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  1. 高岡市議会 2021-03-06
    令和3年3月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午前10時00分   ────────────・─────────────・────────────               開             議 ◯議長(福井直樹君) 皆さん、おはようございます。これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第6号)のとおりでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 2 ◯議長(福井直樹君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第2号から議案第59号までを議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              一問一答方式による一般質問、質疑 3 ◯議長(福井直樹君) これより、各議員の一問一答方式による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行います。  この一問一答方式による一般質問は、一般質問要綱に基づき質問者1人当たりの持ち時間を25分以内、答弁時間を含め60分以内とし、一問一答方式により行うものであります。質問並びに答弁に当たっては、その都度、議長の許可を得ていただくようお願いをいたします。  なお、議事整理の都合上、同一の答弁者が続く場合は、控席に戻らず、引き続きそのまま答弁者席にて御答弁願います。  それでは、通告に従いまして、発言を許します。3番 角田悠紀君。       〔3番(角田悠紀君)質問席へ〕 4 ◯議長(福井直樹君) 角田悠紀君の質問時間は11時2分までです。  3番、どうぞ。 5 ◯3番(角田悠紀君) おはようございます。自由民主党高岡市議会議員会角田悠紀です。  一問一答による質問は初めてであり、心地よい緊張感に包まれております。  今議会においても市民のため、そして高岡市の発展のためにしっかりと質問してまいります。
     まずは、稼ぐ力の推進です。  今年度のふるさと納税は例年になかった広がりを見せていると聞いており、全国から高岡市が注目されているあかしだと思います。稼ごうと呼びかけていた一人としては大変うれしいことです。  まずは、どれだけの寄附が集まったのか、ふるさと納税の本年度の寄附実績額市長政策部長に伺います。 6 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 近年の傾向で申しますと、特産品返礼型に移行いたしました平成27年度から平成30年度までは3,000万円前後から5,000万円弱の幅で推移してきております。寄附受付に関するサイトの拡充を図った令和元年度は約1億6,700万円と、大きく実績を伸ばしたところでございます。  また、本年度の寄附実績額は、これは1月末時点でございますが、3億1,096万9,300円となっております。 7 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  近年は3,000万から5,000万、そして昨年は1億円を超えたということで大変伸び率が大きいなと思っておった矢先に、今年は3億円を超えてくるということで、すばらしい取組が行われているんだろうなというふうに思っております。さらなる発展を目指すためにも、こちらの要因をしっかりと分析し、今後の展開を検討していくべきです。  では、どのように分析されているのか、寄附額が過去最高額となった要因を市長政策部長にお伺いいたします。 8 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 本年度は、新型コロナウイルス対策寄附メニューの新設、そしてふるさと納税掲載サイトの拡大、さらには伝統工芸品など高岡ならではの返礼品の拡充を図ったところでございます。  これらの要因が、コロナ禍にあってふるさとを応援したいという方々の思いと相乗効果を生み、過去最高の寄附額につながったのではないかというふうに考えております。 9 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございました。  財政健全化を進める中、これほどまでの伸びを見せたふるさと納税です。高岡市を全国にアピールする面でも、また歳入増の面でも本当に助かっておられるのではないでしょうか。  過去最高額のふるさと納税への受け止めを高橋市長に伺います。 10 ◯市長(高橋正樹君) 全国から本市に向けて応援をいただいていること、大変感謝をいたしております。寄附者のお気持ちをしっかりと受け止めまして、これからのまちづくりに有効に活用していきたいと存じます。  今後とも、本市を応援していただきたいという施策のメニューや魅力の発信に努めまして、ふるさと納税を通じ、多くの方々と高岡との御縁を紡ぎ、関係人口の創出につなげてまいりたいと存じます。 11 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  さて、稼ぐという意識が市職員だけではなく市民にも必要な施策であることが伝わってきている中、1年前の3月議会においても質問をさせていただきましたが、分かりやすい「稼ぐ力の推進」という表現から「税外収入の確保」という聞き慣れない表現に変わりました。「稼ぐ」にこだわって質問し続けてきた私の元には、「税外収入って何?」「行政用語ですか」などの質問が寄せられることもありました。一般的には「税外収入」という言葉は聞き慣れませんし、「稼ぐ」という分かりやすい表現だからこそ、市民は市役所の現状や目指すべき方向性が理解できると考えます。  そこで、「税外収入の確保」について、市民に分かりやすく取組を知ってもらうためにも、せめて市民向けには「稼ぐ力の推進」に表現を戻してはと考えますが、見解を高橋市長に伺います。 12 ◯市長(高橋正樹君) 本市が持っている資源や資産を最大限に活用していく、また、そのことにより、歳入といいましょうか収入の確保を努めるとか有効利用していくことについての心がけは常に行っているところでございます。  一方で、行政は営利を目的とするものではございませんで、「稼ぐ」ということだけを考えているというようなことを、そのまま生で「稼ぐ」ということを使いますとそういうことにもなりかねないようにも思っております。  「税外収入」という、行政用語でございますが、客観的な表現を使っておりますけれども、この表現がベストとは思いませんけれども、それぞれの状況状況に応じて最もふさわしい、また市民にとっても分かりやすい表現をこれからも様々な場面で心がけてまいりたいと思っております。 13 ◯3番(角田悠紀君) 市長の思いは理解いたしました。  税金をお預かりして施策を展開しているという観点から考えれば、市民には、市役所が何を目的に何をしようとしているのかを分かりやすく伝える責務もあると思います。  先ほどの答弁にもありましたが、これからも様々な表現をされていくというようなことですので、市役所内と市民向けの表現が異なっていても全く問題はないと思いますし、市民目線で何事も考えていただきますよう要望させていただき、次の質問に移ります。  今議会は、来年度の予算を議論する重要な議会であります。この「稼ぐ力の推進」、今は「税外収入の確保」になりますが、次年度も様々な取組を検討されていると思います。  まずは、次年度注力していきたい目玉事業について、総務部長に伺います。 14 ◯総務部長(二塚英克君) 税外収入の確保やゼロ予算事業への取組を重ねる中で、ゼロベース思考行政リソースの有効活用を図るため、地道な努力を継続していくことが本意と捉えております。  そのため、これまで実施してきたネーミングライツや、あるいは各種媒体への広告収入、そして自動販売機の設置、受益者負担の設定などによる収入確保を丁寧に積み重ねていくことが必要だと思っておりまして、そのように努めてまいりたいと思っております。 15 ◯3番(角田悠紀君) 積み重ねが大事ということで理解いたします。  続いて、次年度、新たな税外収入の取組もあると思いますが、この新たな取組による歳入の合計を、総務部長、お示しください。 16 ◯総務部長(二塚英克君) 令和3年度における税外収入による取組における歳入といたしまして、約3,000万円を見込んでいるところでございます。このうち、令和3年度の新たな取組に伴う歳入は約2,100万円を見込んでおります。これは、職員配置体制の見直しに伴う加算などによりまして増収となります、きずな子ども発達支援センターの取組効果などによるものであります。 17 ◯3番(角田悠紀君) 総務部長、ありがとうございました。  税外収入の確保による歳入の合計が3,000万円、そのうち2,100万円が新たな取組の歳入とのことでした。年々、様々なことを取り入れられていることが分かり、大変うれしく思います。  財政難の高岡市の現状から見れば少しでも多く稼ぐべきであり、何よりもその稼ごうとの姿勢が大切であると考えます。工夫に工夫を重ねて、少しでも稼いでいこうとするこの市役所の姿勢を市民に知ってもらい、理解していただくことも重要です。  また、今後とも税外収入を増やしていくためにも、この稼ぐアイデアが尽きることがあってはなりません。現状の部局ごとにヒアリングをして施策を集める方法では、斬新なアイデアが生まれてこないのではないでしょうか。「隣の芝生は青く見える」ということわざは、ほかの人のものがよく見えるという意味でもありますが、裏を返せば、自分の家の芝生が青いことに隣の人が気づくとも言えます。自分の業務内容をほかの人に見てもらうことで思わぬ改善策や、今回で言うと稼ぐ手段が見つかることもあると思います。  部局横断的なプロジェクトチームの結成や庁内の体制見直しなど、現状に満足せず、より大きな次なる一手を打つためにも、職員の意識改革は必要不可欠であると考えますが、職員の意識に変化は出始めているのか、高橋市長に伺います。 18 ◯市長(高橋正樹君) これまでの取組によりまして、稼ぐ力ということを訴えたところも含めまして、これまで財政健全化緊急プログラムの推進などの取組の中で、歳入の確保のみならず、私を先頭に職員全員で汗をかき、固定観念にとらわれることなく知恵を絞りながら進んできたところでございます。  その中で、職員一人ひとりが日頃の業務手法や費用を見直すということから始まりまして、さらには、先ほど御答弁いたしましたように、今あるその資源や資産を活用しながら、新しいニーズに対応できる財源を捻出するということから既存の事務事業や施設を見直すという、言わばコストマネジメントを重視する、そういう職員の意識、組織風土が根づき始めていると感じております。 19 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございました。職員の意識にも変化が出始めていることを大変うれしく思います。  ここからは提案となりますが、寄附を増やすためには寄附者側のメリットは重要です。ふるさと納税では返礼品、企業版ふるさと納税では税額控除がメリットと言えます。  今年度、国は企業版ふるさと納税税額控除割合を拡大し、最大6割から最大9割まで控除率を引き上げました。簡単に言うと、1,000万円寄附すると最大900万円の法人関係税が軽減されるというものです。企業にとってはより有益に、また自治体にとっても有利な条件に見直されました。この改正を転機または好機として捉え、本市においても企業版ふるさと納税にもっともっと力を注ぐべきと考えます。  そこで、企業版ふるさと納税制度の改正から1年、本市のこれまでの対応について、市長政策部長にお伺いいたします。 20 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 本市では、第2期高岡市総合戦略「みらい・たかおか」のスタートに合わせまして、企業からの寄附の活用対象となります施策群から成る地域再生計画を新たに策定したところでございます。  これによりまして、寄附に関するお話が企業の方々からございました場合、寄附を活用する施策に関する目的や課題の共有が容易となるなど、企業からの寄附に円滑な対応が可能となったというふうに考えております。 21 ◯3番(角田悠紀君) この実質1割負担の適用期限は5年間。延長されるかどうかは不透明なため、期限は残り4年間となります。早急に仕掛けていかなければ、せっかくの有利な条件も時間切れとなりかねません。  ぜひとも積極的な施策の展開をお願いしたく質問いたしますが、企業版ふるさと納税の増収を目指す、次年度の取組を市長政策部長に伺います。 22 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 次年度は、さらに企業への訴求効果を高めるため、企業版ふるさと納税を活用する具体的なプロジェクトをメニュー化いたしまして、本市と御縁のある企業を含め全国の企業に向けて広く発信していきたいというふうに考えております。 23 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  企業版ふるさと納税の対象となるのは、今ほどもありましたが、市外の企業です。高岡市に対して支援したいと企業に思っていただくことがスタートとなります。高岡市出身で市外にて企業を経営されている方は多数おられますし、その方々に対してどのようにアプローチしていくかが肝腎であり、代表質問でも「企業版ふるさと納税を活用する魅力的なプロジェクトをアピールする」との御答弁でした。魅力的なプロジェクトはもちろんですが、アピールしていく手段も肝腎です。  高岡市の目指すべき姿や行いたい事業などを明確に伝え、より多くの企業から寄附を集めることができる周知方法を検討すべきであると提案いたしますが、市長政策部長に見解をお伺いいたします。 24 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 現時点では、市ホームページやSNSを活用いたしますとともに、企業訪問など企業の方々と接する様々な機会を捉えた情報発信を考えておりますが、プロジェクトの内容によってはお声がけする企業の業種やエリアを絞るなど、戦略的な手法についても検討していきたいというふうに考えております。  また、若者の定住促進や地域経済の活性化にもつながる魅力的なプロジェクトづくりを進めまして、多くの企業の方々に本市に関心を持っていただけるよう工夫してまいりたいというふうに考えております。 25 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございました。  次に、令和3年度以降、本市の将来を考える上で重要となる「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業について伺ってまいります。  高橋市長は次年度予算を、新しい変革の時代への道筋をつけるための「次代を拓く変革予算」と位置づけされました。次年度の本市の予算は総額で1,314億6,642万3,000円と、財政健全化の中でありながらも前年比1%増の予算となっております。  その中の「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業は合計で1億6,828万8,000円と、一般会計ベースでは0.25%、予算総計では0.1%の割合となっており、「未来に繋ぐ」とするならば、もう少し予算規模を増やして市民が未来に希望を抱けるようにすべきではないかとも感じておりますが、まずは予算全体における「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業の予算配分は未来への投資規模として的確であるのか、高橋市長に伺います。 26 ◯市長(高橋正樹君) 「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業でありますけれども、今回盛り込みました新機軸事業は、言わば予算のテーマとしております「次代を拓く変革予算」の象徴的な、シンボル的な事業ということで考えておりまして、将来に向けた先導的な事業として計上したものであります。  先ほど来、意識の改革ということも申し上げておりましたけれども、これらを一つの契機といたしまして、未来への投資に関わる事業といたしまして、学校再編などにいよいよ本格的に取り組んでまいりますし、消防庁舎の整備促進など、各種計画に盛り込んだ支援事業の充実などに多く予算計上させていただいております。相応の規模の予算を盛り込むことができたものと認識しております。 27 ◯3番(角田悠紀君) 金額よりも事業の内容が重視ということで理解いたします。  もちろん財政健全化の途中であり、致し方ない部分もあるとは思います。「次代を拓く変革」「未来に繋ぐ」などの名称や表現に負けない次年度にすべく、事業を構築していかなければなりません。  では、肝腎の事業に関して質問をさせていただきますが、まずは「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業の中で、高岡市民に最も訴えたい未来への投資事業とその理由を高橋市長に伺います。 28 ◯市長(高橋正樹君) 最もとそうでないものがあるわけではございませんで、全てがと言えば全てでございますけれども、今回の予算編成においては、とりわけ市民や地域による「ひとの力」、またその総合力であります「地域の力」、これらを結集することに力を入れて事業編成をいたしました。  特に「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業につきましては、市民自らの発想、アイデアの実現を図るため、元気たかおか推進事業、あるいは企業のイノベーションを応援するための未来につなぐチャレンジ事業、さらには地域活動組織の法人化を支援する共創の地域づくり促進事業、地域の足を確保する基盤となる市民協働型地域交通システムの導入支援など、この「ひとの力」「地域の力」を生かしていこうというプログラムに重点的な取組をしてきたところでございます。将来につながる先行的なプログラムとしたいと考えております。 29 ◯3番(角田悠紀君) 高橋市長、ありがとうございました。  ここからは、市長からも御答弁いただいた2つの事業に関して質問をさせていただきます。  まずは、地域の関心が高いであろう地域交通について伺っていきます。  コミュニティバスの廃止に伴い、市民からは交通手段に対する御意見を多く頂戴いたします。廃止後、多数の議員からも地域バス、地域タクシーへの質問や提案が相次ぎ、市議会でも何度も何度も議論をされてきました。  その結果、次年度、持続可能な地域交通の構築に向けた調査や市民協働型地域交通システムの検討を行う際の支援策など新たな取組を実施するとのことですが、まずはその狙いについて、市長政策部長に伺います。 30 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) これまで、地域の方々と持続可能な公共交通システムの議論を重ねる中でいただいた御意見などから、まずは自らの地域における公共交通の利用実態やニーズなどをしっかりと把握していただくことが地域での検討の加速につながるものと考えております。  次年度、その一歩といたしまして、路線バスの利用状況調査の実施や市民協働型地域交通システムの導入検討を行う地域への支援、こういったものの関係予算をお願いしているところでございます。 31 ◯3番(角田悠紀君) 一歩目を踏み出す事業ということで大変期待もしております。  地域交通に対する市民の関心が高いことは先述のとおりですが、関心を持つ地域に対して、どのような手法で、市民協働型地域交通システムの導入支援事業を周知していくのか、市長政策部長に伺います。 