが、職員はもとより一般の方にも広報や説明会を通じてご理解いただけますよう啓発に努めていきたいと考えております。  また、就労支援と雇用の拡大、定着につきましては、公共職業安定所をはじめ、障害者就業・生活支援センター等、関係機関と連携を図りながら就労支援に努めていきたいと考えております。 107 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 108 ◯4番(林 久嗣君) それぞれ担当部局から丁寧なご説明、ご回答をいただきまして、ありがとうございます。  それでは、まず、植樹祭についてお聞きしたいと思います。  小項目の1点目、2点目について、部長のほうから本当に詳しく説明していただきました。  部長のほうにお伺いしたいんですが、魚津市として、ここだけはしっかり整備したいというところがございましたら、端的にお願いいたします。 109 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。
    110 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 来年開催されます全国植樹祭、魚津市にとっては開催市ということでございます。会場には6,000人余りの方が全国からお見えになるということでありますので、周辺道路、それと会場内について、開催しにふさわし整備と、おもてなしの心を持って取り組んでいきたいと考えております。 111 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 112 ◯4番(林 久嗣君) 今ほど、本当におもてなしの心ということで、これから県や実行委員会とも、またいろんな機会で折衝することがあると思います。  ぜひとも魚津市をしっかりアピールする部分、そしてまた整備する部分を、その会議の席上でも予算取りをしっかりとしていただければというふうに思います。  この質問はこれで終わります。  次に、3点目の花と緑の少年団について、そして、今後の大会の管理についてということで、先ほど、市内には松倉小学校があると。以前は片貝小学校にもたしかあったというふうに聞いております。清流小学校に統合されて、どういうわけか、いろんな意味でそういう経過になったということはちょっと残念なんですけれども、あと、今後の大会の管理についてということで、天皇陛下の植樹される無花粉スギ、これは県がこれからすごくこの植樹祭についてPRされると思います。あと、皇后陛下は魚津市のヤマザクラの種、これは松倉になっておるヤマザクラの種を使うということで、これもやっぱり何らかの機会に、それを十二分にアピールしていただいて、部長はじめ、今後とも検討していただきたいなというふうに思っております。  最後に、市長のほうから、魚津の魅力発信についてということで、いろいろと大会等のアトラクション、そしてまた、伝統文化等ありましたけれども、これについてもいろんな部分で、市長のほうでご検討されていると思いますけれども、植樹祭をもっともっと、県内はもちろんのことですけど、全国的に何かもっと発信するような、PRというのは何かお考えでしょうか。 113 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 114 ◯市長(村椿 晃君) この植樹祭、本当に魚津にとって絶好の機会だというふうに思っております。  今のところは、ホームページとかSNSという形での発信になっておりますけれども、全国のマスコミとかそういったところに取り上げてもらえるような特色のある発信の仕方をしないといけないかなというふうに思っています。  そのためにも、この魚津の地域の特色のある魅力というふうなものを絞ってやっていくと。お金をかけて宣伝というよりは、そういった発信というふうなものをしっかりやっていくことが重要ではないかなと。その際に、県のほうともしっかり相談をしてやっていきたいなと思っております。 115 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 116 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどの市長のお答えで、市長をはじめ担当部局も、全国植樹祭についてはしっかり考えておられると、そしてまた、県、実行委員会等にも、しっかり予算的にも要望していただいて、ぜひとも植樹祭が成功裏に終わることを願いまして、この質問については終わりたいと思います。  続きまして、教育についてのご質問です。  まず、小項目の1点目に、特色ある教育についてということで、市長の公約にも掲げてあると思いますが、その中で、英語教育に関して、小学校1年生からという、公約としてはなかなか大胆な、私も4年前、議員に出たときに、低学年からの英語教育は、これから将来的に見据えてしておったと思うんですけれども、1年生からとなると、私とすれば、やはり特別なインパクトを感じたんですね。  今のご答弁では、ちょっとぼやっとしていて、例えば村椿市長は、今年は予算的には前任者がされたということで、来年以降、何年計画でどうするかとか、具体的にペーパーにしっかりと落として、予算もどの程度考えるかとか、市単ではどういうふうに考えているとか、そういった部分をもうちょっと、今の段階でなかなかお話しできない部分があるかと思いますけど、その点、市長、どうですか。 117 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 118 ◯市長(村椿 晃君) 先ほどの先生へのご答弁の中で、平成32年に全面改訂される新学習指導要領の話をいたしましたけれど、国の指導要領の改訂のスケジュールと同じという意味ではなくて、それよりも一歩先んじて取り組みができないかと、そういう意味で、今教育委員会のほうと協議をしておるという状況です。  1年生からという言い方をしておりますのも、本格的な英語の学習まで踏み込むのか、あるいは英語に少しでもなれ親しめるような、そういった時間帯を授業以外に入れ込んでいけるのか、そういったような可能性を含めて、どういうやり方が現実的なのか、学校現場ともしっかり話をしながらやらないと、現実にはなかなか展開できませんので、そういう意味で、先生ご指摘のように、指導要領の改訂のスケジュールも見ながら、じゃ、魚津市ではいつごろまでにどんなようなことができるかの計画といいますか、そういうものを立てていこうという相談を今している段階でございます。 119 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 120 ◯4番(林 久嗣君) 市長、まことに優等生の発言で。  ただ、公約として掲げられている以上は、やはり期間があまり長いと、こう薬も長く張ると効き目がなくなるんですよ。やっぱりそういった部分をしっかりとこれから関係部局と、もちろん今お考えの大まかな考え方はよくわかりました。  これは、教育委員会のためにも、予算化をしないといろんな頭の構想もなかなか、考えることは誰でも考えられて、ペーパーに落とすのはそのうちの何十分の1、実際に具現化するのはまだまだその一握りという感じで、ぜひとも先見的に、魚津市のためにも、グローバル化のためにも、やっていただければというふうに思っております。  この質問はこれで終わりたいと思います。  次に、これは教育長にお伺いしたいと思います。  ICTを活用した教育、そしてまた、奨学金制度、バウチャー制度についてですが、ICTについては、もちろん今、タブレットとか電子黒板、こういった、教員とすれば効率的にいいのか、あるいは先進的な機材を使うということに対しては、現場の先生にとっては、ちょっと負担じゃないかなと、現状においては思うんですが、教育長、どうですか。 121 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 122 ◯教育長(畠山敏一君) 情報化教育につきましては、先ほど申し上げましたように、一つの時代の流れとしては、これは避けて通れないと。特に、子どもたちにそういった活用能力を身につけさせると、実際に使うということについては、これは避けて通れない問題だと思っております。  そういったところで、教職員の負担のご心配の質問をいただいたわけですけれども、そういったものに対応するための研修会をしっかりやって、授業で取り入れていかなきゃいけませんし、もちろん、はい、やってくださいというだけでは、ちょっと無理も出てこようと思いますので、困ったときにいろいろと相談できる、そういった専門の支援員の配置というものもぜひ必要なんだろうというふうに思っております。そういう点からも整備を図っていきたいと思っているわけです。  特に、タブレット型のパソコンとか電子黒板とか、こういったものの活用ということの目的でありますけれども、いわゆる授業を充実させるための一つの手段という、こちらのほうが大きいんじゃないかと思います。  そういった点においても、ぜひ今後、充実を図って、教職員の負担はできるだけ少なくしながら、子どもたちには、しっかりとそういったことを学んでもらいたいなという思いでおります。 