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  1. 魚津市議会 2012-06-01
    平成24年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 魚津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    2012年06月14日:平成24年6月定例会(第2号) 本文 (全 195 発言中 0 発言がヒット)(全 0 個所) ▼最初のヒット個所へ 1  午前10時00分 開議 ◯議長(広田俊成君) ただいま出席議員は定足数であります。  休会前に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ─────────────────────────          市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑 2 ◯議長(広田俊成君) 日程に入ります。  日程第1 市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑でありますが、発言者の通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。当局からそれに対する答弁を求めます。  16番 浦崎将隆君。  〔16番 浦崎将隆君 登壇〕 3 ◯16番(浦崎将隆君) 平成24年6月定例会において、自民党議員会を代表して質問させていただきます。  1点目は、震災瓦れきの受け入れについて質問いたします。  4月に富山県知事が岩手県山田町の災害廃棄物仮置き場を視察し、富山県として震災瓦れきを受け入れる方向で話が進んでいます。  新川広域圏理事会では、2市2町の議会や住民の理解を前提に受け入れる方向で検討すると決まったと聞いています。  魚津市には焼却灰の埋立地があり、市民の関心も高い。住民説明会受け入れ準備等、魚津市として今後どのような計画で進める考えかお聞かせください。  2点目は、豊かな海づくり大会について質問いたします。  毎年皇室行事として開催される全国豊かな海づくり大会は、全国植樹祭国民体育大会など天皇陛下の地方行幸啓の一つです。今年は沖縄県、来年は熊本県で、26年度は奈良県で開催されることが決定しています。平成27年は富山県で開催されることが決定していますが、県から開催場所や時期等について話が来ているのでしょうか。  魚津市には、式典行事を行うに適した客席数1,186席の大ホールを擁する新川文化ホールもあります。海上歓迎・放流行事には、広い駐車場を備えた海の駅蜃気楼があります。  魚津市には県内唯一の水族博物館もあり、今年度100周年に向けてリニューアルを進めており、県内外に向けて情報発信する絶好の機会だと思います。富山湾の魚を学術的に研究し、教育の場ともなっている施設であり、ぜひ魚津市での開催を希望します。
     魚津市として、今のうちから県に開催地の名乗りを上げてもらいたいと思いますが、市長の考えをお聞かせください。  3点目は、並行在来線の現状と対策について質問いたします。  平成26年度までに北陸新幹線は金沢までの開業が予定されています。それに伴ってJR西日本から経営分離される並行在来線の第三セクター会社の準備会社が7月下旬に設立されます。地域住民の通勤通学の足を守るため、並行在来線が第三セクター会社になってもサービス低下にならないように、利用者の視点に立った運営と安定的な経営が必要である。  昨年度、議会の在来線等まちづくり特別委員会では、県境をまたぐ運行の利便性の確保や快速列車の運行、交通の結節点としての現JR魚津駅及び駅前広場の整備、地鉄との相互乗り入れなどについて県へ要望してきた。第三セクター会社の設立を間近に控えた今、県の並行在来線対策協議会ではこれらの要望について検討されているのか現状を伺いたい。  また、電鉄魚津駅は今年度、駅舎整備に取りかかると伺っております。あわせて、駅前広場の整備や公共交通網の利便性の向上についても必要かと思いますが、どのような状況なのかお聞かせください。  4点目は、経田地区区画整理事業について質問いたします。  第2期工事は平成27年で完了が決定していますが、その後の計画は白紙状態です。昨年7月11日に経田公民館で行われた市長のタウンミーティングの際にも、「県への要望事項に入れており、今後も事業の実施に努めたいと考えています」が市長のお答えでございました。その後どのような状況でしょうか。一刻も早く西側地区と東側地区の整備計画を立てていただきたく、考えをお伺いしたいと思います。  5点目は、パナソニックの事業再編と本社人員削減に伴う魚津工場への影響について質問いたします。  パナソニック社半導体事業の再編で、魚津工場は今後どのようになるのか。また、2012年度中に本社の従業員数約7,000人を3,000人から4,000人削減するリストラ策を検討しています。同社が本社要員の大幅な削減に踏み切るのは初めてですが、それに伴い魚津工場への影響はどの程度に及ぶのかお伺いいたします。  6点目は、日本カーバイド工場の敷地について質問いたします。  滑川市に工場機能が移転して以来、魚津工場の敷地を有効活用できないか、近隣住人から話があるようです。日本カーバイド工場から魚津市に今後の話など出ているのでしょうか。魚津市として何か考えはおありでしょうか、市長にお伺いいたします。 4 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。  〔市長 澤崎義敬君 登壇〕 5 ◯市長(澤崎義敬君) 浦崎議員のご質問に順にお答えをしたいと思います。  はじめに、震災瓦れきの受け入れについてでございます。  東日本大震災による災害廃棄物の広域処理の受け入れにつきましては、今年3月に国からの要請を受けて、県から市町村や広域圏などに正式な協力要請がございました。この要請を受けまして、新川広域圏では4人の理事全員によりまして、構成市町の議会や住民の理解を得ることを前提に受け入れる方向で検討していくこと、受け入れ条件として、種類、形状については木材チップに限ること、受け入れ量は日量40t、年間7,000t、また安全基準については、国際基準と同等の放射能濃度1kg当たり100ベクレル以下であることなどの方針を了承いたしまして、国及び県に回答したところでございます。  また、4月9日には富山県知事が岩手県山田町の災害廃棄物仮置き場を視察いたしました。保管状況、破砕選別状況、放射線量の測定を行いまして、富山県と岩手県の間で「災害廃棄物の広域処理の基本的枠組みに関する覚書」が取り交わされたところでございます。その内容につきましては、新川広域圏が提示したものと同様のものとなっております。  議員ご指摘のとおり、受け入れとなった際は、木材チップは一般ごみと混合して新川広域圏事務組合の焼却施設でありますエコぽ~とで焼却処分をいたしまして、その後、焼却灰は国の処理基準に従って、本市下椿にございます一般廃棄物最終処分場に埋立処分となります。  現在、県をはじめ関係機関と協議、調整中であります。住民に対する説明会や試験焼却の実施、放射線量の測定など、瓦れき受け入れまでの具体的なスケジュールや方法などにつきましてはまだ正式に決定をいたしておりませんが、できるだけ早く決定したいと考えております。  新川広域圏の共通認識のもとで一体的な取り組みを進めているところでございますので、決定次第、随時ご報告をしてまいりたいと思います。  災害廃棄物の受け入れにつきましては、安全性の確認が絶対条件であります。また、説明会などには県や国から専門家を派遣していただくなど最善の措置を講じながら、地域住民の安心の確保と不安の払拭に努めてまいりたいと思います。必要に応じては、現地視察の実施なども行わなければならないのではないかと考えておるところでございます。  次に、豊かな海づくり大会についてでございます。  議員ご指摘のとおり、この大会は、水産資源の保護管理と海や湖沼、河川の環境保全に対する意識の高揚を図るとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、明日の我が国漁業の振興と発展を図ることを目的に国民的行事として開催されている大会でございます。  この大会にはこれまで、秋の国民体育大会全国植樹祭と並んで天皇皇后両陛下のご臨席を賜っております。  当市には、おさかなランドや海の駅蜃気楼、それらを包括したみなとオアシス魚津もございます。ぜひ当市で開催されるよう県に働きかけてまいりたいと思います。  次に、並行在来線とその対策についてでございます。  現在県では、富山県並行在来線対策協議会におきまして、旅客流動調査などに基づく将来の需要予測調査、運行計画や運賃水準など、経営の基本となる事項につきまして検討、協議を行い、今年度中に経営計画概要を策定する予定で作業を進めております。  また、今年7月の在来線の運営を担う準備会社の設立に向けまして、発起人会の開催など会社の設立準備を進めているところであります。  魚津市議会在来線等まちづくり特別委員会などの要望に対する富山県並行在来線対策協議会の対応といたしましては、富山県並行在来線経営計画概要には、快速列車の運行については、新幹線や在来特急の運行見直しのほか、利用実態を踏まえて、例えば通勤通学時間帯における県東部から金沢間の運行などの検討、また駅の管理体制として、富山地方鉄道の駅と近接する並行在来線駅については、地鉄と連携した駅管理のあり方を検討し協議を進めるとともに、魚津駅での乗り継ぎ利便性について、関係者の協議状況等を踏まえ必要な検討を行うとしたところでございます。  県東部及び県境をまたぐ運行のさらなる利便性の確保のためにも、市といたしましても、金沢駅どまりが予想されます特急サンダーバード号、しらさぎ号に接続する糸魚川駅、直江津駅から金沢駅までの快速列車の運行、市民の移動の利便性向上はもとより、新川地域における来訪者の移動の利便性向上などのための魚津駅、新魚津駅の駅舎及び駅前広場の整備、在来線魚津駅及び富山地方鉄道線共用使用による富山駅までの直行並びに新川地域における相互乗り入れの実現の可能性の検討などにつきまして、引き続き県に対し要望したいと考えております。  また、平成26年度末には北陸新幹線長野・金沢間の開業が予定されておるわけでございますが、電鉄魚津駅は(仮称)新黒部駅までのアクセス駅としてその利用が期待されておるところでございます。  今年度と来年度の2カ年で電鉄魚津駅前広場整備を実施する予定でございますが、今年度におきましては、駅前広場を整備するにあたり支障物件となります電鉄魚津駅の現駅舎を富山地方鉄道に移転していただく予定でございます。まずは、新駅舎の建設とそれに伴うエレベーターの設置によるバリアフリー化、その後、現駅舎の取り壊しを行っていただく計画でおります。  駅舎の移転が終了後、駅前広場整備による電車とバス、タクシー、自転車などの乗り継ぎの利便性の向上と送迎用のスペース確保を図るとともに、レンタルサイクルステーションの整備、観光地の案内看板の設置などによりまして、観光で訪れられる方々の利便性を確保し、電鉄魚津駅周辺地域や市街地などにおける回遊性を向上させまして、市全体の活性化を図りたいと考えております。  次に、経田地区の区画整理事業についてでございます。  経田土地区画整理事業は、平成10年7月より地権者の皆さんとともに協議を重ねながら、平成19年5月7日に一部区域を対象とする経田中央土地区画整理事業として県の事業認可を受けまして、現在、その3.5haを施行しております。  この土地区画整理事業は、区域内の道路網を抜本的につくり変えることで、生活の利便性にすぐれた安心・安全な地域を目指すものでございます。  反面、個人所有地の減歩や建物の移動など個人資産にも影響があることから、権利者全員からの協力や承諾が必要不可欠でございます。  現在施行している区域は事業区域の山側部分で、昨年度から平成27年度までの5年間で整備するものでございます。個々の土地を法務局に登記する換地処分が終了するのは、さらに2年後になるものと思います。  ご質問にある次の区域の整備計画につきましては、隣接する富山側区域あるいは黒部側区域を対象として検討することになりますが、現在施行しております区域の事業進捗状況を見ながら、地元で組織されております区画整理委員会との協議を重ねまして、地域全体としてのさらなる検討が必要であると判断しておるところでございます。  こういったことから、対象区域を構成する町内会の意向を含めまして、各地権者と十分な協議が必要でございます。また、現施行区域の事業の費用対効果の検証をはじめとして、区域全体を考慮して判断してまいりたいと考えております。  続きまして、パナソニック社の事業再編と本社人員削減に伴う魚津工場への影響はどうかということでございます。  報道等にもございますとおり、従前のパナソニック株式会社セミコンダクター社魚津工場は、パナソニック本社の事業再編によりまして、平成24年3月に「パナソニック株式会社デバイス社北陸工場」へと社名が変更されました。  パナソニック本社の経営方針によりまして、魚津工場は省エネルギー型半導体などの生産へ移行することとなりまして、砺波、新潟県新井を含む北陸工場の中でも、統括工場としての位置づけで、新たな生産ラインを稼働させたところであると伺っております。  パナソニック社本社のスリム化は、主に調達や品質保証、情報システムなど事務部門や研究開発部門生産技術部門の約7,000人を対象に、他の事業などへの配置転換や早期希望退職を募ることでほぼ半数を削減する予定であると報道されておりますが、6月末には社長交代も予定されているとのことでございます。魚津工場を含む北陸工場への影響については、現時点では未定となっております。  今後も情報収集に努めまして、魚津工場並びに地域経済への影響の有無についても注視をしてまいりたいと考えております。  日本カーバイド工場敷地の活用についてというお尋ねでございます。  日本カーバイド工業魚津工場では、現在も総務機能、研究機能など、企業としての中核的な役割を担う機能を有しておると伺っております。  会社に伺いましたところ、魚津工場の機能を早月工場に移転した経緯はなく、これまで、新規工場建設にあたって魚津工場が手狭であったことなどから、早月工場での建設で現在に至っておるということでございます。また、魚津工場で稼働している工場も多数あるわけであります。  現在も新商品開発が行われておりまして、事業展開する場合には、魚津工場への建設も検討されるともお聞きしておるところでございます。  日本カーバイド工業魚津工場は、魚津市経済にとっても根幹をなす大切な事業所として、今後も活発な事業展開を期待いたしますとともに、新規計画の際には魚津工場での造成を要望してまいりたいと思います。 6 ◯議長(広田俊成君) 16番 浦崎将隆君。 7 ◯16番(浦崎将隆君) どうもありがとうございました。  簡単にと言ったらあれですけれども、今日はたくさんの人が質問されますので、いい答えもいただいたと思っておりますので、私はなるべく簡単明瞭に行きたいと思います。  震災瓦れきについては、やっぱり皆さん、福島の原発の放射能はないかということも心配しておられますので、まずないということと、2市2町ももちろん大事ですが、魚津の地元のそこで埋め立てするところの皆さんにまず了解をとっていただきたいということをお願いいたします。  再度、それをひとつよろしくお願いいたします。 8 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 9 ◯市長(澤崎義敬君) 震災瓦れきについては、全国的にもいろんなご意見をたくさん伺っておるところでございまして、答弁でも申し上げましたように、やはり市民の皆さんにご理解をいただいて納得していただくことが一番大事なことでございますので、納得していただくためには、安全である、安心できるといった十分な説明が今後も求められると思っておりますので、県あるいはまた国などの協力もいただきながら、市民の皆さんへの説明会も実施してまいりたいと思っております。 10 ◯議長(広田俊成君) 16番 浦崎将隆君。 11 ◯16番(浦崎将隆君) そういうことでお願いいたします。  地元に説明しないでほかに説明したら、また地元の人たちは、「か、どうなっているのか」と思われるかと思って言ったのであって。  続いて2点目に、豊かな海づくり大会についてということでございますが、大変な事業だと思っております。魚津市にとってもお金がかかるだろうし、だけど、それが経済効果になってまた魚津市に来てもらえるものなら、全国的に魚津が有名になるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひまたひとつ、大変だと思いますが頑張ってください。  並行在来線については、後からまた質問される人もおりますので、私はそれでいいです。  経田土地区画整理事業についてでございますが、今1期工事が終わって、2期工事のところも今ちょっと空き地もあって愛想もないなというところがありますが、住民の皆さんが、いいものになるのなら早くしてほしいと、それこそ待ちかねておられますので、なるべく早めに手を打ってほしいと思っております。毎年毎年この質問はしていかなければならないかなと思ったり、地元の区画整理委員会の人たちと市長のところへまた個別にお願いに行きますので、ぜひともお願いいたします。  5点目のパナソニック事業の再編ということで、私らにすれば松下工場より頑張っておるのに、本社がああいうのになるといったら、住民の皆さんにすれば、少なくなるのではないだろうかという心配もあるものですから、改めて市長に確認の上で言ってもらったので、本当に安心しております。  工場にも何百人か、新井のほうとか砺波とか鳥取県のほうからも来ておるということも聞いておりますので、魚津にとっては潤っているのではないかなと思って安心しておる反面、また本社が少なくなるといったら、市民の皆さんがどうなるのかという心配もあるものですから改めてまた質問したわけでございまして、いい答弁をいただきましてありがとうございました。  6点目の日本カーバイドの敷地については、私らも人の地面のことをどうのこうのと言うあいつもないんですけれども、住民の皆さんが、あそこを公園にすればいいのではないかとか、パークゴルフ場にすればいいのではないかとか、そういう話がいろいろあるものですから、何でもするといったらただでできるものじゃないのはわかっておりますけれども、市民の皆さんにすれば、あのボタ山をいつまでああいうのにしていくのはどうかということもありますので、市長に改めて、市長の任期中に計画を聞いてみようかなと思って聞いたので、いい答弁をもらったと思っておりますけれども、改めてその件について2つほど、また松下とカーバイドについて、私の任期中に頑張るとかということで、ひとつよろしくお願いいたします。 12 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 13 ◯市長(澤崎義敬君) 2点については、いずれにしても、雇用を守る意味において、市内の優良な企業が今後どうなるかということに対する関心の高さをおっしゃっていると思いますけれども、パナソニック社につきましても、会社全体でのいろんな大きな動きはありましたけれども、先ほど申しました砺波、魚津、新井の工場を北陸工場と連動して考えるという会社の施策でございまして、その意味では、半導体社の本社からも、先ほど申しました設計とか調達部門、今までは生産部門だけでございましたけれども、そういった機能も移すということで、本社からも相当の社員の皆さんが魚津へ移転してきておられると思われます。  カーバイド工場の件につきましては、これは常々、カーバイドの社長さんを含めていろいろと懇談を重ねる中でも市民の声としてお伝えはしておりますけれども、工場敷地でございます。工場はあくまでも生産拠点整備に使う予定で、その他の目的に使うつもりはないんだと。いましばらく会社も厳しいけれども、また市の一つの期待にこたえられるように会社も頑張ると、こうおっしゃるからには、私からもそれ以上のことは言えませんので、先ほど申し上げたように、新規事業などの展開があれば、ぜひ魚津工場で新しい体制のものを検討していただきたいということは、この後も会社のほうにお伝えをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 14 ◯16番(浦崎将隆君) 終わります 15 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。  〔18番 山崎昌弘君 登壇〕 16 ◯18番(山崎昌弘君) 自民清新会を代表して、5点について質問いたします。  昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年余りが過ぎ、現地においては瓦れきが処理されないまま積み上げられた状態にあります。  また、夏に向けて電力不足が言われておりますが、きちんとできなければ大変な出来事になると考えられます。  皆さんは、電気は当たり前のように思われているのではないでしょうか。トーマス・エジソンが電灯を発明してから100年余り。いつの間にか、明かりは当然、動力においても当たり前。実際には、現状に合わせた電力を確保するため、料金に負担のないように発電がなされていたと思える。これからも電気とのつき合いは深いものと考える。国や県はこれからの方向を示してほしいものである。  国会では消費税について議論がされている。市民生活においても魚津市においても、これからのことであるが、大きな影響があると考えられる。  6月12日の北日本新聞によりますと、6月10日、石井知事がタウンミーティングを魚津市で行い、その中で、並行在来線について現在の利便性を下回らないことを強調。また、運行本数の維持を基本として、地元ニーズにフィットしたダイヤにすることにする。また、震災瓦れきについては、「危ないものは知事として受け入れられない。安全性を十分確認をする」として理解を求めたとありました。  並行在来線については、魚津市が平成13年3月29日、北陸本線(糸魚川・富山間)のJR西日本からの経営分離に関する同意書を5項目の要請を付して提出しております。  現JR魚津駅を中心としたまちづくりを推進するため、県が積極的な支援策を講じることについては、地鉄線相互乗り入れでアクセス軌道の代替軌道とするには、在来線ホームと地鉄線の駅ホームを接近させなければ利便性を図ることができない。こうした理由から、魚津駅の改良が不可欠として盛り込まれたものであります。  国道8号魚津黒部入善バイパス、一般県道前沢線のバイパスなど、本市から新幹線新駅への速達性がある安全なアクセス道路を整備すること。  富山地方鉄道との相互乗り入れなど、並行在来線から新幹線への乗り継ぎの利便性を図ること。  