32 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 市広報紙及びホームページへの掲載、あるいは自治会などへの説明会や出前講座などのほか、連合自治会の役員会や総会など様々な機会を捉え、積極的に広く周知を図ってまいりたいと考えております。この取組を通じまして、地域で交通システムの導入を考えていただく機会を創出してまいりたいというふうに考えております。 33 ◯3番(角田悠紀君) 市民や地域からの声を待つのではなく、地域課題を把握し、地域での議論が活発になるように仕掛けていくべきであり、こちらから声をおかけする地域に関しては、既に地域交通に関する出前講座を受けられた地域は地域交通の導入に関心の高い地域であると、また一つの基準になるのではないかとも考えます。  そこで、これまで地域交通の出前講座を実施した地域への声がけが肝腎だと考えますが、市長政策部長のお考えをお伺いいたします。 34 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) これまで、利用者の減少等によりまして既存のバス路線が整理統合となった地域を中心に市民協働型地域交通システムに関する説明会や出前講座を進めさせていただいてきておりまして、地域で運営する持続可能な交通システムの趣旨は徐々に御理解を得られてきているのではないかというふうに感じております。  これまでの取組を通じまして具体的なルートや運営方法の検討を進めていただいている地域もございますことから、まずはこのような地域に対しまして具体的な運営スキームや運行形態などについて提案していきたいというふうに考えております。 35 ◯3番(角田悠紀君) 具体的にルートを検討されている地域もあるとのことですが、一方で、この出前講座を通じてイメージがどこまでできているのかというところも肝腎だと思っています。  私も以前、出前講座に参加させていただきましたが、御紹介していただく事案にはその地域の事情があまり含まれておらず、自分の地域で実施するイメージを持つまでにはたどり着けませんでした。やはり地域交通は地域の課題として、地域の現状を一番理解している地域住民に考えていただき、地域がやりたい手法の地域交通に対して、行政として何を支援すべきなのか、何が支援できるのかを提示していくことが重要です。  そこで、地域バスや地域タクシーを検討してもらう上で、市から提案するだけではなく、地域に考えてもらう必要があると考えますが、市長政策部長に見解を伺います。 36 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 地域公共交通システムを将来にわたって持続可能なものとするためには、地域の方々に主体的に考えていただくことが重要でございます。地域のニーズに応じたルート選定、運行形態、負担の在り方など様々な視点から検討していただくことが、地域にとって利便性が高く、効率的な市民協働型地域交通システムの確立につながるものと考えております。  地域からは、まずはケーススタディから検討に入る形が有効であるとの声もいただくこともあり、モデルケースの提案や制度説明など、地域全体で運営スキームや運行形態の検討などが進むよう柔軟に対応してまいりたいというふうに考えております。 37 ◯3番(角田悠紀君) 地域が主体として考えることが大切ということで、その点は一致していたかなと思います。  その上で、地域に導入を考えてもらうために、市として行うべき支援をどのように考えておられるのか、市長政策部長に伺います。 38 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) いわゆる旅客運送に関する制度の見直しなどによりまして、地域の実情に応じた運行形態について選択の幅が広がってきております。整理すべき事項についても多岐にわたりますことから、本市では、地域に応じた関係制度の説明やモデルケースの提案などの支援を行っているところでございます。  今後、地域において負担の在り方なども含めた市民協働型地域交通システムについて、一定程度の検討が進んだ際には、導入実現に向けた実証運行への支援なども視野に入れながら事業を進めていきたいというふうに考えております。 39 ◯3番(角田悠紀君) 大変前向きな答弁ありがとうございました。  次は、元気たかおか推進事業に関して伺います。  次年度の新しい事業であり、市民参加型の未来に向けた積極的な事業であると認識しておりますが、まずはこの事業の具体的なイメージを市長政策部長に伺います。 40 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 本事業は、高岡を元気にする企画などの提案を広く市内外に求め、市が認定したものにつきまして、ふるさと納税制度を活用した寄附型クラウドファンディングによってその実現を応援していただける方々から資金を募る仕組みをイメージしております。 41 ◯3番(角田悠紀君) 市民のアイデアを具体的な施策として寄附型クラウドファンディングで資金を集めるとのことで、クラウドファンディングを積極的に実施してほしいと議会でも提案をしてきた私の立場からすると、この動き出しを大変うれしく思ってます。  この事業が市民に周知され、また寄附という形で資金が集まれば、市民や地域、各種団体が抱えた社会的課題を民間活力、民間資金によって解決できるという、まさに持続可能な社会の構築であると考えます。  そこで、まずは市民のアイデアをどのように集めるお考えか、市長政策部長に伺います。 42 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 具体の企画などの募集に当たりましては、市のホームページやSNSの活用、関係団体への周知など、積極的なPRを行ってまいることとしております。  また、これと併せまして、効果的なクラウドファンディングの活用方法や資金調達のスキルアップについてのセミナーなどを開催することとしております。自らの発想を実現する企画や、起業あるいは事業化を見据えたプロジェクトなどを検討している方々など幅広い方々に参加をいただき、まちの活力を生む新たな価値の創造につなげてまいりたいというふうに考えております。 43 ◯3番(角田悠紀君) 市民といっても、高岡市には子供からお年寄りまで16万9,000人の市民がそれぞれの営みの中で暮らしておられます。  より多く、そしてより広くアイデアを集めるためにも、先ほどもホームページとありましたが、そのホームページのトップページに誰でも簡単に応募できるフォームを掲載するなど、市民からアイデアが生まれやすい、これまでにない新たな募集方法も検討すべきと考えますが、市長政策部長に伺います。 44 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 寄附型クラウドファンディングを活用いたしましたまちづくり施策は、近年、全国の自治体でも取組が進められておりまして、今ほどお話しいたしましたセミナー開催のほか、先進事例等も参考に効果的な手法を取り入れてまいりたいと考えております。  また、今後、公募型プロポーザル方式によりクラウドファンディング支援事業者の選定を実施することとしておりまして、民間のノウハウを生かした新たな手法などが提案されることにも期待しているところでございます。 45 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。
     民間ノウハウも使われながら応募を集めていくとのことですが、まだまだ市民の皆さんにクラウドファンディングというものが周知されていない中では厳しい状況も想定されると思ってます。物によっては、市民に意見を求めるパブリックコメントが、残念ながら意見数ゼロのときもあるのが本市の現状であります。  例えばテーマを絞って、本市が抱える課題を福祉なら福祉、教育なら教育と募集する事業のテーマをしっかりと示すなど、市民からアイデアを集めて、本市の社会的課題の解決を目指すべきと考えますが、市長政策部長に見解を伺います。 46 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 事業の実施に当たってでございますが、議員から今、政策カテゴリーを示してということで御意見をいただきました。  私どもといたしましても、地域コミュニティの活性化、あるいは移住、定住の促進、空き家、空き店舗の有効活用、あるいは事業承継も含めた起業や創業といったような本市の地域課題をテーマとしたアイデアや解決に向けた企画、あるいは複数のテーマをまたぐプロジェクトなどの募集を予定しているところでございます。 47 ◯3番(角田悠紀君) 様々な課題を既に検討されていることが分かり、本当にこの事業の育成が楽しみになっております。  最後の質問は、本市の教育施策に関して伺います。  現在、学校再編計画が進められており、今議会には五位小学校の建設費用、定塚・平米統合小学校の基本設計費用などが計上されており、計画は着実に進められていると理解しております。  このほか、計画に上っている校区においても鋭意検討が進められていますが、学校は地域そのもの、地域のシンボル的な存在であると感じています。  当然、使われなくなった校舎等の利用の課題、建設場所の問題などまだまだ課題は多いとも見ておりますが、現状と課題について、教育長に伺います。 48 ◯教育長(米谷和也君) 現計画におきましては、今後10年を見据え、6つの中学校区におきまして小中一貫教育の充実を図りますとともに、計画年度の早い学校から順次準備を進めております。この4月に開校しました国吉義務教育学校におきましては、渡り廊下で旧小学校と旧中学校をつなぎ、一体的施設に向けて、実施に向けて改修工事を行っております。それから、東五位小学校、石堤小学校、千鳥丘小学校の3校が統合します五位小学校の新校舎につきましては、予定どおり造成工事に入っております。  また、高陵中学校区、高岡西部中学校区におきましては、保護者、学校関係者、地元関係者等から成る開設準備会を設け、校名や校章、校歌、制服、体育服をはじめ、通学路などの諸課題を含めて議論を重ねております。学校の再編統合は、保護者や地域の皆様の御理解があって初めて実現するものであります。引き続き、御意見をお聞きしながら丁寧に進めてまいります。 49 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  課題はまだまだあるものの、地域の皆さんとしっかりと議論をされていることが分かりました。  地域の声を尊重しつつも、子供たちの教育環境の充実を図るという大変難しい判断であろうと思います。慎重かつ大胆に進めていかなければいけないとも思いますが、万が一にも、予算面の裏づけがなく予算で計画が進まないということは絶対に避けなければいけません。  現在の計画の中で、学校の建設や増改築など、想定している予算規模の総額を教育長に伺います。 50 ◯教育長(米谷和也君) 五位中学校区の統合小学校整備に係りますこれまでの決算額及び継続費も含めました予算計上額は、設計費や用地費、関連道路工事費などを含め約36億円となっております。今後は建設年度に合わせ、プールやグラウンドの整備費を計上することとしております。  また、高岡西部中学校区及び高陵中学校区につきましては、基本設計費を現在計上させていただいたところであります。高岡西部中学校区や高陵中学校区の校舎建設につきましては、既存校舎も有効に活用することにしております。両校の概算事業費につきましては、今後、計画を進める中で積算していくことになってまいります。  事業の進捗状況につきましては、今後も適宜議会に報告をさせていただき、理解をいただきながら手順を踏んで進めてまいります。 51 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  新設される統合小学校の建設費用を見ても大変大きな予算になることは必須であり、再編統合を進めていくためには予算の裏づけ、これは重要であると考えます。  全てが新築ではないとしても、新築、増築、改築など様々なパターンで予算を想定しておくことは必要ではないでしょうか。子供たちの豊かな教育環境を確保するためにも必要な投資であると考えますし、財政健全化との整合性は難しい判断にもなると思いますが、教育長に見解を伺います。 52 ◯教育長(米谷和也君) 少子・高齢化、人口減少社会を今日迎えております。どの市町村におきましても厳しい財政状況にあり、財政規律を守り、将来を見越して起債を管理し、持続可能な行財政運営に努めることが全ての基本だというふうに考えております。学校の再編統合におきましても、補助金や交付税措置率の有利な起債、基金の活用、また今回、基金も新たに造成しており、これまでもバランスに配慮してきたところであります。  その中で、子供たちの教育充実のため、まげて学校再編統合を受け入れていただいた保護者や地元の関係者各位に心から感謝を申し上げますとともに、新たな学校開校に向け、期待と信頼に応えるよう必要な整備を着実に進めていくことが行政の誠意だと考えております。 53 ◯3番(角田悠紀君) では、質問先を財政所管の総務部に替えて伺いますが、財政健全化緊急プログラム後に学校統合が本格化する中で、市民会館の解体や消防庁舎の更新など大規模投資が重なることになりますが、予算の備えは万全でしょうか。総務部長に伺います。 54 ◯総務部長(二塚英克君) 大規模な投資的事業については、毎年度、政策協議の場であるサマーレビューにおきまして、事業の優先度、緊急度のみならず、必要となる市債の発行規模や一般財源等を勘案しながら実施時期等についても判断しているところであります。  本定例会に上程いたしました公共施設等整備改修基金の造成につきましては、これらの議論を経て、今後の学校再編や消防庁舎の更新等に備えるために措置したものであります。今後は、事業規模に応じた基金の額を着実に確保することで、持続可能な財政構造の維持と当面の大型投資の推進が両立できるものと考えているところであります。 55 ◯3番(角田悠紀君) 次年度予算には公共施設の建設に備えた基金が新設されており、財政面での裏づけがしっかりとできていると受け止めます。  学校再編計画の推進に関して、財政面での御支援を引き続き総務部長にはお願いを申し上げて、教育現場への質問に戻らせていただきます。  教育を取り巻く課題はまだまだあります。GIGAスクール構想やICT化など、大きな変革のタイミングを迎えているのが教育現場であり、高岡市はこの点に関して、他自治体よりも先駆けて進んでおります。  まずは、地方創生臨時交付金の後押しもあり、教育のICT化が大きく進んでおりますが、現状を教育長に伺います。 56 ◯教育長(米谷和也君) 今年度はGIGAスクール構想の実現に向けまして、1人1台の学習専用端末の導入や高速大容量の校内通信ネットワークの整備、大型ディスプレーの普通教室等への配置、遠隔会議システムの導入など、ICTの教育環境の整備を大幅に進めることができました。皆さんの御理解、御支援に心から感謝申し上げます。  次年度は、教員のICT機器の活用能力の向上や学校のICT教育環境の円滑な運用を支援するため、ICT支援員を配置することとしております。また、教員の事務処理の効率化を図るため、パブリッククラウドを活用した校務支援システムの構築に向け、基本設計に取り組むこととしております。 57 ◯3番(角田悠紀君) ありがとうございます。  一方で、学校のトイレ洋式化も進めておられますが、全学校における工事完了予定時期をいつ頃と予定されているのか、教育長に伺います。 58 ◯教育長(米谷和也君) 我々も、予算をつけていただきましたので、ぜひ早く進めたいと考えております。  トイレ洋式化につきましては、現在、実施設計を進めております。今後、順次工事を発注することにしておりまして、できるだけ早く工事を進めたいと考えているところでありますが、工事完工時期は学校によって若干異なりが出てまいります。来年度末までには遅くとも全ての工事を完了する予定であります。 59 ◯3番(角田悠紀君) 来年度末というところで、今の小学校6年生、中学校3年生が使えない可能性もあるというのは大変心苦しい部分でもありますので、何とぞ迅速な工事体制を構築していただけるようお願いを申し上げます。  一方で、普通教室へのエアコンを整備したのは昨年の9月に完工となっていると思います。そして今、特別教室へのエアコン設置やトイレの洋式化など、さらなる教育環境の充実が図られています。この投資的事業は学校再編計画との整合性は取れているのでしょうか。エアコンは移設のイメージもありますが、本市では多くの学校でガス方式を採用しており、電気エアコンより素人目で見ても移設は難しいのではないかと思っております。  また、トイレは衛生上、さすがに移設は難しいのかなとも想像しておりますが、高岡市が行ったエアコンやトイレ洋式化などの投資的事業と学校再編計画の整合性はいかがなのでしょうか。教育長に伺います。 60 ◯教育長(米谷和也君) 今御指摘のありました、例えばエアコン、それからトイレの移設ということでありますけれども、エアコンにつきましては、まず導入段階で十分、我々も移設が必要なものは想定して準備を進めてきております。そういう中で、エアコンの設置やトイレの洋式化につきましては、かねてより多くの要望を受けております。その中で、今回は感染症予防の観点から、衛生環境対策や熱中症対策を図るため、国の補正予算に係る補助金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用など、財政的に有利な財源を活用しまして補正予算を計上させていただいてきたところであります。  一方で、御指摘のように、直近で再編統合を予定している学校につきましては今回の整備対象から外させていただいております。合理的な投資になりますよう、これからも十分配慮して努めてまいります。 61 ◯3番(角田悠紀君) 学校再編計画は様々なことを念頭に置いて進めていかなければならない非常にデリケートで、また難しい計画であると思います。  再編後も大きな課題が残ることは、代表質問に対する教育長の答弁でもありましたが、本市が進める公共施設再編計画上で最大の面積を持つのは学校施設です。再編後の校舎や体育施設、グラウンドなどの利用も先を見据えて、地域と具体的に議論を進めるべきと考えますが、教育長の見解をお示しください。 62 ◯教育長(米谷和也君) 学校の再編統合によります使われなくなった施設等の利用などにつきましては、引き続き地元の意向を丁寧にお聞きすることとしております。また、市全体といたしましても、まちづくりの格好の機会となりますことから、ビジョンを描き、より有効に活用していくことが必要と考えております。  また、石堤地区におきましては、旧石堤小学校の活用につきまして、地元で持続可能な運営方法を工夫していただいております。主体的に運営していただくというふうな方向で今準備も進めているところでもあります。 63 ◯3番(角田悠紀君) ぜひ地域の声、そしてまた市の大きな大きなまちづくりのビジョンを示しながら、市民の理解を得て進めていただければと思います。  私からの最後の質問は、未来を見据えた上で、要望も含めた提案です。  学校再編計画がスタートした2年前の3月議会代表質問にて、20年、30年先を見据えた再編の姿を検討すべきではとの提案に対し、「まずは今後10年を見据えた再編計画を進めていきたい」、またその後については、「再編統合に一定の成果が見られた時点で再度検証を進め、大きな方向性を確認する。早急に対応が必要な課題が生じた場合は適宜検討する」との御答弁がありました。  あれから2年がたち、少子化には歯止めが効かず、子供の数は今も減少傾向にあります。また、地域ごとに見ても少子化が進む学校はますます児童数が減っており、一方で新興住宅地を抱えた地域では児童数が増え続けており、学校では教室を確保することも難しい状況になっています。追い打ちと言っていいのかは分かりませんが、県は国に先駆け、来年度から1クラス35人学級を段階的に進めていき、2年後には全学年で35人学級を目指しています。