123 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 124 ◯4番(林 久嗣君) ありがとうございます。  もう1点、教育長に聞きたいのは、とかくこういった先進的な機材を使ったり、効率的なものを使っていると、先ほどの教育長の知徳体、基本的な考え方、そういったものが若干おろそかになったり、教育者として忘れてはならないことをしっかりと踏まえていてほしいなと。  こういういろんな機材は確かに有効です。そういったものにとらわれないようにしてほしいなと思いますけど、教育長、改めてお願いします。 125 ◯議長(関口雅治君) 教育長 畠山敏一君。 126 ◯教育長(畠山敏一君) 今ほどご指摘いただいたことは、全くそのとおりだと思います。  学校においては、学習指導要領という一つの学習内容を示したもの、その中には、知徳体という大きな3つの柱から、子どもたちの、いわゆる人間性といいますか社会性、そういったものを育むために内容が決められているわけですけれども、そういったものを身につけるために、どちらかというと機器を活用していくというような捉え方のほうがいいのかなと。活用しながら、そういう方法も身につけていくというような捉え方でいいのかなと思いますので、その基本は決して忘れてはいけないという点については同感であります。 127 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 128 ◯4番(林 久嗣君) 今ほどの教育長のお答えが全てではないかなというふうに思っております。  これについては、また十二分に今後検討されて、教育現場に、いい意味で生かしていただければ幸いかなと思います。  次に、奨学金制度、そしてまた、バウチャー制度について。  これも先ほどお答えいただいたように、奨学金制度については二種類あるんですが、給付型については、これから議論も、やっぱり予算も、お金あっての物種でありまして、なかなか大変かなというふうに感じております。  そしてまた、バウチャー制度に関しても、これは安倍さんが心の中にずっと大分前から温めておった考え方なんですが、今年、富山県議会で女性議員から、バウチャー制度を導入したらどうかという質問があったやに思います。  ただ、こういったような文言があるということで、私もこの制度については、まだまだ現状ではちょっと勇み足なのかなと。いろんな部分で諸外国の動向を見ながら、なかなか地方の教育委員会においては、結論的には無理なのかなというふうに、私自身は感じております。  地方の教育も、全国の教育も、諸外国の教育も、やはり新しい情報を入れながら、現場サイドで今後指導していただければというふうに思っております。  教育については終わりたいと思います。  次に、障がい者福祉について、これも部長のほうから、本当に現状を踏まえた丁寧なご説明をいただきました。  小項目の1番、グループホームの設置、そしてまた、ショートステイ対応についてということで、私が質問するまでもないんですけれども、私は今、ショートステイ対応については特に、現実的に、一朝一夕にすぐはできません。過去にも、私の先輩議員である中瀬議員もご質問されておりまして、市当局は、このことについては重々把握しておるんですけれども、やはり物理的にとか、予算的にとか、そういった部分でいろいろと協議しながらしていただいて、将来的には、実際、困っている方がおられます。十分検討していただければというふうに思いますが、今後の計画的なものを、なかなか言いづらいかもしれませんが、部長のほうから再度お願いいたします。 129 ◯議長(関口雅治君) 新浜民生部長。 130 ◯民生部長(新浜義弦君) 今おっしゃいましたように、なかなか物理的、予算的に難しいものがございます。  近隣の市町の施設のほうで増設計画がございます。そちらのほうに、先ほども申し上げましたが、積極的に支援をしていきたいというふうには考えております。  市内でつくるのは、本当に今後の需要といいますか、そこら辺をはかりながら検討していきたいと考えております。 131 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 132 ◯4番(林 久嗣君) ぜひとも県のほう、国のほうに要望しながら進めていただければというふうに思います。  次に、小項目3番のヘルパーの増員、資質向上、このことについては、先ほど、市単ではなかなか大変だと。しかしながら、勉強会から始めようということで、これは福祉全般に言えることなんですけれども、介護職員が少ない、特にこういった障がいを持っている、これに対応する職員が、何と言うか、同じ介護職員の中でも、障がいを持っている人にどういうふうに接したらいいのかというのは、なかなか現場サイドでも大変ではないかなと想像いたします。  そういったようなことを含めて、やはりこういった小さいところから勉強会等を、今後とも理解が深まるように、ぜひやっていただければというふうに思っております。  先ほど、私の前の議員さんもいろいろと質問の中に、障がい者に理解のない、神奈川県の相模原市において、本当に悲惨な殺傷事件があって、そういう子どもを持つ保護者というか親世代が本当に悲しんでおるんじゃないかなというふうに思っております。  先ほどの答弁にもありましたように、今後、障害者差別解消法あるいは県の条例でもいろいろと文書的には整備されておりますけれども、どんな法律や条例ができても、やはり障がい者に対する倫理観というか、まだまだ情報が少ないんじゃないかなと私は思います。  そういった意味で、障がい者はどういう人を障がいと言うのかとか、そういった基本的なところから、研修会なり、あるいは付近の住民の方なりにお知らせする必要があるんじゃないかなというふうに思いますけれども、その点、部長のほうから見解をいただきたいと思います。 133 ◯議長(関口雅治君) 新浜民生部長。 134 ◯民生部長(新浜義弦君) 相模原の事件は本当に悲惨なものでございました。  ただ、全国の施設の職員は本当に一生懸命やっているものと考えております。  障がい者に対する理解につきましては、これからも少しずつ啓発活動をしながら進めていく必要があります。  同時に、施設等を使いながら、各周辺の方々との交流といいますか、そういうものも進めていく必要があるのかなと思っております。 135 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 136 ◯4番(林 久嗣君) ぜひとも徐々にというか、少しずつで結構でございます。しっかりとそういったことを勉強する機会なり、いろいろそんなことを企画していただければいいかなというふうに思います。  最後に、就労支援と雇用の拡大、定着についてですけれども、就労支援については、A型、B型といろいろありまして、数年前、民生委員会で、「エフピコ」という全国的に、大々的に就労支援をやっている企業がありまして、視察に行ってまいりました。障がい者にとっての理解がすごくある企業でありまして、私もすごく参考になりました。  魚津市内にも、障がい者に理解がある企業さんは幾つかあるというふうに聞いております。  最後になりますけれども、こういった福祉に関して、富山県は全国的にトップクラスであります。その富山県の中においても、福祉においては魚津市がピカ一、トップクラスなんですが、ただ、いかんせん、私が思うには、健常者の福祉はいいんですが、障がい者の福祉施設がまだまだ少ない。先ほども質問した中で、やはりそれが全てなり立ってはじめて、富山県は福祉が本当に充実しておると胸を張って言えるんじゃないかなというふうに思います。  最後に部長、障がい者福祉に対して、もっともっと市内の企業に、先ほどは住民に対してでしたが、市内の企業に対して、障がい者を雇用するような啓発的なものを考えてはどうかなというふうに思うんですけれども、部長、どうでしょうか。 137 ◯議長(関口雅治君) 新浜民生部長。 138 ◯民生部長(新浜義弦君) 必要なものと考えております。障がい者の法定雇用率も数年前にアップしております。そういうことも含めて、障がい者理解も含めながら、少しずつ企業のほうにも周知啓発をしていきたいと考えております。 139 ◯議長(関口雅治君) 4番 林 久嗣君。 140 ◯4番(林 久嗣君) 本当にこの分野については、私もまだまだ勉強不足で、質問しながらちょっと恥ずかしい思いをしているんですけれども、しっかりと魚津市は、福祉は本当に充実しているんだよと胸を張って言えるように、これから県や国のほうに要望するところはしっかり要望して、やはり魚津市は全国的にもトップクラスだと胸を張れるような魚津市になれるように頑張っていただければというふうに思っております。  これで私の質問を終わりたいと思います。 141 ◯議長(関口雅治君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後2時40分といたします。  午後 2時31分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時40分 再開 142 ◯議長(関口雅治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  6番 松倉 勇君。  