また、快速列車の走行や運行本数の増便など運行内容の充実を図ることについては、スーパー特急方式で整備されることを前提とした舌山・魚津間の路線は、将来の将来、フル規格に整備された後にも新幹線駅と魚津間のアクセス軌道としての活用ができるという県幹部からの発言から、在来線と富山地方鉄道線の相互乗り入れによって、泊発魚津経由宇奈月行きの創設でアクセス軌道の代替軌道とする意味を持っていると考える。また、地鉄線が在来線を利用して新幹線富山駅に直行できることの可能性も含ませた。その文言が、並行在来線から新幹線への乗り継ぎの利便性を図ることと表現されたものである。さらに、在来線に特急列車が運行されないものとして、金沢駅を念頭に快速列車などの要請もやってまいりました。  並行在来線について、県が責任を持って存続を図り、経営分離に係る沿線市町の財政負担が過大とならないようにすることは、スーパー特急からフル規格に変更されたことによって新たな負担を求めるのは不当と考えられたからであります。  県東部駅の駅名については、新川地区の玄関口にふさわしい名称の設定に努めること。市でもこのことをもとに、富山県並行在来線対策協議会にて議論されて、主要事項の中でも魚津の意見が取り上げられております。  26年度末開業に向けて順次進められている。今年度、並行在来線第三セクター出資金として1,200万円が計上されている。今後はどのような費用が見込まれるのか。  知事は利便性を下回らないことを強調しているが、本来、利便性の向上に向けて進むべきではないか。  魚津では駅を中心としたまちづくりが考えられている。在来線の駅や地鉄線の駅、市民バスのアクセスをどのように考えるのか。  国交省はフリーゲージトレイン導入の方針である。新幹線の利用も幅広くなると思われるが、並行在来線対策連絡協議会にある魚津市民号(第1弾)のように、第三セクターを利用した市民号などを計画し、利用率の増加やマイレール意識の醸成に役立つと思うがどうか。  次に、震災瓦れきの受け入れについて伺います。  先ほど浦崎議員からもあったように、新川広域圏事務組合の中で協力が要請されたことによって、アンケートを求められたと。市長から先ほど説明がありましたとおり、住民の理解を得ることを前提として、今後、受け入れの方向で検討することを了承されております。  しかし、その後、理事間での確認はされておりませんが、担当者での県との打ち合わせ、知事による現地の視察や災害廃棄物の処理について基本的枠組みに関する覚書などがなされている。魚津市には灰の処分場である最終処分場もあり、魚津市としての考えを市民に早く伝える必要はないのかお願いします。  魚津市独自でも、瓦れきの調査や現地施設のデータを調査する必要はないのか伺います。  テレビの放送の中で、神奈川県横浜市にある山下公園は、関東大震災の復興事業として、瓦れきを使い海を埋め立てて造成したとあります。千葉県においても、ディズニーランド近くに瓦れきの埋め立てをし公園を考えている。しかし、調査や審査で許可を受けるのに2年間余りを要すると言われています。事業を始めるときは瓦れきの存在すらどうなっているのかと言われています。どこも協力するための考えを持っていると思いますが、瓦れきがなくなるのを待つのかどうかと思うわけであります。早急な対応が必要だと思います。  次に、消防の広域化について伺います。  富山県消防広域化推進計画が平成20年3月に定められ、館内人口を概ね10万人規模以上とする。また、組み合わせ案2案による8市町村の組み合わせに向かって努力するも、今日の2市1町1村協議会となっている。大変苦労されているんだろうと思いますが、平成25年3月発足を目指し今も進められていると思います。  県への要望においても、高機能消防指令センター、総合指令センターの整備事業についてが新規の事業とされています。住民の生命、身体、財産を守るかなめとしての役割を果たすものと思われます。住民サービスの向上の中で、現場到着時間の到着短縮を言われているが、どのくらいの短縮を見ているのか。  県の計画の中でも非常備村の解消が言われており、舟橋村に分遣所が開設されることになっております。全体的な人員の増加があるのかどうかお答えいただきます。  組織・人員配置の効率化と専門化の中で、特殊な消防需要に応じた部隊配置としてはどんなものを考えておられるのか伺います。  消防組織の基盤強化では、高度、高価な施設整備への対応にて整備費用の削減を目指すとあるが、どのくらい削減になっているのか。
     次に、道路、橋梁について伺います。  道路や橋梁は市民にとって非常に大切なものです。しかし、自然環境の中で劣化の進んでいる道路や橋梁がたくさんあると思います。魚津市の市道はどのくらいあるのか。広域道なども含めて管理している道路はどのくらいあるのかお答えください。  橋梁についても、長いものから短いものまでどのくらいあるのでしょうか。古いものは、維持するため改良、改修が必要と思いますがどうでしょうか。  今年度、橋梁改修計画策定事業がありますが、期間をいつまでとするのか。また、どのような改修をしていくのかを伺います。  次に、カシノナガキクイムシについて伺います。  広葉樹に被害を与える害虫、成虫の体長は5mm程度でありますが、大径木の内部にせん孔して生息する。せん孔された樹木は急速に衰え、夏場に真っ赤に枯れることから、景観上問題となっているところもあります。  道路沿線にあるカシノナガキクイムシの被害により立ち枯れ状態にある木については、防災や景観の保全のため里山再生整備事業にて除去を行っております。この取り組みに魚津市も連携されているのか。  県では、県下全域に被害が拡大したカシノナガキクイムシを防除するため、地域住民とかかわりが深い箇所などに水と緑の森づくり税を活用して伐倒駆除等を実施している。これを市は利用されているのかお伺いします。 17 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。  〔市長 澤崎義敬君 登壇〕 18 ◯市長(澤崎義敬君) 山崎議員のご質問にお答えしたいと思います。  まず、並行在来線利便性向上や総合交通体制の整備についてというお尋ねでございますが、先ほどの自民党議員会の代表質問でもお答えを申し上げましたが、現在県では、富山県並行在来線対策協議会におきまして、旅客流動調査などに基づく将来の需要予測調査、運行計画や運賃水準など、経営の基本となる事項について検討、協議を行いまして、今年度中に経営計画の概要を策定する予定で作業が進められております。  また、今年7月の在来線の運営を担う準備会社の設立に向けて、発起人会の開催など会社の設立準備も進めておるところであります。  今年度では、富山県並行在来線準備会社への出資を予定しておりますが、今後の費用につきましては、来年度の本格会社設立の際の増資、あるいはまた開業後の投資に係る公的支援及び経常収支の不足額を補うための経営安定基金への支出などが考えられます。  並行在来線利便性向上策といたしましては、富山県並行在来線経営計画概要によりますと、利用が多い区間の朝夕のダイヤを中心に、利用実態に即して利便性の確保を基本としたダイヤ設定と新型車両の導入、快速列車の運行、隣県三セク会社との相互乗り入れやJR西日本との直通乗り入れなどの地域住民などの利便性の確保を基本としたダイヤ設定、パーク・アンド・ライドの推進、交通ICカードの導入、アテンダントの配置、県内交通機関との連携による乗り継ぎしやすいダイヤ設定や乗継割引など、新駅の設置、マイレール意識の醸成、そして県民ぐるみによる利用促進の展開などが掲げられております。  当市といたしましては、県東部及び県境をまたぐ運行のさらなる利便性の確保のためにも、金沢駅どまりが予想されます特急サンダーバード号、しらさぎ号に接続する糸魚川駅、直江津駅から金沢駅までの快速列車の運行などにつきまして、引き続き県に対し要望したいと考えておるところでございます。  また、今後の在来線、地鉄線、市民バス運行アクセスにつきましては、それぞれの交通機関相互の乗り継ぎなど利便性確保が大変重要だと考えておりますので、それぞれが乗り継ぎしやすいダイヤ設定になるように、また鉄道同士の乗継割引などが図られるよう、県、地鉄などとも協議を進めなければならないものと考えておるところでございます。  あわせまして、市民の移動の利便性向上はもとより、新川地域における来訪者の移動の利便性向上などのための魚津駅、新魚津駅の駅舎及び駅前広場の整備、在来線魚津駅及び富山地方鉄道線の共用使用による富山駅までの直行並びに新川地域における相互乗り入れの実現の可能性の検討などにつきましても、引き続き県に対し要望したいと考えております。  現在、魚津駅利用促進策といたしまして、並行在来線等対策連絡協議会におきまして、毎年2回、魚津市民号を企画しております。将来、人口減少に伴う利用者減少が予測される中で、さまざまな利用促進策を打ち出しまして実施することが、利用者の維持、増加に向けた大変重要な対策でございまして、並行在来線の維持、活性化には欠かせないものと考えておるわけでございます。  第三セクター化後も、引き続き県などとともに、広く県民ぐるみによる利用促進策を展開してまいりたいものと考えます。  次に、震災瓦れきの受け入れについてでございます。  これも先ほどの自民党議員会の代表質問でお答えしたとおりでございますが、東日本大震災による災害廃棄物の広域処理の受け入れにつきましては、今年3月の正式な協力要請を受けまして、新川広域圏の理事全員の場で、構成市町の議会や住民の理解を得ることを前提に受け入れる方向で検討すること、また受け入れ条件として、その瓦れきの種類、形状につきましては木材チップに限ること、受け入れ量は日量40t、年間7,000tであること、安全基準については、国際基準と同等の1kg当たり100ベクレル以下であることを了承したところでございます。  災害廃棄物の受け入れ、処分が開始されますと、新川広域圏事務組合の焼却施設でありますエコぽ~とで焼却処分をいたしまして、焼却灰は下椿の一般廃棄物最終処分場で埋立処分することになります。地域住民へのきめ細かな説明を行いまして、安心の確保と不安の払拭に努めてまいりたいと思います。  また、構成市町の足並みをそろえた一体的な対応も重要でございます。情報の共有、連携強化にも努めてまいります。  独自のデータ調査も必要ではないかとのご指摘でございますが、現在、新川広域圏が中心となりまして、構成市町の調整あるいは必要な情報の収集や調査を行っているところでございます。  また、富山県が受け入れについての覚書を締結いたしました岩手県山田町の災害廃棄物につきましては、静岡県島田市が受け入れを表明、先行して調査、準備等が行われております。さまざまなデータも豊富にあると思われますので、その提供なども求めてまいりたいと考えております。  なお、新川広域圏では5月の上旬に、現状の放射線量の把握のために施設周辺の放射線量の測定を行ったところでございますが、魚津市内の調査点におきましては、時間当たり0.08マイクロシーベルトから0.1マイクロシーベルトとの結果でございます。これはほぼ自然界の数値内でございます。  今後、どのようなデータや情報が必要であるかも含めまして調査検討してまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 19 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。  〔産業建設部長 四十万隆一君 登壇〕 20 ◯産業建設部長(四十万隆一君) 私のほうからは、道路、橋梁についてとカシノナガキクイムシについての2点についてお答えいたします。  まず、道路、橋梁についてお答えいたします。  魚津市の管理する市道は1,244路線、延長約402kmでございます。これ以外に、広域農道など魚津市で管理する農道が48路線、延長約30kmございます。橋梁の数につきましては、市道橋が213橋ございます。これらの中には、建設後50年以上経過しているものもあり、今後、老朽化した橋梁の割合が増加することが危惧されます。  このため魚津市では、平成23年度から平成24年度の2年間で市道の橋梁点検を実施し、平成24年度に橋梁の長寿命化修繕計画を策定することにしております。  橋梁の長寿命化修繕計画におきましては、従来では事後的、壊れてから修繕するというものでございましたが、これからは予防的な修繕へと転換することによりまして、橋梁の維持改修事業費の縮減と平準化を図りながら、緊急性、重要性の高い橋梁から順次整備していきたいと考えております。  続きまして、カシノナガキクイムシについてのご質問にお答えいたします。  里山再生整備事業は、地域や生活に密着した明るい里山を再生するため、里山の整備を県民協働で推進するものであります。  主な事業といたしましては、1番目が里山管理利用計画の策定、2番目が里山林の整備、3番目が地域住民等による里山林の維持管理活動の支援などがございまして、国庫補助の対象とならないカシノナガキクイムシ枯損木の除去も事業対象となっております。  事業の実施に際しましては、県や新川森林組合と連携を図りながら、枯損木の現況調査を行い、伐倒除去する箇所を選定しております。  枯損木の除去には、平成19年度から導入されました県民税の水と緑の森づくり税を活用しまして、平成23年度までの5年間で約2,700本除去しており、平成24年度は475本の除去を予定しております。事業費は380万円でございます。  今年度から平成28年度まで5年間延長されました水と緑の森づくり税を今後も活用しながら、県と連携し、カシノナガキクイムシにより被害を受けた枯損木の除去を実施していきたいと考えております。  以上でございます。 21 ◯議長(広田俊成君) 住和消防長。  〔消防長 住和克博君 登壇〕 22 ◯消防長(住和克博君) 山崎議員の質問にお答えいたします。  魚津市は、消防力の強化による住民サービスの向上や消防に関する行財政運営の効率化と基盤強化を図るため、滑川市、上市町、舟橋村との4市町村により、一部事務組合「富山県東部消防組合」の平成25年3月設置に向け、富山県東部消防広域化協議会において広域消防運営計画などを協議しているところでございます。  消防自動車や救急自動車の現場到着時間の短縮ですが、4市町村の境界をなくし出動区域を見直すことにより、直近の消防署から出動ができ、住民サービスの向上につながります。平均時速40kmで走行した場合、魚津市鉢では滑川消防署からの出動のほうが5.7分の短縮となります。滑川市三ケでは魚津消防署からの出動により0.6分、滑川市森尻新では上市消防署からの出動により2.1分早く現場に到着し、管内の住民サービスの公平化が図れることになります。1秒でも2秒でも現場に早く到着することで、住民の生命、財産の保護につながり、消防広域化の効果があるものと思っております。  舟橋村非常備消防の解消につきましては、平成26年10月に舟橋分遣所を開所し、当直3名の救急隊を配置することとしております。分遣所として9名の人員となります。組合発足の平成25年3月時点では総勢111名体制を計画しており、舟橋分遣所の開所に伴い、平成26年4月に6名の職員を増員し、総勢117名体制を予定しております。  組織・人員配置の効率化と専門化の中で、特殊な消防需要に応じた部隊配置についてのご質問ですが、魚津市、滑川市は海に面しており、海岸付近での釣り人の転落事故や岸壁からの車の転落事故が毎年のように発生しており、潜水救助隊の設置などは特殊な部隊配置の一つになると考えます。  また、各消防本部の現在の救助隊は消防隊と兼務していますが、消防広域化により、将来は専任の救助隊の配置が可能となると考えております。  消防組織の基盤強化では、今後、高機能通信指令装置や消防無線のデジタル化の整備、また特殊車両として、はしご車の更新整備などが必要となってきます。その際、広域化による財政規模の拡大により計画的な設備、資機材の整備が可能となり、現行の各消防本部での重複投資を避けることができます。例えば、はしご車の配備を変更することにより台数を減らすことが可能となります。具体的な配備については、今後の協議、検討となります。  今述べましたことにより、近年の災害や事故の多様化、大規模化、住民ニーズの高まりなど環境の変化に的確に対応し、住民の生命、財産を保護し、安全・安心な住みよいまちにしたいと考えております。  以上です。 23 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 24 ◯18番(山崎昌弘君) それでは再質問させていただきたいと思います。  まず並行在来線についてでありますが、出資金として今回1,200万、増資の件につきましてはどのくらいが予定されているのか。それからまた、開設された後は、赤字の分というか、そういう関係にも影響するかと思いますが、どのような予想が立てられるのか伺いたいと思います。  今回、魚津市民号(第1弾)と言ったのは、地鉄線を利用したという意味合いで第1弾を挙げさせていただいておりますが、今後、JRが三セクとなった場合にもそのような計画をしながら、利便性、そしてまたマイレール化の醸成というものに努めていかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。 25 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 26 ◯市長(澤崎義敬君) 今まだ準備会社も進行中の状況でございます。初期投資額等についてまだ確定もしておりませんので、ここで幾らの増資が求められるという段階ではございません。これからいろんな経費も含めまして、あるいはまた運行の中身につきましても、現在、一番肝心になってくるのは、JR財産の取得がどこの程度まで抑えられるかという現下に立ったこれからの経営計画というのが非常に重要になってくると思っていますので、原点の部分が抑えられれば、料金とかいろんなものにも今後大いに影響を及ぼすものとして考えておるところでございます。  それから、マイレールとしての県民意識を共有しようということは県下の共有の話し合いの中身でございまして、それぞれの市町においても、当然、利用者が少なければ経営にも影響するわけでありますので、できるだけ温暖化対策やいろんな方面からも考えて、これから高齢化の問題もございます。ぜひ鉄軌道の利用促進について市民の意識に訴えていくということがこれから大事になってきますので、魚津市民号などの計画についても、そういった思いが込められた計画になるようにと思っておるところでございます。 27 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 28 ◯18番(山崎昌弘君) 新幹線がフリーゲージトレインを利用して、富山から大阪まで、そしてまた富山から名古屋も考えられるというような話がインターネット等で出ておりました。そうなると、結局、快速列車の必要性についてはどのように考えておられるのかなと思います。 29 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 30 ◯市長(澤崎義敬君) フリーゲージトレインの話が出ておりますけれども、私ども北信越の仲間で、福井なりの市長さんとも協議する場合がございますけれども、私見にも近いものでございます。最近出てきたのは、関西の経済界あるいはまたいろんなところからも、やはり大阪までフル規格で結ぶことが肝要であるという意見が主流になってくるものと私は流れを見ております。  フリーゲージトレインというのは、いわゆるスーパー特急方式として、糸魚川・魚津間が計画されたときもそのような話でございました。そうすれば在来線が活用できるんじゃないか、あるいは狭軌と広軌の乗り入れが可能になるとか、いろんな夢を膨らませましたけれども、今この震災以降、経費だけを考えて、敦賀以西をそういうような既存の線路で行こうかという話から、これはフル規格が必要であるという声のほうへ持っていくほうがいいんじゃないかと。  今、議員が質問の冒頭でご指摘になったように、大変魚津市民がショックを受けたのはそういうことでありました。フリーゲージで来るんだぞと。フリーゲージで来るので魚津へも新幹線が入ってくるんだと思わせておいて、ぱっとフル規格になったと。そういうことが福井以西で二度と起きないようにというのは北信越の市長会の中でも、公式な場ではございませんけれども、関係市長ともそんな話をしておるところでございます。これから福井以西の、滋賀県とか京都、大阪のほうの調整がフル規格で進んでいくようにというのは、私は一番望まれる姿だと思っております。 31 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 32 ◯18番(山崎昌弘君) 次に、震災瓦れきの受け入れについて伺いたいと思います。  先ほど浦安市が国に受け入れの提案をしたと。埋め立てに利用して公園にするということでありますが、許可が要るらしいので、それをやっていると2年余りかかるそうであります。2年余りもかかると、瓦れき自身がどういうふうになっているのか。もうなくなっているかもしれないというような話も聞いておりました。要するに、早急にその取り組みをしないとだめなんじゃないかということが言われているんじゃないかと思います。  今静岡県で受け入れが決まって、同じ地域の受け入れが決まったということでありますが、魚津市においても早い説明会なり調査なりをしっかりしてやっていかないと、市民が同意してくれないとどうしようもないんじゃないかなということでありますので、ぜひ早急な取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 33 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 34 ◯市長(澤崎義敬君) 全く同感でありまして、被災地の復興のためには一日も早い瓦れきの処理が求められるわけでありまして、これらを広域的に処理しようということを考えたのも国でございます。  国の対応が非常に今問題視されておるところでもございますけれども、コンテナで運ぶとかいろんなためには、コンテナを今製作中だとか言っておりますと、ますます先へ先へと行くわけでございまして、私どもは受け入れようと。じゃ、その安全性をどう市民の皆さんに理解してもらうのかということで、説明なり試験焼却なりというものを、富山県では今、富山、新川、高岡の3拠点で焼却の方向で話が進んでおりますけれども、できるだけ足並みを合わせていくための県の調整をお願いしておるところでございまして、県を中心にしたそういった会合も頻繁に開かれておるところでございます。  その前に地元の説明が必要になってくるとは思いますが、広域圏の中におきましても、2市2町それぞれの市民全員に対して公平な説明も必要になるかと思われますので、早急にそれを進めるような調整も現在しておるところでございます。 35 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 36 ◯18番(山崎昌弘君) 先ほどもいろんなデータを新川広域圏でとっているんだという話でありますが、魚津も魚津独自できちっとしたデータを市民等にきちっと伝えていくのが大切なことではないかと思いますので、その辺はどうでしょうか。 