これはいずれも待ったなしの状況ではないかと思っております。  教育長がおっしゃった、「早急に対応が必要な課題が生じた」と言えるのではないでしょうか。今回は20年、30年先とは言いませんが、計画も残り7年となり、教育長がおっしゃった一定の成果もこれからかもしれませんが、現計画に少なくとも3年を追加し次の校区を示していくなど、10年後を常に考えていく計画にすべきではないでしょうか。  そこで質問は、本市の少子化の現状を鑑みれば、現在の10年計画に追加していく形で、常に10年先の未来を見据えた次の計画を検討すべきと考えますが、見解を教育長に伺います。 64 ◯教育長(米谷和也君) 私は、学校の再編そのものが地域づくり、まちづくりそのものだというふうに考えております。今御指摘がありましたように、多くの課題が出てまいっております。  今回の計画で対象としなかった校区につきましても、在籍児童生徒数が直近のピーク時から大きく減少している学校もあります。規模的にも小規模な学校も複数あります。また、おっしゃったように、増加している地域もあるわけであります。現計画では再編対象としていない中学校区におきましても課題があることは十分把握しておりますので、今後の状況によりますが、さらなる計画につきましても適切な時期に検討を進めていきたいと考えております。その際にも基本は教育充実の観点だというふうに考えておりますし、やはり子育て世代の皆さんにその地域を選んでいただけるよう教育の充実に努めてまいります。 65 ◯3番(角田悠紀君) 教育長、ありがとうございました。  未来を見据えて何事も進めていかなければ、誰が子供たちの未来に責任を取るのか、私たち大人が責任を放棄せず、真剣に向き合っていかなければなりません。  これで質問を終わりますが、今回の当局の答弁には「持続可能」という言葉が多く出てきたと思います。持続可能な社会とは、持続可能な財政運営とは、持続可能な地域交通とは一体何年を見越しておられますでしょうか。5年先でしょうか、それとも30年先でしょうか。その未来に対し、今行う施策は誰が責任を取るのでしょうか。政治に携わる者としてより深く、そしてより広い視点を持って未来を見据えた施策を提案し、責任を取るという覚悟を持って実施し、子供たちに豊かな高岡市として引き継いでいかなければなりません。  一人の市民として、そのことを念頭に今後も行動していくことをお約束申し上げ、私の質問を終わります。 66 ◯議長(福井直樹君) 角田悠紀君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 67 ◯議長(福井直樹君) 8番 本田利麻君。       〔8番(本田利麻君)質問席へ〕 68 ◯議長(福井直樹君) 本田利麻君の質問時間は11時54分までです。  8番、どうぞ。 69 ◯8番(本田利麻君) 麻の会、本田でございます。  今の角田さんの緊張感がある質問、傍聴席も空になりました。  それでは、始めさせていただきます。  今冬は久しぶりの豪雪に見舞われましたが、現市民会館は、三八豪雪により当時の公会堂が倒壊したのをきっかけに建設されました。私の母校吹奏楽部では、倒壊後は平米小学校の体育館を使うなどしていたようですが、昭和41年からは、新しく建て替えられた現市民会館で、休館までは毎年、定期演奏会を約50回開催してまいりました。  また、私たち昭和35年生まれ──ちょうど今60歳の年なんですが──は、五六豪雪の時に成人式が市民会館でありました。私は当時、東京にいましたので出席できませんでしたが、出席していた新成人が式典の前に、有志で、当時の会場であった市民会館前の除雪を行ったということを同級生から聞いた記憶があります。また、今年も豪雪に見舞われ、会場こそ違うものの、今年の新成人の集いも5月に延期となりました。新型コロナウイルスの影響も心配されますが、何とか5月には開催できることを願わずにはおれません。  そして皮肉なことに、豪雪に見舞われた今年、市民会館は解体に向けて動き出すことになります。市民会館と豪雪、この何か深い縁を感じずにはおれません。  今までに多くの思い出をつくってもらった市民会館に感謝し、今定例会は高岡市民会館について1本で質問に入らせていただきます。  昨年12月定例会において市長から、「市民会館を再稼働するには改修費が概算で約35億円を要する見込みとなり、市民会館の改修は断念せざるを得ないと考えている。国指定史跡である古城公園の保存・活用や周辺環境への影響などを考慮しながら、解体に向けて検討していきたい」との答弁がありました。この発言で、長く芸術文化の中核施設である古城公園内の市民会館がその役割を終えたのだなと思うと、とても残念な気持ちであります。  では、まず最初の項目の質問は、文化庁との協議と改修費の積算について10点お伺いします。  昨年3月定例会での私の質問に対して当時の市長政策部長は、「市民会館について、改修、解体いずれかの工事を行うとしても、その工法については史跡の保全を考慮する必要があるため、工事費の積算については、文化庁との今後の協議を踏まえて、工法などがある程度確定した段階で行う予定である」と答弁されました。昨年12月定例会では、改修費の積算額を35億円と示されました。ということは、文化庁との協議が終了したものと理解いたします。  そこで最初の質問は、市民会館について、文化庁との協議内容とその結果を市長政策部長にお伺いいたします。 70 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 文化庁には、史跡内施設の改修あるいは解体に係る工事内容や工法について相談、協議を行ったところでございます。文化庁からは、市民会館の立地状況を踏まえた留意事項、あるいは掘削を伴う工事を行う場合の事前協議、改修、解体に伴う文化財保護法上の手続等についてお話を伺ったところでございます。 71 ◯8番(本田利麻君) では、その際に古城公園内にある博物館や体育館、動物園などについても協議されたのでしょうか。副市長にお伺いします。 72 ◯副市長(河村幹治君) 文化庁とは、市民会館の改修、解体に係る工事につきまして協議を行ったものでございまして、お話のありました博物館等その他の施設についての協議は行っておりません。 73 ◯8番(本田利麻君) ちょっと確認のために質問させていただきますが、博物館や体育館などは今後、改修や解体のどちらかの方向性が示された後、そのことについてもう一度協議されるということでよろしいでしょうか。 74 ◯議長(福井直樹君) 本田議員にお願いいたしたいのでありますが、再質問の際は、今ほど冒頭に「確認の」というような言葉もいただきましたが、今の質問では、ちょっと新たな追加質問に該当するのではないかということで考えます。少し変わった形で質問願えれば。 75 ◯8番(本田利麻君) では、結構です。 76 ◯議長(福井直樹君) よろしいですか。 77 ◯8番(本田利麻君) では次に、市民会館の工事費の積算は、文化庁との協議を踏まえて工法などがある程度確定した段階で行うとのことでありましたが、文化庁からは改修や解体についての意見や指導はあったのでしょうか。市長政策部長にお伺いします。 78 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 改修か解体かといったような内容については、お話はございませんでした。 79 ◯8番(本田利麻君) それでは、指導はなかったけれども、協議の後、改修費を積算した結果が35億円かかるということに決まったということでしょうか。市長政策部長にお伺いします。 80 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 文化庁の協議につきましては、改修あるいは解体の両面から工事を行う場合の留意点、必要な手続等についてお話を伺ったところでございまして、このような文化庁からのお話を伺った上で工法などを設定して、改修費を概算で算出したところでございます。 81 ◯8番(本田利麻君) 解体についての話は、また後ほどさせていただきます。  今回、文化庁との協議は、国の指定史跡である古城公園の保存・活用や工事による周辺環境への影響を考えたものだと思いますが、では、その35億円には史跡の保存も含まれているのでしょうか。市長政策部長にお伺いします。 82 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 今般お示しした改修費の積算には、史跡の保存に関するものは含んでございません。 83 ◯8番(本田利麻君) では、その改修費の積算額35億円の内訳はどのようになっているのか、市長政策部長にお伺いします。 84 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 老朽箇所に対する安全対策など改修工事費が約2億6,000万円、消防・電気設備等の老朽化対策・更新工事費が約9億8,000万円、耐震補強工事費が約22億6,000万円でございます。 85 ◯8番(本田利麻君) ちょっと再質問を考えてたんですが、また議長から止められそうなのでしませんが、ただ、この後また別途、その保存に対する費用が発生してくるのではないかというふうにちょっと心配するところで、それが幾らかかるのかということも非常に心配するところであります。ということをちょっと聞きたかったんですが、やめときます。  私の記憶しているところでは、台風の影響もあり休館を決定することになった説明では、その時点での改修費は今回のような35億円もかかるとの説明ではなかったように記憶しております。  では、3年前に休館を決めた時点の改修費の積算額は幾らだったのか、市長政策部長にお伺いします。 86 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 休館決定時に改修費用として見積もった金額は約6億4,000万円でございます。内訳といたしましては、当初より予定しておりました客席天井の改修工事費が約2億1,000万円、年度中に電気設備等の不具合が発生し追加で見積もった金額が約4億3,000万円でございます。 87 ◯8番(本田利麻君) であれば、当時6億4,000万円で直していたほうが安く上がったのではないかなと今さらながら思うわけであります。財政健全化を優先するあまり、その時点で改修せずに休館に踏み切り、公共施設の長寿命化という考えがなかったのかなということが非常に残念でなりません。  では、3年間放置した結果が改修費35億円にも膨らんだのではないかと考えますが、見解を市長政策部長にお伺いします。 88 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 休館時の積算では、耐震補強工事費約22億6,000万円は含んでございませんで、今回の調査の結果、新たに躯体内部への浸水の影響などが判明いたしましたことから、継続的な利用のためには不具合箇所の改修だけでなく耐震補強工事を行うことが不可欠であると判断したものでございます。 89 ◯8番(本田利麻君) その内部での水漏れがあったということ自体が、放置しておいたからそうなったのではないかなということを思うわけでありますが、その時点で改修していれば、継続して今も使用できたのではないでしょうか。市長政策部長にお伺いします。 90 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 先ほど議員から長寿命化というようなお言葉も出たわけでございますが、施設を継続して使用する場合には、築年数からいろいろ考えいたしますと、不具合箇所の工事だけでなく躯体の老朽化への対応が必要であったというふうに考えております。 91 ◯8番(本田利麻君) では、この項最後に、市民会館を3年前に改修しなかったことについての見解を市長政策部長にお伺いします。
    92 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 改修工事を行っていたといたしましても躯体への老朽化への抜本的な対応とはならず、継続して使用できる期間は僅かであったかというふうに考えております。費用対効果とその後の耐用年数などを考慮いたしますと適切な対応であったというふうに認識しております。 93 ◯8番(本田利麻君) 分かりました。休館から今日まで、そしてこの後何年間も先が見えないことで、芸術文化関連団体の方々に我慢を強いることになるかと思うと残念でなりません。  では次に、市民会館の解体について8点お伺いしてまいります。  昨年12月定例会の答弁で、「現況把握調査を受け、今後の維持管理を含めると解体も視野に入れるべきとの報告がされ、古城公園の保存・活用や周辺環境への影響などを考慮しながら、解体に向けて検討していく」との市長答弁がありました。  今定例会には、高岡市民会館条例を廃止する条例と、新年度予算には市民会館管理事業費として解体の実施設計費2,726万9,000円が計上されています。それでも解体決定ではなく、あくまでも解体に向けて検討するのだということらしいのですが、私には理解できませんし、解体の実施設計費まで計上したということは解体決定としか映らないのですが、そう感じるのは私だけでしょうか。  あくまで、改修を断念し解体に向けて検討するというのが正しいらしいので、その言葉を引用しますが、改修の断念はどのような会議で決定されたのかを市長政策部長にお伺いします。 94 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 現況把握調査の結果を基に、改修、解体の両面から市内部での検討を進めてきたところでございまして、また、これと並行いたしまして財政健全化に向けた内部協議を継続的に行っております。多額の改修費や今後の耐用年数などを考慮いたしますと、改修は断念せざるを得ないとの結論に至ったものでございます。 95 ◯8番(本田利麻君) では、そこで、「今後の維持管理費を含めると解体も視野に入れるべきとの報告がされた」と市長は答弁されています。多分、所管する市長政策部長が市長に報告されたんだと思いますが、その後も総務文教常任委員会で私が文化庁との協議について質問したときには、まだ文化庁との協議は終わってないとの答弁がされたように記憶しています。公共施設再編計画にあるとおり、令和4年度までの方針決定がなぜこのタイミングでの発表になったのか、ちょっと疑問が残るところでありますが、古城公園の保存・活用に早く解体しないといけない重大なことがあるのか、ただ単に3月定例会に条例と予算を上程するので、その前に発表してしまえなのか、面倒なことは早く高橋市長に言わせてしまおうとしたのか、いろいろ考えてしまいます。  では、その最終判断は市長がされたということでよろしいんでしょうか。市長にお伺いします。 96 ◯市長(高橋正樹君) そのとおりです。 97 ◯8番(本田利麻君) では、解体に向けて検討すると発言されていますが、そのことに対する思いを市長にお伺いします。 98 ◯市長(高橋正樹君) 老朽化のためにやむを得ないこととはいえ、市民に親しまれてきた「緑の杜の白亜の殿堂」が改修を断念し、解体に向けて検討していかなければならないということは、誠に残念であると思います。 99 ◯8番(本田利麻君) 誠にあいそんない答弁でしたが、私のところにも多くの方から市民会館を早く何とかしてほしいとの意見や要望をいただいていますが、昨年行われた住民意見交換会においても市民会館に対する意見や要望があったと仄聞しておりますが、具体的にどのような意見や要望があったのか、市長政策部長にお伺いします。 100 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 昨年秋の住民意見交換会等の中では、休館中でありました市民会館の休館を惜しむ声や、まちなかへの集客を促すような施設の整備を期待するような御意見がございました。 101 ◯8番(本田利麻君) では、市長が解体に向けて検討すると発言されたことについて、今まで市民会館を利用して文化活動を行ってこられた芸術文化関連団体へは説明されたのか。されたのであれば、その反応を市長にお伺いいたします。 102 ◯市長(高橋正樹君) 市の考え方につきましては、高岡市芸術文化団体協議会などにお話をいたしまして一定の御理解をいただいております。 103 ◯8番(本田利麻君) 理解されたということでありますのでこれ以上は聞きませんが、確かに昨年12月の市長答弁では「解体に向けて検討していく」とはありましたが、「解体することに決定しました」ではありませんでした。であれば、12月定例会から今定例会までの間に検討されたのだと思いますが、今定例会には市民会館条例を廃止する条例と、新年度予算には市民会館管理事業費として解体に向けての実施設計費が計上されています。これは事実上の決定と受け取られても仕方ありません。本市としては珍しく検討から決定までが早いなと感じたのは私だけでしょうか。本市が本気を出せばこんなにも早く物事を前に進めることができるのだとも感心しました。この調子で将来のまちづくりも進めてほしいものであります。  しかし、こうなりました、こうしますの前に、議会に対してもう少し丁寧な説明があってもよかったのではないかと思います。  では、解体に向けて検討すると発言したことについて、もっと丁寧に市民や議会に説明すべきだったのではなかったかと思いますが、見解を市長政策部長にお伺いします。 104 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 改修あるいは解体の両面から検討を進める中で、市の喫緊の課題でございます財政健全化緊急プログラムの取組を優先する中で、施設の老朽化状況などから改修を断念するという結論に至ったものでございます。さきの12月定例会におきまして、質問にお答えするという形ではございましたが、市長から皆様に考え方を御説明させていただいたものと理解しております。 105 ◯8番(本田利麻君) では次に、改修を断念するに至るまでには当然解体費も積算した上で、改修と解体の費用を比べて判断されたものと思いますが、では、解体費も積算した上で改修を断念されたと推察しますが、解体費は概算で幾らだったのか、市長政策部長にお伺いします。 106 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 史跡内の施設であることに加えまして、内部に大きな空間がある建築物でございますことなどから、全国的にも例のないような工事になろうかと承知しております。過去の解体実績などを用いた試算を行うことは困難であることから、新年度に解体実施設計を行い、解体工事費をしっかりと積算したいと考え、関係予算を提案しているところでございます。 107 ◯8番(本田利麻君) 何とも言いようがないんですが、解体費も計算しないで、やっぱり改修費があまりにもかかり過ぎるということで断念されたのだろうというふうに私なりに思います。  では、この項最後に、本当は解体までのスケジュールを聞く予定だったのですが、解体決定ではないらしいので、解体決定に向けた今後のスケジュールを市長政策部長にお伺いします。 108 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 新年度に解体実施設計を行いまして、工法や工事費等にめどが立った時点で必要な諸手続や措置を取ってまいりたいというふうに考えております。 109 ◯8番(本田利麻君) 解体に向けたスケジュールを示された後は、早く解体までのスケジュールと説明をいただきたいものであります。  では次は、今後の方針と新しい市民会館について9点お伺いします。  昨年12月定例会で、体育館も含め古城公園内にある建物の方向性を質問させていただきましたところ、副市長からは、「市民会館についての方向性については、午前中、市長から答弁したとおりです」とありました。せめて同じ答弁を、繰り返しでもいいのでしていただきたかったなと思いましたが、前回は古城公園全体の施設について質問をしたため、素直に質問の仕方が悪かったのだと反省させていただきました。