高岡市議会 2020-12-01
令和2年12月定例会(第1日目) 本文
10番 高岡宏和君 18番 坂林永喜君 23番 大井正樹君
以上3君を指名いたします。
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会 期 の 決 定
5 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
今期定例会の会期は、本日から12月18日までの18日間といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は、18日間と決定いたしました。
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継続審査となっていた議案の上程
7 ◯議長(金森一郎君) 日程第3 9月定例会において、閉会中の継続審査となっておりました議案第122号、議案第123号、認定第1号及び認定第2号を議題といたします。
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委 員 長 報 告
8 ◯議長(金森一郎君) これら4件は、閉会中に開催されました
水道病院決算特別委員会及び
決算特別委員会の審査において、その結論を見いだしておりますので、各
特別委員会の審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。
まず、
水道病院決算特別委員長 坂林永喜君より報告をお願いいたします。
〔
水道病院決算特別委員長(坂林永喜君)登壇〕
9
◯水道病院決算特別委員長(坂林永喜君) さきの9月定例会におきまして、
水道病院決算特別委員会に付託されました議案第122号、議案第123号及び認定第1号の審査結果及び経過について御報告申し上げます。
去る11月4日、9日、10日及び16日の4日間にわたり委員会を開催し、慎重に審査を行いました結果、
議案第122号 令和元年度高岡市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 及び
議案第123号 令和元年度高岡市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
以上、その他議案2件については全会一致で、いずれも可決すべきものと決しました。
また、認定第1号 決算の認定についての4会計決算のうち、令和元年度高岡市
下水道事業会計決算については賛成多数で、認定すべきものと決しました。また、残りの令和元年度高岡市
高岡市民病院事業会計決算、令和元年度高岡市
水道事業会計決算、令和元年度高岡市
工業用水道事業会計決算、以上3会計決算については全会一致で、いずれも認定すべきものと決しました。
以下、
委員会審査の過程における主な質疑について申し上げます。
まず、
上下水道関係について申し上げます。
工業用水道事業会計において、令和元年度に425万7,999円の欠損金が生じている。平成29年度から3年連続で赤字が続いており、その額も徐々に増えているが、見解は。また、今後どのように対処するのかとの質疑に対し、令和元年度の赤字においては、供給水量の増加に伴い、
石瀬ポンプ場に設置している
ポンプ稼働台数が増えたことにより動力費がかさんだことが理由の一つである。供給先企業3社とは今後の運営等について定期的に協議しているが、河川水をそのまま供給している状況も踏まえて、過度な負担にならないよう今後の事業運営について十分に検討していきたい。最終的な適正料金については、社会情勢も踏まえながら対応してまいりたいとの答弁がありました。
次に、人口減少が著しい地区などの下水道未
普及地区整備においては、費用対効果を考慮しながら地域に最も適した方法の検討を進めるとのことだが、この考え方の詳細はとの質疑に対し、
公共下水道整備計画を基にこれまで事業を進めてきているが、なかなか整備が追いついていないのが現状である。汚水処理は、公衆衛生あるいは住環境向上の観点から早急に進めるべきと考えており、今後、
公共下水道の整備を進めていく中で早期に
公共用水域保全等の環境を整えていく必要があると考えている。市民生活部が所管している
合併処理浄化槽整備なども取り込みながら、市全域としての汚水処理率の向上について考えていきたいとの答弁がありました。
次に、企業債の利息節減のための具体的な取組は。また、政府系の企業債の利率が高いため、
日本水道協会は
公的資金補償金免除繰上償還制度の復活を国に要望しているが、見通しはとの質疑に対し、企業債の利息節減の具体的な取組については、
市中金融機関からの借入れに対して10年経過時に利率の見直しを行っている。
公的資金補償金免除繰上償還の復活については、
日本水道協会や
日本下水道協会を通じて国へ要望している。現在、広域化や民営化を条件として認められている例もあるが、現段階ではなかなか厳しい見解が示されている。引き続き、関係機関を通じて繰上償還ができるよう要望してまいりたいとの答弁がありました。
次に、平成27年度から令和元年度まで未収金の推移にはばらつきがあるが、滞納金は増加傾向である。この理由はとの質疑に対し、滞納金は若干増加しているが、収納率はおおむね99.8%台を維持している。未収金の徴収に努めている中で、アパート等を無断で退出される方の影響が非常に大きく、転居先の調査を行っているが、個人情報等の関係もあり大変厳しい状況である。滞納金がたまってしまうと払いづらくなることもあるため、早い段階から納めていただけるように引き続き努力していきたいとの答弁がありました。
次に、病院関係について申し上げます。
内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」の利用を図るためにどのような取組をしてきたのかとの質疑に対し、令和元年9月にメディアに向けた内覧会を実施した。また、ホームページへの掲載や、病院で発行している広報紙で特集ページを組んだ。さらに、開業医に周知し、患者を紹介してもらうことに取り組んできた。その結果、令和2年度は11月までの予約も含め、泌尿器科で17件、婦人科で8件と件数も伸びてきている。患者にとって体への負担をできるだけ少なくした手術であるということを周知し、ダヴィンチを活用していきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、市民病院は、他の病院に比べて医師が少なく平均年齢が高くなっており、採用が厳しい状況がうかがえるが、医師に限らず医療職員全体の給与水準については今後どのような方針なのかとの質疑に対し、当院は、ほかの病院に比べて経験年数の短い職員が多いことが給与にも表れており、対して医師の平均年齢は若干高いことから給与も応じたものになっている。自治体病院であることから、条例等で決められた給与しか支給できないことは御理解いただきたいとの答弁がありました。
次に、リウマチ科の入院患者数が前年度に比べて282%も増加しているが、その要因はとの質疑に対し、令和元年度は、実入院患者数が微増したことに加えて、在院日数が100日を超える患者が2名おられたことにより、延べ患者数が増加しているものと考えられるとの答弁がありました。
以上が主な質疑であります。
続いて、討論の場における意見について申し上げます。
まず、令和元年度高岡市
下水道事業会計決算を認定することに反対の立場から、
下水道事業会計については、市民1人当たりの一般会計からの繰入金額が令和元年度決算で約2万円と、県内10市平均の約2万5,000円と比べて少なく、
県内平均並みに財政努力をすれば明らかに
下水道使用料引下げは可能であり、この点での努力不足を指摘し、今後の改善を求めたい。
また、
水道事業会計については、水道料金の引下げに向けて、県企業局に対する契約単価及び契約水量の引下げの働きかけを要望する。
次に、
高岡市民病院事業会計では、
認知症疾患医療センターの設置から丸2年が経過し、相談件数も増え、地域の
保健医療福祉機関との連携を強める努力を評価するとの意見がありました。
次に、全会計決算を認定することに賛成の立場から、
水道事業会計決算では、基幹管路の庄川幹線の更新や、老朽配水管、鉛給水管の耐震性に優れた管路への更新をはじめ
国吉配水池内装改修工事を実施するなど、安心で安全な水道水の安定供給と、地震等の災害に強い水道施設を整備されたことを評価する。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき、着実に施策事業を推進され、
経営基盤強化のため、経費の節減等により効率的で効果的な事業運営に取り組まれることを求める。
次に、
下水道事業会計決算では、
公共下水道及び
特定環境保全公共下水道の整備に取り組み、未普及地域の解消を図る中、市中心部の老朽管路の更新や浸水対策として
雨水幹線整備とともに、
松太枝浜浄化センターの
汚泥脱水施設改築工事や
住吉ポンプ場自家発電機棟築造工事を行うなど、
基幹施設整備を行った。また、
下水道施設の適正な機能維持と計画的な改築、修繕を行うために必要となる
下水道ストックマネジメント計画策定に向け、下水道管路や
処理場施設等の点検調査を実施したことを評価する。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき、企業債残高の抑制と支払い利息の軽減などを図るとともに、事業運営の効率化を図り、経営の健全化に努めることを求める。
次に、
高岡市民病院事業会計決算では、地域連携の強化として、地域の診療所等を後方支援し、効率的な医療の提供体制を図ることを目的とした
地域医療支援病院の承認を受けられたこと、また、高度医療の充実として、
内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入し、より強固な
がん診療提供体制の構築を進められたことを評価する。今後も、第
IV期中期経営計画に基づき、さらなる医療の質の向上や経営の安定化に取り組まれ、地域の基幹病院として、地域の住民や医療機関に信頼される病院を目指していくことを求める。また、令和元年度末には
新型コロナウイルス感染症が拡大し、第二種
感染症指定医療機関である
高岡市民病院が、
高岡医療圏をコロナから守るという強い使命感の下、最前線で大きな役割を担ってきたことについて、改めて
市民病院スタッフの皆様の御労苦に敬意と感謝を申し上げるとともに、今後も万全の受入れ体制で対応されることを要望するとの意見や、
同じく、全会計決算を認定することに賛成の立場から、
水道事業会計及び
下水道事業会計については、人口減少や節水型社会への進展による水需要の減少、
上下水道施設の老朽化や経年劣化による更新需要の増大などの中で、良質な水の安定供給、公衆衛生の向上、地震等の災害に強い
上下水道施設の構築を推進されたことを評価する。今後も引き続き、蛇口をひねれば安全・安心な水が出て下水道で処理するという当たり前が継続されるよう、また料金の引下げができるよう、引き続き経営努力をされるよう要望する。
次に、
高岡市民病院事業会計では、病院の経営を取り巻く環境が厳しい中、引き続き経常利益が計上されたことを評価する。また、