〔6番 松倉 勇君 登壇〕 143 ◯6番(松倉 勇君) 平成28年9月定例会にて、大枠3問について質問いたします。  村椿新市長には、就任されましてから早くも4カ月が経過いたしました。これまで各界の皆様方へのご挨拶などでお忙しい毎日だったことと思います。大変ご苦労さまでございました。ようやく市長の思いを描けるときが来ているのかなと思います。  ちまたでは、最初の100日間はハネムーンと言います。しかしながら、市長、ご承知のように、今、魚津市は待ったなしの状況であります。このまちのにぎわいを取り戻すことを待ち望む市民のためにも、そろそろ市長の思いを描いた施策を伺いたく、質問させていただきます。  本定例会冒頭の市長の所信の中で、安倍内閣は、デフレから完全に脱却する道筋とするべく平成28年度第2次補正予算を閣議決定し、未来への投資を実現する経済対策を実現していくとしました。この補正予算に盛り込まれる地方創生推進交付金を魚津市の観光地域づくりや地域コミュニティー組織の整備などに活用していきたいと考えておりますと述べられていますが、その観光地域づくりと地域コミュニティーの整備についての具体的な考えを聞かせていただきたい。  次に、この5カ月間を顧みますと、前市長の施策の踏襲ばかりが目につきます。当面、やむを得ないかと思いますが、やはりここは一度立ちどまって、見直すべき施策もあるのではないかとの思いも抱いております。  また、差し出がましいようでございますが、施策だけではなく、当局の組織改革も必要ではないのかと感じております。今のままの状況が続くようでは、今後、村椿市長に対する市民の期待感もやや薄れてくるのではないかと、余計なお世話かと思いますが、少々心配もしております。  とりたて、何がどうと申しますと、例えばこの後に質問いたします魚津駅周辺整備に関する問題。これについては後に質問いたしますが、小学校統合に関する問題として、平成27年度12月定例会にて前澤崎市長に、新年度における学校規模適正化事業に係る予算と他の事業における予算への影響についてとして質問しています。  その内容は、本市では、学校規模適正化事業として平成30年度までに本江小学校、31年度までに住吉小学校の学校統合において、今後約3年の間で両校の新築工事に係る事業予算約40億円。市の負担が約20億円のうち9割を地方債で賄うとしているが、一般財源への負荷が全くないわけではなく、このような状況では短年での財政負担となり、その他のもろもろの事業における予算の確保をどう補えるのかが理解できませんでした。他の事業をさて置いて、また、財政的にも厳しい折に、計画性もなく、性急に進めるのはなぜなのかという質問もしました。  市民からは、ただでさえ夢のないまちづくりと言われ、新幹線開業以来、閉塞感の漂う市民感情のもと、学校統合に係る予算加重のため、他のもろもろの事業に費やすことができない状況ではいかがなものかと思うと私は述べております。  このことは、昨年の決算特別委員会の講評においても指摘されています。  講評では、今後は公共施設再編方針に定めた小学校の改築をはじめとする大型の公共事業が続くこととなるが、行財政改革とあわせて財源確保の積極的な取り組みに期待するとし、施策の実施にあたっては、行政評価を十分に行い、成果重視の行財政運営となるよう心がけられたいと指摘されております。また、澤崎前市長自らも、12月定例会冒頭の所信の中で、社会保障費、小学校統合に伴う施設整備費や、その他の公共施設の修繕費などの増が見込まれることから、重点施策推進費及び新規事業費の精査や絞り込みを行っても、なお5億8,500万円の一般財源の不足を見込んだとあり、この後、まだまだ他の事業の見直しや圧縮などになると考えられ、重点施策などの絞り込みを行わざるを得ない状況でありますと述べておられます。  その具体的な一例として、市営プールの改築が計画より3年程度の遅れが見込まれるなどの弊害が起きていることなどなど、課題は山積しています。これまでの施策を一部見直す考えがあるのか伺いたいと、澤崎前市長に質問しております。  組織改革については、特に事業のスピードアップにつながる用地買収に関して言いますと、現在は、各課で必要に応じて行われているようですが、いまひとつスピード感がなく、工事の遅れから、地域からは苦言、担当課も用地の買収に苦慮されているようでございます。ここは、用地買収は専門担当課をつくるべきと考えます。また、固定資産税、市県民税、国民健康保険税などの諸税並びに上下水道料金、諸料金等の債権の一元管理のできる課をつくるべきと考えます。そのことにより徴収漏れなどを防げ、早期に回収ができます。
     このようなことから、組織改革の必要性についてもお答えいただきたい。  次に、魚津駅あいの風とやま鉄道、新魚津駅富山地方鉄道の周辺整備についてお尋ねします。  去る8月8日開催されました産業建設委員会におきまして、当局より、魚津駅・新魚津駅の周辺整備について、鉄道事業者との一定の距離の進捗があり、説明をいたしたいとのことで、国の社会整備交付金を活用し、事業予算概算21億2,700万円、内容は、駅周辺の現状として、現在駅前広場東側と駅前広場西側は、地下の自由通路でつながっているが、移動距離が約150mと長い。鉄道利用者が両駅を乗りかえるには、この自由通路を移動する必要があるが、新魚津駅にはエレベーターがない。駅利用者のアンケート調査の結果から、必要な施設として、駅利用の問題点として、「上下の移動が不便」という意見が約8割、「移動距離が長い」が約6割、駅周辺に求める機能として、「商業施設の充実」が約4割、「飲食店、ATM、コンビニ、薬局、駐車・駐輪機能の充実」が約4割、施設利用のための駐車場、集い、憩いの空間機能の充実として、「観光チケット案内所」が約4割、生活バス乗降機能の充実として、「バス運行ルートの増」が2割、海沿いの観光施設について、駅西側には市内の観光施設に年間観光客数合計93万人が集中しており、観光の拠点として期待している。駅周辺の整備計画、イメージ、鉄道利用者の乗りかえ利便性向上のため、新魚津駅を魚津駅に近づけ、連絡通路で接続する。西側駅前広場を拡張し、アクセス道路を拡幅し、西駅前駐車場を整備する。新魚津駅移設に伴いエレベーターを設置し、西駅前広場はバリアフリー化する。バスターミナルや駐車場、アクセス道路を新たに配置することで、新しい魚津西駅前を創出する。  整備により期待する効果として、東西の駅前広場と鉄道両社の動線がつながり、全ての人が利用しやすい駅前を創出する。公共交通などのターミナル機能が充実し、海岸沿いの集客施設の利用者が増える。魚津の新しい西駅前を観光拠点とし、イベントなど各施策とあわせて情報を発信することで、にぎわいを創出する。整備された駅への来訪者が増えることにより、駅前周辺や観光施設までの沿道商業施設が活性化すると、まことによいことだらけの文言を書き連ねておりますが、果たしてそうなりますでしょうか。  この事業によって、我々市民が期待してよい利便性の向上について、概算事業予算21億2,700万円のいわゆる費用対効果を中心に、より具体的に説明されたい。  また、某新聞報道によりますと、県市議会議長会と知事との懇談会での魚津市が石井知事に求めた国への要望での回答として、魚津駅と新魚津駅の一体化については、国の事業採択に向けて努力するが、両駅を接近させることで生まれる土地をどう使うのか、国に説明がつくように活用方法を整理してほしいと求められたとありましたが、今のパーク・アンド・ライド化だけではということだと理解しますが、これについてもお答えいただきたい。  〔「そうだ」と呼ぶ者あり〕 144 ◯6番(松倉 勇君) この事業計画の問題点として幾つか挙げますと、ただでさえ乗降客が減少しているのに、これまでの地下自由通路にエレベーターをつける計画であるが、ただ利便性の向上のみのためとしか思えない。パーク・アンド・ライド化のための駐車場整備としているが、現在、駅周辺に車を置いての利用者の数を把握しているのか。設置されればどのくらいの利用が見込めるのかも示されていない。そのほかに、商業施設の設置とあるが、テナントの応募があり得るのか全く疑問である。最も極めつけは、整備された駅への来訪者が増えることにより、駅前周辺や観光施設までの沿道商業施設が活性化するとあるが、近隣の観光施設に行くにも、沿道には数えるくらいの商業施設しかなく、何をか言わんやである。  根本的な問題は、利便性だけを求めるのか、それとも、利便性だけでなく複合的誘客を求めるのか。この事業計画では何を求めているのか、私には理解できません。中途半端な事業計画と言わざるを得ません。ここは一旦立ちどまって、再考するべしと考えますが、当局にその考えがあるのか伺いたい。  次に、来年度予算編成における地域振興会制度へのまちづくり交付金の拡充策について伺います。  いよいよ本年度も後半に入り、新年度予算編成の時期となりました。  地域振興会制度の認知については、名ばかりの地域協働と、市民からの批判も受けていますが、この制度の認識については、地域もまだまだ未成熟であります。地域住民のやる気指数を高める、地域に対する愛着を高めることにつながる施策と私は考えます。  