今回は通告にもしっかりと市民会館と入れさせていただきましたので、どうかよろしくお願いいたします。  まず1点目の質問は、市民会館について、公共施設再編計画では令和4年度までに「方針決定」とされていますが、この方針決定とは、どのような状態になることを示しているのか、市長政策部長にお伺いいたします。 110 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 先ほど議員からもございましたが、今次定例会に設置条例の廃止を提案してございますように、当該建物の設置目的を廃止するものでございます。 111 ◯8番(本田利麻君) であれば、令和4年度までと言っていたということが随分と前倒しになったということなんでしょうか。  次に、最初の項でもありましたが、現在の市民会館については、国の史跡である古城公園内にあることなどから文化庁と協議をされたわけでありますが、であれば当然、史跡である古城公園内での整備は今後できないと理解します。新しい市民会館の整備と併せて場所の選定を急ぐべきと考えますが、見解を市長政策部長にお伺いします。 112 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 今、議員からは場所の選定をというような問いでございましたが、市民会館も含めまして大型公共施設の整備については、市債の発行規模や公債費の適正管理、公共施設再編計画の視点も踏まえ、中長期的、総合的に検討していくべき事項というふうに存じております。 113 ◯8番(本田利麻君) なかなかいい返答はもらえませんが、今後、解体に向けて動き出せば本市の芸能文化の中核施設が本市からなくなってしまうわけであります。17万人もいる自治体にホールがなくなってしまうことの重大さをいま一度考えていただきたいと思います。  人口規模がよく似た自治体を見ますと、約16万1,000人の都城市から約17万6,500人の日立市まで19自治体が所有するホールは、1ホール当たり平均1,334席のホールを所有しています。また、その多くの自治体は同じホールに小ホールも整備されています。今回、解体までの流れが早かったように、整備に向けても速やかに動き出していただきたいものであります。  では、今後、仮に今の場所以外で整備を進めようとする場合、市民会館整備の選定場所として、公共交通の利便性や現代の車社会を考慮した場合、駐車場の確保は大変重要であると考えますが、本市としては何を重視されるのか、市長政策部長にお伺いします。 114 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 今ほどもお答えしましたが、市民会館も含めまして大型公共施設の整備については、今後、中長期的、総合的に検討していくべき事項と存じます。具体的な検討段階においては、施設に求められる機能などと併せ、社会的ニーズや市全体の状況なども踏まえ検討されるべきと考えております。 115 ◯8番(本田利麻君) 今までは市民会館について質問をさせていただきましたが、本市の課題はそれだけではないことも十分に理解しております。建設の着工見送りとなっています新総合体育館、耐震化が必要な市庁舎、統合小学校、そして先ほどより質問してまいりました市民会館と課題山積であります。  そこで、財政健全化緊急プログラム終了後の大型公共施設整備についての考え方を総務部長にお伺いします。 116 ◯総務部長(二塚英克君) 大型公共施設の整備に当たりましては、その要否、緊急性はもとより事業規模や手法等について検証を深めるとともに、新設した基金へのさらなる積み増しを図るなど、市債発行規模や公債費の適正管理について十分考慮しなければならないと考えております。  また、将来の人口推移やポストコロナの社会情勢などを踏まえ、将来世代に過大な負担を残さないよう総合的、計画的に検討していくことは必要と考えております。 117 ◯8番(本田利麻君) 次に、現在、富山市では、オーバード・ホールの隣に中規模ホールの整備が進んでいます。これは公募型プロポーザル方式により、事業者の選定は参加資格審査と提案審査によって行われました。2つの事業体から応募があり、選定委員会での審査によって決定されています。富山市のホームページ上には、応募要項、審査結果、事業者選定結果、契約締結の内容などがアップされていますので、皆さん、また見ていただきたいと思います。  その結果、この富山市の中規模ホールは、民間の力を活用してPFIの手法によって整備されることとなっています。富山市では公共施設等の整備等に当たっては、まずは多様なPPP/PFI手法の導入を優先的に検討するよう、国から人口20万人以上の地方自治体に対して要請されたことを受け、富山市PPP/PFI手法導入優先的検討規程運用に関する指針を策定しています。  人口20万人に満たない本市には優先的検討規程の策定が求められていないことからも、策定も導入も行わないとするのではなく、率先してPFIによる公共施設整備を検討、導入してはいかがでしょうか。PFI手法による公共施設整備は、民間による資金調達による財政支出の平準化、民間ノウハウによるコスト削減が期待できます。  しかし、導入可能性調査などにより事業期間が長期化するなどが心配されるところでありますが、まず本市の考えるPFIによる公共施設整備のメリットとデメリットを総務部長にお伺いします。 118 ◯総務部長(二塚英克君) 内閣府によれば、PFIによるメリットといたしまして、民間のノウハウを幅広く生かすことで、安くて質のよい公共サービスの提供が期待できることとされております。  一方で、デメリットといたしましては、行政がこれまで以上に民間の業務状況を把握して管理や指導をしなければ、公共サービスの品質の低下を招く可能性があるとされております。また、業務を任せる企業を選ぶ際には、価格だけでなく企業の持つノウハウや事業計画の内容についても評価しなければならないため、議員からもお話がありましたが、これまでと比べて手続に要する業務が増え、時間も必要となるということも課題とされております。 119 ◯8番(本田利麻君) デメリットについては何か努力すれば何とかなるんではないかなと思いますが、メリットも大変たくさんあるということで、ひとつ検討をまたしていただきたいなと思います。  次に、本市では平成20年3月の蓮花寺市営住宅整備着工以来行われていませんが、それ以後、PFIによる公共施設整備について検討は行われてきたのかを総務部長にお伺いします。 120 ◯総務部長(二塚英克君) 議員からもお話がありましたが、本市では平成18年度から20年度にかけて蓮花寺市営住宅建替事業をPFIにより実施しております。従来の市による事業実施に比して手続等に相当の期間を要するなどの課題が見受けられたことから、その後の導入実績についてはない状況であります。  しかし、PFIをはじめとする様々な民間活力を有効に活用することで、サービスの向上や効率化を目指すことは有効と考えております。今年度は、高岡おとぎの森公園にてPark─PFIなどの官民連携による事業展開の可能性を探るとともに、富山県内におけるPPP/PFIの活用を推進するとやま地域プラットフォームに参加するなど、他市の導入事例の調査、研究にも取り組んでいるところであります。 121 ◯8番(本田利麻君) 今後もPFIについてはぜひ検討していただいて、民間のほうもいろいろと慣れてきていると思いますので、昔よりはスムーズに事が進んでいくのではないかと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいなというふうに思います。  ここで再度、市民会館の質問に戻りますが、新しい市民会館整備においてのメリットとデメリットを考慮した場合、従来方式とPFI方式では本市の現状においてどちらに優位性があると思いますか。市長政策部長にお伺いします。 122 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) ただいま議員からはPFI手法についてのお話がございました。  PFI方式も含めた整備手法については、具体的な検討段階におきまして個々の施設に求める機能等を踏まえた上で検証すべき事項と考えておりまして、市民会館につきましては中長期的、総合的に検討していくといったのが現況でございます。 123 ◯8番(本田利麻君) もしかすると、既に民間企業は本市に対してPFIによる施設整備の提案をしているのかもしれませんが、ここで私の提案を一つ聞いてほしいと思います。  市民会館と同じく令和4年度までに方針決定するとしている博物館を、今の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーのある美術館へ移し、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーと市民会館をPFIによって一体的に整備し、外から見てもそこにドラえもんが目に見えるものにしたほうが観光客を呼び込めますし、高岡のイメージもがらっと変わるのではないかと考えます。どこかで聞いたドラえもん大仏より効果的だと思います。藤子プロさんが許せばホールの名称もドラえもんホールにするなど、夢は広がります。財政健全化の次にある、今言わせていただきましたような夢のある将来の方向性を高橋市長に発表していただきたかったなと、今さらながら思ったりしております。  そこで、最後に2点、市長にお伺いします。  本市の財政状況を考えたときに、PFIによって新しい市民会館を整備するのが一番現実的であると考えますが、見解を市長にお伺いします。 124 ◯市長(高橋正樹君) 当市は、市民会館も含めまして、高度成長期に建設されました多くの大型の公共施設を抱えてございます。これらの整備について、今後、市民の皆様方の中でもいろんな御議論が出てまいると思いますし、それぞれ夢のある御提案などもいただきながら検討を進めていくことになろうかと思いますけれども、先ほど関係部長からもお答え申し上げておりましたとおり、PFIも含めまして、PFIが全てを解決してくれるわけではございませんので、PFIも含めてそれらの事業手法をはじめ、またそれらの要否、緊急性、事業規模などについて、市の財政状況なども踏まえながら中長期的、総合的に検討しなければならないと考えております。 125 ◯8番(本田利麻君) では最後に、市民会館解体の方針だけが先行しておりますが、今後の整備に向けた考えを市長にお伺いします。 126 ◯市長(高橋正樹君) 市民会館のお尋ねでございますが、これを含めた大型公共施設整備がそれぞれ俎上に上らなければいけない状況かとも思っております。先ほど来の答弁でもお答えしておりますけれども、将来の人口推移やポストコロナの社会情勢などを踏まえて、将来世代へ多大な負担を残さないことを考慮しながら中長期的かつ総合的に判断しなくてはなりません。  もとより市民の皆様、また関係者の皆様の文化にかける思い、文化活動の灯を消すことはあってはならないと存じておりまして、既存施設の有効活用や街角やウェブの活用など、芸術文化活動などに対しまして市民の文化創造のエネルギーが持続していくよう努力をしてまいりたいと存じております。 127 ◯8番(本田利麻君) 質問は以上でありますが、今後も市民会館については言い続ければいつか夢はかなうと信じ、質問を続けていきたいと思います。  話は替わりますが、私が初めて市議会議員選挙に挑んだのは平成25年10月で、ちょうど高橋市長が文化創造都市を発表されたのが平成25年3月ですから、ほぼほぼタイミングは同じであります。選挙中に事務所に来られた市長に対して私は、「市長は文化創造都市高岡と言っておられるけれども、私の考える文化創造都市とは少し違うように感じている」と生意気なことを言ったのを市長は覚えておられるかどうか分かりませんが、しかし、私の後援会のパンフレットを事前にしっかり見てこられたようで、「地域の声が響き、奏でる高岡へ。」のキャッチフレーズに対して、「音楽をやってこられた本田さんらしいキャッチフレーズですね」と声をかけていただいたのを昨日のように覚えています。  市長は今期で退任されるわけでありますが、文化というものに光を当て取り組んでこられた高橋市長に感謝とお礼を申し上げ、終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 128 ◯議長(福井直樹君) 本田利麻君の質問が終わりました。  この際、午後1時まで休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午前11時38分                                 再開 午後1時00分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 129 ◯議長(福井直樹君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  一問一答方式による一般質問、質疑を続行いたします。6番 山口泰祐君。       〔6番(山口泰祐君)質問席へ〕 130 ◯議長(福井直樹君) 山口泰祐君の質問時間は2時2分までです。  6番、どうぞ。 131 ◯6番(山口泰祐君) 自由民主党高岡市議会議員会、山口泰祐でございます。  今定例会に当たりまして、通告に従い質問させていただきます。  先ほどは傍聴者ゼロでありましたが、現在は1人おられます。気合を入れて頑張りたいと思います。  それではまず最初に、市民を守るために、消防行政について伺ってまいりたいと思います。  超高齢化が加速してきています。環境変化による自然災害も予測不能です。ドローンが救急患者を搬送し、火災現場ではロボットが消火活動を行う社会はまだまだ先のような話であります。今はまだ従来どおりの人的活動と既存設備・装備に頼らざるを得ない状況であります。とすれば、消防機能は縮小というより拡充していかなくてならないのではないかと考えています。財政健全化においても、市民を守るための消防費は削減してはならない大切な予算と考えます。  一番最初の質問として、消防行政の意義を市長に伺います。 132 ◯市長(高橋正樹君) 消防は、災害を防除する、そして市民の生命や財産を守ることを使命といたしておりまして、全ての行政の基盤となる安全・安心のその根幹を担うものと認識しております。これまで計画的に常備、非常備の消防施設を計画的に整備してまいりました。また、通信指令事務の共同運用あるいは氷見市との消防広域化など、新たな課題にも取り組んでまいったところであります。  厳しい財政状況下ではございますが、市民の安全・安心を守るため、必要な事業費、予算額は確保いたして本市の消防力充実強化に努めてまいります。 133 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  くしくも東日本大震災から10年目の今日であります。市民の安全を守るために、今後もしっかりと予算の配分をお願いしたいところであります。  続きまして、消防本部・高岡消防署庁舎改築に伴う質問をさせていただきます。  前回の計画が頓挫してから4年が経過いたしました。ようやく耐震性能がない庁舎を新しくする計画が示されました。  行政の役割の第一は、市民の安全を守ることとすれば、災害、火災、救急に最前線で当たる消防署庁舎が非耐震であることはあってはならないことであります。一刻も早い対処が求められてきたところでの今回の計画は大変喜ばしいと思っております。  質問であります。庁舎改築のスケジュールが示されましたが、全改築期間7年間の妥当性を消防長に伺います。 134 ◯消防長(浦島章浩君) 庁舎改築につきましては、令和3年度に基本設計、令和4年度に実施設計を予定しているほか、現敷地内において現在の消防機能を維持しながらの工事を計画しております。新たな庁舎の改築のほか、現消防庁舎等の解体、訓練塔や給油取扱所の整備もスケジュールに含まれていることから、本事業の期間は適当であると考えております。 135 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  妥当という答弁をいただきましたが、計画は計画であります。市民の安全を守る観点から、計画の前倒しといち早い完成を要望させていただきます。  次の質問でありますが、改修スペースに関して伺います。  計画では現在の敷地内での改築と今も御答弁いただきました。その改築の間は、フェンスの設置、建設重機の配備、資材の搬入、工事車両の出入りや現場事務所の設置など多くのスペースが必要になってくると思われます。また、大きな重機や資材の搬入には進入時の切り返しなど、敷地内外の混雑が容易に予測できると思われます。  次の質問ですが、改修期間における救急車両の動線の確保や訓練場所の確保についてどのように対応していくのか、消防長にお伺いいたします。
    136 ◯消防長(浦島章浩君) 改修工事期間中の救急車・消防車出動動線につきましては、工事の進捗に合わせて確保しなければならないと考えております。来年度予定している基本設計を検討していく中で具体的に取りまとめてまいります。  また、訓練場所につきましては、庁舎改築が完了するまで引き続き現在の仮設訓練塔や消防庁舎を使用するほか、工事の状況で現在の施設が使用できない場合はほかの消防署所の施設等の使用を検討しております。 137 ◯6番(山口泰祐君) この後、基本設計が終わった後に検討していくということで伺いましたが、今配備されています大型のはしご車であったり、または重機、大変重い物をつり上げるクレーンみたいなものは大変大きく、切り返しに相当なスペースが必要かと思います。今現在の消防署の敷地を見ましてもそんな簡単に切り返しや搬入ができるようなことが想像できませんので、この工事期間にそれらの障害で救急車両が現場到着に時間がかかるなどということは絶対にないように計画を練っていただきたいなと思います。  次に、新しくなる庁舎の使用について伺います。  これからは女性消防吏員も加速度的に増えていくことが予想されますし、女性吏員を獲得していくことは、本市の消防救急の能力維持向上のためにも積極的に推進すべきと考えております。そのためにも具体的な取組が必要と考えます。  人材を獲得するにおいて職場環境を整えることは有効だと考えています。民間企業も従業員の福利厚生の向上や職場環境の充実を図り、人材の確保に努めています。  質問として、計画における女性消防吏員の専用スペースの整備の詳細と併せて消防署員の休憩環境の整備の方針を、消防長、よろしくお願いいたします。 138 ◯消防長(浦島章浩君) 女性消防吏員の専用スペースは現在、伏木、戸出及び福岡消防署に設置してあり、仮眠スペース、浴室、洗面所等の機能を有しております。新庁舎においても同様の施設を設置する計画で検討しております。  男性消防吏員の休憩環境につきましては、プライバシー対策を考慮した仮眠室を整備することを検討しており、来年度予定している基本設計の中で具体的に取りまとめてまいりたいと考えております。 139 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございました。  この質問に関してはまた後ほど関連質問がありますので、次の質問に移りたいと思います。  次は、氷見市との連携について伺います。  氷見市の消防事務を本市が請け負うことになります。あわせて、市境をまたいだ消防救急活動の広域化も示されております。事務委託は業務の効率化ですが、災害や救急の仕事量が効率化されるわけではありません。効率化に伴って経費削減につながっても、災害対応に弊害が出れば本末転倒と言えます。  消防事務委託に伴い、事務処理量と救急出動数の変化はどのように予測されているのか、消防長、お示しをください。 140 ◯消防長(浦島章浩君) 消防事務の委託により、これまで両市消防本部で処理していた事務の一部が1つになるという点で効率化が図られますが、消防本部の事務処理量は増加が見込まれることから、消防本部職員を増員することにより対応する予定であります。  救急出動件数につきましては、令和2年において、高岡市が6,506件、氷見市が1,401件であったことから、両市合計は約8,000件となることが予想されます。