高岡医療圏の急性期医療や救急医療、
地域がん診療連携拠点病院としてのがん医療を担う一方、精神・結核・感染症・認知症疾患といった政策的医療の提供体制を堅持されていることを評価する。今後も公的病院として市民の健康と命を守ることを最優先とし、利益を追求するだけではなく、不採算な部門のさらなる充実を図るよう要望する。また、市民が安心して医療を受けられる体制づくりのため、職員定数の増を含め大幅な
医療スタッフの増員を要望するとの意見がありました。
以上をもちまして、
水道病院決算特別委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
10 ◯議長(金森一郎君)
水道病院決算特別委員長 坂林永喜君の報告が終わりました。
次に、
決算特別委員長 薮中一夫君より報告をお願いいたします。
〔
決算特別委員長(薮中一夫君)登壇〕
11
◯決算特別委員長(薮中一夫君) さきの9月定例会におきまして、
決算特別委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号の審査結果及び経過について御報告申し上げます。
去る11月4日、9日、10日及び16日の4日間にわたり委員会を開催し、慎重に審査を行いました結果、認定第2号 決算の認定についての7会計の決算のうち、令和元年度高岡市一般会計、令和元年度高岡市
国民健康保険事業会計、令和元年度高岡市
介護保険事業会計、令和元年度高岡市
後期高齢者医療事業会計、以上4会計の
歳入歳出決算については賛成多数で、いずれも認定すべきものと決しました。また、残りの令和元年度高岡市
荻布奨学金事業会計、令和元年度高岡市
駐車場事業会計、令和元年度高岡市
工業団地造成事業会計、以上3会計の
歳入歳出決算については全会一致で、いずれも認定すべきものと決しました。
以下、
委員会審査の過程における主な質疑等について申し上げます。
まず、
民生消防関係について申し上げます。
消防団員の充足率について、分団によって差が生じる要因と対策はとの質疑に対し、要因としては、若い世代が少なくなっていること、また、職業として
サラリーマン化が進み、消防団員になっていただける方が少なくなってきている現状があると考えている。充足率の格差をなくすため、退職した団員の中から火災や災害時にだけ支援をしてもらう
消防団災害支援団員制度を取り入れているとの答弁がありました。
次に、令和元年度において、ウイング・
ウイング高岡でも弁護士による
無料法律相談を実施したのかとの質疑に対し、
男女平等推進センターが主となって女性弁護士による
無料法律相談を実施した。また、共
創まちづくり課において消費者を対象とした
多重債務相談も行っており、目的別に分けた弁護士相談を行っているとの答弁がありました。
次に、介護予防・
生活支援サービス事業費について、令和元年度は介護予防に関する取組を地域で行うためにどのような取組をしたのかとの質疑に対し、第7期
介護保険事業計画では人づくりを推進してきたところであり、住民主体の
運動機能向上のための通いの場づくりに注力した。通いの場を地域で立ち上げていただくに当たり、3万円を上限に備品の購入について支援し、介護予防の担い手となる人づくり、通いの場づくりにつなげてきたところであるとの答弁がありました。
次に、
産業建設関係について申し上げます。
伏木港開港120周年記念事業費の総額と負担の内訳は。また、事業の成果はとの質疑に対し、本市負担金が360万円、射水市からの負担金が20万、そのほか、企業からの協賛金を合わせ718万円が事業費であり、伏木港開港120周年
記念事業実行委員会において事業を行っている。内容としては、記念式典のほか、伏木港の魅力を地域の方々に再認識してもらうこと、また、次代を担う子供たちに伏木への愛着や誇りを持ってもらうことを目的として、地元の灯台を活用したイベントや散策マップの作成、藤井能三氏が主人公の紙芝居の上演や、伏木中学校、伏木高校の生徒を交えて伏木港やまちの未来について語る
パネルディスカッションなど、各種事業を実施してきたところである。いずれの事業においても多くの方に御参加いただき、成果があったと考えているとの答弁がありました。
次に、京田踏切の
アンダーパス工事については、工事費を節減される努力を一貫して行っていると思うが、令和元年度の取組内容は。また、
地元建設業者の活用状況はとの質疑に対し、令和元年度に発注した土留め工事、本体工事については、地元業者の受注機会を確保するために分割発注した。その際、仮設工事の施工機械を共通化し、数百万円単位で経費を節減している。また、JRともお互いの支障にならないよう工程調整を行い、効率的な発注に努めている。なお、市の工事は全て地元の業者が受注しているとの答弁がありました。
次に、
総務文教関係について申し上げます。
総務省の
関係人口創出・拡大事業の採択を受け、委託事業として実施した
クリエイター向け情報発信事業の成果はとの質疑に対し、東京で実施した
クリエイター向けの
PRイベントには300名を超える方に参加いただいたほか、
クリエイターとの継続的な接点として70件以上の連絡先を取得するなど、ものづくりのまち高岡の認知度向上に一定の効果があったと考えている。また、高岡で実施したツアーの参加者がSNS等で活動を発信されており、創作活動がしやすい場所としての認知度も上がったと考えているとの答弁がありました。
次に、
地図情報システムデジタル航空写真共同撮影事業費について、これまでは3年に一度本市単独で実施していた事業を、令和元年度から呉西圏域の連携事業として実施したことによるメリットはとの質疑に対し、氷見市は仕様等が異なるため今回は参加していないが、解像度が高く判読しやすい内容になるよう5市の要望を取りまとめ、
撮影サイクルや異なる仕様を調整し事業を実施した。5市全体での
費用削減効果は比較できないが、本市単独では、前回の契約と比較して約260万円の削減効果があったとの答弁がありました。
次に、市内の児童生徒数が減少しているにもかかわらず不登校の児童生徒数が増加しているが、本市の対応はとの質疑に対し、高岡市
教育センターの
適応指導教室では子供たちの支援を行っている。また、各学校においては、悩み相談のアンケートを
行い面接週間を設けるなど、子供たちとの対話を大切にしているほか、心の教室相談員や
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを配置し、子供たちに寄り添った対応を行っているとの答弁がありました。
以上が主な質疑であります。
続いて、討論の場における意見について申し上げます。
まず、令和元年度高岡市
一般会計決算を認定することに反対の立場から、
身の丈に合わない財政運営を行ってきたことにより40億円の財源不足が生じ、それを解消するために平成30年度から
財政健全化緊急プログラムを実施しているが、その内容は、各種事業の補助金や助成金の削減、公共施設の統廃合、利用料金の値上げや
コミュニティバスの廃止、また市職員の
賃金カット等であり、
市民サービスの低下と負担や我慢を強いるものとなっている。そうした中、今後、高岡市
土地開発公社が先行取得した
御旅屋セリオのフロアを約10億円で市が買い戻すことは、到底納得できない。さらに、将来にわたって
御旅屋セリオに係る多額の予算を計上せざるを得ない状況になると考え、令和元年度の
一般会計決算の認定に反対する。市民からの
住民監査請求では、取得の必要性や時期の適否について説明責任を果たすよう要望されており、いまだ多くの市民の理解を得られていないのが現状である。そのことを真摯に受け止め、説明責任をしっかりと果たすことを求めたい。あわせて、コロナ対策をさらに拡充し、地方自治の使命である全ての市民の生命、財産、暮らしを守り、満足度の向上と本市の発展に効果を発揮する市政及び財政運営を求めたいとの意見がありました。
次に、令和元年度高岡市一般会計、
国民健康保険事業会計、
介護保険事業会計及び
後期高齢者医療事業会計の以上4会計決算を認定することに反対の立場から、
一般会計決算の問題点の一つは、身の丈を超えた大型事業の推進によって公債費が肥大化し、40億円の財源不足を理由に廃止した
コミュニティバスの代替手段と位置づける地域バスや
地域タクシーが一向に進捗していないことである。交通弱者の移動手段を確保するため、バスを小型化し、行政の責任においての運行を早急に求めたい。さらに、移動図書館の廃止についても根強い批判があり、図書サービスの向上に努力を求めたい。加えて、事務事業の見直しにより、市民生活に密着した補助金が、令和元年度では削減前と比較して5億5,000万円も削減されており、回復措置を求めたい。また、マイナンバー制度関連では、個人情報漏えいの危険性がある中で制度の問題点を徹底検証し、凍結、中止を国に要請すべきである。さらに、オタヤ開発株式会社への5億6,000万円の貸付けは不公平との批判があることから、徹底検証し、コロナ禍の下で厳しい状況にある中小事業者へこそ金融支援を強化すべきである。また、市財政が厳しい中において、議員の海外視察は即時廃止すべきと考える。一方、小中学校普通教室へのエアコン設置については評価しており、今後、体育館や特別教室にも設置をお願いしたい。
国民健康保険事業会計では、国保事業の都道府県単位化が行われ、保険税が大幅に引き上げられることが懸念される。一般会計からの法定外繰入れを
県内平均並みに増額し、国保税を引き下げるとともに、均等割、世帯割を廃止するよう国に要請していただきたい。また、約9億円の国保財政調整基金を活用し、子供の均等割軽減を求めたい。
介護保険事業会計決算では、国庫負担の引上げを国に要請するとともに、一般会計からの繰入れ、介護給付費準備基金7億6,000万円の活用による介護保険料の引下げを求める。
最後に、
後期高齢者医療事業会計決算では、75歳以上の高齢者を別枠の制度に追いやる差別的制度であり、制度の廃止を国に要請するとともに、高い保険料負担の軽減を求めるとの意見がありました。
次に、全会計決算を認定することに賛成の立場から、
新時代の幕開けとなった令和元年度は、地方創生、人口減少克服に向けて、まち・ひと・しごとづくりに重点を置いた施策や、万葉のふるさとづくり、また、市独自の稼ぐ力強化事業など創意工夫のある事業を展開するとともに、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の連携事業推進に努められた。また、高岡市
財政健全化緊急プログラムの2年目として、投資的経費の抑制、公債費の平準化、公共施設管理コストの縮減、事務事業の見直しなどを着実に進められてきたことを評価する。一方で、少子・高齢社会の進展に伴う扶助費の増加に加え、市債の償還などにより厳しい財政状況が続くものと考える。また、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により今後の先行きが不透明な中で、地域経済の停滞、市民生活の不安などが今も続いており、市税等歳入の確保など新たな課題も予想される。今後の市政運営に当たっては、引き続き