37 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 38 ◯市長(澤崎義敬君) 広域圏は2市2町の組織でございまして、それぞれ2市2町の中の必要と思われる地点でデータ採取をしております。当然、魚津市におきましても、下椿あるいはまた下椿周辺のいろんな施設なり住民の皆さんに説明しやすい場所の計測も行っております。  広域圏ではそういった測定計器を持ちませんので、県の研究施設から機器の拝借をいたしまして、職員でかなり多数の地点で測定しておりまして、そういったデータもこれからの説明会に使うためにそろえておるところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 39 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 40 ◯18番(山崎昌弘君) 次に、消防についてお伺いいたします。  住民サービスの向上という点で、1分、2分が何秒間、1秒でも、要するに到着時間が早いほうがいいんだということであります。ぜひその地域をきちっと把握しながらやっていただきたいなと思います。  舟橋村の非常備消防のために人員が増加するというわけですが、これも必要な事項というふうに思われます。今後も地域関係なしに協力できる体制を広域消防でやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 41 ◯議長(広田俊成君) 住和消防長。 42 ◯消防長(住和克博君) お互いに足りないところを補うというのが広域の大きな目的でありまして、補うことによって消防力、地域住民の方が公平にサービスを受けられることが重要だと考えておりますので、今後いろんな計画をつくっていく中で、住民の方が利益を受けられるような計画をこの後つくっていきたいというふうに思っております。 43 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 44 ◯18番(山崎昌弘君) 次に、道路と橋梁についてお伺いいたします。  たくさん管理されている道路や橋梁であります。50年以上過ぎた橋梁等については大分、要するに自然界の中での傷みも発生しているのではないかと思われますが、これから調査なのか、現在もある程度はわかっているのか、その辺をお願いします。 45 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。 46 ◯産業建設部長(四十万隆一君) 23年度から調査しておるわけでございまして、その中でもちょっと老朽化が進んでいるなというところは幾つかあるとは聞いておりますが、ただ、5年、10年ですぐ壊れるものではないと聞いておりまして、先ほども申しましたように、そういう橋が長寿命、もっと長持ちするように事前の手当てをしていきたいというふうに考えておるところでございます。 47 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 48 ◯18番(山崎昌弘君) その計画の事業の年数というか期間的なものはどういうふうに考えられているのかということと、改修にはどのような手法があるのかお願いします。 49 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。 50 ◯産業建設部長(四十万隆一君) 期間につきましては、緊急度の高いものから順次ということで、補助金等を入れながらやっていくわけでございまして、調査によってどれぐらいの危険な場所が出てくるのかまだよくわかりませんので、それによって期間も違ってくるものと思います。  改修の方法については、技術的にいろいろあるんでしょうが、やっぱり地震等にも耐えられるような改修の仕方をしていく必要があると。コンクリの亀裂とかいろいろ入っているところもあるらしいので、そういう亀裂等の対応もしていかなければいけないというところでございます。 51 ◯議長(広田俊成君) 18番 山崎昌弘君。 52 ◯18番(山崎昌弘君) 次に、カシノナガキクイムシについてお伺いしたいと思います。  県がいろいろと事業を組みながら取り組んでいると。ぜひ魚津市も、どこの地域が枯れていて、人がその辺で何をしている場所なんだというものも的確に判断して、枯損木の状況等についても進めていかないと、ますます広がっていくんじゃないかなというふうに感じますので、その辺をぜひやっていただきたいと。  それと山梨県ですか、シイタケの原木なりいろんなそういうものが入ってこないように、水際対策ということで取り組んでおられるそうでありまして、少しでも早い期間にそういうものに取り組みながら、枯損木にならないような対策をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 53 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。
    54 ◯産業建設部長(四十万隆一君) カシノナガキクイムシにつきましては、県のデータによりますと21年がピークでございまして、23年、昨年はかなり量が減ってきておる状況でございまして、どういう予防が効いてきたのか、枯損木の状況が効いてきたのかわかりませんが、ぐーっと下がってきております。  魚津市としては、今後もそういうものが発生いたしましたら的確に対応していきたいと思いますし、今おっしゃったように、そうならないように、いろんな対策ができるのであればそのようなことも検討していきたいというふうに思います。 55 ◯18番(山崎昌弘君) 終わります。 56 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。  〔13番 飛世悦雄君 登壇〕 57 ◯13番(飛世悦雄君) 平成24年6月定例会にあたり、会派未来の会を代表して4点について質問をいたします。  質問の1点目は、澤崎市長は2期8年間の取り組みをどのように総括されているのか、また3期目の基本理念についても伺います。  市長は、3期目の選挙に臨むにあたり、平成18年3月策定の魚津市総合計画第8次基本計画の基本理念の一つに市民協働を位置づけ、その中に協働のまちづくりの指針となる住民自治基本条例の策定に取り組み、市内全地区で地域振興会が設立され、住民がまちづくりに取り組む機会が多くなりました。その後、市民会議や市長のタウンミーティングにおいて地域説明会を行い、平成23年9月定例会において魚津市自治基本条例が制定され施行されました。また、市民本位の市政推進の実績等も評価され、無競争当選に結びついたと思われます。  澤崎市長は5月臨時会、6月定例会の所信表明で、最重点課題は安全で安心な市民生活の確保である。具体的には、災害に強いまちづくり、健康づくり推進、観光の振興を掲げられています。  澤崎市長は、2期8年間の市政運営についてどのように総括されているのか伺います。あわせて、3期目の4年間の市政運営の基本理念も伺います。  次に、学校統廃合については、本年4月から坪野小学校と松倉小学校が統合されてスタートしましたが、任期中の4年間、どこまで推進されるのか所信を問います。  澤崎市長は3選後のマスコミの取材で、原発の考えについて、「国民は原発の選択肢を持たなくなったのではないか。脱原発を探り、かわるエネルギーを考えていくのが筋だと思う」とコメントされていますが、魚津市においてどのような施策を推進されていくのか見解を問います。  質問の2点目は、雇用環境等の政策について伺います。  地域経済の景気回復のためには、労働者の雇用を守り賃金改善を図る必要もあると思われます。全国約5,000万人の労働者のうち、臨時、派遣、パートなど非正規労働者が35%、約1,730万人を超えたと言われ、完全失業者も4%と改善は進んでいない実態になっています。  魚津市においても、非正規労働者が30%を超えるなど非常に厳しい雇用環境になっていますが、雇用創出などの取り組みと今後の見解を問います。  次に、次世代育成支援施策について伺います。  日本は本格的な人口減少時代に入ったと言えます。厚生労働省が2011年の人口動態統計を発表しましたが、1人の女性が産む子の数に近い合計特殊出生率は1.39でありました。共働き世帯を中心にためらう夫婦も多くなっている。子育てしやすい環境、社会にするためにはどうすればよいのか。総合的な子ども・子育て支援策の強化及び仕事の両立支援への環境整備の施策と見解を伺います。  質問の3点目は、桃山運動公園について伺います。  桃山運動公園の駐車場増設計画について伺います。  桃山運動公園は、野球、陸上競技、サッカー、ラグビー、テニスなど公式スポーツから、ピクニックやバーベキューなどアウトドアも楽しめるコミュニティパークとして整備され、人気の施設でもあります。  桃山野球場は両翼92m、バックスクリーンまでは122mで、メーンスタンド、内野スタンド、外野スタンドが整備されており、県内有数の排水性のよさを誇るグラウンド、ナイター設備に加えて、スコアボードの電光掲示やスピードガン測定装置も備え、県内でも指折りの野球場となっています。内野席5,013人、外野席3,233人、計8,246人の収容人員です。  陸上競技場については、日本陸上競技連盟第2種公認で全天候ウレタン舗装の400mトラック8レーン、電気計時・写真判定装置が備えられ、全国大会にも対応できるようになっており、フィールドもサッカーやラグビー対応になっています。収容人員は、メーンスタンド1,700名を含む6,420人です。こうしたすばらしい施設が整備されている反面、駐車場が500台足らずと少な過ぎるため、人気のスポーツやイベント開催時には駐車場対策が大きな課題となっています。  昨年夏の全国高校野球富山県予選において、新川地区校の桜井高校と滑川高校の試合が行われるとあって、多くの野球ファンが桃山野球場に観戦に訪れました。学校関係者はバス対応されていましたので問題はありませんが、一般観客がマイカーで訪れられることから駐車場が満車になり、大渋滞が発生しました。観戦を楽しみに来場されたのに、あきらめて帰ってしまわれた方もいらっしゃったと聞きました。  本年は市制60周年記念事業の一環で、なでしこジャパンのメンバーもいる女子サッカーリーグ戦魚津大会が7月1日に桃山運動公園陸上競技場で予定されていますが、最近注目度がアップしているため混雑も想定されますが、駐車場対策はどのように計画されているのか伺います。今後、桃山運動公園の駐車場増設計画もあわせて伺います。  質問の4点目は、指定管理者制度について伺います。  指定管理者制度とは、地方公共団体やその他の外郭団体に限定していた公施設の管理運営を、株式会社をはじめとした営利企業、財団法人、NPO法人、市民グループなど、法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度です。  手続は、市が定める条例に従って指定管理者候補を選定し、議会の議決を経ることで、選ばれた管理者に対し管理運営を委任することができます。  管理者は、民間の手法を用いて弾力性や柔軟性のある施設運営を行うことが可能になり、その施設の利用に際して料金を徴収している場合は、得られた収入を協定の範囲内で管理者の収入とすることができるとされています。  魚津市でも、多くの施設で指定管理者制度を取り入れています。魚津市の体育施設は、魚津市体育協会が指定管理者制度で管理運営されています。魚津市体育協会の副会長に魚津市教育長が就任されていますが、私は指定管理者制度の中でチェック機能が果たされるのか疑問に思います。就任の経緯と見解を求めます。 58 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。  〔市長 澤崎義敬君 登壇〕 59 ◯市長(澤崎義敬君) 飛世議員のご質問にお答えをしたいと思います。  私は、市政運営にあたり地域の活性化が市全体の活性化につながるとの思いを持っておりまして、市民参画による「地域の特性が見えるまちづくり」という基本理念を柱にいたしまして、市民協働、協力社会の構築を図ってまいりました。  2期8年の間にいろんなこともございましたけれども、北陸職業能力開発大学校の存続、児童センターの建設、改築による道下小学校・西部中学校の耐震化、地域振興会の立ち上げや市民バスの運行、県産材によります地産地消のシステム化のほか、農山村地域の上下水道整備、営農体制の拡充、漁業支援、商工業振興の拠点整備など、議会や市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら進めてきたところでございます。  3期目に入りました今もなお、経済、雇用、社会保障など大変厳しい状況が続いております。たくさんの課題も山積しておるわけでございますが、安全で安心な市民生活の確保という観点から、消防の広域化による防災力の強化や、小中学校をはじめとする公共施設の耐震化の促進など災害に強いまちづくりや、富山労災病院の全面改築にあわせた保健・医療・介護予防連携拠点施設の整備など健康づくりの推進に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  また、平成26年度の北陸新幹線の開業にあわせまして、並行在来線の利便性の向上や駅舎の整備を含めた総合交通体系の環境整備を推進するとともに、県立自然公園をはじめとする豊かで魅力的な地域資源を活用した観光の振興を図ってまいりたいと考えております。  これらの施策の実施にあたりましては、冒頭述べましたとおり、市民が参画し、市民と市が協働してそれぞれの地域特性を生かしたまちづくりを進めることが必要不可欠なものと考えております。  市長としてのタウンミーティングなどを利用しながら、市民の皆様と協働して、本市の将来都市像でございます「心躍る うるおいの舞台 魚津 笑顔で絆つなぐまち」の実現に向けまして邁進してまいりたいと考えております。  次に、学校統廃合についてのご質問がございました。  少子化の急速な進行によりまして、市内の各小学校におきましても児童数の減少が顕著になっております。1学年1クラスのみの小規模校や複式学級となる過小規模校が増加しつつあります。  平成21年9月に教育委員会が策定いたしました魚津市小中学校の規模適正化基本計画では、複式学級の解消を最優先に取り組むべきこととして、本年4月1日から統合いたしました松倉小学校と旧坪野小学校のほか、平成30年度までに、今後、複式学級が続くことが予測される西布施小学校と天神地区の統合校を設置する計画となっておりまして、両地区において鋭意話し合いが持たれているところでもございます。  その他の学校につきましては、児童数の推移を見定めまして適正化を進めることといたしまして、将来的に小学校を7校とする統廃合の枠組みが示されております。一部の地区では教育委員会が説明に出向いておるところでございます。  4年間の任期中にどこまで推進されるのかという質問でございますが、この計画の実現には地区住民のご理解と協力が不可欠でございますので、なかなか難しい問題ではございますが、直近の出生数をもとに平成30年度までの各学校の児童数を見込みますと、現計画策定時に想定いたしました以上の少子化が予想されますことから、小学校の統廃合は急務と言わざるを得ません。  こうしたことから、現計画の見直しやさらなる大きな枠組みの検討も視野に入れまして、今後とも積極的に地区や保護者への説明や協議を行っていく必要があるものと考えております。  次に、原子力発電に対する見解、あるいはまた市の代替エネルギー推進に関する質問がございました。  東日本大震災における福島原発事故によりまして原子力発電の安全神話が崩れ、原発に対する国民の不安がかつてないほど高まっておると思っております。  事故防止体制や安全対策に対する不信感から、原発再稼働に対する地元の理解が得られないために、電力需要の多くなる夏場を前に、いまだ原発稼働ゼロ状態が続いているものと理解をいたしております。  こうした中で、エネルギー政策を根本的に改めて、原発依存を脱すべきではないかとの意見があることも承知いたしております。  私は、原子力発電は、使用済み核燃料の処理問題をはじめ、人間が完全にコントロールできるエネルギーではないことから、いずれは原子力発電依存を脱却し、国全体で再生可能なエネルギーへと転換せざるを得なくなるものと思っております。  魚津市におきましては、ご存じのとおり、北陸電力から片貝地内で新しく水力発電所の建設計画が発表されております。平成28年度から運転開始の予定で、一般家庭4,700世帯の年間使用電力量に相当する発電量を予定しておると伺っております。  また、民間事業者によります小水力発電の建設も進んでおります。市といたしましても、土地改良区の意見なども聞きながら調査研究を継続したいと考えております。  次に、雇用対策についてのご質問がございました。  地域経済の活性化のためには、商工業をはじめとする各種産業活動の活性化や経営基盤の強化が必要と考えております。魚津市におきましても、新規創業の支援や企業誘致の促進を図っているところでございます。  また、平成23年度末の新卒者の県内就職率は、高校生が99.6%で全国2位、大学などでは95.1%と平均を上回る高水準でございましたが、今後は円高や欧州債務危機などの影響で厳しい求人状況が予想されております。  市といたしましては、ハローワーク魚津と情報交換や求職者向けの合同就職面接会を開催するとともに、昨年度初めて、若年者の雇用対策として、高校生が市内企業をバスで訪問するツアーと大学生向けの魚津市合同企業説明会を実施いたしまして、今年度も引き続きこれを行う予定としております。  また県におきましては、学生などを対象とした就職セミナーの開催や、引きこもり・ニート対策のための巡回相談などの就職支援も行っております。  依然厳しい雇用環境の中であります。今後とも、ハローワークや県など関係機関と連携いたしまして、雇用対策を行いながら就職率の向上を図ってまいりたいと考えております。  次世代育成支援施策ということでお尋ねもございました。  魚津市では国の次世代育成支援対策推進法を受けまして、平成17年に「みんなで育てるうおづっ子プラン 魚津市次世代育成支援行動計画」を策定いたしまして、現在は、平成22年からの後期計画に基づきまして子育て支援施策を進めております。  また、第4次魚津市総合計画では、「総合的な子育て支援対策の推進」を政策の柱の一つに据えまして、健診や相談の充実、子ども医療費助成対象の拡充、学校教育や食育教育の充実など、保健、福祉、教育の分野で総合的に子育て支援施策を実施しているところであります。  子育てと仕事の両立支援につきましても、共働き家庭などの要望にこたえまして、保育園での延長保育や学校放課後の学童保育などの施策を進めております。  一方、子育てと仕事の両立には、行政の施策とともに雇用環境の整備が必要であります。各企業の理解と協力が不可欠なものと考えております。  次世代育成支援対策推進法では、仕事と子育ての両立を図るため、従業員101人以上の企業に雇用環境整備のための行動計画策定が義務づけられておりますが、富山県では、「とやまの未来をつくる子育て支援その他の少子化対策の推進に関する条例」におきまして、昨年から51人から100人以下の規模の小さい事業主にも計画策定が義務づけされたところでございます。  このほか、企業内保育所設置や育児休業取得などの子育てしやすい雇用環境づくりにつきまして、県や商工会議所と連携をいたしまして事業所への啓発普及に努めますとともに、これらの施策や計画を家庭や地域、企業、行政が協力して実施することにより子育てしやすい社会を目指していきたいと思っております。 60 ◯議長(広田俊成君) 副市長 谷口雅広君。  〔副市長 谷口雅広君 登壇〕 61 ◯副市長(谷口雅広君) 桃山運動公園の駐車場増設についてお答えいたします。  ご承知のとおり、桃山運動公園は、昭和56年度に国から事業認可を受けまして、平成17年度に事業区域33haの公園整備を完了しております。  この24年間にわたる事業期間内では、昭和62年開設の野球場をはじめとしまして、陸上競技場、サッカー、ラグビー、テニスコート、屋内グラウンドなどの各スポーツ施設や大型遊具のある芝生広場など、子どもたちにとっても楽しめる運動公園として整備をしてまいりました。  さて、お尋ねの駐車場でございますが、現在、公園内には常設駐車場が約550台分ございます。大きなイベントが開催される際には、公園内で臨時駐車場として、遠路の駐車も含めて約660台、合わせて約1,210台分が確保できます。さらに、公園外のアンテナ塔付近などの民間所有地借り上げによる仮設の駐車場として約250台、合わせて約1,460台分の駐車が可能であるというふうに判断をしております。  議員ご指摘のとおり、過去には駐車場が不足しご迷惑をおかけしたこともありますが、日常的には支障がなく、年に一度あるかないかの大イベントに合わせた駐車場の整備は、費用対効果の観点からも現段階では無理があろうというふうに考えております。  とは申せ、7月1日に開催されますプレナスなでしこリーグカップ魚津大会の開催にあたりましては、多くの来場者が予想されますので、駐車場の不足が危惧されるところであります。入場者のうち、大会関係者はもちろんのこと、一般来場者にも相乗りなどをお願いするとともに、車の誘導についてもうまく機能するよう、主催者に配慮をお願いしていきたいというふうに考えております。  以上です。 62 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。  〔教育長 長島 潔君 登壇〕 63 ◯教育長(長島 潔君) 指定管理者制度についての質問にお答えいたします。  魚津市の体育施設である総合体育館、吉田グラウンド、天神山野球場、桃山運動公園及びありそドームについては、平成18年度より財団法人魚津市体育協会が指定管理者制度により管理運営をしております。  魚津市体育協会は、国の公益法人制度の改革により、公益財団法人に平成24年4月に移行しております。公益財団法人化に伴い、魚津市体育協会の役員構成も全面改正されております。従来の理事会は、法に基づくものではなく、法人の判断により置いている機関でありましたが、公益法人移行後の理事会は、法に基づき、法人の業務執行の決定、理事の職務の執行監督、代表理事の選定及び解職を行うものとされております。  役員の見直しにあたっては、公益法人としての事業内容から見て教育行政に関するものが多いことや、県体育協会、さきに公益財団法人となった他市の体育協会の役員構成を参考にし、理事の一人として教育長である私に依頼され承諾したものであります。  私は副会長として各種事業の推進に努力するとともに、指定管理者としての立場を十分に認識し、チェック機能をしっかり果たしていきたいと思います。  以上です。 64 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。 65 ◯13番(飛世悦雄君) それでは、受けた答弁に対して、一つ一つ順序を追って再質問させていただきます。  