本市と氷見市は既に市域を超えて災害発生地点に近い救急車を出動させていることから、出動件数に大きな変化は生じないと考えております。 141 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  今、事務方へ増員を検討しながらということで承りました。災害現場、火災現場で活躍する署員が事務方に異動になって現場の人数が足りないということだけは控えていただきたいなと思います。そのためには人員の確保、増員も併せて検討すべきかと思います。その辺も併せて検討していただきたいと要望しておきます。  次に、働き方改革について、消防署員の働き方改革について伺います。  働き方改革という動きは、このコロナ禍で急速に進展しております。テレワーク、在宅勤務など、一般企業では当たり前のことになりました。しかしながら、先日報道でもありましたとおり、霞が関ではコロナ対応職員の超過勤務時間が月に378時間に達するなど、行政側の働き方改革は一向に進んでいないことに大変憂慮をしています。  特に消防という組織の特性上、特殊技術が必要なことや、非番でも待機日があるように、一般的な働き方改革は消防組織には適合しないのではないでしょうか。しかしながら、その特殊な消防にこそ働き方改革が必要だと考えています。消防署員さんたちはしっかりと休めておられますか。業務のストレスを解消できるような休暇の取得ができていますでしょうか。  質問として、超過勤務の実態と年次休暇、育児に関する休業など休暇取得状況をお示しください。消防長、よろしくお願いいたします。 142 ◯消防長(浦島章浩君) 消防署員1人当たりの超過勤務時間は、今年度2月末時点での月平均で4.9時間となっており、昨年度同時期の10.8時間と比較し5.9時間減少しております。  また、休暇の取得状況は、今年度2月末時点での年次休暇の1人当たりの取得日数が4.4日で、昨年度同時期と比較し0.2日減少しております。育児休業または育児参加休暇を取得した消防署員数は2人であり、昨年度同時期と比較し1人増えている状況であります。 143 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  それでは、今お答えいただいたお答えに対しました評価と課題をお示しください。 144 ◯消防長(浦島章浩君) 超過勤務時間につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による各種行事の中止と、近年のワーク・ライフ・バランス推進のための取組の効果により、今年度減少したものと考えております。  休暇取得につきましては、高岡市特定事業主行動計画に基づく各種施策の実施や、機会を捉えての休暇制度の周知による取得促進を図っているところではございますが、今年度は新規採用予定者の辞退や研修派遣者が例年より多かったことが影響したものと考えております。  今後とも、職員のワーク・ライフ・バランスの実現に向け、職場の環境整備に努めてまいりたいと考えております。 145 ◯6番(山口泰祐君) 今ほど、コロナでの行事の削減であったりするところから超勤は抑えられているというふうな答弁だったかと思います。とすれば、コロナがなかったりしたら、消防署員さんたちの休みはしっかり取れていないことになるのではないかなと今率直に感じています。  この質問をつくるに当たりいろいろ教えていただきました消防署員さんたちは、長期休暇の取得という観念がないと聞いております。我々でしたら5日間まとまった休みを取って旅行に行きたいなとか、10日間ほど休みを取って何かしなくてはいけないことをしたいというような休みの取り方ができないと聞いております。ぜひとも休暇の取得に対しての考え方を改めていただきたいなと思います。  そして、これ実は消防だけではありませんで、本庁、高岡市役所の庁舎でも毎晩のように電気がこうこうと明かりがついておりますし、若手職員さんの親御さんからは「土日出勤は当たり前で、どんな職場ながや」と大変懸念をしておられる声を聞いております。全庁で改めて働き方改革を考えていただきたいと思います。  次の質問ですが、働き方改革にも関係してきます。救急や災害の内容も一昔前とかなり変化しているのではないかということは、先ほども述べました。署員さんの負担を軽減するためにも資機材は充足しているべきですし、ひいてはそれが市民の安心・安全にもつながります。  質問として、高齢化社会の進展や広域化に応じた資機材は充実しているのでしょうか。消防長、お答えください。 146 ◯消防長(浦島章浩君) 救急搬送者のうち、依然高齢者の搬送割合は高い状況が続いておりますが、本市の救急現場到着時間が全国的にも上位であること、他の消防本部間との応援体制が確立されていること、救急医療体制の確立により医療機関への収容困難な事例がないことなどから、高齢化社会の進展に対して適切に対応していると考えております。  氷見市との広域化後は、消防車両などの資機材については、両市がこれまで保有していた資機材を全体で効率的に運用することが可能となり、両市の消防力の強化を図ることができると考えております。 147 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  超高齢化社会は今からどんどんどんどん、ある時期までは進むと思われます。頭でっかちな人口構造になりますので、救急搬送という事態は必ず増えると思っておりますので、準備、用意周到に努めていただきたいと思います。  次は、勤務時間内の休憩について伺ってまいります。  消防署員の勤務は24時間勤務であります。この24時間の間には休憩時間や仮眠時間もあると思います。署員がゆっくりと休憩できるスペースはあるでしょうか。現施設での休憩・仮眠室は畳敷きの小上がりの広間で、パーティションもないところに皆さん雑魚寝をしておられると。布団を敷いて休んでおられる。プライバシーが確立されてないところで休まれていると記憶しております。  署員の皆さんは災害や救急、訓練、トレーニングなど、体力的にも精神的にも疲労やストレスが多いと思われます。良質な休憩、仮眠は、クオリティの高いパフォーマンスに必要不可欠だと思います。休憩は肉体的な疲労回復だけではなくて、メンタル、精神的なストレスの解消も重要だと思っています。とすれば、一人で静かに休憩できるような、心落ち着かせるスペースが必要ではないでしょうか。  消防署員の勤務時間内の休憩の質の向上を図るために、個室の休憩室の導入を検討してはいかがでしょうか。消防長、お答えください。 148 ◯消防長(浦島章浩君) 現在、各消防署所において個室の休憩室は特に設けてはおりませんが、職員が勤務するに当たり、所属内で職員に対して仮眠など適度な休憩を取るよう、また体調が変化した際に休息を取らせるなど、職員の体調管理に対して配慮を行っております。  また、災害活動終了後にグループミーティングなどを実施することで、活動した職員の精神的な負担を軽減する取組を行っております。 149 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  ソフト面でケアをなされているということで承りました。ただ、やっぱり間仕切り一つあるだけで休憩の間は心が安らぐ、体が落ち着くということもあります。例えば避難所で利用されるような段ボールのパーティションなども利用されて、質の高い休憩をぜひ署員の皆さんに与えてあげていただきたいなと思います。  次に、業務効率化の観点で言うと消防組織にもデジタル化は必要です。事務、庶務にはデジタル化が進んでいると思いますが、現場でのデジタル化はどのように進んでいるのでしょうか。  消防救急活動におけるデジタル化の現状と課題を、消防長、お示しください。 150 ◯消防長(浦島章浩君) 消防本部では、平成27年度に消防救急無線のデジタル化を図ったほか、平成30年度に現場映像伝送装置とドローンを導入、今年度は消火栓の位置が確認できるデジタル地図の作成等に取り組んできたところであります。  今後、消防救急活動においてより効率的、効果的な活動が行えるよう、消防通信指令システムや現場映像伝送装置の機能充実のほか、市民の安全・安心につながるさらなるデジタル化の推進に努めてまいりたいと考えております。 151 ◯6番(山口泰祐君) どんどんどんどん推進をしていっていただきたいなと思います。  先々日起きました火災で、今お示しいただいた消火栓のグーグルマップを利用した場所の確認のソフト、システムを利用させていただきましたが、実はグーグルマップを撮影する車の通った時期においては消火栓が写っていない事案とかもありますので、その辺しっかりと情報の更新、確認をしていただきたいなと思います。  次に、消防の特殊性においてはさきにも述べたとおりで、1人の欠員が出たからといって、例えば派遣で補えばいいという性質のものではありません。とすれば、病欠にも気をつけなくてはいけないというものかと思います。今の社会状況の下では、新型コロナの感染が署員に発生すれば、今ほどありましたパーティションもない休憩室であります。クラスターの危険性もあります。災害、救急の最前線の消防署員の感染は絶対にあってはいけません。  そこで、消防署員の新型コロナウイルスのワクチン接種のスケジュールをお聞かせください。消防長、お願いいたします。 152 ◯消防長(浦島章浩君) 消防職員のワクチン接種につきましては、総務省消防庁から優先的に接種を行うこととされている医療従事者等の対象範囲に、救急隊員をはじめ救急隊員と連携して出動する警防隊員等が含まれることが示されております。  現在、接種の時期など具体的なことは示されておらず、今後、国、県から連絡を受け次第、対応してまいりたいと考えております。 153 ◯6番(山口泰祐君) やっぱり救急の最前線に立っておられます。まずは救急に当たられた方が罹患の可能性が高いということもありますので、ワクチン接種はできるだけ早いタイミングで行っていただきたいと思います。  次は、消防署員の働き方改革にも色濃く関係する消防団活動について伺ってまいります。  私も消防団員なんですが、消防団員は火災が発生した場合、高岡市消防本部が発信します災害情報メールを携帯電話で受信をいたします。そのメールにて当該分団に出動指令が下るわけですが、携帯メールでは、キャリアの違い、またプロバイダーの違いでメール着信のタイミングにかなり差が生じます。そのような状況の中、いち早く高岡市内の火災などの情報をキャッチできるのがツイッターです。消防本部の公式のものではないと認識をしているんですけれども、そのツイッターのほうが出動指令命令よりも早く情報が届くという実態であります。それに関してどうのこうの言う話ではありませんが、SNSのほうが伝達速度が速いということがそれで分かるかと思います。  火災・災害対応は一分一秒を争います。いち早く情報を伝達する方法は日々検証、改善がなされるべきと考えています。  質問として、高岡市消防本部災害情報出動指令メールに併せて、伝達が速くなるようにSNSによる出動指令方法を構築してはどうかと思いますが、消防長、見解をお示しください。 154 ◯消防長(浦島章浩君) 現在、消防団員への出動指令はメールにより行っております。災害発生時間、出動する分団、災害発生場所の地図の情報を伝達しております。その伝達に当たっては、セキュリティが確保された方法で、かつ確実、迅速に送信できることが求められており、SNSによる方法はその要件全てを満たしているとは言えないと考えております。  なお、同じメーカーの指令システムを運用している全国の消防本部におきましても、SNSによる出動指令を実用化している消防本部は確認できておりません。それぞれメールによる出動指令を行っていると聞いております。  今後は、通信指令システムの技術の進展等を見ながら対応してまいりたいと考えております。 155 ◯6番(山口泰祐君) 日々技術は進歩しております。電子メールというシステムは登場して以来かなりの年月がたっていると思いますが、SNSも有効に使っていただいて、迅速な情報伝達に努めていただきたいと強く要望をさせていただきまして、次の質問なのですが、次は消防団員あるあるをちょっと御紹介したいと思います。  さきに紹介した出動メールで火災に気づくことも多いんですが、実は我々消防団員は消防署におりませんで、火災の発生を消防車のサイレンで気づくことが多いんですね。特に夜中などは携帯メールには気づきませんが、けたたましく鳴り響くサイレンで目を覚まします。このようにサイレンはかなり重要なものと言えるのですけれども、分団員は救急車のサイレンにも反応してしまいます。特に救急隊の支援で消防車が一緒に走る場合も反応してしまいます。なぜなら、消防車が走っていくときのサイレンは火災のときと同じサイレンを鳴らして走っていきます。そのサイレンを聞くと、消防車が出動しているのか救急車が出動しているのか分からないものですから、かなりどきどきするんですね。  消防法でサイレンの音の種類は変えられないということは十分承知しているんですけれども、分団員とすれば、火災ではないと瞬時に判断できれば本当に助かりますし、ストレスも軽減されます。  質問として、救急隊支援のための消防車出動時に、火災と間違えられないように工夫することはできないのでしょうか。消防長に伺います。 156 ◯消防長(浦島章浩君) 救急隊の支援に出動する消防車も災害発生場所に向かう際は緊急走行で出動しており、火災出動と同様、サイレンの吹鳴と赤色灯の点灯が法律で定められております。  消防団員に対しましては、火災や野火が発生した際に、消防署隊への出動指令と同時に消防本部から出動指令メールを送信しております。また、消防団の出動を要請しない災害の発生情報についても市ホームページ等に即時に掲載していることから、消防団の出動が必要か否かはそれで確認していただけるものと考えております。 157 ◯6番(山口泰祐君) これも技術革新がありますから、努めていただきたいと思います。  次の質問です。私の知っている限りでも、多くの消防団で欠員がある状態と認識をしております。苦肉の策で災害支援団員制度を導入していますが、それでも足りていない状態ではないでしょうか。  そこで、消防団員の充足率の向上に災害支援団員として消防職員のOBの登用を促すべきと考えますが、消防長の見解を伺います。 158 ◯消防長(浦島章浩君) 消防本部では、災害時の消防力を確保することを目的に、災害に対する知識と技能を有する消防職団員OBを機能別団員として任用する災害支援団員制度を平成29年7月に導入いたしました。  令和3年3月1日現在、本市消防団には21名の災害支援団員が所属しておられますが、消防職員OBは現在入団していない状況にあります。  これまでも入団に向けて働きかけは行ってまいりましたが、引き続き機会を捉え、入団に向けて強く働きかけてまいりたいと考えております。 159 ◯6番(山口泰祐君) ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、次の項に移り、歴史・文化遺産の活用について伺ってまいります。  いよいよ来月の4月11日には、23年の長きにわたって修復作業が行われ、江戸時代の大伽藍がよみがえった重要文化財「勝興寺」の竣工式が行われます。いずれは国宝へと期待も高まる勝興寺ですが、これからはこれまでの保存整備から保存・活用に方針をシフトしていく必要があると考えています。  質問として、4月11日に竣工を迎える勝興寺の今後の保存・活用に向けての見解を教育長に伺います。 160 ◯教育長(米谷和也君) 勝興寺の4月11日に迎えます竣工式等につきましては、コロナ禍でありますが、感染拡大に十分御留意いただいた上で、平成の大修理によって江戸後期の壮麗な姿によみがえった勝興寺に、まずは多くの方に訪れていただきたいというふうに思っております。  先日、東日本大震災の追悼の日に、「安政飛越地震の史的研究」という研究書を著者の立山博物館学芸課長の高野さんから提供いただきました。安政地震は射水や高岡でも大変揺れが大きく、勝興寺の門前の立てた石、立て石が揺れて割れたとする絵図と記録が載っておりました。初めて知った話で、まだまだ知られていないことが多くあります。  勝興寺の保存・活用はいよいよこれからであります。残念ながらコロナ禍でのスタートとなりますが、国宝への期待も高まっており、議員各位や地元の方々をはじめ、支えていただいております皆様方の引き続きの御理解と御支援を心からお願いしたいと思っております。 161 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  勝興寺には、国宝級にも指定されるような宝物が500点以上所蔵されていると仄聞しております。この宝物も重要なものであると思っております。この文化財を保存・活用すべきと考えておりますが、続けて教育長に伺います。 162 ◯教育長(米谷和也君) お話しのとおり、勝興寺には、地方の浄土真宗寺院としては例のないほど貴重な宝物を多数所蔵しております。中でも前田家や公家などからの婚礼道具としての工芸品や絵画、彫刻など県指定文化財が236点もございます。  今回の竣工を記念し、今年、勝興寺において宝物展を開催することにしているほか、文化庁や県にもアドバイスをいただきながら、石川県に移転されました国立工芸館や成巽閣などとの連携なども視野に入れながら、当寺院の魅力をあらゆる角度より発信していくよう努めてまいりたいと考えております。 163 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  続きまして、高岡市北部に位置する吉久は、昨年12月23日に市内で3番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定をされました。新たなスタートを切った吉久と金屋町、山町筋2つの重伝建との連携はもちろんなんですけれども、小矢部川を挟む対岸である伏木地区も、先ほどの勝興寺をはじめ令和元号の根拠となる万葉集文化や、本市を代表する偉人、藤井能三さんが残した文化遺産などが多く残る地区であります。吉久地区と伏木地区は連携を図っていくべきと考えています。  質問としては、新たなスタートを切った吉久の重伝建と、同じ高岡市北部である伏木地区の歴史・文化遺産との連携も期待されますが、見解を教育長にお伺いをいたします。 164 ◯教育長(米谷和也君) 吉久につきましては、明治以降、有力な町民の方が対岸に当たる伏木に倉庫を持ち、また米穀売買や倉庫業を営んで大きな成功を収められた歴史があります。このように、古くから交流のあります伏木地区との連携は大きな可能性があると感じております。また、お話にありましたように万葉線を活用して金屋町や山町筋からの接続、さらに万葉歴史館の伏木、そして雨晴、国泰寺、二上山への展開など大きな可能性があります。  これまでも両地域におきまして、我々教育委員会も地域の方々と一歩踏み込んだ活動を進めてきております。引き続き、橋渡し役ともなって活動をつくっていきたいというふうに思っております。 165 ◯6番(山口泰祐君) 先の質問も何かお答えいただいたような感じになりましたが、次の質問は、その吉久の町並みを歩いて楽しむ取組が必要かと思います。教育長、見解をお示しください。 166 ◯教育長(米谷和也君) 吉久につきましては、歴史的に見ましても高岡の流通経済にとって大変重要な拠点、役割を果たしてきております。ただし、その魅力の本格的な発信につきましてはこれからとなっております。  来年度は、吉久の住民の皆様と共に、多言語によるまち歩きマップを制作することとしております。吉久の成立や発展の歴史をはじめ、登録有形文化財の有藤家やお食事どころとして利用されているさまのこ屋などの伝統的建造物の価値と町並みの魅力を引き続き発信していきたいと考えております。 167 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  取組にまちの方の協力も得られるということなので、大変楽しみにしております。  次に、あわせまして、万葉集にも数多く歌われている二上山も本市の重要な歴史的資産であります。二上山麓にまつわる歴史・文化遺産も含めた活用も検討すべきと考えますが、併せて見解をお願いいたします。 168 ◯教育長(米谷和也君) 今ほどお話のありました二上山につきましては、多くの方からぜひ大事にしてほしいというふうな意見を聞いております。  来年度よりスタートします第2期歴史まちづくり計画におきましては、「二上山丘陵に見る歴史的風致」を新たに追加いたしました。二上山は市民にとりまして心の原風景となっております。越中三大山城である守山城跡をはじめ、二上射水神社の築山行事、国泰寺の開山忌、西田のタケノコ料理など、二上山とともに生きてきた人々の営みに光を当てていくこととしております。