財政健全化緊急プログラムに基づき持続可能な財政運営の確立に努めつつ、総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現、併せて新たな日常の実現に向け、各種施策、事業に積極的に取り組まれることを期待するとの意見や、
同じく全会計決算を認定することに賛成の立場から、
令和元年度は、高岡市
財政健全化緊急プログラム2年目の年として、投資的経費の抑制、公債費の平準化、公共施設管理コストの縮減、事務事業の見直しなどに取り組み、財政健全化に向けた歩みを着実に進められている。一般会計の決算額では、歳入歳出とも前年度を下回ったものの、実質単年度収支は8億2,000万円余りの黒字となっている。歳入では、市税収納率が95.7%と前年度を0.3ポイント上回り、収入未済額が5,300万円余り減少したことから、収納率向上に取り組まれたことがうかがえる。また、市債発行額が前年度に比べ34.1%抑えられ、市債現在高は2%減少している。次に、歳出においては、前年度に比べ公債費が24.7%減少するなど、
財政健全化緊急プログラムの取組が着実に推進されている。財政健全化に取り組む一方で、魅力ある仕事づくり、将来を担う人づくりにも注力し、ICパーク高岡の完工や小中一貫教育のさらなる推進に取り組まれたことについても評価する。今後も、少子・高齢化に伴う扶助費の増加に加え、
新型コロナウイルス感染症の影響などにより厳しい財政状況が続くと思われるが、施策の推進と財政健全化の両立に努め、市民生活に資する予算執行をお願いしたいとの意見がありました。
以上をもちまして、
決算特別委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
12 ◯議長(金森一郎君)
決算特別委員長 薮中一夫君の報告が終わりました。
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質 疑
13 ◯議長(金森一郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。
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討 論
14 ◯議長(金森一郎君) 次に、討論に入ります。
通告がございますので、発言を許します。13番 上田 武君。
〔13番(上田 武君)登壇〕
15 ◯13番(上田 武君) 社民党議員団として、認定第2号 令和元年度高岡市一般会計
歳入歳出決算について、反対の立場で討論を行います。
令和元年度の当初予算については賛成をしましたが、12月補正については反対をいたしました。
身の丈に合わない財政運営を行ってきたことにより40億円の財源不足が生じ、それを解消するために、平成30年度から5年間をかけて
財政健全化緊急プログラムを実施されていますが、その内容は、各種事業の補助金や助成金の削減、公共施設の統廃合、利用料金の値上げや
コミュニティバスの廃止、また市職員のやる気を損なわせるような
賃金カット等であり、
市民サービスの低下と負担や我慢を強いるものとなっています。
そうした中、今後、高岡市
土地開発公社が先行取得した
御旅屋セリオの全フロアの6割を10億円で買い戻すことは、到底納得できないものであります。計画的な市政・財政運営をしてこなかったことを深く反省をし、その反省の上に立って市民の皆様の協力を得て、今まさに財政再建中であるからです。さらに、将来にわたって、
御旅屋セリオに係る多額の予算を計上せざるを得ない状況になると考え、令和元年度
一般会計決算の認定に反対をいたします。
この
御旅屋セリオの全フロアの6割を10億円で取得することについて、市民から
住民監査請求が高岡
市監査委員に提出されました。その監査結果の中で、「取得の必要性や時期の適否については、必ずしも十分に説明されていたとは言えない。また、市は依然として厳しい財政状況であることから、市民に対する説明責任を果たし、不信と疑念を与えることのないよう要望する」と市長に対し要望されています。コロナ禍であるとはいえ、いまだ説明責任を果たされていません。
御旅屋セリオの全フロアの6割を10億円で取得することを、いまだに多くの市民は理解を示されていないのが現状であります。
市長をはじめ当局におかれましては、そのことを真摯に受け止めていただき、我が会派が求め続けてきた市民への説明責任をしっかりと果たしていただくことを強く求め、併せてコロナ対策をさらに拡充し、市民の生命と健康、暮らしを守り、満足度の向上と本市の発展に効果を発揮する市政及び財政運営を求めて、討論といたします。
16 ◯議長(金森一郎君) 11番 酒井善広君。
〔11番(酒井善広君)登壇〕
17 ◯11番(酒井善広君) 自由民主党高岡市議会議員会を代表し、議案第122号及び議案第123号を可決することに、また、認定第1号及び認定第2号について全会計決算を認定することに賛成の立場から討論を行います。
まず、議案第122号、議案第123号及び認定第1号につきまして申し上げます。
まず、
水道事業会計決算では、基幹管路である庄川幹線の更新や、老朽配水管、鉛給水管の耐震性に優れた管路への更新をはじめ国吉配水池内槽改修工事を実施するなど、安全で安心な水道水の安定供給と地震等の災害に強い水道施設を整備されたことを評価いたします。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき、経営基盤の強化のため、効率的で効果的な事業運営に取り組まれることを求めます。
次に、
下水道事業会計決算では、
公共下水道及び
特定環境保全公共下水道の整備に取り組む中、浸水対策として、
雨水幹線整備、
松太枝浜浄化センターの
汚泥脱水施設改築工事や
住吉ポンプ場自家発電機棟築造工事を行うなど
基幹施設整備を進められました。また、
下水道ストックマネジメント計画策定に向け、下水道管路や
処理場施設等の点検調査を実施されたことを評価いたします。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき、企業債残高の抑制と支払い利息の軽減などを図るとともに、下水道使用料の確保など経営の健全化に努めることを求めます。
次に、市民病院事業会計決算では、地域連携の強化として、
地域医療支援病院の承認を受けられたこと、また、高度医療の充実として、
内視鏡下手術支援ロボットシステム「ダヴィンチ」を導入し、より強固な
がん診療提供体制の構築を進められたことを評価いたします。
新型コロナウイルス感染症についていまだ収束の兆しが見えない中、第二種
感染症指定医療機関として万全の体制を整えられるとともに、今後も第
IV期中期経営計画に基づき、さらなる医療の質の向上や経営の安定化に取り組まれ、地域の基幹病院として地域の住民や医療機関に信頼される病院を目指していかれることを求めます。
次に、認定第2号について申し上げます。
令和元年度は、地方創生、人口減少克服に向けて、まち・ひと・しごとづくりに重点を置いた施策や、万葉のふるさとづくり、市独自の稼ぐ力強化事業などを展開するとともに、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の連携事業の推進に努められました。また、投資的経費の抑制、公債費の平準化、公共施設管理コストの縮減、事務事業の見直しなど、取組を着実に進められてこられましたことに対し、一定の評価をいたします。
一方で、扶助費の増加に加え、大型事業に係る市債の償還などにより、引き続き厳しい財政状況が続くものと考えます。さらに、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により地域経済が停滞し、市税等の歳入確保など新たな課題が出てくることが予想されます。
今後の市政運営に当たっては、引き続き、高岡市
財政健全化緊急プログラムに基づき持続可能な財政運営の確立に努めつつ、総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現に向け、各種施策、事業に積極的に取り組まれることを期待いたしまして、自由民主党高岡市議会議員会の賛成討論といたします。
18 ◯議長(金森一郎君) 20番 金平直巳君。
〔20番(金平直巳君)登壇〕
19 ◯20番(金平直巳君) 私は、日本共産党高岡市議団を代表して、認定第1号並びに認定第2号について反対討論を行いたいと思います。
まず、認定第1号に関連して、令和元年度高岡市
下水道事業会計決算について反対討論を行います。
市民生活の安定、福祉の向上に向けた自治体の役割が一層重要になっています。消費税増税をはじめとした様々な分野での市民負担が増大する中で、下水道使用料の負担の軽減は重要な課題です。県内各地では、一般会計からの支援や資本費平準化債によって負担軽減の取組が行われてまいりました。高岡市ではこの間、一定の財政努力はありましたが、県内他市の平均並みの財政努力を行えば、下水道使用料の引下げは現実的に可能です。この点での努力不足を指摘し、今後のさらなる努力を求めたいと思います。
次に、認定第2号に関連し、令和元年度高岡市
一般会計決算、国民健康保険会計決算、介護保険会計決算並びに後期高齢者医療会計決算について、認定に反対の討論を行いたいと思います。
まず、
一般会計決算についてでありますが、150億円規模の高岡駅周辺整備事業や104億円規模の新高岡駅周辺整備事業など、高岡市の身の丈を大きく超えた大型事業の推進の結果、公債費が肥大化し財政危機に陥った結果、40億円の財源不足を理由として、
コミュニティバスや移動図書館の廃止等の住民サービスの顕著な低下や負担増がもたらされました。
令和元年度決算の最大の問題点の一つは、市民に親しまれてきた
コミュニティバスの廃止の下で、高齢者をはじめとした交通弱者の移動手段が奪われたまま、当局が代替手段として位置づけていた地域バスや
地域タクシーが一向に進捗していないことが重大な問題です。高齢者の暮らし、健康に著しいマイナス影響が出ていることを当局は真摯に直視すべきではないでしょうか。バスを小型化して、行政の責任において、民間事業者の協力の下で運行を早急に開始することを求めます。
移動図書館の廃止についても根強い批判があることを強調し、図書サービスの向上に万全を期すことを求めます。
事務事業の見直しの結果、市民生活に密着した各種補助金が大幅に削減され、令和元年度では削減前と比較して5億5,000万円も削減されました。この補助金削減にも幅広い、根強い市民的批判があり、共産党議員団として早急な回復措置を求めたいと思います。財政運営の失敗のツケを、
市民サービスの削減や負担増という形で市民に押しつけることは、許すわけにはまいりません。
番号制度の関連では、依然としてシステムの不具合が各地で起きており、個人情報漏えいの危険性がある中で制度の問題点を徹底検証し、凍結、中止を国に要請すべきであります。
第三セクター会社オタヤ開発への5億6,000万円の貸付けは、多くの中小業者から極めて不公平との批判が根強くあります。この点を検証すべきです。
コロナ禍の下で、全国で30万社が休廃業を検討していると言われています。こういう中だからこそ、高岡の経済を支えている中小事業者への金融支援を抜本的に強化することが求められます。また、市財政が厳しい中で、税金を使った議員の海外視察は早急に廃止すべきです。