しかるに、この施策のスピードアップを図るには、やはり新年度予算にて地域事業に自由に使える枠を拡大し、地域の事業を興すことにより、地域住民に興味と関心を持っていただけるものと考えます。  そこでお尋ねします。  村椿市長は、新年度予算編成において、地域振興会への自由に使えるまちづくり交付金予算を拡充する考えをお持ちなのか伺いたい。  以上で、私の壇上での質問を終わります。 145 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 146 ◯市長(村椿 晃君) 松倉議員のご質問にお答えをいたします。  まず、施政方針のうちの観光地域づくりとは、地域コミュニティーの整備とはというご質問についてでございます。  9月5日の定例会における提出議案の提案理由説明での観光地域づくりや地域コミュニティー組織の整備ということについてのお話でございますが、国の平成28年度第2次補正予算における地方創生推進交付金につきましては、未来への投資を実現する経済対策の実現のため、自主的・主体的な地域拠点づくりなどの事業についての取り組みを推進するため創設されたものでございます。  現在、本市では、観光振興条例並びに観光振興計画等に基づきまして、各種施策の推進による観光の振興に努めておりますけれども、国のこの観点をしっかりと捉えまして、例えば地域経営の視点に立った地域観光づくりに効果的な観光施設の改修、少しわかりにくいですけれど、例えば農産物の収穫体験と農家レストランの取り組みなどを組み合わせたような事業でございます。こういったような事業ですとか、市民の皆さんの観光に対する理解を深めることとともに、市民、観光事業者、観光関係団体、観光協会や市が連携しながら一体となった観光のまち魚津の実現を目指す、このような観光振興による地域づくりを目指したいというふうに考えております。  今後とも、引き続き国、県等と連携を図りながら、今回の交付金の活用なども検討し、来訪した方だけでなく、市内の関係の皆さんにとっても元気が出る観光地域づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。  地域コミュニティー組織の整備につきましても、小さな拠点づくりに資する地域コミュニティー組織の日常的な活動の場として機能する基幹的な拠点施設の整備、具体的には、廃校舎や公民館等の改修、こういった取り組みが掲げられておるわけでございますけれども、小学校統合による小学校廃校舎を地域コミュニティーの拠点整備事業を実施する場合に、この交付金が活用できればというふうに考えておる次第でございますけれども、今年度の事業の申請につきましては、この秋にも締め切りというふうな状況もありまして、事業の実施のタイミングもございますので、今年度、これがすぐに活用できるかどうかというのはなかなか厳しい状況にございますが、国のほうとも相談を進めながら、活用できるような道がないのか、また検討をしていきたいというふうに思っております。  3番の施策の見直しについてお答えをいたします。  本市では、第4次魚津市総合計画第10次基本計画に、全部で36の施策の方針や具体的内容を定めておるところでございます。  さらに、これらの施策を実施するための具体的な事務事業を定めた実施計画をローリング方式により、毎年度、向こう3カ年を計画期間として策定をしておるという状況でございます。  この実施計画の策定にあたりましては、行政経営戦略会議において、施策評価の結果を踏まえ、優先順位やスピード感などを考慮しながら、事業内容や事業費の精査を行ってまいることにしております。  議員ご指摘の問題につきましても、こうした作業の中で、必要に応じ見直しを行いながら、公約の実現や市の諸課題の解決に向けた施策を計画的かつ効率的に実施できるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、4点目の組織改革の必要性でございます。  市の行政組織は、まず、市民にとって利便性が高いことが重要でございます。また、より効率的に行政運営できる組織であることも大切であると考えております。  議員ご指摘のとおり、適切なときにスピード感を持って事務を遂行できる行政組織を目指すことは重要なことであると思っております。  社会情勢や行政需要の変化に注意を払い、適切な行政組織であるか否か、日ごろから検証を行っていかなければなりません。  行政組織を見直すにあたりましては、見直すべき部署や事務分担をまずはきちんと整理をし、よりよい行政組織のあり方を十分検討する必要がございます。  市長としまして、さまざまな角度から研究をしたいと思っております。どのような行政組織であるべきか、引き続きしっかりと検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 147 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。  〔産業建設部長 宮崎信一君 登壇〕 148 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 松倉議員からご質問のありました魚津駅・新魚津駅及び駅前広場整備事業についてお答えいたします。  魚津駅・新魚津駅周辺整備事業については、事業の実施により、乗り継ぎ利便性の向上や新魚津駅のバリアフリー化、さらには駅西広場を整備することにより、駅の利便性が高まれば、既存の駅利用者の満足度向上、利用者の増加はもとより、市への来訪者増につながると考えておるところでございます。  また、本事業の実施により、駅西広場だけでなく、周辺道路を整備することにより、将来的な、駅から海まで、または、駅の東西を結ぶ道路を視野に入れたまちづくりを展開できる効果も十分あると考えております。  次に、土地の活用策についてでございますが、本事業については、県を通じて北陸地方整備局へ随時事業内容を説明し、十分な情報共有を行っております。  国からは、新幹線駅が市外にでき、高速移動の拠点が移動した中で、ハブ駅として駅機能を強化することにより、新幹線駅から利用者を呼び込もうとする本事業の目的については一定の評価をいただいておるところでございます。  ただし、より経済効果を高め、駅周辺を活性化するなど、市のまちづくりにつながるよう、土地の有効利用を考えていくべきとの助言もあわせていただいております。  この件については、ご質問いただいた商業施設などのあり方を含め、市議会はもとより交通事業者、経済界、地域の皆様方としっかり情報を共有し、意見交換を行いながら、よりよい方向性を見出してまいりたいと考えておるところでございます。  次に、駅周辺の駐車場の必要台数については、平成25年度に策定いたしました基本構想の中で、乗車規模の近い駅の駐車場整備状況を参考に、駅の西側については、現時点で30台程度のパーク・アンド・ライド駐車場が必要と想定しております。  今後、現在策定中の駅西広場の基本設計や駅西広場に隣接する駐車場の整備計画の中で、バスやタクシーの乗車場の必要面積の算定とあわせて、自家用車駐車場の必要台数について精査する予定であります。  次に、商業施設のテナント応募については、現時点で具体的な検討やアプローチは行っておりません。  改札機能の東西への配置と両駅の乗り継ぎ利便性の向上により、両駅を行き来する人が増えると想定しており、その中でこうした施設があることで、さらなる来訪者増につながる可能性があると考えておるところでございます。  今後、望まれる施設のあり方について方向性を固めてまいりたいと考えております。  一方、他市の事例では、レンタルスペースと観光案内所を併設した交流施設と商業施設を整備した事例もあり、今後さまざまな事例を研究してまいりたいと考えております。  次に、観光施設までの沿道商業施設の実数についてでございますけども、現在、魚津駅から魚津港までの主要道路沿線に、主に軽飲食店やコンビニエンスストアなど17店舗程度を確認しておりますが、今後、順次道路整備が行われることによる効果により、新たな出店も期待できるものと考えております。  最後に、この整備事業は何を求めているのかというご質問でございますけども、北陸新幹線金沢開業により、魚津市では魚津駅に停車していた特急列車が全て廃止され、高速移動の拠点が新幹線駅に移動しました。  まずは、日ごろ駅を利用される方の利便性の向上はもとより、これまで来訪された方々が引き続き魚津に不便なくお越しいただくために、ハブ駅として機能を強化することが必要と考えております。  しかし、同時に、それだけでは不十分であることも認識しております。両駅の向上した機能を生かし、さらに誘客、交流を進めるための施設整備や周辺の道路整備についてもあわせて検討してまいりたいと考えております。  いずれにしましても、本事業の推進にあたっては、随時課題の整理を行うとともに、関係者協議の進捗状況を踏まえ、事業の進め方について、総合的に判断してまいりたいと考えております。  以上であります。 149 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 150 ◯市長(村椿 晃君) 地域振興会制度の拡充策についてのご質問にお答えをいたします。  