     まずはそれぞれの歴史・文化資産の調査、研究を進めながら、例えば、かつて加賀藩主が守山城跡を目指し登山を行ったという文献史料もございます。そういった歴史資料に基づく体感プログラムの実施など、その魅力の発信に取り組んでまいります。 169 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  続きまして、瑞龍寺、勝興寺、そして西にある国泰寺を高岡三大寺として発信すべきと考えますが、見解をお願いいたします。 170 ◯教育長(米谷和也君) 加賀前田家の威光を今に残す国宝「瑞龍寺」、民衆によって支えられ一向一揆の代表寺院として、そして江戸時代の建造物が全て残る重要文化財「勝興寺」、臨済宗国泰寺派総本山の修行道場「国泰寺」は、本市が誇るべき3寺院であります。その歴史的・文化的価値はもとより、性格の異なる空間的魅力は、市内外の多くの方に強く訴える力があると考えております。  このことにより、例えば三寺巡りの特別体験プログラムを準備するなど、高岡ならではの歴史・文化資産を縦横に生かし、その魅力を広く発信していきたいと考えております。  なお、国泰寺は、皆さん御存じのように、修行道場として金沢から若き西田幾多郎と鈴木大拙が遠路参禅に訪ねております。後に世界的な思想家になる2人がこの高岡を訪れ、何か御縁を感じております。ここ高岡でも世界と日本文化を結ぶ大切な役割をこの2人が果たしてくれるものと思っております。 171 ◯6番(山口泰祐君) それでは、この歴史・文化遺産の活用を伺ったことを基に、次は観光施策について伺ってまいります。  本市の大切な産業の柱の一つと捉えています観光産業は、コロナ禍で本当に疲弊をしています。観光業者さんからは切実な相談を受けております。  改めて市長に伺います。コロナ禍で疲弊した観光産業復興のため、本市の役割はどうあるべきかと考えておられますでしょうか。よろしくお願いいたします。 172 ◯市長(高橋正樹君) コロナ禍によりまして、言わば人の流れを止めることによりまして感染拡大防止を図っておりますので、とりわけ人を相手に営業をされておられます飲食業や宿泊業などに与える影響は誠に甚大であろうかと思います。  当面の問題はまたさることながら、現在、次の観光振興ビジョンの策定を進めておりまして、これに基づき、またコロナ禍の状況なども踏まえて、特に観光を支える「ひと」に着目した展開、そして量から質への転換を図ることができるよう観光需要の喚起、また事業者の支援を実施してまいる所存でございます。  未来につながる新たな観光のステージ、コロナを越えビヨンドコロナのステージを目指して取り組むことでその役割を果たしていきたいと考えます。 173 ◯6番(山口泰祐君) 続けて、本市に所在している旅行業者さん、本当に息も絶え絶え事業を行っておられますが、事業継続のための具体的な支援策が必要だと考えております。市長、見解をお示しください。 174 ◯市長(高橋正樹君) 先ほどお答えしましたが、大変御苦労をされておられることかと思います。何とか支えていきたいと、こういうふうに考えておりますが、コロナ禍も含めまして観光動向が変化しておりますので、これに対応して旅行業者の皆さんが事業を継続していただくことは本市にとっても大変重要な課題でございます。このように考えまして、新年度予算案におきましても旅行や観光業界の活性化支援に努めております。  マイクロツーリズムを促進する観光誘客事業、あるいは飲食店を対象としたキャッシュレス還元事業などを盛り込んでおりますが、またさらには団体旅行の誘致促進制度を充実させております。旅行業者あるいは観光業界の方々が新たな事業展開や業態転換を図るために様々な開業支援等々の御支援を申し上げることといたしておりますし、また資金面では、いわゆるマル経融資に対する利子補給制度などを充実しておりますので、これらを活用して旅行・観光業界の事業継続を支援していく所存でございます。  今後、国や県でもさらなる経済対策なども行われることかと思いますので、これらを活用しながら、コロナ禍における社会変革、新しい生活様式に対応した旅行・観光業界の活性化に努めてまいります。 175 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  これまでは連れ出し型の旅行業を営んでおられた方も、高岡への着地型へシフトチェンジをされて必死に事業継続に取り組まれています。頑張っている方々に市としても支援をしていただきたく要望をいたします。  次は、アフターコロナに向けた取組を伺います。  この後、コロナ収束後には爆発的に旅行業がリバウンドすると思われています。本市もそのリバウンドにしっかりと即応できるように準備すべきと考えております。  質問として、広報媒体、案内看板の多言語化などの充実に今のうちに取り組んでいくべきと考えていますが、産業振興部長に見解を伺います。 176 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市ではこれまで、観光ポータルサイトであります「たかおか道しるべ」の外国語版ページの拡充でありますとか、観光客向けのパンフレットの外国語版の制作など、広報媒体の多言語化を進めますとともに、案内看板につきましても英語表記への拡大にも努めてきたところでございます。また、この3月より公開されましたスマートフォンアプリであります「ストリートミュージアム」を活用しまして、多言語による中心市街地の主要観光スポットの紹介も開始したところでございます。  新年度におきましては、コロナの収束後も見据えながら、多言語情報サイトであります「ガイドア」と連携いたしまして、QRコードを活用した市内観光関連施設におきますガイド情報の多言語化の拡大を図りますとともに、ポスターやステッカーにもこうしたQRコードを表記いたしまして、今後こうした新たなツールなどの活用を含めて幅広く多様な情報発信を効果的に行ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。 177 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  次もアフターコロナの取組に関してですが、コロナ根絶は限りなく不可能に近いなと感じております。ともすれば、ウイズコロナ、ビヨンドコロナという取組になるのではないでしょうか。  こうした中、チャットボットの活用は非常に有効と考えています。富山県と連携して取り組むチャットボットを有効に活用し、今後も広く展開していくべきと考えますが、産業振興部長、よろしくお願いいたします。 178 ◯産業振興部長(福田直之君) AIチャットボットにつきましては、人工知能を使った多言語自動回答ツールでございまして、スマートフォン一つあれば、いつでも、どこでも双方向による効率的な観光情報の提供が行えるようになるものでございます。今後、富山県の主導の下で県下一斉に導入することとなっておりまして、令和3年秋頃からの供用開始を目指しているところでございます。  本市におきましては、今後県とも連携しながら、このチャットボットを通じまして、本市ならではの観光情報の提供はもとよりでございますが、他地域とも連携しながら観光ニーズの把握による事業への反映あるいはお勧め観光スポットへの意図的な誘導など、その機能を最大限活用いたしますとともに、このツールの利用しやすい環境を整えながら広く周知し、より効果的な展開を図ってまいりたいと考えております。 179 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  それでは次に、マイクロツーリズムに対応する施策を質問いたしたいと思います。  要望が高い電動アシスト付きの自転車や子供サイズの導入などレンタルサイクルの拡充策を考えるべきと思いますが、産業振興部長、お答えください。 180 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市では現在、市内8か所でレンタルサイクルサービスを提供しております。平成30年から、新高岡駅でのサービスの開始に合わせまして一部区間で乗り捨てを可能といたしましたほか、本年4月からは、瑞龍寺前のまちの駅たかおかにサイクルステーションを設置する予定でございまして、そのサービスの充実を図ってきているところでございます。  貸し出す自転車につきましては、安全かつ快適に御利用いただくためには、定期的なメンテナンスや経年劣化に伴います車両更新が欠かせないところではございまして、今後、車両の増加に伴う維持管理面や、あるいは利用実態、民間参入の動向なども踏まえながら、新たな車種の導入なども含めまして引き続き利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。 181 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  次は、ちょっと時間がないので質問に行きますが、議案提出されています飲食店向けキャッシュレス還元事業は、Go Toトラベル事業の再開に合わせるなど効果的な時期に展開すべきと考えますが、見解をよろしくお願いいたします。 182 ◯産業振興部長(福田直之君) 新年度予算案に計上しております飲食店向けキャッシュレス還元事業につきましては、コロナ禍の影響が特に大きい飲食店を支援するものでございまして、落ち込んだ消費の喚起につなげてまいりたいと考えております。  実施に当たりましては、Go Toイートキャンペーン終了後の新型コロナの収束状況をはじめ、各月の消費動向や決済会社からの提供情報あるいは観光需要の予測などとともに、御指摘ございましたGo Toトラベル事業の動向なども含めまして、これらを十分に参考としながら検討して、より効果的な時期を見定めてまいりたいと、このように考えております。 183 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございます。  次は、お迎えする設備に対しての質問であります。観光産業にも大きく寄与すると思われます市民による空き家、空き店舗を活用した取組が広がっておりますが、活動に対して、市民に寄り添った支援やコンサルを行うべきだと考えておりますが、見解をお示しください。 184 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市におきましては、空き家、空き店舗の利活用によります地域商業の活性化とにぎわい創出を図るために、対象の異なります3つの開業支援制度を運用しております。新年度からはこれらを一本化して、より効率的、効果的な支援につなげられるように制度を見直すこととしております。  また、現在、創業者向けには信用保証融資のあっせんを行いますとともに、県との協調によりまして、若者や女性事業者が主導する商店街活性化に資する取組に対しましても支援をしております。さらには、リノベーションまちづくり事業によります新規出店者を促す人的ネットワークづくりや、開業支援の際には商工会議所等との協力の下、経営相談を実施するなど、資金面以外の支援にも取り組んできております。  このコロナ禍にありましても現在、開業支援に係る相談件数や認定件数ともに例年と同水準で推移しているところでもございますが、今後もこれらの取組を通じて、意欲ある出店者を応援してまいりたいと考えております。 185 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。  最後に、教育長にお伺いしたいと思います。これらの文化財が観光分野における大切な資源であると考えています。教育委員会としても積極的に本市の経済発展に関わるべきと考えておりますが、見解を時間以内によろしくお願いいたします。 186 ◯教育長(米谷和也君) 国におきましても文化財を積極的に活用する方向を示しております。本市の文化財行政をつかさどる教育委員会といたしましても、それぞれの文化財の所有者の皆様の御理解と御協力をいただきながら、他部局はもとより市内経済界とも情報を共有し、文化財の積極的な活用を図るよう取り組んでまいります。  高岡には、日本を代表する本物の文化や文化財、伝統工芸があります。それは私たちの誇りでもあります。文化財は活用することによってより輝きを増すものであり、ふるさとづくり、地域コミュニティの活性化、観光振興等に大変重要な役割を果たしていきます。引き続き全庁的に連携を図りながら、より有効な、戦略的に活用を図ってまいります。 187 ◯6番(山口泰祐君) ありがとうございました。  ほとんどの分野で所管を超えて対応することが求められています。縦割りの打破の意識を持っていただきたくお願い申し上げまして、しゃべり倒して質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 188 ◯議長(福井直樹君) 山口泰祐君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 189 ◯議長(福井直樹君) 14番 吉田健太郎君。       〔14番(吉田健太郎君)質問席へ〕 190 ◯議長(福井直樹君) 吉田健太郎君の質問時間は15時までです。  14番、どうぞ。 191 ◯14番(吉田健太郎君) 今次定例会の一般質問も最後の一人となりました。当局の皆様におかれましては、最後まで真摯な御答弁をいただきますよう御期待を申し上げます。  それでは、さきに提出した通告に従いまして、私の一般質問を始めてまいります。  初めに、総合計画第4次基本計画の策定について伺ってまいります。  まず1点目として、現在策定中の総合計画第4次基本計画は、高橋市長にとっては高橋市政の総仕上げであり、高岡の未来へつなぐバトンともなる計画としていくべきと考えるものですが、高橋市長にその御決意を伺います。 192 ◯市長(高橋正樹君) 12年間にわたりまして市政を担っておりまして、これらの様々な成果と、また課題の抽出の中でこれからの総合計画の策定を進めていきたいと思っております。  この間、人口減少や少子・高齢化の進行といった構造的といいましょうか、長い間少しずつ進んできている課題、さらには、現在進行中でございますが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大など、社会環境に大きな影響を与えるような変化も起こっております。将来にわたって持続可能なまちづくりを進めていくことが改めて必要であると実感をいたしております。  このため、第4次基本計画におきましては、これまでの成果を踏まえ、そして特にとりわけハードインフラ的な整備を超えてこれらを活用するという観点から、ひとの活動を中心としたソフト的な視点に軸足を移しまして、さらに加えてデジタル化の推進、コミュニティの維持との共存といった、時代に応じた変革に挑戦してまいりたいと思っております。これらを通じて、今を生きる世代はもとよりでございますが、さらに次の世代からも共感を得る、「後生恐るべし」という言葉があるようでございますが、後生の方々からいやしくも批判を浴びることないように、むしろ共感を得るような努力を続けてまいりたいと思っております。そのような共感を得るまちづくりが今回の基本計画策定の大きな目標になろうかと思っております。 193 ◯14番(吉田健太郎君) ただいま高橋市長からもありましたとおり、この第4次計画の策定に当たっては、以前の第3次計画までとは違った新しい視点からの方針が示されておりますが、その一つが「ひと」に焦点を当てた計画ということであります。  「人は城、人は石垣、人は堀」とは武田信玄が詠んだ歌とされていますが、そこには領地を治めていくための元となるのは家臣、人であるといったような経営哲学のようなものが示されていると言われております。まちづくりを実現していくのはどこまでもひとであり、そのひとに焦点を当てた計画としていくことは、かねてよりひとへの投資や、ひとに光を当てた施策の展開を訴えてきた私どもとしても大いに賛同するところであります。  そこで2点目の質問ですが、「ひと」に焦点を当てた計画の策定に向けた、主なポイントについて、市長政策部長に伺います。 194 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) ただいま市長からもございましたとおり、第4次基本計画の策定に当たりましては、本市がこれまで進めてきた様々な施策の成果を最大限に活用することが必要だというふうに考えております。将来に向けまして、これまで築いてまいりました都市の強みや、磨き上げてまいりましたまちの魅力、こういったものを最大限に活用することが肝要でございます。これらの成果を引き出し活用していく「ひと」がまちづくりの主役になると考え、「ひとの力」に焦点を当てて検討を進めているところでございます。  また、このような視点から、主なポイントといたしましては、時代の変化に対応した教育の推進、産学官金と連携した幅広い分野における人材の育成、そして主体的に活動する持続可能な地域コミュニティの構築などを考えているところでございます。 195 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  さて、この第4次計画の策定に当たっては、もう一つ新しい視点として、次の世代から共感される計画としていくということも示されております。これからの高岡の未来を形づくっていくのは20代、30代の若者たちであり、10代以下の子供たちであります。そんな次の世代の方たちからしっかりと共感していただき、まちづくりを受け継いでいってもらえるような計画としていくことは、本計画の極めて重要なポイントではないかと思っております。  そこで3点目の質問ですが、次の世代から共感される計画とするためには、どのように取り組むのか、高橋市長からお聞かせ願います。 196 ◯市長(高橋正樹君) 現在の総合計画でもそうでありますが、まちの都市の計画をつくるに当たりまして、現状から将来を見通すということばかりではなくて、将来のあるべき姿を描いてそこから現在に戻ってくるというふうな計画の策定の仕方、バックキャスティングというんだそうでありますが、そのような計画のつくり方というのを今大きな柱に立てております。この考え方は当然のことながら第4次基本計画にも生かし、またさらに充実させようということでございまして、先ほどお答えいたしましたように、次世代の市民が自分らしく活躍して安心して住み続けたいと感じられる地域社会を想定をいたしまして、そのために今何を行うべきかということを考えていきたいと思っております。  そのためには、各施策の検討に当たりまして、次代を担う若者を中心とする市民の意見を政策に取り入れるということが大変重要でございまして、そのような進め方をいたしてまいりたいと思います。さらには、その中で今後の社会の大きな転換点といいましょうか、ツールになりますSociety5.0の実現に向けた次世代技術の活用、さらには、最近一つの大きなムーブメントといいましょうか、潮流になっておりますSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けての事業推進などによりまして、時代に応じた変革に取り組んでまいる所存でございます。 197 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  確認のために再質問をさせていただきます。  