まず澤崎市長に、市長任期2年間の総括と3期目の基本理念について再質問をさせていただきます。  今年4月に執行されました市長選挙、私たちの市議選、ともに魚津史上初めて無競争という格好になりました。市長の場合は、無競争といえどもマスコミが大きくとらえてくれて、市長の施策、これまでの評価、そして今後の取り組む姿勢を大きく紙面で取り扱ってくれますから、市民においては非常にわかりやすく市長の考えが出ているかと、こんなふうに思っています。  私たち議員は全くそういった機会がなくて、なおかつ市民から、選挙が終わって日にちもたっていないのに、もうはや定数削減の声が出ている。したがって、議会、議員がしっかりこれから任期の4年間を全うして市民に理解を得る。これも自治基本条例が定めた、私は市民と市長がもう既にキャッチボールの段階、地域振興会をはじめ協働のまちづくりが相当でき上がっていると思っています。まだまだ議会と市民とのキャッチボールはできていません。  せんだっての調査でも、魚津市議会が全国800のうち五百六十何位でしたか、相当下位にランクされています。したがって、私たち議員もしっかり頑張る、このことをまず冒頭に所信の一端を述べておきます。  私も、市民参加と協働の市政の実現、雇用の確保と地場産業の育成、少子高齢化施策の拡充、スポーツ・文化活動の推進、災害に強いまちづくりの推進、農林水産業、観光の振興、こういったテーマを目標にこれから4年間頑張る決意でもありますが、残念ながら、選挙公報は公職選挙法あるいは費用の関係で発行されませんでしたので、これからの大きな課題になるかなと、こんなふうに思っています。  それで、市長は2期8年間、いろんな施策をやってこられたなと、こんなふうに思っています。なくなろうとした北陸能開大も市長が先頭になって頑張って維持されている。しかも、能開大を卒業した後の就職先が非常に高い。新川地区に9割の方が就職されている。こういった実態からして、存続できたというのははかり知れない経緯があるのではないかなと思っていますし、東日本大震災における災害に強いまちづくりを目指すんだといった取り組みも、これまで道下小学校や西部中学校に環境整備、教育環境の整備を求められました。そしてまた、西部中学校では太陽光発電を取り入れられ、私らもどれだけの電気量が拡充されているのか、これは特別委員会でも少し調査して、市民の皆さんに、これだけ費用をかけてこれだけの成果があるんだということをしっかりお知らせしていかなければいけないなと、こんなふうに思っている次第であります。  澤崎市長は2期8年間の総括を述べられました。3期目の4年間の中で市長は、いわゆる3つの施策を掲げられておりまして、災害に強いまちづくり、健康づくりの推進、そして観光の振興、こういったものを市民と率先してやっていくんだということであります。中には大きな事業もありますよね。例えば魚津駅の改修計画。  これまで市長は、こういった大きな費用がかかるとき、市のタウンミーティングで市民の皆さんの理解を得てこられたと私は理解をしております。したがって、今度こういった大きな施策をやるときに、タウンミーティングで市民の皆さんに理解を求めようとされるのかどうなのか、ここを1点お聞きしたいと思っております。  それからもう1点、学校の統廃合の問題のところでもありましたが、大きな枠組みを超えた統廃合も必要になってくる、いわゆる少子化が想定以上のスピードで進んでいる、こういったことをおっしゃいました。  市長がこれまでやってこられた実績を高く評価するんですけれども、この4年間、どのような総括をされて、そしてこれから臨む姿勢、そしてタウンミーティングでそれを求められるのかどうなのか、この点について所信の一端を述べていただきたいと思っております。 66 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 67 ◯市長(澤崎義敬君) これまでもタウンミーティングを8年の間に4回やってまいりました。これは、自らがそれぞれの地域へ足を運ぶことによって、それぞれの地域の課題をお聞かせいただくことと私が進めておる施策等についてご説明申し上げて、またそれに対するご提言もいただくいい機会だということでありまして、決して要望、陳情の場ではないんだということでやらせていただきました。  そのおかげで、1年置きにやりましたので、提言いただいたものが何かの形になった場合、あるいはまたお約束したことが形になった場合の話もできましたし、新しい計画についての説明もできてきたものと思っております。  今、大きなところで、第三セクター化する並行在来線の問題でもおっしゃいましたけれども、駅舎などどうできるんだというようなタイミングもございます。今、ようやく三セク会社ができることになりました。そういった三セク会社の中で、魚津駅なりをどういう位置づけにしていくのかということはかねてからの課題でございまして、このことについても基本計画の中にきちっと、魚津駅の改修あたりが込められた計画になるようにという要望活動等は今までやってきたところでございます。  魚津駅を今すぐ改修しろと言われても、JRにお願いした場合には、恐らくとてつもない費用がかかるだろうと。しかし、三セク会社で運営する中で、駅整備、地鉄新魚津駅を含めた現在のJR魚津駅の利便性をどう高めていくかという構想はもう既に私ども市の行政内部の中で持っておりますけれども、こういうものと今進めております地鉄の電鉄魚津駅の改修なども連携したものととらえておりまして、少なくともそういった中でももっと広域に議会の皆さんと連携しながら、魚津さえよければいいということではないので、新川地域全体がよくなるようにと。  先般も知事さんとちょっとお会いしておりましたら、かねて私がよく言うものですから、新型車両もきちっと魚津駅へ、要するに県東部へ運行することは当然のことと考えておるので、富山以東は富山県じゃないのかと私がよくいろんな場所で申し上げてきたことに決してならないようにやるからというお話をしておりました。今まで主張してきたことがこれからもいろんな意味で生かされていくように頑張ってまいりたいと。タウンミーティングについても、必要性をきちっと整理しながら今後も継続してまいりたいと思っております。 68 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。
    69 ◯13番(飛世悦雄君) タウンミーティングでも、状況を見てそういったのをやっていきたいという決意、ぜひ市民の皆さんにも理解を得る場、私は自治基本条例がこれだけうまくいって、地域振興会の中でもこれから推進されていく基本になっていく、こういったことはやっぱりタウンミーティングで大きな理解を得られたのではないかなと、こんなふうに評価している次第でもあります。  ただ、もう1点、澤崎市長にお願いしたいんですけれども、いろんな成果、先ほどいっぱい出されました。学校整備あるいは職短、児童センター、営農組合、漁業、いろんな形でこれまでやってきた実績が評価されていると思うんですけれども、この2期8年間で、まだやり残したんだ、もう少しここは力を入れてやっていきたいんだといった点があれば1点お聞かせ願いたいと思っています。  加えて、最後にお聞きしましたいわゆる原発の考え方、先ほど市長は、片貝に小水力発電を建設し、28年度から4,700世帯を賄うんだと。  今、確かに、この東日本大震災の中における原発の事故から原発はなかなか理解されない。これは当たり前です。なおかつ使用済み核燃料にも多額な費用がかかる。大変な状況でありまして、もしいろんなところでこういった事故が起きると、まさにこれは私たちの生活が脅かされる。そういった状況を市長も訴えられたと思っています。私も高く評価したいと、こんなふうに思っています。  そういったことをあわせて、これからの施策の中で、小水力は果たして採算がとれるのかどうなのか。市長はどこまで採算がとれると考えておられるのか。採算性となると、今、国の補助があって初めてうまくいくんじゃないかなと思うんですけれども、そこらあたりの見解とあわせて2点答弁していただきたいと、こんなふうに思っています。 70 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 71 ◯市長(澤崎義敬君) この後の新しい任期に入りましたので、そういったところに何をやり残したのかと言われますと、課題は当然、この2期の間に、まだ道筋をつけたいことあるいはまたやり残したこと、それそのものが課題でありまして、この後もこういった姿勢でやりたいということは先ほど申し上げたとおりでございますので、細かい説明は避けますが、今継続中のものあるいはまた掲げたものはこれからの当然の課題でございますので、その辺は先ほどの答弁でひとつご理解をいただきたいと思います。  新エネルギー問題でございますが、北陸電力が今やろうとしておりますのは、4,000kW近い発電力のある本格的な発電所でございまして、これは電力事業者自らやっていただくことで本当にありがたいことだと思います。  太陽光をはじめとした新エネルギーのときにも、私はかつて議会で答弁申し上げましたが、太陽光発電を推進する、あるいはまた小水力を推進する。その電力というのは直接家庭なり地域に供給されるシステムのものではございませんで、電力会社の買い上げとかいろんな中身で保証されていく問題。しかし、それが一般消費者にとって不安定な電力である限りは、必ず電力料金に跳ね返ってくると。私はそれを危惧するわけでございます。  それは、いろんなパネルをつくったり太陽光のそういうシステムを考える会社にとっては、非常に企業的なメリットとしては大きいものがあろうと思いますが、それらの耐用年数なり、あるいは本当の実証データというものが定まっていないときに、雪国であったり日照時間が少なかったりする地域間の格差などもいろいろ問題があるんじゃないかということを申し上げてきたわけでございます。  もし小水力を推進するとしても、確かなものでなければならない。今、県のほうでは、4,000kWとか大きな規模じゃなくて、1,000kW未満の小水力という表現をして企業局あたりが進めておりますけれども、それよりもっとミニのものをどんどんしていった場合にどういうことになるのか。これは議会の皆さんも研究課題としてやっておられますので、私も行政としていろんなかかわり方をするときには当然の研究課題であるだろうと思っております。  市内にもそういった研究をしておる企業もございますので、ぜひともそういった方々のご意見も聞きながら、あるいはまた、農業団体や各団体がそのことによっていろんなメリットがあるのかも含めた検討を今担当部局でさせておりますので、水力あるいはまた風力やいろんなものについては、魚津市はかつて新エネルギー研究のとき、議会側の皆さんで勉強されて、結論的には私は小水力であったと思っております。小水力のコストなりいろんなものを今後検証していく必要があると、そういうふうに思っております。 72 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。 73 ◯13番(飛世悦雄君) 魚津は水が豊富なので、その水を生かして市も水循環プロジェクトをやっておられます。議会も新エネルギーの対策特別委員会を持っているので、お互いに切磋琢磨してやっていければなと、こんなふうに思っております。  それでは、2番目の雇用環境等の施策について少し伺いたいと思っております。  実は、先ほど市長の答弁の中でもありましたように、富山県は高卒、大卒と、非常に高い就職率を保っています。魚津市も昨年、合同企業面接会を開催されましたが、非常に評判がよかったと担当課でもお聞きしてまいりました。これからもこういったものをぜひしっかり継続してやっていただきたい、このことをひとつお願いしておきます。  ただその一方で、次世代育成、この面を少し関連で質問させていただきたいと思っております。  合計特殊出生率、これは1人の女性が生涯に産むと予想される子どもの数、いわゆる15歳から40歳までの女性の出生率を合計して算出しているわけであります。戦後のベビーブームの中で、1947年がピークで4.54の高水準でありました。それが1975年に2を割り込んでから、2005年には1.26まで落ち込みました。その後、自治体や国の懸命な支援策で回復傾向が見られております。  特に魚津市も、医療費の助成や保育料の軽減、あるいはいろんな施策が各方面で用いられておりますが、私はこれからの課題として、女性の労働市場拡大が不可欠だと思うんですよね。いわゆる結婚して出産のために一たんやめられる方が非常に多い。今の雇用環境の中でやめられると、また新たに職につくということは非常に厳しい。そういった実態の中で、まず今後の成長分野である医療、介護、福祉といったところで新たな雇用拡大、そして就業を継続できる環境づくりというのが私は大きな課題になってくるかなと、こんなふうに思っています。  コストは子どもにかけると大きく返ってくるのではないかなと。これまで介護、医療、こういったところにはいろんなところで大きな支援をしなければならない。大きな予算も充当しておりますが、子どもにも考えなければならないところが多々あるかと思っておりますが、こういったところにおける市長の見解を伺いたいと思っております。 74 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 75 ◯市長(澤崎義敬君) 雇用の場を確保するという意味で取り組んでおることについて一定のご評価をいただいたことは大変ありがたいと思っております。  次に、少子化対策として、女性も含めた働き続けられる環境づくりということで、どうしても子どもを育てる環境の整備が必要だということで、今までもいろんな施策をやってまいりました。しかし、先ほどの議員さんの答弁でも申しましたけれども、今後、少子化の影響で考えられる、これは学校の適正化だけの観点からではなくて、保育とかいろんなものに対して大変厳しいものがございます。  数字を見たくないような将来予測があるわけでございますが、そういった中で、これからはもう1つの観点で高齢化という問題もございます。よく子育てするのに、若い世代が子どもを産んだけれども育て方がわからないと。だから、そういうことを支援してほしいということで、健康センターなどでもいろんな事業をつくってきたわけですが、子育てについてのエキスパートというのは、これから高齢社会の中でいろんな役割を担っていただく中でもカバーできる要素があるかもしれませんし、私の言う市民参画は、高齢者も若年者も皆一緒になって社会をつくっていくと。そういうシステムづくりというものもこれから大きな検討課題になるなと。そうでないと、それぞれの地域が維持できない。そして、世代間の連携がないと継続して働くという社会環境も難しくなってくるんだろうと。  大きなテーマとして、魚津だけの問題ではございませんが、私は魚津市独自の施策もあるものならぜひとも検討して、安心して子どもを生み育てながら仕事もできるという社会づくりを研究してまいりたいと思っておりますので、医療費を助成するとかそういうことだけが子育て環境の問題ではないと。社会全体で子どもを支えるという仕組みづくりは、今の政権とはちょっとニュアンスの違うところで検討してまいりたいと思っております。 76 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。 77 ◯13番(飛世悦雄君) 市長の政策の中にもあったように、労災病院の改築の中でも、若い人の意見を取り入れて、小児科そして産婦人科の開設に努力しておられる。こういった若い人たちの懇談会にも積極的に参加しておられる。今後もこういった姿勢を貫かれて、雇用環境、そして次世代育成のための行政としての支援策をこれからもやっていただきたい、このことを要望いたしましてこの質問を終えたいと思っています。  次に、桃山運動公園について谷口副市長に伺いたいと思っております。  確かに、先ほどの答弁でおっしゃったように、1年に1回あるかないか、時には2年に1回、3年に1回のときもあります。これは質問した私もよく理解をしています。  ただ、私は昨年あった高校野球、滑川高校と桜井高校という新川地区の強豪校が闘って、日曜日で天候もよくて、しかも県内有数の桃山の野球場、排水性もすばらしくて、雨が降っても1時間ほどたてばすぐまた試合が再開できる。こういったすばらしい施設でありながら、残念ながら駐車場がなくて帰らなくてはならない。このイメージだけはつくってほしくない。このためにこの質問をしたわけなんで、もっと何千台もの駐車場をつくりなさいと、こんなことは決して申しておりません。このイメージによって足が向かなくなる、これはもっと寂しいことなので、このことについてイメージ払拭のために、副市長、ぜひ改善策、支援策をお願いしたいものであります。  もう1つ、せっかくスピードガンをつけているのに、準決勝、決勝だけ、アルペンスタジアムだけスピードガンで試合をやっていますけれども、それまでの試合が、スピードガンが設置されているところが桃山しかないものだから他と違うと。したがって使うなと、こういう指示が出ている。こういった点も高野連に要望してくださいよ。どうですか。見解を聞かせてくださいよ。 78 ◯議長(広田俊成君) 副市長 谷口雅広君。 79 ◯副市長(谷口雅広君) 議員ご指摘のとおり、昨年ではなくて一昨年、平成22年の地区予選でございました。2試合ございますから、延べで申し上げますとあそこに2,800人余り会場へおいでになったと。その2,800人余りというのは、車の台数で約1,200台。高野連のほうは1,200台でもう上げることをとめたというふうに聞いております。その影響で、スーパー農道からの曲がり角で、これで入れませんということでやむなく帰られた方が多数おられたと思っておりますので、本当に公園内部で2,000台、3,000台の駐車スペースがあればこんなことにはならないんでしょうが、少なからず帰られた方にはご迷惑をおかけしたというふうに思っております。  今年のなでしこの場合でも、それからそういう大きなイベントのときには、先ほども少し申し上げましたが、できる限り公園に近い部分で何とか仮設の駐車場を確保できないか、その辺を検討させていただきたいと思います。  それと、やはり誘導が非常に重要だと思っておりますので、そこも力を入れていきたいと。高校野球ばかりじゃなくて、北信越の野球もありますし、高野連のほうにも積極的に利用していただくように要請をしていきたいというふうに思っております。 80 ◯議長(広田俊成君) 13番 飛世悦雄君。 81 ◯13番(飛世悦雄君) 大分前になりますけれども、欽ちゃん球団のときが一番たくさん入ったんじゃないかなと。7,300人ほど入られた。あのときは新川文化ホールからピストン輸送。たまたま新川文化ホールで大ホール、小ホールを使うイベントがなかったためにこれはできたことであって、こういったケースも考えて、もし大きなイベントがあるときは、こういう代替措置としてバス代は市が見ると。そして桃山はいつでも来られるんだといった対応をぜひ貫いていただきたい。対応していただきたい。このことを要望しましてこの質問を終わりたいと思います。  最後に、指定管理者制度の件について質問いたします。  今、財団法人が公益法人か一般法人かといった選択に迫られておって、いわゆる体育協会が公益法人を選択され、そういった経緯で副会長に就任したんだということでありました。  指定管理者制度はこれまで、いろんなメリットとデメリットがあったと思っています。利点は利用時間の延長ができる。なおかつ運営面でのサービス向上、利用者の利便性の向上ができる。体育協会も早く始めて遅くやっている。これがやっぱり指定管理した利点ではないかなと思っていますし、管理運営費、経費の削減が自治体の、いわゆる市の負担の削減にもつながっている。  こういったところは評価したいなと思っていますが、問題は、制度導入にあたって、運営費用と職員の面ばかり見られがちなんですよね。であるから、あまり行政改革に走らない。こういったことも指定管理者制度の大きな問題点になっているんではないかなと。こういった面だけで指定管理をするのではない。あるいは指定管理以外の費用も負担しているケース、魚津においてもいろんな営繕の関係を負担しています。こういったケースもありますし、また指定管理者制度は長く、本当は10年、15年と指定管理の期間があればいいんですけれども、5年ぐらいの期間で指定管理している。じゃ、5年後にまたその団体が受けるかというと、そういった保証が全くない。いわゆる競争すればまたそっちのほう、どっちがいいか。初めてのときも、施設管理公社と体育協会が競合した経緯もあります。  あわせて、医療や教育、文化施設、本来ならば市が直接公の責任を持ってやるべきなんですよね。しかし、これまでの経緯があって、幾つかの施設が指定管理者制度になっております。したがって、こういったいい面、悪い面も視野に入れながら、教育長にはチェック制度、ここだけはしっかり果たしてもらわないと、なぜ副会長をやっている人がチェックできるのかといったことをぜひ払拭していただきたい。そういった面だけ忠告いたしまして、私の質問を終わりたいと思っています。  ありがとうございました。 82 ◯議長(広田俊成君) この際、昼食などのため暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後1時15分といたします。  午後 0時07分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時15分 再開 83 ◯議長(広田俊成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  4番 松倉 勇君。  〔4番 松倉 勇君 登壇〕 84 ◯4番(松倉 勇君) 雄心会代表、松倉 勇です。  ちなみに、雄心とは、勇壮な心、または雄心、勇気がある心ともいう意味合いであります。新人2人会派ではありますが、この名に恥じない活動をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  私は浅学非才の見本のような人間でありますが、このたび無投票という予想だにしていなかった現実に身の緊張を心から感じて議会に参加し、議会人とはいかにあるべきかを真剣に考え真摯に取り組む所存であります。  まず、議会人として、本当にこの予算なり政策が市民のためになっているのかを模索し、真剣に取り組んで意見を堂々と申し上げたいと決意していますので、よろしくお願いいたします。  それでは、雄心会を代表いたしまして質問に入らせていただきます。  まずはじめに、魚津市の活性化策についてお尋ねします。  第4次魚津市総合計画では、将来都市像として「心踊る うるおいの舞台 魚津 笑顔で絆つなぐまち」を掲げているが、真に市民が心踊り笑顔で暮らせるまちにするにはどうしたらよいのか。  景気の回復もままならない状況のもと、財政的にも厳しい状況かと思いますが、こういうときこそ、魚津市全体の活性化に向けた施策に重点的に取り組む必要があると思います。  かつて新川の雄であった魚津市は、今後いかなる政策を持って伝統あるこのまちの活性化に取り組んでいくのか。