評価点として、小中学校の普通教室へのエアコン設置を評価し、今後、体育館や特別教室への設置を求めたいと思います。
国民健康保険事業会計決算では、国保事業の都道府県単位化の下で、国保税の大幅引上げが強く懸念されます。一般会計からの法定外繰入れを
県内平均並みに増額をすれば、国保税の引下げは可能であり、この点での財政努力を求めたいと思います。
あわせて、国の責任において、均等割、世帯割を廃止するよう要請をしていただきたいと思います。
同時に、9億円という基金が国保会計に存在します。この9億円の基金のほんの一部を活用して子供の均等割の軽減を実現することは可能であり、全国他市でもやられておりますので、その点を調査、研究されて、ぜひ実施されることを求めたいと思います。
介護保険会計決算では、低い水準にある国庫負担の引上げを国に要請し、一般会計からの繰入れによって介護保険料の負担軽減に努力すべきであります。また、介護給付費準備基金7億6,000万円、この準備基金をフルに活用すれば介護保険料の引下げは可能であります。このことを求めたいと思います。
後期高齢者医療会計決算では、75歳以上の高齢者を別枠の制度に追いやる差別的制度であり、廃止を国に要請するとともに、高い保険料負担の軽減を求め、私の討論といたします。
20 ◯議長(金森一郎君) 14番 吉田健太郎君。
〔14番(吉田健太郎君)登壇〕
21 ◯14番(吉田健太郎君) 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております議案第122号及び議案第123号を可決することに、また認定第1号及び認定第2号について全会計決算を認定することに賛成の立場から討論をさせていただきます。
初めに、議案第122号、議案第123号及び認定第1号について申し上げます。
水道事業におきましては、給水人口の減少等により給水収益は減収となりましたが、人件費や支払い利息等の管理経費節減に努められるなど、効率的な事業運営を図る中で経営基盤の強化に取り組まれ、6億3,000万円余りの当年度純利益を計上されました。
また、老朽配水管や鉛給水管を地震災害に強い管路に順次更新するなど、安全で安心な水道水の安定供給にも努められました。今後とも、市民生活に欠かすことのできない重要なライフラインとして、長期的視点に立った管理運営と安全・安心でおいしい水の安定供給を望むものであります。
下水道事業におきましては、計画的な
雨水幹線整備に取り組まれ、浸水被害の防除に努められたとともに、基幹設備整備として
松太枝浜浄化センターの汚泥脱水施設設備改築工事や
住吉ポンプ場自家発電機棟築造工事などを実施されたことを評価するものであります。
次に、市民病院事業におきましては、
高岡医療圏における中核的基幹病院として、地域連携の推進など、その機能強化を着実に図る中で
地域医療支援病院の承認を受け、また、
内視鏡下手術支援ロボットシステム「ダヴィンチ」を導入し、より強固な
がん診療提供体制の構築を進められました。こうした中、前年度より収支は悪化したものの、602万円余りの経常利益を出されたことを評価いたします。
現下のいわゆるコロナ禍においても迅速かつ正確な対応に努められておりますが、今後とも市民から信頼される高度急性期医療機関としての機能強化を図られるとともに、医師の確保にも全力を挙げていただき、魅力ある病院経営に努められることを望むものです。
次に、認定第2号について申し上げます。
新しい元号の始まりとなった令和元年度は、高岡市
財政健全化緊急プログラム2年目の年として、投資的経費の抑制、公債費の平準化、公共施設管理コストの縮減、事務事業の見直しなどに取り組みながら、財政健全化に向けた歩みを着実に進められた年でありました。
一般会計の決算額では、歳入歳出とも前年度を下回りましたが、実質単年度収支が8億2,147万円の黒字となっております。
歳入では、市税収納率が95.7%と前年度を0.3ポイント上回り、収入未済額が5,313万円減少し、収納率向上に取り組まれたことがうかがえます。また、市債発行額が前年度に比べ34.1%抑えられ、市債現在高が2%減少しております。
また、歳出においては、前年度に比べ公債費が24.7%減少するなど、
財政健全化緊急プログラムの取組が着実に推進されたことがうかがえます。
こうした財政再建に取り組む一方で、魅力ある仕事づくり、将来の高岡を担う人づくりにも注力され、ICパーク高岡の完工や小中一貫教育のさらなる推進に取り組まれたことを評価するものです。
こうした中、本市の財政状況を示す指数、比率については、財政力指数は前年度同数の0.75、経常一般財源等比率は101%、経常収支比率は86.9%、実質公債費比率は13.5%と、前年度に比べ改善をしております。
今後とも、少子・高齢化に伴う扶助費の増加に加え、今般の
新型コロナウイルス感染症の影響などにより、引き続き大変厳しい財政状況が続くものと思われますが、より一層の緊張感を持って施策の推進と財政健全化の両立に努められ、市民生活に資することを目的とした予算執行に取り組まれることを要望いたしまして、賛成討論とさせていただきます。
22 ◯議長(金森一郎君) 以上で、討論を終結いたします。
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採 決
23 ◯議長(金森一郎君) これより、採決を行います。
最初に、
議案第122号 令和元年度高岡市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 及び
議案第123号 令和元年度高岡市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
24 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第122号及び議案第123号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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25 ◯議長(金森一郎君) 次に、認定第1号 決算の認定についてのうち、まず、
令和元年度高岡市
下水道事業会計決算
を採決いたします。
この決算に対する委員長の報告は、認定すべきものとしております。
この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26 ◯議長(金森一郎君) 起立多数であります。
よって、令和元年度高岡市
下水道事業会計決算は、委員長の報告のとおり認定されました。
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27 ◯議長(金森一郎君) 次に、残りの
令和元年度高岡市
高岡市民病院事業会計決算
令和元年度高岡市
水道事業会計決算 及び
令和元年度高岡市
工業用水道事業会計決算
以上、3会計決算を一括して採決いたします。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定すべきものとしております。
これらの決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
28 ◯議長(金森一郎君) 起立全員であります。
よって、3会計決算は、委員長の報告のとおり認定されました。
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29 ◯議長(金森一郎君) 次に、認定第2号 決算の認定についてのうち、まず、
令和元年度高岡市一般会計
歳入歳出決算
を採決いたします。
この決算に対する委員長の報告は、認定すべきものとしております。
この決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
30 ◯議長(金森一郎君) 起立多数であります。
よって、令和元年度高岡市一般会計
歳入歳出決算は、委員長の報告のとおり認定されました。
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31 ◯議長(金森一郎君) 次に、
令和元年度高岡市
国民健康保険事業会計歳入歳出決算
令和元年度高岡市
介護保険事業会計歳入歳出決算 及び
令和元年度高岡市
後期高齢者医療事業会計歳入歳出決算
以上、3会計決算を一括して採決いたします。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定すべきものとしております。
3会計決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
32 ◯議長(金森一郎君) 起立多数であります。
よって、3会計決算は、委員長の報告のとおり認定されました。
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33 ◯議長(金森一郎君) 次に、残りの
令和元年度高岡市
荻布奨学金事業会計歳入歳出決算
令和元年度高岡市
駐車場事業会計歳入歳出決算 及び
令和元年度高岡市
工業団地造成事業会計歳入歳出決算
以上、3会計決算を一括して採決いたします。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定すべきものとしております。
3会計決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
34 ◯議長(金森一郎君) 起立全員であります。
よって、3会計決算は、委員長の報告のとおり認定されました。
この際、議事の都合により、着席のまましばらく休憩いたします。
休 憩
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休憩 午後2時18分
再開 午後2時20分
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再 開
35 ◯副議長(中川加津代君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
なお、議長に代わりまして私がその職務を行いますので、よろしくお願いいたします。
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議 事 日 程 の 追 加
36 ◯副議長(中川加津代君) 議長 金森一郎君から議長の辞職願が提出されております。
お諮りいたします。
この際、議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37 ◯副議長(中川加津代君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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議 長 辞 職 の 件