ただいまの御答弁で、若い世代の方たちの意見をしっかり取り入れていく、聞いていくというような答弁でございましたが、これは高橋市長御自身も積極的に若い世代から声を聞いていこうという姿勢だという認識でよいのかどうか、確認させてください。 198 ◯市長(高橋正樹君) 私が若い世代と言える世代ではもう既になくなっているんだろうと思いますが、むしろ、だからこそ若い方々と一緒に語り合い、そして自分自身も若い方々の感性、センスを吸収しながら、さらにはその若い方々自身の将来の高岡の姿を描いていただく、そういうことを私も一緒になって組み立ててまいりたいと思っております。日頃の活動の中でも心がけていることでございますが、さらにこの計画の最後の仕上げに向けて努力してまいりたいと思います。 199 ◯14番(吉田健太郎君) 再答弁ありがとうございました。  先ほど取り上げました武田信玄の歌でありますが、あの部分は上の句であり、その後、「情けは味方、仇は敵なり」との下の句が続きます。  私は、まちづくりの元となるひとに焦点を当て、未来の高岡をつくる次の世代から共感される、ある意味味方にしていくためには、いわゆる情けという、ひとに寄り添う視点、思いやりの視点が重要ではないかと思うものです。次期第4次基本計画が一貫してそのような視点から策定されるよう、私自身も私の立場で微力を尽くしてまいることをここに申し添えさせていただきます。  それでは次に、除雪対策について、関連も含めて伺ってまいります。  記録的な大雪に見舞われた今冬でしたが、本市は今冬よりGPSを活用した除雪管理システムを導入し、除雪作業の迅速化、効率化に努められ、一定の成果は得られたものと認識しております。一方で、新しい機器を搭載した新システムの運用は、除雪を委託された業者の側からはどのような評価だったのでしょうか。  そこで、この項1点目の質問として、GPSを活用した除雪管理システムについて、除雪業者からの反応はどうだったか、都市創造部長にお尋ねいたします。 200 ◯都市創造部長(堀 英人君) 除雪管理システムは日報が自動で作成されますので、事業者さんからは事務作業が軽減されたといった御意見を多数いただきました。また、事業者さんがふだんお使いのパソコンやスマートフォンで当該事業者さんの除雪車の位置や作業履歴が確認できますため、作業の終了時間等の見通しにつながります。このことから時間管理ができるといった意見もいただいております。一方で、当該システムの操作方法が分かりにくいといった意見もいただいているところでありますが、総じて良好な感触であると思っております。 201 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  今回導入された除雪管理システムは、業者にとっても業務の効率化に資するものとなったようでしたが、今後も除雪に携わる業者の皆様にとって作業の一層の円滑化が図られるよう努めていただきたいと存じます。  今冬は積雪のペースが早く、除雪をするそばから積もっていき、雪の捨場がなくなってしまうという状況が各所で見られ、改めて排雪作業の重要性を認識しました。  排雪作業は、地域でたまった雪をトラックに積んで何十分もかけて決められた雪捨場まで持っていき、排雪して帰ってくるという作業の繰り返しであり、その効率の悪さは課題の一つだと受け止めました。  そこで次の質問ですが、積雪状況に応じた雪捨場の柔軟な増設が必要と考えるものですが、都市創造部長、見解をお示しください。 202 ◯都市創造部長(堀 英人君) 今年の冬の降雪がもう少し長引いた場合など、積雪の状況によっては既存の雪捨場の容量を超える場所も発生することも予想されました。このようなことから、新たな雪捨場を臨時で確保するということについては必要であると考えております。 203 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  さて、大雪が一段落し積雪が解けると、今度は除雪作業中にできたであろう道路のアスファルトの破損が目立つようになります。この破損にタイヤがはまり、パンクを起こすという事例は毎年一定数見られることであり、そうならないためにも速やかな補修が望まれます。  そこで、この項3点目の質問として、除雪後に破損したアスファルトの速やかな補修に向けた取組について、都市創造部長に伺います。 204 ◯都市創造部長(堀 英人君) 破損については、パトロールで発見する場合や市民から通報を受ける場合がありますが、いずれの場合も車両や歩行者の通行に支障を来さないよう鋭意補修を行っているところであります。 205 ◯14番(吉田健太郎君) この速やかな補修を推進するためには、より多くの市民からの情報提供が必要であり、本市が昨年から導入している県の電子申請サービスの活用は有効な手段ではと考えております。  そこで、この項最後の質問ですが、県の電子申請サービスによる舗装の不具合通報が、市民に積極的に活用されるためにはどのように取り組むのか、都市創造部長、お聞かせください。 206 ◯都市創造部長(堀 英人君) これまでの通報の対象を舗装に特化しておりましたが、市民の活用を促すため、今後は通報対象を側溝やガードレールなど道路全般に拡大するほか、「市民と市政」や市のホームページに加え、SNS等で幅広く周知し、広く市民に活用されるよう努めてまいります。 207 ◯14番(吉田健太郎君) 続きまして、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  初めに、ワクチン接種事業に関連して伺ってまいります。  新型コロナウイルス感染症対策の決め手として大きな期待が持たれているワクチン接種事業ですが、先週12日には、それまで不透明であったワクチンの確保について、6月末に1億回分のワクチンが確保される見通しであることが発表され、また日々更新される接種後の副反応の発生状況など、国も自治体もまさに今、現在進行形で考えながら展開しているといった状況であります。  しかしながら、希望される方全員の迅速で円滑なワクチン接種と新型コロナウイルス感染症の収束という大きな目的は全ての人の共通した望みであり、そこに向かって着実に歩を進めていただきたいと思うものです。
     ワクチン接種の具体的な推進については、先月の臨時会、また今次定例会においても何度か議論されているところですが、日々刻々と情報が更新される中、随時最善の方策が取られることを期待しております。  そこで1点目の質問として、改めて速やかな接種推進に向けた工夫について、福祉保健部長に伺います。 208 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 新型コロナワクチンの速やかな接種に向けて、多くの医療機関での個別接種を基本とした体制整備の準備を進めているところでございます。  今回新たに承認されたファイザー社製の新型コロナワクチンは、2回の接種によって95%の有効性で、発熱やせき等の症状の発症を防ぐ効果がございます。これは、インフルエンザワクチンが約40%から60%の有効性であると言われていることと比較すると非常に高いものとなっております。一方で、どんなワクチンでもあり得ることでございますが、接種部位の痛み、発熱、頭痛等の副反応が生じる可能性がございます。  安全性や有効性及び副反応について十分理解していただいた上で接種いただくことが重要であることから、ワクチンの正しい情報を広報紙やホームページ、SNS等を活用し、丁寧かつ迅速に提供してまいりたいと考えております。 209 ◯14番(吉田健太郎君) これまでの議会での発言にもあったとおり、昨年12月に施行された改正予防接種法では、接種は国民の努力義務とされましたが実質は任意であり、接種しなくても罰則はありません。接種はあくまでも個々人の意思による判断に委ねられております。であれば、常に一定数の接種を希望しない人がいることも認識しなければなりません。  そこで2点目の質問ですが、接種を希望しない人への対応はどうするのか、福祉保健部長、お聞かせください。 210 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 改正予防接種法では、接種は国民の努力義務とされておりますが、改正案に対する附帯決議では、「接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること」とされております。  新型コロナウイルス接種は自らの意思で接種されるものであり、そのためにもリスクとベネフィットを総合的に勘案し、接種の判断ができるよう国や医学的知見の情報収集に努め、得られた情報を速やかに提供してまいりたいと考えております。 211 ◯14番(吉田健太郎君) ワクチンを接種するかしないかは、今ほどありましたとおり個々人の判断であるとはいえ、これまでの例えばマスク着用や自粛生活の社会情勢の経緯を見ていても、ワクチン接種をしていない人に対する、言わばワクチン接種差別のようなことが起こらないかと懸念するものであります。  そこで3点目の質問として、このいわゆる接種差別を生まないための取組が必要ではと考えるものですが、福祉保健部長に見解を伺います。 212 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) ワクチン接種は強制ではなく、しっかり情報提供を行った上で接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。  ワクチンを接種しないと判断された方に対する差別やいじめ、不利益な取扱いはあってはならないと考えており、職場や周りの方などに接種を強要したり、接種を受けてない人に差別的な扱いをすることのないように、ホームページやSNS等を通じて周知徹底してまいりたいと考えております。 213 ◯14番(吉田健太郎君) かつてない大事業であります新型コロナワクチンの接種事業を円滑に進める上で、政府は現在、新型コロナワクチンの接種状況を迅速に把握するため、ワクチン接種記録システムの構築を進めております。誰が、いつ、何回目の接種を受けたのかということを全国の自治体で共有できるベースをつくることには大きな意義があると言えます。  一方で、ワクチン接種の実施主体である各市区町村では、接種会場や人員の確保、接種クーポン券発送などの準備を急ピッチで進めているところであり、これに加えて新たなシステムへの対応が求められていることは大変な負担になるのではということが予想されます。  そこで4点目の質問として、国のワクチン接種記録システムへの対応について、福祉保健部長にお聞かせ願います。 214 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 国民の接種状況の逐次の確認、様々な問合せや災害時における予診票等の喪失等に対応できるように、内閣官房がワクチン接種記録システムの整備を進めているところでございます。  国の予定では4月12日以降の運用開始を想定しており、本市ではシステムの仕様等の情報収集を行うとともに、関係部局やベンダーと協議し、準備を進めてまいるところでございます。 215 ◯14番(吉田健太郎君) さて、こうしたワクチン接種に関する様々な疑問に対して、本市でも先週10日からコールセンターを開設し対応に当たっておられるところですが、コールセンター設置の決定から開設まで短期間であったことからも、現場スタッフへの研修の不十分さから起こる個人情報の漏えいなどを懸念するものです。  そこで5点目の質問として、コールセンターの業務には、情報漏えい防止の観点からも委託業者との密接な連携、指導が必要ではと考えるものですが、福祉保健部長、見解をお示しください。 216 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 新型コロナワクチンコールセンターでは、市民からの各種問合せ対応のほか接種予約を行うため、個人情報の取扱いには細心の注意を払う必要があると考えております。  委託業者が電話応対やコロナワクチンの基本的知識、情報の取扱い等について研修を実施しているところではありますが、担当課においても委託業者と密に連絡を取り、円滑に業務が遂行されるよう指導、監督を継続してまいります。 217 ◯14番(吉田健太郎君) 次に、新型コロナ対策の2点目として、企業支援策について順次伺ってまいります。  まず1点目として、新型コロナウイルス感染症対応資金保証料補給制度について、積極的な周知が必要と考えますが、その取組について、産業振興部長、お聞かせ願います。 218 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市の新型コロナウイルス感染症対応資金保証料補給制度につきましては、これまでも富山県信用保証協会や金融機関と連携して制度の周知を図り、去る3月12日時点では延べ28件の保証料補給を行っているところでございます。  引き続き、本制度が適用される多くの中小企業者の皆様に御利用いただくために、金融機関を通じた対象企業への案内や市ホームページ、チラシを活用するなど、広く制度が行き渡るよう周知を徹底してまいりたいと、このように考えております。 219 ◯14番(吉田健太郎君) 続きまして、マル経融資利子補給事業の積極的な活用に向けた取組について、産業振興部長、お聞かせください。 220 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市におきましては、コロナ禍におけます市内の小規模事業者の円滑な資金繰りを後押しする必要があると考えて、新年度予算案におきまして小規模事業者経営改善資金、いわゆるマル経融資における利子補給事業を御提案させていただいております。  当該制度の運営に当たりましては、手続の簡素化や迅速な対応を図ることはもとよりでございまして、ホームページやチラシのほか、対象となる事業者への直接のお声がけなど広く周知に努めながら、融資の申込窓口であります商工会議所や商工会とも一体となって積極的に活用いただけるよう取組を推進してまいりたいと、このように考えております。 221 ◯14番(吉田健太郎君) 次に、にぎわいの核づくりに向けた開業支援制度について、コロナ対策の特例措置も含めた利用しやすい制度とするための工夫はどうされるのか、産業振興部長、お示しください。 222 ◯産業振興部長(福田直之君) 新年度から見直す予定でございます開業支援制度につきましては、より効率的、効果的な支援につながるよう、対象の異なります3つの制度を一本化することとしております。新たに、立地適正化計画におきます都市機能誘導区域内への補助上限額をかさ上げするほか、中心市街地以外の周辺商店街におきまして、補助対象者をこれまでの商店街から出店者に変更するなど、制度の利便性を高めたいと考えております。  また、これまで支援の対象外でございました備品費や雇用奨励金といった改装費以外のイニシャル部分への支援を行うとともに、昨今のコロナ禍の状況を踏まえまして、飲食サービス業、小売業の補助率及び補助上限額を引き上げるなど、来年度は特別な措置を講ずることとしております。 223 ◯14番(吉田健太郎君) コロナ禍による地域経済への打撃は飲食業界を中心に広がっておりますが、消費行動を促す取組は業者、消費者双方を支援する有効な取組であると考えております。  そこで、さらなる消費喚起策が必要と考えるものですが、新年度の取組を、産業振興部長、お示しください。 224 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市ではこれまで、国や県が実施いたしております給付金や助成金支給などの施策と連動しながら、保証料補給事業やキャッシュレス還元事業など独自の経済対策にも取り組んできたところでございます。  現在もなお新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、特に酒類を提供する店舗を中心に飲食店は大きな影響を受けているものと認識しておりまして、こうした状況を踏まえて、飲食店を対象としたキャッシュレス還元事業を新年度予算案に盛り込んだところでございます。落ち込んだ消費を喚起するだけでなく、コロナ収束後の観光需要なども見据えて決済インフラの充実にも寄与するものであると考えておりまして、飲食店支援を起点とする経済の好循環を生み出せればというふうに考えております。 225 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  これらの支援策は、ホームページの新型コロナに関する特設ページの中の「新型コロナウイルス感染拡大でお困りの皆様へ」とされた支援策の一覧表でも確認することができます。この一覧表には生活支援や税の減免など個人向けの支援策も挙げられており、国や県の動向に合わせて随時更新されております。  私は、この「新型コロナウイルス感染拡大でお困りの皆様へ」という姿勢、メッセージが大切だと思っており、こうした情報が速やかに必要な方の目にとどまることが必要だと考えております。  そこで、コロナ対策の3点目の質問として、生活者支援の周知のため、ホームページで随時更新されている支援策をもっと見やすい場所に掲載してはと考えますが、市長政策部長に見解を伺います。 226 ◯市長政策部長鶴谷俊幸君) 議員からございました生活者支援の制度をはじめ、新型コロナウイルス感染症関連情報など特に重要と思われる案件、情報につきましては、本市公式ホームページのトップ画面、お知らせ欄に集約して発信しているところでございます。また、今ほども御指摘をいただいたように、新型コロナウイルス感染症関連情報については大変大切だというふうに認識しておりまして、本市のトピックスを発信いたしますトップ画面のスライドショーからも当該ページへ誘導しているところでございます。  ホームページの作成に当たりましては、緊急度の高い情報を先頭に配置するなど視認性にも配慮しているところでございますが、今後とも見やすく分かりやすいホームページを心がけてまいりたいというふうに考えております。 227 ◯14番(吉田健太郎君) 続きまして、就活・就業支援について伺ってまいります。  まず、就活支援について。  今年も来年度に向けた就職活動が始まりましたが、今年は特にコロナ禍による影響が懸念されております。  そこで1点目の質問として、コロナ禍による第二の就職氷河期世代をつくらない就活支援の取組が重要と考えますが、産業振興部長に見解を伺います。 228 ◯産業振興部長(福田直之君) ハローワーク高岡管内の本年1月の有効求人倍率は1.32倍となっておりまして、弱い動きとなっているものの、昨年8月の1.12倍を底に緩やかに回復してきております。また、富山労働局管内の本年1月末におきます新規大学等卒業者の就職内定率は93%となっておりまして、現段階では、過去5年間の同時期の状況と比較いたしましてもほぼ同様の状況にあるというふうに認識しております。  しかし一方では、求人が特定業種に偏った傾向が見られることや、企業側の人材不足が解消していないことなどから、求人側と求職側のニーズが一致しない、いわゆる雇用のミスマッチの状況にあると考えております。  今後とも、本市におきます産業の競争力を高めて事業の継続を図っていくためには、人材の確保は欠くことのできない要素であると思っております。引き続き、市内企業や商工団体とも連携しながら、積極的な就活支援とともに人材のマッチングを図っていくことが重要であるというふうに考えております。 229 ◯14番(吉田健太郎君) 今ほどの御答弁にもありましたとおり、本市におきましては比較的就職に対する影響は小さいものであるという認識でいいというふうに思っておりますが、都市部においては、コロナ禍による求人の減少などにより就職戦線にも変化があるようでございます。こういうときこそ地方に目を向けてもらい、本市に就職してもらえるような取組が重要と考えております。  そこで次の質問として、積極的なUIJターン就活・就職の推進を望むものですが、産業振興部長、見解をお聞かせください。 