魚津市の存在価値を高める活性策についてお尋ねします。  全国的に人口減少の傾向にある中、我が魚津市においても全力で取り組んでいると思うが、今や市民の閉塞感と停滞感はただならぬものがあります。市長はこのことをご存じでしょうか。  私が街を歩いていて聞こえてくるのは、「この街をもっと元気に」とか「山手にばかりお金をかけていないで街のほうにもっと」とか、いろいろな意見が聞こえてきます。この緊縮財政の中、大変だと思いますが、もっと市民が明日に夢と希望の持てる施策をお願いしたい。  また、市長に就任されてから活性化したと思われることを語ってください。  次に、魚津市観光振興についてお尋ねします。  市長は提案理由説明で、「地域のにぎわい創出や経済の活性化も大きな課題であり、豊かな地域資源を活用し広域観光連携の強化により観光振興を図っていく」と述べられた。観光は地域に大きな経済効果を生み出し、地域活性化を図るために重要な要素であると思う。そうした観点から、今年度の市の観光振興の施策はどのようになっているのか。今年度の事業内容と予算、進捗状況も含めて伺いたい。  次に、魚津の漁業再生プロジェクトについてお尋ねします。  今年度の事業として、漁業体験の定期的試行とありましたので、担当課にてこの事業の中身を伺いました。なかなかよい事業で、継続してほしいと思っております。私たちが以前、市民の皆様方に出資をお願いいたしまして4年間運航させていただきました遊覧船事業も兼ねたこのような事業を、市と商工会と漁協とで再度練り直してみてはと提言させていただきます。  なぜなら、この事業の予算の中身が560万円と聞き、それでは定員が12名の遊漁船では採算性と乗船人数に限界があり、もっと前向きに、1年限りのつけ焼き刃的事業ではなく、通年運航としての継続を考えていただきたいのと、魚津の海に観光船を夢見た私たちはもとより、魚津市民や魚津市を訪れる観光客の方々のためにもご検討いただきたいと思います。  次に、毎年入館者数の減少が目立つ埋没林博物館についての提案です。  館に隣接する緑地にベンチはあるが、日よけがない。特にこれからのような季節には必要だと思うが、これはいかにか。これでは蜃気楼を見においでの方や海の眺望を楽しみたい方々が、わずかな時間もそこにたたずむこともできないと思う。早急な改善を求める。  同じく埋没林館に関してでありますが、来館者には親子連れの方もおいでです。その方々のためにも、子どもたちが遊べる遊具を設置してはと思います。例えば滑川市柳原地区のスポーツ・健康の森公園にあるような遊具などご検討いただきたい。  次に、あるご婦人の提案です。バラなどが観賞できる植物園という附帯施設があればもっと入館者の増加につながるのではというご意見でした。これもあわせてご検討いただきたく思います。  埋没林博物館に関する最後の質問ですが、館内で上映されている蜃気楼と胴杉のハイビジョン映像を見させていただきました。さすがにハードとソフトで2,800万円と多額な費用がかかっているだけにすばらしいものでした。がです。何かが足りない。「味の素」がない。すなわち、魚津市の観光案内やイベント情報、地元特産品の案内が一言も、もちろん映像もない。私はただただあきれ果てました。それも、この春にできた魚津市観光振興計画なるものの基本施策の1)に「観光資源の有効活用」とあり、具体的な取り組みとして、「たてもん祭やせりこみ蝶六、しんきろうマラソンや女子大学野球などなどをさらに磨き上げることで、全国的な観光資源となるよう取り組む」とある。これを読んだ直後だったからなおのことです。これでは、埋没林館ならぬ観光振興策の埋没ですよ。しゃれにもなりません。これいかにか、お答え願いたい。  次に、海の駅蜃気楼付近に釣り桟橋設置の提案について。  海の駅蜃気楼付近の防波堤には、毎年多くの釣り愛好家の方々が遠方よりおいでになっています。この方々は、深夜から朝方にかけての夜釣りを楽しんでおられるようです。  ここ数年、危険なテトラポッド上での釣り人による転落事故が起きております。このような事故を防ぐためにも、また他県からの交流人口拡大につながる安心・安全な釣り桟橋の設置をここで提案いたします。  最後に、吉島市営住宅について。  過去、何年も何回も問われながら放置され老朽化し続けている吉島市営住宅。当局はいつまで住民の退去を待ち続けるつもりですか。一体当局はどうとらえているのかお聞かせ願いたい。  私の調査では、現在38世帯がお住まいと聞きます。高齢者がほとんどで、家賃から考えても、とても他の民間施設への転居は不可能かと思います。  そこで、早期に解決を図るには思い切った対策を講じるしかないと思います。例えば低所得の高齢者でも負担のないエレベーターつきの高層住宅を建設し、低家賃で受け入れて、老朽化した住宅は一挙解体し、残地を民間の宅地造成事業者に売却を考えてはいかがでしょう。また、長い期間に及び何回も問われながらも放置してきた当局の姿勢を問いたい。このことからしても、市民の閉塞感と停滞感が生まれることと思います。お聞かせ願いたい。  以上です。 85 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。  〔市長 澤崎義敬君 登壇〕 86 ◯市長(澤崎義敬君) 松倉議員のご質問に順次お答えをしたいと思います。  今後、魚津市の存在価値をどう高めていくのかということでございます。  魚津市は、急峻な地形が生み出す水循環に見られる豊かな自然資源、農林水産物などの特産資源、最先端産業や幅広い分野の企業、交流施設、博物館などの社会資源、にぎわいを創出する多彩なイベント資源、城跡、祭りなどの歴史・文化資源を多数有しております。これらの地域資源を生かしたまちづくりを進めていくことが、市の存在価値を高めることにつながるものと思っております。  現在、魚津市では、議員ご指摘のとおり、「ふるさとを活かし、誰もが主役のまちづくり」とする基本理念にのっとりまして、「心躍る うるおいの舞台 魚津 笑顔で絆つなぐまち」の将来都市像の実現に向けまして、市民参画と協働によるまちづくりに取り組みながら、数々の事業を実施しているところでございます。  さらに、子育て支援や若者の定住促進施策などによりまして定住人口減少速度の鈍化を図るとともに、学習、雇用の場の確保や観光客の誘致施策などによりまして、交流人口の増加にも力を注ぎたいと思っております。  それらをあわせたまちづくり人口を増加させることで、まちの活性化を図っていきたいと考えておりまして、観光振興条例の策定なども行ってきたところでございます。  市長就任後、活性化したと思われることは何かということでございますが、常々私は、市が元気になるためには地域が元気でなければならないと考えております。そのために、地域への職員派遣や地域特性事業の創設などの事業を行ってまいりました。  そういった中で、着実に地域協働の芽が育まれて、大町地区や加積地区に見られるような、地区を挙げて人と人とのきずなを深め、地区のにぎわいを生み出していこうとする機運が醸成されてきております。  また、市民が主役という面におきましても、5,000人を超える参加者のありました魚津しんきろうマラソンや市民でつくり上げる大学女子野球、戦国のろし祭りなど、市民の大きな力があってこそ今日まで歴史を刻む大きなイベントとなってきておるわけでございます。  また、1次産業におきましても、寒ハギによる魚津産魚介類のブランド化や安全・安心な農産物栽培における地産地消の推進など、民間の活力が発揮されてきておるところでございます。  観光面では、JR魚津駅前の観光案内所を開設いたしましたところ、多くの観光客に利用されておりまして、海の駅蜃気楼をにぎわいの拠点とする魚津港周辺のみなとオアシス認定なども含めて、新たなにぎわいが生み出されてきたところでもございます。  観光の振興ということにも触れておられますが、観光は地域にとって大きな経済効果を生み出し、地域活性化を図るために重要な要素でありまして、私も議員ご指摘のとおりと思っております。  今年度は観光の振興のため、広域観光連携の推進、受け入れ体制の整備、観光・物産宣伝の推進、観光イベントの支援、コンベンションの開催支援を進めてまいります。  それぞれの主な事業内容は、広域観光連携の推進としては、滑川市以東の市町で構成いたします越中にいかわ観光圏協議会での広域連携による滞在型観光の推進事業などを内容といたしまして、507万6,000円の予算を計上しております。進捗状況につきましては、5月12日からにいかわ観光圏域でスマートフォン向けの観光情報の提供を新たに開始したところでもございます。また先般、8月4日に開催する「にいかわ伝統芸能と食の祭典」の実行委員会を立ち上げまして、開催に向けた準備を進めているところでございます。
     受け入れ体制の整備といたしましては、魚津市観光協会が運営いたします魚津駅前観光案内所の運営支援、観光案内看板の整備やレンタサイクル事業などで785万2,000円の予算を計上いたしております。  加えて、観光案内人や観光アドバイザーを設置する魚津観光コンシェルジュ設置事業といたしまして700万円を計上いたしております。  昨年度に引き続き観光案内所の運営を支援して、5月末までに2,197人の来訪がございました。昨年の1,783人に比べて414人が増加しております。  レンタサイクルにつきましては107台の利用がありまして、昨年の99台から増加をしたところでございます。引き続き、来訪者への観光案内の充実と利便性向上に努めてまいります。  観光・物産宣伝の推進といたしましては、井原市、高山市、世田谷区、有楽町での出向宣伝や各種パンフレットの作成などで531万9,000円の予算も計上いたしております。この4月には、岡山県井原市の産業まつりで魚津の海の幸などの物産の展示販売を実施いたしました。  観光イベントへの支援といたしまして、戦国のろし祭りやじゃんとこい魚津まつりなどへの事業補助といたしまして812万円の予算も計上いたしております。5月27日には戦国のろし祭りが開催されたところでありまして、引き続き8月3日から5日に開催されますじゃんとこい魚津まつりに向けまして準備を進めております。  コンベンションの開催支援といたしましては、県外からの誘客を図るために、各種会議や学会、合宿などへの支援で200万円の予算を計上しております。現在のところ、夏季の県外大学生の合宿を中心にして5件、約170万円を見込んでおるところでございます。  今後とも、魚津市観光協会や越中にいかわ観光圏などと連携を図りながら観光事業の推進に努めて、交流人口の増加やにぎわいづくりによりまして地域活性化を図らなければならないと思っております。  次に、魚津の漁業再生プロジェクトについてであります。  この事業は、漁業者の所得機会の増大を図るために、新しい漁業形態や販売スタイルを模索しつつ、海や漁港の資源を生かした「海業」を展開し、漁業者の収入の増を目指すものであります。  事業年度は平成22年度より平成24年度まで、実施主体は魚津漁業協同組合で、魚津市は当組合に対しまして費用の一部を助成するというものでございます。  平成24年度事業の予定といたしましては、定置網漁業者への氷購入助成、沖合漁業、沿岸漁業への新箱購入助成、漁業観光体験の定期的試行、移動販売車購入などがございます。  その中の漁業観光体験は、観光客の皆様に漁船に乗っていただいて、網に入った魚をすくう体験をするというものでございまして、ほかにもタコつぼ漁、刺し網漁などを予定しております。  また、見せる漁業観光では、遊覧船も活用しながら、定置網観光などを実施に向けて漁協が現在検討中でございます。  次に、海の駅付近に釣り桟橋を建設してはどうかというご提案でございますが、魚津港は、管理者の富山県が新川地域の流通拠点となる港湾として整備いたしてきました。また、「蜃気楼の見える港」として市民や観光客からも親しまれておりまして、人々の交流の場所として大きな期待が寄せられております。  議員ご指摘のテトラポッド帯付近につきましては、蜃気楼見学の多くの観光客や県内外の釣り人が集まる好スポットともなっております。  海の駅付近で釣り桟橋を建設するということにつきましては、定置網や刺し網などの沿岸漁業への影響、あるいはまた船舶の入出港の支障が懸念されるために、海の駅付近での釣り桟橋設置の実現は大変困難ではないかと考えております。  次に、吉島市営住宅についてお尋ねがございました。  吉島市営住宅は、建設してから55年が経過をいたしました。議員ご指摘のように、老朽化が著しい状況にございます。  現在の管理戸数は120戸でありますが、ご指摘のとおり、そのうち38世帯が現在入居しております。建物は既に耐用年数を経過しておりまして、台風や地震などの自然災害への対応も難しいことから、新たな入居者の募集は停止をしております。今年度の予算におきましても、面的に空き家になっている3棟15戸を解体することとしております。  また、現在住んでおられます入居者に対しましては、他の市営住宅へ住みかえをしていただくなどの対応をして、空き室となった住棟から順次解体していく計画でございます。 87 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。  〔教育長 長島 潔君 登壇〕 88 ◯教育長(長島 潔君) 埋没林博物館に関するご提案についてお答えいたします。  埋没林博物館に関するご提案のうち、1)から3)までを一括して答弁させていただきます。  埋没林博物館の県道より海側の敷地の大半は、埋没林の埋蔵地として特別天然記念物に指定された土地で文化庁の監督下にあり、現状の変更は厳しく制限されているため、新たな構造物等の設置や植栽、掘削等には許可が必要となっております。  また、現地は海岸で遮へい物がなく、特に冬場には日常的に風速15から20mにも達する強風にさらされ、また塩害による腐食も短期間で発生するため、安全上からもテントや遊具等の設置にふさわしい場所ではなく、通常の園芸植物の植栽も困難であるかと思っております。  次に、ハイビジョン映像についてお答えいたします。  博物館は、第一義的には博物館法に基づき、教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的とする社会教育施設であります。しかしながら、博物館に対するニーズはそれらにとどまらず、観光施設としての側面もあわせ持つことは議員さんご指摘のとおりでございます。  映像の内容につきましては、実際に出会う機会がまれな蜃気楼や現地へ足を運ぶことの困難な洞杉など、魚津市の重要な観光資源でもある貴重な自然を大型スクリーンでじっくりと見て学習していただくことでお客さんのニーズにこたえ、魚津の魅力を伝えられるものと考えております。  また、映像ホールの活用につきましては、先月19日に開催しました南極の蜃気楼やオーロラをはじめとした美しい映像を中心とした特別講演会をはじめとして、今後も市民が親しめるような企画を考えているところであります。  埋没林博物館は社会教育施設ではありますが、魚津市の観光の一端も担う施設として、現在も各種パンフレットの設置やポスターの掲示、展示室端末での魚津市紹介ビデオの上映、各種イベントとの連携等を行っております。  お客様への観光情報等の提供につきましては、今後もさまざまな手法や機会を利用しながら、商工観光課とも連携し、なお一層充実させたいと思います。 89 ◯議長(広田俊成君) 4番 松倉 勇君。 90 ◯4番(松倉 勇君) 観光の振興について、市長にまたお願いします。  先ほどのお答えはわかりますけれども、観光の施策は1年や2年で成果が上がるものではないと思っております。地道な努力によって少しずつ成果があらわれるもので、1つの事業を実施するにしても、一過性ではなく継続性が必要であると思います。  今まで継続的に行われている事業は何かあるのでしょうか。何か継続的に行われているものはありますかという問いです。 91 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 92 ◯市長(澤崎義敬君) 確かに、観光にいたしましてもそのほかの施策につきましても、なかなか一過性な投資でそれが即効果をあらわすというようなものではございません。やはり一つの仕掛けをするにしても、地域の皆さん、あるいはまたたくさんの市民のご意見を伺いながら、その方策を検討して実施しておるところでございますけれども、継続してやっておるものにつきましては、これらの地域のお祭りでありますとかイベントを継続してやる中で、いろんな内外からのお客さんが大勢足を運んでいただけるようになってきた成果などにつきましては、先ほどの答弁でも申し上げたとおりでございます。  新たな観光資源の発掘という面からも、先ほど申し上げましたように、魚津市の生かすべき今後の観光資源として、豊かな自然というものを取り上げました。その表現については、水循環でありますとか豊かな魚津の自然公園といったものを掲げておりまして、魚津を訪れられる方々に喜んでいただいて、もう一遍訪れるような観光資源として高めていく必要があろうかと思っております。  そういう意味で、何かしておられますかということでありますと、今年は特に、60周年という記念の節目のおかげで、いろんな全国的なコンベンションやイベントの企画にも結びついてまいりました。この春からも、先ほど申しましたイベントにもたくさんのお客さんが見えられましたし、また全国山・鉾・屋台保存連合会総会の魚津大会を開催していただきました。秋田県から九州まで、全国からたくさんの団体の皆さんが魚津へ来て魚津をじかに見ていただいた。この後も、全国山城サミットなどを計画することによりまして、全国から来られた方々が初めて魚津へ来てみて魚津の魅力というものも感じていただけるかもしれませんし、またそういった外から見た目からも、魚津の観光振興のあり方についていろんなご指摘や提案をいただけるのではないかというようなことも考えております。  いずれにしましても、こういった一つの施策というものは継続、それも市民との協力、協働の中で推進していくことが肝要であると、このように考えております。 93 ◯議長(広田俊成君) 4番 松倉 勇君。 94 ◯4番(松倉 勇君) 今後はそうした視点に立った施策や予算づけも必要になってくると思います。当局はどのように考えていますか。 95 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 96 ◯市長(澤崎義敬君) 議員のご質問の冒頭にもありましたように、まさに厳しい経済財政状況でもございます。市民の皆さんから、魚津は元気がないんじゃないかというようなご指摘もたくさんいただいておるところでございまして、限られた財源の中で、有効に投資あるいはまた財政的な予算の裏づけをしながら継続をする中で、今後とも観光振興という観点でいろんなものを進めてまいりたいと思っておりますので、またご理解も賜りたいと思います。 97 ◯議長(広田俊成君) 4番 松倉 勇君。 98 ◯4番(松倉 勇君) 釣り桟橋に関してはわかりました。また再度提案させていただきます。  教育長にお願いしたいんですけれども。 99 ◯議長(広田俊成君) 質問内容をはっきりともう一度お答え願います。 100 ◯4番(松倉 勇君) 埋没林館に関する1)から3)までの質問内容です。 101 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 102 ◯教育長(長島 潔君) 先ほど議員さんから貴重な提案もいただいたんですけれども、先ほどお答えしましたように、現在、埋没林館が建っているところというのは、その地面の下にまだたくさんの埋没林が残っている、そういった場所でございます。  そういったところには、聞くところによりますと、木を1本植えるにしても、非常に厳しい文化庁の許可が要るということでありまして、掘削したりそういったものを設置するというのは非常に難しい現状であるということを伺っております。 103 ◯議長(広田俊成君) 4番 松倉 勇君。 104 ◯4番(松倉 勇君) その話は私、6年前にも聞いておるんです。だから、全くやる気がないというのか、そういう観光政策に対して興味がないというのか、学術的云々とおっしゃいますけど、じゃ、埋没林博物館に学芸員さんは何人おられるんですか。 105 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 106 ◯教育長(長島 潔君) 今、館長を含めて3名の学芸員がおられます。 107 ◯4番(松倉 勇君) いやいや。よろしいですか。 108 ◯議長(広田俊成君) 3点になりましたので、また個別にお願いします。 109 ◯4番(松倉 勇君) 個別でまた。 110 ◯議長(広田俊成君) ほかにありますか。  4番 松倉 勇君。 111 ◯4番(松倉 勇君) 蜃気楼と洞杉のハイビジョンに関して商工観光課の担当者にお伺いします。 112 ◯議長(広田俊成君) 今の質問に関しては2点終わりましたので、この質問は拒否させていただきます。他の質問なら結構ですが、今の質問に関しては2問以上ということになりますので、よろしくお願いします。  4番 松倉 勇君。 113 ◯4番(松倉 勇君) 蜃気楼と洞杉に関しては質問していないと思います。 114 ◯議長(広田俊成君) 題目で行っているので、よろしくお願いします。 115 ◯4番(松倉 勇君) そうなんですか。残念ですけれども、あきらめます。  以上で終わります。 116 ◯議長(広田俊成君) 1番 宮川和生君。  〔1番 宮川和生君 登壇〕 117 ◯1番(宮川和生君) 雄心会の宮川和生でございます。  このたび、新人として議会に参加させていただくこととなりました。私がこよなく愛するこの歴史ある魚津の市議会の一員として、素直にうれしく感じている反面、その一員となったことに身の引き締まるような思いもしております。  今後は一議員として、そのときだけの現状に決して満足せず、そして慢心せず、常に向上心を持ち公務に取り組んでまいりたいと思っております。  先輩方が築いてこられた魚津の歴史と伝統に恥じぬよう、また自分らしさを忘れない志を持って公務に精励いたします。  それでは質問に移ります。3項目ございます。  まずはじめに、魚津市民バス、コミュニティバスについて。  先日、私、戦国のろし祭りを5年ぶりに観察というか見に行きまして、JRの魚津駅からシャトルバスに乗りまして、そのときに気づいたというか、また市民の方々、京都とか大阪からおいでの観光客の方が結構おられまして、僕もラフな格好で行ったものですから、僕が議員ということも知らない方が、「魚津市の観光案内は、このバスの中で流れないんですか」と。  専ら、私も自転車とかこういうコミュニティバスも利用しているんですが、やはり魚津をアピールするための観光案内ですね。蜃気楼、たてもん祭り、洞杉、沌滝、毛勝三山などなど、また特産物、加積のリンゴとか友道のナシ、西布施のブドウとか、そういうものを自動的にアナウンスするようなことはできないかとかというお声を聞きました。ああ、そうだなと。  僕も常日ごろコミュニティバスを利用するときに感じたこともあるのですが、改めて、BGMとは言わないですが、せりこみ蝶六を流したり、ああ、魚津にはこういう踊りがあるんだなと。