38 ◯副議長(中川加津代君) 議長辞職の件を議題といたします。
本件は、地方自治法第117条の規定により、金森一郎君の退席を要する事件であります。
まず、その辞職願を職員に朗読させますので、よろしくお願いいたします。
〔職員朗読〕
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辞 職 願
私儀、今般都合により、高岡市議会議長を辞職したいので、許可されるようお願いいたします。
令和2年12月1日
高岡市議会議長
金 森 一 郎
高岡市議会副議長
中 川 加津代 様
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39 ◯副議長(中川加津代君) お諮りいたします。
金森一郎君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40 ◯副議長(中川加津代君) 御異議なしと認めます。
よって、金森一郎君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
金森一郎君の入場を認めます。
〔金森一郎君入場〕
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議長退任のあいさつ
41 ◯副議長(中川加津代君) ただいま辞職を許可されました金森一郎君から退任の御挨拶がございます。
〔24番(金森一郎君)登壇〕
42 ◯24番(金森一郎君) 昨年12月2日に議長を拝命して以降、約1年間議長をさせていただきました。これまでの1年間、皆様には、議会運営に対しまして大変御協力をいただきまして、大変感謝申し上げます。
翻って顧みますと、この1年間、年が明けてからですか、コロナということで、行事等、議会運営に関しても皆さんに大変御迷惑をおかけする、我々自身も行動を制限される、大変つらい1年でもあったかというふうにも思っておりますが、それでも我々、来年いよいよ改選期を迎えるに当たり、議会改革検討委員会を開催ができたこと、そしていろんな思いがその間に皆さんと共有できたというふうに思っておりますが、今後、一議員に戻りまして、より一層、これまで以上に議会改革、そして次の新しい世代の高岡市、高岡市議会議員の議会の運営に向けて協力していきたいというふうに思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
本当にこの1年間大変お世話になりました。今後もよろしくお願いいたします。(拍手)
43 ◯副議長(中川加津代君) 金森一郎君の御丁重なる御挨拶が終わりました。
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議 事 日 程 の 追 加
44 ◯副議長(中川加津代君) ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45 ◯副議長(中川加津代君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
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議 長 選 挙
46 ◯副議長(中川加津代君) 議長の選挙を行います。
選挙は投票により行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
47 ◯副議長(中川加津代君) ただいまの出席議員数は25人であります。
これより、投票用紙を配付させます。
〔投票用紙配付〕
48 ◯副議長(中川加津代君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
49 ◯副議長(中川加津代君) 配付漏れなしと認めます。
これから投票箱を設置いたします。
〔投票場所の設営〕
50 ◯副議長(中川加津代君) 初めに投票箱を点検します。
〔投票箱点検〕
51 ◯副議長(中川加津代君) 異状なしと認めます。
これより、投票に移ります。
念のために申し上げます。
投票は、単記無記名であります。
職員が、議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票を願います。
〔職員氏名点呼、投票〕
52 ◯副議長(中川加津代君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53 ◯副議長(中川加津代君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
〔投票箱閉鎖〕
54 ◯副議長(中川加津代君) これより、開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に7番 石須大雄君及び25番 狩野安郎君を指名いたします。
よって、両君の立会いをお願いいたします。
〔開 票〕
55 ◯副議長(中川加津代君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数25票、これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、有効投票 25票
無効投票 0票
有効投票中
19番 福井直樹君 23票
20番 金平直巳君 2票
以上のとおりでございます。
この選挙の法定得票数は、7票であります。
よって、19番 福井直樹君が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました福井直樹君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
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議 長 就 任 あ い さ つ
56 ◯副議長(中川加津代君) ただいま議長に当選されました福井直樹君の御挨拶がございます。
〔19番(福井直樹君)登壇〕
57 ◯19番(福井直樹君) 一言御挨拶を申し上げます。
ただいまは、先輩・同僚議員の皆様の御推挙により、金森議長の後任としてその要職に就くこととなりました。身に余る光栄であり、衷心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
議長は議会の代表であり、その責任の重さを考えますと、身の引き締まる思いでいっぱいであります。
もとより私は議員としての経験が浅い未熟者でありますが、この上は市勢の発展と市民の福祉向上のため、謙虚さを忘れずに微力をささげますとともに、公平公正な議会運営に努めてまいる所存でございます。
さて、全国的には
新型コロナウイルス感染症の第3波に襲われており、日常生活や経済活動に支障を来しております。そうした中、新たな日常(ニューノーマル)を果たしていく上で、本市においてもデジタル化の推進等によるSociety5.0の実現などに対応していく必要があります。
また、財政再建中の本市においては、3年間、目標を上回る成果を上げてこられました。高橋市長や当局の皆様には心より敬意を表したいと存じます。
しかしながら、新年度の税収減は必至であり、アクセルとブレーキをどう踏み込んでいくのかや、
御旅屋セリオの有効活用など、課題は山積しています。
このようなときこそ、議会、市当局が車の両輪となって「市民創造都市 高岡」の実現に向け、よりタイムリーに、よりスピーディに、より緊張感を持って議論を積み上げていく必要があろうかと思っています。
結びに、議員の皆様をはじめ、市当局の皆様にも、引き続きの御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、甚だ粗辞でありますが、議長就任に当たっての御礼の挨拶といたします。
誠にありがとうございました。
58 ◯副議長(中川加津代君) 福井直樹君の議長就任の御挨拶が終わりました。
それでは、議長と交代いたします。
福井議長、議長席にお着き願います。
〔副議長、議長と交代〕
〔議長着席〕
59 ◯議長(福井直樹君) これより、議長の職務を行います。
円滑な議事運営に努めますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。
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議 事 日 程 の 追 加
60 ◯議長(福井直樹君) 副議長 中川加津代君から副議長の辞職願が提出されております。
お諮りいたします。
この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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副 議 長 辞 職 の 件
62 ◯議長(福井直樹君) 副議長辞職の件を議題といたします。
本件は、地方自治法第117条の規定により、中川加津代君の退席を要する事件であります。
まず、その辞職願を職員に朗読させますので、よろしくお願いいたします。
〔職員朗読〕
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辞 職 願
私儀、今般都合により、高岡市議会副議長を辞職したいので、許可されるようお願いいたします。
令和2年12月1日
高岡市議会副議長
中 川 加津代
高岡市議会議長
福 井 直 樹 様
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63 ◯議長(福井直樹君) お諮りいたします。
中川加津代君の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
64 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。
よって、中川加津代君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
中川加津代君の入場を認めます。
〔中川加津代君入場〕
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副議長退任のあいさつ
65 ◯議長(福井直樹君) ただいま辞職を許可されました中川加津代君から退任の御挨拶がございます。
〔17番(中川加津代君)登壇〕
66 ◯17番(中川加津代君) 中川でございます。お許しをいただき、一言御挨拶を申し上げます。
ただいまは、私の副議長辞職の件を御審議いただきまして、誠にありがとうございました。
昨年の12月定例会で議員各位の御推挙により、副議長という重責を担わせていただきました。以来、在職中、様々な闊達な議論が交わされる中、公正かつ公平に議会運営を進めるよう誠心誠意努めてまいりました。
また、今年は、いまだなお収束を見ない新型コロナウイルスの世界的な蔓延という予測不能な事態に陥り、議会もどうなるかと不安視しておりましたが、おかげさまで大きな混乱もなく開催できたことに安堵をいたしております。これもひとえに、議員の皆様方をはじめ、高橋市長様、議会参与の皆様方、そして関係各位の御指導、御鞭撻のおかげと深く感謝を申し上げる次第でございます。