230 ◯産業振興部長(福田直之君) 先般、3月2日から5日までの4日間、とやま呉西圏域連携事業の一環といたしまして、県西部地域から95社の企業参加の下、オンライン方式によりますWEB企業説明会を開催したところでございます。コロナ禍により帰省が困難な中にございまして、移動にかかる時間とコストがかからないこともございまして、参加者は、令和元年度は中止としておりますが、平成30年度と比較いたしまして42%増の323人、視聴総数は約2,400回となったところでございまして、呉西圏域の企業を知っていただくよい機会になったものと考えております。また、リアルタイム配信を見逃した方に対しましても、今月中に特設サイトで再配信の準備を進めておりまして、呉西圏域内の優れた企業のより一層の周知に努めてまいりたいと思っております。  このほか、商工会議所やハローワーク及び市で構成いたしておりますたかおか企業人材確保推進協議会におきましては、引き続き高校生を対象にセミナーを開催し、将来地元で働く意欲の喚起に努めますとともに、移住、定住に関するオンライン相談会や大都市圏の就職イベントへの参加等を通じてUIJターン就職の実現にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 231 ◯14番(吉田健太郎君) 次に、就職氷河期世代の就業支援について伺います。  一昨年前から国で3年間の集中対策としてスタートした就職氷河期世代支援プログラムですが、コロナ禍の影響で期待されている成果は上がるのかと懸念されております。  そこでまず、市内の就職氷河期世代支援の状況について、産業振興部長にお聞きします。 232 ◯産業振興部長(福田直之君) 就職氷河期世代の安定就職に向けましては、ハローワークでは不安定な就労状態の方々に対しまして、無料で受講可能な職業訓練の提供や資格取得支援、求人とのマッチングなど、就職や正社員化に向けたサポートを行っております。  また、本市におきましてもその活動を支援しております高岡地域若者サポートステーションにおきまして、就労していない方を対象に就職に向けた準備から職場定着に至るまで継続的な支援を行いますほか、希望に応じてオンラインによる面談ができる体制を整えている、こうした状況でございます。 233 ◯14番(吉田健太郎君) 次に、コロナ禍においても着実な推進を求めるものですが、産業振興部長、見解をお示しください。 234 ◯産業振興部長(福田直之君) 本市といたしましては、今ほどもお答えしたように、今後とも就職氷河期世代の求職者それぞれの状況に応じた支援制度の周知に努めますとともに、オンラインのコミュニケーションツールを活用するなど、コロナ禍によって求職活動が滞ることのないよう常に工夫を凝らしながら、就業マッチング機会の創出に努めてまいりたいと考えております。 235 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  最後の大項目として、持続可能な地域共生社会の実現について伺ってまいります。  まず、地域住民が主体的に地域づくりに取り組んでいくための次年度の新機軸として取り組まれる共創の地域づくり促進事業についてであります。  1点目として、これまでも行われてきた地域と行政の意見交換会等との違いについて、市民生活部長に伺います。 236 ◯市民生活部長(梅崎幸弘君) 次年度から新たに実施いたします共創の地域づくり促進事業は、地域からの意見や要望を行政が聞く機会ではなく、おのおのの地域において地域の在り方や効果的な実行組織の運営方法等について話し合っていただき、主体的に課題解決に取り組んでいく土台づくりを行うことを目的としております。  この話合いには行政も参画し、円滑な運営の支援を図り、各地域の課題解決に向けて的確な情報提供に努めてまいります。 237 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  今ほどの御答弁に対して確認として再質問をさせていただきたいと思うのですが、御答弁では住民と行政という形ではなくて住民同士の話合いの場を設けて、そこに行政が支援していく、言わばコーディネーターのような役割に徹していくというような取組と理解してよろしいものでしょうか。市民生活部長、見解をお聞かせください。 238 ◯市民生活部長(梅崎幸弘君) この事業におきましては、あくまで地域の方が主体的に課題解決に取り組んでいただくという、その土台づくりを行うことを目的としております。  ただ、地域の方だけではなかなか運営が滞ったりするというような可能性もございますので、この話合いに行政も参画して支援を図っていこうというものでございます。 239 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  その話合いをしっかりと支援していくということでございますが、私が望むものといたしましては、地域のニーズを行政としてその話合いの場でしっかりと受け止めていただき、その中で行政の立場として解決策として参考となるような先進事例などの情報を知らせていただく。さらには、例えばボランティアが欲しい、ボランティアをしたいという需給をつなぐ。また、そうした取組が定着するように育てるというような、そういった取組を支援として望むものでございます。共創の地域づくりに向けては、行政もしっかりと地域に関わり続けながら進めていく姿勢で取り組むという取組方を要望したいものでございます。  さて、本市の目指す持続可能な地域共生社会の実現に向けては、地域負担を軽減するよう工夫しながら推進するとされております。少子・高齢化、人口減少化社会において地域コミュニティの維持のためには、地域の決まった人に負担が集中しやすいという点などの地域負担の課題は以前から指摘されてきたところですが、その課題にしっかり向き合うという姿勢が示されたものと受け止めております。  そこで2点目として、地域負担を軽減する工夫にはどのように取り組むのか、市民生活部長、お示しください。 240 ◯市民生活部長(梅崎幸弘君) 地域からは、市の各部局から地域へお願いしている各種の依頼事項が地域の負担となっているというような御意見もいただいているところでございます。こうしたことを踏まえまして、現在、庁内に連絡会議を設置いたしまして部局横断的に地域負担を軽減するべく検討を進めているところでございます。  地域へ協力をお願いしている多数の配布物の縮減や依頼事項の効率化等に取り組んでまいります。 241 ◯14番(吉田健太郎君) 地域の負担を減らすには、やはりこれまで地域づくりにはなかなか関われなかった方たちをはじめ、多様な世代によるより多くの方たちの地域づくりへの参加が求められるものと考えております。  そこで3点目の質問ですが、この地域での話合いの場には多様な世代、特に若い方の参加が望まれますが、その対策について、市民生活部長よりお聞かせ願います。 242 ◯市民生活部長(梅崎幸弘君) 将来のまちづくりを持続的かつ効果的に進めるためには、多様な世代が参画することが重要と考えております。  そのため、若い世代が多いPTAをはじめとする学校関係や体育振興会などの団体に参加を促すとともに、子育てやスポーツによる交流など、若い方が関心を持ちやすいテーマ設定を行っていただくなどの提案をしてまいりたいと考えております。 243 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  地域住民の皆さんが継続的に地域づくりの主体になっていただくには、そのやる気を起こさせ、さらにそのやる気を継続させていくためのいわゆるインセンティブを設ける必要があると思われます。そのためには、財政的な支援を含めた様々な手法を検討、工夫するべきではないでしょうか。  そこで4点目の質問として、地域の主体性を育むためのインセンティブの導入を求めるものですが、市民生活部長、見解をお示しください。 244 ◯市民生活部長(梅崎幸弘君) 共創の地域づくりを進めていくに当たりまして何らかのインセンティブを付与するということは、地域の意欲を増し、主体性を高める方法の一つと考えられるところでございます。本事業におきます地域事業実施のための法人組織の設立支援、これにつきましても地域に対する一つのインセンティブと考えているところでございますけれども、今後も引き続き地域の主体性を育むような仕組みについて検討してまいりたいと考えております。 245 ◯14番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  次に、地域福祉の推進について伺ってまいります。  初めに、アウトリーチ支援についてであります。  新年度から地域福祉の推進に当たってはアウトリーチ、いわゆる訪問支援を実施していくとのことですが、まず1点目として、アウトリーチの実施によって目指すものについて、福祉保健部長、お聞かせ願います。 246 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 本市のアウトリーチ支援が目指すものは、1つには、支援が必要な状態があるにもかかわらず必要な支援が届いていない世帯に対し、適切な情報や支援を届けることでございます。  2つ目には、世帯の抱える問題が深刻化する前に早期の段階で把握し、適切な情報や支援を予防的に届けることでございます。  いずれの場合についても、アウトリーチ支援の対象者は当事者が問題に気づいていない場合、あるいは地域から孤立しているケースが多く見られることなどから、信頼関係の構築から取り組む必要があると考えております。 247 ◯14番(吉田健太郎君) ただいま部長からは、このアウトリーチ支援の目指すところについてということで、課題が起きた場合に対する実質的な対応と、またそれに併せて予防的な対策ということが示されました。  私は昨年の3月議会において、問題を認識してから対応するハイリスクアプローチとともに、長期的、予防的に実施されるポピュレーションアプローチの必要性についても話をさせていただいたところであります。例えば8050問題であれば、問題として顕在化される前の親が50歳、子が20歳の5020のうちにアウトリーチができていれば、いち早くその潜在的な問題に対応でき、その分、解決に向けたハードルはより低くすることができる可能性が生まれます。アウトリーチ支援の実施は、このポピュレーションアプローチの第一歩としていくこともできるのではないかと期待しております。  そこで次の質問として、このポピュレーションアプローチの確立が望まれますが、福祉保健部長に見解を伺います。 248 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 本人や世帯が抱える問題が深刻になる要因として、当事者が問題に気づいていない場合、あるいは周囲もどうすればいいか分からずに問題が放置されている場合などがございます。問題が深刻化する前のポピュレーションアプローチによる早期把握、予防型の支援は、状況が深刻化する前に対策を取ることにつながり、有効であると考えております。  本市としては、地域住民の見守り・支え合い体制でありますあっかり福祉ネットにおける地域住民が集う場などを利用し、認知症や障害などへの理解促進、あるいは介護、障害、育児などに関する相談窓口の周知などに努めることで、問題が深刻化する前に地域の中で異変を察知できるようにしたいと考えております。加えて、地域住民と相談機関との顔の見える関係づくりを強化していくことで、早期の支援に結びつけることができる地域づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 249 ◯14番(吉田健太郎君) 大変前向きな答弁がいただけたものと認識をいたしております。  このポピュレーションアプローチは予防的な手法であるからこそ、その効果はなかなかすぐに目に見えるというものでもなく、事業評価的にも前向きな評価が見込みにくい取組ではとの懸念もあります。しかしながら、アウトリーチによって住民とのつながりを深めていくことは、地域の課題を未然に防止し、それこそ安全で安心して暮らせる地域の構築に資するソフトインフラになるものと考えております。そのためには、アウトリーチ支援を組織的、長期的に継続する取組方が求められます。  そこで3点目として、アウトリーチ支援にはチームで長期的に取り組める仕組みづくりが望まれますが、福祉保健部長に見解をお尋ねいたします。 250 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 今後の地域共生社会の実現に当たっては、従来の支援する側と支援される側という2分類で捉えるのではなく、支援される側の人であっても、局面に応じては支援をする側に加わるといった支え合いの仕組みをつくっていくことが重要であると考えております。
     このような認識の下、特にポピュレーションアプローチの段階においては、地域の中でできるだけ安心して暮らしていただくために、市や専門機関だけでなく地域住民を含めた多様な支え手がネットワークを構築し、身近な地域でチームとして継続的に支援に取り組むことが重要であると考えております。  本市としては、地域福祉の推進主体であります高岡市社会福祉協議会とともに各校区の社会福祉協議会の会合などに積極的に参加し、地域住民や支援機関の役割分担など個々のケースに応じて協議しながら、身近な地域においてチームで取り組むための仕組みづくりに努めてまいりたいと考えております。 251 ◯14番(吉田健太郎君) 次に、地域福祉の推進の2点目、人材の発掘、育成、確保についてであります。  まず、地域福祉の推進のためには地域福祉を支えるひとづくりに取り組むとされておりますが、地域における具体的な取組はどうするのか、福祉保健部長に伺います。 252 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 今後の地域福祉の推進に当たっては、地域住民自らが地域の生活課題に対する関心や理解を深め、自分たちが将来どんな地域で暮らしたいかを議論し、地域の将来像への共感を広めていくことが地域づくりの原動力になると考えております。  本市としては、こうした地域づくりには多くの住民に地域福祉活動に関わっていただきたく、きっかけづくりが重要であると考えております。まずは社会福祉協議会などとともに、身近な地域において子供から高齢者まで楽しめる多世代交流の機会や、地域福祉に関する住民同士の意見交換の場づくりに努めたいと考えております。  その上で、地域住民に地域課題の共有や住民間のつながりの広がりを促すことで人材を発掘し、地域住民自ら自分たちの地域をどうしていくのかを考えていただくことで人材育成を図り、その実現に向けて取り組んでいくことで人材の確保につなげていくプロセスを市としても支援してまいりたいと考えております。 253 ◯14番(吉田健太郎君) ただいま御答弁いただきました取組によって、例えば地域の人材が確保されたとしても、その人材に継続的に活躍していただくためには、その人材を支える体制、支える人を支える体制といいますか、そういったことが必要ではないかと考えております。  そこで次の質問として、地域の人材をバックアップする仕組みづくりが望まれますが、福祉保健部長に見解を伺います。 254 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 地域の福祉活動を地域が主体的かつ継続的に行っていけるように、社会福祉協議会と連携し、地域福祉活動を担うリーダーやコーディネーターなどの人材育成を図るための研修会を今後充実してまいりたいと考えております。  さらに、社会福祉協議会と連携して、地域福祉の現状や在り方について、若い世代や地域で活動する団体、商店や企業等に働きかけを行い、地域の福祉活動への参画を促すことで地域の人材をバックアップしてまいりたいと考えております。 255 ◯14番(吉田健太郎君) 私は、市役所のあらゆる窓口が、全ての市民の困り事をまずは一旦丸ごと受け止めてもらえる「断らない相談窓口」となることが、地域を支える人材を支える一助にもなるものと考えております。  そこで、「断らない相談窓口」の実施で、多様な課題の受皿を構築すべきと考えますが、福祉保健部長、見解をお示しください。 256 ◯福祉保健部長(川尻光浩君) 近年、一つの世帯で介護や育児、心の病や生活困窮など複数の課題を抱える事例が増えてきております。今後、相談者が自ら相談内容を整理して、それぞれの制度の窓口で適切に相談することは難しいと考えております。このため、本市においては、窓口関係課相互の定期的な情報共有や連携シートの作成、活用などにより、相談を受けた窓口で困り事を丸ごと受け止められるよう庁内の体制づくりを進めてまいりたいと考えております。  また、丸ごと受け止めた相談のうち課題が複雑・複合化している事例については、4月から社会福祉課内に設置する福祉連携推進室において、支援の方向性や関係課の役割分担などの調整を行うほか、国、県の専門機関や民間の支援団体など多様な機関との連携を図りながら、必要な支援が抜け落ちることのないように受皿を構築してまいりたいと考えております。 257 ◯14番(吉田健太郎君) 以上で私の質問は終わりとなりますが、私は、地域住民と行政とが共にその地域の課題を我が事として認識できる環境を整備することが、持続可能な地域共生社会の構築に不可欠であると考えております。地域が主体となる地域づくりという取組には、ともすれば地域任せ、課題の丸投げといったネガティブな印象も付きまといますが、市当局の皆様にはぜひともそうしたイメージを払拭するほどに地域に関わり、寄り添い続けていく姿勢の中で、持続可能な地域共生社会の構築に取り組んでいただけるよう切に要望いたしまして、私の一般質問とさせていただきます。  ありがとうございました。 258 ◯議長(福井直樹君) 吉田健太郎君の質問が終わりました。  これをもちまして、一問一答方式による一般質問、質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 案 の 委 員 会 付 託 259 ◯議長(福井直樹君) ただいま議題となっております議案第2号から議案第59号までの各議案は、お手元に配付してあります議案審査付託表(第20号)のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               休             会 260 ◯議長(福井直樹君) お諮りいたします。  来る17日、19日及び23日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 261 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。  よって、来る17日、19日及び23日は、休会とすることに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               次 会 の 日 程 の 報 告 262 ◯議長(福井直樹君) 次に、議会の日程を申し上げます。  次回の本会議は、来る24日定刻の午後1時より再開し、諸案件の審議を行います。  また、明16日は、午前10時より民生病院常任委員会を、18日は、午前9時より代表者会議を、午前10時より産業建設常任委員会を、22日は、午前9時より議会運営委員会を、午前10時より総務文教常任委員会をそれぞれ開催いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               散             会 263 ◯議長(福井直樹君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これで散会いたします。  お疲れさまでした。   ────────────・─────────────・────────────                                 散会 午後2時57分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...