議長もすばらしい踊りをされておると思いますので、ぜひ魚津をPRするために、すばらしい祭りがあると。特産物や名所、旧跡があると。これを徹底的にアピールしてもらう。耳から入って脳にすり込むという形で、目から入れるのもいいと思うんですが、これは必要かなと。  それと、私も仕事で県外に行くことがあるんですが、赴いたときに、やはりバスに乗ると地元企業とか商店などのCMが当たり前のように流れておるわけですね。魚津市民はもとより、県内外の方々、観光客の方々に魚津市のことをもっともっと理解してもらうことで観光のリピート率も高くなるのではないでしょうか。見解を問います。  2点目ですが、歩行者、自転車の安全のための道路整備について。  私も自転車が好きなもので、今日みたい天気の日も自転車で、エコというか、自分、体脂肪もちょっとあるので、そういう意味で自転車に乗ってよく通勤というか走り回っておるんですが、魚津市は魚津市幹線道路網計画に基づき、現在、歩行者や自転車を利用される方々への安心・安全に配慮された道路整備が行われていると思いますが、自転車の専用道路を歩行者道と区別するためにカラー舗装、先日、グランフォンド富山ということで、富山の競輪場から利賀村まで往復180km、友人が参加していたもので応援に行っていたんですけれども、ちょっと気づいた。富山市は水色で自転車道を色分けしている。高岡方面は茶色で色分けしている。都会でもそうだと思うんですけれども、地方都市でも歩行者と自転車の接触事故が結構多くて、これは何とか魚津市のほうでもひとつ、財政厳しい折とは思いますが、色分けぐらいできるんじゃないだろうかと。  また、私の調査によると、富山県警発表の平成23年度の「交通事故白書」によりますと、魚津市内における人身の交通事故は毎年減少の傾向にあるものの、まだまだ事故は少なくないという現状があります。  特に富山県は高齢者による事故発生が多く、全国でワースト12位ということです。魚津市内の交通事故発生件数は、平成21年度で189件、22年度では205件、平成23年度の件数はこれから発表される予定ということなんですが、平成22年度よりは件数が減少している模様ということでございます。  それでも、魚津市を含む大きく区別した新川広域圏、5市町村、舟橋とかその辺も入るんですけれども、交通事故の発生件数は残念ながら魚津市が第1位になっております。これは、利用者の安心・安全、交通安全とか生命、財産を守る意味でも、道路整備を早急にしていただきたいなと思っております。利用者の安心・安全につながる見解を問います。  3つ目ですが、小中学校グラウンドの一部芝生化について。  私もラグビーをずっとやっておりまして、野球も昔やっていたんですが、監督さんとか知人の方にいろいろ聞いてみると、富山県のスポーツのレベル、小学校、中学校はある程度のところまで行くんですが、高校以上になると力が分散して、他府県の学校へ行ったりとか、他方の自治体に行かれて野球部に入られるとか、せっかく魚津市内で少年団、中学校と育てたのに富山とか高岡に持っていかれていると。こういうのは環境が整っていないからじゃないかと。  県外でも見たことがあるんですが、小学校、中学校のグラウンドを全面芝生化している自治体がございます。お金もかかると思うので、試験的にやっておられるところもあるんですが、大阪とか東京の一部はされています。全面芝生化だとかなりお金がかかるので、小中学校の一部を芝生化。イメージしてもらったらいいと思うんですが、甲子園球場のミニチュア版ですね。野球で言えば、内野あたり、キャッチャー、バッターのところが土のグラウンドで、外野のライトとかレフトとかセンターを芝生にする。その辺でまたサッカーとかラグビーとかグラスホッケーとかテニスとか、今小学校でもゴルフをやっている子が出てきているので、芝生の面はゴルフの練習用にも使えるんじゃないかと。  そういう一つの提案なんですが、今年は7月からロンドンオリンピックもございますし、かつて新川の王者と呼ばれた魚津市から日本を代表するような選手、未来を担う選手が出てきてほしいと僕は念じております。  また、スポーツ専門じゃなくても、児童生徒たち自らが環境整備、草むしりとか土を触ることによって、心身ともに教育、知徳体の体育のほうなんですが、やはり健全な精神をつくるには健全な体力、体が必要かなと。  また、芝生の上ははだしで走り回ることができる。はだしで走ったら、脳にも刺激があってプラス効果になってくると思います。教育という面、スポーツで明日の夢を描いている子どもたちも伸び伸びと屋外活動ができるものと私は信じております。  また、先般ありましたチャレンジデー、スポーツの1日活動ということで、友好都市であれど、ライバルの井原市の旗が1週間飾ってありました。私、スポーツマンとして負けん気が強いので、これは悔しいなと。来年は魚津市の旗が堂々と井原市に掲げられるように、市長も言っておられました1人1スポーツがやっぱり大事かなと思っております。  そういうことで見解を問います。  以上でございます。 118 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。  〔教育長 長島 潔君 登壇〕 119 ◯教育長(長島 潔君) 小中学校のグラウンドを一部芝生化してはどうかというご質問にお答えいたします。  学校のグラウンドの芝生化は、地球温暖化によるヒートアイランド対策や緑化対策、さらには環境学習の一環として都市部を中心に推進されております。
     その効果としては、天然芝の持つ柔らかさが転倒してもクッションの役目を果たすなど児童生徒の屋外活動が活発になることや、夏の校庭の温度上昇を抑える効果、さらには砂の飛散防止、心身のいやし効果などがあると思います。  こうしたことから、魚津市の小中学校においても、グラウンドの一部芝生化は教育効果が期待される面があると思いますが、植栽や維持管理の費用と人的な負担、また一部だけを芝生化した場合にはいろいろな用途で使いにくくなるなどの問題点があり、現時点では難しいのではないかと考えております。  以上です。 120 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。  〔産業建設部長 四十万隆一君 登壇〕 121 ◯産業建設部長(四十万隆一君) 私のほうからは、コミュニティバスと歩行者、自転車の安全の2点についてお答えさせていただきます。  まず、市民バス、コミュニティバスについての質問にお答えいたします。  魚津市民バスでは、現在8台の車両が市内一円で運行しております。このうち市街地巡回ルート西回り、東回りでは、車内の液晶モニター及び音声案内を通じて、常時、蜃気楼、埋没林などの観光・イベント情報はもちろん、水族館、ありそドーム、海の駅蜃気楼などの施設案内についても情報発信しております。  郊外の6ルートについては、今後順次、音声案内機器の導入を予定しておりますが、次のバス停の案内だけではなく、市街地巡回ルートと同様に観光案内なども盛り込みたいと考えております。  また、バス車内での観光・イベントポスターの掲載など工夫を凝らし、市民の方々だけでなく、県内外の方々へも魚津市の情報を積極的にアピールしてまいりたいと考えております。  次に、歩行者、自転車の安全のための道路整備についてお答えいたします。  魚津市内のカラー舗装により色分けされました自転車歩行者道の整備は、富山県が県道沓掛魚津線の東部中学校前から北陸電力魚津支社前までの延長1,470mの自転車歩行車道を平成16年度から整備を進めておりまして、平成25年度完成予定となっております。この計画では、車道幅員を1m狭めまして自転車道幅員を確保することとしております。  他の道路におきましても、歩行者と自転車の通行量の多い路線についての必要性は認識しておりますので、今後は交通管理者等と協議しながら調査研究してまいりたいと考えております。  以上です。 122 ◯議長(広田俊成君) 1番 宮川和生君。 123 ◯1番(宮川和生君) 以上で質問を終わらせていただきます。 124 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。  〔10番 関口雅治君 登壇〕 125 ◯10番(関口雅治君) 6月定例におきまして、3点質問させていただきます。  まず1点目は、富山労災病院の改築計画についてであります。  独立行政法人労働者健康福祉機構富山労災病院は、現在地での建てかえに向け本年度から実施設計に入り、市民念願の全面改築がいよいよ動き出すことになりました。2013年末には本格着工、2015年末には開業と聞いておりますが、平成22年4月に10人でメンバー構成された富山労災病院改築基本構想策定委員会ではどのような話がされているのか、また工事着工から完成までのスケジュールはどうなっているのかを伺います。  次に2点目は、小中学校耐震化事業についてであります。  魚津市は重点課題として、災害に強いまちづくりを掲げています。県内でも小中学校の耐震化率は低く、2015年末までにすべて終える計画という本年度は、東部中学校、大町小学校、吉島小学校の耐震化事業が行われます。  学校施設は子どもたちの活動の場であるとともに、非常災害時の地域住民の避難場所としても安全性の確保は重要であります。東部中学校、大町小学校、吉島小学校耐震化事業の内容、今後のスケジュールについて伺います。  3点目は、水族博物館リニューアルについてであります。  魚津水族博物館の歴史は古く、初代魚津水族博物館は大正2年(1913年)に日本海側で初めて創設されました。現在は3代目の水族館であり、平成25年には創立100周年を迎えます。昨年度から館内の水槽改修や展示の修繕が行われていますが、どのような構想、コンセプトで改修を行うのか。また、建てかえも踏まえた将来的な水族博物館構想について伺います。  以上であります。 126 ◯議長(広田俊成君) 副市長 谷口雅広君。  〔副市長 谷口雅広君 登壇〕 127 ◯副市長(谷口雅広君) 富山労災病院の改築計画についてお答えいたします。  まず、改築基本構想策定委員会の協議内容についてでございますが、昨年末に基本計画、設計業務の委託業者が決まってから初めて開かれたこの3月の委員会におきまして、病院側から現段階における改築スケジュールと設計の進捗状況が示されました。  その中で簡単な間取りイメージ図の提示がありましたが、各委員からは、外来患者の駐車場の確保や待合室、エントランス等、いわゆるゆとりスペースの確保、それから建築規模などについて意見や質問が出されました。  病院側から、延べ面積は現在の病院とほぼ同規模になるということ。ただし、病室の広さは約1.3倍程度にしたいとの意向が示されました。それと、市から要望していた産科の開設につきましては、産科医師が確保されていない現段階で開設することは非常に難しいと。しかし、将来的に産科医師が確保できた場合のスペースは確保しておきたい。それから、入院患者のリハビリや心をいやす場所、一次救急スペースについても検討しているという旨の説明がございました。院長のほうから、「委員からの多岐にわたる意見や要望については、困難な点もありますが、今後、機構本部や設計事務所と相談していきたい」という言葉で委員会を閉じております。  現在、機構本部と精力的に諸課題の調整にあたっておられるというふうにお聞きしているところでございます。  次に、建設スケジュールについてでございますが、基本構想の承認後は、基本設計、実施設計を経て来年度、平成25年度中に着工し、平成28年度には完成、開設となる工程は、今のところ、質問の中で議員もおっしゃったとおり、これまでの説明と変わっておりません。その後、解体工事や駐車場整備を実施して、全面オープンは平成29年度になるだろうとお聞きしているところでございます。  以上です。 128 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。  〔教育長 長島 潔君 登壇〕 129 ◯教育長(長島 潔君) 東部中学校、大町小学校、吉島小学校耐震化に関する事業の内容、今後のスケジュールについてお答えいたします。  現在、3校の耐震補強実施設計業務を鋭意進めており、今年の8月末日までには設計業務は完了する予定であります。東部中学校につきましては4棟のうち3棟、5,579m2、大町小学校につきましては4棟のうち3棟、4,221m2、吉島小学校につきましては5棟のうち4棟、4,205m2の耐震補強を行うこととしております。  基本的には3校とも耐震補強をベースとした工事を予定しておりますが、老朽化の著しい屋上防水のやり直しや多目的トイレの設置をはじめとするトイレ改修など、耐震補強以外の工事についてもあわせて行いたいと考えております。  また、工事期間中は、最新の耐震工法の導入や空き教室の活用、工事エリアを棟ごとにずらすなど、仮設教室を建設しなくてもよい方法で進めたいと考えております。  スケジュールにつきましては、3校ともに平成25年度に着工することを予定しておりますが、東部中学校につきましては工期が2カ年にわたるものと見込んでおります。  また、国の予算の動向を注視しながら、有利な補助金が受けられるよう、着工に向けた準備をしていきたいと考えております。  次に、水族博物館のリニューアルについてのご質問にお答えいたします。  まず水族博物館のリニューアル構想についてですが、魚津水族博物館では、平成25年度の魚津水族館創立100周年にあたり、「もっと富山にこだわりたい!」「世界の環境を伝えたい!」「水族館の裏方をみせたい」の3つの大きなテーマを柱に、今年度末までに改修リニューアル工事を行う予定にしております。  このリニューアルを行うことで、富山県で唯一の水族博物館として、富山の高低差4,000mという特徴的な自然環境が育んでいる魚などの水生生物をわかりやすく展示いたします。また、世界的に貴重な環境である熱帯のジャングルやサンゴ礁をテーマとした水槽も整備いたします。さらに、昨今の学校教育において重要視されておりますキャリア教育の観点から、魚津水族館の飼育職員の働く姿が学べるバックヤードコーナーなども計画しております。  この改修、リニューアルによって、来館者は富山の自然環境のすばらしさを世界の環境と比較しながら体感することができ、さらに自然環境の保全や復元の必要性や重要性を楽しみながら学べるものと考えております。  続いて、将来的な水族博物館の構想についてですが、3代目魚津水族館も建設から30年を過ぎ、施設の老朽化が目立っております。創立100周年の改修、リニューアル後は、施設整備などハード面での整備のみならず、現在行っておりますうおづ水辺の調査隊事業などの普及活動に加えて、新たにサポーター制度の導入などソフト面での充実も図っていきたいと考えております。  以上のような事業を行う中で、将来的な新しい魚津水族博物館の姿も視野に入れながら、若手職員の育成を行って、今後も富山県を代表する魚津水族博物館として市民が誇りと親しみを感じていただけるよう努めてまいりたいと存じます。  以上です。 130 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 131 ◯10番(関口雅治君) それでは、随時再質問に入らせていただきます。  まず1番目の、富山労災病院のことでございます。  労災病院の全面改築は、市民の皆様の大きな期待を背負っている工事だと思っております。先ほど副市長からもいろんなことを聞いて、産婦人科のことも聞きました。  本定例会での提案理由の中で市長は、「富山労災病院の全面改築にあわせ、市民の要望が大きい産科の開設を目指す」と述べられております。この答弁は今までにない力強い産科への意思表示だと私は思っておりますけれども、それは何か裏づけとか、それとも妙案があってこういうようなことをお話しされたのかお聞きいたします。 132 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 133 ◯市長(澤崎義敬君) 今ほど副市長の答弁にもありましたように、医師の確保が非常に難しいという中で、産婦人科を開設してほしいというのはずっと長い間にわたって機構本部、病院にも申し上げてきたことでございます。お医者さんは金沢大学、富山大学に限らず、全国のどこの病院からでもいい、お産ができる産婦人科の先生をお呼びしたいと。  今年の7月から妊婦健診も労災病院でできるような体制に少しずつ改善はされておりますが、いまだ定着した勤務医が確保できておりません。  私は、目指したいというのは、本当に願望的なものを込めて申し上げて、確たる自信があって申し上げておるわけではございませんが、しかしながら、病院の中では、改築にあたって、やはり産婦人科の開設、産科スペースも確保していくぞということは、どうあっても基本的な設計構想の中に織り込んでいただきたいという思いももちろん持っております。  今議員ご指摘の、何か自信があって言っておるのかということについては、今のところ、お医者さんを確保したとかめどが立ったとかという段階ではございません。  先日も機構本部へ参りまして理事長にお会いしました。理事長さんは実は産婦人科のお医者さんでございますので、ぜひとも産科のものを何とかしたいんだということは強調してまいりました。  今のところ、お産をできる体制にするには、1人のお医者さんではできないと。2人、3人のお医者さんがいないと24時間のお産体制がとれないということと、もう1つは、産婦人科をつくるということは、当然、小児科も併設というか必要になってくるという二重苦に私も悩んでおるわけでございますが、お医者さんの確保に向けては、病院と一緒になっていろんな大学病院にも足を向けていきたいという思いを込めて答弁したものというふうにご理解をいただきたいと思います。 134 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 135 ◯10番(関口雅治君) 今ほどの市長の答弁で、機構のトップがかわられたと。この機構のトップの方は東大の医学部の産婦人科の先生だと聞いております。今まで労働者の病院には、労働の病院ですから、産婦人科とか小児科は要らないということもあるわけですけれども、あえて今機構のトップに産婦人科の先生がなられたということは非常にうれしく、私たちにとっては希望だと思っております。  新しく機構のトップがかわられたわけで、市長は当然お会いになったと思いますけれども、今度、また6月中に魚津市に来られるという情報が、正確ではございませんけれども聞いております。もし来られるのならば、ちょっとお時間をいただいて、この策定委員会メンバーともそういうようなお話をしていただきたいと思っております。  これは私から副市長への要望といたします。  次は民生部長にお伺いいたしますけれども、産婦人科というか、富山の日赤は助産師外来があって、ドクターがいないのにお産ができるということをほかの議員からちょっと聞きました。なかなかすごいなと。さっき市長さんが言われましたとおり、産婦人科をつくると、3人のドクターで24時間体制と大変だと。民生部長も策定委員会メンバーでございますので、もし助産師外来ができるとすれば、そういうことも労災病院のほうに提言していってほしいわけでございます。  あと、今日新聞に載っておりました、入善町のでしょうか、新川医療圏一次救急体制、黒部市民病院での整備を進めることで1市2町の一致がしたと。これは労災病院は関係ないのでしょうか。それも含めて民生部長にお伺いいたします。 136 ◯議長(広田俊成君) 内山民生部長。 137 ◯民生部長(内山みゆき君) まず助産師外来の件ですけれども、助産師外来につきましては、今までは助産師だけで取り上げとかいろいろ分娩のことはできたんですけれども、そのバックに必ず医師がいるという条件が必要です。魚津の場合は、残念ながら労災病院につきましても産科を受け持つ先生がいらっしゃらないということで、なかなか助産師だけの外来はできないと伺っております。  それと、今ほどありました一次急患センターの件ですけれども、これは地域医療再生計画において、新川医療圏で一次急患センターをつくるという計画がございました。その計画に基づきまして、じゃ、一次急患センターをどのようにつくっていけばいいかと。一次急患センターですから、必ず医師会の協力が必要だと。医師会と病院とタイアップしていけるものが必要だということで、先般から医師会とかの協議をしてきております。  魚津には今、黒部にあります黒部市民病院と総合病院として労災病院がございますので、県のほうに2カ所で一次急患センターができないかということで今上げているところでございます。  県のほうでは、医師会とどういう体制でできるかというものをまとめまして、国のほうへその照会をするという段取りの段階なので、実は私たちも、県のほうから2カ所でオーケーという言葉を早く欲しいということで、県へ行ったりしたときはいつも要望しているんですけれども、その取りまとめが今きちっとされていると。そういう段階なので、今魚津のほうはまだ発表していなかったということでございます。 138 ◯議長(広田俊成君) 副市長 谷口雅広君。 139 ◯副市長(谷口雅広君) すみません。私への質問はないのに手を挙げました。  今、助産師外来について触れられましたが、助産師外来は本来、分娩とは違うものです。婦人科あるいは妊産婦が外来で訪れられるときの診療体制でございまして、ひょっとして質問されているのは、あるいは答弁をしたのは院内助産師の制度じゃないかなと思って今ここで訂正をさせていただきたいというふうに思います。 140 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 141 ◯10番(関口雅治君) 労災のことでありますけれども、本当に市民の皆様が産科、小児科を希望しております。ぜひ市長をはじめ策定委員会のメンバーもこういうことを念頭に入れながら、一生懸命に対策に取り組んでいっていただきたいと思っております。  それでは2番目の小中学校の耐震化についてであります。  今ほど教育長のほうから説明を聞いて大分わかってきたわけでございますけれども、大町小学校は将来的には村木と合併するわけですよね。そうしますと、大町小学校は将来的にどう使われるのか。多分地域で使われるわけで、耐震化も踏まえた、将来を見据えた使いやすい改築も必要でないかと思っております。  先ほどありましたように、屋上とかトイレとかいろんな改修も含まれています。そういうことを踏まえて大町小学校の耐震化をやっていただきたいわけで、どう使われるのかということをもう一度お願いいたします。 142 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 143 ◯教育長(長島 潔君) この耐震補強については、小学校の統廃合とこれまでもずっと絡んでおったわけですね。そういった問題で、統合問題を進めながら耐震をしていくというのはなかなか困難であると。統合問題とは切り離した形で、とにかく現在使っている学校の耐震化をまず優先しようということでやっております。  