コロナ禍で活動が十分にできなかったことがございますけれども、その分また得るものもたくさんございました。この上は、この経験を糧として、市民のよりよい生活のため、高岡市の一層の発展のためにまた精進してまいりたいと存じます。
終わりになりますが、西本局長様、議会事務局の皆様方には、多岐にわたり御支援、御協力をいただきましたことに御礼を申し上げ、私の御挨拶とさせていただきます。
本当にこの1年、お力添えいただきまして、ありがとうございました。(拍手)
67 ◯議長(福井直樹君) 中川加津代君の御丁重なる御挨拶が終わりました。
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議 事 日 程 の 追 加
68 ◯議長(福井直樹君) ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
69 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
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副 議 長 選 挙
70 ◯議長(福井直樹君) 副議長の選挙を行います。
選挙は投票により行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
71 ◯議長(福井直樹君) ただいまの出席議員数は25人であります。
これより、投票用紙を配付させます。
〔投票用紙配付〕
72 ◯議長(福井直樹君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
73 ◯議長(福井直樹君) 配付漏れなしと認めます。
これから投票箱を設置いたします。
〔投票場所の設営〕
74 ◯議長(福井直樹君) 初めに投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
75 ◯議長(福井直樹君) 異状なしと認めます。
これより、投票に移ります。
念のために申し上げます。
投票は、単記無記名であります。
職員が、議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票を願います。
〔職員氏名点呼、投票〕
76 ◯議長(福井直樹君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
77 ◯議長(福井直樹君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
〔投票箱閉鎖〕
78 ◯議長(福井直樹君) これより、開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に14番 吉田健太郎君及び18番 坂林永喜君を指名いたします。
よって、両君の立会いをお願いいたします。
〔開 票〕
79 ◯議長(福井直樹君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数25票、これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、有効投票 23票
無効投票 2票
有効投票中
16番 薮中一夫君 21票
13番 上田 武君 2票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は、6票であります。
よって、16番 薮中一夫君が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました薮中一夫君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
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副議長就任あいさつ
80 ◯議長(福井直樹君) ただいま副議長に当選されました薮中一夫君の御挨拶がございます。
〔16番(薮中一夫君)登壇〕
81 ◯16番(薮中一夫君) 副議長就任に際しまして、一言御挨拶申し上げます。
今ほどは、議員各位皆様の御推挙により、この伝統と歴史のある高岡市議会の副議長という要職に就くこととなりました。身に余る光栄であるとともに、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。皆様には本当に深く感謝申し上げます。
幸いにいたしまして、すばらしい福井議長の下、議会が公正に、円満に運営されますように議長をしっかりと補佐し、誠心誠意その職務を努めてまいりたいと思っております。
本市を取り巻く環境は、コロナの影響もあり、ますます厳しいものとなっておりますが、高岡市民のお一人おひとりが我がまちを誇りに思える、住んでてよかったと心から言えるまちになるよう、市勢の発展に傾注いたす所存でございます。
副議長の職務を遂行するに当たり、皆様方にはこれまで以上の御指導と御鞭撻を賜りますようにお願い申し上げまして、挨拶と代えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。(拍手)
82 ◯議長(福井直樹君) 薮中一夫君の副議長就任の御挨拶が終わりました。
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動 議 の 提 出
83 ◯議長(福井直樹君) この際、5番 林 貴文君から発言を求められておりますので、これを許します。
84 ◯5番(林 貴文君) 議事進行に関して動議を提出したいと思います。
ただいまは議長並びに副議長の選挙が行われ、ここに新しい正副議長が選任されました。
そこで、この際、議会といたしましても、退任されました正副議長並びにただいま就任されました正副議長に対し、感謝とお祝いの言葉を申し上げてはいかがかと思います。
つきましては、議会を代表いたしまして、12番 横田誠二議員にその言葉の贈呈をお願いしたいと思いますが、この点をお諮りいただきますようお願い申し上げます。
85 ◯議長(福井直樹君) お諮りいたします。
ただいま5番 林 貴文君からの申出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
86 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。
よって、12番 横田誠二君から、新旧正副議長に感謝とお祝いの言葉をいただくことに決定いたしました。12番 横田誠二君。
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新旧正副議長に対する感謝とお祝いの言葉の贈呈
〔12番(横田誠二君)登壇〕
87 ◯12番(横田誠二君) ただいま御指名をいただきました横田でございます。誠に僣越ですが、議員一同を代表し、感謝とお祝いの言葉を申し上げます。
初めに、今ほど退任されました前議長 金森一郎氏並びに前副議長 中川加津代氏に対し、感謝を申し上げます。
両氏は、昨年12月の定例会において正副議長に御就任以来、議会に課せられた責務完遂のため粉骨砕身の努力をされ、その卓越した手腕を発揮されたことは、衆目の一致するところと存じます。
とりわけ、本年は新型コロナウイルスの感染拡大が進み、難しい議会のかじ取りに迫られる中、市勢発展と、議員としての責務を全うするため格段の努力を傾注いただきました両氏には、これまでの御労苦に対し、心から御慰労を申し上げるとともに、改めて深く感謝を申し上げます。
両氏におかれましては、議長、副議長の経験を生かされ、今後ともますます御健勝で御活躍くださるよう祈念申し上げる次第でございます。
次に、ただいま議長に就任されました福井直樹氏、副議長に就任されました薮中一夫氏の両氏におかれましては、誠に御同慶に堪えないところであり、心からお祝い申し上げます。
今後、我々市議会は、総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現、新たな高岡の魅力発信に、市当局と共に全力を挙げ邁進していかねばなりません。
一方で、厳しい財政状況の下、そのチェック機能を強化し、市の将来を見据えながら、市民の負託に応える議決機関としての使命を果たすとともに、第3波襲来とも言われる感染症対策に当たりながら、山積する課題の解決に向けた取組を進めていく必要があります。
このような重要な時期に当たり、議会人としての豊かな経験と優れた見識、そして卓越した洞察力を有される両氏の手腕に寄せる期待は、誠に大きいものがあります。我々議員一同も時代の要請に応えるため、共に全力を尽くしてまいる所存でありますので、正副議長におかれては、健康に十分留意され、議会の威信をさらに高められるとともに、より一層市民に開かれた議会の実現とますますの市勢発展のため御尽力賜りますようお願い申し上げます。
以上、甚だ簡単ではございますが、感謝とお祝いの言葉といたします。
このたびは、誠におめでとうございます。
88 ◯議長(福井直樹君) ありがとうございました。
本席から誠に恐縮でございますが、一言御礼を申し上げます。
ただいまは、金森前議長、中川前副議長、そして私ども両名に対しまして、横田議員から誠に御丁重なる感謝とお祝いの言葉を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
この上は、皆様方の強力な御支援と御協力によりまして、円満な議会運営と市勢の一層の発展のため精いっぱいの努力を尽くす所存でございますので、今後とも格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。
誠に簡単ではございますが、御礼の言葉に代えさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
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常任委員会の所属変更の件
89 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第4 常任委員会委員の所属変更の件を議題といたします。
常任委員会委員全員から、委員会所属変更の申出があります。
委員会条例第7条第3項の規定により、お手元に配付してあります常任委員会委員名簿のとおり、それぞれ委員会の所属を変更いたします。
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常任委員会委員名簿
┌────┬─────────────────────────┐
│委員会名│ 委 員 (議席順) │
├────┼─────────────────────────┤
│ │林 貴 文 山 口 泰 祐 石 須 大 雄│
│総務文教│高 岡 宏 和 横 田 誠 二 吉 田 健太郎│
│ │福 井 直 樹 大 井 正 樹 畠 起 也│