今年度から交付をしているまちづくり交付金について、従来、市が行ってきた簡易な公共事業で、地域振興会自らが実施したほうが的確に対応できる事業や、地域の活性化、課題解決に向けた事業で、各地域振興会が実施したほうが効果のある事業などにつきましては、地域振興会と市で十分協議をした上で、交付金の拡充等について検討してまいりたいというふうに考えております。  本年度も地域振興会長等とも話をしておりまして、しっかりと考えていきたいと思っております。 151 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 152 ◯6番(松倉 勇君) それでは、順次再質問させていただきます。  先ほど市長から、観光のまち魚津を目指すと答弁がありましたが、まず、これは単年でありますが、台湾インバウンド事業の台湾メディアの方々が魚津市においでになりましたよね、取材にというか。そのときに、歓迎の意味で、市庁舎玄関前でお迎えに出ていたわけです。私も出させていただきました。そのときの送迎の車がライトバンでしたよね。台湾でも見られないようなライトバンでしたね。ああいったことは、おもてなしの心からいったら、ずっと外れるんじゃないですか。なぜにああいう車の利用になったのか、私、そこら辺はちょっとわからんがですけど、せめてレンタカーなどでも対応できるんじゃないですか。あれじゃ、台湾メディアの人もびっくりだったと思います。私でさえ、ああいう車は台湾で見たことがないです。本当に恥ずかしい話ですよ。  おもてなしの心と言いながら、メディアに対してさえ、そういうことでは、おもてなしとは言えないでしょう。根本的に何か間違っているのかなと私は思っております。言葉だけが先行していて、実際の対応は違うんじゃないかと。もっとそこら辺をきちっと一体型の施策であってほしいと思います。  もう1点言います。観光についてですけど、もっとも細かい話なんですけど、ある方からお電話がありまして、埋没林博物館ですか、ちょうどお盆前でした。夏の観光シーズン真っ盛りのときです。「埋没林館のところ、何であんな草ぼうぼうになっておるがよ」と。私も見に行ったんですよ。草ぼうぼうだったんです。そこに、県から依頼された造園事業者が県道側の草刈りに来ておられました。その方にお尋ねしますと、我々は、中はお願いされておらんと。県のほうだと。県のほうも、海の駅側は年3回の予算を2回に減らされたと。除草の予算も2回分に減らされておるんだと。だから、あっちはまだ今できないんだと。「じゃ、海の駅側はいつやられるんですか」とお尋ねしたら、当時、8月27日の漁り火まつりに間に合えば大丈夫だという回答だったと。  これは一体、県も市も、観光について本当に何を考えておるのかなと。本来、シーズン真っ盛りのときに、県外からおいでになるのに、里帰りでもおいでになるときに、そんなみっともない姿を見せておいて、おもてなしの心と言われても、観光一体型施策と言われても、ちょっと違うのかなと。  これはぜひ庁舎内で情報の共有というか、この後も言わせていただきますが、そういう観点からも一体型のものであってほしいと思います。これについて、簡単にご答弁いただけますか。  要するに、今後こういうことがあったら、即市で対応するとか、例えば埋没林博物館の除草の場合でも、あれはたしかシルバー人材センターが休みだから対応できないと、埋没林博物館で言われました。そういう対応をしてくださいよ、これから。  とりあえず答弁いただけますか。 153 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 154 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘の観光施設周辺の環境整備の問題につきましては、市のイメージにとっても大きな問題だというふうに思います。  常時、きちんと整備できるかどうかというのは、現実問題、難しい面もあると思いますけれども、効果的な環境整備をどのようにしていけばいいのか、しっかりとまた考えてまいりたいと思います。 155 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 156 ◯6番(松倉 勇君) 今後ぜひそのようにお願いいたします。  次に、地域コミュニティーについて、市長がおっしゃった国の交付金の活用とか、公民館が核となる施策ということは理解いたしますが、そこで、私ちょっと、魚津市の自治基本条例に基づく地域協働の根幹を揺るがしかねない発言を市長がなされたということを2、3人の方々に聞いておるがですけど、この真意を質問させていただきます。  ほかの方から聞いている内容は、10年後には、今の地域振興会制度を廃止すると言われておると。私も当初、それは全く選挙前のことであろうと、市長になられてからは違うだろうと私は思っていました。それが、去る7月半ばに各地域振興会の方々と市長の会合があったと思います。そのときの市長の挨拶の中で、地域振興会制度を前澤崎市長より継続し、また今後も支援していきますと述べられながら、10年後、20年後には、中山間地の地域振興会組織の持続が厳しくなるから、その組織を当局で云々と述べられたと聞き及んでいますが、その真意をお聞かせください。  また、廃止の意味合いではなくて、もろもろの情勢があり、違う意味合いに受けとめられたのなら、なおのことここで真意を述べられて、そういうことはないと、はっきり打ち消されたほうがよいかと、老婆心ながらお尋ねします。 157 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 158 ◯市長(村椿 晃君) お答えします。  まず、前段の10年後には廃止するという話をお耳にされたということですけれど、選挙期間中を通じ選挙後も、そのような発言をしたことは一度もありません。事実無根であります。  それから、2点目の地域振興会の皆さんとの話の中でお話ししましたのは、この地域振興会制度等々、住民自治の考え方のもと、主体的な地域づくりを進める上での根幹となる制度なので、この制度はきちんと継続しますと、応援していきますと、まず言いました。ここはそのとおりです。  その将来の話として、人口減少が進んでいく中で、今の地域がそのままの規模であり得るかどうかというのは非常に不透明というか、難しい課題があるので、そういう人口減少の変動にしたがって、どのようなネットワークなりの強化を図らなくちゃいけないか、そういうことは考えていかなければなりませんという趣旨の発言はいたしました。もしそこが、見直しとかそういうふうに捉えたのであれば、私の発言が不十分だったのだと思います。  以上でございます。 159 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 160 ◯6番(松倉 勇君) 今、市長が言われたように、そういうことは全くないというお言葉でありましたので、また誤解のないように、今後も説明、また支援していくとおっしゃっていただきたいと思います。それは要望しておきます。  次に、施策の見直しについてお尋ねします。  総合計画に基づいた事業でありますが、私も今、小学校の統合も決まって、改築に向かって予算については賛成した立場でありますが、まだまだやはりこのことによって魚津市の事業が縮小されておる。これについて、何か改善策を見出さんと、このままじゃ本当に、あんまり自分の言葉では言いたくありませんので、ここでは言いません。本当にということだけ言っておきます。  今、立ちどまって見るべきは見るべきだと思いますし、どんな施策が必要なのか、不必要なのかということですね。これについては、きちっと精査していただきたいと思います。  審議会云々もわかりますけど、審議会があれじゃないんですから。首長は市長ですよ。だから、市長判断で結構じゃないですか。審議会云々もありますけど、あんまり皆さんの意見を聞いておっても、本当に前へ進まないですよ。そろそろそういう時期だと思います。よろしくお願いします。  そういうことも含めて、新年度予算に今後きちっと反映していただければと思います。  また、国の支援メニューを常時取り入れることができるように、先んじた施策を、皆さん行政マンの方々で講じておくべきと考えますがいかがでしょうか、お答えいただきます。 161 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 162 ◯市長(村椿 晃君) ご指摘のとおり、最近の国の予算の動き、非常に急といいますか、時間があまりない中で進んでいくと、そういったような状況が続いておりまして、自治体としては、そういうものというふうに考えていかなければならないと思います。  そういう意味では、話が出てからプランを組むのではなくて、市として何が必要かというふうなことを考えて、ラフでもいいので、あらかじめこういったようなものというプランニングを幾つも用意しておく必要があるのかなと。それで、国の施策が出た段階で、それに乗っけていくと、そのくらいの意識でないと、この時代、地方の経営は遅れをとるというふうに思っておりますので、しっかりと取り組んでいきたいと思います。  〔「異議なし」「同意」と呼ぶ者あり〕 163 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 164 ◯6番(松倉 勇君) 今市長がおっしゃったように、ぜひスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  次に、組織改革の必要性については、前市長のときから提言しておりましたが、なかなか前市長には受け入れていただけず今日に至っておりますが、先ほど来より申していますように、スピード感を持って組織改革もなされて、今後、庁舎内の情報を共有していただいて、何事の施策にも全庁的な取り組みが行える体制にしていただければと思います。