大町と村木の統合計画は当然、基本計画の中にあるわけですけれども、まだその話し合いが進んでいない状況でありまして、大町が村木へ行くのか、村木が大町に来るのか、そこもまだわかりません。今後それも進めていかなければならないんですけれども、トイレとかそういった部分については一応改修すると。避難所にもなっておりますので、避難所としての機能も持たせたいということで、最小限でありますけれども、そういった施設を修繕していきたいという思いを持っております。  将来的に、例えば大町の学校が村木へ行った場合に、大町小学校を何かの形で活用することを考えていくことも必要かと思っております。 144 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 145 ◯10番(関口雅治君) 吉島小学校におきましても、将来、天神地区の皆様が西布施の方と合併されるわけで、今現在160名近く天神におられるわけですね。その生徒さんがいなくなると教室も大分空いてくるわけです。  最初の大町と関連してくるんですけれども、改修もやっていただかなければなりませんけれども、それを踏まえて、使いやすい教室というか、そういうことも考えていかなければなりません。耐震化だけやった後、また児童数が少なくなって教室をどうしようかという話になってくると思いますので、そこら辺も踏まえた吉島小学校の耐震化、改修工事をやっていただきたいわけでございますけれども、それについてお願いいたします。 146 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 147 ◯教育長(長島 潔君) 吉島小学校については、実は平成8年に大規模改修をやっておるわけなんですね。校舎内部は比較的きれいな形に改修されております。教室なども将来のことを見据えた形ですればいいんでしょうけれども、今現在使っている教室はぎりぎりの状態で使っておりますので、余分な教室が出た場合にはもっと有効な活用が中でできると思いますので、現在の形で耐震のみを進めたいと思っております。 148 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 149 ◯10番(関口雅治君) それでは、3番目の水族博物館について再質問させていただきます。  これは稲村館長に後からしていただきますけれども、私たち自民党議員会では、昨年、神戸の姫路水族館に行ってまいりました。これは実を言いますと私の提案で、稲村館長に相談しました。規模がそんなに大きくなくて、最近リニューアルした水族館はないかと聞きましたら、稲村館長がここをぜひ見てきてくれと。私たち自民党議員会で行ってきました。  なかなかいい館長さんのお話でありまして、水族館は観光を目当てにするとお金がかかると。イルカや何とか。そうするとまた改修事業にお金がかかるわけで、姫路水族館は何を目指すかというと、地元の市民、子どもたちが何回も足を運ぶような教育の場の水族館をつくるのがコンセプトだったと。  私もはじめ魚津水族館の改修と聞いたとき、「いやぁ、もっと観光客の喜ぶようなものをつくればいいのにな」と思いましたけれども、そこへ行ってから、「ははあ、なるほど」と。月に1回でも2回でも、もっと行きたくなるような水族館を目指していただきたい。  もともと魚津の水族館は、初代は海洋思想や自然保護、渓流から深海までというコンセプトでできておりまして、日本海に生息する動物やホタルイカの研究を行うため、旧東京帝国大学の水産動物研究所であったということが水族館の表に書いてありました。  現在の水族館は昭和56年にできて30年が経過して、初代から数えると100周年を迎えるわけでございます。水族館は教育機能もある、そして観光施設としても大切な施設だと思っておりますけれども、姫路の水族館を見てきてから、いやいや、ちょっと違うかなというふうな思いをしております。  専門家の稲村館長にお聞きするわけでありますけれども、本当にそこは、もろに見る、触る、聞くの体験型水族館でありました。こういうことを踏まえ、魚津水族館はどういうコンセプトで行かれるのか稲村館長にお聞きいたします。 150 ◯議長(広田俊成君) 稲村水族博物館長。
    151 ◯水族博物館長(稲村 修君) 先ほどの教育長の答弁と重複する部分があるかもしれませんけれども、もともと大正2年に富山県が水族館としてつくり上げたと。そうすると、当然、私どもは富山県の魚であったり水生生物を対象にするということで、魚津市でつくって運営しておりますが、私たちは富山県というものを広く世界に発信するというのがコンセプトだと考えております。  そういう中で、じゃ、具体的にどういうふうにしていけばいいかということで、おかげさまで今リニューアルを進めさせていただいておりますが、その中でコンセプトを明確にした部分は、先ほど教育長の答弁にありましたように、もっと富山にこだわると。これは、うちの職員たちが魚津、それから富山県内のいろんな水生生物などを調査しております。調査したことを終わらせばそれは単なる自己満足に終わりますので、今度それをどのように活用していくかということで、例えば数年前から始めましたアウトリーチ活動ということで、魚津市内の小学校に水槽を持っていっております。これは、水族館のある市魚津市という立場で、何か市民の方々に返していきたい。その中で、一番必要とされているのが学校ではないか。当時の学校には、水槽はありましたが、なかなか管理ができないと。市で水族館を持っておるのに、小学校の水槽が管理できない。これは恥ずかしいことですので、今は学校のほうとも協力させていただいて、先生方にも喜んでいただいているものと自負しているところでございます。こういう中で、博物館としての活動が1つあると思います。  もう1つはやはり、魚津は「魚」がつく市ですので、もっともっと魚にこだわっていくべきであるという中で、産業という面があると思います。もちろん観光も産業ではあると思いますけれども、地元の私たちが地元にこだわって、水族館は魚を扱うところですので魚にこだわります。それが、地域の漁業の方を含めて、お店屋さんであったり、またほかから来られた方が、「さすがに『魚』がつく市だ」ということを感じていただければいいのではないかと。  そういうことを地元の方々がまず理解していただいて、またそれを発信していくという中で、市制60周年記念の中では、うちの職員が『魚津のさかな』という本をつくらせていただきました。こういう中で、職員たちが切磋琢磨して、自分の能力を高めながら、そして議員のご質問にあった将来のコンセプトにつきましてですが、現時点でこうだと私の立場で申し上げるにはまだ早い時期だと思います。ただ、建物が大分古くなってきております。リニューアルの終わった101年目以降に向かって、新たな考えをつくるためには、職員を鍛えて、高い知識と広い視野と、とりわけ熱い情熱を持った職員を育てていくことが肝要ではないかというふうに考えております。 152 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 153 ◯10番(関口雅治君) どうもありがとうございました。使われる水族館を目指して頑張っていただきたいというふうにお願いいたします。  あと、今後の水族館ですけれども、現在の水族館はあと10年、15年すると、間違いなく全面改築の時期が来ると思います。あれは何月でしたっけ、市長が県知事を連れて水族館のバックヤードとかを視察されたというのも記事に載っておりましたが、県知事を連れていったということは、改築に向けて何か県にお願いしたいとか、いろいろな含みがあって行かれたのではないかと思っております。  魚津市は博物館が、水族博物館、埋没林博物館、天神山にあります民俗博物館とあります。ミラージュランドも含めた4つの総合的なエリアと考えて、10年後、15年後にあそこに一つのゾーンといいますか博物館ゾーンみたいなものをつくっていただいて、それも観光の一元になるのではないでしょうか。  将来的に、市長は改築に向けてどのような構想を持っているのかお聞きいたします。 154 ◯議長(広田俊成君) 市長 澤崎義敬君。 155 ◯市長(澤崎義敬君) 知事をご案内したのは、あくまでも富山県知事になられて、私と同じ年になられたわけですが、まだ魚津水族館を見たことがないというお話でありましたので、それはだめだと。ぜひとも見てもらわなければいかんと。水族館を持つ富山県知事としてぜひ見てくれと。富山県を代表する水族館であるからには見ていただきたいということで、稲村館長はじめ水族館の学芸員の皆さんにも協力してもらってバックヤードも見ていただきました。100周年に向けたそういったリニューアル中であるということもじかに見ていただいて、魚津水族館の活動に理解をしていただきました。  おかげさまかどうか知りませんけれども、リニューアルの足しにしてくれと県からも少し補助金をいただいたと。そういった内容になっておりまして、100周年ですよということを強調する中で、富山県にとっても魚津水族館というのは大切な施設であることを知事にご認識いただきたいというのが私の本音で、知事をご案内したというふうにご理解いただきたいと思います。 156 ◯議長(広田俊成君) 10番 関口雅治君。 157 ◯10番(関口雅治君) これは質問ではございませんけれども、要望という形になります。  本当に、将来的な水族館の改築に向けたお話し合いもしていかなければなりません。唯一、富山県で魚津市だけが持っている水族博物館であります。コンセプトも、富山、日本海に対する魚ということもテーマに掲げております。ぜひそういうこともお願いしたいわけであります。  稲村館長は、KNBの特番で30分ぐらい出ていましたよね。職員からビッグダディと呼ばれている。体だけはビッグダディじゃないと思うんですけれども、職員に関しても、教育面も含めて大先輩であっていただきたい。これから水族館のことをよろしくお願いいたします。  これで終わります。 158 ◯議長(広田俊成君) この際、暫時休憩いたします。  再開予定時刻は午後2時55分といたします。  午後 2時39分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時55分 再開 159 ◯議長(広田俊成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質問、質疑を続けます。  2番 林 久嗣君。  〔2番 林 久嗣君 登壇〕 160 ◯2番(林 久嗣君) 皆さん、こんにちは。自民清新会の林 久嗣です。  初めて質問させていただきますので、何かとお聞き苦しいことがあるかと思いますけれども、何とぞご容赦をお願いしたいなと思っております。  さて、私の名刺の裏には、ここに持っているんですが、「子どもは未来を担う地域の宝」と書いてあります。これからの日本を立て直すには、子どもの教育が絶対不可欠だと思っております。  今回の6月定例会では、子どもの教育に関することをテーマに質問したいと思っております。  まず1点目は新学指導要領についてですが、本年度、文部科学省の新学習指導要領の中で、小学校5年生、6年生に外国語教育が初めて導入されました。教育委員会のほうでも数年前から準備されてきたことかと思いますけれども、どのようなことに力点を置かれているのか、教育長の見解をお聞きいたします。  次に2点目としまして、小中学校の規模適正化基本計画についてご質問します。  本年、この基本計画に基づき、坪野小学校と松倉小学校が統廃合いたしました。たび重なる会合が持たれ、教育委員会の皆様と保護者、そして地域住民とのそれぞれの思いの中、これからの未来を担う子どもたちにとってよりよい教育が受けられるように、関係者が大変なご尽力をなされたことは記憶に新しいことであります。  平成17年6月に魚津市学校教育審議会が設置され、小中学校の適正化と適正配置並びに通学区域の合理化についての諮問が開始され、翌平成18年12月に答申がなされました。その後、市内13校下で説明会を実施し、各地区の意見を検討委員会からの意見書をもとに平成21年9月に魚津市小中学校の規模適正化基本計画を策定いたしました。  この基本計画に基づき、将来的に適正化を進める学校の進捗状況についてのご説明と、今後どのようにして各地区保護者、住民に理解を求めていくかをお伺いしたい。  以上であります。 161 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。  〔教育長 長島 潔君 登壇〕 162 ◯教育長(長島 潔君) 新しい学習指導要領についての質問にお答えいたします。  小学校における外国語活動は、平成20年度に告示された小学校学習指導要領において小学校5、6年生を対象として新設され、平成23年度、昨年度から本格実施されたものです。  その目標は、「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」としています。これは、従来中学校で進められてきた話す、聞く、読む、書くなどの技能を英語科で一括して取り扱いながら学習することとは異なり、小学生段階で外国語を話したり聞いたりすることが楽しい、また進んで話したいと思うような子どもを育てていこうとするものです。  教育委員会ではこうした観点から、外国語活動の充実を図るため、平成21年度から総合的な学習の時間を使って外国語活動の先行実施を進め、そのねらいの共通理解や学習内容や学習方法の研修を進めてきました。  外国語を使ったコミュニケーションの楽しさを味わわせることを大切にするために、担任に加えて、これも平成21年度から市単独で外国語に堪能な英語活動指導員を派遣し、英語の歌やゲームをはじめ外国語を使ったさまざまなコミュニケーション活動を行ったり外国の文化や伝統を学ぶ学習を行ってきました。  また、両中学校に配置されている外国語指導助手(ALT)も各小学校を訪問し、4年生以下に対して外国語に親しむ機会をつくっております。  現在、各小学校では、外国語活動は大変子どもたちに人気のある科目として実施されており、積極的に授業に取り組む子どもたちの姿が見られるようになってまいりました。  今後も、外国語活動を通してさまざまな外国の文化を体験的に理解したり、外国語の発音や基本的表現になれ親しみながらコミュニケーション能力を高めたりすることができるように進めてまいりたいと考えております。  次に、小中学校の規模適正化基本計画についてのご質問にお答えいたします。  ご承知のとおり、本年4月1日に松倉小学校と坪野小学校が統合され、改めて新生松倉小学校としてスタートを切っております。  松倉地区の方々、とりわけ旧坪野校区の地域住民、保護者の皆様方には、深いご理解とご協力をいただいたことに対し、この場をおかりしましてお礼を申し上げたいと思います。  さて、今朝ほどの飛世議員さんの代表質問の市長の答弁にもありましたが、少子化の急速な進行により児童数の減少は著しいものがあります。学校教育は集団で行うことを基本にしており、子どもたちの教育効果は、一定規模の集団で学び生活していくことによってより高められるものと考えております。また、学校の小規模化により、子ども同士が切磋琢磨し成長していくという大切な機会が少なくなるのでないかと危惧しております。  このような状況のもと、子どもたちの適正な教育環境を考えたときに、小学校の統廃合は避けられず、喫緊の課題であると認識しております。  現在の進捗状況は、西布施地区と天神地区において、平成30年度の統合校の設置に向けそれぞれ話し合いが持たれているところであり、要望があれば教育委員会からも説明に伺っております。  学校は地域のシンボルとなっており、思い入れも大変強いことは十分承知していますが、子どもたちの教育の場であることを第1に、保護者や地域の方々に理解を得るよう努力していきたいと考えております。  以上です。 163 ◯議長(広田俊成君) 2番 林 久嗣君。 164 ◯2番(林 久嗣君) それでは、まず1点目の新学習指導要領について再質問をしたいと思います。  今ほど教育長がご説明されたように、この新学習指導要領というのは、外国語を通して積極的にコミュニケーションを図ることがまず1点。そしてまた、外国の人と体験的にいろんなことを理解しながら、先ほど教育長のお話の中にもありましたように、音声とかリズムになれ親しむというか、私が初めて英語を習ったのは中学1年生のときでありまして、当時の英語の先生というのは、今で言うジャパニーズ英語みたいな日本語的な英語で、自分ら日本人にとってはわかりやすいんですが、外国人にとってはなかなか発音が伝わりにくいという感じがありました。  小さいときから英語になれ親しむことによって国際感覚を身につけて、将来的により幅広い大きな人物になっていただきたいなという願いからこういったことも考えているんですが、先ほどの教育長のお話では、英語が堪能な先生が担当されているということであります。それは日本人の方ではないかなと。私の中ではもっと、もちろん発音、耳で聞くことも大事ですし、リズムに合わせて感覚的に覚えることが大事なんですけれども、その中でもう1つ、やはり青い目の先生がいることによって、子どもたちが違和感なく小さいときから英語を習うというよりは外国人になれるという感覚を身につけていただきたいなというふうに思っております。  今、ALTのことも教育長からお話がありました。今現在、中学校が東西あるんですが、それぞれ、例えば西部中学校だったら西部中学校区の小学校のほうに2カ月に1回程度、その学校によって若干違いますけれども、実際に外国の方が小学校に行って授業を、授業と言えるかどうかわかりませんが、そういったところに行っていると。  私も、このように魚津の教育委員会はこれだけ一生懸命教育のことについて考えておられると。そして、外国人の方も小学校に配置されていろいろ考えているなということで、改めて感心しているところでございます。ただ、地域の住民の方あるいは保護者の方に、これだけ魚津市が英語教育に対して真剣にやっているということがどうもまだ伝わっていないような感じがいたします。  今後、そういったいろんな機会等があるかというふうに思います。ALTの授業についてもこれまた県の事業でありまして、市から予算を出しているということも聞いておりますが、ぜひとももう少し頻度を高めていただいて小学校のほうに、もっともっと小さいうちから、言葉というよりは、外国人というのはこういう目の形をして、髪の毛はこういう色をしていると。そういったところからなれ親しんで、いずれ大きくなって、今、尖閣諸島の問題やらいろんな問題がありますけれども、外国の人にも絶対引けをとらないような、日本人が粘り強いことをしっかりお話しできるような人間になってほしいなと。  そういった意味でも、もっとALTの時間を増やしていただきたいなというふうに私は思っております。その点について、教育長のいま一度の見解と、あと教育委員長としての立場でもしお考えがあれば、この際お聞きできればなというふうに思っております。  以上です。 165 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 166 ◯教育長(長島 潔君) 今ほど議員さんおっしゃったように、現在、英語活動指導員というのは、市のほうでは6名お願いしております。これは日本人の方ばかりです。外国で実際に生活されていた方、元英語の先生をしていた方、塾をされている方、中にはジュニア英語クラブというか、そういうような形で活動されている方を含めて6名で、一応魚津市内の小学校5、6年生の外国語活動の授業に全部出ていただいております。  そのほかに、両中学校にALTがおられるわけです。これは外国の方でございます。今の場合は女性の方2人で、韓国の方だったかな、非常に英語が堪能でございます。  やはり望むところは、外国の方の生の発音とかそういうものに一緒に触れ合う機会ができればいいなと思います。  ALTについては、市が予算を出せば県にお願いして確保できますので、またそういう形ができるように努力していきたいと思っております。 167 ◯議長(広田俊成君) 教育委員長 潮 由加子君。 168 ◯教育委員長(潮 由加子君) 教育委員長の潮でございます。よろしくお願いいたします。  はじめに、答弁の機会を与えていただきました林議員に感謝申し上げたいと思います。  大変周章狼狽しておりますので異端邪説な部分もあるかと思いますが、どうか長い目で見ていただければと思います。  さて、林議員のご質問にお答えいたします。  これまでのゆとり教育の反省に立って学習内容を見直しまして、かなり内容が増えました。小中学校でも授業内容が増えてきました。新しいものとしまして、小学校5年生、6年生におきましては外国語活動、中学校では日本古来の古い伝統と文化を継承するため、音楽に和楽器を取り入れたり、体育に武道とダンスを取り入れたりしております。  新しいものを取り入れる一方で、古いよき伝統が重視されておりますが、基本的にはいつの時代にもたくましく生き抜いていく「生きる力」が基本となっております。  魚津市でも、すぐれた知性、豊かな心、たくましい心を育成することを基本としまして、児童生徒が学校教育を通じ友人と切磋琢磨する中で、豊かな人間性と個性や能力を伸ばし、将来にわたってたくましく生きる力を身につけること。そして、だれもが一人一人の目的やニーズ、社会の新たな課題に応じた学習や文化、スポーツ活動に親しむことを目指しております。  以上です。 169 ◯議長(広田俊成君) 2番 林 久嗣君。 170 ◯2番(林 久嗣君) 教育長、教育委員長のお考えを聞かせていただきました。  私も数年前ですか、台湾のほうに教育視察に行きまして、その折には、小学校1年生から英語教育を指導されておりまして、そこの校長先生にお話をお伺いしましたら、やはり最初に外国語教育を導入するにあたって、母国語、要は自分の国の言葉が英語の教育を入れることによってどんどんだめになるんじゃないかといったご意見もいろいろありましたが、そこは校長先生の信念を持って1年生からやられました。その授業を見たら、英語教育というよりは音楽の授業を見ているような感じで、先生と生徒が動いて、耳よりも体全体で英語を覚えていくというか、そういった授業を拝見させていただきました。  ちなみに、小学校6年生で卒業するにあたって、95~96%、ほとんどの方が英会話程度は話せるという校長先生のお話でございました。  そういったようなことで、今ほど魚津市は英語教育にかなり時間も予算も取られておるということで、富山県は教育県でございます。魚津市も教育には力を入れておるんだよということを市長も、また知事とお会いすることがありましたら、そこの部分をしっかりとアピールしていただければいいかなと思っております。  この件についてはこれで終わります。  次に、規模適正化に向けての基本計画について再質問させていただきます。  先ほど来、このことについては5年ごとの見直しというふうになっております。その中でも、例えば通学区域の変更とか耐震化の問題、それぞれあるんですが、先ほど先輩議員もいろいろと再質問されたりしましたが、そのことは横に置きまして、これから少子化に向けて、やっぱり統廃合はいたし方ないなというふうに思っております。  その中で、今後、これは私の希望と提案なんですけれども、やはり新しい学校をつくるには、そこの学校に行きたくなるような学校あるいは特色ある学校に、そういった中身をもっともっと盛り込んでいただければなというふうに思っております。  例えばそこの新しい学校へ行くと、体育の授業に有名スポーツ選手が来るとか、これは年に何回程度で全く構いませんし、あるいは今、理科とか専科教員が中学校から各小学校に配置されておると思うんですが、今、特に理科の実験というものを子どもたちはあまり経験していないんじゃないかなと。やはり時間的な部分がいろいろと制約されて、先生が教科書で理詰めである程度説明はされているんですが、やはり言葉よりも実際に実験をやって体で覚えることが大事かなと。  ご存じのとおり、実験というのは確かに手間暇がかかります。後片づけも。そういった折に、例えば富山大学の大学生がボランティア的に小学校の理科の実験に応援に来ていただけるとか、ここの学校ではそういうこともあるよ、理科の実験ができるんだよという特色を中に入れていただければ、保護者としては多少遠くなってもその学校へ行ってみたいなと。  今、学校というのは確かに地域が根差した学校ということで本当に大事なんですけれども、これからの魚津市は統廃合に向けてこういった特色のある学校をつくるんだということをもっとPRすれば、保護者も地域の方も自然とそこに行きたくなるというか、行きたくなるような学校づくりをぜひやっていただきたいなと私は考えております。  このことについて、教育長の見解をひとつお願いしたいなと思います。 171 ◯議長(広田俊成君) 教育長 長島 潔君。 172 ◯教育長(長島 潔君) 学校の統廃合にかかっての夢のある話をいただきまして、ありがとうございます。  かつて富山県でもいろんな学校があって、例えばここの学校は理科の研究が盛んだよとか、特色のある学校が県下でも幾つかあったんですね。理科ならば富山市のどこどこの学校、音楽ならこの学校と、伝統的にそういうものが培われて、そういった特色ある学校があったんですけれども、最近、残念ながらそういう学校はほとんどなくなってまいりました。すべて同じようなレベルで同じような形でと。議員さんおっしゃるような形の学校が望ましいんですけれども、なかなか現実には難しいのかなと。  例えば富山県の小学校を例にとりますと、小学校教育研究会というのがあって、教科ごとの研究を2年間ぐらい1つの学校で取り組むわけですね。今年の場合、魚津市は経田小学校が特別活動という、学級会とかそういった部門の研究指定を受けておる。  やっぱり先生方はそのために一生懸命その教科を研究するわけで、そのとき子どもたちはその面についてはすごく伸びるんですね。かつて経田なんかは図工の指定を受けて美術の教育が、すばらしい作品を書いたりする。伸びるんですけれども、残念ながら教員が異動してばらばらになると、そこまで積み上げたものが崩れていくという、そういった現状が確かにあるわけです。そういうことにならないように、少しでも特色のある学校をつくりたいと思うんですけれども、夢のある課題として努力していきたいと思います。  答えになっていないと思いますが、申しわけございません。 173 ◯議長(広田俊成君) 2番 林 久嗣君。 174 ◯2番(林 久嗣君) 教育というのは本当に、教育長が一番ご存じかと思いますけれども、カップラーメンみたいに3分間ですぐぱっとできるものではございませんし、長年じっくりかけて、人の成長過程において本当に時間のかかる大変な世界だなというふうに思っております。