├────┼─────────────────────────┤
│ │高 瀬 充 子 角 田 悠 紀 本 田 利 麻│
│民生病院│酒 井 善 広 上 田 武 曽 田 康 司│
│ │薮 中 一 夫 中 川 加津代 狩 野 安 郎│
├────┼─────────────────────────┤
│ │筏 井 哲 治 中 村 清 志 坂 林 永 喜│
│産業建設│金 平 直 巳 樋 詰 和 子 水 口 清 志│
│ │金 森 一 郎 高 畠 義 一 │
└────┴─────────────────────────┘
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議会運営委員会委員の選任の件
90 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第5
議会運営委員会委員の選任の件を議題といたします。
議会運営委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
議会運営委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり指名をいたします。
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議会運営委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│角 田 悠 紀 筏 井 哲 治 石 須 大 雄 横 田 誠 二│
│吉 田 健太郎 曽 田 康 司 坂 林 永 喜 金 平 直 巳│
│金 森 一 郎 狩 野 安 郎 │
└─────────────────────────────────────┘
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港湾・公共交通対策
特別委員会委員の選任の件
91 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第6 港湾・公共交通対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたします。
港湾・公共交通対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
港湾・公共交通対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり指名いたします。
───────────────────────────────────────
港湾・公共交通対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│高 瀬 充 子 角 田 悠 紀 筏 井 哲 治 石 須 大 雄│
│酒 井 善 広 横 田 誠 二 曽 田 康 司 高 畠 義 一│
└─────────────────────────────────────┘
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歴史文化・観光対策
特別委員会委員の選任の件
92 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第7 歴史文化・観光対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたします。
歴史文化・観光対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
歴史文化・観光対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり指名いたします。
───────────────────────────────────────
歴史文化・観光対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│林 貴 文 中 村 清 志 高 岡 宏 和 上 田 武│
│吉 田 健太郎 坂 林 永 喜 水 口 清 志 畠 起 也│
└─────────────────────────────────────┘
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まちづくり対策
特別委員会委員の選任の件
93 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第8 まちづくり対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたします。
まちづくり対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
まちづくり対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり指名いたします。
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まちづくり対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│山 口 泰 祐 本 田 利 麻 中 川 加津代 金 平 直 巳│
│樋 詰 和 子 大 井 正 樹 金 森 一 郎 狩 野 安 郎│
└─────────────────────────────────────┘
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議 案 の 上 程
94 ◯議長(福井直樹君) 次に、日程第9 議案第131号から議案第161号まで及び報告第2号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
95 ◯議長(福井直樹君) 市長 高橋正樹君より提案理由の説明を求めます。
〔市長(高橋正樹君)登壇〕
96 ◯市長(高橋正樹君) 令和2年12月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に先立ちまして、私の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。
まず、先月9日、富山県の新たなかじ取り役として新田知事が就任され、新しい県政がスタートしました。今後、「富山八策」などに掲げられた公約が具体化されるものと存じますが、もとより、市町村は住民に最も近い基礎的自治体として、県は広域的な自治体として車の両輪に例えられます。市民、県民のため、よりよい方向に進むよう取り組んでいただきたいと考えております。
本市は、総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」を実現するため、これまでも様々な課題について、県、市間で互いに提案し、議論を積み重ね、多くの成果を上げてまいりました。今、富山県は、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止や地域経済の立て直し、北陸新幹線の整備の円滑な進捗、地方創生を通じた移住、定住の促進など課題は山積しております。県と市町村が力を合わせてこれらの課題解決に取り組んでいくよう、新知事の手腕に御期待申し上げます。
さて、本日、高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーが開館5周年を迎えました。常設展示を一部リニューアルし、藤子・F・不二雄氏が高校時代に安孫子素雄氏と共同制作した手作り漫画雑誌「少太陽」の複製を新たに展示するほか、万葉線志貴野中学校前電停からギャラリーまでの道中を、楽しみながら歩いていただけるよう案内看板を設置しました。今後とも、藤子・F・不二雄氏のふるさとから、氏の作品に込められたメッセージや世界観を全国へ、そして世界へと発信してまいります。
また、先日、都市対抗野球大会に伏木海陸運送硬式野球部が3年ぶり5回目となる出場をされました。平日にもかかわらず多くの市民が応援に駆けつけ、私も皆様と一緒に東京ドームで応援してまいりました。結果は、念願のドーム1勝とはなりませんでしたが、9回裏の最後の一球まで勝敗が分からない手に汗握る好ゲームで、見る人に感動を与えていただきました。コロナ禍においても元気な高岡を全国に向け存分にアピールしていただいたと思います。
次に、北陸新幹線についてであります。
これまで、令和4年度末の金沢─敦賀間の開業に向け、北陸新幹線建設促進同盟会などの要請活動を強く展開してまいりました。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け減少していた北陸新幹線の利用者は、Go Toトラベルキャンペーンなどの観光需要喚起策により、少しずつ回復を見せておりました。その矢先、国土交通省及び建設主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構から開業が1年半程度遅れるとの発表がなされ、大変驚いているところであります。国土交通省では、外部の有識者から成る検証委員会を設置し、工期短縮策などの検証が進められておりますが、本市としては、金沢─敦賀間はもとより
大阪までの全線早期開業について、富山県や沿線市、経済団体などと連携し関係機関へ強く働きかけてまいります。
次に、
新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。
本市における感染状況は、現在のところ散発的であり、クラスターの発生を何とか抑え込んでいる状況と考えております。感染防止対策に御協力をいただいている市民や事業者の皆様、懸命の努力を続けていただいている医療機関をはじめ関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。
しかしながら、全国的には都市圏を中心に、第3波とも言われるコロナウイルス感染症の拡大傾向が見られ、予断を許しません。本市としては、ここが正念場と考え、これまでの感染防止対策や経済対策などの取組を踏まえ、引き続き適時適切な対策を講じてまいります。
一方で、冬場にかけて今後、インフルエンザとの同時流行も懸念されます。県や市ではインフルエンザ予防接種について各種助成事業を実施しており、市民の皆様には積極的に接種していただきたいと存じます。そして、手洗いの徹底やマスクの着用などの基本的な感染防止対策を継続することはもとより、感染リスクが高まる5つの場面では特に緊張感を持った行動を心がけていただくよう、改めてお願いいたします。
次に、地域経済の再生支援についてであります。
先月、内閣
府が発表した7月から9月の第2四半期の国内総生産いわゆるGDPの速報値は、年率換算で前期比約21%増と大幅な伸びとなりました。国では7月からGo Toキャンペーンを開始し、外食や宿泊産業などの活性化を通じて経済全体を押し上げようとしてきたところであります。