     先ほどちょっと言いましたけど、要するに用地買収ですね、例えば学校に関しては教育委員会が対応する、道路については建設課が対応すると、ばらばらですよね。だからプロはいないんですよ。その施策によって担当課がそういうふうな対応をしなきゃいけない。それじゃ、スピードアップを図れるわけがないんですよ。そういうことを考えたら、昔は用地課じゃないですけど、開発公社ですか、あった時代もありましたよね。ただ、不良資産が増えたもんだから、ああいう形になったと思いますけど、そういうことがないような開発公社的なもの、公社でなくてもいいですけど、担当、用地課なら用地課とか簡易な専門職をつくられたらいかがかなと私は思います。そこら辺をひとつ、市長、答弁お願いします。 165 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 166 ◯市長(村椿 晃君) 先ほどもお答えをいたしましたけれども、行政組織、この状態で未来永劫いいというようなものではないと思います。常にふだんの業務のチェックを行いながら、見直すべきところは見直すということが必要であろうかと思っています。  職員の専門性については、いろいろ難しい面も実はあると思っております。専門化すれば、そこに固定化するわけでございまして、我々一般行政という形で採用しておる関係もありますので、どこまでそういった専門性を高められるかというのは、小さい自治体であればあるほど困難な面もあると。  ただ、そういった中で行政事務を効率的に進めていくということは、ご指摘のとおり必要でございますので、しっかりと事務のあり方を考えながら、必要な行政組織の見直しがあれば行っていくという考え方で臨んでいきたいと思っております。 167 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 168 ◯6番(松倉 勇君) わかりました。今後は市長に、市民の負託と期待に応えるためにも英断を振るって、今の政策の見直しと、今のご答弁にありましたように、組織改革に取り組んでいただくことを要望としておきます。  次に、駅周辺整備についてお尋ねします。  利便性の向上についての費用対効果をお尋ねしたわけですけど、その答弁というか、ビーバイシーで言うと、仮に年間1万人の乗降客増が見込まれたとして、あいの風とやま鉄道と地鉄の利用客1人当たり500円の運賃収入として年間500万、10年で5,000万と試算。それも鉄道事業者の収入のことであり、我が魚津市にとって、ただ、利便性の向上ということだけで21億5,000万相当が費やされていいものかどうなのか、そこら辺、ちょっとご答弁いただきたいと思います。 169 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。 170 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 魚津駅・新魚津駅周辺整備についての事業費21億余りということで、それについてのビーバイシーという具体的な費用対効果の数値というのは出してございません。  先ほど質問の中でも言われました松倉議員のお言葉をかりれば、よいことだらけの文言ということでございましたけれども、我々、この駅整備、当然乗りかえの利便性というのは一つありますけども、そういったものが来訪者の増につながればということで、それをいかに、特に魚津市は海岸区域に非常に観光資源等が多うございまして、それらに結びつけていきたい、ハブ駅としていきたいという思いがございます。そういったキックオフの事業ということで考えておるところでございます。 171 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 172 ◯6番(松倉 勇君) ビーバイシーはともかくとして、望むこと、希望できるというだけの話なんですよね。  私、一言言わせてもらうけど、駅西整備ですね、何十年前でしたっけ、坪40万円で市が売却いたしておりますよね。10年間売買できないという譲渡制限付でたしか。その当時からのことを思いますと、あそこは、当時、駅西開発として開発されるもんだと私は思っておったんですよ。ところが拠点になる角々は地元の農家さんが押さえられていて、これじゃ商業地がなり得ないだろうと、駅西はですね。当然、地元の農家さんが地権者でしょう。その方々が各角地を持っておられては、ここに商業ビルはできないだろうと、商業地になり得ないのかなとは思っておったんです。案の定、現在、商業地ではありませんよね。住宅地。坪10万円ですか15万円ですかね、それが現実なんですよ。  商業的に期待ができると言われるけど、退去された方々は何軒もありますよ。今から新規にという希望、そこら辺が何か感覚が違うのかなと私思って、産業建設部長のお言葉を聞いておったんですけど、確かに希望はできるだけ持ったほうがいいですよね。でも、甘い希望と現実とは違いますからね。そこら辺をよく考えていただきたいのと、先ほど来言っておりましたけど、石井知事の求められました国に説明がつく活用策、パーク・アンド・ライドだけではないということなんですけど、もっと具体的に何か案としてこれから協議していくということなんでしょう。今は具体的にはないということですか。どうでしょう。 173 ◯議長(関口雅治君) 宮崎産業建設部長。 174 ◯産業建設部長(宮崎信一君) 土地利用につきましては、先ほど答弁で申しましたパーク・アンド・ライドのほかに、都市計画道路として、広場と今度は新たに、いわゆるガード下へ向かっていく道路の整備にもその土地を利用するということなどなど考えておるところでございます。 175 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 176 ◯6番(松倉 勇君) 私なぜにこういうぐだぐだといろいろ言っておりますけど、やはり駅前整備に関しては、本当に何を求めるのかということを根本的に考え直すべきときに来ていると思うんですよ。もっと大きいもので、例えば本庁舎の建てかえも入れて、そこを複合的な施設にするのか、例えばの話ですけど、ただ今だけの状況のこの施策では、21億円は無駄じゃないかなと、私はこう思っておるがです。  利便性だけなら、もっと小さくできるし、もっと大きくして、本当に複合的な、お客さんが来られるような利用価値のある、例えば市民の交流の場や通学生徒の学習の場としての図書館とか、願うは橋上駅として、市民バスも東側と西側と通行できるような、要は橋上でターミナル化して、そういう利用の仕方をすると、利便性もいいし、複合的ビルになるし、いいのかなとは思うんですけど。確かに予算的に高つきますけどね。夢は大きく持つなら、どうせ言うんだったら大きく持ってくださいよ。細々とこの程度でいいやというんじゃなくて、もっと大きくするのか、本当に小さくするのか、その精査のときかなと私は思います。  そこら辺、よく検討していただければと思いますが、市長、答弁をお願いします。 177 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 178 ◯市長(村椿 晃君) 魚津駅周辺整備のこのプランニングにつきましては、従来からの経緯も踏まえて、今、現実的にどのような形であれば乗り継ぎの利便性が可能なのかというようなことを中心にプランニングをしているという状況で、関係機関のほうと鋭意折衝をしておると。なかなか難しい面もありますけれども、まずそういう現状です。  では、本当にそれで事が足りるのかというふうなご指摘をいただければ、それだけでは市民の皆さんの満足は得られるのかなという思いも正直あります。  ハブ駅としての機能を持たせるというのは、この魚津にしかない利点でもありますので、その話と駅周辺のまちづくりというのをどう整合をとっていくかというのは、一度、やはり幅広い議論、意見を聞いてやるべきではないかなというふうには思っております。 179 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 180 ◯6番(松倉 勇君) それこそ議論がたくさんあっていいと思いますので、この問題については、私どもも委員会のほうでまた議論させていただきたいと思います。  次に、先ほどの地域振興会まちづくり交付金の拡充の考えはあるとおっしゃいますけど、どの程度なのか、数字的に具体的に申し述べていただければ幸いと思いますが、いかがですか。 