     最後に、これは私の要望というか、小中学校の規模適正化に向けての基本方針が21年の9月にできておりますが、その中に「心の教育を重視し、体験活動や人間的なふれあいを通して、豊かな人間性や社会性のある子どもを育てます」とうたってあります。  先ほど来、私はいろいろと提案をいたしましたけれども、やはり一番大事なのは、相手を思いやる、そういった心の教育といいましょうか、震災からもう1年数カ月たっておりますけれども、日本人が忘れかけていた、島国の助け合う、そういったお互いを思う気持ち。日本人っていいものを持っているんです。ここにしっかりと「心の教育を重視し」と書いてございます。根幹にこのことをしっかりと踏まえて、5年ごとの見直しに向けてまた新しい基本計画を立てていただければ幸いかなというふうに思っています。  以上で終わります。 175 ◯議長(広田俊成君) 5番 金川敏子君。  〔5番 金川敏子君 登壇〕 176 ◯5番(金川敏子君) 自民党会派の金川敏子でございます。  市議会議員になり初めての発言をする前に、少し述べさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  平成10年に富山県男女共同参画推進員をさせていただき活動させていただいたことがきっかけで、男女平等に関心を持ち始めました。また、平成11年には魚津市女性議員をさせていただき市政に関心を持つようになりました。そのころは委員で、女性の職場における地位や地域の役員の女性割合などを増やす努力をしました。まず、市職員の女性の登用を要望し、そのことがほかの企業などに波及することを望んでいました。  自分の勤めさせていただいた元職場も、登用は以前は男子中心でしたが、今、平成24年には女性の管理職は大分増えました。市の職員の中でも初の女性部長が登用されたときは、本人の能力はもちろんですが、女性グループでは新しい世界がスタートしつつあると思いました。  また、女性が管理職になることで、その職場も仕事が今まで以上によくなることが、民間企業などでは多く見られるようになってきました。  また、自分は公民館主事をやらせていただき、公民館が戦後の敗戦国日本の国民の空洞化した心を再生するためにつくられたと知りました。今も地域のコミュニティーとして大事な位置づけと再認識しております。  市役所主催の県内、県外の視察研修に大部分参加をしました。そこで気がついたわけですが、特に人員配置などは魚津市は恵まれていることがわかりました。澤崎市長の公民館など地域活動に心力を尽くしておられることに感謝しております。  自治条例も制定され、この条例で自助・共助・公助が生かされ、大好きな魚津市がもっとよくなるよう働く所存でございます。  また、女性の目線で、出産などで仕事を辞めなくてもよい子育て支援ができるように、また魚津市に住みたくなるような魚津市にしたいと思っております。  私のスローガンは「幸せを分かち合うまちづくり」でございます。これからも皆様のご協力、ご指導をお願いいたします。  では質問に入ります。  私の質問は3点ございます。  1点目は、がん対策について。  生涯に2人に1人ががんを経験すると言われており、がんは依然として市民の生命や健康にとって重大な問題です。団塊世代が65歳を迎え、今後患者のさらなる増加が見込まれています。  1)魚津市のがん検診の受診率はどうか。富山県の受診率と比較してどうか。受診率が低いとも聞くが、受診率を上げるためにどのような対策をしているか。  2)魚津市のがんによる死亡数、死亡率はどれだけか。  3)感染症によるがん発生は日本に多く、その中のピロリ菌駆除について保険の適用を国へ働きかけてもらいたい。  厚生労働省は、子宮頸がん予防ワクチンを平成25年から定期予防接種にする方針を固めたとしています。魚津市の子宮頸がん予防ワクチンの接種状況はどうか。  2点目でございます。魚津市在住の地場の企業の活性化について。  魚津市在住の地場企業の活性化の内容を問う。若い人口を増やすための重要な部分の働ける場を用意すべきです。社会保険も充実した既存の企業の成長、充実が重要と考えますが、魚津市として若者のための雇用機会の確保と充実について見解を問う。  3点目でございます。地域の高齢者の心と体の健康。  日本では寿命が男女とも延びている。よいことだが、今は健康寿命が延びるように推進されている。各地区では、高齢者が要介護者にならない予防をし、高齢者が健康で生きがいのある生活ができるようにしたいと思っている。このことの市としての相談や指導について市の見解を問う。  以上でございます。 177 ◯議長(広田俊成君) 内山民生部長。  〔民生部長 内山みゆき君 登壇〕 178 ◯民生部長(内山みゆき君) まず、がん対策についてのご質問にお答えいたします。  魚津市の死亡原因の中で一番多いのは、悪性新生物がんによるものであります。がんでの死亡を減らすためには、「がんにかからない」「がんを早期に発見する」「早期に適切な医療を受ける」を目標といたしまして、がん対策事業を行っているところでございます。  ご質問のがん検診の受診率につきましては、厚生労働省が今月発表いたしましたがん対策推進基本計画では、がん検診受診率を50%以上にすることが目標とされていますが、平成23年度の当市のがん検診受診率は、肺がん37.6%、乳がん26.3%、子宮がん21.6%、胃がん20.8%、大腸がん19.7%、前立腺がん17.2%と低い状況でございました。  平成22年度のがん検診受診率を県平均と比較いたしますと、乳がん、子宮がんでは県平均より高く、胃がん、大腸がんでは県平均より低くなっております。その中でも大腸がんは県内第11位という低い状況でございます。  この現状を受けまして、これまで乳がん・子宮がん検診で実施しておりました特定年齢の方への無料クーポン券の交付を、今年度からは大腸がん検診においても開始いたしました。さらに、クーポン券の未利用者には秋に再通知を行うなど、検診の啓発を行う予定にしております。  また、集団がん検診では、例年休日検診を2回行っておりますが、今年度は新たに胃がん、大腸がん、肺がん検診と特定健康診査を一度に受けることができる休日検診日を1日増やすなど、受けやすい体制づくりにも努めているところでございます。  このほか、節目年齢の方への検診料金軽減や各世帯へのチラシ回覧によるお知らせなどを行いながら、今後も受診率の向上に努めてまいりたいと思います。  次に、当市のがんによる死亡についてでございます。  平成22年に亡くなられた494人のうち、28.7%にあたる142人ががんによる死亡でございました。死亡率は、人口10万に対して318でございます。  人口構成の偏りを調整して全国の死亡率と当市の死亡率とを比較する標準化死亡比につきましては、平成18年から平成22年までは、全国の死亡率を100とすると、当市の死亡率は男性が105.6、女性は91.3で、男性の死亡率が全国を上回っております。  また、部位別に見ますと、男性では大腸がん、食道がん、胃がんで、女性では乳がん、胃がんで全国よりも死亡率が高くなっております。  次に、ご質問のがんの発生原因となる感染症の予防についてお答えいたします。  がんはさまざまな原因が絡み合って発症すると言われておりますが、その中でも原因がある程度わかってきているものもあります。胃がんは、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染し胃の粘膜を守る力が弱まったところにその他の要因が加わった結果、発症するとされており、ピロリ菌に感染している人では、ピロリ菌の除菌が胃がん予防に有効だと言われています。  胃潰瘍などの一部の疾患でない方のピロリ菌の感染検査や除菌は、治療ではなく予防となるため、医療保険が適用されず全額自己負担となっております。議員ご提案のピロリ菌の感染検査や除菌への保険適用につきましては、今後、医師会や国の動向を注視し研究してまいりたいと思っております。  また、子宮頸がん予防ワクチン接種につきましては、平成23年1月から公費助成を行い実施しているところでございますが、現在、中学1年生から高校2年生までの平成24年3月末時点での接種率は74.7%となっております。  将来の子宮頸がん予防のため、ワクチン接種を積極的に勧奨し、接種率の向上に努めてまいりたいと思っております。  また、ご存じのとおり、厚生労働省は子宮頸がん予防ワクチンを予防接種法に基づく定期接種に位置づけるための方針を固め、今後、国会へ法案が提出される予定となっておりますので、今後の国の動向を注視してまいりたいと思います。  続きまして、地域の高齢者の心と体の健康のご質問についてお答えしたいと思います。  全国的に高齢化が進む中、介護保険など社会保障制度の継続性を含め幾つもの課題が見られ、ますますその対応が懸念されるところでございます。  多くの高齢者は、住みなれた地域で元気に過ごし、自分らしく生き生きと生活することを望まれています。市ではその実現のため、さまざまな予防対策や地域で支え合うまちづくりを支援する事業を実施しております。  中でも、高齢者の日常生活がより活動的になることを目的として地域住民が主体となって取り組むふれあい・いきいきサロン活動を積極的に支援しております。現在、このサロンは、歩いて参加できる地区の公民館などを利用して市内81カ所で開催され、多いグループでは年間20回以上、平均しますと年9回程度、それぞれ地域独自の内容で実施されております。  また、活動をより効果的に、そして楽しく継続していただくために、財政的な支援はもとより、要望に応じて、市社会福祉協議会、市接骨師会、健康センター、地域包括支援センターなどが会場に出向き、介護予防教室やレクリエーションを行っています。  また、サロン拡大のため、新規立ち上げの相談や立ち上げ時のイベント開催などの支援も実施しております。  これからの高齢社会は、公のサービスのみならず、近隣での支え合いが大きな力になるものと考えております。地域にはサロン以外のグループ活動も数多く見られますが、それらの活動が活発になり地域のつながりが強まることで、お互いに助け合いながら、高齢者が安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいくことが望まれております。  市といたしましては、市内のさまざまな場所において実施される健康づくりや生きがいづくりの活動を、地域の皆様と一体となり推進していきたいと考えております。 179 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。  〔産業建設部長 四十万隆一君 登壇〕 180 ◯産業建設部長(四十万隆一君) 魚津市地場企業の活性化についてお答えいたします。  魚津市における経済活動の活性化のためには、新たな産業の創出や企業誘致の推進にあわせ、地場企業の経営基盤強化と安定化を図りながら、市内での地場産業の定着化によりまして、産業、経済の活性化につなげることが重要と考えております。  とりわけ、若年者の雇用機会の拡大のためには、何よりも経済の成長や企業活動の活性化が不可欠と思われますので、市内企業の経営革新支援や魚津市内での新規創業など、市といたしましても積極的な支援を継続したいと考えています。  また、全国的に若年者の正規雇用比率が低下する中、高等学校などにおいて就労のためのカリキュラムが充実されるように伺っておりますが、市といたしましても、県やハローワーク、商工会議所と連携をとりながら、高校生の企業訪問活動や短大、大学、専門学校生などの合同企業説明会の開催を通じて、できるだけ多くの市内優良企業を紹介し、若年層の就労を支援したいと考えております。  以上です。 181 ◯議長(広田俊成君) 5番 金川敏子君。 182 ◯5番(金川敏子君) 1点目のご説明をいただきまして、ありがとうございました。詳しくお話ししていただきました。  そこでもう一度お尋ねしますが、ピロリ菌駆除で胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、十二指腸がんなどが予防されるが、そのことの啓発運動を市としてできるか。また、保険適用になれば、結果的に病気になったときの健康保険料と比べ節約にもなると思いますが、市としての見解はどうかお願いいたします。 183 ◯議長(広田俊成君) 内山民生部長。 184 ◯民生部長(内山みゆき君) ピロリ菌除菌ががんの予防になることの啓発のご質問だったかと思います。  確かに、ピロリ菌が胃や十二指腸に潰瘍あるいはがんを発生させることの認知度はまだまだ低い状況にあると思っております。  それで、市におきましては、いろいろと健康教育とかがん検診を行っておりますので、その場におきまして、ピロリ菌の作用といいますか、そういうものを周知していきたいと思っております。  また、もう1つ、保険料と比べてどうかという話でございました。ピロリ菌を駆除することで胃がんの発生を予防し、がん治療にかかる医療費の軽減につながるということは考えられると思います。  ただ、今現在、ピロリ菌の検査あるいは除菌で保険適用になるのは、胃潰瘍とかというふうに1つの疾患に限定されております。そこで、今、ピロリ菌を医師会の先生方で研究していらっしゃる日本ヘリコバクター学会というのがあるんですけれども、その学会のほうですべての疾患に対して医療保険適用になるように国に働きかけていらっしゃると伺っておりますので、私らもこの推移を見ていきたいと思っております。 185 ◯議長(広田俊成君) 5番 金川敏子君。 186 ◯5番(金川敏子君) ありがとうございます。  2点目の質問をしたいと思います。  がん検診は保険適用ではなく個人の負担で多額だが、金額は幾らか、市としての補助金は幾らか、補助できる人数は1年間にどれだけの人数かお願いいたします。 187 ◯議長(広田俊成君) 内山民生部長。 188 ◯民生部長(内山みゆき君) 先ほどのピロリ菌の検査のときもちょっとお話ししていたと思うんですが、がん検診も同じように治療ではなく予防ということで、医療保険の対象になっておりません。  そこで、市としては今、がん検診なりがん対策を進めていることから、胃、大腸、乳房、子宮の4つの検診を受けられると金額がおよそ2万8,000円ほどかかるということを調査しておりますので、これに対しまして公費負担をいたしまして、一般の方には約8,000円、節目年齢や高齢者の方には3,000円本人負担していただいております。それによって、たくさんの方にがん検診を受けていただきたいなと思っております。  また、補助できる人数ということでございました。調べたところによりますと、魚津市の国民健康保険の生活習慣病ドックは年間230人、農協ドックのがん検診への助成は270人程度となっております。  なお、一般に健康センターが担当となって行っておりますがん検診におきましては定員を設けておりませんので、対象年齢の方はぜひ毎年でもがん検診を受けていただきたいなと思っております。  以上です。 189 ◯議長(広田俊成君) 5番 金川敏子君。 190 ◯5番(金川敏子君) どうもありがとうございました。  では、2点目の再質問をさせていただきます。  今日、いろんな方から同じような内容の質問があったので申しわけなかったんですが、地場企業の活性化についてです。  今まで魚津市が新川の雄と言われる中、これからも新川の雄としてリーダーシップをとっていただきたいと思っております。  しかし、魚津市では毎年人口が減っています。特に若い人を増やすための重要な部分の働ける場を用意すべきです。  今、製造部門から流通部門へと働ける場が変わりつつあり、流通部門はパート採用が多く社会保険も充実していないことがあります。働く人一人一人が生活的にも保障された職場を増やしていただきたいと思いますが、先ほど説明もあったんですが、市としてどのような対応をされるかお願いいたします。 191 ◯議長(広田俊成君) 四十万産業建設部長。 192 ◯産業建設部長(四十万隆一君) おっしゃるとおりでございまして、魚津に限ったわけではないんですが、こういう田舎というか地方都市におきましては少子高齢化がどんどん進んでおりまして、高齢者は増える、子どもは減るという本当に厳しい状況になっております。で、景気もあまりよろしくないということでございまして、市内の企業も海外へ出ていくとかいろんなことがありまして、勤めるところもどんどん少なくなっていると。労働の関係も非正規の方が非常に増えておりまして、年金やら社会保険やらいろんなところに将来的な歪みが出るというふうに思っております。  これをどうにかしろと言われましても、なかなか市独自では難しいところが多々あるわけでございまして、ただ、私が思っておりますのは、魚津市出身の方もたくさん日本全国に散らばっておられますので、魚津はいいところだよと、ぜひ帰ってきましょうということぐらいはやっていかなければいけないのかなというふうに思っております。そのためには、当然、勤めるところも必要でございます。  ただ、今おっしゃいましたように、流通とか製造業は非常に厳しい状況に置かれておりまして、なかなか雇用の確保もままならないという状況でございますので、現在でございましたら、医療なり介護なり保険なり、あるいは1次産業、いろいろございます。  最近の若い人の傾向を見ておりますと、就職説明会を合同で開いても、そういうところにはあまり皆さん来ないということなんですが、それはとりもなおさず、労働の割には給料がよろしくないということもあるんだと思います。ですから、そういうことを解消しないとこの状況はなかなか進んでいかないと思いますので、これは市独自でできることではございませんけれども、そういうことがぜひ国全体で進められて、若い人たちが安心して働ける、そういう日本になればいいなと思っておりますが、魚津市でもそうなるように、ぜひいろんな情報提供等は皆さんにしていきたいというふうに思っております。 193 ◯議長(広田俊成君) 5番 金川敏子君。 194 ◯5番(金川敏子君) ありがとうございました。  では、3点目の再質問をしたいと思います。  先ほどのご説明でよくわかりました。私も田舎の地区におりますが、各地区に高齢者に対してサロン的なたまり場があれば、閉じこもりや運動不足を防ぎ、楽しく過ごす時間をつくり、膨れてくる介護保険料、健康保険料の節約にもなるなと思って質問しましたが、健康センターの皆さん、市の職員の皆さんと相談しながら、まずはじめの一歩をスタートさせることだなと思って聞いておりました。  自治条例も制定され、地区でできることはする、地区でともに助け合う、市のすることは相談を受け指導することなどと思います。市に費用だけ出してくれという、ありきの時代ではないと私は思っております。  それと、魚津市にはいろんな財産があると思いますが、市民に対するサービスの職員の能力も市の財産だと思っております。  それで、私なんか特に田舎の地区におりますが、どちらかというと、私を含めて山のほうの地域の人は遠慮深く、こうしてくれ、ああしてくれということは我慢するほうでございますので、市民の職員が出向く姿勢で、こんなことをしたらいいよと、まず投げかけていただいて進めていただければ健康な高齢者ができるのではないかなと、私のお願いを含めましてこれで終わりたいと思います。
     どうもありがとうございました。        ───────────────────────── 195 ◯議長(広田俊成君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、明15日に再開し、引き続き市政一般並びに提出案件に対する質問、質疑を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 3時51分 散会 魚津市議会...