本市としても、遊興施設等へのコロナ対策支援など、高岡に安心して来ていただける環境づくりに取り組みながら、Go Toトラベルキャンペーンの効果を生かすべく、高岡おもてなしクーポンを進呈し、宿泊された方にまちなか回遊を促すことや、飛越能地域や名古屋方面への高速バス割引キャンペーンなどを実施してきました。また、中心市街地に高岡地域地場産業センター(ZIBA)が移転オープンしたことにより、10月の
御旅屋セリオの来館者数が大きく伸び、ものづくり体験を目的に市内外の小中学校から児童生徒が訪れるなど、マイクロツーリズムにもつながっております。これまでの取組の成果が実を結び、少しずつ活気が戻ってきたと考えております。
これらの動きと連動し、先日、御旅屋通商店街振興組合、高岡ケーブルネットワーク株式会社より、ローカル5Gなどによる次世代通信技術を活用した御旅屋賑わい創出事業の実施が発表されました。本市としても、この事業に対して支援することを通じてにぎわい空間の創出に努めてまいります。
しかしながら、経済はコロナウイルスの感染拡大前の水準には戻っておらず、さらなる経済対策が望まれるところであります。菅総理は第3次補正予算の編成の意向を示されておりますが、一方、東京、
大阪などのこのところの感染拡大によりGo Toキャンペーンの見直しが行われるなど、感染拡大の防止、医療崩壊の回避と経済回復とを同時に実現しなければならないという大変困難な状況に至っております。引き続き、国や県の動きと連動しながら適切な対応に努めてまいります。
次に、地域産業の振興についてであります。
ICパーク高岡については、平成31年3月末に分譲を開始して以降、これまで全9区画中8区画を分譲したところでありますが、今回、最後の1区画についても仮契約を締結し、今議会に契約締結に関する議案を提出しております。1年半余りの短期間で分譲を完了する運びとなったことは大変ありがたく、当該団地の整備に御協力、御尽力いただいた地域の皆様をはじめ関係者の皆様に感謝を申し上げます。
本市としてはこれまで、市内の産業団地の整備や活用に向け、積極的な企業訪問や投資意欲を促すための立地助成金制度の拡充に取り組むとともに、高岡砺波スマートインターチェンジなどのインフラの整備を進めてまいりました。このように、本市一丸となって全力で企業誘致に取り組んできた結果、本市が有するオフィスパーク、四日市、大滝、ICパーク高岡の4団地において、北陸新幹線新高岡駅の開業以降、計17社の企業の進出をいただくに至りました。この高岡の立地環境の優位性を内外に示すことで、企業の投資意欲を後押ししたものと考えております。進出企業においては、生産拠点の整備を一日も早く進めていただくとともに、市内企業においても設備投資を促進していくことで地域産業の活性化に努めてまいります。
次に、歴史まちづくりの取組についてであります。
10月に国の文化審議会より、吉久の歴史的町並みを重要伝統的建造物群保存地区とする旨の答申がなされ、年内にも選定される見通しとなっております。市内では、山町筋、金屋町に続いて3地区目の重伝建の選定であり、関係者の皆様の今日までに至る御努力に敬意を表します。
吉久の歴史まちづくりが大きく展開することを期待するとともに、本市の歴史資産に厚みを加え、名実ともに我が国有数の歴史都市となったことを市民の皆様と共に喜びたいと存じます。これらの歴史・文化資産を生かし、将来にわたって住み続けられるまちづくりを住民の皆様と共に目指してまいります。
また、勝興寺については、11棟の重要文化財建造物の修理が全て終了いたしました。現在は境内の景観整備などを進めており、20年以上にわたる平成の大修理が来年3月に完工する予定であります。1月にはこの勝興寺において、多くの注目を集めている囲碁界の最高峰、棋聖戦が開催予定であり、文化財的価値とその魅力を広く国内外にPRしてまいります。
歴史まちづくりに関するこれまでの取組は、平成23年に策定した歴史まちづくり計画に基づいて、近世から近代の歴史や伝統を基本に進めており、これまで、2つの日本遺産の認定、御車山祭のユネスコ無形文化遺産登録や、菅笠の伝統的工芸品への指定など多くの成果を上げてまいりました。年内に策定を予定している第2期計画においては、これまでの取組に加え、令和、万葉といった古代からの歴史的資産が多く残る北部地区にも注目しながら、高岡の魅力を最大限に活用、発揮してまいります。
次に、新たな総合計画の策定についてであります。
総合計画第4次基本計画の策定に当たり、先月から市内の中学校区及び義務教育学校区の地域で順次、市民との意見交換会を開催しております。市民の皆様からは、自治会組織の再編やそれに向けた環境整備、子育てや高齢化への対応、住民の避難などの防災対策など、地域に関わる様々な課題をはじめとして、今後のまちづくりのキーワードとして掲げた「ひとの力」やその結集による「地域の力」の視点にも御理解をいただきながら、幅広い分野から多くの御提案、御意見をいただいております。あわせて、これまでのまちづくり施策についての評価や次期基本計画で取り組むべき施策等について、市民の皆様の考えをお伺いするアンケート調査も実施いたしました。
今後、いただいた御意見はもちろんのこと、現在策定中の第2期とやま呉西圏域都市圏ビジョンや産業、福祉などの各計画の内容を反映し、今年度内に計画素案をお示ししたいと考えております。
それでは、ただいま上程されました予算議案9件、条例議案4件、その他議案18件、報告案件1件の計32件について御説明申し上げます。
議案第131号から第139号は、一般会計及び特別会計の補正予算であります。
補正予算の規模は、
一般会計 23億 837万8,000円の増額
特別会計 1億1,197万9,000円の増額
総 計 24億2,035万7,000円の増額
であります。
今回の補正予算は、新型コロナウイルスの感染拡大防止や市民生活の支援などに引き続き取り組むとともに、ポストコロナ期に向けた地域経済の活性化に取り組む経費について予算措置を講ずるものであります。
以下、その主な内容について御説明申し上げます。
まず、
新型コロナウイルス感染症対策について、「福祉・市民生活」の分野では、行政検査の対象とならない方のうち、PCR検査を希望される65歳以上の高齢者や60歳以上の基礎疾患をお持ちの方に対し、検査費用の一部を助成いたします。また、感染症の影響による離職や廃業、休業等に伴う減収等により家賃を支払うことが困難な方を支援する住居確保給付金の申請件数がこれまでの見込みを上回る見通しであることから、増額補正いたします。
「公共交通」の分野では、感染症の拡大防止に努めながら運行を継続している交通事業者に対する支援を引き続き行ってまいります。
次に、感染症関連以外の事業について、総合計画の施策の体系に沿って御説明申し上げます。
「ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している」まちにつきましては、企業の設備投資等に係る企業立地助成金について、新規案件の増加が見込まれるため増額補正いたします。
「世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている」まちにつきましては、来月、勝興寺で開催されます第45期棋聖戦「高岡対局」in勝興寺の開催経費の一部について支援いたします。
「高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている」まちにつきましては、ふるさと納税による本年度の寄附額が当初の見込みを上回る見通しであることから、特産品の送付などに係る経費を増額補正いたします。
「健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる」まちにつきましては、来年3月から健康保険証の資格確認が、マイナンバーカードの活用により医療機関や薬局でオンラインで可能となる予定であります。本市においても、市民病院、急患医療センター及びきずな子ども発達支援センターにおいて必要な機器について導入してまいります。
「安全で快適な生活を送っている」まちにつきましては、老朽化した高岡市消防団の平米分団器具置場を本丸町地内に移転、改築いたします。
そのほか、新年度に実施する公共工事や庁舎、施設の管理業務等について円滑な執行を図るため、債務負担行為の設定に加え、公共施設の修繕を前倒しして実施いたします。また、過去に借り入れた市債の一部を借換えし公債費の軽減を図るとともに、大滝工業団地の分譲の進捗に伴い、団地造成に要した地方債について繰上償還いたします。
続きまして、議案第140号から議案第161号までの条例並びにその他議案について申し上げます。
条例議案につきましては、指定管理者制度導入などに伴う高岡市ふくおか総合文化センター条例の一部を改正する条例など4件を提案しております。
その他議案につきましては、4施設に係る指定管理者の指定や、氷見市の消防事務に関する事務の委託に関する協議など18件を提案しております。
報告案件1件につきましては、専決処分に係るもので、一般職の職員の給与に関する法律等の一部改正に伴う高岡市職員の給与に関する条例等の一部改正であります。
以上、提出いたしました諸案件について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
97 ◯議長(福井直樹君) 市長 高橋正樹君の提案理由の説明が終わりました。
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休 会
98 ◯議長(福井直樹君) お諮りいたします。
明2日並びに来る3日及び4日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯議長(福井直樹君) 御異議なしと認めます。
よって、明2日並びに来る3日及び4日は、休会とすることに決定いたしました。
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次 会 の 日 程 の 報 告
100 ◯議長(福井直樹君) 次に、議会の日程を申し上げます。
次回の本会議は、来る7日、開議時刻を繰り上げて午前10時より再開し、各議員による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行います。
また、本日、本会議終了後、議案説明会を開催いたします。
なお、議案説明会終了後、
常任委員会委員の所属変更並びに
議会運営委員会委員及び
特別委員会委員の選任に伴う正副委員長の互選を行います。その後、広報広聴委員会委員及び議会改革検討委員会委員の選任に伴う正副委員長の互選を行います。
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散 会
101 ◯議長(福井直樹君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これで散会いたします。
お疲れさまでした。
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散会 午後3時31分
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