181 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 182 ◯市長(村椿 晃君) 地域の皆さんのいろんなお声を聞く中で、そういった方向性で検討をしていきたいという答弁をしたわけでございまして、例えば具体的に幾らにするとか、まだそこまでの議論には至っておりませんので、いろんな事業のあり方とかをお聞きしながら、新年度の予算編成の中で検討を進めてまいりたいと思います。 183 ◯議長(関口雅治君) 6番 松倉 勇君。 184 ◯6番(松倉 勇君) 再三再四お願いばかりなんですけど、本当にこの予算で足りるという、ちょっと時間があるから言わせてもらうけど、地域の事業といったら、本当に切りがないんですよね。例えばガードレールにしてもそうだし、カーブミラーにしてもそうだし、防犯カメラにしてもそうだし、だからもっとやりたいことはいっぱいあるわけなんですよ。だから、もうちょっと地域を信用して、もっと予算づけしてやってください。いろんなことを考えられておりますし、皆さん、やる気が本当に高まると思います。そのことだけお願いしておきます。  それともう1点、市長にくれぐれも申し述べておきますが、当面、言わずもがなでございますが、地域振興会は当局の下請団体ではありません。自治基本条例に基づく協働の精神のもと、地域住民が自由に地域のことを考え、行動する地域のための団体であるという認識を確かなものとしてください。これは要望としておきます。  以上で私の質問を終わります。 185 ◯議長(関口雅治君) 3番 水田万輝子君。  〔3番 水田万輝子君 登壇〕 186 ◯3番(水田万輝子君) 私は、観光の3本柱である「見る」「食べる」「買う」を充実させることに取り組んでおります。  魚津市に人を呼ぶという観点においては、観光客の誘致と居住人口を増やすという2つの側面での戦略が必要と考えています。  あと、人口を増加させるには、「住む」「働く」「集う」「学ぶ」の4つを充実させることだと考えております。  1つ、「住む」には、子育て支援、社会保障制度、住宅区域の整備、安全・安心のための防災、防犯対策。  2つ、「働く」には、各事業所の福利厚生支援、離職率低減のための職場研修の充実。  3つ、「集う」には、定住促進事業、婚活事業、地域コミュニティーの充実など。  4つ、「学ぶ」には、教育環境のソフト面の充実。  既に取り組んでおられる施策は多数あると思います。  そこで、1番目の質問に入りたいと思います。  魚津市に人を呼ぶ戦略についてお伺いいたします。  国立社会保障・人口問題研究所の日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)によると、魚津市の人口は30年前の1985年に4万9,825人だったものが2000年ごろから減り始めて4万7,136人、2010年には4万4,959人、本年7月末現在では4万2,942人、これが2025年ごろには4万人を切ってさらに減少すると言われ、3万9,179人、15年後の2030年には3万6,906人、四半世紀後2040年には現在より1万人も減少する3万2,208人という推測がされている。  その内訳を見ると、現在の老年人口割合約27%が25年後には約40%に増え、逆に生産年齢人口の割合が約60%から50%へと落ち込む。このことから、25年後に生産年齢に達する現在の子どもたちの人口、即ち子どもを持つ家庭を増やす施策が早急に求められる。  岡山県総社市では、10カ年計画第2次総社市総合計画の基本構想の中に人口増加ビジョンがあります。現在の6万5,706人から25年後には約3,000人増の6万9,000人を目指すもので、既にその成果が見えている。  施策の一つに、英語特区制度がある。  文部科学省では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、グローバル化に対応した英語教育改革実施計画を2014年度から施行し、特に小学校における指導体制整備を強力に推進しています。魚津市も英語特区制度を導入し、「魚津市の学校で英語を学ぼう」を県内外に向けPRする。総社市の成功事例に倣い、人口増加の起爆剤となると同時に、国際交流都市魚津市を広くアピールできると思いますが、市長の考えをお聞かせください。  2番目は、台湾インバウンドの推進について2点お聞きします。  1点目、今年8月5日から7日までの第47回じゃんとこい魚津まつりに台湾のメディア関係者が訪問し、たてもん祭りや蝶六街流しをごらんになったと聞いております。  市の商工観光課では、魚津まつりをどう紹介し、台湾メディア関係者は、台湾で魚津まつりをどう紹介したか、お聞かせください。  2点目です。前回、インバウンドの推進について質問させていただいた折に、ご回答では、今年3月末に台湾国内の中小の旅行業者で組織している甲種旅行業協会の33名が3泊4日の日程で魚津市を訪れられ、その際に、体験型観光プランを紹介されたこと、また、5月20日から23日の4日間、台北市で行われた日本の伝統芸能発信イベント「台感!ニッポン」に出展され、じゃんとこい魚津まつりを中心に観光PRをされたと聞きました。それらのPR方法はどのようにされたのでしょうか。その上で、今年の魚津まつりにおける台湾からの訪問客数はどのような結果になったのでしょうか。また、その際の経済効果はどうだったのか、お聞かせください。  これで壇上での質問は終わります。 187 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。  〔市長 村椿 晃君 登壇〕 188 ◯市長(村椿 晃君) 水田議員からの魚津市に人を呼ぶ戦略、特区制度を利用し、市内小学校に英語教育を導入してはどうかというご質問にお答えをしたいと思います。  国際化が進展する社会の中で、児童生徒の国際理解の力や英会話の力を高めることは大切であると認識しております。  現在、先ほどもお答えしましたけれど、5、6年生においては、外国語活動の学習が年間35時間行われております。そして、1年生から4年生におきましても、魚津市では、東部中学校、西部中学校に所属するALTとの学習の充実を図っているところでございます。  また、学習指導要領の改訂により、今後、3、4年生から外国語活動の授業が行われる予定となっており、児童が英語を学ぶ機会は順次拡充されていくと、このような状況にあります。  ご指摘の特区制度でございますけれども、小学校に英語教育が導入される前、具体的には、県内では黒部市が平成18年度から平成20年度にこの制度を利用し、現在では教育課程特例校制度を利用しまして、英会話科の学習を行っておるところでございます。  今後は、学習指導要領改訂によりまして、小学校で英語教育が拡充をされていくということでございますが、先ほどもお答えをしましたとおり、魚津市において、小学校1年生から、どのような特色のある英語活動が展開できるのか、教育委員会のほうと、現在しっかり協議をしておりますので、ぜひ子どものうちから英語になれ親しんで、ひいてはそれが国際交流都市につながると、そういった流れになるように取り組んでいきたいと思っております。 189 ◯議長(関口雅治君) 宮野商工観光課長。  〔商工観光課長 宮野司憲君 登壇〕 190 ◯商工観光課長(宮野司憲君) 台湾インバウンドの推進についてお答えいたします。  平成27年度より実施しております台湾インバウンド推進事業の一環といたしまして、今年のじゃんとこい魚津まつり開催期間に、台湾のメディア4社、4名の方々を招聘し、祭りを中心に8月4日から8月8日の間、市内の関係の皆様にご協力をいただきまして、市内の観光施設や体験メニュー、飲食店など、市内のさまざまな観光素材について取材をいただきました。4名のメディアの内訳は、雑誌社が1名、ネット広告社が1名、ブロガーが2名となっております。  祭りの取材に関しましては、せり込み蝶六保存会の練習風景や、たてもんの組み上げの様子など、祭りの背景となります人や地域の雰囲気も事前に感じ取っていただいた上で、祭り本番の取材を行っていただいております。  祭り期間中は、初日、2日目のたてもん祭り、2日目のキャンドルロード、海上花火大会、そして最終日の蝶六踊り街流しまで、連日、開始時間前から終了時間まで熱心に取材をしていただきました。  祭りの現場では、ブロガーやネット広告社の方にリアルタイムで動画の配信なども行っていただき、祭りの迫力等を直接台湾の方々にリアルタイムでお伝えできたことは大変有効だったというふうに考えておりますし、動画サイトへは1時間余りで約10万件以上のアクセスもございました。また、期間終了後には、メディアの方々それぞれの媒体への記事掲載等も含めまして、広く台湾の方々に魚津市をPRすることができたものと考えているところでございます。  台湾インバウンド推進事業におきまして、台湾現地の方へのPRは大切な要素の一つとなっております。現状では、魚津市のことを知っていただいております台湾の方はほとんどいないという残念な状況でございますし、そう言っても過言ではないというふうに考えているところでございますが、台湾の雑誌やSNS等の活用はもとより、当市で勤務していただいておりますワーキングホリデーの方のお力もおかりするなど、少しずつ、かつ着実に魚津市の知名度を上げていくことが重要であると考えております。  今回の台湾のメディアの招聘だけではなくて、「台感!ニッポン」での出典、そして議員ご指摘のとおり、3月には甲種旅行業協会の33名の方々に魚津市にお越しいただきました。その中で、いかに魚津市の知名度を上げるかというところが一番でございますが、まずは、台湾のメディアの招聘につきましては、台湾における各種広告媒体を通して当市をPRしていただき、一定程度知名度を向上できたものと考えておりますし、「台感!ニッポン」でも、魚津の伝統芸能でございます蝶六踊りをしっかりとPRをさせていただけたというふうに考えております。  また、その効果だけではなく、実際にメディアで取材していただく方に魚津市にお越しいただいたことに大変意義があるというふうに考えております。  祭りなどの現場の雰囲気や参加していただいている方の様子、地域や関係者の盛り上がりなどを直接肌で感じていただくことで、より臨場感のある記事を掲載し、発信していただけたのではないかと考えております。  また、この5日間、私と当事業の担当者とともに、台湾メディア4名の方々に同行させていただきました。先ほど松倉議員からご指摘もいただきましたが、移動に利用させていただきました車両の問題など反省すべき点もございますが、何よりも彼らが自ら魚津での滞在を楽しんでいただいている様子をじかに拝見できましたこと、そして、当市と今後の継続した関係性を構築できたことも成果の一つであったものと考えております。  同じ期間には、メディアの方々だけでなく、台湾からのツアー客も甲種旅行業協会の皆様方のお力添えを賜りまして、10名、魚津市のほうに来ていただきまして、たてもんまつりや蝶六踊り街流しなどをとても楽しんでおられる様子も、あわせて拝見させていただきました。  今後開催予定の台湾インバウンド推進実行委員会などにおきましても、本事業を報告しまして、あわせて検証を行いたいと考えておりますが、今回の事業で、メディアの方だけでなくツアーの皆様方など、台湾から当市に来ていただいた方々に魚津市を十分堪能いただき、よいイメージを持って台湾に帰っていただいたことは事実でございますので、今後、台湾における魚津市の知名度向上につながる大きなきっかけ、成果であったものと考えております。  また、多くの方々に来ていただけますよう、そして経済効果があらわれるよう、しっかりと事業を推進してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。  〔発言する者あり〕 191 ◯議長(関口雅治君) 3番 水田万輝子君。 192 ◯3番(水田万輝子君) 答弁ありがとうございました。  それでは、順次質問させていただきます。  まず、大項目1、魚津市における英語教育の現状と今後についてお聞きします。  英語教育を充実することで生産年齢人口を増やしている岡山県総社市では、外国語指導助手ALTを中学校と小学校にも各校1名ずつ配置しています。さらに、幼稚園にも2日に1回の割合でALTが来て、一日中、園児と一緒に過ごしながら、遊びの中から英語に触れることができます。小学校高学年の授業時間は週に3時間もあります。  魚津市では、現在、外国語指導助手ALTを中学校2校に1名ずつ配置されています。小学校の子どもたちにも英語の能力を身につけさせるには、ALTの配置は欠かせないと思いますが、現在のALTの小学校における活動状況と、今後、小学校への常駐での配置についてどのようにお考えでしょうか。  また、英語教育をいつから導入しようと、これを聞いて考えが変わられて、ちょっと早めようかなということもまたお聞かせください。 193 ◯議長(関口雅治君) 市長 村椿 晃君。 194 ◯市長(村椿 晃君) お答えいたします。  現在、魚津市では、東部中学校、西部中学校それぞれに、議員ご指摘のとおり、ALTを1名ずつ、計2名配置していると。  これらのALTの方々は、月曜から金曜、週5日間、それぞれの中学校で中学生を対象に英語の授業を行うという活動をしておりますけれども、そのうち1日は小学校へ出向いて、教員とともに授業をやっておると。頻度としては、現在このような状況にあるということであります。  先ほど答弁でもお話しをしましたが、現在このような頻度にある状況をどこまで充実、拡充させていくことができるかということをしっかり考えていきたいというふうに思っております。 195 ◯議長(関口雅治君) 3番 水田万輝子君。 196 ◯3番(水田万輝子君) 今聞いた話では、進めることをやっておられるんですけど、早急にこれは、魚津市のいい形になると思うので、早目に検討されまして、英語教育は、市長が前からしたいということで、英語特区制度は黒部でやっていたと今聞いて、魚津が1番かなと思ったんですけど、またいい形で、魚津市英語圏という形みたいので、魚津の学校で英語を学ぼうという形にしたら、ほかのところからも来られるので、小学生ばかりじゃなくて、中学生も保育園の方も皆さん、そこへ行ったら違う形で覚えられるというのを、それも特区みたいような形で、おもしろみのある教え方で何か特徴のある、人を呼べるという形でまたよろしくお願いします。  続いて、大項目の2、台湾インバウンドの推進についてです。  来年度も同様の観光キャンペーンを実施される計画でしょうか。また、台湾からのインバウンドは、ある程度の富裕層をターゲットにしたものであるならば、国内においての観光誘致も、ある程度のターゲットを絞ったキャンペーンを展開されたらいかがかなと思います。  例えば、先ごろ開設された中板橋商店街の魚津食堂とタイアップを図りながら、中高年者向け歴史発見ツアーとか、首都圏の敬老会に向けて、魚津の食発見ツアーなど的を絞った観光キャンペーンをされたらどうかなと、いろんなツアーの形もあるんですけど、そういうことも考えておられるのかな、またそういうこともお聞かせください。 197 ◯議長(関口雅治君) 宮野商工観光課長。
    198 ◯商工観光課長(宮野司憲君) 確かに、的を絞った展開というのは非常に大切なことだと思いますので、今、個人旅行者も大変台湾から来ていただく方も増えておりますので、こういったところをターゲットにしまして、富裕層というところも大きなキーワードになってくるかもしれませんけど、このあたりは、どういった方々がこの日本、そしてその中の魚津に興味を示していただけるかということを、まずは調査、マーケティングをさせていただくのが今年度の大事な事業の一つというふうにも位置づけしております。  何分、先ほどツアーの方々も10名しか来なかったという、私からすると、10名も来ていただいてうれしいというような思いもあるわけですけど、10名という限られた数だったというふうに思っておりますが、多くの方々にご努力いただいて、この10名の方に来ていただいたわけでございます。  こういったところは、トータルした観光戦略といたしましても、全国的な事例で、多分議員さんもご存じのとおり、国際観光都市と言われる高山市ですら、最初のプロモーションを行ってから多くの方々に来ていただいたのは、かなり時間がかかったというふうにもお聞きしておりますので、外国に対するターゲットを絞った事業につきましては、一朝一夕にはいかないというのがこの事業の特性じゃないかと思っておりますので、ターゲットを絞ることとあわせまして、「継続は力なり」という言葉もございますので、成果はなかなかあらわれないというのがこの事業の特性かもしれませんけど、地道に成果を積み重ねまして、諦めずに、粘り強く取り組みを続けまして、やがて大きな成果が達成できるものと信じて、この事業を引き続き頑張っていきたいというふうに考えておりますので、どうかご理解いただければと思います。 199 ◯議長(関口雅治君) 3番 水田万輝子君。 200 ◯3番(水田万輝子君) すぐにはできないとはわかるんですけど、やっぱり何年後とかラインを引いてもらったほうが、そちらさんも私たちもわかりやすいと思うんで、やっぱり数字で上げなかったらなかなか現実味がなくて、そのうちとか、難しいから何年後という形をやっぱり数字である程度言ってほしいと思います。 201 ◯議長(関口雅治君) 宮野商工観光課長。 202 ◯商工観光課長(宮野司憲君) 地方創生の総合戦略の事業にもこの事業を位置づけておりますので、その中でも、私たちの思いとして記載をさせていただきました。最低でも3年といったところで、ある程度成果を出していきたいというふうにも考えておりますので、ご理解いただければと思います。 203 ◯議長(関口雅治君) 3番 水田万輝子君。 204 ◯3番(水田万輝子君) ありがとうございます。  3年は待てますから、これからもそれでよろしくお願いします。  ありがとうございました。これで再質問を終わりますが、私は、インバウンド施策による海外からの誘致と観光資源の掘り起こしによる県内外からの観光客、そしておもてなしをする魚津市民が国際共通語と言われる英語で交流できる都市を目指し、「国際交流都市 魚津市」を目指してほしいと考えております。  以上で終わります。        ───────────────────────── 205 ◯議長(関口雅治君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、明14日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 4時07分 散会 魚津市議会...